更新日:2009年12月11日
第1日目 12月8日(火曜日) | ||||||||||||
町長提出議案の概要説明 | ||||||||||||
一般質問 | 11番 磯前武議員 | |||||||||||
1 | 防災体制の確立・備えは万全か | |||||||||||
2 | 町の地球温暖化対策を問う | |||||||||||
8番 菅原傳議員 | ||||||||||||
1 | 中学校の図書館専任職員配置に伴う効果について | |||||||||||
2 | 「子どもの権利条例」の制定実現を | |||||||||||
19番 千葉達議員 | ||||||||||||
1 | 行政財産の利活用について | |||||||||||
2 | 新訂富谷町誌について | |||||||||||
7番 相澤榮議員 | ||||||||||||
1 | 学校給食への地元農産物の活用について | |||||||||||
2 | 住宅の耐震診断について | |||||||||||
6番 山路清一議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町学校給食の今後を問う | |||||||||||
2 | 日吉台一丁目道路の状況を見て | |||||||||||
14番 伊豆田待子議員 | ||||||||||||
1 | 公共図書館の設置を急げ | |||||||||||
2 | 町営住宅の入居拡大を図れ | |||||||||||
3 | 子育て支援の充実を | |||||||||||
9番 今村寿議員 | ||||||||||||
1 | 廃止が打ち出されている「後期高齢者医療制度」について | |||||||||||
2 | 増える空家等の状況は掴まれているか、その対策を問う | |||||||||||
3 | 改善を要する当町のゴミ袋について | |||||||||||
16番 永野久子議員 | ||||||||||||
1 | 福祉タクシーの実現を求める | |||||||||||
2 | 教育委員会のあり方を問う | |||||||||||
第2日目 12月9日(水曜日) | ||||||||||||
4番 細谷禮二議員 | ||||||||||||
1 | 小学校学習指導要領の改正について | |||||||||||
2 | 公共施設に町民歌の歌詞を掲示しては | |||||||||||
18番 相澤武雄議員 | ||||||||||||
1 | 都市型スポーツ公園施設整備計画の考えについて | |||||||||||
12番 高橋敏夫議員 | ||||||||||||
1 | 公共施設の管理運営での矛盾を問う | |||||||||||
2 | ジェネリック医薬品の更なる普及推進を望む | |||||||||||
1番 小泉光議員 | ||||||||||||
1 | 町営墓地建設の計画は | |||||||||||
2 | 救急車をもう一台 | |||||||||||
2番 小川昌義議員 | ||||||||||||
1 | 安心安全住民サービスに向けた情報化基本計画の策定を | |||||||||||
2 | 自主防災組織の組織化を位置づけを問います | |||||||||||
3 | 情報化推進事業と図書事業について問う | |||||||||||
15番 佐藤聖子議員 | ||||||||||||
1 | 就学援助制度の拡充と周知の徹底を | |||||||||||
2 | 地域住民誰もが使いやすい集会所を | |||||||||||
13番 安住稔幸議員 | ||||||||||||
1 | 町民に安心と安全を守るための施策の推進を | |||||||||||
2 | 富谷町HPの充実を図れ | |||||||||||
3 | 鳩山新政権での当町への影響を問う | |||||||||||
第3日目 12月11日(金曜日) | ||||||||||||
議案第1号 | 富谷町税条例の一部改正について | |||||||||||
議案第2号 | 富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について | |||||||||||
議案第3号 | 富谷町地域活動支援センター条例の制定について | |||||||||||
議案第4号 | 富谷町介護保険条例の一部改正について | |||||||||||
議案第5号 | 富谷町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について | |||||||||||
議案第6号 | 富谷町都市公園条例の一部改正について | |||||||||||
議案第7号 | 富谷町奨学金貸付条例の一部改正について | |||||||||||
議案第8号 | 暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の制定について | |||||||||||
議案第9号 | 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第6号) | |||||||||||
議案第10号 | 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号) | |||||||||||
議案第11号 | 平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号) | |||||||||||
議案第12号 | 平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
議案第13号 | 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) | |||||||||||
議案第14号 | 平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号) | |||||||||||
議案第15号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
議案第16号 | 黒川地域行政事務組合規約の変更について | |||||||||||
議案第17号 | 土地の取得について | |||||||||||
請願第1号 | 富谷町民俗ギャラリーを旧富谷町役場庁舎耐震工事終了後旧庁舎へ移転するよう請願いたします。 | |||||||||||
発議第7号 | 子どもたちの生命を守るため、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書(案) | |||||||||||
発議第8号 | 富谷町議会委員会条例の一部改正について | |||||||||||
閉会中の各委員会調査について |
平成21年12月8日(火曜日) 午前10時00分 開会
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 一般質問(通告番号1番~8番)
第1日目 12月8日(火曜日) | ||||||||||||
町長提出議案の概要説明 | ||||||||||||
一般質問 | 11番 磯 前 武 議員 | |||||||||||
1 | 防災体制の確立・備えは万全か | |||||||||||
2 | 町の地球温暖化対策を問う | |||||||||||
8番 菅 原 傳 議員 | ||||||||||||
1 | 中学校の図書館専任職員配置に伴う効果について | |||||||||||
2 | 「子どもの権利条例」の制定実現を | |||||||||||
19番 千 葉 達 議員 | ||||||||||||
1 | 行政財産の利活用について | |||||||||||
2 | 新訂富谷町誌について | |||||||||||
7番 相 澤 榮 議員 | ||||||||||||
1 | 学校給食への地元農産物の活用について | |||||||||||
2 | 住宅の耐震診断について | |||||||||||
6番 山 路 清 一 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町学校給食の今後を問う | |||||||||||
2 | 日吉台一丁目道路の状況を見て | |||||||||||
14番 伊豆田 待 子 議員 | ||||||||||||
1 | 公共図書館の設置を急げ | |||||||||||
2 | 町営住宅の入居拡大を図れ | |||||||||||
3 | 子育て支援の充実を | |||||||||||
9番 今 村 寿 議員 | ||||||||||||
1 | 廃止が打ち出されている「後期高齢者医療制度」について | |||||||||||
2 | 増える空家等の状況は掴まれているか、その対策を問う | |||||||||||
3 | 改善を要する当町のゴミ袋について | |||||||||||
16番 永 野 久 子 議員 | ||||||||||||
1 | 福祉タクシーの実現を求める | |||||||||||
2 | 教育委員会のあり方を問う |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
平成21年第4回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は町長から富谷町税条例の一部改正をはじめ、各種会計補正予算など事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつといたします。
本日は多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々にお願いを申し上げます。富谷町議会傍聴規則では録音機、カメラ、ビデオ等による撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえて静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成21年第4回富谷町議会定例会を開会いたします。
最初に、提出議案などの説明を含め町長にあいさつを求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、皆さん、おはようございます。
暦の大雪に合わせるように初雪の便りも届いたきょうこのごろでございます。本日ここに、平成21年第4回富谷町議会定例会が開催されるに当たりまして、提出をいたしております議案の概要等の説明にあわせ、平成21年9月議会終了後からこの間までの町政運営の主な取り組みについてあわせて申し述べ、町民の皆さん並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
さて、今日の社会経済情勢は11月の月例報告によれば、景気は持ち直してきているが、自立性に乏しく失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にあるとし、当面厳しい雇用情勢が続くものと見られるものの、海外経済の改善などを背景に景気の持ち直し傾向が続くことが期待されると発表されたところであります。
しかしながら、12月に入り円高の進行で景気の2番底への懸念が高まる中、政府によるデフレ宣言がなされ、さらに、デフレが長引くことがあれば消費や企業業績の下振れにつながるデフレ・スパイラルのリスクが高まるとのデフレ長期化による景気下押しへの警戒感が示されたところであります。このようなことを受け、政府・日銀による金融緩和策や経済危機への補正予算計上など早期のデフレ脱却が期待されるところであります。
町といたしましても、一刻も早い景気の回復、安定と雇用情勢の改善を期待するものであり、町民の皆様の生活が安定されるよう最善の努力をしてまいります。
一方、本町の状況に目を向けますとき、平成21年度も終盤に差しかかり、現在は来年度を見据えた事業の取り組みを行っているところであります。今年度の事業の検証と反省のもと、現状に甘んずることなく来年度の取り組みが一歩でも二歩でも前進したものとなり、富谷町のまちづくりの基本理念である「幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」の実現とさらなる町の発展を目指してまいりたいと思います。
社会経済情勢が混沌とした状況の中にあって、町政を預かる者としてその責任と使命を今一度確認をし、職員との共通の行動理念である「町民の目線で考える」「町民のために働く」「町民とともに行動する」を徹底し、邁進する覚悟であります。今後とも、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
8月30日の総選挙による政権交代後、本日をもって100日目を迎えたところであります。師走の風物詩となっている流行語大賞の年間大賞において「政権交代」が受賞するなど、今年は政局の転換に関連した新語、流行語が多く選ばれたところであります。そのような中で、昨今実施された事業仕分けによる富谷町への直接の影響はまだはかりかねるところでありますが、鳩山新政権のもとマニフェストによる各種施策によって町及び町民の生活の今と未来が描ける政策となるよう心から願うものであります。
さて、富谷町の人口は11月30日現在、人口4万6,809人、1万5,683世帯となったところであります。今年1月の人口、世帯数で比較いたしますと728人、世帯数において321世帯増加しております。また、前年同じ時期と比べてみますと946人、世帯数にして391世帯増加となっているところであります。
それでは、平成21年度の9月以降これまでの町政運営の一端を申し上げたいと思います。
富谷町奨学金貸付事業につきましては、貸付対象を拡大する条例改正案を今議会へ上程いたしました。現在、町では教育の機会均等の趣旨に基づき、修学の意欲があるにもかかわらず経済的理由により修学困難な高校生、大学生に対して学資を貸与し、広く修学の機会を支援しているところであります。しかしながら、今日の不況により高卒者の就職内定率は極めて低い水準となっており、就職希望から専門学校進学に変更せざるを得ない状況も見聞きするところであります。現在の規定では専門学校進学希望者は奨学金貸与の対象外となっていることから、このたび専修学校、専門学校生も対象とする改正を行うものであります。議員各位のご理解を賜りたいと存じます。
次に、小学校、中学校のよりよい教育環境整備について申し上げます。地震時の人的被害をより小さくするため、あけの平小学校、日吉台小学校校舎ガラスを強化ガラスに入れかえる工事と、生活様式の変化に対応するトイレ改修工事を終了し、10月より使用を開始しております。東向陽台中学校においては昇降口下足入れ取りかえ工事、エレベーター修繕工事を終え、これまた10月より使用を開始しております。平成23年7月から予定される地上デジタルテレビ放送の本格実施に向け、幼稚園、小学校、中学校に地上デジタル放送対応テレビを今年中に配置することといたしております。また、小学校、中学校に電子黒板を来年1月までに配置し、より一層の効果的な授業での活用が期待されるところであります。
11月15日に開催を予定しておりましたとみや子どもまつり2009は、準備も計画どおり進められ実施を待つばかりでありましたが、小中学校における新型インフルエンザの感染の広がりを受け、子供たちの健康第一、感染防止を最優先に検討した上で中止することといたしました。まつり開催に向けて準備を進めてこられた皆さん、そして開催を楽しみにされた皆さんにはまことに申しわけなく、ご理解を賜りたいと存じます。
平成18年から20年の3カ年で取り組んだ学校評価の取り組みの実践報告を、小中高校の先生方、加えて教育委員会職員を対象とする平成21年学校評価指導養成研修の場において実践発表をする機会を得たところであります。これは文科省及び茨城県つくば市にあります独立行政法人教育研修センターの依頼を受け、富ヶ丘小学校の教務主任の先生、富ヶ丘小学校の外部評価委員、そしてまた当教育委員会職員が、東日本で唯一の事例を発表する機会を得たもので、参加された先生方の高い評価を得たところであります。このような学校評価の取り組みが評価されたことは、地域から信頼され地域とともに育つ、確かで魅力ある学校づくりが着実に進展しているあらわれだと存じます。
新学校給食センターにつきましては、12月14日から木材の伐採に入り地面が見え始めたところでありますが、平成23年度秋の供用開始に向け、3月25日をめどに造成工事に着手したところであります。また、設計業務につきましては、富谷町新学校給食センター整備基本方針に定める「高い衛生水準」と「安心安全でおいしく栄養バランスを考慮した給食の提供」及び「食の学びの場と情報発信の機能の充実強化」などを柱として取り組んでいるところであります。
今年で3回目を迎えた十三夜魂のふるさとまつりは、これまで11月に開催してきておりましたが、過去2回の反省を踏まえ、多くの子供たちが参加できるよう秋休み期間中の10月10日、11日の2日間に時期を変更して開催したところであります。好天にも恵まれ、おかげさまで2日間でおよそ3万8,000人近くのご来場をいただき、昨年以上のにぎわいとなったところであります。祭りの新たな取り組みとして、富谷小学校の校庭での町内小学生の参加による夢・愛・宇宙をテーマとしたランタンアート、そして44町内会の皆さんにおつくりをいただいた笹竹ランタン飾り、それに加えしんまち通りの灯りの回廊はまさに幻想的な雰囲気を醸し出し、ご覧いただいた皆様から、きれいだ、あったかいなどの声が聞かれ、まさにオリジナルな祭りとして高い評価をいただくに至っております。「笑顔輝くあったか富谷」のまちづくりの中核を担う祭りにまでお導きをいただいた白木実行委員長の十三夜魂のふるさとまつり実行委員会に対し、11月3日文化の日に富谷町功労者表彰式の場で感謝状を贈らせていただいたところであります。また、この祭りの実施に当たっては議会の深いご理解と、あわせて議長には組織委員会委員長として格別のお力添えを賜りましたこと厚く御礼を申し上げます。
過日開催された組織委員会において、来年の第4回十三夜魂のふるさとまつりは10月第2週の土・日に当たる10月9日、10日に開催することが決定されました。引き続き、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
次に、富谷マーチングエコーズが、11月1日に開催されたマーチングバンド東北大会において見事金賞の栄冠に輝き、来る12月13日さいたまスーパーアリーナで開催される全国大会に12年連続13回目の出場を果たしたところでございます。去る5日の夜、全国大会壮行式がスポーツセンターで行われ、多くの方にご来場いただき、今年の演目であるドン・キホーテの演奏と演技が披露されたところでございます。今年も東北ナンバーワンの実力を出し切ることを期待し、町民の皆さんとともに声援を送りたいと思います。
次に、9月議会以降に開催された各スポーツ大会について申し上げます。9月6日、第46回町民体育祭が開催されました。絶好の晴天に恵まれ、44町内会すべての参加のもと大いにお楽しみをいただきました。役員初め参加された皆さんには心から感謝を申し上げたいと思います。テレビ放映もあり、テレビ局には映像を見た方から、すばらしい、このような体育祭はうちの町にはないなど評価とうらやましがるたくさんの電話があったこともまた担当記者からお聞きをしたところでございます。9月25日の行政区長会において、来年度も同じ時期に開催することにご理解をいただき、平成22年9月5日、日曜日に開催を決定したところでございます。
12月6日に開催された第23回富谷町町民バドミントン大会は、インフルエンザの感染拡大防止のため一般参加者だけとなりましたが、バドミントン競技の魅力いっぱいで長年バドミントンを愛好する多彩なメンバーが集う大会となりました。また、今後の予定としましては、12月13日はインドアソフト大会、年が明けて2月7日には卓球レクリエーション大会、これもまた引き続き開催される予定でございます。町民の皆さんにはスポーツに親しんでいただくため、そして交流の輪を広げていただく目的を持ち、年間を通して種目別に大会を開催しているところでありますので、ぜひ多くの町民の皆さんに引き続き生涯スポーツへの参加を促してまいりたいというふうに思います。
さらにまた、恒例となりました成人式は1月10日、日曜日の午後1時半からでございます。富谷武道館において行うこととしております。今年の対象者は平成元年4月2日から平成2年4月1日生まれまでのおよそ500人ほどの対象予定者となってございます。引き続き午後3時からは中央公民館におきまして新年祝賀会を催しますので、ぜひ皆様のご参加をお願い申し上げたいと思います。
公民館まつりにつきましては、成田公民館まつりを皮切りに四つの公民館まつりが年内に開かれる予定で準備をしてまいりました。しかしながら、インフルエンザの感染等がありまして、あけの平公民館まつりは規模縮小しての実施となりました。加えて、日吉台、富ヶ丘の両公民館まつりにつきましてはインフルエンザ等の拡大傾向にあることから、残念ながら中止とせざるを得ないと、大変皆さんお楽しみにされていた方には申しわけなく、またやむを得ない判断であったというふうに思っているところでございます。年明け2月には東向陽台、中央公民館のまつり、残り2館の公民館まつりがありますけれども、これまたインフルエンザの状況を見ながら開催内容等を検討する予定にしてございます。
新型インフルエンザによる罹患者拡大に伴い乳幼児医療費助成の増加が見込まれ、これまた今議会に補正予算を提出しているところでございます。子育て支援事業におけるインフルエンザ対策といたしまして、乳幼児健診など各種健診において受け付け時間をずらすなどの方法で集団感染防止に配慮し、通常どおり実施をしているところであります。
富谷町の保育所におきましては、インフルエンザによる閉所はしない方針で臨んでおりますけれども、幸いこれまで保育所での罹患者の拡大はなく、平常保育を実施しているところであります。また、シルバー人材センターとの間におきまして、新型インフルエンザ緊急対策協定を締結をし、職員の感染拡大をした折に保育職員の確保に備えたところであります。今後も引き続きうがい、手洗いの励行はもちろんのこと、保育所内でも1日1回以上の検温を行い、発熱や体調の変化に迅速な対応をすることといたしております。
平成22年4月開所予定の認可保育所明石台若樹の森保育園につきましては、現在のところ20%程度の工事進捗状況となり、これまた予定どおり進んでいるところであります。保育環境の整備につきましては、成田保育所では8月にエアコン設置工事が完了いたしました。引き続き、東向陽台、富ヶ丘、富谷保育所にも年度内に工事を完了するため、現在作業を進めているところでございます。
地域における育児支援につきましては、育児サークルや母親クラブの代表者会を11月20日に開催をし、地域での子育て活動の支援を行うとともに、子育てについての情報提供を行ったところであります。
次に、新型インフルエンザの感染状況につきましては、町内でも小中学校を中心に9月ごろから感染が拡大し、学級・学校閉鎖が相次いで行われたところでございます。本日現在の発生状況を確認をいたしましたのでご報告申し上げます。幼稚園2園で6名、小学校5校で47名、中学校5校で22名となっております。きょう現在、学級・学校閉鎖は一つもございません。なお、インフルエンザの罹患率、既にどれくらいかかったかという率も申し上げたいと思います。幼稚園につきましては47.8%、小学校は43.9%、中学校は29.5%、全部ならしますと39.7%、約4割程度の児童生徒、乳幼児も含めて幼小中で4割程度の罹患がもう既にされているという状況でございます。今後も季節性のインフルエンザの流行も予想されますので、町民の皆様には感染予防をとりわけ引き続きお願い申し上げたいと思います。
また、10月30日の臨時会で可決いただきました国が定めた優先接種対象者、富谷町は1万9,000人ほどになりますが、新型インフルエンザワクチン接種費用の全額助成につきましては、町民のご理解を得まして大きな混乱もなく順次接種が進んでいるところでございます。
また、経済危機対策における未来への投資につながる子育て支援施策として実施しております女性特有のがん検診につきましては、対象者に受診票及び無料クーポン等を送付して、これまた検診を継続実施しているところでございます。
特定健康診査につきましては9月に検診を終了いたしました。受診率は55%となり、今年度定めた目標をクリアしたところでございます。個別検診につきましては、残念ながら初年度ということもあり、申込者は予想を下回った状況でございます。
富谷町国民健康保険につきましては、療養給付費の伸びが当初の予定より大きく、今回補正予算を計上しているところであります。今後インフルエンザの感染拡大など療養給付費がさらに増大することも懸念されるところであります。今後とも国民健康保険の運営につきましては、医療費の適正化対策や国民健康保険税収納率の向上等をさらに図りながら、適正かつ効率的に進めてまいります。
介護予防事業につきましては、特定高齢者の方々のうち92名の方が10月より開催しております各種教室、筋増教室、クリニカルアート教室、はつらつ教室、考えよう教室等の各教室にご参加をいただいているところでございます。今年度から筋増教室、新たに取り入れた運動機械を活用したパワーリハビリテーションは参加者から好評を得ている状況であります。今後も委託事業者との連携を密にして、要介護等認定状態の移行を主に努めてまいります。
福祉健康センターにおきましても、7月からスタートした転ばぬ先の足腰教室、脳力アップ教室など介護予防事業が順調に進んでおります。高齢者の元気、健康づくりの一助になっているところであります。
また、10月から見直しがなされました要介護認定については、厚労省が実施するブロック研修に参加するとともに、内部の研修を実施した上で訪問調査に臨んだこともあり、調査に大きな混乱はありませんでした。見直しがなされた認定調査項目に基づいた認定結果については、今のところ介護度に大きな差はなく、サービス利用に支障がない状況であります。
老人クラブ連合会と町が共催をし、実行委員会を組織してご準備いただいた第10回健康フェスティバル、10月15日に開催されました。例年を大きく上回る658人、660人ほどの皆様にご参加をいただいたところでございます。これまでにない盛り上がり、そしてまた次年度に向けて皆さんの期待もさらに高まり、次年度への準備もまた始まったところでございます。
また、2年目となる地域敬老行事、あったかほっとな地域づくり事業については、インフルエンザの流行の影響を懸念し内容を変更した地区もございましたが、東向陽台3丁目、あけの平2丁目、富ヶ丘南部、それぞれの行政区を最後にすべての町内会にお取り組みをいただいたところであります。参加者の皆様から次年度が待ち遠しい、盛大にお祝いをしてもらい感謝をしている、皆さんとゆっくりお話ができたなど、おおむね満足をいただいたようであります。町内会の皆様のお取り組みに厚く御礼を申し上げますとともに、今後も敬老事業の支援に努めてまいります。
敬老祝い金等事業については、80歳以上の方1,288名、このうち100歳以上の方が3名含まれます。総額2,902万円の敬老祝い金並びに敬老特別祝い金をお届けしたところでございます。さらに、95歳以上の方38名いらっしゃいますが、そのうちご都合のついた方11人をお尋ねをさせていただきました。お祝いを申し上げたところでありますけれども、健康長寿を支えるご家族のご努力、そしてまた思いやりにこれまた感銘を受けたところでございます。
しかしながら、平成4年に条例改正されて新たに開始されたこの敬老祝い金等事業については、平均寿命の延びや対象高齢者が増加の一途をたどることが見込まれることから、高齢者福祉施策のあり方を検討する中で支給対象年齢や祝い金額の見直し等検討が必要となっているところでもございます。
障がい者福祉につきましては、地域活動支援に取り入れる事業内容を見きわめるため、9月からスマイルサロンを土・日に実施しながら求められる事業内容の確認をしてまいりました。その検証内容を含め、心身障がい者通所援護施設、いわゆる「TOMOTOMO」と呼んでいます。精神障がい者小規模作業所、いわゆる「YOUYOU」と呼んでございます。障がい者自立支援法に基づき地域の仲間と気軽に交流できる地域活動支援センターに移行してまいりたいと思います。ついては、今議会に設置条例案を上程させていただいておりますので、よろしくお願いを申し上げます。詳しくは全員協議会でご説明を申し上げます。
また、障がい者の就労支援については、持続性と将来性のある自立支援の事業展開に向けて、先進事例の視察調査や設置基準の再確認などを実施してまいりました。今後は事業者の選定に向けた作業を進めてまいります。
社会福祉事業の推進の一つといたしまして、10月から赤い羽根共同募金、歳末助け合い募金運動を継続実施しているところでございます。皆様方の温かい善意のご協力をお願い申し上げますとともに、既に宮城県共同募金会からこれまでに町内31行政区に防災あるいは防犯用機材やテント等の配分を受け、さらには過日の赤い羽根大会において赤い羽根特別大賞の贈呈もまた受けてきたところでございます。
今回で第10回を迎えました地域福祉フォーラム、9月26日に地域の皆様、町民の皆様約500名の方にご参加をいただきました。10年の歩みを振り返りつつ、明日への飛躍の足がかりとするために企業の地域貢献活動にも着目し企業の参加を得るなど、内容を大幅に変え開催をいたしたところでございます。今後は町民の皆さん、そしてまた町内事業所の皆さんとのネットワークづくりに努め、富谷の新たな地域福祉の風を起こしてまいりたいというふうに思います。
企業誘致活動につきましては、11月に宮城県企業立地セミナーが開催されました。当日は一般企業、関係団体152社、236人の出席でありました。企業立地に向け準備が進んでおります富谷の高屋敷地区、そして成田二期の北地区、そして北部道路の進捗状況等富谷町の優位性をPRし、富谷町への進出を積極的にアピールしてきたところでございます。
さらにまた、町内に立地する製造業の企業の代表者をお招きし、企業立地懇談会を初めて開催したところでございます。当日8社9名の企業関係者の方々にご参加をいただき、2号関係者と町長以下町担当者との間で率直な意見交換がなされ、大変有意義な会が持てたというふうに思っております。
なお、町内企業動向につきましては、平成21年度4月からこの11月までのセーフティーネット5号認定といわれる緊急保証の融資制度の申請件数が27件であります。依然として資金需要が増している状況であると、厳しい状況の中で認識しているところであります。
11月14日には、セントラル自動車労働組合主催の「さよなら相模原サンクスフェスティバル」にご案内をいただき、職員ともども富谷町で生産された野菜の販売や町内への移住についてPRを行うなどして、参加された従業員やその家族の方々約2,500名の皆さんとの交流の場に加わってまいりました。仙台第二北部工業団地に移転するセントラル自動車は、新聞報道のとおりでありますが工場建て舎がつい最近完成したところであり、平成22年秋以降、本格的に社員家族の異動が始まり、平成23年年明けには異動のピークになるとのことであります。移転される皆さんを温かくお迎えしたいものと改めて感じてきたところでございます。
地元の米の収穫量について申し上げます。宮城県の作況指数は99、10アール当たりの反収が529キログラム。それに対して富谷町の反収は514キロです。やや少な目でございます。富谷町の予想全体収穫量は1,862トン。JAの取扱量が1,195トン。JAあさひなが富谷町の全体の収量の約65%程度取り扱っているという数値になってございます。一等米比率は97.59%、あさひな6地区では2番目という好成績でございます。宮城県内には14のJAがあるそうでありますけれども、平均は92.10。それに対してあさひなは94.50と、これまたすぐれた一等米比率でございます。
平成22年、いよいよ次年度の作付の準備が始まるところでありますけれども、生産調整につきましてはまだ確定値の通知はありません。しかしながら、ほぼ前年並みの生産数量になるのではないかとの見込みであります。
次に、学校給食での新米試食について申し上げます。21年産米の富谷の米をいち早く子供たちへと去年に引き続き今年は10月5日に実施をいたしました。志戸田地区で栽培されました環境保全米ひとめぼれ約600キロのご提供をさせていただいたところでございます。五つの保育所、七つの小学校、五つの中学校すべての給食で新米の試食を実施し、次年度も継続実施することといたしております。
なお、協議会からは、原種苗協議会というものがありますけれども、各町内会のお祭りやスポーツ少年団の行事にもうるち米、もち米のご利用をいただき、大変喜ばれているところでございます。今年度は13団体300キログラムを提供してPRをしたところでございます。引き続き地産地消の推進と米の消費拡大に努めてまいります。
農業振興事業につきましては、現在ホームセンタームサシで直売を行っておりますおんないん会、今年7月より新たに泉パークタウンにあるスーパーマーケットキャラウエイでも直売を始めているところであります。これはキャラウエイの関係者がムサシでの販売状況、にぎわいを見て、ぜひうちにもというふうな直接おんないん会への出店依頼をした中で設定が形になったというところでございました。おんないん会本年度は3名増えて現在18名の皆さんとなりました。安全安心な富谷産の野菜が認められ普及拡大しているものであり、さらに大きな広がりを期待したいところであります。
そのような中で11月1日さあ歩こうかウォーキング大会も開かれたところでございます。大童町内会の皆さんには引き続きおにぎりや納豆もちなどのお振る舞いをしていただいたこと、そしてまたおんないん会の皆さんの栽培した野菜類もこれまた参加賞として提供させていただいた。まさにウォーキングに参加された130数名の皆さん、団地部と農村部の心温まる交流、そしてまたそのもてなしに感謝する機会になったのではないかと思います。おんないん会並びに大童町内会の皆様には深く感謝を申し上げたいと思います。
野菜の栽培量の拡大、通年栽培による量の確保などハウス栽培推進への助成事業として、既に本年6農業者へ助成してまいりました。新たに2名への助成をするべく今度の補正予算に計上してございます。これにより本年は8農業者へのハウス助成がなされることとなり、今後もハウス栽培推進を図ってまいりたいというふうに思います。
仙台宮城観光キャンペーン事業につきましては、去年同様10月からの3カ月間行われているところでございます。名称が仙台・宮城伊達な旅キャンペーン、名称が変わっておりますけれども、そのような中で十三夜魂のふるさとまつりもこのキャンペーン関連事業として位置づけられたところであります。キャンペーン関連イベントとしてこれまた昨年に引き続きまして、仙台鍋まつり、仙台市を筆頭に12市町村が参加をした鍋まつりでございます。今年は何と十三夜吟醸鍋、去年に引き続き出店をいたしておりました。12市町村中、松島町の牡蠣鍋、名取市の閖上浜屋のアンコウ鍋に次いで販売数量で第3位となるなど、2日間合計で460杯もの、460人の皆さんに食していただいて、そのおいしさに大変大きな評価をいただいたところでございます。
映画ロケ地の決定について申し上げます。せんだい・宮城フィルムコミッションより宮城県観光課を通じて、内ヶ崎醤油店と内ヶ崎酒造店の建物、敷地が映画のロケ地候補になっているとの連絡があったところでありますが、去る10月16日、監督みずからスタッフ7人ともども二つのお店を訪れて、まさに自分たちの描くロケ地であるということで決定をしたとのことであります。映画のタイトルは現在仮の題名でありますけれども「エクレールお菓子放浪記」。映画のコンセプトはお菓子の持っている魅力を通じての平和な未来、人が人を支える地域づくりというコンセプトのもと制作されるようであります。舞台は悲惨な、戦争時代といいますから60年、70年前のというふうな舞台になるようです。原作は西村 滋さんがお書きになった「お菓子放浪記」。監督は「ふみ子の海」を制作された近藤明男監督という方だそうです。撮影は来年春から始まり、キャストにはいしだあゆみさん、高橋恵子さんが既に決定しているとのことであります。これを機に一層のしんまち振興、まちおこし、富谷町の観光のさらなるきっかけにつながればと期待するところであります。
仙台北部道路につきましては、東北自動車道穀田川及び町道穀田線をまたいで国道4号に接続する北部道路本線橋の架設工事が10月17日より開始されているところでございます。まだその途上でございます。利府しらかし台インターチェンジから富谷ジャンクションまでの6.6キロメートルの区間の本線道路部及び東北自動車道に接続する四つのランプ橋A、B、C、D部分におきましても一斉に舗装工事が始まりました。来年3月の開通に向けて工事が順調に進捗しているところでございます。
なお、心配されました国道4号1,700メートル区間の工事につきましても、当初の予定どおり予算の見通しがつきまして平成24年度供用開始に向け工事が進められるとの報告もまた受けたところでございます。
町道関係について申し上げます。大童今泉線改良工事はほぼ終了し、現道とのすりつけ区間、安全確保を最優先に最後の追い上げをかけているところです。沼田線の改良工事は年内中に終了いたします。学校前線、学校前橋から西沢の十字路までという富谷小学校の西側の南北道路であります。今月より改良工事を開始して年度内には完成いたします。穀田線歩道整備事業につきましては、用地協力に係る地元説明会においてほぼご了解を得たところであります。用地交渉、契約交渉を進めており、一部仮契約の整った大清水地区の接続地点から、南の方から北に約400メートルの区間において歩道新設工事を発注したところでございます。道路の側溝の有蓋化、ふたかけ工事につきましては予定された5カ所すべて完了いたしました。町営清水沢住宅についても間もなく基礎工事が終了して5棟10戸の建設工事に着手するところであります。
環境美化活動について。秋のクリーン作戦、大変皆様にご協力をいただきました。感謝申し上げたいと思います。当日は秋晴れに恵まれ、早朝より富谷町の町民8,400名の皆さん、そしてまた役場職員も137名ほどのボランティアの協力のもと、約24トンものこれまたごみ収集がなされました。ここに改めてご協力いただきました皆さんに感謝申し上げたいというふうに思います。
なお、10月1日から役場庁舎内にごみ情報メールポストなるものを設けまして、職員によるごみの早期発見、早期除去に努めてまいっているところでございます。
地球温暖化防止対策事業につきましては、クリーンエネルギーカーの購入及び住宅太陽光発電システムの設置に対する助成事業を創設いたしたところであります。10月15日からそれぞれ申請受け付けを開始し、住宅太陽光発電システム設置補助に関しましては受け付け開始から2日目で予定していた助成数に達してしまいました。引き続き住宅太陽光発電の補助申請に対する問い合わせが多く寄せられておりますので、当初予定していた地球温暖化対策推進事業補助金のそれぞれの数量配分を見直し、対応を検討してまいりたいと思います。
緊急雇用創出事業を活用した取り組みといたしまして、町内約800カ所にわたるごみ集積所を実地調査し、その一つ一つの規格、形状等をデータベース化した台帳整備を9月末に完了いたしたところであります。今後の集積所の維持管理や整備等に活用してまいります。
次に、住居表示案内板整備事業、住所地番が不規則で不便を来しておりました仏所常春地区住居案内設置板設置工事が完了いたしました。成田地区内にある大小の街区案内板との部分修正業務、これまた9月末に完了し、移管後に整備された街区や公共施設を新たに案内板に表示したところでございます。
給水タンク車につきましては、購入契約締結に至りまして来年3月までには納車されることとなってございます。
町民バスにつきましては、4月から10月までの8カ月間の利用状況を申し上げます。利用者総数3万4,663人、月平均4,382名、昨年同時期と比べますと全体で1,599名、月平均では約230名ほどの増加となってございます。高齢者や障がいをお持ちの方など無料乗車証をお使いになっての利用者は2万98名、2万をちょっと超えるほどの数で全体の65%程度、3分の2程度の皆さんがご利用だということです。無料乗車証を活用して多くの皆様にこれまた町民バスを利用していただけるよう取り組んでまいりたいというふうに思います。今後は路線別あるいは便別に利用状況などの分析を引き続き行い、来年度の運営につなげてまいりたいと思います。
消防防災対策につきましては、秋の全国火災予防運動、11月9日から15日までの7日間に渡り実施されたところであります。去年よりも半分程度に減ったということで、火災の少ない1年になったことと思います。件数はそうでありましたけれども、今年の1月4日の明石台の火災からスタートしたまた1年でもございました。件数では減ったと申せ、まだまだ予断を許さない時期に入りますので、引き続き取り組んでまいります。なお、町上地区の60トン防火水槽、標準は40トンでありますけれども、60トンの防火水槽に鋼板製のふたかけ工事、これまた完了しまして安定した防火用水確保に寄与することと思います。
富谷町の消防団団長・副団長の異動について申し上げます。松田 賢前団長さん、浅野鐵夫前副団長さんは11月末をもって退任されました。12月1日をもって新しい団長には穀田好光第一分団長さん、これは町区の分団ですね。副団長には松田勝幸第一分団の副分団長さんがそのまま副団長に昇格をされ、12月1日にそれぞれ任命辞令を交付されたところでございます。今後のご活躍と消防の発展のためにさらなるご尽力を賜りたいと思います。
交通安全対策につきまして、長年要望されておりました明石台6丁目の交差点信号機が11月6日午後2時から供用開始となってございます。秋の交通安全運動の取り組み、大変皆様方のお力添えをいただいたところであります。今年度も1年ぜひ死亡事故ゼロの年でありますように、これまた引き続き気を引き締めて取り組んでまいりたいというふうに思います。
年末年始特別警戒取り締まり出動式、今年は富谷町でぜひということで、今月の15日午前9時から役場芝生広場で開催をいたすこととなっております。議員各位の皆様にもご案内を差し上げておりますので、ぜひご協力のほどお願い申し上げたいと思います。
次に、さきの9月定例議会で議決をいただきました部制導入につきましては、庁内プロジェクトとして部制移行推進プロジェクトチームを設置したところであります。富谷町は県内22町村の中で部制を導入する初めての町となりますので、4月1日の部制移行に向けて、関係規則等の整備、効果的な執務環境整備など部制移行に向けた条件整備を行ってまいりたいと思います。また、町民の皆様にも部制移行後の業務案内などについて適切にお知らせをしてまいることといたしております。
10月25日に実施された宮城県知事選挙におきまして、期日前投票所を従来の3階から1階の交流ホールに移したところでございます。特に体のご不自由な方のご負担軽減につながったのではないかというふうに思います。引き続き投票しやすい投票所環境になるよう改善に努めてまいります。
次に、自治振興について申し上げます。大清水2丁目会館が完成して9月15日にお引き渡しをいたしました。町下会館の新築工事、現在途上でございます。来年年明け1月に完成、引き渡しを目指して、予定どおり順調に進捗してございます。東向陽台第1会館の大規模改修工事につきましては12月末をもって完成をし、1月に引き渡しを目途に現在これまた順調に進捗しているところでございます。富ヶ丘南部の町内会の会館、富ヶ丘南部会館につきましては、平成22年9月完成を目指すために今議会において会館新築設計及び地質調査委託料を補正予算に計上しておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
定額給付金事業につきましては、3月支給開始から9月25日までの間、全世帯に給付すべく取り組んでまいったところでございます。結果としては、世帯数のうちで110世帯申請されない方がいらっしゃいました。率で言うと99.3%の方にお受け取り、お送りをさせていただいたということでございます。現在は精算手続に入っているところであります。
次に、現在来年度に向けた予算編成作業を行っているところであります。予算編成作業に先立って、部制を視野に入れた予算編成と各課の課題や重要施策の方向性を協議するオータムレビュー、横文字ですけれども主要課題調整会議なるもの、10月初旬に既に行っているところであります。これは町長による各課長及び補佐から直接ヒアリング方式により実施したものでありまして、平成20年度各種会計決算書、行政実績報告書、さらには議会一般質問での答弁内容等をもとに、重要施策に対する十分なる検討時間を確保し、予算編成作業に反映させていくことを目的に行ったものであります。来年度に向けて協議内容を反映した予算編成に取り組んでいるところであります。
選挙人名簿について申し上げます。12月の定時登録者数です。男性が1万7,194人、女性は1万7,964人、合計で3万5,158人です。前回3カ月前と比べますと229人の増加と。これまた県内のトップの増加でございます。
以上について、現在までの取り組みでございます。
それでは、今回提出しております議案につきまして、その概要の説明を申し上げます。
議案第1号富谷町税条例の一部改正については、町民税の均等割を納付する義務がある控除対象配偶者または扶養親族に対する均等割の税率の軽減を廃止するため所要の改正を行うものであります。
議案第2号富谷町廃棄物処理及び清掃に関する条例の一部改正については、一般廃棄物処理手数料の見直しにより所要の改正を行うものであります。
議案第3号富谷町地域活動支援センター条例の制定については、障害者自立支援法に基づき富谷町地域活動センターを設置するものであります。
議案第4号富谷町介護保険条例の一部改正について、及び議案第5号富谷町後期高齢者医療に関する条例の一部改正については、厚生年金保険料等に係る延滞金の軽減措置との均衡を図るため所要の改正を行うものであります。
議案第6号富谷町都市公園条例の一部改正については、都市公園の区域変更等に伴い所要の改正を行うものであります。
議案第7号富谷町奨学金貸付条例の一部改正については、奨学金の貸付対象を拡大するため所要の改正を行うものであります。
議案第8号暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の制定については、暴力団の利益となる公の施設の使用等を制限するため所要の規定整備を行うものであります。
議案第9号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第6号)は、歳入歳出予算の総額からそれぞれ4,937万1,000円を減額し、総額101億7,589万6,000円とするものであります。
議案第10号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6,805万円を追加し、総額30億3,043万5,000円とするものであります。
議案第11号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算の総額からそれぞれ2,103万7,000円を減額し、総額8億4,590万3,000円とするものであります。
議案第12号平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ23万円を追加し、総額13億5,260万6,000円とするものであります。
議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ31万1,000円を追加し、総額1億6,451万9,000円とするものであります。
議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)は、収益的収入及び支出において収入に110万4,000円を追加し、資本的収入及び支出において収入に840万2,000円を追加するものであります。
議案第15号和解及び損害賠償の決定については、町道宮沢根白石線における自動車の損傷事故について和解及び損害賠償額を決定するものであります。
議案第16号黒川地域行政事務組合規約の変更については、消防の事務に要する経費の負担方法を改正するため組合規約を変更するものであります。
以上、提出議案の説明を申し上げました。議案審議の折にはなお詳細に説明を申し上げますので、慎重なる審議の上全案件可決いただきますようお願い申し上げあいさつとさせていただきます。
議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。なお、説明員の出席報告ほか関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から12月11日までの4日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月11日までの4日間に決定いたしました。
この際、11時5分まで休憩をいたします。
午前10時55分 休憩
午前11時05分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第3 一般質問
議長(渡邊俊一君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。
11番磯前 武君。
○11番(磯前 武君) 一般質問をいたします。私は防災体制の確立・備えは万全か。本町の地球温暖化対策の2件について質問をいたします。
死者6,400人を出した未曾有の被害をもたらした阪神・淡路大震災は、安全を過信せず日ごろから災害に対する万全の備えをしておくことが必要という重要な教訓を残しました。
自分の身はみずから守る「自助」、周囲の人や地域の人々がともに助け合う「共助」、自治体や国が援助する「公助」です。この三つの努力がきちんと行われ、しかもこれらの間が強い連携で結ばれているときに、地震対策は真に効果を発揮いたします。
その中で、最近特に強調されているのが自助努力です。3日間自分の命を自分で支えることができれば、その間に外から救援が入ってくることは可能です。共助は、いざというとき頼りになるのは地域の力、コミュニティです。共助の心で備えを万全に図るために、自主防災組織は地域にとって必要な組織です。自助・共助・公助の精神は最も重要です。
災害は忘れたころにやってくる、備えあれば憂いなしをいま一度かみしめ、災害に備えるべきです。町の指定している避難所の管理運営、さらに地域とのかかわり合い、備蓄倉庫のあり方は万全であるか、本町の5万人都市構想に基づく黒川消防署富谷出張所の消防・救急体制の充実の確立を図り、富谷消防署への格上げを図るべきと思い、次に質問をいたします。
1番目、避難所(学校施設)について質問いたします。
地域と学校との防災関係の連絡・連携の話し合いの場を設けるべきではないでしょうか。防災に関する学校施設の地域住民対象の説明・見学会が必要ではないでしょうか。
それから、防災備蓄倉庫についてお聞きします。
防災備蓄倉庫の設置基準はどうなっているのか。この場合は公民館別に考えるべきだと私は思いますが、この件について公民館別の人口と備蓄倉庫の設置箇所について調査をしてみました。人口の多い順に調査しますと、一番人口が多い東向陽台公民館エリアが人口約1万人、備蓄倉庫は2カ所。2番目に人口が多いのは中央公民館、人口が8,700人、備蓄倉庫は4カ所。3番目成田公民館、人口約8,000人、備蓄倉庫4カ所。富ヶ丘公民館は人口7,800人で備蓄倉庫3カ所。あけの平公民館は人口7,400人で備蓄倉庫3カ所。日吉台公民館は人口4,500人で備蓄倉庫2カ所となっております。人口と備蓄倉庫の設置基準はどのようにこれを考えているのか。特に、東向陽台公民館エリアは来年から明石台東地区の開発が始まり、大幅な人口増が見込まれていきます。備蓄倉庫の設置基準は人口を基準に考えるべきではないかと思うがどうでしょうか、お伺いいたします。
次に、設置基準の位置はどのようにして決めているのか。学校内に備蓄倉庫が設置されているのですが、これをどのように考えているのか。現在設置している場所が妥当性があるのか、十分その場所でいいのかということをもう一度質問いたします。
学校施設内及び備蓄倉庫のかぎの管理、また備蓄されている水・食品関係の基準、これはどうなっているのか、ここを聞きたいと思います。
それから、黒川消防の富谷出張所について伺います。町民の安心安全を確保するため、富谷出張所の増強を行い、消防・救急体制の充実を図り、富谷消防署への格上げを考えるべきと思い、町長のご所見を伺います。
次に、町の地球温暖化対策について伺います。
本町は今年スタートした新しい総合計画の策定とあわせ、5万人都市のまちづくりを目指しております。近い将来の「富谷市」を見据え、成田2期北工業団地、高屋敷工業団地等大型工業団地の開発、計画戸数約776戸、計画人口約2,328人の住居系団地明石台東地区の開発の予定がこれからあります。緑地の開発による環境悪化が予想されます。地球温暖化対策等についてどのような考えを持っているか質問します。
新しく建設される新学校給食センターに地球温暖化対策を取り入れる考えがあるかどうか伺います。
温暖化対策のクリーンエネルギーカー補助事業の継続を今後も考えていくのかどうか。
また、住宅太陽光発電システム普及及び推進事業の継続を今後も考えていくのか。
それから、町として地球温暖化対策の環境問題等の今後の考え方について町長のご所見を伺いまして、私の第1回目の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問に答弁を申し上げます。
防災体制、消防、そしてまた温暖化対策ということで、大変広い立場でのご質問だというふうに受けとめさせていただきました。避難所、万が一の際にはということで本当に日々私の立場からすれば揺るぎのない思いで過ごしているつもりではございますけれども、本当にそういった万が一の備え、何をもって十分かというふうなところ、今富谷町の現状は十分であるのか、あるいはそういった体制が気構えも含めて整っているのかというふうなことについては、きょうの質問を機にしっかりと取り組みに向けていかなければ、そんなふうな思いもしているところです。連携の場あるいは学校なるものが、中身が果たして避難所という中で学校の要素がよくわからないという、全くおっしゃるとおりだというふうに思いますね。そういう意味で連携の必要性というようなものはそのとおりだというふうに思います。
東向陽台は以前に各公民館ごとのというふうなことで取りまとめたものもお手元にお渡しした経緯がありますけれども、東向陽台地区につきましては東向陽台と明石台、そしてまた今おっしゃっておられたように明石台東地区が告示後即時編入というふうな形での今事務手続がなされておりますので、さらに開発が、即手が入るというふうなことなんですね。そういう意味で、東向陽台地区の、そして明石台地区の備蓄倉庫の備えはやはりほかから見てもその人口の規模から見ても不足感は否めないと、そんなふうな思いでいるところでございます。
防災備蓄倉庫の設置基準を改めて確認をしましたら、特に設置基準の要綱なるもの、文言でまとめているものは現状ないようでございます。場所についても今までの経緯を見てみますと、公民館、学校中心に適地を見つけてというふうな流れであったようであります。備蓄倉庫、私が就任した後17、18カ所目、成田小学校に2007年9月、とちの木の会館に2008年12月ということで、就任後はこの2カ所備蓄倉庫を設置した経緯がありますけれども、それぞれ成田小学校はあの場所にということで異論もなかったんだと思いますけれども、とちの木についてはあけの平との絡みで議会で取り上げられた経緯の中で、あの地区に必要なものを設置するという経緯がありました。
かぎの管理につきましては要領を定めて、現状は行政区長さんに対応してかぎの管理も依頼しております。学校施設のかぎにつきましては教育委員会、そして学校施設管理者と、学校の先生方のみの保管ということになっております。このような万が一の場合、そしてあと町内に在住している学校の先生方、万が一のときすぐ近くにいらっしゃる先生方が、出られるような先生が何人どこに住んでいらっしゃるかというのは学校は学校で持っているようでありますので、この辺のところをきょうの質問を機につなぎ合わせていきたいというふうに思うところでございます。
出張所につきましては議員も黒川行政の議員、そしてまた幹事という立場もありまして議論の経緯はおわかりかというふうに思いますけれども、富谷町の消防力、人口世帯が1年ごとに1,000人ほど増加する、10年をさかのぼれば1万人10年間で増加するというふうな町の中で、現状黒川の4町村で構成する広域消防ということでやっております。消防士の数、消防も、また救急の業務もありますね。ですから、消防士というと火が出たときのというイメージが強いんですけれども、業務は二つの領域、そしてまた頻度の高さからすると救急業務の数も大変多いという状況の中で、現状ようやくこの21年度さまざまな議論とそして段階を経て今113名の定員から135人に定員を増やすというふうなことで、今順次段階を追って議論を積み重ねているところでございます。今現在は富谷出張所には25名の消防職員がいるということですね。それにあわせて将来的には38名のということで増員計画がなされているところでございます。
それで富谷町、黒川全体の中での今の状況は満たされるのかということもありますけれども、広域ですので富谷の出張所に配置されている者に加えて、必要なときには本署からとかあるいは大郷からというふうな形でのやりくりをし、また場合によっては仙台市の泉消防署との連携ということの中で何とか現状経過しているというふうなところでございます。住宅団地の造成、そして企業等の富谷町にお住まいになる方の異動が間もなく始まろうとしているわけですので、ぜひそういったことも含めてなお一層の増強・増加をすべく取り組んでまいります。
出張所の格上げというのも想定の中には入っているようであります。富谷消防署、必要によってはさらにまた別の場所への出張所というふうな形での要望・要求をまさに地域の皆さんの声を受けて、私も4人の理事者という立場、そしてまた議会というふうなことでありますので、それぞれ理事者としての立場、そしてまた代表される4人の議員の皆様にもぜひ後押しをお願いしたいというふうに思います。
温暖化対策ということで、学校給食センターの温暖化対策、これは今こういう時節でありますので、ぜひ新しいセンターゆえにこういったものの考え方を十分に取り入れていきたいというふうなことです。太陽光による発電及び暖房、風力発電とか雨水の地下浸透水の利用とかごみの減量化等含めていろんな織り込むような材料がありますので、そういったところを今入り口の時点でありますけれども、考え方として織り込んでいるというふうなところでございます。
クリーンエネルギーカー、先ほど大枠は申し上げましたけれども、課長から後ほどこの辺の問い2と3についてはお話をすることといたします。
温暖化対策、本当にどこをどのようにというふうなことの思いで私もいます。町としての地球温暖化対策、やれるところからと言うしか現状言えないところが大変つらいんでありますけれども、COP15の会議もきょうから始まっているようでありますので、グローバルな部分と我が町、そして我が家族、地域、そういった取り組みと折り合わせながら何とか大きなテーマに立ち向かっていきたいというふうに思っているところでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) おはようございます。
それでは、地球温暖化対策の問い2、問い3の関係について私の方からご説明させていただきます。
まず、クリーンエネルギーカー、住宅用太陽光発電の普及促進事業ですが、これはご存じのように地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業を活用しまして創設したわけでございます。それで、10月15日から申請受け付けを開始しました。そうしましたところ、クリーンエネルギーカーが24件の申請が11月末でございます。住宅用太陽光発電については、先ほど町長が申し上げましたとおり2日目で56件という申請受け付けに至りました。そのような状況で終了しましたところ、今後も追加募集をしてほしい、住宅用太陽光発電の設置については補助をもう少し何とかしてほしいというような要望の声が大分寄せられました。そのようなことを受けまして先日、当初クリーンエネルギーカー100台、住宅用太陽光発電50機というふうなことで見込んでおりましたのですが、それを見直しまして住宅用太陽光発電の方の数量を増やしながら今後追加募集というところで検討を進めているところでございます。
あと、さらに22年度、今後の件でございますが、こちらも皆様ご承知のとおり国の行政刷新会議等、事業仕分けなどでもクリーンエネルギーカー補助についても改善を要する、あるいは住宅用太陽光発電の補助金については今のところ計上見送りあるいは内容の方を抜本的に見直して必要があれば再提出をしてというような国の状況でございます。あと、宮城県におきましても宮城環境エネルギー税の導入というようなところも検討されております。そういったところでクリーンエネルギーカー、そして住宅用太陽光発電の普及促進事業は地球温暖化対策には十分貢献するものとして期待されてはおります。しかしながら、財源的な手当てが何分今のところ不透明な部分がございますので、そういった状況を見ながら適宜検討してまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 11番磯前 武君。
11番(磯前 武君) 再質問をさせていただきます。
最初に避難所の件ですが、災害時に避難所となる学校は、災害で住まいを失った人たちの仮の生活の場となる重要な場所であります。日ごろから学校は地域の方々の心のよりどころというふうになっています。緊急時の生活の場所になる学校ですから、日ごろから学校施設に対する予備知識を備えていかなければならないと私は思っております。
それで、町立小・中学校の先生方の居住地をちょっと調査しました。管理職が25人中富谷居住の先生はわずかに2人、一般の先生は272人中54人という20%弱という富谷に居住している先生方であります。先生方は日ごろ学校がやっている場合はいいんですが、閉校中に緊急事態が発生したという場合なかなか対応が難しいということがわかりました。学校、地域、行政3者が早急にそういう防災に関する打ち合わせ会議を開くべきではないかと私は思います。町はその呼びかけを図って、ぜひとも早急にその会議を開くよう考えるべきではないでしょうか。
学校の入り口のかぎの管理、家庭科室、保健室、体育館等、学校施設の見学会等をするべきではないでしょうか。私どももいろんな行事のときに学校には行きますが、体育館に行って校長室に行ってというような程度で、なかなか家庭科室とか保健室とかそういうふうなところを見る機会はありません。そんなことでぜひともそういうことをすべきだというふうに思います。
それから、地域代表、防災担当等を学校に置いて実施すべき。
また防災倉庫内についてもいろいろと現状においては倉庫内の物品の管理等については総務課防災担当者が管理しているわけで、内容については学校の先生方もほとんど関知をしていないということもわかりました。まして備蓄倉庫内は電灯がないものですから、災害時には本当に慌ててしまうのではないかというふうなことで問題がないでしょうか。
また、災害時一番大切なことは水、食料の中で一番大切なのは水だというふうに言われていますが、一つの例として東向陽台公民館エリアでは今現在約1万人住んでいるわけですが、東向陽台小学校と中学校を合わせて水がどの程度備蓄倉庫に入っているかと。1人が水を使う量というのは3リットルというふうに言われておりますが、東向陽台公民館エリアでは128人の分、1日使うだけの水しかありませんでした。そういうことがわかってきました。
また、1年前に期限が切れていた食品300食が倉庫内にあり、がっかりいたしました。備蓄倉庫内の期限切れ食料品はごみとして廃棄処分するのですか。これは町民の税金ではないかと、私は思っております。もっと期限切れ前にぜひとも活用すべきではないかというふうに思っております。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げましたけれども、やはり連携を強めるという意味で準備をいたします。いつどのようなことでというようなことで、教育委員会部局ともあわせながら準備をしてまいりたいというふうに思います。
備蓄倉庫につきましては、おっしゃるとおり小学校と中学校に置かしていただいているという感じなんでしょうかね。現状学校の先生方が開ける機会というようなのもなかったようです。したがいまして、ぜひそういったことのどなたかにとか、中学校につきましては学校業務員がいるというようなこともありますので、そういった連携も含めて検討してまいります。明かりがないというのもおっしゃるとおりで、何か他の事例を見ながら非常用に、常備なのか非常時の不自由のないような明かり、内部的な明かりをというようなことも他の事例を研究しながら対応してまいりたいというふうに思います。
水についても非常用の食料についても全くおっしゃるとおりだなというふうに思いますね。手元に備蓄食数をどういう基準で設けているかというのも出させたんですけれども、何か16年の資料しか手元にないようですね。つまりは、富谷町は16年当時3万5,909人、これをベースに宮城県沖地震があった場合には短期避難者、宮城県沖連動型地震という規模がやや小さ目なんでしょうか、長町利府断層地震という二つの類型で想定しているようです。短期避難者は3万5,909人のうち413人という数値がありますので、それを割り戻すとおよそ1.15%程度のという数値上から出てきているのかもしれません。利府長町については2.18%に相当する784人、これに見合う数値を算出して、それの3食3日分という感じです。ですから、参考までに申し上げますけれども、16年度当時宮城県沖連動型地震短期避難者は413人と想定して、それの3食の3日分、当初の出だしの3日間というおっしゃるとおりですね。これが3,717人という数値から三千七、八百食用意していますというのがこの間、ですから、17、18、19、20、21ともう5年で5,000人ほど増加していますから、そういう意味でもこの質問を機に非常食の準備のありようについて検討させていただきたいというふうに思います。
なお、期限切れのというのは本当に残念なことでして、私も初めて耳にするところであります。学校の先生方ももったいないね、何か防災訓練等あるいは小学生に中学生というふうなことでの使い方もあっただろうし、地域の防災訓練等に生かす方策もあったでしょうし、要するに賞味期限切れ前に手を打つ策はあったのではないかなというふうに私は思います。ですから、今後はそういうことのないように、パソコン上で管理は十分しているようです。もう少し確認すればそれは廃棄するものとして、それはもう切れてしまったものですから廃棄するものとして備蓄倉庫の中にあったものですという答えを受けるわけですけれども、どちらにしてもそのようなことのないように以後十分対応してまいりたいというふうに思います。以上でございます。
8番(菅原 傳君) 私は、中学校図書館の運営状況と子どもの権利条約に関する問題の2点について質問いたします。
本年4月より新たに中学校図書館に専任職員が配置されました。昨年4月から小学校7校に専任職員が配置され、子供たちの読書への関心が高まり学習にも一定の効果が上がっています。日吉台小学校の読書活動がテレビで全国ネット放送され、富谷町の学校図書館の効果が紹介されました。この小学校の専任職員の配置の効果に基づきまして、中学校図書館にも専任職員が配置され効果が期待されているところであります。もちろんまだ8カ月しかたっておりませんので、途中経過ということでお伺いをいたします。
まず、以前と比べて生徒たちの図書館に対する反応、読書に関する関心はどう変わったのでしょうか。特徴的な面を紹介してください。
そしてまた、専任職員の4月からの活動状況、学習活動、読書活動の指導で、クラス担任や教科担任との連携はどのように行われているのかをお伺いしたいと思います。
生徒たちの関心と要望を満たすためには、図書冊数の充実は欠くべからざる条件であります。現在の冊数が基準に満たされているのかどうか。不足しているのであれば、今後の充足計画についてお伺いしたいと思います。
次に、子どもの権利条例の制定について伺います。
今年は子どもの権利条約の国連採択20年、日本の批准15周年に当たっております。今子供を取り巻く状況はいじめと虐待、貧困と格差、平等な教育機会が失われ、大きな社会問題、政治問題になっております。先日の新聞報道によりますと、文科省が11月30日、2008年の問題行動調査を発表されました。そこの中で、子供のいじめ、暴力が過去最大となり、小中高合わせて5万9,600件の数になっていると報じられております。宮城県は全国平均より上回り、1,000人当たり7人でありまして、東北で一番多いと結果が出ております。何でこんなに増えているのでしょうか。貧困と社会差別、大人の対応、学校の対応などいろいろ要因は挙げられますが、子供のための環境をしっかり整えて健やかな成長ができるように諸条件を整えなければなりません。
