富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成23年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月22日~10月7日)

更新日:2011年10月07日

平成23年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月22日~10月7日)

平成23年第3回定例会目次

第1日目 9月22日(木曜日)
町長提出議案の概要説明
議案第1号 富谷町税条例等の一部改正について
議案第2号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
議案第3号 富谷町都市公園条例の一部改正について
議案第16号 富谷町町道路線の認定について
議案第17号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第18号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第4号 富谷町スポーツ推進審議会条例の制定について
議案第5号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
議案第6号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第7号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第8号 平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第10号 平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)
議案第11号 平成23年度23災第14004号道路災害復旧工事請負契約の締結について
議案第12号 平成23年度23災第14007号道路災害復旧工事請負契約の締結について
議案第13号 平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結について
議案第14号 平成23年度成田第一汚水中継ポンプ場機械設備工事請負契約の締結について
議案第15号 町の区域をあらたに画することについて
議案第19号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議案第20号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき同意を求めることについて
諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき同意を求めることについて
認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定について
決算審査特別委員会
第1日目 9月28日(水曜日)
認定第1号 平成22年度富谷町一般会計決算
(企画部経営企画課、企画部財政課、総務部総務課、総務部税務課、会計課、議会事務局)
第2日目 9月29日(木曜日)
認定第1号 平成22年度富谷町一般会計予算
(総務部町民生活課、福祉部長寿福祉課、福祉部健康増進課、福祉部子育て支援課、学校教育課、生涯学習課)
第3日目 9月30日(金曜日)
認定第1号 平成22年度富谷町一般会計予算
(企画部産業振興課、建設部都市整備課、建設部上下水道課)
認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計決算
認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計決算
認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計決算
認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計決算
認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計決算
認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算
認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算
第2日目 10月5日(水曜日)
一般質問 17番 磯前武 議員
「明石台東」地区に隣接する環境の整備は
明石台六丁目第1公園の整備を急げ
東向陽台第一町内会の疲弊している生活道路の整備を急げ
12番 山路清一 議員
町民バス黒川高校まで延長せよ
工業団地の現状を問う
18番 渡邊俊一 議員
富谷町総合計画について伺います
町道整備について伺います
各町内会館の整備について伺う
3番 出川博一議員
市制移行について
側溝の有蓋化の計画的推進について
明石台東地区の「公益用地」の利活用について
2番 菅原福治 議員
東日本大震災についての取り組み経過と今後の対応について
成田地区住民の悲願でもある郵便局設置について
成田のお母さんの叫びでもある小児科病院の設置について
7番 浅野直子 議員
子育ての環境整備について伺います
4番 三浦邦夫 議員
富谷町スポーツ振興基本計画と推進について
16番 永野久子 議員
明石台東地区開発と小学校増設について
介護保険の施設増設と負担の軽減を求める
第3日目 10月6日(木曜日)
一般質問 10番 千葉達 議員
富谷町東日本大震災住宅修繕支援金制度について
14番 細谷禮二 議員
都市計画道路(宮沢・根白石線)の早期着工を
杜乃橋・あけの平十字路に右折の矢印を
19番 相澤榮 議員
放射性セシウムによる汚染稲わら問題について
保健体育の武道必修化について
6番 小泉光 議員
今後の放射線対策を問う
13番 小川昌義 議員
学校給食で放射性物質が検出された牛肉摂取について問う
市制に向け電子自治体と総合計画について問う
8番 安住稔幸 議員
町民の健康と命を守るために、事業の継続を図れ
防災対策を推進せよ
放射能対策を進めよ
15番 佐藤聖子 議員
あけの平と大清水をつなぐ町道の安全確保を求める
側溝、路面の整備を急いで
9番 森栄 議員
富谷町国土利用計画について
第4日目 10月7日(金曜日)
一般質問 1番 長谷川隆 議員
富ヶ丘北部会館にエレベーター設置を
11番 佐藤克彦 議員
町内会館の新築改修工事の時期は
本町の農業振興策を問う
認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について
認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定について
議案第21号 西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の制定について
議案第22号 平成23年度物品(仮称)富谷町学校給食センター新築に係る一般備品購入について
議案第23号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
議案第24号 平成23年度町営宮ノ沢住宅建替工事(1工区)請負契約の締結について
富谷町農業委員会委員の推薦について
発議第4号 子宮頸がん等予防ワクチン接種、妊婦健診、介護職員の賃金引き上げ、障害者自立支援、高齢者の医療費負担軽減など、24年度以降の財政措置の継続、支援の強化を求める意見書(案)
議員派遣の件
閉会中の各委員会調査について

平成23年第3回定例会議事録(第1号)

平成23年9月22日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 松原誠君
  • 企画部財政課長 小野一郎君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君
  • 代表監査委員 阿部功君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主幹 日野新一

議事日程 第1号

平成23年9月22日(木曜日) 午前10時00分 開会

  • 第1 議席の変更
  • 第2 会議録署名議員の指名
  • 第3 会期の決定
第4 議案第1号 富谷町税条例等の一部改正について
第5 議案第2号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
第6 議案第3号 富谷町都市公園条例の一部改正について
第7 議案第16号 富谷町町道路線の認定について
第8 議案第17号 和解及び損害賠償額の決定について
第9 議案第18号 和解及び損害賠償額の決定について
第10 議案第4号 富谷町スポーツ推進審議会条例の制定について
第11 議案第5号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
第12 議案第6号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第13 議案第7号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第14 議案第8号 平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第15 議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第16 議案第10号 平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)
第17 議案第11号 平成23年度23災第14004号道路災害復旧工事請負契約の締結について
第18 議案第12号 平成23年度23災第14007号道路災害復旧工事請負契約の締結について
第19 議案第13号 平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結について
第20 議案第14号 平成23年度成田第一汚水中継ポンプ場機械設備工事請負契約の締結について
第21 議案第15号 町の区域をあらたに画することについて
第22 議案第19号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第23 議案第20号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第24 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき同意を求めることについて
第25 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき同意を求めることについて
第26 認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
第27 認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
第28 認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第29 認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第30 認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第31 認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第32 認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
第33 認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定について

本日の会議に付した事件

議事日程のとお

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) おはようございます。
 平成23年第3回富谷町議会定例会は、ここに開催する運びとなりました。この定例会は、町長から平成22年度富谷町各種会計決算の認定などの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますよう期待いたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつといたします。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成23年第3回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、提案理由を含め、富谷町町長にあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、本日、ここに平成23年第3回富谷町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位にはご健勝にてご参集賜りまことにありがとうございます。
 提出いたしました議案の概要並びに平成23年6月開催第2回定例会からこの間までの町政運営等につきまして、富谷町総合計画の体系に沿って経過をご説明し、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 まず初めに、昨日、台風15号の接近に伴う町での対応につきまして、概略をご報告申し上げたいと思います。
 昨日から今朝までの総雨量は、西川大童地点で300ミリとのデータでございます。ピークは9時から10時までの1時間の44ミリという数値で示されております。
 台風15号の接近に伴い、役場内に警戒配備態勢を設置し、対応策を検討し、町長以下町職員6課44名、消防団長、副団長、三ノ関班合わせて8名により災害対応に当たったところであります。町内パトロールを初め、特に一級河川の竹林川の堤防越水、堤防から水があふれることの危険が高まりました三ノ関地区周辺住民への警戒について徹夜で監視強化に努めたところでございます。
 なお、竹林川につきましては、はんらん危険水位2.8メートルを設定してあるところでありますけれども、午後11時3.04メートルが最大値でありました。
 また、避難者受け入れのため、太子堂町内会のご協力をいただきまして、太子堂会館を一時避難所として準備をし、保健師も配置をいたしたところでございます。幸い避難する方はございませんでした。
 人的被害初め避難住民も出ることなく安堵しているところではございますけれども、現状、町内の災害につきましては、都市整備課、産業振興課で確認作業に当たっているところでございます。
 以上、概略のご報告といたします。
 初めに、去る3月11日に発生した東日本大震災により半年が経過いたしました。
 国においては、菅内閣から野田内閣にかわり、今国会での第3次補正予算の成立が期待され、日本再生の強い決意と覚悟を持って、実効性のある対応を強く望むところであります。
 このような中での町の罹災状況については、9月15日現在、全壊17棟、大規模半壊52棟、半壊536棟、一部損壊は4,586棟、合わせて5,191棟となっております。
 また、住家以外の罹災証明書交付件数は3,451件、高速道路用被災証明書交付件数は1万6,673件となりました。一部損壊住宅の皆様への富谷町独自の震災支援制度、住宅修繕支援金の申請件数は715件となり、当初予定していた件数を上回ったことから、本定例会へ補正計上しているところであります。なお、申請受付期間は今月末までとなっております。
 東日本大震災の影響による夏の電力不足が懸念され、国より電力使用制限令が発令され、電力消費量15%削減が求められました。
 町といたしましては、電力不足に対応する政府の方針を受け、全町的な取り組みを実施するため、町長を本部長とした東日本大震災・富谷町節電実施対策本部を設置し、庁舎内照明の消灯など節電対策に取り組んできたところであります。広報でも一部ご紹介を申し上げましたけれども、一定の所期の目的が達成されたところであります。
 9月2日には、東北電力管内において電力使用制限令が前倒しで解除されましたので、町民の皆さんにご負担をおかけする夏場の計画停電はひとまず回避することができたところであります。
 人口・世帯数の定例報告を申し上げます。
 富谷町の人口は、8月31日現在、人口4万8,835人、1万6,677世帯となりました。前年同期と比べますと1,285人、638世帯の増加となっております。
 それでは、平成23年6月開催第2回定例会からこの間までの町政の状況等につきましてご報告を申し上げます。
 まず、3月11日に発生した巨大地震に関連し、福島第一原発の放射能漏れ事故対応について申し上げます。
 放射線による健康への影響、とりわけ子どもの健康については、町民のみならず国民が抱える共通の不安要素となっているところであります。
 このことから、町では、子どもたちの健康と安心安全を守るため、放射線の影響のみならず、食べ物制限やストレスによる心の負担、精神面の負担も考慮した総合的に判断し対応できるよう、次の取り組みを行ってきたところであります。
 空間放射線量の測定と公表、学校の屋外プールの水質検査の実施、講演会「放射線と健康」の開催、給食に使用する食材の産地等の公表、広報とみやに放射線に関する情報の掲載、学校給食で提供している牛乳の情報提供等を行ってまいったところであります。
 今後とも、町民の皆様へ放射線についての情報を提供するとともに、適時適切な対策を図ってまいりたいと思います。
 就学援助について申し上げます。
 東日本大震災により、8月18日現在で25名の児童・生徒が本町に避難し、町内学校に通学いたしております。
 このことに伴い、被災し転学した児童生徒の保護者に対し、就学に必要な費用の一部を援助するため、「富谷町被災児童生徒就学援助費特別支給要綱」を定めたところであります。
 4月25日に開校した宮城県立利府支援学校富谷校は、開校から半年が過ぎようとしておりますが、富ケ丘小学校の児童が利府支援学校富谷校で読み聞かせを行うなど、児童の交流や共同学習が図られるとともに、両校の保護者が自由に参加できる授業参観の設定など、保護者の交流も進んできております。
 また、「とみやっ子たなばたかざり」や「とみや子どもまつり」への参加など、富谷校と地域、町とのつながり・連携も図られてきたところであります。
 「とみや子どもまつり」については、実行委員会を5月24日に発足し、今年度の事業内容・実施体制の協議が進められております。開催日につきましては、宮城県議会選挙と重なることから、11月20日に変更し実施することを決定いたしました。
 新学校給食センターの整備進捗につきましては、東日本大震災の影響により工事を一時中断しておりましたが、6月から再開し、本体工事完成は1月末に予定されております。供用開始時期につきましては、なお検討・協議を行い決定をしてまいります。
 また、昨日行われました第32回少年の主張県大会において、東向陽台中学校3年中村有咲さんが最優秀賞に輝きました。新聞記事に掲載されたとおりであります。昭和55年第1回大会以来、町内はもとより郡内でも初めての最優秀賞のようであります。心からお祝いを申し上げます。演題は「見えない輝き」であります。町の大会、仙台地区の大会を経て、県大会に出場されたものであります。東北・北海道地区代表のテープ審査を突破して、全国大会に出場できるよう皆さんともども応援してまいりたいと思います。
 ご本人、ご家族のご努力と、ご指導いただいた東向陽台中学校津川千夏先生に感謝を申し上げたいと思います。
 今年度生涯学習の重点施策に挙げております西成田コミュニティセンターの効果的な活用と利用促進について申し上げます。
 平成21年度から進めてまいりました改修工事が終了し、5月29日より使用を開始いたしました。5月から8月までの利用者数、前年度と比べまして2.2倍増、2,422人であります。町民の皆様の憩いと学び・交流の場を提供する施設として、多くの方の利活用が図られてきております。安全で快適な施設となるよう、防犯を中心にさらなる整備を進めているところであります。
 次に、芸術、文化活動について申し上げます。
 「とみやっ子たなばたかざり」をことし初めての取り組みとして、公益社団法人富谷町シルバー人材センターとの共催のもと、7月7日から9日までの期間、しんまち通りを会場に実施をいたしました。ご協力をいただきました富谷町シルバー人材センターの職員の皆さん、町中町内会の皆様、そして、笹飾りを作成していただいた皆様に心より感謝を申し上げます。来年は、ことし以上に多くの皆様に楽しんでいただける「とみやっ子たなばたかざり」を目指してまいります。
 ことしで第5回目の開催となります「十三夜魂のふるさとまつり」について申し上げます。
 ことしは10月8日、9日に開催いたします。これまで、実行委員会、各専門部会等で協議を重ねてまいりました。今回は、地震と合わせまして、「ふれあいと絆・復興への願い、そして未来への飛躍」をサブタイトルに掲げ、各町内会にご協力をいただいております笹ランタン、しんまち通りでのランタン回廊や富谷小学校でのランタン夢アートで、震災復興への願いを表現し、また、しんまち通りや各ステージでのにぎわいを通して、未来へ飛躍する富谷町を表現する祭りを目指してまいります。
 文化活動につきましては、富谷田植え踊りが、ここ数年来、町内外での発表を通して、無形文化の伝承に努めてまいりました。10月22日には、北上市で開催されます「子ども民俗芸能フェスティバル」に招待され、発表する予定となっております。
 西成田コミュニティセンター内に、子育て支援の場として6月1日に開所いたしました子育てサロンにつきまして、8月末の利用者は延べ1,098人となり、多くの皆さんにご利用いただいております。
 利用者の皆さんからは、自然環境のよさ、常時子育てについて相談できる体制であるなど、保育環境のよさから利用しやすいとのお声をいただいているところであります。今後は、母子保健事業や地域の皆さんとの交流など、さらに子育てサロンの利用拡大に努めてまいります。
 家庭的保育事業「富谷町保育ママ・パパ制度」につきましては、家庭的雰囲気の中で子どもさんの個性に寄り添った保育が大変好評を得ております。
 保護者の皆さんの利用希望も多く、8月から保育ママ1人につき保育できるお子さんを3名から5名と要綱を改正し、事業拡大をしたところであります。
 乳幼児の医療費助成については、助成対象を「外来・通院は小学校3年生まで、入院は中学校3年生まで」と拡大し、10月1日から「子ども医療費助成制度」としてスタートいたします。新制度の助成申請書を7月に発送し、申請手続きも順調に進んでおります。9月下旬には6,038名の皆さんに新しい受給者証を発送する準備を今整えているところであります。
 感染症予防対策を目的とした定期接種に指定されている「麻疹」・「風疹」の予防接種については、震災の影響で接種期限が3月31日から8月31日までに延長されました。これに伴い、接種年齢に該当する248名に個別通知を発送し、受診率の向上に努めているところであります。
 健康づくりの第一歩であります検診事業について申し上げます。
 東日本大震災の影響で、子宮がん検診を例年5月から実施していたものを1カ月繰り下げまして6月からの実施としたものでございます。
 その他の検診については従来どおりの時期で実施をしてまいりました。
 今年度で4年目を迎える特定健康診査は、6月8日から7月8日まで実施し、受診者数は昨年度を約170人上回る3,600人強の方が受診されております。
 次に、各種がん検診につきましても、結核、肺がん検診で約5,900人、大腸がん検診で約6,250人、胃がん検診で約3,700人と、昨年度より大幅に増加しており、町民の皆様の健康意識が高まってきているものと考えるところであります。
 今年度より実施しております前立腺がんにつきましても、約1,800人の方が受診されております。
 また、女性特有のがん検診推進事業、いわゆる無料クーポン事業につきましても、8月中旬に対象者に対してクーポン等の送付を行ったところであります。なお、検診期間は9月1日から来年2月28日までであります。
 また、今年度より、国において大腸がん検診につきましても40歳から65歳までの5歳刻みで推進事業を展開し、本町においても実施いたしております。
 高齢者インフルエンザ予防接種につきましては、今年度より10月1日から12月31日を接種期間として黒川郡及び仙台市の契約医療機関で接種いただくよう、広報紙等を活用して啓発しているところであります。自己負担額につきましては従来どおりの1,000円であります。
 また、高齢者の肺炎の原因となる病原体の中で最も頻度の高い「肺炎球菌」による肺炎を予防するため、10月1日より肺炎球菌ワクチン接種について、65歳以上の方に接種料金4,000円を助成する補正予算を今定例会に計上いたしております。なお、接種は郡内の契約医療機関で行い、期間は平成24年3月31日までといたしております。
 ことしで4回目を迎える「さあ!歩効果ウォーキング大会」は改修工事が終了した西成田コミュニティセンターをスタート、ゴールとする新たなコースで、10月30日に開催することといたしております。今回は、西成田町内会及び西成田地区コミュニティ推進協議会を初め地域の皆さんのご協力を得ながら実施してまいります。
 国民健康保険につきましては、6月の定例議会において税率の引き下げを行い、被保険者の負担軽減を図ったところであります。また、震災により被害を受けた被保険者の皆様に対しては、国の臨時措置に沿って、医療費の一部負担金の免除並びに国民健康保険税の減免を実施しております。
 今後も、ジェネリック医薬品の利用促進などに努め、医療費の適正化対策や国民健康保険税収納率の向上を図り、適正かつ効率的な運営に努めてまいります。
 長寿福祉につきましては、初めに、東日本大震災における要援護者支援状況について申し上げます。
 宮城県が民間賃借住宅を借り上げて応急仮設住宅としている住宅への入居者69名の方への支援につきましては、宮城県重点分野雇用創出事業を活用して震災相談員を雇用し、希望する方への生活支援物資のお届けを初めとして、相談や支援情報の提供に努めているところであります。
 義援金交付につきましては、日本赤十字社・中央共同募金会、NHKを窓口とした団体受付と宮城県受付の義援金を、9月1日現在、465人の方へ、合計2億4,805万円を交付したところであります。今後も速やかな交付に努めてまいります。
 本町で受け付けをいたしました義援金につきましては、9月1日現在、72件の団体、個人の方から、総額715万5,680円お寄せいただいたところであります。温かい善意の志に深く感謝を申し上げるものであります。
 現在、団体受付や宮城県受付の義援金の交付対象や内容も考慮しながら、配分基準を確定し、尊いご意思を被災された方にお伝えしながら配分することといたします。
 また、宮城県から要請を受け、福祉部協力体制のもと、9月には南三陸町、10月には気仙沼市へ、保健師延べ28人を派遣し、仮設住宅でお暮らしの皆様の健康チェックなど、沿岸部の被災市町への支援も継続して取り組んでいるところであります。
 さらに、東日本大震災を教訓として、災害時要支援者台帳登録者の見直しの結果、震災前より195人増に当たる510人の皆さんに台帳登録をいただいたところであります。今後、さらに町内会での取り組みと連携をしながら、災害時要援護者対策を強化してまいります。
 次に、敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、6月から8月までに18地区で開催をいたしました。敬老の日を迎える9月から10月には26地区で開催いただく予定となっております。あわせて、敬老祝い金交付につきましても、町内会のご協力を多くちょうだいをいたしました。引き続き地区の皆様とともになお一層ぬくもりのある地域づくりの支援に努めてまいります。
 介護予防につきましては、基本チェックリストによる生活機能評価の結果1,040名の方が二次予防事業対象となりました。7月末から順次、運動や口腔機能向上、認知症予防、低栄養改善事業を開催し、現在120名の方々にご参加いただいておりますので、今後とも継続的に支援に努めてまいります。
 また、老人クラブ連合会との共催によります健康フェスティバルは、実行委員会において検討を重ねているところであります。10月13日の開催に向けて、引き続き皆さんの参加を期待しているところであります。
 介護基盤整備につきましては、6月15日に開催しました地域密着型特別養護老人ホーム「成田の里」は満室となり、ゆったりとお暮らしいただいているところであります。今後も、町民の皆様に安心してお暮らしいただけますよう、運営主体であります「社会福祉法人東松島福祉会」との連携に努めてまいります。
 地域福祉フォーラムにつきましては、開催日が12月14日と決定いたしました。これまで、開催準備といたしまして町内3カ所で4回にわたり地域ディスカッションを重ね、東日本大震災時の各地域での取り組みやご近所の助け合い内容を発表いただき、これからの地域活動について協議を重ねてまいりました。
 フォーラムの柱となります講演には「さわやか福祉財団理事長」の堀田力氏をお迎えして、地域ディスカッションで出された地域活動へのアドバイスもいただきながら、安心安全な地域づくりを町民の皆様と考えてまいります。多くの皆様にご参加いただきますように努めてまいります。
 企業誘致について申し上げます。
 企業誘致による新たな就業の場の提供に関して申し上げます。
 労働雇用対策につきましては、平成20年秋に国が設けた「ふるさと雇用再生特別交付金」及び「緊急雇用創出事業臨時特例交付金」の二つの交付金制度に係る補助事業を活用し、本年度も失業者雇用に向けた富谷町独自の事業創出を展開しております。現在までに、直接事業、委託事業を合わせて24事業で105名の雇用創出を図ったところであります。今後もさらなる雇用創出に取り組んでまいります。
 東日本大震災による農業施設災害復旧の現状について申し上げます。
 災害箇所数は、農道、用水路、排水路、ため池、ポンプ施設など47カ所に被害が及びました。被害総額は約2,200万円であります。
 このうち、被害の大きかった二ノ関と穀田地区の水路2カ所及び大童岩木沢ため池と今泉鍛冶ケ沢ため池2カ所の4施設については、国庫補助事業として申請をし、国の現地査定を既に受けたところであります。この4施設については、10月以降復旧工事に着手し、年度内完了を目指します。
 他の被災箇所43カ所のうち、稲刈り終了後に工事の着手を予定している大亀地区の用水路1カ所を除いては、すべて工事を完了いたしております。
 米等の放射性物質調査について申し上げます。
 調査結果については、宮城県ホームページにも登載されているところでありますが、富谷町の米の予備調査及び本調査ともに、放射性セシウムは不検出となりました。9月13日に宮城県知事より出荷自粛解除の通知をいただいたところであります。
 本年度より本格実施されております「農業者戸別所得補償制度」への参加率は、約95%となりました。
 農業振興策として直売事業に取り組む「おんないん会」では、今年度、富谷町の新たな特産品を目指し、昔懐かしいトマト「ポンデローザトマト」の栽培に取り組みをいたしました。仙台農業改良普及センターのご指導をいただき順調な生育と収穫を迎えたところであります。ビッグハウス富谷店では常に完売の状況で、大変好評をいただいているとのことであります。引き続き、富谷町のブランドとなるように支援をしてまいります。一年を通して安定した生産を図るため、ビニールハウスの設置助成について2件、本議会に補正予算計上をいたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 商工振興について申し上げます。
 ことしで2年目となりました「とみやブルーベリースイーツフェア」開催に当たっては、「食品の安全」を主眼に、「他地域の果樹の測定値の情報」や「消費者心理・消費動向」、「町の特産物としての販売促進」など、さまざまな観点から慎重な検討を行ったところであります。
 結果といたしまして、ブルーベリーが安全であることを前提に、商工業者の振興、地場産品の振興の観点から、放射能測定値等の情報を正確に公表し、今年も「とみやブルーベリースイーツフェア」を実施することといたしたところであります。
 参加されたケーキ店の皆様からは、「この状況下の中で開催決定は大変ありがたい」との声をちょうだいしたところであります。
 東日本大震災に伴う事業所向けの罹災証明書の発行件数は、8月末日現在、98件となっております。このような状況を受けて、今年度のセーフティネット保証等の認定申請につきましても、8月末日までで24件と、昨年比3倍であります。今後、ますます資金需要が増してくると思われます。
 町といたしましても、富谷町中小企業振興資金に関し、7月に融資利率1%支援をする利子補給補助金を創設したところであります。中小企業者の厳しい資金繰り状況を踏まえ、追加の支援策として貸付限度額の拡大と貸付期間の延長を予定しており、関連予算案を本議会に計上しております。町内商工業者の経営を支援してまいります。
 映画「エクレール・お菓子放浪記」につきましては、震災の影響で上映が延期となっておりました。7月30日から県内で上映が開始され、富谷町での上映日程も決定したところであります。現在、チケット販売に努めているところであります。
 宮城県及び富谷町発のこの映画を、お一人でも多くの方にごらんいただき、そのすばらしさを伝え、震災から宮城県復興への力につながりますよう支援を行ってまいります。
 東日本大震災により被災した公共土木施設については、国の補助による事業の認定を受けるため、5月下旬から6月中旬にかけて順次災害査定を受検いたしました。
 その内訳は、道路が石積岩切線、石積大亀線、太子堂6-10号線、太子堂6-19号線、上向田線の5路線7カ所、河川は沼田川1カ所、公園緑地については大亀山森林公園、成田東公園、成田六丁目1号緑地の3施設4カ所となっております。全箇所について年度内工事完了を目標としまして、順次復旧工事に着手いたしております。
 なお、このうち被災規模が大きく、全面通行どめとなっております太子堂6-19号線、石積岩切線の2路線の災害復旧工事につきましては、本議会に契約案件として上程しておりますので、審議のほどよろしくお願いを申し上げます。
 仙塩広域都市計画の第6回線引き見直しにおいて、県内で唯一の住居系として市街化区域に編入された明石台東地区の開発事業につきましては、平成23年7月27日、現地において、村井宮城県知事、阿部俊則積水ハウス社長などのご出席のもと起工式がとり行われたところであります。
 東日本大震災後で初の大型宅地開発ということもあり、震災で住居を失った方々や近隣の企業進出に伴う従業員の定住地としての期待は大きく、県の復興への役割も担うのではないかと考えているところであります。
 上下水道事業関係について申し上げます。
 東日本大震災により被災した富谷配水池展望室の修繕について申し上げます。
 6月末に工事を発注し、平成23年11月30日までの工期で、現在、工事が本格化しているところであります。
 さらに、長期断水となった南三陸町には、災害時相互応援協定に基づき、6月11日から6月19日までの8日間、延べ16名の職員を派遣、給水支援に当たりました。
 また、8月14日、登米市で発生した取水ポンプ故障による断水におきましても、8月14日から16日までの3日間、延べ8人を派遣いたしたところであります。
 環境衛生関係について申し上げます。
 環境美化事業の取り組みといたしましては、10月16日に町内一斉に「秋のクリーン作戦」の実施を予定しております。年ごとに参加者がふえ、心から感謝を申し上げるものであります。住民協働による環境美化事業の取り組みといたしまして、皆様のなお一層のご理解、ご協力をお願い申し上げます。
 福島第一原発事故の影響による放射線量に対する町民の不安感を解消するため、町では、6月14日から独自に小中学校、幼稚園、保育所等の放射線量の測定を開始し、その結果を毎日、町のホームページで公表してまいったところであります。
 9月12日には、「東京電力福島第一原子力発電所事故対策みやぎ県民会議」が設立され、富谷町もその会議構成員として参加いたしております。今後もさらにきめ細かな対応に努めてまいります。
 震災で被災した建物等の解体事業につきましては、二次災害の防止と被災者支援を図るため、国の補助金を財源に、6月20日から被災者に案内を開始し、個人にかわり町が解体撤去業務を実施しておるところであります。
 8月末日現在、受け付け、その実施状況について申し上げます。受付件数は28件であります。そのうち15件が契約を済ませました。10件については既に解体が完了しております。また、このほか18件の申し出を現在受けているところでありますが、罹災証明書による判定結果の状況などから、今後、その数ももう少しふえるのではないかとの予測もしているところであります。
 合併処理浄化槽設置の公共性にかんがみ、被災した家庭用合併処理浄化槽の早期復旧を支援するため、合併処理浄化槽修繕支援金制度を7月に創設し、被災者に案内をいたしました。その受け付け及び実施状況につきましては、8月末日現在で、使用不能による入れかえ工事6件を含め、合わせて12件の申請を受け付け、うち9件が既に工事を完了しております。
 東日本大震災に関して、町では6月10日より、富谷町災害対策本部から富谷町復旧支援対策本部へ移行し、町民の皆さんや沿岸被災自治体への支援業務に取り組んできたところであります。
 5月1日より、被災者支援総合窓口相談員を配置し、総合窓口にて罹災された皆様への相談や罹災証明の申請、各種支援についての受け付けを行ってまいりました。その後、6月20日より、道路整備特別措置法に基づく高速道路無料通行措置の開始に伴い、町独自の高速道路専用の被災証明願の作成や対応職員の増員、場所を町民交流ホールへ移すなど、一層の拡充を図りながら現在に至っておるところであります。
 今回の震災対応から得た教訓を次世代に引き継ぎ、日ごろの防災の心得と減災に寄与するため、「富谷町3.11東日本大震災の記録」を作成するに当たり、7月4日、「富谷町3.11東日本大震災の記録編集委員会」を設置いたしました。今後は、委員を中心に年度内の策定を目指してまいります。
 震災時に使用し、不足しておりました備蓄食糧の補充及び追加、大清水地区への備蓄倉庫の新設につきましては、既に発注し、年内設置が予定されております。
 交通安全対策について申し上げます。
 9月21日から30日までの間、「秋の交通安全県民総ぐるみ運動」が展開されております。ことしに入り、人身事故発生件数が114件と前年より16件増加していることから、町では、より一層、安全な道路環境整備に努めてまいりますので、何とぞ皆様方のお力添えをいただきますようお願いを申し上げます。
 町税につきましては、6月議会定例会で議決をいただき、富谷町国民健康保険税条例の税率引き下げを行いました。7月に国民健康保険税の納税通知書を送付いたしましたが、調定額で9億7,038万円となり、前年比1億981万円の減額となりました。町民の皆さんの納税に対するご理解とご協力を深くお願いするものであります。
 東日本大震災に係る災害被災者に対する町税等の減免状況についてご報告申し上げます。
 減免申請期間は9月30日までとなっております。現在も受付中でありますので、8月末日現在をもって報告をいたします。申請件数は588件、減免額は住民税、固定資産税、国民健康保険税、3税合わせて4,800万円、税以外の保険料につきましては、後期高齢者医療保険料、介護保険料合わせて1,100万円の減免額となっております。
 以上、現在までの取り組みの概要をご説明申し上げました。
 それでは、今回提出しております議案につきまして、概要を申し上げます。
 議案第1号「富谷町税条例等の一部改正について」は、現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して税制の整備を図るため、地方税法等の一部を改正する法律の制定に伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第2号「災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について」は、災害弔慰金の支給に関する法律の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第3号「富谷町都市公園条例の一部改正について」は、都市公園として、とちの木3号公園を追加設置するものであります。
 議案第4号「富谷町スポーツ推進審議会条例の制定について」は、スポーツ基本法第31条第1項の規定に基づき、富谷町スポーツ推進審議会を設置するものであります。
 議案第5号「平成23年度富谷町一般会計補正予算(第2号)について」は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億8,819万2,000円を追加し、総額129億2,398万1,000円とするものであります。
 議案第6号「平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について」は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ9,476万4,004円を追加し、総額34億7,533万8,000円とするものであります。
 議案第7号「平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)について」は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4万2,000円を追加し、総額10億4,176万円とするものであります。
 議案第8号「平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)について」は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,945万8,000円を追加し、総額15億7,243万7,007円とするものであります。
 議案第9号「平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について」は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ99万7,000円を追加し、総額1億9,486万2,000円とするものであります。
 議案第10号「平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)について」は、収益的収入及び支出において、収入に11万6,000円、支出に120万7,000円を追加するものであります。
 議案第11号「平成23年度23災第14004号道路災害復旧工事請負契約の締結について」は、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第12号「平成23年度23災第14007号道路災害復旧工事請負契約の締結について」は、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第13号「平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結について」は当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第14号「平成23年度成田第1汚水中継ポンプ場機械設備工事請負契約の締結について」は当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第15号「町の区域をあらたに画することについて」は、明石台東地区の町の区域を新たに画するものであります。
 議案第16号「富谷町道路線の認定について」は、とちの木地区の開発行為による道路の帰属に伴い、新たに4路線を認定するものであります。
 議案第17号「和解及び損害賠償額の決定について」は、東向陽台地区における落石による事務所破損事故について和解及び損害賠償額を決定するものであります。
 議案第18号「和解及び損害賠償額の決定について」は、宮沢根白石線における街路樹の落下による車両破損事故において、和解及び損害賠償額を決定するものであります。
 議案第19、20号「教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて」は、任期満了に伴う教育委員会委員の任命について議会の同意をお願いするものであります。
 諮問第1号から第2号の「人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて」は、任期満了に伴う人権擁護委員の候補者を推薦するものであります。
 次に、認定第1号から認定第8号までについては、平成22年度一般会計ほか各種会計の歳入歳出決算について監査委員の決算審査意見書並びに主な施策の成果及び予算執行の実績概要を記した行政実績報告書を付して議会の認定をお願いするものであります。その概要をご説明申し上げます。
 認定第1号「平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について」は、決算規模は平成21年度と比べ、歳入で18.7%、歳出で9.3%増となりました。
 歳入につきましては、決算額122億7,722万8,048円のうち、町税は景気等により若干減少傾向でありますが、前年度をやや下回る48億8,400万12円となり、歳入全体に占める割合は39.8%であります。
 繰入金は学校給食センター整備、成田中学校校舎増築に係る財政調整基金繰り出しがふえたことから、前年度に比べ441.3%増となりました。町債については、学校給食センター整備、成田中学校校舎増築事業分として借り入れしたため、前年度比1億9,420万円の増となりました。
 歳出につきましては、決算額105億6,943万5,217円のうち、人件費、扶助費、公債費のうち、いわゆる義務的経費は41.0%を占めております。うち公債費は減少したものの、扶助費は給付対象者の自然増、社会増や子ども手当の創設により、前年度比96%増となっております。
 以上、一般会計の歳入歳出の概要について申し上げましたが、歳入歳出差引額は17億779万2,831円で、翌年度に繰り越す財源が14億9,841万4,000円であることから、これを差し引き2億937万8,831円が実質収支となり、このうち地方自治法の規定により1億1,000万円を財政調整基金に積み立て、残りを平成23年度へ繰り越すものであります。
 認定第2号「平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について」は、歳入歳出差し引き残0円として廃止するものであります。
 認定第3号「平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」は、歳入歳出差し引き残1億7,313万2,390円のうち財政調整基金に8,660万円を積み立て、残りを平成23年度へ繰り越すものであります。
 認定第4号「平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、歳入歳出差し引き残6,801万4,432円全額を平成23年度へ繰り越すものであります。
 認定第5号「平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」は、歳入差し引き残3,945万8,994円のうち2,000万円を介護給付費準備基金に積み立て、残りを平成23年度へ繰り越すものであります。
 認定第6号「平成22年度介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、歳入差し引き残0円として廃止するものであります。
 認定第7号「平成22年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」は、歳入歳出差し引き残99万8,176円全額を平成23年度へ繰り越すものであります。
 認定第8号「平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定について」は、第3条予算の収益的収入及び支出では、事業収益が税抜き10億1,639万5,000円で10.59%増となりました。また、営業活動においては9,662万7,000円の営業損失でありましたが、営業外収支では一般会計から高料金対策補助金があったことにより、経常利益が4,209万9,000円に、特別損失34万6,000円を差し引いた4,175万3,000円が本年度の純利益で、本年度における未処理欠損金は7,711万6,000円に減少いたしたところであります。
 今後も一層の経営効率化を図り、安定安心の水の供給に努めてまいります。
 以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜りたくお願いを申し上げます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
 なお、説明委員の出席要求ほか、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸般の報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 議席の変更

議長(浅野幹雄君) 日程第1、議席の変更を議題といたします。
 会議規則第4条第3項により、変更後の議席はただいま着席の議席を変更後の議席に指定いたします。

日程第2 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第2、会議録署名議員の指名をいたします。
 議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、4番三浦邦夫君、5番高橋正俊君、6番小泉 光君の3名を指名いたします。

日程第3 会期の決定

議長(浅野幹雄君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は、本日から10月7日までの16日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日から10月7日までの16日間に決定いたしました。

日程第4 議案第1号 富谷町税条例等の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 議案第1号 富谷町税条例等の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) それでは、よろしくお願いいたします。
 議案書1ページをお願いいたします。
 議案第1号 富谷町税条例等の一部改正についてご説明申し上げます。
 富谷町税条例の一部を別紙のとおり改正するものでございまして、今回の改正は、現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して税制の整備を図るための地方税法等の一部を改正する法律の制定に伴いまして、所要の改正を行うものでございます。
 主なものといたしましては、寄附金税額控除の対象額についての適用下限値を5,000円から2,000円に引き下げる対象者の拡大を図るもの、また、それから、所得税法の改正等において脱税行為等につきましての罰則の強化が図られております。これに合わせまして、地方税法の改正が行われ、不申告者等に対する過料につきまして、上限を3万円から10万円に引き上げるなどの改正が主な改正となってございます。
 それでは、新旧対照表によりましてご説明をさせていただきます。
 なお、この条例は特段の定めがあるものを除きまして、公布の日からの施行となりますけれども、特段の定めがあるものにつきましては説明の中で公布日を申し上げていきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは6ページをお願いいたします。
 まず初めに、第1条による改正でございまして、第26条第1項でございますが、町民税の納税管理人に係る不申告に関する過料を、現行「3万円」から「10万円以下」に引き上げるものでございまして、施行日は公布の日から2カ月を経過した日でございます。
 次に、第34条の7第1項でございますが、寄附金税額控除の適用下限値を「5,000円」から「2,000円」に引き下げるものでございます。
 7ページをお願いいたします。
 第3項でございますが、租税特別措置法の改正によりまして、条ずれが生じたため「第41条の18の2」に改めるものでございます。
 次に、第2項でございますが、寄附金税額控除の適用下限値の引き下げによりまして、特別控除につきましても「2,000円」とするものでございます。
 いずれも施行日は平成24年1月1日でございます。
 次に、8ページをお願いいたします。
 第36条の3第2項でございますが、施行規則第2条の3第1項の各号が削除されたことによりまして、「第1項に規定する」と表現を改めるものでございます。
 次に、第36条の4第1項でございますが、「納税義務者のうち」を「納税義務者が」に、さらに、「申告しなかった」を「申告をしなかった」に表現を改めます。それから、不申告者に対する過料を「3万円以下」から「10万円以下」に引き上げるものでございます。
 次に、第53条の10第1項でございますが、退職所得申告書の不提出に関する過料を「3万円以下」から「10万円以下」に引き上げるものでございます。
 以後も過料についての説明をさせていただくようになりますけれども、過料についての施行日は、公布の日から2カ月を経過する日でございます。以後、説明は省略させていただきます。
 9ページをお願いいたします。
 第61条第9項及び第10項でございますが、地方税法の改正により、引用条項のずれが生じましたので、「法第349条の3第12項」と改めるものでございます。
 次に、第65条第1項でございますが、固定資産税の納税管理人に係る不申告に関する過料を、10ページに移りますが、「3万円以下」から「10万円以下」に引き上げるものでございます。
 次に、第75条第1項でございますが、固定資産税に係る不申告に関する過料でございまして、償却資産の申告者に対して課するもので、「3万円以下」から「10万円以下」に引き上げるものでございます。
 次に、第88条第1項でございますが、軽自動車に係る不申告に係る過料を「3万円以下」から「10万円以下」に引き上げるものでございます。
 次に、第100条の2関係でございますが、たばこ税に係る不申告に関する過料につきまして10万円以下と新たに規定を追加するものでございます。
 次に、11ページをお願いいたします。
 第105条の2関係でございますが、鉱産税に係る不申告に関する過料を10万円以下とする規定を新たに追加するものでございます。
 次に、第107条第1項でございますが、鉱産税の納税管理人に係る不申告に関する過料を「3万円以下」から「10万円以下」に引き上げるものでございます。
 12ページをお願いいたします。
 第133条第1項でございますが、特別土地保有税の納税管理人に係る不申告に関する過料を「3万円以下」から「10万円以下」に引き上げるものでございます。
 次に、第139条の2関係でございますが、特別土地保有税に係る不申告に関する過料を10万円以下とする規定を新たに追加するものでございます。
 次に、第139条の3でございますが、第139条の2を追加したことによりまして条ずれが生じたものでございます。
 13ページをお願いいたします。
 附則のところですが、第7条の4寄附金税額控除における特例控除額の特例でございますが、寄附金の中でも県市町村特別区に対する寄附金については、控除額が加算される、上乗せされる特例でございまして、その適用下限値も「5,000円」から「2,000円」に引き下げるものでございます。こちらの施行日は平成24年1月1日でございます。
 続きまして、14ページをお願いいたします。
 第8条第1項でございますが、肉用牛の売却による事業所得に係る町民税の課税の特例でございます。特例を「平成24年度まで」を「平成27年度まで」に3年間延長し、次に、法の規定を引用する形に表現を改めるため、「法附則第6条第4項に規定する場合」と改め、次に、「その肉用牛」を「肉用牛」に文言を整理するものです。
 次に、前段で申し上げました法の規定を引用する形に改めたことによりまして、法律名が削除されましたので、「同法」を「租税特別措置法」に改めるものでございます。
 次に、一番下の部分でございますが、15ページにまたがりますけれども、括弧の中の説明文を法で規定されているために説明文を削除するものでございます。今回のこの施行日につきましては、平成25年1月1日でございます。
 次に、第2項でございますが、1項同様、法の規定を引用する形に変更するなどの改正と同様でございます。
 次に、16ページの方をお願いいたします。
 第10条の2第4項でございますが、新築住宅等に対する固定資産税の減額規定の適用を受けようとするものがすべき申告についてですが、高齢者の居住の安定確保に関する法律が改正されたことによりまして、「第31条の規定による認定」が「第7条第1項の登録」に改められたものでございます。施行日は高齢者の居住の安定確保に関する法律等の一部を改正する法律が施行された日となってございます。
 次に、18ページをお願いいたします。
 18ページにつきましては、第2条関係による改正でございます。
 附則の第2条第6項の個人の町民税に関する経過措置についてですが、上場株式等の配当所得に対する軽減税率の適用期間を2年延長するもので、「平成23年12月31日」を「平成25年12月31日」と改正するものでございます。
 次に、第13項でございますが、同様に、上場株式等の譲渡所得に対する軽減税率の延長でございまして、「平成25年12月31日」に改正するものでございます。
 次に、19ページでございますが、こちらも同様でございまして、第18項については、条約適用配当等に対する軽減税率の適用期間も同じく2年間延長するということでございます。
 次に、最後になりますが、21ページの方をお願いいたします。
 第3条の改正でございまして、附則第1条第1項第4号及び第2条第6項でございますが、非課税口座内における上場株式等の特例でございまして、適用開始を「平成25年1月1日」から「平成27年1月1日」に、さらには、「平成25年度」を「平成27年度」にということで、適用開始をおくれさせる改正でございます。
 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) この際、11時10分まで休憩をいたします。

午前10時58分 休憩

午前11時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これから、質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、1点目ですが、今回、過料が3万円から10万円に大きく引き上げられております。それで、それぞれ、まず第26条においては不在地主の納税管理人に対する申告に関しての過料ですが、これを初めとして町民税、退職所得、固定資産税、軽自動車税、特別土地保有税、鉱産税と、ここにうたわれている過料が3万円から10万円に上がったものについて、それぞれ過去に実績があるのかどうかを1点目、伺います。
 それから、第36条の4、これは特に町民税の納税義務者への、言ってみれば住民に対するものですが、一般の住民ですね。ここで過料を強化する、制裁を強化するということは、法律改正に伴うとはいえ、この経済情勢が厳しい時に制裁を強化することで果たして解決になるというふうにお考えなのかどうか伺いたいと思います。
 それから、11ページに行きまして、第100条の2の2です。「たばこ税の申告納税者が正当な事由がなく」云々の次の項です。このたばこ税に関してですが、「過料の額は、情状により、町長が定める」、これについてはどのように町長が定めるのか。細則などを今後つくるのか、要綱をつくるのかということについて伺います。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) それでは、まず1点目の納税管理人の不申告に対する過料の実績ということでのご質問に対しましてですけれども、過去17年度までさかのぼって確認をしておりますけれども、それ以降、過料についてはございません。それ以前についてはちょっと確認とれないんですが、ないというふうに考えております。
 続きまして2点目、第36条の4の町民税の納税義務等に係る不申告ということでございますけれども、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、所得税法の脱税行為等に対する罰則が今回改正されております。その中で、申告書を提出しない、いわゆる秩序犯に対して過料を引き上げたものでございまして、目的といたしましては、その過料を多く納めていただくという目的よりも、引き上げたことによりまして抑止効果を持つというのがねらいでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
 続きまして3番目、過料についての基準、今のたばこ税ということでのご質問ですけれども、過料については実績が、先ほど言ったように徴収した実績は今までございません。それで、要綱等で細則を今決めている状況ではございませんけれども、こういう状況が発生した場合に、その都度要綱を定めるなどして決めていきたいというふうに考えております。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第2号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第2号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) よろしくお願いいたします。
 それでは、議案書22ページをお願いいたします。
 議案第2号 災害弔慰金の支給に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案理由でございますが、災害弔慰金の支給に関する法律の改正に伴い、所要の改正を行うものでございまして、その内容は、災害弔慰金の支給対象をご遺族に配偶者、子、父母、祖父母がいない場合に限り、兄弟姉妹に支給を拡大するものでございます。
 それでは、新旧対照表、24ページをお願いいたします。
 現行の第4条第1項第1号中、「維持していた遺族」の後に、改正後は下線部の括弧部分、「兄弟姉妹を除く。以下この項において同じ。」を加えるものでございます。
 次に、同項に次の1号を加え、下線部分の第3号「死亡者に係る配偶者、子、父母、孫又は祖父母のいずれもが存在しない場合であって兄弟姉妹がいるときは、その兄弟姉妹(死亡した者の死亡当時その者と同居し、又は生計を同じくしていた者。)に対して、災害弔慰金を支給するものとする。」を加えるものでございます。
 次に、現行第13条第1項第2号中のエの下線部分「流出」を、改正後は上位法に合わせて「流失」と文言の整理をするものでございます。
 それでは、23ページの方にお戻りをお願いいたします。
 附則でございます。
 この条例は、公布の日から施行し、改正後の第4条第1項の規定は、平成23年3月11日以後に生じた災害により死亡した住民に係る災害弔慰金の支給について適用するものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから、質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第3号 富谷町都市公園条例の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第3号 富谷町都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) おはようございます。
 それでは、議案書26ページをお願いいたします。
 議案第3号 富谷町都市公園条例の一部改正について。
 富谷町都市公園条例の一部を別紙のとおり改正するものでございまして、提案理由は、都市公園を追加設置するものでございます。
 28ページの新旧対照表でご説明いたします。
 別表第1中、街区公園の「とちの木2号公園」の次に、「とちの木3号公園」「とちの木一丁目25番内」を追加するものでございます。
 また、「上桜木一丁目第3公園」の次に「明石台第1公園」としておりましたのが、「明石台五丁目公園」の次に「明石台六丁目第1公園」とし、町名表示の体裁を整えるものでございます。
 さきにお配りしております。議案の資料、議案第3号資料、A4版のものと、それから、恐れ入りますがA3版の議案第16号資料をごらんいただきたいと思います。
 A3版の方の議案第16号の資料の方に、今回の位置図を示しております。これは国道4号から東側に入りまして、とちの木一丁目、既存住宅地の北側に隣接しますとちの木一丁目地内、赤丸の点線で囲んでいる部分が位置図となります。
 次に、A4版の方に戻っていただきまして、公園の全体図でございます。議案第3号資料の方をお願いいたします。
 これが区域図でございまして、この公園は仙台市泉区の藤田建設株式会社が宮城県知事の許可を受けましてとちの木一丁目地区の約3万7,000平米の戸建て住宅の開発を計画したものでございまして、戸数は53戸の計画でございます。それの宅地開発に伴いまして、築造したものでございます。遊技施設、それから休養施設、植栽等が整備されておりまして、面積は3,062.83平米でございます。
 本年6月21日に宮城県におきまして、この宅地開発の完了公告をしております。現在、開発者から帰属の手続中でございまして、間もなく帰属される予定となってございます。
 以上、よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第16号 富谷町町道路線の認定について

議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第16号 富谷町町道路線の認定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、議案書39ページをお開きください。
 議案第16号 富谷町道路線の認定について。 
 道路法第8条第2項の規定により、町道路線を別紙のとおり認定するものでございます。提案理由は、開発行為による道路の帰属に伴い、新たに4路線を認定するものでございます。
 先ほど使用しましたA3版の議案第16号資料をお開きいただきたいと思います。
 それと、議案書40ページ、お願いいたします。
 場所につきましては、前議案でお示ししましたとちの木一丁目地内でございまして、前議案の公園に隣接しております町道の4路線を認定するものでございます。
 路線番号が852、とちの木6-13号線、それと853、854、とちの木6-15号線までは道路幅員6メートルでございまして、延長につきましてはそれぞれ6-13号線が117.0メートル、6-14号線が301.6メートル、6-15号線が283.4メートルでございます。
 次に、路線番号1280番、これが自転車歩行者専用道路でございまして、名称はとちの木3-1号線でございます。幅員が3メートル、延長は26.5メートルでございます。これも開発者と帰属の手続中で、現在、進行しております。
 以上、よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第17号 和解及び損害賠償額の決定について

議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第17号 和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、議案書41ページをお願いいたします。
 議案第17号 和解及び損害賠償額の決定について。
 富谷町東向陽台一丁目32番1の富谷町所有ののり面からの落石による隣接地(富谷町東向陽台一丁目39番7)内の事務所の破損事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 記、一つ、損害賠償額、金164万7,240円也。2和解の相手、富谷町東向陽台一丁目3番16号大村八郎。3和解の内容、町は相手方に損害賠償額金164万7,240円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
 この事故につきましては、平成23年3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震により、町が所有します東向陽台一丁目緑地ののり面の一部から落石によりまして、相手方の木造プレハブづくり事務所の外壁、風呂場、それからエアコン等を破損させたものでございます。
 こののり面は、宮城県が急傾斜地崩壊対策事業といたしまして平成22年度から3カ年計画により約100メートルを整備することとなっていた場所でございまして、平成22年度はこのうち約3分の1の34メートルを施工していたところでございます。
 崩落場所につきましては、この場所の隣接地でありまして、本年度、平成23年度に県が工事施工の予定の場所でございました。この場所に、町で3.5メートルの簡易防護柵を設置しておりましたが、石はこの防護柵を乗り越えて相手方の建物に衝突したものでございます。
 なお、この建物につきましては、相手方の自前により軽く補修されておりまして、現在も事務所として使用されております。
 また、先ほど申し上げましたが、この落石箇所は、本年度、既に宮城県によりまして崩壊対策工事が施工されているところでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。9番森栄君。

9番(森栄君) 2点伺います。
 一つは、損害賠償額のこの算定方式、どのような算定に基づいて164万7,240円という金額が出たのか。
 2点目として、和解の内容、「相手方はその余の請求を放棄する」となっていますけれども、相手方の放棄した金額というのはどれぐらいになるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは、相手方からの施工業者の見積もりによりまして算定しております。施工の見積もりにつきましては、町の方で精査しておりまして、積算については間違いのない金額となっておりました。
 二つ目のその余の請求はなかったものでございます。ゼロ円でございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第18号 和解及び損害賠償額の決定について

議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第18号 和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、議案書42ページをお願いいたします。
 議案第18号 和解及び損害賠償額の決定について。
 富谷町明石台二丁目22番5地先町道宮沢根白石線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 記、1損害賠償額、金14万7,053円也。2和解の相手方、宮城県仙台市泉区住吉台西二丁目14番地の2高橋佐知枝。3和解の内容、町は相手方に損害賠償額金14万7,053円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
 この事故につきましては、平成23年7月1日金曜日でございましたが、午後6時ごろ、相手方の車が町道宮沢根白石線富谷町明石台二丁目地内、これは車で走行中、街路樹のケヤキの間、約3メートルほどありましたが、これが折れまして、出会い頭に車両へ落下し、車体の前頭部等を損傷したものでございます。相手方から請求がありましたので、和解等損害賠償額の決定をお願いするものでございまして、この賠償金につきましては、町が加入しております全国町村会総合賠償補償保険で手当てするものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) この損害賠償について論じるものではありませんけれども、やはり、今からいろいろな意味でこの街路樹等についての高木、それらに対して、今回も皆さんもご存じのように、東京では大変な街路樹による被害、そういうものが台風の中で見受けられます。
 我が町でも、各団地の造成に伴い、そういった高木の街路樹がたくさん植えられている状況にありますし、また、歩道もその根で盛り上げてしまうというか、そういった状況もあります。
 今回のこの和解状況の中での問題とはまた少し次元がずれるかもしれませんけれども、そういった今後の事故のないような状況、やはり、つくっていかなければいけないだろうと、こんなふうに思っております。
 そういった意味で、その高木をこれからまた、例えば、倒れた場合に、新たに高木をそこに植えるのではなくて、低木を植えて整備をしていく。そういったことにより、こういった事故が防げる。そして、このような和解の賠償の決定についての提案も少なくなってくるだろうと、こんなふうに思っておりますので、その件について、もし何かお考えがあれば、ひとつ答弁をお願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 全くおっしゃるとおりだなと思います。きのうの強風、風もあれぐらいで済みましたので、本当にこのぐらいの被害で済んだなというような思いでございます。今朝も7時半に出て明石台から南部地区、そしてまた北部地区というようなことで時間かけて見ましたけれども、やはり、明石台から成田にかけての立派なケヤキ並木のいい場所なんですけれども、やはり、あそこも縁石付近に1メートル半か2メートルぐらいに見えましょうか、枯れ枝が落ちているというようなことも見ました。
 今回に限らず、この四、五年の間にも何件か枯れ枝、枯れ木による自動車破損というようなことで出てきておりますので、なかなか頭の痛い問題だなというふうに思います。
 したがいまして、目視での確認というふうなことだとかあるいは剪定の折にそういったところにも注意してもらうとかも含めて、やはり、対策を講じなければならないなという思いは持っております。今回初めての事例ではありませんので、そういう意味で、町村会の保険対応とは申せ、やはり、根本的に検討といいますか、対処の方法、方策、内部でも吟味してまいりたいというふうに思います。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第4号 富谷町スポーツ推進審議会条例の制定について

議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第4号 富谷町スポーツ推進審議会条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) よろしくお願いします。
 議案書29ページをお開きください。
 議案第4号 富谷町スポーツ推進審議会条例の制定についてご説明申し上げます。
 提案理由は、富谷町のスポーツ推進に関する重要事項を調査審議するため、ことし8月24日にスポーツ基本法が施行されたことを受け、スポーツ基本法第31条の規定に基づき、富谷町スポーツ推進審議会を設置するものです。
 スポーツ基本法第31条といいますのは、都道府県及び市町村に地方スポーツ振興計画、そのほかのスポーツ推進に関する重要事項を調査審議させるため、条例の定めるところにより、審議会、そのほかの合議制の機関を置くものができるというものでございます。
 30ページをお開きください。
 まず、第1条の設置でございますが、スポーツ基本法第31条の規定に基づき、富谷町スポーツ推進審議会を設置することを定めたものです。
 第2条の所掌事務につきましては、スポーツ基本法第35条に規定するスポーツ補助金の交付については、スポーツ推進審議会等の意見を聞かなければならない。そのほか、教育委員会の諮問に応じて、次に掲げる事項について調査審議するものです。
 第1号、スポーツの施設及び設備の整備に関すること。
 第2号、スポーツの指導者の養成及びその資質の向上に関すること。
 第3号、スポーツ事業の実施及び奨励に関すること。
 第4号、スポーツ団体の育成に関すること。
 第5号、スポーツによる事故の防止に関すること。
 第6号、スポーツの技術水準の向上に関すること。
 第7号、前各号に掲げるもののほか、スポーツの推進に関すること。
 これらの事項に関して、教育委員会に建議することを定めたものです。
 第3条の組織は、審議会は、10人以内の委員で組織いたします。
 第4条の委員の任期につきましては、審議会の委員の任期は2年とし、再任は妨げない。第2項では、委員が欠けた場合の補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とするものでございます。
 第5条は、会長と副会長について。会長と副会長の選任と職務を規定するものでございます。
 第6条の会議につきましては、審議会の会議は、会長が招集し、会長が議長となることが第1項でございます。第2項は、審議会の会議は、委員の過半数が出席しなければ開くことができないとするものでございます。第3項では、審議会の議事は、出席した委員の過半数で決し、可否同数の時は、議長の決するところによるものとするものでございます。
 第7条委任でございます。この条例の定めるもののほか、審議会の運営、そのほか必要な事項は教育委員会で定めるものでございます。
 続いて、附則についてです。
 施行期日を、公布の日から施行するといたします。第2項で特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を、次のように改正するものです。
 32ページの新旧対照表をごらんください。
 スポーツ推進審議会会長、日額6,000円、委員、日額5,800円とするもので、健康推進員の下に加えるものです。
 以上で説明を終わります。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ただいま提案されています条例ですが、これまでのスポーツ振興法から変わりまして、スポーツ基本法に改められたわけですが、基本法ではその前文があり、第2条に入るところでは基本理念が示されていて、まことにすばらしいものができたと思っています。これを、町としても何らかの形で基本条例をつくるなどして、この推進審議会をつくっていくというのがいいのではないかと思いますが、それについてのお考えはどうなのか伺います。
 また、10人の委員の構成についてはどのように考えているのか、そしてまた、審議会は年何回開いて、建議についてはどの程度の期間を経てこれらのものを建議してもらうということを考えているのかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 3点の質問がありましたので、一つ目の条例が必要ではないかということについては、まだ条例の方はしていませんので、今後、条例の方を考えていきたいと思っております。
 次の委員の10人の構成につきましては、子どもから高齢者まで、豊かな生涯学習社会を創造推進するために、幅広く、スポーツの見識のある方を委員にと考えております。競技スポーツの有識者やレクリエーションスポーツの有識者、学校関係者、体育協会関係者、学識経験者を考えております。
 次の回数については、今年度につきましては年4回を考えております。来年以降は6回から8回ぐらいを考えております。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、理念とか、それから目的などがあって初めてこういうものがつくられると思うので、そっちの基本条例の方が先ではないかと思うのですが、今答弁があったわけですが、今後といいますと、どの時期を目指してつくっていこうとするのか。それから、委員の構成について説明ありましたが、これについては公募するという考えがあるのか。それから、建議についてですが、どれくらいの時期にということは明確でありませんでしたので、この点についてお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 一つ目の理念につきましては、昨年、スポーツ振興基本計画策定委員会を開きまして、富谷町スポーツ振興基本計画というものを4月に教育委員会の方に上げて承認されております。それを具体化するために、この審議会を立ち上げていきたいと思っています。
 その理念につきましては、「心身ともに健康で笑顔あふれる生涯スポーツの振興」としまして、三つの基本方針としまして、「生涯スポーツの振興」「競技スポーツの振興」「スポーツ施設環境の整備充実」というものを挙げております。
 建議の時期につきましてはこれから検討したいと思っております。
 あと一般公募の考えについては、公募する考えは今のところありません。本町のスポーツに関することにつきまして、短期・中期・長期的な目で計画実践できるように、ある程度スポーツに関する知識のある方を考えております。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。1番長谷川 隆君。

1番(長谷川 隆君) このスポーツ推進審議会、本当にすばらしいことだと思っております。私もこのスポーツの必要性、大切さを思っております。
 ただ、その中で32ページの健康増進員、体育指導委員というのもあるわけです。その辺の兼ね合いといいますか、同じような内容の幾つも組織があるのか。それともその上にスポーツ推進審議会があるのか。その点の関連性をお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) それぞれと連携は必要あると思いますけれども、別々に考えております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時50分 休憩

午後1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第11 議案第5号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第5号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(小野一郎君) よろしくお願いいたします。
 それでは、別冊平成23年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書によりご説明いたします。
 別冊の2ページをお願いいたします。
 議案第5号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第2号)について、その概要をご説明いたします。
 第1条歳入歳出予算の総額に、それぞれ3億8,819万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ129億2,398万1,000円とするものでございます。
 第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 後ほど、事項別明細書によりご説明申し上げます。
 第2条債務負担行為の変更及び追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものでございます。
 5ページの方をお開きいただきたいと思います。
 5ページ、「第2表 債務負担行為補正」をお願いいたします。
 上の段、変更、住民税課税データ入力業務「106万円」を「143万1,000円」に変更するものでございます。
 下の段、追加、富谷町中小企業振興資金貸付に基づく損失補償、農林業災害対策資金利子補給金を追加するものでございます。期間、限度額につきましては記載のとおりでございます。
 前に戻りまして、2ページの方をお願いいたします。
 第3条地方債の追加は、「第3表 地方債補正」によるものでございます。
 6ページをまたお開きいただきたいと思います。
 「第3表 地方債補正」。1.臨時財政対策債につきましては、各種事業で補助の対象となるものの補助率や補助額が確定したものであるため、財源調整をしたものでございます。
 2.現年単独災害復旧事業債につきましては、補助の対象として見込めない事業の財源として、起債により予算措置をしたものでございます。
 続きまして、9、10ページをお願いいたします。
 予算の款項の補正額と補正後の額につきましては、「第1表 歳入歳出予算」のとおり、補正予算額3億8,819万2,000円追加し、補正後の予算額を129億2,398万1,000円とするものでございます。
 歳入の主なものとしては、地方特例交付金、地方交付税、国県負担金、補助金、繰越金となってございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 こちらの金額につきましては、先ほどと同じ金額となってございまして、主なものとしては、災害救助事業として住宅修繕支援金事業の増額、保健衛生費では新たに高齢者肺炎球菌予防接種事業がございます。
 商工費においては中小企業制度融資事業の増額となっております。
 土木費、土木工事費等で東向陽台三丁目第1公園の整備工事等がございます。
 消防費非常消防費でございますけれども、宮城県市町村非常勤消防補償報償組合負担金の増額、災害対策費においては東日本大震災の記録を印刷、製本するものでございます。
 災害復旧費といたしましては、工事費として本庁舎の公共施設等修繕工事、東側でございますけれども、そちらの方を予定してございます。
 それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書により、主なものを中心に説明をいたします。(「もうちょっと高い声で」の声あり)失礼しました。
 それでは、13ページ、14ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 9款1項1目地方特例交付金1節地方特例交付金2,112万8,000円、児童手当、子ども手当、減収補てんに対する特例交付金でございます。
 10款1項1目地方交付税1節地方交付税3億895万3,000円、普通交付税交付決定分でございます。
 14款1項1目民生費国庫負担金7,694万5,000円で、このたびの震災における費用の国庫負担分でございます。
 14款2項1目民生費国庫補助金5節子ども手当事務取扱交付金128万9,000円、子ども手当事務取扱への費用負担でございます。
 同じく14款2項7目災害復旧費国庫補助金1節災害等廃棄物処理事業費補助金といたしましては1億1,604万円、東日本大震災廃棄物処理事業に係る国庫補助金でございます。
 下の段、15款2項9目労働費県補助金1節緊急雇用創出事業臨時特例交付金292万2,000円は、震災対応の臨時職員等を雇用任用するもので、追加交付されるものでございます。
 次のページ、15、16ページをお願いいたします。
 17款1項1目一般寄附金1節一般寄附金351万2,000円、災害に関する支援ほか町中会館建設予定地購入に係る寄附金でございます。
 19款1項1目繰越金1節繰越金6,937万8,000円、平成22年度分の繰越金でございます。
 20款3項2目商工費貸付金元利収入1節中小企業融資貸付金元利収入1,400万円、中小企業振興資金融資預託金の増額となってございます。
 同じく20款4項1目雑入5節雑入2,190万7,000円追加するもので、財団法人宮城県市町村振興協会市町村交付金の東日本大震災に係る災害対策支援金と、コミュニティ助成事業助成金でございます。こちらの方は地域防災組織育成となってございます。
 21款1項1目1節臨時財政対策債2億6,417万4,000円減額するもので、財源調整するものでございます。同じく3目災害復旧費2節現年単独災害復旧事業債1,380万円追加するものでございます。
 次、17、18ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目議会費19節負担金、補助及び交付金178万5,000円の減額で、政務調査費を月割りで減額するものでございます。
 2款1項5目財産管理費17節公有財産購入費327万3,000円、町中会館建設予定地を購入するものでございます。予定地につきましては、富谷字町108番の一部210平米と、同じく字町108番の1、179.53平米、合わせて予定地といたしましては389.53平米となってございます。場所は砂糖屋さん、町中にあります砂糖屋さんの向かい側のところとなってございます。
 2款2項2目賦課徴収費253万2,000円追加するもので、震災対応等臨時職員の任用に伴うものでございます。
 次、19ページ、20ページをお願いいたします。
 3款4項1目災害救助費2億1,070万円追加するもので、内訳として13節委託料震災倒壊家屋等解体業務6,290万円、震災倒壊家屋等応急修理業務1億1,400万円、いずれも東日本大震災災害救助に関連するものでございます。同じく20節扶助費3,380万円、震災住宅修繕支援金の増額でございます。
 次のページ、21、22ページをお願いいたします。
 4款1項2目予防費13節委託料1,040万円は、高齢者肺炎球菌予防接種事業でございまして、新規事業となってございます。同じく3目環境衛生費19節負担金、補助及び交付金356万円は、合併処理浄化槽設置事業費補助金を増額するものでございます。
 4款2項2目ごみ処理費7節賃金155万1,000円は、震災対応臨時職員を同じく任用するものでございます。
 6款1項3目農業振興費19節負担金補助及び交付金179万9,000円の追加で、ビニールハウス2棟の設置補助及び農業災害対策資金利子補給金でございます。
 次のページ、23、24ページをお願いいたします。
 7款1項2目商工費21節貸付金1,400万円の追加で、中小企業振興資金原資の増額で、中小企業振興資金融資制度改正に伴う追加でございます。
 下の段、8款1項1目土木総務費22節補償補てん及び賠償金179万5,000円追加するもので、先ほどご可決いただきました2件の賠償金でございます。
 8款4項2目公園費15節工事請負費1,563万1,000円、富ヶ丘一丁目地内緑地のり面保護工事と東向陽台三丁目第1公園整備工事を実施するものでございます。
 次のページ、25、26ページをお願いいたします。
 8款4項3目公共下水道費28節操出金2,029万2,000円減額するもので、平成22年度精算により財源を調整するものでございます。
 8款5項3目住宅宅地震災対策事業費といたしまして、13節委託料136万円追加するもので、木造住宅耐震診断助成事業を増額するものでございます。
 9款1項2目非常備消防費19節負担金、補助及び交付金408万2,000円追加するもので、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行例の改正により、非常勤消防団員補償報償組合負担金を増額するものでございます。今回の震災にありました死亡に関連して増額するものでございます。同じく5目災害対策費7,630万円を追加するもので、内訳といたしましては、11節の印刷製本費500万円は富谷町3.11東日本大震災の記録を作成するものでございます。13節委託料6,940万円、震災廃棄物処理業務委託費を増額するものでございます。下の段19節負担金、補助及び交付金190万円は東向陽台三丁目町内会コミュニティ助成補助金で、地域防災組織育成に係る補助となってございます。
 10款1項2目事務局費19節負担金、補助及び交付金50万円は、学校教育活動振興費補助金で、全国東北大会出場校が、スポーツ関係でございますけれども、多数で遠方となるため、予算措置するものでございます。
 次のページ、27、28ページをお願いいたします。
 10款小学校管理費、下の中学校管理費、それぞれ18節備品購入費につきましては、震災によりまして備品が破損しました。その分の購入となってございます。
 10款5項1目社会教育総務費19節負担金、補助及び交付金150万円、山形県で行われるマーチング東北大会の出場団体の補助金となっております。同じく5目公民館費11節需用費修繕料199万7,000円は公民館の修繕料、15節工事請負費144万1,000円は東向陽台公民館のプレイルームの棚設置工事ほかとなってございます。
 次のページ、29、30ページをお願いいたします。
 10款6項3目給食センター管理費11節需用費、燃料費865万6,000円は、震災により新学校給食センターの施設がおくれることに、施設の給食センターの燃料A重油でございますけれども、追加するものでございます。下の19節負担金、補助及び交付金248万4,000円は、新学校給食センターの水道加入金でございます。
 11款3項1目その他公共施設・公用施設災害復旧費15節工事請負費3,412万4,000円を追加するもので、役場庁舎及び壁面の災害復旧工事及びあけの平公民館修繕工事費となってございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから、質疑に入ります。質疑ありませんか。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) まず、18ページであります。
 18ページ、総務管理費の財産管理費の中の町中会館建設予定地というのがございますが、これの今後の完成するまでのスケジュール的なものをお願いします。
 続きまして、同じ18ページで下の方であります。徴税費の7節賃金、震災対応等臨時職員ということであります。これについてもう少し詳しくお願いいたします。
 続きまして、20ページ、災害救助費の中の扶助費で東日本大震災住宅修繕支援金についてでありますが、これは町民の皆様から今回、先ほどの町長のお話ですと、9月30日で終わるということでありますが、今、見積もりだけでもその職人というか、業者の方にいただけなくて見積もりも取れないというお話を何件か聞いておるんですが、延長についてお考えをお聞きいたします。
 続きまして、26ページの消防費5目災害対策費19節負担金、補助及び交付金で、この東向陽台三丁目町内会コミュニティ助成補助金というのがありますが、これは地域防災組織のことということでお聞きしましたが、これに、例えば、AEDの設置とかは、配置などについては入っているかどうかお聞きします。
 あと、28ページ、社会教育費の公民館費であります。これの15節工事請負費でトイレベビーシート設置工事というのがございます。これについてもう少し詳しい説明をお願いいたします。
 以上であります。

議長(浅野幹雄君) まず最初に、総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 今回の補正予算で計上いたしましたのは、あくまで土地の購入費を計上いたしました。会館の建設につきましては未定でございます。
 26ページの東向陽台三丁目町内会のなんですけれども、AEDにつきましては入ってはおりません。

議長(浅野幹雄君) 次に、税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 7節賃金の災害対策等臨時職員についてでございますけれども、10月から来年3月まで1名予定しております。業務の内容につきましては、新築家屋の、これから評価を始めるようになりますけれども、それの補助員ということで1名考えております。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 住宅修繕支援金の受付期限でございますが、予定どおり9月30日までとしておりまして、それまで見積もり等徴収できない方については、申立書というようなことで仮受け付けをして、あと見積もり整い次第本受け付けというようなことで考えてございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 公民館費で工事請負費の中でベビーシート設置工事でございますけれども、これにつきましては東向陽台公民館に1基設置するものでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 先ほど、町長の方の中に震災相談員というのがございましたので、ひょっとしたらこちら関係で臨時対応、臨時職員というんですか、そちらの方に該当するのかなと思って聞いたんですが、震災相談員についてもう少し、もしこの中に入っているのでしたらご説明をお願いしたいと思います。
 そして、26ページのその東向陽台三丁目町内会コミュニティ助成金とありますけれども、以前、町長より地域防災組織ができたところからAEDの配置を考えるというようなお話のご発言があったかと思うんですが、今回こういった、多分、地域防災組織、きちんとできたんでしょうか。でき上がるんでしょうか。状況でありますので、AEDの配置がやはりよろしいのではないかなと思いますが、その点もう一度お伺いいたします。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) まず、相談員なんですけれども、相談員につきましては職員で対応いたしております。主に、総務部と福祉部の職員で当番を決めまして、相談業務に対応しているというような状況でございます。
 それから、コミュニティ助成金なんですけれども、これは東向陽台三丁目に交付するものでありまして、歳入と歳出額、同額を今回の予算に計上いたしておるところでございます。
 内容なんですけれども、どのようなものを購入するかということでご説明をさせていただきます。
 チェーンソーであるとか投光器、リアカーとか、煮炊きのバーナーであるとか、そういったものを東向陽台三丁目でお使いになるというものの希望がございまして、それを申請をしまして、今回の決定、そして予算の計上というふうになったものでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 町中の町内会館の土地購入についてですけれども、以前は、土地は町内会で準備して、建物は町で建てますというような、そのようなふうになっていたんですけれども、近ごろの町内会館建設は土地まで町で準備しているようなんですけれども、これの整合性はどうなるんですか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 今回、土地の購入費をここに計上いたしましたけれども、15、16ページの17款1項寄附金1目一般寄附金、この中に町中会館の用地分といたしまして、町中町内会から寄附をいただくことに歳入はなっております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 町内会館のことでまず伺います。
 16ページのところに町中会館のという話がありましたが、この351万2,000円の中でどれくらいをその購入のための寄附金として見ているのか。1世帯当たりどのようになるのか。平均なのか、多い少ないがあるのか。そのあたりも伺いたいと思います。
 25ページ、26ページです。教育総務費の中に、全国学力・学習状況調査採点及び集計業務委託というのが80万円上がっていますが、これについて、震災後、これはなくなったと思っていましたが、これについての詳しい説明をお願いします。
 もう一つです。同じ26ページです。住宅費がありまして、委託料、木造の耐震診断助成事業が136万円あるわけですが、これはこれまでと同様に56年以前のものについてだけ行おうとするのか、それとも対象枠を広げて、それ以後のものについても不安がある時に診断できるように、安価な費用でできるようにということでするものなのか、これについてお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) まず初めに、総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 土地購入費に対しての300万円の寄附でございまして、あくまでこちらとしては、その300万円がどのような形で町内会のそれぞれの世帯に対して割り振られるのかというところまでは関知はいたしておりません。

議長(浅野幹雄君) 次に、学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 26ページの全国学力・学習状況調査の関係でございますけれども、国の方では震災の影響によりまして、今年度につきましては調査を見送ることといたしております。ただ、一方では希望する場合につきましては問題冊子の配付を受けて実施をしてもいいですよということになってございます。
 町としては、継続的な把握の必要性から、問題冊子の配付を受けて実施をするということになったものでございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 木造住宅耐震診断は56年5月31日以前のものでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。6番小泉光君。

6番(小泉光君) 先ほどから何度か話が出ましたが、26ページの東向陽台三丁目町内会コミュニティ助成補助金なんですが、この補助金というのは、どこの町内会でも申請をすれば補助をもらえる性質のものなんでしょうか。もう一つ。例えば、もしそういうものだとすると、複数の町内会から申請があった時に、予算ですので限度がありますから、そこでの交付の判断基準というのはどういうふうになっているんでしょうか。以上2点伺います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 今回のコミュニティ助成事業の実施要綱というものがあるわけなんですけれども、その中では、この助成事業につきましては財団法人自治総合センターの宝くじの普及広報事業として行われている、財源はそこから来るわけでございます。そして、歳入歳出同額ということでするわけなんですけれども、内容なんですけれども、一般コミュニティ助成事業、コミュニティセンター助成事業、今回、東向陽台三丁目が受ける事業が自主防災組織育成助成事業というものがあります。四つ目が青少年健全育成助成事業というものの四つの中身で、それぞれに該当すれば、こちらで提出をしまして、それが自治総合センターの方で認められれば補助採択になるというような形なので、それはご希望がある場合はご相談をさせていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 22ページの保健衛生費についてお伺いをいたします。
 高齢者肺炎球菌予防接種についてですが、委託料と補助金が1,320万円ですけれども、対象年齢は何歳からでしょうか。それと、接種者は何人と見込んでいらっしゃいますか。接種費用は1人幾らになりますか。住民への周知方法を質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 肺炎球菌のワクチン接種につきましては10月1日からということで、先ほど町長の方からもお話があったとおりでございまして、1回接種に関しまして4,000円の助成を行うということでございます。そして、啓発につきましては、今回の10月号の広報で行います。年度内、来年3月31日までの接種ということでございます。期間を多く載せておりますので、機会あるごとに広報活動をしていって周知を図りたいと考えております。
 対象者につきましては65歳以上の方々でございまして、その50%と見て、今回予算を出しております。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 接種費用は1人お幾らになりますか。4,000円の補助とは言ってらっしゃいますが、1人幾らになりますか。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 郡内の医療機関と契約を結ぶという形でございますが、医療機関によってそれぞれ接種料金が異なってまいります。ですから、6,000円から8,000円の間での接種という形になります。ですから、その料金から4,000円を引いた部分が自己負担という形になります。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 19ページ、20ページです。
 災害救助費で委託料、東日本大震災倒壊家屋等解体業務6,290万円、その下に応急修理業務として1億1,400万円計上されております。この間、罹災証明を受けた方で、再審査及び再々審査を行った方は全体の何割程度というふうに見ておられるか。事前にいただいた資料で、説明の中でも、全壊、大規模半壊、半壊、一部損壊合わせて、9月15日現在で交付件数が5,191件というふうになっておりますが、このうちというふうに言えばいいのか、このほかにと言えばいいのか、再審査及び再々審査は何件であったのかということがまず1点です。
 それから、今回の委託料1億7,690万円及び扶助費の3,380万円の中には、かねてから危険なブロック塀として町が指定をしている箇所、これについての解体の費用についても計上されているのか、考えていないのか、考えていないとするとなぜなのか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 初めに、罹災調査状況ということでご回答させていただきます。
 今現在、9月15日現在で5,191件となってございますけれども、まだ終わったわけではございませんで、今も現在調査中でございまして、今まで、その再調査の申し込みがあった方ということでご回答させていただきます。再調査の依頼があった件数は200件程度でございます。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 危険ブロックの解体の件、そういうことで私、回答させてもらってよろしいんでしょうか。
 これは多分、議員の求めているものとはちょっと筋が違うのかもしれませんが、まずこちらで計上しています東日本大震災倒壊家屋等解体業務、こちらの中には、その対象となる住宅家屋、家屋が危険となって解体が必要だと判断されたものの敷地にあるブロックとか、そういったものは解体として補助の対象になります。それじゃない、この被災建築物の解体業務、国庫補助の対象にならないもののブロック塀についてはこちらの対象とはまた別なものになります。そういうことでよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、再審査と再々審査についてですけれども、200件という数は結構多い数だなというふうに思ったんですが、住民の中にこの富谷町の罹災証明を下ろす時の判定の仕方が、これは検証がなかなかできないので、住民の声をそのままお伝えしたいんですけれども、例えば、仙台市の方で同じような損壊状態であるという場合でも、判定の仕方が富谷町はどうも厳しいようだと。いろいろ話を聞いてみると、自分のところの損壊は非常に損壊状態がひどいのに、仙台市の知人、友人、会社の同僚等々に聞いてみると、どうも仙台市の方が判定が、例えば、富谷町で半壊と出ているのが仙台市では大規模半壊という判定になっていると。これは住民の実感ですから検証のしようがないんですけれども、こういうふうな声が少なからずあるんですね。こういうことに対して、町としてはどのように回答していくのか。その基準を明らかに。これは、以前に聞いた時には国交省が基準を出しているので、それに基づいてやっているということでしたから、それでやればそう違いは出ないはずなんですけれども、実際に住民の実感としては富谷町の場合はなかなか判定が、大規模半壊じゃないかなと思っても半壊程度にしか出ないというふうな実感があるので、こういう住民の思いに対しては町としてはどういうふうに答えていくか、その答えをこの場で伺いたいというのが1点です。
 それから、危険ブロック塀については、この費用の中には組み込んでいないということですが、これは震災からの復興、復旧ということを考えますと、そのブロック塀についての撤去についてはやるけれども、公費で見るけれども、解体は自己責任でというやり方が、近隣の市町村では仙台市、多賀城市、利府町あたりでは解体も含めて行政が責任を持ってやっているというふうに聞いておりますので、従来のスクールゾーンの安全を守るという、危険ブロック塀撤去制度ではなく、未曾有の災害にふさわしい、その未曾有の対応として、解体についても自己責任ではなく行政の責任でということを、ぜひこれはやるべきだと思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 罹災証明の判定の関係についてお答えをさせていただきます。
 罹災証明につきましては、前にもお答えいたしましたが、内閣府の指針をもちまして、その家屋一帯の被害程度がどのぐらいの被害に当たるのかということで調査をさせていただいているような状況でございます。
 それで、町はその内閣府の指針の標準といいますか、市町村によってその標準的な査定プラス簡便法、要は件数を早く消化したいという思いから簡便法を使っている市町村もあるとは聞いておりますが、詳細は把握してございません。
 富谷につきましては、その簡便法ではなくて標準的なもの、ですから、基準に示されたとおり評価をしているということでご理解いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 町道、国県道に面します、公道に面する危険ブロック塀の撤去、再整地等については、これまでもその事業の推進に努めてきたわけなんですけれども、なお一層推進に努めてまいりたいと思います。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 先に聞いた方ですね。罹災証明に関するものですけれども、簡便法と基準どおりとでやると相当の違いが出るということを、今、含みを持ってお答えされたと思いますけれども、これは、今度の災害は未曾有の災害と繰り返し言われているわけですから、やはり、一部損壊が例えば、再審査したら半壊になったとか、大規模半壊になったとかという、そういうことは実際に起きておりますので、そもそもその判定をする時に、やはり、住民の立場に立って簡便法でやるなら簡便法でやるということの判断も必要だったのではないでしょうか。改めて伺います。これは町長に伺いたいと思います。
 それから、ブロック塀に関しては、改めて確認したいんですけれども、従来のスクールゾーンの安全を守るための危険なブロック塀を撤去する、あの事業の枠組みを越えて、本当に震災にふさわしいやり方をすると。具体的には、解体も撤去もやるというふうにしないと、危険なブロック塀が半年たった今もまだそのまま、危険という紙を1枚張っただけで、縄を張っただけで、現にあるわけですから、そういう決断が必要だというふうに思います。これも町長に伺います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 建物の罹災の調査につきましては、非常に件数が多い。そしてまた、それに合わせてスピードを上げなければならないというふうなことで、いろいろ紆余曲折と申しましょうか、模索しながら進めてまいったところです。
 したがいまして、再審査の決定、申し立ても含めて、皆さんのご納得いく方策を模索しながら進めてきたところで、これをもって終わりとか、そういうふうなことではないことでございます。多少の手間とか、最初からというような思いもなくもないですけれども、件数の多さとか、このような状況の中で、何にも増して人手が限られたスタッフの中である程度の建物へのスキルというようなこともあって、まさにだれしもが出向ける、そういう状況でないということも一面ありました。
 そしてまた、スピードを上げるべく各課のかつて住宅担当をしていた職員の応援態勢、チームも組んで、通常の業務に加えて、特別な期間、職員の応援態勢も組んで進めてまいったというところです。
 ブロック塀につきましては、今までの状況の中で、今、鴇部長が申し上げたとおりでございますので、引き続き検討してまいります。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第12 議案第6号 平成平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第12、議案第6号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) よろしくお願いいたします。
 それでは、平成23年度各種会計補正予算説明書をお開きいただき、38ページをお願いいたします。
 議案第6号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによります。
 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,476万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ34億7,533万8,000円とするものでございます。
 第2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。
 47ぺージ、お願いいたします。
 初めに、歳入でございます。
 3款2項国庫補助金は1,323万2,000円を追加して1億4,044万1,000円とするもので、3目災害臨時特例補助金は、今回の東日本大震災により国保税の減免の措置を行ったこと、また、医療機関で支払う自己負担の免除措置を行ったことによる税の減額分及び医療給付分の国庫補助金でございます。
 10款1項繰越金は8,153万2,000円を追加し8,653万3,000円とするもので、2目その他繰越金で平成22年度からの繰り越し分でございます。
 次、49ページ、お願いいたします。
 歳出でございます。
 2款1項療養諸費は7,802万8,000円を追加し20億9,832万円とするもので、1目一般被保険者療養給付費で6,479万6,000円を、3目一般被保険者療養費で800万円を、4目退職被保険者等療養費で523万2,000円を追加するもので、医療給費については当初予算の範囲内で推移しているものの、今後の伸び等を勘案し、今回追加したものでございます。
 11款1項償還金及び還付加算金は1,673万6,000円を追加して1,895万5,000円とするもので、これは7目償還金で平成22年度の補助額の確定による償還分でございます。主なものは、国保療養給付負担金1,638万9,019円、出産育児一時金の補助金が32万円の償還等になっております。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから、質疑に入ります。質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 現在の基金残高は幾らになりますか。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 現在のところ、平成22年度末で5億2,000万円でございます。あと、今年の平成22年度の決算によりまして、また積み足しが出てくるということでございます。現在の段階として5億2,000万円でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第13 議案第7号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第13、議案第7号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、議案第7号 富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。
 平成23年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書52ページをお願いいたします。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出の総額にそれぞれ4万2,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を10億4,176万円とするものでございます。
 第1条第2項歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとして、53ページから54ページのとおりでございます。
 補正の概要でございますが、平成22年度下水道事業特別会計の決算に伴い、歳入歳出予算に係る操出金及び繰入金等を調整するものでございます。
 まず、歳入についてご説明を申し上げます。
 61ページ、62ページをお願いいたします。
 歳入でございますが、4款1項1目一般会計繰入金は、次にご説明申し上げます歳入予算、平成22年度決算に係る繰越金2,033万4,000円の追加と、歳出予算であります4万2,000円の追加による歳入歳出予算の調整によりまして、一般会計からの繰入金を2,029万2,000円減額するものでございます。
 5款1項1目繰越金でございますが、平成22年度決算に伴いまして2,033万4,000円を追加するものでございます。
 歳出につきましては、63ページ、64ページ。
 1款1項2目下水道維持費11節需用費、印刷製本費で、下水道の流下区域の平面図、図面等を印刷するものでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第14 議案第8号 平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第14、議案第8号 平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) よろしくお願いいたします。
 それでは、66ページをお願いいたします。
 平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
 歳入歳出予算の補正。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,945万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億7,243万7,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、75ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 9款1項1目繰越金に1,945万8,000円を追加するもので、平成22年度の余剰繰り越し分でございます。
 次のページ、77ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 2款1項1目居宅介護サービス給付費を280万円減額し、5項1目高額医療合算介護サービス費を280万円増額するもので、給付費の調整をいたしたものでございます。これは、平成23年3月支払い予定でありました高額医療合算介護サービス費が、震災の影響等によりまして5月支払いとなったことによるものでございます。
 4款1項基金積立金1目介護給付費準備基金積立金に374万9,000円を増額し380万5,000円とするものでございます。
 6款1項2目償還金については1,549万9,000円を増額するもので、平成22年度介護給付費地域支援事業費等の国県の負担分の精算による返還分でございます。2項1目一般会計操出金は21万円を追加するもので、平成22年度の介護給付費の精算に伴う町負担分について、一般会計に繰り出しをいたすものでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第15 議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

議長(浅野幹雄君) 日程第15、議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、80ページをお願いいたします。
 議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
 歳入歳出予算の補正。第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ99万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億9,486万2,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 89ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 4款1項1目繰越金に99万7,000円を追加いたすものでございます。平成22年度余剰繰り越し分でございます。
 次のページ、91ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 4款2項1目一般会計操出金に99万7,000円を増額するもので、平成22年度の余剰分を一般会計に繰り出しをいたすものでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第16 議案第10号 平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第16、議案第10号 平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、議案第10号 平成23年度富谷町水道事業会補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。
 それでは、平成23年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書平成23年9月により説明を申し上げます。
 94ページをお願いいたします。
 第1条でございますが、総則、平成23年度富谷町水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるものとし、第2条、予算第3条で定めた収益的収入及び支出について予定額を補正するものでございます。
 収入の第1款第1項営業外収益で、補正予定額に11万6,000円を追加、支出では第1款第1項営業費用で120万7,000円を追加。第1款水道事業費用の合計を11億2,784万2,000円とするものでございます。
 詳細でございますが、98ページをお願いいたします。
 収入の補正予定額11万6,000円でございますが、公有自動車の損傷事故に係る損害共済金でございます。
 支出につきましては、第1款1項1目営業費用で120万7,000円を追加するものでございまして、3節配水及び給水費の修繕費5万3,000円の追加につきましては、給水タンク車の後部ランプの位置を変更するための修繕費用でございます。材料費100万円の追加につきましては、修理用に用います材料代等でございます。4節業務費修繕費は収入で申し上げました損害共済金に係る公有自動車の修理に要するものでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、2時10分まで休憩をいたします。

