更新日:2010年09月17日
第1日目 9月8日(水曜日) | ||||||||||||
町長提出議案の概要説明 | ||||||||||||
11番 磯前武 議員 | ||||||||||||
安心して学べる教育環境を問う | ||||||||||||
老朽化している団地の対策を問う | ||||||||||||
12番 高橋敏夫 議員 | ||||||||||||
町政運営の課題と今後の動向を問う | ||||||||||||
選挙投票時間の繰り上げ検討を望む | ||||||||||||
8番 菅原傳 議員 | ||||||||||||
文化財を大切に、町の対策を問う | ||||||||||||
「非核・平和宣言」の議決についての対応を問う | ||||||||||||
2番 小山昌義 議員 | ||||||||||||
総合計画の情報化見直しを | ||||||||||||
東向陽台地区東北電力鉄塔パゴタ跡地問題はどのようになっていますか | ||||||||||||
6番 山路清一 議員 | ||||||||||||
県図書館へ町民バス運行考えよ | ||||||||||||
きむら内科前交差点を安全安心に | ||||||||||||
18番 相澤武雄 議員 | ||||||||||||
町の企業誘致に対する現況と計画について | ||||||||||||
町の5万人都市構想に対する交通網整備の考えについて | ||||||||||||
4番 細谷禮二 議員 | ||||||||||||
特別支援教育活動について | ||||||||||||
15番 佐藤聖子 議員 | ||||||||||||
平和の取り組みを具体的にどう進めるのか | ||||||||||||
学校給食について | ||||||||||||
第2日目 9月9日(木曜日) | ||||||||||||
7番 相澤榮 議員 | ||||||||||||
しんまち通りの活性化について | ||||||||||||
西成田地区コミュニティ・センターの改修計画について | ||||||||||||
14番 伊豆田待子 議員 | ||||||||||||
福祉政策の充実を図れ | ||||||||||||
女性の健康に補助を | ||||||||||||
9番 今村寿 議員 | ||||||||||||
明石台6丁目外縁側道の緑地等の維持管理について | ||||||||||||
高齢者の所在不明問題、富谷町は大丈夫ですか | ||||||||||||
当町の公共工事等の入札は公正な競争が図られているか | ||||||||||||
13番 安住稔幸 議員 | ||||||||||||
国民健康保険について問う | ||||||||||||
選挙について問う | ||||||||||||
16番 永野久子 議員 | ||||||||||||
工費による子宮頸がん予防ワクチンの接種を急げ | ||||||||||||
国保税減税と制度の改善を求める | ||||||||||||
17番 浅野幹雄 議員 | ||||||||||||
町民の生命と財産を守る施策を | ||||||||||||
19番 千葉達 議員 | ||||||||||||
本町の児童虐待防止と対策について | ||||||||||||
全国大会に出場する児童生徒への支援体制について | ||||||||||||
1番 小泉光 議員 | ||||||||||||
新給食センターについて | ||||||||||||
5番 佐藤克彦 議員 | ||||||||||||
本町の道路政策を問う | ||||||||||||
認定第1号 | 平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第2号 | 平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第3号 | 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第4号 | 平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第5号 | 平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第6号 | 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第7号 | 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について | |||||||||||
認定第8号 | 平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定について | |||||||||||
決算審査特別委員会 | ||||||||||||
第1日目 9月10日(金曜日) | ||||||||||||
認定第1号 | 平成21年度富谷町一般会計決算 (財政課、経営企画課、総務課、税務課、議会事務局、会計課) |
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第2日目 9月13日(月曜日) | ||||||||||||
認定第1号 | 平成21年度富谷町一般会計予算 (町民生活課、子育て支援課、健康増進課、長寿福祉課、教育委員会) |
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第3日目 9月14日(火曜日) | ||||||||||||
認定第1号 | 平成21年度富谷町一般会計予算 (産業振興課、都市整備課、上下水道課) |
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第4日目 9月15日(水曜日) | ||||||||||||
認定第2号 | 平成21年度富谷町老人保健特別会計決算 | |||||||||||
認定第3号 | 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計決算 | |||||||||||
認定第4号 | 平成21年度富谷町下水道事業特別会計決算 | |||||||||||
認定第5号 | 平成21年度富谷町介護保険特別会計決算 | |||||||||||
認定第6号 | 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計決算 | |||||||||||
認定第7号 | 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算 | |||||||||||
認定第8号 | 平成21年度富谷町水道事業会計決算 | |||||||||||
第3日目 9月17日(金曜日) | ||||||||||||
承認第1号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成22年度富谷町一般会計補正予算(第3号)) | |||||||||||
議案第9号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
議案第1号 | 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第4号) | |||||||||||
議案第2号 | 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第3号 | 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
議案第4号 | 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第5号 | 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
議案第6号 | 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第7号 | 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第8号 | 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号) | |||||||||||
認定第1号 | 平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第2号 | 平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第3号 | 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第4号 | 平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第5号 | 平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第6号 | 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第7号 | 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について | |||||||||||
認定第8号 | 平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定について | |||||||||||
議案第13号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
議案第10号 | 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第5号) | |||||||||||
議案第11号 | 平成22年度(仮称)富谷町学校給食センター新築工事請負契約の締結について | |||||||||||
議案第12号 | 平成22年度富谷町立東向陽台中学校校庭整備工事請負契約の締結について | |||||||||||
陳情第5号 | 主要地方道仙台三本木線の早期拡幅改修について、宮城県への要望を求める陳情書 | |||||||||||
閉会中の各委員会調査について |
平成22年9月8日(水曜日) 午前10時00分 開会
一般質問 | 11番 磯前武 議員 | |||||||||||
安心して学べる教育環境を問う | ||||||||||||
老朽化している団地の対策を問う | ||||||||||||
12番 高橋敏夫 議員 | ||||||||||||
町政運営の課題と今後の動向を問う | ||||||||||||
選挙投票時間の繰り上げ検討を望む | ||||||||||||
8番 菅原傳 議員 | ||||||||||||
文化財を大切に、町の対策を問う | ||||||||||||
「非核・平和宣言」の議決についての対応を問う | ||||||||||||
2番 小山昌義 議員 | ||||||||||||
総合計画の情報化見直しを | ||||||||||||
東向陽台地区東北電力鉄塔パゴタ跡地問題はどのようになっていますか | ||||||||||||
6番 山路清一 議員 | ||||||||||||
県図書館へ町民バス運行考えよ | ||||||||||||
きむら内科前交差点を安全安心に | ||||||||||||
18番 相澤武雄 議員 | ||||||||||||
町の企業誘致に対する現況と計画について | ||||||||||||
町の5万人都市構想に対する交通網整備の考えについて | ||||||||||||
4番 細谷禮二 議員 | ||||||||||||
特別支援教育活動について | ||||||||||||
15番 佐藤聖子 議員 | ||||||||||||
平和の取り組みを具体的にどう進めるのか | ||||||||||||
学校給食について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
議長(渡邊俊一君) 平成22年第3回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から平成21年度富谷町各種会計決算の認定などの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待をいたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつといたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成22年第3回富谷町議会定例会を開会いたします。
最初に、提案理由を含め、富谷町町長にあいさつを求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
本日、ここに平成22年第3回富谷町議会定例会招集に当たり、議員各位にはご健勝にてご参集賜りまことにありがとうございます。
提出いたしました議案の概要並びに平成22年6月開催の第2回定例会からこの間までの町政運営などにつきまして、富谷町総合計画の体系に沿って経過をご説明し、町民の皆さん、そしてまた議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
まず初めに、ことしの夏は真夏日記録を塗りかえるほどの猛暑となり、高齢者の皆様を中心に熱中症などの多発が心配されましたが、幸い重度の症状の方はないものの、引き続き体調管理にご留意願いたいと存じます。
ことしは、終戦から65年、同じく広島、長崎への原爆投下から65年の歳月がたちました。戦争の犠牲となられた多くの方々に対して、8月17日の庁議開催の折に、全管理職において衷心より哀悼の誠をささげ黙?を行ったところでございます。時が幾年と過ぎようとも、悲惨な戦争を決して忘れることなく、二度と悲劇を繰り返してはならないと心に誓い合うことも、今を生きる私たち自治体職員の使命ではないかと思うところであります。
7月から8月にかけては、各地域において夏祭りがにぎやかに開催されました。ことしは連日の猛暑が続き、運営に当たり、ご苦労も多かったことと存じます。
本日、傍聴されている行政区長の皆様には、日ごろより地域コミュニティづくりへのご尽力に対し心より御礼を申し上げます。
さて、今日の経済情勢は、8月の月例経済報告によれば、景気は着実に持ち直してきており、自立的回復への基盤が整いつつあるが、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にあるとされ、先行きについても景気が自立的な回復に向かうことが期待される一方で、依然として雇用情勢の悪化が懸念されているところであります。
また、最近の極端な円高の進行は、輸出関係の関連企業の経営等に大きな打撃を与えるとともに、日本経済に与える悪影響がこれまた懸念されるところであります。
政府による経済対策や日銀による金融緩和策などにより、一日も早い均衡ある市場の回復を期待するものであります。
一方、国政におきましては、7月17日、第22回参議院議員通常選挙が行われ、富谷町では有権者総数3万5,500人のうち、2万54人の方が投票され、投票率は56.46%となったところであります。
昨年8月の総選挙で308議席を得た民主党は、昨年9月の歴史的政権交代からわずか10カ月余りで衆参ねじれ国会となり、ねじれによる政策の停滞が懸念されるところであります。現政権には、景気や雇用の回復に向けて実効性のある取り組みを期待するものであります。
今回の参議院議員選挙から、富谷町では名簿対象にバーコード読み取りシステムを導入し、本人確認の時間短縮を図ったところであります。期日前投票や有権者数の多い公民館投票所では、以前に比べて待ち時間が短縮されスムーズな投票が行われました。今後は、これらの取り組みを検証し、投票しやすい環境の整備に努めてまいります。
富谷町行政組織改正から5カ月余りが経過したところでありますが、県内町村初となります部制による行政運営は、一層効率的でスピーディーな施策展開並びに質の高い行政サービスを進める上で有効に機能しているところであります。引き続き、住民に最も身近な基礎自治体として、町民の福利向上、「幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」の実現と、富谷のさらなる発展、自立した5万人都市を確かなものとする富谷町の総合計画のもと、各施策に町民の皆さん、職員一丸となって取り組んでまいります。今後とも、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
さて、富谷町の人口は8月31日現在、人口4万7,550人、1万6,039世帯となりました。前年同期に比べますと971人、435世帯の増加であります。
それでは、平成22年第2回定例会からこれまでの町政の状況などにつきまして、ご報告を申し上げます。
小学校、中学校のよりよい教育環境充実のため、事務事業の進捗状況について申し上げます。
生徒数の増加に伴う成田中学校の増築につきましては、一般競争入札実施後、さきの第2回定例会にて議案可決をいただき、平成22年6月11日に契約を締結し、工事は予定どおり順調に進んでおるところであります。
富谷第二中学校のトイレ改修工事及び強化ガラス改修工事、並びに東向陽台中学校強化ガラス改修工事につきましては、前学期末11月初旬をめどに工事が進んでおり、後期には快適な学習環境が整う予定となってございます。
また、電気保安業務の保守点検結果に基づき、小中学校の受変電設備修繕工事に着手をいたしました。今後も、学校の「最適な学習環境」整備に取り組んでまいります。
富ケ丘小学校の余裕教室を活用した宮城県立利府支援学校富谷分校が来年4月開校すること伴い、富ケ丘小学校駐車場改修工事がほぼ完了いたしました。
また、ことばの教室機能を同じく来年4月から富ケ丘小学校から富谷小学校に移設することに伴い、富谷小学校ことばの教室改修工事については、夏休み期間中に作業を完了したところであります。
東向陽台中学校サッカー部が、団体競技として平成20年度富谷中学校の女子駅伝以来、球技種目として富谷町初の全国大会出場という快挙をなし遂げ、心から祝意と賛辞を送りたいと思います。全国大会は山口県を会場に開催され、8月19日、茨城県代表の神栖第二中学校と対戦し、惜しくも0対2で勝利を得ることはできませんでしたが、ワールドカップイヤーに全国大会に出場できたことはよき思い出と、未来に生きる選手の皆さんの大きな自信と財産になったのではないでしょうか。サッカー部を指導された顧問の浅野 史先生、富谷高校の後藤浩之先生、遠方まで応援に出向かれた保護者の皆さんにも感謝の意を表したいと思います。
平成22年度黒川郡中学校駅伝大会が過日開催され、男子は富谷第二中学校、女子は東向陽台中学校と、男女とも町内2中学校が優勝したところでございます。県大会は10月6日、角田市で開催されます。健闘をご期待申し上げます。
生涯学習事業について申し上げます。
次の世代を担う青少年の健やかな成長を願う青少年健全育成富谷町民会議の事業として行われております、町内大型店舗の巡回指導のご協力に深く感謝を申し上げます。児童生徒には夏休み期間中の事故もなく、8月24日、元気に登校したところでございます。引き続き、児童生徒の健全育成にご理解とご協力をお願い申し上げます。
西成田地区コミュニティセンターの改修工事について申し上げます。
平成21年度に、トイレ・浴室など水回り改修整備をし、平成22年度当初予算では、耐震補強工事と防火設備工事の予算議決をいただき、準備を進めているところであります。
さらに、旧西成田小学校、いわゆる南部6区のみならず町民の皆様に広くご利用いただくための改修工事とするため、活性化検討委員会の皆様からのご意見も参考に改修計画を取りまとめ、今議会に改修工事費用の増額補正を計上いたしております。なお、改修内容の詳細につきましては、議員全員協議会におきましてご説明を申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。
芸術・文化活動につきましては、昨年に引き続き、「富谷田植踊り」が仙台七夕まつり宵祭りへの出演依頼があり、富谷小学校伝承クラブの子供たちと保存会の皆さんが常禅寺通りで披露してまいりました。「広報とみや」9月号の表紙としてもご紹介をしたところであります。
次に、10月9日、10日に開催される「十三夜魂のふるさとまつり」について申し上げます。
平成19年、宿場町の面影を残すしんまち通りを会場に、町民総参加のにぎわいのある祭りにしたいとの強い思いを持って取り組み始めた「十三夜魂のふるさとまつり」も4回目の開催となります。昨年以上のにぎわいとなるよう、広がりのある会議と準備を重ね、内容を検討しているところであります。本祭り前のプレ企画として、富ケ丘公民館を会場に、名月十三夜のその日、9月24日に「お月見コンサート」を開催する準備をいたしております。
特にことしは、「エクレールお菓子放浪記」の映画ロケ現場の無料公開が祭りのにぎわいに加わり、思い出に残る祭りになるものと期待しているところであります。メインロケ地となる富谷しんまち通り「内ケ崎醤油店」の敷地内には、9月13日から映画ロケセットのつくり込み作業に入るとのことであります。
また、富谷小学校校庭にともすランタンアートのことしのテーマは、「夢・愛・宇宙」であります。44町内会のご参加による笹竹ランタン飾りのご協力にもぜひご協力をお願いを申し上げます。
次に、体育振興について申し上げます。
44行政区の皆さんにご参加をいただく町の主要行事として、また、地域相互のきずなを深める機会と位置づけております第47回町民体育祭は、予定どおり9月5日に開催されました。当日は、気温は高いものの、湿度はさほど高くなく、皆さんのご協力と事前のご対応により、つつがなく盛会裏に終えることができました。ご協力に感謝を申し上げます。当日は、選手の皆さんと応援の皆さんが一体となり、交流を深めていただけたものと思います。
さらに、暑さのさなか、昼休みには富谷町消防団によるポンプ車の散水により、ひとときの涼しさを提供いただきました。快くお引き受けいただいた消防団の皆さんに感謝を申し上げます。
町民体育祭に参加していただいた選手の皆さん、そして、町内会の取りまとめ、ご協力いただいた行政区長初め多くの関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
富谷町に専用球場を持つ七十七銀行野球部が、都市対抗野球大会に東北地区第二代表として4年連続7回目の出場を果たしました。延長11回、タイブレイクの末、勝利には及びませんでしたが、堂々たる戦いぶりでありました。富谷町のスポーツ振興にとりましても名誉なことであり、今後のご活躍を期待いたします。
次に、子育てに係る経済的負担の軽減等を目的とした「子ども手当」の申請受け付けについては、富谷町の対象者9,497名おられます。そのうち8,013名の方から申請があり、順次支給がなされておるところであります。届け出いただいた方の率は85%と相なります。
しかしながら、公務員の方は職場で手続をし、支給を受けておりますので、まだ申請されていない方がすべて支給を受けていないというわけではございません。申請締め切りは9月30日までとなっておりますので、引き続き案内等を発送し、周知に努めてまいります。
安心で安全な子育て環境の整備を推進し、保育所入所待機児童を解消するため計画しておりました上桜木果樹園の森保育園の増築につきましては、9月から工事に着手いたしました。平成23年4月には60名の定員増となり、合計150名の入所が可能となります。
町立保育所では、例年にない猛暑の中、昨年設置した空調設備がこの夏本格稼働し、快適な保育環境の中で保育を行うことができました。その結果、昨年に比べ、体調不良などによる欠席、湿疹の罹患数も減っている状況となっております。空調が、保育環境向上に大きく寄与していることを、現場視察を通して認識したところであります。視察の状況を踏まえ、今後さらに公共施設の空調設備について検討を行い、計画的に整備を進めてまいります。
また、保育所に設置しております遊具につきましては、児童福祉施設等に設置している遊具などの安全管理が強化されました。この新たな基準により、一部ふぐあいな遊具につきましては、撤去後、新設をすることとし、本定例議会に予算を計上いたしております。今後も点検を強化するなど、遊具の安全確保に努めてまいります。
認可外保育園へ通園する家庭の経済的負担軽減のため、保育料の一部を助成する制度につきましては、上期分、4月から9月を対象とした上期分の申請を10月から受け付けをいたします。
なお、町内にある認可外保育園につきましては、既に保護者あてのお知らせを配付しておりますが、町広報誌などにより一層の周知に努めてまいります。
次に、誰もが健康で生き生きと生活できる環境づくりについて申し上げます。
健康増進につきましては、5月から8月上旬にかけて特定健康診査や各種がん検診を実施してまいりました。
乳がん検診については、9月30日を最終日とし、各公民館を会場に実施しており、おおむね順調に推移しているところであります。今年度の特定健康診査は、6月9日から7月9日までに3,400人ほどの方々に受診いただき、受診率は56.2%となりました。今年度の目標数値58%には及びませんでしたので、来年度に向け検証し、受診率向上に努めてまいります。
さらに、女性特有のがん検診推進事業につきましても、8月中旬に対象者に対してクーポンなどの送付を行ったところであります。なお、検診期間は9月1日から、来年2月28日までとなっております。
次に、8月28、29日、役場前駐車場で行われました「リレー・フォー・ライフ」について申し上げます。この「リレー・フォー・ライフ」、主催は財団法人日本対がん協会、後援として宮城県、厚生労働省、富谷町ほか後援をいたしました。昨年の名取開催に続いて2回目となるこの「リレー・フォー・ライフ」、町内外から延べ1,500人を超える方々にご参加をいただきました。
当日、富谷町会場に参加された46チーム、474人のうち、あるがん患者でありますサバイバーさんは、「24時間リレーウォークを通してともに歩き語らうことで、生きる勇気と希望を見出し、がんと向き合うよい機会になった」と話されておりました。閉会セレモニーには村井嘉浩宮城県知事にもご出席いただき、がん撲滅の課題を富谷町と宮城県が共有できた意義は大きく、多くの成果を得ることができました。
国民健康保険につきましては、保険運営広域化の議論が加速する中、宮城県において広域化等支援方針を策定するため、8月末には市町村国保広域化等連絡会議が立ち上げられました。
また、この10月の国民健康保険証更新に向け準備を進めているところであります。特に、「改正臓器移植法」の施行に伴い、国民健康保険法施行規則の一部が改正され、健康保険証の裏面に臓器提供意思表示欄を設けました。
さらに、健康保険証発送時には、ジェネリック医薬品意思表示カードを同封することとしており、今後も医療費の適正化対策や国民健康保険収納率向上を図り、適正かつ効率的な運営に努めてまいります。
長寿福祉施策について申し上げます。
富谷町地域活動支援センターに障がい者の方々の集いの場が開設され、日常生活活動の訓練など、自立した日常生活を送ることを目標とする平日利用の方が16名、月3回土日に開催しております「すまいるサロン」「ほっとスペースくつろぎの場」の登録者は30名を数え、1日平均10名程度の方々にご利用をいただいております。
このどちらの事業にいたしましても、障がい者本人の自立を促しながら質の高いサービスが提供できるよう事業者支援に努めてまいります。
次に、敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、7月末現在で、20地区で既に開催を終えたところであります。これから敬老の日を迎える9月から10月には、23地区で開催いただく予定となっており、町内会のご熱心なお取り組みに心から感謝を申し上げます。
一方、介護予防事業につきましては、生活機能評価、介護予防健診の結果、470名の方が介護予防教室対象者となりました。現在、教室参加を希望される皆さんを対象に個別面接など準備を進めており、10月から転倒・認知症等予防の各教室を開催してまいります。
また、国の「介護基盤の緊急整備特別対策事業」を受け、「第5期富谷町介護保険事業計画」を前倒しして、整備を進めることとした小規模特別養護老人ホーム指定事業の候補事業者に、社会福祉法人東松島福祉会が決定し、成田ボーダフォン隣接地への円滑な開設に向けて、事業者と協力、連携を密にし、高齢者の福祉向上に努めてまいります。
老人クラブ連合会との共催によります健康フェスティバルは、開催日が10月21日と決定いたしました。老人クラブに加入されていない一般高齢者の方々にも多くご参加いただけますよう、ただいま公民館ごとに練習会を開催しながら周知に努めているところであります。
地域福祉フォーラムは、新たな支え合いネットワークを目指して、基調講演に認知症の第一人者であります長谷川和夫先生をお招きするほか、地域活動や事業所紹介、介護予防・介護者リフレッシュなど、情報発信・伝達ブースを開設し楽しみながら学べる機会とし、10月2日、成田公民館を会場に開催をいたします。
社会福祉につきましては、12月に民生委員児童委員、主任児童委員の3年ごとの一斉改選のため、富谷町民生委員推薦会を開催し、53名の委員を民生委員児童委員、主任児童委員候補者として宮城県に推薦をいたしました。今後、新任委員のスムーズな活動支援のため、準備を進めてまいります。
最後に、虐待に対する取り組みにつきましては、実務者会議のうち、児童部会と障がい・高齢部会の2部会を7月に開催し、80件の対象者の支援方針を決定し、対象者ごとに関係機関と連携をとりながら支援に努めてまいります。
次に、企業誘致による新たな就業の場の提供について申し上げます。
8月4日、みやぎ生活協同組合による「コープ富谷共同購入物流センター」の起工式が行われました。現在、あけの平にある「みやぎ生協セットセンター」の老朽化のため、移転候補地を検討している情報を得て、富谷町での存続立地の要望と、従業員の通勤環境などを考慮した結果、成田地区マックスバリュー向かいに当たります移転立地を決定したと伺っております。
新しい物流センターは東北全域をエリアとする一大物流拠点という位置づけとなっており、来年9月に稼働する予定であります。新たに65人の雇用も計画されており、町民の利益にも合致いたしますので、町としても必要な支援を行ってまいりたいと考えております。
企業誘致活動につきましては。8月5日、東京都内におきまして村井宮城県知事の陣頭指揮のもと、「平成22年度宮城県企業立地セミナー」が開催されました。当日は一般企業149社、211人のご出席があり、東京エレクトロンの竹中社長が基調講演の中で、平成19年3月に宮城県進出を決定した理由の一つとして、「宮城県が産業振興への熱意が日本屈指であり」云々と話されておりました。今後の富谷町の企業誘致を進めるに当たり、大きなヒントになる内容であると感じたところであります。
また、富谷町の企業誘致PRの一環として、国道4号沿いの高屋敷地区予定地内に企業誘致用PR看板「富谷町工業団地立地募集中」を8月11日に設置いたしたところであります。パンフレットの作成と看板の設置を機に、企業誘致活動に積極的に取り組んでまいります。議会におかれましても平成20年3月に設置した「企業立地住環境整備調査特別委員会」の絶大なるご支援もまたお願いをしたいと思います。
仙台北部道路について申し上げます。
3月に利府しらかし台インターチェンジから富谷ジャンクションまで開通以来、4カ月間の1日平均交通量は約6,800台とNEXCO東日本より発表されたところであります。予想交通量の1.5倍を超える通行量があり、周辺一般道の交通混雑緩和に大きく貢献しているところであります。
また、利府ジャンクションは、10月22日午後3時に供用されることが決定しました。これによりまして、仙台北部道路は三陸自動車道石巻松島方面との双方向の通行が可能となり、観光や物流などの利便性がさらに向上するものと期待をするところであります。
富谷ジャンクションから国道4号までの1,700メートル区間につきましては、現在、国交省による用地買収作業に入ったとのことであります。また、県有林においては売買が成立し、近く工事用進入路工事などが開始される予定であります。
平成24年度の開通に向けて、国とNEXCO東日本が連携をとりながら進めていくこととなっておりますが、町としましても、より利便性の高い道路となり、あわせて高屋敷や成田二期北への企業誘致にも大きく寄与することが期待されますので、早期供用に向けて引き続き要望を強めてまいります。
セントラル自動車の移転準備は順調に進んでおり、数百名の社員の方々が既に宮城に移転されております。12月には最大規模の社員の方々が宮城に移転する計画となっております。富谷町といたしましても、万全の支援体制を整えて、会社側と協議を重ねながら、社員の移転をサポートしてまいりたいと考えております。
また、東京エレクトロンの社員の移住等についても情報交換を開始したところであります。セントラル自動車同様、支援体制を整えていくこととしております。
8月4日、富谷町シルバー人材センター大童理事長より、「超高齢社会における『成長』を支えるシルバー人材センター活動への支援の要請」をいただきました。国の行政刷新会議「事業仕分け」において厳しい事業運営を求められたことにより、全国シルバー人材センター事業協会との連名でのご要請を受けたところであります。町といたしましては、「高齢者の就業」や「社会の担い手としての生きがいづくり」、「ボランティア活動」など、シルバー人材センターが担う多様な役割、あわせて町事業へのご理解とご協力を十分考慮して、今後も必要な支援を行ってまいります。
次に、平成22年度の米の生産調整については、国の配分数量である1,886トン、30キロ袋に換算しますと6万3,000袋ほどの作付となり、生産調整目標を達成したところです。水稲の生育につきましては、ご承知のとおり、7月、8月が記録的な高温で経過したことなどから、刈り取り適期も平年より1週間ほど早く、間もなく刈り取りが始まるようであります。作況指数は100を超える状況で推移していることから、量は確保できるようでありますが、品質の低下と価格の下落が懸念されるところであります。
「戸別所得補償」につきましては、7月31日までに東北農政局に対して241件の加入申請書を送付いたしました。また、「米戸別所得補償モデル事業」は、主食用米の作付面積358ヘクタールに対して330ヘクタール、92%の加入見込みとなりました。
また、「水田利活用自給力向上事業」につきましては、大豆及び飼料作物を中心として約80ヘクタールの加入見込みとなっております。
なお、「米戸別所得補償モデル事業」の交付金10アール当たり1万5,000円は年内に支払いを確約すると、農水省篠原副大臣が公式の場で明言しておりますので、確実な実行を望みたいと思います。
農業振興について申し上げます。
「安全で安心な地元産の野菜を」と、ことし3月にオープンしたビッグハウス富谷店の「おんないん会直売コーナー」へは、各生産者が生産から販売までの管理責任を持って安全で新鮮な野菜を提供し、お客様から大変好評を得ており、売り上げも順調であるとの報告を受けているところであります。
ブルーベリースイーツフェアについて申し上げます。
7月15日から期間限定の取り組み事業として、「さわやか夏の味覚!とみやブルーベリースイーツフェア」を開催いたしました。多くの町民の皆さんから購入いただき、予想を超える大きな反響と成果を得ることができました。関係者の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。
この事業は、富谷町産ブルーベリーの販路拡大、地産地消の推進を図ることを目的に、生産者及び地元ケーキ店の支援を図りながら、町民の皆さんに広く富谷町の特産品を味わっていただく機会を持つことをねらいとして事業化したものであります。初めての取り組みでふなれな面もありましたが、町内7店舗のケーキ店には積極的にご参加いただき、合計で17種類の町内産ブルーベリースイーツを販売していただきました。町内外の多くの皆様にスイーツをお買い求めいただいたことで、7店舗とも予想を超える販売実績を上げられ、大変好評のうちに事業を終えることができました。ご協力をいただいたケーキ店やブルーベリー生産組合の方々に改めて御礼を申し上げます。
期間終了後のアンケート結果によりますと、ケーキ店、生産組合ともに、「ぜひ来年度も継続して事業を行ってほしい」との回答をちょうだいしております。今年度の反省を踏まえながら、今後も発展させていきたいと考えております。
内ケ崎酒造店におきましては、第4回インターナショナル・サケ・チャレンジにおいて、「鳳陽山田錦 大吟醸」が金賞受賞、さらに燗酒コンテスト2010においては「鳳陽純米酒」が2年連続金賞を受賞されました。心からお祝いを申し上げます。あわせて、「エクレールお菓子放浪記」のロケにもご協力いただくこととなっており、感謝申し上げたいと思います。
映画「エクレールお菓子放浪記」につきましては、7月23日に富谷町での撮影や上映を応援する組織の発起人会を開催し、8月3日に「十三夜『エクレールお菓子放浪記』を応援する会」設立総会を開催し、渡邊議長には顧問にご就任いただいたところであります。応援する会の主な役割は、映画ロケでの炊き出し、町民エキストラの募集のお手伝い、そして、映画制作を経済的に支える制作支援金を募る活動を行うなどとなっております。
富谷町での撮影は10月下旬に予定されておりますが、「十三夜魂のふるさとまつり」開催当日には、撮影に先駆けて、内ケ崎醤油店にオープンセットの設置や祭りに合わせたイベントの開催についても検討されているところであります。ぜひ多くの方にお越しをいただき、富谷町での映画撮影を盛り上げていただければと期待するものであり、ご支援、ご協力をお願い申し上げます。
居住の場として選択され続けるための環境づくりについて、次に申し上げます。
町道関係につきましては、今年度新規事業として予定しております今泉地区町道深苗代線道路整備事業の説明会を実施したところ、出席者から事業についての賛同を得ましたので、改良事業の準備に取りかかりました。
東向陽台一丁目急傾斜地崩壊対策事業につきましては、6月29日、これまた宮城県とともに事業説明会を開催し、関係地権者全員から事業地についてのご同意を得ましたので、工事着手が可能となったところであります。今後は、崩壊対策工事予定区域の早期完成に向けて事業を推進するよう宮城県に働きかけてまいります。
大亀山森林公園のフィールドアスレチックにつきましては、平成3年度の供用開始以来、約20年が経過し、経年劣化により使用を禁止していた遊具が数カ所ありました。このたび、現在まで21カ所あった遊具のうち、損傷の著しい4カ所については全部撤去し、11カ所を修繕して再利用可能となったところです。これにより、修繕を要しない6カ所を含め、全17コースで皆さんにご利用いただけるようになったところです。
河川関係について申し上げます。
5月24日の大雨により被災した町内2河川、災害復旧事業につきましては、国交省による現地災害査定が実施されました。その結果、石積刈又川2カ所、穀田地区穀田川1カ所、計3カ所で国の補助による採択が決定したところです。年度内復旧をするために今議会に補正予算を計上したところでございます。
国直轄による一級河川竹林川改修事業につきましては、長年の要望が実り、9月から12月中旬までの工期で宮城交通富谷営業所入り口近くの竹林川右岸、約150メートルの盛り土築堤を施工することとなりました。流域周辺の住民の安全安心の確保に寄与するものと考えます。引き続き要望してまいります。
また、町内には河川愛護団体が10団体、350名で組織していただいているところです。6月末より現在まで、この猛暑にもかかわらず、河川の草刈り、除草の作業をいただきました。本当にそのご奉仕に感謝と御礼を申し上げます。
10月17日は環境美化事業の一環として住民協働による町内一斉「秋のクリーン作戦」の実施を予定しております。年ごとに参加する方もふえており、心から感謝申し上げたいと思います。春のクリーン作戦同様に、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
「資源が循環し、衛生的な町に」への取り組みに向け、これまで燃えるごみとして出していた廃食用油をバイオディーゼル燃料としてリサイクルする新たな取り組みを進めるため、現在、準備を進めておるところであります。具体的には、鷹乃杜地区と富ケ丘地区をモデルに、10月から試験回収を開始し、排出方法や回収量などを検証していく予定としております。既に説明会を実施し、町内会からのご理解とご協力を得ることとなっております。この場をおかりして感謝申し上げます。
上下水道事業関係におきましては、8月1日からの「水の週間」にちなみ、7月31日、8月1日に富谷配水池シンフォニータワーの一般開放を行いました。昨年同様2日間開放いたしました。入場者数は、大人・子供含め226名の方にご入場いただいたところです。限りある水資源、水の貴重さ及び七ケ宿の水源保全の取り組みなどについて町民の方々に関心を高め、ご理解を深めていただけたものと思います。
なお、ことしの猛暑の中、6月、7月、8月の配水流量は、前年比3%から7%ほど増加しております。1日の最大配水流量は、7月21日、1万4,698立方メートルで、この量は富谷配水池8,000トン、第2配水池6,000トン、全部使い切るほどの量であります。
水道事業としての使命であります安全、安心、安定したライフラインを確保するための一環として、現在、富ケ丘、鷹乃杜、太子堂地区を対象に、配水管、給水管の漏水調査を行い、この結果に基づき、漏水修繕工事を実施し、水のむだを極力なくしてまいります。
また、今回の補正予算に工事請負費を計上いたしておりますが、とちの木一丁目地区と二丁目地区の配水管との連結工事を予定しており、町内における安定的な水供給体制の充実を図ってまいります。
下水道事業につきましては、さきの臨時議会で提案しご承認いただいた、ひより台第三汚水中継ポンプ場機械・電気工事に早速着手をいたしたところであります。
安心して生活できる環境づくりについて申し上げます。
9月1日、防災の日でありました。高い確率で大規模地震が起こるとされるこの地域ですので、ふだんからの備えと、いわゆる減災に努めなければなりません。
消防防災対策につきましては、6月13日、杜乃橋日吉台地区を対象に、「富谷町総合防災訓練」を日吉台小学校校庭において実施をいたしました。420名の方にご参加をいただきました。宮城県の防災ヘリの救出訓練、くろかわ商工会富谷事務所による障害物除去訓練など、実践的な訓練を実施したところであります。さらにまた、地元日吉台杜乃橋自主防災によりますリヤカーを活用したけが人の搬送などの工夫も見られたところであります。
さらに、東向陽台公民館に防災備蓄倉庫を新築いたしますので、災害時における町南部地区の防災機能強化につながるものと思います。
また、富谷町消防団・三ノ関班に配備されている小型可搬動力ポンプが20年を経過することから、近日、更新を予定しております。現在の配備状況は、ポンプ自動車が2台、軽自動車積載ポンプが1台、小型可搬動力ポンプが13台となり、20年経過のものはすべて更新されることとなります。
町では、災害への備えや災害発生後における防災体制の強化に努め、町民の皆さんが安全で安心して暮らせるまちづくりを一層推進してまいります。
防犯対策につきましては、富谷町交通安全推進車を青色回転灯付防犯パトロール車として活用できる許可を取得し、各行政区の防犯活動へご利用いただけるよう貸し出しを始めました。これまで、石積、成田、東向陽台三丁目地区でご利用いただいたところであります。さらにまた、各行政区の希望数に合わせて、安全安心パトロールベストも配付させていただいたところであります。今後も、町民の皆様に幅広く地域防犯活動にご協力いただけるよう、一層の支援に努めてまいります。
交通安全対策について申し上げます。
今月は、昭和23年に運動が開始されて以来、125回目となるそうであります。秋の交通安全運動が今月21日から30日までの10日間実施されることとなります。期間中、町内全域における安全総点検を実施し、危険箇所については安全策を検討し、対策を講じてまいります。交通安全に向けた皆様方のお力添えをお願い申し上げます。
さて、ご承知のように、8月29日、大衡で交通死亡事故があり、黒川4町村を管轄します大和警察署管内で既に6名の方のとうとい命が失われております。昨年1年間で3名でありました。そのことによりまして、昨日、大和署より、「交通死亡事故多発非常事態宣言」が発令されました。町民総ぐるみで交通死亡事故ゼロを誓い合いたいと思います。庁舎玄関、出張所に啓発看板を掲示して、交通安全、事故防止に努めてまいります。
富ケ丘小学校前路線は幅員が狭く側道が設置されていないため、歩行者の安全確保が危惧される路線となっておりました。このたび、県立利府支援学校富谷分校の開校に合わせ側溝の有蓋化を施工することとし、その費用を今回、予算計上いたしております。
ほかにも、主要幹線沿いの街路樹により、規制標識や信号機などの交通安全施設を確認しにくい箇所の剪定作業を進めており、ドライバーが安心して走行できる道路環境の保全に努めているところであります。
次に、住民との協働によるまちづくりについて申し上げます。
10月1日に全国一斉に実施される平成22年国勢調査につきましては、町民の皆様への広報活動に重点を置いて準備してまいりました。9月下旬には調査票記入が始まりますので、「広報とみや」9月号を重要な広報時期と位置づけ、4ページで特集記事を構成したところであります。事前に調査項目を確認して、調査票の記入が簡便にできるよう調査票自体を載せ、各項目へのコメントをつけて記載の啓発に配慮いたしました。
国勢調査は5年に一度実施され、国や地方自治体におけるさまざまな施策の基礎資料として活用されます。町民の皆さんにおかれましては、調査員から調査票を受け取りになりましたら、調査票への正確な記入をお願いしたいと思います。
町内会館整備事業について申し上げます。
富ケ丘南部会館につきましては、予定どおり9月17日に完成し、10月1日に町から町内会にお引き渡しをいたします。今後は、新南部会館を中心に、町内会活動がますます活発に展開されることを願うところであります。
また、東向陽台第二会館につきましては、昨日、入札を執行いたしましたので、ほどなく着工の運びになる予定であります。
かねてから要望のありました成田地区への郵便局設置につきまして、このたび成田地区連合町内会から5,878名の署名を添えて郵便局設置要望書の提出を受けたところであります。今後、郵便局株式会社東北支社を訪問し、支社長に対し直接成田地区連合町内会からの郵便局設置要望の署名簿とともに、町からの設置要望書を提出することといたしております。東北支社長には富谷町の人口増加の状況や、その中でもとりわけ人口の集積が進む成田地区並びに明石台地区の状況をご説明申し上げ、地域住民の生活に欠かせない都市機能である郵便局の必要性について強く皆さんとともに訴えてまいります。
平成22年度の町税につきましては、景気低迷などにより個人の所得金額が下がるなど厳しい状況にあり、個人町民税は前年の調定額と比較し1億3,600万円と大きく減少している状況であります。このような厳しい状況を踏まえ、公平で公正かつ適正な賦課徴収の基本理念のもと、納税意識の普及啓発活動の推進を図り、収入未済額の解消のため、滞納整理を推進してまいります。
昨年に続き、「宮城県地方税滞納整理機構」に滞納者60名、滞納総額9,766万5,000円について引き継ぎをいたしております。7月末現在で1,117万4,000円を徴収し、徴収率にして11.4%となっている状況であります。
8月に入り、東京や大阪など大都市を中心に全国各地で100歳以上の所在不明が明らかになったニュースが相次ぎました。これは、住民登録と居住の実態とのずれから生じているものですが、当町では所在が不明となっている100歳以上の高齢者の方はおりませんので、ここにご報告申し上げます。
また、死亡届がなされず、戸籍から抹消されないまま戸籍上生存している方は、富谷町に本籍地を置かれていた方のうち12名となってございます。これから実態調査を行い、適切に対応してまいります。
なお、当町では、高齢者に限らず、このような問題が生じないよう、住民基本台帳法に基づき、例年、年末に関係各課と連携し、居住の事実確認のため実態調査を行っておりますが、ことしは国勢調査の年でありますので、国勢調査の基準日前までに必要な事務処理を完了できるよう、6月下旬から前倒しで進めているところであります。
定例になりますが、選挙人名簿9月定時登録者をお知らせ申し上げます。
男性1万7,419人、女性1万8,215人、合わせて3万5,634人であります。前回7月登録よりも59人増加いたしました。
以上が、第2回定例会以後から現在までの取り組みの概要についてご報告を申し上げたところであります。
それでは、今回提出しております議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。
議案第1号 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第4号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億2,520万7,000円を追加し、総額120億1,078万3,000円とするものであります。具体的には、歳入につきましては、普通地方交付税、地方特例交付金の決定に伴う差額、平成21年度の決算に伴う純繰越金等を計上いたしました。歳出につきましては、西成田地区コミュニティセンター改修工事のほか、インフルエンザ対策費、富ケ丘6-3号線側溝整備費、町内各保育所遊具修繕費、明石台第一会館スロープ等改修費、5月24日からの豪雨河川災害による復旧事業費、創造の森大黒澤苑への空調設備設置工事などを計上してございます。
議案第2号 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ168万8,000円を追加し、総額481万3,000円とするものであります。
議案第3号 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4,039万2,000円を追加し、総額32億7,424万2,000円とするものです。
議案第4号 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出の予算総額にそれぞれ429万9,000円を追加し、総額9億759万円とするものです。
議案第5号 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,294万4,000円を追加し、総額14億3,923万6,000円とするものであります。
議案第6号 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,000円を追加し、総額6,000円とするものです。
議案第7号 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ119万4,000円を追加し、総額1億8,535万7,000円とするものであります。
議案第8号 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)は、資本的収入及び支出において、支出に324万円を追加するものであります。
議案第9号 和解及び損害賠償額の決定については、野鳥の森整備事業区域における倒木による石灯籠等の破損事故につき和解及び損害賠償額の決定を求めるものであります。
承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成22年度富谷町一般会計補正予算(第3号))は、全国大会に出場する東向陽台中学校サッカー部への補助金について議会を招集する時間的な余裕がなかったため専決処分をしましたので、その承認をお願いするものであります。
次に、認定第1号から認定第8号までについては、平成21年度一般会計外各種会計の歳入歳出決算について、監査委員の決算審査意見書並びに主な施策の成果及び予算執行の実績概要を記した行政実績報告書を付して議会の認定をお願いするものであります。
その概要を申し上げます。
認定第1号 平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定については、決算規模は平成20年度と比べ歳入で8%、歳出で9.4%の増となりました。
歳入決算につきましては、繰越金と国庫支出金が大幅に増加しておりますが、国の経済対策に伴う定額給付金事業、地域活性化・経済危機対策臨時交付金などの各種交付金事業によるものであり、これら臨時的な財源により歳入規模が拡大したものであります。町の収入で最も大きい地方税は、景気減退により若干減少傾向にあり2.1%の減、また、地方交付税は前年比3.5%増の15億8,276万8,000円となっております。
歳出決算につきましては、歳入決算同様に定額給付金給付事業や地域活性化・経済危機対策臨時交付金などの臨時的な交付金の充当事業の増加により、決算額が押し上げられているものであります。
なお、教育費においては、東向陽台小学校改修工事や富ケ丘小学校屋内運動場改修、地震補強工事、富谷中学校プール改修工事の事業終了により7.1%の減となっております。
以上、一般会計の歳入歳出決算の概要について申し上げましたが、歳入歳出差し引き額は6億7,627万311円で、翌年度に繰り越す財源が8,473万8,000円であることから、これを差し引いた5億9,153万2,311円が実質収支となり、このうち地方自治法の定めにより3億円を財政調整基金に積み立て、残りを平成22年度へ繰り越すことにしたものであります。
認定第2号は平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残103万4,087円全額を平成22年度に繰り越すものであります。
認定第3号は平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残9,351万9,117円のうち財政調整基金に4,480万円を積み立て、残りを平成22年度へ繰り越すものです。
認定第4号は平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残3,178万3,079円全額を平成22年度へ繰り越すものであります。
認定第5号は平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入差し引き残3,946万899円のうち2,000万円を介護給付準備基金に積み立て、残りを平成22年度へ繰り越すものであります。
認定第6号は平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残2,496円全額を平成22年度へ繰り越すものであります。
認定第7号は平成21年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残119万5,974円全額を平成22年度へ繰り越すものであります。
認定第8号は平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定をお願いするもので、第3条予算の収益的収入及び支出では事業収益が税抜き9億1,903万1,124円で、前年度と比較し1.2%の増となりました。これに対して事業費用は税抜き10億3,789万9,664円の支出となり、前年度と比較し1.0%の増となりました。この結果、1億1,886万8,540円が本年度の純損失になり、未処理欠損金1億1,886万8,540円の計上となりました。
このように、厳しい財政収支状況が続いておりますが、一層の経営の効率化を目指し、安定安心の水の供給が持続できるよう努力してまいりたいと思います。
以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、全案件ご可決いただきますようお願い申し上げあいさつといたします。
議長(渡邊俊一君) 先ほど、十三夜魂ふるさとまつりプレ企画開催日を9月24日と述べられたと思いますが、9月20日という理解で、町長、訂正してよろしいですね。では、9月20日ということで訂正をさせていただきます。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。
なお、説明員の出席要求ほか、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。これで諸般の報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君の3名を指名いたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から9月17日までの10日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から9月17日までの10日間に決定をいたしました。
この際、11時10分まで休憩をいたします。
午前10時58分 休憩
午前11時10分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(渡邊俊一君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。
11番磯前武君。
11番(磯前武君) 私は2件について質問をいたします。
平成22年度第47回町民体育祭は猛暑、晴天の中、町長・町職員の工夫・努力により盛会のうちに何事もなく終了をいたしました。特に、昼食時に給水ポンプ車よりの散水、町長の提案じゃないかと思いますが、大変多くの町民の「感動した」という声が私のところに伝わっております。
ことしの日本の夏は、7月半ばからの梅雨明けから、かつて経験のない35度以上の猛暑日が各地で観測されました。平均気温は過去113年間で最高とのことです。このような異常気象は南米ペルー沖の海面の水温が平年より低くなる「ラ・ニーニャ現象」が原因とのことです。また、地球温暖化も大きな要因と言われております。
9月に入ってもまだまだ厳しい残暑が続くことが予想されます。ことしの夏、熱中症が原因で亡くなった方は44都道府県で401人であるとNHKが報じておりました。油断は禁物です。町はさまざまな施設があります。町の施設を利用して熱中症にかからない保証はありません。町では、昨年度の予算で空調設備を施工し、今年度活用している施設は町立幼稚園、町立保育所のホール、公民館のプレイルーム、武道館アリーナ等数多くあります。この夏の猛暑は想像していないとは思いますが、町民の生活が第一、「笑顔輝くあったかい富谷」を標榜する富谷町長のタイムリーな決断により、猛暑・酷暑の夏を回避することができました。
地球温暖化の影響により、猛暑は来年以降も予想されます。大勢の町民が利用する公民館の大ホールの冷房設備の前向きな施策を切望します。特に、利用者が断トツに多い東向陽台公民館大ホール、富ケ丘公民館大ホールの空調設備を計画的に検討してはいかがでしょうか。
それでは、一般質問に入ります。
まず初めに、安心して学ぶことができる環境について質問をいたします。
本町は、教育満足度日本一となる「学びのまちとみや」を目指し、確かさを求め、「学力・社会生活」「学校施設の整備充実」等に積極的に取り組みを図っていることは評価をいたします。
しかしながら、今後5万人都市構想が示すとおり、本町は人口の増加が顕著となります。仙塩広域都市計画の見直しによる明石台東地区市街化区域編入、セントラル自動車の操業開始も間近に迫っております。今後の5万人都市富谷町の将来を見据え、学校教育環境の変化に柔軟に対応し、スピードある的確な施策を望むものであります。
本町の小中学校の児童生徒数は、平成15年以降、増加傾向にあります。今後10年間も引き続きふえ続ける見通しとなっております。学校教育施設の整備は重要です。生徒数増加による教室不足の解消には周到な準備期間が必要です。その解決策をどのように考えているのかただします。
1番目、今後、生徒数増が予想される学校、普通教室の不足が予想される小中学校をお示しください。
私は、平成19年12月に児童数急増中の東向陽台小学校の件で一般質問をいたしております。今回もその件についても質問をいたします。
東向小は、平成19年11月現在、30クラス、812人でした。平成22年現在では32クラス、938人となっています。平成19年と現在を比べると、クラスで2クラスが増加、生徒数で126人の増となっています。
安心して学べる教育環境が確保されているか疑問です。状況をお答えください。
3番目、東向陽台の仮設校舎のリース契約は平成20年7月から平成25年3月までの57カ月の契約となっています。リースが開始され、平成20年から今日まで、66人の生徒数増があります。生徒の学習環境が悪化してはいませんか、ただします。
4番目、仮設校舎のリース契約が約半分の期間が残っています。リース契約終了後の校舎増築を視野に入れ、早急に検討すべきと思いますが、町長の見解を求めます。
5番目、グラウンドがプレハブに占領されています。私は、古い老朽化したバックネットの位置が問題ではないかと思います。東側に後退移設させ、グラウンドを有効に活用することを考えるべきと思いますが、どうでしょう。お尋ねいたします。
6番目、東向小の来春の入学予想数、クラス別の児童数をお答えください。
次に、2問目の老朽化している団地の対策について質問をいたします。
本町は、昭和40年代後半から仙台市のベッドタウンとして宅地開発が進められてきました。今日の本町の隆盛の先駆けとして、東向陽台団地の開発があります。特に、東向陽台第一町内会は、ことし設立38年となり、高齢化率も27.1%と超高齢社会となっております。ちなみに、町の高齢化率は13%です。
地域が30数年を経過すると少子高齢化、核家族等により人口が激減していきます。空き家、空き地、駐車場もふえ、防災・防犯上にさまざまな問題が生じてまいります。
町は疲弊した老朽化の団地の認識と活性化対策をどのように考えているか、質問をいたします。
1番目、町内会設立30周年を経過している町内会の高齢者のひとり暮らし、ふたり暮らしの人数及び割合をお答えください。また、閉じこもり防止策についてもお答えください。
2番目、行政区別に地域防犯連絡所が必要と思いますが、設置する考えはありますか、求めます。
3番目、先日開かれた防犯青色回転灯パトロール講座についてお尋ねをいたします。受講者数を行政区別にお答えください。また、受講者の資格についても答弁をお願いいたします。
4番目、自主防災組織の活動状況、初期訓練状況についてお答えください。
5番目、住宅用火災警報器状況についてお尋ねします。一つとして、町として設置の呼びかけ方法をどのようにとったのか。また、その効果はどうなのか求めます。二つ目、町の平均設置率及び設置率が低い地区はどの地区になっているか。その設置率はどうなのか。また、未設置対策をどのように相談しているかもお答えください。
6番目、空き家等の有効活用の促進を図る目的で、空き家等情報バンク制度の取り組みは重要です。疲弊し老朽化した団地の活性化対策として、町は早急に検討に取り組むべきと思いますがどうでしょう。
町は空き家が何軒あるのか、調査したことはあるか、その点も含めてお願いいたします。
町長の見解を求め、私の1回目の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
前段、教育環境につきましては、概略、前段申し上げますけれども、詳細については教育長からということで用意してございますので、お願いを申し上げます。
空調ですね。冷房化というようなことでお触れをいただきましたけれども、大変そういう意味ではタイムリーな形で対応できた。すべてとは申し上げませんけれども、対応できたんだなということを改めて思うところです。早速、現地を視察したことは先ほど申し上げました。
五つの公民館の利用状況、6月、7月、8月の利用状況も早速確認調査をした上で、次年度に向けて準備が始まったところです。利用者数レベルで言えば、東向陽台公民館が同じ進め方でカウントしますと1万2,000人台だというふうに思いました。少ないところは5,000人をちょっと切るところがあるようであります。そんなふうなことで、利用者数の多さとかあるいは利用の形態とか地域的なバランスだとかというようなことで、次年度以降、そういったものあるいは9月の内容等も勘案しながら、次年度に向けて対応の準備を早速、今、し始めたところでございますので、前段申し上げます。
東向陽台小学校については、私も町長という立場からしても非常に関心の高いところで、学校につきましてですね、平成22年5月1日現在の32クラス、938名という、大変県内でもトップクラスの大きい学校であることは間違いありません。そんなことで、平成20年度にプレハブの教室を校舎の前につくりました。図書室をプレハブの方に移して、2教室分図書室を確保して、冷房を入れてというふうなことで対応してきた経緯もございます。
今度、明石台東の開発がスタートしますので、それと見合わせながら、私も、教育委員会サイドでも念入りにそれぞれの条件、要素を勘案しながら、将来の予測、推移等について現場の声を聞きながら対応しているというふうに、随時お話を聞いているところでございます。
詳しいことは教育長からということとさせていただきます。
次に、東向陽台地区を初め、30年近く経過する団地部の課題ということでお取り上げをいただいたところです。東向陽台第一が38年、昭和47年設立の38年、40年になんなんとしているということですね。東向陽台地区三丁目がややおくれて36年目、サニーハイツは31年目というふうな形で30年を越してございます。さらにまた、富ケ丘、鷹乃杜地区、西部というふうなことで言えば富ケ丘、それぞれ30年から33年というふうなことで34年目に入るというふうなことでありますので、どちらにしても30年から35年、40年になんなんとする町内会構成でありますというところになります。
そのような中で、大変この夏、暑さとの兼ね合いで新聞、テレビで話題になる、1人でなくなられてしばらくたっていますというふうなことも合わせて見聞きしておりますので、富谷町においても、こういったことがあってはならないわけでありますので、とりわけ一人世帯の方などについてはさまざまな形で目が行き届くといいますか、一方では、息子と親が、二、三日前のNHKのテレビなんかで見ましても、二人世帯ながら、ややそういうことろがノーマークで、息子さんにしてみればお父さんの年金頼みでなかなか届けが出しにくかったと。ことしの2月から一緒に部屋で生活していましたという、大変心痛める報道も目にしたわけでありますけれども、そういった、また別な要素も加わっての状況もありますので、二人世帯とて安心といいますか、一人世帯に比べて安心だなということでもない。そういったこともまた意を用いなければならない、そんなふうに思ったところです。
データをお話し申し上げますと、東向陽台、サニーハイツさんも含めて3町内会さんの一人世帯は約6%程度という、全世帯に占める割合は6%程度と。富ケ丘、鷹乃杜さんは5%弱という感じで、5%、6%程度というふうな感じでしょうか。旧来の、従前の地区については3%台というふうな数字が出ております。
高齢化率13%、ある特定の町内会に限っていえば27%であるという、さまざま数字は平均値をとったり、あるところを集中すればというようなことで、それは27を超えて30あるいは40ぐらいの、町内会のくくりでいえば、数字も出るような場所もある現状でありますので、町全体としては、一人世帯は2.5%という数字です。二人世帯は4.4%という、そういった数字。数字の大きい、小さいは別としまして、やはり、本質、議員の質問の趣旨の中核は何かというようなことをとらえながら、やはり対応していかなければならないんだなというふうに改めて思うところです。
閉じこもり防止策についてはさまざまな取り組みをしておりますので、後ほど担当部から答弁させることといたします。
二つ目の地域防犯連絡所という、この名称そのものは警察が頭になって下部組織としてはありますというふうなことです。昭和41年からスタートしているようですね。しかしながら、警察と直接、富谷町は現状48カ所、48人が連絡所になっているということのようです。今回のご質問に合わせて確認をいたしたところです。警察と直接その方とのやりとりですから、町がその間に介在する余地は全くなかったと、今もないというふうなことで、この質問を通して警察に確認をしたところ、平成6年に設置要綱の一部改正を経て48カ所設置されていると、このような現状にあるようであります。
設置の考えはというようなことですけれども、昭和33年に、れっきとした富谷町防犯協会の活動がありまして、去年あたりから防犯協会のありようをもう少し活性化させたいというふうなことで、いろいろ取り組み始めたところです。そちらの方に重点を置きながら、今後、警察と連絡所はそのままとしても、町として防犯協会を中心としながらこの趣旨に合う活動に進めたいと、そんなふうな思いでございます。その一つに青色の回転灯パトロール車の貸し出しが、受講していただいた皆さんによって、先ほども申し上げました3地区でスタートしたところですというふうなところです。
あと受講者、詳しいことは後ほど申し上げたいと思います。
自主防犯パトロール団体、広報等にもご紹介させていただいておりますけれども、鷹乃杜地域安全安心パトロール隊、日中・夜、お店あるいは飲食店、酒を出すお店等の飲酒運転防止なんていうようなことも含めて取り組んでいただいております。シルバー人材センターもパトロール団体としてありますし、最近では石積防犯パトロール隊などもご紹介をさせていただいたと。七つですかね、日吉台三丁目、丘小サポーター、成田ワンワンパトロール、大清水町内会、そして石積と合わせて七つの自主防犯パトロール団体が現状活動いただいているところでございますということです。
火災報知機も後ほど触れてもらうことといたします。
町内、郡内全域では、残念なことに、富谷町の普及は数字的には県内平均より低いというふうなことです。なかなか把握する方法が十分でないということで、単に火災警報器普及率という数字ではなくて、火災警報器推計普及率という数字を使っているようです。その数字を申し上げますと、富谷町は52.6という数字が出ていますね。黒川郡全体で60.7とか、宮城県で74.0とか74.7とか、全国で52.0とかというような数字も出ておりますけれども、なかなか内情、実情、実態としてはつかみづらいというのが正直なところです。そのような中で、集合住宅でありますサニーハイツさんは全戸、全室ですね、100%設置しておるというようなことも町に報告がありますし、それもまた警察、消防にお伝えをしているところでございます。
あと空き家の件ですけれども、どうも空き家のところについてはあいていて不用心だというものはどこも同じだと思うんですけれども、恐らく議員がおっしゃる「空き家等情報バンク制度」というのは、あいているところをただむだにしていてはならないので、ぜひそういったところに移住をして、別なところから移り住んでいただけませんかと、そういう趣旨の人口増加策といいますか、定住策としてこの制度が動いている様子が見えます。町としましては、そういった面というよりは空き家については不用心、火災であれいたずらであれ、不用心な面について十分地域の皆さんと連携をとりながら推移を見守っていきたいと、そんなふうなところでございます。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それではお答えをいたします。
まず、第1点のご質問、児童生徒増について、普通教室の不足が予測される小中学校ということでございますけれども、平成28年度までの推計で、普通教室が不足すると見込まれる小中学校は東向陽台小学校、日吉台小学校、あけの平小学校、東向陽台中学校の4校でございます。
続きまして、第2点目の東向陽台小学校の教育環境が確保されているかという点と、3点目の今後の児童増による学習環境が悪化していませんかというご質問に対しては、一括してお答えをいたします。
東向陽台小学校は、児童数の増加から、平成22年度の児童数を964名、普通学級28クラス、特別支援学級を3クラスの合わせて31クラスと見込みまして、平成20年5月にプレハブを増設し教室を確保してまいりました。現在は、ほぼ当初の見込みどおり児童数が推移しておりますので、教育環境は確保されているというふうに考えております。
4点目の校舎増築等を視野に入れた検討に入るべきではないかという点でございますが、明石台東地区開発事業等により、平成22年6月1日現在での児童数、クラス数の推計では、平成24年度には2教室が不足するという見込みであります。このことから、対応については現在検討を行っているところでございます。
続きまして、東向陽台小学校のグラウンドのバックネットの件でございますが、小学校の教育課程では、体育、野球型ゲーム等でございますけれども、またはソフトボール等のクラブ活動においてバックネットを使用、利用する場合がございます。バックネットの現在の位置につきましては、グラウンドの形状が方形、四角でないことから、現在の場所に設置してございます。現状での理由で特に問題は生じておりませんので、当面、現在のままの利用にしたいというふうに思ってございます。
続いて、最後に、東向陽台小学校の来年春の入学予想児童数とクラスの全児童数をお答えくださいということでございますが、まず、東向陽台小学校に入学予定する児童数、来年23年度でございますが166名、5クラスの見込みでございます。
以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次に、福祉部長。
福祉部長(千葉美智子君) それでは、閉じこもり予防事業としてのどういうことかというところをご説明をいたしたいと思います。まず、閉じこもり予防事業に関しましては、町内16カ所の「ゆとりすとクラブ・サロン」、それから福祉健康センターの各事業、それからひとり暮らしの会食サービスであります「虹いろサロン」、それからふたり暮らしさわやか交流会等を実施されております。
社会福祉協議会と協力し、さらにゆとりすと、サポーターなど、地域の方々の支援をいただきながら実施することによりまして、高齢者同士の交流や世代を超えた触れ合いの場となっておるところでございます。高齢者にとっては非常に張りがある生活の一部となっているようでございます。
今後、関係機関や地域のサポーターと連携をしながら、新たにゆとりすとクラブ・サロンを立ち上げながら、地区の支援強化、各事業の周知など、多くの高齢者の方々にご参加いただけるように取り組んでまいりたいと考えております。
議長(渡邊俊一君) 次、総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 私からは、防犯パトロール講座の受講状況、受講者の行政区別に何人いたかというところでお答えいたします。
読み上げます。
熊谷1名、二ノ関2名、穀田3名、原2名、大童1名、大亀1名、石積15名、明石2名、とちの木4名、富ケ丘北部1名、鷹乃杜2名、大清水二丁目1名、日吉台一丁目3名、東向陽台第一5名、東向陽台三丁目2名、明石台第二1名、それから役員ということで3名、計49名の方にご出席をいただきました。
それから、自主防災組織の活動状況というところでございますが、現在、17行政区において12の自主防災組織が設立されております。年1回、自主的に防災訓練を実施いただいておるところでございます。初期消火訓練、避難誘導訓練を中心に、要援護者安否確認訓練も取り入れている自主防災組織もございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 11番磯前武君。
11番(磯前武君) 再質問をさせていただきます。
文科省がことしの8月27日に発表した教職員定数改善計画、これだと40学級から30ないし35学級編制に変えるということで、教育関係者から期待の声がかかっているわけですが、これについては、今、政府が文科省から出された概算要求特別枠2,247万円ですか、これが通った場合ということになりますが、この場合、大分通りそうな雲行きでございますので、その場合に、先ほど普通教室不足、平成28年度に向けての東向小、日吉台、あけの平、東向中なんですが、もっと早まるような感じが出てくるんでしょうか。その辺をお答えいただきたいと思います。
それから、もう一つ。文科省が今後10年間で公立小中学校の普通教室30万室、この空調設備を導入する教室冷房化計画ということ、これは学力向上にも、特にことしはもう暑過ぎると。地球温暖化の影響により、今後、毎年このような事態が想定されてくるわけですが、それに向けて、「教育満足度日本一」という町長が標榜している我が町としては、先駆けてこういうものに取り組む考えがあるかどうか。普通教室、保健室、それから教員室、校長室、そういうふうなことを検討しているかどうか。その点についてもお答えを願いたいと思います。
それから、2件目のひとり暮らし、ふたり暮らしなんですが、昨年までは町が、長寿福祉課が力を入れながらやっていて、いろんな問題で高齢者、大変仕事量が多いということなんですが、最近、ことし見てみますと、ひとり暮らし、ふたり暮らしの閉じこもり防止策のさわやか交流会とか、それからひとり暮らしの虹いろ会食サロンですか、これについては社会福祉協議会にほとんど丸投げしているような感じがするんですが、なんかこの辺の意図があるのかどうか。
それから、昨年までひとり暮らしに対する宅配、これは1人1回というか、200円で弁当を配達していたんですが、この虹いろ会食サロンは公民館まで行って、そして500円を払うと。最近、弁当二、三百円で食えるんですが、それが500円払ってあそこまでというふうなことに対して、何か違和感がなかったのかどうか。そこら辺をどういうふうに考えたのかお答え願いたいと思います。
それから、ゆとりすとサロン、大変活発にやられているんですが、これについてのサポーターは大分指導を受けてやっているわけですが、このリーダーが不足しているように私は思うわけですが、このリーダーの研修会はどういうふうになっているのか、その点を求めたいと思います。
それから、最後に、空き家情報バンク制度、町長は活性化するというふうなことで、今後そういうものがあるだろうということなんですが、先日、議会で行った企業立地調査、栃木県那須烏山市ですか、これの取り組み、こういうふうなこと、うちの町に当てはめて検討すべきだというふうに私は思っています。空き家をそのままにしておくと防犯・防災上危険であるというふうなことと、それから、空き家になっているところの環境が悪いというか、草は生えっぱなしというふうなことの指導、そういう情報というのが地域の行政区長さんの協力がないと、また、町が一体となっていかないと個人情報というふうなこともあるので、その点の検討を加えるべきではないかと、取り組むべきではないかと思うんですが、どうでしょうか。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、最初に空き家の方からお話し申し上げますけれども、先ほど言ったことに尽きることです。今、再質問を受けてもそこから広がるものは、今現在、私感じ取ることはできませんでした。
那須烏山の例もお出しになりましたけれども、やはり、個人の財産だということが前提にあって、そこに町の今の資源といいますか、人材やら、いわゆる職員をそこに振り向けるだけのどの程度の意義と内容と深さがあるのかなと、こんなふうな感じでございます。
したがいまして、防犯・防災あるいは草がとか、だれが見てもというような、客観的に敷地内の、私有地内の状況がおかしいと見れば、それは町であれ町内会であれ連携して対応しなければならない。どこにどなたの所有か云々というのは、そういうことをもって当面対応することになるんだろうなというふうには思います。
あと、学校、冷房化というふうなことでいえば予算付、町長部局でやる関係で申し上げますけれども、やはり、学校の普通教室対応というようなあたり、あるいは職員室、保健室、部分的にやることの検討は必要かなというふうには思います。どっちにしても、学校は夏休みがあるので、沖縄であれ、文科省、国の施策として冷房化というのは、一たん、5年、10年ぐらい前ですか、国の事業としてやりますというのを見聞きしたようにも思いますけれども、それが頓挫してことしを迎えてしまったというような感じです。ですから、この地域は従前は7月21日から8月25日まで夏休み、今は2期制のゆえに23日までということになっています。全国的には8月いっぱい休みですから9月1日から涼しくなるという前提なんですね。それが、こういうイレギュラーな、ことしだけのイレギュラーなのか、今後もこういった、来年、再来年と続くものやらという意味では見きわめる必要が富谷町ならずともあるんだなというふうに思います。
そういう面では、保育所、幼稚園というのは夏休みがないんですね。土曜日も預かっていますから。日曜日だけお休みで夏休みがない施設です。幼稚園も平成16年から預かり保育で10名、20名、年がら年じゅう、夏期休業中といいながらあそこは休みのない地域でしたので、やはりもう少し早目にそういった対応は準備する必要があったんだなというふうなことを、反省もまたいたしたところです。
虹いろの問題とか、丸投げ云々というのはちょっとそうでないのではないかなというふうに思います。社協との連携というふうな中で事を進めようというふうなことの中で、もし丸投げだとうつるようであれば改善する必要があるというふうに思いますので、今のご意見もまた参考に取り組んでまいります。
残されたものについては担当部からお願いします。
議長(渡邊俊一君) それでは、文科省関係について質問ありました。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、いわゆる定数の改善についてでございますけれども、議員のおっしゃるとおり、過日の新聞等の報道によりますと、文科省は8年かけて、第8次になりますけれども、第8次の定数法改正に取りかかるということが報道されたところでございます。
富谷町の小中12校に、現行の40人学級から35人学級へ変更になった場合の試算をいたしましたところ、学級がふえて教室が不足すると見込まれるのは成田小学校1校だけでございまして、そのほかのところは変動はそうないというところの実情でございます。
それで、この第8次の定数補改正8年行われる計画の初年度は、小学校低学年から始めるということですが、低学年、一、二年生の35人学級は、現在宮城県ですべて実施済みでございますので、当初はこれで十分対応できるというふうに、つまり、現行でもう実施されておりますので、それで特に早まるということは考えてはございません。
それから、空調化については、先ほど町長が答弁いたしましたので、そのとおりよろしくどうぞお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) ひとり暮らし、ふたり暮らしの対策について、先ほど社協に関しては町長答弁しておりますので、宅配に関して、福祉部長。
福祉部長(千葉美智子君) まず、お弁当の関係ですが、宅配じゃなくて会食をすることによりまして、やはり、皆さん集まっておしゃべりをしながら食事をするという効果が見られておりますというところでご理解をお願いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 値段。500円になったということと、あとそれから、直接そこに行って払わなければならないという話を今質問しています。
福祉部長(千葉美智子君) 宅配のところは200円でやってまいりましたが、今回、一緒に食べるというようなところで、内容も充実をしてまいりましたので、そのような値段となってございます。
もし、そこで払うというような、いろいろな事務内容でご不便をおかけしているようなことがございますれば、お話を聞きながら改善しなければならないものと考えます。
それから、先ほどリーダー研修のこと、サポートさんの研修に関連しましては、サポートさんたちのいろいろなご意見をお伺いしながら、なかなか毎年同じものでもというご意見もございまして、なお内容を広くあるいは質を上げていこうというところで、今回また研修を組み立ててまいっているところでございます。なお、途中においても、こういうふうなことが研修であればなお地域活動がやりやすいというところであれば、そのようなことも組み入れてまいりたいと思います。
それで、社会福祉協議会と保健福祉部長寿福祉課、同じような仕事の中身がありますので、なお一緒にすることで効果的、協力的な事業になろうかと思いますので、なお一層努めてまいりたいと存じます。
議長(渡邊俊一君) 11番磯前武君。
11番(磯前武君) 私、丸投げと言ったのは、昨年は町の職員、長寿福祉課がほとんどやっていまして、ことしになって社会福祉協議会がかわってやっていると。サポーター研修会なんかもそうなんですが、やる。これは一体でやるということでいいんですが、一体ならば、長寿福祉課もその現場に何人か、1人でも2人でもいれば私は安心する。ことし始まったことですから。ほとんどもう、ほとんどというわけじゃない。長寿福祉課の方はだれもいない。やはり、何人か出て、ことしから変わったわけですから、そこら辺の不安感を私は覚えたので、丸投げなのかというふうなことを言ったわけでございます。
それから、200円が500円といっていろんな趣向を凝らして催しがどうのこうのと。これはほとんど催しとかいろんなアトラクションとか、そうやるのはすべてボランティアで対応しているわけですから、何も別に呼んだものに金をかけているということは私はないんじゃないかと思うんですが、そこら辺どうなんでしょうか。お伺いします。
議長(渡邊俊一君) 丸投げについては、自分の考え方を述べただけでよろしいんですね。
11番(磯前武君) いや、どういう考えでいるのかという。だれも対応出てないという。
議長(渡邊俊一君) 先ほど町長は丸投げはあり得ないということでしていませんということですけれども。町長答弁しますか。若生町長。
町長(若生英俊君) 事業に、町が主催する事業、社協と連携してやる事業、社協単独事業、町が社協に委託をしてという、そういう多様な事業形態があるんですね。ですから、恐らく町職員がそこにいないことが、今まで一緒にやっていた職員がいました。それが同じ事業なのに、ことしから町職員がいなくなりました。そのことをもって、外形的な形をもって丸投げかというようなことだとすれば、それは違うんですね。社協の別組織の中で独自に運営する事業に町が委託するわけですから、社協に主体性をお任せをして、当然のことながら事前の協議やら検証やら評価やらというようなことは当然お聞きすることになりますけれども、いないゆえに丸投げというようなことは、言葉としてはふさわしくはないのではないかというふうに思いますね。ですから、その過渡期だというふうなことでご理解をいただいて、事業のそのねらいが達成されているかどうかということが一番ですので、今のようなことも含めて、経過もまた情報としてお伝えいただきながら、次年度への準備というふうなことで対応してまいりたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 宅配弁当の200円から500円に対しての再度質問がありました。福祉部長。
福祉部長(千葉美智子君) ボランティアに対してのお金をというふうなところでお弁当に反映しているということではございません。材料費なり、200円は本当に平成12年からの値段でございますので、賄いの材料代なり、そのようなところから500円ということで算出をしておりますので、その代金はもっと高いもので町負担というところもございますので、ご理解をいただきたいと存じます。
議長(渡邊俊一君) 3回質問が終わっています。何か。
11番(磯前武君) 私が丸投げと言ったのは、昨年までは長寿福祉課がやっていたと。ことしになっては社協だけになってしまったので、私はその一体という……
議長(渡邊俊一君) 磯前議員にお尋ねしますけれども、答弁漏れがあったんでありますか。
11番(磯前武君) そうです。答弁漏れ、その点がちょっとね。私の質問に対してちょっと理解できない答弁なので、私はそれで聞いたわけです。
議長(渡邊俊一君) 答弁漏れと議員本人が理解している、していないの問題とはかみ合いませんので、これで3回目の質問は終わらせていただきたいと思います。
それでは、この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時57分 休憩
午後1時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 私は、今回、大きく分けて二つの質問をさせていただきたいと思います。
1問目は、町政運営の課題と今後の動向を問うということで、お聞きしたいと思います。
地方自治体を取り巻く社会情勢は、少子高齢化による人口減少、地球環境問題、高度情報化の進展など、多種多様な社会変化に的確に対応され、将来を見通し安定した行財政運営を維持し、町の活性化など5万人都市を目指す新たな都市の構想の具現化を着実に推進する必要などの観点から、平成11年度に策定された総合計画を見直され、新たなまちづくりの指針となる「新富谷町総合計画」が策定されまして1年半を経過しようとしております。目標年度は平成30年度となっており、長期的な計画でもあり、今後、予想を超える社会情勢の変化も十分考慮され、施策・事業を有効かつ効果的に実施する必要もあります。適切な進行管理をされまして、施策・事業の進捗状況や効果の把握などが大変重要な課題と考え、下記のとおり質問をいたします。
質問項目の一つといたしまして、富谷町総合計画は、基本理念としまして「幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷」と定義され、目指す町の将来像を、一つには「子供たちのための教育環境と未来を創り出すまち すべての世代が生き生きと暮らせるまち」二つ目としては、「豊かな自然環境と活力ある地域産業を自慢と誇りにできるまち」、三つ目としましては、「町民と町が直接つながるあったかいまち」と定めております。
この実現のため、戦略的に取り組むべき重要な課題を整理され、基本計画ではこの戦略課題を10と絞り込み、各編の取り組むべき施策として位置づけた施策全体を円滑に推進され、将来像の実現に向け邁進され、はや1年と5カ月が経過されておりますが、おのおのの項目には現況の課題があります。施策・事業を有効かつ効果的に実施するためには、適切な進行管理のもと、施策・事業の目標達成度と効果を定期的に把握され、計画に反映させるべきであり、施策を行政運営の中で効果的に実施するためにも、実施計画では社会情勢の変化や財源の裏づけのもとで計画を弾力的に見直すことができますが、現在の進捗状況並びに効果など、所見をお聞きしたいと思います。
二つ目としましては、「自立した5万人都市・新とみや・始動」と、この富谷町総合計画のあいさつで実現に向けて町長自身の熱意と策定までの積極的なリーダーシップの姿勢から、この10年での計画達成までは首長自身で実現に向けて邁進するものとだれしもがかたく信じておると思いますが、1期目の任期も数カ月であることから、今後の動向、抱負をお聞きしたいと思います。
大きな二つ目の質問件名としては、「選挙投票時間の繰り上げ検討を望む」と題しまして質問させていただきます。
来年に、本町では2月に町長選挙が1日に告示されます。及び4月に入っては町議・県議の統一選挙が予定されております。昨年の衆議院選挙並びに本年実施された参議院選挙の実施状況から、期日前投票も宮城県では16.6%増の16万1,511人となってきております。投票時間の繰り上げ実施傾向となっておることから、本年も来年に向けぜひ検討すべきと考え質問をいたします。
質問項目の一つとしては、昨年の衆議院議員の選挙、また、本年実施された選挙の投票の実績をまずお伺いします。また、18時から19時及び19時から20時での投票者数は何人でしたかお伺いします。
二つ目は、1時間繰り上げ及び2時間繰り上げでの経費は幾らぐらい削減になりますか質問いたします。
最後に、検討並びに繰り上げ実施の考えなど、所見をお聞かせ願いたいと思います。
質問は以上です。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
前段でありますけれども、町政運営の課題、今後の動向という大きな内容のご質問を受けたところでございます。
長期総合計画をお示しし2年度に入って、現状、その動きと途上経過にあるわけでございます。それぞれ年度単位で十分なる準備、吟味をして、4月1日、年度スタート、3月末というふうな年度くくりでしっかりとした取り組みをしなければならないというふうなことも、一方では、やはり、1月1日のスタートというのも大変大事だなというふうな思いを去年あたりからいたしたところでございます。そのような中で、1月1日、仕事始めの折、訓辞というのは余り私の課題には合わないんですけれども、従前から年頭訓辞というふうな言葉で使われておりますので、その折、10分程度、それぞれの1年の方向性とかあるいは4月から3月の年度の方針とか、そんなところを表現、ことしの場合ですと「自立した5万人都市・新とみや・始動」という、万事にわたって品質を向上させたりあるいは万事万般にわたって積極果敢という、そういったテーマを持ちながら私自身を奮い立たせるというようなこととあわせて、職員ともども限られた人的な資源で、町長と職員が一体となって物を進めると、ここにもまた町民の皆さんの期待にこたえる原点があるのでないかと、そんなふうな思いで、この1期4年、そしてまた4年目の最終の年度を取り組みをさせていただいていると、そういうような現状でございます。
進捗状況、効果というふうなことでありますれば、それぞれそれは皆様方にうつる姿とかあるいは一つ一つ項目を取り上げて検証評価というふうなことをしないことには、項目、そしてその評価というふうなものを順序立ててこれについてはこうだというふうなことでないとなかなか概略的なお話になろうかと思いますけれども、その一つとして実績報告書、平成19年から4年間の取り組みというふうなことで、平成19年は18年度の取り組みですから、18、19、20、21ということで4冊製本してお渡しをしておりますけれども、まだこの取りまとめの段階、経過を経ても、まだまだ改善、改革する余地があると、そんなふうな思いを毎度ながらいたしているところでございます。
どちらにしても、今、議員がおっしゃるように、進捗、そしてまた効果の測定等については、やはり、前段のいわゆる目標といいますか、そういったものをきちんと立てた中で検証を、効果を測定すると、こういったふうな両面、必要でないかというふうに思います。
どちらにしましても、冒頭申し上げましたように、福利の向上、表現としては「幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷」という表現で、この4年間理念として掲げて進めてきたところでございます。
そんな中で、もう一つは、これも冒頭申し上げました。部制の導入というようなことで、議会のご理解を得て4部体制で新年度スタートしたところです。大変効率的な施策展開あるいは行政サービス、質の高い行政サービスというふうなことでいえば、総合的な施策運営ができる体制を整えていただいたと、そんなふうな思いもいたしているところです。
1月から3月までということにしますと15カ月の取り組み、そしてまた4月から3月の12カ月の年度単位の取り組み、こういった両面をあわせ持ちながら進めていこうと、この辺のところが一つの私の進め方の特色の一つかなというふうにもまた思うところです。
この9月の議会を経て、毎度の議会、定例会もそうでありますけれども、先ほど、空調の冷房の公民館への配置というふうなこと、6、7、8の検証を早速して次年度に備えていますというふうなお話をいたしましたけれども、とりわけこの9月議会を終えた直後から平成23年度の枠組みづくりと、国の政策の方向性も見定めながら早速準備に入ると。オータムレビューという、片仮名文字でありますけれども、主要課題調整会議というようなことで、早速10月に入ってそれぞれの各課各部との調整会議を進めることとなってございます。
もう一つは、やはり、プロジェクトチームということでさまざま、定額給付金にしろ、今度の国勢調査にしろ、今まで幾つだったでしょうかね。それぞれ各課横断的に、ふるさと祭りもしかり、あるいは子どもまつりもしかりというふうなことで、単に担当課に一つ、この課にこの分担、分掌というふうなことではなくて、各課横断的に職員をある期間選抜をして、その任に当たってもらうと。自分の職務に合わせてその他というふうな受けとめもあろうかと思いますけれども、ぜひそういった機会を使って、自分をさらに前にあるいは大きく膨らませてほしいと、そんなふうな思いで進めているところでございます。
どちらにしましても、施策の柱、教育・福祉の充実、住環境・都市基盤の整備、産業振興と町の活性化という大きな三つの柱立てを立て、きょうの冒頭の発言は、その順序に沿ってお話をさせていただいているところです。
どちらにしましても、それらが進み得るには、住民協働という、まさに町民の皆さんとのかけ合いといいますか、一方的でない適度な相互の関係、「響き合い」という言葉を好んで使いますけれども、そういう関係性を町民の皆さんともまたさらに強めていかなければならないなというふうに思います。
東向陽台第一会館あるいは富ケ丘南部会館、一ノ関会館にしろ、例えばということでお話し申し上げますけれども、十分地元の皆さんが20年、30年、将来の長きにわたってお使いになる地元の会館でありますので、そういったご意向を十分に、やはり、独特の風、空気があるんですね。そういったことを十分お聞かせいただきながら、あるいはこちらからお聞かせいただける声の拾い合いといいますか、そういったことも十分に今後とも引き続き意識していかなければならないというふうに思います。
1期目、数カ月というようなことで、動向・抱負ということのご質問でありますけれども、私も初めての町長職でありますが、平成19年2月に当選した折には、本当に終点は平成19年2月、4年先ぐらいしか見えなかったわけでありますけれども、刻々と1年経過する、2年経過するごとに、やはりそれは、今やっている課題は、3年、4年ということになると2期目にまたがることがかなり多くなってきているというふうな実感をいたします。そういったことも含めて、間違いのない方向性といいますか、十分に意を用いなければならないというふうに思います。
町民の目線で考えるあるいは町民のために働く、町民とともに行動するという、これも大事な私の考え方の一つでありますし、現場に行く、現場を見る、現場で考える、このこともやはり視察等を通して、このほどよい町域ですので、ぐるっと回るといっても一、二時間のレベルで大体原課がうまく調整まとめてもらうルートに沿えば一、二時間で十分自分の目で確認、確かめができる、こんなふうなことも経験をしているところでございます。
来年の2月6日、投票ということで、選挙管理委員会で決定したようでありますので、その方向性につきましては、私自身、そしてまた後援する支持者もあるわけでありますので、そういったふうなものの意欲だとか方向性だとかあるいは健康だとかを含めて、いろんな要素を私自身も考えなければならない。そしてまた、私を見る町民の皆さんが最終的にどのような判断をされるかということを十分に見きわめをして、今は第15回目の議会でありますので、12月の第16回目の議会あたりを視野に入れながら、その辺の、今お話をさせていただいた面を十分に見きわめながら、その後については皆様方にお話しし、そしてまたご理解を賜りたく存じております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 選挙管理委員会書記長。
選挙管理委員会書記長(眞山巳千子君) 私の方から、選挙投票時間の繰り上げ検討を望むというご質問に対しまして答弁いたします。
まず、18時から20時までの投票者数は何人でしたかというご質問でございます。平成21年8月執行の衆議院議員選挙につきまして先に申し上げます。当日投票者総数が2万1,231人に対しまして、18時から19時までにおける投票者数は1,297人でございました。19時から20時までにおける投票者数は628人で、18時から20時までの投票者数は1,925人となりまして、当日投票者総数に対する18時以降投票者の割合は9.1%となっております。
次に、7月に執行されました参議院議員選挙につきまして申し上げます。当日投票者総数1万6,956人に対しまして、18時から19時までにつきましては、投票者数は1,157人、19時から20時までにおける投票者数は835人で、18時から20時までの投票者数は1,992人となりまして、当日投票者総数に対する18時以降投票者の割合は11.7%となっております。
次に、1時間及び2時間繰り上げての経費はというご質問でございますけれども、平成21年の衆議院議員選挙と先ほどの参議院議員選挙に係る人件費をもとに、すべての投票所で1時間投票所を繰り上げた場合、約25万円ほどの削減でございます。2時間の場合は約50万円ほどの削減というふうに計算しております。
検討並びに繰り上げ実施の考えなどというところでございますけれども、有権者がより投票しやすい環境を整えるためということで公職選挙法が改正されまして、平成10年6月1日から投票時間が2時間延長されたものでございまして、当町におきましては、法改正直後の参議院選挙では、投票率のみで比較すると、その効果があったようにも見られます。その後の各選挙におきましては、投票時間の延長による効果は見られない結果となっております。このことから、次回の国政選挙に向けまして、他町村の実施状況等を参考に検討してまいります。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) ただいまお答えを賜りましたが、まず、1問目の質問項目の2番、来年2月1日告示の2月6日町長の意気込みというのがちょっと聞こえなかったんですが、12月の議会までにということ。そうしますと、12月となったら1カ月しかない。やはり、私から見れば、平成20年に45周年をした後にすぐそういう策定に町長みずからリーダーシップをとって、そして町民の意識調査、アンケートを通し、そして地域別にも懇談会を開き、そしてまた職員との意見等も含め、それもすべて、専門家の話も聞き、すべてこれは町長のリーダーシップで行われて、そしてそれを答申されて、3月13日、町長の誕生日に議決されたというような経緯から、もう少し、あと5カ月ないかそこらですね。町民はやはり、もう少し勢いのある町長の答弁というものを期待をしていたのではないかと思いますが、改めてそういうようなところから、もう一度決意のほどをお聞かせ願えればと思います。
また、教育関係のことで、一定のまだ2年も経過していないということですが、虐待だとか不登校、いじめなどが、未然に防ぐには、家庭と地域、学校の連携による体制強化というのが一番と考えておるんですが、現在、富谷町に不登校などの相談が激増しているという話が出ています。こういう実態を含め、どのようにこういう状態、先ほども申しましたように、社会情勢は変化していくわけです。まさかこんないじめが起きているとは思わない、不登校が起きているとは思わないという現状を十二分に認識して当たっていくということからも、こういう今後の、まだ出発して間もないということですけれども、先ほど私は意見の中でも申しましたように、本当にスピードある解決を持っていかなければいけないということで、その教育問題、この問題について、教育日本一とうたっている面において、こういうものも刻々とやはり詰めていかなければならないと思いますので、その点、どのように今後、現状に対していくか、その所見をまずお伺いします。
また、地域福祉、高齢者問題でも虐待の早期発見、防止とともに、状況に応じた安全性の確保は、生活の拠点であるそれぞれの地域で、地域住民や町内会、民生委員、社会福祉法人、行政などの連携があれば未然にこれも防げ、十分とは思いませんが、効果があると考えます。このような状態においても的確に対応するきめ細やかな地域福祉活動の展開が急務と思いますが、やはり、生活の変化や核家族化、高齢化の進展などによって地域で支え合う力が低下している事実をどのようにとらえて今後の町政運営に当たっていくか、そういう面もお聞かせ願いたいと思います。
あと道路のネットワークの充実ということで、確かに4万7,550人、所帯数1万6,039という中で、昭和40年代から団地が14、順次できてくる中で、私から言うと連たん性がない。また、あと大きな交通網がない。そういう観点から、5万人都市にふさわしい道路のネットワークというのは、早期実現に向けてお考え方というものも出してほしかった。そういうようなところから、特に都市計画道路や重要町道の整備の推進計画を、今後、この計画の中でどのように練っていくかの所見をお伺いしておきます。
また、公共交通、これはアンケートでもありましたように、公共交通の充実ということで、今、バスの運行で押さえている状況でありますが、実際には、地下鉄の延伸だとかというようなことで、町民は非常に要望しているのが現実でございます。しかしながら、経済的な面も考慮しますと、やはりその延長というものはちょっと難しいのかなと。そういうことであれば、やはり要望の多い、アンケートでもありました、大量輸送機関としての鉄軌道交通など、やはり、公益的な視点で調査研究を行うということでお聞きしていますが、その点はどのような検証、研究をなさって、どのようなお考えを持っているか。これも大きな5万人都市を目指すのには必要な進展状況をお伺いします。
五つ目ですけれども、防災の充実、これは間違いなく宮城県沖を震源とする大地震の発生が予想されていることや、異常気象でのゲリラ豪雨や土砂の災害の発生が今後数多く予想される観点から、防災への関心や意識を高める対応が必要と思います。
午前中にもありましたが、自主防災組織の育成や支援というものは、これは大切な、必要で急務な拡充と思います。そういうことから、危機管理体制の確立が絶対に急務であり、この辺も所見をお伺いします。
なお、そういう防災の面においては、富谷町は人口増も他町村と比べ顕著であり、単なる消防組織体制の充実が必要であり、また、消防団や婦人防火クラブの人員の確保の課題も地域に根差し、消防力の強化が必要と思うところでございます。
今、黒川の地域行政組合で消防関係はやっておりますが、正直言って、4カ町村の中で人口、先ほど言った4万7,550と言いましたが、3町村がそろってもまだ手前どもの方の人口の方が多いわけです。そういうことから考えたときに、消防力ということを考えたときに、実際の今現在の消防力は半分しかないというのが現実です。そのようなところから、町民の安全安心を考えるのであれば、これから起きる地震、それから、やはり災害、これから本当にどういう災害が起きるかわかりません。そういうようなところから、消防力を含め、そういうような対策というものを打ち出して、堂々と町民の方に頑張るぞというようなものを打ち出していただきたい。
最後になりますが、町長のその熱心に現場でも何でも見る人ですから、そういう面で、町長、もう少し住民が安心できるような、いい時期ですから回答をくださいよ。そして10年間思い切ってみんなで、それこそ町民と運動会のように、あれだけあったかくて38度もあるところをみんな44の行政区の区長さんのリーダーのもとで、各町内会の役員が暑さにも負けずがんばったあの勢いですよ。積極的な行動、そして協働、これを目指せば富谷町はいい町になりますよ。そういうことから、町長、大きな声でそういう面を、熱意を見せてください。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 紙ベースのご質問の文面が、おのおのの項目には現況課題が示されておりますが、現在の進捗状況並びに効果などの所見をお聞きしますという、こういう2行があるものですから、今、おっしゃるように個別のものを一つ一つというふうなことであれば、前もっておっしゃっていただくと準備も整ったのではないかなというふうに思うんですが、随分と広い範囲の多様な再質問ということとなりましたので、どのように時間の範囲で答弁したらいいのかなというふうに思いながら進めてまいることといたします。
まず、任期が2月10日まで与えられているわけですから、だれしも言うように、そこまで全力を投球するということがまず最優先することですね。そしてまた、平成19年2月当初は終点は4年先ぐらいしか見えませんでしたと。しかし、1年1年刻々と進むにつれて、今の課題、今取り組んでいることは、もう2期目、来年の2月以降、それは2期目と言いませんけれども、来年の平成23年2月以降のことに絡まっていることが恐らく六、七割方でないのかなというふうに思いますね。そのように思えば、十分計画を立てて2年を経過しているわけでありますので、その意欲と意志は十分持ちつつ、しかしながら、これは先ほど言ったとおりです。すべてはまさに熟慮というようなこともありますので、十分見きわめるというようなこともありますので、先ほどお話し申し上げたとおり、時期を見て町民の皆さんにご理解を得るべくお話しする機会を持ちたいと思います。
虐待、地域福祉低下が云々というようなことで、富谷町のその低下力がどの程度のものかというあたりの材料がいまいちはっきりと指標がないものですから、今、お話しいただいたことも含めて、恐らく不登校の増加というようなあたりは黒川行政で事務方がお話しした、私もちょっと去年の数字とことしの数字を見たときに2倍、3倍の数字になるのも耳にしましたので、そのことからおっしゃったのかなというふうにも思いますが、激増という言葉はそのことをもってどうなのかは、必要なことであれば教育委員会の方にまた答弁を求めたいと思います。
地域福祉については、低下しているというふうなことで、今までの水準より低下しているぐあいの状況はなお検証してまいります。
道路のネットワーク化というようなことで、連たん性がない云々ということでありますけれども、これも長い時間かかるものの一つですね。あけの平ととちの木のといって何度も話しますけれども、北部道路ができますといったときの相互の行き来ができるカルバートの状況も、やはり、そこを視野に入れたゆえに5年、10年の行き来も描けるようになるのでないかなというふうに思います。宮根線も同じです。かろうじて計画が残ったというのもお話し申し上げましたけれども、こういった取り組みもまた私に与えられた4年間の出来事だったというふうに思います。
早期にというふうなことでありますけれども、これも今議会のみならず、道路等については整備等についてはいろいろ議員の皆さんからも出ているわけですね。細切れ5期に分けないでとか。それは私も沼田線なんかを見てもそのとおり思います。なるべく穀田線も同じです。5年のところを4年に縮まらないか、3年でできないか、そんなことも含めながら、平成23年、24年度の、とりあえず平成23年度の予算組みなんかについては検討していきたいというふうに思います。
公共交通はそのとおりでございますね。現状と課題については議員と全く認識は一致するところです。
防災についても、安心安全ということからすれば、消防力の富谷町の置かれている現状というようなあたりはどうなのか。常備消防の弱さをどのように我々、火事を出さないということも含めて、そしてまた出した折にどう対応するかとか、あるいは自主防災組織のいわゆる活動を広げたり深めていくにはどうしたらいいのか、そういったことも合わせて課題であることは今議会ならず今までもありましたし、十分大きな柱の中の一つでありますので、今の議員の内容を十分受けとめて取り組んでまいりたいと、そのように思うところでございます。
議長(渡邊俊一君) 高橋議員、不登校の問題で先ほど質問ありましたけれども、通告の中にはありませんので、それは質問から割愛させていただきたいと思います。よろしいですか。(「はい」の声あり)
次に、8番菅原傳君。
8番(菅原傳君) 私は、今回は町の文化財管理の問題と、「非核・平和宣言の町」の議決についての町の対応についてお伺いをしたいと思います。
町の文化財管理問題について、前の議会でも申し上げましたけれども、しんまち公園にありますトロイメライの像、そして、富谷町の生んだ内ケ崎作三郎先生ですね。これは富谷の小学校の校庭一角にありますけれども、ブロンズ像の整備について質問をいたしました。その際、町長答弁として、早速現地を調査して検討したいという考えが示されました。その後、1年以上経過をしておりますけれども、状況は全然改善されておりません。何か難しい問題があるのかなというふうに思っておりますけれども、検討の結果、どうなっているのか経過について伺いたいと思います。
