富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成21年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月2日~9月11日)

更新日:2009年09月11日

平成21年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月2日~9月11日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

決算審査特別委員会会議録第1号

決算審査特別委員会会議録第2号

決算審査特別委員会会議録第3号

決算審査特別委員会会議録第4号

定例会会議録第3号

平成21年第3回定例会目次

第1日目  9月2日(水曜日)
町長提出議案の概要説明
 11番 磯前武議員
子育て支援の充実を図れ
健康増進の施策を問う
公園トイレの冬期間閉鎖解除せよ
 8番 菅原傳議員
要介護認定制度の見直しの実態はどうか
副町長の配置問題はどうなっているか
 12番 高橋敏夫議員
市制への移行条件整備計画を伺う
あけの平-とちの木間生活道の早期開通を望む
 6番 山路清一議員
大型開発計画は進展しているか
杜乃橋町内の歩道と緑地帯を問う
 18番 相澤武雄議員
富谷町総合計画の確かな取り組みについて
 4番 細谷禮二議員
富谷町の重点目標(スローガン)は
公民館・集会所の駐車場の開放を
仏所・太子堂中線の側溝整備は
 1番 小泉光議員
常任委員会調査時の執行部発言の進捗は
 2番 小川昌義議員
地方税納税率向上体制について問います
大雨による風水害対策について
新教育指導要領・学校ICTは整っていますか
第2日目  9月3日(木曜日)
 9番 今村寿議員
3人乗り自転車の普及促進を図れ
高齢者が公園デビュー出来るユニバーサルデザイン推進を
『少年消防クラブ』作りとその活性化を図れ
 16番 永野久子議員
保育の公的責任と保育士の待遇改善について
住宅や店舗のバリアフリー化推進を求める
 15番 佐藤聖子議員
特別養護老人ホーム「和風園」養護老人ホーム「偕楽園」の民間移譲につ いて
町民体育祭のあり方再検討の時期ではないか
 13番 安住稔幸議員
企業誘致の促進を
小中学校の教材費の保護者負担を軽減せよ
 5番 佐藤克彦議員
本町における持続可能な循環型農業政策を問う
議案第15号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
認定第1号 平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第7号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について
認定第8号 平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定について
決算審査特別委員会
第1日目  9月4日(金曜日)
認定第1号 平成20年度富谷町一般会計決算
(財政課、経営企画課、総務課、税務課、議会事務局、会計課)
第2日目  9月7日(月曜日)
認定第1号 平成20年度富谷町一般会計予算
(町民生活課、子育て支援課、健康増進課、長寿福祉課、教育委員会)
第3日目  9月8日(火曜日)
認定第1号 平成19年度富谷町一般会計予算
(産業振興課、都市整備課、上下水道課)
第4日目  9月9日(水曜日)
認定第2号 平成20年度富谷町老人保健特別会計決算
認定第3号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計決算
認定第4号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計決算
認定第5号 平成20年度富谷町介護保険特別会計決算
認定第6号 平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計決算
認定第7号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算
認定第8号 平成20年度富谷町水道事業会計決算
第3日目  9月11日(金曜日)
議案第20号 副町長の選任につき同意を求めることについて
議案第 1号 富谷町内部組織設置条例の制定について
議案第 2号 富谷町教育委員会教育長の給与,勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について
議案第 3号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について
議案第 4号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
議案第 5号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
議案第 6号 平成21年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)
議案第 7号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第 8号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第 9号 平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第10号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
議案第11号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第12号 平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
議案第13号 平成21年度町営清水沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結について
議案第14号 富谷町道路線の認定について
議案第17号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第18号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第19号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第16号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
認定第 1号 平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第 2号 平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 3号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 7号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について
認定第 8号 平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定について
議案第21号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
発議第 5号 新型インフルエンザワクチン接種費用の無料化並びに感染拡大防止対策の推進を求める意見書
発議第 6号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書
閉会中の各委員会調査について

平成21年第3回定例会議事録(第1号)

平成21年9月2日(水曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君     
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君     
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君     
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君     
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君     
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君     
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君     
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君     
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君     
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 小野一郎君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君 

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 泉川潤哉
  • 主事 加藤宏子

議事日程 第1号

平成21年9月2日(水曜日)午前10時00分 開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 会期の決定
  • 第3 一般質問(通告番号1番~8番)
一般質問  11番 磯前武議員
1 子育て支援の充実を図れ
2 健康増進の施策を問う
3 公園トイレの冬期間閉鎖解除せよ
 8番 菅原傳議員
1 要介護認定制度の見直しの実態はどうか
2 副町長の配置問題はどうなっているか
 12番 高橋敏夫議員
1 市制への移行条件整備計画を伺う
2 あけの平-とちの木間生活道の早期開通を望む
 6番 山路清一議員
1 大型開発計画は進展しているか
2 杜乃橋町内の歩道と緑地帯を問う
 18番 相澤武雄議員
1 富谷町総合計画の確かな取り組みについて
 4番 細谷禮二議員
1 富谷町の重点目標(スローガン)は
2 公民館・集会所の駐車場の開放を
3 仏所・太子堂中線の側溝整備は
 1番 小泉光議員
1 常任委員会調査時の執行部発言の進捗は
 2番 小川昌義議員
1 地方税納税率向上体制について問います
2 大雨による風水害対策について
3 新教育指導要領・学校ICTは整っていますか

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午前10時00分 開会

議長(渡邊俊一君) 平成21年第3回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は町長から平成20年度富谷町各種会計決算の認定など事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待をいたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつとさせていただきます。
 本日は傍聴人の方々がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では録音機、カメラ、ビデオなどの撮影等は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえて静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成21年第3回富谷町議会定例会を開会いたします。
最初に、提案理由を含め町長よりあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、皆さん、おはようございます。
 セミの鳴き声が虫の鳴き声にかわり、秋の装いを感じるきょうこのごろでございます。本日ここに、平成21年第3回富谷町議会定例会が開催されるに当たり、提出いたしました議案の概要等の説明にあわせ、平成21年6月定例会後からこの間までの町政運営の主な取り組みについて申し述べ、町民の皆さん並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 まず初めに、8月30日総選挙が実施されたところでございます。富谷町では有権者総数のうち2万 5,000人近くの方が投票されました。富谷町では近年にない70%を超えるほどの投票率となったところでございます。受け取り方はさまざまであろうかと思いますけれども、民意が結果を生んだわけでありますので、結果は尊重されなければならないと考えます。新たに発足する新政権には選良たる代議士の公正な品格と高邁な識見を遺憾なく発揮していただき、国政の課題、日本の将来について十分な議論を積み重ねて町民、そしてまた国民の幸せにつながる政策実現を期待したいと思います。とりわけ4区選出の代議士には富谷町の地域的特性を十分にご理解いただくとともに私どももそのための努力をしてまいりたいと思います。
 さて、今日の社会情勢は8月の月例報告によれば景気は厳しい状況にあるものの、このところ持ち直しの動きが見られるとしており、当面雇用情勢が悪化する中で厳しい状況が続くものと見られるものの、経済対策の効果に加え対外経済環境の改善により景気は持ち直しに向かうことが期待されると先ごろ発表されたところであります。このような経済情勢が一刻も早く改善、好転することを期待し安定した町民の生活となるよう町としても最善の努力を尽くしてまいります。
 一方、本町の状況に目を向けるとき、平成21年度も中盤を迎えたところであります。4月からスタートした富谷町総合計画のもと、教育・福祉の充実、住環境・都市基盤の整備、産業振興と町の活性化など活力と自立性に富んだ5万人都市の実現を目指して「幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」の基本理念のもと行政としての統一感を持ちながら日々の業務に取り組んでいるところであります。今後とも町民の皆さま並びに議員各位のご理解とご協力を賜りながら富谷町の発展のため誠心誠意まちづくりに取り組んでまいる所存でございます。
 さて、富谷町の人口は8月20日現在人口4万 6,566人、1万 5,600世帯となりました。前年度比で比較いたしますと人口で 586人、世帯数で 265世帯の増加となってございます。失礼いたしました。1月の人口と比較するとです。前年同期と比べますと 1,076人、1年間比較でございます。 1,076人、世帯数では 441世帯の増となってございます。なお、9月1日現在では4万 6,579人という人口規模でございます。
定額給付金事務事業について定例報告を申し上げます。8月24日現在、全1万 5,409世帯中1万 5,032世帯に給付を終えたところでございます。給付率は97.6%であります。富谷町での給付期限は9月25日までとなっておりますので、締め切り告知用のポスター等を含めまして未申請者への周知に努めてまいります。
それでは、平成21年度6月定例会以降の町政運営の一端を申し上げます。
初めに、子供たちのための教育環境と未来をつくり出す町、すべての世代がいきいきと暮らせるまちづくりについての取り組みであります。小中学校の夏休みも終わりました。8月24日より夏休みの楽しい思い出にたくましさを加えて登校する子供たち、さらなる確かな成長を期待したいと思います。小学校、中学校、幼稚園のよりよい教育環境充実のため、事務事業の進捗状況について申し上げます。富谷幼稚園、東向陽台幼稚園の遊戯室、事務室に空調設備を設置し、8月1日より使用を開始してございます。あけの平小学校につきましてはトイレ改修工事、強化ガラス改修工事、校舎非常階段塗装塗りかえ工事に着手したところです。工事完了は9月末となってございます。日吉台小学校につきましてはトイレ改修工事、強化ガラス改修工事に着手をし、間もなく工事が完了するところでございます。東向陽台中学校につきましては昇降口下足入れ取りかえ工事を実施し、工事は既に完了しております。引き続きエレベーター修繕工事に着手してございます。富谷中学校校舎非常階段塗装塗りかえ工事はこのほど工事が完了いたしました。成田中学校の生徒数増加による教室の不足に対応するため増築工事設計業務を委託する補正予算を計上いたしてございます。平成23年7月からのテレビ放送完全デジタル化に向けて小中、幼稚園のテレビアンテナを整備するため国の地域活性化経済危機対策臨時交付金を活用し整備することとし、今回の補正予算に計上してございます。各中学校に町職員として配置しております学校図書補助員の名称を教育委員会の検討を経てこの7月から学校図書館指導員に改め、児童生徒の読書活動の充実に取り組んでいるところであります。また、学校図書館指導員12名と小学校に配置しました7名の特別支援教育支援員には町教育委員会による定期的な情報交換や研修会を計画的に開催し、人材育成及び指導技術向上に努めているところであります。これからも学校図書館指導員、特別支援教育支援員がスキルアップできるよう支援し、学校教育の充実に努めてまいります。
 11月15日に開催されるとやみ子どもまつりにつきましては、とやみ子どもまつり2009実行委員会により今年度の事業内容、実施体制について検討しているところであります。さきごろポスターもでき上がり、PR活動をさらに展開していきたいと思います。この祭りの開催を通してたくさんの皆さんに子供の輝きと成長を実感していただき、子供たちのための教育環境と未来をつくり出す町としての本町の教育施策を共有していただければと考えております。
新学校給食センター建設につきましては、さきごろの議員全員協議会でご説明申し上げたとおり、役場東側道路、町道三ノ関穀田線です、に隣接する山林を新たに造成して新学校給食センター1カ所で小中学校の給食を提供することを決定し、その準備に着手したところでございます。このことにより、費用対効果の観点に加え、安心安全でおいしい給食を安定的に供給するとともに、食育の推進と情報発信機能が期待されるところであります。
 平成21年度全国学力学習状況調査の結果が8月27日に発表されました。新聞にも同時発表されました。富谷町の小中学校とも、平均正解率がすべての科目で全国平均及び宮城県平均をかなり上回る結果となりました。学力学習状況調査は去る4月21日、小学校6年生全員と中学校3年生全員を対象に実施されたものであります。富谷町の平均正答率を新聞に発表されたとおり都道府県別の平均正答率、結果としては順位になりますけれども、当てはめてみますと中学校では国語B、主として知識の活用を問う問題、コンマ以下は省略をさせていただきます、80%で秋田に次いで2位。国語A、A問題は主として知識を問う問題であります。81%で秋田、福井に次いで3位。数学Aは68%と数学Bは62%とともに4位と中学校では国語、数学ともすべて4位以内に入る好成績となってございます。
 小学校では算数B、もう一度言いますけれどもBは主として知識の活用を問う問題であります。算数Bが57%で秋田、福井、東京に次いで4位、算数Aは80%で8位、国語Bは51%で12位、国語Aは70%で16位となっております。小中学校8科目中、小学校国語Bを除く7科目で新聞発表された仙台市の平均正答率をも上回る結果となったことをご報告申し上げます。
 この高い平均正答率は町政の柱の一つとして掲げる教育満足度日本一の町、学びの町富谷町をスローガンとして確かさを求めよう、確かめようを教育活動の基本とし、校長先生初め先生方の熱心なご指導と学習活動の積み重ね、そしてまた家庭・地域が一体となった取り組みにより功を奏したものと考えているところでございます。今後とも意欲と確かな学力をはぐくみ充実した教育環境の構築に努めてまいります。
 青少年健全育成富谷町民会議は次の世代を担う青少年の健やかな成長を願い結成されております。例年実施されている町内大型店舗の巡回事業にもご賛同いただき、関係団体の皆様のご協力によって子供たちの夏期休業中の安全確保がなされたところであり、深く感謝を申し上げる次第であります。
 富谷町の三大祭りの一つに位置づけております十三夜魂のふるさとまつりについて申し上げます。平成19年秋の開催からしんまちに会場を移し新たな祭りとして生まれかわりましたが、ことしもさらなるにぎわいとするため、実行委員会を既に6回を開催し6月25日には支援協力団体の代表者による組織委員会の会議を開催しました。組織委員会委員長には渡邊富谷町議会議長にご就任いただき、今後とも議会のご理解とご支援をよろしくお願いを申し上げたいと思います。10月1日には本祭り前のプレ企画を予定してございます。さらには本祭りは昨年まで開催した時期では寒さが強く開催時期を早められないかとのご意見が多く寄せられたことを受け、ことしは時期を早めまして10月10日と11日の土日に開催することといたしております。特に、ことしは町内の小中学校や富谷高校、黒川高校にも参加を呼びかけ、富谷小学校の校庭を利用して昨年以上の規模で夢・愛・宇宙をテーマとしたランタンアートを演出する予定も立てております。祭りがにぎわい感動を与え盛況のうちに終えられるよう、実行委員長を初め関係者一同ただいま準備を整えているところでございます。
 スポーツ・芸術・文化活動について申し上げます。9月13日にはとみやマーチングフェスティバルが例年のように開催されます。町内小中学校の金管バンド初め招待バンド等の演奏、そしてまた全国トップクラスにある富谷のマーチングエコーズの出演もございますので、どうかごらんをいただければと思います。また、富谷町の一大イベントであります第46回町民体育祭、いよいよ9月6日でございます。富谷町総合運動公園グラウンドを会場に44町内会すべてのご参加をいただき開催される運びとなってございます。町民体育祭につきましては平成19年に実施したアンケート調査の結果、継続を望む声が多いことから運営方法や種目を再検討した上で実施し、現在に至っております。町民が一堂に会し、交流を深める事業はこの体育祭をおいてほかにはございません。町民皆さんのご理解を得ながら地域相互のきずなを深めていただく絶好の機会として多くの町民の皆様のご参加を期待したいと思います。
 公民館事業につきましては生きがい学習としてことしからスタートしましたとみや豊壽大学、大学生 311人、六つの公民館に分かれてそれぞれ創意工夫を凝らした講義等を受講していただいているところであります。8月27日には受講者一同が会しましてイオンジャスコ富谷店にある映画館におきまして映画鑑賞会を行ったところであります。 200名を超える多くの皆さんに映画館でご鑑賞いただいたところでございます。
次に緊急雇用対策として生涯学習課では総合運動公園管理業務のため8月から臨時職員として3人雇用してございます。公民館においても8月から図書補助員6人を雇用してございます。さらに児童クラブ指導員6人を臨時職員として雇用することを予定したところでございます。このように、町としてできる雇用対策をさらに強化し、引き続き対策を講じてまいりたいと思います。
 子育て支援につきましては乳幼児や母子・父子家庭の医療費助成及び受給資格登録について皆様のご負担を軽減するために自動更新処理を行い、対象者の皆様へは9月末までに新たな受給者証を発送することといたしております。子育て応援特別手当につきましては、子育て家庭に対する生活安定の確保を図る目的であった制度でありますけれども、現在までに 100%の支給を目指して取り組んでまいりましたけれども、対象者数 930名中ただいま 927名まで申請を終えていただいたところでございます。なお一層、残された3名の方にも受給申請の手続をしていだけるように図ってまいります。安心して子供を産み育てるための支援ではことし4月から妊婦さんの一般検診14回公費負担の実施に伴いまして安心安全で出産が迎えられるよう助成券を交付してございます。県外の里帰り出産にも対応してございます。そしてまた、多胎出産についても追加助成を実施しているところでございます。
 保育所の運営につきましては富谷町の待機児童対策として上桜木果樹園の森保育園に次いで2カ所目の認可保育所となる、仮称ではありますけれども明石台保育園、平成22年4月の開所に向け9月から工事に着手したところでございます。なお、保育園建設に当たり国が創設しました安心こども基金から 9,896万円の交付金採択を受ける事業とすることとなりました。
 続いて健診事業につきまして申し上げます。6月11日から7月11日までの1カ月間、特定健康診査、肺がん・結核検診、大腸がん検診を実施いたしたところでございます。本年度も受診率につきましては55%を超え目標値を達成しております。また、今年度から集団検診時にご都合の悪い方のために直接郡内登録医療機関で受診できるよう個別検診を実施しております。町民の皆さんには疾病予防と早期発見にぜひお努めいただきたいと思います。そしてまた、女性特有のがん検診につきましては今月中に対象者に対して受診表及び無料クーポン券等を送付して、10月から来年3月まで受診できるよう関係機関と協議をしてただいま準備をしているところでございます。
 新型インフルエンザにつきましては8月に入って沖縄県、神戸市、名古屋市などで死亡者が発生するなど夏場になってもその感染力は衰えておりません。また、夏休みが終わり全国的に小中学校を中心に学級・学校閉鎖が相次いでいる状況でもございます。富谷町におきましては夏休み期間中、町内児童が母親の里帰り先で感染し、一時心配されましたが完全に治癒してから富谷に戻り現在では元気に登校しております。感染防止策としては、町民の皆さんには外出後のうがいや手洗いの励行、マスクの着用など引き続きお願いをしてまいりたいと思います。さらに、今後予想される第2波に備えて先ごろ富谷町新型インフルエンザ対策行動計画を作成し、的確に町民の皆さんに情報を提供して拡大を最小限にくい止める体制づくりを整え万全を期したところでございます。
 富谷町国民健康保険につきましては、出産育児一時金が国の緊急少子化対策により10月から平成23年3月31日までの間、4万円引き上げられることにより条例の一部改正について議案を提出させていただいているところでございます。
 高齢者保健福祉事業につきましては、4月にスタートしました高齢者保健福祉計画、第4期富谷町介護保険事業計画に沿って事業を進行してございます。まず初めに介護予防事業につきましては昨年の2倍以上であります 486名の方が特定高齢者となり、現在教室参加のために対象者お一人お一人の問診準備を進めているところであります。そして、身近な場所での開催など参加しやすい教室開催の体制を再構築し、要介護等認定状態の移行防止に努めてまいります。また、見直しがなされました介護認定につきましては4月から 173名の方々が更新認定を受けられ、そのうち従前の介護度を選択できる経過措置を希望された方は 146名でありました。結果として介護サービスの利用に大きな影響はありませんでした。しかしながら、今般再度10月から要介護認定が見直されることとなったため、住民周知を徹底するとともに厚労省が実施するブロック研修に参加し適正かつ円滑な介護認定に努めてまいります。介護サービス基盤の整備につきましては富ケ丘地区に富谷町で初めてとなる高齢者と障害者の共生型グループホームの建築工事が着工いたしました。
 続きまして2年目となります敬老行事、あったかほっとな地域事業づくりについてです。既に終えたところもございますけれども、9月以降24地区で実施が予定されております。皆様方のお力添え、なお一層お願いするとともにお取り組みに敬意と感謝を申し上げます。さらにまた長寿者、 100歳を迎えられた方3名ございました。広報等でも紹介しているとおりでございます。鷹乃杜の早坂作也さん、町上の吉田清幸さん、そしてまたこの3日、あすにはあけの平の熊谷ときさんがということで、めでたく 100歳をお迎えになられることとなりました。男性3名、女性1名の長寿者に恵まれたまた富谷町でもございます。皆さんの 100歳のご長寿、心からお祝いを申し上げます。
 老人クラブ連合会との共催によります健康フェスティバル、10月15日開催です。高齢者の方々のご参加をいただきながら老人クラブ会員のみならずご参加を広く求めてにぎやかなフェスティバルとなるよう今準備を進めているところでございます。