午後2時00分 休憩

午後2時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第17 議案第11号 平成23年度23災第14004号道路災害復旧工事請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第15、議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、80ページをお願いいたします。
 議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
 歳入歳出予算の補正。第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ99万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億9,486万2,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 89ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 4款1項1目繰越金に99万7,000円を追加いたすものでございます。平成22年度余剰繰り越し分でございます。
 次のページ、91ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 4款2項1目一般会計操出金に99万7,000円を増額するもので、平成22年度の余剰分を一般会計に繰り出しをいたすものでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第18 議案第12号 平成23年度23災第14007号道路災害復旧工事請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第18、議案第12号 平成23年度23災第14007号道路災害復旧工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(小野一郎君) それでは、次のページ、34ページをお願いいたします。
 議案第12号 平成23年度23災第14007号道路災害復旧工事請負契約の締結について。平成23年8月11日、一般競争入札に付した平成23年度23災第14007号道路災害復旧工事請負契約について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的、平成23年度23災第14007号道路災害復旧工事。契約の方法、一般競争入札。契約金額金5,355万円。契約の相手方、住所省略させていただきまして株式会社エム・テック東日本支店となってございます。
 こちらの工事請負契約に当たりましては、平成23年7月22日に入札の公告をいたしましたところ、株式会社エム・テック東日本支店ほか3社が参加いたしまして、8月11日、建設工事特別簡易総合評価落札方式により条件付一般競争入札を行いました。
 入札参加資格につきましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること。土木一式の承認を受け、格付けがSまたはAの者。宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと。地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しない者。富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと。本工事に対応できる技術者1級土木施工管理技士を配置できること。平成18年度以降、元請として国、地方公共団体、国もしくは地方公共団体が出資する公団または公社発注による請負額3,000万円以上の道路河川災害復旧工事または道路改良工事を施工した実績があることといたしました。
 予定価格は税抜きで6,030万円。最低制限価格は税抜き4,870万円で入札を行いました。
 その結果、落札価格、税抜きで5,100万円、評点26.92点で株式会社エム・テック東日本支店が1回目で落札。去る8月11日、仮契約を締結いたしました。
 本契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、建設部長からご説明を申し上げます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、管内図、位置図の3カ所のうちの一番上側に示しております箇所が、この工事の施工位置でございます。
 施工場所が、富谷町太子堂地内、路線名が町道太子堂6-19号線。被災原因は、平成23年3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震により被災したものでございます。
 被災内容は、路面の亀裂と崩壊、雨水管の崩壊、それから、ブロック積みの亀裂と倒壊となってございます。
 工事概要につきましては、復旧延長が224.8メートル、道路幅員が6.5メートル、ブロック積み擁壁工が高さ3.4から4.1メートルのもので、延長が171.7メートル、車道表層工が1,220平米、同じく車道下層路盤工が1,220平米、雨水管の撤去再設置が154メートル、側溝の撤去再設置が480メートル、ガードレールの撤去再設置が200メートルとなってございます。
 この工期は平成24年3月30日とするものでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) ちょっと場所の確認をさせていただきたいと思います。
 なかなかこの聞きなれないような道路名の指示でありますから、この地域については、もちろんこの間の大震災で大きな被災を受けて、我々も視察をさせていただいた地域だと思っております。
 一つ、太子堂の東側の外周部といいますか、あの部分の路線でいいのかどうかの確認をさせていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 議員のおっしゃいますとおり、太子堂団地の一番東側、水路に隣接する箇所でございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 今、部長の説明ですと、雨水関係等々まで一応この見積もりの中に入るということでありましたが、たしかあの地域に対して、水道の露出管で今復旧をしているような状況も見受けられておりました。その辺について、この見積もりの中に入っているのかどうか、まず第1点。
 それから、同じく太子堂の地内であります東の南部と言ったらおわかりになりますか、その路線の名称はちょっと私も確認できませんので、あの部分の補修はこれと同時にやれなかったのかどうか。その辺を改めてお聞きをいたしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現地におきましては、水道、それからガス、それから下水管というようなことで、ライフラインが埋設されております。水道につきましては水道管理者、それから、ガスにつきましてはガスの管理者、それから、この後、下水の方の災害復旧工事も合わせて施工されるということで、これはその3者含めて、今後、この本工事と合わせて協議しながら本工事の方を進めてまいりたいと思います。
 ほかの占有者についての施工費用についてはおのおのの持ち分でやるというようなことでございます。この工事とは別におのおのの管理者が施工するものでございます。
 それから、南の箇所の被災箇所につきましては、もう既に契約発注しておりまして、路線名が太子堂6-10号線という名称でございます。
 以上でございます。(「見積もりの中に水道関係も入っているかどうかというような質問をちょっとさせていただきました」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 私、申し上げましたように、おのおのの占有者が別費用でやるというようなことで、この見積もりには入ってございません。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) やはり、一つの工事の内容ですから、それらも含めた中で工事をすることによってかかる予算が大分軽減されるのではないかと思いますので、道路の復旧をして、それからまた改めて掘り起こして下水なり上水なりガスなりを埋設するというような、今、分離的なものだというような話を聞かされておりますけれども、それを改めてこの際一括した中で、やはり事を進めていただくということが一番大事でなかろうかと、こんなふうに思っております。それによって、工期もかなりこの予定どおりの工期におさまってくるのではないか。そうでないと、単独で各持ち分、持ち分で発注をされるということになりますと、当然、工期もかなりその復旧される工期そのものが大分延びてくるのでないかと、こんなふうに思いますけれども、3回目の質問でありますからこれで質問を終わらなくてはならないんですけれども、ぜひそういった方向でやることによって、やはり、町の大事な予算を十二分に、その範疇の中でおさめられるような状況をぜひつくるのが大事かと思いますけれども、その件について改めてご質問をいたします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ガス、水道、下水の占有者につきましては、私ども復旧します復旧工事と相まってやるような段取りではしております。埋設管については、ガスと水道は浅いものですから、道路復旧工事の最後の方に施工するというようなことで、それは施工中で十分日程的には間延びしないような形でできるものでございます。
 ただ、下水については、一部山どめ等を施工しながらやるというようなことで、それについても極力工期内で終わるように、今後、協議してまいりたいと思います。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) この工事箇所でありますけれども、これはのり面というか、こういった道路の崩壊というか、これによりまして隣接している民有地のいわば宅地が影響を受け、地割れ等、そういったものがしているかと思うんですが、こういった方への工事というか補償というか、そういったものについてはどのようなお考えなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 道路がやられたから民地がやられたというのは私の認識ではございません。私ども公共施設の管理者も一被害者、民地の方も一被害者ということで、同等の立場かなとは考えてございます。
 ただ、施工範囲が民有地に隣接しておりますので、あくまでも重機等の掘削作業が今後進められる中で、工事範囲等に影響が出れば民地の方と協議しながら、費用負担についても協議して進めていくということになります。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 確かに、町も被害者の一人であることは間違いないんですが、しかしながら、私が見る限りでは、やはり、道路の崩壊、こういったものによって引っ張られて民有地の方も被害を受けたように思われたんですが、そのようには認識はされていないということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほどお話ししたとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) この標準横断図を見ますと、のり面が張り芝(人工芝)というふうになっています。きのうのような台風とか大雨によって、人工芝で施工するということなんですけれども、大雨が降った場合、崩落とかそういうことも考えられますけれども、その点は安全性の確保は大丈夫なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 災害復旧工法で検査官、それから立会官に認めてもらえた工法ということで、この工法で十分と考えてございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほどの水道、下水道の関係なんですけれども、さっきの部長の話では、同じ工事の中で時間を考えながらするということであったわけですが、ガスはまた別だとしても、水道、下水の、そうしますと、どの時点で補正が出て、ここの中でやろうとすると、道路じゃなくて水道管を埋設するだとか、下水道の管を何とかしなければならないという時には費用が出るわけですよね。それは、どのようにして提示されるんでしょうか。道路ではないとさっき言ったわけでしょう。水道管に係る費用とかというのはどのようになっていくのですか。水道管、下水道管についてお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 私ども予算持ってございませんので、お答えすることはできません。私どもの予算の中でできるものではございませんので、予想するに、水道の修繕費用、下水道の修繕費用等で復旧するのだと考えられます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) これが復旧するのが来年3月30日までだということなので、この後のところで、そうすると、しかるべく予算が計上されるということになるのでしょうか。これは町長に伺った方がいいんでしょうか。さっきの同僚議員の話では、一緒にやった方がずっと効果が上がるだろうということでだったんですが、これについてはどうなんでしょうか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 本件につきましては5,000万円以上の金額ということで、議会に上程させて議決をお願いしたところでございますけれども、ほかの案件につきましては、議会に計上せず、予算的なものの中でやるということになってございますので、そちらは、対応はその担当課で行う予定になってございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第19 議案第13号 平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第19、議案第13号 平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(小野一郎君) それでは、35ページをお願いいたします。
 議案第13号 平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結について。平成23年9月2日、一般競争入札に付した平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)の請負契約の締結について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的、平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)。契約の方法、一般競争入札。契約金額、金1億4,595万円也。契約の相手方、住所省略させていただきまして世紀東急工業株式会社黒川営業所でございます。
 この工事請負契約に当たりましては、平成23年8月12日に入札の公告をいたしましたところ、株式会社佐藤渡辺宮城営業所ほか2社が参加いたしまして、9月2日、建設工事特別簡易総合評価方式により条件付一般競争入札を行いました。
 入札参加資格につきましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること。土木一式または舗装の承認を受けた者で、土木一式の承認を受けた者は格付けAまたはS、舗装については格付けがAであること。宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと。地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しない者。富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと。本工事に対応できる技術者1級土木施工管理技士を配置できること。平成13年度以降、元請または下請として、国、地方公共団体、国もしくは地方公共団体が出資する公団または公社発注による施工延長が500メートル以上の道路改良、舗装新設工事を施工した実績があることといたしました。
 予定価格は税抜きで1億5,700万円。最低制限価格は税抜き1億2,800万円で入札を行いました。
 その結果、落札価格、税抜きで1億3,900万円、評点27.96点で世紀東急工業株式会社黒川営業所が1回目で落札。去る9月2日、仮契約を締結いたしました。
 本契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、建設部長からご説明を申し上げます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、管内地図の3カ所のうちのちょうど真ん中、大きい丸の箇所が、町道穀田線の歩道新設箇所でございます。
 平面図につきましても、こちらの斜めのものをお渡ししているかと思います。施工場所は役場から南側に行きまして、県道、セブンイレブンの交差点から南側に700メートルを施工するものでございます。
 幅員は、歩道が3.5メートル、車道が7メートルということで、トータルで10.5メートルの道路を築造するものでございます。
 土工としまして、切り土が約3,300立米、盛り土が4,100立米、のり面工が1,330平米、側溝工が1,190メートル、それから環境工としまして8カ所、集水枡工が16カ所、それから、ボックスカルバート工が2カ所、道路本体部分ですが、車道下層路盤工が5,790平米、同じく車道の表層工が5,530平米、歩道の路盤工が2,240平米、歩道の表層工が2,170平米ほか、ガードレール設置工護岸工が3.3から4.9メートルのものが約172.5メートルですね。それから、縁石工として573メートルを設置するものでございます。
 町道穀田線の歩道新設につきましては平成22年度から、これはちょうど大清水地区の起点から始めておったところでございますが、平成21、22年と975メートルを改良してきまして、本年度、ジャンクションで既に改良を終わっている部分について、この工事の先にもう発注してございまして、間もなく施工の予定でございます。その区間が115メートル、今回の700メートルを合わせますと、トータル延長で1,790メートル、改良予定延長が2.9キロメートルですので、これが終了しましても、進捗率としまして62%の進捗となります。
 この工事は平成24年3月30日までとなってございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 今、今回のこの工事で進捗率が62%と言われました。実質、この工事区間で、進捗率から持っていけばいいんでしょうけれども、残った距離数について、あと何メートル、何百メートル残っているのかご説明を願いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 予定区間は2.9キロでございます。1.72ですから、差し引いていただければ。約1,180メートルですか。1,180メートルになります。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) この残りの地域で用地買収がなかなか進まないという話を聞かされているように思われます。その用地買収についてはどのような経過になっているのか。そして、もしその部分で用地買収にかかわって難色を示されているということであれば、なぜその用地買収を難色されているのか、その理由がおわかりになったらお示しを願いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 用地買収につきましては、平成21年度に全体買収予定の84%を買収してございます。残りの面積として約16%が残っているということになります。
 地権者で、もう亡くなった方も含めて3名いるというふうなことで、世帯で2世帯というようなことで、いろいろ家庭の事情、本人の事情等もあるようでございますが、一部の議員の方々を含め、あとは地元の区長さん等、いろいろご相談なり交渉の仕方なりを研究しながらやっているところでございますが、ある程度見通しが立つ方ともう少しかなという方とございまして、粘り強く、この改良路、今回ちょっと延長が長いものですから、すごい道路ができたなということを早く見せて、早く用地協力の方にこぎ着けたいなというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 十二分に理解はできるわけでありますけれども、かなりの事業料をかけて、この安全安心の歩道整備をしているわけであります。最悪の状態も加味しながら、やはり、今後、その地権者に対応していくということも必要ではないかと思われます。せっかくここまですばらしい歩道ができ、そして、富谷高校にも通学する方々が、大変今、便利さを感じながら安心安全なる通学をしていただいておるような状況になってきますけれども、残る部分の、この部分でなかなか工事が進まないということであれば、やはり、この部分で大変危険な部分が出てくるわけでありますから、当然、全部の部分で歩道がああいうふうに立派になってくるということは、その中の部分でも車のスピードが落ちないという状況になってきます。そうしますと、今までより以上に歩行者並びに自転車の通学、通勤の方もおると思いますけれども、そういった方々の安全がかなり危険度が増してくるというような状況もありますので、最悪の状況によっては、やはり、執行をかけるような状況も頭の中に入れながら、やはり粛々とこれは進めるということが物すごく大事だと思いますけれども、そういった認識を今から持てと言ってもなかなか答弁は難しいと思いますが、やはり、最悪の中でのそういったことも考えながら、視野に入れながら、やはり、この工事を早目に完結させていただくということが一番大事ではなかろうかと思いますので、改めてその部長の決意をぜひ、部長の決意というのは難しいでしょうから、町長の決意をぜひ求めたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ご理解をいただいていることに御礼を申し上げたいと思います。
 安全安心のというふうなこと、全くそのとおりでありますし、おっしゃるようにこちらと向こうと工事を進めて、真ん中がというようなことで危険度、リスクが高まるということもそのとおりだと思いますね。執行云々というようなことでなくて、やはり、粘り強く地元の地権者の皆さんに、地元ゆえに大変私としても期待をかけているところでございまして、何ら今まで私が出番もなく原課レベルでここまで進んできたのかなというふうなことを感じているところでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほど、盛り土の量についてはご説明ありましたけれども、できればこの資料の中に盛り土の量とか、あとこの図面の中に盛り土を要する箇所とか、そういうのを今後資料に表記していただきたいというのが一つです。

議長(浅野幹雄君) それは要望ですか。

9番(森栄君) 要望です。
 それから、あともう一つ、工事中の交通関係について伺いたいんですけれども、この契約が進めば、今度、工事に入るわけなんですけれども、そうした場合、通行どめでやるのか、それとも片側通行という形で対応するのか、その辺あたりをちょっとお伺いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在2車線でして、その2車線のうちの片側1車線が将来的に歩道になるというような予定でございます。ですから、先に買収が終了しております、こちら側から行きますと東側ですか、東側の部分に盛り土をして、通行を2車線通行にして、盛り土が終わったら舗装し、そちらを今度は既存の1車線を閉鎖して、新しい盛り土した区間を含めて2車線にして、歩道を築造するというふうなことで、通行規制は今のところないというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第20 議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

議長(浅野幹雄君) 日程第20、議案第14号 平成23年度成田第一汚水中継ポンプ場機械設備工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(小野一郎君) それでは、36ページをお願いいたします。
 議案第14号 平成23年度成田第一汚水中継ポンプ場機械設備工事請負契約の締結について。平成23年9月2日、一般競争入札に付した平成23年度成田第一汚水中継ポンプ場機械設備工事請負契約について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的、平成23年度成田第一汚水中継ポンプ場機械設備工事。契約の方法、一般競争入札。契約金額、金6,825万円也。契約の相手方、住所省略いたしまして扶桑建設工業株式会社仙台支店でございます。
 この工事請負契約に当たりましては、平成23年8月12日に入札参加資格を宮城県内に本店または支店、営業所を有すること。機械器具設備工事の承認を受けた者で格付けがS、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと。地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しない者。富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと。建設業法の定めるところにより、当該入札参加業者と直接雇用関係にある主任技術者または管理技術者を工事現場に専任で配置できること。管理技術者にあっては、管理技術者資格者証及び管理技術者講習修了証を取得している者であること。元請として、公的機関発注による下水道施設の終末処理場及び中継ポンプ場に係る機械設備工事をポンプの製作または購入から据え付けまでの一連の工事として施工した実績があることといたし、公告いたしましたところ、扶桑建設工業株式会社仙台支店1社より入札参加申請があり、適格と認定されました。
 扶桑建設工業株式会社仙台支店1社により、9月2日、条件付一般入札を行ったところでございます。
 その価格は税抜きで6,890万円。最低制限価格は税抜きで5,370万円でございました。
 その結果、落札価格、税抜きで6,500万円、扶桑建設工業株式会社仙台支店が1回目で落札。去る9月2日、仮契約を締結いたしました。
 本契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、上下水道課長からご説明を申し上げます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、工事の内容についてご説明を申し上げます。
 成田第一汚水中継ポンプ場の位置でございますが、成田中学校の北側、中学校に隣接する場所に位置してございます。
 現在、稼働している機械設備2基でございますが、平成6年の設置から17年を経過しているものでございます。耐用年数、通常15年となってございますが、既にこの期間を超えてございます。維持するための修繕が必要となる時期にも来てございます。
 また、処理区域でございます成田明石台地区、こちらの人口増が今後も予想されまして、汚水処理量もそれに合わせて増加が見込まれるというようなことで、今回、1基を増設するものでございます。
 当初から3基として計画してございますが、現在2基ということで、安定的な処理機能を維持するために1基を増設というようなことでございます。
 工事の主な内容でございますが、送水ポンプ、口径250ミリメートル、揚水量が毎分6.3立方メートル、全揚程1台で41メートルの送水ポンプ、これを2台設置するものでございます。軸封水ポンプ、呼び水を上げるものでございますが、これが口径32ミリメートル、吐出量毎秒0.012立方メートル、全揚程95メートルの軸封水ポンプを1台でございます。それから、電動仕切弁、口径250ミリメートル、電動式外ねじ勾配式の電動仕切弁、これを1台設置するものでございます。
 工期は、平成24年3月23日を予定してございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず1点目ですが、今回、入札参加1社のみということでした。落札率が94.34%と、大変高い落札率となっています。これは全く競争入札とはいえ無競争で、形だけの競争入札と言ってもいい状況にあります。これは去年も、全く同じ内容ではありませんけれども、入札の結果は全く同様の1社だけが入札に参加して高い率で落札しているということがございました。
 今回、格付け、資格をランクSということに設定したということでしたけれども、まず1点目伺いたいのは、建設工事承認等級基準一覧表で、富谷町は5,000万円以上の設備工事についてはSランクというふうに規定しております。これは点数にしますと1,200点ということですが、これはこういうふうに設備工事に関して設定をしているような市町村が近隣にあるかどうか、まず1点目伺います。
 それから、入札参加者が1社のみという時点で、やり直しを含めて打つ手があったのではないか。競争性を高めるための打つ手があったのではないかということ、これが2点目、伺います。
 それから、3点目ですけれども、先ほど申し上げましたが、参加者がそもそも少ないことの大きな要因として、富谷町の先ほどの1点目に述べた基準が高過ぎると、このことが入札参加者を狭めているのではないかということを伺いたいと思います。
 以上、3点です。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 1番目の質問でございますけれども、近隣については、こちらでは把握してございません。
 2番目につきましては、やはり、公告ということで公平性を保つということで、一度こういうふうな公告をした。それで実施したわけでございますので、その面では競争もある、成り立っているものと思っております。
 あと、1社ということでございますけれども、昨年度もなかなか、最終的には1社だけでしたけれども、今回も結果的には1社でございますが、やはり、震災等の大きなそういったものに業者さんの方が行っている状況ではないかということで、1社になったものと思っております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 地方自治法234条ですね。請負契約に関してうたっておりまして、一般競争入札というのが特に優先されるというか、優位にあると。一般競争入札ということが重要だというふうに位置づけられていることから見ますと、先ほど競争は成り立っていると言いましたけれども、答弁されましたが、1社だけで競争が成り立っているというふうには、住民の常識では考えられないんですね。これがもし適法であったとしても、事実上競争はないと。競争性は機能していないということが言えると思います。これを強弁するわけにいかないのではないかということを改めて伺いたいと思います。
 近隣について言いますと把握していないということでしたが、大和町の場合は、設備工事は2,000万円以上の工事については1,000点以上という基準ですね。Aランクというふうにしていて1,000点以上というふうになっていますから、それ以上には上のランクはありません。そうすると、これと比較しただけでも、富谷町の基準がどんなに高いというか厳しいというか、参加しにくいものになっているかということがわかるかと思いますので、そういうことを考えますと、やはり、法の精神に基づいて競争性を高めるために、町として今後方策を考えるべきだというふうに思いますが、町長にその問題意識はあるのかどうか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 入札については、それぞれ、私も5年間やってまいりましたけれども、なかなか一筋縄では行かないと言いますか、そういう側面があります。競争性を図るための一般競争入札を取り入れる。結果として1社といった場合の取り扱いについては、このようにお示しお諮りをする以外にないというふうなこと。そしてまた、基準が高い、入札参加者を狭めているというふうなことも今のお話に出ましたけれども、そこに明確な相関が認められないというのが、私の5年間やっての認識でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 汚水中継ポンプ場の機械なんですけれども、これの耐用年数はどれぐらい見ているんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 15年でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。6番小泉光君。

6番(小泉光君) すみません、ちょっと先ほど聞き漏らしたんですが、この入札に関する主たる機器は何でしたか、ちょっともう一度説明をお願いしたいんですが。主たる機器ですね。ポンプですかね。ちょっともう一度お願いします。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) まず、送水ポンプ、汚水をくみ上げ送るものでございます。それから、軸封水ポンプ、呼び水を上げるものでございます。あとこれは電動仕切弁。それらが主な機械でございます。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) そうすると、ポンプが主たる機器だと。この扶桑建設というのは、ポンプを自社生産していないのではないかと思われるんですね。ポンプがメインであるならば、素人考えですけれども、ポンプの一流メーカーと言われる、例えば、荏原製作所とか鶴見とか、そういう有名な会社がありますけれども、なぜそういうところが入札をしてこないのか、ちょっと非常に先ほども何で1社しかないんだというようなお話がありましたけれども、メインコントラクターが扶桑というところで、恐らくポンプ自体は、先ほど申したような会社のところを恐らく使うのではないかなと思われるんですけれども、その辺のところをどう考えているのか伺いたい。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 先ほど鶴見とか、いろいろポンプメーカーについてお話がございましたけれども、そういうポンプメーカーについてはポンプを製作するということになってまいります。実際の備えつけにつきましては、こういう資格要件に該当した工事設置業者ということになるかと思います。
 あと、ポンプそのものについては原課の方で対応していくものと思っております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は、議案第14号 平成23年度成田第一汚水中継ポンプ場機械設備工事請負契約の締結について反対をいたします。
 今回の請負契約については、一般競争入札によって入札が実施されたものの、参加者が1社のみで行われ、予定価格、税抜きで申し上げますと6,890万円に対して、落札額6,500万円、落札率94.34%という高い落札率となっております。入札参加者が1社だけという状況では、競争の原理が全く機能しておらず、競争入札そのものの意味が失われています。
 震災対応で参加業者が少なかったとしても、昨年8月のひより台第3汚水中継ポンプ場のケースと全く同様の経緯、結果を繰り返したもので、改善のあとが見られず、震災は理由にはなりません。
 今回の入札参加条件として、格付けはSということですが、富谷町の等級基準では5,000万円以上の設備工事の入札に参加できるのは、格付けS、1,200点以上でなければならず、大和町が2,000万円以上の設備工事は格付けAで1,000点以上としていることと比較しても、格段に厳しい条件となっています。
 つまり、今回と全く同じ内容の工事について、点数1,000点の業者が大和町では入札に参加できても富谷町では入札に参加できないという事態が起きるということなのです。このことが、入札参加業者を極端に少なくしている最大の要因ではないでしょうか。
 地方自治法234条が請負契約の締結方法として、一般競争入札を優先した立場をとっていることからしますと、富谷町のこの実態は法の趣旨に反すると言わざるを得ません。
 競争の原理が機能すべく。等級基準の見直しを急ぐことは避けられない課題だと考え、反対討論といたします。

議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。討論ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより、議案第14号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、3時20分まで休憩をいたします。

午後3時06分 休憩

午後3時20分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第21 議案第15号 町の区域をあらたに画することについて

議長(浅野幹雄君) 日程第21、議案第15号 町の区域をあらたに画することについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 議案書37ページをお開きいただきます。
 議案第15号 町の区域をあらたに画することについてご説明をいたします。
 補足資料の3ページになります。こちらの図面も合わせてごらんになっていただきたいと思います。
 提案理由といたしまして、開発行為事業の施行に伴いまして、当該施行区域において町の区域をあらたに画することによって合理的にしようとするものでございます。
 次のページ、お願いいたします。
 この図面を見ながらなんですけれども、明石台生協南側の幹線町道、宮沢根白石線を東側に向かいまして、宮城交通バスプールの交差点を境に、北側を明石台七丁目、南側を明石台八丁目とするものでございます。
 明石台七丁目に包含される区域ですが、明石字上向田、明石字宮前、明石字下犬ケ沢で、右に表記している各地番でございます。明石台八丁目に包含される区域は、明石字上向田、右に表記している各地番でございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。6番小泉光君。

6番(小泉光君) おおよそで結構ですが、七丁目と八丁目のそれぞれの何軒ぐらい建つかという、おおよそで結構ですが、教えてもらえますかね。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 七丁目が514戸、八丁目が242戸の予定でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第22 議案第19号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第22、議案第19号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
 人事案件でございますので、教育長、退席願います。
 改めまして若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、教育委員会委員の任命につき同意を求めるものでございます。
 教育委員会の委員に下記の者を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。
 提案の理由につきましては、現教育委員教育長であります菅原義一は、平成23年10月14日をもって任期満了となるためであります。
 住所は、仙台市泉区松陵4丁目43番地の4。氏名、菅原義一。生年月日、昭和22年3月10日。経歴の概要については、別紙でお示しをしているところでございます。平成21年10月より富谷町の教育委員会委員、そしてまた教育長として、現在に至っている方でございます。
 よろしくお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから、質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第19号を採決いたします。この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に19番相澤榮君、1番長谷川隆君、2番菅原福治君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による票決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票、並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と名前を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。19番相澤榮君、1番長谷川隆君、2番菅原福治君、立ち会い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票0票

 有効投票のうち

  • 賛成15票
  • 反対4票

 以上のとおり、賛成が15票です。したがって、本案は原案のとおり同意することに決定をいたしました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕

日程第23 議案第20号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第23、議案第20号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、教育委員会委員の任命につき同意を求めるものでございます。
 教育委員会の委員に下記の者を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
 提案の理由につきましては、教育委員会委員であります三浦武彦は、平成23年9月30日をもって任期満了となるためであります。 
 住所は、次の方でございます。富谷町とちの木一丁目15番3号。氏名、大泉加津江。生年月日、昭和31年10月6日でございます。
 なお、別添の経歴概要をお示しをしてございます。簡単に概略を申し上げます。最終学歴欄昭和50年3月仙台市立女子高等学校卒業となってございます。現在、この校名の学校はございません。その経緯につきましては、昭和58年仙台図南高等学校並びに仙台市立女子高等学校が統合され、定時制課程の仙台図南萩陵高等学校となっております。現在、その学校が継承されまして、2009年仙台市立仙台大志高等学校ということで、4年制の定時制課程に継承されている学校でございます。
 職歴、そしてまた主な役職、委員等につきましては、そこに記載のとおりでございます。
 どうぞよろしくお願いを申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから、質疑に入ります。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 現在の教育委員会委員の三浦武彦氏につきましては、教育者でもあり、また適任というふうに思ってまいりましたけれども、なぜ再任させないのかという点が1点です。
 2点目につきまして、今回、大泉加津江氏が仮に教育委員になった場合に、教育委員会における教育者、専門としての教育者の人数は何人中何人となるか伺います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の内容につきましては、副町長から答弁をさせることといたします。

議長(浅野幹雄君) 千葉副町長。

副町長(千葉芳樹君) それでは、今のご質問でございますけれども、三浦前教育委員につきましては、大和町とのかかわりもあって、そちらの仕事も入っているということもありまして、それで、一応任期満了になりまして、任期満了というのは1年だったんですけれども、残任期間の任期満了だったんですけれども、そちらの方のお仕事をしたいということでかわるということが一つの条件となりました。
 それから、教育関係者とのかかわりですか。(「教育委員会の中での専門家の人数は何人中何人」の声あり)専門家は教育長と、もう一人菅原明男先生が学校上がりで、あとは普通の一般の民間の人です。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第20号を採決いたします。この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に3番出川博一君、4番三浦邦夫君、5番高橋正俊君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による票決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票、並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と名前を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。3番出川博一君、4番三浦邦夫君、5番高橋正俊君、立ち会い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票0票

 有効投票のうち

  • 賛成9票
  • 反対10票

 以上のとおり、賛成が9票、反対が10票です。したがって、本案は否決されました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕

日程第24 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第24、諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めるものであります。
 人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
 提案の理由につきましては、現人権擁護委員であります大場 仁は、平成23年12月31日をもって任期満了となるためであります。
 住所は、富谷町ひより台二丁目5番地13。お名前が大場 仁。生年月日、昭和17年7月6日。
 経歴の概要につきましては、別添でお示しをしているとおりでございます。
 よろしくお願いを申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから、質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第1号を採決いたします。この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に6番小泉光君、7番浅野直子君、8番安住稔幸君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記入願います。
 なお、投票による票決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票、並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。6番小泉光君、7番浅野直子君、8番安住稔幸君、立ち会い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票0票

 有効投票のうち

  • 賛成18票
  • 反対1票

 以上のとおり、賛成18票です。したがって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕

日程第25 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第25、諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めるものであります。
 人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
 提案の理由につきましては、人権擁護委員であります鈴木 力は、平成23年12月31日をもって任期満了となるためであります。
 住所は、富谷町富谷字町13番地。お名前、鈴木力。生年月日、昭和24年6月15日でございます。
 経歴につきましては別添でお示しをしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから、質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第2号を採決いたします。この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に9番森栄君、10番千葉達君、11番佐藤克彦君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による票決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票、並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。9番森栄君、10番千葉達君、11番佐藤克彦君、立ち会い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票0票

 有効投票のうち

  • 賛成19票
  • 反対0票

 以上のとおり、賛成19票です。したがって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。
  議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕

議長(浅野幹雄君) この際4時15分まで休憩をいたします。

午後4時02分 休憩

午後4時15分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                               

日程第26 認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

日程第27 認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第28 認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第29 認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第30 認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第31 認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第32 認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第33 認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計の認定について

議長(浅野幹雄君) この際お諮りいたします。
 日程第26、認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第27、認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第28、認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第29、認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第30、認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第31、認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第32、認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第33、認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により、一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第26、認定第1号より、日程第33、認定第8号まで、一括議題といたします。
 続いて、お諮りいたします。ただいま一括議題となりました認定第1号から認定第8号までは、会議規則第39条第3項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第8号までは、議案の説明を省略することに決定いたしました。
 ここで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、町長に平成22年度決算に基づく財政健全化判断比率及び資金不足比率について報告を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、健全化判断比率につきまして報告を申し上げます。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項並びに第22条第1項の規定に基づき、平成22年度決算に基づく健全化判断比率並びに資金不足比率について報告いたします。
 健全化の判断比率であります実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率については、総務省より示された書式にのっとり算定した結果、赤字額はなく、将来負担比率も算定されませんでした。実質公債費比率は0.3%であります。
 また、水道事業、下水道事業における資金不足比率も資金不足はなく、算定されませんでした。
 以上、ご報告を申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、代表監査委員に、平成22年度決算審査意見書の内容について説明を求めます。代表監査委員阿部功君、登壇願います。

代表監査委員(阿部功君) では、平成22年度決算審査意見書について述べさせていただきます。
 総合的意見
 初めに、平成23年7月6日付(富財第86号)で、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第2項、第241条第5項及び地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第2項の規定によって、富谷町長より審査に付された平成22年度富谷町一般会計を初め、特別会計(6会計)及び水道事業会計の合わせて8会計における歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、決算書以外では平成22年度業務委託契約状況、工事請負状況、また、事前に提出を求めた調書、さらには、当日提示も含め、決算計数について延べ11日間にわたり決算審査を行った。
 以下、審査意見については次のとおりである。
 (1)財政状況
 経常収支比率
 地方公共団体における財政構造の硬直度や弾力性を見る上で、最も重要な指標である経常収支比率は、歳入で普通交付税交付額が前年比2億9,060万円の増などでプラスに作用したものの、町税が前年比1,717万円の減となったほか、歳出では、人件費、物件費、扶助費の増により、結果として前年度比4.4ポイント増の85.7%となった。
 実質収支比率
 実質収支比率は、地方公共団体の決算剰余金または欠損の状況を財政規模との比較であらわしたもので、前年度対比4.7ポイント減の2.7%となった。財政規模や当該年度の経済の景気によっても左右され、望ましい数値である3ないし5%を超えなかった。一般会計予算では、実質収支額のうち1億1,000万円を地方自治法第233条の2の規定により基金に積み立てしており、特に問題はない。
 実質公債費比率
 実質公債費比率は、実質的な公債費に費やした一般財源の額の標準財政規模に占める割合を示すものであり、一般会計の公債費が減少していることから、今後も引き続き低い水準が維持されると見込まれる。
 財政力指数
 財政力指数は、地方公共団体の財政上の能力を示す指標であるが、前年度より0.02ポイント減少し0.75となっている。
 (2)審査結果と今後の対応
 決算審査の結果、不当性、違法性は認められず、計数的にも正確である。また、特定目的基金の運用についても適正と認める。今後も地方公共団体として、施策の優先度を把握するとともに経常経費の支出を抑えながら必要とされる公共事業を行い、一層の行政サービスの向上に努められるよう要望する。
 一般会計の決算額においては、前年度より19億3,391万円の増(対前年比18.7%増)となった。新学校給食センター整備事業のための特定目的基金からの繰入金と子ども手当創設に伴う国庫支出金の増や中学校増築事業のための起債があるためだが、新学校給食センター整備や中学校増築に伴う歳入は臨時的なものであるため、経営的に見込まれる歳入ではない。
 町の収入で最も大きい地方税は、若干減少傾向にあるが、地方交付税は前年比3億8,246万円の増となっていることにより、歳入総額が前年比18.7%の増となった。
 歳入全体の収入未済額は8億572万円となっており、うち町税の収入未済額は、前年度より1,577万円増の4億9,630万円となった。今後も引き続き税負担の公平性維持と健全財政に向けた対策を講じられたい。そのためには、納付者の納付意欲の高揚に努め、全庁職員の共通理解のもと、財源確保のため、さらなる収納率の向上に特段の努力を図られたい。
 一方、歳出の決算額においては、前年度より9億239万円の増(対前年比9.3%増)となった。子ども手当創設、子宮頸がんワクチン及びヒブ・肺炎球菌予防接種、成田中学校校舎増築、新学校給食センター整備事業等の増により決算額は増加している。不用額が前年度より3億995万円減少しているが、今後も引き続き年度途中で適切な減額補正等を行い、歳入歳出のバランスに配慮し、適正な予算の執行管理に配慮されたい。
 老人保健特別会計においては、老人保健制度が医療制度改革により後期高齢者医療制度へ移行したことに伴い廃止となったが、過去の診療分にかかわる月おくれの請求や、保険給付の遡及申請等により存続してきたが、今年度で終了となった。
 国民健康保険特別会計においては、国民健康保険税の収入済額は前年度より446万円増加しており、不納欠損額は78万円減少しているが、収入未済額は2,113万円増加している。国民健康保険事業の財政基盤強化のため、今後も短期被保険者証及び資格証明書の適切な交付と、未納者との面談による国民健康保険税の納税意欲の向上、未納縮減に努め、納税者間の公平性の維持に努められたい。
 また、医療費である保険給付費が前年度より691万円の減となっているが、歳出削減のためにも、資格及び給付の適正化に努め、長期的な保険財政の安定化を図るとともに、健康管理意識の向上を図る保険事業等を実施して、疾病予防と健康づくりに寄与されたい。
 下水道事業特別会計においては、収入済額は前年度より8,863万円増加しており、支出済額も5,240万円増加している。不用額は86万円減少している。主な不用額は、施設維持費における光熱水費、修繕料の減少によるものである。公共下水道使用料の不納欠損額は、前年度より95万円減少している。収入未済額は前年度より48万円増加しているので、引き続き縮減に努められたい。
 介護保険特別会計においては、収入済額は前年度より9,348万円増加しているが、支出済額も9,349万円増加している。不用額は前年度より15万円減少している。収入未済額は1,900万円に増加しており、収納率の向上に努力されたい。今後も、保険給付の適正化に努め、財政の安定化を図るとともに、計画的に予防重視型システムの構築を図りながら介護保険事業の円滑な実施に努められたい。
 介護サービス事業特別会計においては、今年度で事業の廃止決定に伴い、歳入、歳出とも減となった。
 後期高齢者医療特別会計においては、収入済額は前年度より897万円増加しているが、支出済額も917万円増加している。不用額は前年度より33万円減少している。今後も、運営主体である宮城県後期高齢者医療広域連合と連携し、後期高齢者医療制度の円滑な運用を図られたい。
 水道事業会計における水道加入状況は、新規加入等によって給水人口は前年度より906人多い4万4,852人、また、給水戸数は前年度より422戸多い1万5,021戸となった。給水状況は、年間給水量が対前年度比12万3,529立方メートル増の471万3,819立方メートルに、また、年間有収水量は対前年度比1万7,058立方メートル増の412万6,566立方メートルで、有収率は対前年度比1.46ポイント増の87.54%になった。1日平均給水量は対前年度比338立方メートル増の1万2,914立方メートルに、また、1人1日平均給水量は対前度比2リットル増の288リットルとなっている。
 水道事業会計における財政状況について、事業収益は、対前年度比9,736万円(10.59%)増の10億1,640万円となった。これに対する事業費用は、対前年度比6,326万円(6.09%)減の9億7,464万円となった。
 営業収支では9,663万円の営業損失となり、営業外収支では、他会計補助金の増により1億3,873万円の利益を生じ、経常利益4,210万円の計上になり、特別損失35万円の計上となった。その結果、経常利益から特別損失を差し引いた4,175万円が本年度の純利益となり、累積欠損金は7,712万円に減少した。また、建設改良工事に伴う資本的収支では、資本的収入(開発負担金)1,945万円からの資本的支出(建設改良費、企業債償還換金)1億4,456万円を差し引き1億2,512万円の不足額が生じたので、損益勘定留保資金で補てんした。
 依然として厳しい経営状況であるが、経営の基本原則である地方公営企業法第3条により、常に企業の経済性を発揮し、より一層の収益性の向上を図るとともに、今後も経営の合理化、効率化を図りながら、長期的な安定経営に努められ、需要者への安定供給とサービスの向上に努めるとともに、増加の一途にある水道料金未納額の縮減になお一層努められたい。
 最後に、平成22年度富谷町各種会計決算審査を実施するに当たり、関係職員の出席と詳細な説明に配慮いただいたことにお礼申し上げます。
 以上、地方自治法第233条第4項及び第241条第6項並びに地方公営企業法第30条第5項の規定による監査委員の合議による決算審査意見とするものである。
 平成23年8月25日、富谷町代表監査委員阿部 功、監査委員浅野幹雄。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) これより決算審査意見書に対する質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております平成22年度富谷町各種会計決算の認定については、富谷町議会会議規則第39条及び富谷町議会先例96の規定により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、平成22年度富谷町各種会計決算の認定については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
 この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。

午後4時38分 休憩

午後4時39分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
 委員長に永野久子君、副委員長に小川昌義君が選任されました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
 ここでお諮りいたします。議案調査のため、明日23日から10月4日までの12日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日23日から10月4日までの12日間を休会とすることに決定いたしました。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれで散会といたします。
 ご苦労さまでした。

午後4時40分 散会

平成23年決算審査特別委員会(第1号)

平成23年9月28日(水曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員19名

  • 委員長 永野久子
  • 副委員長 小川昌義
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 千葉達
  • 委員 森栄
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 長谷川隆

欠席委員

  • なし

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 千葉芳樹
  • 企画部長兼経営企画課長 荒谷敏
  • 企画部経営企画課長補佐 小山温
  • 企画部財政課長 小野一郎
  • 企画部財政課長補佐 浅場悟
  • 総務部長兼総務課長 眞山巳千子
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司
  • 総務部総務課長補 佐高橋弘勝
  • 総務部税務課長 吉田尚樹
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 内海壮晃
  • 総務部税務課長補佐 西山高広
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊
  • 会計課長補佐 矢田守

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主幹 日野新一

午前10時00分 開会

委員長(永野久子君) 皆さん、おはようございます。
 去る9月22日の本会議におきまして、『認定第1号』「平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第2号』「平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第7号』「平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第8号』「平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定について」は、その審査のために決算審査特別委員会が設置されまして、本日9月28日水曜日、29日木曜日、30日金曜日の3日間にわたり付託事件の審査を行います。
 本日の出席委員は19名です。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開会いたします。

認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(永野久子君) 初めに、認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部経営企画課、財政課、総務部総務課、税務課、会計課及び議会事務局の所管に属する決算について審議をいたします。
 これから、各担当課長へ内容の説明を求めます。最初に財政課長。
 なお、財政課長には一般会計決算の全般についてもあわせて説明を願います。財政課長。

[財政課長、企画部長、総務部長、税務課長、会計管理者、議会事務局長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会は慣例によりまして一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

委員長(永野久子君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により行うことといたします。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。これより質疑に入ります。質疑をなさる方は、ページ、款項目を明示されて行ってください。質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、伺います。決算書160ページです。
 実質収支に関する調書がありまして、ここの中に繰越明許費10億4,647万4,000円と事故繰越額というのがあって、それが4億5,194万円とあります。この使い分け、繰越明許と事故繰越の使い分けについての説明をお願いします。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 2番目の繰越明許につきましては、未着手の分で支出が予定されているものでございます。あと事故繰越につきましては、もう着手済みでまだ未完了の分ということの違いでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、その事故繰越の中で先ほども説明がありましたが、今年度に入ってもう完了してしまったというものについてはどのくらいありますか。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 現在把握しておりませんけれども、5月以降等、徐々には執行終了しているものも数多くあったと思っております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書で伺いたいと思います。概要7ページ、8ページと案内のあるところで伺いますが、ここの中でその町債が少ないということが弾力的で持続的な行政サービスを可能としているというようなことがありますが、町債の中で、決算書にありますけれども、町債の中で4%から6%の金利というものがあるわけですが、これについての繰り上げ償還の努力はどのようになさったのか伺います。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 今のところ4%、5%未満ですので、このまま現状のままということで考えてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) ほかの金利と比べてみますと、やはり4%から6%というのは高いわけですよね。これを現状のままとするのはなぜですか。何か障害があってそういうことができないということですか、伺います。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 繰り上げ償還する場合は、それなりの総務省の基準がございまして、それでもって繰り上げ償還するような形になってございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは申しわけありません、その繰り上げ償還の基準に合わせてここの部分ができなかったというものについてお尋ねしたいと思います。町債のところで318、決算書で319だと思いますが、ここの中でこれこれだったので、この分ができなかったというのがあれば、一、二例を示して説明いただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) その都度必要に応じて県、国から通知が参りまして、その都度検討するような形にはなりますけれども、実際繰り上げ償還をする場合は、それへの原資も必要となってまいりますので、今のところこれに該当するものはないのかなと思っております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書に戻ります。6ページです。6ページの3のところに、富谷町企業立地住環境対策推進本部というものがあります。これは町長が本部長、そして全管理者が構成委員としているのですが、平成22年の企業誘致に関する成果はどのようなものであったのかお尋ねします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これにつきましては、平成19年に設立した協議会でございまして、主にセントラル自動車が進出するとあわせて東京エレクトロンが進出するということで、あわせて富谷町も企業誘致も図りながら住環境を整えるということで行っております。企業誘致については、こちらに記載のとおり、主にセントラル自動車さん向けの住環境のPRを行ってきたのが中心になっております。成果としては、住んでいただく方が多くいらっしゃったということで、それなりの効果があったと思われます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) セントラル、あるいはエレクトロンの関係で、大体このぐらい住んでいるだろうというような数については把握がありますか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これについては、セントラルさんの方にも一時期確認しましたが、個人情報だということで公にはされておらない状況です。ただ、町民課の方で住民登録をしますので、そういったところで例えば本社が相模原から移ってまいりましたので、相模原の居住者だった人がどのくらいというのは大筋つかんでおりますが、私のところではありませんので、町民生活課のときにお聞きいただければと思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、そのように聞くことにいたしますが、成田二期北の開発についてはどのようになっていますか。お尋ねします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これにつきましては、議会の方でも文化財の方で予算を上げさせていただいて可決されております。そういったところで、今は基礎的なところを中心に宮城県と共同で協議をしながら進めているところでございます。まだ発掘も中断でございますので、これからというところでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、この発掘がどれくらいで終わるのか、どの時点から働きかけができるのか、そういうような詳細についてはいかがでしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) まず働きかけについては、宮城県が主催の東京セミナーであったり、名古屋セミナーであったり、そういったところでパンフレットを配りながら、地元、向こう側の企業の皆さんとPR活動をしております。文化財についての経緯というのは、生涯学習課が所管でやっておりますので、その部署でお聞きいただければと思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の8ページです。ここのところに、成果及び課題というのがありまして、富谷町のまちづくり審議会のことが載っています。後段の方ですが、そのまちづくり審議会、先ほどの決算の中にもありましたが、会議が予定したものとなっていなかったと思いますが、その会議についてはどのように行われたのでしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これにつきましては、平成20年にこの審議会を設立しております。そして、平成22年については、会議回数としては5回やっております。4回でプラス一つが、こちらの実績報告に書いてあるとおりのものも1個含めて5回開催となっております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) ここの中に、そのまちづくりについて創造的な提言をいただいたということがありますが、これについて議会に対しての報告はこれまであったでしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 議会の皆様へ対しての報告は特段しておりません。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) その議会への報告というのは必要がないということでしていないということですか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 必要がないというわけではございません。まだ審議途中でございまして、平成20年からやっておりまして、第1期の中間報告というものをいただいております。それに基づいて現在はその中間報告をもとに再分析をしているところでございますので、まだ公表というか、最終的な結論まで至らない状態ですので、公表ベースではないということでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 第2期の委員については、平成22年10月の31日に7人……、7人が第1期で終わったわけですよね。そして、新たに7人を委嘱したと。この方々の活動は、そうしますと、今は主に再分析をしているということなのでしょうか。そして、その人たちはいつまでに報告書を上げて、議会への説明はどうなるか伺いたいと思います。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これについては、町長の諮問機関ということで設置を認めていただいております。まず町長から諮問内容をお願いして、それに対して答申が来るという形でございます。現在は、本来であれば3月末に一たんこの2期の方を締める予定でございましたが、震災になってしまいましたので、現在ちょっと中断中でございます。さらにこれからもう1度これから活動を開始してまいりますので、しかるべきときには議員の皆様へもご報告をさせていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の8ページですが、さまざまな要請行動があったと思います。8ページから9ページにかけてですが、去年の決算からの続きですが、生活保護についてはしかるべきときにといいますか、いろいろな場面で働きかけをしていくというようなことを去年答弁していますが、平成22年についてですが、そのことについてはどのように国に対して要望したのか。お尋ねします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 生活保護に関する要望については、平成22年度においては行っておりません。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、平成21年度の答弁で、さまざま機会あるごとにと言いましたか、そういうことだったわけですが、生活保護級地の引き上げについての要望をどうするかということを検討したのかどうかをお尋ねします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) そのときにも多分申し上げたと思いますが、こちらに載っている要望については、町単独要望ではなくて広域絡みの要望が大半でございます。そうすると、広域で調整をして、そこから国、県、関係機関への要望ということになります。また、こちらに上がっている要望につきましては、私の部署では総合的に取りまとめて、最終結論としてお出しするということで、それぞれの級地であったり道路であったりというのは、担当部署で十分協議をして、そこで庁議に上がり決定して行っていきますので、もし細分であればそちらの部署の方にお聞きいただければと思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 去年もそのようなことで言われておりましたが、しかし、その企画部のところは町長の秘書的な役割もするわけですし、全体をまとめるというようなこともあって、今回に期待していたわけですが、それでは、その町民生活課、健康増進課、長寿福祉課、そのところで必要があればということで、企画部としては取り扱わないということなのでしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) こちらに持っているのは協議した結果の要望でございますので、その過程についてはそれぞれ内部で検討して行っております。現在、委員のおっしゃるように、生活保護に関しては要望していないということでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書のその4ページです。町民バスが載っているところです。決算書では64から65のあたりだと思いますが、こちらの方でお尋ねします。
 バスについては2,558万9,354円がありまして、その運行業務として2,520万円と。この運営事業ということで、これについては何々ということで、少し詳細をお訪ねしたいと思います。何々がここの中にまとめられているのか、詳細をお尋ねしたいと思います。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これはほとんど運営委託費が主なものになっております。ということは、入札によって契約を行ったバス会社へ
の支払いの部分でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、パノラマ観光ですが、パノラマ観光にこの2,520万円が支払われているという理解でよろしいですか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) はい、大もとはその契約に基づいて月払いで均等払いでやっております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) これもたびたび出るわけですが、バスへの要望というのは運行時刻の組み合わせだとかたくさんあるわけですが、中でも多いのが、泉中央へ乗り入れてほしいということがあるわけですが、これについては全く今のところ見通しがないということなのでしょうか。お尋ねします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これもたびたび議会の一般質問でお答えしておりますが、現状では無理だということです。要するに法律に基づいて制度化されているバスでございますので、私どもが例えば宮城交通とか仙台市営バスのようにバス会社を運営して、そして運輸局に届け認可をもらう、そういった場合はこれは別ですが、この町民バスについてはコミュニティーバスという特例措置でやっておりますので、基本的には町内区域から出ることは許されないと。特例としてたまたま学校であったり、そういったところには、それも許可制度でございますので、許可をもらって運行すると。ただし、泉中央については宮城交通さんが運行しております。そうしますと、これもたびたび申し上げておりますが、営業妨害ということで、今回のバス改定についても宮城交通さんの意見を最大限重視するということで国の方からも言われておりますので、宮城交通さんがどうぞと言わない限り泉中央へは行けないということになっております。そのためにバスの乗り継ぎをいかにするかというのを十分考えて、富谷ジャスコさんであったり、そういったところでできるだけ乗り継ぎをできて泉中央方面に行けるように配慮しながら、バス運行を検討しているところでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) その運行時刻ですが、利用者が帰ってきて、その乗り継ぎも考えながら、なおかつ利用者が用を足してきて帰るというときまでの時刻が短かったり、次のを待っていたら非常に長かったりということがあるということについては、企画課としては聞いていますか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これもそういう要望も若干ありますが、そもそもこのバスは生活者のバスでございます。町内の移動に関してのバスということで認可をいただいておりますので、乗り継ぎでも泉中央へ行くというのは、要するに日中の運行を宮城交通に今働きかけているところでございまして、通勤、通学で夜中に帰ってくるとか、7時、8時に帰ってくるバスを町民バスでつなぐということは、今のところ考えておりません。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そういうことではなくて、例えば富谷、お友達がいて、杜の風までお見舞いに来たといいますか、会いに来たのだけれども、次のバスを待っているとすぐに帰らなきゃならないとか、じゃその次のバスを待っていると時間がうんとかかるだとかと、こういうものについて、今2,520万円そのパノラマ観光に出されていますが、出されているわけですが、これが今の台数だと非常にやりくりが大変だとか、そういうことの検討とかというのはあるのでしょうか。もう少し使い勝手のよいものにするためにはどういうことが必要だということなのか、その時刻表、運行時刻についてどう考えているのかお尋ねします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 運行については年1回見直しを行ってやっております。その都度アンケートをお願いして、それぞれの要望をお聞きしながら最大限それにこたえるようにしております。個人個人の私は病院に行くのにこの時間こっちに行きたい、あっちに行きたいというのは、確かにそれもありますが、そういったものにこたえるだけのこのバスではございませんので、十分逆にバス時間を見ながら、このバスをうまく利用していただくように、私どもは働きかけているところでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の63ページです。国勢調査がありました。去年ですが、63ページに国勢調査がありまして、今回から回収方法が変わったかと思います。これまでの方法は調査員が訪ねていって、抜けてあるものについてはチェックをして抜けていますよとかということだったと思います。今回は封をして返していいということだったわけですが、その後の記入漏れチェック、これについては予想していた
とおりだったのでしょうか。伺います。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) これにつきましては、チェックする方を採用しておりましたので、その方にチェックをしてもらったというところ、それから職員ですね、チェックをしたというところがありまして、その辺につきましては、これまでは調査員が回収してくる方法で、そこでざっと見てということもあったのですけれども、郵送で返ってきますので、それは想定の範囲ということで受けとめておりました。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、その配布した数がありますね。各家々に配布したわけですが、それについてはすべて郵送、あるいは調査員のところに返ってきたということでしょうか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) すべてを回収できたわけではありません。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、その配布した数と、その返ってきた数の割合といいますか、比率はどのようになっていますか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 比率でということはちょっと持っていないのですけれども、ほぼ回収できて、回収できた中での集計ということになります。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書75ページです。75ページの7のところに、宮城県地方税滞納整理機構への引き継ぎ状況というのがあります。内容が書いてあって、そして金額が書いてあります。ことしのと去年の、21年度との比較もあるわけですが、その場合ですが、どのような滞納者を県への引き継ぎの要件としているのかお尋ねします。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) まず、基本的には富谷町においては、60件の引き継ぎをするということになってございます。1名機構の方に職員を派遣していることによって、60件の受け入れをしていただくような形になるわけなのですけれども、内容につきましては、通常未納であれば督促状、それから、それでも納まらない方については催告書といった形で順を追って納税をしていただくようになっておりますけれども、その依然としてこちらの要求なり、その履行計画どおり履行されないというような方を抽出いたしまして、その方たちについて機構とヒアリングをいたしまして最終的に引き継ぎをするというような現状でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) その場合、金額については、その滞納金額については何かこのあたりという、その定めはありますか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) あくまでも原則なのですけれども、原則につきましては、町県民税の滞納がある方というのが最優先ということになっております。それで滞納税額が基本的には50万円以上という原則はありますけれども、うちの方としては、なかなか徴収できない方、滞納額の多い方からということで抽出をしているというのが現状でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) ここの実績報告書の7番のところに、収納実績というものがありますが、この収納はどのように行われたのか。内容を少し説明ください。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) まず、ほとんどは現金納付、税務課の方に来ていただいて未納分を納付していただくというのが大半です。そのほか捜索等によりまして差し押さえした物件の公売等による歳入もこの中に含まれております。
 徴収率につきましては、22年度で43.27%ということになってございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 現金納付が大半だということですが、その滞納整理機構からはほとんど1週間後に全額を払えというような手紙が来るわけですが、それでこういうことが来たということで慌てて納税に来たということになっているのでしょうか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 基本的には、先ほど言ったように、機構とヒアリングをしまして町から機構にその徴収の権限を移管するわけでございますけれども、それ以前にもこういうわけで今後納税相談等に来庁されない場合については、そういう手段といいますか、機構の方に移管しますよということで事前に連絡をとってやっておりまして、いきなり納めろというような形での結果ではございませんので、ちゃんと段取りを踏んでいるということでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) この実績報告書の中で見ますと、去年が55人を引き継いで、その中で45人が納税したと。収納率としては52%だということになっています。ところが、今回についてはその収納率でいいますと43%ということで、9ポイントぐらい落ちているということですよね。これというのは、ほかの実績報告書、さまざまなところで目にしますが、経済状態が非常に向上しないというか、悪いままだということだと思うんですね。こういうときにやはり県に引き継ぎをして、そこの中で全然町に関係ない人が取り立てに来るんですね。そういうことはやめるべきであって、滞納整理機構からの脱退ということを考えて、そして町の職員がその人の実情を見ながら徴収を促していくということにするべきではないかと思いますが、これについては決算を締めるに当たって、この収納率から見てどのように考えましたか。伺います。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 私どもの使命は未収金の縮減というところに着目をしているわけでございまして、1年間で未納になったからということではなくて、長い歴史、滞納ということなので、数カ年にわたる、なので、経済情勢、22年度、それだけの理由とは思っておりません。そのような中、きちんと納税されている方がおりますので、そういう方たちの公平性という問題から、この辺はやはり今後も続けていくべきというふうに認識しております。

委員長(永野久子君) ほかにございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) 実績報告書の8ページに、まちづくり審議委員が8名から2期が7名となっているわけですが、1期と2期、同じ方でしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 同じ方にご委嘱させていただいております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 決算書の67ページ、2款1項7目の、実績報告書では16ページになるわけですけれども、ホームページの運営委員会というのは、構成はどのようになっていますか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは各部署からそれぞれ選任させていただいて、現在は26名体制で行っております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 26名には課長は入っているのですか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 課長職はおりません。私が一応管理者ということでその運営委員を束ねております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 私としては、なぜ課長が入っていないのかというのが不思議でならないのですが、それは検討する問題ではないかというふうに思うのですが、いかがですか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それにつきましては、この運営委員の性質でございますが、主にホームページの運営に関するものを協議しております。課長職につきましては、庁議という決定機関がありますので、ここで決まったものはすべて庁議に上げて決定していくという、そういうことでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員にちょっと伺います。ここで休憩に入りたいと思いますが、よろしいですか。(「はい、いいです」の声あり)
 それでは、この際、午後1時まで休憩といたします。

午前11時59分 休憩

午後1時00分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) ホームページのアップする最終確認の責任者はどなたですか。(「ページと款」の声あり)ごめんなさい、先ほどの行政実績の16ページのホームページですけれども、それの最終責任者はどなたになっているわけですか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 全体にかかわることは私が最終に上げますが、そのほかは各課でアップするものは、各課の課長が決裁をもとにアップするようになっております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 行政実績報告書の16ページに、ホームページの運営事業の中で、アセシビリティガイドライン運用ということになっているのですが、この今回、22年度でこの評価はどのようになっているかお聞きします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 評価につきましては、毎年訪問者の分析レポートというものをつくっておりまして、それをもとに訪問者の多かった案件であったり、関心があるものを分析して次の年に生かしていくと。そこで特に訪問者のニーズが高いのが、やはり窓口の業務であったり、あとはイベント業務、時のその制度のことに対しては相当数な検索がされておりますので、それを参考にまた次年度に向けて取り組んでいくと。そういったものをこういう運営委員会を通してその部署で速やかに上げていただきたいということを申し上げております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 要するに、このガイドラインというものに対しての評価ですよ。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これにつきましては、町でホームページ運営要綱などを定めております。それに合致するかどうかを担当部署である私の方で分析してやっております。評価的にはおおむね妥当だということで取り組んでおります。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 富谷町にいる外国人の比率というか、こういうのは国別にいうとどこが多いのですか。

委員長(永野久子君) これは町民生活課になりますね。小川委員。

委員(小川昌義君) ホームページのアップするに当たって、英語の部分はあるのですが、中国語とか韓国語というのはないわけですが、この辺、検討の課題になっているのでしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) ホームページを運営するに当たり、検討項目に上がりますが、当面は当然日本語と、あと英文表記というところで、ニーズの高いところはできるだけ英文表記をということでしております。ただ、これから人口がますますふえて、外国人の方の入居もいろんな国にまたがるようであれば、また運営委員会を通して検討していきたいと思っております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 決算書の93ページ、3款4項1目時間外についてですけれども、富谷町の場合は時間外の命令の仕方というか、こういうのはどのようになっているわけですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 担当課長の方で命令という形になります。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 時間外も要するに始まりはわかるのですが、終息時間というのはどのような管理の仕方をしているのですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 本人の方に書いていただくというような形になっています。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 3月11日の災害の際の時間外というのはどのような命令の仕方をしたわけですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 3月11日の災害、大災害でありまして、職員はもう使命感に基づいてまず動き、をしたわけでございます。最終的に支払いというときになったときには、総合的に勘案して支払いをしたものでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 支払いではなくて、時間は何時間程度になったわけですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 時間でというようなことでの計算はしませんで、何時まで大体したか、それから泊まったか、深夜の分をしたかとか、そういったことを勘案して支払いをしたものでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) そうしますと、時間が何時間やられたかというのは全然把握していないということでしょうか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 本人の方から、あとそれから課長を通して、先ほどもお話ししましたように、何時ぐらいまでやったのか、泊まったのか、それから深夜までやったのかとかということはこちらで把握いたしております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それは時間外というのは、法律は何を適用して実施したわけですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 通常につきましては、地方公務員法に基づいて、それから職員の給与に関する条例に基づいて支払っております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 続きまして、行政実績書の16ページのホームページの運営費なのですけれども、これについてはどれだけの経費がかかったのかお伺いします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 平成22年度につきましては、移設費もかかっておりましたので、こちらに記載しておりますとおり、203万8,015円となっております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 同じく富谷町の要するに使用している状況といいますか、そういうものについては富谷町として、例えば光回線、それからADSL、ないしはあと、ケーブルテレビ、こういったものについて大まかに把握はしているでしょうか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 町からの分につきましては、光回線でやっております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) あと、16ページに学校のコンテンツという形に表現されているのですが、このコンテンツの充実の内容というのは、どういう点について検討したのか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 私どものホームページは町全体のになります。学校についてはそれぞれの小学校が教育委員会の管理のもとでやっておりまして、うちの方はリンクを張ったり、そういったところを中心にやっておりますので、具体的には教育委員会のときにお聞きいただければと思います。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 続きまして、行政実績報告書23ページ、光熱費なのですけれども、ほとんど削減されていないというか、このISOとの関連ではどういうふうに関連づけているのか質問します。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 現在はしておりませんが、今回の節電を初め、そういったものについては十分な職員等も注意しながら光熱費の節減に努めているところでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 続きまして、実績報告書の24ページ、入札契約物品管理の中で、コピー機の使用状況とありますが、コピー機というのは何台使用してプリンターとの共有というのはどの程度、何台になっているのか質問します。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) コピー機につきましては7台ございます。あと、2台がコピー機との連動で使えるようになってございます。(「済みません、何台」の声あり)コピー機につきましては7台でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) コピー機とプリンターの共有できるものというのは何台あるのですか。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 2台でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 21年度にPHSの電話を9台購入しているわけですが、今年度それがどこにも表示されていないのですが、実際PHSはどの状態で使われたのか質問します。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 現在は人数等も多くなりましたし、それでそちらの方に配当しているところでございます。

委員長(永野久子君) ほかにありませんか。山路委員。

委員(山路清一君) 実績報告書の12ページです。この中の町民バスなのですけれども、教育委員会が認めた遠距離通学を行う児童とありますけれども、この内訳は小中高でどのようになっているかお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) こちらのものは主に小学生となっております。それで具体的な人数はちょっと今把握しておりませんので……、44名ですね。教育委員会に認めていただいた児童につきまして町民バスを遠距離通学者ということで認めたというのが44名でございます。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 実績報告書の中の17ページですけれども、この中で下の方なのですけれども、勤続20年の町職員8名に表彰状を授与したとありますけれども、これは表彰状だけでほかのものはやっていないのでしょうか。お伺いいたします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは表彰規定に基づくもので、職員については表彰状のみとなっております。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 続きまして、実績報告書の23ページです。この中で光熱水費等の推移とありますけれども、灯油が非常に21年度はふえていますけれども、この内訳はどうなっているかお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) こちらにつきましては、震災対応等で3月以降かなり逼迫した状況になりましたけれども、そちらの方でふえているところでございます。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 震災はわかるのですけれども、前年度は48.4%ふえていますけれども、これも震災関係なのでしょうか。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 21年度の下の欄、48.4でございますでしょうか。これは寒いときの灯油ということでふえているところでございます。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 次、実績報告書の45ページです。この中の人間ドック、平成22年度が76名、平成21年度が75名ほど受診していますけれども、この人間ドックは1日ドックでしょうか、それとも半日ドックでしょうか。その辺の、わかれば割合をお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 半日でございます。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) ドックの半日の費用はどれくらい費用がかかるかお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 3万円ほどなのですけれども、1万円ほどの助成ということになっています。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 次に、決算書なのですけれども、決算書の17ページ、こちらの方の軽自動車税なんですけれども、これの方の滞納繰り越し分128万5,500円で19.3%ほど徴収したとありますけれども、この台数にしますとどのくらいの台数になるのでしょうか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 滞納者数ということでは把握しているのですけれども、台数ということでの把握、今現在持ち合わせ資料がございません。済みません。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) それでは、後ほどで結構ですのでお知らせください。
 同じく決算書なのですけれども、決算書の65ページ、この中で企画費の中の旅費、市政プロジェクトチームが旅費で91万160円とありますけれども、これは視察に行ったと思うのですが、これはどちらの方に行ったかお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは行く予定でしたが、先ほど説明したとおり、震災等ありまして行けませんでしたので、不用額として計上させていただいております。(「わかりました」の声あり)

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 最後になりますけれども、決算書の67ページの中の一番下の方なのですけれども、防犯活動推進団体助成事業とあります。これはどのようなものか、内容をお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらは富谷町の防犯協会への助成ということで110万円を助成しているものです。

委員長(永野久子君) 細谷委員。

委員(細谷禮二君) 私は1点質問いたします。行政実績報告書9ページ、郵便局の誘致について、一説に郵便局株式会社東北支社に対して、成田地区への郵便局設置を強く要望とありますが、21年度は明石台の方で郵便局の設置をお願いしてあるわけですが、やはりここのところへ明石台地区、成田地区への郵便局設置を強く要望とした方がいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) こちらにつきましては、要望した実績を上げておりますので、このところについては成田町内会の皆さんが署名運動を行いまして、それで、私どもと一緒に要望に行ったということでございます。そのほか定期的に郵便局については要望活動を行っておりまして、その中には明石台、成田地区へ要望をお願いいたしますということでさせていただいているところでございます。

委員長(永野久子君) ほかにありませんか。森委員。

委員(森栄君) 決算書の13ページ、不用額ですけれども、2億1,539万4,783円になっておりますけれども、この不用額のうち減額補正で対応できたと思われる金額はなかったのですか。ないのか伺います。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 当然3月の定例議会、あと及び専決を2回やっております。それで精査した上でこの数字となったものでございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) それでは、今度は行政実績報告書の8ページ、GST助成金申請によるまちづくりについて、結果、不採択となるも継続、研究課題としたというふうになっておりますけれども、この助成金の申請金額とその助成金の申請内容について伺います。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) こちらにつきましては、文部科学省の補助機関でやることになりまして、研究費用に対しての助成金ということになっております。これは町というより、まちづくり審議会で申請を行って、内容的には高齢者マネジメントシステムということで、コンピューターシステムを利用して、そういったところをマネジメントしていくというものを予定したのですが、結果、採択には至らないところでございました。助成金額につきましては、最大1,000万円程度まで認められるというもので、主に機器類の購入費、そういったものに充てられるということでございました。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく行政実績報告書の45ページですけれども、事業決算概要の中の職場内研修で、今回平成22年度の人数が72名となっていますけれども、ごめんなさい、72名ではなくて、済みません、取り消します。21年度の人数が266名になっていますけれども、21年度の行政実績報告では290名になっています。したがって、裁判員制度、模擬審議研修についての24名が漏れていると思われますが、どうでしょうか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) ちょっと確認します。今確認しましたら、今回の比較で、二つ分での比較というところで載せたところでした。

委員長(永野久子君) ほかにありませんか、質疑。出川委員。

委員(出川博一君) 決算書の5ページ、あと関連して実績報告の74ページですけれども、町税の収入未済額が4億9,600万円、これは毎年ふえている状況にあるのですけれども、これへの対処方法についてお伺いします。

委員長(永野久子君) 徴税特別対策監。

徴税特別対策監(内海壮晃君) 徴税等につきましては、納期限がありまして、納期限の経過後20日以内に督促を必ずすることになっております。そのほかに年に2回、4月と10月に集合催告ということで、その方、納税者の持っている税金の未納の一覧になったものを出して、納税の方の推進を図っているところです。

委員長(永野久子君) 出川委員。

委員(出川博一君) ただ、毎年ふえて、1,000万円から2,000万円ふえているという状況にあるのですけれども、これについての今後の対応方針は特に考えておられないのですか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 決算書の方で先ほどご説明も収納率等についてはさせていただいたところなのですけれども、現年分につきましての徴収率は昨年と比較して若干上がっているのが現状です。その中で、どうしても滞納額が、だんだん滞納額自体がどうしてもふえていく現状にありますので、収入未済もふえているというのが実態でございます。そのような関係から、やはり未収金の縮減ということで税務課といたしましては、こちらの縮減対策に取り組んではいるところでございますけれども、その一環として滞納整理機構とか、そういうところにも移管をしながら、縮減に努めているというところでございます。
 また、この機構の方にことしで3年目になりますけれども、職員を1名ずつ派遣してございまして、その辺の徴収強化ということで今取り組んでいるということでご理解いただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 出川委員。

委員(出川博一君) この収納方法、確かに滞納してしまった状況はわかるのですけれども、入り口といいますか、収納方法について、今の現在の収納方法は何種類あるのですか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 収納方法といいますと、自主納付とか銀行……(「いや、現金とか口座振替だとか」の声あり)わかりました。まず納付方法といたしましては、今現在、自主納付、銀行、それから出張所で納めていただく方法、現金でですね。それからもう一つといたしましては、口座引き落としということで口座振替の方法、こちらの二通りということでやってございます。

委員長(永野久子君) 出川委員。

委員(出川博一君) 収納をもっとしやすくする方法として、ほかのコンビニ収納とか、そういうやつについて今後の検討課題と考えないのですか。いかがでしょうか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 前にも一般質問等がございまして、そちらの収納の窓口の拡大というところでお話をいただいているところでございます。コンビニ収納、それからインターネット等による納付というところもあるわけでございますけれども、検討課題というところで取り組んではいるのですけれども、まだ実施には至っていないという現状でございます。

委員長(永野久子君) 出川委員。

委員(出川博一君) 具体的にコンビニ収納等の費用がどのぐらいかかるか、その辺のところは検討されているのでしょうか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) ちょっと済みません、手持ち資料を持ってきていないのですけれども、費用対効果というところで前に質問あったときにはお示しをしていただいて、かなりの費用がかかるという部分で認識はしているのですけれども、ちょっと額を今お示しできる資料はちょっと持ち合わせておりません。

委員長(永野久子君) 出川委員。

委員(出川博一君) たまる、滞納する前に入り口をやはり広げておくということがこれから必要じゃないかなと。特に人口もふえてきておりますし、そのほかにやはり若年層の人たち、朝早くから夜遅くまで働いているという現状にあって、なかなか現金で納められないというような状況もあるかと思うので、そういう意味ではぜひそういう方法も考えるべきだと思います。ぜひその辺を……。(「質問に変えていただいて」の声あり)
 では、変えます。実績報告の9ページ、郵便局の誘致についてなのですけれども、先ほど成田は22年度の実績でしたと。明石台についてはその以前のやつだったので、その都度要請していますということですけれども、昨年度、22年度では実際何回要請されたのでしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 回数的には各広域行政の部分もありますので、恐らく回数的には2回以上やらせていただいております。あとは単独で郵便会社の方に直接申し入れしたところもありますので、回数でいくと三、四回はやらせていただいております。

委員長(永野久子君) 出川委員。

委員(出川博一君) そのときの反応といいますか、それはいかがなことですか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これにつきましては、21年度のときに明石台地区の皆さんの署名運動を持って明石台町内会の皆さんと伺って、そのとき初めて郵便会社の東北支店長さんと面談もできまして、住民の方のこういう思いというものを訴えさせていただいております。しかしながら、郵便局も株式会社になって、また国の制約などもあり、なかなか新規の郵便局を建てるのはかなり困難だと。今回民主党政権になって郵便法案がまた提出するというときでしたので、そちらの国会の審議状況によっては明るい展望もありますということは言われたのですが、今になってなかなか国会も進んでおりませんので、その富谷町の必要性は十分認識していただいて、当時の支社長さんが本社に戻りましたので、富谷町の状況は伝えていただいているということまででございます。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

委員(安住稔幸君) 決算書53ページであります。53ページのこれは諸収入の違約金及び延納利息ということでありますけれども、これで違約金という言葉が入っていますけれども、この50万2,950円の中で違約金というのはあるのでしょうか。あ、雑入です、済みません。
 済みません、もう1度。53ページの……(「決算書ですよね」の声あり)決算書53ページ。52、53ページの諸収入の中の雑入の違約金及び延納利息というのがあるのですが。(「款項目言わないからわからないんだ」の声あり)款項目。款は諸収入ですね。そして、項目は雑入。(「雑入の中に」の声あり)違約金及び延納利息。

委員長(永野久子君) 2目ですね。52ページの2目ですね。4項2目。
 これは都市整備課が担当のようですので、産業建設常任委員会の際にお聞きいただければと思います。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) はい、わかりました。それでは、実績報告書12ページであります。町民バスでありますが、たしかことしの初めか昨年の暮れか、ちょっとはっきり覚えておりませんけれども、アンケート調査をインターネットでされたと思うのですけれども、それについてどのような内容だったか教えていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) アンケートにつきましては、主にバスに乗っている方、あとは広報とみや、当然ホームページにも載せましたが、回収率で、よこされた方は124名ほどおられました。特に一番多いのが70歳代、60歳代、50歳代の皆さんからの回答を多く寄せていただいております。
 内容については、どういうときに使うかと、またさらに便利になるのはどうかということを受け取っておりまして、あとは自由記載欄になっておりますので、詳細についてはまたごらんいただけますので、こちらの方に来ていただければと思います。それを踏まえて今回、23年度へのものにつなげていったということになっております。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 続きまして、同じく実績報告書で15ページになります。公共事業であります。これで町政懇談会を2回、また、あったか富谷ふれあいトーク事業が2回行われております。これは成果及び今後の課題では、よりよい町政の推進に向けて積極的に町の施策へ活用していくというもので、重点的にやっていきたいということでありますが、それにしては年間4カ所というのは少ないように思われますけれども、初めからこの4カ所を設定されていたのでしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これにつきましては、定例的に行われている成田地区の皆さんとの懇談会と、東向陽台地区の皆さんとの懇談会は、毎年定例的に行っております。そのほか、あったか富谷ふれあいトークというのは、申し入れがあったところに出向くというようなスタイルで行っておりますので、町政にかかわる全般について行ってきております。
 平成22年度は総合計画を改定して2年目に当たりましたので、そこまで今後はいよいよ5年目が間近になりますので、今度は町主催で各地区に出向いて、皆さんのご意見を聞く時期が来たと思いますので、この前半の前期総合計画の評価なども踏まえながら、地区の皆さんとこれから回数をこなしていきたいと思っております。22年度についてはこちらに記載のとおりでございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そこまでお聞きいたしましたので、ちょっともう一つ突っ込んでお聞きいたしたいと思いますけれども、そうしますと、多分公民館単位くらいで今後は実施していただくということでしょうか。

委員長(永野久子君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) やり方については、公民館単位でもありますし、あと各部門、福祉の皆さんとか、スポーツの皆さん、文化活動の皆さん、それぞれございますので、それについては今から検討して、多くの皆さんから意見をもらえるように手法を考えていきたいと思っております。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 続きまして、23ページ、公有財産維持管理事業で庁舎のことでありますけれども、22年度の光熱水費等でありますけれども、21年より結構ふえておるわけでありますが、こう考えますと、抑えるとか、今後ですね、または22年度において、21年度と同等か抑えるような方向性で多分いってきたと思うのですが、その辺はいかがだったのでしょうか。

委員長(永野久子君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 先ほどもお話ししましたけれども、そういう意識ということでは持っておりまして、ただ、昨年度につきましては、震災もありますし、あと、平年以上に暑い日が続きましたので、どうしてもこのような数字にはなってしまったわけでございます。今年度につきましては、あのとおり節電ということで、現在それに向けてやっておりまして、現にその効果はあらわれているところでございます。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。相澤委員。

委員(相澤榮君) 一つだけお伺いします。自主防犯協会の支部の……(「何ページ」の声あり)済みません、実績報告書の56ページです。防犯活動への支援のことについて、防犯用ベストが290枚つくられていますけれども、これの利用方法はどうなっているのかをお伺いします。

委員長(永野久子君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらのベストの枚数につきましては、事前に各行政区の方に必要枚数を照会させていただき、必要部数だけご用意しております。また、地域における防犯活動、特に小中学校の夏季休暇における夜間の防犯パトロールにご活用いただくようにというような趣旨のもとでご用意させていただいております。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) ある地域では、防犯活動をやっていまして実際に会ったことがあるのですけれども、そのベストを着て。ところが、全然やっていない地域もあるそうなので、それの利用方法の集約というのはとったことあるのですか。それをお聞きします。

委員長(永野久子君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) せっかくのベストですので、ご活用いただけるように働きかけてまいります。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) ベストの利用を訴えるのではなく、どのようにしたら利用されているかという部分が、組織でもって、町内会でもってやっているところとやっていないところがあると思うのです。だから、ベストを配付したからやっているというふうな認識ではおかしいと思うんですね。だから、その辺の把握はされているかということをお伺いしたのです。

委員長(永野久子君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 各行政区における防犯活動状況については、年1回防犯の活動状況を照会させていただいて、ある程度の把握はしております。そういった中で、確かに防犯活動をなさっていない行政区もございますので、そういったところについてはより一層の啓発活動に努めてまいります。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) もう一つお伺いします。同じページで、青色の回転灯の車両の利用が7台ありますけれども、利用団体が4団体ですけれども、これの利用方については周知徹底されているのかをお伺いします。

委員長(永野久子君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらにおきましては、青色回転灯の車両を活用いただくに当たっては、警察署の主催における講座を受講いただいた上でご利用いただくということになっておりますので、あらかじめ町の方から防犯協会として各行政区の方に受講への紹介をさせていただき、こちらのご利用をいただいているというところでございます。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) 決算書の69ページ、2款1項10目の13の委託料、先ほどちょっと聞き漏らしたのですが、これは南部会館の委託料というふうに私は聞いたのですが、間違いないですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 10目自治振興費のところとおっしゃいましたか。委託料ですか。(「ええ」の声あり)これは東向陽台第二会館改修工事の設計業務委託でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 富ヶ丘の南部会館の設計委託料というのは、金額は幾らになっていますか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) その金額については持っておりませんけれども、21年度の決算ではなかったかと思っております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 22年度で、私が見た限りは不調になっているんですよね。(「質問にしていただけますか。質問にしてください」の声あり)要するに入札では不調になっているのですけれども。(「それで」の声あり)南部会館の委託料というのはどこへ入っているのですかということ。

委員長(永野久子君) 改めて。総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) ちょっと21年度の実績報告書を確認いたします。(「今22年の決算審査をやっているんだよ」の声あり)

委員長(永野久子君) 今関連しておりますので。総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 21年度の実績報告書を今確認しました。21年度の富ヶ丘南部会館新築工事地質調査業務委託、設計業務委託ということで、297万4,452円を決算ということで載せておりました。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 実績報告書の59ページ、南部会館と第二会館の費用なのですが、それぞれこの入札状況からいくと、金額が大分違うのですが、どういう経過でこのような経過になったのですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 富ヶ丘南部会館は新築でございました。それから、東向陽台第二会館は改修ということで、リフォームのようなものでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 例えば南部会館の新築に関する4,400何がしとなっているのですが、南部会館の新築工事の請負契約が3,770万円という形になっているのですが、この差額というのはどういう形で出てきたわけですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) さまざまな附帯工事もありましたし、備品関係なんかもここのところに入っております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 東向陽台第二会館も同じような考え方で、約300万円ほど違うわけですが、これについてもやはり備品でこの程度変更になったということでよろしいですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 建設のみだけではなくて、いろいろな工事も含めまして、ここの中には富ヶ丘南部会館ではこのぐらいの経費がかかったということで、そういったことを全部、第二会館についてはこのぐらいかかったということで、後々の記録ということもありますので、含めてここには書いております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) また、実績報告書の48ページ、基幹系システムの基金なんですが、この中に前年度は磁気テープの装置というのが入っているのですが、今回抜けた理由はどういう理由ですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) この磁気テープにつきましては、廃棄ということをしております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 成果の次のページ、49ページに、成果のところに、基幹系システムとの統合という形で出されていますけれども、基幹系システム統合というのはどういう、新システム導入ということですけれども、どんな形で考えられているわけですか。

委員長(永野久子君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 出張所とかを結んでいる回線の統合ということで見ていただければと思います。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) それでは質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。なお、次回は9月29日木曜日に引き続き行うことといたします。
 本日はこれにて散会いたします。

午後1時44分 散会

平成23年決算審査特別委員会(第2号)

平成23年9月29日(木曜日)

富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員19名

  • 委員長 永野久子
  • 副委員長 小川昌義
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 千葉達
  • 委員 森栄
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 長谷川隆

欠席委員

  • なし

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 千葉芳樹
  • 教育長 菅原義一
  • 総務部長兼総務課長 眞山巳千子
  • 総務部町民生活課長 奥山育男
  • 総務部町民生活課長補佐 千葉正俊
  • 福祉部長 千葉美智子
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 狩野悦子
  • 福祉部健康増進課長 小松巌
  • 福祉部健康増進課長補佐 高橋加代
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子
  • 福祉部子育て支援課長補佐 富澤裕
  • 教育次長 佐藤信夫
  • 教育次長 小山直樹
  • 学校教育課長 神田能成
  • 学校教育課長補佐 赤坂松子
  • 学校教育課長補佐 郷右近衛
  • 生涯学習課長 佐藤英樹
  • 生涯学習課長補佐 櫻井武司
  • 生涯学習課長補佐 相澤美和

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

午前10時00分 開会

委員長(永野久子君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席委員は19名でございます。定足数に達しますので、直ちに本日の「決算審査特別委員会」を開きます。

認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(永野久子君) 認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち総務部町民生活課、福祉部長寿福祉課、健康増進課、子育て支援課及び教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
 それでは、これから各担当課長へ内容の説明を求めます。

[町民生活課長、長寿福祉課長、健康増進課長、子育て支援課長、学校教育課長、佐藤教育次長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で、説明を終わります。
 この際、午後1時まで休憩といたします。

午後0時04分 休憩

午後1時00分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださいますようお願いいたします。また、質疑につきましては、ページ、款項目を明示されて行ってください。
質疑ございませんか。渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 児童福祉総務課にお尋ねをいたします。
 実績報告書の162ページでありますけれども、この中で保育所関係でありますが、今現在待機児童について何名おられるか質問をいたします。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今現在というのは、23年の4月ということでよろしいでしょうか。(「結構です、どちらでも」の声あり)40名でございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) その入所関係について、町の保育所、それから認可保育所、これは入所の基準は同じだと思いますけれども、その基準の内容を教えていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 認可の基準ということですか。(「入所基準」の声あり)まず保育に欠けているという要件が一番でございます。(「ちょっとよく聞こえないね」の声あり)保育に欠けているという要件が一番でございます。ですので、ご両親が働いている、あとは祖父母の方が養育をできない状況にある、そういうもので入所の基準としております。

委員長(永野久子君) 渡部委員。

委員(渡邊俊一君) 祖父母の方が養育できないと今おっしゃいましたけれども、要するにお母さん、お父さんがいなくて祖父母にお育てをいただいている幼児のことを一応、何というんでしょう、そういった形の方というか、幼児の方を示して言っているんですか。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) おじいちゃん、おばあちゃんがいて見られるということであれば保育に欠けるというふうにはならないので、そういうおうちもたくさんいるというふうには思っております。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) ちょっと今の答弁で理解できないんですけれども。基本的に、お母さんが仕事をなさっていなければ保育所に入所できないという基準があるかと思われます。今のお話ですと、祖父母が面倒を見られない状況であればお父さん、お母さんというか、お母さんが仕事に従事しなくても入所できるというようなとらえ方でよろしいんですか。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 一番はご両親の状況でございます。それで、かつおじいちゃん、おばあちゃんの方まで見るというところでございますので、一番はご両親でございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 一番は両親だとおっしゃいますけども、結果的にそうでない部分があるということでとらえてよろしいんですか。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) ご両親がまずお勤めになっているという、保育ができないという状況が一番でございます。で、あとは同居している家族の方の状況を見せていただいて、例えばおじいちゃん、おばあちゃんもお仕事をされている、そういうのであれば保育所に当然預けなくてはならないというふうな状況になります。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 最初からそういうふうに説明していただかなければ、やはり理解できないものですから、そういった筋で説明をお願いしたいと思います。
次に、認可保育所、無認可保育所でですね。無認可保育所の中でのその入所基準というのは、もちろん町との、無認可保育ですからつながりはあまり大きく持ってないところだと思いますけれども、その入所基準がお分かりであればお示しを願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 認可外の保育所につきましてはそこの保育所自体での運営となりますので、そちらについてのものは持ってございません。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 今この中にも無認可保育所に対しての助成金、明示されております。その中で、基本的に運営補助金として町内保育児全員に、無認可保育に通われている町内保育児全員に該当されているのかどうか。その件についてお尋ねいたします。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 5番の認可外保育所への通園する児童保護者への助成制度ということでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)こちらにつきましては所得の制限がございますので全員ではございません。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) そうしますとね、この中身で、例えば3歳未満児が何名とか、それから3歳児が何名とか明記されておりますけれども、トータルで1,474名、そういった形で明記されておるんですけれども、その児童数といいますか、子供さんたちの中でその所得制限を受けているというような形でのこの提示でよろしいんですか。所得制限を受けていない方々だけがここに今明記されているというようなとらえ方でよろしいんですか。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今議員さんがおっしゃいましたのは4番の認可外保育施設運営費補助でございます。(「はい」の声あり)そちらにつきましては、入所しているということで、所得制限はなく、年齢によっての補助でございます。ですので、富谷町内の方であれば一人幾らと呼ぶような形で補助を出しております。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) よくわかりました。
次に、決算書の127ページでありますが、その中で、備考欄の中にけやき教室というものが明記されております。これはたしかスポーツセンターの管理棟というんですかね。あの部分に設置されていたと思いますけれども、今回の震災においてその施設が利用できないというような状況の中で、今現在どちらでそのけやき教室を開催しているか、お示しを願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 新たな場所につきましては大和町の小野でございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) それは暫定的に、この震災によっての被災に対して暫定的に大和町の小野でやっておるのかどうか、お聞きをしたいと思います。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 暫定ということではなくてですね、今後小野の方で、小野での黒川けやき教室の運営を行うということでございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) やはり一つは我が町の福祉施策の中でも、やはりその障がいを持った方々とかそういった方々をそういった場所で教育指導するというような重要なものがあろうかと思います。そういった意味からしては、やはり富谷でそういったものに傾注していくというのはものすごく大事でなかろうかと思いますので、その件について改めて、今までのような状況の中で、そのけやき教室を富谷の地内で開催できるような状況にならないのかどうか。その辺を、今後の見通しといいますか、ひとつお示しを願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 渡邊委員、障がいを持った子供というより、不登校の子供ということでよろしいですか、けやき教室。

委員(渡邊俊一君) 基本的にそうですね。ただ、一つは障がいを持っている方々もそういうような部分で、例えば災害にあった場合にどこかに移っていくというような形でなくて、富谷にやっぱりそういった場所を確定的に改めて戻してそういうような教育をしたり何だりする場所の提示が必要だと思いますから今、お聞きをいたしました。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) スポーツセンターの施設が使用できなくなったという段階で、富谷町の中で教室として利用するところはないかということで検討いたしました。その結果、富谷町の中では受け入れる施設がなかったということで、今回小野を教室として利用するということになったということでご理解いただければと思います。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 確かにこの災害によって被災を受け、そういった施設がいろいろ被災を受けてきたということで、それは理解するんでありますけれども。そのために別な場所に移動させるということでなくて、やはりその復興させた後にまた再度、その従来の場所でいろいろ教育を受けられるというようなことが一番大事でないかと私は思うんです。というのは、その子供さんたちもあそこの場所ですとかなり、何というんでしょう、のびのびとと申しますか、そしてまた父兄の方々もそういった形で安心してあそこの場所に子供さんたちを通わせられる。そういった環境にもうどっぷり染まっているわけでありますから。そのただ単に災害によって被災を受けた、そしてそういう場所が富谷の中にないと。今現在ですね。ですからそちらに移したんですというような形でなくて、いったんはそちらに移っていても、その復興した場合にまた戻れるような環境づくりをするのも一つは大事でなかろうかと私は思います。その件について改めてご質問をいたします。

委員長(永野久子君) 教育長に答弁求めますか。

委員(渡邊俊一君) だれでもいいです。答弁できる方であれば。

委員長(永野久子君) では教育長。

教育長(菅原義一君) 今のご意見、非常に共感というか、大変ありがたいご意見だというふうに思います。行政の方の関係町村の中の教育委員会の中で協議を進めながら、そのことの方向性をまた出していきたいというふうに思っております。

委員長(永野久子君) ほかにございませんか。三浦委員。

委員(三浦邦夫君) 失礼しました。平成22年度行政実績報告書の199ページ、お願いいたします。上から十四、五行目にアラビア数字ですか、成果2、成果及び今後の課題ということが書いてあります。その中で二つほどですが、最初に一つお聞きします。一番下の行の方の豊かな心と生きる力の育成を基本に据えたという、確かな取り組みを推進するとともにと書いてある文章があるんですが、これはたしか二十数年前に文科省の方で突然教育委員会を通じて生きる力の育成をしなさいということがあったわけです。私、自分でも教員をしていたんですが、なんて簡単に難しいことを言うのかなということで、非常に生きる力の育成というのはどういう方向でやっても難しいことだと思います。やっぱり自分自身で困難を克服したり、あるいは勉強とか何かにおいても自分なりの努力でもって本当に最終的には生命を尊重する、あるいは生きていこうとする力を養っていくと。これが生きる力じゃないかなということで。文科省の方では簡単に生きる力の育成と言ってその後ずっと言い続けてきているわけです。で、たまたまこの前河北新報の記事を見ましたら、仙台市の教育委員会がですね、たくましく生きる力育成プログラムの実践授業が小中学校で始まったというようなことが、河北新報の9月22日付の新聞で、実は発見というぐらい耳に新しい、驚きだったんですが。多分全国的に見ても、こう生きる力の育成って簡単に今まで言われていたことを実践している町や市というのはそれほどはなかったのかなという感じがいたします。そういうことで、豊かな心って私非常に好きな言葉なんですが、その豊かな心と生きる力の育成ということのために、富谷の町の学校の方ではどのようなことをお考えかお聞きしたいと思います。以上です。

委員長(永野久子君) 教育長。

教育長(菅原義一君) 生きる力というのが初めて学習指導要領にできてきたのは今回の改訂の前の指導要領改訂のときでございますので、10年以上前の話になるわけですけれども。今のご質問にありましたとおり、豊かな心と生きる力の育成というのは学校教育の全く基本中の基本のところでございますので、具体的な施策といいますよりは全教育活動を通じて築いていかなければならないところでございます。ですから教科指導のみならず、いろいろな、例えば中学校でおければ教育課程外にはなりますが例えば部活動における活動でありますとか、小学校におきましても地域との連携の活動という、そういう幅広い教育活動全般を踏まえて築いていきたいというふうに考えております。

委員長(永野久子君) 三浦委員。

委員(三浦邦夫君) それは今までもどこの教育委員会も、どこの学校でもお答えすることは大体そういうふうなことで答えていらっしゃるわけです。そこのところが、今回のその仙台市で始まったということのプログラムがですね、要するにストレスということに対してそれを克服するのがたくましく生きるんじゃないかというような一つの、何というんですか、文章をもってその全員にやらせるみたいなね、ことが書いてあったわけなんで、もし何かその今までのただすっとこう言っていくだけじゃなくて、富谷の町でたくましい生徒を育てたいということであれば、そういうことにおいて何かお考えをしていただきまして、そういう方向に少しでも持っていけることができたらいいなと思いまして質問させていただきました。以上でございます。

委員長(永野久子君) ほかに。細谷委員。

委員(細谷禮二君) 実績報告書198ページ、スクールカウンセラーについてお伺いします。非常に件数は少なくなっているようですが、生徒の相談、相談内容ですね。上位3位ぐらい教えていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) スクールカウンセラー事業につきましては県費での事業でございまして、内容的なものにつきましては具体的なものにつきましてはこちらの方に報告はございません。

委員長(永野久子君) 細谷委員。

委員(細谷禮二君) 保護者の方も同じく上位3位ぐらいをちょっと聞きたいと思いますが。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 保護者、生徒ともに具体的な相談内容というものにつきましてはこちらの方に報告はございません。

委員長(永野久子君) 細谷委員。

委員(細谷禮二君) 教師からの相談はあったのかなかったのか、お聞きしたいと思います。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 教師からの相談もございます。。

委員長(永野久子君) 細谷委員。

委員(細谷禮二君) 次に、203ページ。一番下の委託料の4番目、臨時学校業務委託、これは仕事の内容をちょっとお聞きしたいと思います。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 4番の臨時学校業務員委託でございますけれども、こちらいわゆる学校業務員さんの内容になります。具体的にはですね、清掃から、それからごみの取り扱い、それから給食などでございます。

委員長(永野久子君) 細谷委員。

委員(細谷禮二君) そうすると、各小学校、中学校へ1名ずつ配置してあるのかどうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 小学校につきましては東向陽台につきまして正規職員がおりますので、東向陽台小学校以外につきましてはシルバー人材センターによる学校業務員となってございます。1日、午前、午後ということになりますので、1日でいいますと2名体制ということになります。

委員長(永野久子君) 細谷委員。

委員(細谷禮二君) 次、204ページ、図書購入についてお伺いします。図書購入、前年度より平成22年度は大分少なくなっているけれども、そこのところちょっと説明をしていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 図書購入費につきましては予算的にほぼ1校100万円の予算ということで、県内でもかなり高い水準の購入費だと思っております。22年度に若干減ってございますけれども、小学校につきましてはシステムを入れまして、ある程度図書の購入も徐々に進み始めているということで若干減ってきたものと考えてございます。

委員長(永野久子君) 細谷委員。

委員(細谷禮二君) 今後の課題というところに図書活動の推進拠点としてというようなことが書いてありますが、その辺から見ていくと、やはり減額ではなく、図書購入費をもう少しふやした方がいいんではないかと思いますが、その点の考えをお聞きします。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 予算的にも減額というふうには考えてございませんので、あと購入については各学校と協議をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。

委員長(永野久子君) 細谷委員。

委員(細谷禮二君) 最後ですが、206ページ。中学校のトイレ改修事業について、富谷二中の中学校のトイレ改修工事、これ全部トイレを改修したのかどうか、お聞きします

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 中学校内にありますトイレすべて改修をしてございます。

委員長(永野久子君) ほかに。山路委員。

委員(山路清一君) 実績報告書ですべていきますのでよろしくお願いします。
96ページの防疫薬剤配布事業なんですけれども、これで町内会の方で28行政区に配布したとなっています。私どもの町内会でもこれ配布していただきまして、蚊の発生防止のためにまいたんですけれども、非常に、私前に質問しましたけれども、しま蚊が多いんですね。団地の方に来ていただくとわかるんですけれども、玄関の前に蚊取り線香を置いているうちが結構ございます。この辺を町の方、当局の方で認識しておられるかどうか、お伺いいたします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) その件については具体的に承知はしておりませんでした。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 私もしま蚊、調べたんですけれども、しま蚊というのはちょっと水があると、缶詰の空き缶でもですね、それからタイヤの、古タイヤの中でもしま蚊がわいてくるというような話を、インターネットの方にもありますし、お話も聞いております。その辺の実態を1回町の方で把握していただきたいと思います。
次に、実績報告書の98ページ。98ページからなんですけれども、この中で、不法投棄防止に関しましてと書いてあります。不法投棄ですが年間13.05トンほどありますが、ここ数年の傾向についてお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 不法投棄の内容的なところを申し上げますと、平成21年から環境美化推進事業、これは緊急雇用創出事業を活用しまして廃棄物のパトロールをしながら、不法投棄あるいは散乱ごみ、そういったものについては随時回収業務等を行ってきております。そんな中で、大分前ほど悪質なタイヤとか家電製品とかが不法投棄としてぼんとあるような状況は少なくなってきておるようでございます。22年度の不法投棄で回収された主な内容を若干ご紹介します。多いのは自転車が45台、タイヤが28本、あとテレビ、冷蔵庫等が10台程度、そういったところが主なものでございます。若干、粗大ごみというよりは少し規模が小さく、散乱ごみが最近では目立っている状況となってございます。以上でございます。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 今先ほどちょっとお話がございましたけれども、不法投棄防止に向けた監視、パトロールをやっていますけれども、これの詳細についてお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 平成21年度から緊急雇用創出事業を活用しまして廃棄物巡視員ということで、臨時職員2名の方をお願いしてやっております。期間につきましては、平成22年度については7月から10月までの3カ月か4カ月間の間ということで実施しております。以上でございます。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 町のですね、町で不法投棄の条例がございます。罰金もございますけれども、今までこのような罰金とかですね、条例に違反するような行為を目撃したとか、指導した件はございますか、お伺いいたします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) これまで指導にまで及んだ事例、罰金等に及んだ事例はございません。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 次、関連質問なんですけれども、震災ごみについてお伺いいたします。震災ごみの搬入状況をお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 震災ごみ、22年度の決算というよりも、今の状況ということなんでございましょうか。(「はい」の声あり)ちょっとお待ちください。今、最新としまして9月28日での集計をしている状況がございますので、ご報告申し上げます。搬入状況ですが、がれき類が2,473トン、粗大ごみ等が976トン、合わせて3,500トン弱の震災ごみの搬入がございます。またそのほかに家電製品としましてテレビ等ですね。あるいは洗濯機、冷蔵庫、そういったものが搬入されておる状況でございます。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 震災ごみの、これからまだ工事にかかるにもかかれない人もたくさんございます。今後その震災ごみ関係に関しまして、前の一般質問でも質問したんですけれども、その震災ごみに関しては今のところ期限は持ってはいないということで考えてよろしいんでしょうか。お伺いいたします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 震災ごみの処理手数料の無償化の件だと思うんですが、震災ごみの、粗大ごみ等の震災ごみとしての搬入、処理の無料化は10月いっぱいまでというふうなことで取り扱うこととしてございます。広報とみや10月号の方にも掲載する予定で進めております。なお、住宅、建物とかですね、その解体とかそういったものに対する震災ごみ、がれき類とか建物の木材、廃材といったものについてはまだ継続して受け入れることとしてございます。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) それでは最後になりますけれども、実績報告書のですね、125ページ。こちらの方に老人福祉関係の方が載っております。この中で敬老祝い金の件なんですけれども、100歳以上100万ということで2名の方がいただいておりますけれども、この100万に関しまして、これは下の方に書いていますけれども、生きがいある生活を送れるように活用していただくものとしてと書いています。これは、しばらくの間この100万というのは敬老祝い金として、差し上げると言ったらおかしいんですけれども、やるんでしょうか。ちょっとお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 特別敬老祝い金と敬老祝い金という形がございます。100歳の方に関しましてはご長寿を本当に今まで過ごされてきてというふうなお祝いのというふうなところでございます。祝い金の方はその祝い金を活用して外に出るなり活発に活用していただきたいというふうな意味を込めた改正でございました。