前回も申し上げましたが、トロイメライ像はバイオリンの線はすべてはがされてしまって、しかも像にはたばこの火をつけこすったためなのか、黒いシミが点々とあり、像の表面にはさびの緑青がふき出しておりまして、立派な芸術品が見るも無残な姿となっています。
先日、退職された教職員の集まりの際に、公園の池などを散歩しましたが、せっかくの芸術品がもったいない、制作者に対しても失礼ではないか、何とか手を打つべきではないかという指摘がございました。確かに、現状のまま放置することは作者に対して失礼であり、トロイメライ像の作者に対する冒?でもあると考えます。また、町民から見れば、町の芸術品に対する感覚を問われている問題で、早急に善処すべきと思いますけれども、町長の対応策を伺いたいと思います。
また、富谷小学校校庭にある内ケ崎作三郎先生のブロンズ像は、富谷町出身の名誉をたたえている立派なものでありまして、温かく後輩を見守っているようであります。学者、宗教者、政治家として活躍され、衆議院議員で非常に全国的にも活躍をされたというふうに承っておりますけれども、衆議院の副議長にもなられました。宮城県にも政治家がたくさん輩出しましたけれども、衆議院の副議長になられたのは内ケ崎作三郎先生と涌谷町出身、私と同姓同名でありますが、菅原 傳副議長の2名しかおられません。
我が富谷町は年々人口がふえておりまして、新しい町民が続々増加の一途であります。富谷の歴史、この有名な人士は余り知られておりません。そのためにも、せっかくの富谷小学校の一角にある内ケ崎作三郎先生の像のところに説明板があるべきだというふうに考えますけれども、町としておやりになる気があるのかどうか、改めて伺いたいと思います。
次に、「非核・平和宣言の町」議決に関する質問をいたします。
本日の冒頭の町長あいさつで、戦後65周年、広島・長崎被爆65年について触れられましたが、その所感については私も同感でございます。
富谷町議会は、平成13年9月議会において、「非核・平和宣言の町」の提案を全会一致で議決をいたしました。この決議の具体化について、前町長に求めたところ、当面庁舎の1階のお知らせ画面のところに「非核・平和宣言の町」のタイトルで1年ぐらい映されましたけれども、その後は映されませんで、同僚議員の質問ありましたけれども、そのまま経過をしております。
ことしは被爆65年の節目に当たります。8月6日に開かれました広島の平和式典には、初めてアメリカの駐日大使、そして、イギリス、フランスの公使も参列をし、国連事務局長は、核兵器廃絶の決意をあの式典で述べられました。そのように、世界の非核の流れが加速をされております。オバマ大統領のプラハにおける核兵器廃絶の声明も流れをさらに加速しております。
国内でも「非核・平和宣言決議」が進んでおりますが、私の調査でははっきりはしないんですけれども、議会の県とかあるいは全国協議会でも聞きましたけれども、大体7割から8割ぐらいは議決をしているのではないかという話がありますがはっきりしません。県内では、大崎市、気仙沼市、栗原市、登米市、塩竈市、角田、白石市、美里町、丸森町などほとんどのところで決議をされておりまして、その数は大体7割以上になるというふうに目されております。
具体的には、平和記念碑をつくったり、平和の像をつくったりあるいは宣言の看板を庁舎の前に建てるなど、いろいろ実施をされております。そのほかに気仙沼市では、中学生5名を毎年、広島平和祭に参加をさせており、美里町でも中学生10人を毎年長崎に派遣しておりまして、子供たちに平和を考える大切な経験をさせておるところでございます。
そこで伺いたいと思います。ことしは、戦後65年の大きな節目であります。平成13年9月の議会決議に基づいて、町としても具体的な取り組みを考えたらどうかというふうに思います。この節目に、非核・平和の記念像をつくるとかあるいは記念碑をつくるとか、あるいは何らかの標示物を掲示するとか、そういったような計画はおありでございましょうか、伺います。
また、町民に対しても非常にこの平和というのは大事な問題でありまして、国際的にも国内的にも今そういったような流れになっておりますけれども、町民に対する普及を、広報等を通じて進めるお考えがあるのかどうか伺いたいと思います。
また、次代を担う子供たちに非核・平和の指導も大切な時期となっています。広島、長崎、その他のところでも、8月に平和教育と称しましていろいろ平和に関する授業もやっているところもありますけれども、我が富谷町教育委員会としてはどんな指導を考えておられるのか、この点についても伺いたいと思います。
また、気仙沼市や美里町で長年実施しております広島、長崎への平和交流団の派遣、これを将来的に実施する考えがあるのかどうか、検討する余地があるのかどうか、この点についても伺いたいと思います。
次の世代の青少年の平和教育という非常に重要な役割になると思いますが、今後の検討がどうなるのか伺いまして、私の質問を終わりたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
トロイメライと内ケ崎作三郎のブロンズ像につきまして再質問といいますか、前回、前にご質問いただいた内容にほぼ同じような趣旨でご質問をいただいたところでございます。
まず、トロイメライ像につきましてはなかなか頭の痛い状況でありまして、早速の対応をしたんでありますけれども、他の場所に移動して修理した上で移動しての鑑賞ということを考えたりあるいは作者の意志、意向を尊重するならば、今のある場所で直すか、移動して触れられない……、要するに、すぐに手に届くところに像があるために、バイオリンの線なるものがすぐ手で引っ張られて破損する。一度、二度、費用をかけて修理していますと、ここから原点があることでございまして、今、同じ場所に置いたまま修繕しても、結果は、ほどなくまた引っ張られたりするだろうなというふうなことで、なかなか結論が出ないまま現状そのままにせざるを得なかったというのが経過と現状でございます。
そのような中で、現場に出向いたんでありますけれども、その折に、もう台座のパテそのものが緩んで、15年以上たつんでしょうかね。緩んだために現状危険防止というふうなことで、9月3日に一たんトロイメライ像を台座から外して、今、民俗ギャラリーに一時保管してございます。そのような状況をまずご報告をすることといたします。
そして、今後については、皆さんからのご意見、ご意向、町民の皆さんのご意向も含め、当時の事情経過も含めて、修繕をしてどこに、同じ場所に同じ形で復活をするのか、場所を移して、やや遠目に触れられないような場所に移して修繕をした上で戻すのか、その辺については引き続き検討をしていきたいと思います。
内ケ崎作三郎につきましてはいろんな経緯があって、昭和29年にさかのぼるということでありまして、愛天会と一力仙台でしょうか、河北新報の社長さんが発起人になりまして、愛天会なる政治活動後援会の皆さんが発起人になりまして、富谷町も村長やら議長やらが名を連ねて、富谷町の一部、当時で25万円を助成して建てられたという経緯があるようです。道路の拡幅、学校前線が道路拡張されたゆえに新しい富谷小学校の敷地内、校地内に再度移されたというふうなことでございます。
そのことを踏まえながら、もう一回今回のご質問に合わせて考えてみますと、やはり、現状のまま、内ケ崎作三郎の胸像の碑文というふうなことで、後ろに立派な口語体といいますか、今流の表現ではないんですけれども、昭和31年5月のたたえる碑文が表示してございますので、そういったものを学校の校長先生初め学校の先生方を通して偉業をお伝えいただくと、このようなことで対応してまいりたいと思います。
なお、内ケ崎作三郎さん、副議長さん、ご紹介いただきましたけれども、今度、内ケ崎醤油店の映画ロケになるお宅が実家ですので、そういった意味でもきょうの質問の趣旨を生かしたいと思いますけれども、当面、現状の対応、せめて枝が木々がというふうなことで見えないような状況は最低限避けてまいりたいと。そのようなことであれば、早速に切るなりして環境を整えてまいりたいというふうに思います。
非核・平和の方のことでありますけれども、質問に対するそのお答えというふうな形でお答えを申し上げますけれども、具体的にどんな計画をというふうなことでいえば、当面具体的な計画は持ち合わせておりません。平和記念碑、標示物の計画もあわせてございません。大切さを普及されるどんなことを考えていますかということでありますけれども、町長個人の考えをこの場でるるお話し申し上げるのも、また場にふさわしくないというふうに思います。冒頭、今朝の私どもの町職員ともども進めていることをもって答弁にかえさせていただきたいと思います。
平成21年6月に平和市長会議によるヒロシマ・ナガサキ議定書の趣旨に賛同して署名をいたしました。そのことは十分、議定書の内容そのものにそごと言いますか、行き違いはありませんし、全く私の自由な意志で、ほかの市町村長さんと同じ行動をさせていただいたというふうなことでございます。
後の二つについては教育委員会からお願いいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私の方から学校教育における児童生徒への非核・平和の指導についてということに関連して二つのご質問をいただきましたので、その件についてお答えをいたします。
まず、小学校、中学校の学校教育におきましては、新学習指導要領が示されておりまして、来年度小学校、再来年度中学校にこれが完全実施、現在はそれを前倒しした形で、移行措置期間で、今、これに基づいた指導、教育活動が行われております。ですので、この新学習指導要領では、教育基本法の改正に伴いまして、新たに道徳教育の目標といたしまして、「人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭、学校、その他社会における具体的な生活の中に生かし、豊かな心を持ち、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し、公共の精神を尊び、他国を尊重し、国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献する主体性ある日本人を育成すること」、ここが追加をされたところでございます。
このことを踏まえて、各学校においては各学年に応じて、自立心や自立性、それから自他の生命を尊重する心を育てることを前提にしながら、学年に応じて非核・平和も配慮した指導を行っていきたいというふうに考えてございます。
引き続きまして、気仙沼市や美里町が実施している平和交流派遣事業ということでございますが、この質問の事業については、青少年ピースフォーラムであるとお察しいたしますけれども、この事業は、毎年2日間にわたり長崎市で開催されております。昨年度は12都道府県、27市町村から小中学生206名の参加があったようでございます。小学生から社会人まで幅広い参加者が意見交換やフィールドワークなどを行い、被爆の実像や平和のとうとさを学習し、交流を深めることで平和意識の高揚を目的として実施をされているようでございます。
富谷町としましても、現時点におきましては、先ほど申し上げましたとおり、新学習指導要領で新たに追加された道徳教育の目標の実現に向けて、まずは平和教育を含めた道徳の授業の充実のほかに、各教科との関連も図った、いわゆる学校教育全体の中での道徳教育の充実というものを図っていきたいと、そのように現在は考えてございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 8番菅原傳君。
8番(菅原傳君) いろいろご答弁いただきましたけれども、まず、トロイメライの像の問題ですが、これはなかなか何年たってもらちが明かないという状況になっているようであります。あれはあそこの中のその当時の厚生省ですか労働省ですか、そこのところから補助金をもらってつくった公園だというふうに聞いておりまして、作品もその一環として建ったようでありますけれども、ただやはり、現状はそのまま放置しておけないという状況は、これははっきりしていると思うんですね。
したがって、町長もお話しありましたように、直すのかあるいは全く撤去をして、あそこから廃棄と言うと語弊ありますけれども、なくしてしまうのかですね。あるいは、極端に言うと、現状のままそのままあそこに置くのかという三つの選択があると思います。私はさっきも申し上げましたように、やはり、町民の目から見ると、あのような作品があそこにあるというのは非常に痛ましい感じがするので、町で何やっているのかなという感じも出ていると思うんですね。そういう意味では善処しなければならないと思うんですけれども。
それで、この作者のお話がございましたが、あれを制作した方に修理ということで連絡をしたのかどうかですね。あるいはその方が亡くなっておって連絡がとれないということがあるかと思いますけれども、そうなれば家族の方でも何でもいいんですけれども、やはり、像を新しく修理をするという、その方の手によって修理をするということができないとすれば、あれはやはり撤去をしてしまうというのが一番最善の方法ではないかと。そのかわり、何か町として子供の像だとかそういうものをあそこにつくって、やはり、町長おっしゃったように、あそこのところに置くとどうもいたずらされやすいんですね。だから、場所をちょっともう少し別なところに移して、周りに木を植えるとか柵をつくるとか。まほろばのところに像がありますけれども、あれを見てみると周りに木がたくさん植えてあって一段高いところに置いてあるんですね。だからいたずらされにくいような場所にちゃんと設置をしておるんですけれども、そういうような方法で考える必要があるのではないかと。いつまでもこのまま放置しておくわけにいきませんので、改めて町長として、この三つの選択のうちどの選択をとるのか、できれば考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。
それから、内ケ崎作三郎先生の像について、ちょっと説明なかったようですが、前の方に説明板みたいなものを置いて、富谷町出身、例えば、早稲田大学教授だとかあるいは元衆議院副議長だとかというふうなことで内ケ崎作三郎先生というふうな名前を書いて、何か立て看板を立てた方がわかりやすいのではないかと。この間、運動会のときにも町民の方に聞いてみたんですが、「あの人だれですかね」と言っても分かる人はほとんどおりませんでした。子供に聞いても、子供も「あれはだれなんですか」というので全く、存在は分かっていますけれどもだれなのかがわからないと。せっかくあそこにあるのにだれなのかわからないでは、ちょっと富谷の先人、恩人・恩師という言葉がございますけれども、ちょっと失礼に当たるのではないかというような気がしますので、その辺は考えてもいいのではないかというふうに思いますけれども、この点についてもお伺いをしたいと思います。
それから、非核・平和の問題ですが、思いは同じだというようなことでございましたけれども、具体的にこの決議を生かして何をやられるのかというのは明確に回答がございませんでした。65年の非常に大事な節目で、世界の流れも国の流れも地方の流れもそういうふうな核兵器はだめだと、やはり平和な世の中をつくらなくてはだめだというふうな流れがあるわけですから、そういう意味では何らかの形で、やはり富谷町としても具体的に行動を起こすということが必要ではないかと思いますけれども、この点についてもう一回、町長の考えを伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) トロイメライにつきましては、先ほど大変揺れて危険だということで緊急的に撤去をしましたということで台座だけが残っている状況です。したがいまして、今は一時保管状態ですので、どの方法かについては今後の課題とさせていただきたいというふうに思います。
あそこにバイオリンの弦らしきものがあるという、ああいう像を当時建てたことについては私も疑問を感じるところがありますね。いたずらするはずはないというかね。私ならもう少し高くするとか、何かさわれない状況にするとかという、作者の意図はというふうなことで、富谷町の皆さん、絶対さわる人たちでないんだというか、そう思ったのかどうかわかりませんけれども、これはやはり出だしからそういう現状が、現状を見させるような状況があったのではないかなというふうに思います。
ですので、今後、どなたでもさわってみたくなるという人間の本質があるわけですので、そういったことも酌み取りながら、十分そういった要素も組み込んで検討してまいります。
作三郎翁の立て看板の件ですが、議員はせっかくあるのにというふうなことで何かをということのようにお受けいたしますけれども、やはり、そういった一面と、愛天会という政治後援団体がというあたりが、やはり私は中核だと思います。したがいまして、せっかくあるから町がではなくて、やはり愛天会というその出だしからして、小学校の校地に置くことを当時の状況の中で許されたのだと思いますけれども置きましたと。今の状況を追認するならば、やはり、そういった後援者の団体が今、議員の思いのようなものをもっと膨らませて声をかけて、新たなこういったものいかがでしょうかと、学校なり教育委員会なり、現場の校長先生なりにアプローチしていくと、こういうふうな手法がやはり求められるのではないかなというふうに思います。
非核・平和については、この手のものはあれなんですけれども、何にもやっていないのではないんですよね。例えば、非核・平和宣言の年とやったらばそれはやっていることだということでは私は決してないと思います。触れないからやっていないのではなくて、いろんなことをやっているんですね。いろんな思いを持ちながらそれぞれ、それぞれの場にこういう場も含めて立っているというふうなことです。戦没慰霊もそうですね。196人の皆さんを、やはりもう一回やらなきゃないといって遺族会の皆さん高齢になりつつも、もう一回一踏ん張りしてみようというふうなことで8月初めに、4年に一遍は簡易な碑文の前で戦没者慰霊碑の前でやりましょうというのも何年か前に決めたことですし、4年に一遍は少し広がりのある式を持ちましょうというふうなことで対応しているんです。そんなふうなことで、ウチババシゲノブさんのことなんかも本当に劇的に、去年の平成21年8月5日、存在がわかって、オーストラリアでの捕虜の援軍なんていうことも見え出したところなんです。そういったところの再発掘というようなことも皆さんの目にはなかなか映りづらいことかと思いますけれども、何もやっていないことではないことをぜひご理解いただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) この際、2時10分まで休憩をいたします。
午後2時02分 休憩
午後2時10分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 私は大きな項目で二つ、総合計画の情報化の部分の見直しを、それから、二つ目といたしまして、東向陽台地区の東北電力鉄塔パゴタ跡地問題はどのようになっていますかという、大きな項目二つ質問をいたします。
一つ目の、総合計画の情報見直しをということで、自立した5万人都市を目指し、富谷町総合計画が策定され、前期基本計画を実施中です。その中で、情報化に関する部分は基本構想の第2章「まちづくり基本方針」「基本方針2」豊かな自然と活力ある地場産業を自慢と誇りにできるまちづくり、4安心して生活できる環境づくりの中の4「快適な情報通信網の充実したまちに」で提起されています。その上に、前期基本計画第2編、第4章4-4情報通信について計画が示されて実施中であります。
政権交代以後に、政府から相次いでIT戦略が発表されております。7月6日は総務省で情報通信白書を公表、8月16日には経済産業省で「クラウド・コンピューティングと日本の競争力に関する研究会」報告書を公表し、2020年までに累計40兆円の市場創出を掲げた内容が公表されました。他にも、文部科学省などを含め、審議会を立ち上げ、審議中の内容を公表しております。
おおむね一致した内容となっていると思いますが、大枠的にはユビキタス社会、クラウド、スマートクラウド、環境問題、財政問題から自治体のIT関連の政策転換が必要であることを強調されています。
これら情報化の内容は、国民生活に欠かせない環境、医療、福祉、教育問題であり、他に自治体業務の簡素化、全国経済と地域経済、科学技術、通信情報、雇用と人材、金融、世界に向けたIT戦略の視点と、すべての分野にわたるものです。
我が町は、学都仙台をすぐ隣として有利な点を活用し、電子自治体先進地を目指した方針が望まれるところです。状況変化を踏まえて後期計画を含め、検討、見直しが必要な段階に来ていると思います。以下について質問をいたします。
質問項目は8項目です。
1、快適な情報通信網を充実した町の基本構想、基本計画について、電子自治体先進地となるための後期計画を含め、検討、見直しを行うべきと思いますが、考えがありますか。
二つ目、基本計画「電子自治体の推進」が重点プロジェクトとなっていますが、重点事項の内容はどのような点ですか。また、進捗状況はどのようになっていますか。
三つ目、ユビキタス社会とクラウド・コンピューティング時代に入ろうとしていますが、検討課題となっていますか。
四つ目、電子自治体情報化は、経費面からも単独市町村では無理な面が指摘されていますが、この点について検討していますか。
五つ目、特に、電子決済について検討していますか。
六つ目、ホームページをリニューアルしましたが、バリアフリー化について考慮しましたか。
七つ目、ホームページのリニューアルで「新着情報」項目がなくなりましたが、理由はなんですか。
8点目、平成20年度にメールサーバー構築DNSサーバーリプレースをしましたが、メールITをクライアント数まで付与すべきだと考えますが、そのような考えはありますか。
大きな二つ目です。
東向陽台地区東北電力鉄塔パゴタ跡地問題はどのようになっていますか。平成18年6月から約1年にわたり東向陽台一丁目、二丁目の中間にある東北電力鉄塔パゴタ撤去の工事が実施されました。平成17年には地域住民に説明会を開催し、工事が開始されました。当時の町内会から大きな項目で15項目、細目にわたりますとさらに30項目ほど、富谷町に対して要望書を提出し、問題が発生しないようにしていましたが、その他として、東向陽台、明石台地区連絡協議会の要望事項として上げ、解決した点も多々ありますが、工事完了から既に3年が経過をしているにもかかわらず、跡地問題が依然として解決していません。この点について質問をいたします。
一つ、パゴタ跡地空き地について、道路としての要望が出ていますが、町のこの間の対応はどのようになっていますか。
2、交通安全の面からも、部分的には道路標示を実施したりしてきましたが、パゴタ跡地を道路にとの要望があります。町の対応はどのようになっていますか。
3、グリーンベルトわき道路幅、東側約10メートル、西側約6メートル幅ですが、南側パゴタの側溝には依然として側溝ふたがかかっていませんが、計画はありますか。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それではただいまの質問にお答えを申し上げますけれども、情報化、見直しというところであります。電子自治体先進地となるためのという思いでご質問をいただいたことと受けとめているところであります。
電子自治体とはというのは、自治体がITを活用し、住民の利便性、満足度の向上、行政運営の効率化などを実現するための取り組みを言うというのが、この電子自治体の定義のようであります。
私も直接町政運営を預かってこの電子化という、パソコンでのとかあるいは機械上での処理だとかということのあるいは戸籍の、住基の電算化とかも含めて、大変すごいものがあるなというふうに思いました。仙台市は戸籍の電算化をしていないために、まだ調査の数字が出せないというのを聞いて、仙台市とてこういう面があるんだなというところを思ったところです。富谷町は12人という報告をしておりますけれども、あの数字が戸籍のコンピューター化されていないためにという、耳にしたところです。正確にはわかりませんけれども、そんなふうなことを耳にして、町として電子化の進めぐあいをどのような方向と視点を持って進めたらいいのかなというのは、これも大きなまた課題でございます。手計算に比べればもう一瞬のうちに機械上でやれるすごさというのは、まさにそのとおり実感をするところでありますので、議員おっしゃるように電子化というようなあたりの方向性というのは大事な取り組みであるというふうにも思います。
一方では、コストとの兼ね合いというあたりがなかなか踏ん切りがつかないという、私の認識が足りないというようなこともあるのかどうかですね。例えば、一例を挙げれば、後期高齢者のシステム改修なんかも、本当に何度かお話ししておりますけれども、あれとて、また制度改正されますよといったときのあの費用額はどう受けとめたらいいのかなというふうにも思います。
近々では、白石市の電子投票も、あのように国が進めるといって先進的に取り組んではみたものの、先進的にですね。もう後ろについてくるところはどこもないというようなことで、議会みずからが、もう次回の選挙からやめにしたらと、手作業に切りかえましょうというふうなことで可決されたことも、きょう新聞で見たところでございます。
そのようなことで、電子化するべき部分と、あと人が、町民ですので、4万7,000人をお相手する職員と人対人というふうな関係あたりも大事なことであることは間違いないわけでありますので、その辺のところ、毎度、小川議員からこの種の質問を受けるたびに思うところです。
一方で、7月1日から電子自治体の構築というふうなことで、みやぎ電子申請サービス、宮城県が音頭をとって、これもいいスタイルだなというふうには思います。市町村単独で費用をかけてばらばらにやるのに比べればと、こう思うんですが、いい取り組みだなと思いながら、19種類のパソコン上で申請できるという電子サービスが始まったんですが、現実、7月、8月、内容を見てみますと、住民票の写しの交付は2件です。水道の給水使用開始届けが1件です。3件です。宮城県全体で686件です。こういうふうな実態を見れば、何が足りないゆえにこうなるのかなとこう思ったり、住基カードのことも思い出します。そんなふうなことも合わせて、先進かそうでないかと言われれば先進の方がいいんですけれども、どこまで出だし、先を行ったらいいのか、その辺の折り合い、兼ね合いが、非常に私自身の今の頭の中では難しいところですということを答弁とさせていただきます。
あと、3番以降、詳しいことは総務部の方から答弁させることといたします。
二つ目の東向陽台地区のパゴタ鉄塔跡地ということで、東向陽台一丁目の桜並木のところに2カ所、ロータリー状のもの、切り土、切った部分を下げて鉄塔をずっとおろしましたけれども、あの後の状況についてのご質問でございます。
現状は、ロータリーの、従来の道路の形状にしておるんですけれども、それを直線化できないかというご質問があって、十分、原課でも検討し、警察とも協議したんですけれども、やはり、従前の穏やかなこういった形状の方が、交通安全対策上よろしいとの見解なんですね。警察からの助言を言っていただいておるというふうなことです。しかしながら、町道改良の側溝のふたがけ工事というふうなことではまだ残されておりますので、その辺についてはしっかりと、あの形状で確定すればふたをかけて安全策をさらに高めたいと、そんなふうに思います。
言いわけではありませんけれども、直線化も含めて視野にあったゆえにふたがけがやや手おくれになってきた経緯はございます。きょうの質問をお受けして、早急に地元の皆さんとの意向も、そしてまた警察の見解も含め、最終的に取りまとめる方向で、今、安全の三角のポールなどを立てながら注意を喚起しておりますけれども、見ばえからしても早期に対応してまいりたいというふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、私の方からはホームページのリニューアルについて、6問目、7問目についてお答えいたします。
まず、リニューアルについて、バリアフリー化について考慮したかという点につきましては、町のホームページは先般、ほとんどトップ画面も変えたリニューアルを行っていることは、前回の議員さんのご質問にお答えしたとおりでございます。そのときもバリアフリーについても若干お答えしているとおりですが、これにつきましては富谷町のホームページアクセシビリティガイドライン並びにホームページ作成ガイドラインに基づいて、今回リニューアルをしたとなっております。これについては、基本が、だれにでも使いやすくわかりやすく検索しやすいというのを基本に考えてリニューアルしたところです。
当然、バリアフリーですので、それはだれにでも使いやすいということに合致しますので、それはほぼ、文字の大きさであったり、トップ画面で見る色、これで不快感を与えないような色構成にしたり、そういったことをデータをもとに分析をして、そして特に何を皆さんが求めているかという検索内容を、データもありますので、それに基づいてリニューアルを行っております。
そのときに、バリアフリーで特に問題になっていたのが、目のご不自由な方とか耳のご不自由な方、そういった方にはまだ環境が整備されておりません。しかし、いずれ対応できるようにコンテンツの方はつくっておりますので、近々そういった方にも向けて完全にバリアフリー化を実施してまいりたいと思っております。
次、2問目の「新着情報」項目がなくなりましたというんですが、これは恐らくトップ画面で、今は「トピックス」という表現で町の一番の情報を挙げるということを先決に考えております。議員さんおっしゃる「新着情報」というのは、例えば、「入札について更新されました」とかというのが以前あったんですが、それは富谷町のアクセスデータに基づきますと、かなり低いアクセス状況でありました。そういった点から、決して削除したわけではなくて、そういった方々は入札を見たいのであれば入札という画面を開けばそこにたどり着くと。新着があろうがなかろうが、検索する方は何をもって町のホームページにアクセスするかというのは、調べたいとか、観光情報であったり、そういったことがメインで訪ねてきていますので、それを1回目で富谷町というホームページをあけたときに、恐らくA4版ですので、このぐらいの画面サイズの中に一発目で何を伝えるかというのを中心に置いた結果、あのような形のデザインとさせていただいたものです。決して新着情報を消したわけではなくて、それは検索する方が何を調べたいかでそこにたどり着くと、そういったふうに変更したものでございますので、よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 次、総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 私の方からは、ユビキタス社会とクラウド・コンピューター時代に入ろうとしていますが、検討課題となっていますかということに対してお答えしたいと思います。
現在、基幹系システムにおきましては、契約期間が平成24年3月31日を迎えることから、外国人登録法の改正を初めとするシステム改修のコスト軽減を視野に入れまして、クラウド・コンピューティングも含め、全体的に検討しております。
それから、経費のことに関してなんですが、平成20年度に更新を行っております総合行政ネットワークLG1におきましては、既に宮城県と市町村の共同で調達しまして、通信費用の圧縮を実施しているところでございます。
また、みやぎ電子申請サービスでも宮城県と参加市町で共同調達しておりまして、初期導入経費及び運用経費の圧縮を行っているところでございます。
電子決済についてでございますけれども、カード決済を初めとする多種多様な決済手段がありますけれども、利用する方のメリットなどについて費用対効果を見ながら見ていきたいと考えております。
メールサーバー構築関係でございますけれども、現在、メールアドレスにつきましては、その課の職員全員が一つのメールアドレスを共有しておりまして、担当職員が不在であっても他の職員がメールを受信することが可能であると、このことから情報共有化をしているところでございます。また、個人にメールアドレスを付与した場合には、私的な利用によるトラブルも懸念されることから、セキュリティ上好ましくもないということで、職員個人へのメールアドレス付与の予定はございません。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 今、町長からまずコスト面について非常に問題があるということで、問題があるというか、非常にコストがかかるという点について指摘されましたけれども、いろんなやり方があると思うんですね。例えば、県全体でやるとか。私は、宮城県は当初先進地だと思っていたんですけれども、今回の電子申請の項目を見ましたらほんの少しですよね。それも、宮城県の中では、全国からいくと4分の1ぐらいしか申請項目がないんですよ。そんな状態もあって、宮城県は非常におくれている県になってしまっているというのが現状ですね。ですから積極的に、やはり、富谷町もそういう宮城県に対して広域でこの電子自治体に向かって行くんだという積極的なアピールが私は必要ではないかというふうに考えますので、その点はぜひ県に対しても申請要請をしていっていただきたいなというので質問したいと思います。
やり方で、例えば、IP電話の話ですけれども、秋田県大館市なんかでは見積もりが2億円ぐらいのものを820万円で構築しているんですね。これは、いろいろ報道されている中で出ている問題ですけれども、やはり、職員の方々がこういったITに対して積極的に取り組むという意識があれば2億円が820万円になると。業者が見積もったのも2,000万円ぐらいです。業者がね。ところが職員がやると820万円で済んだという、こういったものもあるわけです。
また、今現在の自治体、都道府県の中では、オープンオフィスというソフトを使って、そういうものを県全体で推進するというものも今はもう成果としていろんなところでそういうものも進行しているわけですから、積極的に富谷町から県に対してこういった問題について提起をしていくべきではないかというふうに考えます。そういう意味で、再度その点について質問をしたいと思います。
それで、私が質問した中の2項目の電子自治体重点プロジェクト、具体的な項目はどのようなものがなっているのかということについてはお答えがなかったので、再度お答えをお願いしたいなというふうに思います。
それから、5項目の電子決済について、これは私はトータルで進めようよとすると膨大なシステムとかそういうものに図るものがあるわけですけれども、私、とっさに感じたのは、例えば、町長の決裁、部長の決裁、町民ではないですよ。庁内の決済、こういったものが、例えば、町長がいないとなかなか決済、町長が帰ってくると各ところからみんな町長室の前に集まってくるというような、言ってみればある意味ではむだな時間みたいな形でみんな町長室の前に並んでいるというような、そういうものをやはり電子決済では考えるべきではないかという意味で、ちょっと質問が意味がずれていたように思うので、そういう意味を再度質問をいたします。
あと、8番目のセキュリティの問題でお話しされましたけれども、セキュリティでは確かに問題があると思うんです。ただ、セキュリティの問題というのは、それぞれの個々の意識の問題もありますけれども、要するに、庁内の情報が外に出て行かないというようにすべきであって、そういうものについてのセキュリティを考えるべきではないのかなというふうに思います。そういうものをしっかりとすることによって、各個々人のIPアドレスを付与するというのは、本当に簡単なことだろうというふうに思います。
仮に、IPアドレスを今何個使っているかわかりませんが、全員、286名ですか、クライアント数でいくと。それに付与した場合、どれぐらいの経費がかかるのかね。これはほとんどかからないと思うんですよ。今あるビットのところを使うわけですから。そういう意味で言ったら、仮にですよ、仮に300クライアントぐらいをIPアドレスを振ったらどれぐらいの経費がかかるのか再質問をしたいというふうに思います。
あと、パゴタの問題ですけれども、パゴタの周り、側溝もありますけれども、一番この円のところの幅が、車が、約3メートル、3メートルに歩道が1メートル、1メートル、U字溝が約30センチぐらいですか。これぐらいの幅になっているんですよね、この円の中の。そこを大型バスは来る、それぞれの車が来るというような形になっているわけですから、どうしても幅が狭いんですね。確かに警察から言われて、カーブがあった方が安全ですよと。じゃ全国の道路、みんなカーブにしろと。私も言われましたから、そういう意味では、カーブがあるから安全ではなくて、そういうのではなくて、やはり、狭い道路、このカーブに入ってくる、円に入ってくるものですから、どうしても狭いんですよ。そういうものは、やはり、考慮に入れて、幅を広げていくというのが必要ではないかなというふうに思いますので、再質問をしたいと思います。
なお、鉄塔の跡地に車が突っ込んでいったんですよ、やはり。心配していたとおり。こういう事例もありましたので、そういう、多分、真っすぐだったら突っ込んでいかなかったのではないかなというふうに思うんですが、そういうこともありますので、その辺の安全面から言っても、やはり道路幅が広い方が安全面にはさらに有利になると思いますが、その点について再質問をいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) まず第1点、コスト面。それから、第2点として電子の項目要請、それから、合わせてIT関係に対しての県に対しての要望・要請。それから、3点目に対して電子決済について。4件目に対して8番目の項目でありましたセキュリティに関して。5番目に対してバコタに対しての、その五つの質問でよろしいですね。五つでいいですね。
若生町長。
町長(若生英俊君) コスト、思うほどかからないんだよということも一面のことだと思いますけれども、現状、町のこの間の経過を見ますと、やはり、相当コストがこのIT化に伴うコストは相当の額になっていますというふうなところです。職員がやるとというふうなこともありますけれども、そういうこともコスト削減というか、同じことをやるならば安い方がいい、額が小さければいいというのは当然のことですから、そうでもありたいと思いながら、いろいろ担当の職員やらあるいはそういった職員の配置やら、いろいろ思うところはあるんですけれども、まだ実現に至っておりません。そういったことで、コスト意識というふうなことで受けとめさせていただきたいと思います。
電子決済については、後ほど原課から答弁の漏れたところについては答弁させることといたします。
県へのアピールというふうなことで、その必要性、必要な部分については当然おっしゃるとおりの内容でありますので、声を大きくアピールしてまいりたいと思います。
町長決裁が云々ということが出ましたけれども、意外と町長決裁に時間はかかっていないんですね。わかるように、町長室でないあの机でやっていますから、町長室に顔を出して決裁をお願いしますと言ったら、私が歩いていったあの場所でやるんです。4年間ずっとその手法でやっていますので、意外とかかっていません。皆さんが思われるほど。どうぞその現場も観察をしていただきたいぐらいの思いを持つんですけれども、この人ちょっと長そうだなというときにはちょっとよけてもらうんですね。次の人に来てもらって、はいどうぞと言ってもう即帰ってもらいますから、全然、見えない中でやっているのに比べれば、この前の人何分かかるんだろうかなんていうことは、今の職員はないはずなんですね。この辺は十分見ていただくことと、必要であればお聞き取りいただきたいというふうに思います。町長室の前に並んでいるという表現も、ちょっとあれじゃないでしょうか。イメージとしては富谷町にはなじまないかもしれません。
セキュリティの、これもIPのアドレスについては答弁したとおりですけれども、足らざるところは原課からお願いします。
あとパゴタの件ですが、先ほどもお話ししましたように、あの形状が現状、近々のことではないにしろ、警察の一定のある時期そういう助言もいただいたというふうなことです。ですから、その形状もすっかり、今の側溝のそのとおりなのか、敷地はまだ東北電力の所有地ですので、必要なときにはまた交渉の話し合いもしなければならないという課題も残っています。ですので、先ほど申し上げたとおり、側溝整備を間もなく東向陽台地区、最終分にかかっておりますので、それらと合わせて安全を最優先にしながら整備に取り組んでまいります。以上です。
議長(渡邊俊一君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 決済のことに関してなんですけれども、平成20年の6月議会におきまして、内部情報システムリプレースに係る物品の購入ということで、契約案件がこの場で議決をいただいたところなんでございますけれども、それに合わせまして、これのシステムサポートというものも契約をしているものでございます。その中で、電子決済の話も出たんですけれども、検討した結果、電子決済の部分につきましてはいいのではないかということで、取り除いて契約を結んでおりまして、その契約が平成27年9月30日までとなっておりますので、今のところ、小川議員がおっしゃいました電子決済というものに関しては考えていないものでございます。
それから、メールでございますけれども、個人に付与した場合の経費ということでおっしゃいましたけれども、メールの個人の分に関しましては付与されているんでございます。そして、それにつきましては内部でメールの交換などをする場合にはそれが付与されているために個人対個人でとかできるわけです。
全体的になぜ個人が外部に対してしないかといいますと、やはり、直接その者に入ってきて、その者が確認しなかった場合、その事項が取り落ちてしまって仕事が滞るというようなことがある場合もありますので、課全体で確認をすれば漏れはないのではないかということから、外部に対しては個人対個人ですることにはなっておりませんで、共同で見るというようなシステムを現在組んでいるということでございます。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 大変申しわけないんですが、2項目の重点プロジェクト、ちょっと答えがないので、もう一度質問をしたいというふうに思います。
今の8番目のメールなんですが、私が受けている感覚では逆なんですね。相互もたれ合いになっているのではないか。メールを出しても返ってこないんですね、メールを出しても。ということは、相互もたれ合い方式になっているんですよ。私の感覚で言うと、朝見て、昼見て、夜見ているのではないかなと思うんですよ、みんながね。ですから、私は、そうであればフロアマネジャーと同じように、「あなたはきょうはメール当番ですよ」とか、一言やっておかないと、メールが入って返信がないというのは、やはり、見ていないというふうになってしまうんですよね。そういう意味で、そういった工夫が必要ではないかというふうに思いますので、再質問いたします。
2項目の重点プロジェクトについて、特に再質問したいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) メールへの件で今お話があったわけですが、町長への手紙もメールで届くことがあります。ある時期まではというか、確かに届きました。回答についてはこうですと一、二行の簡単なものを返信しないと、送信者はいつまでも届いたのか届かないのかというふうなことがあることは、ここ半年ぐらいですか、ありました。そのことから、町民からの町長の手紙についてはそのようにしておるんですが、今の内容はそれとつながるのかどうか、あとは担当課からお願いします。
もう一つ、情報公開の進捗度とかランキングとかいうようなことで、何か頑張れるだけの目安があるんですけれども、電子化進捗度の目安みたいなものはあるんでしょうか。私もまだ目にしてはいないので、なかなか何を目安に、どれが進んでいてどれがおくれているのかという目安がなかなかないんですね。全国それこそ市区町村1,750しかありませんから、今。市町村1,727プラス都内33区ですか、1,750という切りのいい数字しかありませんので、言ってみれば相手が見やすいんですね。ですから、そういう進捗度なるものがどうかありましたらばぜひお知らせいただいて、富谷は何が進んでいて何が電子化の部分で落ちているのかとか、情報公開の中では何が進んでいて何が足りないのか。当然、町民の皆さんが望むようなことであれば積極的にそういったものは取り組んでまいる。町長の情報、1週間のスケジュールや何やらやっているのは、相当この近隣にはないのではないかと思います。全然違和感なくこの4年間進行しておりますのでね。ぜひそういった立場でご質問の方を組み立てていただければと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 重点プロジェクトというところで、行政情報システムの効率的な運用を図りまして、各種申請、届出書など、行政手続のオンライン化を進めまして、町民の生活の利便性向上を目指した電子自治体の構築推進と、職員研修などの実施により情報モラルの向上を図るなど、情報セキュリティの充実というふうになっております。
それから、続きまして、重点事業の電子自治体の構築については平成7年1月よりご利用いただいているところでございます。
もう一つの重点事業といたしまして位置づけているセキュリティの充実としましては、本年より地方自治情報センターの教材をもとに、新規採用職員を対象としたeラーニングによりまして研修を実施しておるところでございます。
メールのことに関してですけれども、なお確認していきたいと思っております。
議長(渡邊俊一君) 次、6番山路清一君。
6番(山路清一君) 私は今回、「宮城県図書館へ町民バスを運行せよ」と、「きむら内科前交差点を安全安心に」の二つについて質問いたします。
町立図書館の建設要望がたびたび聞かれますが、現状を見ると早急に対応できる状況にないと思われます。他市町村で運営している図書館を調査、検証しましたが、管理運営面において設備、人材、経費など、財政を圧迫しているのが現状の課題でありました。
例えば、ちょっと特殊になりますけれども、平成21年3月に福島県矢祭町の「もったいない図書館」を調査しました。矢祭町は、皆さんご存じのように、合併問題や日当による議員報酬、そして、今回調査しました「もったいない図書館」など何かと話題の尽きない町でございます。
平成18年6月に矢祭町職員が図書館創設に関する取り組みについて講演したところ、毎日新聞福島支局が図書の寄贈を提案し、毎日新聞の全国版に掲載したところ、当初4万冊も集まればよいと思っていたものが、図書寄贈要望が多くの国民の心をつかみ、45万冊もの図書が寄贈されましたが、寄贈された本の整理に当たり苦労は大変で、ボランティアの募集、そして、武道館を改築して建設した図書館、また図書を保管、格納するために新設した書庫棟などに4億円ものお金がかかったとの説明がありました。また、維持管理上も課題を生じて、現在は寄贈を中止して本の整理をしていますとのことでございました。
さて、我が富谷町を見渡しますと、車で15分前後のところに宮城県図書館があります。平成21年3月末での宮城県図書館利用登録者数は24万3,745人で、そのうち1万6,147人が富谷町の町民です。構成比でも6.6%と、仙台市以外の市町村では一番多く、富谷町民の実に約34%の住民が登録していることになります。
個人貸し出し冊数は、平成20年度92万7,948冊のうち、富谷町の住民は10万1,885冊、構成比では11.0%と、宮城野区や太白区、若林区の住民よりも多く借りております。富谷町民1人当たり年間2.15冊借りていることになり、大変な数字でございます。
単純な計算ですが、1万6,147名の町民が月に1回利用するとして、年間約19万4,000人の町民が利用していることになります。
利用者は、自家用車など運転のできない高齢者や子供たちも含まれております。19万4,000人と町民利用者の数字を割り出しましたが、宮城県図書館への各自における交通手段等含め現状把握などありますが、町民が宮城県図書館を利用していることがよくわかります。
バス運行による法令も含め、運行経路等多くの研究課題がありますが、質問いたします。
一つ、町民バスを宮城県図書館へ運行できないか伺います。
次に、「きむら内科前交差点を安全安心に」について質問いたします。
きむら内科前交差点の場所は、日吉台一丁目南側からの入り口、路線バスで行きますと富ケ丘方面から来て、偕楽園前の停留所を過ぎ、交差点を右に曲がり、またすぐに左に曲がり、日吉台に入る入り口でございます。約40メートルの近い距離に2カ所の信号機のない交差点があります。富ケ丘地区、日吉台地区、鷹乃杜地区の3地区が交差する交通要所の交差点です。
宮城交通の路線バス、通学、そして福祉バスなど、大型車や通勤、通学、買い物の車など、交通量が多く、また日吉台中学校生徒の通学路でございます。近隣住民、歩行者、通行車輌の交通事故防止策など、多くの課題を抱えている交差点です。
交差点を通過する車を、午後4時から6時までの2時間調査いたしました。6月30日水曜日950台、7月9日金曜日には1,020台、そのうち約50%が富ケ丘から日吉台、そして日吉台から富ケ丘へのバス路線経路の通行であり、大型車は対向車の来ないのを確認してから交差点に入らなければならず、常に交通渋滞が発生し、近隣住民が我が家の駐車場に入れるときは大変な危険を伴っておりました。
5月22日土曜日に「交通安全日吉台支部総会」が開催され、公私ともに大変お忙しい中、町長に参加していただきました。席上のご質疑で「きむら内科交差点」の指摘が住民からあり、町長には大変関心をいただき、すぐ町当局は状況を調査しましたが、次のことを質問いたします。
一つ、交通施設状況、交通車輌の状況など、町が調査把握した内容。
二つ目としまして、近隣住民、歩行者、車輌が安全に通行できる対応策。
以上、大きく2点について質問いたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
県立図書館への町民バス運行ということで、県立図書館の利用ぐあいとか登録者とか貸し出し数とか、いろいろ数字も挙げていただきまして、全くそのとおりでありますし、我々としては隣接する自治体としてといいますか、昔の榴ケ岡の図書館に比べたら本当に我が町図書館ぐらいの至近の距離にある県立の、全国的にも有数の図書館であるというふうなところでございます。
バス運行につきましては、従前からそういった声があって、改定の折々にそのことも検討してきたわけですけれども、なかなかいろんな課題がありまして、現状運行できない状態で今運用しているというふうなところです。
どこからどのように図書館に向かうのかという、今の町民バスもいろいろ折々に従前から言われている言葉もちょこちょこと繰り返されますし、なかなか痛しかゆしでございます。これも前議会でも話題になりましたように、公営の宮城交通バスを補完するというふうな役割とかあるいは町内を循環する、そもそもスタートがそうであったというようなことやら、町外に出向くには宮交のお許しがなければ営業との絡みで難しいとか、さまざま私になってからでも2回の見直しを経て現行運行しておるわけですけれども、図書館の路線についても、現状、実現しておらないというふうなところでございます。ぜひ、次回の見直しに向けて、再度検討してまいりたいというふうに思います。
次に、きむら内科の交差点前の安全安心ということでありますけれども、大変あそこの場所、富谷町の全体を見ても変形の場所だなというふうに思います。議員が夕方、調査されて1,000台前後というふうなあたりで、大変な量の車が通行していることも今のお話でもわかりますし、それぞれ地元の支部の皆さんもそのような声をお聞きするところです。
仙台大衡線が、報道されたように桜ケ丘から荒巻本沢まで、トンネルの手前まで開通しましたというふうなことで、間もなく、来年度に向けて最終コーナーになってございます。そういう意味では、富ケ丘、日吉台、この場所の道路事情というものについては、十分意を用いていかなければならないというふうに思っております。
何せあそこは今、富ケ丘から、銀行からずっと向かって十字路から北に向かってだから右折して、そして、右折をしてすぐに日吉台におりていくということなんですけれども、あの交差点と交差点の間は19メートルしかないというのが現実です。道路交通法の施行令の21条には、ウィンカーはどこで出すのというのは我々教わったように30メートル手前で出しなさいというんですよね。その行為を、右折、左折しようとする、行為をしようとする地点から30メートル手前の地点に達したときにポコッと出してペコペコとやらなければならない。ですから、もうあそこは交差点を右折した直後に、すぐにでも出さなければならないぐらいの状況になっているんですけれども、なかなか現実的にはそういうふうな状況にない。直進するのか、日吉台の方から一時停止をして、こちらは鷹乃杜におりていくところですけれども、こちらに目の前に来る車が直進して鷹乃杜におりていくのか、さりとて左折して日吉台の方に左折しておりていくのか、その辺の見きわめが、日吉台方面から右折する、左折する車にはなかなか判断つきづらいというふうな大変厳しい状況です。恐らくこれも団地の開発にずれがあったために、富ケ丘のへりから鷹乃杜におりていく道路であったものが、日吉台の隣接する造成であのような変形の道路をつくらざるを得なかったという経緯も恐らくあるんだなというふうに思います。ですから、大清水からあけの平を通過するS字カーブと、この日吉台のこの場所については非常に頭の痛いところです。
したがいまして、何とかこれまた警察のご指導も含めながら、いい方向、信号機でもない、歩道でもない、何でもないというふうなことで、なかなか名案が出てこないというのが現状で、しかしながら車はどんどんふえ続けるというふうなことで、危険度も合わせて上昇するというか増すというふうな、大変、議員おっしゃる地元でありますので、そういう意味で危険度について十分引き続き念頭に置きながら、最重要改善箇所というふうなことで取り組んでまいりたいというふうに思います。
議長(渡邊俊一君) 6番山路清一君。
6番(山路清一君) 最初の宮城県図書館について再質問させていただきます。
先ほど町長からのご答弁でもって、町民バスの見直しのときに考えますというお話がございました。その中で、宮城交通の問題が結構あると思いますけれども、前にお話を聞いたときに、宮城交通路線がかち合っていなければある程度はできますよというお話、答弁いただいた記憶がございます。町の方でつかんでいる町民バスの運行についての一応いろいろな問題点があると思うんですけれども、その問題点について、ここでわかっている範囲で結構ですので、あればご答弁のほどお願いいたします。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 最大の問題は、バスに乗っていないじゃないかということです。そういったことが、あるバスを見ればそのようにおっしゃる、だから全部要らないのではないかと、こういう町長への手紙の内容、たまたま、年間、折々届きます。したがいまして、この図書館も乗る利用実態というか、そういったものがどの程度どんな方法で把握するのかというのが一つの大きなテーマだと思います。どこからどういうふうに、してはみたもののだれも乗っていないバス、何やってるのと、何を見て路線設計したんだと、こうなりますので、これは今まで以上に町内バスをちょっと工夫するとか何するというふうに手を加えるのとはわけが違うほどの難しさはあるんだなというふうに思います。これ以上の、原課にかなりの量、前年に比べて倍か3倍ぐらいですか、メールです、手紙です、電話ですというような形で届いておりますので、その中に、私が今申し上げた以外のバスに関するものがありましたらお願いします。
議長(渡邊俊一君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、町民バスに対する問題点なんですが、今、町長の方からも申し上げたとおり、よく来るのは乗っていないのではないかという、これは時間帯によっていろいろそういった点が一番多く寄せられております。これに町民バスがいろいろな目的で走っておりまして、富小区域ですとスクールバスを町民バスにしましたので、当然、子供のいない時間帯、休みの時間帯は乗っていませんので、ただ、それについても高齢者の皆様へ無料バス券を出して、以前に比べれば利用者はふえてきております。
そのほかの問題というのは、先ほど議員さんおっしゃった図書館へ行けるというのは余りこちらの方には届いていない状況です。一番多いのは泉中央に、前々から申し上げているとおり、泉中央に何で行けないんだという苦情が一番多いです。それについては、前からお答えしているとおり、町民バスが行くことによって既存のバス、今ですと宮城交通さんの営業を妨害すると。これは当然、宮城交通としては許可できないということで、ただ、町の意向も伝えながら、そういったものを調整しているところです。
あと、図書館についても路線は重複していないんですが、あちらは宮城大学が隣にありまして、例えば、宮城大学に行く学生さんが町民バスに乗っていった場合は、当然、営業妨害というふうになることは想定できます。これは富谷高校に、実は相当町民バスを利用して乗っているんです。朝も2便ほど富谷高校前を通過するのがあるんですが、朝早い時間帯は富高生でいっぱいになりまして、逆に一般の人が乗れないという苦情も来て、これは学校サイドの方に、次の2便でも十分間に合う時間に着くので分散して乗ってくださいと。これは宮城交通さんからすると、定期を買って乗っているはずなのに富高生が減ったというクレームは、逆に町の方に宮交から来ているという。
こういったことで、町民バスに関してはさまざまな問題がありますが、利用者もふえているので、町民の方の足の確保ということでは十分制度としては成り立っているんですが、そういった面もありますので、次回の改定にも向けていろいろ研究させていただきたいと思っております。
議長(渡邊俊一君) よろしいですね。
この際、午後3時15分まで休憩をいたします。
午後3時05分 休憩
午後3時15分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
18番相澤武雄君。
18番(相澤武雄君) 私からは、今議会、2件の質問を行います。
まず第1件目として、我が町の企業誘致の推進について伺います。
富谷町総合計画において、企業誘致により新たな就業の場の提供による新しい活力となる工業で発展するまちづくりを進めるとうたわれております。
衣食住の三原則が整っていて初めて住みよい町が形成されると、私も心するところであります。
特に、町の発展に欠かすことのできない就業の場が、他町村に比べて極めて少ない現状において、雇用の場を確保することが急務であり、税収面からおいても企業誘致は最重要課題だと思います。
平成23年1月より、生産操業が開始されますトヨタ自動車の子会社セントラル、7月に施工が開始されました東京エレクトロン、それに伴う関連会社が大和、大衡を中心に進出され、他町村においては活気にあふれるまちづくりが形成されるものと思われます。
我が町においても、本年5月、宮城県の都市計画の見直しにおいて、近隣市町村に類を見ない住宅団地の認可や、工業系においても高屋敷地区、成田北地区の2カ所が認められたところであり、今日までの町長を初め町執行部の皆様の努力に敬意を表するものであります。
しかしながら、2地区の工業系用地においては、民間による区画整理事業においての開発造成であり、町としては他力にての開発となるものであります。
そこで、町の企業誘致の観点からとらえて、何らかの協力が必要であり、早急に工業用地の開発が進められるような環境整備が必要ではないかと思われます。
そこで、次の4問について質問をいたします。
一つ、成田2期北地区の埋蔵遺跡兵六館の調査は、今後どのように進むのか伺います。
二つ目であります。地の利を生かした企業誘致を行うと言われておりますが、内容を具体的に示すよう伺います。
三つ目、成田、高屋敷地区の工業団地予定地へのインフラ整備を町としてどのように考えているのか伺います。
四つ目、両地区における工業団地への町としての協力体制全般にわたる考えがあれば所見を伺います。
次に、居住の場として選択され続けるための環境づくりについて伺います。
我が町の人口増加に伴い、さらなる住環境整備が必要になり、住民ニーズに対応した環境づくりが急務と考えます。前段にも述べましたが、大和町や大衡村に企業が集積され6,000人から1万人とも言われる人々の通勤が予想されると言われております。
我が町を走る国道4号線、さらには仙台三本木線の交通量の増加は明らかであり、そのための交通網整備が大きな行政課題の一つとなることが必然であります。
私もそのような観点に立ち、会派アクティブ21磯前議員、高橋議員とともに渡邊議長にも同行していただき、6月30日から7月2日において、富山市、富山県高岡市の両市を走行しております新交通システム「ライトレール」の視察研修を行ってきました。その際、市役所職員の案内を受け、乗車体験をいたしたのでありますが、大変すばらしいの一言であります。我が町における交通網の夢に置きかえて、4名の議論は尽きないものでありました。
町としては、当面、町民の利便性向上のため、町民バスの充実や民間バス路線の充実を図ることは当然でありますが、5万人都市構想以降の計画に対し、交通網の整備の中で鉄道の整備が大きな課題となってくるかと思われます。鉄軌道交通の調査、研究について、将来的な公共交通のあり方として鉄軌道交通について広域的な視点で調査研究を行うと言われておりますが、どのような計画、手順で進めていかれるのか、将来に向けた構想をお伺いいたし、質問といたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
町の企業誘致についてということでございますが、一つ目については、兵六の館の調査につきましては、今、多少おくれぎみではありますけれども、宮城県との協議、進行中でございます。間もなく、現実に発掘調査できるような体制に向けて、今、追い上げをかけているところでございます。
二つ目のインフラ整備ということでございます。
他力という言葉が、今、議員の言葉にありました。他力、それに対して自力というふうなことになりますけれども、幸いに、このように富谷町の成田2期北及び高屋敷については、地権者あるいは事業体が非常にしっかりとした体制が整っておるというふうなことがベースにありまして、結果、平成20年、21年度、足かけ、もっと前からすれば3年度にまたがって県の第6回線引きの見直しの折、町としてもでき得る最大限のことに取り組んだというふうなことでございます。そのようなものが確かなものとして肌で感じられるゆえに取り組めたというふうなこともまた、お話を申し上げさせていただきたいと思います。
ご承知のように、5月18日、待ちに待った宮城県の告示行為がなされて、明石台東の住居系の即時編入、そしてまた工業用地にしてはこの2カ所ということとなることは既にご承知のことであります。この二つとも、オーダーメード方式による造成事業というふうなことで、造成手法ということでございますので、前もって平らにして事業費を見込んで先行投資をしてというようなことがない手法でとりあえずやりましょうというふうなことも、宮城県とのやりとりの中で話を出しながら、本時に至っているというふうなところでございます。
事業ですので、今後、オーダーメードのまま追求、そのまま経過できるのかというふうなことも地権者、事業体の皆さんでは話題になり始めていることも見聞きするところです。 造成事業、全体事業費がどれくらいのものなのか。それこそ、事業をやってペイするのかどうかという、その辺が一番町としても事業体としても関心事でございます。
しかしながら、町として手がけるべき内容もありますので、その辺のところは十分協議しながら、そして皆さんにまたご理解を得ながら進めてまいりたいというふうに思います。
成田2期北地区、高屋敷地区の事業計画を十分検討させていただくと。そしてまた、今後も両地権者会からの要望を十分お聞きしながら協議を重ね、それぞれ必要な支援協力をしてまいります。
なお、成田2期北地区へのアクセス道路、都市計画道路七北田西成田線につきましては、北部道路との関連などにより、開発区域までの道路用地は富谷町で買収済みであります。また、当該路線の詳細設計として、今年度におきまして、実施設計業務を発注し、現在、事業中であります。以上、二つ目について答弁といたします。
三つ目、地の利を生かした企業誘致を行うという、具体的にということでありますが、先ほど言いましたように、自力ではない他力というふうなこと、事業者が主体になって進めるというふうなことでありますので、そういった面では事業者への支援というようなあたりが、言葉で言えば間接的支援というふうな、間接的な事業の進め方というふうになろうかというふうに思います。
どちらにしても高屋敷地区につきましては、今朝ほど申し上げましたように、北部道路の延長上の、その先にすぐ国道から入って間もなくというふうな場所に立地をいたしますし、成田2期北につきましても平場の土地が100ヘクタールを超えるという、この規模のものは日本にほかにないということでもありますので、ならばいわゆる時代を、先端産業といいますかね、イメージとしては。そんなふうなこと、そういった事業体の1社による大規模立地向けの用地であるというふうな位置づけを現在しておるところです。
そのようなことで、東京エレクトロンの社長のお話もさせていただきましたけれども、やはり、第1点目は、このかいわい、非常に採用環境にすぐれているというふうなことです。こういった中でもそれぞれ会社のある種の人材を採用するには採用難という一面もまたそれぞれの事業体にはあわせ持っているというふうなことだろうと思います。東北大が近接したところにあるというふうなこと、東北大のノウハウも期待できるというふうなことも富谷町の企業誘致を行う上でのメリットに、優位性につながるのでないかというふうに思います。
何にも増して、宮城県の、私ら富谷町で単独でこの手のものの事業を進めるにはなかなか難しさはあるということです。武内さんを、県から前任の田中さんに次いで、ことし、来年と2年派遣をいただいておりますけれども、そういった人をパイプにしながら、十分綿密なる県との連絡、連携を図りながら、何にも増して、やはり積極的にというふうなことと熱心さというようなことをアピールすることが、結果、竹中社長が言うような宮城県立地への決め手はそこにあったというふうなことも耳にするわけでありますので、私ならずとも議員の皆さんともども、この点については将来の富谷町のまさに豊かさにかかっていることだというふうに思いますね。自立した5万人都市というふうなことで、ただ言葉づらではなくて、富谷町の現状、本当に住宅田園都市としてのイメージが強うございましたので、製品出荷額ベース110億円、100億ちょっと程度しか現状ないということもびっくりする数字ですし、それを引き上げるための準備がこの間の線引き見直しへの取り組みにつながったというふうなことでございます。
繰り返しますけれども、大和町で1,300億、大衡で800億、東京エレクトロンは3,000億の売り上げベースで出だし、数年でその手の規模を描きながら建屋の工事が始まったというふうなところでございますので、ここをもって富谷町、座して待つわけにはまいらないというふうなこと、強い意志を持って、この平成19年後半から20年度、21年度かけてこのような取り組みをしてきたと、こういうふうな経緯でございます。ご理解のほど、お願い申し上げたいと思います。
そしてもう一つですね。交通網の整備について、視察の富山の件、4名の皆さんの議論は尽きないものだと。いかに口角泡を飛ばし熱心におやりになったかの様子は、今、この表現をもってメモしたわけでありますけれども、ぜひ外に出て、外にばかり熱心ではなくて、富谷町の中でも一生懸命議論をお互いし尽くしたいものだというふうに思います。
計画や手段、経過等について、長い経過もありますので、これは後ほど企画部長から足らざるところは答弁させることといたします。
どちらにしても鉄軌道、いい機会、いいチャンスだとは申せ、採算が合わなければ絵にかいたもちといいますか、着手さえもできないわけですから、どんな計画を立てようともですね。現実、採算ベースに合うのは1日4万人と、こう言われています。それ半分だって2万人、2万人の乗客を集客できるほどの状況に今あるかと言えば、現状、本当に目の黒いうちにいくかねとかというような話にもなってしまいますけれども、それはやはり、ハードルが高い分だけ挑戦のしがいがあるのでないかと、私は強く思うところです。
したがいまして、従前から私は考えを申し上げているところでありますけれども、富谷町の町域に集客力のある施設の誘致、常に富谷から仙台、北から仙台に一方ではなくて、仙台周辺から北にとか、仙台から富谷にというふうな、そういったことも含めて、人が相互に交流し合う、行き来のし合う目的のある施設なり何なりがなければ、それはなかなか長い年月のことですから、それを縮めるためにはそういった努力を、この間、進めていかなければならないということですよね。そういったものをやはり、我々としては行政の場にいる者としては、情報を最初にご相談いただくのは私の方に来るわけですから。本当の、真に本当の中身を持った人たちがですね。そういった人たちの胸を開いて、ぜひ富谷町にお出ましをいただきたい。何なりと皆さんのご相談窓口になりますと。そんなふうな姿勢もまた必要でないかなというふうに思うところでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 5万人都市における交通網の整備についてお答えさせていただきます。
ただいま町長も申し上げたとおりでございますが、これにつきましては総合計画の改定時期にアンケート調査もしくは地区懇談会などで、やはり一番大きな関心と要望を寄せられているのが、交通の便が悪いというご意見でございました。それについては、総合計画の方でもできるだけ交通網を便利にしていきたいという旨を目標として掲げさせていただいております。
しかしながら、これを解決するには、やはり、大量輸送機関という、先ほど議員さんからおっしゃられた鉄軌道系が一番のものになっていると思います。これは、地球環境にも優しいという観点からも、現在さまざまなところで見直しがかけられておりまして、そういう電車的な、LRT、そういったものへシフトがえをしていくべきだというのも出ていることは間違いありません。
しかしながら、これを整備するには相当の経費がかかるということで、最大の目標はそこには掲げておるんですが、なかなかどういった手法でいくかというのは難しいところになっております。
現在の富谷町におきますと、通勤・通学帯は、ほぼ宮城交通さんのバスの便、多く出していただいておりますので、幾分解消されているんですが、日中の便であったり、土日、そういった面がなかなか追いついていないというところになっております。あとは料金形態が高いと、そういったものを含めて、この交通網の整備についてはいろいろな考えを持って取り組んでいかなくてはいけないとなっております。
特に、最近、セントラル自動車さんの北部への移転であったり、東京エレクトロンの進出、こういったところで、さらにこの周辺の住環境が変わりますので、交通網に対する期待はさらに高まっております。移転される社員の皆さんも、一番心配しているのがどういった交通機関で中心部に行けるんですかとか、そういったものが関心を寄せられていることも事実ですので、そういったものも踏まえながら、これからさらに検討を重ねていくというのが現状でございます。
これについては、かつては黒川4町村、宮城県と一緒になりまして、緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会というのが組織されております。これは平成5年に設立されまして、これはまさにLRTを黒川地方に引くということで、さまざまな研究、相当な経費もかけて行っておりますが、現状にそぐわないということで、一たんとんざした経緯がありますが、最近の企業進出によりまして、逆に今脚光を浴びておりまして、その調査を今、再度、黒川郡内で検証しているというのが事実でございます。
その中でも、先ほど町長の方からも申し上げたとおり、採算ベースになるには1日3万人以上の乗客がないと、まず富谷町の方の営利としては成り立たないというのもあります。そういったことから、今ですと仙台市さんへの通勤・通学だけを考えれば、日中の利用客は全くないという、現状と同じになりますので、まちづくりの一環としても、先ほど申し上げた集客施設であったり企業誘致、これが富谷町での最大のテーマで、それが成功することによって、この鉄軌道への道も開けていくということで、こういったところから今回の線引き制度への成田、高屋敷の要望も重ねて、富谷町への集客、住民の方の住まいもあったり、そういったものをさらに整備をしていくことが、今お住まいの皆様に対しても交通網の整備に近づくということで考えているところでございます。
現状はそういったところで、研究段階ではございますが、進めているというところでございます。
議長(渡邊俊一君) 18番相澤武雄君。
18番(相澤武雄君) 金もかかります。また、将来に向けた話でありますから、夢みたいなところがあるということになるわけでありますが、今ちょうど近づいております市制施行、何年か後には近い将来来るはずであります。それを20年ぐらい前ですか、夢に掲げたんでありますよ。そういうことをね。それが今、現実として実現しようとしているわけであります。
ちょうどことしの7月13日、仙台都市圏推進協議会みたいなのがあったはずでありますが、その中で町長は、町は住環境整備を完全にやるから、仙台市は経済対策をやりなさいという意見を述べておったようでありますが、全く私はそのようなことで住環境をやることによって自然と町民もふえてくるわけであります。そしてまた、今おっしゃいましたように、仙台の北隣でありますから、ちょうど開発的には向いているはずであります。
そしてまた、富谷独自でも、今ちょうど商圏が成田、明石台、大清水、上桜木近辺に集積しているわけであります。この商圏については、平成16年までは地区型商圏区域といったそうでありますが、今は地域型商圏に格上げされたと、その道の方々は言っているはずであります。その集積、商圏に対する集積人口が、大郷、大衡、大和、泉区北がその人口だとおっしゃっておるところであります。それが、今からまだまだ伸びるという予想にあるわけでありますから、富谷の人口はふえる、その商圏についてくるお客様方はふえてくるということになりますと、今、夢みたいな話とおっしゃいましたが、富谷町においても今後、県、仙台市、黒川4町村、また大崎一部においても広域施設が発展のために一日も早く泉中央駅から泉ケ丘まで、仙台市、今、東西線をやっているわけでありますが、その後、多分こっちに伸ばしてくるのではないかと思います。そこまで来たら、今度は町長が先頭になって、このような組織を組み、今申し上げましたような鉄軌道の延伸を図るのが、今考えるのが将来に向けた夢だと思いますから。
ぜひ、先ほど同僚議員の質問に対して、町長は4年間の任期だから総合計画2年たったから、今から2年がまだ残ると。でも、はっきり続投するとか何かは教えられないとおっしゃっておりましたが、町長、本気になって富谷のために4期でも5期でも6期でも続けていただいて、町民のためにこの夢を実現させていただきたいと思いますが、改めてこの件につき答弁をお願いします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 答弁を申し上げますが、富谷の環境が非常に変わっているというか、いい方向にというふうに申し上げてもよろしいかと思いますけれども、人口問題研究ですか、社会問題でしたか、社会問題研究所でしたか、富谷の人口は伸びるという、30年にわたってという、雑誌なんかで見る機会があって、何がそういう要素になるのかなという、ちょっとその背景は十分つかまないまま頭にありました。今もあります。過去30年振り返ってみても、年1,000人単位で人口増加があって、今4万7,000人台に来ましたというふうなことなんですね。
しかしながら、線引き制度の中で、富谷町のように都市計画の範囲に入っているところ、ああいう課題、問題研究所は要素に入れているのかなというような感じが、私はある時期しまして、今回の線引きの見直しも人口減の社会に入りましたと。したがって、これ以上の都市計画、都市の開発は認めませんというところからスタートしたわけですから、一方ではふえますよといって、何もしなければ住む場所がないという、受け入れる場所がないんですね。調整区域ゆえに。今現在、富谷町は1けたから25%ぐらいでしょうか。市街化調整区域に入る範囲は。75%は市街化調整区域ということで、そういうことからして、稠密な団地の状況からして、皆さんは緑豊かな富谷町ですねと、こういうふうに印象としておっしゃっていただく。それは大変うれしいことなんですけれども、制度がそのようにさせているという一面はありますね。
今、議員からおっしゃっていただいたような長期的な鉄道の課題については、本当にかつて議長が初回の折に鉄軌道がというようなものも、あのチラシも思い出しますけれども、やはり、発し続けなければならないというのはありますね。ただ発し続けて、こんなのは夢物語でしょうと恐らく言われ、黒川のこの協議会も一たんしぼんだんですね。しぼまざるを得ない状況もある。金もかかるし何してもというようなことで、私は企業進出がやはり最後のチャンスでないかと思います。ですから、そういう意味で、延伸の可能性、実現可能性、客観性を示すほどの環境に今入ろうとしているわけですから、もう一回だれかがという、先頭を切って言い続ける、主張する立場の者がいなければならないと、このように強く思います。ですから、その先頭に立つのが、富谷町の状況であれば、今私がその立場にあるわけですから、ぜひそういった面で仙台市との連携も含めながら、この取り組みについて形になると。恐らくそう簡単ではないと思いながら、道筋をつけるまでだけでもと思いながら、これは1年、2年なのか、それはわかりませんけれども、どちらにしても来年の、もう1回戻りますが、2月までの期間の中に何か見えてくるかもしれませんしね。それはわかりません。しかしながら、私とて、私でないとて、それは当然のことながら、この鉄軌道は皆さんが希望する、描く、利便性が増す。だれが見ても、客観的に見てもあるかないかということからすると何としても整備したい、そんなふうな思い、共通するわけでありますので、私もその先頭にこれまた立たせていただきたいと、このように思ったところであります。
議長(渡邊俊一君) 次、4番細谷禮二君。
4番(細谷禮二君) 私は1点、特別支援教育活動について質問いたします。
特別支援学校、これは障がいを持つ子供の支援・指導をする学校です。
宮城県は、この障がいを五つの段階に分けております。一つは、視覚障がい児視覚支援学校、昔は盲学校と言っていました。これは上杉にあります。聴覚障がい児聴覚支援学校、これは昔は聾学校、そして小牛田にも分校があります。肢体不自由特別支援学校、これは脊髄性麻痺または脳性麻痺の子供が勉強している学校で拓桃支援学校、これは秋保にあります。4番目は、病弱虚弱な子供たち、筋ジストロフィー、それからネフローゼ腎炎の子供たちは、西多賀支援学校で勉強しております。これはやはり長町の鈎取のところにあります。5番目は、知的障がい児が勉強するところ、これは光明支援学校、角田支援学校、角田支援学校の白石校、船岡支援学校、名取支援学校、山元支援学校、利府支援学校、古川支援学校、金成支援学校、迫支援学校、石巻支援学校、そして気仙沼支援学校と12があります。そのほかに高等部、高等学校と同じですが、岩沼高等学園、小牛田高等学園、仙台市立鶴谷支援学校、国のほうでは宮城教大学附属支援学校、これらの学校に、県内の子供たち2,000名以上が勉強しております。
宮城県においても、知的障がい特別支援学校の小・中・高等部の児童生徒数は増加の傾向にあります。対象となる幼児、児童、生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導・支援のさらなる教育環境づくりの重要性が増しております。
富谷町でも、小・中学校に特別支援指導員を町単独で配置し、より密度の高い特別支援教育活動が展開されていることは、うれしく思うと同時にさらなる向上を期待したい。それら富谷町の特別支援教育活動実践の高い評価が裏づけとなり、利府特別支援学校富谷分教室が、平成23年4月の開校に向け、準備の途上にあると推測します。つきましては、我が富谷町として特別教育支援の施設に基づき、町民の温かい支援の中で笑顔輝く日々の活動の展開により、みんなが幸せを実感できるような特別支援教育活動展開をイメージしております。私も特別支援学校の教員経験から、次のことを質問いたします。
1番目、富谷町での特別支援教育の状況について。中学校の特別支援学級の現状はどうか。特別支援指導員の活用状況はどうか。特別支援教育推進のための組織はどうなっているか。
2番目、利府特別支援学校富谷分教室設置について質問します。
富谷分教室設置に至るまでの経緯について。富谷町として、受け入れるための基本姿勢についてお伺いします。地域住民への理解のための説明会の状況についてお尋ねします。
富谷分教室の教育環境について。規模と対象人数、教職員の数について。施設設備の概要と進捗状況についてお伺いします。児童の通学方法と登下校の時間についてお伺いします。
大きい3番目、富谷分教室の校舎併用により、富ケ丘小学校の教育活動のメリットに関してお尋ねします。交流及び共同学習の目的を持った場の設定についてお伺いします。地域の方々の安心安全の教育活動の支援についてお尋ねいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、ただいまのご質問に対してお答えをいたします。
まず、第1点目、町内の特別支援教育の状況についてでございますが、平成22年度、今年度の小中学校の特別支援学級の現状は、小学校が17学級で34名、中学校が6学級の11名、合わせて23学級の45名が在籍しております。
それから、特別支援教育の支援員ですが、特別な支援が必要な児童生徒にきめ細かで適切な支援をするために、平成21年度、昨年度からは全小学校、今年度からは全中学校にも配置しております。特別支援教育支援員の活用は、各学校の児童生徒の実態に応じて効果的な支援ができるよう学級担任と連携をとりながら支援を行っております。
それから、特別支援教育推進のための組織といたしましては、学校教育課及び小学校、中学校の支援員、それから担当者等で連絡会を組織いたしまして、年に数回、研修会や意見交換会等を実施し、支援がスムーズに行われるような体制をとってございます。
続きまして、利府特別支援学校、いわゆる分教室ということに関連するご質問でございますが、まず初めに、校名名称が「利府支援学校富谷分校」に決定をいたしております。県立の支援学校は「特別」がつきませんので、「利府支援学校」、そして「富谷分校」というふうに決定してございます。
まず、経過についてお話をいたします。
県で設置しております特別支援学校のあり方検討委員会におきまして、特別支援学校の狭隘化を解決するために、仙台圏域に知的障がい支援学校の新設や増設、または分校、分教室の設置についての必要性が提言されました。このことを踏まえて、富ケ丘小学校の余裕教室を有効に活用することができ、また、特別支援教育の充実を図るという町の教育方針とも一致することから受け入れることにしたものでございます。このことにより、双方に在学する児童生徒の人間性尊重の精神を涵養し、心豊かで思いやりのある児童生徒の育成を図ることができるものと考えております。
地域住民への理解のための説明会の状況につきましては、富ケ丘小学校PTA、それから富ケ丘小学校行政区長会への説明を初めといたしまして、保護者への説明会を3回実施してございます。そのうち1回が保護者と地域の方々への合同の説明会となってございます。
続きまして、富谷分校の教育環境でございますが、貸与する面積は、1階、2階合わせて1,644.675平方メートルでございます。人数につきましては、児童数、これは小学生だけでございますが20名程度、教職員数につきましては10名を超える人数を想定しているというような報告をいただいております。
施設の改修工事や設備の整備、施設の整備等につきましては、これは県が行うことになっております。
施設の概要につきましては、1階に職員室と保健室、重複学級が3教室及び集会室、2階に単一障がいの学級、各学年ごとの6教室及び自立活動室、教材室となってございます。各教室に流し台の設置や、重複学級には空調設備を設置する計画で進んでおります。また、トイレの一部を改修して、排せつ時の対応のシャワー設備等もその設備に入っている予定でございます。
現在の進捗状況でございますが、設計を8月末日までに完了させ、9月に総合評価方式による工事発注を行い、工事期間としては11月から来年3月までの4カ月間を想定してございます。
また、利府支援学校富谷分校の設置に伴い、富谷町といたしましても、富ケ丘小学校分と合わせて50台分の駐車場を現在整備し、通学児童の安全確保の観点からも、前面道路の側溝等の整備等の実施をすることとしております。
それから、通学の方法ですけれども、登校、下校等、どちらも特別支援学校の方はバスでの通学となります。
それから、登下校の時間につきましては、登校が8時50分、それから下校は2時20分ごろの予定となりまして、登校については小学生の登校時間とは全く重ならない時間帯となってございます。
続きまして、第3点目の校舎併用による教育活動のメリット等に関してでございますが、交流及び共同学習の目的を持った場の設定ということでございますが、障がい者基本法が改定をされまして、障がいのある児童及び生徒と障がいのない児童及び生徒との交流及び共同学習を積極的に進めることによって、その相互理解を促進しなければならないということが、この改正によってつけ加えられてございます。このことに伴いまして、新しい学習指導要領及び今年度3月に発表されました宮城県の教育振興計画におきましても、このこと、交流等のことがきちんと明記をされたところでございます。
交流及び共同学習を行うことにより、互いに理解し、互いに支え合う、心のバリアフリー、これを広め、同じ社会を構成する一員であるという仲間意識を育てることができるものと考えてございます。
交流及び共同学習の場は、今後、学校間で協議してまいる事項となっております。 それから、地域の方々の安心安全の教育活動の支援につきましては、地域学校安全指導員、スクールガードリーダーを委嘱してあります。あわせて地域ボランティアの丘小サポーターが学校の定期的な巡回指導や学校内の犯罪対策等の助言等を実施しておりますが、校舎併用となりますことから、学校、地域の方々、富ケ丘小学校及び特別支援学校の保護者の方々による連携体制というものを今後とも整備して推進を図ってまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次、4番細谷禮二君。
4番(細谷禮二君) 2点ほど、質問いたします。
1点目は、富ケ丘分教室、これは県教委の方から要請があったのか。それとも、富谷町の方から逆にお願いをしていったのか。そこのところを聞きたいと思います。
2点目ですが、地域に対して3回ほど説明会が行われておりますが、その際、参加した人の反応はどうだったのかなと。
以前、日吉台中学校に筋ジスの子供が普通教室で勉強していました。そのとき、教室の子供たち、それから筋ジスの子供たちと一緒に勉強している様子とか何かで普通の子供たちは非常に筋ジスの子供に対しての思いやりが行き渡った。障がい者と普通児の学級の勉強も非常に効果があるんだなというふうなことも、私も実際に見ております。そして、その子供は西多賀中学校の高等部の方へ転入していったようですが、まずその2点について回答をお願いします。
議長(渡邊俊一君) 県育委からの要請については町長からの答弁でよろしいですか。それとも教育長からでいいですか。教育長、よろしいですか。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほどお話ししました中に特別支援学校のあり方検討委員会というところでの、いわゆる仙台圏域における知的障がいの非常に狭隘化があるということは広く新聞等でも発表されていることでございまして、これは当然、認識しておりました。それとあわせて、これも先ほどお話ししましたが、富ケ丘小学校の余裕教室の有効利用ということ、それから、町全体の特別支援教育の充実ということも町の教育の重点施策でございますので、県のあり方検討委員会の情報等と私らが進めようとしている方針がうまく合ったということでご理解いただければというふうに思います。
それから、保護者説明会で行われたことですが、まず、やはり施設設備の改修がどういう形で行われるかとか、それから先ほど議員のご質問にもありましたように、通学、それから下校時における安全対策の問題、それから、設置されることによるメリットというのは大体予測できるんだが、デメリットということについてもきちんとお話をいただきたいと。特に、共用スペースというのがございますので、例えば、今暑い時期ですとプールとかの共用スペース等の使用についてどのように図っていくかと、そういう具体的なことも含めて質問がなされております。
議長(渡邊俊一君) この際、午後4時15分まで休憩をいたします。
午後4時06分 休憩
午後4時15分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私はまず、平和の取り組みを具体的にどう進めるのか質問します。
2010年8月15日は終戦から65年目の年になりました。被爆者、戦争体験者が高齢になってきている今、2010年を核のない平和で安全な世界をつくるという大きな転換の年にしなければならないと強く思います。
8月6日、広島市主催の平和記念式典には、被爆者と遺族、市民5万5,000人が参列しました。ことしは、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長、アメリカのルース中日大使、フランスとイギリスからも参列したことがニュースで大きく取り上げられました。
秋葉忠利広島市長は、平和宣言の中で「核の傘」からの離脱と平和三原則の法制化の実現を求めました。
国連のトップとして初めて参列した国連事務総長は、核兵器廃絶の早期実現を「被爆者の方々が生きている間に、その日を実現できるように努めよう」と訴えました。
8月9日、長崎市平和式典で、田上富久市長が平和宣言を行い、核保有国に対し「核兵器のない世界の努力を踏みにじるな」と核兵器禁止条約の検討開始を呼びかけました。さらに、日本政府が非核三原則を国是としたのにもかかわらず、ことし「核密約」の存在が明らかになったとし、「非核三原則を形骸化してきた過去の政府の対応に、私たちは強い不信を抱いています。非核三原則の法制化に着手するべきです」と訴えました。
そしてまた5年に一度の核不拡散条約(NPT)再検討会議は、5月3日から28日まで、ニューヨークの国連本部を会場に開催され、全会一致で採択された最終文書に「核兵器のない世界の平和と安全を達成することを決意する」と明確にしています。
会議に先立ち、5月2日、ニューヨークで行われた「核兵器のない世界のための国際行動」には世界各国から2万人が集まり、日本からも2,000人が参加し、デモ行進をしました。日本国内で集めた核不拡散条約再検討会議に向けた「核兵器のない世界を」という署名690万人分をNPT再検討会議議長に手渡しました。議長は、5月3日のその会議の開会冒頭に当たって、「昨日、私は、市民社会が集めた署名を受け取りました。彼らの熱意は大変大きなものがあります。私たちはこの熱意にこたえなければなりません」と演説したと報道されています。
初めの質問です。
ことし、町長は、「ヒロシマ・ナガサキ議定書」に賛同署名をしました。そのことは高く評価されるものだと思います。平和市長会議のホームページに、 「いただいた署名はNPT再検討会議の際に、一部をカバクチュラン議長に手渡すとともに、すべて国連本部に届けました。ご協力くださった皆様に改めてお礼を申し上げます」とありました。
「ヒロシマ・ナガサキ議定書」に賛同署名をするに至った経緯と理由をお尋ねいたします。
平成13年、2001年9月議会で「富谷町『非核・平和の町』宣言の決議」を全会一致で採択をいたしました。平成19年3月議会で、町長は、「核兵器の廃絶と世界平和を希求するという『宣言』の内容を重く受けとめています」と答弁をしています。そうであるのなら、町としても非核・平和都市宣言をし、内外に明らかにすることが必要ではないでしょうか。
私が調べたところでは、県内35市町村のうち、議会あるいは町、あるいは市ですが、その宣言を採択したという自治体、これは非常に多くありまして、35の中で二つの自治体だけがまだ宣言をしていないということがわかりました。その宣言をした中で、自治体の中でですが、その宣言を示す看板、懸垂幕、そして碑、シンボルタワー、これがあるのは12の自治体になっています。補正予算でこれからという自治体もありました。富谷町の場合、前の町長ですが、「懸垂幕は既にでき上がっている」旨の答弁をしています。この懸垂幕を掲示すべきではないでしょうか。2番目に伺います。
そして、また、被爆地の広島や長崎市を初め、非常に多くの自治体、団体、個人が平和の取り組みをしています。全国には被爆展、そしてまた文集、被爆者や戦争体験の当時の話を聞く会、戦時中に食べたすいとんをつくって食べるということをしている人たちもいます。
柴田町は、6月に宣言をし、9月20日に平和の祭典を開催すると話をしていました。気仙沼市、美里町では、長崎市で行われる「青少年ピースフォーラム」に中学生を代表派遣させています。そして、そのピースフォーラムに中学生を派遣する際に、事前の研修会や事後の報告会、平和に関する作文コンクールなどが行われています。
富谷町の子供たちへの教育、平和の教育ですが、これらのことや住民への働きかけなど、自治体としての努力が住民に理解されているか。この点でしっかりとした態度表明が必要ではないでしょうか。
富谷町での平和の取り組みをどのように進めるのか、具体的な計画を示すように求めて、質問をいたします。
2番目に、学校給食について伺います。
子供たちを育てる学校給食は非常に大事だという観点で質問をいたします。
学校給食が貧困児童を対象に無料で給食が実施されたのは、1889年、山形県鶴岡市でした。今から121年前のことです。終戦後の1946年に文部省、厚生省、農林省、この三つの省の次官通達で「学校給食実施の普及推奨について」というものがありまして、学校給食の方針が決まりました。東京・千葉・神奈川で試験的に「ララ物資」と呼ばれるミルク・缶詰・砂糖などが寄贈されて、それが学校給食に使われて、学校給食が開始されました。翌1947年、全国の都市児童300万人に学校給食が開始され、その後、学校給食ではパンを主食にした給食が続けられてきました。
1975年、文部省の学校給食文化審議会で「正しい食卓のあり方を身につける上から有意義だ」として、1976年度から米飯給食が本格的に実施されることが決まりました。現在、富谷町では週3回米飯給食が実施されています。
米飯給食について、6月議会で同僚議員が新潟県三条市の実施例を挙げて質問しています。三条市は2003年、「米飯給食を原則とする」としていましたが、それをさらに2008年からは月に1回から2回あったパンやめんの給食もやめ、「米を中心にした和食が日本人に一番合う食事だ」という理由で、すべての主食を米飯にしています。
三条市のホームページには、「給食が子供たちの食事に占める割合はわずか17%。だからこそ本当によいものを提供したい。子供たちに食べる楽しみを伝えながら、生涯を健康に生きる力をはぐくむための『生きた教材』として、望ましい食の習慣化を目指して、毎日の給食を食育の中心にしている」とあります。
文部科学省は、1985年に米飯給食の目標を週3回程度と決めておりました。それが達成されたことで、2009年、米飯給食の実施目標を週3回以上としました。今、次代を担う子供たちに対して、これまでの給食を続けていていいのだろうかという検討が必要ではないでしょうか。
和食中心の献立は、主食・主菜・副菜の献立がバランスよくでき、粒のまま食べる米の性質上、消化に時間がかかるので腹持ちがよいことなどが挙げられます。また、地元の米を食べるという地産地消の観点からも、米飯給食の回数をふやすことが食の教育になるのではありませんか、伺います。
地元食材の活用をどう進めるかということも大切です。教育民政常任委員会が1万1,000食を提供する仙台市野村給食センターを視察しました。そのとき、センターとして地元食材の利用を引き上げることは仕組み的に困難だと、野村給食センターの改善点の検討を行うことも必要があると思うのですが、どのようになっていますか。お尋ねいたします。
地元食材の活用を進めるのには、町の栄養士、給食センターの栄養士、そして農家、農業担当の町の職員が密接にかかわる必要があります。これは、たびたび議会の場で申し述べてきたところです。
先進地の例を見ますと、給食担当栄養士が年間の大まかな献立を作成し、必要な野菜と果物などを明らかにすることで、行政の農業担当が農家と交渉して作付を行うというやり方が多いようです。町は、調整する役割を担う必要があると考えます。先進例に倣って地元食材の活用を進めるべきではありませんか、質問します。
学校給食で地元食材の目標値をどうするかも課題です。現在、活用は県内産でも全体の20%台、町内ということであれば5%程度しか取り入れられていないはずです。町は2008年9月議会で学校給食への町内産米、農産物提供は食の安全、食育の面から重要と答弁しています。農家の方々に相談しながら目標値を決めていくべきではないでしょうか、お尋ねいたします。
2008年、野村給食センターで、アレルギー対応食が誤って届けられるという事故が発生してしまいました。まかり間違えれば大事に至る事故であり、単なる作業手順の間違いでは済まされる問題ではありません。
アレルギー対応食は、調理から配食まで慎重に行われなければならず、栄養士、調理員の態勢強化が不可欠です。新しい学校給食センターでアレルギー対応食の調理はどのように行われるのか、また、栄養士や調理員の態勢強化はどのように考えているのかお尋ねいたします。
学校給食センターは、公設公営で運営されるということが6の議会で明らかになりました。私もそれを望んでいます。しかし、民間委託で運営されるところもあります。野村給食センターの事故を見ていても、調理を民間委託にした場合、法律上、委託元が委託先の働く人たちに直接指揮監督を行うことができません。こういうことから、アレルギー対応食ばかりではなく、すべての給食を安全に安心して供給をするためには、将来的にも公設公営の運営を堅持すべきだと考えます。町が将来的にも公設公営で運営するということを明らかにするように求めて、質問をいたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
一つ目の「ヒロシマ・ナガサキ議定書」に賛同署名するに至った経緯は、求められたからであります。理由は、趣旨に賛同したからであります。
二つ目は、町が非核・平和宣言することを求めということでありますが、今、発言の中に懸垂幕の掲示というふうなことだとすれば、その掲示の考えは持ってございません。
三つ目、平和の取り組みを具体的にどのような計画をということでありますけれども、現状、具体的な計画は持ってございません。現状に特にとりわけ不都合はないとの認識でございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、学校給食についてお答えをいたします。
まず最初に、米飯給食の回数をふやすべきではないかということでございますが、学校における米飯給食推進という観点から、7月の学校給食センター運営審議会で米飯給食の回数について協議をいたしました。そのところでは、パンの場合、食べる工夫をする楽しみがある。それから、パンは日常の食生活に溶け込んでいるなどの意見が出されまして、米飯3回の現状維持でよいのではないかとの意見が多数を占めました。
学校給食の役割は、成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養バランスのとれた豊かな食事を提供することにより、健康の増進を図ること等が目標とされているところであります。米飯であってもパン給食であっても、栄養バランスのとれた献立とすることが重要であるというふうに考えております。
米飯の回数は、当面3回を維持しますが、今後も学校給食センター運営審議会等で継続的に協議してまいりたいと思っております。
続いて、地元産食材の活用については、私の方からは学校給食の目標値についてお答えをしまして、そのほかの点については、関係課の方から後で答弁をいたします。
平成21年度における富谷町学校給食の町内産の利用割合は、年間で16.4%となっております。このことから、宮城県食育推進プランの33%を目標に、さらなる地場産野菜等の利用を推進してまいりたいと思っております。
続きまして、質問3点のアレルギー対応食についてでございますが、新給食センターではアレルギー対応食専用の部屋を設置し、アレルゲンとなる食材が誤って混入することのない環境といたします。また、アレルギー対応食専門の栄養士を調理員が下処理から調理、配食を行い、個々への配食時においてはランチジャーへの入れ間違いのないように、栄養士を含む複数人での確認を行います。
質問の4点ですが、いわゆる公設公営の運営を堅持していくべきではないかということに関してでございますが、民間委託の内容についても一様ではなく、民間委託と公営それぞれにメリット、デメリットというものがございますが、当町の新学校給食センター稼働に当たっては、公設公営での運営を図ってまいります。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) それでは、昨年度より取り組んでおります赤帽を利用した学校給食センターの実績でございます。
平成21年度では30回の運搬業務の実績でございます。今年度は春先の天候不順がありまして、まだ夏休み前までの納品実績はございません。
課題につきましては、安全で規格品に合ったサイズの野菜の栽培と必要量の確保と考えております。
それから、県の農業改良普及センターの指導をいただきながら土づくりと肥培管理と、一貫した技術指導により、より多くの栽培面積の拡大ということで、学校給食センターへの規格・品質に対応できる農産物の栽培を農家の方々より指導と支援をしてまいるという考えでございます。
また、三者というような協議でございますが、昨年の赤帽を利用した納品の際に、JAあさひな、それから栄養士さん、それから生産者、そして町ということで、4者による会議を綿密にやりまして、受注を受けてから農家の方に給食センターからは見積もりから入るわけでございますが、その見積もりをJAあさひなで受けてから農家の方への農作物の手配、そして、多い場合には赤帽を利用、さほど多くない場合につきましてはあさひなが直接というようなこともございます。そういった細かな打ち合わせをやっておりますので、今後もその辺を引き続き、定期的に開催しながら課題を解決してまいりたいと思っております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 「ヒロシマ・ナガサキ議定書」に賛同署名をされたということで、非常に私はうれしかったんですね。本当にこれはうれしかったんです。だからこそ、具体的な平和の取り組みが進むだろうと思って非常に期待をしておりました。そして、先ほどの中でも、菅原議員に対してもなかなか映りづらいことはあるんだけれども、何もやっていないわけではないという話もありました。私は、もっと見えるように、富谷町が平和の取り組みをこんなふうにしているということが町内外にわかるように進めていってもらいたいなということを感じるわけです。
それで、県内のところでは、先ほど言いましたように、12の自治体がさまざまなところでアピールをしています。このときに懸垂幕のことでしたら、掲示はしないということになっていましたが、懸垂幕は、前の町長が「それはつくっています」ということを言っているわけですが、その懸垂幕はどのように保存されて、どこにあるのでしょうか。そして、年間ですね。もちろん看板だと年間かけているところもありますが、7月、8月に限って掲示をしているという自治体もありました。ですから、そういうことも一切考えないのか。伺いたいと思います。
子供たちを長崎に送り出している気仙沼、美里、そこの中では子供たちを中心にした平和教育が行われ、そして、それに付随してさまざまな行事をしているわけですが、こういうことをすぐにやれというのではありません。先ほど町長が、8月のときにみんなで黙?をしましたというようなことをお話しなさったわけですが、そういうことをやっている自治体もあるんですね。それは多分、住民に呼びかけるんだと思うんですが、だから、どんなことでも町が率先して具体的な方向をつくっていくべきだとは思うのですが、そういうことも全くしないということなのでしょうか。それはまたなぜなのでしょうか、伺いたいと思います。
給食の問題ですが、お米のことについて給食審議会でパンは食べる工夫があるだとかということがあったんですが、長い間、戦後ずっとパンを中心にした、パンの主食があって、それが子供たちが好きだからということで、どっちが先なのか、それはここで論じることはできませんけれども、家に帰ってもパンがいいということになったりして、本当にそういうことで成人病、生活習慣病、そういうことになって、大人の病気が子供にいっているということは、そういうことが心配されるということで町が出している食育の推進計画の中でも懸念されているわけですね。ですから、正しい食卓のあり方をするという、最初に文部省などが行った給食の時点に戻るべきではないかと思います。
それで、先ほど、給食審議会のところで話し合うようなこともありましたので、ぜひこの点については、やはり、日本の食事、日本人の食事は、三条市が言うように米が合っているということを、やはりそのことは町からも給食を担当する側からも進めていかなければならないものではないでしょうか。
朝日新聞社の社説ですが、米飯給食、食の教育のためにもというものがありまして、2月15日のものですが、最後に、「米離れに苦しむ農家や食糧自給率のことを考えるのも食育である」と、こういうことがありました。これについて、子供たちをこれから食の教育をしていこうとする教育委員会では、これについてのコメントはどうなりますでしょうか、伺います。
それから、富谷町が先ほどの数字、ちょっと前のもので失礼しましたが、かなり大きくなっているということがありました。それで、地場の野菜のことで伺いますが、野村の給食センターに行ったときですが、DVDを見せてもらったんですが、そこの中で、仙台市は生のホウレンソウを使っているんですが、以前伺ったときですが、調理に時間がかかるので冷凍のものを使っていますということになっていましたが、これが今も冷凍のものであれば、このあたりも、やはり町の職員がどこの家のところでホウレンソウをつくっているからとか、もう少し広げてもらうとか、それから、それを活用できるようにするだとかという、そういう調整役といいますか、コーディネーターといいますか、そういうことが必要ではないかと。JAにお任せしてどんどん上がっていくということだけでは、町の主体性がないのではないかと、こういうふうに思います。
それで、県が示す33%、どのようにしていくのか伺いたいと思います。
それで、さっきから規格品をどうやってつくるかということがありました。確かに規格品をどうやったら栽培できるかということも大切だとは思いますが、しかし、お天気だとか雨だとか、それから土の状態でなかなかそういうふうにいかないと。だけれども、そこで契約してつくったときには、こうやればできるという7,000食の給食センターでも、こうすれば地元産の野菜を使っていけるというふうなことを町が、富谷町がつくってもらいたいなと、こういうふうに思います。この点について、富谷町方式と言いますか、富谷町を発信とした7,000食対応の地場の産品をどうつくっているのか、再度伺います。
それから、アレルギー対応のところは別のところで混入しないようにということがありました。もちろんそういうふうにしてつくられたものですが、野村給食センターのことがあったと思います。本当に細心の注意が必要ですが、栄養士、そして調理員の態勢の強化についてはどのようにするのかお答えがありませんでしたので、再度伺いたいと思います。
そしてまた、これは作業のことにもかかわるのですが、ぜひ教育長が公設公営でということをさっきおっしゃいましたので、それでぜひしてほしいなと思いますのは、一つ一つがつくるときはアレルギーだけではなくて、さっきホウレンソウの話を出しましたけれども、実際に調理をしている人の話だと、細い軟弱なホウレンソウのゆで方と、それから、太いもののゆで方では全然違うというんですね。それで、それを目で見て、そこの現場に行って、きょうはこれぐらいのことでということができるのが公設公営のあり方なんです。だから、アレルギーも大切なんだけれども、普通のものもおいしく安全に、そして子供たちが喜んで食べられるためにはこういうことが必要だということで、この分については私の考えを申し上げて、そして、再度これについて答弁をいただければと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの再質問にお答えを申し上げます。
議員は、私の、町長が署名したことに対して具体的な平和の取り組みが進むだろうと思った。しかしながらもっと見える形に、具体的には懸垂幕の掲示をと、こういうふうな流れで筋が進むのでありますけれども、私は進むだろうと思っていただいたことまではそのとおりでありますけれども、現実進んでいるんですね。ですから、形の取り方といいますか、やり方によって議員は進んでいないと言うし、私は内面からすれば相当程度進めていますよというふうなことを申し上げる以外にございません。
例えば、広島、長崎の平和宣言文を日本文と英文対照したものをそのまま庁議資料に使って、熟読吟味熟慮玩味するように求めています。私もじっくり読んでいます。英文も読んでいます。そしてまた、新規採用職員の採用試験には英文の試験をして、この部分を読んでください。この趣旨、こういったフレーズを英語で表現してくださいというようなことをことしやっているんです。ですから、進んでいます。議員がおっしゃるのが進んでいないのではなくて、いろいろな手法があるということなんですね。なぜかというふうなことにお答え申し上げれば、掲額することについて賛否両論があるんですね。そのことを平和宣言を通して見ただけでいろいろ頭をよぎるいろんなものがある。まだそれこそ現実に生きていらっしゃる方がいるんです。戦争をすれば100年後世に引き継ぐよというのが、私の従前からの考え方です。まだ現実に生きていらっしゃるんです。私もそういう面では戦地に行った両親の子供ですから、よもや向こうで生まれていたらいかがなのかなと思ったり、どちらかがいなければ私はこの世に生がないと思えば、現実、昭和25年生まれとは申せ、戦争を引きずっている世代なんです。まだそのことが私の子供にもまたつながる。そういうようなことからすれば、3代100年続くんですね。15代さかのぼれば3万2,000人です。16代目には6万5,000人近くなりますから。2を15回掛ければそのようですよね。そのようなことを含めれば、この感じ方の違いをもってして掲額しないことが平和への取り組みが弱いということには相入れないことだというふうに思います。
そういう意味では、交通事故、死亡事故のあのような玄関前の掲示とは趣旨が全く違うと、このように申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 平成17年に施行されました食育基本法の中で、「食育というのは生きる上での基本である」という文言がございます。ですから、先ほどお話しいただきましたように、正しい食卓のあり方というのは、まさに米飯給食の回数という問題ではなくて、もっと大きい、生きる上での基本的な問題としてより推進を図っていきたいというふうには考えてございます。
現在の子供たちには、いわゆる孤独の「孤」と書く「孤食」、1人で食べるんですね。ばらばらに食べる孤食という現象であるとか、いわゆる朝ご飯抜きの子供がどんどんふえているとか、そういう非常に問題も同時に抱えておりますので、こういう問題をいろいろ指摘し、解消していく方向で、先ほども言いました、食育基本法にのっとった全体的な取り組みとして推進をしていきたいというふうに考えてございます。
