富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成23年第1回富谷町議会定例会(開催日:2月28日~3月14日)

更新日:2011年03月14日

平成23年第1回富谷町議会定例会(開催日:2月28日~3月14日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

平成23年第1回定例会目次

第1日目 2月28日(月曜日)
施政方針
町長提出議案の概要説明
議案第14号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第8号)
議案第13号 平成22年度富谷町物品((仮称)富谷町学校給食センター新築に係る厨房備品)購入について
議案第22号 平成23年度富谷町一般会計予算
議案第23号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第24号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第25号 平成23年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第26号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
議案第27号 平成23年度富谷町水道事業会計予算
議案第28号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第2日目 3月9日(水曜日)
一般質問 8番 菅原傳 議員
1 保育児童の待機状況を問う
2 富谷市制に向けての具体的構想を問う
 11番 磯前武 議員
1 若生町政2期目を問う
2 成熟した住宅団地の生活道路の整備図れ
19番 千葉達 議員
1 来る町制施行50周年についてれ
16番 永野久子 議員
1 国保税減税の具体策を問う
2 工業団地開発・企業誘致のあり方を問う
6番 山路清一 議員
1 外国語指導助手等を問う
2 日吉台交差点の安全を問う
15番 佐藤聖子 議員
1 交通弱者のための助成を求める
2 子どもの医療費助成の拡充を求める
第3日目 3月10日(木曜日)
一般質問 7番 相澤榮 議員
1 放課後児童クラブの現状と課題について
14番 伊豆田待子 議員
1 とみや児童クラブの充実と子育てのできる環境の整備は
13番 安住稔幸 議員
1 使いやすい町内会集会所を問う
2 町民の命と健康を守る施策の推進を
3 めざす学校像を問う
第4日目 3月11日(金曜日)
議案第6号 富谷町手数料条例の一部改正について
議案第7号 富谷町敬老祝金等支給条例の一部改正について
議案第8号 富谷町介護サービス事業特別会計条例の廃止について
議案第9号 富谷町都市計画審議会条例の一部改正について
議案第10号 富谷町奨学金貸付条例の一部改正について
議案第15号 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)
議案第16号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第17号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第18号 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第19号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)
議案第20号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議案第21号 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)
議案第30号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第29号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第9号)
第5日目 3月14日(月曜日)
議案第1号 富谷町内部組織設置条例の一部改正について
議案第2号 富谷町職員定数条例の一部改正について
議案第3号 富谷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
議案第4号 富谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
議案第5号 職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第11号 西成田地区コミュニティ・センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第12号 富谷町文化創造の森条例の一部改正について
議案第22号 平成23年度富谷町一般会計予算
議案第23号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第24号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第25号 平成23年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第26号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
議案第27号 平成23年度富谷町水道事業会計予算
議員派遣の件
閉会中の各委員会調査について

平成23年第1回定例会議事録(第1号)

平成23年2月28日(月曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部経営企画課長 松原誠君
  • 企画部財政課長 渡邊成一君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部上下水道課長 小野一郎君
  • 教育長 菅原義一君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 伊藤潤哉

議事日程 第1号

平成23年2月28日(月曜日) 午前10時00分 開会

第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 議案第14号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第8号)
第4 議案第13号 平成22年度富谷町物品((仮称)富谷町学校給食センター新築に係る厨房備品)購入について
第5 議案第22号 平成23年度富谷町一般会計予算
第6 議案第23号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計予算
第7 議案第24号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計予算
第8 議案第25号 平成23年度富谷町介護保険特別会計予算
第9 議案第26号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
第10 議案第27号 平成23年度富谷町水道事業会計予算
追加日程第1 議案第28号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 平成23年第1回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から平成23年度富谷町各種会計予算を初め、富谷町内部組織設置条例の一部改正についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつとさせていただきます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成23年第1回富谷町議会定例会を開会いたします。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 まず初めに、去る12月27日、小泉 光議員から一身上の都合により平成23年1月10日付をもって議員を辞職したい旨の願い出がありましたので、地方自治法第126条の規定により同日議員辞職願を許可いたしましたので、報告をいたします。
 また、その他の議長諸報告についてはお手元に配付のとおりであります。
 なお、説明員の出席要求ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 ここで、議案等の提案理由並びに平成23年度施政方針の説明を含め、町長にあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 本日、ここに平成23年富谷町議会第1回定例会に、平成23年度一般会計予算案を初め、各種特別会計予算案並びに諸案件を提案し、審議をお願いするに当たり、町政運営に取り組む私の所信と施策の大綱を申し上げ、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 この後約60分程度要しますので、ご清聴のほどよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 さて、このたびの町長選挙におきまして、これまでの富谷町町長選挙において、過去最高の得票数と得票率を得てご信任をいただき、引き続き2期目の富谷町政を担わせていただくこととなりました。
 今回の当選は、長期総合計画に基づくまちづくりの実績、その方向性及び職員の取り組みに対する評価の結果であると認識するものであります。町民の皆様からお寄せいただきました大きな期待を思いますとき、その責任の重さに改めて身の引き締まる思いでございます。
 私の1期目、平成19年2月の町長就任以来、一貫して町民の皆様の利益を第一とし、「教育・福祉の充実」「住環境・都市基盤の整備」「産業振興と町の活性化」など、新しく策定した富谷町総合計画の基本理念である「幸せを実感でき 笑顔輝く あっかい富谷」、町民の皆様が安心して安全に暮らせる自立した5万人都市の実現を目指し、誠心誠意、夢を共有し、情熱を持って的確な政策判断と実行に努めてまいりました。
 私は、新たな任期の4年間について、町民の皆様と常に対話を重ねながら、「富谷町長期総合計画の着実な推進」「教育満足度日本一のまちの推進」「企業誘致の実現」「市制移行への可能性への挑戦」を施策の柱として、引き続き「町民の目線で考え、町民のために働き、町民とともに行動をする」を行動原理とし、現場に「行って、見て、考える」現場主義に徹し、町の発展と町民福祉の向上のため、職員と一丸となって諸課題の解決のため一つ一つ丁寧に取り組んでまいります。皆様の格別のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 このような中、平成23年は富谷町にとりまして、さらなる町の飛躍と町政の発展に向けた大変重要な年であると考えます。
 昨年5月に、仙塩広域都市計画の見直しによる明石台東地区の市街化区域編入、成田二期北地区・高屋敷地区の工業系用地編入が決定し、5万人都市実現の見通しが立ったこと、また、企業誘致の用地確保ができたことは、富谷町の将来の発展を描く上で大変重要な意義を持つものと、改めて確信するものであります。
 また、昨年実施された国勢調査の速報結果では、他の自治体が軒並み人口減少する中、富谷町の人口増加率は13.11%と、宮城県内はもとより、東北全体でも増加率の最も高い自治体となりました。2月25日に総務省から発表された国勢調査全国速報値によりますと、全国第7位の人口増加率となったところであります。
 今後も富谷町の刻々変化する状況を的確に把握し、5年先、10年先の富谷町の未来を常に描きながら、平成23年年頭に当たり、『未来へ、新とみや・躍動』を掲げ、職務に当たっては「明朗・明快」「叡智・英断」をもって行政にスピード感を出し、正しい判断、確かな決断を行ってまいります。
 さて、富谷町の人口は2月15日現在、人口4万8,005人、1万6,271世帯となりました。去る2月14日には、人口4万8,000人に到達し、成田の清水様ご夫妻に記念の盾をお渡しをしたところでございます。
 それでは、平成23年度の主な施策概要について、富谷町総合計画の大系に沿って、それぞれの取り組みについて申し上げます。
 平成23年度富谷町教育方針に掲げる、心身ともに健やかで、すぐれた創造力と心豊かな人間性をはぐくみ、「笑顔輝く、あったかふるさと富谷」の魅力あふれる住みよいまちづくりを目指し、町民協働で町民憲章の具現化を図るとともに、生涯にわたる学習の充実に努めてまいります。
 学校教育の充実につきましては、教育満足度日本一のまちを目指し、1期目に引き続き、さらに充実・発展した取り組みを行ってまいります。
 まず、教育環境整備について申し上げます。
 成田地区の人口増加に伴い、成田中学校の増築工事を行ってまいりましたが、工事は順調に進捗し、本日竣工日を迎え、予定どおり3月上旬には完成をいたします。整備された教育環境のもと、1年生6クラス、2年生5クラス、3年生5クラス、特別支援学級1クラスの17クラスで4月の新学期を迎えることになりました。
 また、地球温暖化に伴うと見られる夏の猛暑は、教育環境にも大きく影響を及ぼしていることから、平成23年度は全小中学校の保健室に空調設備を整えてまいります。
 平成21年度から取り組んでまいりましたトイレ及びガラス改修工事につきましては、トイレ改修工事については富谷中学校及び東向陽台中学校で、ガラス改修工事につきましては日吉台中学校と富谷幼稚園で実施をいたします。
 また、東向陽台中学校の生徒の増加による教室不足が見込まれるため、平成24年度の増築工事に向けた設計業務を実施いたします。
 小中学校の学校図書館の整備につきましては、全小中学校に学校図書館指導員を配置したことにより、授業サポートや読書意欲の向上に大きく寄与することができました。中学校では図書館蔵書データ化作業が予定どおり終了したところであります。
 中学校におけるパソコン環境整備につきましては、各教室に1台、すべての県費教職員、町費負担職員である学校図書館指導員、特別支援教育支援員、ALTに配備し、さらなるIT、ICTの利活用、つまりコンピュータの持つ情報・知識の有効な機能を、学校教育にさらなる活用を図ってまいります。
 また、小学校につきましても、パソコンリース期間更新時に同様の整備を行ってまいります。
 平成23年度は、図書館管理システムを小学校に続き中学校にも導入し、小中学校との連携を強化し、さらなる読書活動を展開してまいります。
 また、学校図書館の蔵書につきましても、引き続き計画的に図書購入を実施してまいります。
 新学校給食センターの整備につきましては、8月末の供用開始に向け、建築工事は順調に進んでおります。平成23年度には、「安心安全でおいしく栄養バランスを考慮した給食及びアレルギー対応給食の提供」のための研修や、稼働開始に向けた体制整備に努めているところであります。
 続きまして、学習支援体制について申し上げます。
 学校における日常生活動作の介助や学習活動上のサポートなど、個別の児童・生徒への支援活動を行うため、特別支援教育支援員を平成21年度に小学校、翌年度には中学校に配置いたしております。支援方針に基づき、各学校の創意工夫により適切な支援を行っているところであります。平成23年度では、各学校の状況に応じた支援員の増員を行ってまいります。
 また、幼稚園においても、平成22年度から個別園児の支援活動を実施するため、人員を配置しているところでありますが、職名を小中学校同様、特別支援教育支援員に統一するとともに、支援員を増員してまいります。
 外国語指導助手、いわゆるALTにつきましては、小学校の外国語活動が平成23年度から本格導入されることに対応するため、ALTを3名から4名に増員し、言語や文化の理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図ってまいります。
 子供たちの理科離れが懸念される中、理科に対する興味・関心を広げ深めさせるため、小学校の理科教育支援員については、全小学校を支援できる体制とするため増員してまいります。
 富ヶ丘小学校の余裕教室を活用した宮城県立利府支援学校富谷分校が、平成23年4月12日に、宮城県知事ご出席のもと開校式が行われることが正式に決定されたところであります。開校に伴う校舎、駐車場などの改修工事はほぼ完了いたしております。
 また、ことばの教室機能を、平成23年4月から、富ヶ丘小学校から富谷小学校に移設することに伴い、富谷小学校ことばの教室改修工事についても、作業は完了いたしました。
 社会教育・生涯学習につきまして申し上げます。
 文部科学省の3年間の委託事業で取り組んでまいりました「学校支援地域本部事業」は、五つの中学校区に組織された地域教育協議会を中心に展開され、その成果が県内外から評価をいただいております。委託事業は終えましたが、事業の必要性と一層の成果が期待されることから、平成23年度も継続して取り組んでまいります。
 次に、放課後の子供たちの安心安全確保対策と青少年の健全育成を図るための「とみや児童クラブ」と「放課後子ども教室」は、児童指導員の増員を図りながら、受け入れ体制を充実させてまいります。
 西成田地区コミュニティ・センターの改修工事について申し上げます。
 平成21年度にトイレや浴室、調理室などの水回りを整備し、平成22年度において耐震補強工事と防火設備工事、さらに町民の皆様に憩いの場、交流の場として、また子育ての支援の場などで幅広くご利用いただくため、改修工事を進めているところであります。4月のリニュアールオープンに向け、順調に工事が進捗しておるところであります。町内全域の皆様から親しまれ愛される町内の拠点施設と位置づけ、適正な施設の運営管理に努めてまいります。
 なお、施設名称を「西成田コミュニティ・センター」とし、「地区」を削除する名称変更の条例案を上程いたしております。これらに関する説明は、全員協議会において申し上げます。
 次に、高齢者の生きがい講座「とみや豊壽大学」は、ことし3月で2年間の全課程を修了し、第1期卒業式を3月24日に挙行する運びとなりました。この4月から第2期生をお迎えし、さらに学習内容に創意工夫を凝らして、引き続き開講してまいります。
 公民館図書室につきましては、平成21年度から図書補助員を配置し、図書室の充実に努めておりますが、今後さらに、公民館図書室と町内小中学校と相互に図書貸し出しができる図書システムの導入に向け、平成23年度において図書のデータ化をすることで今進めております。
 また、富谷中央公民館と東向陽台公民館大ホールに冷房設備を整備することとし、地域コミュニティ拠点施設として、さらに快適にご利用いただけるよう施設整備に努めてまいります。
 芸術・文化活動につきましては、宮城県で最も歴史のある造り酒屋「内ヶ崎酒造店」が創業350年を迎えます。このことは富谷町の誇りであり、財産であります。心からお祝いを申し上げます。この記念すべき年と、「十三夜魂のふるさとまつり」の第5回目の開催と、節目の年が重なりますので、祝賀のムードを高めながら、昨年の4万5,000人の来場者数を超えるよう、新しい組織体制を整備し、今まで以上の感動と町内外に発信できる祭りにしたいと考えております。
 スポーツ振興につきましては、子供から高齢者までだれもが気軽にスポーツに親しむことができる豊かな生涯スポーツ社会を築くため、各種団体との連携により、さらなる充実を図ってまいります。
 また、体育施設整備につきましては、総合運動公園は、各種スポーツ競技の会場として利用者数は年間12万人を超える規模になってまいりました。今後も施設の運営と整備について配慮してまいります。
 特に、かねてより要望が多く寄せられておりましたテニスコートの新築移設工事につきましては、場所が確定いたしましたので、工事に着手してまいります。工事は2年度にわたり進めるものでありまして、1年目の平成23年度に土地造成工事、平成24年度にテニスコート及びクラブハウスを建築し、平成25年4月の供用開始を目指して進めてまいります。
 総合運動公園の改修整備の一環として、公園グラウンドに設置されているトイレの改修工事を行います。また、A・Bグラウンドには、簡易な外野フェンスの設置工事を行い、野球グラウンドとして整備してまいります。
 子育て支援につきましては、子供が安心して医療が受けられ、健やかな成長を支援するため、医療費助成制度を拡大し、乳幼児医療費助成に加え、「子ども医療費助成」として平成23年10月より実施を予定しております。対象は、入院を中学校3年生まで、外来・通院を小学校3年生までとし、医療費の全額助成制度としてスタートいたします。これらに関する条例改正及び関連予算につきましては、次の定例会に上程を予定してございます。
 次に、母子保健事業においては、妊婦健診費用14回分の公費負担を継続し、さらに母体と胎児の健康の確保のため、ヒトT細胞白血病ウイルスI型の抗体検査に加え、抗原検査を公費負担項目として追加して、より充実した健診体制に努めてまいります。
 また、平成23年2月より実施しておりますヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン予防接種につきましては、接種費用の助成を引き続き実施し、感染予防に努めてまいります。
 運動・精神発達等の段階において、より多くの支援が必要な乳幼児や児童への支援といたしまして、療育支援関係者との相談会を年40回から52回にふやし、きめ細やかな支援体制に努めてまいります。
 保育所につきましては、待機児童対策として進めてきました上桜木果樹園の森保育園の増設工事の完了により、定員を60名増加し、さらに、若樹の森保育園の入所定員を60名拡大することにより、定員を120名増員して、平成23年度の保育所申し込みに備えたところでございます。
 かねてより準備を進めておりました家庭的保育事業、いわゆる「保育ママ・パパ」につきましては、研修を終えた2名の方を認定し、自宅で事業を開始する運びとなり、従前の保育所保育にないニーズにこたえることができたものと考えております。
 また、保育の質の向上と安心安全な保育に向け、雇用期間1年限りで雇用してきた臨時職員を、雇用期間3年とするための構造改革特区認定申請書を内閣府に提出しており、認定される方向性が見えてきたところでございます。
 小中学校で実施しております図書教育の幼児期におけるステップとして、保育所に図書を購入する予算を計上いたしました。乳幼児期から本に親しみ、その蓄積を小中学校へとつなげていくことを期待するものであります。
 西成田地区コミュニティ・センターを改修し、子育て親子が集い交流できる場所として、子育て支援機能を有する「子育てサロン」を開所いたします。豊かな自然環境の中で、親子そろって楽しいくつろぎの時間を過ごしながら、地域の方との交流など、多様な世代が集える場所として活用していただければと思うところであります。
 健康増進事業につきましては、平成23年度に、町民の皆様の健康保持増進や疾病予防などに関する具体的な行動計画「健康福祉“あったか富谷”」の改定を行ってまいります。改定に当たり、現在、町民の皆さんの食事や運動、休養等の実態や健康についてお聞きするアンケートを実施しているところであります。このアンケートを踏まえ、平成24年度から平成29年度までの5カ年計画を策定してまいります。
 次に、中学校1年生から高校3年生までの女子を対象に、2月1日から接種助成を開始いたしました子宮頸がんワクチンにつきましては、契約医療機関で順調に行われているところであります。
 また、平成22年4月1日から平成23年1月31日までに接種した対象年齢の女子につきましても助成対象とし、現在還付の準備を行っているところであります。
 なお、子宮頸がんワクチン接種は、平成23年度も継続することで予算を計上いたしております。
 インフルエンザワクチン接種につきましては、すべての町民が1,000円の負担で接種できるよう助成事業を展開してまいりました。その結果、これまでに1万9,000人を超える町民の方々が接種いたしております。町民の皆様には引き続き、外出後の手洗いやうがいの励行、外出時のマスク着用などにより予防の徹底を呼びかけてまいります。
 検診事業につきましては、平成23年度から、新たに50歳以上の男性の前立腺がん検診項目を追加するとともに、これまで多くのご要望がありました40歳以上の女性の乳がん検診につきましては、2年に一度の検診実施を毎年受診できる制度に変更いたしました。乳がん検診において、平成23年度から視触診検査が廃止されることにより、夜間や休日等の検診も可能となりました。今後とも検診内容の検討や受診機会の拡大を図るとともに、がん検診の必要性を町民の皆様に周知啓発してまいります。
 あらゆる世代の健康意識の向上を図るため実施してまいりました「さあ!歩効果ウォーキング大会」を、これまで同様、地域と参加者との交流や地産地消の推進、歴史探訪など多目的な大会として位置づけ、実施してまいります。
 次に、国民健康保険事業について申し上げます。
 平成22年度における本町の国民健康保険財政状況において、国保税の収納率は低下傾向にあります。しかしながら、例年歳出の6割を占めている医療給付費が平成21年度と同じ程度で推移し、当初予定より伸び率が低い状況にあることなどから、加入者の負担軽減を図るため、現在国保税の税率引き下げについて検討をしているところであり、6月定例議会に上程するため、その準備を進めているところであります。
 国民健康保険は、我が国が実現してきた国民皆保険制度の基盤であり、維持していかなければならないものと考えるところであります。今後とも、給付と負担の公平性の確保に努め、健康増進のための事業の充実やジェネリック医薬品の普及啓発などによる医療費の適正化や国保税の収納率の向上を図り、適正かつ効率的に運営してまいります。
 長寿福祉事業について申し上げます。
 高齢者保健福祉・介護保険事業、障がい者福祉、社会福祉、地域福祉、後期高齢者医療制度にわたる事務事業を総合的に展開し、高齢者、障がい者の方々皆さんが、「安心して生き生きと生活できるまち」「みんなで福祉を支えるまち」の福祉環境づくりについて進めてまいります。
 高齢者施設整備につきましては、町内初めてとなる地域密着型特別養護老人ホーム、仮称ではありますが、「成田の里」が5月開所予定であります。運営事業所と連携を密にしながら、円滑な開所とともに入居者の生活の質の向上支援に努めてまいります。
 また、昨年2月に富ヶ丘に開所しました高齢者・障がい者の共生型グループホーム「いちいの杜」の第二次整備事業として予定しております小規模多機能型居宅介護事業所、ケアハウス整備の支援に努め、平成23年度中の竣工を目指してまいります。
 高齢者の健康と仲間づくりを目的として開催しております健康フェスティバルも、老人クラブ連合会との共催事業として3年目を迎えることにより、好評でありました事前練習会を継続するとともに、交流の場としてなお一層活気づくよう内容の充実を図り、高齢者の元気づくりを支援してまいります。
 また、町内会で創意工夫をいただきながら開催しております「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、事業の運営方法など企画の段階から相談や情報提供を行うことにより、町内会のご負担を軽減し、地域の方々の交流が一層図られるよう、支援に努めてまいります。
 敬老祝い金につきましては、高齢者人口の増加による敬老祝い金の伸びや、近隣市町村の動向などを注視しながら、祝い金の見直しに向け種々検討してまいりましたが、長引く経済不況や高齢者を取り巻く環境が好転する兆しが見えにくいことから、大幅な見直しは行わないことといたしました。
 平成24年10月に開催される第25回全国健康福祉祭、いわゆるねんりんピック宮城・仙台大会において、富谷町ではゴルフ交流大会の会場に名乗りを上げ、決定されたところであります。今後、宮城県及び競技団体等と協議を行い、開催への準備を進めてまいります。
 障がい者福祉施策の指針となる第2期障がい福祉計画は、3年の計画期間の最終年度となるため、仮称ではありますが、障害者総合福祉法の動向を見ながら、障がい者の実態把握の結果やサービスの利用状況などを踏まえ、第3期障がい福祉計画の策定に取り組んでまいります。
 また、平成22年4月に開所した障害者就労支援施設である「夢の風とみや」、障害者地域活動センターの機能を持つ「TOMOTOMO・YOUYOU」は、開所2年目となることにより、作業量の拡大や障がい者の方々の心のよりどころとなるように、事業者支援に努めてまいります。
 保健福祉総合支援センターにおいては、介護保険制度における介護保険給付の適正管理、指導の強化、介護予防ケアプラン作成に努めるとともに、増加する高齢者に対応できるように、新たな地域包括支援センターの増設について検討してまいります。
 民生委員児童委員につきましては、改選1年目に当たるため、委員の研修内容を充実させ、委員同士の情報共有を図ることにより、活動しやすい環境づくりに努め、なお一層地域福祉活動を推進してまいります。
 企業の立地促進につきましては、現在、東京エレクトロンやプライムアースEVエナジーのサプライヤーを対象に、企業進出意向調査を実施しております。平成23年度はこの調査結果をもとに、企業に立地促進のアプローチを行ってまいります。特に、高屋敷地区は仙台北部道路の国道4号からの接続供用開始が平成24年度に予定されておりますので、その優位性をアピールし、企業誘致につなげてまいりたいと思います。
 なお、成田地区のユアテック人材開発センター前に設置している企業案内看板が腐食・劣化してきておることから、表示方法の見直しも含め、リニューアルすることにいたしております。
 労働雇用対策につきましては、平成20年秋から、景気後退に伴う雇用悪化に対応するため、国が設けた「ふるさと雇用再生特別交付金」及び「緊急雇用創出事業臨時特例交付金」の二つの交付金制度に係る補助事業を活用し、引き続き、失業者雇用に向けた富谷町独自の事業創出を図り、実施してまいります。
 「社団法人富谷町シルバー人材センター」におきましては、会員数が450名を超え、3年目を迎えた子育てサロン「ほっと育く」も、昨年11月11日に利用者延べ人数5,000人を達成するなど、充実した活動を積極的に展開していただいておるところでございます。
 また、ことし4月には、2008年スタートした新公益法人制度による「公益社団法人富谷町シルバー人材センター」として、県内トップの移行準備も既に整い、新たなスタートを切ることになりました。今後も、しんまち地区における拠点づくりも視野に入れながら、連携、協力を図ってまいります。
 農業の振興について申し上げます。
 平成22年度より、原則全農家を対象とする所得補償制度、いわゆる「戸別所得補償制度に関するモデル対策事業」が実施されました。生産調整に参加した生産者へ交付される米の戸別所得補償は、農家数で274戸、交付金額は約4,500万円でありました。
 また、水稲以外の作付に対して交付される水田利活用交付金は、大豆生産組合2団体を初めとして、飼料用米や飼料作物に取り組んだ農家数59戸に対し約2,700万円の交付となり、戸別所得補償制度に関するモデル対策による富谷町への交付総額は7,200万円でありました。
 新制度にもかかわらず、制度内容の周知や申請書の取りまとめにご協力をいただいた農政協力員を初め、地域の中核として、新規需要米の栽培などに取り組まれた認定農業者の皆様のご努力に敬意を表します。
 なお、米価の変動部分に対する補てん交付金につきましては、先ごろ60キログラム当たり1,715円と決定され、3月中旬には支払いがなされるとの情報であります。
 平成23年度の本格実施に向け、引き続き東北農政局、県、JAあさひなと連携し、農家の所得向上と生産意欲につながる支援に努めてまいります。
 平成23年度米の生産調整について申し上げます。
 宮城県より示された生産目標数量は1,820トン、面積換算値では358ヘクタール、平成22年目標数量より69トン減少でございます。面積では13ヘクタール減少となります。作付率につきましては61.4%、反対になります生産調整、栽培しない面積の割合は38.6%。この数値は平成20年の数値と同じ水準でございます。
 生産調整部分につきましては、大豆、飼料用米、飼料作物等の戦略作物を生産し、水田利活用交付金の対象となるよう、農家の皆さんへの支援、さらに誘導を図ってまいります。
 大豆の生産効率化を図るため、宮城県の地域振興補助金を活用し、志戸田生産組合へ、コンバインの共同機械導入支援のため平成23年度に予算計上してございます。
 町の特産品でありますブルーベリーの振興につきましては、栽培奨励と品質向上を目指し、平成21年度から苗木購入への補助率の拡大及び有機資材等への支援対象を拡大し、積極的な支援に取り組んでまいったところであります。今年度は、昨年夏の猛暑により枯木が多数発生したため、例年より多くの苗木助成を行い、平成23年度におきましても継続支援を行ってまいります。
 昨年夏、新たな試みといたしまして、町内のケーキ店によります「さわやな夏の味覚!とみやブルーベリースイーツフェア」は、新聞、テレビ等マスコミ報道の効果も加わり、町内外の多くの方にご好評をいただき、富谷町のブルーベリー、そして富谷町を多くの皆様に知っていただく機会ともなりました。平成23年度も継続開催してまいります。
 地産地消の推進につきましては、「250園芸」「おんないん会」を中心に、仙台農業改良普及センターの重点プロジェクトとして、平成22年・23年の2カ年にわたり、他品種栽培、生産量の増加、売れる商品づくりを目指し、年間を通じて栽培ワーキング開催において重点指導をいただいているところでございます。平成23年度のテーマは、昔ながらの懐かしいトマト「ポンデローザトマト」の試行栽培に取り組み、富谷町の新たなブランド品を目指しているところであります。
 学校給食になるべく地元産野菜を採用するため、平成21年度から試験的に実施しております給食センターへの集荷業務は、各種農産物の規格・量・検品などに課題はありますが、生産者のご協力により徐々に集荷量がふえている状況にあります。ことし8月から稼働する新学校給食センターの供用開始を契機に、供給量の増加につながるよう、生産者、JAあさひな、給食センターとの連携を図ってまいります。
 富谷町産直直売の中心的役割を担っております「おんないん会」について申し上げます。
 昨年3月にはスーパーマーケットとビッグハウス富谷店に、また9月にはホームセンタームサシ仙台泉店内食品館イトーに、それぞれ「おんないん会直売コーナー」が新設されたところであります。年中無休により安全で新鮮な野菜を直売し、お客様からも大変好評を得ており、平成22年の総売り上げは過去最高となる2,000万円を超える額を達成したとのことであります。
 また、1年を通しての他品種栽培、売れる商品づくりには、町が助成したビニールハウスの活用で成果を上げているとの報告でございます。おんないん会の会員数は2名ふえ、21名であります。引き続き、魅力ある産直直売を推進してまいります。
 農業用施設の整備について申し上げます。
 一級河川明石川西成田地区戸山田橋下流に架設されております農業用水管橋は、建設から30年が経過し、腐食等が激しいことから、塗装修繕工事を施工することといたします。
 また、一級河川宮床川に設置されております一二三堰の上流・下流部の堆積した土砂撤去並びに雑木伐採については、長年県に要望してまいりましたが、今年度中に工事の一部に着手する運びとなりました。
 平成21年12月の農地法の改正により、耕作放棄地の把握や農地の権利移動など、農地管理の拡充を図ることが求められたところであります。そのため、緊急雇用創出事業臨時特例交付金及び農地制度実施円滑化事業補助金を活用し、耕作放棄地データ、農地基本台帳システムをそれぞれ整備いたしたところであります。これらのシステムの有効利用により、引き続き適正な農地管理の事務事業執行に努めてまいります。
 緑づくり事業及び町有林の維持管理につきましては、緊急雇用創出事業臨時特例交付金を活用し、今泉地区の町有林を重点に、松食い虫被害木伐倒駆除事業を実施したところであります。被害木全体のおおむね65%程度を処理することができて、引き続き適正な維持管理に努めてまいります。
 しんまち地区にあります野鳥の森及び毘沙門堂周辺の環境整備につきましては、散策路の除草や森林の下刈り、巣箱の設置等により、しんまち通りとの一体的で面的な回遊環境づくりを継続して進めてまいります。
 商工振興について申し上げます。
 今年度予定をしておりました役場庁舎及び各公民館の商工展示ケースの「富谷もやし」や「づんだ大福」などのサンプル商品について、リニューアルをいたしたところであります。
 平成23年度の新規事業として、くろかわ商工会と連携して、「ブルーベリー入り食べるラー油」と「無添加白菜漬け」を新商品開発し、新商品の全国販売展開、観光誘客事業に取り組んでまいります。これは、特例交付金を活用し、くろかわ商工会富谷事務所へ委託して実施するものであります。
 また、これまで秋に実施されてきました「仙台・宮城伊達な旅キャンペーン」は、7月1日から9月30日までの夏季期間に開催が変更されたところであります。富谷町としましては、継続して参加することといたし、引き続きしんまち地区を中心とした観光誘客に努めてまいりたいと思います。
 さらに、くろかわ商工会富谷事務所や町内の金融機関と情報交換を密にしながら、セーフティネット保証制度や中小企業振興資金融資制度のPR及び事務手続の迅速化による金融円滑化に努め、町内商工業者の経営を支援してまいります。
 映画「エクレール・お菓子放浪記」につきましては、2月21日に完成披露試写会が開催され、これまで制作を支えてこられた皆様と完成を祝うと同時に、県内全市町村での上映実現と宮城県から全国へ発信を確信し合ったところでございます。富谷町でも、3月下旬には、映画ロケにご支援いただいたエキストラの皆さん初め、関係者をお招きし、完成披露試写会を予定いたしております。また、平成23年度には、町内全小中学校での上映など、広く映画を見る機会を設けてまいりますので、多くの皆様方にごらんいただきたいと思います。
 快適で利便性の高い住宅都市として、人と環境に優しい質の高い都市基盤の整備は、常に求められているところであります。
 仙台北部道路につきましては、地元地権者のご協力と事業主体であります国交省を初め、関係各位のご努力により、昨年の3月27日に、利府しらかし台インターチェンジから富谷ジャンクションまでの6.6キロメートル区間が開通しました。続きまして、10月22日利府ジャンクションのフル化が完成したことによりまして、仙台都市圏における約60キロメートルの仙台都市圏高速環状道路が形成され、愛称「ぐるっ都・仙台」と呼ばれております。都市圏の道路ネットワークとしては、全国の政令指定都市では初めての全線開通だそうであります。これらにより、一般道の交通渋滞の緩和や、東北の観光と物流の効率化が図られ、圏域の活性化と発展により一層寄与するものと期待されるところであります。
 今後は、先ごろ国土交通省により公表された、平成24年度中に、いわゆる「国道4号タッチ」の完成に向け、仙台北部道路建設促進期成同盟会を中心に、国並びに関係機関へ一層の働きかけを行ってまいります。
 町道の整備について申し上げます。
 穀田線の歩道整備事業につきましては、工事着手から3年目となる本年度は、南側の工区として仙台北部道路富谷ジャンクションまでの115メートルと、北側の工区として、県道西成田宮床線、セブンイレブンから南に向かってでございます、との接続点から南へ700メートルの、合わせて815メートルを施工いたします。
 仏所太子堂中線、いわゆる旧4号線でございます、富谷橋から北側へ500メートル区間について整備をいたします。
 道路改良につきましては、大亀沼田線は継続事業として、次年度、平成24年度竣工を目指して整備してまいります。大童今泉線につきましては、大童地区の埋蔵文化財に配慮しながら、南側未改良区間について測量詳細設計を実施いたします。今泉地区深苗代線については、不動産鑑定と物件調査を実施し、用地買収のための準備を整えてまいります。東向陽台三丁目地区並びに太子堂地区につきましては、昨年に続き、側溝の有蓋化を進めてまいります。
 また、年間を通して施工する町内一円舗装補修のほか、富ヶ丘明石線を初め、一部路線ごとの舗装補修については、必要性・緊急性を検討して随時実施してまいります。
 その他道路の維持管理につきましては、道路除草、街路樹剪定、路面・側溝清掃、除雪・融雪などの業務を適宜実施し、事故防止の観点から、通年安全確保に努めてまいります。
 橋梁整備につきましては、主要地方道仙台三本木線未改良区間の迂回路として車両通行量の多い、今泉地区鶴巻線の一級河川西川にかかる昭和54年架橋の鶴巻橋について補修工事を実施いたします。
 河川について申し上げます。
 三ノ関地区一級河川竹林川の改修につきましては、平成22年度において、国直轄区間の最上流部である新田橋の右岸川と本木橋付近の左岸側の一部で築堤施工をいたしております。国交省では、下流の吉田川改修整備とあわせて、竹林川についても整備進捗を図っていくとの予定でありますので、現在、その具体的な整備方策を検討中とのことであります。実現に向け、さらに要望をしてまいります。
 大亀山森林公園につきましては、これまでに杉林の間伐、フィールドアスレチックの改修を実施し、園内全体の見通しと利便性を改善してきたところでございます。本年度は園内の除草等通常の維持管理のほか、遊具などの適宜改修を実施し、来園者にご満足いただけるようサービスを提供してまいりたいと考えております。
 都市計画につきましては、昨年5月に告示されました仙塩広域都市計画に係る定期見直しにより、新たに住居系として市街化区域に編入された39.2ヘクタールの明石台東地区まちづくりが、いよいよ平成23年度から本格化いたします。引き続き、開発業者に対して事業が順調に進捗するよう、適切に指導、助言を行ってまいります。
 また、成田センター地区の一部につきましては、地区計画の変更により住居系として整備が始まりましたので、周辺との調和に留意しながら事業者と協調してまいります。湯ったり苑周辺の場所でございます。
 町営住宅につきましては、現在計画している住宅建てかえ事業の最終地区となります宮ノ沢地区の建てかえを行うため、3月末の工期で現在造成工事を施工いたしております。平成23年度は、計画戸数10棟20戸のうち3棟6戸と集会所1棟を建築してまいります。
 自然環境と調和したまちを目指した取り組みといたしまして、宮城県がことし4月から導入するみやぎ環境税に対して、富谷町といたしましてもこの財源を活用した「みやぎ環境交付金事業」を実施してまいります。今年度は多くの町民の皆さんが利用される公民館を中心に、LED光源導入事業に取り組み、CO2の削減とコストダウンを図りながら、町公共施設の一層の省エネと環境問題に対する意識の普及啓発を推進してまいります。
 平成22年度においては、役場庁舎において国の支援を活用し、庁舎屋上に設置したソーラーパネルによる太陽光発電、庁舎内ボーダーライト系照明からすべてLED照明に切りかえ、CO2削減啓発のため、庁舎正面壁面に発電量などをモニターテレビで表示してございます。
 資源が循環し、衛生的なまちを目指した取り組みにつきましては、老朽化や経年劣化などにより多くのごみ集積所の修繕や改修のご要望を受け、町内会が行うごみ集積所の修繕や改修、更新などに要する費用の一部を助成する「ごみ集積所整備費等助成事業」を創設し、地域のニーズに合った衛生的で利便性の高いごみ集積所の整備支援を図ってまいります。
 町民バスにつきましては、宮城交通に対し地下鉄泉中央駅への運行要望を行ってまいりましたが、本年度も同意を得ることができず、次年度も泉中央駅への乗り入れ実現には至りませんでした。今後も宮城交通との協議を引き続き行いながら、乗り継ぎや運賃、路線等の検討も行ってまいります。
 上水道事業につきましては、節水意識や節水機器の浸透により、1人当たりの給水量は増加傾向にはないものの、人口の増加に伴い、給水量及び給水収益は増加となっております。また、給水装置の新規申し込みに伴い、手数料、水道加入金なども増加傾向となってございます。
 水道事業費用につきましては、県受水費の単価減、経年による減価償却費の減及び昨年度実施いたしました企業債の繰上償還の効果として、支払利息の減少などの要素が加わり、おおむね費用軽減化されるところでございます。収益、費用とも、昨年度当初予算と比較して改善の方向とはなりましたが、従前と同様にマイナス予算の編成となったところであります。依然として水道事業は厳しい経営環境にあるところであります。
 懸案となっておりました富谷配水池と富谷第2配水池、上桜木にございますが、配水管連結工事が終了し、仙南・仙塩水系、いわゆる七ケ宿ダムから来ております七ケ宿ダム系と、大崎水系、漆沢ダムですね、から供給されるそれぞれの配水池がありますけれども、その両配水池が相互に連結され、町民の方々に安全安心な水を安定的に供給できる体制が整いました。今後も計画的かつ適時適切な施設の維持管理と、災害や緊急時に備えた改良等を行い、施設の延命化に努めてまいります。
 下水道事業につきましては、吉田川流域関連公共下水道事業と東向陽台地区の仙台市への下水道事務委託事業により行っております。普及率は平成21年度末で95.7%、処理区域内の水洗化率は99.6%とほぼ100%の水洗化率であります。
 これまでも自主防災組織の育成及び支援を推進してまいりましたが、このほど「自主防災組織運営費補助金」を創設し、組織の立ち上げ及び活動内容が充実したものとなるよう、より一層の支援に努めてまいります。
 また、来るべき宮城県沖地震に備え、町内の小中学校など30の公共施設に「FMラジオ放送報知音連動型緊急地震速報機」を配備いたします。これにより、大規模地震の発生時の迅速な行動につなげ、被害を最小限に食いとめるための一助となることを期待するものであります。
 災害用備蓄倉庫は、これまで町内19カ所に配備しておりますが、平成23年度は大清水地区へ配備することといたしました。今後も地域の実情に即した配備を計画的に進めてまいります。
 常備消防では、黒川郡の南部に位置し、人口急増の本町の救急・消防体制の強化は喫緊の課題であります。黒川地域行政事務組合に、職員数の年次計画の上方修正により人員増を要望してまいりました。その結果、その実現の見通しとなったところであります。同時に、本町におきましても、非常備消防である消防団員のさらなる増員に努め、消防団に順次配備を進めております消防ポンプ積載車等を防火活動にも活用するなど、有効活用に努めてまいります。
 昨年の犯罪発生件数は355件と4年連続で減少しております。地域の皆様による防犯活動が少しずつ浸透しているものと考えているところであります。町では、昨年8月より青色回転灯付車両の貸し出しを開始し、既に各地区での防犯パトロールにご活用いただいております。今後も引き続き地域における防犯活動の支援を推進しながら、犯罪の予防と犯罪発生件数の減少に努めてまいります。
 昨年の交通事故における人身事故件数は172件と、前年比で29件の減少となりましたが、2件の死亡事故のうちいずれも飲酒を伴う事故でありました。町では、飲酒運転根絶の徹底はもとより、事故発生時における検証実施などにより、事故発生の予防に重点を置き、地域に即した細やかな交通安全対策を、大和警察署と連携しながら継続してまいります。
 町内会活動の基盤であります町内会館整備事業につきましては、平成22年度は、富ヶ丘南部会館の新設と東向陽台第二会館の大規模改修工事を行い、地域の皆様の活動の拠点として整備を行ったところであります。地域の皆様の親睦、憩いの場、地域活動の拠点として、有効かつ最大活用していただければと思うところであります。
 また、平成23年度は、あけの平一丁目会館屋根改修工事を予定してございます。
 次に、消費者行政事業につきましては、現在、振り込め詐欺やクレジットカードのスキミングなど、消費者にかかわる犯罪は年々巧妙化しており、悪質商法は複雑多岐にわたっております。富谷町では、被害に遭われた方の相談はもちろん、被害防止のため、平成23年度から消費生活相談窓口を設置いたします。宮城県が地方消費者行政活性化交付金により相談員を雇用し、富谷町に1年間派遣されるものであります。消費生活に関するさまざまな知識を有する相談員が、消費者の苦情や相談に対応してまいります。毎月第2・第4金曜日、今開催しております相談会と合同で行うことといたします。
 行政組織におきましては、県内町村初めての部制が昨年4月1日からスタートし、自立した5万人都市を目指す自治体としてふさわしい組織体制として機能いたしております。これまでどおり、「町民の目線で考え 町民のために働き 町民とともに行動する」を行動指針としながら、部長職の主体的なマネジメントの発揮と組織力の向上に、なお一層努めてまいりたいと思います。
 特に平成23年度は、町が中心的に行う事業を教育委員会から町長部局へ所管がえすることにより、全町的・継続的事業として明確に位置づけ、これまで以上に効果的、発展的に事務事業を展開することを目的として、新たに企画部内に「あったかまちづくり推進課」を設置することといたしました。主な担当は、町民体育祭、十三夜魂のふるさとまつり、新年祝賀会や平成24年度に開催される「ねんりんピック宮城・仙台大会」など町民参加型のイベント、成人式や町制施行50周年記念式典などの公的行事を担当する課として設置するものであります。本定例会に関係条例の改正案を上程しておりますので、ご審議のほどお願いを申し上げます。
 市制移行につきましては、地方自治法の要件の一つとして、5年ごとの国勢調査で人口が5万人以上であることが要件となっております。2010年の国勢調査で4万7,000人を超え、また、明石台東地区が市街化区域に編入されたことにより、人口5万人実現のめどが立ったところでございます。現在は、平成21年度に設置した市制検討プロジェクトチームに、単独市制を目指しているほかの自治体の取り組み事例など情報収集を行ってきたところでございます。今後は、総務省の基準や宮城県条例に照らしての富谷町の現状と課題の洗い出しなどと同時に、町民の皆様にも情報をご提供しながら、2016年4月市制移行に向けた実務的な準備を進めてまいります。
 財政運営について申し上げます。
 健全な財政運営を維持するために、的確な収入の見通しのもとで歳入予算の確保や適正な財政歳出に努め、地方債の適切な借り入れと確実な償還を進めてまいりました。平成22年度に公表された自治体健全化法による財政健全化比率や各種の財政指標においても、引き続き健全性が示されているところであります。
 歳入につきましては、国において、地方が財源不足とならないよう地方交付税の増額措置を講ずるとしているものの、歳入の主要割合を占める町税は平成22年度当初を下回り、歳入確保に熟慮を重ねたところであります。
 歳出につきましては、人口の増加を背景とした行政需要の増加や多様化、高度化への対応が急務となっており、教育や福祉の環境整備とあわせ、施設などの改修や修繕等、経常的な経費は増加傾向を示しております。
 その中にあって、平成25年町制施行50周年を迎えるに当たり、これまで積み残されてきた行政課題の解決や都市基盤整備のスピードアップを図り、本町の財政実績と5万人都市の実現を視野に入れながら、平成23年度予算を編成したところであります。
 このたび、地方議員年金制度の廃止に伴う費用負担につきましては、現行制度での町の負担額は860万円であります。制度廃止により3,500万円の負担増を求められ、本定例会に約4,400万円を計上いたしております。負担増分は平成23年度の交付税措置を約束されたにしても、地方に対して唐突に負担を求めることは、国と地方の信頼関係を損なうことであります。国はことし6月1日をもって廃止する法案を提出する予定でありますが、次年度以降の負担については国の責任のもと進めることを強く求めるものであります。
 このような状況にも対応しながら、引き続き財源の効果的・効率的な配分に留意し、より健全な財政運営の維持に取り組んでまいります。
 平成25年、2013年に迎える町制施行50周年を控え、新富谷へと躍動し、確かな歩みを町民の皆様と一体となって進めなければなりません。常に町民の幸せを第一とし、社会経済情勢の変化を的確にとらえ、富谷町の将来を見据えながら、町民の皆様や議員各位とのコミュニケーションを大切にし、施策を推進してまいりたいと考えております。重ねて、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げ、施政方針といたします。
 それでは、平成23年度予算編成方針について申し上げます。
 平成23年度の予算編成に当たりましては、総合計画の3年目として各分野の事業が確実に推進されるよう、町民の視点に立って、富谷町の現状、将来において事業の必要性、重要性を検討するとともに、厳しい経済情勢の中で、町民の皆さんが幸せを実感できる施策を展開するために、町長ヒアリングオータム・レビュー、いわゆる主要課題調整会議を予算編成前に行い、効果的で効率的な事務執行となるため、事業内容の精査と財源確保に努めてまいりました。
 このような過程を経て編成した平成23年度当初予算案は、一般会計で117億500万円と、対前年比0.4%の減となったところであります。
 特別会計につきましては、国民健康保険特別会計は47%増の33億8,325万3,000円、下水道事業特別会計は3.3%増の9億3,328万円、介護保険特別会計は9.9%増の15億5,237万9,000円、後期高齢者医療特別会計は5.3%増の1億9,386万5,000円となりました。
 老人保健特別会計、介護サービス事業特別会計は、清算事務が終了したことから、平成22年度をもって廃止となりました。
 富谷町の水道事業会計につきましては、3条予算の収益的収入及び支出についての収入が9億9,508万1,000円、支出が10億6,738万9,000円、結果といたしまして7,230万8,000円の赤字予算となっております。
 また、4条予算の資本的収入及び支出についての収入が2,000円、支出が1億2,970万6,000円となり、1億2,970万4,000円の財源不足となりましたが、損益勘定留保資金等で補てん措置をとることといたしております。
 なお、施政方針参考資料「平成23年度当初予算の概要」をお配りする予定としております。予算の概要と総合計画体系における主要事業を掲載しておりますので、詳細は資料をごらんいただくとともに、予算審査特別委員会の折には詳細にご説明を申し上げます。
 続いて、補正予算についてご説明申し上げます。
 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第8号)につきましては、歳入歳出それぞれ5億2,213万5,000円を追加し、総額126億1,220万7,000円とするものであります。
 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ312万2,000円を減額し、総額169万2,000円とするものであります。
 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は、歳入歳出それぞれ2,257万円を減額し、総額32億9,006万4,000円とするものであります。
 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ6,906万3,000円を減額し、総額8億4,181万円とするものであります。
 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)は、歳入歳出それぞれ707万円を減額し、総額14億3,100万5,000円とするものであります。
 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出それぞれ3,000円を減額し、総額3,000円とするものであります。
 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ246万2,000円を追加し、総額1億8,782万1,000円とするものであります。
 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)につきましては、収益的収入及び支出において、収入を8,824万8,000円追加し、支出は1,586万5,000円減額するものであります。また、資本的収入及び支出においては、収入に1,678万円を追加するものであります。
 今回提出しております予算外議案につきまして、その概要を申し上げます。
 議案第1号 富谷町内部組織設置条例の一部改正については、企画部に新たな分掌事務を加えるものであります。
 議案第2号 富谷町職員定数条例の一部改正については、一般職の職員の定数を改正するものであります。
 議案第3号 富谷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については、職員の勤務時間を改正するものであります。
 議案第4号 富谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正及び職員の勤務時間の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第5号 職員の給与に関する条例の一部改正については、職員の勤務時間及び臨時職員等の手当について、所要の改正を行うものであります。
 議案第6号 富谷町手数料条例の一部改正については、住民基本台帳カードの交付手数料無料期間を3年間延長する改正のほか、所要の改正を行うものであります。
 議案第7号 富谷町敬老祝金等支給条例の一部改正については、敬老祝金等の支給要件について、所要の改正を行うものであります。
 議案第8号 富谷町介護サービス事業特別会計条例の廃止については、富谷町介護サービス事業特別会計条例を廃止するものであります。
 議案第9号 富谷町都市計画審議会条例の一部改正については、都市計画審議会委員の見直しにより、所要の改正を行うものであります。
 議案第10号 富谷町奨学金貸付条例の一部改正については、奨学生選考委員を変更するため、所要の改正を行うものであります。
 議案第11号 西成田地区コミュニティ・センターの設置及び管理に関する条例の一部改正については、西成田地区コミュニティ・センターの改修に伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第12号 富谷町文化創造の森条例の一部改正については、大黒澤苑の冷房使用料を規定するため、所要の改正を行うものであります。
 議案第13号は仮称でありますが、富谷町学校給食センター新築に係る厨房備品購入について、議会の議決を求めるものであります。
 本日追加提案をいたしました議案第28号は、教育委員会の委員を任命するに当たり、議会の同意を求めるものであります。
 以上、提出議案のご説明を申し上げました。議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り全案件可決いただきますようよろしくお願いを申し上げます。
 以上といたします。

