富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成22年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月7日~12月10日)

更新日:2010年12月10日

平成22年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月7日~12月10日)

平成22年第4回定例会目次

第1日目 12月7日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 11番 磯前武 議員
1 「教育満足度日本一」の来年度の方向性を問う
2 「健康福祉あったか富谷」の来年度の方向性を質問します
8番 菅原傳 議員
1 三ノ関(馬場沢)一帯の水害対策を問う
2 旧庁舎の再利用計画はどうなっているか
6番 山路清一 議員
1 工業団地の進展状況を問う
2 杜乃橋に交通安全施設を設置せよ
7番 相澤榮 議員
1 公共建築物維持保全計画について
2 就学援助と教材等再利用事業について
18番 相澤武雄 議員
1 安心して子育ての出来る環境整備計画の考えについて
4番 細谷禮二 議員
1 まちづくり審議会について問う
14番 伊豆田待子 議員
1 学校給食について
2 乳幼児と女性の命を守る施策を
第2日目 12月8日(水曜日)
16番 永野久子 議員
1 国保税引き下げと広域化問題について問う
2 住宅リフォームへの補助制度で地域経済の活性化を
12番 高橋敏夫 議員
1 町長任期4年間の成果を問う
2 学校教育環境の実態を問う
9番 今村寿 議員
1 当町の点字ブロック歩道等〔盲人用〕の維持・管理を問う
2 成田・明石台地域へ要望の強い郵便局設置を急げ
3 若生町長4年間の実績・政治姿勢を問う
15番 佐藤聖子 議員
1 富谷町に子育て支援センター設置を
2 就学援助制度の拡充などについて
17番 浅野幹雄 議員
1 市制施行に向けたビジョンを示せ
第3日目 12月9日(木曜日)
19番 千葉達 議員
1 町内環境美化について
2 民生委員・児童委員について
13番 安住稔幸 議員
1 町民の安心・安全のための施策の推進を
2 給与削減分で、新たな施策を
第4日目 12月10日(金曜日)
議案第1号 富谷町税条例の一部改正について
議案第2号 富谷町母子福祉対策資金貸付条例の一部改正について
議案第3号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
議案第4号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第7号)
議案第5号 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)
議案第6号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第7号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第8号 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第9号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第10号 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)
議案第11号 富谷町道路線の認定について
陳情第5号 主要地方道仙台三本木線の早期拡幅改修について、宮城県へ要望を求める陳情書
発議第3号 脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書(案)
発議第4号 TPP交渉参加阻止に関する意見書(案)
発議第5号 中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書(案)

閉会中の各委員会調査について

平成22年第4回定例会議事録(第1号)

平成22年12月7日(火曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 小泉光君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 2番 小川昌義君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部経営企画課長 松原誠君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 眞山巳千子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第1号

平成22年12月7日(火曜日) 午前10時00分 開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 会期の決定
  • 第3 一般質問(通告番号1番~7番)
第1日目 12月8日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 11番 磯前武 議員
1 「教育満足度日本一」の来年度の方向性を問う
2 「健康福祉あったか富谷」の来年度の方向性を質問します
8番 菅原傳 議員
1 三ノ関(馬場沢)一帯の水害対策を問う
2 旧庁舎の再利用計画はどうなっているか
6番 山路清一 議員
1 工業団地の進展状況を問う
2 杜乃橋に交通安全施設を設置せよ
7番 相澤榮 議員
1 公共建築物維持保全計画について
2 就学援助と教材等再利用事業について
18番 相澤武雄 議員
1 安心して子育ての出来る環境整備計画の考えについて
4番 細谷禮二 議員
1 まちづくり審議会について問う
14番 伊豆田待子 議員
1 学校給食について
2 乳幼児と女性の命を守る施策を

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 平成22年第4回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から富谷町税条例の一部改正を初め、各種会計補正予算などの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつといたします。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成22年第4回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、提出議案等の説明を含め、富谷町町長にあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 本日、ここに平成22年第4回富谷町議会定例会が開催されるに当たり、提出をいたしております議案の概要等の説明にあわせ、平成22年9月議会終了後からこの間までの町政運営の主な取り組みについてあわせて申し述べ、町民の皆さん並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 今日の社会経済情勢はいまだ明るい兆しが見えない経済状況にあり、富谷町においても給料の減少などを反映して税収の落ち込みなど厳しい環境にあるところでありますが、職員と一致結束をし、さまざまな行政サービス、事務事業及び行政課題に取り組みながら、「幸せを実感し 笑顔輝く あったかい富谷」の実現に懸命な努力を重ねてまいりました。
 国政においては、菅改造内閣が熟議の国会と位置づけた第176回臨時国会は、2010年度補正予算を成立させて先ごろ閉会したところであります。今国会で成立した国の補正予算には、自治体に対する地域活性化のための臨時交付金が盛り込まれておりますが、町民の皆様の生活安定と地域経済活性化のため、町としても適切かつ迅速に執行してまいります。
 町政運営におきましては、今年度も終盤にさしかかり、現在は、今年度に実施した各種事業についてより発展性のある事業とするため、一つ一つ丁寧に検証し事業ごとの取り組みと成果を取りまとめており、これらの成果を各部各課で横断的に共有することにより、来年度の事業展開に生かしてまいります。
 また、平成23年度の予算編成に当たっては、富谷町のまちづくりの基本理念である「幸せを実感でき 笑顔輝く あったかい富谷」の実現に資するものとなるよう、全職員に対して基本方針を示したところであります。現在は、各部長が主体的なマネジメントを発揮し、部制のメリットを最大限生かした機動性のある自立した5万人都市を目指す予算編成に取り組んでいるところであります。
 議会においては、平成21年3月に設置された議会活性化調査特別委員会の協議の成果を受けて、一問一答による一般質問も行われることとなりましたが、質問の形態が一括であれ一問一答によるものであれ、町民から期待される政治家として、議場での議論が町民の福祉向上と町の発展に資するものであるよう強く期待するものであります。
 さて、富谷町の人口は11月30日現在、人口4万7,822人、1万6,177世帯となりました。前年同期と比べますと1,013人、494世帯の増加となっております。
 さて、町政運営及び事務執行の状況を述べる前に申し上げます。
 来年2月6日投票の富谷町長選挙に再選を期して出馬することをこの場を持って正式に表明し、町民の皆さんにご判断を仰ぐ決意を固めたところであります。出馬の意志を固めるに当たり、次の3点について熟慮を重ねた結果の結論であります。
 一つ目として、今後4年間町長の職務に耐えうる体力、気力、健康状態が十分であること。
 二つ目として、職員が町の発展と町民の幸せを願い、町民の目線で考え、町民のために働き、町民とともに行動するに徹して、日々チームとして努力していること。
 三つ目として、後援会から2期目も引き続き町政を担って欲しいとの強い要望を受けたこと。また、若生英俊町政報告会及び各種関係機関、団体より、富谷町の発展のため自立した5万人都市を目指し、継続して取り組むべき課題を、町長の行動力とリーダーシップのもと一つ一つ解決してほしいとの声を多数寄せられたことによるものであります。
 1期4年の取り組みと成果については、一般質問の答弁の中でご説明を申し上げます。
 2期目の主な課題については、長期総合計画の着実な推進に尽きるわけでありますが、とりわけ次の5点について確かな成果を実現いたします。
 1、教育満足度日本一の町のさらなる取り組み。
 2、0歳から15歳までのトータルな子育て支援。保育所待機児童対策。新学校給食センターの予定どおりの稼働。
 3、仙台北部道路4号タッチの早期完成。富谷ジャンクションフル化による東北道への接続。企業誘致。
 4、明石台成田地区への郵便局設置。
 5、生活道路の計画的な改修整備。
 以上をもって、町長選出馬の表明といたします。町民の皆様、議員各位のご理解のほどをお願い申し上げます。
 それでは、平成22年9月開催第3回定例会からこの間までの町政運営及び事務執行の状況等についてご報告を申し上げます。およそ40分程度になりますので、お願いを申し上げます。
 小学校、中学校のよりよい教育環境の充実のため、事務事業の進捗状況について申し上げます。
 富谷二中並びに東向陽台中学校強化ガラスとトイレ改修工事、10月末に竣工してございます。東向陽台中学校の校庭整備工事につきましては、11月より工事に着手いたしております。成田中学校の校舎増築につきましては、現在39.5%の進捗率であります。平成23年2月28日の完成に向けて予定どおり順調に進んでおります。
 未来を担う子供たちの健やかな成長を願い、「とみや恩師・恩人の日及び月間」の推進事業として、「とみや子どもまつり2010」が、11月14日成田公民館を会場に開催をされました。多くの皆様にご来場いただき、笑顔あふれる一日となったところでございます。お祭りの運営にご協力いただいた実行委員及び学校関係者、保護者の皆さんに感謝を申し上げます。
 安心安全でおいしい給食の提供を安定的に行うための新学校給食センター建築工事につきましては、10月13日に安全祈願祭が行われ工事が順調に進んでおります。来年8月末の供用開始を目指し、富谷町新学校給食センター整備基本方針に定める高い衛生水準、安心安全でおいしく栄養バランスを考慮した給食の提供及び食の学びの場と情報発信の機能の充実強化に基づき、ハード面のみならずソフト面における整備を図ってまいります。
 生涯学習事業について申し上げます。
 西成田地区コミュニティセンター第2期改修工事につきましては、来年3月末の完成を目指して工事に着手したところです。
 公民館まつりにつきましては、10月17日の成田公民館まつり、日吉台、あけの平、富ヶ丘公民館、それぞれ開催を終えたところです。残る東向陽台公民館まつりは1月22日、富谷中央公民館いきいき代官松まつりは2月20日にそれぞれ開催に向けて準備をいたしております。
 とみやマーチングエコーズ、過日行われましたマーチングバンド東北大会において金賞に輝きました。12月19日さいたまスーパーアリーナで全国大会に出場することとなります。皆さんで応援をしたいと思います。
 また、本町への企業誘致にかかる事業として、成田2期北土地区画整理事業の準備が進められております。当該地内に存在する遺跡の調査について、宮城県知事との協議を受けて県文化財保護課から本調査前の確認調査が承認され、これから試掘調査を進める運びとなりましたのでご報告をいたします。
 十三夜魂のふるさとまつり第4回目の開催をしたところでございます。プレイベントとして富ヶ丘公民館を中心にお月見コンサートを開催し、これまた会場がいっぱいとなるほどの大勢の方にご来場いただいたところです。10月9日、10日2日間にわたる本祭りでは、特にことしは映画「エクレール・お菓子放浪記」のロケ現場の開放と近藤明男監督と主演少年の石井一肇君のトークショーの特別企画にご協力をいただき、祭りのにぎわいに大きく貢献をしていただいたところでございます。ことしはこれまでにないほどの町三区の町内会の参加と支援により、祭りを地元パワーで盛り上げていただいたところであります。地元の皆様に深く感謝を申し上げたいと思います。
 イベントの内容につきましては、既にご参加の方十分ご承知かと思いますけれども、町内小学校児童による金管パレード、夕刻には文化協会の皆さんによる月の音舞い、夜には富谷小学校校庭におけるランタン夢アート、そしてまた町内会の皆さんにご参加をいただいた笹竹ランタン飾り、夕刻から小雨模様ながら幻想的な雰囲気が演出されたところでございます。2日目は、幸いにも好天に恵まれ、おかげさまで町内外から昨年以上の来場者でにぎわい、この祭りの広がりを感じたところでございます。議会の皆様には祭りの開催に当たり深いご理解をいただき、そしてまたあわせて、議長には組織委員長としてお力添えをいただきましたことを心から感謝申し上げます。
 次に、体育振興について申し上げます。
 相当の大会は終えたところでありますけれども、今後の大会といたしましては12月12日のインドアソフトテニス大会、年明けの1月30日には卓球レクリエーション大会、そしてまた人気の高いバドミントン教室は1月13日から2月17日までの毎週木曜日6回コースで開催を予定してございます。
 富谷町総合運動公園の整備推進として、かねてより検討してまいりましたテニスコート新設につきましては整備方針がまとまりましたので、このたび実施設計業務を委託発注することとなりました。設計額を確定し、来年度の整備着手へ向けて準備を進めてまいります。テニス愛好者や町内中学校部活動などの利用を高め、さらなる普及促進が図られることと思います。
 次に、新年祝賀会は1月8日午後3時から富谷中央公民館で開催をいたします。
 成人式は1月9日でございます。1時半から富谷武道館で、例年どおりの同じ場所で開催をいたします。
 次に、子育てにかかる経済的負担の軽減等を目的とした子ども手当の申請受け付けについては、富谷町の対象者は8,195人となっており、順次支給をいたしております。10月末現在においては、対象者のほぼ100%の支給率となってございます。しかしながら、富谷町は転入転出の多い町であり日々対象者は変動しておりますので、対象となる皆様にはもれなく国の制度に基づき適切な事務執行をさらに図ってまいります。
 子育て支援といたしまして、多様な保育ニーズに応じられる保育サービスとして、家庭的保育事業「富谷町保育ママ・パパ制度」を平成23年度からの実施に向けて準備を進めております。事前説明会には8名の方にご参加をいただいて、来年度の事業創設に向けて、保育ママ・パパを希望する皆さんを支援してまいりたいと思います。
 認可外保育園へ通園する家庭の経済的負担軽減のための保育料の一部助成をする制度につきましては、上期分、4月から9月を対象とした上期分の申請を終了いたしました。申請は106名の方からいただきました。そのうち助成対象者は80名であります。額にいたしまして405万4,000円となります。保育園の数にしまして15保育園となりました。
 保育所待機児童対策としましては、上桜木果樹園の森保育園の増築工事10月に着手いたしました。予定どおり、23年4月には60名の定員増を経て合計150名の入所が可能となります。また、明石台若木の森保育園につきましては、現在90名定員を150名定員、60名増員変更することを宮城県に申請いたしております。施設的には十分受け入れられる機能を有しておるわけであります。このことにより来年4月から合計120名の定員増となり、待機児童対策が図られることとなります。
 次に、町立保育所インフルエンザ感染予防対策として、加湿機能のある空気清浄機を41台購入しすべての保育室に配置するための費用を、今議会に計上させていただいております。空気清浄機の設置により、免疫力の弱い乳幼児や集団生活の中でのウイルス感染の拡大が抑えられるなど、よりよい保育環境につながるものと考えております。
  町内には育児グループ、サークル13団体ございます。この13団体の皆さんへの支援といたしまして、活動に必要な遊具をお貸しする新たな事業を創設することといたしました。これらの遊具購入費用を今定例会に計上いたしております。育児グループの皆さんに広くご利用いただき、さらに輪が広がりますよう願っているところであります。
 次に、お子さんの予防接種につきましては、疾病の重篤性が言われておりますヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンにつきまして、平成22年度及び23年度において国の助成制度となります子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金を活用いたしまして、0歳から4歳の乳幼児の皆さんを対象に接種していただくための費用を今定例会に計上いたしております。子育てしている皆さんの負担軽減を図るため接種費用全額を助成することといたしております。
 健康増進事業について申し上げます。
 初めに、町民の皆さんの健康づくりの一環として集団で実施しております各種検診、9月30日をもってすべて終了いたしました。現在、個別検診として女性特有のがん検診推進事業、いわゆる無料クーポン事業を来年2月28日まで実施しているところであります。
 また、健康増進課、産業振興課、学校教育課の3課が協力して新たな取り組みとして実施をいたしました食育推進計画に基づく食育推進事業につきましては、8月8日の白菜、大根の種まき、2度の草取り、そしてまた10月の最終回には収穫、調理まで4回の農業体験を実施し、こどもまつりにおいてその成果を発表したところであります。今回のこの事業に11組34人の親子の参加があり、野菜が育つ過程と料理をして食べる楽しさを学ぶ貴重な機会となりました。
 今年度で3回目を迎えた「さあ!歩効果ウォーキング大会」、10月31日開催でございます。時折小雨が降る中ではありましたけれども、215名の皆さんにご参加をいただき、最高齢者は81歳の方、最年少の方は11歳の方、年齢幅のある大会となりました。世代を超えた幅の広い事業となり、多くの皆さんに大いに楽しんでいただいたものと思います。また、昨年に引き続きまして大童町内会のご協力を得まして、新米による餅も振る舞っていただいたところです。大変感謝申し上げたいと思います。なお、この大会の運営にはゆうゆうクラブ、宮城大学の先生及び学生、富谷町体育指導員、富谷町健康推進員と多くの皆さんにご協力を得て、無事終了したところでございます。
 次に、新型インフルエンザワクチンの接種費用助成につきましては、10月接種分から行っているところであります。ことしの接種用ワクチンは、季節性インフルエンザと新型インフルエンザのどちらにも効果がある、いわゆる3価ワクチンとなっております。10月に町内の医療機関で予防接種を受けた方は1,800人強となっており、多くの町民の皆さんが接種を予定されるものと思われます。なお、現段階ではインフルエンザの流行の確認はされておりませんが、常日ごろからのうがいや手洗いの励行、人混みでのマスク着用など予防の徹底を呼びかけてまいります。
 子宮頸がんはワクチンの接種により唯一予防できるがんと言われており、町といたしましては接種費用助成について検討した結果、国の子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金を活用し、平成23年度の実施予定を前倒しして今年度から接種費用の全額を助成する新たな制度を実施することとし、今定例会に予算を計上してございます。また、対象者につきましては、国が示しております中学1年から高校1年までの学年枠をさらに拡大し、高校2年生と高校3年生も接種対象者とすることとし、より多くの方々の不安解消に努めてまいります。接種開始時期について現在黒川郡医師会及び仙台市医師会と協議し、来年2月から接種開始に向け調整を行っているところでございます。
 近年急増傾向による前立腺がんの検診につきましても、住民検診のメニューに新たに取り入れることとし、来年度より実施をいたします。これらに要する経費として、今定例会に債務負担行為案件として提出しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 長寿福祉事業について申し上げます。
 障がい者の就労支援施設「夢の風とみや」では、十三夜魂のふるさとまつりにおいてラーメンショップを開店いたしました。開店しましたところ400食を売り上げました。大変好評であったことから、現在福祉健康センターに来所される高齢者の方々に、試行的にラーメンを提供しているとのことでございます。町の配食サービスに加え、今後15名の就労されている方が常設食堂の開店を目指して、日々生き生き、はつらつ活動をしているとのことでございます。
 富谷町地域活動支援センターでは、日常の生活訓練のため平日利用される方々と、余暇支援としてのスマイルサロン「ほっとスペースくつろぎの場」の利用される方々の集いの場として定着してまいりました。12月3日には相談員であります五十嵐小児科副院長の今 公弥先生に「子育て人育ての考え方」と題してご講話をちょうだいし、地域の皆様方に障がいに対する理解を深めていただく機会となったところであります。
 次に、敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、5月30日から各地域で開催をいただきました。10月17日の4地区を最後にすべての地区での開催を終えたところでございます。今年度は原則として職員も出席し、喜んでいただける会となるよう町内会と連携協力をさせていただきました。工夫された内容を取りまとめて各地区にお伝えし、来年はなお一層ぬくもりのある地域づくりが推進されるように努めてまいります。
 昨年から老人クラブ連合会と共催で実施しております健康フェスティバルは、会員以外の方の参加を促すため新たに地区巡回練習会を行うなど工夫をいたしました。10月21日に開催をいたしたところであります。650人の参加を得ました。皆さん楽しく体を動かし交流を深め、健康づくりと今後の幅広い仲間づくりの一歩となったのではないかと思います。
 一方、介護予防事業については12月14日17カ所のゆとりすとクラブサロンの参加者、サポーターの皆様にご参加をいただき、全体交流会を実施することといたしております。
 また、現在工事中であります福祉施設整備につきましては、仮称ではありますが、成田の里、小規模特別養護老人ホーム成田の里は、運営主体であります社会福祉法人東松島福祉会において11月3日地鎮祭が行われ、来年3月中の竣工を目指して順調に工事が進んでおります。今後も円滑な開設に向けて事業者と協力連携を密にし、高齢者福祉向上に努めてまいります。
 地域福祉フォーラムは、新たな支え合いネットワークを目指して10月2日に開催をいたしました。約400名の方にご参加をいただいたところです。町内の各事業者、地域の皆さんのご協力のもと、地域活動や事業所紹介、介護予防、介護者リフレッシュなど情報発信、伝達ブースを開設し、楽しみながら学べる機会となり、新たな支え合いの実践の第一歩となったところであります。
 社会福祉については、12月3日53名の民生委員児童委員の委嘱状の伝達交付をさせていただき、10名の新任委員をお迎えし、3年間の新たなスタートとなりました。今後委員同士の親睦を深め、活動しやすい環境を整備するとともに、研修などを充実し町民の身近な相談者となれるように支援に努めてまいります。なお、民生委員児童委員協議会会長には赤谷良士氏が選任されました。
 最後に、虐待に対する対応につきましては、第1回成人部会の実務者会議を11月4日に開催をし、17件の対象者の支援方針を決定したところです。第2回となる障がい高齢部会と児童部会の実務者会議を12月16日と21日にそれぞれ開催をすることといたしております。虐待に関しましては複雑、多様化し、なおかつ緊急性を伴う虐待事例には、関係機関を連携をとりながら機敏に対応してまいることといたします。
 以上、長寿福祉につきましては広範に及ぶ事業となりますが、皆様のご理解とご協力をいただきながら、きめ細やかな対応と事業の推進に努めてまいりたいと思います。
 企業誘致活動につきましては、11月17日名古屋市内におきまして宮城県主催による「宮城県企業立地セミナー」が開催されました。一般企業、関係団体134社、233人のご出席があったところであります。その場におきまして、富谷町高屋敷地区及び成田2期北地区の2地区のパンフレットなどを活用しながら、富谷町の住環境、交通アクセスの優位性などをご説明申し上げ、工業用地の立地PRを行ってまいったところでございます。
 年明けにはセントラル自動車新本社工場の本格操業がいよいよ始まるところであります。操業開始の前に、去る11月22日セントラル自動車新工場を見学する機会がございました。当日は奥山仙台市長、浅野大和町長と私の3人がご案内いただき、最新設備や社員教育訓練、移転の進捗状況などについて説明を受けたところでございます。視察終了後の懇談におきまして、富谷町への移住社員の方々への支援策、会社関連等の町内進出の支援を申し入れをさせていただいたところです。今後も関連企業の進出が見込まれる中、引き続き企業誘致に努めてまいります。
 米の収穫について申し上げます。
 宮城県平均は10アール当たり545キロということで、富谷町におきましては作況指数平年並み100という結果でございます。品質については大変すぐれた品質を得たようでございます。あさひな管内平均82.2%に対して富谷町の平均は94.2%。すぐれた数字でございます。カメムシ対策や水管理に努力された農家の皆様に敬意を表したいと思います。
 本年度から実施されております戸別所得補償モデル対策につきましては、米の戸別所得補償定額分、いわゆる10アール当たり1万5,000円につきましては、個人212人、集落2団体、合わせて303ヘクタールがその対象となりました。
 水田利活用事業分につきましては、大豆及び飼料作物などで約79ヘクタールが対象となり、交付額は合わせて7,100万円でございます。交付金は12月1日東北農政局から直接生産者の口座に既に振り込まれたところであります。新制度にもかかわらず取り組みの中心となられた農政協力員の方々を初め、農家の皆様のご協力に感謝を申し上げたいと思います。なお、米の戸別所得補償の変動部分につきましては年度内支払いの予定となっているようでございます。
 学校給食の新米試食について申し上げます。
 本年も10月4日、町内の保育所すべて、小中学校12校において新米の給食を実施したところです。6,500名の子供たちに試食することとなりました。志戸田地区生産の環境保全米ひとめぼれを約600キロ提供したところでございます。また、さらに協議会から各町内会のお祭り、スポーツ少年団の行事等においてモチ米、ウルチ米、合わせて12団体、300キロを提供してございます。なお、引き続き地産地消の推進と米の消費拡大を推進してまいりたいと思います。
 なお、給食に使われる米につきましては平成22年4月からすべて富谷町の米を提供してきたところでありますけれども、引き続き11月以降、米の端境期以降も富谷町の米をということで確認書、富谷町と関係5団体の確認書の取り交わしによりまして、11月以降来年も含めてということで、今後富谷町すべての学校給食の米については富谷町産米の米を提供することとなりました。その体制が整ったこともまたご報告を申し上げます。
 農業振興について申し上げます。
 ビッグハウス富谷店「おんないん会」の皆さんの取り組みでありますけれども、ビッグハウス富谷店、そしてまたホームセンタームサシ内、仙台泉店食品館のイトーにおきましても、直売所が新たに新設されたところでございます。年中無休、そしてまた生産から販売まで管理責任、安全で新鮮な野菜を販売する、大変「おんないん会」の皆さんのつくられた野菜類、好評であるようでございます。売上げもほぼ目標に近い数値に到達しそうだという、うれしい報告も受けたところでございます。
 10月31日の「さあ!歩効果ウォーキング大会」におきましては、本年度は富谷町産のリンゴ2個をお持ち帰りいただくということで、参加賞として提供させていただいたところでございます。今後もさまざまな場面で富谷町の農産物のPRに努めてまいりたいと思います。このような状況から、直売産品の増産につながるビニールハウス設置の補助申請に基づき、今議会におきまして補正予算を提案しておりますので、これまたよろしくお願いを申し上げます。
 ブルーベリーふれあい教室を通してブルーベリーのPR、生産量の拡大を引き続き推進してまいります。
 仙台・宮城観光キャンペーン「仙台・宮城伊達な旅キャンペーン」が10月から12月まで本年度も開催されました。富谷町は十三夜魂のふるさとまつりをキャンペーン関連イベントとして位置づけをし、周知を図るとともにしんまち通りの散策等についてもPRを行ったところでございます。同じ関連イベントとして、ここ数年来行われております仙台管内13市町村、仙台鍋まつり、これまた十三夜吟醸なべが大好評でありまして、2日間で予定された500杯を短時間で売り切れるというふうなことの報告も受けたところでございます。
 映画「エクレール・お菓子放浪記」につきましては、内ヶ崎醤油店のオープンセットと旧菅野亭を舞台に10月17日から撮影が開始されました。天候が不順で撮影が中止になる日もありましたけれども、10月の4日間、11月の4日間、合わせて撮影日数は8日間ということとなりました。この映画の全国ロケ地での最長の撮影期間となったところであります。また、延べ160名のエキストラの皆さんのご協力とお昼の炊き出しを行っていただいた日赤・社会福祉協議会のボランティアの皆さんのサポートを受けまして、無事富谷町での撮影を終了したところでございます。雨のシーンでの撮影におきましては、町中消防団の皆様による消防ポンプ車による放水にもまたご協力をいただいたところです。近藤監督初め撮影関係者から、町一体となってご協力いただいたことへの感謝の言葉がありましたので、この場を持ってお伝えをいたします。上映は来年の2月に宮城県での先行上映会がありまして、その後4月から順次全国で上映が予定されております。町内でも広く映画を皆さんと一緒に見る機会を持ちたいと思っているところでございます。
 町道関係について申し上げます。
 沼田線の道路改良、穀田線の歩道改良につきましては、予定どおり進捗してございます。仏所太子堂中線、旧4号線の歩道改良についても、初年度分の施工区間については工事着手してございます。側溝の有蓋化工事、これまた政府の地域活性化・きめ細やかな臨時交付金にかかる事業として、繰越明許費による施工をしておりました富谷仏所地区、とちの木地区、富ヶ丘三丁目地区の工事が完了いたしました。新たに本年度事業の東向陽台三丁目地区、太子堂一丁目地区につきましても、ほぼ完了しております。現在有蓋化工事につきましては、富ヶ丘小学校周辺地区の環境整備のための工事を施工中でございます。
 東北縦貫自動車道をまたぐ富ヶ丘明石線、富谷高校手前のいちょう大橋の耐震補強工事につきましては、町施工分の路面補修について施工中であります。NEXCOに委託をした工事についてはこれから本格化する予定でございます。
 河川関係につきましては、富ヶ丘調整池外周フェンスの改修工事、完了いたしました。
 公園緑地については4月末から11月にかけて各町内会の行事予定と調整を図りながら3回の除草を実施いたしました。現在、樹木のせん定、遊具の修繕、塗装工事を施工中です。
 さらにまた、宮城県が工事主体であります東向陽台一丁目急傾斜地崩壊対策事業につきましては、11月中旬から本年度分の工事に着手しており、引き続き早期の完了に向け県に働きかけてまいります。
 環境美化事業の推進につきましては、さきの「秋のクリーン作戦」町内一斉にご参加をいただいて実施いたしたところです。大変な天気に恵まれまして早朝より8,900名と9,000名ほどの皆さんにお出ましをいただいた。町職員も136名が町のボランティアの方に参加をしていただきました。職員はそれぞれ地域での参加、そしてまたこのような参加というようなことで、こちらの方に参加していただいた方は136名ということでございます。大変隅々まで美しさがまた取り戻されたところでございます。
 3R推進といたしまして、バイオディーゼル燃料、廃食用油をバイオディーゼル燃料にリサイクルする取り組みを進めております。富ヶ丘、鷹乃杜地区で進めております。現在その回収量、適合性など、引き続き検証してまいります。
 上水道事業関係につきましては、富谷町の給水タンクの愛称につきましては「みずたん」という名前に決定をいたしました。さらに、富谷配水池と富谷第2配水池の配水管連結工事が終了しております。これに伴いまして、仙南仙塩広域水道系と大崎広域水道系をつなぐ連結管の不断水バルブ設置工事に着手しております。現在、明石ポンプ場の改修工事に着手をしておりまして、施設の機能保持を図り、そしてまた水道水の安全安定供給に努めてまいります。
 下水道事業につきましては、管路施設の延命化を図るため、ひより台一丁目地区を対象に下水道管の調査を9月より実施しております。調査完了後、分析結果に基づいて管路施設の適正な処理を実施してまいります。同じく施設延命化のため、明石台汚水中継ポンプ場非常用発電装置更新工事、太子堂地区下水道管路更生工事、それぞれ着手いたしております。さらにまた、設備の適性維持管理に努めてまいりたいと思います。
 町民バスにつきましては、4月から10月までの7カ月間の利用状況をお知らせを申し上げます。利用者総数3万1,844名、月平均で4,549名、前年同期と比べますと全体で1,168名、月平均では167名増加となってございます。障がいをお持ちの方など無料乗車証の利用の方が70.7%というふうなこととなっておりまして、引き続き無料乗車証を活用して町民バスをご利用いただきたいと思いますし、現状そのようになっているところであります。11月には町民バスに関する次年度向けのアンケートを実施してございます。さまざまなご意見をいただいておりますので、これらのご意見を参考にしながら、平成23年度の町民バス事業の適正な運行につなげてまいりたいと思います。
 消防防災対策につきましては、11月9日から15日までの10日間「秋の全国火災予防運動」が実施されました。富谷町消防団、そしてまた婦人防火クラブの皆さんにより、地域における火災予防活動に取り組んでいただいたところでございます。本年の火災発生件数は4件と年々減少する傾向にはありますが、こうした予防活動が浸透している成果であるとも考えているところであります。11月25日東向陽台公民館に19カ所目の防災備蓄倉庫を設置いたしました。さらに災害時における南部地域の備蓄強化につながるものと思います。
 防犯対策につきましては、全国地域安全運動期間中であります10月14日、「こども110番の家研修会」を大和署の協力のもと開催をいたしました。引き続き、安全で安心なまちづくりに寄与していただくことをご期待を申し上げたいと思います。なお、12月15日、昨年に引き続きまして、役場芝生広場において年末年始特別警戒取締り出動式が行われます。皆さんにぜひご参加のほどをお願い申し上げます。
 交通安全対策について申し上げます。大清水地区、ジャスコから一丁目から二丁目にまたぐ十字路交差点でありますけれども、あの場所に信号機の設置工事が進行中でございます。12月のことし中にはというふうなことで供用開始されることとなりました。2年来の要望活動がようやく形に実ったものでございます。
 交通事故に関しましては、本年は本町内におきまして2件の死亡事故が発生をいたしました。郡内ではさらに死亡事故が重なりまして、9月には交通死亡事故非常事態宣言が発令される中で現状に至っております。あと残すところわずかではありますけれども、ことしいっぱい死亡事故のない年につなげるべくまた努力をしてまいりたいと思います。
 続きまして、住民との協働によるまちづくりに入ります。11月3日、皆様のご出席を得まして、富谷町功労者表彰式を行いました。本年は規定に基づきまして13人の個人の方と3団体の方を表彰したところでございます。受賞された皆さんのこれまでのご功績に感謝を申し上げ、今後のご活躍をご祈念申し上げたいと思います。
 全国一斉に行われました国勢調査の途中経過について申し上げます。
 富谷町の人口は11月24日現在で宮城県に報告をいたしました。1%抽出分の調査票も提出してございます。人口は4万7,042人という数字でございます。5年前は4万1,593人でございましたので、この5年間で約5,500人ほどの増加ということとなります。これは確定値ではございません。富谷町にまだ折々に届く封筒もございますし、そしてまた宮城県、国においてのダブりの相殺、プラスマイナスというようなこともありまして、確定作業が進行するところでございます。4万7,000を超える人口が確定値になるのでないかという推定はしているところでございます。現在、町職員、指導員の職を得ました24名で残りの分を精査し、程なく宮城県にすべての報告書、調査票を届けることとなります。
 町内会館の整備事業について申し上げます。富ヶ丘南部開館につきましては、10月1日に引き渡し式を終えてございます。東向陽台第2会館につきましては9月10日着工、平成23年の1月20日が工期でございます。1月末までには引き渡しを目指しまして予定どおり進捗しておりますことを、先ごろの現場視察で確認をいたしたところでございます。
 平成22年度の町税の歳入につきましては、景気低迷等による個人の所得の低下により、当初見込んだ町民税の個人分の歳入21億6,279万2,000円について1億1,100万円の減額補正が必要となる状況となってございます。本議会におきまして一般会計の補正予算として上程しておりますので、ご理解のほどお願い申し上げます。
 役場庁舎の改修工事につきましては、庁舎内1階ホールの相談室2室の設置、3階には監査委員室を設置いたしました。敷地内には来庁者や障がいなどの方々に配慮した駐車場標識の整備等について8月から工事を進めておりましたが、11月末に竣工いたしたところでございます。相談室については12月1日から供用を開始してございます。また、省エネ対策として庁舎内における太陽光発電設備の設置やLED照明への変更、敷地内へのソーラー外灯設置など、環境対応型工事につきましても11月末に竣工したところであります。環境対策、そしてまた省エネ対策への動機づけになることが期待されるところでございます。
 次に、現在、来年度に向けて予算編成作業を行っているところでありますので、その概要について申し上げます。
 予算編成作業に先立って、部制のメリットを最大限に生かした各部・各課の課題や重要施策の方向性を協議するオータムレビューを10月上旬に実施をいたしました。これは私が直接各部長、各課長と協議の上、主要課題を抽出し、主要項目について今後の方向性を判断したものであります。平成21年度各種会計決算書、行政実績報告書、さらには議会一般質問での答弁内容等をもとに、重要施策に対する十分なる検討時間を確保し、予算編成作業に反映させていくことを目的に行ったものであります。さらには、10月29日付をもちまして、平成23年度予算編成に当たっての町政運営の基本方針を町長名で通知してございます。さらに、平成23年度予算編成方針を企画部長名での通知により、次年度に向けてこれまでの協議内容を反映した予算編成に鋭意取り組んでいるところでございます。
 官民共同事業として実施しておりました情報冊子、先ごろ配布をさせていただきました「わが街事典 富谷町便利帳」作成業務につきましては、株式会社サイネックス様により完成の報告と引き渡し式が11月24日に行われて、富谷町に1万7,000部贈呈、寄贈を受けたところでございます。作成に当たってはことし5月に編集に着手をし、町内外から170社のご協賛をいただいて作成されたものでございます。ご協賛いただきました皆様方に、改めまして深く感謝を申し上げたいと思います。この便利帳は今月の広報とあわせて全町内会に既に配布してございます。また、町の窓口、転入された方々にも配付をすることといたしております。
 定例にはなりますけれども、選挙人名簿12月定時登録者数を申し上げます。男性1万7,466人、女性1万8,325人、合わせて3万5,791人の有権者定時登録者であります。前回の登録よりも157人増加してございます。3カ月前の数値と比較してでございます。
 以上、現在までの取り組みでございます。
 それでは、今回提出しております議案等につきまして、その概要の説明を申し上げます。
 議案第1号 富谷町税条例の一部改正については、固定資産税の減免についての所要の改正を行うものであります。
 議案第2号 富谷町母子福祉対策資金貸付条例の一部改正については、母子福祉対策資金貸付対象の拡大を図るため所要の改正を行うものであります。
 議案第3号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、成田地区計画の都市計画変更に伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第4号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第7号)は、歳入歳出総額にそれぞれ7,904万8,000円を追加し、総額120億9,007万2,000円とするものであります。歳入につきましては、法人町民税の納付状況、国県補助金や交付金の決定等により追加。歳出につきましては、子宮頸がん、肺炎球菌、ヒブワクチン接種費用、介護施設整備の補助金、東向陽台中学校改修工事費、成田中学校増築に伴う備品購入費、西成田地区コミュニティセンターの備品購入費や幼稚園就園奨励費補助金、乳幼児医療費助成費等について追加計上してございます。
 議案第5号 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出の総額にそれぞれ1,000円を追加し、総額481万4,000円とするものであります。
 議案第6号平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出の総額にそれぞれ3,839万2,000円を追加し、総額33億1,263万4,000円とするものであります。
 議案第7号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出の総額にそれぞれ328万3,000円を追加し、総額9億1,087万3,000円とするものであります。
 議案第8号 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出の総額から116万1,000円を減額し、総額14億3,807万5,000円とするものであります。
 議案第9号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出の総額にそれぞれ2,000円を追加し、総額1億8,535万9,000円とするものであります。
 議案第10号 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)は、収益的収入及び支出の収益的支出から72万3,000円を減額するものであります。
 議案第11号 富谷町道路線の認定については、開発行為による道路施設の帰属に伴い、新たに1路線を認定するものであります。
 以上、提出議案の説明を申し上げました。議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り全案件可決いただきますようお願い申し上げ、冒頭の説明といたします。よろしくお願いを申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。
 なお、説明員の出席報告ほか、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、10番市川壽藏君、11番磯前武君、12番高橋敏夫君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は本日から12月10日までの4日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月10日までの4日間に決定をいたしました。
 この際、11時5分まで休憩をいたします。

午前10時53分 休憩

午前11時05分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 一般質問

議長(渡邊俊一君) 皆様に申し上げます。
 冒頭、町長からごあいさつの中でも述べられましたとおり、富谷町議会ではこれまでの一括質問方式のほか、今定例会より一問一答方式も選択できることとし、試行的に導入することとなりました。一括質問方式か一問一答方式かの別は、あらかじめ各議員が一般質問通告時に選択しており、本定例会においては一般質問一覧表のとおりであります。
 それでは、通告順に発言を許します。
 11番磯前武君。

11番(磯前武君) 改めて、おはようございます。
 私は富谷町のより高い幸せの実感を求めて、平成23年度へ向けて効果的、効率的な事業の展開について質問をいたします。
 まず最初に、1件目として「教育満足度日本一」の方向性、2件目は「健康福祉あったか富谷」の来年度の方向性について、この2件を質問いたします。
 平成22年まちづくりの基本理念に基づき、町民と行政の参加と協働を確かなきずなで町民と行政区と町が結ばれ、魅力ある「笑顔輝く あったかとみや」の創造との諸活動の展開は高く評価をされているところであります。
 特に、「自立した5万人都市・新とみや・始動」を掲げ、ことし若生町政は何事にも積極的果敢に取り組み、万事に渡ってレベルアップを図りながら、「町民の目線で考える 町民のために働く 町民とともに行動する」の行動原則を基本に、町民4万7,000人の幸せと町政の発展のため誠心誠意取り組んでいることは、多くの町民に高い評価を受けております。
 強い意志での町政運営を目指した4部制の導入。そして、4部制をもとにそれぞれの部の特長を生かした展開の数々。特に4万5,000人観衆、従事者を集めた「あったかふるさと富谷」への創造の「十三夜魂のふるさとまつり」。また、猛暑日なのに猛暑を感じさせない44行政区の心を重ねた町民体育祭。特に感動したことは、町の給水ポンプ車から昼食時の放水、散水のサプライズ。心こもった工夫のすばらしかったこと。その爽快感は今でも思い出されます。心も体も伸びやかで笑顔いっぱいの健康フェスティバルなど、綿密な企画のもと力強く実践されたこと、町民の一人として大いに感動を覚えました。
 さて、23年に向けてさらなる夢を乗せた確かな事業展開のステップを図り、多くの町民参加の実践プロセスづくりを大いに期待するものであります。そこで、ことしよりさらに高い向上のステップを目指し、昨年に引き続き、ことしも10月より各課と町長との主要課題調整会議、オータムレビューにおいて、本年度の事業の検証と次年度へ向けてより効果的、発展的な事業の展開について話し合いが持たれたと聞いております。そのオータムレビューの経過の中で、23年度への力点あるいは方向性など、予算の範囲内での希望的な展開について質問をいたします。
 1件目として、「教育満足度日本一」のスローガンのもとより、学校、家庭、地域、行政が連携した教育活動、芸術文化活動、スポーツ活動への町民の積極的参加の場の構築のため、関係団体、サークルなどの有効活用での実行委員会組織と事業の展望について質問をいたします。町民が参加しやすい環境づくりについて質問をいたします。
 1番目として、十三夜魂のふるさとまつりについてお聞きします。実行委員会メンバーを、町内会全行政区からこの実行委員会のメンバーを出してみてはどうでしょうか。
 2番目、町民体育祭については、開催時期の検討が必要と思いますがどうでしょう。競走種目が多いように思いますので、競走種目に偏らない種目の見直しの検討を図ってはいかがでしょうか。
 3番目、マーチングフェスティバルについてお聞きします。各小学校金管バンドの練習会場、これが周辺住民からちょっとうるさいのではないかというご指摘があります。防音対策はできているのでしょうか、お伺いします。
 4番目、とみや子どもまつりについて、マスコミ対策をどのようにしているのか、お聞きします。
 5番目、各公民館まつりについて伺います。公民館利用者の発表に限定しない、地域まつりの内容にしてはいかがでしょうか。また、公民館土日休日の冷暖房の管理は十分できているのでしょうか。以上、伺います。
 次に、2件目の「健康福祉あったか富谷」の来年度の方向性を質問いたします。
 オータムレビューを踏まえ、来年度の方向性を質問いたします。「健康福祉あったか富谷」のスローガンのもと、町民と町が年代を超え心をしっかり重ね合った事業展開のため、社会福祉協議会との連携も視野に入れ、関係団体はもとより、はぐくみはぐくまれてきた福祉サークルの有効活用での実行委員会組織と事業の展望について質問いたします。
 1番目として、健康フェスティバルについて伺います。老人クラブ会員以外の町民参加を募る工夫をすべきと思いますが、昨年、ことしとやっておりますが、それをさらに弾みをかけ、公民館を利用している町民にフェスティバル参加を勧めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 2番目、歩効果ウォーキング大会について伺います。公民館利用者及び豊壽大学学生に対して参加の要請をしてはいかがでしょうか。目標を人口の約1%、5,000人程度まで目標を掲げてはいかがでしょうか。コース設定の見直し、中距離5キロメートルコースの新設定を考えてみてはどうでしょうか。コースの中に来春完成の西コミを入れる工夫をしてみてはどうでしょうか。
 3番目、福祉フォーラムについては効果的事業の方向性を質問します。
 以上で、私の1回目の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それではただいまの質問に答弁を申し上げます。
 「教育満足度日本一」というふうな大きな質問の項目でありますが、その中でふるさとまつり、そしてまた各事業についてというふうなことで個別なものがあるようでございますので概略を申し上げ、そしてまた必要な部分については担当から答弁をさせることといたしたいと思います。
 やはり私も4年の経験を踏まえまして毎年、ふるさとまつりも毎年重ねる、ウォーキングも重ね合わせていく、福祉フォーラムも重ね合わせていくと、その事務事業の、事務事業というよりも広がりのある事業をどのように進めるかということについては、去年の繰り返し、去年の延長上にあることではないという思いは当初から持ってございます。そのことが、ふるさとまつりの第1回目開催からを通し見ていただければご理解いただけるのではないかなというふうに思います。2年目、3年目というふうなことで、そういったこともさらにいろいろ事例を通して工夫をしながら現在まで取り組んできております。
 そんな中で折々にお話ししておりますけれども、取り組みと成果というふうなことで、必ずその事業を終えた2週間以内に庁議から庁議のスパンでというふうなことで、本当に原課でここ一、二年それぞれの事務事業について取りまとめをしてございます。その冊子がまとまっておりますし、それを年末までには全部合わせて合本をしたいというふうなことで、その予定された事業は約20ぐらいございます。したがいまして、ふるさとまつり、町民体育祭、子どもまつり、健康フェスティバル、歩効果、福祉フォーラム、もう既に終わったものについては、取り組みと成果についてはもう既にまとまってございます。一定のそういう庁議に諮って中身の検証を検索もしながら年末、ことしの仕事納めまでには合本をして、それぞれの課に一冊ずつ配置をしようというふうなことを10月ぐらいでしょうかね、発しまして、今その準備を進めているところです。教育委員会のというようなところもあろうかと思いますけれども、大枠私の柱の中にある施策の三つの柱の一つの三つ目ですね、町のにぎわいだとかあるいは活性化だとか、あるいはそのベースになるべく企業誘致だとかという三つ目のテーマを掲げてございますので、そういったこととあわせて必要な部分についてはお話し申し上げたいと思います。
 ふるさとまつりについてでございますけれども、第4回を重ねました。年を追うごとに非常ににぎわいと、そしてまた広がりと、そしてまたことしの頭の中心はオリジナリティーです。富谷のふるさとまつりとしてのオリジナル性をどこに見いだしていくか、それを固めて膨らませていくか、広がりを持たせていくか、そういうところに出だしから関心を持ってきたところです。したがいまして、灯りのまつり、十三夜、とうみやというふうなあたりの語呂合わせもよくて、あるいはそういった平成18年に既に取り組みがあって事例もありましたので、そういったのにつなげられるのではないか、その会場はしんまち通りが最もふさわしい、そんなふうな協議を就任直後の4月、5月からだったと思いますけれども、実行委員会を組織してということで、町内全行政区からというのはそれは方向性としてはあってもよかろうと思いますけれども、スタートは6人で、そして私と当時の教育長は顧問という形で、合計8人で実質実行委員会を6回、7回くらいでしょうかね、開催をして、あのような第1回の初回のまつりにつなげられたというふうなところでございます。
 現在は12名の実行委員でことしは進めております。そしてまた、去年から組織委員会、行政区長さん、議長さん初め広がりのある組織委員会でというふうな、ですから、恐らく実行委員会、お祭りを本当に好きだとか熱心さだとかというようなものがやっぱり中心になることだと思うんですね。その中にバランスのよさとか人の配置、人数というのも望ましいことだと思いますけれども、現状では44行政区の皆さんを含めて四、五十人で実行委員会をするだけの状況にはないというふうな認識でございます。今のご提言も受けながら、よりよい方向性をさらに取り組みながら来年の第5回目のお祭りにつなげていきたい。ことしは映画ロケとのタイアップができましたし、来年はしんまちの中核であります県内最古の造り酒屋さんであります鳳陽の350周年というのとちょうどうまいぐあいに重なり合うところもありますので、そういったところとの連携を深めながら、なお一層富谷町らしいオリジナル性のあるお祭りのまた方向に向けて努力してまいりたいというふうに思います。
 町民体育祭もこれまた生涯学習課管轄とは申せ、大変スポーツ振興というふうなことについては町長部局とて非常に連携があることと、大いなるエリアの範囲に入ってございます。折々の大会等には出向いてあいさつをしたり見る機会がありますけれども、とりわけそんな中で町民体育祭も全く同じでございます。19年のスタートで、私も一町民として参加しておりましたので、もう限界だよと、あるいはマンネリ感ですよ、三つの種目の手前に待機して見る時間もなくてね、暑い炎天の中でという年もありました。そういったことをなぜそういうふうになるのか、十分中身を検証しておきますと、結果としていろいろ問題が見えてくる、抽出される、そこを解決すればできるのでないかというふうなことで、行政区長さんのご意見もお伺いしながら進めた経緯がございます。この時期でいいのかとかね、中身はとかというようなことも含めて、出だし、結果としては44の行政区がグローバルにテントが張れると、奥行きに二つ、三つとこういうふうに、全面には張れなくてもそういったキャパの状況にあるということと、あわせてやはり駐車場に大変恵まれていると、これはどこにもない特異性だと思います。スポ少、少年野球のメッカとも言ってもいいぐらいの状況は、やっぱりこのかいわいにこのぐらいの4面取れるグラウンド、野球場、そしてまた、駐車場の豊富にある何百台とまってもというふうなあたりの状況が非常に皆さんに好感を持って迎えられ、非常に多くの利用、この近隣も含めて利用していただいているという経緯でございます。したがいまして、開催時期の検討もした経緯がございまして、いろいろ前後の行事もありますし、あるいは農家の皆さんの稲刈りというふうなあたりとも絡みながら、恐らく今の時期が適切な時期でないかというふうな認識でございます。競技種目については折々、これは毎年微調整はしておりますので、議員の質問の趣旨に沿ってそれぞれ委員会、そしてまた行政区の皆さんともども検討してまいることといたします。
 防音対策については後ほど担当からということにいたします。子どもまつりの対応もあわせてお願いします。
 公民館まつり、これも公民館6館での祭りというふうなことで、先ほど言いましたように年内に四つ、年明けて二つというふうなことで定型的にやってございます。東向陽台と富谷中央については、実行委員会組織ではないスタイルをとってきましたので、やや原課の立場としては不十分さがあるというふうな認識でございます。改善に努めてまいりたいと思います。冷房等については後ほどまた申し上げることといたします。
 富谷町、六つの公民館、この50平方キロの町域に六つの公民館を配置しているというのは、これまたやはり町の特殊性、特異性、あるいは優位性というふうなことだと思いますね。現状、六つの公民館の建設費総額は30億円程度、直近の成田公民館については8億6,000万ほどの工事費ということも確認をいたしているところでございます。そのような中で、地域に小中学校に加えて公民館と多様な利用がされているというようなことも、富谷のすぐれた点でないのかなというふうに思ってございます。ですので、現状、今のスタイルをすべての公民館で地域祭り的な要素に切りかえるというふうなことの必要性とその声というのの大きさ十分見極めながら、これまた常にマンネリに陥らない、そして皆さんにご参加いただける祭りの内容にしていきたいというふうに思います。
 健康フェス、歩効果ウォーキング、福祉フォーラム、これらも先ほど事前にない数字、ウォーキングは5,000人規模といったようなことでお話を受けてオッとしたんですけれども、やはり町の事業は、それぞれの目的とねらいと規模というのがあるんですね。すべて予算が絡むものですから。ですから、したがいまして、ウォーキングは参加人数が、ことしは雨のために申し込みが255で参加が215ということで多少の差がありました。参加者のレベルで申し上げます。平成20年、初回が118、21年が133、ことしが215というふうなことで、8割増ぐらいの人数にはなっておるんです。ですから、当初から5,000人規模でウォーキングを予定しているのではないんですね。予算規模からしても。したがいまして、ことしは300人程度を最大の上限にしながら、予算措置やら産振のリンゴやら云々だとかというふうなことで予定しているんです。したがいまして、方向性はどこに置くかというふうなことも次年度に向けて、あるいは中長期的に向けて検討していかなければならないというふうなこととなります。安全対策等も含めて非常に難問、課題がまた残るというふうなところでございます。
 そういう意味では、福祉フォーラムも健康フェスティバルも結果としてはねらいに沿った内容になっているか、事業になっているか、結果として目標とした予定される人数がほどよい人数の方にご参加をいただいて適切に事業が進行されたか、この辺のところが評価の観点になろうかというふうに思います。第1回目、以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 金管バンドの騒音問題での防音対策について質問ありました。学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、防音対策について答弁申し上げます。
 マーチングフェスティバルにおける各小学校の練習会場につきましては、主に学校体育館で練習を行っているものかと思います。学校体育館につきましては、二重サッシなどの防音対策につきましては行ってはおりませんが、音の乱反射の防止対策としまして壁面仕上げを有効ベニヤ張りとしまして、内壁に吸音材、それから遮音シートを入れまして、遮音効果のある対策を施しているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、各種公民館についての冷房対策ということで質問ありました。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) それでは、土曜、日曜日、休日の冷暖房の管理は十分かというところでお答えをさせていただきたいと思います。
 公民館の土日休日の解放につきましては、平成20年4月から始めてございます。この土日休日利用に当たりまして、現行の職員体制での施設管理につきましては大変無理があるということから、臨時職員を増員させていただいて対処しているところでもございます。管理につきましては、管理人の常駐が理想的だということでは考えておるところでございますけれども、その必要性や経費の面を考慮した場合に、利用枠の初めの時間、そして終わりの時間に使用管理している状況にございます。したがいまして、管理人の勤務体系から不在の場合もありますので、その場合の冷暖房の使用の有無につきましては、申請書にまずもって事前に記載をしていただいて対処しているというところでございます。

