富谷市

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平成22年第2回富谷町議会臨時会(開催日:8月11日)

更新日:2010年08月11日

平成22年第2回富谷町議会臨時会(開催日:8月11日)

平成22年第2回臨時会目次

第1日目 8月11日(水曜日)
会議録署名議員の指名
会期の決定
議案第1号 平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結について

平成22年第2回臨時会議事録(第1号)

平成22年8月11日(水曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 渡邊成一君
  • 建設部上下水道課長 小野一郎君
  • 教育長 菅原義一君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 伊藤潤哉
会議録署名議員の指名
会期の決定
議案第1号 平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午後2時00分 開会

議長(渡邊俊一君) ただいまより平成22年第2回富谷町議会臨時会を開会いたします。
 この臨時会は、富谷町町長から平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結についての事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつとさせていただきます。
 本日は傍聴人がおられませんので、いつものように傍聴人に申し上げる項目は削除させていただきます。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成22年第2回富谷町議会臨時会を開会いたします。
 初めに、提出議案の説明を含め富谷町町長にあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) 本日ここに平成22年第2回富谷町議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位にはご多用にもかかわらずご出席をいただきありがとうございます。また、皆様には日ごろの議会活動並びに町政万般にわたりますご指導、ご協力をいただいておりますことに心から敬意と感謝を申し上げます。
 それでは、本臨時会に提案いたしております議案は契約に関する議案1件であります。
 議案第1号平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結について、議会の議決を求めるものであります。
 議案審議の折には、なお詳細に説明を申し上げますので、ご審議の上、可決いただきますようお願いを申し上げます。

平成22年8月11日
富谷町町長 若生英俊

議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。なお、説明員の出席要求ほか関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本臨時会の会期は本日の1日にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本臨時会の会期は本日の1日に決定いたしました。

日程第3 議案第1号 平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結について

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第1号平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案書1ページをお願いいたします。
 議案第1号平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結についてをご説明を申し上げます。
 この工事請負契約に当たりましては、平成22年6月23日に入札参加資格を宮城県内に本店または支店・営業所を有すること、電気工事及び機械器具設置工事の承認を受けたもので格付がS、総合評定値が1,200点以上であること、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないもの、破産の関係でございます。富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと、1級または2級電気工事施工管理技士、建築施工管理技士を専任で配置できること、平成12年度以降元請として下水道施設工事における終末処理場または中継ポンプ場の機械または電気設備工事を施工した実績があることといたし、公告いたしましたところ、株式会社明電舎東北支店、株式会社鶴見製作所東北支店、荏原商事株式会社東北支店の3社より入札参加申請があり、適格と認定されました株式会社明電舎東北支店1社により7月14日、建設工事特別簡易総合評価落札方式による条件付一般競争入札を行いました。
 その予定価格は税抜きで6,780万円、最低制限価格は税抜きで5,300万円でございました。その結果、落札価格、税抜きで6,750万円、評点11.94点で株式会社明電舎東北支店が2回目で落札、去る7月15日仮契約を締結いたしました。
 本契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、建設部長からご説明を申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、先にお配りしております3番の4枚つづりの議案第1号説明資料に基づきまして工事の概要をご説明申し上げます。
 まず初めに、資料の4分の1でございますが、これにつきましては工事の概要と施工位置を示したものでございます。この工事を施工するに当たりましてなぜこういう経緯になったのかということをお話し申し上げます。
 このポンプ場は昭和60年に供用開始しておりまして、以来25年が経過しております。ポンプを初め機械・電気機器類の劣化によりまして処理能力が低下しております。汚水ポンプ等の更新をすることによりまして施設の機能を回復させ、延命化を図ることとしたものでございます。
 工事の概要につきましては機械設備工、電気設備工、それぞれ列記してあるとおりでございますが、機械設備工として汚水ポンプ2台、破砕機1台、破砕機保守用の吊り上げ機1台、電気設備工として非常用発電機1台、ポンプ制御盤1面、ポンプ水位計1組の内容となってございます。
 施工位置は富谷町ひより台一丁目、これは一丁目の最も北側に位置するところでございまして、一ノ関地区と隣接している場所でございます。
 次に資料4分の2、お願いいたします。これは機械設備のフローシートでございます。太い一点線の下側が現在のもの、それから上側が更新するフローシートでございます。現在の破砕機、これは施設に流入しました固形の汚物等を細かく砕いてポンプ槽に送り、ポンプに支障がないようにするための役目を負うものでございまして、その破砕機に入る前にスクリーンというものがございます。これは鉄製の網でございまして、5センチメートル以上の比較的大きな汚物等についてここで受けて除去するものでございまして、更新計画では破砕機の性能が現在よりかなりよいものを設置することといたしておりますので、このスクリーンは不要となるものでございます。
 続きまして資料4分の3、お願いいたします。これは平面図と断面図でございます。ちょっと図面が小さいんですけれども、1階が非常用発電機室、地下の部分が破砕機、それからポンプ等の機械が設置されます縦横5メートル、そして深さが7メートルの機械室となります。
 最後に資料4分の4でございますが、これは電気関係の結線図、それから計装の関係のフローシート等を示したものでございます。施設に異常が発生した場合には電話回線等で役場及び維持管理業者の方に通報が行きまして、非常時に備えるものでございますが、更新につきましては職員のパソコンにもEメールにて非常の通報をすることとしてございます。工事の概要については以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。1番小泉光君。