委員長(永野久子君) 山路委員。

委員(山路清一君) 期間は今のところ考えてはいなく、今のところですと来年も再来年も100万ということで考えてよろしいんでしょうか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) はい。改正によりまして100歳、在宅10年というふうな期間の改正をいたしましたけれども、その制度そのものは継続というふうなことでございます。

委員長(永野久子君) ほかに質疑。森委員。

委員(森栄君) 行政実績報告書の85ページ。戸籍住民基本台帳の予算執行状況の決算額なんですが、21年度と比較しますと725万2,173円が決算額として減額になっていますけれども、この理由について伺います。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) こちらは、これは主に人件費の減でございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく行政実績報告書の87、87ページの住基関係なんですけれども、これに関連いたしまして、平成21年度の行政実績報告の中では今後住基カードの普及については多目的利用として印鑑登録証とのワンカード化及びコンビニ交付の導入について慎重に検討してまいりますということで、21年度、成果及び今後の課題ということで書いてありますけれども、22年度はこの点についてはどのように検討したのでしょうか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) コンビニ交付の件につきましては22年の5月に庁内でも政策企画会議でもって検討させていただきました。全国でも東京や千葉でコンビニ交付が始まりました。東北でも会津とか郡山で始まっております。そんな中で本町でもということで一応検討しました。結果ですね、費用、整備するのに費用もかかりますし、今後住基カードの普及に向けた取り組みをもう少し推進して、状況を見守りながら改めて検討するというふうな方向でまとまった次第でございます

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく行政実績報告の89ページ。納税等の取り扱い状況ですが、取扱件数65件の減、そしてまた金額においては986万7,346円の減というふうになっていますけれども、この前年度と比べて約3倍ぐらい減になっていますけれども、これの理由を教えてください。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) こちらは取り扱った結果でございますので、特にその理由というのは私の方では把握しておりません。

委員長(永野久子君) 三浦委員。

委員(三浦邦夫君) 平成22年度行政実績報告書の先ほどの199ページ、お願いいたします。やはり2番の成果及び今後の課題というところの分野なんですが、いじめ、不登校、虐待の防止対策やというこの児童生徒の心のケアのためということで、大変教育委員会の方ではお悩みながら頑張っていらっしゃるところだと思うんですが、実際に今いじめの人数というのはふえているんでしょうか。それが1点と……(「1問ずつ質問してください」の声あり)じゃあ、失礼しました。じゃあいじめのその人数といいますか、どのようになっているか、経過をちょっと教えていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) いじめの件数については詳細な数字的なものは持ち合わせておりませんけれども、ふえている傾向には特にないと考えております。

委員長(永野久子君) 三浦委員。

委員(三浦邦夫君) 第2の問題点として、やはり不登校児童数はどのようになっているかということと、けやき教室との関連ということでお聞きしたいと思います。お願いします。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成夫君) まず不登校でございますけれども、不登校の定義は30日以上というふうなことをした場合ですね、23年2月の人数でいきますと、41名、町内で41名というふうなこととなってございます。それから、けやき教室との関係でございますけれども、実績報告書の199ページの方にもけやき教室への通所人数ということをちょっと明記してございますけれども、小学校3名、中学校5名の合計8名通所しているというところでございます。

委員長(永野久子君) 外に質疑。三浦委員。

委員(三浦邦夫君) 別なことでお聞きします。220ページ、お願いします。3番の総合運動公園維持管理事業の中で、テニスコート新設に向けた基本設計、実施設計を行うとともにということで書いてあります。この10月16日、富谷町の町長杯のテニスが行われるということで、私の知っているパートナーからぜひ出てくださいということで私、不肖三浦も出ることになったんですが、場所は富谷町じゃなくて大和町のテニスコートでやるという格好で今回あるようです。せっかく富谷町長の町長杯というのを他の町でやるというのは非常にむなしい悲しい感じがするんですが、そのことに関して、テニスコート新設に向けたこの基本設計計画、その今のどこまでどのようになっているかということと、完成はいつのころを予定しているかということをお聞きしたいと思います。

委員長(永野久子君) 「とみやまち」ですので、お気をつけてください。「とみやちょう」ではなくて「とみやまち」でございますので。

委員(三浦邦夫君) 失礼しました。「とみやまち」。「とみやまち」の町長杯。

委員長(永野久子君) まち町長杯ならわかります。はい。佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) テニスコートにつきましては、22年度で基本設計、実施設計をということで取り組んだところでございました。23年度の当初予算でも造成工事ということで予算化をしたところでしたけれども、今回大震災によりまして予算凍結ということで進んでいない状況にございます。ただ、24年度に向けて造成工事と本体工事、こちらも進めてまいりたいというふうに計画をしているところでございます。

委員長(永野久子君) 三浦委員。

委員(三浦邦夫君) 200ページ、お願いいたします。200ページの一番下の方なんですが、奨学金の償還状況というところで、先ほどお聞きしたところなんですが、当然ながら富谷の町ではできるだけいい生徒たち、あるいは経済的にお困りな子供たちを勉強の面で面倒を見ようということで奨学金制度というのは前々からやっているということは十分に承知しております。ただこの点で、少し、ちょっと問題かなと思われる点が、収入未済額というんですか。歳入調定額から収入済額があって、収入未済額というのが残念だけど昨年よりもことしの方が若干であろうともふえていると。これは教育的な配慮で結果的には奨学金というのをお貸しするわけですから、そういう意味においてはお借りしたものはお返しするというのが原則中の原則じゃないかなと私は思っているんです。そういう意味において、この下の方の文章にも書いてありますが、何とか滞納額の方を、少しずつふえていくんじゃなくて減らすという方向でぜひ頑張っていただきたいなということを考えましたので、この辺のところどうなっていますかお聞きしたいと思います。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 奨学金の未済につきましては、若干ふえているという主な理由としましてはやはり雇用情勢、それから社会経済情勢が一向に上昇しないというのがまず一つあろうかと思いますけれども、昨年度につきましても督促状の配付であったり自宅訪問であったり等行ってはおりますけれども、結果としては収入未済額がふえてしまったというところもございます。こういったことも踏まえて、近隣の市町村とも連絡を取り合いながら、回収の方法について検討したいというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) ただいまの答弁の方ですけれども、200ページ、その行政実績報告書の中の200ページの奨学金貸付事業についてお尋ねいたします。一つ、この選考基準をお伺いします。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まず選考基準でございますけれども、貸し付けの資格としましては心身が健全で進学に耐え得ると認められるというのがまず1点でございます。それから学力の基準としましては、基準となるその学習成績の評点がですね、3.5以上というところでございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) ただ今の基準の中に保証人とかというのはないのでしょうか。貸し出しの基準です。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 保証人につきましては奨学生の採用願いの提出にあってはございます。連帯保証人と保証人というのが必要になります。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) これはすごく大事なことなんですけれども、富谷町の場合、やはり転入とか仕事でどうしても富谷町の方に仕事の関係で移ってきて、単身、単身者ですね、そういう方々が多いわけです。その中で、保証人を探す、町内の保証人になっていると思います。保証人を探すということは、親戚もない富谷町で大変なことであります。この基準で、そしてまた収入報告書も所得証明も必要だったというように記憶しております。それによって借りたくても借りられない状況も生じているのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まず連帯保証人でございますけれども、連帯保証人につきましては申請者の保護者でもいいということにしてございますので、町内に居住していれば両親であっても大丈夫ですというところでございます。保証能力を確認するために収入、所得証明と納税証明の方を添付をしていただいておりますけれども、こちらにつきましてはやはり貸し付けというところもございますので、先ほどふえているというふうなご指摘があった収入未済額を極力減らすためにも必要な要件かなというふうには考えてございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) それでは今の質問を確認いたします。他人の保証人でなくても親の保証人で十分だということで理解してよろしいですか。一人だけ、親の保証だけで。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今お話ししましたのは連帯保証人についてお話しをさせていただきましたけれども、貸し付けに当たってはですね、その連帯保証人と、もう一つ、保証人も必要となります。保証人につきましては連帯保証人以外で、県内に居住をしている方というのが要件となります。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) これは大事な問題なんですね。本当に教育満足度日本一の中で、今このように経済格差が教育格差に及んでいるわけです。そのような中で、確かに貸付金の回収ということも大事な問題になります。ただその中で、この予算を見ると、確かに1,966万と22年度は決算の予算がふえているわけですけれども、一つお伺いしたいのは、予算額を、新たにその予算額に至るように50人を継続を含めて選考したのか、それとも予算額をオーバーしても選考するということで選考しているのかお聞きします。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 22年度といいますと18名の方が奨学金の貸し付けを受けておりますけれども、これは人数がふえたからと
いってそこで足切りをするということではなくて、希望者がいて、その貸付要件に合致していれば貸し付けをするというところでございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) そうするとこの予算額と決算額がほとんど似たような数字だったので、そこでちょっと私も、予算額ありきでやっているのかなということでちょっと今質問した次第です。でも今の答弁を聞きますと、予算額にとらわれないで、そういう申請があった場合は認めることもあり得ると解釈してよろしいでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 貸付要件としましてはその予算の範囲内でというのはございませんので、こちらについては補正等での対応になるのかなというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) それではもう一つお伺いします。質問します。お一人当たり、大学生の場合は、これは4月から7月分の何期分ということですけれども、金額を教えていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。(「大学入学で構いません」の声あり)

学校教育課長(神田能成君) 大学入学の場合でございますけれども、まず入学の一時金ということで30万でございます。それから、在学中については月額3万円の貸し付けということです。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) 今、国立大学の場合でも、宮城大学でも恐らく県内で50万だと思います。そして私立の場合は100万だと思います、入学にかかる費用が。30万で対応できるのでしょうか。その金額についてお尋ねいたします。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 私立であったりその公立であったりということでその金額的なものは差があるのかなというふうには考えてございますけれども、進学する上でのですね、何といいますか、一定の金額ということではこちらでよろしいのかなというふうには考えてございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) あと最後の質問になりますけれども、例えば本当に今医者不足ということが言われておりますけれども、医学部志望のというか医学部に入った、そういう大学生がいた場合に、学校教育課の方ではやはり今後の人材のことを考えながら、ふやす考えはあるのでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今のところ貸付金額についての変更は考えてございません。

委員長(永野久子君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) じゃあお願いします。健康増進課の方にお尋ねしたいと思います。実績報告の149ページでございます。各種診断受診状況ということで表が載っておりますけれども、ここを見ますと、おしなべてほとんどの検診が前年を下回っているように思われます。これについてどうお考えなのかお伺いしたいと思います。

委員長(永野久子君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 菅原委員のご指摘のとおり、22年度につきましては21年度を下回るような状況にはなっております。ただ、その年度年度によってやはりその伸び率というんですか、それが変わってくるものですから、実際23年度につきましては大幅な伸びを示しているのが現状でございます。健康増進課として考えているのは、20年度から医療制度の改革によりまして今までの基本健診が特定健康診査等ということで保険者の方に移ったという部分もございまして、その点でのまず改正されて、すべての検診が保険者がやるのかなという思いの方々が多かったのかなということもあるのかなと考えております。それに対して検診についての啓発活動をやりながらということで23年度の実績が出てくるのかなということで、今推移を見守っているところでございます。

委員長(永野久子君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) これは私も不勉強なんですけど、全国的に見たらどうなんですかね、この率というのは。3割前後になっているわけですけれども。確かに言われるように分母が変わってきますからその辺の変動はわかるんですけど、3割前後というのは全国的に見てどうなのかちょっと教えていただきたいと。

委員長(永野久子君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 検診特にがん検診に関しましては宮城県は数字が高い方でございます。きのうちょっといただいたところによりますと乳がん検診では16%台の数字ということもございますので、比較的高い水準にはあるのかなとは思いますけれども、国が求めています50%とかというのにはまだ遠い状況にあると考えております。

委員長(永野久子君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) やはりこの手の3割程度の数字ですから、我々民間出身ですとやはりこの程度ぐらいの数字は、もっともっと上げなきゃならないというふうな常識を持っています。そういった中で、これからどういうふうな取り組みで数字を上げて取り組まれるのか教えていただきたいなと思います。

委員長(永野久子君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 検診につきましては、国民健康保険に入っている方については国民健康保険の方で自己負担をお支払いいただいております。社会保険の方々についてもある一定の負担割合をいただいておりますけれども、全体の検診料金から比べますと半分もいっていない負担割合でございますのでその辺を啓発しながら進めてまいるとともに、それからどうしても把握できない部分としては会社等でやっている人数が全然つかめないのが現状でございますので、その辺のことも把握できるような方法があるかどうか検討、県にも要請しながらですね、町全体の検診受診率がどのようになっているかを把握していきたいなと思っております。

委員長(永野久子君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) 次のページの健康推進委員の育成という項目がありますけど、これとは、この健康推進委員の方はこの受診率云々というのは知っているんでしょうか。

委員長(永野久子君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 町の受診率等については健康推進委員の定例会が年10回ございます。その中で町の保健事業という中でお話を保健師の担当の方からさせていただいてはおります。

委員長(永野久子君) 呼んでください。委員長と呼んでください。(「委員長」の声あり)委員長と呼んでからにしてください。ちょっと待ってください。ちょっと、菅原委員。委員長と呼んで、菅原委員と名指ししてから立ってください。(「委員長」の声あり)菅原委員。

委員(菅原福治君) 申しわけございません。
 健康推進委員には恐らく役割があると思うんですね。そういった中でね、今努力されているとは思うんですけど、やはりこういった方にも協力をいただきながらですね、今後受診率アップするようにやっていっていただきたいなと、意図を持ってやっていっていただきたいなと思います。以上でございます。

委員長(永野久子君) 質問ではないですね。(「はい」の声あり)はい。ほかに。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 決算書の方で伺います。開発のことですが、開発のことで伺います。決算書では44、45ページ、そしてまた歳出に当たっては144、145ということです。ふるさと、ここでですね、目で言いますと労働費県補助金がありましてふるさと雇用再生特別基金事業交付金があります。先ほどの説明で成田北2期、北の調査ということで3,848万円とおっしゃったように思います。145ページに行きまして同じようにその埋蔵文化財、ここのところでは2,800万ということなのですが、この成田2期北についてのその発掘事業はどこまで進んでいるのか、まずお尋ねします。

委員長(永野久子君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 発掘調査につきましては、昨年12月からスタートしてございました。期間ですけれども、来年の3月以降と完成、調査終了を目指しているところでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) この間ですね、発掘調査に当たった人たちのその人数と、これに要した額、お願いします。

委員長(永野久子君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 発掘の方は委託先で雇用する形というこの事業内容になるものでございまして、そちらの方の確認をしたところ、累計で3月末で977名ということでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) ここのところで町が委託先に払ったという、その金額は幾らになりますか。

委員長(永野久子君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) そのほかの諸費用等々も含めた金額になりますけれども、2,807万2,800円、これは地震で3月11日以降調査できなかったというところもありますので、低くなってございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと2012年の3月で完成するということになりますと、その後についてはどのような計画で進められますか。

委員長(永野久子君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 今現在試掘調査をしてございまして、その結果ということは、その企業側が判断するというところになります。実施するかどうかは、そちらの企業側での判断になるということでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書でお尋ねします。概要2、概要4というところがあります。概要2の上段の部分と、概要4に行って1ページものと同じような指標が出ていますが、概要4のところで伺いますと、民生費の構成比率が31.1%ということで伸び率が38%でした。これは説明でもあったかと思いますが、子ども手当が大きな要因かと思いますが、その他の要因で伸びたというものがありましたらお知らせください。

委員長(永野久子君) 佐藤委員、これは財政課でつくった資料なので、きょうの論議ではちょっとこの問題は適さないんですが。聞き方を変えていただいて。(「そうですか。それでは質問を変えて」の声あり)佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 子ども手当のところが先ほど説明の中にありました。13億ぐらいあったかと思いますが。これによってかなりふえていると思いますが、子供及びそのほかのところで医療費だとか子供たちに向けてのものがあったかと思いますが、大きなものでその歳出が伸びたというものについてお知らせください。

委員長(永野久子君) じゃあ、まず、子育て支援課長、ご答弁ください。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 子ども手当につきましては児童手当と比べますと大変大きく伸びている、その支払金額が違いますので大きく伸びているという状況ではございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員、質問まだ続くようですか。(「はい」の声あり)関連しますか。1回ここで休憩とっていいですか。(「はい、いいです」の声あり)
 それでは、2時10分まで休憩といたします。

午後2時00分 休憩

午後2時10分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書で160ページのところに子育て支援課の重点施策というのがありまして、ここにさまざまその施策があるわけですが、大きくはその子ども手当支給事業11億3,800万円というものがありますが、このほかで特に伸びた、31%まで構成比を上げたということでいいますとどの部分が大きかったのでしょうか。伺います。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず乳幼児医療費で2,200万ほどふえています。それからあと措置費、あと認可外保育所の運営事業が、1園から2園にふえていますので、その辺で7,000万ぐらいふえております。あと保育所関係で2,800万ぐらいふえている、そういう状況でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 大きくはその、これで行きますと子ども手当支給事業だと思うのですが、これ、国のその施策でこのようになったわけですが、これはその国の施策によって大きくはね上がった、38%にもなっているというその主な要因になるでしょうか。お尋ねします。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今申し上げた、子ども手当以外にも伸びているところがあるのでその辺を合わせて、一番大きいことでは子ども手当だというふうに考えております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書91ページです。今後の課題ということがありまして中ほどにですね、町民の目線に立ち、職員の資質向上に努めながら、正確でかつ迅速でわかりやすい明朗快活な窓口対応に努め、ということがありますが、ここの中で特に転居する際に窓口に来たという人の話がありまして、それで年金の話などを聞いて帰ったらしいのですが、よくわからなかったと。わからない人が聞きに来て説明を受けたけど、何やらこう難しい言葉で説明されてわからなかったということがあります。こういうたぐいのことはほかでもありまして。もっとこう、この町民目線に立ちというところから言うと、こなれた言葉で説明するということの重要性ってあるんじゃないかと思いますが、そういう研修だとかというのは特にしているのでしょうか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 今の例えば年金とか具体的な制度的なものはですね、総合窓口での、窓口職員での対応ではなくて、原課の方の職員じゃないと詳しい説明はできませんので、それはちょっと違う分野かと思うんですが。窓口職員としましては、応対的に、ここに書いてあるとおり来庁者に不快を与えないように、明朗明快な対応を心がけるように、常に職員の方には気をつけるように言ってございます。あと庁内でも研修を行ったりして、それに努めてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 特に実績報告書などにあるわけじゃないんですが私が常に思っているのは、来庁者をお客様と呼ぶということについては非常に抵抗があるのです。来庁者はお客様というくくりではないような気がするのですが、これについてはどのような思いをお持ちでしょうか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 私自身もお客様というような声がけをするときもあります。それに対して違和感を感じられるのかどうかわかりませんが、私的には余りそれを気にしてはいなかった、言っておりませんでした。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) ちょっとだけ言いますと、お客様と言いますとお客様でありこちら側が何かお店の主みたいな感じがするというので、私は違和感があるなということを申し上げたことです。後のときに、何かのときに、もっとしたいと思いますけど、次のところに移ります。
 実績報告書の84、それと実績報告書の95です。84のところには重点政策がありまして空き地の除草、除去指導事務というのがありまして、そして94ページのところにはこの実際のところがあるわけですね。これは、このごろは家も建ってきたので、空き地がどんどん少なくなって来たなということがありまして、だから余計その空地の草が目立つということがありますが。ここの中でその95ページのところですが、自主管理をしますということになっていて、さまざま数字がありますけど回答率が76.9、この回答率というのは出したことについて自主なのか、依頼なのかという回答率でしょうか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) この回答率は、通知をした中で自主管理をします、あるいはあっせんをお願いしますといったものを合わせた回答の数を率にあらわしたものです。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、ほかのところは全然返事をよこさなかったということですよね。それでいいですか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 結果的にそのようになります。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) あっせん依頼のところは件数で言いますと223で、これは町があっせんをして刈ったと思うのですが、自主管理、それからあるいは無回答だったところで、実際に手紙は、返事は出さなかったけど刈ったという人ももしかしたらいるかもしれません。その実際こことこことこことに草が生えている、ここは何とかしなきゃならないというところで、実際に草刈、除草がされているものがどれくらいあるのか。反対に言うと残っているものがどれくらいあるのかということでお尋ねします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 除草除去指導する上では現地調査を6月に全部対象地区を回って確認します。その結果通知を出してご協力をお願いするわけですが、その後ですね、刈った刈らない、これはあっせんしたものにつきましては結果報告いただきますので確実にわかります。あと自主管理については、あるいはその回答なかった地区ですね、こちらの方の現場状況については特に最終的に現場確認はしてございません。ただ、地域の方々からあそこの街区、あそこの区画が草が生えてますよといったところの連絡、町内会長さん初め関係推進の方の方からそういった連絡をいただいたり、町民の方からも連絡を受けて、現地調査をしながら再度改めて通知をして協力をお願いしています。そういった件数は大体年間二、三十件ございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) あっせん依頼したところについては滞りなく除草がされていると思うんですが、問題はそれ以外のところだと思うんですね。そこのところについては、反対だと思うんです。そこのあっせんしたところを見て回ってされてるかどうかというよりも、してなかったところについて見て、そして再度お願いをするだとか、自分で刈ってください、あるいはまたあっせんしますよということがなければ、同じところは同じように残っているということがあるのでないかと思うんですね。これについては今後そのように改めるということは考えましたか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 今のこちらの方で把握、あっせんによる結果報告を受けないもの、そちらについては廃棄物巡視員の方とか、あと私たち町職員もですね、町長先頭に現場を回った際に気になるようなところがあれば随時報告受けながら、調査して対象者の方に改めて協力の通知をお願いしております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) やはり交通の妨げになるということと歩道にかかってきて非常に歩きづらいというのがありましてね。あと害虫の発生ということもありますので、最後まで徹底して刈ってもらうように努めてほしいと思います。先ほど率先してということがありましたので、それを体系的にしていくということを考えてもらいたいと思うわけですが、どうでしょうか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) こちらの方もあくまで現地を確認しながらですね、状況改善に向けた努力はしたいと思っております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の108ページです。重点施策が載っています。この中で3番のところに、地域密着型……、失礼しました。その下でした、済みません。就労支援、夢の風富谷が書いてあります。4番のところです。これで行きますと定員が20人。夢の風は定員が20人で、12人が利用しているというようなところがほかのところに書いてあったかと思います。これについてのまず説明をお願いしたいと思います。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) こちらの方は、デイサービス跡地の方を利用して就労支援の方の施設を整備をしたというふうなところでございます。その背景には、就労をするための支援施設がないというふうなところがあって、旧デイサービスのところで夢の風とみやの方がオープンしたというところです。同時にTOMOTOMO、YOUYOUの方々が、就労したいというふうな方々もおりましたので、その方々がTOMOTOMO、YOUYOUのところを使われる方と夢の風に移られるような方々が分かれたというふうなところでございますけれども、そこで就労支援A、B、B型というふうな形でオープンをして、基盤整備を整えたというふうなところで、自立支援給付の中で指定されているサービスの一つというふうなことです。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 十三夜のふるさとまつりのときにラーメンとうどんなどを提供して、非常に活発に活動しているのを見ましたわけですが、課題といいますか、今後持っていきようというものについては、この平成22年度決算のときにですね、これからの課題などについてはどのように検討していたのか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 就労支援施設ですのでその請け負う事業といいますかそういったもののところが安定的に確保できなければいけないというところがございました。ですので、高齢者の方の配食事業の方を社協の方に委託しているわけですけれども、その委託を今までは杜の風の方の配食部門でしたけれども、そちらをこの就労支援施設の方で請け負って6月からやっているというふうなところです。そのほかに清掃等の事業も行っています。ふるさとまつりのところでのラーメンは、そういった食のところの力がついてきたので、できればどこかでそのレストランといいますか、そういったところも場所があればというふうなところの思いがあって、試行的にやっているというようなお話を事業者の方から伺っております。町としてはそこに支援を、   をしていくというふうな姿勢で行きたいと思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでですね、先ほどお弁当のことがありまして、配食事業を始めたということがありました。事業拡大するためにいろいろ営業することも必要だと思うんですが、今議会開会中で結構長い時間議会が開会されているわけですが、そういうところにね、営業に来てもらって、その議員たちがご飯をそこでとるだとかというようなことは考えられないのかななんていうふうに思ったわけですが、そういう営業活動についてはどのようにしているのでしょうか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 現在もいろいろな会のところでお弁当の注文を事前にいただくと提供できるような形になっております。ただまだまだそういった周知というか広報のところが行き届いていないというふうなことですので、町の方もそういった事業もしていますというところで機会あるごとに支援に努めていきたいというふうに思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 121ページに行きまして、失礼しました。地域活動支援センターのことでお尋ねしますが、土曜日曜も開催するだとかっていってメニューがさまざまになってきているわけですが、全体としてのその就労支援の方と、それからTOMOTOMO、YOUYOU、以前の、今愛称で言うとTOMOTOMO、YOUYOUでしょうが、その全体の利用人数について、あまりふえていないように思うのですが、この点はどうでしょうか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今申しました夢の風とみやの方に移行したというふうなところなんですね。働く意欲、力のある方々はそちらの方に開所時点で移られたというふうなところですので若干最初の人数が少ないようになっているかと思いますが、またふえてきております。平日だけではなくて土曜の余暇支援も行っていることによって好評を得ているところでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 失礼しました。実績報告書では115ページでした。前提としてその平成21年度、平成22年度というその比較が2の施設利用状況のところにありますが、かなりそこの部分では減っているというふうに思いますが、現在の状態では何人利用しているということになりますか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 申しわけありません、その地域活動支援センターの方の直近の実人員のところの資料は持ち合わせておりませんので、後でお知らせいたします。(「わかりました」の声あり)

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書123、124のあたりでお尋ねします。123ページのその6のところに富谷町の虐待防止連絡協議会があります。そして構成機関というのがここに書いてあってですね、次のページを見ますと、虐待相談状況というのがあって、平成21年に比べると倍以上ということがありますが、これについての説明をお願いしたいと思います。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 伸びのところの大きなところは児童部会の部分で、要保護のところの児童もこの虐待連絡防止会の中で進行管理をしていくというふうなこともございましてふえているところでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) ここの中でですね、124ページのところですが、4のところで児童とDVと障がい者と高齢者と全部こんなふうになっているわけですが、こういうくくりで相談を受けているのは事実だと思いますが、私が思うのには、子育て支援センターをきっちり機能されてきて、非行だとか虐待だとかという子供に関するもので連絡協議会ができて、それで随時相談できるような体制をとっていくことが必要ではないかと思いますが、このように実施してきていて、何か不都合なことは今年度ありましたか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 保健福祉総合センターが調整機関というふうなところで位置づけておりますので実績報告書には長寿課のところにありますけれども、実際健康増進課、子育て支援課も含めて、学校教育課も含めて部会あるいは全体会議等を行っているものですので、連携の中でやれているというふうに認識しております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書、申しわけありません、戻ります、110ページです。110ページの(2)のところに社会福祉総合事務がありまして、そして生活保護のことが書いてあります。これについてですが、平成20年は相談が95件、申請が33件、却下が6件。平成21年は130件の相談で申請が24件、却下が2件ということになっています。これでいきますと、相談に来たんだけれどもほかの制度が十分理解できて、その生活保護を利用することはないということでこのようになっているのか。はたまたよく北九州などで問題になっていますが、申請をさせないというようなことがあって今回130件の相談に対して申請が24件ということだったのか。そのあたり、相談に来た人の様子を少しお聞かせください。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 相談の中で圧倒的に多いのは生活保護はどういうものなんだろうかという制度に対するところの質問といいますか、そういったところが多い状況にあります。月ごとに、例えば4月に相談した方がまた5月にというふうに複数回というようなところもありますので、延べではこのような数値になっております。申請を受け付けをしないとかそういったことは全くない状況です。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 去年も私、言ったかと思いますが、そのときにそのサービスのいろいろなことが、制度の状況が非常によくわかるという、そのソーシャルワーカーの配置が必要ではないかということを求めました。そのとき町長はそのソーシャルワーカーについても検討の必要性があるということを答弁くださったわけですが、そのソーシャルワーカーについていた方がいいと思うわけですね。この制度を使ってこう、この制度を使ってこうということで、生活保護に至らないような、何というんでしょう、生活保護に行かなくても生活を成り立たせるためにはそういう人も、配置も必要だと思いますが、このソーシャルワーカーの配置については検討したでしょうか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 生活保護の方の事務につきましては相談を受ける窓口あるいはその決定機関であります保健福祉事務所との連携が不可欠なものでございます。そこからの指導を受けながら職員のスキルアップというふうなところでは見ておりました。あとソーシャルワーカーというわけではないのですけれども保健師の方もその相談員の中に入れまして生活状況を確認するというような努力をしました。今後に向けて指定になりますと事務所が必要になるというふうなことになりますので、それに向けては配置の検討も行っていきたいというふうに考えています。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そのような記述もあったと思っておりますので、ぜひ検討されるように、これは希望したいと思います。
そして、きのうの総務の中で言いましたんですが、こちらでということだったので。富谷町の今の生活保護の級地はいくつですか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 3級、3の1です。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは仙台はいくつですか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 1級の2です。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 生活していく上で、道路が一つ違うだけでね、級地がこんなにも違うということで、さまざまなところで富谷町の人たちは、同じような生活実態にありながら、生活保護の級地は低いということがありまして、相談に行った際にもなかなかこれでは生活成り立たっていかないだろうということがあります。それで富谷町として国に対して生活保護の級地を引き上げるようにという、そういうことを求めていく必要があると思いますが、今まではそういうことはありましたか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 担当のところが保健福祉事務所の方に級地引き上げというふうな相談は随時しているところでございます。あと要望というふうなところでも上げておりますけれども、要望そのものは郡内統一のものであったりというふうなところで、なかなかそこには挙がらなかったという経緯がございます。ただ、こちらの方から相談申し上げたときにその保護基準のところは何で決まるかというふうなところで、生活保護基準の改定、20年にあったわけですけれども、その改定において厚労省の方では5年に1回の調査によって生活状況を見て生活扶助のところを検討していくというふうなお話をいただいております。ですので、20年に行っておりますので次、25年というふうなところですというふうな返事の方は福祉事務所の方からいただいているところです。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そのとおりでその平成20年に向けてということが大きな機会だったと思うわけですが。常に福祉事務所の方には相談している、要請しているということでありますので、25年に向けてはそうですが、随時その必要性があると思います。これからもときあるごとに級地の引き上げというものは言っていかれるつもりですか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 努力してまいります。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の165ページです。保育所費がありまして、ここの中に先ほど同僚議員も話していましたが、ことしの4月現在で待機児40人ということでしたが、これは常に動くもので、保育所ができるとそれについてまた保育所に入れたいという保護者がふえてくるということだと思いますが、富谷町で今回保育ママ、保育パパというのをしましたということがこの間の町長のあいさつあったわけですが。これについてその概要をお願いします。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず自宅において保育士資格を持っている方が3歳未満のお子さんを預かるという事業でございます。大変な好評を得ている、おかげさまで得ておりましたので、現在5名まで一人の保育ママがあずかれるように改正しております。当然保育士の方も生身の体ですので体調が悪かったりというところがありますので、その支援をする保育所として成田保育所を設置しましていろいろな事業のときにお呼びしたり交流を図りながら、保育所では味わえない本当に家庭的な中での保育が実施されている状況でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 3人から5人になったということだったと思いますが、その3歳未満の子供をね、一人で5人預かるというのについては、私は非常にね、心配があるんです。といいますのも、その3月の11日の大震災のときに、保育所の子供たちが、保育士が両手にその子の手を握り、抱えたとしてもせいぜい3人なんですよ。それを5人にするってそれがね、3歳未満というところで、これはむりがあるのではないかと思いますが。それについての検討はどのようにしたのでしょうか。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 保育ママがあずかれる人数は5人ですが、一人で見るというのではなく補助者をつけていただいております。5人の場合には2名以上の補助者をつけるというふうになっておりますので、常時3人で見るような形になるようになっております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 私としては今、果樹園の森が増築されまして子供たち受け入れる人数もふえました。しかしその、私としては保育基準を国以上にしながら、町立でね、直営で建てて、今40人、4月現在で40人となっていますが、これからふえてくることもたくさんあると思います。やはりそういうことが必要ではないかと思いますが、町立保育所の検討についてはどうだったでしょうか。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず、今はですね、民間でできることは民間でというような流れがあります。当然費用の面とか、それから職員の配置の面とかいろいろ考えたときに、どちらが一番効率的で、この町としてどれをするべきかというところの検討はしております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 子育てに効率を持ち出されると非常に違和感を覚えますが。やはり子育てするというのであればその、何でも、教育満足度日本一ということからすると子育てのところから始まっているというところで、そういう効率だけを考えるというかね、そういうことでないような検討も必要ではないかと思いますが、再度お尋ねします。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 効率というのが、何というんでしょう、お金にかかったところだけのサービスの低下とかではなく、認可でも町立に負けないぐらいいろいろ工夫して立派にしていただいているんですね、今やっているところを見ますと。ですので、やっぱり町立と認可があることによってこう切磋琢磨するようなところが見えてきて、お互いにいいとこどりして富谷の町の保育が伸びていくんではないかなというふうな思いでちょっと申し上げたんですが、言葉足らずでもうしわけありませんでした。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の203ページです。ここのところに小学校管理費がありまして、主な運営費の中に賃金、ことばの教室指導員というのがありますが、これはことし、今年度、平成22年度初めてだったでしょうか。お尋ねします。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) ことばの教室指導員につきましては従前からあるものでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) その方の、何というんでしょう、資格といいますか、それはどのようなものを持っている人ですか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今いらっしゃる方につきましては、宮教大の言語課程の資格を持っている方でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 宮城教育大学の現役の方ですか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 卒業生でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) その方はずっと通して来てくださっているということですか。何年間勤続されているのでしょうか

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今いらっしゃる方は、毎年毎年の更新ではありますけれども、現在2年目か3年目だと思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) ここに通っている子供達は何人ですか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 人数的にはですね、最初と最後ちょっと人数が異なるものですから、ちょっと後ほどお示ししたいと思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) わかりました。それでは後でお願いします。
 206ページ、お願いします。206ページに中学校建設がありまして、成田中学校の増築工事がありました。こういうことであったわけですが。教室はふえました。子供たちがふえたということでふえたわけですが、体育館は大丈夫でしょうか。手狭ではないでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 体育館につきましては現状のままで大丈夫だと認識しております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 保護者の方から非常に手狭だというような話を聞いておりますが、そういうことは学校教育課としては耳に入っていないし、現在これで十分だということなのでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 例えば部活動などの話でいえばですね、その体育館は1館しかございませんので、それですべてが、同じ部活が同じ体育館でやれないということだけで見れば、成田中学校のみならずすべての学校が手狭ということになるかとは思いますが、部活動以外の体育であったりそういったものについては特に問題はないというふうに考えてございます。保護者の方からはそういった声は特にこちらの方には上がってきてはございません。(「ああそうですか」の声あり)

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 何か行事をする際に、非常に窮屈だというようなことをその方はお話ししてたわけですが、そういうことも全く、それでは耳に届いていないということでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらの方にはですね、そういった声については特に届いてございません。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 213ページです。給食センターのことでお尋ねします。給食センターですが、新しい給食センターができるのが来年になったわけですが、まず今ある給食センターについてのその活用方向性は、この時点で検討されたのでしょうか。決まったのでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 二つあるうちの第2給食センターにつきましては解体ということになりますけれども、第1給食センターにつきましては今後検討ということになると思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 新しいその給食センターについては、アレルギーの子供たちにも給食が提供できるというような最新式のものがあるわけですが、今、保護者たちが一番思っているのは、放射能の汚染のことです。それでその3月の11日以降ですね、お母さんたちは非常に敏感になっていまして、それについては新しい給食センターでどのような対応をするのか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 放射能へのその給食対応につきましてはですね、新学校給食センター建設ということではなくて、今後その給食提供する上で今から検討していくというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 保護者からは、子供たちへの提供をするその食品の安全についてはちゃんと調べて、そして保護者にもわかるような説明があってほしいと、そのためにお金を使ってもらいたいと、そのために自分は税金を出しているんだというような話がありましてですね、これについては積極的に進めていくべきだと思うのですが。今後ですね、これから検討するということですが、大体イメージとしてこんなことを思っていますというようなのはありますか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今までもさまざまな形で公表してまいったわけでございますが、今後の検討の一つとしましては、提供する食材についての事前の検査というものも今後の検討課題だというふうに認識しております。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ありませんか。長谷川委員。

委員(長谷川隆君) 富谷町各種会計決算書の127ページ。これは10項1項の2目の8節報償費について質問いたします。先ほどの質問の中で、182万3,200円のこれはスクールガードリーダーの報償費を含まれるということをお聞きしましたが、それは間違いないでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) スクールガードリーダーの活動謝金ということも含まれてございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) このスクールガードリーダーというのは本当に今富谷町にとって、本当に貴重なといいますか、すごい制度だと私は思っておりますが、この22年度行政実績報告書の中にはどこに書かれているのでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 実績報告書の中には記載はしてはございません。

委員長(永野子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) スクールガードリーダーの仕事の内容について質問いたします。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) スクールガードリーダーでございますけれども、活動の内容としましては、学校の定期的な巡回指導であったりスクールガードの指導育成、それから学校内の防犯対策などが主なものでございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) 私は朝からスクールガードリーダーさん1名だと思います、今富谷町にとって。これはもう富谷町独自のだと思います。県のあれから離れていると思います、予算はついていないと思います、私の認識では。本当にこの警察のOBだと、署長のOBだと理解しておりますけれども、朝早くから交通指導をやりながら、各学校を回って1名カウンセラーその他のことを働いておられる貴重な存在であります。そういう方がこのスクールカウンセラーの198ページですか、この実績報告書の中にスクールカウンセラーが載っておりますけれども、そういう陰の方を、これも大きな実績だと思いますけれども、載せないというのは、あえて日の目を見ないように陰で頑張ってもらうということでしょうか。いかがなもんでしょうか。質問します。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) スクールガードリーダーさんの活動についてもこちらも非常に重要な役割だというふうに認識してございます。次年度の実績において検討させていただければと思います。(「以上です」の声あり)

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 決算書でお尋ねします。88ページ、89ページです。保育所費ですが、賃金がありまして、6,855万9,722円ということで臨時パートということでしたが、これに人数がありませんでした。何人ですか。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 臨時職員27名、パート職員27名でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 町長が就任なさってから保育士の採用を非常に精力的にしてきたわけですが、だけどもまだ54人が臨時だったりパートだったりということがありまして。これについて今後正規職員を、正規保育士、さらにふやしていくということだと思うんですが、これについてはどうでしょうか。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 平成23年度からでございますが、臨時職員が最長雇用3年まで認めていただく特区を申請いたしまして、富谷町が認められております。で、ことしの4月からもう既に実施しておりまして、震災による影響もその同じ保育士の方がいたということで大変落ち着いた中で対応ができたということで、所長先生たちも安心してよかったねというふうにいただいております。確かに職員というところですごく可能性を持った本当に優秀な方が臨時職員として働いておりますので、そういう方たちの力を借りながら進めていきたいというふうに考えております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 特区についてもお尋ねしようと思いましたがお答えがありましたので。3年だけ継続できると、これまでは1年で終わりだったわけですが3年間継続できる。ということですがしかし、3年するとまた同じようなことが起きてくるということになるわけで、やはりその可能性を持っている、本当に保育士たち同士がものすごく学び合うということで、すばらしい影響をそれぞれが与え合っているということも聞いておりますので。これについては3年の特区だけでなくて、正規採用にしていくという道については今後どうされるのか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず3年の特区が始まったばかりですので、その状況等々見まして、必ず3年がずっと続いていくんでなくて、来年また雇用してその方が3年ということになるので、3年たったらすべて切れるというわけではないんですね。ですので、その辺の状況も見ながら進めていきたいというふうに考えております。

委員長(永野久子君) ほかに。小川委員。

委員(小川昌義君) 行政実績報告書の85ページの4番、外国人登録者数というのがあるんですが、差し支えなければ国と人数、それでもだめならば大陸ごととか、もし人数がわかればお知らせ願いたい。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 外国人登録人口118名の国別の内訳です。全部ですといっぱいですので、上位五つご紹介します。韓国が60人、中国が21人、フィリピンが9人、ロシアが8人、アメリカが4人といった状況となっております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 3.11の災害の際にですね、こうした方々への対応というのはどうなっていますか。

委員長(永野久子君) 総務部長。(「委員長」の声あり)総務部長、まずお答えいただきます。

総務部長(眞巳千子君) そこまでの対応は行ったとは聞いておりませんでした。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それでは実績報告書の87ページ、予算書で行くと72ページの2款1項1目に値すると思うんですが、本庁の夜間の対応というのは減少傾向にあるんですが、これはどういった関係でこういうふうに減傾向に入っているのか、評価としてお知らせ願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 確かにここ3年間の数値を見ますと本庁の時間外来庁者数は減ってきてございます。そのかわりと言ってはなんですが、成田出張所の方の夜間の来庁者が多くなってきているというのが現状でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 91ページの方には今度評価が書いてあるわけですけれども、明石台地区の宅地造成に伴う体制があるということで具体的にどういうふうな、その夜間の時間外も含めて考えているのかどうか、評価の点でお伺いします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 確かに時間外、夜間の成田出張所の業務を行ってきています。また加えて明石台東地区の開発、それに伴った居住者、それに伴ういろいろな手続、そういった面では需要が成田出張所及び東向陽台出張所の需要が多くなってくると思いますので、その辺、体制的なところを庁内で検討していきたいと思っております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、実績報告書94ページ、予算書で行くと96ページ、4款……(「決算書」の声あり)決算書、ごめんなさい、決算書で4款1項3目、ごみ箱の台帳に今回浄化槽のデータベースを結合させるというふうになっているわけですが、この浄化槽のデータベースというのはどういうソフトを使っているわけですか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) これは平成21年度に国の地域活性化交付金を活用してごみ集積所台帳をゼンリンの地図のデータベースを整備したところなんですが、このゼンリンの地図データに浄化槽の設置した場所、こちらを載っけて管理するということになったものでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ゼンリンのデータベースを使っているとお答えですけれども、これは有料ですか、無料ですか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) こちらについてはごみ集積所台帳のデータベースとして町の方に帰属を受けているものでございまして、それを使って実施していくものでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) これは無料だということでよろしいんですか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) このデータベースを使用していく上では特別お金はかかりません。CD、ディスクでもって地図データを備えつけてございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 浄化槽の場合はどういう形で載っけていっているわけですか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) そのごみ集積所のCDデータに浄化槽の設置場所を載っけたということでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ごみ箱の場合はいろんな形とか大きさとかという形で載っけたと思うんですが、今回の場合、こういったものに対して地図上に載っかっているわけですけれども、写真とかそういうものは載っかっているんですか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 浄化槽本体とかの写真等のデータは載ってございません。

委員長(永野久子君) ちょっと、いったん休憩入れます。それではこの際、午後3時10分まで休憩といたします。

午後3時00分 休憩

午後3時10分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。小川委員。

委員(小川昌義君) 行政実施報告書の90ページ。各出張所の月別の状況を記入してあるわけですけれども、各出張所の人数は何人になっているか。(「職員の」の声あり)職員の数。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 公民館職員と併任の辞令をもらっている方もいらっしゃるんですが、出張所職員として、成田出張所が3名、あとそのほかは2名ずつでございます。合わせて11名の職員体制でやっております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) この各支所の1日当たりの取扱件数からいくと、この人数で、例えば本庁との比較した場合にですね、どういうふうな評価されているのかお聞きします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 出張所と本庁の事務的な役割、窓口対応はほとんど同じではございますが、本庁の方で戸籍とかそういったものを中心に入力したりとか作業がございますので、出張所では対応しきれないものが本庁の方での事務処理としてございます。そういったところで、この数字の比較だけでは、何といいますか、議論できない部分はあると思います。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、続きまして、実績報告書の87ページ、決算書の72ページの2款1項1目。最初に戸籍電算システムですけれども、これについて、前年度から見るとですね、電算システムの保守点検が増額になっているわけですが、この保守点検の増額になった29万9,250円、これの点検項目がふえたのかどうかということについて質問いたします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) こちらは点検回数とかがふえたということではございませんで、システムの更新のときの保守の無償期間が21年中についてはございまして、22年からは満額といいますか、1年分の保守料の支払いが生じておりますので、その分の差ととらえてもらえばよろしいかと思います。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 了解しました。
では続いて、住基ネットについてですけれども、昨年度から見ますと、この上から3段目にあるCS端末機器等保守というのがあるんですけれども、このCSについては、多分コミュニケーションサーバだと思うんですが、昨年度にこのサーバが保守点検がなくて今年度発生したということは、今年度というか22年度に発生しているということはどういうためにこういう発生したのか、質問いたします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) ちょっとすいません、調べますので時間ください。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 保守にしても改修にしてもそれぞれ時間帯というのをちょっと知りたいと思って前年度も質問してるわけですけれども、その辺わかればですね、あわせて後で報告をお願いしたいというふうに思います。
続きまして、報告書の方の203ページ。確認なんですが、学校のパソコンなんですけれども、これについては昨年度と同じ数でよろしいんでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) パソコンの数についてですけれども、22年度につきましては21年度と同じ台数でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) はい、了解しました。
それでは報告書の209ページ。一番下段なんですが、成果と今後の課題の部分ですけれども、一番最後の行ですね。そのツールとなる図書管理システムを円滑かつ適切に導入するとともに、授業での学校図書館活用に向けた教職員の意識向上やスキルアップを図っていきますというこの、意識向上、スキルアップというのはどういう意味を成している。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 読書活動につきましては学校教育の中の一つの柱というふうに考えてございまして、図書管理システムを導入したわけでございますが、実際の授業の中でも図書館の活用をできるだけ推進するということで、現在も小中学校の先生方あるいは図書館指導員等を対象に研修等も行っているところでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) この県内図書システム、ちょっとソフトの名前ちょっと出てこないんですけれども、結構オンライン化されてつながっているわけですが、この小中、公民館、幼稚園、保育園、こういったものがこの連携してつながっているようになるんでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今現在はその図書システムにつきましては小学校であれば小学校の中でその貸借をするための連携をとっている、あるいはその中学校ともやり取りができるような形をとっております。今後はその公民館との連携も考えて協議検討を始めるところでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) またこのソフトを使って購入したり閲覧したりすることはできるわけですから、できるだけ今、私話したような広域なラインをつくってですね、なおかつ県との、ないしは仙台市とのですね、そういうものについては検討しているでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 現在は町内での連携ということを検討しておりますので、県あるいはその仙台市との連携については検討してございません。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 最後になりますけれども、決算書の152ページ、10款6項3目、実績報告書で215ページになるわけですけれども。新しい学校給食センターですけれども、これの報告書にあるそれぞれ書いてあるわけですけれども、これの入札の日にちというものをわかれば教えていただきたいんです。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 直ちにちょっと入札の日についてお答えできませんので後ほどお示しさせていただければと思います。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) この新学校給食センターの総枠の予算というのはどの程度になっている。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 総額では20億前後でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 以前に聞いたときは15億と聞いてたんですが、これ間違いですか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 建物だけで言うと大体その13億ぐらいになるんですけれども、その他の厨房備品であったりその他一般備品を考慮しますとおおよそ20億前後になろうかというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) ほかに。森委員。

委員(森栄君) 決算書の33ページです。4目教育費国庫補助金の4節で安全安心なまちづくり交付金、予算額が1億5,078万8,000円の予算に対して収入済額が8,450万8,000円でありますけれども、これ補助金なんで、補助の内示があった時点で予算の減額はなぜやらなかったんでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 安心安全な学校づくり交付金の関係でございますけれども、予算額で1億5,078万8,000円で、調定額及びその決算額がその8,450万8,000円ということで、差額としてその6,628万ほどございますけれども、こちらはそもそも交付金につきましては22年度についてはその建築補助額の4割分、そして23年度についてはその6割分を申請するということで行っておりましたけれども、22年中に宮城県の方からその23年度中の予算措置が非常に厳しいというふうな説明がございました。で、実際の交付を受けるのはその23年度にはなるんですけれども、22年度中に前倒し申請を行って、行うためにその予算計上をしたものでございます。で、6割のその前倒し分につきましては23年度に交付されることが明らかであるために、すべて明許繰越を行って22年度中での調定を行わないということで財務処理上は問題ないものでございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく決算書の140,141ページですけれども、1目の社会教育総務費ですけれども、補正予算額が110万3,000円に対して補正してますけれども、不用額の方で192万4,503円が不用額として載ってます。この数字だけ見れば補正しなくてもよかったのではないかと思われますけれども、いかがでしょうか。

委員長(永野久子君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 結論からというところではそうなるかもしれませんけれども個々の科目ごとの執行というところを考えると、それぞれに不足があれば補正をし、余れば減額というところの対応になるかと思いますけれども、そういう結果ということでご理解をいただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく決算書の150ページ、それから151ページですけれども、1目の保健体育総務費、これについては減額補正で249万2,000円が減額補正されてます。それに対して不用額が241万7,286円ということで不用額生じてますけれども、この点について、減額してもさらに不用額が生じてるというようなことについて、どのようになっているのかお伺いします。

委員長(永野久子君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 先ほどお話ししたとおりでございまして、それぞれの科目での増減のところで調整をした、その結果というところでご理解していただきます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) じゃあ同じページで総合運動公園費なんですけれども、これも補正の予算額で135万4,000円が減額補正されていますけれども、不用額で545万9,066円が不用額として生じております。不用額の金額が大きいんですけれども、なぜ減額補正などでさらに対応しなかったのか、お伺いします。

委員長(永野久子君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 大きな減額というのがその修繕料等々で大きく減額、需要費総額で360万ほど、ごめんなさい、不用額というふうなものになってございます。そこで先ほどのお話のとおり、それぞれに処理しているものですから、そういった形になってございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 内容はわかるんですけれども、それならば不用額これだけ金額生じているんで、なぜ減額しなかったんですかということをお伺いしているんです。

委員長(永野久子君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 修繕が大きく余ったわけですけれども、それはどんな事態でどういう修繕が出てくるのかというところもありますので、それは想定できないというところで減額をせずにここに不用として載っているものでございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 決算書の52ページ、53ページですけれども、3目教育費貸付金元利収入、それで1節の奨学金貸付金元利収入、収入未済額が1,391万5,900円生じていますけれども、その後の収納についてはどのようになっているんでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) その後の収入未済につきましては、督促状あるいは納付書を未納者の方にお送りしまして、その納入に努めていただいているというところでございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) その後の収納金額についてはどのようになっていますかという質問です。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) その後の収納については、22年度で言いますとその収入未済が1,391万5,900円でございますので、23年度について現在も正確な金額については今承知しておりませんけれども、入金を徐々に入れていただいているというところでございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく4項雑入1目雑入2節の給食費納付金ですけれども、これも収入未済額396万1,438円が生じていますけれども、その後の直近の収納額はどれぐらいになっているんでしょうか。

委員長(永野久子君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 直近といいますか23年度現在の額についてはちょっと今データ持ち合わせがございませんので、後ほどお示ししたいと思います。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 実績報告書86ページです。各種証明書の交付状況ということで載っておりますが、それでお聞きしたいんですが、各種届出また申請するに当たってよく身分証明書の提示というものが求められておるかと思います。今思いますと、身分制度はもちろん今ありませんので、身分証明書の提示という言葉自体がやはり私、今の時点では合わないのかなと思いますけど、その辺、実際申請届出において身分証明書と文言が入っているかどうかお聞きいたします。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 窓口で手続していただきます書類の中でですね、住民異動届というのがございます。その中に、括弧書き注意欄ですが、届出人は異動届出書に身分証明書、運転免許書等を提示してくださいというような表現はまだしてございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 今申しましたようにやはり今の時代、例えばほかのことを調べますと身分証明書という言葉は使わずに、本人確認資料というような言葉を使っているのがほとんどのようであります。身分証明書というのが今、やっぱり身分制度がありませんので、その辺の文言についてやはりこれから修正するなり何か検討されるべきと思いますけどいかがでしょうか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 確かに委員のお話しのように身分証明書といいますとそのような社会的なストレスとか身分制度というような、と関連づけまして不快感を示す方もいらっしゃると思います。例えば窓口の対応としましては身分証明書という言葉は極力今使ってございませんで、住基法の改正以来本人確認が義務づけられていることから、本人確認する証明書等をお持ちですかとか提示してくださいというような表現ではしております。ただ、書類上は今のように活字で表記されているものがありますので、その辺につきましては市町村が発行しています身分証明書、禁治産者、準禁治産者とかですね、現在ですと制限行為能力者とかそういったものの有無を証明する身分証明書と混乱もしかねませんので、書類上の活字については今後検討していきたいと思います。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 続きまして102ページです。102ページ、粗大ごみについてでありますが、粗大ごみ、町民の皆様から出していただいているわけでありますけれども、これについて、確か毎年それを欲しい方に差し上げているというか、そういったことをされていると思いますけれども、22年度においていかがだったでしょうか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 22年度におきましても実施してございました。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 私、ほかのちょっと自治体のちょっと調べましたら、インターネットでそのものを映像を載せて、そしてそのリサイクルを図っているというところがございまして、こういった方法でより一層リサイクルを推進するということではありますけど、こういったことについてお考えはいかがでしょうか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 現在清掃センターにおいて2月、3月ごろにやってございました。ことしは環境月間に合わせて9月というようなことを当初考えておりましたが、10月ですね。考えておりましたが震災の影響等もございまして、震災ごみがたくさんあるという状況で見合わせております。今お話しのようなネット上でのリサイクルの、再利用とか再生使用の関係の公表まではまだ考えてございません。現地においての展示、再利用を図っていただくというようなことで考えております。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) それでは続きまして、同じページでありますけれども、廃食用油リサイクル業務の事業についてあります。今現在というか、鷹乃杜、富ヶ丘南部、富ヶ丘北部で実施されたわけでありますが、これについて成果というか、どのようにお考えでしょうか。

委員長(永野久子君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 実際の収集量がこちらに載っていまして、6カ月間で626リットルです。当初私の方で試算しておりました量につきましては、全国での平成16年度の全国統計の結果、一人当たりですね、1世帯当たり0.2リットルから0.3リットルの廃油が出るというような統計がございました。その数値をもとに対象地区での世帯数等から試算したときに、ひと月あたりで大体700リットルぐらい回収できるというようなことで最初は計画をしておりました。結果、このように、6カ月間でやっとひと月分になるかならないかの量というようなことで、一人当たりにしますと0.015リットルぐらいの量ということでございます。今後はそういった実績に基づいて見直してですね、検証してまいりたいと考えております。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 今年度におきまして、今年度かな、成田地区でもモデル的にやられているお話も聞いておりますので、ぜひとも私自身としてはやはり推進していただきたいと思っています。
 続きまして、129ページになります。介護施設整備補助事業につきまして、スプリンクラーの設置が2カ所というのがありますが、このどこに設置されたかお願いいたします。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) ひかりの里とそよかぜでございます。そよかぜ、とうみやの杜の中のそよかぜでございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 今回2カ所つけていただいたんですが、ほかの施設におきましてはこれはいかがなんでしょうか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) もう1カ所グループホーム、いちいの杜がございますが、そこは新設建物でございまして初めからついてございますので、全部スプリンクラーはついたということでございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そうしますと、今のところ、今現在つけるべきと思われるところはすべてつけ終わったという感じでよろしいんでしょうか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そうです。

委員長(永野久子君) 浅野委員。

委員(浅野直子君) 実績報告書の168ページの(3)番なんですが、訪問指導、電話相談の状況のところで、これに当たっていらっしゃる方々はどの方々が相談、指導に当たっていらっしゃるのかお聞きしたいと思います。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 訪問指導につきましては在宅の助産師さんとかが行っておりまして、電話相談については保健師が対応をしているところでございます。

委員長(永野久子君) 浅野委員。

委員(浅野直子君) その下に、済みません、表の下に家庭訪問や電話により、妊娠期から思春期までの心と体の問題や子育てなど幅広く内容に相談、対応しているというふうに書いてございますが、お尋ねしたいんですが、この妊娠期、思春期とございますけれども、比較的どちらの方が相談等は多いんでしょうか。

委員長(永野久子君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 大変難しいところで、妊娠期の方からの相談も大変多いし、それから思春期の方も多いので、大体同じぐらいかなというふうに思っております。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) それでは、質疑なしと認め、これで質疑を終わります。以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。なお、次回は9月30日金曜日に引き続き行うことといたします。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。

午後3時40分 散会

平成23年決算審査特別委員会(第3号)

平成23年9月30日(金曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員19名

  • 委員長 永野久子
  • 副委員長 小川昌義
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 千葉達
  • 委員 森栄
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 長谷川隆

欠席委員

  • なし

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 千葉芳樹
  • 企画部長兼経営企画課長 荒谷敏
  • 総務部長兼総務課長 眞山巳千子
  • 福祉部長 千葉美智子
  • 建設部長兼都市整備課長 鴇謙一
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信
  • 企画部産業振興課長補佐 安藤敏
  • 企画部産業振興課長補佐兼産業立地施策専門監 武内純
  • 総務部税務課長 吉田尚樹
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 内海壮晃
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 狩野悦子
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 渡邊正貴
  • 福祉部健康増進課長 小松巌
  • 福祉部健康増進課長補佐 高橋加代
  • 建設部都市整備課長補佐 若生稔
  • 建設部都市整備課長補佐 伊藤正
  • 建設部都市整備課長補佐 斉藤英夫
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一
  • 建設部上下水道課参事兼事業管理監 黒川正司
  • 建設部上下水道課長補佐 相澤友子
  • 上下水道課長補佐 浅野康則
  • 学校教育課長 神田能成

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄
  • 主査 伊藤潤哉
  • 主幹 日野新一

午前10時00分 開会

委員長(永野久子君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席委員は19名です。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開きます。
 ここで、昨日の委員会での小川委員からの質疑に対する答弁に関しまして、学校教育課長から訂正の申し出がございます。
 発言を許します。学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) おはようございます。
 昨日の小川委員からの質問に対する回答に誤りがございましたので、訂正をさせていただきたいと思います。
 新学校給食センター整備に係る支出見込み総額はとの質問に対しまして、20億円程度ということで回答を申し上げましたけれども、16億5,000万円の誤りでございましたので、訂正しおわび申し上げたいと思います。
 また、新学校給食センター整備基本方針の中に、概算工事費としまして15億円を上限することが明記をされてございますけれども、その中には敷地造成工事費、それから備品購入費、地質調査費などにつきましては15億円には含まれないということとしてございます。このことから現在は当初の見込みどおり推移しているものでございます。
 以上、訂正をさせていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 本日の会議に入ります。

認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(永野久子君) 認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち、企画部産業振興課及び建設部都市整備課の所管に属する決算について審議をいたします。
 また、終了後引き続き、平成22年度各種特別会計歳入歳出決算及び水道事業会計決算について審議をいたします。
 これから、各担当課長へ内容の説明を求めます。最初に、産業振興課長お願いいたします。

[産業振興課長、建設部長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
 また、質疑においては、ページ、款項目を明示されて行ってください。
 質疑ございませんか。渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 何件か、ちょっと質問をさせていただきます。
 まず、実績報告書の32ページであります。この中でブルーベリー関係の報告がなされておられますけれども、まずもってこのブルーベリーの組合員数の増減をお知らせ願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 現在は24名でございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) それはふえているのか、ふえていないのかをお示しください。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 21年度と比しては同じでございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 今21年と同じ組合員数だということでありますけれども、組合員を増加させるための努力はどのような働きをしてきたのかお尋ねをいたします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) まず、ブルーベリーの産地拡大ということで苗木の新植補助、それから補植補助、それからピートモス等々の資材の補助をしておりまして、こちらの方でブルーベリーの栽培面積の拡大、そして生産組合の方の増員ということをあわせまして、ブルーベリーを富谷町が導入した当時からお世話になったといいますか、関連のあります元岩手大学の教授である方に、蔵王町のブルーベリーの栽培をしている方と連携をとりまして、栽培講習会などを開いております。ですのでその辺で、地域の方にも広く組合員の増員ということで勧誘をしていただいているところでございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 同じ項目の中で、先ほど課長もお話しされましたが、新植、それから補植苗木の補助という項目がありまして、その中で事業実績面積が0.36ヘクタール、これがふえているというように思われますけれども、これはあくまでも新植された中での実績でありますか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) こちらにつきましては新植と補植に換算して算出した面積でございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 実はなぜそういうことをお聞きするかと申しますと、要するに、この補植をするということは、そのブルーベリーの木が枯れてしまう、そういった状況の中で補植されてくるのだと思っております。やはり一つは、ほとんど枯れない組合員のその生産状況と、何回も補植しても枯れるような状況をお持ちのその畑と申しますか、そういった部分があると思います。やはり管理の問題かなり徹底しなくないだろうと。要するに、我々の血税でそこに注ぎ込んでおる158万4,000円というものが明記されておるわけでありますけれども、その辺で組合員であるからその管理が怠っていても、補植をしたいということで要請すれば無償で補植できる。そして、一生懸命管理をしてその町に頼らないような状況で何とか維持をさせたいということで頑張っている、そういった人たちのこのふぐあい性というものが、私は見えるのではないかと思いますけれども、その件について課長からの答弁をお願いします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) この辺につきましては内部でも、あるいは生産組合との話し合いの中でも、苗木の補助を始めてから、平成19年だったと思いますが、3年から5年ぐらいで、苗木を植えてから実がとれるまでの期間がありますので、補植については、補助の期間については今年度ぐらいかなというようなお話も代表者とはさせていただいております。新植については引き続いてということなので、今委員おっしゃるとおりのような方向で、これから話し合いを進めてまいりたいと思っております。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) このブルーベリーというものは町の顔であります。そして、カントリーロードにも明記されておりますし、やはり組合員ということだけをターゲットにするのではなくて、富谷町の住民に対して、やはりブルーベリーの拡大、生産拡大に伴って、個人に対しての基本的なる補助金制度を考える考えはなかったのか、その件についてお尋ねをいたします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 現在のところ、生産組合を通して農協が窓口という形で補助の形をとらせていただいておりますので、個人には考えてございません。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 次に、決算書の105ページに明記されておりますブルーベリー産地拡大事業という項目があります。その内容についてお知らせを願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) ブルーベリー産地拡大事業は主に、先ほど申し上げました苗木の補助、それから資材の補助、それからブルーベリーふれあい教室等の開催時の講師謝礼あるいは賄い材料代等ということになります。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) ちょっと私も認識不足で質問するわけでありますけれども、ちょうど震災受けられまして、22年度のこの決算に値するのかどうか、ちょっと私もはっきりしませんけれども、放射能による汚染という形でのこのブルーベリーの販売実績、要するに前年度と比べての販売実績、かなり風評被害もたくさんあったと聞いております。その辺について、もしおわかりであればお示しを願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) ちょうどゆうパック、ブルーベリーのゆうパックの注文を受ける発送時期でございました。それで、生産組合の方では関東の方から大口の注文者がいらっしゃったということで、その方から今回は贈答用品なので購入はできないという返事があったのが大きいと。それが100ケース単位だったというふうに聞いております。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 大変失礼をいたしました。たしかゆうパックの発送は本年度に入って、多分七、八月ごろからかと思いますので、22年度の決算の内容ではないというふうに認識はさせていただいたんですけれども、あらためてこの件について、やはり風評被害等で大分ダメージを課せられているこのブルーベリー生産農家に対して、実質町としての助成関係を今後傾注していかなくないだろうと、こんなふうに思っております。そういった意味からして、22年度の中でその考えがあるかないかというような質問は多分指示させていただきたいと思いますので、その件についても改めて取り組みをぜひお願いしたいと思っております。
 それから、決算書の107ページの6目の19節負担金補助、生産調整の推進費用ということでありますけれども、たしかこれは、草刈り等に対して減反を維持させるというような事業でなかろうかと思っております。そのときに、たんと草を刈ったときに与えられる助成金として、たしか3,000円と記憶しておりますが、間違いありませんか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 町が2,500円、あさひなが1,000円の合計3,500円でございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 3,500円ということで理解をさせていただきました。その中で、耕土改善した美田と申しますか、そういったところの減反した地域と、それから通称、私ども申し上げております沢田、そういったところの減反している状況の中では、大分労働費が違ってくるわけであります。恐らく美田と申される耕土改善した地域から比べれば、沢田は5倍も10倍も労力費がかかって全く同じような助成というような形になっておろうかと思いますけれども、その件についてのご認識をお伺いいたします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) この水田の状況によって補助額を変えるということは考えてございません。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 考えていないというよりも、そういった部分を担当課として確認しているかどうかを再度お聞きをいたします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) これは春と秋の2回を刈っていただいた方に交付するという前提ございますので、春につきましては農政協力員さん、区長さんと同行しながら現地を確認させていただいております。秋については、農協、失礼しました、それに農協職員と町職員ですね。秋については、農協職員と町職員で確認をしておりますので、委員おっしゃるような沢の部分まで現地に足を運んで確認しておりますので、それできっちり草刈りをしていただいた方に補助をするという形をとらせていただいております。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 草を刈って管理をした後を見るだけでなくて、やはりどういった状況の中でそれを一生懸命管理しているかということを掌握しないと、なかなか今の私の議論と、それから担当課長の議論がかみ合わないのでないかと、私は思っております。要は、実際私もそういった立場でおるものですから、実質3畝歩ぐらいの沢田に大体4人ぐらいの人件費をかけて管理をするわけでありますね。到底、1人1万としても最低4万かかるわけですよ。それで、1万5,000弱、強ぐらいの、1,500円強ぐらいの助成金をもらっても、管理するそういった気持ちがやはりずっと続くかといったら、なかなか難しい部分あるわけですよ。そういった意味からして、事前にそういった部分をちゃんと調査しているのかというようなお話をさせていただきましたけれども、改めてそういったところも今後調査をする意志があるのかないか、その辺についてお聞きをいたしたいと思います。

委員長(永野久子君) 条件が違うところに一律の補助でいいのかどうかということですね。(「はい」の声あり)産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) この草刈りの3,500円の補助については、いろいろご意見をいただいているところでございます。この水田保全の補助金というのは富谷町独自でございまして、他の黒川3町村にはございません。今、委員さんおっしゃるように3,500円交付されてもなかなか人手頼むとできないよなというお話と、自分の田んぼなんだから3,500円もらっても刈んなきゃねえでねえかいという人もいらっしゃいまして、この辺についてはなかなかその条件がありますが、今までのこういった水田保全と、3,500円ですが、これがあることによって耕作している田んぼと隣接する田が、ある程度隣に影響を与えない形で何とか保全していただいているというふうに考えております。それで、今補助金の額の算出基準については、ちょっといろいろ農政協力員さんなりあるいはあさひなあたりと情報をいただきながら、ちょっと検討させていただくということでお答えさせていただきます。

委員(渡邊俊一君) 委員長、休憩に入りますか。それによってちょっと……。

委員長(永野久子君) そうですか。
 それでは、この際11時10分まで休憩いたします。

午前11時01分 休憩

午前11時10分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 先ほど課長の答弁の中で、単独の補助制度だと、我が町の単独での補助制度だと、ほかにはやっていないというようなお話をされました。それはどこを基準にして、我が町単独の補助制度だというようなお話をされているのか、お聞きをいたしたいと思います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) これは黒川郡内で水田保全に対しての補助金という形でとらせていただいておるのは富谷町ということでございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 郡内については私も認識しております。ただ郡外では我が町と同じような状況の中で補助金を差し上げているというか提出している状況も見られますし、また、先ほどあさひなさんから1,000円の助成が組み入れられているというようなお話でありましたけれども、ちょっと今休憩の状態の中で、じゃああさひなさんは富谷だけにその助成をしているのかというようなお話もちょっと伺いました。もしおわかりであれば、この黒川4カ町村の中で富谷だけなのかどうか、その辺わかっていればお示しを願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) このあさひなからの1,000円も含めて、町独自の補助の仕方をしているということで、水田保全に対して、町がまた2,500円と合わせて3,500円の水田保全事業というのは富谷町独自でございますというお話をさせていただきました。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) やはりこの水田保全というのは、ただ水田を保全するだけの問題ではないんですね。やはり災害に対して強いまちづくり、そういった意味からしても、やはり十二分に今後とも進めていかなくない部分があると思いますので、そして、他町村については基本的に沢田というものが余り多くない町村でありますから、そういった意味からしても、今後改めて先ほど課長が申し上げましたとおり、事前の調査も十二分にするというような力点を置いていただくように強くお願いをいたしたいと思います。
 次に、実績報告書の174ページでありますけれども、ここに町道の……、失礼、No.6太子堂地区道路整備事業が明記されておられます。今現在の整備してきた中で、残り数の整備、距離数はどのくらい残っておるのか。もし手元でおわかりであればお示しを願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 道路延長で約2.7キロ、側溝で、倍ですから5.4キロということになります。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 側溝整備、確かに大変、町長にならってから急激に進めていただいておるという認識は持たせていただいております。大変地域の住民も喜んでおるというようなそういった報告も受けておりますし、ただその側溝整備をして、町道、その道路の整備、側溝整備とともに道路の整備をしないと、なかなかふぐあいが出てくる部分がたくさんあるわけであります。私の隣に今座っておられます磯前委員もよくそういった質問をなされておりますけれども、やはりある程度、側溝整備と同時にこの道路整備もやはり進めていくことが重要でないかなとこんなふうに思っておりますけれども、なかなか予算の中でおやりになる事業でありますから、簡単に側溝整備と同時に進めますというような話は恐らく出ないんでしょうけれども、その辺についてのご認識を部長からお聞きをいたしたいと思います。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 私どもも側溝整備事業長年やっている中で、有蓋化のわき50センチですか、50センチの上に掘削した部分を舗装復旧しているわけです。側溝を入れかえるわけですから、必ず舗装は切らなくちゃいけない。いい道路も切れば悪い道路も切るというふうなことで、その後全面復旧すれば予算がかさむというふうなことは十分に認識しておりまして、私ども進めたいんだけれども、なかなか道路もやれば延長が進まないということで、先にやった区域の方々からは喜ばれても、待っている方もかなりいるというようなことで、非常にこの事業については苦慮しているところでございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 私も重々理解しながらお話をさせていただいておるつもりであります。ただ、これから今度寒くなり雪が降る。そうしますと道路の除雪をやはり地域住民が一生懸命になってやるわけでありますけれども、その除雪する際に、スコップというんですかね、それがもう引っかかって、もう力強く押していって引っかかって転んでしまうような、そういった道路も大変見受けられます。ですから、そういったところも改めて十二分に調査をした上で、側溝整備ともにどのようにしていったらいいか。そして、どのような予算化にしていったらいいかということを、この22年度で考えを持たなかったのかどうか、その辺をお聞きいたしたいと思います。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 確かに以前にも皆様からご質問いただいて、側溝とともに道路整備もできないかということで、当然道路に極端な凹凸や、何といいますか、道路線形が思わしくない部分については、部分的にはやってきた箇所もあるわけでございます。一般質問にも皆さん方からかなり道路整備についてご質問いただいておりますので、今後の方針等について十分に煮詰めながら、あと方向性を示していきたいと思います。以上です。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 実績報告書とか決算書の中に明記というか、確たる明記はされていないんでありますけれども、道路整備全般的な質問をちょっとさせていただいてよろしいでしょうか。

委員長(永野久子君) 具体的にはどういうことでしょう。

委員(渡邊俊一君) 要するに、舗装整備、再度舗装整備していくわけですけれども、そうしますと、どんどんどんどん舗装が民地よりも高くなってくるわけですね。ですから、単なる……、そういった形のちょっと質問をさせていただきたいんですけれども、よろしいですか。

委員長(永野久子君) どうぞ。

委員(渡邊俊一君) 民地よりもその道路が、道路の宅盤が高くなってしまってくる。ですから、ただ舗装するということでなくてやはり削って、従来の舗装地を削って、改めて整備をしていくことが重要でないかと私は思っております。今回の震災もそのとおりでありますけれども、その後の豪雨関係も、つぶさに私も個人的に視察させていただいたわけでありますけれども、道路から逆に宅地にどんどんどんどん水が入ってくる、そういった地域が大分多くなっております。特に、旧団地と申しますと大変語弊あるんですけれども、古くなった新興住宅地といいますか、そういったところが大分そのような状況にあるわけでありますから、そういった部分に対してのご認識は22年度でお持ちだったか、お聞きをいたしたいと思います。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これまでの舗装・補修のやり方では、私たちも認識しておりまして、特に鷹乃杜ですかね、鷹乃杜はかなりかまぼこ形といいますか、そういうふうな道路形状になっているということは認識しております。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 今の質問でありますけれども、町長にお尋ねをいたしたいと思います。22年度でそういうたぐいの予算計上としては少し少なかったのではないかと、私は思うんですけれども、やはりそういった整備に対しての町長の思いも十二分に受けとめられますので、22年度の予算として町長は十二分だったのかなというような、そういったご質問をちょっとさせていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 十二分かどうかということについて言えば、はいそうですというふうには申し上げられない状況でございます。私も就任1期目でありましたので、19年から22年につきましては、前町政時代の踏襲といいますかね、しかしながら、部分的には重点特化をしたというふうなところもございます。いよいよ2期目ですので、この道路の課題については、今委員がおっしゃるとおりでございますので、それぞれの地域ですね、そしてまた古さ、そしてまた現状を十分なる勘案をしまして、全体の見通しをお示しする状況を早くつくりたいと、こんなふうなことを2期目、23年度以降に向けて今取り組んでいるところでございますので、ぜひともご理解をいただければというふうに思うところでございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 次に、実績報告書の175ページであります。防犯灯について質問いたします。この防犯灯の設置基準というものがあるのかどうかをお聞きいたしたいと思います。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 団地部と農村部の設置はちょっと異なるんですが、団地部ですと、基本的には電柱1本おきに1灯というふうなことで今までやってきております。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 従来からそういった方向で行っていることも、私も理解はしているわけでありますけれども、やはり一つは通学路、やはり今からどんどんどんどん日が短くなってまいります。そういった具体的に申し上げますと、あけの平地区の小中学校の通学路についてでありますけれども、住民からもいろいろ要望を出されておられます。しかし、この防犯灯について各地区の増設関係について明記されておられますけれども、そういった通学路的なものに対して、電柱1本飛ばしての感覚で物事を捉えていいのかどうかというような疑問を私は持たせていただいております。特に、今申し上げましたとおり、あけの平地区については、あけの平地区ばっかしでないんですけれども、日吉台もそうでありますけれども、新設箇所が1カ所もない。やはりそういった住民の声が十二分に行政に届いてそれが反映されているのかどうか、ちょっと疑問なところが十二分にあります。そういったところで、この22年度の中でなぜその辺についての取り組みがなされなかったのかをご質問いたします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 私ども、地区懇談会あるいは行政区長会を通じて、またその他防犯部の方々から、その地区の危険箇所、危険箇所が何カ所があるというふうなことで要望をいただいておるところについては、22年度については要望された箇所についてはすべて設置したという認識ではおるんですが、あけの平、そして日吉台という地区名出ましたが、ちょっと残念ながら、地元からの声というのがなかったというのが事実でございます。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 地区懇談会とかそういったもので出ないから設置はする必要ないんだというような考えに今聞こえましたけれども、私どもはやはり議会議員として住民から負託されてきている20名の中であります。そういった議会議員の、住民から要望を受けた議会議員のその考え方もやはり真摯に受けとめてもらわなければならないと、こんなふうに思いますけれども、改めてその件についてご質問をいたしたいと思います。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 何ですか、委員おっしゃるように、言われなかったからやらなかったということではなくて、言ったものについてはやりましたということで、その辺は言われなかったからやらなかったということじゃないということは、ちょっと認識していただければと思いますけれども。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) なぜそのようなお話をさせていただいておるかと申しますと、この防犯灯の増設関係について、要するに22年度で70基ふえているというような明記をされております。しかしながら、この中のほとんどが新しく造成されて、今現在どんどんどんどん住宅地が張りついてきているそういった場所であります。ですから、それ以外のところで、例えば今申し上げますと上桜木、それから杜乃橋、これは今までなかったところに住宅が張りついてきて、それで増設をした。増設でないんですね、それは。それはやらざるを得ないものがあるわけであります。ですから、それ以外については24基しか増設していないわけです。70基のうちですよ。いかにも70基というと物すごく増設したように見受けられますけれども、旧来の地域に対しては24基、それもその中で、例えばどうしても今までなかったからここにつけなくない、そういった地域が出てきますね。それを除いた場合に、新たな新設するような状況の中での件数というものは幾らもないということでありますから。ですから、安全安心のために防犯灯をつけるわけでありますし、確かに照度も上げていただいた、それも理解できますし、やはりこれからのこの防犯対策の問題、それを一つとらえても、小中学生の安全安心に結びつくような、そういった通学路に十二分に配慮したその設置の仕方というものが大事でないかと思います。その件について改めて22年度の中での考え方をお示し願いたいと思います。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 通学路につきましては、交通安全施設等も含めて学校教育課と連携しながら、ある程度の対策は講じてきたつもりでございますが、その通学路に限って防犯灯十分だったかと言えば、委員おっしゃるとおり、十分でなかった部分もあるのかなとは思います。それを認識しながらやっていたかと言いますと、不十分なところもあったかと思いますので、23年度に向けて、現在今やっていますが、再点検しながら、不足しているところについては増設等も考えながら事業を進めていきたいと思います。

委員長(永野久子君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 最後になります。ちょっと戻りますけれども、174ページの実績報告書の中で、再度ちょっとお聞きいたしたいと思いますけれども、この町道沼田線、大分進んでまいりました。これは大変地域の住民にも喜ばしいことと喜んでいただいているわけでありますけれども、この震災においてその町道沼田線の改良事業がおくれるということはないんですね。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在、発注準備をしておりまして、間もなく入札に付される予定でございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) 行政実績報告書でお聞きします。報告書の177ページです。この中で59項目の道路維持、それの一番目道路維持管理事業、それの2番の舗装工事関係、ここでお聞きします。
 舗装工事関係の一番下に記載されております街路樹補植撤去工事、これが低木1,676本。それから、中が、全部で低木が1,190本、中木、これが106本とこういうふうになっています。撤去が1,676本とこういうふうに記載されていますが、この内訳はどこであるか。主なものでよろしいですから、お聞きします。

委員長(永野久子君) 地域ですか。地域ですか。(「何ですか」の声あり)箇所ですか、その内訳の。

委員(磯前武君) 箇所。どこの行政区であるか。

委員長(永野久子君) 箇所ですね。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 1カ所、成田環状2号線といいまして、成田東小学校の幹線道路でございます。そして、もう一カ所が杜乃橋一丁目、二丁目境の都市計画道路でございます。以上2カ所でございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) それでは、植栽の方ですね、撤去は、今言ったのは撤去ですね。撤去ですね。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 撤去の方ですね。植栽の方は、杜乃橋二丁目の方でございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) この中木の植栽106本、これはどこですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 杜乃橋でございます。済みません。杜乃橋と植栽もう一カ所ございました。東向陽台三丁目にも一部やってございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) この撤去の中に、明石台一丁目の東向小の歩道の撤去は入ってないんですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それは含まれておりません。修繕工事の方でやってございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) 修繕工事に入っているということですが、21年度は修繕工事に分類されていて、22年度は舗装工事関係に入っているんですが、これはどういうことでしょうかね。21年の実績報告と22年では変わっているんですね。これはどういうふうなことで変えたんでしょうか、分類が。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 済みません。段が一つずれてございました。済みません。これは舗装じゃなくて、道路工事の方に入れるべきだった項目でございます。済みません。お気づき済みませんでした。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) ちょっと撤去する基準はどのようになっているか、お聞きします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは枯損木を取ったケースと、それから、委員も十分ご存じかと思いますが、明石台六丁目地区から、あれは二丁目、三丁目のあれですか、あそこにかけて一部のかなり大木となってとげがあったりというようなことで、街路樹にそぐわない木があるというようなことで、住民の方々からも撤去の要望があって、一部根が住宅地の方にも侵食されているというふうなことで、皆さんのご要望にこたえて撤去・伐採等をした箇所もございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) 地域住民の要望、これが多いということで、歩道が木の根で持ち上げられて大変苦慮しているということは私も聞いております。その撤去した後、結局、撤去した場所がそのままになっていると。これは低木を植えるのか、それとも歩道として、ふたをして歩道としての整備を図るのか。その辺はどうなんですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 撤去した後も皆さんから新しい木を植えてほしい、それから、そのままにしてほしい、二分の意見がございまして、何といいますか、私物化するのはいけないんですけれども、花を周りの皆さんで植えるからそのままにしてくれというところもございまして、現在はまだ次の樹枝を植えるというふうなことは考えていないものでございます。若干、まだ撤去の本数残っていますので、それ終わり次第、あと皆さんとお話ししながら、植栽するのか、そのまま舗装面積をふやすのか、考えていきたいと思います。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) よくわかりました。まだその判断がつかないということなんですが、我が町も5万人都市から市制へという、都市景観というものはやはりこれから町としても考えていく十分重要な課題だと思いますので、よろしくお願いします。
 それじゃ、そのほか、次ですね、4番目、その中の4番目で委託関係あります。街路樹剪定業務、これについてちょっとお聞きします。
 この剪定について、この中に剪定の高中低木剪定の中1,883万1,000円とありますが、この剪定の中で、明石台五丁目の辛夷があるんですが、これはそれに入っているでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) はい、一部入ってございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) この明石台五丁目の街路樹、辛夷の木というのがあるわけなんですが、この辛夷の木が剪定の時期、これをいつと考えているんでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 辛夷はもう花芽もついていますので、冬はなるべくやらないようにというようなことで、住民の方からも要望あったものですから、冬になる前の時期というふうなことで考えてございます。昨年も雪降る前ですか、雪降る前にやったものでございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) いろんな方から、辛夷というのは春花を咲くと。それを見たいから辛夷に剪定して、あれだけの道路の街路樹としてなっているんですが、切る時期にどうも疑問があると。それと、この剪定する業者、本当に専門業者がやっているんですか。その点を聞きます。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 専門の造園業者でございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) 専門業者、植木屋さんだと、どこを剪定したら花が咲くのか、春に。それから、わからない業者がやってしまうと花が咲かなくて、ただ毎年切るだけと。さっぱり花が咲かないと、こういう不平の声があります。今後について、その件をよく十分注意していただきたいというふうに思います。
 次に、178ページに移ります。
 交通安全施設の安全施設の修繕工事について伺います。この修繕工事の交通安全施設修繕工事町内一円20件とありますが、この中の内訳、20件の内訳をちょっとお聞きします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) お待たせしました。カーブミラーの修繕が……、東向陽台三丁目で1件ですかね。それから転落防止柵、それから路面標示の修繕、それから街路灯の修繕。街路灯の修繕はかなり多うございまして10件以上を示してございます。あとは、カーブミラーは3件ございまして、東向陽台三丁目、川又山、それからとちの木二丁目ですか。まずカーブミラー、街路灯、防護柵、路面標示、以上のような内訳となってございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) 今、部長言われたように、危険箇所ということのカーブミラーと、こういうふうになっているんですが、この場合、この修繕になっているわけですが、新設の場合はどういう課目になるんですか。カーブミラーの新設。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ちょっと済みません。お待たせしました。カーブミラーの新設は4カ所ございまして、明石台五丁目で1カ所、六丁目で1カ所、それから成田二丁目で1カ所、それから富谷地区で1カ所、計4カ所でございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) カーブミラー大分整備されていて、その努力はよくわかります。明石台五丁目の30番というところに大分危険な箇所があって、一時停止をしなければ危なくて通れない、ここにカーブミラーがというふうなことを私いつも感じているんですが、そういう検討はなされましたか。20年度、あ、22年度です。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 地区懇談会でも出ました明石台五丁目地区については、その後の1カ月後ぐらいですか、後にカーブミラーとポストコーンあるいは区画線のドットラインというようなことで三本立てで一応整備した箇所があるわけですけれども、このほかにまだあったということでしょうかね。ちょっと30番街区というのはちょっと、その箇所がちょっと今私認識できないんですけれども、もしあれば調査早速したいと思います。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) その件については後でお示ししますので、十分検討していただきたい。これは総務課との問題もあるでしょうが、よろしくお願いします。
 それから、182ページ、一般公園管理についてお尋ねします。これの施設工事。これの工事請負費の5行目ですね、ここに明石台六丁目緑地補植工事と、こういうふうにあります。オオムラサキツツジ補植940本と、こういうふうにあります。これは大変すばらしい景観を楽しませてもらっていたわけなんですが、この緑地、このツツジが植えてある、植栽されている緑地の除草はだれがするんでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところ、公園緑地あわせまして、町で2回から3回実施しておりますシルバー人材センターの方に委託してございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) これはいつやられるんですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 1回目が6月末をめどに、それから2回目が盆前。ここの場所についてはたしか2回の箇所ということで、2回目については、伸びの状況を見ながら10月末まではやるというふうなことで、もしそれで不足すれば補って除草することもできるということでございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) 参考までに、ことしはもうやられたんですか。参考までに。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 1回やってございます。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) 大分、きょうの朝も見てきたんですが、大荒れに荒れていますので、この辺はちょっと見ていただきたい。
 それから、これをちょっとお尋ねしますが、町内会のクリーン作戦、これに協力の要請を、除草の協力の要請はしておりますか。今度、10月16日やりますね。

委員長(永野久子君) クリーン作戦は町民課ですが、お答えできる範囲内で。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) その部分、地元に要請はしてございません。

委員長(永野久子君) 磯前委員。

委員(磯前武君) この六丁目緑地の場所だけといえばなかなか出にくいと思うんですが、かなり費用がかかるんじゃないかと思うんです。ですから、その費用を考えた場合今後どういう考えでいくのか。ちょっと私、公園のクリーン作戦のとき除草の工事をするんですが、これからはシルバーがやるからもう除草しなくていいよというふうな発言をもらっているようにも聞いているんですが、どういう発言をどういうふうにしているのか、ちょっと私疑問なんです。クリーン作戦というのは年に2回やるんですがね、もうシルバーがやるから除草しなくていいよと。これはちょっとクリーン作戦の今までの地域の住民の協力を阻害するような考えなんですが、この辺はどういうふうに考えておりますか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) シルバーがやるからやんなくていいよというのはどなたの意見なんですかね。私どもでそういうことを一言も聞いたこともございませんし、言ったこともないんでございますが。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ありませんか。長谷川委員。

委員(長谷川隆君) それでは、この平成22年度行政実績報告書の中で174ページ、No.7富ヶ丘地区側溝整備事業について質問いたします。
 これは富ヶ丘中央公園の周りの側溝事業でありましたけれども、これで460万……、4,600万かかっているわけです。そのことについて地域住民はそこができて大変喜んでいるわけですけれども、4,600万もかかったいう認識が地域住民には不徹底なわけです。そこで、公園をつくったとき、有蓋化した場合、これだけの費用がかかりましたという町民へのPRといいますか、町ではこれだけやっているんだと、そういう掲示板の設置というのは考えはあったのでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところ工事費幾らというふうなことで、特に工事看板の方に明記するような指示はしていなかったものです。過去に何カ所か、工事費まで金額計上して掲示した箇所もあったかというふうに記憶しています。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) このように町では行政実績という本当にやられていますけれども、地域住民がこの有蓋化というふたをやるに幾らぐらいかかっているのか、要望ありますけれども認識が本当に十分なのか、私はすごくこの数字を見るまで金額をつかめなかったので不安なことがありました。そういう意味で、こういうせっかくこのような町の方ですばらしいものをやっている場合は、ぜひ地域住民にそういう理解を求める意味でも、そういうことをしていただきたいと思って質問したわけでございます。
 次に移ります。
 一つのところができると地域住民は、じゃうちの方もふたをしてくれるんじゃないかという期待感を持ちます。その場合、先ほどのPR効果じゃないですけれども、タイムスケジュールといいますか、何ですか、工事のスケジュールですね、ここは来年やります、再来年やりますというのが情報があれば、住民は待てると思うんです。私も今回地域を回ってみてやっぱり言われるのは、先ほど部長がおっしゃいましたように、道路の補修、側溝の有蓋化が一番大きな問題であります。
 そこで部長にお尋ねいたしますけれども、タイムスケジュール、工事のスケジュールですね、を公表していくことによって、地域の住民の理解が深まると思いますけれども、どのようなお考えでしょうか、質問いたします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) まず、有蓋化の方なんでございますが、現在、先ほども申し上げましたが、東向陽台三丁目地区と太子堂地区ほか富谷の一部の地区でやってございます。東向陽台三丁目地区が今の予定ですと来年、24年度で終了する予定となってございまして、あと残った富ヶ丘を含め鷹乃杜、あけの平、そのほか一部地区というふうなことで、今後全体計画をもう一回練り直しながら、道路補修とあわせて、先ほどの一部委員からもお話ございましたように、一体的にやるのか、その側溝だけを進めていくのかも含めて、今年度中できれば立案し練っていきたいというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) やはり行政の場合、一生懸命いいことをやってもなかなか住民に伝わっていない。また住民が要望があったときに、私の場合は、富谷町全体の中で緊急性を要するところから順番にやっているのだと、ただ待ってもらいたいと、富ヶ丘のここよりも東向陽台の方が緊急性を要するから東向陽台からやるのが筋であるだろうと。ただその中に、やはりそのタイムスケジュールというか、いつまで待っているのか、2年まで待てば2年後まではやりますとなれば待てると思います。そういう意味で質問した次第であります。
 あと、もう一つ、予算の関係上もあるでしょうけれども、一番の要望は公園の周りの有蓋化であります。これは今、秋になると特にプラタナスとかの葉っぱはもう側溝にあふれています。詰まっております。毎年の問題です。1年を通して富ヶ丘では公園の前の住民に富谷町のごみ袋を配っております。そういう現状を踏まえ、子供の安全性、またその側溝の有蓋化のおくれの問題を含めて、ぜひ公園の周りから、これは富ヶ丘だけでなく富谷町全体のものかもしれませんけれども、そのような公園の周りを優先して有蓋化していくという考えはおありでしょうか、お尋ねいたします。

委員長(永野久子君) 平成22年度の決算ということで質問を要約してください。

委員(長谷川隆君) ごめんなさい。今の質問を取り消します。申しわけありませんでした。
 それでは、この174ページの一般公園維持事業についてお尋ねいたします。
 プラタナスの葉を植えていることによって、どのような選定、富谷町でこの公園の木を選定されたのかわかりませんけれども、地域のきずなとかいろんなことを考えるときに、桜の木とかを植えるような考えは、この22年度の公園維持の植樹の際、またこれからのことを考えてなかったのでしょうか。ということは、先ほどの産業課にもありましたけれども、ブルーベリーを推進していくというときに、一体ブルーベリーはどこにあるのか、役場の前にブルーベリーの畑あるのか、いろいろな方に聞かれます。公園の選定のときに、こういう公園維持会議のときにそのような考えはなかったのか。22年度ではなかったのかをお尋ねいたします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 22年度に桜の植栽については検討には入っておりませんでした。(聴取不能の声あり)はい。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) 180ページの富ヶ丘調整池についてお尋ねいたします。
 この180ページにこの3番調整池工事修繕料、富ヶ丘調整池ネットフェンス修繕補助で697万4,000円がかかっておりますけれども、この調整池は富谷町のものでしょうか、お尋ねいたします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 富谷町のものでして、修繕といってもこれは設置に近いもので、既存のものを撤去して新たに外周を全部亜鉛メッキの高さ、これは2メーターでしたかね、1.8メーターでしたか、一応さびないタイプのもので長期にもつようにというふうなことで設置したものでございます。

委員長(永野久子君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) この場所について確認いたします。これは遠藤商事のガソリンスタンドの隣の調整池のことですか。それともほかの地域のことですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは鷹乃杜三丁目と富ヶ丘四丁目、宮城ガスさんの東側にある調整池でございます。