議長(渡邊俊一君) 先ほど子どもまつりについての質問がありました。あらためて学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、子どもまつりにつきましてはマスコミに対する対応策ということでお答えさせていただきます。
 マスコミへの周知につきましては、各報道各社に対しまして富谷子どもまつり開催についての情報提供を行っております。富谷子どもまつりにつきましては、未来を担う子供たちの健やかな成長を願って、子供の可能性を伸ばす機会、そして町ぐるみで子供の成長を祝う場としております。このことから町内外の多くの方々に足を運んでいただけるよう、広報紙への掲載、それからポスター掲示、チラシの配布など周知活動を展開しております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 11番磯前武君。

11番(磯前武君) 再質問させていただきます。
 富谷ふるさとまつりについては、全町的な広がりをという工夫をぜひしてほしいなというふうな気持ちで、各行政区の代表の方を入れたらどうでしょうかということでございます。よろしくお願いします。
 それから、公民館の利用団体、サークルの登録についてちょっとお聞きします。このたび東向陽台第二会館が工事で使うことができなくなったものですから、そのいろんな行事、公民館を利用しようというふうにしていろいろ公民館と打ち合わせしたんですが、東向陽台公民館、大変利用者が多くて現在の利用団体31団体、全体で600人以上の登録がされているわけでございます。なかなかその間に入れないと、第二会館が使えないから、ぜひとも公民館でというふうなことを考えて、無理無理日曜日、土曜日というふうなことで使わせていただいて何とか現在うまく対応しています。
 この登録にはいろいろ条件があるというふうに聞いておりまして、会員の7割以上は富谷町民であることというふうな条件が内規されていると思います。それでお聞きします。条件を満たしていない団体、31団体の中で幾つその団体はありますか。その中で割合が50%台の団体は幾つありますか。町外団体登録者のサークルが障害になっていると町民から苦情が出ていますので、その対策について伺います。
 それから、2件の福祉フォーラムの件でございますが、福祉フォーラムの基調講演、大変いつもすばらしい先生が来て、いつも期待をして私どもも高齢者がこぞって大挙してお聞きするところですが、2010年と2008年同じ講師になっているわけです。またその内容についても、認知症から学ぶ生き方、生き方、支え合いというふうなことで、全く同じ演目、題目なんですが、この平成20年と22年と同じ講師になった特別の理由があればお伺いしたいと思います。それから、23年の講師、来年度ですね、今から検討して遅くないと思うんですが、そういう予定をしているのかどうか。私個人的な考えですが、脳の健康法の第一人者で1959年生まれ、51歳の新進気鋭の東北大学の川島隆太先生という方がおるんですが、これ昨年も長寿福祉課の方には、こんな方はどうなんですかというふうなことも希望は申し上げたんですが、このような検討をしたかどうか、お伺いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 磯前議員にお聞きをいたしますけれども、最初の再質問の改めての質問でありますけれども、ふるさとまつりについて全町的な広がりを進めるための求め方についての質問というふうにとらえてよろしいんですか。先ほどちょっと要望的に聞こえましたので、それでよろしいですか。若生町長。

町長(若生英俊君) 祭りの全町的な広がりについては、私ども望むところでございます。当初から町全体4万4,000の参加する祭りとか、その折々に人口に合わせてというふうなことで取り組んでまいりました。全く議員のおっしゃるそのとおりでございますので、こういう実行委員に入れることがそのようにつながるのであればすぐにも、検証した中ですぐにもやれることですし、そういうことも検討しましたが、先ほどそれよりもというふうなことで、別なスタイルで実行委員会を組織してきたというふうな経緯もご理解いただきたいと思います。笹竹ランタン飾り、44町内会のというようなのは当初から取り組んでまいりました。そこからの広がりというふうなことも一部大きな課題でございますので、次年度以降工夫してまいります。
 公民館の土日利用については、後ほど団体の7割未満利用というふうなことで、7割云々というようなことは課長から答弁させることといたします。
 公民館の土日、原則として利用できるようにしたというのは平成20年4月からでございます。それ以前は特別な事情がある場合には解放しますというふうな利用の仕方だったようでございますけれども、原則土日かかわりなく町民の皆さんに広くご利用いただくというようなことで、臨時職員対応としてきた経緯もございます。管理もやや不十分なところも指摘されるところでありますけれども、大いにいわゆる土日のお休みの日も含めてご活用のほどをお願いしたいと思います。
 講師のご推薦の件と8年と10年とダブったというふうなこと、その辺相関があるのか、検討したんだけれどもこっちだとなったのか、私も8年と10年長谷川先生同じだなという思いは持ちましたけれども、特別なねらいを持って選定したと思いますので、その件については福祉部長から答弁させることといたします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) まず、東向陽台公民館のサークルの数でございますけれども、議員からのご質問の中で31団体というお話があったようですけれども、こちらで把握してございますのは38団体でございます。そのうち50%程度というところの団体数につきましては5団体でございます。これらの登録につきましては、人的な要件が二つございます。議員の質問のとおりでございまして、まず一つがサークルの登録は原則として10名以上というところが構成要件となってございます。また、会員の割合につきましては町民が7割以上というところでございます。この7割未満の対応はというところなんですけれども、これから会員をふやす、そういう要求をそのサークルの方に強く要望して、その7割を達成するように指導してまいりたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) 次、福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) まず初めに、長谷川先生の件ですが、まず平成20年度においては認知症の概論的なところをお話をしていただきました。認知症に関しましては非常に奥が深くて、概論もありますし、それから地域でどのようにかかわっていったらいいのか、あるいはどういうふうにみんなで家族も含め支え合っていったらいいのかと、非常に広いというころは議員さんもご存じのところだと思います。それで、20年はその概論的なところ、基礎的なところ、そして、次に地域で支え合うためにはどうやっていこうかというところに広げていったというところでございます。あとは、1回目かなり大人数の方がいらっしゃいました。また聞きたい、あるいはちょっと聞けなかったからもう一度というお声もありましたので、その辺も考慮したところでございます。
 それから、2点目でございます。23年度の講師の件ですが、まずフォーラムに関しましては、まず最初にテーマがございます。どういうことで地域の皆様と一緒にフォーラムをやっていかなきゃならないか。そのことに関してはこれまでのやってきた経過と、それから今福祉、あと保健が抱えている問題等を一応協議をいたします。今までの経過から、またことし積み上げるものもございますので、その辺のところから考えてまいります。ただいまのご意見も参考にさせていただいて、今後検討してまいりたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 11番磯前武君。

11番(磯前武君) 最後に町長にちょっとお聞きしたいんですが、平成20年度から実施されているオータムレビュー、これは先ほど町長からも説明がありましたが、予算編成に向けて総合計画基本理念の達成のために、今年度の取り組みの検証を踏まえて来年度の方向性や重要な取り組み、これを町長がヒアリングするという重要な会議であります。これ、20年以前はこういう会議がなかったように私も思っているんですが、これを達成するため、町長のこれから4万7,000人の幸せと町政発展のために、やっぱり誠心誠意取り組みを図っていかなければならないというふうに思っていますし、多くの町民は高い評価と大きな期待をしております。これからもひとつ若生町長に何事についても積極果敢に取り組みを図っていただき、町民の目線で考えて町民のために働く、町民とともに行動するを心に強く刻んで、来年度以降、2期に向けての力強く町政を担っていただきたいと思いますので、強い決意をもう一度お聞きして私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の総括も含めて質問にお答えを申し上げます。
 やはり常に改善工夫するということですね。したがいまして、現場にやっぱり行って見て、よくそこで考えると。そうすれば去年と同じことの繰り返しというのは絶対あり得ないんですね。したがいまして、老人クラブの会員さん以外に健康フェスティバルに参加していただこうというのも私の、申しわけないんですが、発案でございます。そして、クラブの皆さんのご老人クラブの偏見等ももしあるのであれば、そういったところの中で大いにというふうなことで、老人クラブの会員さん以外の方も七、八十名というふうなことでの参加が去年、ことしとあるという、老人クラブ外の方は去年より多くなっています、参加者が。
 歩効果も3課連携でと言ったのもそういうことです。縦割り廃止でというようなことを口先でばっかり言っていてはだめですね。したがいまして、産振の野菜などが、果物などがというようなことも、これはあるいは大童町内会さんに去年、ことし労を煩わせていただいて、新米のまさに大童産の新米のモチ米でもちを富谷の皆さんに供給いたしましょうと、そんなふうな思いもまたお話の中で出しますと、原課がそれを受け取ってきっちりと取り組んでもらえると、取り組むと、こういうふうな経緯もございます。
 ですから、すべての事業ごとに、やっぱりもう一回繰り返しますけれども、現場に行って、そしてよく見る。そして、そこで考えるというふうなことです。そこから必ずヒントが出てきます。ですから、事務事業のものはもうエンドレスです。高い極みのものといったらもう際限がありません。ことしよりもっといいものを、ないもの、それは人数の面で膨らむもあるでしょうし、同じ人数だけれども内容的に違ってくるねというふうなことですね。もう一つは、やはり参加していただく皆さんからの声を聞き取るということです。内輪に入って見ていて何も声がなかったんですというのはよく聞きました。しかし、我々は町民の皆さんから声を聞き取れない。今回の町民体育祭どうだった。私は2週間取り組みと成果がまとまるまでの間、折々に聞かせていただきます、出向いた折々に。そうすると、こういうことだね、ああいうことだねと必ず出てきます。それがまた次の反省会、協議の中で次に生かされていくという経験何度もしてございます。
  したがいまして、先ほどのオータムレビューの件もありました。今回の明石台、東向陽台の町政懇談会の折にも、明確にものが述べられるというのは、既に10月の時点で23年度の方向性が見えているからです。東向陽台の公民館の冷房装置については最優先でやりますというふうに言えるんですね。検討しますじゃないんです。そういうふうなことからすれば、1月と12月のスパン、そして4月から3月までのスパンと1月から3月までの15カ月のスパンとこの3通り、我々カレンダーを持っているということです。そういうことであわせて、そのスピードとタイミングを逸しない、こういった町政の運営と事務事業、そしてまた企業誘致等々のことを含めながら、タイミングを逸しず、富谷の町の利益の確保のために町長はその先頭に立たなきゃならない、そんなふうな思いでございます。

議長(渡邊俊一君) 何分ぐらいかかります、論旨。
 次、8番菅原傳君。

8番(菅原傳君) 私は三ノ関の馬場沢一帯の水害対策と旧庁舎の再利用計画の2点について質問をいたします。
 まず、竹林川の氾濫によって8年前、平成16年でありましたけれども、川の水が馬場沢地区にあふれましてなかなか水が引かないという状況があって、地区の人々が道路あるいは住宅の方に浸水しましたので、大きな影響がございました。
 最近、ゲリラ的な集中豪雨が各地で発生しておりまして、私たちの地域でもいつこういったような状況が起こるのか油断ができない状況になっております。最近、地元の方からそういった意味で話もあり、3回ほど現地での調査をしてみました。一級河川指定の竹林川の両岸を、新田橋から本木橋付近まで堤防の高さを調べたところ、一部威徳寺の裏の方のところで堤防がガタンと切れておったんですね。何で今まで高いところにあるのに、そこだけグッと50メートルほど切れているのかなと。これは水があふれたら、ここからどんどん水が入っていくのは間違いないので、何でこのまま、前回の8年前と同じような状況になっているのか、非常に不思議に思いました。それで、いろいろ町単独でできない工事、これは国交省の所管になっておりますのでできない問題もあると思いますけれども、そういった経過についても伺いたいと思いますが、8年前の水害の後、町としてその予防のためにどんな対策を打ってきたのか、伺います。
 また、一級河川竹林川は国交省の所管と聞いておりますけれども、国に対してどんな働きかけをしてきたのか。その回答はどうだったのかを伺いたいと思います。
 竹林川の堤防が威徳寺の裏に当たるところで、先ほど申し上げましたように50メートルほど切れておりますけれども、これが水害の今後の大きな要因になってくるだろうというふうに思います。この欠落はどうして起きているのか。どうしてそのまま放置されているのか。この経過についても詳しく説明を願いたいというふうに思います。
 次に、本木橋の件でありますけれども、前回の洪水で本木橋が水没をしまして、ここから洪水があふれたようであります。万一に備えて本木橋ももっと高くして補強するという必要があると思いますけれども、町としてはこういうことを考えておられるのかどうか、伺いたいと思います。
 また、最近新田橋の下流にある堤防の工事が大量の土砂を入れまして高くしております。これは洪水対策の一環なのか。それとも別の目的でつくっているのか。この点についても伺いたいと思います。
 国土交通省、国交省との関係でありますけれども、東北地方整備局北上川下流鳴瀬出張所というところがあるようでありまして、そこのところが直接の所管になっているんですが、ここのところにこの堤防の問題について陳情、要請行動を今までもやっていると思いますけれども、どれぐらいやっておられるのか、この経過についても伺いたいと思います。
 次に、旧庁舎の再利用計画について伺います。
 3月の議会での請願採択の後、町として耐震強度の検査をしておりましたけれども、それから半年以上たっておりますのでこの結果が出たと思いますが、これについて伺いたいというふうに思っております。この旧庁舎が再利用できるのか、あるいは再利用ができないのかという結論が出ていると思いますが、どんな結果になったのか示していただきたいと思います。その結果に基づきまして再質問をしたいと考えております。
 これに関連しまして、民族ギャラリーの件でありますけれども、資料としてまだ100点以上が未公開のままお蔵入りをしているという話を聞いております。大変にもったいない話でありまして、今後公開の計画はやるのかどうか、この点について伺いたいと思います。それと同時に、現在の第一給食センター、これが新しく来年の8月に新給食センターが完成を致しますけれども、それに伴ってその再利用計画は当然検討されていると思いますけれども、これについてどういうふうな計画を持っておられるのか、この点をお伺いして、私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時53分 休憩

午後1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 午前中の菅原議員の一般質問に対して答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、議員の質問に答弁を申し上げます。
 三ノ関地域のということになりますが、竹林川流域の水害あるいは水防、防災、減災等々の観点からご質問をいただいた趣旨かと受けとめました。
 平成14年4月の台風6号によって洪水による浸水があった地域でありまして、富谷町全町域を見たときに、この辺のあたりが人家への影響度の大変大きいところということで、依然として課題が解決していない、その途中の経過にあるところでございます。北上川下流河川事務所、国交省管轄でありますし、さらにまた私どもとしても、期成同盟会を通して折々の機会をとらえて要望活動もまた継続して行っているところです。内容、個別についてはあと建設部長から答弁させることといたします。
 旧庁舎の利用については既に取り上げられていますように、平成22年の2月までの期間をもって耐震の診断をしまして、その結果が既に出ておりますと。旧庁舎部分については、45年の部分については耐震の必要性、その後については耐震不要と、こんなふうなことも受けながら、室内の改修費の想定を行うために来年度、次年度の予算計上を予定しておるところです。
 三つ目の給食センターについてでありますけれども、第二給食センターはこれまた内部での検討の結果、老朽化が激しいというふうなことでございます。昭和57年、26年経過してございますので、第二給食センターは老朽化の観点から再利用は不可との検討結果を出しているところです。第一給食センターにつきましては、建物自体は使用できるんでありますけれども、基本的には工場という様式ゆえに、再利用については非常に限定的な利用になるのではないかというのが内部の検討結果でございます。
 私からは以上といたします。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、平成14年の浸水以来どのような対策をとったかということでございますが、これは北上川下流河川事務所の方にこれまでの経緯を確認してございます。それによりますと、まず平成15年度に威徳寺近辺の築堤、これは320メーターほどやってございます。それから、平成16年度には議員おっしゃいました本木橋の前後、これは67メーターほど、これも築堤やってございます。それから、平成21年度には、議員も篤とご存じかと思いますが、環境整備とあわせまして竹林川の支障となっております竹木の支障木の伐採、これは町内全域、竹林川富谷町全域でやってございます。約1.5キロメーターほどでございます。それから、本年度は新田橋の下流川の築堤というふうなことで、約145メーターほどやっております。
 次に、威徳寺近くの水路が堀割になっているというふうなことで、あそこから浸水したのではないかというふうなことでございますが、なぜあのような形状になっているのかということにつきましては、あそこかいわいは威徳寺の墓地の土地でございまして、そのまままだ堤防をつくる際の買収にまだかかることができないというのは、これについては共有が38名ほどおりまして、それらの海外移住者や不明者が多数あるというふうなことで、まだ買収に至っていないというような状況でございます。
 次に、新田橋の下流の築堤の目的は何かということでございますが、これは先ほども通常の洪水の予防のための築堤とあわせまして、現在あそこかいわいにどこからも進入する箇所がないというふうなことで、将来的には旧国道4号、町道の仏所太子堂中線の方から管理用道路として取りつけをしたいというようなことでございまして、一連区間での築堤される際には堤防の一部として利用されるというふうなことでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、民族ギャラリーの件でございます。手狭で未公開資料があるかという問いでございますが、こちらにつきましては、まず民族ギャラリーについては、再利用施設といたしまして平成9年4月から供用開始しているところでございます。現在の状況ですが、展示物につきましては約200点ほど展示しております。未公開というか、保存、修理等々しているものは約600点ほどある状況でございます。その中につきましては、民族ギャラリーに展示しているものは、主に富谷町の民族的な資料を中心に展示公開しているというような状況でございます。今後につきましては、当然限られたスペース、再利用施設でもございますので、いろいろ工夫をしながら展示を図っているという状況でございます。あわせて、先ほど町長が答弁したとおり、旧庁舎の利用と給食センターの移転にあわせまして、総合的に検討しているところでございます。よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原傳君。

8番(菅原傳君) 現地の威徳寺裏の堤防がガタンと下がっている、このことについて若干説明があったようですけれども、何か聞くところによると、土地を持っている方々の了解が得られていないので、それで堤防工事ができないんだというふうなそういうふうなことを聞きました。そうなってくると、土地を所有しているのはだれなのかわかりませんけれども、これは町としてもやはりそういった方々に了解を求める作業が必要なのではないかというふうに思いますけれども、この辺あたりの経過はどうなっているのか、ちょっと伺いたいと思います。
 それから、堤防の高さですけれども、本木橋を超えて流れたわけですから、あれよりもちろん高くなければいけないんですけれども、この前の洪水を一つの基準とすると、今の堤防よりも何メートルぐらい高くしないと洪水は防げないということになっているのか、この点について伺いたいと思います。
 それから、国交省との関係なんですけれども、こういったような工事をやる場合の分担ですが、国の方で丸々負担をするのか、あるいは自治体と国の方との折半割合になっているのか、この点について伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 威徳寺の用地については、先ほど私申し上げました共有の方が38名ほどおりまして、消息不明者、それから海外移住者等が多数いて、用地買収にかかれていない状況だというふうなことで国の方から聞いてございます。ただ、現在この検討業務というのを国の方で別で発注しておりまして、聞くところによりますと10月27日、去る10月27日にこの業務の入札を公示しまして、12月上旬、ですからまだ聞いておらないんですけれども、上旬にはこの業務を契約したいというような意向を持っているようでございます。
 それから、本木橋の堤防の高さ、本木橋の橋はどのくらいの高さになるかというようなことでございますが、本木橋につきましては農道橋でございまして、この橋をそのまま今の橋にかけかえるかどうのこうのというのは、ほかの橋梁とあわせましてこれまでも国、それから町の方で毎年1回定期に行っております河川パトロール等で話が出ているところでございます。通常ですと、洪水、最高洪水から最低では60センチ以上、橋の下部の方を上げるような通常の構造にはなっておりますが、まだここについては将来的にどこの高さまでというようなことは決定していないものでございます。
 それから、工事の分担ということでございますが、これは築堤等についてはすべて国の業務でやるものでございまして、その中に町が分担するものについては本工事の部分ではないものでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 土地の買収にかかっての町の協力体制というのは何かないのかという質問がさっきあったんですけれども、その辺について再度。

建設部長(鴇謙一君) これは町の方でも当然町内に在住している方、関係者についてのいろいろな協力体制は整っているかと思いますが、何せ先ほども申しましたように海外移住者や不明者が多数いるというふうなことで、この解決策として検討業務が発注されたというようなことでございますので、その検討業務の中で町がどの程度かかわっていけるのか、また国交省と協議したいというふうに考えてございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原傳君。

8番(菅原傳君) かなり年数がたっておっていまだに解決をしていないという状況になっていますけれども、私は国土交通省の北上川下流河川事務所の出張所に電話をちょっとかけて聞いてみたんですけれども、もし万が一このままの状況で工事が進まないということであれば、これは国の所管にかかわることがかなりあるので、町として勝手にやるわけにいかないような内容になっているようですけれども、それで例えば土手のかさ上げ、これなんかやる場合に仮に自治体として、町として金を出してそういうふうな工事をやるということについては越権行為にならないのかと、こうただしてみました。そうしたら、出張所の説明では、そういう事態もあることはあると思いますけれど、これは十分に話し合いをして、町の自治体で金を出して土手のかさ上げをやるということについてはだめだということにはなりませんと。しかし、なかなか難しいでしょうという話でありましたけれども、そういうふうな回答が出てまいりました。やはりこの現状を打開するためには、災害は待っても一日待てはできませんので、早急に対策をとる必要があるというふうに思いますけれども、今国土交通省の方に陳情要請をやってもらちがあかない。恐らく国土交通省の方は国の予算がないからとても工事は進められないというふうな回答になると思うんですね。しかし、それを待っておったんでは地元の方々の受ける災害はこれは大変なことになってくるので、早急に解決をしなきゃいけないということになるんですが、その辺、自治体として独自に予算を出しながらやるというふうなことが考えられているのかどうか、これは町長の方にお伺いしたいと思います。
 それから、もう一つ民族ギャラリーの件でございますけれども、先ほどお話がございましたが、しかし現状ではやっぱり見る人にとっては資料をきちんと全部出して並べてもらいたいということで、蔵にしまってあるやつはちょっともったいない話だということが大分出ておりますので、これをやる場合、かなり点数が多いようなんですけれども、実際問題としてそういうこと全部公開をすることができるのかどうか、この点、ちょっと最後にもう一回お聞きしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 先ほどの土手の改修について、町で金を出しても整備する考えはないかという質問でとらえていいんですか。(「はい」の声あり)若生町長。

町長(若生英俊君) 心配な状況は私ども十分把握、認識しておりまして、折々に事業者の国に向けて陳情要望を継続して取り組んできたところです。先ほどの相続関係者38名、本当に相続手続、親が、おじいちゃんが、ひいおじいちゃんが、その上がというふうなことの中で大変困難な状況にあるというのも現実です。そういうふうな場所があることとあわせてその他も含めて、町の独自予算というふうなことの発想は、国の管轄の事業であるこの場所についてはございません。したがいまして、現状、この豪雨対応というふうなことで言えば、本当にハラハラしながらというふうなこととあわせて、要望だとかあるいは万が一の場合の避難だとか、そういったことの対応もこの場所については留意しなければならない場所だというふうな認識でございます。

議長(渡邊俊一君) 民族ギャラリーについて質問あります。企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 先ほど現在所有しているのが600点と申し上げておりますが、その中に破損しているものとか、現在展示しているものと重複しているものなど、もうそういったものも多数ある状況でございます。ただ、民族ギャラリーを見ていただいて、あそこのワンフロアでございますので、当然全部を一斉に展示するということは現段階では不可能となっております。そのためにふるさとまつりだったり、たまに企画展などをやりまして、その企画に合わせたものを展示をして多くの皆さんに見ていただくと、これは足を運んでいただくための事業ということも兼ねまして現在やっている状況でございます。今後については、先ほど申し上げたとおり、議会でも請願をいただいておるとおりでございますので、あわせて総合的にそのあり方を検討するということとさせていただいております。

議長(渡邊俊一君) 次、6番山路清一君。

6番(山路清一君) 今回私は、工業団地の進展状況と杜乃橋に交通安全施設を設置せよの大きく二つについて質問いたします。
 富谷町工業団地立地募集中という大きな看板が4号線沿いの高屋敷地区に立てられ、雑木林の伐採状況と重なり、通過する車や人々に大きな関心を抱かせています。セントラル自動車や東京エレクトロンの開業を間近に控え、各方面においても関連企業の進出の期待が大きく、また他市町村にはそれらの企業の進出が報道されております。工業地域の開発に関しましては町民の関心も多く、私も数回関連質問をしております。9月の第3回定例会一般質問でも、先輩議員が企業誘致に対し視点と計画を問うという質問をしております。
 高屋敷地区と成田地区は工業団地の造成工事が先行するのではなく、企業進出が決まった段階でのオーダーメイド工業用地の造成であり、企業進出に対し販売前においてデメリットも多くあります。成田工業団地は190ヘクタールにも及ぶ日本でも工業団地造成計画書の中ではトップクラスですが、地区内の遺跡調査が大きな課題です。県、町、事業者で今まで2回ほど現地を見ております。試掘要請に関しましては県から許可が下りたとのことであり、企業誘致を進める上で早急に対応しないと他市町村の工業団地におくれをとることになり、計画そのものが成り立たなくなるおそれも十分考えられます。そこで早急な試掘調査をすべきと思います。
 宮城県には工場等の受け入れ先としまして工業団地候補地が37カ所あります。そのうちの17カ所は企業ニーズに合わせたオーダーメイドの工業団地であり、競争相手も多く次のことについて伺います。
 一つ、高屋敷地区について町や開発業者などへの問い合わせはあるか。
 二つ、成田地区遺跡調査の現在における県、町、開発業者の計画予定を伺います。
 以上、2点について質問いたします。
 次に、杜乃橋に交通安全施設を設置せよについて質問します。
 杜乃橋地区は富谷町でも町民の増加が著しい地区で、10月時点で杜乃橋一丁目が252世帯、834名、二丁目が63世帯、193人の住民が住んでおり、大和町の杜乃丘を加えるとこの数字の倍以上になり、さらに増加傾向で販売宅地数も富谷町、大和町含めると約1,700宅地もあり、若い方の購入で子供が多く活気にあふれております。ますます発展する地区です。また、セントラル自動車の関連の方々も、富谷町では一番多く購入するのではないかと思われる地区でございます。
 この地区は南北と東西に幹線道路が縦断しており、一丁目は幹線道路に出る2カ所とも坂道で見通しも悪く、特に日吉台中学校から下った交差点は、5月から6月になりますと植樹関係とか植栽関係で非常に見通しが悪いというような状況でございます。そのため追突や接触等の車両事故が起きており、人身事故と重大事故の発生が心配される箇所でございます。2カ所とも交通も多く、朝の交通量は日吉台中学校側で6時半から8時半まで、4月の30日ですけれども調べたんですけれども、約800台。それから、4号線側では約1,000台もあり、特に4号線の方ですと、あけの平から右折して富谷町に行く車との取り合いから、4号線から杜乃橋一丁目の交差点まで車がつながることもたびたびあります。以前質問しましたが、杜乃橋地区と杜乃丘地区を南北に縦断している富谷町と大和町の境界は変則で課題も多くありますが、カーブミラー等の設置等早急に考慮しなければならない場所であり、質問いたします。
 一つ、日吉台中学校を下った交差点、また4号線を上った交差点に安全施設を設置できないか。
 以上、質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 一つ目については、問い合わせ件数は町への問い合わせ3件のみでございます。
 成田の遺跡調査に関する内容につきましては、従前から県文化財保護課、もう何回あるいは十数回と言っていいでしょうか、町の要望、希望を述べてきたところでございますけれども、このたびようやく県知事への要望書の提出、さらにまた地元選出の県会議員による議会での質問ということも加わりました。そしてまた、町と県との幾度にもわたる、それぞれ担当課あるいは副町長ともども出向いた中で、ようやく発掘調査の中で試掘に当たる確認調査というレベルの許可が出たと、県文化財保護課からの許可ということとなります。その先には事前調査ということで本調査が控えているわけでありますけれども、とりあえず第一段階であります確認調査が可能になったということで、調査業務12月下旬開始をめどに、1年をかけてその調査を実施する予定でございます。
 杜乃橋の交通安全施設につきましては、この安全施設、町、町民の皆さん等々十分町内を折々に巡視をし、あるいは何かがあったというときには事例を検証しながら、そこに不足は何であったのかというふうなことも検証してございます。町単独でできることではなくて、すべては大和警察署の権限だと、あるいは公安委員会の権限だというふうなことで、必要な内容については随時あるいは折々に、総合防災対策監を窓口にしてかなり密度の濃いやりとりをしているところでございます。この指摘の場所について大和署の見解は、数年来事故事例はないとのことであり、現状では交通安全施設の必要性は低いというふうな認識のようです。今後も引き続き町としましては道路状況を確認してまいりたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 6番山路清一君。

6番(山路清一君) 再質問させていただきます。
 試掘調査なんですけれども、これは試掘調査は富谷町が行うのか、お伺いいたします。
 次に、先ほど行程の方はお伺いしましたので、試掘調査に係る費用は幾らかかるか、お伺いいたします。
 それと、富谷町の成田第2土地区画整理組合などの関係者との話はどうなっているか、お伺いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 試掘調査は町でするのかという質問でございますけれども、このふるさと雇用再生特別基金を活用しながら、町が取り組むとしてございます。費用については3,800万ほどで行います。そのほかに今回補正の予算をお願いしてございますのが、調査員1人の分を計上させていただいて、その中で取り組んでいきたいと思ってございます。関係者では、事業者側、開発する準備委員会の方で取りまとめをしていただいているというところです。

議長(渡邊俊一君) 6番山路清一君。

6番(山路清一君) 前に町長の方からお話ありましたけれども、11月17日水曜日に宮城県企業立地セミナーin名古屋というのを開かれております。134社、約233名が訪れたと報道もされております。広報とみやの方にも記載されております。これに宮城県知事初め、来賓としましてトヨタ自動車の方からもお見えになっておりますし、また東北大学の教授の方も講演されたという話も聞いています。それと、参加の方なんですけれども、宮城県からは25市町村の首長等が参加ということで、町の方からも町長初め5名の方が参加しているということをお伺いしております。このセミナーに参加して我が町のブースを設けたと思うんですけれども、このブースを設けた中で営業活動はどのような営業活動をしたかお伺いいたします。また、参加しまして各社が見えたと思うんですけれども、その反響と成果はあったのか、お伺いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 詳細については企画部長から答弁をさせます。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 名古屋のセミナーにつきましては基本的に参加している市町村がブースを設けるということで、そのブースについては決められたサイズで設けております。それについては、富谷町としては当然2カ所の工業団地を今売り出し中でございますので、そこのパネル展示であったりパンフレットを配布、そういったものとあわせて地場産品であるブルーベリーとか日本酒の鳳陽さんを使いながら、できるだけ富谷町のブースに人を呼んできて、そこでいろいろな町の情報を伝えるというのが役目として行っております。その中で100数十社参加しておりまして、自由に会場を見て歩くようなレセプション的なイベントでございますので、こちらからそういう企業さんを自分たちのブースの方に連れてきて、そこで説明をしていくと。熱心な方はよく聞いていただきますし、特にもう宮城県に進出した企業さんですと、富谷町にじゃ住めるんですかとか、そういう別な展開も多くありました。そういったところで多くの方々とまず名刺交換をさせていただいて、そこをつてにこれから企業誘致をかけていくと、今後の展開に向けてそういったところを使いながら、富谷町をさらにPRしてやっていくというような、そういうようなイベントでございました。

議長(渡邊俊一君) 次、7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 私は、2問質問をいたします。
 最初に、公共建築物維持保全計画について。
 各自治体はこれまで、戦後の高度経済成長による人口増加や都市基盤整備にあわせてさまざまな分野にわたる住民ニーズにこたえるため、サービスの提供手段であります公共建築物を整備してまいりました。建築物は電気設備や機械設備などの一部においては、構造?体、外壁、屋上防水等については時間の経過とともに建築当初の性能から機能の低下が進んでいきます。そこで、建築物を良好な状態で保全するため修繕、改修など保全に関する行為を施し、機能を回復、向上する必要があります。
 修繕や改修などの保全に関する行為については、当初の用途、性能、機能を維持するための回復を図る「維持保全」と、時代の変化等に合わせた用途や機能の追加、異なる用途を同一の建築物内に設置する複合化など、時代に応じて変化する要求に対応して性能の向上を図る「改良保全」とに分ける考え方があります。
 建築物及び建築物に付随する設備などの全体または部分を点検、検査することにより、機能の低下の兆候を検出し、事前に使用不可能な状態を避けるために行う「予防保全」、故障などによって機能・性能が低下する、または停止した後に行う「事後保全」に分けられます。
 また、公共建築物を取り巻く課題としては、耐震性の確保、バリアフリー、ユニバーサルデザインへの対応、アスベスト・化学物質への対応のほか、省エネルギー化、CO2削減などの環境負荷低減への対応など、建築物の長寿命化や老朽化への対応だけでなく、利用者の安全、利便性の確保、設備機能の維持等、時代の要請にこたえることも必要になっています。
 公共建築物を適正に維持保全していくために、建築物を日常的に管理する部門、専門的な知識の蓄積、業務に関する技術の向上を図るため、技術職員一人一人の能力向上に努め、人材育成を図らなければなりません。日常的な管理、維持保全に伴う連携はもとより、毎年度の予算編成に際して各建築物の建築後の経過年数、毎年度の改修の実態状況、劣化状況等を勘案し、優先すべき改修等を精査するなど、効率的な維持保全を進める仕組みづくりに向けた検討が必要になってきます。
 今後も公共建築物を長期にわたり使用する場合、建築後30年以上が経過する建築物がさらに増加することが予想されます。そのような建築物は各設備等も更新、改修の時期を迎えていることが予想されるため、維持保全に係る経費が大幅に増加することが予想されます。財源不足による施設の維持保全が先送りされることがないように、財政的な対応を図る必要があります。維持保全業務を進めていく上で、最新の工事手法や使用を研究し、その費用の最適化を図ることも求められています。町民の共有財産である公共建築物を適切に維持保全し末永く活用していくことは、持続可能で効率的、効果的な財政運営を進める上で重要かつ不可欠な取り組みであると考え、次の項目にて質問いたします。
 一つ、本町の総建築物は何カ所ありますか。
 2、一番古い建築物はどこの何ですか。
 3、本町の職員に営繕に関する資格所有者はそれぞれ何人いますか。
 4、年度別の維持保全計画はありますか。
 5、今後の計画についてどう考えますか、伺います。
 次に、就学援助と教材等再利用事業について伺います。
 就学援助制度とは、学校生活で必要な学用品その他を市町村がサポートする仕組みで、新学期が始まってすぐ小学校や中学校で申請書が配布されます。制度の裏付けとなっているのは、学校教育法第25条、第40条で、経済的理由により就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は必要な援助を与えなければならないとされています。
 対象となるのは住民税や国民健康保険料を免除されている人で、つまり生活保護者の対象かそれに準ずる程度に困っている人となります。補助対象品目は学用品費、体育実技用具費、新入学児童生徒学用品費、通学用品費、通学費、修学旅行費、校外活動費、医療費、学校給食費等ですが、実際には人や自治体によって対象となるものとならないものとがあります。
  2010年に国の教育ローンを利用した世帯へのアンケート結果によると、家庭の年収に対する教育費の割合が37.6%になることがわかりました。景気低迷で年収が減ったこと、親は契約社員やリストラに遭い、子供の教育に大変苦慮している人が多くなっています。この不況のときこそ就学援助制度の活用が求められます。
 富谷町では、経済的な理由から小中学校に通うお子さんの学用品費や給食費等の支払いにお困りのご家庭について、その費用の一部を援助する制度を設けています。実態について質問します。
 また、小学校で使用したリコーダーやメロディオンなど、また中学校では制服、運動着、部活で使用したもの、いろいろな教具があると思います。卒業後は不要となるのではないでしょうか。後輩に必要としている方が多くおられると思います。保護者の負担軽減という視点からも、再利用する仕組みがあれば非常に意義深いことであると思います。リサイクルという形で物の大事さを引継ぎ、金銭教育、道徳教育、環境教育の観点からも非常に大事であると考えます。学校単位でPTA、学校、生徒も含めてモデル校1校でもよいからやってみると、ほかの学校にも広がり、物を大事にする心を持つ子供たちがふえるのではないでしょうか。教育委員会ではそういう考えがあるでしょうか。次の項目にて質問いたします。
 1、援助を必要とする方は何人おりますか。
 2、制度の周知と積極的活用をどう進めていますか。
 3、制服や教材等のリサイクルへの取り組みについてどう考えますか。
 4、制服、ユニホーム、教材等が個人的にリユースされていることは耳にしますか。
 5、モデル校を指定し、制服等の再利用事業を進めるべきと思いますが、見解を伺います。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 第1問目でございますけれども、公有財産現在高報告書という書類でしっかりと管理しておるところでございます。建物は232カ所、グラウンドは14カ所です。一番古い建築物については昭和27年に建築されました西成田地区コミュニティセンターです。旧西成田小学校です。本町の職員の営繕に関する資格者、1級建築士が1名、2級建築士2名、合わせて3名です。当然のことながら維持保全計画はしっかりと持ってございます。その計画に基づいて点検実施、確認作業をしっかりと行ってまいります。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、就学援助についてお答えをいたします。
 まず、その援助を必要とする方の人数でございますけれども、平成22年11月30日現在の認定者数は要保護が13名、準要保護が184名の合計197名となっております。
 それから、第2点目の周知についてでございますが、入学に当たっては事前の入学説明会に資料を配付し説明をしております。また、年度末に毎年学校を通しまして保護者へ制度のお知らせを配布し、周知を図っております。経済的な理由によって極めてお子さんの就学に困っていると見受けられるご家庭に対しましては、随時学校や民生児童委員より制度の活用について周知をしておるところでございます。
 それから、3点目の制服や教材等のリサイクル、ともに4点目のリユースについては一括してお答えをいたします。リサイクルの取り組みにつきましては、使わなくなった制服等を文化祭のバザーで活用したり保護者同士でやりとりしているという報告は受けております。
 5点目、モデル校を指定しということのご質問でございますけれども、現在、制服等の再利用は保護者間または文化祭等の学校単位で行われております。再利用等の推進につきましては、これまでどおりPTA活動や保護者による自主的な取り組みでよろしいのではないかというふうに考えております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 相澤議員に申し上げますけれども、これから一問一答で質問答弁を繰り返されるわけでありますけれども、相澤議員の今現在の質問は町長と教育長に当てている質問でありますので、お二方でありますから、当初どちらに質問なのか再質問なのかというか、それを述べてから質問内容を投じてもらいたいと思います。(「町長お願いします」の声あり)そういうことでなくて、議席番号をお示しください、まず。その後に議席から立った後、改めて町長に質問をいたしますというような項目から始めていただきます。
 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 町長に質問いたします。本町の建築物につきまして、1、2番については了解いたしました。それで、3番目に質問をいたしましたことについてお伺いします。
 営繕に関する職員が1級建築士1人、それから2級が2人というお答えをいただきましたけれども、そのほか例えば電気設備とか配管関係の技術職員はおられますかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私はそのデータを持ってございませんので、建設部長からお願いします。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇 謙一君) 私どもの職員ではございません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、町長にお伺いします。現在の3名の建築士だけで営繕関係の劣化状況を精査するに十分に間に合っていますかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 間に合っているとの認識でございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、間に合っているということでお伺いしましたけれども、いろんな建物がいっぱいあるわけでございます。昭和の時代60年以前に建築された物件が30件以上あります。その中で特に教育部門、学校関係、それから公民館関係が非常に多いわけで、30件以上もあるわけでございます。これらが30年を経過した場合に、ではどのようにして保全をしていくかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほど申し上げましたように、維持保全計画に基づいてしっかりとした点検、その結果に基づいて鋭意保全計画、そしてまた実施に移ります。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 町長に質問します。保全計画書というのは特別につくっておられるんですかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほど答弁したとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それは見せてくださいと言えば、見せられますか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 差し障りのないことだと思います。建設部長に答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 施設の保全計画につきましては各公共施設の管理者が行っているものでございまして、そちらの部署で取り扱っているものでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) ただいま都市整備課長から、管理者でもって管理する、劣化の状況を精査しているということでございますけれども、それでは教育関係の部分はどなたが管理しているんですかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 教育関係施設については教育長から答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 毎年事業計画書に基づいて維持保全というものを実施しているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 教育長に質問いたします。技術職がいない中でどのようにして劣化状況、保全等について精査をやっていますかをお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校教育課の中に技術職がおりますので、その者が担当しております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) ただいまのお答えで、教育課にいるということでございますけれども、先ほど町長が答えました3人のほかに、すると教育課にもいるということですか。そのように理解していいんですか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 1級建築士1名、2級建築士1名、都市整備課配属です。もう一方は2級建築士学校教育課配属です。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) そうすると、今の答弁では都市整備課に1級と2級を持っている方が1人ずつ、教育課には2級建築士保持者が1人ということで理解していいんですか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのとおりです。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 例えば、学校関係のことで1級建築士1人でもってその状況を進めているということになるんですけれども、これは都市整備課とも連携してやっているということで理解していいんですか。

議長(渡邊俊一君) どちらに質問ですか。

7番(相澤榮君) 教育長。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) はい、そのように連携を通してやっております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 劣化状況について3人だけで間に合うということなんですか。それとも、コンサルにお願いするという部分はないんですか。それをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) どちらも適宜対応しております。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 3人の技術職員の中で、これから30年を経過する建物が30カ所以上も出てくるということになった場合に、3人で対応できるのかということを私は心配するんだけれども、人材育成とか、それから今後新しい職員を採用する分に考えるということについて町長にお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ちょっと長めに、1級建築士不在の富谷町でございました。私はその認識を厳しく受けとめまして、平成21年の4月から社会人採用枠で1級建築士を採用してございます。空白のまま2級建築士2名体制でしばらくこの間やってきたという経緯です。現状、大学の建築学科での職員が都市整備課に配備されておりますので、ゆくゆくは2級建築士資格を目指して今勉強中でございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 先ほど来聞きます、これ今後30年も経過した建物について計画的にやっていますということでございますが、財政的にはどのように考えていますか。町長にお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 必要な安全施設の確保ということからすれば、手を抜くわけにはいきません。必要な費用はかけることといたします。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 町長にお伺いします。年度別の維持保全計画というのはつくってますか、お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その必要はございません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、事後保全という形に理解すればいいんですか、町長にお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 事後保全の内容、理解できません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 事後保全とは、先ほど論旨にも申し上げましたけれども、いろんな問題が生じたときに次に使用するに不足がないように修理保全をするということで私は申し上げたんですけれども、それはご理解できますか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 当然のことながらそういう事態は避けなければなりません。しかし、富谷中央公民館の壁面の事態が生じまして、あのような緊急に対応させていただきました。ネットでしばらくの間我慢をいただきました。しかし、10月中にあのようにすべての壁面の石材を除去して、現状クロス張りにしたと、こんなふうなところでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 事後保全ということで対応されていますけれども、やはり使用者、利用者が不便を感じないようにするためにも、幾らかでも計画性を持ったそういう対応ができるかできないかということで町長にお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 不便さという点についてはないと思います。安全確保という面では100%、先ほどの事例もございますので、いろいろ注意はしておりますけれども、注意を超える事態も発生していると。これは認めざるを得ません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、別の項目に移ります。教育長にお伺いいたします。
 先ほど就学援助の援助を受けている方の人数を伺いましたけれども、金額にすると総額幾らになりますか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 金額に関する資料はただいま持っておりませんので、後で提示したいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) よろしいですか。

7番(相澤榮君) 後で出してもらえますか。

議長(渡邊俊一君) 後でと言っていますから、それでよろしいですか。

教育長(菅原義一君) はい、いいです。

議長(渡邊俊一君) 続けてください。7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) じゃ、もう一度教育長にお伺いします。
 援助を受けている方で給食費を未納の方がいらっしゃいますか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 援助を受けている方で未納の方という資料も現在持っておりません。済みませんが、わかりかねます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 以前教育課に行ってちょっと打ち合わせしてきたときに、1人か2人いらっしゃいますということを伺ったんですけれども、それはすると職員だけの意見なんですか。そこのところをちょっとお伺いしたいと思います。教育長、お願いします。

議長(渡邊俊一君) 今質問しているのは、就学援助を受けている方に対しての質問ですよね。(「はい、そうです」の声あり)先ほど、教育長が今資料を持っていないという答弁をしているんですけれども、もしどうしてもその資料が、その答弁が必要でしたら、一たんここで休憩を入れますけれども。

7番(相澤榮君) いや、結構です。後でもらうということですから。

議長(渡邊俊一君) いいんですか。

7番(相澤榮君) ただ、聞きに行ったときに、1人か2人おりますという聞いたんです。だから、どういうふうになっている……。

議長(渡邊俊一君) どこに聞きに行ったんですか。

7番(相澤榮君) 教育課の職員に聞きました。

議長(渡邊俊一君) それじゃ、教育課長の方がいいかな、かえって。いい。教育長。教育課長の方がいいですか。教育長、教育課長の方がいいですか。
 教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 給食費につきましては、準要保護の補助の対象となってございますので、基本的には滞納はないものと思いますが、その辺については本当に1名も2名もいないのかというのは、今手元に資料ございませんので、後ほど確認したいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 要保護と準要保護の方について、お金の支給はどのように今なっていますか。教育長にお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 準要保護の方のお金の支給はすべて学校を通して行ってございます。

議長(渡邊俊一君) 要保護の方は、教育長、どうなっていますか。

教育長(菅原義一君) 要保護は生活保護の内容で支給しておりますので、そのようになってございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 準要保護については、学校長の口座へ振り込むということで理解していいんですね。学校を通してということなんですけれども、それはどうなんでしょうか。教育長、お願いします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) そのとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 富谷町の就学援助の範囲は、先ほど私申し上げたんですけれども、町や人によって幾らか異なるという部分も、そういうニュースも私理解しているんですけれども、ある市町村によってはメガネ、要するに医療費の中でね、医療費は学校の検査の中でそれに対応する部分が決まっているんですけれども、例えばメガネの問題とか、それからケガの問題とか、そういう部分の対応については認められないのかどうかという部分で教育長にお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 教育長。あまりこまい問題でしたら、担当課に振ってもらった方がかえってスムーズに行くと思いますので、そのときは十二分に担当課に振っていただいて結構ですから。とりあえず教育長にご指名しますんで。
 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 医療費の支給対象となる病気というものも決まっておりまして何項目かございますが、その中には、前にも同じようなご質問を受けたというふうに記憶してますが、メガネはその補助対象には入ってはございません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 対象の中に、支給対象の中にないもので、卒業アルバム代というのが各学校によって必要になってきていますけれども、これはやっぱり市町村によって支払っている自治体もあるんですけれども、富谷町としては今後考えていませんかどうか、教育長にお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 現在のところはそれは考えてはございません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 卒業アルバムについては、そうすると生活保護を受けていてもそれは自前の部分、別の口座から出してくるというふうに理解していいのかどうかという部分で教育長にお伺いします。皆さん、大変な苦労の中で生活して、そして教育費を捻出しているという部分を伺っているので、そこの部分が今後も考える余地がないかのかどうかを含めまして、教育長にお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほど答えましたように、現在のところはその支給対象には考えてはございません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、制服や教材等のリサイクルについてお伺いします。中学校の制服の値段については、教育長は認識されておりますか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 大変申しわけございませんが、わかりません。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは申し上げます。富谷中の男性で制服が3万2,000円かかります。それにネクタイが1,150円かかりまして、そのほかにワイシャツがかかります。女子の場合は、制服が1万8,000円です。リボンが1,150円にブラウスという形になります。それにジャージが7,700円かかっています。それで非常に高額になってくるわけですよね。だから、こういう援助を受けている方についての部分で、やはり別な部分で援助していく方法があってもいいのかなと思うんで、それが無理だからということで、リサイクルとかそういうものを積極的に進めるということを考えていないかどうか、お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 現状については先ほどお答えしたとおり、PTAの活動であるとか文化祭の活動であるとか、そういうところでとり行われているというふうな認識をしております。現在のところは、そういうPTA活動であるとか各学校の取り組みでよろしいのではないかというような認識を持ってございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) そうすると、そういうリサイクルの方法について、各学校、中学校全部でやっていますか、お伺いします。教育長お願いします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 現在把握しているところでは、学校、PTA、保護者等のリサイクル状況でリサイクルをしている学校としては中学校3校、それからPTAでやっているところは2校、保護者同士でやっているところ等は2校などというような状況は把握してございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) それでは、最後にお伺いします。教育長、お願いします。こういうすばらしいことだと思うんですけれども、簡単なことなんでそんなことと思えばそれまでなんですけれどもね、やはりこれは学校教育課として、学校側にこういう方法をやったらどうですかという指導は考えていますか、お願いします。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校同士の取り組みについては、各学校の例えば教頭会であるとかそういうところの話題にもなることはあるようでございますので、そういう情報交換を通して各学校、それからPTAの取り組みでよろしいのではないかというふうな認識でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、午後2時15分まで休憩をいたします。