子どもの権利に関する条約の前文には、「子どもはそれぞれがひとりの人間である。子どもはかけがえのない価値と尊厳を持っており、その権利が保障される中で豊かな子どもの時代を過ごすことができる」とうたっております。国内でも川崎市を初めとしまして多くの自治体が子どもの権利条例を制定しており、県内におきましても石巻の子どもの権利に関する条例、角田市の子育て憲章、利府町の子ども憲章など、それぞれ施行されております。国連総会で採択された子どもの権利条約は前文と54条の条項からなっており、18歳未満のすべての子供が保護をされ発達を保障され、人間として平等に権利を認められる内容になっております。
我が富谷町は県内でも最も子供が多く、この子どもの権利条例は必要欠くべからざるものと考えます。もちろん町政の中で子供を大切にする取り組みが行われ、子どもまつり、あるいは学校図書館の充実、そして子どもの育成会議等々実績を上げていますけれども、子どもの権利を保障する組織的検討が我が町としては重要と考えます。
そこで伺います。町長として子どもの権利条約についてどう認識をされておられるのか、伺いたいと思います。
そして、富谷町として県内で最も子供が多い現状から、町として子どもの権利条例の取り組みについてその抱負をお聞かせいただきたいと思います。
また、子どもの権利条約について町内の教職員、教育関係団体、児童委員、民生委員、人権擁護委員などの方々に啓発活動が必要でありますけれども、もちろんやられていると思いますけれども、その実態についてお伺いをしたいと思います。
町として子供たちを対象として従来取り組まれてきました今後の重要施策があれば、またこれも伺いたいと思います。
最後に、子供たちの声を十分に聞くことにつきまして、町政の中にその意見を生かす立場から子供議会もしくは子供会議を恒例化して実施すべきと考えますけれども、町としてぜひ以前のようにこの子供の議会を実現してほしいと思いますが、その見解をお伺いしまして質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまのお答えを申し上げます。
前段は教育長にというふうにも思いますので、後ほど、私の答弁の後に教育長にも答弁させることにいたします。
実は中学校への配置につきましても大変私も大きな関心事でありまして、12月1日でしたか、富谷中学校に出向いて、短時間ではありましたけれども中学生諸君と昼休みの時間に図書室を訪ねてまいりました。あと小学校の専任の学校図書館指導員という名称に変更したことは既にお伝えをしているところでありますけれども、それぞれ小学校7校の取り組みに加えて、そういった2年の実績がありますので、小学校から中学校1年、2年という形で入ってきている皆さん、3年生はまた違うというふうなことになりますけれども、中学生は中学生の特色がやはりあるんだなというようなことを思いますね。大変中学生は忙しく生活しているということもありますし、教科担任制であるというようなこともありますし、部活がありますし、習い事がありますしというようなことで、そんな中でもやはり問われるのは質、時間あるいは回数、冊数を超えて、図書館で出会う本のきっかけといいますか、ですから、子供たちの一人一人をよくつかんでぜひ学校図書館指導員の皆さんにはお力を発揮していただきたいものだなというふうに思います。大変明るさとあわせて日常図書館は開放されているわけですので、そういう意味では今までにない雰囲気と場になっているんだなというふうに、現場の校長先生等からも話をお聞かせいただいたところでございました。詳しくは後ほど教育長から答弁させることにいたします。
子どもの権利条例の制定をというようなことで条約を国連採択、そして日本では15周年というふうなことがベースになっておりますけれども、富谷町では検討した経緯はいまだないようでございます。今私がこのような立場で条例の制定をと言ったときに、次のように考えるところであります。
きょうのこのような提案をきっかけに、まさに町民の皆さんの関心を高める。そしてまた、子どもの権利条例、町としての条例制定の気運が高まる。こういったことをぜひ私どもも意識としますけれども、議員、菅原議員を含めて議員各位にぜひそういった機運とご賛同の高まりを期待したいところでございます。なお一層研究を重ねながら、ベースにあるところは全く異存はないところでありますけれども、子供たちを取り巻く環境の整備、なお一層厳しい子供たちを取り巻く環境、状況にありますので、条例のありなし、条例ができたから云々ではない取り組みもまた継続して進めていかなければならないというふうに思います。何にも増して子供たちが健全に、まさに自分の将来を見つめてそれぞれ小学校、中学校のステップごとにそれぞれ子供らしく育っていく、この辺のところに根っこは尽きるのではないかなと思いますので、ぜひこれを機に意識を高めていきたいというふうに思います。周知徹底はもちろんのことであります。ぜひこれまた学校の先生方含めそれぞれ親御さんも含めて、周知徹底に努めてまいりたいというふうに思います。
町の重要施策というふうなことで、私の教育福祉ということの施策のトップに来ておる中でのことでありますので、順次施設の人的なもの、そしてまた施設的なもの、そして備品等の面、さまざまな領域からというふうにも思います。そして、また象徴的なものとして子どもまつりというふうなことも去年からスタートさせてきているところでありますので、施策についてはそれぞれに取り組んできているところでございまして、足らざるところとあわせて、ぜひやはり最終的には学校には学校の先生方にご努力して頑張ってもらうという部分がありますし、地域のそれぞれお父さん、お母さん方保護者としての役目、地域としての役目、町としての役目、そういったところの総合的に高める、そういったことも意識しながら進める必要があるなというふうに思います。幸いにマスコミに取り上げられたことをもってよしとするわけではありませんけれども、ああいうような形での注目をしていただいたというふうなこともありますし、さらにまた学校評価の取り組みも、先ほど冒頭申し上げましたように、それぞれ東日本地区代表として教職員が学ぶ場に実践事例として出向いて発表の機会を得たというのも大変名誉なことだというふうに思います。こういったこともいわゆる自信、積み上げの一つとして、ぜひ今後とも引き続き私の施策の柱の大事な一つでありますので取り組んでまいりたいというふうに思います。
子供議会につきましては、やはり11年から17年まで継続して実施された経緯があります。しかしながら、議会の形式をとることが果たしてというふうなこともありますね。形式が大事なのか、それとも子供たちの実をとることが大事なのか。あるいは後ろで傍聴していただくことも一つかもしれませんし、議席に座ってそれぞれこういった配置をしてやりとりするというのも全然だめだとは言いませんけれども、この忙しいと言いますか時間の窮屈な中でどのような考え方と位置づけの中で取り組むかというようなことは相当真剣に考えなきゃならないなというふうに思います。こういう場をお使いになりたいということについては、それこそ議会の議長さんの裁量で十分できることでありますので、議会への関心と議会活動の教育の場というふうに考えれば、議会の皆さんがまさに議会の活動のPRというふうなことも含めてお考えになれる、そういった内容ではないかなというふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず初めに、小学校に引き続きまして今年度4月から各中学校に学校図書指導員を配置いただいておりますことに厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。
ただいまご質問いただいた中学校への学校図書指導員配置に関しましての3点のご質問に対して私の方からお答えをいたします。
まず初めに、子供たちの反応及び読書に関する関心度はどんなものかというご質問でございますが、現中学校1、2年生は、小学校時代に学校図書指導員とかかわりながらさまざまな読書活動を体験してきております。小学校で培われた読書への興味関心は着実に中学校へとつながってきているというふうに思っております。しかしながら、中学生は部活や勉強など大変忙しい日々の学校生活を送っております。なかなか図書館に足を運ぶ時間がないというのが現実の状況であります。そのためにも中学校において読書への興味関心の一つのバロメーターとして読書の質、内容ということに注目をしていきたいというふうに思っております。現在徐々にではありますが本を手にとる生徒が増えてきておりますので、その興味関心を引き出していくさらなる工夫を、今後学校の方と連携しながら図っていきたいというふうに思っております。
第2点目の専任学校の図書指導員と教職員の連携はどうかというご質問に対してお答えをいたします。学校図書指導員と教職員の連携に関しましては、やはり各学校におります司書教諭がそのパイプ役になる必要があります。しかしながら、小学校同様司書教諭もクラス担任兼任がほとんどでございまして、特に中学校の場合は放課後の部活動もあることから、なおさら連絡調整ができる時間が確保できないというのが現状ではございます。そんな中でも各中学校において小学校での取り組み、小学校は先行しておりますので、その先行の取り組み事例等を参考にしながら創意工夫してできるだけ効率的な連携体制を模索している状況です。その具体的事例としては、連絡帳を活用するとか給食を一緒に食べながらの情報交換や休み時間の積極的な活動等が挙げられるかと思います。
第3点目の図書冊数の充足状況についてでございますが、今年度の図書購入費は中学校5校で597万7,500円。これは単純に5校割りをいたしますと約120万円を計上しております。今年度は学校図書指導員を配置した初年度ということもありまして、蔵書整理による廃棄図書が多かったわけでございますが、仮にこの予算を100%執行した場合、蔵書率は約60%程度と確実に増加をしてきております。引き続き来年度におきましても、今年度における蔵書数を把握した上でこの標準上昇率を踏まえた予算配置と計画的な予算執行、さらにはより充実した図書の質を高めていくための効率的かつ効果的な選書、本の選び方にも取り組んでいきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 大変詳しくご説明いただきましてありがとうございました。
それで、ちょっと図書館関係について2点だけ再質問したいと思いますが、一つはさっき町長からもお話がありましたけれども、中学校の子供たちは読書に対する関心がちょっと小学校と比べていまいちだというふうな感じがあるようでありますけれども、それを補う手段としまして、これは小学校ではやっているようですが、図書館だよりを発行して図書の紹介だとか、あるいは感想文を載せたりしまして関心を高めていくということで、図書館だよりを発行して子供たち、それから家庭にも配布をしますとそういった面での相乗効果が出てくるのではないかというふうに思いますので、これはどういうふうに今行われているのか伺いたいと思います。
それから2番目は、今図書予算が5校で597万というのが出ました。これはたしか国の方からも交付金が出ているわけですが、国の方の交付金というのは何か一括されておりまして、これが図書費だというのがはっきりしないんですけれども、この内訳等については教育委員会が所属なのか、それともこちらの総務あるいは財政課が所属なのかわかりませんけれども、ちょっと仕分けがどうなっているのか、その内容についてこの際伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) まず、図書館だよりでございますけれども各学校で実施しております。学校によりましては子供たちが読みたい本をアンケートをとったりして、読みたい本の把握等にも努めております。
それから、図書費の予算の件でございますけれども、交付税措置されておりますので図書費として幾らというような配分ではございません。ただ、富谷町では大変図書に力を入れていただいておりますので、図書館の図書の充実につきましては十分な予算をいただいていると思っております。
議長(渡邊俊一君) 次に進みますけれども、よろしいですか。(「もっと詳しく」の声あり)では、3問目ですから立ってもう一度質問してください。8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 前は学校図書費ということできちんとはっきりしまして各市町村自治体に交付されておったんですね。ところが、四、五年ぐらい前でしたか、財政がいろいろ厳しいということで全部一括して交付税の中に織り込んだものですから、自治体によっては図書費に余り回らないで別な方に使っているというような傾向が出てきまして、非常に学校では困ったわけですね。だから、恐らく現行はそういうふうになっていると思いますけれども、財政課なんでしょうか、今どういうふうな仕分けになっているのか。この分を図書費に使えとは来ていないんですね。だから、それをどのぐらいの割合で仕分けをしているのか、その点をお伺いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡邊成一君) まず、地方交付税の考え方から申し上げますと、いわゆる交付税措置ということは全体にそのくらい需要があるというその算定上の数値でございまして、それをそれぞれの自治体の収入の中で交付税が配分されるというような形になっておりますので、交付税の算定上の数値は幾らという数字は出ましても、そのまま各学校に費用がそのままストレートに回るというそういった措置ではございません。これは図書費に限らずいずれの、例えば消防費でも何でもそうなんですけれども、そういった形で算定上は需要額ということで出てきまして、あとはそれぞれの自治体のいわゆる収入に合わせた、その差額があれば交付税措置がされるというような形でございますので、算定上の数字がそのままストレートにそれぞれの業務に反映されるということではないということでございます。
議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時00分 休憩
午後1時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
19番千葉 達君。(「議長、まだ残っている」の声あり)3回で終わっています。19番千葉 達君。
19番(千葉 達君) 最初に行政財産の利活用について質問いたします。
我が町の公有財産は、普通財産、行政財産に区分し管理されております。昭和40年代からの住宅団地開発等に伴って、開発指導要綱に基づき町が取得した土地を行政財産と定義づけられており、こうした行政財産は現在10数カ所町内に点在している状況であります。
そのうちの一つであるあけの平公民館北側あけの平2丁目14番地11外5筆、面積合計1,198.05平米は、公共公益施設予定地として昭和60年2月に町が取得し、翌年61年3月簡易郵便局へ1筆を貸与、外5筆については一時期工事資材置き場として活用された以外、この25年間雑然とした土地空間をさらしている状態であります。あけの平地区の民間住宅環境はほぼ目いっぱいであり、あの土地空間に大変違和感を覚えることがあります。
質問の第1点目は、あの土地利活用に希望と期待を持てる地域環境づくりのためにも利活用のビジョンを示す時期ではないかと考えますが、町長の見解をお伺いいたします。
富谷町高齢者保健福祉計画、第4期富谷町介護保険事業計画の第3節安心して暮らすためのサービスの充実と題して、その中の第3項に地域密着型サービス、いわゆる高齢者が住みなれた地域で生活ができる生活圏域グループホーム等の福祉施設整備の考えを記述しております。これについては私は賛同する一人であります。同時に、あの土地は民間住宅用としても立地条件、環境が整っており、販売しようと思えばすぐにでも売却できる状態ではないかと考えます。しかし、それにしては非常に惜しいことであります。放置に等しい今日までの25年、もう機は熟しております。
2点目として、私はあの土地に町の方針のもと生活圏域グループホーム等の福祉施設計画の具体化を熱望するとともに、売却することも含め町長の見解をお伺いいたします。
3点目に、行政財産はほかにも町内各地に点在しているわけですが、現在利活用計画また予定を持ち合わせているところを町長からお示しいただきたいと考えます。
二つ目の新訂富谷町誌についてですが、新訂富谷町誌は平成5年3月、町制施行30周年記念事業の一つとして発刊されたものであります。そして、我が町昭和38年町制施行を契機に、それ以前から四、五年の町誌編さんに年月を費やし、昭和40年5月に刊行された旧富谷町誌をベースにしたものであり、最初の町史発刊時昭和40年の人口は4,800人強、世帯数900強だったのが、平成4年4月には人口は約6倍の2万7,000人、世帯数は8倍7,500弱となり、町制施行から約30年間における町の環境、もろもろの著しい動向の推移を集約し追録されたものが新訂富谷町誌であると考えます。
以前に、この議場において新訂富谷町誌の在庫が相当数あるとのお話が私の記憶に残っております。私には、その相当数の在庫ということが気になってならないところであります。そこで、単刀直入に質問したいと思います。
第1点目に、平成5年の新訂富谷町誌の総発行部数とそれにかかる印刷費はどれほどだったのでしょうか、お伺いいたします。
2点目に、現時点において在庫数は幾らあるのか。そして、ここ3カ年の年度別在庫消化状況をお伺いいたします。
3点目に、町誌の保管状況ですが、その保管形状、また保管場所をお伺いいたします。
4点目に、相当数の在庫があるとすれば、必要在庫数を除き消化促進を図らねばと思いますが、消化に関する考え、見解を町長にお伺いいたします。
5点目に、昭和40年に発刊された旧富谷町誌の在庫状況はいかがでしょうかをお伺いし、質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答え申し上げます。
行政財産の利活用、そしてまた新訂富谷町誌ということで両方ある意味ではかかわりがあるのかなというふうに思います。行政財産、そしてまた普通財産、それぞれの区分の違い、管理の違いは十分ご承知かと思います。このあけの平6区画約1,200平米、その1区画分130平米ほどあけの平の簡易郵便局に賃貸をしておるというところでございます。そのようなことで1,200平米で6区画ですから約200平米程度の6区画が公民館の道路挟んで北側に所在をするというふうな現況でございます。
私も町長就任後、富谷町の財産やら旧庁舎の状況やらその中身やら等々、出だしの3カ月ぐらいだったでしょうか、ほとんどの場所、現場を見させていただく機会がありました。そのようなことで、たしか10万平米ぐらい前財政課長のもとで財産、一般的に町民の言葉で言えば遊休財産、塩漬けなんていう言葉も見聞きされるような、行政の内訳ですから先ほどの二つの区分けがありますけれども、10万平米程度あるというふうな現状をどのようにしたらいいものやらというようなことでまとめた経緯がありますし、今回の質問も受けながら改めて現地のたまたま通る機会があって現状認識としてはあるわけでありますけれども。
そういう中で現状利活用計画、1、2合わせて特に引き合いがないというのが現実ですね。ここに何をしたいとかという、こちらでこうしたいという計画も示さない中でというようなこともありますけれども、あそこあいてるね、確認したら町の土地なんだけれども町で売る予定、計画はあるのかというそういう声も現実ないようですし、あの場所を利用してこういう施設を設けてこうしたいというふうな計画も、私の耳には直接この3年の間届くことはございませんでした。機が熟すというふうな言葉でおっしゃっていただいていますけれども、売却については現状とりわけ急ぐ状況にはないというふうなことです。公民館まつり等で駐車場がいっぱいの折に臨時にあけてというふうなことで使う、その頻度も年数回というふうなことではありますけれどもね。そういう現状とあわせて売却の急ぐ現況にはないというそんな認識でございます。
参考までに固定資産で使う価格、平成12年と平成21年度を比べてみますと約3分の2程度だというふうなことになります。4万2,800円から2万7,500円、平米単価です。ですから、約3分の2、3分の1程度価値が減少しているというふうなことですね。平米当たりこれですから1,200平米を掛けますとざっと3,300万程度の売却の価格、およその見込み値というあたりが出てくるのかなというふうに今電卓を置いたところでございました。現状は除草費用に維持管理として8万5,000円ほど5区画分の維持管理に要しているというふうな状況でありますので、ご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。
その他についても就任当初全体像をまとめての状況です。引き合いがあれば考える、お貸しすることも含めて検討する準備はできておりますけれども、こちらから具体的にこの場所について売却をというふうな予定は現状のところないというところでございます。
新訂富谷町誌について改めてこのようなご質問を受けて、質問の項目に合わせて整理をさせていただいたところでございます。印刷費用は平成2、3、4年度と予算書に計上されているものから担当が引き抜いたものでございます。委託料が3年度分通してトータル5,435万円、その部分だけ申し上げます。頭の部分だけの数字を申し上げます。印刷製本費が約600万円ほどということで、合わせますと6,031万4,000円という6,000万円ほどです。ひょっとしたら2、3年度のどちらかに印刷費が、印刷費は平成4年に600万ほどしかないですから、ひょっとしたらこれに加わる印刷費があるのではないかというふうなものもあるんですけれども、確たるものはございません。どちらにしても確たる数字は6,000万円です。
印刷の冊数は6,000部です。3,000部でスタートした経緯があるようでありますけれども、追加3,000ということで一気に6,000というふうなことで印刷したようであります。現状の残冊数は4,500冊です。4,498冊という正確な数字。ですから、1冊単価1万円、4,500万円ほどのお宝が旧庁舎に眠っている現状です。平成3年に議員さんになられた方、昭和58年になられた方、何人かいらっしゃるのでその辺の経緯は多少おわかりの方はおられるんだろうと思いますけれども、私も非常に心痛めている問題の一つでございます。何せ販売単価5,000円ということでなかなか今5,000円を出して購入していただく方も少ないということで、職員どうやって販売数42冊というのはこの内訳は何なのというのは、大半は新規採用職員への厚生部からのプレゼントということでね。本当に笑い事ではないぐらいの話です。5,000円で厚生部の皆さんがみずから拠出しているお金で買い取って新規採用職員にプレゼントしているんですね。これが42冊です。寄贈数は38冊です。私が就任してから二けた台に乗せまして、19年度は20冊、20年度は26冊、21年度まだ端数ですけれども29冊ということで、18年度は5冊ということでトータルこの4年度にまたがっては80冊でございます。失礼申し上げました。寄贈が18年が2冊、19年17冊、20年9冊、21年度10冊、合わせて38冊。販売が42冊というところでございます。寄贈の内訳はそれぞれの千人単位の人口到達者いらっしゃいますので、あの方には1冊をとか学校にとか新しく教育委員になられた方とか新生児の代表者とかまちづくり審議会委員さんとか警察にとか、せんだっての立地企業の懇談会の折には8社9人いらっしゃいましたので9冊プレゼント、寄贈させていただいた。それでもはけません。
これは町、私がというふうなことで言うよりは、ぜひどうしたらいいのか皆さんからの賢明なるお知恵を拝借したい。もうさかのぼること平成2年ですから。2、3、4年度にまたがる3カ年事業でこのようなことになったままもう十六、七年たっています。昭和40年、1965年ですから。そこから平成2年は25年目にして新しいものをつくったんですね。そうすると、やはり30年程度が一世代程度の期間の中で恐らく更新しようというふうな動きに盛り上がりがなるんだろうなというふうに思います。富谷の新たな町誌がつくられる時期があるのか場面があるのかは定かではありませんけれども、とにかくも平成2年、1990年作の、2、3、4年の4,500冊です。
あの当時は、ちょっと横道になりますけれども、私はどのぐらいあるのというふうなことで現物をパレットに積み上がっているのを見ましたから、私の記憶では1,000冊程度というような印象なんですね。そのように何か担当課から聞いたように思うんですけれども、それくらい町の職員の担当課の皆さんも恐らく記憶定かでないくらい、現状この質問を受けてきっちりと旧庁舎に出向いて、パレット上の5冊単位ひとくくりになっているようですけれども、そういったものを確認した折4,500冊ものお宝があの旧庁舎に眠っておる。金額に換算したらもう4,500万、5,000円単価にしても二千数百万円のものが10数年も眠り続けているんですから、いつ皆さんの力で起こして上げたらいいのか。そのようなことを今本気になって考えているところでございます。したがいまして、消化促進、これらをどのようにしたらいいものか。本当に寄贈もほとんど学校には行き渡っていますし、もう本当にばらまいて喜んで受け取ってくれるふうでもなし、非常に悩みの大きい課題でございます。
40年ものはまさにレアものでございまして、現状1冊もございません。お持ちの方はぜひお大事にお使いいただければとお願い申し上げ終わりといたします。
議長(渡邊俊一君) 19番千葉 達君。
19番(千葉 達君) 行政財産の利活用については、富谷南部町内会館の予定地はこれも行政財産の一部と考えてよろしいでしょうか。
それと、富ヶ丘・日吉台エリアにグループホームの整備計画が進行中ということがうたわれているんですが、これは行政財産の一部かどうかお尋ねします。
それから、新訂富谷町誌については、この4,500冊、私自身も予想だにしない数字であります。この富谷町誌は横16.5センチ、縦22.5センチ、厚さ5センチなんですよ。そうすると4,500冊というとどうなりますか。5センチ掛ける4,500冊ですから225メートルになりますよね、重ねると。私の計算なんですけれども、畳1枚に上手に並べますと44枚並ぶんですよ。それ8畳間だったら352冊、1段で。これは単純計算でも12段。12段掛ける5センチですから8畳間目いっぱいに12段積んで結局60センチですね。大体想像つくと思います。
これは何としても早く消化しなくちゃいけない。過去15年前のことを責任云々は私は問うつもりは一切ありません。やってしまったことだからいたし方ないと思いますが、これは隠し財産、これは何なんですね。これは仮に頒布価格5,000円としても全部売れば2,250万ですよね。これは印刷費の原価ベースでいくと4,500万あるわけですから、約半額で頒布価格5,000円と設定しても、これは全部売れば手数料ですか、雑入ですか。その辺をちょっとお伺いしたいんですよ。これは財産なのか、隠れ財産なのか、ただ単なる在庫なのか、消耗品なのか、その辺をお伺いしたい。
それから、消化促進に関することですが、私の提案として、まず広報で連続3カ月間ぐらい町誌はいかがですかということで、まず広報で呼びかけをしてみると。または、公民館の各支所の窓口に見本を2冊か3冊全部出して、いかがでしょうかと、町民の皆様、富谷町誌を見てもっとご理解いただけませんかと、興味ありませんかというPRも必要かと思います。それから、区長たちも毎年メンバーがかわるわけですよね。何名か、1割か。それから、PTAの役員の方々、学校12校ありますが、12校のPTA役員もどうでしょうか、2年に1回はある程度かわっているのではないでしょうか、そういった方々。それから民生委員の方々、教育委員の方々、行政に携わっている有識者に、押し売りはできませんが、販売促進、呼びかけは必要ではないでしょうか。そうしていれば、年間20冊とか30冊だっていうことはないわけですよ。ですから、過去を追うのではなくて、今後どうやったらいいか、私も含めて消化促進に努めていただきたい。
以上、四、五件質問事項が出たと思いますが、再答弁お願いします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 過去を追うことなくということなんですけれども、おっしゃるとおりですね。現況をどのように受けとめてというようなことながら、しかし現実もまた直視しなければならないという一面もあるんですね。本当にこれをもってしてまさに無駄とは言わないのかということもやはり我々も、我々というか双方含めて町民の声というか批判を受けなきゃならないですよね。これは逃げるわけにはいかない。4,500冊も残っている。5年で消化するなら年間900冊ですよ。10年だって450冊。月、今までのペースで100冊程度なら45年かかるんです。本当に冗談じゃないくらい、この平成2、3、4年のころのまた振り返って見なきゃならない。それを私どもにPRとかと一方的に議会と執行部の関係をこの問題をもってしてやりとりの課題とされても、大変私どもとしては荷が重い、正直なところ。
ですから、今言ったように売る努力とかやってきたんですが、果たしてその5,000円という、今の時勢の中で10数年前の町誌なるものが今流なものとして売れるかどうかというのも当然ありますよね。ですから、そういったことも含めてそう簡単ではないということをぜひご理解をいただきたいというふうに思います。まさにこれPRに努めますけれども、本当に事は大変重いというふうなことを思いますね。ですから、何とか進呈、寄贈というふうな形ではく速度を上げる。今おっしゃっていただいたようにPTAなどが、区長さんたちにはどうなんですかね。有料、そうやってお配りをしてきたんだろうと思いますけれども、とにかく100冊ペースでやっても45年かかりますから。10年で処理するにも二、三百、三、四百の単位で何とかしなきゃならないということですので、どちらにしても庁舎の耐震の診断も今始まろうとしているところでありますので、そういったのも含めて今スペースに置きかえていただきましたけれども、まさに皆さんともども共通の課題として、まさに負の遺産でありますから、こういったものを皆さんと共有し合ってやっていかなければならない課題だと、こういうふうな認識でございますが、いかがでございましょうか。
あと、個別のものについては財政あるいは総務課の方から答弁させるということで、以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 議員から質問いただきました、まず富ヶ丘の消防署跡地、こちらは普通財産でございます。あと、もう一つひより台だったでしょうか。はい。具体に場所をちょっと申し上げていただければなと思います。ちょっと場所が具体にわからないところで、財産の内容についてお話はできないということでございますので、後ほどお話しいただければなと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 売れた際の受け入れ先は雑入で受け入れているところでございます。在庫のものにつきましては、売れるときには5,000円という賦課価値でございますので、一応財産というような感じであります。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。財産なんですけれども、何財産になっていますかという質問だったんですけれども。普通財産なのか、何か別の財産なのかという質問だと思いますけれども、その辺わかりましたか。
総務課長(須藤辰夫君) 普通財産ということでございます。
議長(渡邊俊一君) 千葉議員、そのまま自席でいいです。先ほど財政課長が場所がわからないということで答弁できないという話でありましたから、もし、自席のままで結構ですから、場所が指摘できるんでしたら指摘してください。そのままで結構です。立たないで結構ですから。
19番(千葉 達君) 日吉台エリアのことですね。これは……
議長(渡邊俊一君) ひより台と言ったの。日吉台。はい。
19番(千葉 達君) 日吉台。これは長寿福祉課の方の計画で、その土地何番ということは指定していなくて、グループホームの施設整備計画中だということがうたってあったので、私はそれは行政財産の一つなのかという質問でございます。
議長(渡邊俊一君) はい、わかりました。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 富ヶ丘・日吉台エリアに整備というところの土地は私有地になってございます。
それから、今年度の開所に向けて現在建設中というところでございます。
議長(渡邊俊一君) 19番千葉 達君。
19番(千葉 達君) 余り言いたくない辛口なんですが、これは現執行部には該当しないわけなんですが、昭和40年時点で約900所帯。それで平成4年には世帯数が7,500と。もしかすると6,000部発行しても世帯数が増えているから消化するんじゃないかという物すごく甘い予定だったのではないかなと。それで、現実的に平成4年の世帯数が7,500弱なんですが、現在幾らですか。1万5,600強でしょう。もう倍ですよ。ややもすれば大和町の全世帯分がこの15年間でそっくり富谷に入ったというふうにも考えておかしくないわけですよ。私がもっと心配するのは、いつの時点かわかりませんが、60周年記念か70周年記念になるか、だけれども現実からいったら世帯数が倍ですから、この新訂富谷町誌の価値観というのが上がるどころか、何も価値観ないんじゃないですか。
ちなみに、先月仙台駅前S百貨店で古本の有名なM社が10万冊古本を売っていました。私もじっくり見てきました。歴史とか郷土史にある程度関心があるものですからそこに行ってコーナーを見たら、旧町誌、これは5,000円で売っていました。新訂富谷町誌は8,000円です。大郷の、大郷は歴史長いものですから、大松沢、粕川、大谷とありまして、資料の方が厚いんですね。それで資料の方が3冊、行政関係は1冊で、合計4冊で3万円で売っていましたよ。
将来、次期の町長、どの時点で、町誌をもう発行しなくちゃいけない時期が迫ってきているのに、こういう4,500冊もあるのではちょっと余りオープンできませんよね。4,500冊あるということは。何とかしなくちゃいかんと。原価ベースで4,500万ですからね。この辺十二分に我々も含めて考えていただきたい。これは要望になるんですが、その辺の見解、もう一度やはり心構えというか、今後気構えというか、ひとつしっかりと見解を述べていただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 千葉議員の先ほどの平成4年の7,500世帯を再度おっしゃっていただいて、恐らく推測するに全世帯をというようなあたりに膨らんでいったのかなと、それはわかりません、推測でありますけれども。
それはそれとして、もう一つ千葉議員と違うのは、オープンにできませんよねというのは違うんですね。それは何も行政にオープンにできないことは何もありませんから、それこそまさに不適切発言ではないのかなと私も思う。しかしながら、行政の信頼とか等々ありますので、きょう傍聴の方いらっしゃいますけれども、こういったものを理解していただけるのかいただけないのかも含めて、やはり襟を正さなきゃならない。我々執行する側としてはこの見込み違いをどうするか。これはやはりスタートからそういった覚悟が必要なんだと思うんですよね。そういう思いで私ら、この道に今いるわけです。
ですから、そういったことを含めて、ぜひ皆さんとのやりとりというのはそういうところに来るわけですから。見込み違いはどうだとかなりますよね。しかし、平成3年のことを今さらとかと言って、ですからこの途中経過はどうなっていたんでしょうかねというのもまた一方では思いますけれども、ぜひあそこから退去させなきゃならない大きなボリュームのある冊数でありますので、きょうの質問を契機に本腰入れてもう一回どのような形で進めることがはけるのかといいますか、販路拡大どころか、消化、まさに消化試合の消化する方策をみんなで、私どもとしてもまた考え、また機会があれば皆さんにお諮りをしたいとそんなふうに思うところでございます。
7番(相澤 榮君) 私は2問について質問をいたします。
まず最初に、学校給食への地元農産物の活用についてです。
「私食べる人、あなたつくる人」これは食にかかわることですが、現代社会は食べる人とそれをつくる人がだんだん乖離してきています。このことは学校給食から始まっているかもしれません。つくる側には調理する人、さらにその後ろには食材をつくる人、生産者がいます。とかく食べる人はつくる人の苦労はわからないままに、うまさ、おいしさを求めています。とりわけ農業者のことは遠い存在のようです。そこに「食と農」が課題になっているゆえんであると感じられます。
それでは、具体的にどのようになれば農業者にとって食と農のつながりが望ましいのか、いま一つはっきりしません。人は物事を実際に体験しなければ本当のところはわからないものですが、その中でも農業は特にそうであると思います。子供たちや都会に住む人たちを対象にした農業体験も盛んですが、作物は継続的に世話をしなければ体験は一過性となり、農業が好きになるどころが嫌いになり、勤労体験にもならないです。成就感を持たせるような周到な準備が必要であります。
さて、食のもとをつくる者として今の仕事について話せば、秋野菜の大根、結球白菜、キャベツ、漬け菜等の収穫最盛期であります。本町の野菜生産農家はこれらの農産物を自家用、贈答用にしているのが大半であります。250運動が定着し、おんないん会で直販している方もおりますが、まだまだ自家農産物が有効に利用されていないのが現状です。
本年4月より学校給食センターでの地元農産物の利用が拡充され、私たち農家にとってはすばらしい取り組みと期待しています。町内の生産者の育成と地産地消という観点から、今後ますます拡大されますことを願い、次のことについて質問いたします。
一つ、地元農産物の使用割合はどうなっていますか。
二つ、今後の使用割合をどう考えますか。
三つ、規格外品の使用方法についてどう考えますか。
2問目に移ります。住宅の耐震診断について。
宮城県沖地震が今後30年以内にほぼ確実に来ると言われているということで、各市町村では危険箇所や避難所、経路を確認しながら防災マップをつくったり、積極的に災害の対応策を考えた防災訓練も実施しています。本町では、公共の建築物はほぼ耐震構造に改修されてきました。しかし、個人の住宅においてはまだまだ耐震化率は不十分です。
昭和56年5月31日以前に建築された個人の木造住宅を対象として耐震診断・耐震設計・耐震改修という一貫性を持った補助事業があります。診断費用には一般的には15万円程度かかりますが、国と市町村から補助が出て自己負担は、住宅の規模により割り増しとなる場合がありますが、8,000円から1万6,800円で済みます。県内の住宅の耐震化率は2009年度で80%に達すると見込まれています。
一方、年間1,000件以上で推移してきた耐震診断の申込件数は鈍化し始めていると言われています。本年8月末時点で前年度を4割も下回り、このままでは700件を割り込む可能性もあると心配されています。
耐震診断は制度開始から7年目、昨年度は岩手・宮城内陸地震の影響で申込件数が一時的に伸びましたが、県は防災に関心の高い人の申し込みが一巡し、件数が下がってきたのではと見ています。防災意識の一層の浸透が急務で、県が呼びかけた県内一斉のパトローラー作戦は今回初めて行われました。実施は市町村の自主性に任されています。市町村の姿勢には温度差があり、住宅の耐震化率は30から83%と開きがあります。
本県は頻繁に地震に襲われてきました。防災拠点となる公共施設の耐震化率が全国第4位となるなど、他県に比べ防災意識は高いと言われています。大規模地震で建物が倒壊、崩壊しないことを目標として耐震診断の総合評点1.0未満の建物を総合評点1.0以上に改修する、中央防災会議の目標である住宅の耐震化率9割を目指してこの事業を早急に進める必要があります。本町では個人の耐震化率を高め、被害を最小限にするためにどのような施策を考えていますか、次の項目にて質問いたします。
一つ、耐震改修の必要な戸数と診断率について。
二つ、耐震改修の必要な戸数と改修率について。
三つ、耐震診断と改修工事の補助制度について。
四つ、耐震診断と改修工事の町民へのPRについて。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答え申し上げます。
後ほど部分的には教育長、さらには担当課長からということにさせていただきますけれども、給食への地元農産物の活用ということで、従前に比べればということで大分納品量が高まってきているというのも現状でございます。富谷町ですべて自己完結するのも無理も一面あるわけでありますけれども、野菜についての納品量、9月から取り組みが一つリズムに乗ってきたといいますか、こともあるんだろうと思います。長ネギが30%、大根が23%というふうに近年にないこれでも割合だというふうなことでありますので、どうか右肩上がりといいますか、高まりをひとつ評価していただければというふうに思います。
その背景にはやはり農業者のご努力、給食センターにこういったものを何とか納入したい。富谷町の子供向けに野菜をつくりたい。いいものをつくりたい。つくったらば、給食センターに受け取ってもらいたい。受け取ってもらう規格はどう、そういうリズムがあってこそ、やはり1年の作付計画などにも反映されていくのではないかなと思います。目標というふうなことで、給食センターは従前よりも柔軟な対応をしながら極力受け入れているというふうなことで、産業振興課の努力等もあって給食センターとのかみ合わせが従前よりはスムーズになってきているようであります。新給食センターのせっかくのこういったスタートを切るわけでありますので、こういった農業者の皆さんがまさに給食センターに納入できるような場所、そういう何か機能も新しい給食センターの配置の中に組み込んでいきたいと、そんなふうな計画も大枠の中では持っているところであります。
規格外のというふうなことで、必ずしも曲がっているからとかちょっと1センチ足らないからとか3センチ太さが足らないからとかというのではない、品質優先で今納入をしていただいているというふうなところでありますので、ご質問の趣旨を生かしてなお一層農業者の皆さんの、言ってみれば重要なのは顔の見える販路先というふうなことで、給食センターへの納入をさらに高めていけるような施策をとってまいりたいというふうに思います。
耐震診断につきましては、いろいろ指数等も今から申し上げます。足らざるところはあと課長からということにしますけれども、折しも11月22日に一面広告でこのように大きく耐震診断の案内が河北新報に掲載されておりました。昭和53年の宮城県沖地震、そして55年の建築基準法、56年以前に建てられた木造住宅の基準法の改定に合わせて、それを挟んで以前・以後というふうなことで耐震の強度が違うようであります。2018年まで70%、2028年まで90%、2038年までに99%の確率で宮城県沖を震源とする大規模地震が発生すると予想されていますという見出しで、そのまま放置できないんですよというふうな啓発も兼ねての広告であります。
富谷町のそのようにある基準を境に耐震改修に必要な建物という意味では約1,600戸程度です。現状、診断済みの戸数は74戸のみ、4.4%という指標です。さらにまた、改修率という意味では、全体としては11.4%、富谷町の事業を活用したこの比率といいますと22だけですから1.3%と、こういう数字になります。現行の補助基準等については後ほど課長からお願いしたいと思います。
改修工事のPR、何せ診断を8,000円から1万円台というふうなことで、見合うものであればその次に工事ですねというふうに入るんですけれども、何せ結構な金高になる、この辺のところがネックでありまして、それをどのように町の財政と折り合わせながら皆さんへの支援、そして改修への意欲づけになるものか、現状の制度のどこがどうなのか、どこをどう動かすとさらにまた進むのか、そういったところの検討を引き続き行ってまいりたいというふうに思います。以上でございます。
町長(若生英俊君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) ただいま学校給食への地元農産物の活用についてということで3点ご質問いただきましたので、私の方からお答えをいたします。
まず、どのくらいの割合で今使用されているかということについてでございますが、平成20年度における富谷町産の農作物の割合は1年間で13.6%でございました。本年度平成21年度におきましては、11月末の現在で26.1%と昨年比倍の割合になってございます。また、ブルーベリー、サクランボは100%、リンゴは81%と大変高い割合……81%と大変高い割合になっております。それから、野菜の特に目立つ長ネギ、大根等については先ほどの町長の答弁のとおりでございます。
質問第2の今後の使用割合目標についてでございますけれども、富谷町産の農作物につきましては、品質と給食センターで対応できるサイズの納品が可能であればできる限りの使用をしたいというふうに考えております。
第3点目、規格外品の使用方法についての考え方でございます。これも先ほど町長の答弁にもございましたが、規格外品の使用方法については、規格外品の状態にもよりますが品質を優先させていただいております。例えば、す入りであるとか虫の害、虫害、病害等が著しい農作物の納品につきましては難しいと考えております。また、大きさにつきましても、Sサイズ以下のものは数が多くなり調理時間に関係する場合がありますので、Mサイズ以上であればできる限り使用していきたいと考えております。規格外が心配な際は、事前に現品を確認させていただき、安心した状態で納品していただければというふうに考えております。以上、よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、私の方から町の補助制度についてお答えしたいと思います。
まず、耐震診断と耐震改修工事の二つの事業につきまして補助しておりまして、まず耐震診断の方でございますが、これは先ほど議員がおっしゃいましたように昭和56年5月31日以前の木造住宅につきまして、金額は段階的に4段階ほどございますが、まず200平米以下の建物につきましては診断費用総額で14万4,000円かかるわけなんですけれども、町の方でうち13万6,000円を補助します。うち個人負担となるものは8,000円ということで、以下、200平米から270平米が15万4,000円かかるところは1万8,000円の個人負担で、それから、270平米以上340平米までが16万4,000円かかるところが個人負担が2万8,000円です。それから、340平米以上の建物につきましては17万4,000円の診断費用につきまして個人負担が3万8,000円と、このように4段階に分けて一応補助をしているものでございます。
続きまして、耐震改修工事につきましては平成17年度からこのような補助を行っておりまして、耐震改修費用の3分の1並びに30万を限度といたしまして対象者に補助をしております。あわせまして65歳以上のみの世帯及び障がい者をお持ちの世帯につきましては、15万円を限度として上乗せの補助をしております。最高で45万までこれですと補助をしているというような制度を持っております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 7番相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 最初に、学校給食の方についてお伺いします。
地元農産物で、先ほど町長からの説明の中で、議案要旨説明の中でひとめぼれが600キログラム提供されていますと言ったんですけれども、米飯給食週に3回ぐらいやっていると思うんですけれど、それは全部富谷町産で賄うことができないのかということを、まず一つお願いします。
それから、規格外品についてなんですけれども、今年は特になんですけれども、9月の段階で大根、白菜はもう大きくならないのではないかというふうに心配されたんですけれども、10月に入りまして非常に温度が高く雨も降ったということで、今までにないくらい大きくなったんですね。大根なんか60センチぐらいでキロ数にすると1本で5キロぐらい行くのもあります。それから、白菜なんかもそんなのもあります。それで、私はそんなに大きくなったのはだめでないのということで出さなかったんだけれども、その分利府の方に私の分出してくださいということで出してもらったんですね。だから、その辺が例えば、農協での指導が今こういう状態だから例えば大根皆抜いて囲ってしまえとか、そういう営農栽培指導があってもいいのかなというふうに思うんですね。ただ品物を集めていくだけではなく、その辺まで農協さんにお願いするかどうかということを、まずお伺いしたいと思います。
それから、志戸田地区でニンジンいっぱいつくりまして、大半が規格外だということで返品になったそうです。それでどうしたかというと、地元の地域住民の皆さんに1袋ぐらいずつ買っていただいたという状況で何とか処理したということなんです。品物がどの程度悪かったか私はわからないんですけれども、そういう部分でのやはり指導もあってもいいのかなと。そして、こういうふうな規格外品の取り扱いについてこういうふうな意見を言う方がおります。要するに、全部機械に入れて裁断するわけですよね。だから、それを手作業でやれる方法あるんじゃないの。これは恐らく理想だと思うんですけれどもね。それはどういう人を使うのと。シルバーの人を使っていただければ何とかうまくいくんでないのというようなそんな方もあったものですから、一考を要するのかなというふうに思いました。
それから、耐震診断についてお伺いします。
広報とみやに8月、10月、12月と耐震診断についてPRが載っていました。それ以前については載っていなかったと思います。それで、この8月から県はローラー作戦をやったわけですよね。だから、広報に載せたからどうの、それでうまくいくかというとそうではないと思うんですよ。例えば町内会単位でいろんな座談会であったときに、こういうものがありますけれどもいかがですかとか、そういうテクニックを使ったらもっと耐震率伸びていくのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 営農指導の言葉が出てくると何とも返す言葉がございませんけれども、ちょっとお話を聞いていていまいちつかみかねるところがありまして、規格外ながら品質で受け取っていますよという認識の中で、今議員から志戸田のニンジンが規格外ゆえに返品されたと、近隣でさばきましたと、こういうふうなことなので、それの真偽のほどはいかがなものかと今私は思っていますので。あと、去年はそれこそ規格外ながら志戸田のニンジンがとかということで、大量に初年度ながら今までの荒れ地を耕してそれこそ予想以上のいいニンジンができたというふうなことだったように思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
営農指導云々、太さが云々というのは、これはどうなんでしょうかね。そういうことも含めて先ほども申し上げているわけでして、新給食センターにそういう場をつくれるものはないかしらと。恐らく仮に規格外で受け入れられなかったというようなものについて言えば、今の給食センターの中では無理なんでしょうね。そういう装置、仕掛けがない、そもそもが今のセンターには予定していなかったということですから、相当この狭い対応力しかないと、こういうふうなことが一面言えるのではないかというふうに思います。
ですから、そういうことで今回の23年8月オープンとして今緒につきましたけれども、この給食センターにそういった機能も含めて、まさに富谷町ならではの給食センター、都会の田園、地元の米も何もない本当に都会のものそのまま引っ張ってくる給食センターだよというふうなことにしないようにみんなで知恵を出しましょうと。今ならまだ間に合うよということなんです。何度内輪で会議していますでしょうか、本当に。この場所の選定から中身の吟味から等々含めれば。ですから、私はぜひ失敗してはならぬと思うから、ぎりぎりまで目いっぱいの議論をして検討した中で、でき得る範囲のものを織り込んだ給食センターとしてスタートしたいという思いでこの間取り組んできているつもりでございます。長年の第1センターとして使われているあの場所に本当は増設をというところでのんきに構えておったんですけれども、結果としてはいろいろこれは経緯は説明してきておりますが、そうならないようなまさに同じ轍を踏まない給食センターづくりのありようを、まさに今やろうとしている。こういう意味で大変荷の重い仕事がいよいよスタートしたと、こういうふうな経緯でございます。ぜひその辺のところをご理解をいただきたいというふうに思います。
富谷町産の毎度出ているところでありますので、給食についての米、富谷産のという、受給の形態でとか、あるいは200万300万程度米の費用が上乗せされますとかいろいろ協議検討した経緯はございます。また、次年度に向けてどのような方策がいいのか、再度検討し直して22年度に臨みたいというふうに思います。
足らざるところは、あともしあれば課長からお願いします。
議長(渡邊俊一君) 給食に、学校教育課長、補足ありますか。はい。
学校教育課長(瀬戸けい子君) まず、富谷町産のお米の使用なんですけれども、西沢倉庫のお米がある限りは富谷町産のお米を給食用に提供しているところでございますので、ほとんど富谷町産のお米を提供しているということになると思います。
それから、あと志戸田のニンジンの件なんですけれども、先ほど申し上げたとおり規格の大きいものにつきましては切ることによって機械に入れることができるようになっておりますが、手作業が入りますとどうしても場所が今狭隘になっておりまして、人数が入れるところがないというところでの返品になっているというふうに思っております。ですので、場所がもうちょっと広くなればその手作業もというのも考えていかなくてはならないのかなというふうに思っていますので、大きいものの納品については可能かなというふうに思っております。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) この耐震改修のPRにつきましては、先ほど議員がおっしゃいましたように広報でも現在年4回掲載しておりまして、ほかに行政区長会議の際にも、一応こういう制度がありましてというようなことで中身についてお示ししているところでございます。今後また行政区長会等を通じまして、町内会単位で希望があれば町の方が出向くことは一向に差し支えございませんので、要望にこたえていきたいと考えてございます。
議長(渡邊俊一君) この際、午後2時15分まで休憩をいたします。
午後2時06分 休憩
午後2時15分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの千葉 達君の一般質問に対して答弁の訂正がありましたので、許します。総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 歳入につきましては、財産売り払い収入と訂正させていただきます。財産といたしましては物品という財産でございます。訂正方お願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 7番相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 最後に一つだけお願いします。
7,000食ものを集中してつくっている給食センターというのは、私たち常任委員会でも見には行っていますけれども、なかなか地産地消ということでは使っておりません。そういう意味で、今までも地産地消を推進してきたわけですけれども、やれない、やらない理由を並べられて全然進み見なかったわけです。それで、今回こういう形で少しでも地元産を集めて足りない分を市場から購入するという方式は、非常に私たち野菜生産農家にとってはありがたいことなんです。それで、レクリエーション農園やっている方もおりますよね。それから、250運動も相当、250運動に入っている方もいらっしゃると思いますので、関連で設問項目は出していなかったんですけれども、そういう部分でレクリエーション農園の方も給食センターに出荷している方があればお伺いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 相澤議員に申し上げますけれども、関連事項は認められません。よって、今通告制で一般質問しておるわけでありますから、その通告制に沿った質問に変えていただければと思いますけれども、もしそういうような質問であればその議席からもう一度発言を許しますけれども。
7番(相澤 榮君) はい。250運動が大分浸透してきています。それで、経済振興課の課長さんから見た場合の普及率、その辺おわかりになったら教えていただきたいなと。
議長(渡邊俊一君) 学校給食に関しての250というようなとらえ方でいいんですか。産業振興課長。
議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) 今年21年度に入りましてから給食センターの栄養士さん、それからJAの検品をする担当者、それから町ということで会議を重ねていて、250の参加の皆様、それからおんないん会ということで農家の皆様方になるべく給食センターに使っていただけるような工夫をさしていただいているところでございます。先ほど地元産の納品パーセントが出ておりますので、こちらが主におんないん会というふうな、失礼しました、250の方々に納品していただいているということで、そのうちの何名かというのはちょっと手元に資料がないので、後ほど報告させていただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 次、6番山路清一君。
6番(山路清一君) 今回私は、富谷町学校給食の今後を問うと、日吉台一丁目道路の状況を見ての大きく二つについて質問いたします。
富谷町の小中学校へ給食を提供する新学校給食センターの造成工事が開始され、平成23年8月の開設が今から楽しみです。町政運営の基本方針「幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」、また教育に関しては学校図書指導員の配置など先進的な考えを導入し、多方面より注目されており、新学校給食センターも市制を目指す富谷町としては世間一般的な給食センターではなく、富谷方式たる考え方のもと特色のある新学校給食センターのプランを構築すべきものと考えます。
政務調査で他市町村の学校給食センターを視察研修しましたが、例えば鶴岡市藤島ふれあい食センター「サンサン」の場合、見学者は2階から給食の調理状況が把握できるなど工夫されたプランになっており、また地産地消の推進や学校給食のリサイクルシステム、例えば給食センターから出た廃油を給食配送車のバイオ燃料として使用しているなど工夫し運用しており、大変参考になった次第であります。
今回新設する新学校給食センターも箱物の少ない富谷町が建設するものであり、多方面から注目され視察・見学者が訪れるような施設の建設を望むところでございます。
新学校給食センターから話は変わりますが、去る10月10日土曜日に河北新報社などの共催にて、仙台国際センターで児童や生徒が自分で弁当をつくり学校に持参する「ひろがれ、弁当の日in東北」が開催され、弁当の日の提唱者であります中学校校長竹下和男さんら3人の講師が講演し、食を通した家族の愛情や食の安心・安全、そして食料自給率の問題についての講演がありました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、弁当の日の三つの原則として、一つ、子供だけでつくる。親が手出しをしない。二つ、小学校5、6年生のみ。5年生から家庭科が始まるため。三つ、実施は月1回、年5回。1学期に授業で弁当の作り方などを教え、2学期からスタート。弁当を自分でつくることで、子供は親が毎日どんな思いでふだんの食事をつくっているのか、おかずにどれほどの手間がかかっているのかがわかり、そして食材に関心が向くことで生産者に感謝の気持ちがわき、日本の農業の現状を知り、それを買い支えようとして食料自給率が上がり、何より自分で食事をつくることのできない大人にならない。しかし、母親がいない、また施設にいるかわいそうな子がいるからできないという反対意見もあったそうです。しかし、始めてみると給食の残食も激減し、家族の会話が増えるなど目に見えた成果が得られ、現在弁当の日を実施している都道府県は36、542校に及んでいます。
また、弁当の日と同じような取り組みに弁当併用スクールランチ方式があります。これは日によって前もって予定し給食か弁当持参かを決める方式で、今日先進的な考えのもと取り組んでいる学校事例が多くあり、質問いたします。
一つ、新学校給食センター開設までの基本工程。
二つ、新学校給食センターに特色ある町独自のプランはあるか。
三つ、弁当併用スクールランチ方式や弁当持参日について考えはあるのか、お伺いいたします。
次に、日吉台一丁目道路の状況を見てについて質問いたします。
富ヶ丘より日吉台一丁目「きむら内科」前を通り日吉台小学校への横断歩道、そして突き当たりの丁字路までの区間は長い坂道で交通量も大変多く、通勤や通学、そして付近住民に対し、交通安全上や騒音が大きな課題になっております。春と秋の交通安全週間時に丁字路交差点に立ち交通安全に努めてはおりますが、交通量の多さと騒音など住民の安全に対し改めて考えさせられます。スクールゾーン等の記入はあるものの、以前から丁字路交差点にカーブミラーの要望がありますが、設置までには現状では課題、難題が多くあり、交通事故の防止や騒音問題など通勤・通学、そして住民が安全で安心な暮らしができることを第一に考え、次のことを質問いたします。
通過車両がスピードを出さない方法として道路にドットライン、これは私も初めて聞いた言葉なんですけれども、今道路の中に中央線に沿って約30センチと50センチ角のやつを引いていまして、その道路を狭く見せるというような方式だそうです。このドットラインというラインがございます。このドットラインや確認しやすいスクールゾーンの表示など、安心して通勤・通学ができ、また騒音防止対策はできないか、お伺いいたします。
以上、大きく2点について質問いたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
給食センター、きょうの要旨説明の冒頭での私のことからいろいろつながってきておるところでございます。新学校給食センターの開設の工程ということで、ほぼ23年の7月までに、第2学期、夏休み明けから供給、提供、調理開始できるような手順で今進行しているところでございます。今年度中に敷地の造成工事が完了すると。約1万平米弱という感じですね。のりがつきますので有効平場7,500程度というふうなことで、今の平場よりやや狭目の敷地というところに配置することとなりました。あわせて、年明けから半年程度かけて基本設計及び実施設計という段取りに入りまして、来年年明け、22年度7月ごろから工事に着手をするという予定でございます。
町独自のプランはというふうなことでありますけれども、どちらにしてもまさに世間一般、どのものを持ってきてここに7,000食できましたと、こういうつくり方でない給食センターのありようというようなことで、相当欲張って今いろいろ試行錯誤、見聞きすることも含めて、こういうのがあったらいいね、こういうのがどうかしら、そういった今自由意見の交換の中で今内輪の予定が固まりつつあって、それを設計者に形にしていただく、こんな作業を今並行しながら進めているところでございます。
決して奇をてらうわけではありませんけれども、まさに機能的、より使いでのあるものを優先しながら、よもやスタートした直後から使いでが悪いなんていう声が出るようなものには絶対してはならぬという強い覚悟を持って今スタートしたと。そのように当たり前だと思うんですが、あるようですものね。近隣の平成20年度スタートでしょうかね、新しい何千食という給食センターを視察・見学に行くと、働いている人の声の中に、こここういうふうだとよかったわねとかそういうものがまともに耳に入るという、非常に私は不思議に思います。そういったものをぜひとも出ないような、そのためにいろいろ形になる前段で煮詰めていきたいとそんなふうに思います。いろいろプランは形になるものならないもの含めて多様なるものを今協議検討中でございますので、ぜひ富谷町ならではの給食センターのありよう、地産地消も含めそういった人の出入りも含め教育の場も含め、さまざまな課題が実現できるようなそういう施設、建物でありたいものというふうに思うところであります。
スクールランチについては担当課長から後ほど説明することといたします。
日吉台一丁目の道路状況、富ヶ丘から北向きになだらかに下る丁字路500数十メートルといいましたか、五百二、三十メートルだったと思いますけれども、南から北に下る、北から南に上るというなだらかな場所でありますけれども、また日吉小の通学路を横断するような形になっていますので、ぜひ安全対策に万全を期してまいりたいと。スピードを抑止することが結果としては騒音防止につながるというふうなことで、あわせて安全対策と並行しながら各種の手の打てる施策を進めてまいりたいというふうに思います。大変交通量の多い、そしてまた仙台大衡線がもう間もなく全線、仙台中心部まで延びるというふうなことの中で、あの辺の団地内とは申せ、通過車両の多さというようなあたりも視野に入れながら万全の体制を組んでまいりたいと、そのように思うところでございます。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) 山路議員がおっしゃいました10月10日の弁当の日につきましては、私も国際センターの方でご講演を承ってまいりました。大変すばらしい内容で、今の子供たちが食材についての関心とか、それをいかに保護者に伝えて給食の残食をなくすかということについては、大変意義のあるお弁当の日だなというふうに受け取ってまいりました。ただ、その前段として、家庭科が始まってその調理ができるまでの準備期間、そういうものも大変必要だなというふうに思っております。自分で食材を選んで調理して、そして味つけも、いかにきれいにおいしくというようなお弁当をつくるに当たっては、これから調査研究しながら富谷町でも取り入れるというようなところで研究していきたいなというふうに思っております。
この弁当併用のスクールランチ方式につきましては、新しい方式としての一つということでありますので、こういうことについても調査研究しながら、残念ながらこのお弁当併用のスクールランチ方式については今回初めて質問に出て内容がわかったというところでございますので、勉強させていただきながら、富谷町らしい地産地消も含めての給食センターのあり方というところの中の一つととらえて研究していきたいと思っております。
議長(渡邊俊一君) 6番山路清一君。
6番(山路清一君) 先ほどから新学校給食センターの話が出ていまして、今町長の方からお伺いいたしました。それで、今ある旧給食センターの方の今後の取り組みがあればお伺いしたいと思います。
それとあと、日吉台一丁目の道路の状況なんですけれども、今スクールゾーンのペインティング関係が上り車線にだけスクールゾーンの表示がございます。私もちょっと道路標示というのは詳しいものではないんですけれども、横断歩道がありますと横断歩道の前にひし形のマークのやつが二つほど並んでいて、何メートル離れるかちょっとわからないんですけれども、それが上下線にあって横断歩道があるというふうな感じなんですね。横断歩道がありますよというふうな印かなと思うんですけれども、それと対照なんですけれども、スクールゾーンというやつの表示を上下線の方に設けられないか、その辺をお伺いいたします。
それと、ドットラインのペインティングの位置なんですけれども、これもむやみやたらなところにドットラインをつけられないと思います。これは担当の方からドットラインはどの辺の位置につけるか、その辺も2点ほどお伺いいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 第1センター、第2センターの利用については、まだ利用形態については未定でございます。したがいまして、どちらにしても新センターにすべて一気に統合するわけでありますので、その利用についても利用できるのか解体するのか、その辺も含めて検討してまいります。
あと、後半の方は担当課長からお願いします。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 町長おっしゃいましたように、この路線、日吉台12の2号線という町道なんですけれども、交通量が多いのは十分承知しております。日吉台小学校の十字路の横断歩道から次の日吉台二丁目に向かう丁字路までは、両側ドットラインを設置する方向で今考えてございます。スクールゾーンにつきましても横断歩道のひし形マーク、あれは横断歩道があるよというようなマークですので、あれを生かしながら上り下り両側車線に引く考えでございます。ですから、あとは南側のドットラインについても、100メーター程度一応延長すればより効果が出るのではないかというふうに現在考えております。以上です。
14番(伊豆田待子君) 私は3点について質問します。
町民から常に訴えのある課題でありますが、公共図書館の早急な設置についてです。