 地域福祉につきましては社会福祉協議会と協力を得ながら高齢者の配食サービス、従前から行っておりました。さらに、その事業に加えまして6月から公民館を会場としておおむね60歳以上でおひとり暮らしをされている方を対象に新たに地域ふれあい事業、通称「会食交流事業」を実施しておるところでございます。それぞれ多くの皆さんのご協力を得ながら今後さらにまた充実させていきたいと思います。さらにまた地域福祉フォーラム、第10回を迎えます。9月26日、成田公民館で開催をいたします。それぞれチラシ等も広報と合わせて皆様のお手元にお届をさせていただいたところでございます。
 次に企業誘致に関して申し上げます。企業誘致活動につきましては7月30日、恒例の東京でのセミナーがございました。村井嘉浩宮城県知事陣頭指揮のもと、平成21年度宮城県企業立地セミナーが開催されたところでございます。私も参加をいたしながら富谷町の立地環境についての魅力を積極的にアピールしてきたところでございます。さらにまた、来年の5月に告示されます市街化区域の編入手続をしております高屋敷地区、東洋刃物さんの南隣に当たります高屋敷工業用地につきましては地権者会の皆さんの熱心なお取り組みにあわせて企業誘致をパンフレット、そしてまたDVDも作成をされ、DVDについては町のホープページからもアクセスできるようになってございます。優良企業の皆さんのオーダーメード方式による誘致にさらにまた努力をしてまいりたいと思います。
 生産調整につきましては例年どおり皆様方のお力添えを得まして無事前半の確認を終えたところでございます。ご協力に感謝申し上げたいと思います。
 水稲につきましては一時心配されたところでありますけれども、8月15日現在の作況指数は 100ということで、平年並の調査結果が出ているところでございます。本年も富谷の米が収穫されて、なるべく早い時期に小中学校及び保育所に新米試食を実施することといたしております。
 ビニールハウス設置に対してもそれぞれ新たに4件の申請がございました。園芸作物の栽培促進を図るものであり、地場農産物の直売や学校給食センターへの食材の供給にもつながるものとしてさらに推進してまいりたいと思います。
 仙台北部道路について申し上げます。東北自動車道と結ぶ富谷ジャンクションのランプ橋2橋、これも広報等でご紹介をさせていただいております。予定された工事は計画どおり終了いたしました。さらにこの10月には東北自動車道をまたいで国道4号に向かう 1,700メートルほどの道路工事に入るわけでありますけれども、そこの国道に接続するための橋りょう、最後の工事になります橋りょう工事がこの10月に予定されているということです。さきに新聞報道で発表されたとおり、利府しらかし台インターチェンジから富谷ジャンクションまでの 6.6キロメートル区間においては平成21年度中、22年3月までに開通するということで、いよいよ現実味を帯びてきたところでございました。
 次に町道の改修整備について申し上げます。大童今泉線の改良工事、現在進行中であります沼田線の改良工事、稲刈りの終了後ということで秋から冬にかけて着工する予定です。仏所太子堂中線、学校前橋線、測量調査中でございました。設計が終え次第、年度内に改修工事に着手いたします。穀田線については不動産鑑定評価を終えたところでありまして、用地協力を得るべくその準備にとりかかっているところであります。道路側溝のふたがけ工事、有蓋化工事について申し上げます。本年度計画している5カ所ございます。東向陽台地区、富谷12 1号線、常春5 1号線の3カ所については予定どおり進捗してございます。残された栃木沢8号線、太子堂地区の2カ所については間もなく着工いたします。
 町営清水沢住宅建てかえ工事でありますけれども、敷地造成工事が進んでおります。さらに、今議会に契約案件で議案を提出している建築工事について、引き続き予定どおり造成工事に続いて行うこととしてございます。
 都市公園関係、日吉台地区4カ所、成田地区2カ所に長年故障しておりました時計の修繕をして供用したところでございます。公園のベンチ、遊具等の確認、そしてまた修繕、塗りかえも実施してございます。環境美化の取り組みであります。除草、空き宅地の除草のご協力、これまた例年どおりご協力をお願いすべく6月下旬に発送し、順次進めていただいているところでございます。
 今年度新たな取り組みといたしまして緊急雇用創出事業を活用した事業を展開をしております。その中の一つとして環境美化推進事業の一環としまして7月から10月までの間、臨時職員2名を採用し、ごみ集積所の適正排出の指導や9月の廃棄物不法投棄防止強化月間にあわせて廃棄物の不法投棄防止監視パトロールを強化することといたしてございます。この10月18日には環境美化事業の一環として従前から取り組まれておりますクリーン作戦を予定してございます。秋のクリーン作戦同様皆様のお力添え、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 次に住所地番不規則、それぞれの町内会を表示する看板に当たりますけれども仏所常春地区の住居表示案内板設置業務を進めております。成田地区内にあります大小の街区案内板との部分修正業務、案内板の移管を整備された街区や公共施設を案内板に反映させるための作業を9月末までに完了するようただいま進めているところでございます。
 上下水道関係におきましては今回の補正予算に提案をさせていただいております。給水タンク車の購入をすることといたします。地域活性化経済危機対策臨時交付金を活用いたすもので、この交付金により充当をさせていただくことといたします。配備後は断水、緊急時の体制強化はもちろん、町民の方々への水道事業、水資源の理解、周知の啓発活動の活用にも期待できるものと思ってございます。
 町民バスについて申し上げます。4月から7月までの4カ月間の利用者総数は1万 8,458名です。月平均 4,168名、昨年の同時期と比べますと 1,783名、月平均では 446名の増加となってございます。高齢者や障がいをお持ちの方などにお渡しをしております無料乗車証をお使いの方は1万 2,623名、全体の7割近くでございます。無料乗車証を活用して多くの町民の皆さんにさらに町民バスの活用をお願いしたいと思います。今後とも利用状況を見ながら町が運行する福祉的要素の強いバスとしてご利用いただけるようなお一層充実してまいりたいと思います。
 防犯対策として富谷町防犯協会により安全安心パトロール腕章を各行政区の希望数に合わせて先ごろ配付をさせていただいているところでございます。さらにまた、国との関連でありますけれども、災害対策につきましては国土交通省東北地方整備局と先ごろ災害時の情報交換に関する協定書を締結をいたしました。その内容は、富谷町で重大災害が発生した場合、国交省に対して災害対策現地情報連絡員、長いんですけれどもフランス語でリエゾンという言葉を充てているようです。派遣を要請し、派遣されたそのリエゾン、情報連絡員の方は町の災害対策本部で情報交換を行い、災害対策者の派遣を判断するなど自治体への支援を円滑に実施する重要な役割を担っていただく、そのような内容の協定でございます。消防防災対策につきましては、先ごろ多賀城市より消防ポンプ車を譲り受けたところでございます。町上町内会、町上消防団のご理解を得まして町上会館前に格納することといたしました。このことにより町で所有する消防ポンプ車は合わせて2台となります。
 さらにまた、地域活性化経済危機対策臨時交付金の活用によります消防施設の整備事業について申し上げます。一つ目としては小型動力消防ポンプ軽積載車、いわゆる車両に積載するポンプのタイプでございます。20年を経過しているものから順にこのたび4台を購入することといたしました。これは常備消防を補完する機能としてご尽力いただいております従来からの消防団、非常備消防団の機材充実にあわせ近接団地部に出動しやすい体制につながるものではないかと思います。なお、格納庫の更新に当たっては車両が格納できる規格で新設工事を行うことといたしております。
 二つ目として富谷町災害時職員行動マニュアル、緊急時の職員の出動体制を整えておりますけれども、出動する職員、第1次、第2次出動する職員 100名の防災用活動服セットも購入させていただきたく、この本交付金を活用することといたしております。
 交通安全対策について申し上げます。去る6月30日で交通死亡事故ゼロ1年を到達したところでございます。これも広報にご紹介をさせておりまして、宮城県警本部長より祝詞をちょうだいし、現在継続しているところでございます。皆様方のお取り組み、粘り強い活動に心かあら感謝を申し上げたいと思います。また、先ごろ富谷町には九つの交通安全協会支部がございます。支部長さんにお集まりをいただき、日ごろの活動の情報交換や今後の取り組みについて意見交換もまた行わせていただいたところでございます。近々には秋の交通安全運動、9月21日から30日までの10日間による秋の交通安全運動も予定されてございますので、なお一層お力添えをお願い申し上げたいと思います。
 続きまして総合計画について申し上げます。総合計画改定とあわせて設置されておりました富谷町まちづくり審議会、7月に今年度に入りまして2回目の会議が開かれ、答申の審議結果の報告書の提出を受けたところでございます。報告書には教育・文化の振興、民生福祉の充実、産業都市の発展、住民協働、コミュニティ推進の4分野について各委員の視点でご提言がなされてございます。今年度も引き続き審議会で十分な議論を尽くすことを期待しているところでございます。さきの6月議会でもお知らせ申し上げましたウエルサンピアみやぎ泉の件でございます。入札の結果、落札をいたしました株式会社バイタルエージェンシーが事業継続することを正式に発表されたところでございます。9月末をもって現在の営業形態を終了し、施設名称をベルサンピアみやぎ泉に改め、10月3日からスポーツ施設が新しい事業者によって再開され、そしてまた10日からは全館が従前どおりの営業をするとこのような予定であることも報告を受けているところでございます。
 次に、かねてから要望の強くありました明石台地区への郵便局設置運動について、その経過について申し上げます。明石台連合町内会から郵便局設置要望の署名が提出されたことを受け、8月25日、日吉台郵便局長の内ケ崎新局長にご案内をいただき、明石台連合町内会荒谷清明会長さんとともに郵便局株式会社東北支社を訪問いたしました。明石台連合町内会からの署名簿を添えて東北支社長であります白川 均支社長に対し町からの設置要望書を提出したところでございます。当日は富谷町の人口の増加の状況や、その中でもとりわけ人口増加が顕著で今後も宅地開発が計画されている明石台地区の状況を説明を申し上げ、地域住民の生活に欠かせない都市機能である郵便局の必要性について強く訴えてまいりました。支社長におかれましても郵便局の必要性と地域の皆様の署名について重く受けとめていただき、要望内容についてご理解をいただいたものと思っているところであります。東北支社長におかれましては署名簿と要望書についてはさっそく本社に説明をし検討をさせていただきたいとのご回答を得たところでございます。町といたしましても今回の地域の皆様の署名活動が実を結び、一日も早く郵便局が設置されますよう引き続き要望活動を継続してまいりたいと思います。
 次に自治振興関係について申し上げます。富ケ丘南部町内会館として使用している郵政互助会、もともとの郵政互助会、現在はコウシンホームビルと名前を変えてございます。所有者、有限会社NMCさん、4分の3をお持ちです。富谷町も約4分の1程度を持っております共有物件でございます。富ケ丘郵便局の局社のあるあの建物です。経年による雨漏り改修、外壁改修等の改修工事の実施を求められているところでございます。昭和51年以来、富ケ丘南部町内会館として使用してまいりましたが、多額の改修費用が見込まれることと階段利用によるご不便などを勘案して改修か新設かの検討に着手したいと思います。東向陽台第2会館前の仙台市水道施設の撤去に続き整地が行われ、このたび夏祭の会場としてお使いをいただき、次年度以降も引き続き会場とすることもまたお知らせをいただいたところでございます。東向陽台第1会館改修工事につきましては現在入札に向けて準備をしているところでございます。お花見、富谷町最大の桜の名所となっております地区でございます。お花見の皆さんの外部からいらっしゃるお客さま、お花見客の皆さんに外部から会館のトイレが使用できるように外からも入れるような構造とすることで今最後の設計の追い上げをかけているところでございます。12月完成、1月引き渡しを目指して取り組んでございます。大清水二丁目会館新築工事、工事が順調に進捗をいたして、9月15日に引き渡しを受けることとなってございます。町下の会館の新築につきましても間取り等について町内会の皆さんと十分なるご協議をさせていただきました。既に解体撤去が終わりまして、現在工事準備、着工準備に入ったところでございます。来年の1月完成、引き渡しを目指して使いでのよい会館としてまいりたいと思います。
 続きましてしんまち地区の活性化策について申し上げます。旧役場庁舎の利活用を検討してまいりたいと思います。このことについては、ふるさとまつりのしんまち地区での開催を契機として地域の皆さんからも旧庁舎活用のご提案をいただいているところであります。このためにも、まず施設として利用できるかを判断する資料とするため旧役場庁舎の耐震診断を今議会補正予算として計上してございます。この耐震診断結果を受けて検討委員会を設置し、町民の皆さんとその利活用について協議をしてまいりたいと思います。
 行政区長さんの皆さんには本当に日ごろから町勢発展にお力添えいただきまして本当に心から感謝を申し上げたいと思います。先ごろの会議で出ましたように、各皆様方への送付される郵便物につきましてはばらばらで送付されて大変ご迷惑をおかけいたしておりました。このたび、効率化と簡素化を目的に8月から各課からの郵便物については総務課で一括してとりまとめ、いわゆる5・10日付の日にまとめてご送付させていただくように改善をいたしたところでございます。
 次に効果的・効率的な行政運営について申し上げます。6月16日、首相の諮問機関である地方制度調査会、今後の基礎自治体及び監査、議会制度のあり方に関する答申がありました。平成11年以降に国が主導してきました平成の大合併について自治体の行財政基盤強化に一定の成果があり、現行の市町村合併特例法の期限を来年3月末で打ち切ることを柱とする答申がまとめられたわけであります。富谷町としましても今回の地方制度調査会の答申を踏まえ一層活力と自立性に富んだ5万人都市の実現を目指してまいりたいと思います。
 100 年に一度の経済危機と言われる現在の状況を受け、国において総額15兆円の経済危機対策に関する補正予算が予算化されたところであります。その中でも地方自治体、富谷町への額、交付金としまして述べております地域活性化経済危機対策臨時交付金が配分されます。その額は1億 2,698万円です。富谷町への交付金額です。交付金の使い道として高齢者少子化対策、地球環境の保全、安心安全、地域の実情に応じた取り組みの推進などへ活用をすることといたします。富谷町では消防施設、この趣旨にあわせて富谷町では消防施設整備事業、クリーンエネルギーカー、住宅太陽光発電システム普及促進事業、保育所・公民館冷暖房設備整備事業、学校情報通信技術環境整備事業、西成田地区コミュニティセンター整備事業、新型インフルエンザ対策事業など13の事業について総額1億 7,795万 4,000円の事業費を組み今議会に補正予算を提出しているところでございます。議案審議の際には詳細にご説明をさせていただきますので、ご審議のほどをよろしくお願い申し上げます。
 次に町税等の収納につきまして申し上げます。町税等未収納額が平成20年度末まで、町税では4億 5,520万円です。国保税では6億 2,242万円となってございます。合計10億 7,762万円となっている状況にございます。このような中、地方税の税収確保を図るため平成21年4月1日にスタートしました宮城県地方税滞納整理機構が設立されたところでございます。その機構には富谷町も参加をすることといたしまして、県庁内に設置されました地方税徴収対策室が設置をされ、富谷町からも1人の職員を派遣しているところでございます。今回、この機構に対しまして町税等を滞納している方52名、滞納税額 7,325万 9,582円、督促手数料31万 5,800円、合わせて 7,357万 5,382円をこの機構に移管をいたしたところでございます。8月20日現在、52名のうち24名の方から納税の交渉が行われまして、その交渉が無かったお二方については預貯金を差し押さえるなど合わせて 360万 8,492円が納税されたという現状でございます。今後、機構と連携協力をしながら滞納整理の推進、そしてまたさらなる行政サービスを安定的に行うためにはぜひ町税等の収入未済額の縮減を私どもの大きな課題として取り組まなければならない。そして、町財政の健全な財政確保に努めていかなければならないとこのような認識でおるところであります。役場庁舎におきましても経費節減を目的に右肩上がりにふえがちなコピー機の使用枚数、8月から早速削減に取り組んでいるところでございます。目標値としましては黒コピーについては前年度比2割減、カラーコピーについては前年度比5割減を掲げてコスト意識を持ちながら日々の業務に取り組んでまいりたいと思います。
 さらにまた、7月1日から定時退庁日を設け職員の実施を今求めているところでございます。職員一人一人には特定する月1回の定時退庁日を設けまして勤務時間内における業務処理の効率化と質の高い職務遂行能力の獲得、あわせて仕事と生活の調和を促進し時間外勤務削減の一助とするものであります。内容は、1職員が特定した定時退庁日には定時であります5時30分に退庁するというものでございます。今後も定時退庁日運用の成果を検証しながら効率的な業務執行体制の確立を目指してまいります。今年度新規採用職員の研修につきまして申し上げます。公務員として知識と経験を積み、また社会人として見聞を広めるため多様な研修メニューを設け実施しているところでございます。6月からは座談会の名称のもと、同僚職員、先輩職員とのディスカッションを通して情報交換を行いながら役場職員としてのスキルアップに取り組んでいるところでございます。また、さらに予定を早めまして8月からフロアマネージャーとして役場1階の案内に立つこととなりました。既に終えたところでございます。来庁されたお客さまと直接応対することにより実践を兼ねた接遇研修につながるものと確信をいたしてございます。なお、本日は本年度新規採用職員12名が議会の傍聴をさせていただいているところであります。これは自治体における議会制度の基本的な仕組みを学ぶとともに、住民の代表である議員皆様のご意見や提言に直接触れることにより職員の仕事が町民の生活とどのように結びついているかを学ぶ機会と考え実施したものでございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、定例になります選挙人名簿9月定時登録者、男性1万 7,080人、女性1万 7,849人、合わせて3万 4,752人、3万 5,000人弱の有権者定時登録者でございます。前回比 177人増加でございます。
 以上、現在までの取り組みでございます。
 今回提出されます議案につきまして、その概要を申し述べさせていただきますのでもうしばらくお願い申し上げます。
 それでは申し上げます。議案第1号富谷町内部組織設置条例の制定につきましては、組織を部制とすることに伴い富谷町内部組織設置条例を制定するものです。
 議案第2号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する条例の一部改正については、富谷町教育委員会教育長の勤勉手当を廃止するものです。
 議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正については、健康保険法施行令において出産育児一時金の金額が改定されたことに準じて所要の改正を行うものです。
 議案第4号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する規定等の変更を行うため所要の改正を行うものであります。
 議案第5号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億76万 1,000円を追加し、総額 101億 129万 6,000円とするものであります。具体的には、歳入につきましては普通地方交付税、地方特例交付金の決定に伴う差額、国の緊急経済対策の一環であります地域活性化経済危機対策臨時交付金、平成20年度の黒字決算に伴う純繰越金等を計上いたしました。歳出につきましては地域活性化経済危機対策臨時交付金関係事業費のほか、仮称ではありますが明石台保育園整備事業費、新型インフルエンザ対策費、保健福祉総合福祉支援センター、福祉健康センター、鷹乃杜防災センターへのAEDの設置整備費、富谷武道館アリーナへの冷暖房設備設置工事等を計上してございます。
 議案第6号平成21年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ 481万 9,000円を追加し、総額 795万 7,000円とするものです。
 議案第7号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ 663万 2,000円を追加し総額29億 6,238万 5,000円とするものです。
 議案第8号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出の予算総額にそれぞれ16万 4,000円を追加し、総額8億 6,694万円とするものです。
 議案第9号平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ 1,412万 6,000円を追加し、総額13億 5,237万 6,000円とするものです。
 議案第10号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ 293万円を追加し、総額 293万 5,000円とするものです。
 議案第11号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ 156万 7,000円を追加し、総額1億 6,420万 8,000円とするものです。
 議案第12号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ 1,231万 4,000円を追加するものであります。
 議案第13号については町営清水沢住宅建てかえ工事第2工区に当たります。請負契約を締結することについて議会の議決をお願いするものです。
 議案第14号富谷町道路線の認定については富谷町明石台一丁目宅地開発事業に伴い開発者より道路として帰属された2路線を認定するものです。
 議案台15号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、任期満了に伴う教育委員会委員の任命について議会の同意をお願いするものです。
 次に認定第1号から認定第8号までについては、平成20年度一般会計ほか各種会計の歳入歳出決算について監査委員の決算審査意見書並びに主な施策の成果及び予算執行の実績概要を記した行政実績報告書を付して議会の認定をお願いするものであります。その概要をご説明申し上げます。
 認定第1号平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてでありますが、決算規模は平成19年度と比べ歳入で 9.3%、歳出で 4.9%増となりました。初めに歳入内訳を見ますと、決算額95億 7,731万 6,015円のうち町税は景気等の急激な悪化により法人町民税は前年を大きく下回りましたが、人口増等による個人住民税の増もあり、前年度をやや上回る50億 520万 5,778円となり、歳入全体に占める割合は52.3%です。地方譲与税や交付金につきましては地方譲与税、利子割交付金、株式譲渡所得割交付金、自動車取得税交付金が前年度を下回ったものの、地方特例交付金では住宅取得借入金等特別控除による減収分の補てんがあったことから大幅な増加となりました。地方交付税は普通交付税が人口増等により特別地方交付税は法人税の未清算分の算入等があったことから前年度比で14.6%の増となりました。国庫支出金は8億 7,127万 7,976円で定額給付金事業や学校教育施設等整備補助金の増により前年度比で75.2%の増となっております。また、繰入金は老人保健特別会計や介護保険特別会計の繰り出しが減となったことから、前年度に比べ59.9%の減少となりました。町債については富谷中学校プール改築等の学校教育施設整備事業等により前年度比で 9,520万円の増加となりました。
 歳出内訳につきましては決算額88億 3,694万 6,238円のうち、人件費、扶助費、公債費のいわゆる義務的経費は38.4%を占めております。うち人件費や公債費は減少したものの、扶助費は給付対象者の増加や乳幼児医療費助成等の増加により前年度比で12%増となっております。義務的経費を押し上げる結果となっております。投資的経費につきましては富ケ丘小学校改修耐震補強事業、東向陽台小学校改修事業、富谷中学校プール改築事業により前年度比で87.7%の大幅な増加となりました。
 以上、一般会計の歳入歳出の概要について申し上げましたが、歳入歳出差引額は7億 4,036万 9,777円で、翌年度に繰り越す財源が3億 9,527万 8,624円であることから、これを差し引いた3億 4,509万 1,153円が実質収支となり、このうち地方自治法の定めにより1億 8,000万円を財政調整基金に積み立て、残りを平成21年度へ繰り越すことにしたものであります。
 認定第2号は平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残 289万 9,755円全額を平成21年度に繰り越すものです。
 認定第3号は平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残 4,926万 4,745円のうち財政調整基金に 2,470万円を積み立て、残りを平成21年度へ繰り越すものです。
 認定第4号は平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残 1,290万 4,975円全額を平成21年度へ繰り越すものであります。
 認定第5号平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入差し引き残 2,890万 1,236円のうち 1,500万円を介護給付準備基金に積み立て、残りを平成21年度へ繰り越すものであります。
 認定第6号は平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定をお願いす
るもので、歳入歳出差し引き残 293万 405円全額を平成21年度へ繰り越すものであります。
 認定第7号は平成20年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残 156万 7,715円全額を平成21年度へ繰り越すものであります。
 認定第8号は平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定をお願いするもので、第3条予算の収益的収入及び支出では事業収益が税抜き9億 828万 2,289円で、前年度と比較し 0.3%の減となりました。これに対して事業費用は税抜き10億 2,812万 5,283円の支出となり、前年度と比較し 9.1%の減となりました。この結果、1億 1,984万 2,994円の純損失が生じました。この純損失に前年度繰越欠損金の4億 2,750万 633円を加算した5億 4,734万 3,627円を未処理欠損金とするものであります。
 このように、厳しい財政収支状況が続いておりますが、安定安心の水の供給のため今後とも引き続き経営に努力してまいりたいと思います。
 以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り全案件ご可決いただきますようお願い申し上げ町長の説明要旨とさせていただきます。長時間ありがとうございました。