午後2時04分 休憩

午後2時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 18番相澤武雄君。

18番(相澤武雄君) ご質問いたします。
 我が町の自立に向けた5万人都市構想を目指し、総合計画において安心して子育てのできる環境の整備の中で、子育て支援においての保育サービスの充実について、これからの対応策について質問をさせていただきます。
 全国的に少子化が進む中、我が町においては子育て世代の転入者が多く出生者数も年間450人程度あると言われております。これは近隣町村に類を見ない大変喜びにたえないところであります。そのような中においても、日本社会の動向に同じく、我が町も核家族化や女性の社会進出による環境の変化を背景に、さまざまな悩みや育児に不安を抱える家庭がふえている現状がありますし、共働き世帯の増加に伴う保育所への入所の需要の高まりにより、待機児童の増加に対する対策が急務の課題であると考えます。
 地域における自主的な子育てサークルや母親クラブ活動、シルバー人材センターの協力による「ほっとすく」など子育て支援として拠点づくりも進んでおりますが、安心で安全なる子育て支援としての保育所の入所受け入れ体制の充実が必要不可欠であると思います。住んでよかった、これからも住みたい町、子供たちにいつまでも住ませたい町を目指したまちづくりが大事であります。
 町にとって子供たちは将来の宝であり、富谷で育つ子供たちには幸せな子供時代を過ごしていただき、未来のまちづくりのために感性豊かな人間に育ってほしいと思います。近年、税収が多く期待できない社会情勢の中で、あれもやれ、これもやれというのではなく、子育て施設は最優先課題だと考えるところでございます。若生町長も教育満足度日本一の町を掲げ町政に挑み、そのリーダーとして今日まで努力されておりますが、学校教育は私どもの幼児時代とは違い、幼児期の教育が大きく左右する時代であり、子供たちの教育発展に大きな方向性を見いだす大事な時期でもあります。そのためにもさらなる保育環境の充実が必要と考え、次の4問について質問をいたします。
 一つ、総合計画において保育所のニーズに迅速に対応し、待機児童の解消に努めると言われておりますが、現在の待機児童は何人でありますか、伺います。
 二つ、待機児童対策については、今後どのような対策を講じていく考えか伺います。
 三つ、町立保育とともに認可・認可外保育の環境整備と保育の資質の向上を促進すると言われておりますが、具体的にどのような取り組みか伺います。
 四つ目、子育て支援の一環としてどのような条件下においても縛られることなく、幼児を一時的に預けられる施設の整備を行う考えはないかを伺い、私からの質問といたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 保育所の件でございますけれども、大変私の施策の柱の一つでございます。きょう午前中申し上げましたように、0歳児からまさに中学校3年の15歳まで、役所の分担分所を超えてトータルに子供の健やかな成長だとか、あるいは子供たちの生きる力とかさまざまな課題がございますけれども、そういった側面、町長部局、教育長、教育委員会ともども勉強しながらなお一層取り組んでまいりたいというふうに思います。
 富谷町の現状は先ほどお話あったとおりでございまして、いわゆる人口増に伴う保育所のニーズと言いますか、そしてまた世上の状況というふうなこと、さまざまな複雑なというか、二つ、三つ、四つ、五つの多様な要因、要素を潜んでおりまして、保育所の待機児童ゼロというふうな課題、目標として持ちつつ、現状それを下回ることがないというのが現状でございます。とりわけ21年度あたりから表に出始めたなあというふうな認識でございます。世上で言われていたほど19年の就任時はそのようなこと、富谷に限っては余り強く大きく聞く機会も少のうあったわけですけれども、20年度以降そんな声が大きく膨らんできたというふうな印象、感想を持ってございます。やはりこれは人口増と社会状況の変化と現状の中でそのような状況になってきているのだというふうな認識を持つところであります。
 現状、11月1日現在で把握しておる、富谷町で把握しておる待機児童数は74名という人数でございます。とりわけ0、1歳この辺、0歳児にその半数以上は集中しているというふうなことでございます。
 待機児童対策については今後ということであります。平成22年4月の明石台若樹の森保育園、定員60名でスタートをいたしました。合わせてさらに……ごめんなさい。90名でスタートして、このたび60名の増員手続に入ったというふうなところです。果樹園の森については60名の定員増の準備に既に入っておりまして、結果としましては従前に比べまして120名増、500名から620名の定員枠を確保しておるというところでございます。10月25日から11月12日までの間に保育所の申し込みの期間を設けまして、既に申し込みの締め切りをしたところでございます。現状、申込者数は632人ということです。定員620を予定してございますけれども632名の申し込み、それぞれの保育所にあわせて今最後の調整作業に入っているところでございます。富谷には空きがあるんだけれども、成田、南部の方にはないとか、そういったミスマッチも保育所の場合ですと、現状数は少ないながらあるというふうなところでもございます。
 三つ目につきましては、保育環境、ハード面とソフト面というふうに分けて認識をさせていただくところでありますけれども、町立保育所につきましては、町立4所につきましては、冷房装置、空調設備というふうなことの対応で順次進めてきておったところでございます。平成21年度はホール、大ホール、遊戯室、すべて4所に空調が整えられて、この22年の猛暑に何とか間に合い対応ができたというふうなことも既に話をしているところでございます。
 認可あるいは認可外、認可保育園は今果樹園の森と明石台ということとなれば2所です。2園。認可外については現状3園ございます。認可外につきましては、富谷町認可外保育施設運営費補助金ということで一定の要項に基づいて交付を、補助をしておるというところです。参考までにプラム保育園が570万、細かいところ省きますけれども570万。おひさま学園が350万、ちびっ子ランドが120万ということで、1,050万ほど3園に補助をしておるところでございます。
 ソフト面というふうなことからいたしますれば、やはり保育所職員の保育の力量といいますか、スキルをいかに高めるか、最初の数年の入口の職員、そしてまた5年、10年、10年を超えるさまざまな階層があるわけでありますので、それぞれに見合った研修と、そしてまたスキルを身につけるべく、これ一般職員も同様でありますけれども、保育所職員を対象にした研修会随時とり行っておるところであります。間もなく認可外の皆さんをも含めて町主催の研修会を近々開く予定にしておるところです。
 一時預かりのということ、最後の件になりますけれども、申し上げていますとおり、西成田地区コミュニティセンター、大規模改修、第2期工事間もなく始まろうとしているところでありまして、現状中央から入って左側ですね、あの場所を子育て支援機能というふうなことで、それぞれ間取りなりを十分検討しながらあの場所での子育て支援施設として活用したいと。それに対応できるだけの施設内部で今まさに改装工事が始まろうとしているところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 18番相澤武雄君。

18番(相澤武雄君) ただいま答弁をいただいたわけでありますが、やはり町長は教育満足度のまちづくりを念頭に、過般、時期的なころは熱くそのようなことを語られながらやってまいったわけでございますが、そのような教育現場の満足度に関しましては、確かにスピード性を持った対応で町長はすごく尽力されたわけであります。しかし、この幼稚園、保育所、そのような幼児関係については若干、やっぱりこのいろんな社会状況がありますから、特に今申し上げましたように、富谷は特にそういう方々がいらっしゃるわけでありますから、自然増というよりも転勤やそのような状況でふえている方が多いと思います。しかし、やっぱり学校現場の安心安全、またこの図書室整備の問題なんかは本当にスピード性、スピード性というのはスピード感が感じられるわけでありますが、この保育所関係、そのようなものは今申し上げましたようにどんどんふえているわけですから、若干対応がおくれ気味じゃないのかなというようにとられるところもあるのでありまして、今待機児童が何人かということになりますと、74名ぐらいですか、いるような答弁でありますが、もう少し保育関係にもスピード性を持たせて対応できないものかなということで、もう一回再度答弁を求めるわけでありますし、また社会的にも1月からはセントラル自動車の稼働、そしてまたエレクトロンは来年4月ですか、稼働を目指しているということで、その対応を、来年度の今締め切り終わったということでありますが、その後も多分移り住んでくる子供さんがいらっしゃるのではないかなという感じもするわけです。その方々が、来たは来たが、富谷に来たが、ほんじゃどこに入ればいいんだというようなことになるわけでありますので、せっかく待ち望んで富谷に来ていただいたとすれば、温かくこの施設なり何だりの整備をしっかりしたものにして迎えてやりたいなという、私も一町民の願いなんでありますが、その辺の対応策は、町長、今後どのように考えていくつもりなんですか。ちょうど短期間になってしまうわけでありますが、よろしく答弁をお願いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) なかなか保育所の入所の対象者数の把握というのは、先ほど言いましたように、単に小学校、中学校のように学区があってそこの中に児童生徒数が何人いるという、言ってみればシンプルな形で教室を対応するとかというのとちょっと事情が違うと。そういう意味で四つ、五つの要素があるんですというふうなお話をいたしたところです。私どもも、恐らくこの先も保育所のニーズは、富谷町について言えば、いわゆる高まりこそすれ、現状とかあるいは従前のようなこれでよしというような状況はしばらくの間考えられないのではないかなというふうに思います。
 したがいまして、23年度についてはこのような対応、そして24年度以降というふうなことで既に4年、5年のあたりも視野に入れながら、そしてまた明石台東の開発も始まりますのであそこへの保育所のいわゆる設置等も含め、既に10月の時点で検証しているところです。もう一つは、緊急対応とすれば、明石台若樹の森保育園は90名でスタートしています。それが60名ふえて150名になります。最大値でもうちょっと行けるようですね。200名ぐらいまでの規模でというふうなことで幼児施設スタートしてございますので、その辺のところを含めて、これは町でというふうなこととあわせて宮城県との連携、そしてまた交付金事業、そういったところの折り合わせというようなこともありますので、今議員からありましたように対応のおくれというふうに映るとすれば大変申しわけないことですし、ご不便をおかけしている利用者、保護者の皆さんがおありになるんだろうなということで、心を痛める課題の一つでございます。

議長(渡邊俊一君) 18番相澤武雄君。

18番(相澤武雄君) 2問に対して、なるほどなという満足感のいただく答弁はいただいたわけでありますが、たまたま今核家族化が多いわけでありまして、お父さん、お母さん、子供さんと移り住んできた場合、たまたまどちらかが病気になりしかも入院したりすると、特にお母さんの方はひどいんだろうと思いますが、子供に対しては、その場合一時預かりとかそういう、足りないんだからそれは余すということは考えられないと思いますが、やっぱりそういう部分もちょっとしたご配慮で政策的には考えておかなければならないのではないのかなと思いますが、その辺の考えは、町長、いかがなものですか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 一時預かりにつきましては、シルバーさんの「ほっと育く」と今まで取り組んでいただいたところでありますけれども、西コミを拠点としながら町として取り組むことで予定してございます。
 さらにまた、入所基準ということで申し上げますけれども、保育に欠けるというふうな大原則がある中で、出産等で育児休業等に入られたお母さんについては一たん保育所を退所しているという、数名、10名にも満たないほどの事例のようですけれども、そういった皆さんの町長への手紙等の声も受けて、現状継続するご意志のある方についてはそのまま保育所への通所も認めると、一定の内規の見直しというふうなことで23年度4月1日以降対応することといたしてございます。よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 次、4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 私からは、まちづくり審議会について質問いたします。
 平成19年6月の定例議会において、私は「学識者を地域づくりに生かせ」と題して一般質問しました。町長は、積極的に町政に参加していただく仕組みづくりを検討したいと答弁しております。その結果、富谷町まちづくり審議会条例が平成20年4月1日に施行されました。20年の10月29日には委員に委嘱状が交付され、審議会の活動が始まりました。町民に対してのアンケート調査、分析、基本構想案の検討、中間答申、教育長と教育行政懇談、富谷町児童福祉行政子育て支援課長との懇談、視察研修と度重なる会合と成果も上げているようです。学識者から見た将来の富谷町づくりにすばらしい意見を提案していただくことを期待し、次のことを質問いたします。
 1番目、まちづくり審議会の構成人員は何名なのか。
 2番目、まちづくり審議会の活動は何回開催されましたか。平成22年10月末日現在。
 3番目、まちづくり審議会の予算は幾らなのか。
 4番目、平成21年2月17日富谷町総合計画構想(案)の答申に対しての町長の考え、参考意見、感想などを聞かせていただきたいと思います。
 5番目、今後まちづくり審議会の継続について町長の考えを聞きたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 審議委員は条例上は10名でございますが、現在委嘱している方は8人です。開催の回数は14回、現状開催してございます。
 3番と4番については企画部長から答弁させることといたします。
 最後でありますけれども、今後もまちづくり審議会、有用なるそれぞれの多方面のご経歴をお持ちの方でございますので、実質私もほぼ毎回参加しておりますけれども、この審議会については今後も継続いたしまして、5万人都市とみやに向けたさまざまなご意見をいただく審議機関というふうに受けとめてございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私の方からは3問目のまちづくり審議会の予算はということでございますが、この予算については何年度の件かお示しされてませんでしたので、これについては実績報告書をもって毎年結果を報告させていただいておりますけれども、ちなみに平成20年度の予算額は73万2,000円、21年度は124万7,000円、平成22年度、今年度は58万6,000円ということで予算は計上しております。
 続きまして、4番目の総合計画に対する構想(案)の答申の町長の感想ということでございますが、まず、まちづくり審議会と総合計画の構想に対する審議委員は、これは別に委嘱しておりますので、まちづくり審議会イコール総合計画の審議会ではございません。ただ、まちづくり審議会の皆さんは総合計画審議会の一員ということで入ってはいただいております。その中で町長の感想ということでございますが、これについては総合計画を発行するに当たりまして、前回議員の皆様にも内容についてはご説明しておりまして、その審議結果についても答申内容ということでその総合計画書の方に記載させております。その中に町長の意見ということで、全面的にそういうものをいただいて、さらにそれを反映して今回の総合計画をつくりましたというコメントとしてこの総合計画の発刊に当たってお答えしているところでございますので、そういったところでご理解をいただきたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) 4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 2問質問いたします。
 審議会への委員の出席率はどのぐらいなのか。
 2番目は、審議会の委員の任期は2年ですが、現在辞退者はあるのかどうかということをお尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 出席率につきましては回数ごとに違いますが、過半数を割るときは開催しないで、また日程を改めて開催するようにしておりますので、開催に当たってはほぼ50%以上のということで、8名ですので5名以上出席のときに開催しております。欠席される方も事前に審議内容はお伝えしていますので、そのコメントをいただいてその中で審議を重ねていくというこういう方式をとっております。
 あと、もう一つが……辞退者につきましては、2カ年の任期が終わっておりますので、お一人ですね、辞退させていただきたいということで、それは個人的な理由のようでございます。今回についてはこの委員の皆様はまだ中間答申をいただいておりまして、現在最終答申に向けて審議をさらに重ねていただいておりますので、前回委任した方では一名だけ辞退させていただきたいということでございます。

議長(渡邊俊一君) 4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 今、委員の方1名が辞退を申し出てあるということですが、その補充者の決定とかそういうものはあるわけでしょうか、お聞きします。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 委員の補充につきましては、議員の皆さんからも、いろいろこういった人材の方が町内におりますよということでお知らせをいただいております。ただ、今回につきましては先ほど申し上げたとおり、まだこの1回目に委嘱した8名の方々の中間答申をいただいて、引き続き最終答申に向けて審議を継続しております。それにあわせて先ほど議員がおっしゃったとおり、教育委員会部門からの話を聞いたり子育て部門の担当課長から話をいただいたり、そうしたその目的に合った視察を委員みんなで行っていただいて、それに基づいた議論を進めておりますので、ここで一たん新たな方を委嘱すると共通認識が図られない場合もございますので、現在は町長の諮問機関ということで設置されている委員ですので、7名をもって今のところは考えております。ただ場合によっては10名までの委嘱ができますので、随時補充ということは考えられているところではございます。

議長(渡邊俊一君) 次、14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 私は2件について質問いたします。
 まず、学校給食についてです。
 平成23年2学期から現在着工している新学校給食センターが稼働します。また、昨年、平成21年3月には富谷町食育推進計画が策定されました。私もインターネットで町の食育推進計画を拝見いたしました。5章に分かれておりますが、計画されております。三つの基本方針と六つの基本目標が掲げられております。
 新学校給食センターについては、整備基本方針の小冊子が配付になりました。学校給食の食の安全安心については、携わる方々のご苦労は大変なものがあると思います。食は命をつなぐもの、また基本方針にもありますように、食材にかかわるすべての人に感謝し云々とありますが、感謝の心は大変大切と考えます。そこで4点質問いたします。
 新学校給食センターは7,000食の配食とアレルギー対応食などさまざまな取り組みが行われるようですが、そのことから23年度を特別な1年として「学校給食元年」とすることを提案いたしますが、当局の考えを伺います。
 2点目は、新学校給食センターに食育の拠点、発信基地を置くべきと考えますが、伺います。
 3点目に、アレルギー対応食の具体策について伺います。私が平成17年にこの場で学校給食のアレルギー対応に対しまして質問いたしましたところ、その抜粋をいたしまして、「現在給食主任や養護教諭が、毎年4月に各学校での献立に使用される食材等の情報交換を行っています。また、毎日の給食献立を提示し、学校が必要な情報を保護者に伝え、除去食品による家庭からの副食品持参をお願いしています」ということでございましたが、現在も変わりのないようなことと伺っている段階でございます。先ほど町長の趣旨説明にありましたが、お米の新米を6,500名の児童生徒に新米を試食していただいたという説明がございましたが、この6,500名の児童生徒、このことを考えますと、やはりこのアレルギー対応食に対しましてはきめ細やかな対応をしていかなければならないのではないかなと考えるところでございます。
 4点目に、食育の観点から子供がみずからつくる「お弁当の日」の実施です。感謝をはぐくむべきと考えますが、伺います。小学5・6年生のみで家庭科の時間を使って実施するなど、また親御さんは一切手を出さず、献立から材料の買い出しまですべて子供本人がします。教職員だった竹下和男さんがこのお弁当の日に取り組んだきっかけは、学校給食理事会での町行政、教育委員会、議会、調理員、栄養士、そして食品納入業者の人たちが大変な努力をしてくれているおかげで給食ができあがっているのだということをしみじみと感じたということです。ところが、それに比べて給食の時間に子供たちが食べている様子はよくなかった。たくさん残すというのではないが、食べるのが楽しくてしようがないというのが感じられなかった。そこで、何とか食べるってこんなにもありがたいことだ、楽しいことだ、感謝をしたいことだということを子供たちに気づかせたいと考えた。そうして思いついたのが弁当の日ということを、この方の書いた書物に述べられておりました。名取市では愛島小学校が2学期にこのお弁当の日を実施するということでございました。
 次に、2件目です。2件目は、乳幼児と女性の命を守る施策を。
 ヒトT細胞白血病ウイルス1型、横文字ですとHTLV-1と書きますが、ヒトT細胞は母乳などを介して感染し、白血病、脊髄症を引き起こす原因ウイルスで、国の感染者は108万人と推定されています。一方、乳幼児がかかるヒブや小児用肺炎球菌ワクチンがやっと販売されるようになりました。このことから3点伺います。
 このヒトT細胞白血病ウイルス1型の対策を伺います。長崎では妊婦健診時にウイルスの抗体検査を実施、全額補助で行っているようでございます。町でもこの全額助成を実施するべきと思い、伺います。
 二つ目、ヒブワクチンは生後3カ月から6カ月の間に、1回約7,000円から病院によっては8,000円かかり、2カ月から9カ月までは3回接種が必要です。また、肺炎球菌ワクチンも同様です。肺炎球菌ワクチンはもっと高く1回1万円です。これは9歳までにワクチンを投与しなければなりません。乳幼児の命を守るためぜひ助成施策を求めるものです。
 3点、9月議会において、子宮頸がんワクチン接種の助成を23年度の予算に盛り込む方向との答弁でした。検診なども入るべきです。具体的な内容を伺います。
 町長の先ほどの説明要旨の中で、この2点については22年度行うという説明がございましたが、さらに一問一答で私も行いますので、さらに座席の方で詳しい内容を伺ってまいりたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 学校給食についての「学校給食元年」という提案をいたしますがということでございますが、いろんな元年の趣旨はあろうかと思いますけれども、既に53年に学校給食そのものがスタートしているというふうなことからすれば、この言葉が議員がおっしゃる趣旨と私が認識するのとでは差異があるものですから、学校給食元年とすることについての表現をそうしましょうというふうなわけには現状参りません。電子書籍元年とかという言葉なら、ことし始まったんだなという感じでございますけれども、それでよしとするならそれはそれでよろししゅうございますけれども、恐らく新学校給食センターの元年というふうなそういったイメージが23年度については似合うのではないかなというふうに思います。
 二つ目につきましては、給食センターの食育云々ということで、議員のおっしゃる趣旨を何とか施設に生かしたいというふうなことで、相当念入りに協議検討をしてきた経緯がございます。言葉で言ってもまだ形が見えないことですから十分伝わりにくいところではあろうかとは思いますけれども、この周辺の視察等を経て、よりいいものをというふうなことで、多少欲張った部分もございます。弁当工場などと言われることなく、外観も含めて非常に風通しのいい、外来の皆さんが内情を常に見られると、そういった意味では情報公開、きちんと汚染区域ではない2階から下を眺めると、一生懸命働いている給食の調理する皆さんの姿も見えると。そこからまた、子供たちやら保護者の皆さんが感じ取っていただくような場にまたなればなというふうにも思いました。
 今こんなことをお話ししているのは、給食運営審議会の折のお話がありまして、給食の試食について富谷豊壽大学のあけの平の教室の皆さんが体験をしましたということがありまして、元小学校の校長先生が指導員職を務めている上に、その方のヒントで豊壽大学の高齢者の皆さんに給食を試食していただいたと、こんなふうな取り組みもあったようでございます。したがいまして、今後は学校でというふうなことでなくて、給食センターに出向いていただいて直接つくったそのものを試食いただく、そういったことも可能でないのかなというふうに思います。
 どちらにしましても二つのセンター、大変なる窮屈さと衛生基準のおくれというふうなこともありまして、我慢に我慢を重ねてそれぞれ調理員の意気込みと士気をキープしながら現状まで取り組んでいただいておるところです。もう一歩でございますので、来年の1学期まで、2学期、夏休み後ですね、新学校給食センターでの調理された給食をというふうなことで、現状を超える満足度の高い給食を提供できるよう、私どもとしてもまた努力してまいりたいと思います。
 アレルギーについては後ほど教育委員会からお願いします。
 弁当の日も、また一理あろうかと思いますけれども、これも見解は教育委員会からというふうにいたしたいと思います。
 乳幼児と女性の命を守るということであります。第1問、ヒトT細胞云々というやつですね。これは22年度中の助成実施に向けて現在準備を進めているところです。
 二つ目、ヒブワクチン、幼児の肺炎球菌ワクチン云々ということですけれども、これまた平成22年度中の助成を開始するために現在準備をしておりまして、今議会に予算計上してございます。対象人数は後ほど担当課からお願いします。
 四つ目、これもまた冒頭申し上げましたように、前倒しして2月から実施できる体制を今準備しておるところです。中1から高3までということで、2学年分枠を広げての接種対象者で1,700人ございます。子宮がん検診につきましては毎年5月から7月まで、20歳以上の方を対象に個別方式により実施しております。また、女性特有のがん検診推進事業につきましては、来年2月まで実施しております。これも23年度においても継続して実施することといたします。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、アレルギー対応食の具体策についてということでお話し申し上げます。食物アレルギー対応の学校給食につきましては、食物アレルギー対応検討委員会というものを今後設置することとしてございます。この中で、給食提供までの検討をしてまいりたいというふうに思ってございます。
 それから、お弁当の日の実施の関係でございますが、子供がみずからつくるお弁当の日につきましては、食育推進の観点からは一つの方法であるということはこちらの方も認識をしているところでございます。ただ、現実としましてお弁当の日を実施するためには、家庭における食育の認識であったり理解というのがどうしても必要になるというふうに思ってございます。こういった意味から、現時点では食育推進計画を指針とした家庭、学校、それから地域が食育の重要性を認識するための推進活動が、まずは必要ではないかというふうに考えてございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンでの対象人数と試算でございますが、ヒブワクチンにつきましては11月1日現在の対象人数で申し上げますと、2,724人で4,208万1,200円。小児肺炎球菌ワクチンにつきましては2,724人の同じ対象者でございまして、3,796万7,400円と試算しております。

議長(渡邊俊一君) この際、午後3時15分まで休憩をいたします。

午後3時00分 休憩

午後3時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これから伊豆田議員の質問については一問一答で行います。
 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 町長にお願いします。
 先ほどちょっと訂正も一つございまして、最初に、学校給食の新学校給食センターが平成23年2学期からと申しましたが、今2学期制で冬休み終了後(「夏」の声あり)夏、冬休み、今寒いからね。夏休み終了後と考えていいのか、お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 一括答弁で再度確認または質問になりますが、よろしくお願いしたいと思います。
 それで、7,000食の新学校給食センター、町長が給食元年はちょっとという話がございましたが、私もこの給食の整備計画を見ましたときに、やはり昭和52年からですか、学校給食センターが建ったということで、元年というのはちょっとあれかなとも思ったりしましたが、7,000食、またアレルギー対応の給食、また食育推進計画もできたということで、先ほど町長が申しました新学校給食センター元年というような考えもあるのかなと思いましたが、その点についてお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのとおりでございます。やはり運営をするに当たっては、ハード、ソフトというふうに申し上げておりますけれども、ソフト面での練り上げといいますか、まだまだ課題残っております。恐らくスタートしてからも行ったり来たりというふうなこともあろうかと思いますけれども、なお一層力を入れてこのかいわいにはない運営と、そしてまた施設でありたいものだと、そんなふうな思いで今進めております。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 町長がいいのか、教育長ですね。2点目の食育の拠点を、食育推進の発信基地をこの新学校給食センターに置くべきかと思うんですが、それについてもう一度どのようにしていくのか。この食育推進計画の14ページじゃないですね、済みません、これは給食整備基本計画ですよね、ここの8ページに食育推進と情報発信機能の充実強化というふうに書かれておりますが、この中身について、この新学校給食センターにこの情報発信機能、食育推進の拠点等を置くように私には考えられるのですが、詳しい内容等をお願いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員。質問の答弁者を求めている部分については、町長に答弁を求めておるわけですから、まず町長が、それで改めて教育長に振るということであれば教育長に振ってもらうという形でよろしいですか。

14番(伊豆田待子君) はい、町長、お願いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのとおりでございます。給食のこの周辺というのは非常に広がりがあるものでありますので、ぜひそういった機能を付加してよりよい給食と、そしてまた食育、地産地消、そしてまた身土不二なんていう言葉もありますよね。論理四方のとかという、一里四方の食べ物をとかというのも昔からの、古来からの言い伝えもありますのでそういったことを含めて、やはり産業振興、地場産品のいわゆる生産量の増大等も含めて、いろいろ広がりを持たせる機能を付加したい、そんなふうな思いもございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 町長にお願いいたします。それで、ただいまの話ですと、漠然としてると思うんですね。ですから、この食育の拠点の部屋、やはり発信基地というのが、いろんな打ち合わせ、話し合い、または審議会等もここの給食センターで行われるようになるかと思うんですね。そうなった場合の部屋もやはり必要なのではないかなと。このところを発信するということはやはり部屋が必要だと。食育の拠点、発信基地は置く考えでしょうか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その件に関して言えば、十分ハード面では対応準備してございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) それから、3点目のアレルギーについてお尋ねいたします。先ほどの答弁でアレルギー対応検討委員会がつくられると、補正予算書を見ましてもその予算が17万4,000円載っておりましたが、何人、何人この審議委員会に当たるのか、お尋ねします。審議委員会の委員。対応委員会の委員の人数。

議長(渡邊俊一君) 町長。学校教育課長でいいですか。学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 委員会につきましては10名以内ということで考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 続いて、教育課長にお尋ねいたします。学校教育課長でいいんですよね。(「どうぞ」「教育長」の声あり)教育長、お願いします。済みません。なれないもので、初めてなものですから、申しわけございません。
 それから、この人選ですね。どういう方がなるのか、お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 構成メンバーにつきましては、給食運営審議会の委員さん、それから学校長、それから食物アレルギーを持つ児童生徒の保護者、それから学識経験者等々を予定してございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 教育長、お願いいたします。教育長にお願いいたします。
 このアレルギー対応食の今審議委員の中に、対応委員会の中に委員さんの中に食物アレルギーを持ったお子さんの保護者の方ですか、入るという話が今ございました。ということは、私が聞いたときはわからないと、アレルギー対応の人数どのぐらいいるのかわからないということだったので、今回ちょっと人数等言えなかったのですが、このアレルギー、現在アレルギーでお子様を、給食を自分で自前のお弁当と何がしかをお持ちになって学校に来られているお子さんは何名おられますか。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 弁当を持っている児童生徒の数はちょっと把握はしてございません。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) それでしたら、調べて後ほどお願いいたします。
  それから、お茶ですね、代替、牛乳等が飲めないお子さんもいらっしゃると思いますが、この代替飲料のお茶等などは、そういう代替飲料等は現在どのようにしておりますか。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 牛乳等が飲めない方につきましては、牛乳停止の申し出がございます。代替はないものと把握してございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 次に移ります。4点目のお弁当の日についてでございますが、これは町長にお尋ねしたいと思います。
 先ほど町長の答弁ですと、余りこの食育の観点から前進的な答弁はいただかなかったのではないかなと思っておりますが、このお弁当の日を始めたこの竹下和男さんという方はことしの3月に中学校の校長先生を退職されて、現在はいろんな方面に行かれて講演をなさっております。9月には名取市においても先生をお呼びして講演をやっているようでございますが、この方の本を見ますとやはり食育、お弁当という食というのはやはり感謝をするということ、そのことに関していろいろ載っておりますが、もう一度このお弁当の日に関してどこまで町長が認識がありましたでしょうか、お尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) お弁当の日を、弁当持参を悪者にするつもりは毛頭ございません。したがいまして、保護者なり子供たちの意向だというようなことで、それはそれでよろしいかと思います。そういった声といいますかね、どれぐらいの広がりがあるかというふうなことも、我々行政を預かる者としては当然注視、関心を持つところでございます。現状、そういった声が給食運営審議会等からも何回か、もう何回も出ておりますけれども、話題になった経緯も富谷町ではないです。ですから、取り上げているところはやっぱりそれなりの背景と恐らくあるんでしょうね。だめなことではないことは十分だれでも共有することだと思います。そのようなことをもってして採用するかしないかという問いはないことでありますけれども、現状そのような用意はございませんということで答弁とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) しつこいようですが、この弁当の日について、食というものについて、助産師になって28年の方の手記がございます。いろんな方と、女性の出産ですね、そういうのにかかわってて、思春期の子供たちと10年以上かかわっていると。いろんな非行に走ったり、そういういろんな問題がありますが、そのやはり原点は食だということにたどり着いたと。食卓の暖かさが子供たちをはぐくんでいることに気がついた。子供たちの性と生、正と食、その三つのセイのつながりが見え始めたという手記がございます。そういうことがありますのでこの弁当の日はこれから、父兄がつくるんじゃなくて、子供さんが、例えば給食がない日、お弁当を持っていかなくちゃならないそういう日が必ずあるんですよね、学校でも。小学校高学年とか。その場合、5、6年生に全部買い物から献立から全部自分でつくるのもやる。そして、持ってくることによってまた人との、そのクラスとのつながりもできてくると。そういうたくさん、皆さん、ぜひインターネットでお弁当の日を開けてください。そうするといろんなことがたくさん載っておりますので、そういうことでこのお弁当の日も再度町長の方にお尋ねしたいと思いますが、どのように受け取られますか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ちょっとずれがあったと今気づきました。要するに、給食がない日に、食事を持っていく日に弁当をみんなで持っていったらいかがですかということなんですか。当然食事ですから、弁当であれコンビニの弁当であれ、とにかく昼ご飯として持参してくださいというのは年に何回かあるかもしれませんけれども、その折にということだとすれば、それこそそれぞれ教育委員会で今の議論を受けてどうしましょうかねというようなことになろうかと思いますけれども、給食センターの中で弁当持ってくる子があり、そうでない日があり、1カ月に事前に提出して今月は100食です、次月は90食ですという、こういうふうな中では安定的な給食センターの運営はできませんねということを前提にお話を申し上げたのです。
 余談になりますけれども、給食運営審議会の中で、大人の社員寮でお魚嫌いの社員さん、もう立派な大人ですけれども、魚の日は、魚の日は前もって予約をしないで、外からコンビニの弁当を買ってきて夕食をしてますという社員寮を管理する方のある委員さんのお話がありまして、驚いたところでございます。そのようなことで大変食の広がりというようなものは、おっしゃる趣旨は広がりのあるところで十分でございますのでね、今のような趣旨であるとすれば、ご質問の趣旨を受けて教育委員会で検討することはやぶさかではございません。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) ちょっとずれがあったというのは私の話し方があれなのか、ちょっと取り方はやっぱり食育、ちょっともとに戻りまして、食育推進の観点からこのお弁当の日というものを設けるということで、例えばの話でお弁当を持っていかなくちゃならない日を使ったらいかがですかという話なのでちょっと、もちろんそういうときに、この本の中にも、コンビニでお弁当を買って持ってくる方もいるかもしれませんということは載っております。その中で、またいろいろな問題を抱えながらその食育というものを、子供たちに自立というもの、また教えていくというそういう観点なので、ちょっと今町長が言ったことに反論したいと思います。そういうことなので。
 次に進みます。先ほど、ちょっと戻りますが、アレルギーの件について教育課長にお伺いいたしますが、教育長にお伺いいたしますが、アレルギー対応食の給食費は普通と同じですか。

議長(渡邊俊一君) 教育総務課長。もとい、学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 金額については同じと考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 次に移ります。このヒトT細胞白血ウイルス1型、これについては了解いたしました。多分これ、ただ心配なのは、やはり単年度の政策になっちゃうのか、国からの助成が単年度で終わるのか、その辺が心配なところでございます。
 それから、2番につきまして、まずきのうのNHKの特集を見られた方もいらっしゃるかと思いますが、2年という単年度になっている。先ほどの町長の答弁でも22年度という、何か23年度というようなちょっと話だったように思いますが、私はこの施策として実施してほしいということでございますので、いつからじゃない、22年度についてどのような方法で周知の方法、対象者に対しての周知の方法等お願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課でよろしいですか。町長。
 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 対象者の周知につきましては、町の広報、それからホームページ、それからあと対象者への通知というふうに考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) それでは、これは先ほど22年度とおっしゃいましたが、これからのことはどのように考えておりますか。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 22年度につきましては今回の補正でお願いしているところでございます。それから、23年度も当初で予算を上げさせていただいている状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 町長にお聞きいたします。23年度までは予算に上げるということでしたが、それ以降についてはどのようにお考えですか、お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 前段申し上げましたように、23年度当初ということで予定していたものが、今回の交付金事業で22年度から実施しますということです。今あと23年度については課長が申し述べたとおりです。その後についてはというふうなことで、現状明確なる答えを申し上げる段階ではございません。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 申し上げられないと言ってもここでやはり、22年度と23年度、この単年度というのは、やはり日本国というのはワクチン後進国なんですよね。そういうのですごい夕べ、きのうのNHKの特集でも取り上げておりましたが、やはり、これは国家、国の法律を改正しないとだめだというようなことを言っておりましたが、やはり先駆けてこの富谷町、子供の命を守る施策をぜひ定着させていただきたいと思いますが、再度お伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員。一問一答でやっていますからもう少し、何が質問なのかもう少しわかるような状況でちょっと執行部の方に伝えていただけませんか。先ほど23年以降はどうなるんだというような質問から、何かちょっと具体な質問からちょっと外れているような感じを聞かせていただいているもんですから、なぜその後のやつを明示できないんですかというふうな話を先ほどされていますから、それを具体に、その分を具体に聞いた方がスムーズに行くんじゃないかと思って聞かせてもらってるんですけれども、何か少しこう行ったり来たりしているような感じですから、特別きょうから始まった一問一答ですから、それは100%いい方向で今から向かえばよろしいんですけれども、そういった意味で改めてもう少し具体にわかりやすいような、せっかく一問一答をやるわけですから、ぜひそういうような形で進めていただければと思いますけれども、お願いします。

14番(伊豆田待子君) はい。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 先ほど23年以降はできないという、答えられないというお話でしたが、どうしてその23年度以降については決定できないのか、
お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 課長は23年度は当初と(「はい」の声あり)ですから、23年度以降というのは、23年度以降ですとことしだけとなりますよね。以降というのは23年も入るわけですから、22、23年度と複数、ごめんなさい、22、23年度、複数年度で取り組みますというふうなことを申し上げているんです。22年度単年度で終わりです、来年はまだ見通しありませんというようなことを申し上げているのではなくて、現状で23年度の当初に上げる準備をしてございますというふうなことです。ですから、24年度以降いかがなさいますかというようなことであれば、私も答えます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) それでは、このヒブワクチン、それから肺炎球菌ワクチン、それからこの子宮頸がんワクチンと検診ですね、この2と3について、24年度以降はどのようにお考えでしょうか、お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 前にもこういった事例があったようにも思いますけれども、実施の方向で、ぜひ思いとしてはそのように進めたいという意向ございます。今の国政の状況、さらにはまた費用の負担も、町の負担も相当の額になりますので、そういったことも含めれば、今後国への要望というふうなことで、なるべく町の負担の最小化というようなことも含めて政治家として努力してまいります。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 今の話もわかりますが、必要性の認識、また単年度では不公平になりませんか。という考えはいかがでしょうか、お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 22年度と23年度の複数年度です。二つ目は実施の方向で先ほど申し上げたとおりでございまして、政治家として最大限の努力をいたします。

議長(渡邊俊一君) いいですか。(「はい」の声あり)
 これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでございました。

午後3時42分 散会

平成22年第4回定例会議事録(第2号)

平成22年12月8日(水曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 小泉光君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 2番 小川昌義君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部経営企画課長 松原誠君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第2号

平成21年12月8日(水曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号8番~13番)
第2日目 12月8日(水曜日)
16番 永野久子 議員
1 国保税引き下げと広域化問題について問う
2 住宅リフォームへの補助制度で地域経済の活性化を
12番 高橋敏夫 議員
1 町長任期4年間の成果を問う
2 学校教育環境の実態を問う
9番 今村寿 議員
1 当町の点字ブロック歩道等〔盲人用〕の維持・管理を問う
2 成田・明石台地域へ要望の強い郵便局設置を急げ
3 若生町長4年間の実績・政治姿勢を問う
15番 佐藤聖子 議員
1 富谷町に子育て支援センター設置を
2 就学援助制度の拡充などについて
17番 浅野幹雄 議員
1 市制施行に向けたビジョンを示せ

午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 16番永野久子君。

16番(永野久子君) おはようございます。私は2件質問をいたします。
まず、国保税の引き下げと国保の広域化の問題についてです。
第1に、減税のための財源とその必要性についてですが、この件につきましては、繰り返し議会でも取り上げてきました。大変住民の皆さんの切実な声ですので、引き続き国保税の減税について取り上げていきたいということを初めに申し上げて、本題に入りたいと思います。
今、富谷町の国民健康保険に加入している住民の方々の暮らしは本当に大変な状況にあります。商売の売り上げが落ち、支払いに追われて、営業資金を借りては返し、返しては借りるという、文字どおりの自転車操業を繰り返している人、リストラにあった息子さんと同居をし、自分たちの年金が家族の生活費のすべてだというご夫婦、退職後に安い給料で、それでも仕事があるだけいいと働き続ける人など、さまざまです。平均所得152万8,000円という富谷町の国保加入世帯が、どれほどの思いでこの経済不況を乗り越えようとしているか、行政は真剣に受けとめなければならないと思います。
今回の質問を前に、私たち議員団は、11月時点での県内全市町村の国保税の税率を聞き取り調査いたしました。そして、富谷町の実情により近い数値で比較をするために、前提条件である国保加入のモデル世帯を、富谷町の平均的数値である1世帯の人数、大人2人、世帯の所得、152万8,000円、固定資産税、年額5万1,700円として、医療分、後期高齢者医療支援分、介護納付分のそれぞれに、各市町村の税率を掛け、国保税の総額を算出してみました。
その結果、富谷町は総額30万6,300円で、塩竈市の32万1,400円に次いで県内2番目に高い税額となり、富谷の国保は県内トップクラスの高さであるということを改めて実証する結果となりました。年間所得の2割にも上る高い国保税は、払いたくても払えないという人をふやし、滞納をふやし、滞納が短期証、資格証の発行というペナルティーにつながり、さらに、お金がないために医者にかかれない、こういう事態まで引き起こしています。貧困と格差が命の格差にもつながっている状況です。国保税の大幅減税は猶予ならざる問題となっていると思います。住民からは、何とか国保税を安くしてほしい、町は貯金をため込んでいるだけでいいのか、こういうときに使ってこそ生きた税金の使い方ではないかという、こういう声が上がっている状況です。
そこで、国保税の減税を行うために、財源として国保基金の活用や一般会計からの繰り入れが必要だと考えます。町長は、国保の加入者が少ないということを理由に、一般会計からの繰り入れをしないという考えですが、それは理由にはなりません。町の国保制度は、ほとんどの住民がいずれは加入することになる社会保障の制度です。団塊の世代が一斉に退職する時期を迎え、組合健保などに加入していた元サラリーマンの方々が国保税の問題は人ごとだと思っていたが、退職してみて初めて富谷町国保の重税感を切実に実感していると、こういう声を上げております。現在の加入率が低くても、いずれはだれもが加入することになる制度である以上、国保への一般財源の投入は、住民のコンセンサスを得られると考え、まずこの点についての当局のご認識を伺います。
次に、減税する上で、財源をどう捻出するかは重要な問題ですが、富谷町には十分に財源があると考えます。また、単年度限りの減税ではなく、恒久的な減税を考える際に、平成17年から19年にかけて行われた住民税の低所得高齢者の非課税措置の廃止、老年者控除廃止、公的年金等控除廃止、配偶者特別控除廃止、定率減税廃止による住民税の増収分というものが考えられます。そこで、これらの措置による町の税収増は毎年度、その効果がそれぞれ幾らと試算されているか伺います。
第2に、国保の短期保険証、資格証明書の発行について、また、国民健康保険法第44条に基づく医療費の窓口負担について伺いたいのですが、結論から言って、町の対応は政府の通達や通知から見ても大変遅く、住民の側に立って改善する姿勢が求められます。9月議会の時点で、町は90世帯分の短期証を役場にとめ置きしてきたことが明らかになりましたが、厚労省の通知では1週間程度と、とめ置きの期間は1週間程度としております。この通知に従って即刻改善が必要ですが、どう対応されるのでしょうか。
また、資格証の発行について、政府の国会答弁は、払えるのに払わないということが客観的に証明されない場合は、資格証の発行は慎重にするということを求めています。これまで町は、払えるのに払わない人がいるのかという質問に対して、いるという答弁を一度もしておりません。このことからすれば、富谷町には資格証を発行すべき人は1人もいないはずではないでしょうか。なぜ資格証を発行しているのか伺います。
国民健康保険法第44条は、医療費の自己負担分、窓口での自己負担分の支払いですが、この医療費の自己負担分について、減免や、あるいは徴収猶予ということを定めたものなのですけれども、その対象者として失業や営業不振などで収入が急激に減った場合とされてまいりました。しかし、9月13日付の厚生労働省の通達は、低所得者も対象とする、一時的な急激な減収だけではなく、恒常的な低所得者も対象とするというふうに、改善の通達を出しました。この政府の新たな通知に基づいて適切に対応すべきだと思いますが、当局はどう対応するのでしょうか。
次に、国民健康保険の広域化について伺いたいと思います。
通常国会で成立した改定国民健康保険法には、国保を広域化し、都道府県単位に集約するための一連の制度改変が盛り込まれました。しかし、その内容には大きな問題があります。この国保の広域化に向けて、宮城県でも市町村国保広域化等連携会議というものが構成されまして、宮城県内、仙台市、石巻市、塩竈市、白石市、大崎市、柴田町、丸森町、利府町、富谷町が、この10市町が加入しております。選ばれております。このことを踏まえまして、国保の広域化が住民にとって何を意味をするのか、どういう問題があるのかということを伺いたいと思うわけですが、それに先立って、以下、基本的な事項について、まず伺いたいと思います。
一つは、収納率の低い市町村への国のペナルティーである調整交付金は廃止されますが、かわりにペナルティーの権限が都道府県に移譲されます。収納率の低い市町村へのペナルティーは広域化でどうなるのか。
二つは、保険財政共同安定化事業は、レセプト30万円以上の医療費について、現在は都道府県の国保連合会がつくる基金から出されておりますが、広域化とともに都道府県が決めれば、30万円未満のレセプトでもOKということになります。保険財政共同安定化事業は広域化でどうなるのか。また、安定化事業への各市町村の財政拠出方式はどのように変わるのかを伺います。
三つには、広域化に伴い、赤字補てんに対する市町村の一般財源の繰り入れが禁止されますが、これは保険税引き上げを前提としているのではないか。
四つに、現在の国保運営協議会は、広域化によってどうなるのか。
以上について伺います。
次に、2件目の質問ですけれども、住宅リフォームに対する町の助成制度、補助制度の実現について伺いたいと思います。これは地域経済を活性化させるという点で非常に重要な意味を持っていると思います。住宅リフォームの補助の制度というのは、全国でかなり進んでおりまして、各市町村が実施し始めております。宮城県では石巻市が実施をしておりまして、大変大きな成果を上げていると伺ったものですから、先日、石巻市へ行きまして、直接担当者からお話を伺ってまいりました。この制度は、個人の住宅をリフォームする際に、行政が、石巻市の場合は、かかった費用の1割について補助をすると。その上限額は20万円だということで、対象となる事業は、よくほかの市町村では、大きな住宅のリフォームと、何百万円もかかるような事業が対象になることが多いのですけれども、石巻市の場合は、畳の張りかえからガラスの取りかえ、二重サッシを入れる、あるいはエコキュートを入れる、水回りを直す、それから、おふろ場の改造をする、何でもいいと。住宅に関することであれば何でも対象となるという、こういう制度です。
実は、ことしになって、ことしの6月に初めて石巻市では、このための予算2,000万円を計上したところ、3日間で希望者が殺到して2,000万円が全部はけてしまった。8月にもう一度補正予算2,000万円を組んだところ、今度は1日ではけてしまったということだそうです。この制度がいいのは、本当に細かな仕事、どんな仕事でも補助の対象となるということで、住宅のリフォームに関することであれば、何でも対象になるということで、結局この合計4,000万円の公費を投じた制度ですけれども、300件近い方々が利用して、その事業費、全体で5億円を超えるという状況だったと聞きました。4,000万円がもとにあって、5億円の仕事がわずか半年足らずの間に、これだけ石巻市の市内で仕事が起きたということが非常に特徴的だったなと思いました。
担当者の方の話では、将来的にはいずれは市の税収増という形で跳ね返ってくることも期待できなくはないけれども、今はそれがねらいではないと。とにかく仕事がないという地元の中小零細企業のために、何とか仕事を起こす、その起爆剤とするのだということに徹したお考えでありました。これは大変効果がある事業だということを実感してまいりまして、この問題については住宅のリフォームに補助を出すということについては、私は今回初めてではありません。何回か議会で取り上げてきましたけれども、ここまで具体的で、しかも効果がある制度として実施されている石巻市の例をこの目で見まして大変意を強くいたしました。行政の制度に対して2回目の受付のときには、まだ市の窓口があかない前から行列ができていたと。順番待ちの人がいたというぐらいに好評だったということで、老朽化したり、何か新しい家であってもふぐあいを直したい、リフォームを考えたいという方々にとっては、この機会にやってみようという後押しをするものであり、また、地元の中小零細業者にとっては、会社という名がつかない、本当の個人事業者も含めてさまざまな仕事が地域の中で起こると、大変大きな経済効果が起きていると言えると思います。富谷町でもぜひこの制度を実施していただきたいと考えて、当局のお考えを伺います。
また、自治体が地元の事業者を育成していくというのは、自治体にとっての大きな使命でもありますが、富谷町としては地域の中小零細業者をどのように育成していこうと考えておられるのか、その具体策を伺いたいと思います。
また、特にこの経済不況のもとで、地域の方々の仕事おこしということで、さらに具体的な計画があるなら、それを伺いたいというふうに思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 議員の皆様方に申し上げます。先ほど議場の中で携帯電話の音信が発せられました。議員の皆様方、携帯電話の電源をお切りになって議会の中身を粛々と進めていただきたいと思います。
なお、昨日から一般質問の中で、一問一答を試行させていただいております。その中で、議場の今の設備でその質問の残数がまだ明示されておりませんので、その質問者から自分の残数がどのくらいあるかということを、昨日、その方向性をちょっともう少し具体にお願いしたいという話を受けました。よって、本日から論旨を述べた後に、その一問一答する議員の皆様方に残数をお示しさせていただきたいと思います。
大変失礼をいたしました。町長の最初の答弁が終わり次第、ご報告をいたします。
若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
国保税につきましては、共通する状況といいますか、継続する状況にございまして、大変心痛める分野の一つでございます。住民のコンセンサスを得られぬのではというふうな質問の趣旨にございましたけれども、私はこの4年来就任をしまして、この現状、状況を本当にいろいろな面から情報を漏れなくお聞きしながら、町民の皆さんの声もお聞きしながらというようなことで進めてまいったところでありますけれども、議会の皆さんのコンセンサスを見きわめるというのも私の一つの目安でございました。そのようなことを前段申し上げて、質問の答弁に入ります。
国民健康保険財政調整基金については、減税を目的とした基金の取り崩しについては、従前どおり慎重に検討すべきものと認識してございます。さらにまた、一般会計からの繰り入れについては、法で定められた基準内での繰り入れの対応と、従来どおりの対応としてまいるところでございます。なお、加入者の皆さんの保険料負担ということについては、急激に上昇することがないように、可能な限り現状のご負担から、そしてまたさらに負担の軽減につながりますように、国保事業の適正化にこれまた努めてまいりたいと思います。
二つ目です。地方税の改正の趣旨は、経済・財政状況等を踏まえて、持続的な経済再建の活性化を実現するために、地方への税源移譲によるというふうなことで、各種の控除制度が廃止されたところでございます。数字の算出については、難しい面がございますけれども、後ほど一定の試算をいたしましたので、税務課長から答弁させることといたします。
三つ目につきましては、とめ置きの問題でございます。1週間を超えて保険証を受け取りに来られない方については、電話での連絡やお宅への訪問をいたしております。不在などの理由で連絡がとれない場合のケースが大半だということであります。その対象者につきましては、富谷町国民健康保険税滞納者に係る措置の実施要綱を定め、その要綱により町職員、福祉部長以下9名で構成しております富谷町滞納審査委員会において、税負担の公平性を確保するため、厚生労働省令の基準に基づき、納付いただけない方の状況をきめ細やか、かつ多面的に検証した上で、個々人の事情を十分にしんしゃく・配慮をいたして決定しているところでございます。
四つ目につきまして、国保法の44条、政府通知という趣旨でございます。ことし9月、国から確かに通知がありまして、新たに収入減少の基準が追加をされ、そのことが示されたところであります。その内容については三つありまして、一つ目は入院療養を受ける被保険者の属する世帯、世帯主及びその世帯に属する被保険者の収入が生活保護基準以下という点につきましては、富谷町国民健康保険一部負担金の減免等の措置に関する事務取扱要綱において、国が示した基準よりも対象を従前から拡大して運用してございます。したがいまして、繰り返しとなりますけれども、国から基準が示される以前より、この二項目については適切に対応しているものであります。三つ目の預貯金が生活保護基準の3カ月以下である世帯につきましては、要綱の追加改正を行いまして、現状適切に対応しているところであります。
五つ目、調整交付金でございます。調整交付金の廃止については、県の説明においても議員がおっしゃるような内容についてはありません。
二つ目、保険財政共同安定化事業については、国の広域化と支援方針策定要領では、交付金と拠出金双方の基準や算定方法を変更するように示されております。宮城県においては、現在策定中の支援方針の中で平成23年度に策定する予定となっており、具体的に今後検討される課題となっております。
次に、赤字補てんに係る一般財源の繰り入れ禁止ということについては、現段階ではそのようなことはございません。
四つ目、国保運営協議会については、現段階では県から具体的なことは示されておらず、議論もなされておりません。
後段の住宅リフォームについて申し上げます。
石巻の事例をということでお取り上げをいただいたところです。石巻は広域の合併によって、ご承知のように大石巻市、仙台市に次ぐ16万人を超える新しい石巻市がスタートしたというところでございます。この背景には、石巻民主商工会と建設総合組合という、そういった建築組合、土工組合でしょうかね、そういった建設総合組合の2団体からの要望があるということが背景にあるようでございます。したがいまして、富谷町は、この商工行政については、やはり黒川商工会富谷事務所、従前、富谷商工会に十分なる連携を図りながら、この商工行政については行っておりますし、従前から行ってきたというふうなところでございます。
したがいまして、この件につきましては、今回の質問の趣旨を受けまして、黒川商工会、そこに加盟する皆さんの業者さんの状況等を伺いながら、富谷町の地域性、あるいは事業実施の効果・影響などを考慮しながら検討してまいりたいと思います。
二つ目、仕事がないという状況、これまた耳にするところであります。新たな仕事おこしにつきましては、さまざまな業種、事業所、事業形態がありますので、これまた黒川商工会富谷事務所を中心とした関係団体や、業界の皆さんからのご意見をお聞きしながら検討してまいることといたします。
三つ目、自治体の重要な使命だということ、その点については認識を同じくするところでありますけれども、その方策、進め方というふうなことで言えば、現状、富谷町の育成策ということについて申し上げます。
地域の事業者育成については、これまで黒川商工会と連携しながら、地元商工業者の育成に努めてきたところであります。その一つ目としまして、融資制度、セーフティネット融資制度の認定事務を迅速に処理・対応しておる。そしてまた、富谷町中小企業振興資金融資制度の拡充を実施したというふうなことで、平成20年の10月、リーマンショック後、緊急な対応を富谷町といたしてもしてきておるところでございます。平成20年の12月議会、補正予算で中小企業の振興資金850万円から1,400万円、550万円増額する措置をとったところであります。現状、融資制度の利用件数、参考までに申し上げますが、セーフティネットにつきましては、平成20年度52件、21年度44件、22年度14件でございます。中小企業振興資金につきましては、20年が7件、21年度が9件、22年度が13件、小規模企業小口資金については20年が2件、21年が1件、22年がゼロ件と、このようなそれぞれ利用の件数になっておるところでございます。具体的な育成事業については、スイーツフェアの開催、ことし7月にとり行ったところでありますけれども、これもまた育成策の一つでないのかなというふうな認識でございます。
そのことをもって答弁とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) それでは、地方税法改正に伴います財源といたしまして、どのぐらいの金額かということでお答えをさせていただきます。
 まず、17年度から改正が行われたものでございまして、まず、17年度は配偶者特別控除の一部廃止ということで、17年度廃止されまして、9,000万円の試算ということでしてございます。あと、18年度以降、配偶者特別控除以外の控除関係についても廃止をされまして、トータルで2億3,000万円ほどということで試算をしてございます。あと、19年度以降につきましては、こちらの改正と合わせまして、税源移譲に伴います税率が大きく変わってございますので、参考までということでお答えをさせていただきたいのですが、19年度以降については5億7,000万円ほど、税率改正も含めてこのぐらいの影響が出ているんじゃないかということで試算をしてございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 永野議員に申し上げます。永野議員の質問残時間は13分であります。
16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、まず、住宅リフォームの問題から伺います。
 先ほど町長は、質問の趣旨を受けて地域性等も考慮しながら、黒川の方々とも、商工会等とも連携しながら検討していくとおっしゃいましたけれども、これは検討すると言って検討しただけで実施しないというケースがままありますが、実施する方向で検討しようというお考えなのか。また、黒川商工会……。