委員長(永野久子君) ほかに。菅原委員。

委員(菅原福治君) 都市整備課さんにお伺いします。実績報告の175ページでございます。
 街路灯なり防犯灯、こんだけ数多くあるわけなんですけれども、その維持管理につきましては町内会役員のパトロールや住民からの情報ということで載っておりますけれども、これは震災以降、3.11以降、点検はされたでしょうか。お伺いします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 防犯灯、街路灯に特化してやった箇所はちょっとないんですが、維持管理業者年間通じて委託しておりまして、その業者には二度ほど回させております。

委員長(永野久子君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) やられてないということでございますが、これから冬になりますと暗くなるのも早くなりますので、結構成田でもやったんですけれども、結構切れているんですよね、防犯灯、街路灯含めて。ぜひ見直しというか点検をされたらいかがでしょうか。ちょっと決意をお伺いしたいんですけれども。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 必ずやることにします。

委員長(永野久子君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) 同じく都市整備課さんなんですけれども、182ページの実績報告なんでございますが、ここで都市公園除草業務委託ということでありますけれども、町内が公園が3回、緑地が2回ということにうたっておりますけれども、これについて住民の方から何か課題等上げられておりませんでしょうか。回数の問題等で何か問題なかったでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) この3回というのは、去年、おととしからですか、やり始めて、それまで年に1回から2回というふうなことで、かなり皆様にご不便をかけたというふうなことで回数をふやしたものでございます。委託しているのがシルバー人材センターというふうなことで、地元の方も働いていて地元の行事や、行事にあわせてその前後にやるとかというようなことを調整しておるということで、特には今のところ遅いとか早いとかというのはことしに限っては、ことしといいますか、なかったように一応記憶しております。

委員長(永野久子君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) 私らの住民から要請として、公園は3回でよかろうと、ただ緑地についても3回をお願いしたいなと。同じ草ですから生えるのは同じじゃないかなということで、3回を要望しているところなんですけれども。
 それと、たとえ2回であっても、町内で一斉の緑地の清掃をやるときがあるんですよね。そのときと月がダブる場合があるんですね。だから、そんなときが結構あるんですよね。草生えるときというのは大体一緒なもので、その辺が情報交換をぜひお願いすればダブらなくて済みますんで、その辺の何というんですかね、前もっての打ち合わせみたいなのはしていただけるんでしょうか、お伺いします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 私どもの認識では、現在も、行政区と打ち合わせしながらシルバーの方で実施しているというふうに思っていたところでございますが、もしそれが不十分だとなれば、間違いなく調整したいと思います。

委員長(永野久子君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) あと一点だけでございます。その際に、除草をしておるんですけれども、その際に成田でも結構見受けるんですけれども、去年は結構あったんですけれども、除草する際に手刈りというんですか、手で取る除草と機械で削る、取る除草の仕方があるんですけれども、これは恐らく併用してやっているとは思うんですけれども、ぜひ手刈りにお願いしたいと。と言いますのは、やはり機械ですと、先ほどもブルーベリーの補植の部分ありましたけれども、やはり結構傷むんですね。もう7割8割傷むとこもありますので、ぜひ手刈りを進めていただきたい。予算との関係もあるんでしょうけれども、補植するよりはいいんじゃないかなと思いますので、ぜひその辺を手刈りの方で検討していただきたいなと思います。以上でございます。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。
 それでは、この際午後1時まで休憩といたします。

午後0時02分 休憩

午後1時00分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑ございませんか。千葉委員。

委員(千葉達君) 行政実績報告書36ページ、36ページの松食い虫被害木伐倒駆除業務委託なんですが、これで1,400万強の経費をかけての事業なんですが、この地域はどこでしょうか。やった地域。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) こちらについては緊急雇用の交付金を活用したものでございまして、今泉地区の深苗代が14.04ヘクタール、それから大沢地区が19.24ヘクタールでございます。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) 伐倒の実績何本ぐらいだったでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) これにつきましては、全体での調査のやつと実施でちょっと若干食い違いありますが、約1,300本というふうな実績報告でございます。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) 23年度も40万ぐらいの何よしの予算組んで、多分調査費用かなと思いますが、22年度のこの実績を踏まえて、今後松食いの木ですか、この見通しなんかは実績を踏まえてどのようにお考えになっていますか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 産業振興課で管理をしております町有林、今泉の深苗代、大亀の大沢、桜田、それから西成田の郷田合わせて87ヘクタールでございます。22年度までで約、約ですが、50ヘクタールの伐倒駆除を緊急雇用の交付金を活用させていただきましたので、今年度約30ヘクタールを発注済みですので、間もなく着手しますので、これで一応の一通りの伐倒駆除は終了というふうに考えております。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) この伐倒駆除の22年度やりましたけれども、この事務処理というのは完璧に近いものとは考えますが、改めてお尋ねします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) こちらにつきましては、黒川森林組合を初め、林業専門業者に燻蒸処理を現地でしていただいておりますので、万全というふうに考えております。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) 同じく36ページ、下段の方に伐採届受理件数、22年度9件、21年度11件ありますが、この伐採届受理というのはどういった意味を示しているんでしょうか。お尋ねします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) こちらについては民有林で、雑木等をパルプ材にしたりいろいろな活用の仕方がございますが、その伐採期に来たものについて各地権者さんの方から、もしくはその代行した業者さんから伐採をしたいという旨を申請いただきまして、町の方で確認をして許可するものでございます。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) 素人、私素人なんでちょっと理解しがたいんですが、伐採届出さなくちゃいかんという基準はどの辺にあるんでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) これは宮城県の地域対象民有林という区分がございまして、この地域対象民有林になっていれば、その面積に応じて伐採届け出で済む分、それから1万平米を超えれば開発行為、林地開発というふうな区分ございますので、その区分に応じて町で処理する部分が伐採届受理件数でございます。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) 同じく実績報告書177ページ、町道の除雪業務なんですが、志戸田の北側、要するに雪、国道4号線から吉岡寄りに行って志戸田の一番北側の道路、行神社を越えて火葬場に行く道路、町道だと思うんですが、あそこは除雪する基準というのは何センチ以上なんでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) あそこは町道にはなってございません。(「えっ」の声あり)

委員長(永野久子君) もう一度。

建設部長(鴇謙一君) 町道にはなってございませんので、除雪はしておりません。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) じゃ、大和町の道路とこちらの富谷分と、富谷分が私道で大和町側のあれも私道というふうに考えてよろしいんでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 大和町の位置づけはわかりませんが、あそこは町の分は町道扱いにはなっていないものでございます。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) その点についてですが、大和町側の方は除雪されて、こちら側は私道だから町当局は関係ないということですが、その辺はそれで割り切っていいもんでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在のところ、当局で管理している道路では、町道路線にはなっていないものでございます。農道の意味合いが強いのかなと思います。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) じゃ、一応理解しました。
 同じく179ページの成果及び今後の課題というところで、町道大童今泉線は予定拡幅ルートの再検討を行い、埋蔵文化財については宮城県より了承を得たと、このようにうたっておりますが、生涯学習課の管轄のダブっているのかなと思いますが、この「埋蔵文化財については県より了承を得た」ということはどのような、内容的にどういったことなんでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは町道大童今泉線、県道西成田宮床線から大童側に向かいまして、西川またぐ橋を越えて約300メーターほど行った箇所から東側に改良をしておったんですが、その川場の部分から県道まで約1キロほど、1キロ弱あるんですが、そこの部分のルート検討を再検討していたものでございます。今まで計画した路線ですとあそこ、現在の町道の両側ですか、山の部分と川の部分に挟まれた一部農地あるんですが、それのすべての文化財の位置になってございまして、前回の、今までのルート検討ですと切り土量がかなり多くて、その山の部分を、遺跡を痛めるというふうなことで、土工量を極力少なくできないかというようなことで再検討していたもので、ルートの一部変更、見直しをしまして、切り土量を極力少なくしたものを提示したところ、ほぼ了承を得たというようなことで、今後の事業化に向けて一歩前進したのかなということでございます。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) この件理解させていただきました。
 続いて、最後になりますが、182ページ、成田地区に、私時々あそこ年何回か歩かせていただいているんですが、せせらぎ遊歩道というんですか、水路というか景観のいい場所が1,000メーター以下800メーターぐらいですか、あるんですが、これは正式名称は何て、呼称何ていうんでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 成田せせらぎ緑道でございます。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) その維持管理費は年間どのくらいかかっておりますか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 名称としましては、ここに載せております水路の日常管理と機械の維持管理、それから一部除草というふうなことで、委託料含めますと……、ちょっと除草部分はここだけじゃなくて一体的にやっていますので、水路の清掃と機械点検、それから日常清掃ですと、現在のところ200万から300万ぐらいかなと思います。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) 年間200万から300万ということですが、これはもう地元の協力もかなりあるみたいな感じも受けているわけですが、これはもう当町がすべて責任持って今後も維持管理すると考えてよろしいですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) この区画整理事業が始まった当初、向こう10年間の維持管理費というふうなことで当時の組合から町に寄附をいただいて、それを10年間で消化したということで、既にその償還期間も終了してございまして、現在のところ町ですべて維持管理しているものでございますし、今後も町でやっていく方向でございます。

委員長(永野久子君) 千葉委員。

委員(千葉達君) そういうことということなんですが、これは町当局で管理ということで、木も大分大きくなって年々大きくなって太く高くなっております。あの景観は、私個人的に見ましてもなかなかよそでは見られないと、見ることができない、本当の近代都市というか、近代団地というか、そのように私個人的にも考えております。その辺の22年度実績を踏まえて、将来きちっと管理していったら、富谷町、我々町民同士もいこいの場所というか、自然とあそこに行きたくなるような環境づくり、この辺を22年度実績を踏まえて、10年とか20年先の将来ビジョンというか、その辺、課長、部長、もう一度自分のポリシーというかビジョンをうたっていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 委員おっしゃいましたように、あそこはほかの地域にない特色のあるせせらぎをもった緑道、緑地公園というふうなとらえ方で認識してございます。水路の中にはたまり場でコイも遊泳しておりますし、子供たちもそのコイを楽しみにして周りで遊んでいる姿を見るにつけ、非常に和やかな光景だなということで見ているところでございます。
 なお、10月の末にはあそこの場所を一部ルートにしまして、「さあ!歩効果」のコースをたどるというふうなことで、一部あそこの緑道がそのコースになっているということもありますので、なお今後もそこのコースが使われるようなことになれば、なお景観保持に一層努力していきたいというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ありますか。森委員。

委員(森栄君) じゃ、行政実績報告で29ページ、各種団体への補助金ということで富谷町シルバー人材センターに1,480万円を補助していますけれども、22年度のシルバー人材センターの加入者数とそれから実績額……(「次のページ」の声あり)をお伺いします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) お待たせしました。433人でございます。額、実績、金額は1,480万円でございます。(「実績。シルバーの実績」の声あり)シルバーの実績といいますと……。(「一問一答だから、ちゃんと一問一答で」の声あり)

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) シルバー人材センターの22年度の事業実績額。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 大変失礼いたしました。契約金額で1億4,520万6,000円でございます。

委員(森栄君) 済みません。もう一度お願いします。

産業振興課長(奥山吉信君) 1億4,520万6,000円でございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 成果及び今後の課題というところで、子育てサロン、平成22年11月利用者数5,000人ということなんですけれども、先ほど確認したら、これ累計額の人数ということですけれども、22年度の単年度の人数は何人でしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 2,335人でございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく成果及び今後の課題の中で、子育てサロンの中で利用者の増加に伴い、施設の整備拡大、スタッフの強化、充実が今後の課題であるという文言が、21年度の実績報告にも書いてあるんですけれども、今回22年度の実績報告でも同様な文言で書いてありますが、どのような対応をなさったんだか、お伺いしたいと思います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) この課題につきましては、現在子育てサロンの場所が大友屋さんをお借りしてやっているということでございますので、まだ現状的には21年度と変わっていないということで、課題はそのままにさせていただきました。スタッフの強化につきましては、シルバー人材センター独自でスタッフの研修会等を開いてございますので、この辺については今後ますます充実させていくということで記載をさせていただきました。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 行政実績報告の23ページ、成果及び今後の課題というところで、本町農業生産の基盤である農地について、優良農地の確保・保全を図るとともに、荒廃農地の減少に努めていくということですけれども、この荒廃農地の減少の対応についてはどのようにかんがえておるんでしょうか。

委員長(永野久子君) ページ数、もう一度。

委員(森栄君) 30ページです。

委員長(永野久子君) 30ページ。

委員(森栄君) 行政実績報告の30ページです。そこのところの成果及び今後の課題というところで、本町農業生産の基盤である農地について、優良農地の確保・保全を図るとともに、荒廃地の減少に努めていくというふうに書いてあるんですけれども、この荒廃地の減少についてどのような対応を考えているか、伺います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) この荒廃地につきましては、年齢によってなかなか耕作ができないというような方につきましては認定農業者への利用集積、それから、町独自では、耕作放棄地のデータを22年度で整備させていただきましたので、この辺のデータを活用しながら、農政協力員さん等々情報を密にしていただいて、荒れ始めないように、荒れ始めたらすぐというような、農業委員会としてもその辺の情報を密にしながら、この辺の荒廃農地をなるべくとめていくというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 行政実績報告書の180ページ、その中の河川愛護報償費167万5,000円ですけれども、22年度は10団体335人に対して167万5,000円を交付しておりますけれども、この河川愛護の報償費の対象となっているところは旧、言葉悪いんですけれども、部落の農家の方々で、実際やっておられる方は高齢者です。また、それで河川のために、のりの斜めの部分なんかがあるために、ちょっと除草したりするのに危険だというふうなことも耳にしております。それで、この河川愛護のこの事業を旧部落でなく業者の方に委託するということは、今後考えないでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) この河川除草につきましては県の川がほとんどでして、町の川は穀田川と刈又川2カ所ですか。業者に委託するということになりますと県の方に依頼するような形にはなるんですけれども、前にもちょっと別の機会でお話ししているんですが、県の方に一応依頼はしていまして、地域の高齢化が進んでいるので今後については県の方で直接やっていただけないかというふうな話もしておるところでございます。今後ますます高齢化が進む中で、やれる範囲でやってくださいというふうなことで県からは言われまして、やれなくなったら農地に隣接するその堤防の荒廃も考えられますので、まだまだ県の方に直接刈るような方向で依頼は続けてやっていきたいと思います。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 今度は決算書の106、107ページですけれども、2項林業費1目林業振興費の中で169万6,000円が減額補正されていますけれども、この理由について教えてください。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 済みません。もう一度。

委員長(永野久子君) 106、107。

産業振興課長(奥山吉信君) 済みません。ちょっと確認させていただきます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) はい。
 最後です。同じく決算書の109ページ、109ページの中で、2目商工振興費、それで19節の負担金補助及び交付金の中で不用額90万2,750円が生じています。108ページの補正額では23万8,000円を増額補正しておきながら、さらに不用額として90万2,750円が残っていますけれども、これは負担金補助及び交付金という正確から言えば、事業が清算した段階で額がわかるわけですから、不用額ではなくて減額すべきだったのではないでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) この不用額90万2,750円につきましては、中小企業振興資金等の保証料、保証金の予算として計上させていただいたものでございますので、その時点で保証協会からの請求等がまだ未確定だったということで、これについては補正をしないでそのまま使う可能性もあったということで残したものでございます。

委員長(永野久子君) 森委員。

委員(森栄君) 今の課長のその答弁ですけれども……、委員長、いいですか。はい。今の課長の答弁なんですけれども、一応4月、5月については整理期間、出納整理期間がありますので、その2カ月内で対応はできたのではないでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 保証協会からの請求が4月末から5月の上旬にかけてですので、ちょっときわどいタイミングになりますので、その辺で補正はそのまま残させていただいた、補正といいますか、金額はそのまま残させていただいたものでございます。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 先ほどの補正額の主なものでございますが、林業振興費の町有林維持管理事業での委託業務等の執行残でございます。

委員長(永野久子君) 次に、出川委員。

委員(出川博一君) 実績報告の37ページ、このページの最後のところ、成果のところの2行目で、商工業振興補助金交付により町内中小商工業者の育成に寄与したとありますけれども、中小企業の企業数の富谷町の企業数の推移を2年か3年さかのぼってお願いしたいと思います。つまり、22年度、21年度、19年度。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) ちょっと推移については手持ちでございませんので、後でご報告させていただきます。

委員長(永野久子君) 出川委員。

委員(出川博一君) ということは22年度の数字も今お持ちでないということでしょうか。はい、わかりました。

委員長(永野久子君) 後で示されるということでよろしいですか。(「済みません」の声あり)
 出川委員。

委員(出川博一君) じゃ、ちょっと今これから質問するやつについて多分数字はお持ちでないと思いますので、後でお知らせいただきたいと思いますけれども、3年分の中小企業の推移。それからあと、その3年、22年、21年、20年の新規事業者の数字。廃業事業者の数字。そして、その新規と廃業されたそれぞれの業種についての大まかな分析といいますか、その辺のところを後でお知らせいただきたいと思います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 手持ちの資料で、現在の商工会会員数で申し上げますと309事業でございます。町内での業者数は819社。これが商工会と町で把握している数字でございまして、今質問ありました新規の事業者数等については把握してございません。新規事業者と業種でございますか、それについては町の方では現在把握してございません。

委員長(永野久子君) 出川委員。

委員(出川博一君) そういうことでは、なかなか企業誘致とかそういうことに力を入れようと思ってもできないのではないかなと。確かにセントラルとかそういう大手企業のやつでは誘致の交渉はできるんだろうと思いますけれども、やっぱりもっと地道に地元の企業を呼ぶ、あるいは今富谷町にどういう企業が新たに来て、あるいはやめているのか、その辺の分析をこれからしていくべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) その辺については必要だと思っておりますので、どのような形で把握できるか、ちょっと研究をさせていただきたいと思います。

委員長(永野久子君) ほかに。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書で伺います。概要4と、それから実績報告書の31ページです。
 概要4のところに農林水産業費があります。同じように31ページのところにはもっと詳しく載っていますが、ここの中で非常に構成比が低いということがあります。0.8%ということになっていますが、私は常々少なすぎるということを思っているわけですが、農業振興策としてブルーベリー以外で特に力を入れたものというのはどういうものだったのか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) まず、近郊農業ということで、おんないん会が中心でやっております直売の推進ということで、ビニールハウスの設置補助を補助率を上げましてやっております。それから、これもおんないん会が中心になりますが、ことしにつきましてはコンテローザトマト等で農業改良普及センターの指導、それから、他の地域の直売所等の視察研修等々で会の皆様の技術向上、それから売り上げを伸ばすための方策という形で、町もいろいろ協力をしながらやっているところでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) おんないん会あるいはにごまる250というふうにして町がやっているわけですが、加入者といいますか、参加者はどのように推移していますか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 現在、21年度で申しますと21人でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 私としては、仙台近郊といいますか、それよりもまず、富谷町の住民に対しての野菜の提供というものがもっと図られていいのかなと。そのためには、本当に価格補償もしながらね、みんなが安心してつくれるような取り組みということが必要だろうと思います。パイプハウスをつくるだとかというのももちろんあるでしょうが、参加者を多くするということにどのようにしていくのか、お尋ねしたいと思います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 地産地消ということで、今の販売所が、一つはホームセンタームサシさんの中にあるイトーチェーンさん、それからビッグハウスさんということで、おのおのの生産者の名前を明らかにした上で販売ということで、かなり好評だと、売り上げも伸びているということでございますので、その辺もおんないん会の会員の皆様が、私も入りたいんですという方も二、三聞いていることでございますので、町民の皆様には「広報とみや」でこの販売所を隔号ぐらいでお知らせをしながら、地元の農産物を食していただくというふうな方策をやってございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 全体としてその0.8%ということですよね。そして、農業振興費については決算書を見ますと、減額補正もありまして3,100万ぐらいになっていたわけですね。これで本当に必要なことができるのか。これから農業振興という場合に、具体的には別の方策といいますか、これをもっと町民がといいますか、参加する人たちがふえるためにはどんなことが考えられるか。コンテローザことしやりましたけれども、ほかのところで、今後についてはどのように考えているのか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 野菜が不足する時期ということもございますので、委員おっしゃるように、まず会員数をふやして販売の数・量を多くするというのが一つの手段だと考えておりますので、この辺につきましても、まず地域の皆様の声がけなり、かなり売上高も伸びているというふうなことで会員の増を図っていきたいと考えております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 町独自に、これもたびたび提案しているわけですが、町独自の農畜産物の価格補償などについて、今年度は検討したでしょうか。基金をつくるだとかと言いながら、価格補償のためにするようなことは、今年度は検討しましたか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 価格補償につきましては、宮城県青果物価格安定相互補償協会のJAあさひなを通じて加入しておりますので、そちらの方で対応しているところでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは実情に合わない部分もあって、町独自のということをこれまでも提案しながらしてきたと思うのですが、特に、それでは今回は、町独自でそういうものを検討したということはないということでいいですか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 町独自の制度がないので不自由しているといいますか、そういった声については、余り農家の皆様からの直接の声というのは私どもには届いていないので、現状のままというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、次に移ります。
 概要4、同じところです。先ほどのところで商工振興に関することでお尋ねいたします。関連して37ページ、実績報告書37ページです。
 商工振興費ですが、貸付金についてです。前年度歳出総額に占める商工費の割合というのは0.6%から、今年度は0.5%に下がっています。その小規模の企業小口資金の貸付実績はゼロでした。なぜこれが活用されなかったのか、まずお尋ねします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) これは企業者の方がどちらを選ぶかというのもあるんですが、基本的には、この中小企業振興資金の方の活用の方で、小規模企業小口についてはなかったということで、その理由については、内容的に余り振興資金と違わないということでこちらの方を利用されているというふうに考えております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 貸し付けるその額に問題があるということなんでしょうか。小口だから本当に小規模ですよね。そういうことで、これでは何ともならないということで、借りる人が少ないということなのでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) そういうことではございません。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) あと、銀行が限定されていて使いづらいというようなことはありますか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 銀行は七十七さんと仙台銀行さんというふうにしておりますので、使いづらいということはないというふうに考えております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、最初のところに戻るわけですが、前年度はそれでも借りている人はいたわけですね。その前の年はいた、いましたよね。今回なぜだったかというような検証みたいなのはないのでしょうか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 特にこれは制度として、あるいはその利用がなかったというふうな見方をしております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 中小企業振興資金については14件ありました。これは前年度、前々年度からかなりふえているというふうに思います。貸し付けてもらいたいという、その貸付を利用したいという人は現にたくさんあるんだと思いますが、この小口の場合と中小企業の、ここの違い、大きく見てこうだからこうじゃないかというところはあるでしょうか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 当初、製造段階では個人企業者、事業者というふうな意味合いでのこの制度を分けているんですが、現段階では、個人事業者であっても中小企業振興資金を利用できるということでございますので、その利用用途については差異はございません。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の177ページです。たくさんの方々から側溝についての質問が出されていましたけれども、町長が、以前ですが、側溝整備、舗装整備の新しい方式ということをおっしゃっておりました。これは平成22年度のこれまでのやり方と具体的にどのような違いでお話しなさったのか、お尋ねしたいと思います。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほど来申し上げていますが、今後の進め方、今までですと、側溝整備ですと幅50センチの舗装の復旧だけしかしなかったんですが、その辺の道路の状況等も踏まえて、側溝のみならず舗装の全面打ちかえ等も含めてのやり方も検討して、これから課題検討ということで全体計画を作成していくというふうなことだと思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、全体として側溝をするときに、全部をし直すというのではなくて、部分によってはそれが必要だということもあり得るというやり方というのでいいのでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今後の進め方については、それらも含めいろいろ検討していくということでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) これも前の委員が質問していたわけですが、実績報告書の180ページです。河川愛護のところで、川の名前があって作業に出た人ということがありましたが、これらは、大体でいいと思いますが、除草すべき面積というのはどれぐらいになっているものなのでしょうか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 除草面積にしまして18万2,000平米ほど、かなりの除草面積となってございます。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) 6款1項1目13節……。

委員長(永野久子君) ページ、何ページでしょうか。

委員(小川昌義君) 決算書の6款……。

委員長(永野久子君) 何ページですか。

委員(小川昌義君) 102ですね。6款1項1目13節委託料。先ほど説明あったんですが、この委託料の内容をもう一度説明お願いしたいと思います。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) こちらにつきましては耕作放棄地データ整備事業、それから農家台帳システム電計作業でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) これは緊急雇用促進で実際行われている作業だと思うんですが、そのデータの維持管理みたいな形になっておるんですが、これ、緊急雇用促進法によって出されるのは何年間になっているんでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 平成22年度事業として緊急雇用の交付金が対象になったということですので、単年度でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 今、3年と言いました。(「単年」の声あり)単年ね、単年。そうしますと、この単年度だけで委託料が、どんどんどんどん委託料だけが残っていくという形になってよろしいんですか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) こちらにつきましては、耕作放棄地の方と、それから農家基本台帳合わせての金額でございます。これは今回整備するあるいは改修するために要した委託業務でございます。あとは、年一遍の税務課との連携作業と、それから通常の機器の賃借料というふうに、今後費用としてはかかるものでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 要するに、機器の補修だけが残っていくという形でよろしいんですか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) そのとおりでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 今後の課題としてどのように考えているんですか、それ。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 課題といいますと、何に対しての課題でございますか。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 要するに、データ整理の保守作業だけが残っていくという形になりますよね。そういうものに対する今後の課題というのはどういうふうになりますかと。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) これにつきましては、例えば相続で農地の移動があった場合、そのきちんと届け出をいただくことがまず、そのデータをもとにうちの税務課との連携をしていくということでございますので、その辺の農家の方の農地の部分についての課題かなというふうに思っております。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 続いて、実績報告書の175ページ、2番の防犯灯、照明灯の年間電気料というのあるわけですが、これは毎年、毎年というか、22年度はこれですけれども、前年度との比較でいくとふえているんですか、減っているんですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ほぼ横ばい状態でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) これは定額契約になっているということでよろしいんですか。量がふえようが電気料はふえないということでよろしいんですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 防犯灯は1個1個につきましては定額でございます。照明灯の道路照明灯につきましては従量制でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 了解しました。
 その次の3番目の道路照明灯なんですけれども、これは前年度との数は変更ないですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 一部建てかえはありましたが、増設等はなかったものでございます。同じでございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 私、余り計算が得意ではないんですが、道路照明灯、これ計算してみますと、1,908なんですよね。ということになるんですが、それでよろしいんでしょうか。

委員長(永野久子君) 1,918では間違いという意味ですか。(「はい」の声あり)そういう意味ですね。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 万が一、足し算に間違いがありましたら、申しわけございません。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 同じく防犯灯の方もですけれども、これも私計算したところによると2,795ではなくて2,793なんですが、これも私の計算間違いではないと思うんですが。

委員長(永野久子君) 建設部長。正確な数字を改めてお答えください。

建設部長(鴇謙一君) 台帳と照らし合わせて数は精査したつもりでございますが、もし合計数に間違いございましたら申しわけございません。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 本当に毎日毎日忙しくしてやっている中で、やはりしっかりした数値を出していただきたいなというふうに思います。本当に忙しくやっていることについては感謝を申し上げているわけですけれども。
 それでは、続いて実績報告書の177ページですね、の2舗装工事行程の一番最後の街路樹植樹撤去工事あるわけですが、これは入札ではない、金額は幾らに、何の工事になっていたのか、ちょっと質問いたします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは先ほど磯前委員にもお話ししましたが、舗装工事の欄ではなくて、道路整備工事の方の欄に本来回されるべきもので、入札でございます。

委員長(永野久子君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 今ちょっとはっきり聞こえなかったんですが、平成23年1月25日の平成22年度街路樹補植工事という工事名で入札されたものですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 入札されたものと一部他見積もり等で発注された部分が混ざっているものでございます。合わせた数字でございます。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 農業振興についてお伺いします。実績報告書31ページ、250会員数が昨年より1名少なくなっています。それで、これは会員登録は毎年なのか、永久登録なんだかをお伺いします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) こちらについては、本人から申し入れでということがあればですが、永久登録ということにしてございます。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 会員に「郷の有機」を配布しているということなんですけれども、毎1個1人ですか。1人に何体配布されていますか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) こちらについてはふるさとまつりに出店をしていただいた方ということで、個人の場合については20キロ袋を二つ、それから、おんないん会等直売をやっている方についてはフレコンで二袋でございます。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) そうすると、ふるさとまつりに出品しない方については配布されないということで理解していいですか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) そういうことでございます。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 別な項目に移ります。
 学校給食への農産物の提供を地産地消ということで進めておるんですけれども、作物によって品種が指定されているかどうかお伺いします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) この辺につきましては、給食センターと事前に打ち合わせをして、説明会も年度初めにさせていただいております。その中で品種指定をする場合もありますし、しない場合もあるので、一概にちょっとお答えはできかねます。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 具体的に申し上げますけれども、例えばジャガイモの場合なんですけれども、出荷する段階になりまして品種が男爵でなければだめだということを言われました。それで、今キタアカリが割と普及されているんですけれども、男爵については煮崩れがしないからということで、カレーライスに入れるから男爵にしてくださいと交換されまして、そのような経緯があったということで、農家の人はキタアカリについては返品、出すことができなかったと、男爵だけだったということなんですが、そういう経緯がありますので、このことをどのように考えますか、お伺いします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) この辺につきましては、給食センター、栄養士さんの指導のもとですので、それについては産業振興課としては、それに従った形で栽培をしていただくような形でお願いできればと思っております。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 作付け前に、こういうものをつくるんだったら何を、例えばジャガイモだったら、今ジャガイモの話したんだけれども、どういう料理に使うから男爵つくってくださいというふうな、そういう説明も何もない中での結果論なんですので、その辺は今後どうされますか、お伺いします。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 先ほど申しましたように、作付け前である年度前に説明会を一度は開いているので、その中でも栄養士さんが変わったり、あるいは注文もあるので、そういう遺漏のないような形で事前に農家の方にお示しできればというふうに考えております。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 別な項目に移ります。
 実績報告書182ページで都市公園の除草業務がございますけれども、これの委託業務シルバー人材センターには何%ぐらい委託されていますか、お伺いします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) パーセントというよりも、委託業務名で細かいものでございまして、都市公園の除草業務3,033万、それから成田せせらぎ水路の日常清掃業務、それから都市公園の砂場除菌業務ですか、ここに計上していますのは3業務です。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) ちょっと私にしては今の話では理解しにくいんですけれども、実際に何を言いたいかというと、ある業者さんが、シルバー人材センターに仕事全部持って行かれて業務に支障を来しているんですけれどもいい方法ないですかというふうなことをちょっと聞かれましたので、その辺をどのように考えているかということで、一般入札でしているんだか、シルバーに特命でしているんだかという部分をお伺いします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これはすべて契約案件につきましては、ある一定額以上については町の業者等選定委員会に諮って入札方法、契約方法を決定しているものでございまして、こちらはシルバー人材センターへの随意契約となったものでございます。

委員長(永野久子君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 適正な方法でやっているんだと思うんですけれども、やはりそういう一般の業者さんがそういう問題が生じているということも頭に入れて、今後入札の方を考える余地があるかどうかお伺いします。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 入札契約方法につきましては、当事業課ということではなくて、町全体の契約方法の考え方でございますので、私から直接申し上げることはできません。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

委員(安住稔幸君) 実績報告書の31ページ、農業振興であります。(「お静かにお願いします」の声あり)おんないん会のそのホームセンター、またビッグハウスでの販売なっておりますが、これ売り上げはどのぐらいになっているんでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。お静かにお願いいたします。

産業振興課長(奥山吉信君) 平成22年度で2,178万2,468円でございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) これは23年、23年度はまだ全部終わっておりません、売り上げに関しては今のところ伸びているようになっているんでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) ちなみに平成18年から申し上げます。平成18年300万、19年900万、20年1,100万、21年1,600万、と22年が先ほど申した数字でございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) ぜひまだまだ伸ばしていただきたいと思います。
 次、32ページ、ブルーベリーについてであります。ブルーベリーのこれの同じく売り上げはいかがなんでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) ブルーベリーにつきましては、22年度でゆうパックの数で申し上げます。520パックで234万。それから、ジャムは加工品としてつくったということでの数でございます。約260万。学校ジャムが36万。ゼリーが370万。黒酢で190万。ジュースで53万ということで、約1,000万を超えるぐらいの加工品とゆうパック生ということになってございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) いいですか。これも売り上げのその推移はいかがなんでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 生産量がほぼ横ばいですので、加工品についてはほぼ同じ。ただ先ほどで質問ありましたとおり、今年度は放射能の影響でゆうパックはかなり落ち込みましたということでございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 続きまして、同じく隣の33ページでスイーツフェアでありますが、ケーキ屋さんにブルーベリーを提供されているとお聞きしておりますが、量はどのくらいでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) ちょっとお待ちください。ブルーベリーは65キロの生と11キロの冷凍でございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) ちょっと幾つかのお店に聞きましたら、もう少しふやしていただきたいというお話も聞いたんですけれども、この辺については検討なさいましたでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) これにつきましては、ブルーベリー生産組合、特産品と町内のケーキ屋さんとの連携ということで、そのフェア期間の原材料を町がご提供すると。売り上げが伸びれば、それはそのケーキ屋さんの売り上げということになりますので、この提供から、同じ量を提供しているので、それ以上のやつはお買い上げをいただいてということでお願いをしたいと思っております。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そのお店の方は買っている、足りない分は買っているというお話だったものですから。
 続きまして、37ページ、商工総務商工振興になりますが、中で企業立地促進で(3)企業進出意向確認調査というのがございます。これは実際どのような調査をされ、どのように生かされておるんでしょうか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) これにつきましては、高度電子産業部門のということで、帝国データバンクの方に委託をして、宮城県の進出、そして富谷町の進出についてご検討の余地はありますかというような内容等の質問項目をお願いをして、意向調査を確認したものでございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) それを今のこの企業誘致について、実際にはどのように活用されておりますか。

委員長(永野久子君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) この辺もこの震災でちょっと滞っていることもございますので、今後活用していきたいと考えております。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 最後です。178ページ、交通安全施設の交通安全施設工事の中で、この下の方に路面標示白装舗装工事というんでしょうか、これの中身を教えてください。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは成田地区の車道と緑道ですか、歩行者専用、自転車・歩行者専用道路の交差部分に擬似のハンプ、盛り上がりを塗装しまして、通行車両の安全運転並びに歩行者の安全に配慮したものでございます。

委員長(永野久子君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) わかりました。道路に「止まれ」とか白く書いてあるのがありますが、あれはこういったもので該当するものとは違うんですか。

委員長(永野久子君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 「止まれ」標示は公安委員会で引くものでございまして、町当局では示せないものでございます。(「終わります」の声あり)

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(永野久子君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 この際2時15分まで休憩します。

午後2時05分 休憩

午後2時15分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(永野久子君) 認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。
(「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方のご起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(永野久子君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(永野久子君) 認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。健康増進課長。

[健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。
 質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書で伺います。153ページです。
 加入状況で見ますと、パーセンテージでは余り変化がありませんが、実数では被保険者は昨年度と比べて219人、世帯数で114伸びていますが、これはどういう方々が、中の世代の人が入ってきているということなのか。その特徴はどういうものでしょうか。伺います。

委員長(永野久子君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 主なものといたしましては社保離脱ということですので、団塊の世代の方々が会社を退職なさって入ってくる部分が一番多いということでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そのほかにリストラにあったとか、若い世代でもほかにはあるということになりますか。

委員長(永野久子君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) そのほかに関しましては、23年度になりましてから大分ふえてきていると、罹災関係とかでふえてきているというのは4月、5月の傾向としては見られるようでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実数でふえてきているわけですが、医療給付としてはそれほどでもないということがありまして、これはどういうものだったという分析をしていますか。

委員長(永野久子君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 6月の定例会でも申し上げましたように、町のそれぞれの健康施策が実った部分もあるのかなというものでございます。例えばインフルエンザとかそういうのの予防接種を低額でやったというようなこともございまして、医療給付の方が伸びなかったのではないかと考えております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書の154ページをお願いします。
 特定健康診査が載っています。これでは、実施目標についてはほぼ近い状態かなということがあるわけですが、個別健診が半分に減っているという、これはどういうことによるものでしょうか。

委員長(永野久子君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 個別健康診査については、集団健診で受けられない方に対して、便宜上9月いっぱいを利用して受けてくださいということでございます。申し込みをとって全員に配布をして申し込みをとったわけですけれども、少なかったということです。個別健診につきましては町内、郡内の医療機関で受けていただいてということで、ただ眼底検査とかそこについては眼科等にも行かなくてはいけないという部分もありまして、2カ所なり3カ所なりということで、どうしても集団でやれば1カ所で済むというのもあるのかなということでは考えておりますけれども。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 同じページに国保税の収納状況が載っていますが、全体としては余り大きな違いはないわけですが、滞納繰越のところで入ってきているのは非常に少ないということが私としては見受けられるわけですが、これについては税務課ではどんなふうに考えているでしょうか。

委員長(永野久子君) 徴税特別対策監。

徴税特別対策監(内海壮晃君) 滞繰分につきましては県の機構の方にお願いをしていまして、収入した分の50%強収納しております。それと、現年と滞繰両方ありますと、必ずしも両方に入れるということはちょっと難しいので、こういった形になってしまいます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 平成22年度の加入者の平均所得は幾らになっているでしょうか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 22年度の加入者の平均所得は、世帯平均ということでお答えをさせていただきます。139万6,000円となってございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 申しわけありません。139万6,000円。平成21年はどうでしたでしょうか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 21年度の実績といたしましては、152万8,000円でございました。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 所得で200万円以下という人々の割合、それに200万円以下となっているのは平成21年、平成22年ではどのようになっていますか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 200万円以下の世帯につきましては、21、22ほぼ横ばいでございまして、全体の77%に該当いたします。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 国保税が今年度引き下げられたわけですが、現時点で富谷町の国保税、世帯当たりといいますか、1人当たりの方がいいんでしょうか、県内の順位とかというのはわかりますか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 今、県の方で集計して手持ちが21年度が最新でございます。22年度については来年の1月、あとさらに23年度分についてはもう1年おくれるということで、今現状で把握はできない状況にございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 155ページです、実績報告書、真ん中の当たりに短期保険証及び資格証明書の発行があります。去年よりもかなりふえているというのがこの数字でわかりますが、直近ではどのようになっていますか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 先ほど、滞納の分ということで数字もふえているというお話がございました。それと比例いたしまして対象者もふえてきているという現状でございまして、22年度は短期証455人、それから資格者証68人ということで……、ことしの状況ということでございましたので、ことしにつきましては548、両方足して548名となってございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 合わせて548ということですが、短期証及び資格証明書それぞれではどうなりますか。いつ時点ですか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 9月時点になります。資格者証が109名、それから1カ月から6カ月証合わせました短期証が439名となってございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の中で、1カ月、3カ月、6カ月の短期証で納付相談の機会確保、収納率向上に努めるということがありますが、これによって成果が上がっているというふうには見えないのですが、成果が上がっているということで担当課は考えているのでしょうか。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 1カ月、3カ月、6カ月ということで区分をさせていただいております。その更新時期に税務課の窓口に来ていただいて、納税相談をする機会が以前に増してふえておりますので、間違いなく成果は上がっているというふうに感じてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) ところが、なかなか短期証、資格証のところが減らない。ましてや資格証が109にもなっているところからすると、これは何か制裁的な意味合いをもっているということを私は感じるわけです。資格証、特に資格証ですね。短期証もそうですけれども、これの発行はやめるべきではないかと申し上げてきましたけれども、今年度、平成22年度について、その資格証あるいは短期証についての取り扱い続けていくということなのか。取り上げはやめるということで考えたのか。お尋ねします。

委員長(永野久子君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 22年度につきましては、数字両方合わせまして523件。これは年度末の数字でございまして、ちょうど更新時期ということで、今先ほど言った数字が23年度の実績なんですけれども、これから納付、それから納付相談等を重ねまして、最終的にはここから数字が減ってくるというふうに考えてございます。この制度を活用しないと納税相談する機会が激減するというふうに考えてございますので、今後も継続していきたいと考えてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 国保会計の基金残高、現在、先ほどの実質調書、実質収支に関する調書の中で説明がありましたが、現在は幾らになりますか。

委員長(永野久子君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 先ほどの額を入れまして6億755万7,000円でございます。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) それでは、ほかに質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(永野久子君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(永野久子君) 認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。

[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。
 質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書192ページです。成果及び今後の課題のところにありまして、早期発見により雨水等の不明水の云々ということになっていますが、その不明水の解明は現在どのように進められていますか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 以前流量の調査等を行ったわけでございますが、なかなか不明水の原因がつかめていないというのが実情でございまして、これから方法を変えてちょっと進めてまいりたいというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 3月の大震災で、耐震化の必要性についてはどのように検討されていますか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 耐震化につきましては、耐用年数等もございますが、今回の被災の内容、大きなところでは接続部分でかなり損傷があったというふうなことで、そういういったところを踏まえて今後対応していきたいというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 昨年の決算のときですが、その吉田川流域下水道、一番下のところにあるわけですが、これについて処理量に関して、平成22年度までが現在の計画だと、それで32年度については策定中ということですが、これについてはどうなりましたか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 22年度中に策定という予定でございましたが、さきの大震災でまた延びてございます。

委員長(永野久子君) 高橋委員。

委員(高橋正俊君) 実績報告書の189ページの基本方針と役割のところで、役割の安定給水の確保ということでありますが、3月11日の大震災以降の給水作業大変ご苦労したと思いますが、最後まで断水していた地区というのはどこなんでしょうか。(「今下水だから」の声あり)

委員長(永野久子君) これは水道会計の際に質問していただけますか。今、下水道です。

委員(高橋正俊君) 済みません。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) では質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(永野久子君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 この際午後3時25分まで休憩いたします。

午後3時13分 休憩

午後3時25分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(永野 久子君) 認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。
 質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の133ページです。これを見ますと、出現率、認定者の出現率は12%台で大きく伸びていないわけですが、サービスのところを見ますと、(2)サービス利用というのがありますが、そこのところで言いますと要介護5がふえているかと思います。以前に聞きましたときには、高齢化ということがあるのかなという話でしたが、そのほかに理由があればどういうことだったのか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 高齢化とともに医療ニーズの高い方というふうなところだと、がんの末期の方々も認定者に入っておりますので、そういった方々のところの申請といいますか、傾向が見られるかと思います。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 同じく実績報告書135ページ、そして審査意見書の23ページ、お願いします。
 介護保険料ですが、普通徴収の徴収率が82.25%となっています。この中に払えていない人がいるわけですね。まだ払えていないと。そういう人の中に認定者はいるでしょうか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 13名でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 介護保険でいいますと、保険料を納めていない人にはそのサービスが受けられないような制裁もこれまであるというようにものの中ではなってきたわけですが、富谷町ではそういうことはしていないと、ずっとお話しされてきたわけですが、その方の中ではサービスはきちんと受けられているということでいいのでしょうか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) お受けになっておいでです。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 審査意見書の方で23ページですが、介護保険料の不能欠損の状況というのがありまして、平成14年度から20年度までに23件不能欠損をしています。これですが、この方々の生活実態みたいなのを大ざっぱでといいますか、かいつまんでといいますか、それはどのようになっているんでしょうか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 徴税特別対策監。

徴税特別対策監(内海壮晃君) この方々は普通徴収ということで年金も少なくもらっている方なので、そういったことで納付困難ということで時効になっております。以上です。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(永野久子君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(永野久子君) 認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。
(「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(永野久子君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(永野久子君) 認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。
 質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の140ページです。ここの中で、収納状況が書かれてあります。普通徴収のところで、滞納のところが非常に納められていないということが、今回非常に大きくなっていると思います。平成21年は21.58、ことしになってから17.21ということですが、これはどういうことでこういうことが出てきたと考えているのか、お尋ねします。

委員長(永野久子君) 徴税特別対策監。

徴税特別対策監(内海壮晃君) これにつきましては、先ほど介護でもお話ししましたけれども、対象者の収入が少なくて、納税交渉等はするものの、実際収納が難しいという状況でございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 審査意見書の24ページを見ますと、後期高齢者の保険料の中で22年は不能欠損が4万5,000円出ていますが、これは初めてということですね。初めてということですか。

委員長(永野久子君) 徴税特別対策監。

徴税特別対策監(内海壮晃君) 後期高齢者医療等につきましての時効が、ほかのものと違いまして2年となっていますので、そういったことで不能欠損をしております。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) この滞納しているという人たちの実人数は、ここの中でわかるでしょうか。何人になりますか。

委員長(永野久子君) 徴税特別対策監。

徴税特別対策監(内海壮晃君) 3件です。3人になります。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) この後期高齢者医療制度というのは、75歳というその年齢で区別することと受けられる医療も制限されるというようなことがありまして、こういうものは廃止すべきだということだと私は思っていますが、これについては私はそういうふうに思っているわけで、その75歳で区別するというやり方はやめるべきではないかと思いますが、その点については町はどのように考えていますか。

委員長(永野久子君) 長寿福祉課長。
 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 現に制度がございますので、十分それにのっとって事業をやっていくという考えでございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 先ほど3件の人がということだったわけですが、これまで家族がいたりすると、社会保険の家族でできるというようなこともあったわけですが、実際は3件こういうことになってしまったということがありまして、やはり制度はありながらももとに戻すというようなことについても、町としては国に対して意見は上げていくというようなことは考えないでしょうか。

委員長(永野久子君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 県の後期高齢者連合のところでいろんな話し合いがありますので、そのような話題が出たときには、制度のことなどあるいは町の状況などを話しながら進めてまいりたいと思います。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方のご起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(永野久子君) 起立多数。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 ここで暫時休憩をいたします。
 上下水道課以外の方々の退席を認めます。

午後3時54分 休憩

午後3時55分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定について

委員長(永野久子君) 認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。

[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(永野久子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。
 質疑ございませんか。高橋委員。

委員(高橋正俊君) 済みませんでした。先ほどちょっと急ぎすぎまして。
 実績報告書の189ページの役割というところに安定給水の確保とありますが、大震災後に給水車での作業、大変職員の方々が苦労したと思っております。この断水がどの地区で最後まで断水していたのか教えていただきたいんですけれども。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 最終的にすべて回復したのが3月30日でございます。そのときに、終わりの部分ということで鷹乃杜の一部となってございます。その日でもって100%となってございます。

委員長(永野久子君) 高橋委員。

委員(高橋正俊君) ちょっと日吉台について質問したいと思うんですが、日吉台の断水は3月28日までだったと思うんですけれども、間違いないですか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) おっしゃるとおりでございます。

委員長(永野久子君) 高橋委員。

委員(高橋正俊君) 17日間ですか、断水していたのですね。大和町のもみじヶ丘と日吉台の水道管がつながっているというふうに聞いているんですけれども、その辺はどうですか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) おっしゃるとおりでございます。

委員長(永野久子君) 高橋委員。

委員(高橋正俊君) 大和町と富谷町のそういう災害のときの協定はされておりますか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) されてございます。

委員長(永野久子君) 高橋委員。

委員(高橋正俊君) それでは、大和町のもみじヶ丘は2日ぐらい断水したと思うんですけれども、すぐ水道給水されておるんですけれども、なぜ大和町側から日吉台に給水されなかったのか、お聞きしたいんですけれども。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 大和町で絶対水量が不足するというような状況が起こりかねないということから、そういった状況になったのかと思います。(「わかりました」の声あり)

委員長(永野久子君) ほかに。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 決算書の352ページです。325ページです。総括が載っていまして、有収率が書いてあります。1.46ポイント上がったということですが、平成22年度の目標の87.3%をクリアしたということになるわけですが、平成23年度の目標88.4%についても今のところクリアできるという見通しでしょうか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 現段階ではちょっと申し上げる状況にはございません。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) この87.6ポイント、違いました、失礼しました、87.54%ですが、これ自体がそんなに高いものだとは思わないわけですね。聞くところでは、東京だとか横浜だとかというのはもう90%も100%に近いようなところがあって、なぜ富谷がまだこういうところにいるのか。漏水があるのか、その他の理由があるのかということをお尋ねします。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 漏水等があるのかなというふうに、漏水等が影響しているのかなというふうに思ってございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 有収率が上がらないというのは漏水のみでしょうか。それとも、団地を開発したときになかなか住宅が建たないということで、ほかの水も流してそれが料金につながらないということもあるのでしょうか。それについてはどうでしょうか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) そういったことはございません。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、漏水のみだということであるとすれば、その漏水については早いうちに90%台に乗せるということが必要だと思いますが、その対策については平成22年はどういうことをやって、23年に向けてということになったんでしょうか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 以前より漏水調査継続的に行ってございます。22年度も行ってございまして、漏水対象地域でございますが、一応開発の早かったところからということで、太子堂地区、鷹乃杜地区、富ヶ丘地区で漏水調査を行ってございます。対象が3,230戸でございまして、漏水の発見が6件ございました。ちなみに金額で申し上げますと、いわゆる経済効果といいますか、抑止効果といいますか、537万9,590円になってございます。調査の前に漏水が発見され修繕される場合もございますので、継続的に統計を取ってみないと何とも言えませんが、漏水調査の効果は上がっているのかなというふうに考えてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 次に質問しようとするところと関連するわけですが、審査意見書29ページから31ページまでです。
 ここを見てみますと、以前から要望していましたけれども、今回県平均、全国平均がありまして、これで見ますと非常に比較がよくできるなということになるかと思います。ここの中で見ていると、特に1人当たりのという、31ページのところですが、職員1人当たりのというところが非常に富谷町は、仕事が圧縮されているというのか、きついというのか、どういう言葉ですればいいのかわかりませんが、そういう中で漏水が、たしかこれは委託をしてやっているかと思いましたけれども、そういうところで町の職員がやるべきところもあるはずだと思うのですが、ここらあたりについては、私は職員の増強が必要だと思うのですが、このあたりについては漏水とも絡めてどういうお考えをお持ちでしょうか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 今お話ございました31ページの件でございますが、年度の途中で職員お一方がおやめになったということでの1名減でございます。1年間を通じていえば12分の9、9カ月間は水道の職員として在職していたわけでございます。4月にはその1名減となった分が補充されてございます。

委員長(永野久子君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 31ページの意見書を見ますと、非常に指数としては1人当たりに対する給水人口が高かったり、それから有収水量が高かったりということがあって、これを見ますとやはり職員の増強が必要ではないかと思いますが、それについては課長としては今の現役のままでいいと、このままで十分できるし、その有収率も目標に向かって進むことができる体制だということだと判断したわけでしょうか。

委員長(永野久子君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) お話ありました1人当たりということでございますが、適用の欄にも書いてございますが、職員1名減による増加というようなことでございます。
 あと、企業会計という点から考えれば、当然受水料金で賄っていくという基本ございます。その中で費用もやはりそれ相当に考えて、企業会計を維持していかなければならないというふうな考えでございます。

委員長(永野久子君) ほかに質疑ございませんか。
「なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(永野久子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(永野久子君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして、本委員会に付託されましたすべての審議が終了いたしました。
 暫時休憩をいたします。

午後4時27分 休憩

午後4時28分 再開

委員長(永野久子君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
 決算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。

[委員長が報告書のとおり朗読した。]

委員長(永野久子君) 委員各位のご協力によりまして、予定どおり審議が行われたことに対し敬意を表するものでございます。
 以上をもちまして、決算審査特別委員会を閉会いたします。
 大変ご苦労さまでした。ご協力ありがとうございました。

午後4時31分 閉会

平成23年第3回定例会議事録(第2号)

平成23年10月5日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第2号

平成23年10月5日(水曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号1番~8番)
一般質問一覧表
一般質問 17番 磯前武 議員
「明石台東」地区に隣接する環境の整備は
明石台六丁目第1公園の整備を急げ
東向陽台第一町内会の疲弊している生活道路の整備を急げ
12番 山路清一 議員
町民バス黒川高校まで延長せよ
工業団地の現状を問う
18番 渡邊俊一 議員
富谷町総合計画について伺います
町道整備について伺います
各町内会館の整備について伺う
3番 出川博一 議員
市制移行について
側溝の有蓋化の計画的推進について
明石台東地区の「公益用地」の利活用について
2番 菅原福治 議員
東日本大震災についての取り組み経過と今後の対応について
成田地区住民の悲願でもある郵便局設置について
成田のお母さんの叫びでもある小児科病院の設置について
7番 浅野直子 議員
子育ての環境整備について伺います
4番 三浦邦夫 議員
富谷町スポーツ振興基本計画と推進について
16番 永野久子 議員
明石台東地区開発と小学校増設について
介護保険の施設増設と負担の軽減を求める

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、7番浅野直子君、8番安住稔幸君、9番森栄君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。17番磯前武君。

17番(磯前武君) おはようございます。
 まず最初に、9月11日に行われました富谷町の町議会議員の一般選挙において、町民の皆様から信任を受け、町議会議員として当選を果たすことができました。
 これからの4年間、町政の発展、住民福祉の向上、市制施行の実現に向け、努力してまいる所存でございます。よろしくお願いします。
 それでは、私は、通告に従い3件の質問をいたします。
 まず、1件目として、「明石台東地区」に隣接する環境の問題で質問をいたします。
 明石台東地区は、仙塩広域都市計画の第6回定期見直しにおいて、町が宮城県とたび重なる協議を進めた結果、平成22年5月18日付で住居系として認められ、約40ヘクタールが市街化区域に即時編入されました。若生町政の偉大な功績だと高く評価されております。
ことしの7月27日には起工式も行われ、総戸数757区画、将来人口2,650人となり、5万人都市の実現が可能となりました。この団地は、地域の環境に配慮し、LEDの街路灯を計画し、二酸化炭素排出の削減に向けたすばらしい取り組みがなされると聞いております。
 宅地造成工事が始まった明石台東地区、その工事に隣接している明石台6丁目、1丁目の地域の住民は、その環境の整備に注目をいたしております。
 町民が安全で安心して住み続けられる住環境の問題は重要であります。宅地の開発をする上で、隣接する住環境整備の問題は避けて通れない町の責務と考え、次に質問をいたします。
 1番目、明石台6丁目行政区と開発工事が始まった明石台東地区の境に高圧送電線が走っております。その送電線の下の土地の環境の整備を町はどのように考えているのかお示しいただきたいと思います。
 2番目、その整備計画、プランについても詳しくお尋ねをいたします。
 3番目、隣接する地域住民の声を聞く集会の開催が必要であると私は思いますが、この件についてお尋ねします。
 4番目、整備する工事の予定はいつごろですか。この件についても答弁を求めます。
 次に、2件目の明石台6丁目第1公園の整備について質問をいたします。
 明石台6丁目行政区は、小学生268人、就学前の子供187人、合計455人の大勢の子供たちが住む活気あふれる地域であります。町の平均年齢は38.4歳でありますが、6丁目の平均年齢は26.4歳と10歳も若い。活気あふれた町であります。
 明石台6丁目の町内を回ってみると、大勢の子供たちが道路でいろんな遊びをしております。大変危険でもあるし、またほほ笑ましい姿でもあります。
 昨年度の町政懇談会において、明石台6丁目町内会より、明石台6丁目第1公園の緑化及び土壌改良について要望が出ております。6丁目の第1公園は、明石台地域のほかの公園と比較した場合、かなり見劣りがするということが一目瞭然でわかります。
 そして、次に質問をいたします。
 1番目、明石台6丁目第1公園の整備計画がどうなっているか、これをお示しいただきたいと思います。
 2番目、高い木がほとんどない公園です。夏の暑い日には、木陰がなく熱中症等が心配です。整備計画で高木の植樹の予定はありますか。あれば何本ぐらいを予定しているのか。また、樹木の種類をどのように考えているのか、この予算はいかほどになるのか、これについてもお伺いいたします。
 3番目、整備工事の着工予定をするという予定があれば、これについていつごろなのか。また、いつごろまでにこの完了をすることを予定しているのかも伺います。
 次に、3件目の東向陽台第1町内会の劣化・疲弊している生活道路の整備を急げというテーマで質問をいたします。
 東向陽台第1町内会の枝線生活道路は、劣化が進み疲弊をしております。
 この件は、ことし3月の定例議会で私も述べて質問をしておりますが、この際、担当課長より、5路線延長で約500メートルが劣化をしているとの答弁をいただきました。
 町長からは、5万人都市にふさわしい生活道路に整備するとの答弁もちょうだいいたしております。
 次に質問をいたします。
 1番目、部分補修でなく、計画的に予算をつけて打ちかえをするとの答弁がありました。この着手、いつごろと考えているのか、答弁を求めます。
 2番目、5路線を着工した場合の工期はどのぐらいなのか、これについてもお伺いします。
 3番目、劣化している約500メートルの生活道路、これを全面舗装した場合の概算の予算、これは幾らと見ているのか、お示しください。
 以上3件の1回目の質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 明石台東地区、いよいよ着工がなされ、今土も動いているところでありますので、この工事の内容、そしてまたこの先の方向性というようなことも含めてご説明を申し上げたいというふうに思います。後ほど部長にパネルも用意してもらって、それに基づいて皆さんと協議したいというふうなことで準備してございますので、後ほど部長からの説明も補足することといたします。
 明石台6丁目、そしてまた予定としては7丁目、8丁目というふうなことで、明石台の6丁目に隣接する形で東地区が整備が図られるというふうなことでございます。これまでのお話ししてきた経緯もございますけれども、足かけ4年がかりと申しましょうか。平成19年の就任した年度4月から、ちょうどあの第6回の区域区分、線引きの見直しが県で行われるというふうなことと、折よく準備が整えられた富谷町の総合計画の準備とあわせて進めてきたというふうなところでございます。
 ご承知のように市街化区域を抑制するというふうな大きな方針の中で、何とかその富谷町の状況と将来の富谷町の描く姿を十二分にご理解をいただいた中で、ここに区域区分の変更を告示、それもまた即時編入というスタイルでございます。通常ですと、一般保留というふうなことで数年かけて事業者等と準備をして、着工というふうな運びになりますけれども、5月18日の告示を受けて、やや震災でおくれましたけれども、6月3日に開発の許可がおりたというふうなことで、スピーディな手法による開発が着工、着手されたというふうなところも冒頭申し上げたいというふうに思います。
 環境の整備につきましては、この高低差といいますかね、土の動かす土量等の、あるいは工事手法というふうなこともあって、あそこの鉄塔線下、鉄塔の下、ほぼ8メートルの幅で鉄塔の線が高圧線が走ってますけれども、あそこを境に今度の地区がややこう下がる形になります。ですから、そのままですと、鉄塔の従前の6丁目のラインと、今度新たに開発のところはこういうふうなこと、この高低差を生じるというふうなことがありますので、そこをそのままですと全く分断される形になりますので、何とかこの工夫をすることで、交流、行き来がこうできるようにするというのも、また今回の担当課ともどもの準備の中で進めてきたところでございます。散策路を整備するとか、旧来の明石台地区と、新しく開発される地区との行き来ができるようにというふうなことで、高低差がある中でも最大限配慮をしてきたというふうなところでございます。それに基づいて今工事が進められているというところでございます。
 「住民の声を」というふうなことでありますけれども、十分開発事業者と町と、そしてまた地域町内の皆さんとの連携を図ってきておりますので、改めて住民説明会、住民の声というふうなことの必要性は薄いのではないかと、このような認識でございます。必要なことについては臨機応変、時間のずれなく、適時的確に対応してまいりたいというふうに思います。
 整備の4番目については、後ほど建設部長からといたします。
 6丁目第1公園でありますけれども、これについては、今の環境については先ほどお話のあったとおりでございます。明石台6丁目の第1公園、面積が3,841ということで、4,000平米弱ということとなります。その中も、広場機能も2,200、その半分弱強ぐらい確保されているという、6丁目の中心になる公園でありますし、明石台地区におきましても余裕のある公園というふうなこととなります。
 砂地、グラウンド、地盤、地面、土の面がいまいち、土質がいまいちだとというふうなことだとか、あるいは植栽をしておるんですが、なかなかこう伸びないというふうな面がこうあって、現地を何度か見る折、やはり樹勢を回復させる方策、あるいは樹種を検討する、あるいは成長を促すにはどうしたらいいのかというふうな。築山のケヤキさえも中心の枝が枯れているというふうな状況からして、何だろうかなというふうな感じがいたします。排水だとかあるいは岩盤云々だけではちょっと説明がつかないのではないかというのが、現地での協議の結果、話題となったところでございます。
したがいまして、築山の中心的な部分については、そのケヤキの植栽をやり直すとか含めて再度検討し、早急に手を打っていきたいと、こんなふうに思うところでございます。
 三つ目の生活道路でありますけれども、これも従前から、第2期目の就任というふうなことにあわせて、ぜひ町内一円の手がつきかねているそういった場所、部分、あるいは全体を見ながら何とかスピードを上げたいというふうな思いでございます。劣化している場所については優先をする。あるいは富ヶ丘の公民館周辺、あるいは富ヶ丘小学校周辺でやったように公共施設等を優先するとかとというふうなことで、町内全域バランスよく予算の範囲の中でスピードを上げたいと、こんなふうな思いで今平成23年度中に計画を練って、平成24年度以降の計画をお示しできればと、このように思うところでございます。
 以上、私からの概略説明を申し上げました。

議長(浅野幹雄君) 建設部長より答弁の資料としてパネルの使用の申し出がありました。これを許可します。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、明石台東地区と既存の明石台6丁目、1丁目側との間にあります鉄塔線下事業整備についてご説明いたします。上の部分が変電所がございまして、色の塗ってある部分が鉄塔線下事業地であります。北がこちらの部分で、こちらが明石台6丁目側、1丁目側、そして、こちらが明石台東の開発地区となります。上が変電で、下がざる面でございます。断面的に見ますと、既存の部分が幅員8メートルですね。で、新たに整備するのが、こちらが13.5メートルということで、トータルで21.5メートルの幅員でございます。散策路は途中分断される箇所もあるんですが、全体のこう蛇行したような形、5メートル幅員の中で緩やかに蛇行して散策路を整備しております。途中この鉄塔敷きとか、これはあの小学校予定地に行って、小学校の校庭へおりてきてございます。こちらが開発区域の中で一部成立などの公園とかの用地でございます。ここら辺から、小学校用地あたりからこう入りまして、インターロッキング敷きを含み回遊しながら接続点を設けてございます。それから、このブロック塀ですと上から1カ所、2カ所、3カ所ということで、大体1カ所のブロックで、2カ所から3カ所お隣の区域と交流できるような形にしてございます。鉄塔の部分が高いのですから、ある程度造成管理等盛り土をしながら緩やかな築山ふうの形状といたします。散策路は幅員が3メートル、これは5メートルの範囲内で3メートルを蛇行させるような形でスロープがある。途中の部分に高木、中木、高木、中木、あるいは散策路周辺低木って感じで緑化の方も予定してございます。散策路の整備など事業管内で550メートル予定されてございます。図面での説明は以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。

17番(磯前武君) 再質問をいたします。今担当課の部長から丁寧な説明を受けました。このような説明は住民に、私はまあきょう初めて聞いたんですが、こういう説明は既にしているのでしょうか。
 それから、町長からは、町と開発業者と住民の説明はしているから余りあえてやる必要はないんじゃないかと、必要があればやるけれどもと、こういうふうな答弁がありましたが、これについては今までどのような方に何回やっていたのか。そこら辺もお答えいただきたいと思います。
 引っ越してきた住民から雨上がりのカラッと晴れた日に、これは開発する前の話でしたが、何か動物園に入ったようなこう何かにおいがすると、どうも不愉快であるというふうなことを、私も聞いておりますし。東向陽台3丁目から明石台6丁目に移った方も何人かおります。その方からも聞いております。そのようなことを、町では、当局は聞いていたのかどうか、そこら辺についてもお伺いをします。
 それから、明石台6丁目第1公園、確かに今言われたように岩盤でなかなか整備がしにくいと。平成16年からこれは供用を開始しているということで、まあ六、七年ぐらい前からということでありますが、当初これを供用開始したときに、今のようなもう砂場に入ったような公園なんですが、そういうふうな公園であったのか。また、その供用開始するときに、そういうふうな岩盤があってここは樹木が育ちにくいんだということがわかって開発をしたのかどうか。そこら辺についてもお聞きしたいと思います。
 現状は、この6丁目は、東向陽台、明石台地域児童子供の状況からすると、一番多い地域なんですね。小学生が268人、就学前が187人と、455名も今子供たちがあそこに居住しているわけですね。そんなことで、私もこういう「この町に住んでよかった、住み続けられることができた」という、こういうそういう町にぜひとも取り組んでいただきたいというふうに思います。そんなことで、この改善については、町政懇談会でも申し上げて、要望が6丁目から出てると思いますので、この際、そのはっきりした答えができれば、いつごろそういうふうなことに着工していくのか、それもぜひともお聞きしたいと思います。
 それから、3件目の生活道路の舗装整備でありますが、町長から今公的施設の周辺を優先してやるんだというふうなことがあったんですが、じゃあ3月の答弁は、いつごろを想定してやろうとしてたのか。5万人都市にふさわしい生活道路にするよと、それから500メートルのことについても、今私の方で通告した内容についてはほとんどお示しいただいてないということなので、それを担当課が答えるのかそこら辺はわかりませんが、1回目の質問のときにはほとんど答えられてないということについて、今一度明確なお答えをいただきたいと、こういうふうに思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) まず明石台東地区のにおいの件ですか。(「問い4」の声あり)申しわけございません。
 それでは、1件目の問い4の開発工事と隣接する整備の時期ですか、時期の件ですね。(「はい」の声あり)これは、明石台東地区、10工区に分けて一応造成工事整備を進めてございます。これは、開発者と積水ハウスさんの企業戦略というふうなことで、部分部分造成し、販売区画を整備して、先行して緩やかな造成を進めていくというふうな計画でございまして、緑地帯のあの最初の整備が平成24年4月に、予定されております東向陽台小学校の東側の公共公益用地といわれるところで、最初に整備をし始めるところでございます。順次あとは北側に進む、それから南側に進むというふうなことで、最終的には平成26年の5月まで完成させる予定となってございます。とにかく2年間という長い期間を要しますが、一応10工区に分けて整備をするということになってございます。以上です。
 それでは、生活道路の東向陽台第1町内会地区の予算規模ということになります。3月議会でお話いただきました5路線の整備予算は、500メートル区間で約1,300万円ほど見込んでございました。よろしいでしょうか。
 それから、東向陽台1丁目から3丁目、全体の路線延長は1万1,070メートルほどございまして、ほとんど6メートル幅員で、面積が約7万1,160平米。現在の試算でございますと、この整備費概算額で3億5,300万円ほど見込んでございます。(「答弁漏れしてませんか。いろんな……」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 明石台6丁目の答弁はだれがするんですか。答弁漏れありますけれども。第1公園の岩盤、これ知っていたかという質問ありましたね。(「今の質問に対しては私の方でやりますので」の声あり)いいですか。(「その後の質問の足らざるところを補っていただければ、再質問に対してはこちらでやりますから」の声あり)では、建設部長、答弁漏れ続けてください。

17番(磯前武君) 第1問目から全部簡潔に答えられないですか、聞いたことに対して。全部……。

議長(浅野幹雄君) 何回目、よろしいですか。何回目に何回ぐらい説明会、地元と話し合いをするんですかという質問が再質問であったんですけれども、それも答えてませんよ。(「1問目の足らざるところを建設部長に補っていただければ、再質問に対してはこちらでやりますから」の声あり)

建設部長(鴇謙一君) 明石台東地区の整備の関係でございますが、先ほど鉄塔線下の下の整備については、資料の方で申し上げたとおりでございまして、緑地帯の整備、幅員の21.5メートルで550メートルの遊歩道を整備するということでございまして、それから、全体整備計画10工区に分けて整備するということも先ほど申し上げたところでございます。(「当初岩盤のことはわかっていたのかという」の声あり)
6丁目第1公園のあの公園の整備でございます。あそこの場所は皆さんご存じのように一応岩盤であって、2回ほど造成、盛り土をしてございます。昨年度もダンプで15台ほど山砂等を入れまして、ある程度排水はよくなったかに感じてございます。ただ一番山砂系が多かったものですから、今回の整地につきましては、少し粘質系のものを混入して、もうちょっと締め固めるような広場にしたいと考えてございます。今のところその予算につきましても当初予算で約170万円ほど計上しておりましたが、あわせまして、先ほど町長申し上げましたように、何本かの植栽については既存のあの植栽の樹勢の回復も含め、新しい樹木の植栽方式についても今再度検討しているところでございます。できれば今年度中、3月いっぱいまで何とか樹々等も決定して植栽にこぎつきたいと考えてございます。本数につきましては、当初数本というふうなことを考えてございましたが、既存の樹勢の回復も含めて全体のバランスを見ながら、広場が結構2,200平米ということで有効でございますので、その有効広場を損なわないような形で周辺地域に植栽したというふうに考えてございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 第1問で大変失礼申し上げました。微調整した中で、私が概略をしゃべる。あと足らざるところは担当課がというふうなことで進めておりますので、おっしゃっていただければ、再質問の前に進められたかなというふうに思ったところでございます。
 再質問についての答弁を申し上げます。一つは、説明会の件でありますけれども、従前からの住民の皆さんへのこの不利益といいますかね、ごみがとか何かということも含めて、そういったことのないようにというふうなことは最大限留意をしながら進めてきたところです。広報等にも概略をお知らせする機会も持ってきたところです。民間の会社さんの計画の中で進める事業でございますので、改めてこの工事内容についての説明というようなことについては予定しておりません。
 二つ目は、においについては私は初めて聞いたことでございますので、後ほど担当課で聞いていた経緯があってどんな対応をしたかというものがあれば、発言をさせることといたします。
 6丁目につきましては、本当に現場を見て、何でこんなに伸びないのかなと思うほどの、平成15、16年ぐらいですから、六、七年、七、八年ぐらいは優にたたんとしているわけですので、そういう意味で単に排水が悪いとか、岩盤がというふうなだけでは理解しづらいような状況は、この目で、担当者ともども行って、見た目感じたところです。そういったところを十分、ただあのままの状態で木を植えかえましたというだけでいいものやら、そこを十分検討した中で今年度中に対応してまいると、このようなことで結論を出しているところでございます。
 あと生活道路につきましては、例えばというふうなことで申し上げたことでありますので、地区単位に計画をこう立てるものか、それぞれこう区割りをして段階的に、それを5年、10年、20年かかりますよというふうなことでご了解いただけるものやらというふうなこともありますので、優先順位を決めるというふうな考え方も一つあるのではないかと。それは富ヶ丘南部のやったことをきちんときっかけにして、そういったことも視野に入れながら、次年度予算に枠組み入れられるように、この議会終了後早速に検討、熟慮重ねて皆さんにお示しをすると、こんなふうな予定であることを申し添えたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。

17番(磯前武君) では結局、担当課の方に聞きますが、整備するのに1,300万円しかかからないんですか。これはもう3回目ですからあと聞けませんが、何かこうちょっと理解しづらいような説明なので、何かそこら辺ははっきりと概算で幾らかかるんだと。
 それから、この5路線と言うけれども、五つの路線と言うけれども、1回目その工事に着工できるのか。1回目やった場合はどのぐらいの期間でかかるのかということも聞いたんだけれども、そこら辺も何だかあいまいですね。理解しづらいような答弁なので、ちょっと困惑してますよ。
 それから、住民説明会は必要ないんだということですが、この何かそういうにおいが来るという話もやっぱりそういうことを不安に思っている、こういう声が出ているわけですから、やっぱりきちっと説明をする必要があるんではないかと、私は思うんです。それでも必要がないと言うのか、そこら辺ももう一度お聞きしたいと思います。
 それから、これは岩盤の問題が、これは砂は何回か入れてますね。で、そのときも本当に砂場のようになるような砂なんですよ。これは専門、担当課としてはどういうふうになるというのはわかってたんじゃないですか。そこら辺わからないでああいう砂を入れて、今度町内会から言われたら今度土壌の改良をするとか。それから、今現在何本植わってますか、あれ。私きょうの朝も見てきたんですが、明石台のほかの地域と比べてかなりその差がついてるんじゃないですか。最初から公園をつくるときに、あの程度の樹木でよかったということでつくったのか、計画的に。数本しか植わってないです。そのぱらぱらでしょう。ほかのその明石台1丁目、2丁目、3丁目、全部どこ見たってきちっと植えてあるし、そこら辺はやはりちょっと何か熱心さ足りないように思うんですよ。これは、あれでその岩盤だともう最初に出ている、わかったんじゃないですか。だから植えなかったのか。そこら辺も私疑問に思うんです。そこら辺は明確な答えをひとつ答弁をお願いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 明確さについては、従前どおり努めているつもりでございますけれども、伝わらないとすればもうちょっと私らも工夫しなければならないというふうに思います。
 まず最初に、公園の方から申し上げますけれども、見た目何にもないように確かに見える。全体が広過ぎるためにというふうなものも理由にあろうかと思いますけれども。手元にあるまとめた資料によりますと、整備時に6樹種、六つの樹種で17本、現在残存本数、生きているのが13本、生きてるといってもかすかにですから。樹勢は弱いままですから、もう真っ当にこう数えて、弱っている13本。ほとんど見た目はないように見えます。もう一つは低木サツキ、この手のものは割と勢いがいいんですけれども、意外とこう周りにあっても目立ちにくいというようなこともあります。1,022本植栽してます。あとは、町内会の産振の方の事業に活用して平成17年以降11本植えています。これも残り8本というふうなことで、何にも増して勢いが弱いということですから、外目からずっと車で通ってる分には何もないように見えるというのは、全くおっしゃるとおりでないかなと思いますので、何度も申し上げますけれども、岩盤ゆえにとか排水がというだけでは説明しづらいところがありますので、徹底して原因を究明したい。恐らく富谷町の公園造成の中でこういった事例はないんですね。そこまでちょっと手が薄れていたというのは正直なところでありますので、これを警鐘にして徹底して環境、6丁目公園の公園らしさというふうなことで力を入れて取り組んでまいります。
 さらに5路線については、金額がさっき言ったとおりでございますので、その時期について、あるいは、そこをあわせてこういう議論をするときですので、そこを単発に1本ずつやることがいいのかですね。あるいは我慢の範囲がどこら辺までかというふうなことも視野に入れながら、ぜひ検討する時間をいただければというふうに思います。
 説明会につきましては、何度も申し上げましたとおり、必要ないというふうなことではなくて、今の状況からして必要性が薄いというふうなことでご理解をいただければというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 今回、私は大きく二つの課題を質問いたします。
 まず1点目、「町民バス黒川高校まで延長せよ」。
 富谷町の町民バスは現在6路線が運行され、町民の足となり、小学生から無料となる70歳以上の方々まで幅広く利用され、平成22年度の年間利用者数は5万2,800人で、教育委員会が認めた遠距離通学を行う児童を対象とした無料乗車券を活用している児童も44名おります。
 町も、町民バスアンケートの結果や実績などをもとに運行ダイヤの見直し等を行い、町民の利便性を考え運行しております。
 住宅団地の中には、朝夕、市立学校、幼稚園から高校まで、仙台市から古川までのスクールバスが運行されており、多くの児童生徒が利用しております。余計なことですが、一番多いのは、そのうち私も利用するであろう福祉・介護の送り迎え用のマイクロバスやワゴン車で、年々ふえております。
 セントラル自動車が東日本大震災後本格的に操業を始め、また、トヨタ自動車が、先日、東北・宮城県、岩手県を中心に、中部地方そして九州を含め三大拠点に位置づけると発表し、黒川郡内もトヨタ自動車のエンジン製作など今後ますます関連企業の進出等が見込まれます。
大和町には歴史のある黒川高校があり、トヨタ自動車の進出に合わせ関連技術等を習得する学科を創設し、就職のあっせんに努めるべく教育をしております。富谷町には古くから黒川高校で学んだ方々が多く、多方面で活躍され、今でも多くの生徒が学んでおります。ちなみに日吉台中学校からもこの3年間で50人もの生徒が黒川高校に入学、そして、学んでおります。
さて、その生徒たちの通学手段ですが、保護者、親たちが一番心配なことです。郡内の交通量の最も多い国道4号線を、バス、バイク、自転車や、または親の送り迎えにより通学しているのが現状です。公立高校にはスクールバスがなく、不便な通学を余儀なくされているのが現状ではないかと思われます。
富谷町町民バス「北部黒川病院線」は、右回りと左回り合わせて7便が黒川病院に乗り込んでおります。この黒川病院線を黒川高校まで延長できないか、伺います。
法的に宮城交通の課題や路線ルートと、いろいろな問題もあろうかとは思いますが、現在黒川高校に通学している生徒、家族の安全・安心のために次のことを質問いたします。
一つ、富谷町から黒川高校に通学している生徒は何人いるか伺います。
二つ、北部黒川病院線を黒川高校まで運行できないか伺います。
 次に、「工業用地の現状を問う」について質問いたします。
 東日本震災や、ギリシャなどの債務問題から発したEUの経済情勢の不安などからの円高、昨日の終値は1ドル76円67銭、1ユーロ100円88銭、そして日経平均株価は8,456円12銭で、日本経済は低迷し、多くの企業が海外に工場等を移転または計画がございます。その上に政権不安が拍車をかけている中、富谷町の今後の発展を大きく左右する成田二期北工業用地と高屋敷地区工業用地の現状を質問いたします。
 東日本大震災によりおくれておりました成田二期北工業用地の遺跡調査が雇用再生特別基金を活用し、3,800万円ほどかけ昨年の12月下旬から実施しておりますが、先日の予算委員会でも質疑がありました。次のことを質問いたします。
 一つ、成田北工業用地の遺跡調査状況をお伺いいたします。
 二つ、成田北工業用地へのふるさと雇用再生特別基金の活用状況をお伺いいたします。
 三つ目としまして、高屋敷地区工業用地の進出企業の問い合わせ及び進行をお伺いいたします。
 四つ目としまして、本年度宮城県企業立地セミナーの予定と町の取り組みをお伺いいたします。
 以上、大きく2点について質問いたします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 町民バスの件、黒川高校までというふうなことでありますけれども、従前泉中央あるいは県立図書館というふうなことの質問もありましたように、非常に制約の強い運行の中で進めざるを得ないというふうな状況は変わりございません。道路運送法という法律の枠組みの中に、バス事業者というふうなことで民間のバス会社が運行している、部分的にその規制を緩和して、町内における交通不便地域の解消、そしてまた町内の公共施設等へのアクセスの向上というふうなあたりが、この町民バスに求められているものです。あそこにもここにもここにもというふうな思いはわかるんですけれども、制度上その法律の枠を超えられないと、このような現状の中で今あるというふうなところをお伝えを申し上げます。
 平成14年に町民バス、試行期間を経て、無料の年限を2年ほど設けて、その後運行しながら毎年の状況を見ながら今運行を進めているところでございます。その辺のところご理解をいただければと。細かくは、あと数字については後ほど担当課から申し上げます。
 二つ目の工業団地の件でありますけれども、遺跡の調査状況、そしてまたふるさと雇用基金、この辺の実態については後ほど申し上げることといたします。
 高屋敷工業団地の進出企業についてでありますけれども、昨年の、先ほどの明石台東と関連しますけれども、ここが土地利用の見直し、線引きの見直しの中で、工業系の土地として一般保留というふうな形で許可をいただいているところでございます。ここと成田二期の部分が2カ所、開発用地として富谷で、言葉は確かかどうか適当かどうか、確保できたというふうなところでございます。こういう準備をもってして今進行しているというふうなところでございます。そして、どちらにしても、成田については遺跡調査というふうなネックがあって、そこをクリアするために今調査を含めて努力をしているというふうなところでございます。高屋敷についてはそういった障害はございません。しかし、事業費の捻出とか含めてなかなかこう決断しづらいというふうなところがあって、言葉としては「オーダーメイド」と、企業さんがこういう場所でこのぐらいの広さが欲しいですというふうなことのマッチングをさせた中で、必ず造成すれば企業が張りつくという、そういうふうな進め方を今している関係で、なかなか見えにくいところ、皆さんの目にはそのように映っている面があろうかというふうに思います。
 しかしながら、東洋刃物さんが、震災復興ながら、多賀城、仙台の機能が被災を受けて本社機能を富谷に移転をしたというふうなことも既に申し上げているとおりでありますし、今富谷工場の増設というふうなことでグラウンド用地に建設が始まって、ことし中には、年内中には完成すると、こんなふうな段取りも今進めているところでございます。
 そのようなことで、看板を町の費用で立てさせていただきました。そしてまた、4号線への北部道路のタッチ、そしてまた、4号線から高速道路への直接乗り入れを、富谷ジャンクションのフル化というふうなあたりの課題を、我々行政、あるいは町民、企業の皆さんともども一体となって要望、要求、そしてまた形につなげていく。こういうふうな課題を今持っているところでございます。問い合わせそのものについては数あるわけではありませんけれども、そういった数少ないものとは申せですね、つながる、何百件、何千件あればつながるというふうなことでもありませんので、そういったところのタイミングも含めて適宜・的確に対応してまいりたいというふうに思うところでございます。
 宮城県が主催するセミナー、私ども町でやれる部分というふうなことで、大事な位置づけをしながら、8月24日の東京セミナー、そしてまた、11月10日には名古屋でというふうなことで、宮城県の村井知事の進める富県戦略の中での企業誘致、10億円戦略というふうな中で富谷の成田二期への集積というふうなあたり、大きな期待の中であるところでありますので、十分宮城県との連携の中で今まで以上の取り組みにつなげてまいりたいというふうに思っているところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) まず最初に、町民バスについて企画部長。

企画部長(荒谷敏君) おはようございます。それでは、私の方からまず町民バスについてお答えさせていただきたいと思います。
 まず、1問目にございました富谷町から黒川高校に通学している生徒の数でございますが、現在は平成21年、22年、23年の3カ年分の生徒の皆さんが通われております。合計で、これは町内の中学校からの合格者の数ということでとらえておりまして、合計214名通われているとなっております。
 続きまして2問目の、黒川高校まで町民バスを運行できないかということですが、先ほど町長が答弁されたとおりでございまして、皆様からのご要望についてはできるだけ達成、運行をしていきたいというのは町としても同じ考えてございます。
しかしながら、法律によって運行が制限されているというのも事実でございます。これについては、町民バスの考えが出たのは、全国でも民間バス、宮城交通さん初め全国のバス会社さんが乗車数の減によって赤字経営、そして撤退廃止路線がどんどんふえてきております。その中で、国として規制緩和をもとに市町村が独自でも運行できるバスを特例として認めましょうというのが発端でございました。そしてこの考えが全国に伝わりまして、それぞれの市町村がバス運営を行っていると。しかしながら、法律では、やはりその民間バス路線であります通常ですと4条バスといわれるバスですが、そちらの営業を妨害するものではないということで、エリアを規定して、その区域内ということで、町ですと町のエリア内については運行を認めましょうということで、それが発端で町としても運行を開始したというところでございます。
そうしたところ、富谷町は当然あの鉄軌道がございませんので、現在も恐らく将来にわたってもこのバスに頼るところが大きくなりまして、バスに頼らざるを得ない町ということを認識の上で、町民の皆さんの利便性を確保するということに努めてきたところです。
骨幹をなす通勤、通学については、宮城交通さんにゆだねると。そして、町内の移動については、この町民バスをもとに町内は自由に皆さんご移動できるように働きかけていきたいというのが趣旨で運行しているところです。
最近さらに規制緩和が進みまして、今まで届出許可制だったんですが、ある程度地域にゆだねるところも出ております。新しく出たのが、地域交通会議というシステムが出まして、それが運行する町が主宰をして、関係者を町が集めてそこで協議をして得たことを承認を得れば運輸局は認めますよということになっております。
しかしながら、このバスの構成員というのは警察であったり、当然運行している宮城交通さんも数名入っております。最終的には町内を通るその4条バスの方が同意を得た路線については認めますよということが趣旨ですので、宮城交通さんが同意をいただければ、ある程度泉中央にも、黒川高校にも、どこにでも行けるというのが、この制度になっております。
しかしながら、今は宮城交通さんはこれについては同意はいただいておりません。町としてもできる限り、泉中央へという声が一番強いので、そちらに向けて努力はしておりますが、これについてはやはり営業を抱えている宮城交通さんに対してのこともありまして、向こうは同意はいただいておりません。
そういったことから、黒川高校へも、今は泉中央とあけの平3丁目を通過しながら行くバスが1本ございますので、そちらを中心に通学の方はご利用いただきたいというところになっております。
可能性はないのかと言いますと、例えば宮城交通さんがこの路線を廃止しますと言った場合は、次、別な法律がありまして、代替バス制度というのがあります。廃止した路線を市町村が引き継げば運行はできますが、当然膨大な費用がかかるというのは出ておりますので、そういったところも視野に入れながら今このバス運行をいろいろ検討しているところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 成田北工業団地へのふるさと雇用の活用状況でございます。埋蔵文化財の発掘調査に伴う現場作業、それから室内整理作業ということで、合わせまして平成22年度におきましては2,807万2,800円、今年度平成23年度の事業費といたしましては8,211万円、合わせて1億1,018万2,800円の事業費ということで、宮城県ふるさと雇用再生特別基金事業を活用しております。
 この事業による雇用の人数27名でございますが、平成22年度からの引き続きの雇用でございますので、平成23年度も合わせて延べ人数で54名というふうになってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 成田二期計画区域内の確認調査の現状についてお答えをしたいと思います。
 昨年12月20日に業務を開始いたしまして、3月にございました大震災の影響によりまして調査を一たん中断した時期もありまして、2カ月ほど調査期間は延長して実施しているところでございます。工期は整理期間を含めて平成24年3月を目指して業務を進めているところでございます。
 調査につきましては、平六館跡を初めとした7遺跡と、それから遺跡指定はございませんけれども県の文化財保護課から確認をということで指定された18点、18カ所の合計合わせて25カ所の史跡調査をするものでございました。このうち、4カ所が自然緑地として残す場所、あるいは樹木伐採が地権者の同意を得られなかったというところもございまして、4カ所ございましたので、差し引き調査規模は21カ所調査してございます。
 このうち西成田側にある二つの遺跡と九つの要確認箇所の11カ所で確認調査が今現在終了している状況にございます。今後引き続き穀田側の遺跡、それから確認が必要とされた地域は今後進めてまいりたいということで今現状はそういった状況にございます。