議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。なお、説明員の出席要求ほか関係資料については事務局で保管をしておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸般の報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。


日程第2 会期の決定

議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は本日から9月11日までの10日間にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から9月11日までの10日間に決定をいたしました。
 この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時02分 休憩


午前11時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 11番磯前 武君。
11番(磯前 武君) 改めて、おはようございます。
 私は3件について、通告に従い質問をいたします。
 日本のこれからの進路を左右する重要な衆議院総選挙が終わりました。子育て家庭への経済的な支援が政権公約の柱の一つとして注目され、働きながら子育てができる環境づくりが大きく取り上げられまして論議の的となりました。本町は人口の増加とともに子育て世代の転入者が多く、年間の出生者数も 500人に手が届くまでとなりました。子供たちの数が増加をしております。昨年から続いている不況の影響で認可保育所への利用希望者が急増し、待機児童の問題は深刻さを増しております。急激な不況で不安を抱える子育て世帯への支援策をどう考えているのか。共稼ぎ・子育て世帯の増加、保育所への入所の高まり、待機児童解消を積極的に取り上げを図るべきと考え、次の質問をいたします。
 1番目として、母親クラブという団体があります。年間1団体に対して18万 9,000円の補助金を支出しておりますが、その基準はどのようにして決めているのか。また、育児サークルへの補助はないように思いますが、これはどうなっているのか。
 2番目として、子育て中の親と子の交流の場、育児相談の場所、それから育児サークルや母親クラブの活動の拠点、施設が大分不足ぎみと聞いております。早急に整備を図るべきと思いますが、当局の考えを求めます。
 大きな3番目、本町ではことし4月から第3子の保育料、4月1日から保育料が無償となりました。この件につきましては高く評価をいたします。経済的な支援策としてもう一歩踏み込んで第2子の保育料を無償にすべきと思いますがどうでしょうか。現在保育所を利用している第2子の人数は何人でしょうか。また、第2子を無償にした場合の経費は幾らになるでしょうか、お伺いいたします。
 4番目、待機児童ゼロ対策をどのように考えているのか伺います。
 5番目、平成22年4月明石台四丁目に開所予定の民間認可保育所について伺います。定員は何名でしょうか。また、町の負担運営金額予定額、これは幾らを考えているのか。それから、開所の後の待機児童予測は何人になっているでしょうか。
 6番目、富谷町次世代育成支援行動計画の中で子育て支援としての多世代交流センター、多世代交流プラザの整備をどのように考えているのか、町長のご所見を伺います。
 2件目の質問に入ります。2件目には健康増進の施策について質問いたします。
 本町の高齢化率は12.6%と県内一低い町です。しかしながら、高齢者の実数は65歳以上で 5,910人で県内18番目と確実に増加をしております。元気高齢者創出事業や介護予防事業は極めて重要です。高齢者が生涯を元気でいきいきと自立して暮らせるまちづくり、この事業は優先させるべきだと私は思います。町民の健康増進のための施策、この取り組みについて質問をいたします。
 1番目、新事業とみや「健幸塾」の運営内容はどのようになっていますか。この事業の目的はどのようなことなのか伺います。
 2番目、健幸度UP運動教室の今年度の取り組みの内容について伺います。対象者が30歳以上の方となっていますが、私はこれを大変疑問に思っております。
 3番目、ゆとりすとクラブサロンの運営のあり方についてお聞きします。対象者が昨年と違ってシルバー世代と地域の子供たちとなっておりますが、この理由は何でしょうか。このことについてゆとりすとクラブサロンのクラブに対して説明をしているかどうか、これも伺います。次にクラブを設立して4年目から町内会に移管すると聞いておりますが、それは何でしょうか。ゆとりすとサポーター運動支援サポーター、それの養成状況についても伺います。
 4番目、総合運動公園内にパークゴルフの整備をという多くの町民の声があります。町長の考え方を求めます。
 5番目、武道館アリーナの空調の整備はどうなっているのか。これについても答弁を求めます。
 3件目の質問に入ります。公園トイレの冬期間閉鎖について質問をいたします。
 本町には街区公園と近隣公園合わせて75カ所の公園があります。町民が快適に安心して散策できる公園であるべきです。75カ所の中にトイレが設置されてある公園は11カ所あります。そのうち8カ所の公園は冬期間閉鎖をされて、住民が使うことができません。5万人都市を目指している町の公園としては時代錯誤、余りにもお粗末と思いまして質問をいたします。
 1番目、近隣公園で冬期間閉鎖の公園はあけの平公園、日吉台公園、明石台公園、杜乃橋公園の4カ所の公園です。街区公園では上桜木一丁目第一公園、大清水一丁目第一公園が冬期間閉鎖です。いずれも町の中心にある公園でもあり、年中利用できるようにすべきと思いますが、冬期間閉鎖をしなければならない理由は何でしょうか。
 2番目、閉鎖を解除した場合の経費増は幾らになりますか。
 3番目、公園のトイレ掃除を役場職員が行っているようですが、何人で何日このトイレの掃除をしているのか。
 4番目、トイレの掃除は役場職員でなく業者に委託すべきだと思いますが、このことについて検討したことはありますでしょうか。
 5番目、役場職員はトイレの掃除をすることではなく公園の管理運営業務をさせるべきだと私は考えます。町長のご所見を伺いまして私の第1回目の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
 子育て支援策というテーマでございます。そしてまた去年の4月から組織も改まりまして福祉系の従来の保健福祉課を3課に分けてということで、私どもの町政の柱とします子育て支援を担当する子育て支援課ということで今八巻課長以下職員に精いっぱい努力をしてもらっているところでございます。そのような中で子育て支援につきましてはなかなか常に対象が動くということもあって、あるいは追いかけても追いかけてもというそういった側面も富谷町の場合現状としてあるとそんな現状の中で今ご質問を受けしたものと思います。
 母親クラブの補助基準ということで、大分歴史は古うございまして、古くは昭和48年の母親クラブに対する国庫補助というところにもとがあるようでございます。現状、富谷町では平成7年度、あけの平母親クラブが結成されて以後、継続しているものもございますし、休止状態というところもあるというのが現状でございます。今1クラブ当たり18万 9,000円の助成がということもそのとおりでありました。したがいまして、その基準はということで、平成10年に富谷町母親クラブ活動事業費補助金交付要綱ということで根拠となる要綱を定めておりまして、5項目ほど主要なる要件がございます。その中で一番大きなのが母親クラブは児童健全育成に寄与する自主的団体として当該年度当初の1組織の会員が30名以上であることというのが要件の中の主要なる要件であります。したがいまして、30名以上組織された場合については母親クラブとして助成の対象になるとこのような進め方できております。育児サークルへの補助は、したがってそれに準ずるものとはいえこの要綱以外にございませんので、補助はなされておりません。
 施設整備をということで、子育て支援多世代交流センターということであわせて答弁をさせていただきたいと思いますけれども、現状の子育てサークルは公民館、あるいは地域の会館を主な活動場所としておりますということです。しかしながら、現状は図書館、会館、さまざまな拠点活動として使われておりますので、十分とは言いがたいということ。あるいは、人の配置がされていないことだとか、利用時間が制限されるだとか、一言で言えば利用しづらい現状にあるというのは認識してございます。気軽さとか安心だとか、あるいは悩み事を気軽に打ち明けられるとか、そういった母親クラブに求められるものからすれば十分ではないというところでございます。したがいまして、公民館、会館以外にそういった場、いまある場所を利用できるのか、それとも新しい場所なのか、そういったことも含めて今検討、準備をしているところでございます。
 保育料の無償にということでご質問でございますが、富谷町、今四つの公立保育所、町立保育所、そして認可保育所ということで五つの保育所に 441人の保育児童が入所してございます。その中で第1子は8割程度、第2子、第3子で2割程度と8・2のぐらいの感じです。第2子につきましては、現状2分の1の保育料、第3子については今年の4月から無料にしてございます。無償ということです。したがいまして、第2子のご質問に当てはめれば現状負担の額は議員の質問の趣旨にあわせれば約 140万円程度ということとなります。
 待機児童ゼロ対策ということで、方向性はそういうところに目線は行っておりますけれども、先ほど言った状況で追えども追えどもという現状は正直なところあるところでございます。そういったところとあわせて入所できる人できない人、あるいは緊急性をあわせて細やかな対応はそれぞれの現下で対応させていただいているところでございます。
 その中で、先ほど冒頭申し上げましたけれども、22年4月の開所に向けて9月に着工したということで、現状90名定員ということでございます。運営費は、1年間の運営費は今果樹園の森を参考にしますと約1億 800万円程度ということになります。そして開所後の22年4月以降、現状の数字を当てはめれば、確定できませんけれども、現状に当てはめれば30名程度の待機児童はまた数字としてはでるのではないかということです。そのようなことで、諸情勢との関係もございますので、現状の数字に当てはめればこのような数字ですということになります。
 その次、健康増進施策ということで議員のご自身、そしてまた皆さんお仲間ともどもさまざまな活動をされていることは重々目にしておりますけれども、そんな中で健幸塾の運営ということで年齢、健幸塾の運営内容、これは健診、自分のご自身の健康状態を自分自身で把握していただける、気づいていただきたいという趣旨でお医者さん、そして健康運動指導士というお立場の方、そして栄養士ということでそれぞれのお立場からそれぞれ1回、合わせて3回のセミナーを開いているという内容でございます。目的は、その事業をスタートした背景に運動するきっかけがつかめない方とか健診の結果の内容がどのようなものか、そしてその結果を受けてどのような処し方、過ごし方をしたらいいのか、そういった全く初歩的な動機づけをしたいというのが趣旨でございます。そして、先ほどの専門のお医者さん、運動系、そして食物栄養系ということで3人の専門家のご指導を得る機会としておるということです。四つの公民館で行ってございます。富谷中央公民館、富ケ丘、東向陽台、成田の4館で9月から11月まで、今まさに始まろうとしているというところでございます。
 健幸度UP教室、従前から平成15年から当初男性だけということで。なぜそうなったのかわかりませんけれども、男性だけ。翌年度からは男女ともおおむね40歳以上ということだったのでしょうか。そんな中で30歳ということを枠を広げたやに見えます、映ることだろうと思いますけれども、ねらいは19年の健診において30代の男性の4割が生活習慣病を初めとする何らかの所見があったというのが30代をこの健幸塾の対象者に入れることのきっかけだったようです。しかし、現実そんなこととあわせて20年から健診制度が変わりましたということで、30代の皆さんもという、従前から富谷町では健幸30といって30代の健診も取り組むすぐれた制度を進めてきたわけでありますので、そういった方々もこの対象にということで入れた経緯があります。しかしながら、今議員がおっしゃるようにということ、恐らく60代と30代とでは運動差といいますか、一緒に活動してたときにバランスがとれないのではないかという恐らく印象とご感想とだろうと思います、推測いたします。しかし、現実そのように枠を広げた中で今30代の方お一人、60代の方はお一人というふうにして、結果としてはお一人だけの参加だということになります、枠を広げた中で。そのようなことで、30代の対象にしたということの背景は先ほど申し上げました。しかし、30代の皆さんにとってつけたようになりますけれども、ぜひお若いゆえに皆さんの先頭に立つとか、模範を示すとか、そういうリーダー役という面での活動も期待したいという意図も多少中にあって年代を広げたという経緯があるようでございます。そのようなことで、当座といいますか今年度についてはご理解いただければと思います。
 そしてまた、ゆとりすとクラブについて、対象者については変更はありません。地域によっては子供たちと一緒に芋堀りを楽しんだり七夕をつくって学校に飾ったりということで世代間交流の活動もあわせて進めているところもあるようであります。ゆとりすとクラブ、これも大分定着しておりまして、今議員がおっしゃるように1年目から3年目、積極支援といいますか、後ろにも今年採用された保健師もおりますけれども、保健師、在宅看護師の支援体制を組み、毎回事業計画など一緒に考えていますというのが1年、2年、3年目まで。4年目からはそれぞれ独立、少し自立していただけませんかというのが趣旨でございます。そんな中でゆうゆうクラブなど自立していったもののいい事例であるということになります。したがいまして、4年目以降については次々と新たな対象者がいらっしゃるわけでありますので、そういった仕掛け、形をつくるために町職員が入る。自立していただく従前よりも薄い支援体制になる。次に控える人たちに厚い支援をしていくとこういう循環を考えてのサイクルであるというところです。ゆとりすと、地域サポーター、ゆとりすとサロンのサポーター、運動支援サポーター研修、18年度から実施しておりまして、18、19、20とゆとりすとサポーターは延べで 176名の方、運動支援サポーターは51名の方にお受けいただいておりますということでございます。当然のことながら、町内会長さんのご理解を得ながら新たな設立に向けて常にお願いをさせていただいているというところでございます。現在は16地域でゆとりすとクラブを開催しておりますというところです。
 パークゴルフ場、これは総合運動公園内の状況でありますけれども、いろいろそれぞれのスポーツの種目にあわせてご要望等をお聞きしているところでありますけれども、概略的には富谷町の総合運動公園は26ヘクタールに及ぶ場所ですというところで。現在森林となっているところ、山のくくりになっているところ、手つかずのところが約15ヘクタールぐらいです。15町歩ぐらい、26分の15ぐらい。新たに何の施設かにをといった場合には、どこかに手をつけるだけ。しかし森林率、山を残す50%とか残地森林40%確保とかという法律的な規制もありますので、そういったことと繰り合わせながら今教育委員会サイドで総合運動公園の総合的な配置だとか整備計画とか、順次進めるべく準備をしているところでございます。武道館のアリーナについては先ほど冒頭申し上げたとおりであります。
 公園のトイレ、冬期間閉鎖ということで、全くおっしゃるとおりでありまして、きのうようよう時間がとれまして、午後2回に分けて2時から3時までと4時から5時までということで時間の枠の中で今回議会の現地の必要なところにということで出向いてまいりまして、やはり現状は議員がおっしゃるとおりだと思います。トイレのなぜかということになると、このように冬期の凍結防止の工事が前もってされているかどうかなんです。されているところは難なく開放できますし、一言で言えば凍結の恐れのあるために現状冬期間、12月から3月まで、やや暖か目だというときには少し一、二週間延ばして、あるいは3月暖か目だというときには一、二週間早めて3月の中旬から開放するということのやりくりをしながら、基本的にはこの間運用してきたようです。したがいまして、このような工事費、最大値で 100万円ぐらいのようです、1トイレ。こんな基本形のトイレ、公園にあるトイレということで、凍結対応のないところは最大値で 100万円ぐらいの費用がかかるようでありますけれども、概算見積もりで。順次、確かにトイレがなければ行きかねるとかいろいろきのうも道中、職員ともども議論しましたけれども、必要性は高いと思います。ですから、そういうことで順次検討しながら必要なところを優先的に年中通してお使いができるように工夫してまいりたいと思います。
 職員のということで、これもおっしゃるとおりであります。大変大事な職員を、正規職員を云々ということで考えるところはあります。現状は業務員1人と臨時職員1人、合わせて2名がトイレの清掃、トイレの異常等々を週の3日、前半2日のトイレ掃除、5日の業務のうち週2日トイレ清掃を行っております。残りの3日間、遊具の修繕、点検、除草、剪定などの維持業務に携わっておるということであります。そんなことで、適切に業務内容を見直しを図りながらほかの方への業務の移管ということも含めて考えてまいりたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) 再質問をさせていただきます。
 富谷町は宮城県の中でも子供の多い町ということで、出生率も1位が多賀城、2位が岩沼、3位が富谷町という順番で、大変子供が多い町として評価されていると思います。しかし、人口を見ますと社会動態、転入から転出を引いた人数は 839人、自然動態、出生から死亡を引いた人数は 241人ということで、転入者が多い、8割が転入者。子供が産まれる自然動態は2割という格好になっています。そういう中で、これは地の利を、町長がいつも言っている地の利であると。仙台市に近いということで考えられておりますが、仙台市の人口も減る傾向にあります。どうしてもこの自然動態、子供たちをやはり産んでいただく。産んでも雇用と勤める、働きながら子育てができる、そういう町を目指すべきではないかと思います。そんなことで、私は子供が産まれるための、子育てができるような経済支援ということで、ちょうど3年前にこの問題は私も一般質問しまして、そのとき第3子が47名ということだったんです。それで、現在第3子は何名になっているかというと3名になっているんです。ですから、第3子まで産めないような状態になっているわけです。これは、やはり施設が少ない、面倒を見られない、経済的に苦慮しているということのあらわれではないかと思います。
 そんなことで、第2子をぜひとも、貴重な 140万円とさっき町長から答弁いただきましたが、この貴重な財源ですがこの第2子も、ますますうまくいかなければ2番目も産まないということになってくればますますこの自然動態は減ってくるのではないかと私は思っております。
 転入者というのは今現在富谷町は不況の影響もあってかなり地代が安いと、仙台市と比べた場合に安いので富谷がやはりこういう不況のときは一番いいのではないかということで増えているのではないかと私は思っています。こういうことで、ぜひとも第2子の無償にぜひとも取り組んでいただきたいと思います。
 それから、母親クラブということ、母親クラブ育児サークルの件ですが、どうも今シルバーセンターで「ほっと育く」、それから社協で「とことこ」ということでやっておりますが、シルバーさん、一生懸命やっておるわけですが、場所が今しんまちということで最初のとっかかりですからこれは大変苦労していると思うんですが、赤ちゃんが多い行政区というのは明石台六丁目、五丁目、これが二十二、三人。平成20年度の産まれた赤ちゃんの数では明石台六丁目が23人、明石台五丁目が22人と。それから大清水22人、上桜木、成田七丁目、上桜木一丁目、これが20人とこういうふうに新興住宅、新しくできた団地に集中してるわけですから、この方たちがやはり子育てしても地域が守ってくれる、またシルバーさんとか社協がいろいろな面でやっていただけるという。ですから、公民館が活動の拠点としていろいろな事情があってできないのであれば、やはり施設の拠点を町として別個に考えるべきだと私は思います。この点について、もう一度踏み込んで町長に考え方、どういう考えでいるか、この辺をお聞きしたいと思います。
 母親クラブというのは大変これはすばらしいクラブ、団体、私も今回いろいろな調査の中で調べさせていただいたんですが、すばらしい団体なのでこちらをあけの平、富ケ丘、成田と3カ所あったわけですが、富ケ丘の方はもう子供が少なくなってきたということで活動中止になったようですが、むしろ明石台と大清水、それから上桜木、この辺にぜひとも協力していただいて、こちらに対して町当局として結成に対する設立、これのアドバイスとかいろいろな後押しをしているのかどうか、そこら辺を聞きたいと思います。
 2番目、増進の問題ですが、この健幸塾、これはいつも学習の勧めというのに載ってくるんですが、この健幸塾は載ってこない。新事業、新事業とやるのはいいんですが、昨年も新事業がありました。これもなかなかうまくいかなかった。これは利用者不足というかそういうものでうまくいかなかったと私は聞いているんですが、この新事業の健幸塾、確かに内容としてはいい、目的もすばらしいものだと私は思っておりますが、準備不足、それからPR不足、7月になってからようやっと各町内会に回覧で回してくださいということでやっていますから、人数が集まらなくて大変だということで、特に塾生を集めるのに苦慮して結果的には健康推進員にあなたでもいいから受けてくれみたいな格好で人集め、それも30人募集して20人にようやっと到達するという格好で、やはり心がない。町長が言っているあったかい富谷の心ある事業をやる場合はそこら辺をよく考えてやるべきだと思っています。ですから、この健幸塾をただやっただけでは意味がないということなので、そこら辺もあわせて今後の新規事業に対してのこの当局の考え方、町長によく力を、アドバイスをいただきながらやった方がいいのではないかと私は思っております。
 健幸度UPについては、先ほど町長も言っていましたが、やはり30代と60代を一緒に運動させるというところに問題があるんです。ですから、今人気がなくなったんです。平成15年から始まったときは男中心でやって、女性も一緒に入れてくれということで大変な、もう締め切りましたと言っても何人かプラスして入れてくれ、入れてくれということでやってきたんです。その終了生もサークルをつくって立派に成功しているわけですが、どうも健康増進課という名前をつくって、前は長寿福祉課で健康福祉課、そういう福祉関係と全体を健康を見ていたんですが、今度は分けたために健康増進課は30代も仲間に入れていかなければならないのではないかと力んでしまって、学問のすすめ、2009年学問のすすめの対象のところの対象者には30歳以上の方、こういう記載があるわけです。そうしますと、60とか50とか、極端にいけば70の方は私らはお呼びではないんだな、30代、30歳が中心なんだなと見られてしまうんです。ですから、そこら辺がちょっと理解に苦しむということなので、事業というのは多くの町民の目線で考えないとこういうものは成功しないと私は思っていますので、この辺を、今後もこういう形で進めていくのか。どこにその中心があるのか、その点を改めて質問したいと思います。
 それから、最後の3番目でございますが、公園トイレ、これについては前に私は公園のトイレはどうなっているんだと、冬は閉鎖で困っていると。ずっと散歩してきたってトイレが閉まっていた。これはどうにもならないと。だから、夜の夜中になると陰で、暗いところでその辺でやってしまう。これは環境的にも本当に大変ひどい話で、これは考えていかないと5万人都市に対する助走は始まっているわけです、すべて、いろいろな面で。部制でも何でもそうなんですが。こういうトイレに関しては一向に、私が昔聞いた話では黒川郡は冬はトイレは閉鎖するんだ、だからだめなんだと。これは凍結の問題があるからだめなんだと、黒川郡はそうなっているんだとこう言われて、絶えずそういう言葉で繰り返されたわけですが、私は黒川郡の北の方の町の話を首長さんからも聞きました。「なに、富谷さん、なに。冬トイレ閉鎖すんのや。何で閉鎖すんの。散歩して歩いてきたら今温暖化で冬でも暖かい日がかなり続いているよ。そのときにトイレないのでそっちこっちにするんですか。そんな町ないでしょう。私の町は1万人にも満たない町だけれども、いつも冬でも開いています」と。 それからトイレの掃除、これはどうしているんですかと聞きましたら、トイレの掃除というのは1週間に1回とか2回やると掃除するのが大変だから、毎日やるのさ。それで、地域の方々がそのトイレを愛するという気持ちから地域の、特に暇な方、暇な方というと高齢者の方、その方に有償ボランティアでやってもらっている。時給を払ってやってもらう。毎日やってくれるんです。それの方が自分らの公園は自分らで愛しているんだという発想からやるんです。冬期はあるでしょう、凍結するでしょうと言ったら、凍結するのについてはやはり町民サービスなので、住民サービスなのでそういうことを逃げたら何もできませんと。やはりそういうものは前向きに取り組むべきだと聞いているんですが、そこら辺はちょっと問題が多過ぎるような気がします。どうも、当局とずれがあるようなので、そこら辺のずれをぜひとも解決していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 それから、私は別に人事のことに踏み込む考えは毛頭ないんですが、ですから、先ほど言ったように地域の方に有償ボランティアで時給を払ってやるというのは、これはすばらしい考え方でやっていると私は思っております。やはり、公務員ですから公務員はやはり管理運営、公園の管理運営をうまく業者委託にして、業者というかそういうボランティアにやって、あときちっとうまくいっているかなということをやはり管理する側に入るべきではないかと私は思うので、そこら辺、重ねて町長の考えをお聞きしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 磯前議員にお尋ねをいたします。最初の子供の産まれる支援をということで、第2子を保育所の無料化にするべきだとの考えで町長の見解を求めているのか、要望ととらえていいのか、どちらですか。

11番(磯前 武君) 質問です。

議長(渡邊俊一君) それでは、町長の、要するに第2子を無料にするべきだということでの見解を町長に改めて求めるということでよろしいのですね。
 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、多岐にわたるのでありますけれども、お昼どきを挟んで大変申しわけないんですが、手短に簡潔にと思いますが。
 子育てのということでいろいろデータもお示しをいただいておるところでありますけれども、第2子の無償化ということで概算、先ほど出したとおりでございます。ここの場で即、はい決めましたというわけにはいかない事情も十分ご理解いただけると思います。人的な部分、こういった全体の枠組みの中で集める、絞る、さまざま22年度に向けて準備をしているところでございます。ただ1点、言えるのは保健師の子供のいわゆる出生間もなくの、出生前からも含めてそれのケア、フォローというのは以前にも増してかなり厚みも出たのではないかというのも現実、実績報告書等でお示しをしているところでございます。去年4名でしたか、ことし2人ということで、合わせて6名の保健師、19、20、21と増強もまた図っているところでございます。その辺のところをご理解いただきながら、ぜひ検討させていただきたいと思います。
 施策の踏み込みだとかそういったところ、シルバーさんとか社協さんとかさまざまな皆さんで子供を、地域も含めて見守っていただいているというのも現状ですし、恐らく要綱が30人という、平成10年のこの要綱に少しきつさがあるのかもしれません。そこが、例えば15とか10とかという形で支援、支えるようなことでもう少し自主的なサークルが育つようであれば、育つかどうかも含めて検討したいと思います。平成10年から30人という数字は動いていませんので、その辺のところを検討させていただきたいと思います。
 そしてまた健幸塾については、新規事業への取り組み、議員がおっしゃるとおりの面が私も感じます。豊壽大学をよしとするわけではありませんけれども、あのように見直して 300人を超えるほどの皆さんがさまざまな前向きな取り組みなども漏れ伝わってくるところを見ますと、何か工夫の余地は恐らくあるんだと思います。私以上に十分その経緯を、当事者でありますので、そのまま迫ってくるものがあります。恐らく人が少ない、担当する側にしてみれば。準備したんだけれども、その準備もなかなか終わらないまま直前になってしまう、その準備期間も不十分だと。そしてやってみる、人が少ない、そして結果、何とかふやすためには年齢を広げるかな、広げて対象者数を見たそうかな、恐らくそういう事業をする方からすればそのような思いというのは自然な成り行きだろうと思います。そのようなことで、そういう悪循環になってはいないかということも含めて、十分なる検証をさせていただきたいと思います。やはり、広がりがあってよしもあるし、この事業はこの層だということで絞って成果を出していく、そしてまた次に広げていく、こういう考え方がこれは必要だと思います。
 公園のトイレは、やはり私も改めてこの質問を見て閉鎖しているところしていないところが現実にある。明石台にしろ杜乃橋にしろ、十分年中通して使用頻度が高いということでありますので、先ほど言ったとおりであります。したがいまして、凍結を対応すれば何ら問題なく通年開放できるわけでありますので、緊急に対応させていただきたいと思います。明石台公園にはきのう回った折、機械ででしょうか、細かく裁断された形での草が残っておりました。これはどうしたのと言ったら、公園を愛する会というまさに任意ボランティアの皆さんが草を刈ってためて、それをまた町で回収するとそんな動きも現実にあるわけでありますので、その辺のところを地域等の皆さん、そしてそういった団体との連携も工夫しながら進めてまいりたいと思います。
 職員みずからの清掃については、やはり十分、現実フリー、自分の意思で外をぐっと見る。そういう面では仕事の倫理観といいますか使命感、そういったものが本当にモチベーションが高まっているのかという面は私は気になるところではあるんです。恐らくそれは町民の皆さんから何もないところを見ると一定以上の頑張りでやっているんだとは思いますけれども、今をよしとすることではありませんので、これまた限られた数少ない職員の体制の中でありますので、ほかに必要な部署等も含めて常に組織、そしてまた人も柔軟に配置をしていく。こういう限られた人材の中でしていく必要があると強く思っているところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 健幸度UPについて、30代からの基準ということがちょっと問題ではないかという質問がありましたれども、町長、その辺答弁もまだされておりませんのでお願いします。

町長(若生英俊君) そういうことで、先ほど言ったように膨らませ過ぎて弊害が出るのであればまた絞る、こういうことでご理解いただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時04分 休憩


午後1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 私は4月からの介護保険改正の問題と、副町長の廃止問題の2点について質問いたします。
 ことしの4月から介護保険認定制度が変わりました。当初、認定は認定審査会で専門家がその経験に照らして利用者を個別的、具体的に判定する余地が残されておりました。例えば、 100歳の高齢者に予防給付が適当かどうか、あるいはひとり暮らしか否かなど生活の実態も考慮されてまいりました。しかし、今回の改正ではコンピューターの1次判定でこうした個別の情報は反映をされず、判定結果が出てまいります。仮に、要保護1の人が要支援2の予防給付になれば施設の入所はできなくなります。入所している人も退所を迫られ、ヘルパーの利用も大幅に制限をされてまいります。利用者にとってはまさに死活問題であります。介護難民が急増することが心配をされております。例えば、東京の例ですが、肺がん末期で入退院を繰り返している73歳の車いすの男性は、現在要介護1です。ところが、新しい認定方式では要支援2に下げられます。週に9回利用しているヘルパーを週3回しか利用できなくなり、食事、排せつ、入浴、掃除の援助が不足してまいります。新しい介護認定方式によって要支援2、要介護1から5の人の3割が現行方式よりランクが下げられて判定される恐れが出てきました。今回明らかになった結果によりますと、新方式では要支援2の31%、要介護1の19%、要介護2の28%など2割から3割の人が現行より軽度に判定されております。ランクを下げられた該当者からは何のために介護保険料を払っているのかという不満の声が集中をしております。新認定制度導入に厳しい批判が広がる中、政府は新たに経過措置という名の対策を打ち出し、認定が変わった場合、希望すれば従来の介護制度を継続できるという通達が出されまして、まさに前後一貫しない一貫性のない政府の指導が混乱を広げております。
 そこで、富谷町の場合、現在どのような実態になっているのかを伺います。まず第1に、4月からの見直しで介護切りと言われる介護度の切り下げがどうなっているのか。特に、要介護1と要支援2を中心に実数はどうなっているのか伺います。そして、対象者からの切り下げに対する苦情は出ていないのかどうか。これに対して町の対応はどうしているのかを伺いたいと思います。
 第2に、4月からの新制度の実施はその目的は給付費抑制であったと指摘されていますが、実際そうなのか。町としての受けとめ方をお尋ねいたします。そして、これに関連して厚労省の内部文書が国会で問題になりましたが、内容は認定制度の改正のねらい、それは認定を軽くすることによってこれからの給付費を削減し全体の予算を抑えるという実態になっておりまして、これが国会でこの文書が出されまして適正化という名ばかりの不当極まりない厚労省の内部文書だと指摘をされておりますけれども、こういう文書が地方自治体に示されているのかどうかお聞きしたいと思います。富谷町にも通達としてこの文書が送られているのかどうか伺いたいと思います。
 次に、第2点としまして副町長の廃止問題について質問いたします。
 前副町長が辞任されてから半年経過しました。町の行政機構の最重要トップ不在は町長を初めとして行政推進に何らかの支障があったのではないかと思います。最近は町の各種行事も非常にふえてきております。そこで町長に伺いますが、副町長の役割は町政推進のために欠くべからざるポストと考えますけれども、それについての認識を伺います。特に、近い時期に市制を目指す当町としては副町長の配置は緊急の課題と思いますが、その見解もあわせて伺いたいと思います。
 副町長の配置については町長としてもいろいろ考えておられるとは思いますけれども、現在までの検討経過はどうなっているのか。具体的にはいつごろに選任されるのかお伺いをして私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問の答弁を申し上げます。介護保険、介護の認定についてということでありますけれども、富谷町の実態、そしてまた議員が耳にする、目にするでしょうか、今お話がありましたが、現状、あと私の後に課長から答弁させることといたします。
 まず大枠でありますけれども、4月から7月末まで、現在介護等更新認定者は 173名、うち軽度変更となった方は6名ですということです。その6名の方の内訳は非該当がお一方、要支援お一人、要支援2が、要支援1がお一人、要支援2が3名、失礼しました、もといです。非該当者1名、要支援1が1名、そしてその次が要介護2が3名、要介護3が1名という内訳になってございます。その他、苦情、そしてまた新制度のねらい等について、こういうことはないと私は、一面そういうこともあるんだろうと思います、議員がおっしゃっているようなことも、側面。制度の全体の中に一部潜む課題といいますか解決すべき課題だとは
思いますけれども、富谷町の現状については後ほど課長から答弁させることといたします。
 副町長の配置問題につきましては、今年末をもって前副町長が病気辞任されたという経緯がございます。3月議会、6月議会でしたか、お話申し上げましたとおり、適任者の選考をしまして早急に対処したいということを申し述べてきたところでございます。幸いに、おかげさまをもちまして議会にご提案をできるだけの準備が整いましたので今議会におきまして追加提案をさせていただくということといたします。副町長職の役目ということについては議員と全く同様の認識でございます。4万 6,000人を超える町であります。お隣の大和町は2万 5,000人台、大衡村さんは 6,000人弱ということの中で自治法上の首長、市町村長という形で分担をしながらそれぞれ補佐、補強しながら連携して町の発展、村の発展、自治体の発展ということで取り組むべきであることは重々承知してございます。そのような中で人選に慎重な人選を経てということで今議会に提案をすることといたします。追加提案の折には詳細なご説明をさせていただきますので、その折にはよろしくどうぞお願いを申し上げたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 苦情等ということでございますが、相談件数としては私たちの方には受けておらない状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 再質問はいいんですか。8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 内容的にはかなり問題があるんですけれども、町長から実数の報告がございましたけれども、課長の方からは何か余り実態としては浮かんでこない説明がありました。それで、これは国の方の方針は何回も変わっているんです。今までのものを4月に改正するといって2週間たってすぐに今度はいきなり新たな改正点を出してきたわけです。それでもだめだと言われて、その中に今度は内容の文書が厚労省がこっそりやった文書が表に出てきまして、これは何だということになって、それで大騒ぎになっているわけなんですが、そういうふうに厚労省の一連の指導というのは極めて前後矛盾、撞着しているわけです。そういう点で自治体のかなり右往左往されているのではないかと思うんですけれども、そういう困っている点はないのかどうか。これをちょっと伺いたいと思います。
 それから、新しくさっき町長が施政方針で言われましたけれども、10月から制度が新しく変わるということがちらっと説明されました。10月からというのは私もよくわからないんですけれども、どういう内容で変わるようになるのか、もしわかっておればその点についてお伺いをしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、まず先ほどのつけ足しをさせていただきますが、認定の状況でちょっと詳しいところということでございましたけれども、実際に更新認定 173名いたしておりますが、その方々に対しまして認定の結果が変わった場合に前の結果を希望するかどうかということは認定の際に皆さんお伺いをいたしまして、それで結果を出しているということでございます。それで、町長が申し上げたような内訳になってございますが、もっと内容を申し上げますと 173名のうち希望をされた方が、軽度の場合は従来を希望しますというのが90名、あるいは重度の場合は従来を希望しますというのが4名、どちらでも従来でいいですという方が52名という状況でございました。それから、見直しの結果そのままその結果でいいですという方が27名という状況になってございました。
 それから、内部文書があるかどうかというご質問でございましたが、そういうことに関しましては私どもの方には届いておらないものでございます。
 次に認定の調査がいろいろ変わっているというところでございますので、その状況についてお知らせをいたしたいと思います。先ほど議員がおっしゃったように、21年4月から介護の手間を十分反映していないということを受けて是正されまして、今説明したような、最初82項目の項目が認知症の反映などを入れていろいろ検討されて74項目ということで認定調査が始まりました。それで、4月17日に通知がありまして、その経過措置をとるというところになってございます。これについては利用者の引き続き安定的なサービスを可能にするという文書の内容となってございました。それで 177件という状況になってございます。
 それから、先ほどの議員の質問でございますが、町長の施政方針にあったところはどうなのかというところでございますけれども、これにつきましてはこのたび通知があったもので、21年10月から認定調査の際のその方の日ごろの状況、介護の日ごろの状況をもっと重視をしますというところを変えるというところで一部変更しますという通知が入ってございまして、私どもはその内容についてはまだ研修を受けておりませんので、ちょっと詳細まではわからない状況でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) いろいろ推移がありますので、これからも政権が変わったりするとまた新たに変更が出てくる可能性もなしとはしませんけれども、いろいろ大事な問題ですから今後推移を見ながらまた改めて質問させていただきたいと思います。
 次に副町長問題についてお伺いいたしますが、町長は今お話の中では考えているということがございましたけれども、ただ具体的に何で今まで決まらなかったのか、提案されなかったのか。その辺がちょっと定かではありませんけれども、できれば町長の決意としては12月議会までには必ずこれは決めたいというご決意があるのかどうか。その点も含めてお伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 菅原議員、先ほど追加提案でという町長の答弁がありましたから、その質問はよろしいですよね。