議長(渡邊俊一君) 一問一答ですから。若生町長。

町長(若生英俊君) 検討するということの先には、その結果は多様でございます。する場合もありますし、時間がかかる場合もありますし、さまざまなケースが考えられます。どちらにしましても、このような場での質問でございますので、十分商工会を通して中小の建築業者、要するに大工さん、木工業者さん、そういった皆さんへの聞き取りをしながら、どのような方法が有効な施策につながるのか、そしてまた、町民の皆さんの合意やら、町民の皆さんに喜んでもらうことやら、その辺のところを十分に検証、勘案したいと思います。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) その場合に、黒川の商工会と足並みをそろえてやれれば、これは一番望ましいことですけれども、仮にその調整がうまくいかなかった場合でも、富谷町独自で実施するというお考えはありますか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今、黒川商工会と申し上げたのは、その先に富谷事務所ということで限定していたということでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) では、最初からその黒川全体ということが念頭にあるのではなく、富谷町の黒川事務所、簡単に言えば出張所のような、商工会の出張所のようなものですけれども、そこと話し合いをして検討を進めていくということでいいわけですか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのとおりです。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、次ですけれども、国保に関しましては先ほど来、ご答弁の中で、平成19年以降については税源移譲の分も含めると、高齢者向け、あるいはそのほかの減税措置の廃止による増収分というのは、トータルで5億7,000万円ということでしたが、このうち税源移譲に関するものについては幾らかということはおわかりでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その数字については、税務課長からといたしますけれども、大変懸念することは、この数字がひとり歩きするということを大変懸念いたします。したがいまして、基本的に国保のいわゆる一般財源の繰り入れについては、現状、当面推移を見るというふうなことで再度発言いたします。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) もう一度お話をさせていただきます。まず、18年度、議員さんの方から質問がありました改正に伴いまして影響があったのが2億3,000万円でございます。あと、19年度は先ほど言ったように、税源移譲がこれに合わされますので、5億7,000万円ということなので、5億7,000万円が19年度単年度での影響額ということでございます。ですから、19年度の5億7,000万円と18年度の2億3,000万円、この差し引いた3億4,000万円が税率改正による税源移譲分の影響額ということで考えていただきたいと思います。
 あと、19年度以降と言いましたのは、19年、20年、21年も試算上はこのぐらいの額が影響しているということでの以降ということで、先ほどお答えをさせていただきました。以上です。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 税源移譲の場合は、それはほかに使う目的があるので、これは一応置いておいたとしましても、負担増によって町が何もしなくても増収になった分、つまり2億3,000万円につきましては、これは財源としてものを考えるときに、減税の財源としてものを考えるときの財源としては十分に対象となるというふうに考えられると思いますが、どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのような趣旨といいますか、ですから、前段、この議論の先には、今個別なものになるのだろうと思いますけれども、先ほど申し上げたとおり、この税制の制度改正、控除の廃止による町税の増収、そしてまた、税制改正による税源移譲というふうな形でなったことは事実でございます。その件は何の違いがございません。しかしながら、この先の内容については、先ほど申し上げたとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 国保税の減税につきましては、また後ほども触れることにしたいと思うのですけれども、先にその90世帯分の短期証のとめ置きに関してですが、9月議会でこの問題を質問しましたときに、先ほどの町長のご答弁とは違う趣旨での話し合いがあったのです。つまりこれにつきましては、国の方で、失礼しました。とめ置きにつきましては、9月の議会での質問の時点より数日後に、国からの新しい通知が出ました。それで、その立場に立って直ちに改善をしたかどうかということを聞いているわけですので、この点についてまず伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) この通知につきまして、現行でもここに先ほど町長の答弁にもございましたように、1週間を超えても保険証を取りに来ない方についてというか、それについては担当課と一緒に接触をして、きめ細やかに早急にその短期証をお手元に届けたいという意思でそれぞれの作業は進めております。ただ、なかなか接触がとれない方があるということの現実だということでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 厚労省が言っているのは、その接触とれるかとれないかということは前提条件にしていないんですね。1週間、とめ置くのはせいぜい1週間だと。それを過ぎたらこうしなさいという趣旨なわけですから、会えたか会えないか、接触できたかできないかを問題にするの自体が間違いじゃないでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 厚労省の通知は、詳細は定かでといいますか、細部まで把握しているものではございませんけれども、論理的に言えば、接触云々というようなことで、1週間を経過したものは機械的に郵送するというふうなことになるのかどうか、そういう趣旨で通知がなされているのだとすれば、私は改めてその通知の内容を精査してみたいと、このように思うところです。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 資格証の発行について改めて伺いますが、これも厚生労働省が、先ほども申し上げましたけれども、払う能力があるのに、払えるのに払わないのだということが客観的に証明されない限りは資格証というふうに切りかえるというのはやめた方がいいということなんですね。なぜなら、資格証になるということは、単なる資格を証明するものであって、病気になったときに窓口で一たん医療費を全額払わなきゃないわけですよ。お金がなくて滞納している人が、窓口で10割払えるのか。このことが問題ということで、厚労省が改善のこうした答弁をしているわけですから、富谷町において、払えるのに払わないということが証明されたのは何件あるかということを改めて伺います。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) その件数については把握をしていないのが現状でございます。といいますのは、結局接触ができないということが前提にございまして、接触をしないとその辺の情報もわからないというのがまず現実なので、町といたしましては、接触をして来ていただいてお話をしてということで、再三の連絡等をとっている中で、来られないという現状がありますので、その辺ご理解をしていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) これは把握していないということは、つまり証明書は発行できないというのが政府の考え方に即した対応じゃないですか。改めてご答弁ください。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 国民健康保険法の中で、1年以上の滞納があれば、結局保険証を返還を求めることができるという大前提で、まず返還をということで資格証、それから短期証にしているわけなので、そこから一般証等に切りかえる場合については、その具体的な内容で個別に、もし払えるのに払えないというような状況のある方については、申立書、それから相談の中で書類を出していただいて、切りかえるという作業をしてございますので、趣旨と同様の取り扱いをしているということで考えております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、次に、時間も余りないので進みますけれども、国保法44条、これは急激な収入減などを対象とした窓口での負担の軽減、減免ということになるわけですけれども、これが先ほど町長のご答弁ではちょっとすれ違っているかなと思うのですが、低所得者も対象になったと、急激な所得・収入の減少だけではなく、今まではそうでしたが、今後については、9月13日の厚労省の通達以降については、低所得者も対象であるという点についてのご認識はいかがですか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 低所得者の基準ということで載っておりますので、低所得者とは認識しております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 9月議会で、私はこの問題を取り上げまして、低所得者も対象にすべきではないかと申し上げましたところ、答弁がどうだったかといいますと、低所得者は対象ではないというお答えなんですよね。だったんですよ。ですから、今回はこの国の通達、通知に基づいて、直ちに改善する必要があると思うわけですが、問題にしたいのは、9月の議会で質問をして、低所得者は対象じゃないと答えられた。それからなぜか数日後に国の通達が出て、低所得者も対象となった。それから、短期証のことでも、あるいは資格証のことでも、富谷町の対応というのは、政府の通達から見てかなり立ちおくれていると、これは時間的な立ちおくれというのにとどまらず、考え方、住民の側に立った考え方の面での立ちおくれだというふうに思いますが、どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 9月の議会の答弁と現状、違いがあるのであれば、そこは訂正をいたします。先ほど申し上げましたように、ことし9月に国からの通知の内容、新たに収入減少の基準が追加されたという町の認識でございます。そして、三つの中の二つについては従前から国以上の水準で対応しております。三つ目について預貯金のというふうなことの関係については、要綱の改正をもって追加をいたしましたと、このような取り扱いをいたしております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 国保の税の低減について、財源問題でちょっともう一度戻りたいと思うのですけれども、平成21年度の決算の結果、実質的な黒字5億9,100万円でした。望ましい額というのは、これは恣意的に定めるものではなくて、決算書に書いてあるように一定の基準があるわけですけれども、望ましい額というのは財政規模の大体3%から5%ということとされています。それでいきますと、富谷町の場合、平成21年度の望ましい額は2億9,000万円から4億8,000万円の間というふうにとらえていたと思いますが、この点についての認識はどうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 国では3%というようなお話もありますけれども、県としましても15%という基準も出しておりますので、町としてはその県の基準に従いながらやっております。ただ、先ほども申し上げましたように、財政調整基金が減税のために使うものではございませんので、それは慎重に考えているというのが現状でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 財政調整基金を減税のために使うものではないということですけれども、使ってはならないという基準がありますか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 使ってはいけない基準ではございませんが、運営上において何らかの支障が出た場合ということでの緊急の場合に基金というものは対応する、そして、先ほども申し上げましたように、県でも15%ぐらいということでございますので、その財源を確保しているということでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、国保税を減税するために、一般会計から繰り入れるという点についてなのですけれども、富谷町の一般会計ですが、平成21年度の県全体の資料がないので、20年度をもとにして申し上げますと、財政力指数は県内で上から5番目、経常収支比率、財政のゆとりと弾力性を示す、この数値でいきますと県内上から2番目。それから、積立金の残高、平成21年度でいきますと64億4,800万円ですが、そのうち財政調整基金だけでも40億5,400万円なのです。この財政調整基金が財政規模に対してどのくらいの割合を占めるかということをずっと県内で比べてみますと、平均が2.7倍、富谷町は貯金を持っているということが言えるかと思いますが、逆に町債の場合は非常に、借金ですね、借金は残高が非常に低いということになるわけですが、こういう財政状況であるということについては、町は異論ありますか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ただいまの各種財政の指標についてはそのとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) これを減税のために国保会計に繰り入れるということについて、何か法的に間違いであるとか、問題があるということはありますか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の誤り云々についてはないと認識します。しかしながら、先ほど冒頭申し上げましたように、ぜひ町民の総意というようなことを大事にしたいと思いますので、ぜひ住民のコンセンサスに加えて、議会のこの19名の皆さんの、議会のコンセンサスをぜひ町長のところに町民の声を代弁してお伝えをいただく、こんなふうな流れをぜひ今の議員の質問を受けて私は期待したいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 時間が余り残されておりませんので、広域化の問題に移りますけれども、国保の広域化によって、法定外の繰り入れについて、宮城県の国保医療課担当者との懇談によりますと、これは段階的に縮小していくというふうに答えておられます。いずれこの法定外の繰り入れというのは禁止になるということで理解していいのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 現段階で好ましくないというような話も聞いておりますけれども、段階的に禁止になるということについてはまだ言われておりませんので、そこまでの認識はございません。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 県は広域化に当たって、各市町村が持っている累積滞納額、これを身ぎれいにして一緒になるということを明言しておられるようですけれども、これは事実でしょうか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) それについても、そのような話は聞いております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 富谷町の累積滞納額、幾らでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 22年度現在の数字で……済みません、11月現在の数字で申し上げさせていただきます。調定ベースですけれども、6億6,793万1,000円ほどになってございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 広域化に向けてこの6億6,793万円を身ぎれいにしてということは、一般財源を使って、あるいは国保税を値上げして対応せよというように伺っておりますが、間違いないですか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) これについても、今後議論がされるものとは思いますけれども、そういう案も出ているというのは聞いております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、県が広域化に向けて、ことしの12月末をめどに標準収納率というのを決める考えのようですけれども、その標準収納率というのは、数字はどの程度というふうに説明されていますか。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 12月中に県の方で最終的な支援方針をまとめるということでございますので、まだ正式な決定ではございませんが、県は目標といたしまして、全国平均の88.35%の水準に県内を上げていきたいという考えがあるようでございます。その中ですべてがこの数字かといいますと、それは違いまして、被保険者数の数によって、ある程度枠組みを決めまして、その中で対応するということで検討して、今月中にはその辺の具体的な数字をまとめるということになってございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) まだまだ確定はされていないということではありますけれども、既にその88.35という数字も一応出されてはいるわけですね。そうしますと、富谷町の21年度の収納率、何%かまず伺います。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 84.5%でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、県の標準収納率と比べて、4ポイント近くの差があると。富谷町は収納率が低いということになりますが、この改善の見通しはあるのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 先ほど88ということで県の目標数値がございます。その中で被保者数によって、ある程度率の検討をしているわけなのですけれども、富谷町におきましては、その中ではまだ案の段階では、現状の2ポイントを加えた数字ということで86.5を目安にということで考えておるのですけれども、これは将来的な話にもなりますし、あとまた今、滞納整理等につきまして、縮減のために日々努力しているところでございますので、当然目標数字に向かって進んでいきたいというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 県は標準収納率を下回った場合は、一般会計からの繰り入れか、もしくは国保税額を引き上げろというふうに言っていると聞きましたが、事実でしょうか。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) この目標数値、来年からスタートするわけでございますけれども、それについてそのようなペナルティーがあるという話は現在聞いてございません。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 先ほど申し上げました県の国保医療課との懇談の場で、そのように明言しているんですね。そうしますと、富谷町のように収納率が低い市町村の場合、町の場合は、もう行き着く先が増税だということになりませんか。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) 広域化自体、平準化ということで県内全域ということで、今計画を策定して進んでいこうという中でございます。その中で、やはり県の方の考え方としては、当然今後広域化、もしくは保険税が県になるというのを想定した中であれば、滞納は当然縮減して移行したいというのが、当然県の考え方だとは思うのですけれども、その辺は今後、具体的なその一般財源云々という話でのまだ具体的な話にはなって、今聞いてございませんので、詳しくお答えできる状況にはございません。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 広域化による分賦金という新たな概念が出てくるわけですが、これはどういうものかを、また、だれに対して払うものなのかを伺います。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 広域化に伴ってのそれについて、まだはっきり示されているわけではございませんので、今後検討していくということで、ちょっとまだ出ておりません。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) この分賦金についても、払えない場合には国保の一般会計から繰り入れるか、もしくは国保税の増税で対応しろということを言っていると聞いております。これは、この件についても聞いていないですか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) この広域化についても、今年の7月からということでございますが、まだその具体的なものについては聞いておりません。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 国保の保険財政共同安定化事業というものについて、簡潔にご説明をいただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) これにつきましては、レセプト1件当たり30万円、そして、を超えるものについて、上限が80万円、これは高額医療の方にかかりますので、それを引いた分で、かかった分の8万円を引いた額を合算してのものをまずプールして、それから、各町村からの拠出金によって、その出た分について賄っていくという制度でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 各市町村国保が拠出するその拠出方法、算式ですね、算出方法がどういうふうに変わるのか。広域化によってどう変わるのかを簡潔にお答えください。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) これにつきましても、先ほど今年度については、広域化の方針として標準収納率の標準化ということでございます。来年度以降の協議という形になりますけれども、いろんな方法が出てくるのではないか、それを検討するということにはなっております。今考えられておるのは、2方式ですか、という制度が考えられておりますけれども、それも今後県との協議の中で出てくるものと思っております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) この保険財政共同安定化事業に対する拠出の算式につきましては、これまではそれぞれの市町村がかかった医療費をもとにして拠出するというのが中心でしたけれども、広域化によって今度は加入者の人口であるとか、あるいは加入世帯の所得であるとか、こういうものが大事な要件になってくるということも聞いておりますが、そうなった場合に、富谷町のように1人当たりの医療費の使い方が非常に低い状況でという中では、大変不利になりませんか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) そうなりますと、拠出がふえるという部分が出てくるかなと思われますので、それについても、今後の県との協議の中で出てくる、検討して町としても対応していくという形になると思います。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 町長がことし3月の議会で、この国保の県単位になる広域化について望むところだと歓迎の意を表明いたしましたけれども、実際今まで質疑でやりとりしてきましたように、累積滞納額を解消するという面でも、収納率を上げていくと、その収納率を達成するという面でも、あるいは分賦金という面でも、非常にこれは加入者への、住民への増税を伴うものであるということもはっきりしてきました。一般会計から繰り入れるか、さもなくば増税で対応しろということを明確に言っているわけですから、国保の広域化は住民の負担増、増税につながるということは、結論として言えるんじゃないでしょうか。町長、それでも広域化は望ましいと言えますか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 基本的な広域化の方向性は、私は理にかなっているというふうに思います。細部については、まだ県も国もというふうなことの
中で、制度としての固まりができておりませんので、今のような議論になることもまた理解するところでございます。どちらにしましても、どういう制度移行にしろ、加入している国保加入者へのこれ以上の負担増というふうなことについては、私どもも、そしてまた、地方政治家である皆さんも一体となって、国なり県なりに負担増につながらないような運動をやっていかなければならないというふうなことだと、そんなふうに私は思っています。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) るる述べましたように、さまざまな……。終わりですか。

議長(渡邊俊一君) この際、11時15分まで休憩をいたします。

午前11時03分 休憩

午前11時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
12番高橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) 皆さん、おはようございます。私は今回、大きく分けまして2問質問をさせていただきます。一つは、「町長任期4年間の成果を問う」と、二つ目は、「学校教育環境の実態を問う」と題しまして質問をします。
 まず、最初の「町長任期4年間の成果を問う」ですが、これは前回の定例会で同様の内容趣旨で私が一般質問をしておりますが、任期後の出馬、今後の動向、抱負を質問、答弁では、住民協働を任期まで全力投球が最優先で、その意欲と意思は十分持ちつつ、すべては熟慮でありますとの、時期を見て理解を得るべき機会を持ちますとの答弁でありました。町長選での対抗馬はいなく、無競争ではとの大半の町民の予想でしたが、突如、先月17日の新聞に1期目の町議が町長選に出馬とのびっくりするニュースが飛び込んできまして、町民を初め、多くの方々が何か大きな不手際が町長にあったのかと、町内各方面での大きな話題となりました。町民の幸せを本当に心から考え、邁進する町長に対抗することですから、びっくりするのも理解できますが、まさか現役の町議が出馬表明したわけです。しかも、議会は町政運営の監視が一番の仕事と認識する者にとりましては、何があったのだと考えるのは、だれしもが町民を初め、多くの関心の注目の選挙、並びに今後の町政動向に懸念させられるところであります。やっと昨日、現役の町長の出馬表明があり、ほっとした町民がけさの朝刊を拝読されたことと推測いたします。
 そこで、質問の内容に入りますが、町長は、地の利に恵まれ、人の和に優れた町の特色を生かし、地方分権にふさわしい自治を確立すべく、「町民主体のまちづくり」を第一主義とし、職員には「過去の延長ではなく、未来から省みて、今何をすべきか考える」という目的意識と、「町民の目線で考える、町民のために働く、町民とともに行動する」という行動原理を掲げ、実践にあっては課題の本質を明らかにし、町民ニーズや外部環境との適合性などを踏まえ、既存の取り組みを町長みずから職員と対話と協議を重ね、一つ一つ丁寧に見直しながら新たなまちづくりに取り組んできたと、常日ごろより、我々議員各位に、また、町民の皆さんに話されております。
 そこで、町長任期4年間を振り返り、その成果について、町長が「富谷町総合計画」の体系に沿って具体的な事例を踏まえてお答え願いたい。
 質問項目の一つとして、子供たちのための環境と未来を考え、すべての世代が生き生きと暮らせるまちづくりについて、特に、教育の充実「教育満足度日本一の町に」と福祉の充実についてお答え願いたい。
 二つ目は、活力と地場産業を自慢と誇りにできるまちづくり・安心安全なまちづくりについて、これも特に、住環境都市基盤の整備充実と企業立地・産業振興・町のにぎわいについて、お願いしたいと思います。
 三つ目の項目としては、町民と町が直接つながるまちづくりについて、特に、人口5万人都市へ向けての取り組みや住民協働・行財政改革について、お答えを願いたいと思います。
 大きな2番目といたしまして、「学校教育環境の実態を問う」と題しまして、教育満足度日本一を目指して、教育の充実にまい進していただいていることに感謝と大きな期待を常日ごろから抱いている反面、いじめ問題、自殺、そして教師の不祥事の頻発関係の報道が絶えません。また逆に、本町では特に大きな問題に至る情報などは聞きませんが、長引く不景気からの失業、そして、伴う収入減などの諸問題などから、子供環境にも影響が出てきているとの情報も聞いており、教育環境に対する運営状況をお聞きしたいと思います。
 質問項目の一つとして、本町でのいじめ問題の現状認識をお聞きします。
 二つ目は、いじめに対するアンケート実態調査は本町ではされましたか。お聞きします。
 三つ目は、正教師不足での講師担任起用はありませんでしょうか。
 四つ目、教師の通常勤務での問題や多忙からの悩みやストレスなどの教育指導に特に影響している実態は発生していないかお聞きします。
 五つ目、就学援助制度をめぐっての問題発生はないでしょうか、お聞きします。
 六つ目、通学問題では発生というものはありますか、お伺いします。
 七つ目、校庭の暗渠対策と父兄参観対応での校庭駐車の活用は矛盾はありませんか。
 上記七つについて、それぞれ丁寧なご答弁をお願いしまして終わります。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
昨日、来年の2月6日、町長選挙に当たりまして第2期目の抱負と、そしてまた、出馬の表明をこの議場の中でさせていただいたところでございます。ただいまはこの4年間を振り返ってというふうなことでありまして、順次答弁を申し上げます。
まず、前段といいますか、前提はやはり富谷町の総合計画、平成21年度にスタートしたということでございます。私が町長に立候補、そしてまた、当選をさせていただくこの前後から描いたそのものを柱に、ベースにしながら、3本の柱を立てさせていただいたと。教育、そして福祉、大きなくくりです。そしてまた、二つ目は、生活環境、まさに住んで住みやすいと、前の道路もそんなにでこぼこしていないと、こういったふうなことも含めて、生活環境、基盤整備というふうなことへの重点化。三つ目は、企業誘致、そしてまた、町のにぎわい、活性化、活力と、この辺のところを三つ目の柱にいたしました。それらを柱にしながら町政運営、町民の皆さんとともにというふうなところですね。一言で言えば住民協働ということとなりますけれども、鋭意努力をしてきたところでございます。まず、そんなことを前段にお話ししながら、一つ目の教育並びに福祉について申し上げます。
教育満足度日本一の町をというふうなこと、大きな旗を上げてスタートしたところでございます。主なるものは読書活動の推進ということで、19年の小学校、20年の中学校ということで、全12校、学校図書館指導員を配置して大変大きな成果を得ておるところです。テレビ等にも取り上げられて、全国にまたネット放映されまして、その反響もまた大きなものがございました。そんなことで、なお一層今も小中学校の連携と、あるいは地域公民館との連携とかを含めて、大いなるその図書活動の実現、取り組みについて、さらに強めてまいりたいと思います。
ハード面におきましては、成田中学校の増築工事、予定どおり進捗しております。それにつながるものとして、新学校給食センター、いろいろ紆余曲折ありました。結果としては1年度ずれ込んだ形にはなりますけれども、今あのような形でスタートして、予定どおり夏休み明けにはスタートできそうだというふうな大きな目安も立ったところでございます。
福祉の充実につきましては、就任直後の10月から乳幼児の医療制度、医療費の助成制度、いわゆる6歳未満というふうなことではありますけれども、入院、通院、そしてまた、所得の制約・制限なくというふうなことで、フラットな形でスタートしたところでございます。昨年度はインフルエンザの猛威というふうなことがありまして、予防接種の全額無料助成ということも県内随一このような規模ながら実施をしたところでございます。
そしてまた、大きくは二つ、今の点を申し述べます。
二つ目は、やはり大きくは第6回の線引きの見直しというところでございます。結果は当たり前のように受けとめられるかもしれませんけれども、明石台東の約40ヘクタールの市街化区域、住宅団地の開発が認められたと。許可という言葉は使いませんけれども、県の告示が得られたと。本当に足かけ3年がかりの取り組みでございます。
そしてまた、工業系として、高屋敷地区、4号線に看板を立てているあの場所です。15ヘクタールほど。そしてまた、北部道路の北側、成田2期の部分ですね。北地区ということで150から200ヘクタールの大規模団地のというふうなことでの取り組みでございます。
富谷町に最も今欠けていた取り組みの中に、やはり企業の集積が非常に乏しいということが現状として、現状分析すればおのずと見えてくる、見えてきたというところです。富谷町の工業製品、何度も申し上げますけれども、一定の指標は110億円。大衡村さん、大和さんと、1,000億円、それを超えるというふうな形の、そしてまた、新しい企業進出群の中で1,000が2,000になり、2,000が3,000になりというふうな方向性が見える中で、富谷町はずっと、昭和45年の線引き、6回ほど経ておりましたけれども、一度とてこの工業系の土地利用の取り組みはなかったのであります。そのことを含めて第4回の、第5回はパスでしたので、第4回目以来、第6回目の線引きの結果がこのように、それは大変、原課、担当課が努力したこととあわせて、宮城県の絶大なる努力という、ご理解というふうなことの中で、知事の最大限のご理解も得ながら、結果としてはこのように成果につながったというところでございます。
自立した5万人都市というふうなことからすれば、これは富谷町に現状5万人を収容するほどの宅地はありません。したがいまして、新たに県外から移住される皆さんを受け入れるためには、どうしても住宅団地が必要だというふうなこととなります。あのように明石台、平地になっておりましたので、大きく土を動かして云々もなく、れっきとした市街化調整区域でしたから、制度上何にも手がつけられないと。線引き網がかかっている制約の非常に強い土地であったところを、何とかこの3年がかりの期間の中で、結果として許可を受けたというふうなところでございます。そういった意味で、この成果を受けて5万人都市というふうなことが具体、現実として視野に入りつつあるというふうなところでございます。
それにあわせて仙台北部道路、富谷ジャンクションが開通しました。大変なる交通量、利用をしていただいているというのも、同盟会の会長としては大変うれしいニュースとあわせて、この先4号へのタッチ、予定どおり3年度内に、平成24年度内に4号線に接続をするということ、それにあわせて、その正面が高屋敷の工業団地であるということ。そしてまた、4号線から入って東北道にそのまま入れるインター機能をというのも、会長としてもう既にここ1年、2年前から、議長ともども申し上げ始めたところでございます。今の現状、国の予定の中にはそれはございません。富谷の4号線から入ってそのまま仙台空港方面に直進するだけの機能でありますけれども、何とかこの会長職をもってして、今後ともこの関係市町村、そしてまた、議員の皆さんともども、まさに町民の皆さんの広いたくさんの利用が実現に直接的にはつながるのではないかというふうに思います。そういう意味では、2.5倍の通行量というには、非常に富谷町、そしてまた、ジャンクションのフル化という意味では、大変後追い、追い風になる状況ではないのかなというふうに思います。
二つ目は、やはり十三夜・魂のふるさとまつりですね。町の活性化、町のにぎわい、そしてまた、400年来の町の深い歴史のあるこの場所を拠点とした祭りが非常にオリジナリティーのある祭りとして定着し始めてきているというふうなことも、大きな二つ目の柱でございます。
そしてまた、あわせて申し上げれば、交通安全施策、あるいは消防・防災の取り組みも、総合防災対策監を配置して以降、大変優れた取り組み、そしてまた、町民の皆さんの即時対応というふうなことで評価いただいいるのではないかなというふうに思います。
これらの取り組みと成果につきましては、折々議員の皆さんにもお配りをしているところでありますけれども、警察庁を管理管轄するその上位の内閣府に、富谷町の取り組みがそのまま、秋の取り組みが内閣府の方に資料として、県警本部の依頼を受けて送付されたところでございます。そのようなことで、即時に対応する。道路の安全確保という意味からすると、課の横断的な、部を超えて、そして関係各課が横断的に対応をし始めたというのも、一つのこの4年間の事例ではないのかなというふうに思います。
例えば交通安全、成田の新しいあの場所、湯ったり苑のところですね、宅地にしますというふうなこととなって、その方向に今進んで、間もなく開発が進むところでございます。その折にも、道路予定計画を町長室のあの大きな机に並べて、交通安全担当の総務課、そしてまた、道路を担当する都市整備課、そしてまた、ごみ等の町民生活課、そして、通学路の学校教育課、そしてまた、保育園児のというふうなことになれば、子育て支援課と、こういった皆さんを町長室に集まってもらって、その図面をもとにしてシミュレーションをすると。できてからではというのではなくて、結果としてここに緑道を、ここにもう1本道路があるといいね、こういうところに将来的には横断歩道、信号機が必要だね、そんな話を最終的に取りまとめをして、結果としては、業者さんの方にお返しをして町の意向もお伝えをしてきたと、そんなふうなところでございます。
三つ目は、まさしく私は去年でしょうか、1月の仕事始めを一つの起点にしてございます。「自立した5万人都市」、そして中点を打って「新とみや・始動」というふうなことを、この演壇から全職員を前に発したところでございます。そのまさに「自立した5万人都市・新とみや・始動」の1月4日から、間もなくこの12月を終えようとしているわけですね。年末の仕事納めの折にもここでまたその締めくくり、そしてまた、1年の反省をするべく皆さんにも10分程度のメッセージを発することとなりますけれども、非常にそういう意味では、きのうも申し上げましたように、1月から12月のカレンダー、そしてまた、役所であります4月から3月までのカレンダー、そしてまた、1月から3月までの15カ月間にまたがるカレンダー。私の頭の中には、その三つのカレンダーを頭に描きながらそれぞれ取り組みを進めてきたというふうな経緯でございます。
事業の成果と取り組み、きのう20ほどと申し上げましたけれども、けさほど改めて数えてみましたら、22の事務事業について、成果と取り組みをこの年末まで合本、1冊にまとめてそれぞれの課に配備をして、配置をして、情報を共有しようと。そして、それぞれ事業、それぞれの取り組みに生かしていこうと。あるいは勤務場所が変わった折にそういったことを見ながら、あるいは今、税務課にいても三、四年後にどこかに配属されると。そういう自分の希望、ああいうところで仕事をしたいなというふうなこともあるんですね。議会事務局長もぜひ、事務局次長です、こういう場所で仕事をしたいというふうなことが形になって、現実このようになっているんですね。そういったものも折々に風通しのいい中で人事の配置をしています。何よりまして職員が一生懸命息に感じて仕事をするということなのです。定員が少ない、定数が少ない、仕事量が多い、きょうも憂うつだな、そして、休む人、あっちにもこっちにもと、こういう状況が私にとっても大変都合がよろしくないことでありますし、結果として町民の皆さんに大変ご迷惑と、そしてまた、サービス低下につながると、そんなふうな思いで、その辺のところも行政組織のトップとしての町長、そしてまた、その裏表になりますけれども、政治家としての町長、その辺の両面を持ち合わせたこの首長が、政治家として、そして前に進めるためには、職員の皆さんの大いなるそのパワーとまとまった前に進める力を息をしながらここまで進めてこられたと。そういう意味では、職員の皆さんに大変感謝をしているところであります。それぞれ1の日には町長訓示ということで、先月、12月1日、第38回目を迎えました。5分程度の町長訓示ということでありますけれども、何とか町長みずからが職員の皆さんにこの信条をお伝えしたいと、そんなふうな思いで進めてきたところでございます。
三つ目のところについては、今部制、庁議申し上げましたスピード感、タイミング、この辺のところを留意してきたところであります。
その後、町内会館の整備事業ということでありました。この4年間で一ノ関、大清水2丁目、町下、富ヶ丘南部の会館を新築をいたしました。そしてまた、新たにそれと並行する形で、去年は東向陽台の第1会館、そしてまた、ことしは第2会館というようなことで、皆さんの本当に使いでのある会館の改修にもまた取り組んできたところです。第2会館の改修に当たっては、庁内、役場内では20回近くの検討会議を開いています。そしてまた、それをもって地元の町内会27班にすべて回覧をして、これでよろしいでしょうかと、これ以上のお考え、ご意見ありませんかというふうなことまでやって、着手をして現状進行してございます。折々出向いて、まだ気づいたところについては微調整をしているところでございます。
広報とみやの充実というようなところも、わかりやすい町政、富谷町が今こんな状況になっているんですよと、こういう方向に向かっているんだよということを、町長も交えながら広報づくりにまた励んでいるところでございます。従前の3年、4年前、従前の広報と、あるいは去年の広報とことしの広報、その辺のところの違いもお感じいただければ、大変私としても光栄でありますし、ありがたいことだなというふうに思うところでございます。
私についてのこの4年間の評価は、もう一つだけ申し上げます。職員の取り組みというようなことで、国勢調査の取り組みがございます。これは4月から5月の広報から順次、段階的にあのような取り組みをしてまいりました。結果として4万7,045人という数値を第1報として県に報告しましたので、恐らく4万7,000を超える数値になるのではないかなというふうに思います。9月末の、9月30日現在の数値と、これは住民基本台帳、10月1日で押さえる国勢調査、1日の違いしかありませんけれども、その差は、前回は98.5%でした。633の誤差がありましたけれども、今回は本当に丁寧な職員の進め方がありまして、恐らく前回よりは一般的には下がるのではないかというふうに言われている中で、富谷町は98.79の数字を得てございます。500人台の住基と国勢調査との差というふうなことの取り組みもつながりました。この辺も一つの職員の頑張りとして皆さんにお知らせを、報告を申し上げたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校教育環境の実態を問うということで、7点のご質問をいただきましたので、私の方からお答えをいたします。
まず第1点目の本町でのいじめ問題の現状認識ということでお答えをいたします。御存じのとおり、桐生市におきまして、小学校6年生の女子児童がみずからの命を絶つなど、いじめが原因と考えられる自殺が相次いでおりますこと、このことに関しましては、教育にかかわっている者として大変心痛めてございます。いじめはあってはならないものですが、どの学校でも起こり得るものとしてとらえております。富谷町も例外ではございません。
本町のいじめにかかわる現状ですが、毎月の各学校よりの児童生徒状況の報告により確認をいたしております。学校からの報告によれば、今年度はいじめと思われる報告が5件上がっております。しかし、現在どのケースも学校の適切な指導により、いじめの状況は解消されております。今後とも学校との連携を密にしながらいじめの状況把握に努め、早期に適切に指導していきたいというふうに考えております。
続いて、いじめに対するアンケート等の質問でございますが、各学校ではそれぞれの状況を把握するために、次のような取り組みを行っております。ご質問にありましたように、まず第1点は、アンケートを実施をいたしております。2点目としては、いじめ発見のチェックポイントシートにより、毎月担任が確認するということも行っております。そのほか、定期的に生徒指導情報交換会を行いまして、いじめ等を確認し、全職員で情報を共有し、共通行動をとっております。
3点目、正教員不足の講師担任起用の件でございますけれども、富谷町には23名の講師が任用されております。そのうち14名が学級担任をしております。富谷町に勤務している講師の指導力向上のために、実践的指導力向上研修会などを開催し、講師の資質と指導力の向上に努めておるところでございます。
次に、教師の勤務状況等に関する問題点についてでございますけれども、多忙化ということが直接不祥事につながるということは考えてございませんが、質の高い教育活動を展開するためにも、児童生徒に向き合う教職員の健康管理面や、お互いに横の連携をとりやすい環境にするためにも、多忙化の解消ということには取り組んでいかなければならないものというふうに考えております。また、教職員が1人で悩みを抱え込まないように、町の教育相談員を利用してもらうなど、メンタルヘルス等の対策も充実させていきたいというふうに考えております。
次、就学援助制度をめぐっての問題発生というご質問でございますが、社会情勢の影響から経済的理由による申請が増加傾向にはございます。ただ、この制度をめぐっての問題は発生はしておりません。
次、通学問題に関してでございますが、通学に際しましては、スクールガードリーダーや各学校の先生方を初め、PTAの方々、地域の方々のご協力により、子供たちが安全に通学できる体制がとられておりますので、特に問題は生じてはおりません。今後とも児童生徒の安全確保のために、各地域の方々のサポートをお願いするところでございます。
最後に、校庭についてのご質問でございますが、校庭への駐車につきましては、原則行ってはおりません。しかしながら、入学式や卒業式、文化祭や授業参観等、特別な行事の場合で既設の駐車場だけでは対応できない場合に限って活用している学校がございます。また、活用している場合であっても、校庭の外周に駐車するなどの工夫で利用しているという状況でございます。
校庭の暗渠につきましては、排水管埋設や路盤の砕石層による排水工法がありますが、排水管の埋設の場合、ある程度の埋設深度、深さでございます、埋設深度で保護されておりますので、駐車した場合の影響は余りないものと考えております。また、東向陽台中学校や成田小学校等では、オイルサンド工法による表面排水及び面的な砕石路盤による排水工法を採用しておりますので、排水管の埋設はありません。このことから、暗渠等への影響は少ないものの、児童生徒の安全面、それから、校庭の表面に残るタイヤ痕などを考慮し、今後も校庭の駐車場利用は特別な事情の場合に限るものというふうに考えております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 12番高橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) まず、1番目の町長任期の4年間の成果を問うということで、具体的にご説明を賜りましたが、まだ大分成果が上がっている実態はあることと、また、現場主義、この町長の現場主義だけはちょっと頭が下がる思いがございます。現場を見て、そして、どういう状況か、そして、自分の考えを、そして、その中にしていくというような、このことが明らかに出たのがつい最近、今工事中の大清水の1丁目、2丁目の間の交差点、これに関しては非常に感銘をいたしましております。
 それからあと、待機児童の件、それから、恐縮ですが、あけの平ととちの木との間もカルバートによっての連結というのも、おのおのすると、たくさんそういうような成果というものが、私は認識するところでありますが、22項目ということで先ほど申されましたが、それ以上に細かい点を含めたら大分あるということから、一番は成果を今お聞きしましたが、一番はまだ5万人都市、これが一番大きな私どもの目玉なんですね。この目玉に対しての、昨日は、ここでのあれとしては余り力強くない。もう少しやはり対抗馬も出たことですから、もう少し意思をぴっと持ったような形で、今後の町政というものの運営、それから、都市に向かうことの決意をお聞きしたいと思います。
 それから、二つ目の件に関しましては……。(「一問一答じゃないの」の声あり)

議長(渡邊俊一君) 今、質問者が質問しているわけでありますから、ほかの議員は静粛にお願いします。

12番(高橋敏夫君) 私は一問一答ではございません。二つ目をお聞きして質問いたします。
 学校教育の環境ということで、非常に教育の日本一と掲げるだけあって、今の教育長のご答弁の中では、非常にいじめも本年5件というようなことで、いいのか悪いのかにしても、やはり実際は起きてしかるべきだということと、それから、ある話では、こういうものに関しては、隠すことなくして堂々とぶつかっていくということが必要だというふうに私も感じていました。先ほどの教育長の答弁に関しては、本当にそのとおりのことを今現実にやっていただいて、解決に向けているとの認識を持ちました。そういう面において、今後町長の言うスピードが本当に必要です。そういう面に関して、地域と、また学校が連携してやっていっていただきたいということ。ともかく若い子供の多くいる富谷町です。そういうものを含めて、今後のことでいきたいと思うのですが、ただ、やはり問題の教師不足、3番目の項目の中で、23名の講師がおって、14名が担任を引き受けている。このことに関しては、その教育もしておるという答えですが、やはり正式なあれと講師とでは、その面はちょっと人数がないという現状、正教師の人数が少ないという現状はよくわかりますが、この辺のところや何かは、大いにもう少し解決の方向に進めていっていただきたいと思うので、この件の所見をお伺いしたいと思います。
 それから、校庭の暗渠の件ですが、確かにそういうようなことが新しい工法であれば、深度の、深さの問題では解決するようなことで、東向中の今、やっておりますが、そういう面においても認識はしております。しかし、例えば古い校庭、極端な話、何もしていないところにおいては、正直言って建築の材料まで埋めてあるところがあるのです。そういうような状況から考えたときに、今現場の私は矛盾点を聞きましたが、まだまだ暗渠も進んでいない学校が大分あります。そういう面から、今後の暗渠の計画、それから対応について教育長の見解をお聞きします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、申し上げます。
 富谷町には二つの課題があるということです。自立した自治体としての富谷、そしてまた、幸いにも富谷町は5万人到達が可能な、そういった町、自治体でありますので、それの追求、この二つの側面を持った自治体、こんな認識でこの4年間取り組んできたところです。したがいまして、「自立した5万人都市・新とみや・始動」と、このことは、そしてまた、もうちょっと前から5万人都市、そしてまた、将来的には市制施行というふうなことを描いて、皆さんにこう問いかけをしてまいりました。町長への手紙も含めて、それに異論を強く挟むご意見も、そしてまた、私も出向いて耳にするところ、そんな強い異論もないようでありますので、私も自信を持ってこの将来の到達に向けて努力してまいりたいというふうに思います。
 本日は1,397日目でございます。約1,400日ということとなります。本当に判断、その中で判断をする、今回の期末手当の人事考課なんていうことについて言えば、38人、1次評価、2次評価、3次評価ということで、38人を標準よりも上の評価と考課、査定いたしました。これも38の判断ということとなりますし、それ以外の方も含めれば、それを一つにくくれば一つの判断だということになります。そういったことを含めれば、恐らく数千、あるいは1万を超えるほどの4年間で判断をする立場になるのだなというふうなことを思います。その1割程度がやはり決断なんですね。そしてまた、明石台東行くぞという、これらの政治的な決断ということが恐らく数十だろうと思います。ですから、そのようなことを含めながら、分析しながら、町長のありよう、皆さんから見る町長像と、私も町民の皆さんに映し出す町長像、それこそこの高みを目指して2期目に臨みたいと、そんなふうな思いでございます。完成された町長像でも何でもありません。皆さんとともにこそ成長していくことだと。それはまさに将来、後世の皆さんがこの時期の、この期の若生英俊を評価する。こんなふうな思いで今、無我夢中で日々過ごしているところでございます。
 私も11年、15年、19年と、町長選挙を3回事務所を構えてやってまいりました。そんなことを含めて、少し皆さんにはやる気があるのかどうか、元気かとかというようなことのご心配をおかけすることとなると思いますけれども、意気込みは未知なるものを秘めてというふうなことでご理解をいただいて、ぜひ今回気を引き締めて選挙に臨みたいと、そんなふうな思いでございます。

議長(渡邊俊一君) 教育環境について2問の再質問があります。
 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) まずは、いじめに関してでございますが、月例報告といいまして、月ごとに学校の方から上げて把握しているところは、短期間で改善されたというような案件については、そこで把握をしてございます。しかし、いじめにかかわっている子供が少し広範囲にわたるとか、ちょっと時間的に、指導の方に時間がかかりそうな案件については、その都度学校の方から報告を受けまして、町の相談員、それから、もちろん学校のスクールカウンセラー等の職員、それから、関係機関と連携を図りながら、議員のおっしゃるとおりスピード感をもって対応しているというところでございます。
 それから、講師の件でございますが、講師が派遣される主な案件は、いわゆる職員の産休、それから病休等の欠員による補充でございます。産休・病休というのは、数カ月の範囲でございますので、そこの数カ月間の補充に本務職員の配置というのは大変難しい状況にございます。その場合の補充に講師が当たっている。それで、その産休・病休に入っている本務職員が担任の場合は、そこの代替講師がそのまま担任に当たるという状況で、14名が担任を今しているというような状況でございます。
 校庭の暗渠については、学校教育課長の方からお答えをいたします。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、排水、学校校庭の排水工事の今後の計画ということでお話をさせていただきたいと思います。
 学校評価等におきましても、排水不良が指摘をされている学校等もございます。現在、排水状況が不良ではないかというのは、学校が5校ほどございます。排水の状況を検討しながら、今後計画的に排水整備を進めていくというふうに考えております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時57分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで、小川議員の通告順番でありますが、本人が欠席のため、次の質問者に移らせていただきます。
9番今村寿君。

9番(今村寿君) こんにちは。私は通告にしたがいまして、3問の質問をいたします。大きなテーマ、第1問、当町の点字ブロック歩道等「盲人用」の維持・管理を問う。第2問目、大きなテーマ、成田・明石台地域への要望の強い郵便局設置を急げ。第3問目は、若生町長4年間の実績とその政治姿勢を問うと、この3問でございます。
 第1問目、当町の点字ブロックの歩道等の盲人用の維持・管理はどうなっていますか。
 視力障がいの方々に聞くと、怖いのはやはり交差点と駅のホームだという具合に聞きます。我々健常者から見ると、マイナーな問題のように見えますけれども、ちっちゃな問題に見えますけれども、視力に障がいのある方から見ると、命にかかわる大切なテーマであります。
 そこで、具体的な質問。
 1、当町の歩道のある道路の中で、点字ブロックが設置されている延べ総延長はどれぐらいですか。また、その維持・管理、パトロール等はどのように行われていますかということでございます。
 また、当町内の成田の歩道点字ブロックが交差点で45度、45度の合計90度に直角に曲がっている設計をされていますが、障がい者から見ると非常に踏み外しやすくという言い方はちょっと悪いかもしれませんが、踏み外しやすい。ある意味、アールをつけていただくと、靴やつえで探りながら歩きやすいということを、そうしていただくと非常にありがたいということを聞きますが、現状どうなっていますか。
 それと、小さな3問目は、1年ぐらい前のことでしょうか、近くの交差点に、これは東向陽台小学校の前の交差点に、視力障がい者用の音声装置といいますか、ピーピーとピヨピヨと鳴るのですが、そういう音声の設置された交差点になっておりますが、最近気がつくと、音がほとんど出ていないという時間が多いのはなぜなのでしょうということでございます。
 第1問は具体的なその三つ。
 第2問目、成田・明石台地区へ要望の強い郵便局の設置を急げということであります。
 成田・明石台地区の生活基盤づくりについては、粘り強く、粘り強く質問をしています。生活面のインフラ、病院だとか、交番だとか、銀行だとか、ほとんどそろいました。あと残るのが郵便局なのです。なお、この成田・明石台地区は、今後の開発が予定されている明石台東地区の展開なども考えると、郵便局の設置すべき要素が非常に大きいと。民営化後3年近く経過がするが、何らかの変化や動きがあるべきだと思い、伺います。具体的な質問。効率を求めたこの民営化ならば、この成田・明石、それから、仙台市になるのでしょうか、明石南、そのような地域の人口は大変大きなものになっております。優に郵便局が設置できる人口を凌駕しておりますが、前回この質問を私はもう5回目ぐらいになると思うのですが、前回この質問をしたのは20年6月だったと記憶していますが、それ以降の進捗状況についてお伺いいたします。
 それから、今後のやはり開局は、局の土地だとか建物買い取りじゃなくて、やはりリースとかレンタルという方向になるのではないかということが予測されますが、行政として地元住民と協力の上、そのような対応が必要と考え、その対応について伺います。
 生活基盤づくり、3の整備の最後の課題と考え、さらなる力強い取り組みが必要と思い、考え、その推進を伺います。
 第3問目、先ほど来も若生町長4年間の実績と問うとか質問がございました。私も若生町長4年間の実績及び政治姿勢を問うというテーマで質問をいたします。
 富谷町の町長に当選されてもう少しで4年経過します。マニフェストに掲げておられる「教育満足度日本一」だとか、「町政にクリーン&グリーン」とか掲げておりますけれども、そのほか「徹底した情報公開」、「若者への就職支援」など掲げてありますが、その公約の達成度はどのように評価されておられるかお伺いします。
 具体的な質問。このいろいろ掲げておられる公約等の中で、達成度が町長みずから見て、この三つは特にできたねということがあればお聞きしたいし、反面、達成を目指したけれども、なかなか情勢の変化などで未達成の項目もあるのではないか。そちらの方も3テーマぐらいあればお示しいただきたい。
 具体的な質問の二つ目。当町の保育行政で専門職が不足していて、臨時職員がほとんどの体制であるから、安全安心な子育て支援のこの公約が泣くのではないかと聞きますが、実態はどうなっているかをお伺いします。
 具体的な3問目。組織に部長制を導入されました。その成果はどのように上がっていますか。また、部課長クラス、その結果抜擢される人とそうじゃない人が出てきますから、その部課長クラスのモラルやモラールもともに上がっていますかということでございます。
 4番目。当町の職員がこの年間4名も退職されております。非常に就職難の折、4名も退職。また、特別職の前昆野副町長も含め、ほとんどが一身上の都合となっているやに聞きますが、本当のというか、真の原因、要因はつかまれていますか、お聞きいたします。
 以上、第1回目の総括質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 今村議員にお尋ねいたしますけれども、ただいまの論旨の中で、「とみやちょう」という文言がありました。条例で「まち」になっておりますので、発言を訂正させていただいてよろしいですか。(「はい」の声あり)
 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
点字ブロックの件につきましては、詳細は担当部長から答弁させることといたします。45路線、52.6キロメートルの歩道に視覚障がい者用の誘導用ブロック、一般的に点字ブロックが設置されておるということを申し上げて、詳しいことは担当部長に引き継ぎます。
二つ目、郵便局の件でありますけれども、これはこの議会におきましてもお話ししてきたとおりでありますが、昨年の8月、5町内会の郵便局設置要望を受けまして、郵便局会社の東北支社長を訪ねました。その支社長さんは今東京の方の本社の方に移られてという、執行役員のお立場で移られております。8月24日には、成田の連合町内会から6,000名近くの署名簿を添えて、9月28日にこれまた東北支社を訪ねてございます。前段、去年の明石台の郵便局設置要望をした折には、白川支社長さんがご栄転、お転任の折、役場に出向いて回答書をちょうだいしたところでございます。このようなことも大変心打つものがございました。そのような中の文面に、東北地方での新設郵便局の優先度は最大級であるという回答文書もちょうだいしているところでございます。明石台のみならず、成田地区への郵便局設置の必要性について理解を深めていただくなど、今後の要望活動につながる大きな成果が上げられているものと認識してございます。恐らく従前以上の今民営化、そしてまた、郵便局会社の状況、法案等々ある中で、大きな前進になったと、こんなふうな認識でございます。
郵便局の開局につきましては、その方式、スタイルはさまざまであろうと思いますので、これはもう少し先にそれぞれご相談があれば、あるいはこちらからこういった場所に、こういった土地の状況、動きがありますよというお示し、ご提案をさせていただくことの動きも引き続いて進めてまいりたいと思います。どちらにしましても、住民の皆さん、町民の皆さんの大きなそのまとまった声が署名簿として提出をされる、この重みは明石台であれ、成田であれ、非常に重いものがあるというようなことで、当該の町内会長さん、行政区長さんも同席した折、お感じいただいたのではないかというふうに思います。
三つ目でありますが、ちょっと文面で気になったのでありますけれども、整備の最後の課題というふうな、郵便局設置をですね、表現してございますが、私は常に課題は解決し、また、次の課題がというふうなことになろうかと思うんですね。ですから、一定の今まで描いてきたものの最終という意味では最後の課題というようなことなのでしょうけれども、明石台におきましては、明石台東地区の新たな開発が始まる、2,000人を超えるお仲間を迎える開発が始まるわけですから、これとあわせてまた、交通安全の件やらこういった金融機関のことやら、サービスのことやら、さまざまの課題が出てくるのであろうと思います。それらに合わせて、適時的確に住民の皆さんのお声をちょうだいしながら対応してまいりたいと、そのように思います。
今、総務省への要望、上位機関であります総務省の要望の日程を打ち合わせしております。さらにまた、宮城県選出の桜井副大臣へのアポイントということで、年内、あるいは年明けにそういった約束が果たされるのではないかということで、今担当、企画部長のもとで進めているところでございます。
次に、三つ目のところでございます。先ほど午前中の質問とかぶるところでありますけれども、きのうも冒頭申し上げたこと、そしてまた、午前中の質問に答えたというふうなこととあわせて、やはり三つというふうにおっしゃられたわけでありますけれども、達成、未達、それぞれ3項目とのことでありますけれども、基本的には取り組みの評価を行うのは、まさに町民の皆さんであるというようなことで、今度の2月6日の町長選挙の一つの目安、あるいは争点といいますか、現職1期目4年を経過した町長でありますから、そういったことも含めて町民の皆さん、有権者の皆さんにお考えいただくと、このように考えているところでございます。
達成したことというふうなことで言えば、やはり政治家として行政トップというレベルでは解決し得なかった問題が線引きで確保しました明石台東の住宅団地造成でございます。
二つ目は宮根線です。予定路線から富谷町分と松陵に抜けるあの仙台市分のあの部分の予定を抹消しましょうと、消しましょうということですね。そのようなものを巻き返しをして、何とか予定路線、地図上からの予定路線を確保、残せたという、非常に印象に強いものでございます。舟丁、宮沢根白石線、宮沢橋、河原町、仙台のあの地下鉄河原町からバイパスを抜けて松陵、そして明石台、将監、パークタウン、根白石までというふうなことで宮根線でございます。この環状をしてこそ、まさに道路としての機能が100%以上発揮されることだと思いますけれども、高速道路でよく言います、ミッシングリンクと、こう言います。ぼこぼこはつくられているのだけれども、つながらないというふうなものが全国で1,000以上あるんですね。1,600ほどの期成同盟会があるというふうなことからしても、なかなかつながらない状況、それぞれの部分、箇所、箇所で工事は進めておりますけれども、つながらないというふうな課題があるというふうなことからして、宮根線はぜひとも予定路線から外さないでほしいと、これが二つ目のことであります。
もう一つは、やはり今と関連しますけれども、ミッシングリンクの解消、60キロの円形状の環状道路が政令都市ではここ唯一最初でということとなります。その規模の大小はありますけれども、どちらにしても常磐道から来る高速道路、東北道から来る高速と、これを富谷の最短の区間、13.3キロの最短の区間で接続をするという、そのジャンクションが富谷に完成したという、これはまた大変な3月の27日でございましたけれども、記憶に残る1期目の達成した内容でございます。
そしてまた、このようにちょっとつけ加えますけれども、常磐道が26年、平成26年に福島と宮城の部分が開通します。私は東京での発言の中で、東北道と常磐道が関東圏から日本を北上する、このことが結果として日本の経済再生の大きなかぎを握るのではないかというふうなことを11月末、日比谷公会堂で意見発表というような形で述べてまいりました。まさに私はそのように強く確信をいたしますし、この日本の明るい兆しをこの道路の完成、一刻も早い完成をもって、富谷町のまた発展にもつなげてまいりたいと、このように思うところです。
保育所の体制ということで、相当採用についてはこの間、この4年度で保育士は11名採用してございます。平成13年に1名採用した後、相当の空白がありまして、平成20年から、就任した翌年から20、21、22年度、3年度にわたりまして、正規職員11名採用してございます。そのことをもって「泣く」という表現はいかがなものかなというふうに思います。万全ではありません。正規職員の数、あるいはその臨時職員のありよう等々からすれば、現状で満足するものではありませんけれども、そのような職員増強、一般職員の増強をやや抑えて、そして保育士、そしてまた保健師の増員につなげたと。保健師は8名でございます。この間40名採用しておりますけれども、30名退職、40名採用ということです。その間、この40名の内訳にあって、保健師が8名、保育士が11名ということでございます。ですから、約半数がそういった専門職を採用しておるというふうな経緯がございますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
最後の、最後といいますか、部長制のことでございます。それこそ町民の皆さん、あるいは議員の皆さん、町民の皆さんに比べればかなりの何倍も役場にお出ましをいただく機会があるわけでありますけれども、率直に皆さんの目にどのように映っているかということをお聞かせいただきたいのです。全然変わっていないよということなのか、動きが見えるぞとか、一生懸命だよとかというようなことを、皆さんが私らの声に、職員に、やはりお伝えをしていただきたいというのが、それがまた職員の励ましになるんですね。このような場でモラルが上がっているかというようなことでなくて、自分自身はどのようにお感じになっているのか、そのこともぜひこういった場で前段触れていただきますと、私のみならず職員にとって非常に励みになるのではないかなというふうに思います。いろいろな声、いろいろという声の中に、町長、部長制は英断だったねという言葉が印象に、記憶に残ってございます。19年の9月議会で一たん否決されたこの部制でありますけれども、去年の9月議会、そして準備を経てことしの4月からスタートしたというふうなことで、この部長制、まさに組織が、動ける組織をつくるということです。そして、その組織を動かすということです。そして、そこに働く皆さんのモチベーション、士気をいかに高めるか、やる気をいかに起こすかということですよね。ですから、どうぞやる気起きないんだやというふうな声も、私は聞き取る努力はしているつもりでございます。その辺のところも総合的にご判断をいただければ、大変幸いでございます。
最後になりますけれども、職員の退職の件でございます。4名もというふうな表現にもありましたし、記憶にもありますけれども、それこそ退職は4種類ありますね。それぞれ数名から10名を超えるほどの人が年度単位、あるいは1年単位で退職しています。ですから、「1人も退職した」という言葉はないですね。「1人も」と言った場合は、「1人もやめない」というふうなことになりますけれども、今度は2人目から2人もやめた、3人もやめた、4人もやめた、2人目から「も」がつくんだなというようなこと、この答弁の準備をした折、感じたところでございます。
やめる理由には、定年退職、勧奨退職、亡くなっての退職、そして自己都合と、大きくは4種類です。会社でいうその会社都合というのは、基本的には役場、公務員の世界にはありません。恐らくといいますか、勧奨退職の件、後ほど再質問させていただきますけれども、議員のご認識、どの程度に、どの辺におありになるのか、後ほどご質問いたしたいと思います。ここでは、自己都合でおやめになった方は、私の就任時、4種類の退職理由がありますけれども、自己都合でおやめになった方は7人です。前4年の15年から18年までの前4年でいいますと、15人でございます。それぞれに個別に総務課で人事管理担当しておりますので、十分なるその資料と手続も遺漏なき手続をしておりますので、後ほどまた質疑の中で答弁をすることといたします。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、1点目の点字ブロックの件でございますが、延長につきましては、先ほど町長が申し上げましたように、全長は52.6キロメーター、45路線となってございます。このパトロールにつきましては、職員が2人一組体制で月1回車道、歩道等を問わずやっておりますし、あと、現場担当職員が現場と庁舎の往来の際にも、極力点検を兼ねて行くようにということで指導しているところでございます。
 それから、成田地区の点字ブロックのアールについてというような具体的な件でございますが、視覚障がい者誘導用ブロック設置につきましては、ちょっと長いのですが、道路の移動等円滑化整備ガイドライン、これは別名、道路のバリアフリー整備ガイドラインというものでございますけれども、それも運用指針をもとに歩道に設置をしているものでございます。
 町内におけます視覚障がい者誘導用ブロックの形状につきましては、平板ブロック、30センチ角の平板ブロックでやるタイプと、もう一つ、成田地区のように、20センチと10センチを二つ組み合わせて、それで誘導しているというようなインターロッキングブロックタイプというのと、現在二つのタイプがございます。町内の交差点での視覚障がい者の誘導用ブロックなのでございますが、これは屈折施工箇所、通常アール施工箇所、屈折施工箇所ですね、その部分については特に今はないのでございますが、特に支障となりますマンホール等を迂回させた場合には、そのアール施工というものをやっているものでございます。成田地区につきましては、インターロッキングブロックで施工しているものですから、他の地区と比べて若干交差点での歩行が容易ではないということは伺います。このアール施工につきましては、ガイドラインと照らし合わせながら再検討するというようなことを考えてございますし、成田地区につきましては、ブロックの組み合わせ方をもう少し工夫して、並列タイプにするとかということも視野に入れながら、再度現場の方を確認しながら、やれるものはやっていくというふうに考えてございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 音声装置が設置されながら音が出ていない信号機というところの答弁をさせていただきます。
 この理由につきまして、宮城県警察本部に確認いたしましたところ、供用開始直後から、住民から騒音で多数の苦情が寄せられたそうでございます。そのことによりまして、数カ月後には音を停止したということでございます。あわせまして、この信号のその音声なのですけれども、時間設定機能を有していないというところでございました。今後はそういった機能が正常になっていないということであれば、警察当局へ正常な機能を持つ信号機の早期設置を強く要望していきたいと考えております。