図書館は子供からお年寄りまでが出会える場であり、幅広い資料を集めることにより住民の方々のさまざまな要求に応じることができます。また、図書館、読書は人間形成に不可欠なものです。そのことから未来を担う子供たちの情報源であり想像を巡らす絵本など、さらには専門書や歴史書など図書館ならではの活用があります。そして、図書館があることで住民はもちろん町は活性化し生き生きとしてくるのではないでしょうか。若い町だからこそ図書館が必要です。また、これから介護に従事しようかなと思う方の勉強の場にもなるのではないでしょうか。図書館施設は決して本を保管しておく施設ではなく、学生や研究者といった一部の人々だけの勉強の場でもありません。繰り返しになりますが、図書館は子供からお年寄りまでが気軽に利用でき知識を蓄え想像を巡らし、またはお互いの交流の場であり憩いの場であり成長の場であります。
そこで、図書館設置の早急な整備を求め伺います。
一つに、各公民館には蔵書が何冊ありますか。また、専門書は置いていますか、伺います。
二つに、現在小中学校に図書指導員がいますが、各公民館にも指導員の方がおられるかと思いますが、情報交換の交流会など開かれているのでしょうか、伺います。
三つ目に、子ども読書推進基本計画は策定していますか、伺います。
最後に、図書館設置についての当局の方針、考えを伺います。
県内では合併した町もありますが、丸森町、加美町、亘理町などが図書館を設置しています。人口が3万5,699人の亘理町の例をとりますと、1カ月で入館者が1万3,381人で1日平均にすると535人の利用者があります。蔵王町は先日議会活性化委員会で訪問したところですが、柴田町は来年オープンの予定となっております。
また、宮城県図書館が近くにあるから富谷町は県の図書館に行けばいいと言う方もいらっしゃいます。しかし、アクセスのことを考えたとき、子供さんや車の免許を持っていない方々、または免許証を返納した高齢者の方々など大変です。当町にあれば町民バスを利用して図書館に来られます。図書館設置は首長の裁量で決することができると聞いております。各学校に図書指導員を配置しておられる町長ですから、期待するところでございます。
先日、滋賀県高月町の図書館について調査をしてまいりました。その一つを紹介したいと思います。人口1万人の高月町立図書館は、小中学校図書館の学校・学校図書館支援サービスの役割を果たしておりました。週1回シルバー人材センターの方が学校から要請があった図書を配送しております。このように図書館は町全体の大事な施設と考えるものでございます。
2点目に、町営住宅の拡充についてです。
今、私のところにはリストラになった、不況で給料が減った、また富谷町から巣立っていった青年たちが何らかの事情で富谷町の親元に帰ってきている夫婦の方々がいます。また、若いお母さんもいます。親御さんと同居しようにも家は狭く困っています。しかし、子供の世話を頼まなければ働けないなどの事情により、近くにアパートを借りなければなりません。民間アパートは家賃が町営住宅に比べて割高です。その余裕がなく厳しい状況に置かれていることから、町営住宅入居への相談が寄せられます。
そこで伺います。
まず、最近の町営住宅入居募集に対しての件数など状況を伺います。
また、全戸が完成するのはいつですか。そのときの募集戸数を伺います。
次に、県内で一般住宅を借り上げ公共住宅として使用している自治体がありますか。県内での現況を伺います。
また、富谷町は県内を見ても人口に対して町営住宅の戸数が少ないと考えます。このことから、富谷町で一般住宅を借り上げ公共の住宅としての利用を考えるべきと思いますが、伺います。
例えば、大河原町は人口2万3,472人に対して町営住宅は267戸、村田町は人口1万2,337人に対して173戸、亘理町は人口3万5,699人に対して251戸、松島町は人口1万5,863人に対して町営住宅171戸、大和町は人口2万4,737人で町営住宅は235戸、また大衡村は人口5,491人に対して150戸、柴田町は人口3万8,743人に対して530戸となっています。この数字から見ても富谷町は町営住宅を増やすべきです。
次に、町営住宅に入居時の保証人について伺います。
この保証人について富谷町在住に限定していると聞きますが、現在の社会状況に合わないと考えます。保証人は富谷町在住の文言の撤廃を求め、伺います。
3点目は子育て支援の充実です。
本町においては各公民館での幼児サークル、シルバー人材センターでの「ほっと育く」、または社会福祉協議会で行っている「とことこ」など、さまざまな形で事業を行っています。富谷町のホームページで人口動態を見ますと、0歳から4歳まで2,366人、5歳から9歳が2,824人でした。公民館のプレイルームは、午後は児童クラブとなり小さい子供は行けません。また、「ほっと育く」や社協の「とことこ」も広さ的に手狭になっています。
先日、住民からこんな訴えがありました。雨が降ったりしたときでも子供たちが遊べる全天候型施設の必要性です。広い遊び場が必要です。私は豊橋市の子ども未来館「ここにこ」を調査してまいりました。物すごく広い建物で、病院の統合によりできたのですごく広い施設でした。子供の視点を見据えたすばらしい子供の広場となっております。「ほっと育く」など先ほども申しましたが手狭になってきています。町の今後の方針を伺います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答え申し上げます。
図書館の設置をということであります。従前から話題になっておりますし、私どもの総合計画の中にも、富谷町として特色ある文化施設の一つという位置づけの中で予定しておるものの一つであります。しかしながら、いつどこにというふうなあたりのところがなかなか見えにくいのも現状ですと申し上げざるを得ません。富谷町の置かれている今の宮城県図書館との近接感というのも、確かにほかにはない富谷町ならではのことだなというふうにも思いますし、さりとてそこですべて完結するわけでもないし、そういったところの県の大規模な図書館とそれぞれ富谷町規模の図書館の機能分担といいますか、役割分担をどのように折り合わせていくのか、その辺のところの検討、吟味も必要だなというふうに思います。それはすべてどの施設にも言えることだというふうには思いますけれども、文化施設の有力なる一つであることは間違いございません。
そのような中で、富谷町の従前からの進め方ということの中で、公民館の図書室でのご利用というふうなことを重点に進めてきた経緯があることもまたそのとおりでございます。公民館には現在6万3,000冊ほどの蔵書数、そして専門書というふうな厳密に確認すると44冊のようです。緊急雇用創出事業を活用して図書指導員、公民館図書室への図書指導員を今配置をさせていただいておりまして、大変その6人の方のうち3人の方が司書資格をお持ちで、まさに従前の富谷町職員の図書室対応とは違う動きと内容と中身、質であるということでございます。まとめたものをご紹介申し上げますと、図書指導員の仕事の様子、リクエストする方への対応が検索等も含めて大変スピーディーであると。お客様に対して貸し出し時のアドバイス等が適切である。本の陳列を分類別に変えて図書室が大変利用しやすくなった。本の修繕、修復のテクニックには目を見張るものがあるというのが、原課の用意した答弁の内容で、本当に職員、このように臨時で5.5時間で緊急雇用でお入りいただくこの皆さんがこれほどのスキルをお持ちなのにもかかわらずと、一方ではまた思うところでございます。ぜひこういったところも含めて今の現状、こういった図書指導員の活用によってさらに図書室がよみがえるといいますか、生き返ったというふうな現況を見つつ、将来図を描きながらというふうなことで進めさせていただければというふうに思います。
宮城県図書館、私もよく利用しておりまして、議員の皆さんにはそれこそ車で自由に移動できる皆さんでありますので、図書館を利用しない人が富谷にできたからといって富谷に行くんでしょうかというような思いもあります。足が不自由だというふうな事例を今ご紹介いただきましたけれども、町民バスがあるじゃないかというふうなことなんですが、今こんなにも恵まれた富谷町の地の利があって、宮城県図書館に行く人はどれぐらい足、車で皆さんのように、我々も含めて行ける範囲の人が年間どれぐらい利用されているのかしら、その辺のところも大変関心のあるところでございます。私もよく行く方では、近ごろよく行けるような多少の時間的なゆとりも出たのかなというふうな思いで、原 広司さんという大変すぐれた方が設計したこと、毎度毎度あそこのプレートを私は見るんですけれども、平成10年3月にスタートしたのを思い出します。従前、京都駅を皆さんおり立った折、すごい京都駅になっていますよね。あれもまた原 広司さんの作品だということがわかりました。まさに794年、京都に都があったときの1200年、1994年に遷都1200年を記念して、まさに大規模な京都駅を中心とした複合の施設を設計したのが原 広司さん。それを受けて宮城県の図書館、250億円台でしたかね。まさに国内屈指の図書館だなというふうに思います。そんなことで上を見ればそういったすぐれたもう国内でも有数の図書館ですから、あれ以上それこそ五指に入るというような感じでしょうかね。規模といい、その内容といいね。そういったものを見つつ、我々は利用しない手はないと今、ですからないものをねだることではなくて、せっかくですから、そういったところに今一生懸命足のある人は足のない人を乗せて行きましょうなんていうことも、当面の動きとして必要なのかなというふうに思ったりもいたします。
子どもの読書推進基本計画でありますけれども、現状のあるかないかというようなことであれば、残念なことに基本計画の策定はございません。しかしながら、今の公民館図書室活動あるいは小中学校の図書館指導員を配置して読書活動を今系統的に進め始めて緒についたところでありますので、こういったものを町内全域に、そして中心となる施設図書館というふうなあたりに完成形を描きながら、ぜひなお一層心して取り組んでまいりたいというふうに思います。
町営住宅につきましては1、2番について、入居数あるいは何戸募集については担当課長から申し上げることといたします。
3番目の一部借り上げ制度、これも現状はなかなか一考の価値があるなというふうに思うところでありますけれども、現状は県内では民間借り上げによる公営住宅を管理している自治体はないということです。しかしながら、22年度から多賀城市が1棟40戸を借り上げて管理を開始するという情報は確認してございます。しかし、民間住宅、民間アパートも含めて、ただこう借りてはいどうぞというわけにはいかないというのもこの公の制度のようですね。管理基準、公営住宅、まさに耐震等も含めてかなりしっかりした建物の設計と工法になっていますので、そういう意味では適合しなければ適合するだけの改修工事をしなければならない、そういった手間暇をかけて物事は進めることとなるようであります。したがいまして、富谷町としては当面借り上げによる公営住宅を導入する予定はないということになります。
そのようなことで、町営住宅の私も率直なところ富谷の100戸、いろいろ他自治体の事例を挙げていただきましたけれども、100戸という数字はいかがなものかなというふうな思いは持ってございます。そしてまた、特にいろいろ人生上下あるものですから、そういう意味ではほとんどの入ってくる収入の大半を家賃に充てなきゃならないという方の声なども見聞きする折、何とかこの公営住宅のありようについても切り口を求めて行かなきゃならないなというふうにまた考えているところであります。
保証人、連帯保証人、極力富谷町の人を望むというふうなことで、この規定は当面外すわけにはいかないというふうな状況でございます。運用上、「ただし町長が特別な事情がある場合にはこの限りではない」ということで、事情をしんしゃくをして富谷町以外の方の連帯保証人も現に認めをし、現実そのようなことでスタートしている方もいらっしゃると。現実77世帯入居しておりますけれども、14世帯の方が町外の居住者を連帯保証人とされているというふうなことでございます。
子育て支援、これまた施設を伴うというふうなことであります。現状、図書館同様、目前に給食センターを控えていることの中であっちもこっちもといかないところのご事情は、ぜひごしんしゃくをいただきたいというふうに思います。そんな中で、シルバー人材センターにしろ、さらにまた社協の子育てボランティアの皆さんにしろ、さまざまな形で小規模に取り組んでいただいておりますけれども、やはり施設の広がりというようなあたりも度外視、一概に無視できないことでありますので、ぜひ施設の整備等については今回のご提案を参考にさせていただきながら、ぜひ前向きに検討してまいりたいというふうに思うところでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、私の方から募集件数、それから今後の予定というふうなことでお答えいたします。
まず、最近の5年間ということで平成16年度から申し上げます。募集が4戸で応募は47、11.8倍の倍率でございます。平成17年度3戸に対しまして24、8.0倍でございます。平成18年度は2戸に対して24戸、12倍でございます。平成19年度は6戸に対して34、5.7倍でございます。昨年度はゼロでございました。本年度21年度は当初予定はなかったんですが、ちょっと諸事情によりまして4戸1月に募集する予定となってございます。
それから、最終年度はいつかというようなことで、本年度5棟10戸建設しておりまして、22年度が宮ノ沢住宅の造成、これはちょっと広うございまして22年度は造成工事のみで建設はございません。それから、23年から24、25と6戸、8戸、6戸ということで宮ノ沢住宅計20戸を建設する予定としております。ですから、平成25年度で今の予定戸数の100戸をすべて終了する予定としております。以上です。
議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) まず図書館ですが、はっきりしない、場所等はっきりしないということでございますが、今ここに庁舎の前がかなり、このところの隣とか新庁舎のところに建てるという、文化施設を建てるという最初にここを計画したときにそのような話を聞いておりますが、これは間違いないでしょうか。
県図書館、私も県図書館には何度か参りますが、やはり泉図書館が多いですね。泉図書館の方が行きやすいです。何でしょう、県図書館は大き過ぎるんですよね。ですから、町だとやはり入りやすい、行きやすいというのが大事なんではないかなと。余りいっぱい本があっても本当にどこまで、本当に利用したいときには県図書館に行く。常にはやはり町の小さい子から高齢者までの憩いの場というそういう交流、成長の場ということで考えていきたいのかなと私は思うんですが、県図書館に行くのにアクセス、今乗せて行ったらとかと町長言っておりましたが、やはり余りそういうのもちょっと考えにくいのかなという面があります。ですから、やはりこの図書館については全然、総合計画にあるとおっしゃいましたけれども、全然ないのかどうなのか……あるといっても、答えちゃだめなんだよね。といっても、何か非常に今の町長の答弁では漠然としております。ですから、もう少し何かはっきりした何年後とか何年とかはっきりした答弁はできないものでしょうか。それによってやはり住民の方にも答えやすいということがございますので、その点もう一度お願いいたします。
それから、住宅ですが、住宅もやはり何か進展がないような答弁に受け取れました。今4万7,000人近い人口の中で100戸、それも平成25年にやっと100戸ですよね。その間、こうやって毎年、16年47戸、17年27、これは多分もっともっと申し込みたい方がいるんですけれども、戸数を見ただけでもう申し込まない、そういう方もいると思います。
また、この保証人の段階ですが、保証人のところを見ただけでも申し込まないでしまっている方もいます。この保証人の件は何かここのところに町長の裁量があれば入れますよという、町外の方でもいいですよというところに何か太い線を引くとか見えやすくするとか、何かそういう配慮も必要なのではないかなと考えますが、その辺の答弁をお願いしたいと思います。
それから、子育て支援ですが、「ほっと育く」、シルバーの、あそこはかなり狭いですよね。私も行ったりしますけれども、子供が10人、親が10人、10人どころじゃないんですよね。12人とか、子供が10人いれば親がついていますから20人ですよね。あそこに20人、すごい人口密度で本当に、また社協が、皆さん一生懸命やっていらっしゃるのであれなんですが、社協の「とことこ」も一度ちょっと見ましたけれども、やはりあそこ総合支援センターの中で非常に手狭に私は思いました。結構お子さんとお母さんとで集まって事業をしておりましたけれども、やはりここで、まずシルバー人材センターの方でやっている「ほっと育く」の方は何か計画があるようなことも昨年あたり聞いているんですが、それで今回質問したんですが、この計画等はどうなっていますでしょうか。その辺までお伺いしたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 執行部の方で質問に対して答弁整理して答弁するはずですけれども、もし落ちていたらその席から言ってください。
若生町長。
町長(若生英俊君) 今回の伊豆田議員の12月議会の質問の内容は施設ものといいますか、大変子ども未来館を見てまいりました、図書館をというようなことで大規模なる、それこそかなりの金が膨らむそういった施設に関するご質問だなというふうに思ったところです。施設も単に、給食センターとの絡みでお話ししていますけれども、箱物と言われるものに、そういうものにならないものをというようなものを私は頭の底に置いていますので、どうか給食センターで今頭いっぱいでございますので、もうちょっと形格好見えて23年の8月ということですので、折り合わせては同時並行で描くものはありますけれども、もう少し時間の猶予をちょうだいできればというふうに思います。
役場庁舎の一角にというのは伊豆田議員は聞いておると言うんですけれども、私は聞いておりません。どこかについては全く白紙というふうな状況の中で、これも検討する時期にその辺のところを折り合わせて、場所ありきではないことをここで申し上げておきます。
入りやすさの感覚というのはおっしゃるとおりだなというふうに思いますね。私も泉図書館はもうほとんど行っていません。行きやすさはやはり断トツで県図書館だとこうなって、それはそれあるんだなという、一理ありますね、伊豆田議員のおっしゃるのも。ですから、県と地元の図書館のすみ分け、機能分担みたいなものをやはり検討するのは必要だというふうに思います。総合計画の中に位置づけ、文化施設というふうなことの中に位置づけておりますので、これは決して消す云々はございませんので、どうぞご安心いただきたいと思います。
住宅に関しては、やはり住宅施策についてはもう少し吟味、検討して抜本的にかじを切るといいますか、そういう時期も必要なのかどうなのかというあたりは、この間十分でなかったように思いますけれども、富谷町の単に数字というようなことだけ見れば少なさは際立っております。そんなことの中で、先ほど声としてはこういうふうな声が聞こえています、伝わっていますというふうなことだけお伝えをさせていただいて、ぜひ住宅施策についてもきょうの議論を経て取り組んでまいります。
太く云々というのは、まさにそのことがバリアになっているとすれば大変申しわけないことですので、その辺のところは入居申し込みの折とか含めてご理解をいただきながら現状運用で、一番大事なことは、きちんとした裏づけがあるというそういうことを私どもは見るということだと思います。どの道もそうですね。民間のアパートの賃貸借も含めてね。連帯保証人、確かな資力を持つ人、確かな人も含めて求めているわけですので、その辺のところは足らざるところがあるとすれば、以後十分に注意してまいりたいと思います。
シルバー人材の動きについてはまだ確認するところではございません。紹介をさせていただきますけれども、「ほっと育く」は1日平均で10名を超える10数名という利用者であの場所ですから本当に頑張っていただいていることで、本当に見るにつけ大変人気の度合いとあわせて何とかならないかというそんな思いは心動かされるものは当然ございます。「とことこ」については4月から11月までの7カ月実績で15回開催いたしました。延べで341組726人、1回当たりの平均が約50名程度と、これまた物すごい皆さんにお集まりをいただいてそれぞれお力を出していただいたと、こんなふうな状況もご紹介させていただきます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) この際、午後3時20分まで休憩をいたします。
午後3時08分 休憩
午後3時20分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
9番今村 寿君。
9番(今村 寿君) 私は3問質問いたします。
第1番は廃止が打ち出されている後期高齢者医療制度について。2問目は増える空き家等の状況はつかまれているか、その対策はどうなっているか。3番目は改善を要する富谷町のごみ袋についてということであります。
第1問、廃止が打ち出されています後期高齢者医療制度について。
民主党へ政権がかわり、この制度の廃止が打ち出されていましたので、その廃止の方向へ進むと考えられます。しかし、政権発足間がないということもありますが、代案が示されていなく、単に廃止では従前の制度に戻るのか、新たに第3の方向を目指すのか、全然見えてきませんのが現状ではないでしょうか。早急に方針なり方向を示し、できればそのタイムスケジュールを明確にしなければ、コロコロ変わる高齢者医療制度ではいたずらに高齢者の不安をあおる結果になっているように思えてなりません。私はこの制度も介護保険のように3年ごとに見直すということの条件はあったのか、あればよかったのかなという気もいたしますが、抜本的に改革を図る工程表が必要と考え、伺います。
京都府では後期高齢者医療広域連合の定例会で、宮城県にありますが、現状のこの制度を堅持し、財源の確保など改善策をとるように求める決議案を可決したと聞きます。当富谷町の方向や働きかけは現状どうなっていますか、伺います。
2、たび重なる大幅な見直しで高齢者や制度を実施する現場に大きな混乱が生じ、安定的な医療の確保を困難にする廃止方向をやめて、中期的視野に立った財源確保を図り高齢者の負担軽減に努めることが現実的対応と考えられますが、町長のご所見を伺います。
また、あわせて3番目、医師不足対策や診療報酬制度の見直しなどが来年早々に検討されると報道されておりますが、この後期高齢者医療制度とのかかわりはどうなるのか。代案のない廃止論は非現実と考え、伺います。
大きな第2問目、増える空き家等の実態の状況はつかまれているか、その対策は十分ですかということでございます。
全国的に空き家が増えています。庭木や雑草が伸び放題になったり、家が傷んでいたり窓ガラスが割れていたり、困惑する周辺住民から、また夏は蚊や害虫が多く、また冬は通行人のたばこのポイ捨てなどが心配ですと行政に寄せられることも多いと聞きます。今全国の空き家率は13.1と高く、直しますと大体8軒に1軒が空き家だと、日本全国でそうなると聞きます。幸い人口が伸びている当町ですが、空き家の実態はどうなっていますか。実態はつかまれていますか。また、その対応策はどうなっていますか、伺います。
これは当然質問項目ですが、1、地区に、また団地によって異なっているかと思いますが、富谷町の実態はどうなっていますか。つかまれていますか。実態を伺います。
2、その空き家の予備軍と言えるのが独居高齢者だと思いますが、亡くなられたり、また施設に入られたり、なお現役の方々でも転勤等で二、三年空き家にするよ、しかし貸し家にはしたくないねというケースもあると思います。が、管理の実態や当町の固定資産税だとかそんな納付状況も問題なく推移していますか、あわせて伺います。
3番目の質問項目、市町村によっては、雑草や樹木の苦情や地震や台風等による倒壊の恐れがある家や施設には要請のみだけではなくて命令ができると、命令ができる条例を定めている自治体もあると聞きます。当町の実態方向はどうなっていますか、伺います。
大きな第3番目、改善を要する当町のごみ袋について。
当初のトラブルも乗り越えて松森工場の操業も軌道に乗り、仙台市も当町も1人当たりのごみの排出量は減量していると聞きますがいかがでしょうか、伺います。
本日は当町のごみ袋の形態について、形についてでありますが、近所の方々との日常の会話の中で、ゴミ捨てやクリーン作戦の折に主に家庭の主婦の方々の声ですが、現在のごみ袋は使い勝手が悪いと。従前、その前の取っ手のついていない取っ手なしの袋の方が使いやすかったと。ひとりでちりとりからその袋に入れるときもひとりでできる。今取っ手のところを持ってもらわないと入れられない。非常に使い勝手が悪い。収納する量も少なくなるのではないだろうかということで、現在のごみ袋は使い勝手が悪いという声をよく聞きます。いまだにその従来の使いやすかった取っ手なしのごみ袋を私は大事にとっています。特に大型のときはこの方がいいということで今でもそれを使っているという方もいらっしゃいます。しかし、現状になってさすがに在庫もなくなってきた、何とかならないだろうかという声も要望も多く、ならば現状がいいのか、従前のものがいいのか、本当に使っている人の声を聞いて、二発用意してどちらが売れるかをはかるというのが一番民意に添う方法だと思い、その二つの形態を選択する方式で現実的対応を考えるべきだと思い伺います。
具体的質問項目1、従来の取っ手なしのごみ袋をぜひ復活してほしいという声にこたえるべきだと考え伺います。
2、これは報道を見ておりますと、ごみ袋の色によってカラスの被害に遭わないという色が黄色だと聞きました。したがって、ぜひ取っ手なしの袋を用意すると同時に、そのようなカラス対策、重たいふたをあけ閉めしなくて、カラスに関しては黄色いもので印刷しておくと被害に遭わないよという統計もあるように聞きましたので、そのようなこととの運用とあわせながら、それができなければ従来の形のやつで結構なんですが、そのようなことも研究しながらぜひこの袋の形態、色なども検討してほしいと。取っ手なしもこの際ぜひ採用してほしいということもあわせてユーザーに選んでいただくという制度に図るべきだと、制度にするべきだと思います。
それから、冒頭に一般的にごみの量は減少の傾向だと聞きますが、当町の最近二、三年間の傾向はどうなっていますか。今後の減量策やそのPR策についてもあわせてお聞きいたします。以上、3問でございます。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
後期高齢者医療制度、平成20年4月でしたか、20、21と2年経過しようとしているところでございます。広域連合が組織されまして、富谷町からも1人職員を派遣をしての運用でございます。また、広域連合には議会もありというふうなことで、それぞれの町の議会からも選出されているところでございます。現行制度、いろいろな経緯でスタートしたことも十分承知しているところでありますけれども、どの制度もというふうなこととなると思いますけれども、問題のない制度もまたないというふうに思います。すべての方のニーズ、需要を満たすこともないと認識する中で、現状の制度の周知広報あるいは保険料の軽減措置、途中で納付方法の選択制と、今議員のごみ袋の選択のニーズにこたえるべきだという、こちらは逆の方策で納付方法の選択の幅が広がったと。きめ細かな対応を努めてきた経緯もありまして、それぞれの対象被保険者には少しずつご理解が得られている中で制度もおおむね定着している方向にあるのではないかと、そのように認識するところでございます。
24年をもってというふうなことで一つの鳩山政権下の中で、ですから、22、23、24、3年度は現行のまま経過をすることとして、25年度以降というふうなことで早速高齢者医療制度改革会議の初会合も11月30日開かれているところでございます。広域連合の協議会あるいは全国町村会等々、おおむね今村議員の今の質問の趣旨等も踏まえてそのような方向で現状は動いていると。私どももそのような認識でいるところでございます。でありますので、廃止論は当面私どももくみするものではないと、こんなふうなことでございます。
そんな折に日経新聞の12月3日号に、黒川病院の病院管理者でありました山田隆司、現在区立台東病院の院長先生をされているんですけれども、このあたりが大体現場のお医者さんサイドからの意見としてご紹介申し上げます。高齢者の医療を支える仕組みはかなり複雑で、個々の自治体、保険者の負担は大きいと。これもまた現実でございます。この制度は高齢化が進む日本の医療制度を維持するために越えなければならない一つの通過点であると。それを感情論だけ、先生は感情論とおっしゃっています、感情論だけで廃止するのでは、今後本質的な議論を進める妨げになるという医療現場の、黒川病院の4年ほどでしたかね、管理者をされた先生の見解が載せられております。
まさにキーワードは昭和38年町制施行時、何度も使わせてきておりますけれども、100歳以上の高齢者は153人だけです。現状、平成20年4万人を超えていますと。冒頭敬老祝い金のお話も申し上げました。改正された敬老祝い金等の制度は平成4年から始まって、たしかあの当時は200人台の対象者だったようです。今次、100歳のお三方を含めて1,280人ほども超えるほどの状況になっている。この辺を抜きにして、制度のあり方一つのみ絶対的な固定的なことのみで論ずるわけには、いろいろ状況が動いているというふうなことと相なるのではないかというふうに思います。
先ほど千葉議員の平成4年の町誌にもありますけれども、あの当時の町民が2万7,000人程度というふうなことでありますので、その当時の200人。そして、今現在は4万7,000人近くの町民の皆さんで1,280人、80歳以上の対象は。こんなふうなことからしても高齢者の医療の制度、我々も考えなきゃならないことですし、医療現場の状況、それにも増して当事者の皆さんがよりよい医療を受けられる、そしてまた安心して生活ができる、こういったところも十分なる折り合わせを含めながら、この制度の推移を私どもも見守っていかなければならない、そういう立場でいるところであります。
その次、空き家情報ということで、幸いにして富谷町は全国の指標に見えるほどの状況ではないというふうな認識でございます。平成15年データでありますけれども、空き家率という数値は4%という数値が私どもが今持っている唯一の数字でございます。議員がおっしゃるように地区、団地ごとの算出は現状算出できません。実態としても特につかんでおらないというのが現状でございます。
納付状況はというふうなことで、ご承知のように1月1日現在、そういうふうにかかる税金なものですから、結果としては納付率もほぼここ三年、四年台同じような数字で推移しておるというのが現状でございます。
空き家に伴うさまざまな困り事というのも出てまいりますけれども、雑草、樹木倒壊云々とかですね。現状は命令できるほど踏み込んだ富谷町には条例はありませんというふうなところです。建築基準法上、保安上危険な建築物等に対する措置に関する規定が条項にありまして、特定行政庁、県が退去あるいは解体を勧告することができると、この程度のいわゆる強制力というふうな現状の中で、富谷町も含めて今動いているというふうなことと認識してございます。
そんな中で空き地の除草の苦情とか、あるいはそこへのごみの散乱だとかワンちゃんのふんの問題とかさまざまな派生する問題がございます。さらにまた、樹木、道路を越えて舗道上にはみ出すとげのある植栽なんていうことについても折々にまた町にご相談を受け、それぞれの個別に対応しているところでございます。
町のごみ袋について、まさに今村議員、ユーザーに選択してもらうというそれがキーワードのように思いますけれども、なかなかそうであれば多様な幅、先ほどの納付方法の多様さというあたりは受け入れられたわけですけれども、町の行政という立場からするとなかなか何種類もより取り見取り、何でもどうぞ、選んでくださいというふうなことにはなかなかいかない実情があることはご理解いただけるのかなというふうに思います。17年4月松森工場に焼却を委託したあのときから、寸胴型と言ったらいいですかね、寸胴型から結び型の買い物袋風のスタイルになりましたというふうなところで、コストの問題、やはり今の方が安いようですね。高密度ポリエチレン製というふうなこともあるのでしょうか。従前は炭酸カルシウムの30%入りというふうなことで価格もやや高目であったようでありますけれども、現状容量は、従前のやつは50リットルタイプ、現状は45リットルタイプということで、十分入れにくさは私もわかるところでありますけれどもなかなか、もとに戻りますが、幾つかの他種類のメニューを用意してそこからお選びいただけませんかというところにまで、富谷町単独ではなかなかコスト等の問題もあって難しいと、そのような状況でございます。
なお、黄色の効果がということでありますけれども、効果ありもなしもそれぞれ両論あるようでありまして、杉並区の事例を確認をいたしましたけれども、10枚で260円だそうです。黄色つきの効果ありとされた特殊加工済みの黄色いごみ袋ということで、杉並区で10枚260円。通常に比べて2倍、富谷町の規格では2倍以上となると、こんなふうなことも確認をさせていただいたところでございます。
ごみの最後のについては、担当課長から答弁させることといたします。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 3番目の当町のごみの減少傾向という部分で、当町の傾向はどうなっていますかという部分についてお答えさせていただきます。
まことに皆さんのご理解、ご協力のもとで、おかげさまで町民1人当たりのごみの排出量はここ数年減少傾向を示してございます。具体的には、今年平成20年度の行政実績報告書でもってお示ししているところですが、18年が1人当たり1,003グラム、19年度は983グラム、平成20年度は949グラムと、わずかずつではありますが減少傾向にあります。しかしながら、人口の増加、事業所の増加ということで、ごみの総排出量ベースでは若干増加傾向にあります。増加傾向といいますか、横ばいと言った方がよろしいんでしょうか。内容的には資源ごみの収集量がやや減少傾向にあるのがちょっと気になっております。反対に可燃ごみの量が微量ですけれども増加傾向にあると。その分が仙台市への委託の処理費用にも影響しているというようなところでございます。
それから、今後の減量策やそのPR策ということでございますが、主な増加の原因をちょっとリサーチしてみましたところ、ごみの分別がわからないとかどの区分に分別して出せばいいのかわかりづらいといったところも声が聞かれております。そんなところから、21年度版のごみ分別と収集日程表というこちら、ことしの3月末に配布させてもらったんですが、このときにも若干ではありましたが内容の見直し、工夫をしたところではございますが、まだまだ工夫の余地があるというふうなことで認識してございます。
一方で、全く分別に無関心で、ごみを出している方々にも影響を及ぼしている実態のあるごみ集積所もございます。そんなところから今後の対策といたしましては、大きな柱の一つとしましてはごみの分別区分をよりわかりやすく、また適切なごみの出し方などに関します情報提供の充実に一層努めたいなというふうに思っております。
二つ目といたしましては、引き続き3Rの推進、こちらの方の啓発の充実に努めていきたいと思っております。
また、PR策といたしましては、町の広報、ホームページはもちろんですけれども、関係機関、団体等の各種事業活動を、そういった活動の機会を活用しご協力をいただきながら、啓発事業の中に入っていきながら、啓発活動に取り組んでいきたいというふうに思っているところでございます。
議長(渡邊俊一君) 9番今村 寿君。
9番(今村 寿君) ごみの袋の形態ですが、黄色というのが難しければそれはもうあきらめるとして、せめて2種類、それで売れ始めたらどちらか一つにしたらいいと。決着つくと思うんですね、1年か2年かやればどっちが余計売れるかということで。そうすると民主主義の原則で多数売れている方の一方にしてもらって結構ですから、ぜひそのようなことで町民の声を反映した行政を進める一過にしてほしいとこのように思いますが、再度この辺についてもお伺いします。
それから、空き家については幸いまだ少ないと。多分そうでしょう。しかし、この人気団地だという評判をいただいている明石台地区でも散歩していると結構空き家があるんですね。空き家の定義もあります。1年前に建て売りの建物が建ったけれどもまだ住んでいないよというのも空き家かもしれません。そういうのは多分統計に入っていないと思います。こういうところは管理がちゃんとなされているから心配ないんだと思いますが、意外とあるんだと。表面に出てくる統計と若干違う。そうすると今のうちからそういう手を打っておけば、将来空き家がたくさん増えたときにも手が打てるよという意味では、今から準備して条例化なんかも考えておくべきだと。先、先へ、先手、先手というのがある意味では行政のサービスの一環だと思いますので、ぜひそのような検討をなさるべきだと思い、最後に聞きます。
なお、後期高齢者医療制度についてでありますが、政府の方針がはっきりしないのにどうしようもないじゃないという現場の思いもあるかもしれませんが、やはり富谷町として、また広域連合の中で宮城県の中で意見の反映をこういうふうにしているよと、また必要であれば富谷議会でもそういう決議をしなきゃいけないのかなという思いもあるんですが、行政としてそのような声を上げておられるかどうか。大きく見るとやはりこれは税制の問題とも絡んで、すぐきょうからあすということには行かないかもしれない。財源をどうするか、消費税をどうするかという税制まで絡むかもしれないテーマでありますが、現状でいいじゃないかという声の上げ方もありましょうし、こうすべきかもありましょう。人口4万7,000の町としての意思表示が本当に鮮明になされたかどうか。これもあわせて再度お伺いします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ごみ袋については大変難しい質問だなというふうに思います。民主主義の原則まで出てきましたので、大変そういう意味でも難しいと思いました。しかしながら、生活環境推進員の皆さんにそれぞれ町内会、行政区ごとお一人ずつ出ていただいておりますので、ぜひきょうの議論も経て推進会議の議題とすることといたします。今年度中にあるのでしょうか。ぜひ早目に取り扱いとさせていただきます。
空き家については先手を打つというようなことの基本的な考え方は賛成でございますけれども、こちらも富谷の現状をこれまた総合的に勘案させていただいて、十分なる検討をさせていただきたいと思います。
後期高齢者医療については、私どももずっと2年間定着度ぐあい、そして皆さんの声というふうなことで十分なる聞き取りを注意深くさせていただいてきたところであります。現状、先ほど申し上げたとおりでありますので、我々町村会でもそうですし、おおむね今の制度を継続をというふうなあたりのところが総意でございます。私どももそういった意味で、十分なる意思表示をそういった場を通してさせていただいているところでございます。どうか、これは共有する、議会の皆さんとも共有する課題だというふうに思いますので、後期高齢者の代表選出議員を中心にぜひご協議いただいて、私どもとまたつながりを持たせていってと、そんなふうな思いでございます。
16番(永野久子君) 私は2件質問をいたします。
まず、福祉タクシーの実現を求めるという問題です。
老々介護や認々介護といわれる状況が増えていますが、介護を受ける人も支える人も大変な日常を送っています。精神的、肉体的な負担に加えて、介護にかかる経済的な負担も非常に大きいものがあります。要介護4度でバスや地下鉄の乗りおりができないためにご家族が付き添ってタクシーで通院している方の場合、毎回数千円のタクシー料金がかかり年金生活の重荷になっているということです。障がい者の場合はタクシー料金が1割減免されますが、1割では助成が少な過ぎるなどの声が寄せられております。町民バスは障がい者、高齢者の料金が半額になりましたが、乗降口のステップが高過ぎる上に狭いので乗りおりが難しく、要介護者や障がい者には利用しにくい状況にあります。また、町外の医療機関に通院する場合は全く利用できません。その点タクシーは戸口から戸口まで乗りつけることができ、障がいや困難を抱えた人にとって身体的にも精神的にも安心な乗り物と言えます。多くの高齢者や障がい者が福祉タクシー制度の実現を待ち望んでいる理由はそこにあると思います。介助する人にとっても負担が少ない乗り物と言えると思います。
最近では、県内市町村の多くが福祉タクシー制度やガソリン代補助制度を実施しておりまして、ざっと挙げてみましても仙台市、石巻市、塩竈市、白石市、名取市、角田市、多賀城市、大崎市、栗原市、岩沼市、登米市、亘理町、七ヶ浜町、松島町、利府町、山元町などとなっています。
福祉タクシー制度はそれぞれの自治体ごとに助成額や助成の対象は異なりますが、仙台市の場合は年間助成額を3万円とし、1枚500円のタクシー利用券を60枚交付しております。名取市、松島町の場合は、75歳以上の高齢者全体、そして障がい者を助成の対象にしているというのが特徴的です。
高齢者、障がい者の生活支援と社会参加を進める上で、繰り返しますが、戸口から戸口まで送迎できるタクシーの役割は大きく、また実際に利用者も多い状況です。富谷町でもぜひ福祉タクシー制度を実施すべきではないでしょうか。
そこで、高齢者、障がい者を対象にした福祉タクシー制度を早急に実施すべきと考え、当局のご認識を伺います。
通院などの交通手段としてタクシーを利用している要介護者、障がい者の数は何人と見ているのか、当局が把握している数字を伺います。
また、県内の市町村が実施している福祉タクシー制度を富谷町が実施した場合、必要な予算はどの程度と見込まれるか。これはどの自治体というふうに限定してで結構ですので、伺いたいと思います。
次に、富谷町教育委員会のあり方について伺います。
富谷町教育委員会が全国学力テストの結果を公表したことについて、住民・保護者の中には歓迎の声がある一方で強い批判の声も出ています。教育とは何か、学力とは何かにかかわる問題であり、十分な議論が必要だと考えます。政権交代によって、来年度の実施がすべての学校ではなく40%の抽出方式に変わったこともこうした世論の反映と言えます。
一般的に言って、子供たちの学力がどのような状況にあるかをテストしたり、その結果を知るということは悪いことではないと考える人は多いと思います。しかし、全国学力テスト、これが子供と教育現場に大きな負担と影響をもたらしているとなれば話は別です。その点で、今年4月から5月に宮城県教職員組合が実施した教師へのアンケート調査の結果は、リアルな問題提起をしていると考えます。
アンケート調査は県内公立小中学校の県教職員組合分会を対象に実施され、小学校126校の分会、中学校56校の分会が回答しています。この数から見ても全体の傾向がわかるかと思いますが、調査結果から浮かび上がった幾つかの問題の一つが子供たちに与える負担と影響です。「学力テストが子供たちにとって負担になったことはあったか」との問いに対して、57.1%が「あった」と答えており、48.9%が「授業や行事など学校教育への影響があった」と回答しています。学力テストに向けて前年度の復習など事前対策を行った学校が小中合わせて42%となっており、具体的には授業で過去の学力テストの問題を繰り返し練習していたというような事例が明らかになっています。また、「学力向上に向け特別な取り組みをしているか」との問いには、68.1%が「している」と回答しております。
アンケートの記述回答には、「子供に疲労感、プレッシャー、精神的な負担があった」「問題がわからずにじっと席に着いていた子がいた」という記述もあり、胸が痛みます。「自信や意欲がなくなった」「落ち込んだ」「苦手意識が生まれた」など、子供の発達や成長に対して学力テストは明らかにマイナスの影響があると受けとめている教師が多いのです。さらに、できない子が居残りで補習を受けさせられるような状況も出ており、子供にとっては「残される」「周りの子にどう見られるか」など引け目や劣等感の原因ともなりかねない状況が生まれています。宿題も増え、休み時間に教室掃除を行うため休み時間が短縮されている学校もあるなど、これでは楽しい学校、行きたくなる学校ではなくなるという心配があります。
「教職員にとって負担となったことがあったか」との問いには、53.8%が「あった」と回答しており、教師もテストを監督するために事前に膨大な資料を読み込まなければならないなど確実に物理的な負担が増えています。
7割近くの学校で特別な取り組みが行われているという結果が出ておりますが、具体的には「はげみあい学習」「チャレンジタイム」「学力プリント」などさまざまな呼び方で実施をし、授業の前の朝の時間帯を使ったり、日常的に宿題として子供たちに取り組ませているところもあるということです。宿題の増加は子供たちの負担が増えると同時に教師にとっても仕事が増えることになり、一つ一つに目を通し修正し手を入れるなど、休み時間は子供と目を合わせて会話する時間もないということも聞きました。教師と子供たちの心の通い合いを妨げるような過重な状況が学力テストを準備する過程で生まれ、しかもそれが日常化しているということは看過できない問題だと考えます。
さらに、学校と地域が点数教育、競争教育に向けてあおられていくことも心配です。ある町では、教育長が「○○小学校は頑張ったのに、ほかの学校は何をしているのか」と教務主任をしかりつけたという話や、習熟度学習推進のための人員の配置を次の学力調査に近い学年から進めるなどの例も聞かれます。テストの結果を公表することによって順位だけで見るという風潮が生まれ、順位が上がっても下がっても子供と教師を追い込むことになっていきます。結果の公表とは単に平均点を明らかにするというだけにとどまらない、低い順位は許されないという状況をつくり出し、低ければ「学校や教師は何をしている」と突き上げられるということにもなります。いわゆるヒートアップです。その結果、保護者への説明責任を果たすために見える形で即効性のある取り組みをすることになり、居残りや補習授業的なことにつながっていくのではないでしょうか。このように学力テストのさまざまな問題点を浮き彫りにし、現場でじかに子供たちを見ている教師の実感を知ることは大変重要だと思います。
そこで、宮城県教職員組合が実施したアンケートの結果を、富谷町教育委員会としてどのように受けとめているか、まず伺います。
また、学力テストが子供たちの教育にとって弊害があるとの認識はあるか、伺います。
次に、教育委員会の姿勢の問題を伺いたいと思います。
学力テストの結果公表を決定した今年8月31日の富谷町教育委員会臨時会の議事録を見ますと、委員の中には公表に積極的な意見があった一方で、慎重論もあったということがわかりました。しかし、結局教育長がいわばリードするというような形で公表が決定されています。このような重要な問題を決定する委員会が、教育委員長が出席できない中で臨時会として開催されていますが、本来なら委員長が出席できる定例会を待って開催すべきだったと思います。また、相対立する意見があるときには、校長会などでの論議を経るなど慎重を期す必要があったのではないでしょうか。改めて学力テスト結果公表を決めた教育委員会の判断は適切ではなかったと考えますが、現時点でどう認識されているか、教育委員会としてのご見解を伺います。
文部科学省は来年度から全国学力テストを全員参加方式から40%の抽出方式に改めるということになったことは前段で述べましたが、この40%という抽出率が高過ぎるということや抽出対象外の学校・市町村に参加を誘導するような事前の希望をとるなどの問題がありますが、いずれにしてもこうした全国一斉学力テストに対する批判の反映でこうした縮小が行われたことは事実だと考えます。そこで、文科省の希望調査ですが、富谷町は抽出から漏れた場合でも学力テストに参加するとの希望を出したと聞きましたが、その場合採点、集計は設置者が行うことになっており、町として予算措置することとなります。町の予算を使ってまで弊害の多い学力テストを希望する必要はないと考えます。回数を重ねれば重ねるほど傷つく子供が増えるのですから、次回の学力テストには参加するべきではないと考え、教育委員会のご認識を伺います。
教育委員会の政治的中立という問題についてですが、新聞報道では、学力テストの結果富谷町の成績が上位だったという結果について、当時の教育長が学校図書館への司書配置事業との関連で発言をしておりました。しかしわずか1年、2年の事業をテストの結果と結びつけて成果として喧伝することは早計、短絡であるばかりでなく、教育を政治の道具にしかねない危険性を感じます。教育を行政が利用するような発言は教育の独立を損なうもので、行政と教育のかかわり方としても問題ではないでしょうか。学校図書館への司書配置と学力テストの結果を安易に結びつける発想は教育を政治的に利用することにならないのか、教育委員会のご見解を伺います。
町長と教育長の関係についてですが、入学式、卒業式を初め各種の町の行事において、これは町が主催する行事において、教育長が町長の代理としてあいさつに立つという場面をたびたび目にしてまいりましたが、新しい教育長にかわられてからも事態は同じでした。教育長は教育委員会から委任を受けて各種の事務を処理しているのですから、あくまでも教育委員会を代理する立場にあるはずです。その教育長が町長の代理を行うということは、教育の中立を損なうもので不適切だと言わざるを得ません。行政委員会制度は相対的に首長から独立した執行機関であり政治的中立を旨としていることを踏まえれば、安易に町長の代理等を行うべきではないと考えます。教育委員会が町長部局とは別の位置づけにあること、このこと一つを見ても教育長には慎重な対応が求められると思います。そこで、教育の政治的中立を担保する上で教育長が町長の代理を務めることは行き過ぎだと考えますが、教育委員会のご見解はいかがでしょうか。
最後に、教育委員会がより一層住民に開かれたものであるために、今後会議の公開等をより徹底すべきだと考えます。具体的には教育委員会の開催日時を事前に住民に知らせ、傍聴を可能にするために広報やホームページ等で開催日、日時を周知することを求めるものです。
以上で1回目の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) この際、午後4時15分まで休憩をいたします。
午後4時06分 休憩
午後4時15分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
永野久子議員の一般質問に対して答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、前半の方を述べさせていただきますけれども、1、2、3とあるんですけれども、3番目からでもよろしゅうございましょうか。(「はい」の声あり)はい。
それでは、3番目から、いろいろ考えた中で今ご了解をいただいたところでございます。必要な富谷町で実施した場合はということで数字を挙げておりますので、そこから申し上げます。
要介護者につきましては要介護度3、4、5認定を受けた方を対象とした場合、これは塩竈市のサービス単価で試算しますということで650万円が見込まれるところでございます。内訳は、要介護3、4、5の合わせた合計の数が342名の方、年間2万3,760円の助成額、利用率は8割程度と見た場合ということで今の数字が算出されました。
もう一つは障がい者についてはということで、障がい等級1級、2級、3級の内部障がいをお持ちの方ということで、それぞれ身体障がいにつきましては495人、知的障がいのAの方が55人、精神障がいの方で1級、2級の方が73人ということで、合わせて623人の方です。これは仙台市のサービス単価で試算をいたしますと1,400万円ということになります。内訳は3万円の623人の利用率ということで77%程度を掛け合わせてございます。したがいまして、650万に加えるところ1,400万、2,050万円ほどの予算が見込まれますということになります。
それでは前に戻りまして、なお先ほど町民バスにつきましては冒頭の説明要旨でも申し上げましたように、高齢者や障がいをお持ちの方については無料乗車証を発行しておりますので、たしか半額という数値も耳にしたところでありますけれども、どうしたわけでしょうか。何かの行き違いがあればぜひご訂正をお願い申し上げたいと思います。
それでは、2番の方に入ります。通院などの交通手段としてタクシーを利用している要介護者、障がい者の数は何人かということですが、交通手段としてタクシーをご利用している方、要介護にしろ障がいの方にしろ人数の掌握はなされておりません。要介護認定者でタクシー会社等による乗降介助を受けている方については19名、9月実績で19名、障がい者の移動支援として利用されている方は6名ということです。
これを受けまして富谷町としての当面の対応について申し上げます。高齢者や障がい者の外出については通院のほか社会参加や心身の健康のためにも重要であるとの認識を持っております。そのため町内の移動確保のため平成20年7月から70歳以上の方及び障がい者の方、さらにまた障がい者に付き添う方、この方たちを対象にしまして町民バスは無料にしてございます。移動手段としてなお一層ご活用いただくようお願い申し上げます。
ひとりで外出が困難な高齢者あるいは障がい者を支援するサービスとしては、介護保険法上の乗車降車介助及び移動支援事業があるところであります。このため福祉タクシー助成券については慎重なる検討が必要であるものと現状認識してございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、永野議員の方から教育委員会のあり方を問うということで7点質問いただきましたのでお答えをいたします。
まず第1点目の教職員組合が実施した一斉学力テストに関するアンケートの件でございますけれども、特定の団体が実施したアンケート及び調査結果につきまして見解を述べるという立場にはございませんので、このことに関しては発言は控えさせていただきたいというふうに思います。
第2点目、学力テストが子供たちの教育にとって弊害があるという認識はあるかということでございますが、教師の教育活動において評価というのは大変大切な活動でございます。学習内容が子供たちに理解されているかの定着状況を把握して次の指導法の改善に生かす活動、これを評価と言っております。選択式や記述式など方法はいろいろありますが、主にテストで行います。実施する教師も受ける子供たちも、もうだれもが経験している大変一般的な教育活動でございます。この評価としてのテストは子供たちの学力の実態を把握するという側面もございますので、学力テストというふうにも言われています。同じものでございます。この学力テストはこのように大変一般的な教育活動でございますので、子供たちに弊害があるという認識は私は持っておりません。
それから3点目、学力テスト結果公表を決めた教育委員会の判断は適切かどうかというご質問に対してですが、文部科学省が学力調査に関してその状況調査もあわせて実施要綱をきちんと定めてございます。その実施要綱に基づいて当町の教育委員会、それから校長会等で検討し、町民への説明責任を果たすということは適切な判断であったと認識をしております。
それから、ご指摘の臨時の教育委員会に関してでございますが、これは当然会議規則にのっとりまして定足数にも達しておりますし、確かに慎重論は出たというふうには聞いておりますが、満場一致で公開を決めたというふうに認識しております。
第4点目、次回の学力テストには参加すべきではないと考えるということでございますが、認識はどうかということでございますが、次年度、来年度の実施要綱がまだ発表されておりません。報道では確かに40%とか、それから仕分けによっては8%ぐらい差があるとかいろんな報道はございますが、まだ未定でございます。学校と今後十分連携を図りながら、教育委員会で検討していきたいというふうに思います。
それから、先ほど議員が指摘した来年度の全員調査に参加したとのことだがということですが、これは若干補足があります。実は、10月末に県の教育委員会の方から抽出で漏れた子供たちの参加をどうするかという、あくまで予備調査がございました。この予備調査で抽出から漏れた子供たちの参加・不参加と書いてありました。参加と書くと問題用紙をあげますということなんですね。その全員分の漏れた分。ただし、これはあくまで予備調査ですので、今度1月ごろに本調査が参ります。ですから、そのときに、実は前に参加としたけれども不参加ですというふうに変更して構いませんということでした。これはただし書きがついていまして、予備調査で参加しないと書くともうこれは変更できない、後で本調査で参加に変更することはできない、こういう調査でございましたので、選択肢がどちらにも本調査でとれる方の選択をしたというだけでございます。
それから、学校図書館への司書配置と学力テストの結果を安易に結びつける発想は教育を政治に利用することにつながらないかというご指摘でございますが、いわゆる本年度で3回実施しました全国学力調査は、同時に実施しています学習状況調査というのを実施しております。この学習状況調査によりますと、読書習慣が身についている子供は学力が高いという結果が出ております。これはOECD、経済協力開発機構が実施しております国際調査、PISAと言いますが、これでも同様の結果が出ております。読書習慣の形成には読書環境を整えることが大切でございます。ですから、図書指導員の配置が各学校の読書環境の改善に効果を上げているというふうに私は認識をしております。
6番目、教育の政治的中立を担保する上で、教育長が町長の代理を務めることは行き過ぎではないかというご質問ですが、これは当然職務の上でも町長の代理は副町長でありますので副町長が務めるということになります。何か私もそれをしたというご指摘ですが、私は2カ月少しのところで幼稚園の運動会、たくさんこの日は運動会がふくそうしましたので、幼稚園の運動会に町長あいさつと書いてあるところに、町長さんもいろんなところ、副町長さんもいろんな幼稚園に出ていましたので、私があいさつしたという記憶はございます。それからもう一点はスポ少のあいさつ、やはり町長、副町長もいろいろ行事がふくそうしていまして、私があいさつしたという記憶はございます。でも、これ、幼稚園は教育委員会管轄の施設、教育施設でございますし、当然私らの仕事の中に入る行事でございます。それから、スポーツ少年団活動というのは当然生涯学習課が担当する行事でございますので、これもあわせて教育委員会の担当する分野ではないかというふうに思っております。
最後に、開かれた教育委員会であるために会議の公開等をより徹底すべきではないかということでございますが、教育委員会会議につきましては富谷町教育委員会会議規則にのっとりまして公開となっております。もちろんこの規則によりまして事前に告示もいたしております。当然公開ですので傍聴ができます。手続等については学校教育課までお問い合わせをいただきたいというふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、高齢者の無料乗車については訂正いたします。間違いでした。
まず、福祉タクシー制度についてですけれども、乗降介助、それから移動支援、これらにはいずれも介助に対する一定の給付があったり、移動に関しての一定の給付がありますけれども、料金そのものに対する補助は全くないはずですよね。町が出しておりますこの一覧表を見てみますと、移動支援事業1割の自己負担というのがございまして、これは1割。しかも対象者がごくごく限られております。障がいを持った方の場合もごくごく限られておりまして、高齢者の場合はこの移動支援事業というのはありません。それから、乗降の介助、これもタクシー料金そのものへの補助では全くありません。ですから、今私が申し上げているのは、介助に対する支援をしてほしいということではなくて、料金そのものへの、タクシーを使った実費そのものへの何らかの補助、それが必要ではないかというふうにして質問しておりますので、この間タクシーがどれだけ利用されているかというのを正確に把握することは大変難しいですけれども、近隣の高齢者、それから障がい者の話等を総合しますと、そのほとんどの方がタクシーを通院等で、通院等ですよ、利用しているということが明らかになっています。ですから、このタクシーの利用頻度というのはかなりなものだというふうに推測することができますし、その料金に対する補助というのは極めて限定的ですので、これに対する補助というのを町が考えるということは大事な課題だと思いますので、今の私が申し上げたことを踏まえて改めて町長にご認識を伺います。
あわせて、2,050万円ほどで、幾つかの、塩竈市と仙台市の例ですけれども2,050万円程度だということでした。この金額が大きいか少ないかというのはそれぞれの人によってかなり違うかと思いますけれども、一つの指標として、幾つも数字があるかと思いますが、1年間の決算で民生費の不用額これだけ見ても3,599万円余あるわけですね。ですから、この不用額を使いなさいというような短絡的なことは言いませんけれども、町が通常の1年間の予算の範囲内でもやろうと思えばできますし、必要ならば高齢者のための基金がありますし、また一般財政調整基金もありますので、これを活用すれば十分できるのではないかというふうに思います。改めて、ぜひタクシー料金そのものへの補助が実現するように町長の考えを伺います。
教育委員会の問題につきましては、まず特定の団体が実施したアンケートに答えるつもりはないといった趣旨のご答弁でしたけれども、特定の団体というふうに全く関係ないと言わぬばかりのご答弁でいいのでしょうか。教職員組合というのは学校で働いている教職員が組織している組織です。ですから、この先生方が全国一斉の学力テストについてどういう感想を持ち何に心を痛めているかということについて、全く答える必要がないという立場は余りにこれは極端だと思うんですね。これだけのほかにかわるアンケートの調査などはないわけですから、これだけの結果についてはやはり真摯に受けとめる、こういう姿勢が教育委員会に必要と思います。今の教育長のお答え、この特定の団体だという実施したアンケートに特に感想は述べる必要はないということは教育委員会としてのご意識なのかどうか、伺いたいと思います。
それから、全国一斉の学力テストと一般的な1学期の終わり、2学期の終わり等々に実施するようなテストとを同じ、同列に扱ってご答弁されておりましたけれども、これは同列には扱えない。なぜならば当時この学力テストを実施するというふうに決めた文部科学大臣中山さんでしたけれども、中山さんが何て言っているかといいますと、競争意識の涵養ということを挙げて全国学力テストの実施をするということになったわけです。競争意識の涵養ですよ。この全国一斉学力テストというのはただテストするだけではなくて、平均点をあげて、そしてそれぞれ県あるいは市町村の順位がはっきりしてくる。これを公表しなかったのを公表するというふうになってしまったわけですから、単なる学校で実施する通常のテストとは全く性質が違うそういうものだということを、まずご認識がないのではないかというところ、だからこそ弊害がないというふうに一言のもとに言ってのけられるのではないかというふうに思うわけですが、この点についてもやはり教育委員会としてこのようなご認識なのか。私は今回の質問の通告の答弁に教育委員会というふうにいたしました。代理として教育長がご答弁されることはあり得ますけれども、あくまでも教育長個人のお考えではなく、教育委員会としてのご見解をこの点でも伺いたいと思います。
来年度の学力テストにつきましては10月末に抽出で漏れた場合の予備調査というのがあって、これで参加というふうに答えておかないと1月の本調査で今度は参加できなくなるということでしたが、これはまだ実施要綱も出ていないと、未定だというふうにおっしゃりながら、しかし参加することについては抽出で漏れた場合の保険をとって希望を出したということですからね。学力テストの参加に何のためらいもなく参加を希望したということになるわけですよ。これもやはり教育委員会としてこういう考え、結論に至ったのかどうかを改めて伺います。
それから、学校図書館への司書の配置をテストの結果、学力テストの結果と結びつけるということについてですけれども、これも一般論じゃありませんよね。読書が、読書環境が整っていたり読書習慣がついているという子供について学力が高い結果が出るというのは、これは一般的に言われておりますけれども、今回河北新報の記事で答えておられるのは、前の教育長でしたけれども、答えておられるのはそんな一般的な問題ではございませんでした。この新聞記事を見ますと、一般論ではなくて今回のテストの結果について司書配置事業と結びつけて言っておられるこのことが問題だと思いますので、改めてこの点についても教育委員会のご見解を伺います。
また、教育長が町長の代理をするということについては、これは明らかに前の教育長のときにいろいろな町主催の行事で、町長がご不在なので私、教育長が代理をしてごあいさつしますということを述べられてあいさつされていることがありました。確かに今教育長かわられましたので、11月3日の表彰式では閉会のあいさつされていますよね。町主催の行事ですよ。それに閉会のあいさつされている。こういうことについて、これもやはり教育委員会としての考えでこういう代理をしているのかを伺いたいと思います。
教育委員会の開催については確かに事前に告示されておりますが、これは広報等やホームページ等々で事前にお知らせするということについてはお考えになっていないんでしょうか、伺います。
議長(渡邊俊一君) 永野議員にお尋ねしますけれども、先ほど訂正項目ありましたが、町民バスの論旨で半額ということを無料だったということでの訂正ととらえてよろしいんですね。(「はい、そうです」の声あり)はい。
若生町長。
町長(若生英俊君) それではお答え申し上げます。
非常に永野議員との議論のやりとりの中で、この何とかほどというのが非常に私も気になるところでして、2,050万が「ほど」なのかどうかというのは本当に私、首長の立場からすると政策、施策の選択、決断というのはそういうことではないんだというふうに強くまたお返しを申し上げたいというふうに思います。
高齢者の足の確保の重要性は十分私も認識をし、この間もいろんな場で発言をするなり、この場でも議論の場にまたお話をする機会がございました。まさに利便性をいかに高めるかということなんですね。身内で整っている人もいます。そうでない人もいますというふうなことの中で、利便性を富谷町の、この発展途上の富谷町にまさに利便性を高める、そういったものの中に公共交通などもあるのではないかと、そういった視点もぜひ置きながら、まさに地下鉄の軌条での延長だとか、そういったもう少し広がりのある話とあわせて進めてまいりたいというふうに思います。
もう一回もとに戻りますけれども、2,050万円ほどでは決してございませんので、先ほどの町誌の4,500万もあるように、本当に1円たりともというようなことは全くそのとおりなんです。言葉ではない実態が、そのようなことをまさに言葉も行動も含めて私は体現して行かなきゃならないそういう立場であることを、ぜひこの場をおかりしてまたお伝え申し上げます。
私のキーワードは1点ですね。先ほど申し上げたとおりでありまして、慎重なる検討が必要である。高齢者の足確保の中で十分なる検討をしながら22年度向けに今鋭意努力をしているところでございますので、ご理解のほどお願い申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず1点のいわゆる組合のアンケートとかに関することでございますけれども、いわゆる教育諸団体というのはたくさんございます。日本教育学会、それから日本教育心理学会等の学会、それから私が前かかわっておりましたけれども、理科や国語等の教科及び領域等の研究団体、それから校長会等の役職別の団体、それからOBとして教育振興会であるとか退職の校長会であるとかたくさんございます。そして、その学力テストを含めたこの評価の問題に対して研究成果やそれから調査研究、アピールをしているところもたくさんございます。別に教職員団体だけではございません。私が知っているだけでも結構な数に上ります。ですから、そういうことの諸団体のそれぞれに教育長として見解を述べるという立場には私はないというふうな認識をしております。
第2点目ですが、学力テストは競争意識の涵養だということですが、あえて申し上げれば、私は学力テストを少し過小評価していらっしゃるのではないかと思います。というのは、学力テストは私は4点はその目的があるというふうに思っております。まず1点は、先ほども言いましたが、子供たちの学力をきちんと掌握するという実態把握というのが第1点。それから第2点目は、先ほどの答弁で私、先に言いましたが、その実態に基づいて教師が指導法を改善していくという教育評価としての一面。それからもう一つは、現在の町なら町、国なら国、県なら県ですが、国際的な調査も行っておりますが、それぞれにやはり説明責任というのがあると思います。それから4番目に、やはり議員さんが指摘するように、子供たちの意欲化を図るための競争をということの面もあると思います。ですから、私は、以上の点から学力テストというのを大きく4点の目的があって実施されているものだというふうに認識をしております。