議長(渡邊俊一君) 町長にお尋ねをいたします。
 平成23年度予算編成方針の中で、国民健康保険特別会計は47%増と申されましたけれども、4.7%増に置きかえてよろしいでしょうか。

町長(若生英俊君) 大変失礼しました。そのとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、5番佐藤克彦君、6番山路清一君、7番相澤榮君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は本日から3月18日までの19日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から3月18日までの19日間に決定をいたしました。
 この際、11時20分まで休憩をいたします。

午前11時09分 休憩

午前11時20分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 議案第14号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第8号)

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第14号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案第14号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第8号)についてご説明を申し上げます。
 平成22年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
 歳入歳出予算の補正につきましては、第1条、歳入歳出の総額にそれぞれ5億2,213万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ126億1,220万7,000円とするものでございます。第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、3ページから4ページにお示しをしてございます。後ほど、歳入歳出補正予算事項別明細書により詳細をご説明申し上げます。
 第2条、繰越明許費でございますが、5ページ「第2表 繰越明許費補正」のとおりで、平成22年度内に支出が終わらない6件について、平成23年度に限り使用できる予算として追加をお願いするものでございます。うち、東向陽台地区側溝整備事業、町道常春5-2号線側溝整備事業、町道栃木沢2号線側溝整備事業は地域活性化・きめ細かな交付金、図書・視聴覚教育事業は地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金の交付決定によるものでございます。
 第3条、債務負担行為でございますが、6ページ「第3表」のとおりでございまして、複数年度にわたる支出が予定されるものといたしまして、乳がん検診業務、大腸がん検診業務、外国語指導助手コンサルティング業務について、その限度額を変更。第4条、地方債の補正につきましては、8ページの「第4表」新学校給食センター事業債について、平成23年度の事業が平成22年度に前倒しになったことから、限度額を変更するものでございます。
 それでは、「第1表 歳入歳出予算補正」の事項別明細書により、各款項の目、各節ごとの補正内容でもってご説明を申し上げます。
 13ページ、14ページをお願いいたします。
 歳入でございますが、まず町税関係でございますが、1款1項町民税でございます。1目個人町民税、滞納繰越分で1,460万円を追加。2目の法人町民税現年度課税分で5,860万円を追加。
 1款2項固定資産税の滞納繰越分1,750万円の追加。
 1款4項町たばこ税現年度課税分1,300万円の追加。
 1款5項特別土地保有税現年度課税分で722万4,000円を追加。収納状況によるものでございます。
 10款1項地方交付税でございますが、地方交付税の交付決定、正式に閣議決定いたしましたのが12月でございまして、これにより正式に3,316万6,000円を追加するものでございます。
 12款1項2目教育費負担金は、日本スポーツ振興センターの保護者負担分でございますが、対象者の減により7万9,000円を減額するものでございます。
 13款1項1目総務使用料でございますが、行政財産目的外使用料の確定、納付状況によりまして1,590万8,000円を追加するものでございます。
 14款1項1目民生費国庫負担金は、14ページの1節社会福祉費負担金、7節児童福祉費負担金、8節3歳児未満子ども手当負担金、16ページに参りまして、9節、12節、13節、14節の各子ども手当負担金の交付決定等により追加または減額とするものでございます。
 2目教育費負担金でございますが、成田中学校増築に係る負担金の決定によるものでございます。
 4目災害復旧費国庫負担金は、事業費の確定により減額とするものでございます。
 続きまして、14款2項国庫補助金でございますが、1目民生費国庫補助金、3目土木費国庫補助金、4目教育費国庫補助金、5目総務費国庫補助金におきまして、事業費の確定や交付の決定により、それぞれの補助金を追加または減額をするものでございます。
 17ページ、18ページ、お願いいたします。
 14款3項委託金、15款1項県負担金、15款2項県補助金は、それぞれ委託金、負担金、補助金につきまして、事業費の確定や交付の決定により、追加または減額をするものでございます。
 19ページ、20ページ、お願いいたします。
 15款3項委託金1目総務費委託金2節徴税費委託金は、金額の確定。3節戸籍住民基本台帳費委託金、4節統計調査費委託金、6節参議院議員選挙委託金は、交付の決定や事業費の確定により、4目農業費委託金につきましては交付決定により、追加または減額をするものでございます。
 次の16款2項財産売払収入でございますが、2目物品売払収入につきまして、委託をしてございます容器リサイクル協会からの拠出金が、単価の上昇に伴いふえたことにより追加をするものでございます。
 17款1項1目土木寄附金でございますが、とちの木地区の開発に伴う寄附金でございます。
 18款2項基金繰入金でございますが、1目財政調整基金は歳入歳出の調整により2億1,795万9,000円を減額するものでございます。2目ユーマイタウン施設整備基金は、平成23年度の新学校給食センター整備事業が平成22年度に前倒しとなったことによりまして、この事業費に充てるため4億9,058万2,000円の追加をお願いするものでございます。3目庁舎整備基金繰入金につきましては、基金を充当して行いました監査委員室や相談室の工事、これが終了したことより充当財源を減額するものでございます。
 20款1項1目延滞金でございますが、町税の延滞金について追加をするものでございます。
 20款4項1目雑入でございますが、2節給食納付金を追加、3節私用電話料、4節雑入で交付や納付の状況により減額をするものでございます。2目違約金及び延納利息は、町が発注しました工事について受注者の契約履行が不能となったことにより、違約金として徴収したものでございます。
 21款1項2目教育債につきましては、平成23年度分の新学校給食センター整備事業が平成22年度に前倒しとなったことによりまして、事業費に充てるために1億2,720万円の追加をお願いするものでございます。
 なお、町債の現在高及び見込みにつきましては、58ページ、地方債現在高に関する調書のとおりでございます。
 続いて、歳出について御説明を申し上げます。
 23ページ、24ページでございます。
 1款1項議会費でございますが、2節給料、3節職員手当等、4節共済費は給与の改定と議員の辞職により執行残となるため、所要の額を減額するものでございます。
 人件費、給料、職員手当と共済費につきましては、改定や職員異動等に伴うものでございますので、以下款項の説明からは除かせていただきます。
 13節委託料につきましては、業務の完了によるものでございます。
 次に、2款1項総務管理費1目一般管理費でございますが、報酬は行政区長及び特別職報酬と審議会委員報酬、これについて執行残を減額。7節賃金は人事、給与管理事業に係る臨時職員分についての減額。8節報償費は職員研修事業に係る講師分。それから、9節のうち費用弁償は、特別職報酬と審議会委員報酬。特別旅費については職員の研修旅費に係るものでございます。
 13節委託料でございますが、職員健康管理事業に係る各種健診等の委託料についての減額でございます。職員採用試験の事務委託に伴い、予算の追加をお願いするものが39万7,000円となってございます。
 19節負担金、補助及び交付金は、全国町村会総合賠償補償保険料について、確定により減額をするものでございます。
 25ページ、26ページに参りまして、宮城県市町村自治振興センター関係の負担金の執行残の減額でございます。
 2目文書広報費、4目会計管理費の印刷製本費は執行残を減額するものでございます。
 8目交通安全対策費の18節備品購入費は、交通安全指導員制服購入の経費の執行残を減額するものでございます。
 10目自治振興費でございますが、自治振興事業、町内会館整備事業に係るものでございまして、13節委託料、15節工事請負費は完了に伴う費用の確定により、18節備品購入費は富ヶ丘南部会館新築に係る備品購入分、19節負担金、補助及び交付金のうちの補助金は、町内会補助金の確定により減額をするものでございます。
 11目出張所費は使用料、それから、12目諸費は男女共同参画審議会に係る委員の報酬、旅費について執行残を減額するものでございます。
 2款2項徴税費に参りまして、2目賦課徴収費8節報償費は、申告時派遣の税理士に対する謝礼、それから、11節印刷製本費、12節役務費の通信運搬費の減額は、個人住民税、固定資産税、軽自動車税の賦課事業、手数料はインターネット公売手数料と個人住民税賦課のパンチャー入力に係る執行残を減額するものでございます。13節委託料でございますが、固定資産税賦課事業が標準宅地鑑定評価業務、土地地籍図異動修正業務、28ページの標準宅地時点修正鑑定評価業務委託について、個人住民税の国保連携対応業務、インターネット公売の自動車公売保管業務委託金について、費用等の確定により減額をするものでございます。
 27ページ。28ページで、2款3項戸籍住民基本台帳費13節委託料は、J-NET運用事業の各委託業務の執行残、18節備品購入費はウイルス対策ソフト購入に係る執行残を減額するものでございます。
 2款4項3目参議院議員選挙費につきましては、選挙執行に係る経費の確定により、1節報酬から以下各節において減額をするものでございます。
 29ページ、30ページ、お願いいたします。
 2款5項統計調査費1目統計調査総務費は、歳入の統計調査員確保対策事業委託金の交付決定により、歳出予算の調整のため需用費及び役務費で減額をするものでございます。
 2目人口統計調査費は、国勢調査委託金の交付決定により歳出予算を調整するものでございます。調査員に係る1節の報酬と調査表審査に係る7節賃金は減額し、8節報償費は国勢調査報告会参加者に対する謝礼、9節旅費は調査員に対する費用弁償として追加をするものでございます。
 2款6項1目監査委員費でございますが、11節需用費、消耗品費、図書の追録代でございます。
 3款1項社会福祉費1目社会福祉総務費につきましては、8節報償費は地域福祉フォーラム講師謝礼、12節役務費、手数料は車検費用、14節使用料及び賃借料は地域福祉フォーラム関係において、27節公課費は車検事務費用として、それぞれ執行残を減額するものでございます。19節負担金、補助及び交付金は、社会福祉法人富谷町社会福祉協議会に勤務する社会福祉専門員の扶養手当の増により、法人に対する補助金を追加するものでございます。
 3目障害者福祉費、19節負担金、補助及び交付金につきましては、障害者支援事務等の実績、20節扶助費につきましては、障害者自立支援事業の実績により、それぞれ追加をお願いするものでございます。
 31ページ、32ページ。
 4目医療助成費11節需用費、印刷製本費は医療費助成総務事務に要するもので、執行残を減額するものでございます。13節委託料、20節扶助費、乳幼児医療費助成で、冬期間における助成額の増を見込み、追加をお願いすることから、これに係る電算処理事務の委託料として追加をお願いするものでございます。28節操出金でございますが、老人保健特別会計における執行状況や国民健康保険特別会計では保険基盤安定に係る国保及び負担金の決定により、調整によりまして減額とするものでございます。
 6目の保健福祉総合支援センター費8節報償費は、富谷町虐待防止連絡協議会の個別支援会議執行状況により、所要の額を減額するものでございます。11節需用費、12節役務費、13節委託料、14節使用料及び賃借料は、保健福祉総合支援センターの維持管理に係る費用の執行残を減額するものでございます。
 33ページ、34ページをお願いいたします。
 3款2項児童福祉費1目児童福祉総務費でございますが、8節報償費、保育ママ事業、家庭的保育事業でございますが、これの報酬、謝礼の減額でございます。11節需用費、消耗品は法令等の追録、印刷製本費は通知書の印刷代でございます。12節役務費、通信運搬費は振込通知郵送料についての執行残でございます。13節委託料は、認可保育所運営費の実績見込みから所要の額を減額するものでございます。19節負担金、補助及び交付金は、一時預かり室の改修に要するものでございます。23節償還金、利子及び割引料につきましては、21年度の保育所運営費国庫負担金の確定による返納金分として1,000円、21年度次世代育成支援対策交付金の確定による返納金として11万1,000円を合わせての11万2,000円でございます。
 2目児童措置費20節扶助費につきましては、子ども手当の支給実績により所要の額を減額するものでございます。
 3目児童福祉施設費は、15節工事請負費で西沢児童遊園遊具改修工事の執行残を減額するものでございます。
 4目保育所費7節賃金の1,306万3,000円の減額は、保育所運営維持管理事業分で981万2,000円、特別保育サービス事業で325万1,000円の執行残を減額するものでございます。11節需用費は賄い材料費での執行残の減額でございます。12節役務費、火災保険料は一時保育傷害保険料の執行残の減額。13節委託料は、緊急雇用創出事業に係る保育士委託分の執行残を減額するものでございます。
 3款3項老人福祉費に参りまして、1目老人福祉費8節賞賜金は、敬老祝い金の実績額確定により減額。13節委託料は、緊急通報システム設置の実績により執行残を減額。19節負担金、補助及び交付金は、地域での敬老会開催に係るあったか・ほっとな地域づくり事業補助金の実績額の確定により23万2,000円を減額するものでございます。
 35ページ、36ページをお願いいたします。
 介護施設整備事業補助金1,450万円の追加は、小規模特別養護老人ホーム成田の里新築事業に係るものでございます。23節償還金、利子及び割引料は、平成21年度事業費確定による返還金でございます。
 3目福祉健康センター費8節報償費、11節需用費、食糧費、12節役務費の火災保険料、14節使用料及び賃借料のスクリーン使用料は、高齢者健康づくり事業に係る分でございます。11節需用費の燃料費、光熱水費、役務費の通信運搬費及び手数料、13節委託料、14節使用料及び賃借料のNHKの放送受信料、庁用複写機使用料、モップ使用料は、福祉健康センター維持管理事業。それから、14節使用料及び賃借料のバス借上料は世代間交流事業、それぞれの実績により執行残を減額するものでございます。
 4目後期高齢者医療制度費28節操出金は、平成22年度経営基盤安定負担金の交付決定により、後期高齢者医療特別会計への操出金を追加するものでございます。
 4款1項保健衛生費は、2目予防費7節賃金及び13節委託料の運動指導業務は健康寿命延伸事業、8節報償費は健康推進員育成事業、それぞれの実績により執行残を減額するものでございます。11節需用費、印刷製本費は委託料で追加しますワクチン接種対象者用封筒の印刷、12節役務費、通信運搬費はワクチン接種対象者への通知に係る郵送料として追加するものでございます。13節委託料でございますが、住民検診業務で肝炎ウイルス検査、結核検診、肺がん検診、脳ドック検診、37ページ、38ページに参りまして、富谷町民健康調査業務の執行残を減額。インフルエンザ予防接種業務委託については、接種者増が見込まれることから2,000万円を追加するものです。19節負担金、補助及び交付金につきましては、平成22年4月1日から23年1月31日までの肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの接種者に対しても、遡及して助成するための予算の追加をお願いするものでございます。
 3目の環境衛生費11節需用費、印刷製本費、12節役務費、通信運搬費で空き地雑草除去業務から、4目狂犬病予防費13節委託料で狂犬病予防接種業務の執行残について減額をするものでございます。
 4款2項清掃総務費につきましては、清掃総務費で11節需用費、印刷製本費で収集日程表等印刷に係る執行残を減額。
 2目のごみ処理費はそれぞれの業務に係る需用費、役務費、委託料の執行残を減額するものでございます。
 4款3項水道費1目上水道費は、19節負担金、補助及び交付金で、基礎年金拠出額については減額、児童手当特例給付分については追加。
 39ページ、40ページに参りまして、高料金対策補助として6,147万7,000円を追加するものでございます。
 6款1項農業費1目農業委員会費につきましては、9節旅費は研修等に係る旅費、13節委託料はシステム改修、14節使用料及び賃借料について減額をするものでございます。
 3目農業振興費につきましては、農業振興事務、富谷250園芸促進事業、レクリエーション農園支援事業、ブルーベリー産地拡大事業、認定農業者育成事業に係る実績に基づきまして、予算の執行残を減額するものでございます。
 6目の生産調整推進費は、生産調整推進事業に係る生産調整協力員の賃金、生産調整推進対策補助金について、実績に基づき減額するものでございます。
 続いて、6款2項1目林業振興費でございますが、町有林維持管理事業の各委託料について、実績に基づき執行残を減額するものでございます。
 41ページ、42ページ。
 8款2項道路橋梁費でございますが、1目道路橋梁総務費は13節委託料で道路台帳の補修及び土地分筆登記業務の完了により、執行残を減額。15節工事請負費は地域活性化・きめ細かな交付金に係る事業として、東向陽台地区側溝整備事業、町道常春5-2号線側溝整備事業、町道栃木沢2号線側溝整備事業3件の予算の追加をお願いするものでございます。繰越明許費でございます。
 3目の橋梁維持費でございますが、13節委託業務2件の完了、15節工事請負費のいちょう大橋耐震補修工事の完了により、執行残を減額するものでございます。
 4目交通安全施設費は、道路交通安全施設修理箇所の増により、修繕料として112万円を追加をお願いするものでございます。
 5目の道路改良費13節委託料は委託業務2件の完了により、15節工事請負費は町道沼田線の事業費確定により、43ページ、44ページに参りまして、22節補償補填及び賠償金は町道沼田線の支障電柱移転補償業務の完了により、それぞれを減額するものでございます。
 8款3項1目河川費13節委託料も、業務の完了により執行残を減額でございます。
 8款4項都市計画費でございますが、1目の都市計画総務費13節委託料は業務の完了、19節負担金、補助及び交付金につきましては負担金の確定による減額でございます。
 2目公園費13節委託料は、大亀山森林公園関係の委託業務、都市公園樹木剪定業務、成田せせらぎ水路関係の委託業務、それから、16節の原材料費、19節負担金、補助及び交付金は負担金の確定により、それぞれ執行残を減額するものでございます。
 3目公共下水道費13節委託料でございますが、委託料は建設負担金の確定により追加、28節操出金は下水道事業特別会計の歳入歳出額の調整により操出金を5,257万円を減額するものでございます。
 4目の街路整備費は、13節委託料で業務の完了により執行残を減額でございます。
 45ページ、46ページ。
 8款5項住宅費でございます。2目町営住宅建設費は、清水沢・宮ノ沢住宅建替事業に係る15節工事請負費で造成工事、解体工事の完了、22節補償補填及び賠償金では支障電話柱移転補償業務の完了により執行残を減額するものでございます。
 3目住宅宅地震災対策事業費は、19節負担金、補助及び交付金、事業に係る補助金の確定により所要の額を減額するものでございます。
 9款1項消防費でございます。2目非常備消防費1節報酬で、消防団員の報酬は執行状況により所要の額を減額。
 3目消防施設費は、13節委託料が業務の完了により、18節備品購入費、これは大型動力消防ポンプの購入の執行残を減額するものでございます。
 5目の災害対策費につきましては、1節報酬及び旅費は防災会議に係る執行残。11節需用費の消耗品及び18節備品購入費は、防災用備蓄物品等整備事業の執行残。13節委託料は業務発注に係る入札の執行残。それから、14節使用料及び賃借料はAEDリースの執行残。それから、19節負担金、補助及び交付金は負担金の確定によりそれぞれを減額するものでございます。
 47ページ、48ページ、お願いいたします。
 10款1項教育総務費でございますが、2目事務局費1節報酬、4節共済費、12節役務費の手数料は、勤務減によるもの。13節委託料、19節負担金、補助及び交付金は執行状況により所要の額を減額するものでございます。
 3目の教育振興費は奨学金貸付事業の貸付金の実績により執行残を減額。
 10款2項小学校費でございますが、2目の小学校管理費で使用料及び賃借料は教育用パソコンリースの入札による執行残。19節負担金、補助及び交付金は対象人数の減により減額をするものでございます。
 10款3項1目中学校教育振興費は、20節扶助費は額の確定により減額。
 2目中学校管理費でございますが、19節負担金、補助及び交付金は対象人数の減により減額をするものでございます。
 3目中学校建設費は、15節工事請負費で事業費の確定により所要の額を減額するものでございます。
 49ページ、50ページ、お願いいたします。
 10款4項幼稚園費1目幼稚園管理費でございますが、4節共済費、7節賃金は執行状況により所要の額を減額。19節負担金、補助及び交付金は、対象者の増加により追加をするものでございます。
 10款5項社会教育費は、2目コミュニティセンター管理費18節備品購入費は、パソコン等の庁用器具、カラオケの購入のための追加でございます。19節負担金、補助及び交付金は改修に伴う上水道の加入金でございます。
 5目の公民館費11節需用費、光熱水費は、日吉台公民館の電気料の追加でございます。13節委託料は、地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金に係る事業としてお願いするものでございます。繰越明許費でございます。
 10款6項保健体育費につきましては、1目保健体育総務費19節負担金、補助及び交付金は、全国大会等参加者への助成として追加をするものでございます。
 2目の総合運動公園費は、委託料での業務の完了と執行状況により減額をするものでございます。
 3目給食センター管理費でございますが、51ページ、52ページ、11節需用費、賄い材料費は回数等の増により追加をするものでございます。12節役務費、手数料は、上水道加入金として19節負担金、補助及び交付金に予算を組み替えするものでございます。13節委託料、15節工事請負費、新学校給食センター整備事業の平成23年度分が22年度へ前倒しとなったことにより追加するものでございます。繰越明許でお願いをするものです。18節備品購入費、新学校給食センターに係る厨房備品の入札による執行残を減額するものでございます。19節負担金、補助及び交付金のうち、下水道加入金は平成23年度での予算措置となるため減額をするものでございます。
 11款2項公共土木施設災害復旧費1目道路橋梁・河川災害復旧費は、工事請負費で入札による執行残を減額するものでございます。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時54分 休憩

午後1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これから質問に入るわけでありますけれども、質問者は、ページ並びに款項目を明示した上で質問をお願いしたいと思います。
 それでは、質問ございませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 21ページ、22ページです。詳細の説明を求めたいと思います。
 違約金及び延滞利息のところで50万2,000円ありますが、これについて詳しく説明をお願いします。
 33、34ページです。児童福祉費に委託料がありまして、認可保育所運営費で2,200万円減額になっています。一時預かりのということでしたが、これについても詳しい説明をお願いします。
 同じページです。保育所費がありまして委託料があります。緊急雇用創出事業で保育士の委託分として1,100万円余りが執行残ということで減額されていますが、これについても説明お願いします。
 41ページ、42ページです。土木費ですが、道路維持管理費がありまして、東向陽台で繰越明許で側溝整備事業がありますが、これで東向陽台はどの程度まで進むのか。残りがどれぐらいになるのか。この3,200万円の工事はいつ完了するのか、お尋ねします。
 47ページ、48ページです。教育費がありまして、教育振興費、奨学金貸付事業の貸し付けがありますが、370万と一時貸し付けのところで430万円減額になっていますが、この人数だとか減額に至っている理由を詳しく説明してもらいます。お願いします。

議長(渡邊俊一君) 5件ですね。(「はい」の声あり)建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、21ページの違約金及び延納利息についてご説明申し上げます。
 50万2,000円でございますが、これについては去る10月7日付で契約しました、平成22年度22災第1002号並びに1003号河川災害復旧工事の2件にかかわります事件についてでございます。これにつきましては、2件とも10月7日契約、そして10月8日から本年の2月28日までを工期としまして、日吉台三丁目有限会社鈴木組が請け負って工事を施工していたところでございますが、鈴木組から昨年の12月22日付で工事続行不能届が提出ございました。同日で契約の解除をし、24日付で出来高精算したものでございます。この違約金については、請負額の10分の1を求めておりますので、それぞれ請負額の2件についての10分の1、1002号は36万150円、1003号は14万2,800円、合わせまして50万2,950円。これは12月24日で請求いたしまして、12月27日既に納入されたものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 委託料につきまして2,200万円でございますが、この減額につきましては、上桜木と若樹のところで1億1,000万それぞれ当初置かせていただいておりましたが、実質的な委託料が上桜木で1,400万、若樹で800万円の支出の見込みがなくなりましたので、今回2,200万円の減額にさせていただいたものでございます。
 それから、保育所費の委託料の1,122万7,000円につきましては、臨時職員が雇用できない場合に備えまして、委託契約というふうなものを考えておりましたが、臨時職員の雇用ができましたので1,122万7,000円を減額したものでございます。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 奨学生貸付金、それから入学一時貸付金でございますけれども、まず人数でございます。新規の貸し付けでございますが、高校生が10名を見越しておったのが、結果3名。大学生が10名見越しておったのが18名。専修学校10名見越しておったのが2名というふうな結果でございます。一時貸付金の方の人数でございますが、高校・大学・専修学校それぞれ10名を見越しておりましたが、高校生が2名、大学生が9名、専修学校が2名というふうな結果でございます。
 こちらについて減額する理由でございますが、主には新規の貸付者が見込みより少なかったということでございます。その主な理由としましては、特に高校につきましては無償化となりましたので、そういった要素が大きいのかなというふうに思ってございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 41、42ページのところで土木費、東向陽台地区の側溝整備について質問ありました。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは財政課長の方からお話ございましたように、地域活性化・きめ細かな交付金事業で、平成23年分を前倒しして補正予算に組み込んだものでございまして、施工延長約970メーター、これによりまして残り850メーターほどとなってございまして、東向陽台地区は平成24年度で、三丁目ですね、終了する予定となってございます。発注につきましては4月以降を予定しておりまして、通常であれば秋口までには終了させたいというふうに考えてございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに質問ございませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 21、22ページのところですが、この契約ですが、どのような発注で行われたのか。予想していた工事の価格とのパーセント、それについてはどうだったのか。なぜ不能、できないということになったのか。そのあたりも説明お願いします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 予想パーセントというのはどういうことをいうんですか。

15番(佐藤聖子君) 済みません。予定価格に対する……落札価格。随意契約だったのか、一般競争入札だったのかというところからも答弁いただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは町内業者への指名競争入札でございまして、この続行不能の原因につきましては会社の事情でございまして、会社を清算するというふうなことで、今回の違約金の請求となったものでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 予定価格と落札率についてはわかりますか。

建設部長(鴇謙一君) 済みません。詳細のやつは手元にないので、もしよろしければ後ほど。

議長(渡邊俊一君) 後から直接でよろしいですか、その部分については。(「はい」の声あり)
 ほかに質疑ございませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 39、40ページですけれども、4款衛生費3項水道費です。上水道費で高料金対策補助ということで6,147万7,000円が計上されておりますけれども、この高料金対策は随分久しぶりのような印象があるんですけれども、今回高料金対策補助が計上できるということは、その間の変化がどういうところで出て何が要因なのかということが、一点。
 それから、この6,147万7,000円は国から来た全額が相当しているこの金額なのかということを伺います。
 それから、44ページですけれども、都市計画費の街路整備費の中で、失礼しました、公共下水道費の中で5,257万円、下水道事業特別会計操出金が減額されておりまして、先ほどのご説明では歳入歳出の調整によるということでした。これ、もう少し具体的にご説明をいただきたいと思います。伺います。

議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) それでは、最初に40ページの高料金対策補助……(「聞こえないんですが」の声あり)はい、失礼しました。40ページの高料金対策補助についてご説明いたします。
 こちらにつきましては、資本費と給水原価、こちらの二つの基準がございまして、それに基づきまして、それを超えたならばという基準になってございます。こちらの数字につきましては、平成20年度の数値に基づきまして22年度に算定されるものでございます。資本費が167円以上、給水原価が263円以上ということで、減価償却と、あと受水費、県からの買い入れ価格、購入費になりますけれども、そちらの方を算定いたしまして、その数字を超えたならば対象になるということになっております。その変化、受水費は平成20年度まではそのままになっておりますので、22年度以降は原水、受水費の方は変わってございますけれども、それ以前については変更ないということになっておりまして、資本費と給水原価二つの基準がクリアしたならば、この高料金対策補助の対象になるということになっております。ですから、今回平成22年度におきましては、この20年度の基準がどちらもクリアしたという状況になってございます。
 あと、高料金対策補助につきましては、町からの一財の繰り入れということになってございます。

16番(永野久子君) 聞いているのは、国から来た分の相当額が全部この金額ですかと聞いているんですけれども。

上下水道課長(小野一郎君) これは町の一財になってございます。
 あと、44ページの公共下水道関係でございますけれども、こちらにつきましては、繰り入れ繰り出しということで最終的な調整になっておりますけれども、県の方の事業費の実際の建設事業費等といったものが減額になって、このような5,000万、あと町の事業費、そちらの方も実際の入札によって変更になりまして減額ということで、その調整によりましてこの金額となってございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 説明を今しているんですけれども、聞こえない部分がやはりありますか。(「ちょっと低いな。低いですよ」の声あり)
 下につまみがあるんですけれども、こっちのつまみでないのね、こっち。(「つまみ、いっぱいにしているんですけれども」の声あり)いっぱいにしている。ちょっと確認してみてください。音響の調整をちょっととったものですから、ですから、自分の机の下につまみありますから、それをいっぱいにしてもらえば多少は変わるかと思いますけれども。
 暫時休憩します。

午後1時14分 休憩

午後1時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 高料金対策につきましては、これは町だと先ほどおっしゃいましたが、国から交付されてきたものを市町村が一応、トンネルじゃないですけれども、一般会計を通して水道会計の方へ出すということではないんですか。ずっと長いことそのような仕組みだと思って理解していたんですが、どうでしょうか。改めて伺います。

議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) 私の思っているのは、町からの繰り入れということで考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) ということは、町から繰り入れるのは間違いないんですけれども、この会計を見ればね。ただ、その原資となるものについては、じゃ、今回国から来ているものをそのまま出しているということではなく、町が独自の措置としてやっているという意味合いですか。財政課長に聞いた方がいいんでしょうか。財政課長、伺います。

議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) あくまで町からの繰り入れということでは認識してございます。

議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 50ページの10款5項5目の13節委託料ですけれども、公民館図書のTRCマーク化委託ということなんですが、これをちょっと詳しく説明をしていただきたいというふうに思います。(「もう少しはっきり言って。もっとはっきり」の声あり)委託化について詳しく説明してほしい。
 なお、小学校・中学校との連携というものがあるのかどうかということについても説明を。
 あと、この装置そのものがどの程度の装置なのかということについても説明をお願いをしたいというふうに思います。
 続いて、51ページ、10款6項3目の15節工事請負費、本体工事としてこの程度増額しているわけですが、今まで総額としてどれぐらい契約としてなっているのか。
 あと、設計がたしかプロポーザル方式で行われていると思うんですが、これが今回のこの予算の中に入っているのかどうか、質問したいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 公民館図書のTRCマーク化というところの説明ですが、まず、TRCというものが図書館流通センターというところで、頭文字の称しているところでございます。それで、事業としましては、学校図書館、今システムを進めておりますけれども、将来的には公民館もそちらと連携を組んで検索あるいは対応等々につなげていきたいというところで進めるものでございます。
 業務内容につきましては、大きく三つほどございます。一つは、バーコードラベルを作成して貼付するもの。二つ目が、背ラベル、背の方にラベルを作成して貼付するというものでございます。三つ目なんですけれども、つくったそのバーコードラベルとその背ラベルの方にラベルキーパー、こちらを貼付するという業務に、大まかになります。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 新学校給食センターの整備工事でございますが、工事請負額が税抜きで12億9,900でございます。
 それから、プロポーザルでの落札をした業者がこの予算の中に含まれているかというところでございますが、この新築工事管理業務ということで含まれてございます。(「含まれている……」の声あり)含まれてございます。工事請負額ではなくて、委託料の方に含まれてございます。

議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 最初の公民館の図書館の方ですけれども、これは出入り口とかこういうところに、ICゲートとかこういったものの購入とか、そういうものは予想されているのかどうかということなんですが。
 あと、このTRCというのは宮城県でどの程度実施しているのか。その辺もまたちょっと質問したいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 出入り口のICにつきましては、まだそこまでの検討には行っておりません。
 TRCを導入している市町村ということですけれども、ちょっと資料不足なんですけれども、TRCはほとんど県内の図書館では導入されているということで、以外の市町村につきましては1市1町が以外のものというところで、ほとんどTRCを活用しているところでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって本案は原案のとおり可決されました。

日程第4 平成22年度物品((仮称)富谷町学校給食センター新築に係る厨房備品)購入について

議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第13号平成22年度物品((仮称)富谷町学校給食センター新築に係る厨房備品)購入についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案書52ページお願いいたします。
 議案第13号平成22年度物品((仮称)富谷町学校給食センター新築に係る厨房備品)購入についてをご説明申し上げます。
 この物品購入契約に当たりましては、平成22年12月22日に入札の公告をいたしました。入札参加資格につきましては、お手元に配付してございます資料、条件付一般競争入札の執行に係る公告の写し2の入札参加資格に関する事項に示された内容といたしました。
 平成23年1月7日入札参加資格申請書提出期限まで申請のあった日本調理器株式会社東北支店外7社について、審査の結果いずれも的確とし、平成23年1月14日条件付一般競争入札を行いました。その結果、予定価格税抜きで1億2,400万円、落札価格1億980万円で、新日本商事株式会社が1回目で落札をいたしました。平成23年1月17日に仮契約を締結してございます。
 本議案では、財産の取得に当たります金額1億1,529万円の契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
 物品の概要につきましては、学校教育課長からご説明を申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、(仮称)富谷町学校給食センター新築に伴います厨房備品につきましてご説明申し上げます。
 本日お配りしております、議案第13号関係の別添資料に基づきましてご説明申し上げます。
 富谷町学校給食センターの厨房備品の導入に当たりましては、学校給食衛生管理の基準に従いました高い衛生基準による調理環境とするための厨房備品の導入。それから、ドライシステム及び汚染・非汚染区域の明確なゾーニングのもと、それに合わせた調理機器の導入を基本方針としてございます。厨房備品導入に当たりましては、これらの基本方針により計画したものでございます。
 2といたしまして、主な厨房備品一覧の方を明記してございます。1番の器具消毒保管器につきましては12台購入をいたしまして、下処理室、器具洗浄室、アレルギー調理室などに配置をするものでございます。1番以降につきましてはごらんのとおりでございますので、ご確認をいただければと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第22号 平成23年度富谷町一般会計予算

日程第6 議案第23号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計予算

日程第7 議案第24号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計予算

日程第8 議案第25号 平成23年度富谷町介護保険特別会計予算

日程第9 議案第26号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算

日程第10 議案第27号 平成23年度富谷町水道事業会計予算    

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第22号平成23年度富谷町一般会計予算、日程第6、議案第23号平成23年度富谷町国民健康保険特別会計予算、日程第7、議案第24号平成23年度富谷町下水道事業特別会計予算、日程第8、議案第25号平成23年度富谷町介護保険特別会計予算、日程第9、議案第26号平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算、日程第10、議案第27号平成23年度富谷町水道事業会計予算については、富谷町議会会議規則第37条の規定により、一括議題といたします。
 お諮りいたします。ただいま一括議題としました議案第22号から議案第27号までを、富谷町議会会議規則第39条の第3項の規定によって議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、議案第22号から議案第27号までは議案の説明を省略することに決定をいたしました。
 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております平成23年度富谷町各種会計予算については、富谷町議会委員会条例第5条の規定及び富谷町議会先例96により、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、平成23年度富谷町各種会計予算については、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決定をいたしました。
 この際、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくために、暫時休憩といたします。

午後1時30分 休憩

午後1時30分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
 委員長に今村 寿君、副委員長に菅原 傳君が専任されました。
 よって、本案件は予算審査特別委員会の議題といたします。
 お諮りいたします。本日町長より、追加議案として議案第28号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてが提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。議案第28号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることに決定をいたしました。

追加日程第1 議案第28号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて

議長(渡邊俊一君) 追加日程第1、議案第28号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、教育委員会委員の任命につき議会の同意を求めるものでございます。
 提案理由といたしましては、教育委員会委員でありました三浦邦夫氏が平成23年1月14日をもって退任したためであります。
 教育委員会の委員に下記の者を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めます。
 住所、宮城県黒川郡大和町吉岡南一丁目9番地の1。氏名、三浦武彦。生年月日、昭和22年5月17日でございます。
 経歴の概要につきましては、別添でお手元にお示しをしているとおりでございます。中学校の教諭職から小学校の教諭、そしてまた、生涯学習、インターハイ対策室主査、泉が岳青年の家での社会教育関係のお立場、そしてまた、仙台教育事務所外であります鳴子の中山小学校校長歴、郡内の大松沢中学校校長歴、最後は富谷町の成田東小学校の校長を3年お勤めいただいた後、現在は富谷町教育委員会生涯学習課生涯学習専門指導員として3年お勤めをいただいた方でございますので、よろしくどうぞお願いを申し上げます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第28号を採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔「議場閉鎖〕

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は17名です。
 次に、立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に10番市川壽藏君、11番磯前武君、12番高橋敏夫君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

議長(渡邊俊一君) 念のために申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
 なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、富谷町議会会議規則第84条の規定より、否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。
 事務局長の点呼に応じ、順次投票を願います。

〔事務局長点呼、投票〕

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。投票を終わります。
 開票を行います。
 10番市川壽藏君、11番磯前武君、12番高橋敏夫君、立ち会いを願います。

〔開票〕

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数17票

  • 有効投票17票
  • 無効投票なし

 有効投票のうち

  • 賛成17票
  • 反対なし

 以上のとおり、賛成全員です。
 したがって、本案は可決されました。もとい、したがって、本案は可決され、原案のとおり同意することに決定をいたしました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕

議長(渡邊俊一君) ここでお諮りいたします。議案調査のため、あす3月1日から3月8日までの8日間を休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よってあす3月1日から3月8日までの8日間を休会とすることに決定をいたしました。
 なお、3月9日の本会議は午前10時開会といたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。

午後1時42分 散会

平成23年第1回定例会議事録(第2号)

平成23年3月9日(水曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部経営企画課長 松原誠君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第2号

平成23年3月9日(水曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号1番~6番)
一般質問 8番 菅原傳 議員
1 保育児童の待機状況を問う
2 富谷市制に向けての具体的構想を問う
11番 磯前武 議員
1 若生町政2期目を問う
2 成熟した住宅団地の生活道路の整備図れ
19番 千葉達 議員
1 来る町制施行50周年についてれ
16番 永野久子 議員
1 国保税減税の具体策を問う
2 工業団地開発・企業誘致のあり方を問う
6番 山路清一 議員
1 外国語指導助手等を問う
2 日吉台交差点の安全を問う
15番 佐藤聖子 議員
1 交通弱者のための助成を求める
2 子どもの医療費助成の拡充を求める

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、8番菅原 傳君、9番今村寿君、10番市川壽藏君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 8番菅原傳君。