議長(渡邊俊一君) 今村議員に申し上げます。今村議員の質問残時間は21分であります。
 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 若生町長の功績、成果については、昨日来から2人の同僚議員が質問しておりますので、私は割愛させていただきまして、まず、むしろマイナスの面……(「もう少し大きく発言してくださいね」の声あり)まず、負の面、マイナスの面から質問をしていきたいと、このように思います。
 昨日の町長のあいさつの中にもありましたように、十三夜、魂のまつり、とみやですか、について年々来場者もふえてきておるというぐあいに聞いております。ここ始まって以来の来場者数はどのような推移になっているか、まずお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ここで質問できるのですか。先ほど富谷の件……。

議長(渡邊俊一君) ちょっとお待ちください。町長、反問権をお使いするわけですね。

町長(若生英俊君) 反問でお願いします。

議長(渡邊俊一君) それでは、反問権に対して、今町長から反問権を行使したいという旨がありましたので、反問権に徹して、反論権に踏み込むような状況のないような状況での反問権を許させていただきます。

町長(若生英俊君) 先ほど自治体の呼称の件もありましたけれども、祭りの正式な名前をもう一度お願いします。

9番(今村寿君) 座ったまま。

議長(渡邊俊一君) いや、一問一答ですから、座って答えても立って答えても同じですから、議長に対して議席を示してください。
 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 正式な名前は私存じ上げておりませんが、魂のまつり、十三夜、魂のまつりというような名前だったように思いますが、これで意が通じると思いますので、お尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これ以上申し上げませんけれども、このように思いが、何度なく私どもお話し申し上げているのでありますけれども、ぜひ「十三夜・魂のふるさとまつり」と何度と申し上げても、ぴたっと入らない。そうしますと、先ほどのようにマイナス面からとこうなるのかなというふうに思いますが、どちらにしましても、入場者数は、生涯学習課長きょういますか。去年の3万6,000台、ことしの4万5,000と、そういった数字が出ておりますので、何かあれば、恐らくそれに近い数字ですので、とりあえず私から答弁いたします。したがいまして、年々上向きに増加しているということでございます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) お聞きしますが、この参加者なり来場者は、どのような基準でどこでだれがカウントしているのですか、お聞きいたします。

議長(渡邊俊一君) これは前回にもそういう質問がありまして、報告していますけれども、新たにもう一度聞きますか。

9番(今村寿君) 改めて聞きます。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) そういう祭りの性質から、通りを使ってやるものと、集客を要するしんまち公園を使ったり、富谷の小学校のグラウンドを使ったりやっておりますので、これは七夕まつりと同じ手法で、何メーター間隔を基準に、そこで職員を配置してカウンターでカウントをして、延べ人数という形でやっております。なお、先ほどの来場者の推移は、総合計画書に載っておりますので、皆さんにお配りしております。ちなみに、19年が1万6,500、20年が2万6,500、21年が3万8,000と。目標値は、これは富谷の人口を全員が来ていただくという数字を実行委員会、組織委員会で決めまして、目標値をまず5万人まで上げましょうというのが近々の来場者の目標でございます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 昨年に比較すると、ことしはやや雨模様だったので、減ったのかなという印象で私は祭りを見させていただいておりますが、富谷の人口に近い来場者なり参加者があったというのは、到底私は感じ取れないのでございますけれども、本当にカウントした時間なりは年々ふえているのでしょうか、9,000人も。再度聞きます。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ですから、私は手法を申し上げました。事業ごとの取り組みと成果ということで、20数項目、今年末に向けてまとめようとしております。皆さんから、祭りが終わった後、祭りの途中、何往復皆さんとどれくらい会話を交わしたでしょうか。押しなべて今までで一番多いよ、去年よりもっとにぎやかだよという声です。皆さんからそうでない声があったらば、ぜひ聞かせていただきたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 今質問しているのも、そのお聞かせの一部だと思いますし、いろいろ数字について検討されているときも、去年よりもふやしていけよというような声が聞こえてきたということを私は聞いたことがありますが、そのようなカウントの仕方になっているんじゃないかと思って聞いておるわけであります。
 それから、次行きます。同じような祭りで、1カ月ぐらい前後しているのでしょうか、商工会主催の「おもしろいからきてけさいん」というタイトルだったと思います。そのようなものとダブっていますけれども、南部の方から見ると、名前も覚えられないぐらい、町会議員の私は不勉強かもしれませんが、一部の祭りになっていませんか。しかもダブっていませんかということをお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ご認識はいかがでしょうか。主催が全く違うものですから、何とも申し上げようございません。主催者が違います。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 町として商工会がやっているお祭りと1カ月ぐらい前後していると思いますが、1,000万円も近い金をかけて展開する必要があるのかどうか。どのように判断をされているのかを聞きます。

議長(渡邊俊一君) 今村議員にちょっとお尋ねしますけれども、その1,000万円のお金をかけて何をやっているというお話ですか。今……。

9番(今村寿君) 祭りにそれだけの……。

議長(渡邊俊一君) 二つの祭りを今、今村議員はお話ししましたけれども、どちらのことをお尋ねしていますか。

9番(今村寿君) 祭りにそれだけの金をかける必要がないのではないかと。

議長(渡邊俊一君) 先ほど町長は、商工会の方の祭りは富谷でやっているのでは……。

9番(今村寿君) いいえ、町の祭りでしょう。

議長(渡邊俊一君) どっちの祭りですか。

9番(今村寿君) 町の方の分です。商工会じゃない方の分です。

議長(渡邊俊一君) ああ、そうですか。若生町長。

町長(若生英俊君) 反問権お願いします。

議長(渡邊俊一君) はい、許します。

町長(若生英俊君) 町で予算化している「十三夜・魂のふるさとまつり」の予算額をお願いします。今、1,000万円というふうに、1,000万円ほどのというような形の言いぶりですから、ですから、それゆえに反問させていただきます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 1,000万円近い予算実績だったと思いますが、当初の予算は750万円ぐらいだったでしょうか。1,000万円近い数字だと私は記憶しています。
 議長、反問権というのはそういうやりとりじゃないと思います。私の質問に対する整理じゃないでしょうか。(「そうだ」の声あり)私に対する質問はしないということじゃないですか。

議長(渡邊俊一君) 今現在、要するに町長の立場として、1,000万円ほどというような質問に対して、理解ができない部分があったからそれをお聞きしたのだと思いますけれども、そういうふうな理解でとらえられませんか。

9番(今村寿君) 私は議事の整理についての質問だと、反問権だと理解しています。

議長(渡邊俊一君) 完璧な答弁をするために、具体的な質問をさせていただいたと、私は今とっておるのですけれども、そういうふうに理解していただけませんか。それをどのように答弁させればよろしいですか。

9番(今村寿君) 私は今答えたとおりであります。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) このようなことで時間をとりますと本題から外れていきますので、次行きます。
 そのほか、去る11月30日、私が先ほどお答えいただいたような、町長のお答えいただいたような退職者の年度別・要因別・男女別の数字を総務部に要求いたしましたけれども、理由らしい理由を示されずに資料を出してもらえませんでした。また、同僚議員が行政区長の名簿を要求したら、やはり同様な理由で提示、資料提供はいただけませんでした。これはなぜでしょうか。お聞きします。

議長(渡邊俊一君) 今村議員にお尋ねしますけれども、今その資料を提出してくださいというような質問なのですか。それとも……。

9番(今村寿君) 資料提供なかったのはなぜですかということです。時計とめてよ。

議長(渡邊俊一君) 今大丈夫ですから。それは心配ないですから、今質問しているわけではないですから。今、この中の一般質問に対して、その今質問されている内容が妥当かというものがちょっと疑問なところがあるものですから、その辺について改めてその辺に対して答弁ができる人たちというか、執行部の方で何かありますか。
 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 一般質問の中で、当町の職員が4名も退職しておりますというようなことに、一般質問が出ておりました。それに関することでございますので、議会の中でお答えしますというような考えでおりましたし、そのことをお伝えしたところでございます。
 それから、名簿のことに関しましてなのですが、名簿については、広報で行政区長のところとか、あとそれから、民生委員とか、そういったものにつきましては、お名前については広報でお示しをしているところでございます。そういったことから、先ほど今村議員がおっしゃったようなことでお答えしたところでございます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 事前に資料が欲しいし、年度別に要因別に男女別に欲しい。それをもってきょうの質問にかえたいから、事前にお示ししてほしいということを言いますと、議場で答えます、これは議員の調査権を踏みにじったことになると思い、町長にお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私は違うと思いますね。個人のまさに一身専属の内容でございますので、あの対応で間違いないことだと思います。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 私は総数を聞いているわけでございますので、プライバシーには全く関係ない。答弁になっておりません。もう一度。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 4名の取り扱いという、私らはこの件では人事管理は年度単位でやっておりますので、22年度は2名の勧奨退職者でございます。6月30日でおやめになった方と10月末でおやめになった方。勧奨退職による退職です。21年度は4人です。勧奨による方が2人。自己都合がお2人という。ですから、4名というのは、どこをとっているのかなという、内輪で理解すれば、ことしの1月、21年の単位で1月から1年と12月までの1年単位だと4人だねというようなところは見えたところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 話題変えます。
 忘れもしません。3月の定例会で私も同僚の佐藤克彦議員の一般質問に対する終了後、町長の問題のある発言で議事が中断したことがございました。その後、私、山路議会運営委員長と総務常任委員長の私で町長室に行きまして、そのようなことが行政と議会で対立していてもしょうがないから、ここは話し合いでちゃんと取り消すべきところは取り消してちゃんとやりましょうということを申し入れに行ったのでございます。そうしたら突然、「今村君、町長室で腕組みするとは何事だ」と。私はそういう対立をなくすために行ったのでございますが、どなられました。私は腕組みをした覚えはありません。かいなを抱いたことはあります。こういう怒声を私は浴びせられました。このような怒声が、聞くと、庁舎内にまだ響いてくるということをよく聞きますが、そのようなことが退職の要因になっているのではないだろうかと思い、お尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 今村議員にちょっと申し上げますけれども、一問一答を今やっているわけでありますけれども、一問一答も通告制でありますから、この通告にのっとって質問をしていただきたいと思いますけれども、いかがですか。

9番(今村寿君) 議長、発言をとめないでください。私は政治姿勢というタイトルで通告しておりますので……。

議長(渡邊俊一君) まだ指名しておりませんから。
 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 政治姿勢ということで通告しておりますので、このような質問は十分にできると思って質問しておるわけでございます。回答を求めます。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 問題ある発言ということ、確認したいところでありますけれども、それをまず置いておいて、その後、もう1回復習をします。今村君、腕組みとは何ですか、どなられたという、そのような表現が今議場でなされました。このようにご本人から出ると、そのままそういうことがあったんだべなというようなことになることも、私は十分かつて経験をしておりますから、この折には山路委員長、副委員長お出ましの折には、副町長同席で今の場所のやりとりをしてございます。ですから、副町長にその場面を、本当にこういった発言をそのままスルーしたのでは、まさに今村議員、町民を代表する議員を今村君と呼んだというようなことになってしまいますので、これは名誉にかけて副町長に答弁をさせます。怒号が、そのような怒号、私のしゃべりが怒号だというふうなことになります。そこからまた今度退職の理由につながったのではないかと、こういうような論旨で今の発言でございます。とりあえずそういう趣旨で町政運営していることではございませんし、副町長から答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 千葉副町長。

副町長(千葉芳樹君) 当日私も同席させていただきました。やはり調整、それから、に来たはずなのですけれども、やはり私にとっても腕組みに見えました。それから、町長が大きな声というのではなくて、どなり声でないのです。それはやめてほしいということを言ったはずです。少し強かったかもわかりませんけれども、それは指導、助言という姿でやったと思いますので、ご理解いただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 私も山路議会運営委員長と同席しておりました。よく今村さん、耐えましたねと、帰ってきて慰めてくれました。今、副町長、その言葉に間違いないですか。この件に関しても、私は百条委員会を立ち上げてじっくり調査していきたいと思っていますので、よく心して答えてください。私はそこに同席した副町長がなぜ町長をいさめないのか、行き過ぎですよ、12歳も年上の私に対して、また、二元代表制の議員に対して腕組みはやめなさい、こんな指導ができるのでしょうか。今でも正しいと町長は思っているのですか。お聞きします。

議長(渡邊俊一君) 今ね、今村議員、政治姿勢に対して質問をしているような内容でありますけれども、政治姿勢とどこでかみ合うのかなと思って今聞かせてもらっているのですけれども。9番今村寿君。

9番(今村寿君) 政治家は言葉が生命だと聞いておりますが、言葉のやりとりだとか、どなりつけるとかというのは、政治姿勢そのものじゃないですか。どうして私の発言を議長はとめようとなさるのですか。それより回答を求めます。

議長(渡邊俊一君) 基本的にとめているわけでは決してありません。ただ、今、一般質問の中で、やはりその通告されている内容と全く別では、やはり議事の整理に対して問題が起きるわけでありますから、ですから今、先ほど今村議員から政治姿勢に対してただすというような話でありました。それを今の論点からしてかみ合うものかどうかということを今ちょっと考えさせてもらっていましたので、整理権の中で今お話をさせていただいておりました。改めて若生町長に答弁を求めます。

町長(若生英俊君) 私から何をといえば、そうでないと、こうなりますね。お出ましになった議員の皆さんもそのとおりという発言もありました。私の立場からすれば、副町長が先ほど申し上げたとおりでございます。指導ではございません。そういう議場での発言の件で協議した結果を持ってきたというふうなときに、そのような態度、そういうそぶり、姿勢はないでしょうというふうな感じで、腕組みをして私も見せました。そのようなことをご理解いただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 幹部の方の言動というのは政治姿勢そのものだと私は確信して質問を続けます。
 2年前の河北新報によりますと、取り上げた宮城建設の何ですか、報道がございました。町長の業者に対しての罵声だとか、どなり上げが、やはり新聞の記事どおり事実だったんだなと、私は自分の体験を通じて感じました。そのとおりだったのですか。確認します。お聞きします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのような認識はございません。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 先方にも行って調査した面もありますが、また後日これについても百条委員会で取り上げていきたいと、このように思いまして次に移ります。
 次に、日赤の女子職員が献血の折に、名刺の渡し方が悪いとかということで、やはりどなり上げられておられました。4万5,000人の町長の顔を知らないのかというような暴力的な言動でありました。そこにたまたま同僚議員が出くわしまして、本当に恥ずかしい思いをしたということでございます。これについて事実かどうか確認します。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 事実関係については、私は記憶にありませんけれども、相手がそのようなことに受けとめたと、非礼だというふうなことと受けとめられたとすれば、おわび申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 後ほど調査して報告したいと思います。
 また、先ほどの副町長、私が聞くところによると、被選挙権というのは非常にこの立候補する権利といいますか、大事だと思いますが、聞くところによりますと、町内で事業をしている人をロイヤルホテルに呼び出してそんなことをしたら大変なことになるぞということに、脅迫に近いことを行われたと聞きますが、これは本当ですか。お尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) どっちに質問ですか。町長。若生町長。

町長(若生英俊君) 今の事実は全く聞いておりませんし、初耳です。副町長から答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 千葉副町長。

副町長(千葉芳樹君) 私も初耳で、事実無根です。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 私は本人に確認しておりますので、これも百条委員会で調べて後ほど早急に報告をいたします。
 そのほか、町長から当町の文化、富谷町文化協会の会長の人事について、総会で決まった後、副町長から適当じゃないというような干渉がなされたと聞きますが、これも事実かどうか副町長にお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 今村議員にちょっと質問というか、お聞きしますけれども、百条委員会でただしますというような、今お話を何回かされておりますけれども、百条委員会は設置されておりませんから、ですから、その文言は改めて削除した方がいいと思いますけれども、いかがですか。(「わかりました」の声あり)わかりましたではなく、その辺を改めて今村議員からお話をしてください。9番今村寿君。

9番(今村寿君) 百条委員会は設置されておりませんので、百条委員会で調査するという文言については修正願います。訂正願います。

議長(渡邊俊一君) 先ほど、答弁を求められたのはいいのかな。文化協会どうのこうのという質問、ちょっと逆に聞いてみてくれないですか。私もちょっといろいろ今、一生懸命整理している立場なのですけれども、私も聞いていてちょっとわからない部分がありますから、その辺に対して改めて町長に反問権を許しますので、聞いてください。

町長(若生英俊君) それで、ちょっと言葉も早いこともあって、聞き取れなかったものですから、もう一度今の発言についてお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 文化協会の会長について、あなたが会長だと好ましくない、総会が終わって決まった後に、副町長から言われたということを、相手に私は確認しておりますが、事実かどうか確認いたします。

議長(渡邊俊一君) それは副町長にですか。(「副町長です」の声あり)千葉副町長。

副町長(千葉芳樹君) 文化協会の会員が選んだ方ですので、私がとやかく筋合いのものでもありません。で、言いませんでした。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) よくそういうことをぬけぬけと言われるなと私は感心して聞いておりますが、次に行きます。
 そのほか、中学校に、些細なミスを怒られて理不尽な、この中学校に楽器を寄附させられたというA社もありますし、値引きをさせられたB社、最近では、職員研修を、これもどなり上げによって踏み倒されたというC社など、枚挙にいとまがありません。これもいずれも事実でしょうか、お伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) ちょっと待って。そのまま時間とめてて。今の質問、ちょっと聞こえませんでしたから、そのまま座っていて、再度もう少し大きい声で話してください。

9番(今村寿君) 富谷中学校に楽器を恐喝的に寄附させられたというA社、些細なミスをどなり上げられ、理不尽きわまりない値引きをさせられたというB社、最近では、職員研修費を、これもどなり上げられて踏み倒されたというC社など、枚挙にいとまがありません。いずれもこのA、B、C、実在している会社ですが、これも事実ですか。お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 反問させてください。

議長(渡邊俊一君) はい、どうぞ。

町長(若生英俊君) 三つを挙げて、その先、枚挙にいとまがないという、そういうフレーズの中で質問しますというのが、私には理解できません。したがいまして、一つ一つ確認をすることであれば、そのようにしていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) その件だけにこだわっていけませんので、次に行きます。

議長(渡邊俊一君) 今村議員。ちょっと時間とめて。先ほど今村議員が質問した内容について、今確認をしているわけですから、町長が。それをまず述べてください。一問一答ですから、1項目ずつ示してくださいというようなことで、町長が今反問権を行使してお尋ねしたわけでありますから、その辺を改めて1句ずつ述べていただいて、それからどのようにしたらいいかを考えてください。

9番(今村寿君) 富谷中学校に楽器を強制的に寄附させられたというA社でございます。

議長(渡邊俊一君) この次から時間を入れてください。若生町長。

町長(若生英俊君) 反問いたします。A社でとまって、その後何の質問なのかをお願いします。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 楽器を強制的に寄附されたA社でわかりませんか。社名を言えという意味ですか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その行為が何なのか。何々A社ということで、私が何を答えればいいのか出てこないわけですから質問しているわけです。

議長(渡邊俊一君) 今村議員、具体にどこの学校に何を入れて、そのA社が何をしたかというところはわからないのですか。

9番(今村寿君) ちょっと手元にその資料を持っていませんので、今は答えられません。資料をちょっと持ち合わせておりませんが、あえて抽象的な名前にした思いでございますので、今答えられません。ですから、後ほどその答えに対しては資料を見てお答えしたいと思いますが、次の質問に移りたいと思うのですが、いかがですか。

議長(渡邊俊一君) よろしいです、じゃ、はい。9番今村寿君。

9番(今村寿君) その中で、この4年間そういうことがありましたけれども、一番の問題点は、私は退職された昆野前副町長の事案です。あなたはこの方を選任した理由として余人をもってかえがたいと議会で述べられました。その方がわずか1年で退職したのは、一体なぜだったのですか。改めて理由、要因をお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この昆野前副町長は退職したのではないんですね。その経緯については、気仙沼市役所職員でありましたので、その件については副町長が相手、気仙沼の市長、副市長ともども事務手続等も含めて、入り口も、そして1年経過後、富谷町から気仙沼に戻られた、その件も含めて副町長が対応していますので、副町長から答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 千葉副町長。

副町長(千葉芳樹君) 20年4月1日には、気仙沼市から割愛人事ということで、富谷町の副町長として赴任いたしました。町政運営の職務に町長の補佐役として携わっていただきました。気仙沼市との割愛人事解除の希望があったために、その解除の希望が認められて、再び気仙沼市役所所属気仙沼市立病院事務次長として気仙沼の方に赴くことになりました。ということで、事務手続上、割愛人事の際の事務手続上、本人の退職願の書が欲しいという、事務手続上の書類として必要だったものですから、一身上の都合によりということで提出させていただきました。以上です。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 本人の手記というのが、いずれのものを私は入手しておりますけれども、そんな内容ではなかったように記憶しております。その中に3月19日、あなたは、町長は、昆野氏に対し、課長でもないやつを引き上げてやったと。研修所で何をやっていたのだと。てめえ、け飛ばしてやりたいということを言われたとメモに書いておりますが、これは事実ですか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのような事実はございません。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 再度確認しますけれども、本当にないですね。そして、退職金は払われていないようですが、なぜですか。また、その金額は幾らになるのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 今村議員に申し上げますけれども、一問一答でありますから、1問ずつにしてください。今2問を質問していますから。
 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 退職金は払われていますか、お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 退職金の支払いは行っておりません。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) もしも計算すれば、退職金の金額はいかほどになりますか、お聞きします。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) その金額については、今手元にはございません。

議長(渡邊俊一君) 9番今村 寿君。

9番(今村寿君) なぜ支払われないでしょうか。規定にあると思いますが、なぜでしょう。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 本人からも辞退しますということが出ております。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 本人は辞退したことはないと申しておりますが、間違いないですか。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) はい、間違いありません。

議長(渡邊俊一君) 話の今、内容を腰折って申しわけないのですけれども、休憩をとりたいと思いますけれども、よろしいですか。まだ大分ありますから、ちゃんとそれは私の方の手元で一応確認して、今本人にもそのつもりでお話ししているわけですから、幾ら残っていますかと、そちらから聞かれて幾ら残っていますと言う必要性のあるものでもないですから。
この際、2時15分まで休憩をいたします。

午後2時05分 休憩

午後2時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 9番今村寿君。

9番(今村寿君) なぜ退職金が支払われないということであれば、本人から辞退届があるということを申されました。後ほど辞退届をお示しいただきたいと思います。
 もう一つ確認しますが、病気でやめられたという理由になっていますが、なぜ病気でやめた人の退職金が支払われないでしょうか。再度聞きます。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 先ほど申し上げましたように、辞退届が出されたことによって、退職金は支払っていないということでございます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 本人の手記によりますと、3月分の給料と合わせ、町長室に閉じ込められて脅迫のもとに自主返納を強要されましたとあります。こういう事実があるやなしや確認いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 議員は手記によればというふうなことになるのですけれども、私どもはその手記の真偽のほどやら、あるいはその内容やら構成やら、全く何もやりとり、きょうこの場までやりとりがない中でやっているわけですよね。でありますので、今のように表現をそのままここで手記の内容の文もそのまま読んでいらっしゃるのだろうと思うのですけれども、本当に聞く語感は非常に強いものがありますね。現状そのような事実がない中で、今おっしゃっていただいた本人の辞退届が正規のルートで本人が自主的に出されておる、副町長のもとに反省文等々もあるというふうな、こちらはこちらであるはあるんですよ。そういうふうな中で、正規の手続を踏んで、相手の気仙沼市役所の職員の籍を持つ、原籍を持って富谷においでいただいたと、こういうふうなことでございます。この辺もなかなか伝わりにくいことだと思いますけれども、それゆえにまた、もとの気仙沼に戻ったと。この辺は前市長の高いご高配の中で、そのように身分上のことなので取り扱われたというような認識でございます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 脅迫のもとの自主返納だとか、そういう押印は無効だというのが法律業界の常識だと聞いておりますので、これは私が問題だと、無効だと、辞退届は無効だと思いますが、再度確認します。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私ども法治国家、そしてまた、法のもとで枠組みでやっているわけですから、今、今村議員がこのことをもって無効ですというような発言はいかばかりかというふうに思います。本人がそのように意に沿わないことであるならば、やはりきちんとした手続があるわけですから、そういう場にどうぞお出ましになって、正々堂々と主張していただく。これは何らやぶさかではございません。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 私も法治国家の一員として質問しているつもりであります。
 議題を変えます。私のところにこのような手紙が参りました。富谷町議会総務常任委員長あてに、一民生委員よりということの手紙であります。例年、志津川のホテル観洋を会場として、ことしの民生委員の定例会が開催されるけれども、例年一部負担があるのに、ことしに限ってない。これは選挙が近づいてきたからという事前運動ではないでしょうかという手紙が来ております。一民生委員ですから、私も返答がしようがございませんが、このような事実があるかないかをお聞きいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのような、何をもって事実かということでありますけれども、事実はございません。研修費というようなことの中で、年度の予算で組み立てております。その内訳は福祉部長から後ほど答弁させることといたします。そしてまた、その同一の趣旨というか、同一文面に近い形のものが町長への手紙ということで企画部の窓口にも同一内容で届いてございます。

議長(渡邊俊一君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 研修会につきましては、定例研修と、それから外部研修とやってございまして、1万4,000円という費用で出たところでございます。自己負担も生じております。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 昨日でしたか、暮らし便利帳が配られたと。非常に好評であるというお話を町長からお聞きしました。寄附だと聞いておりますけれども、本当に富谷町のコストはゼロだったのですか。お聞きします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 正確を期すために企画部長より答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これはサイネックス株式会社と協定を持って行っておりまして、富谷町からの支出は全くございません。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) サイネックスという会社の寄附割には、1ページを開きますと、見開きに大きな町長の写真と手紙がついております。あたかも2月6日が近いからかなという疑念を持ちました。そういうつもりはないかどうか確認いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この内容は5月からスタートしておりまして、本当に富谷町のこの1,000社ぐらいしかないそうです。合併したわけでもないですので、本当に必要な経費も言って、あと詳しくは企画部長から答弁させますけれども、あれをつくるための費用がかかるわけですから、皆さんの企業の協賛をいただく、170社、きのう申し上げました。そのうち富谷町は109社ということで、約3分の2ぐらいのご協賛をいただいたと。本当に厳しい状況の中で、サイネックスさんも予想以上に5月から12月までの半年ほどの期間ででき上がったことには非常に驚いていたようでございます。そして、近々の選挙目当て云々というような、その心外でございますし、よきこととして取り組んだことでありますので、そのサイネックスの暮らしの便利帳なるものの趣旨をやはり企画部長から皆さんにお伝えを申し上げたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これにつきましては、今回発行しておりますけれども、数年前にNTT番号情報と共催という形で、一たん便利帳を発行しております。そちらのときも今村議員さんの方から、こういったことはどんどん進めた方がいいのではないかということで、現在まで取り組んできております。たまたま今回、サイネックス様との協議が整って、たしか6月定例会のときに、町長の方からの議会冒頭のごあいさつの中で、今回このように取り組んで年末までにつくって発行させていただきますということで取り組んできたものが、予定どおりでき上がったものを先日サイネックスの方から1万7,500部ほど町の方にいただきましたので、そのまま行政区長の皆様方に配布をお願いしたと。これにつきましては、町で同様のものをつくると、やはり数百万円かかるわけですが、なかなかそういったものの取り組みがいかなかったところで、転入者の皆様用に今はつくってお渡ししているところですが、再度町もこのように5万人に近づきまして、いろいろな制度も国の制度に基づきながら変わってきております。これはやはり一たん今お住まいの皆様にもそういう制度内容をお伝えする義務があるんじゃないかということで、町で本来ではやらなくてはいけない部分なのですが、サイネックス様との協定をもとに、町内もしくは富谷町の周辺の企業の皆さんのご協力をいただいてつくってはいかがですかというお話をいただいて、県内でも白石その他でもやっておるとおり、今回契約が整ってやっていただいたと。そういうことで情報提供の一環として、全町民の皆さんに一たんお渡しするという趣旨で、今回作成させていただいたものでございます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 前回、前の一般質問で、富谷町の電話長が県北版で古川だとか大崎では困るという質問に基づいて、NTTでこういうのを富谷版をつくってくれたんですね。そのときの巻頭の町長の写真はこんなにちっちゃいのですが、今回はなぜかこんなにでかい。これに町民はやはり近いかなと。このような意味を持っているのですが、再度そういう下心はないということを確認いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 町長と対面して議員との間で、疑念、疑惑というふうなことの中で、非常に私は不正常だと思いますね。何があるんでしょうね。本当にこれほどの高額な皆さんのご寄附、109社、富谷町内、富谷の町の業者さん、109ですよ。栗原あたり3,000社程度あるそうですから。そんな中で、あの程度の規模を持つには数%の恐らく、0コンマ何%ですかね、富谷町は1,000社の100といったら10%という、1割程度ということになります。これの思いこその方が私は非常に大きいのではないかなというふうに思います。私が指示して何というような、毛頭そんな思いもございませんし、結果としてこのようなものが仕上がってきたというふうなことでございます。なお、申し上げますけれども、35自治体のうち、富谷町は8番目にサイネックスさんのこの便利帳をつくっていただく自治体に選ばれたというふうなことでございます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) そのような目で広報とみやの12月号を見ておりますと、22ページぐらいあるのですか。その中に、若生町長の写っておられる場面が8から9あったように思います。これを見ていると、とみや広報はあたかも後援会の資料のように私には見えるのでございますが、そんなことはないのでしょうか。お聞きいたします。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、広報とみやは企画部の経営企画課で作成しておりますが、全くそういった意思はございません。特に町長の行動予定とかそういったものは、町民の皆様に当然お知らせする義務がございます。町政として今どのような動きをしているかと。例えば成田の皆さんと郵便局の署名があって東北支社に出向いた。それは当然お伝えしなくてはいけません。そのときに写真をもって皆さんにお伝えすることが、一番の伝わる手法でございます。そういった観点から、今富谷町が相当そういった行事というものは動いているということを皆様方にお伝えするというのが、まず広報の使命でございます。先ほど別件ですが、サイネックスさんの写真は、サイネックスの電話帳は全部あの様式で、毎年発行しているものの大きさと同じでございます。そういったところから、広報については町長の行動もお知らせするのも当然ですし、地域の皆さんの行事もお伝えしていくと。さらには、町がやっている情報であったり、健診情報、そういったものも皆さんにこと細かく伝えるというのが我々の使命でございますので、これは行政マンとしての当然の行為で、たまたまそういうように伝わったところがあるかもわかりませんが、そういったことは全くございませんので、よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 4年間のいろんなネガティブなことばかり聞いてきましたけれども、あなたの4年間で最大の達成項目は何だったのですか。これだというものをお示しいただきたい。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) あなたのはまでは聞こえたのですけれども、語尾の方をお願いします。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 若生英俊、あなたの4年間での最大の実績、成果と言いますか、それは何ですかと。何でしょうかと聞いております。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 実際に使える、そして裏づけを持った10年の長期総合計画をつくったことでございます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) いろんなやりとりをさせていただきましたけれども、どうもこの4年間、これといった富谷らしい富谷の目玉といいますか、そういうのを期待して質問したのですが、それは総合計画だということのようでございます。そして、いろんなことをなさってこられましたけれども、どうも同僚議員、その他立候補を表明しますと、頑張れというメールだとか、今たくさん参りました。そのほかそういう激励のメールをいっぱいいただいておりますが、今町長、町政報告会というのを各地で開催されているように思います。その中に、世話人のところに行政区長の名前が多々見られますが、これは何ら問題ないのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 選挙管理委員会に聞いているのですか、今は。だれに聞いているのですか。問題があるかないかと、その問題については。
 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 町政報告会が各地で開催され、後援会主催のように聞いておりますが、その世話人のところに行政区長の名前が連なっておりますが、これは問題ないかどうか町長にお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その点についてはないと思います。それぞれ別ルートで任意の気持ちでみんなで集まろうというふうなことの趣旨で名前を載せていただいて、人にご案内、周知をしているわけですから、機械的にその行政区長の立場で回覧ルートで渡すというようなことでない配慮もしておるようでありますので、問題ないという認識でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、地域子育て支援センター、富谷町にその子育て支援センターの設置を求めて質問をいたします。
 地域子育て支援センターは、平成5年度に国の事業として創設され、現在全国2,500カ所で設置運営されているようです。
 子育て支援センターは、就園前の子供たちの集団形成ということもありますが、保護者に対して情報提供することや子育ての相談に乗るなど、子育てに関する総合的・多面的な援助を行うものです。
 子供が多かった時代、子供を介して地域の人たちとつながり、地域で子育てが難なく行われてきました。現在は核家族化が進み、出生率も低下し続け、子育ての環境が大きく変わっています。
 私たち議員団は10月、埼玉県結城市の「地域子育て支援センター事業」を政務調査しました。このセンターは結城市の第4次総合計画と子育て支援計画の中に「地域全体で子育てを支援する基盤の形成を図る」ため、平成17年4月設置されました。事業の内容といいますのは、一つ目に、子育て親子の交流の場の提供と交流の促進、二つ目に、子育て等に関する相談、援助の実施、三つ目に、地域子育て関連情報の提供、四つとして、子育て及び子育て支援に関する講習等の実施、五つ目に、地域支援活動の実施が挙げられております。
 体制はセンター長、指導者、担当者となっていて、指導者は事業の企画、調整、実施を専門に担当します。担当者はその補助を行う人で、規則では指導者、担当者はどちらも保育士等となっていて、現在すべて有資格者で運営されています。
 昨年度の利用状況は月平均1,500人、年間2,800件もの相談が寄せられています。
 私が最も関心を持ったのは、子育て支援センターが、「母親や父親などの子育ての悩み・困難を一緒に解決すること、これに徹底している」という点です。単なる「保育の場にはしない」、「保育が重点ではない」という姿勢です。
 このセンター長、ここにいるセンター長ですが、経験を積んだ保育士であり、幼稚園教諭ですが、そのセンター長は、「ともすれば指導し、押しつけに走りがちになるが、センターは保育の場ではない、困難解決の場」と認識しながら運営に当たっていると話していた点です。さらに感銘を受けたのは、センターに来る人たちだけでなく、地域で子育てに問題を抱えた家庭・親子があれば、民生委員やPTAなどともかかわり、具体的に対策がとられ解決していることです。
 富谷町の総合計画の中に子育て支援の項があります。そこには富谷町は年間出生者数450人程度、子育て世代の転入者が多いことなどが記載され、子供の数がふえ続けているとしています。また、「核家族化や女性の社会進出など、社会環境の変化があること。悩み育児不安を抱える家庭がふえてきていることなどを挙げて相談や交流、情報交換ができる育児支援体制が求められる」としています。そして、「子育て支援の拠点となる場の確立が求められている」とあります。
 2009年、同僚議員の「南地区に子育て支援センターをつくれ」という一般質問に対し、「子育て支援センター設置は早急に準備にとりかかりたい」旨の答弁があります。この役割を認識し、子育て支援センターの設置運営を求めるものですが、初めに、子育て支援センターの役割についてどのように認識しているのか質問します。
 二つ目の質問ですが、就学前の幼児期の子供たちの現状ですが、幼稚園、そして保育所・保育園に行っている子供たちの人数、それ以外の子供が毎日をどのように過ごしているのか、課題をどうとらえているのか、町はどのように把握しているのか質問いたします。
 3番目の質問ですが、町の総合計画にあるように、子育て支援の拠点となる場の確立が求められています。町が設置する場合、保育所や民生委員、PTA、関係団体と連携して対応できる体制、つまりセンター機能が重要であると考えます。これらを考慮した地域全体で子育てを支援する「子育て支援センター」の設置を求め、その対応を質問いたします。
 二つ目の大きな質問として、就学援助制度の拡充を求めて質問をいたします。
 昨年の12月議会でも取り上げましたが、就学援助の適用率、平成20年度では県平均8.87%、仙台市は10.51%となっているとき、富谷町は3.26%と低い状況にあることを述べて、準要保護の基準は自治体が決められることから、支給の改善、基準見直しが必要であり、その対応を求めて12月に去年質問をいたしました。平成21年度の就学援助の適用率は、県平均で9.36%。20年度との比較で0.49ポイント上がっています。仙台市は11.27%、昨年度より0.76ポイント上がっています。富谷町は平成21年度3.09%、20年度との比較では0.17ポイント適用が下がっています。
 経済の回復がなかなか見込めない現在、就学が困難という児童生徒に就学援助が適切に、そして速やかに適用されることが必要です。町の就学援助受給の申請、これについては七つの項目がありまして、一つ目には、まず生活保護を受けている者。二つ目に、生活保護の停止または廃止された者。三つ目に、市町村民税の非課税世帯であること。四つ目に、児童扶養手当の受給者。五つ目に、国民年金法に基づく減免世帯。六つ目に、世帯更正貸付補助金の貸し付けを受けた者。そして、最後にその他となっています。1から6までの基準は、文部科学省が示しているとおりです。7番目のところになって初めて、その他、これが出てきますが、町独自の基準、判断がここで設定できることになります。平成20年度、21年度とも県平均より富谷町は低いということは、町の対応に課題、問題があるということになると思います。
 それは町の就学援助の手引きにある世帯収入額が需要額、括弧して保護基準額等とありますが、この生活保護基準の1.0未満であるものとなっている点です。この基準が非常に低い、厳しいものであり、これでは1番に申し上げました文部科学省が示している生活保護を受けている者、これと同等あるいはそれ以下でないと適用されないということになります。準要保護の基準は自治体が決められるのに、全くその配慮がされていません。
 富谷町の生活保護基準、これは3給地の1です。夫婦、中学生1人、小学生1人、この4人家族での給付費、これを計算すると208万4,640円になります。これ以下でないと富谷町の場合、就学援助費の申請ができない、適用されないということです。この生活保護の1.0未満という基準が低過ぎるということではありませんか。
 質問ですが、現時点での適用は、昨日の同僚議員のへの答弁で、要保護、準用保護の合計197人ということでした。適用がほんの少しふえていますが、この間、どのようなことが見られたのかお尋ねいたします。
 そして、2番目の質問です。仙台市に隣接した富谷町は同じ生活圏にありながら、生活保護の給地の違いで生活保護費に多額の差があります。仙台市の場合、生活保護は1給地の2です。富谷町と同様に、先ほどのようにですが、夫婦、そして中学生1人、小学生1人、こういう場合で計算をいたしました。富谷町と同じ条件でということですが、計算をしますと給付費は242万円です。富谷町との差額は33万5,360円になります。仙台市は4人家族の場合、就学援助費を給与収入で390万円以下であれば申請できます。これは仙台市が生活保護の最低生活費、そして給食費の実費、学校外活動費として30万円など積み上げて算出した基準です。生活保護費242万円の約1.6倍にこれは当たります。仙台市独自の基準をこうやって設けているわけです。
 生活保護費の1.0未満ではなく、富谷町も就学援助の基準引き上げ、そして、仙台市のように1.6倍とするなど、そういうことを……失礼しました。生活保護の1.0未満ではなく、1.6倍とするなど、就学援助の基準の引き上げと、仙台市のように家族の人数と、仙台市は2人のときは何円、3人のときは何円というふうに書いてありますが、仙台市のように家族の人数と給与所得、金額でわかりやすく示して、申請が一見して自分を対象だとわかるようにすべきではありませんか、質問をいたします。
 そして、三つ目の質問ですが、民生児童委員が家庭の状況を判断し就学援助制度を説明し、申請、適用された事例、これはあるでしょうか、伺います。何件だったのでしょうか、伺います。
 4番目の質問です。支給項目の拡大、これはきのうも同僚議員が質問していましたが、自治体独自に上乗せすることができます。そして、実際やっているところもあります。社会見学費の実費だとか、夏季手当、そして冬季の手当を上乗せしている自治体もあります。眼鏡を出しているところもありますし、児童会費、生徒会費、PTA会費、たくさん支給をしているということもあります。その中で、卒業記念アルバム代というのがきのうもありましたが。これについても上乗せするように求め、その対応を伺います。
 5番目ですが、昨年12月の議会で就学援助について質問した際に、就学援助費の受給申請時の書類が多過ぎること、これが非常に多いということを述べて、そして、世帯の経済状態を細かに書かなければならない、こういう点で問題だと私が述べました。そうしましたらば教育長は、「申請者の負担軽減と事務処理の効率化につながることも考えられる」として「研究していきたい」と答弁しています。この申請書類の様式の研究・検討はどうなったのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 子育て支援センターの役割については、議員が認識しているものと同様でございます。富谷町におきましては、社協の「とことこ」、あるいはシルバー人材センターの「ほっと育く」、近々5,000名の利用到達というふうなことで、またセレモニーもあるところでありますけれども、さらにまた、お母様方のサークル等々、熱心にこの分野、お力をいただいてきたところでありますけれども、支援センターというふうなものの機能、十分必要性とその方向性、認識しておるところでございます。
 二つ目の人数ですね、現状、未満児ということ、就学前の子供の数は3,431ということで、六六、1歳刻み、500人ちょっとという感じでしょうか。3,400人ちょっとというふうなところでございます。幼稚園に通園されている方が1,016人。そのうち約3分の1弱。保育所通所は476人。そしてまた、その他の保育園ということに通学している方は106名というところでございます。どのようにして過ごしているのか、課題については後ほど担当部長ないし課長から答弁させることといたします。
 この議会でも申し上げておりますとおり、西成田地区コミュニティ・センター、改修工事に入りました。その改修の折、内部の改修に当たって、この子育て支援の機能をということで、あそこに付加することといたしました。名称は、恐らく今までの経緯もあるものですから、そのまま残るかなというふうにも思いますけれども、十分日常的に使える機能を持つ子育て支援機能を持つ施設というふうなことで、今準備をしているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、就学援助制度の拡充についてということでのご質問でございますので、その点についてお答えを申し上げます。
 まず、第1点目、今年度の適用の実態とそのことについての所見ということでございますが、平成22年11月30日現在の就学援助数は、昨年度からの継続認定者140名、今年度の新規認定者57名の合計197名でございまして、昨年よりは増加をしております。増加要因といたしましては、雇用情勢の悪化に伴う経済的要因が多いのかなどというふうにとらえてございます。
 2点目、基準の引き上げ等に関して、仙台市との比較等でのご質問でございますが、まず、適用基準の引き上げにつきまして、初めにご回答申し上げます。
 本町では、就学援助を受けられる家庭の収入基準につきまして、家族の年代構成に応じたきめ細かな認定とするために、特別支援教育就学奨励費の需要額測定に用いる保護基準、これを用いまして、各家庭状況に応じた判定をしているところです。生活保護基準の給地を含めての総合的に勘案した場合、決して本町の基準は低くないことから、適用基準の引き上げにつきましては、現在のところ考えてはおりません。金額の明示ということでございますが、事務処理の効率化等も含めて、今後慎重に検討してまいりたいというふうに思います。
 3点目、民生委員の関与で申請に至った例でございますけれども、申請に至ったケースは1件ございます。
 続きまして、支給項目拡大の件でございますが、国の要綱が今年、平成22年4月に改正されまして、対象費目に新たにクラブ活動費、PTA会費、生徒会費が拡大されたことは承知しております。しかし、現時点におきまして、新たにこの三つの支給項目を準要保護者に適用した県内市町村は、現在のところはない状況にございます。このことから、直ちに支給拡大することは考えてございません。
 最後に、申請書類の様式の検討でございますが、様式のこれまで別紙にて提出いただいておりました申立書等の記入項目を受給申請書1枚に申請理由を記入できるように様式を改めました。申請者の負担軽減と事務処理の効率化ということに努めております。この新しい申請書におきます申請は、今年度からこれを用いて受け付けているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、ご質問にありました幼稚園、保育所等以外の子供たちが毎日どのように過ごしているかというところでございますけれども、3歳未満のお子さんにつきましては、ほとんどはご家庭でお母さんやご家族により養育されている状況でございます。その中で、お家にいるところでもいろいろな自主グループがございますので、そちらでの活動等々に参加していただいたり、あと、公民館でやっているいろいろな事業に参加されているようでございます。3歳未満のお子さんにとりましては、本当に母子関係から築かれるものというものは、大変深いものがございます。ですので、うちの方では支援センターというものはないところでございますけれども、それを補うべく健診や、それから母子保健事業での個別の相談など、丁寧なかかわりをさせているというふうに認識しております。