それから、2点目以降については課長の方から答弁いたします。よろしくお願いします。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、野菜等の受け入れ体制ということで、積極的に行った方がよいのではないかというようなお話がございました。平成21年度につきましては16.4%ということで、町内産の受け入れを行ってございます。産業振興課長の方からも話があったように、学校給食センターの方では規格サイズというものを定めておりまして、今後、JA、それから産業振興課と協議をしながら規格のサイズになるような形の、JA交えた中で協議をして、利用率の方を上げていきたいなというふうに思ってございます。
それから、調理員等の態勢の関係でございますが、施設が新しくなるということで、各調理員についても増員の必要があるものと考えておりますが、人数等については、まだ今のところ正式な数字は出しておりません。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) よろしいですか。(「すいません。今の答弁漏れが一つありました。懸垂幕はどこにあるのでしょうか」の声あり)総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) その懸垂幕の件でございますけれども、今の中ではちょっと確認はできてはおりません。
議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) せっかく、これは佐川議員が議員だったときに質問して、そのときに、「懸垂幕は既にでき上がっておりますが掲示する場所、時期的な問題でまだ掲示しておりません」と、このように答弁をしています。これは議事録にも載っているはずで、必ずあるはずです。なくしたということだとか、どこかに紛れ込んでいるということでないように、探し出してといいますか、そして、ちゃんと保管してもらいたいと思います。
それで、先ほど町長が答弁の中で、いろいろやっていないわけではないということをおっしゃいました。そういうふうに言っていただければ、こんなこともしているんだな、こんなこともしているんだなということが初めてわかります。
それで、賛否両論あると。それを掲げることに、懸垂幕であればそれをすることによって賛否両論あるというお話もありましたが、しかし、みんなだれでも戦争は嫌だし、核兵器は嫌だと、そういうことはもうだれもが本当に99.9%そう思うのではないでしょうか。それなのに、平和の取り組みを具体的にしないというのはどういうことなのか、その点について伺いたいと思います。
イラクで人質になった高遠さんという人がリポートを書いていまして、核兵器ではありません。米軍の劣化ウラン弾で非常に大変な思いをしている。そのイランの人たちもそうだし、イラクの人たちもそうだし、それから帰ってきた米軍の帰還兵もそうだと。そういうことであれば平和の取り組みは非常に大事なんですね。
だからこそ町がこういうことをしますと言うことで、予算もかからない。だけれども、アピールするのはたくさんあるということは、ほかの事例を見ればあります。ですから、そのことを実際にアピールして、平和の富谷町だということをアピールしてもらいたいと思います。
給食については、やはり、その前の議会で小泉議員が「お砂糖と油でまみれたそれが主食なのか」ということをお話ししました。教育長も、「その本は読みました」という答弁がありましたが、すぐで食べるご飯、これがどれだけ子供たちの体のためにいいかということ、そこのところから考えていかなければならないと思います。すぐに回数を5回にしなければならないということを言っているのではありません。子供たちの食育のためにそれが必要だということを私は認識してほしいし、そういう立場で教育審議会にかけてもらいたいと思うわけですが、答弁をお願いします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) なかなか折り合いがつきません。
懸垂幕の掲示は、私は先ほどの理由をもってして、仮にあったとしても掲示の予定、考えはございません。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 学校給食の運営審議会でまた引き続き検討してまいりたいというふうに思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。どうもご苦労さまでした。
午後4時55分 散会
平成22年9月9日(木曜日) 午前10時00分 開議
一般質問 | 7番 相澤榮 議員 | ||||||||||||
しんまち通りの活性化について | |||||||||||||
西成田地区コミュニティ・センターの改修計画について | |||||||||||||
14番 伊豆田待子 議員 | |||||||||||||
福祉政策の充実を図れ | |||||||||||||
女性の健康に補助を | |||||||||||||
9番 今村寿 議員 | |||||||||||||
明石台6丁目外縁側道の緑地等の維持管理について | |||||||||||||
高齢者の所在不明問題、富谷町は大丈夫ですか | |||||||||||||
当町の公共工事等の入札は公正な競争が図られているか | |||||||||||||
13番 安住稔幸 議員 | |||||||||||||
国民健康保険について問う | |||||||||||||
選挙について問う | |||||||||||||
16番 永野久子 議員 | |||||||||||||
工費による子宮頸がん予防ワクチンの接種を急げ | |||||||||||||
国保税減税と制度の改善を求める | |||||||||||||
17番 浅野幹雄 議員 | |||||||||||||
町民の生命と財産を守る施策を | |||||||||||||
19番 千葉達 議員 | |||||||||||||
本町の児童虐待防止と対策について | |||||||||||||
全国大会に出場する児童生徒への支援体制について | |||||||||||||
1番 小泉光 議員 | |||||||||||||
新給食センターについて | |||||||||||||
5番 佐藤克彦 議員 | |||||||||||||
本町の道路政策を問う | |||||||||||||
第3 | 認定第1号 | 平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第4 | 認定第2号 | 平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第5 | 認定第3号 | 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第6 | 認定第4号 | 平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第7 | 認定第5号 | 平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第8 | 認定第6号 | 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第9 | 認定第7号 | 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について | |||||||||||
第10 | 認定第8号 | 平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(渡邊俊一君) おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、19番千葉達君、1番小泉光君、2番小川昌義君の3名を指名いたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。
7番相澤榮君。
7番(相澤榮君) 皆さん、おはようございます。
通告に従いまして一般質問を行います。私は2問、質問をいたします。
最初に、しんまち通りの活性化についてということです。
村から町へと変わって47年。歴史は移って、本町における先人の残した歴史的遺産は非常に少ないけれど、それだけにそれは貴重なものであります。
長い年月が過ぎ、先人のとうとい足跡が消えようとしているとき、先人の跡を訪ね、その現行や業績を世にあらわし、これを後世に伝えることは歴史的生命の一環として、祖先と子孫に対する一大責任とも考えられます。
富谷が生まれ、時代の変遷にいかに対応し克服してきたか、よいもの、よいところ、懐かしいもの、みんな身辺より近隣に、郷土に光明として役に立つことを期待するものです。
新しい町の建設は一朝一夕にしてなるものではなく、町自身のたゆまざる努力と行政能力を遺憾なく発揮することでのみ、成果を見ることができるものであります。過去の富谷を訪ね、先人の歩んできた跡をしのびながら、郷土の歴史を振り返り、由来伝記を正しく記録して後世に伝えることは私たちの使命であり、そのことが新しく町民となられる人たちへのメッセージであり、富谷町を知っていただく最良の方策の一つでもあります。それは町民への教訓となり、富谷町発展の大いなる原動力となることを確信するものです。
しんまち地区から役場が移転してから空き店舗、空き地が増加するなど衰退の傾向が極めて顕著であります。中心市街地が衰退し、少子高齢化によりますます人口が減少に転じる中において、地域コミュニティの魅力が低下し、高齢化社会での住民の町に対する安全・安心への危機感、町の誇りの喪失などからコミュニティが荒廃しています。中心市街地のコミュニティ機能の強化を図らなければなりません。
さて、しんまち通りの活性化ということで、十三夜魂のふるさとまつり開催がことしで4回目となります。しんまち通りを散策する人は、以後多くなってきていると伺っています。しかし、訪れる方々は、トイレがないことに不安を抱いております。駐車場が整備されておりますが、近くにトイレや休憩所があれば散策する人にとっては便利であると思います。
また、歴史上貴重な建築物があります。個人の所有物でありますが、そのままにしておいたら朽ち落ちてしまいます。その中には空き家となっているものもあり、貴重な町並み、何とか維持保存したいと考えます。今後の保存についてどのように考えますか、伺います。
また、しんまち通りを背景に「エクレールお菓子放浪記」という映画が撮影されますが、ロケを応援する会が組織されていますが、メンバーはどうなっていますか。仕事、役割は何ですか、伺います。エキストラの応募もあると聞いておりますが、その時期と人数についても伺います。この映画の撮影によって、本町の観光に果たす影響を伺いたいと思います。
JRとのタイアップ観光宣伝「デスティネーションキャンペーン」が平成23年夏の開催実現を目指し、県と仙台市は年内にDC開催をJRに申し入れるという記事を拝見しました。本町としてどのように対処しますか、伺います。
人口5万人都市を目指したまちづくりは、今後景気が回復し、企業が立地することで、多くの人が富谷町をふるさとにと富谷町を選んでくれることでしょう。町はこれらの保存と、広報をしっかり責任を果たし、町民にお知らせすることが大事であり、そのことで散策するファミリーを見かけることが多くなることでしょう。それが次の世代へと引き継がれ、ふるさと富谷の名が生きてくると思います。
地域住民が温かい生活の向上を図りつつ、中心市街地へのコミュニティ機能の強化を実現させていくことで「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」が実現されることと思います。よって、次の項目にて質問いたします。
1、しんまち通りを活性化するための旧役場庁舎の活用について伺います。
2、駐車場とトイレ、休憩場所の一体化について伺います。
3、しんまち地区の空き家対策について。防災、防犯上非常に大きな問題となっております。活性化のための活用法があったらお伺いいたします。
4、景観(町並み)保存と民家の新改築時の補助制度が考えられておりますが、町としてどのように考えますか、伺います。
5、十三夜魂のふるさとまつりと観光ルートづくりについて伺います。
次に、西成田地区コミュニティセンターの改修計画について伺います。
西成田地区コミュニティセンターは、西成田コミュニティ協議会運営の拠点として利用されてきましたが、そのことにより西成田小学校閉校後も木造校舎はそのまま保存されており、広く多くの町民に利用されています。この施設での活用法を提言するならば、宿泊滞在施設としてもよし、都市と農村との交流施設、宿舎にのんびりと滞在してもよし、農家レストランのお母さんたちがつくる料理を楽しんでもよし、市民農園で汗を流してもよし、里山を散策してもよし、農業体験学習で学んでもよしとどこにでもある農村ですが、気軽に農業と触れ合っていただけます。都市やIT社会でなくなってしまったものがここには存在します。この豊かな地域資源を生かし、グリーンツーリズムを事業化し、地域活性化に結びつく事業を展開してはいかがでしょうか。
センターの周辺では、ホタルの里や四季学校の活動が展開されています。周辺の豊かな自然は、子供たちの自然体験学習の格好の場所です。ふるさとを愛する人の心をはぐくみ、自然の怖さ、厳しさに触れてこそ、判断力、持久力、協力し合う力が身につきます。子供同士、家族で一緒に花摘み、木の実、落ち葉拾い、水遊びのできる西成田地区コミュニティセンターの周辺はすばらしい環境です。
西成田地区コミュニティセンターの改修については、西成田地区6区の調整懇談会においても毎回要望が出されています。そのことによって、町は活性化検討委員会を組織し、今後のあり方を協議、検討するとの回答を示しています。
その後、検討委員会で何回か協議されて方向性が見えてきたと伺っています。今年度はトイレ、浴室、調理室などが整備され、見違えるように立派になりました。今後の利用の仕方と改修について次の項目にて質問いたします。
1、改修計画の内容。工事内容・予算・工期について。
2、どのような利用方法を考えたのか。運営方法について。
3、遊歩道の整備について。
以上で、私の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
しんまち通り、あるいは西成田コミュニティセンターのあり方という、答弁を求められるものは違いますけれども、相通ずるところ、今のお話の中からあるんだなと、こう思ったところであります。
しかしながら、質問の、議員の描く理想像というようなことを前段に掲げてですね、西コミにしろ、しんまち通りにしろ、こういった取り組みは町の責務だと、このような論点もやや違うなというふうな感じをいたすところであります。
具体的にはですね、富谷町には遺産が非常に少ない。「非常に少ない」という表現、あるいは「地域コミュニティが低下している」「地域コミュニティが荒廃しておる」と。したがって強化を図るべきだと、こういう前段のですね、お話の内容から質問が構成されているようでありますけれども、その内容はいかがなものでありましょうか。どの部分をもってそういった地域コミュニティの低下、遺産が非常に少ないというふうなこと。前段の組み立てのですね、前提となるべきものを大変受けとめ方に大きな違いがあるんだなあというふうに思います。
十三夜魂のふるさとまつり、まさに19年にですね、何とか来年と言わずことしの19年の秋の祭りからというようなことで就任直後から取り組んだあの経緯は、なかなか皆さんに伝わらない内容ではないのかなというふうに思います。きのうのお話の中にも、きょう、このような場で、このような話を聞いて、初めてわかりましたと。これぐらい情報がですね、やりとりが非常にやはり少ない中で、この場での一般質問の形式がなされているんだなというふうに改めてまた思うところでありますので、よき議論の場とするためにもですね、やはり風通しのよさ、あるいはその情報のやりとり、あるいはまさに響き合うというそういう関係性をですね、ぜひさらにまた強めてまいりたいというふうに思います。
まさに今、富谷町の将来に向けてですね、種まきをしておるという種まきの時期、そして、しかしながらいつまでも種まきですよというわけにはいきません。1期4年単位でそれなりの収穫もしていかなければならないわけでありますので、そういう責務も私に町民から預けられていると、こういうふうなことでありまして、ふるさとまつりを3回終えて、そしてまたしんまち通りのありようとか、シルバーセンターの「ほっと育く」の誕生とか、あるいは鳳陽さんのお酒の取り組みとか、あるいは四季学校での取り組みと鳳陽さんのコラボとかですね。さまざま、そして回遊する人たちも、富谷町を、あの周辺を訪ねる人たちも目につくようになりました。富谷町を、あの町の通りを点とするだけではなくてですね、やはり面としてとらえると。そういった面で毘沙門堂から野鳥の森への構想を整備するとか、あるいは民地の7,000平米、7反歩の民地を無償で借り受けをして、あそこにも広がりのある毘沙門から回遊できる、そしてまた間伐をすることで歩きやすい、そういったあの部分全体をですね、今とらえようとしているというところです。
そのようなことの中で前町政時代に駐車場が整備されましたと。その加藤さんのご寄附を受けてですね。それで、その後、あそこを「ほっと育く」です、駐車場も大変活用度が高いです、トイレがないですねというのも一つの課題として当初から出ているものであります。整備の方向性で十分検討しなければならない課題であります。
庁舎の耐震の結果も出ました。一部分、古い部分については、耐震の改修をするだけで6,000万円ほどかかりますということは既にお示しをしております。しかしながら、あの建物をですね、45年の建物を、40年ほど経過しているわけですから、どの程度の改修とですね、そしてその機能をどのようにきちっと固めて、一定の財源を投じてですね、税金を投じて改修するか。その辺の見通しもですね、軽々には、1回や2回の話し合い、協議だけでは決定できないというふうなことであります。
西コミも全く同じでして、西コミの活動がですね、あの南部6区のエリアのみならず、町内全域の皆さんに広く認知度がやや高まって、そしてまた利用度も上がっていると。そういうふうな中でですね、今回、あす、全協で詳しくは説明することとなりますけれども、一般財源を投入して、1期目、2期目、そして3期目、3回目というふうなことになりましょうか。交付金の貸与、そしてまた22年の当初予算、そして、今回増額を補正をと、そういう三段構えでですね、取り組んでいることもまたこの場でお話を申し上げなければなりません。
そういったふうなことの中で、私がとか、あるいは町の執行部が一方的にですね、ここはこうしなければならないというようなことではなくて、町民4万7,000を超える皆さんが共有して使う公共の施設として、いかに外観を生かしながら機能性のあるものに仕上げていくかと、こういったことは我々に課せられた課題です。本当に何度となくといいますかね、いまだに頭からまだこの結論が出ませんので、まだ進行中であります。ああいうふうに決めたんだけれども、もう少しこの出入り口とかスロープとか工夫する余地はないかな、トイレの位置はどうかなというふうなことも含めてですね、まだ頭が動いている最中でございます。
そういったことで、結果としてですね、皆さんに、ここはこうすればよかったんだというようなことにならないようにですね、本当に我々できる最大の、念には念を入れてというふうなことで取り組んでいることでありますので、十分ご理解をいただきたいというふうに思います。
そのようなことで、いまだにですね、しんまち通りって何だとかね、しんまち通りって遠くてやとかというようなことはいまだにあるんです。その遠さっていうのがいかがなものかって、100キロ、300キロ遠いというのかですね、わかりません。しかし、それは感覚ですからね。直線距離にして東向陽台公民館から役場まで8.6キロです。成田公民館からは6キロです。日吉台4.9キロ、富ケ丘6.1キロ、あけの平4.4キロです。直線距離にしてですよ。それの道路だというのであれば3割、4割増し程度で大体実際の距離が出るぐらいの概観です。ですから、東向陽台からとて10キロちょっとぐらいの距離感の中であるわけでありますけれども、それをもってしても遠いですよと。非常に距離感があるんですね。なんか入ってみようとしないというあたりは非常に私は気がかりなところで、その辺のところを何とか折り合わせをしながら埋め合わせていかなければ。そういうご理解なくしてですね、一般財源の増加などできるはずもありません。そういうふうなことを町長の立場からしては柱に置きながらですね、財政運営をすると、こんなふうなことであります。
したがいまして、しんまち通りの旧庁舎の活用につきましては、今検討の組織を設置しましてね、鋭意検討しておると。駐車場、トイレ、休憩所、当然このような一体化する方向はそのとおりでありますので、そこも含めて検討いたしております。空き家対策、景観と、これも次々と本当に心痛めます。はい、平地になりました。どなたが亡くなって、また空き家になったねというようなものも折々あそこを通るたびに感ずるわけでありますので、その辺も含めて視野に入ってございます。どちらにしても民家、個人宅ですから、軽々にですね、そこを全部買い取ってとかという状況にも今ありませんから、その辺のところの折り合わせ。時間との勝負もあるんですね。ですから、ややそういう面では時間のずれ、19年には私、就任しましたけれども、もう少し早い時期からの取り組みであったらなという残念な思いもいたすところです。蔵などももう本当のちょっとのずれでですね、修繕すれば何とか生きそうな蔵も壊されてしまいましたというようなことも見聞きするにつれてですね、もう少し時間が前にさかのぼることができないのかなと、そんなふうな思いもかすめるところでございます。ふるさとまつりの観光ルートづくりについては全くそのとおりでありますので、面的なものを広がりのある回遊ができるこの富谷町のですね、しんまちの350年、三百六、七十年の歴史を持つこの歴史性というようなものはほかにないんです。非常に少ないのではなくてですね、こんなに大きな奥行きの深いですね、豊かなものはないんですね。そこをもってしてこそしんまちへの価値が膨らんできて、そこに一般財源も投入しましょう、することについていかがですかということが、皆さんのやりとりの場でできるというふうなことです。大きな財産と私は認識をいたしております。
西コミについては、教育長からお願いします。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、西成田コミュニティセンターの改修計画についてお答えをいたします。
1番目の改修計画及び2番目の利用方法については関連がありますので、一括して答弁をさせていただきます。
西成田コミュニティセンターは、旧西成田小学校校舎として使われた木造校舎で、周囲の景観とあわせて今や大変貴重な財産であります。多くの町民の皆様にご利用いただくよう段階的な改修工事を計画し、ことし3月にはトイレ、ふろ、調理場の水回りの新築工事を終えたところでございます。今年度は、建築基準を満たすよう防火設備と耐震補強工事のために当初予算で2,574万6,000円を予算化いたしました。さらに西成田地区コミュニティセンター活性化検討委員会の意見を参考に、今議会に施設改修工事費等で7,443万7,000円を補正予算として計上してございます。今回の改修工事につきましては、子供から高齢者まで幅広い年代層を対象に、より多くの町民の皆様にご利用いただくための施設改修を行うものでございます。
まず、利用の方ですが、利用頻度が高いホールは、玄関に近い右側手前の位置に移しかえをいたします。また、宿泊機能を持たせ、子ども会やスポーツ少年団などの合宿に提供できるように1室を畳敷き専用に、もう1室をフローリングと畳敷き兼用とし、男女がそれぞれ別々に利用できるようにいたします。床の高さは高齢者に優しい畳1枚分の厚さに仕上げることといたしております。ふろも男女別とするために、先に設備した浴槽より若干小さ目にはなりますが、五、六人用の浴槽を新たに新設をいたします。玄関の左側には管理人室と事務室を整備し、その西隣には学校の歴史関連の資料展示室を新設をいたします。
さらに、一番西側のスペースには子供同士、保護者同士が気軽に交流できる場所など、子育てに関しての利用を初め、そのほかグラウンドでの運動や町有林を活用した自然体験学習での活動後の休憩の場とすることも考えてございます。
屋外工事としては、外トイレや施設西側への障がい者の駐車場整備とスロープ工事が主な工事になります。
コミュニティ機能としては、従来どおり西成田コミュニティ地区の活動拠点機能を果たす施設とするものでもございます。
また、施設は、町の指定避難所として災害時の非常事態時の一時避難所や災害弱者を優先的に受け入れる施設としても兼ね備えるものでございます。
工期につきましては、平成22年度末完成で工事を行う予定としてございます。
続いて、3点目遊歩道の整備に関してお答えをいたします。
遊歩道の整備につきましては、平成21年度に産業振興課で階段の一部補修工事を終えたところです。また、今回の西成田地区コミュニティセンターの改修とあわせて、今後周辺の町有林、1.3ヘクタールございますが、それを整備し、子供たちの自然体験学習や町民の憩いの場となるよう遊歩道の補修を初め、茶畑、キノコの森、山菜の森などの整備。それから、樹木板の設置などにも取り組んでいきたいというふうに考えております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。
7番(相澤榮君) しんまち地区の活性化についてのことで質問いたします。
先ほどの答弁の中で、しんまち地区と野鳥の森、毘沙門堂について面的に一体的な回遊ルートということで回答がございました。それで、しんまち通り地区には、毘沙門堂とかしんまち通りはここから行けますよとか、そういう案内ルートは立っているんですか。ちょっと私は見かけなかったので、そのことについてお伺いしたいと思います。
それから、民家の改築のことについて、土蔵のことについて先ほど町長からお話があったんですが、ちょっと時期的におくれてしまったということでございますけれども、まだ壊れている部分は修復されていない部分があるわけです、まだ。それを今後どのように考えるか、お考えがありましたらお伺いしたいと思います。
それから、DC。私は論旨の中で、DCのことについても一つの観光ルートの中で考えていかなければならないということで思っておりますが、そのDCへの参加の取り組みについてお考えがありましたらお伺いしたいと思います。
それから、西成田コミュニティセンターのことについてお伺いします。全協でお話しするということで、きょう、前もってそれなりにお話を伺ったわけでございますけれども、自然体験の休憩所ということでですね、それが主体的になるのかなと思ったんですけれども、合宿所の問題もあったんですけれども、できれば個室もあればいいなというふうなそういうふうな理想もあるんですけれども、二つの部屋に分かれたという部分で、どうなんでしょうかね、あれ、一番東側の方にいった場合、トイレとの関係なんかも考えた場合、恐らく子供たちが泊まるとなると、トイレと離れると恐怖を感じるのではないかというふうに思いますのですが、その辺の考え方をお伺いしたいと思います。
それから、グリーンツーリズムについて、もう少し深く取り組んでいけないかどうかということでお伺いしたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 回遊ということについては、きょう初めてお話ししたのではなくてですね、以前からそういう枠組みの中で整備をしましょうと、方向性はそういうふうなことですねということをお話ししております。足らざるところがあればですね、まだ完成形ではないですので、現状の中で毘沙門堂の入り口はあるわけですのでですね、現状人にお聞きになることも含めて、現状……、まあ、最終形がとにかくもうはっきりしないことには、せっかくの準備をしてもまたつけかえとか、別なものをとかと無駄の考え方、発想につながるわけで、その辺については視野に置きながらですね、順次準備をしてまいります。
土蔵のというふうなことでありますけれども、当然残るものについては何とか、民有、個人所有ですから、今度壊してなにする予定ですなんていうようなことがあれば、どうぞちょっとお待ちくださいも含めてお話をさせていただくこととなりますけれども、現状そういったお話もないですので、とりあえず当面推移を見守るというふうなこととなります。
DCについてはですね、議員がおっしゃるほどのものではなくて、相当程度宮城県にはDCの取り組みというようなことで各種各様のですね、こういったものだとか、こういったものの中に次々と紹介をしていただいています十三夜魂のふるさとまつり、こういった去年の小学校のこのランタンアートですね。これもランタンアートです。こちらの方は、これもあれですかね、富谷宿ですね。ふるさと物産奥州道中富谷宿ということで佐忠さんの土蔵が描かれたもので紹介されています。ですから、富谷町はこのような形でですね、DCのキャンペーン、10月から12月というふうなことで、ちょうどふるさとまつりがかぶっていたんですけれども、今度の、来年、再来年でしたかね、再度挑戦しますというDCは、今度は秋・冬バージョンから夏バージョンにするというようなことで、7、8、9という設定で準備しているようですね。ですから、その辺、季節、秋冬から夏場というふうなこと、夏、秋というふうなことで、まあ、七夕さんもあるので、そういうふうなことの設定になったんだろうと思いますけれども、ちょっと残念な思いを今いたしているところです。足らざるところはですね、今、産振の課長から……、ああ、企画部長ですね。企画部長からお願いをします。
それから、西コミのですね、個室の件と、あとホールと、和室を、教室が4教室あるんですね、正面玄関から見たときに。5間、4間の教室、20坪の個室が四つ並んでいるんですけれども、玄関を入ってすぐのところの2教室分のスペースをホールにしましょうと。理由は先ほど言ったとおりです。それで、奥の方に和室機能を持たせますということで準備しています。その理由についてはまた後ほど、あしたにもこの経緯も含めて、客観性、合理性をご説明申し上げたいというふうに思います。
トイレの遠さというようなことは、1教室ずれることがトイレの距離とどのようにつながるのか、ちょっと私も定かではありません。1教室の5間は9メートルですから。2教室で18メートルですね。その長さをどういうふうにとるのか、近場とするのか、恐怖とつなげるのかですね、その辺は私に即答はできないところでありますけれども、その移しかえと、2部屋、2部屋をホールと和室機能を交換したということの経緯については、あす詳しくお知らせを申し上げます。
グリーンツーリズム、この辺のことも何ら避けていることではないですのでね、十分あの場所にしてふさわしい施設、環境ですので、この辺のところは避けるものではございません。以上です。
議長(渡邊俊一君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) はい、おはようございます。
それでは、ただいまの町長の方からのお話をしたとおりでございますが、特にしんまち地区を活用した観光ルートにつきましては、現在のところ昨年まで里山エリア交付金というものを使って、そういったものの整備を進めております。それで、毘沙門堂も文化財に指定されておりますが、一部民地とか、そういった部分もルート上にありますので、これからはそういうものを町として整備を進めていくということで、まだこれは進行段階です。それらを含めて一体的にしんまちを活用した観光ルートは整備を進めていくということにさせていただいております。
あわせて、最近各地域で昭和のよき時代ということで復刻したお祭りが相当出ております。大和町でも七夕まつりが復活したり。そういうことで皆様方への関心もふえてきていると。特に富谷町では十三夜魂のふるさとまつりをことしで4回目を迎えます。そういったことから、さまざまなところでそういう活用がされております。町としてもこの契機にDCを使いながらPRを今進めているところです。
先ほど、お菓子放浪記のロケのもありましたので申し上げさせていただきますが、こちらの方も十三夜魂のふるさとまつりが3年経過しております。この映画がなぜ宮城県で行われるかというのは、製作会社と監督さんのつながりが強いんですが、そういったところでロケ地を探していくに当たって、宮城県の観光ルートとしてどういうものがありますかということで、富谷町では街道を利用したお祭りがありますと。そういうことからヒントを得て、各地域を監督さんと映画会社さんが回って富谷町に来たところ、すごいものが残っていると。これはもう貴重なものなので、私の考えている映画づくりには最適だと、そういうことでしんまちの内ケ崎さんがロケ地に選ばれたと。そして、第一報を町に受けまして、あれは町も積極的にふるさとまつりと同じような時期のロケでございますので、ここはさらに一歩進んだ展開ができるということで支援をしましょうということで現在まで取り組んでいるところです。
それで、この映画については、特に青少年健全育成の趣旨に沿ってですね、子供の育て方であったり子供の気持ち、そういったものが中心になりますので、この映画の実行委員というか、組織に入っていただく方は、富谷町の町民、青少年健全育成町民会議の役員の皆さんであったり、小中学校の校長先生、PTAの会長さん、そういった方々を中心に入っていただいております。あとは当然ふるさとまつりも同時タイアップですので、そういったところの皆様方、あとは商工会の富谷事務所の所長さん、そういった方々に入っていただいて、さらにしんまち地区を町の活性化の一つとして取り上げようということで、現在、まず映画の成功をあわせて町民の皆さんへの足を運んでいただく一つの場ということで展開を考えているところでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 7番相澤榮君。
7番(相澤榮君) お菓子放浪記について詳細にわたって説明をいただきました。それで、エキストラの募集もあるというふうに聞いているんですが、ここについてちょっと詳しくお話しいただきたいと思います。
それから、西コミについてお伺いします。
遊歩道の整備の中でですね、熊野神社までのルートが今後通るようになるのかどうか。西成田地区の上の熊野神社です。それで、あそこの遊歩道の入り口の前の田んぼもありますけれども、あそこは民有地なんですけれども、あれをお借りしての活用法もあったらお伺いいたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 施設とあわせて町有林周辺のという大変両方セットで活用できるという得がたい場所です。その道の専門家筋からすると、このような場所はですね、ほかにないそうです。非常に有効ないわゆる施設、そしてまたその周辺とのですね、折り合いからすると期待が持てると、そんなふうな、何ですかね、諮問ではないですけれども、ある専門家筋の見立ての結果も聞いてはいるところです。
西成田熊野さんですね、出だしからそういうふうな想定をしようというような予定もある時期協議をしたんですけれども、現段階ではあそこまで延ばさず、そのまま従来どおり西コミの施設までおりてくると、こういうふうなコースと現状相なっております。将来的には一つの別ルートというような形でですね、尾根をつなげて西成田の熊野神社、そしてあの階段をおりてくるというああいうコースもまた可能性としてはあるのではないかなというふうに思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 次、14番伊豆田待子君。(「議長、エキストラ」の声あり)すぐに答弁漏れ、言ってくださいね。はい、企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、お菓子放浪記のエキストラ等についてですが、これは当然富谷町で行われるロケですので、50名ほど募集をしたいということで、それは応援する会を通してですね、募集をかけたいと思っております。
そのほかですね、先ほど一つ申し上げるのを忘れたんですが、富谷町でのロケは10月28日から5日間ぐらい行っていくと。来られる女優さん、俳優さんは、いしだあゆみさんが中心になりまして、あと尾藤イサオさんであったり、元野球選手の駒田選手とか、そういった方々が富谷のロケの方で撮影を行うと。
あわせて10月にガイドブックを発行するということで、それは前回の議会のときにお話ししましたが、その中でもですね、しんまち地区の案内、ルートを入れております。あわせて西成田コミュニティセンターの紹介もするようにしておりますので、そういった形で町民の皆さんへのPRも進めるようにしております。以上です。
議長(渡邊俊一君) よろしいですね、はい。
次、14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 私は、2件について質問します。
1点目は、福祉の充実としてアニマルセラピーというと、老人ホームなど施設で犬を飼ったり、また、訪問活動などさまざまあります。今回は障がい者、障がい児の方々が生き生きとした生活を送る一助の施策として、また、筋肉を使うので介護予防にもなるというホースセラピー(乗馬療法)についてお尋ねいたします。
資料を見ますと、ホースセラピーは1875年、フランスのパリで乗馬が麻痺を伴う神経障がいに極めて有効な療法であると発見されています。欧米では乗馬療法が治療システムとして確立されていて、(1)知覚、運動能力を向上させる。(2)多動症状を減少させる。(3)自尊心をはぐくむ。(4)不安を軽減し、積極的な社会性の発達などの効果が認められています。イギリスなどではリハビリを目的とするホースセラピーは、馬のぬくもりや歩くリズムなどの刺激が与える障がい者の心理、身体両面への効果が認められ、保険が適用されています。
また、ホースセラピーは、乗馬の姿勢、馬との交流を通し、身体機能の向上や自閉症など知的発達障がいを持つ人の学習能力の向上に役立つと言われており、1997年から99年にかけて国が行った研究調査でも「重度障がい者が馬とのかかわりを通じ、身体機能の向上とともに精神的な自信を獲得し、生活全般に大きな変化を生じた」と報告されています。そして、このホースセラピーを介護予防に取り入れている自治体があるようであります。茨城県の古河市では、このホースセラピーを10年前から導入しており、幼稚園、保育園、小学校などへの派遣事業も行っていると聞きました。
幸い富谷町には、動物愛護センターが開設されています。ここでは2頭のポニーが飼育されていると聞きました。
以上のことから、高齢者の健康サービスや介護予防などのメニューに加えるなど、積極的に取り組むべきと考えますが、いかがでしょうか。
第一段階として、動物愛護センターで、発達につまずきのあるお子さんからでも試行的に導入してみてはいかがでしょうか。担当課としてもTOMOTOMOなど利用している方々の就労支援として、健康センターにおいての事業は評価するところです。しかし、なかなかそこまでいかない方もいるのではないでしょうか。
障がいを持つお子さんがホースセラピーを利用したときの親御さんの感想ですが、乗馬体験を通して「声を出して表現できなかったのに、馬に乗ったら声を出した。いつもと違う表情でびっくりした」などの親御さんの声があります。親御さんのことを考えたとき、何か今までと違うことを取り入れてみることもいいのではないでしょうか。町長の言う「笑顔輝くあったか富谷」の一面になるのではないかと考えます。
以上、町長の所見を伺います。
2件目は、女性の健康に補助を求め質問します。
8月17日の河北新報に、厚生労働省が11年度予算特別枠に、子宮頸がんを予防するワクチン接種の助成事業を新たに設け、約150億円を盛り込むとの記事が掲載されていました。
この子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で起こる病気で、定期的な検診とワクチン接種でほぼ100%予防できるものです。例えば、12歳の女子全員にワクチンを接種した場合、子宮頸がんの発生を年間73.1%も減らすことができるとの試算もあります。その費用は210億円とされる一方、罹患者をなくすことで節約できる医療費は約400億円に上るとの試算が出ており、「諸外国の調査でも予防措置にかけた費用の2倍の効果がある」と立証されています。今、日本では、この病気で3,500人の女性が亡くなり、1万人以上の方が罹患しています。また、近年、若い女性罹患が急増しており、死亡率も高いことから女性の健康と生活に深刻な影響を与えています。
そこで伺います。町は率先してワクチン接種と定期検診に補助を出すべきです。取り組みを伺います。
当局は2009年同様、本年も子宮頸がんの検診は20歳から5年刻みで40歳まで無料クーポンを配付。また、乳がん検診に対しても対象者に無料のクーポン配付を実施ししており、高く評価するところです。女性・主婦が集まると、わいわいがやがや「無料クーポン、ありがたいな」などと、保育料の補助なども話題に上り、騒いでおります。これからはますます女性力が必要になる時代です。女性の健康維持のためにも導入するべきです。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
福祉施策の充実をということであります。私の施策の柱の第1にですね、「教育・福祉の充実」という大きな柱を掲げておるわけでありまして、そういった意味で質問の内容をですね、検討させていただいたところでございます。
そういった中でですね、何をこう、いわゆる予算を絡めながら、あるいは予算をつけずともですね、どういったところを膨らませていくかというようなことはいろいろあるわけですね。それで、今、ちょっと議員の発言の中に、前後あれですけれども、「違うことを取り入れてみてはいかがでしょうか」というのがちょっと耳に残ってメモしたんですけれども、やはり私どもが施策として実行しようと、準備をしようといった中にですね、やはりその施策に客観性があるかとかですね、今、富谷町にその必要性があるかとかですね、そういった面から十分多角的に多面的に検討させていただくと、こういうふうなことです。したがいまして、ホースセラピーにつきましては、先ほど「フランスの」というようなことでご紹介もありましたけれども、現状ですね、富谷町で取り入れる、次年度からというようなところの予定には入らないというふうなところでございます。
実施場所、理学療法士など障がいを理解しているインストラクターなどの実施環境や生き物を介して行うことによる継続性など総合的に勘案しますと実施の段階は見えてこないというふうなことでございます。
一方で、現在のこの議員のおっしゃる分野の施策ということで申し上げれば、町の介護予防事業は運動機能向上、物忘れ予防、口腔機能向上、栄養改善、閉じこもり防止を目的とした事業を展開しており、参加者の方々には事業終了後も自宅や気軽に使える場所で継続的に取り組んでいただいておりますので、健康事業の充実に努めてまいりたいと思います。
二つ目の子宮頸がんのワクチンのご質問でございます。
予防できる唯一のがんであるというようなことからして、当然対象者にはですね、接種すべきものというふうに思います。次年度の予算の枠組みの中で、国は150億円用意しますというふうなニュースも入ってきております。その中味は、やはり全額とは言えず、国庫の負担は3分の1ですと。そうすると3分の2はどうぞご自前でというふうな枠組みであるようでございます。
しかしながら、外国の例を持ち出すまでもなく、この予防ワクチンについては国の施策で何とか全額取り上げてもらえないものかというふうな思いも現時点では思ってございます。23年度に向けて国の予算枠とあわせ、町の財政状況、その他、先ほどの客観性、必要性等々を勘案をして、23年度予算の中に盛り込む方向で検討してまいりたいというふうには思います。
一つだけ、この機会ですので、予防接種法という法律に定める予防接種でないために、ということは任意の接種だということなんです。接種する人の任意の判断によるというふうなこと。任意の予防接種ゆえに、万が一ワクチンによる被害といいますか、ワクチンの後遺症などが出た場合の救済制度が不十分だという難点はあるようです。したがいまして、そのことも枠組みを決める上での検討の材料にしていきたいというふうに思います。
その他、費用試算等については、福祉部長から申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 福祉部長。
福祉部長(千葉美智子君) まず、試算というところでございますが、対象者範囲を小学校の6年生から中学校の3年生、まず12歳から15歳までと考えておるところでございます。そういうふうに考えますと、費用額1人当たり、今の段階で5万円というようなところで、全額を考えた場合で計算してまいりますと5,900万円ほどかかるところではないかというふうな試算となってございます。
議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) まず、ホースセラピーなんですが、やらないという、ばっさり切られたような感じもしますが、先ほど古河市は10年前と言いましたが、合併して古河市になって、その前から行っているわけで、その前に東京の葛飾区でやっているこの障がい者に対してのホースセラピーを、そのときの町長さんが視察をしまして、これはいいことだということで取り入れてから10年になるということです。それから、北海道の札幌市、また山梨、茨城、大阪と結構インターネットを見ますといろいろなところでこのホースセラピーを取り入れておりますので、そのことを一言申し上げておきたいと思います。
それから、関連質問なんですが、先ほど町長が150組で150億、3分の1、3分の1というお話をなさいましたが、8月26日に大体どういうこの配分、この150億をどのような配分で自治体に来るのかというのが8月26日に決まるような話を聞いておりますので、何かその辺で町の方に通告等ありましたらその点について、この150億の配分についてお尋ねしたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 再質問の内容にはないですけれども、ホースセラピーについてはぜひこの機会ですので、いろいろ学んでみたいというふうに思います。
150億円については、原課から町長への報告はまだないですので、原課レベルでどのようになっているのか、答弁させます。
議長(渡邊俊一君) 福祉部長。
福祉部長(千葉美智子君) 150億円の関係につきましては、原課の方にもまだ通知が入ってございませんので、先ほど町長が答弁したような内容と理解を今しているところでございます。以後いろいろな通知が入ってまいると思いますので、さまざま検討をしてまいりたいと思います。
議長(渡邊俊一君) この際、11時10分まで休憩をいたします。
午前10時57分 休憩
午前11時10分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。9番今村寿君。
9番(今村寿君) 私は、通告しているとおり3問質問いたします。
まず、第1問目。明石台六丁目外縁側道の緑地等の維持管理について。
言うまでもありませんが、明石台六丁目は町内でも一番新しく若い町の一つであります。今回開発許可がなされた明石台東地区に隣接した地区でもあります。その町内の緑化のためにオオムラサキツツジが植生されました。非常にきれいになっていますが、せっかく植えていただいたのに、現状は非常に雑草が繁茂して、植えたツツジが隠れそうになっているという状況でございます。なお、そのツツジの側道の反対側を見るとですね、ちょうど生協コープの北側の空き地なんでしょうか、これは個人の所有の地域ですから、雑草がこの暑さのため特に繁茂をしていてですね、植えた段階と比較すると非常に土地は雑草地帯、こっちはきれいにオオムラサキツツジが植えられているという対象を見ておりますが、植えたツツジも現状は雑草に覆われていると。しかし、コープの北側の空き地ほどではありません。
そのほか具体的な質問に入りますが、コープの北側の空き地の周りだとか、そこ以外は全部宅地化しておりますので、あたかも雑草の島のごとくなっております。これらの維持管理だとか、もしくは指導方針はどうなっているか、お伺いいたします。
具体的な質問項目。(1)六丁目側道緑地のツツジの植生時期が本当によかったのか。一部立ち枯れというか、根づかなかったというところもありますので、あの植生の時期はよかったのか。また、それは根づいてないわけですから、業者の責任で再植生を要求できるのかということでございます。また、オオムラサキツツジを越すような雑草が生えておりますけれども、年2回除草すると聞いておりますが、年2回というのはおよそいつといつごろなのか、お聞きします。
質問の2番目。この除草作業はシルバー人材センターに発注されるのでしょうか。一般的に街区公園とか小さな公園とか緑地は町内会のボランティアとしてきれいさを維持していくということの方がコミュニティー力も上がるし、すべてを町にという発想ではない方がいいのではないかと、このようにも思っております。
質問3項目めの小さい項目で、先ほど論旨でも述べましたけれども、コープのブロックの北側の雑草が非常に繁茂して、道路側ののり面が、反対側の大きな通りの五丁目公園などは非常に手入れがいいと、しかしこちら側の生協側のところは本当に雑草が生い茂るままになっているということですので、私有地ですが、ここへの指導だとか要請はどのようになっているか、お伺いします。
なお、マンションのサニーハイツから明石台六丁目の東向陽台小学校までの街路樹、樹種はたしかニセアカシアだと思うんですが、ポツンポツンと何も植わっていない、枯れたのかなということで、それ以後新しいのが植生されていない、歯抜けの状態になっていると。これはそこだけではなくて、いろいろな街路樹のところでも見かける状況ですが、そういう歯抜けになった、もしくは大きなケヤキのですね、大きな切り株になっておりますけれども、虫がついたのか、信号が見えなくなったのかわかりませんけれども、大きいのが切り倒されているということにもなっていてですね、どうしてこれが切り倒されているのかなということで、その維持管理方針の状況はどうなっているか、お伺いいたします。
大きな2問目。高齢者の所在不明問題が大きく報道されています。富谷町は大丈夫ですかということでございます。
特に大都市部で多く発生しているようですが、この発覚のきっかけは東京都足立区のミイラ化した男性111歳を担当していた民生委員の方がお持ちになった疑問だと聞いております。
児童虐待や独居老人の孤独死、また高齢者の所在不明のニュースが毎日のように飛び込んできますが、本当に心の痛む問題であります。
話が飛びますけれども、その中で埼玉県の鳩山町では、高齢者、子供、障がい者を対象に包括的な見守り活動をスタートさせたと聞きました。町の職員や警察、民生委員だけではなく、郵便配達員、電気・ガス業者、新聞店などが協力して見守りをしようという動きが注目されております。
また、人間の生死不明が長期にわたって放置されている。帳簿上も放置されているし、実際ミイラ化しているような状態は、行政機能の私は根本問題であり、我々住民も国民サイドでもプライバシーは大切ですが、それを口実にこれを拒んできたのではないだろうかと。
そういう意味では、その予防のためではありませんが、先進国ではほとんど共通番号制度が導入されており、縦割り行政の弊害と無駄を排除するということを聞きますが、この国民IDナンバーの普及、これがこの課題の解決の大きな手段とも考えますので、あわせて伺います。
具体的な質問項目。当町の100歳以上のみでなく、例えば後期高齢者と言われている75歳以上と見ても、我が富谷町では住民登録者の所在不明者はおられないと考えますが、実態はいかがでしょうか、伺います。
具体的項目の2。民生委員法に基づく民生委員は、児童委員も兼ねており、やれば切りがない活動だと聞いております。大都会と言うべきでしょうけれども、都市部ではこのなり手がないと、なり手が減っていると聞きますが、当町ではどうですか、伺います。
具体的質問の3問目ですが、さきに延べた鳩山町的な見守りの取り組みは当町でも町内会単位で既にできているところもあると聞きますが、プライバシー問題とも折り合いをつけながら全町挙げての取り組みとするべきではないかと考え、伺います。
具体的な質問の4番目ですが、国民のIDナンバー、共通番号制度の導入を急ぎ、この所在不明者を撲滅するのとあわせて、これは年金問題だとか、税制改正だとか、いろいろな問題の解決のポイントになると考え、地方自治体としてこれを何とか推進するべきだと考え、既にある住基ネットカード、住基カードナンバーの番号の活用で、これらの国民IDナンバーにかえることができると思い、そのような働きかけを関係省庁にしていくべきではないかと思い、お伺いします。
大きな3問目。当町の公共工事等の入札は公正な競争が図られていますかという課題であります。
私は、我が富谷町の公共工事等の入札は合法的に公正に行われていると認識しております。入札は、会計法第29条の6の第1項、地方自治法第234条第3項に基づく自動落札(最低価格)方式が主要な落札方法になっていますが、総合評価落札方式も案件によっては重要なものになってきており、当町でも年間十五、六件あると聞いております。総合評価落札方式は、これは指名競争入札とも私は考えられると考えていますが、予定価格は事前に公表されていないと聞きますが、入札案件によっては事前に公表も必要と考えます。
また、千葉県野田市のように公契約条例を定め、入札の中の人件費等は非常に最低賃金をはるかに下回っているような状況で落札された場合には排除するという条例を持っている、既に成立しているところがありました。このようなシステムを採用した自治体もありますが、以上、当町の入札について伺います。
具体的質問項目1。私の考えるこの競争入札とは、応札者が少なくとも入札に参加する人が少なくとも二、三社以上あって公正な競争がなされている状況ではないかと思い、これが公正競争入札だと考えます。当町では、この応札者が1社というケースは何件ありますか。また、この応札者、応募者をふやす公告なり広報はどうなっていますかということを伺います。
質問項目2。よい仕事を期待する余り、業者の評価をAランクでいいのにSランクを適用し、業者が選別されて競争が排除されていませんかということをお伺いします。
具体的質問の3。塩釜、多賀城市、宮城郡、黒川郡の建設工事承認等一覧表を見ますと、土木、建設設備、その他の工事とあるが、Aの上にSランクというランクがあるのは、私が見たところでは当町と大和町で、特に厳しくランクづけがなされているのではないかと思いますが、本当にSランクが必要かどうか検討する必要があるのではないかと思い、伺います。
具体的質問の4。千葉県野田市では、設備、施設、機器の運転や保守点検に関する契約で、最低基準を下回る賃金の状況のときは改善処置を要請し、従わないときは公契約の解除をすることができるという条例がありますが、当町も採用するべきだと考え、これもあわせてお伺いいたします。
以上、大きく3項目について、それぞれにお伺いするものであります。以上で1回目を終わります。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員のご質問にお答えを申し上げます。
三つあるわけでありますけれども、まず最初に明石台六丁目側道の緑地等の維持管理というふうなことでございますね。住環境整備というふうなことで、私の三つの柱の一つでありますので、草が伸びているとか、あるいは剪定のしぐあいはとかですね、ここはどうなっているんだとかという常に目につくところでありますので、町民の皆さんからの声だとか、私も通る折ですね、不用なものを撤去すると。あるいは歩道の除草の仕事とあわせてですね、ガードパイプですか。草は刈っても上からの木の枝がですね、歩道上にまたがるなんていうところについては、やはりあわせてちょっと上の方も切ってもらう方法はないのかとかですね。きのう、冒頭に申し上げましたけれども、セブンイレブンのあそこ、県道を横断する折、黒松橋からあそこの部分だけ緊急に都市整備課の方で対応してさっぱりすると。この夏場のそれこそ髪の毛みたいなものでですね、非常に涼しげな感じも持ちましたね。そしてまた、横断歩道上の信号機の様子も見えて、そのまま突っ切ったらいいのか、手前で減速したらいいのか、見通しがよくなるというふうなことも私の関心事と気遣いのことでございます。
したがいまして、常にですね、街路樹のことやら、あるいは空き地、小規模、個人宅地である50坪から七、八十坪までの個人宅地の空き地、500程度の区画があるわけでありますけれども、そういったところの維持管理とかですね。あるいは、今、おっしゃっていただいた明石台の関兵さん所有の33.6ヘクタール、33町歩ほどの生協の北側に隣接する空き地です。あの辺の管理のぐあいとか。歩道上に、バス停の方にかかる雑草について何とかならないかですね。あるいは、臨時暫定的に2メートルほどは町でやっていますとかというふうな対応をこの間、しているところでございます。
クリーン作戦が10月17日にまた始まりますので、こういった町民の皆さんの意識啓発とあわせてですね、町としましても、ただ担当課のみならず、すべての職員が町内外在住関係なくですね、富谷の町域、人の住むというようなことからすれば50平方キロの、幾らでしょうかね、3割、4割程度の目につくところだけでもいい環境で維持したいと、そんなふうな思いを常々持つところでございます。
詳しい具体的なことについてはですね、建設部長の方から後ほど答弁させることといたします。
二つ目の高齢者の所在不明問題ということで、この間、足立区に端を発していろいろ各種新聞等で報道されているところでございます。朝日新聞がいろいろ取り上げていますけれども、同じような記事でありますけれども、高齢者3,108人ということで、県内で戸籍上生存する100歳以上の高齢者と、100人以上100人未満というより分けをして、さらにまた仙台市と村田町は調査中ですと。仙台市についてはコンピュータ化されていないために数カ月かかるというふうなことも報道されております。
それで、多いよりは、数の多いよりは少ない方が本当に胸をなでおろすわけでありますけれども、色麻町の6人、大衡村の7人、七ケ浜町の11人、富谷町の12人、川崎町の12人、山元町の13人というふうな形です。大和町が59人、大郷町48人、同規模の岩沼市85、白石市は203とかというふうな形で31の市町村が出ております。幸いにして、これも冒頭申し上げましたように、富谷町には所在不明の方はいないというようなところでございます。
そんな折、80歳以上の皆さんへの敬老祝い金制度、平成6年から現状はまだ祝い金あるいは特別祝い金の制度が残っておりますけれども、こういったことも富谷町においてはこのような数の少なさにですね、かかわりがあるのではないのかなというふうなことも話題として出たところでございます。
民生委員につきましてはですね、本当に私もこの4年間、民生委員さんの活動を見ていましてね、民生児童委員。そしてまた主任児童委員というようなことで、富谷町は52プラス3ということで55人の定員枠でございます。本当にご熱心に月1回の定例会にお集まりをいただいて、そしてまた日常1年間365日を通してですね、それぞれの地域の対象の皆さんに目配せ、心配りをしていただいていると。本当に頭の下がる思いの一つであります。もう最大級ですね。本当に無報酬に近い、原則無報酬というふうなことですから、ほとんどそれに近い形でご活動いただいているというふうなことで、本当に改めて心から感謝をしたいというふうに思います。
なり手が減っているというふうなことは一般的なお話としてそのとおりだと思いますけれども、富谷町については12月1日の改選に合わせて順次今年度からですね、4月当初から行政区長さんのお力を得て準備してまいりました。冒頭に申し上げましたように、53人の方をご推薦申し上げましたということです。2人、上桜木と成田の地区について欠員2名状態ですと。12月1日からですよ。今は満席、充足してございます。12月1日からの皆さんについて53人、お二人欠員が出ておりますということで、今、鋭意、地元の行政区長さんともども、民生委員さんのご推薦をいただくべく準備をしているところです。
本当に明石台地区のですね、女性医師さん、女医さんに民生委員に手を挙げていただいて、ついせんだってからですね、6月、7月でしたかね、現在の任期の中での、最終3年目に入りましたけれども、その時期にお医者さん資格の方に民生委員になっていただいて、本当に日本全国こういうところがあるのかなと思うような心強い選任といいますか、お手を挙げていただいたことに、これまた改めて感謝をしなければならないというふうに思ってございます。この方についても12月1日以降にも継続しておつきいただくというふうなことで推薦している方のお一人でございます。
鳩山町につきましては、後ほど背景とかですね、今の形態、状況はどうであるのか、担当課、担当部からお話を申し上げます。
IDにつきましても議員がお話しされたようにですね、その点については常々町村会等も含めて要望活動の中に入ってございますので、申し上げておきたいと思います。
入札についてでありますけれども、1社のケースということで、結果としてですね、入札の会場に来た業者が1社しかありませんというふうなのは21年度、前年度ベースで申し上げますと、執行したケース54のうち三つですということです。それがまず一つですね。
二つ目は、制度をご紹介申し上げます。設計金額が500万円未満のものについては指名競争と。この業者ということで五つ以上、この手のものは町内業者さんはありますかというようなことをいろいろ要素を加えてですね、工事請負業者等選定委員会。指名委員会とか、そういういろいろ呼び名が途中の変遷もありましてね、略称で呼ばれておりますけれども、正式にはですね、工事請負者等選定委員会、内部的な略称としては「選定委員会」という呼び方で今内輪では使っておるようであります。
そして、500万円を超える、500万円以上については条件付一般競争入札ということで、全くフリーに、これは従前の前町政時代と全く変わりありません。ここについては従前のとおりというふうなことで、選定委員会の委員長は、現在は副町長がおりますので委員長は副町長。副町長がいない出だしの1年、そしてその後の半年というあの空白の時期は、総務課長が選定委員長というふうな形で運営してきてございます。もう一回繰り返しますが、500万円未満が指名競争、500万円以上については条件付一般競争入札ということとなります。
したがいまして、結果として1社になるというケースがあるんですね。先ほどのひより台の機械、電気というようなのは、その代表的な、22年度でしたけれども、一つとなります。それは、入札の公告ということで条件を全部枠組み整えて、それを公告します。コンピューター上でも公告しますし、紙ベースでも公告しますというようなことですね。そして、参加希望業者の申請。手を挙げてもらって確実に参加しますよという、言葉で言えば申込書を出してもらうということです。
その次に、その内容を精査した結果、参加入札資格の認定を行います。出したんだけれども、この公告内容は違うのであなたは資格はないですよというふうなことで返す。ですから、あのひより台のケースは三つ申し込んでもらったんですけれども、参加入札資格の認定という財政課のレベルで2社についてはお返しを申し上げたと。結果としては1社残ると。その1社残ったからといって、では、この入札はやめますということではなく、そのまま進行せざるを得ませんね。結果として、認定、その予定された入札期日というふうなことで、そのまま出ていくと、こういうふうな枠組みの中で、結果として1社になるというふうなことでございました。
というふうなことで、一連の手続の結果でありですね、現状1社入札もやむを得ざる状況であるというふうな認識でございます。
応募者をふやすというようなことからすれば、いろいろ業者さんも自分で手に入れていますし、町も内容については一切公にオープンにしていますので、ご関心のある方は当然のことながら富谷町で何の事業があるかというのはもうどの業者も公共工事に入ると予定している方は、皆持っているというふうなこととなります。
しかし、いろいろ内輪の細かいことがありまして、現場の代理人、資格者を求めているわけですから、30人も50人も……、こんなことを大げさに言うのは……、3人、5人、専任の代理人がいなければですね、もう出だし一つ、二つと事業を持っていれば、富谷町に限らずですよ、持っていれば、ここの富谷町の入札に参加できないということになりますね。代理人がいないために。このような制約もあってですね、結果、これは我々の民間の業者レベルサイドのことですので、本当に広く一般競争の入札についてはですね、広く業者さんにご参加をいただきたいとのその思い1点でございます。
Sランク、Aランク、これもいろいろ錯綜といいますかね、同じ点数でもある自治体ではAとします、ある自治体はSとしますというようなことで、多少の点数のずれはあります。したがってそういうSというとなんか一番最高級、最上級というようなイメージを持ちがちですけれども、Aランクという、富谷町ではSランクなんだけれども、ほかの自治体ではその範囲もAランクにしていますよというようなことの多少の入れ違いはあるんですね。ですから、SとAだけですべて割り切るといいますか、整理する、くくるわけにはいかないというふうなことになります。よく点数といいますけれども、経営事項、経審と言っていますがね。この経営事項審査項目。結果として総合評点値という点数を出す仕組みになっています。これは全国一律ですから。どこの手加減もございません。最高点は1,925点をもって理論値出るようになっています。そういう中で1,200点以上をSとしますというような富谷町の取り決めです。そして、850点以上1,200点未満をA、850点未満をBとすると。これも前町政時代の入札方法、この点数の区分けも全く同じでございます。
現状はですね、土木、建築から申し上げますと、町内に本店を持つ業者さんでS、Aのランクはございません。Bランクで4社です。土木工事の方につきましてはS、Aはありません。Bランクで8社ということになります。ですから、850点、理論値1,925点のうち850点。要素は経営規模、経営状況、技術力、その他の項目ということで社会性というこの4項目を兼ね合わせてですね、結果、このような総合評点値という点数が出ると。この点数値を上げるためにそれぞれ企業さんはいろいろな面で努力されていると、こういうふうなこととなります。
では、そこまでといたします。足らざるところは、担当課からお話を申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 明石台六丁目のオオムラサキツツジの補植についてお答えします。
明石台六丁目生協の東側の路線及び荘内銀行の北側の路線ですか、あの2側の路線、延長にしましたら475メートルほどあるんですが、幅2メートルをもちまして、幅30センチ、高さ30センチもののオオムラサキツツジを、当時940株植栽したところでございます。
植栽については、通常春の初めか、秋の終わりに植えるのが最良というようなことで一般的に言われているものでございます。
この地区につきましては、既存の花がオオムラサキというようなことで、地区の皆さんに花を見ていただくというようなことで4月早々に発注しまして、4月下旬だったですか、植栽をしたところでございます。8月末調査の時点では、植栽しました940株のうち120株ほどが枯れたり、枯れかかっておるということを確認しております。今後についてもこの状況は確認していきたいと思います。
植栽の枯れ補償につきましては、植栽の請負業者によりまして、完成が1年間という枯れ補償保険にこれは入ってございますので、枯れたものについては次年度、植えかえさせることはできるものでございます。
それから、除草につきましては、時期としまして6月と9月、年2回を実施しているものでございます。ただ、この場所につきましては、業者の回数を減らしたい、抑えたいというような考えからですね、オオムラサキツツジを植栽した際に、マルチング材としまして抑制効果を見たいというようなことで樹木の樹皮を、最終的には肥料となるものですので、それを一緒に施したものでございます。今年度刈らなくてもいいのかなというようなことでちょっと様子を見ていましたら、ことしの異常気象もあるのかと思いますけれども、残念ながらちょっと草が結構伸びまして、先日8月30日ですか、第1回目の除草を施したところでございます。
それから、ここの場所はシルバー人材センターへの委託かというようなことで、除草につきましては、議員もおっしゃられましたように富谷町のシルバー人材センターによりまして除草を実施しております。現在、公園、緑地等につきましては、富谷町のシルバー人材センターさんが、町内を4工区ぐらいに分けまして、現在実施しているところでございまして、町内会の方々のボランティアといいますか、居住地の近隣の住宅あるいは道路、できる範囲で結構ですので草抜き、草取り等を実施していただければなと考えてございます。
それから、サニーハイツ等、それから明石台六丁目の東向陽台小学校までのニセアカシアの歯抜け状態というようなことで、これはニセアカシアなんですが、この町道につきましては名称が明石台12の1号線というようなことで呼ばれておりまして、路線延長は576メートルほどございます。そこの94カ所に植栽がございまして……、ああ、96カ所ですね。すみません、96カ所でございまして、既に伐採している箇所が25カ所ございます。先日も7カ所ほどちょっと伐採したところでございます。これにつきましては、ちょっと数年前から、この木はちょっと特徴がございまして、大きくなると急激に倒木したり枯れたりするというようなことがございまして、その処置をしたところでございます。また、根の張りが非常にいいものですから、明石台六丁目地区の地盤が岩盤だということもありまして、なかなか下に根が行かなくてですね、路面の砕石層を通ってですね、民地の庭まで行っている状況が去年あたりから確認されまして、その箇所についての伐採をしたところでございます。
現在の街路樹の高木についての維持管理方法なんですが、樹種によりましては年1回必ずやる樹種もございますし、そんなに枝張りがよくない樹種につきましては、2年から3年に1回というようなことで剪定の方をしているような状況でございます。
狭い道路に植栽されて、歩く方に支障を来したり、路面がでこぼこしている状況も確認してございますので、植栽等につきましては今後樹種をしっかり選定して、迷惑のかからないような状況でやっていきたいというふうに考えてございます。
私の方からは以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、鳩山町的見守りについてということでお答えをいたします。
埼玉県にあります鳩山町における取り組みにつきましては、町や警察あるいは民生委員、児童委員などのほか、郵便局とか新聞販売店など民間事業者さん等との協同により、高齢者や児童等の包括的な見守り活動を実施するために、情報の提供と課題の早期解決につながる体制を構築されたものかと思います。
本町の取り組みなんですけれども、防犯対策として地域の皆さんによる自主防犯パトロールの結成に向けた育成や支援あるいは町と地域が連携して安全で安心できる学校の安全体制を確立して、地域のボランティアの皆さんやPTAの皆さんを中心に児童の登下校の見守り活動に努めていただいております。
また、民生委員、児童委員あるいは主任児童委員における高齢者や児童の日常的な見守りですとか、虐待等の相談支援体制の整備に向けた予防、周知、啓蒙に取り組んでいるところでございます。
今後は、町民の皆さんの方のご協力もいただきながら、児童や高齢者等を穏やかに見守る、安心で安全なまちづくりにつながるような環境づくりを検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。
議長(渡邊俊一君) 次、財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 公契約条例でございますが、この関係について申し上げますと、町が発注します建設工事、これらにつきましては従事する方の適正な労働条件を確保する取り組みということでですね、総合評価落札方式や最低制限価格の設定、それから低価格の際には調査を実施させていただいております。そういったことで、あと工期内での検査の実施、これらを通じて契約どおり工事等が行われているか随時確認をしているということで、そういった面で機能しているという認識でございます。
議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。
9番(今村寿君) 六丁目の植栽については業者から補償いただいているということと、それから、今現在ではきれいに剪定されてありまして、きれいになっておりますが、すべてのことを全部町にお願いすればいいのかという意味でですね、やはりこれぐらいの地域であったら、言いにくいんですが、住民の方でですね、それぞれ分担してやっていかないと何もかも町だという姿勢が本当にいいのかどうか。町からそれを要請するということは非常に難しいかもしれませんが、私は町の回し者ではないかというぐらい、例えばクリーンアップのときにはだれも住んでいないような道路のところは町の職員の方々がボランティアで来てやっていただいているんですよと、だから我々も頑張りましょうというようなことをですね、言ったりしているんですが、非常に町からは投げかけにくい問題ですけれども、そういう、何といいますか、住民パワーを発揮するような方向づけといいますか、そういうことを、難しいテーマですけれども、やっぱり投げかけていくべきではないかなと、このように思うわけであります。
それから、この入札ですが、私の友人でいろいろ話す機会もあってですね、応募者側に近い人がおりましてですね、富谷町の工事にも入りたいということを言うんですが、どうもこのランクづけが厳しくて、Sランクだと言われるともう手も足も出ないし、もう申請もできないというようなことを聞きます。そういう意味で入札の状況をお聞きしたいのは、Sランクでなければならないという建設だとか、土木とか、施設整備とかいろいろありますけれども、これが先ほど言われた件数の中でSランクという指定が何件あったかということを再度お聞きしたいと、このように思います。
以上、二つお聞きします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 町から投げかけにくいということではなくてですね、ぜひ積極的にいろいろな場をとらえてそのようにお話をさせていただければというふうに思います。冬場の門前除雪なんていう言葉がありますけれども、家の前、境界から境界までというようなことをやはりまちづくりという地域づくりというような面からすれば、やはり違うんだろうなというふうに思います。従前の昔を語っていれば切りがないですけれども、現在とてですね、従前の農村部については本当にこれでもかと思うぐらい善意の奉仕を、河川愛護の草刈りなんかも含めてですね、猛暑の中、80を超える皆さんも含めてお出になっているというこのよき風習といいますか、伝統、それに甘えるだけでもなりませんけれども、一方ではそういうこともあるんだというようなことをですね、やはり同じ町域に住む皆さんにこういった場も含めて共有し合う必要があるんだなというふうに思います。今の議員のお話を受けて、ぜひ、言うことが結果「町の回し者だ」というこの物の考え方、発想はですね、やはり払拭してですね、おれはこうなんだよと、町もこういうふうにして、おれもそう思うんだよというふうなことをですね、おっしゃっていただいていいのではないかと思いますね。どうも町長のそばさ行ってしゃべっていると、町長と密約があるのかなんて思われる部分もあるやにね。全然遠慮は要りません。どんどん私に情報を入れていただきたいというのが私の願いです。そのことが結果、ヒントになりですね、23年度、そして折々のこの定例会にも織り込んでいける、そのヒントになることでありますので、1万19人の負託者、町民から負託を得た皆さんですから、大いに議場のみならずですね、日常的にも耳打ちなり何なりしていただいて結構でございます。それもまた重要なる情報として我々大事にしたいと、そんなふうな思いでございます。
もう一つは、入札についてのSランクについては、今、財政課長の方から答弁させることといたします。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 21年度につきましては、建築の分で見ますとSランクの工事案件はございません。
議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時59分 休憩
午後1時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問を始めさせていただきます。
私は、大きく2問。国民健康保険についてと選挙についての質問をさせていただきます。
初めに、国民健康保険についてであります。
厚生労働省が昨年公表しました平成19年度の国民医療費総額は34兆1,360億円で、前年度の33兆1,276億円に比べ、1兆84億円、3.0%の増加となっております。人口1人当たりの国民医療費では26万7,200円で、前年度に比べますと7,700円増加しております。国民医療費の国民所得に対する比率は、19年度は9.11%で、前年度は8.87%ですので、所得に占める割合も大きくなっております。また、医療費の推移でありますが、21年度はおよそ35兆3,000億円と今後も年々増加するものと考えられます。
富谷町の国民健康保険においても療養の給付額は年々増加しており、平成18年度は19億8,826万円でしたが、21年度は24億9,509万円と3年間で5億683万円増加しており、25.5%もふえたことになっております。急速に進む高齢化で医療費がますます増大すると予想されます。
このように医療費の大幅な増加によって、国家財政もでありますが、私たちの生活も大変厳しい状況になってきております。
これらの危機的状況に政府の対応と思えば、明確な政策がとられているとは考えられず、民主党は代表選云々にうつつを抜かしているとしか思われず、国民もそのように思っているのではないでしょうか。
民主党という一つの政党なのに、代表選の2人の候補者の主張は大きく異なり、おのおのを支持する議員も二分され、あたかも二つの政党が争っているように思える状況であります。民主党を支持した国民の思いがわかっているのか、疑いたくなります。政府にはしっかりとした施策の実施を強く訴えるものであります。
さて、医師の診断によって処方される医療用医薬品には、新薬と後発医薬品のジェネリック医薬品があります。新薬は10年から15年もの歳月と数百億円以上と言われる経費をかけて開発されるもので、新薬を開発した製薬会社は、特許の出願によりおよそ20年から25年間、その薬を独占的に製造・販売する権利があります。しかし、その特許期間が過ぎるとほかの製薬会社は、同じ有効成分の薬を製造・販売できるようになります。それがジェネリック医薬品であります。
ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分を使い、効き目、品質、安全性が同等な薬であります。開発経費がかかっていないため、価格は新薬と比べて2割から7割割安となっております。
世界の国々では、ジェネリック医薬品の使用率は拡大しております。例えば、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツでは、ジェネリック医薬品の使用率が6割と、使用される薬の半分以上をこのジェネリック医薬品が占めております。
日本におけるジェネリック医薬品の使用率はおよそ2割で、まだまだ低い状況であります。昨年の医療費に占める薬剤費の比率はおよそ33%と言われており、ジェネリック医薬品の利用が進めば、医療費の抑制につながると考えます。
そして、何よりも患者の立場からすれば、ジェネリック医薬品は自己負担額の軽減にもなります。例えば、高血圧、糖尿病、高脂血症など慢性疾患の薬代は、症状が重なると自己負担額が月に1万円を超えるケースも少なくないようであります。しかし、このジェネリック医薬品を利用すれば、おおむね半額程度に抑えられると聞いております。
このジェネリック医薬品の普及推進に、富谷町を初め多くの市町村や健保組合などでは、健康保険被保険者証発送のときに、ジェネリック医薬品意思表示カードを同封しております。
また、医師から処方された薬を新薬からジェネリック医薬品に切りかえた場合の自己負担軽減額を示した「後発医薬品利用差額通知」を被保険者に送付している市町村や健保組合があります。
「後発医薬品利用差額通知」とは、現在処方されている薬をこのジェネリック医薬品に変えた場合に下がると思われる医薬品の金額が具体に明示されているもので、患者にジェネリック医薬品を使用した場合の割安感を示しているものであります。
昨年4月の中国新聞の記事に、広島県呉市では、国民健康保険加入者の一部に安価なジェネリック医薬品を使った場合の新薬との差額を通知するこの「後発医薬品利用差額通知」を出しました。5カ月で約3,400人がこのジェネリック医薬品に切りかえ、約2,000万円の削減効果があったと報道しております。
また、最近の国保新聞によりますと、この「後発医療品利用差額通知」を被保険者に送付している市町村は5月20日現在で42あることが厚生労働省の調べで明らかになったと記事を載せております。そして、この通知は、特に協会健保での取り組みが全国展開されております。そして、厚生労働省は24年度までにこのジェネリック医薬品のシェアを30%までに引き上げることを目標に掲げております。このように、医療費の抑制には、この「後発医薬品利用差額通知」は有効と考えられます。
富谷町においても患者に対してこの通知を実施し、医療費抑制に取り組むべきです。
実施について問うものであります。
以下、質問いたします。
一つに、今後の医療費の伸びについてのご所見を伺います。
二つ目に、富谷町国保の医療費抑制対策について、お聞きします。
三つ目に、医療費抑制に後発医薬品利用差額通知の実施について伺います。
続きまして、もう一つ、健康保険被保険者証は、本来医療機関で受診される際に、保険に加入していることを証明するものでありますが、本人確認用の身分証明書としても広く利用されております。
偽造防止策として「潜像文字」などを使用して対策を講じております。しかし、昨今、カラーコピー技術の向上で保険証が巧妙に偽造され、架空口座の開設や携帯電話の契約に利用され、振り込め詐欺や金融機関からの借入金に悪用されるケースが社会問題となってきております。
それを防ぐ手段の一つとして、国民健康保険証へのホログラム印刷を導入した自治体があります。17年9月に、東京都杉並区でこのホログラム印刷をした国民健康保険証が発行されております。その後、近隣の区で発行され、神奈川県鎌倉市、また静岡県袋井市などで発行されたようであります。兵庫県明石市では、本年11月の発行に向けて準備を進めております。
このホログラム印刷は、特殊なフィルムを張ることにより、カラーコピー等による偽造が難しくなるもので、クレジットカードや1万円札などに使用されております。東京都練馬区では、保険証だけではなく、印鑑登録証明書や軽自動車納税証明書にもこの偽造防止のホログラム印刷がされております。
富谷町においてもこの不正防止対策として取り組んではいかがかと思いまして、以下質問いたします。
富谷町国民健康保険証の偽造による被害状況はありましたでしょうか。
二つ目に、偽造防止対策はどのようにお考えですか。
三つ目に、偽造防止に保険証のプラスチックカード化やホログラム印刷の実施についてお伺いいたします。
次に、二つ目の選挙について質問をいたします。
選挙権は国民みずからの代表者を選ぶという政治に参加するための最も基本的な権利であります。しかし、最近は若い世代の政治離れ、地域コミュニティの希薄化、社会生活の変化、仕事や生活の様式の多様化などさまざまな要因が絡み、投票率の低下が懸念されております。投票率を上げるためさまざまな努力をしていかなければなりません。これからますます高齢化が進み、また、生活形態が複雑になってきております。不在者投票所の増設、また期日前投票所の増設が必要と考えます。投票日、その1日だけの投票ではなく、自分の都合のいい日、都合のいい時間に投票ができる期日前投票の充実が必要と考えます。以前行われておりました不在者投票は、封筒に入れるなど大変面倒でありましたが、期日前投票は直接投票ができて手続が簡素化したため、年々増加傾向にあるようであります。その期日前投票をさらに簡単にできるように、期日前投票の際に求められる宣誓書を投票入場券はがきの裏に印刷して、自宅で記入していただくのはどうでしょうか。事務手続をさらにスムーズに進めている、こういった自治体があります。自宅で宣誓書を書いてくれば、緊張することなく、その場で書く手間が省けます。多くの自治体で取り組まれております。ぜひ富谷町でも取り入れてはいかがでしょうか。
また、期日前投票を進めるために、成田公民館に期日前投票所を設置してはいかがでしょうか。平成20年度版の富谷町統計書によると、あけの平から南に位置する投票区の有権者数は2万7,392人で、全有権者数の80%となっております。有権者の利便性を図り、期日前投票をしやすくするために、成田公民館に期日前投票所の設置は有効と考えます。
また、病院や特別養護老人ホーム等の施設に入所されている有権者のためにも、不在者投票所の増設も必要と考えます。町民の利便と投票率向上のため、期日前投票の投票所の増設と不在者投票所の増設をすべきと考え、以下、質問いたします。
また、町の実施状況についてお聞きします。
まず、投票について。投票所の受付等、また投票所に携わる者への説明と指導はどのようにされているか、お聞きします。
二つ目。富谷町の投票率の現状と分析についてお聞きします。
三つ目に、投票率向上対策についてお聞きします。
四つ目に、投票率を上げるために、次の推進についてお聞きします。
先ほど言いました不在者投票所の増設。
期日前投票所の増設。
また、投票所入場券の期日前投票の宣誓書の印刷。
そして、投票所入場券の性別欄の削除。
また、開票につきましては、開票作業・立会人など携わる者への説明及び指導についてはどのように進めておりますか。
また、開票状況のインターネット配信についてもお聞きいたします。
また、郵便等によります不在者投票における代理人記載制度では、要介護5は対象ではないと思うのでありますが、身体的理由による投票所に行けない有権者の投票についてご所見を伺いいたします。
これで私の質問を終わります。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
国保については大変関心の高いといいますか、富谷町保険者としてですね、それぞれ1万人近くの皆さんの医療を受けるための大事なものでありますので、折々大事な課題として検討を考えるところでございます。
そんな中で、ただいまの質問でありますので、お答えを申し上げますが、ゆうべニュースステーションで折よく呉市のというふうなことで、残念なことに議会疲れで10時前に寝たというようなこともあって見る機会を失ってしまいましたけれども、同じようなことの報道があったのではないかなというふうに思います。医療費の伸びはですね、これは本当に下がることなくということでございまして、実績報告でもお示ししていますように、療養給付費は対前年度比9.2%増ですね。高額療養では22.9%増という現状でございます。医療の高度化あるいは被保険者の高齢化というふうなことで、前議会におきましても60から5年刻みで3区分すると、もう突出するというふうなことであることをご紹介をさせていただきましたけれども、やはりみずからお医者さんにかからない健康づくりという、そういったことも我が身で言えばですね、課題を持ちつつ日々過ごすわけでありますけれども、そういったふうなことで言えば、町民の皆さんの3割で安心して医療にかかれるというこの国保の制度、何としても維持、継続をしなければならないと、そういった課題もまた持ち合わせているところでございます。
大変難しい側面の中でですね、何とか不安のない、心配のない制度として、町そしてまた県、国のですね、枠組みの中で、継続することをまた望むところでございます。
ジェネリック医薬品意思表示につきましてはといいますか、抑制策というふうなことで、富谷町でも同様にですね、保険証の更新時に国保全世帯に同封をして利用をお願いしているところでございます。
さらにまた、後発の、いわゆるジェネリック利用の差額通知ということで、通常の医薬品を使った場合とジェネリック品を使った場合の差額を通知することで、言ってみればお医者さんにかかった折の薬代やら、二つの種類を使うことで差額、それは国保全体でも軽減につながりますし、本人の自己負担の軽減にもつながるという両面あるんですね。そういうふうなことで、大変大事な取り組みではないのかなというふうに思ってございますので、積極的に推進してまいりたいと思います。
不正コピーについてということで……、もう一つ、その前に、このジェネリック品の普及というふうなことについて言えば、やはりもう少し医療機関なり国なりですね、保険者単位ということよりはもう少し大きな枠の中で何とかならないものかなというふうな思いはいたします。ですから、20%よりも目標値である30%とか、あるいはひょっとすればそれを超えるほどの広がりになればというふうにも思いますし、どちらにしても当面の目標値である3割というふうなあたりを目標にしながらですね、取り組んでまいりたいというふうに思います。
国保証の不正コピーということでありますけれども、この更新の時期に合わせてですね、きのうも冒頭に申し上げましたけれども、同じ保険証、被保険者証、名刺大とぴったり重なるぐらいの、こんな感じのですね、従前のものと、同じ形状です。8.5と5.4でしたかね。そういったもの。従前はこういった表書きで裏に注意事項というふうなことで、それぞれこのスペースに見合うほどの注意事項を表示しておりましたけれども、今度の新しい表示は、きのう申し上げましたように、臓器移植の意思確認カードということでここに保護シールも張れるようになっていて、丸をつけるような仕組みになってございます。脳死及び心臓が停止した場合、死後のいずれでもですね、移植のために臓器を提供しますと。二つ目は、私は心臓が停止した死後に限り、移植のために臓器を提供します。私は臓器を提供しませんと、三つがあって、必要なところに丸をつけるということ。あと、提供できる臓器がそれぞれありますけれども、すべてを申し上げれば、心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓、小腸、眼球ということで七つの臓器について、それぞれ脳死の場合と心停止の場合というふうなことで任意に前もって記述をして署名をしてですね、ご家族の、本人のみならずご家族にもぜひご協力いただいて、本人の意思確認を、確かさを署名していただきたいと、こんなふうな形のものが用意されてございます。
ちょっとこの手のものですから、複製といってもなかなかできないのが現状ですね、現状できない。そういう被害も届け出もございません。さらにまた、1年単位で出入りの激しい国保ですので、我々の共済組合のようにハードな形でですね、カード化する、キャッシュカードのようなカード化をして費用をかけるほどのものでもないというのが現状の我々の認識です。
したがいまして、この体制を整えるということと、これぐらい小さくすれば無効は見えるんですが、もっと拡大したものですと、この黄色の丸あたりに無効、無効、無効と皆出ますので、結果現物をコピーしたままではですね、再生利用することは不可能だというふうなことでございます。県内同じようなスタイルで進めていますので、費用対効果も含めながら現状のままこの10月1日に向けてですね、最後の準備をしているところです。
二つ目の選挙の方のことですが、詳しくは選管委員長、選挙事務長というふうなことで総務部長からの答弁とさせていただきますけれども、やはり町政への参加というふうなことで言えばですね、投票をたくさんの人にしていただくというふうなことです。参議院選挙は56.49、まあ、56.5%ということとなります。3万5,000人のうち2万人ちょっとというふうな投票者数でしたということです。それで、我々は去年の宮城県知事選挙の期日前投票を3階の会議室から1階の交流ホールに移設しましたというのも、いろいろ協議をした中で、要するに玄関を入ってですね、他者との触れ合いがなされてはやはり投票の公正がそがれるのではないかというふうに思ったように検討した結果、1階に移したわけです。よもやエレベーターの中でですね、どなたかと会ってですね、そういう場面をつくってはならないというのが原則なんですね。県の選管からもそれは求められているんです。段差のあるところですか、それとも玄関から入って相当遠いところにありますかというようなことの質問も受けていました。そのままエレベーターも使えます、段差もありますというふうな答えをしてきた経緯があります。したがって、そういうイレギュラーなケースのままずっと続けてきたということなんですね、新庁舎に入ってからも。そんなふうなことをもって去年の知事選挙からということで、おおむね好評を得ているようでございますので、現状期日前については継続してできるのかなというふうに思います。
もう一つは、投票率でありますけれども、56.5%。それぞれの投票所ごとにどうだということと、さらにまた年代別にどうかということも今回の参議院選をベースに確認をしているところでございます。
11投票所あるんですけれども、期日前投票、不在者投票、在外投票、これ、3種類あります、当日以外のものですね。それらを全部住所所在地のところに織り込んでですね、すべて投票所ごと、2万人を超える、2万人近くのですね、方々について、2万人ちょっと超えるんですかね、やってみました。一番投票率、56.5が平均値なんですけれども、トップはですね、60.44、東向陽台公民館投票所です。2番手は成田公民館です、58.3です。あと数字がありますので、必要な折にはどうぞお求めいただきたいと思います。それで、下の方はということで申し上げますとですね、富谷町中央公民館が49.01です。従前、7割、8割というような数字が出ていた時期があるんですが、なぜかなと思ってやりとりしてみましたらば、全部期日前も第一投票所に入れる仕組みになっていた関係で、あそこがうんと高い数字、突出した数字に見えていたというふうなことです。そういったものを今、厳正に振り分けた結果、49.01ということで、2番手が西成田が50.97という数字でございます。そういったことも分析値として出たところです。
もう一つですね、年齢別投票率というようなことで、若い人たちが投票率低いんだろうなというふうなことは想像がつくんですけれども、今回、パソコンでですね、あのシステムを導入したために割と簡易にできるようになりました、分析が。この年代別も投票所ごとの分析もですね。ですから、そういった面のプラスの効果がありましたということをお話を申し上げたくて今のようなことをお話ししています。それで、年代別はですね、この平均値はですね、40代のところに山があります。58%です。それで、その下、50代は60%。60代は75%、もう突出しています。ですから、年代に10足すといい感じですね。20代は30%で、30代は40%で、40代は50%台という感じです。そのように申し上げます。20代が33、30代が44、40代が58、50代が66、60代が75、70代に入りますと64というふうな、少数は切り捨てましたけれども、そのようなデータもシステム導入ゆえにですね、分析ができるようになりました。こんなふうなことでございますので、よろしくお願い申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 選挙管理委員会書記長。
選挙管理委員会書記長(眞山巳千子君) それでは、投票所に携わる者への説明及び指導というところでございます。全体説明会といたしまして、期日前投票開始日前、当日投票前に1回ずつ行っております。
投票率の関係でございますけれども、19年執行の参議院議員選挙の比例代表で申し上げます。県平均55.78%に対しまして、富谷町は57.5%で1.72ポイント上回っております。ことし執行の参議院議員選挙、同じく比例代表でございますけれども、県平均53.34%に対しまして、56.49%で3.15ポイント上回る結果となっております。
投票率向上対策というところでございますが、選挙の広報、チラシの配布、選挙広報車による町内巡回、町広報紙への選挙記事の登載、役場本庁社での選挙の懸垂幕の掲示のほか、町広報紙及び町ホームページにより期日前投票における立会人の募集など行っておりまして、普及啓発を行っているところでございます。
不在者投票所の増設というご質問でございますけれども、ことし、7月の参議院議員選挙の不在者投票者数は59名と少人数でありました。現段階では不在者投票所の増設による相応の効果は見込めないことから、役場本庁社1カ所での運用と考えております。
期日前投票所の増設ということに関しまして、当日投票主義の例外としての投票でございます。また、期日前投票所の増設に当たっては、選挙従事人員の確保、選挙経費の増大、期日前投票所として指定した施設の長期使用による住民利用への影響、そういったことから現在のところは役場本庁社1カ所での運用をと考えております。
宣誓書の印刷というところでございますけれども、法の趣旨にのっとりまして宣誓書は投票人みずから記入したことを確認して投票の受け付けを行うこととしておりますので、入場券への期日前投票宣誓書の印刷は考えておりません。ただしですね、当町選管におきまして、円滑な選挙事務執行のため7月の参議院議員選挙から期日前投票宣誓書の簡素化とお気づきになりましたでしょうか、バーコードで読み取るようなシステムを行いまして迅速化を図っているところでございます。
投票所入場券の性別欄の削除というところでございます。当町選管におきまして、同一世帯中に同姓同名の方が存在しておりまして、今後もふえていく可能性もあります。男女の区別の記載をなくすことにより投票所における入場券の取り違いが懸念されますので、正確な選挙事務執行を第一に考えますと選挙入場券から性別の記載の削除というものは考えてはおりません。
13番(安住稔幸君) 答弁漏れです。開票状況のインターネット配信について。開票作業・立会人等携わる者への説明と指導。あと、不在者投票所の件、代理人記載制度、要介護5に対して……、まあ、身体的理由に対して、投票できない人に対してどのような考えを持っているのか。
議長(渡邊俊一君) 選挙管理委員会書記長。
選挙管理委員会書記長(眞山巳千子君) 開票作業従事者及び開票立会人の説明及び指導でございますが、そういった方への説明は全体説明会にて1回説明しております。立会人には事前に職務内容等を記載した書類の送付を行いまして、その内容を事前に確認していただくとともにですね、開票前にも職務内容の確認などの説明を行っているところでございます。
開票状況のインターネット配信というところですが、宮城県選挙管理委員会でインターネット配信をしている選挙におきましては改めて行う考えはございませんが、町選管が執行する選挙におきましては今後導入していきたいと考えております。
介護保険制度の要介護5の方が郵便等による不在者というところでございますが、要介護5の条件のほか、みずから投票の記載ができないものとして定められた区分に該当する方でなければならないことになっております。ご質問のとおり要介護5のみの条件では郵便等による不在者投票の代理記載制度の対象とはなりません。したがいまして、身体的理由により投票所に行けない有権者の投票につきましては、法制度に基づいて行っていきます。
議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) まず、国民健康保険について質問させていただきます。
まず、先ほど町長から費用対効果という面でお話がございまして、そのホログラム印刷、実際にではどのぐらいかかるかということでありますが、今度11月に発行するということを進めております兵庫県明石市では、現在の被保険者証は物としてはうちと同じようなものらしいんですが、1枚当たり13円だそうであります。それが今のところ2円70銭上がるということで今予算を組んでいるというようなお話を聞いております。大きな経費がかかるわけではないようと私は思うわけでありますが、もちろんお金がかからない方がよろしいのでしょうけれども、こういったものがやはり今後コピー技術、非常に進んできております。場合によっては本当に、もちろんしてはいけませんけれども、偽造紙幣なども相変わらず事件としてニュース報道がたまにされるようなことがあります。そういったことを考えますとやはりこういったものが今全国的にわずかでありますけれども、広まりつつあるというのがやはりその辺を意識してのことかと思います。費用対効果につきましては、先ほどお話ししたとおりわずか2円から3円ほどでありますので、町長のご認識されているものとは違うかと思いますので、この辺についてもう一度お聞きしたいと思います。
あと、偽造防止対策につきましては、先ほどの……、やっているということでありますですね。ですので、その辺をもう一度お聞きしたいと思います。
あと、選挙についてでありますが、非常に県よりは富谷町はいいということでお話をお聞きしました。幾分よかったなということも思うんですが、それでも極端なことを言えば、10人のうち6人しか行かない、選挙にですね。そういうことを考えますとやはり選挙に行かないということは、実際には何が原因かと考えますと、私たち議員も、そしてまたもちろん首長さん、国ですと国会議員、また行政側の何というか、不信と言ったら……、何と言ったらわかりませんけれども、そんなものが国民、また町民に根強くあるのかなということで、私たちが一番の要因になっているのかなということを思うのでありますけれども、その中でも少しでも投票率を上げるには、こういった私の提案させていただいたものが必要ではないかなと思います。
不在者投票は、先ほど聞きましたら56人というようなお話をお聞きしました……、59人ですね。しかしながら、私は、不在者投票として対象になっております病院そしてまた幾つかの特別養護老人ホームの方でちょっとお聞きしましたら、どこに住んでいる方が云々というのはちょっとわかりませんが、病院におきましてはやはり一つの病院で20人から30人ほどの方が不在者投票をされております。また、特別養護老人ホームにおきましても約50床ちょっとのところが、やはり20人から約25人ほどの方が不在者投票をそこでされております。そういうことを考えますと、やはり不在者投票、富谷町としてはそれは少ないかもしれませんけれども、ぜひ富谷町と限らず、この投票をできるように、そういったものを町としてその施設にお願いするなり、そういったものを進めるのが当然かと思うのですけれども、その辺はいかがかと思います。
そしてまた、投票入場券の期日前投票の宣誓書の印刷でありますけれども、これは法の趣旨にのっとりというお話でございますけれども、これを調べてみますと相当な数があちこちでやっております。私、一つ見本としてここにありますけれども、裏に宣誓書が印刷されています。これは一関なんですが、一関ではわざわざ今まで家族単位で発送していたものを、1枚のやつですね、それを今度は一人一人に入場券を発行し、裏に宣誓書を印刷するような方針に変えたそうであります。経費としては逆に余計かかっているわけです。そういったぐあいに、また日本全国をいろいろ調べますと、相当な数がやはりやっているということが私もわかりました。こういうことを考えますと、法の精神には確かに、ただこれが違反しているとはとても思えないんですね。これだけのことをやっていて、国は特別何も言っていないそうでありますので。そういうことを考えますと、ぜひこの辺は考えるべきではないかなということであります。これについてももう一度再考を求め、ご所見を伺います。
そしてまた、投票所の立会人に関する説明及び指導でありますが、私も実際に町民からのお話を受けて、早速選管の方に是正を求めたものがあります。それは、今回の参議院選挙で比例区の方の話でありますが、本来ならば候補者名または政党名を記入してくださいというのが本来の言い方なんですが、それが政党名を記入してくださいということだけを言ったそうであります。そういったことがありますので、きちんと指導またはそういったものが徹底されているのかなということを思いまして、今お話をさせていただきました。この辺についてどのようなお考えを持っているか、お聞きします。
また、開票作業であります。私も開票立会人として何度か参加させていただいております。それで、説明といいましても開票の全体の流れは説明はいただくんですが、実際に、例えば他事記載またはそれが認められるものかどうかという県の選管から来ているいわば冊子というか、そういうものがあるわけなんですが、それを我々見せていただくわけでもないし、ほかで聞きますとそういったものも含めてきちんと立会人の方が正確な判断ができるようにしているのが普通のようであります。
我が富谷町におきましては、そういったこともなく我々立会人がいわば自分たちの判断の中でしかその是非を決められない。そういったことを考えますと、非常に手落ちではないかなということでありまして、今、その説明についてのものについてどのような状況かお聞きしたわけでありますが、この辺についてももう一度お聞きいたします。
以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 国保証の件でありますけれども、金額はわずかというふうなことでありますが、先ほど言ったようにですね、国保については特殊事情というようなことで健保あるいは共済の、いわゆる身分が安定しているというか、継続する皆さんと違ってですね、常に出入りがあるというのがこの国保の大きな特色ですね。そんな中でなるべくそういった余計な経費といいますか、いわゆる医療費に、歳入の部分に占める医療費、その他諸経費というようなあたりの、諸経費節減というあたりはやはり我々保険者、保険を運用する側からすればですね、大きな課題の一つだというようなことでご理解いただければというふうに思います。
二つ目のですね、まさに民主主義の原点というか、たくさんの多くの人に投票してもらわなければならないと。そこが大前提ですね、間違いなく。どういう投票率でも有効で、「はい、決まりました。一番の人、決定しました」というふうな制度で運用されているわけでありますけれども、やはりその後のですね、投票後の運営というようなことを考えれば、入り口の時点で多くの人に参加をいただくということがまず基本だと思います。そういう意味で、3階から期日前の投票所を1階に持ってきたというのもそのことの一つの取り組みなんですね。3階はイレギュラーなんです。先ほども申し上げましたように、県選管に届ける用紙を見れば、イレギュラーなケースのものは、この新庁舎、15年1月以降ですね、何度か国政、地方選挙をやってきたというような、そういう経緯があります。そういうことで平場に入ってすぐのところに、自分の意思で自分の期するところの人を書くと、政党名を書くと、こういうふうなところの選挙がようやっと去年の知事選からできたかなというふうに。
実は、去年の衆議院選はもう任期満了でやるということで、8月あたりが照準化されていますので、あれからやれないかということで総務課、選挙事務担当とは準備した経緯があります。そこからではやはりシステムを入れる関係で無理だ、難しいというようなことの中で、知事選挙から取り組もうというようなことで、予算立てをいただいて、あのような本人のバーコード印刷、そしてまた本人確認ができるようにと、こんなふうなことの取り組みをしたわけでございます。
そのように、単に平均56、県よりいい、この周辺よりいいというようなことからすれば相当の取り組みにはなっていると思いますね。ですから、1%単位で何ぼかというふうなことでありますから、そういう意味では1%、2%、3%台の大きさというのは、これは半端ではない大きさだと思います。
したがいまして、どう見てもですね、20代、30代の皆さん……、60代の人は75%投票しているんですから、4分の3。ですから、行ける人は大概行っているというふうにも読み取れますね。ですから、重点化は世間でやはり言われるように、この富谷町もデータで検証すればですね、20代の33%、30代の44%、この層の皆さんにいかに町政への参画意識を持っていただくかということが私どもの今後の課題ではないかというふうに今回の選挙結果を見て思うところです。
何にも増して、公正で公平なというようなところですね。そしてまた、多くの皆さんにどの種別の選挙であれ参加をいただくと。この辺あたりを基本にしながらですね、引き続き取り組んでいきたいと思います。
宣誓書についてもですね、もうほとんど最終形ですね、現地であそこに来て、もう瞬時のうちに、10秒、20秒、二、三十秒あれば十分書けるというぐらいまで、記載台も腰高にしてというようなことで、相当総務課選挙担当事務職員は研究した結果、だんだんと進化してきています。その中で、今、議員がおっしゃるように、前もって印刷して家で書いてきてもらったらというのもあるんですけれども、それもだめだとは言いませんけれども、違法か違法でないかというレベルではなくて、本人がやはりきちっとですね、趣旨を理解して、本人に書いてもらいましょうというところに我々はウエートを置いているように、安易な記載方法にして、すーっと行って、すっと自分の署名するだけでいいようなですね、レ点一つ打って署名するだけに本当にごくごく簡単な宣誓書の記載の内容になっています。そういうところをご理解いただいて、当面今の、いわゆる宣誓書の形も最終形にほぼ近づきましたので、その今のスタイルでですね、当面続けていければというふうに思っています。
立会人の指導、説明の折ですね、先ほど政党名、個人名というようなあたりのところが欠落したとすれば、それは重大なことですから、以後十分確認をした上で以後の選挙について絶対そういうことのないようにですね、私も関心を持ちたいというふうに思います。
議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) ぜひきちんとした指導また説明をお願いいたします。
国民健康保険で医療費抑制に後発医薬品利用差額通知の実施について、町長のご答弁に推進したいというような旨の答弁が、と私はお聞きしたんですが、具体的に例えば来年あたりからまた改めて23年としては検討として持っていきたいというお気持ちなのか、具体的なものがもしお考えがあるようでしたら、お聞きしたいと思います。
続きまして、選挙についてであります。期日前の投票所の新たな増設でありますけれども、先ほど町長が言われておりますように、確かに1%、2%というそれが非常に大きな意味も確かに持っているかと思います。だからこそ私は実際にどの程度の効果があるか、現実には何とも言えないところもありますけれども、それを少しでも、今の現状より少しでもやはりそれを上げたいために期日前投票所の増設、また不在者投票所の増設ということを訴えさせていただいているわけであります。
国民は納税をしております。もちろん義務があるから納税をするわけでありますが、納税の前に先に人権というか、人としての権利、それはやはりこの納税するというか、こういう社会構造であれば、この政治に参画する、投票という形で参画するというのが、やはり最大の人権の一つとして考えていいのかなと私は思います。それが投票したくてもできないような状況、または幾らかでも投票をしやすくするというのは、やはり行政側、もちろん国も含めての責務というか、憲法を遵守する上での最大限ののまなければいけない部分かなと私は思うものであります。この辺をどのような認識をされていらっしゃるか、再度お聞きいたします。
そして、不在者投票の増設、特別養護老人ホーム等々に対しての声がけはするんでしょうか。それとも今現在はしなくていいとお考えなのか、その辺もお聞きいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ジェネリックについてはですね、方向性は先ほどの答弁で申し上げました。あと足らないところをもう少し健増課長から補強していただきたいと思います。
二つ目の期日前の投票所ということでありますが、その増設というようなことで、先ほど選挙事務長ですか、総務部長が答弁したように、選挙従事人員の確保、経費の増大、いわゆる長期間使用によるというようなことで、16日間ですかね、公示の翌日から前日までですから、そうすれば15日間でしょうかね。長きにわたるというようなこと。あるいは長きにわたらないで、大和町さんがやったようにもみじが丘で1日というようなこともあるかも。その辺も検討はしております、既に織り込んでしております。ですから、今、確定的ではなくて、次の選挙、当面何かといえば町長、町議、統一選というようなことで急ぎますけれども、そういったことも……、まあ、5日間とか、あるいは県議選だと何日ですか、十二、三日でしょうかね。そういったふうなことの中で、どれぐらいその幅を広げてやれるかというふうなことは、1カ所よりは2カ所、2カ所よりは11カ所と、こうなるんですね。しかし、それはやはりほどよく、また絞り込まなければならない内部の実情もあるということをぜひこの場でお話を申し上げてご理解いただきたいと思います。