8番(菅原傳君) おはようございます。私は、保育所問題と市制に向けた課題の2点について質問をいたします。
 富谷は子供の多い町であります。町政の中でも、子供対策は最も重視されなければなりません。今回の町長の施政方針の中にも、積極的に子供の保育、医療、教育に取り組む決意が表明されております。
申し上げるまでもなく、最近、女性の就労が増加しまして、長引く不況、夫の失業や賃金カットが背景にあり、保育所の増設・増員が緊急課題となっております。けさの河北新報によりますと、全国で4万8,000人の待機児童があるというふうに報じられております。
私の調べたところによりますと、2009年までの15年間に、全国で公立保育所が2,000カ所減少、そして、公立、認可を合わせて250カ所余りがふえておりません。明らかに保育事業の後退であります。この原因は、2004年以降、公立保育所の保育運営費が一般財源化されてから激減をされております。このため、保育所定員の超過入所の容認、認可保育所、認可外保育所の増加、株式会社等の企業参入など、問題が山積をしております。保育所待機児童の解消が、国としても、自治体としても、早急に解決をする責任があります。
町としても今まで努力をされておりますけれども、現在と今後に向けた何点か質問をいたします。
まず第1に、現在の待機数が60名とのことでありますけれども、その対策についてお尋ねをいたします。
第2に、待機児のゼロ対策として町立保育所の新設ないしは増設を検討されているかどうかを伺います。
第3に、将来に備えて認可保育所を現在以上にふやす計画があるのかどうか。必要があるのかどうかも伺います。
第4に、町内にある認可保育所・保育園では、200名収容の可能性もあると聞いておりますが、定員を限度以上にふやしてマンモス化することの問題点も指摘をされております。200名ということになりますと、児童の安全管理、施設の規模の複雑化、給食の運営や職員の確保など、適正な基準があると思いますが、法的規制はあるのかないのかお尋ねをいたします。
5点目としまして、保育所や保育園の設備、特に遊具設備の設置について、運営上の設置基準があるのかどうか。保育園ではないところもありますけれども、独自の判断に任されているのかお伺いをいたします。
最後に、幼保一元化、現在これは幼保一体化というふうになっておりますけれども、幼保一体化の動きについてでありますが、国の方針として平成23年度、ことしから子育て支援策として幼稚園と保育所を一まとめにする構想が進められようとしております。すべての子供に質の高い保育と幼児教育を同時に行うため、新たに「子ども園」を設け、地域の子育てを支援するというものであります。
現在、主に専業主婦がいる家庭では、子供は幼稚園に通って、共働き家庭の子供は保育所に行くという形になっておりまして、子ども園ができれば、いずれの家庭の子供も一緒に入ることになります。しかし、幼稚園は文部科学省の所管であり、保育所は厚生労働省の所管でありまして、運営上難しい面がたくさんございます。現に、幼稚園の側の方では非常に難色を示しているというふうに聞いております。待機児童解消の方策なのかもしれませんけれども、大きな混乱も予想されます。町としては、現在その考えはないというふうに聞いておりますけれども、今後、国の方針を受けてどう対処しようとしているのか見解をお伺いいたします。
次に、第2の質問に入ります。
施政方針でも町長が触れておりますが、2016年市制移行に向けて実務的な準備を始めていると述べられております。そこで伺います。
現在、市制検討プロジェクトチームで作業が進んでいるようですが、このチームの検討される課題はどんな内容なのか。同時に、メンバーの数と顔ぶれについてもお伺いをしたいと思います。あわせて、今後4年間、年度計画が立てられているのかどうかについてもお伺いをいたします。
次回の国勢調査は2015年になりますが、その結果で果たして2016年に市制実現になるのかどうか。いろいろな条件があって、もう少しおくれる心配はないのか。仮に2012年度に富谷が人口5万人に達したとして、実際の市制は四、五年後になるのか、町民の期待が市制に対して大きく持たれておりますので、この点について次の点をお伺いしたいと思います。
先般、町村合併がございました。この町村合併は国の方針もありますけれども、3万ちょっと超えただけすぐ市制になるという、そういうふうな非常に便宜主義的といいますか、そういうような形で全国にそういったような市がたくさん出現をいたしました。既に富谷はやがて5万人に達するわけでありますけれども、5万人に達してから国勢調査によってさらにまたおくれてしまうというようなことになってくると、これはいかがなものかと。やはり町の人口は毎年統計をとっているわけですから、すると、5万人というのは、今から2年後には大体予想としては達するというふうな状況になります。そうなりますと、5万に達した時点で、統計的にも出ているわけですから、そこで自動的という法律はないようですけれども、やはりここは柔軟に対処していただいて市制に移行するというふうな、そういうふうな国の判断、あるいは県の判断があってはいいのではないかというふうに思いますが、この点についても町長は、国と県に対していろいろ要望して接触をしてまいりますというふうに方針では述べられておりますけれども、この間の状況がどうなっているのかもお伺いしたいと思います。
また、市制実現のために条件となっております文化会館の設置、町の図書館の設置、そして、連たんの問題がありますが、法的にはその他どんな条件があるのか、この際伺いたいと思います。
最後に、市制実現のために財政的な措置が必要であります。この財政的な措置はかなりの財政が用意されなければならないというふうに思いますけれども、最大重要条件でありますけれども、町としまして、この市制移行のための独自の財政計画が立てられているのかどうか。これから検討されるのかもしれませんけれども、そのおおよその考え方についてお伺いをしたいと思います。
以上、市制実現に当たり、町長を初めとする執行部、プロジェクトチームの努力に期待をしまして、私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。
若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
一つ目は、保育児童、保育所の待機問題ということでございますが、1、2、3番ですね、今後の対策、増設等について、まとめて答弁申し上げたいと思います。
保育所につきましては、富谷町は依然として保育所ニーズといいますか、保育ニーズ、強うございまして、施設の新たな建設とか、多様な保育ニーズにこたえていくというふうなテーマ、この4年間も強くあったところでございました。
そのような中で、今般、632人の方にお申し込みをいただいて、入所決定者が581ということとなります。施設の定員に合わせた入所率という数字を上げれば92%ということになります。総勢定員枠は610名です。610名に対してなぜ581かということとなりますけれども、これは年齢によってそれぞれの皆さんのこの保育所への年齢の構成が違うものですから、そこに折り合わせるのが大変毎年ぴたっとはいかないというのが理由の一つでございます。小学校の学級定員35名とか40名とかという、その機械的に義務教育のようにできないところもまた保育所の特殊な事情によるということとなります。
この4年来、年度の4月1日現在というふうなことで申し上げれば、現状、この4年間で230名定員枠をふやしました。昨年度に比べましても120名定員増というふうに対応してまいりましたけれども、現実、幾つかの理由によりまして、皆様方のすべて保育所に希望するというふうなこと、すべてに満たしているかということからすれば、それは現在、未達であるというふうなことでございます。
しかしながら、8時間フルタイムの皆さん以上の方については、一定の基準以上の方については100%入所できています。こんなふうな面も一面あるところでございます。ゼロ歳から2歳児の需要が非常にやはり近々多いというふうなことですね。出生後1歳までとか、出生後2歳までとか、あるいは3歳までというふうな家庭保育というふうな形で来たものが、現状、今、議員の指摘にありましたように、一部そういった要素、要因に関係することだろうと思いますけれども、近ごろの傾向としてはゼロ、2歳児の保育所入所希望が多いというふうなことでございます。それらの皆さんへの入所を満たすまでには至ってはおらないというふうなことです。
しかしながら、一方では、ゼロ歳児につきましては、9名の定員枠を拡大するとか、あるいは保育所保育にのみならず、家庭保育、家庭的保育ということで、保育ママ、お父さんでもいいのですけれども、保育ママ制度というふうなことでスタートしたところでございます。3月1日に日吉台の方とあけの平の方、お二方を一定の研修を経て、資格を持った方に研修を受けていただいてスタートしたところでございます。お二方を認証して、3歳未満児の家庭での保育にお力添えをいただくというふうなこともスタートいたしたところです。
認可外の保育所への助成制度ということで、これもまたこの任期4年の間、スタートしたものでございます。富谷町認可外保育施設運営費補助金、あるいは富谷町認可外保育園保育料補助金、二つの補助金制度を設けまして、保護者にも保育料の負担軽減をし、預けやすい助成制度を整えるというふうなことも手を打ってまいったところでございます。
したがいまして、町立保育所4所、そしてまた、認可保育園2園というふうなこととなりますけれども、そういった基準に一部欠けるところの皆さんにもお力をいただいて、何とかこの富谷町の状況に合わせて、多様な保育ニーズにこたえるべく、そしてまた、受け入れる側も多様な保育形態を整えてまいると、こんなふうな方向性で今準備をしているところでございます。
東向陽台の保育所につきましては、老朽化、30年を優に超えておりますので、老朽化によります建てかえ、現在地建てかえ、あるいは場所移転による建てかえも視野に入れて検討してございます。認可保育園となるか町立となるかについても検討の課題でございます。
さらにまた、家庭的保育事業、なお一層、お二方認証でスタートいたしましたので、この方々に先駆者となっていただくべく、さらにまた9名の方が候補者として講習を受けてございますので、そしてまた、最終的にお手を挙げていただいた方がお二方というふうなことになりますので、なお一層年度当初、途中からでも、そういったニーズにこたえてまいりたいというふうに思います。
4番、5番については、法的制限、設置基準については、後ほど担当課長から答弁させることといたします。
幼保一元化につきましては、まだはっきりとした国の指針が示されていない現状、状況でありますので、町といたしましては追求可能な一つの方法、方向性というふうなことで、なお一層研究に努めてまいりたいと思います。
次に、大きな二つ目でありますけれども、富谷町のいわゆる市制施行、市制移行に向けてということでございます。
プログラムについては後ほど企画部長の方から答弁させることといたしますが、どちらにいたしましても、地方自治法やら宮城県の条例やら、その他の諸様式から、その様相、要件に合わせて、移行の手続、最終的には総務省への市制移行の申請書提出というふうなこととなりますけれども、そういったものに向けて、今までも十分取り組んできたところについては、この4年間、折々に視察もして研究もしてまいったところでございます。ちょうど2年、23、24年を経て3年目が富谷町の町制施行50周年と、こうなりますので、恐らく明石台の東地区がこの4月から開発が始まるというふうなことで、全く即時編入ということで、去年の5月の告示以来、1年の準備を経て間もなく始まろうとしてございます。1,000人の増加傾向というのは、今後も数年は変わらない方向にあるのではないかなというふうに思いますので、ことし4万8,000人、2月14日に到達をいたしました。来年は49周年で4万9,000人、50周年をもって5万人到達というふうなあたりになりそうな気配でございます。そのことをもって、その後半、2015年の10月の国勢調査を経てというふうなことと相なります。
そこには、議員が今、合併の折、3万人で住基ベースで市制移行をしたところはいっぱいあるのではないかというふうなお話でありますけれども、そういった枠組みがなくなりましたので、従前の言ってみればハードルの高い方法でしか、富谷町から富谷市への移行はする方法はないということとなります。その一つの根拠に、人口は5万人以上というのがまず最初に出てきます。そして、その5万をカウントするのは何かということとなりますけれども、このように記載してございます。最近の国勢調査、もうその直近のということなんですね。直近の国勢調査、またはこれに準ずる全国的な人口調査の結果により計算するというふうなこととなります。
したがいまして、全国規模の公的な調査は現状、国勢調査しかありませんので、結論的に申し上げれば、国勢調査の結果を受けてということとなります。したがいまして、今回、2010年、10年の国調は4万7,046人でありますので、3,000人程度、国勢調査値で必要だということになりますので、この5年来、そういったところを経て、最直近で、最短で2016年の4月ということとなります。国勢調査を10月に経て、ですから、ことしが2015年だとすれば、今間もなく、4月1日に向けて市制移行の真っ最中だと、こんなふうな状況でございます。
これの根拠はということになりますと、和歌山県の岩出市というところ、05年の国勢調査で5万人に到達、和歌山市の南隣の町でした。ここの町が同様に国勢調査、05年の国勢調査を経て、06年の4月1日に市制移行したというのが裏づけ、根拠となってございます。したがいまして、ただやみくもに希望的な日時を申し上げたものではないということもあわせて申し上げたいと思います。
ことしの、今回の国勢調査、富谷町の人口増加率は全国第7位ということでした。13.11%ですね。そして、5万人を超した、国勢調査で5万人を超した町村、町と村は上位七つしかありません。滝沢村から始まって七つということとなります。富谷町は11番目ということです。ですから、七つの自治体の、町、村の、滝沢村はもう既に3年後の1月、4月1日、1月でしたかね、3年後の1月、市制へ移行と新聞にも報道されましたとおりでございます。七つのうち全部とは申し上げませんけれども、大半のところはこの市制移行に向けて既に取りかかっているところもありますし、これを受けて間もなくというふうなところも多少、一、二年のずれはあるようですけれども、3年、5年のずれは、基本的には5年近く、五、六年、あるいは議員がおっしゃるようにトータルとして七、八年というようなスパンで市制移行を考えているところは、上位七つの町村についてはないようでございます。
したがいまして、一つ目、二つ目、後ほど部長からということといたします。弾力的実現というふうなこととなりますけれども、そうなれば私どもとしては願うところでありますけれども、現実的には恐らく難しいというよりも無理だと思いますね。今までの経験からしても。ですから、そういうところについては、十分、5年間の十分なる準備期間を経てというふうに申し上げたいと思います。
先ほどの文化会館がということを、よく話題になるのですが、富谷に文化会館がないから市への移行は無理、難しいでしょうというふうな言いぶりもあるのですけれども、宮城県の条例には、文化会館ということは規定されてございません。よく、これもかつてご紹介しておるわけですけれども、条例には区分として文化施設ということです。そして、市制への要件として、次の項ですね、欄には、公私立、公立・私立の図書館、博物館、公会堂または公園などの文化施設が2以上ということです。ですから、文化会館がここになるものですね、文化会館なるものがなければ市制の要件を満たさないというような解釈は現実的ではないようでございます。そういったことで、富谷町の状況はというようなことと折り合わせますと、およそ一面では整っているのではないかと、こんなふうな様相もあるところでございます。今のは四つ目、最低条件としてというふうなことでございますので、文化会館という表記は、この宮城県の条例にはないということを繰り返しながら申し述べさせていただきます。
財政措置につきましては、市制に向けての財政的な負担については、前段、ただいま申し上げてきましたように、要件、要素、十分なる分析をいたしまして、市制移行に伴う経費の負担、必要な経費については、今後5年間のスパンをもってして計画的に予定してまいりたいと、このように思っているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 質問の4番でございますけれども、定員についての法的制限というところでありますかというところですが、定員の法的制限につきましては、設備、保育所の面積等と、あと必要な保育室を満たしていることでありまして、上限の定めはございません。
 それから、5番目の町立保育所と認可保育所の遊具の設備についての設置基準でございますが、町立保育所、私立の認可保育所ともに、遊具についての設置についての基準はございません。

議長(渡邊俊一君) 次に、企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、市制について2問ほどお答えさせていただきます。
 まず、具体的なプログラムがあればという問いでございますが、これは現在の富谷町の現状を基準として申し上げさせていただきますが、現在については、先ほどの町長施政方針で2016年ということを申し上げておりますので、それに沿っていった場合ということで、現在は庁内の方に検討プロジェクトチームを設置しております。これは現在は部制をしいておりますので、企画部、総務部の職員がほとんどそちらの方に当たっておりますが、そこで今は現状を分析させていただいております。
 先ほど申し上げたとおり、人口案件が一番の問題点でありますので、富谷町は近年、年間1,000人ほどふえております。最近、2月14日には4万8,000人を超えております。それの人口増加率がこのまま進むと、幸い明石台東地区が住宅地として宮城県で唯一認められておりまして、2,300人ほどの規模の団地がこれから整備されるということが最大のポイントとなってございます。それによってまず、年間1,000人ふえていくといたしまして、2012年には4万9,000、2013年にはいよいよ5万人に到達すると、そういった状況になります。
 それで先ほど、市制をしくには国勢調査の数値で5万人を超さなくてはいけないとなっておりますので、これは2015年の10月が次回の国勢調査になります。そこで5万人は当然現状からいきますと、もう5万数千人までもしかするといっていますし、5万人は超えているものと思われますので、5万人、住基人口で5万人を超した時点、2013年にはやっと宮城県、もしくは県、国に対して、富谷町の意向を伝えながら準備を進められるというような状況になります。
 現在では、まだプロジェクトチームで、そこで検討しておりますが、恐らく2013年で住基人口5万人を超える時点で、正式に市制を目指すために正式な部署、ほかの自治体の事例でいいますと、市制移行準備室とか、そういったものが設置されて、正式に国、県に申し入れをしていくというふうな展開ができると思います。
 その後については、住民の皆さんの意向も重要ですので、アンケート調査を行ったり、町の将来のビジョンを皆様にお示しするように地区懇談会、そういったものを数多くこなしながら、皆さんの総意ということで市制に向けてこれから取り組んでいきたいと、現在は思っているところでございます。
 2問目の現在の検討委員会の状況ということでございますが、先ほど申し上げたとおり、現在はプロジェクトチームで研究を進めております。どういったことをやっているかといいますと、当然、市制に移行するに当たり、どういう要件があるかということで、先ほど町長が申し上げたとおり、法律で定められているもの、それで、市制になりますと、県条例にもその部分が載っております。あとは、総務省からの通知、そちらの方が細かい案件が載っておりますので、そういったものがどういうものがあるかということと、富谷町の現状と照らし合わせて、どこが劣っているのか、もしくは達成しているのか、そういったもののそのプロジェクトで今、まとめを行っているところでございます。
 そして、これからでございますが、先ほど申し上げたとおり、5万人、住基人口を超えた時点で新たな部署が設置され、そこでいよいよ具体的なものが進められていくと、そういった展開になろうかと思います。
 先進事例で申し上げますと、先ほど町長が申し上げたとおり、全国的にも単独市制を目指すというのは、最近余りございません。和歌山県の岩出市が近いところと、愛知県のみよし市、そういったところが既に市制をしきましたので、十分事例は検証できるということになっております。
 それで、今回の国勢調査でもう既に5万人を超している自治体が数団体おりまして、こちらの自治体も、もう2年前から市制移行準備室などをつくって検証を進めて、いよいよ5万人を超しましたので、正式な申請行為に入るということで、そういったところの自治体の調査も行っているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原傳君。

8番(菅原傳君) いろいろ詳しくご説明をいただきましたが、最初に保育所問題について再質問いたします。
 現在の富谷町にある公立、それから認可保育所ありますけれども、そのほかの無認可、あるいは私立、そういったところに行っている子供さんもいると思うのですけれども、その実態がどうなっているのか、もしわかっておれば、この点について伺いたいと思います。
 それからもう一つ、名前を申し上げますと、明石台の若樹の森とありますけれども、これは200名まで収容可能だというふうに、この間の調査でも説明がございました。ちょっといろいろ常識的に考えてみると、いっぱい入ることは結構なのですけれども、余り多過ぎると、それはそれなりにいろいろなさっき申し上げましたような問題が起きてくるのではないかというふうに思いますので、これは規制上は何名というのは決まっていないようですけれども、しかし、やはり常識的に限度があるというふうに思います。それで、若樹の森は200名まで収容できるというふうにご説明がございました。果たして200名まで収容して大丈夫なのかなという懸念もありますけれども、この点について再度お伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、前段の方については後ほど、数字については担当課長からということといたします。
 若樹の森については、最大値200人までということで予定設計してございます。建物を含めてですね。若樹の森、町有地を借地ということで運営いただいておりますけれども、約4,000平米、参考までに上桜木の果樹園の森は今回増設をいたしましたことで、約1万平米ということとなります。したがいまして、収容する上限というふうな値については考え方にないんですね。私も出だしのころは、何か保育所って60人程度だななんていうようなイメージが、固定的なイメージがありましたけれども、制度的には児童福祉法に規定する設備、最低基準ということで、面積、保育士の数ということで設計されているようでございます。1人当たり、乳児については1人当たり1.65とか、歩き始めた子とは3.3平米、幼児は1.98、屋外遊技場は2歳以上については3.3平米というふうに、1人当たり何平米というような形の、ですから、100人いればそれの100倍というふうな、それに満たしているかどうかというようなのが考え方のベースになっているようです。
 保育士も同じでございます。なかなかこの保育士の充足というふうなことの難しさはここにあるのでありますけれども、そのために申し上げます。乳児は3人に1人ということになります。1歳から3歳未満児は6人です。3歳から4歳未満は20人に1人、4歳以上は30人に1人というふうにして、だんだんとこう年齢が上がっていくと、そしてまた、小学校1年生は35人に先生1人とかと、こうなりますよね。ですから、そういう意味で、乳児は3人に1人の保育士ですよというふうなことで、入るその数によって保育士の確保というふうなことが、今もまだ続いているところでございます。蛇足ながら申し上げたところでございます。
 したがいまして、最大値200ということで設計しておりますので、今後、事業者の三矢会の、運営主体であります三矢会との相談も含めて、保育ニーズがどの程度のものなのか、そして今、現状がどうなのか。150に上がりましたので、それの推移を見ながら、引き続き両者の協議を強めてまいりたいと、そのように思うところでございます。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 先ほどの認可外の保育園の子供さんの数ですが、認可外保育園の助成というところを行っておりまして、その人数でつかんでいる数字では106名となっております。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原傳君。

8番(菅原傳君) 次に、市制問題についてお伺いしたいと思います。
 一つは、文化会館とか図書館の問題、ご説明がございました。それで、ちょっと説明になかったのですけれども、連たんの問題ですね。これは中心部に総人口の6割が張りついていないと、条件的にはだめだというふうな話もちょっと聞きましたけれども、ちょっと富谷のような団地造成のところは、この従来あった町の中心部が、総人口の6割というのはとてもじゃないけれどもできないわけですね。したがって、これは条件としてはやはりもう少し弾力的に施行してもらわなくてはいけないのですけれども、例えば今、成田の団地とか東向陽台とか明石台がありますけれども、私が調べたところでは、成田、上桜木、それから明石台ですね、東向陽台、合わせまして、所帯数でいいますと7,000戸を超えているんですね。大体5万戸にしますと、6割というのはちょっとこれには少し足りませんけれども、隣にあけの平もありますから、それを含めると大体6割には達するということになるのではないかというように思いますが、その考え方ですね、連たんというのは、現在のこの庁舎がある、このままでの連たんが6割というのは、とてもじゃないが無理な話でありまして、この辺はどういうふうになっているのか。ちょっと市制施行のためにこれがブレーキになったのではうまくありませんので、国の方としても県の方としても、これはやはり団地の特殊な条件がありますので、やはり十分に配慮していただくということが必要ではないかと思いますが、現在、そういうふうなのはどういうふうになっているのかお伺いしたいと思います。
 それからもう一つは、財源の問題ですが、これはかなり金がかかるのか、文化会館、図書館、その他博物館等というのがありましたけれども、みんなつくるわけにはもちろんいきませんから、最低条件でつくりますけれども、それにしてもやはり財源は必要だと。すると、今のところどれぐらいかかるのかというのは、ちょっとなかなか推測は難しいと思いますが、その財源の確保をどういうふうなところから財源を捻出してくるのか。ちょっとさっきのご説明ではっきりしませんでしたので、この点を改めてお伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 町長よろしいですか。(「はい」の声あり)若生町長。

町長(若生英俊君) つながりと言いますね、連たんということについて言えば、富谷町は恐らく唯一ここがいわゆる欠けていることだろうなというふうに思います。ですから、それを機械的に当てはめると、富谷町の市制要件の一つ、総務省の見解によれば、見解によればというか、一つの中に、中心市街地を形成している戸数6割以上というのがあります。連たんという、つながりですね。これについては、5万人を到達した後、県なり国なりとの間で、このとらえ方、考え方について確認をするとか、整理をする必要があるというふうなことでございます。総務省の基準では、中心市街地は原則として役場の所在する市街地を指す、役場を基点にして隣、あるね、ここからずっと行くと6割程度、今1万6,000弱ですから、世帯数、5万戸ではありません。1万6,000弱というふうなことでの、その世帯のつながりということになります。実質的な条件、外形的な条件を総合して、総合勘案して優位の市街地があるときは、その区域が中心市街地となるというようなことで、ここからやっていくと6割あるねというふうなことの解釈の余地はあるというふうなことも前例の中にあるようでございますので、この辺のところに期待をつないでいるところでございます。
 ですから、村から町になったように、町から市になるというのは、まさに、町や都市の発達ということなんですね。その方向性に向かうということなのです。富谷町は38年に村から町になりました。これも自治法上5,000人程度というのがあって、村から町になった経緯があるわけでありますので、自治法の定めた当時の5万人という高いハードル、それは都会的な市街化を形成するとか、こういった田園ばかりではなくて、こういった都市的な、文化的な施設もあるねと、こういうふうなことを想定しているんですね。したがいまして、単に人口が5万人ある。その例外が折々に特例合併というふうなことで3万人であったり、4万人であったりで、市制を、市を、呼称、町から市の呼称に切りかえていったという経緯もかつて何回かあるわけであります。その平成の大合併ももう既に、昨年度末で終えたところでございます。
 現況は結果として、市の自治体、市を名乗る自治体は786、町を名乗る自治体は757というふうにして、その他、村がありますけれども、町と市を比較しても、市の呼称を名乗る自治体の方が優位に立ったと、これもまた、平成の大合併後の現状において、そのようなことが言えるというふうなことになります。
 したがいまして、連たんにつきましては、非常に原則的な当てはめをすれば、現状は当てはまらないというふうなことで、5万人到達後、この辺については十分宮城県なり総務省なりとの協議・検討をして、富谷町は都会的、市街化的な雰囲気、都市的な機能を十分持ち合わせる、そして、将来可能性のある町なんだよというようなことが、恐らくアピールポイントになるのではないかというふうに私自身はとらえているところでございます。(「財源について、町長」の声あり)
 財源につきましては、先ほど申し上げたとおりでありますけれども、封筒の名前を変えるも含めて、当然のことながらシステムも変えるというふうなことからすると、やはり1,000万円単位で3,000、5,000と、そういった事例なんかを見ますと、1億程度のというふうなところも見えているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、11番磯前武君。

11番(磯前武君) 私は通告に従い、2問質問をいたします。
 1件目は、若生町政の2期目を問う。2件目は、東向陽台第1町内会の生活道路の整備について質問をいたします。多岐にわたる質問になりますが、約13分ぐらい程度でございます。よろしくお願いいたします。
 まず最初に、1件目の若生町政の2期目について質問をいたします。
 若生英俊町長には、2月6日執行の富谷町町長選挙におきまして、1万1,342票の過去最高の得票数、そして得票率、圧倒的な町民の支持を受け当選の栄を受けたこと、まことにおめでとうございます。今後も引き続き町民の負託にこたえますようご期待をするところであります。
 若生町長には、再選され、2期目のスタートで、前4カ年の確かな実績を基礎として、5万人都市、市制施行への良好な環境づくりを目指し、希望に向かって意欲いっぱいのことと拝察をいたします。
 そこで、「未来へ、新とみや・躍動」への力強い展開を期待し、通告に従って質問をいたします。
 大きな1番目、若生町政の大きな目標である「教育満足度日本一のまち」のさらなる取り組みについて質問をいたします。
 1番目に、スポーツ領域についてであります。
 各年齢層における健康保持・増進のためのプログラムと、学習環境の取り組みについてはどうでしょうか。ケアスポーツの普及と指導者の養成はどのように考えていますか。
 スポーツサークルの育成と支援は。
 それから、総合運動公園の将来を見越しての総合整備。テニスコート、パークゴルフ場、ジョギングコースの整備をどのように今後考えていくのか求めます。
 2番目として、公民館を拠点とした学びの領域について伺います。
 図書館の蔵書数の増と効果的・効率的な利用環境の整備はどのように考えているか。
 趣味・学びのサークルの育成と交流活動の推進。
 そして、各公民館を拠点とした地域と学校をつなぐ取り組みとさらなる充実と発展をどのように考えているか。
 各公民館ホールの空調設備の整備計画についても伺います。
 5万人都市にふさわしい総合文化施設。文化大ホール、富谷ですから1,380席ぐらいがちょうどいいかなと、こういうふうに私は考えていますが、そして、図書館の整備、これについての取り組みについても伺います。
  それから、豊寿大学が2年目を経過して、第1回目の卒業式が3月23日に挙行されます。私も通知が来たので卒業できそうでございますが、大学のさらなる質の向上と力強い推進をどのように今後考えているのか伺います。
 3番目、学校施設のさらなる整備について伺います。
 小中学校の環境の整備。保健室、図書室、職員室の空調設備の設置についてはどのような考えを予定しているのか伺います。
 大きな2番目に入ります。地域資源を生かした魅力の向上について伺っていきます。
 新学校給食センター稼働に合わせた食育推進の基地としての整備を今後どのように考えていくか。
 地産地消の推進と地元農産物の生産拡大と農業の活性化、これをどのように考えていくか。
 「十三夜魂のふるさとまつり」のさらなる発展による富谷町の魅力の発信をどのように考えていくのか。
 3番目、福祉について伺います。
 子育て支援センター拠点整備の取り組みはどうなっていますか。
 今後の保育所待機児童ゼロ対策及び子育て支援の中で、子供の医療支援、これをどのように考えているか。
 それから、保育所の問題ですが、開所して34年が経過している東向陽台保育所、この建てかえについて計画を伺いたいと思います。
 4番目、国民健康保険税の引き下げ、町長いろいろと今、検討しているようでございますが、どのように考えていくのか。これも伺います。
 5番目、企業誘致と住環境の整備について伺います。
 企業誘致への取り組みについては、見通しがどのようにいっているのか。現状において説明をお願いします。
 それから、住宅団地、明石台東地区の計画の見通しについても伺います。
 これで1件目の質問は終わります。
 引き続き、2件目の質問に入ります。
 成熟した住宅団地、東向陽台団地、東向陽台第1町内会の生活道路の整備を図れということで質問をいたします。
 昭和40年代後半に開発分譲された東向陽台団地、富谷町が5万人都市に現在近づいております。この大きな要因の中に、東向陽台団地の開発があります。富谷町団地開発の先駆けの東向陽台団地も、開発分譲してから約40年になります。高齢化率も27%を超え、今や超高齢化社会の地域となっております。富谷町をついの住みかとして選んだ町民の多くは、安心と安全で快適な生活環境を望んでおります。住環境の整備、生活道路の整備は重要です。高齢化率が27%の東向陽台団地、超高齢化社会が進行する中で、町当局の役割はますます重要となってまいります。
 特に東向陽台町道枝線道路は約40年間、部分改修のみで手つかずの状態にあります。枝線道路は舗装劣化が進んでおります。早急に計画的な維持補修、改修整備を期待し、次に、東向陽台第1町内会の町道枝線道路に限定して質問をいたします。
 町道枝線道路の舗装劣化の寿命を何年と見ていますか。
 2番目、この枝線道路のパトロールの頻度をどのように実施しているのか伺います。
 また、この舗装劣化診断を道路専門業者に委託調査をすべきと私は思いますが、また、今までこの道路専門業者に劣化調査を依頼したことがあるのか伺います。
 4番目、町当局が疲弊・劣化していると思われる箇所は、町の調査では何カ所ありますか。また、この補修の対応、どのように実施してきたのかも伺います。
 最後、5番目、町長は居住の場所としての環境づくりについて、開発時期の早い団地の道路改修促進を目標としていますよと、これは十分に考えていますよと、このことについて詳細に町長の見解を求め、私の第1回の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 大変多岐にわたる質問項目でありますけれども、要約をしていただいてのご質問ということで、今、この壇上でご質問いただいたものを中心に答弁をさせていただきたいと思います。
 教育満足度日本一のまちの取り組み、この4年来取り組んでまいりました。もうこの先も取り組むということとあわせて、この内容といい、その幅、広がり、充実ぐあいというふうなことで、なお一層役場の内部としても精いっぱい取り組んでまいりますし、こういった議会を通して、そしてまた、町民の皆さんともどもそのありようについて、ぜひご意見やらお力添えをいただきながら、富谷町ならではの教育満足度日本一のまちづくりという大きな旗を上げ、この4年間また進めてまいりたいというふうに思うところでございます。
 折しも町長選挙でありますので、対立点というふうなこととなりますけれども、私は、教育満足度の日本一のまちづくりというふうなことでございました。相対する候補の文面を見ますと、日本一税金の安い富谷町を目指しますというふうな、広報に表記されたわけでありますから、言ってみれば、日本一税金の安い町と、教育満足度を目指す、そういった対立の争点、構図だったのかなというふうに改めて思うところでございます。全幅の信頼をちょうだいいたしましたので、確信を持って引き続きの取り組みにつなげてまいりたいと、このように思っているところです。
 今回の磯前議員の質問を受けて、教育満足度というのは、私ども学校を対象とか、生涯教育のみならず、こういったふうな領域も大変視点としては大事なのだなというようなことを改めて思ったところでございます。
 そういう意味で、第1問目としてスポーツ領域ということで取り上げていただいたところでありますけれども、これらもぜひ教育満足度、生活満足度日本一のまちという、生活の満足度というあたりに直接的にはつながるのかなというふうに思いますし、教育の分野に生涯教育とか、ケアスポーツとか、スポーツのそれぞれの意義というようなものも含まれるわけですので、大きくくくっていいのかなというふうに思ったり、今、しながらお聞きをしていたところです。
 何にも増してスポーツの重要性、我々、この世に生を受けた以上、健康で暮らすというのがやはり一番基本だと思いますね。そういう意味では、行き着くところは食事、バランスのとれた栄養ということと、あわせて適度に体を動かす、適度な運動習慣、このようなところが恐らく双璧ではないのかなというふうに思います。そういう意味で、私どもの役所としての取り組み、この辺のところに起点を置きながら、さらに取り組んでまいりたいというふうに思います。
 スポ少があったり、中学校の部活動の頑張りがあったり、体協のものがあったり、それぞれの場所でそれぞれ不足ながら施設をそれぞれ工夫されて、長年取り組んでいる姿も折々に目にするところでございますので、なお一層その支援に向けて取り組んでまいりたいというふうに思います。
 ケアスポーツということで、町で主催をしました健康度アップ、今もやっておりますけれども、その健康度アップ教室が一つ独立をして、遊悠クラブというふうな形に育って多様な活動をしているというのも、また一つの方向性であるというふうに思うところでございます。
 総合運動公園につきまして一言触れますけれども、施政方針にも述べましたように、C・Dグラウンドのスポ少の野球の利用というようなことで、大変活用度が上がってきました。それに合わせて、A・Bグラウンド、野球場をあそこの場所にはめ込むにはもう不可能であるというふうな感じ、ほぼ不可能に近いというふうなことでございます。いろんな諸要件、こう検討してまいりましたけれども、難しいなというふうなのが現状でございます。しからば、せめてA・Bグラウンドにエンタイトルホームラン、ランニングホームランにならない程度のフェンスを設けて、野球としての競技のおもしろさを損なわないような施設整備をしましょうというのが、今回の23年度予算の中に組み込ませていただいたネットフェンスの設置というふうなこととなります。スポ少の程度か、あるいはそれを上回るほどの大人の野球でありますので、その辺のところを考慮して工事を進めてまいります。
 もう一つは、テニスコートの設置ということで、運動公園に入りまして最初の十字路、左に入るとスポーツセンター、右に入ると管理棟という、あの十字路の手前のところの右側にテニスコートの場所が確定をして、ことし準備、そして来年、コート、そしてクラブハウスというふうなことで予定が立ったところでございます。それに向けての予算立てということで、今予算に組み込んでいるところでございます。
 これらもまたやはり運動公園も12万人の利用、外、中でですね、本当に年ごとに利用者がふえているというふうなことで、県内から非常に集まりやすいというふうなことも含めて、地の利があるのだろうと思いますけれども、多様な利用者にこれまたふえ続けているところでございますので、それに合わせてということになりますし、さらにまた、町民の皆さんにさらに場所を、運動公園の利用をさらに多様な施設の中で体を動かす、そしてまた、多様な交流をつくる、こういったふうなことをもって、2期目の初年度ということになりますけれども、第一弾、取りかかるということとなります。
 これらもやはり市制移行の富谷町の都市的な施設とか、都市的な景観だとか、あるいは人の集まりだとか、こういったことに間接的には直接市になるべく方向性を持つ富谷町の取り組みだと、こういうふうなことに恐らくつながることではないかというふうに思うところでございます。
 さらにまた二つ目は、公民館の活動ですね。これも先ほど文化会館はないんですよと、文化施設に委譲というふうなことをお話し申し上げましたけれども、そういうふうな文言がありますよということです。富谷町の優れた六つの公民館活動というのも、これまた他町に、他自治体にない取り組み、歴史的なやはり経過と風土がそうさせているんですね。それぞれの六つの住民主体の公民館運営、公民館の活動、さまざまな運動、そしてまた、文化、芸術等々、活動されているのも私どもの財産であると認識するものでございます。
 富谷豊寿大学につきましては、今までの豊齢者大学を名前を変えて六つの公民館、そして、六つの地区の皆さんが横のつながりを持ちながら、多様な19回の研修を終えていただいて、いよいよ23日の卒業式、20回目のこまというふうなこととなりまして、めでたく2年課程を終えるということとなるところであります。
 冷房化ということで、このような去年の猛暑を受けて、日吉台、成田に続いて予算のできる範囲でというふうなことで、優先的に富谷の中央公民館、そしてまた、南部は東向陽台公民館ということで、2館の空調、冷房化工事を行うことといたしました。夏季、通年にわたって、いい環境の中でそれぞれの活動をしていただくというふうなことがねらいでございます。あけの平と富ヶ丘については、この後、順次計画を立てて整備に努めてまいることといたします。
 最後になりますけれども、先ほどと触れますが、最初の質問とも触れますけれども、5万人都市にふさわしいホール、図書館などの文化施設、必要性を否定しているものではございません。その方向に向けて整備に向けた検討強化というふうな文言、表現で、私の選挙公約に掲げさせていただいております。今後、5万人都市としてその必要性を認識しながら、市制移行に必要要件、整備など、調査研究とあわせて内部検討組織の設置などを手始めに、準備を進めてまいりたいと思います。
 学校につきましてはということで、トイレ、ガラスの改修、校舎、成中の校舎増築、3月10日引き渡しということで、町から学校に引き渡されることで、今進んでおるところであります。さらにまた、小中学校の保健室への冷房化工事ということで、今予算に入れ込んでございます。今はパソコンの教室だけということとなりますけれども、万が一というふうなことも含めて、保健室、図書室、校長室など検討したところでありますけれども、その中で優先度の高い教室、そしてまた現場、学校現場の校長先生を初め、先生方の声の一番高い保健室に整備をするということとなった次第でございます。
 十三夜魂のふるさとまつりにつきましては、本当におかげさまで、平成19年就任時、第1回ということでスタートいたしました。今年度はそういう意味では、施政方針で申し上げたとおりでございます。切りのいい節目となる5回目の主催ということとなりました。鳳陽さんの350周年とあわせて、折り目のいい節目の年が相重なるところでありますので、さらにまた、両者合わせながらお祭りを盛り上げていきたいというふうに思います。
 エクレールお菓子放浪記のこのような富谷ロケにつながったというのも、これまた、こういった取り組みが町外に発信されたのも一つのきっかけであるというふうにもお聞きしておりますので、本当にすばらしい映画に仕上がったこととあわせて、富谷町での試写会、そしてまた、5月7日からでしたでしょうか、109でも一般公開されるというようなことで、多くの皆さんにこれまたごらんいただくように努めてまいりたいというふうに思うところでございます。
 子育て支援センターの取り組みにつきましては、私は当初からゼロ歳から15歳までのトータルな子育て支援という表現を使ってまいりました。その設置場所、規模、機能等につきましては、現在検討段階でありますけれども、5万人都市にふさわしい複合的な子育ての拠点施設として整備を進めてまいりたいと思います。
 東向陽台の建てかえにつきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。
 国保の引き下げにつきましては、これまた町政2期目のということで、選挙期間中に既に公に申し上げているとおりでございます。施政方針でも申し上げました。医療給付費が当初見込みより伸び率が低い状況にあることを踏まえ、加入者の皆さんの負担軽減を図るため、現在、具体的な税率の検討を進めているところであります。
 7月の国保税、本税の賦課に合わせて税率改正ができますよう、現在鋭意検討してございます。6月の定例議会に上程をする予定でありますので、その節、よろしくお願い申し上げます。なお、税率改正に当たっては、中長期的に持続可能な安定した財政運営を見据えた上で、適正な税率で加入者皆様の負担軽減を図ってまいるというふうな趣旨でございます。単年度収支、単年度決算とは申せ、ことし、来年、そして次の年というふうなことではない、中期的といいますかね、3年程度の先を見直しながら、今の制度の中ででき得る最大の税率改正、そしてまた、その額の税率の設定というふうなところ、最後の追い込みに今かかっているところでございますので、その辺のところを視野に入れて、今検討をし始めたところです。
 企業誘致につきましては、これも施政方針で述べましたように、町でやれる、県から来ておる武内職員も先頭になって、県との連携を常にとりながら引き続き進めてまいることといたします。約束の2年目でございますので、なお一層奮起とあわせて、富谷町の将来のために取り組みをまた期待をするところでございます。
 明石台東地区の住宅地整備につきましては、まさに最終の追い込みでございます。けさほども担当課の職員と打ち合わせをいたしましたけれども、振り返ってみると、市街化区域編入がゼロであるところからここまで進めてきたというのが一つと、もう一つは即時編入、告示がされた翌年から、4月1日からスタートできるという即時編入の形をとり得たというのを、富谷町で始まって以来でございますし、県内でも余りないようでございますね。そういう意味で、事業者と富谷町担当課の職員、都市整備課、建設部を中心に、本当に密なるまさに協議の中で、この1年にも満たない中で、4月1日に向けてスタートできそうだというふうなところでございます。本当にこれこそ官民一体となって、私らが取り組んだことが結果として、早ければ3月末、遅くても4月半ばには開発許可がおりそうだというふうなところでございます。積水ハウスさんがあそこに参画をして、事業体ともどもですね、広報にもご紹介をさせていただきましたけれども、今までにない富谷町の新たなまちづくり、750戸、2,300人程度というふうなことで、今までにない、恐らく今の制度上から、状況からすれば、最後の市街化区域、団地開発かなと思えるような状況の中で、かろうじて平成20年ですね、今振り返ってみますと、20年にゼロのところが切りかわって、何とかその許可の方向に、告示の認められる方向に切りかえをしたというふうなあたりが、今振り返ってみますと、大変、この1期4年の大きな節目であったなというふうに思います。
 そのことが結果として、この先、年平均1,000人増加、そしてまた、2年、3年目には5万人を到達して、折よくその後、国勢調査まで2年ほど時間があって、十分なる国、県との協議があって、最短で16年の4月には移行の手続が完了しそうだと、こんなふうなところも、今ではなくて、この4年来、日々動いている中で、このようなことにつながったというふうに認識するものでございます。
 続きまして、道路についてでありますけれども、おっしゃるように、私も選挙期間中、大変夜8時まで選挙カーを動かすという、そしてまた、雨があったりなんていうようなことをしますと、日常ではこう見えない道路路面、見えたところです。とりわけひどいのがやはり東向陽台と富ヶ丘の2カ所というふうな印象を強く持ったところです。したがいまして、きょうの、今回の、私も選挙期間中に4年の課題として強く認識したこととあわせて、このようなご質問を受け、工事手法の見直しをぜひ検討してまいりたいというふうに思います。側溝のふたがけだけというふうな工事手法のままで、従前の工事手法でいいのかどうかと、この辺のところも検討を視野に入れながら、検討したいと思います。路面の舗装と側溝のふたがけ、側溝の整備と一体的にやる方策はないかと、期間を縮める方策はないかとかですね、具体的に言えば、今のような二つのあたりのところを中心に置きながら、工事手法の見直しを検討してまいることといたします。
 その他、1、2、3、4ですね、細かいことについては都市整備課長から答弁させることといたしたいと思います。今は最後の問い5番ということで申し上げたところでございます。詳細というようなことについては、まだ十分ではありませんので、工事手法の見直しに着手をいたしますというふうなことで答弁とさせていただきたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、磯前議員の問い1から問い4番までのご質問にお答えいたします。
 まず、問い1、町道枝線の道路の寿命は何年と設定しているかということでございますが、道路の寿命につきましては、通常道路舗装構成を決定するための設計に用いられております、社団法人日本道路協会というところで発行しておりますアスファルト舗装要綱という基準表をもとに設計しておりまして、一般的には10年を寿命として見込んでございます。東向陽台の舗装につきましても、昭和46年、7年、その当時のアスファルト舗装要綱に基づいて、おおよそ10年を設定して設計していたのではないかということを推測されます。
 道路の寿命の実情につきましては、路線ごとの交通条件の違いや地盤、それから天候、埋設占用物の有無による影響が大きく左右されますので、破損や劣化状況が異なりますから、一概に寿命が何年という状況には現在のところなっていないものでございます。
 それから、問い2、東向陽台第1町内会の町道枝線の道路のパトロールの頻度というようなことで、通常、月1回、町道幹線を中心に、職員が定期のパトロールをしているわけでございますが、町道枝線につきましても、これは幹線のパトロールと合わせまして、これまでに道路の穴や舗装の傷みなどが激しいところを中心に、月1回定期パトロールに合わせまして調査をしているところでございます。今までもお話ししておりましたが、このほかにも職員が役場と現場との往復の際にも、極力町道を巡回しながら見てこいよというようなことで指示しているところでございます。そのほかに、台風や地震等の緊急時の際にも随時パトロールを実施しているところでございます。
 それから3番目、東向陽台第1町内会町道枝線道路の診断を道路専門業者に委託すべきと思うがどうだかということでございますが、現在のところ、専門業者への委託は考えてございませんが、いずれ道路の全面改修をする場合には、まず現場の舗装の状況を把握するために必要になります道路の性格、それから、地域条件、自動車交通量の条件等を整理しまして、専門業者によります道路本体の路床や路盤の調査を実施した後に、耐久性や経済性を考慮した上で整備を進めていかなくちゃいけない、そのように考えてございます。
 それから、第1町内会行政区内での枝線道路の中で、疲弊、老廃していると思われる箇所が何カ所あるかというようなことでございますが、これは毎月の定期パトロールでも十分私ども把握しているものでございますが、まず一・二丁目の路線数でございますが、全体で44路線、それから、総延長で6,473メーターございます。うち、幅員が8メーターから12メーターの幹線道路が路線数で13、それから延長が1,964メーター、幅員が5メーターから6メーターの枝線につきましては、路線数が31、それから延長が4,509メーターと、以上のようになってございます。この枝線のうちで、特に劣化が進んでいてひどいという箇所は5路線で、現在延長が約500メーターというふうに調査をしてございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、11時25分まで休憩をいたします。