議長(渡邊俊一君) 佐藤聖子議員の質問残時間は17分であります。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) まず初めに、子育て支援センターについて質問いたします。答弁を求めることとして、町長にお願いをしておりますので、町長の方からお答えをいただきたいと思います。
 きのうの話の中にもありまして、西成田コミュニティ・センターというものが出てきて、ああ、ここにつくるのだなということがありました。きのうの話の中で、これでいきますと、この入り口から入って左側ということでしたが、どの部分を使って子育て支援センターを開設しようとしているのでしょうか。プレイルーム1、プレイルーム2、とみやっこルームという名前がついていますが、これはどの部分でしますか。お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 子育て支援のその機能ですが、今私も図面を持っていませんが、その入って左が、町長が申したところ全部を使いまして、いろいろな支援をしていきたいというふうに考えております。その内容等については、最初に町長が申しておりましたとおり、今検討に入っているというところでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、入って左側といいますと、その受付があり、事務室があり、会議室がありますが、ここを除いたふれあいあったかサロンというところから、1、2、3室を使って事業を進めるというおつもりなのか、そういうことなのかお尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 今のところを中心的に使いますが、西成田コミュニティ・センターにつきましては、地域の方々が来られるような場所も隣の方に向かって右側の方になると思います。その地域の方々の力もかりながら、あるいは成田、明石台、あるいは富ヶ丘、いろんなところからいらしていただく人たちの交流なんかもしながら、支援をしていきたいと考えております。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほど町長のお話の中に、社協だとかシルバー人材センターだとかというのがありましたけれども、それは町が直接やっているものではなく、私が求めているのは、町として責任あるそのセンター機能を果たすようなものということでお尋ねをいたしました。総合計画の中にもそのように書いてあるわけですよね。子育てに関する情報の提供の充実や気軽に相談、交流ができる子育て支援の場の整理を進めますということでしたから、そういうことが必要だと思います。
 それで、自主的なサークルなども全体を見渡せるということで、そうしますと、あの場所で交通の便なんかはいいのかなと。こういうことも考えるわけですが、その点については町はどう思っていますか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 町として取り組むということを先ほど申し上げたつもりでございます。そしてまた、今位置的な、地理的なというようなこともありました。明石台の東地区にそういった予定地も予定しておりますので、公共用地として、したがいまして、そのコミが将来的には独立した建物を含めて、そういうふうな方向に行くかもしれませんし、2者併存というような形になるかもしれませんし、来23年度、町での取り組みとして西コミでスタートすると、このような認識でございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 平成23年度にスタートさせると、町長今お話ありましたけれども、平成23年度のどの時期にその事業が始まるということなのでしょうか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この準備は福祉部で担当しておりますので、福祉部長より答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) いつ、何月というところまではまだ至っておりません。現在、早目に進められるように一応準備を進めているというところでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 場所も初めてするその地域、子育て支援センターがここでいいのかどうかということも問題になるかと思いますが、体制について伺いたいと思います。先ほど結城市の例を申し上げましたが、全部が有資格者で、そして、子育てをする場ではなく、そこで問題解決をする、情報交換をする、そして、何かあったときにその連携をとってやる、スタートさせるということなのですが、その体制についての概要はお示しいただけますか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 体制も含めて、現在考えているところでございます。
 それから、今議員のおっしゃったそのセンターの役割というところもいろいろ研究をしているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 同僚議員がその南地区にということで、先に準備を進めたいと先ほど申し上げたわけですが、これがその南地区の子育て支援センターということでいいのでしょうか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ちょっと同僚議員の件とすぐには結びつきませんけれども、とにかく富谷町で子育て支援施設、センターとして、この場所で取り組むというふうなことです。時期については今ありましたけれども、施設改修が3月末を工期としておりますので、多少時間がここ数カ月という、1カ月単位でかかりそうな状況ではございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 平成21年の6月議会で、同僚議員が質問していますが、子育て中の家庭の多い南部地区に子育て支援センターを設置すべきだと考えていますがどうかと、町長の所見を質問していますね。そうしますと町長は、子育て支援センター設置は早速準備に取りかかりたいと思いますと、こう答弁されていますが、それと西成田と結びついているのか。たまたま西成田をどうやって使おうかと思ったときに、これが浮かんできたのかね。(「一問一答ですから、区切るところを区切って質問してください」の声あり)それで、この点については、先ほどこの点について御存じないようなことだったので、その点はいかがなのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 場所を特定して答弁したわけではないと思います。したがいまして、23年のある時期から町として主体的に支援機能に取り組んでまいると、このようなところでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) さっき体制のことだとか時期について、まだ検討中であるということで部長が答弁をされたわけですが、体制については、有資格者であるべきだと、そして、その経験もたくさん積んできている人だからこそこたえられるもの、相談にたえられることということがあると思うのですが、この点についてはそこを中心にしながら検討してもらえるでしょうか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 十分参考にさせていただきたいと存じます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほど子育て支援課長の中で、母親との母子関係を築くために、自主グループに参加したりしながらということでありましたが、そういう親子の中から、日中ほとんど親子で過ごしているわけですが、そういう人たちからの育児不安という相談はありますか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 例えば離乳食での進まないとか、それから、おむつを外すような、そういうような相談、本当に細かい相談がいただいている状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ここの場合ですけれども、その相談の電話がかかってくるだとか、相談をするときというのは、どこに相談が集中していますか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) ほとんどの電話をとるのは、その内容によりますけれども、保健師がとるようになっております。ですので、その保健師がいろいろ対応したり、あとは、栄養の面であれば栄養士にかわるというようなことで対応させていただいております。ですので、有識者、ちゃんと専門職の職員が対応しているということでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、相談内容ですが、実績報告書などを見ますと、非常に深刻な相談も寄せられているかと思いますが、それについての対応を今度新しくその西成田コミュニティ・センターでつくられるという地域子育て支援センターと名前がなるのか、そういうその役割を果たすところで相談を受ける、そして、必要な関係者とそのネットワークを組むということも考えていきますか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) いろんなことが想定されると思います。ですので、本当に手始めですので、いろいろ研究しながら進めていきたいというふうに思っております。

議長(渡邊俊一君) 佐藤議員にちょっとお尋ねしますけれども、休憩入れて進めてもいいですか。まだ結構時間は残っていますので、佐藤議員がそれでよろしいということであれば、ここで休憩を入れますから。
 この際、午後3時15分まで休憩をいたします。

午後3時05分 休憩

午後3時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 子育て支援センターで、最後の質問になるかと思いますけれども、西成田コミュニティ・センターで、こういう自然環境がいい場所で始まるということなのでありますが、この具体的な計画が進んだときに、それで、ちょっとまだ意見が言える時期に、議会に対して詳細に説明するということが必要になってくると思いますが、そういう機会をつくってもらいたいと思うわけですが、どうでしょうか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) そこのところまではまだ考えておりません。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 議会に対して説明する時期ではなくて、そういうことを手順を踏んでやるべきではないかということを申し上げているのに、そのことは考えていないというのはどういうことなのでしょう。やはり説明をしてもらわないと意見の出しようがないわけですよね。これについてお尋ねをします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 町長が説明いたします。おっしゃるとおりでありますので、概要が固まり次第、全員協議会等でご説明を申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 2問目の就学援助制度の拡充を求めて質問をいたします。これについては教育長に答弁をお願いすることにしてありますので、先ほど1回目の質問でさまざま答弁をいただきましたけれども、就学援助を出すときの基準、要綱では、その生活保護基準というもの、1.0未満となっているのか、その生活保護の基準についてはどのようになっているか、まずお尋ねいたします。済みません、就学援助がその生活保護の1.0未満となっているか、その生活保護との関係で就学援助費がどう要綱では示されているかお尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 佐藤議員、できればその最初の項目と後の項目を分けて、ちょっと質問してもらった方がいいと思います。
 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 議員のおっしゃるとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、その基準となる生活保護費の1.0ということについて、そこを基本にしながら質問をしていきたいと思いますが、富谷町の場合は、先ほど私が言いましたように、4人家族で生活保護費が3給地の1ですから、これこれの金額になりますということを言いました。それについては、町はどのように計算されていますか。私は242万円だと、年額ですね、こう試算したわけですが、これはいかがですか。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらの方で適用額ということでは251万円というふうにとらえてございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 同じように計算した場合、仙台市でそれは幾らになりますか。私は先ほど仙台市の場合、計算をしてみたということで言いましたが、それは幾らになりますか。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 適用基準ということで申し上げさせていただきますけれども、251万円というのは所得ベースでの251万円でございまして、仙台市の方で所得ベースでいきますと、基準額については258万円となるかと思います。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 基準額、その生活保護の1.0未満とした場合にですが、そうしますと、先ほど私、違う数字を見て言いましたが、申しわけありません、訂正いたします。富谷町の生活保護の給地、3給地の1で、夫婦、中学生1人、小学生1人で、年間208万円となるわけですが、こういうときに、その208万円、基準額1.0ということになると、これ以下じゃないと適用されないということにならないのですか。そこの点についてはどうですか。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらでは、額的なものについては仙台市のように明示しているわけではございませんが、4人家族で一定の年齢の方で算定してみますと、所得で250万円というふうな金額になります。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、その生活保護の基準、要綱にある1.0というのは、どのように町がこれを適用させながら就学援助の申し込み、申請書などについて行っているということなのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらについては、一つ一つの金額の積み上げにつきましては、特別支援教育就学奨励費の需要額測定に用いる保護基準額早見表というものがございまして、そちらで一つ一つの項目を積み上げていって、算定した金額だということでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、要綱の中に1.0未満というものがあったとしますよね。ところが、保護者たちはそういうことで手紙をもらってきたりしますと、全体、自分たちが適用されるのか、その枠の中に入っているのかというのは、どうやって認識したらいいというか、わかったらいいのでしょうか。それは非常にわかりづらいことだとは考えませんか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 金額が明示されていれば一目瞭然ということですので、当然わかりやすさはあるのかなというふうには感じてはおります。ただ一方で、仙台市の方での基準、390万円、収入として390万円ですね、については、お父さんが40歳で、母親が37歳、子供が13歳、7歳というふうなことで算定をしているわけなのですが、仮に中学生2人だった場合、7歳ではなくて中学生2人だった場合については、390万円をオーバーしてしまう算定になってしまうことも考えられます。そういったこともあって、その金額を出したことによって該当にならなくなってしまうというケースも考えられますので、その辺は慎重に判断しなければならないのかなというふうに考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それは非常にその個々の家庭に対してはわかりづらいということなので、その生活保護費の1.0未満ということを、その示し方とか、それから、その金額を明示したというものについて、再考が必要ではないでしょうか。これについては全くその今までどおりでいいというやり方なのか、伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) そちらの金額明示につきましては、先ほど教育長が申し上げましたとおり、事務処理の効率化等、あるいはわかりやすさ等も含めて慎重に検討していきたいというところではございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) この基準についてですが、私が思っていますのは、生活保護費の1.0未満というのは非常に低い基準だ。だから、その県平均に並ばない、このことが原因になっているのではないかと思っていますが、このことについてどう考えていますか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 生活保護基準に掛ける倍率は、富谷町の場合については1.0なのですが、ちょっと私の方で調べてみたところ、仙台市の方も1.0だというふうな、担当者からのお話をいただいておりましたので、同じなのかなというふうに認識してございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 仙台市が生活保護基準2給地の1です。それで、4人家族で390万円であれば申請が認められるであろうということになっていますが、同じように、村田町があります。村田町は生活保護給地でいいますと、3の2です。これで計算しますと、私の計算では200万円を切る状況になりますが、その村田町が仙台市と同様の水準を使って申請を進めているといいますか、お知らせをしている。これについては御存じですか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) そちらにつきましては、承知してございません。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 全く同じようにして村田町では、2人で207万2,000円、3人で334万2,000円と、つまりここの村田町では、それでは生活保護の基準では低いだろうということで、町独自の拡充策をもって基準を定めていくということになると思いますが、この点についてはそのようには考えませんか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 先ほどから基準が低いのではないかというふうなお話だと思います。その基準の額でございますけれども、仙台市につきましては、その収入ベースで390万円が基準で、所得ベースにしますと258万円になります。富谷町の方での基準については、収入ベースに直しますと380万円になるということで、ほぼ仙台市と同等の金額になるというふうに認識してございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、なぜ富谷町の適用率が低いと。県平均から比べてもおよそ3分の1ぐらい。高いところと比べるとかなりの差があるわけですが、これについてはどのように、何の理由でこのようになっていると考えているのかお尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 仙台市については、1人当たりの所得が例えば306万円で、富谷町については283万円ということで、本来であれば富谷の方が高いんじゃないですかというふうなことにもなろうかと思いますが、ただ、職業形態というか、産業、働きに出る形態が違います。そういったこともあって、その原因については個人個人のその、あるいは町、市の所得構造を調べてみないと、その原因というのはなかなかつかみ切れないというところでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、その県の平均ですが、これについて町がこれに近づくためのその施策、町独自のその拡充といいますか、永野議員も質問しておりまして、生活保護基準はあくまでも目安としてと教育長が答えているんですね。拡充をしろと、そういうことを言いましたらば、言っているわけですが、そのときにもっとこの県平均に近づくための方策というものについては、町は必要ないと、このように考えているのか。その点を伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 就学援助につきましては、そもそもその趣旨としましては、経済的理由があると、いわゆる就学困難な児童生徒の保護者に対して必要なその費用を一部援助しますというふうなことだと思います。そのパーセントを上げることが恐らく目的ではないのだというふうには考えておりますけれども、それを上げること自体が目的ではないと思っております。必要な援助をするというのが目的だと思っていますが、基本的には国の援助の内容に応じた形での助成をおこなっていきたいというふうに考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) なかなか生活が大変で、こういう言葉を使ったら失礼かもわかりませんが、ボーダーラインという人たちがいるわけですよね。その人たちへの援助はどうやっているのでしょうか。校納金を払っていると、給食費も払っているのだけれども、それ以上の手出しができないから、スポーツ少年団をやめさせたと、入れさせられないという親の話を聞いたことがあります。そういうことで、やはりこのままでは就学援助を受けられないということが現に、受けられないからそういうこともあると思うので、このことについて町は基準を拡充していくことが必要ではないかと思いますが、そのことについては、じゃどう考えているのか、伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 県の平均より低いのではないかとの、設定率が低いのではないかということが、その議員の論旨の根底にあるようには思います。それで、先ほど1人当たりの市町村の収入、課長の方も、一応参考として提示しましたけれども、富谷町の1人当たりの収入は、県の平均を、県の平均が258万円に対して283万円というふうに、1人当たりの収入ベースも高くなっているところも、適用率が低いことの一つの参考資料となっているというふうに思います。
 それから、仙台市とはなかなか生活構造が違うのでございますが、富谷町の近隣の例えば利府、大和、大衡と、これは適用率は利府が富谷の前の32で、大和がその前の31、それから大衡は富谷のすぐ下の34、生活のスタイルとして大変似通っている町村が、適用率がほぼ同じぐらいのところにいるというところで、特に富谷町が施策として落ちているというふうな認識はしてございません。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) きのうの話になりましたが、その校納金のおくれだとか、給食費のおくれだとか、そういう人たちへの働きかけなどはどうなっているのかね。本当にそういうところに声をかけて進めてみるだとかと、そういうことはされているのでしょうか。そういうその把握についてはどうなっていますか。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 私も長く学校に勤務した経験がありますので、自分の経験で大変恐縮なのですが、その辺も踏まえてお答えをいたします。
 給食費とか学校校納金等の支払いに困っているという情報に関しては、大変学校でもそれはアンテナを高くして、そういう人に対してはこの就学奨励費の援助を非常に進める。そういうことは積極的に行っている。そういうことでございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほどその要保護のところでふえたものがあると。だけど、それについては準要保護のところはまだしていないということでしたが、これについて対応していくということは考えているのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらの生徒会費、PTA会費等々だと思いますけれども、そちらにつきましては、近隣の市町村等の状況も踏まえて、今後検討していきたいというふうに考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 卒業記念のアルバム代も、これについてはどうでしょうか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今のところ考えはございません。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 一生に一度というその記念のもので買えないということがあってはならないと思いますし、無理しながら買わせていることだと思うのですけれども、教育的見地に立って配慮すべきではないかと思いますが、これについて再検討する意思はございますか。伺います。

議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほど課長の方から答えたとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、17番浅野幹雄君。

17番(浅野幹雄君) 私は、「市制施行に向けたビジョンを示せ」と題しまして、次の質問を行います。
 我が富谷町は、昭和40年代前半より宅地造成開発が始まり、順調に開発が進み、現在では、宮城県はもとより、全国でも10指に入る人口増加率を維持しているところであります。11月30日現在、人口も4万7,800人を超え、町民の皆さん方は市制施行に向けて大きな期待を膨らませておるところでございます。
 町はその前準備として、大幅な組織の機構改革を行い、今年4月からは部制を敷き、22年度のスタートをいたしました。しかしながら、市制施行を果たすためには、幾つかの条件を満たさなければなりません。人口5万人。これは次回の国勢調査時、2015年には必ずやクリアできることでしょう。役場庁舎周囲における人口集積率60%、これは達成できませんが、市街連たん制によりクリア可能であります。
 そしてもう一つ、文化施設の所有が必須条件となります。若生英俊町長が誕生して3年10カ月、第16回目の富谷町議会定例会であります。この間、多くの同僚議員から文化施設、とりわけ図書館建設についての質問がなされました。この間、質問に対し、建設と建設時期について明確な答弁はありませんでした。近くに県立図書館がありますからとの答弁はありましたが、隣の仙台市に県立図書館があれば、文化施設所有、この条件はクリアできるのでしょうか。次の国勢調査時、2015年までに文化施設建設に伴うビジョンを示す時期と考え、次の4件について質問を行います。
 1、文化センター、図書館の建設はいつの時期か。
 2、第一学校給食センターを文化施設として利用する計画はないか。
 3、旧役場庁舎を町民ギャラリーも含めた文化施設として再利用すると認識してよろしいか。
 4、建物ありきではなく、既存の建築物を利用して、とりわけ図書館を開設してはどうでしょうか。
 以上伺いまして、私の第1回目の質問といたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員にお答えを申し上げます。
市制施行の要件にということで、論旨の組み立てでございますけれども、今その要件も含めて検討に入っているところでございます。この5年間、2010年から15年までのこの5年間が大変重要な時期であるという認識は全く同様でございます。そのようなことで、従前富谷町は何もしなくてもというふうな雰囲気、印象がありましたけれども、何にもまして、何度も申し上げておりますけれども、線引きの、明石台東なくしてですね、この5年間とて5万人到達は確たるその方向といいますかね、言えない状況があったところです。
したがいまして、線引きの結果、そのような場所を用意できたということが、この1期4年目の大きなやはり成果ということの一つに挙げることといたします。本当に追い風で来たわけですからね。地の利もあり、そしてまた、皆さんが、富谷町にお住まいになる皆さん、人が人が呼びというふうな要素、要件もありました。そのように大変恵まれた中であったことは、皆さんと同じところでございます。
しかしながら、ご承知のように、この5年間で日本の総人口が減り始めた。宮城県も例外でないですというところから、私はこの就任直後、大変大きな危機感を感じたところでございます。国勢調査時で5万をぴったり1人でも超さなければ、この要件はもうその時点で終わりですから、ですから、最低の要件として人口を要件、この5年間の間でそこにくくれるだけの、これはただ座して待っていてできるものではありません。ですから、皆さんともどもその方向性に向けて努力をいたしましょうということも、また次の期の4年になろうかというふうに思うところでございます。
何にもまして線引きも七、八年に1回ですから、1回土地利用を確定すれば、四、五年で予定されたものがすべて予定どおりに行くわけでないんですね。経験的に七、八年ぐらいのサイクルで第7回目が予定される。それとて確定ではございません。そのようなことの中で言えば、この5年の中に最低限線引きの見直しはないのです。したがいまして、この第6回の線引きの取り組みは極めて重要であったと、このことを改めて強調しておきたいと思います。
この文化施設につきましては、従前申し上げてきた内容に一切のそごはございません。方向性、必要性ともども十分な認識をしているところでございます。その中にあって、5万人都市にふさわしい文化施設のあり方、総合計画、そしてまた、基本構想において重点政策に既に位置づけてございます。したがいまして、必要な検討を現状進めておるところであります。
図書館を含む文化施設については、必要な財源はもちろんのこと、その活用方法、立地条件等々、町民の皆さんの総意をもってその方向づけをする必要があるわけであります。富谷町、これも何度も申し上げておりますけれども、六つの公民館を配置して、いわゆる公民館方式と申しましょうか、公民館方式による文化生涯学習活動を展開してまいったところでございます。こういった富谷町の特殊性といいますか、特異性も十分検証しながら、その整備につきましては、引き続き総合的に検討してまいります。したがいまして、現状、2期目の大きな課題の一つであることも申し添えておきたいと思います。
学校給食センター、第一学校給食センター、富谷小学校と役場のいわゆる鉄筋コンクリート、目に見えるあそこの施設ですけれども、文化施設等というふうなことの件です。第一学校給食センターの文化施設への転用については困難な建物だと。要するに工場というふうな施設の関係で、現状、文化施設への転用は困難であるとの認識でございます。
旧役場庁舎につきましては、旧庁舎を文化施設への転用をするご提案でありますけれども、これまた立地条件、現況から判断をいたしまして、多くの集客を求める施設は不可、いわゆる適切ではないのではないかと、そのように認識してございます。しかしながら、整備の着手することといたしておりますので、このような施設利用も含めて、次年度の予算立てを含めて検討してまいります。有効に活用するということについては異存のないところであります。
四つ目、質問をお読みいたします。「建設ありきではなくて、既存の建築物を利用して、とりわけ図書館を開設しては」というふうなことでございます。それこそあるものは有効に活用しましょう、それこそむだを廃しましょうと、このようなことも含めて、あるいはむだな施設が二つというようなことのないような、そういった取り組みをまた富谷町では今後とも必要なところでございます。
これらの施設の転用を行い、給食センターですね、旧庁舎、現状、既存の建築物をというようなことで、今利用されていないところを挙げれば、旧庁舎と給食センター第一、第二ということとなります。この施設の転用を行うに当たり、図書館の開設には費用、財源、立地条件、周辺環境など、多面的に検討いたしますと、結論的には不向きではないかというのが現状の認識でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 17番浅野幹雄君。

17番(浅野幹雄君) ただいま4点について答弁をいただいたわけでございますけれども、まず、文化センター、図書館の建設は準備を粛々と進めるというふうな答弁だと思うのですが、町長が今後4年間町政を担った場合、文化施設の建設については計画を進めていくということで理解してよろしいのか、伺います。
 それから、2点目の第一学校給食センター、これは工場でございますけれども、立地が非常にいいんですね。というのは、役場庁舎があり、小学校があり、中学校も近場にあり、そして、公民館がありですね。さらには、町民バスの発着点がすべてそこに終着しているわけです。さらに、あの建物の周りを見ますと、駐車場も十分にとれる状況下にあります。工場だという建物の制限があるかもしれませんが、箱物はそれでいいと思うのです。その建物を何らかの工夫によって文化施設、とりわけ図書館に転用できないかという質問でございますから、その辺についてはどうお考えなのか、伺いたいと思います。
 それから、4番目の建物ありきというのは、そういった建物も含めたもう一つの方法があるんですね。実は政務調査で山口県の防府市に政務調査に参りました。そこは、駅前のショッピングセンターの2階を借りて図書館をオープンしています。それからもう一つ、高知県香美市、ここにも調査に行きましたけれども、ここは市街地の中にある旧郵便局を買収して、何億かのお金をかけて改修して図書館をオープンしたと。こういう市町村が全国にはいっぱいあるんですね。
 そういった部分で、我が町にはショッピングセンター二つありますね。西友富谷店、それからジャスコ富谷店。これはオープン当時から見ますと、西友富谷の場合も大分テナントが減っておりますし、ボーリング場があってうるさいかどうかもわかるわけですけれども、そういったものの建物の再利用ですね。相手があることですけれども。それから、ジャスコ富谷店についても相当テナントが減っておりますね。ニトリもなくなりましたし、そういった意味で、そういった場所をとりあえず図書館としてオープンして、いずれかの時期に新しい図書館を建てる。こういった計画を私はお勧めしたいと思うのですが、この考えについて伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 長期総合計画にその旨記載しておりますので、次期4年間でもう1歩、2歩前に進める検討をすることといたします。
 二つ目は、立地のよさについては、今おっしゃって強調していただいたこともわかるのでありますけれども、工夫は否定いたしません。ですから、そこも含めて、一たんある時期図書館です、そしてある時期、また別なところに図書館ですというようなことも可能性としてなくもないので、そういったこともどうかなということも含めて、両者織り交ぜながら精査、検討してまいります。
 三つ目につきましては、私はなぜだかといいますと、既存の建築物を利用してというふうなことでありましたので、よもや今、ジャスコがとか西友がとかということの意図は、この文面、質問文からは読み取れませんでしたので、そこまで広がるとすればまた別なやりとりをしなければならないというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 17番浅野幹雄君。

17番(浅野幹雄君) 旧役場庁舎の利用の件でございますけれども、この建物については大分古いということで、耐震調査の結果を待たなければならないということもありました。ただ、この庁舎移転してから、平成15年の私の記憶では1月5日に、この庁舎をオープンしたと思うのですが、それ以降8年間手つかずの状態ですね。そういう意味で、8年かかってやっと前進して修繕の予算を組んだということでございます。きのう同僚議員も質問しておりましたけれども、これは請願の上がっている町民ギャラリーも入るというふうに認識してよろしいのか、再度質問をいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 耐震の診断結果は出ましたということはよろしゅうございますでしょうか。したがいまして、第2段階ということで入りますので、町民ギャラリー等も含めてどのような利用の方法があるのか、まだ細部にわたって結論は出ていません。今のことも含めて十分声も請願等も含めて出ておりますので、十分受けとめ、そしてまた尊重して、利用法について本当に徹底して後に悔いのないような進め方、むだのない進め方につなげてまいりたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程はすべて終了しました。
本日はこれにて散会をいたします。
 どうもご苦労さまでございました。

午後3時53分 散会

平成22年第4回定例会議事録(第3号)

平成22年12月9日(木曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 小泉光君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 2番 小川昌義君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 教育長 菅原義一君
  • 学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 主任主査 津久家直美
  • 主査 伊藤潤哉

議事日程 第3号

平成22年12月9日(木曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号14番,15番)
第3日目 12月9日(木曜日)
19番 千葉達 議員
1 町内環境美化について
2 民生委員・児童委員について
13番 安住稔幸 議員
1 町民の安心・安全のための施策の推進を
2 給与削減分で、新たな施策を

午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) おはようございます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 19番相千葉達君。

19番(千葉達君) 改めて、おはようございます。
 私は、2件質問いたします。
 我が富谷町人口は順調に増加傾向にあり、まさに5万人都市実現に近づいております。我が町は、先祖代々脈々と歴史を積み重ね今日に至っている地域から、昭和40年代の開発行為による30年、20年以上経過した住宅団地、10年に満たない団地、そして現在売り出し中の団地、さらにこれから開発される団地等々、さまざまな対応からなしております。定住促進に伴う住みよいまちづくりの一環として、環境美化事業は大切な事業の一つと考えます。いろいろ課題がある中で、私は次の3点について質問をいたします。
 まず1点目に、ごみ集積所についてであります。大方各行政区には、ごみ集積所が設置されております。極端な例ではありますが、ごみ集積所の場所が一定しておらず、毎年移動する行政区があることも事実であります。ごみ集積所の形態は行政区おのおの違っており、屋根付きで頑丈な金網で囲まれた集積所から、単なる地べたにごみ袋を置きネットをかぶせた程度のものまで、それはそれはさまざまであります。いずれにいたしましても、ごみ集積所の管理維持運営は従来よりそれぞれ行政区の問題であり、地域住民もそれでよしとし、余り深く気にとめていない現状ではないかと考えます。
 最近、町側がごみ集積所の実態調査中との情報を小耳にしました。この実態調査の取り組みという町側の着眼点には賛成するものであり、町全体の環境美化の観点からして行政区と協議し、助成金等を含むごみ集積所の改善を推進すべきと考えます。よって、ごみ集積所の実態調査の目的とその結果の方向性を伺います。
 第2点目は、住宅空き地の除草の件でありますが、昨年きれいだった空き地がことしは雑草がぼうぼう、どうして毎年除草をしないのだろうか。景観を損なっているとともに、もし火災でも発生したら大変なことになると考えます。一部の不在地主ではありますが、所有地の除草に対する責任と認識がまだまだ不足していると考えます。この件に対しまして、毎年町当局が業務遂行に務めていると理解はしていますが、例えば複数年の誓約書を取るとか、もう一歩創意工夫の必要があると思います。いかがでしょうか。
 よって、今年度の住宅空き地除草実績件数と、ここ数年間の傾向と問題点をお伺いいたします。
 第3点目ですが、富谷町を南北に国道4号線が、南は通称群境大沢から北は志戸田高田橋まで9キロメートルが通っております。国道に沿っての歩道からかの競り上がったのり面の草木の件であります。町当局では、町道にそったのり面は毎年それなりに除草作業を実施し、景観維持に努めていることは周知のとおりです。しかし、国交省所管の国道4号線、特に熊谷部落内ののり面には、長年草木が生い茂ったままであります。このことについて国交省と協議し、要請し、除去すべきと考えますが、町の見解を伺います。
 次に、民生委員・児童委員について質問いたします。去る12月1日、3年に一度の改選に当たり、富谷町でも民生委員・児童委員が委嘱されております。委員の業務は高齢者・障がい者のいる家庭から生活保護世帯、母子家庭まで、さらに虐待問題、そして公民館での関連するサークル活動に参加、また行政からの情報伝達の依頼等々があり、地域に隈なく目を配り、大変なボランティア活動であると、報道等で紹介されております。委員たちには守秘義務があり、それをかたくなに守りながら忙しく活動されている様子は伺えますが、詳細については私たちには当然知るよしもありません。
 ごく少数の住民からですが、「うちの町内会の民生委員は、一度もうちに来たことないんだ」また、「小さな親切大きなお世話だ」「相談するなら他の行政区民生委員の方にした方がいい」などと苦言を呈する声があることも事実であります。私は、一生懸命活動されている民生委員・児童委員に一定の評価をしている立場で、次の5点につき質問いたします。
 まず第1点目に、12月1日付の新旧委員の人数と、その男女別人数の内訳を、確認のため改めて伺います。
 2点目に、11月報道で「富谷町は定員55名に対し53名委嘱予定、2名欠員」と記されておりましたが、それは事実であっようですが、その原因背景を伺います。
 3点目に、平成19年度から平成21年度の3カ年の年間1人当たり訪問日数約87回、活動日数は116日となり、非常に高い数値で大変な負担ではないかと個人的に考えるところですが、この数値に対する所見を伺います。
 4点目に、今年度新たに支援を必要とする住民の立場を尊重した相談支援のため、相談技法研修を実施するとのことであったが、その成果のほどはいかがだったかを伺います。
 5点目に、高齢者関係事業の中で、今年度新規に高齢者・障害者実態把握事業として864万7,000円を予算計上しておりますが、その事業内容と進捗状況及び民生委員活動との関係をお伺いし、私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 環境美化につきまして、現状ごみ集積の実態調査をしておるところでありますけれども、その狙い、そしてまた現状での状況、後ほど担当課長から報告させることといたします。大枠は、1年を通して生活ごみというふうなことでありますので、本当に途切れのない活動であります。環境衛生推進員の皆さん、そしてまた行政区長の皆さん、本当に行政区内での取り組みの大きな柱の一つだなというような認識でございます。
 そのような中で、過去30年、40年にわたって町内会の皆さんのご工夫やら、そしてまたそれぞれの一定の費用負担やらをしていただいて、今日まで至っているというふうなところでございます。年に2回、クリーン作戦ということで象徴的な取り組みというふうなことで、これもまた長い年月ご協力をいただいているところでありますけれども、年々回を増すごとに町民の皆さんのご理解と、そしてまたご協力度が上がっているのじゃないかなというふうに思います。
 交通安全とあい並べて、いわゆる取り組みと成果というふうな取りまとめ、クリーン作戦と交通安全の取り組み2年、3年くらい前でしょうかね、わりと早くからこういったものを形にしてまいったところで、そしてまたそれを行政区長の皆さんにお返しをしてという取り組みも継続してきたところです。本年の秋の取り組みは8,900人ということで、本当に世帯でお一人、あるいは世帯で複数出ていらっしゃる方も含めて、相当数ご協力、ご参加をいただいている。これは、まさに区長さん、推進員の皆さんの実数報告をしていただいておりますから、これまた水増しもげたもございません。まさに7,000人台から8,000人台、そしてまた8,900人、9,000人になんなんとするほどの実施。
 私も、折々見てまわっており、本当に成田、明石台を含めても大勢の皆さんが道路をはうようにしてご協力をいただく姿に、本当に頭の下がる思いでございます。今後とも引き続きご協力と、あわせて町内会でのご苦労を十分町としても受けとめてまいりたいというふうに思います。
 これは、去年の時点で集積所の設置状況ということで、町民生活課レベルではまとめてございます。改めて、タイプ的には十くらいあります。東向陽台、町三区、富ケ丘、成田、大所の7割くらいは大体4タイプ、設置数の7割が上位四つくらいのタイプにくくられるというところです。あけの平、日吉台、ひより台、とちの木、杜乃橋、サニーハイツ、この辺のところがその他の7種類程度のごみの集積所の形態でございます。そこで約3割程度。ですから4タイプで7割、そして7タイプで3割、こんなふうな具合の770カ所程度がごみの集積所の状況でございます。
 このようなことを、事実に基づいて実態を十分に把握をしながら、そしてまた町内会の状況等も声を聞かせていただきながら、次年度に向けて今担当課の方で鋭意準備を進めているところでございます。
 その次、除草については後ほどまた担当課からということにいたしたいと思います。
 三つ目の国道との絡み、関連してまいります。空き地の除草、そしてまた国道、あわせて県道、これの除草具合が極めてここ一、二年、取り組みが弱くなってまいりました。要するに、先だっての白鳥交差点、三本木線のセイタカアワダチソウの1メートルを超え、2メートル近くの繁茂がずっと続いておりました。ウォークラリーの折に「何とかならないか」というふうなことで、3週間後に何とか県の方であの部分を刈り取っていただいた。車の走行が非常に見える、安心・安全な状況になったということです。
 したがいまして、「県の仕事だ」「国の仕事だ」というふうなことで放置をしますと、富谷町あるいは富谷町を通行する皆さんの安全上極めて重大な問題が発生するというふうな認識でございます。国は、現状年1回最低予算立てをしてすべての場所の除草、枝がたれてきたものはそれなりにというようなことも含めて対応、予算立てをしてきておったところでありますけれども、政権のいわゆる事業仕分けとの関連から必要なところを年1回ということとなりました。しかし、全部の場所を1カ所から、必要なところを部分的にというふうなことでございます。こういう対応も、まさに町長政治家として国県に十分なる申し入れをしていかなきゃならない、大きな課題の一つでございます。
 そんなことで、全部というようなことで願うところでありますけれども、このような危険な場所については、先ほどの白鳥交差点の例にあるように、町ならすぐ動けるんです。町長、ここがこうだねってみんなが共通して、町民の皆さんあるいは皆さんからも含めて気づかないところを指摘していただければ、必要に応じて即やる体制はとってございますけれども、何せ白鳥の状況を見てもお願いしてから3週間後ということになりました。そのくらいのやっぱり時間差、タイムラグが生ずるというふうなことも含めながら、これまた早めの、あるいは少し先を見通して前もってお願いをする、要望をするというふうなことを、裏付け、客観性をもって県なり国なりに当たっていかなきゃならない、そんなふうなところでございます。
 以上のようなことでありまして、県、国ともにやはり町として安全というふうな立場から、それは交通安全上もありますし、火災等もありますし、防犯、防災、交通安全、そういったふうな視点から先を見越して前もっての対応を引き続き強めていく、こんなふうな思いでございます。
 民生委員、児童委員の件でございます。大変な負担であるというふうなご認識、私も全くそのとおりでございまして、平成19年の就任の秋、12月1日に改選がありまして、私とともにこの3年間お過ごしになられたんです。この12月1日をもって、次の期のスタートが図られたところでございます。主任児童委員が3名、そして普通の委員さん、民生委員、児童委員という方が52名、55人というふうなくくりです。河北新報に出たのは、52で出ています。欠員2ということです。52分の2の欠員率というのは結構大きいんですね。新聞の、どの自治体の欠員率を見ても富谷が多いというふうなことで、実数2で少なそうに見えますけれども、母数からすれば率としては三、四%程度になるというふうなことで、大変大きなことだなというふうな認識をいたしているところです。
 継続する方、そしてまた新任の方が10名ということになります。ですから、継続した方が43名ということでしょうか。53名でスタートをいたしたところです。民生児童委員、主任児童委員さんは3人、定数を満たしておりますので、地区選出の委員さんが2人欠員でスタートしたということです。上桜木と成田ということとなりましょうか、上桜木と成田の第3ですね、欠員でスタートせざるを得ない状況でありましたけれども、早期にこれまた人選をお願いするなり、早期に補充に向けて対応してまいりたいというふうに思います。
 男女別は男性が21名、女性が32名、20・30という感じのイメージでございます。前回が25と30ですから、ややおよそ傾向としては大きい変わりがないというふうな認識でございます。欠員のということとなりますけれども、やはり富谷町の地域性といいますか、隣近所の様子が今の二つの地区についていえばそのような背景があるのではないかなというふうに思います。富谷のその他の選ばれた地区と、そうでない地区の差異の中に今のような事情かあろうかと思いますし、何とか民生委員の活動の内容のわかりづらさというようなことも、ひょっとしたら一因にあるのかもしれません。そのような背景を感ずるところでございます。
 もう一つは、活動日数、訪問日数ということでございます。これも、もう少し周知活動というふうなことで進めてきてよかったのかなというふうに思いますけれども、民生委員の皆さんには活動記録ということで、このような冊子が配付されまして、22年の12月1日からスタートしたところです。それぞれに2ページ、12月分。1カ月でこう書こうと思えば書けますし、もっと活動の広い人はこちらにまたがってということで、各月見開き4ページずつで1年分ございます。そして必要なご自分の記録をして、累計は例がございますので「何をした」ということをこの行の範囲でずっと書き込んでいく。そして、訪問の回数、活動日数というようなことが数字化されると。そして結果として、この切り込めるようなこの用紙、この部分を切り取って富谷町の方に届けていただくと、こういうふうな仕組みになっています。そこをまた累計して、いろいろ町の状況をつかむという、そういうふうなことです。
 この例で見ますと、訪問回数39回、活動日数は21日。12月31日分で21日というふうなことでございます。これら、統一の数字を年間集計いたしますと、富谷町の活動日数は年間122日です。そして、訪問回数は82回です。したがいまして、365日の122日と見るか、あるいは町職員の勤務日は245日です。祝休日で勤務を要しない日が121日です。ですから、245日から見れば2日に1遍というふうなことともいえるかと思います。3日に1遍あるいは2日に1遍というふうなこととなりますね。
 そのようなことで、全町域まさに地域を隈なくエリアにしながら、世帯でくくっています。しかしながら、300、400という世帯がありながら、対象者の皆さんはどのくらいの、七、八割方の対象者はどのあたりだというふうなことがありますけれども、おわかりのように一人暮らし高齢者、この辺がまず民生委員さんの頭の中核にあるところだと思いますね。約350人です、一人暮らし高齢者の皆さん。そしてまた、介護保険の要支援から要介護というふうなその辺の境界線上、介護の方に入れば「ヘルパーさんです」「会社です」というふうな形のやり取りがありますので、その辺の境界にまたがるような人。あるいは、日々生活は日常変化するわけですからね、きょうとあした、あるいは先月と今月というふうな形で変化することからすれば、そういった変化の具合を的確に感じ取れるかどうかということになります。そういったことからすれば、非常に高いアンテナを持って、民生委員さんは日常それこそ365日、24時間の体制の中で、この任を受け取っていただいているというふうなこととなります。
 そのようなことでありまして、今言いましたようにこのような活動日数、訪問日数、大変な中で取り組んでいただいているというふうなことになりますので、十分なるご理解のほどお願い申し上げたいと思います。
 相談技法の研修の成果ということで、民生委員の相談技法、研修でスキルを上げる。そして、まさに地域をよく知る、人を知るというご努力を皆さんに求めているところでございます。ですから、今までの人がどんな資格、何を持っているということを民生委員さんに求めているわけではありません。まさに、民生委員とは社会奉仕の精神を持ち、地域でさまざまな問題を抱えている人の相談や、調査援助を行う人ですと。町の福祉行政の協力活動を進め、地域の人たちと福祉サービスを結びつけるパイプ役だという、大きくは二つです。援助を行うパイプ役という、こういう民生委員さんの役目があるということですね。そのようなことを含めれば、本当に多様な活動にご参加をいただいている。十三夜魂のふるさとまつりへの初回からのご参加も、この民生委員の皆さんのご参加ぶりでございます。そういった中で、富谷町のいろいろな地域のいろいろな人の、いろいろな状況を知るというふうなことの一つになっているというふうなことなんですね。
 したがいまして、技法の成果というふうなことであれば、あと後ほど担当部長から答弁させることといたしますけれども、非常にこの研修の中身ももっともっとやっていかなきゃないというふうなことです。そのようなことで、ことしは当初50万円の予算立てをしたというふうなこととなります。
 きのう出ましたけれども、同じような文が来ていますけれども、何ら町長選挙云々とつながるような状況ではございません。研修費ですから、それこそ皆さんの政務調査にありますように、会費、交通費、宿泊費、何ら問題ないこの調査研究費でありますし、研修費であります。その内容に記載されているように、民生委員とて全く同じようなこういった研修を、もっともっとしていかなくちゃならないということです。平成19年までは、費用弁償が1,000円になった時期があります。私になってから、平成20年から1,500円に戻しています。そんなふうな経緯もございますので、なお一層の研修費等でこの民生委員さんの活動を支援してまいりたいというふうに思います。
 現状、民生委員の報酬はないんだよというふうなこと、報酬の定義から報酬がないということとなりますけれども、活動費という名称を変えて報酬に近いような形で均等7万2,000円のお支払いをしてございます。費用弁償、定例会に限って1,500円というふうな内容となってございますので、ぜひご理解のほどをお願い申し上げます。県からの補助金は250万円、富谷町は360万円、繰り越しが50万円近くというふうなことで、660万円の予算立ての中から、歳入の中からこの研修費やら活動費やら等々、歳出の科目が幾つかに分かれるというふうなことです。県はどんどん下げてきます。富谷町もそれにあわせて下げていったらどうなるのというようなことがあって、私の大きな認識の一つでございますので、23年度に向けてさらなる研修の増強というふうなことで取り組んでまいりたいというふうに思います。
 後ほど、5番目の実態把握等については担当部長からといたします。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) おはようございます。
 初めに、ごみ集積所の維持管理につきましては、日ごろから各町内会町さん初め環境衛生推進員の皆様、地域の皆様に、清掃活動並びにルール違反ごみなどの処理対応についてご協力いただきまして、改めまして感謝を申し上げるところでございます。
 先ほど、実態調査に関します背景と経緯的なところは、町長が申し上げたとおりでございます。現状といたしましては、皆様もご承知のとおり経年劣化によりまして集積所の損傷やさび、そういったところ、あと老朽化に伴って構造上不具合が生じてきているようなところもございます。そういったところから、改善を求める声を皆様の方からお聞きしているところでございます。
 そのような中で、目的といたしましてはまず町が目指す姿といたしまして、より一層の住環境の向上というのがございます。その一つといたしまして、衛生的で利便性の高いごみ集積所の整備、改善を推進していく必要があるというところから、今回改めまして地域の実態を調査することとしたものでございます。そうしながら、問題点や課題を洗い出して具体的に整理をしながら、また町内会の皆様の意見・提案等を参考にしながら、よりよいごみ集積所の環境整備に向けまして検討をする、その資料・材料ということで調査をお願いした次第でございます。
 調査につきましては大きく二つの区分、先ほど町長からタイプ別にお話をいただきましたけれども、大きくは町の集積所用地を確保してあるところ、あと用地がなくて路上を集積所として活用しているところ、そういったところがございますので、そういったところを区分に分けて、内容を分けて調査を行ったところです。まず、9月に全44行政区の皆様にお願いいたしました。それで次に2回目としまして、さらにその調査結果の中から詳しくお聞きした方がいいなといったところから、24行政区に追加調査というふうな形でお願いしたところでございます。
 それで、調査の結果の主なところでございますが、行政区の半数に当たります22の行政区で修理の予定、あるいは改善・改修の必要性があるというふうに考えていらっしゃるということがわかったということでございます。しかしながら、そこには実施に向けましては経費の負担が大きなハードルになっているという事実も確認できたところでございます。その結果、なかなか実施に踏み切れないというふうなところが見られました。したがいまして、町に対します要望といたしましては、多くの町内会の皆様の方から経済的な支援、そういったところをお願いしたいという声が多くあったところでございます。
 そうした結果を踏まえながら、町の今後の方向性といたしましては、現状では町内会に実施主体をお願いしてきたところではございますが、多くの町内会の方で大きな経費負担を伴いながら整備の必要性を感じていらっしゃるというところで、町内会を超えて町もそこに入りながら、整備を進めていく必要があるというふうな認識に至ったわけでございます。現在その結果を踏まえながら、改善整備の推進に向けまして具体的な方策を検討しておるところでございます。今後は、町内会と町とが共同で取り組む必要があるというふうに考えながら、住環境の向上を目指して今後取り組んでいきたいというふうに考えておるところでございます。
 次に、住宅空き地の除草の実績の件でございます。こちらにつきましては、22年度の除草の実績を申し上げます。調査対象区画数としては972区画ございました。前年に比べまして159区画減ったところでございます。そのうち除草指導対象と判断した区画、こちらが681区画ございました。こちらも、46区画ほど前年よりも少なくなったところでございます。この土地を所有者数で見ますと、451人の所有者に通知をしたところでございます。内訳といたしましては、個人が412人、法人が39社というところでございます。
 ここ数年の傾向と問題ということでございますが、昨年からことしに書けまして明石台地区内の主に関兵関係所有の土地でございますが、そちらを中心に宅地の販売が進行したことから、調査区画数、そして除去指導する区画数が減少してきているというのが実情、実態でございます。また、指導通知後の対応状況なんですが、451人の方に通知をしております。その結果、回答があったところが約77%でございます。そのうち自主管理、自分で管理しますよ、草刈りしますよというのが124件で、36%。また、町の方で頼みますから、斡旋した業者にお願いしてくださいというところが223件で、64%ございました。未回答が23%という状況になりますが、実質的には回答がなかった所有者の方でも、何らかの形で除去を行っておられるという状況が見られます。おおむね90%、通知対象となった90%くらいは対応していただいている状況に認識しておるところでございます。
 問題点ということでございますが、こちら若干数ではございますが土地の所有者から何ら応答もない、また連絡手段がない、見つからない場合がございます。そのような場合としましては、町でも民地でありますことから、それ以上踏み込むというのはなかなか困難な状況となっておりまして、それが今後の課題ということでとらえております。一方道路、町道なり歩道に接しています空き地で除草の対応が全然協力いただいていないといった場所につきましては、建設部都市整備課の方と連携しながら、道路境界の方から一、二メートル程度ではございますが、強制的に道路管理者として除去をして対応しているところでございます。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) それでは、相談技法の成果というところでございます。相談技法の研修につきましては、まず相談支援の基本となる面接技法というところについて、東北文化学園大学の先生を講師としまして、全5回の研修をしたものでございます。研修の実績といたしまして、その後の皆さんの声なんですが、相談の援助に当たる際の基本的な知識、技術の習得については「非常によくわかった」「理解できた」という回答がほとんどでございました。
 特に相談援助者として、民生委員としてですが、気づいたことというところでは、状況に応じた相談の対応の仕方を、自分が変わらなきゃならない、変えることが必要だということ。それから、相手の気持ちをまず考えて相談を受けることが大切で、自分から押し切っていかないというような、そういう本当に基本的なところがわかったというようなことを皆さんが気づいたという声が出ておりました。そのことをみんなで話し合いをしまして、今後の地区の活動に生かしていこうというところになったところでございます。
 それから、高齢者、障害者実態把握事業の内容と進捗状況及び委員との関係というところでございます。まず、今回の事業は緊急雇用の創出事業を活用してございます。東北福祉大の社会貢献センターに事業委託して実施することとしておりたまして、民生委員・児童委員の直接的なかかわりはまずないものでございます。
 内容をご説明いたしますと、高齢者、障害者の実態把握事業は富谷町の高齢者保健福祉計画第5期富谷町介護保険事業計画、それから第3期の富谷町障害者福祉計画の策定に向けまして、高齢者や障がい者の生活実態を訪問調査により把握して、高齢者・障がい者が地域で役割を持って、自分らしく輝いて、温かな地域コミュニティーの中で安心して暮らせるように、本町の保健福祉策の柱を立てたいというところで、その一助とするものでございます。アンケートについては、地区ごとに事前にアンケートの依頼のお知らせを発送しております。順次調査を実施する手法を取りまして、11月の下旬に富ケ丘地区から調査が始まっておるところでございます。来年の9月まで、調査を続けていくということにしておるところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 19番相千葉達君。

19番(千葉達君) 環境美化につきましては、国交省所管の国道、今まで以上に粘り強く折衝、要請を願うとともに、仮に町当局が先行して除去をして、事務処理として相手所管に請求して処理するということは可能なのかどうか、お尋ねします。
 民生委員、児童委員につきましては、一つは相談技法研修なんですが、12月1日に委嘱された新人といいましたら失礼でしょうか、この相談技法研修は3月までやるか、年度内にやるか、来年度になるかわかりませんが、いずれにしましても1回のみならず毎年形を変えながらも、この相談技法研修というのは継続すべきと考えます。そして,民生委員の方々が地域住民から愛され、親しまれ、気持ちよく活動できるような環境づくりのためにも、ぜひ必要かと考えます。そこで、その相談技法研修継続に関して、継続の意思を持っているかどうか、再度お尋ねします。
 もう1件でございます。高齢者、障がい者の中で、または一人暮らし、本人の申告制度によると思うのですが、災害時要支援台帳というものがあると思います。その内容、昨今の動向状態はどうでしょうか。それと、その内容と民生委員の情報の共有というところはどのようになっているのか、お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、国交省の粘り強いということであります。そのとおりだと思います。町が先行してというようなことで、本当に必要なところをパカッってやってしまいたい思いは十分あるんですけれども、やってしまった分の請求が、あるいは業者に委託をして作業をしてその請求書がというふうなことの制度ができているのかどうかについて、今建設部長から答弁させることにいたします。恐らくまだそういったルール化はないんでないかなというふうに思います。
 ウォーキングラリーの折に、西成田宮床線もこういった樹木が関ノ川あたり「どうにもならないから、何とかしたら」という、あるいは高速道路の抜けたところ、「どうにかしたら」というふうなことは現地を視察しながらアドバイスしました。恐らく、そうしたんだと思いますね、やむを得ず。それは請求しているかどうか、あとそれも含めてお願いしたいと思います。
 民生委員の方については、研修技法先ほど申し上げたとおりでありますけれども、より拡大をしなければならないと、そんなふうなことでございます。参考までに、皆さん議員のお一人を除く政務調査費が約300万円くらい執行されております。先ほど富谷町の民生委員の町補助金は366万円、ことしの50万円を含めてですね。50万円を抜くと316万円ほどというふうなことでした、それも加えて360万円ですから。こういった町補助金も含めて、次年度以降十分なる皆さんが今議員がおっしゃるように気持ちよくまさに活動できる環境づくりというようなことを、なお一層強めていきたいというふうに思います。
 やはり1,000円から1,500円とか、あるいは研修費用というふうな形で町の補助金を増額するとかというのは、まさに民生委員さんの実態をよく見ることからですよね。「7万5,000円は報酬でない、ボランティアですよ」とかってすぐ切りかわりがちなんですけれども、本当にこれこそ365日、地震があったときなんか本当に職員もですけれども、民生委員さんとの連携を取りながら各戸を皆回るんですよね、安否確認をするために。この苦労は、私はこの4年こちらの町長職になって十分伝わるところでございます。そのようなこともありますので、ぜひ情報の共有については後ほど担当部長からお話しを申し上げます。
 本当にちょっと気になる、先ほど「小さな親切大きなお世話」と、復唱もしたくないんですけれども、そういう民生委員は富谷町にはいないはずなんですけれどもね。そのような曲がって伝わることであるとすれば、それは大きな課題だというふうに思います。何にもまして、先ほどご紹介申し上げましたように、社会奉仕の精神を持っている、奉仕の心を持っている人が民生委員に立つというのが、これは大前提です。我々もそういう思いを持ちながら、この富谷町の社会福祉行政に携わりたいというふうに思います。
 先ほどの報告は、富谷町から、民児協、社会福祉事務所、福祉事務所を通して宮城県に報告されるということでございます。市になるときの福祉事務所必置というのはここにポイントが出てきますから、この大きなメリットの一つにまさにきめ細かい福祉の行政がより一層推進されると、このようなこともひとつ申し上げておきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 4号の維持管理につきましては町長が申し上げたとおりでございますが、通行等の支障となっている倒木等の恐れがあるときなどについては、住民の通報、あるいは町でのパトロールで発見した際には、緊急に国交省の方に連絡してすぐ措置していただけるものと考えてございます。町の委託業者が処理をして、それを委託分を国交省に請求というのは過去にもございませんで、その件については国交省ともまた連携をとっていないんですが、もし町職員あるいは業務員がそういう緊急箇所を発見した際には、仮に緊急措置してある程度の通行を確保するということはできることかと考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 災害時の要支援者台帳の関係でお答えいたします。要支援者台帳につきましては、まず町が一人暮らしの方の名簿を民生委員さんの方と共有いたします。それで、民生委員の方はそれを訪問していろいろな状況を聞いて、緊急時に使える情報等聞いております。まず、台帳に登録している人たちというのは、区長さん方も共有をしております。民生委員は詳しいその人の個人情報の詳しいところを持っていますが、区長さんの方はこういう人がこういうことでいるよという情報と、同じようなちょっと深さは違うんですが、あの人に対しては同じ情報を持っております。
 それで、今それだけではなくて、「遠くの親戚よりも近くの他人」とよく言いますけれども、結局今住んでいるところで何かあったときに助けてくれる人、自分の友達、この人だったら来てくれる、この人に連絡をとってほしい、そういうような人たちの登録をご本人さんのお話を聞きながら書いてもらっています。それで、私たちも緊急時連絡を取るときには、そういう人たちにも応援をもらうというような体制をとっております。