1番(小泉光君) それでは、何点か質問があります。まず、入札の発注予定、町のホームページにあるんですけれども、そこでは入札の発注時期が4分の1四半期というんですか、最初の4、5、6でやるということが書いてありましたけれども、これが7月に入ったというのはまずどういう理由があったのでしょうかということがまず最初の1点目の質問です。
 それから次の質問ですけれども、財政課長の説明によると3社応募して2社が書類審査で落っこちた。会社の名前も出ていましたけれども、ちょっと1社は忘れましたが荏原という名前があった。荏原ポンプというのは非常に日本でも有数な会社かなという記憶はしているんですけれども、なぜその2社がだめだったのか、その理由を教えていただきたい。
 それから3点目なんですが、これは監視制御、いろいろあるようですけれども、今の建設部長の説明ですと電話回線だとかEメールとかという言葉が出てきましたけれども、具体的にもう少し詳しくその監視はどこで行われるのか、それは今ですとインターネットというかパケット通信というかそういうものを使って恐らく行われるのではないかと思うんですけれども、その辺を監視がどこで行われて制御を同じようにどこでだれがやるのかという質問、以上3点です。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、初めに入札の発注予定時期についてでございますが、これは私どもも第1四半期、6月までにはできれば契約を終えたいというようなことで、6月の定例議会に案件を上程する予定としてございました。それでもって積算を終えて4月の末には一応発注の決裁までとりまして、いつでも選定委員会の方に上程して発注を待ったというような状況でございましたが、何しろこれは国の補助事業でございまして、国の補助制度の変更といいますか従来公共下水道事業を国の補助でやっておりましたが、これは一括して交付金の方に制度が変更になったというようなことで、その交付金の交付決定日がなかなか国の方からおりてこなかったというようなことで、県の方を通じまして「まだですか」というようなことで再三確認の連絡をしておったんですが、最終的には県の方も国の交付決定を待ったのでは今後の下水道事業全体的に年度内中に工事が終わらないというような予想もあったものですから、6月12日ですか、県の方から交付決定はまだないが今の状況からしたら発注してもいいというような連絡をいただきまして、その後の発注に至ったわけでございます。
 ですから、先ほど財政課長が申し上げましたように、6月中には選定委員会にかけて一応発注の段取りを踏んだということで、契約には至りませんが、発注したということで私ども4分の1の中には入っているのかなというふうに、ちょっと苦しいですけれども、そういう認識ではおったわけでございます。
 それから監視制御の関係だったんですが、現在下水関係はほとんど監視は機器の中でやっておりまして、それが役場庁舎の機器でもって監視するというような状況にはございませんで、すべて電話回線によって異常警報を受けて現場に出向くというような状況になってございます。ですから、制御についても直接は職員がするわけではなく、現場の機器の中でいろいろその操作盤からポンプなりほかの機器の制御をやっているというような状況でございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) まず最初に荏原商事東北支店でございますが、格付がAということで入札参加資格の要件を満たしてないということでございます。ちなみに、総合評点値で申し上げますと、電気が1,198、機械器具装置が1,167点ということで、1,200点には満たないということで格付がAということで要件を満たしませんでした。もう一つ、鶴見製作所東北支店でございますが、こちらは電気の格付の承認を受けていないということで、機械器具の方のみの登録でございました。両方の要件を満たした業者様ということでの参加資格を満たしていなかったということで2社が適格とはされなかった理由でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 耐用年数についてお聞きいたします。消費税を入れて7,000万円以上の工事なので、先ほどのご説明で25年を経過しているということなんですが、もともとの耐用年数をお聞きしたいと思います。それからこれから新しくつける耐用年数をお聞きいたします。
 それからもう一つ、これは全部アッセンブリですよね。すべて交換しないとだめだったのかということ。それから、これからこの25年以上になるポンプ場もあるのかということもたしかわかっているかと思いますが、そこもどこどこあるのか、町内、お聞きしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 国土交通省で定めております耐用年数につきましてはポンプ関係ですか、計装盤も含めて15年でございます。ひとつ水位計、これはレベル計なんですが、これにつきましては10年になっています。ほとんどの機器が15年ということになってございます。
 それからほかのポンプ場の耐用年数ということで、ひより台に前に整理組合で設置した3カ所のポンプ場が町の方で移管を受けたわけなんですが、同時期に設置しておりますのでほかに2カ所あるというふうなことでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 全部、部品類とかそういうものを全部交換しなければならなかったのですかというような質問がありましたので。