8番(菅原 傳君) うっかりしておりましたが、では決意のほどはわかりましたのでよろしくお願いいたします。以上で終わります。

議長(渡邊俊一君) 次、12番高橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) 私は一般質問をするに当たりまして本町を取り巻く環境が近年のない大変厳しい社会状況と情勢になってきておると思います。
 一つは地の利と言われた仙台市との関係で、仙台市の市長さんが交代、また黒川議会におかれましては大郷町の町長もかわっておるという状況もあり、今度は宮城県の県知事選が来月も予定されていく。いろいろな観点から本町を取り巻く町政運営に関して少なからずも影響が出てくるのではないかという感じがするところでございます。今後の町政運営にも大きく影響がなされると選挙結果として真摯に受けとめている次第ですが、そういう状況の中で質問させていただきますが、一つ目は市制への移行の条件の整備の計画を伺いますという件名で質問させていただきます。
 人口5万人の都市を目指した新しいまちづくりを「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」のスローガンを掲げ平成19年2月11日に町長が就任されまして本日ではや2年と 207日が経過されております。富谷町は江戸時代に奥州の街道の宿場町として栄え、その後明治22年12カ村合併での富谷村になり、さらには昭和38年現在の富谷町になり、昭和30年代に始まった仙台市の外縁的市街地拡大によりまして本町の南部が民間開発により宅地化が始まり人口増加により急激に都市化が進み、仙台市の隣接とする地の利に恵まれた町として、また先人の努力による人の輪にすぐれた町として着実な歩みを刻んできました。昨年町制施行45年を迎え、本年1月には4万 6,000人を突破し、先月末の現在の人口も4万 6,566人、前年比の 1,076人の増。世帯数におかれましても1万 5,600から前年比 444世帯の増となり、確実に5万人の到達が目の前となっております。町の将来人口のフレームでは平成25年には人口5万 1,000人、世帯数1万 7,500世帯、また平成30年には人口5万 5,000人、世帯数1万 9,900世帯と推定されており、新たな飛躍に向けたまちづくりの推進が必要とされ、昨年4月より富谷町総合計画の改定に取り組み、今年2月17日に富谷町総合計画審議会より基本構想並びに国土利用計画の素案に対しての答申も受け、策定に当たっては地区懇談会を6地区で実施され多くの町民の意見を聞き、また町内全域でアンケート調査も実施、懇談会も部門別に行われこれら多く寄せられた意見を慎重に検証され審議会の答申を踏まえて議会に上程されており、改定に当たり四つのキーワードをもとに検討されたようです。
 一つは、町長が就任以来2年間取り組んできた笑顔輝くあったかい富谷の施策実現を町の総合計画として明文化とすることがキーワードとされており、二つ目は人口5万人都市を目指した新しいまちづくりの方向性と土地利用を明文化とするキーワード、三つ目はまちづくりの基本は人、人的資源の豊かさと位置づけ富谷町に住む皆さんによるまちづくりの運営は住民参加とするというキーワード、四つ目はこれから始まる10年、考え響きあい行動することの具現化として新しい総合計画基本に今後とも富谷町の将来にわたってしっかりとした内容のもと、町民皆様方のコミュニケーションの機会を常に絶やすことなく役場としての総合チーム力を高めつつ職員の豊かな発想をより多く引き出しながら町政の各分野に積極的に、かつ着実に取り組み町政のかじとりを行ってまいりますとの大変力強いメッセージを出され、今年4月にスタートされておりますが、総合計画とはこれからのまちづくりの指針となる計画であり、三つの役割があるとされております。
 一つは町が目指すまちづくりの方向性を示す役割、二つ目は町民と行政の共通目標であり約束ごととしての役割、三つ目は目指す町の姿の達成度を図る基準としての役割があります。将来像の実現のための取り組み内容を定めるだけではなく、その取り組みが適切に実施されているかどうか進行管理を的確に実施するための計画でもあるとも考えます。
 町長は就任された半年後の市制条件の5万人の突破へ意欲を示され、定住促進に積極的で乳幼児医療費の改善をした上に教育日本一を目指して教育環境の充実に力を入れて人口増から市へ移行し、イメージアップを高め企業誘致へプラスへ、さらにはサラリーマン世帯の増加で税収に増へとし、さらなる健全財政に拍車をかけていきたいとしておりました。ハード面におかれましては市への移行条件である文化施設、図書館、文化センターなどの建設は2015年までに整備すればよいとの考えを示されておりましたが、今までは仙台市の隣接の町として人口増につながっているだけであり、人を引きつけるだけの成熟した都市への環境とはほど遠く、求心力を高め独自の地域振興策を新たに打ち出せるかも課題と考えます。また、地方自治法、県条例での市制への移行条件は人口5万人以上で商工業などの働く人口世帯は6割以上であり、市街地での域内戸数は6割、文化施設は複数などが最低条件であります。確実に実現を目指すのであれもう少し住民、職員、企業との連携を密に図り、市制移行への促進プロジェクトチームの設置、また官民挙げての工業団地、流通団地への実現検討会などを設置するなどを十分考慮されて計画内容に取り入れ具現化提示が必要であるのに、ソフト面での施策方針は伺えますがハード面での市制移行整備計画などは全くと言っても過言でもないぐらいに計上されていないと判断し質問をいたします。
 一つは文化施設、図書館、文化センターなどの規模、建設場所などの基本構想案の発表時期、設計時期、建設時期などの現時点の見解を伺いたいと思います。
 二つ目は地方自治法、宮城県条例での商工業などで働く人口世帯6割以上の市制移行条件、整備対策及び対応計画などの所見を伺いたいと思います。
 三つ目は同様に市街地の域内戸数6割以上の市制移行条件の対策及び対応計画と時期を伺います。
 四つ目、市制移行条件達成実現を確実に目指すためにもう少し住民、職員、企業等のプロジェクトチームの設置、また検討会などを設置され促進する必要があり急務と考えるところでありますが、町長の所見を伺います。
 次に2番目の質問件名、あけの平団地・とちの木団地間に生活道路の早期開通を望むと題しまして質問させていただきます。あけの平団地が昭和57年、とちの木団地が昭和59年にそれぞれ分譲開始され、富谷第二中とあけの平小学校が開校、さらにはあけの平公民館が町の4番目の公民館として開館され、公園も五つ、公園に遊具も設置され大変よい生活環境のもとで富谷の新住民として夢のスタートができました。宮城交通のバスも団地内を国道4号から団地内の経由で経由され、孤島ではありましたがまずまずの環境でした。ただし、当初の計画では公民館前の道路も真っ直ぐ現在の大富団地に、並びにあけの平小学校と山公園との間を穀田方面に道路開通される計画とする分譲時での条件情報での購入をしております。
 とちの木団地の小学生・中学生をあけの平小学校及び富谷第二中学校の学区とされており、通学の安全面からも早期に両団地間の生活道路も早期に開設されるとの内諾も受けてきましたが、その当時から何度も早期開通の要望もしてきた経緯がありますが、大変な谷底の状況が原因であるのか、施行には手間どっておったようですが、北部道路計画の今度は推進、またさらには都市計画道路大沢穀田線の計画にかんがみ再浮上の計画案が出てきているとの情報もありますが、いまだに正式な具体的な計画情報がなく、富谷唯一の孤島になっていると住民は嘆いており、富谷町に住んでよかったというより今の現状は転居していく方が大変多い現状であり、早期開通の実現を訴え質問します。
 一つ目は両団地の分譲開始当初より計画があったのに、なぜいまだに計画として具体的に上がってこないのか。その理由を伺います。
 二つ目はあけの平公民館建設計画でも穀田方面、現在の成田方面まであけの平公民館の守備範囲とされ、同時に分譲開始時期にも延長計画を信じて楽しみにしておりましたのに、また都市計画での大沢穀田線も日々具体的に煮詰まっていく中でいまだに計画案も上がってこない理由を伺います。
 三つ目は上記の件、今後どのような展開になっていくのか。町長の所見を伺いたいと思います。
 以上ですが、幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷の実現並びに地域住民の切望に誠意ある答弁を期待し質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げたいと思います。
 市制の移行条件整備ということで、幾つかのテーマでご質問いただいておりますけれども、文化施設の、そして図書館、文化センターという形で個別の名称を挙げていただきながら、その時期をということでのご質問であります。今まで触れてきたことも含めて大事な課題でありますので、全体像についてお答え申し上げたいと思います。
 富谷町の現状が4万 6,500人を超えてということで、年間 1,000人の増加、ここ10年来を見てもどの1年を区切っても 1,000人を超えるほどの皆さんが新たに町民の仲間としてお住みいただき、そしてまた皆さん地域にもなじんでいただいている。そういう中で10年、それ以上過ごしてきているわけでございます。そのような中で来年、2010年の国勢調査、そしてまたその次の2015年の国勢調査、5年ごとの国勢調査がどちらにしても町単独で市制施行といった場合にはそれが区切り目になるというところは従前からお話ししているとおりでございます。そのような中でセントラル自動車、そしてまた東京エレクトロン、電池をつくるパナソニックエナジーというそれぞれ北部への、工業団地への集積も急展開を今見ているところでございます。そのような中で富谷町への居住地としてのご希望が大変ニーズが強いということもセントラル自動車の社員の皆さんの地元見学会に出向く折、強く肌で感じたところでございます。
 そのようなことを受けて今回の広域の仙塩都市計画の見直しという、一般的に線引きの見直しという中で何とか明石台東地区に最大値 2,500人程度の約40ヘクタールほどの造成地、住宅地として繰り入れがされそうだと、正式には来年の5月に国の方で告示という形で示される。それをもってこの先5年ないし10年における希望される皆さんの場所として有効に働くのではないかと思います。これらの取り組みも、やはり20年度、21年度にかけて力を入れないと七、八年に一遍の見直し、そしてまた宮城県ないし日本の人口減少傾向という中で一朝一夕に明石台東が住宅地になったわけではないことをぜひこの場をおかりして申し上げたいと思います。相当の原課の取り組み、そして我々企画サイド、町長周辺も含めて運動が実る形でこのようなところにたどり着いたというところでございます。
 総合計画、基本構想におきましては5万人都市にふさわしい文教施設のあり方の検討ということで、先ほどお話いただいたように皆さんのお声を聞き取りながら十分その必要性等々を皆様方の声、大きな声として私どもも受けとめているところでございます。したがいまして、富谷町まちづくり審議会の答申にもありますし、それを超えて町としても十分その必要性を認識しているというところでございます。結果として、今議員のご質問でありましたそれぞれの時期を明示する時期に、残念なことにないというところです。
 もう一つ言わせていただければ、今給食センター、相当のお金を投資して1カ所、冒頭申し上げましたように2カ所案から1年の半年近くの十分なる吟味をした結果、どの角度から吟味検討してもその方が得策だ、あるいは給食センター本来の機能からして将来期待する役割からして1カ所がよかろうというところにようやく結論を見いだしたところでございます。そのようなこととあわせながらぜひ、必要性は十分認識してございますので、もう少し給食センターが大まかな軌道に乗りかけたころ、もうちょっと先に見えてきますので、その辺あたりから来年の2010年、2010年から2015年の間、富谷町の方向性において必要な施設ということで皆さんのお声をちょうだいしながら取りまとめができればと考えているところでございます。
 二つ目の6割という、人口要件6割とよく言われます。地方自治法を読み上げます。商工業その他の都市的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数が全人口の6割以上であることと地方自治法に明記してございます。このことを今議員もおっしゃっていますし、よく聞かれるところでございます。現実、富谷町の状況は地方自治法で言う商工業その他都市的業態とはおおむね農林漁業以外の産業を指すというのがまず一つ。したがって、富谷町では平成20年、前回の国勢調査で非農林漁業就業者世帯に属する者の合計が全体の8割を超えているということで、条件、この自治法に言う6割の条件を超えて十分なるほどの8割ほどの状況になっていますというところです。
 同じように戸数の6割の連檐というところでございます。後ほどのとちの木とあけの平の連檐性というところにも大いにかかわりがございますけれども、中心市街地からの6割の戸数の連檐という、それは何かと言えば町的な要素、都会的な要素ということと私は理解します。同じ5万人でも山村、ぽつりぽつりの山村ではない、それこそあるところにある集積がある、それが都会的、都市的な景観内容ですということを指していると理解をするわけでありますけれども、そのような要件、自治法のこれも読み上げます。当該普通地方公共団体の中心の市街地を形成している区域内にある戸数が全戸数の6割以上であることという規定です。この文言そのとおりでございます。それが富谷町の場合に当てはまる。どこをもって中心として連檐する、つながっていく6割ですかということが今富谷町にとっては課題であるというところです。富谷町の新たな総合計画による市街地はしんまち周辺地区並びに南部地区の各団地という形で、それぞれ旧来 400年の歴史を持つこのしんまち地区と人口集積をする6割、7割程度の4号線を挟む西部、4号線を挟む東側ということで大規模なる団地群があるわけでありますので、そういったところをあわせての要素要件としておりますというところです。一般的には中心市街地とは町役場や市役所がある地区を指すものと思われておりますけれども、歴史的背景や地形、情勢などによりさまざまなとらえ方ができるものと考えられるとそういう側面もございます。富谷町はご承知のとおり役場は町域の北側に位置しております。人口集積地は、今申し上げましたように南部に位置しておる。このようなことで総合計画により機能を分担した市街地として位置づけをさせていただいたというところです。市制移行を視野に入れた場合、このような状況を認識しながらまちづくりを計画的に進めながらよりよい市街地形成を図っていくというのがこの5年、あるいは最大値2015年までに私どもに求められている課題だと思うところでございます。そのことも含めまして今回の都市計画編入に当たってもこのことを視野に入れながら進めてきた経緯がございます。
 そしてまた、ちょっとこちらのあけの平の方に移らせていただきますけれども、そのようなことを含めましてジャンクション工事からさらにジャンクションから一般国道、治部入という字番がありますけれどもあそこに抜ける、セブンイレブンからやや南側に行った沢状のところです。あそこに北部道路が延長で抜けてくる。国道に接続される。あの治部入の場所に土盛りをして北部道路ができるわけでありますので、その土盛りされた道路を南北に、あけの平ととちの木をつなぐトンネル状のものを既に2カ所用意してあります。これは何回も言っているところです。このことも町の連檐ということを視野に入れて19年度じゅうに原課、そしてまた国土交通省の十分なるご理解を得てそのようなところにつながっていったというところでございます。ですから、今完成形ではありませんけれども、町制、市制への移行ということで方向性を視野に入れながら連檐についての課題、皆さんと一緒に進めていかなければならないというところです。
 もう一回戻りますけれども、プロジェクト等のということであります。相当去年の4月1日から機構改革で経営企画課内に市制移行の研究ということで相当数、そういった視点でも頭に置きながら進めてきております。我々、出向いて視察した折にもその辺のところも研究しているところです。よくメリット・デメリットと言いますけれども、恐らくデメリットの一つには経済的な負担が増す。今よりも増せば負担が大きくなるということ、そしてまた人的な一体感、大きくなることでこの先今以上に隣との関係が崩れるのではないのかとかということも考えに入れられる方はデメリットだとおとらえになる方もいらっしゃるでしょう。ぜひそういったことをすぐれた面を見つつ、そしてまたそういった自治体が町から市へといったときのデメリットといわれるもののもしお考えというものがあればそういったもののご理解に努めるべく今努力もしなければならない。そういった準備もまたしているところでございます。
 企業誘致等に関しては実績報告書にお示ししているとおり、本当に回数で言えば数え切れないほどという感じです。数10回以上にわたって、数字は10回か20回かということになりますけれども、50回を超えるほどの回数、記録にとれない、きょう打ち合わせをしますなどということを含めれば50から 100回ぐらいの回数を数えて現状に至っているということであります。工業系、高屋敷もそうでありますし成田2期についても相当数のところまで進んでいるのかなという認識でございますので、従前にも増してご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 12番高橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) 今町長の方からご説明を賜りましたが、実際に平成30年までの計画で今計画書が出されてくるわけですが、そうしますと平成25年に5万 1,000人になったとしても、逆に言えば国勢調査があるのが2015年ということで、2015年が最短距離と見込まれることになるのでしょうか。
 それからまた、もう一つ、南北に、今庁舎がここに、北にあり、成田とか明石、東向陽台等の南部が一つの拠点みたいなお話が出ていますが、やはり役場というものが中心で動くわけですから、やはりその辺のところの穀田線や何かを中心に動いているようですが、まだまだ都市計画道路の計画もあります。そういうものも含めて今後の、やはり東西南北、これを見きわめていく必要があるのではないかと思うんですが、その辺の点をもう一度お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 市制のというのは自治体の名称、町から市へといった場合には最短は2015年後です。その手続、各課の正確なる統計を通知をもって確定をするというのは過去の事例からそうなっています。直近の平成17年、2005年の国勢調査によって単独で5万人の市制を敷いたのは和歌山県の岩出町が岩出市になったという事例一つです。その前、2000年の平成12年の単独市制はたしか四つだったと思います。沖縄の豊見城村がそのまま豊見城市になったと同じ単独で、本来の自治法上5万人の規定による市制移行というのはそれだけに限ります。ですから2010年、データ上を見ますと四つないし六つぐらいが単独市制として五万人を超えて、現実は市制への移行準備ということで東浦にしろ長久手にしろ視察をしてきた経緯もまたお知らせしているところでございます。したがいまして、もう一回繰り返しますけれども、最短で人口要件5万人を最低基準である人口要件を満たすのは2015年の統計数値をもってそういった手続が諸条件がそろえばということ。もちろん、最終的には町民の皆さんの最終的な合意形成が一番の最終の決め手であることは間違いございません。
 今市街地をどこかということ、南部に市街地をということを言っていることではございません。連檐性という面で富谷は致命的に弱いところがあるというところを申し上げたくてお話申し上げています。中心であることは間違いありません、今の役場、そして歴史のあるこの周辺ということは。しかしながら、残念なことに実態はこの周辺に二、三割程度ということになります。ですから、連檐性ということになると今の周辺の中から6割を越すほどのということになればつながりを持たなければならない。ですから、こういう富谷町のつながり、湯船沢のつながり、とちの木のつながり、あけの平のつながりという中でまさにオセロのようにずっとやって一気に6割、8割という形の、この狭い町域ですから。狭い町域ですから、そこのところがつながると、突破できると一気に6割を超え7割、8割という形の集積に、連檐性につながっていく、こんな認識でいるところでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、6番山路清一君。
6番(山路清一君) 今回私は大型開発計画は進展しているかと、杜乃橋町内の歩道と緑地帯と問うと大きく二つ質問いたします。
 8月6日、7日と企業立地住環境整備調査特別委員会で委員である議員と議会事務局より2名、また町からは町長以下3名の参加により企業誘致の先進地であるつくば市と足利市を訪問し、富谷町の企業誘致と雇用に関する有意義な調査であり、今後の富谷町の発展に役立てる決意を新たにしたところでございます。
 今宮城県は富県宮城の実現に向け村井知事自ら先頭に立ち企業誘致に取り組み、不況の時期にもかかわらず近隣市町村へは企業の進出の話題が豊富です。7月30日に東京で主催が宮城県企業立地セミナー実行委員会、そして県内の各市町村が平成21年度宮城県企業立地セミナーinTokyoを開催し、宮城県は企業立地に関する投資環境を紹介するなど、活発に活動しております。また、富谷町も町長自ら知事と会い企業誘致等の活動をし、企業訪問など、先ほどの話だと50から 100ほどの企業を訪問しているという話ですけれども、企業誘致に関する行事等にも積極的に参加、トップ営業マンとして働いており成果が期待されるところでございます。
 企業立地住環境整備調査特別委員会や富谷町総合計画参考資料などにも企業誘致が優先的に盛り込まれ、仙塩広域都市計画区域第6回区域区分定期見直し、いわゆる線引きでございます。が来年度、平成22年5月までに決定。富谷町では候補地として上げた地域としまして工業地域としまして成田2期北と高屋敷、そして住居地域としましては明石台東が内諾されていると聞き期待が膨らむ次第でございます。なかでも成田2期北は土地区画整理組合設立準備委員会を結成、新聞等でも報道され各方面で大きく取り上げられ富県宮城の一環として県、町、開発業者が一丸となって取り組んでいる物件と思います。
 富谷町も成田北の文化財調査にふるさと交付金を充て雇用促進を図る計画を立てていると聞いております。本年度第1回一般質問で遺跡調査について質問したところ、県が確認調査をしているとの回答でございました。しかし、現状は遺跡調査がどのように行われているか、進行しているのか見えません。富谷町は県に積極的に働きかけていると思いますが、宮城県側に何か大きな課題か問題か文化財に対する評価の相違があるのかわかりません。文化財の調査の進め方としまして環境アセスメントの調査対象地においてアセス調査期間はほかの事業は実施できないとの条例があります。例えば、候補地にあります兵六館跡の調査が文化財調査ではなくほかの事業に該当すると県が判断しますと環境アセスメント調査終了後の調査となり事業着手のスケジュールに大きな遅れが予想されます。また、文化財の調査となれば早急に必要とされる調査であり、ほかの事業には該当しないので調査はすぐにでも実施できます。が、いずれにしても県の担当部署、宮城県教育委員会文化財保護課の判断次第であると思われ、村井知事の判断や町の取り組みも含め現状の問題点や課題等多くある中で県の担当部署の全面的な理解と協力体制が必要であります。
 また、例えば兵六館跡が永久保存に値する文化財であると判断されれば永久保存となり、開発事業の土地利用計画などの事業計画を変更しなければならず、この事業が成り立たなくなり成田2期北開発事業そのものがストップする事態になりかねない大きな問題にもなります。操業に至るまでの大きなポイントとしまして考えられるのは、先ほどから話のありますまずは企業誘致、そして文化財調査、そしてインフラ整備の3点であります。そこで質問いたします。
 一つ、宮城県企業立地セミナーinTokyoに参加し、情報交換等どのようにできましたか。
 二つ、宮城県、富谷町、開発計画業者との連携による企業誘致活動の現状。
 三つ、成田2期北土地区画整理遺跡調査の現状と課題。
 次に杜乃橋町内の歩道と緑地帯について質問いたします。
 日吉台の方から日吉第中学校北に下ると右が富谷町の杜乃橋町内会、左が大和町の杜の丘町内会、そして住宅は歩道と緑地帯により分離され、完成当初は樹木や植栽が美しくきれいな高級宅地に見えましたが、今ではごらんのように歩道の植栽の一部が枯れ樹木も枯れて伐採され、剪定はしていると思いますが雑草が生い茂り防犯上、また火災などの問題が生じかねない状態であります。通行人や住民の方からも苦情もあります。
 中央にある信号機、今杜乃橋には1カ所信号機がございます。それから南の方は富谷町の境が大和町の方まで入っています。そちらの方が富谷町の境になっています。また、新しくできた、今造成していますけれども、そちらの方は向かってヤマトの方に、北の方に行きますと左の方の緑地帯が富谷町であるというようなちょっと変則になっております。そのような状況でございます。また、4号線からハーモニータウンの杜乃橋に入ると両脇の歩道の植栽がほとんど枯れている状態でございました。これはたばこのポイ捨て等による火災が大変心配されるところでございますが、先週の土曜日、私が一般質問通知書を出した後なんですけれども、枯れたものを富谷町の方は早速ですが剪定してございました。さすがだなと思いましたけれども、なかなか早いなという感じがいたしました。
 そこで質問いたします。一つとしまして、樹木植栽剪定や雑草刈りについて大和町と協議しているのかお聞きいたします。
 二つ目としまして、4号線からの歩道も含め枯れた植栽が多く、対応策は考えているか質問いたします。
 以上、質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
 山路議員から企業誘致にということで、山路議員テーマのように毎回ご叱責をいただいておりまして本当に感謝申し上げたいと思うわけでありますが、企業立地セミナー、東京でやったり名古屋であったり。まず、出向かなければならないということを思って時間の範囲で東京、名古屋云々ということで、去年は名古屋でしたか、ことしは東京でということでやってきております。やはり、いろいろきっかけをつかむという意味ではいろいろアンテナを立てなければならないということをつくづく思います。しかし、今の私の立場と私の今持っている力からすればまだまだ不足だともまた思い、それがまた町であれ町民の皆さんへのよもや不利益につながるようであれば本当に申しわけないことだと心しながら町政運営にまた当たっているところであります。先ほど菅原議員からありましたように、そういう意味では副町長職とか、あるいはそれを補佐する部長級の職員とか、やはり富谷町の現状からすれば大いに用意、準備される時期、ころ合いだということをつくづく思うところでございます。
 単独で富谷町が現状動ける状況にないというのもまた正直感じるところでございます。したがいまして、このように宮城県の取り組みに25市町村が構成をし参加してございまして、何とかその中で成果を得たいということも思いながら行動しているつもりでございます。先日お会いした人の中ではボーダフォンの誘致、成田へのボーダフォン誘致。私が橋渡し役、いろいろな経緯の中でやったんですよということを直接お話しした方、いましたよね。名前までは失念いたしましたけれども、そのようなことだとか、あるいはセントラル自動車が大衡の第2工業団地に立地を決定したというのは決定的にセントラルの社長さん、石井社長が村井知事と会った、村井知事との出会いによるということを直接本人が言っています。九州も探した、北海道も探した、どこも探したと。まさにそういうことからして私は最終的には立地の恵まれた状況条件というものがあるんだろうと思うんですけれども、ありますが、最終的にはやはり人だろうと思います。そういう面では多方面にわたるそのアンテナを立てながら必要な人的な触れ合いだとかあるいは人脈だとか、直接でなければどなたかを介して。それは皆さんとともに8月6日、7日、足利、つくばに動向させていただいたところからも十分私は感じておりました。まさに官民一体という言葉のみならず、皆さんともども町民の皆さん等も含めて家族にも何かいい情報がないか、何か同級会があったら、職員の同級会の折に名刺を渡して今こういう場所があるから考えているところがあったら声をかけてくれと。現状は今企業ではもう日本全国私の方に来てほしいという誘致合戦のようなものですから、もう企業の側では飽き飽きしているんです。そんなに一つ一つ丁寧に応対していたのでは時間がないということで玄関に入れてもらえない、そういうことも生の声として聞いてきたところです。そんな中で知り合い、何人かのかすかな知り合いを通して玄関を開けてもらう、部長さんと会わせていただく、そしてまた最終的に社長とも会えるようなそういうステップを踏んでいく。そういうことの中から短時間の間に予定以上の成果が上がりましたというすぐれた事例を私どもは見ているんです。ですから、必ずやそういった富谷町の成田2期のあの場所、そして高屋敷のあのすぐれた場所、何にも増してそこに一生懸命に取り組む地権者の皆さんがいらっしゃる、事業者の皆さんがいらっしゃるということです。それを目にするならば、町としてできる最大限の動きをしていかなければならない。そのようにまた覚悟も持っているところでございます。
 誘致活動の実態ということで、今触れさせていただきました。高屋敷の地区開発事業の基本計画書ということで立派な、これはご覧いただければぜひお目通しいただきたいんですけれども、立派なものも仕上がって8月26日でしょうか、つい先だって地権者の代表であります松田峰治さん、そして地権者会役員の東北放送常務のヤマモトケンタロウ常務さんもお出ましになりながら内容を説明を聞き取らせていただいたところでございます。そのようなことで、このような高屋敷の企業誘致のご案内、コンパクトなものもでき上がってぜひお使いながら皆さんともどもお願いしたいというご協力も依頼されましたし、DVDもでき上がりました。町のホームページからも閲覧できるような接続もしてございますので、どうぞ高屋敷の紹介DVDということで数分のものでありますけれども、ご覧いただければと思います。
 そのような中で、成田2期の最大値で 200ヘクタール程度、有効面積で 150ヘクタールぐらいの利用可能な場所がありますが、一つの難題として遺跡が地図上に載っているということから端を発しまして、なかなか思うようにいかないという面がございます。遺跡が七つありまして、その中の大物が「兵六館跡」という、種類は土塁ですね。敵陣を守る、いまやこうですけれども、当時はくぼみをつけることで相対する敵を防御するという土塁の跡が見受けられるということから、時期は戦国末期ということのようです。文献資料にはないんですが、何か口伝といいますか伝承といいますか言い伝えといいますか、そういったものがあって現実現場を見ればその土盛り、土塁の土の盛りぐあいが見えるというところです。
 そのようなことで20年、去年の11月からことしの3月まで現地踏査、県の文化財保護課による現地踏査もやっていただきました。したがいまして、兵六館跡は貴重だ、ならば手をつけてほしくないという見解で今現状至ってございます。しかし、その先どうなることやら。その価値がわからない、どの程度か。ですから、山を、木を伐採して試掘するなり試し堀りしてみるなりというのも素人ながら考えるんですけれども、そういうこともままならぬということで、かなり大きな制約があるというのが現状でございます。
 県教委の文化財に関する考え方だけご紹介をさせていただきます。遺跡は開発行為や発掘調査を実施することによって二度ともとの状況に戻すことのできない人類共通の文化遺産であるため、極力原状保存とすることが望ましい。しかし、どうしても開発を避けることができない場合には何度も協議を繰り返し、工事の手法や調査の方法で遺跡に対する影響を少なくしつつ発掘調査を実施することもあるとこういう見解も当然ながらお持ちの中で遺跡の有用度、価値度ということとこの企業の求める、あるいは富谷町が予定する、事業者が予定する規模というあたりでどのように折り合わせていくか、この辺のところが大きな課題だろうと思います。
 二つ目、杜乃橋緑地帯、非常に、ちょっと出番でございます。恐らく山路議員の質問をお聞きになっていても皆さんの現状は言葉ではわからないんですね。よくわかりました。これが二中から下りた……、