議長(渡邊俊一君) 19番千葉達君。

19番(千葉達君) 最後です。この災害時要支援台帳に登録というんですか、それは町全体で何人くらいいらっしゃるんでしょうか。お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 初めは243人くらいでしたが、現在270から280、今正確な数字をちょっと言えないんですが300弱まで上がっております。毎年できるだけ皆さんに協力してもらうように、また努力をしてまいりたいと思います。

議長(渡邊俊一君) この際、11時5分まで休憩をいたします。

午前10時52分 休憩

午前11時05分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
 私は、一問一答方式で一般質問いたします。質問件数は2件でありまして、内容は以前に同僚議員が質問しておりますものとか、私が以前取り上げたものもございます。1件目は、「町民の安心・安全のための施策の推進を」。2件目は、「給与削減分で新たな施策を」ということであります。そういったように、今まで取り上げたものなんかもありますので、質問要旨を簡明に述べ、質問といたします。
 まず初めに、「町民の安心・安全のための施策の推進を」。
 富谷町は毎年人口増が続き、商業施設等もふえてきております。経済活動や人と車の動きも、以前に比べ非常に活発になってきております。交通渋滞も常態化しているところも出てきております。また、宮城県沖地震も予想されております。そして、団地内での熊出没ということもございまして、町民の安心・安全のために的確で速やかな対応が求められております。町の対応をお伺いいたします。
 質問項目。大清水のビッグハウス前の交差点付近の渋滞解消策を伺います。
 二つ目に、公共施設や地下道への防犯カメラの設置状況と、今後の設置予定を伺います。
 三つ目に、学校等公共施設での緊急地震速報の利活用についてお伺いいたします。
 四つ目に、防災情報・緊急情報を町民に伝える手段を伺います。
 五つ目に、交番やコンビニへのAED配置の要請についてお伺いいたします。
 六つ目に、町道穀田線の街路灯設置計画についてお伺いいたします。
 続きまして、2件目であります。給与削減分で新たな施策をということでありまして、人事院の勧告によりまして昨年に引き続きことしも公務員の皆様の給与が削減されることになりました。公務員も一生活者であり、給料が減額されることは大変辛いことであると思います。給与削減は行政改革のために実施されたものではなく、民間との格差是正のためのものであります。よって、削減相当額の新たな施策を実施してはいかがでしょうか。町長のご所見を伺います。
 そして、また質問としまして、昨年度に実施された一般職員と特別職の給与等の削減総額を伺います。
 二つ目に、昨年度の削減によって出てきた執行残というか、浮いた額というんでしょうか、それで新たな施策に活用されたかどうかお伺いいたします。
 また三つ目に、本年実施される一般職員と特別職の給与等の削減総額もお伺いいたします。
 四つ目に、本年度の削減によって出てくる執行残相当額でありますね、これでの新たな施策に生かす予定があるかどうかお伺いいたします。
 そして、また五つ目でありますけれども、子育て支援等にその削減相当額を生かせないかについてお伺いいたします。以上であります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 ビッグハウス前のということでございますけれども、それぞれ東西の道路とさらにまた南北、都市計の穀田大沢線という両面が今ビッグハウスのあの一角の店舗の開店により渋滞の状況、直接見聞きしているところであります。そのような中で、解消策ということについて大清水1丁目と2丁目の信号機がまず設置されるというふうなことであります。さらにまた東に向かう、成田方面に向かうビッグハウスに入る折の左折というふうなことで、後ろが詰まるとかさまざま、やはり新たな施設等ができるとまた交通の体系、動きが全く違ったものになるんだなというものの一つの事例を、あの場所で見ることとなっておりますけれども、現状交差点の信号機の設置、間もなく稼働ということでありますので、その推移を見ながら、さらにまたジャスコから出てくる、東側から出てくるあけの平方面を右側に出るという、上桜木方面にというようなことのあの辺の状況とか、さまざまジャスコとの絡み、ビッグハウスの絡み、ビッグハウスの両方、東南、あの辺の2方の路線、そしてまた店舗等の利用者の出入りというふうなことで、十分信号機の稼働後に交通状況が変わることでありますので、当面その推移を見守るということで対応させていただきたいと思います。
 どちらにしましても、町も十分町道を管理しておる町とあわせて渋滞緩和、あるいは信号機やら標識やら歩道やら、こういったものについては大和署経由公安委員会での対応となりますので、今と同様さらにまた対応を強めてまいりたいというように思うところでございます。
 信号機が、53番目の信号機となります。半感応式ということで、車が来れば黄色から赤になって、そうでないときは自由に流れるというようなことですね。町内には半感応式が七つ、押しボタンが五カ所、そしてまた定周の信号機がということで40個というふうなことの数の内訳でございます。53番目の信号機が、間もなく稼働の開始になるというふうなところでございます。
 公共施設・地下道の防犯カメラということでありますけれども、日吉台中学校に事件後設置し、その後何もなくなりました。その効果は十分認めるところでありますけれども、当面防犯カメラの設置の予定はございません。
 3番目、4番目については担当課から、それぞれ。その後、コンビニAED、穀田線についても担当課、担当部から答弁させることといたします。
 さらにまた、給与削減分でということで、数値でありますので担当課からそれぞれの昨年度、今年度というふうなことで、額については申し上げることといたします。大枠は、去年3,000万円、ことし約2,300万円というふうなこととなります。そして、新たな施策に生かされるというふうなことでありますけれども、現実この12月定例会の補正予算にワクチン、ヒブであり、小児用の肺炎球菌であり、子宮頸がんでありというふうなことで、1億3,000万円ほどの予算立てをしてございますので、次年度23年度に予定して、町の内部では動いてきました。12月で、結果国の補正予算での交付枠が決定したということを受けて、23年度スタートから22年度からスタートしましょうというふうな決断をいたしたところです。そしてまた、高一までというふうな学年、中一から高一までというふうなことで、さらに拡大して高二、高三、高校生助成と年度末までのすべての高校生の皆さんに今年度から接種を開始いたしましょうということで、先ほどの3種類の接種の助成枠、1億3,000万円の枠を設定したというふうなところでございます。
 このように、常に内部ではそれこそ部制というふうなことも含めて常に動いています。ですから、6月の議会、9月の議会、12月の議会、今12月の議会はもう次年度、富ケ丘公民館がその事例でしたね、富ケ丘南部会館、何としてもことしの9月末までには終えたいというふうなことで、12月からスタートいたしました。設計分については12月。そうしますと、3月部分の予算化をすると、即9月末予定まででき上がるということで、2年度またがりで間違いなく10月の敬老会は新たな南部会館平場の南部会館でできましたと、こんなふうなことも事例も経験してございますので、常に今6、9、12のこの3回の定例会を非常に大事な場として、国政の動きやらを視野に入れながら、瞬時、適時、的確な対応をというふうなことの一例としてご紹介を申し上げたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 「学校等公共施設での緊急地震速報の利活用を問う」ということに関しまして、答弁いたします。来年度におきまして、学校を中心としまして25カ所の公共施設へ緊急地震速報機を配置する予算措置を講じる予定にしております。
 それから、給与削減分関係でございますけれども、金額につきましてはただいま町長がお話ししたとおりでございます。新たな施策に生かされたかというところでございますけれども、昨年度の執行残額につきましては減額補正予算は講じてはおりませんでした。会計上の黒字額となりまして、予算執行、財務会計の原則に基づきまして、決算剰余金として処理をされたところでございます。本年度の補正財源となったほか、財政調整基金へ積み立てられまして、次年度以降の財源となっております。
 それから、本年実施された分でございますけれども、条例の改正のときにも申し上げましたけれども、2,300万円程度の減額で削減でございます。これにつきましても、今年度の人件費の執行残額につきましては今回の議会に補正予算案を提案しておりますけれども、歳出予算に計上してある感染症予防事業等の貴重な財源となって有効活用されているというような状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 穀田線の街路灯の設置というふうなことでのご質問にお答えします。町道穀田線は全長3.8キロメートルあるんですが、約100メートル置き間隔に40基の街路灯は設置してございます。皆さんご存じのように、現在昨年から歩道整備を開始してございますので、既存の街路灯につきましても必要箇所については移設等で対処しているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 防災情報、緊急情報の関係でございますけれども、これまで地震や大雨などによる防災情報や緊急性の高い情報につきましては、町のホームページなどを利用しております。被害状況や経過などもホームページに掲載をしておりまして、また必要に応じましては広報車を用いて特定地域への注意喚起などは行っております。また、災害規模によっては通信網が遮断されることも想定されますので、各公民館に5台なんですけれども衛生携帯電話を配備しておりまして、地域との連絡網が絶たれた場合、そういった場合に使えるような体制を整えております。
 それから、交番やコンビニへのAED配置の要請ということでございますけれども、AEDの配置状況につきまして大和警察署に確認をいたしました。そうしましたところ、本署には設置いたしておりますが、管内の交番、駐在所には設置はしていないということでありました。また、町内のコンビニエンスストアについての実態は、こちらでは把握いたしておりません。町では公共施設、31施設でございますけれども配備しておりまして、今後は維持管理に努めているところであります。それから、ほかの機関へのAED配置に関しましては、今のところ要請の予定はございません。

議長(渡邊俊一君) 安住議員に申し上げます。安住議員の質問残時間は26分であります。
 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、大清水のビッグハウス前の交差点の渋滞解消策についてお伺いいたします。信号機が設置されて、これからその様子、推移を見ながらということでありますが、あそこが渋滞のために大清水2丁目の方にいわば抜け道のように多くの車が行っているということはご存じでしょうか、お伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) おおよそ承知いたしております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) あそこに信号機をつけていただいて、あそこを渡るお子さんとかそういういろいろな面、また車の入出にも非常にいいとは思うんですが、根本的な解消にはならないのかなということで、まことにありがたいんではありますが、渋滞とかそういった面、また抜け道になることについてはそのように思うものでありますけれども、その解消策につきましてはその信号機設置において効果が出るとお考えでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 一定の効果は期待されるものと思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それはじゃあ推移を見てということでありますけれども、あとやっぱり根本的にそれを解消するには道路の拡幅、また先ほど町長もお話しになりましたけれども、お店の出入り口の増設というんでしょうか、そういったものも必要かと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 根本的ということに関して言えば、非常に難しい状況にあると思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 難しいのはわかるんですが、私も簡単にはいかないと思いますけれども、ただ先ほどお話ししましたようにあそこの渋滞が解消されないと、大清水2丁目町内の方々が非常に危ない思いを、これから危険が増していくと思いますけれども、その辺はいわばいた仕方ないということでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 建設部長、東西の路線を何というんですか、成田の県道に抜ける東西の路線は。富ケ丘明石線、正式には町道富ケ丘明石線、東西線ですね。根本的というふうなことで先ほどもあのような答弁をしましたけれども、あのような成田の開発、大清水の開発を将来的に想定するならば、富ケ丘明石線のあの道路幅は極めてやはり都市計画に禍根を残したと思いますね。ですから、成田地区の開発と大清水の開発がずれる、それで大清水とあけの平が当然のことながら長期間ずれるというふうな形でS型の道路の接続状況になっていますねというようなこと、随所にそのようなことがやっぱり見えるというふうなところです。
 したがいまして、今度の成田の住宅地に宅地化する場所も含めて、そういったことのないような、3年、5年、10年くらいまで見越した中でやはり計画というのは視野に入れながら検討しなきゃないんだなというふうに思います。そのときは十分だったんだとは思いますけれども、やはりその辺のところが今になってみると非常に、上桜木の南北の立派な通りに比べれば、東西の路線が非常に貧弱だということになりますね。
 そういう意味で、非常に残念な状況を認識しつつ、決してその結果として仕方がないというふうなことではなくて、交差点の信号機がようやく待望のものができます。けさ、実は行ってまいりました、私も。この安住議員の質問に答えるために。そうしたら工事の関係者もいまして、「8割方行きました」というようなことで、押しボタンの機能だとかを含めて間もなく1週間以内には工事が完了して稼働すると。高校1年生にもインタビューして、利用状況を確認してまいりました。「本当に安全に渡れる」というようなことで、喜んでおりました。以上です。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) もちろん、町長も拝見されたということで、私もけさ方見てまいりました。町長は、いたし方ないのかというような言い方をしましたけれども、町長のお気持ちはよくわかっております。ただやはり、現実には非常にやっぱり危ないというのは間違いないと思いますので、本当に決断というか、町長がきのう、おとといも話されましたけれども、英断というかそういったことで、やはり思い切って町として拡幅とかそういったものに対して、本当に大分前から関係機関がいろいろ協議・検討されてこの道路ができたと思いますけれども、やっぱり時代というものはいろいろ予想できないものも出てきますので、やはり今現在のものを何とかしなきゃならないということを考えますと、拡幅し、車線をふやす、これしかないのかなということで思います。その辺、どのようにお考えか再度お伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今提案された内容は、まさに理想の形だと思いますね。最終形とは申しませんけれども、理想の形だと思います。本当に、富谷町総合防災対策監のもとで交通安全施設やら状況等、今までないほどの質の高い進め方をしておると思いますけれども、その中でやはりあそこが交通量とか交通安全とかということからすれば、この50平方キロメートルの富谷町の町域の中では今交通安全上課題の一番大きいところだという認識でございます。そこをもって、十分注視しながら、「必要とあらば」というふうなことで留保させていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 続きまして、公共施設や地下道への防犯カメラの方について質問いたします。
 先ほど町長より、日吉台中学校では効果が非常に出ているということで、日吉台中学校一つだけのお話がありましたが、ほかの施設でついているところがあるんでないでしょうか。いかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ほかの施設では、防犯カメラは特につけておる状況にはございません。機械警備が主となってございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 私の言っている防犯カメラをどう認識しているかわかりませんけれども、たしか公民館、例えば富ケ丘公民館なんかにもついていると思うんですけれども、これは違うんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 防犯カメラといいますか、機械の警備ですよね。巡回用の機械警備というようなことで、カメラとは違う認識でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) もう一度、ちょっとご説明をお願いしたいと思います。映像は事務所内のテレビに映っているように思いますけれども、富ケ丘公民館の場合ですけれども、あれは防犯カメラとは言わないんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私も安住議員と同じ疑問を持ちました、この答弁準備をする折。防犯カメラと監視カメラというのの違いがあるようです。その機能まで私は詳細に把握しておらないんですが、どなたかそういう立場で答弁できる人がいれば、お願いします。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、これは役場の中にも通称の防犯・監視カメラというのはついております。公民館も、以前に比べて不審者とかが出るという情報がありまして、その対策として室内の方に今カメラをつけて事務所の中で対応していると。室内ですので、当然防犯ですと外回りがやはり一番危険ということで、そこをカバーするものが今はないということで、ついては日吉台中の方で事件もあったということで、そういったものでつけております。そこで、町としては防犯と監視と、そういうものの対策ということで、室内の方での死角になる部分をカバーするということでつけているような状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) わかりました、防犯カメラと監視カメラの考え方の違い。それでは、監視カメラがついているのはどこどこですか。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 私のはっきりわかっているところは、スポーツセンター、武道館ですか、あとは富ケ丘公民館、あと役場ですね。以上だと思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) きょうこちらにいらっしゃる方ではちょっとわからないようですけれども、公民館にも全部でありませんけれどもついております。それで、それをビデオに撮られているそうなんですが、それのマニュアルといいましょうか、そういった映像の保存やら何やら、そういったものについてはどのようになっておりますでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それは、つけている機種によっていろいろ違うと思うんですけれども、役場の場合は自動で10分置きに映像を録画していったり、それはこちら側の設定でいろいろ、例えば1分ごとに録画すると容量が決まっていますので、最大30日までしか保存できませんとか、少し伸ばしていくと60日保管できるということで、これはあくまでも例えば役場に侵入者があって何か盗難にあったと、そのときの警察への提供資料ということで映像を分析するというのが基本になっております。同じように、古いときつけたところは今ハードディスクに収められないでVHタイプでやっているところは、最大120分というところがあると思いますが、詳細についてはちょっと私も把握しておりませんが、そういったように今はハードディスクに落とせますので、60日とかもっと3カ月とか、そういったことで対応できると思います。今後はそういったものも含めて、状況に応じてそういう機種を交換していって、機械警備とあわせてさらにもし万が一何かがあったときのためにやっていくということで考えております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 答えがちょっと違うかと思いますけれども、まずはわかりました。ただ、たしか日吉台中学校の方はきちんとした何か運用マニュアルのようなものがあったような記憶があるんですが、そうしますと公民館とかそういったものについてはマニュアルはあるんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 質問の内容なんですけれども、一応通告の内容とちょっとずれていますから、きょう答弁者一応用意しておりません。
 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 公共施設への防犯カメラ、もちろん監視カメラもと私は思っていましたので、監視カメラ的なものも。まずいいです。それで、今役場にもついているという説明が今ありましたけれども、そうすると役場の方でのマニュアルはあるんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) マニュアルというのは、要するにこういう機械警備をしていますとか、そういったものはありますけれども、何が起きてどうだったというようなものではないと思います。要するに防犯、そういうものは映像を録画するというのが最大の目的ですので、マニュアルどうこうというのは特段必要がないものでございます。とにかく侵入者がだれで、どういう状況になったかというのを録画するというのが、最大の機種の機能となっておりますので。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 私、なぜマニュアルとしつこく言うかといいますと、やはり映像には町民の方が来たところが普通は映っていると思うんですが、何もなくても。そうしますと、一種のプライベート的なものというか、そういうことにも該当するのかと思いますので、その辺情報漏洩というような大げさな問題はないかもしれませんけれども、やはり一方的に撮られているわけですから、その辺はきちんとした運用マニュアルのようなものが必要ではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それについては、世間一般に言われている「知らない間に撮られている」ということだと思うんですが、当然それはこちらの庁舎という内部規定で準備しておりますので、決してそれを漏洩という形になりますと今度役場の別な部分の情報規定に当たって、処分とかそういうふうにされていくということで、そういうものはきちっと管理させていただいております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それで、皆さんが撮られている、そういったものをやはりその施設に来る、町民の方なんか来る、その方々が実際に私たちが撮られているということを知る必要があるかと思うんですけれども、その辺はどのようにされているんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 「映像を撮らせていただいています」という表記とかは全くなく、定期的に録画をしているというような状態でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 役場は確かに見たことはないんですけれども、富ケ丘公民館の場合は小さいステッカーが張ってあります。よく見ないとわからないようなのが張ってありますけれども。私は、やっぱり抑止力というようなことで考えますと、ある程度逆に大きく「防犯上こういったカメラがついております」というようなものは、あった方が逆に防犯には役に立つかと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 庁舎内も含めてのやつですね。企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それについては、議員のおっしゃる部分もよくわかりますので、それがどういう法律に抵触するかどうかをちょっと調べて、必要であればそういった表記も、確かにコンビニ等には「防犯カメラ設置」とかっていう表記もありますので、そういったものをちょっと全体的に見てどこにも障害もなく設置できるんであれば、これから検討してまいりたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それとあと、今後の防犯カメラについては設置予定がないというお話でありますが、やはり地下道、成田地下道と富谷地下道と2カ所富谷にはありますけれども、私もあそこをいろいろちょっと見てみますと、以前にも大分前にしたことあるんですけれども、子どもたちがあそこを通るんですよね。そうしますと、やっぱり結構今の時期ですと暗い時間に通るということもありますので、それぞれ中は電気がついておりますけれども。そういったことを考えますと、やっぱり防犯カメラというか監視カメラになるかわかりませんけれども、そういったものが必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 二つの地下道ということで、成田地下道については本当にいろいろ多方面に検討したところです。防犯カメラ設置までいかなかった経緯も、どなたか建設部長は記憶しておりますかね。当時の記憶が定かでないというのがありますので、正確にその経緯は。すべて「防犯カメラを、あっちもこっちもというようなことの状況でない方がね」というのは前提としてあります。しかし、日吉台の中学校のあのようなことがあって、設置すればその後同じようなことがないというようなことからすれば、恐らく計りにかけたときに「どっちなんだろうかね」というようなことはあると思うんですね。以前、30年くらい前はそんなものが何もない中で平穏に暮らしていた社会ですし。
 しかし、今度航空機の搭乗チェックなんかも、さらにまたテロだ何だとかっていうことで厳重化されていくというようなことも、我々受け入れざるを得ないという社会環境です。「そういうことがあるから、飛行機に乗りません」という今の人の動きでもないんですね。ですから、そういうふうなことからすれば「いい」「悪い」を言っていることだけではなくて、やはりその時々の状況に合わせて方向性を煮詰めていかなきゃないんだなというふうに思います。
 もう一つは、やはりきょうの質問を受けて、担当課、総合防災対策監のレベルで必要な情報はまとまっているんだなというふうには思いますけれども、十分各所、各課またがる形で防犯カメラあるいは監視カメラというふうな形で設置してありますので、その総台数とか設置年とか現状の運用だとか、あるいは先ほどの「設置してあります」という表示の件だとか、そういったことを総合的にこの質問を期に早急に取りまとめて、またお知らせを申し上げたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 成田地下道の防犯対策につきましては、前にほかの議員の方からもご質問いただきまして、その際特に入口部分が暗いというのがかなり認識されましたので、即200ワットの照明灯を8基これをつけまして、入り口から出口までがすっかり見えるような形にしたというようなことでございまして、その後防犯カメラも必要かというふうなことで検討もしたところでございますが、当面かなり明るくなったというようなことで、推移を見ていきましょうというようなことで現在に至っているものでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 続きまして、学校等公共施設の緊急地震速報の利活用についてお伺いいたします。来年度から25カ所で配置され、そして活用されるということでありますが、これを利用しての避難訓練、そういったものについてはどのようにお考えなんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 学校だけの質問ではないんですよね。なかなか難しい部分ですね、今の一問一答の中身で、最初学校の話をされましたから。それから全体的にということで、どちらを選定したらいいのかなかなか難しい面もあるもんですから、全体というとらえ方でいいですか。総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) ただいまお話ししたように、学校とかにこれを設置するんですが、これを設置する地震速報機というものでございまして、緊急地震速報機というものを考えております。職員室等に置いて、それが鳴ることによって学校の一斉放送でそれを全教室にお知らせするということで、訓練につきましては学校とかで、幼稚園も保育所もなんですけれども、避難訓練とかはしていると思いますので、その中で一体的に訓練というものはしていただければなというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) わかりました。
 続きまして、防災情報・緊急情報を町民に伝える手段についてお伺いいたします。「ホームページ等で」というようなお話がございましたけれども、実際にホームページ、そういったもので十分町民へのいわば緊急情報的なものは伝わるとお考えでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) すべての方がホームページを利用できる環境にはないと思います。そういった場合に、テレビ、ラジオ、そういったものでまず確認をしてもらう、個人個人がまず身を守るということで確認をしてもらうと。もっとそれから災害が大きなものになってくれば、先ほど答弁しましたように広報車なども使ってどんどん町がお知らせしていくというような方法が、今一番考えられることかなというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) ひより台地区に熊が出たというお話がありましたが、この25日に出ておるわけなんですが、夜中というか未明でありますけれども、私が知ったのが遅かったのかどうかわかりませんが、私はこれを知ったのが25日の夕方でありました。ラジオとか何か聞いていればわかったのかもしれませんが、それもどういうことで知ったかといいますと、町民の方が夕方ころやっていたテレビを見て、ニュースを見て「富谷で熊が出たんだ」ということで、富谷の住民の方ですけれども私の方にご連絡いただいて、私が町役場に聞きに来たということがありましたけれども、そういうのが一般的に現実的、現状はそのようなものじゃないかと思いますけれども、こういったようなものが、やはり速やかにというか情報伝達ができてこそ、緊急情報として初めて役に立つのかなというふうに思いますけれども、ホームページ、その他ではこういったものに対しては全然役に立たないという言い方まではどうかわかりませんけれども、非常に好ましくないのかなと思いますけれども、この熊情報について、本当に速やかにそれを富谷町民に対して緊急情報ができたとお考えでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 熊の問題だから、企画部長でないか。
 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) この熊出没につきましては、大変情報がことしは富谷町ばかりでなく、全国的に大変どこの自治体も苦慮しているところでございました。熊につきましては、内部では総務課と産業振興課と建設部都市整備課というところで、3課で一体で協力して体制をとっているわけですけれども、出たということであればもちろん現地確認、先ほどおっしゃいましたような夜中でございましたか、そういうことでしたのですぐに現地確認ということができませんでしたけれども、すぐに朝方になって現地確認をして、その町内の方々にお知らせした。お知らせしたときには、熊のことですからおりませんということにはなるんですけれども、「出ましたよ」ということで再度出るかどうかはわかりませんけれども、そのようにお知らせしてチラシなどを配ったりして、「夜間の出歩きとか外出の場合は気をつけなさいよ」というようなことで、注意を促すということで、即刻メールを出すことによって、それが最善の方法であるかどうかというのはまたそれは疑問なところもありますので、今の状況でできる範囲でやっていきたいなというふうに思っております。

議長(渡邊俊一君) 広報車で大分回ったんだけれども、そのことをしゃべったらいいんでないの。総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) つけ加えまして、広報車でも注意を促す旨、皆様にはお知らせしているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 山間部だからいいということではありませんが、山間部での熊出没、ある意味ではある程度予想がされるところでありますけれども、これが団地のど真ん中で出たということが非常にやはり危ないというか、問題にすべき情報伝達かなと私は思うわけであります。それで、やはり中学校、小学校もですけれども、12校中7校がメールを今学校内でやっておりまして、保護者のですね。それも利用されてメールで配信されたというお話を聞いております。そういったことを考えますと、やはり町として緊急情報、また防災情報、これについてやはり必要ではないでしょうかね。こういったメールを使っての、選択して何を流すかは別としましても、こういった設備というかそういったものは必要かと思いますけれども、その辺いかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) このメールにつきましては、以前にもご質問があったかと思いますけれども、緊急情報メールとかエリアメールというようなものもございまして、それぞれ一長一短がございます。多くの経費を要するものもありますし、経費をかけなければ簡単な情報しか流せないというようなこともありますので、これにつきましては研究していきたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 今、非常に北朝鮮が何をやるか怖いというか、心配しているところがありますけれども、昨年でしたかちょっと忘れてしまいましたけれども、ミサイルが東北の上を飛んで太平洋に落ちたということもあります。そういったことがありますと、非常にやはり緊急性のある情報というのは速やかに住民に流すのが、行政として責務があるのかと思いますけれども、その辺について非常に不安はお持ちかどうか、危機管理についてお聞きいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 全くそのとおりだと思いますね。近々の北朝鮮と韓国のというようなこともあります。町長への手紙でも、直近そのようなことがあって、今回答文を対策監ともども用意しているんですけれども、なかなか国民保護というふうな立場でこういったもの、テロやら砲弾やらというようなものへの対応は、現実不十分だなというような印象です。現状は災害対応、地震対応とほぼ重なるくらいの対応力しか今現在ないものですから、きょうの質問、そしてまた町民の皆さんの便りといいますか問い合わせとあわせて、少し深めてまいりたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) ぜひとも、お願いしたいと思います。
 次、交番やコンビニへのAEDの配置の要請についてお伺いいたします。本当に、町の方で一生懸命AEDの方をつけさせていただきまして、町民の方も安心していらっしゃるのかと思っております。しかしながら皆さんもご存じのように、学校もですけれども、役場また公民館等も普通は夜は開けておりません。そういうことを考えますと、24時間開けている、まあ交番もたまに閉まっているところがあるらしいんですけれども、交番やコンビニへのやはりAEDの要請というか、そういったものが必要ではないかなと私は思うわけでありますけれども、夜間についてはどのようにAEDについてお考えか、お伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 公共施設に置いているわけですけれども、夜間についてはその施設も使用していないということで、24時間というような体制はとっていないところでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 町長にお伺いしたいんですが、夜間でも住民が守れるようなことを考えますと、やはり交番とかコンビニへの要請というのは町として、できるできないは別としましても要請はしていくべきかと私は思うんですけれども、町長のお考えはいかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 答弁準備の折には、今総務部長が答弁した内容でまとめたところです。しかし、今こういった議論を通して大分深まってまいりましたので、黒川消防署、この辺あたりも一つの今言った夜間対応というふうな意味で、内容事実を確認しておいていただく機関でないのかなというふうに思いますが、現状そういうふうにも至っていないようです。
 富谷町には、今13のコンビニがございます。太子堂も入ってですね、太子堂の新規開店のコンビニも含めて13カ所ということです。あの施設にはかなりの台数配備いたしましたけれども、この4年間ですね。しかし夜間にというふうなことについては、本当にふっと考えれば夜間も使える方策はないのかなというようなことは、いまだに課題でございます。ガラス破る手もあるし、それにしても大事だし、外に置く手はないかとか、これもいろいろ検討した経緯がございます。そういったことも含めて、より必要なときに必要な場所で必要な方が使えるというふうなことを念頭に置いて、取り組んでまいります。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 続きまして、町道穀田線の街灯設置についてお伺いいたします。建設部長より、100メートル置きに設置をするというようなお考えをお話しいただきました。100メートル置きといいますと、今現在街灯がついておりますけれども、あの間隔が100メートル置きという感じなんでしょうか。いかがですか。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 100メートル置きに設置されているというふうなお話をしたつもりでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 今、100メートル置きについているということですね。それで、私も夜あそこを通るんですが、防犯上というかそれで十分だとお考えでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在のところは、十分かと考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 「現在のところ」というような今お話があったんですが、「現在のところ」といいますと将来的にはどういったものを考えていらっしゃるんですか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 建設部長は、今の町の原則的なことを答弁しているものです。しかしながら、団地部も含めて原則どおりでないいろいろなイレギュラーな場所があるので、そういったこともこの4年来随分と対応してきたんです。ですから、今議員がおっしゃるようなあの場所ですね、暗いと。要するに、街路灯というのは明るさを一定確保しましょうということですから。ありますよっていったって木が繁茂して交通事故の原因になっては困りますねというようなことの事例も、富谷町で実際あったんですね。したがいまして、議員がおっしゃるような場所、「暗いよ」というようなことのご指摘を受ければ、すぐにも現地を確認してその対策を取るというふうな立場で進めます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) ぜひ、対策をということであります。歩道がすっかり完成することによりまして、以前も確か委員会か何かでお話ししたことがありますけれども、女子高生あたりがやはりあそこを通るように今度はなっていくかと思うんですよ。きちんとした、本当に立派な歩道ができ上がりますので。そうしますと、明るいときはよろしいですが、やはり特に今の時期などには暗い中を帰ってくることになりますので、やはり団地のど真ん中ならまだしもああいうところでございますので、ぜひこういった考慮も必要ではないかなと思いますけれども、その辺も含みで考えていらっしゃるんですか。町長、いかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ですから、現状に不備があれば対応しますし、将来的に歩道が整備されればなおのことでございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは今度、2問目の昨年と本年実施された職員と特別職員の給与の削減についてお聞きします。
 2年で合計しますと約5,300万円ほどの金額になるということでございますね。そうしますとお一人当たり、済みません町の職員の正確な人数がわからないんですが、270人くらいでおおよそ計算しますとお一人当たり20万円の金額がお給料が下がっているということになります。やはり、これは相当大きいと思います。ただこれは、人事院勧告でございますので、民間との格差是正ということでございますので、本当に申し訳ないと思いますけれどもいた仕方ないということで私自身は思っているんですが、そういった浮いた金額を、やはり皆さんがそういったいわば生活給を削っての中のものでありますので、それをもう少しきちんして、町民に対して還元ではありませんけれども、やっぱり皆さんも大変の中で削減させていただいたものが、その施策に生かされているというのが明確にわかるようなもの、そういったものをされた方がやはり町民の方もなお一層皆様のご苦労がよくわかるのかなと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 十分今のご質問の趣旨に沿うて、町民の皆さんに啓発してまいります。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 町民の皆様に啓発というふうなお話だったんですが、それは具体にどのようなことを言っていらっしゃるんでしょうか。啓発するというようなお話ですけれども。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 人事院勧告によって職員、そしてまた三役、議員の皆さんの期末手当というふうなことで減額されたことへの周知、そしてまたそれに伴う今回補正対応、先ほど言いましたようにワクチン接種助成1億3,000万円という大きな枠を今回、そしてまた先ほど言いましたように頸がんについていえば2学年拡大して取り組むというふうなこと、他の自治体の状況はわかりませんけれども、こういった取り組みをやはり周知、町民の皆さんにお知らせする広報等で十分なる皆さんにご理解をいただくことでないのかなというふうに思います。本当に、今「お一人当たりの」というようなことになりますけれども、心痛めることは重々前からお話ししているとおりでありますので、なお一層今の質問を受けて職員に年末の訓示の折、あるいは広報を通してさらにまたご理解を求めてまいりたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして、一般質問を終わります。
 なお、あす12月10日の本会議は議事の都合により時間を繰り下げて、午後1時30分に開会といたします。
 これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 どうもご苦労さまでした。

午後0時00分 散会

平成22年第4回定例会議事録(第4号)

平成22年12月10日(金曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 小泉光君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 2番 小川昌義君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部経営企画課長 松原誠君
  • 企画部財政課長 渡邊成一君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部上下水道課長 小野一郎君
  • 教育長 菅原義一君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 伊藤潤哉

平成22年12月10日(金曜日) 午後1時30分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
第4日目 12月10日(金曜日)
議案第1号 富谷町税条例の一部改正について
議案第2号 富谷町母子福祉対策資金貸付条例の一部改正について
議案第3号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
議案第4号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第7号)
議案第5号 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)
議案第6号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第7号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第8号 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第9号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第10号 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)
議案第11号 富谷町道路線の認定について
陳情第5号 主要地方道仙台三本木線の早期拡幅改修について、宮城県へ要望を求める陳情書
発議第3号 脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書(案)
発議第4号 TPP交渉参加阻止に関する意見書(案)
発議第5号 中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書(案)
閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
 なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、19番千葉達君、1番小泉光君、4番細谷禮二君の3名を指名いたします。
 磯前議員に申し上げます。氏名柱をお出しください。

日程第2 議案第1号 富谷町税条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第1号富谷町税条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。

税務課長(吉田尚樹君) それでは、よろしくお願いいたします。
 議案第1号についてご説明をさせていただきます。
 議案書の1ページの方をお開き願いたいと思います。
 富谷町税条例の一部改正につきまして、富谷町税条例の一部を別紙のとおりに改正するものでございます。
 提案理由といたしましては、固定資産税の減免について所要の改正を行うものでございます。
 内容につきましては、新旧対照表の方でお話をさせていただきます。3ページの方をお開き願います。
 富谷町税条例第71条第1項第4号に加えるものでございまして、内容は「前3号に掲げるもののほか、規則で定める固定資産」ということでございます。
 今回の改正は減免対象を拡大するものでございまして、議会におきまして議決をいただいたとき、この規則の部分につきましては、改正を行うということになります。その規則で今改正を予定している内容についてご説明させていただきます。
 対象とする施設は、地方税法第348条第2項に非課税として規定されております社会福祉法人等が設置する老人福祉施設や障害者支援施設などの総合的な福祉施設、それから、学校法人等が設置します学校教育施設等を対象と考えているものでございます。
 固定資産税につきましては御存じのとおり、1月1日を賦課期日といたしまして課税されておりますけれども、1月2日以降、例えば23年の3月に非課税の用途に供した場合にあっても、23年度の固定資産税は全額課税されていることになります。非課税となるのは、実際24年度からというようになりますので、今回の改正は、非課税の用途として供与を開始された場合には、その年度の納期未到来分について減免の対象とする内容でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第2号 富谷町母子福祉対策資金貸付条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第2号富谷町母子福祉対策資金貸付条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、議案第2号富谷町母子福祉対策資金貸付条例の一部改正についてご説明いたします。
 4ページをお願いいたします。
 提案理由といたしまして、母子福祉対策資金貸付対象の拡大を図るため、所要の改正を行うものでございます。
 詳細につきましては、新旧対照表にてご説明いたします。
 6ページをお願いいたします。
 初めに、条例の名称を「富谷町母子福祉対策資金貸付条例」から「富谷町母子家庭等福祉対策資金貸付条例」と改めます。
 第1条中、「母子世帯等」を「母子家庭等」と改め、「独立の生計を営ましめるよう援助を与え、母子福祉を増進する」を「生計が営めるよう援助し、母子家庭等の福祉の増進を図る」とし、第2条中、「配偶者のない女子で」を「配偶者のない女子若しくは男子であって」に、「これに準ずる事情にある女子で」を「これに準ずる事情にある女子若しくは男子」とし、第4条中、「5万円まで貸付することがある」を「5万円まで貸付することができる」という所要の改正を行うもので、これによりまして、貸し付け対象が父子家庭まで拡大するものでございます。
 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第3号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について  

議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第3号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、議案書8ページをお願いします。
 議案第3号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について。
 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
 提案理由は、成田地区計画の都市計画の変更に伴いまして、所要の改正をするものでございます。
 まず、先に渡しておりますA4判カラー刷りの議案第3号関係資料をごらんいただきたいと思います。
 今回の条例改正をする成田の対象地区を示したものでございます。赤の太線で囲んだいびつの円形の部分が対象箇所でございまして、図面中央南北の縦 の道路が七北田西成田線でございまして、東西の横の道路が富ヶ丘明石線でございます。この区域の右上、約4分の1、黄土色の部分、約8.5ヘクタール がセンター地区から集合住宅B地区に変更する区域でございまして、センター地区の残り4分の3、これは薄赤色の部分、約23.2ヘクタールでございます が、これは建築物の敷地面積の最低限度を一部変更する区域でございます。
 議案書11ページの新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
 別表第2、これは第4条、建築物の用途の制限、それから、第9条、建築物の敷地面積の最低限度などにかかわるものでございまして、成田地区整備計 画区域の集合住宅D地区の項の次に、集合住宅E地区に関係する項目を追加するものでございます。
 (1)地区の名称を「集合住宅E地区」、(2)建築してはならない建築物は、アからケに掲げています。(3)建築物の敷地面積の最低限度を200平 米と、それから(4)建築物の壁面の位置の制限を、都市計画道路七北田西成田線、成田環状1号線及び富ヶ丘明石線については1.5メーター以上、それ から、緑道等はすべての道路、すべての隣地から1メーター以上とするものでございます。
 次に、別表第2、成田地区整備計画区域におけるセンター地区の項、下の欄でございます。「都市計画道路七北田西成田線より東の区域においては1万 平米、都市計画道路七北田西成田線より西の区域においては」、こちらを削るものでございまして、これにより先ほどの資料でお示ししました赤の区域で すね、赤の太枠のいびつな円の中の約4分の3、薄赤色の部分でございますが、これの全部の区域で建築物の敷地面積の最低限度が2,000平米となるもの でございます。
 次に、議案書12ページをお願いします。
 別表第4、これは第8条、建築物の建築面積の敷地に対する最高限度に関するものでございますが、成田地区整備計画区域、戸建住宅B地区の項の次に 集合地区E地区に関係する項目を追加するものでございまして、(1)地区の名称を「集合住宅E地区」、(2)建築物の建築面積の敷地面積に対する割 合の最高限度を「10分の6(街区の角にある敷地又はこれに準ずる敷地で、特定行政庁が定めるものの内にある建築物にあっては、10分の7)」とするも のでございます。これを言いかえますと、集合住宅E地区の建ぺい率は60%、それから、角地にあっては緩和が適用されます場合には70%とするものでご ざいます。
 次に、別表第5、これは第11条、建築物の高さの最高限度に関するものでございますが、集合住宅E地区の建築物の高さの最高限度を12メーターとする もので、この地区の北側に隣接します集合住宅D地区と同じとするものでございます。カラーの資料の方を見ていただければわかると思いますが、円の北 側の集合住宅D地区と同じとするものでございます。
 続きまして、別表第6、これは第12条、建築物の各部分の高さの制限に関するものでございますが、これは北側斜線の制限を強化するものでございまし て、これは集合住宅D地区と同じとするものでございます。
 13ページをお願いします。
 別表第7、これは第15条の建築物の特例等にかかわるものでございまして、成田地区整備計画区域内の「集合住宅D地区」の次に「集合住宅E地区」を 追加し、不要の部分を削るものでございます。
 10ページに戻っていただきまして、附則がございますが、この条例は、公布の日から施行するとするものでございます。
 なお、この区域にかかわります地区計画の変更につきましては、本来8月19日に開催しました富谷町都市計画審議会に諮り、8月23日付で宮城県知事と 協議をしたところ、8月27日に知事の同意を得まして、8月30日に仙塩広域都市計画地区計画(成田地区)、これは変更としまして告示をしたものでござ います。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。6番山路清一君。

6番(山路清一君) 大きな面積であり、販売は非常にしやすくなると思います。富谷町の発展に寄与すると思いますが、この敷地の計画に関して何 か建物等の計画があるかどうかをお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは地権者の方から要望といいますか、計画の変更についての、土地利用が示されたものでございまして、それに基づい て先の8月に地区計画の変更をしたところでございます。そうしますと、この条例が改正された後、即座に宅地開発に入りたいというようなことでござい ましたので、現在は最終の協議をしているところでございまして、ほとんど土地利用も固まっているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 6番山路清一君。

6番(山路清一君) 建物を建てるような計画はありませんか。何かここに持ってくるような。それをお聞きいたします。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 集合住宅E地区の方は主に戸建住宅から一部集合住宅ということで計画されておりまして、残りました今回の敷地面積の最 低限度を2,000平方メートルとするというようなことで、変更するわけでございますが、現在の一部この円の富ヶ丘明石線の南側の東ですか、東松島福祉 会が福祉法人を立ち上げておりまして、それを今建築中であることが事実であります。そのほかにつきましては、今のところまだございません。戸建住宅 の方で計画の方が進んでいるということでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。6番山路清一君。

6番(山路清一君) 今お聞きしましたが、そうしますと、集合住宅が主体として考えるということでよろしいでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 集合住宅並びに戸建住宅も建てられるようになりますので、建ぺい率が60%になります。容積率は200ですので、集合住宅 あるいは戸建住宅も建てられる地区となってございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は都市計画審議委員ですので、審議には諮っておりますけれども、ここは議会の場ですので、改めて質問をし明らかにしたい ところがあります。
 まず1点目は、この現在のセンター地区の所有者はだれで、そして、その所有の範囲はどこまでなのかということを1点まず伺います。
 それから、今回、センター地区全体の一部を4分の1ほどを大型商業施設ではなく、小規模の商業施設も建てられるようにしたその経緯、背景というの は何なのかということを伺います。
 そして、3点目ですけれども、今回そのセンター地区全体の4分の1は集合住宅E地区というふうに改めて変わりましたが、そのほか残されたほぼ4分 の3ですね、その一部にソフトバンクや結婚式場がある、その同じ一角に先ほどのご答弁では東松島会が老人施設を、福祉施設を建てるという計画になっ ておりますが、そのほかに富谷町に寄附される予定のある土地があるということも聞いておりましたが、それはどこでどういう目的で寄附をされたという ことを伺います。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは土地の所有者でございますが、右上の未利用地部分、これはエムアイディーアセットホールディングス特定目的会社 という会社でございます。
 それから、変更した背景でございますが、現在このセンター地区、この4分の1部分、ほとんどまだ土地利用がなされていない。過去に、ここは近隣商 業地域でございまして、業者さんが再三再四、町の方と協議しながらいろいろな業者さんを誘致に図ろうと考えておりましたが、何せ国道4号から大清水 、上桜木地区等に、近隣に商業施設がそれに配置されたことなどがございまして、なかなかこのセンター地区に進出する企業があらわれてこない。この際 、センター地区の土地利用を促進させ、なおかつ富谷町が目指します5万人都市の計画に沿った形で戸建住宅、集合住宅等を計画できるような土地利用に 変更をし、まちづくりに寄与したいという考えから、今回の変更になったものでございます。
 4分の3の部分の一部に富谷町の土地が寄附されるというようなことでございますが、これは現在最終の煮詰めをしている段階でございますが、場所的 にこれは七北田西成田線、それから、富ヶ丘明石線の交差の十字路ですね、ちょうど成田公民館のその十字交差のちょうど対角線上に現在6,000平米ほど 寄附の申し出があるというようなことでございます。以上です。(「目的はという質問がありますが。目的はわかりますか」の声あり)目的については、 今のところは公共、公益用地ということで、まだ決定されているものではございません。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。

16番(永野久子君) 答弁漏れです。もう1点、答弁漏れです。このエムアイディーアセットホールディングスという会社が所有している範囲を、こ のE地区だけなのかどうか。範囲を伺います。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 東松島福祉会が進出する前は、その今現在建てています福祉施設の用地並びに6,000平米の、町に寄附の申し出がある土地 もエムアイディーアセットホールディングスでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) この地区計画を立てる段階で、この議会で論議されましたときに、そもそも大型商業施設1万平米以上というのは無理ではない かと、当時から既にそれほどの大型店舗がこういう国道から少し離れたところに建つということには無理があるということも踏まえて、もっと住民の利便 性を高めるためのスーパーなどが建てられるような計画にした方がいいのではないかということを述べた記憶がございますが、結果から見るとそういうこ とになって、小規模の施設も建てられるようにしていくということになったわけですよね。そういう点では、少しは主張したとおりの展開になったという 点ではいいのですけれども、ただ、住民の方々の中には、ここに大型商業施設が出るからこそ買ったのだという方も中にはいらっしゃるわけで、結果的に そういう方も住まいとしての、法律用語で言うと信義違反ということになるかもしれないのですけれども、そういうような結果になってしまうということ を考えますと、やはり最初から住民の話に即して利便性を高めるということでの計画を立てるということが必要だったのではないかと、私は済んだことを どうこうというよりも、そのことを教訓として今後のまちづくりについてはあくまでも住民本位というところを考えていくべきだと思いますが、この点に ついてはどういうふうに町としては反省をし、あるいは今後のためを思っておられるのか。これは町長に伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 建設部長が答弁したとおりでありますけれども、これは時間が経過したということ、また、社会環境、経済環境が大きく変化し たというふうなことから、この土地を所有する会社がこのような変更をした上での土地利用をしたい、図りたいというふうなことが出発点でございます。 それを富谷町が申し出を受けて検討して、地元の皆さんに十分ご説明の機会を設けてここに至ったと、このようなことでございますので、私は前町政時代 の行動がスタートですから、昨日も議員からの質問にもありましたように、やはり道路の形状やら幅員やら、出だしから将来を見通す、あるいは今からあ の出発点を振り返ったときに、少し幅のある、広がりのある検討が必要であったのかなというふうな感想は持っているところでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 集合住宅E地区に今度される場所ですが、これは200平方メートルが最低限度、戸建で建てる、そしてまた、200平方メートルぐ らいのところに小さなアパートができる、これは混在していいということになるのか。はたまたその住む人たちからすると混在して余りほしくないという 気持ちもある人もいるわけで、その部分の制限はされることになりますか。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) あくまでも最低敷地を200平米としているものでございまして、アパートというようなものが建つ、ある程度広い敷地が要 る箇所についても、この1号の環状線ですか、ゆったり苑の付近に確保する予定でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) この集合住宅E地区とありますが、そうしますと、およそ何戸で居住人数は何人くらいになる予定でしょうか。予想されますか。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在の計画では、206戸、721人というふうになってございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第4号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第7号)