これは職員がですね、まさに厳正公立、中正の立場をとらなければならないものは、職員みずから行くことになりますね。それこそどなたか求めて、立会人1人で済む問題でもありません。したがいまして、1人ならずとも2人、3人、複数というふうな形での町職員の配置が必要ですので、それと職務との影響度というふうなこともあわせて考慮、検討しなければならないというふうなこと。そういったことも織り込んでですね、検討はしておりますので、ぜひ安住議員の趣旨を受けて、原点は全く相通ずるところがありますのでね、十分吟味、検討させていただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 病院、施設に関しては。
町長(若生英俊君) 不在については、趣旨を受けてですね、相手があることでありますので、その辺のところも検討させていきます。
議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) この通知に関しましての昨晩の呉市の報道につきましても、やはり医療機関の協力がないとなかなか進まないというのも報道されておりました。したがいまして、医療機関等との連携を保ちながらですね、あと額面的にもですね、呉市ではレセプト点検とか保険事業、それも絡めてお願いして約4,000万円ほどの支出をという、そういうこともございますので、そこら辺の費用を考えながら導入に向けたものを考えていきたいと思っております。
議長(渡邊俊一君) 次、16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、2件質問をいたします。
初めに、公費による子宮頸がんの予防ワクチン接種を急げということですが、同僚議員が先に質問をされまして、一部重なる部分もありますけれども、あらかじめ通告をいたしましたとおりに質問をいたします。
女性の死亡原因の高位にある子宮頸がんは、特徴的な初期症状がないことから発見がおくれることが多く、進行がんになると治療に難渋するとされております。死亡率の高さとともに妊娠できなくなる可能性が高いことから、本人の人生にとっても社会的にも大きな損失となります。セクシュアルデビューの低年齢化が進む中で、20代の子宮頸がんは最近の20年間で6倍になり、子宮頸がんと診断された人が年間1万5,000人に上り、約3,500人が亡くなっていると。これは対がん協会の冊子にも書かれております。
一方で、子宮頸がんは、町長もご答弁されたように、唯一予防可能ながんでもあり、ワクチン接種による予防効果というのは、もちろんワクチン接種が万能ではありませんし、副作用についても念頭に置く必要がありますけれども、しかしそれでも20代に限れば約90%予防が期待できるということで、治療の苦痛や治療費の問題、その間の労働喪失、さらには妊娠できなくなるなどのマイナス面を考えれば、予防ワクチン接種の推進は検診率アップとあわせて少子化対策として大変重要な課題だと考えます。
今、予防ワクチンの接種を全額公費で助成する自治体が急速に広がっており、徳島県のように都道府県レベルでの実施を決めて、14歳の女子に県と市町村が折半して全額補助をするという例も出ております。こうした流れを受けて国も2011年度予算に子宮頸がん予防費を計上する考えだということが表明されております。住民の要望も強く、富谷町としても対応が迫られているところです。
そこで、まず第1に、予防ワクチン接種の効用をどのように認識されているか。
また、富谷町でも全額公費負担による予防ワクチン接種を急ぐべきですが、当局にそのお考えはあるのか、伺います。
具体的な予算措置の問題ですが、ワクチンの接種は腕への筋肉注射だということですけれども、接種の適齢とされる11歳から14歳の女性に3回接種。これは、まず初回接種をして、それから1カ月半後に2回目、さらに初回から半年以内に3回目をやると。これで1回の接種と、ワンセットで1回の接種というふうにカウントするわけですけれども、このワンセットを接種した場合に、個人負担は諸費用を含めて5万円から6万円になります。これを小学校6年生と中学校3年生への女子児童・生徒に限定をして、富谷町が全額公費で実施した場合、ことし5月の時点で合計590人ですから2,950万円でできます。
先ほどの町当局のお答えでは、5,900万円余ということでしたけれども、これは小学校6年生から中学校3年生まで全員に接種をした場合の金額だということだと思います。
仮に、毎年小学校6年生もしくは中学校3年生のどちらかに限定をして接種をする仕組みをつくれば、およそ330人程度、1,650万円程度ということで予算措置が済みます。加えて、既に中学を卒業した高校生や成人女性などでワクチン接種を希望する人に全額公費助成を行ったとしても数千万円で実施可能と考えます。
そこで、町としては全額公費でワクチン接種を実施した場合、何人にどのぐらいの予算措置が必要と試算されているのか、改めて伺います。
富谷町における子宮頸がんの罹患状況とその医療費の実態についてはどのように把握されているのか、伺います。
この質問の最後ですけれども、予防ワクチンの接種方法についてですけれども、ワクチン接種をより効率的に漏れなく実施する上で、学校での集団接種方式は大いに検討されるべき方法だと考えます。既に栃木県大田原市が全国に先駆けて小学6年生を対象に集団接種に踏み切った例や群馬県前橋市が学校単位で接種希望者を募る集団接種を検討するなど先進例が生まれています。個人任せにせず、学校が希望者を募って集団接種をするなど、方法論も含めてどのように検討されたのか、伺います。
次に、国保税の減税と制度の改善を求めるという質問をいたします。
この国保税の減税についてはこれまでも何度も取り上げておりますけれども、今、高い国保税を引き下げてほしいという住民の切実な声にどうこたえていくのかということは、町政の大きな課題になっていると思います。
富谷町の国保加入者は、20代、30代、40代の合計が加入者全体の約30%しかなく、50代が12.8%、60歳以上が約45%となっており、比較的年齢の高い層の方々が国保を支えているという状況です。サラリーマンなど現役世代は社会保険に加入をしており、若い人が多い町だという富谷町の特徴が国保制度にとってはむしろ裏目に出ているという状況にもなっています。加入世帯の経済状況を見ましても、収入が年金だけという世帯が加入者全体の約2割に達し、年金のみの世帯の平均所得は何と74万円という状況です。国保加入世帯全体の平均所得も150万円を少し超えた程度で、国保加入者の担税力が弱いという現実が浮かび上がっております。このことが富谷町国保の歳入構造の弱さの要因となっており、その結果、高い国保税が払えずに滞納する人がふえ、国保財政を圧迫し、さらに保険税が高くなるという悪循環を生んでおります。
こうした状況のもとでは、増税というやり方は何の解決にもならず、増税すればするほど滞納者がふえ、ますます財政が硬直化する結果を招くということは、これまでの経過を見ても明らかだと思います。
こうした状況を打開するには、町が思い切った減税を実施して、納付できる人を1人でも多くふやす以外に道はありません。減税のための一般会計からの繰り入れについて、町長は、「国保加入世帯は全体から見て少なく、税金を投入することはできない」という趣旨の答弁をされましたが、しかし、全世帯の3割、人口の2割が加入する国保を少ないと決めつけるのは疑問です。サラリーマン世代もいずれは退職をして国保に加入します。言ってみれば、国保の問題は全町民の問題だと言っても過言ではないのです。
そこでまずはっきりさせたいのは、「国保は社会保障制度である」というこの点です。国保法の第1条は、この法律は「国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的とする」とうたっております。国保制度が社会保障制度であるということを明確にしております。町当局がしばしば口にされる「相互扶助制度」という文言は、法律のどこにもありません。国保制度が国民の命と健康を守る社会保障制度であるいうことをまずしっかりと認識することが問題解決の第一歩だと思いますが、当局はどうご認識されているのでしょうか。
また、高い国保税が住民の暮らしを圧迫している現状、これを自治体当局としてどのように受けとめておられるのか。富谷町の1人当たりの国保税額と医療費が県内市町村の中でどのような順位にあると認識されているのか、これは新しい年度での数値を伺いたいと思いますが、あわせて伺いたいと思います。
具体的な減税の方法論についてですが、これまでも指摘されてまいりましたように、国保・医療分の「資産割」の税率は「固定資産税額の30%」となっていて、固定資産税を払った上に国保でも資産割を払うという「固定資産税の二重取り」という状況になっています。また、富谷町の均等割額、1人当たり2万7,600円というのは、県内市町村の中で塩釜市に次いで2番目に高いのです。平等割の1世帯当たり3万9,900円というのは、県内で一番高い額となっております。こうした税率の高さが、県内トップクラス、全国でも上位の高い国保税の原因となっているわけですから、資産割の廃止、均等割・平等割の引き下げは避けられない課題となっていると思います。
では、財源をどうするかという点ですが、これも十分に確保できるということを強調したいと思います。
一つは、国保会計の基金ですが、平成21年度の国保会計決算は9,350万円余の黒字を計上し、基金の残高が2億9,230万円となっておりました。これは、富谷町の医療費の約10%に相当する金額で、国の財政健全化指標が示す基準、これはその町の医療費の5%ということが一つの目安となっておりますけれども、この目安から見ますと2倍相当の金額となっております。これを減税の財源として活用することは、極めて妥当な道だと考えるものです。
それで、もう一つは一般会計からの繰り入れです。今、一般会計の基金残高は七つの基金合計で64億4,800万円を超え、そのうち特に目的を定めていない財政調整基金、何にでも使えるという財政調整基金だけでも40億5,400万円に上り、町政史上最高の残高となっております。平成21年度の実質的な黒字は5億9,000万円で、この数年間の黒字額は異常ともいえるほど大きなものとなっております。その黒字を生み出す要因の一つとして、平成17年から19年にかけて行われた住民税の「老年者控除廃止・公的年金等控除縮小・低所得高齢者の非課税限度額の廃止」など、高齢者への課税強化と定率減税の廃止というのがあります。これによって町の住民税収入は、当時のご説明によりますと年間3億円前後の増収になるということでした。これは、恒久的な減税措置がなくなったということですから、住民からすれば恒久的に負担増となったわけで、町にとっては増収になるということで、この増収効果は結局将来にわたって続くものです。この増収分は住民に還元すべきものであり、最も切実な国保税減税の財源として考える根拠となると思います。
国保税を減税すると国保制度が持続困難になるかのような議論もありますけれども、一般会計からの繰り入れを行えば、大幅減税を実施しても国保制度は持続可能だと考えられます。当局はどのようにこれを認識されていますか、伺います。
次に、富谷町国保の制度の改善について2点伺います。
まず、滞納者へ資格証明書発行や保険証の「留め置き」などの制裁についてですが、「資格証」というのは国保の加入者であるということを証明するだけであって保険証ではありませんから、病気になれば医療機関の窓口で医療費の全額を支払わなければならないことになります。お金がなければ病院にもかかれない、命を奪う結果にもつながる人道的な問題です。この点について長妻厚生労働大臣も、「払えるのに払わないと証明できた場合以外は、慎重に取り扱うよう自治体にお願いする」と国会で答弁をしております。
そこで、富谷町が資格証を発行している人は、払えるのに払わないということが証明されているのでしょうか、根拠を伺います。
また、町当局により保険証の留め置き、これは短期証の方々の保険証を一律に送付をしないで、窓口への納税相談を行った人にだけ保険証を交付するということで、町当局の窓口に留め置く、こういうことを指しておりますけれども、この保険証の留め置きや事業主の保険料逃れで無保険になっている人など、事実上の無保険者はいないのか、その実態把握はどのようになされているのか伺います。
制度改善のもう一点として、国保法の44条に基づく窓口での自己負担の減免については、現在、一時的な所得減が対象となっておりますが、雇用情勢が改善されない中で、慢性的な低賃金・低所得状態の人がふえております。制度の趣旨からすれば、恒常的な低所得者も制度の対象とするなど、改善が必要ではないでしょうか。伺います。
国保制度の今後に関してですが、民主党政権が国保の広域化ということを進めようとしております。町長は3月議会で、同僚議員の質問に答え、「県単位の広域化は声を高くして要望していきたい」という趣旨の答弁をされておりますが、どこの市町村も財政悪化に苦しんでいる中で、広域化をしても何の解決にもなりません。それどころか、後期高齢者医療制度のように議会の直接的なチェックさえ届かないものになりかねず、首長として広域化推進を県に求めるというのはいかがなものでしょうか。
いずれにしても情報が少ない現在、県と市町村の協議の進捗状況や今後のスケジュール、支援方針の内容などについて、どのような説明を受けているか伺います。また、国保の広域化によって、富谷町の国保財政、制度にどのような影響が出ると認識されているのか伺います。
最後に、市町村団体として国に対してぜひ強く要望していただきたいのは、国保に対する国庫負担率を、現行の給付費掛ける43%、実質的な医療費の33%に相当するものですけれども、こういう国庫負担率だったものが、現在、給付費の43%というふうになっておりますけれども、1984年当時は、医療費の45%ということで負担されておりました。大変高いものだったわけです。この国庫負担率をもとの1984年当時の負担率に戻していくということが今重要になっていて、この国庫負担率の削減を、平成21年度決算をもとに本町の国保会計で試算しますと、単年度だけでも4億4,050万円が削減された計算になります。これをもとに戻すということは、国保財政及び町の財政にとっても死活的に重要な問題だと考え、当局のご認識を伺います。
議長(渡邊俊一君) この際、午後2時20分まで休憩をいたします。
午後2時09分 休憩
午後2時20分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
永野議員の一般質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
一つ目は、ワクチン接種は子宮頸がんの発症及び死亡者を減少させるのに最も有効な手段であるとの認識でございます。
公費負担についてということで、前段申し上げましたけれども、国の動き、そしてまた任意接種、対象者数等々ございますので、十分検討を深めながら次年度に向けて対応してまいりたいと思います。
3、4、5については、原課からお願いします。
国保税のことでありますけれども、社会保障という国保法の第1条目的、昭和33年12月27日施行ということでしょうか、国保税の第1条のこの法律の目的をお読みいただきましたけれども、そのとおりであります。相互扶助の国民健康保険、国民皆保険制度の根幹をなすということと、加入者の相互扶助の精神によって成り立つ社会保障制度、社会保障と相互扶助という考え方、相矛盾するものではないとの考えを言ってございます。圧迫している状況というようなことで、それぞれ町長への手紙等も含めて、現状大変厳しい状況にある様子は、常々肌身で感ずるところでございます。それへの対応も含め、日々保険運営、国保運営に当たっているところでございます。
その中で、非自発的な失業者ということで、この4月に条例改正いたしましたけれども、給与所得の100分の30としての軽減措置が一部、一定図られたというようなところでありますけれども、このことをもってすべてが解決といいますか、状況を劇的に改善するほどの状況にはないというようなことも考え方としては持ち合わせているところです。
3番、国保1人当たりのということでありますけれど、平成22年度はまだ年度途中でありますので、その順位についてのデータは持ち合わせていません。状況といたしましては、平成22年度富谷町は、21年度同様のということで税率改定を行っておりません。県内を見ますと、9市町村で税率の引き上げ改定を行っていたということでございます。そのことによって、22年度の状況、21年度に比べて22年度の状況は変わり得る状況にあるのではないかというふうに思います。
四つ目、国民健康保険財政調整基金は、減税を目的とした取り崩しについては、依然慎重に検討すべきものと考えております。さらに減税を目的とした一般会計への繰り入れについては、これまでどおり法で定められた基準内の繰り入れで対応してまいりたいと考えます。
次のことです。払えない特別な事情が証明できる方については、窓口で十分状況を、お話を聞きながら対応しておりますので、長妻厚労相がおっしゃる発言の趣旨は、発言以前から富谷町の窓口での対応としては慎重なる取り扱いをいたしてきております。
六つ目については、受け取りに来られない方、短期被保険者証の交付ということで、1、3、6カ月の短期証の交付については、とりに来られない方は90世帯ということでございます。全体の23%、対象者の23%ということでしょうか。93%で全体の23%ですということです。そのような方に対しては、電話連絡や直接訪問をし、納税相談の機会を設けることやら、設けたいというようなことで訪問しておるところであります。しかしながら不在等で連絡をとれない場合の方々がほとんどであります。
議員の言う事業者の保険料逃れで無保険になっている人という表現でありますけれども、町といたしましては、他保険の事業についてでありますので、現実的には実態を把握する手段がございません。
次、恒常的な低所得者にも対象を広げるということでありますが、恒常的な低所得者の方については、保険税そのもので負担が低く抑えられているという状況にありますので、今以上の軽減は考えておりません。
広域化につきましては、ことし7月、市町村国民健康保険主管課長会議において、次のような協議を行ったと。
一つは、広域化と支援方針の概要。策定要領などについて県から説明を受けました。今後については、年内じゅうに市町村国保広域化等連携会議を立ち上げると。協議を二、三回実施すると。そして、今年度は収納率の標準目標を策定することまで進めたいということです。国保の広域化については、保険財政の安定化、負担の公平化、事務の効率化などが期待されるものでありますので、私どもとしましては、市町村国保広域化連携会議の中でその推移を見守ってまいります。
最後です。国庫負担率の引き上げなど、財政措置の拡充。従前どおり町村会を通して国に要望いたしております。今後とも他町村とも連携をしながら、必要な要望をしてまいります。
以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) ワクチン接種の適齢ということでございますので、その公費負担の試算はと。それから、集団接種はということでございます。
子宮がんワクチンにつきましては、接種につきましては、現段階では任意の接種でございますので、現段階では集団接種は考えておりません。
子宮頸がんの接種対象者につきましては、小学校6年生から中学校3年生まで全員と考えておりまして、約1,200名ほどでございますので、午前中にお答えいたしましたように5,960万円ほどと試算しております。
それから、子宮頸がんにかかる医療費は年間に幾らかということでございますけれども、子宮頸がんといっても、その症状やいろいろなものがございます。それから、議員のお話にありましたけれども、年間に1万5,000人という方々が罹患なさるということでございますので、それを割りますと、若干の数字という形にしかなりませんので、医療費については推計はしておりません。
以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、子宮頸がんの予防ワクチンについてですけれども、国がその3分の1を持つと。残り3分の2について、これは確認なんですけれども、町がその3分の2全部を負担をして、対象者ご本人についての自己負担はないと。つまり、全額公費でできるようにするということなのかどうかを改めて伺います。
それから、小学校6年から中学3年までですけれども、これは予防ワクチンの効果が20年以上続くということですから、若い女性が10代のころに1回受ければ、あとは大人になってやるかやらないかということだと思うのですけれども、平成23年度は、今お話があったように小6から中3まで全員やるとしても、次の年度からはそこまでは要らなくなっていくわけですよね。その際に、学年を小6にするか、中3にするのか、別の学年にするのか。この辺についてはどういうお考えなのかを伺います。
それから三つ目ですけれども、仮に体調が悪くて受けられなかったという人が、次の年に受けるということは可能ですけれども、中学を卒業してしまったとか、あるいは1年待たずにできるだけ早く体調が回復次第受けたいと思う人がいたり、あるいは成人した女性でぜひ予防ワクチンを接種したいという人がいた場合に、こういう人たちについても全額公費負担でやれるというふうに考えていいのでしょうか、伺います。
四つ目ですけれども、集団接種についてはやらないということでしたが、今予防接種法というのは、伝染病を中心に考えられている法律ですが、今回国が150億を出すということを決めたわけですから、つまりは公的なものになってきているわけですよね。町ももちろん出しますしね。そうすると、万一後遺症が残るような事故があった場合にも、救済措置についても当然道が開けてくるというふうに考えていけると思うのですが、そういう可能性が十分ありますので、せっかく町として決断をして、いいことをやるわけですから、最も効果のあるやり方、集団接種ということを早い段階で検討するべきだというふうに思いますが、この点はどうでしょうか、伺います。
次に、国保の問題ですけれども、富谷町の21年度の国保の決算を見ますと、国から交付される普通調整交付金、これが1億5,000万ほどでした。9%カットということですよね。収納率が84.9%でしたから、そうすると減額率が9%ということですね。ということは、1,500万円ほどカットされているということなんですね。もらえるお金がもらえなくなっている。ということは、収納率を上げるということが大変大事だと思うのですが、その場合に、払えるのに払わないという人がいないと、つまり町長は先ほど長妻厚生労働大臣の話は、富谷町では当てはまらないといったような趣旨のご答弁でしたから、逆に言えば、富谷町では、そういう払えるのに払わないという悪質な方はいないというふうに受けとめたわけですが、そうすると、払いたいけど払えないという人が払えるようにしていって、その収納率を上げることが、一番健全化につながるというふうに思うのですけれども、この点についてはどうお考えなのでしょうか。
それから、資格証と短期証の問題なんですけれども、もう一度改めて、端的に町長にお答えいただきたいのは、払えるのに払わないの話ですが、富谷町は払えるのに払わない人はいないというふうに町が認識していると受けとめていいのかどうか。改めて、これは町長にもう一度。課長ではなくて町長に改めて伺いたいと思います。
したがって、先ほど短期証の話で、現時点で短期証が90人、まだ手元に渡っていないと、対象者に渡っていないということでした。間もなく更新の時期が来るのに、90人もの方が結局1年近く保険証なしで暮らしたわけです。これは、納付相談とセットで、納付相談に来ないとだめと、会って話ができないとだめというやり方をするからこういうことが起こるので、とにかく一律に保険証は送付すると、ほかの一般の加入者と同じように一律に保険証を送付するということをやるべきではないかというふうに思いますが、どうでしょうか、伺います。
五つ目なのですが、広域化の問題ですけれども、保険財政共同安定化事業というものに対して、市町村の国保がそれぞれお金を負担しているわけですけれども、従来の出し方というのは医療給付費の実績に応じて出すということが中心になっていました。つまり、国保に入っている人が、医療費にかかったその額に応じて負担すると。ところが今度広域化によって、どういうふうに流れが変わっていくかというと、医療費に応じてではなくて、加入者の数だとか、加入者の所得に応じて負担をするという方式になっていく、転換されていくということが言われています。そうなりますと、使っている医療費は少ないのに、富谷町の場合ですよ。使っている医療費は少ないのに、人数割だとか、所得割ということでいったら、所得は比較的富谷町は県内でも高いですし、平均所得がね。そして、頭割りということだと人口も多いですし、そういうことで考えますと、富谷町は不利になりますよね。こういうやり方が今なされようとしているときに、広域化が富谷町の国保にとってプラスになると思うのかどうか。町長にこの点についてもう一度伺いたいと思います。
以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ワクチンについては、何度もお話ししておりますように、平成22年度に向けて準備をしておるというふうなことで、23年度に向けてね。確約しているものは今何一つございません。そういうことを前提に、個別にその後もというふうなことの答弁は難しい、できないのだなというふうに思います。ですからもう少し状況を見ながら、12月に向けて検討してまいりたいというふうに思います。
どちらにしても150の枠、最終確定値ではありませんので、それぞれ国政に向けて、3分の1と言わず全額国でやりませんかというような声を、私どももなお今からも継続して粘り強くやっていきますけれども、議員の皆さんあるいは議会とて、その思いはぜひ共有していただきたい、このように思います。
国保については、払えるのに払わない人はということなのですけれども、私のところに報告はありませんので、報告がないゆえに、そういったケースはないというふうにお話を申し上げます。
ここに、やはり国保、保険というものの相互扶助という考え方が、公的な保険については非常に色濃いんですね。年金制度もそういった側面があります。民間保険との決定的な違いはそこだという、相互扶助の色合いが非常に濃い、公費も入ってというふうなこととなります。ですので、そういう意味で社会保障、相互扶助、言葉のやりとりではなくて、社会保障の中にそういった相互扶助というような考え方の中で国保が運営されてきていると、こういうものもまた実務上現状であります。国保短期証についても、先ほど申し上げたように、現行の方法で進めてまいりたいというふうに思っています。
広域化については、富谷にとって不利かどうかというふうな短期的な状況で私は見る問題ではないと思います。まだ不利より、近時の短期的に不利かどうかというような検証も、また裏づけもありませんけれども、そういう立場で広域化を主張しているわけではありません。やはり、先ほどの公的保険、相互扶助というふうなことからすれば、被保険者加入者数が、ベースが広ければ広いほど、それは相互扶助の体をなす保険制度、今以上に強化され、補強された制度になるのではないかなというふうな認識を現状持っています。
以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) まず、対象者ということでございますけれども、現段階で担当課としては、1回目の実施と、来年度実施というのは確約ではございませんので、1回目、1年度目は小学校6年から中学校3年までやった次の年は6年生かなとは考えております。年々の6年生を対象にというような形でやっていくのが望ましいのではないかと。ほかの町村でも大体そのような方向で考えているというのが大きなところでございます。ですから現段階としては、対象年齢と言われている小学校6年生から中学3年生までということでの範囲で考えております。対象者については。
それから、集団接種ということなんですけれども、現段階で任意ということ。それから、保護者とかいろいろな問題もありますので、現段階では医療機関で接種するのが一番いいのではないかと考えております。
以上です。
議長(渡邊俊一君) 体調が悪くて、その時期に接種できなくて繰り延べになった場合にはどうするかというような質問がありました。
健康増進課長(小松巌君) 接種期間をどのくらいに設けるかというので解消できるのかなと思いますので、やることになれば1年間ぐらいの接種期間を設けるというような形で契約することによって、期間がその時期だけというようにはならないような方向で考えたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、平成23年度に向けてはまだ確約していない。子宮頸がんの予防接種ですね。確約してはいないと言っておられますけれども、これはかなり準備が進んでもおられるようですから、内々に。必ず実施をしていただきたいということを申し上げて、今この議会で、早目に議会に対してきちんとした態度表明をするということを求めたいわけですが、それをなさらない理由はどういうことなんでしょうか、伺います。
国保に関しては、それでは財政健全化、払える人をもっとふやすということを進めていくために、収納強化をすると、取り立てを強めるだけでは解決にならないということは、もう数値を見れば明らかなわけですが、減税して払えるようにしていくということが、そして担い手をふやしていくということが一番健全だというふうに思うわけですけれども、こういうことについては、これからについても検討されるつもりがないのかどうか、伺いたいと思います。ぜひ検討するべきだというふうに考えますがどうでしょうか。
それから、広域化については、富谷町という狭い範囲だけで物を考えないということのご答弁、趣旨でしたけれども、これは、国保全体を考えたときに、広域化に進んでいけば、これはチェックもできなくなるだけではなくて、負担を強める歯どめになるものもなくなっていく。町の財政にとっても、先ほど申し上げたように負担が強くなる可能性がある。ということで、いいことは何もないと、簡単に言えば、というふうに考えるわけですが、広域化を推進するという立場はぜひ捨てていただきたいなというふうに私としては思いますけれども、改めて町長、いかがでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 収納強化も大事なんですね。この解決策に。収納強化に減税ですと、こういう論調ではないです。減税ももちろん視野に入っていることでありますけれども、一つ目については収納強化も、現状、相互扶助という観点からすれば、医療にかかる3割の負担で10割の、お医者さんに安心してかかれるというこの制度からすれば、前提がそこにあるわけです。収納強化も重要な課題ですと、こういうふうに申し上げます。
二つ目の広域化については、言葉を繰り返すあれもなく、これはそこまで言うのは私は全然相入れません。いいこと何もないよとか、広域化の発想を捨てろとかという、この議場で言う発言は、私はまさに相入れません。したがいまして、この現状を打開する方向として国民みんなで日本の将来を安心して、それこそ社会福祉、社会保障というふうな枠の中でこの国保制度、世界に冠たるというようなことでありますので、みんなでそれこそ支え合いましょうという、まさに日本らしき、よき風土、風習の中で育ってきたんだろうと思います。そんなふうなことで、ジェネリックのことで医療費を下げる、自己負担も下げていただく、なるべくお医者さんにかからない策、事業、そういったことも組み立てていく。そのためには大いに人とコミュニケーションをし、笑うのも効能ありそうだよ。大いに腹の底から笑いましょうなんていうのも含めて、医療費削減なんていうことも大きなこと。ですから、一つのことにのみならず、非常に多様な、富谷町の4万7,000、そしてまた国保の少ないとは申せ1万をちょっと切るぐらいの皆さんが被保険者としているわけですので、ぜひ皆さんともども、その可能性を追求していきたい、そんなふうに思います。
議長(渡邊俊一君) 次、17番浅野幹雄君。
17番(浅野幹雄君) 私は、町民の生命と財産を守る施策をと題しまして、次の質問を行います。
近い将来非常に高い確率で発生が予想される大地震や火災などに備え、我が町としても、消防・防災対策事業に、平成21年度決算額で5億425万6,000円を費やし、多くの事業や啓発活動に取り組んでまいりました。その事業の中の防火活動支援団体、いわゆる地域婦人防火クラブは、各地域や行政区での防災訓練や啓発活動の推進に多大なる尽力をいただいております。
しかしながら、平成22年3月末現在、富谷町44行政区の中で、婦人防火クラブが組織化されているのは31団体であります。残りの13行政区にも、早急に婦人防火クラブを立ち上げるべきではないでしょうか。ことし5月に実施した住宅火災報知機設置状況調査については、各行政区の婦人防火クラブが中心となり、調査をしていただきました。その結果、31町内会は実数調査ができましたが、残りの13町内会は、案分での算出のため、設置率とは表現できず、推計普及率との表現になってしまいました。このようなことから見ましても、未設置地区の婦人防火クラブの早急な立ち上げが必要と考えます。
また、自主防災組織についても、大変厳しい状況にあります。昨年度は自主防災組織設立に対する支援として、「自主防災組織のすすめ」を作成し、各行政区に配布したようでありますが、平成21年度中の新規設立は2行政区2組織でありました。平成22年3月末現在の設置数は、17行政区12団体となっております。我が町の近くの自治体であります東松島市では、既に昨年3月に市内全地区100%の設置を果たしております。早急な設置に向けた対策が必要と考えます。
次に、来年6月までに義務づけられた住宅火災報知機の設置促進について伺います。
先ほど紹介いたしました住宅火災報知機の我が町の設置状況は、調査した31町内会の設置率は47.8%、案分で算出した町内会を合わせた町全体では52.6%となっており、まだ半分の設置にしか到達しておりません。この設置義務は、火災から大切な命と財産を守る手段として大事な施策であります。ことし7月、政務調査に伺いました高知県香美市では、6月までに市の全世帯1万世帯に全戸無償配布を行いました。総費用額は2,000万円だそうであります。町民の生命と財産を守る施策について、次の4件について伺います。
1.住宅火災報知機の全世帯設置に向けた町の今後の取り組み計画をどのように立てているか。
2.100%設置に向け、町内全世帯に住宅用火災報知機を現物配布する考えはあるか。
3.地区婦人防火クラブの全行政区設立に向けた取り組み計画をどのように立てているか。
4.自主防災組織の設立に対する支援策をどのように行っていくか。
以上、4件について伺いまして、私の質問といたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げますが、火災報知機の全世帯設置に向けてということでございますが、なかなか全世帯にという方向性、最終形はそこに置きたいところでありますけれども、現実なかなかいろいろ経緯がありまして、全世帯設置、最終的にいつのことになるやらと思いながら、その現状、23年6月1日という一つの設置義務づけの期限もありますので、そういったところに向けて努力してまいりたいというふうに思います。
現物を配布する考えは当面ございません。予定はございません。
婦人防火クラブの全地区設置ということで、これも立ち上げるべきだというふうに趣旨でお話しいただいておりますけれども、ずっとそのことで婦人防火クラブの活動の様子とその歴史と内容からして、必要性は十分私どもも認識しておりますし、防火クラブの会長さんもその旨、あるいは議員の中に会員さんもいらっしゃるわけです。本当に白かっぽう着姿での活動の様子を見るにつけ、大変必要だというふうなことと、折々にご活動、町民の前に立ってご活動いただいているところです。数といえば、先ほど言うとおりでありますけれども、これも前にもお話しいたしましたが、新しい比較的若い層、そしてまた新しい団地という地区について、まだその動き、機運が十分熟成しないというところです。対策監を中心に折々にその策、どうやったら、あるいは単に町内会イコール一つの婦防クラブではなくて、日吉台、大清水一・二丁目合わせて婦防クラブの芽が出ないかなとか、あるいは明石台のすべての第1から第6までですね、芽が出ないかなというようなことで、町内会イコールそれに見合う婦防クラブというふうな出だしから欲を言っているわけでもございません。
そんなふうなことで、明石台地区、大清水地区、そして成田地区、杜乃橋地区、上桜木地区というふうなことで、一覧にすれば組織されていないところも用意しながら鋭意努力してきたところでございます。なお、引き続き努力してまいりたいと思います。
自主防の組織についても同様でございまして、全行政区に結成をいただくことで、去年7月には自主防災組織のすすめというふうなことで、手づくりのいわゆる指針といいますかそういったものも対策監のもとでつくって、それぞれ行政区に配布をしご協力を求めたところでございます。
以上です。
議長(渡邊俊一君) 17番浅野幹雄君。
17番(浅野幹雄君) ただいまの答弁の中で、全戸配布はしないと。これはわかりました。
1番目の町の今後の取り組みですね。なるべく100%に近い、来年の6月になるかいつになるかわかりませんけれども、その対策ですね、手段、それから啓発活動、これをどのように行っていくのか、計画はないんでしょうかね。その具体的な内容が答弁ないと何もしないのかと、こういうふうになってしまいますので、その内容について伺いたいというふうに思います。
それから、婦人防火クラブについては、一つの町内会で無理であれば自主防災組織のように近い地域で防災組織を組織しているところもございますので、そういった指導をどのようにしていくのかというふうな部分もお聞きしたいと思います。
それから、火災報知機については、昭和50年の中ごろだったでしょうかね、酒田大火がありました。これは私もちょうどそのころボランティアで火事の後行ったわけですけれども、市街地の半分以上がもう焼け野原、すごいものです。爆弾が落ちたような格好になっていましたけれども、これはやはり初期発見と初期消火がおくれたためと、それから途中で吹いた季節風によって大きな災害になったわけですね。火災報知機というのは早期発見ですね、これがやっぱり役に立つわけですね。やっぱり夜中に寝ているときに煙、火が回ってからでは逃げられないという、命の安全を保障するということで火災報知機も必要です。
そういった部分で、ぜひやっぱり自分の命、財産を守るためと、それからやっぱり自分の地域を守るためもあるんですね。というのは、酒田の大火のように、あんな大火はだれも予想していないわけですけれども、タイミングによっては延焼するおそれがあるわけです。1年半ぐらい前に町中で火事がありましたけれども、あれは中学生の退校時に発見して、早期発見であのぐらいでおさまったわけですけれども、そういった意味で、特に宅地の狭い団地、鷹乃杜、それから東向陽台、とちの木なんかは狭いですね。そうすると早期発見がおくれれば状況によっては延焼するということで、近隣に迷惑をかけるという部分もありますし自分の地域を守るということもありますので、そして町全体を守るというのがやっぱり我々でございますので、配布はしないということでありますけれども、それは方策だけでも100%に近い設置を目指すんだという町の姿勢をやっぱり町民に知らせることが啓発活動につながると思うんですよ。こういった方策をどのように考えているか伺います。
それから、婦人防火クラブの方が調査しまして、案分という地区がございましたけれども、この案分についての計算方法がわかればお聞きしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 100%設置に何の異論もありませんので、引き続き全世帯設置に向け啓発努力に努めてまいります。
婦火クラブについては、先ほど申し上げましたように消防団の団員募集という9月号広報を出しましたところ、杜乃橋地区からぜひ協力したいという、そういった広報を通してのお申し出もあったことをもってすれば、何かの工夫、もう少し会長さんともご相談しながら工夫の余地あるんだなというふうなことを思っていますので、引き続き取り組んでまいります。
案分についてはちょっと私持ち合わせておりませんので、担当課でお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 婦人防火クラブが設置されていない行政区については案分で算出しているところでございまして、案分に当たりましては、黒川消防署の指導のもとに案分率を決定して算出しているということでございます。
議長(渡邊俊一君) 17番浅野幹雄君。
17番(浅野幹雄君) ただいま町長から啓発活動を行っていくという話がございましたけれども、この方法は広報とみやによって行うのか、どんな形でやるのでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今の、一つの手法としてあろうかと思います。総合的に考えます。
議長(渡邊俊一君) 19番千葉達君。
19番(千葉達君) まず1番目の質問ですが、本町の児童虐待防止対策について。
日常的に児童虐待に関する報道に目を通してきていますが、特に先月の大阪市での事件、母親が幼児2人をドアにかぎをかけ部屋に置き去りし、全くの子育て放棄、幼児たちはなすすべもなく餓死してしまいました。一体こんなことがあってよいのだろうか、強い憤りが込み上げてきます。こうしたことが本町においてはあってほしくない、あってならないと考え、質問するものであります。
児童虐待が起こる主たる要因は、親権者たちの社会的・経済的・精神的事情、また子育て責任の無知・無気力等々が複合的に作用して起こるものと考えられます。
まず質問の第1点目に、児童虐待発生に対する町長の見解を伺います。
第2点目に、本町の児童虐待数は行政実績報告書によれば年々増加傾向にありますが、改めて児童虐待実数と事例を挙げての対応を伺います。
3点目に、本町では、高齢者・障がい者・児童虐待を包括した富谷町虐待防止協議会設置要綱を平成21年4月1日付をもって改正され、虐待防止に積極的な取り組み姿勢を示しております。その協議会の機能を十二分に運用されれば万全かと考えますが、その機能性はいかなるものかを伺います。
第4点目に、虐待問題解決には当事者へのプライバシーの侵害、いろいろな法的制約をクリアしながらの地道で大変な業務だと理解しているつもりですが、実際解決へ向けてのネックとなる点をお伺いします。
第5点目に、本町の啓蒙活動は児童虐待のみならず、おのおのもろもろの悩み、困り事の相談窓口、そして新生児、幼児、児童の教育及び支援に関する数々の催事、またサークル活動等々の紹介、案内を広報とみや、公民館だよりで毎月掲載されております。しかし、当事者がこうした情報発信に対して全く無関心、むとんちゃくであれば別な問題とはなりますが、本町の児童虐待防止に対する啓蒙活動の内容を伺います。
2番目に、全国大会に出場する児童生徒への支援体制について。
ことしの中学校総合体育大会において予選を勝ち抜いての結果、団体競技、サッカーでは東向陽台中学校、個人競技、水泳で1名、陸上で2名が堂々たる成績をおさめて全国大会出場を果たしております。大変喜ばしく思います。
近年、我が町の中学校卒業生からは、オリンピック出場者、また駅伝で活躍する選手、ほかにもスポーツ界に全国レベルで活躍する選手たちを数多く輩出しております。本人たちの先天的運動能力と努力もさることながら、各学校現場での先生方の熱心な指導の成果でもあると考えます。
ことしの夏、町長は、日吉台中OB野口君が主将をしている日体大駅伝部の合宿所への激励訪問、また、サッカー全国大会、東向陽台中の応援に駆けつけているようであります。こうしたことからも、町長のスポーツ振興に対する理解ある積極的な姿勢の一端がうかがわれます。
質問の第1点目は、東向陽台中サッカー部全国大会出場を祝しての垂れ幕が庁舎内に掲示されました。しかし、個人競技でも全国大会出場者がおりましたが、掲示されませんでした。したがって、垂れ幕掲示の基準を伺います。
第2点目に、全国大会ともなれば各年度により開催地が異なり、保護者の負担もそれ相当にかかると思います。町も費用負担が発生しますが、その助成金支給基準と厚遇を含んだ今後の方針を伺います。
第3点目に、本町では教育度日本一を目指し教育環境の施策を粛々と進められておりますが、今後も体育競技にたけた教師の確保、充実を図っていくべきものと考える一人ですが、いかがでしょうか。見解を伺います。
第4点目に、新学習指導要領により、再来年、2012年から中学校1・2年の保健体育の授業でダンスが必修になると先日新聞に報道されました。さらに、同時に体育の授業に武道競技が導入されると聞いております。武道競技といえば、柔道、剣道、相撲、なぎなたなどが想定されます。導入に関して、おのおの中学校現場での種目選択・決定、実施期間年数の問題、またこれらに係る教育委員会との関係などいろいろな課題があると考えられます。よって、その課題となる点はどんなものかをお伺いし、私の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
児童の虐待防止ということで大変大事な問題でございます。虐待防止法が08年に改正されて、いろいろ内部の状況、立ち入りを許可するとか、そういった法制度の面で一定改善された面はあるようでありますけれども、やはり親と子あるいは家庭内ということの中でなかなか中身が見切れないというふうな、そういう難しさがあろうかというふうに思います。
一つ目については、児童虐待、一部の特別な家庭に起こる問題ではなく、どこの家庭でも起こり得る問題ととらえるべきでありますし、保護者側の要因、児童自身の要因など多くの要因が複雑に重なり合い発生するという、一くくりで言えばそういうふうなことになろうかと思います。これらの面を認識しながら、児童ですからね、今から育つ児童生徒というあたりまでの範囲に広げれば、やはり育児の不安だとかあるいは孤立化をいかに軽減していくかとか、そういったことに直接的にはつながるのではないかなというふうに思います。
今、議員の質問、この席での質問をお聞きしながら、シルバー人材センターの「ほっと育く」の取り組みなどは本当にまさにそういったものを和らげるといいますか、取り組みであるんだなというふうに思います。あの狭い場所で、そしてまたしんまち通りのあの大友商店のあの場所でというふうなことで、21年の4月からだったでしょうか、取り組みを始めていただいたところでありますけれども、非常に町ではやれない、そういった側面が折々感じるところです。
そういったことで、西コミの改修の機能の中に、西側に、従前もそういった機能がありましたけれども、こういった機能もぜひあそこに付加をしたいということで、玄関から入って左側の二教室について、一教室半でしょうか、そういった機能、そして親子室というふうなことで予定してございます。本当にすべての健診機能をあそこにというと、なかなか今スペースとか対象人数とかの関係でできにくいところはありますけれども、例えばはっぴー教室だとか、10人、20人の規模ぐらいでしたらあそこでやれますというふうな取り組みも広がりが見えてきましたし、そういった意味で、居場所ですね、場所を開放するというか用意すると、そういったこともまた皆さんで意識啓発をすることとあわせて、あの景観とあの施設の中でこういった児童虐待の防止といいますか軽減といいますか、あるいは抑止、そういったところにひとつつながればなというふうに思うところです。
全国規模で言えば4万5,000件程度の虐待件数というふうなことのようですし、死亡児童に及んでも18名とか、被害児童181件ですかね、187人とかというデータも近々見たところでございます。
一つ心配なのは、児童相談所が仙台から名取に移転すると。富谷町としては懸念する。そういった面で、北部道路経由で混雑を回避して行けるというふうな面もありますけれども、距離的には仙台の中心部から南の方の名取に移転をするということで今準備が進んでおりますので、そういった面での不都合さをやや感じているところでございます。
足らざるところについては原課から答弁させることといたします。
もう一つ、全国大会にということで今お話をいただきました。大変富谷町の今の虐待とも相つながるところがあろうかと思います。まさに健全育成というテーマの中で、子供たちが結果として競い合って勝つという、参加することから競い合って、サッカーの試合は郡大会から始めて12試合か13試合目だったんでないでしょうかね。郡大会があり県大会があり東北地区大会があって、そこで準決勝で敗退して、3位決定戦、言葉で言えばですね、3位に入って山口県の山口市、防府市まで出向くと、こういうふうな成果につながったというところです。
やはり体育競技にたけた先生ということでありますけれども、それと相通ずるかと思いますが、指導者、私はすぐ「指導していただいている先生、どなたなの」というふうなことを必ず聞きます。指導者なくしては子供は育たないんですね。「あそこ勝ったとや」とか「全国大会に行くんだとや」ではなくて、やはり浅野 史先生です、子供さんをお持ちの富谷高校の後藤浩之先生ですと、そういう指導者、すぐれた指導者あってこそですね、それは体育の教諭、あるいは、そういった部活動経験、その種目経験がありなしにかかわらず、やっぱり指導者としてすぐれたわざとスキルと熱意と情熱を持った中でこのように子供たちとぴたっといくと非常にいい成果がおさまる、中学生よりそういうことが期待できるということであります。
ことしの東向陽台中学校のサッカーチームは18人。30数名でしたかね、部員さんがいて、18名の正選手が出向き、加えていわゆる応援というかお世話係含めて次の年に向ける10人も出向いて、身の回りの世話やら応援に一緒に参加をしたところです。非常に子供たちが素直であるということと、非常に勉強もよくする子供。東北大会から全国大会まで勉強……、ちょっと余談になりますけれども、朝の8時出発でした、山口に行くのに新幹線に乗るのに。学校教育課長によれば意外と子供たち来てないんだねという感想を持ったんだそうですけれども、何せ予定された塾があるものですから塾の方を優先せざるを得ないというぐらい、非常に勉強熱心な子供たちでもあるということです。現地に出向いても本当に勉強道具を持ってサッカーとともに頑張ってきたというふうなことで、非常に言葉で言えば模範生徒のようですね。そういう非常に生徒の環境、保護者の環境、地域の環境がぴたっと、そして指導者がそろって指導の効果があらわれて、ぐんぐん。申し上げますけれども、出だしは成中が有力候補でしたから。表紙も成中で予定していたんです。それが、ダークホースだったのか本来の力を持っていたのかはあれですけれども、東向陽台中学校がそれこそ郡で堂々たる優勝をして、とんとんとんいって全国までこまを進め、結果としては富谷町始まって以来の団体競技での全国大会出場。こんなふうな成果を得たことはやはり大きな。ただ、偶然ではないということをぜひ皆さんと共有し合いながら支援体制を強化してまいりたいと、このように思います。
以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかについては教育長でいいですか。基本法について。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、全国大会出場に関するご質問4点いただいておりますので、その件についてお答えを申し上げます。
まず第1点目の垂れ幕掲示の基準でございますけれども、これは先ほどご質問の中でも述べていただきましたとおり、今年度、中学校教育活動の一環であります中体連の個人競技では水泳及び陸上、そして団体競技におきましてはサッカー部が全国大会出場を果たしました。この結果、指導者の並々ならぬ熱意と選手たちの努力、そして保護者及び地域の強力な支援があってのことというふうにただいま町長の答弁にもありましたとおり私どもも認識しております。
垂れ幕掲示の基準でございますけれども、団体の球技が全国大会出場を果たしたのは富谷町始まって以来の快挙でございます。このことから、富谷町を挙げて応援していく意味からイオン富谷町店に垂れ幕の掲示、それから庁舎に垂れ幕の掲示をしたところでございますけれども、個人につきましても検討してまいりましたが、個人情報である氏名を掲げることへの配慮からこの点は断念をいたしました。このことから、今後も垂れ幕掲示は団体種目が全国出場を果たした場合というふうにしていきたいというふうに思います。
2点目の助成金支給基準の件でございますけれども、大会出場者への助成金支給基準につきましては学校教育活動振興事業費補助金交付要綱というのがございます。この要綱に基づき、学校教育活動において東北大会以上の大会に参加する団体等に対して補助金を交付いたしております。今後もこの要綱に基づきまして東北大会以上の場合は継続してまいりたいというふうに思ってございます。
続いて、指導にたけた教師の確保、充実という点でございますけれども、学習指導要領の改訂の基本的な方向というのは、その前に改正されました教育基本法の改正や現在の子供たちの課題等を踏まえ、生きる力の育成という理念を継承してございます。その生きる力を支える確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和を図ることが重視されてきてございます。体育の指導はもちろん、知・徳もバランスよく指導することができるすぐれた資質の教師を確保していくことが大変重要でございます。ほかの教育委員会との情報交換等を行い、すぐれた人材の確保に今後とも努めてまいりたいというふうに思っております。
また、現在富谷町に勤務している教師、先生方の持てる力をさらに高めるために、研修の情報等を学校に周知して、研修の機会等もふやしていく、充実していきたいというふうにも考えてございます。体育等実技の伴う指導は学校だけでは指導が難しい場合もございます。地域社会と連携しながら地域の指導者の活用を図り、指導内容の充実にも努めていきたいというふうに考えております。
次に、24年度、新しい指導要領から導入されます武道競技の件についてお答えをいたします。
武道が必修化される背景といたしましては、改正の教育基本法で伝統と文化の尊重が新たに規定されるとともに、この新しい学習指導要領においても伝統や文化に関する教育の充実が取り上げられました。このことを受けて保健体育科の改善の基本方針の中に、武道については、その学習を通じて我が国固有の伝統と文化により一層触れることができるよう指導のあり方を改善するというふうに示されてございます。また、生涯にわたる豊かなスポーツライフの実現に向けて多くの領域の学習を十分にさせた上で、その学習体験をもとにみずから探求したい運動を選択できるようにするため、第1学年及び第2学年ですべての領域を履修させる武道の必修化がここで図られました。
武道では、原則として柔道、剣道、相撲の中から一つを選択し、第1学年、2学年では、わざができる、楽しさ・喜びを味わい基本動作や基本となるわざができるようにすること、及び第3学年では、相手の動きの変化に応じた攻防を展開できるようにすることを技能のねらいとしてございます。地域や学校の実態に応じてその他の武道、例えばなぎなた、弓道、空手道、合気道等でございますが、についても履修させることができるというふうにもなってございます。
課題として考えられることは、男女ともに必修となりますことから、学習段階や個人差を踏まえ段階的な指導による安全確保に十分配慮することが挙げられます。また、これまで武道を教えたことがない教師の指導力の向上も大切な課題となってまいります。研修等を積極的に取り入れ、紹介しながら、これに対処していきたいというふうに思っております。
以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、2番目の質問でございます本町の児童虐待数と対応でございますが、児童虐待の事例といたしましては、平成20度では35件、平成21年度では44件というふうになっておりますが、この数につきましては、虐待の疑いがある通報や要保護・要支援児童も含まれての件数となっております。
また、対応といたしましては、福祉部3課というふうになっておりまして、機能を十分に発揮しながら部としての体制が整っておりますので、情報の共有化と早急な対応、正確な判断が実施されております。虐待の疑いがある通報を受けた場合につきましては、詳細を確認いたしまして情報収集を行い、すぐに福祉部の関係者が集まりまして受理会議を開催いたします。緊急性、安全性、それから手段を検討いたしまして、安全の確認が必要と判断された場合には、虐待通告は48時間以内の安全確保が求められているために、関係機関、警察に依頼いたしまして安全確認を行うための訪問を行います。また、緊急度の高い内容で保護が必要な場合につきましては、児童相談所への送致も実施できる体制といたしております。まず緊急度が軽度のものにつきましては、町において見守りや継続的な支援を行っていくというふうな体制になっております。
また、保育士が増員されておりますので、保育所では専門職の目から見た気づき、そういう行き届いた対応が実施されているところでございます。また、保健師が増員されておりますので、母子手帳の対面交付というようなことも行っておりまして、その中で虐待につながるようなところの把握も十分にできているという状況になってございます。
それから、富谷町の虐待防止連絡協議会の機能性のところでございますけれども、虐待防止連絡協議会につきましては、高齢者・障がい、それから成人、児童の三つの部門で構成されております。代表者会議、それから実務者会議、個別会議の3段階でいろいろな検討をすることになっております。実務者会議では、児童相談所、大和警察署、臨床心理士、それから私立幼稚園、保育士、教育委員等々、あと主任児童委員などの方たちにも入っていただいていろいろな機関でのいろいろな職種の方が集まって検討しておりまして、十分な支援の検証を行って有機的に進められている状況となってございます。
それから、ネックとなる点でございますけれども、先ほど町長がお話しになったように、やっぱり児童相談所が名取に行くというところは大変大きな問題になっております。そのほかに、どうしても虐待問題というとプライバシー保護というところが先行しまして、なかなか通報に至らないケース、通報していいのかなというふうに疑問に思う方もいるところで、小さなことでもすぐに通報していただいて、おかしいなと思ったらすぐに通報というところも啓発していかなくてはならないというふうなところでいろいろな取り組みを実施しております。そのことが、5番にもつながるんですけれども、いろいろなところでの啓発につながっているというふうになると思います。
実際的に児童虐待防止の啓発でございますけれども、児童虐待の防止月間に向けてホームページで標語を募集いたしました。その標語を保育所や学校等々に配付、あとチラシを配布いたしまして広く住民の方へお知らせしております。それからあと、保健師がいろいろなところで、保健師、助産師が母子手帳の交付とか、あと乳幼児医療の個別訪問を行っております。そのときに、連絡カードというものをつくりまして、いつでも気軽に相談してくださいというようなところで体制づくりに努めているところでございます。
議長(渡邊俊一君) 19番千葉達君。
19番(千葉達君) 2番目の問題ですが、教育長、答弁漏れあったような気がするんですが。ないですか。いや、あるんですよ。それを前にちょっと言ってもらうといいんですけれども。指摘しないとだめですか。武道競技の導入の種目決定は、中学校、学校現場にゆだねるのでしょうか。これが答弁いただいてないと思います。
それと、課題として実施期間まであと1年半しか、また逆に言えば1年半もあるということも考えられますが、校長先生がローテーションで2年から3年で交代すると。多分に校長先生の主観で自分の得意の種目とか、これが2年から3年に学校ごとでくるくるくるくる変わる可能性があると。そういう観点から、教育委員会と学校側との選択肢、継続実施年数、この辺の関連性、主体性、それをお伺いします。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 第4点目の話の中、すみません、早口でお話しして大変聞きづらかったのではないかと思いますが、地域や学校の実態に応じてということを申し上げましたが、実はそのことが種目は実態に応じて学校で決めていくと、そういうことになります。
それで、24年度から新学習指導要領は完全実施いたしますけれども、今年度と来年度2年間は今の現行と新しいものへの移行期間という形で、準備期間に今年度から入っておりまして、この武道に関しては各中学校、今年度取り入れて、前倒しで現在実施をしております。例えば富谷中は柔道、第二中学校は剣道、東向陽台中学校は柔道、日吉台中学校は1年と2年で柔道と剣道と学年で分かれているようです。それから成田中学校は柔道。ですから、これに使うための例えば柔道着であるとかの教材に関しても、もう今年度購入済み、あるいは今まであるものを使って十分やれるというふうに各学校からの報告も得ているところでございます。
それで、校長がかわれば種目が変わるということに対しては何とも予測はしかねるんでございますけれども、今言いましたように道具も、例えばある中学校では今年度、町の予算の教材費で1学年分ですか、学級分かな、1学級分に見合う柔道着をもう購入しておりますので、それが来年剣道になったりは多分しないんではないかというふうな予測を持っておりますし、指導者の方等も考えて種目を決めておりますので、その辺は継続的な指導になっていくのかなという予測は持ってございます。
大体以上でございます。
議長(渡邊俊一君) この際、3時45分まで休憩をいたします。
午後3時35分 休憩
午後3時45分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
1番小泉光君。
1番(小泉光君) 私は、8月18日付富谷町公告第29号で公告された(仮称)富谷町学校給食センターについて質問します。
公告によると、(仮称)富谷町学校給食センターは延べ床面積4,300平米、提供食数7,000食、予定価格14億2,000万円を費やすビッグプロジェクトです。町のホームページ上で公開されている図面などを見てみましたが、門外漢の私には一体どのような建物が建つのかよくわかりませんでした。
この給食センターの入札は一昨日行われ、株式会社フジタ東北支店が12億3,800万円、落札率87.18%で落札したようですね。来年夏休み明けから供給開始されるとのことですが、概要が町民にいまだに明らかになっていません。早目に概要を町民に知らせる必要があると考えます。
私の前回議会での質問、また昨日の同僚議員の質問に対し、新給食センターは公設公営でと答弁がありました。もっとコストを抑えられないかと創意工夫をした結果、公設公営でとなったのであれば、それを否定するものではありません。今回、私は主に入札に関することと配送運営に焦点を当てて質問します。特に配送は、全国で新設される給食センターでは民間活力の導入が普通であります。現に、2000年以降に開業し4,000食以上提供できる25給食センターでは、配送運営を直営で行っているところは1カ所もありません。なぜ時代の流れに逆行する公営という特殊な運営をよしとしているのか、この点について論理的な答弁をお願いしたいと思います。
それでは、質問です。
初めに、入札・建設組織体制について幾つか質問します。
公告には、平成21・22年度富谷町競争入札(一般指名)参加資格審査において、建築一式の承認を受けた者で格付がSであることとありますが、9月1日に富谷町から業者に通知した入札参加資格を得られた会社はどこですか。
二つ目です。建築Sの格付は何点以上ですか。その評価方法と点数づけは県と同じですか。差異があるとしたらどの部分で、その理由は何ですか。公告には、平成9年度以降、元請として調理能力3,000食以上の学校給食センターの建設工事を施工した実績(竣工した工事に限る)を有している者であることとありますが、その理由は何ですか。
次に、完成は来年の4月29日と明示されていますが、節目節目の建設日程はどのようになりますか。新給食センター完成後の組織体制はどのようになると考えていますか。先ほど町長からこの点に関してはかなり詳細に説明がありましたけれども、再度伺います。
次に、配送について質問します。配送する人たちは何名になりますか。配送に当たる職員の平均コストは年間幾らになりますか。平均年齢は幾つですか。定年まで働くとして、平均で幾らの退職金と想定されますか。配送のない給食のないときの業務はどうなっていますか。
以上、大きく2点、細かくは10点ほどになりますけれども、私の質問とさせていただきます。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
新給食センター、いよいよ来年の8月稼働に向けて最後のコーナーに入った状況でございます。今回の建設を施工する業者の公告ということで9月頭というふうなことで準備をしまして、7日でしたか、入札を終えたところでございました。
そのような中で、振り返れば、この間、私になってからずっと給食センターについては、現状、第一であれ第二であれかなり窮屈な状況と耐震の問題と、さらにまた第一センターについては空調の問題と、さまざま学校給食の審議会等を含め折々話題になり、ここでの議場でも折々に話題になったり、全協でのお話も積み上げてきた経緯があろうかと思います。それは一定の町民の皆さんにも広報等を通じて周知活動に努めてまいりました。
そのような前段の中で、冒頭、町民へのいわゆる周知不足とか、あるいは議員みずから「門外漢の私には何が何だかわかりませんでした」という表現からスタートしての質問、大変私も残念に思います。相当この件については、1年おくれというふうな経過をしてでもやっとここまでたどり着いたという、そんな思いで私自身はいるところです。何もバリアがあるわけではなく、必要なことについては皆さんに、私は皆さんからのやりとりの中で、地産地消の問題とか、あるいは広く保護者そしてまた子供たちに開放される施設、1階のセンターの給食機能、2階の研修・見学機能、さまざまそこからですね、我々、野村を見ました、山形を見ました、天童を見ましたというふうな中で、そういったところから得る私ども富谷町ならではのというふうなことで、相当力を入れてこの道準備をしてきたつもりでございます。一定程度それこそ町民の皆さんにも周知活動をし、町民の皆さんからは「給食センターどうなってるの」というふうな町長への手紙も1通もございませんでした。そのようなことを前段申し上げさせていただきます。
一つ目につきまして、参加資格を得た社の公表については、富谷町建設工事条件付一般競争入札施行要綱を制定しまして、入札執行後に公表するものとしたものでございます。9月7日に入札を執行したことにより、9月9日入札執行調書により公表いたしましたので、参加業者を後ほど申し上げます。
二つ目、建築一式Sランクの格付は、きょう前段申し上げましたけれども1,200点以上でございます。評価の方法は、建設業法に基づく経営事項審査、経審の総合評点値によるもので、県も富谷町と同様であり、差異はございません。
次、平成9年度3,000食ということでございます。現在稼働している第一学校給食センターの調理能力が3,000食であること、平成9年度以降に竣工し開業している給食センター31カ所のうち27カ所が3,000食以上のセンター方式であることなどから、その施工実績を条件としたものであります。また、設計業者の選考に当たっても同様の条件を付して設計プロポーザルを実施しており、この件については全員協議会でご説明いたしております。
建設日程について、落札業者が決まりましたので日程については後ほど申し上げます。
次、組織体制。新学校給食センターにつきましては、現在の学校給食センターの運営体制を基本といたします。体制の詳細については、新規のセンターでありますので今後さらに検討してまいります。
配送について。配送業務については、現状、第一センター、第二センターそれぞれ両方同じでありますけれども、専属職員ではなく、調理洗浄、そしてまた事務業務を兼ねてそれぞれ時間までに届くように配送をしております。現状、配送を担う専属専任の職員ではありません。配送を担当している兼務職員は8名であります。配送を専属としている職員は現在はおりません。
次、配送に当たる正規職員の平均コストということでありますけれども、先ほど言いましように配送専属はおりませんので、公務員として勤める労務職待遇の職員、そしてまた一般正規事務職員と混在しておりますけれども、配送に当たる正規職員の平均コストについては1人当たり年間給与等などで510万円です。平均年齢は45歳です。退職金の積み立てといいますか、退職手当組合にそれぞれ将来のためにというようなことで、公務員の制度、枠組みの中で運用していることになりますけれども、平均の退職金は1,600万円ほどです。
その次、配送のないときの業務は現状どのようになっているか。衛生管理と安全を徹底するため、配送に出ない職員は、修繕、暫定的修繕、かなりの老朽化あるいはふぐあい等、外部発注することなくみずからの手で修繕を行ったりする役目も担っております。厨房機器の試運転でのふぐあいの調整など、あるいは夏休みなどで給食のないときの業務については、食器の汚れ取り、漂白や細部の洗浄、厨房器具・機器類の整備、不衛生箇所の配管、器具類修繕や改造、施設内外の手入れなど、休み明けに備えて業務を勤務の時間の範囲で行っていると。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 参加資格を得た業者さんの公表でございますが、まず10社ございまして、フジタ東北支店、戸田建設東北支店、錢高組東北支店、松井建設東北支店、鹿島建設東北支店、安藤建設東北支店、大和小田急建設東北支店、前田建設工業東北支店、熊谷組東北支店、仙建工業、以上10社でございます。こちらは10社とも入札参加資格を得た者ということでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 1番小泉光君。
1番(小泉光君) 大変よくわかりました。ありがとうございます。
それで、配送に関してのコストなんですが、実は、やはり職員が調理とかですか、事務なども若干兼務していて配送専任ではないということでしたけれども、私は仙台市内のある配送業者に、富谷町のこの給食の配送を想定したときにどのくらいのコストになるか概算試算をしてくれということで、少しデータを集めてきました。やはり相当の差が出るようであります。
7名体制で配送専任ということですけれども、各小中学校に配送を行ったときには、大体退職金とかそれから厚生年金、社会保険などなどの数字を入れて、1人当たり大体、あくまでも概算ですけれども、473万円ぐらいで上がりますというのが民間の恐らく相場的な数字ではないかというふうに思います。この金額に比較すると、やはり今町長から答弁がありました、コストだけで510万と。ここには退職金の計算は入っていないようですから、この先、10年、15年とすると相当コスト的な開きが出てくると思われます。
伺いたいことは、今後、今すぐにとは言いませんが、今後、民間に委託した方が安く経済的にできるというところに関しては検討、実施をしていくつもりがあるかということについて質問をしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その点も含めて十分検討してございます。外部委託した折の配送の社のつけぐあいとかそういったことも想定しながら、相当20年先に耐えられるような組織運用体制なども視野に入れつつ、我々の今持っている全知全能を働かせてやっているというふうなことで、一つの考え方は、やっぱり出向くと直接生の声がそのまま伝わるんですね。皆さんもどの程度の聞き取りか、お聞きする機会ありませんでしたけれども、ここをこうすればよかった、こうすればよかった、二つ三つじゃないんですね。非常に不思議です。ですから本当に、会館にしろ、リニューアルにしろ新設にしろ、3,000万、5,000万クラスのものであるし相当程度徹底してやっています。東向陽台第二会館は20回のプランをもって地元に出して、地元からこういうこともあったらいいんでないのと1点ご注文をいただいて、なるほどなというふうに思いました。私ども負けたぞといって、また頑張らなきゃないというような話もしたぐらいです。
この給食センターは、額の大きさとあわせて、今までにないスタイルのものをつくるんです、富谷町の。全く富谷の今のものはモデルになりません。よくぞ今、ここだけと言っては申しわけないんですけれども、本当に保健所から何度となく今の状態でよろしくないですというようなことの中で、何とかこの1年我慢をしていただいて、最後のぎりぎりの線でようやくそれこそここまでたどり着いたかなというふうに安堵しているところがありますけれども、まだまだ概略設計ができてですね、細かいところは折々に。幸い庁舎と近いですのでまさに現場主義の立場で、後々スタート時から悔いの残るような施設でないものの公の建物を準備したいと、そんなふうな思いでございます。
建設の日程を改めて、建設部長待ってますので、日程をお知らせ申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、日程について申し上げます。詳細についてはこれから請負業者と詰めていくところではございますが、現在の予定を申し上げます。細かく言えば12項目ほどあるんですが、骨の部分を申し上げたいと思います。
まず、準備仮設工を終えまして、土工事、基礎工事、これは10月中旬から11月下旬までを予定してございます。1階の床を立ち上げまして、本体の鉄骨工事、これは1月初旬から2月の下旬までで終えたいと思っております。それから中の仕上げやらブースやらを終えまして、厨房機器の設置、これは肝心のものですけれども、5月下旬から6月の下旬、大体1カ月をかけまして施工したいと考えてございます。試運転、調整を終えまして諸検査、これは7月中旬に考えてございます。稼働準備、これは職員が行いまして、本稼働は8月下旬の夏休み明けというようなことになります。機械電気工事については、あわせまして11月中旬から6月下旬ごろまでを考えてございます。外構工事につきましては6月初旬から7月の中旬ですね、検査までということで考えてございます。大まかな工程は以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次、5番佐藤克彦君。
5番(佐藤克彦君) 私は、本町の道路政策について質問いたします。
本町の町道は現在約250キロメートルであり、町で維持管理を行っています。富谷町総合計画の中にもありますが、抜粋ですが、町道については現況課題で、住宅団地の開発などにより新設され路線数は増加傾向にあり、道路補修や街路樹剪定など維持管理経費も増加しております。また、通学路となっている一部の路線については交通安全施設の整備や側溝の有蓋化が求められていますとなっていて、施策内容では、道路網の整備に当たっては、利便性、安全性、快適性の向上と日常生活に潤いを創出する道路の多面的機能の確保に留意するとともに、環境の保全に十分配慮する、また、通学路となっている道路など身近な生活道路については、歩道のバリアフリー化や交通安全施設の整備、側溝の有蓋化など、安全で快適な人に優しい環境整備を推進すると書かれています。
私も評価する大変すばらしい計画と思いますが、私が車を運転中、街路樹で標識等が見えにくくなっている道、道路の白線が見えにくくなっている場所、また舗装道路に穴があいている場所を見つけたこともあります。すぐに建設部に電話をかけたことも二、三回あります。すぐ補修していただきました。安全確保の観点からもぜひ慎重な点検をと思うとともに、町道関係の示談の議案が提出されると、もっと丁寧な管理対策が急務であると強く思います。
また、交通事故などの発生している町道の事故を減らす対策も急務です。交通事故は運転者や歩行者の交通ルールの遵守やマナーの徹底などの取り組みも大変重要ですが、道路は、安全走行はもちろん、適正な管理をすべきと思い、次の質問を行います。
1、町道の保守点検をどのように行っていますか。巡回等です。
2、道路補修工事を行う状況・条件はどのようなときですか。全面舗装等です。
3、町道関係で、ここ二、三年のうち何回示談を行っていますか。
4、事故の多い町道では、スピードを下げたり安全運転を指示するために区画線設置工事が重要です。ドットライン、カラー舗装ですが、どのような状況・条件のとき実施していますか。
5、町道で行きどまりで反転場所のない道は何路線で、今後どのような対策を考えていますか。
6、町道以外の赤線で、上下水道、下水道が入っている路線の整備計画をどのように考えていますか。
7、富谷町道石積全線並びに堂ケ沢の歩道設置に関する請願が議会において平成19年9月14日、全会一致で採択されましたが、現在どのような計画がありますか。
以上、質問いたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
道路政策ということでありますが、都市基盤整備と掲げるもののまた大事な構成要素でありますので、今質問の趣旨に沿ってなお一層しっかりとした取り組みにつなげてまいりたいと思います。
まずは3番目ですね、示談、議会に案件として出させていただいて、そして、保険金が入ってきます、そのままお支払いしますというような形のスタイルと、保険適用がない、保険会社が難しいというふうなことの中でつい先ごろ1件ありました。申し上げますと、19年はゼロ、20年は1、21年は6ということで、合わせて7件ということになります。質問要旨の中に事故などの多発している町道というふうなことで、示談がゼロ、1、6をもって多発ということなのか、あるいはその他物損等も含めて事故の多発というふうにおっしゃっているのか、ちょっと読み切れませんけれども、どちらにしても減らす努力、21日からの秋の交通安全運動もまた間近に控えているわけでありますので、なお一層しっかりとした取り組みをしなければならないと、このように思っています。
日常点検については、毎月1回、2人一組で実施する定期パトロール、正規職員がやっています。日常的なパトロールとして、現場を担当する、現場を持つ職員がただそのまま役場に行ったとおり帰ってくるのではなくて、時には違う道路も通ってよく見てくるようにというふうなことで、現場との往復の間、意識的に日常的な点検活動をしていますというところです。さらに、台風、大雨、大雪というふうな場合、今予報もかなり精度が高いですので、その予報をもとに都市整備課が24時間体制で当たってきているところであります。
二つ目は後ほどということにいたします。
四つ目ですね、区画線の設置とかあるいはスピードの抑止策とかということになりますので、今度の交通安全運動期間中の総点検も含めてこれまた取り組んでいくことといたします。
7番目の石積の堂ケ沢線の件でありますが、19年の9月に採択されましたと。就任直後の9月議会でということになります。前行政区長さん、亡くなられましたけれども、長い年月の思いを議会での請願というふうなことで採択がされたということでございます。そのことについては重く受けとめておりまして、何とかあの現状、明石から石積に抜ける、そしてまた石積のトンネルに抜けるあのコース、そしてまた西成田の追分から石積の沢を上るあの路線というふうなことで、同様、重要な路線の一つと、交通量の増加の著しい路線であるという認識を持っておりますので、なるべく早くに実施計画の中に具体的に予算立てできる組み立てを進めてまいりたいというふうに思います。
それに引きかえといいますか、沼田線が5年計画でちょうど真ん中の3年目という、大亀ですね。そしてまた、今泉の深苗代線が710メートルとはいえ始まります。穀田線が1期始まりまして、ことし300数十メートルでしょうか、第2期目として行われます。なるべくその状況を見て期間を短縮していきたいというふうな思いとあわせて、次々とやるべきところ数あるわけでありますので、その辺のところは順番と、そして現状、あるいは従前とどのような環境の大きな変化があるのか、その辺のところは地元町内会なり行政区長さんなりそれぞれの町民の皆さんのご意見を十分聞き取らせていただきながら整備に努めてまいりたい、このように思います。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、私の方からは道路補修工事の条件はどのような場合かというふうなことで、道路補修の条件については大きく二つに分かれております。
一つ目は、路面舗装の穴やひび割れの傷みぐあいです。それから二つ目は、排水施設の損傷によります排水機能に及ぼす影響がどのぐらいかということでございます。双方とも、損傷度合いの大小によりまして、直営工事あるいは業者への外注工事になるか判断をするわけでございます。路面の損傷が経年劣化等による、そのような原因の場合には、路線ごとで年次計画を立てまして補修する場合と、パトロール等によりまして損傷箇所を発見してその都度随時補修する場合とがございます。また、台風や大雨等によりまして災害で被災した箇所については、その補修の復旧工事をするというようなことも考えられます。
それから、町道で行きどまりで反転のできない箇所は何路線かというようことでございますが、現在、21路線、路線延長にしまして4,721メーターほどあるんですけれども、行きどまり道路につきましては団地部とその他の地域とに大きく区分されるものでございます。団地部でも大きく二つに分かれまして、比較的新しい団地につきましては、将来の土地利用を見越しまして意図的に途中でとめたり、次の開発に備えて接続できるような形でとめている形態がございます。一方、古い団地としましては、富谷の常春団地、これは仏所地区ですね。それからとちの木地区の、昔、栃木沢団地といった箇所ですか。それらの箇所につきましては道路が行きどまりの状態で当時の開発者から寄贈を受けておりますので、現在その周辺の宅地化が進んで住宅も建っておりますので、回転道路等ができないような状況になっている箇所もございます。
それから、町道以外の赤線で上下水道が入っている路線は幾らかというようなことで、これらについての道路の整備計画は現在は持っていないところでございますが、参考としまして、上下水道が入っている路線が9カ所、これは延長で3,793メーターほどございます。それから下水道が埋設している箇所は12カ所、これが延長で900メーターほどございます。上下水道あわせて埋設されているのがこのうち1カ所でございまして、延長が約110メーターほどでございます。
ただ、議員がおっしゃっていますのは、この赤線を町道に格上げして整備できないのかというふうなことでございますが、町道に格上げして認定できる条件は、例えば通過交通等の道路の利用状況ですね。それから地元の熱意ですか、町道にしてくれというふうな熱意。それから、道路幅員を確保する上での不足部分の用地協力者、その体制が整っているかどうかというようなことを総合的に判断しまして、町道に認定できるかどうか、整備できるかどうかの可能性を見きわめていくことになります。
以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 5番佐藤克彦君。
5番(佐藤克彦君) 第1番目の町道の保守点検でございますが、毎月1回2人で巡回ということは、全長250キロ全部でしょうか。そうすると、例えば月1回で間に合うのかと。道路というのは1回壊れると次々と壊れていくんですよね。そういう場所は重点的に巡回点検やっていただけるかどうか質問します。
次に、ドットライン、カラー舗装ですが、二ノ関地区内の原下だな、あそこ。S字カーブ、それが半分だけドットライン。S字の片方だけあって、片方がないんです。そういうところももうちょっとドットライン延長できないか質問いたします。
あと、富ケ丘、4号線から厚生年金に行きますね。あそこはドットラインとかカラー舗装にしてスピードの出ないような安全な道路にすべきだと思います。これもできないかどうか質問いたします。
最後、赤線、これは一ノ関地区内のコウスノ地区内にある赤線です。行きどまりの道路で、たしか3メーターから4メーターで町道としては格上げできないと思うんですが、10何軒もいてそこに上水道と下水道が入っているわけです。そういうところは町としてどのような指導か何か、地元の熱意は町長が一番わかっていると思いますので、指導か何かして格上げできるような方法を考えてはいかがかと思いますが、再度質問します。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) すべて具体的に個別の事例というようなことでお話ししたいと思います。
どちらにしても大枠で言えば、でこぼこをもってして町の過失でもってまた損害賠償と、そういったことのない、あるいは人命にもかかわるような、そういったことのないような取り組みをぜひしなければならないと。250キロで月1回、全部回り切れているのかというのもそのとおりだと思いますし、やはり重点化というふうなことと職員への意識啓発というあたり、なお一層必要だなということを改めて感じているところです。
個別については、ぜひ建設部長、もう一押し踏ん張って頑張って発言してください。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 点検については250キロ全部やっているかというようなことでございますが、2人で1日250キロは到底無理な距離でございまして、何度も点検いたしますと重要路線というのがわかってくるわけでございまして、そちらの路線を重点的にパトロールしているものでございます。また、そうでない地区につきましては、当然地元の方からの通報といいますか、それから、役場職員住んでおりますのでその職員からの通報というのを期待していますし、あと町の内部でも通知もしているところでございます。それらの情報を得て整備等をやっている状況でございます。
それから、先ほど議員がおっしゃいました二ノ関原下地区、それから国道4号から厚生年金スポーツセンター、ウエルサンピアみやぎ泉までの路線のカラー舗装やドットラインについては、現場再調査しながら必要な箇所については施していくというふうな考え方でやっていきたいと思います。
それから、コウスノの町道の格上げということにつきましては、町長も先ほど申し上げているかと思いますが、地元の熱意は十分にあるというふうなこともお聞きしておりますが、いずれ用地の問題とかが一番大きなネックとなってまいりますので、これは議員も以前から地元の区長さん初め共同して請願等をやっておられるかと思いますので、今のその可能性ですね、今度またいろいろ探りながら認定ができるかどうかについて検討してまいりたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) これをもちまして一般質問を終わります。
暫時休憩をいたします。
午後4時29分 休憩
午後4時31分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、お諮りいたします。
日程第3、認定第1号平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第4、認定第2号平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第5、認定第3号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第6、認定第4号平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第5号平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第6号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第7号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第8号平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程第3、認定第1号より日程第10、認定第8号まで一括議題といたします。
続いて、お諮りをいたします。
ただいま一括議題となりました認定第1号から認定第8号までは、会議規則第39条第3項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第8号までは、議案の説明を省略することに決定をいたしました。
ここで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、町長に平成21年度決算に基づく財政健全化判断比率及び資金不足比率について報告を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、健全化判断比率について申し上げます。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項並びに第22条第1項の規定に基づき、平成21年度決算に基づく健全化判断比率並びに資金不足比率についてご報告を申し上げます。
健全化の判断比率であります実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率については、総務省より示された諸式にのっとり算定した結果、赤字額はなく、将来負担比率も算定されませんでした。実質公債費比率は1.0%になりました。また、水道事業、下水道事業における資金不足比率も資金不足はなく、算定されませんでした。
以上、ご報告申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 次に、代表監査委員に平成21年度決算審査意見書の内容について説明を求めます。
代表監査委員阿部功君、登壇願います。
代表監査委員(阿部功君) 平成21年度決算審査について総合的意見を申し上げます。
初めに、平成22年7月5日付(富財第72号)で地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第2項、第241条第5項及び地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第2項の規定によって、富谷町長より審査に付された平成21年度富谷町一般会計を初め、特別会計(6会計)及び水道事業会計の合わせて8会計における歳入歳出決算書、歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、決算書以外では平成21年度業務委託契約状況、工事請負契約状況、また事前に提出を求めた調書、さらに当日提示も含め、決算計数について延べ11日間にわたり決算審査を行った。
以下、審査意見については次のとおりである。
(1)財政状況
経常収支比率
地方公共団体における財政構造の硬直度や弾力性を見る上で最も重要な指標である経常収支比率は、普通交付税交付額が前年度比1,385万円の増となっていることや、地域活性化交付金等の各種交付金が歳入に計上されていることがプラスに作用したものの、歳入では、経常一般財源の町税の景気状況の低迷により前年比7,817万円の減となっていることや、歳出で、経常経費充当一般財源において、維持補修費、物件費、人件費の増により、結果として前年度比0.7ポイントの増の81.3%となっている。
実質収支比率
実質収支比率は、地方公共団体の決算余剰金または欠損の状況を財政規模との比較であらわしたもので、前年度対比2.6ポイント増の7.4%となっている。財政規模や当該年度の経済の景気等によって左右され、望ましい数値である3ないし5%を超えているが、一般会計予算では、実質収支額のうち3億円を地方自治法第233条の2の規定により基金繰入をしており、特に問題はない。
実質公債費比率
実質公債費比率は、実質的な公債費に費やした一般財源の額の標準財政規模に占める割合を示すものであり、従来の起債制限比率に反映されていなかった公営企業(特別会計を含む)の公債費への一般会計繰出金等の公債費類似経費を算入している。前年度対比1.1ポイント減少し、1.0%となっている。
財政力指数
財政力指数は、地方公共団体の財政上の能力を示す指標であるが、前年度より0.01ポイント減少し、0.77となっている。
(2)審査結果と今後の対応
決算審査の結果、不当性、違法性は認められず、計数的にも正確である。また、特定目的基金の運用についても適当と認める。今後も地方公共団体の施策の優先度を把握するとともに、経常経費の支出を抑えながら必要とされる公共事業を行い、一層の行政サービスの向上に努められるよう要望する。
一般会計歳入の決算額においては、前年度より7億6,600万円の増(対前年度比8.0%増)となっている。繰越金が大幅に増加したが、国の経済対策に伴う定額給付金事業によるもので、また、国庫支出金も増加したが、各種交付金事業等や定額給付金事業によるものであり、一概に歳入規模の拡大を意味するものではない。町の収入で最も大きい地方税は若干減少傾向にあるが、地方交付税は前年度比5,306万円の増となっていることにより、歳入総額が前年比8.0%の増となっている。歳入全体の収入未済額は5億8,346万円となっており、うち町税の収入未済額は前年度より2,532万円の増、4億8,052万円となっている。今後も引き続き税負担の公平性維持と健全財政に向けた対策を講じられたい。そのためには、納付者の納付意欲の高揚に努め、全町職員の共通理解のもと、財源確保のため、さらなる収納率の向上に特段の努力を図られたい。
一方、歳出の決算額においては、前年度より8億3,010万円の増(対前年比9.4%増)となっている。定額給付金給付事業や地域活性化・経済危機対策臨時交付金、生活対策臨時交付金、公共投資臨時交付金、緊急雇用創出事業臨時特例交付金の充当事業の増により全体的な決算額は増加している。不用額が前年度より2億5,546万円増加しているが、そのうち主なものは、人事院勧告に基づく給与改定に伴う人件費である。今後は年度途中で適切な減額補正を行い、歳入歳出のバランスに配慮し、適正な予算の執行管理に配慮されたい。
老人保健特別会計においては、老人保健制度が医療制度改革により後期高齢者医療制度へ移行したことに伴い廃止となったが、過去の診療分にかかわる月おくれの請求や保険給付の早急申請等により経過期間として存続しているものである。
国民健康保険特別会計においては、国民健康保険税の収入未済額は前年度より2,092万円増加しており、不納欠損額は1,595万円増加しているが、収入未済額も6,543万円増加している。国民健康保険事業の財政基盤強化のために、短期被保険者証と資格証明書の適切な交付により、未納者との面談による国民健康保険税の納税意識の向上、未納縮減に努め、納税者間の公平の維持に努められたい。また、医療費である保険給付費が前年度より2億362万円の増となっており、今後も医療費の伸びが続くものと思われるので、歳出削減のために資格及び給付の適正化に努め、長期的な保険財政の安定化を図るとともに、健康管理意識の向上を図る保健事業等を実施し、疾病予防と健康づくりに寄与されたい。
下水道事業特別会計においては、収入済額は前年度より4,137万円減少しているが、支出済額も6,025万円減少している。不用額は966万円生じているが、この不用額は施設維持における光熱費、修繕料の減少、並びに減額補正後に発生するかもしれない不測の下水道維持費に対応したものである。公共下水道料の不納欠損は前年度より124万円増加している。収入未済額は前年度より403万円減少しているが、引き続き縮減に努められたい。
介護保険特別会計においては、収入済額は前年度より8,665万円増加しているが、支出額も7,609万円増加している。不用額は前年度より1,086万円増加しており、この不用額の主なものは保険給付費と予備費である。保険給付費は前年度より9,462万円の増である。高齢化の進む中において、将来的にも保険給付費が増加していくことは避けられないことから、保険給付の適正化に努め、財政の安定化を図るとともに、計画的に予防重視型システムの構築を図りながら介護保険事業の円滑な実施に努められたい。
介護サービス事業特別会計においては、事業の休止決定に伴い、歳入歳出とも大幅減となっている。
後期高齢者医療特別会計においては、不用額64万円のうち主なものは総務管理費、徴収費である。今後も運営主体である宮城県後期高齢者医療広域連合と連携し、後期高齢者医療制度の円滑な運用を図られたい。
水道事業会計における水道加入状況は、新規加入等によって給水人口は前年度より1,048人多い4万3,946人、また給水戸数は前年度より442戸多い1万4,599戸となった。給水区域内人口に対する普及率は、対前年度比0.02ポイント増の99.80%となっている。給水状況は、年間給水量が対前年度比9万6,526立方メートルの増の459万290立方メートルに、また年間有収水量は対前年度比7万2,835立方メートルの増の395万1,508立方メートルで、有収率は対前年度比0.23ポイント減の86.08%となっている。1日平均給水量は対前年度比260立方メートル増の1万2,576立方メートルに、また1人1日平均給水量は対前年度比83リットル減の204リットルとなっている。
水道事業会計における財政状況について、事業収益は対前年度比1,075万円増の9億1,903万円だが、事業費用も対前年比978万円増の10億3,790万円となっている。営業活動で営業損失から営業外収支利益を差し引いた経常損失1億1,793万円と特別損失94万円を加えた純損失が1億1,887万円になり、未処理欠損金1億1,887万円が計上された。また、建設改良工事に伴う資本的収支で、資本的収入(開発負担金)、他会計補助金2,155万円から資本的支出(建設改良費、企業債償還金)2億9,854万円を差し引き、2億7,699万円の不足が生じたので損益勘定留保資金で補てんした。上記のとおり、未処理欠損金が発生するなど依然として厳しい経営状況ではあるが、経営の基本的原則である地方公営企業法第3条により、常に企業の経済性を発揮し、より一層の収益性の向上を図るとともに、今後も経営の合理化、効率化を図りながら長期的な経営安定に努められ、事業者への安定供給とサービスの向上に努めるとともに、増加の一途にある水道料金未納額の縮減になお一層努められたい。
最後に、平成21年度富谷町各種会計決算審査を実施するに当たり、関係職員の出席と詳細な説明に配慮をいただいたことにお礼を申し上げます。
以上、地方自治法第233条第4項及び第241条6項並びに地方公営企業法第30条第5項の規定により、監査委員の合意による決算審査意見とするものである。
平成22年8月27日、富谷町監査委員阿部 功、同じく浅野幹雄。以上です。
議長(渡邊俊一君) 皆様方に申し上げます。本日の会議は、議事の都合により時間を延長して行います。
これより、決算審査意見書に対する質問に入ります。質問ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は一般会計に関して2件ほど伺いたいと思います。
まず、平成21年度決算では実質的な黒字が約5億9,000万円。そして、基金を見ますと、目的基金を含む七つの基金の合計が64億円を超える。財政調整基金だけを見ましても40億円を超えているという大変な規模になっております。これは、財政の単年度主義ということから見ますと、貯金をふやすということは、貯金を持つことは悪いことでありませんが、基本的な建前として、その年の税金についてはその年の住民への施策としてお返しするというのが大まかにいった単年度主義の建前だと思いますが、こういう観点から見まして、これだけの積立金、黒字を計上するということは適切な規模を超えているのではないかと思いますが、代表監査委員はどのようにお考えでしょうか。
2点目ですが、教育費の中の社会教育費におきまして、国からの景気対策予算として雇用促進を目的に交付された予算が文化財の発掘の費用に充てられました。これにつきまして、本来文化財の発掘というのは、開発者が負担すべきものであるということは町自身が認めておりますけれども、にもかかわらずこのような形で、町長の言われるように企業立地の観点から開発者が負担すべき発掘のための費用を町が持ったという経過がございました。この予算は、結局発掘事業が進まなかったということがあって県に返納されたという経過をたどりました。この予算の運営につきましては幾つかの問題があると思いますが、まず住民の雇用促進のためと明確な目標を持って与えられた国からの景気対策予算が、こういう形で開発者の負担すべきものを肩がわりするという形で使われたという点。結局これが県を通じて国に返納された格好になったという、こういう二重の意味で大変問題があると思いますが、代表監査委員としてはこのような財政運営を適切であったというふうにお認めになるのでしょうか、伺います。
議長(渡邊俊一君) 阿部代表監査委員。
代表監査委員(阿部功君) 1番の5,900万円の残が、その中から3億円が財政調整基金に積み立てられましたが……。
そうじゃない。執行残ですよ、先ほど……。5億9,000万。ですから……。そうですか。間違えました。5億9,000万ですね。そのうち3億円を積み立てましたが、おっしゃるとおり積み立てることはいいことでありますし、いろいろ執行残が出た原因も、需要額とか委託料とかそのほか大きく残ったのもありましたので、幸いにこれは年度末にならないとなかなかやはり補正予算が組めないのもありますので、それは当然の措置だと思いますので、特に問題ございません。
それからあと緊急雇用交付金、社会教育費の中の文化財に使われる予定のものが返納されたということですが、結果的にそういうふうになったことなので、最初そんなふうになるということは私の監査としては関係ございませんで、最後にそのようになったことに対しては、別に法律的に間違いなければ問題ないと思います。
議長(渡邊俊一君) 議長を通じて質問してください。直接監査委員と永野議員がお話しするのではなくて、議長を通じてやってください。(「答弁漏れです」の声あり)何ですか、答弁漏れは。
16番(永野久子君) 緊急雇用の問題に関しては、結果的に返納になった問題だけを聞いているのではありません。聞いていません。もう一つ聞いています。
議長(渡邊俊一君) 言ってください。
16番(永野久子君) 雇用促進のために使うべきものが、こうやって開発者の肩がわりに使われていいのかと、二重に問題があるというふうに聞いたはずですが。まず、この点についてお答えください。
議長(渡邊俊一君) 阿部代表監査委員、答弁漏れだそうです。
代表監査委員(阿部功君) 文化財の発掘がされれば、当然緊急雇用になったと思われますので、それが何かの事情でなされなかったということは、私の方でとやかく言う問題ではございませんので、執行部のほうでそのような結果になったと思いますので。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 結果的にそうなったということで、代表監査委員でとやかく言う問題ではないとおっしゃっていましたが、代表監査委員の監査の内容は、毎年言っていますように、ただ帳尻を合わせるだけではありません。使い方についてまでも厳しくチェックをするということが求められているんですよ。だからこそ本来使うべきところに使われていなかったということや、それから最終的に返納されてしまったと、予算が無駄になってしまったわけですから、これでいいのかと、こういう財政運営をよしとするのかということを聞いているんですよ。これに関知しないといったら、監査の役割を果たさないということになりませんか。
議長(渡邊俊一君) それは、今、質問ですか。私には意見に聞こえたんですけれども。
16番(永野久子君) そうは思いませんかと聞いているじゃありませんか。
議長(渡邊俊一君) それは質問なんですか。
16番(永野久子君) 質問ですよ。議長、ちゃんと聞いてください。
議長(渡邊俊一君) そうですか。私はちょっと今意見に聞こえたものでしたから。(「意見を述べながら質問するのは当然ですよ」の声あり)
議長(渡邊俊一君) 阿部代表監査委員。
代表監査委員(阿部功君) 私のほうは予算の立案とか事業の計画には携わっていませんので、ただ、結果的にこの事業が行われなかったということがそのような結果になったと思いますので、特に問題はないと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありますか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここで、お諮りいたします。
ただいま議題となっております平成21年度富谷町各種会計決算の認定については、富谷町議会会議規則第39条及び富谷町議会先例96の規定により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、平成21年度富谷町各種会計決算の認定については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決定をいたしました。
この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。
午後5時05分 休憩
午後5時05分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
委員長に高橋敏夫君、副委員長に今村 寿君が選任されました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、明日10日から16日までの7日間を休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、明日10日から16日までの7日間を休会とすることに決定をいたしました。
なお、17日の本会議は午後1時開会といたします。
これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。
午後5時07分 散会
午前10時00分 開会
委員長(高橋敏夫君) 皆さん、おはようございます。
去る9月9日の本会議におきまして、『認定第1号』「平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第2号』「平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第7号』「平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第8号』「平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定について」は、その審査のために決算審査特別委員会が設置されまして、本日9月10日金曜日、13日月曜日、14日火曜日及び15日水曜日の4日間にわたり付託事件の審査を行います。
それでは、平成22年度第3回富谷町議会決算審査特別委員会の第1日目を行います。
きょうは、一般会計、総務常任委員会の所管に係るものでございます。
本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開会いたします。
委員長(高橋敏夫君) 初めに、認定第1号、平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部経営企画課、財政課、総務部総務課、税務課、会計課及び議会事務局の所管に属する決算について審議をいたします。
これから、各担当部長及び課長等へ内容の説明を求めます。最初に企画部長。
[企画部長、総務部長兼総務課長、財政課長、経営企画課長、税務課長、会計管理者兼会計課長、議会事務局長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(高橋敏夫君) 以上で、説明を終わります。
この際、午後1時まで休憩をします。
午後0時04分 休憩
午後1時00分 再開
委員長(高橋敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会は慣例によりまして一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
委員長(高橋敏夫君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により行うことといたします。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださいますようお願いいたします。これより質疑に入ります。質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。質疑ございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) 何件かというか、ちょっと数あるんですが、まず、この実績報告書についての質問をさせていただきます。
成果4でありますが、ここの下の方に穀田線歩道整備事業についての工事が完了し云々と書いてあるんですが、この完了というのは穀田線全線の話のことを言われているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 当初申しましたように、きょうは総務常任委員会の中身ということで、この面に関してもそのようなことに趣旨徹底されてご質問していただきたいと思います。
では、企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、この成果は各課を取りまとめて行いましたけれども、現在ここにあるのは建設部の関係ですが、ここちょっと表記の足らないところもありましたが、平成21年の事業に関しては完了したという意味でございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、成果6であります。その第3編に町民と町が直接つながるあったかいまちづくりということであります。この次に住民参加、住民協働ということで書いてありますが、これを見ますと審議会についてのことが住民参加、住民協働ということになるのかなと思うんですが、この辺どのような認識でしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これはまちづくり審議会についてということでしょうか。今のちょっと内容が。
委員(安住稔幸君) これ括弧のここの部分は住民参加、住民協働ということでいわゆる項立てというんですか、なっておりまして、この審議会が入っているので、これは住民参加、住民協働ということはこのまちづくり審議会のことを取り上げて言われているのかということです。
委員長(高橋敏夫君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) こちらの住民参加、住民協働の分は結構広範囲なんですが、特に力を入れて行ったところということでまちづくり審議会を記載させていただいております。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、経営企画課の、これは課ごとのページなんでちょっとわかりづらいところあるか。3ページになります。3ページでよろしいかどうかがちょっとわからなくてお聞きするわけなんですが、部制が4月からなったわけでありますが、これによりまして封書等、封筒等ですね、そういったもの、もろもろもの文書類で多分使わなくなったものがままあるかと思うんですが、その辺はどのくらいと認識されておりますでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) こちらの封筒の残数については総務関係ですので、そうしていただきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 体制が変わりましたので、その封筒というのは前に使っていたものにつきましては残っているような状況ではございますけれども、そういったものは町民の方に出さなくてもいい事業というものもありますので、そういったところに使っているというような状況でございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、具体というか、大まかな数字のようなものはつかんでおるでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 大まかな数字というところはつかんではおりません。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) それは必要かとは思うんですが、続きまして、8ページになります。まちづくり審議会のことについてお聞きします。