議長(渡邊俊一君) 町長、マイクを通さないと……

町長(若生英俊君) 日吉台中学校から下りて北側にある最初の信号機のない十字路のところです。ここから始まります、この樹種は。ドイツトウヒというものです。歩くとこの辺が体に、頭にぶつかるというぐらいの出っ張りぐあい。これは富谷町のものかと聞いたら、ここは大和町分ですというんです。ですから、富谷町は一生懸命維持管理にこれ努めているのでありますけれども、ここが大和町の自然緑地、そしてこの先に見える民家が富谷町の杜乃橋地区の20数世帯ということになります。そのことをおそらく山路議員は、地元であります山路議員が今質問いただいたのだなと。非常にその後不思議なことがわかりました。今の写真はここです。このオレンジの部分が大和町の自然緑地です。影響を受けるのは富谷町の住宅地です。24区画あります、隣接している場所。ここが国道ですから、ここを上って信号機のあるところです。ここが今造成が始まりましたが、信号機があって右に曲がるとこの緑色部分も自然緑地、これは富谷町分です。そしてここの緑の左側、ここが大和町の住宅地です。影響を受けている宅地は22区画です。富谷町はしっかりと適度に伐採をし風通しをよくしこのようなうっそうたる場所はないように、まさに都市整備課の名誉にかけて業者さんの、同じ業者さんですから後々困るよということで、切ってください、枝をおろしてください、必要なものは除伐をお願いしますということで。したがって、ここの富谷町の、ではこういうことを考えたらと。ここを富谷で管理してこっちを大和町で管理するようにしたらとかという話は出ていたんですが、面積は大和町分が 4,355平米、富谷町分が 3,900平米、ほぼ近似の面積でございます。非常に何かもとに、どこまでかさかのぼってリセットできるならばそうしたいいのではないかとさえも思うようなところです。もう一度言いますけれども、大和町のこのような状況で影響を受ける杜乃橋の24区画、富谷町の立派な管理の中で恩恵を受けている大和町分が22区画分とこのような状況であることがわかりましたので、何分にも現実大和町と、私も認識初めてですし、原課でもなかなか遠慮があるのか電話ぐらいのやりとりで終えてきたという経緯もあるようです。大きな課題として解決のために住環境の向上ということのために何か方向性を見つけながら解決に当たりたいとそのように思うところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、2時20分まで休憩をいたします。
午後2時10分 休憩


午後2時20分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 6番山路清一君。

6番(山路清一君) 先ほどの私の質問の中にちょっと難しい言葉というか聞きなれない言葉がありましたのでちょっと補足しておきます。環境アセスメントという言葉がございました。これはご存じの方もいらっしゃると思いますが、アセスメントとは査定評価の意味であります。地域開発などが行われる場合に、周辺の自然環境に与える影響等を事前に測定評価することだそうでございます。先ほど町長の方からこの件につきましてはいろいろと今問題になっている遺跡調査を含めて町の方も県の方も一生懸命やっているということで、今後本当に間に合うように、私たちもいろいろ努力したいこともございますので、流れを早く、なるべく早くやっていただきたいと思っております。
 これはこの辺で終わりまして、次に杜乃橋の方なんですけれども、ご存じのように杜乃橋に関しましては日吉台の3町内会、それからもみじの3町内会、それから杜乃橋、杜の丘の2町内会、8町内会で夏祭、それからどんと祭、これを合同でやっています。町堺を越えてやっているというのはここだけかなと私思います。夏祭のときも町長がおみえになったんですけれども、非常にたくさんの方が出ていらっしゃいます。去年の雨の中で中止になりましたけれども、出した店舗の方の販売の方、完売しております、雨の中でも。そのように一体となってやっていますので、先ほど地図でご指摘ございましたような状況でございますけれども、富谷町、それから大和町一体となって今後の維持管理の方に努めていただきたく思い、もう一度町長の方からお聞きしたいと思います。
 それから、4号線から杜乃橋に入ったところ、先ほど私もこれを話したんですけれども、先週から草刈り、伐採等いろいろ始まりまして枯れた部分を撤去しています。その枯れた部分の撤去をした部分をどのようにするかお聞きいたします。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今のものにお答えを申し上げます。
 前段、企業誘致の件でありますけれども、足利で私は印象に残るのは担当職員の方がおっしゃった中で、要するに売り切るためにやれることは何でもやったというあの言葉を残して帰ってまいりました。やはり、皆さんとそれこそ一体となってというあたりが一歩も二歩も引いているという状況ではないんです。ですから、どうぞ情報等も含めて、ここに行けとかあっちを聞いてみてこいとかということも含めて皆さんからのお声、ぜひ、あるいはお力添えをお願いしたいと思います。富谷町の大きく将来にわたってプラスの方向性に働くと私は確信してございますので、一歩二歩前にぜひ皆さんともども進めたいと思います。
 二つ目は、今先ほど私も夏祭、パル&ハーモニー夏祭ということでパルタウン大富とかハーモニータウンとか呼ばれた時期があって、開発業者さん、どういう意向があったようです。なんでこんなふうになるの、ずっと前からそう思っていました、あのマルヨシから。南の旧マルヨシさんから歩道が、歩道上にここまで、ここは大和町の道路だよと、こっちにくるとこっちが富谷町の道路だよというので、場所場所によって変わるというのが非常にまさにパル、ハーモニー一体感といった中で何でこんなにばらばらにしたのかしらと思うんですけれども。自治体という意識があったのかしらというその後の維持管理等を含めて町に帰属する状況あたりが視野にあったのかどうかということさえも思うところでございます。
 先ほどの信号機から、せっかくの機会ですから富谷町の方に、北の方に右折して約 400メートル、十字路から今言いましたように中学校、そして仙台銀行、そして大富耳鼻科まで、あそこまで延々と 1,050メートルが大和の町道。その先、大富耳鼻科から先ほど言いましたマルヨシさんの丁字路までが 420メートルとして非常に変形な維持管理をしなければならない現状にあるというところです。まさに一体となって私ども、原課を含めて認識をいたしましたので、先ほどと重なりますけれども取り組んでいくことといたします。
枯れについては課長から答弁させることといたします。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 道路の植栽の補植につきましては町全体で年に、現在1回発注しておるところでございます。本年度も予算計上しておりまして、今年度ほかの地区で集中して補植工事をやっていますので、来年度以降順次この地区につきましても補植をしていきたいと考えてございます。

議長(渡邊俊一君) そういう質問でよかったのですか。伐採後の処理をどうするのかということで。補植ね、はい、わかりました。
 次、18番相澤武雄君。
18番(相澤武雄君) 私からは1件3項目について質問をさせていただきます。
 過般策定されました富谷町総合計画において町長は富谷5万人都市実現プロジェクトに位置づけ、基本方針を3区分し10点の施策を掲げ先導的かつ横断的に展開し、幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷を目指し、町民全体のまちづくりに邁進するとのことであります。5万人市制を目指し子育て支援については待機児童ゼロを目標に置き、来年度4月に明石台に民設民営の保育所が開設されるとし、食の安全においては子供の健やかな育成のため食育推進会議を設置し食育に取り組むことでもあります。都市基盤整備においても北部道路においては計画どおりの進捗を見ているところであり、町道整備についても町道大童今泉線、町道沼田線、町道待道線やあけの平、鷹乃杜、町道穀田線歩道整備、東向陽台地区、太子堂地区の側溝整備等が完了、または順調に継続整備されている現状であります。
 産業振興についても農家に対しては環境保全米への支援を行い、高齢者の就業機会の確保については富谷町シルバー人材センターの充実にも取り組んでおると思いますし、企業立地についても企業立地促進条例による企業の進出に対しての働きかけを行い、高屋敷地区や成田北部地区の大型工業団地の計画に対しての町の十分なる協力を行っているところでもあることと思います。
 将来の富谷町の発展においていずれも大事な計画ではありますが、本年度作成されました富谷町総合計画5万人都市単独市制を目標に据え、また迎えるべき平成25年は町制施行50年という大きな意義のある年度になり、人口も順調に推移すれば5万人に達し総合計画は前期最終年度ということで着実なさらなる環境整備の促進が必要であります。
 そこで次の3問について質問いたします。
 1問目でありますが、我が町の安定した発展のための都市計画道路宮沢根白石線、町道穀田三ノ関線、仙台西成田線等の縦軸線の早期完成と我が町の東西を結ぶ横軸線の計画が必要ではないかと思いますが、町長の見解を求めます。
 また2問目は、北部道路4号からの東北縦貫道への乗り入れができない現状において、町の将来展望を考えますとき、直接乗り入れのできるインター、またはスマートインターの設置が必要ではないかと思います。大衡村においてはインターの工事が進んでおり、高速道路が走っている県内町村では我が富谷町だけが唯一インターのないところであり、早急に検討する必要があると思われますが、町長の所見を伺います。
 さらには3問目でありますが、各町内会のコミュニティの場として、また災害時の避難場所として町内会館の整備に配慮され、大清水二丁目町内会館が本年度7月に新築完成し、町下町内会館においては本年度完成予定となっており、東向陽台第1会館においては本年度大規模な改築を行う計画になっており、来年度においては東向陽台三丁目会館も改築の計画で進むとの町長の見解でありますが、明石町内会館においては新築の条件整備として町道待道線が整備完了しいつ会館建設する予定なのかまだ不明であります。町中町内会館、今泉町内会館は近い将来99%の確立で起きると言われております宮城県沖地震に対して耐震上安全な建物ではないと思われます。安全安心なまちづくりに対してこれからの町内会館の整備について早急な対策を講じる必要と思います。町行政は町民の期待にこたえ、町民を支えることが最大の答えであると思いますので、以上、合わせて3問につき町長の考えを伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答え申し上げます。
 都市計画道路早期実現、そしてまた横軸道路ということでのご質問でございます。現在富谷町には14路線、合わせて 43.99キロメートルということで44キロメートルほどの都市計画道路が計画されております。その中で、北部道路ももちろん入ってございまして、それを除けば13路線、延長が 37.67キロメートルということで38キロメートル弱ということになります。整備済の比率、整備済が 26.24キロメートル、比率にしますと69.7%ということで、計算をしますと7割程度の整備率ですということで、残り 11.43キロメートル、未整備区間が存在しておるというところでございます。順次計画を進めてきた経緯はございますけれども、残されたところにいろいろ課題というか難物というんですか、大きな壁があってその壁をいかにどの方向からいつの時期にどういうタイミングで緩める、崩していけるものやらともまた考えるところであります。
 富谷町は幸いにして縦軸、今議員がおっしゃるように横軸ということと、縦軸を振り返ってみたときに従来からの国道4号線、そしてまた東側に東北自動車道、そしてまたそれを挟む、さらに東側に主要地方道、仙台三本木線ということで泉バイパスから富谷を抜けてそして大和町につながっていくというこの3路線、そしてまた3路線があるわけでございます。そういう恵まれた状況に比べ横軸の路線がまだまだ弱いとこういうところです。その主要なるものの一番大物がやはり宮沢根白石線、宮根線ではなかろうかと思います。今回明石台東があのような線引きに繰り入れられ、市街化区域に繰り入れられるということとあわせてぜひあの難物、いわゆる難しい宮根線の明石台から松陵につながるあの道路の接続ということ、皆さんともども大きなテーマにしながら今も思案しているわけでありますけれども、折々にそういう動きはしてございますけれども、一番の課題かなと思います。
 これも前にお話ししたかと思いますけれども、宮根線の計画さえももう時代の流れからして使命は終わったというので明石台を終点にするということの基本的な考え方を宮城県の土木課から示されました。そのときの驚きたるや大変なものでございました。いろいろな動き、経営企画課を中心としていろいろな動き、都市整備課ともどもやった中で辛うじて計画は残った、地図上に予定路線として残った。もう消えかかったんです。完全に消えたんです。そこから何とか消さないでほしいということで命がつながったという感じもしてございますので、なお一層明石台の開発とあわせて何とか富谷町、仙台市、宮城県、そういった国の施策ということも含めて枠組みの中で、まさに富谷の利便を超えて、それは仙台圏域の利便につながるという強い私は確信を持っていますので、何とか皆さんのお力添えを得ながら形にできる方向性を追求したいと思ってございました。
 もう一つは、県道の西成田宮床線ということでしんまち通りがあのまま県道になっていると。相当前に富谷医院まで抜ける予定もあったようでありますけれども、現状なかなかこれは難物でありますね。そんな中で穀田三ノ関線のあたりのテーマ、給食センターができ上がるということとあわせて何とか交通体系、交通量の分散という発想で学校前橋から分散するのか、それともセブンイレブンから役場前を通して交通量を分散させるのか、そして穀田線に分散させるのか、そういったことを視野に入れながら予定計画、なかなか最後に言えば財政的な側面は非常に重いものがありますというところに行き着くわけですけれども、そこは一番最後に置くこととしまして、何とか可能性を切り開いていきたいとこんなふうに思ってございます。
 インターについてはおっしゃるとおりでありますので、これは従前から北部道路の 1,700メートル、とちの木とあけの平をつなぐあの場所に何とかスマートインターができないか。それで高速道へのフルジャンクションということで乗り降りができるような方策がないかということの検討は従前から、私も北部道路の期成同盟会の会長職ということで受けとっている関係もあって、従前から利府さんも含め5町村でチームを組みながら県なり国なりに強い要望活動も継続して行ってまいりたいと思います。
 町内会館の整備計画でありますけれども、順次、19年の一ノ関、20年の大清水二丁目となりました。21年の町下ということで会館の建設、順次1年に1棟を建設を目安にということで進めてきたところでございます。それにあわせて南部の拠点でありました東向陽台第1会館、35年を経過した老朽化が激しいものの改修工事、 300平米を超える大きな建物、今の町の基準は2タイプしかありません。小規模タイプ 170前後でしたか、その次のタイプは 200平米タイプぐらいしかありません。ですから、今の基準でものを新しく建てようとするとどの会館でも 200ぐらいの対応しかできないということもネックがございます。それもあわせ考えながら第1会館のあの改修を原状のまま、相当な大規模な改修になります。使いでも含め今流のということで相当平面図ベースで機能性等々十分なる吟味をしたつもりでございますので、今年度じゅうの完成を目指してまた頑張りたいと思います。
 明石、今泉、二ノ関、町中とお出しいただきましたけれども、会館の経年を見れば明石が昭和32年ということで50年もの待道線ができるまでということではありましたが、現状いろいろ建てるための条件として道路の問題、待道線があのようにあったように待道線ができたらということで言われるように、今泉などもそうですね。県道仙台三本木線の改修と建物の配置の関係、場所の関係ということもまだ解決されない問題です。さらに明石さんについて言えば、そもそもの土地の権利関係がいまだにフラット、整理されないということで、なかなか地元の皆さんの総意といいますか、総意はあるんですけれども相続の絡みで共有としてある関係で現状、この所有者からすれば孫にあたる人が名義人になって、代になっているんですけれども亡くなられたおじいちゃんの名義のまま相続の手続をしていただかなくてということで、この間ずっと従前から耳にしまた現状もそれ以上なかなか進まない現状もあるようでございます。結論としまして、ぜひこれまでどおり現状1年1棟の建築を目安にしながら随時、大変重要なる機能であることは今議員もおっしゃったわけでありますので、ぜひその辺のところ、道路の整備、都市の立派な計画道路、都市計の道路を整備するということとあわせてまだまだ生活道路で残った部分も、深苗代線も取り上げていただきましたから、ああいった生活道路で未整備のところ、会館の云々、いろいろな組み立てをしながらこの富谷町、 5,000ヘクタールほどの町域をバランスよい整備計画ということもあわせながら進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 18番相澤武雄君。

18番(相澤武雄君) 今大分丁寧に回答をいただいたわけでありますが、聞いておりますと先ほど同僚議員が関連したわけでありますが、仙台北部道路4号線タッチするまでのジャンクションから4号線にタッチするまでの中でボックスカルバート的なものを2カ所設置するという答弁が、私に対する答弁ではなかったのでありますが、横軸線の問題もありますので質問しますけれども、それは穀田三ノ関線の、何かまだ名称はついていないんですけれども、山の頂上を計画されているボックスカルバートを同時に設置願をしているわけですか。それらが完成しますと、やはり横軸線の問題にも相当将来は役に立つ整備状況になるのではないかと思いますが、その辺をお聞きしたいと思います。
 それから、県道、国道について、当然国道は余りあれなんですが、県道についてもまだまだ残された仙台三本木線から東側が今ちょうど網かけで緑保存地域ですか、なっているようでありまして、真面目に百姓をやっているわけでありますが、その東側に町道整備されていない本当に朝晩の交通ラッシュのときはたくさんの交通が見えております石積堂ケ沢線、また石積トンネルに続く町道石積線、そこを抜けてタッチしたところなどあるわけでありますが、今後早急な計画というのはないわけでありますか、お聞きしたいと思います。
 それから、インターについてはまずまず回答をいただいたわけでありますが、町内会館の問題でありますけれども、これは今町長に2カ所ほど足していただきましたが、明石待道線、これは相当古くから話題になっている公民館の建設話題でありますが、そのために町道待道線が土地を提供しながら地域住民が一生懸命頑張られたという経緯もあるようでありますが、それではすぐ建つのかなと思ったらなかなか建たないという状況でありますから、これらなどは今泉も取り上げてやったのでありますが、早急にやはり手がける必要があると思います。10年以内には70%、30年以内には99%というと完全に来るという宮城県沖地震でありますから、やはり早目に老朽化している部分は改築してやった方がいいと思いますが、町長の考えを改めて伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) カルバートについてはちょっとお聞き取りにくいところがございまして、高速道路、利府の方から来てジャンクションができまして、そこから4号線に 1,700メートル延長しますと北部道路しらかしの方からそのまま4号線に出られるようになりますということです。そんな中にカルバート、土盛りした道路、土盛りで道路をつくるわけですからそこにトンネル状のカルバートボックスといってとちの木とあけの平がつながるような道路ができるような準備を設計段階でして、いよいよそういう工事が道路とカルバートの工事が始まりますということなんです。この二、三年、三、四年の間。
 それが一つと、あと今度は石積の2路線が出ました。早急なということでありますけれども、どこも早急にやれれば一番いいことはあれなんですが、本当に何とも、先ほど言いましたように優先度とか、本当に優先度が高いことは間違いありません。歩道の整備設置ということの議論もこの場でしたこともありますから、その時点からまた必要度とか緊急度とか1ランク下がったわけでは決してなくて、当時と同じかあるいは逆に右肩が上がっていくくらいの状況にあることは十分原課であれ私であれ認識しておるところです。ですから、ここでいろいろ三ノ関線のテーマもあり穀田線のテーマもあり、そしてまたまだ生活道路の中で未整備なところもありということで、予算の全額を道路費ですなどということもあり得ないことですから、その辺の順序を5年、10年というスパンの中で恐らく方向性が順次固まっていくのではないかと思いますので、ご理解とあわせて気持ちを察していただきたいと思います。十分その視界に入っているところだということです。
 町内会館については明石の町内会、昭和32年築です。築50年近く、そういう残念なことに町内会、地元の強いお気持ちというか要望というか、聞く機会がないんです。ですから、何ともしようがない。すべてそうです。ですから、私は直接皆さんのところに出向いていろいろな話をするというのは皆さんの声がどのような強さなのかということをお聞き取りしているつもりなんです。農政の問題も同じです。日常、ここの場だけではなくてどの問題もそうです。会館の問題にしろ農政にし道路にしろ、日常的にせっかく同じ役場の中にいらっしゃるわけですから、皆さん議員であれ町民であれどなたでもいいんです。日常的にそれこそ今こういう現状です、常に動いているわけです。それに対応できるだけの私ども対応力を持ちたいというころで姿勢としては持ってございます。明石については先ほど土地の、客観的に言えば土地の権利状態が整理されていないということは聞いておりますけれども、それを超えるほどのみんなでこうだからとかもろもろを含めて声がなかなか大きい声として聞こえないというのが正直なところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 町長、都市計画道路の穀田三ノ関線の線上にそのカルバートがあるのかど
うかという、恐らくそういう質問だと思いました。