午前11時16分 休憩

午前11時25分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
11番磯前武君。

11番(磯前武君) 再質問をさせていただきます。
 最初に、生活道路の舗装について再質問をいたします。
 東向陽台、明石台地区の町政懇談会、21年度、22年度、町内会からも要望が出されておりまして、担当課の回答は、道路舗装劣化は十分承知していると。ただ、即全路線、全面打ちかえはできません。これは確かに予算的なものもありますから、そのとおりだと思うのですが、町内会は即全面打ちかえをしてくれと、そういうふうなことは言っていないだけで、本当にこういうふうなことについて計画的にぜひ予算をつけて、なるべく早急にということをしていただきたいと。
 それというのは、私もいろんなことで第1町内会の生活道路、枝線道路調査、現地に行ってみたのですが、私、道路を見ていましたら、ある地域の方が出てきて、磯前議員さん、このね、ここね、ひどくてね、あちらに行くそのごみ、ごみ捨てに、ごみ集積所に行くときに、その間違って私、急いでいたものだから転んでしまって、そして1カ月半、ひびが入ったものだからかかってしまったと。私も慌て者だからそういうふうになったのだけれども、これはやはり引っかからないような道路にしていただきたいね、町長さんにも話してくださいよと、そういう話をされました。ですから、そんな立派な道路というよりも引っかからない、歩いて普通に生活できる道路でいいのです。ただ、それにはやはり担当部長からも話がありましたが、やはりこういう場所だとなれば、ただ部分的に補修してもなかなかまた次に出てくるということなので、ぜひともこの改修舗装については、計画的に予算をつけてやってみるということ、これについて町長の見解を求めます。
 それから、1問目の中で、総合運動公園の整備についてなのですが、町民、特に高齢者から要望、関心が多いパークゴルフ場の整備をどのように考えているかということなのですが、これは大分町民からの要望が多いし、5万人都市、市制に向けてやはり富谷でもそういう高齢者向けの、介護にならないというね、とても楽しみがら自然に運動できるというね、それも快適にというふうなことから、こういうふうな整備について、町長の2期目の任期中にこういうふうな整備の可能性、ここら辺を考えているのかどうか、その見解を求めます。
 それから、5万人都市にふさわしい文化施設、これについての整備でございますが、私の考え方は、図書館を併設し、レストランも一緒に整備し、多くの町民が集うオアシス、憩いの場、こういうふうなところはなかなか富谷にはないんですね。こういうふうな場所づくり、これをやはりこの5万人都市にふさわしい町の考え方でぜひ検討していただきたいと。これは16年に市制ということなので、その期間中になるかと思うのですが、この建設を町としてはいつごろ予定しているのか。また、これについてぜひとも先ほど町長からも答弁あった中で、検討委員会、これをやはり立ち上げていただいて、そして、いろんな意味で前向きに取り組んでいただきたいなというふうに思います。これについても町長の見解を求めます。
 それから最後ですが、34年を経過した東向陽台保育所、やはり修繕がそちらこちらで出ているようでございますが、これの建てかえ、これはいつごろの時期になるのか。ぜひともこの辺の町長の考えをお聞きして終わりにいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 磯前議員、けがをなされた方の場所の明示などは必要ありませんか。

11番(磯前武君) 二丁目の、住所的には個人情報もありますから、ちょっとあれなのですが。

議長(渡邊俊一君) はい、わかりました。あとそれから、要望みたいな内容もありましたけれども、質問に徹していただきたいと思います。
 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、答弁申し上げます。
 一つ目でありますけれども、生活道路につきましては、先ほど申し上げたとおりでありまして、工事手法そのものを見直しをし、計画的に補修、舗装工事に取りかかることといたします。先ほど見直しをというようなことで言えば、部分対応でいいのかというようなことが、その前段にあるところです。23年度の予算におきましても、従前どおりの考え方で予算立てしてございます。町内一円の舗装補修ということで予算枠はとっておりますけれども、それはそれぞれ1年、折々の場を見て、適時適切にという、そんな考え方で、その考え方は今までの前年度踏襲の流れですので、それらを抜本的に見直し、検討をするというようなことを再三、繰り返し申し上げているところです。やはり5万人都市にふさわしいというようなことからすれば、景観の優先度の高いものの一つに、やはり道路がどうか、ぼこぼこの道路なの、整備された道路なのと言えば、整備された道路であることが結果としては5万人都市にふさわしいというふうなことになろうかというふうに思いますので、これらについては最重点に取り組んでまいることといたします。
 二つ目については、スポーツについてということで、既にご承知かと思いますけれども、国のスポーツ振興法に合わせて、富谷町も現状、2011年から10年立ての富谷町スポーツ振興基本計画を今、10人のメンバーの皆さんで協議・検討していただいております。国の方針、そして県の施策を受けて、富谷町として5万人を目指す富谷町のスポーツ振興のありようについて、今鋭意検討してございますので、もうしばらくお時間をちょうだいできればというふうに思います。長寿社会を迎える我々の、この世に生きる者にして、こういった施設の整備だとか、あるいはスポーツのありようについては、大変重要なテーマの柱の一つでありますので、引き続きこちらについても取り組んでまいることといたします。
 三つ目については、総合運動公園整備の中に、個別にはというふうなことでパークゴルフの云々もありましたので、こちらも含めて、中に織り込めるのかどうかも含めて検討しているところです。もうしばらくこれも時間をいただければというふうに思います。何せ2期目ですので、2期目に何を形にするかというようなことは、当然私の任期は4年ですから、その中の大きな重要課題だと、そのスタートに今、ちょうどついたということなんですね。ですから、今までの延長上にあるのか、そういうスタイルでいって2期目の周期に何か形になっているのか、あるいは今の工事手法のように従前のやり方を抜本的に見直しましょうというのも、これまた今期のスタートに当たっての考え方の一つでございます。したがいまして、総合運動公園の整備、パークゴルフ場等についても、中に折り合わせられるかどうかも含めて、早々に方向性をお示しをいたしたいと思います。
 複合施設につきましては、先ほどの施設の建設というふうなことでありますけれども、これは建設時期を今明示できる段階にはございません。今、市制施行に必要だというようなことであれば、そうではないというようなことも言えるわけですので、富谷町の皆さんが今、皆さんが本当にどういう場所に、どんな時期に、どういう施設を、どんな機能を持っていくかというようなものについては、まだ全く現状、視察した折、そこに視察の箇所の中に一つ入れるというふうなことで取り組んできたぐらいですので、内部的に組織を組織立てして、検討に入ったという段階、時期でもございません。したがいまして、こちらについては、4年間の中で準備に入るのかどうかも含めて、先ほど選挙で申し上げたとおりの内容とさせていただきたいと思います。何事も前向きにというようなことでありますけれども、前向きにやるには姿勢は必要なのですけれども、その中の財源の裏づけや見通しやら、等々も勘案する必要がございますので、前向きさとあわせて現状の段階を皆さんにお示しをする、終点をお示しを、さまざまなこう、ありますので、そういう面では透明、公開性をもって取り組んでまいることといたします。
 四つ目については、保育所の件でありますけれども、建てかえ、あの場所に建てかえるのか、明石台東が開発されますので、あそことの一体の中で、もう少し広い、何せ東向陽台の致命傷は敷地が狭いということで、ですから、そういう意味では非常に富谷町の保育所で最も狭い敷地の中にあのような運営をしてきた経緯もありますし、駐車場もありませんしというようなことを言えば、恐らく大きな大前提で言えば、あそこの場所には無理なのではないかというようなあたりぐらいは、今描かれているところです。幸いにして、明石台東が開発されますので、場所の移転をもって、この4年の中でニーズを見合せながら建築する方向性を詰めていきたいと、こんなふうな段階でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、19番千葉達君。

19番(千葉達君) 私の質問件名は、来る町制施行50周年についてであります。
 昭和の大合併、昭和30年、黒川郡内10カ町村の合併問題は、紆余曲折、二転三転の結果、吉岡町、落合村、鶴巣村、宮床村、吉田村の五つの町村で大和町とし、大谷村、粕川村、大松沢村が一つとなり、大郷町として誕生しました。富谷村、大衡村は、合併に参画しなかったのであります。その後、当時の富谷村は大和町に併合するよう、県からの勧奨、総理大臣からは勧告されましたが、我が町はかたくなに拒否し続け、自立を目指し、おくれること8年、県から認可され、昭和38年4月1日、富谷町として自立誕生したのであります。
 町制時、人口5,000人弱、戸数約800が、日本経済の潮流、また、地理的条件もさることながら、まれに見る発展を遂げ、現在では、人口4万8,000人強、世帯数は1万6,000強を有する大きな町に成長したことは、周知のとおりであります。
 こうした歴史的事実は、先見性に富み、政治的信念に基づく先人たちの卓越した英知とたゆまぬ努力のたまものであると考えます。そして、再来年の平成25年には、記念すべき町制施行50周年を迎えることになります。私は昭和19年、郡内旧鶴巣村でこの世に生を受け、昭和60年、この富谷町をついの住みかと決断して一町民となり、はや26年間を過ぎようとしております。2年後の町制50周年を迎えることができようとしていることに、大きな喜びを感じております。
 第1点目の質問でありますが、若生町長、町長は、富谷に生まれ、富谷で育ち、社会人となり、現在に至っては富谷町の最高責任者、町長という最も重要なポストになっております。町制50周年を2年後に控えているに当たり、私的、公的立場、両面からの町長の所見をお伺いいたします。
 第2点目は、町制史上大きな節目となる町制50周年記念事業の件であります。
 ちなみに、平成5年における町制施行30周年記念事業は、しんまち公園の整備、また、新訂富谷町誌の発刊等がありました。平成元年には、富谷町自治100周年記念事業を実施しており、中央公民館にある母子像の「ふれあい像」の除幕式、富谷小学校ポケット広場への植樹式、そして、町民の希望者にはクロマツの苗木を贈呈したようであります。
 では、果たして来るべく町制50周年記念事業には、どのような構想を持ち合わせているのかお聞きしたいところであります。私は、しんまち地区活性化推進の一環として、旧役場庁舎利用の有無を早期決断して、民俗ギャラリー、シルバー人材センターの位置づけを視野に入れての記念事業に大きな期待をしているところですが、いかがでしょうか。
 いずれにしましても、後世に残る記念事業を実施すべきと考えますが、町長の見解をお伺いいたします。
 今回の定例会に執行部は、新たに企画部内に「あったかまちづくり推進課」を設定することとし、関係条例の改正案が上程されております。審議はこれからですが、私は賛同する1人であります。したがって、町制50周年を期しての町主催「町民体育祭」、「新年祝賀会」、「十三夜魂のふるさとまつり」などなど、町民参加型を含んだ企画内容がさらに創意工夫され、充実したものになり、町民満足度は高まるものと考えられます。
 そこで、第3点目の質問になりますが、平成25年度は、町主催のイベントはもちろんとし、町内スポーツ、芸術、文化サークル、その他各種団体の事業計画にボリュームを持たせ、老若男女、町民挙げての年間を通して記念すべき年であるようにと私は考えておりますが、町長の見解をお伺いし、質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) ここで、暫時休憩をいたします。

午前11時46分 休憩

午前11時51分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ただいまの地震の状況を、今、執行部の方で掌握しておりますので、ここで午後1時まで休憩をいたします。

午前11時51分 休憩

午後1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 午前の千葉達議員の質問に対して答弁を求めます。
 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 町制施行50周年ということで、間もなく、ことし、23年度、4年度、経過しますと、その翌年には50周年を迎えるということとなります。先ほどお話しいただきましたように、大変大きな節目であることは私ならずとも議員各位、そしてまた、町民の皆さんもそんな思いでひとしくいらっしゃるのではないかと、このように思うところでございます。
 振り返れば、昭和40年、国勢調査の数値、記録として残しておりますので、町制施行時の住民基本台帳とは別に、昭和40年、1965年の国勢調査値は4,025人ということでございます。多少の数百人のずれはあるにしても、このような記録、数値として残っておりますし、そして、45年を経た2010年が4万7,046人であるというようなところでございます。振り返れば、45年で4万2,000人ほどですから、平均的にやはり、年間平均1,000人ほどの増加という、1,000人前後の増加というふうなことで、町の歴史、歩みを刻んできたというふうなことでございます。
 その大きな理由は、市街化、富谷にお住まいいただく皆さんのニーズにこたえ、お迎えし、そしてまた、人が人を呼んでというふうなことだろうというふうに思います。6回にまたがる土地利用の線引きの見直しによって、それぞれの団地開発がなされてきたというふうなことも、それぞれ随所で申し上げてきたところでございます。
 議員が昭和19年お生まれというふうなことでありましたが、私的な見解をというふうなこと、いろいろ考えたのでございますが、今、19年お生まれだというようなことでありますので、50周年を迎えるときには63歳になっておるというふうなことを思う以外、私的な所見は思いつくものはございません。
 公的な側面からというふうなことでお話を申し上げたいというふうに思います。議員が町にお住まいになった昭和60年の国勢調査は、1万8,053人ということであります。そういったところから含めましても、四半世紀を優に超えるほどの、これまた歴史を刻んでおるというふうなところです。富谷町は、先ほど昭和の合併のお話がありましたけれども、そういった合併を経ることなく、明治22年、1889年から120周年を経て、今そういう面ではまた単独の自治体として歩んでおると、こういうふうなこととなります。ですから、村から町へ、そしてまた、町から市へというふうなことが、ちょうど折よく町制施行50周年と重なるという意味では、恐らく日本の自治体、あるいは地方自治史上、経験したことのないような自治体に当たるのではないかというふうに思うところであります。
 私は、年頭からそれぞれ22年、平成22年度、この場で年頭訓示は、「自立した5万人都市・新とみや・始動」というメッセージを発しましてスタートしました。ことしは23年、うさぎ年というようなこともあって、23年向けのメッセージをと思ったのでありますけれども、やはり25周年を視野に入れながら、平成23年、24年、2カ年にまたがるメッセージとして、まさに「新とみや・躍動」というふうなメッセージを発し、そしてまた、施政方針にも述べてありますように、この2年間、23年、24年度、これまでに積み残されてきた行政課題の解決や都市基盤整備のスピードアップを図り、本町の財政実績と5万人都市の実現を視野に入れながら、平成23年度の予算を組んだというふうなことも既に表明しているところでございます。先ほどの23年のメッセージは「未来へ」というのが入りました。「未来へ、新とみや・躍動」という、まさに富谷町の50周年を視野に入れてというふうなことですね。こういうふうなことも年頭訓示で申し上げてあります。
 平成25年に迎える町制施行50周年を視野に入れながら、戦略的、計画的な町政の執行に努めなければならない。私はこの先の2年間をもう1歩高みを目指す躍進・飛躍のときと位置づけ、町民の皆さん、職員の皆さんとともに努力してまいりたいということも既に年頭訓示で表明しているところでございます。
 したがいまして、この町制施行、まだ確たる形のものは見えておりませんけれども、5万人を到達するという実現可能な状況も見えてまいりましたので、半世紀の歴史を振り返りながら、富谷町のこれまでの歩みと、そしてまたこの先、富谷町の未来、大いなる飛躍・発展を期すべく区切り目とするために、皆さんとともに町制施行の50周年記念事業を計画してまいりたいと思います。
 節目としてというようなことでありますので、実施すべきというふうな見解については同感でございますので、今度「あったかまちづくり推進課」という名称でスタートしようとしておりますけれども、そういったふうなことを中心に、今からの、これも申し上げましたように、イベント性の高いものだとか、あるいは公的行事を担うというふうなこととあわせて、町のそれぞれの担当課でそれぞれの事業をやっておりますので、そういったもののその進め方とか、ノウハウとか、そういったものを蓄積する、協働してやるというふうなこととあわせて、連携協働でなくても、それぞれの課が、その「あったかまちづくり推進課」の持つノウハウを使って、それぞれの事業を今まで以上の効率的、そしてまた、広がりのある事業展開に進めていくと、こんなふうな位置づけもしているところでございます。
 私どもでもちろんいろいろな予定、計画も立ててまいりますけれども、それに住民の皆さんともどもというようなあたりがキーワードでありますので、その辺のところについては住民参加型の取り組みにつながるような企画、立案としてまいりたいと思います。それぞれのお祝い、祝賀のムードを、さらに皆さんともどもつくり上げるというふうなことでございます。なお、50周年ですので、既にNHKの公開番組の申し込みも、2013年のに向けて、昨年には既に提出をしておりますので、これもまた何とか形になるべく努力をしてまいりたいというふうに思いますので、ご協力のほどお願い申し上げたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 19番千葉達君。

19番(千葉達君) 私の聞き違いかどうかわかりませんが、答弁漏れがあるような気がしてなりません。といいますのは、この町にスポーツ、芸能、文化、サークル、そのほか各種団体が多数あります。その団体の平成25年度の事業計画の中に、50周年記念という気持ちを入れてボリュームをつけて、例えば冠大会、または他町村からの招待試合、また、特に例として挙げたくはないのですが、当町では芸術祭が毎年11月の初旬に行われておりますが、私も毎年見させていただいております。ほかの町村のことを言っては大変恐縮なのですが、我が町の芸術祭は、固定メンバーで展示されているような気がしております。それは、予算とかいろいろ理由があるにしても、河北展の美術、書道、写真、いずれを見ましても、富谷町の入賞者ですか、かなりの方々がいらっしゃいます。そういったことからも含めて、やはり十二分に意識した、平成25年には幅広くそういう人材、そういう方々もいるということも含めまして、再度になりますが冠大会、いろんな招待試合とか、そういったことを十二分に含んでの新しいあったかまちづくり推進課、もともと各種団体の運営は自主的にやるもので、尊重してはいかなくちゃいけませんが、若干なりとも相談に乗ってあげるとか、アドバイスしてボリュームのある平成25年度の各種の活動に生かしていただきたいと存じますが、町長の見解を伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほども申し上げましたように、この過去、1期4年間、それぞれ2年先をというふうなことを描くことはありませんでした。しかしながら、この23年度の予算を編成するに当たりまして、先ほど冒頭申し上げましたように、25年を視野に入れてというようなことで、計画的、戦略的にというふうなことを繰り返し申し上げているところでございます。こういうことは私自身の1期4年間にはありませんでしたし、今までいかがだったでしょうか。45周年を、私、就任したときは44年目でしたので、1年準備というふうなことでありました。40周年、あるいはその前もどうだったのかなというふうに思うところでありますけれども、どちらにしても2年ぐらい、余り長過ぎず、短過ぎずというようなことで、ほどよい23、24年度の2カ年度の準備期間を経て、多様な50周年を広がりのある記念事業にしたいと、こんなふうな頭でスタートしているところです。
 なお、企画部長には、メニューがいっぱい、豊富に頭に描くところ、あるようでありますので、その一角をちょっとご披露すべく答弁をさせます。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それで、ただいまの町長の申し上げたとおりでございますが、50周年となりますと、町としては恐らく市制を目指すに当たりまして、町として行う最後になる一大イベントになるかもしれませんので、そういったところを十分踏まえて、新しい部署での検討期間を踏まえてやっていきたいと思いますが、通常、こういう大きなイベントがありますと、当然町がやるものと、あとは各団体とか町民の皆さんが自主的に行うもの、あとは協働で町と団体の皆さんと一緒に行うもの、大きく三つぐらいに分かれていくと思います。そのためには、その新しい部署で50周年を迎えるための基本方針をまずつくりまして、そちらの趣旨に賛同していただける団体の皆さんとか、そういった内容に沿うものであれば、町としても協賛を行って、そのイベントを盛り上げていくと。そういったところも視野に入れております。
 また、当然50周年目の年は一番大きいイベントになりますが、1年前ですとプレイベントとか、そういうので次の年へ向かっての、町民の皆さんへPRを重ねて50年を一緒に迎えましょうというような、そういうのも計画されていければと思っております。当然記念式典であったり、シンボル事業、記念イベント、まちづくり事業、広報・宣伝事業、記念の出版物もあれば、恐らく出版物も発行されますし、先ほど町長の申し上げた放送媒体を使ったイベントなど、さまざまなものが考えられますので、そういったものを新しい部署で十分議論をして進めていきたいと思っております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は2件質問をいたします。
 まず、1点目ですけれども、国保税の減税の具体策についてです。
 町長は、平成23年度に向けた施政方針の中で、国民健康保険税について「医療給付費が当初予定より伸び率が低い状況にあることから、加入者の負担軽減を図るため、現在、国保税の税率引き下げについて検討しているところであり、6月定例議会に上程するため準備を進めています。」と、明確に述べられました。
 昨年12月議会の私の質問に対して、町長が初めて前向きな答弁をされ、1月には住民団体の要請に対して、平成23年度分から減税すると回答。そして、2月の町長選挙における町長の公約、さらに、今回の施政方針へという流れの中で、国保税の減税という町の姿勢は確かなものであることがはっきりいたしました。
 住民は大いに歓迎をしています。今回の町長選挙においても、国保税減税の公約を一つの投票行動の基準にした有権者は少なからずいたのではないでしょうか。住民は今、一日も早く、せめて利府町や仙台市並みにしてほしいと願っています。少なくとも、1人2万円の減税をという切実な声に正面からこたえる必要があるのではないでしょうか。
 ただ、現在のところはっきりしているのは、平成23年度分からの減税であることと、6月議会に提案するということ、さらに、先ほどの磯前議員への答弁で、中期的に、3年程度の先を見ながら税率、額を定めるという趣旨の答弁をされております。住民にとっては、7月に送られてくる本算定後の口座振替通知書、あるいは納付書を見るまで、幾らの減税になるかわからないわけですが、これだけの大事な提案を行う際には、その過程において住民の声を十分に反映する必要があると考えます。
 減税案を6月定例議会に上程するということであれば、当局としてはかなり具体的な検討に入っているはずで、現に先ほどのご答弁でも「最後の追い込みに入っている」と述べられました。私は、当局が具体的な方策を固め切る前に減税率や減税額など、住民にとって最も関心の高い問題について、住民の立場から幾つか質問をしたいと思います。
 まず、国保税の減税に踏み切った理由についてですが、町長は、加入者の負担軽減を図るためとする一方で、医療費の伸びが当初予定より低いということを挙げております。これは、減税の財源として医療費が少なくて済んだ分を充てるという考え方にも受け取れる発言になります。しかし、そうだとしますと、医療費の動向は不安定要素が高く、今回、減税が実現しても、医療費が上がれば再び増税になるのではないかということにつながり、不安がつきまといます。予防対策や早期治療で医療費を低く抑える努力は、それとして非常に重要ですが、その結果として医療費の伸びが上がるか下がるかは、毎年度末になるまで不透明です。減税の財源を確実に確保する立場に立つなら、減税の目的を住民の暮らしを守るための措置として明確に位置づけ、医療費の動向に左右されない恒久減税として国保会計の基金と一般財源で実施するべきではないか、これが質問の第1点です。
 次に、減税率、減税額の具体的な方向性ですが、当局は1月の段階で、応能割と応益割の割合が許される範囲内でと回答されましたが、現在の高い国保税は、所得の能力に応じた負担、応能割を引き下げ、所得にかかわらず一律に負担する部分、応益割を引き上げたことに最大の要因があります。だからこそ国もその後、全国のさまざまな国保のひずみというものを考慮して、法定減免の条件としてきました応能・応益の割合が50対50という方針を転換し、50対50を超えて、応能割、能力に応じて払う部分、これを大きくしてもよいという扱いにしたという経緯がございます。つまり、所得割の占める割合と、均等割・世帯割の占める割合を50対50とすることを前提にした現在の税率は、根本から見直す必要があるということになります。
 富谷町では、平成17年、2005年の国保税率の改定で、均等割と平等割を合わせて医療分だけで1世帯、これは2人というふうに、富谷町の場合は平均2人ですので、2人として計算しますと平均3万5,400円の増税になり、介護の納付分、これを合わせると3万7,400円、つまり1人当たりで計算しますと、大体2万円近くの増税になったという経緯がございます。このことが今日の「高くて払い切れない国保税」の最大の要因になってきたと言えます。
 しかし、今、国の方針からすれば、平成17年以前の税率水準に戻しても差し支えないということになったわけですから、今回の改定に際しては、少なくとも平成17年以前の税率に戻し、1人当たり2万円の減税を実現するよう求め、当局のお考えを伺います。
 また、国保税の算定する場合の資産割についてですが、医療分、後期高齢者支援分、介護納付分、この三つを合わせますと、固定資産税の46%に上る資産割額が徴収されております。固定資産税を払った上に、さらに国保税でも負担するというのは全く道理に合いません。固定資産税の二重取りと言われて、批判の強いこの資産割については廃止するべき時期に来ていると考え、当局のご認識を伺います。
 第2の質問ですが、工業団地開発、企業誘致のあり方について伺います。
 今富谷町は、成田二期北の大規模工業団地開発や高屋敷の工業団地開発などを軸に、工業で発展する町へと変貌しようとしています。中でも、成田二期北は面積約200ヘクタール、民間の工業団地開発では国内最大と言われております。地権者は90名ですが、面積の約8割を鹿島が保有しており、土地区画整理組合の形をとった純然たる民間の開発です。報道によれば、最大地主の鹿島主導で開発するということになっています。
 私は、工業団地開発についても、また企業誘致についても、一律にこれを否定する立場ではなく、職住近接、働く場の確保は大事であり、そのために行政が一定の協力をし、補助金を交付することもあっていいと考えております。しかし、行き過ぎると失敗のリスクはすべて住民にかかってくることを忘れてはならないと考えます。開発に莫大な財政をつぎ込んだあげく、何年たっても企業が進出せず、結局自治体が財政破綻に陥るケースも少なくありません。
 私たちの身近な例として、宮城県と仙台市が40億円を出して誘致した電子関連産業「東北セミコンダクタ」は、ことし完全に撤退しようとしておりますが、既に富谷町の住民が何人もそのために離職を余儀なくされてきました。宮城県内市町村のほとんどが全国でもトップクラスの高い水道料金に苦しんでいるのも、かつて宮城県が開発による人口増を過大に見積もり、それに合わせて水道事業を拡大した結果が私たちのつけに回ってきているという、こういう事実もございます。
 さらに、このたびセントラル自動車の誘致に対して、県は500億円をつぎ込みましたが、昨年12月の時点で地元宮城県民の雇用というのは、正社員がわずか17人、3カ月更新の期間工が107人、派遣社員が128人、全部合わせても252人にとどまっています。このうち派遣社員については、県内在住か県外在住かということもわかりません。地元雇用がふえるのではないか、働く場がふえるのではないかという県民の期待は、見事に裏切られていると言えます。
 また、大和インターから大衡インターまでの約2分間を短縮するためのインター建設に35億円をつぎ込む一方で、主要地方道仙台三本木線の富谷町今泉から幕柳間というのは、数十年たった今なお、拡幅計画が明確になっていない状態で、まさに生活道路の整備が後回しになっています。
 町長は、富谷インターの設置ということを、このたびの町長選挙において重点公約に掲げておりますが、果たしてインター建設が町政の重点課題と言えるのか、私は慎重に吟味する必要があると考えております。
 県内で一番若い町と言われる富谷も、高齢化は着実に進んでおります。今泉地域の34.3%を初め、昭和40年代に開発された住宅団地の中には、高齢化率27%を超える地域が出ています。高齢化に伴う介護施設の増設や、道路・公的施設・水道管などの全面改修、更新、耐震化などが待ったなしになっております。さらに、町長が施政方針で述べられておりますように、2016年4月に富谷市への移行を目指すということなら、図書館を初めとした文化的施設の建設、学校や保育所など人口増加に伴う施設の新設等々も必要になってまいります。今後、住民の暮らしに直結した行政需要がますます増大する時代を迎えようとするときに、企業誘致のためとはいえ、富谷インターの設置に莫大な費用を投下していいのか、住民の合意は得られるのか、大変疑問です。
 県内トップクラスの財政も、使い方を誤ればあっという間に先細りになります。住民の暮らし・福祉の充実こそ最優先課題であり、工業団地の開発や企業誘致については、自治体として身の丈に合った節度ある対応が求められると考えるものです。
 そこで、まず1点目ですが、成田二期北の開発について、平成21年、2009年9月の議会では、「2008年の景気後退により、立地企業の情報は皆無」だと町長が答弁されましたが、その後どのように進んでいるのか。立地企業名など現状を明らかにされるよう求めます。
 第2に、成田二期北などの開発に伴うアクセス道路建設などインフラ整備にはどのような事業を想定し、また、そのための町の費用負担をどの程度と見ているのか伺います。
 第3に、町長が公約した富谷インターの設置についてですが、泉インターから富谷までわずか5キロ、時間にして3分程度の短縮のために、果たして莫大な町費を使う必要があるのか、ジャンクションだけではだめなのか、疑問の声が出ています。
 改めて、富谷インター建設の事業主体はどこを想定しているのか、事業費はどの程度か、町の費用負担は幾らと見ているか、国・県の補助はあるのか、さらに建設の時期をいつごろと想定しているのか、基本的な事項について伺いたいと思います。
 第4に、富谷町の企業立地促進条例についてですが、この条例は、立地企業に対して3年間、固定資産税の全額に相当する額を交付する「企業立地促進奨励金制度」と、富谷町の住民を正社員として雇用した場合に、雇用1人につき10万円を企業に交付する「雇用促進奨励金」の二本立てになっております。平成15年から7年間で1億8,392万5,000円の補助金を交付してまいりました。しかし、中には2年間補助金を受け取った企業が、その後撤退してしまった例や、補助金交付後に他社の傘下に入って法人住民税の収入が見込めなくなったなどの例があります。こうした場合に何の歯どめもかからないのでは、結果的に税金のむだ遣いになります。
 現在の企業立地促進条例第10条については、倒産だとか営業不振などでやむを得ず撤退したり、また縮小したりする場合以外は、交付金の交付後、一定の年数以内に撤退した場合に対して交付金を返還させるための、より具体的な規定が必要だと考え、当局のご認識を伺います。
 また、立地企業に対して3年間、固定資産税の100%相当額を奨励金として交付する企業立地促進奨励金制度は、せめて交付額を固定資産税の80%相当額とし、残り20%については住民のための財源として確保するべきではないか、伺います。
 さらに、雇用促進奨励金は、条例の目的である正規雇用の促進を徹底させるために、雇用促進の条項を満たさない企業については立地奨励金も適用しないなどの措置が必要だと考えます。これにつきましては、固定資産税相当額の立地奨励金については受け取った。しかし、あわせて正社員を雇用するという奨励金については受け取っていない。つまり、正社員雇用については行っていないという事業所が現にございますので、これは二つを満たして初めてこの奨励金制度の対象とするということが必要だと考えます。
 この質問の最後ですが、公害防止条例について伺います。町長は、「県の条例がある」ということを盾にして、町独自の条例制定の考えはないとこれまで表明してまいりました。しかし、県の公害防止条例には、地元市町村が独自の立ち入り調査権を行使するなどは明記されておりません。大事なのは町の主体性であり、県任せにはできないことだと考えます。企業誘致を優先する余り、リスクに対して何の備えも持たない無防備都市であっていいのでしょうか。最小限の自衛措置として公害防止条例の制定を求め、当局のご認識を伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 幾つかといいますか、事実誤認があるのではないかというふうに思いますが、そこは確認をした上でというふうにも思いますけれども、まずはそれを省略して、必要な分については答弁を申し上げたいと思います。
 国保税の減税についてということでありますけれども、減税に踏み切った理由の一つに、医療費の伸びがこのところ低いという、その理由を述べた、列挙したんですね。などというふうなこと、一つの事実として列挙をしたと。まさに限定列挙ではなくて、幾つかのこう、ある中での大きな理由の一つにというふうなことで文章表現上、あるいは発言上申し上げていることでありまして、それをもってして、ならば、再び上がれば増税かとかと、こういうふうな論理は、毎度ながら私のこの頭の考える構造と違うなというふうに改めて思うところです。
 それにしましても、国保税についてはそういったものの理由の一つにもあって、23年度から見通しをある一定程度、3年程度というようなことは申し上げておりますけれども、そういったところを視野に入れながら、基金の活用とか、あるいは活用を視野に入れて、税額の決定に当たるというふうなことでございます。
 一般財源を投入することとかについては、町民あるいは議会の皆さんともども、まだ合意形成がなされておらないというようなこともありまして、私自身も現時点では一般会計で予定しておる従前の考え方、事業の制約にもつながりますので、一般財源の投入については従来の考え方に現段階では変わりありません。
 お1人当たり2万円をというふうな額の明示もありましたけれども、したがいまして、今ほどの理由からして、この現時点でお1人当たり幾らという最終的な額を申し上げる段階にはございません。
 今、1番と3番ですね、合わせてお話を申し上げました。資産割等について、2番目の質問については、後ほど担当課長から答弁させることといたします。
 次に、大きな項目でありますけれども、工業団地云々というようなことでございます。
 これも、この点についても大きく方向性と考え方が違うんだなというふうに思いますけれども、何度も申し上げているように、平成21年度をもって自立が求められているということなんですね。富谷町で従前、この半世紀来取り組んでこなかった企業誘致の課題を、大きく私は1期目4年で取り上げているのであります。線引きの見直しというふうなことの中で、高屋敷があり、成田二期がありというので、県で2カ所告示を受けたということです。4カ所申し込みをいたしましたが、そのうち2カ所が事業体のまとまりぐあい、あるいは開発可能性、地権者の動向等々、町の意向、町が十分なる県の担当にご説明を申し上げて、ご理解を得た結果が告示につながるということです。天から降ってくるものでは決してございません。半世紀以上、線引き6回の歴史の中でも初めてでございます。そのようなことを受けて今、成田二期であり、高屋敷であるというふうなことであります。ですから、それに富谷町の大きな強みは、まさに事業者がみずからの力でというところが大きな核心の部分でございます。先行投資をして、そのまま10年、20年、寝ています、塩漬けになっていますというようなことは、到底手法としては許されるものではないと。富谷町の財政状況、議員は「身の丈」と言いましたけれども、私の言葉で言えば「身のほど」に合った中身で、いかに知恵を出し合うことが、今からのまさに国・県であり、国への働きかけ等々を通して、形にしていくかということが、政治家、富谷町町長として問われているのです。そういうことの信念を持って、2期目、今以上の方向性を開いていきたいと、こんなふうなものであります。
 したがいまして、宮城県との連携なくして、成田二期であれ、高屋敷であれ、ありません。人的にもノウハウ的にも、富谷町に今あるものは、本当にごくわずかであります。そんなことをもって前任の田中さん、そしてまた、現在の武内さんということで、企業立地、企業誘致のスペシャリストを県から本当に特段のお計らいで派遣をいただいている。田中さんはそのまま戻って課長補佐になられると。こんなふうなことの中で、常に武内さんと前任の田中さんとのやりとりの中で、今つながる方策を何といいますかね、目指しているといいますかね、そういったことの探りをしている状況でございます。
 でありますので、節度ある、財政を無視しての富谷町の財政支出というようなところを含めて、到底できるわけではありませんので、全然ご心配要りません。行き過ぎをもって失敗をしたら、それは町長にすぐにはね返ってくるわけでありますから、議員が心配することなく、私は町民の、5万人の皆さんの幸せのためにこの職にあるわけでありますので、ご心配はありがたくちょうだいしますけれども、そのような一方的な進め方とは到底とり得るものではありません。
 事業費用負担云々も、したがいまして、事業者が基本的にはすべてやるというふうなことが前提で進んでいるわけでありますので、事業者との折々の協議、話し合いはしておりますけれども、個別のこれについてのこの額をというふうなことを金額を出し合って、それについて協議をする、あるいはよもやそれについて約束をする、そういったことは現段階では一切ございません。
 次に、富谷インターの設置ということとなりますけれども、これは設置を私らとしては望むのは当たり前のことでありまして、国道4号線へのタッチがこの2年度内に確実に工事が終えられますというふうな、つながりますというのも、大きなビッグニュースです。この政権下の中で、予算の配当も配分も流動的な中で、23、24年度末には完成させるというふうなことが表明されているわけですから、これ以上うれしいことはございません。
 したがいまして、今の計画の中に、富谷インターの設置というのは計画にないのです。したがいまして、4号線から入ってそのまま直進するだけの北部道路の機能としての4号タッチだというふうなことを大前提、何度も申し上げておりますけれども、現状、そのようなことであります。したがいまして、その先に、何としても富谷町としては4号線から入って、そのまま高速道路に入れるだけのインター機能が欲しいと、利府のインターチェンジが、ジャンクションがフル化されたように、今片肺でこう来ているわけですから、これを両方2本つなぐことでフル化と、ジャンクションのフル化によってインターチェンジ機能ができ上がって、直接東北道に入れるのではないかと。この方が富谷町の町民も望む、そしてまた、企業進出を望む事業者の皆さんの望むところなんですね。その方向に向かって一生懸命努力するというのは、町長としては当たり前だということになります。これを取り組まない町長は町長でないのだというぐらいの思いです。スマートインターで済むような問題ではないんですよ。
 したがいまして、幸いにして私は北部道路の会長職を受け取っていますから、もう既に2年ぐらい前から言い始めておりますけれども、ささやかにです、今のところ。まだ4号線のタッチもはっきりしない中で言うにはというのは、ややはばかりもありましてね、ささやかには言い始めておりますし、それぞれ河川の所長さん、そしてまた、整備局の局長さんともども、折々の話の場には必ず、私にしろ、議長にしろ、その要望は伝えておる。そういったところがいつ花開くのだろうなというふうな思いもこの町長職にあって、また、そのことが結果としては町民の皆さんに返るわけでありますので、頑張りがいがあると、こんなふうなことでございます。
 大和インターから大衡までたった2分と言いますけれども、このたった2分が勝負なんですね。3.2キロの区間につくることの意義を、たった2分などということは、私はまだ受け入れられることではありません。たった2分なら、何分でもいいんですね。道路狭いならいつでも安全運転で、免許持っている人だから、交互通行できないならちょっととまって、交互通行できるようになればいいでしょうと、こういう発想にそのまま行ってしまいがち。しかし、皆さん、私どもを含めて利便を皆さん求めるし、そのことが富谷町の大きな将来につながっていくというふうなこと、そのことが結果として市を名乗り、そして市ゆえにインターチェンジがありますと、こんなふうなことを我々は方向性として描くのは当然のことであります。ですから、インターチェンジを事業主体がどうのというのは、町で莫大な費用を投下することは一言も思ったこともないし、言ったこともありません。
 さらにもう一つは、先ほどの仙台三本木線を数十年たってもおっしゃるのですけれども、それはちょっとと思いますよね。町道と県道を交換したのは平成5年度なんですよ。平成6年の3月なのです。それを数十年といいましょうか。こういう、きちっとした事実の確認をなくして、ものをここで論じ合うということは、私は非常に不本意なんですね。ですから、十分にそこの内容を確認して、ピンポイントで議論が成り立つような、そういうふうなやりとりをぜひお願いをしたいというふうに思います。ですから、平成6年、5年度ですから、そこから数えて17年、8年というふうなことになりましょうかね。そういう中で、今三本木線が、所信表明にも述べていましたように、大変なる道路の状況です。このことに目をつぶるわけにはいかないというふうなことで、議会の皆さんの働きかけもあって、いよいよ23年度、24年度、ならば町制施行の50周年あたりを目安に、何とかこう、先が見える、そういった方向性をぜひ皆さんともども、県にお願いをしていくと、こういう行動もまた町長に課せられたものだということとなります。
 恐らく四つ目の質問は、P社としますけれども、このこと、平成8年度、そして10年に経営上の理由によって、新設した工場を閉鎖したというふうなことも、今取り上げられているようでございます。そのことの意図は何かというようなこともありますけれども、来てほしいということですから、入り口を広くせざるを得ないことはご理解いただけるのではないでしょうかね。入り口の時点で、後半の方の8割、2割というようなのも、考え方としては否定はいたしませんけれども、ぜひ富谷町で事業活動を、経営活動をしてくれませんかというふうなことの中からすれば、その先、先、だめになったらどうするのというようなところまでなかなか描き切れないところが、恐らくこの状況の中でもあったのだろうというふうに思います。
 それにしましても、残存する資料をくくってみますと、当時の町の判断は、完全な廃業ではなく、もともと町内にあった本社工場は引き続き存続すること、2年4カ月の間、新工場操業をした実績を踏まえて奨励金の返還命令はしないという最終判断を、前町長時代にやったということの事実だけ申し上げておきます。したがいまして、これのむだというふうな指摘は当たらないというふうなことで申し上げておきます。
 5番目につきましても、今と関連したところでございます。やはり広く来ていただきたいというようなことからすれば、このような現状の制度運用と今後もしていくこととなります。
 6番、7番については、担当の産振課長から答弁させることといたします。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) それでは、国保税減税の具体策の問い2につきまして、私の方からお答えをさせていただきます。
 質問内容につきましては、応能・応益割合の考え方、それから、資産割の廃止ということで言われておりますけれども、基本的には、平成22年に、その応益・応能の基準が緩和されたということではございますけれども、その緩和の内容といたしましては、軽減段階、3段階あったわけですけれども、範囲を外れると2段階の軽減しかできないよという考え方のもと、基準が変わってございます。
 しかしながら、応能分の割合を高くするということは、加入者の所得状況によってその歳入が大きく動いてしまうというような現状がありまして、国保財政に大きく影響を与える懸念がありますので、安定した財政運営をする上では、やはりおのずとこの基準の、基準は50・50なのですけれども、範囲の中というのが45から55、この辺の基本的な範囲の中に落ちついてくるというふうな考え方を持ってございます。
 さらに、今の資産割の廃止ということであれば、どうしても歳入を確保する上では、どうしても所得割の方に転嫁せざるを得ないというようなことになりますし、所得割の税率をその分で補うということになりますと、所得の変動によって税収が大きくプラスマイナスしてしまうというようなこともございますので、その辺は従来どおり廃止することなく、今までの考え方でやっていきたいというふうに考えております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 雇用促進奨励金の正規雇用の質問でございますが、企業立地促進奨励金の対象要件といたしましては、投下固定資産額3,000万円以上で、常雇用従業員が15人以上と規定しておりますので、この要件に合致していない企業への奨励は交付しておりません。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 永野議員に申し上げます。永野議員の残りの質問時間は13分であります。なお、これからの質問、答弁については一問一答で行います。ないですか。
 16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、国保税の問題からいきます。
 そうしますと、町長のご答弁で医療費の伸びというのも一つの理由であるということで、再び上がれば増税かということではないと、頭の構造が違うとおっしゃっておりましたが、違うのは当然でありまして、一人一人人間は皆違います。住民の側から見た目線というものも、ぜひとも念頭に置いていただきたい。
 ということは、再び医療費が上がったら増税という考えはないというふうに受け取っていいのかどうか、まず伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 論理の構造が違うんですね。3年を視野に今決めますということですから、その後についての目安、本当は単年度で動かす制度ですから、そんなふうな中で、そういった単年度では、それこそ加入者の皆さんにも影響が大きいわけですので、ある程度の期間を見ましょうというなのが一つで、その要因として今回、引き下げの要因はこうですよ、しかし、この先国の制度が動きますと、県の制度、全体の枠組みが動きますというふうな中で、どのようになるかというのは非常にこの不安定な要素・要因がこの国保にはあるというふうな、保険者の立場からしてですね、あるわけでありますので、何したら上げないのということ、上がらないのということをここで表明する何ものもないと、こういうふうなこととなります。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 先ほど町長のご答弁で、「3年程度」という言葉が出てまいりました。これは3年かけて段階的に減税するという意味合いなのか、それとも、3年間の減税という意味合いなのか、この「3年程度」という言葉の意味合いをもう少し正確にお述べください。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私の発言をもってどのようにその受けとめられましたのでしょうかね。受けとめ方、今両者あるというふうなこと、議員は何と受けとめて、そして、それを町民、有権者の皆さんにお話をされるのかというのも、私は思いますし、3年ぐらいのところの期間を見て、国保財政の運営ができるような形で視野に入れて、3年を見通した中で国保税率を決めますよというふうなことを言ってきたので、したがいまして、3年かけてという表現です。そういう表現から受けとめられたとすれば、言い方がまずかったというふうなことになりますので、改めて申し上げますけれども、3年程度固定できるほどの税率というふうなことで理解をいただければよろしゅうございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 先ほどのご答弁で、今のご答弁も合わせますと、基金の活用を視野に入れていると。一般財源については議会の合意の形成がまだされていないということで、国保の基金を活用するということですが、平成21年度決算で国保の基金残高、2億9,000万円です。ここからよく町当局が言われる3年間の医療費の平均額の15%ですか、これは保有しておかなければならないということで、それを引くと基金は一体幾ら残りますか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 現在の基金残高につきましては、4億3,000万円でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) この基金というのは、4億3,000万円すべてを減税のために使うわけにはいかないと。町としてはその医療費の高騰に備えて保有しておかなければならないということを長年言ってこられたわけですから、それは幾らで、それを差し引いた後、幾ら減税のために活用できるかを伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この場で、今の額のどの範囲を充てますというようなことは申し上げられません。保険者としていろいろ要素・要因がありまして、本当に町民の皆さんが今のご負担状況というのを十分、この間の状況も踏まえてお声も届いておりますので、そういったところも勘案しながら、何とか最大限の努力と最大限の税率の構成というようなことで努力をしておりますので、もうしばらく時間をちょうだいしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 質問の仕方をちょっと変えますが、それでは、この4億3,000万円のうち、かねがね町が言ってきた医療費の高騰等に備えて確保しておくべき金額は幾らですか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 基本的に財政調整基金につきましては、医療費のその高騰とか、緊急の事態に備えて使うものですから、その額は幾らということではございません。そのために持っているものでございます。ただ、今回はそれを視野に入れて減税に充てるということでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、2億9,000万円であったとき、その後剰余金がふえて4億3,000万円になったかと思いますが、大体その平均した医療費の15%分というのは、15%分とおっしゃっていましたよね。これは幾らかということを答えてください。それを聞いているわけですから。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 基本的に15%というと大体4億から現段階の額ぐらいという計算ができます。計算方法としてありますので、それによりますと、過去3年間ということを見ますと、4億3,000万円ぐらいは妥当な15%の範囲内と考えております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 聞いていることに正確に答えてください。4億3,000万円の範囲内ということはだれだってわかりますよ。過去3年間の医療費の平均の15%は幾らですか。はっきりそれを幾らと言ってください。