建設部長(鴇謙一君) 資料の説明の中でも一部申し上げましたが、一番最初にポンプ升に流入しますスクリーンというものを撤去いたします。スクリーンもかなり、鉄製だったものですから劣化が著しくてかなりさびの状況がひどい状況でした。ほかの配管類についてもその都度メンテナンスをやってきたわけなんですが、この際、ポンプそれからほかの機器等も更新するというようなことにあわせまして配管類等、必要な部分はすべて交換するということになったわけでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに。

14番(伊豆田待子君) 今度新しくつけるものの耐用年数はやはり15年で、何年ですか。

議長(渡邊俊一君) さっき言いましたよね。ちょっと聞き逃しているかもしれないから、もう一回。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 国で定めております基準はあくまでもこういう汚水関係にかかわるものについては15年と決められております。ただ、メーカーとしましてもその15年いっぱいいっぱいまでということではなく、20年、あるいは30年ぐらいもつような状況で機器は製作するものでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに。2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 落札価格が7,000万円ということなんですが、電気系統、機械系というふうに電気機械、これでいくと比率は大体どの程度の比率になるのかということをお知らせ願いたいと思います。それから住宅地にあるわけですね、このポンプ場というのは。そういう意味では住宅地での騒音、排気ガス、こういったものはやはり問題になるのではないかというふうに思うんですが、これらはどのようにクリアしているのか、ちょっとお願い、騒音、要するに発電機が作動しますと騒音が発生します。騒音が発生すると同時に軽油が、発電機のために軽油を燃やすためにCO2が発生します。そういうものが外に排出されると思うんですが、これはどういう基準になっているのか。騒音においてもそういうものがあるのかどうか。
 それから今回更新された重油タンクがありますね、タンク。このごろどの程度の容量で更新されるのか。何時間ぐらい作動するような容量になっているのか。この辺についてお答え願いたいというふうに思います。そうですね、稼働した場合に何時間ぐらい稼働するのか、今の軽油そのもので。古いものと新しいものではどれぐらいの差があるのかというのをちょっと質問をしたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) まず機械と電気の比率でございますが、ほぼ同額でございます。若干、機械設備の方で直接工事費で100万円ほど上回っているような状況でございます。
 続きまして騒音関係なんですが、これは非常用発電装置というようなことで宮城県で定めております騒音条例ですか、そこには適用除外ということになっておりますが、現在のところ設計上は65デシベル程度というようなことで、60とはどのぐらいか、65とはどのぐらいかといいますと、60ですと大体車の騒音程度ですか。70だと事務所のちょっとしたざわざわとしたような場所というようなことが示されておりますが、そこの中間地点ぐらいの騒音というようなことを想定して設計はしてございます。ただ、私ども設計する前からこの騒音等については若干関心を持っておりまして、メーカーといいますかある程度何社か当たったメーカーの方ではほとんど騒音は出ないだろうというようなことで、設計は20デシベル程度。ただ、消音装置もつけますので、外にはほとんど漏れないのかなというようなことで想定してございます。
 タンクなんですけれども、これは別タンク、補助タンクを設けているものではなく機器本体にあるタンクでございまして、現在のものが一応80リットルでございます。機器等の選定につきましては今後請け負った業者と協議しながら進めていきますので、80前後になろうかというようなことでは考えてございます。
 時間は、これは約2時間から3時間程度、ずっと稼働した場合、もつというようなことで想定してございます。ずっと稼働するか、あとは1回とまってまた稼働するかというようなこともございますので、今までですと大体現状の80リットルタンクですと8時間ぐらいもつというようなことで今まで私どもとらえておったんですが、常時運転、連続運転ですと2時間から3時間程度というようなことでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 油を補給すればいつまでももつのですね。そういう理解でいいですね。
 ほかに。6番山路清一君。