町長(若生英俊君) それは穀田三ノ関線、今ある道路ですから。ですから、カルバートという考え方はありません。

18番(相澤武雄君) 同僚議員について説明したときは、その中でカルバート的なものを2カ所設置するということでありますから、1カ所はあけの平・とちの木だと思いますが、もう1カ所はその計画されているためのカルバートですかということを聞いているんです。

町長(若生英俊君) わかりました。であれば、カルバートはその 1,700メートルの間に 340メートルの区間に2カ所です。それは従前から話しているとおりです。

議長(渡邊俊一君) 18番相澤武雄君。

18番(相澤武雄君) ちょっと食い違ったようでありますが、カルバートの問題では。従前から計画されている穀田三ノ関線という道路は今私はカインズホームの方からジャスコを通ってばんとぶつかっている歩道の広いあれを延長するためのカルバートなんですかということを聞いているんですけれども、そのために。であれば、将来的にはそこの道路もでき上がるのかなということで聞いているんです。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 路線の整理がちょっと混乱しましたので、都市整備課長から答弁させます。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 議員おっしゃっています路線につきまして、現在あけの平でとまっています役場庁舎まえの穀田三ノ関線に接続します穀田大沢線という路線でございます。穀田大沢線でございます。町長言われましたように、ボックスカルバートにつきましてはその穀田大沢線、ジャンクションから国道4号までの間 340メートルということなんですけれども、あけの平ととちの木を一応接続するボックスカルバートでありまして、穀田大沢線につきましては縦断的な、縦断と横断の関係で都市計画道路が上を行くような状況になるかと思います。ですから、ボックスではなくて橋りょうタイプでの整備になると予想されます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 私からは3点質問いたします。
 1点目、富谷町の重点目標(スローガン)はと題して質問いたします。8月6日、茨城県のつくば市を視察した場合、つくば市の庁舎前に「明るく、住みよい、稔りある町」の看板がありました。また、秋田県大湯の国道 104号線山沿いに「さわやか健康都市宣言」の大きな看板が立てられています。秋田県の鹿角市は「やすらぎとふれあいを育むまちづくり」、山形県最上町国道47号線の県境には幅 1.5メートル、高さ5メートルの立て看板に「日本一きれいなまちづくりをめざして 美化条例制定の町」ポイ捨て罰金……、こうあります。最上町の町長は罰金云々よりも啓発に問題です。国道を通る際に皆さんにそのポイ捨てをやめていただくためには非常に大切ですというお話をいただきました。また、愛知県一宮市の庁舎前には「生涯学習宣言の都市」「一人一学習、一スポーツ、一文化」の看板があります。各市町村とも特色のあるスローガンを立て、庁舎前や道路等に看板を立て全町民、通行者の理解を求め、おのおの成果を上げているようです。
 富谷町では富谷町総合計画の中でまちづくり基本理念「幸せを実感でき、笑顔かがやくあったかい富谷」と、また広報とみや平成20年8月号以降表紙タイトルの下に「笑顔輝くあったか富谷」と記載されています。町のスローガンに対し役場職員だけではなく町の職員と町民が一体となって取り組む姿勢が大切だと思います。目標達成のために町民は一体何をすべきか。町民全員が、例えば笑顔であいさつ、感謝の心、思いやりの励行ではないかと思います。スローガンを周知徹底するためにも庁舎前にある懸垂幕タワー、または国道沿いに看板を立て積極的に取り組む姿勢を大切だと思います。そして、安心して富谷の町に住んでよかったと言われる町、またほかの市町村の人からも富谷の町に住んでみたいと言われるような日本一のまちづくりが必要だと思います。
 四つほど質問いたします。スローガンを周知徹底させるために庁舎前の懸垂幕タワー、看板、道路等にです、立てる考えはないかどうかをお伺いします。
 2番目、スローガンに向かって全町民で積極的に取り組む考えはないか。
 3番目、富谷町に住んでよかったと言われるまちづくりが大切ではないか。
 4番、他の町村からも富谷町に住んでみたいと言われるような日本一のまちづくりが必要ではないか。
 町長の考えをお伺いいたします。
 2番目です。公民館・集会所の駐車場の開放。
 富谷町に団地が造成されてから10年、20年、30年が経過し、子供たちも成長し、親元を離れて生活している人が多く、お盆・正月には自分が育ったふるさとに帰省します。団地内には駐車場もなく、駐車違反と知りながらも路上駐車してしまうのが現状です。13日の夜、私も東向陽台、明石台、ずっと回ってみました。東向陽台の方には約30台、明石台の方にも30台の路上駐車がありました。また、仙台市内団地で親元に帰省した際、路上駐車違反の切符を切られ罰金を支払ったようです。息子さんは罰金まで払って親元へ帰る、もう来ないよと言って帰ったそうです。
 そこで、お盆・正月には公民館や集会所の駐車場を開放してはどうか、お伺いします。
 3番目、仏所・太子堂中線の側溝整備は。
 仏所・太子堂中線、太子堂入り口約 100メートルにわたって側溝は水は流れません。よどんでいる状態です。以前に側溝整備されたようですが、いまだに水は流れない現状です。そこで、やはり工事は最後まで責任を持って行われるべきだと思いますが、町長の考えをお伺いします。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、3時15分まで休憩をいたします。
午後3時03分 休憩


午後3時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 細谷議員の一般質問の答弁の前に、相澤武雄議員から先ほどの一般質問についての訂正の旨を申し出がありましたので許します。18番相澤武雄君。

18番(相澤武雄君) 先ほど道路名称で穀田三ノ関線という名称を使ったのでありますが、これは実質的には穀田大沢線という名称のものでありますから、訂正をお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) それでは、引き続き一般質問を続けます。
 先ほどの細谷議員の質問に対して答弁を求めます。若生町長

町長(若生英俊君) それではただいまの報告を申し上げます。
 スローガン、立て看板ということでありますけれども、幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷、あるいはもっと短く笑顔輝くあったか富谷、大分なじんでもき、いろいろなところに広報とかあるいはお祭りのはっぴに表現するとかさまざま、封筒、表紙のロゴ、町の封筒にとかという形でそれぞれ広くお使いをいただいていること、大変ありがたくまた感謝申し上げたいと思います。そしてまた、相当早い時期にスポーツセンターに入るひより台一丁目の十字路交差点、それぞれ案内板がありますけれども、あそこに笑顔輝く、幸せを実感できでしたか全フレーズであそこに早い時期からまた案内を出させていただいているところでもございました。
 立て看板をということで、今すぐなのかどうかはちょっと私自身もこのフレーズと、あるいはその他もろもろ、いろいろ事例等を見まして勘案すればもう少しいろいろな形での広がりというものをする方法で当面対応することでいかがなものかしらと思っているところでございました。
 笑顔であいさつをするということ、議員みずから率先していただいているわけでありますけれども、近ごろ大清水にお住まいになった相模原からお引っ越しされたセントラルの関連の方のお話が非常に心に残るものがありましたけれども、引っ越しして間もなく、6月にお引っ越しされて間もなくの折、庭先に出ていたらあけ小の5年生の女の子からみずから子供の方から通りがかる子供の方から「おはようございます」と声をかけられた。非常に驚いたと言っています。長らく横須賀でお住まいになった方のようですけれども、私の人生の中で初めてだと、本当に恥ずかしい思いをしましたというそういう話も聞いておりますので、極力町職員、町の庁舎内歩行を含めてそういった心を開くそういう動きにもまたつなげていきたいものだと思います。そのようなことでご理解をと思います。
 ですから、なお一層総合計画にも基本理念ということで位置づけをさせていただきましたので、なお一層広がりを持って皆さんに周知啓発をしていきたいと思います。住んでもらって、まちづくりの根幹にかかわることであります。ならば住んでみたいとか住んでよかったとか、あるいはならば隣の町よりはとか、仙台市です、周辺の町よりはとかさまざま我々住んでいてマイナス面で言われるよりは富谷町がと言われた方が気持ちがいいわけです、感情感覚的な面からしても。ですから、先ほどの杜乃橋、杜の丘のあのことも含め、ならば気づいたことはすぐやりましょうということで取り組んでいるつもりではございます。しかしながら、行政の壁等があって本当に標識のひん曲がりとかなかなかあそこのセブンイレブンの下り口のところにカラーコーンで余り内側に車が寄らないように左折・右折の誘導をするためのカラーコーンが飛んでいますが、あの無様さ。相当前から気づいておりますけれども、なかなか手を入れていただけません。ようやっと近々の整備課長の話によれば宮城県さんに行った折に実物等、写真等も含めて十分なる説得をしお願いをした折、何とかすぐとは言わないけれども今年中ということで、今年度中なのか今年中なのかわかりませんけれども、近々手を入れますということも聞き及んでおります。ですから、私もただ車に乗ってあるいているわけではなくて、運転しない分キョロキョロしながらごみが落ちていれば車からおりてなども含めて実践をしているつもりでございます。それがまた町のきれいさだとかにつながっていくのだなと思います。ですからけさ冒頭で学力テスト、何も順位を競うわけではありません。結果としてあのような取り組みが公表された、仙台市の記事も小中8教科同時に点数も発表されましたから、記事として。それにただ富谷町の点と全国の平均正答率を載せただけであのようなことが、立派な小学校6年生、3年生の成果としてまた一面の成果としてつながっているわけです。ですから、いいことはみんなで喜び合いましょう、こんな姿勢もまたまちづくりの根幹に置きながら進めてまいりたいと思いますの、お願いを申し上げます。
 公民館・集会所の駐車場、なるほどなと一考を要するともこの質問をお受けした折に思ったのでございますが、やはりいろいろ検討してみると問題課題があるんだなと思います。その一つは、やはりお盆であっても公民館・集会所、公民館等は利用しているわけですので、利用される皆さんを優先しなければならないという課題があります。その辺の折り合わせがどうなるか、あるいは夜間開放して無断駐車というあたりとの折り合わせをどうするか。集会所・会館の駐車場も同じように地元の町内会、行政区長さんにお任せをしているということで町との関係で使用貸借契約を結んでお貸しをしている、運営をお任せしているという経緯がありますので、行政区長さんの判断によって柔軟に対応しているということで、相当数、真面目な総務課長は一覧にして全部、半分ぐらい電話の聞き取り調査をして、団地部の。そしたら、大体今のような状況で対応できているというのが大枠の回答のようです。その辺の、それ以上を超えて、日常ご葬儀、不祝儀とかも含め何かあったときにはチェーンを外して臨時的に対応していますというのも団地部にあるわけですので、それを超えて何か不都合があればまた改めて深く検討してまいりたいと思います。
 仏所・太子堂中線の側溝整備、国道が町道になったというのは昭和59年12月ですから、もう35年近く経つということとなります。それとあわせてこういった不具合が現状どうであるのか、あとそもそも道路の整備が間近に予定されていますので、その辺の折り合わせとあわせてこれは整備課長から答弁させることといたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 議員からお話がありました仏所・太子堂中線、太子堂入り口から約 100メートル南側への側溝の不具合ということで、あの区間、直接町の方で側溝に手を加えた経緯はございませんが、いろいろな折に触れ排水管の詰まりやその通常の維持管理を通じて処置はしてきたつもりでございます。ただ、完全なまでにはまだ至っていないということは十分承知しておりまして、先ほど町長が申し上げましたとおり、今年度仏所・太子堂中線と町道学校前線、この2路線について今年度以降整備する計画でおりまして、ここの不具合の箇所もその整備にあわせて調整してまいりたいとこのように考えてございます。

議長(渡邊俊一君) 4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 一番最初の問題ですが、せっかく役場の前に懸垂幕タワー、あそこへ掲げてはどうかと。私も道路、国道などと言いましたが、この入り口のところへ幸せを実感でき笑顔輝くあったか富谷と。そして、その脇に町民がこういうことをということで先ほどお話ししました笑顔であいさつ、思いやりの励行とこれに町民が入っていけば役場、それから町民全体がスローガンに対して進めるのではないかとこう思いますが、町長のご意見をお願いします。
 それから、2番目ですが、公民館と集会所のところですが、普段は路上駐車は余りないわけです。ただ、お盆とか正月のときにやはり親元へ帰ってくる人たちが非常に多くて、大体車4台、5台となってきた場合にやはり路上駐車が多くなってくるわけです。そういった場合に、やはり集会所、先ほど町長は行政区長さんの判断によってということがありましたのでこれはあれですが、やはり公民館とかそういうところを開放していただければ。ただし、車を持っている人の責任の上で開放していけばもっと安心してふるさとへ帰ってくるという環境づくりが整備できるのではないかと思います。その辺も町長さんのご意見もお伺いしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 敬称は言わないでいいですから。
 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、懸垂幕の再質問でございますけれども、ふっと今ご質問を受けて役場に入ってすぐに電光壁表示がありますね。余り私も最後までどういう内容なのか最初から最後までじっくり見たことはないんですけれども、世帯数表示、人口表示、あれもフラッシュで出てきているんです。なかなか何ぼかと意識して見ても画面が出てくるまで多少時間があるものですから、固定したものを表示する方策はないかしらと今企画課で検討しているんです、周辺に。富谷の今の世帯数、人口数ということでそういったものを検討していますので、それにあわせて妥協案ではないですけれども役場の庁舎の入り口に何か工夫する余地はないかと今後ろで企画課長ともども、今後これを機会に検討してみたいとは思います。
 路上調査については、やはり公民館も集会所も同じですけれども、ニーズの把握、その辺現場、それぞれの地域の会長さんともどもニーズの把握に努めながら皆さんに使いでのいい方策を探ってまいりたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 1番小泉 光君。

1番(小泉 光君) 私は常任委員会調査時の執行部発言の進捗はと題しまして1件、3点ほど質問したいと思います。
 私は平成19年度、20年度の2年間は総務常任委員会に属し、所管する事務に関する先進自治体を視察させていただいたり、また庁内では総務常任委員会が所管する課の行政事務を調査させていただきました。議員としての見聞が大いに広まったと感謝するところですし、これらの調査をベースに過去に幾つかの質問をしてまいりました。
 さて、この間視察したどの自治体も予算が大変厳しくなってきていて、大げさに言えば生き残りをかけ必死に知恵を絞り事業の展開や行政事務の効率化を図り、住民サービスの向上につなげているというのが私の率直な感想でした。このような視点から、富谷町役場を見たときはどうでしょうか。今般、私は平成19年度から20年度、過去2年間の常任委員会の記録を調べ上げ、執行部が委員会で約束した事柄がどのように実行されているか検証したく質問いたします。
 まず初めの質問です。これは平成20年1月28日、総務常任委員会において職員の勤務評定と人事評価の取り組みについてと題しての調査からです。執行部から平成20年1月から5月までを6月に人事評価すると発言がありました。これはその後どのように進んでいますか。約束どおり、昨年6月に評価は始まっているのでしょうか。
 二つ目です。昨年4月17日の総務常任委員会です。公有財産の現状と今後の利活用についての調査からです。執行部から明石台五丁目の公有地には町が望まない形で施設が設置されている。現状を整理して対応したいと発言がありました。その後の進捗はどうなりましたか。また、全部とは言いません。そうですね、大体 200坪以上程度の大きな町有地には町民に一目でわかるよう町有地であることを明確にする看板などの設置をする考えはありませんか。
三つ目の質問、最後になりますけれども、これは総務常任委員会ではないんですが、常任委員会の調査記録を調べているうちに気がかりなものがありましたので質問します。平成20年2月22日の産業建設常任委員会から、ブルーベリーの作付け、販売の状況と今後の方針についてという調査項目です。将来ビジョンを20年度に考えていきたい。また、摘み取り農園の充実拡充を検討していきたいと発言がありました。将来ビジョンをどう考えましたか。摘み取り農園の充実拡充はどうなりましたか。以上、1項目3点について質問いたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
 常任委員会の執行部発言ということで、担当課長が出た折にということなのでしょうか。直接その場に私はいないということですよね。そのようなことで、内輪で質問の内容、趣旨を受けて用意しましたのでお答えをさせていただきます。
 勤務評定、人事評価、大変大事なテーマでありまして、去年の4月に組織機構改革とあわせて常に私も評価の対象になっています。町民、あるいは皆さんからも評価の対象になっています。私は職員を常に評価被対象者として見るということになります。それはお互いです。町長も職員からもそういう評価の対象とされる。そういうお互いの関係だと基本は思います。したがいまして、町の職員が町長を筆頭に 269名でしょうか、今。そして、現状10名ほど病休、育休、産休という形で休んでいます。一般職で大体 170名ぐらい。技術職、専門職という形で労務職34名ぐらいでしょうか。さまざまな職種が入れて 269、ですから実質 260ぐらいのところで町が機能しているというところなんです。副町長職もあのような状況の中で1年経過して、この4月からまた空白という状況になっておるところであります。
 そんなことがありまして、評価については20年12月実施いたしました。予定の6月ではない12月ということで。それは、4月に大規模な人事異動があって組織機構にあわせての人事異動があって、まだ評価する方の側が被対象者、被評価者の仕事ぶりだとかも含めて十分把握し切れないということでずれた経緯がございます。項目はもちろん勤務態度、日常的な勤務態度、そして業務の遂行能力、協調性、接遇、健康、この簡易な五つの評価項目をもってして3段階評価としましてそれぞれの評価を町長に上げてもらったということです。昇任・昇格にも当然この材料は使いますし、さらに処分等の案件においてもこれらのものが一つの資料となるというところでございます。
 なお一層、私もその道におりましたので評価の専門的な裏付けをもって、ならば客観的に総合的な評価でありたいものだと思います。そのことが、結果、組織の活力、そしてまたモチベーションを高める、町民の評価に耐え得る、そういったことにつながるものだと確信をするところであります。
 公有財産、明石台五丁目につきましては平成7年12月からということで、相当古い時期にもとの土地区画整理組合から借用してということで町に帰属された後も現状に至っているというところ、きのうもしばらくぶりで現地を見てまいりましたけれども、スポーツ振興並びに青少年の健全育成をということの面、当初もそうでありましたし、現状もそのような位置づけをもってして使用させてきた経緯があるというところでございます。安全かどうかというところ、整備状況はどうかという等々、あわせて引き続き使用者、利用していただいている方につきましてはそのような問題が起きないような、安全上の問題が惹起することにないように調整して参りたいと考えています。
 看板の設置については今のところ設置の予定はございません。
 三つ目のブルーベリー云々ということで、どうみてもいろいろな場面で言っていますけれども、ブルーベリーの富谷町の特産ということで広がりを持たせたいという意向は従前にも増して強いものがございます。ブルーベリーの生産組合の組合員の皆さん、そしてまたそれぞれ組合に加入されていない皆さん、そしてまた保育所、幼稚園、小中学校に植えつけたブルーベリーの植栽等々も増えてきていますので、何とかそれ以上の広がりを持つべく研究、詰めていきたいと思います。きょう行政区長さんとのお昼を食べていたときに、原の若生文夫さん、前ブルーベリーの組合長さんのお話、品種を更新して今年のこの気候ながら非常に満足できるほどのものになったということを言っていました。量目、数は少ないんだけれども量目が多かったということです。そして、この地にあう、このような気候でも甘味といい酸味といいほどよいものができたということをおっしゃっていました。まさに桃栗8年の8年ぐらい経過後から20年目ぐらいが山場ですということも食事の折にお聞きしたところでございますので、ご自分のなかなか流儀があってまさに自分で身につけたというか自分で研究する。ただ置いていて実がなるわけではない。私も5本やっていますけれども、ぜんぜん1年目でどうにもならないというので原因を探らなければならないんですけれども、そのようなことで文夫さんにしてです。文夫さんはわりと広がり、組合長さんをされた方ですから広がりを持っているんですけれども、一般的には自分の技は人に教えない。このぐらいのものを持った人がやはりもう少し欲しいんです、正直なところ。それが結局町や組合を通して広く、意外と難しいようです。ただ植えればなるんだということではない。本当に残念なことに町の助成を受けて植栽しても1年と2年とで本当に葉ぶりが小さくなるとか枯れてしまうとかと含めてなかなか大ぶりなものにまでたどり着くには相当の手間と技と隠されたものが何かあるようです。そこにまで到達できるまで何とか熱を入れていただく個人だとか団体だとかというものを探りながら何としてもこの火を消すことなく前に進めたいものだと思います。
 つくば市は、先だっての資料を見ますと何と80トンです。広報誌に書いていました。つくば市のブルーベリーというのがこういう枠に80トンです。富谷町は 3,000キログラム程度ですから、3トン。そのようなことをもってしてもぜひともなお一層この振興に努めなければならない、そんな意向でおりますのでどうぞご協力をお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 1番小泉 光君。