議長(渡邊俊一君) 資料持っているか、3年間のやつ。(「お待ちください。ちょっと時間いただきます」の声あり)永野議員、それの3年間の資料を提示されないと、その後に進めませんか。

16番(永野久子君) そうですね、進めませんが、それでは、ちょっと他のを先にやってもいいですか。そして、後でご答弁いただくというのでもいいですか。(「どうぞ」の声あり)よろしいですか。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 先ほどのその町長のご答弁で、一般財源から繰り入れるということは議会の合意が得られないと、議会の合意形成がまだされていないとおっしゃっておりましたけれども、これは議会の合意を、何を根拠にそのようにおっしゃっているのかということと……(「一問一答ですから、1問ずつにしてください」の声あり)では、まずその点を1点。何を根拠にそうおっしゃっているのか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 前回でしたでしょうかね、議会だったと思いますけれども、議員の皆さんからの声をぜひお聞きしたいというようなことで、議会の総意として聞かせていただく、そういう機会があればねというふうなお話を申し上げました。したがいまして、先ほどの伝わり方が、議会の合意形成がないゆえにというふうなことを申し上げたものではございません。そういったことも含めて、十分現状、現段階では、一般財源の繰り入れについては従来の考え方どおりですというふうに申し上げたところでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 議会の合意云々を言われる前に、町長ご自身の考え方として議会に減税案を提案すると、一般財源を使って減税をしたいという提案をされることの方が先ではありませんか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この問題について後先論を論ずる余裕はありませんので、手法としては必要なときには私の方から提案をすると、こういうふうなルールであることも承知してございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 後から数字が出るかとは思いますけれども、国保の基金だけを活用しての減税というのは、年数がもちません。限りがありますから。だからこそ一般財源の出動が、使うことが必要であって、今の町長の答弁ですと、あたかも議会のせい、議会のせいというのは言葉が悪いですが、議会の側にボールを投げてよこす以前の問題ですよ。町長ご自身が一般財源を使って、でも減税をしていくと。長期的な減税をしていくと。しかも1,000円、2,000円ではありませんよという、こういう町長自身の立場が問われているわけですから、議会の合意以前に町長ご自身は一般財源を活用することを積極的に前向きに検討されるお考えはないのですか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) あの、水かけ論でございます。したがいまして、税率については提案をするわけですから、私が町長職として、政治家として、議場にお諮りをするわけですから、その時点でさまざまなご議論をいただく。このようなことで何ら違和感はございません。一般財源については現時点では、何回も繰り返しておるとおりでございます。従前どおりの現時点での、現時点では考え方ですというふうなことを申し上げております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は、この先ほども、冒頭申しましたけれども、住民が本当に願っている減税なわけですから、どういう姿勢で臨むかということ、それに当たって今現在こうですということを聞いているだけじゃないのです。減税に当たって町長自身がどう取り組んでいくかという、先を聞いているわけですよ。そこはどうなのでしょうか。水かけ論などと言わないでいただきたいですね。町長の姿勢ですので。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 何度も申し上げますけれども、現段階ではそのようなことでありますから、その先申し上げる、何も材料、手持ちはございません。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 時間が余りありませんので、課長の答弁、この後ちょっとお願いします。
 さきにですね、財源の問題では以前の議会でも触れました。平成17年から19年の間に、老年者控除の廃止だとか、公的年金等控除の廃止と、控除が廃止されたことで所得税、住民税などが増税になったわけですが、この分は言葉を変えて言いますと、町としては棚ぼたで入ってきた増収分ということになるわけで、このときの3カ年にわたるさまざまな控除制度の廃止、定率減税の廃止、合わせると年、1年間、2億3,000万円だというふうに聞いております。これだけをとっても、1人2万円以上の減税というのは現実的な問題なんですよ。これをぜひこういう方向で検討していただきたいというふうに思いますが、財源は、お金に色がついているわけではないけれども、今の、今ある町の基金等々を崩さなくてもですよ、一般会計の基金を崩さなくても、考え方としてはこういう新たな財源があったはずだと。こういう考え方に立てば、1人2万円以上の減税というのはできるはずなんですね。これから検討していくというのであれば、ぜひそういう方向で検討してほしいと思いますが、どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 先に、先ほどの質問に対して答弁をさせますからよろしいですか。(「はい」の声あり)
 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 申しわけございませんでした。まず、保険給付と医療費、そのほかに後期高齢者の支援金、前期高齢者の納付分、それから老人保健拠出金、それから介護納付金も含む額を、これを3年間の平均ということで、それの15%でございますので、今ちょっと手元の数字だけで計算したものですけれども、4億ぐらいになりますので、現段階ではこの範囲内ということで考えております。

議長(渡邊俊一君) 先ほどの2万円の減税要望に聞こえたのですけれども、それの答弁はいいですか。

16番(永野久子君) 答弁いただければ。どうですかと聞いていますから。お願いします。答弁してください。(「町長、さっきごたごたとちょっとよく聞き取れなかったようだけれども、どこに答弁させますか。」の声あり)

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これも前段申し上げておりますけれども、現時点で議員の理由の根拠でこうずっと積み上げて1人2万円だと、こうできるはずだとか、できないはずはないとかというような話になりますけれども、私ら、保険者はこちらですので、どうぞ少し、十分きょうの議論も参考にはいたしますけれども、次回の定例会に提出をする税額の折に議論をしていただきたいと、こんなふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 3年間の医療費、さまざま含めて平均の15%が大体4億ということであると、国保会計の基金を活用した減税というのは極めて難しいと。もう選択肢は一般財源に向かうということは確認させていただきたいと思いますが、どうですか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのとおりですとは申し上げられません。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 時間がありませんので、次の開発と企業誘致の問題で伺います。
 質問通告の段階でも、立地企業の企業名についてと、それから、どういう進捗状況にあるかということを聞きました。この点についてはどういう状況にあるか現状を伺います。

議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 成田二期北地区、高屋敷地区につきましても、前回お話ししましたとおり、以降、問い合わせは、その高屋敷地区につきましては、看板を設置して以降、3件ほどお問い合わせはあります。どういう形ですかということで、ただそれ以降の進展はございません。成田二期北地区につきましては、今も県と連携しながらということで、現在ございません。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 富谷インターについてですけれども、確かにジャンクションだけでは、直接その縦貫道に入るとか、富谷側から入るとか、また直接縦貫道からおりるということができないですから、ジャンクションだけではなくてインターになることは、確かにそれは便利なんですね。これは否定しません。しかし、お金がどのくらいかかるかというのがさっぱりわからない状況でやるということでいいのかどうか。
 大衡の場合は、大衡インターの場合は、全部で35億ですか、かかったうちのもうほとんどは国、県、ネクスコということだそうです。大衡がつくったのは、その料金所のところのトイレの設置と管理のみということですから、ごく一部だったと。
 じゃ富谷はどうなるのかということなのですが、富谷インターの場合は、県の計画、国の計画にこれは上っているのか。補助金を受ける可能性はあるのかどうか。私が国に直接聞きましたところ、国としては富谷インターの計画はありませんという、現時点ではですね、ありませんということでした。これが働きかければ可能性が出てくるのかどうか。この点についてまず伺いたいと思います。どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 働きかければ可能性があるかについて、そんなにご心配事なのでしょうか。私どもは町の発展、町民の皆さんの夢・希望を形にしていくという意味から、可能性を追求していく立場なんですよね。私もこのリーフレットを今改めて見てみましたけれども、居住の場として選択され続けるための環境づくりというふうなことの中の二つ目に、富谷ジャンクションフル化による東北道への接続と、こう書いてあるので、その意図は富谷の町財を使ってやるのだというふうに受けとめていらっしゃるのでしょうか。これはそのことを主張しているのではないんですね。
 当然のことながら、平成18年の12月29日の新聞記事によれば、「富谷インターチェンジ新設、仙台南拡充」という見出しで出てしまって、この件どうなっているのかねと、どうなったのかねとかって、私はまだ外部にいましたので、町長になる1年前です、こうなるといいねというふうな思いを持ちましたけれども、これは2006年の12月29日付の記事ですから。こういうことはどうなったのかというようなことを確認しましたけれども、今の国の立場からすれば、そういうことはなかったのですと。勝手な記事になりましたかねと。まあちょっとよく、はっきり、私が聞いたのでない、わかりませんけれども、そういう趣旨のような返り。返ってきたようでございました。
 ですから、全然いまだに富谷の4号線にタッチされた後の構造がどうなるかというのが、皆さん、なかなか伝わらないんですよね。それから、4号線からこう入って、高速道がこうなったら、こういうふうにこう、フル化と、ジャンクションのフル化という今、両方をこう、今は向こうからの、利府の方向から2本こう入ってきて、東京方面、青森と、こうなったのですから、富谷の1,700メートル区間の中に入り口をつけて、一方、橋脚、北部道路からこっちへ流れる、こっちへ流れるという、橋脚をつくることでインターチェンジ機能ができますよということなんですよ。全くないところには30何億円かけてどうのこうのではないんですよ。
 ですから、要望のしがいはかなり限りなく広いということなのです。なぜそういうふうな可能性を追求しちゃだめなのですか。追求しない町長職ならば、それは町民の期待にこたえていないということになりますでしょう。形に、大衡なんか夢の夢ですから。3.2キロのところにはできないんですよ。富谷も欲しいねと、富谷中学校周辺だって泉から近過ぎてだめ、最低でも10キロ以上だよとかと言われていたのでしょう、皆さん。それが3.2キロでできたので、泉と富谷の間は最低でも3.4キロというキロ、はかり方によりますけれども、3.7というのもあります。3.4よりも距離感があるところならば、夢は皆さんとともに一緒に期待を持っている、可能性を追求していくということでしょう。それは議員の皆さんも走り続けていただきたい。こんな強い思いでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 夢を語るのはいいのですけれども、結局大衡の場合は、県の、あそこにセントラルを誘致するということとの大きな関連性があっての事業ですよ。ですけれども、今の段階で富谷町のこの特に200ヘクタールの成田については情報もその後ないと、進展がないという状況の中でですよ、インター、しかも1億、2億なのか、10億、20億なのか、これさえも明確に聞いたところは答えられないわけですから、町当局は。そういう段階でつくりましょうということを先行させていいのかということですよ。これも住民の合意を得られるというふうに考えておられるのかどうか。本当に住民の合意を得たいと思われるならば、もう少し住民の意見を聞いてからにしていただきたいというふうに思うのです。便利はいいですよ。町の予算、持ち出しがない、ほとんど大衡程度で、大衡が出した程度で済むというなら、これもまた結構ですよね。
 しかし、もし今の段階でいくと、国も県も計画がない。出す計画はありませんと明確に言っているときに、町が先走りをすると。そして、その後で補助金がつかずに町の財政持ち出しになるというような事態になったときに、これは大変なことになりますよね。ですから、もう少し本当に本気で進めたいなら、住民の声も聞くべきだと思いますが、どうですか。

議長(渡邊俊一君) 永野議員、今、先ほどずっと町長は、今の段階では町の持ち出しは考えていないというような中身での答弁をしているんですよ。そういうふうにとらえられなかったですか。

16番(永野久子君) じゃだれがお金を出すのですか。ちょっと議長、まず答えさせてください。

議長(渡邊俊一君) でも、そういうやはり理解をした上で質問してもらわないと、なかなか前に進んでいかないですからね。

16番(永野久子君) いやいや、じゃだれがお金を出すのですか。町も出さない、国も県も今は出さないんですよ。

議長(渡邊俊一君) 国も県も出さないとだれが言ったのですか。町長が言いましたか。国も県も出さないって。町長は言いましたか、そういうふうに。

16番(永野久子君) これから働きかけるというだけのことであって、大衡とは全く条件が違うんですよ。

議長(渡邊俊一君) いいですか、若生町長。
 若生町長。

町長(若生英俊君) 皆さんがお聞きになることと、私らが聞いていることと全く同じと思っていただいても違うのでありまして、国は計画がないのだから、当然論理的なその先には金も出しませんよと、こうなるでしょう。それをもって、何が次にきょうの問題になるのですか、という話ですよね。大衡インターとてずっと望んできたんですよ。北部中核で。だめ、だめ、だめで来たんですもの。それが世の中がある瞬間、組み立て、状況の中でこうなるんですよ。夢と希望をもっと持っておられたらいいんじゃないでしょうかね。富谷としては必要なので、みんな、これは事業者としても必要になってくるんですよ。高屋敷なんかは非常に利便性のある、この辺にはないすぐれた工業団地として引き合いも非常に見えてくるというようなことならば、当然その先には富谷町が望まずとも、国や県への働きかけで形になってよかったねと。きょうの日付はきっちりと皆さんとして記憶にとどめておきましょう。23年3月8日ですかね、9日ですかね。形になることを皆さんとともに努力するということでしょう。町民の声は拍手さえもあるんですよ。それは私らちゃんと風を感じ取っておりますので、どうぞご心配なく。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 町長たる者、そういう答弁をされるというのは、議会での議論を否定することになりますよ。これは、そういう答弁は非常に、非常に問題だと思います。
 それで、それでは、先ほど答弁がなかったのですけれども、町長は開発区域内については、事業者が負担するわけですから、すべてやるのだから、まあ大丈夫だと言っておられました。私が伺ったのは、アクセス道路を初めとした、域外については、その域外については開発者がやるというのは当然ですよ、これは。ですが、その周辺について、アクセス道路だとか、そのほかの問題については実際は出すわけですから、市町村が。これについてはどういう事業、幾らぐらいのものを、どの程度の種類があるのかということを聞いているわけですから、改めて伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 一問一答でありますので、議事録に町長の発言は問題だということですから、問題を整理していただいてお願いしたいと思います。何が問題なのか。発言のどこに問題があるのか。指摘をお願いします。(「議長、もうちょっと整理してもらわないと」の声あり)

議長(渡邊俊一君) だれが質問しているのですか。永野議員が質問しているのでしょう。(「町長は今答弁していない」の声あり)
  町長、今のは反問権ですか。

町長(若生英俊君) そうです。(「おかしいですよ」の声あり)

議長(渡邊俊一君) じゃ町長、反問権のときは反問権を一応議長の方に行使するような手順をとっていただけますか。
 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほどの議員の質問に、問題だ、町長の発言は問題だという発言がありましたので、議事録にそのまま残るわけでありますので、どの部分が問題であるのか、指摘をお願いします。

議長(渡邊俊一君) それは反問権というとらえ方ですか。

町長(若生英俊君) 確認でお願いします。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 町長がこの議会の場で質問していることに対してですよ、まともにお答えにならずに、そのほかのことについてお答えをされて、しかも北部道路、富谷ジャンクションのところをそのインター設置するということについては、自分はもう住民から聞いていると、そのことがあたかも住民の了解であるかのように発言されたわけですから、私はそこが問題だと思っております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) じゃ問題だという二つのことについての答弁ということから始めますけれども、このまともにというふうなこと、主観を問題の抽出の折の前段に出していただくのは非常にいかがなものかと思います。もっと具体的にどの部分のどんな内容でというようなことであります。ですから、したがって、一つ目については答えようがありません。
 二つ目については、これはまさに町長選挙を通して、広く町民の皆さんから声が届くんですよ。それが町長選挙でしょう。聞いて、聞いたのです、たくさんの声を。そうなると便利だね。事業者も企業の進出を考えている人たちにもきっとそういうふうに出口があそこになったら、高屋敷なんか一番最初に目につくよね。こういうことを聞き取った中での5日間の選挙戦なんですよ。それをもっていかがなんですかね。聞いていないということについての返しは、私は不本意でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 時間があと1分ですので、今の議論はまたの機会にしたいと思います。
 それで、公害防止条例については、これは平成21年3月27日に、宮城県の環境影響評価技術審査会というところで、富谷町の成田二期北についての審議が行われておりました。その中で指摘されていることが幾つかありまして、騒音だとか、大気汚染、ガス、調整池が十分かなどなど、こういう点について不十分ではないかという声が出ておりました。それで、またさらにほかの市町村を見ますと、例えば私は県以外の立ち入り調査権などを……。

議長(渡邊俊一君) 時間です。
 若生町長。

町長(若生英俊君) 国の大もとの環境基本法、そしてまた、宮城県公害防止条例の規定の中で、現状今、県と協議、連携の中で、当面は十分対応できるというふうなことですから、何の当面心配する状況にはないことでありますので、現状の対応とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) この際、2時35分まで休憩をいたします。

午後2時21分 休憩

午後2時35分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
6番山路清一君。

6番(山路清一君) 私は今回、「外国語指導助手を問う」と「日吉台交差点の安全を問う」の二つについて質問いたします。
 昨日の施政方針、「未来の富谷を担う子どもたちへの教育の充実」の中で述べられております、学校図書館指導員、特別支援教育指導員、理科教育支援員、そして外国語指導助手の増員等、学習支援体制について、教育満足度日本一の町を目指している姿勢がよく見てとれ、町民の期待も大きく伺います。
 以前は外国語指導助手についての紹介が、広報とみやに掲載されており、どこの国の方がどのような目的を持ち、また、母国のことや外国語指導助手としての抱負などを話されており、町民の皆様方も近親感を感じたものでした。最後に外国語指導助手の記事が広報とみやに掲載されたのは、平成19年9月号ではと思われます。
 外国語指導助手を、小学校の外国語活動が今年度から本格的に導入されることにより、3名から4名に増員するとの方針であり、質問いたします。
 一つ、外国語指導助手を広報とみやで紹介できないか伺います。
 二つ、各種増員による費用増を伺います。
 次に、「日吉台交差点の安全を問う」について質問いたします。
 日吉台小学校・中学校の通学路である、富ヶ丘から日吉台に入る坂を下り、日吉台一丁目公園、そして日吉台小学校入り口を過ぎて、一丁目・二丁目の丁字路交差点において、昨年10月に小学校1年生の男子児童が重傷を負う交通事故が発生しました。今は元気に通学しておりますが、しかし、まだ頭には治療用のネットをかぶっております。丁字路交差点であり、児童をはねた車には当然過失がありますが、男子児童も友達の後を追い急に歩道を渡り、事故になったとのことです。
 この丁字路交差点は以前から安全面が指摘され、信号機やカーブミラーなどの設置要望が住民からありましたが、歩道や私有地の問題があり、厳しい状況でもあります。この場所には、通勤・通学時には交通安全の方々が立っており、また、春・秋の街頭交通安全において、私も小中学校の児童・生徒の誘導に努めているところです。交通量が朝夕には特に多く、時間当たり400から500台の車が通行しております。
 交通事故の防止には、信号機やカーブミラーなどの設備や、児童・生徒に対しての交通安全教育のさらなる取り組みが考えられますが、質問いたします。
 町としての今後の対応策をお伺いいたします。
 以上、大きく二つのことについて質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
前段、大半は教育長答弁とさせていただきますけれども、外国語指導助手、ALTについて3名から4名に1人増員しますというふうなことで、23年度に向け準備を整えておるところでございます。
したがいまして、町長選挙にも争点に、争点といいますか、対立点の一つになりましたけれども、全校に1名ずつ配置することは過剰な人件費の支出につながるんですね。今の中学校とてみずから授業しているわけでありません。まさに外国語指導助手ですから、正規の教員資格を持った先生のもとで活動するというのが大前提です。小学校はもっと時間の制約があるというふうなことで、十分な検討をした結果、現状3名体制から1名を増員することで、小学校7校と中学校4校に対応できるというふうなことでございますので、ご理解のほどをお願い申し上げます。
日吉台交差点、富ヶ丘から公園を左に見ながらおりてきたあの丁字路の場所でございます。対応策につきましては、各学校と連携しながら指導・協力も得ながら、児童・生徒に対する交通ルールの徹底を働きかけ、引き続き大和警察署との連携を図りながら、なお一層事故防止に努めてまいります。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、お答えをいたします。
第1点目の外国語指導助手を広報とみやで紹介できないかという点でございますけれども、現在、広報担当の企画部、経営企画課と掲載について協議中でございます。
第2点目の各種増員、支援の増員による費用増についてでございますけれども、平成23年度、来年度から増員となります各支援につきまして内訳を申し上げます。
特別支援教育支援員につきましては、支援を要する児童・生徒が増加しておりまして、学校から増員の要望が出されております。このことから、小学校は1名から2名に増員し、中学校につきましては、各学校の現状に応じ増員するものでございます。
外国語指導助手につきましては、小学校の外国語活動が平成23年度、いわゆる来年度から本格導入されることになります。このことにより、現在の3名から4名に増員するものでございます。外国語活動につきましては、対象は5学年及び6学年で、年間35時数、これは週当たりにいたしますと1時間になります。町内の対象クラスを勘案した場合、先ほど町長の答弁にもありましたように、1名の増員で十分対応することが可能でございます。
理科教育支援員につきましては、理科離れが懸念される中、理科に対する興味・関心を広めるために、支援員を2名から3名に増員し、回数を26回から来年度は180回にふやしまして、すべての小学校に配置するものでございます。
これらの対応による人件費は、小学校の特別支援教育支援員は776万2,816円、中学校の特別支援教育支援員は339万7,816円、外国語指導助手は501万1,000円、理科教育支援員につきましては105万872円の増額ということになります。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 6番山路清一君。

6番(山路清一君) 二つほどお聞きいたします。
 まず、外国語指導助手の件なのですけれども、あっせん先の団体をお伺いいたします。
 それから、理科教育指導員はどのような方々を採用しているかお聞きいたします。
 以上2点、お聞きいたします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) まず、外国語指導助手のあっせん業者でございますが、ジョイトークでございます。
 それから、理科の支援員でございますが、実はこれ、平成19年度から国の施策として行われまして、県で行っている事業に平成19年度の当初から理科支援員として県内で活動しておられた方2名を、今年度町独自で学校に配置しておりますが、その方ともう1人、やはり経験者ということで、現在のところ人選を進行しているところでございます。ですから、繰り返し申し上げますが、今まで理科支援員として各学校で十分その支援活動の経験を積んだ方についてお願いをしたいというふうに考えてございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、二つ質問を通告しています。
初めに、交通弱者のための助成を求めるということで質問いたします。
交通弱者と呼ばれる高齢者や障がい者が、バスやタクシー、地下鉄などの交通機関を利用したとき、補助する制度の実施を求め質問をいたします。
高齢になると、足の弱さを訴える人がふえてきます。「自分のことは自分で」と努力し、いつまでも歩けるようにと散歩やウオーキングに励む人を多く知っています。しかし、中には体力の低下や病気による障がいなどで、思うように歩けなくなってしまっている人たちもいます。
お連れ合いに先立たれてひとり暮らしになった人は、子供たちに心配をかけないようにできるだけ元気でいようと決意し、スポーツジムに通っています。それが励みになって、交流もしているということで励みになっているらしくて、とても元気に過ごしているようです。交通費がかさむとその方はお話ししていました。
また、病気の関係で遠くの指定病院まで通院しなければならない人は、交通費の負担が非常に重いと話します。息子、娘、あるいは孫と同居していても、それぞれの仕事があり、自分の思う日に送迎してもらうというものも、なかなか困難なものです。
通院にかかる交通費はもとより、元気な高齢者は町外に出て買い物や社会活動参加や交流などをしようと思うと、交通費が大きな足かせになっていると話します。何とか民間のバスや地下鉄を利用した場合に援助してほしいという要望を、これもまたたくさん聞きます。
町民バスは70歳以上の人、障がい者は無料ですが、町外には出られません。町内限定では社会参加も限定的になってしまいます。元気な高齢者を支える社会活動参加のためにも、敬老乗車制度は大きな意義があると考えます。
質問の第1番目に、高齢者がバスなどを利用した際の補助制度、敬老パス制度の実施によって社会参加が進み、元気な高齢者がふえることにつながります。また、町としても元気な高齢者をふやすことになるだろうと考えます。町はその意義、位置づけをどのように認識していますか。お尋ねいたします。
質問の2番目です。2007年、平成19年ですが、同僚議員が敬老パス制度の実施を求め質問した際に、町長は、仙台市の例に倣って実施した場合、富谷町は4,790万円程度かかると答弁しています。ここまで試算しながらなぜ実施しないのか、その理由をお尋ねいたします。
敬老パス制度実施を求める質問は、多くの住民がこの制度の実施を求めていることを反映し、これまで何度も出されてきました。富谷町と仙台市は道路1本隔てて隣り合っていることもあり、何かと比較されやすいのですが、中でも敬老パス制度実施の要望は強くあります。「自分は小銭に両替してバス料金を支払う。仙台市民は敬老パスを見せてバスをおりていく。富谷町でもぜひ敬老パス制度をつくって。」と、先日も言われました。切実な要望がなかなか実現しないので、不満感となってあらわれていると感じました。
質問の3番目です。要望の多い敬老パス制度を実施すべきではありませんか。お尋ねいたします。
高齢者や障がい者で、バスを利用できずタクシーに頼らざるを得ない人たちがいます。タクシーはぜいたくで利用しているわけではありません。それしか交通手段がないのです。タクシーは戸口から戸口へ運んでくれますから、高齢者や障がいを持った人たちには、何よりの交通手段です。
あけの平から泉中央まで通院している人は、歩行が困難で往復タクシーを使わなければなりません。そのタクシー代がおよそ8,000円にもなります。診察などで1回の通院に1万円が必要で、これに検査が加わると、さらに大きな出費になると話します。
腰痛とひざの痛みの激しい人は、家の中でもひざをかばいながら歩きます。自宅近くの医院に行っていますが、通院はタクシーを利用します。腰とひざの痛みを和らげるには、たびたび通院すればよいことは承知しているようですが、交通費がかさむので通院は最小限にとどめていると話します。
「窓口負担よりも交通費に数倍の出費をしている」、「年金暮らしで往復タクシーとなれば何かを削らなければならないが削るものといっても何もない」と話し、年金暮らしの人にとって交通費の問題は難題です。
このようなことから、福祉タクシー制度実施は必要と考えます。仙台市の場合、福祉タクシーが利用できるのは、各種障害手帳を持っている人と70歳以上の人、この70歳以上の人は敬老乗車証と各種障害等交通費助成の中から一つを選択します。年間助成額は3万円で500円の利用券が60枚交付されます。
2009年、永野議員の福祉タクシー制度実施を求める質問に対して、町長は「重要だとは認識しているが、慎重さが必要」と答弁し、仙台市、塩竈市並みに実施した場合、2,050万円必要だとしています。
質問の4番目ですが、通院や日常生活でタクシーに頼らざるを得ない人たちには福祉タクシー制度が必要です。通院にタクシーを利用している人は何人なのか把握できていますか。また、その方々は月額何円かかっていると見ていますか。
町長は、福祉タクシー制度を重要と認識しているのであり、実施すべきだと思いますが、それを実施せずにいるということは、福祉のまちづくりに逆行するのではありませんか。お尋ねいたします。
質問の5番目です。仙台市、塩竈市並みの福祉タクシー制度を実施した場合、2,050万円が必要だと答弁していると先ほどお話しいたしましたが、現時点で試算した場合、必要額は幾らと見込まれますか。お尋ねいたします。
6番目の質問です。高齢者、障がい者への福祉タクシー制度は、対象者に優しい手を差し伸べることになります。制度を早急に実施するよう求め、対応を質問いたします。
高齢でも、そして障がいがあっても、自家用車ができるという人たちはいます。その方々にガソリン代を助成している自治体があります。福祉タクシー制度かガソリン補助の制度か、いずれか一つを選択する方法で行われています。仙台市は、年間の助成額を3万円とし、1,000円券を30枚交付しています。
福祉タクシー制度、ガソリン補助制度を一対のものとして、いずれか一つを選択する方法でガソリン代の補助を実施するべきではありませんか。お尋ねをいたします。
次の質問に移ります。子育て支援の充実・拡充を求めるということですが、子供の医療費助成は、対象年齢などどこの自治体も競い合っているという状況にあります。県内では大衡村のように高校卒業までとしている自治体があり、子育て中の保護者には高校卒業の18歳まで医療費助成を望む声が大きくあります。
大衡村が平成16年から18歳まで医療費助成制度を打ち出したときに、河北新報で知った富谷町の人たちからは「富谷町も実施してほしい」という声が上がりました。保護者からすれば高校卒業までの助成は大きな子育て支援であり、安心の保障になるということです。この声にこたえて支援すべきだと考えます。
全国的には高校卒業まで医療費助成を実施している自治体の話を聞きますと、年齢が高くなると、まして高校生くらいになると、それほど多額の予算を必要としないと言います。しかし、保護者には大きな安心感を持ってもらうことができるし、行政への信頼が得られていると自信をのぞかせています。自治体として医療費助成を18歳までとする努力が必要と考えます。
質問の1番ですが、将来的には子供の医療費助成を高等学校卒業の18歳まで展望していくべきだと考えますが、この点、どのように考えているのかお示しください。
平成23年度施政方針に医療費助成制度の拡大が述べられました。10月から子供の医療費助成として、入院を中学校3年生まで、外来・通院を小学校3年生までとし、医療費の全額助成をするというものです。
質問の2番目ですが、対象拡大は1歩前進ですが、しかし、入院、通院とも今回の対象拡大で中学校3年生までとすべきでした。なぜそのようにしなかったのかお尋ねいたします。
そして、3番目の質問ですが、10月から実施の子供医療費助成の必要額、また、入院、通院とも中学校3年生までとした場合の必要額、さらに対象を高等学校卒業の18歳までとした場合の必要額をお尋ねいたします。このときに1人当たりの医療費をどのように、どの程度とし、そしてどのような試算をしたのかもお尋ねをいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
一つ目、前段の方でありますけれども、敬老乗車証、敬老パス制度についてというふうなことでございます。高齢者の福祉施策ということで、私どもも十分なるその認識と、そしてまた、他の福祉施策全体の中での位置づけだとか等々について検討してきている中で、現状の選択に至っているというふうなところでございます。高齢者の方々の社会参加を促すための施策として評価するところでありますけれども、富谷町のこの4年間、各種事業におきまして、送迎バスなどの足の確保、今まで以上に考慮しながら、ゆとりすとクラブ・サロン事業、虹色会食サロン、富谷豊寿大学を初めとするさまざまな高齢者の事業に取り組んできたところでございます。
そのような中で、従前からありました敬老祝金の支給事業のあり方についても、施政方針で述べたとおりでありますが、23年度につきましては、このご質問とも兼ね合わせながら、高齢者の社会参加の促進や健康維持のためにこの事業が有効であるという判断をいたしまして、継続するに至ったところでございます。なお一層高齢者の社会参加支援事業の充実に引き続き取り組んでまいりたいと思います。
二つ目については、町民バスや路線バスとの関係など総合的に検討した結果、施策として実施するには至らなかったというところでございます。
三つ目、二つ目の質問同様、実施する方向性は現時点では持ち合わせておりません。
四つ目については、後ほど長寿福祉課長から答弁をさせます。
五つ目……4、5ですね、4、5と、課長からということにいたします。
六つ目、今後とも社会参加促進、交通の利便性をいかに高めるかというところに視点を置きながら、町民バスの地下鉄泉中央駅への乗り入れ協議や乗り継ぎ路線などの検討を初めとして、福祉タクシー、そしてまたガソリン助成など総合的に引き続き検討してまいることといたします。
7番目についても、6番で申し上げたとおりであります。
子供医療費の拡充についてでありますが、一つ目、対象年齢につきましては、外来通院の医療費を過去の経験からこう見た場合に、保護者の負担の大きい年齢がこの年齢に当たるというので、入院につきましては義務教育ということで中3までというふうな対象としたところでございます。
両方ともというふうなことでありますけれども、今回助成対象を平成19年の10月に拡大した、所得制限なしで拡大したことに続きまして、医療費を見た場合に、これまた一番病院、医療費のかかる割合、年齢、区分ですね、そういったところを勘案しまして、保護者負担の大きい年齢を対象とすることとして、結果として小学校3年生までとしたというところでございます。
3番については後ほど子育て支援課長から答弁させることといたします。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、ご質問の4番ですけれども、通院にタクシーをご利用している方というふうな人数の把握はしてございません。日額につきましては、その方々の通院の場所とか、外出頻度とか、どこまで出かけるかというふうに異なるというふうに思われますので、判断しかねるところでございます。
  先ほど町長も申し上げましたとおり、その社会参加促進事業とか、町民バスの拡充、敬老祝金事業の継続など、ニーズに向かっていろいろ取り組んできているところでございます。今後もその支援というふうなことに関しましては、介護保険とか、障害者自立支援法の動向もちょっと今見えているところでございますので、そういったところを注視しながらなお検討してまいりたいというふうに考えております。
  5番のところの2009年の試算のときと比べて、現時点の必要額は幾らかと見込まれるかというところなのですけれども、同様に試算してみますと、約2,190万円というふうなところの数字が出てきております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、問い3の今回の必要額、また、入院、通院とも中学校3年生までとした場合、18歳までとした場合の必要額と、1人当たりの医療費をどの程度と必要額を試算したかについてお答えいたします。
 平成23年10月からの実施として、今年度の必要額は1億5,700万円と考えております。また、入院、外来とも中学校3年生までとした場合には約2億1,300万円、18歳までとした場合につきましては約2億2,900万円と試算しております。
 また、1人当たりの医療費につきましては、就学前までにつきましては、実績によりまして1人当たり3万6,420円、それから、就学等々につきましては、町では単価等々を持ち合わせておりませんので、厚生労働省で出しております1人当たりの国民の医療費によりまして、6歳から9歳までは3万1,240円、10歳から14歳につきましては2万2,170円、15歳から19歳につきましては1万8,710円で試算しております。

議長(渡邊俊一君) 佐藤聖子議員に申し上げます。佐藤聖子議員の質問の残り時間数は19分であります。なお、これからの質問、答弁については一問一答にて行います。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 住民がその敬老パス制度を実施してほしいということは、先ほども言いましたように、この議会でも何度も取り上げられてきましたが、それについては町長はどのようなご認識をお持ちなのか、まず伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 仙台市でまだ制度として存続しておるというふうなことで、隣町でありますので、富谷町といたしましては大変、従前からの長い年月の課題というような形でございます。制度としてあるかないかというようなことについて言えば、あることの方が当然いいわけでありますので、しかしながら、高齢者の福祉施策というようなことからすれば、単純に仙台市の施策と富谷町の施策を比較、横並びで比較し、そして仙台市が高齢者パスについては上位だというふうなことは認めますけれども、総合的な高齢者福祉施策ということについて言えば、もう少し検証は必要だと思いますし、先ほど申し上げましたように、踏み切れない事情等、先ほど申し上げたとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) この場でもたびたび出ますのは、隣の仙台市でということで、やはり比較してしまうわけですね。富谷町がその高齢者福祉でさまざまなことをやっているということはそのとおりなのですが、しかし、住民が非常に町外に出るというのを希望している場合に、何かしらのその補助があってほしいと。これは住民の声ですから、私はその3万円にするのか、それから、やり方もさまざまあると思いますが、やるべきだと思います。
 そして、町民バスのことについて言いますと、協議をしたけれども、今回も泉中央へは乗り入れはできなかったと。これについては展望があるのでしょうか。伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 町民バスの展望については、企画部長から答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 町民バスについては、再三申し上げておるとおり、基本はその自治体の中を運行するバスというのが基本です。それで、必要要件としては、昔でいう4条バスというのが走っている路線は基本的には走れませんよというのが基本になります。というと、富谷町では宮城交通さんがそのバスを担っておりますので、そこに相乗りすることは基本的には認められない。ただ、規制緩和とかありまして、その事業者が認めれば大筋許可しますと。ただ、事業者、宮城交通さんにとって、富谷のバスが例えば今のまま100円で泉中央に行ったら、これは営業妨害になりますので、当然許可できるものではないということで、今まで許可をもらえないというような状況でございます。
 今後も恐らくそういうものは続いていきますが、町民の皆さんの要望が強いので、こちらもいろいろな形で提案しながら協議を進めているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 町長のところにも手紙が届いているかと思いますが、何とかしてその宮城バスを安く乗れる方法はないだろうかということで手紙が届いているかと思いますが、それについて検討した経緯はありますか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 手紙の時期については、ちょっと私も記憶は定かではありませんけれども、町長への手紙だとすれば、十分担当課と、そしてまた、町長みずからの頭をひねりながら町長名ですべてについて答えておりますので、その検討した経緯も含めて、出していただいた方に伝わるような表現でお返ししたのではないかというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) その方の主な趣旨といいますのは、子供料金で、例えば宮城バスに乗れるときに、富谷町の住民で何歳以上だということがわかれば乗れるようになるのではないか。そうなると、町外から出てほかの活動にも参加できる。そうなると元気になるということを言うわけですが、これについて今、町長が以前のことでということで、少しはっきりしたお答えがなかったものですから、そういうことで、富谷町の住人で何歳以上と、富谷の決め事でした場合に、そうやって宮城交通バスとタイアップしながらといいますか、そういうことについて実施するというのは、町長、今の時点でどのように考えられますか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 町民バスでなくて、この件についてはもうその折々に途切れなく検討してまいりました。検討の経過を今一つ一つ私、振り返り思い出すことができませんので、担当しておりました企画部長から答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) バス料金については、高いというのは、恐らく直接町に対する要望という形では来ておりませんが、地区懇談会などで成田地区とか、そういうところに行ったときに、やはりどうもたった10分とか何キロしか乗っていないのに、300円以上するのはいかがなものかということで、そういう意見をいただいて、それについて宮城交通さんにはお伝えしております。ただ、宮城交通さんとすれば、れっきとした国に届け出した料金制度をもって運行しているので、これ以上下げる場合は、現状では不可能であると。ただ、そういう町民の皆さんの声が強いですよということで申し入れなどはしたことはございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 2007年の、先ほど例を出しましたが、その場合に仙台市は人口が13万5,000人に対してという試算をしていまして、町民バスを実施するとしたら、仙台市並みにするとしたら、仙台市ではこれこれの対象人数、富谷町の場合、70歳以上3,374人に交付するとなると4,790万円かかると、このように試算をしたわけです。ところが、試算だけで終わっているということに、私は非常に問題があると思っているわけですが、今現在、このようにその試算をした場合、対象者がふえているでしょうから、仙台市並みにした場合は、現在どの程度の費用がかかるということになりますか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 仮にその金額が許容できそうだということでやりましょうということになったとして、この宮交への今のシステム上ですね、相当の何か、こういった経緯もありましたですね、どんなふうにする、その乗車券なるもの、あるいは乗車パスみたいなものはどうするかというようなあたりの課題もなかなか大ごとでした。それを装置をつけるにしても、それへの投資というようなこともありましたし、いろいろ行きつ戻りつ検証はしてきたところです。何にも増して、言いわけにはなる、といって申し上げるわけではないのですけれども、原点はやはり仙台市がバス事業を、そしてまた、公共交通事業を持っているというふうなことが大前提だなというふうに改めて思うところです。宮城バスも公益的な意味合いを持ちつつ、やはり収益事業を担う民間事業者でありますので、その辺のところも含めて、大変我々の支出を発動するタイミング、そしてまたその決意、決断というのは、大変難しいものがあるという現状で、ここまで至ったというふうなところでございます。
 後ほど、後半の方には企画部長からお願いします。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今町長が申しましたように、その交通事情等が変わってきておりますのでといいますか、町と単純にその仙台市のところは比べられない状況ではあるのですが、前回同様に、今仙台市の1人当たりの金額を今の富谷町の高齢者人口の方に掛けると、5,600万円程度の試算となります。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 5,600万円程度、これはそのやり方は、宮城交通とさまざま検討しながら、私は進めていってやれる方法ってあるのだと思うのです。本当に住民が切望しているわけです。町外に出たい。町内はもちろん町内のところで高齢者の福祉だとか事業だとかというのは、それはそれで利用するのだけれども、町外に出たいという人たちの声を拾い上げて、それを実現させていくことが必要だと思うわけです。
 それで、何とかしてこれを形にしていけたらいいなと思っているわけですが、こういう前提に立って、これからその敬老パス制度、検討していくということは可能だと思うのですが、それについてはどのようにお考えでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それは議員の検証といいますかね、方法はあると、可能ではないかというようなことでありますけれども、現状では、私らの立場からすれば相当難しいという判断でございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 難しくてもやってもらいたいというのが住民の声ですし、そのことを開いていってこそ町長だと思うわけで、何とかこの点については検討を重ねてしてもらうように要望しながら、敬老パスについての質問を終わりにしたいと思いますが、この点について再度お尋ねをいたします。

議長(渡邊俊一君) 要望でしょう、そこまでいけば。

15番(佐藤聖子君) いやいや、そうじゃないです。要望しながら検討してほしいということを質問しているのです。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 町長にもありとあらゆる要望が来るんですね。ですから、何でもやりますよという町長でもだめですし、いろんなバランスをとりながらこの4年間やってきたんですね。それが4年の結果として選挙を経て今に至るわけですよね。また4年後にはそういう場面が来るということでございます。それは町長の側の、選ばれる者の、町長職とした選ばれた側の責任でありますし、それは4年後にまた評価を受ける、こういうふうなことをもって、すべては公の今の場で申し上げているところでございます。
 私のあれからすれば、インターチェンジの機能があるといいねということの方が、よっぽど強いです。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私が聞くところでは、そのインターチェンジの、何かインターチェンジに話を持っていくとあれになりますけれども、インターチェンジの話をして「あったらいいね」って最初は言うのですけれども、じゃお金ってどれくらいかかるのだろうねって、国だとか県とか要らないとき……。