議長(浅野幹雄君) この際、11時10分まで休憩をいたします。

午前11時00分 休憩

午前11時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
12番山路清一君。

12番(山路清一君) 先ほどの町民バスの黒川高校までの延長の件で懇切丁寧にお話しいただきまして、よくとわかりました。やはり泉中央にとか泉区に乗り入れると同じような大きな壁があるということをしかと受けとめた次第でございます。
 2番目の質問の方で2点ほどお伺いいたします。
 まず1点目は、高屋敷地区工業用地の看板が雑草なんかでこう一時見えなくなったんですけれども、今きれいに刈り払いまして4号線からしかと見えるようになりました。その辺の維持管理、今後とも町でやるのか組合の方でやるのかわかりませんけれども、今回のその刈り払いの方は町でやったのか、組合の方でやったのか。また、金額は幾らかかったのか、町でやったとすれば幾らかかったのか、お伺いいたします。
 それと、もう1点なんですけれども、遺跡の調査についてでなんですけれども、非常にお金をかけて遺跡調査を今やっています。私もそうなんですけれどもやはり町民の方々も、今遺跡調査やっているところから重要物件とかどのようなものが出てきたか、その辺詳細がわかればお伺いいたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) まず最初に、佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 今遺跡の発掘状況が途中でございますけれども、平六館跡の方からは造成された平場あるいは堀切、それから土塁などが出土している状況にございます。このほかの箇所では、遺跡、それから竪穴住居跡というものが若干見つかっているというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 除草につきましては、高屋敷地権者会の方でやっていただいたものでございまして、実際はシルバー人材センターを活用したというふうに聞いておりますので、金額についてはたしか7万円前後というふうな記憶でございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 今の遺跡の調査で出たお話ございましたけれども、その出た物件に対しての価値観というのはいかがなものか、ちょっとお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) まだ発掘調査をしている段階でございまして、その辺の評価等につきましては、これからいろいろ県の文化財保護課等々で判断されるものだと思っておりまして、今どうのこうのというところでは、ちょっとお答えできないところです。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 通告に従い、私からは3件12要旨について質問させていただきます。
 初めに、富谷町総合計画についてお伺いをいたします。
 我が町の総合計画の表題において、「自立した5万人都市をめざして」とありますが、我が町の人口は、9月末にも4万9,000人を超える勢いで伸びており、明石台東の開発に伴い5万5,000人規模の人口を有する町になることは、目に見えて明らかであります。
 大きな企業の集積が進まない我が町においての発展は、人口増加が一番大事であります。
 そのための政策が重要な課題であると考えます。
 人口フレーム予測の見直しに伴い、保育所などの子育て支援の充実や、高齢者対策、防災防犯対策、衣食住の環境整備に伴い、地産地消による安全で安心な農産物の生産に対しての農業支援、企業誘致による雇用の拡大、我が町にしかできない商業・観光の発掘等々をかんがみて、特に我が町の限りない発展のために必要なのは定時制を求める公共交通機関の構築ではなかろうかと思います。
 町民のアンケートにおいても、バスだけでなく、通勤・通学の定時制確保のために、交通渋滞などに左右されない確実な時間が予測できる公共交通機関を求める声が多くあります。泉中央よりの鉄道の延伸が望まれておりますし、その実現により、我が町の発展は50年先まで、いや100年先まで明るい希望に満ちたまちづくりに寄与されると思われます。
 そこで、次の5点について質問をいたします。
 一つ、子育て支援の一環として待機児童ゼロ対策としての保育所の増設をどのように進める考えか、お伺いをいたします。
 一つ、地産地消による食の安全・安心に対する農業政策をどのように考えているか、伺います。
 一つ、企業誘致を今後どのように進める考えか、伺います。
 一つ、商業・観光の発掘推進をどのように考えているか、伺います。
 一つ、定時制を求めて鉄軌道の延伸についてどのように町長は取り組む考えか、伺います。
 次に、第2問目でありますが、町道整備についてお伺いをいたします。
 今回の町議会選挙において、私も5日間町内の隅々まで回らせていただきました。
 その中で、選挙カーがようやく通れるような道路や切り返しをしないと曲がれない道路、対向車両がすれ違えない道路など数多く見受けられ、災害時の対策としても改良しなくてはならないのは当然でありますが、普段の生活にも大変不便を考えながら生活なされておると思われる町道があります。
 その整備を急がなくてはならないと考え、次の地域の道路整備計画についての現状についてを、次の5問にて質問をいたします。
 一つ、町道深苗代線の整備進捗状況についてお伺いをいたします。
 一つ、西成田コミュニティーセンター利用者に対しての、町道郷田線の拡幅改良工事の見通しについて考えを伺います。
 一つ、町道間渡線の拡幅改良工事の考えがあるか伺います。
 一つ、志戸田三ヶ森線の志戸田町内会館前の一部拡幅と田子沢線との接続部の改良が必要と考えますが、町長の見解を伺います。
 一つ、志戸田地区字宮前と大道下の東外周部道路の整備が必要と考えますが、町長の見解を伺います。
 次に、第3問目でありますが、各町内会館の整備について伺います。
 今回の3月11日に発生した東日本大震災において、我が町民も多大なる甚大な被害をこうむりました。心よりお見舞いを申し上げます。
 その東日本大震災において、電気、水道の公共施設が停止し、不安な日々を過ごされた方々は、町内各地域に大勢おられたと思われます。そこで町民が力強く感じられたのは、地域住民活動、地域のコミュニティーの場であります。町内会館を活用していただき、地域の住民が寄り添うことにより安心感が深まり、励まし合う施設、住民共助の何物でもありません。そのような場合のみならず、常に地域住民の集える場所として町内会館の整備が重要ではないでしょうか。
 町中、穀田、明石を初め、今泉、二ノ関、志戸田や太子堂などの改築、修繕が急務と考え、次の2項目について質問をいたします。
 一つ、町中、穀田、明石、今泉の町内会館の各町内会での土地所有権についてお伺いをいたします。
一つ、志戸田、太子堂の災害時の避難場所としての位置づけと、防災備蓄倉庫などを兼ね備えた会館としての改築を行う必要があると考えますが、町長の見解を求めます。
以上、私からの質問であります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 一つ目の待機児童ゼロ対策ということでありますけれども、保育所の増設、この間進めてまいったところであります。町立4所、認可2園というふうなことで、定数も含めて増員を図ってきたところでありますが、なかなか追いつかないという状況はここ2年、3年変わりのないところでありますので、増設の必要性を認識しながら、設置場所あるいは規模等検討に着手したところでございます。
 なお、申し上げますけれども、きょうの新聞にもありますように、保育所の利用率、やはり全国の傾向と同様3歳未満児のゼロ、1、2歳児の皆さんのニーズが極めて高いというふうなことでございます。早いうちに職場に復帰をしたい、仕事を得たいというふうなことの状況に、ここ平成22年、23年、数値を見てもそういったところがうかがわれるところです。平成22年は、3歳未満児で待機児童の85%、同様に平成23年も40人の待機児童に対して33名が3歳未満児というふうことですので83%と。去年ことしというようなあたりがとりわけ3歳未満児の需要が極めて強いというふうなこと。参考までに平成21年は61%というふうなことでして、その突出ぶりがうかがえるところでありますので、こういった対応も含めて、増設、増員の方向に向けて今検討しているところでございます。
 二つ目は、地産地消、あるいは食の安全、あるいは安心というふうなことでの農業政策というふうなことでございます。ビニルハウスの設置、平成21年度から3分の2助成というふうなことで8件の助成をしたところでございます。やはり品種をふやす、品数をふやす、量をふやすというふうなことの中で、おんないん会であったり、250の皆さんであったりの富谷町らしい地場産品の増産、そしてまた安心して食していただくことにつながるのではないかというふうに思うところでございます。そしてまた、成果としまして、おんないん会、これもあの委員会で出ましたように平成22年度におきましては2,100万円ということで、2,000万円の大台を超すというふうな大いなる伸びぐあいもあるところでございます。平成18年度は300万円台ですから、三六、十八、三七、二十一、7倍ほどのここ5年間の中での伸びがあるというふうなことも一つの成果ではないかというふうに思うところでございます。
団体は違いますけれども、西成田地区での四季学校における米の栽培、収穫、そしてまたそれが鳳陽さんでの酒に変わるというふうなことです。まさに地産地消の代表的な取り組みではないのかなというふうに思ってございます。それも、3年、4年と継続しているところでございます。
さらにまた一方では、今後の課題といたしまして、やはり目標とすべきは多品種、そしてまた生産量の拡大というふうなことでありますけれども、幾つかの課題、おんないん会の会員さんの増とか栽培面積をふやすとかという、あるいはより安心な安全な食をというふうなことのテーマをどのように担保していくのかと、そういったところについても引き続きの課題であるというふうな認識でございます。まあ宮城県の「郷の有機」の栽培実績も数字を申し上げますと大分延びております。平成21年が60ヘクタール60町歩、平成22年が73町歩、そして平成23年度は90ヘクタール90町歩というふうなことで、60から90にというふうなことでのJAの取り組みとあわせて農業者の皆さんのご理解を得て、そのような量の栽培面積の拡大というふうなところにもつながっていようかと思います。
企業誘致についてでありますけれども、前段出ましたように現状耳にします六重苦という、二重、三重の企業経営者の苦ではなくて、六重にもまたがるというふうなことで、大変なる状況でございます。そんな中での、いわゆる海外移転というふうなこともささやかれている中で、富谷町においてこの厳しい環境下ではあるものの、どのようにしたらその誘致の効果、実績を上げることができるか、そういったことを含めながら今継続して取り組んでいるところでございます。
そのような中でも、改めてこの場をおかりして申し上げますけれども、伊藤ハム系の「IHミートソリューション食肉工場」上桜木、同じく上桜木にみやぎ生協のアクアクララ、同じく上桜木に「コープ富谷共同購入センター」の云々というふうなことで、95名、34名、356名というふうことで、合わせて485名の皆さんが働いてらっしゃると、こういう場がここ数年の間に形づくられたということも申し上げておきたいと思います。
どちらにしましても富谷町の取り組みとしましては、先ほども出ましたように、村井知事のもとで平成17年の村井県政のスタート、そしてまた富谷町政平成19年のスタート、ちょうど重なり合うこの時期にあわせて何とか、富谷町のできる範囲というのはそう大きなものではありません。この職員数、この我々のノウハウというふうなことからすればですね。そんな意味も含めて、県職員を2年、そしてまた今2人目の2年目の職員を迎えながら、県との連携を強めながら進めてまいるとというふうなところで取り組んできたところでございます。富谷町企業立地・住環境対策推進を看板を掲げながら、住環境にウエイトを置きつつも何とか成田二期、そしてまた高屋敷の企業立地というふうなところにぜひつなげてまいりたいというふうに思います。繰り返しになりますけれども、4号タッチの課題、そしてまた富谷ジャンクションのフル化というふうなあたりも我々の大きな取り組むべき課題だというふうに思います。どちらにしましても、成田二期にしろ高屋敷にしろ県内、あのオーダーメイドでという、まだ山の平場になっていないところの弱点、ウイークポイントはありますけれども、地の利、地勢、開発の容易さというふうなことからすれば、全県の中でも優位性を持っていることは間違いのないところでありますので、引き続き努力してまいりたいというふうに思います。
課題といたしましては、申し上げましたとおり、オーダーメイド型開発というふうなことからまだ脱却できておりませんので、その辺のタイミングをいかようにするかということについては、地権者等の協議も含めながら進めてまいりたいというふうに思います。
四つ目の商業・観光発掘推進というふうなことで、いよいよ土日に始まります第5回目の「十三夜 魂のふるさとまつり」いよいよでございます。天候にも恵まれるようでございますので、どうか新しい担当課も含めて皆さんのお取り組み、年ごとに回を重ねるごとに膨らみが出てきている印象でございますので、何とかご理解とご協力をお願い申し上げたいというふうに思います。「~とみやっ子たなばたかざり~」というのもことし7月に子供さんを中心に取り組んだところでございます。シルバー人材センターの飾りを昨年度ヒントにして取り組んだところでありまして、こういったところもつなげながら、通年の観光、富谷の流入人口、観光人口の増加につなげてまいりたいというふうに思います。昨年は10月、11月には映画ロケも行われました。富谷町では初めてのことでありますし、そういう意味では、しんまち通りに映画ロケ地としての場所というふうなことで、今後もお祭りあるいはしんまちの観光周遊というふうなことの中で生かしてまいりたいというふうに思います。
今産振企画部の産振課を中心に、富谷町しんまち通りの歩き方ということでパンフレットをつくりながら、いかに長い時間、1時間から3時間、3時間から半日というふうなことで、いろんなところをこうめぐり会われるような、マップをもとにめぐれるようなものも準備してございますので、「ふるさとまつり」での配布とあわせて通年の取り組みにしてまいりたいというふうに思います。
しんまちの通りの観光ボランティアというのも今回「ふるさとまつり」で取り組んでいただいておりますので、そういった方のまた活動にも注目をしてまいりたいというふうに思います。
富谷のブルーベリーを生かしたスイーツフェアも平成21年、22年ですか、去年、ことしというふうなことで、去年7店舗、ことし1店舗増えて8店舗というふうなことでの取り組みをいただきました。ほぼ昨年並みの売り上げで終えられたというふうなことで、大変うれしく思っているところでございます。オニオンさんのハンバーグ丼やらブルーベリー黒酢、あるいはブルーベリー入り食べるラー油など、あるいは無添加の漬物などの開発もまたご指導いただきながらすすめてきたところでございます。
最後に、鉄軌道の延伸でありますけれども、これも従前から、私町長云々もなく、本当に黒川郡一体となって大きな課題として取り組んできた経緯がございます。その中心であったのが、「緑の未来産業都市くろかわ」を建設しようという建設推進協議会という、会長職を私が2年ほど前に受け持っておりますけれども、この中で、何とか鉄軌道の企業誘致というふうなことの中で、立地というふうなことの中で、この取り組みを、この推進協議会そのものをもなくそうというふうなことの機運にもなったんですけれども、これを何とか協議会を存地存続をさせて、ここの中で今継続した取り組みにつなげているというふうなところでございます。
皆さんだれしもおっしゃるわけです。バスより鉄軌道、定時制がというふうなものは、だれしも異論のないところでありますので、私も引き続きのこの面での取り組みをしてまいりたい。しかしながら、朝夕の通勤のためのだけの鉄道では、継続性がないこともまたどなたが見てもわかるわけですよね。十和田観光電鉄がそのようなことで、かつては100万人を運んでいた十和田観光電鉄がいよいよ廃止にせざるを得ない。45万人にまで落ち込んだ。2市1町、二つの市と一つの町3自治体に5億円の支援融資をお願いしたんですが、自治体としてもそれはかなわないというふうなことで、結果、会社として廃止の決断をするといったのも近頃の新聞報道でございます。仙台空港鉄道も85億円の県費を投資するというふうなことで、あのような状況にあるわけでありますので、何とか形にするということとあわせて、やはり鉄道を利用する、そういった人の移動のこの裏づけと言いますかね、学校もあり、病院もあり、教育機関もあり、そしてまたテーマパークとは言いませんけれども、そういったところもありというふうなことの中でこそ、私はこういったものがさらに裏づけを持ってですね。必ずつくるための大きなエネルギーも必要ですし、それを継続発展させていくためのまた力も我々の後世の皆さんへの宿題になるわけであります。そういったところを十分皆さんの総意を得ながら進めてまいりたいというふうに思います。
三つ目でありますけれども、町道の整備について、深苗代については後ほど担当課から申し上げます。西コミの拡幅改良につきましては、必要性は極めて高くなったというふうな認識でございます。子育て支援機能もおかげさまで大変多くの皆さん、人から人へというふうな感じの利用が広がっているようですね。きのうもゲートボール大会に出向きましたけれども、駐車機能、西側の方はもう目いっぱいでというふうなことでグラウンドの方にはみ出すというふうな状況もあって、状況から見れば必要性大というふうに思うところでございます。ですから、道路拡幅郷田線、総延長は407メートルでありますけれども、西コミまでの入り口は100メートルです。100メートルの拡幅改良につきましては、前向きに実現に向けて早速にも取り組んでまいることといたします。
間渡線、しばらくぶりできのうこの質問にあわせて現地に行ってまいりましたけれども、本当に狭いと言えば狭いんだなというふうに思います。しかし、こう歴史を見ますと、昭和50年度から4年間かけて一定の幅員4メートルの改良舗装工事をしているというのも記録にあるんですね。入り口から奥の民家まで4メートルずっとあるのかというと、そうでもない。どうしてこういう工事になるのかなというふうにも、感想としては持ちましたけれども、一定の昭和50年度から54年度にわたって改良舗装工事がなされているというふうなことがありますので、もうしばらく優先度をこのことをもって上げるというわけにはいかない状況にあります。
志戸田三ヶ森線については、従前からいわれているところでございます。議員からのお話も従前からあり、地元からもあって、幅員2.8メートル、急にこう狭まるところがるというあの場所、集会所の西側と言ったらいいんでしょうかね。40メートルくらいについては、今まで地権者の権利関係があって邪魔して手をつけられない部分がありましたけれども、そちらの方についても解決の見通しが出てきたようでありますので、2.8メートル幅の40メートル区間については、早期の拡幅に向けて検討してまいることといたします。
最後でありますけれども、東側の外周道路ということで、字名は申し上げませんが、これも道路の扱いは農道なんですね。農道扱い。参考までに志戸田の、前回委員会で出ました火葬場に志戸田からショートカットで行く火葬場に入っていく、浄斎場に行くあの道路も農道扱いのようです。したがいまして、あそこの扱いも含めて、今後大事な皆さんの生活道路でありますので、この外周道路につきましてはぜひ拡幅改良について地元の皆さんの合意形成を図りながら、何とか前に進めたいというふうなことで検討してありますので、この場での答弁とさせていただきたいと思います。以上でございます。(「町長、町内会の……」の声あり)町内会か。
失礼しました。大事なものを、1番から2番飛ばしで3番に行ってしまった。ごめんなさい。三つ目ですね。失礼を申し上げました。
 町内会館については、認識は全くそのとおりでございますので、土地所有権については後ほど担当課から申し上げます。
 二つ目の志戸田、太子堂という特定をしていただいての位置づけというふうなことでありますが、その趣旨は全くそのとおりだというふうに思います。避難場所としての位置づけ、台風15号の9月21日の夜の折にも三ノ関の竹林のあの近隣の床下浸水、庭先までは来たもののというふうなことで、大変この間の豪雨災害、今後も起こりそうだというふうな状況な中で、三ノ関地区の避難場所として太子堂にご協力いただいたという経緯がございます。144平米でしたかね。戸数の割には、戸数が少ない時期の建設だというふうなことで、手狭感も含め、老朽化も含め、優先度を上げるべき町内会館だというふうな認識でございます。改築を行うに当たってそのような観点で進めてまいりたいというふうに思います。防災備蓄倉庫も、それぞれ今公民館やら学校やらということで一定の規模のやつ、大物を配置してきましたけれども、こういったところについては、やはり地域の特性とかあるいはその備蓄内容とか、団地部にあるものをそのまま志戸田、太子堂さんに置くというふうなことでなくてもよさそうなことも考えられますので、やや小ぶりなもので中におさめるのは何かと。その代表的なのはやっぱり発電機だと思いますね。そういったものについては団地部、農村部にとって変わりのないところでありますので、そういったものもこう精選して置けるコンパクトなものというふうなことで、この会館のみならず町内全域にこう細かく配置をする。そのような方向で検討できればというふうに思ってございます。なお、昭和61年の8.5を思い出しますけれども、雨量の記録によれば今回の方が富谷町の測定値は多いんですね。1時間雨量も、いわゆる積算雨量もというふうなことで、積算雨量44ミリ、夜9時から10時までの雨量が44です。8.5だったら32だったと思います。40を超えたのは今回初めてというふうなことで、あれがもしあの後一、二時間あの強さで続いたらばと思えば、相当堤防からほとんどがもう越流するような状況。きのうの間渡の状況も見てきましたけれども、小規模な堀といわれる沢水を流す堀も相当な勢いで田んぼやがけを崩しているところも随所に見受けられたというふうなことでございます。今回の震災においても、あの豪雨においても、約1億円程度の被害を受けているというようなこともあわせて申し添えさせていただきたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、町道深苗代線の整備進捗状況について、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは深苗代線の整備進捗状況でございます。
 昨年の6月24日に地元の説明会を開催しまして、地権者皆様から各区についての同意を得たところでございます。それで、路線測量と路線の詳細設計を発注して、本年の3月までの工期で完成を目指しておりましたが、あの3月11日の震災によりまして、基準点ほとんど動いているかどうかの確認も含めて作業がちょっと滞っておりましたので、年度いっぱい平成24年の3月まで工期を延ばして現在測量作業中でございます。
 あと、あわせてこれから買収に伴います不動産鑑定、それから一部の物件補償業務発注しておりまして、これも3月まで2業務をこなして改良工事に進めたいというふうに考えてございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、町内会館の土地所有権について、総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 四つの町内会の土地所有権につきましてお答えいたします。
 まず、現在の町中会館の底地に関してでございますけれども、本定例会におきましてご審議いただきまして用地取得費を計上いたしております。今年度中に所有権の移転をする予定にしおります。穀田公民館につきましては町の所有でございます。明石町内会館につきましては36名の方の共有でございます。今泉公民館につきましては建物の部分の底地のみ町の所有でございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 先ほど町長から答弁いただきましたけれども、太子堂、それから志戸田町内会館については、優先順位が大分高いというような答弁もいただきました。町長も先ほど申されましたとおり、また、定例会の説明要旨の発言にありましたように、今回の台風15号に対しての避難所として太子堂町内会館を指定され災害に備えたということを話されておりました。やはりいざというときの会館の役割は、論旨にも述べましたとおり大変大きなものがあると思われます。今回の台風の雨が、町長も申しておりましたとおりもう少し多量であったら、三ノ関地区や志戸田地区の集落はもとより、今泉地区においても地区の孤立になっていたのではないかと思われます。そのようなことを勘案した上で、やはり未改修の町内会館の整備について再度町長の見解を求めるものであります。  
 また、そのためにも志戸田町内会館前のほんの数十メートルであります。町長も確認されたということでありますが、ようやく地権者とも同意が見えられるような方向に来たということでありますが、やはりこのようやく見えてきたものを一日も早くそれを進めるということが物すごく大事ではなかろうかと思います。その件についても、町長の決意を改めてお伺いいたしたいと思います。
 次に、従来利用に対しての整備改修しております西コミセンター、これについては2.2倍の利用度だということで、これも大変この整備に私ども同意したわけでありますから、大変喜ばしいそういった気持ちでいっぱいであります。そういった各コミュニティーセンターが町民の利用度をどんどん高めていただくためにも、改めてその郷田線、これについては整備する予定になるようなお話はされておりますけれども、やはりひとつの予算計上の中でことを進めなければなかなか難しい部分もあります。そしてまた、西コミセンターのその奥の部分も当然拡幅工事も必要になってくるはずでありますから、その辺との兼ね合いも今後の見通しとして、町長の見解を求めたいと思っております。
 それから、大きなテーマでありますけれども、鉄軌道延伸についてでありますが、私も泉中央よりの鉄道延伸については、機会あるごとに鉄道延伸を訴えてきたつもりであります。特に議長職につかせていただいたこの4年間においては、国交省それから宮城県庁の各部長や国会議員、そして宮城県村井知事、また仙台市長へ要望させていただいてまいりました。これは、ほとんど町長と同席する機会でありましたので、町長にもご理解いただいているものと思われます。そこででありますが、先ほども町長申し上げました黒川4カ町村で組織されております「緑の未来産業都市くろかわ」建設推進協議会での、鉄軌道延伸についての調査に基づき、宮城県、仙台市、そして大きなエリアでの大崎市に参加を呼びかけ、富谷町が先頭に立ち、泉中央よりの鉄道延伸実現のための鉄道延伸期成同盟会を打ち上げる考えがないか。実は今回トヨタ自動車、東京エレクトロンという大きな企業が、また優秀な企業が集積されてきた今日であります。あらゆる施策のもと鉄道延伸を実現することが我が町のさらなる発展に結びつくことと確信を持ち、再度若生町長の見解を求めます。
 それから、町道整備なんでありますけれども、先ほど申されましたように、確かに農道であっても生活道路というような部分があります。特に今回の台風におかれましても、あの地域についてはかなり孤立度の高くなるような地域でありますし、また、震災においても、1時間でも1分で早く避難しなければならないような地域であります。そういった地域の今後の整備の方向性をやはり改めて考えなくてはならないだろうと思いますので、その件についても、この志戸田地区字宮前と大道下の外周路、この件についての見解も改めて求めたいと、こんなふうに思っております。
 それから、郷田線は先ほど答弁されました。それに対してのなおさらの延長が必要でないかというような質問をさせていただきました。
また、間渡線、これは昭和50年から54年の改良舗装工事を行った。当時でありますが、優先して拡幅工事よりも舗装工事をずっとやってきた経緯があるわけであります。本来ならばやはり生活道路としての利便性を考えた場合に拡幅工事を先にやって、そして舗装工事をやってくるというのが筋なんでありますけれども、なかなかその当時の執行部の方々の考えが、そういったところに傾注されなかったということであります。今若生町長は町内一円をすべて網羅しておるはずでありますから、その件についても、昭和50年から54年のその舗装改良工事そのものに対してでなくて、今現在の現況、状況に対してやはり取り組む必要性は大きな課題だと思いますけれども、その件についても改めて質問をさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの再質問に答弁を申し上げますが、町内会館につきましては、先ほど申し上げたとおりでございまして、今まで平成19年から順次新築やら改修やら行ってまいりましたけれども、やはり新たな活動が生まれるというふうなことで、いい地域活動、交流の場も含めて大変大事な機能だなというふうに思ってございます。そういう意味で念入りに地元の皆さんとの協議を重ねながらより使いでのある、そしてまた5年、10年、30年ぐらいをこう視野に入れながら、高齢化というような方向も一方ではあるわけでありますので、そういったところも含めてそれぞれ進めてきたところでございます。お伺いをして何か不都合はないかどうか必ず聞くことにしてます。そういった声も含めて次のものに生かしていきたいというふうなことで、平成19年より20年、20年よりその次のものというふうなことで、細かいところまで目が入っているのではないかと、このように思っているところです。
 したがいまして、太子堂、志戸田というふうなことで言えば、その辺のところについては先ほど申し上げたとおりでありますので、それぞれ幾つか、九つくらいですかね、くみ取りのというふうなのも後ほど出ますけれども、会館をつくりながらも水洗化しない会館もありますというのも今回の質問を検討する中で見えてきたところでもありました。そのようなことも含めて、会館については、住民協働というふうなことだとかまちづくりの大きな柱として位置づけておりますので、極力1年1館、あるいはさらにというふうなことで、予算の許す最大限の範囲で重点化してまいりたいというふうに思います。
 志戸田の40メートルの件については、権利関係が明確になったと。権利というのは、その先またいつ何どきどうなるかわからないというふうなことがありますので、まさに今議員の質問のおっしゃるとおりであります。そのタイミングを失することなく最優先でやるべき場所だというふうな認識でございます。
 郷田線につきましては、とりあえず先ほど申し上げましたように西コミ入口までの100メートルをというのを最優先にしたというふうに思います。そこの先400メートルちょっとというようなことありますけれども、そういったところも視野に入れながら西コミへの形状も含めて検討してまいります。さらにまた、成田二期というふうなことでのつながりもありますので、そういったところも視野に入れながら郷田線については優先度を高めるというふうな考え方でございます。
 鉄軌道につきましては、先ほどこの4年来のというふうなことでお話しされたとおりでございます。私も常にそういった場に居合わせた折には、議長としての立場での発言、そしてまた私も協議会の会長としての発言というふうなことで、発言を強めてまいったところであります。しかしながら、今期成同盟会のようなものというふうなことで、初めてのお話がありましたけれども、一たんこの絞りかけたものを立ち上げることのエネルギーの大きさというようなことも改めて感じているところです。否定はしませんけれども、いつまでに立ち上げてというふうなことを現段階では明確に答弁するもの、できる状況にはないというふうなところでございます。県外からの移住者の皆さんが、やはり鉄道になれた皆さんからすれば、非常にこの鉄道のない不便さ、不足感というふうなものが、町長への手紙等含めて声としては大きく聞こえてきている、届いているところでありますので、やはり皆さんともども大きな課題にしていかなければならないというふうに思っているところです。
 間渡線につきましては、おっしゃるとおり今の手法と違ってたんだなというふうに改めて思います。恐らく現道をそのまま上にこう舗装面を乗せたというふうな感じでしょうか。そんな形の中で全く昔の馬車道、くねくねした道をそのまま上に乗せたというふうなことは、そのとおりだというふうに思います。しかしながら、先ほど申し上げましたように4年度をかけて一定の手が入ったというふうなことの事実も現にあるわけでありますので、その他全く白地の部分についての方を優先させていただくというふうなことで再答弁とさせていただきます。
 志戸田については、あの40メートルを優先度を上げて、そしてまた農道部分については先ほど申し上げたとおりでありますので、住民の皆さんとの折々の場で協議を重ねながら、地元の皆さんにもそのことをご認識をいただいて、どこをどうしたらどうなのかというふうなことの認識もお持ちいただいて、地元での話題もまた折々に強めていただくことをぜひご期待を申し上げるところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) まず、会館について再度質問させていただきますけれども、太子堂会館については土地改良区の敷地も入っております。事務所敷地というんですかね。その問題もありますので、やはり良好にこれを進めるためにも、新年度あたりで調査費をやっぱり計上しながらその状況をどのようにしていったらいいか、そういった部分を大変大事な部分ではなかろうかと思いますので、私は隣の公園とそれから今現有の建築されている会館との兼ね合いといいますか、そういったものも今後傾注しながら進めなくてはならないのではないかと思います。
また、志戸田の町内会館についても同じような状況でありますが、あの地区には公園という、北部地区には公園が1カ所もありません。ですから、そういった意味でのそのコミュニティーの場と、そしてその住民が子供さんたちが楽しめるといいますかね、そういう物も兼ね合いしたちょうど吉岡の黒川病院の裏にあります車堰公園というところがあるんでありますけれども、そこは子供さんたちが安心して大変楽しく遊べるようなそういった場所があるわけであります。その地区は地域の人たちだけが集まってくるのではなくて、やはり近隣の町内からかなり子供さんたちを、幼児とかそういう子供さんたちを連れてきて遊ばせる。そういったことによっても、だんだんその農村地帯ですから過疎化につながっていく部分もたくさんあります。そういった人たちが集まることによってその農家の存在感、そして会館の存在感、また公園の存在感というものを大きくこうクローズアップされるのではないかなとこんなふうに思いますので、改めてその2地区に対しての会館の、新年度の、まず調査をしなければなかなか進まないと思いますので、調査費を計上するような考えがあるかどうか、町長の見解を求めます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 必要度は今まで申し上げてきたとおりでございます。調査費の案件につきましては、それも視野に入れながらぜひ検討させていただきたいというふうに思います。どちらにしましても今おっしゃっている質問の中に入っている内容についてはそのとおりでございます。
 志戸田については、地震で大きくやはり損壊したというふうな現実、事実もありますので、本当に最小限の補修修繕ということでご了解をいただいている経緯もございます。そういったことも含めて、老朽化そしてまた今農村部での位置づけというふうなことも含めて大変大事なテーマだというふうなことを認識いたしておりますので、次年度に向け予算化も含め調査費も含めて検討してまいることといたします。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時59分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、私から一般質問として通告のとおり三つの点について伺います。
一つは、町から市への移行の検討状況についてでございます。
広報とみや平成22年10月号別冊、これは平成21年度決算内容が報告された別冊ですけれども、この別冊に重点プロジェクトの見出しで、「市制検討プロジェクト設置」(平成21年12月24日発足)とあり、その内容は「4課8名の職員で構成するプロジェクトチームを発足し、市制移行の意義、町政と市政運営の違い等、現状分析と具体的な検討を進めることとした」と記載されております。
それから1年経過したことし2月末、若生町長は、町議会定例会で示された施政方針の中で、「平成28年市制移行に向けた実務的な準備を進める」と表明しておられます。
市制検討プロジェクトチームでの現状分析、検討も進んでの意向表明と思いますので、市制移行に関連して五つの点について伺います。
一つ、市制検討プロジェクトチームによる検討状況を伺います。
二つ、地方自治法の要件、宮城県条例の要件のうち、現時点で課題となっていることについて伺います。
三つ、今の「町」のままでのメリット、デメリットについて伺います。
四つ、「市」になった場合のメリット、デメリットについて伺います。
五つ、「市」に昇格した場合、行政はどうように変わるのか、お伺いいたします。
以上が1点目でございます。
 続きまして、二つ目といたしまして、道路側溝の有蓋化工事の、ふたをするということですけれども、有蓋化工事の計画的推進についてでございます。
平成22年度行政実績報告の中で、都市整備課の重点施策項目のうち、側溝の有蓋化工事に関連し、平成22年度決算額として、「東向陽台地区側溝整備事業として約2,500万円、太子堂地区道路整備事業として約1,600万円、富ヶ丘地区側溝整備事業として約4,600万円」との工事実績が示され、重点施策の事業の概要として、「道路側溝を有蓋化することにより、道路有効幅員を確保し、車両や歩行者の安全対策に努めた」とコメントがあります。
 さらに、平成22年度の成果及び今後の課題として、「舗装の経年劣化に伴う維持補修及び側溝の有蓋化については、長期的な視点に立ち、緊急性などを考慮しながら計画的に実施していく必要がある」と結んでおります。
 そこで、若生町長の2期目の施策の中で、道路側溝の有蓋化にどのような取り組みをされるのか、次の三つの点について伺います。
 一つ、側溝の有蓋化工事の計画的な整備について、その指針を伺います。
 二つ、全体でおおよそどのぐらいの整備期間が必要か、伺います。
 三つ、計画的な整備において優先されるもの、例えば公共施設周辺とか、関連工事のあった地域とか、そのような優先されるものがあるのか、伺います。
 これが二つ目の質問でございます。
 最後に、明石台東地区、既に開発に着手されておりますけれども、ここの「公益用地」の利活用についてでございます。
 ことし5月に市街化区域に編入され、6月に開発が許可された明石台東地区の開発は7月27日起工式が行われました。平成26年末の完成を目指すとし、具体的に動き出しました。
 広報とみや9月号を拝見しますと、まちの中心となるエリアに公園、公益用地、業務用地が確保されております。
 この開発に関連し、公益用地とはどういうものなのか、定義も踏まえ、公益用地の利活用について、三つの点について伺います。
 一つ、この公益用地の活用について検討されているのか、伺います。
 二つ、検討されているとすれば、現時点の考えといいますか、検討状況を伺います。
 三つ、平成26年末完成の予定ということですので、今後のスケジュールを伺います。
 以上3点について私の一般質問といたします。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 一つ目については、後ほど担当課からといたすことといたします。
 市制移行についてということで、3、4項あたりを中心にお話を申し上げますけれども、基本的には富谷町は単独市制を目指すというふうなことでありますので、メリット、デメリットというふうなことについては余りなじまないのではないかというふうな私の認識でございます。合併の評価を記した冊子などを見ますと、プラスの効果、マイナスの効果というふうな表現もあるようでありまして、余り言葉そのものも見当たらないところでございます。そういった意味で富谷町の5万人都市構想、そしてまた2015年の国勢調査を経て、最短で2016年の4月というふうなことで、やや長目の取り組みの期間を経て進めることとしますというふうなことは既に町民の皆さんにもお示しをしているところでございます。  
 合併のメリット、デメリットというよく聞きました。学校の統廃合のメリット、デメリットというのもひょっとしたらなじむのかもしれませんですね。したがいまして、町が市に、そもそも村が町に、町が市にというふうなことが自治法上想定されている規定の内容でございます。言うまでもなく、自治法の8条、「市となるべき普通地方公共団体は」ということで、「左に掲げる要件を備える」というふうなことで、一つ目に「人口5万人以上を有する」ということで、それぞれ4号規定されておりますね。第4号目には、「三つの前各号に定められるもののほか、都道府県条例で定める都市的施設その他の都市としての要件を備える」というふうな、言って見れば町より市というのは都市的な施設、都市的な景観、都市的な要素、イメージ、そういったことを想定しておるというふうなこととなりますね。
 改めて8条の第2項には、「町となるべき要件、町となるべき普通地方公共団体は都道府県条例で定める町としての要件を備えていなければならない」ということを改めて確認をいたしたところです。1項目は市になる要件。これは自治法で定めます。そしてまた都道府県の条例等もこうあっていろいろ話題になっているところです。町の要件もこの昭和22年の自治法制定時に規定をしたというふうなところにひとつ着目をしたいというふうに思います。 
 そういったことをもって昭和22年の8月時点で、全国の市町村は、トータルで1万505自治体あったそうです。その中で、市は210、町は1,784、村は8,511というふうなことです。ですから、上位2割程度が町と市というふうなこと。大半は村社会、村の集落が一つの自治のくくり、明治22年の市町村制というふうな形の中で終戦を迎え、戦後スタートしたと。この辺のところがひとつ確認をさせていただきたいところでございます。
 したがいまして、このメリット、デメリット、プラスの効果、マイナスの効果というふうなことを見た場合に、一つ一つこうこれについてはというふうなことを区切って、詳細な検討が必要であるというふうなふうに思います。ですから、その時点のものについては、全体の枠組みもまだ整っておりません。財政面ではどうなりますかと。あるいは行政サービスについてはどうなるんでしょうか。地域のイメージアップはどうなるんでしょうかね。こういった個別具体的なものをこう項目を取り上げて、町から市へというふうなことの進め方、あるいはそのようになる方向性は、町民にとってどのような影響を及ぼすのかと、こういった観点から検討していくべきことだというふうに思います。
  宮城県富谷市というふうな郡が抜けるというふうなものも決定的にこれは違うことでありますしね。選挙期間5日間というふうなこと、町村というふうなくくりの中で今進められております。自治の枠組みですね。市と市の行政と町村のくくりというふうな、町と村についてはまあほとんど相違がないというふうな状況にあろうかというふうに思います。そういう意味からすると、身近なところでこの間に2年ほど前からこういうふうなこともあるねというふうなこと、個別的にはいろいろあるところでありますけれども、現状では地方自治法に定められているこの要件をきちんと満たす。このことが我々に今求められているというふうに思うところであります。
 そういうふうなことで、単独市制であるということからして、村から町、昭和の合併をもってして1万の自治体が5,000になりましたというふうなことで、大体市と町、村とが半々になりましたとかというのは、この大合併の履歴を見ればわかるところでございます。現状は10月1日現在で、全国の市町村は1,720ということです。その中の市が786、町が750、村が184というふうなデータでございます。ですから、市の行政、町村のくくり、町と市を比べれば、市の自治体が町を超えるというふうなことにも相通ずるというふうなことで。分権の一括法ともども含めれば、村から町へというふうな流れてきたように、これは当然のことながら町から要件を満たす方向性を目指す。そしてまた5万人を到達するその他の要件を整えて2015年、16年の4月に向けて市制の準備をするというふうなことは、我々として当然の責務ではないのかというふうに思うところでございます。
 そんな中で、ちょっと蛇足になりますけれども、昭和23年に、先ほどの町となるべき要件、宮城県の条例が定められている。昭和23年ですね。これをもって、富谷町も昭和38年に本当に皆さん念願かなって富谷村から富谷町へというふうなことで、現状48周年、来年が49、50年とこう刻んでいくというふうなこととなります。条例の、今ネットですぐ引けますのでごらんいただければわかるところでありますけれども、町になるべき普通地方公共団体の要件に関する条例の中に、五つ目には、「病院、診療所、劇場、映画館等の施設が設けられていること」とこうなります。ですから、その折々に、富谷もその当時も映画館なかったわけでありますけれども、「等の施設が」ですから、すべてというふうな要件じゃないんでしょうか。そういったふうなことで、「病院、診療所、劇場、映画館等の施設が」これがなければ、それこそ昭和38年の町制施行もまだ先送りされたというふうなことになりますね。利府町が昭和42年です。富谷町の後に続くという意味では、この近隣の村から町にというのは利府が昭和42年。色麻町は昭和53年です。花山村は合併まで花山村でしたというふうな、そんなふうなことの中で大きな地方自治法の枠組みの中で、この自治体の名称、呼称というようなものも動いているというふうなことを、この場をおかりしてお伝えを申し上げたい。足らざるところはあと後ほど担当課から申し上げることといたします。
 二つ目は、有蓋化の計画でありますけれども、指針につきましては、前段の議員の質問にもありますように道路の改修、舗装、打ちかえとあわせて、側溝プラス打ちかえというふうなことで、一つの方向性を今年度中に整備計画を定めていきたいというふうに思います。富ヶ丘、鷹乃杜、あけの平地区について側溝プラス打ちかえというふうなことで、同時にやれる方策がないものか検討してまいることといたします。
 三つ目の、優先されるものというふうなことでご提案がありましたけれども、これも一理ありますので、こういったところもよく勘案しながら整備計画の中に織り込みながらお示しをさせていただきたいと思います。
 明石台東地区の公益用地につきましては、これも前段ありましたように、明石台全体の整備計画というふうなことの中で、今回の東地区、追加と言いますか、もともとの計画の中に今回の明石台東地区の計画も入って、そのときの状況の中で6丁目までの開発で終えたというふうな経緯があるようでありますので、そういったこととあわせて今回それにいたしましても児童数増加とか、開発から20年以上優に経過しておりますので、今の社会環境、状況の変化にあわせて公益用地を確保したところでございます。以上、私からの答弁とさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 次に、企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私の方からは、市制移行についての問い1、問い2についてお答えさせていただきます。
まず、1番目の市制検討プロジェクトチームについてでございますが、この件につきましては、平成21年12月に4課8名をもって一般職員で委嘱してスタートしております。この経緯につきましては、もうそろそろ5万人到達するのが見えてまいりました。当然市制移行というのも視野に入っておりますので、5万人到達したときに始めるのではなくて、もう前から準備をいたしまして膨大なこの基準をクリアしていくための研究を行うというのが使命として与えられて、今それについて協議しているところでございます。
現在は、部制を引いたり、組織変更、人事異動もありましたので、そのメンバーの再編を現在考えておりまして、早々に新たな組織を持ってスタートしていきたいところでございます。特に調査内容につきましては、市になるための要件が膨大にございますので、そういったものの整備、または町の人口の推移などを研究しているところでございます。また、単独市制を引いている前例なども調査しながらスムーズに市制移行へ向けて研究を進め、町民の皆様へお伝えする資料を整えていくというのが現在のところの業務となっているところでございます。
問い2番目の地方自治法の要件、宮城県の要件についての課題でございますが、先ほど町長が申し上げたとおりでございますが、このほかに総務省通知というのもございまして、その方が市制施行協議基準というものが設けられております。この中に相当な協議基準がございまして、この一つでも欠ければ市になることはできませんよということがうたわれておりますので、そういったところもこのプロジェクト中心に研究しているところです。ただ、現在において課題となっているのは、明らかにまだ5万人に到達しておりません。5万人にならない限り市を名乗ることは一切できませんので、最大の課題は5万人をクリアし、国勢調査の基準をもって5万を超しているということが法律で定められておりますので、次回国勢調査のときには5万人を超しているというのが最大の課題となっております。ただ、5万人も、1人2人、10人20人超しただけでは、今の例をみると許可はならないようです。これはやっぱり変動してもさらに人口が伸びるとか、安定した市制運営ができるというのが、総務省判断によってなっていくところのようでございます。
またもう一つは、これは市街地を形成する連檐戸数が全戸数の6割以上であるというのも、これは自治法に明記されております。この連檐戸数というのは、通常家と家の間の連檐性をいうんですが、この用語の解説によりますと、「30メートル以内で軒が連なっているということが、市街地の6割以上あること」ということになっております。そういったところも、実際に市になるとき総務省から現地に調査に来まして、メジャーを持ってはかるというような事例も聞いておりますので、そういったところもすべてクリアできるようにしていかなくてはいけないということになります。そういったところが最大の課題ということでとらえながら現在いろいろと取り組んでいるところでございます。
ちなみに過去の例で行きますと、平成12年の国勢調査後に市になったところは5団体。これは単独市制ですけれども、5団体あります。平成17年の国勢調査のときは2団体。その間市町村合併が進みまして、特例措置で3万で市になれるということで相当数が3万少しで合併特例によって市に昇格しておりまして、先ほど町長が申し上げたような数字になりまして、町は市より少なくなってきているという現状も踏まえながら市制に向けて取り組むのが、やはり自然の流れであるということに今認識しているところです。今回の平成22年の国勢調査を踏まえて市になろうとしているところは6団体から7団体ございます。やはり一つは国の方から保留ということを言われているようでございますので、単独市制になるのもなかなか条件をクリアしていくというのが最大の課題でありますので、そういったところを今調査を進めてスムーズに移行できるようにしているところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 側溝の有蓋化工事の関連でございますが、町内の住宅地での無蓋側溝の延長は約8万4,100メートルほどございます。84.1キロメートルです。整備単価仮に3万円、これは通常の設計単価でございますが3万円としますと、事業費は約25億2,300万円という計算となります。この整備につきましては仮に本年度事業ベースとの平成22年からの繰り越し予算も含めると現在6,660万円ほど予算がございます。これで割り算しますと約38年、単純に計算しますと38年、仮に1億円としますと25年程度要するというような計算となります。
 次に、明石台東の今後の予定ということで、スケジュールでございますね。
 午前中の議員にもお話ししたところでございますが、7月27日に起工式が行われた後、これから10工区、大きくは三つの工区です。3工区です。現地おわかりの方、皆さんおわかりかと思いますが、宮沢根白石線、ちょうどあのミヤコ―バスのバスプールの交差点ございますが、あそこから南側を3工区。それから、その交差点から関兵牧場に向かったあの幹線道路、こちら明石1号線というんですが、そこの部分が、真ん中の部分が1工区で、北の部分が2工区というような大きく三つ。それをまた細分化して、全体的には10工区に分かれて造成、販売するような計画となってございます。
 現在最初に販売する区画ですね。本年の11月30日をめどに現在造成工事を進めてございまして、その後順次来年の4月、5月と売り出して平成26年の5月までには最終的に造成を終了したいというような計画でございます。
 ちなみに公益用地の整備については平成24年4月まで終わらせたいというふうな計画となってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより、出川博一君の質問は、一問一答式にて行います。
3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、まず市制移行の問題についてお尋ねしたいんですけれども、先例市の状況についてインターネット等で見ますと、メリット、デメリット、市あるいは町についてのメリット、デメリットついて表記されているところがほとんどでございますけれども、町長今それはなじまないんだという答弁をされましたけれども、まさしくそのとおりでよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのとおりです。
 恐らく議員がごらんになっているのは合併市における今のようなこと、両面をこう比較されていると思うんですね。合併市。平成の合併によって町が合併して市になりますという、そういったことを述べている情報ではないかというふうに拝察をいたします。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私が今いろいろ調べているのは、合併市ではなくて例えば具体的に愛知県の東浦町とか、それから白岡町とかそういう、あるいは滝沢村とか、そういうところのやつについて情報収集してますと、それなりにそのメリット、デメリットについて、いわゆるタウンミーティングをした中で質問が出たり、そういうふうな形で出ているんですけれども、それでもやっぱりなじまないという問題なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは申し上げたいと思います。
 答弁の内容は変わりません。地方自治法の8条に、このいわゆる市になるべき普通地方公共団体はというふうな規定は、やはりこの市の要件を肯定したことの意味合いというふうなものもとらえる必要があるかなと思いますね。市は、この趣旨は自治六法の解説によりますと、「市は町村に比べ重要な事務を処理する建前とされており、これらの事務を処理する規模、効果等を有することが必要とされるから」、そもそもの立法の趣旨がそこにあるというふうなことでございます。
 もう一つは、先ほど出ましたように、滝沢が平成23年4月に準備室を設置して、平成26年の1月に施行予定であるというのも今の動きでございます。愛知県の東浦町は5万80人というふうにして確定値を得たんでございますけれども、先ほど企画部長が申し上げましたように、これを受けて平成23年度中、年明けということで4月4日に施行予定しておったんですけれどもブレーキがかかって、結果としては未定と、市制施行を延期せざるを得ずして現状未定でありますというふうなことです。福岡県那珂川町は4万9,785人ということで、215人国勢調査時に5万人到達しなかったということで、結果としてはこれはこの5年間富谷町と同じようにその方向性目指しても、5年後の国勢調査時以後でなければならないというふうなことです。
 もう一つだけ申し上げますけれども、単独市制というふうなことに私は着目してございます。したがいまして、職員の意識の変化、あるいは専門性の向上が求められる。自治の福祉事務所必置というふうなことも含めて、我々の自分のことは自分で決めようというこの地方自治の本来の職域、権能が拡大するというふうなことですね。住民サービスもさらにまた高度化、多様化も求められる。そしてまた、地域のイメージアップにもつながる。こういった課題を我々この数年時間をかけて皆さんともどもその方向に向けて努力をする。こういうふうな方向の中で市制の移行というふうなことの表明をさせていただいている。こういうふうなことでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今町長から福祉事務所の話が出ましたけれども、私の質問の中で5番目の、市に昇格した場合行政はどう変わるのかについてまだ回答はいただいてないので、その回答をまずいただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほどの答弁で最後に述べた部分が今に当たることでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 例えばいろいろ調べてみますと、人件費が増大するんじゃないかというような内容のコメントがあった町もあったかと思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そこまでは精査しておりませんけれども、基本的には現状まさに単独市というふうなことでありますので、本来の制度に定められた村から町、町から市へというふうな当然の方向性だというふうに認識しております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) まだいろいろ検討が進んでいないという状況のようですけれども、これについては、3月の施政方針の中で、町民に情報をお伝えする中で進めていきたいというような方針が示されたかと思いますけれども、この辺についてはいつごろから住民に対して情報を提供していくご予定でしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 情報の提供については随時、折々にというふうなこととなります。加えますと、この市制施行については相当高いハードルというふうな認識でございます。したがいまして、今にもというようなことの状況ではない。人口さえ到達すればいいんだよというふうなことにもなりませんので、相当高いハードルに向けて、そういう機会が富谷町の場合は与えられているというようなことです。5万人到達という第1の関門がクリアできそうだ。そのことにまた明石台東の開発がそのプラスの効果としてあらわれる。もしあの開発がなければ、5万人到達あるいはそのときの5年後の状況が5万2,000人以上でなければだめだよというような運用になるかもしれないんですよ。これはわかりません、5年先のことですから。それから、地方自治法の大枠の決めた中であとは政令で運用されてきているというのも、政令指定都市であったり、中核市であったり、特例市であったりするわけですよね。そんなふうなことも含めて方向性は間違いのない取り組みだというふうに私は強く思いますので、そういった明石台東の開発も含めながら、まさに我々住民によりよいこの行政サービスをしていく。こういったところがまさに市制方向の大きな方向性、そういった町民の皆さんが望むものと合致する。こういう方向性に進むべきことだというふうに思っています。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) いろいろ住民の話、町民の話聞きますと、「これから市制に向けてどういうふうになるんだ」「ちょっといろいろ情報が足りなくて判断もできないんだ」というようなお話を聞いておりますけれども、この辺のところについてはどのようなご見解でございましょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 5年先のことを描いておりますので、折々に必要なことは皆さんにお伝えをしながらここまで来ておりますし、そう性急に求めることでもないと思います。ですから、広報等通しながら、こういった議会の議論も踏まえながら、その方向性に向けて皆さんともども努力する、頑張るというふうなことで進めてまいりたいとふうなことになります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) もう少し市制移行に関して検討が進んでいるかと思って準備をしておったんですけれども、まだそういう段階にないようですので。であれば、やっぱり5万人になってからその方向性といいますか、そういうやつについて情報を皆さんにお伝えしながら進めていくとか、そういうふうなことで今ちょっと前がかりになっていて、ちょっとその市制の移行の話だけがひとり歩きしているように私は感じるんですけれども、その辺のところを町長はいかがお考えでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ちょっと私もひとり歩きというのはどこら辺を指してらっしゃるのかつかみかねますけれども、方向性、本当に数のない中で、自治法に定めるこの5万人の人口をクリアして要件を整えながら皆さんともども前に進めましょうという方向性をお示しをしているという。まさに5年後の2015年、その後のことですから、2010年の去年の10月、そして5年後の10月というふうなことのこの5年間ですね。時間がある中で、皆さんともども議論をしながら前に進めるということですから。私どもはひとり歩きするものでも何でもないですし、方向性をしながら進めていくことについては何ら異存はないのではないかというふうに思います。足らざるところはおっしゃっていただいて、必要なところは情報として、持っているものはそれ以上もう何もありませんから。方向性はこうなんですよ。制度に定める。我々はそういう枠組みの中で今こういった議会であり、自治なり、行政があるわけでありますのでね。何らそういう面では、方向性をお示ししたことが端緒、スタートでありますので、いよいよというふうなところでこの5年間皆さんとともに取り組んでいくというふうなことの進め方にさせたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、ひとつ最後にこの市制移行に関連して、最後の質問としたいんですけれども、宮城県の条例の中で第2項のところに、「公私立の図書館、博物館、公会堂または公園等の文化施設を2以上有すること」とありますけれども、この辺についての現状の分析といいますか、その辺の認識はどうなのかをお聞きしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これは、先ほど村から町になるべき県の条例をご紹介させていただきましたけれども、これについては現状まだ不明瞭でございます。しかし、今の状況の中で都市的な施設がそろっているというふうな見解の面もありますし、その辺は不明瞭。恐らくそれ以上に連檐というふうなあたりが、富谷町のこの役場を起点にした場合の連檐というふうに言われると、そこの時点でもうペケというふうなことになりますので。そういったところも含めながら、どういう連檐で、どんな方法で連檐というのをクリアできるのか、都市的施設というのは何をもってクリアできるのかというのは今後の課題だというふうなことになります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、二つ目の道路の有蓋化工事についてお伺いしたいと思いますけれども、先ほど建設部長のお話では、延べで8万4,100メートル、総工費で25億円ぐらいかかるというお話がございまして、これをちなみに平成22年度の実績ベースでいくと25年から38年ぐらいかかるんだというお話ですけれども、そんなに長い期間をかけてやるということ自体は幾ら長期計画でも長すぎると思うんですけれども、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 数字に当てはめるとそういう数字になります。総額幾らというと60億円ですよとか、何十年ですよということになりますので。そこをどのように今に生活する、今に生きる皆さんのための行政をやっているわけですから、その辺をいかに詰めていくか。そこに策はないかというふうなことを我々考えるのが、我々に求められていることだというふうなことになります。
 計算上はそういうことになりますね。しかしながら、先ほど言ったようにどこにどういうふうに重点化をするか。あるいは国の公金なども加えながらスピードを上げていくかと、その辺のところ。あるいは国へのこういった富谷町の課題等を訴えることで、助成交付金を引き出す。さまざまな手法の中で少しでもこの年数を繰り上げるとか、スピードを上げるとかというふうなことを我々自身の課題とすると。こんなふうなことでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 先ほどの8万4,100メートルの、地域別のキロ数といいますか、それはおわかりになりますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、大きいところから。富ヶ丘で2万7,840メートルでございます、総工延長。鷹乃杜で2万220メートル、あけの平で2万6,080メートル、太子堂で5,480メートル、以下のその他地域で東向陽台の残分も含めまして残りの部分ということになります。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 従来はある地域を集中的に着工しておったように見受けとられますけれども、これは効率上の問題でそのように工事着工しておられたんでしょうか、お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 造成年数の古い団地からということで、当然構造物の劣化が著しい地区から始めたものでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 先ほど町長の答弁の中に、計算で行けば25年、30年になる、そういうことは現実的ではないということに工夫を加えていかなければならないというお話がございましたけれども、これはオータムレビュー等で十分協議されることになるんでしょうか、お聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 1年を通してということになりますけれども、次年度に向けてということですから、おっしゃるとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、最後の明石台東地区の公益用地についてなんですけれども、私はよくこの公益用地という定義がよくわからないんですけれども、それについてご回答を教えていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 公益用地とは住民の福祉向上のための施設を整備する土地ということになります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) この公益用地について、先ほど午前中のお話であれば学校の用地にするというような回答があったかと思うんですけれども、それで間違いないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところの予定では、学校の予定地の分ですか、それとあと待機児童に対処するような形での保育所の建設も見据えての用地の確保というふうなことで、今その2点を最重点に考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 学校の予定地あるいは保育所というお話でしたけれども、そうなると、平成24年4月までのスケジュールはどのようになってるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 造成工事が平成24年4月まで終わるというふうなことで、後からのご質問にもございますが、今後の学校の児童生徒数の増加、それから保育所の待機児童の人数等も勘案しながら、その次のステップに進んでいくということになります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、造成工事が平成24年4月に終わるということは、その時点で町への移管がされるというふうに理解してよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 全体的に緑地とか生活用地を含めて土地を移管するのか。あとは、部分的に町に移管するのかというのは今後の協議次第で決定されるものでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) だとすれば、その後のいわゆる学校用地にしろ保育所にしろ、計画上作成するうえでちょっと遅くなってしまうんではないかなと思いますけれども、その辺のところについてはいかがなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 造成工事とあわせて下協議も進めているというようなところで、認識していただいております。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) では、よろしくお願いいたします。私の方からは、3点の質問をさせていただきます。
 まず1点目は、東日本大震災についての取り組み経過と今後の対応についてでございます。
 2点目につきましては、成田地区住民の悲願でもあります郵便局設置についてでございます。
 3点目は、成田のお母さんの叫びでもあります、小児科病院の設置についてお伺いいたします。
 以上、3点質問させていただきます。
 それでは、1点目の東日本大震災についての質問でございますが、これにつきましては、これまでも議会等で質問されておると思いますが、大事な問題でございますので、もう一度取り組み経過と今後の対応についてお伺いさせていただきたいと思います。
 まずもって、今回の震災に遭われた方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復興をお祈り申し上げたいと思います。
 このような中で、この震災の復興には、相当の年数なり、費用また人手がかかろうと思います。そういう中で、今でも土日になるたびに被災地へ出向きまして、ボランティアに行っている方にこの間お会いしました。その方は、「以前に被災地に大変お世話になったから当然のことなんだ」というようなこともおっしゃってましたし、「困ったときはお互いさまですから」ということで、いとも簡単におっしゃっておりました。こういう方はほかにも大勢いると思われます。本当に頭が下がりますが、町としてもできる限りの援助を被災地に継続して行っていただきたいと思います。
 さて、今回の震災では、各地にあります町内会館が大きな役割を果たしました。会館をいち早く開放し、住民同士の協力や助け合いが各所で見られました。震災で一番大切なことは自助・共助の精神でございます。そういった意味では、今までの我々の取り組み、活動が間違ってはなかったなというふうに改めて確信したところでございます。
 さて、富谷町においては、他市町村より被害も少なかったこともあり、比較的順調に復旧に取り組まれ、町民の安心・安全にいち早くつながったのではないかと思っておりますが、しかしながら、公助の部分では幾つかの課題を残したのではないかと思っております。
 一部の指定避難所があけられなかった問題で、町には指定避難所が21カ所ありますが、活用された避難所は12カ所、ほかに活用された町内会館が15カ所、それと役場本庁と、合わせまして28カ所と聞いております。なぜほかの9カ所の避難所があかなかったのか、お聞きしたいと思います。
 また、備蓄倉庫の品薄問題でございますが、成田小学校の倉庫の中には、ライスるんとかというおかゆみたいなものが、それだけだったというふうに聞いております。それはなぜだったのか、今現在はどうなっているのか、お聞きしたいなと思います。
 また、今回の地震の最大の課題でもあります、3週間という長期断水がございました。七ヶ宿送水管の破損問題でありますが、特に、成田、明石台、東向陽台の方には、最後まで大変ご不便、ご苦労をされましたが、今現在の状況と今後の対策工事についてお伺いいたします。
 昨今このような大災害がいつ起きても不思議ではございません。
 人災など想定外はもう許されません。いつ災害が起きても対応できるように、行政としては万全を期しておかなければなりません。そこで、幾つかの質問をさせていただきます。
 一つ、指定避難所の未開設問題についての対策と今後の対応についてお伺いいたします。
 二つ目に、備蓄倉庫の物資の品目、数量等のばらつきと今後の対応についてお伺いいたします。
 三つ目に、町内の水道管等公共施設の復旧工事の状況と老朽化問題等今後の対応についてお伺いいたします。
 四つ目に、町内会内の自主防災組織結成について、町の姿勢と今後の対応についてお伺いいたします。
 大きな2点目でございます。2点目の質問でございますが、成田の悲願でもあります郵便局設置の問題でございます。
 成田は、分譲開始以来16年が経過いたしましたが、泉中央までのアクセス等のよさから順調に人口が増加し、ことしの7月31日現在では、人口が8,667人、世帯数で2,640世帯と年々増加し、今では富谷町の中でも最大級の団地となっております。
 また、周辺団地とあわせまして生活基盤の整備と医療機関、さらには大型ショッピングセンター等が新設され、生活の利便性はますます向上してきたところでございます。
しかしながら、これまでも設置要望を幾度となく進めてまいりましたが、郵便局についてはいまだに実現されず、日常生活に不便を感じている状況でございます。人口増加が著しい成田においては、住民の皆さんの快適な生活を支える基本的な都市機能としての郵便局は欠かすことのできないインフラでございます。
 このようなことから、昨年の8月に成田連合町内会上げて、町のご指導をいただきながら「郵便局誘致運動」を展開いたしました。内容としては、団地内の皆さんの一人一人の意見として、郵便局の実現に向けての署名運動を実施いたしました。何と5,878名もの多くの署名をいただきまして、本当に郵便局誘致の関心の高さに驚かされました。
 また、9月には、町長にお出ましをいただきまして、皆様からいただいた署名簿の提出と町からの要望書とあわせて郵便局会社東北支社に出向きまして、請願を行ってまいりました。このときの郵便局会社の回答としては、「成田地区の署名活動については重く受けとめており、あわせて必要性についても十分認識しております。それと、今後の国会審議と合わせて本社と慎重に審議してまいります。また、特に東北地方での優先度は最大級であるという認識で郵便局会社ではいます」という前向きな回答をいただきまして、1年が経過いたしました。私は、このことから、早急に郵便局の設置が必要と考えておりますが、町長の見解をお伺いいたします。
 これまでの取り組みの進捗状況と、設置場所、時期、方法等について今後の対応をお聞かせいただきたいと思います。
 最後の大きな三つ目でございますが、成田のお母さんの悲痛な叫びでもあります、小児科病院の設置についてお伺いいたします。
 先ほども述べたとおり、成田地区は大きく発展しているものの、大切な生活基盤であります専門小児科病院がございません。
 多くのお母さん方は、大概一つや二つのかかりつけの小児科医を持ってこの日ごろの子供さんの健康管理を行っているわけですが、成田の場合ですと、他の団地、特に日吉台または泉中央に通わなければなりません。緊急時などは朝早くから大変です。小児科というのは、生後すぐ1カ月健診から始まって、数々の予防接種等が行われます。それとあわせまして、小学校が終わるまで継続して主治医として同じ病院に通うそうでございます。そのことからも、本当に継続して診察していただける近くの小児科医がぜひとも必要だと思います。
 成田地区のことしの7月31日現在の児童数でございますが、先ほど全人口は8,667名と言いました。そのうちゼロ歳から小学校6年生までの、継続して小児科に通うゼロ歳から6年生の児童はおおよそ2,100人おります。全人口の24%、約4分の1に相当します。うち未就学児童の子供さんはおおよそ800人、それと小学生は1,300人ということで、合わせて2,100人ということになっております。このように、未就学から小学校6年生までの児童数が何と2,100人もおりますし、また、あわせまして富谷町では年間500人前後の子供さんが誕生されているそうですが、成田におきましては100名以上の子供さんが誕生しております。町の2割を超えております。また、こういったことから、また、あわせまして、これから成田1丁目の宅地造成が完成すればますます拍車がかかることが予想されます。
 確かに、小児科医療の現状というのは、少子化が進む中で、小児科医療の不採算性というんですか、そういった等の原因で病院不足とか医師不足ということに陥っておりますが、しかしながら、我が富谷町は東北で唯一の大幅に人口を伸ばしている地域でございます。即この地域の現状にこたえなければならないんではないかなと思っております。
 富谷町では安心して子育てのできる環境づくりを提唱しております。私はぜひ成田に小児科病院が必要だと考えておりますが、町長の見解をお聞きしたいと思います。
 一日も早い小児科病院の建設と、そのことに関するご認識と決意のほどをお願いいたします。
 以上3点の質問、よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) この際、2時10分まで休憩をいたします。

午後1時59分 休憩

午後2時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 大震災における指定避難所等について、さらにまた備蓄倉庫老朽化というふうなことについては後ほど担当課から答弁させることといたしますが、成田小学校については、これだけのみというふうなことも初めてお聞きしましたので、そのことも含めて後ほど随時いつがあるのかどうかも含め担当課から答弁させることといたします。
四つ目について大変大事なことだと思います。自主防災組織の結成、現状とそしてまた今後というふうなことで、自主防災の自助・共助の皆さんともども役場との連携というふうな中で、こういったその大災害にどう対応するかというふうなことについては、今回の事例がいい警鐘となりましたので、自主防災組織の結成並びに各行政区にそれぞれ防災活動を入れていただくと、位置づけていただくというふうなことで、働きかけてまいることといたしたいと思います。
郵便局設置につきましては、先ほど経過について議員からご紹介があったとおりでございます。町内会長さんであった当時でありますので、三会長さんともども東北支所に出向いたところでございます。本当に私の願いでもあるんですけれども、何せ今世が世なだけにというふうなことで、なかなか形にならないというふうなのは、まさにじくじたる思いでございます。そのようなことも含めて、後ほど企画部長から平成23年の事業年度第5期事業計画というものが公開されているようでありますので、残念なことに新設は1局、廃止は4局というふうなことで明示されておるようであります。その新局の1局について特定されているのかどうか、あるいは震災に及んで現状この平成23年の状況と今後、あるいは郵政法案の行く末というふうなこととあわせて後ほど答弁させますけれども、どちらにしましても粘り強く、やはり皆さんともども要望活動していかなければならないというふうなことでございます。結論的に申し上げますと、相手があることで大変相手の事情も勘案すれば、今の状況にもあるのかなというふうな感じでございます。みずからの意思でみずから決するというふうなことであればスピードを上げてというふうなことになりますけれども、この点については相手の、あるいは事業会社、あるいは国策というふうなことの中で、大変厳しい局面にあるという現状認識もまた一面では持っているところでございます。
三つ目、小児科病院というふうな設問でありますけれども、病院は20床以上とか、診療所は20床未満とか、19床までとかあることでありますので、どちらにしましても成田地区への小児科。恐らく小児科専門医をおっしゃっているのではないかなというふうにこの質問を受けて検討いたしたところでございます。
富谷町には、子供専門医と称する日本小児科学会の資格者であります子供専門医を標榜されている、看板を掲げているところが、日吉台の「のりこ小児科さん」、富谷町北裏にあります「ちば小児科さん」、上桜木にあります「コミュニティクリニック上桜木さん」、この3診療所というふうなこととなります。それぞれ平成2年、6年、17年に、この病院については開所してございます。さらにまた、小児科を標榜する、小児科の看板を掲げる内科、小児科というふうなことで、診療科目のところに入れているというふうな病院につきましては、「富谷医院」「いとうクリニック」「明石台レディースクリニック」「明石台内科」「新富谷S・Sレディースクリニック」と、この五つの小児科医院とくくられることと思います。
したがいまして、現状成田地区におけるその病院については、診療科目のばらつきはあるにしろ不足感というふうなことについては余り耳にしないところでございます。参考までに富谷町町内には、今現在町内医療機関、歯医者さん除いて23あります。昭和60年の富谷医院を皮切りに、平成22年9月1日に開院をいたしました明石台眼科さんを含めて、23の医療機関というふうなこととなります。参考までに、恐らく議員のこの設問の動機は、小児科専門医というふうなことでのお尋ねだとというふうに認識は致しますけれども、現状、いとうクリニックさんで対応いただいているケースが多いのではないかというふうにもまた読み取ったところでございます。その裏づけといたしまして、町内の予防接種の実績を拾い上げてみれば、コミュニティクリニック上桜木が1,204件、のりこ小児科が1,084件、いとうクリニックが1,021件という。その次、ちば小児科967件、富谷医院が399、明石台321、こんなふうなぐあいで、小児科医院の看板を掲げる場所でそれぞれ子供さんの予防接種の実績から見れば、そういったところでご対応いただいているのかなというふうにもまた思うところでございます。
どちらにしましても、郵便局、あるいは医療機関、お医者さん、歯医者さんともども、住みやすさというふうなことの中では大事な機関でございますので、引き続きこういったものについての関心もまた高め、そしてまた町民の皆さんからの声をお聞きしながら必要なところについては従前以上の手を入れてまいりたいと、そんなふうな思いでございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 私の方からは、指定避難所の未開設問題についての対策と今後の対応につきましてというところで、答弁させていただきます。
 町には21カ所の広域指定避難所がありまして、被害の状況に応じまして本部長の避難勧告及び指示の命令とともに避難先を指定するようになっております。しかし、今回の大地震でございますけれども、余震への不安から多くの住民が公共施設等に集まったことから、結果的に11カ所の指定避難所と15カ所の町内会館や鷹乃杜防災センター、それから避難所機能を有していない役場も避難所して開設したところでございました。発災2日目に、避難者数が最大となりましたが、新たに指定避難所を開設する必要はございませんでした。今後町内会館から広域指定避難所への誘導、その必要性などを含めまして検討すべき課題であると考えております。
 次に、備蓄倉庫の関係でございますけれども、防災用備蓄倉庫につきましては、公共施設19カ所に設置いたしておりまして、65品目の資機材を備蓄いたしております。特に食糧につきまして、宮城県地震被害想定調査に関する報告書というものが定められておりまして、富谷町の避難者数784名を目安に、3食3日間食事を提供できるよう約8,000食を備蓄しておりました。しかし、今回の東日本大震災におきましては、延べなんですが1万3,200人ほどの方が避難所に避難されまして、こちらで想定される避難者数を大幅に上回ったところでございました。備蓄食料以外の災害協定先からも購入や、他県からの企業からの支援物資を受けまして対応したところでございました。今後発電機や投光器などの資機材を含めまして一括で備蓄物品を保管して、有事の際には、足らざる地域へ配備できる体制の構築も検討すべきだと今のところ考えております。

議長(浅野幹雄君) 次に、上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、町内の水道管等公共施設の復旧工事の状況、老朽化問題と今後の対応についてご説明申し上げます。
 まず、東日本大震災による上下水道の復旧状況でございますが、まず上水道では、漏水と見られる箇所が85カ所ございました。配水管等調査して、79カ所で漏水を確認しまして、3月14日から復旧工事に入りまして、4月25日までの間に行った修繕工事によりまして復旧をしてございます。
 富谷配水池でございますが、配水池本体の損傷はございませんでした。展望室が大きな損傷となったために、応急の工事によって安全を確保いたしました。被災後ですが、建物全体の修復方法について検討しました結果、展望室から下部はほとんど損傷ございませんでしたので、強度も確保されているということで、構造上引き続き使用ができることから、展望室につきましては強度や安全性を考慮してこれまであった窓や壁、その上部を撤去いたしまして、オープンな見晴らし台としてのスペースを確保、修繕することにいたしました。工事については、7月から業者が工事に入ってございまして、11月30日までの工期で進められてございます。
 下水道事業でございますが、町が管理する管路、4カ所で管路たるみ、マンホール1カ所では陥没が発生してございます。応急工事によりまして、下水の使用には影響は及ぼすことはございませんでした。なお、たるみのございました管路4カ所につきましては、本復旧のため国庫補助による下水道災害復旧工事を既に3件を発注してございまして、1件は来週ですか、国による災害の査定がございまして、これを受けて4カ所すべて平成24年3月ごろまでには工事を完了したいというふうに考えてございます。
 あと上下水道とも管の強化に向けた耐震性の管路布設がえということがございますが、これらにつきましては、道路改良それから今後到来する耐用年数経過によるつけかえ、上水道ではほぼ40年、それから下水道では50年といわれてございますので、こういったことを踏まえながらつけかえなどにより進めてまいりたいと考えてございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、郵便局設置について、企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私の方から郵便局設置についての現在までの取り組み状況と今後の取り組みについてお答えさせていただきます。
 次第にありますとおり、成田地区住民の悲願でもあるということはおっしゃるとおりでございます。あわせて富谷町においては、成田地区のほかに明石台地区の皆さんからも要望が出ておりまして、そちらの地区については町政懇談会などでお邪魔したときも、最大のテーマということで毎回要望されているところでございます。
 現在までについては先ほど議員さんおっしゃったとおりでございます。町としてもいろいろ要望活動を展開してはきておりますが、最大は成田地区の皆さんによる直接の住民の皆さんの署名活動、そしてあわせて明石台地区の皆さんも署名活動を行い、それを郵政会社の方にお届けしたということが、少し一歩進んでさらに郵便会社の方にも重要性というものが伝わったところだと思っております。回答についてもそのようなことが文面として届いているところでございます。
 しかしながら、先ほど町長が申し上げたとおり、郵便会社の方は民営化による株式会社となりました。あわせて経済的な不安要素も膨らみまして、さらに拍車がかかりまして、今回の東日本大震災により郵便会社、特に沿岸部の郵便局が大打撃を受けたと。それの復興への財源もかなりかかるということも最近言われてきております。それにあわせて、郵便会社のそもそもの経営として、現在までのかつての公社時代の郵便局を維持しながら今後経営を行うという国の方針に基づいてきているというのが最大の要因となっております。  
 しかしながら、今回の郵便会社さんの現地視察もしていただきました。それで、重要性はさらに認識していただいて、当時の支社長さんは本社に戻りまして、そちらの主要な部署におられまして、気にかけていただいているということでございますので、今後については、期待しながら粘り強く要望活動を展開していきたいと思っております。
 せっかくの機会ですので、郵便会社はどのように方針が決まっているかということで、会社組織になってから毎年年度初めに事業計画というものが公表されます。それによっては、「基本方針といたしまして郵便局は身近なネットワークを通じて商品、サービスをわかりやすく提供することによりお客様の現在と将来のよりよい生活づくりに貢献し、お客様や委託会社から長くご利用いただけるよう、経営を実現します」と、これが大前提の基本方針に当たっております。これに当てますと富谷町の成田地区につきまして、明石台地区も、将来のよりよい生活にはほど遠いという郵便としてのものはありますので、こういったところを要望活動の主として町から活動しているところでございます。
 さらに、郵便局は郵便局株式会社法というものが民間になったときに平成17年法律で定められております。そこの第5条に、郵便局の設置ということがうたわれておりまして、ここに該当するところが郵便局を設置していくということでございます。その1文が、「郵便局会社は、総務省令で定めるところによりまして、あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置しなければならない」という法律の文言として明記されています。ここも取り上げて、町から、「あまねくというところは富谷町の現状においてはちょっとほど遠い」と、そうしたところ、「富谷町町内として見ます」ということで、少しお役所的な回答なんですが、「富谷郵便局であったり、富ヶ丘郵便局、日吉台郵便局がございますね」という、かつての回答が来ておりましたが、またいろいろ状況が変わりまして、現地も見ていただいて、「重要性はさらに認識いたしました」というふうに最近変わってきております。
 そういったところを踏まえて今後も粘り強くまず要望活動、先ほど町長が申し上げたとおり、町で設置できればすぐにでもできるところなんですが、いかなる方法であれば郵便局が設置されますかということで、例えば町の土地、町有地をご提供すればいいのか、それとも何をすればいいのという具体的なものを持っていろいろ協議を進めてはいるところですが、なかなか前進したというところまではいたっておりません。
 今後については、同じようにやはり要望しかありませんので、要望活動する中で監督省庁であります総務省へも直接アポをとりながら、要望活動を展開しながら、場合によっては住民の皆さんで組織していただける同盟会とかそういったものも組織して、町上げているんだということをさらに強く要望活動の趣旨としてうたっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) 震災関係でございますが、1番目の避難場所の部分につきましては、多少町としても課題があったという部分で、今後見直していくというふうな部分も回答いただきました。万全を期してこれからよろしくお願いしたいなと思います。というのは、やはりいろいろあっても避難所なんですよね。やっぱり皆さん避難所と書いてますので、日常避難所というような部分でなれ親しんでますので、やっぱりあれだけのマグニチュード9ですから、富谷は6弱というものの、あの震度ですね。やっぱりあれだけの地震ですから、当然避難所と書いてあれば行くわけですね。いろいろな決まりがあったとしても、そういって出向くと思いますので、ぜひその辺も住民目線で解明していただきたいなというふうに思います。
 それと、備蓄倉庫の部分は、これ今現在はどうなっているのかもちょっとお聞きしたいですし、その今現在の部分を、私も行政区長のときは成田の小学校の倉庫は見ておらなかったので、ぜひ今後行政区長に見せていただきたいなというような部分も検討しているかどうか、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、水道管の方ですけれども、私ちょっと聞き漏らしたと思うんですけれども、耐用年数とお話しあったと思うんですけれども、その配管の耐用年数とあわせた部分でその耐久性のある配管に今後変えていっていただきたいと、そういう予定があるかどうかお伺いします。以上です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 備蓄倉庫の品数なんですけれども、先ほどの答弁で8,000食ほど備蓄してたんですけれども、実際におきましては1万3,200人ほどの方が避難ということになりましたので、そういうところから算出いたしまして、今3万食を準備をしているところでございます。それは今年度中に用意できるかなと考えております。
 それから、行政区長さんの方に備蓄倉庫などというのは、それは見ていいただいて日ごろから確認していただくということは大変必要であると、こちらとしては考えております。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) まず、管の耐用年数でございますが、上水道に上つきましては40年、下水道につきましては50年というところでございます。町内各開発時期が違うございますので、こういったものにつきましては布設がえということで、道路改良、それからあとは今申し上げました耐用年数経過、そういった状況を見ながらつけかえなどに向けてまいりたいというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) ありがとうございました。
 次に、郵便局の部分でございますが、先ほども町長並びに部長の方から、なかなか経済の状況もあってなかなか進んでおらないという部分がありました。
 しからば、この郵便局の性格、先ほどもありました「あまねく」というふうな部分もありましたし、要は公平性、公共性と言うんですかね、そんな部分とか、あとは民間会社になりましたので採算性とか、そんな部分のことをもってですね。また、あと土地、具体的に土地の提供も含めて、そんなことを思って具体的にこう提案今後されたらいかがかなと思います。要は、採算性と言えばなかなかわかりづらいと思いますので、郵便局の経営に詳しい人の協力を得るなり、ぜひその辺で何かこちらから動かないことには、先ほど新規が1、これは全国レベルだと思いますけれども、廃局が四つと言いましたけれども、支社長との懇談の中では、スクラップ・アンド・ビルドという考えからも出てきたように私記憶しているんですけれども、スクラップが四つもあったわけですから、まして回答として、「東北最大級の部分と考えている」というような部分いただいたので、やはり何かここで、待っているだけではないでしょうけれども、アクション、提案を起こすのがいいんじゃないかなと、公共性なり採算性の部分で詳しい方に協力をいただいて、ぜひその辺のもうワンアクションをお願いしないとずるずる行っちゃうんじゃないかというふうに思います。本当にあの「あまねく」ということから言えばほど遠い感じでございますので、ぜひその辺踏み込んでお進めいただきたいと思います。
 それと、二つ目の小児科の設置でございます。これはあの町長言われるように私言葉足らずだったかもわからないですけれども、専門小児科医の部分でございます。これについては確かに日吉台まで行かないと専門がないと、確かに団地には、混合というんですか、私は余りわかりませんけれども、伊藤さんとかあるんですけれども、やはり小児科の性格上、生まれてからすぐとか1歳だとかというと、なかなか行きづらいと言うんですね、若いお母さんが。ほかの病気もらっちゃうとかね。何かそういう、もっと理由あると思うんですけれども、なかなかやっぱり専門じゃないといろんな混合の病院ですとなかなか行きづらいということもありますので、確かに先ほど件数千何ぼというような部分がお互いありましたけれども、ああいうふうにすればああいうふうになっちゃうんですね、恐らく。だからこれはこれでいいとしても、ぜひ本当に住民の願いでもありますので、ぜひ小児科を成田に持ってくるようご協力をお願いしたいなと、再度決意をお願いしたいなと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、答弁申し上げます。
 郵便局につきましては、本当にからめ手でやってきた経緯はございます。協力者あるいは郵便局のOBの方も含めてその情報をお持ちの方含め、さらに現職の取りまとめのお立場の方の協力も得ながら、相当なる密なる情報をやりとりをしておりますけれども、次の一手というふうなあたりのところは残念ことに見えないでいるところです。こちらで何をしたらいいのかなというふうなものは、相手があることですので。策は練らなければならない、失礼があってもならないも含め、あるいは出過ぎてもならずも含め、相当やりとりをして、アドバイスをもらいながら詰めてきた経緯はございます。ですので、ずるずるというふうなことの表現がありましたけれども、そうならない策。まさに公共性、採算性、それは間違いなく戸数からしてトップクラスにあることは、支社長のもとでも話が出たように全くそのとおりだと思うんですね。なぜというなのは、私どももつかみかねているところです。震災が今度さらにまた加わってどのようなこの方向に行くのか。今休止状態というのも何十というふうな沿岸部を中心にあるというふうなのもありますし、その辺のところ推移を見ながら、十分認識としては持ちながら折々に前に進めるべく努めてまいりたいと思います。
 病院につきましては、小児科医についての立地要望というようなのはこの5年来では初めてのような気がします。どのような経緯で病院ってのはこう、あるいは診療所が立地するのか、私もその辺の自然に23そろったのか、どなたかのどういう力があって、いわゆるコンサルのような立場の人がいらっしゃるのか、その辺のひとつの今回のきっかけになりましたので、こういったことを意識しながら、場所なり必要度なり含めて十分なる問題意識とさせていただきたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) このたびの富谷町議会議員選挙に皆様よりご支持をいただきまして、この席に立たせていただいていますことに重い責任を感じますが、住みよいまちづくりのために一生懸命使命を果たしてまいります。よろしくお願いいたします。
 それでは、私の方から質問をさせていただきます。子育ての環境整備についてお伺いをいたします。
未来を担う子供たち。地域・家庭における子供たちの存在は、町の宝であり、国の宝です。希望を持って努力をしている子供たちの姿は、はぐくむ環境によって大きく左右されることから、教育の充実が子供たちの成長への大きな要素と考えられます。
 富谷町においては、子供たちを地域ぐるみで見守り育てる環境づくり、地域と学校をつなぐ取り組み、子供たちが個性豊かにのびのびと成長する「教育満足度日本一のまち」とする施策に、私も共感しております。
 富谷町の人口も増加をし、商業施設もふえ、環境も随分変わってまいりました。子供たちを取り巻く環境は大きく変化をし、窮屈な部分も多く見られるようになりました。
 そこで、初めに、私は心身ともに成長著しい中学生の部活動についてお伺いをいたします。
 本年6月、昭和36年に制定された「スポーツ振興法」が50年ぶりに全面改正され、新たにスポーツ基本法」が成立いたしました。基本理念の一つに「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことが人々の権利である」とありました。
 今富谷町においてスポーツ少年団も数多く設立をされて、さまざまな大会に参加をされ、優秀な成績をおさめて表彰されていらっしゃるようです。将来スポーツ選手として頑張りたいと大きな夢に向かっている子供たちもいます。
 しかしながら、小学校時代スポーツ少年団で一生懸命頑張って、中学校の部活でも続けたいと思っても、創部されていなければあきらめなければならず、非常に残念なことです。富谷町でも例外ではありません。
 指導者の課題や施設使用の問題等さまざまあると思いますが、特に成田地区に少年剣士が多くいる中で、成田中学校に剣道部がありません。創部の設立を何回も要請してもできないという訴えがありました。
 他県ではこのような実例も報告をされています。東京都渋谷区では、区立の20の小学校、8つの中学校すべてで外部指導者が部活や授業に携わり、その数は2010年度で計266人に上っています。これにより、教員の負担も軽減され、授業準備に力を注ぐことができるとの声も寄せられています。
 次に、環境整備の面から伺います。早い段階で設立をされた富ヶ丘小学校のプール周辺には公園があります。しかし、目隠しになるものがなく、児童の姿が公園や道路から見える状況になっており、心配する保護者の方より訴えがありました。私も確認しましたが、特に高学年の女子児童の保護や安全のためにも、さく「目隠し」になるようなものを取りつけるなどの対策をとるべきです。
また、今後さまざまな環境整備が必要と思われます。先ほども述べましたように、新しい団地などの開発により児童数も増加をし、学校増設などの検討も協議されるようになりました。家庭においては核家族化が進み、それに伴う児童クラブへの利用率もふえております。特に、ことしは震災後登録数はふえているようです。あけの平公民館につきましても151名が登録されております。成田公民館への登録は、成田小、成田東小合わせて10月1日現在127名となっております。成田地区の児童クラブへは、小学校からほとんど人通りの少ない道とアンダーパスを通り抜けなければなりません。児童クラブを利用する下校通路については、当初よりさまざまな意見交換がなされたようですが、いまだ解決策は示されないまま不安と危険な下校の状況となっているようです。私も一緒に歩いてみましたが、アンダーパスは子供が一人で歩くには危険だと感じました。特にこれから冬に向けての安全確保などを考慮し、アンダーパスへのカメラ設置や、防犯の観点から町民バスなどの利用はできないのでしょうか。
次に、快適で潤いのある居住環境の整った町の基本計画について、公園の整備が上げられますが、特にあけの平団地などの古い公園では、世代交代のため未就学児も多くなりました。30年近く同じような遊具があり、整備、改修、ペンキ塗りなどはされていますが、かなり高い滑り台とブランコだけの寂しい遊具。いずれも小学生対象であり、コミュニケーションの場になる公園は、幼児が使える遊具が少ない状況です。安心して子育てができる環境の整備こそ、人の輪が広がる要素だと思います。
以上のようなことから、富谷町の施策にある「教育満足度日本一のまち」への対策は万全であるのか。子育てにおける環境整備について、以下お伺いいたします。
中学校の部活動の存続や新設は、生徒や保護者の思いにかなったものになっているのか、伺います。
小学校プールを利用する女子に配慮した周辺の整備がなされているか、伺います。
 児童クラブに通う子供たちの安全の確保がなされているか、伺います。
町内公園の遊具の点検と幼児などが利用する遊具の整備がされているか、伺います。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、ただいまの質問の第1点から第3点までのことに対して、私の方から答弁をさせていただきます。
 まず初めに、中学校の部活動の件でございますけれども、中学校における部活動はいわゆる教育課程外の自主的、自発的な活動とされておりますが、中学校学習指導要領総則編におきましても、「学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること」とありますように、その重要性が認識されいるところでございます。各中学校においてどのような部を設置するかは教育活動としてふさわしい内容かどうかということはもちろんでございますが、そのほかにも生徒数と部活動の数のバランス及び指導者との人数と部活動の数のバランス、それから運動系と文科系の数のバランス、部活動の場所の確保の問題、地域性と保護者のニーズ等の条件を考えた上で、各中学校において実態に応じて総合的に判断をし、設置しているところでございます。
 また、生徒保護者からの希望があった場合、たとえその学校に希望する部活動がなくとも、臨時の顧問を配置して、県及び郡の中学校総合体育大会等に参加できるように各中学校において配慮がなされているところでございます。先ほどお話ありました成田中学校の剣道部においても、この配慮をしてあるところでございます。
 本町の中学校の部活動については、熱心な指導と生徒のひたむきな努力によりまして、9月23、24日実施の郡の中学校新人大会団体戦におきましても18種目中11種目で優勝するなどの好成績につながっているところでもございます。
 続いて、第2点目の学校プールの女子に配慮した周辺の整備についてお答えをいたします。
 小・中学校における児童生徒のプール利用につきましては、体育の水泳の授業で利用されておりますが、学習指導要領におきましては、「水泳の事故防止に対する心得」や「水泳の技術の習得と体力の向上を図り、運動の楽しさや喜びを味わうこと」を目標にしているところでございます。各学校プールの周辺の整備についてでございますが、一般的に学校プールは学校敷地のはじの方に位置しておりますが、安全性の確保のために常に目が届くような環境であることが必要であるというふうに認識しております。
また、先ほどお話にありました富ヶ丘小学校を含め、学校現場からの問題の指摘及び改善の要望等はございません。このことから、新たに周辺整備は必要がないというふうに考えております。
3点目、児童クラブの件でございますが、児童クラブの子供たちの学校から公民館までの下校の安全確保については、学校と公民館、保護者との連携を図りながら、安全対策に努めているところでございます。各公民館、児童クラブでも、子供たちへの信号の渡り方、決められた町道を通り下校すること、不審者への対応などの安全指導を徹底しております。また、保護者にもその点の安全面の協力をお願いしておるところでもございます。1年生につきましては、入学から1週間ほど各小学校で教員が付き添って、危険な箇所や交通量等の多い場所などを確認しながら、学校から公民館までの帰り道を安全に下校できるように指導しながら引率をしているところでもございます。さらに、災害などの非常時に備えて、年2回ほど児童クラブの子供たちを各小学校から教員が引率して公民館職員に引き渡す集団下校、引き渡し訓練等も実施してございます。
先ほどお話しにありました成田のアンダーパスのある、いわゆる成田公民館児童クラブにつきましても、非常時の集団下校の際、アンダーパスまで教員の方が送りまして、迎えの公民館職員に引き渡すことを行っております。また、アンダーパスには非常ベルを設置してございまして、通報があった場合は、警備保障が駆けつけるという安全対策もとってございます。私の方からは以上3点、以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 4点目でございます。
 現在町内には77カ所の都市公園が存在します。遊具の点検につきましては、目視や打診、触診によりまして施設の状態を確認する定期点検を、3月から4月、それから8月から9月にかけての年2回実施をしております。その谷間の主に不定期ではございますが、目視を主としまして、年に数回不定期で点検をしているところでございます。遊具には明確な利用者の年齢制限はございませんが、日本公園施設業協会の規定しました遊具の安全に関する基準によりますと、遊具の年齢を、「幼児用は3歳から6歳。児童用は6歳から12歳。それから、幼児・児童供用は3歳から12歳」としているところでございます。しかし、3歳から6歳までの幼児につきましては、遊具の対象年齢に関係なく保護者の監視のもとで利用するということになってございます。
 現在町内の公園にはすべての遊具を児童用としているところはございません。ところどころではありますが、何カ所か幼児用の遊具は設置している場所もございます。スペースの問題から対象年齢が狭いといったことなどから、すべての公園に幼児用遊具を設置することは困難ですので、保護者の監視のもとで既存の遊具を上手に利用していただきたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 先ほどの部活動についての件でございますが、個人競技等に、その部活動がない場合は先生の引率のもとに個人の方に参加をしているというようなこともお話もございましたけれども、この富谷町におきましては、他の中学校でもございますが、多くの部員がいて東北大会にも出場した実績もあるにもかかわらず、保護者や生徒からの存続の要望をしても廃部が決まっている部活動もあるという。このような報告もあるんですね。そうしますとやはりこのような多くの部員がいて東北大会にも出場して実績がありながら、なぜ存続が可能でないのか。そこのところをちょっとお伺いしたいと思います。
 そして、児童クラブについてでございますが、非常時にはその引率の先生が公民館の職員の方に引き渡すと、非常にそのアンダーパスを通り越したところで引き渡すと、そのようなお話がございましたけれども、非常時に限らず子供たちは毎日アンダーパスを通っているわけですよね。そして、非常用ベルがあるからということのお話でございましたが、とっさの段階で非常ベルが子供たちに押せるかと、低学年の1年生がそのようなことができるかと、そのようなことも私はアンダーパスを通りまして感じをいたしました。ですので、先ほどの質問の中に、町民バスの利用はありますかとのお伺いをいたしましたが、その回答はいただいてないようですので、そのこともお示しをしていただければと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 部活の方の件でございますが、多分今のご質問は、前の議会でも質問いただきました富谷中学校の件ではないかと思います。町内の中学校で部活動の数を廃部という予定をしているのは富谷中学校だけでございますので、多分そのことについてのご質問ではないかと思います。前の議会でもその件についてはかなり詳しく答えたつもりではございますが、富谷中学校は、平成9年度418名のときに現在の14の部活動がございました。年々生徒減になりまして、平成25年あたりといいますから、ここ四、五年後には220名の生徒数、約半数ほどの生徒数になるということが予想されます。ですから、420名の時代の14の部活動が、220名の生徒数でそのまま維持できるかという大きな問題に現在直面してございまして、それによります学校の方の整理等の部活動ということが現在図られている。この辺の経過につきましては、前回の議会でもお話し申し上げましたとおり、学校の方ではかなり年数をかけ、また学校の方でその専門のプロジェクトチームを立ち上げ、親御さんの意見を聞き、生徒の要望等もよく聞きながらその統廃合の計画を進めてきているというような経過を報告をいただいておりますので、現在の学校のとっておりますその方向性について私は間違いはないものだというふうな認識をしてございます。
 それから、児童クラブの件につきましては、次長の方からお答えをいたします。(「町民バスを利用できないかというので企画でいかがですか。それとも何ぼしてもやりますか」「そういう質問ございましたか……」の声あり)

議長(浅野幹雄君) では、町民バスの児童クラブの利用については企画部長が答弁いたします。

企画部長(荒谷敏君) それでは、突然町民バスというお言葉が出て、私も用意はしておらないんですが、町民バスの運行を担当している部署としましては、町民バスの運行については教育委員会が関係する部署については事前に打ち合わせをして、まず運行計画を決めております。この問題については、あくまでも学校からこの児童クラブへ通う安全性とおっしゃっておりますので、町民バスの運行とすれば、現在では乗れる時間帯であれば、まずどうぞご自由にご利用くださいということをまず申し上げるところでございます。ただこの町民バスをその送迎用としてお考えであれば、これについては少し議論が必要かと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 先ほどの富谷中学校のお話が前回の議会で説明がありましたということなんですが、人数が減っていく中学校、人数がふえる中学校、そこにおいての調節の部分では、この先ほどちょっと戻りますが、成田中学校のこの剣道部、指導員も2人いると、資格を持っている方もいらっしゃると、そして何回も要望しても剣道部の創部がなされないと、このことについてはどのようにお考えでらっしゃいますか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 成田中学校の現状については小山次長が一番その現状を把握しておる立場でございますので、昨年までの職場の関連で、次長の方からお答えをいたします。

議長(浅野幹雄君) 小山教育次長。

育次長(小山直樹君) 今のことについてお答えいたします。
 私3月まで成田中学校の方の教頭として在職しておりました。まず剣道部のことにつきましては、保護者の方から非公式それから公式に何回か相談を受けておりました。ただ、剣道部だけの問題ではなくて、それ以外に男子バレーボール部、それから柔道部、そういったことについても非公式ではございますけれども、「そういう部はつくれないんですかね」というふうな話はいただいておりました。部を新しく増設するということは、先ほど教育長も話ありましたとおりバランスの問題がございます。剣道をぽんとふやした場合には、必ず今度は男子バレーはとか、柔道はなぜなんですかとかというふうなお話し等が出てきて、なかなかその整合性が難しいんじゃないかというふうに考えております。あとは、それ以外につきましては、特殊なスポーツではございますけれどもスキー、それからあとは、うちはございませんでしたけれどもフィギュアスケートとか、そういったものも中総体はございます。アイスホッケーもございます。そういったものにつきましても、先ほど答弁がございましたとおり、できるだけ臨時の顧問を配置して、親御さんそれから生徒のニーズがある限りは中総体等に参加できるようには対処してまいりました。現場にいる者としましては、そこのところが今のところちょっと限界だったかなというふうには感じております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) この際、3時10分まで休憩をいたします。