それから、競争意識ですが、実は私の知っている限りでは、イギリスのナショナルテストをいろんな教育制度でイギリスを参考にしているというところが日本の現在の教育政策には見受けられますが、イギリスのナショナルテストは学校別にすべて公表をいたします。ですから、学校別にすべて公表されたナショナルテストの結果をもって学校選択というふうな方向に入ります。ですから、日本の場合は学習状況調査でございまして、現在持っている子供たちの学力の状況がどの辺にあるのか、どういう状況であるのかを調査する目的で実施しております。ですから、文科省の実施要綱におきましても学校別の公表は厳禁をしております。ですから、それに基づいて当町でも学校別の公表はもちろん禁止でやっておりません。ですから、やったのは10月1日の広報において町の平均点を公表いたしました。私、10月1日というのが就任した日でございますけれども、その公表によって町の教育委員会に苦情というか抗議の電話及びメールというのは一切ございません。学校の方でも確認いたしましたが、学校の方にもそういうものは来ていないというような認識をしております。
それから、3点目の次年度実施要綱ができないのに希望したのはということがありますが、実は私も実施要綱ができないのに何でこんな希望が来たのかというのは非常に疑問に思っております。しかし、来た以上は出さなければなりませんので、先ほどのような処置をしたということでございます。どうして今ごろこういう希望調査をしたのかは一切私も不明でございます。
それから、4点目の図書環境整備に関してでございますけれども、一般論ということをおっしゃいますが、一般論であるほど支持が高いということでございます。ですから、これは国際的にも国内的も一般論化しているということは、それだけ教育界に定着した結果だというふうにもとれるということでもございます。
それから、次ですが、町の表彰式に閉会のあいさつは私はしておりません。閉会宣言をしたのでございます。それも政治的中立を侵すということであれば再検討したいというふうには思いますが、いかがなものかよくわかりません。多分そうではないかと思っております。
それから、公表に関してですが、これも先ほど言いましたようにきちんと告示をしております。告示をしておりますので現在のところはこの方法で、これも規則にのっとって告示をしておりますので、この方法でよろしいのではないかというふうに思っています。
それから、教育長個人なのか教育委員会なのかということですが、そうですね、教育諸団体の見解等はまだすべて教育委員会に諮っての見解ではございませんので、私の立場で答えさせてもらっております。それから、次年度の学力テストにどう参加するかは、これは先ほど言いましたように、学校と連携を図りながら教育委員会で決定をしていくことでございますので、これは先ほどの答弁のとおり、あくまで出したのは便宜的な仮調査だということでございます。それから、図書も私の意見でございまして、ただ、そうです、私の意見です。以上です。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、福祉タクシーですけれども、いろいろ「でも」がつく「ほど」がつくと言葉じりをとらえておっしゃるわけですが、県内でもこの福祉タクシー、名称はさまざまですけれども、内容としてはタクシー料金に助成をするという制度は大きな流れになってきておりますので、富谷町でもぜひこれは、慎重なる検討が必要だとおっしゃっておりましたが、これは前向きであるか後ろ向きであるかをはっきりさせていただきたいというふうに思います。伺います。
それから、教育長のご答弁ですけれども、私の考えであるというふうにおっしゃった部分については教育委員会の見解とは必ずしもならないということですので、やはり教育委員会としてこういう問題を正面から議論をして、議会ではこういう意見が出ていたと、こういう意見もあるということをぜひ教育委員会で論議してほしいというふうに思いますが、どうでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 前か後ろかのどちらでもありません。現状をきちりとした形で22年度向けに対策を講じてまいります。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) きょういろいろ問題提起もされましたので、次回、今月も定例の教育委員会を予定しておりますので、ぜひそこでいろいろ議論を深めていきたいというふうに考えております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午後4時48分 散会
平成21年12月9日(水曜日) 午前10時00分 開議
第2日目 12月9日(水曜日) | ||||||||||||
4番 細谷禮二議員 | ||||||||||||
1 | 小学校学習指導要領の改正について | |||||||||||
2 | 公共施設に町民歌の歌詞を掲示しては | |||||||||||
18番 相澤武雄議員 | ||||||||||||
1 | 都市型スポーツ公園施設整備計画の考えについて | |||||||||||
12番 高橋敏夫議員 | ||||||||||||
1 | 公共施設の管理運営での矛盾を問う | |||||||||||
2 | ジェネリック医薬品の更なる普及推進を望む | |||||||||||
1番 小泉光議員 | ||||||||||||
1 | 町営墓地建設の計画は | |||||||||||
2 | 救急車をもう一台 | |||||||||||
2番 小川昌義議員 | ||||||||||||
1 | 安心安全住民サービスに向けた情報化基本計画の策定を | |||||||||||
2 | 自主防災組織の組織化を位置づけを問います | |||||||||||
3 | 情報化推進事業と図書事業について問う | |||||||||||
15番 佐藤聖子議員 | ||||||||||||
1 | 就学援助制度の拡充と周知の徹底を | |||||||||||
2 | 地域住民誰もが使いやすい集会所を | |||||||||||
13番 安住稔幸議員 | ||||||||||||
1 | 町民に安心と安全を守るための施策の推進を | |||||||||||
2 | 富谷町HPの充実を図れ | |||||||||||
3 | 鳩山新政権での当町への影響を問う |
議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々にお願いを申し上げます。富谷町議会傍聴規則では録音機、カメラ、ビデオ等による撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえられ静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君の3名を指名いたします。
日程第2 一般質問
議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。
4番細谷禮二君。
4番(細谷禮二君) 皆さん、おはようございます。
私からは2点について質問いたします。
1点目は小学校学習指導要領の改正について。
文部科学省は平成20年3月29日に学校教育法施行規則の一部改正と小学校学習指導要領の改訂を行いました。新しい小学校学習指導要領等は平成23年度から全面的に実施することとなっております。平成21年度から移行措置として一部を先行し実行することができます。
今回の改正の要点として、小学校高学年、5年生、6年生に外国語活動が新設されます。外国語を通じて児童が積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成し、言語・文化に対する理解を深めるためとあります。外国語活動の内容としては、小学校においては英語を取り扱うことが原則、年間35時間の授業です。ここで質問いたします。
我が富谷町町内の各小学校高学年の英語の授業は行われているのかどうか。
二つ目、外国語、英語の指導は学級担任か、専門の人が行っているのか、お伺いいたします。
3点目、平成23年度以降全面的に実施された場合、年間35時間の英語指導教員の確保は大丈夫なのかということをお伺いします。
2点目です。公共施設に町民歌の歌詞を掲示しては、と題して質問いたします。
国には国歌君が代、県には県民歌、市町村には町民歌、学校には校歌があります。これらの歌は国民、県民、町民であるための意識高揚のためにも歌われています。我が富谷町の行事・式典の際には、必ず町民歌の斉唱があります。出席者の中にはプログラム、式次第を紛失して忘れてくる人をよく見かけます。式次第の中にはこのような立派なものが発行され、中には町民歌がこう出ております。また、プログラムで薄い半ピラのようなものもあります。非常に忘れてくる人もあります。その際、公共施設、スポーツセンター、武道館、公民館大ホールに町民歌の歌詞が掲示されてあれば、参加者が顔を上げ町民歌に親しみと自信、誇りを持って歌うことができるような雰囲気、環境づくりが大切ではないでしょうか。
明石台五丁目会館には町民歌の歌詞が集会所に掲示されています。「ゆとりすと」の際、参加者全員で町民歌が歌われております。行政区が率先して町民歌に親しみ、大きな声で歌っている姿は本当に町民としてすばらしいなと思いますが、町の施設には歌詞が全然ありません。
そこで質問ですが、公共施設、スポーツセンター、武道館、公民館の大ホール、ステージ脇またはステージの上でもいいだろうと思いますが、町民歌の歌詞を掲示する考えはないかどうか、お伺いします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
前段は教育長からということで後ほど答弁をすることといたします。
後段の方でありますけれども、町民歌の歌詞の掲示につきまして、大変町民歌にご関心を寄せられて本当にありがとうございます。何にも増して富谷町のこの町民歌の広がりというのは大変うれしく思うところでありますし、思い返せば就任後4月だったと思いますね、「とみやちょう」を「とみやまち」にというふうなことで、就任直後にちょっとした手の入れぐあいであのようになったわけでありますけれども、まさに私どもの呼称が、自治体の呼称が「とみやまち」ですというふうなことで昭和38年に県への届け出る制度とか条例上の呼び名になっておりますので、今までずっとこの辺の言葉ではいずい思いをしながら、私もそういう経験も長らくしてきたところでございます。
何にも増して、あの非常に「かがやく朝日明けわたる」、2番「大空はるか虹の橋」、「住みよい里に励みつつ」でしたよね。それぞれの出だしのフレーズでありますけれども。本当によく織り込んでいただいた歌詞になっているなというようなことをしみじみと歌うたびに思います。非常に音域も歌いやすい。そういったふうなことで、恐らく自治体でこれほど町民歌を歌っているところもないのではないかなと思いながら、まさに富谷町の一つの誇りとすべきことだというふうに私も思うところであります。
そのようなことでせっかくのご提案でありますのでいろいろ検討させていただきました。途中でラミネート加工でというようなことで、必要なときにはラミネートで用意したものをお貸しをするというふうなことで対応し始めたところもありまして、いろいろ工夫はしてあります。あるいは、それぞれ印刷物で次第の中に折り込んでいただいているところもあります。私が見る限りでは老人クラブの皆さんは本当に折々の集まるたびによく歌っていらっしゃるなという思い、実感とするわけでありますけれども、そのようなことでぜひ脳トレではありませんけれども、皆さんそらで案じて歌えるように、でなければそれこそ手帳にでも張りつけて、私も自信がないときは手帳を見て、町民歌と高校3年生とはしを置いて歌詞を書いておいてつなぎにしたいものだと思ったりもします。そういうことで暗唱していただく、フレーズを。そこの中に季節の折々も描けますしね。そういう意味では非常にすばらしい歌詞だなということは常々私は前々から思っていたこともあって、先ほどの呼称、そしてまた今の広がり、この先というあたり、4万6,000、7,000近くの町民の皆さん、47都道府県すべてからというようなことも話題になったこともありますけれども、そういう意味では象徴、富谷の歴史を歌を通して振り返られるという今の姿と、そしてこの先も描けると。昭和53年ですから、何とあれから30年近くたって古さを感じさせない歌詞内容ではないかなというふうに思います。
私の知る限りでは、ちょっと横道それますけれども、宮城県民歌もあるそうですね。仙台市民歌もあるようでありますけれども、なかなか歌われていない現実もあります。長野県の県民歌というのは本当にすばらしい。皆さんの思いがあって本当にそらで歌い、どこに住もうとも長野県民歌と歌うと、もうそれだけでわっとひとくくりになるというそういう事例を、十数年前ですかね、10年近くでしたかね、そういう場面に出くわしてなるほどなというふうに思いました。
そんなことも根っこに置きながら、ぜひ今のような対応と当面させていただくことと。五丁目会館のご紹介をいただきましたけれども、それぞれの地域でそういった思いを寄せていただきながらいろいろ工夫をしていただいて、掲示をするような方向でぜひそれぞれの場でまた働きかけをさせていただきたい。そのように思うところでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) ただいま、平成23年度から完全に実施されます小学校学習指導要領に取り入れられました5・6年生の外国語活動について3点ご質問をいただきましたので、お答えをいたします。
まず第1点目、町内の小学校で外国語の指導は実施されているのかということにお答えをいたします。町内各小学校では平成23年度の新学習指導要領の円滑な本格的導入に向けて、今年度より2年間の移行措置期間に段階的に授業時数を増やしていく方針で進めております。今年度については高学年で最低20時間を確保することとして各学校で取り組んでおるところでございます。
第2点目の英語の指導はだれが行っているのかということについてお答えをいたします。外国語活動、英語は平成23年度より国語や算数、そのほかの教科、領域と同様に必修領域となります。原則として、小学校ですので学級担任が指導するということになります。なお、外国語活動の導入に当たっては、県では平成20年度から平成22年度までに教員の指導力向上を目的として、年度ごとに各学校1名を対象といたしまして小学校外国語活動中核教員研修を3回実施することとしております。さらに、その3年間でこの中核教員を中心に現職教員の研修を30時間実施することとなっております。こんなことで現在では各学校に当研修受講者が2名おりますので、その教員を中心にそれぞれ各学校で創意工夫し、試行錯誤をしながらスキルアップ研修ということを今実施しているところでございます。第3点目、23年度完全実施された場合に35時間5年生と6年生で英語指導が入ってくるわけですけれども、その英語の指導員の確保はどうなのかということについてお答えをいたします。前段の2でもご説明いたしましたが、指導は原則学級担任が指導することとなります。現在各学校において効果的な外国語活動の実施に向けて準備を現在進めているところでございます。また、今年度よりALT、外国語指導助手でございますが、1名増員して3名体制のもと、さらに原則ではございますけれども毎週木曜日に小学校への派遣日と設定するなど、より充実した外国語活動に向けた体制を現在準備しているところでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 4番細谷禮二君。
4番(細谷禮二君) ことしから小学校の方は5年生、6年生で英語が年間20時間指導されているということですが、その子供たちの反応、英語の授業をしての反応、興味、関心、効果はどうなのかということをひとつお聞きしたいと思います。
二つ目は、現在小学校の学級担任は週何時間の授業で、英語まで入ってきた場合、教材研究をする時間もないのではないかなとこう思うわけですが、今現在学級担任、小学校5年生、6年生、何時間を受け持っているのかなということをお聞きしたいと思います。
3点目は公共施設の町民歌のところですが、やはり小学校の体育館に行ってみると校歌がみんなブロック型で掲示してありますね。私もこの前12月4日の日に学院大学の講堂の方へ行ってちょっと参加してきたわけですが、その際やはり歌を歌うときにみんなこうして下を向いて、活字が小さいものですから余り見えない。ところが、学院大の講堂の中ではちょうどスクリーンを出してそこへ歌の歌詞を映し出されるわけですね。そうすると参加した人たちはみんな顔を上げてそのスクリーンを見ながら大きい声を出して歌うことができる。ああ、こういう方法もいいのではないかなと。いろいろな方法があるだろうと思いますが、一応町長の考えもお聞きしたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 後段の方ですけれども、先ほどに尽きるかと思いますが、おっしゃるように投影してね、どこからでも見えるという大きさなんだろうと思いますね。小学校のブロックにというようなこともよく見かけ、みんなである卒業年次の人がつくるというふうなことで掲示されていますけれども、恐らく小学生はもうすっかりそらで、我々以上の何倍もの暗記力があるものですからもう、私は小学校の校歌今でも歌えますてなものですからね、見ては歌っていないんですね。だれ向けの歌詞かなとか、どういう目的かなというのもいろいろ考えるんでありますけれども、どちらにしても町民歌を皆さんで一緒に声高らかに歌うという意味では歌詞があった方がこれは間違いなくいいわけですから、そういう意味ではいろいろ今おっしゃっていただいたような方法を今後とも引き続き検討してまいります。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 第1点目の子供たちの反応ということに関してでございますけれども、指導要領に外国語活動を入れた目的の第1番目が、コミュニケーションを図る楽しさを体験することというふうにうたっております。ですから、現在子供たちは英語の歌とかそれから踊りとかそういう表現活動を取り入れた体験的な活動を主に実施しておりますので、大変楽しく、また大変興味深くやっているというところがございます。
それから、2点目の週当たりですが、現在は高学年の担任ですと多分25時間前後の授業時数を持っているんじゃないかと思います。この新学習指導要領は授業時数が増えますので、これ以上担任が指導する時間というのは増えるというような見込みはございます。先ほども申しましたように、各学校に研修を受けた教員及び英語が堪能な教員というのもおりますので、そういう教員を中核にしながら現場での教員の研修を図りながら、各学校の創意工夫を生かしてお互い教師が学びながらやっていくというところが現状でございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次、18番相澤武雄君。
18番(相澤武雄君) 皆さん、おはようございます。
私は町民の期待する都市型スポーツ公園施設の整備計画の考えについてを質問いたします。
我が町は昭和38年4月人口5,000人で町制施行以来、特に昭和50年以降は人口が増え続け、本年町制46年を迎え人口も4万6,000人を超え、人口5万人を目指す都市構想に向け順調に発展しており、人口増に関しましては他の町村から羨望視されているすばらしい町だと思います。
人口5万人到達が目前に迫る今日、3月議会において総合計画が提案され議決させていただいたところは皆様方もご案内のとおりであります。その中で町長は、「富谷町は地の利に恵まれ人の輪にすぐれた特性を生かし、時代の動向を見据えながら町民とのコミュニケーションを大切に協働による5万人都市を目指す」とうたわれております。この総合計画は、これからの富谷町の発展の基礎となる重要な計画策定であり、「笑顔輝く、あったかい富谷」の実現に向け、町民と行政の約束事として鋭意努力されるよう強く望むものでもあります。
子育て支援においては明石台民設民営による認可保育所の新設や、新型インフルエンザの迅速な対策にて無料接種対応など、宮城県内では類のない目に見える取り組みと思いますし、高齢者に対しても同様の対応と考えられます。
しんまちの活性化においても十三夜魂のふるさとまつりが3回目を数え、3万8,000人の人出ににぎわったところでもあり、企業誘致、住環境整備においても成田北、高屋敷の工業地や明石台東の住宅開発に伴う都市計画の見直しなど、町長が先頭に立ち努力されているところでもありますが、富谷町国道利用計画においては主要地方道仙台三本木線を境に、西部は商業、工業、住宅地としての位置づけで計画され、東部におかれては山林などの保全を図り、農用地については効率的な土地利用を図りながら自然環境を維持していくと言われております。
山林の保全については、昨今木材価格の低迷により管理能力が不能となっておる現状であり、農業振興についても農業従事者の高齢化が進み後継者が育たない今日、どのようにして環境を維持、保全されていかれるのか不透明であり、今後の大きな課題であると思います。
また、既存の大規模公園はレクリエーション等の拠点として整備活用を図るとうたわれておりますが、当町の大亀山森林公園の拡充整備の上、公園北部地域、西成田、石積、大亀、大童、今泉地区に都市型公園スポーツ施設の整備等による自然環境保全を考えることなども大事だと思われます。
そこで、次の3問について質問をいたします。
一つは、仙台三本木線の東部地区の農地、山林について、保全をするため町長はどのように考えているのか、伺います。
二つ目であります。大規模公園、大亀山森林公園の整備活用をどのような形で進めてまいるのか、伺います。
最後に、農地、山林の保全のため、現状を維持した中でのパークゴルフ場やバードゴルフ場等の整備を図り、新スポーツ等やレクリエーションの場としての拠点づくりを進める考えはないかを伺います。
以上、私からの質問であります。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
富谷町の国土、町域49.13平方キロ、4,913ヘクタール、約5,000ヘクタールに及ぶこの町域をどのように我々町民のために、そしてまたこの近隣の界隈、宮城県の中での位置づけもあるわけ、国土の中の富谷町という立場もあるわけでありますので、そういったことを含めながら富谷町の国土利用計画新たに策定をして今年度スタートしたと。これにちょうど折よく国、県の線引き見直しがちょうどタイミングよく合わせることができたとこういうふうな状況の中で、今、来年の5月の告示に向け明石台東とか住居系、そしてまたお話しいただいたような成田2期の北地区、そしてまた高屋敷地区と工業系の、こういったところにつなぐことができたというふうなことであります。今後の、前回線引きなしでありましたので、平成13年以降第6回目の線引きの、私どもとしては大きな成果を得ることになるのではないかと、そんな認識でいるところであります。
そのような中で主要地方道仙台三本木線、おわかりのように今南部地区といいますか、旧来の西成田6区、南部6区というあの地区を南北に横断する主要地方道と大変重要な路線でございます。こちらの西成田から宮床に行く路線は一般県道と言いまして、まさに主要地方道というのはその上の格上の主要な道路だと。圏域の中の大きな交流、往来も広域的だというふうな意味合い、位置づけのある道路だというふうなことであります。その道路のありようというようなこととあわせて、今あの道路を境に東側の地区についての農地と山林についての保全策というようなことでのご質問であったと受けとめました。
相澤議員の保全というようなのは、保全というようなのはどのようなことを思って保全というのかなというのも前段共有しなければならないかなというふうに思うんですが、現状富谷町の先ほどの路線の東部地区は、仙台三本木線の東側の山林については現状のまま保全を図るものとするというのが富谷町の土地利用計画、従前に倣うということなんですね。そのようなことでスタートいたしましたというところです。これが固定的、10年間全く固定して云々というのは、運用することでもない一方、柱としてスタートしました。
今おっしゃっていただいたようなこのスポーツ施設と大亀山森林公園に加えてということなんでしょうか、大亀山周辺の整備も含めて新たにということなんでしょうか、その辺のところはちょっと十分つかみかねるところでありますけれども、町としましては現状のまま、要するに現状のままということですから、手をつけずにということになりますね。それはスポーツ施設であれゴルフ場であれ等々含めてです。パークゴルフ場、レインボーが平成の初めスタートしましたけれども、あれも開発という考え方になります。緑があるようなものでも人為的なあの場所ですからね。ああいう形で保全というような考え方も一部考え方としてはあるんだろうと思いますけれども、現状では、今ご質問の内容からして手をつけての開発というふうなことについては当面考えにはないというところでございます。
さらに、農地につきましては、大変南部の農地ですから今も議員も含めてレクリエーション農園、貸し農園というふうな形だとかブルーベリーの栽培地としてそれぞれの農園で頑張っていただいているとか、そういう面では南部の団地部の皆さんとの交流も非常に図りやすい地の利があるところですので、その辺のところを農地については基本に置きながら進めてまいりたいというふうに思います。
山も町有林も30ヘクタールを超えるほどのものがありますので、そういった山の持つ機能というかCO2云々というふうなことの中で現状の、放置してそのままということではないですね。やはり大亀山の間伐というのも今緊急経済活性化の中でとらせていただいておりますけれども、いよいよオフシーズンというふうなことで大亀山は今間伐最盛期でございます。それらを経て、次年度アスレチックの遊具等の整備に取りかかってまいりたいというふうに思います。
大亀山は33ヘクタールほどで、33。つい先だってすぐ近隣の、富谷町のエリアにもまたがっておりますけれども、県民の森にこれまた富谷町のクリーン作戦のように県民の森クリーンアップ作戦というのがありまして、ひょんなことから第7回目の取り組みだそうでありますけれどもあの界隈、私も行きましたし、職員に声かけしたら30人を超えるほどの皆さんともども半日がかりでごみ収集に出向いてきて、こんなにいいところが富谷町にあるんだということを改めて認識をしたところです。富谷町の都市計画図にその表記がないんですね。改めてふっとこの質問を契機に見てみたんでありますけれども。ちょっと用意してきましたので、皆さんの前にお出ししてよろしいでしょうか。地図ありますので。ちょっと皆さんで場所とか広がりとか共有し合う、5キロとうんと長く感じる人と大したことないと感じる人と両面いらっしゃいますね。これがまさに事実を物語るわけですので、ちょっと高くしてください。
ここが大亀山公園ですね。ここが県民の森です。富谷町分が71ヘクタール分あります。ここに記述がないんですね。けさ取り急ぎ1時間の範囲で都市整備課長にお願いしてつくってもらいましたけれども、残念なことに富谷町分だと言いながら、ここの地図上に表記がないためにあんなに立派な施設、富谷町でないような何か認識でいた、一部いたなというふうな思いもしたところでございます。これがそのままキロをあらわしますので、ちょっと当ててみます。明石台の生協ですね。ここを起点にこうやりますと、これで3キロですから。この長さが入りますね。それこそ直線距離で23センチからこれまでの範囲に皆入っちゃうというふうな話です。大亀山はここですから。いかに我々倍近くある県民の森、本当はここにもアスレチックがあったり非常に遊歩道が整備されて、ここを我々担当としてごみ収集してきましたけれども、非常によく管理されています。企業の植林事業なんかも富谷町の山を利用して植林されているとかですね。
このようにして見ますと、成田から中心部から見てこうですね。成田から中心部の富谷町の役場はここですから、ピンクのところ、ここです。このぐらいで距離感がそれぞれ、距離感といいますか近接感というかね。ですから、我々、なじみが少ないといかにも何か遠くにある、遠いとこさあるんだというような認識になってしまうのではないのかなということです。ですから、何か私もクリーン作戦に行ったそのきっかけも、何かそこに行くことで得るものがあるのではないかというようなことを思って、やはり行ってみてよかったなというふうなことです。ここが認識できたと。残念なことに都市整備課も十分なる認識でなかったと。地図上にもないというふうなことです。ですから、そういう意味では、大亀山と県民の森とのすみ分けとか、そういうこともあわせて私どもは今後考えていかなければならないなというふうに思うところでございます。
せっかくの機会でございますので、この距離感という意味で……秘技を持ってまいりましたのでね。これはすぐ頼むと専門家がちゃんとつくってくれるというところがすばらしいですね。ここがきのう伊豆田議員のあった県の図書館です。これは同じ縮尺で、ですから何の細工もございません。これも同じくこれに10キロです。このように明石台から当てますと、ここまでは5キロです、直線距離で。これは成田からです。明石台から見てもほぼ、やや延びる同じくらいですね。ですから、このように。役場からの位置ですと直線距離で7キロということ。ですから、歩いたって二里だよという話ですね。一里、二里、小一時間だっちゃという話です。もう遊悠クラブの皆さんなんかその3倍速ぐらいで走っていますので、本当に近い場所なんだよというこの我々の地の利は、このように公共施設が集まる富谷町というのは、ほかの自治体に比べたら何ぼ得してるんだろうかなと思いますね。そういうことも含めて我々の富谷町の今後のありようというなあたりね。
そして、ここが成田の2期北ですね。高屋敷ですね。そして、明石台の東は時間がなくて書き切れませんでした。ここですね。ここが小学校ですから、この場所が明石台東、こういうふうな形になります。そのようなことがありますので、ぜひ今の……はい、ありがとうございました。大亀山についてはまとめさせていただきますけれども、保全策、そしてまた大亀山について、これらとのすみ分け等も含めて意識をして、全然きょうの質問まではそういう意識がなかったですから、我々がクリーン作戦に行くまでもなかったです。そういう意味で非常に皆さんへの啓発も含めて、何もダブっていることを両方さこんなに至近のところにつくっていることないというのも一面の真理でありますので、その辺のところをきょうのご質問を契機に十分皆さんへの周知も含めて取り組んでまいりたいというふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 町長、パークゴルフ、それからレクリエーション施設ということでの3問目の質問があったんですけれども。(「あわせてすべからくお伝え」の声あり)
18番相澤武雄君。
18番(相澤武雄君) 大分町長には図解までしていただいて丁寧にご説明をいただいたわけでありますが、何かちょっと答弁がかみ合わない部分もあるなと思いますので、再度質問させていただきます。
昨日のお話にもありましたが、やはり図書館の件でありますが、これはこれで別なんであります。やはり我が町にあって町民が利用の価値観を生み出すのではないかと思うので、きょうのような質問をさせていただいたわけでありますが、保全、もちろん私もわからないわけではありません。保護して安定な形にとどめるというのが保全でありますから。だけれども、自然を残しながらその地域的な、開発ということにもなるんでありましょうが、それでパークゴルフの遊び場とかバードゴルフのような遊び場の施設的なものを町の中に欲しいという町民が多くいるようでありますので質問をさせていただいたわけでありますが、全然その件にはさわらずに通り過ぎてしまったわけでありまして、再度そのような計画を持っているのかいないのかということをお聞きしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 土地、農地、山林の保全のため現況を維持した中での、とこういうフレーズなものですから、この場所にはこれらのものは当面予定がありませんというふうなことをお話し申し上げたんです。一方では、パークゴルフ場、ターゲットバードゴルフ場の必要性、こういうのあるといいねというようなものはもう矢のごとくに耳に入っていますので、これはどの場所かを含めて当初からそれぞれ描くところは折々にあることはあります。相当これは強いものがありますね。それは大衡に立派なものがあるじゃないという思いはぐっとかすかな奥にありながら、これはやはりこの3年来相当強いものがあるということはそのとおりでございます。ですから、その辺のより分けを私なりに考えて先ほどお話をさせていただいたというふうなことでございますので、十分その辺のところをお伝えしたいものですが、ご理解いただけましたでしょうか。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 18番相澤武雄君。
18番(相澤武雄君) ですから、あるのは私もわかっていますよ。涌谷にもあります。大衡にもあります。色麻にもあります。そういう施設はね。ただ、我が町に欲しいという町民の願望からきょうのような質問をさせていただいたわけでありまして、その中には計画は持っているといったって、やはり計画、これは10年の計画でありますから10年内にするということなんでありましょうが、町長の説明によりますと。それで理解していいんですか。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 10年ということはきょうの場では発言はしておりませんけれども。土地利用計画は10年のスパンで立てておりますということです。ですから、三本木線の東部地区にというような特定した形での計画はないですということです。一方では、パークであれターゲットであれそういったことの必要性は十分たくさん耳にしていますと。ですから、東部地区の可能性もそれはゼロでないですから、町域の中でどういう場所にいつごろだというようなことは想定しながら今後進めていくと、こういうふうな流れになろうかと思いますが。それこそ相当な吟味もね。
ですから、昨日に引き続きますけれども、その辺も十分頭の中に入ってのことであります。給食センターが今始まったことでというのは、また言わせていただきますけれども、そういうことがおおよそ目安がついたときに、その次何でしょうかというようなのも出てきますし、富谷町の市制施行にということで、5万人都市構想というのはそういう意味ですね。結果としては、文化施設のテーマもあるしスポーツ施設のテーマもありますし、総合運動公園を総合的にどのように整備していくのかというのもテーマにあり、種々雑多にあります。そういうような中で、この町域の中で使えるものはどうしたらいいのかというのもありますし、そういう意味で十分きょうの質問を受けて、受けること以前からこの辺については相当強く耳にしているというふうな事例でございます。
なお、本当に5万人というふうなことで5万人到達したら即市制、そういうことでもない要素は大変厳しい現状をちょっと落ちつきながらしゃべらせていただきますけれども、和歌山県の岩出市というところにあの近辺に行った折、視察をさせていただきましたけれども、まさに連たん6割というのが富谷町の場合、この役場庁舎、中心市街地とは原則として役場の所在する市街地を指すと。ここを起点にして連たん6割というふうなあたりからすると現状は連たんしていないよと。もう厳密なる入り口の地点でもう遮断される場です。そういった意味でこの6年、2015年の国勢調査後、可能性はその後ですから。これも人口5万人以上、最近の国勢調査またはこれに準ずる全国的な人口調査の結果によるということなので、一般的には国勢調査しかありません。ですから、5万人到達、この5年間にあったとしても、そういった手続ができるのは2015年以降であるというふうなことです。皆さんとともにしっかりと元気よく取り組んでまいりたいと、そんなふうな思いでいっぱいでございます。この申請書一式はこの冊数のこの量になるそうです。これがすべての最終形の申請で総務省に提出する最終形の申請。ここに至るまで何年とかかる、富谷町は現状クリアしていない材料が幾つか指折り数えるとあるものですから、そういったものを五、六年の中で整備して最終的に町民の合意・総意を受けて結果としてはそういう方向に行くと、こういうふうなことでございます。ですので、ちょっと余計なことながら話をさせていただきました。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次、12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) おはようございます。
私は今回公共施設の管理運営での矛盾を問う、並びにジェネリック医薬品のさらなる普及推進を望むの2問を質問いたします。
富谷町も昭和38年に町制施行されはや46年目を迎えており、11月末現在では人口4万6,809人、世帯数で1万5,683となっており、市制施行も時間の問題と考えるところであります。市制施行については町長への手紙での町民への回答でも、「平成27年の国勢調査での達成を目指してまちづくりを進めております。市制施行については富谷町の今後の発展のためにも当然取り組む課題であると考えていますが、現在は教育・福祉の充実、産業の振興、都市基盤の整備など、都市としての中身を高めることを目的にまちづくりを行っているところです」としております。
一方、関連して市制の移行対応の検討チームとして若手の職員10人程度で11月にスタートされたようですが、ぜひまちづくりの基本理念とする「町民の皆さんが幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」を皆さんとともに進めてまいりましょうという町長のお言葉、また職員との共通の行動理念である「町民の目線で考える」「町民のために働く」「町民とともに行動する」を一層徹底し、まちづくりの先頭に立ち邁進する覚悟でございますとの施政方針で日夜奮闘している町長並びに職員の皆様には大変おこがましい質問をいたしますが、ぜひお許しくださいと申し上げますのは、自分自身も町の議員の職責を担いながら、まさかこんなことが質問の中に現実にあるのかと恥ずかしく強く反省しているところですが、今回恥を忍んで質問しますので、よろしく精査検討の上、今後の町政運営に参考にしていただければと考えておりますので、よろしく回答のほどお願いいたします。
まず、1問目の公共施設の管理運営に関しましては、この46年間を振り返りますと本町の町発展は大規模な住宅団地開発が大きな起因と考えます。昭和46年10月に分譲開始の東向陽台団地、昭和48年8月分譲開始の鷹乃杜団地、昭和49年2月分譲開始の富ヶ丘団地、昭和58年8月開始のあけの平団地、昭和60年9月開始のひより台団地、昭和59年4月のとちの木団地、昭和63年7月開始の日吉台団地、平成元年の11月開始の明石台団地、グリーンヒルは平成3年開始、また平成7年5月に成田の団地が開始、平成11年4月開始には清水仲、また平成10年7月には杜乃橋が開始、平成15年には上桜木開始、またその5月には大清水団地、計15団地の開発、この計画人口6万727人、戸数で1万5,806の戸数、現況の人口では4万945人、戸数で1万3,639の充足率、人口の67.4%、戸数では86.3%というデータが出ております。
そこで、公共施設の主なものに関しましては、小学校が七つ、公民館が六つという状況になっておるわけですが、学校におかれましては西成田と富谷が統合して出発した富谷小学校が昭和49年6月に統合して開校して、今現在生徒数は480名、19組、校長と教頭が1人、教諭が23名、そして養護教諭が1名と事務が1名。そして53年開校の富ヶ丘小学校、これに関しましては431名の児童数、そしてクラスが15組と。18名の教諭、養護が1人、事務が1人と。東向陽台小学校に関しましては55年の開校、899名、今現在31組。ここは校長が1名と学校が大きいために教頭が2名、そして教諭が33名、養護が2名と事務員が1人と。それからあけの平小学校は63年4月に開校いたしまして児童数が526名、クラスが19組、校長並びに教頭が各1名、教諭が20名、養護教諭が1名、事務が1名。また日吉台小学校におかれましては平成7年開校いたしまして現在347名、15クラス、校長と教頭が各1名、教諭が17名、養護が1名、事務が1名。成田東小学校は平成10年開校いたしまして今747名、24組、教頭と校長さんが1名ずつ、教諭は27名、養護は1名、事務が1名。成田小学校、これは平成19年4月開校しておりますが、児童数388名、14組、そして校長と教頭が各1名、教諭が15名、養護が1名、事務が1名。
中学校におかれましては、富谷中学校、これが校舎が落成したのが54年5月、今現在289名、11クラス、校長と教頭各1名、教諭が17名、養護教諭が1名、事務が1名。富谷第二中学校は58年4月開校いたしまして263名、クラスが10組、校長と教頭が1名、教諭が15名、養護が1名。東向陽台中学校は昭和61年に開校いたしまして352名、クラスが12組、校長と教頭が1名、教諭が19名、養護が1名、事務が1名。日吉台中学校は平成4年4月に開校されまして現在284名、10組となっており、校長と教頭が各1名、教諭が16名、養護が1名、事務が1名。そして成田中学校、これが平成17年4月に開校されまして532名、18組、校長と教頭が各1名、教諭が24名、養護が1名、事務が1名。
それから、公民館に関しましては、富谷の公民館が昭和57年4月、東向陽台が昭和60年4月、富谷の中央公民館は62年4月にオープンという形。また、あけの平公民館は平成3年4月。日吉台は平成9年4月。成田公民館は平成14年11月と。富谷のスポーツセンターは昭和62年1月に開設。武道館は平成10年4月ということで、このようなところに実際には今小学校が7校、それから中学校が5校、そして公民館が6館というような状況の中で、一番私が思うに関しては、この公共施設等の管理運営でまず一番問題を感じたのがエレベーター。
昔はエレベーター、ダムエーターしかなかったんですが、これがなぜ学校と公民館で、今現在ダムエーターからエレベーターに全部機種が変わりましたけれども、すべてがなぜ同一にされていないのか。これは学校に設置する場合はある程度基準があるはずです。公民館におかれましてもやはり基準があるのに、なぜこんなにばらばらなものが出てきたのか。こういうような理由が基準設定をされていないので、ちょっと私は矛盾に思ったので、この過程をまずお伺いしたいと思うわけです。
はっきり言ってエレベーターというのは昇降機ですから、当然安全としてその後に保守点検業務というものが出てきます。機種が変われば保守点検業務も変わるわけです。ですから、そういうことを実際によく吟味して計画したのかどうかもやはり疑問に感じるところでございます。一番低いので500キロ、そして一番多いので1トン。そして特に小学校、中学校の場合には、これはほとんど給食用の配膳車のためになっているんではないかと想像するものですけれども、これもすべてまちまちだと。これはどういうことなのか。とてもちょっと理解に苦しむところでございます。公民館においてもすべて違いますね。その辺のところがやはり公の施設であれば管理というもの、また経営にはちゃんとしたものが基準があるべきと思い、この件についてまずは伺いたいと思います。
それから、2番目には学校の設置している、これは校庭の器具と言うのか遊具と言うのか、これがすべて数もまた種類も一定じゃない。この理由もちょっとお伺いしたい。
それから、校庭の暗渠工事、これは各学校から要望で教育委員会に出しているはずです。実際に中学校や何や部活があるので、これは暗渠工事をしないとやはり雨のときは非常に支障を来すということで中学校優先にはしていただきたいと思うんですけれども、やはり今申しましたように、あけの平というものが63年開校しながらもう21年がたっている。そして要望書というものが出ていながらまだいまだにされてない。日吉台小学校もそうです。そういうような状況の中で、そういう暗渠というもので大変どういうような考え方をしているのか、基準がないのかあるのか。それから、やはり一番もう一つ暗渠と関係して聞きたいのが、校庭の使用で駐車場にしたのはどういうことから始まったんでしょうか。この間も11月17日に学校発表会で全部車が校庭に入りまして、車からおりたらもう体育館まで行かれないんですね。それだけやはりひどい状況の中でありました。また、町長もこれは去年のお祭りでわかっているはずです。やはりそういう中で、学校で一生懸命そういうものは校長が依頼を出している。これも18年から私、見ていますけれども、この辺はどのように教育委員会も把握しているのか。この辺もやはりちょっと矛盾といいますか、疑問を感じるところです。
続きまして、これは学校用務員といいますか、今臨時の業務委託ということで配膳関係のものを含めて一応予算的にも計上されておりますが、小学校においては2校は、この間も説明されておりましたが、児童・生徒が多いということで対応しているということをお聞きしていますが、中学校の5校で人数に関係なくすべてそういうような職員が配置されている。ある隣の町ではすべてこれは業務委託をしております。やはりどうせそういうするのであれば、やはり一定の全部基準を設けて、今は富谷の場合はシルバーセンターにいろいろご協力を願っているような様子ですが、それならそれでやはりそのように方向づけをするのが公の管理運営ではないかというふうに考えるところでありますので、この辺も見解、今後どのようになっていくのか、それをお伺いします。
それから、学校の運動会、小さい町ながら小学校7校が孫のために行くのに富谷小学校に来たら午後までやっていると。あけの平は午前中だけだと。調べてみましたらほかの学校はすべて午前中。これも学校の校長の感じで来るんだと思うんですが、すべて行事に関しては教育委員会に提出するようになっているはずです。そこのところで教育委員会はどのような判断をしているのかも、これはちょっと疑問を感じます。やはり昔は楽しい運動会というのはお昼を親子で食って、またじいちゃん、ばあちゃんと食って、そして帰ったというのが私どもの思い出があります。富谷も今新旧いろいろなっておりますけれども、そのようなことが出ていること。
それから、やはり公民館まつりにおいてもこれが開催日の日数がふぞろいだと。1日も3時で終わるところもあれば、2日間かけてやっておるところもあります。これもどうもちょっと一つの納得いかない。やはりそういう面ももうちょっと検証する。やはり同じ地域のためになっている公民館がなぜこういうことになっているのか。また、そういうことで中身もよく調べてみると、やはり日吉台なんかは200名対応、成田は444の可動式のいすプラス低床のいすもあって、もう全く規模がこんだけ違うと。これに関しても、私、不勉強かわかりませんけれどもちょっと大差があり過ぎるのではないか。その辺の中身というものをもう少し精査していく必要があると思っています。
あと町関係の主催の各行事が土曜日に大分偏ってきた。こういう時勢のあらわれかわかりませんが、やはりどうしても土曜日休みでない方にとっては大分これはつらいということも受けておりました。この件に関しても、十二分に公民館でもいろいろ生涯学習課でもいろいろアンケートをとってやっているとは思いますが、その辺のところももう少し検証すべきではないかと思うので、これを伺います。
それから、次に2点目に入ります。
ジェネリック医薬品のさらなる普及推進を望むということで質問するわけですが、これは同僚議員が前に質問しておりまして、大変失礼な言い方かもしれないけれども、余りいい回答が出ていないというところでございます。これは今ジェネリック医薬品の普及促進というのは大変大きなテーマであります。実際にアメリカではもう90%以上、すべてヨーロッパでは50%を皆超えてやっているということです。やはりそういう面から考えたときに、もう少し経済の支援だとかそういうものを考えたときに、これは国民健康保険だけではありません、薬を払うのは。大体1,400種類薬はあるわけですから、そういう中でもう少し町民にそういうものの情報を提供してやったらどうかと私は思うところであります。実際にここの手前どもの議員さんでも大分これを活用して助かっているということです。半分にはなるんですね。ですから、そういうことからもう少しそういう面でこのことを、前の同僚議員がしてから9カ月になりますけれども、その後どういうような成果など、どういうことを考えて普及推進をしているのか、質問をいたしますけれども、具体的なPR活動並びにそれに対する反応及び成果等を伺います。 また、ほかの自治体の普及推進活動状況はどのように認識しておりますか、伺います。
また、相談窓口の設置を望みますが、町当局の見解を伺います。今町ではいろいろな相談事業をやっております。これも一つ入れないと、ジェネリックというものがどういう薬品なのか、どのぐらい安くなるのか、本当に効果があるのか、こういうことで疑問を持っている方がいっぱいいるはずです。そういう面を含めて相談窓口の考慮も重々に検討の課題として要望しますが、見解を伺います。
また、これはちょっともう富谷町の広報紙はこの間出ておりました。しかし、本当にこうだというようなさわりだけの様子なもので、もう少しこれも考えて町民が積極的にその中に参加して経済でも楽になるようにしていくように要望をします。その辺のところの内容についても見解を伺います。
以上のところ、よろしくご回答のほどをお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 高橋議員に申し上げますけれども、一般質問でありますので質問に徹して、要望という項目がありました。それを訂正できるのであれば訂正していただきたいと思いますが、その場に座ったままでご訂正をお願いできればと思いますけれども、いかがですか。(「内容の検証を望むということであります」の声あり)はい、わかりました。
この際、11時20分まで休憩をいたします。
午前11時11分 休憩
午前11時20分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいまの高橋敏夫議員の一般質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問に答弁を申し上げます。
高橋議員のさまざまな各種、学校、公民館、細かい数値も含めて質問の中に折り込んでいただきましたけれども、管理運営一律あるいは同じようにとか標準的にとか、そういうところを全体に目を向けていただいたことで、いろいろ私どもも気づくところもありまして、十分なる準備をしたところでございます。
エレベーターの一定の設置されない理由についてということで、これは残念なことにそれぞれの学校を建てるごとに一括で請負というふうなことをやる関係なんでしょうかね。結果としては、このメーカーさん、このメーカーさん、このメーカーさん、このメーカーさん、3種類ぐらいあるんでしょうかね。私が気づいたのは保守管理業務ということで100万200万というような感じの、100万前後でしたかね、あのようなものを入札執行する折に、現実あるメーカーさんの保守管理はそのメーカーさんがせざるを得ないというか、そういうことなんだろうなというような思いを持ちながら、この間エレベーターの保守管理については臨んでおります。従前のスタイルで。二つ、三つ、別のメーカーさんが来たにしても、現実は取り扱えないのか取り扱わないのかわかりませんけれども、直前に辞退しますとか云々ということで、結局設置したメーカーさんがそのまま設置工事をし保守管理もその業者さんが当たっているというのがほぼ100%じゃないでしょうかね。そのことについてもまた何か改善策はないものかというふうに思っていたやさきでございます。そういう意味で、エレベーターの設置についてはやむを得ない状況もあろうかというふうに思います。建築の年度の違いとか進め方からして、富谷町でこのメーカーのエレベーターをずっと富谷ではこのエレベーターしかないんだよということの方が、比較考慮した折に矛盾は大きいのかなというふうな感じですね。
したがいまして、それにつけてもエレベーターの現状を申し上げますと、平成8年7月10日に条例を制定しまして、だれもが住みよい福祉のまちづくり条例というのが当議会で制定をした結果、車いす対応の人貨用エレベーターもつけましょうというふうに対応が変わっていったようですね。当初は給食用のダムウエーター、2階、3階についてはダムウエーターのみだったんですが、その後文部省の補助事業になって随時ダムウエーターをエレベーター管理業務、あるいは当初から新しい建物についてはエレベーターがと、こんなふうなことで進めてきているようであります。
現状、貨物用エレベーター、人も乗れる対応型ながら給食運搬用貨物用エレベーターとして500から600キロ対応のエレベーターは次の5校であります。あけ小、日吉小、二中、東向中、日吉中ということで5校です。車いす対応の人貨用エレベーター、これは750キロから1トンの容量を持ちますけれども、先ほどの5校を除いた残りの7校ということになります。エレベーターについては3種類あって、機械室があるロープ式、上下にあるんだそうですね、そういうスタイルのロープ式。下のみに機械室がある油圧式というのがあって、もう一つはすべて何もないという機械室なしのものと3種類、3タイプがありますよ。現状のエレベーターは、機械室なしのエレベーターが技術革新も含めて省スペースというふうなことも含めてそのようになっているというふうなことでございます。そのようなことで基準設定はというふうなことで言えば、とりわけ基準になるものはないというふうなことで、それぞれに折々に対応してきたということになります。設置されない理由、先ほどの経過の中でそのように。エレベーターについては以上といたします。
校庭については、これまた規定等はないようであります。こちらについては後ほど教育長からということにしましょうか。
暗渠については従前から私も認識しておりましたし、議会でも取り上げられております。しかしながら、先ほど12校、全部の開校年から含めてご紹介をいただいた折に聞きながら、現状暗渠を整備している学校は小学校が三つです。富小、東向小、成小です。中学校も三つです。富中、二中、日吉中ということです。12分の6ということになります。していない学校について、残りしていないんだよというようなことになりますが、そのような中でも私は個人的には残念だなというふうに思うのは、成田東が開校時平成10年ですね。成中にいたっては平成17年です。日吉小は平成7年です。高橋議員におかれましては平成7年まで議員職であられたわけですから、日吉小なんかについて言えばこの当時ですね、日吉小が暗渠があったのかというようなやりとりがこの議場であったやなしやというふうな感じもいたします。
ですから、後々やはり手のかかること、悔いを残す、禍根になるようなことをぜひ避けたいというのが、私の施設づくりの基本的な考え方でございます。成中の暗渠なしは平成17年開校の成中ですから、この学校にして暗渠が工事内容に入らなかったのはどういう経緯の中でなのかなというようなことは私も個人的には関心を持つところで、そういうようなことではあってはならぬと思いますね。成東も平成10年ですから、そういう意味では古い開校時の学校がしています。ですから、先ほどのエレベーター以上に、このまさに暗渠については標準仕様ぐらいの認識はやはり当時から私は持つべきではないのかなというふうに思います。したがいまして、そういう現状認識を踏まえて何とか段階的に大変なところから、中学校の部活使います、小学校とてスポ少等でいろいろ児童のみならず使うわけですから、そういう意味ではことし年度当初から降雨時、強い雨の後それぞれの学校さんのご協力を得て、今どの程度の日数、時間的な経過の中で校庭が使えるようになるのか、写真撮影も含めて十分なる情報聴取していますので、そういったものを含めて予算の枠組みの中に入る順から進めたいと、そのように思うところでございます。
用務員については、後ほど教育長からということにしましょうか。一言だけ申し上げますと、シルバー人材さんの評価が大変高い。それぞれ地域班で、日吉小は日吉小の学区のシルバー会員さんがというようなことで、まさに心があるんですね。本当に正規職員がといった議論もありますけれども、まさに心ここにあらずでは正規が云々ではない話になりますね。ですから、正規プラス心ここにある、こういうのが一番ベストかなというふうにも思いますし、どちらにしてもシルバーさんのお働きは大変すばらしい、また富谷町のすばらしい取り組みだというふうに私はますます意を強くしているところでございます。東向小1校は過大校というふうなことで配置しておりますけれども、中学校5校は従前からの学校業務員という立場のものでやっておりますが、以後のことも含めてこの辺は十分職員がこのシルバーさんの思いたるものを十分踏まえて必要な業務に当たっているのかどうか、その辺のところも十分検証した上で人事の配置等に生かしてまいりたいと、そのように思うところでございます。
運動会も後ほど教育長からにしましょう。
公民館云々ですね。土曜日の偏り云々も後ほどお願い申し上げます。
ジェネリックですね。こちら大変大事なご指摘をいただきまして、富谷町でも従前のご質問等も受けて取り組んでまいっているところであります。富谷町におかれましては、議員各位11人の方が国保の加入議員さんのようであります。その方々には皆さんこれが届いているかと思うんですけれども、ジェネリック医薬品相談カードというのはこれのことなんですね。相談カードを取り扱っている町はということで調査しておったところでありますけれども。ここを切り取って、折り目がこうありますので、これを窓口に、薬剤窓口に出すということで、ぜひジェネリックに希望するんだけれどもいかがでしょうかという薬剤師さんとのご相談用に使っているということで、この4枚、ごめんなさい、ギザギザになっちゃいましたね。こんな感じで別に切り取って、家族4人分というぐらいのイメージで、これを窓口に出すというふうな取り組みは、既に国保証の送付とあわせてしているところでございます。ですから、議会のご質問等を経て、このような形で取り組みが進んでおるというところをご理解いただければというふうに思います。
さらにまたパンフレット等、なお相談カード、この種の相談カードを発行している近隣の町村はということでご紹介申し上げます。大郷町、岩沼市、亘理町ということです。その他のところはありません。パンフレット等で、これにかわるパンフレットという形で、市販のものにそれぞれの町村の国保名を入れてというようなことでこの手のものです。これは多賀城市さんから急遽ファクスでちょうだいしたところでありますけれども、このA4判のサイズ裏表というような形でしょうか。これらをパンフレット等で啓発していますというのが、仙台市、多賀城市、七ヶ浜町、利府町ということです。これと共用、ダブルでやっているところはありません。ですから、そういう意味ではパンフレットにかわる、富谷町ではこの相談カードをそれぞれ国保証にあわせて進めさせていただいている。
広報もあわせて、ここにジェネリックについてというようなことで12月号に周知啓発を、年何回かまた継続してきているところでございます。ぜひジェネリックについては、ここに医薬品の節減効果というのも出ていますね。高血圧、代表的なものですと、新薬ですと8,760円、ジェネリック2,190円、6,570円の差ですよとか、糖尿病は新薬2万3,000円、ジェネリック1万3,000何がしで9,860円の差がありますよというふうなことがこう書いてあります。
ですから、そういう意味ではいろいろな過去の経緯と縛りがあって、まさに言葉適切かどうかわかりませんけれども、ブランド品と普及品、汎用品というようなそういった感じの受けとめ方を広く、ブランドを好む人はブランドでいいわけですから、しかしながら効果が同じだよ、制度的な面で違うんだよというようなことからすれば、十分ジェネリックの啓発活動今後なお一層腰据えつけて、まさに一歩も二歩も踏み込んで取り組んでいかなければならない、そういうふうに思います。国保財政も折々に話題になるわけでありますけれども、こういった入り口の時点で、出口で云々の議論も必要でありますけれども、入り口の時点でまだまだやれることいっぱいあると、こんなふうな思いもまた今回の質問の中で気づかせていただいたところでございました。私からは以上とさせていただきます。
町長(若生英俊君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) では、私の方から運動会等の行事を含めた……(「教育長」の声あり)はい、済みません。大変失礼をいたしました。
では、改めまして私の方から運動会を含めた学校行事、いわゆる学校が行う教育活動の、教育課程と申しますが、教育課程についてまずお答えをいたします。
国が定めた学習指導要領に基づいて各校ごとこの教育課程を編成し、計画、立案、実施する、これは校長の職務でございます。各学校の校長は創意工夫し、特色ある教育課程、これを教育課程の自校化という言葉でも申しておりますけれども、その自校化に現在努めているところでございます。運動会に関しましては保護者、それから地域の皆様方と連携しながら、各学校で特色を生かしたその行事の中で計画、立案、実行ということになっております。教育委員会にはこの教育課程全般を届け出るというふうに規則で定められております。これはあくまで届け出るということの規則でございます。ですから、特に行事の持ち方、それから教育課程編成等で相談があった場合は、その相談にはもちろん教育長として、それから教育委員会として応ずるということはございますけれども、一律に指導するということはやっておりません。はい。
あと、残りの項目に関しては担当の課長の方からお答えをいたしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) それでは、2番目のご質問の学校設置の校庭遊具の種類というところで一定でないというところでございますけれども、学校遊具における設置基準につきましては規定はございません。各小中学校建設時において、ブランコ、滑り台、それから低中鉄棒の3種類については基準的に配置して必ず設置しているような形にしております。その他の遊具につきましては安全面などを配慮しながら設置しております。また、建設時による要望の変化もございまして、一定とはなっていない状況となっております。
それから、4番目の学校用務員の採用状況でございますけれども、現在小学校7校のうち6校がシルバー人材センターの業務員をというところでございまして、大変学校からも好評を得ている状況でございます。シルバーさんの働きぶりにつきましては既に何回かお話しさせていただいている状況で、大変見守りの中で子供たちを業務以外でも見守っていただいているというところの安心感、そういうものが大変強いところでございますので、配置するしないということではなく、シルバーさんの有効性については十分に認識しておりますので、これからの配置についても検討していくというところでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 6番目の公民館まつりの開催日数がふぞろいというところでのご要望のお答えでございますけれども、まず公民館まつりにつきましてはサークル活動の成果の発表の場、そして地域の方々の特技の発表の場として6公民館それぞれ開催してございます。開催に当たりましては開催の日程や内容、実行委員会、そしてサークルの皆さんと協議しながら進めているところでございます。まず、町内会長とそれから公民館協力員で構成する実行委員会で開催を決定している公民館は4館ございます。また、実行委員会組織ではなく、サークル活動をされている皆さんと協議しながら進めている公民館は2館でございます。開催の日数につきましては、昨年度は東向陽台公民館まつりが2日間、その他の公民館につきましては5館1日ということで開催をさせていただきました。一定の基準を設けるということでのご質問ですけれども、公民館まつりは地域の皆さんの意向に沿った形で開催するというのが基本だと考えておりますので、基準を設けるということはできないと考えているものでございます。
二つ目、町関係主催の各行事開催の土曜日に偏っているというところのご質問でございますけれども、町主催事業で特に土・日・祝日に開催することが多い生涯学習課及び公民館の例で申し上げたいと思います。まず、21年度の生涯学習課にかかわる事業でございますが、ことし土曜日だけ開催している行事は5月9日のスポーツ少年団の結団式、そして11月21日に開催しました9人制バレーボール大会の2件でございます。この2件につきましては参加者の要望も参考にしながら開催となったものでございます。また、公民館事業では11月7日あけの平公民館まつり、そして11月14日の日吉台公民館まつり、11月28日の富ヶ丘公民館まつりとなってございます。しかし、新型インフルエンザが流行していることをかんがみまして、日吉台公民館まつり、そして富ヶ丘公民館まつりにつきましてはそれぞれの実行委員会で協議され、やむを得ず中止の判断がされまして中止となったところでもございます。また、これからの公民館まつりの予定ですが、来年2月に東向陽台公民館まつり、それから中央公民館まつりございますけれども、東向陽台公民館まつりにつきましては、これからサークルの皆さんと土・日のいずれかの開催がよいか協議して進めていきたいと思っております。中央公民館まつりにつきましては既に決定してございまして、日曜日での開催となってございます。これらの事業に関しましては参加者の意向を十分に確認しながら進めるべきというものを考えてございますので、一定基準を設けるというのは非常に難しいと思っております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) ただいまのご説明の中でやはりちょっと違っている面も言いますけれども、エレベーター、これはあくまでも保守点検はそのメーカーでなければいけないということはありません。そのメーカーのものを、部品というものを調達するようにこれは国交省で決まっています。また、建築基準法でも決まっています。ですから、一本ということでは、ナショナルが入っているからナショナルのものをつけるということではありません。富谷の場合は、ナショナル、オーチス、それと日立というものが入っていますけれども、隣の、隣と言っちゃいかんな、近隣のところではちょっと違うメーカーでない業者の保守点検に入っております。それから、よく新聞の話題になったシンドラー社、これは日本エレベーター工業というものがシンドラー社になった関係でありますが、これは保守点検は全く別です。大きな事故を起こしましたけれども。こういうものもあって、実際には法で管理はできるようになっておりますので、うちの場合はナショナルは全部ナショナル、オーチスはオーチスのついているところでやっているのが現実ですが、実際はそういうことはありません。
それから、エレベーターの中のゼネコンの中で発注ということ、これは町村でしかないと思います。単独にしているところがやはり本当のお役所、本当のお役所と言えばおかしいけれども、仙台は何かすべて別発注です。単独発注です。ですから、そういう面においてはやはり今後の一番問題になるというのは、ナショナルイコールナショナル、オーチスイコールオーチスということになったら、もう単独ですね、これははっきり言って。形だけは入札していますけれども。私もこれ見ればそういうものも入札の仕様、またメーカーの指定は何かもあると思います。そういうことも一つ検討することではないかと思います。
そういう面も訂正するのと、やはり一番問題は保守点検料なんです。保守点検料が今町長は福祉のエレベーターと言いますけれども、福祉のエレベーターだからといって、福祉用のエレベーターが1トンだけじゃありません。一番問題は1トンと780キロがある。これはこの間行った東向陽台、それから富ヶ丘。これが全部11名、780キロで、これはすべて人貨用として、やはり福祉の対象となっているはずです。ですから、なぜ1トンのが出てきたのか。1トンと780ではメンテナンス料が違うんですよ。そういうものを十二分に考慮していかないと、やはりそういう面ですね。ゼネコンだけに含んでいるから私は機種がわかりませんじゃないんです。やはり町の中で基準を設けること。しかも学校なんて、私、配膳と、それと今言ったような基準に求めるのは全部780で十二分にいけるはずです。これを何で1トンにしたのか。これがちょっとわからない。あけの平小学校とか二中とかそういうのはみんな500キロですよ。これは正直言って貨物用としてなっておりますけれども、これはそのときの時代ですからこれはいたし方ないにしても、今後改修してやるときには当然そういうものにしていかなきゃならないということになりますけれども、積載量のあれは幾らでもできますからね。速度と積載量によってこれは全部メンテナンス料が違います。これ難しいことを言ってしまえば、フルメンテナンスとすべて道具まで設けるのと、それから、ただ点検料だけ取るのとPOGというのがありますけれども、パート・オブ・オイルというの。でも、そういうものだけでないということだけもう少し、私、質問の中で言ったようにもう少し吟味して、そして入札関係にも当たってほしい。
今後これから市制の施行に向かっていくわけですから。どんどんこういう公共のものが出てきます。そういう面においては、1級建築士も私前から必要だというようなことでも今回、もう採用されています。そういう方から見ればみんなわかりますから、法律が。そういうものを検討して、仙台でも宮城県でもあらゆる大きいところでは全部単独です、発注も。それであとメンテナンスの関係も十分考慮してやっていくということが必要だということを思いましたけれども、それも見解をお伺いしたいと思います。