1番(小泉 光君) まず質問の第1ポイント、3段階の評価をされているということです
が、これでは少しというか余りにもざっくりし過ぎているかなという率直な感想を持ちました。私が民間にいたときは大体5段階程度で、かつ2階層にわたって評価をしていたんですけれども、今後これをもう少し細分化する考えはないでしょうか、質問します。
 それから、2点目の公有財産のところですけれども、看板を立てる予定はないとおっしゃいましたけれども、なぜないんでしょうか。町民にここは町有地だよということを広く示す方がむしろ普通だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
 それから、3番目のブルーベリーの件ですが、一番交通量が多いと思われる国道4号線を走っていても富谷のブルーベリーの摘み取り農園がどこにあるかわからない。ほとんどわからないというのが現状かと思います。ですので、例えば4号線にこっちだよというような方向指示看板みたいなものを立てるということを検討されてはいかがでしょうか。以上、3点質問します。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 評価の観点とか、あるいは評価の段階とかそういったものについては3段階、5段階。5段階もということはおっしゃるとおりでありますので、これは十分、手法も含めて、時期とかも含めて早速にもまた準備しなければならないことでございますので、参考にさせていただきたいと思います。
 町有地表示、なぜしないのかと言われて答えは何かふっと真っ白になりましたけれども、どのようにしたらいいのでしょうか。する方策、たしか箇所数は40から50カ所ぐらいあって、トータルでは10ヘクタールぐらい、10万平米ぐらいの富谷の町有地があるというのも一覧で整理しているところでございます。ですから、すべてのところをおっしゃっているのではないのか、主なるところと言っているのか、明石台五丁目のあのグラウンドのことをおっしゃっているのかも含めて何かをという、検討するのであれば改めて協議検討したいと思います。
 ブルーベリーの摘み取り、国道4号線からの案内がというのは、この役場に入ってくる案内も含めてどうなのかと思います。本当にご苦労をおかけしているんだなと、毎日ここだと思っている人は何の、目をつぶってもと言ったら失礼ですけれども、来られるんですけれども、初めての方は本当にご苦労されている。ふっと思い出しました。いろいろ臨時雇用等で面接をします。役場に何時までということで、たまたまやはり遅れる方がいらして、そうですね、利府の議員さん、本当かうそか、うそかまことかわかりませんけれども、大衡まで行ってしまったと言うんだもの。富谷町役場を探しかねて。4人の立派な先生方でございまして、本当に利府の方でさえもそうだというのも「えっ」と思いましたが信じました。それで10何分ぐらい待った経緯もあります、近々ですよ。そのように町役場とてなかなかスムーズに来られない状況にあるんだなということです。したがって、ブルーベリーも臨時的に従前の看板があればいいのかということもありますので、その辺もトータルに、穀田線の整備とあわせて何とか町の役場ここにありということを含めて、外から、周りから見えないというのもまた富谷町のいいところか何かわかりませんけれども、この道路、三本木線あたり通っていてセブンイレブン、ミニストップさんあたりからぼんと見えるような策を、木を切ったらいいんじゃないのというのもこの辺にたまっているんですけれども、その辺も含めてどうぞご意見をお寄せいただきたいと思います。町役場の周辺の樹木も相当数間引きしてさっぱりとしました。これは、私はさっぱりした方がいいと内心思っていますから、しろと言ったわけではないんですけれどもおのずとこんな形になったという経緯もございますので、何分外から見える庁舎も必要かなと思ったりしてさまざま考えるところでございます。いい機会とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 次、2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 私は既に質問書を提起していますので、簡単に要旨を申し上げます。
質問は3点です。
 1点目は地方納税率向上体制について。2点目は気象温暖化による影響と思われる予想を上回る風水害対策について。3点目は新教育指導要綱で重点目標にされているICT整備の3点であります。
 1点目の地方税納税率向上体制について問います。今年度の施策で効果的・効率的な行政運営について新公会計制度への取り組みを含め厳しい経済状況の中での歳入確保が急務であると表明し、歳入確保での納税問題について協調し、任意団体である宮城県地方税納入機構に職員を派遣し、取り組みを強化することを明らかにしています。成果について問うのは少し早いと思いますが、新聞報道や納入機構情報誌「納めLINE」という情報があるわけですが、それによりますと成果があるように書いてあります。しかし、最近耳にするのは催促状と差し押さえを行っているなどなどです。町の今までの取り組みがかなり努力していることはわかりますが、地方税納入機構までいかなくても回避できなかったのかという思いが強くあります。平成20年度の決算報告書を見てもわかるとおり、経済状況も反映してか未収額が増加する傾向が伺える。この傾向は続くと思われます。それに対し納税機構は3年間のみの期間で終了するものです。ぜひ、町当局として納税対策強化を願うものです。
 宮城県地方納税機構によると、今年12月にインターネットオプションを実施するということが記されています。そこで以下の点について質問いたします。
 1、宮城県地方税滞納整理機構の組織の位置づけ、地方自治法施行令 158条及び 158条の2との関連はどのようになっていますか、質問いたします。
2、地方税滞納整理機構はどのような納税徴収をしていますか。富谷町はどの税金の納税委託をしているのか質問します。
 3、地方税滞納整理機構に富谷町としての歳出はありますか。
 4、地方税滞納整理機構に委託した件数、その成果はありますか、質問します。
 5、富谷町として地方納税整理機構委託に伴う条例、規則などの改正がありましたか、質問いたします。
 6、地方税滞納整理機構機関紙No.3によりますと平成21年12月にインターネット公売実施とありますが、公売は機構が実施するのか富谷町が実施するのか質問いたします。仮に、富谷町で実施の場合、インターネット公売を実施したことはないと思いますが、富谷町条例、税条例、規則などどの条項を適用し実施するのか質問いたします。
 7番、富谷町の場合、地方自治法施行令 158条及び 158条の2、国民健康保険法施行令第29条の23、高齢者の医療の確保に関する法律施行令33条、富谷町財務規則第41条で私人に委託するものという条文がありますが、富谷町ではどのような項目を委託しているのか質問します。
 8、地方税滞納整理機構に委託しないものの、整理機構対策はどのようになっていますか質問します。
 9番、多重債務者の納税対策をとっていますか、質問いたします。
 大きな2番目といたしまして、大雨による風水害対策について。昨日は二百十日、防災の日でした。それにあわせるように台風11号が関東・東北を北上し、大変心配しましたが幸いにも大きな被害もなく通過しました。ほっと安心をしているところです。
 さて、私は7月中旬の山口県防府市の集中豪雨、台風8号、9号が発生し、今年も豪雨被害が全国各地で発生しました。特に信じられないことは台湾で1日の降水量は 1,400ミリメートル、降り始めからの降水量が 3,000ミリメートルとなり記録的な豪雨と報道されていることです。台風9号では兵庫県佐用町で1時間当たり89ミリメートル、1日の雨量が 326ミリメートルの大雨が降りました。この集中豪雨で死者が18名、いまだに2名の方が行方不明となっていると言われております。水害に対し防災設備がかなり進んでいる佐用町というのは町のようですが、十分に活用できなかったようです。他に家屋被害も甚大であったようです。この災害に対し佐用町の町長が記者会見を行い、避難勧告の遅れが指摘されたについては申しわけないと公式の場で初めて陳謝、地域ごとに避難勧告の基準を設けるなど防災計画を練り直したいと表明しています。
 さて、災害から人命・財産を守るには阪神・淡路大震災発生から特に自助・共助・公助とされ、全国的にも自主防災の組織化が進められてきていますが、何といっても公助が一番求められていると思います。今回の被害を見ますと痛切に感じます。宮城県でも風水害で多くの被害が起きています。特に、富谷町にも影響があった1986年、昭和61年8月の吉田川の氾濫は記憶に新しい被害です。ところが、近年の風水害は温暖化の影響と思われる1時間雨量が 100ミリメートル近く降ることが起きて、予想を超える雨量による被害が増えております。尊い命と財産が風水害から守るために当町の対策について質問いたします。
 1、1986年水害時、鳴瀬川流域で総雨量で 300ミリメートルとされていますが、当町が水害に対する予想雨を何ミリメートルに想定していますか。
 2、短時間雨量を何ミリメートルに想定していますか。1時間当たり。
 3、最近発生の風水害を見ると各自治体の予想を超える雨量であり、富谷町としての対策はどのように講じようとしているのか質問いたします。
 4、災害が発生した場合の連絡体制、緊急連絡体制、避難場所、避難経路について見直しを検討しているのか質問いたします。
 5、風水害災害時の富谷町の職員の緊急連絡体制、避難場所との連絡体制、町民への緊急連絡体制はどのようになっていますか。
 6、きめ細かな緊急連絡情報は富谷町ホームページ、モバイル、その他の連絡体制が必要であると思いますが、その体制を構築していますか。職員と町民に対する災害情報発信体制並びに緊急連絡体制のシミュレーションを行っているのか質問いたします。
 大きな三つ目です。新教育指導要領、学校ICTは整っていますかという件名です。
 2011年度実施の新教育指導要綱、今年度から移行措置が実施されています。政府は2009年度補正予算で 4,000億円の学校ICT環境整備事業を見込み、事業目的を4点挙げ、一つ、授業で利用するパソコン1台当たりの児童生徒数を改善する。2、教員が1人1台の環境で公務用パソコンを使えるようにする。3、すべての教室にLANを整備する。4、小中高等学校に設置済のテレビをデジタル化すると要約されています。全国からの要求が6月の締切りで消化率が6割程度、8月に2次募集を締め切る程度低調な状況のようでしたが、富谷町が教育度満足日本一を目指すためICT先進地区となるための備品購入を実施したのか質問をします。
 1、小学校部門総則第4、指導計画の作成などに当たって配慮すべき事項2?、情報モラルを身につけ適切に活用できるようにするための学習活動を充実するとともに、これらの情報手段に加え視聴覚材料や教育機器などの教材、教具の適切な活用を図ることとなっていますが、生徒たちのために教材、機器準備、ICTで準備したものがありますか。具体的品名と効果について問います。
 2番、中学部門理科第3指導計画の作成と内容の取り扱い4の項で各分野の指導に当たって観察、実験の過程での情報の検索、実験、データの処理、実験の計測などにおいてコンピューターや情報通信ネットワークなどを積極的かつ適切に活用するよう配慮するものとする。英語第2、各言語の目標及び内容など。3?キの項ですが、生徒の実態や教材の内容などに応じてコンピューターや情報通信ネットワーク、教育機器などを有効活用したりネイクティブ・スピーカーなどの協力を得たりすることとなっていますが、生徒たちのために教材、機器準備でICTで準備したものがありますか。具体的品名と効果について質問します。
 3、各学校、幼稚園、保育園内に設置しているテレビのデジタル化について進捗状況はどのようになっていますか。テレビを地デジ対応の新しいテレビにするのか、チューナーを対応するのか。各学校内の配線をどのようにするのか質問します。
 4、教員に対するパソコン配置数、指導体制はどのようになっていますか。
 5、普通教室へのLAN配線が目標となっていますが、富谷町の小中学校の配置は整っていますか。
 以上、質問をいたします。

議長(渡邊俊一君) 質問のボリューム、大分大きいですから答弁もかなりかかると思いますので、この際、4時10分まで休憩をいたします。
午後4時00分 休憩


午後4時10分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 小川議員の一般質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの小川議員の質問にお答えを申し上げます。
 地方税納税率向上体制ということで、歳入確保に関連してということでご質問をちょうだいいたしました。現状、冒頭きょう申し上げましたように、滞納整理機構への移しかえ等々もございまして、何とか徴収を強化するという立場で職員を派遣して参加してございます。現状人的な部分、滞納を何とか折よくご理解いただきながら納めていただくかというテーマ、本当にエンドレスなテーマだと思います。定額給付金も 300人台ですか、身近な人が決裁に来たときにお名前があったものですから折々に会った折にどのようなお考えなのかということで、無理するわけではないんですけれどもと言いながらお聞きしますと、忘れていたんだということでまだ余裕があると見るかして、手続するからねという声もお聞きしている中で、なかなか滞納、納めにくい、納めづらいという、納めるのに大変だという方についてのなかなかお顔が見えないということがあるのではないでしょうか。給付金も同じように、残された 300人台の方々、なかなかつかめない。どのような意図で申請がまだなのか。はっきり受けないんだということでおっしゃっていただければ次々とまさにリストの中から外して計画の担当者が私のすぐそばにいるものですから、本当に1月からスタートして3月から9月までの間きめ細かく皆さんとの電話のやりとりも丁重に進めながらここまで来たものだと思います。よくその滞納、納税、税の滞納とよくそういう面では似たような側面があるんだということで今お話をさせていただきました。人的な部分でなかなか要員不足というものも内情からすればございます。税務課職員は今眞山課長のもと21名ということです。人口が 1,000人増加する、対象の税収がふえるという中でなかなか手が打ちかねたというのもこの間の経緯でございます。そんな中で、保健師の増員、4名、2名という方で何の成果としてつながっていくかということ、要するに訪問できるきめ細やかさがつながってくるということです。ですから、一つにはやはり人員増ということの中で徴収チーム等々、工夫の余地、まだまだあるとこう思いながら、現状宮城県の機構に参加をした経緯がございますので、細かくは税務課長、ぎっちりと用意して手短に答弁するように準備してございますので、とりあえず細かいことについては税務課長からということで。また、再質問の折にありましたらその場に私がということにさせていただきたいと思います。
 大雨による風水害対策ということでありますが、本当に富谷町、災害がない方だと前段言われますけれども、しかしながら、それで安心していることでもないと思います。今年の梅雨明けないままということで9月に入って、気象台の方でも発表されたようでありますけれども、気象が昔と違うのではないかというところもありますし、富谷町の場合はやはり大雨による被害ということになると越水、堤防を越えて、堤防が破れるわけではないんですけれども、越流するという場所があるんです。三ノ関の竹林川、これは国の管理で、きのうちょうど折よく北上川の河川工事事務所の所長さんが自らお出ましになって、改めてまた国の取り組みということもお聞きしたところでありますけれども、竹林川にはそういうところがあります。本当に大雨が降ったたびにご心配なんだろうと思いながら、もう一つは一方では小川議員の地元であります一丁目のがけの崩落というこで、先だっても7月冒頭でしたか、一丁目会館で皆さんにお集まりをいただいて今後の方針ということで協議、検討したところです。宮城県の、富谷町にあの場所がどの程度のものかというノウハウがない。どの程度の危険度かというのが町の今の技術レベルではわからない。県に頼るのみだということで、本当にご心配な中できのう、おとといの大雨の折にも過ごしたんだなと私も頭から離れない場所の一つでございます。そのようなことで、大雨による風水害、それにあわせて地震対策ということで町の対応としてはこういった大雨の対応、都市整備課24時間体制できょうの雨の様子、刻々と職員の連絡体制を確認しながら退庁しているというのもこの間の様子でございます。そして、同じく雨の日外、地震の対応というと総務課での連絡体制、体系の中で、これも町内外に住む職員のきちっと区画をしまして1次体制、2次体制ということで24時間体制で動くような仕組みも整えたところでございます。そんな中で防災用の活動服 100着分、優先的に出動するその人向けに 100人分ということで今回予算立てもさせていただいたところでございます。こちらも細かい中身ですので総務課長に少し細かいところ、枝葉の部分については触れていただくことといたしたいと思います。
 なお、参考までに富谷町の雨量計の設置場所は3カ所です。明石、国交省で管理しておる明石、大童には宮城県土木で管理しているテレメーター、三ノ関は同じく国交省で仙台東国土維持出張所で管理するテレメーターということで、3カ所の雨量計で計測していますということです。それにあわせて災害復旧のデータは何ミリメートル以上の雨の場合は災害復旧と認めて県の、国のという形の制度となっているようでございました。私の担当は以上でございます。よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 新教育指導要領学校ICTは整っていますかということに関しましてご質問に答えたいと思います。
 その前に、ちょっと前にICTの活用状況ということで新学習指導要綱の中身をご理解いただくためにちょっとお話しさせていただきます。総則においてコンピューターや情報通信ネットワークの情報手段の基本的操作、情報モラルを身につけるなど情報教育の充実とあわせてネット社会での犯罪防止に留意する指導と事故の未然防止に配慮する、これが新学習指導要綱の中の総則。それから、特に教科では英語等に、中学校では英語、それから理科の教科に同じような言葉が出ておりますので、その辺もお含みいただきながら、そしてICTの活用につきましては新学習指導要綱に示された、先ほどお話しした総則、各教科の意を十分に理解して学習意欲を高め学習内容を深め、そして広い視野での教養等への学習の効果を上げるための方策、手段としてのICTの活用を位置づけております。そして、そのためには適切なる準備を計画的に進めております。と同時に、ソフト面で情報モラル教育、情報安全管理教育に配慮してまいりたいと指示を各学校の授業の推進に当たってお願いしているところであります。
 それでは1番のモラルを、配慮すべき事項ということで、一番最後になりますけれども、これは小学校と中学校、同じ質問ということに考えまして一緒にまとめて答えさせていただきます。学校ICT環境整備補助事業につきましては、当町においては2次募集で申請しております。その具体的な申請内容としましては、小中学校に電子黒板50インチ及び地上デジタル対応テレビ32インチを各1台ずつ、また町立幼稚園に地上デジタル対応テレビ32インチを1台整備するとともに、あわせて地上デジタル放送に対応したアンテナ工事も整備することになっております。なお、教材備品の購入に当たっては児童生徒が自ら学び自ら考える力など、生きる力を育成するという新学習要領に基づいた観点などを重視して、特に以下に述べます四つの機能に分類して整備しております。
 一つは、発表用、表示用教材。二つ目は道具、実習用教材。それから、実験観察体験用教材。それから、情報記録用教材と四つの領域に分けて整備していこうとしています。それからもう一つ、特に英語教科に関してはネイティブ・スピーカー、ALTの効果的な活用、小学校も含めて現在やっております。
 問い三つ目のテレビのデジタル化に伴ってという質問でございます。テレビの地デジ対応といたしましては地上デジタル放送に対応したアンテナに変更し、またアナログ変換する変換器を設置することで現在のテレビをそのまま活用することとしております。
 教員に対するパソコンの配置と指導体制ということですけれども、教員専用のパソコンについては教職員専用という位置づけではなく、普通教室配置用のパソコンと兼用して使用しております。また、職員室に3台のパソコンを整備しておりますので、教職員が1人1台の環境でパソコン使用できるようになっております。なお、指導体制につきましては宮城県教育委員会主催のパソコン研修会には必ず各学校参加するということ、それからリース会社による研修会も行っております。それから町でも情報教育研究部というのがありまして、そこでも指導者を養成のための研修を行っておりまして、そしてその成果を各学校に持ち帰って校内の研修で指導力を向上を図っているということになっております。
 それから、5番目のLAN配置が目標となっています、配置はどうですかということですけれども、小中学校すべて普通教室にLAN構成を行っております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(眞山巳千子君) それでは、地方税納税率向上体制についてという方の答弁をさせていただきます。
 まず1点目の位置づけと地方自治法施行令との関連についてに関してでございます。まず、宮城県地方税滞納整理機構は議員がおっしゃいますように任意団体に位置づけられております。地方自治法施行令との関連でございますけれども、機構の職員の身分につきましては宮城県の職員は機構に参加する県内の市町村の職員にあわせて任命されるとともに、参加市町村の徴税吏員の発令を受けます。県内の市町村から宮城県に派遣された職員は宮城県の職員にあわせて任命されるとともに、他の参加市町村の職員にあわせて任命され、参加市町村の徴税吏員の発令を受けます。機構職員の身分が参加市町村の職員であり、かつ徴税吏員となっている状況でありますので、滞納整理を行っている職員は参加している市町村職員となります。また、機構では税金の収納は行わないことになっていますし、交渉で自主納付に至った場合につきましては金融機関か市町村の窓口において納税することになっておりますので、地方自治法施行令に該当するものではありません。
 問い2の地方税滞納整理機構はどのような納税徴収を実施していますか、また納税の委託を、富谷町ではどの税金の納税委託をしているかという問いでございますが、機構につきましては引き受けた事案について県職員4名と市町村派遣職員14名の18名で四つの徴収グループを編成しまして担当市町村を決めて徴収を行っております。初めに参加市町村で発生した地方税滞納事案を市町村から移管を受けます。次に移管を受けた滞納者に対しまして事案引受通知書兼納付催告書を送付しまして市町村から事案を引き受け機構が徴収を行うことになりましたということをお知らせいたします。これとあわせまして未納となっている滞納税金を指定納付期限までに金融機関、または市町村で納税窓口で納税するように促します。もし、期限までに納付されないときは、不本意ではありますけれども差し押さえ等の滞納処分を実施するということも申し添えております。事案引き受け通知書兼納付書を受領した滞納者の多くは一括納付が困難なケースが多く、滞納整理機構が設立された県庁内の地方税徴収対策室で納税相談を行いまして納付計画を作成し納付しております。
 こういった機構に移管をした方について、富谷町に連絡がありましてももう機構に引き継いでおりますのでそちらでお話をくださいということでそのようにお話をさせていただいております。機構に移管した税目と移管額ですけれども、町県民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税、それとあわせましてそれらの督促手数料、合計いたしまして 7,357万 5,382円を移管したところでございます。
 地方税滞納整理機構に富谷町としての歳出はあるかというご質問でございますけれども、機構設立初年度の運営見込み額を 300万円といたしております。内訳といたしまして宮城県が 120万円、職員を派遣しない市町村が 180万円です。富谷町は職員1名を派遣しておりますので、負担金はありません。
 地方税滞納整理機構に委託した件数とその成果ということでございますが、移管者数は52名です。移管額につきましては先ほど申し上げたとおりでございます。その成果なんですが、8月20日現在の成果といたしまして納税交渉者数が24名で、納税額が 233万 8,600円です。納税交渉のない者のうち2名を預貯金を差し押さえた納税額が 126万 9,892円、合わせまして 360万 8,492円というのが現在の状況でございます。
 富谷町として地方税滞納整理機構に伴う委託に伴う条例の改正関係でございますけれども、この機構は任意団体でありまして、機構で徴収するものでもありませんので条例等の改正はありませんでした。
 インターネットの関係でございますが、このインターネット公売をするに当たって実施主体は富谷町がなります。富谷町税条例規則等の上位法令である地方税法国税徴収法等が適用根拠となりますので、条例や規則の改正は必要といたしません。
 富谷町の場合の私人に委託しているものというご質問でございますが、税に関しまして委託しているものはございません。しかし、犬の登録、狂犬病予防注射済票交付手数料の収納業務と粗大ごみ処理手数料兼販売業務の委託はしているところでございます。
 地方税滞納整理機構に委託しないもののほかの滞納整理対策はどのようになっているかというご質問でございますが、これにつきましてはいろいろな点をやっているわけでございますが、集合催告であるとか電話催告、納税相談、訪問徴収、財産調査、財産預金債権の差し押さえなど考えられるあらゆることを取り組んでいるところでございます。多重債務者の納税対策をとっているかというご質問ですが、納税相談等で滞納原因を確認する際、債務について把握を行っております。そのときに多重債務がある滞納者につきましては専門の弁護士等に相談するよう指導しているところでございます。税務課に関しましては以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それでは、質問六つを関連がございますのであわせてお答えさせていただきたいと思います。
 これまで富谷町は風水害に問わず災害時における対応につきましては富谷町地域防災計画にまとめて各課への周知を図ってきているところでございます。本計画中の水害時に対する警戒体制の基準を段階的に示して初動体制を迅速に図れるよう努めるところでございます。まず、一つの警戒体制の基準雨量でございますけれども、前日までの雨量が 100ミリメートル以上を記録し、かつ当日の降水量が50ミリメートル以上で総雨量が 200ミリメートルを上回った場合には第1警戒配備を設置いたします。現場状況の警戒、巡視、周辺住民への広報などの措置を講じることとしております。1時間当たり30ミリメートル程度の強雨が重なった場合には危険区域住民への避難準備を促す広報、また避難勧告の発令などの第2警戒体制措置を講じることとしております。そのための情報収集につきましては県や気象台との連携はもとより、ファックス、国土交通省の防災情報提供センター、宮城県における土木部総合情報システムによります雨量推移の状況の監視、職員や水防団による危険箇所であります竹林や西川など吉田川の支流付近、また東向陽台地区の急傾斜地などの町内危険箇所への巡視活動をより早期対応できるような体制づくりは構築しているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 再質問いたします。
 大雨の問題ですけれども、この前佐用町で災害があったとき、要するに1時間の雨量が80ミリメートルぐらいになるとどの情報手段も通じないという状態になっているわけです。佐用町などは災害用のラッパとかそういうものもちゃんと整っているんです。ところが、雨量が多いために全然聞こえないんです。もちろん、雨がいっぱい降りますから、要するに衛星もだめです。衛星も切れてしまうんです。ときどき衛星を見ていて集中豪雨になるとただいま映りませんというのがときどきあると思うんですが、要するにそういうだけの雨量になると情報手段というのはほとんど使えないという状況になるんだということについて、やはりそういったものも考えた対策を再度考え直すということがないのか、再度質問をしたいと思います。
 あと、ちょっとテレビの地デジの関係ですけれども、32インチのテレビを入れると言っているんですが、幼稚園とか学校はいいんですけれども保育所について質問しているんですが、どこからも答えがありません。もちろん、テレビの32インチとそれから先ほど教育長が答弁しているチューナーを入れるというその辺のイメージがちょっとわかないんですが、もう一度詳しく説明をして質問をしたいと思います。
 それから、新要綱で富谷町で入札の情報を見ますと新要綱で購入しているものはICTに関するものがほとんど見当たらないんです。ですから、2次要求でさらに出てくるのかどうか、再質問をしたいと思います。私見て各小学校に百葉箱購入していますね。これは新要綱で購入するとなっているんです。そういうもの、新たに要求した予算の中でそういったものがあるのか、再度質問したいと思います。

議長(渡邊俊一君) 大雨対策については総務課長でいいですね。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 機械等々での情報入手できない対応というお話でございましたけれども、やはりその日の集中豪雨等々を感じられたときには担当者が現場に危険箇所に一刻も早く確認、状況の対応でいち早い対応ができるような行動を心がけなければならないということで、担当もそういう認識が一番と思っているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 保育所については、順序からいきます。では、保育所のテレビの関係について質問がありましたので、子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) 町立保育所4カ所につきましては、各テレビは1台ずつあります。その中で、東向陽台保育所は地デジ対応のテレビではないですので購入という方向にしていきたいと思います。そのほかの3台につきましてはチューナー対応で進めていくという考えです。以上です。

議長(渡邊俊一君) ICT関連です。学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 先ほど教育長が申し上げましたとおり、新規に購入する分につきましては小中学校に電子黒板を1台、それからデジタル対応のテレビを1台とすることとしております。今現在各教室にテレビが1台ずつついておりますものにつきましては、地上デジタル放送に対応したアンテナ工事を整備することとしております。
 それから、百葉箱につきましては各学校によって状況が違いますので一般備品の要求を各学校から上げていただきまして、設置するとしております。

議長(渡邊俊一君) 今小川議員が入札予算について見えないという質問でありましたけれども、その件についても改めて答弁願います。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 富谷町のICT関係につきましては2次募集に上げておりまして、予算額といたしましては電子黒板とアンテナ工事とそれからデジタルテレビということで上げさせていただいておりまして、大体 2,700万円ほどという要求になってございます。

議長(渡邊俊一君) 課長、2次募集と、私が質問するのもおかしいですけれども、恐らく今の答弁では2次募集の内容が恐らく伝わらないと思うんです。ですから、その2次募集というのは何なのか。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 国で進めております補正予算案の2次募集ということで、もう1次募集は先ほど小川議員がおっしゃったとおり締め切っていまして、富谷町は上げていない状況で、予算のまだ1次募集で予算に達していないために2次募集がかかっておりまして、そちらの方の2次募集で申し込みをしているという状況で、今回9月の補正に上げさせていただいている内容でもございます。

議長(渡邊俊一君) それでは、これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会をいたします。
 ご苦労さまでした。
午後4時40分 散会

平成21年第3回定例会議事録(第2号)

平成21年9月3日(木曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君     
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君     
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君     
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君     
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君     
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君     
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君     
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君     
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君     
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 小野一郎君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君
  • 代表監査委員 阿部功君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 泉川潤哉
  • 主事 加藤宏子