午後3時00分 休憩

午後3時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 引き続き会議を開きます。
 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) 富谷町スポーツ振興基本計画と推進について質問いたします。
 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が7月18日未明に世界一になる大活躍をしてくれました。この快挙は、いまだ復興半ばの、沈みがちな日本国民に大きな勇気と感動を与えてくれました。これは、スポーツの持つまことに大きな「力」と言えます。皆さんはお気づきだったかどうかわかりませんが、アメリカに勝った瞬間、ほとんどの選手が抱き合って喜んでいるとき、アメリカのゴールキーパー、ソロ選手に近づき、そっと肩を抱いた日本選手がおります。アメリカでプレーしている鮫島彩選手の姿はいまだに脳裏から離れられません。敗者に対してのいたわりと、そして思いやりの心。これこそスポーツの持つ人間愛の魅力だと思います。
 スポーツの魅力は「心」と「体」の健全な発達を促し、健康でたくましい身体を形成するとともに、礼節、勇気、不屈の闘志の精神を体得する絶好の人間形成の場でもあります。また、先日教育長にお伺いいたしました、豊かな心、生きる力を育成するすばらしい場でもあります。そして、何よりもスポーツはみずから体を動かすことによって、心身ともにリフレッシュし、あすへの活力をも生み出してくれます。
 さて、富谷町においてもVリーグ、バレーボールチーム「仙台ベルフィーユ」が富谷スポーツセンターで練習を始めました。また、ゴルフのねんりんピックが富谷町レインボーヒルズ、カントリークラブで来年開催されるなど、富谷町も全国的に注目される町になってきました。
 最近のビッグニュースでは、第60回宮城県中学校陸上競技大会において、富谷第二中学校3年三浦洋希君が男子共通3,000メートルで8分53秒4の県大会新記録で優勝。富谷中学校3年石川千尋さんが女子2、3年1,500メートルで4分31秒22の、同じく県大会新記録で優勝しました。また、その後8月8日から10日に秋田県で行われました東北大会でもともに優勝し、全国大会への出場を決めています。お二人とも「感謝の気持ちを持って、全国大会でも粘り強く走り抜き、上位入賞を果たしたい」とすばらしい抱負を述べています。また、河北新報旗争奪第34回県スポーツ少年団軟式交流大会は、最終日10月2日、登米市で準決勝と決勝が行われ、富谷スーパーキッズが初優勝し、宮城県289チームの中での頂点に立つ大活躍をしてくれました。
 このように、富谷町の小・中学生が大活躍をして、町としてもスポーツ熱が大変高まってきていますきょうこのごろであります。この熱き情熱をますます発展させるためにも、これからの「富谷町スポーツ振興基本計画と推進」について伺います。
 四つの項目に分けてありますが、一つ目、平成12年には、国の「スポーツ振興基本計画」のあり方について文部科学省が述べていますが、「富谷町スポーツ振興基本計画」策定の趣旨と位置づけと計画の期間、基本理念、基本方針と基本施策の展開について伺います。
 2問目、平成11年度には、文科省から、「各県、市町村において生涯スポーツの振興を」との通達が来ていますが、我が富谷町の生涯スポーツの振興について伺います。3項目あります。
 一つ目、主体的なスポーツ活動を促す機会の提供をどのように考えているか、伺います。
 二つ目、地域スポーツの活性化として総合型地域スポーツクラブの創設が必要と考えますが、町の考えを伺います。
 三つ目、スポーツを愛する富谷町民のためにも、スポーツ指導者の養成、確保が早急に必要と考えますが、町の考えを伺います。
 大きい三つ目です。富谷町は、「全国規模のスポーツ大会やトップレベルの大会を招致し、高度な協議や技術を観戦することで、町民のスポーツに対する興味・関心を高めるとともに、各種競技の動機づけを図ります」と非常にすばらしいことを言っておりますが、各種スポーツ大会の招致、開催については、それにふさわしい施設設備の整備が大前提であると思われますが、町ではどのように進めるのか、町の考えを伺います。
 四つ目、富谷スーパーキッズが県内289チームの頂点に立ち、東向陽台スカイラークも県内で常に上位に入るなど大活躍をしています。また、先ほどの三浦洋希君、石川千尋さんの大活躍など、富谷町のジュニア、シニアはかなり頑張っていると思います。そこで、富谷町のジュニア、シニアの競技力向上のために、育成強化と指導体制はどのように進めているのか、町の考えを伺います。以上、4点です。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、ただいまの件についてお答えを申し上げます。
 まず、富谷町スポーツ振興基本計画策定につきましては、昨年度富谷町スポーツ振興基本計画の策定委員会を発足させ、取り組んでまいりました。まず、策定の趣旨と位置づけについては、国のスポーツ基本法、スポーツ振興基本計画及び宮城県スポーツ振興基本計画をもとに、富谷町総合計画及びほかの計画との整合性を図り策定をいたしました。位置づけは今後の富谷町のスポーツと健康づくりの指針となるという計画でございます。計画の期間は平成23年度から10年間でございます。計画の基本理念は、「心身ともに健康で、笑顔あふれる生涯スポーツの振興」とし、基本方針は、「生涯スポーツの振興、競技スポーツの振興、スポーツ施設環境の整備・充実」の三つの柱で、それぞれに基本目標及び基本施策を立て、平成23年4月の教育委員会において承認されたところでございます。
 基本目標と基本施策の展開については、今後実施計画を策定し富谷町スポーツ推進審議会に諮りながら、基本目標の達成に向けさまざまな事業展開していくものでございます。
 第2点目、生涯スポーツの振興について3点ご質問いただきましたので、お答えを申し上げます。
 本町では体育協会所属の団体が各種目のスポーツ大会を開催し、多くの町民に参加をいただいております。今後さらに幼児から高齢者までのライフステージに応じた内容、障がい者の心身の健康増進や社会参加を促進するような工夫を考えております。そのために、気軽に参加し、楽しむことができるようなルールや環境づくりをスポーツ少年団や体育協会加盟団体へ働きかけて、これまでも実施しているテニス教室やバドミントン教室を初めとした各種スポーツ教室や大会の充実を図るとともに、周知を行い、多くの町民の方の参加に取り組んでまいるつもりでございます。
 第2点目の総合型地域スポーツクラブの創設についてでございますが、総合型地域スポーツクラブとは、地域住民が主体的に受益者負担により運営をするスポーツクラブでございます。複数の種目が用意され、地域のだれもが年齢や趣味、技術レベルなどに応じて参加できるものでございます。本町でも総合型地域スポーツクラブの創設に向けた支援を図る必要があると考えてございます。そのためには、地域スポーツクラブの運営者や指導者などの人材育成に取り組んでいかなければなりません。人材育成を含め、運営や内容については、富谷町の現状と将来を見据えて調査研究をいたし、スポーツ推進審議会の意見を聞きながら今後検討を進めてまいりたいというふうに思っております。
 3点目、スポーツ指導者の養成、確保についてでございますが、今月開催されました少年野球の県内スポーツ少年団交流大会、先ほどお話にございましたとおり富谷スーパーキッズが優勝し、バレーボールでは、全国ママさん冬季大会県大会で、成田のチームが優勝と、本町のスポーツ団体の躍進が見られます。その要因の一つとして、すぐれた指導者が養成されていることが上げられます。今後も多くの種目にわたり、スポーツ指導者の養成や確保と、民間団体の指導者の積極的な活用に努めてまいりたいというふうに考えております。
 3点目、各種スポーツ大会の招致、開催についてでございますが、施設設備の整備ついて申し上げます。今年8月バレーボールチーム「仙台ベルフィーユ」、先ほどお話ありましたとおり練習会場の拠点として富谷スポーツセンターにまいりました。また、少年野球大会が総合運動公園で数多く開催されるなど、スポーツ施設として有効に利用されております。今後この現有の施設の有効利用とサービスの向上に取り組み、利用者に満足いただける施設とするために、体系的計画的な整備、充実を図っていきたいと考えております。
 なお、本年度はテニスコートの造成工事に着手する予定でございます。
 最後4点目でございますが、ジュニア、シニアの競技力向上のためということについてお答えを申し上げます。
 ジュニア選手の育成強化と指導体制につきましては、全国大会などに活躍できる選手を養成するために、ジュニア期からの指導体制が必要であります。シニアにつきましても、継続した指導が必要でございます。そのためにも、先ほど述べましたように、すぐれた指導者が要請されている現状をさらに広げていく必要があると考えております。
 宮城県体育協会に既存する公認スポーツ指導者の活用や富谷町に在住するすぐれた指導者の発掘と活用に取り組んでまいります。また、東北大会や全国大会に出場レベルの高い大会に参加しやすいようにスポーツ補助金の助成を続けて育成強化に努め、競技レベルの向上を図りたいと考えております。
 それから、最後でございます。本日角田市で中学校の駅伝大会の県大会が開かれております。本町から参加しております女子の東向陽台中学校が3位に入賞しまして、東北大会出場ということになりましたので、この場をかりてお知らせを申し上げたいというふうに思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) 教育長の方からいろいろと非常にすばらしいお答えをいただいたんですが、その中で、「全国規模のスポーツ大会やトップレベルの大会を招致し」という項目に対しての、現これからの富谷の町のスポーツに対してあるいは施設設備に対してのお考えが、これからどうするかというところが入ってなかったので、その1点をまずお聞きしたいと思います。
 それから、少年野球では非常に宮城県内で非常にすばらしい成績を、今言った富谷スーパーキッズがことし初優勝ということですが、あるいは東向陽台スカイラークも県内で毎年上位に入っているという大活躍をしています。それで、その子供たちがそのまま各中学校へ入っている現状ではないとは思うんです。シニアチームにこう入っていくという子供いると思うんですが。そういう小学校のときにせっかくいい成績をおさめている子供たちがたくさんいるという現状の中で中学校、確かに野球というのは技術的な要素とか精神的なものとかいろんな要素を指導していかなければならないという要素がありますので、中学校の指導者、どんなにすばらしい指導者でもなかなか難しい面もたくさんあろうかと思います。そういう中で、やっぱりせっかく小学校の間に育っていった素質とか、そういうものを各中学校に行ってばらばらになったからといって何かこうつぼんでしまうというか、せっかく伸びようとする芽が伸び悩んでしまうというのは非常に私はほかのスポーツも含めてなんですが残念に思います。ということで、できれば指導者の講習会、あるいは私先ほど来申し上げたいと思っていたのは、先ほどの浅野議員の話でもあったんですが、各中学校で、中学校の実情によってできるクラブとできないクラブもあると。あるいは子供たちのやりたい種目等の多様化もあるというようなことで、ぜひ富谷のスポーツ課の方で、地域型総合スポーツというのを立ち上げてほしいと。これは、各区長さんに町の方から、「今度こういうことでやってください」というか、そういうことによって集まっていただいて、町の方からだれか職員を派遣して「総合型スポーツクラブというのはこんなんですよ」というようなこと等を述べて、そのできるだけ早く創設していただけると、さっき言った剣道なら剣道、そのほかのスポーツならスポーツでも、例えばフィギュアスケートにしたって出場はできますよと、じゃあどこで練習するんだろうと。練習する場を、総合型地域スポーツクラブというところで吸い上げていったらいかがかなというふうに思っています。
 ちなみに、多賀城スポーツクラブというのが立ち上げられて久しいんですが、幼児、小・中学生が892名、高校、一般が173名、60歳以上が236名、1,301名がそういう多賀城スポーツクラブというところで頑張って楽しんでおります。それから、すぐ近くでは、向陽台総合型地域スポーツ文化クラブ、簡単に略称では向陽台クラブというそうですが、会員数が1万3,621名、5,244世帯でそういう会員数がいるということです。幼児、小・中学生が2,443名、高校生、一般が7,329名、60歳以上で3,849名、合計1万3,621名がお互いに拠出したお金286万2,000円ということなんですが、そういうことで昨年度そういうことをやっているということで、ぜひ富谷町の方でもそういうことを立ち上げていただきたいということを切に願います。そのことに関して、ご意見あるいは考え方伺いたいと思います。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) ただいまの2点のご質問については、佐藤次長の方からお答えをいたしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) まず1点目の全国レベルのその大会を開催できるような施設というところでございますけれども、実際その運動公園の富谷スポーツセンターにつきましては、平成13年開催の国体でハンドボールの方の競技で利用されておりますし、それ以降にミニ国体というところで6大会が開催されて、ハンドボールは黒川郡の中で、県内でもやれる、そういう位置づけにされている現状にございます。なお、総合運動公園それぞれまた完全な形にもなってございませんので、これからそういう整備に向けて進めていければなというふうに思ってございます。
 それから、少年野球から中学校の野球部に移行した場合の、その中学校の実情が非常にこう思わしくないというようなお話でした。確かに外部の講師を招きながらそういったところでも進めておりますけれども、一層の充実を図ってまいればなというふうに思っております。
 それから、総合型地域スポーツクラブでございますけれども、こちらはあくまでも地域住民が主体で取り組む、そして運営するというところのこのクラブでございますけれども、一番その人材育成、それを養成する人材育成が一番必要なんだろうなというふうに思ってございますので、その辺から、先ほど教育長からの答弁にもありましたように人材育成を含めながらいろいろ今後前向きに検討していきたいなと、進めていきたいなと思ってございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) 私が申し上げたいのは、基本的に例えば10年のスパンで進めていくというふうに考えるということは、何となくこう10年でそれらを全部やっていきたいなというようなことだろうとは思うんです。でも、一番大事なのは、その最初のスタートといいますか、最初どのようにやっていくかによってスピードも違ってくると思いますし、その深まりも違ってくるんじゃないかなというふうに思ってます。そういう意味において、今度せっかく振興基本計画が始まったわけですから、いろんな意味において施設設備あるいは指導者、あるいは指導者講習会、いろんな意味においてのこの後どうやって行ったらスピードアップが図れるのかなというようなことを、ぜひお願いしたいと思います。それができることによって、せっかく今富谷の町は、先ほどの駅伝の話もありましたが、いろんな意味で注目されている町だと思いますので、これからの教育委員会、あるいはスポーツ課等を含めまして、町全体としてぜひ盛り上げていってほしいなと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 質問ですね。

4番(三浦邦夫君) いや、要望で終わったんですが。

議長(浅野幹雄君) 一般質問は、要望ではないんです。必ず質問に切りかえるようにお願いしたいんですが。

4番(三浦邦夫君) はい、4番。

議長(浅野幹雄君) もう3回で終わってますから、質問に切りかえてください。質問ですね。

4番(三浦邦夫君) はい。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、スポーツ審議会等のご意見、それからただいまのご意見等をよく検討して今後ともスピードアップを図れるスタートを切れるように努力してまいりたいと思います。よろしくどうぞお願いいたします。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は、2点質問いたします。
 富谷町は、開発指導要綱によりまして、住宅団地開発を行う者に対して、公益施設・公共施設の用地を無償で町に提供することを義務づけております。昭和56年に制定されたこの要綱があったおかげで、団地開発が相次ぎ、学校や保育所などの建設が続いたこうした中でも、あえて税金を使って土地を購入するということをせずにこれまでこられたという利点がございました。このことが、現在の富谷町の財政のゆとりをつくっている大きな要因にもなっていると思います。
そこで、明石台東地域についてですが、広報とみやによる数字で質問いたしますけれども、総面積39.9ヘクタール、計画戸数757戸、計画人口2,650人とされております。
したがって、富谷町の開発指導要綱によりまして、開発者が富谷町に無償で提供することが義務づけられている土地の面積は、小学校用地が1万749平方メートル、中学校用地が9,008平方メートル、保育所用地として1,892平方メートル、児童館用地として同じく1,892平方メートル、さらに集会所の場所を1カ所だというふうにしたとしましても500平方メートルが無償提供され、その合計は2万4,000平米を超えるということになるはずです。ところが、実際に町がこの地域に確保する予定の公益施設用地の面積は2万800平方メートルしかなく、開発指導要綱の規定より約3,200平方メートルも少ないというこういう状況になっています。
そこで、なぜこのようなことになるのか説明を求めます。
また、このほかにも、町が必要と認めれば、支所、出張所、公民館、幼稚園、郵便局、警察官派出所などについても、公益施設用地として確保できるとしています。これらの用地として何平方メートルを、どこに確保する予定なのか、伺います。
またさらに土地利用計画図によりますと、公益施設用地として1万6,000平方メートルが確保されているというようになっております。この用地について学校用地だということを言われる当局の方がいらっしゃいますけれども、これには、小学校、中学校それぞれがはっきりと区分されているわけでは全くありません。そこで、改めて、小学校、中学校用地はどの場所に確保されるのか。そもそも公益用地とされている1万6,000平方メートルについては、これが学校用地なのか、何なのか、改めて伺いたいと思います。
東向陽台小学校は、来年度には児童数1,005人、普通学級29、特別支援学級4、合計33学級になると見込まれ、教室不足を特別教室の転用で対応せざるを得ないという状況があります。特別支援学級、これは4学級ですけれども、これについては、プレハブ校舎の現状を早期に解消しなければならないという課題もあります。加えて、明石台東地域開発によってさらに児童数がふえる見込みで、町の推計では、東向陽台小学校の児童数のピークは、平成27年、28年、それぞれ1,014人、必要教室数は、普通学級が30教室、特別支援学級4教室、合計34教室ということとなっています。
昨年6月議会で、町当局は、平成24年度の児童数を1,009人と推計し、「新増設については現在は予定していない」と答弁をされています。児童数1,000人を超えるということを予測しながら、新増設については予定しないというのでは、本当に子ども本位の教育といえるか疑問です。明石台東地区は平成26年末に全体が完成する予定ということですが、完成工区ごとに順次分譲を始めるということですから、人が住み、児童がふえ始めるまでの時間は多くはありません。小学校増設の決断を急ぐべきではないでしょうか、伺います。
また、小学校の建設場所については、現在開発中の明石台東地区内の公益用地とするのか。ここにしたとしますと、現在東向陽台小学校と目と鼻の先にある。こういう位置関係になります。それとも、明石台5丁目のかねてから確保されている小学校予定地とするのか。結論を出す必要があります。教育委員会はどのような方針で臨むのか。また、保護者の意見を十分にくみ上げるためにアンケートなどを実施する考えはないのか、伺います。
第2に、介護保険の施設確保、負担の軽減について伺います。
まず、施設確保の問題では、ことし5月、成田1丁目に特別養護老人ホーム「成田の里」が完成、入所が始まりました。定員29人の施設は比較的小規模ではありますけれども、入所が富谷町住民に限定されていることから、利用者やご家族から「同じ富谷の住民同士なので、何かと共通点が多く、心強い」と喜ばれている状況がございます。しかし、施設新設直後にもかかわらず、成田の里の待機者は17人、杜の風には340人の待機者がおります。富谷町民だけに限っても、この待機者の数は合わせて108人に上ります。こうした待機者の中には複数の施設に入所希望を出している方もいらっしゃるとは思いますけれども、3けたの待機者がいる現状は深刻です。施設への入所を希望しながら入れないという事態は、「必要なときに必要なサービスが受けられるかどうか」という介護保険制度そのものの信頼にもかかわる重大な問題です。
そこで、待機者解消を「第5期富谷町介護保険事業計画」の中に位置づけるということともに、特養ホームの整備を、中学校の学区を一つの目安として計画的に進めるべきだと考えます。当局はどのようにご認識されているのか、伺います。
特養ホームの具体的な建設場所として考える際に、町全体のバランスからしますと、町の中央部には、先ほど申し上げました成田の里があります。北の方面には杜の風、西の方面には、これは大和町の住所ではありますけれども、和風園がございます。その一方で、町の南部は空白状態となっています。そのため、住民の中に「次は東向陽台・明石台地域に特養ホームを」という声が広がっております。平成24年度から26年度までの先ほど申し上げました「第5期富谷町介護保険事業計画」に、東向陽台・明石台地域への増設を盛り込むよう求め、対応を伺います。
次に、1号被保険者、65歳以上の方の介護保険料の問題です。
富谷町の基準額、これは月額4,298円、年額5万1,600円、これが基準額ですが、これは県内でも5番目に高いものとなっています。町はその高い要因として、「周辺自治市町村を含め介護サービスの事業者、施設等が充実し、介護サービスの利用が増加している」ということを上げております。つまり介護サービスを利用すればするほど保険料の負担増となってはね返ってくるということなわけですが、このことは、介護保険制度が抱えているそもそもの欠陥だと言えます。しかし、現実に高い介護保険料が高齢者の暮らしを圧迫し、滞納がふえ始めている今、保険料の問題を制度のせいだけにしているわけにはいきません。とりわけ、普通徴収、これは年金額が年額で18万円未満、月額にして1万5,000円未満の方々の場合ですけれども、その滞納は4割にも上り、負担の重さを示すものとなっております。
富谷町では、1号被保険者、65歳以上の方のうち、保険料は払っても介護サービスを利用していないという方が9割近くに上っているのですから、基準額の引き下げに向けた町独自の努力がどうしても必要だと考えます。当局はどうように認識されているのか、伺います。
同時に、保険料の所得段階別の区分が、所得の実態に見合ったものとなっていないという問題がございます。例えば60代のある女性の場合、年間の所得がわずか数千円ふえただけで介護保険料の区分が第2段階から第4段階に上がり、年間の保険料が2万5,800円も負担増となったという事例がございます。このような一足飛びの負担増を防ぎ、より所得の実態に即した保険料とするために保険料の段階区分を、現在の実質7段階となっておりますけれども、4段階のところが2つに分かれておりますので実質的には7段階ということですが、この7段階から9ないし10段階に細分化する必要があると思いますが、どのように認識されているか、伺います。
さらに、介護保険制度の住宅改修工事に際して、利用者が代金を一時立てかえるやり方についても改善が急がれます。介護保険の住宅改修制度は、手すりをつけたり、ふろ場を改造するなどの工事を行った場合、介護保険から20万円が給付されます。しかし、富谷町では保険が給付されるまでの間、本人が一時的に立てかえをしなければなりません。正確には、本人の1割負担分を差し引いた残りの18万円を立てかえることになるわけですが、仙台市では、この一時立てかえをせずに、工事業者と行政のやりとりで解決をしています。要介護の認定を受けて工事の許可がおりた人であれば、必ず保険から給付が受けられるのですから、本人に一時的な工事費の立てかえをさせず、仙台市のように受領委任払いとするべきで、早急に改善策を講ずるよう求め、対応を伺います。
最後になりますが、介護保険制度は、高齢化が進み、高齢者の数がふえ、介護サービスの利用がふえればふえるほど保険料が高くなる仕組みになっていて、このままでは際限のない負担増が繰り返されることになります。その大もとには、国の負担率の低さというのがございます。現在、介護保険制度における国の費用負担率が25%ですが、もともと制度が始まる前まで国は老人福祉に対して50%の負担をしてまいりました。国が社会保障としての介護保険制度に最大の責任を持つよう、具体的には国の負担率を引き上げるよう、あらゆる機会を通じて要請していくことを求め、町長のご認識を伺います。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 明石台東地区に関する内容でございます。
 用意されたものを読みますので、お願いを申し上げます。
 現行の開発指導要綱では、公益用地を算出するに当たり、計画戸数1戸当たり小学校用地14.2平米、中学校用地11.9平米、集会所用地1.0平米、ごみ集積所0.25平米、保育所及び児童館用地各2.5平米を合わせ1戸当たり32.35平米の確保を求めてきたところでございます。
 開発計画では、この面積に計画戸数を乗じた面積の土地を確保することとしており、この土地を開発地区に必要な公益施設ごとに配分することとすると。計算上は先ほどの根拠で、数値をもって1戸当たり掛け合わせて全体を求めて、そして必要な公益施設、公共施設に配分をしていくというふうなところでございます。
したがいまして、明石台東地区内に確保する公益用地は、現行の要綱によって算出をすれば、2万4,456.6平米、このようなこととなります。つまりは32.35平米毎戸当たり掛ける計画戸数756戸が根拠であります。
続きまして、明石台地区、この東地区も含めて歴史的な経緯があるということで申し上げます。明石台地区は、当初明石台東地区を含めて一体的に整備する計画でありました。同じ時期に成田地区の開発計画があったために、一体的な開発、この東地区を除く開発と相なったというところでございます。そのために、明石台東地区では、将来の開発事業、つまり今回の明石台東地区を見込んだ計画戸数をもとに既に公益用地を確保しておったところであります。しかし、今回の明石台東地区の開発においては、明石台東地区開発当時に想定していなかった状況、具体的には小・中学生の増やあるいは待機児童の増加などの要件が発生したことから、この地区に必要とする小学校用地として予定しております1万3,375.17平米、保育所用地として6,671.62平米、集会所用地として1,001.14平米、ごみ集積所として181.93平米と面積を特定いたしまして、合わせて2万1,229.86平米を確保したところであります。
したがいまして、議員の質問の中にあります3,200平米ほどの差というのは、ここにあるところであります。
また、明石台地区鉄塔線下の既存緑地帯と隣接する位置に帯状に用地を確保いたし、既存緑地と一体的に環境及び景観を整えるとともに、明石台地区と明石台東地区の交流を促す場として、これまでの開発事業にはなかった用地を確保し、散策路等を整備することといたすところであります。
二つ目につきましては、これらの公益施設は既に周辺に整備されているものや、この地区に新たに整備する計画がありませんので、用地の確保はいたしておりません。
三つ目、小学校用地は東向陽台小学校用地の東側に設けることといたしております。
四つ目と五つ目については、教育委員会から答弁することといたします。
次に、介護保険の内容でございます。
一つ目、特別養護老人ホームの整備につきましては、対象者のニーズをもとに国、県の整備方針や近隣市町村の状況を踏まえ、町全体のバランスを考慮しながら計画的に今後も進めてまいります。
二つ目、東南部は空白状態というふうなことのご認識でありますが、東南部につきましては、東向陽台・成田エリアを東南部との位置づけをもって計画に織り込んでございます。施設整備につきましては、第3期介護保険事業計画で設定した町内3区分、生活圏域を次のようにいたしております。富谷中央・あけの平エリア、ここには杜の風を配置してございます。富ヶ丘・日吉台エリア、ここには特養機能を持ち合わせたケアハウスを平成23年度に整備してございます。三つ目、東向陽台・成田エリア、ここには地域密着型特別養護老人ホーム成田の里を開設したところでございます。これらを基本といたしまして整備を進めてきており、東向陽台・明石台地区は東向陽台・成田エリアとなって位置づけておりますので、議員ご指摘の空白状況という認識ではございません。
次に、3、4につきましては、担当課から答弁を申し上げます。
最後に、五つ目であります。国への働きかけということになります。介護給付費の国庫負担費について、給付費の25%を確実に配分し、現行の普通調整交付金は別枠化していただくよう、その旨、県の介護保険事業計画あるいは介護基盤整備のヒアリング、厚労省による全国ブロック会議などの機会をとらえて、たび重ねて訴えてきたところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、私の方から明石台東地区開発の小学校増設について、質問の4と5一括してお答えを申し上げます。
 東向陽台小学校につきましては、議員からお話がございましたとおり昨年6月議会で答弁いたしましたとおり、プレハブの増設、そして分離・開校等を含め、今後の人口推移、児童数推移を考慮して対応してまいりたいというふうに思っております。
 しかしながら、明石台東地区の開発事業等にあわせまして、東日本大震災の影響から内陸部である本町への転居が見込まれ、当初の明石台東地区への充足率を上回る、当初のこちらの予測を上回ることが予想されるところでもございます。このことから、民間業者への推計委託等を実施し、実態を精査し判断してまいりたいというふうに思っております。
 また、住民ニーズの把握につきましては、状況に応じて適宜対応してまいる所存でございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、介護保険料関係のところについて申し上げます。
 まず、第1号被保険者の介護保険料につきましては、その基本となるものが介護保険のサービス料と高齢者人口というふうなことになりますので、そこのところを十分精査した上、基準額がそこに伴ってくるものと考えております。今後5期の計画に向けて検討してまいります。 
 所得段階別保険料につきましては、現在のところ国から示されておりますのは、第5段階以上の多段階設定、第3段階の細分化、第4期のところで特例4段階が出ましたけれども、それの継続というふうな方針が示されている状況です。ですので、そこのこれからの国の方針、制度改正内容を注視しながら町の実情に合った設定としてまいります。
 それから、4番目のところの住宅改修の件でございますけれども、介護保険制度を平成12年にスタートいたしまして、国の原則に沿いましてこれまで償還払いのところで行ってきました。実際もう12年を経過しております。事業者もふえておりますので、既にその受領委任払いについての実施に向けて検討段階に入っております。以上です。

議長(浅野幹雄君) これより、永野久子君の質問は一問一答により行います。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、明石台東地区における公益施設用地の提供に関して言いますと、簡単に言えばこういうことでしょうか。明石台の1丁目から今6丁目までありますが、この明石台全体の開発の際に、これから7丁目、8丁目となる明石台東地区も含めた分の公益用地を既に提供を受けているということでよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この間の経緯について詳しい建設部長から答弁させます。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) そのとおりでございまして、当時2,280戸の計画がございまして、明石台東地区を含むものがあったものですから、それらについて公共公益用地を確保していたという認識でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、その現在公益施設用地として確保している、先ほどちょっと数字が、世帯戸数を757戸で見るか780戸で見るかいろいろ資料によってこう違うんですが、私は広報とみやをよりどころにしているんですけれどもね。先ほど町長が公益施設用地として2万1,229.86とおっしゃったように思いますが、これが今そのちょうど信号のあたりから北へ向かっていく扇のかなめから少し左側という、扇形で言えばかなめの部分から左へ入ったあたりということでよろしいですか。再度伺います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この質問についても建設部長から答弁させます。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ちょうど宮城交通のバスプールの北西側と言いますか、東向陽台小学校の東側に当たります扇形のつけ根の部分、それと、7丁目、8丁目を予定してます町内の集会所2カ所でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、これはその学校用地であり保育所用地であり、あと何でしたか児童館でしたか、ごみ施設用地とかとおっしゃってましたが、これは学校用地という場合には、小学校の建設用地というふうに理解していいんですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在は小学校の敷地として予定してございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、今後その児童数がふえていったときに、先ほど教育長のご答弁では東向陽台小学校をプレハブあるいは分離・開校どちらにするかは、検討していくということでしたけれども、その今建設部長が説明されたその場所に新たにプレハブあるいは新校舎を建設するということを検討すると。場所はあくまでも今お話のあった宮城交通バスプールの北西部ということになるのでしょうか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 検討の方向性について先ほどお話を申し上げたことでございまして、具体的なことについては、先ほどお話ししましたように民間業者への委託をいたしまして、その結果等を精査しながら今後等検討してまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、民間に推計を委託してその答えをいただき、そこからどうするかをさらに検討するということですと、一体何年後に明確な方針を持つことになるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) その辺のロードマップといいますか工程についても、今後検討してまいりたいというふうに思っています。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 学校建設はきょうあすできるものではなくて、決定してからでも立ち上がって実際に子供たちが使うようになるまで数年かかるわけですから、そこから行きますともうピークといわれる平成27、28年まで、3年、4年しかないんですよね。この決断を急がないと間に合わないと、ピークのときに間に合わないということになりませんか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 実は来年度は現在ある28の教室から1学級分が足りないということがわかっておりまして、来年度については現在の特別活動室というものがございますので、そちらを普通教室に対応して来年度は子供たちの教育活動に支障はございません。それから、その次の年度以降については、来年度現在の東向陽台小学校にプレハブの増設等を考えて対応してまいりたいというふうに考えております。
 そういうその中で、先ほど言いました業者委託等の推移結果の方を見ながら、今後のことについて検討してまいりたいと、それをこう全部あわせてやっていくということでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) プレハブ校舎に関してなんですけれども、既に特別支援学級がプレハブの校舎を使っておりますけれども、今のプレハブは昔と違って大変よくできていると、暑さも寒さもしのげるんだということでは聞いてはおりましたけれども、しかし、できればこれは避けてほしいと。プレハブを活用することは避け、そして、分離・開校あるいはきちんとした校舎の増築で対応するべきだというふうに思いますが、この辺をもう少し教育長に教育的な視点でご決意を伺いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 繰り返しになって大変恐縮ではございますが、まず、当面来年のことの対応がございますし、その次はその次の再来年度からの対応というものが差し迫ってございます。それから、もう少し先の話というか、その中での分離・開校も含めたということはございますので、それを同時にやっていかないとですね。検討もする、しかし、来年度に対して対応もする。それから、再来年度以降に対しても対応すると。そういうことをすべてやっていくということになりますと、当然プレハブの増設ということもその中に入ってまいります。ですから、そのことを先ほどから申し上げているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) プレハブについてはあくまで一時的なものというふうに理解したいと思うんですが、一時的なものだというとふうに受け取ってよろしいですか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) こちらの推計でも、議員さんの方にも窓口というかそちらでお示ししていると思っていますが、現在の児童数の推計、いわゆる東地区の開発も入れた推計ですと、平成27年、28年がピークというふうに現在の我々が持っているデータではなっております。それ以降は、児童数は減少するという方向が統計の方からもあらわれておりますので、当然児童数が減少してプレハブ校舎が必要ないという時点の判断になりますれば、当然プレハブは撤去ということになりますので、現在もリースでございますので、そういう意味では、議員の申されるとおりだというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) この学校問題につきましては、先ほど住民ニーズについてはその適宜把握していくとおっしゃっておりましたが、早い段階でやはり父母の意見をよく聞くということをやるべきだと思いますが、いかがですか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 保護者というか、ご父母の家族のご意見ももちろんですが、地域に住まわれている方も含めましてその住民の皆様方のニーズ、ご意見については十分把握に努めたいというふうに思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 特別養護老人ホームについてですが、第5期計画に待機者解消、そのための特養ホームの増設というのは盛り込むお考えなのかどうか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今現在利用者のニーズ調査等も行っておりますので、その状況によりまして、整備計画、目標の方を立てていきたいというふうに思っています。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 先ほど町長のご答弁で、富谷町を大きく三つに区分していると。その区分の仕方から見ると東向陽台・成田エリアを一つというふうに見て、東向陽台・成田エリアについては成田の里があるから満たされているということでしたけれども、この東向陽台と成田という地域は大きく地形的にも離れているんですよ。その際に明石台というのはどこに入るのかというのを、まず最初に伺います。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 成田の方のエリアに入ります。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 東向陽台と成田というのは、繰り返しますけれども地形的にも離れていて、明石台と東向陽台は一体的な地域として考えられますけれども、成田と一つに考えるというのは無理があると思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 生活圏域の考え方は、3期の計画のときに厚労省の方から示されたものでございます。地域密着型サービス等を整備する一つのくくり、あと包括支援センターのくくりというふうなところでの設定でございまして、3期の設定をした時点で高齢者人口あるいは要介護者の認定率、そういった人口等のバランスのところを考えて生活圏域を設定したものでございます。それを今も継続しているというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) エリアを決めるときに、上から机上で物を考えるのではなく、住民の生活、それから日常の行動範囲、特に高齢者の場合は地域に密着して動くわけですから、そういうことを考慮して決めるべきではないかと思いますが、このエリアの設定自体が現実的でないと私は思いますが、どうですか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) エリアの設定については、今も適切だというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 水かけ論になるので、その適切か適切でないかというのをこれ以上余り繰り返したくはないんですけれども、エリアについてはぜひ見直しをしていただきたいということを述べて。
次に、保険料の問題ですけれども、保険料の所得段階別区分ですね。これをまず低所得者への負担を軽減していくという視点から見ますと、第1段階生活保護世帯、それから第2段階、これは金額同じですけれども基準額の半分ですよね、50%、基準額の半分となってますね。生活保護世帯も基準額の半分を納めるというのは、これはいかにも負担が大変ではないかと思いますが、この点については、そうですね、基準額の50%ではなく25%という設定を一つ設けてはどうかと思いますが、その25%を設定するに当たって何か困ることがありますか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そこまでの検討には至っておりませんので、今後5期の計画のときに見ていきたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 次に、その同じ所得段階別保険料の問題なんですが、いわゆる中間層と言えばいいんでしょうか。富谷町の場合は、第4段階の1と第4段階の2、合わせて第4段階となっておりますけれども、これを合計すると2,434人、平成22年度の実績ですが、全体の4割近くを占めることになるんですね。この方たちの負担軽減ということで、一つは仙台市の区分を参考にしますと、第4段階の1、これは富谷町の場合は基準額の0.875となっているんですけれども、これを仙台市並みに0.85にしてはどうかと。もう少し負担を軽くするんですね。0.875を0.85に減らすと。そうしますと、富谷町の場合現在4段階の1というのは4万3,860円になりますけれども、これが1,340円軽減されることになるんですね。これをひとつぜひ検討してほしいと思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 保険料段階につきましては、現時点で国の方から3段階の細分化と4段階のその継続というふうな方針が示されておりますので、そこのところを原則としながら詰めてまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 国のその方針とは異なる段階区分を設けた場合、何かペナルティーがありますか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 保険料はサービス料のところが基本になってきますので、そこのところとの調整、あるいは全体的な考え方が必要かと思います。そこで、今この段階でここのところが不都合だというふうなところまでは至っておりません。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) ペナルティーは特にないということですね。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今のところそうです。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) ということは、町独自に段階を設けても構わないということになるわけで、そういうことですね。一応念を押したいと思いますが、どうですか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) これから、総合的に詰めてまいります。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そこで、中間層への対策としてもう一つあるんですね。第4段階の2、高い方の場合これが基準額になりますよね。第4段階の2というふうには書いてないんですが、高い方、これが基準額ですけれども、これからこの第4段階の2という段階から次の段階、第5段階、これは基準額の1.25倍ということで一足飛びに上がっているんですよ。ここが仙台の場合はどうかと言いますと、1.25じゃなくて1.10、10%増しというのを一つ入れているんですね。このことによってかなりその多少ちょっとぐらい所得がふえても、急激に上がらずに緩やかに上がるという対応ができるんですよ。この1.10倍というのを一つ加えてはどうかというふうに思いますが、この点については、これをやりますと大体年間7,740円負担が軽減されるんですね。富谷の基準額が高いとは言っても、それでもこれだけ負担が軽減になるんですが、こういうことを検討していくべきじゃないでしょうか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 多段階設計のところも可能となっておりますので、そこのところは、全体の先ほどから申しているようにサービス料、あと保険者数等々考えて設定の方を今後詰めてまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) この段階別の区分保険料ですけれども、この件については最後なんですが、もう一つ提案があるんですけれども、最高ランクについては1.5倍ですよね。7万7,400円ですね、年額が。これは、所得200万円超えたら500万円だろうが1,000万円だろうが、みんなこの基準額の1.5倍で年間7万7,400円で頭打ちなんですよ。ここに、やっぱり所得200万円の人と、500万円、600万円、あるいは1,000万円の人もいるかもしれないんですが、そういう人が同じ額の保険料を払うというのは、いかにもこれは、不公平と余り言いたくないんですけれども、不公平感がつきまとうんですね。ですから、これも仙台市の例ですけれども、500万円以上についてはもう一つランクをふやして、1.75倍というのを設定してもいいのではないかというふうに思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そのことも踏まえまして今後検討してまいります。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 以上、かなり細かく所得の段階区分については改善を求めてまいりました。検討されるということでしたので、ぜひそこはより所得の実態に即したものにと、これを基準にして改めてその再検討をしてほしいと思います。伺います。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 総合的に検討してまいります。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 住宅改修工事費受領委任払いについては、現在検討しているというふうにお答えいただいたように思いますが、そのとおりでよろしいですか。確認します。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そのとおりです。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) その具体的な検討の内容を伺います。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) まず、償還払いと受領委任払いを、ご家族並びにご本人も含めてなんですけれども選択できるようにすることということと、介護保険あるいは介護のところに、建設業者さんのところはその辺のところが不得手でございますので、その制度の趣旨徹底あるいは介護についてということで、事業者の登録制というふうなところを考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それはいつから実施する予定で進めていますか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) できるだけ早くというふうなところで、一応平成24年度を目途としております。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程はすべて終了をいたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後4時20分 散会

平成23年第3回定例会議事録(第3号)

平成23年10月6日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第3号

平成23年10月6日(木曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号9番~16番)
一般質問一覧表
10番 千葉達 議員
富谷町東日本大震災住宅修繕支援金制度について
14番 細谷禮二 議員
都市計画道路(宮沢・根白石線)の早期着工を
杜乃橋・あけの平十字路に右折の矢印を
19番 相澤榮 議員
放射性セシウムによる汚染稲わら問題について
保健体育の武道必修化について
6番 小泉光 議員
今後の放射線対策を問う
13番 小川昌義 議員
学校給食で放射性物質が検出された牛肉摂取について問う
市制に向け電子自治体と総合計画について問う
8番 安住稔幸 議員
町民の健康と命を守るために、事業の継続を図れ
防災対策を推進せよ
放射能対策を進めよ
15番 佐藤聖子 議員
あけの平と大清水をつなぐ町道の安全確保を求める
側溝、路面の整備を急いで
9番 森栄 議員
富谷町国土利用計画について

本日の会議に付した事件

議事午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、10番千葉達君、11番佐藤克彦君、12番山路清一君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 10番千葉達君。

10番(千葉達君) 皆さん、おはようございます。
私は通告に従いまして富谷町東日本大震災住宅修繕支援金制度について質問いたします。
光陰矢のごとし、まさにそのとおりでありまして、去る3月11日の東日本大震災が発生してもうはや7カ月を過ぎようとしております。被災地市町村の復旧復興状況はまだまだこれからという感があり、災害に強い将来に向けてまちづくりに現在懸命に取り組んでいる途上であります。改めて被災地の方々にお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧復興を心よりお祈りいたします。
比較的内部に位置する我が町では激甚地のその比ではありませんが、それでも被災状況が浮き彫りにされてきました。我が町の大震災災害総体的復旧対策費は私の試算ではありますが、6月定例会議で約7億8,000万円、9月定例会で約3億3,000万円、合計約11億円を上る補正予算が可決され、復旧工事は既に完了部分もあり、そして現在また今後も進められていくことは周知のとおりであります。とりわけ、その中での民間住宅修繕支援金制度は6月定例会議で4,000万円、9月定例会議で3,380万円追加補正、合計7,380万円の予算が計上されております。去る21年度において新型インフルエンザの大流行のとき、他市町村に先駆け我が町では国の定めた優先接種対象者に予防ワクチン接種費用の全額助成を実施し、その結果、約7,000人の町民が接種を受け大事に至らなかったことは記憶に新しいものがあります。
それと同様に、今回の大震災での被害状況をかんがみ、他市町村ではなかなか実施できない我が町独自の民間住宅修繕支援制度事業は自他ともに高く評価されてしかるべきと考える一人であります。この住宅修繕支援金制度は当町に住所があり所有者でその住宅に居住するものとしております。対象となる住宅は被害を受け、罹災証明書において一部損壊の受けた住宅、また一部損壊程度の住宅で修繕工事を予定している住宅、対象となる修繕には四つの条件があり、1修繕に要する費用が10万円を超えていること、2修繕が平成24年3月31日までに完了すること、3施工業者が修繕をすること、4屋根、外壁、基礎、給排水設備、給湯設備、内壁、天井、床、建具、台所、浴室、洗面所、便所の修繕工事等々であり、この四つの条件を満たしていなければならないということであります。そして、支援金の額は修繕費用が10万円を超えた金額の2分の1の額、ただし上限金額を10万円とするものとされております。この修繕支援金制度の利用申請は9月30日をもって終了いたしました。以上のようなことから次の点を質問させていただきます。
まず1点目には、9月末日締め切り時においての支援金制度利用申請状況と実績について。できれば中分類でもよろしいですが、修繕箇所の申請内容をお伺いいたします。
2点目に、6月定例会議での修繕支援金予算計上は4,000万円でしたが、9月定例会議ではさらに3,380万円を上積み補正予算となりました。よって、支援金制度当初予定時の考え方とその後現状に至っての見解をお伺いいたします。
3点目は、震災後屋根などを修繕されている方々の様子を見たり聞いたりしております。その中で、割高な修繕工事、粗雑な修繕工事、無理やりな悪質勧誘等々散見され、危惧しているところであります。町当局には修繕工事に対する詐欺行為、悪質業者からの被害実態の相談、あるいは情報が寄せられているかどうかお伺いし、質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
住宅修繕支援金制度、今おっしゃっていただいた趣旨で9月30日をもってということで進めてまいりました。7月11日から9月30日までを期間として受け付け申請をしてまいったところでございます。
1番、2番、2番の方から先になろうかと思いますけれども、この修繕支援金の趣旨ということで3月の震災後、いろいろな公的な支援制度等々見た折、そしてまた富谷町の状況を勘案した折、一部損壊の皆さんへの支援制度、どのようにしたらいいのかというようなことを十分なる熟慮検討してまいったところでございます。要綱を仕上げるのにも相当の手間と暇とかけながら、そしてまた三つ目のご質問にありますような悪質業者、あるいは詐欺行為等々に巻き込まれることのないようにというようなことも含めて、あるいはよもや公金を詐取するようなことの状況がないようにというふうなことも要綱に織り込みながら当たってまいったところでございます。
趣旨は公的支援制度が及ばないというふうなこととあわせて震災、大変な富谷町も大きなダメージを受けた。民間の被害、とりわけ住宅、居住居宅部分に集中といいますか特化したわけでありますけれども、その部分とてどの程度の被害に及ぶのかというようなもの、なかなか掌握しづらいというのも一つありました。こういった制度を創設する中で1000年に1度といわれるこの富谷町、かつての自然災害の中で最も大きな被害であることは間違いない状況でありましたので、そういったことも含めて何らかの支援制度を通して皆さんの被害も実態も掌握把握するというふうな意図も一部にはございました。
そんな中で大きな趣旨は被害の、震災の被害から早くに立ち直って前進をしよう、してもらいたいとそんなふうな趣旨がこの制度の大きなねらいでありました。震災の痕跡を早くに薄めて前進をしていただく、こういうふうなところが大きな考え方の基本であったというふうなところでございます。
細部に入って申し上げますけれども、受け付けは当初予定の400から850ぐらいまでを見込んだのでありますけれども、9月の1週間、30日までの1週間、駆け込み需要といいますかそれには事情があるわけでありますけれども、まだ見積もりもとれないというふうなこともあって駆け込みの申請が相次ぎまして、現状9月30日末現在で1,309件です。支援総額は1億円程度になりそうです。1件当たりの、上限10万円とやりましたけれども、10万円を超えた額の2分の1、上限10万円というあのことからして平均的に約8万5,000円ぐらいの平均値でございます。8万5,000円掛ける1,300件程度というふうなことで1億円ぐらいの支援額になりそうな状況でございます。
細かくは修繕箇所のということで申し上げれば、内装部分で約ざっといえば4割、設備関係で2割という感じです。土台部分で、基礎部分で2割程度というふうな状況にあります。ざっと申し上げますと、50万円未満49万9,000円、50万円未満で約55%前後です。100万円未満で、50万円以上100万円未満で約3割程度というふうなことでありますので、結果といたしましては100万円未満のものが80%強という感じです。85弱という感じの数字でございます。ですから、大きな山が8割方、8割を超える額が申請された助成額の工事費用、修繕費用が100万円未満のものが8割強であったというふうなことでございます。最高値で650万円を超える方が1件というふうなことでありますので、どちらにしましても100万円未満の工事に集中したというふうなことであります。
そして、一つ目、二つ目についてというふうなことでお答えを申し上げました。三つ目についても触れたということでよろしゅうございましょうか。そのようなことでありますので、後ほどまた再質問のときにお答えを申し上げます。概略は以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 10番千葉達君。

10番(千葉達君) 趣旨についてはよく理解できたつもりであります。詐欺行為、悪質業者の苦情または相談が現在では受けていられない様子でございますが、関東地区においては特にかわら文化でありまして、悪質業者が運びいっていろいろ一つの問題が起きているような業界筋の情報が入っておりますので、当町におきましても今後なお一層注意を払っていかなければならないのではないかと考えます。
それで、再質問に入りますが、9月30日に締め切ったわけですが、今後その利用申請後、書類審査しましてそれが交付に値するかしないかということで交付決定されます。それでもって初めて今度は支給の申請を改めて出さなければいけないわけですが、そのときの添付書類が領収書、請求書の写し、それから修繕が完了した箇所の写真などが上げられておりますが、特に私が再質問の中で強調したいのは屋根のかわら修繕の件でございますが、宮城県にはかわら工事の業者は現在29件ありまして、以前には48社ほどありましたのですが不景気により会社やめていたり、現在29社で職人さんも非常に少なくなっており、現状宮城県ではかわら修繕を必要とする大なり小なり含めまして正確な集計はとっていないということですが、恐らく1万件は超えるでしょう。そうしますと、単純計算で1社当たり300件、仮に今まで進捗状況が2割にしてもあと8割は今後逐次やっていかなければいけない。そういったことから、今後冬場に入り、また雨や雪ということで悪天候の中では作業できません。
そういったことからして、果たして3月31日まで屋根の申請書が、屋根の修繕の申請書がどのぐらい出ているかわかりませんが、いずれにしても全体的にものを考えた場合、そんな簡単に3月31日まで業者はことに当たれないというのが現実的であります。そういったことからして、3月31日まで工事終了というこの件に関して、いかように考えているかお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その前に、先ほどのデータで一つお示しをし忘れたものがあります。修繕の支援金総額1億円程度というふうなことを申し上げました。それの基づく修繕費総額はおよそ7億円程度になろうかと思います。それぞれ1,300件の方の修繕費総額が7億円。7分の1ですので、15%程度の工事修繕費の15%程度を支援するという制度だというふうにも読みとっていただけるのではないかというふうに思うところでございます。
本題に入ります。先ほどの3月31日工事終了までというふうな条件、あるいは9月30日までというふうな期限、申請書の申請期限というふうなことを設けました。行政ですので期日、あるいは期限を設けざるを得ないというようなことも一面の事実、真理でございます。しかしながら、この内容ですので9月30日までの分についてはその後については申し立て書ということで今内容、それまでに支援申請できない理由を申し立てていただく書類は暫定的に受け付けております。ほとんど10件にも満たないというような感じのそんな感じのまとまりでここ数日まで推移してございます。
工事終了も、これもこの支援制度創設する折に議論したところです。たしか暦の関係で4月2日としたかと思いますけれども、そこまでという期限は設定いたしました。年度内ということで。しかしながら、9月30日と同じように工事終了についても当然のことながら弾力的に運用させていただく、このようなことで当初から想定してございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 10番千葉達君。

10番(千葉達君) ただいま町長の方から弾力性あるその工事終了が3月31日、原則的にはそうであるが、弾力性のある答弁でございました。せっかくのこうした住民のためのよい施策事業でありますので、ぜひその辺は考慮していただきたいと考えます。
そういうことで、結論的にいくと現在予算枠は8,000万円弱ですからあと幾らですか。2,000万円ほど3月までまた追加予算をつくっていただきまして住民が満足するような対応を強く要望とするわけですが、その辺は補正予算とかもろもろを含めて改めて実行するに当たり実施するに当たり最後の決意を御願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今のご質問の趣旨は十分受けとめさせていただきます。
もう一つの指標で、申請をいただいた方、既に終えたとかあるいは完了したというような方についてはスピーディーにお支払いをしましょうというふうなことで都市整備課を中心に大変なるボリュームの行政事務がありましたけれども、現状出てきたものの確認、確定できたものについてはお支払いするということで申請を受けたものの3割程度、既にお支払いを済んでございます。そのようなことも申し伝えさせていただきたいと思います。
補正の対応については12月を目安にお示しをしたい、このような準備状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 14番細谷禮二君。

14番(細谷禮二君) おはようございます。通告に従って、私からは2点質問いたします。
1番目、都市計画道路宮沢根白石線の早期着工をと題して質問いたします。
9月1日、河北新報に北環状線9月27日全線開通、開通するのは八乙女折立線440メートルと都市計画道路宮沢根白石線の浦田工区200メートル、泉区八乙女から泉区松森の国道4号バイパスへの接続が容易になり、周辺道路の渋滞緩和が期待される。一方、富谷町は自立した5万人都市の実現に向けて明石台東地区の宅地開発が急ピッチで造成が行われております。総計画戸数は726、推定人口2,650人規模、地下鉄泉中央駅から3キロメートル以内にありまちづくりコンセプトも安全安心のまちづくりで、道路計画、防災に配慮、遊歩道の整備、中心施設の明確化、公園の分散化、集会所の計画、特長を持った道路計画とすばらしい住環境です。明石台東地区に住宅が張りついた場合、自家用車の台数も1,000台以上と予想されます。今後の交通量の増加と渋滞が考えられます。現在、東向陽台一丁目と仙台市泉区山の寺基幹道路は50メートル以内に止まれの標識が3カ所、県道仙台三本木線の丁字路には通勤者、通学生、東北学院大生、学院榴ケ岡高校生、泉松陵高校生、向陽台中学生、この通学路に当たり、交通が渋滞、通学生の安全確保のためにも一日も早く都市計画道路宮沢根白石線の早期着工と完成が必要と思われます。
次の点について質問いたします。
1番目、都市計画道路宮沢根白石線の早期着工の見通しについてお伺いいたします。
2番目、早期着工に対して県国に対する働きかけはどうなっているのかお伺いします。
3番目、明石台七丁目、八丁目の完成によって同町内の交通渋滞が予想されるが、どう解消しようとしているのかお伺いします。
2番目です。杜乃橋、あけの平十字路に右折の矢印を。国道4号線からは杜乃橋、あけの平方面には右折の信号があり、反対に杜乃橋、あけの平からは右折の信号がありません。最近、杜乃橋団地からの交通量も多く、渋滞解消のために次のことをお伺いします。
杜乃橋団地からの交通量が多く、あけの平からの右折が困難で交通渋滞がひどく、杜乃橋、あけの平の十字路に右折信号についてお伺いいたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
都市計の宮沢根白石、宮根線ということでございますけれども、早期着工というようなことでございました。先ごろ、9月27日、仙台環状線と宮根線の一部が接続されてバイパスに接続された報道があったところでありますけれども、宮沢根白石線、仙台の宮沢橋を起点とする環状道路21.6キロメートルが明石台を通り、そしてまた県道を越えて松陵につなぐとこのような富谷町に関していえば位置関係にある道路であります。今回の明石台東地区の開発にあわせて550メートル整備されることとなりますので、残り1,340メートル、従前は1,890です。1.9キロメートルというふうなことで申しあげてまいりましたけれども、明石台の開発にあわせてということも視野に入れながらこの宮根線の整備については私も町長就任後、一つ重要な課題として取り組んできたものの一つでございます。
従前にもお話し申し上げましたけれども、仙台市の都市計画道路の見直しというふうなことの中で宮根線、松陵からその先については計画から、地図上から消すというふうなことの事態が耳に入りまして、当時の梅原市長のもとに出向いて直接お話をさせていただいて十分内容をご理解いただいて計画から消えることなくかろうじて残ったというような印象でございます。したがいまして、富谷町にとりましては明石台東、当時はもう進んでおりまして開発が予定されるというふうなことで何としてもここは譲れないというふうな思いを持って仙台市と交渉した経緯、かつて申し上げもましたけれども、新しい構成の議会でありますので改めて申し上げた次第でございます。
それにしましても、1,340、1.3キロメートルほどとは申せ、巨額の費用ですというのが従前からのお話です。100億円というふうな数字もこの議場でも出たやに聞いておりますし、さらに工事のルート、100億円といわずとももっと小額なといいますか費用をかけずして通す方策はないかというようなことを検討しても今現在の数値は40億円です。したがいまして、町で単独でここを松陵まで仙台市分とつなぐというふうなことは現実不可能、あるいは不可能に近いというふうにいわざるを得ないのです。したがいまして、この道路の工事の手法については明石台の開発とあわせながらぜひ仙台富谷の広域、そしてまた国へ、県への要望、御理解、そしてまた国との一体となった中で初めて可能になってくるとこんなふうな課題だというふうに思っています。
富谷町4号タッチ、そしてまた富谷ジャンクションのフル化というふうなこととあわせて道路関係についていえば私の政治家としての側面からすればこの大きな二つの課題の解決のため、あるいはその実現のために引き続き努力してまいりたいとこのように思うところでございます。
けさほどのニュースでしょうか、新聞の記事によりますと仙台港北と利府中の4車化とか、あるいは多賀城インターチェンジがいよいよ開設されますというようなことで多賀城市長さんともどもインターチェンジのないのは多賀城だけだというようなことの発言も聞きました。そういう意味ではインターチェンジのない自治体は富谷だけだというようなことになりますけれども、ぜひこれも町長のみならず議会の皆さんともども、町民皆さんの大きな声を形にしていくべく引き続きの努力課題だというふうなこととなります。幸いにして仙台北部道路建設期成同盟会の会長職というようなことでおあずかり、利府町を含めて役目を担わせていただいている関係でいろいろな面で県国との協議、話し合いをする場がありますのでそういったところを明石台の開発とおりあわせて方向性に向けて努力をしてまいりたいというふうに思います。
明石台の完成によっての交通渋滞というふうなことでございます。私もふえるわけですからどのような影響があるのかというふうなことで注視をしているもののひとつでございます。そんな中で工事中、業者さんの提案はあの期間、工事期間中全部通行止めにしましょう、南北道路2号線というのですか、東向陽台の公民館に行く南北の道路を終日通行どめにして工事をしたいというのが業者の要望でありましたけれども、原課と相談をした中で9時から9時までは通行できるようにというふうなことで、朝夕の交通の渋滞、あるいは通勤に影響のないようにというようなことでの申し入れをさせていただいてお受けいただいた。このような経緯もございます。お休みのときは休工というような形で従前どおり通れるとこんなふうなことで、相当気遣いをいただきながら業者にはご協力をいただいている事かというふうに思うところでございます。
そのようなことで、その先、県道、明石の墓地のあるあの県道丁字路交差点までの渋滞ぶりは時間によっては相当なものである。工事の南北道路2号線のあの丁字路ぐらいまでずっと延びて今までないぐらいの並びもあるのだなというようなことを見る機会もありまして、非常にどのような方策があるのか、その辺のところも含めて開発とあわせながら現状も含め交通渋滞緩和に向けてこれまた努めてまいることといたします。
二つ目の方は杜乃橋、あけの平、これも前にたしか出たかと思いますけれども、思うほど渋滞になっていないというのが私どもの認識でございます。この21日から30日までの間、その時間帯も見ましたし、そういう意味では警察の、当然のことながら警察の見解も右折信号、矢印にもできないか。矢印を一つつけるにも全部交換しなければならない。ただ矢印のピコッと付属物をつけるというようなことではないことであるというようなことも随分この間わかってきたところでありますけれども、そんなことも含めて最終的には大和署の見解によるということとなります。大和署の見解は国道4号の渋滞抑止のため、合流する車両の流入量を計算の上、信号機等で規制しており、かつ本交差点は通勤時間帯における恒常的な渋滞は確認できないことから、即時見直しは困難であるとの見解を従前、そしてまた今もいただいているといいますか見解を受けているところでございます。それにあわせて今後注視することは当然でありますけれども、現状からして右折信号等の設置に至らないというのが警察の見解でございます。
なお、最後に申し上げますけれども、あそこの信号はあけの平から直進してくる青信号の時間が35秒、その間赤で待つわけですから2分40秒タイプの信号機であるということもお知らせを申し上げたいというふうに思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 14番細谷禮二君。

14番(細谷禮二君) 二つほど質問いたします。
一つは、仙台市富谷広域行政連絡協議会において、計画道路について県と国に対して要望していくことが話し合いがなされ、要望が出されているだろうと思いますが、その結果、どうなっているのかお伺いします。
二つ目、杜乃橋、あけの平の十字路ですが、先日私もあけの平から国道4号線に右折しようと思いましたが、車1台しか右折できませんでした。私の後ろにも車がいっぱいつながっていたようです。また、あけの平の住民からもあそこ、一日も早く右折の信号ができればいいですねというような声もいっぱい聞かれております。その点についてお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) どちらについても原課から説明させます。

議長(浅野幹雄君) 初めに、企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、仙台富谷の広域行政の要望ということで、事前にいただいた質問要旨にありませんでしたので準備はしておりませんが、私も担当しておりますので申し上げますが、例年どおり、先ほど町長が申し上げたとおり、関係機関、宮城県の方へは宮根線の早期完成ということで要望活動は行っております。しかしながら、回答については、先ほど町長が申し上げたとおり、宮城県としては長期的な開通の見込みのないものは廃止する方向に今きておりますが、ここだけはどうしても外していただきたくないという要望が仙台市とのやりとりで残っておりますので、そのまま継続で要望は受けますが当面まだなかなか難しいものがありますということで回答はいただいております。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 町長の答弁のとおりでございまして、警察でもここのところは注視しているということの考えをいただいているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 私は2問質問いたします。
最初に放射性セシウムによる稲わら問題について。福島第一原発事故の影響で放射性セシウムが県内稲わらから検出され、本県内全域で乳用牛及び肥育牛への稲わらや牧草の給与と放牧が制限され、その後地域が限定されてきたものの、畜産農家に深刻な影響を与えています。また、本県産肉牛が出荷停止となった問題は町内の畜産農家にとっても大きな問題であり、本町の学校給食にも影響を及ぼしています。町はどのような対処をしたかを質問いたします。
8月31日の河北新報の記事によりますと、放射性セシウムによる汚染稲わら問題で宮城県は8月30日県内の繁殖農家と酪農家に対する立入調査の結果、汚染稲わらを与えた計174頭が食肉処理場に出荷されていたと発表されました。既に調査を終えた肥育農家分を合わせますと肉用牛として出荷去れた牛は2,107頭にふえました。県によりますと、繁殖農家40戸と酪農家4戸が繁殖を終えたり乳を出さなくなったりした牝牛を出荷しています。8月2日、立ち入り調査を実施しましたところ、事前の電話調査で事故後の稲わらを使ったなどと答えた繁殖農家434戸、酪農家76戸を対象に調べた結果、繁殖農家319戸、酪農家54戸が敷きわらやえさとして利用しています。このうち、えさとして与えたのは繁殖農家207戸の5,657頭、酪農家11戸の251頭でした。今回の調査対象は県内の繁殖農家3,880戸と酪農家665戸のそれぞれ約1割に当たります。稲わらから高濃度の放射性セシウムが検出され、これら稲わらを給餌した牛のふんやふん尿から生産された堆厩肥も高濃度の放射性セシウムを含有している可能性があることから、農林水産省は7月25日、放射性セシウムの汚染可能性がある堆肥等の施用、生産、流通の自粛を促すよう各農政局に通達しております。原発周辺県の植物性堆肥減量、樹皮、落ち葉、雑草等から生産された堆肥についても同様な可能性があることから自粛を求めています。
JAあさひなで精算販売している郷の有機についても一時販売中止、自粛が求められた次期がありました。農水省が高濃度の放射性セシウム汚染の可能性がある堆厩肥の施用などに自粛を求める理由は、農地に施用するとその農地で生産される農産物の含有量が暫定規制値を超過する確立が増大すること、また個々に放射性セシウムの濃度が大きく異なる堆肥を施用すると同一地域内で濃度の大きく異なる圃場が存在することになり、野菜の出荷制限や作付け制限の前提が崩れないことなどを挙げています。農地への堆肥等を施用する際には慎重な対処が必要とし、農地の汚染拡大を防止し、食品衛生上問題がない農産物の生産を確保するため、堆肥中の放射性セシウムの基準作成を急がなければなりません。県によりますと、放射性セシウムが1キログラム当たり8,000ベクレル以下の汚染わらは一般廃棄物として埋却を可能とし、8,000ベクレル超の処理方法は隔離一時保管方法を別途通知するとして判断を示していません。放射性物質による汚染は目では確認できません。遠く離れていれば大丈夫と思う心理が働きます。仙台市では学校給食食材について独自に線量調査を実施するとテレビ報道がありました。指導通知するだけでなく、実際の汚染状況を調査して安全性を確保していくなどの対応も必要ではないかと思います。
よって、次の項目にて質問いたします。
一つ、本町における汚染の実態を伺います。
二つ、調査はどのように行われたかを伺います。
三つ、その後の対処と指導について伺います。
4番目として、学校給食への影響について伺います。
次に中学校保健体育の武道必修化について伺います。文部科学省では平成20年3月28日に中学校指導要領の改訂を告示し、新学習指導要領では中学校保健体育において武道、ダンスを含めたすべての領域を必修とすることとし、平成24年度から完全実施されます。現行の中学校学習指導要領では1年生で武道、柔道、剣道、相撲です。またはダンスのいずれかを選択して履修させ、2年生と3年生で球技、武道、ダンスのうちから二つを選択して履修させることになっていました。近年の子供たちの体力低下、若年層におけるモラルの低下や少年犯罪の増加など、社会情勢の変化を受け平成18年12月15日、教育基本法が改正され、その第2条教育の目標にすこやかな身体を養うことと伝統と文化を尊重しそれらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに他国を尊重し国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことが定められました。この改正基本法を踏まえて1年生と2年生で体つくり運動、器械運動、陸上競技、水泳、球技、武道、ダンス、体育理論の8領域すべてを履修させ、3年生では球技と武道のまとまりから1領域以上を選択して履修することになったのです。
これにより、1年生と2年生には男子も女子も武道を履修することになります。柔道、剣道、相撲のうちどの武道を選択するかは各中学校の判断に任されます。また、地域的特性により弓道やなぎなたなど他の武道を選択することもできます。保健体育の年間標準時数も従来の90単位時間から105単位時間に改められましたが、このうち器械体操、陸上競技、水泳、球技、武道、ダンスに割り当てられるのは79単位時間となり、それを平均すると武道に割り当てられるのは13時間程度になります。武道が必修されたことにより、各中学校の現場では指導できる教員が少ないのが現状です。武道の経験がない保健体育教員が授業を受け持つ場合、安全面を考慮した指導が最も注意すべき点となります。生徒の体力の向上はもちろんのこと、武道に取り組むことで日本の伝統や文化を正しく理解し、礼節やおもいやりの精神の醸成によって心身ともに健全で健康な育成が期待されますが、インフラ面で武道導入の受け入れ態勢が十分でないのが懸念されます。武道場や用具の整備、教諭の指導力などハードとソフトの両面から環境の整備が必要とされますが、次の項目にて質問いたします。
1、武道必修化による教育上の効果と教育長の認識について伺います。
2、道場と用具の整備状況について。柔道着と竹刀はだれが購入し準備すべきか伺います。
3、安全対策、事故対策を伺います。
4、指導者の育成と人材確保について伺います。
以上で私の質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) この際、11時5分まで休憩をいたします。

午前10時52分 休憩

午前11時05分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 相澤榮議員の質問に対し答弁を求めます。まず、若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
一つ目でありますけれども、町内における稲わらに関してでございますが、3月11日の原発事故以降において町内で稲わらを収集した農家は1件であります。その所有量は350キログラムです。10キログラム梱包されたもの、ただ覆いをつけないまま四角い状態で梱包するようでありますけれども、35個分ということになります。現状、倉庫に保管されていますということです。処理方法がまだ未定でありますので、今現状一時保管している状況にあるということです。目的は牛舎の敷きわら用及びえさとして使うために所有していたということです。
二つ目は一部敷きわらとして使用したけれどもえさとしてはまだ使っていない。放射性セシウムの測定結果は5,221ベクレルであったというふうなことでございます。稲わらについては暫定基準値が8,000ベクレルという数値があるようでございますので、その範囲内の稲わらであることをお知らせを申し上げます。
二つ目以降は産業振興課長、原課から答弁させることといたします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 調査の方法についてご説明申し上げます。7月13日に福島県産の牛肉から基準値を超える放射性セシウムが検出されましたことで、それが稲わらという原因でございました。宮城県では7月15日に県内3カ所、登米市2カ所、栗原市1カ所ということで測定を実施したものでございまして、その結果、3カ所とも放射性セシウムが検出されたということで、県の方から各市町村の方に指示がございまして、宮城県知事よりの要請ということで、その時点で稲わらの給餌を自粛するようにという通知を受けて、その旨を各繁殖農家、酪農家の方にお知らせをして通知をしたところでございます。
7月19日に、これも県の指導によりまして事故後の稲作農家の稲わらの収集があったのかないのか、あるいはそれらを購入した事実、あるいは販売した事実についての調査を行ったものでございます。これにつきましては農政協力員さんを通じまして各農家の聞き取りを行いました。畜産農家、酪農家に関しましては個別におのおの収集の有無とそれから他地域からの購入もあるのかということで、今所有されていますかというようなことで個別に調査をいたしました。その結果、1件の畜産農家が稲わらを所有していることが判明したものでございます。
その後の対応でございます。8月3日にその保有しております畜産農家の現地に赴きまして放射線量の測定をさせていただいております。そのときの放射線の測定結果でございますが、稲わらの表面で0.875マイクロシーベルト、それの外側といいますか住居側では0.065マイクロシーベルト、通常の庁舎の前ではかっているのが0.09マイクロシーベルトでございますので、その以下ということでございますので、稲わら表面は結構高い数値が出ていたのですが、住居の外側、あるいは隣地境界点では0.065というようなことでございます。あわせまして、9月8日に放射性セシウムの測定をこれも仙台家畜保健衛生所の指導のもと、あさひな農業協同組合、あと町と合同で現地で調査をいたしました。こちらの結果が先ほど申しました放射性セシウム測定結果5,221ベクレル、これは8,000ベクレルの基準値ということになってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に学校給食への影響について、そして保健体育の武道の必修化について、菅原教育長。答弁願います。

教育長(菅原義一君) ではまず初めにセシウムの学校給食の影響についてお答えをいたします。
7月13日以降は牛肉の使用は制限して自粛しているところでございます。
続いて第2点の中学校の保健体育の武道の必修化についてお答えをいたします。
まず1点目の効果と認識ということでございますが、これは先ほどお話にありましたとおり、この武道の必修化については改正された教育基本法を受けた措置であるというような説明を文部科学省はしてございます。これを踏まえて新しい学習指導用量におきまして武道に自主的に取り組むとともに、相手を尊重し伝統的な行動の仕方を大切にしようとすること、事故の責任を果たそうとすることなどや、健康、安全を確保することができるようにすると規定されております。このことから、武道においては体の鍛錬のみならず礼、節といった精神の鍛錬を重視しながら、この精神を規範として身心のバランスの取れた人間形成に寄与できるものと期待をしているところでございます。
第2点目の整備状況についてでございますが、町では平成21年度より今年度までの3カ年間にわたりましてこの新しい学習指導要領対応備品という枠を設け円滑かつ適切な移行に向けて準備をしてまいりました。それでこの予算措置、3年目となる今年度でございますが、武道に関する備品につきましてはほぼ全中学校において整備された状況でございます。道場につきましては、当町におきましても精神の鍛錬ということを重視しておりますことから、基本的な練習を中心とした活動を実践することとしておりますので、道場の建設までの設備は必要としてございません。
3点目の安全対策、事故対策でございますが、授業においては初めて経験する生徒が多いと思われます。このことから無理な指導をせずに技能段階にあったそれぞれの実態を踏まえた指導を行うということが重要であると考えております。
4点目の指導者の育成と人材確保でございますが、体育教員の武道の単位取得に当たりましては教職の免許法において柔道または剣道のいずれかを選択することになっております。当町におきましては各学校の配置教員の状況を踏まえて柔道を選択している状況でございます。また、指導者の育成につきましては宮城県教育委員会が主催する学校体育関係各種研修会の中で体育科教員を対象とした武道研修会も実施し、基礎的指導内容と指導方法の習得を図っておるところでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これからの相澤 榮君の質問は一問一答にて行います。
 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 最初に稲わら問題についてお伺いします。現在農家に保管され倉庫に保管されているということですけれども、どういう状態で保管されているのか。例えばビニールをかぶっているのかそのままなのか、お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 倉庫の中にシートをかぶせて6段ぐらいに積み上げての保管でございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) その保管状況によりましてほかの領域に放射性セシウムが散らばるという心配はないですか。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 先ほども申し上げましたが、放射線量については表面上の測定、それからその倉庫以外の外側の測定もやっております。放射性セシウムについてはわらそのものの成分の調査でございますので、それを敷きわらとかあるいは飼料として使わなければ問題ないというふうな県の指導をいただいております。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 飼料として使わなければ問題ないということでございますけれども、最終的にそれはどのようにしたらいいのか、どのような指導しているかお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) これも県の指導待ちでまだ方針が決まっていない段階ですが、汚染稲わらは焼却が基本というふうな報道もございますが、県の指針では8,000ベクレル以下につきましては埋却でも支障がないというふうなこともございますので、これは指導待ちということで迅速に対応していきます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) もう新しいわらが生産されております。それで農家の人たちは保管にも大変苦慮しているわけ。そういう場合、移動も考えなければならないと思うのですが、そこの部分はどのように考えますか。お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) まだはっきりとは示されてはいないのですが、そういった処理費についても支援の考えもあるという県の今の考え方でございますので、その指示を待っている状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 富谷町にも線量計ありますけれども、県の指導のもとに県で線量調査をされたのですか。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) はい。県の家畜保健所、あさひな、町と立会いのもとに線量を測定させていただきました。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 県の指導待ちで処理がされるということでございます。埋却もオーケーということなんですけれども、その辺の選択は町独自ではできないのですか。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 稲わらにつきましては自粛から一貫して県の指導をいただいておりますので、処理方法についても県の指導を待って対応したいと考えております。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 本町でセシウムが検出されたわらのえさとしてそれは幾ら、敷きわらとして利用した経緯はあるのですか。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 先ほどもご説明したのですが、敷きわらとしては一部使用しましたが、えさとしては使用してございません。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 敷きわらでも牛は食べます。ですから、牛自体、牛からの、肉牛から富谷町産で富谷町で出荷した肉の線量検査はされたことがありますか。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 富谷町内の畜産農家は19戸であります。繁殖農家は16戸、繁殖と酪農をやっている方が1農家、酪農が2農家で、合計19農家ですので、肥育牛として出荷はございません。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) それでは、次の質問に移りたいと思います。
 学校給食についてですけれども、先ほど教育長からも説明があったのですけれども、どのようにしてこれが発覚したかを経緯をお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 現在、町のホームページの方にその結果は詳しく掲載をしておりますし、保護者向けについても9月13日の段階でお知らせしたところではございますが、もう一度繰り返す必要がございますでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) その結果について、保護者にはどのような形で説明されているかお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 9月13日付に文書をもちまして各学校を通じてすべての保護者の方に文書でお知らせをしたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 保護者からの意見については何か特別なものがございましたかをお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 窓口においでになった方、それから電話をいただいた方、それからメール、町長へのメール等を通してメールでいただいた方、合計しますと10件ほどになるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 本町には線量計は何台ございますか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 1台でございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 先ほど論旨の中でお話ししたのですけれども、仙台市では作目別に線量調査をされている。要するに食材を線量調査するということでテレビ報道があったのですけれども、富谷町ではそのことは考えていませんか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 現在使用予定野菜の検査を実施することを協議をしているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) きょうの朝日新聞に載っていたことなのですけれども、水産物についてもどこでとれたかという部分がございました。非常に難しい範囲の中でなのですけれども、それらについても考えていますか。お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 使用予定野菜の今協議をしている中で、またあわせてそのところ辺のところもまた改めて検討協議をしてまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) それでは、2問目についてお伺いします。武道必修ということになりましたけれども、柔道と剣道両方やるということで理解していいのですね。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 来年度正式な形で発足しますが、5校すべて柔道を選択しているということです。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 1週間に数時間しか使わないという形なのですけれども、柔道着を全部個人で負担するのですか。それとも何着かは学校で下準備するとかという考え、どちらになりますか。お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほど3年間をかけてこの新学習指導要領の教材に対しては対応してまいりましたというふうに答弁いたしましたが、町の予算、つまり町の方ですべて柔道着は購入して、あわせて畳もですけれども、それに必要なものは購入してございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 保護者の負担を考えれば非常によいことだと思うのですけれども、衛生面での問題はどのように考えますか。要するに、直接肌に触れるわけですが。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 毎日クリーニングということはちょっと難しいところもございますので、できるだけ乾燥というか風を通して日に当てて、あとは定期的にクリーニング等でその衛生面を確保していきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 指導者についてお伺いしますけれども、教育免許をとるときに柔道を選択した方が非常に多いというご意見をいただきました。その方だけで柔道を指導するのか、間に合うのかお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) これは部活動ではなく体育の正規の授業でございますので、体育の教員が行うということになります。ですから、当然各学校におる体育の教師が担当するということになります。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) ほかの自治体では外部指導者の協力も要るということを考えているようですけれども、富谷町ではそのことは考えませんか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 必修化に伴う時数は大体10時間前後、各中学校なるわけですけれども、現在のところは体育の教員で間に合っているというようなことで、各学校の方から報告があります。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 私は通告に従いまして大きくは1点、その中でも2点ほどお伺いしたいと思います。
一部、今質問をされた相澤議員と質問が重複しますが、大変これは大事なことだと私は思っていますので、ぜひ丁寧な、重複しても構いません。丁寧な答弁をお願いしたいと思います。
2011年3月11日の東日本大震災によって東京電力福島第一原子力発電所が人類最悪級の放射能放出事故を起こしました。それにより、広島に投下された原爆20個分ともいわれる大量の放射性物質が世界中にばらまかれてしまいました。放射線は目に見えない、皮膚に感じない、痛くもかゆくもない、熱くも冷たくもないエネルギー粒子の束ですが、それは人体を貫き細胞を破壊しDNAを破壊して異常を起こさせるといわれています。この事故を起こした我々世代は人類史における犯罪者といっても過言ではないかもしれません。
子供たちに永久に返せない膨大な借金を押しつけただけではあきたらず、命をも危うくする世界をもたらしてしまいました。しかし、今も子供たちが生きています。生き残るであろう子供たちのために我々は少しでも安全で住みやすい社会を用意してあげる義務があります。食べ物や飲料水、空気に忍び込んだ放射線の害を避けるためには我々一人一人がそれを詳しく知り測定器をもってはかり知恵を絞って被曝を避けなければなりません。ここで中部大学の武田邦彦教授のブログから一部を引用させてもらい、紹介させてもらいます。この先生はよくテレビにも出ていらっしゃるのでご存知の方もいらっしゃると思います。
横浜市でマイクロスポット、小さなホットスポットです。放射性物質がたまっているところです。これについて市民から情報提供があり、市が測定したところ横浜市の普通の場所は0.1マイクロシーベルト毎時ぐらい。オフィシャルには0.03といっているようです。しかないのに、0.91もあるところが発見されました。市の発表の実に30倍です。L字側溝と雨どいなどの組み合わせのあるところでした。子供たちはよく道を歩くときに側溝に近づいたりします。0.91というと年間8ミリシーベルトにもなります。とんでもない値になるわけです。ある地域の線量がペケペケマイクロあるというデータも大変大切だと思いますが、公園の真ん中だけをはかるなどということはできるだけやめて、マイクロスポットを積極的にはかり、汚染マップをつくりそこの汚染を除きできるだけ被曝量を減らすようにしなければなりません。ここまでが引用です。
現在、富谷町では公共施設を中心に町内44カ所の2カ所程度面的に測定しています。この値は最近大きく変化していないと思います。であるならば、ここでちょっと見方をかえてまず町内のホットスポットを探すことに今後は注力すべきではないでしょうか。学校は大丈夫と町はいっているけれども、子供が大好きな古タイヤを埋めてところは大丈夫か。これから秋になり落ち葉がたまるところは大丈夫か。公園の砂場やブランコは汚染されていないか。まさしくお母さんたちが心配しているのはこの点なのです。ホットスポットを探すといっても行政もマンパワーが限られているでしょうから、住民と共同でホットスポット探しをしたら効果が上がると思われます。私の提案ですが、具体的には行政が測定器を購入し、測定を希望する町民に貸し出してデータをとってもらうのです。きっと心配されているお母さん方からたくさんの申し込みがあるに違いありません。当局の所見を伺いたいと思います。
今度は食物からとる内部被曝に関してです。チェルノブイリ原発事故があったベラルーシの放射能汚染地域の住民に大きな負担となっている被曝原因は食品です。セシウム137とストロンチウム90で汚染された食品をとることが内部被曝の最大の原因になっています。被曝の原因において、食品が占める割合は算定方法によって幅があるようですが、およそ70から90%といわれています。9月13日付の河北新報に富谷町の学校給食にセシウムで汚染された牛肉が提供されたと報道がありました。心配していたことが実際に起きたことに大きなショックを覚えたのは私一人ではないでしょう。ほかの食材は大丈夫なのか。富谷町の畑からもこれは場所はちょっと特定できないのですが、富谷町畑ということで81ベクレルパーキログラムのセシウムが検出されたと農林水産省から発表がありました。そしてまた9月28日、新潟県の食品安全センターというのですか、そこで宮城県産牛乳に放射性セシウムが19.1ベクレル含まれていると発表しています。
このような環境の中、汚染されたものは絶対に富谷の子供たちの口に入れないという覚悟が町には求められていると思います。そのために、先ほど仙台市のお話が出ましたけれども、町独自で測定器を導入して給食の放射線量をはかり公表し本当に安全なものだけを食材として使ってほしい、こう願うのが偽らざる親御さんの気持ちではないでしょうか。
そこでちょっとくどいかもしれません。この事故の詳細と所見を伺いたいと思います。そして、今後このような事故を起こさぬため、お米ですとか葉物ですとか水産物、根菜類を含めた給食全体をどうするのか、その所見とそれに対しての対策を伺いたいと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
放射能対策ということでありますけれども、振り返れば3月11日、12、13、14とあの3日間ぐらいの状況、私どもも内輪で大変な状況の中で100キロメートル圏内というふうなことの中、大変心配していた状況の中でその後の影響というふうなことも懸念してきたところでございます。最初に放射線量についての問題が出てきまして、それについての町民の皆さんに安心をしていただくためにはということで6月14日から線量計を確保しまして調査に当たる。その後については県から交付をされた、まさに県内同一基準の線量計、線量計にも上下幅があって、その測定値にもばらつきがあってということも新聞の報道で我々内輪で会議の折に学習をしてきたところでございます。そういったことも含めて統一した機種が必要だろうというふうなことでその配布を待っていた経緯もございます。
その前に文科省の学習用の「はかるくん」という、これまた2万台ぐらい用意されて、従前から、10年ぐらい前からでしょうか、学習教材として貸し出しをしていたというふうなことを知って、それをまず申し込んだ結果、借り入れ、10数台でしたか、20台近く借り入れをして当座、14日からスタートしてきたというふうなことでございます。
そのような中で、今議員もお話あったように、幸いなことと申し上げてよろしいかと思うのですけれども、線量の推移といいますか、こういった並びで6月14日から現状に至るまで大きく山のでこぼこになることなく、県のホームページはこんな感じです。厳しい中でも安心できる、安心といいましょうか範囲の中に入っているのだろうというふうなことで富谷町の町民、あるいは県内全域、大半の方は、多数の方はこのことを心の底に置きつつも生活をしてこられているというふうな現状かというふうに思います。
ホットスポット探しということについて私はちょっと語感的には違和感がありますけれども、間違いなく次のホットスポットという部分的に高濃度なところ、放射線量発するところないかということは当然のことながらその方向性にいくべき課題であることはもちろんのことであります。そのようなことでありますので、ホットスポットの部分についてはとりわけ被曝低減、あるいは小さい子供さんへの影響というふうなことを考えれば重要な問題であるとの認識を持っているところでございます。
8月26日に国の原子力災害対策本部から発表されました市町村による除染実施ガイドラインが発表されております。宮城県と協議を今進めておりますので、測定器の貸し出しを受けながら町民の払拭につながる対応に努めてまいりたいと思います。さらにまた9月12日には東京電力福島第一原発事故対策宮城県民会議が立ち上がりまして、富谷町もその構成員となりましたので、県民挙げて我々町民の皆さんの安全でそしてまた安心できる環境づくりに今まで以上の取り組みを進めてまいりたいというふうに思うところでございます。
安全安心という言葉、つなげてお話しする機会が多いわけでありますけれども、暫定規制値内ですと、あるいは大丈夫です、あるいは健康に影響を及ぼすほどのものはないのですというふうな安全を宣言されても、しかしながら安心できない。こういう関係にあるのではないかというふうに思います。これは放射線量についてもホットスポットについても、先ほど稲わらについても牛肉はどうでしょうかというこういう循環をしているわけですから、世界的な地球規模でというふうなことでありますし、さらにまた生態系の循環ということならば魚、海の影響ということもまたつながっていくというふうなことで、我々は町当局もあわせながら、町執行部もあわせながら町民皆さんにそういうふうなことをこの事故に当たってご認識をいただくというようなことも必要なことなのだというふうに思います。健康に与える影響というようなことで当座早い時期に研修会、講演会もお開きをさせていただいたところでございます。やるべきことはたくさんある中でありますので、どうかこういったことのご質問にあった内容、趣旨も踏まえて引き続き取り組んでまいりたいと思うところであります。
安心できる状況にない、個別にはできる状況にないという認識を踏まえながらも、しかしながらそれがストレス、あるいは戸外に出ないというようなことで逆に生活習慣を悪化させることでまた別な人体の、身体の悪影響というようなことも我々新聞報道等で見る機会があるわけでありますので、そういったことのバランスの中で今我々この時期にこういった原発後の今の時期に過ごす我々町民のまた一つのいってみれば心得といいますかそういった面も持ち合わせる必要があるのではないかとこんなふうにも思うところであります。
二つ目は、給食については先ほど一問一答の形式の中で1行だけの答弁となりましたけれども、こちらの小泉議員にあわせて十分なる対応準備いたしておりますので、不足なく教育委員会から後ほど答弁させることといたします。どちらにしましても、我々があのことを知るに及んだのは9月8日ということでございます。そして、9月8日確認をして9月9日に県が新聞報道機関向けに文書を出します、こういう文書をだしますというようなものを事前に町に届きました。それを受けて13日、保護者向けの文書、そしてまたホームページへの掲載というふうなことで、9月8日から13日までの間、相当内部での、あるいは町長部局、教育委員会部局との十分なる協議の中で対応に努めてまいったところでございます。
公表がこの時期になった理由についても詳しくまた後ほど申し上げます。その中に含まれている含有の内容と安全性の根拠についても申し上げます。その後、現在の学校給食への対応というふうなこともあわせて申し上げることといたします。どちらにしましても、給食につきましては食材の検査というふうなことに方向性としては今向かうように検討を開始したところでございますので、なお一層給食の安全、そしてまた安心できる、感じていただける給食提供に努めてまいることといたします。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、7月13日の学校給食の件について、ホームページ等に掲載しておりますが、その概要についてお話を申し上げます。
9月13日の新聞報道で学校給食センターで7月13日に給食で提供したハヤシシチュー、これは小学校の給食のメニューでございます。これに汚染の稲わらを食べた牛肉が含まれていることが判明したことにつきましては、この日、同じ9月13日に町のホームページに掲載し、詳細をお知らせするとともに教育委員会でもこの日付で、先ほどお話し申し上げましたが、保護者の皆様に子供たちを通しまして文書でお知らせを行ったというところでございます。
この検出された放射性の物質、セシウム137ですが、1キログラム当たり58.7ベクレルで、国の暫定基準地であります1キログラム500ベクレルに比べますと非常に低い数値となっております。また、提供された牛肉は4頭この日牛肉4頭の牛をこの日給食で提供したのですが、汚染されたのはそのうちの1頭だけでして、牛肉は16キログラム、これを1人当たりに換算いたしますと3.78グラム、牛肉の量が少なくて提供されたのはこの1回の給食のみでございますので、宮城県教育委員会の見解のとおり、本町におきましても健康には問題ないというふうに考えております。
2番目といたしまして、今後のことについてでございますけれども、現在学校給食で使用する食材の産地につきましては町のホームページで実績と予定をお知らせをしているところでございます。今後は、先ほどもお話ししましたが、学校給食で使用予定の野菜の検査を実施することで現在協議を行っているところでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これからの小泉 光君の質問は一問一答にて行います。
 6番小泉光君。

6番(小泉光君) それでは、ちょっと順番が前後するかもしれませんが、学校給食、7月13日に提供されたハヤシシチューの中に入っている牛肉が汚染されていたということですけれども、これはどうして事前、あるいは直後にわからなかったのでしょうか。その辺を伺いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 牛肉については各個体ごとに認識という番号がきちんとついておりますので、その番号をもとに検索システムというものがございまして、その検索システムでこの該当の牛が汚染稲わらを食べた牛であるということが判明したのが9月8日でございまして、その前にはこの検索システムにおいてもそのことの掲載はございませんでしたのでこの日になったというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 今検索システムのお話が出ましたので、実は私も牛肉の放射性物質に関する検索システムというこういうようなものなのですけれども、トレース、牛の番号ですか、そこを入れてみたのですが何と、そこには回収対象外の牛肉となっているのです。ちょっとけさ学校教育課長とお話ししたときには日にちがたったから、たって最初のうちはこれが稲わらを食べた牛肉ですと。ところが、それがわかってアラームが出ていましたと。数日というか最近、これはちょっといつかわったかわからないのですけれども、含まれるセシウムが暫定基準値以下だったから回収対象外の牛肉ですというふうにかわったというようなお話だったのですけれども、その辺も非常に問題があるのではないかと実は思いまして、少し検索システムに対していつでもその記録が残るような形といいますか、途中で変更されてしまったらちょっとこれは困るのではないかと思ったのですけれども、その辺、この検索システムのところにコンプレイン、文句を言うというそういうふうにシステムの改善をお願いするということは依頼できないものですか。ということを伺ってみたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) そのことについては、課長の方から答弁をいたします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) ただいまの検索システムでございますけれども、9月8日に検索システムの方で汚染、こちらの方で確認をしたわけでございますが、その確認をした内容は表示をされた場合、最寄りの保健所の方へまず連絡をしてくださいという表示でした。それをもとにこちらの方で保健所等に確認をしたところ、汚染をされていた牛だったということがまず発覚をしたということがまず1点でございます。ただいま表示の方がかわっているというところでございますけれども、表示、今現在は回収対象外の牛肉ですということになってございます。これはその牛肉が検査をした結果、暫定基準値を超えてはいませんということで、暫定基準値以下であることが判明したということで表示をかえているということで、こちらの方では財団の方に確認をした結果、そういった回答をいただいております。こちらとしてはその検索システムのみならず、県の方で公表しております食と暮らしの安全推進課の方で公表しておりますので、そういった情報も確認をしながら対応をしてまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 先ほど、今後の給食の食材の検査をする方向性で検討した。野菜についてというお話がありましたが、ほかの魚ですとか豚肉などのものはいかがでしょう。どう考えているでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) これは先ほどもお話ししましたように、今協議を進めているところですので、その辺がどのようにできるものなのか、今後検討を重ねてまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) ことは結構急を要すると思っていまして、そうのんびりもしていられない状況だと思っています。結論を出すターゲット、いつにしていますか。そしていつごろから方向性ということだったです。ここまでお聞きするのはちょっと無理かというところもありますが、実施の計画などについても今頭の中にあるのであるならば伺いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 一つ参考にしているのは仙台市が行っているところでございます。それで、今後これから業者等の選定等もしていかなければなりませんので、その辺を踏まえまして、何日までということはちょっとお答えできませんけれども、今のご質問にありましたようにできるだけ早急に対応していきたいというふうには考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 早急に対応していきたいという回答をいただきました。町民は期待をするところであります。
次なんですけれども、先ほどの町長から答弁がありました除染ガイドラインというお話がございました。除染をするにはまずどこの除染をするのだというところが必要かと思います。このどこのというのがまさしくホットスポットではないかと思っております。私個人的に線量計を手に入れまして、余り精度のいいものではないのですけれども、町内幾つか見てみますと、私の住んでいる成田地域の倍、あるいは2.5倍ぐらい針が振れるところが実はあります。そこは結構子供たちも来て遊ぶと思われるような場所でした。非常に放射能はばらつきがありますのでなかなか難しいことだとは思うのですけれども、先ほど私が提案した、例えば町で10台程度の放射性測定器を買って、それを町民と一緒に調べていくという点に関しての具体的な答弁がなかったので、これに対しての、私の提案に対しての所見を答弁いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 町民と一緒にというふうなことは私の頭にはありません。しかしながら、線量計の精度の違いというようなことを先ほど申し上げましたけれども、200倍ぐらい違うとかというような新聞記事、今新聞の記事を持ってこないのでわかりませんが、線量計、確かな数値をもとにしなければならないということは大前提としてあるという認識は常々私も従前から持っております。したがいまして、町民とともにという、不安を過度にあおることのないような取り組みもまた我々に求められるというふうなところです。その根拠は何かというふうに申し上げれば、線量計も相当県南で始めましたというふうなことの中で私も県内全域に県統一の線量計配布を願いたいというふうなことで要望しました。あの当時ですと7月の初め、7月に入ってからというふうなことでした。しかし、それを我々は原子力対策室の方に町からも要望、お願いをする中で6月中の前倒しで配布されたというふうな経緯がある。統一した同一の機種でやるということに大きな意味があるというふうなことなのです。ですから、そういうふうなことで現状大きな変化がないというようなことも我々一つ安心できる、すべてとは申しませんけれども、安心できる材料の一つなのです。ですから、スポットもあることは否定しません。恐らくあるのでしょうということは否定しませんけれども、それを今後ほどガイドラインの内容に報告を含めて取り組みについては企画部長から追加で答弁させますけれども、そのような方向で今の落ち着いた、あるいは収束といいますかもとがあのような状況の中で大きく変化しない状況下の中で、我々町内に住む町民の皆さんの安心、すべての面について安心できる情報提供やら取り組みやらというようなことの方向について本気になって取り組んでいくことといたします。
しかしながら、結論を申し上げますと町民と一緒にというふうなご提案については私の頭にはございませんので、できません。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、市町村による除染実施ガイドラインというものが8月26日に国の原子力災害対策本部から届けられております。それにつきましては、今回の事故によります放射性物質による汚染を取り除く作業について、まず国が責任を持って必要な措置を講じるというのがまず大前提にあります。それに伴いましてどういったものが対象になるかというのは、これも規定値がいろいろありますのでそれに沿って該当した場合は除染作業を行っていくということになっております。詳しい数値は後ほどお渡しできると思いますが、それによりまして富谷町ではそのレベルには達していませんということでございますので、それにつけてもこういう数値をもとに詳しく調べて町民の皆さんの不安を解消していくということが現在の努めというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 今大変なご苦労をされて44カ所の放射線をはかられていると思います。これによって町民は本当に安心したのです。きちんとしたデータがないから不安なのです。ちょっとそういう意味で町長の今発言にあったデータを公表すると不安をあおるようなご発言がございましたけれども、私は少し違和感を覚えました。幸いなことにこの富谷、影響が割に少ないですけれども、それこそ事故前ですと大体通常は0.02から0.05ぐらいの間の自然放射能が2倍、測定値を見るだけでも数字のとりようにもよりますけれども、2倍から5倍ぐらいで汚染されているのは事実なのです。ですから、その中でも町内、非常にこれは放射能の特質としてまだらになっているのです。そのまだらになっているのは一体どこなのか。ここが放射線が高いですというと逆にお母さんたちは安心してそこに子供を近づけないです。ですから、そういう意味で先ほどホットスポット、探すという言葉に対して違和感があるように発言がありましたけれども、ここは急いで緊急課題的にやっていかなければならないと思いますが、それに対しての所見を再度伺いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 最初にデータを公表すると不安をあおるという趣旨の発言を私はしたつもりはありません。議員が町民と一緒にホットスポット探しをしませんかということについてできませんということは申し上げました。それとデータ公表すると不安をあおる、これは直接つながるものではありません。しかしながら、ホットスポットなるものの存在も認めますということも発言しています。その測定の必要性も当然のことながら認めます。したがいまして、早期に規定の精度の高い測定器を借りるなりして測定をするということについては何らやぶさかではありません。その測定器の借りる手続も既にやっているところでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午後0時00分 休憩