平成21年度は計5回審議会を行われたということでありますが、この審議会で行われた議事録、そしてまた報告書というんでしょうか、そういったものは一般の方々、また私たちも閲覧はするようにさせていただけるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) こちらにつきましては、議事録等々を整理しておりますので、求めがあればもちろん一般の方を含め、議員の方にもお見せすることは可能となっております。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、12ページにまいります。フロアマネジャーのことであります。
フロアマネジャー、きょうも私ちょうどこちらに来るときに町民の方がわからなくてマネジャーの方にお聞きしてすぐわかったようなことがありまして、非常にいいものだと思っております。
ただし、これを見てわかりますように、時間が9時半から11時半、1時半から3時半ということで2時間ずつとなっておりますけれども、この辺もっと時間を延長するとか、そういったものについては考慮されたんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) フロアマネジャー制度につきましては平成19年度より実施しておりまして、当時から午前中2時間、午後から2時間ということで、時間を割り振って職員が主に当たっているところでございます。
時間の配分につきましては、制度開始から3年目ということもありますので、今後検証しながら制度の継続に向けて検討してまいりたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ぜひとも延長をお願いしたいと思います。
続きまして、23ページでございます。23ページ、財産管理の方でお聞きいたします。
この中で真ん中あたりに書いてあるんですが、そのほか公共施設管理で特殊建築物定期調査報告業務委託というものがありますが、この特殊建築物というのはどれが該当するのかお教えいただきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 特殊建築物の概要でございますが、こちらの調査そのものは建築基準法に基づき3年に一度実施するものでございまして、対象となりましたのは公民館、保育所、児童館、それから今は地域活動支援センターですか、現在の名称で言いますと、それを対象として実施されました。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) わかりました。
続きまして、次の24ページになります。
少しは説明いただいたんですが、公有財産の使用許可、賃貸借がありますが、具体に大きなものは何件か教えていただきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 行政財産使用料の関係でございますが、まず大きなところではイオン富谷ショッピングセンターでございます。イオン富谷ショッピングセンター、1,201万1,400円でございます。その2番目といたしましてオートヒルズ協同組合637万8,380円でございます。大きくはその二つでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、43ページになります。
この実績報告書全体、これにもあるんですが、各課ごとに職員の方が何人いらっしゃるかということが明示されておりまして、それぞれで非常にいいものですが、できましたら1枚の紙に全課の職員の配置でしょうか、人数です、また臨時職員の配置とかいうものが一覧で見られるものが、1ページものというか、あればよろしいかと思うんですけれども、その辺をお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) この実績報告書からという意味でしょうか。そういうことですか。考えさせていただきます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) あと、ちょっとどこに該当するかわからなくて、多分総務課あたりかなと思ってお聞きするんですが、職員の方が名刺を持っていらっしゃると思います。何かちょっと聞いた話なんですが、この名刺、皆さんかどうかわからないんですが、自分たちでいわば自腹を切って印刷されているというふうなお話も具体な話で、ちょっと詳しくは、真偽のほどはよくわからないんですが、実際にどのような状況になっているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 個々人の方につきましてはそこまでは把握いたしておりませんが、私個人につきましては自分で印刷をしています。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 私も住民の方の相談を受けまして、その方なんかと一緒に役場の方に来ましていろいろご相談いただいて、そしてまた職員の方から名刺などをいただきますと、やはり相談された方がどちらかというと安心するというんでしょうか、目に見えるということで、そういったことで名刺を使われているということを私も目の前で見まして、やはり職務上必要な方もいらっしゃるかと思いますけれども、こういったものについて町の方できちんと負担をするということは必要でないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) そのことに関しましては即答ということは避けたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ぜひその辺をご考慮お願いいたします。
あと、続きまして、これもちょっとどこに該当するかわかりませんけれども、職員の方がいろいろな行事でボランティアでお手伝いいただいているということではお聞きしております。非常に皆様には本当にありがたいものだと思っております。
ただ、このボランティア中に事故などあった場合、その辺の補償についてはどのようになっているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) ボランティアで参加しておりますので公務災害ということではないんですけれども、総合賠償というような手もあるということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) もう一度念押しの確認なんですが、じゃあ心配しなくてもいいということですね。そういうことでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) はい。一方の方で保障はされるということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 本当にぜひともその辺も厚く手当てをしていただきたいと思います。
あと、次に通勤災害についてお聞きします。
きのう一般質問の中でしょうか、職員の方が出勤のときとか帰るときの話も含まれるのかわからないんですが、含まれると思って聞くんですが、例えば道路の状況などを来るときにいわば見ていくというようなお話も聞きました。そうしますと、普通通勤災害云々となりますと既定のというか、ごく一般的に考えられる通勤路を通ってこないと通勤災害には該当しないということになりますけれども、その辺はどのようなお考えなんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 道路の穴ぼこですとか、あと街灯、あとそれから動物の死骸とか、そういったものを確認というのは自分の通勤路、既定の道路の範囲内で確認をするということに職員にはなっております。
委員長(高橋敏夫君) これはあくまでも決算のあれですから、やはり実績書とか、やはり決算書に基づいてなるべく説明していただきたい。一般質問的なような要素に私は感じられますので、その辺十二分に気をつけてやっていただきたいと思うんです。安住委員。
委員(安住稔幸君) 私は平成21年度でそうやっている仕事の中でのことについてのお話を聞いていると私は思っているんですが、結構間違ってはいなかったのかなと私はちょっと思っておりました。まず委員長のご指摘、まずわかりました。
続きまして、48ページ、職員健康管理事業であります。これについてちょっとお聞きしたいんですが、成人病健康診断を実施した数の中で女性の方の乳がん検診というものがありますが、これは受診する形態というか、例えば集団なのか、それともどこかの病院で個人で受けるのか、この辺についてはどのようにされているのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 個人で受けております。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) これは町の集団健診なんかと一緒に受けるような感じにはならないんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) そういった場合もあります。二通りあります。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、次のページ、49ページになります。
総務事務の中に、下の方の総務事務の中にテレフォンオペレーター業務というものがあります。具体にどのようなことをされたかお聞きします。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) これにつきましては、緊急雇用の方の補助で、100%補助ということでやったんですけれども、8月4日から3月24日までテンプスタッフ・カメイという会社に委託をしまして、2名の体制で毎日ということで、電話の受け継ぎです。電話をとっていたものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) それは例えば358-3111にかけると出るというようなことでそれの方を採用したということでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) この方の席が総務課内にありまして、代表電話等で入ってきた場合、その方がとるということの仕事でございました。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、51ページ。51ページの真ん中に基幹系システム運用事業というものがございます。この中で、主要事業の中で5番、職員向け震度情報配信というものがありますが、具体にどのようなものでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 地震になった場合、職員にメールが配信されるというものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) これは地震になったときに職員に配信されるというのはわかります。その配信されるだけなんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) はい、その震度が配信されるというものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 今県でも、もちろん仙台市でも市民に対して、県民に対して情報を、震度のものなんかの配信を、私もそれ登録していますけれども、無料で利用させていただいております。そうしますと、震度の配信だけですと人のものを借りるとかというと、借りるというわけじゃないですけれども、そういったものを利用すれば一切これはかからずに済むんじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) これは富谷町でやっておりまして、職員向けということでやっております。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 職員向けといいますと、やはり中身が文章的なものがどのような、ほかとは違っているので震度の配信だけではないということでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 基本的には震度を見まして、その震度によって職員が参集するという基準をつくっております。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、例えば震度だけでしたら仙台市とか県の配信で十分対応できるのかなと思っているんですけれども、いかがでしょう。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) これは富谷町の震度が出ます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 仙台市とか県で出しているものは、もちろん仙台市もそうですけれども、富谷だけでなく日本全国というか、大げさな話ですけれども、近隣のもの皆本当に30秒、1分、数分ぐらいで大体メールされて配信されるようになっているんですけれども、そして富谷町も出ます。こういったものを利用された方がいいような気がするんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) これはあくまで富谷町の震度を優先しておりまして、職員の参集に、それを参考にして職員が参集するということでこれを使っているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ぜひその辺、もうこれ以上のこと言いませんけれども、ぜひほかのものを、ほかのところでやっているものもちょっと見ていただければすぐわかるかと思います。
まず一応終わります。また引き続き何か出ましたら質問させていただきます。以上です。済みません、委員長。
委員長(高橋敏夫君) ほかにありますか。永野委員。
委員(永野久子君) それでは、まず、実績報告書の5ページですけれども、ここに政策決定過程という一覧表がございまして、その中に幾つかの会議があります。相当会議をやっておられるんだなという感じを受けましたが、町政運営会議という会議に町長、副町長、教育長、経営企画課長、総務課長が出席対象というふうになっているようですが、その時間でですね、開始時間が7時半から8時15分、早出、それから超勤の対象ではない方々ではあるかとは思いますけれども、こういう時間帯ということではなくて、正規の終業時間の範囲内で会議はできないものなのかということを伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) こちら定例の庁議につきましては、政策推進会議といたしまして毎月第1、第3月曜日の9時から10時半に行っておるものですが、町政運営会議につきましてはそれを補完するものとして、午前8時30分からすぐ業務ができるようにということで、その前段として庁内の意思統一を図るために行っているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 先ほど安住委員からもまちづくり審議会についてのご意見が出されましたけれども、8ページです。以前にも議会で発言いたしましたけれども、このまちづくり審議会については平成21年7月に平成20年度の審議結果報告書を町長に提出しましたということで、以前聞いたときは中間報告とおっしゃっておりましたけれども、この平成20年度の審議結果報告書については議会にも、これ個人的に対応するのではなく、議会に対してもきちんと定期的に出していただくというふうに仕組みをつくっていただけないものかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) 今後検討して対応させてもらいたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 同じく8ページの事業名で国・県等対策事業ということで、要望内容ですね。これ国・県への要望内容が羅列されております。それで、ずっと見ましたところ、かねがね申し上げておりました生活保護の級地の引き上げについては記述がございません。そして、一番下にその他全般というふうにありますが、この中に生活保護の級地引き上げの要望は入っているのかどうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) この中には入ってございません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) また繰り返すようですけれども、生活保護の級地引き上げというのは富谷町の人口、それから就業形態も含めての状況を見ますと、同じ仙台圏の中でまず生活保護を受けている方々に対する給付の内容が非常に低くなるわけです。同じ収入であっても。同じ収入であっても、仙台市の場合と富谷町の場合は級地が違うために生活保護費が少なくなってくるという問題が一つあります。
それから、仙台市内で働いている富谷町の住民がパートで働いた場合に、住民税の非課税の限度額というものが違ってくるために、これも生活保護の級地をもとにして決めておりますので、限度額が違ってくるということで、さまざまな意味合いで級地引き上げというのは富谷町にとっては大変重要な課題だと思うんですが、まだ当選されたばかりであったころであれば話はわかるんですが、この間何回も繰り返し町長にぜひ国に要望してほしいと言ってきているわけですから、これはやらなかったというのは大変私は怠慢ではないかなというふうに思うんですが、その点について町長はどんなふうにお考えなんでしょうか。なぜこれを取り上げなかったのでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 原課の答弁のとおりでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そういう答弁は許さないでほしいんですね。きちんと質問に対して答えさせてください。なぜなのかと聞いているんですから、その理由を答えさせてください。
委員長(高橋敏夫君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 原課に再答弁をさせます。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) こちらの要望につきましては、仙台都市圏の協議会ですとか町村会、そちらの方で広域的な課題を取りまとめてそれぞれ国・県の方に要望しているものでございます。ですので、富谷町に特化した課題についてはこちらの方では取り扱っていないものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、その広域的に取り上げているという、その富谷町に関する部分、どのような文言で要望しているのかを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) 具体的には道路ですと広域的なものということで……生活保護ですか。生活保護の級地についてはこの要望の中には入ってございません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) これおかしいんじゃないですか。生活保護の級地引き上げについて国に要望してくれと言ったんですよ。そうしたら、それは全体的な広域的なもので要望しているからというふうに答えたのに、さらに今度それではどういう文言で生活保護の級地引き上げについて要望しているんですかと聞いたら入っていないという、こういう答弁ないじゃないですか。議会をばかにしているんじゃありませんか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) 生活保護については広域的な観点で要望していますというふうには答えておりません。広域的な課題について仙台都市圏、各町村共通の広域的な課題について要望しているものでありまして、この中で生活保護の級地に関しては要望はしておりません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) しているのかどうかと聞いて、あたかもしているかのように答弁しておいて、最終的に何度も聞いたらしていないというのは、これ自体おかしいですよ。それでは、改めて伺いますけれども、町長、この級地引き上げについて今後も取り上げて国に要望する考えはないんですか。どうでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 原課で答弁している内容そのものでございますので、それ以上の意図、真意図りかねますので以上とさせていただきます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 原課は何も答えていないんですよ。この級地引き上げについて。ただやっておりませんというだけで、答弁じゃないですよ。町長として、首長としてやらなければ、国に対しては私たち個人がかけ合いにに行くわけにいかないんですよ。町長がやってくださらなければ、代表として、そうしなければこの問題は動かないんです。国と個人の問題というふうにはできないわけですから、国と市町村の関係で要求しない限りこういう問題は解決しませんよ。
しかも、これは町村から要望が強く上がっていれば、おととしでしたか、既に改善の余地があったんですよ。そのチャンスがあったんです。ところが、富谷町が一言も言わないから改善しないまま、現状のままきているんですよ。こういう問題は大きいんじゃないですか。町長、それでは余りに無責任じゃないでしょうか。
しかも、このことは町長が新しく当選されてから何度も申し上げているんです。議会の場で公然と。こういう態度というのは私は許されるものじゃないと思いますが、どういう理由があって取り上げないのかということを逆に伺います。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) 何度も申し上げますが、こちらの要望については仙台都市圏ですとか町村会、こういった広域的な課題について要望を取り上げて行っているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 広域的にも取り上げていないんでしょう。広域的にも。広域的にも取り上げていないし、町独自にもやっていないということがはっきりしたわけですから。だったら、なぜ取り上げないのかと、なぜ国に要望しないのか、その理由を言ってくださいと、こういう質問をしているんですから、何で原課に流すんでしょうか。あの方に答えるような権限はないはずでしょう。そういう裁量をお持ちなんですか。町長がやらないと言っていることを原課がやれるんですか。町長がやるか、やらないかを決めなければならないですよ。町長の問題ですよ。これは実績にかかわる問題ですからね。
委員長(高橋敏夫君) 各担当者がそういうふうに答えているということで。(「答えていないですよ、担当者が」の声あり)だから、今やっていませんというのが答えでしょう。(「今まで、委員長、何を聞いてらしたんですか。やらない理由は何ですかと聞いているんですよ。町長に聞いているんです。答えさせてください」の声あり)企画部長。
企画部長(荒谷敏君) この要望につきましては、たしか生活保護については数年前に一度上げた経緯はあります。ただ、今回のこの要望というのは、先ほど課長が申し上げたとおり、広域というのは富谷町単独では広域じゃありません。例えば富谷町、大和町、大衡村とか、こういうところにまたがるものということで、生活路線だったら例えば県道三本木線がずっとつながっていますので、ここの拡張をお願いしたいとか、そういった面の上げる要望だということで、今回これに富谷町だけが生活保護が上がったので、数年前にそこで、協議会がありますので、そこで上げるのは好ましくないということで、広域性に欠くと、そういうところの、この部分はそういう部分の要望を上げているというところになっております。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) ちゃんと話を聞いていらしたんでしょうか。8ページに富谷町の国・県対策事業としてこれこれ載っているけれども、その他全般の中に生活保護の級地引き上げが入っているんですかと聞いたんですよ。富谷町としてやったんですかということを聞いたところやっていないと。そして、広域で対応していると言うから、では広域の中ではどういう文言で富谷町の級地引き上げのことを言っているのですかと言ったら、今度は取り上げていないと、こういうことなわけですから、これでは本当に時間がむだになってしまいますよ。こんなやりとりしているんでは。きちんと答えてくださいよ、正面から。
委員長(高橋敏夫君) いや、答えはやっていないということでしょう。
委員(永野久子君) だから、なぜかと理由を聞いていますでしょう。委員長がちゃんと話を聞いてくださいね。
委員長(高橋敏夫君) 広域性がないという返事じゃだめなのかな。
委員(永野久子君) 再度申し上げますが、私は何も広域で取り上げてほしいと言っていません、一言も。広域でやっているかのように答弁されたから、それではどういう文言なのですかと聞いただけであって、広域で取り上げてくださいなんて一言も言っておりませんよ。そこまでの……とにかくこういうやりとりというのは非常に不誠実だと思います。
町長に改めて、それではもう一度きちんと伺いたいんですが、この問題、富谷町の生活保護の級地引き上げについて、国に向けて要望しない理由は何なのでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) ちょっとその前に企画部長。
企画部長(荒谷敏君) ここでの実績で上げているのは先ほども申し上げているとおり、広域に関する例えば町村会、仙台都市圏、仙台・富谷とか、そういう部分の要望を上げている部分なので、そこには上げていませんということを先ほど課長が言ったところなんです。
ということは、以前、先ほど申し上げたとおり、それを上げたところ広域性に欠くのでそれは国・県に要望されても困りますということで却下されて、ここはそういう部分のページなので、町単独要望というのは最近は受け付けてもらえませんので、そういう広域の場を使って国・県へ要望してくださいということになっておりますので、それ以外は上げてもすぐ却下なりますので上げていないということを課長が申し上げたところです。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そういう事情であるということなわけですね、そうするとね。とにかく上げた経過は過去にはあったと、しかし広域でも受け付けられないし、国と市町村の関係でも受け付けてもらえないと。道がないということの答弁でよろしいんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 上げてもむだとかというんではなくて、国の制度について要望するということになると、それなりの理由をもって説明をしなくてはいけないと。今は基準は決められているんで、こういう要望を町単独が上げても、ここは広域で上げる部分なのでだめだということで、それ以来上げていないということを言っているところです。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) ほかの市町村で似たような状況下にあるところがやはり級地引き上げで要望を出していることを私は承知しておりますので、そういうことを理由にして要望をしないということではなく、引き続き文書であれ何であれ要望を出していくということをなるべく、国がそれを受け付けないということであれば、それはまた別の問題ですよね。そういうことだったら国会議員にでもお話をして道を開いてもらうとかという、さまざまな手段があるはずです。そのことを申し上げて次に移ります。
10ページですけれども、3のところで仙台市・富谷町広域行政協議会ということで、その中に(2)ですが、視察活動ということで行政視察として視察先が仙台市子育てふれあいプラザ「のびすく泉中央」というふうになっております。
それで、私もかつては広域行政の委員を務めたことがありましたので、この広域行政協議会の目的というのが何であるかは自分ではわかっていたつもりなんですけれども、そのわかっていた目的からしますとなぜ仙台市の子育てふれあいプラザ「のびすく泉中央」が視察先なのかという疑問を持ったんですが、これはなぜなんでしょうか、伺います。広域としての目的からしてどういう意義があったのか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これは議員の皆さんが入っている協議会がまず基本になっております。皆さん方7名が入っております。それで、その中で当然議論は両市町にまたがるものをやっております。これはガスであったり、もうそういったものを、道路も、すべて協議しております。この視察というのは管内視察で、それぞれ問題になっているところを改めて見ることによって、富谷町にないもの、仙台にないもの、そういうものを皆さんで考えましょうということで、今回はたまたま企業誘致でセントラル自動車とか、そういうところが来るので、その保育環境が心配だというのは仙台市さんにも伝わっていますし、富谷町にも伝わっていると。そして、富谷町にない仙台市さんのこういうものを見て一緒に研究しましょうというのが今回の視察テーマになって、のびすく泉中央を見たと。これはまたいろいろ協議が進んで、例えば仙台にない富谷のものを見たいというときにはそういうものを見ていくと。そういった性質のものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、広域行政協議会の目的のどの部分を実行したというふうに言ったらいいんでしょうか。両市町に係るといっても、無限にお互いの行政を知り合うということまでは言っていないんですよね。あの広域行政協議会というのは。両市にかかわって共同で例えばしなければならない開発であるとか道路の問題であるとかというふうに、中身が限定的なものなわけですから、そうじゃなければ無制限に両市が研究活動をするというようなことは、また別の組織がやるわけですから、広域行政協議会のどの目的のどの文言に該当しているかをちょっと言ってください。
委員長(高橋敏夫君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これは両市町にまたがる問題ということで、それぞれ問題が共通だったという子育てという部分を見るということになったということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そんなふうな答弁されますと、そうしますと介護であれ医療であれ広がってくるんですよ。そうならないように限定的な協議会としてやっているということを、それを踏まえなければならないんじゃないでしょうか。これを申し上げて、次に移ります。もう答弁が大体そこ以上には進まないように思いますので。運営の仕方については気をつけるべきではないかというふうに思いますが。
それから、11ページの町民バスの運行事業についてですけれども、大亀山森林公園線と、それから大亀成田線、これがそれぞれ平成20年度に比べて便数が半分近くに減っているという状況ですね。それで、この理由、見直しをやった結果ということかもしれませんが、なぜこの便数を減らしたのか。
というのは、もともとこの町民バスにつきましては、後ろのページにも、12ページにも書いてありますように、町民のための福祉的なバスとして一定の成果を上げていると書いてありますが、福祉的なバスという性格を持っています。この今申し上げた二つの路線は、いずれも交通利便性の低いところ、交通不便地域ということで、本来ならば減らすべきところではないというふうに思うんですけれども、こういうふうになったこの結果についてはなぜなのか、理由を伺います。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) まず、大亀山森林公園線につきましては、第1便、第3便が富谷小学校のスクールバス的な機能を兼ね備えているものでございます。大亀成田線につきましては、確かに路線数を減らしました。こちらにつきましては、利用者の実績に基づいて、時間帯ですとか便によっては利用者が全くいないというような便もございました。また、大亀山森林公園線と大亀成田線については、一部、一部というか、かなり路線が重複している部分がありますので、それぞれ補うような形で時間の配分とかをしまして、結果的に便数を大亀成田線につきましては減らしたところですけれども、減らしたことによって不便になったとかというような声はこちらの方には届いてきておりません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) この平成21年度の運行便数については、これで……そして、この利用者の数の中には、延べ利用者数の中にはスクールバスとして活用している児童生徒の数も入っているということでいいんでしょうか。それとも、それは別なんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) この数字に含まれているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 次に、13ページですが、町長交際費についてですけれども、平成21年が315件のうちご祝儀として出されたのが230件ということですけれども、主にこの230件の内訳なんですが、主に町内会行事ということでよろしいのか。230件の中には町内会行事というものが何件含まれているかを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) こちらご祝儀につきましては、町内会というよりは町内の、町内会を含めた各団体ということで199件でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、町長交際費の趣旨なんですが、これも前から何度も取り上げて申し上げてきましたけれども、ご祝儀というのは、これは対外的な性格を持ったものだというふうにとらえるべきもので、町内会などのように町の予算から振興費のような形で助成が出ている団体に別に行事のたびに町長がご祝儀を出すというやり方は、これはいかがなものかと思うんですが。しかも、町長は選挙で選ばれる人ですので、公職選挙法に関して言えば極めてぎりぎりのところかなというふうに思います。私たち議員はご祝儀は一切出せません。町長も町長という肩書きがあればこそ、もしかしたらですが、個人としてだったら絶対に出せないものですよね。富谷町というふうに書いて出すからこそ、富谷町の町長というだけで出せばぎりぎりのところでセーフというふうになるとしても、際どいところですよ。
そういう二つの意味で、この富谷町の町内の町内会を初め、町が補助を出している、助成を出しているような団体へのご祝儀というのは控えるべきだというふうに思いますが、今後はどうされるんでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) こちらは規定に基づきまして適正に執行しているものでありますので、今後も引き続き実施してまいりたいと考えております。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 24ページですけれども、入札契約事業について伺いますが、ここに、25ページの成果及び今後の課題のところに「平成20年度から試行的に導入した一般競争入札における総合評価方式について」ということで、「実施件数の増加を図るなど入札の適正執行に努めました」ということですが、その実績がその左のページに書かれてございますけれども、平成21年度においては一般競争入札総合評価方式が54件のうち11件ということですけれども、この評価方式に関して、例えば富谷町の場合は設備工事、電気工事、管工事ということで、ここで見てみますと1,200点以上、この総合評価方式で、済みません、基準一覧表ということで、この全国共通の点数で見てみますと、富谷町の場合は1,200点以上がSランクということで5,000万円以上の請負工事を請け負うことができるということなわけですけれども、先日の議会でも話題になりましたが、例えばこの点数というのは全国共通ですから、Sと呼ぼうがAと呼ぼうが実力に違いはないと。1,200点と1,000点では若干実力は違いますけれどもね。
そして、例えば大和町と比べてみますと、大和町では1,000点以上で、富谷町は850点から1,200点未満までが電気設備等の設備工事の場合はAランクなわけですね。大和町の場合は1,000点以上の事業者であれば2,000万円以上の仕事ができるんです。ところが、富谷町の場合は850点から1,200点未満ですと1,000万円までの仕事しかできないと。1,000万円までですよ。
せんだってのことをちょっと思い浮かべますと……
委員長(高橋敏夫君) 永野委員、もう少し簡潔に質問お願いします。
委員(永野久子君) 簡潔に申し上げます。
5,000万円以上の仕事について。5,000万円以上の電気工事、5,000万円以上の管工事について、富谷町では1,200点以上でなければできませんが、大和町の場合はできるんです。大和町の場合は。(「富谷の話だから」の声あり)いやいや、そこが問題だということです。これ実力は違わないんですよ。ですが、富谷町の場合は5,000万円以上の場合は1,200点以上。だから、先日のように1,198点であってもできなかったわけです。資格がないというふうに言われたということですからね。
委員長(高橋敏夫君) 質問のあれをちょっと絞ってください。
委員(永野久子君) こういうふうな余りに足切りの厳しい点数、点数自体じゃないです。金額の置き方が問題だと思いますね。
例えば、何度も言うように、大和町の場合でしたら先日のような富谷町のひより台の汚水工事ですか、これに関しては請け負えると。富谷町ではできないということになるんですよ。ですから、この総合評価方式に関してもう少し見直しをしていかないと先日のような問題がまた起きるということになるんですが、改善のお考えはありませんか。伺います。
委員長(高橋敏夫君) どこどこと比較してどうでなくて、今これ実績のあれですから、そういうものに、ここのところをしてここが問題だというような聞き方をしてもらえば簡潔にできますよ。まず、財政課長。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 富谷町の基準については変えることはございません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 富谷は非常に厳しいというふうに言われることの根拠がここにあるんですよ。同じ実力でも富谷の場合はできない仕事があり、そもそも入札に参加できない。でも、よその町に行けば参加できる。競争にならないような事態が起きているから言うわけです。先日のようにたった1社で、子供の運動会で言えば徒競走の競争にもなりませんよ。複数以上あればこそ競争というわけですから、いかにして競争を高めるかというふうに考えていった場合にここが問題だと、これを改善しないとまた同じことが起きるということを平成21年度の実績を踏まえて考えなければならないんじゃないでしょうか。どうですか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 1社という経緯でございますが、これは地方自治法施行令等に照らし合わせても特に問題はございません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) けさほどラジオで泉ヶ岳の青少年自然の家に関しての報道があったということを聞きましたが、1社だけになった時点で仙台市はこれを見直しをしたというふうなことも聞いておりますが、こういうふうな柔軟な対応をしていかないと非常に競争性の低い結果をもたらすということになりますから、結果から学ぶということになれば何らかの改善をしなければならないんじゃないでしょうか。全く改善しません、これでいいんですと、我が町で決めたルールのとおりですというのでは、これでは町政がよくならないというふうに思いますが、どうですか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 仙台市の事情については私ども承知しておりませんけれども、何とも申し上げかねます。私どもは地方自治法のやはり施行令なりに照らし合わせて特に問題はないという認識でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 次に、49ページですけれども、職員の健康管理に関してです。
3番目の産業医の委託というものの後に……失礼しました。49ページの成果及び今後の課題の中で、産業医についてはということで「病気休暇の職員の主治医と連携を図ったり、精神的に不安定な職員との面談を行うなど、職員のメンタルヘルス改善に努めました」ということなんですが、このメンタル面で問題を抱えている職員というのは何人おられるんでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 現在1名でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 概要の2ページですが……この実績報告書の概要というものの2ページ。概要の2ページ。ここに(2)で性質別一覧表がございまして、人件費として平成21年度は決算額が18億6,300万円余というふうに掲載されておりますけれども、うち職員給が12億3,900万円余ということですけれども、このうち休日出勤の手当というのは幾らで何%というふうに見ておりますか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 時間外手当の全体額ということでは把握しておりますけれども、休日出勤の部分というところでは把握はちょっと今はしておりません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、時間外手当の把握しておられる数値で結構ですので、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 時間外手当で水道の分を含めないでなんですけれども、時間外手当につきましては3,175万3,064円でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 先ほども質問がありましたけれども、職員のボランティア出勤というのは何々の行事について年間何日というふうになっているか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) すべてを把握しているわけではありませんけれども、先日の体育祭とか、あとマーチングフェスティバルとか、あと朝のクリーン作戦などですか、そういったものです。
委員長(高橋敏夫君) この際、午後2時10分まで休憩します。
午後1時59分 休憩
午後2時10分 再開
委員長(高橋敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、これ決算の審査ですから、あくまでも余りそういう面で自分の考え方を余り入れてしまうと、しかも実績報告書はこれみんな議員がわかりやすいために出したものでありまして、なるべく決算書に基づいた款項目に合わせてやっていただき、そして、もしもそういう面で確認をして認定をするという段を持つための特別のこれ委員会なんですから、その辺どうしてもそれがそういう場合においては、やはり本当にこのまま進んでしまうと問答が本当にスムーズにいかないでいってしまいますので、その辺のところはどうしても質問を簡潔にして、そして、その面に関してはどうしてもこれはできないと思ったら一般質問なりで対応していくという方法も当然とるべきだと思いますので。ともかくそういうことをしないと時間が幾らあっても足りませんので、(「そんなことはないですよ。委員長」の声あり)はい、永野委員。
委員(永野久子君) 決算の審議というのは数字の数値を合わせるだけではありませんので、行政全般に対して一般質問で言ったことを重ねても構いませんし、その辺については余り委員の発言に抑制をかけないように、委員長にお願いしたいと思います。
それでは、先ほどの件ですけれども、職員のボランティア出勤、体育祭、マーチング、クリーン作戦、そのほかいろいろという、たくさんあるということでしたが、成人式や魂のふるさとまつり等々も含まれているということでよろしいですか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) はい、成人式は含まれておりません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 先ほども安住委員の質問に答えて、万が一行事の中で事故が起きた場合には、公務災害の補償はないけれども総合賠償ですか、総合賠償があるというふうにお答えされたように伺いますが、もう一度この総合賠償というものについて正規な名称とその賠償の内容を伺います。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 49ページ、せっかくお開きいただいておりますので、ごらんになっていただきます。
49ページの一番下、総務事務、事業名として上げておりますけれども、全国町村総合賠償補償保険料ということで富谷町全体としてこのぐらい納めておりますので、その中から補償されるというものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、いわゆる公務災害の場合、同じけが、あるいは事故が起きた場合でも公務災害の場合とこの全国町村総合賠償補償制度、これとでは賠償の内容、補償の内容というのは全く同じととらえてよろしいんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 今までそういったボランティアに参加していて職員の事故というものがございませんでしたので、比較ということはしておりませんでした。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) これのボランティア出勤にもよりますけれども、職員として担当課ではないけれども全職員挙げてそういったさせようということで取り組むような行事の場合は特にですね、この公務災害補償と総合賠償の中身が同じでなければ、もし差があるようなことがあれば、これは職員としては大変な不利益になりますので、ここについては賠償の中身についてもきちんと把握していただきたいと思います。
そして、できればこの議会中にでも内容を改めてご答弁いただきたいと思いますが、どうでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 先ほども申し上げましたように、ちょっと事例がないので、比較はしてみたいと思いますけれども、時間はかかるかなというふうに思います。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。今村委員。
委員(今村寿君) 先ほど最初に財政課長からおよその決算の数字の説明ございましたけれども、ページを知らなかったんですが、その中で単年度収支で2億4,644万4,000円というように言われたように記憶しているんですが、これで間違いないかどうか、その数字を確認いたします。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 決算書にございます収支は実質収支でございます。考え方として入れたものでございまして、いわゆるその単年度だけと見るか、前年度の収支も含めて見るかという、その違いでお話を申し上げたところでございます。決算書における実質収支は単年度5億9,153万2,000円でございます。ここに前年度から引き継いでいる黒字分等を加えて計算しますと、実質単年度収支ではということで2億1,261万円というお話をしたわけでございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) わかりました。
それと、積立金残高が62億何がしという数字でございました。累計で見るとの話でございますが、財政調整基金はこの62億円の中に含まれているんですか、確認いたします。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) はい、含まれてございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 先ほど来からの、私の方のふなれのためかもしれませんが、この質疑を聞いておりますと実績報告書といいますか、これに密着したところの質問が多いし、本当にこの方がわかりやすいなということでございます。オータムレビューで項目が絞り込まれているという意味では非常にわかりやすくできているし、これずっと見ていくと今確認したようなこともよく見ていけばわかることになっているんではないかなと、このように思いますが、この様式についてだとかいうのはきょうしか聞けませんので聞きますが、積立費とか基金も入れております。町債も35億円程度に減ってきております。前年よりは減っています。
そういう意味では全く心配ないんでございますけれども、総務省が2年前でしたか、自治体も複式簿記を取り入れた会計制度にやっていくんだということを確認しておりますけれども、当町における複式簿記を中心としたところの会計制度の実施状況というものを確認いたします。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) いわゆる財務4表でございますが、平成21年度で資産関係の洗い直しというか、洗い出しを行いまして、平成22年度末、3月末までは総務省方式による公表ができるように準備を進めております。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 表を見ますと、複式簿記といいますか、そういう会計制度というのは総務省が用意している部分だけじゃなくて、新聞報道によりますと東京都方式だとか何か倉敷方式だとか、いろいろな方式があるし、東京都なんかいつでもノウハウといいますか、フォームなんかはお上げするよと言っておりますが、総務省方式でいいのかどうか検討されたかどうか確認いたします。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 委員おっしゃるように、方式につきましては全国でも例えば東京方式、それから浜松方式、倉敷方式とか等々ございます。各自治体によって仕分けなりの部分で若干の相違点はあるという認識ではございます。
ただ、現在の流れといたしましてはまず総務省方式、いわゆる地方財政状況調査、富谷は決算統計と言ってございますが、そのデータをもとに入力した中で財務諸表をまず作成する、それで段階的に企業レベルの財務諸表につないでいくといったような考えで進めております。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) この実績報告書ですが、昨年と比較しますと大分内容が充実しておりまして、ページ数も80ページぐらいふえているように思います。非常にわかりやすくなっているという面では評価するものでありますし、本当にこの重点項目が絞り込まれて、なおかつページ数もふえているから、これをちょっと読んでいけば本当にわかりやすくできているなと思って見ております。そういう面では、なぜしかし省エネ時代に80ページふえているのかなという疑問も反面浮かびますが、その辺を確認いたします。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) こちらはまずは内容のわかりやすさ、読みやすさ、そういったことを含めまして作成したものでございます。また、昨年度から総合計画が新たなものがスタートしておりますので、そういった中身も十分ご理解いただけるようにということで編集をしたものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) その実績報告書の7ページに総合計画書作成部数と書いてありますが、2,000部及びダイジェスト版が2万部とありますが、主にどういうところに配付されたのかお尋ねします。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) まず、総合計画書本編の方ですけれども、こちらは2,000部作成しております。配付先といたしましては、県内の全市町村、県の関係各課、あとは国の機関等々、あとは町内でさまざまな委員さんをやられております、行政区長さんですとか民生委員さんですとか、そういった役職についておられる方すべてにお配りしておりまして、現在のところ約700部くらい既に配付しております。ダイジェスト版につきましては、町内各世帯それぞれに配布しているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 同じく実績報告書の16ページの一番上に町政懇談会というものがありますが、いろいろな数字はふえて伸びている中、若干減っていると。どこがなぜ減ったのかお尋ねします。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) こちらは西成田地区方面の南部町内会の開催が平成21年度はございませんで、その分の減ということになっております。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 同じく実績報告書の25ページですが、ここにコピー機使用状況というものが載っています。平成21年度を見ると前年よりも9.6%、平成20年度を見ると前年比35.6%ですが、これは使用枚数でふえていると。経済成長もそうないときに、どうしてこんなにコピーの使用枚数がふえているのか疑問に思ったものですから、なぜこんなに伸びているかお聞きします。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 業務についてより充実したものを進めていきたい、そういった中から、効率的にと申し上げますとただ単に枚数というだけではとらえられないものがあるかと思います。例えばパソコンからコピー機にデータを送って、そこで製本までできるという、そういった機能もございます。そういったように、枚数だけではなくて、そういう機能的な部分からのこういった使用方法を行っている、そういった部分での枚数が増加しているのかなというふうな考えでございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) 実績報告書の47ページの研修の件について伺いたいと思います。
それで、いろいろ研修をやられておりまして大変いいことだと思いますけれども、ちょっとこの下のところに新しい文言が入っていまして、裁判員制度の模擬審議研修を実施をしたと、こういうふうに書いてあります。これに関する経費等も伺いたいと思いますけれども、このねらいは何のためにこれをやるのかというねらいをちょっと伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 前のページお開きいただいて、45ページの中で職場内研修というところで裁判員制度模擬審議研修ということで行ったわけですけれども、管理職及び新規採用職員を対象として1回行ったわけでございます。裁判員制度、新しく出た制度でございますので、理解を深めるということで行っております。
経費についてはかかってはおりません。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) そうしますと、この参加人数、何か管理職の方と新規採用職員となっておりますから数はそんなに多くないようでありますけれども、この方々は専門的な勉強ですから講師の方にこっちに来てもらってやるのか、あるいは裁判所等に出向いてやるのか、その辺がちょっとはっきりしませんけれども、その辺伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) これにつきましては、裁判所からおいでいただいて、管理職と新規採用職員が受けたというところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) この裁判員制度は是非論がいろいろありますけれども、今現実には進んでおりますから、その必要も感じないわけではありませんけれども、ただ、今後、町としての計画として管理職員と新規採用職員だけに今後ずっと続けていくのか、そうじゃなくて全職員を対象にしてだんだんに全部に広げていくということで計画を立てていくのか、この点をお伺いしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 今のところにつきましては予定はありません。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 実績報告書の23ページ。この中で電気代なんですけれども、平成20年度から平成21年度、下がっています。前に省エネタイプの電気照明というもののお話がありましたので、これは省エネタイプにかえたおかげですか。いかがですか。お聞きしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 要因としましては二つございまして、電気料金が下がったということと、あとは深夜電力の利用によるものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 前のお話の中で、議会の照明に関しても省エネタイプにかえるというお話伺いました。議会の照明はいつごろなるかお聞きいたします。
委員長(高橋敏夫君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これは以前議会のときにご質問いただいて、そのときここもかえるということでしたが、そのときの私の回答として民主党政権になりまして若干補助金が全部見直しされていますと、その結果、年度末にやはり交付額が半減以下になりました。そういうところから、町民の皆さんにまず直結する部分を交換するということで、議場の部分まではちょっと回らなかったということで、ただ、今のさらにこのLED照明は開発が進んでいまして、前に比べてさらにコストダウンなったということで、今どのぐらい拡張できるか再調査をしながらやっておりますが、ちょっと議場まではなかなか来ないんですが、1階、2階のボーダーライトはほぼ交換できるというふうになっております。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 次に、45ページ下の中でなんですけれども、今年度新規採用が16名になっています。来年の予定は幾らになっているかお聞きいたします。
委員長(高橋敏夫君) 決算だから来年の予定のものは。山路委員。
委員(山路清一君) 48ページの人間ドックの件なんですけれども、今回助成人数の減となっていますけれども、これはどのような関係で減になったのかお聞きいたします。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 共済組合から割り当てが参るわけですけれども、その中で対象が減数になりましたことによって結果的にこのような数字になったということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 人間ドックですね、そのような援助がなければ1人大体入るのに8万円から10万円くらいかかるんです。この中で助成金というのは幾らくらいあるかお聞きいたします。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 助成金につきましては直接受けたところに行くわけですけれども、その人間ドックを受けないからといって健康診断が受けられないということではなくて、人間ドックを受けない職員につきましては下の方の健診です、2番の方にあります健診で、それから、済みません、定期健康診断の方で受けるようになります。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 人間ドックに入った場合、その病院によっても違うんですけれども、大体個人の支払っている金額は幾らぐらいですか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 病院によりますけれども、1万円程度だったでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 59ページ、2款1項7目情報化推進費ですけれども、この中でホームページが余り詳しくは載っていないんですが、実績表の方には載っているわけですけれども、このホームページはどういう形で運営されているわけですか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) まず、運用ですけれども、まず年間の運用のサポートというものがあります。更新ですとか、さまざまなコンテンツの追加、変更、そういったものを運用サポートといたしまして、平成21年度につきましては56万9,310円を支出しているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) このホームページの運営委員会みたいなものはあるんですか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) 各課から1名ないし2名の委員で構成した委員会がございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) このホームページの容量というか、データを保存するところの容量というのはどのぐらいあって、今現在どれぐらいの容量を使用しているのか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) 掲載の情報量が年々ふえておりますので、それに見合った容量は備えているものですが、詳しい数値については現在把握しておりませんので、後ほどご回答させていただきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そのデータが蓄積されていないという、残念なことにホームページというのはデータが蓄積することによって後で情報を得るということが普通なんですが、間に合っていないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) そのデータが蓄積されていないというのはどの部分なのかちょっとよくわからないところなんですが。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 例えば各課でのそれぞれのデータがありますよね。例えば土地が何平米とか、道路が何キロとか、ありますよね、ホームページの中に。そういう情報がありますよね。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) 統計のことでしょうか。統計でしたら統計資料ということで経年のものは載せているとの認識でございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そういう統計の資料でも何でもですが、要するに以前にあったものがアップされなくなっているものもあるんですよね。ですから今質問しているんですが。
それから、運営委員会、要するにそれは各課から出ているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) はい、各課から出ております。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そこの運営委員の中には課長は入っているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 経営企画課長。
経営企画課長(松原誠君) 各課の方からは課長は入っておりません。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 先ほど今村委員からもお話ありましたけれども、コピーの用紙、これコピーの用紙というのはプリンターの用紙も含まれているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) プリンターといいますと例えば印刷機とか、そういったものもということでしょうか。印刷機の部分については一部含まれております。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうであれば、それに付随する、あるいはプリンターとか、そういうものの消耗品というのはどこに含まれているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) プリンターといいますとコピー機そのもののことでしょうか。それとも印刷機という考え方ですか。その辺。(「両方踏まえてという意味で」の声あり)これはコピー機の使用枚数ということでお示しをしてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) コピー機の中でカラーコピーはどの程度になっていますか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) カラーコピー機は2台だったかと思います。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これの比率はどれぐらいですかと聞いているんです。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) カラーと単に黒コピーの比率ということでよろしいんでしょうか。(「はい」の声あり)枚数で申し上げますと、黒コピーが約9割、カラーコピーが1割、使用枚数でございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 続いて、セキュリティー対策についてお伺いしたいんですが、
委員長(高橋敏夫君) 何ページかな。
委員(小川昌義君) 今と同じです。この項目の中に、情報化の中に全部入っていますので。セキュリティー対策というのは具体的にどのような対策をしているのかお伺いしたいと思います。経費はどのぐらいかかっているか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 情報セキュリティー対策事業ということで決算書を見ていただいて、備考の中に情報セキュリティー対策というところに入っておりまして、予算29万9,000円に対しまして28万2,030円でございました。どういったことをしたのかというところなんですけれども、eラーニング研修、情報セキュリティーの初級講座で90分行ったと、その下で個人情報保護の基礎知識の講座を80分行ったという、セキュリティー対策事業についてはそういったことを行っております。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) セキュリティーに関してのeラーニングをやっているわけですけれども、いわば精神的な訓練ですよね。物理的な対策というのは考えているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 物理的対策の具体をちょっとおっしゃっていただけますでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 例えばウィニー対策とかってありますよね。例えばですよ。それに対して外から持ち込まれる、ないしはその逆の部分です。内部の者が外に持ち出されないような対策があるんですかということです。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 具体的になんですけれども、一般質問でもありましたけれども、メールなどは共同で見るというようなことをしておりますので、そういったようなことで対策ということでやっております。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) データを持ち出さないようにするということが大切なんであって、セキュリティーは、そういう対策というものが考えられないのかと聞いているんです。
委員長(高橋敏夫君) それは今後の問題じゃないのかな。これはあくまでも決算だから。小川委員。
委員(小川昌義君) 今後考えてください。
先ほどの、また戻って申しわけないですが、コピー機の関係で、うちのシステムにデータが入っているわけですけれども、そういうものを使って会議がやられていないと、これはなかなかコピーの紙の枚数というのは減らないんですね。先ほど答弁の中ではどうしても、パソコンから用紙を取り出しても何の役目もないんですよ。何のためのパソコンがあるんですかということですよ。パソコンを見ることによって情報を得なければならないんですよ。それをプリントアウトして見ているから紙がふえていくだけですよ。
ですから、会議をやるときも、例えば庁舎で会議をやるときもそういった対策をとらなければならないということなんですけれども、いかがでしょうか。予算的にかなり違ってくると思います。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 委員おっしゃるプリントでございますが、基本的には端末機というかで、コピー機の使用ではなくて端末機の方でお願いをしてございます。そういった取り組みもしてございます。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長、もう一度。
財政課長(渡辺成一君) コピー機ではなくレーザープリンターとか、そちらの方でプリントアウトしていただいております。そういった取り組みもしてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 要するに、平成20年度のこういったものを見せられているんですけれども、提示されているわけですけれども、こういったものをフルに利用しないと紙とか、そういったものは減っていかないんですよね。
続いて、基幹関係の同じシステムの問題ですけれども、全員協議会で介護保険料の改修日数というものが提起されているわけですが、これはこの中ではどこに属しているわけですか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 基幹系システムの改修の中には平成21年度で介護保険というところはなかったんですけれども。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 昨年の8月か9月ごろに説明を受けているんですが。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 実績報告書の51ページなんですけれども、基幹系システム運用事業というところで、システムサポートというところで減額をしているということでございます。改修ではなくてシステムサポートの中で調整したということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) たしかペナルティーが発していると思うんですが、このペナルティーというものをどういう形で評価されたわけですか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) このシステムサポートというのは委託料で支払っているわけなんですけれども、その中から介護保険でありましたことに関しての金額をこちらから減額したというようなことでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) どの程度減額したんですか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 90何万円ほどだったかなと思うんですが、その金額につきましては後でお示ししたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 何回も言っているんですが、改修の仕方というのはどういう形で行われているわけですか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) この改修につきましてなんですけれども、それぞれ制度が変わりますので、その制度に沿って改修の内容が決まってまいりますので、そういったことで改修をしているということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) こういったミスが出てくるのに気づかないということは、改修のプログラムというものは見ているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 結果としてそのことが正しく出たということをもって改修が終了したということにとらえるわけですけれども、システムサポートから差し引きしたという件に関しましては後でわかりまして、気づきましてですね、改修をしたということなんです。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 要するにプログラムを見ることによってこういったミスが出なくなるわけですから、やはりそういったものについて今後検討をしていただきたいというふうに思います。
報告書の24ページ、PHSの電話機9台とあるんですが、これはどういうものに使ったんでしょうか。あと、9台とも同額の値段なんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 庁舎内に9台を配備しまして、1台当たり単価も同じでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 庁舎内のどこどこに配置したんですか、これは。どういう内容で配置したんですか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 不足箇所に配置してございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) どこどこですか。それを聞いているんです。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 税務課と主に福祉関係でございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 24ページ、部制化に伴っての作業にかかわる問題なんですが、この電話の回線数とか、そういうものがあるわけですけれども、災害時に使用できる電話というのは何回線ぐらいあるんですか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) ちょっと手元に資料ございませんので、後でお答えをしたいと存じます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 先ほど鷹乃杜に電話というふうに表記してありましたが、これは我々でいうと黒電話なんですか。それとも緑電話なんですか。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) ピンクの電話でございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 防災センターにピンクの電話ということはあり得ないと思うんです。要するに災害時に通話ができる電話でなければならないわけで、そういう意味では各支所にはそういう電話入っていますか。
委員長(高橋敏夫君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 各公民館の方には衛星携帯電話を配置しておりまして、災害のときにはそれを使用いただくことになっております。また、鷹乃杜防災センターにおいては公衆電話ですが、通常コードのあるタイプというのは災害時には優先的に通話ができると俗に言われておるものでありますので、今後においても配置の方はしていきたいと思っております。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) ちょっと考えが間違っているんじゃないですか。有線電話は要するに交換機で決めているんで、線があれば優先ではなくて交換機が。ですから、例えば富谷町役場の例えば今5回線あるんであれば5回線が電話局では絶対にとめませんよと。途中で線が崩れたりすればとまりますけれども、それ以外であれば必ず通話できますよという保証をされているんですね。専門的に言うとアッパーという回線名になっているんですが、ですから、見ればすぐわかります。富谷町に何回線来ているというのは。ですから、そういうものが要するに防災センターとか、そういうところもやはり優先的に働きかけて、せっかく電話料を払っているんですから、そういうものについて優先的に働きかけていかがでしょうかと。
委員長(高橋敏夫君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 検討してまいります。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) 決算書の43ページなんですが、実績報告書の24ページに土地売り払い収入6万4,100円ですが、金額的に大した金額ではないんですが、この実績報告書にも先ほどの説明にもありましたが、新田地内、これ括弧して水路跡地とありますが、どういうことなんでしょうか、その点お尋ねします。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) もともと水路だったところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) 水路の土地、もともとということで、埋め立てしてしまった跡地ということですか。その前、その水路をもう埋め立てして何年もたっているということですか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) はい、時間を経過しているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) ということが金額的にそんなにないので何か理由があるのかと思うんですけれども、何か特別な理由等ございますでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) もともと使用はされていたのかと思いますけれども、いつのときからか使用されなくなって埋め立てられていたという土地でございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) わかりました。
もう一つ、決算書の45ページ、先ほど町内会からの寄附100万円というお話がありましたが、差し支えなければどこの町内会で経緯というか、その辺のことがお話しできればお願いいたします。
委員長(高橋敏夫君) 総務部長。
総務部長(眞山巳千子君) 町下町内会から善意の寄附ということで受けたものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) わかりました。
それから、決算意見書、意見書の不納欠損についてなんですが、8ページ、決算審査意見書の8ページなんですが、不納欠損。これは3年間で大体2,700万円近くなんですが、町民税と固定資産税がかなりの金額になっていると思いますが、この中で今までまだ何件か、まずお尋ねします。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 件数につきましては163件となっております。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) 固定資産税の方は何件ですか。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 今ありましたように8ページに内訳がありまして、固定資産税につきまして37件となっております。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) この方たちは今も住んでいらっしゃるんでしょうか、お尋ねします。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 詳細についてはちょっと今持っていませんので、後ほど回答します。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) それからもう一つ、この、こういうことを聞いていいかどうかわかりませんが、その前にも、これ3年間だけのものなんですが、その前のものももしかして重なってある方もいらっしゃいますか。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 不納欠損につきましては、5年経過時効のものと、あと執行停止、あと即時消滅の3種類がありまして、そういった今の3種類によってその年度ごとに処理をしていますので、以前、平成20年に不納欠損処分として該当した人でことし新たになっている方もおると思います。
委員長(高橋敏夫君) 小泉委員。
委員(小泉光君) 行政実績報告書の80ページをお願いします。この真ん中ら辺、6番、諸税賦課事業で町たばこ税の課税状況というものが、平成19年度2億2,700万円から平成21年度2億500万円程度まで下がってきて、喫煙者としては非常に寂しい思いがするんですけれども、ここに旧3級品以外と旧3級品とありますが、これはたばこのブランドでいうとどんな感じになるんですかね。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 品名で申し上げますと、若葉とかエコーとかがこれに該当するものでございます。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。小泉委員。
委員(小泉光君) それから、同じページです。80ページ。これも温泉好きの私にとってはちょっと寂しい数字が並んでいて、入湯税、これは446万円から平成21年度は346万7,000円、ここまで落ちてきているんですが、この入湯税は富谷のゆったり苑とゆっぽの二つだけですか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 温泉につきましてはゆったり苑の1カ所だけとなってございます。
委員長(高橋敏夫君) 小泉委員。
委員(小泉光君) ゆっぽは沸かし湯だから税金がかからないとかなんですか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) はい、鉱泉に当たりませんので税金は課税されません。
委員長(高橋敏夫君) 相澤 榮委員。
委員(相澤榮君) 実績報告書57ページの防犯協会のことについてお伺いいたします。各町内会ごとに防犯協会が結成されていますか、お伺いします。
委員長(高橋敏夫君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 自主防犯パトロールというものが幾つかございまして、町で把握している団体としては現在7団体ほどございます。申し上げますと、日吉台の三丁目、鷹乃杜、富ケ丘小学校のサポーター、成田わんわんパトロール、大清水町内会、シルバー人材センター、昨年結成されました石積の方に一つ設立されてございます。
委員長(高橋敏夫君) 相澤 榮委員。
委員(相澤榮君) 各町内会の会長が代議員となって防犯協会というものが成り立っていると思うんですけれども、そうすると防犯協会の代議員になっている人がその地区にないところもあるということなんですね。
委員長(高橋敏夫君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) はい、委員おっしゃるとおり各行政区には代議員が1名ずつおいでいただいておりますが、今私申し上げたのはあくまで団体として活動いただいているというようなところとして今7団体を申し上げたまででございます。代議員さんは代議員さんでまた各行政区には、当然44行政区にはいらっしゃいます。
委員長(高橋敏夫君) 相澤 榮委員。
委員(相澤榮君) 行政区長会の会長が防犯協会の会長をやっていると思うんですけれども、この中で各代議員に対しては各町内会に戻ったときにそういう防犯パトロール隊とか、それを結成するような啓蒙活動はどのぐらいやっているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 富谷町防犯協会の会長は富谷町長となってございます。あとは、各行政区への働きかけということでございますが、昨年「自主防犯パトロールのすすめ」というものを総務課の方において作成し、行政区長会議の方において各行政区長さんの方にご説明申し上げたところでございます。また、これは本年ではございますけれども、青色回転灯の促進なんかについても防犯協会としてただいま進めているところでもございます。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。なお、次回は9月13日月曜日に引き続き行うことといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後3時02分 散会
富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
委員長(高橋敏夫君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「決算審査特別委員会」を開きます。
委員長(高橋敏夫君) 認定第1号、平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち総務部町民生活課、福祉部長寿福祉課、健康増進課、子育て支援課及び教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
それでは、これから各担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。
[総務部長、福祉部長、町民生活課長、長寿福祉課長、健康増進課長、子育て支援課長、学校教育課長、生涯学習課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(高橋敏夫君) 以上で、説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑は、ページ、款項目を明示し、行ってください。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、伺います。
まず、生活保護についてですが、平成21年度、これは決算書にはないのですが、福祉、生活の保護ということで全体に伺いたいと思います。相談者、申請者、認められた人の数ということで、ことしと現在に至るまでの人数、ケースをお知らせください。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 平成20年度相談件数48件で、平成21年度の相談件数のところはここに比べてあるとおり95件でございました。ただ、その内訳のところ、経緯というふうなところでは、詳細なところはここに示しているとおりで、それ以上のものはありません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 相談を受ける中でよく思うのは、町営住宅に入りたいと、住宅が非常に高くて指導をさまざま受けるということがあるんですけれども、町営住宅の増設というのは必要ではないかと、福祉政策の中でそう思うわけですが、それについては考慮されましたでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 今の、委員、産業建設の方の形になると思うんですけれども。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) しかし、相談者の中では、産業建設ももちろんそうだとは思うんですけれども、やはりそこがネックになってなかなか新しいところに移れないということも現実としてあるわけで、それについてここでお答えいただくというのは全くできないでしょうか。町長に伺いたいと思うのですが、どうでしょう。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 住居等の問題、確かに生活相談の中でもたくさんあります。それで、生活保護の基準内のところでの物件とかの相談を受けたりとかというふうなことはしておりますが、町営住宅に関連して、これに関しては担当課のところと検討というか、相談をしながら進めている状況でございますので、こちらとして増設云々かんぬんというところの検討までは至っておりません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 福祉資金貸し付けが4人分12万円というものがあったわけですが、これについてはさらに枠を拡大するだとか、それから金額の引き上げとかというものについては検討したでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 母子父子の貸し付けは4件ございました。それを実行しております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それで、ずっと1件につき3万円ということでしたよね。それで、その限度額の引き上げについてはどうでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) あくまでも生活資金ですので、金額が大きくなれば返済が大変だというふうに考えておりますので、3万円が適当というふうに思っております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) このことに関してですけれども、先日もありましたけれども、生活保護については級地の引き上げがどうしても必要だと思うのですが、それについての検討は長寿福祉課としてはされたでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 級地の方は厚生労働大臣が定めているというふうなところで、1級地から3級地まであるわけですけれども、それは国の方針に沿って行っているというような状況です。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 決算書では116ページ、117ページ、118ページ、119ページということになりますが、就学援助のことで伺いたいと思います。
実績報告書では198ページ、200ページ、これは小学校、中学校にわたっているものでこういうことになりますが、この人数、余り大きく変わらないと思いますが、県の平均では大体9%ぐらいで、富谷の場合は3.4%ということで非常に低いわけですが、この基準が物すごくハードルが高いといいますか、基準が低過ぎるというのか、受けられないようになっていると思うのですが、これについての見直しはしたでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 見直しはしておりません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 依然としてその数字は変わらないということで、実績報告書の209ページに給食費の未納というものがあります。これでいきますとちょっとだけふえているということが見えるんですけれども、決算書の49ページを見ますと給食費の納付金があって、収入未済額があって70人で382万3,152円ということがあるわけですが、その給食費がちょっとおくれているだとか、払えていないとかという、そういう児童生徒に対してどういう手だてを
とったのか。就学援助があるということを伝えるべきではなかったかと思うのですが、この点についてはいかがだったでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 就学援助につきましては、学区、学校を通じましてその要件等については保護者の方にはお知らせをしているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 決算書の49ページのところに、給食費がおくれている人があったらば、家庭として全体どうなっているのかなということを関連させながら考えていって、何か手助けできることはないのかとか、制度の中で利用できるものがないのかということで実態把握をするということが必要ではないかと思うのですが、そういうやり方ではなく通常のやり方しか平成21年度、それについてはしなかったということなんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 通常のやり方といいますか、要保護、準要保護につきましては要綱等によりまして援助できるものが決まっておりまして、こちらの198ページの方に給食費の援助を行っている金額も出ておるところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 就学援助が、それでは、県でおよそ9%、富谷で3.何%と。この現状については決算したときに何でこんなふうになるんだろうというのは全く検討しなかった、そのまま去年と同じぐらいでこのぐらいだろうということで終わったということなのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 県との比較は特にしておりません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書に給食費のことが書いてあります。食数だとか書いてあったかと思いますが、平成21年度は給食費10円値上げがありましたが、これは町が私は出して、給食費の値上げは必要なかったということを思うのですが、これについてお考えを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 給食費の値上げにつきましては、材料費等々の高騰によるものでの値上げでございますので、あくまでも賄い材料代ということでの値上げでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、決算書の76ページ、77ページで伺います。
先ほど説明がありましたが、ちょっと聞こえない部分と早かったのと金額がなかったので伺いたいのですが、19節の負担金のところです。これを、申しわ
けありません、もう一度お願いします。社会福祉費。障害者福祉費、19節のところです。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 19節負担金、補助及び交付金です。253万1,966円は障害者自立支援審査会、知的障害者特別処遇加算補助金と通所サー
ビス利用促進事業補助金というようなことでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 金額もお願いしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 審査会の方に28万9,000円、特別処遇加算66万9,000円、通所利用促進133万5,966円でございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) さまざま障がい者の中で要望もたくさんあるわけですが、かねてから要望のある障がい者のタクシー代とかガソリン代の助成についてはどのように決算を締めるに当たって考えたのでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 利用促進事業のところで、通所サービスのところでの補助金というふうなところで考えてございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ほかの町、それから仙台市などではこれについてかなり前から援助があって、利用者も多いわけで、非常にそういう制度をつくってもらいたいということがあるんですけれども、その制度について試算したりとか、そういうことはありましたか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 研究の方はしてございますが、具体の検討には至っておりません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ことしの4月開所で地域活動支援センターというものになったわけですけれども、平成21年度の議会で審議が進められました。センターの運営で施設の設備、備品を破損したとか汚損したとかといったときに賠償責任というか、賠償を規定しているわけで、これは既に運営が始まっていますが、障がい者への差別的な規定であり、当時運用で何とかしますよということだったんですが、そういうものではないと思いますね。これについては即時でも撤回すべきではないかと思いますが、それについてはどう考えられますか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そのような問題は生じておりませんので、その時々に検討することといたしております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 質問に徹するべきなのでしょうが、その時々の運用では済まされないということについては申し上げているところで、私もそう
いうふうに思って言うわけで、これは撤回するように求めたいと思います。
決算書の82ページ、83ページ、保育所費でお尋ねいたします。
保育所の保育士の方々の人数ですが、正規職員、臨時、パート、そしてこの年は派遣の保育士がいたはずですが、平成21年度決算時点、そして申しわけありません、今年度についても現在数でいいのですが、正規の職員から始まっての保育士の人数をお知らせください。
委員長(高橋敏夫君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 平成21年度につきましては、職員33名、臨時職員28名、パート26名、それから委託が5名でございます。平成22年度につきましては、職員39名、臨時21名、パート24名でございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その委託というのは派遣の保育士ということでいいですか。
委員長(高橋敏夫君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) はい、委託事業でのお願いした方でございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それが今年度になってからは委託をしていないと。そのときもことし限りということであったわけですが、その派遣というものについてどのように総括されたのか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 派遣事業につきましては、臨時職員がどうしても集まらないというような内容で委託をということにいたしておりますが、平成22年度におきましては職員の配置をしていただいておりますので、必要ないというふうになってございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これについては一つの保育所にさまざまな雇用のされ方があって、私たちは問題だということを思っていたのですが、そうしますと必要があればこれからもあり得ることだということなのでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) できる限り臨時職員での対応というふうに考えてございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、保育所に入りたいのを待っている待機児童と呼ばれる、この子供たちが現在何人でしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 1月現在でございますけれども、87名でございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この議会が始まってすぐのときに、上桜木果樹園の森保育園を定員数150人にするということが最初のときに町長からお話があ
りました。前からそういう予定にはなっていたわけですが、しかし、適正規模といいますと150人は大き過ぎるように私は思います。今は弾力的な条項があって150人よりもたくさん入れられるわけで、本当にそれが保育所、保育園の大きさとして適切だと思っているのか、富谷町としてはこの87人の子供たちに対してどういうやり方で対応していくのか伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 150名という定員でございますけれども、面積で基準どおりのものでございまして、大きいからだめというような考えはございません。
それから、待機児童はどんどん多くなっている状況でございますので、保育所だけをふやすというところじゃなくて、平成22年度におきましては保育ママ
制度を考えておりまして、ご家庭の中での保育というようなところでも待機児童の解消に当たっていこうと思っております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 私としてはやはり保育園、保育所は適正な規模ってあると思っているので、最大でも90人、それでもちょっと大きいかな、私は70人ぐらいかなと思っているわけですが、そういうことも考えて、国の保育基準といいますか、最低基準が物すごく切り下げられてきているというところがあって、150人だけれども2割増し、3割増しで子供たちを入れられるということになると本当に大変な問題になってくると思うんです。
ですから、私はその待機児童、日々変わる人数だと思いますけれども、やはり町が町営の公立の保育所をつくって、保育に欠ける子供たちは町で責任を負うという、ここの原点に立ち戻らなければならないと思うんですが、これについてはいかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 認可外という保育所もございまして、そちらでも保育もしっかりしたものをというふうに思っております。ですので、町、それから認可、それからあと認可外というような形で待機児童の解消に当たりたいと思っております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 認可外だとかというものも一概にそれがだめだとか、認可保育園でとかって、そういうつもりは全くありませんし、しかし、やはりその保育に欠けるというところからすると町の責任ってあるものだなと思っております。
決算書で84ページ、85ページ、老人福祉費のところで伺いたいと思います。
老人福祉費がずっとありまして、ここの中には特別養護老人ホームはことしになってから地域密着型が出てくるようになるわけですが、今現在特別養護老人ホームに入りたいと入所待ちになっている人たちの人数は、一番近いところででもいいですし、3月31日末でもいいんですが、何人でしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 決算書のところは養護老人ホーム1名の入所というふうなことでございまして、今現在養護の方への相談の方は受けて
ございません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうではありませんで、特別養護老人ホームに入りたいけれども富谷町には杜の風しかなくて、物すごく待機している人たちがいると思うんですが、特養に入りたいと思って待っている待機者の人数は何人でしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 近いところで杜の風のところの状況ですけれども、年度末現在で約300名でございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それで、ことしになってから地域密着型ということで29人の特別養護老人ホームができるということを聞いて非常にうれしく思ったところと、なかなかこれでも入れないなということを思ったわけですが、できれば町が用地を提供してということを、提供して特養ホームをたくさん建ててもらう、社会福祉法人などに建ててもらうという必要性についてはどう考えたでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 整備計画に関しましては、国の国庫補助、特別前倒しの補助事業等を活用してというふうな基本方針を持って臨んでおりました。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは進まないということもあったりして、あしたになってからすればいいんだけれども、介護保険を払っているけれども自分のときの本当に使えるんだろうか、入れるんだろうかということがあちこちで聞かれるんです。だから、地域密着型でそんなに広くないところで富谷の人が入れるというためには用地の提供というものが必要だと思うんですが、これから考えるおつもりはないでしょうか。入所を待っている人たちのためにどういう手だてをしていくのか、伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、入所を待っている方々に対しては、今その生活状況がどうなのか、どういうサービスを組み合わせればその方の生活が成り立っていくのか、その中で施設入所というふうなことが必要であれば、特養だけではなくて老健ということも視野に入れ、いろいろな暮らし方を一緒に考えていくというふうな基本的なところで支援に当たっていきたいというふうに考えております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 決算書の92ページ、93ページ及び94ページ、95ページのところで伺います。92ページ、93ページです。清掃費についてです。そして、実績報告書では97ページのところにあります。
ここのところを見ますと、不法投棄ごみなどのことが書いてあります。監視パトロールをしただとか、それから資源ごみ持ち去りの監視パトロールをしただとかというのが書いてありますが、これについて伺いたいと思います。不法投棄の現状、それから資源ごみ持ち去り監視したということの現状をお知らせください。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) まず、不法投棄の現状でございます。実績報告書では不法投棄の回収が委託では2回、2カ所で3万8,000円の決算となってございます。実際には職員の方でも通報を受けまして、現地を確認しながら回収をしてございます。平成21年度町職員として回収しているものが件数で211件、これは町民生活課と都市整備課の方で管理の公園、大亀山森林公園とか、そちらの方で見つかった件も含めまして219件ほどございました。主には自転車とかタイヤ、布団、テレビといったものが主なものでございました。こちらについては職員等で回収しておりますので、委託料には出てきておりません。
持ち去りの関係でございますが、かなり地域の方から資源ごみが持ち去られているという情報はこのごろ入ってきてございます。その関係で大和警察署の方とも相談しながら対策を講じて、今集積所の方に持ち去り禁止というプレートを各所に掲示をしながら啓発をしてございます。持ち去りの件数が多くなってきているということから、売り払い収入でも多少収入が減というふうなところになっていますが、その辺が影響したと思っております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 資源ごみが持ち去られてしまっているからどれぐらい持ち去られたかというのはわからないかとは思うんですけれども、大体これぐらいは持っていかれてしまっているというようなものはあったんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 資源回収日に収集業者の方でこれまで当然回収しておるんですが、その方々の感覚のお話も伺っているんですけれども、かなりの量で持ち去られているようだと、ちょっと量の数値までは今ちょっと把握はしてございません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、このパトロールですが、どっちもパトロールしているわけですけれども、平成22年度についても強化する方向で予算化されていたんでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 平成21年度の決算での環境美化推進事業というところで、緊急雇用創出事業で2名の方を雇用してやっておるんですが、平成22年度もその方々のご協力いただきながら持ち去りの方の監視パトロールも兼ねてやっていただいております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) さっき課長から自動車だとかタイヤ、布団とかという中にテレビもあったかと思いますが、これから先テレビの不法投棄がふえていかないかと心配をするわけですが、これについてはどうでしたでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) テレビ等についてはデジタル化といったところも、地デジの関係もありまして、そういったところは懸念されると思います。今後、啓発に努めて、不法投棄がないように啓発に努めていきたいと思っております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 平成21年の12月議会で清掃センターに直接搬入のごみの手数料が引き上げられました。このことがごみの放置だとか不法投棄、転居したときにそのままにして行ってしまうとか、そういうことについては私は心配があるんですけれども、そういう事例だとか、そういう心配とかというのは担当課としてはどうでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 手数料改定が実際に反映しましたのがことしの4月からでございます。4月からの情報ですと、そういったことでの影響を受けたかのように不法投棄がふえているというような情報は聞いてございません。こちらの方でも手数料も100キログラム当たりですけれども、700円から1,000円にと300円の値上がりであったんですが、全体的には持ち込みの量からしますとそれが大きく手数料負担が大きくなって不法投棄につながるようだというようなところまではないものと考えております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 決算書で126ページ、127ページです。