議長(渡邊俊一君) 佐藤議員に申し上げますけれども……。

15番(佐藤聖子君) でも、町長がそういうふうに……。

議長(渡邊俊一君) いや、そういうことでなくて、今、質問の……。

15番(佐藤聖子君) 質問につながります。

議長(渡邊俊一君) だから、ちゃんと質問にこう切りかえて。

15番(佐藤聖子君) そういうことですからね、お金がどれくらいかかるかということを言うと、それは今緊急に必要なのだろうかと。それよりも、自分たちが出かけるための足として何とか敬老パスをしてほしいと。そういうことを、この間町長選挙がある前に、富谷町のあけの平公民館で町長が懇談会をするという際に、その方と会ったときに「何とか町長に伝えてください」と私言われたものですから、できませんと言わずに、検討するべきだということを申し上げて、これについては答弁は先ほどと同じだと思いますので求めません。
 福祉タクシーの件についてお尋ねをいたします。
 福祉タクシーが必要だという点については、これについては必要性をどのように認識しているのか、再度お尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 一問一答ですから、もう少し簡潔に質問に徹して質問していただけますか。答弁を求めない質問の内容はできるだけ削除しながら、時間も限られる時間ですから、その質問に徹していただきたいと思います。
 若生町長。

町長(若生英俊君) 一問……質問の趣旨が今、答えるだけのちょっと状況、まとまりませんので、再度お願いします。

議長(渡邊俊一君) じゃ座ったままで結構ですから、再度今の質問を繰り返してください。

15番(佐藤聖子君) 福祉タクシー制度、先ほど説明しましたので、これの必要性についてどのように認識しているのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほど原課から申し上げましたように、介護保険法やら障害者自立支援法等の動向もありますので、必要性のありやなしやというようなことになれば、100・ゼロでないとは申し上げません。そういったことも含めながら、常にそういった皆さんの声、対象者が少ないとは申せ、そういったところの聞き取りは、原課で十分なる聞き取りをして施策に反映するようにこの間努めてまいりましたので、引き続きそういった姿勢で努力してまいります。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 現にタクシーで通院している人たちがいて、これを必要だと、何とかしてもらいたいということについて、町はどのようにその方々にお答えを出すのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それ以上の持ち合わせはありませんので、担当課長から一言答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そういったご相談あった際には、実践法と介護保険法に基づくサービス、移動支援とか介護タクシーとかもありますので、そういったことも含めてどのような方法が講じられるかというふうに、個々に対応しておりますので、それを続けていきたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) その方々で介護保険法にのっとって通院できているという人は、これまでどのくらい相談があって、どのくらいの方がそれで通院できているということなのでしょうか。具体的な数字を伺います。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 実際の1月実績でその介護タクシーというふうなところでの乗降介助を受けていらっしゃった方は17名でございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほども申しましたけれども、福祉タクシー制度とガソリン券の助成と、ガソリン代の助成と一対のものとしてどちらかを選べるというふうにしてほしいというのは、例えば人工透析に行っていらっしゃる方が非常に大変だということをお話しになるんですね。こういうときに、じゃそのときは介護保険だとか、その他のサービスでどんなものが使えて、どういう役割というか、補助ができるようになりますか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 一問一答ですから、一つずつ区切って質問してください。

15番(佐藤聖子君) え、つながっていませんか。

議長(渡邊俊一君) いや、つながっていようと、何しようと、一問一答ですから、そういうような形で質問をしてください。

15番(佐藤聖子君) はい、努力します。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今、人工透析というお話が出たのですが、病院での送迎もしているところもございますし、そういったことを総合的にこう見て、相談に乗っていっている状況ですので、続けてまいります。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、例えばこの人が自分で行っているときに、何かの制度で措置されることはありますか。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) バスとかそういった割引制度、障がい者のところの割引はありますので、そういった制度のところのご紹介はいたしております。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 週3回行くわけでね、もちろんそれも利用している人ですが、それでもなかなか大変だということで、こういう場合に町が制度を実施する必要性はあると思いますが、どうですか。それについてお尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私、答える材料を持ち合わせておりませんので、担当課長からお答えいたします。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 先ほども総合的に検討というふうなことを申しておりましたので、そういった検討は続けていかなくてはいけないというふうには考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 福祉タクシー、それからガソリン代についてですが、七ケ浜町に住んでいる人が富谷に転居するときに、富谷にないんですねと言われたということです。私としては、福祉のサービスのおくれが現実にあると、ここのところではあると思います。サービスの充実に取り組む考え、これについては取り組むかどうか、取り組むべきだと思いますが、どうなのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 取り組んでいるんですね、現実。結果として施策に実現に至らないというふうなことでございますので、水面下では常にそれぞれの、きょう、あす、それぞれ変わり得る皆さんの状況、あるいはきょうの先ほどの地震対応も含めて、10課総動員で町内一円をめぐり、そしてまた、東向陽台のがけの心配はというふうなことで一目散で出かける、こういう体制が整っておりますので、住民の皆さんの声、こういった場、あるいは直接も含めて、ご遠慮なく言っていただくことで引き続きの課題となりますし、まさに実現の時期が日の目を見る時期が必ずやまた来ると、こんなふうなことなんですね。また本当に夢を形をあきらめることなくというようなことで私らも、あれば、あるかないかと言えばあった方がいいことなのですけれども、総合的な福祉策、そしてまた予算の執行等を勘案すれば、こういう23年度の予算組みはこういう決断をさせていただいたと、こういうことでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 高齢者や、それから交通弱者と呼ばれる障がい者の方々への施策、さまざましていますということですが、現実に求めている、例えば敬老パス、福祉タクシー制度、ガソリン代補助についても、どれについても、それでは前向きに検討しましょうという答弁がありませんでした。私は、そういうことからすると、さまざまなことをしていますと言いますが、具体的に求めているものについては何ら前進が見られないと思います。やはり教育満足度日本一だけではなく、福祉でも満足できるような施策を打ち出していくべきであり、これらのことについて実施するために検討を重ねるように求めて、そして、その、求めるわけですが、求めて、その対応といいますか、最後に、交通問題について伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) ちょっと質問、要約してくれない。何が今ね、要するに執行部に対しての質問だか、よくちょっととらえられなかったもので。いいですよ、座ったままでいいですから、要約して質問してください。

15番(佐藤聖子君) 済みません。敬老パスと福祉タクシーとガソリン代補助は、一つ一つを住民が望んでいますから、やるという方向で検討に入ってもらいたいが、そういう対応をとるかどうかということをお尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) そういう検討に入るかどうかというような話みたいですけれども、町長、答弁できますか。若生町長。

町長(若生英俊君) 検討に入るかということではなく、常に入っているんですね。常に動いていますから、その結果として23年度はこのような枠組みで予算の編成をいたしましたということでございます。ですから、年度途中もあるかもしれませんし、さらにまた、24年度に向けてというようなこともあるでしょうし、そういう意味では、入るか入らないかではなくて、常に入っていますという答弁でございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、子育て支援の充実を求めるということで、子供の医療費無料制度が今回、前進をいたしました。町長が最初当選したときに、就学前まで、所得制限なしでと言ったときは、本当に大きな前進だったのですが、今回、先ほど一番費用が高いところを救うためにということでこの制度にしましたということでしたが、しかし、県内では中学校まで実施しているところがあるわけで、そういうことであったとすれば、やはり中学校3年生まで、入院も通院も対象とすべきだったのではないかと思いますが、その点について、費用がかさみ過ぎるということで、入院だけはこういうことにするということにしたのでしょうか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) このような決定は、町長職としての決断なんですね。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 河北新報に載りましたけれども、仙台市で同じように、その、行いましたですね。そのときの記事の中に、セントラル自動車が移転することで相模原市と同水準と、にじむ転入者配慮という、このようなものが出ました。仙台市は来年からということになるようですが、こういう県内のセントラル自動車ということも中にはその背景としてあったのでしょうか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 質問に対する答弁は、背景にはありません。私ながら常にこれまた動いておりますので、19年の10月から実施しましたというふうなことで、次の段階をどの辺のいつのタイミングでというようなことは、常に見ておったところでございます。富谷町は幸いにして対象者数が少ないというようなことで、10月からやれそうだというふうなこと。そしてまた、従前の制度とちょうど切りかわりが一緒になりますので、そういう意味では、ほどよい富谷町のこの自治体規模がスピード、半年、3カ月前とは申せ、10月からスタートできるという面では、仙台市を超える、優位性のある制度になったのではないかなというふうには思います。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、町長は、その両方ともね、中学校の3年生まで対象にするということも、その考えの中の一つとしてはあったのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) あったかないかということからすれば、その方法は恐らく子育て支援というふうな施策のことからすれば、富谷町は所得制限なしというのも、これはまあ町長職としての判断で決断でやっているのです。19年の10月からやりました。しかしながら、財政支出というような面からすれば、現状、宮城県の水準は、県から出てくる水準は非常に小さいんですね。記事になってわかりましたけれども、東北の人口減少対策というようなことからすると、40%ぐらいは県から出ているなんていう、県、そして地元自治体が6割、4・6の比率で県、自治体の負担だというふうなイメージでございます。宮城県の場合では、そういう面では2割台ですので、2・8の比率で町の負担が非常に膨らみがちだという制度ではあります。
 したがいまして、段階を踏んでというようなことで、慎重な段階を踏んだ中でやらざるを得ないということも大変心苦しいところでありますけれども、そういう決断に至ったと、そういうことでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 中学校の3年生までを対象としている自治体は、去年の4月現在で登米、栗原、七ケ宿、大和、色麻、女川がありますけれども、今の時点でこれよりふえているというところはあるでしょうか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 県からの情報ではございません。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほど町長がお話しなさいましたように、宮城県の医療費助成というのは非常に低くて、大阪府と宮城県が本当に低いと、最低ランクだということになっています。そこのところで、それがあるからしないというのではなくて、そういうときでも対応していくということであれば、やはり県に対してもその要望が必要だと思いますが、これに対してはどのような形で要望していますか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この要望につきましては、企画部長から答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 要望については、県の乳幼児医療負担に対する割合が低いと、それについては、町村会を通して要望活動を行っておりますが、現状は宮城県の財政状況からして不可能であるという回答でございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 新しい年度が近づくにつれて、新聞を見ますと、我が町でも我が市でも、18歳まで医療費助成を拡充するという記事が見受けられます。この、先ほど一番最初に申しましたが、富谷町としては、今はこの時点で、10月から拡充すると。でも、それは途中だというふうに町長はおっしゃいましたが、高等学校卒業までを展望していくべきだと思いますが、この点についてはどうなのかお尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 富谷町は十分なるその自立がなされていないんですね。選挙の争点にもなりましたけれども、交付金、補助金を受けて財政運営、歳入を見込むというふうな仕組みです。したがいまして、富谷町の自立というような方向性で何としても企業からの収入、税金であったり、税金であったりというか、土地・建物の税金、償却資産の税金等々もお力をかりながら、さらにまた財政力の基盤を上げていくというふうなことなのです。ですから、収入をふやす努力を今、我々みずからこの平成23年の告示を受けて何とか形にしていきたい。そのような思いでいっぱいでございます。
 ですから、今の交付金、補助金のこの額からして、本当にぎりぎり、いろんなことをやらなきゃならない状況にある。しかしながら、一言で金がなくてというふうな従前の手法だけでは済みませんので、ここはそれこそ町長の決断の中で、さまざまな事業が今回予算書の中を見ていただければ織り込んでありますので、どうぞまた委員会の折、ご審議いただければというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほど私言いましたけれども、中学校まで実施しているというのは6自治体で、この中で女川は不交付団体ですから、確かにお金が十分あるということが言えるかと思いますが、ほかのところは、それでは富谷に比べて財政力指数などはどうなのでしょうか。伺います。

町長(若生英俊君) 一問一答で簡略にとも思いますけれども、それはそれぞれの自治体の特性、風土が、町長の姿勢、あるわけですよね。それを単純に比較する一問一答のこのスタイルというのは、私はこの場になじまないというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今富谷町は自立が求められていると、収入の基盤を厚くしなければならないと言いました。しかし、そうじゃないところで実際に中学校3年生まで、入院も通院もやっているわけですから、こういうようにするべきではないかと。そして、さらには18歳まで展望していくべきではないかということを申し上げたわけで、私は子供たち、子育て支援というのであれば、これを展望してしかるべきだと思いますが、どうでしょうか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これ以上申し上げることはありません。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 子供が多い町ということで、皆さんが本当に期待をしているわけです。子供たちに優しい、教育満足度日本一だけでなくて、本当に子育てしやすい環境づくりということで言えば、今の答弁はないのではないかと思います。再度質問をして終わりにしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 十分聞き及びました。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでございました。

午後3時37分 散会

平成23年第1回定例会議事録(第3号)

平成23年3月10日(木曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第3号

平成23年3月10日(木曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号7番~9番)
第3日目 3月10日(木曜日)
一般質問 7番 相澤榮 議員
1 放課後児童クラブの現状と課題について
14番 伊豆田待子 議員
1 とみや児童クラブの充実と子育てのできる環境の整備は
13番 安住稔幸 議員
1 使いやすい町内会集会所を問う
2 町民の命と健康を守る施策の推進を
3 めざす学校像を問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、11番磯前武君、12番高橋敏夫君、13番安住稔幸君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) おはようございます。私は、放課後児童クラブの現状と課題ということについて質問をいたします。
近年、核家族化の一層の進行、地域のつながりの希薄化、都市化による子供たちの遊びや体験の場の不足など、子供たちを取り巻く環境が大きく変化しています。子供たちを対象にした凶悪な犯罪の多発や、共働き家庭、ひとり親家庭の増加などを背景に、放課後の時間帯や学校のない日に子供たちが安心して過ごすことができる場所の確保が今強く求められています。
こうした状況の中で、国は、文部科学省と厚生労働省が連携し、放課後等の子供たちの安全で健やかな居場所を確保するため、平成19年度から「放課後子どもプラン」を設置しました。この「放課後子どもプラン」では、文部科学省所管の「放課後子ども教室事業」と、厚生労働省所管の「放課後児童健全育成事業」を一体的あるいは連携して実施することとあり、各市町村に対してプランの実施を図るための事業計画の策定に努めるよう求めています。
児童クラブは、共働きやひとり親家庭の小学生、主に低学年が毎日過ごす施設です。学校が終わると真っすぐに「ただいま」と帰ってくる子供たちは、親がわりとも言える指導員に「おかえり」と迎えられ、宿題をしたり、おやつを食べたり、体を休めたり、友達と遊んだりして過ごします。きょう学校であったことを指導員に聞いてもらって落ちつき、遊びの輪の中に入っていく子もいます。何よりも、安全で安心して毎日生活できることが求められる施設です。
今、子供たちに「安心して生活ができること」、「安心感のある人間関係」がとても求められていると感じます。学校や家庭、地域や文化も含め、子供が育つ環境がたくさんの問題や難しさを抱えており、子供たちに直接影響をしています。児童クラブで見せる子供たちの姿は、本当に一筋縄ではいきませんが、どの子も「自分を大事にしてもらいたい」、「安心感、信頼感のある関係」を求めているように思います。
児童クラブでは、連絡帳やお便り、保護者会、お迎えのときなど、さまざまな方法と機会で親と指導員の伝え合いがあります。一緒に子育てする施設でもあります。年々、親の仕事、生活、子育てに困難さや大変さが増し、親を支える指導員の役割、親同士のつながりも大切になっています。
平成19年10月19日、厚生労働省児童家庭局長より、放課後児童クラブガイドラインについて通達がありました。それによりますと、「放課後児童クラブ」を生活の場としている児童の健全育成を図る観点から、放課後児童クラブの質の向上に資することを目的とし、クラブの運営の多様性から、最低基準という位置づけではなく、放課後児童クラブを運営するに当たって必要な基本的事項を示し、望ましい方向を目指すものである。
今、放課後児童クラブは施設が追いつかず、利用できても、安心して生活するには問題がある大規模化が急激に進行しています。どの施設でも安心して利用できる設置・運営基準がないことも大きな問題です。量的拡大と質的な拡充の両方が課題です。市町村はクラブの運営状況を確認し、必要な指導・助言を行うようにという通達でございます。よって、本町の実態について次の項目で質問をいたします。
それぞれの公民館での登録と利用状況について。
二つ、利用時間について、ア、平日、イ、長期休業時、ウ、土曜日、エ、1年間の利用開始日。
三つ目、児童の安全確認について。
四つ目、指導員の身分保障と主任指導員について。
5、障害児保育の取り組みについて。
6、事業の検証と運営マニュアルについて。
7、条例等について。以上を質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。
菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、お答えをいたします。
まず、第1問のそれぞれの公民館での登録と利用者状況ということでございますが、6公民館ごと、登録者数、1日当たり平均の利用者数、及び1日当たりの平均利用率の順番で申し上げます。なお、登録者数については23年の3月1日付のものであります。それから、平均利用者数と平均利用率につきましては、22年の4月から23年2月までの11カ月の平均値でございます。
では、申し上げます。中央公民館、108名、48.9名、45.2%。富ヶ丘公民館、72名、25.2名、35.0%。東向陽台公民館、128名、47.1名、36.8%。あけの平公民館、129名、50.8人、39.4%。日吉台公民館、85名、49.1名、57.8%。成田公民館、122名、60.6名、49.7%。なお、6公民館の合計は644名、47.0名、43.9%というふうになります。
第2点目の利用時間等についてでございますが、利用時間は平日は放課後から午後6時半までとしております。長期休業時間は午前8時半から午後6時半、6時30分までとしてございます。土曜日は開所しておりません。1年間の利用開始日は4月1日からとしてございます。
それから、第3問目の児童の安全確認についてでございますが、保護者と学校と連絡をとりながら、児童の安全確保に努めているところでございます。不審者対策のマニュアルを作成し、非常時にも備えてございます。
4点目の指導員の身分保障と主任指導員についてでございますが、児童指導員は富谷町パートタイマーの雇用に関する要綱による身分となっておりまして、年休や雇用保険、災害保障があります。主任指導員は現在設けてはございませんが、今後設置することも視野に入れて検討してまいりたいというふうに思います。
5点目の障害児保育ですが、課題のある子ということで申し上げます。課題のある子の入所に対応するために、臨時の児童指導員を各公民館に1名配置し、保護者・学校と十分連携をとりながら現在指導に当たっております。
6点目の事業の検証と運営マニュアルについてでございますが、年度ごとに実績報告書にまとめ、内部点検するとともに、学識経験者による点検評価を受けております。また、担当者の会議などで事業報告としてまとめ、情報交換などにも用い、検証しております。
運営マニュアルについては現在策定しておりませんので、策定について今後検討してまいりたいというふうに思っています。
条例等についてですが、条例の策定はしておりません。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 相澤 榮議員に申し上げます。相澤 榮議員の質問の残り時間数は24分であります。なお、これからの質問、答弁については、一問一答で行います。
 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、質問いたします。
 私たち会派で、みらい富谷ですね、平成20年11月19日に、東京都江東区の放課後子ども教室と学童クラブの連携一体化事業ということについて調査してまいりました。また、この質問の原点となっておりますのは、平成20年3月にも一般質問で質問をしております。それを参考にしながら質問したいと思います。
 まず一つ目ですけれども、登録者申請につきましては、非常に登録と利用者数の部分で43.9%ということで、スペースがあるのかなというふうに感じますけれども、この活動のスペースの確保と遊びは十分に確保されていますかということで質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 施設の面積等につきましては、お1人当たり1.65平米という、そういう補助の対象の面積が示されておりますけれども、登録者数から見ればそれを超える部分もありますけれども、実際に利用されている、先ほど教育長が申し上げた平均利用率等から見ると、ある程度それを確保できているのかなと思っております。
遊びの場所、活動する場所等につきましては、公民館ですので大ホールもございます。そちら、あとはプレールーム等々ですね、利用していただきながら、十分とは言えないかもしれませんけれども、施設をフルに活用して対応しているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 相澤議員に申し上げます。質問の内容等については、大まかには論旨の中で述べておりますので、再質問、一問一答のやりとりについては簡明に質問に徹して質問をお願いしたいと思います。
 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) ただいまの質問を受けて、質問いたします。
 雨天時の問題なのですけれども、それぞれの公民館におきましては、大ホールを利用しているという部分があるのですけれども、それだけで十分に問題が解決するかということ、そうじゃないという部分で、私は6館を調査してわかったわけでございます。
 それで一つは、公民館事業との兼ね合いの中で、十分に子供たちが遊ぶ場として大ホールが利用できるかという部分をお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 先ほどもお答えしましたけれども、十分ではないとは感じております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) そうすると、公民館事業の生涯学習事業とか教室事業等の兼ね合いについては問題ないと理解していいのですか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 公民館もある程度広さもありますし、先ほど申し上げました大ホール等々も利用しながら、十分とは言えませんけれども、そこで何とか子供たちに活動していただいているという意識を持っております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、雨天時だけでなく、天気のいい日でも、部屋に閉じ込められた状態で子供たちが過ごしているという、そのような情報もあるのですけれども、そうすると、高学年の子供はストレスを感じる。何とか外でも遊べる方法が、そういう利用法がされているかどうかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 指導員もある程度それらを掌握しながら、子供たちにストレスを感じさせないような、そういう工夫をしながら取り組んでいるというふうに思っております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 今の問題ですけれども、一つの例として、富谷中央公民館について、あそこは町民バスのバスプールになっていますので、外で遊べないということですけれども、たまには公園にも行きますということですが、身近にあそこで遊べる方法がないものでしょうかと。あのバスプールをもう少し東に寄って、あそこに遊べるスペースができないかという要望があるのですけれども、それについてはいかが考えますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 今の町民バスのバスプールのお話だと思いますけれども、バスプールの方もそれは契約上、子供たちのそのバスプールに入っていいのかというところがあり、その契約の中で面積等もある程度示していると思いますので、それを変更するというところは、町民バスの方と調整をしながらというふうになると思います。ただ、今の段階ではその調整がされていないままに、それを開放するというふうにはいかないと思います。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) バス事業に対しての契約事項にはあるかと思いますけれども、今後のことについて今伺ったのですけれども、それが全くだめなのか、前の方向に進める部分があるのかということで、再度お伺いします。

議長(渡邊俊一君) これは生涯学習課だけで答えられる問題でないのではないかと思うのですけれどもね。町民バスの問題も絡むものですから。ですから……(「議長が答えなくていいです」の声あり)今、相澤議員とお話ししているのです、今。だから今、相澤議員とお話ししているわけですから、今一般質問をしているのは相澤議員ですからね。
 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 中央公民館のあのバスプールについては、そもそもあそこは一般駐車場でしたので、遊びがどうのこうのと言われると、そもそもは駐車場ですから、基本的にはあそこは遊び場じゃないと思います。バスからすると、あそこは富谷小学校のスクールバスが出入りしますので、子供たちの通学路の安全第一ということで、あとは公民館を利用する皆さんの安全確保ということで、中央公民館前の駐車場についてはバスプール化をしましょうということでしておりますので、児童クラブの遊び場どうのこうのというのは、それは管理上の問題の運営ですから、しんまち公園を使ったり、また、小学校も近いですから、そういったところで工夫をもってやっていただくようにということで、町と教育委員会とで調整してきたものでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) わかりました。駐車場についてはわかりましたけれども、それでは、施設の内部で、子供たちがたまたま体調が悪くなったというときに、それを静養できるスペースというのは確保されていますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 公民館ですので、その一部部屋をそのスペースとして確保できるというところで、きちんと確保している公民館もありますけれども、狭い公民館につきましては、その別な部屋でというところで対応している状態でございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 六つの公民館、皆そういうふうなだというふうには私は思っていないのですけれども。調査してみまして、やはりここの、いつでも職員がいるところ、見えるところに子供たちをここで寝かせられますというような返事もあったところがあるのです。ですから、そういうスペースを確保しなさいという部分でのガイドラインが出ているわけですので、そのことについてもう一度お伺いします。

議長(渡邊俊一君) どこの公民館かはわからないですか。どこの公民館がそういうような場所だかはわからないのですか。もしなんでしたら、いや、立たないでいいですから、具体的に公民館ごとに今お話ししている内容ですから、どこの公民館はそういうような状況ではありませんよというような話をしてもらうと、執行部の方も答えやすいのですが。

7番(相澤榮君) ああ、そうですか。じゃ、とりあえず日吉台公民館でまず一つ。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) プレールームもそれぞれ多くの子供たちに利用されている、そういう状況の中で、きちんとその場所を確保できるのかというところでは、できない公民館もございます。先ほど申し上げましたとおりですね、できない公民館もあります。ただ、公民館自体が限られたそのエリア
ですので、工夫しながらということで進めていくということになります。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) そういうふうなところがあるということでございますので、できれば改善の方向で進めますという、そういう回答が欲しかったのですけれども、残念ながらそこまではいかないようでございますので、では、別の問題に移ります。
 児童の安全確認についてお伺いします。
 安全対策マニュアルというものがあるかと思いますが、それは範囲としてはどこまでなのですか。お願いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 安全対策マニュアルとしては、今整備しているのが不審者対策のマニュアルはございます。(「不審者」の声あり)そちらのマニュアルはございます。危機管理につきまして十分な意識のもとにやってございます。そのマニュアル化していなくても、きちんと取り組めるように各館情報交換をしながら進めているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 不審者対策のマニュアルがあるということでございますけれども、それでは今、社会的にいろんな問題があって、防犯カメラがあちこちに設置されています。その防犯カメラは各館全部に配置されているのですか。お聞きします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 防犯カメラにつきましては、2階にそのプレールームがある公民館、それから、図書室がある公民館というところで、ちょっと職員の目が届かない公民館、3館あるのですけれども、そちらのを優先に既に設置してございます。設置している公民館につきましては、富谷中央公民館、それから富ヶ丘公民館、あけの平公民館の3館になります。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 設置されていない公民館については、今後どうされますか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 設置されていない公民館につきましては、今後、計画を立てながら進めてまいりたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 計画を立てながらということでございますけれども、財政的な問題、いろいろあるかと思いますけれども、これはスパンとしてはどのぐらいの時間を見ているのですか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) それで、設備するには予算を伴いますので、その具体にいついつということではなくて、申し上げられませんけれども、早急な対応にて進めてまいりたいというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、別の問題に移ります。
 ノロウイルスや食中毒の対策マニュアルというのはつくられておりますか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) ノロウイルス、食中毒等につきましては、マニュアルは整備してございませんけれども、先ほど来のその安全管理、危機管理というところの意識は十分に持ちながら、新型インフルエンザ等々であれば、学校等からも情報が入りますので、それから、公民館同士の情報交換をしながら適切な対応に努めているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 長期休業中におやつとか、それから昼食等に対して、子供たちが持参するようになっておりますけれども、その辺の対応についてはどのようになっていますか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 長期休業中のおやつにつきましては、基本的に食物アレルギー、そういったものがこちらで十分管理できないというところもございますので、すべて保護者の方に子供たちに持たせていただいたものを食べさせているということになります。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 来所、それから帰宅時の安全確保については十分になされていますか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 来所、帰宅時の安全確保というところですけれども、来所は、1年生が入学当初集団下校となりますので、学校と協力し合って、危険箇所を確認しながら帰り方の指導を入学当初に限っていますけれども、してございます。また、不審者や、災害で集団下校となった場合には、途中まで職員が迎えに行き、安全を確認しているところでございます。
 それから、帰宅時につきましては、今後6時30分まで保護者の方に迎えに来ていただいて、子供と一緒に帰っていただいているというところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 開始時間の開始前の部分と、それから、最終の延長保育の部分で、6時半以降の子供たち、それから、8時半前の子供たちが来た場合には、それはどのようにされていますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 児童クラブは延長保育というところでの取り扱いはしてございませんので、すべて子供たち6時半まで親御さんに迎えに来ていただいているところです。(「早目に来た場合は」の声あり)

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 最長が6時半になりますので、その前に迎えに来られる分は、一向にその時間、時間で子供たちに帰っていただいているところです。

議長(渡邊俊一君) 今、相澤議員が質問しているのは、朝のうち早目に来た場合にはどうなるかというような質問をしたのです。
 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 朝、利用は平日と、それから長期休業と時間帯が違っておりまして、平日は放課後から6時半まで、長期休業は朝8時半からスタートとなります。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 今課長がおっしゃっているのは、原則の時間なんだよね。だから、その前に来た人たちはどのようにして、職員が、公民館職員が来るまでにどのようにされているかということなのです。そこの部分をお聞きしたかったのです。
 それから、6時半までなのだけれども、親が迎えに来るまで7時とか、7時半、7時半まではならない……。

議長(渡邊俊一君) 一問一答だから最初の質問で1回区切ってくださいね。課長、内容わかりましたか。
 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 8時半前に来られた子供たちをどうするのかというところだと思うのですけれども、そちらは職員が8時半からの勤務になっていますけれども、やはり8時過ぎには公民館に来るので、その時間になる前に職員が来たらすぐ子供たちを中に入れて預かるというところで、その時間の早まる部分についても柔軟にちょっとは対応しているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 時間前と時間後のことでなのですけれども、結局公民館の職員がそれに対処しているわけですよね。だから、そこの部分での責任の部分がだれにいくのかということなのですが、それについてお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 責任というところになりましたら、やはり預かったその子供たちが公民館に入った時点から町の責任だと考えております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 公民館はと聞いたところによりますと、そういうふうにしてやっているのだけれども、親御さんと大分十分に話をされているし、計画書の中で申し込みのときにもしているということなのだけれども、親との連携というのは十分になされているのですか。それをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 指導員がその親御さんたちと十分な連携のもとに進めているというように思っております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、別の項目に移ります。
 職員の配置についてお伺いいたします。保育士はアルバイトの方を雇っているということでございますけれども、正職として入っている公民館は何館ありますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 3館でございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) その3館以外の3館についてはどうされていますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 町の臨時職員ということで採用しておりますので、そちらの方に現場は見ていただいて、それで町職員として公民館に配属されている副館長等が、そちらを、指導員をきちんと管理しているというところで、児童クラブを間接的にはきちんと指導しているというふうに思っております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 私は平成20年3月に質問したとき、それから、そのときと前後して、河北新報への投書がございました。東向陽台公民館のことだと思います。そのときに、町側からの答弁は、保育士の全館配置に向けて検討するという答弁をしています。私も質問したとき、そういう答弁がなされていました。保育士の資格を持っている人はいるのですけれども、正職員の保育士の配置については、それは今後もそういう形で3館で終わるようにするのかどうかということをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 正職員を配置する考えはないかというような質問ですね。(「そうです」の声あり)
 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 臨時の指導員でもその資格を持っている先生方ですので、それは全くその管理しないわけでもなく、正職員としてその公民館に勤めておりますので、今の体制、もしくはその正職員というところでは理想ですけれども、今の体制でも十分なのかなと思っております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 指導員のまとめ役として主任指導員がぜひ必要かと思うのです。これについては各公民館でも子育ての相談があった場合に、全部指導員の資格を持っているという、公民館の職員がそういう資格を持っていないという方もいるということで、対応が大変だというふうに言っている公民館もあるのです。ですから、このことについて、主任指導員についてのお話をしたわけなのですけれども、もう一度この主任指導員も含めた正職員についての全館配置について、前向きにとらえるかどうかということをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 主任指導員につきましては、今後前向きにいろいろ検討していきたいなと思っております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 障がいのある児童も何人かありましたけれども、これに対しての職員の研修についてはどのように対処されていますかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 課題のある子の取り扱いのためにというところで、子育て支援課の研修等々もございますので、そちらに参加をしながら対応しているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 6番の事業の検証と運営マニュアルについてお伺いします。
 検証についての検証の仕方について、メンバー等が説明がありましたけれども、そのことについて実際に利用している子供、それから親からのアンケート調査等での質問、調査はしたことがありますかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 事業の検証につきましては、先ほど教育長からお話し申し上げたとおりですが、アンケート調査、こちらの方は実施したことはございません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 事業のメニューについて子供たちが利用している中で、それについて満足しているかどうかという部分は、やはり把握するのが大事だと思います。それで、それをどのように考えますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 多様な活動メニューというのは当然必要なことですので、それらを十分に意識しながら、年次計画、年次計画というか、その1年間の計画の中に盛り込んで対応しているというところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 学校教育との連携についてをお伺いしますけれども、ある公民館で全部学校からいろんな情報が流れてきますよね。その中で、台風とか緊急に帰らなければならないというときのその保護者への連絡とかが学校側から早目に入りますよという、そのような部分で十分になされていないということがある箇所もありました。それで、今後の連携のあり方について今のままでいいのか、それをもう1回検証する考えがあるかどうかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 学校と十分な連絡をとりながら台風の対応をしているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、地域との連携はどういうふうになされていますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 地域とのその連携というところでは、世代間交流室等々、各公民館に設けてございますので、そちらに地域の人においでいただいているという姿も若干はございます。十分ではないのですけれども、そういう交流も図っているところでもございます。老人クラブと長生会というか、そういった方々のお世話になっているところもございます。
 また、子供たちの活動内容等は、公民館だより等に載せながら、子供たちの様子、そういったものをお知らせしている状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 今後の児童クラブの推移ということで年次計画は持っていますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 児童クラブの登録者数につきましては、学校教育課から児童数等の推移、そういったものをいただきながら、年次計画とまではいかないのですけれども、何年か先の登録状況はですね、そちらの方は把握してございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 先ほども申し上げたのですけれども、江東区で調査したところ、10年間の年次計画を持っているということを伺ってきました。ちょうど江東区は私たちの町の大体10倍の人口、子供たちもそんなような状況であったのですけれども、今こうやって4万8,000人の人口がいる中で、どの辺まで人口の伸びがいくか、その中で子供たちがどのぐらいでおさまるのかという部分が必要かと思うのですけれども、そこについてはいかが考えますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 児童数は今把握している、現時点、28年度までというところになりますので、その年度までは推計はしてみてございます。ただ、その10年というところにはまだ至っておりません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、親の会も必要かと思うのですが、いろんな連携を考えた場合に。それで、あるところも何カ所かありましたけれども、親の会の設置についてはどのように考えるかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 親の会が設置されている公民館につきましては、成田公民館1館にまだとどまっております。その中でも、参加していただく親御さんたち10名ほどというところで、本当にごく一部の方にしか集まっていただいていない。集まってもその1回がちょうど顔合わせ程度になっているというのが現状のようです。それだけ親の会として進める内容等々がまだ十分でないところもあるのですけれども、その親御さんたちの、保護者の皆さんの意識もまだまだ低いと思っております。その必要性というものはやはりこちらでも感じておりますので、それに向けての取り組みにつきましては、そういったところで進めてはまいりたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、この児童クラブに対しての親からの要望とか苦情等についてはないのですか。お伺いします。ありますか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 個別には一部こちらに寄せられる声は届いております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それについては対応はどうされましたか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) よく町長の手紙等々でいただきますので、それぞれに回答させていただいております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 条例等について伺います。
 条例はありませんということで、前回質問したときもそうでしたけれども、基本理念とか基本方針、運営基準というのが必要かと思うのです。前回質問したときは、運営要綱によって対応しているということで答弁がございましたけれども、その後、進展していないのですか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 条例を制定するには、その施設管理の要件、あるいは使用料の要件等々が決める場合にというところがあるので、条例の制定は必要ないというところで考えておりますが、ただ、運営するに当たっては、実施要項、こちらを必要だということで、スタート時が平成10年4月1日から要綱をもって進めています。それ以上のそのものを整備するというところではなくて、この実施要項でもって運営しているというところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、これまでやってきた中で、今後の課題というのは何ですか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 今多く、声として届いていますのが、土曜とか、そういったところの開所的なものが要望として一部の方からいただいております。

議長(渡邊俊一君) 次、14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 私は1点質問いたします。町長の施政方針から、富谷児童クラブの充実と子育てのできる環境の整備について質問いたします。
 23年度の町長の施政方針は、町民に向けての施策であり、現場を考慮した内容であると考え評価するところであります。まず、今までなかなか手がつけられなかった小中学校のトイレ改修、テニスコートの新築移設工事、野球グラウンドとしての整備、子供医療費の助成の拡大、そして、ヒトT細胞白血病ウイルス1型抗原検査の公費負担の追加を初め、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン予防接種、子宮頸がんワクチン接種の全額公費負担での年齢の拡大の思い切った英断は高く評価するところであります。また、インフルエンザワクチン接種を全町民が1,000円の負担で接種できることから、1万9,000人を超える町民の方々が接種をしていることなど、大変に評価するところであります。
 さまざまございますが、私が注目した一つに、消費生活相談窓口があります。町で県に要望したのか、県が自主的に富谷に派遣したのかはわかりませんが、人口の増加または仙台のベッドタウンである富谷町は、県の消費生活相談に行く方が多いと何年か前から聞いておりましたので、大変喜ばしいことであります。
 さて、児童指導員の増員を図りながら、受け入れ体制を図ると述べられておりますが、現在、小学校6年生も児童クラブを利用できるようになっているのか伺います。
 次に、子供医療費助成ですが、外来、通院を小学校3年生までと、きのうの答弁では10月からと仙台より一足早い実施でありますが、3年生まででは片手落ちになるのではと考えます。やはりまずは小学校6年生までにしてほしいと、これは住民の訴えがございました。アトピーなどはずっと病院に通わなければなりません。また、子供の花粉症もふえているといいます。現代病が多く病院代が大変です。この点について当局の考えを伺います。
 次に、運動・精神発達等により、とあります。親と子の教室について、回数はふえましたか。1歳半健診とか3歳児健診ではわかりにくいグレーゾーンのお子さんがおります。このお子さんを対象に、町では親と子の教室を開いているようでございますが、過去3年間の推移、また、このお子様たちに対しての母子通園など、今後の計画を伺います。
 児童憲章に、「児童は、人として尊ばれる。児童は、社会の一員として重んぜられる。児童は、よい環境の中で育てられる。」とあります。親と子の教室に参加し、また、母子通園に通うことにより、幼稚園に通えるようになります。
 次に、耳マークは早速設置したことは評価するところですが、筆談が必要な方は月に何人窓口を利用していますか伺います。また、手話通訳の配置の計画を伺います。
 次に、子宮頸がんワクチンについてです。公費助成の継続は考えていますか。伺います。
 現在、子宮頸がんワクチンが不足しているとの報道がありますが、富谷町は影響はないのでしょうか。わかればお答え願いたいと思います。
 それから最後になりますが、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンについては、厚生労働省が先日見合わせるという、4人の死亡者が出たということで見合わせるという通達をしております。そのことにより、今回はこのことについて取り上げることは避けたいと思いますが、一言、このヒブワクチンは2008年12月より販売され、約150万人接種されております。また、肺炎球菌ワクチンは100万人に接種されており、今のところ別に異常がないということも、それまではないという通例がありますので、しかし、この厚生労働省、4人死亡者が出たということで厚生労働省からの通達がありますので、ここでこの件についての質問は控えさせたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 子育て、児童クラブ、そしてまた子育てのできる環境整備ということでございますが、一つ目については、後ほど担当課から答弁をさせることといたします。
 全体を通して私が従前から申し上げておりますように、ゼロ歳児から15歳までのトータルな子育て支援というフレーズで、当初から申し上げているとおりでございます。それぞれのでこぼこがありつつも、全体として底上げをしたいと、そんなふうな思いでこの4年間取り組んできたところでございます。
 そういったふうな中で、子供の乳幼児医療から子供医療へということで、いよいよ義務教育の段階に入って、通院については小3まで、入院については義務教育終了時までの中3までという、そんなふうな取り扱いを最終的に決断をさせていただいたと。所得制限なしというのの取り扱いは従前どおりでありますと、このようなまさにそれぞれの富谷町の自治体としての今の状況、全体をこう見た中で、このような枠組みを予定して23年度スタートしようとしているというふうなことをぜひ前段申し上げ、ご理解をいただければというふうに思います。
 とりわけワクチンにつきましては、諸外国と比べて大変、どういう理由なのか、おくれがちであるというのも、また耳にしてきたところでありますけれども、本当にそれぞれ国政レベルでご尽力をいただいた中で、富谷町としても安心してというか、そういった国の後押しを受けていよいよスタートできるというふうなことで、このような方向に進んでいた、進み始めた矢先でありましたけれども、またもう1件ふえて、5件の、5人の方の不幸にして亡くなられるというふうな事例が発生して、一時、今足踏み状態というような様相でございますけれども、一刻も早くそういったものの解明をして予防の効果の高さというふうな面ですぐれているようでございますので、従前の施策にのっとり進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。
 したがいまして、方向性として拡充というふうなことは6歳未満児から従前の施策、前町政時代の施策から、私が就任した直後、19年の10月からということで拡充をした経緯を見ていただければわかるように、これはやはり方向性としてはそういうことになろうかと思いますけれども、ゼロ歳から15歳のトータルなというふうなこととあわせて、国政の推移、国の施策の方向性、県のこれに対する行政のありようをですね、そういったところもにらみながら、今後とも見きわめ判断をしてまいりたいというふうに思います。ですから、そういう意味では、通過点といいますか、そういうふうな私なりの考え方もまた持ち合わせているところでございます。
 四つ目と五つ目については、後ほど原課からということとさせていただきます。
 六つ目でありますけれども、これも冒頭、今申し上げたのに相当含まれますが、23年度以降もということで、23年度やるんですね。ですから、ひょっとすれば24年度以降どうなりますかというふうな趣旨に置きかえて理解をしたところでございます。そういう意味では、23年度4月から予定されていたものが2カ月繰り上がって、22年度事業、2月1日から始まりましたというのが、この交付金事業の特徴でございます。
 そういったことを踏まえながら、富谷町では既に町長への手紙というふうな内容で、平成21年度末、期日からすれば平成22年の3月に、既に町長への手紙を受け取っておりました。高校生を持つ親御さんでありましたけれども、どのような方向性になるのでしょうかという質問です。当時の状況からして、22年度を検討期間にして23年度から開始しますというふうなことの返答を町長名でさせていただきました。しかしながら、こういった交付金事業の中で22年度に2カ月繰り上がったものですから、その辺のところをごらんになったこの町長への手紙を出された方が、既に我が娘は予防接種を受けましたと。こういったものの取り扱い、いかがいたしましょうかというふうなのが、富谷町では高校2年生まで、高校3年生まで拡大しますということの動機でございます。単に枠を広げてリップサービスをしたと、そんなふうな経緯では決してございません。町民の皆さんの声をなるほど、心配の余りといいますかね、予防効果と、国が始まるんだよというふうなことを、親御さんみずからが我が娘の将来を考えて既に打ちましたというふうなことが、初発の動機にありまして、このような拡大の経緯に至ったというふうなことでございます。
 ワクチンの不足で仙台市が拡大、高2までいくというようなのも記事になりましたし、それ以前の2年、3年までの拡大は富谷町と栗原市という……栗原市じゃありません、登米市ですね。この1市1町というふうなこととなったことも確認をいたしておりましたけれども、繰り返しになりますが、そのようになった経緯は町長への手紙によると、町民の声を最大限お聞きした中で、このような施策に反映をさせていただいたと、このようなことでございます。
 したがいまして、今、個別の通知を差し上げて、結果としてこのようなワクチン不足というふうなことになりましたので、結果としては、本来ですと高3の皆さんは、2月、3月に2カ月間の間に1回打った方については、町内外にいようとも、2回目、3回目の分も申請いただければ助成しますというふうな取り扱いでスタートしたのでありますけれども、このようなワクチン不足に至りましたので、結果としては高3の皆さんについては、今年度中打たない方についても、枠として範囲に入れると、こういうふうなことと相なります。
 失礼をいたしました、訂正をいたします。何もしなくてというのではなくて、改めて再度通知をいたしまして、2月、3月の間に、予診表に受ける意思を示していただくと、こういったことを準備して、結果としてその提出を受けて、接種は4月以降、23年度以降に入ってもよろしいと、こんなふうな取り扱いに微調整をさせていただいたところでございます。
 医療機関のご協力もありまして、こういったことについては即土曜日でしたか、健康増進課職員、全職員が集まりまして、医療機関への周知というふうなことで、朝8時過ぎから全医療機関にご連絡をして、ご理解いただいたこととあわせて、そういったところから聞こえてきたのは、高校3年生を中心に接種、ワクチン不足に対応するために、高3を中心に接種を進めてまいりましたという医療機関のお話もありましたので、あわせてご紹介をさせていただきたいと思います。
 足らざるところは後ほど原課から答弁をさせることといたします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 児童クラブの利用につきましては、平成20年4月に小学1年生から6年生まで受け入れることに改正して、現在に至っているところでございます。事業のスタート時は小学1年生から3年生までを対象としておりましたけれども、平成19年10月に国のガイドラインで6年生までを受け入れしてもというところの拡大が示されまして、本町の保護者の実情からガイドラインに沿って対応することが適正と判断しまして、改正をしたものでございます。
 なお、児童の登録、申し込みに関しましては、2月中旬に新入学生の保護者及び旧入会児童の保護者へ説明会を開催してお知らせしております。また、公民館だよりでもその旨を知らせている状況でございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 問い4番の母親教室は月何回ですかというところでお答えさせていただきたいと思います。
 今、うちの方でしているのは母親教室ではなく、親と子の教室というような名称になっておりまして、年22回でおおむね月2回実施しております。実施回数をふやすことにつきましては、この教室に参加されている多くの方が未就園でありまして、幼稚園の未就園教室や公民館の幼児教育などにも参加されております。多くの場でお子さんの社会性をはぐくんでいただいているところでございますので、いろいろな場所での集団経験が非常に有効であります。そのことからも、月2回程度の教室開催が、保護者の負担が少ないというふうに考えております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 5番の手話通訳の配置と実績でございますけれども、筆談の実績はございません。手話通訳の配置も計画もない状況でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、11時15分まで休憩をいたします。