6番(山路清一君) 3点ほど質問いたします。この中継ポンプ場なんですけれども、今回これは設備工事だけで?体関係はいじらないのかどうか、お聞きいたします。
 2点目としまして、これの設計または設計の協力業者というかあったかどうか、どこかお聞きいたします。
 あと3点目としまして、まず全部ちょっと聞きたかったんですけれども、一つは汚水ポンプの2台ほど使っていますけれども、参考的に1台の単価、お聞きいたします。それからポンプの制御盤1面についての参考単価をお聞きいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) あとの方、ちょっと聞こえなかったものでしたから、あと答弁するときにちょっと答弁漏れあったら再度話してください。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ポンプ場の附帯的なことといいますと、現在計装盤がポンプ場の中にあるんですが、今度自閉式の屋外に設置するタイプになりますので、あえて附帯工事といえばその計装盤が外につくというようなことになるかと思います。設計につきましては、これは日本上下水道設計株式会社に依頼してございます。あと、積算等につきましては宮城県の建設センターの方に依頼してやってございます。
 それからポンプの単価と計装盤の単価というようなことでございますけれども、これは一応設計価格と実際の入っている価格の差異等もございまして、本来ですと一般の方々等が見ればちょっと情報公開条例の方にかかってくるのかなということで、ここでは値段の方は差し控えさせていただいてよろしいでしょうか。