4目の文化財保護のところで伺います。補正もありましてこういう金額になっているわけですが、これは成田2期北の埋蔵文化財の調査にも使われるものだったと思いますが、これの経過を、済みません、先に説明してください。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 成田2期につきましては、兵六館跡ほか遺跡が数カ所点在しているというところで、文化財保護課の方と調整をしながら進めております。ただ、文化財保護課の方では保存を望むというところで、まだそこまでの調整が至っていなかったということで、遺跡調査には至っていない状況でございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) このことで雇用を生み出すということで進められてきたわけですが、当初は何人の雇用で、どれくらいの金額がその人たちに払われると試算したのでしたでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 金額は5,493万6,000円という、すべて旅費、需用費、役務費、委託料、使用料及び賃借料といったところで、総額で5,493万6,000円という予算を試算いたしまして予算化をさせていただきました。このふるさと雇用の方では3,546万6,000円というところで、ふるさと雇用の創出をというところで考えたところでございます。ちょっと人数の方は今ちょっと調べておりますけれども、そういったところで3,546万6,000円の予算としたところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 済みません、人数教えてください。
そうしますと、国の施策としてはふるさと雇用ということで、雇用して何とか景気をいいようにしたいと、そういうことがあったわけですけれども、こんなことになるとその国の政策に合致しなかったということになるのではないでしょうか。何人だったかわかりましたでしょうか。そこのところとあわせてお
願いします。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) ちょっと人数の方はちょっとお待ちいただきたいと思います。
雇用につきましてはまちづくりを主眼にいろいろ検討した結果、やはりこちらの事業で雇用するのも大きな意味があるというところの判断で、そのふるさと雇用の事業は一部遺跡発掘の方の費用ということで予算化をさせていただいたということで、まちづくりのために必要なものであったと思っております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この点については、町の説明では開発区域内の遺跡発掘は基本的には開発事業者の負担で行うとしていたわけですが、そうにはしなかったわけですね。そしてまた、同じように県に返還をしながら平成22年度も3,848万円が同じように計上されていると。こういうやり方は正されなければならないと思うわけですが、なぜ同じようにしながらこうやってやったのでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 説明もされましたけれども、これからのまちづくりに企業誘致というものは必ず必要な、そういう施策だろうと思っております。つきましては、ここに投じることもそのまちづくりの一環として十分役立つ、そういったところで予算化をしたわけでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) なかなか人数が出てきませんけれども、3,500万円から3,800万円の人たちをほかのところで仕事してもらえばその分のことはもっと直接的にまちづくりのためになったかと思うんですが、だけれども同じようにことしも計上されている、この点については改めるべきだったのではないでしょうか。そういう、その決算をしたときにその総括がどうだったのか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 何度も申し上げますけれども、まちづくりにはぜひ活用して雇用を図っていきたいというのが一番の考えでございます。やはり企業誘致というものを前提にした考えがまちづくりにつながるというところでございますので、予算化したこと、それについてほかのどうのこうのというのは結果論でありまして、その時点では最優先に予算づけをしようというところでしたわけでございまして、平成22年度もそういった形で予算化をしているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 公民館についても伺いたいので、もしその中で、その間に人数がわかりましたら先ほどのところでお知らせください。
128ページ、129ページです。決算書です。公民館費があります。ここを見ますと7,296万3,000円、およそ7,300万円の増額補正があります。これについて特徴的なところをお知らせください。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 大きくはエアコンを設置するというところがございました。富谷の6公民館の児童クラブの部屋にエアコンを設置していなかったということで、子供たちに暑い思いをさせていたところ、非常にその辺は解消して、いい環境づくりにということでそのエアコンを設置したのが大きなものと思ってございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その点では非常によかったと思いますが、町長の今議会の初めのときに公的な施設にエアコンをさまざま順次考えていくようなお話があったかと思います。それで、ホールでいいますと、挙げられていたわけですが、7月17日にあけの平の公民館で地域の人たちの催し物がありました。ことしは非常に暑かったし、ホールは閉め切ってあったので本当に暑かったんですね。だから、これはもう本当に1カ所ずつとか言わずに、もう計画的に立てるべきだということを申し上げたいのですが、これの必要性についてはどうでしょうか、伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) ことし特に猛暑が続いてエアコンの必要性というものは感じたところでもございます。一度に設置できるということになると6公民館のうち2公民館は、成田公民館と日吉台公民館の方につきましてはもう既に設置済みですけれども、ほかの4公民館にはまだ設置できていませんが、それらの設備するとなると相当の費用がかかるというところで、今後いろいろ検討していきたいなと思っております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 成田公民館のことですが、以前からこれは予算、決算のところでもしているわけですが、暗幕です。これについては今回は検討したでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 成田公民館の暗幕につきましては、以前からご要望もありまして、そのたびにいろいろ検討してございます。まだ設置していないというところなんですけれども、検討はさせていただいていました。遮光量というもの、遮断するには今のはB級ということなので、A級ではないので、その辺の必要性はあるんだろうなと思いますけれども、そのほかの設備等いろいろ勘案しながらというところで、まだそこまでには至っていないというところでご理解をしていただきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) まだ続きますか。そうしましたら、2時15分まで休憩します。
午後2時05分 休憩
午後2時15分 再開
委員長(高橋敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 決算書の124ページ、125ページ、実績報告書では217ページに十三夜・魂のふるさとまつりについてあります。550万円の負担金、補助及び交付金ということでなってきているわけですが、これは前の年から比べると50万円の増加、予算規模で増加になっているわけですが、この平成21年度のときですが、協賛金だとか出店料というのか、協賛金あるいはご祝儀は幾らだったでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 出店料につきましては23万2,000円でございます。それから、ご祝儀はございません。先ほどの質問に対して回答してよろしいでしょうか。答弁してよろしいでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) はい。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 先ほど成田2期の方のふるさと雇用の人数ということでの質問でございました。おくれましたけれども、ご報告をさせていただきます。人数的には56人でございます。発掘調査に50人の6カ月、それから室内の作業で6人の8カ月という予算どりをしておりました。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ことしの予算ではたしか750万円だったかと思うのですが、それで正しかったでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) はい、そのとおりでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) このお祭りはことし4回目ということで、このお祭り自体が実行委員会を中心にしながら自立していくお祭りになっていくのかなと思っているのですが、これの方向性についてはどうなるのでしょうか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 町でもこのまちづくりの一つの事業というとらえ方もしてございますので、今のところは実行委員会と町、協力し合ってこのお祭りをつくり上げていきたいというところでは今も変わりございません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、さっきお答えのあった出店料の23万2,000円と550万円が平成21年度のふるさとまつりのすべての経費ということですか。支出だということですか、伺います。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 町の550万円のほかにというところは、収入としてはフリーマーケットに参加をいただいている方からの負担金が1万
4,000円でございます。それから、それぞれのコーナーの売り上げ、そういったものが25万168円、それと先ほどの出店料ということで23万2,000円、あと預金利子ということで278円が含まれて599万6,446円という決算になってございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 出店料だとか、それから売上金だとかという、そのコーナーの売上金がそのまま支出の中に入ってくるのですか。ちょっとそのあたりがわからないのですが。町が550万円を出しますよね。そして、出店料が来ると。それをそのフリーマーケットのところからこれだけの出店料ですというのは何となくはわかるんですけれども、コーナーの売り上げのその25万168円でしたっけ、これはどういう扱いになるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 具体的にそのコーナーというところのお話はしましたけれども、マグロとサンマの売り上げ、そういったものはこのコーナーの売り上げとして入ってきますけれども、平成21年度はそのイベントもやりましたけれども、そのイベントがずっと続くものかというところでは毎年協議して、参加をいただくということになれば入れるものであって、不確実性があるようなものであるということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 最初の段階から1回目のところから見ていくと、この負担金、補助及び交付金のところです。年々町からの支出が多くなっていくのを見ていると、限度なしに上がっていくのかな、そのほかに出店料だとかもらってきて、とにかくこのどんどん膨らんでいく歳出構造になっているのかな、全体としてそういう扱いになっているのじゃないかなと思いますが、これについてやはり自前でといいますか、そういうことがちゃんとできるように実行委員会にお任せするという、自立したような方向に行くことが望ましいのじゃないかなと思うのですが、いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 確かにお話しのとおりです。ことし200万円増額したのはそこにありまして、不確実性なものを排除しながら採算性のあるものというところで、ことしは200万円の増額をさせていただきました。ただ、年々年々ふえているというところのお話ですけれども、やはり今のお話の確実性の確保と、それからプレイベントの充実、そういった本祭りの充実というところで必要な部分ということで、今回お願いして750万円になりましたけれども、ただ、来年、再来年というところでふえていくというところには考えてございません。やはりこのある中でというところで考えているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小泉委員。
委員(小泉光君) それでは、3点ほど質問しますが、まず最初に行政実績報告書の92ページ、ここに大変興味深い円グラフが出ております。この円グラフをどのように評価しますか。この円グラフで何をどう思ったか伺いたいです。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) こちらに表記しましたグラフですが、これは主に本庁の総合窓口と出張所窓口で取り扱っています事務です。その中でどのような事務がどの程度の割合を占めているのかというものを見るということでグラフ化してみたものでございます。全体的には、このグラフにありますように、全体で10万9,812件の総数がございます。その中で各種、役場の本庁も含んだ中で各種証明交付数が56%、半分以上を占めているんだなあと、あと納税等も40%近く占めているんだといったところをこちらの方では今後の事務の体制のあり方について参考にしていくというようなことで考えてございます。出張所でも同じでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小泉委員。
委員(小泉光君) 富谷町の大変すぐれた点として、支所が5カ所もあると。これは非常に住民にとってはわざわざ手続をしに本庁まで来る必要がないと、大変ありがたいことだと思っています。
そういう状況にもあるのにもかかわらず、本庁扱いが相当の件数を占めるということは、そういう支所の機能が十分町民に行き渡っていない可能性があるんじゃないかなと私は思ったわけです。ですから、今後、今の答弁ありましたように、ぜひその点をさらに周知徹底していただけるとより住みやすい町になってくるのかなと思います。
それから、次です。210ページをお願いします。
委員長(高橋敏夫君) どっちですか。
委員(小泉光君) ごめんなさい、行政実績報告書の210ページです。
ここに、この一番上の方です、過年度給食費ということで平成21年度、小学校は206万5,000何がし、中学校が162万円ほどふえて、これを逆算すると小学校がほぼ50人、中学校が33人という計算になるんですけれども、この数字をやはりどのように評価しているか伺いたい。所得が少なくて給食費が払えないのか、忘れていたのか、あるいは何なのか。その辺のところをどうとらまえているか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 未納者のほとんどにつきましては、払いたくても払えない保護者が多いというふうに分析しております。
委員長(高橋敏夫君) 小泉委員。
委員(小泉光君) はい、わかりました。早く払いたい者は払えるような世の中になりたいなと思っていますけれども。
次に、同じく行政実績報告書の219ページに大黒澤苑の項目が出ていますけれども、ここの管理人さんの勤務実態ってわかりますでしょうか。年間何百時間出ている、あるいは月でもいいですけれども、わかる範囲でお願いします。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 管理人は、その他施設の休館日が月曜日としていますので、それを除いて出てきていただいているということでございます。ただ、基本的には園内の入り口のかぎのあけ閉めをしながら、施設の建物の方の利用があった場合にはちょっとそちらの管理もお願いしているという状況でございます。ただ、時間ということではちょっと把握してございません。
委員長(高橋敏夫君) 小泉委員。
委員(小泉光君) 先ほどここの大黒澤苑の管理人さんの給料というんですか、報酬というんですか、年間で50万円弱ぐらいですか、ちょっとその辺から感覚として少し安過ぎるんじゃないかなと思って、今どのくらいの勤務実態があるんですかと聞いたわけなんですけれども、実績の時間としてはなかなかつかめていないところもあるということなんですが、どうでしょうね、時間単価に直すと常識的な点なのか、その辺の判断をどう考えているか。つまり、今こういう規則があるからこうですという回答を望んではいません。常識的な、県の例えば最低賃金をクリアしているとか、そういう回答をお願いしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 月でお話しさせていただくと、管理人の手当は月3万3,000円という形になってございます。この3万3,000円につきましては公民館も同じ管理人の手当の金額とさせていただいてございます。そちらの兼ね合いもあります。西コミの管理人も同様の金額になってございます。特に大黒澤苑につきましては公民館よりもそういった施設の利用の際の管理という部分では多目に出てきていただいているというところもありますので、これからいろいろ検討させていただきたいと思っております。
委員長(高橋敏夫君) 細谷委員。
委員(細谷禮二君) 私は二つ質問いたします。
1番目は、実績報告書194ページ、教育相談事業についてちょっと質問いたします。
平成20年度、平成21年度と教育相談件数が載っておりますが、非常に気になることは教員の相談数が非常に多くなっているわけですが、その先生方の相談の内容ですか、そういうこと、ちょっとわかりましたら教えていただきたいなと思います。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 教育相談における教員の相談内容でございますが、児童生徒との接し方なりを相談員と検討しているというふうな、アドバイスを受けているというふうなことでございます。
委員長(高橋敏夫君) 細谷委員。
委員(細谷禮二君) 次、205ページ、図書購入費についてお伺いいたします。
平成19年度から平成20年度は非常に図書購入費がアップしておりますが、平成20年度から平成21年度、大分ばらつきがあるようです。例えば富谷中学校は1万6,000円ぐらいマイナス、それから、逆に富谷二中の方は12万円ほどプラス、それから、東向陽台中学校はマイナス5万円ぐらい、日吉台中学校は平成20年度に比較すると18万円ぐらいプラス、成田中学校は、これは新しい中学校ですので109万円ぐらい図書の購入費がアップされていますが、なぜこういうばらつきが出てきたのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 図書につきましては学校図書館の図書費の標準というものがございます。それに応じて標準よりも大分不足しているところについては多目の予算、大分充足している学校については少な目の予算ということで、若干ばらつきがある状態になってございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 行政実績報告書の方で進めて質問いたします。
84ページ、重点項目の中でごみ集積所の問題が提起されております。97ページに具体的にデータベース化したというふうに記入しているわけですが、GISを利用したというふうに書いてあるんですが、これはどういう、GISといいましてもソフトはどういうものを使ったのか質問します。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) GISではございません。地図システムということで表現していたのでGISというふうなことでのお話なんだと思うんですけれども、これはゼンリンの地図情報システム、こちらを活用して行ったものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) グーグルとか、今ホームページに載っかっているあの地図を利用したということですか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 違います。ゼンリンの住宅地図、あちらのデジタル化したもので使っております。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) ゼンリンの住宅地図を購入したということですか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) はい、そうです。ゼンリンで使っている地図でございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それは例えばごみ集積場所の写真とか、そういうものも実績として載っかっているデータになっているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) はい、そのとおりでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 続いて、87ページ、住基ネット運用事業の1、住基カードの発行枚数というものがあるわけですが、331枚平成21年度、その前のページに、86ページに住基カード関係で332枚というふうになっているんですが、これはどういう関連になるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 住基ネット関係の交付状況でございますが、こちらには住基ネットを使っての広域交付の住民票の交付が1件ございまして、それと合わせて332件ということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 87ページの住基カード枚数が331枚というのは、これはこれでいきますと平成15年度からの積み上げになっているんですが、これは現在の富谷町にいる方の枚数というふうに考えてよろしいんですか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) こちらは住基ネット住基カードを発行してからの延べの枚数でございまして、実際転出とか紛失しますと抹消になります。そうして、実際に3月末現在で有効枚数は941枚というふうになってございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 了解しました。
それでは、87ページの住基ネットの方ですが、これは回線としては支所とか、そういうところには行っているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 住基ネットシステムの回線は、LG1は出張所の方にはつながってございません。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その前の87ページの16番の戸籍電算システムはどのようになっていますか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) こちらのシステムは戸籍上のシステムそのものは本庁窓口だけなんですが、ファクス回線でやりとりを出張所とはしてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 了解しました。
それで、戸籍電算システムの機器賃貸料は、前々から私はこういったものは非常にコストが高いと思っているんですが、戸籍電算システムの機器賃貸料で
すが、これは具体的に機器と表現しているんですが、何機器ぐらいあるんですか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 戸籍電算システム機器賃借料として関係しますのはメーンサーバー1台、バックアップサーバー1台とファクスサーバー1台、端末機4台とプリンターとスキャナーでございます。端末だけが4台あると。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 今言われたもので五、六台分ぐらいですね。
それから、住基ネットの方の機器というのは何台ぐらいになっているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 住基ネットにつきましては、コミュニケーションサーバーが1台、あとゲートウエイサーバー1台、ファイアーウォール1台の3台でございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それで、あと193ページ、実績報告書の193ページです。
重点施策の中にセクハラ問題……193ページです。事業決算概要の中の(6)に教育委員会はセクシャル・ハラスメント防止に関する要綱についてということがあるんですが、これは最近いろいろ問題になっているパワハラというものについてはどうなっているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらのセクシャル・ハラスメント防止に関する要綱については、平成10年ごろにこういった要綱について検討がなされていた経過がございます。教育委員会部局の方ではこれについては制定していなかったということなんですが、パワハラについてはここでは要綱の中には入っていなかったように思います。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 最近セクハラだけではなくて、こうしたパワハラ問題もかなり問題になってきていますので、その辺検討課題として入れていっ
ていただければと思います。
続いて195ページなんですが、情報化なんですけれども、学校情報化。インターネット接続料という32万7,348円とあるんですが、これは回線数にすると何回線というのか、プロバイダーは多分一つだと思うんですが、それぞれに例えば東向陽台小学校とか日吉台小学校とかというような感じでのインターネット接続料金が32万7,348円ということなんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) インターネット接続料については12校分、それから事務局分ということでございます。学校のインターネットについては役場を経由してインターネットに接続しております。よって、そのインターネットの接続回線については1回線でございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 教育委員会から学校の間はどうなっているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 教育委員会と学校についてもメールではつながってございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 回線の話をしているんですけれども、回線はどのようにつながっているんですかという質問なんですが。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 回線は1回線でございまして、中学校と本庁舎についても契約のプロバイダーは1カ所で一つということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 私は、要するに小学校も災害の避難場所になっているわけです。そういう意味では、避難所に小学校がなっているためにどういうふうな回線構成になっているのかというのは大変気がかりに思っているんですね。そこの避難場所と本庁の間のつながりがどういうふうになっているのかということは今後研究課題として考えていってほしいというふうに思います。
それから、同じく電子黒板ですが、これは議会でも話になって了解されているわけですが、これは全部の台数というのは何台ぐらいになっているんですか。今回購入した分だけではなくて。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 購入分が各学校1台になりますので、12台ということになります。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) もう1回、済みません、何台。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今回購入しているのは12台で、以前購入していた部分が1台もしくは2台あるということで、13台もしくは14台という
ことになります。
委員長(高橋敏夫君) ほかにありますか。小川委員。
委員(小川昌義君) 続いて200ページですけれども、小学校のパソコンの台数ですけれども、これは今主な運営費の中の使用料及び賃借料、コンピ
ューター教育事業5,569万1,055円となったわけですが、これは小学校として今PCは何台になっているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) パソコン教室の方に教師用、生徒用合わせて294台で、そのほか職員室等々合わせますと、全部合わせますと613台にな
ります。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 同じ内容になるんですが、204ページの中学校の賃貸料あるわけですが、これは何台なんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) パソコン教室の方で210台で、教室等も合わせますと970台になります。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) 中学校で970台ですか。これ大きく違っていると思うんですが。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 済みません、970台は小学校、中学校合わせた数字でございました。済みませんでした。中学校が357台です。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それぞれ同じものを使っている、時期的に違っていると思うんですが、1台当たりの今コンピューターの台数で割ってみますと、経年が違っているわけですけれども、1台当たりにすると2万円ぐらい差が出ているんですよ。こういうものはある程度解消されるべき問題だというふうに思うんですが、その辺は考えておりますでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校のパソコンのリースにつきましては契約期間がまちまちだということもございますので、今後は小学校、それから中学校のリース期間が同じように終了するような形で今後修正していきたいというふうに思ってございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 208ページ、私立幼稚園預かり保育助成費、(2)です。これは町立保育所との預かり保育状況と同じものだというふうに考えてよろしいんですか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 私立幼稚園の預かり保育につきましても町立幼稚園と同じというふうな預かり保育に対してのものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうでありますと、金額が大分平成20年度と21年度では、助成者数と補助額で割ってみたんですが、差があるというのはどういう関係でしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 預かり保育については平成20年度と21年度というふうな比較でございますか。助成対象は25名、平成20年は25名、それから平成21年度は48名ということでございますが、これは……ちょっとお時間いただいてよろしいですか。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) では、今調べていただいている間に、今回の実績表の中をどこを見ても町民体育祭の件が載っかっていないように思うんですが
、これは全く実績がなかったと、去年、去年もたしか行われたわけですけれども、その辺いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 実績のその各概要のところには触れてなかったんですけれども、成果及び今後の課題というところに記述をさせていただいております。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 今までだと大々的に載っかっていたような気したものですから。
続いてマーチングフェスティバル、218ページですけれども、これは参加人数が2,170人となっているわけですが、主要人員は何人ほどということで、何人ぐらいになっているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 内訳ちょっと今見てございませんけれども、概数で申し上げますと、まず席の方は約700席着席できると思います。子供さんの場合もう少しふえるかと思いますけれども、そのほかに昨日の入りの状況を見ますと約千二、三百人は立ち見も含めて、あとステージの部分にも席を用意しましたので、そちらにも入っていただきました。それから、出演者が600から700名ぐらいほどございます。それから、スタッフですね、一般の親の方とか学校の先生方とか町のボランティアの職員も合わせて150人ぐらいになるんだろうと思います。そういったところを積み重ねた数字がこのようになってくるということで、今はっきり申し上げる数字はないんですけれども、概数でお知らせしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 実績報告書の方にはならないので答えなければ答えなくてもいいんですけれども、昨日行われたフェスティバルに整理券が発行されているんですね。これはどういう経過で、前年度の経過がどういう経過で、なぜ整理券を発行しなければならなかったのかということについて、もっと対応があったんではないのかというふうに思いますが、なおかつ整理券が10時からということだったんですが、この辺の対応は。
委員長(高橋敏夫君) 決算のあれで、ことしのあれではちょっと。決算委員会ですから。小川委員。
委員(小川昌義君) 昨年度はどういう対応で、課題としてそういうものがあったのかどうか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 昨年はことしと違ったやり方をしてございまして、会場を開く前に入場券も何も用意せずに、来た方が順番に、あそこの入り口に並んだ順番で入っていただくという形をとってございました。それと、問題は入っていった人が、最初の人が複数の席を確保してしまうと、1人の人が何席も並ばずにして確保してしまうというところから、いろいろ苦情というか、そういうお話をいただきました。それで、そういった課題が残ったというところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そういう課題について整理券というふうになぜなったのか、その辺の課題。
委員長(高橋敏夫君) それはちょっと今回の決算の云々で、ことしのあれですから、ちょっとそれはふさわしくないと判断します。
委員(小川昌義君) はい、了解。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長、いいですか。まだ。先ほどの。後ほどというのにあれかな。じゃあ後か。後でね。
ほかに。安住委員。
委員(安住稔幸君) 4点ほど実績報告書からお聞きいたします。
初めに、125ページ、実績報告書125ページ、緊急通報システム事業というものがありますが、その中で21年度は取り外しされた方が9人おられたようでありますけれども、その理由等はおわかりでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 転出、あと死亡、あと家族同居というふうな形です。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 利用者が昨年度で45人ということでありまして、私の思うには大分少ないのかなという感じがするんですが、この辺どのように分析されましたでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 徐々にふえてきているというように認識しております。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) すばらしいシステムですので、活用の方を進めていただきたいと思います。
続きまして、193ページ、教育委員会であります。教育委員会、年14回開催されておりますけれども、これも一般の人などがその議事録等を閲覧することはできるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 議事録につきましては情報公開条例に基づいて開示することは可能です。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 情報公開条例、確かにそれはそういう制度としてはあるわけですけれども、もう少し気軽にというか、そういった手続をしなくても簡単に見させていただける、これ決して秘密会ではなかったと、公開している会合だとは思うんですが、インターネットなどで載せるとか、そういったことはお考えなさらなかったんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今のところはそういったことではございませんが、今後研究してまいります。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、195ページに該当するのかなと思いまして、一応伺います。
けやき教室についてでありますけれども、けやき教室にまで行かなくて、簡単に言えば、質問いたします。保健室登校というんでしょうか、いう数はどのくらいいらっしゃるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 保健室登校の数については把握はしておりません。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 把握をしていないという、何ともちょっとどうなのかなと思いますけれども、それで、保健室に何とか本当にいわば自分の気持ちと闘いながら保健室などでも登校されるお子さんがおられるわけであります。教室には出られないんですが。そういった子供たちへの教育はどのようにされているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 保健室での授業につきましては、養護教諭の先生、それから担任の先生が行ってございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ちょっと私相談受けたものの中に、自習とかはしているというような話は聞いているんですが、やはり保健室できちんといわば教科を教えてはそのときはいただいてなかったのか、そういう相談を受けたことあるんですが、きちんと保健室もいわば教えているということでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 完全にイコールということはございませんけれども、担任、それから養護教諭の方で勉強しながら指導しているというところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ぜひとも本当に積極的に進めていただきたいと思います。お子さんが本当に自分との闘いをしながら何とか、教室に出られれば一番いいんでしょうけれども、そうもいかずに保健室でそこまででも頑張っておりますので、お願いします。
続きまして、219ページ、西成田地区コミュニティセンターについてお聞きします。
成果及び今後の課題ということで、この中に一部改修、この前説明もいただきましたが、この中でだれでもトイレという言葉がありますが、これはオストメイト対応でありますか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 障がい者にということでも利用できますけれども、そこまでは至っていない、普通の手すりがついていてというところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) オストメイトの方が今非常にふえてきている状況でありますけれども、この役場庁舎もオストメイト対応のトイレ、また成田公民館においてもそのようにしていただいておりますし、また、総合支援センターですか、あそこもたしかそのようにしていただいています。これから今後本当にそういった意味で、西成田コミュニティセンターが多くの方に使われるとなれば、やはりそのオストメイトの方が使用しやすいようなトイレにすべきではなかったんじゃないでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) いろいろ検討していきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) 実績報告書に基づいて質問いたします。
まず、95ページですが、下の欄の方に河川水質検査が出ております。これ8カ所でありますが、どこどこなのか説明を願います。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 河川水質検査の箇所、8カ所でございます。こちらは熊谷の落合橋付近、落合橋の下がまず1カ所、あと西川のダイキンのところでございます。あと、とうみやの杜のところの橋のところでございます。あと三ノ関の竹林川の大和町との境のところでございます。あともう1点が西成田の法円寺橋の下のところ。あと、西成田の西川と苅又川の合流点のところでございます。あと今泉の西川と明石川の合流点となります、大和町との境のところの川の8カ所でございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) それで、水質検査を終えた結果、検査項目5項目のうち4項目は心配ないと、ただ残っているのは大腸菌なんですね。残っているというふうな、ここに報告が出ておりますけれども、この大腸菌というのは川にある場合に人には別に被害はないのかどうかわかりませんけれども、魚がすめるような状況だとか、あるいは生き物がすめるような状況になっているのか、その点ちょっと伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 確かに大腸菌の数値が基準値を超える箇所が何カ所かございました。また、これは検査したその気候といいますか、時期にもよって違ってきているわけですけれども、この大腸菌は人や動物の排便に限らず、土壌中など環境中に広く分布しているということで、環境衛生管理上の汚染指標菌と考えられていることから、影響はないというふうなことで聞いてございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) では、次に109ページの下の欄でございますが、外部研修のところについて伺いたいと思います。
子育て支援、子供虐待防止のために家庭支援者研修会を5回ほどやったというふうに書いてあります。これは非常に大事な研修会だと思いますけれども、どんなメンバーの方々が入っているのか、それから人数はどれぐらいなのか伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちら外部、県の方で行った研修会に民生児童委員の方々に出席していただいたものです。人数に関しましては詳細持ち合わせておりませんので、後でお知らせいたします。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) そして、これは121ページにあります虐待防止の連絡協議会、15団体と書いてありますけれども、これと関連して動いている組織なんですか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 外部研修、虐待防止の協議会の中の民生委員、児童委員さんたちを対象にした外部の方の研修というふうなことでございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) そうしますと、非常に大事なそれぞれの組織であると思いますけれども、今いろいろ新聞にもさまざま載っておりますが、なかなか目に見えない虐待、こういったことが起きておりまして、大きな社会問題化しているわけですが、富谷の実態どうなっているのかわかりませんけれども、この効果についてどういうふうな効果が出ているのか伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 研修の効果ということでよろしいでしょうか。定例会の中で、8月に行ったところでございますけれども、ここでは実際の通常の生活とちょっと違う異変というふうなところの気づきというふうなところから発してくるというふうなところで、民生委員さんたちにその気づきのところが多く出たというような感想を受けております。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) そうしますと、この虐待問題はプライバシーの問題が絡んでなかなかつかみにくい実態にありますけれども、ただ、結果としてそういうことをやらないために大きな事件に発展をするということが出てきますので、この15団体見ますと警察とか、いろいろな方々が入っていますけれども、一体どこが中心になって家庭に入って虐待状況を把握するのかというのが、この中心になるところがはっきりしないんですね。そういう点で、例えば民生委員の方々にお願いしているとか、あるいは児童委員の方々にお願いしているとか、そういうようなことで情報をキャッチしてあと対応するということが必要だと思いますけれども、この中心になっているのはどこの人あたりなんですかね。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 虐待防止連絡協議会の方でございますけれども、3部会、児童、高齢、障がい、あと成人というふうな部会がございます。組織管理体制といたしましては、個別支援会議、実務者会議、代表者会議というふうなところで組織しております。相談を受けた際にその調整機関としては保健福祉総合支援センターが平成21年度なっておりました。実務者会議の中においてどういうふうな支援方法でいったらいいかという協議をして支援方針を決めるというような位置づけになっております。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) 非常に大事な問題なので、ぜひ今後も適切に対応していただきたいというふうに思います。
次に、130ページですが、この入浴利用者の問題ですけれども、平成21年度、20年度、19年度と比較をしますと居宅介護の方々の利用が5,797件と。ああ、これは入浴じゃありません、利用ですけれども、それで、施設の方は1,771件で、居宅介護の方の利用からいうと3分の1ぐらいなんですね。それで、居宅介護の方がだんだんふえてきているんですけれども、これ趣旨からいうとやはり施設介護の方が本当は中心になって希望者がどんどんそこに入るということで、できれば居宅介護の方が少なくなるのが理想の形だと思うんですけれども、このだんだんふえているという理由はどういうことなんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 介護保険の方でお答えをしていきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 申しわけございません。介護保険の方になりますので。菅原委員。
委員(菅原傳君) 失礼しました。後でまた質問します。
最初に、194ページの社会科副読本の問題について伺います。
昨年の予算で小学校680部、中学校625部を印刷したというふうに書いてあります。それで、増刷の理由ですね。内容が古くなったから新しく変えたのか、それとも本そのものが古くなったので変えたのか、そのちょっと理由がはっきりしませんけれども、お聞きしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 小学校、中学校とも社会科副読本につきましては、児童生徒の方、小学校では3年生の方に配付を、お渡しをしております。また、中学校については中学校1年生の方にお渡しをしているということで、毎年毎年人数に応じた増刷をしているというところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) 最後の質問ですけれども、197ページ、これは教育長に答弁を求めますけれども、外国青年招致事業について伺います。
小学校、中学校それぞれ回数が書いてありますけれども、問題は小学校だと思いますが、これ5年生、6年生が対象ですね。対象学年は。1年生からじゃないんですね。それで、小学校の場合、英語の会話といってもすぐにできるのかどうかという問題がかなり疑問として持つところですけれども、この来る3人の方々は教員の資格を取っているのかどうか、まず伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、外国語活動というものが新しい指導要領に入りまして、来年から正式に5年生と6年生に週1時間ずつ入ってくることになります。そのほかに従来から総合的な学習の中に国際理解という活動がございますので、その国際理解の領域で、これは1年生からすべての学級で楽しく外国の文化や踊りや歌とかを通しながら外国の文化に触れていくという活動がございます。ですから、小学校5年、6年に導入される外国語活動とはまた別に全学年で実施されているという実績がございます。
それから、ALTですが、今3人のうちの1人、クリスですね、1名が主に小学校の方に行ってその国際理解教育のための指導助手を務めているという状況でございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) それとあと、そうしますと具体的にお聞きしたいんですが、小学校の高学年になるんですけれども、この会話の授業に入る際、まるきりわからない子供がたくさんいるわけなんですけれども、そこにこの派遣の方が来てぺらぺらしゃべっても意味が通じないというふうに思いますので、この間に入る、通訳というと語弊ありますけれども、そういう方がいらっしゃるのかどうかですね。それで、受け持ちの先生が間に入ってやるというのは、これは実態としては無理があると思うんですね。英語がよく得意な方と不得意な方がいらっしゃいますから、その外国の人方と制度的な話でやりとりを間に入ってやるというのはちょっと無理だと思うんで、その最初の段階でどういうふうな形で派遣の先生と子供たちがやりとりをやっていくのか、ちょっと具体的に、これ教育長にお伺いします。
委員長(高橋敏夫君) これ今後のあれですか。今後の課題としてお聞きしたいということですか。
委員(菅原傳君) ああ、今までのですね。これ昨年の実績報告書ですから、昨年の。
委員長(高橋敏夫君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 子供たちの指導はあくまで担任が行うことになっております。ですから、外国語指導助手の方はあくまで助手でございまして、先ほどご指摘あったように、母国語で英語をしゃべるお方ですからもちろん英語の会話は堪能ですけれども、それを生徒の前で、生徒とのレベルというか、段階を無視してということは全くございませんので、あくまで子供の状況に合わせて担任が組んだ学習プログラムの中で助手を務めて活動するということでして、私が見た範囲でも歌や踊りや、それから日常的な会話、果物とか、そういうものをカード等で合わせながらやるという活動を、大変楽しく活動している様子は大分見てきたところではございます。
ですから、言葉の壁という、英語の助手そのものも日本語が堪能ですので、今町内にいる、特に小学校に入ってきている英語助手の方は日本語が非常に堪能ですので、その辺の心配は余りないのではないかというふうには思ってございます。
委員長(高橋敏夫君) この際、3時半まで休憩とします。
午後3時18分 休憩
午後3時30分 再開
委員長(高橋敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。今村委員。
委員(今村寿君) 実績報告書の103ページ、一番上の行の事業内容のところに粗大ごみ処理施設修繕費用ということで1,155万円あります。普通の家1軒分ぐらいありますが、どういう修繕だったのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 粗大ごみ処理施設の平成21年度の修繕の主な内容でございますが、二次剪断破砕機のカッターの反転と供給コンベアーチェーンの交換、あとコンベアーの下の下部シートというんですけれども、そちらの修繕が主なものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) その下の286万円、火災保険、建物等とありますが、286万円もする火災保険対象の建物というのはどれとどれでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) こちらの清掃センターの管理棟の分と、あと粗大ごみの処理施設の工場と、そちらの建物とそこに設置しています機械設備、こちらの設備等に関するプラントに関する保険料でございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 同じ行、中ほどの103ページの仙台市松森工場共同処理建設負担金とありますが、平成21年度、21年度、19年度となっていますが、これは20年度の誤りだと思いますが、その建設負担金の1億6,800円もしくは平成20年度の1億5,700万円、この数字の方については間違いないか確認いたします。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 大変失礼いたしました。表中の真ん中、平成21年度が二つありますが、真ん中は平成20年度の誤りでございました。失礼いたしました。
なお、建設負担金のこの数値、負担金そのものの額については誤りはございません。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 前年度と比較するとこの負担金が1,100万円ほどふえておりますが、左の方のごみ処理状況を見るとずっとごみの処理量が減ってきているように思うんですが、負担金だけはふえていっていると。どういう関係があるのか、契約によるものか、お聞きします。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) まず、松森工場の共同処理整備事業のこの負担金でございますが、こちらはごみの処理費用ではございませんで、松森工場の建設に要した部分で富谷町がその10分の1を費用負担するということになってございます。そちらの費用負担分でございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 実績報告書102ページのごみ処理収集量のところの1人当たり排出量というのが年々減ってきていますが、非常にいい傾向だと私は思います。ただ、いい傾向なんですが、この1人当たり925グラムとか949グラムという、この数字は全国的に見てどうなのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山 育男君) おかげさまで毎年1人当たりの排出量がこのように減ってきている状況でございます。この量が全国的な面あるいは県、周辺の自治体とどのような位置にあるのかというようなことだと思うんですが、全国平均、宮城県の平均よりも若干でございますが下回ってございます。なお、黒川4町村の中でも、大郷町が突出して低いんですが、大和、大衡に比べても50から100グラム少ない、また、多賀城市、松島、利府、仙塩地区の方と比べましてもやや低いというような状況でございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 124ページ、実績報告書、飛びますけれども、上から3分の1ぐらいにある老人クラブ会員数というんですか、これ平成21年920人、20年が912人ということで10クラブほど減っております。なぜでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 減っている理由は加入者が少なかったというふうなことです。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 過年度、平成20年と21年の比較ですが、対象になると思われる老人の数はふえていると思うんですが、減ってきているということについては原因を分析してつかんでおくべきだと。これは生きがいを与える大きな活動でございますから、そういう評価で動くべきだと思い、さらに聞きます。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 高齢者人口の方は確かに伸びてございます。その中で老人クラブそのもののご理解をいただくように皆様にわかっていただくようなことを努めてまいりたいというように思っております。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 実績報告書の196ページで奨学金返還状況がございますが、残念ながら償還状況が悪くなっている。払いたくても払えないという経済情勢も背景にあると思いますが、一部これは返さなくていいんだというような風潮なり、誤った流れがあるやに思います。もっともっとPRしながらいかなければいけないと思うんですが、現状、こういう傾向をどう分析しておられるかお聞きします。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 収入未済額につきましてはこちらに記載のとおりでございますが、基本的には払いたくても払えないという方々がほとんどを占めておるかとは思いますが、委員のおっしゃるとおり払わなくてもいいんじゃないかというふうなことを思っている方がいれば、そちらについてこちらの方でも督促あるいは電話催告等々によって支払わなければならないということをPRしていきたいというふうに考えております。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告の147ページをお願いいたします。
一番下なんですが、感染症予防事業の(2)の季節性インフルエンザ対策について伺いますが、この高齢者インフルエンザ予防接種、65歳以上ということなんですけれども、この費用と自己負担額と、また補助の方法について伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 65歳以上の方々のインフルエンザにつきましては、自己負担が1,000円でございます。それぞれ仙台市医師会、それから黒川郡医師会と契約を結んでおりまして、その差額分を各医療機関に支払うという形をとっております。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、利用できる医療機関は仙台市と黒川の医師会に加入している医療機関でなければだめということでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 両医師会と結んでおりますので、医師会に加入している先生方ということで行っております。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 住民の中にはいろいろな関係で富谷町へ来る前に住んでいたところに今でも通っている方もいらして、定期的に病院へ行ったときにインフルエンザの予防注射をしたかったけれども、仙台、黒川のこの医師会に加入していないために全額負担というふうになってしまったという話がありましたので、この点については医師会に入っていようがいまいが予防接種に効き目が変わるわけじゃないので、このやり方については例えば領収書を持ってくれば還付されるといったようなことも含めて、医師会に入っていない医療機関についても高齢者ご本人が1,000円で接種できるようにと、そういう方法を講じる必要があると思うんですが、この点については平成21年度は検討されましたか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 若干説明が足りなかったところもあると思います。医師会に入っていないところについては、その医療機関と契約をするという形もとっております。ただ、それでも結んでいただけないところもございますんで、その場合には自己負担でということで現在進めておるところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、個別にその医師会に入っていない医療機関とも必要があれば町の方で話を持っていくということで実施できるということでいいわけですね。一つ確認します。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) その医療機関と協議をさせていただいて、協議が成立すればできるということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 決算書の126ページですが、先ほど来いろいろ議論になっておりますけれども、文化財保護費に関してですけれども、発掘事業が行われなかったことによりまして、国・県からの支出金というのはどうなったのかということをまず伺います。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 生涯学習課で担当する部分につきましては先ほどお話ししたとおりなんですけれども、こちらでは支出することができ
なかったというところなんですけれども、そのほかは、こちらは産業振興課扱いとしたので、詳しいところは産業振興課の方にというところでお答えをということになりますけれども、ちょっとその辺はこちらではちょっとわかりかねています。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) 私が伺いたかったのは、この国・県からの支出金について一部返金、県にですね、県に返納されたということですけれども、これは一体金額が幾らで、決算書でいいますとどこに計上されているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 今回金額の一部をこの文化財の方で使うということにしていまして、その後ほかの方がどう処理されたのかというのは
産業振興課の方が窓口で対応していましたので、そちらからの回答ということになると思うので、ちょっとこちらではお答えするのはちょっとできない状況です。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 産業建設管轄のところでの質疑になるということでよろしいんですか。
委員長(高橋敏夫君) そうですね。
委員(永野久子君) はい、わかりました。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) 実績報告書の115ページなんですが、ここに一番下、療育手帳所持者とありますが、ここでTOMOTOMOに通っている方は何名いますか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) TOMOTOMO、16名でございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) TOMOTOMOは現在全面委託かと思うんですが、委託、全面委託ですか、お伺いします。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい、指定管理者による運営でございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) この入所者の親御さんの方からちょっと厳しい、自立を目指しているということで、非常にまじめ、指導員の方もまじめなんだと思うんですね。ところが、お子さんが対応し切れないという声などあるかと思うんですが、その辺の対応については町でどこまでできるのか、その辺お聞きします。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 指導方針につきましては個別援助計画を立てて行っている状況にあります。それで、事業者のところと連携をしながら推進しているというふうなところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) この辺の親御さんの方から町の方にそういうご意見等は、悩んでいるとのお話はございましたでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい、事業者とも情報交換をしておりますし、あと保護者の方からそういう直接的なところのご相談というふうな形で
は受けておりません。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) それじゃ、交流をなさっているということなので、これは二、三年前から私のところに何人かの父兄の方からお話がございますので、ぜひ交流をしていただいて対応の方をお願いしたいと思います。それで、来年度どのようになっているのか、またそういう文言がこの実績報告書に入っていただけるといいかなと思います。以上です。
それから、次です。147ページ、実績報告書の147ページです。
ここに子宮がん検診と乳がん検診の、ご説明の中でもクーポンなどを利用されて、これを見ますと多少上がっている、また子宮がん検診についてはかなり検診率が上がっているように見えます。もう一方の乳がん検診についてですが、こちらは23.6%と低いと思うんですが、この要因についてどのようにお考えでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 基本的にマンモグラフィーを持っているところが少ないということで、現在は集団で行っておりますので、集団に対しての検診であるからこのような状態になっているのかなとも思われます。ただ、クーポン事業をやったことによりまして受診者数も若干ではありますけれども、ふえているというのは事実だと考えております。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) 私も何度も申し上げているんですが、今課長がおっしゃったように集団検診で、検診が始まると必ずいろいろなやはり婦人の方から女性から何とか、集団でびっくりしたと、やはりこちらに転居してきて富谷に乳がん検診に行ったら集団で本当にびっくりしたと、もう金輪際行かないと、そういう声が必ず二、三人私のところに来ます。いや、こうやって私も頑張っているんだけれどもと言うんですけれども、昨年もこの話を私したと思うんですね。どこまで個人検診に力を努力されたのか、その辺をお聞きしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) どれまで努力したかということでございますが、まずは検診ができる医療機関でマンモグラフィーを持っている部分がどのくらいあるかというのが現段階であります。クーポン事業で7カ所ということでやっと探している段階でございます。ですから、今のところは集団で、今後その各医療機関がそういうマンモグラフィー等、また検診体制が変わった段階でいろいろ考えていかなければならないとは思いますが、現段階ではこのような体制ですので集団で行うのが今は最適と考えております。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) いろいろ事情あるのかと思いますが、やはりかなり町の検診、集団検診でも乳がん検診が見つかっております。ですから、そのことを考えましたときに、やはり何人でも多くの方に早く早期発見してもらいたいと思いますので、ぜひ検討をしていただきたいと思います。
次にまいります。スクールカウンセラーについてお尋ねいたします。この実績報告書を見ますと中学生だけになっておりますが、小学生についてはどのようになっていますか、お尋ねいたします。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 小学生につきましては、心の相談事業による相談がございます。それから、学校教育課内にも教育相談員おりますので、そういった相談員を相談として活用されている状況でございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) 先ほど安住委員が申しましたけれども、やはり保健室通いですね、しております。保健室通学ですか。富谷2中、5名もいるんですね。全部で11名。全校の。これは富谷に今後、今後というか昨年、先ほどちょっと余りいい答弁ではなかったように思うんですが、どのようになさったのか、また今後のことを考えておられるのであればお伺いしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今富谷2中のお話ございましたけれども、スクールカウンセラーの活用状況をちょっとごらんいただければ、相談件数の違いというものがおわかりになるかなと思います。平成20年度が760、平成21年の336ということで、富谷2中が、そういった相談等が多いということで、その生徒指導への加配を行ってございます。また、保健室登校等々での相談が平成20年度については多かったわけですが、その相談も今現在は保健室登校ながらも相談件数は減ってきたという状況で、学校から積極的に加配も踏まえてアプローチができるようになってきたというふうに考えてございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) このスクールカウンセラーを受けて改善したという方がいますか、お尋ねします。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 改善した児童生徒はおります。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) この保健室登校も非常に問題かと思いますが、今児童虐待、中学生も被害に遭っているというニュースを皆さんもご存じと思いますが、学校ではどのように児童虐待の方の対応にどのように毎日やっておられるのかお伺いします。小学校、中学校合わせて。
委員長(高橋敏夫君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校の方で児童なり生徒なりの虐待について把握した場合につきましては、教育委員会の方に連絡をいただいて、その後に子育て支援課あるいは長寿福祉課等々と虐待の連絡会等々で協議をしてございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) よろしくお願いします。
次に移ります。最後になります。
決算書の125ページに町民会議運営事業95万円とあります。この町民会議というのは私も初めてこれを見るような、私自身はちょっと初めて見るように思うのですが、応募方法はどのようにしていますか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) ちょっと今質問がわかりかねたんですけれども。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) ここに125ページに町民会議運営事業95万円とございますよね。この町民会議というと何人か集まって会議をすると思うんですね。その町民会議というのはどういうものなんですか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 町民会議は、青少年の健全育成という大きな目標を持った組織でございまして、その組織のメンバーにつきましては町長を初め関係機関、防犯協会なり町の子供会育成連合会なり、そういう子供に、あるいは防犯にかかわる団体の方々で会議を構成しているということでございます。
また、会員はこの目的とする会議に賛同する者をもってというところがございまして、ほとんど町民の方々には賛同いただいているという思いで、総会にもご案内をさせていただいて、一般の方にも参加をいただいて総会の会議の開催をしているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) この町民会議というんじゃなくて、何か一つ青少年健全育成会議というものもまた一つ入れてもらえるとわかりやすいのかなと思ったんですが、その各、じゃあそのグループに書いてある、何ページに実績報告書になりますか。
委員長(高橋敏夫君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 217ページに書いてございます。まずはご発言の、議員のお話しのとおり正式名称は青少年健全育成富谷町民会議という名称でございます。ただ、決算書にうたっているのはその事業名ということで、正式なその青少年健全育成ということではなくて、町民会議運営事業という事業名で記載したところでございまして、その青少年健全育成という部分が抜けているのはその事業なのか、その会議の名称なのかというところがずれて、ここに記載が載ってこなかった、名称が載ってこなかったということでございます。
委員長(高橋敏夫君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。なお、次回は9月14日火曜日午後1時30分から引き続き行うことといたします。本日は、これにて散会いたします。
午後3時59分 散会
富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
委員長(高橋敏夫君) 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開きます。
委員長(高橋敏夫君) 認定第1号平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち、企画部産業振興課、建設部都市整備課及び上下水道課の所管に属する決算について審議をいたします。
これから、各担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。最初に、企画部長。
[企画部長、建設部長、産業振興課長、都市整備課長が決算書のとおり内容の説明を行った。
委員長(高橋敏夫君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑はページ、款、項、目を明示し行ってください。なお、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
質疑ございませんか。磯前委員。
委員(磯前武君) 実績報告の171ページ、59の道路維持の中の3番目、修繕等工事関係、この中で街路樹補植・撤去工事、低木2,130本ですね、これの主なものはどこでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これは成田三丁目から七丁目にかけまして成田環状2号線のサツキ、ツツジを補植したものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 磯前委員。
委員(磯前武君) 補植というのは、今までついていたものを枯れたりなんかした場合に、それを植えかえるというか、補植するということなんですが、東向陽台三丁目の路地道路、特に南側、かなりほとんど植えてないというか、もう枯れちゃって全然手を加えてないんですが、この点についてどのように考えているか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 平成21年度は当初から成田地区を予定しておりまして、東向陽台三丁目地区についても、あそこライラックでしたかね、三丁目。一部枯れているのは確認しておりまして、今年度以降検討してまいりたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 磯前委員。
委員(磯前武君) 何本枯れているかわかっておりますか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 以前調査した際には5カ所ほどなくなっておりました。
委員長(高橋敏夫君) 磯前委員。
委員(磯前武君) 172ページの橋梁維持の2番目、交通安全施設修繕工事、この中の交通安全施設修繕工事の中で、この18件の内容を教えてください。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これかなり細かくございまして、それこそ塗装工1本からガードレールのバースター4メートルものなんですが、それからカーブミラーも含まれていますし、路面表示の修繕というようなことで、多岐にわたっておりまして、一応カーブミラー1カ所、東向陽台、これ三丁目で2カ所をやってございます。よろしいでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 磯前委員。
委員(磯前武君) そのカーブミラーの修繕ですが、どういう修繕をしたのか教えてください。今の三丁目の2点。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 一つは、ミラー自体枠がだめになっておりましたので、すっかり交換したものと、それから、表示板を撤去して、あとは支柱も建てかえたものでございます。以上です。
委員長(高橋敏夫君) 磯前委員。
委員(磯前武君) カーブミラー大分古くなってくると、ポールが腐って危ないということもあるんですが、ミラーの部分、ミラーの部分が鏡ですから、ミラーですから、車見て危ないと車が来るのを確認できるわけなんですが、古くなるとほとんど見えないと。そこら辺のところの見えないカーブミラー、確認できないカーブミラー、そこら辺のところの確認はパトロールしていますか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) ミラーにつきましては、総務部の交通安全の確認に行っても共同で注視しているところでございまして、パトロール時にも点検はやってございます。ただ、ミラー、鏡だけじゃなくて、ステンレスのそのものの板もございまして、中には子供たちに石をぶつけられてひしげたりというようなこともありまして、そういうものについては何カ所か交換はしているものでございます。当然鏡のものは石投げれば壊れますので、それは即交換ということになります。以上です。
委員長(高橋敏夫君) 磯前委員。
委員(磯前武君) 黒川地区交通安全協会の支部と連携を図りながら、なかなかわからないですから、そこら辺と連携図りながらやるべきだと私は思うんですが、東向陽台一丁目のところにも数カ所古いミラーがあります。この辺を大至急見ながら、今後考えていっていただきたいと思うんですが、パトロールの頻度はどのぐらいやっているのか、そこら辺をお伺いします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 委員にさきの6月議会にもこのカーブミラーの件一般質問いただきまして、東向陽台地区については随分箇所数と、ある程度今後は修繕必要な箇所、設置用分もいただいておりますので、注視していきたいと思います。パトロールにつきましては、現在のところ、さきの一般質問でもお話ししましたが、月1回で、あとは現在東向陽台地区側溝整備等やっておりますので、職員が役場の往復の際にもいろいろ点検してくるように話をしているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) ほかに。相澤榮委員。
委員(相澤榮君) 実績報告書の174ページで、河川愛護についてお伺いいたします。
西川河川系統なんですけれども、管理者である宮城県に除草業務をやってもらうように働きかけますということでございますけれども、まだこのことについては働きかけをやっていないんですかどうかお伺いします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) この件につきましては、年に1回仙台土木事務所との行政懇談会、役場に出向いていただいて懇談しているところでございますが、その際にも西川といわず竹林が現在ちょっと一ノ関地区の方が高齢化しているというようなことで、竹林地区につきましては、強く要望しているところでございます。今後、西川についても今50代、60代の方もこの先70、80になるので、追って要望していかなくちゃいけないのかなとは思っております。
委員長(高橋敏夫君) 相澤榮委員。
委員(相澤榮君) 町管理の沼田川線、今泉から大亀のところ、河川だと思うんですけれども、今泉の八幡橋から上流200メートルぐらいがヨシ、それから土砂の堆積で大分ヨシなんかも3メートルぐらい伸びているんですけれども、これはどのように見ますかお伺いします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 沼田川にかかわらず、町の河川、苅又川、穀田川も同様な状況でございます。石積、穀田地区につきましては、河川の中まで河川愛護会の方で作業をしていただいておりますので、でき得ればちょっと甘い考えかもしれませんが、町内会で少し奉仕作業の方で頑張っていただければなと思います。
委員長(高橋敏夫君) 相澤榮委員。
委員(相澤榮君) 私は沼田川線についての伺いをしているんで、ほかの川については今お話をいただいたんですけれども、草を刈ることは地域の方ができるんですけれども、それは河川敷なんですよね。それで、それに土砂の堆積をどのようにしたらいいかという部分も問題なんですが、それを町として取り払うという考えはあるかどうかお伺いしたいんですが。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 大亀地区、それから穀田地区、石積地区につきましても、土砂撤去の要望はあるものでございます。一部北部道路での土砂撤去のこれからの予定もございますので、それの事業といいますか、撤去の状況を見ながら、あと順次点検してまいりたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 実績報告書、この31ページ、成果及び今後の課題の中でなんですけれども、「ほっと育く」ございます。ほっと育くが今しんまちの方で開かれまして大分盛況にやっているんですけれども、その中で設備の拡大とありますけれども、今後、あそこの場所だけでなく例えば団地の中にもそのような計画はあるかお伺いいたします。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) ほっと育くのあそこの場所は今お借りして開いているものでございまして、前に議会でもご質問いただいたように、構造の問題等もありまして、拡大もなかなか難しいということございまして、ワークプラザというのもセンターの方では検討に入っております。町の方としてもそれと一体となって支援のできる部分を検討していくというふうな考えでございます。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 次に、同じページなんですけれども、シルバー人材センターは町から平成21年度幾らくらいの仕事を請け負っているかお伺いいたします。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 請負額にしまして公共分ということで、富谷町というふうなやつなんで、ほぼ富谷町としての数字で申し上げます。合計で5,673万円でございまして、40.2%ということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 次に、実績報告書なんですけれども、19ページ、これ東日本日立物流サービスの方に奨励金として19人で190万円ほど払っていますけれども、このほかにあるかお伺いいたします。
委員長(高橋敏夫君) 19ページか。(「39ページ」の声あり)産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 雇用の方につきましては、カルラの方でお1人採用ということで、340万円の中の10万円が含まれております。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 次に、各種会計決算書の中の95ページの中、労働諸費の中の19節でシルバー人材センターの方に、私聞いたのは1,480万円ほど支援していますけれども、このシルバー人材センターの方のこの金額の使い道をお伺いいたします。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) この中には、まず人件費として、管理運営費として1,280万円、企画提案ということで、先ほどお話が出ましたほっと育くで200万円ということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 次に、実績報告書の中の171ページ、この舗装工事関係なんですけれども、この中でクラック補修ございます。クラック補修も例えば道路を横断してのような補修とか、それから部分的に細かく補修しているのがございます。前はクラック補修の部分的なやつが余りなかったような気がするんですけれども、サロンパスみたくやって、例えば1メートル四方などやったんですけれども、このクラック補修と前の一般的な補修というのはおかしいんですけれども、その辺の単価的な問題があるかどうか、これちょっとちなみに計算しますと、メーター当たり約340円ほどかかっているような金額になりますけれども、この辺ちょっとお伺いいたします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 単価につきましては、請負額の単価で340円程度でございますが、請負率がこれは60から70%ぐらいですので、設計額についてはそれを割り戻していただければ出るものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 次に、172ページです、実績報告書の。この中の成果及び今後の課題の中で、橋の点検関係やっていますけれども、この定期的な点検は町の方でやっているのか、それとも専門的な業者の方に任せているのかお伺いいたします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 特に重要な橋梁、これ東北自動車道をまたぐ橋梁、現在4橋ございますが、そのうちいちょう大橋、ことし耐震補強、それから補修するものでございます。残りの3橋につきましては、東日本高速道路と委託契約を結びまして点検いたします。ほかの町道関係の橋梁につきましては、老朽化が著しいものについて、昨年度から県のちょっと指導を受けながら自前点検何度かやっておりまして、本年度も実施する予定でございます。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) あと2点ほどお伺いいたします。
同じく176ページに害虫駆除業務委託とあります。公園及び緑地とあるんですけれども、この駆除の方法というか、どのようにやっているかお伺いいたします。ということは、私も一般質問の中で前にシマカの問題出しています。ことし暑いせいかどうかわかりませんけれども、大変またシマカが非常に異常に発生というか、多いもので、ちょっと出ただけでも二、三カ所刺されているような状況です。この辺の公園及び緑地の方の害虫駆除関係についてお伺いいたします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これ防除でございませんで、発生し次第一応駆除というようなことで実施しております。昨年は一般質問の中でも取り上げられましたが、明石台六丁目地区の緑地ですが、白い建物に黒い虫がというようなことで、色を好む性質がある虫だったかもしれませんが、異常発生しまして、そこを2度ほど駆除したものでございます。
それから、定期的に行っている箇所につきましては、あけの平、大清水近辺の緑地のカメムシ駆除、あとは一部成田のせせらぎ水路の中の高木に発生した害虫等を駆除しているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 山路委員。
委員(山路清一君) 最後になります。先ほど決算書の中で説明ございましたけれども、今と同じページなんですけれども、その下に杜乃橋7号緑地帯の排水の件がございます。これもうちょっと詳しく説明のほどお願いいたします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これは杜乃橋一丁目、国道4号から杜乃橋という橋あるんですが、その橋をちょっと過ぎますと幹線沿いに宅地が五、六宅地あるんですが、左側ですね、左側というか南側でございます。南側宅地ありまして、その次にちょっとのり面について小高くなった南に長い宅地、サブ幹線沿いにあるんですが、そこからの排水が一部区画整理事業中には仮排水といいますか、土側溝等を掘ってのり面排水うまくできていたわけなんですけれども、それが事業終了と同時にちょっと不明になってしまいまして、一部宅地化されて建物が建築された際に、そののり面からの排水がうまく処理できないので、何とかという要望がございまして、いろいろ調整した結果、一部ほんのコンマ5平米ほどですか、だったんですが、三角の用地を買収して一部暗渠排水を施したものでございます。
委員長(高橋敏夫君) ほかに。小川委員。
委員(小川昌義君) 行政実績報告書の169ページ、決算書の60ページになるわけですけれども、これの中の成果と課題のところで、緊急雇用創出で台帳の整理を図ったということですけれども、台帳の具体的な内容ですね、どういうものを項目として整備したのか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これ防犯灯等街路灯につきましては、今までの紙ベースで、当課でマーキングしながら維持管理やってきたわけなんでございますが、ただ番号等について統一性がない、それから、箇所等についても、一部たしか部分、部分で団地造成なりが続けられてきたやつをただ継ぎ合わせたような形でして、その連結部分とかがうまく整理できていないというようなこともございまして、GPS情報を使って都市計画図と住宅図を使いながら場所と、その連番を振りまして維持管理するようにしたわけでございます。道路台帳についても電算処理していますので、その同一機械を使用しながら都市計画図、台帳図、住宅地図使用して維持管理できるようにしたものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これ番号振られていると思うんですが、これ何けた振ったんです。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これ、今現地にはまだ当時のまま、当時のままといいますか、現在管理している番号で管理しております。平成23年度をもちましてちょっと新規事業で連番振るような形で業務委託したいと考えてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、今ある、張っているのは旧のものということですか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) そうでございます。平成22年度分につきましては、現在のままで維持管理しますので、番号等についても現在の番号を使っていきたいと考えています。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) ちょっと写真写してきたんですけれども、はがれやすいもので管理しているので、あれ、これこのままいくのかなという気がしたので、今質問をしたわけです。
それからあと、170ページ、決算書の100ページですけれども、一番最後の道路橋梁舗装のところのシステム保守、道路台帳のですね。これ新しくなったもの、たしか今年度から運用されたと記憶しているんですが、これはせっかくですから、どのくらいの頻度で保守をしているのか。時間的にどのぐらいの時間でやっているのか質問いたします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これ月1とかということでなくて、台帳をまず毎年補修正業務を発注するわけなんですが、その前に現在の運用状況を確認して、ふぐあいがないかどうか確認します。委託して数値を更新しました後にもう一度うまく運用できるかどうかを確認、最終年度で年度末にもう一度1年間の運用状況を確認するというような管理業務でございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 時間的なところはわかりませんですか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 大変申しわけないんですが、そこまでは把握してございません。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 補修ではなくて、今度道路台帳の委託なんですが、今年度、去年度から見ると結構倍まではいかないんですが、金額なっているわけですけれども、その委託料の量というものはどの程度あったんですか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 数値的なもので申し上げますと、新規に全幅補修正したものが0.5キロほどですか、それから軽微な補修正が0.2キロほど、それから台帳の調書についても同じく0.5キロと0.2キロですか。それから区画線等軽微なものもございますので、それは大体11キロほど補修正をしてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これ昨年度よりその分ふえたということですか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) そのとおりでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 続いて、ごめんなさい、ちょっともう1回169ページに戻るわけですけれども、実績報告書の169ページの道路照明灯なんですけれども、これ昨年度いただいた実績報告書から見ると、かなり数字が違うんですけれども、私が見間違ったのかどうかわかりませんが、細分の仕方も全然違っていますし、数字でいくと約101件ほどふえているんです。ふえているところもあれば、鷹乃杜地区なんかは57も減っているという状態があるんですが、全体としてはふえているんですけれども、これはどういう結果でこうなったんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 決算の説明の中でも申し上げましたが、緊急雇用創出事業交付金を利用しまして、一応台帳の委託をしたものでございます。当然現地調査も実際6名ぐらいほど使いまして、町内くまなく再点検をいたした結果でございます。ただ、鷹乃杜減っていますのは、鷹乃杜の照明灯100ワット水銀灯が多かったんですが、これ結構腐食で倒れたものとかもございましたので、これ順次現在使用しております防犯灯の50ワットの水銀灯100ワットに相当する分について建てかえをした結果がこの数字になっているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 了解しました。それでは、171ページ、道路舗装工事関係なんですが、積算して道路工事いろいろやっている間に追加しなければならないというのも理解するわけですけれども、大童今泉線舗装工事、昨年の平成21年8月20日に落札しているわけですが、1,648万5,000円で落札しているわけですけれども、ここに出ている数字が1,934万1,000円ということになっているんですが、そのほかもあるんですけれども、こういったことがなぜ起きているのか。多分設計段階で補修かけていると思うんですが、ちょっと金額が大きいので、私が見間違ったのかどうかわかりませんけれども、その辺含めて質問をいたします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 委員見られているのは当然ネットでの入札結果かと思われます。当然現地に入りまして再調査、道路のことですので、舗装補修の場合は打ちかえ、それからオーバーレイといいまして、現況にかぶせる工法がありますが、ここは一部打ちかえしまして、重車両対応の道路にしようとした結果、部分的に軟弱地盤等発見されたので、その部分については路盤厚を厚くしたり、路床の改良をしたりというようなことで増額になっているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そういうもの事前に設計段階でわからないものなんですか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 時間をかけて試験調査費で前年度にそういうものを計上するというようなこともございますが、補修工事ということで、発注しましたら請負業者が当然いろいろ路床の支持度なんかも調査しますので、その部分で準備費等の中でやらせたということでございます。やってその結果が増額なり減額に結びつくものでございます。
委員長(高橋敏夫君) もうちょっとあれかな、何問かありますか、大分。
それでは、この際3時まで休憩いたします。
午後2時47分 休憩
午後3時00分 再開
委員長(高橋敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
小川委員。
委員(小川昌義君) 173ページですけれども、道路改良の4番の補償金なんですけれども、ここに書いてある上段と下段で電柱と電柱などと書いてあるんですが、なおかつ何本ぐらいの電柱で幾らぐらいなのか質問します。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 沼田線の方がNTT柱3本でございます。穀田線の方は電力柱が4本でございまして、穀田線の方は共架柱でございますので、光ケーブルとかトランスとか、もろもろの経費がまざり合いまして、このようなちょっと沼田線と補助金に差異が出ているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、続きまして、最後になりますけれども、175ページ、176ページになると思うんですが、公園の遊具なんですが、これ古い団地と新しい団地ではかなり遊具が違っているわけですけれども、古い団地の方の遊具というものは改修というか、そういうものは考えているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 平成21年度は東向陽台二丁目、一丁目地区につきましても部分改修というようなことで措置したものでございます。以前からも申し上げておりますが、私どもは古い団地についての古い遊具は把握してございますので、時期等を見ながら交換するものは交換していくというような方針ではございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これも写真撮っているわけですけれども、非常に新しい団地の方と我々の方の団地、非常にかなりの差がありますので、ぜひ古い団地の方の改修について積極的にお願いしたいというふうに思います。以上です。
委員長(高橋敏夫君) 細谷委員。
委員(細谷禮二君) 3点ほど質問いたします。
実績報告書、171ページ、除草問題ですが、これ年何回やっているのかお聞きします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 道路除草は2回の部分と3回の部分がございます。
委員長(高橋敏夫君) 細谷委員。
委員(細谷禮二君) 今2回というお話がありましたが、何月と何月に刈っているのか、そこをお願いします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 公園等の話でございますが、年間通じて6月、それから9月に予定してございます。
委員長(高橋敏夫君) 細谷委員。
委員(細谷禮二君) その除草の際、2回ということですが、住民には何月と何月ごろにしますということを伝えてあるかどうかですね。そうしないと、住民の方は草がぼうぼうというふうな話がよく出ますので、ここは何月と何月に刈るというようなことをわかっていれば、やはりそういう問題は起きないんではないかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
2点目です。その二つほど下に側溝清掃業務町内一円とありますが、これは要望が出た場合、なぜしないのかということをちょっとお伺いします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 多分委員言われているのは仏所太子堂中線の太子堂入り口付近の側溝の件かと思います。以前この側溝については仏所太子堂中線、本年度から改良工事やるんで、その時期には改修しなくてならないことをお話ししておりましたが、ちょっと時間まだ2年、3年ございますので、状況を見ながら部分改修はしなくちゃいけないのかなとは思っています。それと、側溝の詰まり等についても善処したいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 細谷委員。
委員(細谷禮二君) 実際は太子堂のバス停の前のところですが、3回くらい要望を出しているわけですね。水たまりがひどいわけです。そういうお願いがあってもまだ手がつけられないと、そこのところの理由をちょっと教えていただきたいと。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 先ほど申し上げましたように、予定では改良時にそこの部分改修もする予定としておりました。以上です。
委員長(高橋敏夫君) 細谷委員。
委員(細谷禮二君) そうすると、道路のあの改装まではできないということですね。
あと次、176ページ、公園の道路のランプ交換、これ何灯ぐらいあったのか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 済みません、これランプにつきましては、年間委託しているものでございまして、防犯灯、街路灯、それから公園灯も同一業者が修繕しているものでございます。今手元に何灯というのはないんですが、月3万円程度の補修費をかけているものでございます。ですから、毎月点検しながらやっていますので、ゼロということはないんでございます。
委員長(高橋敏夫君) 細谷委員。
委員(細谷禮二君) これは公園内のランプ交換だろうと思うんですが、1灯幾ら、交換は。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 公園灯のランプの種類にもよりますので、一概に単価を申し上げることはできないものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 細谷委員。