それから、公民館の日にち云々は、規定はその地域の、確かにそうですよ。地域で云々するにしてもですよ。じゃあ、成田公民館なんて2万何人もいるんですよ、参加者が。こんなこと初めてですよ、これ。2万じゃない、3万8,000だ。ね。3万8,000も公民館で使っているんですよ。そうしたら地域の方が一生懸命現状で使っていることを考えたら、もっともっと地元のサークルの人で、私から見たのは大変失礼かもしれないけれども、どっかで1日でも抑えてしまっているのか。公民館の予算を見ると30万か40万ですよね。極端な話、そういうものから見たら、何で実際に東向陽台だけ、隣にちょっと議員がいるから余り言いたくないけれども、それだけなっているのか。ほかは絶対あるはずですよ、もっとね。
それから、それだけの中で地元の形をすると言いますけれども、やはり予算がある以上は、私は今回あけの平公民館で非常に富谷第二中学校の卒業生のお笑いのコンビ、これはもう最高に喜びましたけれども、ああいうのが入ってきて予算等に関してはどうなのか。やはりそういう面も含めて、もう少し運営管理の仕方というものは検討すべきではないかと思います。その辺のところのご見解も伺いたいと思います。
それから、ジェネリックの件ですけれども、確かにこれは、今私が言いたいのは、これはジェネリックというやつがどういうものかというよりも、処方せんをもらいましたら必ずそのときにジェネリックに変えられるか変えられないかという処方せんでうたうように今法改正になっているんですよ。ですから、そういうことも教えない限りは、そして薬屋、薬局なり行けばスムーズにいけるということ。それから、今町長はこれで言っていましたけれども、何もこれしなくたってパソコンで出ますからね、これ。パソコンで出てこれを持っていけばいいんです。ですから、そういうものとかやはり相談の窓口を設けて、もう少しそういう情報提供ですね、これをやはりすべきではないかと思って私は提案したんです。ですから、そういう面のその見解も伺います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 質問をこう要約しているんですけれども、なかなか質問要項がよくつかめない部分がありますから、答弁の中で高橋議員が質問している内容とかみ合わない場合は、自席からで結構でありますから、答弁漏れというような内容でお話をしていただければと思います。なかなか前段ずっと長かったもので、恐らく執行部の方でまとめ切れないのではないかと、こんなふうに私判断していますので、その件、もし執行部の答弁がかみ合わなかった場合には、自席からこういう質問ですということをお話ししていただければと思います。
若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、答弁申し上げます。
エレベーターの第1問ということで、学校設置のエレベーターの機種が一定に設置されていない理由はというふうなことの質問なものですから、先ほどのような答弁の中身になったわけでありますけれども、今再質問のお話、そしてまたやりとりをしている間いろいろ考えますと、やはりこのエレベーターの設置についてはいろいろ課題を残してきた、残している。そしてまた、この先安全というようなことのテーマからして、エレベーターを使う以上、この先10年、20年、30年と永遠の課題でありますので、その辺は本当に私もやっていって、その当事者としていてそのように思います。今お話出たように、なぜ1トンなのかという説明は私も今説明し切れませんし、担当課とてそういうようなものは恐らくないんだろうなというふうに思いますね。その辺のところはぜひこれを機に、いろいろ施設等の改修も含めて手が入るわけでありますので大いなる継承とさせていただいて、こういったことの轍を踏まないような利用、そして施設づくりというふうなことに生かしてまいりたいというふうに思います。
相談窓口については、先ほどまさに答弁漏れましたけれども、いろいろ考えました。窓口つくりました。そして、受け付けますよというふうなことが実効性があるのかどうかというようなものを原課と検討した中で、当座スタートするのはいわゆる国保の運営協議会、国保運協がありますので、その中にお医者さんもいらっしゃる、被保険者もいる云々というふうなこと、多様な構成がありますので、その中においてジェネリック医薬品の普及についての方向性と審議をさせていただく、新項目とさせていただくというふうなことでお答えを申し上げたいというふうに思います。どちらにしてもここに、これも非常に有用だと思うんですが、今パソコンにあるんじゃないかと言って、これも費用もそちらに置きかえられるんじゃないかとおっしゃるのかどうかわかりませんけれども、やはりこれの意味合いというのも非常に大きいと思いますね。ですから、両用というなあたりも構えながら進めてまいりたいというふうに思います。
何せご承知かと思いますけれども、国民医療費の3割が薬剤に向けられているよというのも説明にあります。そして、可能であれば、すべてではありませんけれども、可能な限りジェネリックに置きかえると1兆円の薬剤費の節減につながるんですよというふうな方向ですから、ぜひ富谷町の国保の運営、そして国保財政との絡みからしてこちらの方向に大きく、言ってみれば恐らく国外ではという比較もあるし、一概にできない日本の固有の何かがあるんでしょうね。私も極力このカードを持って、お借りしてジェネリック対応とすべく、病院にかからないのが一番だと思いながら、薬を飲まない生活を続けるにはどうしたらいいのかなという思いもまた持ったところでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 公民館まつりにつきましては以前は2日間にわたって開催をしてきておりましたけれども、参加者の皆さん、あるいは町内会、サークルの皆さんの協議をしていただいて1日でいいというところがあっての2日間から1日に変更して開催しているということで、こちらから一方的に示して進めているものでもございません。まして、予算につきましても2日間にわたって開催でき得るそういう予算の中身にもなっていますので、予算を基準にして開催日を決定しているものではございません。
議長(渡邊俊一君) 40秒残っていますけれども。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 最後ですけれども、ジェネリックの感じで老人クラブにそういうような説明内容をしたら大変効果、効果とは失礼だけれども、必要だと思うんですけれども、見解を伺います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今団体名を挙げていただきましたけれども、そういったところの皆さんも含めて周知啓発にさらに努めてまいりますので、ご理解のほどをお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時56分 休憩
午後 1時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) ことしも富谷の人口は順調な伸びを示し、11月末日では4万7,000人に届こうとしています。あと数千人で市制の条件の一つ5万人以上をクリアします。しかし、急激な人口増加の中でそれに見合う都市機能の不足が各所に見受けられます。今回私は町営墓地建設の計画は、と救急車をもう一台と題して2点を質問します。
初めに、お墓についてです。町民の方から、町には曹洞宗のお寺しかないし、私のような異なる宗派の人間は町内どこに自分のお墓を持てばよいのでしょうと何度も耳にするようになりました。調べてみると町内には七つのお寺がありますが、宗派はすべて曹洞宗なんですね。七つのお寺の墓地で未利用区画で残っているのが約1,000区画、うち異宗教というんでしょうか、異宗派というんでしょうかね、その可能区画は470区画ほどです。人口の大多数が他町村からの転入してきた富谷町民は当然たくさんの宗派の方がいるでしょうし、中にはクリスチャンの方もいると思います。曹洞宗のお寺のお墓で多宗派の方がほかの場所からお坊さんを招いてお墓の前でお経を上げてもらうのは、やはり肩身も狭く抵抗があるように思います。65歳以上の人口が数千人になっている我が町に、どの宗派の方も安心してお墓を持てるよう町営の墓園を計画し実現していく時期と考え、質問します。
一つ、公営の宗派混在墓地の必要性などをどうとらえていますか。宗派混在可能な公営墓地造成の計画はありますか。
次の質問です。次に、救急車をもう一台です。
平成20年に行われたアンケート調査でも、この問題は幅広い年齢層で重点課題として取り上げられています。黒川行政内の救急車は全部で5台です。大和町に2台プラス1台、大郷町に1台、一番人口が多い我が町に1台です。私が調査したところ、富谷出張所の救急車出動回数は年に約1,000回です。一方、常時使える救急車を2台持つ大和町の本署隊の出動回数は900回程度です。ちなみに大郷隊は450回です。富谷の救急車は平均1日に3回ほどの出動をしていて、ほかの救急車より2倍も多く出動しています。もし急病になり、富谷の救急車が出動中で大和から救急車が来るなら、二、三十分ほど余計に時間がかかります。これでは町民の不安は大きいです。
富谷の救急車の出動原因で一番多いのは急病で約600回、次に転院、交通事故は80件程度です。黒川郡の人口密集は我が町の南部、東向陽台、明石台、成田、大清水、富ヶ丘、あけの平、日吉台などなどです。ここに救急車が1台しかないのはどうもちょっと合点がいきません。車自体のハードはお金を出せば買えるのでしょうが、救急救命士の養成には大変な時間がかかることや本人自身の大変な努力が必要です。ちなみに救急隊に配属後5年の経験を持って7カ月の集中講義を受け、それでやっと国家試験の受験資格が得られるそうですね。黒川行政がこの救急車をハンドリングしているのは十分認識していますが、町はこのことに対しどうアクションをとろうとしているのか、質問します。
一つ、救急車1台しか配置できない理由は何ですか。もう1台増車するための阻害要因は何かあるんですか。それは何ですか。例えば、救急車にかかわる費用を町が持てばそれは解決する問題ですか。
以上、大きく2点質問いたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、町営墓地の件ですね。答弁を申し上げます。
公営墓地といいますか、そういったものの必要性ということで前にもあった質問でありますけれども、富谷町の現状は先ほどご紹介いただいたとおりでございます。それぞれに富谷町に多くの皆さんが、他町村ならずとも全国各地域からそれぞれ従前の菩提寺を持ちながら富谷町に家族でというふうなこともあるでしょうし、菩提寺を置いたままというのもあるでしょうし、菩提寺に戻るよというふうな形もいらっしゃるでしょうし、さまざま最終的には埋葬地といいますかね、そういったところとお寺さんとの関係、特に我々仏教系あるいは曹洞宗、臨済宗、浄土宗あるいは真宗、日蓮宗等々ありますけれども、仏教系のくくりの中でくくられる人が多い中ではありますけれども、曹洞宗のみであるというのも現状、七つのお寺、そしてそこに和尚さん、資格を持った方が4人ということで、それぞれお寺さん、4人の方がそれぞれ7カ寺を、何といいますか、管理というんでしょうか、自分のお寺として檀家さんともども見ていただいているというような状況でございます。
さらにまた共同墓地、共葬墓地でしょうかね、富谷町には9カ所ございます。従前からの場所。あそこにある湯船寺というのも頭にありますけれども、それぞれに内ヶ崎家一族の北雲台、富谷小学校の裏手にある、あれも湯船寺さんのくくりの中で運営されているところだと、こういうふうな形にもなります。それぞれの地域の皆さんが共同墓地、共葬墓地に埋葬して、そこにもそれぞれ宗派問わず和尚さんが入ってそれぞれ供養していただいているという現状もありますね。4人の7カ寺については曹洞宗のお坊さんですから、言ってみれば入った瞬間からここは曹洞宗のお寺だねというふうに意識としてはなるんだろうと思います。そういうふうなことで言えば、しかしそんな中で熊谷寺さん、そしてまた湯船寺さんには宗派を超えた埋葬地が1,000区画ほどありますというふうな形で、この間経緯と言いますか、経過してきておるところであります。
したがいまして、共葬墓地は従前の、昔からのそれこそ富谷の従前からお住まいになっていた方が、それこそ自分の宅地の周辺のお墓からあるところにまとめてというところに集約、明治以降されたんでしょうかね、そういうのが9カ所。お寺さんの和尚さんの顔が見えるところが7カ寺と、こういうふうな状況下です。そのような中で、宗派混在のというようなあたりは、そういうふうなことからすれば、現在共葬墓地の中にも現実そういうふうな運用でやってきているというふうなことですね。宗派問わず、9カ所の共葬墓地について言えばね。ですから、そんなこととあわせながら、今回何回目かのご質問でありますので、必要性というふうなことも含めて十分認識をさせていただきたいというふうに思います。
そのような中で、富谷町の単独の共葬、共同墓地というあたりとあわせて一つ思うのは、黒川郡で黒川行政を持っているものですから、そういうふうなくくりの中で必要、需要に見合わせながら、黒川郡には4町村どこもそういった、我々がきょうご質問のような趣旨の公営墓地はありませんので、黒行あたりでのテーマにならないのかなというふうなそんなふうな思いを持ちながら、きょうまで準備をしてきたところでございますので、まだ一度も前回の質問にはそのようなことを思い描くことはありませんでしたけれども、きょうのご質問を受けてそのようなことも思いめぐらしたところでありますので、その辺から入り口、切り口とさせていただければというふうに思います。
もう一つは救急車ということでありますけれども、非常にご心配の由、ご心配というか、私らも同じ思いでありますが、制度的にはいわゆる消防力の整備指針ということで、救急自動車の数、市町村にあっておおむね人口3万人に1台というのがあるようですね。もちろん、昼夜間人口を何でとらえるかということもあって、当該市町村の昼間人口及び一世当たりの人口とかですね。救急業務に係る出動の状況等を勘案した数字でというふうなことで、一律3万人に1台というふうなしゃくし定規の数字でもないというふうなことです。したがって、セントラル自動車の黒川圏域に進出が目前とする中で大衡村に救急車を1台配置するというふうな方向で、今黒川行政理事会及び議会で最終の局面に到達しているところでございます。
救急車につきましては1台3人乗車というふうなことで、これまた先ほどの指針の中に救急隊の隊員という項目に明記されておりまして、そういう意味で消防署に配置される職員、消防署1台当たり5人、5人乗車、救急車は3人乗車、そしてそれぞれの専門的に乗る方とそれぞれ兼務する方と、消防もやります、救急業務もやりますというような形で兼務の形で黒川行政の場合は運用しているというふうなことですね。規定の充足率は56%でしたかね、55%前後の充足率の中で、平成13年以降から113人で来たこの定員を135人にというふうなことで今回手直しをしますというのもその経緯、経過の中で話が積み上がってきたところでございます。この経緯も、富谷町のことしの1月4日の明石台の火事、これが契機で富谷からそういう強い要望を、ことし平成21年になって要望を強くお願いしたという経緯があります。ですから、この1年の出だしからいろんな積み上げの中で22年に向けて、間もなく黒行の議会がありますけれども、そこでの議決を得て消防署員の増員の体制がスタートすると、そういうふうな経緯でございます。
念のためにというか、参考までに申し上げますけれども、富谷町の救急車の出動は平成20年度ベースですと1,075件。この数字も改めてみますとそんなに推移、増減していないんですね。参考までに早口で申し上げます。17年1,043、18年1,092、19年1,086、平成20年1,075。現状、11月末近くで1,002件ということで、1,000件を超えて12月プラス何日か分での数値として出るというふうなことでございます。黒川管内としても19年が2,695、平成20年は2,485というふうにして8%ほど減っているんですね。ですから、この推移は人口増、富谷を中心にして1,000人、5年前にさかのぼると5,000人増えている、世帯数も増えているというふうな中で、この微減といいますか、横ばいといいますか、そういった数値で今救急業務も推移しているというところでございます。
富谷町の発生が1,075件ですので、そのうち富谷出張所から出動しているのが約8割です。何かと言ったときに即、富ヶ丘のあの出張所から出るのが8割。その他は大半は本署から出ています。8割が富谷出張所、富谷の町民の救急出動にどこの車が来るかというふうなことです。それが一つですね。富谷の出張所の取り扱い数は1,013件です。あるときのデータをもとにしますと。富谷の出張所の取り扱い、出動は1,013件。そのうち富谷町内に出動したのは87%というから9割弱です。あとの13%程度は吉岡です、大郷です、というふうな形で近隣のところに、近いところにそれぞれ、あるいはどこかで出ているから出るとかというのを含めて、そういった形態になっているようであります。ですから、8割ないし9割が自分のところを処理したり、全体の中で8割程度、富谷の8割から9割弱ぐらいのところで富谷の出張所がそれぞれ運用していると。
ですから、今の状況、出張所とあわせて、近隣といっても本署ですけれども、本署から、先ほど議員の言葉の中に大和から二、三十分というふうにおっしゃっていただいたのはそのとおりだとすれば、多分本署から二、三十分かかるところは富谷町にはありません。それこそ同心円にして火災6分圏内というふうなことで消防署の圏域を拾ったことがありますけれども、本署から6分以内でくくられるところと、出張所から6分ぐらいでくくられるところというのは大半8割方カバーされるというふうなところです。そんなふうなことであります。
時間的にはそういうことなんですが、台数の不足感はやはり否めないというふうなことです。ですから、定数増までやっと窓口が開きましたので、今後は本署あるいは出張所というふうなものの格上げとあわせて、救急車2台目の配置をいかがするかというのは私ら理事者でありますし、出ておられる4人の議員の皆さんともども、富谷町の共通の課題として取り組んでいくべき課題かなというふうに思っているところでございます。およそその辺のところでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) 答弁、まずお墓の件に関しては、黒川行政で何とかならないかというような方向性で考えていきたいということだと思いますが、2番目の救急車の方、状況その他はちょっと私もふだん走っている感覚で二、三十分と言っていたんですが、救急車は赤信号でもパッと通っていけますので、発言を約10分以内ぐらいに訂正していただければと思いますけれども。
問いの3にした、その救急車にかかわる費用ですね。町が持ち出しで持てばもう一台持てるんですかねえという単純な質問に対していかがですかね。簡単にお答えできればと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 現状では難しいことですし、恐らくそこまでの切迫感といいますか、あるかどうかというのは十分検討しなければならないですけれども、黒川行政で、この部分についてはおれらだよというふうな仕組みには恐らく広域行政上ならないということで、答弁とさせていただきます。
議長(渡邊俊一君) 次、2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 私からはもう既に通告をしておりますので、簡単に要旨を述べまして質問をしたいというふうに思います。
一つ目は、安心安全住民サービスに向けた情報化基本計画の策定をということでございます。
富谷町の将来展望を考えた中長期的な情報化計画が必要だと考えます。富谷町がこの間導入してきた情報システムや機器導入、そしてアプリケーションなどなどの導入は、行政の縦割りで下請的な導入ではなかったのかと思います。それにITゼネコンとやゆされるように一企業のシステム導入を行うと、他の企業に移ろうと思うとさらなる経費が増大するように一企業のサービスを受けざるを得ないのが現実だと思います。
政権もかわり情報化の方向がはっきりしていませんが、富谷町はこれから国、県からの情報を消化するだけの情報化だけではなく、安心安全な「笑顔輝くあったかい富谷」のまちづくりの将来展望を切り開く姿勢がぜひとも必要だと思います。あらゆる面から考えても、情報化を抜きにしてこれからの町政運営は考えられないと思います。市制を目指す富谷町でありますが、仙台市を含め人口増のピークが過ぎ、今後は減傾向に入ると報道されています。いずれは国、県同様、人口減、少子高齢化時代が来ることは間違いありません。そうであればこそ、財政面からも将来をしっかり展望した住民サービスにつながる情報化が必要です。次から次へと繰り返されるシステムの更新、更改、法令などの改正などに伴う改修ですが、トータル的に見直しを行い、効率よくなおかつ経営面も含めた町民参加の情報化計画が必要となると思いますが、いかがでしょうか。以下、質問をいたします。
一つ、2011年地上デジタル化、それから家電のIPV4と言うんですけれども、2の32乗の現在のアドレス資源が32ビットというビット数でなっているわけですが、これが今42億9,496万7,296台分が全世界あてがっているわけです。ですから、皆さんの家庭にある家電であれ何であれ、こういうIPアドレスが打たれているのが現状でございます。ところが、それが枯渇をするということで、120ビットアドレス管理IPV6というものが進められています。このIPV6というのは2の128乗、ですから数えてもらえばいいんですが、340兆の1兆倍の1兆倍の個数がIPアドレスとして当てられることになります。要するに、今IPV4が枯渇する中で、町の具体的対応はどのようになっていますか。
二つ目といたしまして、電子入札、電子決済、ライブ中継、電子会議などの導入計画がありますか。導入計画があるとすれば、いつごろまでに導入する計画ですか。
三つ目として、クラウドコンピュータについて、各地の自治体で導入してきていますが、町は導入計画がありますか。
四つ目として、統合型GISの導入についても導入計画がありますか。
五つ目といたしまして、職員の健康管理を含め、多方面から想定し、デスクトップ型クライアントの配置の導入計画はありますか。
六つ目といたしまして、以上5項目を含め、将来展望を見据えた情報化基本計画を策定すべきだと思いますが、策定の考えはありますか。
大きな二つ目といたしまして、自主防災組織の組織化と位置づけをということで、ことしの10月に総務常任委員会で和歌山県白浜町、それから田辺市を訪ね、自主防災組織について調査を実施してまいりました。宮城県と同様大きなプレート上にあり、地震帯に位置し、過去にも大きな地震被害を経験していて、防災への取り組み、特に地域自主防災の取り組みが進んでいる自治体でした。当町との取り組みの違いはたくさんありますが、中でも行政が自主防災組織をしっかりと位置づけていて、組織化の先頭に立ち、かつ予算化を行っている点が大きな違いであったと思います。当町の自主防災組織は、悪い表現になりますが、各町内会にお任せ的な組織化をしてきていると思います。私も、私ごとで申しわけないんですが、私も公民館協力員会で行っていたときに、東向陽台町内会での自主防災組織についてプロジェクターを使って話を行ったこともあります。その当時とはさらに状況の変化があり、全国各地で大きな地震被害が発生しています。
そこで、全町に自主防災組織の組織化を行うのは、規約、実施要綱、予算的な裏づけがあってこそ初めて組織化が進むのではないかと思います。特に、消防団が組織されていない地域での自主防災組織の組織化が強く望まれるところだと思います。今回調査を行った地域で講演会、学習会、避難訓練、避難所訓練などなども予算化を行い、訓練を積み重ね、防災士の育成にも努めているなど参考になった点が多々ありました。当町でも自主防災組織を組織化するためにも、以下の点について質問いたします。
1、国土交通省と災害対策現地情報連絡員、リエゾンと言うんですが、リエゾンの派遣について締結しましたが、町の受け入れ体制、本庁内、各支所内を含め、具体的配置図、内容はどのようになっていますか。
二つ目、自主防災組織が各町内会で活動していますが、町での位置づけがありますか。
3点目、自主防災組織を各町内会に拡大するための施策はどのようになっていますか。特に、予算面も含めた対応はどのようになっていますか。
四つ目として、災害時の要支援対策として災害管理台帳を更新し、各行政区長及び民生委員へ配布。今後、防災支援管理システムの連携検討とありますが、システムはどのようなものを使用し、現段階はどのような段階にありますか。また、個人情報保護との関連でどのように検討しましたか。
大きな三つ目、情報化推進事業と図書事業について。
情報化社会面から問題提起を行い質問します。来年2010年は国民読書年となっていることは前定例会でも提案されているにもかかわらず、今議会にも提案がないのはなぜでしょうか。疑問に思っています。同様に、スクールニューディール構想として、学校情報通信技術環境整備事業促進についても提案されています。この二つの内容が具体的に提起されていないのはなぜでしょう。学校通信環境事業整備はどのような位置づけをしているのでしょうか、疑問が多々あります。教育現場での文科省が提起しているスクールニューディール構想に基づく、これについては前政権ですけれども、通信技術環境事業とその内容のどのような定義なのかを町民にもわかるように示す段階に来ていると思います。情報化というと何かと悪い面が強調されますが、しかし、今後の教育面を考えなければならないと思います。臨時会で提案され承認された電子黒板導入、地上デジタル対応の設備導入は、通信技術環境事業の本当の第一歩にすぎないと思います。これまで導入された各学校へのクライアント導入、LANの導入などなど、基盤は最初のほんの第一歩にすぎません。富谷町の子供たちに将来を託すためにもたくさんの事業があると思いますが、その中でも情報化と図書の問題を含め考えていかなければならないと思います。
私の閉鎖的な情報の中ですが、国会図書館の所蔵について以下のような情報があります。国会図書館にある和書90万冊全ページをスキャナでデータベース化し、蓄積し、アーカイブ化を行ってネット配信を行うということです。各学校が、各家庭でネットさえつながっていれば、国会図書館の和書の全文をいつでもどこでも見ることができるということです。千代田図書館では電子書籍貸し出しを実施しているなどがあります。このようなことが美術でも音楽でも同様です。全世界の美術品、音楽、いつでも見られるし聞かれることができます。私が小さいときには考えられないことが現実に起きています。テレビは千里眼の夢を実現してくれましたが、ネット社会はさらに進め、個人が情報をアタックしていくことにより得ることができる社会となったと思います。
このように未来を託す富谷町の子供たちに、情報化の中でいち早く情報を収集し、提供できる事業計画が必要だと思います。その第一歩に入ったと言えます。すべての子供たちに図書と情報を提供するために、さらに教育現場で働いている教員のためにも、以下の点について質問をいたします。
1、国民読書年の具体的な取り組みはどのようになっていますか。
2、図書配置基準がありますが、保育所、幼稚園、小学校、中学校で基準を満たしていますか。古い図書との関係がありますが、今後の配置計画はどのようになっていますか。
3番、町全体での図書計画推進計画はどのようになっていますか。特に、障がい者に対する取り組みはどのようになっていますか。
4番、学校情報通信技術環境整備事業の将来展望はどのようになっていますか。
以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
今、情報化ということで小川議員には毎度取り上げていただいているところでありますけれども、本当にいろんな多様な面、いろいろな面があります。便利だということで言えば全く昔に比べたらこれほど便利なものはないというのはそのとおりでありますし、また別の面ではといろいろと切りがないほどのものがあって、富谷町に限って、限ってというか私の立場から言わせていただければ、やはり電子化がいろいろ職員人数の削減につながっていると。みんな以前は手作業でやっていたのにとか、あるいは定額給付金支給しますといっても手作業ほどではない、システムができ上がるとそれで即業務が執行されますという、それこそ3月年度内支給という取り組みも、先日チームプロジェクトも解散いたしましたけれども、やはりシステムがきちんとできたと、町と業者さんとの間で協議、検討していろんな細かいところまで想定をしながら吟味検討して、でき上がったときにもう既にこれは行けるぞと思ったという若い職員の解散の折の話を聞いてなるほどなというふうに思ったところです。そういう面で非常にやはり大きな威力を発揮しているということですね。後期高齢者医療制度のときもそうでした。あのように国保加入者から75歳以上の方をより分ける作業、それこそ7,000万円からスタートしたんですね。ITゼネコンさんのお話もありましたけれども。いろんな経緯の中で1,500万で取り扱っていただいたというのも、また振り返るところでございます。そういう面で経費的な部分、もう我々十分認識をしながらその折々に対応していくことだなというようなことを改めて思うところであります。
そういう意味で、そういった内側の利便さのみならず、やはり町民にひとしくそういった利便を共有する。きょうライブ中継のお話も出していただいておりますけれども、この2日間のまさに熱心なる真剣勝負を私どもと皆さんとでやりとりしているわけです。ぜひ町民の皆さんにお伝えができたらというのはずっと前から思っているところでございます。本当にこの議場のやりとりをそのままご自宅で見られるような時代になっているわけですから、ぜひ議会の皆さんもこういったきょうの提案も受けて広がりを私も期待するところであります。それこそ議場に入ってくることの、傍聴席に入ってくることの敷居の高さというのは恐らくわからないですね。我々は実感できない。入って来なれた人は、本当全然気遣うことねえんだよと言うんですが、いまだに敷居が高い。これは本当に実感するところで、多くの皆さんにいらしていただいてお聞き取りいただきたいんですけれども、本当にある場所では庁内で1階のフロアでテレビ中継して、それを見て10分、20分過ごして帰られるというふうな方のお話も聞けば、何かどこからかできるのではないかなというふうに改めて思うところでございます。本当にこの利便さ、我々が享受している利便さを住民の皆さんへの住民サービスに広く転化といいますか、広げていけるような取り組みに、ぜひ私どもも皆さんと一緒に進めてまいりたいというふうに思います。
あと、個別の各問については担当課長の方から答弁させることといたします。
二つ目の自主防災組織でありますが、まさにこれもおっしゃっていただいているとおりでございまして、お任せ的というようなお話もありましたけれども、相当意識しながら各公民館ごとの今のAEDの整備状況、防災倉庫等々、これをにらみながら、いろいろ施策を進める折にこのバランスよくというようなことも含めて進めてきた経緯がございます。現状を見ますと、やはり自主防災組織17行政区、一体となってやっていらっしゃるところもありますので、17行政区12自主防災組織ということになります。しかし、よく見ますとやはり丸がついていないところで気になるところはというと、あけの平一、二、三丁目地区の、あるかないかといえば、ないですと。あと、明石台も第一から二、三、五、六ということですべてありません。この辺のところがやはり私どもとすればぜひ地域の皆さん、まさに自助というようなあたりのところのスタートを、皆さんの盛り上がりの中で組織立てにつながらないものかというふうに思うところであります。対策監のもとで、これもごらんいただきましたでしょうか、総合防災対策監のもとでこういったものも年初スタートしまして、これもホームページ上にアップしてございますのでこういったところも含めて、町上ととちの木が去年、ことしですかね、私就任以降この2町内会さんが自主防災組織の立ち上げにたどり着いたというようなところで、そういったところへのAEDの配置なり防災用品の配備なりというようなこともまた。受け皿がないところに幾らAEDをと言っても、これはまさに絵にかいたもち、宝の持ちぐされですから、こういったところにぜひというようなあたりに、私どもとしてはぜひ強めてまいりたい。AEDも21台おかげさまで21カ所に配置することに到達しましたので、なお一層大枠から、さらにまた個別のところに目を向けながら充実してまいりたいと、そのように思うところでございます。
教育長絡みでということでお願いした図書事業、2010年の来年の国民読書年、これも私も大変大きな意味のある取り組みだなと思いますし、そういう取り組み何かできないかなというふうなことを考えておるところでありますので、今次の議会にこれにかかわるものがなかったのも大変準備不足の感が否めませんけれども、次年度に向けて今内々では準備し始めていたところでございますので、もう少しお待ちをいただければというふうに思います。
図書のこの質問にあわせて、宮城県内市町村の図書購入費というものの一覧を資料として用意しました。ある団体の作成した資料のようでありますが、35町村中五つの町村は空白になっております。それを前提に申し上げますけれども、富谷町は1校当たり125万5,288円、125万円ほどだそうです。1校当たり。皆さんの年度当初の議決をいただいた、結果としては1校当たり125万円です。参考までにということで小さな声で申し上げますけれども、仙台市は65万7,000円だそうです。その次が名取市の56万6,000円だそうです。もっと小さい声になりますけれども、ある町は2万5,000円だそうです。やや大き目に、次は10万5,000円だそうです。このような形でもうおのおのすごいんですね。ですから、このぐらいの、皆さん、これは町の方針とあわせて皆さんの同意の中で物事が進んでいるわけですから、ぜひきのうの議論とあわせて富谷町の小中学校の教育力にさらにまたつながるように、学力の向上にもまた客観的、一般的な普遍的な原理の中でそう言われている、これも私もとっくの昔から、現職時代から思っていることですからね、今に始まったことではない。それが政治だ云々だということは決してございません。そういったことも含めてぜひ皆さんとともにさらに、まさに5万人の市制へというふうなあたりの大きなこれこそ私ども柱にして取り組んでいかなければならない内容であります。5,000人、6,000人、1万人程度でみんな人が見えるよということはない町ゆえに、こういう機械力、情報等の手伝いももらいながらいい、いわゆるフェース・トゥ・フェース、コミュニケーション力のあるそういった町をもまた追求していかなければならない、そんなふうな思いでいっぱいでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) それでは、私の方から安心安全住民サービスに向けた情報化基本計画の策定という中でのまず1番目のご質問でございますけれども、IPV4からIPV6化が進められていますか、具体的な対応はどのようになっていますかということでございますけれども、現状のIPV4アドレスが近い将来枯渇するとの問題が関係機関から提起されており、今後IPV6への移行が進んでいくものと思っておりますけれども、現時点では対応するソフトウエア、機器などの更新時期については未定でございます。これにつきましては今後関係機関、ベンダーから情報を収集し対応を検討してまいりたいと思っております。
続きまして、電子入札、電子会議などの導入計画、計画があるとすればいつごろですかというご質問でございますけれども、現時点で早急に導入するという計画はございませんけれども、費用対効果、他市町村の動向について注視してまいりたいと思っているところでございます。なお、これにつきましては仙台市以外今のところどこもやっていないという状況でございます。
3番目のクラウドコンピュータについて各地の自治体で導入しておりますけれども、町としての導入計画がありますかという問いでございます。クラウドコンピュータにつきましては議員から従前からご指摘を受けておりますけれども、ASPもその範疇に含まれるとの見解があるならば、システムの更新にあわせ必要に応じ導入を検討してまいりたいと思っております。
総合型GISの導入についても導入計画がありますかということでございます。GISシステムも登場しているところでございますけれども、総合型の導入についての具体的な計画は持っておりません。GISの導入そのものに否定的な見解というものではございませんけれども、セキュリティ面、費用対効果を勘案をしております。本年度におきましては緊急雇用創出事業で町民生活のごみ集積所及び総務課で行っております防災支援のシステムにつきましては、関係者以外見られないような他のコンピュータと接続しないスタンドアローン型として導入したところでございます。
職員の健康管理を含め多方面からのデスクトップ型クライアントの配置の導入計画がありますかということでございますが、機敏性のよさ、スペースの問題、それから職員への貸与パソコンにつきましては、従来どおりノート型のクライアントで進めてまいりたいと存じております。
あと、情報化基本計画策定をすべきではないかということでございますけれども、情報化のみを切り出した基本計画の構想はございません。総合計画、実施計画の中で進めてまいりたいと思っているところでございます。
あと、自主防災組織化の位置づけを問いということの中のリエゾンについてのご質問でございます。このリエゾンにつきましては、大災害が発生した際に国土交通省による的確かつ迅速な情報収集を得ることにより災害対応支援が実施できることから、県下市町村と国土交通省東北地方整備局とにおいてことしの8月25日付で災害時の情報交換に関する協定を締結しておるところでございます。リエゾンとはつなぐという意味だそうでございます。連絡員は2名程度で、町に大規模災害が発生した際は町におきましては災害対策本部が設置されるわけでございますけれども、その際に派遣されるもので、災害対策本部のメンバーとして参加するのではなくて、本部会本部会議を傍聴し必要な情報を東北地方整備局の方に提供する役割となっているものでございます。連絡員が町に派遣される際には事前に日時、場所はもちろん調整しますけれども、町として準備するものは机、いす程度であります。それ以外の必要とされる資機材や食事、宿泊につきましては独自で行うというものでございます。国や県の現地対策本部とは異なることから、事務室内での活動をお願いするものと考えているところでございます。
次に、防災支援管理システムどのような仕様となっているか、その個人情報の保護関連にはどのようなものですかという問いでございますけれども、先ほども申し上げたとおり、緊急雇用創出事業の事業の中で、防災支援管理システムにつきましては本年5月ゼンリンと契約しております。12月28日をもって業務が終了するという予定で進んでいるところでございます。システムにつきましては住宅地図を電子化し、地図の中に町内にある防火水槽や消火栓といった消防水利、備蓄倉庫、避難所、町道に設置されている交通標識の位置の写真つきでマーキングするというものでございます。あわせまして、そのデータの中には災害時に要支援者の位置図も載せておりますし、情報も見られるように整備をするものでございます。この個人情報につきましては、受注側に対しましては契約書の中で秘密の保持、個人情報の保護、また管理台帳を貸し付ける際には十分に注意するよう申し入れをしているところでございます。また、このシステムの個人情報の管理面におきましては、先ほど申したようにスタンドアローン型となっておりまして、LANを介しての閲覧をすることができないものとなっておりますし、閲覧、修正を行うことができる職員につきましても、消防担当の総務課、長寿福祉課の一部の職員のみの使用ができるパスワード管理で行うこととしているものでございます。対象となる施設の増減に伴って地図上の修正を、担当課によることない効果的な運用を図っていくものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) では、小川議員から質問いただきました情報化推進事業と図書事業の4点のうちの3点について私の方からお答えをいたします。
まず第1点目の国民読書年の具体的な取り組みについてお答えをいたします。町では今年度より図書館指導員を全中学校への配置等の人員配置を行っておりまして、小学校から中学校への系統的な読書活動の推進を図っているところでございます。来年度は国民読書年ということになりますので、それに向けて以下のような観点で検討しておるところでございます。
まず第1点目は、読書活動についてはこれまで取り組んできた読書への興味、関心の向上から読書習慣の定着化というふうに、ステップアップした目標を設定して取り組むことにより豊かな心の育成を図ってまいります。また第2点目としては、学校図書館の授業での積極的な活用をより一層推進していきたいというふうに思っております。具体的には調べ学習の充実などに取り組んでいきたいというふうに考えております。
第2点目の図書標準配置基準についてでございますが、保育所、幼稚園、小学校、中学校というご質問でございますが、義務教育諸学校、小学校・中学校においてはこの基準というものがございますので、それに対応しているところでございます。読書活動を教育方針の柱に据えて、子供たちの生きる力の育成を目指しさまざまな取り組みを実践しているところでございますが、蔵書率につきましてはまだ標準を満たしておりません。小中で現在のところ約60%でございます。ただし、図書購入費につきましては、先ほど町長の方からの答弁でございまして、当町は大変多くいただいて、学校の方にそれに充足する図書を購入しているところでございます。
それから、最後に、学校情報通信技術環境整備事業の将来展望についてお答えをいたします。この事業につきましては、学校のIC化の推進事業により国の補助金をいただきまして電子黒板やデジタルテレビなどの購入などを進めてまいりました。しかし、今後につきましては政権交代によります政策の変更がありますので、政策を見きわめながら計画し随時推進してまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 再質問をしたいというふうに思います。
私の質問の中の、町長に質問するわけですが、基本構想というか、この構想のもとに、もとにこのIT化というものをつくっていくということにならないと、なかなかバラバラにものが入っているのではないかというふうに私には見えるんですね。ですから、一つの大きな方針の中から、中からITのものを導き出していくというか、そういう形にならないと何かバラバラバラバラ、そのときそのときの対応になっているのではないのかなというのが感じてならないわけですよ。今回の総務課長によるとスタンドアローン型だから大丈夫だというような、そのスタンドアローン型のごみ集積所なり何なりを投入して、じゃその投入したソフトが将来、将来何を目標にして投入しているんですかということなんですよ。要するに、大きな目標の中でスタンドアローン型のこのごみ集積所なり身障者なりこういったものを入れているんだというのではなくて、今は何があるから、例えば病院、Google、企業の名前を言って悪いんですが、Googleの地図ソフトがあるからそれをただ入れているというような状況ではないのかなと私は思っているんですよ。ですから、大きな目標を掲げて基本計画の中でやはり情報化を進めるというのが、今将来にわたってのこの予算を見たときにそういうものを考えていかなければならないのではないのかなというふうに考え、そういう意味でこの基本計画をぜひつくっていただきたい。
例えば、会津若松市ではフリーソフトを入れて約5年間で1,500万、300万ですかね、を年間経費削減をしたとか、最近ではこれは山形県の置賜郡なんですけれども3市4町が、7団体ですね、3市4町ですから、システムをソフトウエアのアザーサービスというAPSのソフトなんですけれども、要するにクライアントですよ、のソフトを入れることによって3市4町が2006年度の予算でシステムの運用経費、いろんなことではなくて運用経費だけで5億4,000万あったものが年間で40%削減、3億6,000万とこういう公表されているわけですけれども、こういうふうにそういう大きな将来を見越したような基本計画というか、そういうものがやはり必要ではないのかなというふうに考えて、町長に再度質問をしたいというふうに思います。
今クラウドと言いましたけれども、例えば今富士通、ここは富士通さんが入っているわけですから、ベンダーとして入っているわけですけれども、その富士通の市町村と連携をするとか、ないしは今黒川行政ありますから黒川行政の中でこういったものを構想として持って進んでいくとか、こういったものがやはり今我が町でもこれぐらいのを考えて進めていくべきだという意味で、この基本計画を策定するものがやはり必要ではないのかなというのが私の大きな1点目の質問だったわけですけれども、また再度町長に質問をしたいというふうに思います。
あと、自主防災組織なんですけれども、自助だとか公助とかいろいろ言われていますけれども、これは自治体が言ってみればできないところの代名詞みたいな形に受け取られるんですが、それでもやはり自主防災組織というものをつくってこの間全国的に行ってきているわけですから、やはり自主防災組織の何か町内会と一緒になってしまっているというようなところもあるわけですけれども、私たちが先日行ってきたところでは連絡員という、町内会で言うと副会長さんみたいな位置づけで連絡員という方を何人か置いて、何かあったときには町内会長ではなくてその連絡員の方との連携をとるなどというようなことをやりながら、予算も含めて実施をしているということなので、ぜひそういったところも考えて再質問をしたいというふうに思います。
それから、情報化の学校の方なんですが、やはりこの学校情報通信事業というのを今この間電子黒板とか地デジ用のテレビとか導入し、先の臨時議会でも承認されたわけですけれども、この情報を早く得るというこのことがやはり、この前教育課長の方から言われているように予算が40万のテレビが、済みません、電子黒板が20万が補助、20万が町から。ただこれはやはり情報を早く得ていればすべて国からの補助ということがあったわけですから、やはり情報の収集というかその辺はきちんととっていただきたい、そういう体制をぜひとっていただきたいということで再度質問をしたいというふうに思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、基本構想についての必要性は十分認識をしておりまして、幹の部分は全く小川議員と私も同じでございまして、枠組みをやはりきちんと早くつくらなければという、しかし幹から枝葉に行くと、もう私の生育歴も含めて人生歴から含めてちょっと相当分散してしまうという毎回そんな思いをしてございます。ですから、どちらにしても先ほど言った趣旨に合わせながら、基本構想、基本計画というものの必要性、ならばその情報化の対策監とか専門職とか、今は総務課の電算担当というような形で1人あるいはサブ的に2人というふうな形で配置しておるんですけれども、これもまた二、三年程度で人事異動というふうな形で経過してきた経緯がありますので、今のあれは私もいろいろ場数を踏んだ中でそういったところの枠組み、富谷町独自でそういった立場の者を据えて本格的にというふうな思いで今聞かせていただいたところでございます。ぜひ兼職規定に触れない程度に小川議員にもぜひ大いなる強力なるアドバイザーになっていただいて、お力添えいただくと町の利益につながるのではないかなというふうに思うんですがね。ご協力をお願い申し上げたいというふうに思います。
自主防災については、やはりまず自主というのは非常に大事なんですね。自主自立。押しつけじゃない、人ごとじゃない、それこそ他人行儀でないというふうなこと含めて、おれらは富谷のその地域の者だとか富谷町民だとかという、逃げも隠れもせずというような構えもやはり大事だと思いますね。そういう意味では、私は職員にもそのようなことを求めますけれども、職員の居住、町内に居住しているのは約半数です。半数の皆さん。そして、半数でない皆さんには富谷町民になった気分になってもらうためにはとなかなか難しい。そんなことの中で町内にメールポスト、ごみ情報、発見情報などを設けて、せめてものそういったのに役立っていただくことにつながるのではないかなと思います。ですから、そういう意味で、しかしそう言いながらも、杜乃橋、日吉台なんかはすばらしい取り組みです。町上もすばらしい取り組みです。ですから、議員がおっしゃるような町内会で何か云々という、議員の目に映る以上のものがやはりこの二つの自主防災組織には見えますので、ぜひ新鮮な思いでまた、なお先ほど言った二地区のあたりには啓発をしながら、もう少し皆さんで横のつながりもつくりながら啓発に努めてまいりたいと思います。
電子黒板を例に情報のそういう入りの差のお話が出ましたけれども、全くそのとおりでありますので、私も心して今後引き締めてまいりたいと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) さっき質問のところで忘れましたので、ノートパソコンの件ですけれども、先ほど総務課長はまあスペースがとか何とかということで回答しておりましたが、ノートパソコンが今やデスクトップよりも幅をとるんですね。今こんな薄いデスクトップですから、ノートパソコンは広いし、今キーボードだけですよ。それで、健康面で言うと、私の年代は何でもないんですけれども、若い人、今から二十歳ぐらいの人たちがノートパソコンでこういうふうな作業をしているんですよね。背を丸めてパソコンに向かって。これはやはり健康的にも非常によくないと。デスクトップ型になると真っすぐ物を見るという目にも非常に、まあ問題ありますけれども、そういうのは抜きにしても、体勢と体型的にも非常に問題あるので、むしろデスクトップ型の方が値段安いんですね、ノートパソコンよりも。新聞見てもらえればわかりますよ。ノートパソコンは今6万ぐらいですか、デスクトップ型は3万切るわけですよ。半分ぐらいの値段で売っているわけですから。その辺も考慮して再質問をしたいと思いますが、いかがなものでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) ノートパソコン型の場合ですと、町職員は人事異動があるわけです。デスクですと今は薄型、カメラのように大分薄くなってきたとはいうものの、担当から聞くとノートパソコンには充電バッテリーが内蔵されているのがノートパソコン型であって、小川議員さんが薦めるものにつきましては、別のもののバッテリーをつければはありますけれども本体自体の充電器がないんだというような説明を聞いているわけでございまして、そういうことでのバッテリーの装備がされたものを使っていれば、遮断されたときには今までの作業のつくっているものが壊れることなくというようなことも一つのノートパソコンがいいということと、先ほど言ったように充電装置が必要だとするならば、その機械を購入するということが想定されることでの経費のメリットを比較すれば、逆にノートパソコンの方が安いというようなこともありますよというような担当の方から聞いているところでございます。ということで、姿勢が悪くなるとかいうことは心配されておりますけれども、しまうノートパソコンであれば、今職員は仕事が終われば自分の管理で机の中にしまっていくというようなことで、デスクであるならば机の上にそのまんま置いて帰っていくということでの盗難、責任ある管理にもノートパソコンの方がまず管理上いいのかなというのも、まず苦しいところですが。
議長(渡邊俊一君) いいんですか、今ので。
この際、午後2時25分まで休憩をいたします。
午後2時12分 休憩
午後2時25分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は就学援助制度の拡充と周知の徹底を求めて質問をします。
かつて就学援助を受けていた人の話を聞くことができました。ひとり親で4人の子供を育てていたころのことです。その人は、「自分自身一生懸命働いていた。しかしそれだけでは足りない。就学援助には助けられたが、親としての公の補助をもらうことには情けなく身の縮む思いだった」と話しました。職員室に印鑑を持っていくときに、ふがいない親という自責の念を思うと胸が痛みます。
就学援助制度は義務教育費は無償とした憲法26条に基づいて、小中学生のいる家庭に学用品費や新入学児童生徒学用品費などの入学準備金、給食費、医療費などを補助する制度です。世の中を支える制度であり、本来堂々ともらっていいはずのものですが、しかしそのようにはなっていないのが現状ではないでしょうか。
就学援助は2004年、平成16年まで、市区町村が実施するときにその費用の半額を国が補助する仕組みでした。2005年度からは小泉内閣の三位一体改革で、就学援助に対する国の補助が大幅に削減されました。削減は、生活保護法の保護を必要とする世帯、つまり要保護世帯に限っては国の補助金が交付されます。しかし、それ以外の準要保護世帯には交付税交付金、一般財源化されました。このことによって就学援助制度の対象者を狭めたり、支給項目の削減や廃止などを行ったりしている自治体もあると聞いています。
平成20年度決算の行政実績報告書によれば、就学援助について「社会情勢等の悪化に伴い雇用状況の悪化が顕著となる中、経済的理由で就学困難な児童生徒がさらに増加する」と見ています。そして、引き続き広報、チラシなどを通じた制度の周知徹底を図ることや学校、民生児童委員との連携を密にし、対象児童生徒の的確な把握と認定に努めるとしています。
就学援助の基準は先ほど言いましたように、生活保護を受けている要保護世帯、それに準じ経済的に厳しい準要保護世帯となっていて、準要保護これは各自治体が支給基準を決めます。就学援助の適用率は平成20年度で県平均8.97%、仙台市10.51%ですが、富谷町は3.26%と著しく低くなっていて引き上げが必要と考えます。なぜ富谷町が低いのか。自治体独自に決める準要保護支給基準の相違によって適用率に違いが出てくるということにこれは間違いありません。
仙台市と富谷町には大きな違いがあります。その違いというのは次のようになります。仙台市は要保護世帯、失礼しました、準要保護世帯のモデルケースを夫婦、中学生1人、小学生1人の4人家族として、基準は生活保護の最低生活費、給食費の実費、学校外活動費として30万円などを積み上げます。4人家族のモデルケースの場合、390万円の給与収入世帯が就学援助の該当になります。1世帯4人家族を基準にして、3人家族の場合あるいは5人家族の場合など、家族の人数によって年間収入これが明示されています。仙台市は4人家族で390万円が就学援助の該当になると先ほど申しましたが、逆算すると生活保護基準額、これは仙台市の場合242万7,960円ですが、これの1.6倍になります。富谷町の場合にはこのように年間収入を明確にした基準はなく、生活保護基準額の1.0未満を対象にするとなっています。富谷町の4人家族の生活保護基準、これの額というのは208万4,640円ですが、生活保護基準額の1.6倍は333万5,424円になります。せめてこの収入であれば、仙台市と同じように適用させるという客観的基準が必要だと考えます。
ちなみに、仙台市の生活保護級地は1級地の2、富谷町は3級地の1です。富谷町は仙台市と隣接し生活圏が仙台と同じという状況にありながら生活保護級地が非常に低く、この生活保護級地の低さという要件と町が独自に設定できる準要保護の基準の低さが、就学援助適用率の低さにつながっていると考えます。これまで生活保護級地の改善を求めてきた経緯がありますが、準要保護世帯の基準は町独自に決めることができる。こういうことから生活保護級地の改善を待たずに、準要保護世帯への支給基準をせめて仙台市並みに改善することを急いで行うよう求めます。
準要保護世帯への支給基準の改善、見直しをするべきではないかということを第1問目の質問にいたします。
2問目の質問として、児童生徒が近眼などで黒板がよく見えないということがあります。眼鏡を買うことができないので黒板が見えない、学習の妨げになるという心配があります。援助の対象となる医療費の中に検眼、そして眼鏡の購入費用を追加するよう求めます。
3番目の質問として、就学援助申請時に申立書、さまざまな申請書の中に申立書というのがあります。これを提出することになっていますが、この分量が非常に多いのに驚きました。収入で判断するものであり、ことさら家庭の窮状を事細かに書く必要はないと思います。奨学金の申し込み程度で世帯の事情がわかるものであればいいのではありませんか。就学援助受給申請書に申請の理由を記入できるようにすることで十分ではないでしょうか、対応を問います。
4番目の質問です。2005年度から就学援助の認定に民生委員からの助言を求める必要がなくなっています。これまで他の自治体で、民生委員が就学援助の認定に介入することで数多くの人権侵害が起こっていたと聞いています。就学援助法施行令に基づき認定するようにするべきではないでしょうか、対応を伺います。
5番目に、就学援助費は保護者が学校長にもらいに行くことになっていますが、冒頭述べたように保護者にとって屈辱的な思いをさせるべきではありません。校長の代理受領ということですが、就学援助費は保護者に手渡すのではなく、銀行振り込みなど保護者も子供も差別感を持たずに心痛めないような方法で渡すべきではないかと思います。対応を問います。
二つ目の質問です。地域住民が使いやすい集会所を求めての質問です。
44町内会のうち集会所・会館が2階にあるというのは富ヶ丘南部と富ヶ丘北部2カ所だけですが、町長の定例会説明要旨にあったように、富ヶ丘南部会館はこの議会に補正予算が計上されています。議会で何度も富ヶ丘南部と富ヶ丘北部の会館を1階に設置するべきという主張がされてきましたが、やっと富ヶ丘南部ではそれが実現するということになり、地域住民の喜びには大きなものがあります。補正予算は富ヶ丘南部会館の新築工事設計業務委託に133万9,000円、新築工事地質調査業務委託に43万1,000円が計上されています。現在の南部会館は売却の方向となっていて、新築の場所は黒川消防署富谷出張所跡地ということです。
質問ですが、新しい富ヶ丘南部会館は2010年9月完成予定ということですが、9月から利用できるのか。供用開始はいつになるのかお尋ねします。それまで現在の会館を利用できるのか。また、この間の富ヶ丘南部会館の建てかえに関しての経過を具体的に説明してください。
富ヶ丘南部会館が1階に新築されると、2階の会館は富ヶ丘北部だけになってしまいます。2階にある会館は利用者にとって非常に不便です。高齢になってくるとなおさらだという声があちこちから聞かれています。富ヶ丘北部の建てかえ計画はどのようになっているのか。どのように進めていくのか、2番目の質問として質問します。
集会所・会館の建てかえあるいは新築はおおむね1年間に1棟としてきた経緯があります。しかし、老朽化が著しく、下水道・合併処理浄化槽が整備されていない会館があり、早急に改善を求めるという同僚議員の質問もありました。この質問のあった2006年、平成18年の時点で、建築から30年以上経過の会館が11カ所、くみ取り式便所は7カ所でした。2009年、現在の時点では、30年以上経過の会館が7カ所、うち6カ所がくみ取り式の便所になっています。7カ所の施設というのは明石、今泉、二ノ関、西成田、穀田、町中、志戸田の各施設です。お茶の間の延長のように気軽に使える町内会館として地域住民に提供できるように、1年間に1棟とせず建てかえを迅速にすることが必要です。これまで町は財政状況を見ながら各町内会と合意形成を図りながらなどとしていますが、建設費で言えば大清水の会館が約3,600万円でしたから、年間で約1億円の予算措置で3棟の会館建てかえが可能になります。年間約1億円の予算化、そして現在の築30年以上の会館、速やかに建てかえることを求めます。町が今後建てかえを検討している会館の全体像を明らかにすること。年間1棟とせず、会館建設をスピードアップするよう求め、その対応を質問して終わります。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの前段は教育長から答弁をするということといたしますので、後段の方、集会所の件でございます。
事実関係はおおむねおっしゃるとおりでありますけれども、2階にあるという南部と北部について、2階にあるのは南と北なので、南は始まりそうですけれども北については計画をどのように進めていくかというようなことが2問目にありますが、北については現状集会所として十分なる機能を果たしておりますので、当面北部の集会所・会館を平屋として建てかえる予定はございません。
そして、南部の会館については今回の、今二つの予算の内訳で紹介していただきましたとおりであります。来年9月前期までに、9月末までには完成をして地元に引き渡せるような段取りをというふうなことを計画した中で、今回上程をさせていただいたという経緯でございます。もっと細かいことについては後ほど総務課長からということに、現状の会館の進み具合等も含めてお話をすることといたします。
大変北部の環境、私も南地区にしばらくあの辺事務所としてありましたので、何か南と北というと南側と思うんですけれども、北の環境はすばらしいと改めて実感をいたしました。2階からのあの状況、富ヶ丘の中央公園、それこそ泉ヶ丘ニュータウンとして開発された泉ヶ丘公園。そしてまた近隣にある広々とした公園、グランドゴルフもでき、ある時期ゲートボールもやりましたという、本当にあの地域の皆さんによく使っていただいている場所だなというようなこと、北に行くごとに思うことでした。そんな中で南については本当にご苦労をおかけしたという経緯、2階、25段あることがわかりました、階段。13秒で上り切ったんですがね。本当に一気に、私はまだハカハカしなかったなと思うんですけれども、手すりがあり何あり、手すりも随分太い手すりだったなと思いながら、本当に屋根つけたり手すりつけたり、さまざまな追加の補修をしながら、30年以上にわたって本当によくぞお使いをいただいたものだというふうに思うところでございます。あるときをもって、これが本当にいよいよ限界だというふうなことを何度となくあの場所に行く折感じたというそういった経緯がございまして、このような上程をさせていただいた経緯でございます。
建てかえ計画はというふうなことで全体像を明らかにしてと、それは先ほどの七つの場所も含めて、言葉としてはそのとおりなんですが、なかなかそれができない事情も、やはり従前からこの点については、従前からの経緯とまさにそのとおりだなというふうに改めて今この立場にいて思うところであります。土地の環境が整っているかどうかというのもあります。地域の必要度がどうであるのかとか、周辺環境が変わるのかとかさまざまあるんです。ですから、予定を立ててそのスケジュールどおりにこの3年5年でやりますよと、こういうことにならないことをぜひこの事例のみならず、弾力的に物事は動いているということの一つの事例でございます。何も町長のやりとり、地元との駆け引きの中で決めているわけでは決してございません。必要度、そしてまた今までのいわゆる住人といいますか、我慢をし続けたというその我慢の範囲とかその対象者の広がりとか戸数とか、そういう面ではもう際立って南部会館は、もう今でなくてももっと前に手が入れられてもいいぐらいのそんなふうな思いでいっぱいでございます。そのようなことでありますので、建てかえについては原則的に1年1棟で新築については組み入れられていければと、まさに町民の合意の中で進められていくということのまた一つでありますので、その辺のところも十分地元の皆さんにもそういったところを十分に受けとめ認識をいただきながら、十分なる体制の整え具合も含めて、土地環境が整わないなんていうところも現実あるんですね。先ほどの七つの中に。そんなことも含めて、あるいは用地のこの場所でいいのかとかということも含めて、地元のニーズが整わない場所も現実あるというふうなところです。
もう一つは、やはりもう既に、先日成田の町政懇談会にもありましたけれども、10年、15年経過のドアの周り口といいますか、屋根といいますか、外壁といいますか、もう傷み始めているところも現実新しい他地区の中にももう出てき始めておりますので、そういったものの改修もあわせて全体の枠組み、予算組みの中で入れ込んでいくと、こんな作業を22年度に向けて今進めているところでございますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。以上でございます。
町長(若生英俊君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 就学援助制度について5点質問をいただいておりますので、私の方からお答えをしたいというふうに思います。
まず第1点目、基準の見直しは必要と考えるかどうかということについてお答えをいたします。平成20年度における仙台市の適用率、いわゆる認定者の割合は県内平均を上回っている状況のようでございます。本町では3.26%というふうになっております。しかし、一概に基準の差が認定者の割合の差につながっているとは考えておりません。仙台市と基準を比較した場合、児童扶養手当の受給者、市町村民税非課税世帯、国民年金減免世帯など申請事由に大差はございません。しかし、いずれの申請事由にも該当しない場合という部分で、仙台市では家族数による所得基準にて判定しているようでして、議員がおっしゃるとおり4人家族で年収390万円以下、所得では258万円以下の世帯を認定の基準としているようでございます。一方、本町ではいずれの申請事由にも該当しない場合、家族の年代構成に応じたきめ細かな認定をするため、生活保護基準を用い各家庭の状況に応じた判定をしているところでございます。
また、仙台市では4人家族の標準を父40歳、母37歳、子は中2と小2という設定にて算定をしているようでございます。本町の基準においては同様の家族設定で算出した場合には年収382万円以下、所得では251万円以下の世帯ということになり、若干本町の方が低くなっております。しかし、本町の当該算定には社会保険料等の控除額を含んでおりませんので、控除がある場合には基準額がこれ以上高くなる計算になります。また、生活保護基準の級地を含めて総合的に勘案した場合には、決して本町の基準が低いということではございません。このようなことから、基準の引き上げは現在のところ考えておりません。今後も学校において経済的理由で就学困難なご家庭を早期に把握するよう努めていくとともに、制度周知の方法と内容を工夫しながら、広く保護者に制度の周知をしてまいります。
第2点目、援助の対象となる医療費の中に検眼、眼鏡購入費を追加するよう求めるということに対してお答えをいたします。援助対象となる医療費につきましては、これまで同様要保護児童生徒に対する国の補助基準に準じ、学校保健安全法で規定する所定の疾病の治療に要する医療費を対象にと考えております。
3点目、就学援助申請時に申立書を提出する、いわゆる就学援助受給申請書についてでございますが、申立書につきましては申請者がどのような家族状況で就学が困難なのかを把握するために記入をお願いしているところのものでございます。議員のおっしゃるとおり、受給申請書に申請理由を記入できるような様式に改めることにより申請者の負担軽減と事務処理の効率化につながるということも考えられますので、今後申請書類の様式につきましては研究してまいりたいというふうに思っております。
4点目、2005年度からの就学援助の認定に民生委員からの助言を求める必要がなくなっているので、いわゆるこの施行令に基づく認定をというご質問にお答えをいたします。就学援助による民生委員からの助言の必要についてですが、議員のおっしゃるとおり、就学困難な児童及び生徒にかかわる就学奨励についての国の援助に関する法律施行令の一部が改訂され、平成17年4月1日より施行されています。これにより準要保護者に対する国の補助が廃止され一般財源化となり、市町村独自に基準を設け実施することになりました。このことから現在本町では、富谷町児童生徒就学援助費支給要綱に基づいて就学援助事業を実施しているところです。
この要綱の中で、受給者の認定結果につきましては民生委員児童委員に通知することと定めており、そのかかわりから認定審査の際、必要に応じて民生委員児童委員の所見を求めご協力をいただいているところでございます。今年度の申請世帯で民生委員児童委員の所見を必要とした割合は全体の20%となっております。本町では、就学援助費の受給申請書の内容だけでは不明な経済状況等のきめ細かな生活実態を把握する目的で、認定の必須条件ではなく、必要に応じて民生委員児童委員の所見を求めているところでございます。民生委員児童委員の所見をいただくことにより、就学援助の認定審査がより実際の生活状況に即した公正で公平なものになると考えております。
次に、第5点目、就学援助費は銀行振り込みにというご質問でございますが、本町では就学援助制度の趣旨が生かされるよう、就学援助費の支給に当たっては学校長を代理受領者とし、学校長から保護者への現金支給を行っております。実際の支給においては、給食費や校納金の滞納がある保護者については学校において滞納額を説明の上、就学援助費を充当し精算している状況です。また、支給の機会を滞納相談や家庭状況を把握する機会としてとらえております。議員がおっしゃるような直接保護者への口座振り込みをする方法ですと、保護者が学校に現金を受け取りに行かなければならないという負担が解消できるというメリットは考えられます。しかし、口座への直接払いですと、家庭の経済状況等により児童生徒の義務教育費に充てられるべき就学援助費がそれ以外に利用されることも考えられます。保護者への現金手渡しの機会が家庭状況把握の機会、そして滞納相談の機会と、学校にとっては重要な機会となっておりますことも含め、当面は現在の支給方法にて対応していきたいというふうに考えております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) それでは、南部町内会の状況についてお話をしたいと思います。