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第4号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案第4号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第7号)についてご説明を申し上げます。
 平成22年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
 歳入歳出予算の補正につきましては、第1条、歳入歳出の総額にそれぞれ7,904万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ120億9,007万2,000円とするものでございます。
 第1条第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、3ページから4ページにお示しをしてございます。
 第2条でございますが、繰越明許費でございます。地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費でございます。これは「第2表 繰越明許費」によるものでございまして、5ページにお示しをしてございます。
 第3条でございますが、債務負担行為でございます。これは「第3表 債務負担行為補正」によるものでございまして、6ページから7ページの3表でございます。
 第4条地方債の補正でございますが、地方債の変更「第4表 地方債補正」によるものでございまして、8ページにお示しをしてございます。
 今回の補正の概要について申し上げますと、主に町税の収納状況、国県支出金の交付決定等、それから、企業の執行状況等によるものでございまして、歳入関係では、法人町民税は収納状況により、衛生費県補助金、それから、民生費の県補助金、教育費国庫補助金、教育費国庫負担金につきましては、内示や決定により、地方債の教育債、これは借入額の基礎となる補助金、交付金等の増により所要の額を追加するものでございます。
 個人町民税でございますが、こちらは所得の大きな落ち込みにより課税額が大幅に減ったこと、それから、臨時財政対策債、財政調整基金につきましては、歳入歳出額の調整によりそれぞれを減額するものでございます。
 歳出でございますが、まず、感染症予防事業の子宮頸がん等のワクチン接種、介護施設整備事業の施設整備補助、町立中学校運営維持管理事業の東向陽台中、成田中の備品購入、西成田地区コミュニティ・センターの備品整備、幼稚園就園奨励費補助事業などで追加するものでございます。
 成田中学校増築事業、中学校校庭暗渠整備事業、強化ガラス改修事業の執行状況によりまして、減額をするものが主なものとなってございます。
 また、県議会議員選挙費でございますが、選挙の執行が平成23年4月となることから、94万7,000円につきましては繰越明許費として、とみや議会だより印刷製本ほか35件の業務につきましては、平成22年度中に契約を行い、平成23年度から支払い義務が発生する債務負担の補正でございます。
 臨時財政対策債の減額、成田中学校校舎増築事業債及び新学校給食センター整備事業債での追加で、地方債の補正をお願いするものでございます。
 それでは、歳入歳出の詳細を歳入歳出の補正予算事項別明細書によりご説明を申し上げます。
 予算書15ページ、16ページをお願いいたします。
 歳入でございますが、まず1款1項町民税でございます。1目個人町民税、所得の大幅な落ち込みにより課税額の減によりまして、1億1,100万円減額するものでございます。2目の法人町民税でございますが、収納状況から5,000万円を追加するものでございます。
 14款1項国庫負担金でございますが、1目民生費国庫負担金、保険基盤安定負担金は164万9,000円の減額、2目教育費国庫負担金、中学校増築負担金1,864万2,000円の追加は、負担金の決定によるものでございます。
 14款2項1目の民生費国庫補助金、4目の教育費国庫補助金の追加、14款3項総務費委託金の減額、15款1項県負担金の追加は、補助金、委託金、県負担金の決定によるものであります。
 15款2項県補助金でございますが、2目の民生費県補助金4,567万5,000円の追加は、成田地区への小規模特別養護老人ホーム整備に係るものでございます。3目の衛生費県補助金でございますが、4,974万3,000円の追加でございます。子宮頸がん等ワクチン接種の促進に係るものでございます。
 17ページ、18ページをお願いいたします。
 15款2項県補助金5目農業委員会費補助金は交付決定による追加でございます。
 15款3項委託金1目総務費委託金は、県議会議員選挙委託金で246万8,000円の追加でございます。3目教育費委託金は、1節の文化財保護県経由処理交付金に係る事案がなかったため減額するものでございます。
 17款1項寄附金でございますが、5目民生費寄附金は、仙台市に在住の富谷町出身の方の寄附金でございます。
 18款1項特別会計繰入金でございますが、1目老人保健特別会計繰入金は、平成21年度の審査事務費の追加交付によるものでございます。4目後期高齢者医療特別会計繰入金は、平成21年度の審査事務費の追加交付によるものでございます。
 18款2項1目財政調整基金繰入金につきましては、歳入歳出予算執行状況によりまして調整した結果、933万1,000円を減額するものでございます。
 20款4項雑入1万7,000円の追加でございますが、農業者年金事務取扱交付金の交付決定によるものでございます。
 21款1項1目臨時財政対策債は、歳入歳出予算執行状況の調整により1,448万2,000円を減額するものでございます。これにより臨時財政対策債の借り入れはございません。
 22款1項2目教育債でございます。借入額の基礎数値となる国庫補助金の額が交付になったことによりまして、1節の成田中学校校舎増築事業債、2節新学校給食センター事業債、これにつきまして追加をするものでございます。
 町債の現在高につきましては、47ページの地方債現在高に関する調書のとおりでございます。
 歳入は以上でございます。
 続いて、歳出についてご説明を申し上げます。
 1款1項議会費でございますが、2節給料、3節職員手当等、4節共済費は、給与の改定等により減額をするものでございます。以下、人件費、給料、職員手当等、共済費につきましては、給与の改定や職員の異動等に伴う額の調整が主なものとなりますので、以下の款項の説明からは除かせていただきます。議会費11節需用費修繕料は、議場内のカメラ、パソコンの修繕に要するものでございます。15節工事請負費は、議場内の設備改修に要するものでございます。
 2款1項5目財産管理費は、13節委託料で公有財産調査業務に係る業務の完了により執行残を減額するものでございます。18節備品購入費は庁用器具、職員用の事務机、いす等を購入するものでございます。
 6目の企画費11節需用費19万6,000円は、12節委託料が停留所添付用時刻表作成業務委託、無料乗車証封入業務につきましては、町民バスの時刻表改正等によるものでございます。また、13節の委託料弁護士費用につきましては、助成金返還訴訟に係るものでございます。
 21ページ、22ページをお願いいたします。
 2款1項総務管理費12目諸費11節の需用費は自衛官募集事務委託金の決定により歳出の予算を減額するものでございます。
 次の2款2項徴税費2目賦課徴収費13節委託料は、標準宅地鑑定評価業務の執行残を減額するものでございます。
 2款3項戸籍住民基本台帳費11節需用費修繕料は、明石台地区1カ所、日吉台地区1カ所の街区案内板の修繕を行うものでございます。13節委託料は、老朽化した町内10カ所の街区案内板の取りかえを行うものでございます。
 2款4項選挙費に参りまして、4目の町長選挙費11節需用費消耗品費は、ポスター掲示板を購入からリース、借り入れとするための減額でございます。14節使用料、賃借料で同額をリース料として計上するものでございます。5目の県議会議員選挙費、平成23年4月10日執行の宮城県議会議員選挙に係るものでございまして、このうち94万7,000円は第2表の繰越明許費でお願いするものでございます。1節の報酬、9節旅費の費用弁償、これらは選挙管理委員会開催に伴うものでございます。3節委託料職員手当等は選挙従事者の手当、11節需用費消耗品費は選挙事務用として、印刷製本費は入場券、選挙人名簿抄本の印刷代、修繕料は計数機の点検に要するものでございます。
 23ページ、24ページ、お願いいたします。
 12節の役務費通信運搬費は、選挙用の切手代、手数料は計数機の保守点検に要するものでございます。13節の委託料のうち選挙システムサポート業務につきましては、投票事務に係るシステムのサポートに要するものでございます。
 2款5項統計調査費2目の統計調査費でございますが、国勢調査に係る予算の調整でございます。3節は職員の時間外勤務手当、7節賃金は執行状況により減額、8節報償費は調査協力者への謝礼をしないものとするための予算の組み替えでございます。9節旅費費用弁償は調査員、指導員分として追加するものです。12節役務費通信運搬費は調査員の連絡に要するものでございます。
 続きまして、3款1項社会福祉費でございます。3目の社会福祉費23節償還金、利子及び割引料につきましては、平成21年度の事業費確定による返還金でございます。
 4目の医療助成費13節委託料は、20節の扶助費で今年度の実績と今後の見込みにより931万5,000円を追加することから、これに係る電算処理委託料として追加をお願いするものでございます。28節繰出金は、25ページ、26ページをお願いいたします。国民健康保険特別会計の繰出金でございまして、保険基盤安定に係る国庫及び県負担の追加、給与関係業務に伴う職員給与費等の繰り出し額の減額と歳入歳出の調整によりまして追加をするものでございます。
 6目の地域活動支援センター費13節委託料は、指定管理者委託業務の委託料確定により減額をするものでございます。
 3款2項児童福祉費でございます。1目児童福祉総務費11節需用費、12節役務費は、児童手当に係るものでございまして、通知書の印刷や通知書の送付に要する経費について子ども手当の予算から支出が可能となったことからその分を減額するものでございます。
 4目保育所費18節備品購入費は、インフルエンザ対策用として町立の四つの保育所に加湿空気清浄機41台を整備するものでございます。
 3款3項老人福祉費に入りまして、1目の老人福祉費19節負担金、補助及び交付金は、成田地区への小規模特別養護老人ホーム整備に係る補助金、これを追加するものでございます。
 3目福祉健康センター費でございますが、11節需用費修繕料につきまして、歳入でご説明申し上げました寄附金を受けまして、福祉健康センター和室の畳の交換を行うものでございます。
 4目後期高齢者医療制度費19節負担金、補助及び交付金は、平成21年度療養給付費負担金精算に伴う追加の負担金でございます。
 4款1項保健衛生費でございますが、27ページ、28ページ、2目予防費は、感染症予防事業に係るワクチン接種費用や子育て支援事業に係る追加と、住民検診事業、それらの確定により減額をするものでございます。
 11節需用費印刷製本費は今回計上してございます、ワクチン接種に係る予診票の印刷、通信運搬費は対象者への通知に要するものでございます。
 13節委託料、検診業務関係では胃がん、大腸がん、健幸30、後期高齢者健康診査業務委託料と、一括送付委託業務の費用確定による減額でございます。子宮頸がん、肺炎球菌、Hibワクチン接種を医師会委託、接種費用について代理受領方式により行うための予算の計上でございます。
 18節備品購入費は、子育てグループ活動支援用として貸し出しする遊具を購入するものでございます。
 19節の負担金、補助及び交付金につきましては、委託契約に係る医療機関以外で接種する場合について、接種者が一たん費用を負担し町が後でその費用を負担、助成する接種費用償還払い方式で接種された方に対する助成、補助金でございます。
 4款2項清掃費2目ごみ処理費13節委託料は、30ページをお願いいたします。仙台市へ委託してございますので、ごみ焼却委託料につきましては、総処理見込み量で当初計上していますが、松森工場への直接搬入で現金納付となった部分について2,100万円、これを減額するものでございます。
 6款1項1目農業委員会費13節委託料は、改正農地法が施行されたことから、既存のシステムの改修を行うものでございます。
 続きまして、3目農業振興費19節の負担金、補助及び交付金は富谷町みやぎ原種苗連絡協議会の補助金10万円の追加でございますが、協議会で行っております。消費拡大のための米提供事業の申請者増によるものでございます。農業改良事業奨励費100万円の追加はビニールハウス1基の設置者に対する補助金でございます。環境保全米対策事業費補助金13万5,000円の追加は、作付面積が当初の見込みを上回ったことによるものでございます。
 6款2項林業費1目林業振興費の15節工事請負費でございますが、大亀字大沢二番地内にございます町有林管理道のり面崩れ復旧工事の執行残を減額するものでございます。
 7款1項商工費2目商工振興費22節補償補填及び賠償金61万7,000円の追加でございますが、中小企業振興資金貸付金に係る損失補償が発生したことによる補償金の追加でございます。
 31ページ、32ページをお願いいたします。
 8款2項道路橋梁費は、2目道路維持費、3目橋梁維持費の13節委託料、15節工事請負費の町道維持管理事業、太子堂地区道路整備事業橋梁維持管理事業で執行残を減額するものでございます。
 8款4項都市計画費、3目の公共下水道費28節繰出金は、下水道事業特別会計に係る交付金の決定や事業の執行状況により歳入歳出の調整によりまして、1,050万6,000円を減額するものでございます。
 3ページ、34ページをお願いいたします。
 8款5項住宅費2目町営住宅建設費15節工事請負費でございますが、町営宮ノ沢住宅建てかえのための既存住宅解体工事に係る執行残100万円の減額でございます。
 10款2項小学校費でございますが、2目の小学校管理費11節需用費修繕料は、成田東小学校配膳室自動ドアの部品交換、12節役務費手数料は、消火栓ホースの耐圧試験に要するもの、18節備品購入費は、富ヶ丘小学校から富谷小学校に移設します言葉の教室の備品を整備するものでございます。
 10款3項中学校費1目中学校管理費でございますが、11節の需用費消耗品費は、成田中学校の増築に伴う一般、音楽室、図書室、理科室等の消耗品代でございます。修繕料は富谷第二中学校の電話設備の更新に要するものでございます。
 35ページ、36ページをお願いいたします。
 12節手数料は、消火栓ホースの耐圧試験に要するもの、15節工事請負費は、町立中学校受変電設備修繕工事の執行残37万円を減額いたしまして、生徒数増加に伴う東向陽台中学校間仕切り改修工事費を計上するものでございます。
 3目の中学校建設費13節委託料でございますが、委託料、15節工事請負費、成田中学校の増築事業、富谷第二中学校の中学校トイレ改修工事、富谷第二中学校、東向陽台中学校の強化ガラス改修事業、東向陽台中学校の校庭暗渠等整備事業の執行残等を減額するものでございます。
 10款4項幼稚園費でございます。1目幼稚園管理費19節負担金、補助及び交付金の補助金は、幼稚園就園奨励費補助で所得の減額により対象となる世帯が増加したことによりまして追加をするものでございます。
 10款5項社会教育費、37ページ、38ページをお願いいたします。19節負担金、補助及び交付金は、とみやマーチングエコーズ全国大会出場に伴う補助金でございます。
 2目コミュニティセンター管理費12節の手数料、施設に係る公衆浴場及び旅館業利用申請に係るものでございます。15節工事請負費は案内標識を新規に設置するもの、18節の備品購入費、改修に伴い庁用及び機械器具の備品を整備するものでございます。
 3目大黒澤苑費13節委託料、これは樹木の剪定業務の執行残を減額いたしまして、ソメイヨシノサクラテングス病の薬剤散布を追加計上するものでございます。
 4目の文化財保護費4節共済費、7節賃金、これは埋蔵文化財発掘調査に際しての臨時職員雇用に係るものでございます。23節償還金、利子及び割引料の償還金は、平成20年度の文化財保護県経由処理交付金の精算により返還をするものでございます。
 5目公民館費でございますが、11節需用費光熱水費の追加は富谷中央公民館分、修繕料は富ヶ丘公民館のマグネット板コンダクターの修繕費でございます。15節工事請負費でございますが、富谷中央公民館に映写スクリーンを設置するためのものでございます。各公民館のシャワートイレ取りつけ工事については執行残を減額するものでございます。18節備品購入費は、東向陽台、日吉台、成田の各公民館に電子ピアノを1台ずつ整備するものでございます。
 39ページ、40ページ、2目総合運動公園費、備品購入費は執行残の減額でございます。
 3目の給食センター管理費1節の報酬、9節の旅費費用弁償は、アレルギー対応委員会の設置によるものでございます。12節役務費手数料は新学校給食センターの水道加入金、13節委託料、15節工事請負費は、平成22年度分の執行残を減額、18節備品購入費は、新学校給食センターに係る厨房備品を購入するものでございます。
 最後に公債費でございますが、利子900万円の減額でございます。一時借り入れを行った場合の利子分として計上してございます額でございますが、一時借り入れを要しなくなったため900万円全額を減額するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、午後2時45分まで休憩をいたします。

午後2時30分 休憩

午後2時45分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これから質疑に入るわけでありますけれども、質疑者は説明書のページ、款、項、目を明示して質疑をお願いいたします。
 それでは、これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 25ページ、26ページです。老人福祉費の成田の里の補助金が出ていますが、458万8,000円、富谷町で出すのはこれがすべてでし ょうか。ほかに今後あるのでしょうか。伺います。
 28ページです。子宮頸がん、肺炎球菌、Hibワクチンの接種業務が載っておりますが、これについて対象者数、対象年齢、そして、接種する医院など についてはどういう接種の仕方をするのか。自己負担はあるのか。伺います。
 それと、18節の備品購入費のところに庁用器具費等とありまして、先ほど説明で子供たちに貸し出す遊具とありました。町長の説明でも、地域の子育て グループで13団体ということでしたが、町が購入して貸し出すと。これはどういうその運営の仕方をするのか、どういう遊具を購入して貸し出すつもりな のか、予定を伺います。
 35ページ、36ページ、東向陽台中学校の間仕切り改修工事があります。来年度に向けてのことだと思いますが、何教室つくるのか、何年生がふえてきて いるのか、全体としてどうなのか、これについてのご詳細をお尋ねします。
 同じ36ページですが、幼稚園の就園奨励費補助が出ていますが、それは対象者世帯といいますか、対象者人数、詳しくご説明ください。
 37ページ、38ページです。コミュニティセンター管理費ですが、備品購入のところで1,100万円ほどありますが、これについての説明、どういうものを 供給するのか、主なもの、そして、これらはどのようにして使われるのかお尋ねします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 答弁漏れありますから、お座りのままご指摘してください。初めに、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 介護基盤整備補助金事業につきましては、県におきまして特別対策事業の追加事業とするものでございます。それで、 以前の350万円という補助金がございましたが、それの2分の1を県の方でまた新たに追加補助するというふうなことでございます。そのうちの0.1分が町 負担というふうなこともございまして、町負担分は507万5,000円というふうなことになります。

議長(渡邊俊一君) 次に、健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) それでは、子宮頸がんワクチンの予防接種でございます。中学校1年生相当年齢から高校3年相当年齢までということ で、過日町長の一般質問でありましたように約1,700名を対象としております。ただ、これも増減がございますので、予算を計上しているということでご ざいます。1,700名を考えております。
 それから、接種医療機関でございますけれども、仙台市医師会、それから黒川郡医師会と今協議を進めているところでございます。それぞれに加入する 医師会に手を挙げていただいて、それの回答をいただいて、あと対象者の方にお知らせするという形になろうかと思います。
 それから、接種費用につきましては、全額無料ということで考えております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 備品の件でよろしいですか。(「議長、肺炎球菌」の声あり)
 肺炎球菌と、それからHibワクチンにつきましては、4歳児までを対象とさせていただきまして、3,060名を予定してございます。
 それから、お願いする医師につきましては、子宮頸がんと同じように考えてございます。あと、全額補助となっております。
 それからあと、備品につきましては、育児サークルに対します備品につきましては、ソフトリングを2セット、それから、キルティングブロックを1セ ット購入することにしてございます。貸し出し方法につきましては、事前に申し込みを受けまして借用書をいただいて、それで貸してというようなことを 考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、東向陽台中学校間仕切り改修工事の関係で回答申し上げます。
 東向陽台中学校につきましては、1年生が一クラス、3年生が一クラス、特別支援教室が一クラスふえる見込みでございます。そのことに伴います普通 教室二クラス、それから、特別支援教室一クラスを間仕切るものでございます。
 それから、幼稚園の就園奨励費の対象世帯でございますが、現在見込みでは798世帯でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 備品購入、西コミの備品購入費でございますが、庁用器具費として982万6,000円の予算計上でございます。こちらの今 回の西コミの改修に伴いまして、子供から高齢者まで使用できるような施設ということで改修を進めるわけでして、生涯学習課としての計上分につきまし ては、686万9,000円でございます。そのほかの金額につきましては、子育て支援課、子育ての方で使用するもののその費用に充てるものでございます。
 主には、施設的にはホールの机、いす、それから音響設備、それから外部の放送機器等も含めます。それから、それぞれの部屋でのいす、そういったも のも購入予定でございます。今までの従前のその備品等につきましても、再度利用するということでは考えています。その不足分を改めて購入していくと いうものは基本的に考えているところでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 成田の里ですけれども、507万5,000円ということですが、今後については増額されるようなことはあるでしょうか。お尋ねしま す。
 先ほど子育て支援課長のところで、予防接種ですが、肺炎球菌もHibワクチンも同じように4歳児までなのか、肺炎球菌だけなのか、これを確認した いと思います。
 遊具の件ですが、ソフトリングとはどういうものなのか。そのキルティングブロックはどういうものなのか。もう少し詳しく説明してもらって、どこに 置いていて、どうやってやるのか。もうちょっとイメージがわくように説明をお願いしたいと思います。
 東向陽台中学校ですが、大体どの場所ということでご説明いただけるといいと思うのですが、あそこの学校みたくどの場所をこう仕切って教室をふやす のかをイメージしたいので、もう一度お願いしたいと思います。
 西コミについてですが、一番その値段が張る686万2,000円、生涯学習課のところでは、その分の補正予算は出ていると。一番その金額で高いものだとす るとどういうものなのか。そしてまた、そのほかのところでは子育て支援課ということでしたが、子育て支援課がどういうものを今回予算として上げてい るのかをお尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今回の補助金につきましては、県の上乗せ事業を使いまして計上したものでございます。また、今後ということは、今 の段階では県の町の方との話はありませんので、現在のところございません。

議長(渡邊俊一君) 次に、子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 肺炎球菌と、それからHibワクチンにつきましては、両方とも4歳児までというふうに考えてございます。
 それからあと、備品の件ですが、キルティングブロック、それから、ソフトリングにつきましては、積み木のようなものが布でできているものというふ うにお考えいただければわかるのかなというふうに思っております。
 それからあと、西成田コミュニティ・センターでの備品でございますけれども、お子さんもお使いになるような机とかいすとか、あとは区切りに使うた めのローテーブル、そういったものを用意するように考えてございます。総計では295万6,590円ぐらいになるかと思っております。

議長(渡邊俊一君) 次に、学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 東向陽台中学校の間仕切りの関係でございますが、まず、1階にございます視聴覚室を普通教室と特別支援教室に間仕 切りを行います。そして、2階にあります特別支援教室、1教室普通教室分を使っているわけなのですが、これを特別支援教室に二つに間仕切ります。も う一つ普通教室でございますが、現在3階で普通教室を特別支援教室ということで使ってございますけれども、こちらを普通教室に変更するということで ございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 西コミの備品でございますけれども、主なものにつきましては、ホール関係で使いますキャスターつきのテーブル、長 机ですけれども、こちらが197万円ほどでございます。それから、同じホールの中の音響機材、こちらが126万円ほどです。それから、ホールの方で95万  7,000円ほどでございます。それから、外部放送機器ということで73万5,000円、こういった大きなものがこのようになっております。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 西成田コミュニティ・センターのところでお尋ねですが、以前全員協議会で説明がありましたが、ここのホール1、ホール2が ありまして、ホール1のところに映写スクリーンとありますが、これは今回の中には入っていますか。伺います。
 それと、子育て支援センターにいずれ立ち上げていくだろうと言われるその部分ですが、それを見込んでの備品購入になっているのか、そのこともあわ せて伺います。
 そして、貸し出しする遊具ですが、これは13団体のその子育てグループの中からの要望があってだったのか。その貸し出そうとするその意図といいます か、思いといいますか、それはどういうところから来ているのかお尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 設備の中でスクリーンというところでございますけれども、今回はこの常設するような設備での計画にはなってござい ません。スクリーンを使う場合はその持ち込みという形での使用になるかと思います。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 備品など選定に当たりましては、仙台市を見せていただきまして参考にさせていただいております。
 それから、サークルに対する備品の購入なのですけれども、いろいろな地区でお母様方がお子さんを連れて実際に活動をされているところですけれども 、町として支援できていることが、講師の先生をお願いしたりというところに限られておりました。では、町としてほかに何かできるかなと考えたときに 、その備品を使っていただくという方法を考えまして、今回このように予算を上げさせていただいていますので、備品の選定に当たりましては、そのサー クルの皆さんのご意見をお伺いして選定させていただいております。それから、保管場所につきましては、西成田を考えております。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、38ページです。公民館費の中で工事請負費、中央公民館映写スクリーン設置工事費として262万2,000円が計上されており ます。これはこの項目を見ましたときに、今議会の開会の当初の冒頭の町長のあいさつの中で、「エクレール・お菓子放浪記」に関しまして、順次全国で 上映が予定されていると。町内でも広く映画を見る機会を計画中ということでしたので、それに連動しているものというふうに受けとめていいのかどうか 。まずそれが1点です。
 そういうふうに考える場合には、当然中央公民館だけではなく、成田公民館を初め、各公民館での上映ということを考えておられるかと思うのですが、 その辺の計画、そして、特に成田公民館の場合は、あれだけ南部の中核の公民館という位置づけでつくられた割には映画の上映ができないんですね。暗幕 がなくて。せっかくいい電動いすもつけて、映画が最適の施設にしたにもかかわらず、暗幕がないと。そのために映画の上映ができないという状況ですか ら、それは当然、成田公民館も映画の上映ができるようにしていくことを考えておられるのかというふうに思いましたが、どうなのか伺います。
 3点目ですけれども、18ページです。臨時財政対策債が今回1,448万2,000円減らされることで、当初予定したものについてはこれでゼロになると。もと もとこの臨時財政対策債というのは、交付税の一部を地方債に振りかえたものですから、もともと借金という形をとること自体に無理があると私は思うの ですけれども、しかし、地方債にそういう形で一たん年度の当初に借り上げて立ち上げ資金として使い、年度の終わりまでには完済するという格好にする ということに一定のメリットがあるということだったわけで、この点については、現時点で最初から、例えば町の基金を取り崩して立ち上げていくと。年 度当初資金が少ない段階で立ち上げ資金ということなら、基金を崩してやるという方法もあるわけですが、そうではなくて、この臨時財政対策債を一たん 借り入れて立ち上げて行くということのメリットについて、改めてどういうメリットがあるのかということを伺います。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) まず、中央公民館のスクリーンでございますけれども、今回設置しますのは、大型スクリーンとはなってございません 。大きさ的には横が4,470、縦が3,353ということで、大きさ的には成田公民館の大きさとほぼ同じぐらいの大きさになってございます。大型スクリーンと いうところで、その成田の施設にもというところなのですけれども、こちらいろいろ検討をした結果、とりあえずパワーポイントでできるものをというと ころで大型ではないパワーポイント用のスクリーンを設置したところでございます。暗幕の当然完全ではないという部分もありますので、その工事等も相 当なものになりますので、今継続で検討させていただいているというところでございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 臨時財政対策債でございますが、債とつく限りは借金でございます。当初に臨時財政対策債、財政調整基金ということで予 算計上してございますが、まず、当初財源の見通しが不確定要素なものが多々ございます。交付税、今年度は約16億ほどになってございますが、これとて 、交付税特別会計、国全体としては33兆円ほどの赤字でございます。そういった経過からすると、当初に、議員おっしゃるような予算の計上をするという ことは財政運営上かなり厳しいものがあるという認識でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今の財政課長の答弁なのですが、基金を取り崩して年度当初に立ち上がる方が得なのか、それとも、臨時財政対策債を借り入れ て当初から立ち上がって年度中に返済した方が得なのかと、どっちかということでお答えいただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 当初に計上するのはあくまでも見込みでございまして、決算の時点で確定するものでございます。つまり、当初から借り入 れをしてとか、繰り入れをしてという事務的なものではございません。年度途中で歳入が確定した場合は減額したり、そういったものを経て最終的には決 算まで持っていくものでございまして、最終的なところで借り入れする、繰り入れするという形が決まるものでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 臨時財政対策債を借り入れることのメリットとして、たしか標準財政規模の中にこの分が入ると町に交付される交付税の関係か らも有利なのだという説明を受けましたが、そうではないのですか。そういうふうに説明を聞いていたからこそ、私たちはこの点についてはメリットがあ るということでとりわけ指摘してこなかったのですが、今伺うと、特別にメリットがあるわけじゃないということであるならば、これをいつまでも借りて いる、このやり方でする必要はないんじゃないかなと思いますが、この点についてご答弁願います。当初の説明、当初というのはことしの臨時財政対策債 を最初に借り入れたときの説明、もしかしたら担当者が違っていたかとは思いますが、町の考え方としては一貫していなければならないのですから、その 点についてご説明願います。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 臨時財政対策債はあくまでも借り入れ、借金ございます。ここで議員おっしゃるように、交付税が不足する分、国の方で借 り入れを認めますよ、後年度で交付税を措置しますよ、交付税措置です。ですから、交付税措置そのものといいますと、基準財政需要額があって収入額が あって、借りた分、そのまま国の方から戻ってくるか、そういう担保は必ずしもないわけでございます。きょう河北新報の県内版をごらんになった方はわ かると思いますけれども、県は2,000億ほどの臨時財政対策債を借り入れしているそうでございます。その質問に立った方は、借り入れをするためにまた 臨時財政対策債を借り入れするのか、戻ってきているという内容は特にないと。借り入れた分は戻ってきているという実態はないということで、きちんと 交付税措置として国の方に訴えていった方がよいのではないかという趣旨の内容だったかと思います。私どもはやはりそういう考え方に立てば、当初財源 の見通しが立たないうちは、立たない部分があったりするものですから、そういった臨時財政対策債なりの借り入れなりを、財調の繰り入れを想定して、 当初予算を編成するというのが現在の状況でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 21、22ページの総務費の選挙費の町長選挙費の中になるかと思うのですが、私のこの前の一般質問で、ホームページでの開票速 報、町執行の選挙、次回の選挙から実施するというのが答弁だったと思うのですが、来年2月の町長選挙ではそれは実施されるのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 詳しくの答弁が求められているかと思いますけれども、もう少し時間を、今のところではっきり申し上げることはできま せんので、検討させていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 続きまして、27、28の保健衛生費の予防費でありますけれども、子宮頸がんワクチン等々で人数が出されましたが、これはいわ ば接種率何%と見ての人数なのでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) これは対象者全員を見た数でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、別な件もこの中に入るかと思うのですが、国からの指針というか、あれで、例えば接種費用が例えば子宮頸がんです と、1回当たり1万5,939円とか出ているかと思いますけれども、それに対して医師会での交渉では、こういった金額で実施されるか、それとももう少し 安くなるのか。その辺をお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 国では基準単価を出しておりますが、今医師会との協議を今やっているところでございますので、これから単価が決ま るということになります。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 今の安住議員と関連いたしますが、(「ページ」の声あり)28ページの補助金としての子宮頸がんワクチン接種助成補助金、 それから、肺炎球菌ワクチンとHibワクチン、この3件についてお聞きいたします。私の一般質問での答弁では、周知はホームページ等、それから広報 などと答弁いただきましたが、啓発活動についてはどのようにお考えなのか。各自治体、それから県、市あたりでは、小学生にはリーフレット、また、医 師会、PTAの役員等に講師を招いての講演会などを開催しているところがたくさんございます。そういう啓発活動についてはどのようにお考えなのかお 伺いいたします。
 それから、この今回のワクチン接種の助成に対しましての子宮頸がん、それから肺炎球菌、Hibワクチン、今100%というようなお答えがございまし たが、そのうち大体何%と考えておられるか。100%なのでしょうけれども、何%と考えておられるのか。まずお考えがあればお尋ねいたします。
 それから、肺炎球菌、Hibワクチンは4歳までで、大体予防できるという、資料に載っていますが、肺炎球菌ワクチンは9歳までなんですね。そうす ると、あと4歳の差がありますが、それについてはどのように対応していくお考えなのか。その3点をお聞きしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) まず、今年度については接種ということでございます。まずは対象者の方にご理解をいただいてということで、対象者 と保護者の方にということで、子育て支援課長も一般質問の中で述べましたけれども、対象者の方に個別に通知するという話もございますので、その必要 性等をまずは対象者及び保護者の皆さんに知っていただくというのが先決かなということで、今回についてはそのような啓発活動をさせていただくという ことでございます。
 それから、接種、今回は全員が接種するという形で載せております。どのぐらい接種があるかというのは、ちょっと予想を立てるということではござい ません。ほかのところを聞きますと、やはり90%を超えて100%に近いという数字も出ておりますので、これについては今回載せたパーセントで私たちは 対応していきたいと考えております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 肺炎球菌のその年齢枠につきましては、23年度につきましては、4歳までで実施させていただきたいというふう に考えてございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。7番相澤榮君。

7番(相澤榮君) 38ページの公民館費18節庁用器具で電子ピアノ購入、3館分が載っていますけれども、これは合唱等に使用されているかと思い ますが、今までここでは何を使って活動してきたのか。それから、ほかの公民館に対してはどのように考えているのかを伺います。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 公民館にはそれぞれピアノも配置してございます。ただ、移動となると大変な部分がございますので、サークルによっ ては持ち込みで対応されているものもございました。そういうことから、今回3館、サークルが立ち上がって利用されているのを優先して、3館分配置を するということでございます。そのほかにはその必要性を見きわめながら対応していきたいなというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第5号 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第5号平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) はい、よろしくお願いいたします。48ページをお願いいたします。
 議案第5号平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ481万4,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 57ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 1款1項2目1節審査支払手数料交付金は1,000円を増額し8,000円とするもので、平成21年度精算により審査支払事務費追加交付分でございます。
 次、59ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 3款2項1目一般会計繰出金に1,000円を増額して103万6,000円とするもので、一般会計に繰り出しをいたすものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第6号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第6号平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) それでは、説明書62ページお願いいたします。
 議案第6号平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによります。
 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,839万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億1,263万4,000円とするものでございます。
 第2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条は、債務負担行為でございまして、地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることのできる事項、期間及び限度額は「第2表 債務負担行為」によるものでございまして、65ページに示させていただいておりまして、特定健康診査等の業務にかかわるものでございます。
 それでは、歳入歳出予算につきまして、事項別明細書によりご説明させていただきます。
 71ページ、72ページお願いいたします。
 3款2項国庫補助金でございまして、1目財政調整交付金でございます。343万5,000円を追加いたしまして、国庫補助金につきまして1億3,079万6,000円とするものでございます。これはレセプト審査支払システムの改修が国保連で行われますので、その負担分の財源として交付されるものでございます。
 9款1項他会計繰入金は、1目で一般会計繰入金1,178万2,000円を追加いたしまして、2億2,363万4,000円とするものでございまして、それぞれの額の確定によりまして繰り入れするものでございます。
 9款2項基金繰入金につきましては、2,317万5,000円を財政調整基金から繰り入れするものでございまして、歳出の超過がございますので、これを基金より繰り入れして調整を図るものでございます。
 それから、歳出の方に移らせていただきます。
 次のページ、73ページ、74ページをお願いいたします。
 1款1項総務管理費は、309万4,000円を追加いたしまして、4,764万7,000円とするもので、1目の一般管理費は34万1,000円を減額いたします。これにつきましては、人件費の減分でございます。
 2目の連合会費負担金につきましては、343万5,000円を追加いたしまして、666万4,000円とするものでございます。先ほど歳入でありましたものを、システム改修の部分でございますが、これを国保連に負担金として歳出するものでございまして、その財源でございます。歳出するものでございます。
 次に、1款2項徴税費1目の賦課徴収費につきましては、21万円を減額するものでございまして、1,962万8,000円とするものでございます。これにつきましても職員の人件費分でございます。
 2款1項療養諸費につきましては、2目の退職被保険者等療養給付費で3,242万2,000円を、3目の一般被保険者療養費につきましては、213万2,000円を追加いたしまして、20億1,977万7,000円とするものでございまして、これは療養給付の増に伴う追加でございます。
 11款1項償還金及び還付加算金につきましては、95万4,000円を追加いたしまして2,893万2,000円とするものでございまして、1目の一般被保険者保険税医療給付分還付金といたしまして55万2,000円を、7目の償還金につきましては、40万2,000円をそれぞれ償還するものでございまして、1目に関しましては税の還付、それから、7目の償還金につきましては、特定健康診査等の国・県の補助金の確定による額の償還ということでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第7号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第7号平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) それでは、補正予算に関する説明書78ページをお願いいたします。
 議案第7号平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明をいたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ328万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億1,087万3,000円とするものでございます。
 第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条、地方債の変更は、「第2表 地方債補正」によるものでございます。
 それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書によりご説明をいたします。
 87、88ページをお願いいたします。
 初めに、歳入でございます。
 3款1項1目下水道事業国庫補助金1節地震対策下水道事業費補助金320万円の追加で、社会資本整備総合交付金の決定によるものでございます。内容といたしましては、ひより台第3汚水中継ポンプ場機械電気工事に対する補助額の増額でございます。
 4款1項1目一般会計繰入金1節一般会計繰入金1,050万6,000円の減額です。前年度の流域下水道維持管理返還金等によるものでございます。
 6款1項1目雑入4節下水道維持管理負担金返還金937万8,000円の追加で、前年度精算金の確定に伴うものでございます。
 6款2項1目町預金利子1節町預金利子1万1,000円の追加で、下水道事業特別会計普通預金の利子でございます。
 7款1項1目下水道事業債1節流域下水道建設債120万円の追加で、吉田川流域下水道事業建設の事業変更に伴い、建設負担相当額を追加するものでございます。
 次のページ、89、90ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目下水道総務費2節給料5万8,000円の減額、3節職員手当等195万7,000円の増額でございます。これは給与条例改正及び退職手当特別調整負担金の増額に伴い調整するものでございます。同じく9節旅費特別旅費19万5,000円の増額でございます。内容といたしましては、ひより台第3汚水中継ポンプ場及び明石台汚水中継ポンプ場の電気設備、ポンプ設備の生産工場において完了点検を行うものでございます。
 1款3項1目流域下水道建設費19節負担金、補助及び交付金、吉田川流域下水道建設負担金118万9,000円の追加で、吉田川流域下水道整備事業費変更により増額するものでございます。
 93ページをお願いいたします。
 地方債の現在高の見込みに関する調書でございます。平成22年度の起債見込み額として流域下水道建設事業債4,210万円、公共下水道建設事業債2,730万円、合わせまして6,940万円を起債いたしまして、平成22年度末の残高見込み額といたしましては、27億9,103万8,000円とするものでございます。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 90ページの、その前にもありましたけれども、流域下水道建設費で吉田川流域下水道の事業の変更によるというご説明でした。前のページでもありますね。歳入の一番最後のところでもですが、これは事業変更、どういう変更でしょうか。

議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) 東京エレクトロン進出に伴いまして、大和町のもみじヶ丘の下にありますポンプ場の増設になります。事業規模といたしましては、2,380万円になりまして、そのうちの120万円分ということであります。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第8号 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第8号平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、94ページをお願いいたします。
 議案第8号平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)について説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ116万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ14億3,807万5,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条は、債務負担行為の補正でございます。債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものとするものでございます。
 97ページをお願いいたします。
 第2表 債務負担行為の補正でございます。
 地域支援事業実施要綱の改定によりまして、特定高齢者を二次予防事業の対象者と認定することになりました。この対象者の実態把握の委託につきまして、債務負担行為を設定するものでございます。この委託は、チェックリストの発送事務から回答結果発送まで事業全般に対応するもので、今年度からの準備により円滑に運用できるものでございます。
 続きまして、103ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 3款2項2目2節包括的支援事業費交付金を包括的支援事業を担う専門職の育児休暇などに伴い、33万7,000円を減額いたし、1,159万7,000円とするものでございます。
 5款2項1目2節包括的支援事業費交付金を16万8,000円を減額いたし、579万7,000円とするものでございます。
 8款1項1目一般会計繰入金は3節地域支援事業繰入金を16万8,000円、4節職員給与等繰入金を31万9,000円それぞれ減額し、2億2,579万3,000円とするものでございます。
 2項1目1節介護給付費準備基金繰入金を17万円減額いたすものでございます。財源調整するものでございます。
 10款3項4目1節雑入に1,000円を増額し、2,000円とするものでございます。臨時職員の雇用保険分でございます。
 次のページ、105ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目一般管理費は23万7,000円を減額し、2,762万7,000円とするもので、2節から4節まで給与改正に伴う職員給与分の減額でございます。
 2款1項介護サービス等諸費につきましては、利用状況に合わせまして960万円減額するものでございます。
 1目の居宅介護サービス給付費は、1,720万円の増額。2目の地域密着型介護サービス給付費は、170万円の増額。3目施設介護サービス給付費は、3,330万円の減額。4目居宅介護サービス計画費は、480万円の増額をいたすものでございます。
 2項介護予防サービス等諸費につきましては、700万円を増額し、4,800万6,000円とするものでございます。
 1目介護予防サービス給付費は600万円の増額。2目介護予防サービス計画費は100万円の増額。
 4項1目高額介護サービス費は260万円を増額するものでございます。
 3款2項1目一般管理費は、92万4,000円を減額し、1,929万5,000円とするもので、2節から4節まで育児休暇や給与改定に伴う職員3人分の人件費の減額分でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 106ページですが、保険給付費1項介護サービス等諸費なのですけれども、今ご説明では、サービスの利用状況の変化によってということでした。そこで、19節の負担金、補助及び交付金で1,720万円で、これは居宅介護サービスですね。そして、19節負担金、補助及び交付金、施設介護サービス給付費では、3,330万円減っているということは、施設サービスから居宅介護サービスへとサービスが変わっているということなのですけれども、利用者の状況としては何人ふえ、何人減ったかということを、まず1点目伺います。
 そして、その施設サービスから居宅介護へと移っているこの流れというのは、何が背景にあるのか、何が要因と見ているのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 施設介護サービス給付費につきましては、老人保健施設と特養、福祉介護施設があるわけですけれども、そのうちの老人介護、老健の方の伸びの方が落ちているといいますか、計画よりも減っている状況にございます。介護老人保健施設の方で言いますと、1月分で61名が今、当初で54人という形になっております。介護老人福祉施設の方は伸びておりまして、現在97名というふうな状況でございます。
 在宅サービスの認定に関しましては、1人1件というのがカウントの方法なので、今何人というふうな資料の方は、そういうカウントの方法はしてございません。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第9号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第9号平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、112ページをお願いいたします。
 議案第9号平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億8,535万9,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額及び補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条は、債務負担行為でございます。
 115ページをお願いいたします。第2表 債務負担行為でございます。
 後期高齢者医療システム運用支援委託につきましては、保険料算定業務から高額判定処理、医療システム全般に対応するものでございます。後期高齢者医療システム機器等保守業務につきましては、事務処理の円滑な遂行を図るために機器等の保守をいたすものでございます。いずれも今年度から準備いたすもので円滑な運用を目指すものでございます。
 121ページをお願いいたします。
 5款4項1目預金利子を2,000円とするものでございます。
 次のページ、123ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 4款2項1目一般会計繰出金に2,000円を増額し、この分を一般会計に繰り出しをするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第10号 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第10号平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) それでは、補正予算に関する説明書126ページをお願いいたします。
 議案第10号平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げます。
 第2条、収益的収入及び支出でございます。予算第3条に定めた収益的支出として第1款水道事業費用、第1項営業費用を72万3,000円減額し、水道事業費用の合計を10億6,224万4,000円とするものでございます。
 第3条、予算第6条に定めた経費について次のとおり補正するものでございます。
 (1)職員給与費5,466万1,000円を72万3,000円減額し、補正後5,393万8,000円とするものでございます。
 補正予算実施計画明細書でご説明いたします。134ページをお願いいたします。
 収益的収入及び支出において、支出の水道事業費用1項営業費用3目配水及び給水費、給料3,000円、手当等19万4,000円、法定福利費3万1,000円、それぞれ減額し、配水及び給水費の補正額合計22万8,000円を減額するものでございます。
 下の段、4目業務費、給料1,000円、手当等18万円、法定福利費2万9,000円、それぞれ減額し、業務費の補正額合計21万円を減額するものでございます。
 下の段、5目総係費、給料4,000円、手当等24万2,000円、法定福利費3万9,000円、それぞれ減額し、総係費の補正額合計28万5,000円を減額するものでございます。
 水道事業の補正予定額合計額といたしまして、72万3,000円減額し、水道事業費用の総合計額を上の段、10億6,224万4,000円とするものでございます。
 補正理由につきましては、職員給与に関する条例の改正に伴うものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、午後4時まで休憩をいたします。

午後3時47分 休憩

午後4時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第12 議案第11号 富谷町道路線の認定について

議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第11号富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、議案書14ページをお開きください。
 議案第11号富谷町道路線の認定について。
 道路法第8条第2項の規定により、町道路線を別紙のとおり認定するものでございます。
 提案理由としましては、富谷町成田二丁目宅地開発事業に伴いまして、開発者より道路として帰属された1路線を認定するものでございます。
 15ページの表並びに、さきにお渡ししております議案第11号資料をごらんください。
 まず、位置でございますが、資料をお願いします。右側が全体地図で、成田地区中央を南北に縦断します町道七北田西成田線の西側、赤の四角で囲んだ部分の成田二丁目地内でございます。この場所は、仙台市本町一丁目所在の株式会社ホットハウスが平成22年5月20日に宮城県知事の許可を受けまして、開発区域面積6,904.57平米、戸建住宅戸数にしまして22戸の計画で宅地開発をしたもので、平成22年9月24日に検査済証が交付されまして、道路につきましては、11月11日に町が帰属を受けております。
 路線番号851、路線名が成田6-118号線で、幅員6メーター、延長164.4メーターでございます。以上よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第13 陳情第5号 主要地方道仙台三本木線の早期拡幅改修について、宮城県への要望を求める陳情書

議長(渡邊俊一君) 日程第13、陳情第5号主要地方道仙台三本木線の早期拡幅改修について、宮城県への要望を求める陳情書を議題といたします。
 会議規則第41条により、産業建設常任委員会委員長に審査の結果の報告を求めます。産業建設常任委員会委員長高橋敏夫君の登壇を願います。

産業建設常任委員会委員長(高橋敏夫君) 陳情第5号に関する産業建設常任委員会審査結果報告をいたします。
 この件は、平成22年9月の第3回定例議会におかれまして、議長あてに今泉町内会の会長遠藤 悟さんから、議長あてに主要地方道仙台三本木線の早期拡幅改修について、宮城県への要望を求める陳情書が出されたわけでございます。
 陳情の理由におかれましては、富谷町今泉字上中田地内から大和町鶴巣幕柳字十王沢三番地内までの区間の道路幅員は約4メートルと狭いため、車の対向が難しく、また、車とすれ違う歩行者にとっても極めて危険な状況であること。また、大型・中型車は、富谷町今泉字上中田地内からそのまま主要地方道塩竈吉岡線に直進できず、町道鶴巻線及び町道大童今泉線を経由して通行していること。三つ目としては、拡幅の改修を要望し主要地方道仙台三本木線に接続する町道深苗代線の改修事業が着手されるため、接続箇所及び形態を確定する必要があるという、これらの理由によって宮城県に強く要望していただきたいという陳情書、これに基づきまして、9月17日の本会議におきまして、本委員会に付託されました。
 陳情の第5号主要地方道仙台三本木線の早期拡幅改修について、宮城県への要望を求める陳情書ということで、去る10月19日に委員会を招集いたしまして審査を行いました。審査におかれましては、参考人からの趣旨説明を承り、現地調査等を行いました。慎重に審議を行いました。その結果、委員全員の賛成のもと、本陳情書を採択すべきものと結論に達しました。
 また、意見としては、毎年町から宮城県町村会、宮城県町村議会議長会を通じ、宮城県知事に対し同様の要望活動を行っていることから、非常に強い要望事項であり、特に今泉地内の幅員減少の開始区域から今泉公民館までの区間については、歩道設置も含め早急に拡幅を求めるべきであると意見が付されました。
 よって、採択ということで報告させていただきます。
 平成22年12月10日。産業建設常任委員会委員長、高橋敏夫です。以上です。

議長(渡邊俊一君) お諮りいたします。
 本案は質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから陳情第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は委員長の報告のとおり採択することに決定をいたしました。

日程第14 発議第3号 脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書(案)

議長(渡邊俊一君) 日程第14、発議第3号脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書(案)を議題といたします。
 提出者安住稔幸君に説明を求めます。安住稔幸君登壇願います。

13番(安住稔幸君) それでは、発議第3号 脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書(案)を説明させていただきます。
 富谷町議会議長 渡邊俊一殿。
 提出者安住稔幸、賛成者磯前武、賛成者今村寿、賛成者山路清一。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出いたします。
 皆様のお手元に配付の案文を読ませていただきまして、提案理由の説明とさせていただきます。
 脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書(案)。
 脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツ外傷等の身体への強い衝撃が原因で、脳脊髄液が漏れ減少することによって引き起こされ、頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感等、多種多様な症状が複合的にあらわれるという特徴を持っております。
 ことし4月、厚生労働省より本症とわかる前の検査費用は保険適用との事務連絡が出されました。これは本来、検査費用は保険適用であるはずのものが、地域によって対応が異なっていたため、それを是正するため出されたものです。このことは患者にとり朗報でした。しかし、本症の治療に有効であるブラッドパッチ療法については、いまだ保険適用されず、高額な医療費負担に患者及びその家族は依然として厳しい環境に置かれています。
 平成19年度から開始された脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究事業、当初3年間は症例において中間目標100症例達成のため、本年度も事業を継続して行い、本年8月についに中間目標を達成しました。今後は抽出した症例など基礎データをまとめ、診断基準を示すための作業を速やかに行い、本年度中に診断基準をさだめるべきです。そして、来年度には、診療指針ガイドラインの策定及びブラッドパッチ療法の治療法としての確立を図り、早期に保険適用とすべきです。また、本症の治療に用いられるブラッドパッチ療法を学校災害共済、労災、自賠責保険等の対象とすべきです。
 よって、国においては、脳脊髄液減少症の診断及び治療の確立を早期に実現するよう、以下の項目を強く求めます。
 1.脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究事業においては、症例数において中間目標100症例が達成されたため、本年度中に脳脊髄液減少症の診断基準を定めること。
 2.脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究事業においては、来年度、平成23年度でありますが、ブラッドパッチ治療を含めた診療指針ガイドラインを策定し、ブラッドパッチ療法、自家血硬膜外注入を脳脊髄液減少症の治療法として確立し、早期に保険適用すること。
 3.脳脊髄液減少症の治療、ブラッドパッチ療法等を災害共済給付制度、労働者災害補償保険、自動車損害賠償責任保険の対象に速やかに加えること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成22年12月10日
 提出者は衆議院議長ほか記載の方々にです。
 以上でございます。皆様のご採択よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 討論ありますか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を行いません。
 これから発議第3号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。

日程第15 発議第4号 TPP交渉参加阻止に関する意見書(案)

議長(渡邊俊一君) 日程第15、発議第4号TPP交渉参加阻止に関する意見書(案)を議題といたします。
 提出者佐藤克彦君に説明を求めます。佐藤克彦君登壇願います。

5番(佐藤克彦君) 発議第4号 TPP交渉参加阻止に関する意見書(案)を説明いたします。
 提出者佐藤克彦、賛成者磯前武、小泉光、今村寿、相澤榮、永野久子、佐藤聖子、山路清一、浅野幹雄、安住稔幸、細谷禮二、市川壽藏、伊豆田待子、千葉達、高橋敏夫、菅原傳、相澤武雄です。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記の議案を提出いたします。
 朗読をもって提案の説明とさせていただきます。
 TPP交渉参加阻止に関する意見書(案)。
 政府は、平成22年11月9日に「包括的経済連携に関する基本方針(EPA基本方針)」を閣議決定し、米国、オーストラリアなど9カ国が行う環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加をすすめています。
 TPPは完全な貿易自由化を目指した協定であり、交渉をすすめるようとする政府の動きに対し、生産現場では、極めて大きな不安と動揺とともに怒りが生じています。
 本来、EPAは、交渉相手国の相互発展と繁栄を本来的な目的とするべきであり、農業分野を含む各産業分野が完全に公平な利益を享受できる場合にのみ検討を行うべきです。
 しかし、我が国がTPP交渉に参加しても、この目的の達成は不可能であり、農業への影響を考慮せず、結果として農業生産をこれ以上縮小させれば、食料の安定供給や安全・安心の確保は困難となり、国益を損なかすことは必至です。
 つきましては、農業者の将来にわたる営農の安定や地域経済活性化、そして、国民に対する食料の安全保障の観点から、下記事項を早急に実施するよう強く要望する。
 記
 日本の「食」と「農」、そして「地域経済」を守るため、農業を犠牲にするTPP交渉参加には断固反対すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成22年12月10日。
 衆議院議長、参議院議長、総理大臣、外務大臣、農林大臣。
 以上、よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 佐藤克彦議員にお尋ねをいたします。
 意見書(案)の中の朗読を行いましたけれども、その下から1、2、3、4番目の項目で、「国益を損ねること」というはずであろうかと思いますけれども、「国益を損なかす」とかというような……。(「『損ねること』でございます。訂正ください」の声あり)「損ねること」でよろしいんですね。(「はい」の声あり)
 あとそれから、提出先でありますけれども、農林水産大臣に提出するものを何と申しました。農林大臣と申しましたか。改めてお尋ねをいたしますけれども、提出先は農林水産大臣でよろしいんですね。(「はい」の声あり)
 お諮りいたします。
 本案は質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。

日程第16 発議第5号 中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書(案)

議長(渡邊俊一君) 日程第16、発議第5号中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書(案)を議題といたします。
 提出者菅原傳君に説明を求めます。菅原傳君登壇願います。

8番(菅原傳君) 発議第5号の提出者菅原傳。賛成者伊豆田待子議員、永野久子議員、佐藤聖子議員でございますけれども、この本件の内容は、自家労働の婦人の方に非常に関連する点が多いので、賛成者は婦人の議員の皆さんに賛成いただきましたので、ご理解をいただきたいと思います。
 中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書(案)。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記の議案を提出いたします。
 以下、文を読み上げまして提案にかえたいと思います。
 中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書(案)。
 中小業者は、地域経済の担い手として日本経済の発展に貢献してきたところである。
 その中小業者を支える家族従業者の働き分、自家労賃といいますけれども、これは税法上所得税法第56条「配偶者とその親族が事業に従事したとき対価の支払いは必要経費に算入しないよう」(条文より)により、必要経費として認められていない。
 配偶者で86万円、その他の家族は50万円というわずかな額が事業主の所得からの控除額として認められているのみである。この控除額が家族従業者の所得とされるために、社会的・経済的な不利益を引き起こし、自立が困難になっている。
 税法上では、青色申告にすれば給料を経費とすることができるが、同じ労働に青色と白色の差をつけること自体が矛盾している。
 所得税法第56条は、戦前の「家制度」と書いてありますけれども、「家族制度」のように思いますので、そこを若干字を入れて訂正いたしたいのですが、戦前の家族制度・世帯単位課税制度の名残であり、一人一人の人権を尊重する現在の憲法に相反するものとなっている。
 派遣労働など女性や若者の働き分に見合う対価がきちんと支払われないことが、格差社会を生み出した要因として問題になり、改善する仕組みをつくることが急務と言われている。一人一人の働き分を正当に評価することは人権を守ることであり、自営業の家族従業者にとって自家労賃を認めていない所得税法第56条の見直しは人権の回復とも言えるものである。
 よって、国及び政府に対し、税法だけでなく民法・社会保障にもかかわる人権問題として、憲法の精神を生かし、所得税法第56条を改正し、自家労賃を必要経費として認めることを求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 あて先は、内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長でございます。
 なお、ちょっと補足を申し上げますと、国としては、新しい議会の中で来週になると思いますけれども、これが税制を改正するという動きになっておりまして、各党の合意もいろいろ得られつつあるというふうに聞いております。全国的にも意見書が大分出されておりました。お手元の資料がございますけれども、この意見書は県内でも3月に県議会が満場一致と言われておりますけれども、採択をされまして、以後、18の町村議会で採択されております。12月議会でもさらに進むというふうに思っておりますけれども、ぜひこの趣旨に賛同をいただきまして、早期にこの税法改正が行われるよう、皆さんのご賛同を願って提案申し上げますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 菅原議員に申し上げますけれども、追加で皆さんにご報告したことについては、意見書の中に入らないでよろしいですね。(「はい」の声あり)もしそうであれば、やはり前段にその旨を皆さんに話をしていただいて、意見書を読み上げた後に、そういうような文言の入らないような方向性をぜひお願いしたいと思います。(「わかりました」の声あり)
 これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。討論ありますか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これから発議第5号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(渡邊俊一君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。

日程第17 閉会中の各委員会調査について

議長(渡邊俊一君) 日程第17、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から、所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって、継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
 平成22年第4回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員からの提出された意見を十二分に尊重し、町政執行をされますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成22年第4回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。

午後4時30分 閉会

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