委員(細谷禮二君) その下の施設工事のところで、都市公園トイレ改修工事、八つの公園、これどこの場所を修繕した、トイレの。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これは一般質問でも取り上げられた公園の箇所でございまして、明石台、あけの平、それから日吉台、杜乃橋、それから町の富ケ岡公園、それから鷹乃杜一丁目公園、大清水一丁目第一公園、それから上桜木一丁目第一公園の8カ所でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) まず、決算書の40ページ、41ページですが、県支出金の労働費県補助金、その中の2節ふるさと雇用再生特別基金事業交付金ということで、これは平成21年に国の補正絡みで、雇用促進経済活性化といったような目的で交付されたものですけれども、富谷町では3,546万円ほどで文化財の発掘事業に充てたものが、結局事業が行われずに終わりました。このうち県に返納された金額というのは幾らでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 1,828万6,000円でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) これは決算書のどこを見ればこの経過がわかるわけでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) これは決算書には出てまいりません。ふるさと雇用の平成21年度事業で3,546万6,000円の文化財の発掘事業ということで、ふるさと雇用再生特別事業交付金を充てるということでございまして、事業の未執行ということで、これにつきましては、県との協議の結果1,828万6,000円が県内調整ということになりまして、県の方に県内調整で返納した形になっております。残りの分につきまして、1,718万円ございますが、これは平成22年度、23年度におのおの859万円ずつを振り分けているというような状況になってございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 次に、実績報告書の34ページですが、農業振興に関する補助事業ということで、5ですが、青果物価格安定化補償制度事業としてJAあさひな事業主体になっていまして、ここに1万5,000円という実績が記載されておりますけれども、この1万5,000円というのは内容はどういうものでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 産地化の継続を目的に、青果物の価格が著しく低落した場合に、この補助金が、町村が4分の1、JAが4分の1、生産者2分の1という事業費別になっておりますが、これを基金として調整しておいて、先ほど申しました価格が低落した場合にここから補てんするという内容でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、平成21年度富谷町の生産者でこの制度を適用された実績はあるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) ございませんでした。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) JAあさひなのこの制度に加入している他の町村の中では、適用された実績というのはあるかどうか、おわかりでしたら伺います。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 他町村まで把握してございません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 35ページですが、一番上の成果及び今後の課題の中に、ずっと真ん中より少し下のあたりに、担い手となる認定農業者目標数20名の育成・確保に努めの後に、JAあさひなと連携し集落営農組織育成を推進しますというふうになっていますので、これは推進しますですので、未来形でもあるわけなんですが、この平成21年度、またそれ以降、集落営農というのはどういう状況になっているのでしょうか。ふえているのかどうかということを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 集落営農につきましては、志戸田生産組合、竹林生産組合、そして、最近前にもお話しいたしました明石生産組合が出ております。ですから、この辺でほかの地域にもあさひなと連携しながら説明会なり等を行ってはおりますが、まだ組織の準備段階にはなっておりません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 政権が交代してということで、先ほど冒頭もお話ありましたが、戸別所得補償という流れになっていく中で、この集落営農組織というのは引き続き今後も強化したり、組織をふやしたりということで進めていくというお考えなのかを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 米戸別所得補償のモデル事業が今年度から始まっておりますが、こちらも個人で加入しますと1反歩を差し引かれるということで、例えば集落営農20人で加入した場合は1反歩だけというようなメリットもございますので、この辺は集落営農も引き続き推進していくということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 次に、39ページですが、制度融資事業というところですけれども、小規模企業小口資金が1件、中小企業振興資金が9件ということで、トータルすると前年度、前々年度とトータル10件は変わらないんですけれども、これはなかなか利用が進まない理由というのはどういうふうに受けとめておられますか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) こちらにつきましては、今セーフティネットの方がかなりのご利用をいただいておりますので、事業者の方はこの小規模、それから中小企業よりもセーフティネットを利用されているというふうに考えております。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) セーフティネットの利用は何人、何件でしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 平成21年度で44件でございました。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 融資の額は幾らでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 融資はその事業者の方々で個別でございますので、トータルはとってございません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 同じく39ページ、企業立地促進奨励金に関してなんですが、先ほどご説明の中で、株式会社カルラの雇用促進で、企業立地奨励金の340万円の中に雇用の分1人入っているというように説明されたというように受けとめたんですが、カルラについては平成21年度何人雇用されたのか改めて伺います。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 1人でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 1人、これ別々に分けなかったというのはどういう理由があるんですか、実績報告書に。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) こちらにつきましては、1人ということだったので、カルラの340万円に含ませていただきました。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、カルラはことしというか、平成21年度で3年目を迎えたわけですが、初年度の平成19年度369万円で、これが企業立地ですね。それから雇用促進の方で80万円、8人雇用されたということで、実績報告、平成20年度を見ますと、雇用奨励の方は、雇用促進の方は平成20年度ゼロなんですね。平成21年度が1人としますと、延べで9人雇用されたということになりますか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 申しわけございません。平成19年度ちょっと手持ち資料ないので、後ほど確認させていただきます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告書を私、平成19、20、21年と比べてずっと見てみましたところ、平成19年は8人、平成20年はゼロ、平成21年度今回1人ということでしたから、9人なはずなんですね。一方、東日本物流サービス株式会社は、初年度、やはり平成19年度から始まって、初年度企業立地の方が410万円、そして雇用促進の方は310万円で31人なんですよ。平成20年度は13人、平成21年度はここに書いてあるように19人なんですね。延べ63人3年間で雇用しているんです。このそれと比べましてもカルラの雇用促進がちょっと少な過ぎるというふうに思えるんですが、この点はなぜなんでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 企業の採用でございますので、町といたしましてはそれに奨励金をということでの制度の進めをしております。もともとカルラの雇用の規模が30人、日立物流の方が約84名ともともとの規模が違いますものですから、その差が出たと思います。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そういうふうにお答えになるだろうなとは思いましたけれども、企業立地促進条例にはきちんと目的がうたわれていまして、そして、この事業所の立地を促進することをもってですよ、産業の振興と雇用機会の拡大に寄与するというふうにうたっているんですよね。ですから、これは産業の振興と雇用機会の拡大ということがセットでこの条例の目的となっているわけですから、雇用が進まないということになった場合には、ゼロなどということは、また1人などというのはちょっと余りにも少な過ぎますので、金額の規模から言えば日立物流とカルラとでそれほど大きな企業立地奨励金の金額は違わないわけですから、雇用促進についてももう少し町が進めるようにということを事業所に対して指導というか、お願いというか、してもいいのではないかと思いますが、この点についてはそういうことはしたのでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 制度のPRはしてございます。制度ですね、この雇用、PRはしてございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告の171ページですけれども、道路整備工事関係ということで、171の一番上ですね。1のところですが、道路整備工事関係ということでずっと記述されておりますが、その中で東向陽台地区側溝整備工事879メートル、決算額が2,079万4,000円となっておりますけれども、今東向陽台三丁目をやっておりまして、道路とU字溝、それからさらに、U字溝と個人の敷地との高低差というのが非常に大きくて、これは以前にも同僚議員が質問されておりますけれども、この高低差が生じる理由は何だというふうに町は考えておられますか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) あの道路に対して宅地の側溝の高さは同じなものですから、現在出入りしている部分、ふたかかってない側溝にふたをかけ、多分最低5センチもふたをかけていると思うんですが、場合によっては重車両が入る場合は10センチだと思うんですが、そのふたを外して、現況の側溝の高さで有蓋化をとり行った際に若干の段差はできるものでございまして、宅内の承諾を得ながら道路と宅地、1メートルから2メートル範囲の間ぐらいで掘削等、盛り土等させていただいて調整をさせていただいているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) これ普通に考えますと、今度はふたをかけるわけですが、ふたの分も含めまして、もともとのU字溝のサイズと同等のサイズのものを入れれば、こういう高低差が普通に考えますとですよ、生じないというふうに思うんですが、なぜか5センチどころかもっと大きな高低差が生じています。それで、住民の方が業者の方、現に工事している方に苦情を言うと、これは設計どおりだというふうに答えられたということなんですけれども、町の設計自体がその場所、その場所によってきちんと把握されているのかどうか、まずこれを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 宅地の取り合いは私どもも非常に気にはしておりまして、そういう段差がつく箇所につきましては、業者、私ども、そして地権者の方と立ち会いをして決定されているものでございます。まだ少しふぐあい等があれば、現地再調査して、まだ調整できるものであれば調整したいと思います。ただ、道路は一定勾配でつくるのが一般的でございますから、そこの部分だけ段差をつけて道路がおかしな格好になるということは極力避けたいと考えてございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 場所によってはですね、もともとは雨どいを通じて雨水がこの側溝の中にちゃんと排出されるように側溝側に穴があいていたんですが、この穴さえないような工事もあったということで、住民が苦情を言って初めてその穴をあけてもらった。あるいは雨どいが若干ふたの上に出てしまうというような状況まであったということですので、これは業者の問題だというふうに考えたらいいんですか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 業者、発注者という、どっちの責任ということじゃなくて、改修するわけですから、お客さんにとって最良の形をとるのが一番いいのかなと思います。ただ、場合によっては思いどおりにいかない箇所も出てくる場合もございます。その場合については、先ほど言いました雨水のふたへの、側溝への排水等については、新たな手段でふた等に穴をあけて、パイプ等で接続して排水を可能にするというふうな方法もとってございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) これはですね、東向陽台の一丁目、二丁目既にもうふたかけが終わっておりますけれども、それをやっていた時期にも何件も住民から町に苦情が行ったんですね。その敷地側と側溝との高低差の問題と雨水の排水の穴の問題というのは、既に何回も言っているにもかかわらず、今回東向陽台でも同じことが繰り返されているということで、なぜ教訓が生かされなかったのか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 私、この建設部に入ったのは、東向陽台の側溝を始めてからは今のような一丁目、二丁目でふぐあいがあったというのは初めて聞きまして、現在三丁目で行っているわけですけれども、一丁目で施工した場合については、私どもはその話は承らなかったものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) これはぜひ教訓生かしてほしいと思うんですが、私が知っている限りでも、一丁目でその雨水の排水口がふたの上に突出していたというものがありましたし、それから二丁目においては敷地の中と、それから宅地側と側溝との高低差が相当あったということがこれ数件聞いておりますので、これ今後は改善していただきたいというふうに思いますので、再度今後についてを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 宅地の雨水の排水については、宅地割によっていろいろでございますので、そのお客様の意向だけ酌んで工事をできるものではないと考えています。場合によっては露出して排水されている箇所も何カ所かは当然出てくる箇所もございますので、本来道路ですと、支障物となって本来余り芳しくないわけでございますが、そういう箇所も出てくるケースはあるということで、残りの事業区間進めていきたいと考えてございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 173ページです。道路改良のところなんですが、道路改良工事としてここに9点出ております。それで、ここに記載されていないんですが、かねがね大山線の側溝や歩道に関して強い要望があったというのは、これまでも議会の中で何回か触れてきましたけれども、平成21年度大山線についての検討はされたんでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 現在同じ地区で沼田線を第一優先に考えてございますので、大山線については検討しておりません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 176ページ、都市公園遊具の問題です。先ほども同僚議員からありましたが、古い地域の老朽化した遊具に関してなんですが、その更新について平成21年度の当初予算の際に質問いたしましたところ、更新についても検討するというふうに答弁されたわけですが、結局1年間されなかったわけなんですね。実際、この問題最初に質問したのがもう何年かたちますので、何回かの年月を経てしまっております。一体いつならできるのだろうかと。先ほどの答弁を聞きながら、どういう展望でこの老朽化した遊具の更新というのを行うつもりなのかを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 昨年は鷹乃杜二丁目地区で大きく遊具の交換をしておりますし、議員がおっしゃられたのは東向陽台地区というふうに考えてございますが、当然私どもも今の状況が一番いいというような認識は持ってございませんで、極力延命化を図りながら、交換する時期が来ればかえていくというふうな考え方は以前と変わってございません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) これが5年、10年ならば延命化を図りながらというのもわかるんですが、かれこれ40年という、こういう長い年月を経ている、それこそ老朽化も甚だしい。修理しながら手術しながら、しながらという感じですので、これはもう限度を超えているというふうに思いますが、いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 非常に私どもも悩んでいる状況ではございますが、今使えるものは極力使っていき、その時期が来たら交換するというような方向は変わってございません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 最後になります。178ページですが、住宅宅地震災対策の中の負担金補助及び交付金の中で、スクールゾーン内危険ブロック塀等除却助成事業で、ブロック塀等の除却とフェンス等の設置でそれぞれ2件というふうになっていますが、これはどこなのでしょうか伺います。どこというのは、個人名は結構ですので、地区名を伺います。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これ東向陽台と鷹乃杜でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) このスクールゾーン内の危険ブロック塀というのは、残りどの程度というふうに把握していますか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 危険度判定がA・B・C・D・E5段階あるわけなんですが、D判定で残り約20件ほどあるのではないかと推定されます。DとE、4段階と5段階で改修の補助の対象になるというようなことで、Cまでは対象になりませんので、DとEで残り20件ほどあるのではないかと。(「20、はいわかりました」の声あり)でございます。
委員長(高橋敏夫君) ちょっとお待ちください。先ほど永野委員から産業振興課に質問された面で資料というか、それが出て答えたいというので、産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 株式会社カルラの雇用促進奨励対象人数でございます。平成19年度8人、平成20年度ゼロ、平成21年度1人、合計9人でございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) 2点質問いたします。
第1点は、実績報告の38ページですが、松くい虫の問題についてここに書いてありますけれども、38万8,000円の予算で何か調査をやったようですが、この調査の結果はどういうふうになっておったんですか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 平成21年度調査をいたしまして、今年度、平成22年度で緊急雇用の交付金を活用して実施の予定でございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) そうしますと、調査ですから、結果はことしで処理することになると思いますけれども、今までやっておった松枯れの木を全部伐倒して、そして埋めるという、そういうようなことで予防をしておったわけですが、そういうのは最近はやっていないんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) かなり期間があいたんですが、今回の交付金を活用して松くい虫の伐倒駆除ということで着手したものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) 第2点の質問ですが、177ページのところに町営住宅の問題が書いてありますけれども、清水沢の建てかえ工事全部終わりまして、快適な住環境になっているようでありますけれども、この下の方に業務委託ということで、スウェーデン式サウンディング20カ所と書いてあるんですけれども、これはどういうふうな工事なのか、ちょっと内訳を説明いただきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) わかりにくくて申しわけございませんでした。これは簡易ボーリング調査でございます。簡易地質調査でございます。簡単に言いますと、これはドリルのような機械で、何といいますか、穴をあけてその土の状態と支持層を確認するものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 5件ほどお聞きいたします。
まず初めに、決算書41ページの労働費県補助金の中で、緊急雇用創出事業がありますが、これ15事業ということでありますが、これらの総事業費とそれに雇用された人数、そしてまた使われただろう人件費、金額わかりましたら教えてください。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 総事業費は、この収入済額でございますので、6,436万3,463円でございまして、雇用された人数は104名でございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) これに町の方の何かを足されて総事業費というか、大きくなっているというわけではないんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) この40ページ、41ページは県からの補助交付金の分でございますので、この金額にはその交付金そのものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 私の聞き方が悪かったようですが、結局町の方で事業を発注しているわけなんですが、そうしますと、相当大きく膨らんでいると思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 単費が入っているかというようなご質問だと思うんですが、基本的にはこの緊急雇用創出事業ですので、この中での事業を実施しているというふうにうちの方には報告が上がってございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) はい、わかりました。
続きまして、実績報告書39ページであります。
この中で観光振興の方で、観光ガイドブック作成というのがございまして、これ実際にたしか銀行か何かで見かけたような気もするんですが、配布先なんかはどのようになっているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) まず、町内の公共施設、それから関係機関、商工会、農協、そういったものの関連機関、そして今お話が出ました町と関連するようなそういう人の多く集まる場所ということで、ちょっと一覧表ないのですが、なるべく多く利用していただくということで、これを使っていただいております。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 随分やっておられていることはよくわかるんですが、しかしながら、やはりこのガイドブックに限らず、ほかの事業、ちょっとこの産業だけでない部分も含まれるかもしれませんが、もう少し商店というか、コンビニさんとか、そういったもろもろ、そういうところに多く置けるような感じで積極的に進めるべきではないでしょうか、いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 商工会の富谷事務所を通じて、ちょっとその辺を再度積極的に進めていきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、172ページ、実績報告書ですね。交通安全施設で、最近、最近というか、大分前からもですけれども、カーブミラーで指紋がつきにくいものが各地で使われつつあるんですが、この辺は町の方でこのカーブミラー使うに当たってはどのようにお考えでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 指紋については特に考慮してはいなかったんですが、製品としては市販されている汎用品ではあるんですが、決して安いものではないと考えてございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) やはり交通安全、いわばこういう言い方するとあれですが、安全が確保というか、きちんと見えて当然のものだと思いますので、ぜひその辺は検討していただきたいと思います。
続きまして、174ページになります。174ページに該当しないと思うんですが、これに関連してでありますけれども、河川愛護で皆様に本当にご協力いただいているわけでありますが、その河川だけでなくて町道に面した農地がある場合なんか、町道での除草というんでしょうか、草刈り等をその農家の方々がやられているというようなお話をよく聞いております。その辺に対してどのようにお考えなさっているかお聞きします。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 地域の方々でできるボランティアというもので大変感謝しているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 何をどうすればいいというわけでも、私もわからないところありますけれども、もう少しそういった方々のお気持ちというのは十分わかっていただいていたと思うんですが、何かしらのもの、具体的なもの、考えられるものは考えていらっしゃいますでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 今のところ特に考えてございません。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ぜひとも、皆さん本当に、私はちょっと農業の方はしないのであれなんですが、やはりそういったお話も私は聞いておりますので、今後お願いいたします。
続きまして、隣の175ページ、大亀山森林公園でありますが、大亀山森林公園の平成21年度の利用者数をお知らせください。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) ちょっとお待ちください。お待たせいたしました。4月から11月までで2万1,318人でございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 町内と町外の方およそそういったものは、数字はおよそでしょうけれども、出ているでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それは現在やっていないところでございます。
委員長(高橋敏夫君) ほかに質疑ありますか。今村委員。
委員(今村寿君) 私1件だけ。決算書にも実績報告書にも載っていないと思うんですが、生協の一角に、河北新報が事業展開しておりました河北新報アベニューというのがございます。昨年の今ごろから歯抜けになっていって、ことしの3月でしたか、全くなくなってしまいまして更地になっております。事業を予定より早く畳むということで、違約金が河北新報から払われたようなことも聞きますが、これから新しい団地が開けるところに隣接しているだけに非常にシンボリック的で大切なところだと思いますので、今後の企業誘致なり、あそこの活用についてどのような方針なり方向づけをお持ちなのか、これをお聞きしたいと、このように思いますが、現状は空き地であります。わかればぜひお尋ねします。
委員長(高橋敏夫君) これはちょっとこの産業建設の中での、今後だしまた、これはあくまでも決算のあれですから、今後の課題に関してはまた別な機会にしていただきたいと思うんですが。
ほかに質疑ございますか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書で二つの点で伺いたいと思います。31ページです。
ほっと育くのことですが、先ほどの話でほっと育くに対しては200万円のお金が出ているということになっていますが、それぞれシルバー人材センターの人たちがそれぞれの気持ちで子供たちと接しているのか、それともまた接する人たちの教育、研修などは行われているのか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) ほっと育くで従事していただく方々には研修も受けていただいているということで、以前にも新聞記事に載ったので委員もおわかりだと思うんですけれども、そういった形で利用者も世代を超えたということで、非常に喜ばれているということでございますので、その辺も研修も含めていくというふうなセンターの方では申しておりました。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その研修はどの程度の期間で何回ぐらい行われたでしょうか、平成21年は。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山 吉信君) ちょっと回数と中身までは詳しくわからないので、後ほど、後でちょっと確認をした上でご報告申し上げます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この質問をしましたのは、子供たちに接するときに、やはり自分の思いだけで接しているのではちょっと困ることも出てくるのではないかと、そういうことで思いましたので、ぜひその点を後でもお知らせくださるようにお願いします。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) こちらにあるのは、49名の参加で2月22日から25日で実技と、それからニチイ学館というそちらの講師を招いての研修会を開いております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) はい、わかりました。
33ページです。おんないん会がムサシとキャラウェイとビッグハウスで野菜を売ったというようなことが書いてありますが、平成21年ですが、売り上げはどうだったんでしょうか。前年と比べてその推移がわかるのでしたらお知らせください。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 平成20年度1,130万8,418円、平成21年度1,676万3,130円でございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ムサシについては、きょうの河北の折り込みの中に新しい食品のところが入るというのがあって、こうやって入ってくるんだなというふうに思ったのと、それぞれのところにありますが、イオンについては、そこのところにおんないん会の野菜を置かせてもらえるかどうかというような交渉は平成21年はあったですか。
委員長(高橋敏夫君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) イオンについてはございません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) イオンなどは火曜市で非常ににぎわう日なんですね。本当ににぎわうんですけれども、交渉してみるという検討はなさらなかった、これからもしないということでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 今後のことですよ、それは。(「いや、検討したかどうかも聞いているわけですから」の声あり)産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) しておりません。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
認定第1号平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(高橋敏夫君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
なお、次回は9月15日水曜日あすに引き続き行うことといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後3時52分 散会
富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
委員長(高橋敏夫君) 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「決算審査特別委員会」を開きます。
委員長(高橋敏夫君) 認定第2号平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから、担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。最初に福祉部長。
[福祉部長、長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(高橋敏夫君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑はページ、款、項、目を明示し行ってください。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
認定第2号平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(高橋敏夫君) 起立全員。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
委員長(高橋敏夫君) 続きまして、認定第3号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから、担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。最初に福祉部長。
[福祉部長、健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(高橋敏夫君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 決算書で186、187ですが、移送費とあります。これ平成21年ですが、申請、あるいはまた相談のあった人というのはあるのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) ございませんでした。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この移送費については、どういうときにできるのか。その活用方法を伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 病院から病院への移送ということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 現在入院している人が、そこでは治療できなくて別の病院に行くと、そういうときに活用、利用できるということでいいですか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) そのとおりでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 制度については入院している人だとか、こういうことができますというのを周知されているでしょうか。といいますのも、ことしもそうですが、その前もその前もここに数字が入っているのを見たことがないもので、それについてはどうでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) これについては病院等の関係もございますので、町としても広報等でもお知らせしているところもございます。ただ、利用がなかったということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 入院している人がそっちの方、別の病院で治療を受けるときに、介護タクシーのようなものを利用しているという例が多々あるかと思いますが、その方々の把握などは平成21年度できていますか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) データとしては持っておりません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これは国保税の順位ですね、富谷町の一番最新の国保税の順位と1人当たりの医療費、これについて平成19年、あるいは平成20年、ことしはまだかと思うのですが、それについて富谷町はどのようになっているのかお知らせください。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 国保税の順位でございますけれども、まず平成22年度は今まだわかりません。あと平成21年度もう既に決算を迎えているんですけれども、その集計、県の方でとりますので、平成21年度ベースでわかるのが来年の1月ごろということになります。最新というか、わかる範囲では最近は平成20年度になりますが、平成20年度は、富谷町は国保税としては1番ということになってございます。済みません、県内です。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 県内で1番ということで、医療費についてはどうでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 1人当たりの医療費に関しましては、これもデータ的には税と同じでございまして、平成20年度のものしかございませんので、30位ということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 30位ですね。32じゃなくて30ですね。はい。
それで、平成20年の4月から老人医療が後期高齢者に変わったということが先ほどから言われていますが、医療制度が変わりまして、それで65歳以上の退職者の被保険者も一般被保険者に切りかわったと。これによって、国保会計といいますか、国保全体に対しての影響はどのように見ていますか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 先ほど部長の当初の説明でもございました。やはり一般が急激にふえているというのが現状でございますので、今後もそれはふえていくのかなという予想で立てております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 会計についてですが、それについてはどういうことが特徴的に見られるのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 全国的に、一般的に言われていると思いますけれども、団塊の世代の方々が入ってくる、それからこの景気の中でのということでございますので、若年層で低所得者分が入る、そして高齢者の方々がまた入ってくる。そうすると、医療にかかる数がふえてくるという予測の中で運営をしているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 部長の方から先ほどの説明の中で、宮城県の滞納整理機構へ移管をした話が出ておりましたが、これについて伺いたいと思います。
宮城県の滞納整理機構へ国保分としては何件で、総額何万円になったのか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 国保税につきましては、税額で4,617万6,294円でございます。件数は48名のうち35名納付しております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 48人が国保の滞納があってということで、そのうち35人が納めたと。そのときの、移管したときの国保の滞納額の最高額は幾らでしたか。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 税額で436万9,300円になっております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 機構へ移管した額ですね、全体の額でその国保が占めていた割合というのはどれくらいですか。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 57.91%です。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほどその回収されたといいますか、納付された人数が答弁ありましたけれども、その人たちの納付額は幾らでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 国保税の納入額ですけれども、1,966万9,187円です。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この国保については相互扶助の精神でというのがありましたけれども、しかし、社会保障の制度であってほかの税とは異なるものだと私は思っています。その命を守るというところで社会保障制度でありまして、これは滞納整理機構に委任するというものについては、そこからは外すべきだと思うわけです。57.9%も占めるという、命にかかわるようなこういうことを、ことし平成21年度初めての年だったわけですが、これについてはやめるべきだったという、そのことを考えるわけですが、税務課としてはどうでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 町税、それから国保税におきましても、基本的には納税をしていただきまして、その中でやるという形で考えておりますので、その国保税だけを抜くという考えはございません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、一般質問でも伺ったわけですが、滞納世帯とそれから資格証、短期証のことで伺いたいと思いますが、滞納世帯数としては現在何世帯で、国保の加入世帯の何%になっていますか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 滞納世帯につきましては、国保税につきまして、税ということでちょっと徴税の方の行政実績の方に載せてございますが、国保で滞納件数につきましては3,877件でございました。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 資格証の発行について伺いますが、これで直近の資格証の発行、短期証の発行は何世帯でしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 7月末現在というのが直近でございますけれども、資格証が32件でございまして、短期証と合わせますと403世帯ということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうすると、短期証だけでいいますと371でいいでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 371でございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 資格証についてはたびたび言いますが、国保に加入しているだけというものであって、保険証ではないので、これはやめるべきだということがあるわけですが、この人たちについては払えると、払えるのに払っていないと町は証明できているのでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 一般質問でもございましたが、払えないというか、その人が払えない状況ということで証明していただいて、それでこちらとしてはいろいろ相談に応じているという状況でございます。ですから、議員さんの言っていることと同じことをやっているということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 証明するのは自分で、それを町もまた追認するということになっていくんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 払えないという状況については、ですから、本人の申し立て等の話の中からいろいろ推測していくものだと思います。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 短期証が先ほど371世帯ということでありました。これについては、今回実績報告書の最後、151ページのところに1カ月、3カ月、6カ月の3種類に短期証を、種類をふやしたと。納付相談の機会を確保するためにそうしたんだということがあるわけですが、その1カ月というものを新しくつくったわけですね。これが効果的だったということなんでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 1カ月、1カ月ごとにいらっしゃいますので、その中で相談ができるということでは効果的だったと考えております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) とめ置きといいますか、庁舎内に保険証があるというのはこの間の一般質問では90件ということでしたが、その後変わりましたですか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 1週間まだたっておりません。きょうでちょうど1週間ですか、現段階では90件ということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) とめ置かれている90件の人たちは医者にかかるという、受診するという機会が阻まれているということも考えられるわけで、これについてはやはりとめ置かずに、それで短期証についても発送すべきだと思うのですが、そういうことを健康増進課ではこの決算については考えなかったでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
短期証につきましては、やはり滞納があるということでございますので、その状況、状況を確認し、また話し合いをすることによってきめ細かに対応していくという趣旨でございますので、一般的に郵送するということは考えておりません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) とめ置かれて受診の機会を逃すことにもなる、それは問題だということは特に考えなかったということでいいんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 短期証があるということは事実でございますので、ご本人さんから連絡をいただければ交付するのは可能でございます。そういうことでございますので、置いて相談をさせていただくということで考えております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 決算書で歳入のところになると思いますが、決算書は166ページのあたりだと思います。といいますのは、医療費のこの全体の予算を立てるに当たって、医療費の見積もりといいますか、推計が必要だと思いますが、この医療費の推計は平成21年は幾ら、何億円と立てたのか。そしてまた、参考として昨年度は何億円だったのか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 医療費につきましては給付費という形になりますので、歳出の関係で2款ということになります。ですから、当初予算を見ていただければと思うんですけれども、19億3,324万9,000円を見ているということでございます。これを根拠に、あとそれぞれの歳入を計算させていただいたということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 医療給付費というのを窓口で払って、国保が見る分ですけれども、自己負担の分があるわけですが、医療費全体、そのすべてかかる医療費の全体をどのように見ているのかをお尋ねしたんですが、それについてはどうでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 結局は費用額ということで、自己負担分を除いた分という話、自己負担分も入った分で全額という話でございますよね。実績報告書の中に実績だけの費用はございますが、前年度分の医療費分、費用額にある程度のパーセント、このパーセンテージ、今ちょっと見てみますので、ちょっとお待ちいただきたいと思います。今年度の場合については前年度に対しまして1.09倍したということです。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 前年度もわからないのに1.09倍したと言われても、金額わからないわけですよね。金額が幾らなのかというお尋ねをしているわけで、それに答えてください。
委員長(高橋敏夫君) 後ほど答えるという形にさせてください。(「いえ、進めませんので、その金額推計額を必要とします」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) それでは、一たんここで11時10分まで休憩といたします。
午前10時58分 休憩
午前11時10分 再開
委員長(高橋敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
まず最初に、先ほどの質問にお答えください。健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 申しわけございませんでした。1項の療養諸費でございまして、それぞれ一般につきましては、一般被保険者の療養給付費につきましては17億5,000万円ほど、それから退職被保険者等療養給付費につきましては2億1,100万円、それから一般被保険者の療養費につきましては2,970万円、それから退職被保険者の療養費につきましては217万円ほどということでございまして、合わせまして20億1,300万円ほどの費用額として計算したものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 医療費の総額全体の最初の見通しとしては20億1,300万円だという数字が出ました。それで、基金残高について伺いますけれども、平成20年が2億2,852万6,000円、今年度2億9,230万円と1年間で6,377万4,000円ふえたことになるわけですが、この基金残高について伺いたいと思います。基金は何のために積み立てているものなのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 国保運営に係る中で緊急の事態に備えるために基金を積み立てているものでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それについて国、あるいは厚生労働省が医療費の何%という指針を出しているかと思いますが、5%でよかったのではないかと思いますが、これについてはどうでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 国、5%と言っているんですが、私どもでは県との協議の中では1万人未満につきましては、その15%程度が適正であるという話で考えております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) すると、かなりの大きな差があるわけですよね。緊急の場合といいますのは、多分伝染病が蔓延したとか、大きな事態に陥ったとかということになるかと思いますが、昨年からことしにかけて新型インフルエンザの流行ということで、非常にみんなが心配したわけです。ところが、この新型インフルエンザについては、町は即時にワクチンの予防接種について対策をとりました。本当に速やかな対策だったと思います。このようにして防ぐことができるものもあるわけで、県がどういう根拠でその15%ということを言っているのか不思議なのですが、そこからいくと5%であればもっともっと少なくて1億円くらいで間に合うはずなんですね。そうすると、2億9,000万円もあるというと、3倍にもなっているということで、ここの部分は持ち過ぎではないかと思いますが、その厚生労働省の方針に従うという考えについてはどうだったのでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) これは積み重ねでございまして、厚生労働省の考えに従うというよりは私どもでは今までどおり県の方針に従ってやっていくということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 私は国保税が高いということを町民の国保加入者が思っているわけで、そのためにも基金を過大に持つ必要はないと考えるわけです。それで、平成21年の決算のときに、これは余りにも大き過ぎると。インフルエンザのときもこうやって対応できたから、これは必要ないのでないかという見直しが必要だと思うわけですが、これについては検討はしたのでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 保険税等については常に検討はしております。基金についても、実際今給付費に関しましては1月で大体1億4,000万円から5,000万円程度が出ておりますので、何らかの諸事情があった場合には1カ月、2カ月というぐらいしか持たないという状態でもございますので、現段階ではこのような考えで進んでいくということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 窓口で負担をするというのがあって、それがなかなか困難だという人がいるということがあります。国保法の44条でその窓口負担についての軽減が図られているわけですが、しかし、この間の一般質問でもあったように、本当に少ない使いづらいものなんですが、これからのことになりますけれども、国が新しい方針を出したということが新聞に載っておりました。これについても検討をされるかどうか最後に伺って終わりたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) いろいろ制度的なものとかも変更もございますので、検討しながら適切な国保運営に努めてまいりたいと考えております。
委員長(高橋敏夫君) ほかに質疑ございますか。伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) 決算書の179ページで、先ほどご説明の中で、病院から返納されたというお話がございますが、内容的にどのようなものなの
かお尋ねいたします。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 一医療機関での資格の期限というか、本来はもう社保にかわっていたんですけれども、国民健康保険で使ったということで、それをそのまま医療機関で国保の方に請求されたということなので、その分について返納いただいたということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 国保税の歳入の中で、税率別での金額でのそれぞれの税率に基づく金額、歳入額を伺います。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 済みません。種類ごとというのは、資産割、平等割、均等割ということで4区分ということでよろしいでしょうか。はい。それでは、まず最終的に調定額と合わないのは限度超過額とかありますので、若干数字がずれますけれども、その実際の実数の方で申し上げさせていただきます。
税の内訳といたしましては、所得割の総額で6億9,400万円、それから資産割が9,800万円、それから均等割で3億4,500万円、それから平等割で2億3,500万円という内訳になってございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 均等割ですけれども、これは加入者1人当たりですよね。家族2人いれば2人分、4人いれば4人分を払う、これと、それから平等割1世帯当たりすべての世帯が払う平等割、これが富谷町は3万9,900円、均等割が1人で、1人当たり2万7,600円ですが、この均等割と平等割、平成20年度県内市町村の中で金額の順位でいくと何番目でしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 二つ合わせてということで、済みません。均等割、平等割、額の方は把握しているんですけれども、順番ということでの整理はしてございませんので、何番ということでのお答えはできません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) これは調べればすぐできるんですが、できるはずですよね。県が全部指標を出していて、それを金額高い順に拾えばいいだけのことなので、拾っていただけないでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 資料はございますけれども、今即答できないということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 後でお答えいただきますが、これ私が調べて同じ資料だとは思います。県が発表したものですのでね。均等割と平等割は、それぞれ県内で1番高い方からいいますと1位、2位という状況なんですね。県内で一番高い税率となっていると、均等割と平等割が。最も高いと言ってもいいくらいですよね。そうしますと、この資産割が固定資産税を払った以外に国保税でも資産割を払っていると。固定資産税を二つの分野で払っている、二つの税で払っているということで、二重取りとよく言われるわけですけれども、単年度で9,800万円ということであれば、この分は資産割については、もはや富谷町のように都市化が進んでいるところでは廃止をすると、この9,800万円については、別のところから補てんをしながらこの分は廃止をするということを検討するべき時代に入ったというふうに思うわけですが、この点について検討はされたんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 国保税の算定におきましては、3通りの算定方式がございまして、富谷町はその3通りのうち一つ、資産割、所得割、平等割、均等割の4種類で構成をさせていただいている状況でございます。その中にさらに応益割合、それから応能割合というところがございまして、仮に資産割を廃止ということであれば、その応能割合の方で所得割の方にどうしても負担がかかっていくということになりますので、結果としては変わらないというふうな形で考えてございます。
また、その二重取りというお話もありましたけれども、決してそういう考えではございませんで、じゃあ、所得割は住民税、さらに所得税も課税されているということで、それも同じような考え方になってしまうので、制度的な問題でございまして、そういう取り方をしているということではないというふうに考えてございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) これは町長に伺った方がいいかと思いますけれども、住民が負担する税ですべてを賄おうというふうに考えれば、それは一つを減らせば一つに負担がふえるという、そういう考え方になるのは当たり前ですよね。ですから、これはほかの市町村でも始まっているんですけれども、一般会計から繰り入れをして、例えば固定資産税に基づくこの資産割の分については廃止するというやり方をしたり、それから均等割、平等割についてはそれぞれ減額をして低い税率にすると。これも加入者の税負担で賄おうとすれば決まった枠内でどっちかをふやしたり減らしたりということになりますので、これも一般会計等から持ち出しをするというふうにしてやっていけば、今高い国保税で払えなくなってしまっている人がふえている中で、むしろ負担を軽くして払える人をふやすという方向につながると思うんですけれども、町長に改めて伺いますけれども、資産割の廃止と、それから均等割、平等割を減額していくということを、例えば一般会計から繰り出すというような方向で解決するということについてはご検討されてきたのでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 検討してきたかどうかについて言えばですね、常に日々国保の方の財政運営については検討しておると、こういうふうなことです。したがいまして、もう一つ加えれば、現状を保険者として歳入歳出、そのバランス、医療費の増大、高齢化、さまざま一方では医療費3割負担とは申せ、それこそ残りの7割は保険でというふうな形になりますので、なかなか保険者の皆さんには見えにくい部分もあります。そんなことで健康増進、あるいはジェネリックのという一方ではそういったことを抑えながら、何とかこの制度そのものを維持すべく最大限の知恵を出してというふうなこととなります。
したがいまして、四つの区分による税負担ということも当分の間、今までのそういう経過も踏まえて現状の形で対応させていただくというふうなことです。平成21年度の同じ税率で平成22年度運営できたことで大変年度がわり、胸をなでおろしたところでありますけれども、一方の議論を膨らませれば、それはそのことに手を加えることのみだけでこの医療保険、国保財政運営がなせることではないというふうなことは強く申し上げておきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 国保の加入世帯に占める滞納している世帯の割合というのは何%ですか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 滞納者の実数で申し上げますと、1,200名ほどございます。国保上、行政実績の方である世帯の把握と若干異なりまして、実際に課税した世帯ということで計上しておりますので、うちの数字の方が多いんですけれども、5,492世帯ございますので、計算しますと、約20%ということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 加入者の20%が払えない状況になっているということは、保険財政にとっては大変、これは本当に険しいことだと思うんですが、しかもその理由が払えるのに払わないのではなくて、払いたいけれども払えないという状況なんだということを考えると、やはり財政全体を健全な方向に持っていくには払える人をふやす、つまり減税をして払える人をふやすということの方が、最も加入者にとっても安心して医療にかかれますし、その方が健全な方向性じゃないでしょうか。町長に伺います。
委員長(高橋敏夫君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げたとおりでございます。
委員長(高橋敏夫君) 質疑ありませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) 1点だけお聞きしたいというふうに思います。
実績報告書の148ページ、国保への加入状況並びに成果と分析のところで、前年度と比べてほぼ横ばいとなったと。何となく安心したような評価をしているわけですが、現実的に世帯数とその加入世帯というか、この辺の比率というのは、この表だけで見ると本当に横ばいになっているんですが、平成18年度あたりから見た場合どのようになっているかわかりますか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 平成20年度から医療改正に伴いまして75歳以上については後期高齢者医療に移行しておりますので、そこの比較はできないということでございますので、この数字を見ていただくということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、そういう制度の変化で相当下がってきているのはもう確かなわけですけれども、世帯数がふえているのに対してその対策というものは検討されたでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 対策というか、やはりどの保険かには必ず入らなくてはいけませんので、国民皆保険の中の根底をなす国保でございますので、対策というよりは普通に加入者の門戸を開いているということでございます。
委員長(高橋敏夫君) 質疑ございませんか。小泉委員。
委員(小泉光君) 行政実績報告書の151ページに成果及び今後の課題というところに、下から3分の1ぐらいのところですけれども、「1種類であった短期証の有効期限を云々、納付相談の機会確保に努め」とありますが、この納付相談は何回、どこで行われましたか。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 役場税務課窓口で年1回行っております。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) まず実績報告書、実績報告書でなくてもよろしいんですが、決算書184ページ、185ページで、運営協議会のことが載っております。これは何人で何回されて、そして、これは公開しているかどうかお聞きします。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 10人で構成しております。委員は10名でございます。回数は2回、昨年度につきましては2回開催しております。公開はしておりません。申しわけございません。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 公開はしておられないんですね。これの議事録とかそういったものに対しては公表はされているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 協議会では公表という形はしておりません。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、議事録はあるんで、例えば情報公開条例とかの公開の方の申請では見させていただけるということでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) そのとおりでございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ぜひとももっと一般の方が見られるようにお願いします。
続きまして、これは実績報告書148ページでありますが、国保世帯が約5,000世帯、被保険者が1万弱ということでありますけれども、この方々の収入というか、所得についてどういう傾向というか、どういうくらいの金額の方が何%いるとか、そういったものはわかりますでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 平成21年度の所得状況でございますけれども、所得金額で大きく二つに分類させていただきますが、200万円以下の世帯ということで申し上げますと、約74%が200万円以下の世帯に占めてございます。
それから、所得の種類ということでございましたけれども、国保加入者のほとんどが給与所得、それから年金所得者ということで、給与所得、年金所得者で84%ほどを占めている状況でございます。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) これは国保、ちょっとわからなくて聞くんですが、生活保護世帯などはこれには入っているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 生活保護につきましては、国保対象ではなくなりますので、入っておりません。
委員長(高橋敏夫君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) はい、わかりました。
あと富谷町、社会保険から国民健康保険に切りかえる、またその反対というのが非常に多いというような話を聞いているんですが、実際にはどのくらいのものがあるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 現段階でちょっとその数字持ち合わせておりません。
委員長(高橋敏夫君) ほかに。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 今、その平均所得で200万円以下というのが74%ということでしたが、平均ではどのようになりますか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 済みません、今手元の資料ではその平均ということで出している数字がございませんので、今ここでお教えすることができません。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第3号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(高橋敏夫君) 起立多数。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
委員長(高橋敏夫君) 認定第4号平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから、担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。最初に建設部長。
[建設部長、上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(高橋敏夫君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告書の185ページですが、この一番下ですね。成果及び今後の課題のところに、「また、施設の運転トラブルの防止と震災対策が必要で、汚水中継ポンプ場や管渠の強度化が課題です」というふうになっているんですが、これは全体を指して一般的に言っているのか、それとも場所を特定して、特定の場所を念頭に置いての表現なのかを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 大きくは全体を見渡してというのが一つありますし、あとこのたび臨時議会でご提案しましたような、ああいうそれぞれのポンプ場と施設の維持管理ということも含めてございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 管渠の強度化というふうに言った場合に、これは経年劣化も含めて相当の対象距離というか、延長ですか、管渠の延長が相当対象になるのかなというふうに思ったんですけれども、これはこの管渠の強度化といった場合には、一般的な下水管の公共下水道の下水管のことを指していて、そして、主にどの地域が経年劣化しているのかというようなことをまず伺います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 不明水等がよく出るような地域ということで、ある程度ピンポイントに絞りまして、そちらの方をカメラ調査を実施して、それに基づきまして管の更生工事を実施しているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) その地域をもう一度、過去にご説明あったかと思いますが伺います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 直近では明石台一丁目地区、あと富ケ丘地区、鷹乃杜地区、太子堂地区となってございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 186ページですけれども、流域下水道ですが、このちょうど真ん中あたりの成果及び今後の課題の中で、「下水道管路調査を実施し、不明水の原因の早期発見により雨水等の不明水の流入防止を図り」というふうな記述がございますが、この不明水の管路調査というのはどこまで進んでいるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 先ほどお話ししました地区で実施しております。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 平成21年度ですが、維持管理費の返還、吉田川流域下水道から維持費の返還というのは、最終的に幾らだったのか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 平成15年度からの累計でよろしかった、平成21年。失礼しました。決算書の方ですね。209ページにございますけれども、その中段の方に7,934万6,719円となってございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 平成15年からの累計で幾らになるでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 平成15年から平成21年度までの集計でございますけれども、3億2,400万円ほどとなってございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、年間平均すると五、六千万くらいということになりますが、これはそろそろ下水道料金そのものを引き下げる上
での一つの根拠になっているというふうに思いますけれども、下水道料金の引き下げについては検討はされませんでしたでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 一般会計からの繰り入れということで、かなり公債費の方ございまして、そちらの方の充当もございますので、その料金変更までにいく状況にはございません。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 吉田川流域下水道についてですけれども、セントラル自動車を初めとした操業が始まるということをそろそろ間近に見ながら、北部第二工業団地ですよね、だったと思いましたが、この処理量についてどういうふうに変わっていくのか、あるいは変わらないのか、この処理計画というのは見直しがされているんでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 処理量の見直しにつきましては、平成22年度までが現在の計画になっておりまして、平成32年度までの計画を現在策定中でございます。それの中で当然盛り込まれるようになってございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、平成32年までの計画見直しをしたものについては、計画そのものを私たち議会議員が目にすることができるのはいつというふうに考えたらよろしいんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 計画ではことしの3月までに認可を受けるということになっておりますので、それ以降だと思われます。結局はまとめ
て県の方でやりますので、それ以降になると思います。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) ことしの3月じゃなくて、来年の3月のことでしょうか。平成22年度の終わりという意味ですよね。違いますか。そうですか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 失礼しました。来年の3月ということになりますので、翌年度以降ということになります。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。小泉委員。
委員(小泉光君) 行政実績報告書の185ページの事業決算概要というところですけれども、後半のあたりに「使用料未納対策として、2名の職員増員を図り未収金の回収を強化し収納率向上を図りました」とありますが、まず最初の質問はこの2名というのは正規職員でしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 正規職員でございます。
委員長(高橋敏夫君) 小泉委員。
委員(小泉光君) 「未収金の収納率の向上を図りました」とありますが、それはどのくらいの変化がありましたか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 先ほど収納率につきましてはお話ししましたけれども、昨年度の3月末現在ですと91%、今年度は91.9%、あと平成22年8月末で93.03%、昨年度は同じ時期で91.97%ですので、それぞれ9%、あと2.数%というような状況で向上はしております。
委員長(高橋敏夫君) ほかに質疑ありませんか。小泉委員。
委員(小泉光君) これなかなかどう評価するのかなというところが少しあるんですけれども、次の質問にいきます。
1人口による町全体の公共下水道の普及状況及び云々のこの表がありますが、処理区域内の水洗化率が99.6%ということで、未水洗化、水洗化されていないところがまだ0.4%あるよということですが、これは地区的にはどこになるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 町区とあと若干北部地区にございます。
委員長(高橋敏夫君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時56分 休憩
午後1時00分 再開
委員長(高橋敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑。小川委員。
委員(小川昌義君) 行政実績報告書の185ページの成果と課題のところですけれども、先ほどから同僚委員も発言しているんですけれども、この管渠の強化という意味でいくと、これは震災の方も含まれているんでしょうか、災害対策。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) そのような意味合いも含めてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、先ほど管渠の修理場所なんか言っていましたけれども、大体全体の範囲からいくと、どのぐらい程度進捗状況はなっているでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 率的なものとしてはまだ数%程度となってございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この下水道の普及率には東向陽台地区は入っているわけですが、この管渠のところの実績の中には東向陽台地区は入っているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 普及率と水洗化率につきましては、含めてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 東向陽台地区の管渠の状況というのは把握しているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) こちらでは把握してございません。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 同じように団地が古いわけですから、対策というもの必要だと思うんですが、その辺は考えているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) これから耐震化ということで、国の補助金も耐震化ということで補助項目今まではございました。今は一括の交付金という形になりますけれども、その中で全町を見据えた形での対応をしていきたいなと思ってはございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 続いて、これの水道事業の場合だと地図ソフトを使っているわけですけれども、この下水道の場合はどのようになっていますか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 水道のそのソフトの上に、上といいますか、下といいますか、下水道の必要な情報を入れておきまして、どちらも共有しながら使えるような状況になってございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、水道と下水道が一体となっているというふうに理解してよろしいですか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) はい、そのとおりでございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうであれば、この下水道事業の方からもGISに対する支出というものは考えられないんですか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 委託料の中に下水道の方から上水道に対しての委託料ということで支弁してございます。
委員長(高橋敏夫君) ほかに、伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) 決算書の207ページなんですが、1節で、地震対策で400万円とありますが、これは今回どこかに使ったのでしょうか。出ているところあればお願いします。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) こちらの方は、先ほどちょっとお話ししていたかと思うんですけれども、不明水等の調査及び管路の更生工事に使用してございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) そうすると、これ400万円全部使ったんですか、全額使っているのか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 半額補助ですので、それ以上の金額工事とあと委託料等で使用してございます。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) これ国の国庫補助ですが、支出金ですが、400万円というののこの算出ですね、これをずっと、考え方とすれば余るということはないんでしょう、この400万円余るとか、不明水に使うというので、済みません、またさらに、もし残金があればまた来年度積み立てていくとかという、そういう考え方とは違うんでしょうか。全部使い切ったという考えでよろしいんですか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 単年度の事業でございまして、それに対して国が半額補助するものでございます。当然それを使い切る、400万円ですので、倍以上ですから、800万円以上の事業を実施しなければならないんですけれども、それ以下であれば当然返還ということになるのかと思います。
委員長(高橋敏夫君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田待子君) その下の未普及解消下水道事業費補助金ってございます、250万円。これは今回どこの場所に設置されたでしょうかお尋ねします。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 成田ポンプ場の詳細設計ですね、詳細設計に使用させていただいております。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第4号平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(高橋敏夫君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
委員長(高橋敏夫君) 認定第5号平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから、担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。最初に福祉部長。
[福祉部長、長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(高橋敏夫君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書の129ページ、認定者の割合、認定者の状況というのがあります。これは65歳から74歳までの人と75歳以上ということになっていますが、どれくらい出現率があるのかといいますと、平成21年で12%ちょっと、平成20年で何ぼというふうに出てくるわけですが、スタート時点からこの介護認定者が対象者の何割ということになっているのか。スタート時点からの傾向を伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) スタート時は、介護保険スタート時ということでございましょうか。済みません、詳細な資料の方を持ち合わせておりません。傾向といたしましては、12%弱ぐらいでずっと出現率の方は出ておりましたけれども、確かな数字ではございませんので、後ほどお知らせいたします。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 余り上下しているというわけではなくて、実数で多くなるというのはそのとおりだと思いますが、ここの計画の中に、第4期の介護保険計画の中で、大体12%前後を見込んでいるということで、そのとおりであるなと思いますが、去年よりもちょっと1%、1.5%ぐらい下がっているんですが、それは何か介護予防の取り組みがあって、その成果だということが認められるということなのか伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 介護保険の中で介護予防事業にも力を入れてまだ数年というふうなところでございますので、確かなということではございませんが、特定高齢者の方々の事業等を見ているとそういうふうな経過が少しずつ見えてきたものかなというような所感は持っております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、介護保険で認定されて要支援の1からあるわけですが、要支援の方々への計画と現況について伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 要支援の方々は介護予防サービスを使ってございますので、実際のサービスを使われるときに介護予防に特化したといいますか、そこのところに視点を置いた事業体系でご利用いただいているというふうなところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それで、実績報告書の129ページです。129ページに介護認定されて要介護の人数があります。それで、要介護5の人が去年と比較すると去年が68人で、ことしが88人になっているんですが、ここの大きく5の人がふえているというこの理由はどういうものだったのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 明確なところでのお答えのところは審査結果に基づいて5というふうになったことでございますので、わかりかねますが、長寿化に伴って重度化というふうな傾向はあると思われます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、65歳になって1号被保険者になって、そこの人のかなりの部分といいますか、ふえた分の全体から見るとかなり大きな割合を示しているので、片方で介護予防をしながら、だけれども、片方でこうやって重度化が進んでいるという、このあたりはどういうことでこういうことになったのかなと。それについてはまとめているでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず人口の伸びがございますので、そこで要支援1の方々もふえてきている。ただ、認定を受けられている方の中には年を重ねてやはり重度化してきているというような状況だと思います。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そのあたりですね、非常に多くの人が要介護5になっているので、もう少し分析的なことを知りたいものだと思いますが、その
ようにはするのでしょうか伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 認定調査はすべて町の方で行っていますので、調査段階のところにおいてどういったところで、例えば医療的なニーズが高くてそうなっているのかというようなところはきちっと見ていきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 2009年といいますから、今年度、今審査しているときに介護認定の方法が変わりました。それで軽くどうしても出るという心配があるというのが出ていまして、厚生労働省が今のまま、例えば要介護2だった人が1になったときに、その人が必要であれば要介護2でサービスが受けられるということが通達として出ているわけですが、富谷町ではそういう人はいたのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 以前の介護度のままでというようなご希望があった方もおります。ただ、今はもうその経過的なところが切れておりますので、今の状況の中での審査をしているというふうなところです。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 平成21年については何人がそういう今のままでというか、従来のままの認定でという人がいたのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 資料の方をちょっと持ってきておりませんでしたので、後でお答えいたしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 申し上げたいのは、新しい方法で認定したときに下がってしまってサービスが受けられないということがあったとしたならば、その1年間だけは前の分でということなんだけれども、新しい年度に切りかわって、その軽い方でということでサービスが使えなくなるという人が出るというのが困るということなのですが、その前のままでできないという人が、サービスが利用できなくなって大変だというような声は今はどうなんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そのような相談のところは今のところございません。一人一人相談を受けてどういうサービスを使っていったらいいかというところを見るようにしてございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書の130ページです。サービス利用状況の推移、年間延べということになっていまして、これでいくと通所介護と通所リハビリがあります。上下してありますが、通所介護のところの伸びと通所のリハビリのところで大きく伸びの率が違っているわけですが、この差はどういうことなのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 通所リハビリテーションというふうなところで、黒川病院ですとか、あと成田にありますリハビリテーション病院等での事業の方も行ってきておりますので、そういったところでの整備が整ったというふうなところが大きな理由だと思います。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 利用している人からも、やはりリハビリの仕方が違って非常に好評なのですが、これからますますこういうことはふえていくということになるでしょうか伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 基盤整備もさりながら、通所介護サービス事業者の方でもそういった介護予防というふうなところで、積極的に体を動かしてもらったりというふうな方向に全体的に動いておりますので、そういう意味ではとても期待をしているところです。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書の131ページです。介護保険料の調定と収納状況というのがあります。これはこの年に限度額が9万円から10万円になったことと、第4段階が特例と通常の2区分に分かれて全体が7段階になったという年です。このことについて、対象者からは何か反応があったでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 特に長寿福祉課では受けておりません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 普通徴収の方々の滞納分が、平成20年が8.27、平成21年が14.4となっているわけですが、これについての働きかけなどはどのようにしていますか。
委員長(高橋敏夫君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 介護保険料につきましても、ほかの税と一緒に税務課の方で徴収に当たってございますので、徴税同様の対応で収納をさせていただいているような状況でございます。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) さっき段階、限度額が上がったことだとか、それから段階が変わったとか、区分が変わったとかという人のところを伺ったわけですが、年金からの引き落としといいますか、差し引きなので、ちらっと見て、ああ、こういうふうになったんだということはあるかもしれませんけれども、なかなかそれを声に出してというのはないかもしれないなと思いましたが、不納欠損のところが監査の意見書の中にありまして、ことしは30件で79万9,900円となっています。これは2000年にスタートしてからかなりの滞納、不納欠損をしているわけですよね。件数を拾ってみましたが、平成15年と14年がないのですが、これについては何件だったか伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 今資料は持ってきていませんので、答えられません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 監査報告書に書いてある、件数が書いてあるのでいきますと、平成16年までで197件になっています。そして、不納欠損の額は合計しますと845万4,800円です。この滞納、それから不納欠損についてどのように認識しているか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 先ほど課長の方から答弁ありましたように、介護保険に限らず一般町税と合わせまして滞納整理をやっていまして、この滞納になっている方の多くの方が介護保険料のほかにもありますので、その辺は納税者の方と相談をしながらなるべく早く完納できるように対応してい
きたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ことし、今年度ですね、平成21年の不納欠損については、地方税法15条と18条で不納欠損をしています。それ以前は介護保険法ということもありましたが、これはどういう理由からこのように変わっていったのでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 今、委員さんの方にありましたように、地方税法第15条の75項と、あと下が地方税法第18条となっていますけれども、こちらの介護保険法の200条の誤りですので、訂正お願いしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 今年度について伺いますが、79万9,900円、30件分ですが、この中に第1段階の人、この人は何人いますか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(内海壮晃君) 今の段階ではちょっとお答えできません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これまでも納めないでいるとサービスが受けられなくなるということがずっと言われてきたわけです。富谷町ではそういうサービスをやめさせると、受けさせないということはこれまでしてこなかったわけですが、その滞納者の中に認定者がいるかどうかについてはわかりますか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当課の方で把握しておりません。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ぜひしてもらいたいと思います。といいますのも、払ってない、納めてないということが自分で介護を受けたい、認定を受けたいと思っていても受けないということにつながらないようにしてほしいものだと思うからです。そしてまた、第1段階のところは年間で保険料が基準額の50%ですが、2万5,800円になりますよね。この第1段階の人たちはどういう人かといいますと、生活保護世帯、生活保護受給者がそういうことで、あの計画によりますと、平成21年度については24人くらいだろうということになっているわけですね。国民健康保険などは納めないことになっていますが、介護保険については生活保護世帯だろうとも納めなければならないということになっていまして、これについては町が何らかの手だてをしなければならない部分だと思いますが、このことについてはどのように考えますか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) サービス利用の部分に関しては訪問したときとかに滞っているというようなところのお話は今のところこちらで受けておりません。今のは保険料のところは詳細を把握してなかったと申し上げたところなのですけれども、その方々のところに行ってどういう生活状況、どういうサービスが必要なのかというふうなところをお話を伺って、一人一人税務課の方とも相談しながら対応をというふうな形でしておりますし、考えております。
委員長(高橋敏夫君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) こうやってみますと、第1段階から今第6段階、実質的には第7段階にはなっているのですが、これを滞納も出てくる、そして不納欠損もするというようなことがありますと、全体を見直す段階をもっと細かにするとか、第1段階については町が出すだとかという、そういうことも必要ではないかと思いますが、これについてはどのように検討したでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そのような検討はしておりません。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) 実績報告の方でお伺いします。
130ページの介護問題ですが、(4)の受給者の欄がございます。これで見ますと、居宅サービスの人数が去年は5,797人で、その前の年の5,295人から一挙に500人ふえておりますし、その前の平成19年から比べますと約800人ふえておりまして、非常に急増になっているわけですが、この点の原因についてお伺いしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) いろいろなサービスの利用方法があるわけですけれども、居宅サービスの方も使い勝手がいいという言い方もおかしいのですけれども、組み合わせることによって、生活をかなりのところで支えているというふうなところで、居宅サービスの方の伸びの方が施設を上回っているというふうな状況になっていると思います。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) 昨年の制度改正以来、何か急速に居宅サービスが伸びているような感じがあるんですけれども、施設の方は下に書いてありますように余り伸びていないんですね。逆に減ってきているんですけれども、そういう意味では、制度の改革が影響したのかなという感じがあるんですけれども、この点は制度的なものとはどういうふうに考えられておりますか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 制度的なところというよりは、ご本人がどのような生活をしたいかというふうなところを見ての結果だというふうに認識しております。施設サービスでも1種類ではなくて何種類かのサービスがございますし、あと在宅を支えるサービスの方もさまざまな形になってきておりますので、そういったように認識しております。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) そうしますと、居宅サービスから施設サービスに移行したいという、そういうふうな希望はかなり出ているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 在宅のサービスを使いながら施設の待機というふうな方々は確かにいらっしゃいます。ただ、その中で、ここの施設だから入りたいとか、そうではないというような個人の使い方、あるいは生活をどこでしたいかというふうなこともございますので、待機の解消というふうなところも必要なのですけれども、そういった組み合わせにより住みなれた地域でというふうな利用者さんの声も大事にしていきたいというふうに思っております。
委員長(高橋敏夫君) 菅原委員。
委員(菅原傳君) 年々ふえてきておりますけれども、ここで問題になってくるのがヘルパーの人員の確保の問題なんですけれども、このヘルパーの確保についてはどういうふうになっているのか伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ヘルパー事業所の方もありまして、今訪問ヘルパーを使いたいというふうなところで、人がいないのでお待たせするというような状況にはなっておりません。
委員長(高橋敏夫君) ほかに、小川委員。
委員(小川昌義君) 実績報告書の128ページの認定審査会の状況なんですが、これ審査会の回数というふうに表現されていますけれども、これは回数というのは日にちという意味でしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 1日1回というふうなことになりますので、87回、87日というふうなことになります。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、これ審査員というのは25人いらっしゃるわけですが、この方みんな集まってきてやっているということなんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 五つの合議体に分かれていますので、総勢25人というふうなところです。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 年々対象者もふえるし、回数もふえてきているわけですが、今は大体単純に計算すると3日に1度ぐらいのペースで行われているわけですが、将来の話をして申しわけないんですが、間もなく今の現状のままでいったとしてでも、もう五、六年後には3でなくて2を割るんじゃないかと思うんですが、そういう対策は今考えているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 審査会の方は黒川行政事務組合に黒川4カ町村でお願いしているものでございます。ですので、人数の増加に伴って合議体数をふやす、あるいは回数をふやすというふうな検討は今後必要になってくるかと思います。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 人数がふえればふえるほど弱者支援みたいな形もふえてくるわけですが、こういったものに対して平面的に、簡単に言いますと、地図ソフトみたいなのでそういうものを把握をするというような現状はなっているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 認定調査そのものは、国の決めた項目で調査をいたしまして、それをコンピューターで入れ込んで1次判定、2次判定のところをこの審査会にお出しするというふうな流れになっております。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そういう認定者の地図で表現するというようなことは検討されているんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 認定者の方々を地図で把握というよりは、災害とかそういった要援護者というふうなところでの取り組みは、この介護保険とまた別にしておりますけれども、認定者そのもののマッピングのところはしておりません。
委員長(高橋敏夫君) ほかに。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第5号平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(高橋敏夫君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
委員長(高橋敏夫君) 認定第6号平成21年度富谷町介護サービス業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから、担当部長及び課長へ議案の提案説明を求めます。最初に福祉部長。
[福祉部長、長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(高橋敏夫君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第6号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(高橋敏夫君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
委員長(高橋敏夫君) 認定第7号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから、担当部長及び課長へ議案の説明を求めます。最初に福祉部長。
[福祉部長、長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(高橋敏夫君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。菅原委員。
委員(菅原傳君) 1点だけ質問しますけれども、この監査意見書ですね、ここの33ページに書いてあるんですけれども、不用額64万円のうち云々と書いてありまして、「運営主体である県の高齢者医療広域連合と連携をして、後期高齢者医療制度の円滑な運用を図られたい」というふうに書いてありますが、何かこれ円滑な運用と書いてありますので、その内容についてちょっとお伺いしたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 主な不用額のところは徴収費等でございますので、税務課と連携をしながらやっていきたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第7号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(高橋敏夫君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
この際、2時15分まで休憩します。
午後2時05分 休憩
午後2時15分 再開
委員長(高橋敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
委員長(高橋敏夫君) 認定第8号平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
これから、担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(高橋敏夫君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) まず、監査意見書です。決算審査意見書の29ページに出ております水道事業会計経営指標一覧なんですけれども、ここに平成21年度に関して、あるいは平成20年度でもいいんですけれども、例年聞いておりますように国と県の平均の数値をこのすべての項目について伺いたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) それでは、29ページの経営指標についてご説明いたします。
現在、データとして出ているものは平成20年度分となっておりますので、その分を説明させていただきますし、あと一部ないところもありますので、その都度ご説明をいたします。
最初申し上げるのが宮城県平均でございます。次に全国平均となります。それでは、最初に総収支比率でございます。県が110.71%でございます。全国が105.35%でございます。経常収支比率につきましてはございません。県はなしで全国の方が105.60%となっております。次に、営業収支比率、こちらの方も宮城県の方はございませんで、全国平均ということで104.94%となっております。次に、自己資本回転率、こちらの方も宮城県はございませんで、全国平均としては0.13回となってございます。固定資産回転率、こちらの方も宮城県なしで全国が0.11回となってございます。未収金回転率、これも宮城県なしで、全国で6.61回となってございます。総資本利益率、こちらの方も宮城県ございませんで、全国が0.56%となってございます。次に、資産の状態に関する項目ですけれども、企業債償還元金対減価償却費比率ということで、こちらの方は宮城県出ておりませんで、全国で84.78%となっております。次に、有形固定資産減価償却率、こちらも宮城県なしで、全国ですけれども、31.65%となっております。下の当年度減価償却率、これも宮城県なしで、全国2.81%となってございます。次の財務比重に関する項目でございますけれども、流動比率1年間に現金化できる資産と支払債務ということになっておりまして、宮城県につきましては600.33%、全国が764.17%、当座比率につきましては宮城県なしで、全国が710.98%と。下の欄、自己資本構成比率、県が56.62%、全国が72.49%となってございます。
次、隣のページ、30ページになりますけれども、こちらの方ご説明いたします。
財務比率に関する項目ですけれども、上の固定資産構成比率、県が92.95%、全国が87.76%となっております。その下の欄、固定資産対長期資本率、宮城県が93.87%、全国が89.18%、下の段固定比率、宮城県が163.84%、全国が121.07%、固定負債構成比率でございますけれども、宮城県なしで、全国では平均では25.92%となっております。施設の効率性に関する項目で、一番上の施設利用率、宮城県が57.01%、全国が58.98%となっております。最大稼働率、宮城県が70.67%、全国が70.16%。賦課率、宮城県が85.45%、全国が84.06%となっています。固定資産使用効率、宮城県はなしで全国ですけれども、6.27?/万円というところでございます。あと生産性に関する項目です。職員1人当たり給水人口、宮城県が2,296、全国が3,796となっております。職員1人当たり有収水量、県が27万2,000立方メートルで、全国が40万9,189立方メートルとなっております。次に、職員1人当たり営業収益7,495万1,000円、全国が8,226万9,000円となっております。職員1人当たり給水収益7,267万4,000円、全国が7,959万1,000円ちょうどとなっています。下の段、職員給与費対営業収益比率、宮城県が11.23%、全国が9.36%となっております。その他利子負担率、宮城県なしで、全国が2.94%となってございます。以上でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) やはりこの数字は県の平均がないものもありますけれども、大変参考になりますので、初めからこれをつくるときに資料としてつけていただくということはできないものかどうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) これ監査委員がつくるものですから。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 意見書をつくるのは監査委員ですけれども、これに合わせて今のような数字を聞けば答えるわけですから、一々書き取りしなくて済むように別の一覧表をつけていただくわけにはいきませんかというふうに聞いて、ちょっとお手間はかかるかもしれませんが、どうでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) これから対応してまいりたいと思います。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 決算書の316ページですけれども、その他雑収益が57万4,587円ふえている、これご説明あったかもしれないんですが、そのふえている内容を伺います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 過年度分の水道使用料だったと思います。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) やはり決算書の311ページですが、有収率が若干下がっておりまして、0.23ポイント下がっております。それで、できるだけ早い時期に90%台を目指すということをしていく上で、そのテンポを上げる上で何が課題だというふうにお考えか、検討されたかを伺います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 昨年度漏水調査等を実施しまして、できるだけ早目の対応ということで、有収率を向上させるべく行いましたが、結果的にはやはり突発的な漏水もかなり多くて、こういうふうな結果になった次第でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) その突発的な漏水の原因はなんですか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 経年によるものもございますし、あと地盤的なものも若干ありまして、それによってあります。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 今のご説明もうちょっと、済みませんが詳しく。その地盤的なというのはどの地域で、どの辺の地域でどういう状況なのかをもうちょっと詳しく伺います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 全般的な、地域ということはないんですけれども、その場合、場合によっては、こちらの方の担当の方から聞きますと、やっぱりここはちょっと地盤が弱いとか、そういうところによって経年によるものと、そういう地盤が弱いというところで、全体的なものではないんですけれども、局所的なところであるということでは聞いております。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 304ページですけれども、開発負担金当年度発生額922万7,348円、これはどこだったでしょうか伺います。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 明石台一丁目の開発分が1件と、あととちの木の分の開発が1件、あと上桜木の開発の分ですね。それぞれ大和ハウス
、フジタ建設、デイアーズ・ブレインと3カ所の分でございます。
委員長(高橋敏夫君) 永野委員。
委員(永野久子君) 最後になりますが、300ページです。一番下の記述で、「資本的収入額が資本的支出額に不足する2億7,698万5,152円は、損益勘定留保資金2億7,698万5,152円で補てんした」というところなんですけれども、この補てんをした後の留保資金の残というのは幾らでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 貸借対照表で大体ある程度推測ということでつきますけれども、306ページの流動資産、この中に現金預金ということ