ご案内のとおり、今南部の町内会の会館につきましては郵政福祉富谷ビルということで、福島県の郡山にありますウエルズホーム75.5%の持ち分と24.5%の富谷町分の持ち分という建物の中にあるわけでございます。これが修繕がかかる際には契約の中でその持ち分の負担をしましょうという物件でございましたけれども、ウエルズホームの社長さんの方から、土木事務所から51年の物件であるということで行政指導、耐震診断を行うことという指導が入りましたということで、まず第一にそのことでのお話があったわけでございます。
あわせて、建物が古いものですので雨漏りもしております。あと、外壁のタイルが30年以内には必ず来ると予想される宮城県沖地震の際、落下による死亡につながるような壁ですから修理したいというようなお話があったものですので、それらの金額、耐震検診の診断の委託料と合わせますと、24.5%の修繕を計算いたしますと約480万円の修繕を必要とする会館ですよというような状況があったものですので、これについてどのようにというようなことでの協議をしまして、まずは当初修繕をかけずに売れる、買っていただくものなら買っていただきましょうというふうな方針で準備を進めたところでございました。
前の議会におきまして、その今ある24.5%の物件がどのような金額の評価があるものかというようなことで、不動産鑑定は補正をいただきながらもう既に終わっております。評価額につきましては950万円という評価のある会館でございます。そこで、今度売却をする上で、耐震検査を受けその指導により必要な修繕工事費をつかまなければ、ウエルズホームさんとの交渉ができないというようなことがあったものですので、建てかえで耐震検査をお願いしますというふうなことで進めました。その結果も出まして、3,200万円ほどの修繕を必要とする物件ですよと。そうしますと24.5%を負担するとなると950万ぐらいのなおまたかかる物件でありますけれども、それについては改修工事をした場合それぐらいの負担もまたかかるというようなことがわかってきたものでございます。
そして、この間その報告書を持ってきた際に社長さんとお話ししましたところ、町で持っていただきその物件を私どもが買っても何のメリットもないので、お金を出してまで購入の考えはありませんというふうなお話がありました。正直な話を聞かせてくださいという会話の中でございます。要するに売れないのかなというような状況でございますので、とにかく売るためには、その物件今後も持っておりましてもいずれはまた修繕がかかるというふうなことでございますので、売りたいという方向で今後も進めたいと思っております。
そして、南部会館につきましては、黒川消防署の方に新築するまではあそこの会館は会館として当分まだ完成するまで使用していただきながら、完成してからお引っ越しかなということで、当面9月完成を目指して今回の補正予算をして、早急に南部会館の方へ新しい会館の提供をというふうなことでこれから進めてまいりたいということです。以上が経過状況でございます。
議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 就学援助の方ですが、基準の見直し、準要保護の基準の見直しについて、仙台市との比較で富谷町はそれほど仙台市と比べた場合低くはないというお話でしたが、しかし、生活保護の級地が1級地の2と3級地の1で、同じように年代別で計算してみましたところ、私の計算と町とではかなり開きがあるということを思います。それで、ここで数字をやりとりしていてもなかなか見えないところがありますので、それでは、なぜ富谷町はこのように県平均よりも、そして仙台市と比べても低いのか。その理由は何によるものだと考えているのか、まず伺います。何によるものだと考えているのか。
そして、せめて県平均までにするときに何が必要、基準の見直しが必要ではないかという私の根底にあるものからすると基準の見直しが必要だと思うわけですが、どうやって県平均までにするのか。そのことを二つ目の質問として伺います。
そして、富谷町も各児童生徒の保護者に向けてお知らせは出しているものの、仙台市の場合はその金額が非常に明確になっていて、こういうことで適用になりますということが非常にわかりやすくなっています。チラシの工夫も必要だと思いますし、仙台市も生活保護基準の何とか倍という言い方はしていませんが、実際に計算すると390万円は、割り戻すとね、逆算するとそういうことだということですので、金額であらわせるようなチラシの作成が必要ではないかと思いますが、これについてはどのように考えているのか、伺いたいと思います。
眼鏡の基準は国から示されているものに準じてやるというお話でしたが、これこそ各自治体でどんどん進めているものです。ですから、ここのところではさまざま、社会科見学に行ったときだとか卒業生の記念品代だとか、本当にさまざまなものが各自治体で上乗せをしているということもあります。私は特にこの眼鏡というものについては差し迫ったような要求だということも聞きましたので、これについては富谷町としてするべきではないかと思いますが、この点について伺います。
申立書についてはぜひ、申請用紙の中にもう家族の様子がわかるのがあるわけですよね。ですから、そこまで必要ないということで先ほど教育長から答弁がありましたので、ぜひこの点については改善できるように計らってほしいと思います。それについていつぐらいをめどにするのか、そのめどについて伺います。
民生委員については、法律の中で本当に今まで「求めることができる」とされていたここの部分がすっかり抜けているわけですね。やはりそれは全国各地で民生委員が介在することで非常に嫌な思いをしたと、プライバシーに踏み込まれてということがあってのことだと思います。確かにこの人に受けさせてということは民生委員からあるかもしれませんが、そこの中で、この人が出てきたからどうなっていますかということ、およそ2割でしたという話でしたが、そういうことも学校がすればいいことであって民生委員がするべきでないし、その施行令に合わせて行っていくべきではないかと、この点については即座に改善が必要だと思います。対応をお尋ねいたします。
銀行振り込みですが、これについては確かに滞納になっているからそこのところで納付相談をして滞納の部分に充ててもらうという考え、物すごく心情的にはわかるわけですが、しかし、そこのところに印鑑を持っていって、そして、どうぞこちらにと言ってまたさまざまされるというのは、本当に屈辱的だなということを感じます。そして、これは就学援助を受ける世帯、保護者との協議の上ですが、これこれについては差し引きして構わないでしょうかということがあってそういうことがあったとすれば、その分を差し引いて渡すということは考えてもいいのではないかと思います。それについては、私は子供、何であの子のお母さんが来ているの、あの子のお父さんが来ているのということにならないような、保護者と子供たち双方に対しての配慮が必要だと思います。銀行振り込みにするべきだということを再度質問します。
会館については、そうしますと今ある南部会館、これについては今後どれくらいの時期に町が手放すということになっていくのか、時期などについてはわかるのでしょうか、伺います。
今使っているものですから、これが急に廃止されてしまうと非常に大変だという利用者の声がありました。あそこの階段を上がっていくのは非常に大変だし、風の日、雨の日は非常に大変だけれども、利用させてもらっているそういうことがあるので、新しい会館ができるというのはかぎを預かっている人から聞いたんだけれども、いつまで使えるのかなということが心配だということでしたが、新しいところができるまで使用できるということになってホッとしているところですが、そうしますと9月に完成ということになって即座に町内会に引き渡しをして10月から供用が開始できるということで、今のところはね、予定としてはそういうことなのか再度確認したいと思います。
それから、北部会館についてですが、確かに北部会館、私も前に行ったことがありますし、使ったこともあるわけですが、それ自体としては立派な施設だと思います。しかし、高齢化が進む中で2階に上がっていくというのは非常に大変なんですね。公民館、それから富ヶ丘出張所、支所ですね、それと町内会館が一体の建物としてあります。その中で平屋の方に、1階の方に移すということは検討していいのではないかと思いますが、これについてはどうでしょうか。平屋とする気はないという町長の答弁でしたが、この点についてお尋ねをいたします。 そして、七つの会館、今まだ30年以上過ぎてということで地元との合意でということでしたが、地元からも要請があるはずです。現に同僚議員がそのことを議会でも取り上げておりましたし、そのままでいいというはずはないわけですね。それですから、全体の計画として大体順番としてはここ、ここ、ここだと、それで土地についてはこういうことにしてほしいということを町が示すし、計画としてはこうなっているという全体像を示すことが重要ではないでしょうか。そして、地元とどういうことでこの七つの会館については話し合いが進められているのか、要望はどういうことが上がっているのか、伺いたいと思います。予算措置のことで言いますと、約1億円のことで土地が用意できていればということは、町上のときもそうでしたが、そういうことがあれば進むということであればそういうことを励みにするという部分もありますので、町から地元に説明をする。そして、町としてはさらにスピードアップをするということが必要ではないでしょうか。再度答弁を求めます。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 答弁した内容を再度確認しますというのは非常に私も気になることなんですね。ある事柄について言っているわけですから、そういったやりとりはお互いの信義に反することですので、随時その辺のところは改善をしていただきたい、そのように思います。何をと言われたら言いますけれども、十分皆さんおわかりですよね。ある事柄について言っていますと。そのことについても再度確認しますというの、また、ものを発せればまたこうなるんですよ。お互いのことですから、その辺のところは十分私どもも相当力を入れて議会に対応しているんです。皆さんの8日間の受け付け期間を設けて、3日前までにお届けするまでに、現地に行き何しかにしですね、相当いろんなところを、本当に担当課ともども全体の打ち合わせを1回やって、そして組み立てをしてまた再度やってというようなことをやっているんですから、そのようなところも十分、しかし用務も含めて動いているんです、町はね、常に。そういうことも含めて効率的、能率的、無駄のないようにというようなことで、ぜひお願いをしたいというふうに思います。
そのようなことで言えば、地元と十分これについて、まさに住民協働という私の柱の一つですから、こういうふうにしたからあとどうぞお使いください、そういう進め方はしていないつもりです。町下会館にしてしかり、東向陽台第一会館にしてしかり、何度東向陽台第一会館に私、足を運んでますことやら。最後の最後、ここだと言ってそこに原課に発すれば、なるほどそのとおりだというようなことでちゃんと手を入れる。そのタイミングを逃したらできないんですよ。ここでは言いませんけれども。そういったことも含めてその内側もぜひご理解をいただきたいというふうに思います。
確かに、処分の話も進んでおりましたから、万が一処分した折にはそこを借り入れをしてというようなことで、これもまた数字も皆さんにお示ししたかと思うんですが、19万何がしとかという賃貸料もやりとりをして、そんなこともしなきゃならないのかななんて思っていましたけれども、しかし、残念なことに今言うように買い手がないというふうな状況です。しかしながら、4分の1の持ち分があって必要な責務は負わなきゃならないし、責めは負わなきゃならないしと、こんなふうなことで今進んでいること、今総務課長からのお話も含めて、ご理解をいただきたいというふうに思います。
北の北部会館に1階のというのは私は一度も聞いたことありません。要望云々というのは。本当に公民館とセットにしたから恵まれた、それこそ地域の場所だなというふうに思いますね。本当に北部と比べたら本当にこんなぐらいの違いが、ですから、それは先ほど冒頭申し上げたとおりであります。そういうことで順番、要望等についても先ほどのことでおよそ答弁しておりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 教育長でいいですか。学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) まず1番目の基準の件でございますけれども、富谷町は3の1の基準でやっております。ただ、先ほど申し上げましたとおりの金額になっておりますので、幾らかは仙台市よりは低いという状況ですので、あと金額的なものにつきましては詳細を議員さんの方にご説明申し上げたいと思います。
それからあと、県平均の率に上げるにはどうしたらいいかというところでございましたけれども、今富谷町では学校の校納金等々が二、三カ月滞納した場合におきましては、その家族の状況等々学校で把握しながら、こういう制度があるということでお話しさせていただいております。ですので、そのもらう率が低いということが行き渡っていないのかどうかというところは大変つかみにくいところでございます。その分につきましても、周知徹底はより一層図らなければならないかなというところで考えてはおります。
それからあと、わかりやすいチラシということでございますけれども、仙台市のように一律に金額でというところでお話がありましたが、今やっている方法ですとかなりきめ細かい認定になっておりまして、一律に家族4人でお子さんは中学校とかというところのほかにもいろいろ見て上げられるところ、身体障がい者の部分とか家族の状況によりましてもっときめ細かい援助ができるというところがありますので、その金額でお示しするものでなく、今までどおりの説明をさせていただきたいというふうに考えております。
それからあと、眼鏡をというところでございますけれども、そこにつきましては教育長が申し上げましたとおり、学校保健安全法の規定で定めておりますものについての規定とさせていただきたいというふうに思います。
それからあと、申込書の件につきましてはいつかというところでございますが、早急に改善できるように図っていきたいというふうに思います。
それからあと、民生委員とのかかわりでございますけれども、現在、児童扶養手当等々につきましては民生委員さんのところの手を煩わすことなく認定させていただいております。ですので、それ以外の部分について一応民生委員さんの実態を把握していただくというところでお願いしておりまして、それにつきましては富谷町の児童生徒就学援助費の支給要綱に基づいて行っております。地域の中で民生委員さんの占める役割の中で、地域にこういう方たちがいるというところの状況の把握にも大変役立っていて、準要保護だけでなくいろいろな面での資料としての活用もしていただいているかなと思いますので、その点につきましては民生委員児童委員さんのご協力をいただきたいというふうに考えております。
それからあと、口座振り込みでの支払いでございますけれども、実際に現金で今お渡ししている中で、自動振り込みにした場合にはどうしても給食費の滞納とか、それから学費の滞納を支払わない、支払えないと言ったらいいんでしょうか、そういう別の目的で使われてしまうようなことも懸念されているところです。実際に給食費の滞納となっているご家庭もございますので、この件につきましてはあくまでも相談も兼ねながら、給食費、それからあと学用品費等々の支払いにお話し合いの上でお支払いいただいてという今の方法をそのまま継続させていただきたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 北部会館については、前の町長のときでしたからもしかしたらご存じないかもしれませんが、北部会館についてもやはり1階にしてほしいという要望をこの議会でも取り上げてきた経緯がありますので、確かに場所としては便利ですし建物も立派です。しかし、2階というところが大きなネックになっていることについては認めていただきたいと思いますし、それについてやはり何とか1階の方に設置できないかということをお伺いしたいということを思います。就学援助についてですが……改めてその点について質問をいたします。北部会館のことです。
済みません。私の理解力がちょっと追いついていないのか、七つある今の築30年以上という地域ありますが、その地元の方々とはどういうやり方で話し合いを進めているのか。要望などあったとしたら、その話し合いが進められる中で要望があったと思うのですが、それについてはどうでしょうか、具体的に再度質問いたします。
就学援助についてですが、富谷町の募集要項についても仙台市の募集要項についても同じように、1番児童扶養手当を受給している、2番何々ということがあるわけです。だから、同じようにあっていて差が出てきているのは、その生活保護基準のところを積み上げていった中で差が出てきているのではないかと私は思っているわけですが、それでは、富谷町が県平均に遠く及ばないというのは富谷町はどういう認識なのか。このままで本当にいいということで今のままの基準、今のままのやり方をするということなのかを伺います。
そして、給食費の滞納も小学校中学校合わせて300人までは行きませんが、それほどあります。この中では困っているから給食費が払えないという人が大半ではないでしょうか。たまたま口座の振りかえ日に現金がなかったということもあるかもしれませんが、そういう人たちを救う手だてとして、それでは町はその基準の見直しをどう考えているのか、伺います。
そして、相談のことについては、やはり相談は相談でその家族、保護者とするべきであって、振り込みにしていくということをやはり基準にしながらすることが必要ではないかということを私は考えていますが、これについては私はそういうふうに思っていて主張したいと思います。富谷町は今のままでやるということですが、そこのところについては、私はそういうことを主張して再度答弁を求めていきたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 最初の質問ですけれども、北部会館が2階にあるということを認識しているのかというような質問ですよね。
15番(佐藤聖子君) はい。そして、そういうことがあったということで……北部会館が2階にあって、それで1階にしてほしいという住民の声があるということを……
議長(渡邊俊一君) 先ほどは町長、その件については、一切そういうことは聞いていませんという話をしていますから。それでもなお……
15番(佐藤聖子君) 聞いていないというね。だけど、町政は続いているわけですよ、前の町長のときからでも。切れていないわけですから。(「町長がかわろうが何しようが、公共の場で言っているわけですから」の声あり)
議長(渡邊俊一君) でも、先ほどは町長はそういうことは一切聞いていませんというような答弁をしていますよね。(「認識不足じゃないですか」の声あり)それに対して、改めて2階に会館があるということを認識していますかというような質問なんですか。
15番(佐藤聖子君) いや、認識してますかというのではなくて、そうじゃなくて、取り上げていますとそういうことを認識していますかということです。
議長(渡邊俊一君) 取り上げています……。
15番(佐藤聖子君) だって、町長に就任したときはずっと前のも見て、それで今まではこうだったということを言ってきたわけですから……
議長(渡邊俊一君) 町長、よろしいですか。若生町長。
町長(若生英俊君) それこそもっと政策的なという実をとる議論をしたいというのが私のまた本音でございまして、前町長時代と英俊町長になってからのというのは、これは継続性とあわせて私のカラーということでやっているんですよね。これは当然のことでしょう。(「知らないとは言えないんじゃないですか」の声あり)1年1棟でというようなことは大変いいことですから、ぜひ町民の理解を得てやりましょうと、ね。そして、それに加えて第一会館の改修なんていうのは、これは英俊町長だからやるんですよ。そういうのないんだから。それは当然町長がかわれば当然でしょう。(「それはそうだ」の声あり)人がかわるんですね。だれやったって同じという話になっちゃう。そういうことでないんですよね。ですから、ぜひ私も町政の柱3本やっています。その柱に沿って、ぜひ議論がかみ合うようなものにしてほしいということを、今回の2日間の一般質問を準備しながら強く思っているわけです。
ですから、そういう意味でまさに継続性はもちろんのことです。手のひら返したようになんていうことは到底できる話でも、してはならないんです。そういうふうなことの中で、より今の富谷の、とにかく私申し上げましたけれども、年間500回以上地元に出向いていますから、これほどそれこそ地元の状況を見て何が足らざるか。そして、今進行していることも含めて気になって仕方ありません。今大童線改修していますけれども、整備された道路と旧道とのすりつけをいかがするかなんていうのは本当に、事故です、物損ですなんてなったらとんでもないことですから、毎朝私はコース変えて朝夕今通っています。これでもいいのかな、まだかな。最終形いいところまで来ましたけれども、街路灯をつけて、そこのところ急に狭まるところを照明をつけて、さらなる安全施策のために原課で今最終調整に入っている、こういうふうなところでございますので、やはりぜひ私も16分の12回目の議会ですので、皆さんともどもやはり相通ずるところは同じだと思うんですが、どうもこの最終局面に及んでもかみ合わないところは本当に残念でございます。以上です。(「地元でどういう進め方をしているのか伺ったんですが。要望どういうのがあるんですかとかと具体的に聞いているんですけれども」の声あり)
議長(渡邊俊一君) 総務課長ですね。(「はい」の声あり)七つの地区の地元との要望について質問あったものですから、総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 今のところの30年以上の会館の建設の要望につきましては、二ノ関の会長さんの方から、前の質問に引き続きお願いしますというようなことでのお話をいただいているところでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) 先ほどお答えいたしましたとおり、基準の見直しは考えておりません。
それからあと、どういう理由なのかなというところですけれども、あくまでも仙台市と変わらない認定基準、最後のところでの基準が生活保護法の基準のところでの等級がというところだけなんですね。ですので、それをもってなぜ低いんですかというところは、これから学校教育課としましては周知徹底をして、保護者の方にこういう制度があるというところをよりご理解いただくというところしかないというふうに思います。
それからあと、相談なんですけれども、なかなか学校の方でも出向いてもご家族の方とお会いできない、相談する機会がなかなかないという状況で、この現金での支給が大変いいご家族の方との相談になっているというのも実態ですので、このことにつきましても継続してまいりたいというふうに思います。
議長(渡邊俊一君) この際、午後3時35分まで休憩をいたします。
午後3時25分 休憩
午後3時35分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) 私は3件につきまして質問をいたします。
初めに、町民に安心と安全を守るための施策の推進をでございます。
宮城県沖地震は必ず来ると予想されております。私が以前緊急地震速報のシステムの活用を一般質問で取り上げたときに、町長はこの緊急地震速報の有効性を認め今後導入を検討したいとの趣旨の答弁をされております。昨年6月に岩手県南部・宮城県北部地震が発生して、とうとい人命が失われ住民は多大な被害を受けました。当町といたしましても、地震対策をさらに推進すべきと考えます。
また、自主防災組織へのAEDの配備が、10月29日に第一号といたしまして鷹乃杜町内会の鷹乃杜防災センターに置かれました。地域の安心・安全がまた一歩前進したことは大いに評価できるものと思っております。今後、ほかの自主防災組織へのAEDの配備を推進すべきと考えております。以下、3点質問をいたします。
公共施設への緊急地震速報システムの導入はどう考えているか。導入時期等予定されていればいつごろか、お示しください。
また二つ目に、緊急地震速報を使用しての学校での避難訓練の実施についてどのようにお考えか、お示しください。
三つ目に、自主防災組織へのAEDの配備計画をお示しください。
続きまして、富谷町ホームページの充実を図れということであります。
インターネットの普及が進んでおります。先ほども同僚議員からもお話がありましたが、いろいろな情報がインターネットで得ることができるようになりました。過去の情報はもちろんのこと、今現在の情報も私たちが知り得るようになりました。話題になりました事業仕分けの様子もインターネットで配信されました。使い方によってはとても便利なもので、このインターネットの利便性を生かすため富谷町のホームページの充実を図るべきと思います。以下、6点お伺いいたします。
ホームページの更新をその日の話題、情報はその日のうちに迅速に行えないか。
ホームページで選挙の開票速報を行えないか。
また、ホームページに家具や自転車等粗大ごみというか、が富谷町に年間ありますけれども、その写真を載せ不用品の有効活用の推進を図れないか。
四つ目に、ホームページにAEDの配置などを含め、オストメイト対応トイレ等の情報などが掲載されたバリアフリーマップを載せられないか。
そして五つ目、成田連合町内会のようにホームページをつくっているところもございます。地域の諸団体とのリンクも可能にして地域活動を推進できないか、伺います。
また六つ目に、町内会と市がインターネットで通じており、そして町内会の活動状況等を載せております岡山市で電子町内会というものを推進しておりますけれども、当町でも検討してはいかがかということで、以上であります。
そして、大きな三つ目、鳩山新政権での当町への影響を問うということでございます。
9月16日に鳩山内閣が発足いたしまして、昨日の町長のご説明によりますと、きょうは過日の衆議院選挙から101日目ということになるようであります。今日の経済状況や国民生活実態は大変厳しいものがあります。先月の臨時議会において、公務員の給与等の引き下げを議決いたしました。今後はこのようなことがないように、新鳩山政権には何よりも先に経済対策の推進を強く訴えるものであります。
さて、鳩山内閣はマニフェストにのっとり政策を進めております。そして、21年度補正予算の一部約3兆円の執行停止も行っております。公明党が政府に出しました質問趣意書への回答によりますと、補正予算の執行停止した事業の101項目が来年度の予算に再び概算要求されているそうであります。鳩山政府でも必要であるからこそ再び予算請求をしたのではないかと思っております。
また、この事業仕分けでありますが、同じく政府に出しました質問趣意書への回答では、仕分け人の人選に関する法的根拠は一切なく、また仕分けの判定は仕分け人の意見をただ単に述べたもので、これについても法的拘束力はないとの内閣からの回答がございました。しかし、政府は事業仕分けの結果を最大限尊重しますということを報道で聞いております。
また、事業仕分けの中で社会保障、福祉の分野でも廃止、削減されるものもありました。生活現場を無視するものではあってはならないと思っております。たった1時間弱の議論で何十億、何百億円の事業を精査できるわけではないと私は思います。事業仕分けの実施に当たっては、弱者切り捨てにならないよう国民生活の立場に立って行うべきと考えます。
鳩山政権は子ども手当を実施すると言っております。その財源に21年度補正予算に組み込まれておりました子育て応援特別手当の財源を充てるとし、この事業の執行を停止いたしました。子育て応援特別手当は、事務費を含め予算額は1,254億円で、対象者は全国で330万人に上り、幼児教育の無償化に結びつけるため2カ年度にわたって連続的に行う位置づけで進むものでありました。そして、支給時期は自治体によっていろいろあるんでしょうが、大体年末から明年初頭にかけての予定であったと聞いております。しかし、鳩山政権のこの子ども手当の支給開始は早くて22年、来年の6月以降と言われております。
今の国民の経済的な状況は、給付は明年の6月以降などと悠長なことは言っていられない状態と思われます。子育て応援特別手当は緊急かつ必要な施策として実施すべきものと私は思います。特に、明年4月に小学校に入学するお子さんのいる家庭では、明年春は入学準備で保護者の負担も増える時期であり、子ども手当が実施されるまでのつなぎとして子育て応援特別手当は不可欠であり、1日も早い子育て応援特別手当の復活を願うものであります。
また、この子ども手当の財源を全額国が持つのであればよいのですが、地方にも負担を求めるとの報道があります。今まで進めてきました児童手当の財源は健康保険組合や公務員で一部違いますが、その財源は国が3分の1、県が3分の1、町が3分の1を負担しておりまして、富谷町での昨年度の児童手当の受給者数は3,514人で、児童手当の支給総額は約4億2,000万円でした。そのうち町の負担は1億1,000万円でありました。このようにまた事業主の負担などもありまして、児童手当は社会全体広く国民の皆様からの負担で成り立っておりました。
さて、町3分の1負担で単純に鳩山政権の子ども手当の負担を計算してみますと、子ども手当の受給者数はおおよその数字になりますが、5月末時点の数字でありますけれども0歳から15歳までは9,530人になるかと思います。支給総額は月々2万6,000円の完全実施で計算しますと、支給総額は年間29億7,000万円となります。そして町の負担はこの3分の1でありますから9億9,000万円、およそ10億円の負担となります。今までより約8億8,000万円町の負担が増えることになります。これがこれから毎年続くことになりますので、大変な財政負担となるのではないかと思います。3分の1でなくても10%の負担としても、約3億円の負担となりまして、これでも今までの児童手当よりおよそ3倍の負担となっております。
また、この子ども手当の財源確保のため、所得税での配偶者控除、扶養者控除の廃止や特定扶養者控除の縮減を実施するとも報道で流れております。住民税でもまた控除の廃止等も報道されております。一方、公的年金等の控除や老年者控除の復活ももちろん報道されております。
しかしながら、大多数の国民の税負担は間違いなく増えると考えます。子ども手当、高校授業料の無償化や老年者控除の復活等に該当しない方以外は税負担が増えると考えます。子ども手当等に該当する方も新たな支給はあるものの、増税になることは間違いございません。結果的にこれら子ども手当等の満額、月2万6,000円でありますけれども、その2万6,000円そっくり所得が増えるわけではないということになります。
また、配偶者控除等の廃止によりまして課税所得が増えることになり、保育料や介護保険料、町営住宅の家賃等も増えることが考えられます。子ども手当等の支給で所得が増える方はよいのですが、これらの支給に該当しない方は負担が増えるだけになります。特に心配なのは住民税非課税の世帯が課税世帯となり負担が増える、また利用が制限される等の問題が出てくると思われます。
このように鳩山新政権の施策による当町への影響は大きいと考えます。町として、こういった方々への対応をどのように考えているのでしょうか。以下、鳩山政権による当町への影響と対応を質問し、また町長のご所見をお伺いいたします。以下14項目ほどあるんですが、お伺いいたします。
補正予算の一部執行停止で、当町の事業実施に当たり事業の縮小、財源の見直しはあるか、お伺いいたします。お示しください。
二つ目に、住民税での控除の廃止によって住民税の収入が増える、税収が増えると思いますが、その総額で幾らになる予想かお伺いいたします。
控除の廃止が実施された場合、所得税と住民税、それぞれ町民の増税額は幾らになるか、幾つかの所得額の例を挙げお示しください。
増税が予想されるのは大体何人になるか。何世帯ぐらいになるかもお願いいたします。
保育料や介護保険料、町営住宅の家賃等々の負担が増えると先ほどお話ししましたが、どれとどれが増えるか、上がるものすべてわかる範囲でお示しいただきたいです。また、最大で額は幾らくらいになるか、例を挙げて示していただきたい。
また、負担が増えることが予想されるのは個人か、何世帯か。
また、町民の負担が増えることは間違いないと考えられますが、町として負担が増えないよう補助するなど対策を講じるべきではないか、その対策についてお伺いいたします。
町民の負担が増えることについて、町長のご所見をお伺いいたします。
また、就園奨励費が削減されるような報道もございまして、利用者の負担軽減策もお伺いいたします。またこれについての町長のご所見、そしてまた削減されるのは何人になるか。また何世帯になるかをお伺いいたします。
また、以下5件につきまして、事業仕分けについて町の対応と町長のご所見をお伺いいたします。
シルバー人材センターへの人件費の補助とされている国庫負担分を半分にすると事業仕分けで言っておりました。こうしますと、これに対して町はどのようにお考えか。
また、地方交付税交付金も事業仕分けの対象とされました。また、保育所の運営負担金の見直しも事業仕分けで指摘されております。また、小中学校での、富谷町の学校でも実施されておりますが、舞台芸術体験事業の関連予算が大幅削減されております。また、事業仕分けでそのほかのものについても当町において影響のものがあると考えますが、あるものがありましたらお示しいただきたいと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、一般質問最後のところに到達いたしましたが、気を抜かずして、大量の細目にわたるご質問をいただきました。順番でよろしいでしょうかね。
それでは、安全安心をというふうなことで、緊急地震速報システム導入、学校等での避難訓練というふうなことであります。さらにはAEDについてというようなことで、足らざるところはまた課長からということにさせていただきますけれども、緊急地震速報システムの導入について今はどのぐらいの手順とどの辺を想定しているのか、後ほど説明することといたします。
AEDについては前段出ましたように21カ所、そして鷹乃杜の防災センター、まさに防災センターと名がつきながらAEDが配置されていないというふうなことも全体を整理する中で明確になりましたので、皆さんのご理解を得て鷹乃杜防災センターに配置をさせていただいたというふうなことでございます。ですから、ぜひ自主防災組織、さらにまた施設等に含めて、さらにまた使いでのよさも含めて、順次増設配備というふうなことで取り組んでまいりたいというふうに思います。
ホームページについては後ほど、これまた担当課長からということにさせていただきますけれども、議案説明要旨ということできのう50分ほどにわたって冒頭お話しさせていただきましたけれども、これはきのう中にですかね、(「はい」の声あり)あのホームページ上に既にアップしてございまして、あれをまた見た方からのお話等もお聞きするところでございます。
利府町長、きょう新聞の発表によれば、町長行政報告というふうなことで出ているようで、なかなかいい文言だなというふうに思いながら、今後とも議会の折々の行政の動きを皆さんにつかんでいただきながら、そういう大局の中でこういった議会年4回の定例会が進められるように、今後ともまた努力してまいりたいというふうに思います。
ホームページ上の各枝6問ありますので、手短に企画課長の方からまたお願い申し上げます。
三つ目、大きな大物でございます。まさに町長交代どころか、まさに政権交代ですから、もう天地をひっくり返すごとくの今3カ月、きのう丁度100日目というふうなことでありました。9月1日起算でね。そういうふうなことで、折しもそれの定例会第1日目というふうなことでありましたけれども、町長交代どころか大変な状況です。個別に、まさにはかりかねるというような表現できのうはお話しさせていただきましたけれども、影響では相当及ぶということですね。言うに及ばず。そのようなことで個別に用意はしておりますけれども、税制改正等どのようになるのかいまだ不確定だということで、議員も今所得控除の配偶者控除、扶養者控除、特定扶養者控除、その三つについての廃止云々というのもおっしゃっていただきましたけれども、その後の報道によれば扶養控除これのみというようなことで22年度はスタートしそうだというふうなことであります。
月曜日の庁議の折の資料でも皆さんで共有したんでありますけれども、給与収入、新聞記事からヒントを得て給与収入700万円、奥様が働かない片働きです。子供さん2人、中学生と高校生。社会保険料70万円。700万円の約10%というふうなことで、控除11種類でしたかね、ああいったところの生命保険料等々ひっくるめてざくっとして、社会保険料も含めて70万円控除というふうなことで前提をしますと、扶養控除、所得税ベースは38万ですから、38万がこちらにあるものの扶養控除がなくなるということは課税の所得が上がるということになります。その38万、このレベルですと大体10%税金がかかるという仕組みですから、38万に相当する分それだけで3万8,000円増税になるということです。所得税ベースで。住民税は33万控除ですから、これは3万3,000円アップするという感じです。ざくっといってですよ。10%。この事例でいうとぴったり当てはまります。
今の扶養控除38万を廃止されると、結果所得税については3万8,000円増税、我々からすると増税、国は増収。住民税も同じようにこの事例で言いますとぴったり33万円の10%相当額3万3,000円が余計にお支払いいただく。町にはその分入る。こういう関係になります。したがいまして、3万8,000円と3万3,000円ですから7万1,000円、この事例ですと一つの控除、そして町も住民税も同じだということ、7万1,000円の増税、増収、増収と言うのがいいのかどうかわかりませんけれども、そのようになります。ですから、その他の控除も抜きますと、とれますというと、もうそれだけね、大枠はそういうことです。この事例ですと今のような形でぴったり3万8,000円と3万3,000円はそのまま算出されましたというふうなことであります。
現行の所得税、このベースですと申し上げます。16万5,500円です。住民税は29万7,500円です。こういう事例の方。それに扶養控除が廃止されただけで、これにそれぞれ3万8,000円と3万3,000円が加わる、こういうふうな図式ですのでそんなに難解ではございません。しかし、その影響力はこれ一つとってみてもこれぐらいの影響度ですから、その他議員が個別に挙げていただいた内容一つ一つやっていくと、もう8時ぐらいまでかかるぐらい大変な量でございます。ですから、その辺のところを折り合わせていただいて、まだ未確定な部分もありますので、それぞれ担当課でたっぷりは用意していますけれども、担当課長も手短に全部用意すると全部読もうとする立派なまじめな皆さんですので、かいつまんで安住議員の顔を見ながらぜひ端的にこの質問の趣旨に合うように答弁をさせていただきたいと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 公共施設への緊急地震速報システムの導入というふうなことでの質問でございます。
まだ、緊急地震速報のこれだというものはなかなかなかったわけでございますけれども、今般、災害に対する危機意識というふうなところで全国的に高まっているというふうなことで、総務省の消防庁におきまして情報発信がされる全国瞬時警報システム、通称Jアラートというものが町の方に、全国の市町村の方へ一斉配備するという計画が入ってまいりました。総額110億円ということで、富谷町におきましては同報無線のない町というようなことでございますので、富谷におきましては106万4,000円の補助をいただくというような事業が進められるものがございます。これにつきましては、緊急地震速報のほかに気象予報、弾道ミサイル等々多くの情報が入るものが今年度の2月県議会で可決され、あと6月までには新設するというものでございますけれども、これをもって設置をするというふうに今のところ進めているところでございます。
ただ、ここから同報無線がないので、この情報をいち早く知らせることがどのようにしたらいいかというのが一つの悩みで、大きな経費のかかるところでもございます。これらにつきましては、学校につきましてもこれらの訓練につきましては、これらが来年の6月以降設置された折にこういう防災訓練を検討してまいりたいと考えておるところでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) これから各担当課に答弁をお願いするわけでありますけれども、質問の内容がかなりこう膨大に大きいものですから、簡明にといいますか、余り早口にならないように、再質問に恐らく備えるだろうと思いますので、わかりやすい簡明なる答弁をお願いしたいと思います。
まず初めに、経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、2問目の町のホームページについて6問お答えしたいと思います。
まず、町のホームページにつきましては情報の積極的かつ迅速な公開をまずメーンに考えております。その中でインターネットを経由するわけですので、いつでもどこからでもアクセスが可能という、そういう最大のものを活用して情報をいち早く発信することをまず主眼として考えております。
その中で1問目ですが、これについてはもう既に今の段階で情報発信できる体制は整えております。しかしながら、前回にもお話ししましたが、各課に運営委員を1人ずつ配置しております。その者が各課の情報をホームページにアクセスしアップしていくと、そういう体制をとっておりますので、今後その運営委員の強化を図って、常に必要な情報を上げていくというふうにさせていただきたいと思います。先ほど町長が申し上げたとおり、町長の説明要旨は昨日にもうアップさせていただいております。
2問目でございますが、選挙の開票速報についてですが、これはその点からすると可能というふうになっております。しかしながら、選挙については現在人員の削減だったり経費の削減、そういったことが大きくうたわれております。ホームページにアクセスするとやはり人件費1人必要になる可能性もありますので、これについては選挙管理委員会との協議を踏まえて検討したいと思います。できれば、ホームページ、あと携帯電話でも今発信している体制ですので、できればそういったことも活用しながら広く情報提供できる環境には今あるというところでございます。
3問目、これは粗大ごみの写真を載せてということですが、これは当然ごみ事業施策からしまして重要なものでありますので、特にこれについても制限はございません。なお、担当部署とそのシステムのあり方とかそういったことが可能なのかを検討して、できればこういったものも活用していきたいと思っております。
4問目のAEDなどのバリアフリーマップをということでございますが、これは現在富谷タウンマップというコーナーにこういった情報、避難箇所にあわせて全部表示しております。そういったところで、今後さらに部門を分けてわかりやすいようには検討していきたいと思っております。
5問目、成田町内会のような独自のホームページとのリンクについてですが、現在町のホームページも相当な団体の皆さんとリンクを張っている状態です。特に、町内会のホームページというのは成田町内会で設定しているというのは以前お聞きしておりましたので、これからは区長さん方の会の折にこういったのも活用させていただくということで、リンクについては幅広く、特に公的、それを得て住民の皆さんが情報を得られるようなものであれば、積極的にリンクを張っていくというのはホームページの趣旨からも必要だと思っておりますので、そのほかのいろんなスポーツ団体もありますので、これは枠を広げて検討していきたいと思います。 最後の岡山市の事例でございますが、これについては一般的に電子町内会ということでホームページを介していろんな情報をアップしたり求めたり提供するものであると思いますが、富谷町でも平成17年に一度電子掲示板というコーナーを設けておりました。その当時ではPRの仕方もどうかと思いますが、利用者数が余りなかったという事例があって1年後にそこは撤去しておりました。しかし、最近他市町村の例でも情報交換、先ほどのごみでありませんが、自分の家でこういうのが不用になったとか求めているものとかいろいろな情報が寄せられますので、こういったところも含めて今後検討していきたいと思っております。
そういったところを踏まえまして、予算で認めていただきましたホームページのリニューアルを今進めております。これは4月1日をめどにデザインの一新を図ろうとして検討しております。その中では利用者、目的別、学校のページとか、一目でトップページでわかりやすいように表示を変えまして、住民の皆さんのご要望、そしてまた県外からのアクセスも多く来ておりますので、そういった皆さんへの対応もこれから考えていきたいと思っておりますので、この辺十分参考にさせていただきたいと思っております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次、財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 鳩山新政権での当町の影響ということで財政課関連でございますが、まず補正予算の一部執行停止で影響のあったもの、財源の見直し等もということでございますが、先ほど来も話がございました電子黒板の補助金、これが2分の1補助ということで見込んでおりましたが凍結というようなことで、契約金額の半分245万7,000円の歳入が見込めなくなったという状況ではありましたが、今、地域活性化・経済危機対策臨時交付金こちらの充当が可能になりましたので、実質一般財源からの歳出予算は不用という見込みでございます。
また、子育て応援手当、特別手当交付金関係の予算も凍結となりましたが、こちらはまだ本町におきましては執行前というようなことで、12月の補正予算で歳入歳出予算の同額を減額するということによりまして支出はございませんので影響ございません。
あと、財源の見直しというようなことであれば、昨日も、12月8日ですか、明日の安心と成長のための緊急経済対策ということで発表されましたが、この中に一部地方交付税の増額というような内容が盛り込まれてございますので、こちらは交付の決定をもって歳入の調整をするというようなことになろうかと思います。
次に、町民の負担が増えることへの町への影響、それらの対策ということでございますが、新たな助成制度というものも検討されておるようでございまして、すべて負担が増えるものではないというふうな考えでおります。制度の見直し等を要望することはあっても、負担増の部分を補助という形で補てんすることは今現在想定はしてございません。来年度予算編成の推移を見て対応したいというふうに考えているところでございます。
次に、地方交付税交付金も事業仕分けの対象となったということでございますが、事業仕分けの結果を見ますと制度の抜本的な見直しが必要という判断であったようでございまして、具体的な結論を見ておらないのかなというふうなことで、減額の対象とは見てございません。あと、総務大臣のお話なんかもちょっと整理しますと、来年度予算で1兆1,000億円の増額確保を目指すと言っているところでございまして、今のところ現状維持ができるのではないのかなというふうに思ってございます。
それから、事業仕分けでその他当町で影響を受けるものがあるかどうかということでございますが、事業仕分けにつきましては鳩山首相が、今後仕分けチームの考え方を尊重し、ここが一番大きいんですが、各省庁間の調整を行うとしているところでございまして、本町への影響、ちょっと現状では想定できる内容及び情報がまだ少ないというところで、ちょっとお示しできる時期にはないのかなというふうに考えてございます。以上でございます。財政課関係です。
議長(渡邊俊一君) 次、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 長寿福祉課関係で考えられる点でございますが、まず介護保険と保険料に関しては、住民税が非課税から課税に変更となることで所得段階が変更になるのではないかと思われます。
それから、低所得者の施設入所で補足的給付を行っておるところですが、そこのところが影響を受けるのではないかと考えているところです。
後期高齢者関係につきましては、総所得金額で計算していきますので影響はないかと思われます。
それから、心身障がい者の医療費の助成に関しましては、扶養親族の数により限度額が異なるということなんですが、全く控除前の所得金額の合計により判定しているのがなくなるわけですので、扶養親族の数もゼロとなることで若干影響を受けるのではないかと思います。
それから、自立支援の医療費、それから介護給付費、補装具も同じように負担上限額が変わってきますので、若干影響を受けるかと思われるところです。以上です。
議長(渡邊俊一君) 次、子育て支援課長。
子育て支援課長(八巻恵美子君) 問い5番とそれから問い6番、それから問い12番についてお答えさせていただきます。
保育料についてですが、階層の変更により保育料の増額が考えられます。保育所の場合7階層に分かれておりまして、その中でも2階層から5階層の影響が出る可能性が高く、約6,000円から2万5,000円の幅で増額となることが予想されております。2階層から5階層なんですけれども、大体世帯数が226世帯となっておりますので、その世帯が対象となる可能性があります。
それから、仕分けですけれども、やはり認可保育所の運営負担金に影響が出ると思われます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 次、学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) まず9番目の就園奨励費でございますけれども、11月26日現在の対象者数で見ますと、補助額が削減されるのは全体の大体54%ぐらいかなというふうに思っております。ただ、他の階層、あと他の条件世帯が大幅な増額になっておりますので、補助額の総計では前年度を上回る見込みでございます。現時点では国の概算要求の額ということで受けとめておりますので、注視してまいりたいというふうに思っております。
それから、あと13番目の小中学校での舞台芸術体験事業の関連予算が大幅に削減されたということでございますが、残念ながら富谷町では開催を希望しても実際的にこの事業を受けている学校がございませんでした。富谷町では今仙台市の文化事業団のアウトリーチ事業を開催しておりまして、年間二つの学校が直接芸術文化に触れる機会を提供してございます。それで、この芸術文化に触れる機会はこれからも提供していきたいというふうに考えております。
議長(渡邊俊一君) 次、産業振興課長。
産業振興課長(奥山吉信君) シルバー人材センター援助事業でございますが、こちらの方は3分の1程度の縮減という評価結果で報道されております。富谷町シルバー人材センターの事務局ともこれ以降何度か連絡をとっておりますけれども、事務局でも上部団体であります全国シルバー人材センター協議会の方からは特に報道された以外の内容以外は情報はないということでございます。町といたしましては、シルバー人材センターの目的であります高齢者である会員の就業の場、生きがいづくりということで、「ほっと育く」を初め地域の福祉サービスの下支えというようなねらいで重要な役割を担っていただいております。また、小学校の巡回サービス等々もございます。これらの平成22年度の事業計画が計画どおり実施できるように、シルバー人材センターと情報を密にしまして国の補助復活等の動向を注視してまいりますということでございます。
議長(渡邊俊一君) 今までにないくらいの項目の質問でありますから、各課に対してはすべて答弁をさせたつもりなんでありますけれども、何か答弁漏れている部分ありますか。(「町営住宅についてだけ」の声あり)町営住宅。
都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 所得税法上の控除が廃止されましても、町営住宅の家賃算定の基礎となります額への今のところ影響はなく、家賃がすぐに上がるということはございません。ただし、過去に所得税法の控除が廃止となった際に公営住宅法の施行令も改正されておりまして、それに伴いまして今回もまた改正が予想されまして、その場合には家賃が変動するということになります。
議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) それでは再質問させていただきます。
まず、AEDのことについてお話しさせていただきます。町長の方から順次というふうなお話でございまして、具体に来年度のことにつきましてどのようにお考えかお聞きしたいと思います。
あと、本当に緊急地震速報につきましては、非常に今のお話をお聞きしましてホッと安心しているところがございます。私も家の方に電話機と緊急地震速報がセットされているものがありまして、3回ほど経験ありますけれども、鳴ってから秒数が出まして、するとやはりそれに近い時間で揺れが来るんですね。やはりこれは非常に安心できるものだなということを思っていますので、今後、先ほどの総務課長のお話ですと、これからどうやって周りに知らせていくかについて経費がかかるというようなお話だったと思いますけれども、ちょっと言っていることがわからなかったので、もう一度どういうことか。各公共施設等へのそういったものでの緊急地震速報の配置ですか、についてのお話なのか。それとも、住民に対してのお話なのかということ、それだけお聞きしたいと思います。
続きまして、ホームページであります。ホームページの更新であります。本当に私も見ておりまして非常に最近早くなっております。その中でちょっと一つ、例えば十三夜魂のふるさとまつり、あれなんかもその日のうちのものをその日のうちの夜にアップすれば、行かれなかった方がそれを見て、じゃ、あした行ってみようかとか、2日続けてありますので、そういったような有効活用もできるのではないかなということで思っております。その辺までそういったものも進んでやっていただきたいなということで思っております。
あと、鳩山政権での影響でありますが、これにつきましては本当にたくさんの事業が影響があるということでございます。私が最後に聞きたいことは、実際にはまだまだ決まってないことでありまして、仮定での話ということになってしまうかと思いますが、要は実際に町民の負担が増えることは間違いないと思います。人数についてちょっと詳細はわかりませんが、これをもちろん国に対して要望なり何かをしていくかと思いますけれども、やはり町として最低今までのものは守るというそういったお考えというか、ご決意をお聞きしたい、町長のご決意をお聞きしたいなということであります。以上です。
議長(渡邊俊一君) ホームページについてはやっていただきたいということで要望というふうにとらえますけれどもよろしいですね。(「はい」の声あり)
それでは、地震関係で2問、それから鳩山政権に関して1問ということでよろしいですね。(「はい」の声あり)はい。
若生町長。
町長(若生英俊君) まさに負担と受益ということで、先ほど所得税の3万8,000円、住民税の3万3,000円というあの事例で申し上げましたけれども、それは一方では負担です。それに対する受益というふうなことで、子ども手当等も議論されているところですね。そういった中で、富谷町への影響度というようなあたりも鋭意シミュレーションしながら今進めているところです。何とか町民の皆さんに影響少なくというものは議員と全く相通ずるところでありますけれども、それもどこまで町の耐え得る範囲なのか、その辺のところもまだ皆目見えないところでありますので、その辺も含めて十分なる今の次年度の予算組みの進行に合わせて、まさに今まで経験したことのない、私もですし職員もでありますので、その辺のところは十分なる町民の影響度の最小化というようなあたりを視点に置きながら努力してまいりたいというふうに思います。
AEDについては、次年度はまだ確定はしていません。今予算組みの中で入れるところはどこか、必要なところ、優先度の高いところというふうなことで、これまたいろいろ検討していますので、ちょっとだけお待ちいただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 緊急地震速報につきましては、住民の方につきましては平成19年10月1日から一般向けの配信によって速報を受信していただければと思っておりますけれども、先ほどのJアラートにつきましての情報が来た際の、その情報をいかに町民の方に知らせるためには無線、よく津波が心配されるところは同報無線ということで、スピーカーで津波が来ますよという施設があるところと、富谷町はその同報無線がない町と言ったのはその点でございまして、これらについてのもし無線で各地域に知らせるためにはそれ相当の金額がかかりますよ。じゃ、次はインターネットの有線でやったときにはうまく、災害時でございますので有線よりは無線なのかなといったときのその設備が膨大になるのかなというようなところのご理解をしていただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) これをもちまして一般質問を終わります。
ここでお諮りいたします。
あす10日は議案調査のため休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす10日を休会とすることに決定をいたしました。
なお、12月11日の本会議は午前10時開会といたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。
ご苦労さまでした
午後4時21分 散会
平成21年12月11日(金曜日) 午前10時00分 開議
第1 会議録署名議員の指名
第3日目 12月11日(金曜日) | ||||||||||||
議案第1号 | 富谷町税条例の一部改正について | |||||||||||
議案第2号 | 富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について | |||||||||||
議案第3号 | 富谷町地域活動支援センター条例の制定について | |||||||||||
議案第4号 | 富谷町介護保険条例の一部改正について | |||||||||||
議案第5号 | 富谷町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について | |||||||||||
議案第6号 | 富谷町都市公園条例の一部改正について | |||||||||||
議案第7号 | 富谷町奨学金貸付条例の一部改正について | |||||||||||
議案第8号 | 暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の制定について | |||||||||||
議案第9号 | 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第6号) | |||||||||||
議案第10号 | 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号) | |||||||||||
議案第11号 | 平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号) | |||||||||||
議案第12号 | 平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
議案第13号 | 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) | |||||||||||
議案第14号 | 平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号) | |||||||||||
議案第15号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
議案第16号 | 黒川地域行政事務組合規約の変更について | |||||||||||
議案第17号 | 土地の取得について | |||||||||||
請願第1号 | 富谷町民俗ギャラリーを旧富谷町役場庁舎耐震工事終了後旧庁舎へ移転するよう請願いたします。 | |||||||||||
発議第7号 | 子どもたちの生命を守るため、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書(案) | |||||||||||
発議第8号 | 富谷町議会委員会条例の一部改正について | |||||||||||
閉会中の各委員会調査について |
議事内容
議事日程のとおり 午前10時00分 開議
議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
本日は、傍聴人がおいでです。傍聴人の方々にお願いを申し上げます。
富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、19番千葉 達君、1番小泉 光君、2番小川昌義君の3名を指名いたします。
日程第2 議案第1号 富谷町税条例の一部改正について
議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第1号富谷町税条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) おはようございます。
それでは、1ページお開きいただきます。
議案第1号富谷町税条例の一部改正についてご説明申し上げます。
提案理由といたしまして、個人町民税の均等割額を納付する義務がある控除対象配偶者、または扶養親族に対する均等割の税率の軽減措置の廃止についてでありますが、個人町県民税は、国税の所得税と異なりまして均等割と所得割により構成されております。このうち、所得割につきましては、所得税と同じく個人の収入を所得に換算し、基礎控除や扶養控除などの人的控除、社会保険料控除や医療費控除などの人的控除以外の控除を適用した後の課税標準額に対して税率を掛けて算出するものです。
これに対しまして、個人町県民税独自の制度であります均等割は、町内に住所または事務所等を有する個人と町の行政上の諸施策による種々の応益関係に着目しまして、そのために要する経費の一部を住民に広く負担を求め、その税負担を通じて地方自治体の行政に参画することを期待する、いわゆる負担分任という性格を持っております。
しかしながら、同一の生計を営む者の中で多数の納税義務者がおり、現実にはほとんど世帯主の経済負担において生計を営むような場合においては、税負担が過重になることが考えられるということで、例外として均等割を納付する義務がある控除対象配偶者、または扶養親族に対して軽減の措置が設けられておりました。
このような中、昭和51年度に均等割の非課税措置が創設されましたことから、この制度の存続の意味が失われつつあります。軽減措置の対象者も給与所得者の収入で93万円を超えて 103万円以下という一部の者に限られた制度となっております。さらに、この軽減措置は、地方税法第311条の規定によりまして、町民税均等割についてのみ定められておりまして、県民税の均等割は軽減の対象とはなっておりません。本日ここに制度の廃止を提案し、均等割の負担分任という本旨を明確にしようとするものでございます。
それでは、3ページの新旧対照表をお開きいただきます。
現行を見ていただきまして、個人均等割の税率の軽減、第32条、次に掲げる者に対して課する均等割額は、前条第1項の額から次に掲げる額を減額したものとする。均等割を納付する義務がある控除対象配偶者又は扶養親族については100円を軽減するというものでございました。均等割につきましては年額3,000円と定めておりますので、そこから100円を差し引くということで規定をしておったものを削除するものでございます。
前のページお戻りいただきます。
附則といたしまして、この条例は、平成22年4月1日から施行するものでございます。
経過措置といたしまして、改正後の富谷町税条例の規定は、平成22年度以後の年度分の個人の町民税について適用し、平成21年度分までの個人の町民税については、なお従前の例によるものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) この均等割については、各方面でいろいろ問題を起こしている、理解はするんですが、これ廃止することによって、どの程度の税金、徴収が減るのかどうか質問します。
議長(渡邊俊一君) 税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) 改正による影響につきましては、平成21年度の対象者は985名でした。それで、100円ですので、税額にいたしまして9万8,500円ということになります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号富谷町税条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第1号富谷町税条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第2号 富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第2号富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) おはようございます。
それでは、議案第2号富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
議案書4ページをお開き願います。
提案理由でございますが、富谷町清掃センターにみずから搬入する一般廃棄物、これは引っ越しや大掃除の際に臨時に発生したごみなどが主なものになります。また、犬、猫等の死体に係る処理手数料の見直しにより所要の改正を行うものでございます。
内容につきましては、6ページの富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例新旧対照表によりご説明申し上げます。
6ページをごらん願います。
別表中、一般廃棄物(粗大ごみ及び犬、猫等の死体を除く。)の区分で、単位100キログラムまたはその端数ごと金額700円を100キログラムまで1,000円、50キログラムを超えるごとに500円を加算した額に改めるものでございます。
これは、繰り返しになりますが、引っ越しや大掃除などにより臨時に発生した多量のごみなどで、住民の皆さんに一般の集積場に出すのをご遠慮願っているごみを対象としているものでございます。このようなごみは、ご自身で直接清掃センターに搬入していただくか、ご自身で搬入できない場合は、許可業者に委託して搬入していただくようご案内しているところでございます。
なお、燃えるごみにつきましては、仙台市にその処理を委託しておりますことから、富谷町清掃センターではなくて、仙台市の松森工場に搬入していただくようにご案内しているところでございます。
改正の主な理由といたしましては、第1に、仙台市松森工場への自己搬入手数料との公平性を図るということでございます。燃えるごみにつきましては、その処理を仙台市に委託しております関係上、原則仙台市松森工場に自己搬入をお願いしております。この場合、搬入者の方は、100キログラム当たり1,000円の手数料を負担していただいております。一方、富谷町清掃センターに搬入されるごみの多くは、可燃粗大ごみなどであります。その中に、燃えるごみも多数混在している状況でございます。富谷町では、100キログラム当たり700円の手数料としておりますので、この負担に公平性を欠くことになります。
第2といたしましては、周辺自治体、塩竈市や多賀城市を初め、富谷町を除く宮黒5町1村の手数料を見ますと、現在その全部が100キログラム当たり1,000円を基本額として50キロを超えるごとに500円を加算する方式としてございます。このようなことから、周辺自治体との均衡を考慮してというところでございます。
第3といたしましては、粗大ごみ処理施設の維持管理に高額な費用を要しているということでございます。施設の経年劣化、老朽化などに伴いまして、とりわけ修繕料につきましては、ここ五、六年で平均1,800万円ほどの経費を毎年費やしている状況となってございます。このような観点から見直しを行ったものでございます。
次に、同じく別表中、犬、猫等の死体の区分で1頭を単位としました金額3,700円を5,000円に改めるものでございます。