議長(渡邊俊一君) よろしいですか。ほかに。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず1点目、入札の事実関係を伺いたいんですけれども、ちょっと説明を伺っていて荏原製作所もそれから鶴見製作所というんですか、ここもそれぞれその2社とも適格とされなかったということですよね。それで、普通入札するときにこういうその入札の要件というのは満たした人が入札に参加するのではないのかと思ったんですが、伺っていると3社で入札をした後、この2社が不適格だったということですか。そこら辺が最初に格付がもう要件満たしていないということであればこれはもう1社しか残らないわけですから、1社だけで入札をしたということ、入札ということはあり得るのかどうかですね、まず、1社だけで。そこら辺のその経過をもう一度正確に伺いたいと思います。事実関係ですね。
 ということで、事実上の随意契約みたいな感じになってしまわないかということで、結局予定価格に対して99.56%の落札率ですよね。これはもうほとんど競争性が働いていないという数値だと思います。であるならば、こういう結果にならないようにもっと競争、入札に参加するものをふやすと、競争性を高めるための努力というものをするべきだったというふうに思いますが、この点はどういうふうな努力をされたのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 1点目でございますが、まず入札参加資格の関係で公告をいたしますと、申請が上がってきます。申請書が上がってきた段階でその申請書の審査を行いまして町が示した条件を満たしているかどうかということをまず、認定の手続ですね、それを行うわけです。そこで認定された業者様がその次の入札に参加するというようなことになるわけです。あと、競争性とかそういったお話なんですけれども、町では500万円以上の工事につきましては一般競争入札ということで、前段申し上げました内容をお示しして入札の参加資格を満たしているかどうかを審査、その上で認定をした業者様で入札を行うというような内容になってございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑、16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、申請を受けて審査をしてその条件を審査するわけですから、この段階で格付の要件を満たしていないと、2社についてはわかったわけですよね。わかったわけでしょう。そうすると、そもそもこの2社は最初から入札には参加できないわけですよね。残りは1社しかないわけでしょう。1社で、1社だけでというふうになった段階でもう一度1社だけ残って競争相手がいないのに入札というのは普通は考えられませんよね。それがわかっていたのになぜその1社に、ここに決まるとほとんどわかっているわけですから、予低価格より下がってそしてその最低制限価格というこのこれを見てみれば5,300万円から予定価格の先ほどの金額との間かなり幅があるわけで、そんな中で落ちればもうオーケーなわけですから、最終的に大体ここの明電舎に決まるというふうになるわけですので、この1社しか残らなかったと、条件を満たす事業者が1社しか残らなかった段階でなぜもっと別のやり方で競争性を高める、競争相手を募る、そういう方策を講じられなかったのかとこのことを伺っているんですが。この点については全くその99.56%の落札率だということに、結果として問題意識も持っていないように見えるんですけれども、もっと競争性を高める努力が必要だったということは言えませんか。どうでしょうか。どうお考えなんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 1社だけの入札というようなことでございますが、入札をしてみなければ町で予定している価格も満たすかどうか、超えるか超えないか、そういったことはわからないわけでございまして、まず結果、2回目で落札をいたしましたけれども、3回目でも予定価格に達しなければこれは不落ということで、当然別の手続に進むわけです。あと、競争性という話でございますけれども、これは当初から一般競争入札ということで参加業者を募っているわけですから、当然その中で競争性は保たれているというような認識はしてございます。あと、2社につきましては当然私どもの方でというか町でお示しした参加資格要件についての見誤りなりそんなものがあったのかなというふうなことでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 1社だけだったら、例えばですよ、3回やって不調であればもうあとは随意契約に入るわけですから、そうするとどっちにしたって明電舎さんになるわけですよ。それではなくて、私が言っているのは例えば格付を荏原製作所、先ほどそのAというふうにおっしゃっていましたけれども、SではなくてAでもいいというふうに条件を変えるということはだめだったのか。これSでなければこの仕事はできない性質のものなのか、技術的にも。もし技術的に無理であるというなら格付Sしかもうこれはないですよね。でも格付SでなくてAでもいいということがあるならば、まず例えばの話ですけれども選択肢はあり得るわけですね。改めて伺いますけれども、格付Sでなければ技術面でですよ、この仕事はできないことなんですか。はっきり伺います。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 入札の参加資格基準につきましては町で定めている資格基準がございまして、今回の工事、電気、それから機械器具設置工事でございますと5,000万円以上の工事請負金額につきましてはSランクの業者様で入札を行うというような基準となっておりますので、これに基づいて実施したわけでございます。

議長(渡邊俊一君) 入札に関しての質問でしたよね。それを3問までのうちにそれを質問しているわけですから、その中に対して技術的な質問は3問の中に入れて質問していませんでしたよね。技術的な質問をしていますか。3問の中で、3回の質問の中で技術的な質問をしていますか。

16番(永野久子君) 技術的に格付Sでなければこの仕事ができないのですかと聞いているんですから。技術的にと聞いているんですからむしろ建設部長ではないですか、お答えいただけるのは。