午後1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 私からは2点、大きな項目2点について質問をいたします。もう既に放射能問題については同僚議員からも質問ありますが、改めて私からも質問をいたしたいというふうに思います。
東京電力福島第一原発が3月12日以降メルトスルーを起こし、最近学者などの発言を総合すると核爆発があったということです。広島・長崎原爆に比較し30倍から100倍だという学者がいます。我が国は今まで被爆国でありましたが、今回は核爆発を起こし全世界に核物質を拡散し、海と土地を、空気を核で汚染してしまいましたことを世界の人々に謝罪しなければなりません。国内では福島県を初めとして東北、関東圏を放射能で汚染をしてしまいました。そして、本当に心配していたことが10月5日の ANNニュースで放映されました。長野県松本市の信州大学附属病院などが福島県の子供を対象に行った健康調査で130人のうち10人の甲状腺機能に変化が見られたと報道しています。また、女川原子力発電所モニタリングポストのデータによりますと、メルトダウンをした次の日の3月13日の測定で21マイクロシーベルトパワー、時間です。という異常な値を示しています。通常、この辺でいいますと0.01とかいう数字なのですが、21マイクロシーベルトというかなり異常な数値を出しております。年に換算しますと180ミリシーベルトとなり、ICRPの被曝影響のリスクからしてもリンパ球、白血球の一時的減少を来す数値となっております。人体にとっては非常にリスクの多い値となっていますし、低線量被爆値をはるかに超えるものです。これから予測すると原発の核爆発以降に宮城県内にも相当の放射能が下り注いだことは予測されます。
さて、9月13日富谷ホームページで学校給食牛肉にセシウムが混入していたことが明らかになりました。公表は2カ月おくれ、9月議会冒頭でも一つも触れることはない。子供の安心安全についてどのように考えているのか疑問を持たざるを得ません。そして、セシウムの有害なのか無害なのかなどについても全く記されておりません。その内容もあいまいで、牛肉に混入していたセシウムが小量であり国の基準では500ベクレルであるから安全だということです。国の法律はどのようになっているのでしょうか。放射線防止規則は高い線量の放射線物質が少しあるものを処理することを前提にしています。この場合は総量は問題ではなく、個々の濃度が問題になります。ところが、今回の福島原発の事故というのは当初100キロメートル圏内で5マイクロシーベルト、200キロメートル圏内で0.5マイクロシーベルトといわれています。空気中、土壌、水、水中、放射線総量が問題になります。
チェルノブイリ原発事故が1986年4月26日に発生、今年で25年が経過し、ウクライナ、白ロシア、ロシアなどでヨーロッパを含め98万人が白血病やがん、生態系異常障害が発生しているという報告も出ています。直ちに発生しないが15年から20年後の放射性障害があらわれてきています。そこで以下の点について質問をいたします。
1、7月13日以外に放射性物質が付着した食品を学校給食に与えたことがないか。不検出とありますが、不検出の基準はどのようになっていますか。5月23日は肉以外の食品に放射性物質が混入していなかったのか。この点についてスピーディーを含め検査を実施しましたか。
三つ目、メルトダウンした3月12日から7月下旬まで富谷町での放射線、アルファ、ガンマ、ベータです。核物質ごとの放射量は測定しましたか。測定したとすれば、その総量は幾らですか。
四つ目、今回の給食によるヨウ素、セシウム、その他の放射性物質の体内被曝量はどの程度とですか。体内のどの部分に蓄積され、被害は体内のどの部分にあらわれますか。
五つ目、10年後、20年後、30年後の子供たちの健康管理と補償をどのように考えていますか。
六つ目、富谷町公共施設の土壌の放射性即答をしていますか。また、プールの水を捨てる前にプール内の放射性を測定しましたか。
八つ目、富谷町が電離放射線障害防止規則について守っていますか。
七つ目、富谷町には放射線取扱主任者免除の国家試験を取得した人がいますか。いないとすれば、今後取得を考えていますか。
九つ目、今後原発事故が発生した場合の避難計画、放射能測定体制について策定していますか。
二つ目、大きな二つ目です。電子自治体との総合計画について問う。市制を目指す富谷町は2013年までの基本構想第2章まちづくり基本更新の2の4の4、快適な情報通信網の充実した町としてが出ています。基本目標を見る限りでは、セキュリティの強化とホームページの公開が記されていると思いますが、富谷町が今後市制を目指すために情報通信に関する基本計画についてどのように考えていますか。町民の生活に欠かせない環境、医療、福祉、教育、安心安全のための通信網の確立、自治体業務の簡素化から考え、ユビキタス社会、クラウド、スマートクラウド、GIS、映像配信などなどを含め富谷町のIT関連政策と誘致企業などが必要と考えます。富谷町総合計画前期計画は2013年までとなっており、基本的見直しが必要だと思いますので、以下の点について質問いたします。
1、快適な情報通信網を充実した町の基本構想基本計画で地域情報システム、健康福祉、医療管理システム、文化教育分野、電子申請、届け出、入札、調達,電子決済、納税申告などの電子化について、市制に向けた取り組みはどのように考えていますか。
二つ目、役場内での情報化にかかる経費について、改修費用、機器保守点検、委託料、システムソフト使用料、機器賃貸料金にかかる経費は年間平均してどの程度ですか。
三つ目、役場内で同じような基本ソフトを使用し別々に契約しているものはありますか。
四つ目、LG1を利用したバックアップ体制を考えていますか。
五つ目、オープンオフィスオルガの導入を考えていますか。
六つ目、クラウドコンピューターについて導入を考えていますか。
七つ目、IP電話について導入を考えていますか。
八つ目、無線LANについて導入を考えていますか。
九つ目、国保システムの改修は改修前、改修後の確認はどのようになっていますか。プログラムについて点検していますか。職員の情報通信にかかる研修体制はどのようになっていますか。
11、ITアドバイザー的な導入を考えていますか。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問に答弁を申し上げます。
最初に放射能についてでありますけれども、放射性物質についてでありますけれども、前段要旨の中で発言がありました2カ月おくれ、議会冒頭での触れる部分がない云々というようなことがございますけれども、前段議員の質問にお答え申し上げましたとおり、2カ月おくれの理由については既に申し上げたとおりでございます。議会の冒頭で何を触れるかというようなことも含めて私自身に表現、あるいは時間の制約とか等々ありまして、十分なるホームページで公表し、そしてまた町民の皆さんの反応も含めてその後もフォローしてきた中での判断でございますので、ご理解のほどをお願い申し上げたいというふうに思います。
どちらにいたしましても安全と安心というふうなものがキーワードでございまして、安全に関していえば大丈夫、あるいは健康に問題ない、暫定規制値内というふうなことをもって安心と受けとめられる方と、それでは安心できないという方とがいらっしゃるというふうなこと、この問題についての本質だというふうに私は認識をいたすところでございます。
そのようなこともありまして、個別のこのような危機の状況が発生し、6カ月、7カ月を経過し、そしてまたここ、この先何年に及ぶかもしれずというふうなことを含めれば大きなそれこそ皆さんともども共有するべき課題であるというふうに思うところであります。そのようなことを踏まえてお話を申し上げたいというふうに思います。
私については問5番です。健康管理と補償についてというふうなことでありますので、こちらについては子供たちの健康問題は非常に私ども関心のあるところでありますので、本町における健康被害は現状確認されておりませんが、仮に健康に支障が生じた場合の補償につきましては当然国の責任で行うべきものと認識するものであります。
その他については担当課から個別に詳しく答弁をさせることといたします。
二つ目は市制に向けた電子自治体と総合計画についてということでありますが、これも個別事例が多ございますので、担当課からということといたしますけれども、11番目のITアドバイザー的というふうに表現していただいておりますけれども、ITアドバイザーの導入は考えないかという、以前にもあったようにも思います。いるかいないかということからすればいた方がいいのです。それぞれの専門、富谷町の状況からしてすぐれたスキルを持った人、あるいは経費の面で妥当性がどうかというようなことを見られる人がいれば、それはいるかいないかとことにすればいればいいのであります。しかしながら、自治体の規模というふうなことを考え合わせたときに逡巡するところであります。したがいまして、今の富谷町の5万弱というふうな規模の中でITアドバイザー、あるいはITアドバイザー的な方を登用する状況下に現状ないというふうなことでございます。
そのような中で、一方では総合防災対策監、平成19年4月に設置をいたしましたけれども、これは富谷町だけ、このかいわいでは富谷町だけであります。富谷町だけだというふうに自慢することではなく、自治体の規模からして当然必要だというふうなことなのです。通常ですと総務課長がその任務を負っていることとなります。このかいわい、すべてそうであります。したがいまして、私はこの5万になんなんとする富谷町において総合防災対策、消防、防災、交通安全、交通事故防止、今回の震災対応等々を本当に、ここにも同席しております菅原対策監が本当に寝食を忘れてこの間対応した。これがよもや総務課長が総合的な総務課職務の中の一画に職務の中で行ったならばと考えれば、これはこのようにはいかなかったのだというふうに改めて思います。そういう意味で、申し上げたいことはいるかいないか、いた方がいいには決まっているのですけれども、いいことの方が多いのですけれども、この自治体の規模、そしてまた費用対効果なども含めれば当然、すべて導入するわけには参らない、こんなふうなことをあわせて申し上げたいと思います。
そんなことでいえば、市制の目指すというふうなことでお書きいただいておりますので、まさに間違いなく富谷町は今1,720自治体のうちの567番目の人口規模でございます。それは上位3分の1にくくられる自治体でありますので、相当程度富谷町の自治体としての行政、富谷町の行政というふうなことの可能性はかなり無限なものがある。そのことがまた我々自治体の一員としての役目の一つではないかというふうに思います。村から町へ、町から市へというのは当然人口増に対応する自治制度というふうなことで我々理解すべきことだというふうに認識をいたしますので、その方向性に向けて県と市町村の関係から県と市、あるいは県と合い並び得る市の行政というふうなことからすれば権限が付与される。このことをもってして自治権の拡大につながるというふうなこともあわせて申し上げさせていただきたいと思います。
そのようなことを申し上げながら、私の前段、冒頭の答弁とさせていただきたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、学校給食のご質問に対してお答えをいたします。
まず第1点目のご質問でございますが、学校給食で提供している食材は国で定めています暫定基準値以下のものの食材を使用しているということでございます。不検出の基準につきましては宮城県の場合、野菜、原乳は1ベクレル、米は20ベクレルということになっております。2点目のご質問ですが、これは今のご質問と重複いたすと思いますので、独自の検査についてお答えをいたします。これまで独自の検査は実施はしておりません。続きまして第4点目のご質問に対してお答えをいたします。7月13日に提供した牛肉についてはこれまでもお話し申し上げてきましたけれども、1人当たりの摂取量は3.78ベクレルということで、これをセシウム137にベクレルから放射線量への換算式を用いまして計算しました結果、0.0028マイクロシーベルト程度であるというふうに考えられます。放射性物質が体のどの部分に蓄積されるかということのご質問に対しましては、これは文献等でも公表されておりますとおり、種類によって影響が出やすい部位というものが定まってございますので、ヨウ素は甲状腺、セシウムは筋肉、ストロンチウムは骨などにいきやすいというふうにされてございます。また、健康の影響が明らかになることがわかっているのは、これもよく報道されるところでございますが、被曝量が100シーベルト以上ということになっております。
5問については町長が答弁いたしましたので6番目、プール水の件と土壌の件でございますが、本町では6月14日から保育所、幼稚園、小中学校の空間線量を測定して7月16日からは範囲を44カ所に広げ測定をしているところでございます。この結果、本町での測定値は毎時0.1マイクロシーベルト以下であり、土壌に関する線量低減策が効果的となる毎時1マイクロシーベルト以下であるということから土壌の放射線量の測定は行う必要がないものというふうに考えております。プール水を捨てる前の測定につきましては、測定の必要がないために実施はいたしませんでした。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、放射性物質についてお答えさせていただきます。
まず3番目の問いの放射性物質に関する測定をしましたかということでございますが、これは先ほどまでいろいろやっておるとおり、6月14日から測定はしております。種類についてはガンマ線のみの測定でございます。総量につきましては、平均値で申し上げますけれども、7月の平均値、空間線量といたしまして1メートルで0.08マイクロシーベルト、50センチメートル高で0.091マイクロシーベルトでした。8月の平均値は1メートルで0.075マイクロシーベルト、50センチメートルで0.085マイクロシーベルトでございます。
次に問7でございます。こちらは電離放射線障害防止規則について守っていますかということでございますが、守っているかということにつきましては富谷町ではそういう状況にはございませんので、現在のところ該当する業務はない。しかしながら、今後についてはわかりませんので、そのとき折々に宮城県と協議してまいりたいと思います。問8について、これは放射線取扱主任免除の国家資格、いないかいますかということでございますので、そういった職員はおりません。今後についても採用する予定はございません。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) それでは、私の方から市制に向け電子自治体と総合計画について問うというところでお答えいたします。
問1ですけれども、市制に向けた取り組みはどのように考えているかという点でございます。政府が実現しようとしているユビキタス社会に関してのICGDO及びシステム構築は市制、町制問わず住民ニーズに沿った利便性の高いシステムにつて絶えず費用対効果を勘案しつつ検討してまいります。問2でございます。経費というところでございますけれども、総額ベースで一般会計・特別会計・企業会計合わせまして年間1億1,000万円ほどでございます。役場内で同じような基本ソフトというところですが、現在七つの課に置きまして地理情報システム、GISがあります。それぞれの課において運用しているところでございます。LG1を利用したというバックアップ体制ということでございますけれども、現在の当町のシステムはクラウド対応ではありません。したがいまして、従来どおりバックアップメディアを県外に委託保管する体制を継続してまいります。それからオープンオフィスオルガの導入を考えていますかということですけれども、導入に当たりまして困難な状況があるため、今のところ考えてはおりません。
クラウドコンピューターについてですけれども、このデータのセキュリティ向上、障害発生時の瑕疵責任の所在が、それらの明確化が図られるまで導入は考えておりません。IP電話でございますけれども、これにつきましても導入については考えておりません。無線LANの導入ですが、当面は既存のネットワークを最大限活用してまいります。個別システムの改修、改修前、改修後の確認ということですが、これはこれまでにもなのですけれども、システム改修の確認につきましては改修委託業者がテストサーバーに改修プログラムを導入いたしまして、担当課職員がテストデータを移行して動作確認を行っている。それから動作確認後、関連する他のシステムに影響がないか委託業者、職員で相互に検証して正しいものになっているかということを確認しております。職員の情報通信に関する研修体制でございますけれども、インターネット導入時にセキュリティ研修を実施しておりまして、新規採用職員及び臨時職員についてもこの研修を実施しているところでございます。ITアドバイザーにつきましては町長の答弁のとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長に申し上げます。1件目の9番、今後原発事故が発生した場合の避難計画、放射能測定体制について策定をしていますかという質問の答弁漏れがございます。

企画部長(荒谷敏君) 申しわけありませんでした。現在のところ、避難計画については策定しておりません。しかしながら、今回の放射能事故がありましたので当然今現在見直しておりますので、そちらの方で検討してまいるようになっております。

議長(浅野幹雄君) これからの小川昌義君の質問は一問一答にて行います。
 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) まず不検出についてお尋ねいたします。不検出というのは、先ほどそれぞれ2点ほど出してきましたが、富谷町の場合の不検出の値というのは表示されているのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 不検出の基準につきましては県の発表どおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 不検出とあっても、数値として安心を与えるために数値として公表する考えありませんか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 何とお答えしたらいいか、実は今迷っているのですけれども、それは難しいのではないでしょうか。というところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) なかなか難しい点もあると思うのですが、今の放射線の防止規則では単品が中心なのです。ですから、この13日に測定した数値そのものというのは空気全体というか人間が存在している全体の数値というふうな表現はできないのです。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 今の7月13日の給食に関してのご質問なのでしょうか。給食に関してのご質問であれば、前からお答えしておりますとおり、牛肉の件について明らかになったということと、その検体の肉がまだ2カ月たっても残っていたので検査が可能だったというそういうことで、午前中にもお話ししましたとおり、検索システムの中で公表されたというところで、明らかになっているのはそのことだけでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するに、13日に与えた日の総量というのが問題になると思うのです。放射能を。ですから、空気中にあるものとか、例えば13日に町の測定したデータありますよね。地上で例えば役場0.107、幼稚園0.103とこういうものは総合的に人間の放射能が与えるわけですから、肉だけの計算だけではなく総合的に数値として公表していくというのは当たり前ではないかと思うのですが、再質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) これは私の認識なのですけれども、放射線量ということに対しては外部からの被爆である、もう一つは内部からの被曝ということがありまして、今のお話ですと内部被曝、外部被曝の総量で公表するというふうに私は理解したわけですけれども、外部被曝については空中線量という形で町できちんと測定をしております。それから内部線量の、ご質問にありますとおり放射性物質が付着しているものがほかにあるかどうかというご質問、非常に迷ったのですが、一つには自然被爆としましても年間2.4ミリシーベルトほど普通平均的に浴びているわけで、その中で約300マイクロシーベルトほどは食物による内部被曝だというふうに言われております。そのことも考えあわせますと放射性物質が付着していない食品というものはないわけです。議員さんのおっしゃるのは、そうではなく今回の原発事故に関する人工的な問題だということでしたら、そのことに対して先ほども申しましたように、明らかになっているのがそのときに使った牛肉の件だけが明らかになっているわけでございまして、そのとき使った野菜、その他の食材に関しては検査はどこも行っておりませんので、国、それから県で公表された検査以外のものは行っておりませんので、先ほどから申し上げましたとおり、暫定基準値以下のものを使用しているとしかお答えができなかったところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 同じく、富谷町のホームページ、同じ項目の中に出ているわけですけれども、牛肉に5月9日、多賀城市で出ているということが公表されているわけですが、もう既に2カ月も前に公表されていながらどうして富谷町はこのことについて検査とかそういうものに走らなかった。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) そのことについては課長の方から答弁をいたします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 牛肉につきましては5月と7月に2回提供しているわけでございますが、その汚染稲わらということが把握ができた、福島から始まって汚染稲わらというものがはっきりしましたのは7月の中旬でございますので、給食を提供するに当たっては確認ができなかったというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するに、県から来ないと調査をしないというようなふうに、そう言っていないと思うのですが、そういうふうに受けとられるのです。要するにもう既に5月9日には検出されているわけですから、そういったものについて積極的に情報を求めて、特に給食ですからこういったものについては十分に情報収集というかこういったことについてやっていくべきと思いますが、その辺についてはいかがですか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それはこれまでもお話ししましたとおり、牛肉に関しては個体の識別番号というものがございまして、それに基づいた検索システムというものがありますので、それに基づいて検索をかけて判明したのがこの時期だと、日時だということでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 同じくプールの水ですけれども、これについては指示がなかったからしなかったのか、そういう意識もなかったということなのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) プールはこの間すべての学校がやっていることなのですけれども、プール活動が終わりましたらいわゆる防火用水としての機能がございますので、すぐに掃除をして捨ててプールをからにするということはしませんでそのままためおきます。しかし、これはためおくのは今言いましたように防火用水としての機能ということでございまして、このプール活動が終わった後のプール水を使っての子供たちのプールにおける指導というのは全くございません、活動というものは。ですから、それを子供たちが身体に触れるということもありませんし、大体プールに行くということもありませんので、ですから、それは次の年の新しくプール活動の時にはすべて掃除をしながら捨てるだけの水でございますので、それをあえて検査するという必要性は感じなかったということでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) わかりました。それでは、1問目の7放射線主任国家資格についてですけれども、これは必要性がないというふうにお聞きしたのですが、例えば同僚議員が質問してホットスポットが出て高濃度の放射線が出た場合などはだれがどのようにして除染活動をするというふうになるわけですか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは除染マニュアルに沿ってやるべきことであって、先ほどのご質問では現在ではということでしたので富谷町ではそういう状況にはないということで申し上げたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) そうしますと、高濃度の放射線が出た場合についてはどういう対応をするわけですか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは毎日定時ではかっておりますので、万が一数値が上がった場合は宮城県に報告し、直ちに宮城県が観測チームをよこして計測するというふうになっております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) そうしますと、そのときには富谷の職員ではなく県の職員が対応するということでよろしいわけですか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) その対応するという意味がよくわかりませんが、これを除染するに当たっては当然今も報道でありますとおり業者に任せても、業者の方が研修を受けなくてはいけないとなりますので、当然そこで協議が行われ、対策を練るというふうになると思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するに、測定するときにも除染もそうです。測定するときにも高濃度があるかどうかというはわからないわけです、測定する前は。ですから、そういう規則にあうかあわないかという前以前の問題だと思うのですが、測定に発注したときからその規則が適用されているわけです。それについてはどう考えますか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) この法律、規則ですけれども、これで定められているものとして申し上げますけれども、エックス線に常時従事するものとかそういった項目がずっと載っております。特に、原子炉の運転に携わるものとかそういった方々が遵守する規則であります。今回はあくまでも簡易の測定器をもって測定する、そして町内全域を見てもごらんのとおりの数値ですということでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 今回の場合は運よく数値も低かったわけですけれども、そういう意味では今後の体制として資格を取得するというようなことは考えはありませんか。再度質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 資格を取得をするというのは何の資格のことですか。先ほどの放射の免除ですね。あれについては、先ほども申し上げたとおり、県内では宮城県が採用しております。というのは、宮城県は当然女川原発がありまして原子力センターとかに勤めるために県の募集要項でそういった資格を持ったものを募集します。市町村にそういう施設はありませんので、現在のところはないということです。万が一何かあれば宮城県に相談し、指示を仰ぐということがもう国の機関としていわれておりますので、それに沿って市町村は動くということでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 8番の項の町長答弁していただいているわけですが、国の責任でやるということですけれども、希望する人たちに健康診断とかこういったものについては考えはございませんか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 5番目のことですよね。健康管理と補償をどのようにというようなことでありますけれども、現状健康診断希望を募って診断をというようなことを町独自でやるような状況にはないと思います。ですから、そういう意味でこれこそ国の、県の、町のというふうなことでそういったことの流れの中でやるということが富谷町の今置かれている状況だというふうな認識でございます。それ以上のものはございません。本当にそういったことを注視しながら対応を誤らないような方法なり方向性を見て今まで取り組んできたつもりでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) それでは、次の項目に入りますが、情報化の方ですけれども、役場内で改修や保守点検で約1億1,000万円ということでしたが、この中で改修の費用というのはどの程度ですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) この改修費用というのはその年ごとに大きく改修があるという、例えば後期高齢者のとかそういったものがあるというふうになるとまたそれはそれで高くはなってまいります。改修につきましては22年度のところで申し上げれば2,000万円ほどでございました。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 改修については私も機会あるたびに行っているわけですが、例えば今月から子ども手当が支給が変更になります。そうした場合もこれは改修というわけですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 子ども手当の改修につきまして、ちょっと察知はしていなかったのですけれども、今の現在のシステムで対応できなければ改修ということにはなるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) そうしますと、子ども手当の改修担当というのはどこになるわけですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 電算に関して総務課でやっておりますので、改修の内容とかにつきましては原課ですが、お互い話をして総務課の方に話をしていただいて窓口としては総務課の方が業者とやりとりをするというような形になります。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) そうしますと、その改修は原課で起案して窓口だけが総務課ということになるわけですね。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 予算等、その会計にもよりますけれども、一般会計に載せた方がいいのか特別会計で載せた方がいいのかということで載りますけれども、改修のそういった全般に関しての責任となってくると総務課になるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) その改修したやつの最後の点検というかこういうものについての責任はどこになっているわけですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) お互いに原課もあるし総務課もありますけれども、その制度について一番熟知しているのは担当課となりますけれども、お互い総務課も原課もそれから業者も入ってきちんと動作確認をいたしまして誤りがないかということをもってして完成というような形になるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 完成したときには例えばプログラムが原課の方か総務課の方に提供されるということはあるのですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 提供ということですけれども、内部で最終的に例えば納付書なり皆様にお知らせすることなりそういったことが正しく求めているとおりに改修がなっていればそこでいいということになるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 私は言っているのはプログラムが提供されるのですかということ。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) すみませんが、プログラムが提供されるかということの詳しくちょっとおっしゃっていただけますか。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 例えばゼロ歳から3歳まで、3年生から何歳までとこういうありますよね。そうしますと、それに沿ったプログラムというのは組まれるわけです。プログラム組まれる。それを研修してオーケーですといっているわけです。要するに現物を見て画面を見て動作を確認をしてオーケーですといっていると思うのです。ただ、画面が動く以前のプログラムというものがあるわけです。最初にあるプログラムから改修した後のプログラムというものがあるはずなのです。そういうものについて提供されるのですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 結果的にこちらが望むようなことに改修がなっていればそれで完成というふうに受けるようになるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) わかりました。要するにプログラムは提供されないということで理解してよろしいですね。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) プログラムが提供されないということではなく、そういったプログラムを組んでいただくようにこちらで発注するわけです。それを結果としてそのプログラムのこちらが求めるプログラムにしてもらって、そしてこちらが求めるような結果になればそれで完成というふうに認めているわけでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 例えばプログラムを組むときにはお客さんから言われたものを例として原図がものあってこっちに改修されたものがあります。そうすると、このプログラムは必ず両方存在するわけです。ですから、与えられたところがどこがこの変更になったのかというそういうものが手元に来るはずと思うのですが、それはないというふうに理解してよろしいですね。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) ないということではなく、そこのプログラムの中で改修がなされていきますので、かみ合わないかもしれませんけれども、完成というふうに、求めているものがきちんと出れば完成ということになるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 了解しました。続いて、LG1ですけれども、現状でいいというふうに部長の方からあったのですが、今度の震災などを見てみますとある富谷町とAとかBとかという都市の間で相互にバックアップをつくるというのが大変必要だと思うのですが、今富谷町が行っているのは業者にものを持っていくというような感じであるわけですけれども、そういった考えはないということでよろしいですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 先ほど私は現状で外部の方に保管をお願いしてということで今やっているわけなのですけれども、このLG1につきましてはまだまだ受け入れられないところもありますので、現状のままでやっていきたいというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 現状で受け入れられないというのはどこが受け入れられないという意味ですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 保管の保存年限といいますか、聞くところによりますと5年とかということで保存年限というところが聞いているのですけれども、税のことに関しまして言えば5年だけでは、例えば還付になるときとか何か事故が発生した場合還付になるとかということが発生した場合に5年だけでは法令上では5年なのですけれども、今の現在でわかっている範囲内では10年ぐらいも還付しているような状況も、賠償金として還付しているというような状況も見受けられますので、その保存年限に関して今のところ少し疑問かというふうに考えているところです。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) そうしますと、富谷町の方が都合が悪いということでよろしいわけですね。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 今お話ししましたような対応をしておりますので、クラウドではそこまで対応できるのかということで、このクラウドにつきましてはもう少し様子を見てもいいのではないかというふうに考えているということでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) これは災害なども考えますとLG1を利用したバックアップというものを早急に考えていくべきだと思うのですが、その点についてはそのように申し上げておきたいというふうに思います。
 続いて無線LANの導入ですけれども、これについては考えがないということでしたけれども、それでよろしいですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 答弁したとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) この今の行われている方式というのはLANケーブルで行われているわけですが、LANケーブルで行われていると無線LANで行われる場合の費用は試算したことはありますか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 15年1月にここの新しい庁舎で業務を開始するに当たりまして、当時のLAN、無線LANにするか有線LANにするかということで検討したのですが、結果的に有線LANの方がいいだろうということでこのようになっております。そのときに通信の遮断とならないように有線LANネットワークを1,800万円ほどで整備をしておりまして、現在それを使用して特別に、特段問題はないということで最大限活用してまいりますというような状況になります。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するに、費用でいくとこの1,800万円といわれるのですが、ほとんどの作業はLANケーブルが多いのです。ですから、無線にしてしまうとその15年の当時のセキュリティがかなり問題だったと思うのですが、今現在ではかなりセキュリティも進んでおりますので、無線LANにしてしまうとルーター一つ、極端にいえばこのぐらいの局舎であれば一つもあれば大丈夫ではないかと思うのですが、多くても二つぐらいあれば。ところが今各ここの職員、支所を除くと200人前後いると思うのですが、200本のLANケーブル引いているわけです。住基とかそういうものは必要ないと思うのですが、そういう意味ではかなりの経費削減ということになると思うのですが、そういった考え方で無線LANというふうな考えはないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 有線LANにつきましては通信が切れるとか混線するとかそういったようなことがありませんので安心して使えるのではないかということで、現在整備されているこの状況で続けていく、今のところは続けていくという考えでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するに、会議を開くときも何をするというか会議を開くときでも有線だと引っ張っていかなければならない。無線だとどこで会議をしても自分のパソコンを持っていって会議を開くことができるので、そういった意味でかなりの費用対効果も含めると無線LANの方がいいと思うのですが、ご検討の方をお願いしたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 質問ですか。今のは質問ですか。

13番(小川昌義君) 10番に移ります。

議長(浅野幹雄君) では、前のものは要望ですからカットしますよ。質問に徹してください。

13番(小川昌義君) 職員の情報通信に関する研修ですが、これはセキュリティだけではなく職員のレベルアップの研修というものは必要だと思うのですが、そういった研修について考えていませんか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 研修につきましては必要があればその都度考えていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) この際、2時5分まで休憩をいたします。

午後1時54分 休憩

午後2時05分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
私は3件について質問いたします。
初めに町民の健康と命を守るために事業の継続を図るであります。富谷町は町民の健康と命を守るために妊婦検診を初め数々の予防対策を行ってまいりました。例えば、妊婦検診費用の14回分の公費負担は21年4月から実施されております。女性のがん検診無料クーポン券配布での乳がん、子宮頸がん検診は21年10月からです。また、町民負担1,000円の全町民への新型インフルエンザワクチン接種は22年11月から実施され、65歳以上の方も含め1万9,177人が接種されました。町民の5人に2人が接種したことになります。そして、ヒブ、小児肺炎球菌ワクチンはことしの2月から、また子宮頸がんワクチンも2月から実施されました。ほかの自治体は中学校1年から高校1年までがほとんどでありますが、富谷町は中学校1年生から高校3年生までが対象で、しかも22年3月までさかのぼって助成対象といたしました。ほかの自治体にないすばらしい取り組みだと私は思っております。そして、高齢者肺炎球菌ワクチンの接種も接種の一部助成も今月から始まっております。
これらの事業が富谷町では2年ほど前から実施され、効果がすぐあらわれたものもありますが、ほとんどは切れ目ない事業の継続がされてきてこそその効果があらわれると考えます。そして、これらの事業のほとんどは国から助成を受けており、町の負担は軽減されております。しかし、国の財政措置は23年度で終了となっており、24年度及びそれ以降の措置はまだ決まっておりません。国は明確な方針も打ち出しておりません。先に述べましたが、これらの事業は継続されてこそ成果が期待されるものであります。よって、富谷町はもし国の財政措置が担保されなくても町民の健康と命を守るために町単独でも事業の継続を行うべきと考えます。今述べましたこれらの事業の継続の実施について質問いたします。
二つ目であります。防災対策を推進せよであります。富谷町の東日本大震災での罹災状況は9月15日現在でありますが、全壊17棟、大規模半壊52棟、半壊536棟、一部損壊は4,586棟の合計5,191棟となっております。また、住家以外の罹災証明書交付件数は3,451件となっております。罹災証明書の申請が10月末となっておりますので、件数はこれからまだ伸びていくと思います。その3月11日の大震災から今日まで、余震と思われる地震が続いております。再び大きい地震の発生も予想されております。また、台風15号の被害などもあり、これからも油断できない状況が続くと思われます。今後も継続して防災対策を推進すべきと考え、次の項目について質問いたします。
一つ目に、情報の伝達に携帯メール等の活用であります。
二つ目に、停電対策に公民館や町内会集会所、主要な道路、公園に太陽光発電と風力発電と蓄電池をセットしたものの設置と、設置について伺います。
また三つ目に、設置された緊急地震速報、町内44カ所に緊急地震速報がつけていただきましたが、それを活用した防災教育、避難訓練の実施です。
四つ目に、町内会集会所への同じく緊急地震速報の設置について質問します。
五つ目に、町内会集会所へのAEDの配置。
六つ目に、町独自の施策であります富谷町東日本大震災住宅修繕支援金を大震災以後の地震や台風等の災害も自然災害等も対象災害のするよう拡大を求めるものであります。
大きな三つ目、放射能対策を進めよであります。東京電力福島第一原子力発電所事故での富谷町の放射能対策は町内44カ所の放射線量測定や放射能についての講演会の実施など、対策が進められております。しかし、この放射能汚染は今後も長期に及ぶものであります。町民を放射能汚染から守るため、安心していただくために対策の推進を図るべきと考え、次の項目についてお伺いいたします。
一つ目に、放射線量ホットスポットの有無の調査と公表。
二つ目に、放射線量計や食品の放射能汚染を測定できる機器を購入し、放射線量測定で町民の要望に応じる。また、町内や近隣で販売、生産された食品の放射能測定の実施と公表。
三つ目に、学校給食で汚染された牛肉が使用されておりますが、その後の対策についてお聞きします。
四つ目に、東京電力福島原子力発電所事故対策宮城県民会議で協議された内容についてお伺いいたします。
五つ目に、仙台市でありますが石積埋め立て処分場の放射能、放射性物質の対応についてお伺いいたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
一つ目の健康と命を守るためにということでありますけれども、基本的には挙げていただいたワクチン、インフルエンザ等々につきましては24年度についても引き続き実施をするということといたしております。女性特有のがん検診事業、いわゆる無料クーポン事業につきましては今年度で3年目を迎えておりまして、引き続き24年度の継続に向けて取り組んでいるところであります。国におきましても平成24年度の予算要求をしていることと聞いておりますので、本町におきましても実施要綱にあわせて引き続き実施してまいりたいと思います。
二つ目の防災対策でありますけれども、これに伴う地震あるいは台風被害ということでご質問いただいたところでございます。一つ目の携帯メールにつきましては24時間配信できる組織体制というふうなことが求められているところでありますので、これらのことを勘案しながら導入に向けて検討してまいりたいというふうに思います。県内では、確認いたしましたところ栗原市で行っているというふうなことのようでございます。町民サービスの向上というふうなことで取り組むべき課題だというふうには思いますけれども、何せ自治体規模といいますか、そこに逃げるわけではありませんけれども、費用対効果も含めて対象者数、あるいはその必要性等々を勘案しながら進めてまいりたい。5万人を間もなく迎えようとする富谷町でありますので、そういう意味では検討すべき課題だというふうな認識でございます。
二つ目の件につきましては、とりわけ太陽光、風力発電、蓄電池というふうなことでご提案をいただいておりますけれども、夜間での照明が不足したというふうなこと、今回の震災を通して経験をしたところでありますので、6月の補正で409万円可決いただきましたので、結果としては発電機16台を町内会館備蓄倉庫に3台ずつ、そしてとちの木と大清水二丁目の会館に当面町内会館2カ所にそれぞれ2台ずつを配備する予定でございます。補正予算におきまして16台購入することで今設置の準備に入ったところでございます。
三つ目の緊急地震速報、こちらについては先ごろ文科省が24年度全国の小中学校5万2,000校に72億円を要求して速報機を3年度計画で導入するというようなことの新聞報道がありましたけれども、富谷町におきましては今回の震災を契機に前もってFMラジオ放送による緊急地震速報を感知できるタイプの緊急地震速報機を9月5日に町立保育所、幼稚園、小中学校、公民館など町施設33カ所に配置してございます。予算額は44万1,000円、当初予算で計上したものから今回設置に至ったものでございます。
AED、町内会緊急地震速報機、あわせましてこちらとAEDもあわせて方向性としては大所から順次それぞれの地域に向けてというふうなことで配備に向けて進めてまいります。住宅修繕支援金につきましては、前段の議員の質問にもお答えしましたように、1,309件、1億円というふうなことでございます。個人財産の形成に寄与するというふうなことで自治法上の制約があるわけでありますけれども、そこは先ほどの趣旨をもってして富谷町で決断をしたというふうなことでございます。そのようなこともありますので、その他の台風、今後に起こる災害に対応できるかどうかにつきましては十分なる検討しなければというふうに思ってございます。なお、台風被害の農地水田田畑等々の台風被害につきましては1階交流ホールに産業振興課で町内全域の冠水状況とか雨量だとかについて地図上に情報を載せた資料を作成終えましたので、けさほど1階の交流ホールに掲示をしてございますので、よろしければ後ほどごらんをいただければというふうに思います。
放射能の対策ということとなりますが、これも前段ありましたように一部かぶさるところがあります。二つ目の機器購入してというふうなことでありますので、これについては購入をしてスタートするべく準備も、簡易型ガンマ線スペクトロメーターというもので今消費者庁に申請をして、その結果を待っているところでございます。午前中に申し上げました放射線測定器も5月ごろからですか、連休明けぐらいから今振り返ってみますと線量調査の要望が町長メールで入るようになりました。そんなときに線量計購入する段取りをというようなことをやったのですが、あの時点では購入は一定の評価すべき線量計は6カ月、半年後ぐらいですということで間に合わないというようなことでした。ものを買おうとしても物がないというふうな状況の中で逡巡をいたしておりましたところ、6月14日からはかる君での調査にかろうじてつなげられたというふうなところもありました。
9月9日の新聞記事によりますと、結果としては線量計の測定器性能ばらばらとか精度低いとかというようなこと先ほど申し上げたのはここによるのでありますけれども、東京都が70台購入しました。10万円未満の測定器を購入して国民生活センターが調査をしましたところ、測定値、誤差がある新聞は30%というふうなことですけれども、別な新聞には30%も含めて34%から203%の誤差があったというふうな、日本製の測定器は誤差が8%だというふうなことの記事もございました。私が当初描いていたように購入の機器の選定をきっちりしないと東京都にして70台、仮に10万円未満の線量計、10万円としても700万円、5万円としても350万円の費用を出費しているわけですから、そういう意味で慎重なる機器の測定器の選定というふうなことも大変大事なことだったのだというふうなことを改めて思うところでございます。早ければ早いほどいいのですけれども、今度の今安住議員のおっしゃるような機器については今度は100万円単位の大物でございますので、そういったものとの精度、そしてまた機器購入の費用、機器の費用、購入費用等を勘案すればきょうあすといふうなことの中でいきかねるところもありますというようなことも申し添えさせていただきます。
どちらにしましても外部の委託、機関に委託をして学校給食については事前に提供する前に一定の食材については検査をした上で安心なる、安心安全なる食材を使いましょうというふうなことに今向かっているところでございます。
五つ目の石積の埋め立て処分場の放射性物質ということでお話を申し上げます。現状、松森の焼却場で燃やされるもの、そこから出る灰は2種類あるということで、燃やされたその灰、普通の灰、主灰、焼却灰と呼ばれるものと、あと集じん機の中でろ過してそこから出る飛灰、集じん灰、ですから、別な言葉で言いますと焼却灰と集じん灰があるというふうな二つでございます。その焼却灰は1キログラム当たり330ベクレル、集じん灰、煙突の中から出た集じん灰については1キログラム当たり1,280ベクレル、あわせて1,610ベクレルというのが仙台市での検査結果のようでございます。これまた環境省から示されている埋め立て基準1キログラム当たり8,000ベクレルを下回るというふうなことの中で今石積にそのまま埋め立てがなされているというふうなところです。周辺の放射線量も測定しています。焼却されてる中心部の中で測定もしていますというようなことで仙台市の環境局が十分なる管理の中で今最終処分場の埋め立てについては進められているというところでございます。
あと、足らざるところについてはそれぞれの原課からの答弁とさせていただきます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 私の方からは3番目の放射線対策の3番の学校給食の件でございますが、これは今町長が説明をしましたとおり、今後給食で予定する野菜等の検査を実施することを現在協議しておりますので、この件は早急に進めていきたいというふうに思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、3番目の放射能対策につきまして、1番、2番は町長が申し上げたとおりでございます。私は4番の今回設立されました宮城県民会議の協議内容ということでございますので、これにつきましては9月12日に県庁で開催されまして、このときには県内の全市町村と産業界、消費者団体などが一堂に会して今回の福島原発に対応する施策をみんなで協議するということで設立されております。会長には宮城県知事が選出されたということになっております。
この中で協議されている内容、このときには今後の方向性ということで協議されておりますが、内容については今回の福島原発事故による被害にかかる総合的な対策に関すること、あと国などへの要望に関すること、また事故による損害賠償が発生した場合のものに関すること、その他必要を認めたものということで、こういったものを県民一丸となって協議していくということで設立されたものでございます。これから定期的に会合が開催され、さらに情報交換を重ね、対策を練っていくということになっております。また、あわせて現在宮城県の方ではこの問題に対して県庁内は原子力発電に関して対策室が設けられておりますが、今回の事故を踏まえまして対策室から対策課へ昇格になっております。それで、あわせて市町村からの問い合わせ対応、そういったもの全般にわたってこの県の対策課が協議に応ずるということで、今回の県民会議の窓口もここになっているということでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) これからの安住稔幸君の質問は一問一答で行います。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) まず1問目の町民の健康と命を守るための事業継続
 質問させていただきます。基本的には継続してされるというお話でありました。ただ、その中で町民負担1,000円の全町民への新型インフルエンザワクチンの接種というものを一応掲げておったのですが、これについても継続ということでよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) よろしいはずなのですけれども、違うのでしたか。健増課長から答弁させます。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 昨年、22年度までにつきましては新型インフルエンザということでその対策としてお1人1,000円でということで新型インフルエンザの予防接種をしてまいりました。本年の3月31日をもって新型インフルエンザにつきましても季節性インフルエンザとなったことによりまして、23年度につきましては従来の季節性の定期接種、65歳以上の方々に対するお1人1,000円での接種ということで10月1日から12月31日までということで接種を開始している段階でございます。したがいまして、来年度、24年度につきましてもこの季節性のままであればお1人1,000円で65歳以上の方々に接種していただくということで事業を進めていくという考え方でございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 私もこの1,000円のものでしていただきまして、正直言って今まで毎年風邪を引いていたものが今回はかからずに済んだわけでありますけれども、町民の皆さんからもぜひともこちらもぜひ継続をというかお願いしたいというお話が来ておりまして、医療費の削減にも大分結びつくかとも思うのですが、その辺についてはいかがお考えだったでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 医療費ということでは、国保についてはその分での効果はあったのかということでは思っておりますけれども、現段階で季節性のインフルエンザ、予防接種法でいう定期接種2類ということで分類されておりますので、その制度にのっとった形で65歳以上の方々ということで実施してまいるということでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ぜひともまた検討をお願いしたいと思います。
 続きまして2問目の防災対策について質問いたします。情報伝達の携帯メール等の活用については、今栗原市というようなお話はありましたが、私の持っている携帯メールでの情報といいますと、例えば隣の仙台市はやっておりますし、もちろん気仙沼市も以前からやっております。結構各地で、日本全国を見ますと相当な数がされていると思うんですけれども、町としては県内でやってるのは栗原市ということで認識されているのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 今議員おっしゃるように、防災に関するメールにつきましては仙台市、白石、登米、栗原、大崎、角田、南三陸等々で実施されているということにつきましてこちらとしても把握しているところでございます。ただし、先ほど町長からご答弁ありましたとおり、24時間の体制ということはまず大きな課題にあろうかと思います。そういったところにつきまして今後検討してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 24時間体制ということでなりますとそういうことになるのかと思いましたけれども、ただ、結構気仙沼市などですと例えば大雨などが降りますと夜中でもメールが来ているようになっておりまして、ぜひともこちらの方、導入に向けて検討ということでありますが、これをいろいろな方法もあるかと思いますけれども、まず情報伝達の第一歩として早急に導入すべきと思いますけれども、導入時期などについてはいかがなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この質問にあわせて検討したところでございました。24時間配信できる組織体制というふうなことでネックにはなっておりましたけれども、今お話を受けてぜひ台風災害等々も経験したところでありますので、導入に向けて次年度に向けて検討してまいります。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 続きましてその項目の中で停電対策で太陽光発電、そして風力発電、そして蓄電池をセットしたものについての設置でありますが、発電機も確かに非常にありがたいのではありますが、通常停電になったときに活躍するのはこういった発電機、私鷹乃杜防災センターで本当に浅野議長と一緒に発電機の方をさせていただいたのですが、見せていただいたのですが、非常にあると助かると思ったのですが、非常にうるさいとかいろいろな面もありまして、そういうことを考えますとこういった発電機、太陽光発電とか風力発電を利用したものを設置した方がはるかにいいのではないかと思います。また、町民の皆様から非常に停電になりまして真っ暗になったわけなんですが、町内。非常に恐いというものがありまして、主要な道路のところどころにはこういったものを設置し明るくできるようなものを考えるべきではないでしょうか。いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 初めて太陽光、風力というか質問をさせていただきますか。私の方から。太陽光発電、いいですか。そうです、反問、質問させて。そうです、確認を。

議長(浅野幹雄君) 反問ですか。中身の確認ですね。

町長(若生英俊君) 太陽光発電、風力発電によって日中に発電したものを蓄電するということなのですか。
ということで、やや研究不足かもしれませんので、そういったものの十分内容を検討して費用等を勘案しながら。騒音というようなあたりのテーマは言われてみると団地部、そうだろうというような面もありますので、十分今の、この辺についての事前検討がやや足らざるところがありましたので、検討した中で機会を見てお答えを申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ぜひ検討をお願いいたします。
続きまして緊急地震速報でありますが、せっかく本当につけていただきましたのでこれを利用した防災教育、避難訓練、各学校で多分避難訓練行われているかこれから行われるかと思いますが、こういったものでどのように利用されるか、活用されるかお聞きします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) これまでも公共施設におきましては消防法に基づきまして火災の発生に基づいた避難訓練というものは実施されてまいりましたが、今回こういった緊急地震速報機を導入したことを契機に地震に対するそういった避難訓練ということも各公共施設の方へ働きかけていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 学校での避難訓練、防災教育についてはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 各学校の方にも配置をいただきましたので、ぜひそれを活用した防災避難訓練を実施するように働きかけていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) あと、次の町内会集会所への緊急地震速報とAEDの配置でありますけれども、順次ということで以前にも何度か取り上げまして町長の方から同じく順次という何度もお聞きしているのですが、具体的な、例えば年度内とか何かというのはあるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 先ほどの町長の答弁のとおり、順次配備を進めるというようなことでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 順次、ぜひとも速やかな順次をお願いします。
 次に、東日本大震災修繕支援金でありますが、これは本当に多くの方が助かっておりまして、皆様から喜んでいただいているとは私も思っております。すばらしい本当に富谷町の取り組みと思っております。ただ、自然災害、そういったものを広く該当すべきということで考えておりますが、自然相手のものでありますので自己、自分で守るのももちろん大事なんですがそこまで手が届かないことについて行政としてこういったものをしていただくと町民は助かるのではないかと思いますけれども、再度この辺の実施についてお伺いをいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほども申し上げてありましたように、東日本大震災という大変な大被害、大災害であったというふうなことで、住宅についての被害総額、申し上げましたとおり7億円、それはひょっとすればそれを超える7億円から10億円の範囲ぐらいが今回の大震災による1万6,600世帯規模、この富谷町の住宅被害が及んだというふうなことがこういったことを通してまた確認でき、そしてまた皆さんに喜んでいただくことであれば町の行政施策としては本当にうれしいことでございます。しかしながら、今後の台風についてここで今後確約をできる状況にないというようなこともあわせて申し上げさせていただきたいと思います。
 もう一つは、こういった施策、継続をとかいうようなことも含めて継続か継続でないかといったら継続の方がいいのですけれども、全体の予算の枠の中であれは新型ゆえに全町民に対象とさせましょう、それが結果として医療費削減にもつながります、影響度も広がりますというふうなことでありましたから選択をいたしました。そんなふうなことも含めて頸がんワクチンも高3までといったのは、これはまた富谷町のオリジナルですというようなこともまたいえます。登米市と富谷町だけだそうです。せんだっての健康セミナーでのお医者さんのお話によりますと、なぜ高1までなのですかという枠組みを確認しましたら、よくわかりませんというようなこと、40歳ぐらいまで効果がありますというようなお話でしたので、そういう意味では高3までの延長を選択したことについては間違いのなかったことではないかというふうに思います。そういったことで、折々にこの時期にあわせてどういう判断、決断をするかというようなことについて私ども、行政の執行部側としては選択をしているわけでございますので、全体の財政状況もあわせながら町民のよりよい福祉策というふうなことで引き続き取り組んでまいることといたします。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 続きまして、放射能対策についてお伺いいたします。放射線量ホットスポットの有無の調査、公表ということであります。先ほど同僚議員の話の中でも必要性は認識をされているということでお聞きしたと思うんですが、確認いたします。そうしますと、方向性としてはこれを実施しする予定ということでよろしいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 結構でございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ぜひとも、公表についてはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 当然公表は伴うものであります。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) あと、次におきまして放射線を測定できる機器の購入ということでありまして、今町長の方から消費者庁からの貸与について申請をされているということでありますが、これは万が一却下されるようなことがあった場合、いかがするのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 質問の趣旨につきましては食品とかもはかれるものということでございましたので、それについてはかなり高額な費用になります。それについてたまたま国の申し込み制度がありましたので、これは早急に申し込みさせていただきましたが、全国で24台、恐らく全国の市町村は申し込まれていると思います。特に東日本地域は。そこでまず何とか残るようになんですが、もし外れた場合なんですけれども、食品については先ほど学校の方でも答えたとおり、その入り口でまずはかっていくということもありますし、問題は今回県の方でさらにモニタリングポストを全市町村に1基ずつ廃棄するということはこの宮城県民会議の方で決まっておりますので、間もなくモニタリングポストが設置されます。その設置場所については今庁内で検討しておりますので、空間線量については定時的に高レベルの測定が可能になりますので、そういったところで、あとは人海戦術の方で補っていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ですが、皆様が今回の本当に同僚議員の質問もそうでありますけれども、私たちが身近に口にする飲み物、食べ物、そういったものが非常に心配だというふうなことがございます。こういったものを検査し測定し皆様に安心してもらうのが第一義ではないかと思いますけれども、この辺についてはそうしますと今のところもし外れたらしないということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 外れたらしないではなく、その機械が来ればさらにこまめな調査が町独自でできるということを申し上げさせていただいております。そのほかについては各部署で、学校給食については先ほど申し上げたとおりでございますし、水につきましては広域で購入していますので、その入り口の方で毎日測定しています。そこで出なければ富谷町内には基本的には出ないということになります。そういったところでそれぞれの部署で行っている対策を見るというところでございますので、よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 入り口でチェックというようなお話でありますが、その入り口というのは、すみません、どういうものを入り口といわれているのですか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 先ほど出たとおり、給食ですと食材のチェックです。あと水につきましては広域から購入していますので、七ヶ宿ダムであったり大崎広域の方で調査しています。そういったところの調査機関がやっておりますということを申し上げさせていただいております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) そういったものを買うので汚染されていないもの、基準以内のものを買うので問題ないというような言い方かと思いますけれども、それはそうなのですが、そうではなく町民の方が望んでいるのは実際に自分たちが身近に買ったもの、そしてまた売っているもの、そういったものに対して実際に対してこれは、もちろん汚染された基準を超えたものは売ってはいないというものはよくわかるのですが、それでも心配なものですから皆様がこのように取り上げていらっしゃると思うんです。ですから、そこを町として検査すべきではないかということを申し上げているわけですけれども、その辺の検査はしないということでいいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) しないというのではなく、流通に乗っているものは基本的に安全だと。牛肉についても検体番号とか乗っていますし、買う方がそれを見て自己判断するというのが今のところ基本になっています。町が食品に対して販売しているものを出向いて調査するというわけにはなかなかいかないと思います。これについてはそれぞれの販売会社さんが責任を持って今回のものには対応しているという大前提がございますので、そこを信用ではありませんが、そういったところをやる。町がやるべきことは町が独自にやっているもの、水ですと水道事業がやっています。あと給食ですととりあえず給食を買って子供たちに提供している。そういうところはやるべきだということでこれからやっていくということを申し上げさせていただいております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ちょっと一つ飛ばしまして、石積埋め立て処分場での話でありますが、8月のデータを見ますと0.22マイクロシーベルトという数字が今のところ出ております。9月のデータがまだわからないんですが、ほかのいろいろなものの様子を見ていますと、これから徐々に上がっていくのかということを危惧するわけであります。こういったものに対して、これは仙台市での管理となりますけれども、町としてどのような対応をとられようというのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 石積の埋め立て処分場の放射線量の今数値が8月分として0.22ということでお話のとおりです。7月にも7月22日に実施しておりまして、こちらも仙台市のホームページの方で公表されています。このときには中央部で0.27ということでしたので、8月に入りまして若干数値は下がってきております。仙台市の方でも、この間新聞にもありましたように、がれき類の処理のための仮設の焼却炉を3カ所設けておりまして、そちらの方の焼却灰もこちらの方に搬入されるようになります。そちらの方も仙台市の方で自然の環境調査によりまして数値を測定しております。200ベクレル以下ということで、先ほどの基準とされております8,000ベクレルという数値よりもはるかに下回った数値、そういったものが入ってきているという、入る状況ですので、こちらの方については埋立地の放射線量がこれから段々上がってくるというような状況にはまだないのかというふうに認識しております。
  また、焼却灰につきましては搬入された後にすぐに、即日に20センチメートルの覆土処理をして影響を抑えるというような処理をしてございます。先ほどの中央部で0.22ということですが、境界線といいますか周りは富谷町町内の44カ所の測定している放射線量とほぼかわらないような状況の値にはなっております。以上です。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 私がいろいろお話しさせていただきましたのは、町長も先ほど何度もお話ししておりますけれども、安全と安心は違うのだということであります。富谷町、詳しいホットスポットの方はちょっとよくわかりませんが、全体的に見ますと一応国の基準からいえば当分今すぐ心配するような数値ではないというような範囲に入るのかとは思っております。これが実際に何十年も先まで安全かとなりますとちょっとわかりませんが、ただ、今現在の国の基準から考えますと安全なのかとは思います。しかし、皆様安心ということを考えますと一つ一つこういったものをデータをとるというか検査し、調査し、測定し、一つ一つ公表してこそその安心というものを皆さんに持っていただくと思うんです。ですから、そういったものを考えますと食料品についてちゃんと汚染されているものは売っていないということはもちろん私もよくわかるのですが、そうではなく皆様の不安を一つ一つ取り除いてあげて初めて安心というものが得られると思います。そういったことで、私は町としてもう少しというかもっと突っ込んだものをすべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 突っ込んだというふうなことでその策もあるのだろうと思いますけれども、本当に私どもはそれにきちっと向き合って対応するというふうなことで今までもきましたし今後もそういったことで対応していきたいというふうには思っています。大枠は企画部長が申し上げたとおりでありますので、今後も気を緩めることなく取り組んでまいることといたします。本当に放射線は初体験でありますので、新聞記事によりませすけれども、不安を高めている要因の一つは微量の放射線を浴びたときの健康被害の度合いがはっきりしないことだとICRP勧告で100ミリシーベルト被曝で発ガン率で0.5%高まる、それ以下の線量での人体の影響は科学的に証明されていないというような表現もあるように、非常にどこをとらえて膨らませることでどうなるかということは我々も今一生懸命庁舎内でも2週間に一遍の庁議の折にも新聞記事等を通して勉強し続けております。そういったことも含めて時宜を逸することなく対応することが我々に望まれている。町の行政の責務というようなことも我々の範囲でやっているものですから、そこを超えて国の、県のというふうなこともできないことも十分ご理解をいただきたいことですし、そこも含めて町民の皆さんに安心いただけるよい、絶対的な安心というものはなかなか難しいのですけれども、より安心いただける取り組みにつなげてまいるとこんなふうなことでご理解いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) その上で、例えば先ほどの簡易ガンマ、その機械です。簡易ガンマ線スペクトロメーター、確かにこれは食品などはかるものですといろいろあるのでしょうけれども、大体三、四百万円から500万円ほどする機械ではあるわけなのですが、実際に他の町というか市でたくさんではありませんけれども幾つか買って実際に調べているところもございます。中にはボランティアというのでしょうかNPOというかそういった方が買われて皆様の住民の不安にこたえているところもございます。こういったものも確かに高いものではありますけれども、私も最初に述べましたように多分この放射能汚染につきましては本当に二、三年で形がつくようなものではなく、5年、10年、ひょっとしたらもっと長くなるのかということも思いますので、そういうことで考えますと今からきちんとしたそういった手立てをした方が町民の皆様が、そしてまた富谷町、または多くの方がこの富谷町に住んできている、多くの方が転入されてくるかと思いますので、そういった方のご安心をしていただくためにもそういった購入の機器は積極的にすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 議員さんのおっしゃることは十分理解しているつもりでございますが、先ほどから町長が申し上げているとおり、今回宮城県民会議も組織されています。そういったところで例えばこういう機器、こういう機器というものも市町村からの提案もできますので、そういったところでの議論を踏まえて富谷町だけが単独でいろいろやったことに対して他町村への影響もあります。それは町民の方の安全を確保するために町はやりました。でも、今現在この数値を見る限りですけれども、そういった場所ではないということです。ただし、ホットスポット的にいろいろな場所もありますということでそれについてはこれからはかっていきたいと思います。たまたま学校敷地内の側溝もはかってはいるのですけれども、現在のところ確かに校庭よりは若干高い程度です。数十倍ではなく1倍、2倍程度の高さということで、たまたまそこに子供たちが行かない、側溝に長時間入っている子供は見ません。そういったところで学校サイドには通常の手洗いであったりそういう外部被曝を起こさないように、インフルエンザ対策と全く同じでございますので、そういった対策をぜひ、とりあえず防ぐという意味からまずやってくださいということでやっておりますので、どうぞご理解ください。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) よくわかりました。今回宮城県の方の県民会議です。これに例えば血液検査などを含んだ健康調査というか、またホール、カウンター、そういったものを設置というか配置というのでしょうか。こういったものについてその協議の場として、もちろん私も富谷町だけ単独で走ればいいとは思っておりません。こういった場に例えば今の機器の購入もそうでありますけれども、話を出して一日でも早くというか足並みそろえて一日でも早く進めるようにというようなことを考えていらっしゃるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 放射能につきましては私どもも専門家ではまずございませんので、これが出たからどうだということも言える立場でもありません。そういったところでこういう会を使って、ここに専門家も入っています。それで町からの要望も受けますということですので、議員のおっしゃったようなことを富谷町が返してその会に持ち込む。それでみんなで議論をして宮城県としてこれが必要であるという判断が出れば当然実施していくということになろうかと思います。そういったことの提案の場でもありますし、要望を受ける場、そして先ほど言った健康被害による血液検査、これはどうなるのだという話も当然出てくると思います。そういったものが宮城県民一丸となってやりましょうというのが今回のこの会でございますので、その中で市町村の立場として取り組んでいきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ぜひとも積極的にお願いいたします。それで、皆様が非常に心配なものですから、富谷町として身近な相談窓口というか場合によっては専門担当官の任命というかそういったものも必要ではないかと思います。町としてこういったものについてお考えがあるかどうかお聞きします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の提案も検討に値することだというふうに思っていますので、十分取り組んでまいりたいというふうに思います。せっかくの機会ですので、これまた新聞の記事によりますけれども、身の回りの放射線量ってどの程度の気になりぐあいなのかという記事が7月18日にありまして、放射線量気になる45%という記事でございます。地域別に見るととても気になる、東北関東についてとても気になる19%、どちらかと言えば気になる39%、58%、子供さんがいらっしゃる家庭ではと特定して調査をしたものはとても気になるが15、気になる39、54、地域別に見ると先ほど二つで58、子供さんのいる方が数値が54となにかちょっと小さ目なのか。全国で見た場合45です。こういったことも参考にしながらどの程度の皆さんにどんな地域の、そして富谷町の行政の枠ですからこういった皆さんにどのような安心を高めるための情報提供やら取り組みやらというようなことも描きながら私ども進めているところいうふうなことでございます。
最後のもう1行だけ、先ほどの記事の最後ですけれども、だが、日本にとって前例のない事故であるため、今後長期にわたるデータをとり、絶えず監視することは安心の目安を探る上でも欠かせない状況だというのも全くそのとおりだと思います。ですから、私どもとして今やるべきこと、富谷と県、そして国に求めること、そういったことの連携の中でそれこそ手遅れのない対応を引き続きとってまいるとこのようなことで締めくくりをさせていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) この際、3時5分まで休憩をいたします。

午後2時56分 休憩

午後3時05分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は2件について質問をいたします。
初めにあけの平と大清水をつなぐ町道の安全性の確保を求めるという質問です。
大清水団地ができる前は国道からあけの平団地内を通行する車のほとんどが地域内の住民でした。それが、大清水とあけの平が道路でつながったことによって通過車両が増大し、あけの平住民の生活環境は大きく変化しました。あけの平と大清水をつなぐ町道の側溝にふたをかけることは団地同士の接続開始までに町がする旨のことを議会で答弁していましたけれども、工事開始時期さえ明らかになっていませんでしたので、私は平成15年12月議会で歩行者のために側溝有蓋化が必要であること、着工時期と完成時期を明確にすることを求めて質問をした経緯があります。町は工事を一気に当年度にすべてやる財政運営はできないとして平成16年度の工事となりました。そのときの質問で、交通量の増大による交通事故が懸念されることから、あけの平6-56号線、あけの平三丁目公園から南に向かって今は富谷第二中学校西隣の大清水一丁目第1公園までの側溝にふたをかけることとあわせて安全確保のために効果的標識の設置を求めております。
幅員6メートルという道路は団地造成の際には南側に新しい住宅団地が開発されることを前提としたものではなかったはずで、あけの平北入り口からあけの平三丁目公園までは幅員6メートル、両側歩道の道路になっていることがそれを示しています。大清水とつながった道路に面している住宅の人たちは夜遅くまで交通が途絶えないこと、道路からの騒音と振動、行きかう車によって宅地内への駐車が大変なことなどを挙げています。団地同士をつなげるときに交通の問題で都市計画道路穀田大沢線の計画があり、迂回路として車両の団地内通過をさせないという計画になっていたのではなかったでしょうか。大清水、今は赤い色の舗装がされた急カーブの位置は穀田大沢線に接続される前提になっていると聞いていました。
質問の一番最初ですが、穀田大沢線の計画はどこまで進んでいるのですか。お尋ねします。
2番目にまた北部道路が国道に接続されることになります。完成は平成24年度予定となっていますが、明確な完成時期を質問いたします。
ボックスカルバートを活用して道路をつくり、あけの平団地の中の交通緩和を図ることは可能だと考えるわけですが、町はどのように考えていますか。お尋ねします。
あけの平では通過車両によって交通量はふえることはあっても減ることはないというのが住民の思いです。団地同士をつなげたらどうなるかという交通事情を軽視して実施されたもので、町には長期的展望を示す責任があり、将来に向けた解決策を示すことが必要になってきている、その時期だと思います。将来的な展望、解決策を示すこととあわせて現在迷惑をこうむっている住民に対し町は問題解決の責任があり、具体的な手立てを講じる必要があります。
問いの3番目ですが、住民からこの約100メートルの間、6-56号線ですが、その間の速度制限を30キロメートルということにしてもらっているけれども、30キロメートルでも響く。30キロメートル未満にならないかという要望があります。公安委員会に要望していますか。お尋ねします。
4番目の質問です。走行速度を抑制することは住民から求められています。路面に立体的な図柄をほどこす疑似ハンプを実施する考えはありませんか。
5番目の質問です。舗装の仕方で走行中メロディーを聞かせる道路や注意喚起を促すために音を出す道路などがあります。振動を極力抑えることができるような路面舗装も研究が進んでいます。この区間に振動を抑える舗装の検討はしていますか。
6番目の質問です。あけの平団地内の車両の流れをあけの平三丁目公園の交差点から大清水一丁目第1公園の交差点までを通過させないようにできないかということです。それには地域住民の合意が必要ですが、通過させない別ルートを指示する標識の設置を検討しているでしょうか。お尋ねします。
質問の7番目です。交通量の増加で大清水から通学する小学生、中学生の交通安全対策は万全を期さなくてはなりません。登校時には保護者、交通指導員が大清水一丁目第1公園の交差点で見守りを行っていますが、警察官がその交差点に立つことで小学生の、あるいは小中学生の交通安全を確かなものにできると考えます。大和警察署に要請したという経緯はありますか。質問いたします。
2件目の質問です。側溝路面の整備を急いでということで質問いたします。
昨日の一般質問の中で明らかになった事項もありますが、質問したいと思います。今定例会決算委員会で側溝路面の整備の課題が取り上げられており、関心の高さを示しています。町は東向陽台、太子堂の側溝工事が完了した際に平成25年度からは富ヶ丘、鷹乃杜、あけの平地域の側溝整備に着手をせざるを得ない状況としています。側溝整備をどこから始めるのか未定ですが、長期間我慢してきた住民にとっては一日も早く整備してほしいというのが願いです。昨日、側溝有蓋化について公共施設周辺を優先ということも考えられるという趣旨の答弁がされていましたが、富ヶ丘の住民が次のようなことを話していましたので紹介いたします。
公民館周辺の側溝整備が終わった後、いよいよ二丁目にかかるだろうと楽しみにしていたが、富ケ丘小学校周辺にいってしまった。がっかりしている。公共施設の周辺が優先されるのはある程度理解できるが36年間もここに住んで我慢している。住民の日常生活を町はどう考えているのかという訴えです。団地内の側溝有蓋化を進めるためには予算の大幅な増額が必要なことと、入札の結果生まれる受け残をそのまま年度中に追加工事として活用すべきです。予算の大幅増額がなければこれまでどおりの工事、800メートルから1,000メートルしかできないということになります。
昨日、側溝整備有蓋化について地域別延長が示されました。富ヶ丘が2万7,840メートル、鷹乃杜2万220メートル、あけの平2万6,080メートル、太子堂5,480メートル、東向陽台の残りということでした。東向陽台については何メートルになっているのか示してください。総延長としては何メートルになりますか。町としてはどこの地域から整備工事に入ることにしていますか。お尋ねします。富ヶ丘、鷹乃杜、あけの平、側溝整備の有蓋化の工事費、どの程度に見ているのでしょうか。お尋ねします。
側溝整備とあわせて路面改修が必要です。地震の影響もありますが、それ以前からの問題と考えます。路面は亀裂が走ったりモザイク状に亀裂が広がったりしています。これらに足をとられ転倒し骨折などけがをする恐れがあります。そんなことがあれば町が責任をとらなければなりません。鷹乃杜では舗装に舗装を重ねた結果、道路が宅地より高く雨水が宅地内に入り込んでくる状況になっているところもあります。このことは町も決算委員会のときにかまぼこ型の道路になっていると道路を表現しています。側溝有蓋化と同時に路面改修を実施しなければならない箇所ではないでしょうか。側溝と路面改修を同時に工事するとなると工事費用は多大になるでしょうが、一つ一つを切り離して工事するよりは経費がかからないものと思われます。また、住民も理解と納得が得られると考えています。
路面改修が必要と考えている箇所と総延長を質問します。車両の大型化、交通量増加などで舗装の損傷が見られると今回の決算の実績報告書にありますが、これまでの工法では耐えられないということであり、変更が必要ということだと思います。この点をどのように検討していますか。また、費用面ではどうなりますか。
最後の質問です。道路、歩道などの損傷対応についてはこれまで議会で多く取り上げられてきましたが、住民が毎日利用するものであり、損傷を放置しておくと損傷が広がることになります。町のパトロール、住民からの連絡でその都度処置をしていますが、それは路上につぎはぎをつくることになります。そうではなく全体計画を明らかにし完成時期をもあわせて明示すべきではないでしょうか。お尋ねします。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
あけの平大清水をつなぐ町道の件でありますけれども、おっしゃるように富谷町の大清水からあけの平まで通じるあそこのS字カーブというふうなあたり、なかなか町民の皆さんにもご理解いただけない状況下、改善されない状況でございます。もう一つは穀田線の急カーブというあたりが富谷町においてのもっともいつまでこういう状況続くのかということの2カ所ではないのか。この間、交通安全運動をさらにまた折々に通る折、上位に入る場所だというふうな思いでございます。いろいろな経緯があって、大清水のあそこから宮交のバスの旋回場があって、その先でS字になる理由は、おっしゃるように穀田大沢線というそこのセブンイレブンまで通る5,350、5.4キロメートル弱の道路計画があるというふうなことであそこにあのような形で変則の形になっているというようなことなんです。そのことがまず大前提にありまして、その先、ジャスコの開店等があって大清水とあけの平をつなぐ道路として形状、ああいう形状ながら一般車両の通行を解除したというふうな経緯があったところであります。
現状、車両を減らすというふうなことの策について、私どもも、あるいは交通安全対策という意味でいろいろな現状できる範囲でというようなことでドットラインを引いたりあるいはカラーの色つけをしたり歩道をつけたりというふうなことで対応はしてまいりましたけれども、抜本的な改善にはまだ至っていないというふうなところでございます。
あと、詳しいことは穀田大沢線、現状穀田大沢線については全く未定でございます。あの先、大清水からあの先までどうしましょうかというようなものも全く未定であります。そしてまた北部道路との延長、話題になっておりますけれども、北部道路はあけの平小学校の東側を通って4号線にタッチされるというふうなことであります。カルバートボックス、ボックスカルバートを使って、使うことであけの平の交通量を減らせないかというふうなご質問でございますけれども、これも現状では最低でも5年以上厳しい状況にあるというふうなことでございます。カルバートは用意はされますけれども、そこにつなぐ道路について根本的に大清水から北部道路に向かって大沢線が道路としてつくられなければそのようなことにつながらないというふうなことでございますので、現状期間を見通せば最低5年、あるいは10年の期間、スパンで極めて厳しい状況に現状あるというふうなことでございます。
そのような中で、交通の速度制限とかあるいは車両の制限とかいうふうなことをしてはどうかというふうなことのご質問でございますけれども、30キロメートルの未満のこれも警察の判断となりますけれども、現状大和警察によりますと住宅地内での生活道路において法定速度30キロメートル未満に設定している箇所はほとんどないとのことから、当町ではこれまでそういうことからドットラインや徐行の路面表示を、徐行を促す路面表示を施工してきたというふうなことで、速度の抑制、抑止を図ってまいったというふうなところでございます。通過させないようにというふうなことについても警察の見解によれば難しいというふうなことでございます。
4、5、6については後ほど担当課から説明をさせることといたします。
その次、側溝路面の整備ということでありますけれども、これまた町全体の工事量について後ほど担当課から申し上げることといたしますけれども、どちらにしましても20年、あるいは30年を超え40年になんなんとする地域と道路、そしてまた有蓋化を望む町民の皆さんの声というようなことがあります。そういったことも含めてきのうからお話をしてきておるところでありますけれども、今議会終了後、24年度からどのような方策で改良の工事をなしていくかについてお示しができればというふうに思ってございます。どちらにしましても工事量といい工事高といい膨大なものになるということは間違いありませんので、5年10年で見違えるようになりますというような状況もなかなか現状では難しいのではないかというような感じでございます。どちらにしましてもまだその端緒、緒についたばかりでございますので、十分なる案を練ってお示しをしながら24年度の事業、そしてまたそれ以降の計画的な施工に向けて努力してまいることといたしたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 交通事故防止のために登校時の見守りを警察に要請する考えはあるかというところで答弁させていただきます。富谷町ではスクールガードリーダーやPTA、教職員、それから交通安全指導員、地域住民の皆さんのご協力によりまして通学時間帯での交通安全に取り組んでいただいておりますので、今後も引き続きそのような方向で進めていく考えでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 走行速度抑制のための施工ということでございますが、先ほど町長が申し上げましたように、この路線にドットラインとそれから徐行の表示をしております。この表示等でまだ不足ということであれば、今後また公安委員会と立ち会い等をしながら次に何ができるとか検討してまいりたいと思います。
 それから振動量を抑える舗装ということでございますが、現在のところは特に考えてございません。30キロメートルということですので、通常高速道で考えています振動というよりもここは両側の幅員が6メートルということですので、家屋との反射音が多いのかというふうに考えているものです。以上です。

議長(浅野幹雄君) これからの佐藤聖子君の質問は一問一答で行います。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 大清水とあけの平がつながるときにという説明があって、それで迂回路は穀田大沢線ができるということで、先ほどはそれが未定であるということでありましたのですが、計画からは消えていない、こういうことは確認できますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 都市計画道路としてはまだ残ってございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) その都市計画道路ができないと先ほどの話の中でも北部道路が、例えばつながったとしてもなかなか迂回路にはならないという話があったわけですが、そうしますと町としてはあけの平、あるいは大清水につながるところもそうですが、これについては対応をどのようにしようと考えているのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほど来議員からもお話がございましたように、あの道路を現在のままで通過させるのか、あるいは迂回路というものもございますが、あそこのあけの平の団地の中には幹線道路、それから準幹線道路ということで歩道が設置されている路線がありますので、6-56号線を通過しなくてもあそこの幹線、準幹線を通るように当時から皆さんにはお願いしてきたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) しかし、そこに住んでいるおよそ100メートルぐらいのあの6-56号線のところに住んでいる人たちからすると穀田大沢線ができるだろう、それまでの辛抱だという思いがあって、全体の青写真みたいなものを繰り返し繰り返し説明する必要があると思うのですが、それについて町は必要性についてはどう考えますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほども申し上げましたが、現在あそこの地形的な状況から見ましても都市計画道路の築造は難しいと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 難しいということは先ほど来から話がありまして、しかし、そこに住んでいる人たちは穀田大沢線についても何らの情報も得られていないし、いつになったらできるのだろう、何かしらのときにできるかもしれない。そしてまた北部工業団地ができているのでこのあたりももっとこんでくるのかというような思いもあって、その青写真、夢見たいなものを町から丁寧に説明してもらいたいという思いがありますが、それについて町は説明なり広報を使ってのお知らせというようなものについては必要性については考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 夢だけでは話せないものでして、計画が確実視される段階で説明等をするものだと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 北部道路が国道に接続されてボックスカルバートということになっていますが、先ほどの町長の答弁では5年から10年ではというような話がありましたが、これについてのそれでは展望といいますかどのように活用されて、そしてあけの平とちの木をつなぐということになっていくのかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ご存じのように、あそこの北部道路の領域といいますか、あれは山と沢地ということで単独で道路をつくるにはかなり厳しい地形になってございます。ですから、当然面的な整備に伴って道路は築造されるのかという予想でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、その面的な開発ということになりますと今後はどのようなことが期待されますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 町全体的な土地利用の動き、それから地元地権者の意向等を踏まえて今後進めていくような格好となります。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、全くあけの平と大清水につながるあの道路の周辺100メートルの人たちは次にお尋ねする対応でしかそこのところは静かには暮らせないという状況になってしまうと思うのですが、そういうものではなくこういう手立てだったら考えられますというその富谷のあけの平のそこの中を通らない方法というものについては町は何か考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 議員からも要望といいますかご意見がございますように、減速、極力減速できる方策、あるいは地区内に看板等で方向を促すというようなことも一つの手かと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 北部道路は平成24年度完成予定となっていますが、明確な完成時期はいつということになりますか。お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在のところ、国土交通省から明確な答えはいただいておりません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、これまで町が答弁してきたように平成24年度ということだけでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 平成24年度見込みでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私としては穀田大沢線の展望がなかなか開けないということがありまして、ほかの迂回、団地内を通らないで迂回する方法を町がもっととるべきだということを先ほどの質問でしたつもりだったのですが、そういうことではなく6-56号線について、あるいは団地内で迂回させるということの答弁だったわけですが、そこ、あけの平の中ではなくもっと穀田大沢線にかわるものについてほかにこういう手立てがありますということは考えていますか。お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところ考えがございません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 速度制限のことですが、ほとんどないということでしたが、これまでも述べてきたようにすごい通過車両なのです。それで、ほとんどないということですが、ないこともないということにもとれるわけで、そういうことについて公安委員会には20キロメートル以下ということは要望したという経緯はありますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 法定速度30キロメートル未満というのは先ほどの答弁の通りでございまして、警察の方ではまず速度制限よりも道路の道路管理者としてすべきことについてご協力をお願いしたいというような見解をいただいております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) その道路管理者としてすべきことという具体的な内容についてはどうですか。具体的な内容をお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) これまでドットラインの整備や徐行等の路面表示を促してきたのもそういった経緯の一つでございまして、今後につきましてもこういった方策を検討してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ドットラインによって視覚的に道路が狭いと感じて徐行するということだと思いますが、私が先ほど言いました疑似ハンプについてはどうでしょうか。実施するお考えはありますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 先ほど建設部長からも答弁ございましたとおり、公安委員会等も協議しながら今後検討してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それから、先ほども言いましたが舗装の仕方ですけれども、タイヤから発生する音そのものを低減させることと、舗装表面の気温による伝播音の減衰というようなことがあったり、さまざま研究されているわけです。アスファルトの工法にしてもさまざまあります。こういうもので確かに両側に家があって反射音がするということもあるかもしれませんが、こういうものについて町は研究してみたり研究者にどうなっているか、どうすればいいかという相談をしたことなどということはあるでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 課内でいろいろな話題にもなったりはしますし、研究とまではいきませんがその工法については承知しているところでございます。ただ、あそこは一般的な区画道路ということですので国道や高速道路のような吸音対策というような施工までは必要ないという認識でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そこに住んでいる人たちが振動がしたり音がしたりということを言うわけなので、そこの方々に聞いてみて町が必要ないというのではなく本来であれば穀田大沢線を通してそれで迂回させながらそこのところは極力通さないというやり方だったわけで、やれるべきことは何でもやるという立場でいかなければ町が必要ないということでしないというものはないのだと思うんです。これについて検討すべきだと思いますし、調査もすべきではないでしょうか。お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 本来そういうことであれば一番最初にそういうことを言っていただいて施工すべきでありますし、現在あの舗装面、傷んでいるとは感じておりませんので、次の改修時にはその方策も考えながら施工したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは順序が逆かと思います。私としてはやるべきことをやるという立場で実施するように求めますが、それでも答弁は同じでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 次期改修工事に考慮したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) あけの平の団地の中の車両の流れをかえる、先ほど部長の方からも話がありましたが、三丁目公園の交差点で左の方向に誘導できるような、そして中学校の前を通って大清水の交差点のところまでということを考えると100メートルの間のところはかなり交通量は減るかと思いますが、そういう別ルートを指示する標識、これについては検討していますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 確かに別ルートというお話ではございますが、本来の生活用道路を通行を抑制するということに関しましてはまた新たな走行車両への対策、また先ほど議員がおっしゃったとおり周辺住民の方の合意形成も当然必要になってくるかと思いますので、そういったことも懸案事項となってくるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それで一方通行にしたらどうだろうという話が当時出ていたわけですが、その問題の検証についてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 規制に関しましては今後も引き続き大和警察署と協議してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほど保護者だとかスクールガードリーダーが見守りをしてということがありましたが、非常に交差点で小学生、中学生が通るということで危険な場所になっているかと思います。速度をきっちり守らせるというのにも警察官の立ち会いというのは非常に有効だと思いますし、なおさら子供たちが通学するときに立ち会うというのはなお効果的ではないかと思いますが、そういうことについて要請してきたということはありますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) これまで要請というものは特にございません。ただ、警察署の方からはまずは地域の住民による活動を優先していただければというような考えもちょうだいしております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 地域の交通安全指導員がいるわけですが、自分たちではどうにもならないという、どうにもならないといういい方ではありませんが、それよりも警察官が立ってくれることでかなり安全に寄与できるという話をしていましたが、その点について聞いたことはありますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) ございません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 交通安全指導隊、指導員の中ではそういう話にもなっているようで、ぜひ大和警察署について毎日でなくても交差点に立つように要請してもらうということは考えますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 冒頭で総務部長からご答弁させていただいたとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 総務部長が今後もこのままのとおりだというお話だったわけですが、私としては何ら大和警察署に要請してもいいことだと思います。子供たちの安全を考えるためだったらしてしかるべきだと思いますが、要請することについてはなぜそのようにしないのかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 先ほども申し上げましたとおり、大和警察署の方よりは地域住民活動をまずは優先していただきたいという見解でございますので、まずは町としては地域の皆様方のご協力をいただければと考えております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) この質問の最後にですが、前の町長があけの平と大清水をつなぐときに穀田大沢線の話を出してそれでここにこういう道路ができるからいずれここの大清水あけの平間はそんなに通過車両が多くならないはずだということを言ってきたというわけですが、しかし、町長、時代もかわってその町長がかわったときに次の世代にもその穀田大沢線の計画をなしにするようなことはとめる、そしていずれは5年かかるか10年かかるかわからないのですが、それについては積極的に関与していくというような立場で対応してほしいと思いますが、それについてはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほど穀田大沢線の整備計画については申し上げたとおりでございまして、今後の状況によりましてそれの説明できる時期が5年になるのか10年になるのかということだと思います。

議長(浅野幹雄君) 次に、質問2件目の側溝路面の整備を急いでについて総合的な答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) これは不足のところ、原課対応でいいということで冒頭申し上げました。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 問い1の東向陽台三丁目の延長ということでしたが、残り910メートルでございます。側溝整備の全体延長がきのう申し上げましたが8万4,100メートルでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。黙ってください。(「そんな一問一答ないべ」の声あり)答弁漏れがあったから言っているんです。佐藤聖子君、続けてください。

15番(佐藤聖子君) 先ほど質問した中で東向陽台については910メートルということになりました。全体では8万4,100メートルということですが、あけの平初め富ヶ丘、鷹乃杜、これをきのうの1メートル約3万円ということに計算をしますと22億2,420万円ということの工事概算ですが、これでこれぐらいはかかるということを見ていますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) きのうはその他に富谷地区とかとちの木地区でも一部ありますので、全体では25億2,300万円ほどかかるということを申し上げたつもりでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、富ヶ丘、鷹乃杜、あけの平では1メートル3万円かかるとすれば22億円ぐらいということだと思うわけですが、これをどこから手をつけるということを今考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 町長、昨日も申し上げましたように、今年度中に全体計画を立て、優先順位といいますか全体的なバランス等を勘案して24年度から手をつけていきたいというような考えでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) その中できのうも話の中にありましたが、これだけの額のものを町では大変だ、それで国からの補助金などを充てていきたいというような話がありました。もっともなことだと思います。あけの平について言いますと、バリアフリー工事化というのがありまして、かなり国からの補助でしたかと思います。そのおかげで非常にあけの平はよくなったわけですが、これについて町が国から補助を求められる、支援を求められるというものについては現在どのようなメニューがある、どのようなものでやっていこうと考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) そのメニューが今後の全体計画の方策の中の一つと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほども要旨の中で申し上げましたけれども、これだけのものをするというときに全体計画を立てなければならない、もちろんそうですが、予算をどれだけ増額するかということがかぎだと思います。これについて、最大限の努力をしていくのだと思いますが、この予算増額については部長としてはこれぐらいあったらこことここができるというようなそういうような考えは今持っているでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それは町長が判断することだと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、請け残の活用についてお尋ねします。町長が就任して以来、請け残を同じ工事のものについて補正をしながら進めるということを表明されまして進んできたかと思いますが、これについてはどの程度、年度について金額、それから工事量、それについてお示しください。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これまでも一部の地域ではやってきた経緯もございますが、特に現在やっております東向陽台三丁目、太子堂地区、ここについて残額予算ということではなくその地域の実情にあった延長を確保して施工したということでございます。請け残を安易に利用したというようなことではございません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、町長が就任当時お話しなさった請け残を翌年に回さないでその年度内で補正をしながらするということについては実施されなかったということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 増額対応工事で一部実施した箇所もございます。

議長(浅野幹君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 請け残を活用するということは補正の時期とかによって非常に困難だということですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) その時期、全体的な予算配分の中で判断してまいったところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は今回予算の増額が本当に大切だ、これがなければ800メートルから1キロメートルぐらいでいつも終わってしまうということになるわけで、増額と同時に執行残を補正しながら工事を延長させるということが必要だと思いますが、このことについて部長はどのように考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 800メートルから1キロメートルが少ない延長とは全然思ってございません。これまで500から600メートルで抑えてきたところを約倍のスピードで仕上げてきたという経緯がございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほど残りのキロ数、8万4,100ということになりました。これをそうしますと1キロメートルやったからということになると何十年もかかるわけです。けれども、今住んでいる人たちは我慢に我慢を重ねてきているわけで、こういうことでは全く住民の要求にこたえるものになっていない。一気にやることが必要だと思うのでこういう質問をしているわけで、それに満足しているということではないはずだと思います。一気に進めるという決意はありますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 昨日も申し上げましたが、今後全体計画を立てながら金額ベースでの25年、38年とかも申しましたが、極力早い段階で整備できる方策を考えていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私としては5年、あるいは10年という期限を決めて本当にこの地域の住環境をよくしていくということをしていかない限りなかなかあっちにもお金が必要、こっちもお金が要るということになると思うので、その決意が大事だと思うんです。10年をめどというのは私の要望ですが、このことについてはどうでしょうか。どういう見解を持ちますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それについても今後の全体計画で検討していくことでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 路面改修が必要だと考えている箇所、総延長をお尋ねしたわけですが、これに答弁あったでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 本年度予算にも計上してございますが、まず富ヶ丘明石線、これは成田地区だったのですが、それが約1キロメートル、それから成田中環状線といいましてこれは成田小学校の外周通り、そこは約420メートル、それから富ヶ丘と東向陽台の循環線と言われる道路について650メートル、4路線で一応必要だというふうに考えてございました。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) あと大型車両の、車両の大型化、交通量の増加で工法の工法をかえるという必要性についてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 昨年、おととしともずっと路線ごとの改修もやってきているわけでございまして、そのときの改修につきましては大型化対応ということで舗装、2層になっているのですが、その2層目の厚さを厚くして施工しているところでございます。延命化を図ってございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 鷹乃杜の町道についてお尋ねしますが、4メートルの町道がある。幅員4メートルの町道が34路線のうち15路線と聞きました。これで緊急事態に対応するためにはこれでは非常に狭い。4メートルで町道にはなるのですけれども狭いということで、有蓋化が必要だと思いますが、これについての対応はどうなっていますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これについても今後の全体計画の中で示されるものだと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ここのところは先ほども申しましたけれども、町がいうようにかまぼこ状になっている道路もありまして、これらをするとなると本当に全体を見回したときに壮大な計画が必要になるかと思いますが、私としてはここの場所の15路線、ここのところは早目にやる方がいいのかという気がしていますが、それについて町は順序をつけるという、全体としては一気にやるべきだと思うのですが、やり始めたとしてもこの地域のこの場所からという考えは持っていますか。お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 議員の意見も参考にしながら検討してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 側溝と路面整備、同時に進めるという新しい方式は非常によいことだと思っています。この方式で今後進めるという立場に立っているのか。あるいは一つ一つの工事を切り離しながら進めるということになっているのか。基本的にはどうなのかということでお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 昨日も町長がお話ししましたように、そこの場所についての状況を見ながら全体でやる方が得策なのか単独でやった方がいいのかというようなことを見きわめていくものでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 最後になりますが、道路に亀裂が入ったり、あとは歩道のところが傷んでいてそこに傷があって足をとられてけがをするというようなことがこれまでもあったかと思います。そういうことではなく、本当に全体計画を町民が共有できるようなものをつくっていかなければならないと思いますし、全体計画、その実施時期というものをわかりやすくお知らせすることが必要だと思いますが、これについてどのように対応しますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今歩道というご意見、初めて聞きましたが、現在考えてございますのは側溝の有蓋化と地区内の区画道路の改修というようなことを踏まえて計画を立ててございますので、歩道についてももし必要となれば当然それも入れて計画を練ることになると思います。

議長(浅野幹雄君) この際、4時10分まで休憩をいたします。

午後3時58分 休憩

午後4時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 9番森栄君。

9番(森栄君) 私は富谷町国土利用計画について質問いたします。
富谷町国土利用計画は国土利用計画法第8条第1項により市町村は政令で定めるところにより当該市町村の区域における国土の利用に関し必要な事項について市町村計画を定めることができると規定されています。そして富谷町の区域において長期的に安定した土地利用を図ることを目的として国土である町の土地の利用に関して必要な事項を定め、町の土地の総合的、計画的な利用を図る上での指針とされるもので、宮城県国土利用計画を基本として地方自治法第2条第4項に基づく富谷町基本構想に即して作成されております。その基本理念は、町の土地の利用は町の土地が現在及び将来における町民のための限られた資源であると共に、生活及び生産を通ずる諸活動の共通の基盤であることにかんがみ、公共の福祉を優先させ自然環境の保全を図りつつ地域の自然的、社会的、経済的及び文化的条件に配慮して健康的で文化的な生活環境の確保と町土の均衡ある発展を図ることを基本理念としております。
この富谷町国土利用計画は昭和57年12月25日に議決された第1次、平成3年3月16日に議決された第2次、平成10年6月19日に議決された第3次、そして平成21年3月13日に議決された第4次と、今までそれぞれ約10年という期間の単位で富谷町の土地利用計画が作成されております。また、第1次から今回の第4次富谷町国土利用計画の内容は1町土の利用に関する基本構想、2町土の利用目的に応じた区分ごとの規模の目標及び地域別の概要、32に抱える事項を達成するために必要な措置の概要という内容で構成されておりす。今回策定された第4次の富谷町国土利用計画は人口フレームなどの数字的なもの以外に土地利用転換図においては新たに高屋敷、成田2期、明石台東が土地利用に加わった内容でありますが、今後10年後の土地の利用計画の内容が具体的に示されておらず、土地利用の現況報告的な内容であると私は受けとめており、次の3点について質問いたします。
第1点は、この富谷町国土利用計画は昭和57年12月25日に議会の議決を経た第1次から平成21年3月13日に議決を受けた第4次までについて、富谷町の住民ニーズの多様化や社会情勢の変化及び時代の変遷とともに随時改定されていますが、富谷町国土利用計画の第1次から第4次までの時代的な経緯などについての特色をお伺いします。特に、土地利用計画の目次で第2次では?として町土に関する調査の推進と成果の普及啓発、第3次では?として町土及び環境の保全と安全性、快適性、健康性の確保が掲げられていましたが、具体的にどのような対応をされたのかお伺いいたします。また、今回策定された第4次では?として住民協働による町土管理が記載されていますが、今後具体的にどのように対応されるのかお伺いいたします。
第2点目は、この富谷町国土利用計画について国土利用計画法第8条第2項において市町村計画は都道府県計画が定められているときは都道府県計画を基本とするとともに、地方自治法第2条第4項の基本構想に則するものでなければならないと規定されており、宮城県国土利用計画を基本として地方自治法第2条第4項に基づく富谷町基本構想に則して作成されております。その目的は、富谷町の区域において長期的に安定した土地利用を目的としていますが、富谷町国土利用計画と富谷町基本構想の具体的な整合性の内容についてお伺いいたします。また、以前策定された富谷町総合計画や富谷町長期総合計画、そして自立した10万都市を目指してエコハビタ富谷、快適環境創造都市の形成と題し平成6年3月に策定された平成5年度富谷町市街化促進地域の土地利用調査との整合性は図れたのか伺います。
第3点は、富谷町国土利用計画における土地利用の見直しについて伺います。昭和57年12月25日に町議会で議決された第1次から今回の第4次までの富谷町国土利用計画の中ではこの計画策定後、社会経済情勢の変化等により必要に応じて計画の見直しを行うものと規定されていますが、第1次から第4次までの富谷町国土利用計画ではどのような点について見直しがなされたのか伺います。また、今後の富谷町の活性化と職住近隣、雇用の確保及び交通渋滞の緩和の観点から、例えば大亀地区に通ずる石積地区のどんぐり橋から町道富ヶ丘明石線と県道仙台三本木線が交差する丁字路に接続する都市計画道路の新設はできないのか伺います。
さらに、今述べた石積地区のどんぐり橋から成田に直接通ずる路線と堂ケ沢線との間の土地を現在の市街化調整区域から今後市街化区域に編入して土地の用途を準工業地域に用と変更することにより事業所などが建設されれば職住近隣として雇用の確保も可能であると思いますが、いかがでしょうか。
以上、今後の富谷町の土地利用計画に関連して都市計画道路の新設や市街化編入等による用途変更の問題は大変時間と予算を要する課題の多い土地利用のテーマですが、将来の富谷町の活性化と住民生活の利便性を期待して私の一般質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
国土利用計画、1次から4次までということでの時代的な特色というふうなところでございました。ご承知のように、今次計画は平成21年3月13日に議会の議決を経て今進行しているところでございます。ちょうどこの第4次計画が私の19年2月就任にあわせて、そしてまた一方では土地利用、いわゆる線引き、区域区分の見直しというふうなことでちょうど重なり合うそういったタイミングとなりましたこと、私も就任後今回の質問を受けながらまとめをしたところでございます。
そもそもがこの第4次計画を作成するに当たって、国で定めたものが開発から成熟型社会へ、国と地方の協働というのが大きなテーマとして掲げられた。2000年から2005年までの5年間の国勢調査が初めて人口減少社会に入ったというふうなことを受けて5年から10年のこの5年間経過してきたところでございました。そのような中で線引き、市街化調整区域を市街化区域に編入することの厳しさというようなものは十分何度かそれぞれの場面でお話をしてきたところでございます。人口フレームは目標年次であります平成30年、5万5,000人というまさに現実的な数値を広報等による試算によってお示しをしてきたところでございます。
振り返りますれば、先ほどの平成10年、1998年から平成25年までの15年計画、これは人口フレーム6万1,000人でございます。平成25年、ちょうど町制施行50周年でありますので、5万1,000人程度です。ですから、現実6万1,000人の人口フレームが5万1,000人ぐらいですと83%程度。その前の2次計画は平成3年から平成12年、1991年から2000年までの10年間でございます。これの人口フレームは4万9,000人、平成12年実績が3万6,000人というふうなことでありますので、75%程度というふうなこととあいなったところでございます。ちょうど振り返れば平成12年4万9,000人、ほどなく5万人の市制移行にというふうなことで話題になったことも今10年以上前でありますけれども、思い出すところでございます。
そのようなことで、第1次57年からスタートした10年、そして10年、その後の15年、今回の10年のスパンによる第4次計画がスタートしたというふうなことでございます。そのようなことで、土地利用の線引き見直しの中で住居系が明石台東、そしてまた工業系が今次の調整区域から市街化区域の編入を見込みながら高屋敷、そしてまた成田2期というまさに県内でもない大規模なというか二つの場所の見直しの告示を受けたというふうなことは、今後の富谷町のこの先の10年に及ぶ計画がスタート、定まったわけでありますので発展の様相といいますか前に進めるだけの状況が準備されたのではないかというふうに思うところでございます。
二つ目につきましては整合性というふうなことでありますので、基本構想につきましては今議員が話されたように地方自治法の2条第4項に定められる。市町村は総合的、計画的な行政運営を図る、図らねばならない、図ることに努めなければならない。それによってそのもとは基本構想を定める。それに則して行政運営をするとこんなふうな第2条、地方自治法の第2条に定めるものゆえにこの間の1次から4次までの計画がある。まさに計画のみならず私はぜひこの実効性のある、そしてまた客観性、合理性のあるものにぜひしたいものだというふうなことで平成19年以降21年までのこの間、そしてまた市街化調整区域から市街化区域の住居系、工業系の見直しというふうなところに鋭意努めてまいったところでございます。
富谷町は49.13平方キロ、5キロメートル掛ける10キロメートルということでございます。50平方キロメートル弱、非常にこの町域、ほどよいといいますか、そしてまた130メートルほどの高さというようなことで全町域開発可能な可能性のある土地だというようなところもまた富谷町のすぐれた特色の一つであります。今現在ざっと言えばこの50平方キロの中で4分の1が市街化調整区域であります。25%、4分の3が市街化調整区域、4分の3にまだ可能性を残しているというふうなことでいえば、この先の将来の富谷町の将来については発展の可能性、余地は多分にあるというふうなこととあいなるところであります。
49.13平方キロ、そのまま4,913ヘクタールでありますので、5,000ヘクタールの町域をいかに町民の皆さんのために、福祉のため、そしてまた将来の永続的な発展のために、そしてまた後世の我々の次の世代、そしてまたその孫子の代に至るまでの町域を皆さんの、富谷町町民が使うというようなことでいえばこれまた大変、言葉で言えば使いでのある富谷の町域だとこんなふうになろうかというふうに思います。
土地利用の見直しにつきましては、今次30年までを予定していましたので当座は線引き見直し、七、八年後に迎える線引きの見直しに向けて今スタートしたばかりではありますけれども、その次の期をどうするかというようなことに鋭意努力をすることといたしまして大枠としてはこの基本構想に定めて土地利用計画、そしてまたこの総合計画の前半に織り込んでおります土地利用なり基本計画なりをもとに町政運営にこれまた努めてまいる、こんな所存でございますので、ご理解のほどお願いを申し上げたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。