で10億9,766万1,530円ございますけれども、考え方としては流動資産から流動負債の額を引いて、その他修繕引当金になりますけれども、その分を控除した後の金額が損益勘定留保資金という考え方になりますので、おおむね大体現金に近い数字になるかと思います、若干ずれはありますけれども。
委員長(高橋敏夫君) ほかに質疑、今村委員。
委員(今村寿君) 306ページの水道事業貸借対照表というところに、電話加入権というのが128万何がしか計上されていますけれども、これは具体的にどういう資産を指しますか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) こちらの方で中央監視システムを設置しておりまして、異常があった場合、各ポンプ施設なり管路等にそういう機械を設置しておりまして、何か異常があった場合については即座にこちらの職員、私も含めて4人のところにいくような、そういうシステムをとっていまして、その電話の加入権となってございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 加入権、何回線の分になるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 私とあと技師3名で4回線となってございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 昔、電話加入権というのは融資の対象にもなったんですが、最近電話加入権というのの評価を見てみると余り値打ちがないんではないかなというのが実態ではないでしょうか。この価格はどういう価格なんでしょうか、取得の価格なんでしょうか、時価評価なんですか聞きます。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) これはシステムを含めた形での加入権で、昔の電電公社時代のような加入権とは異なりまして、そのシステムを含めた形での総括的な、ですから、無形固定資産という形になるかと思いますけれども、その分でございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) じゃあ私どもが家庭に引っ張っているような回線とはちょっと値打ちが違うから値打ちがあるよと、こういう理解でいいですね。いいでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 家庭がどうのこうのというわけではないですけれども、それだけの取得価格がかかっているという状況でございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 実際はこの権利も目減りしているんではないかなという疑問をいまだに持っているんですが、その辺大丈夫か、もう1回念を押しておきます。いかがでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 固定資産の方の減価償却のところでお出ししておりますけれども、その合わせて15年間の期間の間に償却していると。実際の価格とこれはまたちょっと違うかもしれないですけれども、税法上の減価償却を実施しているところでございます。
委員長(高橋敏夫君) 今村委員。
委員(今村寿君) 水道事業は息長くやらなきゃいけないということで、この複式簿記が取り入れられているわけですが、この剰余金が50億円近くあ
ります。しかし、単年度決算では毎年赤字が出ていると。平成21年度は1億1,800万円ですか、こういう状態を続けていきますと、いつかこの剰余金もなくなるということでございますが、どの辺までは大丈夫なのか、収支が持ち直すのかという長期的な見通しもあわせて、この貸借対照表の剰余金で間に合っていくのか、現状どう考えて評価されているか、この決算状態について聞きます。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 昨年度、平成19年度から健全化計画、及び中期計画を立てまして、それに基づいて今現在実施しているところでございます。あと今年度宮城県の受水費も下がっておりますので、その推移を見守りながらやっていきたいと思っております。
委員長(高橋敏夫君) ほかに質疑ございませんか。小泉委員。
委員(小泉光君) たしか記憶で申しわけないんですが、水道代とかは銀行引き落としのあれありましたですよね。決済手段としてありましたよね。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 口座直接振込、窓口入金と各種取りそろえてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小泉委員。
委員(小泉光君) その銀行口座から引き落としている人たちというのは何%ぐらいいるんでしょうか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 7割ぐらいとなってございます。
委員長(高橋敏夫君) 小泉委員。
委員(小泉光君) その辺をもう少しふやしていくと収納率も上がりそうな気はしているんですけれども、次の質問です。
313ページ、決算書の。この表の中の委託料が昨年に比べて127.4%ふえているということ、随分一気にふえているんですけれども、その原因は何ですか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) こちらの方、310ページの方に保存工事の概況ということでございますけれども、こういった、失礼いたしました。314ページですね、委託関係ということで、こちらに計上させていただいておりますけれども、各種保守点検関係、こちらの方がふえておりまして、そのために全体的に押し上がっているような状況になっております。
委員長(高橋敏夫君) ほかにございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) 1点だけ。先ほど下水道関係で地図ソフトに収入出していると言いましたけれども、この予算書の中のどこに入っているんですか。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) こちら総務関係の費用の中の委託料というところになります。313ページであれば委託料、この中に含まれてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これの中の下水道関係は幾らになっているんですか。
委員長(高橋敏夫君) もう一度、小川委員。
委員(小川昌義君) 今の金額の中で、下水道とそのほかあるのかどうか、2点。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 下水道とその他委託料分であれば、あとその他委託関係も含まれてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 質問の仕方が悪いのかどうかわかりませんけれども、下水道から水道の方に収入になりますよね、収入に。その収入になるのがどこに入っているんですかということなんですけれども。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 312ページでございますけれども、その上の段から給水収益、その他営業収益でございます。2,993万9,513円の中に含まれてございます。
委員長(高橋敏夫君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その他の中に何々入っているわけですか、そうしますと。下水道は幾らですかと今私聞きたいんですけれども、そのほかに何かあるんですかと。
委員長(高橋敏夫君) 上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) 上下水道の料金会計システムとして714万1,000円、あと施設台帳地図情報システムとして1,300万円ほど入ってござい
ます。この中にこれらが入っている状況でございます。
委員長(高橋敏夫君) ほかに。
(「なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(高橋敏夫君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第8号平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(高橋敏夫君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託されましたすべての審議が終了いたしました。
暫時休憩をいたします。
午後3時00分 休憩
午後3時01分 再開
委員長(高橋敏夫君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
決算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した]
委員長(高橋敏夫君) 委員各位のご協力によりまして、予定どおり審議が行われたことに対し敬意を表するものでございます。
以上をもちまして決算審査特別委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。
午後3時04分 閉会
平成22年9月17日(金曜日) 午後1時00分 開議
第2 | 承認第1号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成22年度富谷町一般会計補正予算(第3号)) | |||||||||||
第3 | 議案第9号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
第4 | 議案第1号 | 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第4号) | |||||||||||
第5 | 議案第2号 | 平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第6 | 議案第3号 | 平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
第7 | 議案第4号 | 平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第8 | 議案第5号 | 平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
第9 | 議案第6号 | 平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第10 | 議案第7号 | 平成22年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第11 | 議案第8号 | 平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号) | |||||||||||
第12 | 認定第1号 | 平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第13 | 認定第2号 | 平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第14 | 認定第3号 | 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第15 | 認定第4号 | 平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第16 | 認定第5号 | 平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第17 | 認定第6号 | 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第18 | 認定第7号 | 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について | |||||||||||
第19 | 認定第8号 | 平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定について | |||||||||||
第20 | 議案第13号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
第21 | 議案第10号 | 平成22年度富谷町一般会計補正予算(第5号) | |||||||||||
第22 | 議案第11号 | 平成22年度(仮称)富谷町学校給食センター新築工事請負契約の締結について | |||||||||||
第23 | 議案第12号 | 平成22年度富谷町立東向陽台中学校校庭整備工事請負契約の締結について | |||||||||||
第24 | 陳情第5号 | 主要地方道仙台三本木線の早期拡幅改修について、宮城県への要望を求める陳情書 | |||||||||||
第25 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。
これで議長諸報告を終わります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、4番細谷禮二君、5番佐藤克彦君、6番山路清一君の3名を指名いたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第2、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成22年度富谷町一般会計補正予算(第3号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡邊成一君) それでは、平成22年度富谷町一般会計補正予算(第3号)関係でございます。
議案書1ページでございます。
承認第1号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第3号)に係る専決処分の承認を求めることについてをご説明申し上げます。
平成22年度富谷町一般会計補正予算(第3号)につきましては、提案理由でお示ししておりますとおり、議会を招集する時間的余裕がございませんでしたので、平成22年8月12日、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分によって行いましたので、ここにこれを報告し、承認をお願いするものでございます。
平成22年8月専決に係る平成22年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書4ページをお願いいたします。
歳入歳出予算の補正でございます。
第1条、歳入歳出の総額にそれぞれ250万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ118億8,557万6,000円とするものでございます。
歳入歳出予算補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は5ページ、6ページ、「第1表 歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
詳細を事項別明細書によりご説明申し上げます。
13ページ、14ページをお願いいたします。
歳入でございますが、18款2項基金繰入金につきまして、8月19日開催の全国大会に出場いたします東向陽台中学校サッカー部への補助金の歳入財源として、財政調整基金から250万円追加をしたものでございます。
15ページ、16ページをお願いいたします。
歳出につきましては、10款1項教育総務費2目事務局費で、東向陽台中学校サッカー部全国大会出場の補助金として250万円を追加したものでございます。
詳細を学校教育課長よりご説明申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、ご説明申し上げます。
学校教育活動振興費補助金につきましては、学校教育活動に伴う部活動において東北大会以上の大会に出場する場合、交付要綱に基づきまして補助金を交付しているものでございます。ご承知のとおり、東向陽台中学校サッカー部が8月18日から開会しました第41回全国中学校サッカー大会へ出場することになったものでございます。このことに伴います補助金増額の専決処分でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第9号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 議案書1ページをお願いいたします。
議案第9号和解及び損害賠償額の決定について申し上げます。
野鳥の森整備事業区域(富谷町富谷字町南裏2番地内)からの倒木による隣接墓地の石灯籠及び墓石の外柵の破損事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
事故の件数は3件でございまして、和解の相手方もそれぞれ3人でございます。
記。
1件目、損害賠償額、6万8,250円。和解の相手方、富谷町富谷字町60番地、高橋信也。和解の内容、町は相手方に損害賠償額6万8,250円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄する。
2件目でございます。損害賠償額、2万6,250円。富谷町富谷字町113番地、高田 愿。和解の内容、町は相手方に損害賠償額2万6,250円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄する。
3件目でございます。損害賠償額、9,975円。富谷町ひより台二丁目25番地8、渡邊光庸。和解の内容、町は相手方に損害賠償額9,975円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄する。
平成22年9月8日提出。
事故の概要を申し上げます。
これは1本の木が倒れたために3カ所が破損したものでございます。場所でございます。富谷町が野鳥の森整備事業として整備を進めております区域、富谷町富谷字町南裏2番地、場所は富ケ岡公園の方です。町道を挟んで西側に位置する毘沙門堂、これに通じる散策路の整備を中心に案内板や間伐を実施している区域でございます。この事業区域から隣接する富谷町富谷字堂ノ前23番地内の墓地へ桜の木が倒れたためにお墓の石灯籠2カ所、それから、外柵1カ所が破損したものでございます。当該事故は、8月2日、月曜日午前中に当該共同墓地の護寺会の代表者からの連絡により町が確認をしたもので、発生日は7月31日、または8月1日と推定されております。倒木した桜の木は、幹回りで約1.2メートル、樹高約13メートルの大きさでございました。倒れた原因は、根の部分が枯れており一部腐って空洞化しておったものでございます。8月23日、相手方高橋信也、高田 愿、渡邊光庸の3氏との示談がおのおの成立いたしましたので、和解と損害賠償額の決定の議決をお願いするものでございます。
なお、賠償金につきましては、町で加入しております全国町村会総合賠償補償保険で手当てするものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第1号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡邊成一君) それでは、平成22年度富谷町一般会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。
平成22年度各種会計補正予算書及び補正予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億2,520万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ120億1,078万3,000円とするものでございます。
第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額及び補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、3ページから4ページにお示しをしてございます。
第2条、地方債の補正でございます。地方債の補正につきましては、5ページ、「第2表 地方債補正」、臨時財政対策債を8億3,081万9,000円から、1,448万2,000円とするものでございます。
今回の補正の概要について申し上げます。
歳入関係では、地方交付税、普通交付税の決定により5億9,724万7,000円、平成21年度決算を受けての繰越金として2億6,153万2,000円、地方特例交付金の交付決定により6,729万7,000円、道路橋梁自然災害負担金の決定により552万2,000円ほか各特別会計の決算による繰入金などによる予算の追加でございます。
また、交付金や地方交付税の決定、平成21年度の決算を受けて、町債では臨時財政対策債で8億1,633万7,000円、委託金等の交付決定などで減額をするものでございます。
歳出でございますが、コミュニティセンター管理費で西成田地区コミュニティセンター改修工事に7,339万3,000円。
道路維持費では、富ケ丘6-3号線側溝整備に1,681万9,000円、日吉台一丁目の地区道路修繕等でございます。
予防費では、新型インフルエンザ予防接種接種者への補助金として1,193万8,000円。医療機関への委託金として620万6,000円、平成22年度女性特有のがん検診事業の精算に伴う償還金として452万1,000円。
保育所費では、各保育所の遊具改修に1,101万8,000円。
自治振興費では、明石台一丁目会館スロープ等の改修に480万9,000円。
河川災害復旧費では、5月の豪雨による穀田川と苅又川の災害復旧工事に合わせて828万1,000円などを追加いたします。
また、平成21年度の決算により、下水道事業特別会計への繰出金2,698万4,000円を減額するのが主な内容となってございます。
予算の款項の補正額と補正後の額については、3ページから4ページ、第1表のとおりでございます。
それでは、歳入歳出の詳細を歳入歳出補正予算事項別明細書、各款項の目節ごとの補正内容をもってご説明を申し上げます。
11ページ、12ページ、お願いいたします。
歳入でございますが、9款1項地方特例交付金、10款1項地方交付税、14款2項第1目民生費国庫補助金、子ども手当事務取扱交付金、それから、15款2項3目衛生費県補助金の新型インフルエンザワクチン接種事業費補助金の追加でございます。こちらは交付金の決定等によるものでございます。
15款3項1目総務費の委託金、総務管理費委託金、統計調査費委託金、これらの減額はいずれも交付の決定によるものでございます。
18款1項特別会計繰入金でございますが、平成21年度の老人保健特別会計、介護サービス事業特別会計、介護保険特別会計、13ページ、14ページの後期高齢者医療特別会計の決算に伴う剰余金の追加補正をするものでございます。
18款2項2目ユーマイタウン施設整備基金繰入金の追加につきましては、歳出で防犯対策費で計上してございます上桜木地区の防犯灯整備に充てるものでございます。
19款1項繰越金でございますが、平成21年度決算に伴い2億6,153万2,000円を追加するものでございます。
20款4項雑入10万5,000円の追加は、野鳥の森整備事業区域に係る区域側からの倒木による隣接墓地の墓石等破損事故、先ほどご可決いただきました案件に係る町が加入する損害賠償補償保険からの保険金でございます。
21款1項臨時財政対策債でございますが、平成21年度決算各種交付金の決定等によりまして歳入歳出予算を調整した結果、8億1,633万7,000円を減額するものでございます。
歳入は以上でございます。
続いて、歳出についてご説明を申し上げます。
1款1項議会費でございますが、これは職員等の異動等により、3節職員手当等、共済費を追加するものでございます。
2項人件費、給与、職員手当等、共済費につきましては、職員の異動等に伴う額の調整等が主なものでございますので、以下の説明からは除かせていただきます。
16ページ、2款1項6目企画費でございますが、需用費は、土地利用対策費委託金の交付決定により、土地利用規制対策事業の国土法関係事務に要する消耗品で6,000円を減額するものでございます。19節負担金、補助及び交付金は、本町がロケ現場となります「エクレールお菓子放浪記を応援する会」への補助金として追加するものでございます。9目防犯対策費でございますが、15節工事請負費は上桜木地区での15基の防犯灯設置に要するものでございます。10目の自治振興費15節工事請負費は、明石台第一会館のスロープ等改修に要するものでございます。19節負担金、補助及び交付金は、現在、富ケ丘南部会館を設置しておりますビル2階にございますビルの防災設備の改修等に要する負担金でございます。11目出張所費でございますが、18節備品購入費、東向陽台、あけの平出張所の電動牽引機を更新するものでございます。諸費につきましては、12目諸費でございますが、人権・行政、生活相談における法律相談支援者に対し当初旅費で計上していたものを報償費に組み替えるものでございます。
続きまして、2款2項徴税費でございます。1目税務総務費11節需用費、消耗品は固定資産税課税業務職員の作業服代でございます。2目賦課徴収費7節賃金でございますが、徴収業務に係る臨時職員1名の雇用に要するものでございます。
18ページに参りまして、13節委託料は国税であります所得税申告データの電子化のためのシステム導入に要するものでございます。14節の使用料及び賃借料はその導入したシステムの使用料でございます。
次に、2款3項戸籍住民基本台帳費1目戸籍住民基本台帳費でございますが、12節役務費手数料は郵便小為替購入に係る手数料でございます。
2款5項統計調査費に参りまして、統計調査費は、国勢調査に要する歳出額の調整を行うものでございまして、7節賃金で調査票審査等臨時職員の賃金を減額いたしまして、8節報償費で人口予測クイズ当選者をふやすことや11節の需用費、印刷製本費の調査員用の地図や各世帯配布の資料印刷に要する経費を追加するものでございます。4目農林統計調査費の需用費、役務費は委託金の交付決定によるものでございます。
3款1項社会福祉費、4目医療助成費28節繰出金でございますが、医療費国庫負担金、県負担金の返還金について、一般会計から老人保健特別会計へ繰り出すものでございます。
続いて、3款2項児童福祉費でございますが、1目の児童福祉総務費は、子ども手当事務取扱交付金の交付決定により一般財源から国・県支出金へ財源を更正するものでございます。2目保育所費、15節工事請負費は各保育所の遊具改修等に要するものでございます。
3款3項老人福祉費1目の老人福祉費28節繰出金でございますが、地域包括支援センター臨時職員賃金の町負担分として一般会計から繰り入れするものでございます。
19ページ、20ページに参りまして、4款1項保健衛生費2目予防費でございますが、感染症予防業務の新型・季節性インフルエンザ予防接種について、接種費用を代理受領方式なるものについては13節の委託料で、それから、接種費用償還払方式については19節負担金、補助及び交付金の補助金でそれぞれ予算の追加をお願いするものでございます。
戻りまして、18節備品購入費は、1歳6カ月児健診のデジタル体重計1台を更新するものでございます。23節償還金、利子及び割引料は、平成21年度女性特有のがん推進事業補助金の額の確定により償還をするものでございます。
4款2項清掃費2目ごみ処理費でございますが、15節工事請負費は、6月の大雨による清掃センター北側のり面の災害、その復旧工事に要するものでございます。
6款1項1目農業委員会費19節の負担金、補助及び交付金は、研修受講負担金の不足分を追加するものでございます。
21ページ、22ページをお願いいたします。
6款2項林業費1目林業振興費でございますが、19節負担金、補助及び交付金は、緑づくり事業補助金について、一地区、ひより台二丁目地区分でございます。これを追加するものでございます。さらに22節補償補填及び賠償金は議案でご可決いただきました和解及び損害賠償額の決定による野鳥の森整備事業区域からの倒木による隣接墓地の墓石等破損事故に係る賠償金でございます。
8款1項土木管理費1目土木総務費でございますが、使用料及び賃借料は仙北道路懇談会開催時の会場使用料、21節の備品購入費は、測量のオートレベル1台を更新するものでございます。
8款2項道路橋梁費でございますが、2目道路維持費11節需用費、修繕料は日吉台一丁目地区ほかの道路修繕に要するものでございます。15節工事請負費につきましては、富ケ丘6-3号線、富ケ丘小学校の北側と西側の一部でございますが、こちらの側溝整備を行うものでございます。4目交通安全施設費11節需用費、修繕料は富ケ丘明石線、成田三丁目と四丁目交差点付近の歩道を修繕するものでございます。
8款3項河川費になりまして、1目河川費11節需用費、修繕料は太子堂一丁目地内、並行する三ノ関大崎線付近の水路の擁壁、これを修理するものでございます。
8款4項都市計画費2目公園費15節工事請負費でございますが、成田七丁目第2公園の整地工事を行うものでございます。
23ページ、24ページをお願いいたします。
3目公共下水道費28節繰出金でございますが、平成21年度下水道事業特別会計の決算に伴い減額をするものでございます。
9款1項消防費でございますが、5目の災害対策費12節役務費、手数料でございますが、防災無線局免許更新に係る申請手数料でございます。
10款3項中学校費でございます。1目中学校管理費19節の負担金、補助及び交付金は、遠距離通学費補助対象者が1名ふえたことによるものでございます。
続いて、10款5項社会教育費、まず2目のコミュニティセンター管理費は、西成田地区コミュニティセンターの改修に係る建築確認、工事の監理委託、工事等に要するものでございます。3目大黒澤苑費でございますが、15節工事請負費は大黒澤苑のエアコン5台を設置するものでございます。4目の文化財保護費13節委託料は、富谷田植踊り記録保存用映像を制作するものでございます。5目公民館費でございますが、11節需用費、修繕料は富ケ丘公民館の修繕、それから、中央公民館の緊急の修繕に要するものでございます。
26ページに参りまして、13節委託料は、防護マット、日吉台公民館大ホール入り口の防護用のマットとして製作を委託するものでございます。15節の工事請負費は、児童クラブ等活動室網戸設置は富谷中央公民館、図書室木製書架解体移設工事はあけの平公民館、児童クラブ等活動室ランドセル棚設置工事は日吉台公民館において施工されるものでございます。18節備品購入費の内訳でございますが、富谷中央公民館の児童クラブ等活動室用のマットの購入に157万5,000円、それから、富ケ丘公民館の消火器更新に24万1,000円、それから、日吉台公民館の消火器更新に19万9,000円となってございます。
11款2項公共土木施設災害復旧費でございますが、1目道路橋梁費河川災害復旧費の11節需用費、消耗品費、15節工事請負費は5月24日から5月26日にかけての豪雨による河川災害、石積地区苅又川1件、穀田地区穀田川1件の工事に要するものでございます。
歳出につきましては以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第2号平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) よろしくお願いいたします。
それでは、32ページをお願いいたします。
議案第2号平成22年度富谷町老人保健特別会計補正予算、歳入歳出予算の補正第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ168万8,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ481万3,000円とするものでございます。
2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、41ページをお願いいたします。
歳入でございます。
4款1項1目一般会計繰入金は、65万4,000円を増額し101万4,000円とするもので、過年度医療費交付金の精算に伴う返還金として繰り入れをするものでございます。
5款1項1目繰越金は、103万4,000円を増額いたし103万5,000円とするもので、平成21年度の老人保健特別会計剰余繰越分でございます。
次のページ、43ページをお願いいたします。
歳出でございます。
3款1項1目償還金に65万4,000円を増額し65万5,000円とするもので、平成21年度老人保健医療費交付金の精算による返還金でございます。
3款2項1目一般会計繰出金に103万4,000円を増額し103万5,000円とするもので、平成21年度老人保健特別会計決算剰余分を一般会計に繰り出しをいたすものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第3号平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) それでは、平成22年度の各種会計補正予算説明書46ページをお開きいただきたいと思います。
議案第3号平成22年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによります。
第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,039万2,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ32億7,424万2,000円とするものでございます。
第2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書によりましてご説明申し上げます。
55ページ、お願いいたします。
初めに、歳入でございます。
3款1項1目療養給付費等負担金は、歳出における充当先の変更でございまして、介護納付金を減額いたしまして一般被保険者療養給付費に追加するものでございます。
5款1項1目前期高齢者交付金は、66万3,000円を追加いたしまして6億7,389万1,000円とするものでございまして、これは額の確定によるものでございます。
10款1項繰越金は、3,972万9,000円を追加いたしまして4,473万円とするもので、1目その他繰越金で平成21年度からの繰越分でございます。
なお、21年度におきまして、平成22年度に399万円を繰越明許しておりますので、その財源分を差し引いたものでございます。
次に、歳出でございます。
57ページ、お願いいたします。
2款1項療養諸費は、439万円を追加いたしまして19億8,522万3,000円とするもので、1目一般被保険者療養給付費は財源内訳の更正でございます。2目の退職被保険者等療養給付費は、給付費の増加に伴う増でございます。
2款2項高額療養費は、1,021万6,000円を追加いたしまして2億2,381万円とするもので、これは2目の退職被保険者等高額療養費の給付の増によるものでございます。
3款1項後期高齢者支援金等は、67万6,000円を追加いたしまして3億9,007万7,000円とするもので、1目後期高齢者支援金は67万9,000円を追加し、2目後期高齢者関係事務費拠出金につきましては3,000円を減額するもので、額の確定によるものでございます。
4款1項前期高齢者納付金は、3万8,000円を減額いたしまして66万8,000円とするものでございまして、これも額の確定によるものでございます。
5款1項老人保健拠出金は、6万2,000円を減額いたしまして180万2,000円とするもので、これも額の確定でございます。
6款1項介護納付金は、54万9,000円を減額いたしまして1億6,319万9,000円とするもので、これにつきましても額の確定でございます。
11款1項償還金及び還付加算金は、2,575万9,000円を追加いたしまして2,797万8,000円とするものでございまして、これは7目償還金で平成21年度の補助金額の確定による償還分でございます。主なものといたしまして、国保の療養給付費等負担金で2,545万7,766円、出産育児一時金補助金で16万円等の償還に充てるものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第4号平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) それでは、補正予算に関する説明書62ページをお願いいたします。
議案第4号平成22年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)について説明をいたします。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ429万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億759万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書によりご説明いたします。
71、72ページ、お願いいたします。
初めに、歳入でございます。
4款1項1目一般会計繰入金1節一般会計繰入金、2,698万4,000円の減額でございます。前年度の繰越金の確定によるものでございます。
下の欄、5款1項1目繰越金1節繰越金は、3,128万3,000円の増額でございます。前年度剰余金の確定に伴うものでございます。
次のページ、73、74ページ、お願いいたします。
歳出でございます。
1款1項2目下水道維持費15節工事請負費、429万5,000円の追加補正でございます。これは平成22年7月4日、物損事故がございまして、そこでマンホールポンプの操作盤が破壊されたものでございます。その操作盤の復旧工事を行うものでございます。
2款1項2目利子23節償還金、利子及び割引料につきまして、4,000円を追加するものでございます。こちらの方は地方公共団体金融機構借入金利子の確定によるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
何かある……。(「なしというけれども、聞こえなかったんですけれども」の声あり)
もしそうであれば、もっと大きい声でやっぱり議席番号なり何なりを言っていただきたいと思います。
異議なしと認め、よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第5号平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書76ページをお願いいたします。
議案第5号平成22年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,294万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ14億3,923万6,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条は、債務負担行為でございます。地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることのできる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものとするものでございます。
89ページをお願いいたします。
「第2表 債務負担行為」でございます。
介護保険システム機器賃借が22年度で一たん終了となりますことより、債務負担行為を設定いたすもので、負担限度額は記載のとおりでございます。介護保険システム運用支援委託につきましては、保険料の月割賦課や高額合算処理事務等介護システム全般に対応するもので、今年度からの準備により円滑に運用できるものでございます。
85ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款2項2目2節包括的支援事業費交付金に61万3,000円を増額いたし1,193万4,000円とするもので、包括支援事業を担う専門職社会福祉士の産休に伴い雇用する臨時職員賃金に対する国庫補助分でございます。
4款1項1目介護給付費交付金に194万9,000円を増額いたし3億9,528万6,000円とするもので、平成21年度精算に伴う支払い基金からの介護給付費に対する追加交付分でございます。
5款2項1目2節包括的支援事業費交付金に30万6,000円を増額いたし596万5,000円とするもので、包括支援事業に対する県補助分でございます。
8款1項1目3節地域支援事業繰入金30万6,000円を増額いたし2億2,628万円とするもので、包括支援事業に対する町負担分でございます。
2項1目1節介護給付費準備基金繰入金に31万を増額いたし1,236万4,000円とし、財源調整をするものでございます。
9款1項1目繰越金に1,946万円を増額し1,946万1,000円とするもので、平成21年度の剰余繰越分でございます。
次のページをお願いいたします。87ページです。
歳出でございます。
3款2項1目一般管理費に153万5,000円を増額し2,021万9,000円とするもので、包括支援事業を担う専門職雇用に伴うものでございます。
4款1項基金積立金1目介護給付費準備基金積立金に377万円を増額し383万円とするものでございます。
6款1項2目償還金については、1,537万5,000円を増額し1,537万6,000円とするもので、平成21年度介護給付費地域支援事業の国・県からの負担分の精算に伴う返還金でございます。
2項繰出金1項一般会計繰出金は、226万4,000円増額し226万5,000円とするもので、平成21年度の介護給付費の精算に伴う町負担分について一般会計に繰り出しをいたすものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 89ページ、介護保険システムの機器賃貸、新しくなるということなんですが、システム、この機器そのものというのは、前年度というか、今現在のものがそのまま使われたものなのか。それから、システム機器を賃貸するに当たって、他の市町村というか、そういったものとの比較、そういうものをしたのか。それから、介護システム運用支援委託というのがあるわけですが、これについての運用費というのは今までのものとの金額の差はあるのかどうか。以上です。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 機器は新しくバージョンアップされるものでございます。ほかの市町村との比較といいますか、今現在の機器をバージョンアップするというふうなことでございますので、ほかの町村との比較とかはしておりません。
運用支援のところは、例年、年度初めからの事務を円滑にするためのもので、相違はないといいますか、同じくらいの金額でございます。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) この機器そのもの、機械そのものが全く同じもので、単なるバージョンアップをするというだけなんですか。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい。新たな機器というふうなことになります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第6号平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書の90ページをお願いいたします。
議案第6号平成22年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)について説明いたします。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額及び補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出補正予算」によるものでございます。
99ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款1項1目繰越金を2,000円とするもので、平成21年度介護サービス事業特別会計の剰余分でございます。
次のページをお願いいたします。
1款1項1目一般会計繰出金に2,000円を追加いたし3,000円とし、一般会計に繰り出しをいたすものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第8号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) それでは、64ページをお開きいただきたいと思います。
議案第8号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましてご説明申し上げます。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ16万 4,000円を追加し、それぞれ総額8億 6,694万円とするものです。
第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書によりご説明申し上げます。73ページ、74ページをお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
3款1項国庫補助金 250万を増額いたしまして総額 650万円とするものでございます。これは未普及解消下水道事業費補助金の内定によるもので、基準額の2分の1が補助されるものです。
4款1項他会計繰入金 1,474万円を増額いたしまして、総額3億 733万 1,000円とするものでございます。
5款1項繰越金 1,240万 4,000円を増額いたしまして、総額 1,290万 4,000円とするものです。平成20年度よりの繰越金となるものでございます。
次のページ、75、76をお願いいたします。
こちらの方は歳出でございます。
1款1項2目下水道維持費に需用費、消耗品12万 4,000円と印刷製本費4万円を追加するとともに、先ほどの歳入予算のとおり国庫補助金の補正があるため、当初予算において計上いたしておりました当該事業の必要な経費の予算に係る一部財源の財源更正を行うものです。この事業につきましては、効率的な下水道事業を行うための基本的な計画作成等に利用し、また、成田第一汚水中継ポンプ場の流入量の増加に対応するため、ポンプ施設の増設の設計を行う事業として町単独で計画しておりましたけれども、今回の国庫補助が採択され、それで財源する、更正するものでございます。以上でございます。よろしくお願いします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第8号平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) それでは、補正予算に関する説明書118ページをお願いいたします。
議案第8号平成22年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)につきましてご説明を申し上げます。
第2条、資本的収入及び支出でございます。
予算第4条に定めた資本的支出として、第1款資本的支出第1項建設改良費に324万円を追加し、資本的支出の総額を1億4,956万1,000円とするものでございます。
120ページ、お願いいたします。
こちらの平成22年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書でご説明いたします。
次のページの122ページをお願いいたします。
資本的収入及び支出において、支出の1款資本的支出1項建設改良費1目配水施設費の工事請負費に324万円を追加し、補正予定額合計として324万円を増額し、資本的支出の総合計額を1億4,956万1,000円とするものでございます。こちらの工事につきましては、とちの木一丁目の一部ととちの木二丁目の配水管の接続工事を行うものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、2時15分まで休憩をいたします。
午後1時57分 休憩
午後2時15分 再開
議長(渡邊俊一君) 引き続き会議を開きます。
議長(渡邊俊一君) この際、お諮りいたします。
日程第12、認定第1号平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第2号平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第14、認定第3号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第15、認定第4号平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第16、認定第5号平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第17、認定第6号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第18、認定第7号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第19、認定第8号平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により、富谷町議会会議規則第37条により一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程第12、認定第1号から日程第19、認定第8号までを一括議題とし、会議規則第41条により、決算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。決算審査特別委員会委員長高橋敏夫君、登壇願います。
決算審査特別委員会委員長(高橋敏夫君) 報告いたします。
決算審査特別委員会審査結果報告書。
平成21年度富谷町一般会計を初めとする各種特別会計決算の認定につきましては、去る9月9日の本会議におきまして、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。
決算審査特別委員会は、9月10日、13日、14日及び15日の延べ4日間にわたり、認定第1号平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第7号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第8号平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定について慎重に審議を行いました。 その結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定されました。
以上、決算審査特別委員会の報告といたします。
平成22年9月17日、決算審査特別委員会委員長高橋敏夫。
議長(渡邊俊一君) これより採決に当たっては、逐次議題といたします。
日程第12、認定第1号平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑を省略し、討論に入ります。 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について反対いたします。
以下、理由を述べます。
第1に、平成21年度決算の結果、実質的な黒字5億9,153万2,000円を計上し、七つの基金残高が合計64億4,864万円となり、財政調整基金だけでも40億5,456万9,000円に上っています。史上最大の基金残高、県内市町村の中でもトップクラスの財政は住民の負担によって生み出されたものです。住民の切実な願いを実現するための財源として有効に活用されるべきものであることは明らかです。今、住民の最も切実な声である国保税減税のために、その財源を一般会計から国保会計に繰り出し、持てる力を有効に活用することは生命尊重の立場から当然のことだと考えますが、町は国保会計への法定外繰り出しを拒否し続けています。
第2に、平成21年度に策定された富谷町基本構想において、町は初めて工業で発展する町を打ち出し、町有地に力点を置いた施策を展開しました。ところが、予定した成田二期北地区の開発は、経済危機の影響を受け早々に挫折し、企業誘致頼みの危うさを露呈しました。
一方で、持続可能な産業政策としての農業や中小商工業については、歳出総額に占める農林水産業費の割合がわずか0.8%、商工費の割合も0.8%に過ぎないなど、極めて貧弱な状況が続いております。
企業誘致活動には熱心な反面、生活保護給付引き上げには全く消極的な姿勢で、平成21年度は一度も国に要請していないということが判明いたしました。生活保護の級地は、富谷町の生活保護受給費やパートタイマーの住民税非課税限度額、就学援助制度の適用、低所得者の医療費自己負担に対する軽減措置などの基準となっており、この引き上げは、町として国に要望すべき重要課題であるはずです。
さらに、町長は、企業立地の精神ということで、本来開発者が負担すべき文化財発掘費用に国から交付されたふるさと雇用再生特別交付金を充て、結局、これが使われることなく県に返納されましたが、この一連の経過は、企業誘致に偏った町政の問題点を浮き彫りにしております。しかも、平成22年度に同様のやり方が繰り返され、反省すら見られないのは大変残念です。
第3に、平成21年度から、宮城県と市町村による地方税滞納整理機構がつくられ、富谷町は職員1名を派遣しましたが、滞納整理機構は、税金徴収のためにサラ金業者以上と言われるような取り立てを行い、現に住んでいる家さえ差し押さえ競売にかけることを辞さない立場の組織です。そのような組織に滞納整理をゆだねることは、住民の福祉向上を目的とする地方自治体の使命に反するものであり、直ちに脱退すべきであると考えるものです。
第4に、平成21年度から一般競争入札において、総合評価方式が本格的に導入されましたが、建設工事承認等級基準一覧表において他市町村と比較すると、例えば点数1,000点の事業者が富谷町では5,000万円以上の設備工事の入札に参加ができないなど、競争正を狭める内容となっています。予定価格が高額なものについては、一般競争入札本来のあり方にふさわしく競争性を高めるための制度改善が必要になっていると考えます。
第5に、職員給与の引き下げで約3,052万円の予算が減額されましたが、地域経済を一層冷え込ませるマイナス効果とともに、臨時会を乱発して、一度議決された議案を強権的に通すという手法についても住民の厳しい批判の声が出されています。職員に対しては、町民体育祭や十三夜魂のふるさとまつりなどでもボランティア出勤が行われていますが、担当課以外の職員がいなければ成り立たない行事へのボランティア出勤は事実上のボランティア強要であり、担当課以外の職員の出勤が必要な場合は正規の休日出勤として扱い、事故やけが等をしても休業補償を含む公務災害補償が適用されるようにするべきだと考えるものです。
最後に、TOMOTOMO・YOUYOUが地域活動支援センターとして再出発しましたが、障がい者にだけ課されている損害賠償規定は差別条項であり、一日も早く撤廃することを求め、討論といたします。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。11番磯前武君。
11番(磯前武君) 私は、平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定につきましては、賛成の立場から討論をし、議員各位のご賛同をお願いいたします。
平成21年度決算は、富谷町総合計画、「幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷」のまちづくりを目指す初年度となります。予算の執行についてのこの基本理念を実現するため、教育福祉の充実、住環境・都市基盤の整備、産業振興と町の活性化など自立した5万人都市を目指した内容となっているものを強く感じたところです。決算につきましては、歳入歳出決算が、歳入決算が103億4,331万8,000円で、前年度と比べ約7億6,600万円、8%ふえております。歳出決算は96億6,704万8,000円で、約8億3,000万円、9.4%ふえております。歳入歳出とも、前年度に比べ大きくふえておりますが、定額給付金事業や地域活性化臨時交付金事業、緊急雇用創出事業等の臨時的な国の政策によるものと言えます。
歳入決算につきましては、厳しい社会経済情勢から、町税が若干減少しておりますが、地方債の発行を見送るなど、健全性を保ちつつ、必要な財源を確保することができたものと言えます。
歳出決算につきましては、町民の負託にこたえるべく多様な施策が実施されました。
まず、教育福祉関係は、新学校給食センターへの着手や学校の改修、図書活動の推進、特別支援教育支援員の配置など、よりよい教育環境の整備が図られました。
子育て支援関係では、妊婦健診の公的助成が14回まで拡充されております。また、保育所の待機児童対策を進めるために明石台若樹の森認可保育所の新設など、若い夫婦や子供たちが多い富谷町においては高く評価されるものであります。特に保育環境の充実改善として、すべての保育所・幼稚園に冷房機器を取りつける改修工事がなされました。このことにより、ことしの猛暑でも快適な保育環境が整い、子供たちの健やかな成長に寄与され、保護者の方からも安心してお預けいただけたのではないでしょうか。私のところにも大勢の方からそういう声が入っております。
新型インフルエンザへの対応については、県内市町村で唯一対象者全員への予防接種全額無料助成を実施するなど、町長の強いリーダーシップが感じられ、町民の皆さんは、安心と安全、そして、笑顔輝くあったか富谷を実感できたのではないでしょうか。
企業誘致・定住化への取り組みについては、町長みずから積極的にセントラル自動車を訪問するなど、富谷町への居住推進が図られ、既に100人を超える社員並びに家族の皆さんが富谷町を選び住居を構えることにつながりました。今後、居住地のみならず、当町に優良企業が誘致できるよう、さらなる企業誘致施策を展開されることを強く要望するものであります。
道路整備につきましては、穀田線の歩道整備事業が着実に進捗されており、東向陽台太子堂地区での側溝の有蓋化も実施されております。その他、国の緊急経済対策の定額給付金や地域活性化交付金事業など、迅速かつ効果的に実施されております。
平成21年度は、リーマンショック以来、100年に一度と言われた世界同時金融不況から、徐々に立ち直りつつあるものの、高い失業率や下落傾向にある物価水準、そして、円高や財政悪化に伴う長期金利の状況など厳しい経済情勢ではありましたが、富谷町においては新たな取り組みとしてオータムレビューや市制施行に向けた職員の意識改革に取り組み、横断的な事業実施においてはさまざまなプロジェクトチームによる事務執行を図るなど、健全財政に向けて努力した結果、町の貯金である財政調整基金、ユーマイタウン施設整備基金など、基金残高は約64億4,800万円、また、町の借金である町債の残高は約35億8,500万円と減少傾向を続けており、各種財政指標も好転する中で財政運営全般に成果を上げた年度でありました。このことは、近い将来の5万人都市、そして市制施行を視野に入れた住環境の整備推進へ向けた布石となることは間違いありません。
このようなことから、町長を初め全職員におかれましては、今後とも行財政改革の着実な推進と総合計画の達成を目指し、町民のための確実な福祉の向上と住民サービスの向上に努められるようお願いいたし、私の平成21年度の富谷町一般会計決算の賛成討論といたします。
議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定しました。
日程第13、認定第2号平成21年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、認定第2号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定をいたしました。
日程第14、認定第3号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、平成21年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定に反対します。
富谷町の国保税負担は、平成20年度において県内一高く、その反対に、1人当たりの医療費は県内30位であり、下位になっていることが明らかになりました。この国保税の重い負担によって滞納世帯が約20%にもなっています。資格証明書、つまり、保険証の取り上げは7月末で32世帯、短期被保険者証は、役場にとめ置いて加入者の手元に届いていないという90世帯を含めると403世帯にもなります。資格証明書の発行については、事実上払えるのに払わないということが証明されていないのにもかかわらず、保険証を取り上げています。これは厚生労働大臣の答弁に反することであり、直ちにやめるように求めます。
平成21年度は、各種税の滞納を宮城県滞納整理機構へ委任した初めての年でした。納税は国民の義務であり、義務は果たさなければなりません。しかし、国民健康保険は国民健康保険法にうたわれている社会保障制度であり、この趣旨から滞納整理機構への委任は間違いであり、やめるべきです。町は滞納整理機構へ委任したことで納付につながったとしています。しかし、町がなすべきことは滞納している世帯の生活と経済状態を的確に把握し、その世帯と相談やときには指導などもしながら滞納を解消する手だてをとることです。
平成21年度国保会計の実質的な黒字は8,952万9,000円、約8,953万円にも上り、財政調整基金に9,324万円を積み立て、その合計は2億9,230万円にもなりました。基金について、宮城県は医療費の15%確保を指導しているようですが、国は、これまで変遷はあったものの、医療費の5%程度あればよいとしています。平成21年度の医療費の見込みは20億1,300万円、その5%は1億65万円ですから、1億9,000万円も多く基金に積んでいることになります。基金は、緊急時に用いるとしているものの、医療費の5%あれば対応可能と考えます。望んで国保税を滞納している人はいないはずで、だれもが期日内に払いたいと思っています。しかし、年間所得200万円以下の世帯が74%を占め、国保加入者の平均所得が約153万円ということからすれば、国保税が高過ぎるから払えないということにほかなりません。払える国保税にしていくことが健全な国保会計への道であり、そのためには、基金の取り崩し、そして、一般会計からの法定外の繰り入れで国保税を引き下げることは緊急に必要です。
国は、この間、国庫負担金の率を引き下げてきました。国保税が高くなったのは、これが大きく影響しています。国保税引き下げのために国庫負担金をもとに戻すよう国に求めるよう述べて反対とします。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) 私は、平成21年度富谷町国民健康保険特別会計決算の認定に賛成の立場で討論するものであります。
厚生労働省公表の医療費の推移によりますと、国民医療費総額は、平成16年度31.4兆円だったものが5年後の21年度は35.3兆円と、5年間で3.9兆円、12.4%も増加しています。今後も、年々増加するものと考えます。富谷町の国民健康保険においても保険給付額は年々増加しており、平成16年度、17億7,400万円でしたが、5年後の21年度は何と1.4倍の24億9,500万円となりました。5年間で7億2,100万円、40.6%と大幅にふえております。急速に進む高齢化で医療費がますます増大すると予想されます。
しかし、これだけの医療費がかかっているということは、それだけ多くの国民の病気や障がいからの苦痛を和らげていることであると思います。その医療制度の中の保険制度は一部負担はあるものの、国民の福祉に貢献していると言えるものではないでしょうか。富谷町国民健康保険の被保険者数は1万人近くおり、さきに述べたように、保険給付額は大幅な増加となっていますが、病気やけがなどの治療費を初め、出産育児一時金の増額支給、血液検査や眼底出血、尿検査、血圧測定等の特定健診、それに胃がんや乳がん等のがん検診が実施されおり、受診者もふえてきております。よって、富谷町民の健康維持また、福祉向上に貢献していると考えます。
平成21年度富谷町国民健康保険特別会計の決算はおおむね妥当と考えるものであります。町はジェネリック医薬品の使用促進のための後発医薬品利用差額通知の実施による医療費の抑制等や町民の健康維持のための施策の推進などトータルな施策が求められております。富谷町国民健康保険は健康維持、福祉向上にと、町民にとってはなくてはならないものであります。ゆえに富谷町国民健康保険は健全な運営と安定した基盤の構築が求められており、この保険制度は加入者の保険税の納付によって支えられております。保険財政の健全化は当然ではありますが、しかし、景気低迷が続いており、収入減や失業など、私たちの経済状況はいまだに厳しく、保険税収納率の低下はそのあらわれであります。町は、町民の暮らしぶりに思いをはせ、大いに運営に当たるべきであると指摘し、認定第3号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に賛成するものであります。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第3号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定しました。
日程第15、認定第4号平成21年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、認定第4号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定しました。
日程第16、認定第5号平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定に反対します。
「65歳になって1号被保険者の介護保険料の通知が来たけれども、高くて驚いた」とか、「高い介護保険料を何とかしてほしい」、そしてまた、「自分がサービスを受けるとき、サービス受けられるか、大丈夫なんだろうか」など、介護保険と保険料に不満と不安の声を聞きます。年金から差し引かれることについても不満の声を聞きます。富谷町では介護予防の取り組みが行われ、その成果があらわれてきているとはいうものの、1号被保険者に対する介護認定者の割合は、制度開始当時から大きな変化はなく12%台となっています。あとの人たちは介護保険のサービスを利用していないのですから、納める保険料が高いと感じるのも当然のことでしょう。平成21年度は新しい要介護認定制度が導入されました。その結果、従来より低く認定される例があり、厚生労働省は希望すればこれまでと同じ介護度を継続できるという経過措置を決めました。これはコンピューターによる判定が中心の要介護認定は認定者に必要な介護が正しく反映できていないということで、必要なサービスを必要な分ということが基本に置かれなければ介護保険制度は意味を持たなくなってしまうと考えます。
さらに、平成21年度予算は、介護保険料の限度額が9万円から10万円に、第4段階を2区分して全体が7段階になり、基準額が約5%引き上げられました。滞納による不納欠損の件数は30件、79万9,900円で、これまでの累計845万4,800円となりました。介護保険は、保険料を滞納するとその介護保険のサービスを受けられないという罰則があります。幸い、富谷町では滞納があった場合でもサービスを制限することはしないと、これまで述べてきておりますから、今後もこの方針で当たるべきと考えています。
しかし、保険料について言えば、介護保険の第1段階の対象者は、生活保護受給者、市町村民税非課税世帯に属する老齢福祉年金受給者であり、家計が非常に厳しい人たちです。生活保護受給者は国保税の負担がありません。しかし、介護保険料は年間2万5,800円も負担しなければなりません。この保険料負担は過酷です。第1段階の人数を町は把握していませんでしたが、計画段階の推定あるいは見込みは22人となっており、22人であればその額は56万7,600円となります。本来、保険料は支払い能力に応じた負担とすべきもので、私は第1段階に属する被保険者の保険料を町が負担すべきと考えます。また、保険料の段階区分をさらに細かくし、所得の実態に合うようにすべきだということを述べて反対します。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。5番佐藤克彦君。
5番(佐藤克彦君) 私は平成21年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について賛成の立場で討論します。
近年、我が国は急速に少子高齢化が進行し、団塊の世代が高齢期を迎える平成27年には国民のほぼ4人に1人が高齢者になると予測されています。当町においても、平成22年3月末現在、高齢者率は13%と宮城県下一低い町ながら、総人口の増加に相まって高齢者人口は確実に増加しています。平成12年度から介護の負担を社会全体で支え合うという趣旨でスタートした介護保険制度も10年が経過しました。この間、介護保険事業も要介護認定者の自立の向上を図るとともに、虚弱な特定高齢者への事業も創設されるなど、介護予防に着目した事業が進められております。
このような状況の中、第4期富谷町介護保険事業計画は平成21年度、初年度を迎え、事業実績は居宅介護サービス費などが約6億5,200万、施設サービス費が約4億9,700万、地域密着サービス費等が8,400万と、合計12億3,400万円ほどとなり、計画値の約96%になっており、おおむね順調に推移しております。
さらには、介護予防事業への積極的な取り組み、権利擁護事業の推進などの事業が進められました。このような取り組みにより運営された介護保険事業にかかわる平成21年度富谷町介護保険特別会計の決算は適正であると認め、第4期介護保険事業計画の理念であります高齢者が住みなれた地域で安心して自分らしく生活を過ごせる町を目指し適正に運営されますことを大いに期待し、町民の福祉向上のため、認定に賛成し賛成討論とします。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第5号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定をいたしました。
日程第17、認定第6号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討認定第6号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第18、認定第7号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、認定第7号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定をいたしました。
日程第19、認定第8号平成21年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、認定第8号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定をいたしました。
議長(渡邊俊一君) 日程第20、議案第13号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、追加議案書の14ページをお願いいたします。
議案第13号和解及び損害賠償額の決定について。
富谷町明石台一丁目地内町道宮沢根白石線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償の額の決定ができるものとするものでございます。
1、損害賠償額、7万3,199円。
2、和解の相手方、宮城県黒川郡富谷町東向陽台一丁目13番12号、下川昭宏。
3、和解の内容、町は相手方に損害賠償額7万3,199円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、平成22年9月2日午後3時50分ごろ、相手方が東向陽台一丁目の自宅から出まして町道宮沢根白石線明石台一丁目地内を車で走行中、街路樹のけやきの枝が折れて車両に落下し、車体の後部を損傷したものでございます。当日、風速6メートルの南南東の強風が吹いておりまして、この強風により枝が折れて、出会い頭に車に落下したことが事故の原因であることが判明しました。9月9日、相手方から請求がありましたので、和解と賠償額決定の議決をお願いするものでございます。
なお、この賠償金につきましては、町が加入しております全国町村会損害賠償補償保険で手当てするものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第21、議案第10号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 平成22年9月10日追加提出の議案書1ページをお願いいたします。
議案第10号平成22年度富谷町一般会計補正予算(第5号)についてご説明を申し上げます。
歳入歳出予算の補正をお願いするものでございます。さきにご可決いただきました議案第13号和解及び損害賠償額の決定に係る予算措置でございます。ここで、今回の第5号補正の提出内容について説明申し上げます。これからご説明申し上げます第5号補正の提出内容でございますが、本日ご可決いただきました議案第1号の第4号補正予算の可否が決定していない時点での提案、議決前の追加提案となりました。このことによりまして、補正予算(第5号)歳入歳出における補正前の額が議案第1号の補正予算(第4号)の額と同じ「118億8,557万6,000円」となっております。本日、議案第1号におきまして、平成22年度一般会計補正予算(第4号)の議決をちょうだいいたしました。このことによりまして、第4号補正後の額が「120億1,078万3,000円」となりました。したがいまして、この追加提案しております議案第10号の平成22年度富谷町一般会計補正予算(第5号)におきましては、補正前の額が「120億1,078万3,000円」となります。第1条の歳入歳出予算の補正におきましては、7万4,000円を追加いたした後の歳入予算の総額、歳入歳出それぞれ「120億1,085万7,000円」となります。
2ページ、3ページの第1表におきましても、歳入合計の補正前予算額は「120億1,078万3,000円」。補正後予算額は「120億1,085万7,000円」となります。歳出合計についても、同様でございます。
4ページから7ページ、1、総括、歳入歳出補正予算事項別明細の歳入歳出につきましても補正前の額が「120億1,078万3,000円」、計が「120億1,085万7,000円」となります。
それでは、追加提出議案書1ページをお願いいたします。
第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ120億1,085万7,000円とするものでございます。
第1条第2項、歳入歳出の補正後の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものといたし、2ページと3ページにお示しをしております。
次に、歳入歳出補正予算事項別明細書によりご説明を申し上げます。
8ページ、9ページをお願いいたします。
歳入でございますが、20款4項歳入につきましては、7万4,000円を追加、2億9,754万4,000円とするものでございます。今回の損害賠償額の決定に当たり、賠償金に充当する町が加入しております総合賠償補償保険からの保険金でございます。
10ページ、11ページをお願いいたします。
8款2項土木管理費は、7万4,000円を追加し、3,116万3,000円とするものでございます。先ほどご可決をいただきました議案第13号和解及び損害賠償額の決定に係る明石台一丁目町道宮沢根白石線で発生しました自動車の損傷事故における相手方への賠償金として支出するための予算措置を行うものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、3時15分まで休憩をいたします。
午後3時05分 休憩
午後2時15分 再開
議長(渡邊俊一君) 引き続き会議を開きます。
議長(渡邊俊一君) 日程第22、議案第11号平成22年度(仮称)富谷町学校給食センター新築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡邊成一君) それでは、9月10日追加提出の議案書12ページをお願いいたします。
議案第11号平成22年度(仮称)富谷町学校給食センター新築工事請負契約の締結についてご説明を申し上げます。
この工事請負契約に当たりましては、平成22年8月18日に入札の公告をいたしましたところ、安藤建設株式会社東北支店外8社が参加いたしまして、9月7日条件付一般競争入札を行いました。
入札参加資格につきましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、建築一式の承認を受け格付がS、総合評定値1,200点以上の者、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、会社更生法に基づく更生決定が認可されていない者、または民事再生法に基づく再生計画の認可がなされていない者ではないこと、地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しない者、富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと、1級建築施行管理技士同等以上の技術者を配置できること、平成9年度以降、元請として、調理能力3,000食以上の給食センターの建設工事を施工した実績を有している者であること。予定価格は税抜きで14億2,000万円、最低制限価格はございません。
その結果、落札価格税抜きで12億3,800万円で株式会社フジタ東北支店が落札。去る9月8日、仮契約を締結いたしました。
本契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要につきましては、建設部長からご説明を申し上げます。
入札結果につきましてはお手元にお配りした資料のとおりでございます。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、さきにお配りしておりますA3判3枚つづりの議案第11号関係説明資料をごらんいただきたいと思います。
まず、1枚目が町道入り口南側から透視しましたイメージパーツでございます。
工事の概要でございますが、構造は鉄骨造2階建て、建築面積は3,132.1平米、延べ床面積が4,290.78平米、最高長さ13.1メートルとなってございます。屋根はアスファルト断熱の防水。外壁は押出成形セメント板面塗装仕上げ並びにガラス塗膜材の上、塗装仕上げとなっております。食数は7,000食対応となっております。
施設の規模でございますが、ドライシステムの導入及びHACCP、これは後ほど、用語の説明をしますが、HACCPの概念を取り入れた汚染・非汚染区域の明確なゾーニングとしております。
まず、ドライシステムでございますが、これは床を水でぬらさない、調理場内を一定の湿度、温度に保ちまして、細菌の繁殖防止と二次汚染防止を図るものでございます。
HACCPとは、ローマ字で「HACCP」と書くのでございますが、これは食品製造工程を化学的に分析しまして、危害の発生を重点的に予防管理する安全・安心な食品づくりの手法でございまして、学校給食の食材検収から保管、下処理、調理、配送、洗浄、消毒の処理過程ごとに起こり得る危害、この場合ですと食中毒菌の繁殖や異物の混入等が考えられます。これらを分析しまして、予防管理等を決め監視していく手法でございます。
ゾーンは給食ゾーンと管理・共用ゾーンに分かれてございます。給食ゾーンには、非汚染作業区域、汚染作業区域、アレルギー汚染作業区域、アレルギー非汚染作業区域、職員専用区域、管理共用ゾーンには、職員専用区域、一般開放区域に区分されてございます。
2枚目が1階平面図でございます。先ほど申し上げましたが、給食ゾーンはドライシステムの導入やHACCPの概念に基づきました汚染作業区域と非汚染作業区域に明確に分離した計画としております。
橙色のエリアが、汚染作業区域と言われます。菌を一切遮断します非汚染作業区域と区分しまして、人の行き来と物資の逆流を防ぎ、物理的に分離します。図面左側のエリアは、主に食材の受け取りと検収、調理の下処理を行いまして、右側のエリアが使用済みの食器等を洗浄いたします。
肌色のエリアは非汚染作業区域で、主に調理作業を行います。菌を一切遮断しまして衛生管理を徹底するため、他のエリアと分離されています。加熱前の食材と加熱後の食材が交差しないよう、さらにゾーン分けがされています。また、アレルギー対応食用の専用調理室を設けており、出入り口を分けて一方向となるようレイアウトされております。
図面中央部、水色部分が職員専用区域内の「廊下2」と表示しておりますが、それと作業区域との間にあるエリアは準備室でございます。これは汚染作業区域または非汚染作業区域に入室する際に、ローマ字で「AS」と表示されているエアシャワーで除菌を行い、非汚染作業区域にこれらの菌が持ち込まれることを防いでおります。
外部におきましては、一般来客車と食材の搬入用の車両が交差しないよう導入されました20台収容の来客者用駐車場を設置いたします。身障者用駐車場はできるだけ出入り口に近い施設中央南側に配置しまして、利用者がスロープから風除室まで雨に当たることなく室内に入ることができる設計となっております。
3枚目は2階平面図でございます。
ピンク色のエリアは、一般開放区域でございまして、研修室、調理実習室、会議室、ギャラリーと調理工程を見学できる見学通路がございます。
図面中央部の開放部、これは一点破線のエックス部でございますが、これが2階の見学通路から見える範囲でございます。
南側、東側の青色のエリアが職員専用区域でございまして、従業員用の更衣室、休憩室などがありまして、一般開放区域の利用者との導線が交差しないようゾーニングされております。
工事工程につきましては、先日の一般質問でお答えしたとおりで、平成23年8月、小中学校の夏休み明けから本稼働するものであります。
以上で工事の概要の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) それでは、質問させていただきます。
まず、多目的トイレでございますけれども、これはオストメイトトイレ、オストメイトの方の利用できるような、利用しやすいトイレになっているところかどうか、お聞きします。
それから、太陽光発電、たしか野村学校給食センターなんかですと太陽光発電が設置されておりまして、そういったものもあったんですが、富谷の方はそれについてはどういうお考えか、つくものかどうか。
それから、給食の食育というものでの利用、食育にも利用されるという話でありますので、例えば生ごみを使っての発電というか、そういったものを考えていらっしゃるかどうか。
それから、ほかの給食センターでもちょっとお話聞いたんですが、災害時、大きな被害があってライフラインが切れても、最低限の炊き出し等ができるようなものも、施設として一部稼働できるようなものもあるそうでありますけれども、富谷町の方はいかがなものでしょうか。以上です。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) まず、多目的トイレでございますが、オストメイト対応となってございます。
それから、太陽光発電は屋上の方に設置しまして、約23キロワットほどの電力量を発電する予定となってございます。
それから、食育関係ということでございますが、生ごみは生ごみ処理機で堆肥化で処理しまして、これは1階平面図でも入り口西側に「エコ菜園」などと表示しておりますが、それらの野菜、植物等の肥料とかに還元する計画を持ってございます。
それから、災害等につきましても、非常用の食事の提供ということですが、100食程度の非常用の提供もできるというようなことで、停電後約72時間、3日間ほど、非常発電装置を使いまして、100食程度の調理ができる予定となってございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) よくわかりました。
生ごみの処理についてだけなんですが、そうしますと、生ごみの処理機を設置して、そのできたものでエコ菜園というか、そういったものを置くということでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 一部エコ菜園にも活用します。それから、小中学生の見学する際に、生ごみの処理の状況を実際にできる状況をお見せするというようなことも考えてございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) それでは、これの2階に非常口というものがどこに設置されているのかということ。
それから、雷対策、雷針対策はどのようになっているのか。建物の構造が減震対策になっているのか。
それから、雇用の問題あるんですが、身障者の雇用を考えた構造になっているかどうか。身障者、働く場所が、そのようになっているのかどうか。
それから、今、太陽光パネルが話されましたが、はっきりわからなかったんですが、何キロワットぐらいの出力を持っているのかと。もう一つは、太陽光パネルだけが発電能力を持っているものではないというのが最近のいろいろな情報を見るとあるわけですが、そういったものを、例えばガス、調理器はガスを使うと思うんですが、ガス発電というものが注目されているんですが、そういうものを検討したのかどうかということですね。
それから、太陽光発電でもガス発電でもそうですけれども、余った電力を売るようになっていると思うんですけれども、それはどのように、そのようになっているのかどうか。
それから、もう一つは、今、建設部長が言った発電の、多分ディーゼルエンジンだと思うんですが、これがやっぱり、今、3日間程度動くというふうに言ったような気がするんですが、要するに、太陽光とエンジンとで、そのバランス、こういうものはどのようになっているのか。
それから、去年あたり、全協で示された建設面積、敷地面積が、たしか9,473.16というふうに説明されていたんですが、これとの、先ほどお話しした中との違いというか、その辺は質問したいというふうに思います。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、2階平面図を見ていただきたいと思いますが、両扉、片扉ございますが、東側の窓、3カ所、こちらも非常階段になっていますし、それから、テラス部分、南側の1カ所、それから、西側の調理実習室のわきにございますが、このテラス、これも非常用の出口というようなことで設計をしてございます。
それから、身障者用の働く方のための設計になっているかといいますと、この建物は全面的な一応バリアフリーというようなことで設計されております。当然、部屋と部屋の間に段差を設けない構造になっておりますので、身障者の方も働けるものと考えてございます。
それから、太陽光発電の熱量ですが、これは一応23キロワット程度、現在考えております。ですから、電力、直接供給します対比といいますと、いろいろ差はあるんですが、ここの屋根に設置します太陽光パネルででき得る電力量というのはこれだけでございます。
それから、敷地面積がございましたが、前にお話ししました9,000何がしという面積は、のり面も含めた全体の面積でございまして、今回、お話ししました面積は平地の有効面積ということになります。
それから、ガス発電につきましては、熱源としてはガスなのでございますが、発電はガスは考えてごさいませんでした。以上でよろしいでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 雷針対策を講じたかということ。
建設部長(鴇謙一君) 避雷針は屋上に設置しておりますので、役場と同じような避雷針構造となってございます。
それから、耐震構造につきましては、鉄骨構造ということで、一般的な耐震構造ということになってございます。免震ではありません。
議長(渡邊俊一君) それから、残電の利用について。
建設部長(鴇謙一君) 先ほど23キロワットというようなお話をしましたが、それは、この電力につきましては、施設内のボイラーに附属します水タンク等の動力に一応供給される予定となってございます。
議長(渡邊俊一君) もう1点、発電関係で、太陽光発電と、それから、自家発電かな、言ったのは。自家発電のエンジンのバランスということでの質問でありました。
建設部長(鴇謙一君) 先ほど申し上げましたのは、自家発電につきましては、軽油燃料のディーゼル発電でありまして、約50キロワットほどの発電量を考えてございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
そうしますと、電力が、質問悪かったのかわかりませんけれども、余った電力を売買するというか、こういったようなシステムに太陽光の場合だとなっていると思うんですが、この辺はそういうふうに確実になっているのかどうかということについて質問をしたいと思います。
それから、要するに、災害時に主要電源が切れた場合に、太陽光とエンジンで行うわけですが、供給先というのは、要するに主要電源が切れますよね。そうしますと、エンジンが回る、太陽光からも供給されるということになりますけれども、供給先というのは電力から来ている6,600ボルトと同じものに供給されるんでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 先ほど申し上げましたが、太陽光の電力につきましては、ボイラーの附属施設関係の機器に供給されるものでございます。一部重複することも考えられます。単独ではございません。通常電源が来て不足する、太陽光から電力量がカバーできれば、それでもってエンジンの動力に生かす。不足すればその電力が供給されるというようなことでございます。
それから、現在の庁舎もそうなんですけれども、外に太陽光発電所があるんですが、当然、売電というような形になりまして、庁用の電力量から使用量を差し引いた形で電気料金が請求されるものでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「7番」の声あり)大きく言ってもらわないと、おれが耳遠いのかわからないけれども、少し、余り低過ぎるから、議席番号をもっと大きく言ってください。お願いします。7番相澤榮君。
7番(相澤榮君) 失礼しました。
私、聞き漏らしたのだかわからないんですけれども、職員数は何人で、職員の駐車場というのはとっているのかどうかということです。
それから、1階にエコ菜園というのがあるんですけれども、これはどういうことなのか、お伺いします。
それから、2階に調理実習室とありますが、野村学校給食センターを調査したときに余り使っていないというような報告を受けたんですけれども、これの使い方についてお聞きいたします。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 職員数は50名を予定してございます。
職員駐車場は、現在、造成工事の一部工事業者の事務所に使われましたが、町道穀田三ノ関線のちょうどあの道路の道路を挟んだ西側、そこを予定してございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) エコ菜園の関係でよろしいでしょうか。
議長(渡邊俊一君) それと、それから調理室の実習について、よその調査をした結果、利用されていないということでの、それに対しての答弁を求めます。
学校教育課長(神田能成君) まず、調理実習室でございますが、仙台市の野村学校給食センターにつきましては、PFI事業で行っているものでございます。本町につきましては、公設公営ということを考えておりまして、施設全体を食育の場というふうなことで考えてございますので、各小中学校の児童生徒の調理実習あるいはそのPTA関係の方々、あるいは地域住民の方々もそういった施設を使えるような形にということでは考えてございます。
エコ菜園につきましては、入り口にエコ菜園ということで設けておりますけれども、そちらの菜園の実際の栽培であったりとか、そういうことにつきましては、塵芥処理をした、それがそのまま利用できるどうかということも、今後、使えるかどうかということも踏まえながら、検討しながら利用していきたい
というふうに考えてございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) この設計をしたのは何という設計業者だったでしょうか、伺います。その設計する際に、町はどういう……、この設計はプロポーザル方式だったのか、その方式について伺いたいと思います。そして、町としては、どういうことを提示しながら、この設計を求めたのか、伺います。
それと、済みません、設計について、詳しく、たくさん出たときであれば、何々設計事務所が出ましたとかいうように、お答えください。
2枚目の図面の中に、左上から入ってきて、肉・魚の下処理がありまして、その先に冷凍庫があります。この冷凍庫はどのような目的でここにあるのか伺います。
それから、職員の、先ほど、駐車場でしたが、50台の車をとめるということで、ずっとこの先もそこにとめるということで用意するのか、伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 設計会社は、株式会社久米設計でございます。これは全国展開しているコンサル会社でございます。プロポーザル方式でこの業者を選定しておりまして、詳細等につきましては、昨年の8月に前の学校教育課長の方から説明されているかと思います。
冷凍庫につきましてですけれども、これは当然、肉、野菜関係の冷凍保存するものでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) それから、駐車場が50台でそのままずっと延々とその駐車場を使うか。
マックスで50台確保する予定ではございますが、中には徒歩の方もありますし、自転車の方もあるということで、将来は道路が拡張される予定ですので、その際は、またほかに充足数を確保するように考えてございます。
議長(渡邊俊一君) 佐藤議員にちょっとお尋ねしますけれども、質問の中で、この設計の中に町の考えがどのように入ったかという質問でしたか。
じゃあ、建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 富谷町の新学校給食センター整備基本方針というものがございまして、皆様に配付しましたが、これでもって町の考えをコンサルの方にお示ししたものでございます。詳細については冊子の方をごらんいだたきたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。何かありますか。いいですか。
15番(佐藤聖子君) 何社が応募したかというもの聞いていたんです。何社があったか、参加者。
議長(渡邊俊一君) 何社があったかという質問ありましたか。
15番(佐藤聖子君) ありました、しました。
議長(渡邊俊一君) じゃあ、建設部長。
建設部長(鴇謙一君) たしか8社だったかと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑。安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) 先ほど、太陽光発電で発電された電気はボイラー室の方の関係に何か使われるという話だったんですが、教育に使うと考えますと、例えば目に見える、見学された方が目の見える場所で、使われているということが自覚できるような場所がいいのかなと思います。例えば事務室の照明とか、2階の例えば見学コースの照明に使うとか。そうしますと、見学された方がなお一層、太陽光発電のよさというものが実感できるかと思いますけれども、この辺はいかがでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 太陽光発電の使用状況が見学者にわかるかどうかという質問ですね。建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 今回は、ボイラーの二次機能の機器にということでございますが、別に来客用の駐車場20台あるんですが、そこの前にも太陽光発電での照明を3灯、一応考えてございます。それでもって来客者は太陽光発電を実感できるのではないかと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありますか。6番山路清一君。
6番(山路清一君) 予定価格が14億2,000万円ということで、宮城県の中でも、今、非常に工事が少ない中、各建設業者の方から注目された工事だと私は感じておりました。その中で、二つほどお聞きいたします。
まず、1点目は、この工事の最低価格制限がないんですけれども、最低価格制限を設けなかったか、その辺の理由があればお聞きいたします。
それともう1点なんですけれども、もう1点の方は、内訳関係です。建設本体価格、それから給配水・衛生価格、電気設備価格、それから、給食関係の器具関係の方が、諸経費を除いて、諸経費の中には一般管理費とか、現場管理費なんかがあるんですけれども、それらを除いた関係で、わかれば教えていただきたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 2件目、一括発注の内容を今審議しているわけだから、部分聞いてもわからないんじゃないかな。(「わかる範囲でお願いします」の声あり)
財政課長。
財政課長(渡邊成一君) まず、最低制限価格でございますが、今回、予定価格を事前に公表したということで、そういった対応で臨んでおりました。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 価格の内容については、後の積算等に支障が出ますので、ここでは差し控えたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。1番小泉光君。
1番(小泉光君) 何点か、質問します。
まず、お米は炊けますか。米飯用のお米は調理可能でしょうかという質問です。
それから、ちょっと、私先ほど、聞き間違いでなければいいんですけれども、学校教育課長の答弁で、仙台市の野村はすべてPFIでやっているから、余り使われていない部屋があるのではないでしょうかというふうに受けとめました、答弁を。PFIというのは建物だとか、いわゆる給食、調理、配送などのオペレーションを民間活力を利用していることであって、マネジメントは当局がやらなければいけないはずだと私は理解しているんですけれども、その辺の認識を、私がちょっと間違って受けとめたのかもしれませんけれども、その辺の意味合いの答弁を再確認させてください。
それから、職員の駐車場ですけれども、私が聞き及ぶところでは、本庁舎の駐車場に関しては職員が何らかの負担をしているというふうに伺っております。同じように、新給食センターの土地の中にとめる職員の車も応分の負担がされるのかどうなのか、伺います。
それから、もう1点なんですけれども、非常に細かいんですが、2階の男子更衣室に、何となく畳が敷いてあるように見えるんですけれども、もし、仮に畳だとしたら、その必要性というのはどうしてなのか、伺いたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 米飯については、現在と同じ外注方式をとるということになってございます。
それから、職員の駐車場の負担については、現在の給食センターの皆さんがセンター内で駐車しておりますけれども、それと同じような形態をとるのかなと思われます。(「応分の負担はしないのかということです」の声あり)それは今と同様です。
議長(渡邊俊一君) それから、男子更衣室に畳は敷かれているのか……
建設部長(鴇謙一君) 畳の件でございますが、まさしくこの表示は畳でございまして、これも設計の内容でいろいろ調整して、現在も給食センターの皆さん、畳で休憩しております。ほかの給食センター視察の際も、やっぱり、皆さん、畳が必要、横になる場所が必要だということで、男子更衣室の方と休憩所の一部に畳が設けられてございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 食育の関係でございますけれども、認識ということなんですけれども、仙台市につきましてはPFIということで、調理実習まで、食育の部分までについてのことではなくて、あくまでもオペレーションではないかというふうなことで、マネジメントを行うのはPFIではなくて、当局だというふうなお話なんですが、基本的には私もそのようには認識してございます。公設公営ということになった場合なんですけれども、調理している方から事務所の所長まですべて町職員ということで一体的に指示命令系統も行えて、それが食育推進にもつながっていくのかなというふうな認識でおります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ございますか。9番今村寿君。
9番(今村寿君) 説明聞きながら、聞き落としたかもしれませんが、14億近い投資をするという物件でございます。この給食センター、私ども議会議員は造成中に見たこともあります。造成現場に案内いただいたこともあります。でも、それ以降の説明は余り聞いた記憶がないということで、きょうの議案でございます。
お聞きしたいのは、これだけの事業を推進されるのに、庁内なり、学校教育委員会に推進プロジェクトチームだとか、タスクフォースだとか、何とか委員会とかいうものがあったのか、なかったのか。あるとすればどのようなメンバー構成になっているか。また、検討に当たって、どんな組織でもいいんですが、何回ぐらいそういう検討会を開かれたのかというようなこともあわせてお示しいただきながら、宮城県でも先端を行くようなセンターが出現しようとしているだけに、いろいろこの辺のことについてお聞きしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 2件ですよね、質問は。
学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、プロジェクトチームがあったか、なかったかということなんですが、学校給食の整備検討プロジェクト会議というものを実際に立ち上げております。回数については、プロジェクト会議では6回程度行っておりますが、そのほかの担当レベルにおける会議等々については何十回と行っておりまして、かつ、視察につきましても4回ほど行っておるというふうな状況でございます。メンバーにつきましては、各セクションからプロジェクトメンバーを集めての構成というふうになってございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 教育民生常任委員会で野村学校給食センターに行ってきました。そこのときの配置図面と今もらってあるものと見て、余り、どこがどういうふうにうんと違うのかなということを思いまして、議会が始まるときに、非常にすばらしいものができるというふうなことで、最大の特徴点といいますか、特筆して上げるとすればどういうところに集約されるのか。その点について伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 先ほど申し上げましたが、富谷町新学校給食センター整備基本方針の、この表現しているものが、町で最大限のものをつくるというようなことでございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 先ほど、ご答弁の中で、予定価格を事前に公表したということでしたが、この事前公表は初めてのケースということでよろしいでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡邊成一君) はい、おっしゃるとおりでございます。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 予定価格の事前公表による何か成果というものがあったら、伺います。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 入札結果に反映されているとおりだと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありますか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第23、議案第12号平成22年度富谷町立東向陽台中学校校庭整備工事請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 追加提出の議案書13ページをお願いいたします。
議案第12号平成22年度富谷町立東向陽台中学校校庭整備工事請負契約の締結についてをご説明申し上げます。
この工事請負契約に当たりましては、平成22年8月18日に入札の公告をいたしましたところ、東亜道路工業株式会社宮城営業所外2社が参加いたしまして、9月7日建設工事特別簡易総合評価落札方式による条件付一般競争入札を行いました。入札参加資格につきましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、舗装工事の承認を受け、格付がA、総合評定値が850点以上である者、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しない者、富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと、本工事に対応できる技術者、1級土木施工管理技士を専任で配置できること、平成12年度以降、現場代理人または主任技術者として元請とまたは下請として国または地方公共団体もしくは公共工事の入札及び契約の適正化に関する法律施行令で定める特殊法人等または地方公共団体が出資する公社等の施工面積が3,000平方メートル以上の屋外運動場の建設・改修工事を施工した実績のある者、予定価格は、税抜きで6,560万円、最低制限価格は税抜きで5,300万円で入札を行いました。
その結果、落札価格、税抜きで5,370万円、評点32.71点で東亜道路工業株式会社宮城営業所が1回目で落札、去る9月8日、仮契約を締結いたしました。
本契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要については、建設部長からご説明を申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、これも、さきにお配りしておりますA3判1枚ものの議案第12号説明資料をごらんいただきたいと思います。
これは東向陽台中学校の校庭の平面図でございます。北側が校舎、東側が町道明石台16-1号線、東向陽台公民館側でございます。今回の工事は、現在の校庭の土を厚さ20センチまで入れかえまして、排水機能を強化するものでございます。太い一点破線で囲んでいる部分が整備をする範囲でございます。東西方向約152メートル、南北方向92メートル、面積は1万3,900平米となってございます。東西方向、これは図面では右から左の部分でございますが、この中心を基準といたしまして、両側に0.5%の排水勾配をつけまして、外側にあります現在の450型のU型側溝に排水いたします。また、西側から東側に0.337%の排水勾配をつけまして、外側、町道側、それのU型300側溝に排水するものでございます。
左上の標準断面図、ごらんいただきたいと思います。
これが入れかえの断面でございまして、工事はまず、既存の校庭の土砂20センチを掘削し場外に排出しました後、不陸整正をいたしまして、排水勾配をつけながら転圧します。次に、粒の大きさが40ミリメートル、この採石を10センチ敷きならし転圧いたします。次に、特殊に加熱されたれき質系の砂を10センチメートル敷きならし転圧いたします。このれき質系の砂につましては、現在の成田小学校に使用されています砂と同一のものでございまして、大変透水性にすぐれた材質でございます。最後に表面仕上げといたしまして、化粧砂と飛散防止としまして塩化カルシウムを均一に散布するものでございます。
以上が工事の説明となります。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今回の一般競争入札におきましては、予定価格の事前公表は行ったのでしょうか、伺います。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 行ってございません。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 事前公表を行うケースと行わないケースの基準というのはどういうものがあるのか、伺います。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 本工事は設計額5,000万円台でございまして、特別簡易型総合評価落札方式につきましては、おおむね1億円未満の工事に適用というような考え方で臨んでございまして、最低制限価格なり予定価格を公表するということは、当然、そういった額の方に偏ると、そういった傾向もございますので、公表はしてございません。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今回の工事によりまして、周辺の排水設備というのは、時々、相当な雨量があると、管理も十分でないこともあって、水があふれたりする場合がありました。この周辺の排水施設の能力は現状で大丈夫かということを伺います。
議長(渡邊俊一君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 工事の際、当然、外周の側溝のしゅんせつもいたします。あふれたというのは土砂がいっぱいたまっていた状況で溢流したのかと思います。現在の排水、側溝で十分飲み込める量と考えてございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第24、陳情第5号主要地方道仙台三本木線の早期拡幅改修について、宮城県への要望を求める陳情書を議題といたします。
お諮りいたします。
本陳情につきましては、産業建設常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本陳情は産業建設常任委員会の付託案件といたします。
なお、本日は、本定例会最終日となっております。ただいま付託案件といたしました陳情については、産業建設常任委員会における閉会中の継続調査といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
議長(渡邊俊一君) 日程第25、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会からの所管事務について、会議規則第75条の規定により、閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
平成22年第3回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。
執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分に尊重し町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
会議を閉じます。
平成22年第3回富谷町議会定例会を閉会いたします。
どうもご苦労さまでございました。
午後4時14分 閉会