議長(渡邊俊一君) 入札の要綱の中での技術的というのはもうすべて財政課で仕分けしているんですよね。ですから、財政課で答弁するのが当然です。

16番(永野久子君) そうしたら、技術的にどうかということを答えてください。今は、今は町の契約の際の基準について言っているわけですから。

議長(渡邊俊一君) 要は、技術的という項目がどのような内容なのかということを聞いているわけですか。

16番(永野久子君) いいえ、そうではないです。この仕事、今回の契約については格付Sの会社でなければできない仕事なんですかと聞いているんです。

議長(渡邊俊一君) 今、答弁では技術的な要素からして当然そうなんですというような話をしたわけですよね。
 では再度、財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 評定値というそのものは工事の実績なり技術的なものなり、そういったものを審査を受けた上で評点をつけているものでございまして、それに基づいてSランクという表示をしているわけでございまして、今回の工事はSランクの業者様の基準に基づいて行ったということでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ただいまのに関連してですけれども、格付がAという荏原、評点は1,198点だと。1,200点に満たなかったということですが、あと2点あればこれに参加できたということですよね。そうすると、技術的にはさほど変わりはないということを思うわけですよね。そうでしょう、今までの実績だとかと比べてみると。だから、先ほど永野議員が質問しているように、それでは建設部長にお伺いしますが、本当にこれはそのSでなければできないような仕事の内容だったのか。たまたまここでマイナス2点、この2点がクリアできないばかりにこういう結果になってしまったのか。この点について伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これはあくまで町で示しております請負金額の等級基準に基づいて5,000万円以上についてはSの業者というようなことで、技術的についてもSのものを選定したということでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありますか。17番浅野幹雄君。

17番(浅野幹雄君) この汚水中継ポンプ場機械、それから電気工事請負について二つほど聞きたいと思うんですが、まず明電舎さんというのはこれは電気工事が割と得意な方ですね。それから鶴見、荏原はポンプの方のもう日本でも有数の指に入るポンプ業者なんですね。今回うちの町で基準に出した一つのハードルですけれども、総合評価がS、評点が1,200点、こういった高いハードルを越えられるこういった業者は日本に何社ありますか、ひとつ聞きたいと思います。
 それからもう一つですね、こういった大きな工事の場合は「餅屋は餅屋」という言葉がありますけれども、ポンプ場の機械とそれから電気工事を分けるんですね。?体があれば?体工事も入るんですね。それを今回機械と電気工事、なぜ一緒にしたのか、どういうメリットがあってこういうことをしたのか聞きたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 1問目だけでございますが、条件の関係でこういった業務が行える業者様がどのぐらいあるのかということで、富谷町に登録されている業者の数で言いますと11社ほどございます。電気も機械器具も両方兼ね備えている、両方備えている業者さんが11ございました。あと、機械と電気、分離発注というようなことで、これは技術的な面もございますので建設部長の方からお話をしたいと存じます。

議長(渡邊俊一君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 工事場所がポンプ場所といいましても5メートル四方の小さいスペースでの作業ということで、工期的な取り合いからも機械、電気、一緒に、同時に発注した方がメリットがあるというようなことで一緒に発注したものでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。9番今村寿君。

9番(今村寿君) 今回のこの契約については、金額的にも私どもの庶民感覚から言うと非常に高いなと。私どもの計算の基準は家何軒分だろうかなという意味でございますが、この工事とあわせて私が気になるのは据えつけられるポンプのメーカーはどこなのでしょうか。請負の窓口は明電舎ということで明示されておりますけれども、ポンプはどこの製作所のものか、これをお聞きしたいと思います。まず第1点。

議長(渡邊俊一君) ポンプのメーカー。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 設計仕様にかなうポンプ、これから請負業者さんと協議しながら承諾事項をもってメーカーを決定していくものでございまして、現在のところはまだ確定はしておりません。