これは、犬や猫などの小動物のペットがお亡くなりになり、その死体処理を町に依頼された場合の手数料でありまして、現在、仙台市との一般廃棄物の処理に関します協定や契約などによりまして、松森にありますペット斎場で処理をすることとしております。集合火葬によって行っているところでございます。
そこで、改正の理由といたしましては、犬や猫などの死体処理に係る仙台市との委託契約によりまして、今年度、平成21年度では、1頭当たり4,336円の処理費用を支払っております。ここ5年間の処理費用を調べてみますと、平均で4,500円ほどとなっているところでございます。この費用には処理費用のみで運搬費等は含まれておりません。ペットにつきましては、受益者負担の原則に立ちまして、応分の負担を求めることが適当ではないかと考えております。
なお、周辺の自治体では、名取市で斎場を持っておりまして、同様に集合火葬の場合には市外の方の場合で1頭、名取市の場合は従量制になっておりまして、20キロ未満で5,000円、20キロ以上になりますと8,000円というふうな手数料となっているところでございます。以上のようなことから、見直しを行ったものでございます。
なお、この条例の施行日につきましては、附則におきまして平成22年4月1日からとしているものでございます。以上でございます。どうぞよろしくお願いします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) これまで町が100キログラム700円で受け入れたものを1,000円にするということですが、今までなかった50キロ単位を設けたというものについての説明も少々ありましたが、これについてもう少し詳しく説明をしてほしいと思います。
それと、住民負担がこれによって増えていくわけですが、これについてはどのぐらいを見込んでいるのか伺います。
そしてまた、この引っ越しごみだとか大掃除の際に出るごみ、非常に手数料が引き上げることによって、不法投棄につながるのではないかという心配がありますが、それについてはいかがでしょうか伺います。
議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 50キロ単位としたものにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、周辺自治体で50キログラム単位で500円というのを多く採用しています。といいますのは、現在ですと、100キロを超えますと110キロでも20キロでも倍の1,400円ということになります。あと180キロとか200キロに近い重さでも同じく1,400円というふうなことになっています。そういったことで、今回、100キロ単位ですと、120キロの人も180キロの人も同じ負担になることになりますので、その辺はキログラムを50キロ単位で分けまして、重量相当の負担をしていただくという考え方で、これまでの100キロ単位を50キログラム単位に、100キロを超えた分については考慮したものでございます。
負担の見込みでございますが、平成20年度の実績ベースで比較しますと、年額で139万円ぐらい増収になります。その負担の主なところなんですけれども、ほとんどが100キロ未満というのが全体の60%を占めており、110キロから100キロを超えて150キロが13.4%、150を超えて200キロになりますと8月6日%ということで、おおむねこの辺のところに集中しているところでございます。今の三つで大体8割を超えるような状況となってございます。
さらに、このことで不法投棄につながらないかということでございますが、その辺につきましては、周知徹底をしながら不法投棄の防止に努めたいと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、議案第2号富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正に反対します。
この条例は、一般ごみで100キログラム700円だったものを1,000円にすると、約43%もの大きな値上がりになります。これまでは100キロを一区切りにしていたものを、100キロを超え50キロごとに500円の手数料を設定し、利用者に考慮したと、このように説明していますが、基本である100キロ1,000円が大幅な値上げとなりますから、それはその説明ではなかなか考慮したということにはならないと考えます。
犬、猫などの死体についての処理手数料についても35%の値上げになります。こういうことで、説明によると、一般廃棄物は仙台市に持ち込めば100キロ・1,000円かかるということになっていますが、現在は、富谷町でも受け入れをしているわけですから、仙台市との均衡を図る必要は全くないと思いますし、犬や猫の死体についても近隣自治体を参考にしたと言いますが、これも町独自ですればいいことであって、説明にはならないと思います。
仙台市と同一料金とする理由にはならないということは、そのとおりで、現在は、粗大ごみの処理は、その大きさによって処理料金を支払う方式になっています。これは今回の改正にはありませんが、以前は粗大ごみも無料でした。今回の手数料値上げによって転居時など大量にごみが出るときに不法投棄が多くなるのではないかという心配があります。周知徹底を図っていくと言いますが、こういうときに値上げするというのは認められないと思います。ごみ処理は、自治体固有の事務と位置づけられておりますし、ごみ処理手数料は、本来徴収すべきでないと考えています。まして経済情勢悪化の中での値上げには反対だということを申し上げて反対討論にします。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) このたび提案されているこの条例なんですが、これは一般パブリック向けのサービスというところからはちょっと外れて、ある程度スペシフィックな人たちが対象になるという大前提があると思います。そういう大前提を踏まえた上で、この条例改正への賛成討論を行いたいと思います。
先ほど町民生活課長から説明がありましたけれども、基本的にこの改正の目的は三つあって、松森工場への自己搬入手数料との公平性を図ると。これは清掃センターに持ち込むと100キロ当たり700円、松森工場に持ち込むと1,000円、ところが、清掃センターから松森工場に持っていくためにも、やっぱりこれ運賃かかっているんですよね。その分を現在は町が負担しているので、ここを修正したいと。
それから、二つ目は、周辺自治体、塩竈市とか多賀城市及び宮黒5町1村と価格を合わせたいと。周辺自治体は100キロ当たり1,000円を基本として、50キロ超えるごとに500円を加算する手数料としているので、ここに合わせるんだと。
三つ目の目的は、松森工場の処理施設の老朽化などに伴って、ここ五、六年ずっと1,800万円ほどのお金が出ていっている、これを増やしたくないということも根底にあるわけですし、この辺は議員各位当然ご承知なはずであります。
次に、ペットの死体処理ですけれども、これは本当にスペシフィックになってくるわけですけれども、やはりこれは当然受益者が負担するべきだと思っておりまして、ここ過去5年間ぐらいの平均処理費用は、運賃を含まず4,500円ぐらいのお金が仙台市との間でかかっていると。プラス富谷環境さんに、私もこの前自宅でペットが死んだんですけれども、富谷環境さんが引き取りに来てくれました。そういう運賃は入っていないというところで4,500円かかっていると。もうこれは完全に赤字状態になっているということです。
このペットの死体処理については受益者負担の原則に立って、やはり応分の負担を求めることが適当というふうに考えます。周辺自治体の状況は、先ほどご説明がありました。20キロを超える大きな、20キロといったら中型犬以上は大体20キロ以上になると思うんですけれども、8,000円と名取市の場合はそうでした。
以上の論点から賛成して議員各位の絶大なるご賛同を賜りますようお願いして、賛成討論とします。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第2号富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてを採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第2号富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第3号 富谷町地域活動支援センター条例の制定について
議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第3号富谷町地域活動支援センター条例の制定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、7ページをお願いをいたします。議案第3号富谷町地域活動支援センター条例の制定 について 。
提案理由でございますが、障害者自立支援法に基づき、富谷町地域活動支援センターを設置及び管理するものでございます。なお 、事業内容の具体につきましては、前にご説明をしたとおりとなってございます。
それでは、条項について、次のページをお願いをいたします。
富谷町地域活動支援センター条例。
まず、第1条、趣旨でございますが、この条例は、地方自治法第244条の2第1項の規定に基づき、富谷町地域活動支援センターの設 置及び管理に関し必要な事項を定めるものといたすものです。
設置につきまして、第2条で、障害者及び障害児(以下「障害者等」という。)が地域において自立した日常生活又は社会生活を営 むことができるよう支援するため、障害者自立支援法第5条第21項に規定する地域活動支援センター(以下「センター」という。) を設置するものでございます。
センターの名称及び位置につきましては、まず名称は、富谷町地域活動支援センターとなります。位置でございますが、富谷町富谷 字桜田1番7でございます。
第3条で、定義でございますが、この条例において、「障害者等」とは、法第4条第1項に規定する者及び同条第2項に規定する者 をいうとしておりまして、身体、知的、精神のそれぞれの福祉法がありますが、その3障がいを一応対象とするということになります 。
それから、第4条、指定管理者による管理ですが、町長は、センターの管理を地方自治法第244条の2第3項に規定する指定管理者( 以下「指定管理者」という。)に行わせるといたします。
第5条ですが、これは指定管理者が行う業務の範囲といたします。(1)から(3)まで上げておりまして、主に障害者等の日常生活又は 社会生活の自立支援に関する業務を1番とし、(2)、(3)と以上のような内容となっております。
第6条です。指定管理者が行う管理の基準につきましては、法令、この条例、この条例に基づく規則その他町長の定めるところに従 い、センターの管理を行わなければならないといたします。
利用対象者です。第7条、センターを利用できる者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。まず(1)で、障害者等で、町内に 居住するもの。
次のページをお願いします。
(2)で、前号に掲げるもののほか、町長が必要と認める者といたします。
第8条、登録ですが、センターを利用しようとする者は、あらかじめ町長に申請し、登録しなければならない。登録した事項を変更 しようとするときも、同様といたします。
第2項、町長は、前項の規定による登録をする場合、必要な事項を審査し、登録の可否を決定し、その旨を通知しなければならない 。
第3項で、指定管理者は、前項の規定により登録された者について、センターを利用させることができるといたします。
第9条、登録の取消しですが、町長は、登録者が次の各号のいずれかに該当するときは、登録を取り消すことができるといたします 。(1)で第7条に規定するセンターを利用できる者に該当しなくなったとき、以下(2)から(4)となっております。
第10条で、利用の制限をいたしておりますが、指定管理者は利用者が次の各号のいずれかに該当するときは、センターの利用を制限 することができるとして、(1)から(4)まで記載の内容を挙げてございます。
利用料について、第11条でございますが、センターの利用料は、無料とする。ただし、事業の実施に伴う原材料費等の実費は、利用 者の負担とするといたします。
第12条、損害賠償等です。利用者が故意又は過失によって、センターの施設設備又は備品を損傷、汚損又は亡失したときは、原状に 回復し、又は損害を賠償しなければならないといたしております。
委任ですが、第13条、この条例に定めるもののほか、センターの管理に関し必要な事項は、規則で定めるものといたします。
附則といたしまして、この条例は、平成22年4月1日から施行いたします。
第2項、富谷町心身障害者通所援護施設条例は廃止するものです。
第3項として、富谷町精神障害者小規模作業所条例は廃止をいたします。
準備行為といたしまして、第4項、第4条の規定による指定管理者の指定の手続等の行為及び第8条の規定による登録並びにこれら に関し必要な行為は、この条例の施行前において行うことができるといたすものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 9ページの第12条のところでございますけれども、損害賠償というところがございます。「利用者が故意又 は過失により」と書いてありますが、利用者というのは障がいの方々ですから、いろいろ故意にやるのは別としまして、過失は往々に して出てくるのではないかというような感じがあるんですけれども、この過失の程度にもよりますけれども、これはちょっと損害賠償 をさせるというのは酷ではないかという感じもいたしますし、それから、その過失によって 損害賠償を請求するという判定者はだれ なのか、この2点についてお伺いします。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 議員さんのおっしゃるようないろいろな方がいらっしゃいますので、事故、あるいは賠償の内容 とか、いろいろなケースが出てくるかと思います。それは指定管理者と町とそれぞれ協議をしながら、実情に応じて対処してまいりた いと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、1点目ですけれども、今回、現在のTOMOTOMOとYOUYOUを廃止して、新たに地域活動支援センターという名称でやっていくということですけれども、そのねらいとして事前の説明では、知的と精神と身体、この3障がいを区分けせずにやっていくんだということでしたけれども、精神障がいと知的障がいはそれぞれ対応の仕方が全く違うと。ある方が言うには、精神の場合は、余り刺激を与えないように、言ってみれば暗いところで静かにというイメージだと、知的の場合は、逆に毎日刺激を与えて対応の仕方を変えてもいいし、明るいところで音楽をがんがん鳴らしてやってもいいと。そのくらい言ってみれば対応の仕方が異なるんだということを言っておられました。
このように障がい、もともとTOMOTOMOもYOUYOUもそれぞれの障がいが違うと、特性が違う、だから、対応も違うということを前提にした施設であったはずなんですが、こういうふうに二つの施設、目的も対応も違っていた、一部一緒に活動するということは当然あったとしても、基本は異なるものだというものが、基本的に一緒にしてしまうという、こういうことで果たして本当にそれぞれの障がいに対する発達保障というものができるのかということを、このことをまず第1に伺います。
2点目ですけれども、職員の配置については、運営基準の中で施設長が1名、指導員2名以上というふうにうたっています。現在のTOMOTOMOとYOUYOU合わせると、職員は施設長が1名、職員が6名だということを事前の説明で伺いました。そうしますと、その説明では、将来的に減らすことはないというふうにおっしゃってはおりましたが、将来に向けて一体どうなるのだろうという、こういう不安がありますので、まず改めて現在の配置基準が障がい者何人に対して何人の指導員というふうになっているか。
それから、新しく設置されるセンターに関して、施設長1人、指導員2人というのは、障がい者何人当たりに対する人数なのかということを伺います。
これで3点伺いました。4点目ですけれども、先ほど菅原議員もおっしゃっておりましたが、第12条損害賠償の規定がございますが、現在のTOMOTOMOとYOUYOUの施設に関する富谷町心身障害者通所援護施設条例の中にも、それから富谷町精神障害者小規模作業所条例の中にも、こうした損害賠償の規定はありません。それから公民館条例にもこうした損害賠償の規定はありません。富谷町の各公的な施設の中で、こうした損害賠償の規定のある施設というのはあるのかどうか伺います。
5番目ですが、親の会、あるいは育成会など、障がい者の関係する各団体が富谷町内にもございますけれども、こうした団体との意見交換、意見聴取ということは行った上でこのセンターへの移行ということを決められたのかどうか伺います。以上5点です。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) まず第1点目です。発達保障ができるのでしょうかというところですが、まず最終的に私たちが考えるところは、どの障がいがあっても地域の人たちとかかわりながら、地域で自立して生活ができるようにというところを目的にしております。それと、それからすまいるサロンというのをやりながら、3障がいの人たちを一緒にいろいろなことをしてどうなんだろうかというような、そういうこともやってまいりました。そのようなところから、一緒に、そしてまた、地域の人たちの交流も踏まえながら十分やっていけると判断してこのところに至ったところでございます。
それで、それぞれ確かに問題を抱えている方もいらっしゃるかと思います。そのようなところはそれなりに、前に説明もいたしましたが、個別計画を立てながらそれを対処していきますというふうに申し上げているところで、そのような対処をしていきたいと思っているところです。
職員の体制はどうなのかというところで、今のところ、TOMOTOMOは6人体制で、看護師もいるというような状態で運営しております。7月5日人に1人とか10人に1人というようなことを入れております。ただ、人員の要件はございません。将来的にそれで何人もやっていけるのかというのは、そういうことではないと思いますので、十分考えてまいりたいと思います。
それから、その他公民館条例とか、ほかにあるのかというところは、私のところで今のところ把握してございません。
親の会とか育成会、その他と話し合いはあったのかというところですが、障がい者の計画を立てる時点からいろいろなお話をしたり、アンケートをとったりというようなところでしております。それから、自立支援法が変わったというところで、親の方々は皆さんこの活動支援センターということもご存じです。それから、地域の方々でやっぱり仙台市、大和町、いろいろなところに行っている方々もいらっしゃいますが、そういうのがあったらいいねという声も大きくありますので、そのようなところからこのところに至ったものでございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに、16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、具体的な話になってきますけれども、まず発達保障をどうするかというところで、心身と知的については、全く障がいの要因も違いますし、対応の仕方も違うということに対して、具体的にどうやってそれぞれの一人ひとりの方が発達できるように支えていくのか。これをどうやって保障するかというのをもう少し具体的に知りたいと思うんです。
といいますのは、これまでのこの二つの施設に関して、通所援護施設に関しても、それから、もう一つの小規模作業所に関しても、設置というところで、これ設置というふうになっていますが、恐らく内容的には目的という意味だろうと思うんですけれども、今の条例です。現行条例では、障がい者に対して生活指導及び作業指導を行うことによりというふうに具体的に書かれているんです。これは二つとも共通しているんですけれども、こういう指導を行うという具体的な中身が抜けて、今回の場合は、限りなく仲間づくり、居場所づくりというところへシフトしていってしまうのではないかと。つまり発達保障という視点が薄らいでしまうのではないかということが非常に心配です。
こういうセンターをつくって居場所をつくったり、交流したりするということ自体は悪いことではありません。しかし、だからといって、今のTOMOTOMOとYOUYOUをなくしてしまうと、これは役割としてはなくしてしまって別のものにシフトしてしまうと、さっき言った発達保障という役割が薄らいでいくのではないかと。この点について具体的な指導をどうやって進めていくのか、改めてもう少し具体的にご答弁いただきたいと思います。
それから、施設の職員配置ですけれども、現在合わせて25人で、施設長も含めて指導に当たる方が7人ですよね。今回はセンターになると定員が30人というふうになって、減らすことはないとは言いつつも、基準としては施設長と指導員合わせて3人でいいことになっちゃうんですよ。これ一体来年大丈夫だとしても、その次の年大丈夫なのかしらと当然思いますよね。本当に人数を、指導員の数を確保するというなら、なぜ運営基準にきちんと何人に対して何人と、現在の人数を減らさないだけの、例えば3人に対して1人は指導員を配置する。障がい者3人に対して、例えばですよ、3人に対して指導員が1人とかというふうに、利用者が増えても対応可能なように、現在の指導員の数が減らないようにという、そのための保障をなぜこの運用基準の中ではっきりとうたわないのでしょうか。この点についてもう一度お考えを伺います。なぜ1人と2人としか書いてないのか。現状に合わせれば施設長は1人でいいですけれども、指導員の数は6人とか7人というふうに書くべきですよね。なぜそうしなかったのか伺います。
それから、損害賠償については、把握していないということですが、公民館は把握してないかもしれませんけれども、現在の条例については把握してないわけがありませんよね。現在のTOMOTOMOとYOUYOUの施設に関してうたっている条例には損害賠償の規定は全くないわけですから、なぜ今回センターの運営に当たっては、損害賠償規定が必要だったんですか。なぜこれをやらなければならないんでしょうか。改めて伺います。
それから、関係団体、親の会、育成会等々からの意見聴取に関しては、いろいろ個別に話を聞いたりアンケートもとったということでしたけれども、富谷町には育成会を初めとしたしっかりとした団体があるわけですから、そういうところから話をまず聞くと。こういうふうにしていきたいと思うけれどもどうだろうかと。まず利用している人たちにかかわるものなんですから、そういう人たちの声を聞くというところから始めるべきだったと思うんですが、なぜそれをしなかったのか伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) まず1点目です。具体的な指導をどうしていくのかというところです。今回の条例は、設置条例で、ご説明を全員協議会のときにしている資料の中にもございますが、作業活動を通して得る喜びというところで、一人ひとりの状態に合った作業内容とか、楽しい作業となるような調整をするとか、その一人ひとりというところで十分見ていけるというふうに、個人的なケアマネジメントなので、お見せするというところまではいきませんが、十分にそのところはやっていけると。
それで、やっぱり発達保障というところにおっしゃっておりますが、もうここに通ってきて十分今できることをやっていく、それから、地域とかかわりを持っていくというところが大事だというところで、議員さんのおっしゃるところも十分配慮しながら対処をしてまいりたいと思います。
それから、人員の確保についてですが、設置条例の中には入っていませんが、これからいろいろなスケジュール等に進んでいきまして、協定書を結んだりしていかなければならないわけです。その時点でそのようなところは十分考えてまいりたいと思います。
それから、3番目の損害賠償に関してですが、これはなぜというところのご質問でございますが、先ほど菅原議員さんのところにもご説明したような内容でございまして、十分その事態によって考えてまいりたいし、ただ、いろいろな地域の方々も入ってくるというようなところもございますので、今回はこれを入れておいたところでございます。だから、すぐ損害賠償になるのかというようなところは、すぐつながるというようなところに私たちは考えてございません。 それから、親に対しても団体がいるのだから説明をしたのかというところです。こちらで地域包括支援センター協議会などのところで、障がい者の計画なども話をしております。そこの中には、手をつなぐ育成会の会長さんも入っておられますし、それから、折々の集まりがあるときに、こういうふうにしなきゃないねというお話もしておりますので、一人ひとりにこれをやりますというようなお話というところはまた別かもしれませんが、十分こういうふうな方向でいくということは皆さんに伝わっているかと思っております。以上です。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 町長に伺いたいんですけれども、この第12条ですが、損害賠償規定です。今のご説明でいろいろ地域の方たちも入ってくるからと言っておられましたが、公民館だってそういう意味ではもっと地域のいろいろな方が入ってくるわけですよ。それでもないですよ。なぜ主に障がい者が利用するこの施設について損害賠償規定が必要なのか。これ差別条項じゃないですか。こういう条項をなぜ盛り込んだのか、町の姿勢が問われてしまいますので、この点については町長のご見解を伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 損害賠償条例ほかにあるかどうか、今ここで資料持ってないでしょう。何かそういう条例関係のやつで開いてみるといったって、ここで難しいよね。いや、ちょっと待って。今ちょっと執行部と話ししてたものでしたから。若生町長。
町長(若生英俊君) 第12条の損害賠償規定については、差別条項という認識はございません。その他の内容については原課の課長の説明のとおりであります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 同僚議員が質問するんじゃないかと思っていたんですが、先日の全員協議会のときに障害者の「害」の問題が提起されていたわけですけれども、これの見解はどのようになっているのか。この条文を読みますと、第7条の括弧のところが、やはりそのほかは上部の条例ですので、変更することはできないと思うんですが、その辺の見解は質問したいと思います。
議長(渡邊俊一君) 質問わかった。わかった。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 「害」という字のことに関しては、いろいろ言われております。それで、条文とか、それから条例とか、そういうところから持ってくるものに関しては、そのままの「害」で、町民の皆さんとか、対象者の皆さんに出すものに関しては、直すという基本にしております。若干そういうところが直ってない、外に出ているものがあるかと思いますが、今後注意してまいりたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 9ページの使用料、第11条の「センターの利用は、無料とする。ただし、事業の実施に伴う原材料費等の実費は、利用者の負担とする。」という条文なんですが、実際に事業の実施でどういう原材料が予想されるのか。また、金額等どのぐらいの負担の予想がされるのか質問します。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 原材料費だと、制作活動とか、あるいは制作活動でも全部じゃないんですけれども、材料費の一部であったり、あるいは何かみんなでつくって食べようというときに、弁当のかわりに食べようというときに、少し材料費を出すとか、そういう材料費になります。金額ですね、確実に幾らというところはありませんが、そんな3けたになるまでの額では、200円とか300円とか、そういう材料費代です。どこかに出かけるとか、そういうことになったときに、若干少し大きくなるかもしれないということはあります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 私は無料ということで、前段はすごく歓迎したんですけれども、その実費でも余り大きな金額でなければ、無料にした方がと思うんですけれども、なぜしないのかだけお答えください。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 利用料がまず無料ですので、若干やっぱり受益者負担で少しは、材料代は持っていただきたいというところであります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、提案されております富谷町地域活動支援センター条例の制定について反対をいたします。
本案は、障害者自立支援法に基づいて、地域活動支援センターを設置、管理するための条例です。交流の場、仲間づくりの場をつくるということを一概に否定するものではありませんが、この条例の中身は、障がい者のための活動支援センターを新たに整備するというのではなく、今ある心身障害者通所援護施設TOMOTOMOと精神障害者小規模作業所YOUYOUを合体させ、看板をかけかえて一つの施設として運営するためのものです。
もともと二つの施設が別個のものとして設置されたのは、心身障がいと精神障がいがそれぞれ異なる障がいであり、指導や活動の仕方もそれぞれの特質に即した対応が必要だったからにほかなりません。二つの施設が時に同じ活動をし、交流することと、施設そのものが合体することは本質的に異なります。異なる目的と機能を持つ施設がなぜ合体しなければならないのか、当局のご説明を聞いた限りでは十分ではないように思えます。
精神障がいと知的障がいでは、正反対の対応が必要だと言われているにもかかわらず、あえて一つにまとめてしまうことは、それぞれの障がい者に対する発達保障という観点から大きな問題があると考えます。これまでどおり互いに別個の目的を持った施設として存在しながら、活動の方法として時に交流し合うというやり方を基本に、仲間づくりや居場所づくりはまた別の視点から考えるべきことではないでしょうか。
条例の第12条、損害賠償等に「利用者が故意又は過失により、センターの施設設備又は備品を損傷、汚損、または亡失したときは、原状に回復し、又は損害を賠償しなければならない。」とありますが、このような損害賠償規定は、これまでのTOMOTOMOとYOUYOUに関する二つの条例にはないものであり、公民館条例等にもないものです。なぜ今このような損害賠償規定が必要なのか。障がいによる問題行動や失敗まで自己責任にする考え方は、障害者基本法の精神にも反する差別条項であり、撤廃すべきだと思います。活動の中で施設や備品を損傷したり汚したりなくしたりすることは、障がいがあればあるほど起こり得ることです。それを損害賠償させるというこうした考え方に強い憤りを禁じ得ません。
また、施設の職員配置についてですが、新しいセンターの運営基準では、施設長1名、指導員2名となっています。当局の説明では、現在のTOMOTOMO、YOUYOUに配置されている施設長1名、プラス職員6名は必ず確保するということでした。これは運用の中で相手方との協議によって進めるということでした。それならばなぜ基準そのものを施設長1名、職員6名としないのでしょうか。
障がい者の施設にとって職員の数は決定的に重要な意味を持っています。口約束だけではなく、基準として明記されなければ、いずれ経費削減のために人員が減らされるのではないかという不安はぬぐえません。
最後に施設のあり方を大きく変えようというときに、利用者や関係団体の意見も聞かずに、これはアンケートをとったということですが、このテーマに絞った育成会等からの意見聴取はしていないということです。こうした利用者や関係団体の意見も聞かずに決めてしまうというのではなく、何よりも当事者の声を大事にした慎重な対応が必要だったのではないでしょうか。このことを申し上げて反対討論を終わります。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。7番相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 富谷町地域活動支援センター条例の制定について、賛成の立場から討論をします。
障がい者を取り巻く情勢は、現在、措置から選択へ、支援制度から自立支援制度と目まぐるしく変化しております。国会では、政権交代で廃止論も出ておりますが、現在の発表の中では、サービス内容よりも利用者負担に特化したものとなっています。
現在、心身障害者通所援護施設TOMOTOMO、精神障害者小規模作業所YOUYOUは、法律、またはこれに基づく政令に特別の定めがございませんので、地方自治法に基づき公の施設としてそれぞれ障がい者の自立と仲間づくりを支援しています。その業務は平成17年から指定管理者により管理運営の基盤が整ってきたと認識しておりますが、平成22年3月31日までの委託となっており、新たな委託契約の時期ともなっております。
このような状況の中で、基本理念を明確にして障がいの種別で区分しない一体的運営、さらには、くつろげるサロンの提供、利用者個々に個人支援計画を作成し、きめ細やかな支援を実施し、日常生活、または社会生活の自立支援に視点を置き、ニーズにこたえるサービス内容となっております。
事業の充実を図る富谷町地域活動支援センターは、障がい者本人のためのみならず、地域の方々の障がいに対する理解を深めるためにも必要であると考えます。また、地域活動支援センターは、障害者自立支援法第77条に基づく市町村の地域生活支援事業の必須事業であり、本町では第2期富谷町障害福祉計画において、試行事業としてすまいるサロンを実施し、その事業内容を見きわめることとしておりました。
このような状況から、これからの富谷町の障がい者福祉の向上のための基盤整備の一つとして富谷町地域活動支援センターは必要不可欠なものと考えます。よって、富谷町地域活動支援センター条例の制定に賛成します。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第3号富谷町地域活動支援センター条例の制定についてを採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第3号富谷町地域活動支援センター条例の制定については原案のとおり可決されました。
この際、11時10分まで休憩をいたします。
午前11時01分 休憩
午前11時10分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第5 議案第4号 富谷町介護保険条例の一部改正について
議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第4号富谷町介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、11ページをお願いをいたします。
議案第4号富谷町介護保険条例の一部改正についてご説明をいたします。
提案理由につきましては、厚生年金保険料等に係る延滞金の軽減措置との均衡を図るため、所要の改正を行うものでございます。
まず最初に、改正の経緯と内容について申し上げます。
今般、厚生年金保険法の一部改正する法律が公布され、平成22年1月1日から施行されることになりました。この内容は、厚生年金保険料等の支払いについて、国税の例に倣い納期限から3カ月間について延滞金の利率を軽減するというものでございます。この法律の施行に伴い、社会保険料全般が同様の扱いとなることから、介護保険料の延滞金についても同様の軽減措置を行うものでございます。
また、介護保険料の延滞金の取り扱いに関しましては、これまで富谷町税外収入金の督促手数料及び延滞金徴収条例の規定により取り扱ってまいりましたが、他のものと取り扱いが変わるため、富谷町介護保険条例に延滞金等の規定を追加いたしたものでございます。
14ページをお願いいたします。
改正内容につきましては、第6条から第14条まで2条ずつ繰り下げをいたしまして、第5条の次に延滞金に係る規定を追加するものでございます。
改正後の第6条につきましては、督促手数料に関する規定となってございます。
次に、第7条に移りまして、第7条第1項につきましては、延滞金の利率、軽減期間に関する規定でございます。
同条の第2項から第5項までにつきましては、延滞金の端数処理などに関する規定となっております。
次に、15ページをお願いをいたします。
改正後の附則に移ります。附則の第7条につきましては、延滞金の利率に関しての特例措置の規定を追加をいたしているものでございます。
なお、13ページにお戻りください。
附則において、平成22年1月1日以降に納期限の到来するものにつきまして該当をさせていくものでございます。
それから、経過措置といたしまして、この条例による改正後の富谷町介護保険条例第7条の規定は、この条例の施行の日以後に納期限の到来する保険料に係る延滞金について適用し、同日前に納期限の到来する保険料に係る延滞金については、なお従前の例によるものとするものでございます。重複してしまいましたが、以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 各議員に申し上げます。
休憩時間の確認をした上で議場に入ってください。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号富谷町介護保険条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号富谷町介護保険条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第5号 富谷町後期高齢者医療に関する条例の一部改正について
議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第5号富谷町後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、16ページをお願いをいたします。
議案第5号富谷町後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてご説明をいたします。
提案理由につきましては、前議案同様に厚生年金保険料等に関する延滞金の軽減措置との均衡を図るため、所要の改正を行うものでございます。
17ページをお願いをいたします。
改正内容につきましては、延滞金の軽減期間を1月から3月に延長するもので、第6条第1項中の「1月」を「3月」に改めるものでございます。
なお、経過措置において、平成22年1月1日以降に納期限の到来する保険料を対象としているものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号富谷町後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号富谷町後期高齢者医療に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました 。
日程第7 議案第6号 富谷町都市公園条例の一部改正について
議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第6号富谷町都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、19ページをお願いいたします。
富谷町都市公園条例の一部を別紙のとおり改正するものでございまして、提案理由といたしましては、都市公園の区域変更に伴い、位置の変更を行うものと、また、都市公園法の一部改正に準じまして、所要の改正を行うものでございます。
21ページの新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
第5条、第8条、第11条及び第15条中「法第5条第2項」を「法第5条第1項」に改めるものでございます。この条文は、公園管理者以外の者の公園施設の設置等に関する条文でございます。
次に、22ページでございますが、第15条中、「法第11条第1項又は第2項」とあるのを「法第27条第1項又は第2項」に改めるものでございます。この条項は監督処分に関する条項でございます。
さらに、別表第1中、街区公園の表の欄でございますが、大清水二丁目第1公園の中で、「大清水二丁目2番地2内」とあるのを「大清水二丁目2番地1及び2内」に改めるものでございます。
さきにお渡ししております議案第6号関係資料、A3判の1枚物でございますが、この資料をごらんいただきたいと思います。
大清水二丁目第1公園の位置と区域を示した資料でございます。左側が全体の中の位置図でございまして、右側がその拡大図でございます。
この公園につきましては、平成20年12月12日に開催されました平成20年度第4回富谷町議会定例会に上程しまして、その位置を決定していただいたところでございますが、その後にこの公園区域内の一部を分筆しまして、右側の拡大図で2番地3でございますが、そこに大清水二丁目会館を建築したことにより、当初計画しておりました会館予定地の大清水二丁目2番地1を新たに公園用地として位置づけるものでございます。
20ページに戻っていただきまして、附則としまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号富谷町都市公園条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号富谷町都市公園条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
日程第8 議案第7号 富谷町奨学金貸付条例の一部改正について
議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第7号富谷町奨学金貸付条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) それでは、議案書の23ページをお願いいたします。
議案第7号富谷町奨学金貸付条例の一部改正についてご説明申し上げます。
提案理由といたしまして、富谷町では、修学の意欲があるにもかかわらず、経済的理由により修学困難な高校生、大学生に対し学費を貸与し、広く修学の機会を支援しております。しかし、今日の不況により、高校卒業者の就職内定率は極めて低い水準となっており、専門学校入学者への奨学金貸付をという声が町民から聞かれてくる状況になっております。高校卒業者への支援策といたしまして、現在の奨学金貸付対象者に専修学校専門課程に入学した者を加え、貸付者の対象を拡大いたすものでございます。
詳細につきましては、新旧対照表によりご説明申し上げます。
25ページをお願いいたします。
第5条、奨学金の貸付金額等でございますが、第1項第1号にウといたしまして、専修学校の専門課程に入学した者30万円を追加いたし、第2号のウに専修学校の専門課程に在学する者月額3万円を追加するものでございます。
第11条奨学金の償還でございますが、第1項奨学金は、高等学校等「又は大学」を「,大学又は専修学校の専門課程」に改めるものでございます。
それでは、24ページにお戻りいただきまして、なお、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
経過措置といたしまして、改正後の第5条第1項第2号の規定は、平成22年度以降に入学する者に対して貸し付ける奨学金について適用し、平成21年度以前に入学した者に対して貸し付ける奨学金については、なお従前の例によるものでございます。
この条例につきましては、教育委員会の提案による条例でありますので、平成21年12月3日に富谷町教育委員会会議を開催いたしまして、承認されていることを報告させていただきます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) この11条のところです。専門課程を卒業した日の1年後とありますが、中退した場合はどうなりますかね。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) 中退というところを考えないわけではありませんが、中退した場合には、やはり同じように1年後というところを適用させていただいております。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 今回、専門学校に通う人にも増やすわけですが、このときの対象者ですが、おおむねどれぐらいとするのか。そしてまた、高校、専門学校、大学となりますが、そのときに予算の枠についてはどのように考えているのか伺います。
それと、償還6年ということになっていますが、この6年をほかのところではもっと長いところもありますが、この6年をさらに延ばしてということについては考えているか伺います。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) 人数の把握でございますが、宮城県内の進路別卒業者数というものが、県の方のホームページからとることができます。その中で、15.4%が専修学校の専門課程に進んでいるということになります。富谷町の対象となる年齢の平成3年4月2日から平成4年4月1日までにお生まれになっている方が511名でございますので、対象者は79名、15.4%というふうに考えてございます。
それから、奨学金の返済の期間の延長でございますが、現在の状況を見ておりますと、6年で十分というふうに考えております。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、79人あるわけですが、高校生で大体これくらいは事情を見て貸し付けしようということが決まってくるんだと思いますが、そのときに全体の枠が増えるわけですよね。79人が全部申し込むわけではないでしょうけれども、大体これぐらいだったら予算の範囲内でということを考えているのか、予算の額を増やさないと、今までこの枠だったものを分けることになりますよね。そういうふうにするのか、私は予算の枠を増やすべきだという思いでお尋ねしますが、予算の増額はあり得るのか伺います。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) 平成22年度の当初予算といたしまして、10名を予定してございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号富谷町奨学金貸付条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号富谷町奨学金貸付条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
日程第9 議案第8号 暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の制定について
議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第8号暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の制定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 議案第8号暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の制定についてご説明を申し上げます。
提案理由につきましては、暴力団の利益となる公の施設の使用等を制限するものでございます。
それでは、27ページをごらんいただきたいと思います。
まず、第1条、目的でございますけれども、暴力団の利益となるような施設を排除するということが目的でございます。
第2条、定義につきまして、用語を1号から4号まで定めているものでございます。
第3条につきましては、使用等の制限でございます。
公の施設の使用等をする者は、暴力団の利益となる使用等をしてはならないというものを、2項、3項で定めているものでございます。
第4条、意見の聴取等についてでございます。
町長、第180条の2の規定に基づく町長の委任を受けて教育委員会が管理するものである場合にあっては、教育委員会の規則に定めるところにより、権限を付された教育長も含むという内容でございます。
2号、公の施設の指定管理者につきましては、その管理する公の施設の使用等の許可の申請があった場合につきましては、必要があるときには、町長に対し申請に係る公の施設の使用等が暴力団の利益となるかどうかについての所管の警察署長の意見を聴くよう求めることができるなどを定めているものでございます。
第5条、委任といたしまして、この条例の施行に関し必要な事項は、町長が別に定めるというものでございます。
附則といたしまして、別表、町で使用を考えられる西成田地区コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例、富谷町都市公園条例に規定する公園、富谷町公民館条例に規定する公民館、富谷町総合運動場条例に規定する富谷町総合運動公園、鷹乃杜防災センター条例に規定する鷹乃杜防災センター、富谷町文化創造の森条例に規定する大黒澤苑などにつきましてもこれらの条例を適用するものでございます。
附則といたしましては、この条例は、平成22年4月1日から施行し、同日以後の公の施設の使用等について適用するものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。6番山路清一君。
6番(山路清一君) ちょっとお聞きしたいんですけれども、暴力団の指定なんですけれども、どのような判断で暴力団という判断するのかどうか、その辺お聞きしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 町といたしましては、わからないところでございます。その施設においては、不安だなと思ったときには、大和署に相談をいたしまして判断するということで、これまでも暴力団の貸し出しの申請はないわけでございますけれども、きちんと条例に定めまして、暴力団には公の施設を貸さないという条例の制定ということでのご理解をいただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。6番山路清一君。
6番(山路清一君) 今、暴力団も暴力だけでなく知的な暴力団もおりますので、その辺の判断を怠らないようにひとつよろしくお願いしたいのと、それから、暴力団の中にもテキ屋というのもございます。その辺の判断もひとつ誤らないようにひとつよろしくお願いいたします。その辺につきまして、どのようにお考えかお聞きいたします。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) これまでのような運動会等々の状況の範囲内で何も問題もないような状況での管理運営をしてまいりたいと思っております。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。7番相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 別表3の公民館条例に規定する公民館とありますけれども、これに属しない公民館は富谷町にどのくらいあるんですか。
議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) この公民館条例に規定されている公民館につきましては、六つの公民館ということになります。公民館名を申し上げますと、富谷中央公民館、それからあけの平公民館、日吉台公民館、富ヶ丘公民館、成田公民館、東向陽台公民館という六つの公民館になります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 何点か、3点ほど。
去年の同僚議員が、平成20年第1回定例会で質問しているわけですが、公営住宅に関するときの暴力団の質問をされて、調査をするということになっているわけですけれども、要するに現在、富谷町にこうした暴力団というものが存在しているのかどうかということを、まず第1点にお聞きしたいというふうに思います。
第2点として、かなり難しい問題なんですが、利益というのは1円なのか1銭なのか、この利益が上がる、利益というのは何を指しているのか。ただであれば貸していいのか、そういう意味で、どういう意味を指しているのかまず質問を、これでいきますと、この中では警察に問い合わせるというふうな形になっていますけれども、その辺は明確になっているのかどうか。
それから、3点目としては、各町内会の会館、これについては、この中でどういうふうに処理しようとしているのか、3点お聞きしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 暴力団の数につきましては、大和署の方からは富谷の方にはいるというようなことは聞いておりますけれども、担当としては何人という把握までしかは、状況はございません。
あと利益関係でございますけれども、商売上も利益がございますし、あとそこでの何かの会合によって暴力団の増員になるような啓蒙的なものも一つの利益というようなことで、いろいろな範囲のものを、まず暴力団に利益とつながるものすべてという解釈をしていただければと思います。
あと町内会の会館につきましては、公民館を準用ということでございます。行政区長さんの方にも準用していただくような形での、暴力団への貸し出しはないようにというようなことでの周知をしてまいりたいと思っております。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の制定についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の制定については原案のとおり可決されました。
日程第10 議案第9号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第6号)
議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第9号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡邊成一君) それでは、議案第9号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第6号)についてご説明を申し上げます。
平成21年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
第1条でございますが、歳入歳出予算の補正でございます。
歳入歳出予算の総額からそれぞれ4,937万 1,000円を減額し、歳入歳出の総額を101億7,589万6,000円とするものでございます。
第1条第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、3ページから4ページにお示しをしてございます。
第2条、繰越明許費につきましては、5ページ、第2表により、第3条、債務負担行為の補正につきましては、6ページから7ページの第3表のとおりであります。
また、第4条地方債の補正につきましては、7ページ、第4表のとおりとするものでございます。
ここで今回の補正の概要についてご説明を申し上げます。
お手元にお配りしております資料、平成21年度富谷町各種会計補正予算の概要12月補正によりご説明を申し上げます。
資料の1ページ、ローマ字の1の総括でございますが、各種会計の補正予算額と補正前額、補正額、補正後の額については、記載のとおりでございます。
次に、2番目、第1表に係る一般会計歳入歳出予算の概要についてご説明を申し上げます。
歳入関係では、負担金、交付金、委託金等の決定により、歳出では、急ぎ実施する事業、それから、事業等の完了による執行残について予算の追加、減額を行うものでございます。
歳入におきましては、表で追加でございますが、1から6までの民生費の保険基盤安定負担金、自立支援医療負担金、障害者自立支援給付費負担金の民生費、国県負担金について申請等に基づき追加をするものでございます。
10番目の廃品類売払収入でございますが、改正容器包装リサイクル法に基づきまして、平成20年度再商品化合理化拠出金として668万1,000円を加えるものでございます。
11番目の公共下水道寄附金は、とちの木地区一丁目開発に伴う開発者からの寄附金として697万円を追加するものでございます。
子育て応援特別手当交付金、子育て応援特別手当事務取扱交付金が予算の執行停止により、臨時財政対策債は以上、歳入歳出予算の調整により減額となるのが主な内容となってございます。
資料2ページでございます。お願いします。
主に10万円以上のものを列記してございます。
まず、追加の方でございますが、4番目の富ヶ丘南部会館新築工事設計業務に180万円、5番目の障害者自立支援給付事業に4,058万8,000円、国民健康保険特別会計繰出金は、保険基盤安定基金の決定等により3,392万8,000円、乳幼児医療費助成事業には576万7,000円、就労支援施設各種メーター施設取付工事に211万5,000円、農業改良事業奨励補助金はビニールハウス設置補助として190万9,000円、町道維持管理事業では、成田地区歩道ブロック修繕で361万円、町道学校前線歩道改良工事の追加で1,080万円、都市公園トイレ改修工事に289万5,000円、明石台六丁目広場フェンス設置工事で224万円などを追加するもので、事業の執行状況や完了等では、主なものとして子育て応援特別手当事務費、それから子育て応援特別手当交付金、いずれも執行停止で全額減額をするものでございます。工事委託業務の完了に伴うものとしては、10番目のいちょう大橋等耐震補強調査設計業務の完了等、表に記載した内容についての事業の執行残を、それから、健診業務の終了によりそれぞれを減額するものでございます。
次、3ページにまいりまして、繰越明許費でございますが、繰越明許費につきましては、当該年度に支出を終わらない見込みがあるものについては、議会の議決をいただき、翌年度に限り使用できるようにするとなってございます。この関係で、2款1項総務管理費にございます物品管理事務事業586万5,000円でございますが、9月補正予算でご可決いただきましたが、地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業により購入する環境対策車ハイブリッド車の3台の納車が、需要の増により平成22年4月以降となりますことから、繰越明許費にお願いをするものでございます。
第3表でございます。
債務負担行為の補正の概要でございますが、予算書は6ページ、7ページでございますが、予算につきましては、単一年度で完結するのが原則でございますが、契約等で発生する将来にわたる支払い義務に対応するため、あらかじめ後年度の債務の負担を約束するものとして議決をいただくものでございます。その時点では、歳出によっては確定はしてございません。現実に支出が必要となる場合は歳出予算に計上しなければならないということになっております。
今回、債務負担行為の補正をお願いするものについては、当然平成22年度の予算で予算考するものでございます。今回の補正では、平成21年度に契約を行い、平成22年度に支払い義務が発生します6ページのとみや議会だより印刷製本業務から、7ページの奨学生貸付金まで36件について議決をお願いするものでございます。予算措置は平成22年度当初予算でございます。
第4表の地方債補正の概要につきましては、臨時財政対策債について、補正前の7,648万2,000円から、補正後3,622万4,000円とするものでございます。
以上、これらの根拠法令は地方自治法第215条に条文を抜粋してございますので、予算の内容、それらの中に1号から7号まで盛り込まれている内容でございます。
以上、概要についてご説明を申し上げました。
続きまして、平成21年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書によりご説明を申し上げます。
歳入歳出補正予算事項別明細書により、歳入歳出とも各款項の計に基づきご説明を申し上げます。
15ページ、16ページをお願いいたします。
まず、歳入でございますが、14款1項国庫負担金は、2,211万9,000円を追加し、3億5,422万6,000円とするもので、説明欄記載の負担金において、申請や歳出増に伴い予算措置を行うものでございます。
14款2項国庫補助金につきましては、7,216万8,000円を減額し、3億4,860万8,000円とするものでございます。民生費国庫補助金で、子育て応援特別手当交付金の執行停止により減額するものでございます。
15款1項県負担金につきましては、2,709万円を追加し、2億8,610万5,000円とするものでございまして、14款1項国庫負担金に対応する県分の負担金でございます。
15款2項県補助金は、1万1,000円を追加いたしまして、2億1,083万2,000円とするもので、5目農業委員会費補助金の交付決定によるものでございます。 15款3項委託金は、9,000円を追加し、1億1,037万7,000円とするもので、各種統計調査委託金の交付決定によるものでございます。
16款2項財産売払収入でございますが、668万1,000円を追加し、2,768万7,000円とするものであります。平成20年4月に施行されました改正容器包装リサイクル法による市町村に対する金銭の支払いにより、特定事業者である財団法人日本容器リサイクル協会から支払いを受けたものであります。
17款1項寄附金につきましては、697万円を追加し、1,494万1,000円とするものです。4目土木費寄附金で、とちの木地区での開発に伴う下水道事業分としての寄附でございます。
17ページ、18ページをお願いいたします。
20款4項雑入は、17万5,000円を追加し、3億128万3,000円とするものでございます。4節雑入3万5,000円は、農業者年金業務事務取扱手数料が主なものでございまして、また、5節共済等保険金は、損害賠償等に係る共済等の保険金の収入でございます。
続きまして、21款1項町債は、4,025万8,000円を減額し、3,622万4,000円とするものでございます。1目臨時財政対策債で、歳入における各負担金や交付金等の決定、歳出における執行残等などの調整により減額するものでございます。当初は5億6,000万円計上してございました。歳入については以上でございます。
次に、歳出についてご説明を申し上げます。
19ページ、20ページ、1款1項議会費は、21万7,000円を追加いたしまして、1億2,881万3,000円とするもので、共済費において負担率の改正により予算を追加するものでございます。以下、各款項における共済費につきましては、負担率の改正によるものでございます。
また、給料、職員手当等の人件費につきましては、職員の異動等に伴い調整を行うものでございます。
2款1項総務管理費でございますが、21ページをお願いいたします。
262万8,000円を減額いたしまして、11億3,794万5,000円とするものでございます。
19ページ、20ページへ戻りまして、まず1目一般管理費375万3,000円の減額は、職員手当の減額と共済費の追加、委託料では、人事評価制度構築事業について、評価方法が国において示されていることから、計上しておりました467万6,000円を減額するものでございます。
3目財政管理費では、公会計システム導入業務委託事業の執行残を減額、5目財産管理費は、委託料で公有財産調査業務委託料の執行残を減額、備品購入費248万6,000円の追加は、庁用器具費で、部制移行及び職員増による事務用の机、いす購入等に充てるものでございます。
続きまして、企画費でございますが、9節旅費は、まちづくり審議会委員の視察旅費、11節需用費は、町民バス関係でございまして、消耗品は、新設バス停の表示板作成、印刷製本費は時刻表冊子、無料乗車証印刷のために要するものでございます。
10目自治振興費でございますが、富ヶ丘南部会館新築に係る設計業務等に係るものでございまして、役務費、手数料3万円は、建築確認申請手数料、委託料177万円は、設計及び地質調査業務に要するものでございます。
21ページ、22ページをお願いいたします。
22ページにございます出張所費の備品購入、庁用器具費でございますが、4万2,000円、東向陽台出張所のシュレッダーを更新するものでございます。
2款2項徴税費でございますが、106万3,000円を追加し、1億9,302万2,000円とするもので、共済費の追加でございます。
2款3項戸籍住民基本台帳費につきましては、64万9,000円を追加し、7,453万6,000円とするもので、1目戸籍住民基本台帳費は、共済費の追加、2目住居表示費11節需用費、消耗品は、住居表示板の追加購入、15節委託料は、とちの木地区一丁目地内開発行為に伴い、住居表示板等を作成するものでございます。 2款5項統計調査費でございますが、1万2,000円を追加しまして、242万5,000円とするもので、各種統計調査事業の委託金決定により歳出予算を調整するものでございます。
3款1項社会福祉費につきましては、23ページから24ページにまいりまして、8,226万9,000円を追加いたしまして、7億8,876万2,000円とするもので、21ページ、22ページへ戻りまして、まず1目社会福祉総務費は、職員の人件費でございます。
2目障害者福祉費20節扶助費につきましては、自立支援医療給付事業、難病患者等居宅生活支援事業、障害者自立支援給付事業の給付実績等により追加をするものでございます。
23ページ、24ページへまいりまして、23節償還金、利子及び割引料1万7,000円は、平成20年度障害程度区分認定等事業費補助金の精算に伴う償還金でございます。
5目医療助成費につきましては、13節委託料で3万3,000円、20節扶助費で576万6,000円を追加するもので、冬期間における受診者の増加による医療費助成の増加に対応するものでございます。28節繰出金3,392万8,000円は、国保保険基盤安定負担金の歳入による追加及び職員の給与規定に係る繰り出しでございます。
続きまして、3款2項児童福祉費につきましては、25ページにまいりまして、7,067万9,000円を減額し、11億6,218万4,000円とするもので、23ページ、24ページに戻りまして、児童福祉総務費は、職員人件費、2目児童措置費でございますが、償還金、利子及び割引料1万4,000円は、平成20年度児童手当交付金精算に伴う返還金でございます。
3目児童福祉施設費、工事請負費81万1,000円の減額は、西沢児童遊園遊具改修工事の完了による執行残、4目保育所費は、共済費の追加でございます。
5目子育て応援特別手当費につきましては、子育て応援特別手当支給事業の執行停止により、事業に係る歳出予算全額を減額するものでございます。
25ページ、26ページをお願いいたします。
3款3項老人福祉費につきましては、211万2,000円を追加いたしまして、5億960万1,000円とするものでございます。
1目老人福祉費23節償還金、利子及び割引料につきましては、平成20年度事業の精算による返還金、28節繰出金23万円の追加につきましては、介護保険事業特別会計における職員人件費、共済費等に係るものでございます。
2目福祉健康センター費でございますが、12節役務費、手数料2万3,000円は、旧デイサービスセンターのテレビ2台、特殊浴槽の廃棄手数料でございます。15節工事請負費、工事の執行残を減額いたしまして、就労支援施設設置に向けて各種メーター取付工事に211万5,000円を追加するものでございます。
4目後期高齢者医療制度費19節負担金、補助及び交付金228万5,000円の追加は、平成20年度後期高齢者医療広域連合負担金の精算に伴い、28節繰出金31万1,000円の追加は、後期高齢者医療特別会計条例改正に伴う滞納管理システム改修の事務費として繰り出すものでございます。
次に、4款1項保健衛生費につきましては、27ページをお願いいたします。
834万円を減額し、6億1,599万1,000円とするもので、25ページ、26ページへ戻りまして、保健衛生総務費は、共済費の追加、2目予防費は、委託料で検診業務の完了により870万円を減額するものでございます。
27ページ、28ページへまいりまして、4款2項清掃費は、238万円を減額し、6億6,714万3,000円とするもので、1目清掃費1節報酬、9節旅費は、環境推進員会議の追加により、2節給料、3節職員手当、4節共済費は、職員の異動等により減額をするものでございます。
2目ごみ処理費につきましては、13節委託料は、容器包装リサイクル法に基づく町村負担金の改定により、22万6,000円を追加するものでございます。
6款1項農業費でございますが、220万8,000円を追加し、7,820万4,000円とするもので、1目農業委員会費は、交付金の決定等により財源を更正するものでございます。