午前11時06分 休憩

午前11時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 初めに、児童クラブですね、小学校6年生まで、現在は小学校6年まで受け入れをしているということですが、一つ気になることがありまして、保育所は7時までたしか預かりをやっていると思うのですが、先ほど同僚議員も質問されていたようですが、どうしても親御さんの都合で6時半には迎えに行けないと。そうすると、お子さんに何か「あんたの親だけだよ、来ないのは。」とか、そういう言葉を言われるということなんですね。そういうことは聞いておりますか。まずお伺いしたいと思います、その辺。
 また、この児童指導員の増員というのは、どこにどのように増員するのか。増員の配置はどこにどのように配置されるのか伺います。
 それから、親と子の、私、母親教室って最初に書いてしまいましたが、これは親と子の、前は母親教室か、母と子とか言っていたのですが、現在はその親と子の教室になっているようでございますが、これ、人数、何組か、人数は先ほど言われましたでしょうか、聞かなかった、聞き逃したのか、言われなかったような気がしますが、その人数をお願いしたいと思います。
 それから、この先ほどの答弁で、富谷の場合は仙台まで、仙台じゃなくて松島ですか、いろんなところに行っている方もいらっしゃると思いますが、また、そこの虹の風等にも行っておりますが、その言葉の教室等もそこでは行われて、母子通園の場合は行われていると思いますが、虹の風、また、ほかのところではそういう言葉の教室等も取り入れながらの教室なのか、その辺もお伺いしたいと思います。
 5万人都市、市制をしくという、そういう目標の中で、どんどん人口がふえておりますが、やはりこの富谷町にも、富谷市になる前に、この母子通園というのもぜひ設置してほしいと考えておりますが、富谷の場合、隣の泉区、将監トンネル過ぎると5分、10分でこういう施設を利用できる場所が何カ所もあります。しかし、仙台市ということで富谷の住民は利用ができないんですね。そういう点からも、やはりこの母子通園、これは開所していただきたいと、開所するべきと考えますが、再度お伺いしたいと思います。
 それから、耳マークについてですが、先ほどの答弁だと、筆談が必要な人は1人もいなかったと。そうすると、この聴覚障がい者の方は筆談以外で窓口に来られる方もいないということですか。その辺をお伺いしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員に申し上げますけれども、2問目の増員についての質問でありますけれども、これは通告にありませんので、削除していただきたいと思います。(「関連質問で……」の声あり)関連というわけにはちょっと認めるわけにはいかないと思いますので、削除をお願いします。(「はい」の声あり)
 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 児童クラブのその6時半以降のというところの、一部その保護者の方からの要望等はあることは聞いております。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 親と子の人数でございますけれども、23組というふうになっております。
 それから、母子通園でございますけれども、子育て支援課と、それから長寿福祉課のかかわりがございますので、両課でこれから研究、検討してまいりたいというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 次、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 筆談の実績のところなのですけれども、窓口での実績はないというふうな状況でございます。
 ほかの、それでは聴覚障がいの方はどのような対応かというところなのですけれども、お一方いらっしゃいますけれども、筆談ではなくて、口唇、唇の動きのところで会話ができるというような方の相談というようなところではございます。そういう状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 児童クラブの件なのですが、そういう、聞いておりますという返事なのですが、じゃ、どのようにそのお子さんには対応を今後していく、今こういう状況で不景気ですから、共働き家庭がほとんど、多いと思いますよね。そうなると、その仕事の関係でどうしても6時半には迎えに行けないと、そういうお子さんも今後ふえてくる可能性もあると思うんですよね。その場合、どのように対応されていくのか。保育所は7時までの預かりになりますので、同じ時間に延長することも考えてはいかがかと思いますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。お尋ねいたします。
 それから、消費生活相談窓口なのですが、これについては、町長は何か言ってくださるかなと思っていたのですが、ちょっと一言もなかったので、どういう経緯でこの窓口が設置されるようになったのかお尋ねしたいと思います。
 それからもう一つ、この現在、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンが中止になっておりますが、交付金等はどのような対応にというか、どのように今後なっていくのかというのがわかればお願いしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 消費生活相談につきましては、施政方針で表現しているとおりでありますけれども、宮城県が交付金事業によって雇用して富谷に派遣をしていただくというようなことです。この4年間振り返ってみましても、行政書士、司法書士、専門士業のお立場でご参画をいただいて相談業務に当たっていただいており、本当に多様な、そういう面では、相談者の相談事由が一つということでないものですから、そういう面では相談を受ける方の側に多様な人、専門的なスキルを持った人が対応することで、広がりを持った相談事業が展開されてきたのではないかなというふうに思います。そういうふうな中で、宮城県が富谷町のそういった取り組みを評価いただいて、このたび1名を派遣をすると、こんなふうに決定をした経緯がございますので、ご案内を申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 6時半以降の延長につきましては、今検討しておりますけれども、検討課題とさせていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 今回のヒブ、それから肺炎球菌については、今見合わせということでございます。その補助金等については、まだ連絡も何も入っておりませんので、今後情報が入り次第、検討に入っていくと、対応していくということでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 今回、私の質問にヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンについて一部取り上げておりますので、質問を始める前に、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンとほかのワクチンとの同時複数接種によって亡くなられたお子様のご家族に心から哀悼の意を表します。
 政府には一刻も早い原因究明を求めるものであります。
 さて、「高き屋にのぼりてみれば煙立つ民のかまどはにぎわいにけり」とは、新古今和歌集で仁徳天皇が詠まれたものであります。
 若生英俊町長は、町長室からでしょうか、それとも、大亀の展望台からでしょうか、町民のかまどの光は見えますでしょうか。最近のお宅では、キッチンはオール電化になり煙は立たないようであります。
 この歌は、高いところから見るというよりは、庶民のためにという高い志をもって人々の暮らしぶりに思いをはせることを言っているのではないかと私は思っております。
 町長の2期目に当たり、町民の暮らしぶりをどのように感じておられるか、よろしければお聞かせください。
 それでは、質問を始めます。
 初めに、「使いやすい町内会集会所を問う」でございます。
 高齢者や障がい者が安心して移動できるよう、多くの人が利用する駅や空港、官公庁やデパートなどの施設のバリアフリー化が推進されてきました。2000年には、「交通バリアフリー法」を制定、2006年には「交通バリアフリー法」と「ハートビル法」を一本化して、地域一体で推進する「バリアフリー新法」の制定がされました。
 「バリアフリー新法」の正式名称は、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」といい、目的はその名のとおり、高齢者、障がい者等の移動上及び施設の利用上の利便性及び安全性の向上の促進を図るものであります。
 住民が利用される町の公共施設は、だれもが利用しやすいものではなくてはなりません。
 さて、昨年10月に、富ヶ丘南部会館が移設、新築され、オープンしました。今までの南部会館は2階にありましたが、エレベーターなどはなく、利用者に不便をかけておりました。特に足腰の弱い高齢者にとっては、大変ご苦労されたようであります。新築された南部会館は平屋づくりで使いやすいと好評のようであります。
 その一方、富ヶ丘北部会館は、以前の南部会館と同じく2階にあります。利用者は階段を上らなくてはならず、不便を強いられております。利用者の利便を図るには、平屋づくりの町内会集会所を移設、新築すべきと考えます。新築について町長のご所見をお伺いいたします。
 2番目に、「町民の命と健康を守る施策の推進を」と題してであります。
 かつて死亡原因の第1位だった肺炎は、戦後抗生物質の登場で死亡者数が急激に低下し第4位となりましたが、再び増加傾向であります。特に高齢者の肺炎が急増しているのが特徴であります。高齢者は肺炎を起こしやすく、起こすと重症化しやすいため、高齢者の死因の上位を占めております。高齢者で肺炎にかかった人の半数近くは、その原因菌が肺炎球菌となっております。近年、肺炎球菌の抗生剤に対する耐性化も問題になってきており、肺炎球菌ワクチンの予防接種の有効性が見直されております。免疫力が低下している高齢者にとって、ワクチン接種は発症予防や重症化防止に効果があります。
 また、おたふく風邪はウイルスによるもので、通常一、二週間で軽快するものの、最も多い合併症は髄膜炎等であり、軽視できないものであります。そして、多くの子供がかかる感染症でもあります。
 同じく水ぼうそうも多くの子供がかかるもので、おたふく風邪とともに、学校保健法で症状がおさまるまで学校に登校できない第二種の伝染病に属しております。
 これらから町民の命と健康を守るには、富谷町の公費助成の予防接種の拡大が必要であると考えます。
 また、富谷町において、2月1日から子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の予防ワクチンの全額公費助成が実施されました。町民の命を守る施策として、対象となる子供を持つ母親からは「本当に助かります。これで安心できます。」との声が聞かれております。
 富谷町公明党は昨年12月に、公費助成が開始される2月1日以前に、既に接種された対象者への助成を求めたところ、町は昨年4月1日までさかのぼり、助成の対象とする方針を決定しております。これらワクチン接種の全額公費助成は高く評価するものであります。
 しかし、接種開始が2月1日からであり、子宮頸がんで22年度の対象者は高校3年生まで、2月1日から3月31日までのこの2カ月以内に1回目の接種をしなければ、公費助成の対象となりません。この件につきましては、先ほど執行部の方からお話がありました。
 それに、今回、公費助成がなされたことにより、予測を上回る需要が出て、ワクチンの供給が追いつかず、品薄になっていることもあり、この期間に接種できないことも予想されます。これについては、厚労省から接種猶予の通達が出ております。
 ヒブ・肺炎球菌では、公費助成期間内でも、5歳になれば公費助成を受けられませんので、接種開始した2月1日に近い誕生日の対象者は、急いで5歳になる前の4歳のうちに接種しなければ、公費助成は受けられません。
 また、ほかのワクチンとの同時複数接種されたお子さんが亡くなられたことによる接種の一時見合わせなどもあり、家庭や本人の状況などによっては、このような短期間内に接種できない場合も出てくると思われます。高校3年生と4歳児は、公費助成の接種期間の猶予や延長が必要と思います。
 それに、今回のワクチン接種対象者が1人でも多く接種していただけるように、町は啓発に努めるべきです。町は、町民の命と健康を守るため、予防接種事業の拡充をすべきと考えます。
 以下、質問いたします。
 高齢者肺炎球菌及びおたふく風邪、水ぼうそうの予防ワクチン接種の公費助成の実施についてお伺いいたします。
 また、子宮頸がんワクチンの22年度の高校生と、これについては先ほど答弁が伊豆田議員の方でありましたが、それと、ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンの4歳児の公費助成の接種期間の猶予や延長についてお伺いいたします。
 また、接種の啓発に、医師を招いての講演会、授業参観日等を利用した保護者への説明会など、啓発事業の実施についてお伺いいたします。
 大きい三つ目、「目指す学校像を問う」であります。
 日本における庶民への教育では、寺子屋が大きく寄与してまいりました。寺子屋の起源は、中世の寺院での教育にさかのぼり、江戸時代には、寺子屋によって教育が庶民の間に定着し、明治初期の日本の識字率はヨーロッパ諸国よりも高く、世界最高水準にあったとも言われております。
 さて、現在の学校教育は、知識の習得は当然でありますが、それに児童生徒の一人一人が大切にされ、個性・能力が発揮できる、また、保護者に信頼され、地域とともに歩む、開かれた学校が目指す学校像の一つであると考えます。その取り組みについてお伺いいたします。
 一つ目、部活動の取り組みについてお伺いいたします。
 その一つに、中学校で、来年度から新設される部、または廃止される部はあるか。また、その新設・廃止の理由をお伺いいたします。
 二つ目に、来年度ではありませんが、将来的に廃部を予定しているものはあるかお伺いします。また、その理由も。
 三つ目に、その廃部によります保護者への、また生徒への説明はどのようにされているかお伺いいたします。
 四つ目に、保護者から部の新設要望、部の存続の要望があった場合は、どのように対応されているかお伺いいたします。
 五つ目に、保護者と生徒から部活動の状況や部の新設などについて、要望や意向・意識調査をしているかお伺いいたします。
 また、翌年度に、中学校に入学する児童や保護者に、部活動についての要望や意向・意識調査などをしているかお伺いいたします。
 七つ目に、部活動とジュニアリーダー活動との関係・位置づけはどのように考えていらっしゃるかお伺いいたします。
 部活動とは別に、別な項目で質問であります。
 入学・卒業式・運動会等への行事への地域の方々の一般者の観覧はどのように考えていますかお伺いいたします。
 また、もう一つ、運動会を地域の方々や町内会等も交えて合同で実施できないかお伺いいたします。以上であります。

議長(渡邊俊一君) 安住議員に申し上げますが、町長の答弁を議長としてとめるわけではありませんけれども、論旨の中で、最初の質問について通告がありません。そういった意味で、注意を促したいと思います。よろしくお願いします。(「はい、わかりました」の声あり)
 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 会館のということでありますけれども、北部会館についての移設、そしてまた、別な場所で新しくというふうな声は、地元から直接聞く機会がないんですね。ですから、そういうふうなことで何を、どの辺のところの声をこのような質問になったのか、ちょっと推測しかねるところでありますけれども、私の目から見ると、北部会館は大変いい場所と、そしてまた、2階にあることの、前に公園がある関係もあって、非常にすぐれた会館の一つでないかなというふうに思っています。そしてまた、公民館と増設した関係もあって、一体的な利用も可能だという意味では、非常に選択肢の幅の広い町内会館、会館になっているのではないかなという認識です。相当、44町内会のものを見ても、ほとんどトップクラスじゃないかなというふうに思うくらいでございます。
 そんな中で、2階の場所と、2階にあるというふうなことでの懸念といいますか、不十分さ、改善、改良の方向にある部分もありますけれども、その辺を除けば大変いい環境にあるというふうなことです。
 したがいまして、足らざるところについては、今の2階を会館としながら、施設の改善、改修等について、必要な部分については追って、これまた努めてまいると、こんなふうな思いをいたしているところでございます。そのようなことでありますので、ぜひ皆さんの、私は前提としましては、先ほどの児童クラブなんかにも関連しますけれども、やはり必要性、緊急性、妥当性という言葉をすぐ私は言葉に発します。何とかそういったその今の3要素から勘案しまして、必要なのは次年度と言わずとも、即刻きょうならきょうもありますし、方向性が決まればすぐというような、そんなふうな思いを持って、この町政運営に当たっているところです。
 そういう意味から、町民の目線で考える。そしてまた、町民のために働く。町民とともに行動する。こんなところの行動原則も柱に置きながら、職員ともどもこの4年間進めてまいったところでございます。ですから、大局に立つとか、あるいは個別に必要なものについては、先ほどの3要素を勘案しながら、時間を置くことなく進めてまいると、このような姿勢は引き続き2期目の町政運営の底流、底に置いてまいりたいというふうに思ってございます。
 二つ目でありますけれども、先ほどの、先ほどのといいますか、二つ目の大きな二つ目のですね、公費助成の実施状況、高齢者肺炎球菌、そしてまた、おたふく風邪、水ぼうそうというふうなことであります。公明党のご要請を去年12月に受けたと、先ほどそれ以前に、21年度末に町長への手紙で受けていたというようなのとあわせて、そういったものが今回拡大をする、高校2年、3年に拡大して運用するということにつながったことをあわせて補足をさせていただきたいと思います。そのご熱心さに大変日ごろから敬意を表するところでございます。
 高齢者肺炎球菌のワクチン接種につきましては、近隣市町村の状況を見ながら、65歳以上の方々を対象に、23年度内に、年度内実施に向けて今検討をし始めているところでございます。しかしながら、おたふく風邪、水ぼうそうに関しましては、任意の予防接種でありますので、このようなヒブワクチン、小児用の肺炎球菌等もございましたので、現状、おたふく風邪と水ぼうそうのワクチンの接種につきましては、罹患歴がなければ、接種は1歳から成人まで可能となるということ、非常に接種対象年齢が広いというふうなことです。しかしながら、一方では、接種した場合でも感染・発症するケースがあるという医学的なデータ、あるいは自然罹患により免疫を得たという、何もしないけれども免疫を得たという保護者があったり、なかなか定まらない現状にあるようでございます。しかし、そういったところを踏まえながら、接種費の助成につきましては、引き続き慎重に検討してまいりたいと思います。
 現状をご紹介申し上げますけれども、富谷町の状況、おたふく風邪、水痘のワクチンにつきましては、1歳6カ月健診では、おたふく風邪については接種率は21%、それが3歳児健診では37%に上がると。水痘ワクチンについては1歳6カ月で21%、3歳児で41%ということで、3歳児のレベルでも4割が、上限が4割程度だというふうな状況でございます。任意接種ゆえになかなか広まらないというふうな状況もあるようでございます。ご紹介を申し上げました。
 二つ目については、高校3年生ということで、先ほど申し上げたとおりでございますので、ヒブ・小児用肺炎球菌、先ほどの対象年齢が広いのに比べると、ヒブとこの小児用の肺炎球菌は4歳まで、5歳未満児が非常に有効だというふうなことのようですね。したがいまして、行政としても一定の年齢の区切りをせざるを得ないというようなところで、いつやってもいいですよというようなのの、今の行政の側のですね、内側の行政事務執行からすれば、非常に困難を極めるというふうなことで、ある一定、集中して4歳までぜひこういう制度がありますので、接種をお願いしたいと、こういうふうな形で今後も進めていくこととなりますので、ご理解のほどお願いを申し上げたいと思います。
 あと、最後の三つ目でありますけれども、おっしゃるとおりでありますので、きょうのご質問の趣旨を受けて、なお一層、今までも取り組んできた経緯はありますけれども、さらにこういった専門者のご意見もご指導も得ながら、効果と、そしてまた、それに伴う副作用等々も含めて、さらに子育てをするに当たっての安心というふうなことで、接種率の向上に向けて努力してまいりたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、3点目の「目指す学校像を問う」というご質問に対してお答えを申し上げます。
 まず第1点目、中学校で新設される部、また、廃止される部があるかというご質問でございますが、各中学校からの報告では、新設される部はございません。廃止される部につきましては、富谷中学校が生徒数の減少等により科学部を廃止するという報告を受けております。
 2点目、将来的に廃部を予定しているものはあるかということについてお答えをいたします。富谷中学校では、生徒数の減少及び教員の削減などから、平成25年度に美術部、男子バドミントン部、女子バスケット部、陸上部、剣道部を廃止するとの報告を受けております。
 続きまして3点目、保護者や生徒への説明はどうしているかということでございますが、平成25年度からの廃部の方針につきましては、学校ではPTAの役員会、それから学年の各保護者会、学校便り等で説明をし、生徒には全校集会等で説明を行っております。
 4点目、部の新設の要望、それから存続の要望があった場合ということのご質問に対してですが、部の新設等の要望がある場合は、学校では継続的に長期的な活動が可能であること、及び部の活動場所が確保されることなどを十分検討した上で、保護者等の協議を行うということのものでございます。
 5点目、部活動の状況や部の新設等において、要望や意識等の調査をしているかということでございますが、各学校で部活動の状況や部の新設についての意向調査というのは行っておりません。しかしながら、部活動の状況につきましては、これは保護者との連携、それから要望を十分にはかりながら行っているものでございますので、随時それを把握しているというふうにとらえております。
 続いて6点目、中学校に入学する児童や保護者に対しての要望や意識等調査を行っているかということでありますが、これは各中学校とも調査は行っておりません。
 7点目、部活動とジュニアリーダー活動との関連、位置づけでございますが、部活動は、これは学習指導要領に示されておりますように、学校教育の一環として実施しているものでございます。また、ジュニアリーダー活動というのは地域活動として自主性を持って行っているものでありますので、関連性はないものと考えております。
 それから、入学式・卒業式・運動会等への行事への地域の方の観覧、参加ということでございますが、これは希望がある場合は学校に連絡をしていただければ、各学校それぞれ善処するというふうに考えております。
 最後に、運動会に地域の方や町内会等も交えて合同で実施できないかということについてでございますが、各学校、小中学校とも運動会を合同で実施することについて、町内会や地域からの要望はないというふうに聞いております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 安住議員の質問、残り時間数は20分であります。なお、これからの質問、答弁については、一問一答で行います。
 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 北部会館についてであります。北部会館につきましては、先ほど町長の方から施設に改善について考えていくような内容のお話だったと思いますが、具体的に何か考えていらっしゃるのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今現在は特にいつの時期に何をというようなことはありません。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、例えば足に障がいを持っている方とか、また、足腰の弱い高齢者の方々が多く利用されていると思いますけれども、そういった方たちの配慮というか、その辺はどのようにお考えになりますか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 地域の敬老行事、あるいは和風園の方もご案内をしてという行事等にも参加をして、地域の皆さんが多少のご苦労は言いつつ、駐車場から2階にご案内をしていると、こういったことを目にしておりますので、その辺のところが改善の方向性かなというふうに思ってございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 22年、昨年の11月のとみや広報でありますけれども、こちらに南部会館の完成について記事が載っておりまして、この記事の中で、だれでも利用しやすい緩やかなスロープがつき、段差なく階段から集会室、和室、調理室が続いておりますということで、非常に皆さんが喜んでいらっしゃるような記事が載っております。今の話を聞きますと、やはり大分そういった高齢者の方、そういった人たちに対しては相当不便をおかけしているかと思いますけれども、その辺の町長の認識というか、もう一度お聞かせください。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) あそこ、増設をしましたということで、結果、公民館と隣接をしている。後ほど時期をずらしてエレベーターを設置すると、こういった段階を経て整備されてきた経緯があるようでございます。必要なときには公民館を活用して、公民館のエレベーターを利用して公民館の施設を利用して行事を持つというようなことも、地元では今工夫されているようですので、まるっきり100の100、毎度毎度、すべての行事にわたってご苦労されているというような状況でもないようでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 確かにそうなのですが、ただ、現実に公民館が開いていなければ、開いているというか、やっている時間帯でなければ利用できない。町内会独自の、独自というか、の集会所ですと、いろいろ時間帯にも、夜中ということはありませんけれども、公民館の時間帯と違う、また土日等も利用できるわけです。その辺、非常にご苦労されているという話は私は聞いております。
 ですので、公民館を利用するということに対しては、やはり皆様にほかの町内会の集会所を利用されている方と比べますと、大分不公平感があるのではないでしょうか。その辺、町長のご認識をお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 不公平感ということは、私は当たらないと思いますね。本当に、先ほど言いましたように、一部会館に2階への移動が困難、不自由さがあるというふうな一面はありますけれども、本当に立体的に利用できる、そしてまた、必要なときには公民館機能、公民館の2階を使うときには公民館のエレベーターを使っている、こういうふうなことからすると、総合的に言えば100の100不自由な状況ではないと、こんなふうな認識でございます。したがいまして、先ほど言いましたように、必要性、緊急性、妥当性というふうなあたりに照らし合わせたときにやや順位が下がると、こんなふうな認識で23年度対応したところでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 今の町長の話ですと、そういった町長の話の、それで、23年度に採用されたというお話でありました。私もあすにでもすぐに何とかしてほしいという、もちろん早いのにこしたことはありませんけれども、そう言っているわけではありません。そうしますと、24年度という、5年度といえば、そういったことで期限が決まっているわけではないのでしょうけれども、いずれはそういったものもお考えが、新築、そういったものもお考えということでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 新築の考えは100%ありません。この会館が非常にすぐれているということですからね。機能の欠落している部分については補い
を検討しなければならないということで。せっかくの機会ですから、会館の整備というふうなことで、順次、この4年間、新館四つ、そしてまたリニューアル二つというようなことで、6館整備をいたした経緯がございます。多少、1年1館というふうな形の原則を早めたというふうな経緯が一つありますし、ことし、23年度については申し上げていますように、あけの平の一丁目の会館改修というふうなことで、一部、屋根を中心としたところということとなりました。ですから、これの課題もまだまだ残されているところがありますし、新築ありますし、改修ありますし、こういった機能の不足しているところを補う、こういったふうなことを常に折々にお訪ねをする折、それぞれの会長さん、あるいはご参加をされている皆さんからの声を聞きながら進めていくと、このような姿勢で今後とも取り組んでまいります。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、質問を変えまして、高齢者肺炎球菌、また、おたふく風邪、水ぼうそう等についてお聞きいたします。
 高齢者の肺炎球菌につきましては、今の町長のお話で、多くの高齢者の方が非常に多分喜ばれるとは思います。ぜひ1日でも早い実施をと思うものであります。
 それで、おたふく風邪、水ぼうそうもそうでありますが、自然罹患ということも確かにございます。私もお聞きしましたら、やはり接種費用が高いので、近くにかかっているお子さんがいると、なるべくそこのところに遊びに行かせてうつさせたいという親御さんもいるという話も聞きました。そしてまた、町長のご報告いただきました中に、3歳までですと、おたふく風邪ですと37%、水ぼうそうですと41%の方が受けているということは、それだけ非常にやはり需要があるというか、ということであります。ですので、私はこういった方のこの費用の、これだけの需要があるものですから、やはりその町民の思いにこたえていくべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これについては先ほど申し上げたとおりでございますので、健増課長の方から補足をさせることと、子育てですかね、子育て課長。お願いします。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今、ヒブ・小児用肺炎球菌で一時とめるというような事態にもなっておりまして、任意接種に対しまして、大変保護者の方も不安を抱いているところでもあります。ですので、水ぼうそう、それからあと、おたふく風邪についても接種費用の助成につきましては、慎重に検討していきたいというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、22年度の高校3年生の子宮頸がんについてであります。
 先ほど予診表を提出いただければ、3月の31日までということであります。これに対して、その該当する方への周知はどのようにされておりますでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) もう通知の方を個別に対象者全員に出しております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、今度はヒブと小児用の肺炎球菌ワクチンであります。これも先ほどお話ししましたように、本当に5人のお子様が亡くなられているということでありまして、非常にデリケートなお話ではあるわけでありますけれども、これも今の一時見合わせのままでありますと、やはり接種機会を逃してしまう方もいらっしゃるかと思います。実際に国が今どのように対応して、将来的にどうなっていくかわかりませんが、こういった方に対してのやはり猶予というか、延長というか、そういったものはお考えでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今、一時見合わせという状況ですので、それ以上申し上げるところはございません。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) わかりました。続きまして、「目指す学校像を問う」ということでご質問させていただきます。
 まず、来年度から中学校でありますけれども、それよりまず、ジュニアリーダーについてであります。私の方の、富谷町の、議会広報でも2月1日号ではジュニアリーダーを取り上げさせていただきました。非常にすばらしい活動をされておりまして、また、この前ですと、子どもまつりに本当にご協力いただいたということであります。あと、ふるさとまつりでも本当にご協力いただいたということであります。やはり小学校5年、6年でインリーダー研修をされておりまして、そういったものを受けて子供たちがジュニアリーダーに入ってきていらっしゃるということであります。こう考えますと、やはり中学校での対応というか、そういった受け入れというか、対応が非常に大事かなと思うのですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 対応ということの具体的なところはちょっとつかみかねているのですけれども、まず、部活動との関連で申し上げれば、部活動は今ほぼどこの中学校も全員加入、つまり中学校の自主的・自発的な活動という取り決めではございますけれども、中学生活において大変重要な活動でございますので、どこの中学校も原則全員加入ということで部活動は進めております。ですから、ジュニアリーダー活動をしている子供たちも、中学校においては部活動をやっているわけですので、ジュニアリーダーの活動は部活動以外のところでやっているというのが実情だと思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) なぜこれをお聞きしたかといいますと、ジュニアリーダーの方にちょっとお聞きしましたら、学校の先生、また部活動の同じ友達が、このジュニアリーダーの活動でどうしても休むときがあるそうであります。部活の方ですね。そうすると、そのときにやはり理解をしていただけないのがたまたまあるというふうなお話でした。ですので、その辺はどのように対応されているかお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) そこは個別的な対応は、学校ごと、また部活動ごとの対応になりますので、その辺は生徒の意向とか希望を十分考えながら、学校の方では対応しているというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、ジュニアリーダーのまだ件でありますが、そうしますと、学校の方から、中学校からそのジュニアリーダーについて特に何も言われたことがないというようなお話がほとんどのお子さんでした。中学校に上がってですね。その辺についてはどのようにその辺は対応されておるのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) ジュニアリーダー活動というのは自主的といいますか、そういう活動で、主に地域を中心に活動しているというふうにとらえております。ですから、学校生活といいますのは、大まかはきちんとした国の学習指導要領という標準に定められているもので学校教育というのは行っておりますが、その学校教育を定めている学習指導要領の中には、ジュニアリーダー活動というものは含まれておりません。ですから、あくまで自主的な、自発的な地域における活動が主体になる活動というふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) そうしますと、学習指導要領にない、ないということはないでいいのですが、なければ一切、啓蒙、啓発、そういったものは一切中学校ではされないということでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) いや、そういう否定的な話ではなくて、子供たち、つまり生徒のためになるものは、学校はどんなものでも推奨、推薦しておりますので、各学校前向きにですね、ぜひそういう地域活動もやるようにという話はどこの学校もしておるというふうにとらえています。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、本当にぜひ啓蒙、啓発、お願い申し上げます。
 それでは、入学式・卒業式・運動会等の行事への地域の一般観覧についてでありますけれども、希望があり連絡があれば対処するというようなお話でありますが、具体にこういった日程、また、そういったものはどのように町民に対して、住民に対して周知なされているのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 学校行事の中のことですね。(「そうだね」の声あり)
 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まず、案内者でございますが、まず案内をする方々につきましては、各学校の方で案内をしております。各行事につきましては、学校便り等で地域の方々に周知をしているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 学校便りということでありますが、私の鷹乃杜町内会の例でお話ししますと、回覧で回ってまいります。そうしますと、結構遅い場合がありまして、いわば終わってから届くということもままあります。そしてまた、日程のスケジュールはあっても、そこに一般の町民の方が顔を出していいものかどうかも一切書いてありません。これではやはり皆様の周知というふうにはならないんじゃないかと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校行事と一くくりでは言いますが、卒業式・入学式は儀式でございまして、それから運動会、それから学習発表会、文化祭等は文化的な行事ということで、地域の皆さんに自由に来ていただいて見ていただきたいというのは運動会とか、文化祭、それから学習発表会等はそういう行事に当たると思います。ですから、運動会等については、よくポスター等も学校では各地域に掲示して皆さんにお知らせして、どうぞ見に来てくださいというようなご案内を差し上げております。
 しかし、入学式・卒業式というのは儀式でございますので、これが各町内の皆さんに広くご案内しておいでいただくというのは、多少難しいところがあるのではないかと思います。ですから、ただ、どうしてもその地域の活動とかのかかわりで参列したいという申し出のある方は、学校の方にその趣旨をご連絡いただければ、そういう方については学校で対処、善処するというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) ご近所の子供が入学式、また卒業する、そういったことで、ぜひ本当に、かわいがっているというか、なのでぜひ参加してみたいという、そういうお話もたまたま聞くことがあります。こういったことに対しましては、そうしますと、今のところ入学・卒業式に関しては特に考えてはいらっしゃらないということでよろしいでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) ではなくて、ぜひそういうお気持ちは学校の方にお伝えいただきたいということです。そうすれば、そのお気持ちに沿った対処を学校がするということです。ですから、ぜひ地域の子供たちの卒業の晴れ姿を見てみたいというようなご希望があれば、ぜひ学校の方にご連絡いただければと思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、周知の方にその一言を足していただきたいと思います。
 あと、また運動会を地域の方々、町内会と合同でできないかということでありますが、これは結構全国的にやっているところが多いと聞いております。町内会からの要望はないということでありますけれども、あれば実施を考えるということでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 学校の運動会に住民が入ってということですね。(「そうです」の声あり)
 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校行事になるわけでして、この教育課程の中で学校行事をどのように持っていくかというのは、これは各学校が取り決めをする、学校の中でいろいろ協議をして取り決めていくところです。ですから、その中で地域の方からそういう要望があれば、その学校行事の持ち方についての協議という形になっていくと思います。そういう例が結構あることはあるのです。地域と一緒に合同でやっているという。ですから、それはあくまで学校行事の持ち方の問題でありまして、ただ、今のところは、先ほどお話ししましたように、各学校とも地域及び住民の皆さんからそういう要望は一切もらっていないので、協議もやっていないということでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 続きまして、部活動への取り組みについて伺います。
 来年度から新設される部、また廃止される部は、新設はないということであります。廃止される部が富谷中学校が科学部、また、来年度ではありませんが、将来的には富谷中学校の陸上部、女子バスケ、男子バドミントン、あと男子剣道部ですか、あと美術部ということで、お話を今聞きましたけれども、これはどのような理由で廃部にというか、廃止されることになるのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほども申し上げましたが、生徒数の減少、及び生徒数の減少に伴う職員の減少というか、削減が主な理由でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) そうしますと、子供たちの、生徒たちの例えば部員数の減少も確かにあるのでしょうが、そういったものもあるのでしょうが、その部員数の減少とかそういったものがなくても廃部という部もやはりあるのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 仮定とか想定でお答えはできませんが、現在、廃部を計画しているのは町内で富谷中学校だけでございまして、ですから、富谷中学校の例で言いますと、いわゆる先ほど言いましたように、生徒数とそれに伴う職員数の減少による廃部ということになります。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) そうしますと、いわばその生徒たちのその今現在やっている部に対しての、部活に対しての思いとかそういったもの、また、保護者の思いというのは、その中にはその検討するものの中には入らないのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 余り否定的なことではなくて、もちろん生徒の思いも親の思いも、部活動そのものが地域の実情とか、親御さんの思いというものも十分連携しながらやっていくというのが部活動でございますので、ですから、その生徒の思い、それから親御さんの思いというものも十分に考えながら、なおかつ、やはりそのほかに大きな問題としてあります、先ほどから言っています生徒数の減少であるとか、職員数の減少、そういうものを総合的に検討した結果、その廃部の方向というものを打ち出しているというところであります。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 総合的に検討ということでありますが、そうしますと、具体に例えば、以前いただいた資料を見ますと、男子バドミントンが部員数、1、2年生で26人いらっしゃるようになっております。これが来年度、23年度から募集停止ということで、いずれは廃部になるというような方向になっているそうであります。これについてはどのような理由で廃部される予定なのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) まず、ちょっとその背景にあります生徒数の減少ということを少しお話し申し上げますが、富谷中学校は平成9年度は約420名の生徒数がおりました。今年度はそれが270名ほど、ここ四、五年の間に220名まで生徒数が減少するというところです。職員の配置につきましては、生徒数によるいわゆる学級数をもとにする定数法という国の法律に基づいて職員が配置されますので、220名、7学級ぐらいの学校ですと七、八名、数的には将来的なもので若干動きますけれども、いわゆる平成9年度の420名の当時の生徒数における職員配置とは全く違う、減少した配置ということにはなります。
 それに伴いまして、部活動も平成9年度は14ありまして、現在もその14の部活がそのまま継続されているわけでありますが、やはりこれだけの生徒数の減少と、それに伴う職員数の減少を考えますと、やはり適正な部活動というものの数というものをやはり考えていかなければならないというところで、学校の方では平成21年度からプロジェクトチームというか、検討チームを立ち上げまして、いろいろ例えば適正な数は幾らぐらいかと、その中でも男女比というものもありますし、それから、活動する場所、校庭、体育館、校舎と、こういろいろあるわけですので、そういう部活動の特色や多様性、それから生徒の希望の多様性を生かしながら、なおかつ減らすという方向で検討してまいりまして、適正な規模というのは8ぐらいの部活ではないか、8部ということで、残りの部は科学部を含めると6部が廃止の方向ということを打ち出したわけです。
 それで、今ご質問にあります、いわゆるバドミントン部でございますが、現在のところの部員数は先ほど議員が申し上げたとおりでございます。この子供たちは、3年生まで部活動というのはきちんとできる。つまり募集を停止しているのでありまして、部活動を停止しているのではありませんので、この子供たちについては在学している間は、部活動はきちんとできるという方向での廃止でございます。それで、そのバドミントン部というのは、先ほど言いましたように、やはり男女比の部活の数であるとか、それから、活動場所であるとか、そういうものを考えて廃部の方向になったということでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) よくわかりました。しかしながら、それではなぜ、この一番部員数の多い男子バドミントンが廃部の方向性になっているのかがわからないのですけれども、この辺のご説明をお願いします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 同じことの答えになりますが、例えば校庭でやるもの、それから体育館でやるもの、結局8残すとなりますと、同じ場所だけのものだけに偏らないように、校庭のもの、例えば野球とかサッカーとか、それから、体育館でやるものはバドミントンとか卓球とかですね。そういうもののバランスを考えて8残したということなんですね。その中に、この男子バドミントン部については存続の部には入らなかったということですね。そういうことでの説明を受けております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) ほかの部もそうなのですが、これについて前もって保護者等からの決定する前に、また検討会の中に保護者が入るとか、そういったものは実施されたのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 21年度からの検討に関しては、これはもちろん部活動というのは学校で決めて学校で行うものでございますので、きちんとその原案の作成の段階は、これは職員がもちろん行っております。しかし、この方針を決めた段階では、保護者の皆さんに、まず最初PTAの役員の皆さん、それから部の保護者の皆さんというふうに説明をして、現在のところは理解をいただいているというふうに聞いております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 私がちょっとお聞きしたのでは、12月のときですね、初めて保護者に対して説明があったというようなお話を聞きました。それで、特にバドミントン部のお話でありますけれども、学校に対してやはり存続などしていただきたいという嘆願書も出していらっしゃるというようなお話も聞きました。そうしますと、先ほど保護者の方なんかと連携をとりながらというか、連絡をとりながら進めるというお話だったのですが、この辺についてはやはり全然その保護者のご意見は一切、前からもだし、やはり決定事項を伝えたというだけではないかと思いますけれども、その辺はいかがなのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 廃部の方向で大変残念だという保護者の方の気持ちは私もよく理解はできます。それは、その気持ちとしては非常に理解はできるのですが、しかし、やはり学校の中で部の適正な数、それから、適正な生徒の多様なその活動の希望にこたえていくための適正な数というものから考えてのことでございます。それから、12月になってからの話ということも学校から報告を受けております。学校の方もできればもう少し早い時期から保護者の方の説明ができればというような反省は持っているということではございます。ただ、現時点でその説明を繰り返してきまして、保護者の皆さんもわかりましたと、学校の方向についてはきちんとわかりましたというふうな話を、保護者の皆さんからいただいているという報告を受けております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) お話は結構ご父兄の方からやはり不満というか、そういったお話の方が多く聞いております。本来、子供たちのための、子供たちのためのというか、子供たちの教育の中の一つとして部活動があるわけですから、やはり子供たちが非常に、いわば、多分26人って一番多いわけですから、これがやはり子供たちの素直な思いとして、男子バスケットに入っているのではないかなと思います。これが今現在いるから3年間大丈夫だと、その後は続かなくてもいいのだというような、そういう単純な、特に部活動というのは、特に運動部は上下関係とか、先輩・後輩のつながりが大きいものですから、そういうことを考えますと、何というか、継続性というか、伝統というか、そういったものがやはり続くのが、もちろん部員数が、部員がいなくなれば別ですけれども、そういったものを考えるのが本来、そこから出発すべきものではないでしょうか。それが学校で一方的に保護者のご意見も聞かずに、いろいろ検討はされたのでしょうけれども、決定したということは、やはり考え方としてはおかしいんじゃないかなと私は思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) いや、私は学校の決めた方針については別におかしいとは思っておりません。部活動そのものについては、いわゆる学校が責任を持ってきちんと決めていくことでございますので、まずその方向性について、それから将来の展望、そういったものについて学校がきちんとその方針を出すというのは、これは当然のことでございますので、1年以上前からそのための準備を進めてその方向性を出して、方向性を出した上で初めて親御さんに説明をして理解してもらうというのが当然でございます。
  ただ、先ほども言いましたように、その時期がもう少し早ければというご意見があれば、それはそのとおりだというふうに理解はできます。しかし、親御さんにきちんと学校の方針を説明して、なかなか最初の方は、先ほど議員がおっしゃるとおり、もう少し存続という意見もあったようではございますが、きちんとした説明を通して、現在の段階では保護者の皆さんも学校の方針についてきちんと理解をしましたというような最終的な返事を保護者の皆さんからいただいているという報告を受けておりますので、学校の方向としては適切な方向でこの方針を決めたというふうに理解しています。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) そうしますと、この決定はもちろん学校が、学校というのは学校長のことでしょうが、ちょっとわかりませんが、やはりこの、今教育長もお話しされたように、方向性を示してから本来は決定すべきものだったということで教育長も認めていらっしゃるわけですね。ですので、今回特にこの男子バドミントンに関しましては、もう少し保護者と話し合う時間というか、そういったものをするために、やはり1年先に伸ばすとか、そういったもののお考えは、そういったお考えはできないでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 最終的に決めるのは学校でありまして、私が決めるわけではないのですけれども、しかし、先ほど言いましたように、学校できちんと方針を決めて親御さんに理解をするための説明を尽くして、親御さんがきちんと理解をしているということですので、この方針を先延ばしするとかなんかということは、学校としては考えていないと思いますし、私もそれで適正だというふうに判断はしております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) あと、美術部のことについてもちょっとお聞きします。美術部は来年度から募集停止ということであります。各学校は美術部が皆ございます。文化系といいますと、極端に言えば美術部と吹奏楽部だけというような感じの印象もある富谷の中学校の内容であります。この美術部に非常に入りたいというか、親御さんから聞きますと、うちの子供は体力もない、そういうことを考えると、吹奏楽も確かに音楽ですけれども、非常に楽器ということで正直言ってできそうもない。もちろん運動部もちょっと無理なようだと。そうしますと、この美術部が廃止されますと、そういったお子さんはどこへ行けばよろしいのでしょうか。教育長はその辺のお子さんの事情等はご承知でしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) あくまでも中学校の部活動を決定していくのは中学校でありまして、私がその一部の中学校の部活のあり方を決めるわけでは、特に相談でもされればもちろん相談には乗っていきますが、今の議員の言うような思いは、中学校の方で十分くみ上げながら部活動の方向を決めていくというふうに考えています。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) そうしますと、部活動についてはすべて学校が決める。教育委員会は直接、相談をされれば別だが、直接関与はしないということでよろしいでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) はい、結構でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) ちょっと話戻りますけれども、さきの多分答弁の中で、意識調査やそういったものはしていないそうでありますけれども、保護者や子供たちの話も、保護者のご意見なども入れながら検討していくようなお話でございました。こういったことについては、ものについて、教育委員会から各学校にもう少し保護者に対しての説明やら何やらをするようにというような、そういったものについては指導というか、アドバイスはできるのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校教育全般にわたりまして、親御さん方の気持ち、親御さん方の意向を十分に考えた学校経営をするようにということは、常々校長に私の方から指示しているところでありますので、個々具体的な、個別的なことについて一つ一つ言っているわけではございませんが、親御さん方、当然親御さん方は保護者といいますか、親権者でございますので、親御さん方の希望・意向を十分に勘案した学校経営をするようにということは、常日ごろ校長に指示しているところでございます。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
なお、あす3月11日の本会議は、議事の都合により時間を繰り下げて午後1時30分開会といたします。
本日はこれにて散会いたします。
 どうもご苦労さまでした。

午後12時25分 散会

平成23年第1回定例会議事録(第4号)

平成22年3月11日(金曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 渡邊成一君
  • 総務部町民生活課課長 奥山育男君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 建設部上下水道課長 小野一郎君
  • 教育長 菅原義一君
  • 学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 伊藤潤哉