議長(渡邊俊一君) 9番今村寿君。

9番(今村寿君) 私はこういうものはメーカーもあわせて一緒に決めていくべきだと思います。場合によっては単価が合わないのでトップメーカーではなく下位のメーカーの方に振りかわるという危険性もありますので、入札の折にはそういうことも決めてやるべきが本来ではないだろうかとこのように思います。私もメーカーにいましたが、ポンプメーカーではありませんが、メーカーにおる立場として見ますと、明電舎というのはポンプのメーカーでないように記憶しております。そして荏原だとかこの鶴見製作所というところはポンプの専門メーカーだというぐあいに記憶しておりまして、これがこの入札要件に合わないとするならば、こういう専門的なことに関しての入札条件なり点数のつけ方についてちょっと富谷町の基準大丈夫かなという危惧を持ちます。この件に関してこの荏原だって世界的なメーカーですから、これが落っこちるというのはどういう基準なんだ。これはもう一回見直すべき、むしろ荏原さんとか鶴見さんが落ちるのであれば基準の方がおかしいのではないかという視点で1回見てみる必要ある。そういう意味でもこの件に関する町長の見解をあわせてお聞きしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の趣旨でありますけれども、確かにどのポンプをということで明示はしておりませんけれども、恐らく窓口といいますか今度落札をした業者がすぐれたものを選ぶと、こういうふうな流れだと思います。元を決める作業を今回この入札で行ったというふうなことでありますので、その辺は途中なり竣工検査なりで十分検証する。そしてまた次回にそれを生かす、こういうふうなことだというふうに思います。5,000万円を超える案件、議会の議決を経てというふうなことのルールでありますので、電気と機械を合わせて5,000万円を超える案件としてこの議会に諮る、こういうふうなスタイルでございます。ですから、4名それぞれ分離して云々もあろうかというふうに思いますけれども、いろいろ内部、選定委員会で非常に検討した。それで担当部署で十分なる吟味をした上で最終的に選定委員会で5,000万円を超える案件として入札に諮ると、こういうふうなことであります。したがって、5,000万円を超える案件についてはSランク業者を求めるというふうなことです。今回の結果として明電舎は機械にしろ電気にしろともにSランクの資格を得ているわけですから、何ら皆様にお諮りするだけの内容を満たしているのではないかと、そんなふうに思うところでございます。総括的な意見も含めて答弁とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑はここで打ち切ってよろしいですね。(「はい」の声あり)質疑はこれで打ち切ります。
 この際、午後3時10分まで休憩をいたします。

午後2時52分 休憩

午後3時10分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は今回の提案されております平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結について反対をいたします。
 この今回の入札結果、経過を見ますと予定価格に対して落札率は99.56%と極めて高いものとなっております。競争性が全く働いていないという結果であるといっても過言ではありません。質疑の中で格付Sでなければ技術的に今回この仕事を請け負うことはできないのか、やる、することはできないのかと質問いたしましたけれども、この質問に対して当局からは答弁がございませんでした。資格の入札の基準の問題についてはこういう基準になっているからという答弁であっただけであって、技術的にできる、できないの答弁は一切ありませんでした。それもそのとおりで、もし富谷町の格付S以外の会社に今回のこのような仕事ができないなどと答えたら、これは全国の事業者の中からごうごうの非難が沸き起こってくる、そういう性質の問題です。
 今回の入札のそのランクの設定というのは富谷町がつくってあるものですけれども、ある意味でこれが必要な場合もありますけれども、ある意味では足切りというその基準として働く場合もあるわけで、今回はそういう側面が強かったのではないかというふうに考えます。
 また、同時にこの基準というのは技術面での力量を示す絶対的な基準でもないということははっきりしております。今回の場合、基準をクリアできる事業者が1社のみというふうになったその段階で他の方策を考えるべきであったというふうに考えます。質疑の中でも機械工事と電気工事の分離発注にかかわるご意見が出ましたし、また基準自体のあり方についておかしいのではないかとのご意見も出ておりましたが、まさにそうした方向で分離発注、あるいは基準の見直しということでの方向での練り直しこそ町がやるべき仕事であったというふうに考えます。今回の請負契約は非常に疑問の多い不適切なものであったというふうに考えて反対をいたします。

議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。ありませんか。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 私は、この平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事の請負契約の締結に対して賛成するものでございます。
 このポンプ場は、先ほどご説明にもありましたが、耐用年数が国で指定している耐用年数は15年、しかし今回このポンプ場は25年使っております。修繕をしながら25年使っているということ、レベルは10年ということがあります。汚水ポンプ場ということもありますので、待ったなしの工事ではないかと私は考えます。
 それから分離発注をしますとコストがもっとかかると、これは私の考えですが、私はこの分離発注をしますともっともっとその経費がかかると考えます。このことから、今回のこの締結は賛成するものでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第1号平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第1号平成22年度ひより台第3汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成22年第2回富谷町議会臨時会を閉会いたします。
 どうも、ご苦労さまでございました。

午後3時16分 閉会

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