2目農業総務費につきましては、共済費の追加、3目農業振興費は、19節負担金、補助及び交付金で192万1,000円を追加するものでございます。認定農業者支援事業補助金1万2,000円は、環境保全米の作付面積が増加したことにより、農業改良事業奨励補助金190万9,000円につきましては、ビニールハウス設置2棟分でございます。
7款1項商工費につきましては、11万6,000円を追加、6,196万9,000円とするもので、共済費を追加するものでございます。
8款1項土木管理費につきましては、29ページ、30ページをお願いいたします。
363万6,000円を追加いたしまして、2,974万3,000円とするもので、28ページ、2節給料、3節職員手当、30ページ、共済費につきましては、職員の異動、負担率の改正により、22節補償補填及び賠償金17万5,000円の追加につきましては、交通事故に係る賠償金3万5,000円と、宮沢根白石線における樹木の枝落下による事故の賠償金14万円でございます。
8款2項道路橋梁費につきましては、385万3,000円を追加、6億7,837万8,000円とするもので、2目道路維持費、修繕料は、成田地区歩道ブロック修繕、3目橋梁維持費委託料は、業務の委託の完了により減額、5目道路改良費は、13節委託料で業務の完了により900万円を減額、工事請負費は、町道学校前線歩道改良工事に1,080万円を追加いたします。
8款3項河川費でございますが、200万円を減額、776万6,000円とするもので、工事の完了により減額するものでございます。
8款4項都市計画費につきましては、31ページをお願いいたします。
2,827万1,000円を減額いたしまして、4億3,876万4,000円とするもので、30ページへ戻りまして、都市計画総務費は、委託料で業務完了により736万5,000円を減額、2目公園費では、11節需用費及び15節委託料で、業務の完了によりそれぞれを減額、32ページへまいりまして、15節工事請負費につきましては、338万4,000円を追加するものでございます。
ファイヤーサークル改修工事から上桜木地区公園整地工事までは、工事の完了によりそれぞれを減額、都市公園トイレ工事、明石台六丁目広場フェンス工事、富ヶ岡公園案内標識設置工事を追加するものでございます。
3目公共下水道費につきましては、下水道事業特別会計繰出金について、特別会計における歳入の増と歳出の減により、2,109万9,000円を減額するものでございます。
8款5項住宅費につきましては、891万3,000円を減額し、1億3,742万5,000円とするもので、2目町営住宅建設費15節工事請負費は、町営清水沢、宮ノ沢町営住宅造成工事の完了により900万円を減額でございます。
次に、10款1項教育総務費は、53万8,000円を追加し、1億7,166万8,000円に、33ページをお願いいたします。
10款2項小学校費は、8万9,000円を追加、3億1,857万8,000円に、10款3項中学校費は、23万7,000円を追加、2億1,515万1,000円に、10款4項幼稚園費は、42万9,000円を追加、1億5,220万5,000円とするものでございまして、いずれも職員の異動等及び共済費の負担率改正に伴うものでございます。
10款5項社会教育費につきましては、35ページ、951万1,000円を減額いたしまして、4億6,072万7,000円とするもので、33ページ戻りまして、2目コミュニティセンター管理費12節役務費、手数料13万4,000円、13節委託料87万7,000円の追加は、西成田地区コミュニティセンター改修工事に係るものでございます。
5目公民館費は、7節賃金は、執行状況により300万円を減額、11節需用費、消耗品費6万円は、新年祝賀会の十三夜吟醸なべの材料代でございます。修繕料150万2,000円は、各公民館の非常灯交換に要するものでございます。13節委託料は、成田公民館駐車場整備に係る用地の不動産鑑定に24万2,000円、また、13節委託料及び14節使用料及び賃借料で、減額は事業の執行残でございます。
36ページお願いいたします。
15節工事請負費につきましては、工事の完了により1,069万円を減額、児童クラブ等活動室手洗い場新設に59万1,000円を追加するものでございます。18節備品購入費の内訳でございますが、デジタルテレビ購入の執行残65万6,000円を減額、カセットデッキ更新のために3万7,000円を追加する内容のものとなってございます。
10款6項保健体育費につきましては、1,407万7,000円を減額、8億3,875万9,000円とするもので、1目保健体育総務費8節報償費から14節使用料及び賃借料までは、町民体育祭の執行残を減額、19節負担金、補助及び交付金は、全国大会等の出場者増により80万円を追加するものでございます。
以上、一般会計歳入歳出補正予算(第6号)についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時07分 休憩
午後1時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これから質疑に入るわけでありますけれども、補正予算書の説明書、ページ、款、項、目に沿って質問をお願いいたしたいと思います。
それでは、これより質疑に入ります。質疑ありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 大変失礼しました。だれか挙げると思って我慢していたんですけれども。
6ページ、7ページ、債務負担行為補正についてですけれども、この中の7ページ目の下から5段目、コンピューター教室の件ですけれども、これはどういった内容のものを行うのか、この辺が見えてこないので、内容をちょっと質問をしたいというふうに思います。
それから、あと同様に、複写機とか印刷機もありますけれども、これは何台なのか、こういったものを質問をしたいというふうに思います。
あと19ページなんですけれども、いつも質問していてなかなか行き違いになっているんですけれども、情報化のところなんですけれども、委託料の基幹系システム改修事業という、この「改修」という言葉が幾ら聞いてもわからないんですよね。何をしているのかという、改修、例えば法律を改正することによって何点、10点やりましたと。10点やったから100万円ですよという改修の仕方をしているのか、そうではなくて、何もなくて改修だからといってそのままやっているのか。それで、改修のやった結果をどのようにして点検しているのか、終わったの、改修の。どうもその辺がはっきりわからないんですよ、この予算書のかかるお金の中でね。この辺質問したいというふうに思います。
議長(渡邊俊一君) 最初、学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) まず、内容的にはですが、今現在、成田中学校でコンピューター教室以外で使っているパソコン、それを中学校で、学校によっていろいろ契約期間が違うために、1年間延長して中学校5校を同一期間で契約できるように、今回1年間の今使っている機械の更新をするものでございます。更新をするものの機械につきましては、ノート型のパソコンでございまして、全部で21台分というふうになるものでございます。
議長(渡邊俊一君) あと複写機等の台数とかというんですけれども、わかりますか。
学校教育課長(瀬戸けい子君) 複写機につきましては、まず成田中学校の複写機ですので、各学校に1台ずつですので、成田中学校の複写機1台、それからあと印刷機1台、それから、幼稚園が2園ですので、1台ずつで2台というふうになります。
議長(渡邊俊一君) 税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) 情報化推進費委託料ということで、固定資産税家屋システム法改正対応改修業務委託ということで計上させていただいたところでございますけれども、これにつきましては、税制改正に対応するための既存システムを改修するものでございます。
どういった内容を改修するのかといいますと、長期優良住宅に係る減額措置が創設されましたので、それに対応するもの、それから、住宅の省エネ改修に係る減額措置が創設されましたので、それに対応するものというふうになります。納税通知書はもちろんのこと、概要調書という課税状況を集計した書類を作成しなければいけませんので、そういったものに反映させる必要からシステム改修を行うものでございます。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 最初の複写機なんですけれども、これは、メーカーはどこですか、再度お聞きします。
それから、ノート型、成田中学校63台あることになっているんですけれども、その中の21台をやるということでよろしいんでしょうか。
また、あとちょっと、今回同僚議員の質問があって、ホームページまた今朝見させていただいたんですが、そうしましたら、入札が出ていたんです。この予算とはちょっとかけ離れているとは思うんですが、入札の中で出されている内容が、学校の教育用コンピューターというのがあるんですが、そういう意味で、今回のここにサーバーが出されているんですけれども、このサーバーとこの成田中学校のサーバーは同じものなのかどうか。
今回出されているサーバーは、2008サーバーと言うんですけれども、皆さんご存じなやつは、通常今使われているのは2003なんですよ。2003のサーバーでほとんど動いているんですけれども、この2008のサーバーというのは出ているんですね。これ、今朝急いでプリントアウトしてきたんですが、こういうのと同一のものがこの成田中学校でもサーバーも改修するのかどうか。
そういう意味で、ちょっともし仮にこの2008サーバーということになると、これはまた町長にお伺いしますけれども、現在2003が本当に使えないのかということもあるんですよね、予算の中で。2008にしなければ、今是が非でも必要だということなのかどうか。それだけ逼迫しているのかと。2003のサーバーだって十分運用されているわけですから、そういう意味で、私今朝見てこういうのは本当に必要なのかということも考えて、2点目の質問のどういうサーバーが使われているのか、現在。この辺についてもまた再質問したいと思います。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) 台数につきましては、申しわけございませんでした。成田中学校においてはパソコン教室と、それから職員室、普通教室のものが一緒の契約になっておりますので、台数は小川議員が申し上げているとおり63台でございます。先ほど申し上げましたとおり、再リースでございますので、現在契約しております平成17年4月に契約したパソコンを再リースするというものですので、今回、小川議員が言っている2008のサーバーというものではございません。
議長(渡邊俊一君) 小川議員、町長に質問ですけれども、財政課長でいいですよね。財政課長。
財政課長(渡邊成一君) まず、この債務負担行為の関係について申し上げますと、今回提案しているのは、平成21年度から22年度についての債務負担行為補正ということで、平成22年度で歳出予算をご可決いただいて、実際に予算を執行する上で、契約行為は平成21年度内に行わなくてはならないということで、今回債務負担行為の補正ということで上げているんでございまして、先ほど議員がおっしゃいましたいわゆる平成21年度の契約とは全く別物でございます。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 税務課長から回答いただいたわけですが、言っている意味はわかるんですよ、課長の言っている意味は。だけれども、改修した後の何をどう点検しているのか。改修もそうですよ。改修も何を改修しているのかというのがわからないんですよ。ですから、それを何をやって改修しているかわからないから、点検を、何を点検しているんですかと聞いているんですよね、改修の後に。そういう意味なんですよ。再質問します。
議長(渡邊俊一君) 税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) どういうふうになるかというのを先ほどお話ししたと思ったんですけれども、法律が改正されまして、減額される期間とかが延長されるんですね、法律が変わりまして。そういうことが結果として税額に反映されるわけです、結果として。それがまたその集計したものにも反映させるということが結果というふうになると思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 4点ほどお聞きいたします。
まず、20ページの総務費で、ここに人事評価制度ということで、497万6,000円が減額されております。先ほどのご説明ですと、国においてされているからという説明がありました。どのようにこれが国において説明されているからということで、この流れですね。詳しい流れをお聞きしたいと思います。少し詳しくこの点をお聞きしたいと思います。
それから、26ページの子育て応援特別手当、これ支給されるということで、10月号の広報に載っております。12月中旬に申請書を配布しますと。ここで中止になっていますね。この点はこの支給対象者に対してはどのようにお知らせをするのか、もうしたのか、既に、をお聞きいたします。
それから、30ページの土木費の工事請負費で、町道学校前線歩道の改良工事、これ1,080万円が増額になっておりますが、どのように今までのと違うのか、それをもう少し詳しくお知らせ願いたいと思います。
それから、36ページの工事請負費ですね、教育費。社会教育費の中の児童クラブの手洗いと、それからエアコンはどこの児童クラブなのか、ご説明がなかったように思いますが、もう一度、あれば聞き逃したので、再度お願いしたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 人事評価制度のシステムにつきましては、平成21年度に向けて当初497万6,000円、民間の力をかりてというようなことでの予算を計上したところでございます。年が明けまして、このシステム構築につきまして再度検討したところでございます。そのシステムの構築を区分する上で、評価基本構造の検討、あと評価シートの設計、制度の周知、評価者の訓練、あと人事評価の活用、この五つを大きい区分としたときに、この評価者の訓練については、民間の業者さんのご指導をいただきながらというようなことは考えましたけれども、それ以外の四つにつきましては国の制度、また、他町村の要綱等々を参考にしながら、町独自でも構築ができるというようなことで判断をしたもので、この構築につきましては町の方でやるということでございます。
その後、富谷町の人事効果実施要綱を定めて、ことしの12月には第2回目の町といたしましての人事評価も下しているというようなことで、これにつきましては、費用対効果を考慮いたしまして減額をするというふうになったものでございます。
議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(八巻恵美子君) 子育て応援手当につきましては、10月15日に厚生労働大臣の方から執行停止ということの文書が入っております。その中に、より充実した新しい子ども手当の創設など、子育て支援を強力に推進するため執行停止をさせていただくという趣旨の文面でありました。それを受けまして、広報、ホームページ等でお知らせしております。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 町道学校前線の1,080万円でございます。これ町道学校前線と仏所太子堂中線、旧国道4号なんですが、この2路線をもちまして、本年度から補助事業で委託及び工事の進捗を図っているところでございます。
まず、委託の方で請負残が900万円出ておりましたので、この分を工事請負費の方に回すものでございます。現在も設計業務の方やっているんですが、一部改良工事も発注しております。まだ安全施設関係の工事費、残でありますので、防護柵、それから標識等の安全施設の方にこの1,080万円を振り替えるものでございます。
議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) まず、児童クラブ等の活動室手洗い場ですけれども、こちらは富谷中央公民館でございます。
それから、児童クラブ等のエアコンでございますけれども、富ヶ丘公民館外2公民館でございますが、二つの公民館については後でお知らせをしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 人事評価の方はもうちょっとわからない面があるので、後でお聞きしたいと思いますが、直接参ります、担当課に。
その次の子育て応援手当ですが、これ広報でお知らせをしているというお話ありましたけれども、いつの広報だかお聞きしています。
それから、インターネット等でお知らせというお話、2件でお知らせしているということでございますが、それを見る方もいますし、仕事をしていればわからないで済むと思うんですが、やはり先ほど安住議員が一般質問で取り上げていましたが、1,900名の方が今回停止になりますけれども、もっとやはり1,900人にしても、件数にすればもう少し少なくなるかと思いますが、やはり各家庭にそういうお知らせは、こうこう、こうなったので、今回は停止しますと。しかし、こういうのがありますというものをやはり家庭、その対象者に対して1件、1件、はがきなりお知らせする必要があるがと思いますが、そのお考えはどうかお聞きいたします。
それから、この学校前線です。これもしできればこういうふうにします、ここの場所というものを地図等でお知らせいただけないものでしょうかお聞きいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(八巻恵美子君) この子育て応援特別手当につきましては、広く情報として流れておりましたけれども、まだ確定とされたものではなく、特定の方たちに執行停止ということのお知らせをすることはしておりません。これからもする意向はないんですけれども、広報、またはホームページなどで広く周知したいというふうにこちらでは考えております。以上です。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 皆さんご存じのように、町道学校前線につきましては、富谷小学校の西側の町道でございまして、旧国道4号の交差点から県道西成田宮床線の交差点まででございまして、延長が313メートルほどございます。現在、道路改良全線発注しておりまして、その附帯工事としまして、両側に横断防止柵、防護柵、全線に設置いたします。並びに交差点部に滑りどめ等の安全施設を施すものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに、14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 子育て応援手当の件なんですが、広報でお知らせというのは何月号で知らせてあるのか、ちょっとそれお聞きします。
それで、今後知らせる予定もないということなんですが、町の方に直接対象者から問い合わせがあったということはありましたか。それも、二つお聞きします。
議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(八巻恵美子君) 10月の執行停止の指針がこちらに届きましたので、11月の広報に載せてあります。また、問い合わせ等はどうなったのかというところでのお問い合わせはなく、やはりこの執行停止についても情報として全国的にもう流れておりましたので、そこは周知されているものと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに。1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) 先ほども小川議員から出ましたけれども、20ページの基幹系システムの改修事業のあたりなんですけれども、これも毎年、毎年、
議長(渡邊俊一君) 款、項、目を示してください。
1番(小泉 光君) これは、款2総務費項1総務管理費です、ページは20ページです。7目情報化推進費、ここに189万円というのがあります。これは今回のみならず予算の都度こういうシステム改修作業というのが出てきているんですけれども、私も30年電子業界、小川議員も30年以上通信業界にいたんで、そのイメージとしてどうも高いんじゃないかというイメージを持っているわけですよね。これ委託費ですから、当然業者に見積もりなどをとらせて金額もらって、そして適正に査定はしていると思うんですけれども、情報を共有するという、議会と共有するという意味で、ここのところに括弧書きでもいいですから、何人月とか、あるいはマンデイという言葉もあると思いますけれども、どのくらいの仕事のボリュームなんだと、そういうことを記載したらお互いもっと意思の疎通はスムーズにいくと思うんですけれども、いかがでしょうかということの考えをお伺いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 小泉議員、ちょっとお聞きしますけれども、システム化について高いか高くないかというような議論よりも、その何にそういうようなものを使われているのかということをもっと明確に示してほしいということなんですね。
1番(小泉 光君) 仕事のボリュームが見えればいいと思うんですよ。何人月だとか、何マンデイだとか、そうすると、この価格が適正か適正じゃないかというのがある程度見えるなと。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 議員のご質問につきましては、検討させていただきまして、今後のこれらに対する説明にまず何人が必要だとか、そういうことがわかるようなものが、上げられた検討をさせていただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 17、18ページですけれども、21款町債、臨時財政対策債ですが、今回4,025万8,000円を減額して、残り3,622万4,000円は今年度中にすべて減額してゼロにする予定というように受けとめておりましたが、これはいつの段階で補正を組むご予定か、まず1点目伺います。
それから、20ページ、自治振興費、委託料で、富ヶ丘南部会館新築工事に関して設計業務委託と地質調査業務委託が計上されております。さきに町長は、平成22年9月末までに完成の予定ということを言っておられましたが、そこに至るまでの入札を含めた大まかなスケジュールと、それから、そのスケジュールのどこかの段階で、できれば早い段階で地域に対する説明及び地域の要望を聞き取る場が必要と思いますが、計画がされているかどうか伺います。
次に、33、34ページ、10款教育費、社会教育費のコミュニティセンター管理費ですが、西成田コミュニティセンター改修工事管理業者委託と、それから内装改修工事設計業者委託が合わせて計上されておりますが、この西成田コミュニティセンターについては、地域の声等を聞きながら、今後の活用について検討していくということを言っておられましたが、それはどのようになされて、どういう方向性が出てきたのか。その上での今回の委託料の計上なのかを伺います。 同じページの少し下に、5目公民館費の委託料で、不動産鑑定評価業務24万2,000円が計上されておりまして、ご説明では、成田公民館の駐車場に関する不動産鑑定に関するものだということでしたが、これはどこなのか、位置の特定と面積と、それから、それを買うのかどうかということと、さらに、何台の駐車を予定しているのかということを伺います。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 臨時財政対策債でございますが、ゼロとなる時期はというようなことでお話しされたとか、されないとかというお話ですが、その時期とかについて手前どもの方でお話しした経過はございません。今後、あとじゃあどうなるのかということで、当然歳入歳出予算の補正、一番近いところでいけば、臨時議会もなければ3月の定例議会で、これら臨時財政対策債も含めすべての歳入歳出予算の調整行う時期がございますので、一番近いところでは年明けの3月の定例議会かなというふうに考えてございます。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 富ヶ丘南部につきましては、平成21年度に設計、あと地質調査という段階までを平成21年度にやりまして、新築工事の請負費につきましては、新年度計上でございまして、4月に発注、そして、9月までには完成するというようなことでの工程で進めてまいりたいと思っております。
議長(渡邊俊一君) 次、生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) まず、委託料が87万7,000円の方でございますけれども、西成田コミュニティセンターの改修工事管理業務委託42万円でございますが、こちらの今西成田コミュニティセンターの北側部分、本体ではなくて裏側の分、トイレ、それから炊事場、おふろ等々改修するためのその管理業務が42万円の委託でございます。
その下の西成田地区コミュニティセンター内装改修工事設計業務委託につきましては、今回、建築確認をとる必要があるというところで、その手数料が1万4,000円、さらには、今回の北側の改修部分によりまして、本体というんですか、昔の校舎の部分にスプリンクラー等、そういった防火対策を講じる必要があるというところから、その設計を委託するということで、来年度工事するに向けての設計業務というものでございます。
それから、西コミの改修の地域の声というところでございますけれども、こちら活性化検討委員会なるものを12月中に立ち上げて、本校舎の部分をどう利用するのか、それに伴ってどう改修するのかというところは、これから検討する予定としております。
それから、次の不動産鑑定でございますけれども、こちらの成田の地番で言いますと成田一丁目1番の3、それから同じく成田一丁目1番の2となります。面積が1番の3が1,629.04平方メートル、それから、1番の2が446.99平方メートルになってございます。
買うのかというご質問ですけれども、こちら相手方もございますので、今回不動産鑑定を行いまして、適切な価格を見出しながら購入かもしくは賃貸かというところを今後検討していきたいと思っております。 ここに何台とめられるのかというところでございますけれども、ちょっとまだ設計まで至っておりませんので、そういうことでまだ把握してございません。
議長(渡邊俊一君) そのままで。
16番(永野久子君) 富ヶ丘南部会館、スケジュールのどこかの段階で地域の声を聞く場を設けるかどうか、計画があるか。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 予算ご可決いただいた後には、設計が一番平成21年度の予算上大変大切でございますので、これにつきましては、これまでどおり富ヶ丘南部新築設計建築検討委員会というようなことで、町内会の会長さん、あと役員の方数名、あと総務課の担当、そして都市整備の担当者と打ち合わせをしまして、よりよい会館づくりをしていくような打ち合わせをし、あと町内会の皆様には、会長さんを通じて公民館のかかわることについてのお知らせをしていただければと思っているところでございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) 初めに、20ページ、総務費の中の6企画費の中での委託料、人口掲示板作成業務委託9万5,000円、これについてもう少し詳しくお示しください。
同じページの自治振興費、富ヶ丘南部会館の新築設計でありますが、その設計の中で、設計にこれから発光ダイオードLEDを使った照明器具というのが非常に必要になってくる時代かなと思っております。こういったものを取り入れていることを考えての設計業務委託かどうかをお聞きいたします。
続きまして、26ページ、子育て応援手当についてでございますけれども、たしかシステム改修につきまして、既に業者に委託しているということを以前にお聞きしたことがございます。もちろんそれは結局しないことになったわけでありますけれども、どのようにされたのかお聞きいたします。
その次、28ページ、衛生費のごみ処理費、委託料に容器包装リサイクル法に基づく処理業務22万6,000円というのがございますけれども、これをもう少し詳しくお願いいたします。
続きまして、30ページ、道路橋梁費で、道路維持費でいちょう大橋等耐震補強調査設計業務委託というのが、これが終わっておりますけれども、今後、これをどうされるのかについてお聞きいたします。
続きまして、34ページ、社会教育費のコミュニティセンター管理費の中で、先ほども西成田コミュニティセンターのお話出ましたけれども、やはりこちらの方につきましても、今お話聞きますと、トイレ等、そういったものの改修ということでありますけれども、こちらの照明器具もやはりそういったようにLED照明を使ってはいかがかなということで思っておりますが、こういったものも設計業務としてお考えがあるかどうかお伺いいたします。
その次、38ページ、給与費の一覧でありますけれども、37ページ、38ページですけれども、ここに共済費、一般職の共済費が1,173万6,000円増えております。率が変更ということでありますけれども、これによって職員の皆様のご負担もやはり増えているかどうかお聞きいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、人口掲示板についてご説明いたします。
これ現在5万人を目指したまちづくりを進めておりますので、現在4万6,000人も超えております。それがなかなか伝わりにくいというのがありましたので、庁舎の中、入り口付近に現在の人口を男女総計、あとは世帯、できれば前月比か前日比を明記して着実に伸びていますということを意識を持っていただくために、そういったものを掲示板という形で設置することを目的に今回上げさせていただいております。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 会館につきましては、今後10年、20年と使う会館でございますので、そういう照明等々につきましても十分検討して設計してまいりたいと思っております。
あと共済保険の負担率につきましては、地方公共団体が負担すべき金額というようなことでございますので、職員には影響がないと解釈できるものと思っております。
議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(八巻恵美子君) 子育て応援特別手当のシステム改修につきましては、業者も決定し、作業手順等は進んでおりました。ただ、不透明なところもこの手当につきましてありましたので、システム改修の作業についてはぎりぎりのところまで待っていただいた状態です。それで、その決定において、業者との話し合いで違約金は発生せず業者との話し合いができました。以上です。
議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 容器包装リサイクル法に基づいた委託料の増額の件ですけれども、容器包装ごみにつきましては、3Rの観点から、容器包装ごみは減らそう、集まったごみは資源として有効に活用しましょうと、そういったことで、市町村と事業者側で協力して3Rの推進を図っています。そのための法律が容器包装リサイクル法というもので実施されているんですけれども、それで資源ごみを再商品化するために、市町村と事業者が拠出して実施をすることとしています。
その実施費用に充てます費用負担が、当初ではたしか102万3,000円ほど計上しておりましたが、今回、これは当初予算のときには平成21年度の事業委託分が定まっていませんでしたので、それが決定を受けまして、今回不足となります22万6,000円を追加するものでございます。
この関係で、歳入の方で600幾らほど入ってきましたが、これはこの拠出して実施した成果としまして、再商品化する上で予定していた費用よりも費用がかからなかったと、そういった意味で、町の方で品質向上とか、その費用削減に貢献したという評価を受けまして、それに基づいて、今回歳入として受け取っているものでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) いちょう大橋につきましては、成田の富谷高校の西側ですか、町道富ヶ丘明石線、これは東北自動車道をまたぐ橋梁でございまして、現在、設計委託を行いまして、事業費ある程度押さえてございます。今後、平成22年度施工を目指して新年度予算に計上し、東日本高速道路株式会社と協議をしながら工事の方を進めてまいりたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 今回計上しております設計業務の方では、防火対象の方の工事となりますので、お話の照明というものは、今後詰めていくという形になりますので、議員のご意見を参考にしながら進めてまいりたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。7番相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 26ページの福祉健康センターのことについてお伺いします。
メーター取付工事が211万5,000円の増額になっています。この要因は何なのかお伺いします。
それから、空調関係のことで二、三お伺いします。
同じくその下の部分で、292万1,000円の減額でございます。それから、36ページに児童クラブの活動室のエアコン設置で1,069万円の減額になっています。それから、武道館アリーナ冷房設置が1,525万円の減額になっておりますけれども、これは当然工事して終わっての減額とは思うんですけれども、せっかくちゃんとした実行予算を組んでいるわけでございまして、何でこんなに開きが出てくるのかなというふうに思うんですが、この辺の原因もお伺いします。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) まず、工事請負費のところのメーター取りつけのところですが、昨年来、ご説明をいろいろしておりますデイサービスセンターの跡のところに就労継続支援事業を立ち上げるために、そこのところの水道であったり、それからガスであったり、電気であったりというのを別会計といたしますので、それのメーターを取りつけるというような内容になっております。
それから、福祉健康センター診察室などの空調設備の工事、これは、上のふれあいサロンのところとか、診察室、機能訓練室などの、あと下ですね、乳幼児健診などで使うために空調設備を取りつけたものでございまして、執行残となっておりまして、その内容的なところというのは、今のところ私としては手持ちとして持っておりません。
議長(渡邊俊一君) エアコン関係について質問受けていますけれども、もし入札関係に振るのであれば、あとそこまで答弁して財政課に求めますけれども。生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) まず、児童クラブのエアコン、それから武道館のエアコンですけれども、まだ工事途中でございます。まだ完成はしておりませんけれども、入札は執行ということで、執行額が出たために執行残という形で、今回減額補正をいたしました。何でこんなに低いのかというところにつきましては、こちらでは掌握できないところでございます。
議長(渡邊俊一君) 今の答弁に引き続いて、財政課長、答弁しますか。財政課長。
財政課長(渡邊成一君) 執行残でございますが、これは入札の結果によるものでございます。
議長(渡邊俊一君) 次、長寿福祉課長、福祉健康センターに関してね、空調。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 福祉健康センターの空調も同じように、先ほど答弁している執行残というところでございます。
議長(渡邊俊一君) ということだそうです。よろしいですか。ほかに。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第6号)は原案のとおり可決されました。
日程第11 議案第10号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第10号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(小松 巌君) それでは、平成21年度の各種会計補正予算説明書によりましてご説明させていただきます。
44ページお願いいたします。
議案第10号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによります。
第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,805万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ30億3,043万5,000円とするものでございます。
第2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出補正予算」によります。
次に、債務負担行為でございまして、第2条でございます。
債務負担行為をすることのできる事項、期間及び限度額につきましては、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
それでは、歳入歳出予算の事項別明細書によりご説明申し上げます。
53ページお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
4款1項療養給付費等交付金は、3,412万2,000円を追加いたしまして、1億6,095万5,000円とするものでございまして、これは退職被保険者に係る療養給付費の交付額の額の確定による増加のものでございます。
9款1項他会計繰入金3,392万8,000円を追加いたしまして、2億2,233万9,000円とするものでございまして、1目一般会計繰入金の中の1節保険基盤安定繰入金は、国、県の負担金の申請額の増によるもの、それから、3節職員給与費等繰入金につきましては、共済組合負担金分、それから、5節財政安定化支援事業につきましては、国保財政の支援として年齢構成による1人当たりの医療費差額等による分として繰り入れを行うものでございます。
次に、歳出でございます。
次のページ、55ページ、56ページお願いいたします。
1款1項総務管理費につきましては、1目一般管理費で17万5,000円を追加いたしまして、4,963万9,000円とするものでございまして、職員3人分の共済組合金の負担金でございます。
1款2項徴税費につきましても、11万円を追加いたしまして2,027万9,000円とするもので、これにつきましても共済組合の負担金でございます。
次に、2款1項療養諸費は、7,611万5,000円を追加いたしまして、18億664万4,000円とするものでございまして、1目一般被保険者療養給付費において、一般被保険者の療養給付額の増加に伴いまして、1億1,411万5,000円を追加いたします。
2目退職被保険者等療養給付費では、給付金、額が減っておりますので、4,000万円を減額いたします。
3目一般被保険者療養費は、療養費の増に伴いまして、200万円を追加いたします。
4目退職被保険者等療養費につきましては、財源の内訳の更正を行うもので、一般財源から支払基金からの交付分に財源の更正を行うものでございます。
次に、2款2項高額療養費は、400万円を減額いたしまして、1億7,291万8,000円とするもので、療養費の減による減額と財源内訳の更正を行うものでございます。
3款1項後期高齢者支援金等は、財源の内訳の更正を行うものでございまして、一般財源から支払基金への交付金額にかえるものでございます。
4款1項前期高齢者納付金等は、13万6,000円を減額いたしまして、112万3,000円とするもので、額の確定によるものでございます。
次に、57ページ、58ページお願いいたします。
5款1項老人保健拠出金は、66万7,000円を減額いたしまして、3,217万5,000円とするもので、額の確定によるものでございます。
次に、6款1項介護納付金は、354万7,000円を減額いたしまして、1億5,289万6,000円とするもので、これも額の確定によるものでございます。
次に、債務負担行為につきまして、61ページお願いいたします。
これにつきましては、昨年度から始まりました特定健康診査業務に関する平成22年度分の委託業務に関するもので、年度内、平成21年度内に委託契約を結ぶため、平成21年度につきましては0円、平成22年度に実施することによりましての支出ということでの債務負担行為を計上しておりまして、5,986万9,000円を計上したものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。
日程第12 議案第11号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第11号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) それでは、平成21年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書62ページをお開きお願いします。
議案第11号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,103万7,000円を減額し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ8億4,590万3,000円とするものです。 第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書によりご説明申し上げます。
71、72ページをお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
1款分担金及び負担金1項1目下水道事業負担金に6万2,000円を追加いたしまして、下水道負担金の合計を12万7,000円とするものでございます。これは下水道事業受益者負担金によるものでございます。
下の段、4款繰入金1項1目一般会計繰入金を2,109万9,000円減額いたしまして、一般会計繰入金の合計を2億8,623万2,000円とするものでございます。これは歳入歳出の差によるものでございます。
次のページ、73、74ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款下水道事業費1項1目下水道総務費に535万7,000円を追加し、下水道総務費の合計を7,391万7,000円とするものです。内訳といたしまして、給料に255万5,000円、職員手当等に187万5,000円、共済費に92万7,000円を追加するもので、職員の異動に伴うものでございます。
下の段、2目下水道維持費、委託料2,620万9,000円を減額し、下水道維持費の合計を9,270万円とするもので、維持管理等業務の委託料が入札等により契約が減となり、その執行残でございます。
2款公債費1項1目元金6万2,000円の財源更正を行うもので、下水道事業の先ほどの受益者負担金相当分を調整するものでございます。
2目利子18万5,000円を減額し、利子の合計を1億4,494万6,000円とするものです。これにつきましては、利息当初の予定より0.1%ほど減となりましたので、それで調整をいたしたところでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。
この際、午後2時10分まで休憩をいたします
午後2時01分 休憩
午後2時10分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第13 議案第12号 平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
議長(渡邊俊一君) 日程第13、議案第12号平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、議案第12号、80ページをお願いをいたします。
平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)。
第1条でございます。
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ23万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億5,260万6,000円といたすものでございます。
2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条につきましては、債務負担行為でございます。
地方自治法第214条の規定によりまして、債務を負担する行為をすることのできる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるとするものでございます。
83ページをお願いをいたします。
第2表の債務負担行為でございます。
介護保険システム運用支援委託と生活機能評価業務委託について、今年度中準備行為が必要なために債務負担行為の設定をいたすもので、期間と限度額については記載のとおりでございます。
なお、介護保険システムに関しましては、保険料の月割賦課や高額合算処理業務などの介護、そのほかもありますが、介護のシステム全般に対応するものでございます。生活機能評価に関しましては、介護予防事業の対象となる高齢者を把握し生活機能のチェックをしていくものでございます。
次に、89ページをお願いいたします。
まず、歳入でございます。
8款1項1目一般会計繰入金23万円を増額しまして、補正後の額を2億1,211万9,000円とするものでございます。介護保険担当職員の給与等の財源調整でございます。
次のページ、91ページをお願いをいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費に10万5,000円を増額し、2,658万8,000円とするもので、これは介護保険担当職員の共済費など人件費でございます。
2款保険給付費1項介護サービス等諸費は、457万5,000円を減額し、補正後の額を11億1,954万9,000円とするものでございます。
2目地域密着型介護サービス給付費、これはグループホーム等の入所に係るもので、3目施設介護サービス給付費については、特養、老健等に要するもの並びに4目居宅介護サービス計画費は、ケアプラン作成等に要するものでございますが、それぞれの実績に基づいて今後の所要額見込みを積算計上をしたものでございます。
2款2項1目介護予防サービス給付費、これは450万円を増額し、補正後の額を4,190万1,000円とするものでございますが、これにつきましても、これまでの実績によりまして今後の見込みを計上いたしたものでございます。
2款6項2目特定入所者介護予防サービス費については、7万5,000円を増額し、6,496万2,000円とするもので、低所得者の介護予防サービス分について不足が見込まれるので、所要の額を今回増額をしたものでございます。
3款地域支援事業費2項包括的支援事業費1目一般管理費ですが、12万5,000円を増額して2,419万6,000円といたしたもので、これについては、包括支援センター職員の共済費などの分でございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第12号平成21年度富谷町介護保険別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。
日程第14 議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議長(渡邊俊一君) 日程第14、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)、98ページお願いをいたします。
議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)。
第1条でございます。
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ31万1,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億6,451万9,000円とするものです。
2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の総額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものというものでございます。
第2条、債務負担行為でございます。
これにつきましても、地方自治法第214条の規定によりまして、債務を負担する行為をすることのできる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるとするものでございます。
101ページの第2表です。債務負担行為でございます。
まず、後期高齢者医療システム運用支援業務と、後期高齢者医療システム機器保守業務について、今年度中の準備行為が必要であるため債務負担行為の設定をいたすもので、期間と限度額については記載のとおりでございます。
システムの関係でございますが、月割算定や住民税の連携、所得照会等の後期高齢者システムの円滑運用と、後期高齢者システム機器などの保守点検をするものとなってございます。
107ページをお願いをいたします。
107ページは歳入でございます。
1款1項一般会計繰入金1目事務費繰入金に31万1,000円を増額いたしまして、4,568万円とするもので、前段の条例でご可決いただきました延滞金等の条例改正に伴う滞納管理システム一部改修をするものでございまして、その分の財源として繰り入れを行うものでございます。
109ページをお願いします。
歳出でございます。
1款2項1目徴収費に31万1,000円を増額し、184万6,000円とするもので、滞納管理システムの改修分を行うものでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。
日程第15 議案第14号 平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)
議長(渡邊俊一君) 日程第15、議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(小野一郎君) それでは、平成21年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書112ページをお願いいたします。
議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)につきましてご説明申し上げます。
第2条、収益的収入及び支出ですが、第1款水道事業収益第2項営業外収益に110万4,000円を追加し、第1款水道事業収益の合計を9億6,409万4,000円とするものです。
第3条、資本的収入及び支出ですが、予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額として、第1款資本的収入第2項開発負担金に840万2,000円を追加し、第1款資本的収入の合計を2,054万2,000円とするものでございます。
続いて116ページをお願いいたします。
平成21年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書でご説明いたします。
収益的収入及び支出において、収入の第1款水道事業収益第2項営業外収益4目雑収益に110万4,000円を追加し、1款水道事業収益の合計を9億6,409万4,000円とするもので、用紙代等その他雑収入分でございます。
下の段、資本的収入及び支出において、収入の第1款資本的収入第2項開発負担金1目開発負担金、宅地に係る開発負担金840万2,000円を追加し、第1款資本的収入の合計を2,054万2,000円とするもので、こちらはとちの木一丁目開発に伴う負担金等でございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。
日程第16 議案第15号 和解及び損害賠償額の決定について
議長(渡邊俊一君) 日程第16、議案第15号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 議案書の29ページをお願いいたします。
議案第15号和解及び損害賠償額の決定について申し上げます。
富谷町上桜木二丁目12地内町道宮沢根白石線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
1.損害賠償額 13万9,633円でございます。
2.和解の相手方 宮城県黒川郡大郷町川内字作田畑4-2、赤間 恵でございます。
3.和解の内容 町は相手方に損害賠償額13万9,633円を支払うこととし、相手方はその後の請求を放棄するものとするものでございます。
この事故につきましては、本年11月7日土曜日、午前9時30分ごろ、相手方赤間 恵氏が富谷町明石台地区から仙台市泉区桂方面へ向かって車で走行中、町道宮沢根白石線富谷町上桜木二丁目地内におきまして、歩道の植栽帯にあります街路樹のケヤキを支えていました支柱、径が6センチ、長さが約4メートルほどですが、これが出会い頭に突然倒れまして車に接触し、助手席側のフロントガラスとピラーの一部分を損傷したものでございます。
本人から連絡を受けまして、現場の調査を早速やったところでございます。支柱の一部は番線にて固定されておりましたが、上部と下部を固定しているシュロナワと呼ばれるものが、これは昨夜来からの強風などによりまして切れたことが事故の原因であると判断いたしたところでございます。
事故の対応策としまして、早速付近道路植栽の支柱を点検し、他の路線も含めまして老朽化などにより損傷して不用となった支柱の撤去等について早速発注をしたところでございます。
11月27日金曜日でございますが、相手方赤間氏との示談が成立したので、和解と損害賠償額決定の議決をお願いするものでございます。
なお、賠償金につきましては、町が加入しております全国町村会総合賠償補償保険で手当てするものでございます。以上です。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号和解及び損害賠償額の決定についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第15号和解及び損害賠償額の決定については原案のとおり可決されました。
日程第17 議案第16号 黒川地域行政事務組合規約の変更について
議長(渡邊俊一君) 日程第17、議案第16号黒川地域行政事務組合規約の変更についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) それでは、議案第16号黒川地域行政事務組合規約の変更についてご説明いたします。
提案理由につきましては、消防の事務に要する経費の負担方法が、普通交付税に関する省令の改正により、消防の事務に要する経費の負担方法を改正するために組合規約を一部改正するもので、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
内容でございますけれども、現行の消防事務に要する経費の負担金につきましては、町村に算定される消防基準財政需要額総額から、非常備化町村の場合の基準財政需要額を差し引いた常備化町村としての増額の基準財政需要額の割合で負担しておりましたけれども、全国的に消防が常備化が進んだというようなことで、本年7月普通交付税に関する省令の一部改正によりまして、負担方法の規定に引用されております消防に関する非常備化と常備化の区分制度が廃止されたことによりまして、負担方法について関係町村が協議を行ったものでございます。
協議の結果、町村に算出される消防基準財政需要額の総額に対する各町村の負担割合とすることで合意形成になったためでございます。これによりまして、32ページの新旧対照表をごらんいただきますけれども、現行第16条第2項第3号を第3条第7号の事務に要する経費の負担金については、「現年度の地方交付税法の規定による関係町村の消防費に係る基準財政需要額の総額に対する割合により算定した額を関係町村が負担する。」に改めるというものでございます。この規約によりまして、我が町の負担は、改正前0.46752が0.45727になりまして、0.01025%の負担率が富谷町においては減少になったということでございます。その金額につきましては、1,003万2,000円の負担額の減少になるという見込みでございます。
附則ですけれども、この規約は、公布の日から施行するものでございます。以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号黒川地域行政事務組合規約の変更についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第16号黒川地域行政事務組合規約の変更については原案のとおり可決されました。
日程第18 議案第17号 土地の取得について
議長(渡邊俊一君) 日程第18、議案第17号土地の取得についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、追加提出議案の議案書をお願いいたします。
1ページでございます。
議案第17号土地の取得について
町道穀田線道路用地として、下記の土地を取得しようとする。よって、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
所在地は、富谷町穀田字要害17番2の一部外87筆でございます。
面積は、1万152月9日4平方メートル。
取得価格は、4,594万51円でございます。
契約の相手方は、富谷町穀田字立石25番地1、安藤雄馬外19名でございます。
詳細につきましては、2ページから7ページにお示ししているとおりでございます。合計20名、町内居住者16名、町外居住者4名の内訳でございます。
平米当たり単価について申し上げます。
田が4,600円、畑4,000円、原野及び雑種地が2,300円、山林2,200円、宅地1万7,300円、そして、墓地が1万400円でございます。これはすべて土地鑑定評価によるものでございます。
別にお渡ししておりますA3判2枚刷りの議案第17号関係資料をごらんいただきたいと思います。
町道を示す平面図でございますが、こちらの右側が富谷町役場側、左側が成田地区というようなことで、県道西成田宮床線から町道富ヶ丘明石線まで、これは赤の破線部分が町道穀田線の位置図でございます。黒の引いている線で4分割しております。
北側から新改良区間ということで2月1日キロメートル、次に、富谷ジャンクションによるつけかえ区間が500メートル、次に、新規改良区間800メートル、最後に大清水区間改良済みということで400メートル、合計3月8日キロの路線でございまして、今回買収する区間につきましては、2区間に分けております新規改良区間2月1日プラス0.8の2月9日キロメートル区間でございます。
昨年から実施設計等をやっておりまして、本年用地の説明会、去る10月26日に行って皆様にある程度の承諾をいただきましたので、買収の契約を進めていったところでございます。12月7日仮契約をいたしましたので、今回、皆様に議決をお願いするものでございます。
なお、申しおくれました。資料の2枚目が町道の断面図でございますが、上の部分が主に切り土部分というようなことで、赤の部分が新たな断面でございます。歩道につきましては、皆様にも前にお示ししておりますが、3月5日メートルの幅員で設備するものでございます。用地のとらえ方につきましては、切った一番上場から70センチほど離したところで用地の境界としております。水田部につきましては、畦畔を50センチほどついて真ん中を境界とするものでございます。
下側が盛り土部と、それから河川のつけかえ部というようなことの断面でございまして、これも畦畔が、左側の田んぼの畦畔については、300の真ん中を用地境界、右側の河川の堤防の境界につきましては、1メートルの堤防をつくって真ん中を境界、以上のようなとらえ方で用地買収をしたものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。6番山路清一君。
6番(山路清一君) この計画道路の用地買収に関しては、これで何%でしょうか。
また、もう一つお伺いしますけれども、この用地買収の中で反対の方はいらっしゃいますかお伺いいたします。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 現在まだ一部の方と用地交渉中でございます。現在のところ買収面積は約84%でございます。2,000平米ほどまだこれから交渉していく予定としております。地権者が全体で25名ほどございます。そのうち20名が仮契約整ったものでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号土地の取得についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第17号土地の取得については原案のとおり可決されました。
日程第19 請願第1号 富谷町民俗ギャラリーを旧富谷町役場庁舎耐震工事終了後旧庁舎へ移転するよう請願いたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第19、請願第1号富谷町民俗ギャラリーを旧富谷町役場庁舎耐震工事終了後旧庁舎へ移転するよう請願いたします。を議題といたします。
お諮りいたします。
本請願につきましては、教育民生常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本請願は、教育民生常任委員会の付託案件といたします。
なお、本日は本定例会最終日となっております。ただいま付託案件といたしました請願については、教育民生常任委員会における閉会中の継続調査といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
日程第20 発議第7号 子どもたちの生命を守るため、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書(案)
議長(渡邊俊一君) 日程第20、発議第7号子どもたちの生命を守るため、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書(案)を議題といたします。
提出者伊豆田待子君に説明を求めます。伊豆田待子君登壇願います。
14番(伊豆田待子君) 発議第7号。
富谷町議会議長 渡邊俊一殿。
提出者伊豆田待子、賛成者議員、山路清一議員、磯前 武議員、菅原 傳議員、以上3名でございます。
子どもたちの生命を守るため、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書(案)でございます。
富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出いたします。
皆様のお手元にございますので説明とさせていただきますが、その前にこのヒブワクチンに関して少し申し上げたいと思います。
ヒブワクチンによる重症感染症は、大体5歳ぐらいまでに感染し、2008年ですと年間600人の子供さんがかかり、そのうち20人から30人が亡くなっている。そして、100人のお子さんたちが後遺症を残している。また、生後2カ月から接種できるというものです。
日本は、まだやっとこの接種が、ワクチンが承認されて始まっているところでございます。お手元の案で読ませていただきます。
細菌性髄膜炎は、乳幼児に重い後遺症を引き起こしたり、死亡に至る恐れが高い重篤な感染症で、その原因の75%がヒブ(Hib=ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)このインフルエンザとついているので、なぜついたかといいますと、この季節性のインフルエンザ、冬になるインフルエンザに似ているということで、この名前がついたんですが、一切関係ないということでございます。と肺炎球菌によるものです。
細菌性髄膜炎は早期診断が困難なこと、発症後の治療には限界があることなどから、罹患前の予防が非常に重要で、Hibや肺炎球菌による細菌性髄膜炎については、乳幼児期のワクチン接種により効果的に予防することが可能です。
世界保健機構(WHO)もワクチンの定期予防接種を推奨しており、既に欧米、アジア、アフリカなど100カ国以上で導入され、90カ国以上で定期予防接種とされており、こうした国々では発症率が大幅に減少しています。
日本においては、世界から20年遅れてHibワクチンが昨年12月に販売開始となり、小児用肺炎球菌ワクチンも欧米より約10年遅れて今年10月に国内初承認され、来年春までに販売開始の予定となっています。
医療機関においてワクチンの接種が可能となっても、任意接種であるため費用負担が大きく、公費助成や定期接種化など、子どもたちの生命を守るための早急な対策が必要です。この費用なんですが、1回7,000円、2カ月から受けますと4回受けなければならないので、約3万円かかるということが言われております。
そこで、細菌性髄膜炎の予防対策を図るために、政府におかれましては次の事項について、一日も早く実現されますよう強く要望いたします。
1.Hibワクチンおよび小児用肺炎球菌ワクチン(7価ワクチン)の有効性、安全性を評価したうえで、予防接種法を改正し、Hib重症感染症(髄膜炎、喉頭蓋炎、敗血症)を定期接種対象疾患(一類疾病)に位置付けること。
2.ワクチンの安定供給のための手立てを講じること。
3.ワクチン接種費用の公費助成。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成21年12月11日
提出先
内閣総理大臣 鳩 山 由紀夫 殿
厚生労働大臣 長 妻 昭 殿
以上です。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
討論ありませんね。(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これから発議第7号子どもたちの生命を守るため、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書(案)を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の議員の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、発議第7号子どもたちの生命を守るため、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書(案)は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。
日程第21 発議第8号 富谷町議会委員会条例の一部改正について
議長(渡邊俊一君) 日程第21、発議第8号富谷町議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
富谷町議会会議規則第39条第3項の規定により、提出者の説明を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、提出者の説明を省略することに決定をいたしました。
続いてお諮りいたします。
本案は質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。これより発議第8号富谷町議会委員会条例の一部改正についてを採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、発議第8号富谷町議会委員会条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
日程第22 閉会中の各委員会調査について
議長(渡邊俊一君) 日程第22、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって、継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
平成21年第4回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十二分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
会議を閉じます。
平成21年第4回富谷町議会定例会を閉会いたします。
どうもご苦労さまでございました。
午後2時51分 閉会