議事日程 第4号

平成23年3月11日(金曜日) 午後1時30分 開議

第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第6号 富谷町手数料条例の一部改正について
第3 議案第7号 富谷町敬老祝金等支給条例の一部改正について
第4 議案第8号 富谷町介護サービス事業特別会計条例の廃止について
第5 議案第9号 富谷町都市計画審議会条例の一部改正について
第6 議案第10号 富谷町奨学金貸付条例の一部改正について
第7 議案第15号 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)
第8 議案第16号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
第9 議案第17号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
第10 議案第18号 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
第11 議案第19号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)
第12 議案第20号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
第13 議案第21号 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)
第14 議案第30号 和解及び損害賠償額の決定について
第15 議案第29号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第9号)

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午後1時30分 開議

議長(渡邊俊一君) おはようございます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君、16番永野久子君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第6号 富谷町手数料条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第6号富谷町手数料条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) では、よろしくお願いいたします。
 議案書28ページお願いいたします。
 議案第6号富谷町手数料条例の一部改正についてをご説明申し上げます。
 提案理由でございますが、住民基本台帳カードの普及促進のためのカード交付手数料無料期間を3年間延長する改正のほか、所要の改正を行うものでございます。
 内容につきましては、30ページ、富谷町手数料条例新旧対照表によりご説明を申し上げます。
 順に、まず一つ目でございますが、盲導犬についての手数料免除を定めております第5条第3項の下線部分につきまして、手数料を徴する事務を定めております別表2と整合を図るために、現行「別表27」となっているものを改正後「別表28」に、現行「30」となっているものを「31」とするものでございます。
 二つ目は、期間の延長でございます。富谷町手数料条例附則で規定してございます手数料の徴収の特例4で定めます特例の期間、下線部分でございますが、表の右側、現行「平成23年3月31日」としているものを改正後、表の左側でございますが、期間を3年間延長し、改正後「平成26年3月31日」までとするものでございます。
 施行日につきましては、29ページの附則、平成23年4月1日としお願いするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第7号 富谷町敬老祝金等支給条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第7号富谷町敬老祝金等支給条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) よろしくお願いいたします。
 それでは、31ページをお願いいたします。
 議案第7号富谷町敬老祝金等支給条例の一部改正についてご説明いたします。
 提案理由でございますが、敬老祝金等の支給要件につきまして所定の改正を行うものでございます。
 内容は新旧対照表によりご説明いたしますので、33ページをお願いいたします。
 現行第2条1項の下線部分でございますが、「第5条第1項に規定する支給期日において80歳以上である者(その年において80歳に達する者を含む。)」を、改正後は「9月1日現在その年において第4条第1項各号に該当する者」と改めるものでございます。
 これは基準日を敬老の日から9月1日として、9月開催が多いあったかほっとな地域づくり事業等に合わせて支給できるようにするものでございます。
 第2項の下線部分でございます。「当該日において1年間引き続き」を削除いたしまして、第4項、第2項各号に区分を定めるものでございます。
 第4条第1項第5号「101歳以上の者 20万円」を削除し、第2項「特別敬老祝金の額は、100万円とする。」を、改正後は「特別敬老祝金の額は、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に掲げる額とする。第1号、第2条第2項の居住の期間が第5条第2項に規定する支給期日において引き続き10年以上の者 100万円」。
 次のページをお願いいたします。
 改正後、「第2条第2項の居住の期間が第5条第2項に規定する支給日において引き続き1年以上で、かつ、老人福祉法(昭和38年法律第133号)及び介護保険法(平成9年法律第123号)に定める施設サービス等の利用をしていない者(前号に規定する者を除く。)を20万円」とするものでございます。
 これにより、特別敬老祝金につきましては、居住の期間が10年以上の方が100万円、1年以上10年未満の在宅の方が20万円、在宅の方に20万円を支給するものでございます。
 現行第5条敬老祝い……失礼いたしました。下線部「国民の祝日に関する法律(昭和23年法律178号)第2条に規定する敬老の日」を「9月」とするものでございます。
 では、32ページにお戻りをお願いいたします。
 附則でございます。この条例は、平成23年4月1日から施行するものでございます。
 経過措置といたしまして、この条例の施行の日の前日に町内に住所を有し、かつこの条例による改正後の富谷町敬老祝金等支給条例、以下改正条例という、第2条第1項に規定する日において町内に住所を有する101歳以上の者の敬老祝金の支給額については、改正条例第4条第1項の規定にかかわらず、なお、従前の例によるといたし、20万円を支給するものでございます。
 この条例の施行の日の前日に町内に住所を有する者、この条例の施行の日以後に転出をした者を除く、の敬老祝金の支給額については、改正条例第4条第2項の規定にかかわらず、なお、従前の例によるものといたし、1年の居住で100万円を支給するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第8号 富谷町介護サービス事業特別会計条例の廃止について

議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第8号富谷町介護サービス事業特別会計条例の廃止についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、35ページをお願いいたします。
 議案第8号富谷町介護サービス事業特別会計条例の廃止についてご説明いたします。
 提案理由でございますが、富谷町デイサービス事業廃止により、富谷町介護サービス事業特別会計条例を廃止するものでございます。
 次のページ、36ページをお願いいたします。
 富谷町介護サービス事業特別会計条例を廃止する条例。
 富谷町介護サービス事業特別会計(平成12年富谷町条例第3号)は、廃止する。
 附則でございますが、この条例は、平成23年4月1日から施行するものでございます。
 経過措置でございますが、廃止前の富谷町介護サービス事業特別会計の平成22年度の収入及び支出並びに同年度の決算については、なお、従前の例による。この場合において、同年度の決算上、剰余を生じたときは、これを富谷町一般会計予算に繰り入れるものとするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第9号 富谷町都市計画審議会条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第9号富谷町都市計画審議会条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、議案書37ページをお願いいたします。
 議案第9号富谷町都市計画審議会条例の一部改正について。
 富谷町都市計画審議会条例の一部を別紙のとおり改正するものでございまして、提案理由としましては、富谷町都市計画審議会の見直しによりまして、所要の改正を行うものでございます。
 内容につきまして、議案書39ページの新旧対照表でご説明いたします。
 第2条、組織等の条文につきまして、町長が任命する委員の内容について改正するものでございます。
 第2条第1項第1号、学識経験のある者を「6名」から「4人」に、同項第2号、町議会の議員「5名」を「3人」に、同項第3号、関係行政機関の職員「2名」を「1人」に改めまして、同項第4号としまして「町内に住所を有する者 2人」を加えるものでございます。
 38ページに戻っていただいて、附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものとするものでございます。
 富谷町都市計画審議会につきましては、富谷町議会活性化委員会からの意見を受けまして、より活発な調査・審議が行われ、客観的で公正な判断ができる組織とするために、委員の構成及び定数を見直すこととしたものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第10号 富谷町奨学金貸付条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第10号富谷町奨学金貸付条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
 議案書40ページをお願いしたいと思います。
 議案第10号富谷町奨学金貸付条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案理由としましては、奨学生選考委員を変更するため、所要の改正を行うものでございます。
 それでは、改正内容につきまして、新旧対照表の方でご説明申し上げます。
 42ページをお願いいたします。
 富谷町奨学金貸付条例第3条第3項第3号中「議会議員」を「高等学校長」に改めるものでございます。
 奨学金を貸し付けを行う場合には、高校に進学する場合は中学校長から、大学等へ進学する場合は高等学校長から、それぞれ推薦を受けることになりますが、今回の改正によりまして、中学校及び高等学校長、それぞれの立場からご意見をいただくことができ、より審査を深めることができるものでございます。このことによりまして、第3条第3項第3号で定めます選考委員につきましては、副町長、町立中学校長、高等学校長、学識経験者で構成されるものでございます。
 附則としまして、この条例は、公布の日から施行されるものでございます。
 以上、よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第15号 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第15号平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) はい、よろしくお願いいたします。
 それでは、平成22年度会計補正予算及び補正予算に関する説明書60ページをお願いいたします。
 議案第15号平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ312万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ169万2,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算の補正」によるものでございます。
 なお、老人保健特別会計は3年間の過誤調整期間を経まして、精算をいたすものでございます。
 69ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 1款1項1目医療費交付金は150万円を減額し、2目審査支払手数料交付金は精算に伴い7,000円を減額し1,000円とするものでございます。
 2款1項1目医療費国庫負担金並びに3款1項1目医療費県負担金は、精算に伴い減額するものでございます。
 4款1項1目1節一般会計繰入金は35万9,000円を減額いたし65万5,000円とするものでございます。平成21年度の交付金負担金の精算に伴う繰り入れ分でございます。
 6款1項及び6款3項につきまして、次のページまででございますが、精算に伴いゼロ円とするものでございます。
 続きまして、73ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目一般管理費を精算に伴い1万3,000円減額するものでございます。また、1,000円とするものでございます。
 2款1項1目から4目まで各金額、1目医療給付費230万円、医療費支給費10万円、高額医療費60万円、審査支払手数料8,000円を精算に伴い減額するものでございます。
 3款1項1目還付金1,000円を減額するものでございます。
 4款1項1目予備費も精算に伴い減額するものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第16号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)

議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第16号平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) よろしくお願いいたします。それでは、補正予算の説明書76ページお願いいたします。
 議案第16号平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきまして、次のように定めるものでございます。
 第1条で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,257万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ32億9,006万4,000円とするものでございます。
 第2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出補正予算」によるものでございます。
 それでは、歳入歳出予算につきまして、事項別明細書によりご説明いたします。
 85ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 6款2項県補助金は、17万3,000円を減額いたしまして1億2,009万円とするもので、1目乳幼児医療費補助金の額の確定による減でございます。
 7款1項共同事業交付金につきましては、1,747万4,000円を減額いたしまして2億6,293万6,000円とするものでございまして、2目保険財政共同安定化事業交付金の額が確定したことによりましての減でございます。
 9款1項1目一般会計繰入金は、29万1,000円を減額いたしまして2億2,334万3,000円とするもので、5節の財政安定化支援事業繰入金の額の確定、それから、6節のその他一般会計繰入金は、乳幼児医療運営強化費補助金の額が確定いたしましたので、町の一般会計からの繰り入れもこれにより確定したもので、そのための減でございます。
 9款2項1目財政調整基金繰入金は、476万7,000円を減額いたしまして1,840万8,000円とするもので、財源の調整を図るものでございます。
 11款3項雑入は、13万5,000円を追加いたしまして15万2,000円とするものでございまして、1目一般被保険者第三者納付金及び4目退職者被保険者等の返納金があったものでございます。
 次に、歳出でございます。
 87ページお願いいたします。
 2款1項療養諸費は、30万円を追加いたしまして20億2,007万7,000円とするものでございまして、1目一般被保険者療養給付費は、乳幼児医療費補助金の額の確定により財源内訳の更正を行ったものでございます。また、4目退職被保険者等療養費は給付費の増に伴う増でございます。
 7款1項共同事業拠出金は、2,287万円を減額いたしまして3億1,600万7,000円とするもので、2目保険財政共同安定化事業拠出金の額が確定したことによる減でございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第17号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第17号平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) よろしくお願いいたします。それでは、補正予算に関する説明書90ページをお願いいたします。
 議案第17号平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましてご説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6,906万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億4,181万円とするものでございます。
 第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条、地方債の変更は、「第2表 地方債補正」によるものでございます。
 それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書にご説明いたします。
 99、100ページをお願いいたします。
 初めに、歳入でございます。
 1款1項1目下水道事業負担金1節受益者負担金49万3,000円の減額で、下水道事業受益者負担金の減額でございます。
 4款1項1目一般会計繰入金1節一般会計繰入金5,257万円の減額で、委託料工事請負費等の執行残により調整するものでございます。
 7款1項1目下水道事業債1節流域下水道建設債1,600万円の減額で、吉田川流域下水道建設事業費の確定によるものでございます。
 次のページ、101、102ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目下水道総務費2節給料95万円、3節職員手当等36万5,000円、4節共済費16万6,000円、それぞれの減額で、職員の退職に伴い調整するものでございます。同じく13節委託料333万6,000円の減額、下水道使用料徴収委託料の確定によるものでございます。
 1款1項2目下水道維持費13節委託料1,035万6,000円の減額で、執行残により調整するものでございます。同じく15節工事請負費1,708万2,000円の減額で、執行残により同じく調整するものでございます。
 1款2項1目流域下水道費19節負担金補助及び交付金2,011万8,000円の減額で、排水量の確定によるものでございます。
 1款3項1目流域下水道建設費19節負担金、補助及び交付金1,669万円の減額で、吉田川流域下水道建設事業費の確定によるものでございます。
 続きまして、105ページをお願いいたします。
 地方債の現在高の見込みに関する調書でございます。平成22年度の起債見込み額として流域下水道建設事業債2,610万円、公共下水道建設事業債2,730万円、合わせまして5,340万円起債いたしまして、平成22年度末残高見込み額の合計といたしましては、27億7,503万8,000円とするものでございます。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第18号 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)

議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第18号平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 説明書の106ページをお願いいたします。
 議案第18号平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)は、歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ707万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ14億3,100万5,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、115ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 8款1項1目5節事務費繰入金は、39万3,000円を減額し22万5,400円とするものでございます。認定調査費に係るものでございます。
 8款2項1目1節介護給付費準備基金繰入金は、667万7,000円を減額し551万7,000円とし、財源調整をいたすものでございます。
 次のページ、117ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款3項2目7節賃金は70万円を減額し、役務費手数料は30万7,000円を増額するものでございます。認定調査費にかかわる経費の部分でございます。
 2款1項3目19節負担金、補助金及び交付金は500万円を減額し、施設サービス給付に係るものでございますが、減額し4億7,803万4,000円とするものでございます。
 3目19節居宅介護サービス計画費は100万円を増額するものでございます。
 2款4項1目高額介護サービス費は150万円を増額いたし、2,162万5,000円とするものでございます。
 2款5項1目19節負担金、補助金及び交付金は、250万円を増額し426万2,000円とするものでございます。高額医療介護合算サービスの部分でございます。
 3款1項1目8節報償費24万円は、理学療法士等の報奨金の減額にかかわるものでございます。13節委託料643万7,000円の減額は、生活機能評価や運動機能向上教室の実績に伴い減額するものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第19号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第19号平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 説明書120ページをお願いいたします。
 議案第19号平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 介護サービス事業特別会計廃止に伴う精算でございます。
 では、129ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 1款1項1目居宅介護サービス費の減額でございます。
 1款2項自己負担収入の減額でございます。
 2款2項雑入の減額でございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 2款1項予備費も精算により減額をするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第12 議案第20号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第20号平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 説明書134ページをお願いいたします。
 議案第20号平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ246万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億8,782万1,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 143ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 3款1項2目1節保険基盤安定繰入金は246万2,000円を増額するものでございます。交付決定によるものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 2款1項1目19節負担金、補助金及び交付金は、246万1,000円を増額し1億6,746万2,000円とするものでございます。後期高齢に納付するものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第20号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第13 議案第21号 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)

議長(渡邊俊一君) 日程第13、議案第21号平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) それでは、補正予算に関する説明書148ページをお願いいたします。
 議案第21号平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)につきましてご説明を申し上げます。
 第2条、収益的収入及び支出でございます。予算第3条に定めた収益的収入として第1款水道事業収益、第1項営業収益2,570万円、第2項営業外収益6,254万8,000円それぞれ追加し、以上補正予定額合計を8,824万8,000円追加し、水道事業収益の合計を10億4,589万9,000円とするものでございます。
 支出といたしまして、第1款水道事業費を第1項営業費用1,613万5,000円減額し、第3項特別損失を27万円追加し、以上補正予定額合計といたしまして1,586万5,000円減額し、水道事業費用の合計を10億4,637万9,000円とするものでございます。
 第3条、資本的収入及び支出でございます。予算第4条に定めました資本的収入として、第1款第2項開発負担金1,678万円追加し、資本的収入の合計を1,944万5,000円とするものでございます。
 次のページ、149ページをお願いいたします。
 第4条、他会計からの補助でございます。予算第7条に定めました金額3,369万6,000円を9,521万4,000円に補正するものでございます。
 基礎年金に係る補助12万3,000円の減額、子ども手当に係る補助16万4,000円、高料金対策に係る補助6,147万7,000円、それぞれ追加するものでございます。
 それでは、153ページをお願いいたします。
 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書でご説明をいたします。
 最初、収益的収入及び支出において、収入の1款1項営業収益1目給水収益2,900万円を追加し、同じく2目その他営業収益330万円減額し、営業収益の補正予定額といたしまして2,570万円とするものでございます。
 第2項営業外収益3目他会計補助金、一般会計補助金6,151万8,000円を追加するもので、先ほどお話ししました、子ども手当、高料金対策補助に対応するものでございます。この高料金対策補助金につきましては、県からの受水費について国の定めた基準に基づき算定し、ある一定以上の場合、一般会計からの水道事業に繰り入れするものでございます。
 4目雑収益103万円追加し、営業外収益の補正予定額を6,254万8,000円とし、水道事業収益の補正予定額総合計を8,824万8,000円とするものでございます。
 支出につきましては、1款1項営業費用1目原水及び浄水費13万5,000円を減額し、2目受水費1,600万円減額するもので、県からの受水費を減額するものでございます。営業費用の補正予定額合計1,613万5,000円減額するものでございます。
 3項特別損失は27万円追加するもので、過年度分の水道使用料の不納欠損分でございます。
 水道事業費用の補正予定額総合計といたしまして、1,586万5,000円の減額とするものでございます。
 次のページ、154ページをお願いいたします。154ページでございます。
 資本的収入及び支出において、収入の1款2項開発負担金1目開発負担金1,678万円追加し、資本的収入の補正予定額総合計を1,678万円とするものでございます。こちらは成田の水精製関連工場と上桜木の食肉関連工場の分でございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第21号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第14 議案第30号 和解及び損害賠償額の決定について

議長(渡邊俊一君) 日程第14、議案第30号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇 謙一君) それでは、3月9日追加提出いたしました追加議案書12ページをお願いいたします。
 議案第30号和解及び損害賠償額の決定について。
 富谷町成田九丁目1号緑地(富谷町成田九丁目20番地内)からの倒木による隣接地内のフェンスの破損事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 1、損害賠償額。26万9,000円。
 2、和解の相手。仙台市青葉区中央四丁目6番1号、東北電力株式会社、上席執行役員宮城支店長、高橋 實。
 3、和解の内容。町は相手方に損害賠償金26万9,000円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
 この事故につきましては、平成22年12月4日土曜日午後1時50分ごろ、町が所有して管理します富谷町成田九丁目2番地内の成田九丁目1号緑地内におきまして、杉の木、これは直径50センチ、樹高は約16メーターございました、この杉の木が強風によりまして根元から折れ、隣接します東北電力株式会社成田変電所敷地内に倒れまして、管理するフェンスを損傷したものでございます。前日の12月3日午後8時40分に暴風警報が富谷町にも発表されておりまして、当時も現場付近では西寄りの強風が吹いておりました。これは折からの強風によりまして杉の木が根元から折れまして、隣接します電力の敷地に倒れてフェンスを損傷したものでございます。倒木につきましては、12月3日月曜日に町の方で処分したものでございます。
 なお、この賠償金につきましては、全国町村会総合補償保険によりまして手当てをするものでございます。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第30号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第15 議案第29号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第9号)

議長(渡邊俊一君) 日程第15、議案第29号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、平成23年3月9日追加提出の議案書1ページをお願いいたします。
 議案第29号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第9号)についてご説明を申し上げます。
 歳入歳出予算の補正をお願いするものでございます。さきにご可決をいただきました議案第30号和解及び損害賠償額の決定に係る予算措置でございます。
 まず、第1条でございますが、歳入歳出予算の補正は歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ26万9,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ126億1,247万6,000円とするものでございます。
 第1条第2項歳入歳出の補正の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものといたし、2ページ、3ページにお示しをしてございます。
 次に、歳入歳出予算事項別明細書によりご説明を申し上げます。8ページ、9ページをお願いいたします。
 20款4項1目雑入で26万9,000円を追加するものでございます。今回の賠償額の決定に当たり、その賠償金に充当いたします町が加入しております全国町村会総合賠償補償保険からの保険金でございます。
 10ページ、11ページをお願いいたします。
 8款2項2目公園費で26万9,000円を追加するものでございます。先ほどご可決をいただきました、議案第30号和解及び損害賠償額の決定に係る富谷町成田九丁目20番地内の富谷町成田九丁目1号緑地からの倒木による隣接地内のフェンス破損事故における相手方への賠償金として支出するための予算措置を行うものでございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第29号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 ここでお諮りいたします。
 議案調査等のため、あす3月12日から3月17日までの6日間を休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす3月12日から3月17日までの6日間を議案調査等のため休会とすることに決定をいたしました。
 なお、3月18日の本会議は議事の都合により、時間を繰り下げて午後1時30分に開会といたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。

午後2時24分 散会

平成23年第1回定例会議事録(第4号)

平成23年3月14日(月曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 教育長 菅原義一君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君

事務局長 亀郁雄 次長 泉川潤哉 主任主査 伊藤潤哉

議事日程 第5号

平成23年3月14日(月曜日) 午前10時03分 開議

第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の変更について
第3 議案第1号 富谷町内部組織設置条例の一部改正について
第4 議案第2号 富谷町職員定数条例の一部改正について
第5 議案第3号 富谷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
第6 議案第4号 富谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
第7 議案第5号 職員の給与に関する条例の一部改正について
第8 議案第11号 西成田地区コミュニティ・センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について
第9 議案第12号 富谷町文化創造の森条例の一部改正について
第10 議案第22号 平成23年度富谷町一般会計予算
第11 議案第23号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計予算
第12 議案第24号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計予算
第13 議案第25号 平成23年度富谷町介護保険特別会計予算
第14 議案第26号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
第15 議案第27号 平成23年度富谷町水道事業会計予算
第16 議員派遣の件
第17 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時03分 開議

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、緊急事態発生により日程を変更し、これより会議を開きます。
 まず冒頭、町長並びに総務部長から報告をさせます。
 若生町長。

町長(若生英俊君) おはようございます。
 議会開会中でありました金曜日の2時46分ということでございます。本当に地震発生直後、大変な被災・罹災も覚悟の上、災害対策本部を立ち上げて、けさほど7時の20回目の災対本部を経て今に至っていたところでございます。本当に議員各位には、この状況を勘案していただいて簡素な議会運営というようなことでご協力いただきましたこと、心から感謝申し上げたいと思います。
 私どもも未曾有、そしてまた、初めてのこういった対応でございますので、一つ一つ模索しながら最大限の努力をしてまいったところでありますけれども、それにしても不足感といいますか、次々と届く声に対応に追われてきた経緯がございます。引き続き努力を続けてまいりたいと思います。
 そのような中で、少し細かいことに入りますけれども、概略を申し上げたいと思います。
 人的な災害は当座大きなものはないということで、まずご報告申し上げます。
 物的な災害については議場を見てもおわかりいただけますように、個々を見れば微細なものも含めれば相当数に上るということと認識してございます。私も53年の地震の被害、物の落下とか、富谷の自宅というようなことも含めて考えれば、あのときと比べればこの大きさと比してどうなのかなというふうな思いもございますけれども、それぞれ地域によったり、個々それぞれの建物、同じ建物、あの当時であっても、今回の地震でひどいとか、あのときの方がひどかったよとか、何とも素人の我が身からすれば、細かい分析はできないでいるところでございます。
 そのようなことで、大枠は人的被害なし、そしてまた、物的についてはそれぞれの状況によっていろいろ幅があったり、さまざま程度の差があるというふうなことでございます。
 もう一方では、やはり他自治体の様子、状況、全くテレビで、私らのこの自家発電装置というようなことでずっと最小限の電気とテレビというふうなことで情報は見ておりましたけれども、その他の通信手段は全く皆さんと同様、通ずるものはないということでした。衛星電話、それぞれの公民館と町役場の衛星電話が唯一それぞれのお住まいの地域との連絡手段というふうなことであります。
 宮城県の合庁とけさほど7時半でしたかね、ようやくこれまた衛星電話が通じたというふうな経緯もあわせてご報告を申し上げます。
 3月11日16時災対本部発足をもって、災害対策本部長の立場で今まで運営をしてまいりました。避難の箇所は最大で28カ所、4,000人というあたりまで膨らんだところでございます。ゆうべの、けさほどの時点では3,500人ということで、まだ大きく減ずる気配はないというふうなことでございます。
 大規模災害においての水の確保、そしてまた毛布、そして食料、燃料、情報というあたりについて一部申し上げますけれども、水の復旧につきましては、現状3割程度です。南部地域がほとんどまだ給水に至っていないというふうなところでございます。しかしながら、一部申し上げましたように、南川ダムから舘山配水池から圧送してシンフォニーの二つの貯水池に圧送して、水がたまりかけていますが、給水し始めようとすると、また漏水でというようなことで、なかなかその折り合わせが上手にできなくて今いるというふうなところです。
 きょうは午前中、町の給水車2トン対応、古いものも出して3台態勢、そしてまたあわせて、セントラルさんのお申し出、何か20トン槽というのですけれども、相当、2トンと間違いではないのかなと思いますが、物を見ていないので、20トンで間違いないようですね。20トンをご提供いただいて、今大衡から出動、お受け入れをしましたので、今大衡を出発してというふうなこととなります。ですから、きょうは大挙して水の通水できない場所については対応してまいることといたします。
 そして、それにあわせて漏水対策と、そしてまた、おかげさまでこれも申し上げておりますけれども、6,000トンタンクと8,000トンタンク、南系からのタンクと北系からのタンクを相互につなぎ合わせて工事しておりますので、舘山からの送水をそのまま、今七ケ宿ダムは遮断しております。相変わらず給水はされておりません。したがいまして、漆沢もだめ、結果、迂回した南川ダムの水を舘山に受けて、それを南に圧送しているというふうな状況でございます。したがいまして、この辺あたり、3割の地区についてはほどなく水については不自由のないこの3日間でありましたと、このようなことでございます。
 毛布についても大量にお送りをいただきましたので、手前どもが用意していたものとあわせて、毛布は不足なく初日から対応できたのではないかというふうに思います。発電機によるストーブ、そしてまた、手動式といいますか、旧来の反射板つきの灯油のストーブも個人宅のご協力も得るなどして、宿泊所の温度管理に当たったところでございます。
 食料につきましても、綱渡り的な状況でございます。パンを中心にもうなくなる、あしたどうしようというようなことの中で、ゆうべまた名古屋、中京圏を拠点とするフジパンから1万個を超えるパンが1時近くに、深夜1時近くに搬送される。何の連絡もなく来るんですね。電話もつながりませんので。そういったところも期待をしつつ、もし来なかったらばというふうなことと両用の構えで対応をしてきたところでございます。パンとポカリスエットとかですね、きのうはカロリーメイトとポカリというふうなことで、何とかそれぞれ皆さんに工夫をしていただきながら、それぞれにご不満も大きく出ず、ご対応をいただいているところでございます。
 最後になりますけれども、情報ということで、本当に何も聞こえない、教えられない、何しているのだというようなことのおしかりは、今の挙げたものの中で、やはり情報について一番ご注文が多いようですね。そんな中で、会議の終了後、災対本部発表というふうなことで一覧にしたものを拠点のところにお知らせをする。そして広報をする。広報で不十分なところは区長さんにお届けするとかというようなことで、いろいろその折々に情報の伝え方についても、この制度といいますか、精密度といいますかね、広がりぐあい意識をして対応し始めているところでございますけれども、恐らく待っていてはというような感じなんですね。ですから、今後の課題になりますけれども、町役場に来て、ああ、そうだったのかというのもありますし、それぞれの宿泊、それもわからないよと言われれば、しかし、最後のよりどころとして、とりでとして役場に来たっけ、ああ、こんな、こういうふうな進みぐあいになっているのというふうなことで、ご安心をいただいて帰っていただくとかというようなこともあります。
 したがいまして、とにもかくにも、4万8,000人の我々自治体の責任としては、4万8,000人の皆さんの何としても1日も早い震災からの立ち上がりというふうなことを一念にですね、今取り組みをしているところでございます。
 しかしながら、職員あるいは町関係者の中にも、県外の高田で、大船渡で、気仙沼でさまざま、県内も含めて、地縁、血縁の状況もまだいまだにつかめない。恐らく皆さんの中にもいらっしゃるのだと思いますけれども、そういうこともあわせ持ちながら、富谷の回復と、そしてまた、周辺自治体への応援体制というふうなことでも視野に入れながら長期戦の構え、そしてまた、きょうは一般業務のスタートの日でありますので、救援・支援と一般業務というものの折り合わせをし始める初日でもあります。そのようなことで、議会の予定もあるところでありますけれども、そういったところを工面していただきながら、なお一層の皆さんの情報、町としてと、より一体となる皆さんへの地域向けの情報伝達と、そしてまた、足らざるところのご指導を引き続きよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 大分私が今、かいつまんで本部長としての役目でお話をアドリブで申し上げました。総務部長が体系的なものを一文用意してございますので、総務部長にもかぶる内容があろうかと思いますけれども、総務部長の発言も引き続きお許しをお願いしたいと思います。ご協力ありがとうございます。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千知子君) 皆様、おはようございます。
 それでは、私の方からも報告をさせていただきます。
 3月11日金曜日、午後2時46分にマグニチュード9.0の国内観測史上最大、世界でも第2位の地震が発生しました。富谷町の震度は最大で6弱を記録いたしました。被害は東日本全域にわたるものでありまして、特に沿岸部では大津波による甚大な被害となっていることは、皆様もご承知のとおりだと思っております。
 町内におきましては、当日直ちに災害対策本部を設置し、本部長である町長の指導のもと、被害状況の把握に努めました。16時に開催しました第1回本部会議では、大和警察署、黒川消防署にも出席いただき、被害状況について情報を共有しております。報告の中で、公民館に避難してくる住民がいるとのことから、早速、小中学校や公民館へ職員を派遣し、避難所の開設を行いました。その後、けさまでに本部会議を開催し、その時々の状況報告と対処について協議を重ねてまいりました。
 幸い大きな人的被害はなかったものの、道路の亀裂、隆起、陥没などがありまして、4路線全面通行どめの措置をとりました。盛り土、のり面で亀裂が発生した場所についても、シート養生を施したところです。また、橋梁すりつけ部の段差の解消と陥没部の穴埋め等により、車両通行の確保をしたところであります。
 避難所につきましては、多くを開設をいたしておりまして、そのうち11カ所の避難所については自主防災組織と町内会がみずから設置いたしております。避難所にはその町内会の設置した避難所も含めまして最大約4,000人が避難しております。けさも6,030食を7時から避難所へ配ったところであります。1食当たり約7,000食の非常食を提供しているような状況でございます。この間、防災備蓄倉庫からの物資の払い出しとあわせまして、自衛隊、宮城県、日本赤十字社及び災害協定を締結している各種企業からも、毛布、水、パン、医薬品、燃料等々の提供を受け、さらには、町民の方々からも食品等の寄附を受けております。また、消防団には見回りと広報啓発活動に、商工会関係者の方々には仮復旧工事と燃料提供等のほか、仮設トイレの設置につきましてもご尽力をいただきまして、町民に大きな安心を与えていただいているところでございます。
 各避難所の運営につきましては、町職員のほか教職員、地域の皆様にもお手伝いをいただいているところでございますけれども、余震が続く恐怖心とライフラインの復旧がままならないことから、日に日に避難所に水、食料を求める方がふえ続けているような状況でございます。
 大変大きな混乱の中、情報提供が不十分でしたけれども、3月12日より各避難所にインフラ等関連情報を掲示いたしております。また、広報車を出すなどして、それも対応いたしております。ですが、それでも不十分ということから、本日から避難所へ情報を伝達するため、職員を巡回させているところでございます。
 物、人、機材、すべてにおいて大変不足しております。町民の皆様には特段のご協力をよろしくお願いしたいと思っております。今回の震災に対しまして、みんなで力を合わせてこれを乗り切っていきたいと思っております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 町長から公共施設の状況を補足したいということでありますので、若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、先ほど物的被害の件は個人的といいますか、皆さんの、町民の周辺というようなあたりで申し上げたところです。やや頭がぼうっとしていたこともあって、公共施設関連、本来ですと、今思えば建設部長からとも思いますけれども、きょう出席予定を組みませんでしたので、私から概略、100%とは申し上げられませんけれども、こういう機会ですので申し上げます。
 まず、庁舎内はごらんのとおり、最大級はやはり議場ですね。その他のところはやはり壁の亀裂、物の落下が主でしょうかね。書棚の落下ですかね。上からの落下物はないですかね。ですから、最大級は議場というふうな、あれを超えるものはないというふうなところです。
 あとは、スポーツセンターは結構やはり傷んでいますね。手は必要だと。現状使用不能ですね。武道館も使用不能です。
 学校関係で言います。成中の増築校舎には異常はないようですというようなことですが、17年開校した部分については、多少見た目も含めて現状そのままでは校舎、入校はできないというふうなことです。(「体育館と一部だけは入校できます」の声あり)入校できるという。校舎は当面だめですね。大丈夫。校舎は大丈夫。旧校舎も大丈夫ということでいいですね。構造体として致命的にダメージを受けたということではないようです。したがいまして、一定の手は入れる必要はありますけれども、手を入れてスタートできると、こんなようなことですね。きょう、あす、学校はお休みですというようなことです。
 あと、公共施設、主なるところは何でしたっけ。あと西コミもほぼ大丈夫ですね。西面の壁面が少し、旧来の構造の壁面に少し亀裂があるということで、施工業者、そしてまた、給食センターも施工業者の点検によれば異常なく、しかし今、休止状態で社員が集まらないというようなことも含めてなのでしょうけれども、現状工事は休止している状態でございます。
 あとは何でしたっけ。ちょっとじゃ企画部長の知っている範囲で。私の後も、はい。

企画部長(荒谷敏君) それでは、あと各公民館は避難場所になっておりますので、一部損壊というのが、壁の亀裂はあるのですが、基本的に使用できる状態だということになっております。
 あと、幼稚園、保育所についても、今のところ支障はないのですが、何分、校庭、園庭というのでしょうか、その辺がちょっと隆起している場所もあるのですが、当面は使用できるということで、本日は保育所も運営しているところでございます。
 その他の公共施設では、特に現在のところ被害状況は報告されていないということでございます。
 あと、道路につきましては、至るところ亀裂はしているのですが、道路の応急施設で、橋のつけ根が少し段差が出たのですが、もうその日のうちに応急処置をしておりまして、通行できるようにさせていただいております。現在のところ通行どめは、大亀から利府の方に向かうところが通行どめとなっております。あとは、今カラーコーンを置きまして、危険なところには置いているというような状況でございます。以上です。
 保育所については、本日から、それは保護者の希望によりまして、お預けしたいという方については預かっている状況で、職員も通常どおり配置をしております。あと、民間の保育所については電気が復旧次第やりたいということで、本日は休園。ただ、あすからはやりたいということで、やる場合にバナナとか食料の提供をいただけますかというところが本部の方に入っておりまして、それについては今検討しておりますという回答をさせていただいて、支援物資の到着の報告を待っているというような状況でございます。

町長(若生英俊君) 電気については、きのう東北電力に企画部長を出向かせて、直接聴取してございます。そのようなことで、大きな構造的に配電できない状況にはないというのが基本です。したがいまして、きのう成田のヤマザワから成田二丁目、あの辺のかいわい一帯、夜9時ですかね、明かりが富谷に初めてつきましたというふうなことです。漏電での火災等も心配な面があるようですので、ほどなく富谷にも、東北電工でなくて今何でしたっけね、ユアテック、あの工事業者さんも県外のナンバーをつけた応援部隊がこのかいわいにも確認作業の様子見えておりますので、ほどなくというふうなことになろうかと思います。確約できる日数は町としてもちょうだいしておりません。ガスについても全く状況は、恐らくそれより先だろうというふうなのが一般的な見通しのようです。そして、東向陽台地区の仙台水道局による配水も現状見通しが立っておりませんというふうなことであります。したがいまして、当面給水タンク対応というふうなこととなりますこと、ご理解のほどお願い申し上げたいと思います。
 その辺のところが一番今、皆さんのご心配事というふうなことで、あと燃料系ですかね。ガソリンはどことてありません。私どもも今備蓄してある、在庫としてあった業者さんからとか、あるいはスタンドのマツダさんから、スタンドの手動でくみ上げるという、自動的にこう上がるというのは電気が必要なんだよということのようですね。電気がとまるとくみ上げもできないというので店を開けない。しかし、自家発電も持っているところもありますけれども、それも限られている。そして、手動でといっても限りがあるというような、公共用に優先してもらっておるのですけれども、それも底をつき始めている。ガスボンベも供給がストップしているというふうなことで、今あるだけの分ということで、炊き出しの御飯炊きもなかなかままならぬと。必要なときにはまきで頑張って炊かなきゃないかねということも視野に入れながらですね、今。
 米の、精米された米は一定あるものを集めました。第2回目、3回目の分もう買うところないよといって、買うところないよというよりも、イオンさんから買いました。そしてまた、今度はここは農村部ですからね、地場の米を精米することできませんかと言ったらば、今度山荘のも自家発電できる装置をつけて12袋、30キロ12袋をご寄附いただく方がいて、それも精米できまして炊ける状況になっておるのですけれども、今度そもそものガスボンベがないというふうなことで、いかがいたしましょうかと。まあ、いろいろ工夫しながら、まきとてやれるぐらいの準備をしながら、何とか不自由のないというか、何もビスケット1枚だよというようなことのないような対応には最低限できないかなと、こんなふうなことを頭に置きながら、今、日々努力しているところでございます。

企画部長(荒谷敏君) それでは、今町長が申し上げたことをA4の両面刷りの方にまとめております。これは対策本部が開催されて都度、その都度出して各避難所の方に送っているものです。今お手元にあるのはけさ7時にやったもので、第21回目のものでございます。これにそのインフラ関係とか、あと営業店、スーパー店の情報なども入れております。皆さん、これを各避難所は見て住民の人に伝えることと、目で見て確認してもらうことにしております。
 先ほど公共施設の中で町民バスは学校も休みということもあって、きょうとあすは運休にしておりますが、燃料がありませんので、運行が困難な状態になっております。先ほどの情報で仙台市営バスも燃料が底をついたということで、もうバスも動かないというような状況に陥っているということの情報が入ってまいりました。
 あと、安否確認もこちらの方でわかる範囲ということで、こちらの方に載せたりしておりますので、これがその都度、本部が終わり次第各公民館の方に、あとは避難されている会館の方に配られているものでございます。
 また、燃料、先ほど町長の方からありましたが、極めてない状態で、今確保したのが富谷にあるコマレオさんがまだ閉まっておりますので、先ほど店長さんにかけ合ってあけないでほしいという申し入れをさせていただいて、承諾はいただいたのですが、本社の結論がないとということで、今対策本部の方から本社の方にかけ合っているところでございます。あと、西友富谷の隣のガソリンスタンドも今閉まっておりますので、そちらの方も交渉しまして、わかりましたということで災害優先に今させていただいております。
 あと、いろいろな、先ほど町長が申し上げたセントラルさんとか支援の方が来ても、ここまで来る燃料はあるのですが、ここから各地区を回りますと相当燃料を食いますので、その燃料補給ができませんので、それを今確保を一生懸命やっているところでございます。
 あと、国、県の方には、自衛隊の方には再三支援物資、炊き出し等を依頼しておりますが、まだ手が回らないというのは、やはり三陸とか海岸部の方が人的なものを割いていると。富谷の方はというと、なかなか倒壊家屋もないということで、少し支援がおくれていると。ただ、見捨てるわけではないということで、県の方からも調達次第送りますということで報告はいただいているところでございます。以上でございます。
 あと、今議長さんからですが、仙台市さんとの関係で、どうしても団地部分、仙台市さんとの境界におりますので、避難所の方に明らかに町民でない方もいらしているということで、ただ、これは災害ですので、今は受け入れをさせていただいていると。と申しますのも、昨日、仙台市の状況を確認したところ、避難された方にはお1人せんべい1枚とお水少々しか配っていないと。配れないというのが現状のようでございます。あと、お1人ビスケット、本当に箱じゃなくて1個ずつ配ってしのいでいます。あと、大和町は、避難して中に泊まる人にはおにぎりと水はやりますけれども、もらいに来た方にはおにぎり1個しか渡していませんというようなことで、各市町村、極めて厳しい状態がずっと続いていると。
 幸い、富谷ジャスコさんが最大の支援をしていただいて、地震のあったその日の夜に、どうしても毛布が足りないと言ったところお店をあけていただいて、寝具類全部持っていっていいですよということで、職員総動員しまして毛布、寝具を確保して、各避難所の方へお届けしました。あとストーブもなんでしたらということで、反射板ストーブも全部提供いただいて、飲み物、食べ物、パン、生もの以外は全部お持ちくださいということで、トラック数台で行きまして全部確保し、それはもうすべて届け終わったということで、今は支援が来るのを待っているということで、先ほど総務部長が申し上げたとおり、夜中に大体配達されまして、職員ずっといますので、起こして1時、2時に物資の上げおろしをさせて、また庁舎内待機と。そういうのが地震発生から4日目ですが来ておりまして、職員も最大2時間、3時間しか寝ていないという者もいるのですが、何とかそれに対応してやらせていただいているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) ありがとうございました。日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。これで諸報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君、19番千葉 達君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の変更について

議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の変更についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 3月18日までの会期を本日の3月14日をもって閉会とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本定例会は本日をもって閉会することに決定をいたしました。

日程第3 議案第1号 富谷町内部組織設置条例の一部改正について

日程第4 議案第2号 富谷町職員定数条例の一部改正について

日程第5 議案第3号 富谷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について

日程第6 議案第4号 富谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について

日程第7 議案第5号 職員の給与に関する条例の一部改正について

日程第8 議案第11号 西成田地区コミュニティ・センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について

日程第9 議案第12号 富谷町文化創造の森条例の一部改正について

日程第10 議案第22号 平成23年度富谷町一般会計予算

日程第11 議案第23号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計予算

日程第12 議案第24号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計予算

日程第13 議案第25号 平成23年度富谷町介護保険特別会計予算

日程第14 議案第26号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算

日程第15 議案第27号 平成23年度富谷町水道事業会計予算

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第1号富谷町内部組織設置条例の一部改正について、日程第4、議案第2号富谷町職員定数条例の一部改正について、日程第5、議案第3号富谷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、日程第6、議案第4号富谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、日程第7、議案第5号職員の給与に関する条例の一部改正について、日程第8、議案第11号西成田地区コミュニティ・センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について、日程第9、議案第12号富谷町文化創造の森条例の一部改正について、日程第10、議案第22号平成23年度富谷町一般会計予算、日程第11、議案第23号平成23年度富谷町国民健康保険特別会計予算、日程第12、議案第24号平成23年度富谷町下水道事業特別会計予算、日程第13、議案第25号平成23年度富谷町介護保険特別会計予算、日程第14、議案第26号平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算、日程第15、議案第27号平成23年度富谷町水道事業会計予算については、議事の都合により、富谷町議会会議規則第37条の規定により一括議題にいたしたいと思いますが、ご異議ございませ
んか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程第3、議案第1号から日程第15、議案第27号までを一括議題といたします。
 これより採決に当たっては、逐次議題といたします。
 日程第3、議案第1号富谷町内部組織設置条例の一部改正についてを議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 もとへ。お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 多少中身がちょっとずれますけれども、この際、皆さんからご了解をいただきたいと思います。
 日程第4、議案第2号富谷町職員定数条例の一部改正についてを議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第5、議案第3号富谷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第6、議案第4号富谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを議題とします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第7、議案第5号職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第8、議案第11号西成田地区コミュニティ・センターの設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第9、議案第12号富谷町文化創造の森条例の一部改正についてを議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第10、議案第22号平成23年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 この採決は起立によって行います。本案に賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(渡邊俊一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 程第11、議案第23号平成23年度富谷町国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 この採決は起立によって行います。本案に賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(渡邊俊一君) 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第12、議案第24号平成23年度富谷町下水道事業特別会計予算を議題とし、説明及び質疑、そして討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議
ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第13、議案第25号平成23年度富谷町介護保険特別会計予算を議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第14、議案第26号平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
 説明及び質疑、そして討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 日程第15、議案第27号平成23年度富谷町水道事業会計予算を議題とし、説明及び質疑、そして討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 

日程第16 議員派遣の件

議長(渡邊俊一君) 日程第16、議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。
 議員の派遣の日程のほか、議案の審査または調査及び議会において必要があるものへの議員の派遣を決定するに当たっては、議長に委任することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、議長に委任することに決定をいたしました。

日程第17 閉会中の各委員会調査について

議長(渡邊俊一君) 日程第17、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって、継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成23年第1回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 どうも大変ご苦労さまでございました。

午前10時50分 閉会

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