午後4時26分 散会

平成23年第3回定例会議事録(第4号)

平成23年10月7日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 小野一郎君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主幹 日野新一
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第4号

平成23年10月7日(金曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号17番~18番)
議事日程一覧表
一般質問 1番 長谷川隆 議員
富ヶ丘北部会館にエレベーター設置を
11番 佐藤克彦 議員
町内会館の新築改修工事の時期は
本町の農業振興策を問う
第 3 認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
第 4 認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
第 5 認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第 6 認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第 7 認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第 8 認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第 9 認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について
第10 認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定について
第11 議案第21号 西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の制定について
第12 議案第22号 平成23年度物品(仮称)富谷町学校給食センター新築に係る一般備品購入について
第13 議案第23号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
第14 議案第24号 平成23年度町営宮ノ沢住宅建替工事(1工区)請負契約の締結について
第15 富谷町農業委員会委員の推薦について
第16 発議第4号 子宮頸がん等予防ワクチン接種、妊婦健診、介護職員の賃金引き上げ、障害者自立支援、高齢者の医療費負担軽減など、24年度以降の財政措置の継続、支援の強化を求める意見書(案)
第17 議員派遣の件
第18 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告については、お手元に配付のとおりです。
 これで議長諸報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、13番小川昌義君、14番細谷禮二君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) おはようございます。
 通告に従いまして、富ヶ丘北部会館にエレベーター設置の必要性について質問いたします。
 ご承知のとおり、富谷町には44の行政区、すなわち44の町内会があります。地域には活動拠点として44の町内会館が存在しております。その44ある町内会館のうち、2階に町内会館があるのは現在、富ヶ丘北部町内会館1カ所のみであります。この件は、2009年12月第4回定例議会において建てかえについての質問の記録がありましたが、私は、なぜ富ヶ丘北部会館が2階に建設されたか、歴史的観点から当時の状況を簡単に触れながら問題点を考え質問いたします。
 まず、富ヶ丘という地域ですが、位置的には富谷町の西部地区になります。道路1本を挟んで南側は仙台市泉ヶ丘団地であります。そして西側は、黒川郡大和町のベルサンピア、昔でいうところの厚生年金スポーツセンターのテニスコート、グラウンドに隣接する静かな住宅街であります。分譲開始は早く、昭和49年、1974年、富ヶ丘ニュータウンとして分譲されました。東向陽台が昭和46年、鷹乃杜が昭和48年ですから、富谷町でも古い、年数の経過している住宅団地であります。
 当初、富ヶ丘町内会として一つでしたが、昭和54年、会員数の増加に伴い、富ヶ丘一丁目・二丁目は富ヶ丘南部町内会、富ヶ丘三・四丁目は北部町内会と二つに分け、現在に至っております。当時は、富ヶ丘南部町内会館は、現在もありますけれども、富ヶ丘郵便局の2階、コーシンホームビルに入っておりました。現在はコーシンホームビルがサイバーパークビルと名前が変わったと思いますけれども。北部町内会館はプレハブを建ててスタートしたように聞いております。
 そんな中で、昭和57年、富ヶ丘公民館が建ち、やがて和室2部屋と富谷町役場出張所の新設・増設を機に、平成元年、公民館の西側に富谷町出張所をつくり、その2階に富ヶ丘北部会館ができた経緯があります。当時の状況を思うに、富ヶ丘南部町内会館もビルの2階にありました。北部町内会館にとって、出張所の2階に鉄筋コンクリートの会館ができたことはとても大きな喜びであり、また会館の利用に本当に有力であったと思われます。公民館に隣接し、広い駐車場、グラウンドのような中央公園が目の前に広がり、日当たりのよい会館は、立地条件もよく、プレハブで我慢してきた町内会にとって最高の町内会館であり、今となっては、なぜ先を考え2階の不便を考えなかったのか、責めることはできないように思われます。
 平成元年1月31日、富谷町より富ヶ丘北部町内会に供用開始され、以来23年間、地元町内会の手入れもよく、月2回のシルバー人材に依頼しての清掃や掃除や、町内会での内装の壁の塗りかえで、今でも23年たったとは思えないきれいな室内であります。総務部の修繕記録を調べてみても、平成9年のトイレタイル修理や平成20年のトイレヒーターの設置等、23年間に6回修理がありますが、いずれも小さな工事のみで、大きな傷みもなく、このたびの震災においても、びくともせず、むしろ臨時避難所として地域住民にとって大きな役目を果たしております。
 現在、富ヶ丘北部町内会館は、カラオケサークル3グループ、民謡サークル二つ、町内会、班長会、理事会のほか、年1回町内会祭り、子供会等に活用されております。しかし、大きな問題も出てきております。
 町長にエレベーター設置の必要性を質問するその理由は、平成元年のオープン当時と比べ、時代も住民の構成も大きく変っており、現状のままでいいのかと問われている状況にあるからであります。住民の高齢化の中で北部会館が、建物は大丈夫だから壊れてないから今のままでいいのか。ここが問われているところであります。
 高齢化について、もう少し説明しますと、町民課の方で調べてみましたが、町内会館ができた平成元年4月の資料になりますけれども、人口2,557人、北部町内会、これ行政区の資料になりますけれども、世帯数は681世帯、平均年齢が当時、何と30.7歳であります。30.7歳の平均年齢にとって階段の上り下りは何ら苦になりません。その当時、65歳以上の方は95人しかおりません。町内会におけるところの割合は3.7%であります。しかし、あれから23年、平成23年8月の富ヶ丘北部町内会の構成を見ますと、世帯は846世帯、人口2,191名と人口は若干減少しておりますが、65歳以上の方は531名、24.2%を占めております。富ヶ丘北部町内会は、今では成田第二・第三町内会、富ヶ丘南部町内会に次いで、富谷町において4番から5番の大きな町であります。そのところの大きな町の問題が今問われております。
 なぜ今この時期に質問をしなきゃいけないのかと申しますと、このまま5年間、富ヶ丘北部町内会館を現状維持した場合、現在60歳以上の方は898名、町内の41%に上っているからであります。23年間、地域住民、町民は、外についているコンクリートの階段を上り下りしてまいりました。階段は、調べてみますと、踊り場を挟んで10段と11段になっております。そして、1段の高さは、階段の高さ16センチもあります。人生の先輩の方々にとってはきつい階段であります。手すりがついていると申しましても、冬は外から雪が吹き込み、すべります。大変危険であります。また、町内会館の2階には4基のFFストーブがついております。このストーブは、ストーブの下にタンクがついておりますので、18リッター1缶が入ります。ストーブに入れるために、タンクを持ちながら16センチ、21段の上り下りは、役員にとっても決して楽な仕事ではありません。役員も高齢化してまいりました。
 ちなみに、私ごとになりますけれども、私も富ヶ丘南部町内会、隣の南部町内会の役員をしておりますけれども、57歳で一番若いです。
 敬老会をするにしても主催者が敬老者であります。そのような中にあって、富ヶ丘北部町内会は、このたび公民館を利用して敬老会を行いました。100名近く参加したと聞いております。また、12月の富ヶ丘北部町内会祭りには、近くの偕楽園、和風園の方々10名を招待すると聞いております。車いすの方々もお見えになります。車いすを担いで上っていかなければなりません。この地域の人口・高齢化の問題、町内会館の問題は、避けて通れない問題であります。
 このような状況の中にあって、富ヶ丘南部町内会館は昨年、ビルの2階から1階に新築、平屋を新築いたしました。今までアパートに住んでいた人間が一戸建ての家に移ったような感じであります。10月の人生の先輩を囲む会、敬老会も130名参加する予定でおります。そしてまた、新しい試みとして先月、9月17日、オープンカフェというのを婦人会で主催いたしました。1日だけです。これは発泡酒につまみというか、おでんがついて100円、フランクフルト100円、フラダンスあり民謡あり参加自由のカラオケあり、何ら目的があって集まる集会ではありません。目的のない、きずなづくりの集会であります。今までの2階での町内会館では考えられないことであります。
 都会では「無縁社会」という言葉も耳にいたします。片方では「きずな」という言葉も盛んに言われております。
 このような状況を踏まえ、町長に、車いす利用の方を含め、富ヶ丘北部会館のさらなる利用促進のためにエレベーターの必要性、エレベーターの場合も、それじゃ介護のためのトイレはどうするのか、さまざまな問題も入ってきますけれども、予算のことも入ってきますけれども、町長の所見を伺います。
 そしてまた、あわせて、町内会館の利用について、「笑顔輝くあったか富谷」の実現のために、本当に町内会が、いつもかぎのかかって暗いものではなく、明かりのついた活用される会館になるような、そのような町長の考え方も伺いたいと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 北部会館へのエレベーター設置ということでございます。
 確かに今お話あったように、2階に集会所、あるいは町内会館を設置している唯一の場所というふうなご指摘は、そのとおりだというふうなことでございます。私も就任以来、何度となくお伺いする機会がありましたけれども、大変2階からの眺望、そしてまた富ヶ丘の中央公園、あの広々とした公園の中にあるあの会館の機能というふうなことも得がたい場所だなという、そんなふうな思いで過ごしてまいったところでございます。
 そんな中で、今お話にありましたように、町内会の秋祭りの折に、和風園からのご案内、ご招待をして車いすで持ち上げる場面に、私がちょうど出向く折ですね、遭遇をしたことも、去年でしたかおととしでしたでしょうかね、そんな場面を目にしておりました。大変なご苦労の中で地域、そしてまた隣町とは申せ和風園からの入所者をご案内をして交流を続けていることもまた目にし、ご一緒にその場を過ごしたところでございました。本当に2階への負荷というのは、やはり年を追うごとにというふうなことで、役場の庁舎2階、3階、極力エレベーターを使わずに階段をというふうなことのお勧めもしておるところでありますけれども、やはりそうならない、できない方がいらっしゃる。あるいはそういった比率が高くなる。そういった認識もまた改めて今、質問の趣旨を通して感じたところでございます。
 私は、町内会館の改修、あるいは新築というふうなことで、極力町民の、あるいは町内会の皆さんのご希望に沿うべく、この4年来取り組んできたところでありますけれども、総合計画にもありますように、計画の中にもその旨、位置づけているところでございます。「快適でうるおいのある居住環境」というふうな中に、やはりこの会館も含まれるだろうというふうに思いますし、安心できる生活を支えるまちに、そしてまた、住民参加を土台にするまちに、町民みずからが活動するまちに、多様な活動ができるまちにというふうなことが、この基本方針の中の二つ目、三つ目に散りばめられているところであります。そういった趣旨からも、この町内会館の改修、あるいは地元の皆さんの声を形にするべく、引き続き努力をしていかなければならない、そんなふうな思いをいたしているところであります。
 一方では、総合計画への位置づけが明確になされていることとあわせて、やはり会館の機能、今回の震災を通しても、なお一層会館の機能が重視されるといいますか、機能が見直しをされるというふうな、ただあればいいというふうなことではなくて、やっぱり使いでのあることやら、あるいはその会館の機能、10年、20年、あるいは30年ぐらいを視野に入れて、先ほど3.7%から24.2%の比率の飛躍的な増加、増大というふうなこともご案内ありましたように、そのぐらいまでやはり視野、視点・視野に入れながら改修にも細心の思いと気持ちを込めて取り組まなければならないと、こんなふうな思いでこの4年間、六つの会館について手を入れてきたところでありました。
 そんなような中できのう、町内会の活動、オープンカフェのワカフェのきずなづくりというふうなことも、震災後に9月、せんだって行われましたし、さらにまた、地域の交流の輪、あるいは防災の避難所としての機能と、これまた今まで以上にクローズアップされたのであります。一時避難所、あるいはそしてまた広域避難所ということで小中学校を指定してきておりましたけれども、今回、震災に遭遇しまして、まさに現実的でないということもわかったんですね。開かないというふうなことではなくて、現実的に機能しないと。もっと会館の方が日常的に使いやすい、避難所に適するというふうなことが今回改めて証明されたような形になりました。さらにまた、富ヶ丘の北部会館につきましては、火災に遭った折のその晩、二日、三日と、避難機能として、避難所機能、家に住めないというふうなことで一時布団も持ち寄りながらお泊まりをいただくというふうなことも、北部会館の事例にここ数年の間にあったところであります。そういうふうなことからして、この会館の機能というふうなものは、非常にもう多面的、あるいは限りなく、新しくすれば新しい活動が生れるということも、富ヶ丘の南部会館の平場への移転を通して証明されたのではないかというふうに改めて実感をいたすところであります。
 さて、お申し出、ご質問にありましたように、2階への負荷というふうなことでエレベーターの設置をというふうなことで、十分ご質問の趣旨を受けて、現場も立ち会いをしながら検討いたしてきたところでございます。最後の、すぐにもというふうなことの思い強くあったところでありますけれども、最後の予算立てのところで躊躇せざるを得ないというのが現状でございます。後ほど数字、あとご質問を受けて申し上げたいと思いますけれども、かなりの費用がかさむのであります。それは平成14年に中央公民館のエレベーター設置、後づけでやりました。あと富ヶ丘小学校と東向陽台小学校に平成20年にダムベーター、物だけ、給食だけ2階、3階に上げるダムべーターを人荷用のエレベーターに改修した工事がございます。その事例三つほど引き出しましたところ、結構な費用負担になるというふうなことも今回、見えてきたところでございます。こちらについては皆さんともども、住民協働というふうなことで地域の皆さんの声を十分お聞きしながら形にしていくというのも私の方向性の一つでありますので、きょうのご質問を受けて、地域の皆さん、そしてまた町内会のご意向も含めながら、前に進めるべく前進をさせていきたいというふうに思ってございますので、よろしくご理解のほどちょうだいできればと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) ただいまの町長の答弁でありますけれども、エレベーターと、エレベーター、鉄筋ですので経費もかかると思われます。その場合に、あそこは敷地が結構広いです。北部会館の周りというのは公園もあり駐車場もあり広いわけですけれども、そのとき、予算上、平屋にもできないだろうかと。そのようなことは町長は考えておられるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのようなことで、一般質問でのこの場でのご質問というふうなことを重く受けとめております。そしてまた、富ヶ丘の地域、30年以上に及ぶ富谷町の鷹乃杜、富ヶ丘、東向陽台、まさに富谷町の今の発展の基礎のスタートに当たる団地だと。そういう面では古さもそうですねというようなこともこの一般質問の中でも出てきたところでございます。そういったところにも目を向けつつ、この会館については、先ほど申し上げましたようにエレベーターの、富谷の中央公民館エレベーター設置工事の金額が2,800万ほどです。そしてまた、20年度に実施いたしました富ヶ丘のエレベーター設置については、細かいところは省きますけれども、2,700万、東向陽台小学校は2,200万、このように1,000万単位、2,000万、3,000万というこういう金額、ざくっと見てですね、の費用をかけなければ、人間が乗る安全なエレベーター設置はできないというふうなことでございます。まさに費用を考えれば100万、数百万の単位、300、500、1,000万ぐらいの頭を区切るならば、この議場であれ地域であれ町民皆さんであれ、ご納得いただける内容ではないかと思うんですけれども、このぐらいの金高、金がさがというふうなことになりますと、また別な一方での検討もしなきゃならないのではないかというふうなことの中に平場での建築というふうなことも視野に入れながら、もうしばらく慎重なる検討をさせていただくと、このようなことでお話を申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

11番(佐藤克彦君) おはようございます。
 私は、町内会館の新築改修工事の時期と、本町農業振興策を問うという2点について質問いたします。
 最初に、町内会館の新築改修工事の時期について質問をします。
 富谷町各町内会館の中には、建築後40年以上たち老朽化の目立つ会館も多くあります。特に、二ノ関、志戸田、太子堂、穀田、町中、今泉、西成田、明石などです。これらの町内会館は、施設設備が現在にマッチしてない会館であり、バリアフリーなどの工事も行われていません。先日、同僚議員の質問に対しても、町長は、必要性・重要性を重く認識しているとの発言で、私も同様の気持ちであり、早期に建て直す必要を感じ、次の質問をします。
 (1)各町内会館の新築年度、築10年以内、20年以内、30年以内、40年以内、50年以内、50年以上の地区を名をもってお知らせください。
 (2)バリアフリーの施設のない町内会館をお知らせください。
 (3)トイレがくみ取り方式の町内会館は、幾つありますか。
 (4)会館の土地が町所有ではない会館は、幾つありますか。
 (5)今後の町内会館新築・改修工事の建設計画は、どのように考えていますか。
 (6)町内会館の新築・改築改修工事は、どのようなときに行いますか。
 以上、質問します。
 次に、本町の農業振興策について質問します。
 本町の農業は、主に稲作栽培ですが、都市近郊ということで、園芸作物の栽培が特に著しく成長しているのが現状です。「250参加農家」や「おんないん会」会員の増加も期待できると思います。本町でも施設園芸に対してパイプハウスで3分の2を補助しているということは、農業者の一人として大変心強く思うとともに、町長に敬意を表すものです。
 しかし、一方で地産地消を掲げる園芸栽培農家では、露地野菜栽培も大変重要です。休耕田の活用で畑作のできるような施策が必要と思います。また、少しではありますが、農業後継者が育っています。後継者を育てることは、本町農業発展のために最重要課題です。それを考え、次の質問をします。
 (1)休耕田を畑に活用するため、どのような指導を行っていますか。
 (2)休耕田の土壌改良のための資金の援助助成にはどのようなものがありますか。
 (3)町では今後、休耕田の活用をどのように図っていきますか。
 (4)本町の農業後継者を把握していますか。
 (5)本町の農業後継者と町はどのような連携・つながりを持っていますか。
 (6)農業後継者を育てるため、どのような施策を考えていますか。
 以上、質問します。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 町内会館につきまして、前議員の先ほど冒頭申し上げた内容とかぶる部分たくさんありますが、多少また別な観点から冒頭申し上げたいと思います。
 会館については、先ほど申し上げましたように、私のまちづくりというふうなことの中で高い位置づけの中に進めていたしておるところでございます。常に会館にお伺いするたび、使いでやら、あるいはその活動内容やら等々、見る機会ともさせていただいているところでございます。今、年数の古さや土地の権利関係やら、あるいは土地の移転先とかも含めて、折々にお話をさせていただきながら町内会地元での動きというふうなことでお取り組みもまたいただいてきたところでございます。個別には後ほど担当課から答弁をさせることといたしたいというふうに思います。
 特に、5番目、6番目、建設計画。当面1年1棟というふうなことの原則に加えて、緊急性等を含め、会館改修というふうなことのテーマもありまして、この4年間で6棟というふうなこととなります。原則は、従前どおりの1年1棟でというようなことで計画的に進めてまいりたいと思います。
 あと、折々の小破修理の状況も会館の維持管理等も、団地部の会館とて必要性出始めたところありますので、これらについては地元の町内会の皆さんともどもお話をさせていただきながら、それぞれの分担、地元負担、あるいは町でというふうなことでの公平性欠くことのないような進め方に努めてきたところでございます。
 どのようなときに行うかというふうなことで申し上げれば、今のようなこととなりますので、地元でご準備いただける内容について、あるいは地元の総意形成・合意形成、必要度、今のままでいいんだよというところにあえてというふうなところもありますからね、地元の皆さんの総意・合意というふうなあたりをぜひお伝えいただければ、またこういった場での議論を通して次年度に入れ込んでいくと、こんなふうな進め方にさせていただきたいと思います。
 農業振興策につきましては、富谷町、大震災の折、震災を通して見て、やはり初動の3日間が大変重要であるというふうなことです。幾ら近隣のとか、あるいは遠方の西日本の自治体と防災協定結んでいたとて、3日以内にはなかなかこちらに届かないというふうなことなんですね。そうした場合にこの富谷町の、まさに置かれている富谷町の状況は、そういう面でのこの農業者、農業地帯、米もつくってます、野菜もつくってますという、こういうところのメリット、優位性をこの震災対応にも生かせるのではないかというふうなことをこの震災を通して思ったところです。したがいまして、防災の拠点も団地部での必要性、備蓄品の選定、数、そしてまた農村部でのいわゆる備蓄、あるいは必要な機器類について、何を重点化していくかということも見え始めたところです。
 したがいまして、農村部と団地部との交流、あるいはこの団地にはこの地区が農村部の地区が応援に入るよと、こういうふうなことの関係性を日常的につくっておくことが、結果としてはご安心につながるのではないかというふうにも思います。まさに縁故米、あるいは自家米というふうなことで米30キロ袋、5袋、10袋、常に備蓄しているわけでありますので。そういった面で、これも出ましたけれども、精米機、それこそ精米機さえあれば幾らでも米は提供できますねというのもこの富谷町ならではと。まさに都会部の、50平方キロの都会部の市はなかなかないと思いますけれども、それこそ10平方キロ前後、10平方キロ程度のところに5万人とか10万人とかという都会部の都市はそうですよね。そこには、ほとんど全域市街化区域というふうなことの中で、もう畑、ささやかに畑があるぐらいですというふうなところが多い中で、今、富谷町が市制を施行しようとするこの5万人に到達するその先に、まさに都会的な都市的な皆さんが多く住まわれる皆さんとて、この農業地帯が現状この先10年、30年、50年の単位で残るというふうなことを考えれば、非常に大きな財産であるというふうに思っています。
 したがいまして、やっぱり農業者の意欲、家庭菜園、貸し農園なんかの普及拡大も含めて、やはり土に親しむ、物をつくる。どうやったら上手につくれんのかな。農業者とてやっぱりノウハウがあって、だれしも毎年同じように同じものができるわけではないですね。私は経験的に見ても、「去年はよかったけれども、ことしはね」というふうな形のものがまさに素人であり、プロの農業者はどうやって育てるかというところに米のプロもいますし、ナスのプロもいますし、蔬菜類の、ハウスものの、露地ものの、それぞれのノウハウを長年蓄積したプロがいらっしゃる。農業者だからすべてのものが均等にできているわけではないんですよというふうなことなんであります。農業の今回の台風被害なんかも含めて、そういったことも乗り越えながら、いかに意欲と、そしてまた自立、農業者のすべて自立を求めるわけにもいかない環境は、もうご承知のとおりかと思います。規模が小さければ小さいほど赤字の額が大きくなると。もう定量的に出てますから。5町歩以上、10町歩以上の人は黒字化していくんですよというふうな方向性も見え始めている。しかし、それだけでいいのかなというのもあります。ですから、そういう面で震災を契機に農業の振興策の見直しというふうなことの中に、ぜひ国の制度なり町独自の支援も織り込みながら、団地部との交流などもさらに強化をすることの中で、富谷町の特性、あるいは優位性を示す方向性に向けて、これまた努力してまいりたいと、このように思うところでございます。
 個別にはあと担当課から答弁をさせることといたします。

議長(浅野幹雄君) まず初めに、総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) それでは、1点目の(1)というところで、築年度を地区名をもってというところで、読み上げますので、お願いいたします。
 まず、築10年以内でございますけれども、町上、町下、一ノ関、三ノ関、石積、富ヶ丘南部、大清水二丁目、杜乃橋、東向陽台第一、明石台第六、上桜木、成田第一、東向陽台三丁目、計13町内会でございます。
 築20年以内、原、大童、大亀、ひより台二丁目、大清水一丁目、日吉台一丁目、日吉台三丁目、サニーハイツ、明石台第二、明石台第三、明石台第五、成田第二、成田第三、計13町内会でございます。
 築30年以内、熊谷、ひより台一丁目、とちの木、富ヶ丘北部、鷹乃杜、あけの平一丁目・二丁目・三丁目、日吉台二丁目、明石台第一、計10町内会であります。
 築40年以内、町中、太子堂、志戸田、穀田、西成田、計5町内会です。
 築50年以内、二ノ関、今泉、2町内会です。
 築50年以上となりますと、明石の1町内会です。これで計44です。
 次に、バリアフリーの施設のない町内会館ということでございますけれども、バリアフリー対応の町内会館ですが、会館入り口のスロープにつきましては、平成8年以降に建築した会館と個別改修を行った会館を合わせて23の会館に、バリアフリー対応ということでスロープが設置されております。また、この23の町内会館のうち、平成11年以降に建築、または改築を行った16の会館につきましては、多目的トイレを設置しております。以上のことから、バリアフリー未対応の会館数ということになれば、21というふうにとらえております。
 それから、トイレがくみ取り方式の町内会館でございますけれども、44町内会のうち11の町内会館となっております。この11のうち四つの町内会館につきましては、合併処理浄化槽対応となっております。
 会館の土地が町所有でない会館はということでございますが、今泉の駐車場部分と明石の二つの会館で、現在、町中も町所有ではありませんけれども、今後見通しがついておりますので、純然たるものといえば、ただいま申し上げた2件ということになります。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 問い1番目の休耕田の畑の活用についてでございます。
 こちらにつきましては、国が昨年、22年度からモデル事業として実施いたしました戸別所得補償制度、こちらの方が今年度本格実施ということで、麦・大豆・飼料作物の戦略作物に関してと、それから産地資金といたしまして、野菜関係のホウレンソウ、ネギ、ブルーベリーというような形での交付金が出ております。
 町独自の援助といたしましては、この問い2番目の方の答えにもなるんですが、ブルーベリーの新植、こちらにつきましても町独自の補助、それから土壌改良その他の資材についてもご支援をしてございます。それから、休耕田を利用してのレクリエーション農園につきましても、里のゆき等の資材、それから客土用の山砂というふうな形で支援をさせていただいております。
 問い3番目の今後の休耕田の活用についてということでございますが、こちらにつきましては、本年度から実施されております戸別所得補償が本格実施になることによって販売価格が生産費を恒常的に下回る作物、そちらの差額が交付されるということでございますので、こちらの方の栽培、それから、先ほど議員の方からもお話ありました、都市近郊ということでのその他野菜の作付拡大ということで生産力の確保と食料の自給率の向上ということで、パイプハウスの助成、それから資材等ということで支援をしてまいる、今後も引き続きやっていく予定でございます。
 問い4の農業後継者でございますが、農業委員会では毎年1月に経営意向調査ということで、農政協力委員さんのご協力いただきまして、各農家の世帯構成や、その世帯の方々の農業従事者日数、それから農業機械等の所有の状況を書類によりいただいておりまして、そちらの方で「農業後継者がありますか、おりますか」というような質問の中でも答えていただいております。その中では数字としては把握しております。ですが、なかなかそれは富谷の農業、ほとんどの方が家族経営、そして兼業農家ということになっておりますので、実際の農業後継者というふうな話になりますと、認定農業者の連絡会の中での息子さんのお話とか、それから行政区長さんとの会話の中で、あそこの息子さんというようなお話でいろいろ情報をいただきながら進めておりますので、この辺を今後、いろいろ情報いただいて農業後継者の方々との交流という方も努めていきたいというふうに思っております。
 それで、5番と6番、農業後継者との連携、それから農業後継者を育てるための施策でございますが、今申しましたように、農業後継者という実際の協議会といいますか、そういったものはございません。ですので、強いて言えば、JAあさひな青年部に加入されているとか、それから、認定農業者の方々の息子さんということでございますので、こちらの方には今、認定農業者の方々にへの支援、おんないん会への支援、250の会員の皆様への支援、あるいは情報を提供いただきながら行っておりますもので、富谷の農家約500戸でございます。この中で、問い4でもお答えしたとおり、経営意向調査による実質の農家戸数は、台帳でいきますと381戸ということになりますので、こちらの方々に農地の集積、集積に対する補助、反当2,000円という補助とか、繰り返しになりますが、ビニールハウスの設置補助、ブルーベリー産地拡大というような形で支援をさせていただいて、農家の経営が安定する。そして農家の経営安定がその後継者が農業に従事するというような環境づくりにという形で進めていきたいと思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

11番(佐藤克彦君) 再度質問します。
 町内会館のトイレの問題なんですけれども、くみ取り方式のトイレというのは若い女性や子供たちできなくて、二ノ関地区の場合ですが、自宅に帰って、また会合に参加するような、こういう状況が一つあります。また、3・11の東日本大震災や、先ごろの台風のときもですが、町内会館というのは地区民の心のよりどころ、また、重要な避難場所となっていることは、現場主義、スピードをもって政策を実行する町長の知るところと思います。土地所有権の問題のない地区会館は、町長の決断一つでできる状態ではないでしょうか。これらの会館の早期建てかえを望み、町長の決意を質問します。
 また、園芸作物の振興について。休耕田の活用ということは、1番は乾田化するということだと思います。国や県の施策は余りにも大きくて地元の人は使いづらいんです。小規模の改良を町で助ける気はないか、再度質問します。
 また、農業の後継者についてですが、私も44年前になりますか、農業に携わったとき「4Hクラブ」があって、その団体等で若い後継者とともに勉強したことが思い出されます。このことからも、若い後継者が集い、ともに勉強できるような施策を望み、質問とします。
 もう一つ、把握してないと言いましたね、お正月に農業委員会のあれでしかわかりませんと。私、知っているので20代で農業やりますというの5人います。私、40代なり50代言いません。20代の若者を育ててほしいんです。その施策はどうしたらいいのか。それを再度質問します。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) まず、答弁にお答えする前に、担当課からくみ取り式が11ということで今聞いて、44の11だから4分の1だったなと、こう思いながら、以前の資料を確認したんですけれども、合併浄化槽等の処理槽が四つ入ってますので、そこから引いていただいて、純粋なる、純粋なるというか、合併浄化槽も水洗ですので、七つということでご訂正をお願い申し上げます。くみ取り式の町内会館は七つということとなります。
 町長の決断をというようなことであります。すべては政策決定は決断をもって年度の当初の予算をお示しするというようなことですのでね。ですから、先ほど申し上げましたとおりであります。会館、原則1としながらも、そこに全体の予算の枠組み、富谷町の今と、そしてまた近未来、そしてまた長期的にというようなことの決断、判断をする立場を与えられているわけですから、ことし、来年だけよければいいというような立場でこの場にあるわけではないんですね。そういうふうなことも含めて幾つかの要素がありますので、先ほどと重なりますので省略いたしますけれども、ぜひ勘案をしていただいて、早期に皆さんともども残された会館の改修に向けてお力添えをいただきたいと、このように思うところでございます。
 あと、後継者問題でありますけれども、国の方でも、日本の農地面積、庁議資料でも使って私ら新聞資料で学習しましたけれども、日本の場合ですと国土の面積の本当にごくわずかしか農地が使われていない。ドイツ、フランスはもう半分以上というふうな紹介記事を見て、なるほどなというふうに思いました。休耕田の活用というのも、何でこんなに遊ばせておくんだべと思うんですが、それなりのやっぱり理由があるんですね。ですから、そういう意味で富谷町にも課題があります。日本全体の農業政策というようなところにも相通ずるところがあるというふうなところでございます。45歳未満の農業者に、意欲ある農業者に150万円の所得を補償しながら育てようというのも国で考え始めて、それを前に出そうというようなことも今、外に出てきているところでございます。まさに富谷町でできることは一生懸命推進いたすこととあわせて、やっぱりこれは国是、国策というふうなことの中でやはり力合わせなきゃならない課題、将来にわたる、未来永劫にわたる課題であることも共通するわけですから、そういう面でぜひ皆さんのご理解と、あわせて、ともに富谷の農業振興、あるいは先ほど言いましたように、さまざまな機能、多面的な機能が言われてますけれども、今回震災を通してなお一層富谷町の農業地帯、そしてまた農業者の存在が輝くほどの状況になるべく、我々もそこに視点を向けなきゃならないというふうに思うところでございます。
 足りないところは二つほど、後ほど原課から答弁させます。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 水田を畑地化ということですので、この辺につきましては個別ですとなかなか、ばらばらになるという効率的な部分もございますので、志戸田地区でやっております補助整備区域内部分とか、そういった形での支援は、機械の支援とか、それから研修会等々もやっておりますので、その野菜をつくるための畑地ということであれば、土壌改良のための山砂とか、そういったものの支援はレクリエーション農園でもやっておりますので、どういう形で、ある程度地域を絞ってこういう野菜をつくるというような計画のもとにであれば検討して、その起爆剤といいますか、そういうふうな形で進められればというふうな今後、検討をさせていただきたいと思います。
 それから、20代の後継者につきましても私どもでも把握はしております。ただ実際は皆さんお父さんとの、認定農業者の息子さんでございますので、認定農業者会での情報交換で、認定農業者への支援ということが後継者の支援につながっているものと考えてございます。
 先ほど4Hクラブのお話も出ましたので、この議員さんの質問に対して、4Hクラブの確認しました。富谷町では平成10年ごろ下火になってしまって、郡内では平成17年に活動中止と。県内でも活動しているところはあるんですが、なかなか農業という環境に若い人たちが入ってこないということでございますので、できますれば、先ほどの5人さんは、最初にJAあさひなの青年部にでも加入していただいて、そういった形で若い人たちで盛り上げていただいて、町が支援をするというような形をとらさせていただければなというふうに考えております。以上です。

議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

11番(佐藤克彦君) ただいま出ました、一つは、休耕田の畑に活用するために乾田化ということ。私難しいこと言ってないんです。畑にするために沢沢はみんな堀掘んなきゃないんだよね。ところが、堀がもうだめになっているから、それをどうするためっかユンボー使ったダム暗渠とか、そういうようなことによって水田を乾田化したいというふうなことに対して、国の政策というのがないです、小さくて。それで町はどう考えるのかなということで再度質問します。
 また、農業の後継者ですが、認定農家の子弟じゃない方もいます。農業をやろうという。あと、農協青年部、青年部であって若者じゃないんです。あの人たちは50代から40代なんです、イメージが。みんな認定農業者がやっている青年部が多いんです。一緒にごった煮されたら困ります。若い人を育てるために、これが農業の最大の振興だと私は思うから再度質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) その乾田化につきまして、再度繰り返しになるんですが、地域を絞った形で、どの地域をどういう形で何の野菜をどの程度と。おんないん会等々で直売所、種類と量を確保して売り上げを伸ばしているという実績もございますので、そういった形でそういった面積をふやすということは大変重要なことでございますので、そういったものも検討しながら進めていきたいと思います。
 もう一つの方の若い方々というのは、町でお膳立てというのもなかなか顔も見えない部分もございますので、まずは認定農業者の方々のご意見をいただいて、どうしたら進められるのか。青年部という名ばかりということですが、若い方もその中に入っていただいた方がその年齢層も幅が広がるので、そっちはそっちこっちはこっちということじゃなくて、今、年齢が上がってきているのは事実だと思うんですが、その辺も富谷から若い方が入っていくということも一つの活性化というふうに考えます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして一般質問を終わります。
 この際、11時10分まで休憩をいたします。

午前10時57分 休憩

午前11時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

日程第4 認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第5 認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第6 認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第7 認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第8 認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第9 認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第10 認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計の認定について

議長(浅野幹雄君) この際、お諮りいたします。日程第3、認定第1号平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第4、認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第5、認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第6、認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により、富谷町議会会議規則第37条により一括議題としたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第3、認定第1号から日程第10、認定第8号までを一括議題とし、会議規則第41条により、決算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。決算審査特別委員会委員長永野久子君、登壇願います。

決算審査特別委員会委員長(永野久子君) それでは、読み上げまして報告にかえさせていただきます。
 決算審査特別委員会審査結果報告書。
 平成22年度富谷町一般会計を初めとする各種特別会計決算の認定につきましては、去る9月22日の本会議におきまして、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。
 決算審査特別委員会は、9月28日、29日、30日の延べ3日間にわたり、認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定について慎重に審議を行いました。
 その結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定されました。
 以上、決算審査特別委員会の報告といたします。
 平成23年10月7日、決算審査特別委員会委員長永野久子。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
 日程第3、認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について反対します。
 平成22年度の決算において、実質的な黒字2億937万円を計上しています。また、財政調整基金残高が43億2,000万円余となり、目的基金6基金との合計で基金の総額は65億5,200万円余に上っています。一方、町債については、町の「決算概要」で繰り返し述べているように、歳入においては借金に依存することなく、歳出においては借金に関する経費が少ない状況で、このことが弾力的で持続的な行政サービスを可能としています。総じて町財政の現状は、住民の要望にこたえ得る十分な力を備えていると言えます。
 ところが、平成22年度の行財政実績の結果は、住民の切実な声や願いに十分こたえたとは言えない問題を残しています。
 第1には、農業・商業分野での課題です。歳出総額に占める農林水産業費の割合はわずか0.8%で、基幹産業としての位置づけは後退し、都市近郊型農業を進めるべき独自の取り組みは極めてささやかなものとなっています。町独自の農畜産物の価格補償制度を創設するなど、生産者を下支えできる仕組みづくりのために予算を増額する必要があると考えます。
 商工業の分野では、平成22年度は小企業小口資金の貸付実績がゼロでしたが、担保も保証人も必要としない、文字どおりの「かけこみ」融資制度が、実態としては「かけこみ」での融資になっていないことが反省点だと考えます。事務手続の簡略化や自分の取引銀行からの融資を可能とするなど、改善の手だてをとるべきではないでしょうか。
 第2には、道路側溝の有蓋化と路面の全面改修のおくれの問題です。今議会においてもこの問題は多くの議員が取り上げるところとなりましたが、それだけ住民の切実な要望であることのあかしです。この問題を解決するには、公共施設の周辺を重点的に整備するなどといった局所的な取り組みではなく、富ヶ丘、鷹乃杜、あけの平などの地域に同時多発的に取りかかり、年限を切ったスピード感ある取り組みを進める以外にありません。そのためにも予算の思い切った増額が必要です。
 第3に指摘したいのは、「保育行政」のあり方の問題です。当局は、民間保育所の利点として「効率的」であることを挙げましたが、保育における「効率」とは何でしょうか。富谷町の認可保育所は今や上桜木果樹園の森が定員で150人、わかきの森が140人にも上るマンモスの保育所となり、保育士は過密労働、長時間の勤務の中で次々と退職していく状況にあります。無認可保育所では、劣悪な保育環境の中で、国語、算数ばかりか数学まで詰め込まれるという驚くべき「超早期教育」が行われています。こうした事実に目を向けずに民間保育を効率的だとする姿勢は、まさに「理念なき保育行政」だと言わざるを得ません。早急に町立保育所を増設すべきだと考えます。
 第4番目に、教育の分野では、成田2期北の開発に伴う遺跡発掘調査に、国の雇用対策費を使っていますが、遺跡の発掘調査は本来、開発者が費用負担でするものであり、町が開発者の肩がわりをするのは筋違いです。この発掘調査で延べ700人の雇用が創出できたとしていますが、開発者にきちんと負担を求めていれば、国の特別対策予算は別の雇用創出に活用できたはずです。この点について当局に猛省を求めるものです。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 私は、認定第1号 平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論を行うものであります。
 歳入は122億7,722万8,048円で、前年度と比べ約19億3,391万円、18.7%ふえております。
 歳出は105億6,943万5,217円で、約9億238万円、9.3%ふえております。歳入歳出とも前年度に比べ大きくふえておりますが、これは子ども手当の支給や新学校給食センターの新設、成田中学校の増築などにより大幅増となったものであります。
 また、22年度において全町民を対象とした新型インフルエンザ予防ワクチンの接種費用の一部助成が実施され、1万9,177人が接種されました。町民の5人に2人は接種したことになります。ほかに、ヒブや小児肺炎球菌、子宮頸がんの予防ワクチン接種の公費助成が実施されました。特に、子宮頸がん予防ワクチン接種は、他の自治体が中学校1年生から高校1年生までを対象としておりますが、富谷町は、中学校1年生から高校3年生までが対象で、しかも22年4月までさかのぼって助成といたしました。これらの施策は町民の健康と命を守るものとして高く評価できるものであります。
 町の貯金であります財政調整基金、ユーマイタウン施設整備基金などの基金残高は65億5,299万2,000円となっております。また、町の借金であります町債の残高は32億9,762万3,580円で減少傾向を続けております。
 よって、平成22年度富谷町一般会計歳入歳出決算はおおむね妥当と考えるものであります。
 しかしながら、町税が減少傾向にあり、収納率も下がってきております。今後の経済状況、町民の生活環境の悪化が懸念されます。執行部におかれましては、今後も健全な財政運営を図り、より一層町民の福祉向上と住民のサービスの向上に努められるよう申し添え、賛成するものです。

議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「18番、賛成討論でお願いします」の声あり)18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 私は、本案件に賛成の立場で賛成討論をいたします。
 平成22年度富谷町一般会計を初めとする各種特別会計決算の認定につきましては、去る9月22日の本会議において、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算特別委員会が設置され、9月28日、29日、30日の3日間にわたり審査を行いました。
 決算特別委員会委員長の永野久子議員より、先ほど決算特別委員会審査結果報告の結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定された旨の報告があり、委員長報告のとおり賛成するものであると考え、本案件に賛成をいたします。

議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第1号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第4、認定第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第2号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第5、認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に反対します。
 平成22年度の医療給付費は、平成21年度との比較で0.6ポイント増、高額医療費では9.1ポイント減となっています。検診事業と保健事業の今後の効果に期待するものです。
 国保加入者と加入世帯は、平成21年度との比較で微増となっています。
 国保税の納入では現年分で1.8ポイントの微増、現年分と滞納繰越分の合計では0.59ポイントの微減となりました。
 国保加入者の平均所得では200万円以下の世帯は平成21年度と同水準の77%でしたが、所得の平均は、平成21年度は152万8,000円、平成22年度では139万6,000円となり13万2,000円も減っています。厳しい経済状態がここにあらわれています。
 医療機関の窓口で10割の医療費を支払わなければならない資格証明書は、平成23年9月現在、109世帯、短期被保険者証は439世帯、合計で548世帯にも上っています。国保加入世帯の1割を超える世帯が正規の保険証を手にできていないということになります。とりわけ資格証明書は保険証の取り上げであり制裁の意味合いが強く、刻やめるべきと考えます。
 短期被保険者証についても、有効期限が1カ月、3カ月、6カ月の3種類が発行され、町は納付相談の機会につなげているとしています。しかし、平成22年度と23年度の比較で資格証が33世帯、短期証72世帯増加していることから考えれば、所得の減少から国保税を納税できないということは明らかです。
 税の徴収は応能負担の原則を守り、住民の生活実態がよくわかる自治体が本来行うべきもので、国保税の滞納を含む滞納世帯を宮城県地方税滞納整理機構に引き継ぐことは問題です。
 平成23年度、3年限りとしながらも国保税の引き下げが実現されたことは、国保加入者から歓迎を受けています。
 しかし、今後については国庫支出金の引き上げを国に求めるとともに、町が一般会計からの繰り出しを行って加入者の負担軽減が必要であることを述べ、反対します。

議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。6番小泉光君。

6番(小泉光君) 私は、認定第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について賛成の立場で討論を行います。
 国民健康保険を取り巻く環境は、景気の低迷や高齢化の進行などから依然として大変厳しい状況にあります。
 こうした中で、平成22年度の富谷町国民健康保険特別会計決算は、歳入で33億2,306万9,000円で昨年度に比べ2.8%の増。歳出は、31億4,993万7,000円で昨年度比0.4%の微増となっております。したがって、実質収支額は1億7,313万2,000円となっています。
 これは特定検診、特定保健指導、各種がん検診等の疾病予防事業やジェネリック医薬品の利用促進事業などの展開による成果とも言えます。
 これにより、平成23年度において税率を引き下げたことは、大変評価すべきものと思います。
 今後も、事務の効率化、収納率の向上を図り、さらなる町民の健康増進に努められ、より健全な財政運営を行うよう期待し、賛成討論といたします。

議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第3号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第6、認定第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第4号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第7、認定第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第5号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第8、認定第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第6号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第9、認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に反対します。
 平成20年度から実施された後期高齢者医療制度は、これまで国保に加入していた人、健康保険の本人、健康保険の家族もすべて75歳という年齢で加入させられることになり、受けられる医療も差別するものとなっています。75歳以上の人たちが増加すれば保険料が引き上げられる仕組みになっています。
 年金が月額1万5,000円以下の人たちの保険料の納入は、年金から天引きできないことになっていますが、普通徴収で滞納した人の滞納繰越分の納入率は、平成21年度が21.58%、平成22年度が17.21%、4.37ポイント下がっています。
 平成22年度決算で、2年で時効になることによって初めて不納欠損処分が行われました。4万5,000円、3人分ですが、低年金の人たちにとってこの保険料は過酷なものだということがはっきりしたと思います。
 後期高齢者医療制度は、受けられる医療を制限する目的もあり、医療費の抑制ということははっきりしています。これまでも高齢者の医療制度については医療全体の改悪の突破口にされてきたという経緯があります。このような年齢で差別する、受けられる医療も差別する制度は廃止すべきであり、反対します。

議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私は、認定第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に賛成いたします。
 後期高齢者医療制度は、75歳以上の方を対象とし、現世代と高齢者の負担を明確にし、国・県・市町村が公費を重点的に充てることにより、国民全体で支える仕組みになっております。
 近年、我が国は急速に少子高齢化が進展し、団塊の世代が高齢期を迎える平成27年には、国民のほぼ4人に1人が高齢者になると予想されています。
 当町においても、平成23年3月末現在、高齢化率は13.2%と宮城県の中で低い水準ではありますが、高齢者の人口は確実に増加しています。その中でも75歳以上の被保険者は、前年比6.94%増の2,388名となっております。
 このような状況の中、1人当たりの医療費給付は、県内でも上位に位置していると聞いておりますが、所得水準に応じ保険料の軽減措置を継続するなど、必要な改善が進められました。
 国民の共同連帯理念に基づき、運営主体の宮城県後期高齢者医療広域連合と連携を図り、適正に運営されております。
 このような取り組みにより運営された平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計の決算は、適正であると認めます。
 町民の医療福祉の向上のために認定に賛成を表明し、賛成討論といたします。

議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第7号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第10、認定第8号 平成22年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第8号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。

日程第11 議案第21号 西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の制定について

議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第21号 西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の制定についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、平成23年第3回富谷町議会定例会議案書、平成23年9月28日に追加提出した議案書をお開きいただきたいと思います。
 1ページをお願いいたします。
 議案第21号 西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の制定についてご説明いたします。
 提案理由につきましては、西成田コミュニティセンター子育てサロンを設置及び管理するため、条例を制定するものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 第1条に、趣旨といたしまして、この条例は、地方自治法第244条の2第1項に基づき、西成田コミュニティセンター子育てサロンの設置及び管理に関し、必要な事項を定めるものでございます。
 第2条第1項におきまして、設置する目的として、子育て家庭の育児不安解消のための子育て相談及び子育て親子の交流の場を提供し、保護者の育児に対する負担緩和並びに児童の健全な育成のために設置するものでございます。
 第2条第2項におきまして、名称と位置を定めております。名称は西成田コミュニティセンター子育てサロン。位置といたしまして富谷町西成田字郷田一番94番地でございます。
 第3条におきまして、管理として、子育てサロンは常に安全かつ清潔な状態で管理し、その設置目的に応じて、最も効率的に運用するものとすると定めております。
 第4条におきまして施設の管理を定めておりまして、第2項におきまして、管理者は町長が任命するものと定めております。
 第5条におきまして、子育てサロンの行う事業を定めております。
 第6条におきまして、一時預かり事業につきまして、あらかじめ許可を受けなければならないと定めており、第7条におきまして、一時預かり事業の利用料の徴収について定めております。利用料につきましては、次のページ、3ページの別表におきまして、最初の1時間までは700円、以後30分まで350円と定めております。
 第8条におきまして、利用者の遵守事項について定めております。
 第9条におきまして、管理上の制限を定めております。
 第10条におきまして、施設の管理する上での損害賠償について定めております。
 第11条におきまして、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定めるとしております。
 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行し、一時預かり事業に関しましては平成23年11月1日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。6番小泉光君。

6番(小泉光君) 預かり料金なんですけれども、1時間700円、最初の1時間ですか、それから350円ずつということだと。ちょっと感覚としてなんですけれども、100円ぐらい高いのかななんていう感覚ちょっと持ちまして、近隣の状況はどうなっているか、もし知っていたら教えてください。近隣の子育てサロンの預かり料金ということ。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず、仙台市でやっております「のびすく」でございますが、1時間600円でございます。あと近隣と申しますと、やっているところはなかなかなくて、あと認可外保育所でありますけれども、「ちびっこランド」では1時間530円、それから「おひさま学園」ではゼロ・1歳児については30分400円、2歳以上につきましては30分300円、それから、「ファミリーサポートセンター」では1時間500円から700円という状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 一時預かりについてお尋ねします。
 預けられる時間、何時から何時まで。一時預かりの部屋がありましたが、そこで何人を預けられるのか。それから、人の体制といいますか、保育に当たる人の体制についてはどうなっているのか。そしてまた、私が思っていた子育て支援機能といいますか、子育て支援センター、中心になる部分については、ここに5条のところに書いてあるだけで実施されるのか。もっと本当に子育てに援助をしてほしいと、親の悩みを聞いてほしいというような体制は、これから機能をふやしていくつもりなのか、お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず、何人預かれるかというところですが、1日最大6人としております。
 それから、保育に携わる人数ですが、一時預かりについては2名、そのほか2名の職員が子育てサロンにいるということで、保育に携わる人数は4名というふうになります。
 それからあと、時間は、開館している時間の10時から午後3時までとなります。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。失礼しました。子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それからあと、ここに書いてある以外はしないのかということでございますけれども、そうではなくて、これはあくまでも事業として行うものでありまして、もともとのこちらの設置する意義が、現在、保育所とかに入れてないお母さんたちが気軽に来て相談できる場所というところが大前提でございますので、その辺の機能も十分に発揮するというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 1日6人、お二人でということで。ほかにも保育士はいるのでということですが、その保育士については資格者なのか。それから常時4人いるということなのか。前もって一時預かりしてほしいということで事前の申し込みが必要なのか、お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 保育士はすべて資格を持っている職員でございます。常時その時間帯には4人の職員がいるというふうにはなります。ただ一時預かりは2名というところになると思います。
 それから、今度の一時預かりにつきましては、当日ではなかなかお子さんの状況が把握できないというところがありますので、事前に登録していただいて、ご利用する前の日までにご予約いただくというような形をとることにしております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 一時預かりの部屋ですが、何平方メートルと言われてもあれなので、何畳ぐらいということでしょうか。ちょっと見てきた感じでは、6人を見るというのでは非常に狭いところだなと思います。それについて検討されたのか。それでも6人を受け入れて、そこで、多分5.5畳ぐらいしかなかったと思いますが、そういうことでするとすると、いやこっちの方のホールも使えますとかということになるかと思いますが、しかし、6人というのは、ちょっと引き受けるのには狭過ぎるのではないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 通常は「とみやっこルーム」というところで見させていただいて、そこでは大体5.5畳というところです。ただ、人数が多くなりましたら「ふれあいルーム」というところの一番最初のお母さんたちがお食事をできる部屋と交換して使いまして、ゆっくりとできるスペースがあるのかなと思います。そちらですと大体11畳ぐらいのスペースということになります。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 利用料についてでありますが、近隣と比べますとそう高いものではないようであります。しかしながら、多分利用される方は1時間では済まないのかなということで、ちょっと私自身ちょっと思います。そうしますと、1日当たりというか1回当たり1,000円を超すのかなと。そして、月何日利用されるかわかりませんが、結構な金額としてなるのかなと思いますけれども、その辺どのようにお感じになるでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) この料金の設定につきましては、もう既に富谷町で子育てサロン的な一時預かりをしているところもあります。そちらの方の料金等々も勘案いたしまして、町として適正な価格とさせていただきました。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) これから実際にはこれで始まるわけでありますから、これからの様子を見てからということでありますが、その状況に応じてはやはりこの料金について、例えば上限を設けるとか、そういったものをこれから様子を見ながら、今後検討されることもありますでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) この事業につきましては11月1日から実施するというところで、どのぐらいの利用があるかも見えないところですので、それにつきましては始めてから検討させていただきたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今の子育てサロンの部屋が狭いのではないかということに対しては、十分とは言いませんけれども、それに近いお答えだったと思うんですが、その子育てサロンを行う部屋ももちろん、私はちょっと、例えば個人的な話、自分が自分の子供を1人、子供というか、孫を1人見るにしても狭い部屋だなと思うんですよ、今のあの部屋ですよ。その隣にさらにあの部屋があるということでありますけれども、常時、予約なしでフリーで来る方々の部屋なわけですから。そうすると、狭いからといって両方みんなで使うとしても、そもそも全体の枠が狭過ぎますよね。
 改めて伺いたいんですけれども、子育てサロンの部屋とその隣でフリーの子供さんとお母さんが一緒に遊びに来る部屋、合わせて何平米なのか。最大でそこには大人と子供が何人入ることになるのか。これは両方合わせてで結構ですから、伺います。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 一時預かりとして使う部屋については、「とみやっこルーム」が16.56平米、それから「ふれあいルーム」が33.12平米です。あと常時お母さんとお子さんが来る部屋は、真ん中の「プレイルーム」で66.24平米でございます。
 今までの実績で最高50人ぐらいのお子さんがそのプレイルームの方に遊びにいらしたという経過がございます。(「子供ですか。大人は」の声あり)両方合わせてでございます。合わせて50人でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、大体110か20ぐらいの平米の中に50人からの人が来るわけですから、そうすると1人当たり1畳にもならないんですよね。こういう狭さの中で子供を預かって保育しましょうという体制そのものが、これ弱いんじゃないですか。ですから、今ここでこの子育てサロンはその部分に関してだけの条例ですからこれやむを得ないとしても、近い将来、できるだけ近い将来、子育てで使おうとしているフリーの人も含めた部分については、一時預かりも含めて、全体としてもう少し広い場所に、のびのびと遊べるような場所に、さらに例えば増築するなり何なり考えていくべきだと思いますので、この辺の構想について改めて伺います。
 また、もう一点伺いたいのは、今、何平米、何平米と。大体120平米ぐらいあるのかなと思いましたが、そこには事務机もあれば、私が行ったときには机があったりいすがあったり、いろんなものが置いてあったので、この広さは最大限これを全部子供たちが遊べる部分としては使えないんだということも念頭に置いていただいて、近い将来、増築する考えはないのかを伺います。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 子育てサロンもまだ6月に始めたばかりです。最大50人というところもありますので、これから検討しながら、今十分活用されているところがあるので、これから検討しながら進めていきたいなというふうに思います。
 一時預かりにつきましても、一応今決まった部屋はありますけれども、そこに何人の申し込みがあるかというところも全然見えないところなので、ほかの町村で比べてみるとどうなのかなというところも、ほかの町村で余りやっているところがないので見えないところがあるので、始めてみてから、いろいろ問題が出れば検討してまいりたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) この条例提案されてますけれども、実質運営、それから管理についての内容でありますから、条例提案ということでありますので、これはあくまでも町で進めるというような認識を持たせていただいております。しかしながら、この管理・運営についてでありますけれども、今現在、大変すばらしい状況の中で進めていただいております、シルバー人材の「ほっと育く」等が今あります。そういった外部の力をかりてというような考えがまずなかったのか。
 それから、もう一点でありますけれども、1日6人というような、その小規模的といいますか、かなり限定される中での運営をしなきゃない。そして、その中での職員が4名ということで、その4名の内容、要するにパートなのか正職員なのか、その辺をお聞きしたいと思っております。
  あと、先ほど、最初の1時間700円というようなこの使用料を提示されておりますけれども、本来ならば今現在、パートで1時間働いても700円をなかなか稼げるというのも大変な時代であります。近隣、それから無認可的なところでやっておられるその一時預かりについての感覚は十二分にわかるわけでありますけれども、やはり行政の取り組みとしてのその内容については、一般的なところと肩を並べてやるというものが果たしていかがなものかと、こんなふうにちょっと思わせていただいておりました。その点についてお聞きをしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず、1番目のシルバー人材センターの活用でございますけれども、大変シルバー人材センターの今やっていただいている事業については、うちの方も大変勉強させていただいているところではございますが、シルバーの方たちのよさと、それからあと、今保育士の資格を持ってやっているところのよさが、いろいろあった方が住民の方たちも選べるというところがあると思います。ですので、シルバーさんはシルバーさん、あと、うちはうちというところで、利用する方たちが選択するというようなところで、より多くの選択肢を持っていただけるかなというふうに思っております。
 それからあと、職員でございますけれども、パートの職員でございます。
 それからあと、1時間700円の金額ですが、今までやっていただいているところが多々ありまして、それを例えば町で安い金額でしたために、今まで頑張っていただいた団体に影響があるというところもどうかなというところも考えさせていただきまして、この金額にしたものでございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 今課長の答弁の中で、シルバーのよさもあるし保育士のよさもあるということであれば、その両方のいいところを集めて、そして運営するのが当然でないですか。そういった考えはありませんか。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 場所が今、シルバーさんのところはもとの大友屋さんのところでやっていただいて、あと、こちらは西成田コミュニティセンターというところで、位置が離れている位置にあったので、来る方も選べるところがあると思うんですね。ですので、一緒に事業を行うというところまでちょっと今行ってないんですけれども、お互いに勉強し合いながら進めているというところも実際にございまして、シルバーの方たちに子育てサロンを見てきていただいて、いろいろとご意見などをお伺いして、うちの方の運営に当たりましてもご協力をいただいている状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) これで終わりですから。今、なぜそういうような質問をしたかというと、課長は、シルバー人材のよさと保育士のよさがあってというような答弁をしたわけです。そして、今は今度改めてシルバー人材の設置されている地区が余りにも遠いからというふうなお話です。シルバー人材の皆さんがいろいろな方向でお仕事をしていただいてます。あそこからすぐ近隣だけでお仕事しているんですか。そういうような答弁ではいかがなものかと思いますよ、やっぱり。基本的に遠かろうが何かろうか、町長もよく言ってます。富谷の町の中、面積どのぐらいありますか。片方、一番端から端まで、歩くのは大変でしょうけれども、車で行ったってたかが知れている時間単位ですよ。そういった観点からすれば、先ほど答弁した内容でシルバー人材のよさもあるし保育士のよさもあるということでありますから、その辺を今すぐにやれと言っているわけでないんですから、その辺を十二分に勘案した中で今後の運営に携わるというような話が当然出てくるだろうと思って質問したわけであります。そういう考えはないかどうか、ちょっと質問します。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 済みません。その距離が遠いとか近いではなくて、選べるところで、町でやっている分と西成田がある分で来てくださる方が選べるというか、一番自分が適しているところに行かれるというような意味で申し上げたので、その辺はちょっと言葉足らずでございました。
 一緒にどうかなというところにつきましては、本当に今始まったばかりですので、いろいろと検討しながらこれからは進めていきたいなというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) この子育てサロンの利用する対象者の年齢は、何歳から何歳なんですか。
 れからあと、管理者ですけれども、この管理者については、先ほどの4人の職員の中から選ぶんでしょうか、それともコミュニティセンターの管理している管理者の方が兼務するのでしょうか。
 それからあと、先ほど4人の職員が対応するということですけれども、その扱った子供に事故とか災害とかがあった場合の対応については、どういうふうになっているんでしょうか。
 次に、あと、利用の許可、第6条ですけれども、この利用の許可の基準というのは何かあるんでしょうか。
 それから、時間なんですけれども、先ほど私がなぜ対象年齢を聞いたかというと、富谷町立幼稚園の預かり保育条例の中で「一時的に預かり保育を受けた者においては、日額550円とする」というふうに書いてあるんですよ。この金額と今回示された「最初1時間まで700円、以後30分ごとに350円」というのは、先ほど近隣のとか、今までの料金を参考に算定したというふうになってますけれども、今申し上げた幼稚園の預かり保育の日額550円と比べた場合に、どうなんでしょうか。
 それからあと、委任の中で、11条で、町長が規則で定めるというふうになってますけれども、この委任の内容についてはどのような内容になっているか、お伺いします。
 それからあと、附則として、この条例は公布の日から施行するということでなってますけれども、年度の途中で、利用者の需要も見込めないままに事業を進めるということにおいてはいかがなものか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 対象年齢につきましては、6カ月以上、就学前のお子さんというふうにしております。
 それからあと、管理者につきましては町長が定めるというふうにしてございます。
 それからあと、事故の対応でございますけれども、保険をかけておりまして、子育て広場全国連絡協議会というところの保険に入っております。
 あと事故の対応につきましても、既にいろいろな措置をとるというところで保育所の指導も受けながら実施したいというふうに思っております。
 それから、金額でございますけれども、町立の保育所での一時預かりにつきましては利用範囲が限られております。ただ、こちらの子育てサロンにつきましては、一時預かりする理由はいかなものでも一時預かりできるとなっておりますので、全く別なものかなというふうに考えております。(「答弁漏れありますが、2件。委任と基準」の声あり)
 年度の途中での施行でございます。6月1日から子育てサロンとしては始めておりまして、11月からやっと落ち着いてきて職員もなれたというところで、11月から一時預かりを始めたいというところでございます。

議長(浅野幹雄君) そのままで結構ですよ。委任の基準という質問ありましたよね。そのままでいいですよ、今、答弁漏れがないかという確認ですから。いいの。9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほどの中で利用の許可の基準はあるのかどうか。例えば情緒障害とか、あと精神障害とか、あと身体障害とか、そういうような抱えている子供も利用できるのかどうか。
 あと、先ほど11条の委任の中で、町長が規則で定めるというふうになっているけれども、その後、規則で定める内容になどについては、どのようになっているか、再度伺います。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず、障害を持ったお子さんの預かりでございますけれども、登録を最初にしていただくというところで、保育所が面接を行いまして集団保育が可能かどうかというところを見させていただくというところになります。
 それからあと、必要な事項は町長が規則で定めるとしておりまして、条例のほかに管理規則と、それからあと、一時預かりの実施要綱を制定することにしております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番小泉光君。

6番(小泉光君) 先ほど一遍にすればよかったんですけれども。
 事前登録制、子供を預けるのに事前登録制で事前予約制が原則と。これはやっぱりちょっと考え方としてプロダクトアウトじゃないのかなと。せっかくつくるんだから、それで人も雇ってオペレーションしていくわけですから、もう少しマーケットイン的な思想を取り入れて、事前登録制はやむを得ないにしても、やっぱり子供を預けたいというのは、突発的に預けなきゃいけないという状況も相当出てくるんじゃないかと思うんですよね。ですから、その辺どれだけフレキシブルに考えていただけるのか。事前予約がないと全くもう門前払いよというのでは、やっぱりちょっと余りにもお役所的過ぎるのかなと感じたものですから質問させてもらいます。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) お母さんから離れてお子さんを預かるというところで、大変お子さんの状況の把握というのがすごく大事なところになります。ですので、登録していただいて、前日の就業時間までの予約ですので、当日はというところは、一応今はそういうふうにさせていただきたいなと思いますが、実際に運営した中で、それで不都合が生じるようであれば、またいろいろ検討して、本当にここの一時預かりをしたことによって、子育てしているお母さんたちがすごくいい方向に向っていくんだよというところは、あくまでもそこのところは一番にしていきたいなというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第21号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、午後1時まで休憩いたします。

午後0時11分 休憩

午後1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 引き続き会議を開きます。

日程第12 議案第22号 平成23年度物品(仮称)富谷町学校給食センター新築に係る一般備品購入について

議長(浅野幹雄君) 日程第12、議案第22号 平成23年度物品(仮称)富谷町学校給食センター新築に係る一般備品購入についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
 議案書4ページをお願いしたいと思います。
 議案第22号 平成23年度物品(仮称)富谷町学校給食センター新築に係る一般備品購入につきましてご説明申し上げます。
 (仮称)富谷町学校給食センター新築に係る一般備品を購入するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
 購入の目的でございますが、(仮称)富谷町学校給食センター新築に伴い購入するものでございます。
 契約の方法でございます。随意契約でございます。こちらにつきましては、簡易公募型プロポーザルによる随意契約でございます。プロポーザルとは企画競争方式でございます。複数の業者の方々から企画提案書を提出いただき、提案内容を審査をし、企画内容、それから業務遂行能力が最もすぐれたものと契約をする方式でございます。会計法上としては随意契約の一種ということでの随意契約でございます。
 契約金額2,161万7,400円。
 契約の相手方、宮城県仙台市泉区寺岡の株式会社ミヤックスでございます。
 富谷町新学校給食センターにつきましては、施設整備基本方針におきまして、「食の学びの場と情報発信機能の充実強化、環境負荷の低減、コスト削減、効率的で質の高い施設・設備」を掲げてございます。一般備品の購入に当たりましては、これらを実現できる最適な備品を購入するために、一般備品の購入基本方針を定めてございます。
 まず、コンセプトの一つとしましては、建物本体の全体的な調和とバランスを考慮したもの。それから、子供や保護者など幅広い年齢層の方が利用することを踏まえたものとすること。コンセプトの二つとしましては、調理実習室用家電や一般家電につきましては、耐久性があり消費電力が少ないものとすること。コンセプトの3としましては、施設を訪れた人が休憩するスペースなどはゆったりとくつろげる空間とすることにあわせ、高い質感を持ったものとすること。事務用備品につきましては、原則同一メーカーとし、統一感のある備品配備とするものとしてございます。これらのコンセプトを踏まえた最適な備品を購入するに当たり、簡易公募型のプロポーザルによる受託者選定方式としたものでございます。
 プロポーザルに当たりましては、8月12日に公告をいたしまして、参加資格条件としましては、宮城県及び富谷町より指名停止を受けていない者であること。地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しない者であること。富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しない者であること。平成13年度以降、国または地方公共団体発注による300万円以上の事務機器などの物品購入契約を締結した実績があることとしてございます。
 参加を表明しました3社のうち、簡易公募型プロポーザルには2社が提案書を提出してございます。9月9日に備品提案説明会を開催いたし、提案の適格性、提案の創造性、主要業務の実績等の協定事項を審査した結果、株式会社ミヤックスが最優秀者に決定をし、9月16日に仮契約を締結したものでございます。本契約を契約するに当たりまして、地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
 主な備品につきまして申し上げます。
 1階事務室に事務机、いす、引き違い書庫、キャビネットなどでございます。1階更衣室にロッカーなどでございます。1階のエントランスホールにパネル、給茶機、ベンチ、野菜、類似ソファー、テレビなどでございます。1階調理場にバキュームクリーナーなどでございます。2階ギャラリーには3人用のいす、展示の什器、センターテーブルなどでございます。2階の会議室には会議用のテーブル、会議用のいすなどでございます。2階研修室には研修用のテーブル、研修用のいすなどでございます。2階休憩室には座卓、掃除用具ロッカーなどでございます。2階調理実習室にはシューズボックス、調理実習用ワゴンなどが主な備品でございます。
 以上、ご提案申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず伺いたいのは、今若干説明はありましたけれども、事務机だのいすだの書庫だのキャビネットだのということですが、これ事前にお願いしていたように、それぞれ単価が幾らでそれが幾つなのかというその積み重ねでこの2,100万を超える金額になっているわけですから、事前にそういう資料をお願いしたのになぜ配付していただけなかったのか、これ伺います。
 その積み重ねがなければ、今聞いた限りではごく普通に備えるいすだの机だのキャビネットだと。テレビだ3人用のいすだっていう普通のものであるように聞こえるのですが、なぜこのような金額になるかが理解できません。ということは、そもそもこれが適切であるかどうかを判断する材料が何もないということになりますので、事前にお願いしたように、一つ一つ単価、そして数量、これを伺いたいと思います。できれば、これを一々今口頭で言っていただくのではなく、資料として配付をいただきたいと思いますが、どうでしょうか。まず1点。限られた質問回数ですので、とりあえずまず1回目一通り申し上げますが、それで十分な審議をするための資料をいただきたいというのが一つですね。
 それから、随意契約は、そういうことで町の側がこの給食センターにさまざまなコンセプトを設けたがために、一般の普通の入札を行うということではなく、プロポーザル方式にして、結果的に随契になったということなんですが、学校給食センターというのは、極めて使途が明らかな文化センターなんかとは違いますので、活用の仕方はごくごく限られていますし、食育を進めたり情報発信をするとしても、そのためにそんなに多くの条件が果たして必要なのかと。シンプルで機能的であればいいと私は思うんですけれども、なぜそういうふうにプロポーザル方式にしなければならなかったのか。そのためにこういうふうに随契だというふうな結果が出ているわけですから、この理由をもう少し町長にはっきりと伺いたいと思います。
 それから、この金額を見る限りにおいては、学校給食センター本来の役割に果たして合うのかどうか。本来の目的にそぐわないのではないかということも考えざるを得ないんですが、この点についてはどうお考えなのかを伺いたいと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 給食センターにつきましては、整備計画ですね、冊子にしたものをお示しをして、それに沿って今順次進めておるというふうなところでございます。そういうことでありますので、この備品の選定も含めて、そういったものが整備計画の中に視野に入っての選定、選択でございます。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まず、なぜ事前に資料をというところでございますけれども、今回の議案上程に当たりましては、その契約に至った経緯ということを重視をして説明をさせていただいたところでございます。すべての備品の一覧ということにつきましては、学校教育課の方にもご用意させていただいておりますので、そちらの方で閲覧の方をいただければというふうに考えてございます。
 それから、なぜにプロポーザルかというふうなところでございますけれども、先ほども説明をさせていただいたんですけれども、食育であったり質の高い施設であったりということで、こちらのセンターについては複合的な意味合いも持ち合わせているものと考えてございます。10年、20年と使用する施設でございますので、このことを踏まえまして、備品の価格に加えて、さまざまなレイアウトであったり、その創造的な備品を備えた備品を配置する必要があるということで、そのノウハウなりスキルを持っている業者を選定するためにプロポーザルを行ったというところでございます。
 この金額は給食センター本体に合うのかというところでございますが、基本的には必要な備品というものをこちらの方で提示をして、その上でプラスとしてご提案いただく備品をプロポーザルの方でお示ししてもらっておりますので、給食センター本体にはまさしくマッチするものだと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 資料の配付、なぜないのかというのは、配付をしないので閲覧してくださいと、こういう答弁なんですが、それでいかがですか。そのままでいいですよ。(「資料として配付をお願いしたいと思います。それがなければ判断できないです」の声あり)
 学校教育課長ね、なぜ資料配付できないんですかという、配付してくださいということですから、私は、どうぞ閲覧願いますという答弁なんだけれども、補足ありますか。
 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 特段出さないというふうなことではございませんで、当然一覧すべてが必要だということであれば、窓口の方でごらんをいただければというふうに考えてございます。品数自体が台数で申し上げますと502台ございますので、かなり数が多いということもあって、一覧を窓口の方で閲覧願えればということでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 閲覧できるものであれば議会に配付できるということでしょう。違うんですか。502台であろうが600台であろうが、議会で審議するために必要な材料は資料は、事前に出すべきだと思いますよ、これは。出さないことがおかしいと思いますが。今若干時間を例えばいただいてコピーしますからと、待っててくださいと言えば待ちますよ。そういう対応できないんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 回答とすれば、先ほどと同じ回答になってしまいますけれども、かなり数が多いということもございますので、窓口の方でご用意をさせていただきますので、そちらで後ほどご確認をいただければというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) これは議会にかけることの意味の大きさをきちんととらえていただきたいと思うんです。議会審議を軽視しているんじゃありませんか。いきなり今言ったわけじゃなくて、私はもう3日も前に言ってるんですよ。3日も前にお願いをしているのにもかかわらず出てきていないというのは、これどういうことですか。これ自体が問題だと思います、まず。
 そして、方法としても、まず給食センターにこれほどの付加価値をつける必要があるのかどうかという点ですね。確かに整備方針、基本方針はいただきました。全部目を通しましたけれども、何か特別な施設にするなんていうことは全く書かれておりませんよね。確かに食育の情報発信だとか、高度の安全性の高い衛生基準の高いものとか、そういうことは言っておりますよ。そして、ここが学習の場であるということも言ってます。でも、それはグレードの高いものを、いすだの机だの、普通の事務机じゃないものを買うということには全く読み取れませんよ。しかも、施設そのもののレイアウトや何かを創造的なものにしていくだとか、備品を備えるといったようなこと、どこに書いてあるんですか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらの施設につきましては、特別な施設とする必要があるのかというところでございますけれども、特別な施設ということよりは、先ほども申し上げましたけれども、複合的な要素もあるということでございます。そういったプロポーザルにしたから価格が上がるとか、そういったところにはならないものだと考えております。プロポーザルにおいては、その価格と、それから企画提案をあわせて審査をいたしておりますので、それを踏まえた判断ができるものだと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) まず初めに、その全体の資料がわかるようなものを求めたいと思います。休憩してでも欲しいと思います。と言いますのも、成田東小学校から成田小学校が分かれるときに、かなり数多いものでしたが、持ってくるもの、新しくするものというようなことで議会に提出された経緯があります。そのときに、こういうものが必要なんだなというのも納得して議決に加わったことがありました。ところが、今見ますと、先ほどその質の高いだとか質感のあるだとかということが述べられているだけで、それが幾らのものかさっぱりわからないと。こういうところでは審議のしようがないということで、資料の提出を求めたいと思います。それは議長において取り計らっていただきたいと思います。
 金額についてそれでも出ないというのであれば、その金額についてお尋ねするわけですが、ぜひそこのところで適正な判断をしたいということもありますので、資料の提出をまず求めたいと思います。どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩とします。

午後1時18分 休憩

午後1時23分 再開

議長(浅野幹雄君) この際、1時40分まで資料作成のため休憩をいたします。

午後1時23分 休憩

午後1時40分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 資料の提示がありまして、今ざっと見ているところですが、こんなに高いものかなと私の感覚では思います。比較できるものとしますと、1、2、3、4ページのところにありますポット、サーモスというのがあります。これはうちにもあるので値段がすぐに比較できるわけですが、2.7リットルだったと思いますが、これは3,000と書いてあるところからみると3リットルぐらいなのかしらと思いますけれども、それでも半分ぐらいの価格で買えたと思っています。これの、そういうことで言いますと、全体として普通に売られているものでも高いものがありはしないかということがありますし、2ページ目に行きますと、野菜擬似ソファー特注8万円というのがあります。1ページの下のところにもベンチ、県産材使用というのがあって、県産材使用についてはなるほどなと思いますが、19万円、これは妥当なのかどうかということもありますし、それと、同じ2ページのところに給食へら展示什器、特注10万円、これは何なのかお尋ねしたいと思います。
 説明をしてほしいところについては、3ページの2項目めから、アルトシアNC三角フレームなどと書いてあるもの、これについてはちょっとその使用目的などについてもお尋ねしたいと思いますが、全体として非常に高いという感想を持ちますが、この点についてどのような交渉をしたのか。全体として高いということは感じなかったのか、お尋ねします。
 それと、きのうの一般質問の中でありましたけれども、学校給食センターの中で牛肉にセシウムが混入していたという問題があったところからですけれども、そのときに線量計といいますか、消費者庁に申し込んでいるという話がありました。それはセシウムを計測できるものだったのかどうか。それは何のために申し込んだのか。その外れた場合にどうするのかということが非常にあれでした。それで、そういうことを今セシウムの問題が必要になっているときに、そういうものを買うというのであれば、なるほどというのはわかるわけですが、この高価なものをそろえるということについては非常に私は合点が行かない、こういう思いです。きのうのところでというふうに言いましたけれども、同じ給食を扱うところですから、きのうの消費者庁に申し込んだというものは何を計測できるものなのか。単価はどの程度ということになっているのかも、あわせてお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まず、最初にポットの話があったかと思いますけれども、こちらの方、1台7,000円ということで高いんじゃないかというふうなことがございました。定価で言いますと1万1,600円のものでございます。そのほかにもベンチの話であったり、その野菜のソファーであったりというところもありますけれども、基本的なこちらの一般備品の概算の設計については、定価の75%ということで設計をしております。今回はその75%で2,200万を上限としておりますので、それ以内ということでございますので、決して高いというふうなことでの認識はございません。
 それから、こちらの3ページのアルトシア云々というところなんですけれども、こちらについては展示をするための備品ということになります。
 それからあと、給食へらでございますけれども、こちらでもさまざまな給食センターを建設する上で展示、さまざまな展示ということも考えておりまして、その一つが給食へらであったり給食がまでございます。その展示に必要な備品、展示をするための備品だということでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 3ページの展示用のということでありますが、75%で25%引きでやっているから高くはないということをおっしゃいますけれども、しかし、その三角フレームセットBというのは、どういうものかちょっとその大きさ、それから、わかりませんけれども、34万3,000円もするもので、これが妥当だということなのでしょうか。それと、野菜を模したようなソファーがなぜ必要なのか。そういうところになぜお金をかけなければならないのかということがわかりません。
 そして、先ほど質問しましたけれども、今問題になっているところで言いますと、給食に入っていったら困るというセシウムについての、きのう消費者庁に申し込んだという、そのものについての答弁がありませんでしたので、その点についても伺います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まず、今回の提案につきましては、一般備品の購入ということでございますので、セシウムをはかる機器をこちらで購入検討したというところではございません。
 それからあと、野菜のソファーということでございますけれども、こちらは一つの提案あったものでございます。やはり給食センターでございますので、さまざまな子供たちが給食センターの方に来ることが考えられます。そこで、こういった入り口のところに野菜のソファーがあったり、あるいは野菜のソファーといっても、町の特産でもありますブルーベリーにもできるというふうなことがございました。そういったことで町の特産と絡めるということもできますので、金額的なことについては、一つ一つというよりはそのトータルで判断すべきものかなというふうには考えてございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほどの説明の中で、今回随意契約に当たって外3社というふうなお話がありましたけれども、その会社の提示した契約金額というのは幾らだったんでしょうか、お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今回、3社が申し込みを、申し込みというか、参加表明をしたというところでございます。ただ、参加表明した3社のうち1社については、参加資格が不適格ということでございます。その不適格理由としましては、国または地方公共団体に300万以上の事務機器等の物品契約を締結した実績があるというところがあるんですけれども、出されたその表明書の中には賃貸借業務を実績として出されたということで、実績に不備があるということで欠格となってございます。実際にそのプロポーザルを行ったのは2社ということでございます。今回はもう1社の提示された金額ということですか。もう1社につきましては1,957万2,000円でございます。ミヤックスさんが今回2,170万ということでございます。今回仮契約をしている業者の中には、こちらの方で指定している備品以外に独自にご提案をいただいた備品というのも数多くございます。独自にご提案をいただいた備品が361万5,000円ほどございます。こちらが依頼をした金額だけというと1,800万ほどになります。2社のうち同じ土俵で考えた場合は、今回契約をする会社の方が価格的にも安価であるというふうには考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 今回、契約の相手方として株式会社ミヤックスが契約対象になったわけですけれども、この契約する会社の規模とか特色、例えば資本金とか職員数とか事業経歴とか、そういうものなどについてご説明をお願いします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) ちょっとお時間いただいてよろしいでしょうか。
 今回、提出を求めてございますのが、主な主要事業という部分と、それから事務機器を納入した実績ということで提出の方を求めてございます。ということで、その資本金であったりというものについては提出を求めてございませんので、そちらについては今申し上げることできませんけれども、主要事業としましては、例えば仙台二華高校の学校備品の納入であったり、あるいは花巻空港の事務室の備品等の納入であったりというふうな実績がございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 今、資料見せられて、課長の方からは7掛けぐらいで購入しているという話ですけれども、どうもネットで見てても、何でこの備品を、今もらった資料ぐらいなのに、プロポーザル方式なのかというのを、もう一度どこにこの備品の中でその強調すべき点というのがどこにあるか、質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 何度も申し上げますけれども、その価格だけの競争ではなくて、トータル的な備品のコーディネートというのもあり得るというふうに考えてございます。例えばここの内訳書でどこにあるんだというお話でございますけれども、例えば県産のベンチ、県産材を使ったりというふうな発想については、これはうちの方では全く考えてない発想でもございましたし、あるいは野菜のソファーということも、来るお客さん、子供たちが喜ぶためにはどういったものがあるのかということの発想も、我々では持っていなかった備品の一つだということでございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 事務機のメーカーがオカムラとあります。他社のメーカーは何をもって値段をつけているか、お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) もう一社につきましては、提案書の方にはメーカーについては記載はないんでございますが、提案をいただいたときの言葉では、ナイキというふうなメーカーであるということでございました。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 事務機の中でオカムラというメーカーとナイキというメーカーのランクで、どちらが上だかというのはわかりますか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) ランク的なものというよりは、一般的に事務機屋として名の知れているところということではオカムラというふうには考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 事務機のほかの部分もメーカー載ってますけれども、オカムラというメーカーについては、そんなにグレードが高いのではないと私は思っております。だから、利幅があるということだと思うんですよ。だから、それで25%が安くなったからどうのこうのという部分で、そのように指定したんだかという部分は私は疑問に思うんですけれども、それについてお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらの方としてはメーカーをこのメーカーでなければならないというふうなことではなくて、施設内の備品についてはトータル的な備品にする必要があるので、基本的には同一メーカーによる備品であることが望ましいというふうなスタンスでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は、提案されております平成23年度物品(仮称)富谷町学校給食センター新築に係る一般備品購入について反対をいたします。
 理由は、購入する物品が給食センターの備品として適切ではないという点です。
 町は、給食センターに複合的な機能を持たせるという考えのもとに、グレードの高い備品を購入しようとしておりますが、例えばその購入する備品の中には、1脚2万2,000円のひじなしいすが10脚、1脚3万円の打ち合わせ用のいすが8脚、1脚19万円のベンチが19万9,000円のベンチと合わせて5脚、給食へら展示什器10万、これが1脚などなど、こうしたものの積み重ねとして総額で2,161万7,400円にもなっております。なぜこのように高価なものが必要なのか疑問です。
 町の説明では、県産材のベンチを使う、あるいはデザイン性にも着目しているというご説明がございましたけれども、給食センターはシンプルで機能的なものであるべきではないのか。基本的な疑問に十分答えが得られておりません。福島第一原発事故による学校給食への影響が心配され、今回の議会でも町独自に放射性物質の線量計を備えるべきではないかという声が出ておりましたが、最新鋭の学校給食センターを建設するというなら、放射性セシウムの線量計こそ真っ先に備えるべきものではなかったでしょうか。このようなむだ遣いとも言えるような備品の購入について住民の納得を得られるとは思えません。
 契約の手法についても、初めから町のコンセプトが大前提となってプーポーザル方式を選択したということですが、その結果として随意契約になり、そして特殊な建造物は別としても、こうした給食センターにはそぐわないような備品が購入されるということになってしまっています。入札制度そのものが形だけのもの、形骸化するということにもなり、到底同意できるものではないということを表明して、反対討論といたします。

議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番森栄君。

9番(森栄君) 私は、議案第22号 平成23年度物品(仮称)富谷町学校給食センター新築に係る一般備品購入について賛成討論をいたします。
  昨年9月から安全・安心な給食の安定供給を図るため、新学校給食センターの建築工事が進んでおり、今回の議案第22号の備品購入は、それに伴うものでございます。
  契約方法については、一般競争入札、指名競争入札、随時契約と契約の種類はいろいろありますが、今回、給食センターとあと備品の統一性、デザイン性、それから機能性とか、複合的な機能も含めて、プロポーザル方式で随意契約を締結する経過になりました。その契約の相手方につきましても、今まで学校との給食の備品などの納入もある業者でもあります。
  私は地産地消の推進、生産者との交流や食生活の向上、食文化の承継、健康増進などの意味合いからも、これらの備品の購入について賛成をいたします。

議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第22号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第13 議案第23号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第3号)

議長(浅野幹雄君) 日程第13、議案第23号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(小野一郎君) それでは、議案書でご説明いたします。
 10月4日追加提出の議案書の方をお開きいただきたいと思います。
 最初、1ページをお願いいたします。
 議案第23号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第3号)について、その概要をご説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,386万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ129億5,784万9,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 後ほど事項別明細書によりご説明を申し上げます。
 第2条、地方債の追加は、「第2表 地方債補正」によるものでございます。
 4ページをお開きいただきたいと思います。
 1.現年補助災害復旧事業債につきましては、補助対象として見込める事業の財源として、起債により予算措置したものでございます。
 戻りまして、2ページ、3ページをお願いいたします。
 予算の款項の補正額と補正額の総額でございます。
 第1表、歳入歳出予算のとおり、補正予算額、3,386万8,000円を追加し、補正後予算を129億5,784万9,000円とするものでございます。
 それでは、歳入歳出事項別明細書にご説明いたします。
 10ページ、11ページをお願いいたします。
 最初、歳入でございます。
 14款2項6目農林水産業費国庫補助金1節農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助金1,037万4,000円。水路等、農業用施設の災害復旧工事に係る国庫補助金でございます。
 下の段、18款2項1目財政調整基金繰入金1節財政調整基金繰入金1,909万4,000円で、財源調整するものでございます。
 下の段、21款1項3目災害復旧費1節現年補助災害復旧事業債440万円、補助対象事業に対する起債となってございます。
 次のページ、12、13ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 11款1項1目農業用施設災害復旧費13節委託料300万6,000円、台風15号に係る農業施設復旧工事に伴う調査設計業務の委託料となってございます。15節工事請負費1,596万円、同じく台風による農業用施設、水路等の災害復旧工事費となってございます。
 11款2項1目道路橋梁・河川災害復旧費13節委託料1,490万2,000円、同じく台風15号に係る公共土木施設災害復旧に伴う測量調査設計業務の委託料となっております。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第23号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第14 議案第24号 平成23年度町営宮ノ沢住宅建替工事(1工区)請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第14、議案第24号 平成23年度町営宮ノ沢住宅建替工事(1工区)請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(小野一郎君) それでは、議案書15ページをお願いいたします。
 議案第24号 平成23年度町営宮ノ沢住宅建替工事(1工区)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 下記のとおり、請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的、平成23年度町営宮ノ沢住宅建替工事(1工区)。
 契約の方法、随意契約。
 契約金額、7,222万9,500円でございます。
 契約の相手方、仙台市若林区にございます皆成建設株式会社でございます。
 この工事請負につきましての経緯についてご説明いたします。
 この工事請負契約につきましては、平成23年8月12日に入札の公告をいたしましたところ、参加業者はなく、再度、平成23年9月2日に予定価格を公表し、11社の選定の上、指名競争入札を実施すべく準備をいたしておりましたが、しかしながら、11社中10社が辞退し、皆成建設株式会社1社のみの参加となったものでございます。今回は予定価格を公表での指名競争となったため、1社のみでは入札要件には該当せず、本入札は中止となったものでございます。
 選定委員会で審議をいたしましたところ、皆成建設株式会社1社との随意契約を決定し、同社より見積書の提出がございまして、9月27日、見積もり2回付し、予定価格を下回ったので、9月27日、皆成建設株式会社と仮契約を締結するに至ったものでございます。
 本入札の参加資格につきましては、宮城県内に本店、または支店、営業所を有すること、建築一式の承認を受け格付がAであること、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しない者、富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと、本工事に対応できる1級建築施工管理技師、または1級建築士を専任で配置できることといたしました。
 予定価格は、税抜きで6,880万円、最低制限価格は税抜きで5,840万円といたしました。
 その結果、金額が税抜きで6,879万円、1回目で決定し、去る9月27日、仮契約を締結いたしました。
 業務の概要につきましては、建設部長からご説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、さきにお配りしております議案第24号関係資料によりましてご説明申し上げます。
 まず、建築場所でございますが、この役場庁舎より南西部約500メートルの道ですか、その県道西成田宮床線から南側へ150メートル入った場所でございまして、図面上、ちょっと一番上側の部分に少しですが掲示しております県道西成田宮床線、それから南側に進入路150メートルございまして、そこに全体計画で10棟20戸を計画しておりまして、今回の建築につきましては斜線の部分2DK・Aタイプで3棟6戸と、それから集会所1棟を建築するものでございます。これはこれまで建築しておりました清水沢住宅と同じタイプでございまして、清水沢住宅にも2DKのAタイプ4棟ほどございますが、それと同じタイプのものでございます。2戸の建物が屋根でつながっておりまして、住宅の間にはそれぞれ防水にすぐれた壁を張ることになってございます。屋根はカラーガルバニウム鋼板で窯業系のサイディング塗装品を張りまして、リシン吹きつけをするものでございます。
 部屋の間取りにつきましては、和室6畳が2部屋、それから6畳のダイニングキッチン、トイレ、洗面脱衣室、浴室、それから玄関入り口わきに物置兼用で湯沸かし、温水給湯器が設置されてございます。床面積につきましては1戸当たり54.65平米、約16.5坪でございます。これが2戸で1棟の建物となります。それが3棟でございます。
 集会所は、18畳の集会室と男女トイレ1カ所ずつ、それから玄関ホールと湯沸かし室の間取りでございまして、延べ床面積が55.48平米で、これは住宅の1戸当たりの面積とほぼ同面積となってございます。
 これの工期は、平成24年3月9日までとするものでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第24号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第15 富谷町農業委員会委員の推薦について

議長(浅野幹雄君) 日程第15、富谷町農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
 本議題は、農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定により、1名を推薦されたい旨の依頼が町長からあります。よって、富谷町議会の推薦として、富谷町富谷字大清水下33番地1、熊谷賢一さんを富谷町農業委員会委員に推薦したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、富谷町農業委員会の委員の推薦については、熊谷賢一さんを推薦することに決定をいたしました。

日程第16 発議第4号 子宮頸がん等予防ワクチン接種、妊婦健診、介護職員の賃金引き上げ、障害者自立支援、高齢者の医療費負担軽減など、24年度以降の財政措置の継続、支援の強化を求める意見書(案)

議長(浅野幹雄君) 日程第16、発議第4号 子宮頸がん等予防ワクチン接種、妊婦健診、介護職員の賃金引き上げ、障害者自立支援、高齢者の医療費負担軽減など、24年度以降の財政措置の継続、支援の強化を求める意見書(案)を議題といたします。
 提出者浅野直子君に説明を求めます。浅野直子君、登壇願います。

7番(浅野直子君) 発議第4号。
 提出者、浅野直子、賛成者、佐藤克彦、賛成者、磯前武、賛成者、小川昌義。
 子宮頸がん等予防ワクチン接種、妊婦健診、介護職員の賃金引き上げ、障害者自立支援、高齢者の医療費負担軽減など、24年度以降の財政措置の継続、支援の強化を求める意見書(案)。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出します。
 案文を読み上げ、提案理由の説明といたします。
 子宮頸がん等予防ワクチン接種、妊婦健診、介護職員の賃金引き上げ、障害者自立支援、高齢者の医療費負担軽減など、24年度以降の財政措置の継続、支援の強化を求める意見書(案)。
 国は、国民生活の安心と向上を図る取り組みにおいて、医療や介護の充実、子育て支援等の強化に地方自治体に財政支援をしてきました。
 しかし、こうした事業の財政支援などは今年度限りで終了するものが多く、来年度以降の対応については、政府は、残念ながら明確な方針を打ち出しておりません。
 具体的には、子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の予防ワクチン接種の「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例基金」や保育所や放課後児童クラブなどの整備を後押しをする「安心こども基金」、妊婦健診の負担軽減を図る「妊婦健康診査支援基金」においても、23年度で終了となっています。
 また、介護職員の賃金引き上げなどを行うための「介護職員処遇改善等臨時特例基金」、障害者自立支援法の施行に伴う事業者の経過的な支援等を行うための「障害者自立支援対策臨時特例基金」、自殺者を出さないための電話相談窓口の充実や訪問などの「地域自殺対策緊急強化基金」、それに70歳から74歳の医療費の窓口負担1割の据え置きや低所得者の保険料軽減措置等の事業においても、24年度以降も引き続き継続や支援の強化が必要です。
 これらの事業は、始まったばかりでもあり、継続してこそ、今後、成果が出るものです。
 よって、国におかれては、安心社会構築のため、引き続き財政支援の継続と強化を求めるものです。
 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出いたします。
 平成23年10月7日。
 宮城県富谷町議会。
 提出先、内閣総理大臣、野田佳彦殿、ほか、記載のとおりでございます。
 何とぞ、議員各位のご賛同をいただきまして採択をよろしくお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。9番森栄君。

9番(森栄君) 基本的にはこの意見書に私は賛成ですが、お伺いしたいことがありますので、質問させていただきます。
 まず最初に、この意見書の中に書いてあります子宮頸がん等ワクチン等接種基金促進臨時特例基金、それから安心こども基金、妊婦検査診査支援基金、それから介護職員処遇改善等臨時特例基金、障害者自立支援対策臨時特例基金、それから地域自殺対策緊急強化基金などの基金が羅列されておりますけれども、それぞれの財源の金額は幾らでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 申しわけありません。今ちょっと承知しておりませんが、申しわけありません。

議長(浅野幹雄君) ということで、後ほど提示したいということですが。
 議席番号お願いします。9番森栄君。

9番(森栄君) 今の答弁で結構です。後でわかったら教えてください。

議長(浅野幹雄君) そういう答え方はありませんよ、あなたは質問者ですからね。
 ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 なしと認め、これで質疑を終了します。
 これより討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これから発議第4号を採決いたします。
 この採決は、起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。

日程第17 議員派遣の件

議長(浅野幹雄君) 日程第17、議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。
 富谷町議会会議規則第122条の規定により議員派遣の件については、お手元に配付のとおり、議員を派遣したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件については、そのように派遣することに決定をいたしました。
 お諮りいたします。
 議員派遣の日程のほか、議案の審査、または調査及び議会において必要があるものへの議員の派遣を決定するに当たっては、議長に委任することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程に記載のないものについては、議長に委任することに決定をいたしました。

日程第18 閉会中の各委員会調査について

議長(浅野幹雄君) 日程18、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会からの所管事務について、会議規則第75条の規定により、閉会中の継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
 平成23年第3回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。
 執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分に尊重し町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成23年第3回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後2時24分 閉会

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議会事務局 代表