議事日程 第2号

平成21年9月3日(木曜日)午前10時00分開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号9番~14番)
一般質問  9番 今村寿議員
1 3人乗り自転車の普及促進を図れ
2 高齢者が公園デビュー出来るユニバーサルデザイン推進を
3 『少年消防クラブ』作りとその活性化を図れ
 16番 永野久子議員
1 保育の公的責任と保育士の待遇改善について
2 住宅や店舗のバリアフリー化推進を求める
 15番 佐藤聖子議員
1 特別養護老人ホーム「和風園」養護老人ホーム「偕楽園」の民間移譲につ いて
2 町民体育祭のあり方再検討の時期ではないか
 13番 安住稔幸議員
1 企業誘致の促進を
2 小中学校の教材費の保護者負担を軽減せよ
 5番 佐藤克彦議員
1 本町における持続可能な循環型農業政策を問う
日程第3 議案第15号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第4 認定第1号 平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第5 認定第2号 平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第6 認定第3号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第7 認定第4号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第8 認定第5号 平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第9 認定第6号 平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第10 認定第7号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について
日程第11 認定第8号 平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) おはようございます。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日は傍聴人の方がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君の3名を指名いたします。


日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) おはようございます。
 私は、3人乗りの自転車の普及促進を図れ、第2問目には高齢者が公園デビューできるユニバーサルデザインの推進を、3問目は『少年消防クラブ』をつくりその活性化を図れ、この3問について質問いたします。
 第1問、「3人乗り自転車の普及促進を図れ」というテーマでございますが、国交省ではこのたび自転車を使って安全に通勤や買い物ができるまちづくりを進める自治体を支援するという新制度を創設して、モデルとなる自転車重点都市を公募するという動きを聞きます。5キロ以内の移動は自転車を中心になるよう自転車専用道路や駐輪場を整備するなどして、CO2 排出の削減や自転車事故の減少につなげる大きな流れがあります。そして、その自治体全体の中で全国的に取り組むということを聞きます。CO2 を削減するということについては政治情勢が変わっても流れとしては変わらないと私は思いますだけにこのテーマをお聞きします。
 そのような流れの中で、この安全性を確保した幼児2人を乗せる3人乗り自転車が解禁されましたが、基準として6項目あります。幼児2人を乗せても十分な強度や制動性能があることとか、いろんなほか4項目ありますけれども、そういう性能を備えた自転車がオーケーになったと、認可されたということでございます。これは発進するときとか走行時、もしくは押して歩くとき、また停止したときの操縦性や操作性の安全性が確保されているという前提のもとにオーケーになったわけですが、主婦の意見を聞くと「この自転車はいいね」ということになりますが、いかんせんこの自転車の値段が高い。聞きますと5万円から10万円ぐらいするということでございますので、せっかくの母親の要望にこたえたものですが、これを必要とする期間は二、三年と割と短くてですね、それだけの経費がかけれるかというテーマがあります。しかし、子供の安全は金にはかえられないということで、何とかならないだろうかというのが現状ではないかと思います。
 子育て中の家庭の多い当町こそ、レンタル制や購入費助成のバックアップ策が必要と考え、当町の対応、取り組みについてどうなっているか、お伺いいたします。
 質問1、安全性があり環境にもやさしい3人乗り自転車の普及促進の当町の取り組みの実態はどうなっていますか、伺います。
 第2、このたびのこの自転車の普及促進策がぜひ必要と考えますが、具体的に機種の選定だとか、購入助成だとか、そのレンタル方式にするのか、その希望者へのあっせんなど考えられますが、当町の方針、方向づけはどうなっていますか、お伺いします。
 第3問目、三鷹市では3人乗り自転車のレンタル事業に 300万の予算が予算化され、前橋市では保育所、幼稚園の送迎用に購入費の半額、上限4万円の助成がスタートしました。そして、車の町とも言われる豊田市でも検討を始めたと聞きますが、これらのことを参考に当町でもぜひ必要と考えますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
 大きな第2問目。「高齢者が公園デビューできるユニバーサルデザイン推進を」という大きな課題であります。
 全国的に公園で今異変が起きていると聞きます。公園と言えば子供たちの遊び場という印象ですが、最近では高齢者が遊ぶ姿が目につきます。公園デビューした74歳の男性によると、「週三、四回利用しています。自分の好きな時間に、それこそマイペースで運動できるのが非常によい。体の調子がよくなった」と聞きます。
 公園施設メーカー「タカオ」という片かなのメーカーがあります。福山市にあるということですから広島県だと思いますが、平成16年に健康遊具の生産を始めましたが、公園を管理する自治体からの注文が年々増えていると言われております。全国的に自治体では高齢者が無理なく運動できる健康遊具を設置する動きが強くなってきています。さらに、体を伸ばしたり足腰をきたえる健康遊具の効果的使い方の健康教室が開かれたりしております。八尾市や野州市と言うんでしょうか、野原の野に九州の州という字書くんでしょうから、これは滋賀県だと思うんですが、運動教室としての活用も増えていると聞きます。
 本町内にある公園も幼、幼稚園の幼、青、青年の青、壮年の壮、幼・青・壮・老のあらゆる世代が交流しながら活用するユニバーサルデザインとしての見直しすべき時期だと考え、町長の考え方を伺います。
 具体的な質問。1、公園は子供のみでなく、高齢者の健康増進、介護予防に役立つ場としての設備が整えられていますが、特に開発の早かった団地での公園はどうなっていますかという質問であります。
 2、元気老人の介護予防センターとしての街区公園の位置づけが高くなると考えられますが、今後の取り組みはどうなっていますか、伺います。
 3、公園は子供や若者用とか、また高齢者専用ではなく、高齢者による幼児、学童の見守りの場であり、世代間交流の場としてのソフト、ハード面の取り組みが必要と考え、お伺いいたします。
 4、このテーマは担当部署も多岐にわたります。例えば公園であれば都市整備課ということになるかと思いますが、関連するところは長寿福祉課だとか、健康増進課にも関連するだろうし、総合的にユニバーサルデザインとして考えるならば、抜本的に経営企画課かなということで、かなりの部署の関連が推測されますが、それぞれの課の問題でなくすべての人が使いやすいユニバーサル、誰でもがいろんな性別問わず高齢者、幼年問わず誰でもが使いやすいユニバーサルデザイン的、総合的に見直す必要があるということで推進すべきだと考え、伺う次第であります。
 大きなテーマの3問目。「少年消防クラブをつくりその活性化を図れ」ということでございます。
 10歳から15歳までの青少年を対象に防火防災教育を行う少年消防クラブの活動内容の充実や、小中学校との連携や対象年齢を18歳まで引き上げるよう、昨年11月から各自治体に要請
されていて、高校生向けの防災クラブのあり方の方向づけも近々出されると聞いております。
 消防庁によると、少年消防クラブは昭和25年に創設されていて、加入者は少子化で若干減少傾向にあるとはいえ、昨年20年8月現在でクラブ数は 5,284団体であり、約42万人の会員だと聞いております。
 その主な活動は、防災マップづくりや夜間防火パトロール同行や放水体験などを長年実施しているそうであります。平成20年度に優良賞を表彰された木ノ下少年消防クラブが、これは隣接の仙台市にあるだけに大いに参考すべきだと考えます。将来的には地域や企業の防災リーダーとして育成していき、さらには消防団員や消防職員を目指すなど、防災意識の向上や青少年健全育成にも大いに期待できるだけに、ことだと思い、当町もぜひ推進すべきと考え伺います。
 質問項目1、当町の実態はどうなっていますか、伺います。
 2、現状クラブづくり面で何か問題はありますか。
 3、今後また将来的に積極的に推進すべきと考え、その方針、方向を伺います。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 執行部から資料の配付の願いが出ておりますので、ここで暫時休憩をいたしまして配付をさせます。
午前10時15分 休憩


午前10時16分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 今村 寿議員の一般質問に対しての答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、皆さんおはようございます。
 きのうマスクの方いらっしゃったのかなと思いながらきょう見ましたら、3人もの方がマスク姿でございます。どうぞお大事になさってくださいませ。
敬老会等ある中で、とうのみやの杜の風の敬老会がやはり外部からの皆さんとの接触を断つというようなことで、今年のご案内はなしとなりましたというような文書、先ほどちょうだいしたところでございますので、広がり懸念される中でありますので、どうぞ御身も含めてですね、ご注意をお願いしたいというふうに思います。
 それでは、ただ今のですね、議員のご質問を受けて答弁をさせていただきたいと思いますし、そしてまた、今附属資料というふうな形で少年消防クラブに関連しながらですね、お話、そのことについても触れたいというふうに思います。
 3人乗り自転車普及促進をというようなことで、マスコミ等、新聞等で知るところになったわけでありますけれども、従前から3人乗りのふらふら感が危ないねというようなことで、ようやく法整備されたというふうなことです。それを受けて、宮城県の道路交通規則7月1日に施行されましたということで、安全基準を満たす自転車、3人乗りの自転車が世に出始めたというようなところでございます。それを受けてのご質問と受けとめさせていただいたところでございます。
 いろいろ安全基準、二重にも三重にもこうあまして、JISマークとか、BAAマークとか、あるいはSGマークとかというふうなことでマークが貼付添付されるというようなことと合わせて、幼児2人同乗基準適合車というのも何かシールに張ってあるんだそうですね。5万以上の自転車となるというようなことでございます。
 さらにまた道交法の一部改正により、もう既に去年の6月1日から保護責任のある者に対する幼児・児童への乗車用ヘルメットの着用努力義務が規定されているということで、去年の6月に道交法でそういった準備がされて、それぞれの各都道府県の道路規則、交通規則の中で3人乗りも許可、認められると、こういうふうな流れになっておることは既にご承知かというふうに思います。
 そのような中で富谷町の状況、議員の質問にですね、当町の取り組み、方針等、そしてまた三鷹市での送迎用への助成がスタートしたというふうなことのお話でございます。そのようなことで送迎用というふうなことに限ってですね、絞った形で検討することと、検討いたしました。そのようなことで、早速に幼稚園、町私立の幼稚園、そしてまた保育所、お母さんの自転車に乗ってですね、登園、登校、登園する、登所・登園する子供たちがというようなことで、幼稚園はですね、町私立 950名ほどおりますけれども、自転車での登園は四、五名という数字のようです。保育所につきましては 433名中4名の方という状況でございます。この現状からしてですね、送迎用というふうに限定的にこう絞った場合、自転車の利用が予想外に少ないというふうなことでありまして、3人乗りの自転車の需要、あるいはそういったものへの送迎用の購入等へのですね、助成については検討課題というふうにさせていただければというふうに思います。それが一つでございますね。
 そして、その二つ目。
そんな中で関連しますけれども、自転車の交通事故が極めて日本の場合は特筆すべきほど多いというふうなことで、全体の事故の絡みからすると2割程度、16万件ぐらい自転車が絡んでいますよ。死亡者に至っては15%ぐらい。もう先進国でも突出した数字でというようなことになっています。
 参考までに、ちょうど8月30日に朝日新聞にこうこんなところから今拾っているんでありますけれども、何とですね、14%、15%程度ですね。フランス、イギリスでは4%程度、死亡者数で。自転車に絡む死亡者です。アメリカは2%程度というようなことで、全体の死亡者数の14%、15%ぐらいが自転車絡んでいますよというふうなことでのことからすればですね、このこととあわせて交通事故防止というふうなことの観点から、歩道上を通行する自転車、歩道上で歩行者と自転車での接触というようなこと、そしてまた、もちろん車道上での自転車等々ですね、このことを契機にしながらまた交通安全防止策への一助として参考にさせていただきたいというふうに思います。
 私ごとになりますけれども、平成12年に私のいとこもですね、30代の女のいとこなんですけれども、子を2人残して自転車でほとんど即死状態というようなことで、非常に悲惨な思いも私もしています。いまだにその親は、私のおじ、おばになりますけれども、癒えない。こういうふうなことを含めてですね、自転車の安全、事故防止というふうなことについては極めてやはり軽いことではないというような取り組みに、ぜひ私ども、そしてまた職員ともどもですね、認識を深めていきたいというふうに思います。
 次に、ユニバーサルデザインでございますけれども、これもまさに1990年、アメリカのロバート・メイスさんという人が提唱されたようですね。そこから約20年目というふうなことになります。非常にこう崇高な理念ということだろうと思います。従前は。それが時代の推移、変遷と合わせて普遍化し、一般化するというふうなことの中でのご質問とお受けしたところでございます。
 そういうふうなことで言えば、施設、公園のみならずですね、すべての施設等も含めて町域にあるものを含めてそういった立場でなお一層進めていかなければならない。明石台公園に平成4年に設置された健康系の設置されているものはあるんですけれども、果たしてそういった視点が富谷町のここ20年来、この提唱後ですね。そういった発想がどの程度のこう底流に深みと深さと幅とで取り組んできたのかなというふうなところを思いつつですね、ぜひこういったご提言を受けて今後の会館の建設とか、あるいは公園の整備とか、総合公園の整備とか、あるいは大亀山についてもしかり、課題がたくさんございます。そしてまた給食センター等々もありますね。
 残念なことにですね、給食センター等々含めて空調設備は不要だという底流の中で進んできたのも現実でございます。保健センターが先ほどの決裁で空調 1,700万ほどの費用で空調が整いましたという、それも一部ですね。部分的に、室外機をつけて本当に部分的にこうやっていく。総合性能が非常にこう欠落した中で施設が整い整備されてきた経緯があるんだなというようなことを思います。ですから、部分的に必要なところ、優先度の高いところからというようなことで皆さんのご理解を経て、今その途上にあるわけでございますね。
 ですから、そういうことで将来に、10年20年という先にですね、その底流にある発想をきちっとした発想を持つか持たないかで尾を引くんですよというようなことをつくづくそれは実感しておりますので、そういったことのないようなですね、ぜひユニバーサルデザインの発想をそれぞれ担当課の部分のみならず、横断的にですね、今後なお一層先例となるような事例も含めて検討して参りたいというふうに思います。
 少年消防クラブでございます。
 昭和25年と見て私の人生と一緒のスタートだななどとこう思いながらですね、見ておったところでありますけれども、少年消防クラブ、現状富谷町あるいは黒川郡も含めてですね、現状、富谷にはありません。あった経緯もあるんですけれども、今はありませんということですね。少年消防クラブは郡内3中、三つの中学校が加入していますということで、現状大和中学校、大郷中学校、宮床中学校ということでありました。以前は落合中、明星中、吉田小というふうなことで活動歴はあるようでありますけれども、現状それ以上のものはありませんというふうなところです。
 大きく言えば時間的なゆとりが持てないというふうな中で、現状大事さは十分わかりつつですね、認識しつつ、このような団の結成等に至って十分なる活動につながっていないというふうなことで、そこまで団の結成まではいっておらないというふうなところでございます。
 それに合わせて今参考資料としてお渡しをさせていただきましたけれども、それぞれ公民館くくりでブロック単位でどのような状況なのか、消防団、従前からの非常備消防、婦人防火クラブ、自主防災組織等々ですね。それに付随する老人クラブの結成状況、交通安全協会の支部の状況というふうなことで、6公民館区で、区分でまとめさせていただいたもの、既にこういったものを集約しながらですね、今回の鷹乃杜の防災センターへのAEDの配置とか、保健福祉総合支援センターへの配備、福祉健康センターへの配備と、このような形で今回以外にもまた提出をさせて、提案をさせていただいているところでございます。なお一層少年消防クラブも含めてですね、総合的な防災対策、防災意識の向上というふうな立場から強めていきたいというふうに思います。以上とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) 先進国と言いませんけれども、大体ヨーロッパなんかでは自転車というのはかなり交通手段としてウエートが高いようでありますし、事故が多いからやらない。それは専用道路が少ないとか、そういう設備がないからという要素も大いにあろうかと思いますが、今団地においてはかなりショッピングセンターとかいろんな生活ニーダーが整備されまして、団地内の中で生活圏が成立するということで、従来は市外に行かないと、車で行かないと生活できないということになっておりますが、車があるから自転車は使わないということになっている要素もあるし、設備がないから自転車が使えない。安全じゃないから使えない。しかし、CO2 その他考えると、これからやっていくテーマだと。その象徴が3人乗り自転車だと思い私は質問を立ててみたわけであります。
 ただいまの町長の答えだといささか取り組み弱いな。もっともっとこれは推進していくシンボルとしての3人乗り自転車であったわけですが、この買い物だとか、病院に行くとかちょっと行くところというのはね、本当に自転車で済ませる条件が整ってきただけにですね、さらなる取り組みをすべきだと思い、再度質問いたします。
 ユニバーサルデザインについては、特にこの高齢者の公園でのということで特化して質問したつもりですが、全体としてのお答えのようでありましたけれども、ユニバーサルデザイン的な立場で街区公園なりを見るとどうなんですかという意味で、高齢者が使いやすい、今は必ずしも高齢者だけじゃなくて、皆さんが使いやすいという質問をぶつけているわけですが、その点もう一歩踏み込んだ回答がほしいと思い、再度質問をいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 認識といいますかね、前段のその底流にある部分は全く相通ずるところで、何の異論もございません。そのような中で今日の質問に送迎用というふうな形、助成する、何に助成についてはこれ広くというふうな公平性といったその意図、ねらいがあっってというふうなことがあるわけでありますので、そういった観点から送迎に絞った中でですね、答弁をさせていただいたというような経緯でございます。ですから、その底流にある認識、そしてまたその広がりというようなものには大いに期待をすることと合わせて、十分その今後のですね、推移を見守りながら、今議員の意図する方向でぜひ取り組んで参りたいというふうに思います。
 公園についてもですね、全く同じでして、現況私はユニバーサルデザインという発想は従前こう底流にどの程度あったかなというのは大変疑問を持ちます。ですから、ほとんどないと言ってもいいんじゃないかというふうに思いますね。公園での高齢者、それに皆さんの配慮とか、こういったところがこういけば、それなりにこう感じるものがあるというふうにはならない、なっていないと思います。ですから、そういうようなこと、現状を見たときにですね、現場に出向いて見たときにそのような現状と感じますので、ぜひ今後の課題、将来に向けてというようなことでぜひ町としては取り組んで参りたい。そのように思います。

議長(渡邊俊一君) 次、16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は2件質問いたします。
 まず、保育の公的責任と保育士の待遇改善についてです。
 富谷町の保育行政は、昭和52年4月の東向陽台保育所開設以来、すべての保育所が公設公営で進められてまいりました。しかし、平成18年、民設民営という方向に転換をし、さらに今年3月に決定した基本構想の中で、民間の認可保育所と認可外保育所によって待機児解消を図るということが改めて明記されたことによりまして、民設民営という路線が将来に渡る方針として固定化されてしまったという経緯がございます。
 しかし、保育とは子供たちの心身の全面的な発達を目指す事業であり、人的体制も施設環境もでき得る限り整え、保育方針に偏りがないということが基本です。町立保育所では、私立の保育所によく見られるような音楽教育や絵画教育、あるいは体育指導などに特化した保育は行われませんが、逆にそのことに深い信頼を寄せる保護者は多いのです。住民の財産である公設公営の保育所だからこその可能性だと考えます。町立保育所が保育のスタンダードとして地域の子育ての中核になってきたゆえんでもあると考えております。
 民間の認可保育所の場合は、確かに国の設置基準に基づいてはいるものの、あくまでも経営体であるため、経営上の問題が保育に直結するなど、不安定要因がつきまといます。とりわけ、保育士の身分の不安定や低賃金などは子供たちにしわ寄せされかねないということも否定できません。また、認可外保育所の場合は施設や保育士の数などに何の基準もないため、窓も庭もない、子供の健康や安全にとって極めて不十分な施設までが保育所として認知されております。全国的には事故も多発し、保育環境などに公的福祉が及ばない状況になっております。
 保育所は乳幼児が場合によっては1日10時間以上も過ごすことになる生活の場ですが、保育所不足のため、保育方針に納得がいかなくても子供を預けざるを得ないという事態も起きております。保育の公共性、安定性、継続性を保証するにはやはり公設公営が基本であるべきだと考えます。
 もちろん民間には民間のよさがあり、一概に民間の保育所、保育施設を否定するものではありません。保護者が自ら民間の保育所を選ぶ権利があり、そこへの公的支援も当然あり得ます。しかし、保育に欠ける子供の保育を実施する責任はあくまでも市町村にあり、町立保育所不足を民間保育所で置きかえるということは重大な後退だと考えます。ましてや、設置基準もクリアしていない認可外保育所を待機児解消策の一つに町が位置付けるというのは、余りに安易に過ぎます。全面的な民間への依存は子供と保護者にとって保育の安心安全が後退することにつながるのではないでしょうか。
 富谷町の待機児童数は、今年4月1日現在で仙台市、大崎市に次いで県内3番目だということが河北新報に書かれました。町長も先日、昨日の答弁におかれまして、「来年4月に(仮称)明石台保育園が開設されても、なお30人程度の待機児童が出る」ということを答弁されておりました。平成30年に人口5万 5,000人を見込む富谷町として、今後の保育需要の増大に対しては町が公的責任を果たすということを明確にすべきだと考えます。
 そこで改めて今後の保育需要の増大に対しては公設公営を基本に町立保育所の増設で対応するよう求め、お考えを伺います。
 政府はこの間保育の規制緩和、市場化という路線を進め、今年2月には厚生労働省の社会保障審議会少子化対策特別部会が新制度案というものを打ち出しました。仮にこの新制度案の方向で保育園と保護者の直接契約方式が導入されるということになれば、保育所探しと契約は親の自己責任となり、子供の預け先を求めて親があちらの保育所、こちらの保育所と探し回ることになります。保育所を自由に選べるといううたい文句とは全く逆の事態が生まれる懸念が指摘されております。
 予算削減をにしきの御旗に掲げた保育の市場化、民営化路線は決して進むべき道ではないと考えます。県内でも保育の市場化を進める政府の方針を背景に、既設の公立保育所を民間に委託したり、あるいは委譲するという動きが出ておりますが、富谷町は決してこの流れにくみせず、現在の町立保育所を維持拡充する立場をつらぬく必要があるのではないでしょうか。この点について町長のご決意を伺うものです。
 次に、保育士の待遇について伺います。
 いうまでもなく、保育の質の高さは保育士によって担保されるところが大きく、保育士の待遇の良し悪しを抜きには保育の質は考えられません。実態をよく把握するために、以下事実関係について質問します。
 まず第一ですが、町立保育所の保育士について伺います。毎年のように保育士が不足し、とうとう今年は富谷町で初めて4人の派遣労働保育士が採用されました。慢性的な保育士不足を解消するには保育士の待遇改善が先決問題です。保育士不足の原因は隣接する仙台市等に就職を希望する人が多いことにあるようですが、仙台市との労働条件の格差をなくさない
限り、今後も保育士不足は繰り返されることになります。
 正職員の給料が低いという問題は大変大きく、またこの問題だけではなく、さらに臨時職員やパートという身分、こういう身分では本人が希望する場合は別としましても、富谷町への就職に二の足を踏むのは当たり前ではないでしょうか。そもそも正規職員、臨時、パート、派遣と一つの職場に幾つもの労働形態が混在すること自体問題です。身分が臨時やパート、派遣であっても、親や子供たちから求められることは正規職員と全く同じです。臨時、パートは1日の労働時間がそれぞれ異なるために、職員会議に参加することも困難となります。本来同じ仕事をする職員は同じ身分であることが基本です。非正規職員の保育士と正規職員の保育士を使い分けるのではなく、保育士はすべて正規職員とすべきだと考え、ご見解を伺います。
 二つ目に、町立保育所の派遣の保育士についてですけれども、一般的に派遣労働者の賃金や休暇などの労働条件は個々の派遣労働者と派遣元との契約に任されているものですが、子供の保育という特殊な仕事柄、それだけでは済まない問題があります。保育の現場で指揮命令を行うのは保育所長ですから、正規労働者、非正規労働者を問わずその一人一人について賃金や年休などがどうなっているのかを把握しておくことは当然のことと考えます。
 例えば、今新型インフルエンザの大流行が危惧されておりますけれども、こういう中でもし派遣の保育士が新型インフルエンザに罹患した場合、だれが登園休止を命令するのか、登園休止の期間の公的保障はあるのかなど、実態を把握しておく必要があります。町の職員なら法定伝染病、インフルエンザも含めまして、こうしたものに罹患した場合の登園休止は公休として扱われるのに、派遣の人は公休扱いとならず欠勤になるなどということでは問題です。感染予防の面からも町が派遣元を指導する立場で臨むべきではないでしょうか。改めて町の保育所で働いている派遣の保育士の賃金、年休を初め、インフルエンザなどにかかった場合、法定伝染病に罹患した場合の休業保障等について、派遣元と労働者の契約がどのようになっているか、実態を伺います。
 第3に、民間の認可保育所における保育士の待遇についてですが、民間の認可保育所といいますと上桜木果樹園の森保育所が該当します。この1カ所だけです。富谷町で初めての認可保育所として平成19年4月上桜木果樹園の森保育園がオープン、開設しました。町の所有地約 6,000平方メートルを無償貸与したもので、今年度は当初予算で約1億 1,100万円の運営費補助金が町から支出されております。
 広い庭があり緑に囲まれた明るい施設は大変魅力的で、自然に親しむ保育を基本方針にした伸び伸びとした保育が実践されているようにお見受けしました。入園希望者も多く、定員の 1.2倍を受け入れ、一時預かり保育は月に約60人ということでした。
 しかし、そこで働く保育士の状況については実態がよく把握できておりません。開設されてわずか1年後に保育士が大勢辞めたと保護者から聞かされ、大変驚いております。公的保育の一環を担う保育園ですから、町としても実態をよく把握し、必要な援助を強めるとともに改善すべきはきちんと指導するという立場で臨むべきだと考えます。
 そこで、平成20年に保育士が一斉に退職した事実に関して、その人数と理由を伺うとともに、現在の保育士の数及び正規、非正規など身分の状況を伺います。さらに、保育士の労働条件について、残業、年休、就業規則の配付など、労働基準法は遵守されているのか、また、インフルエンザなど法定伝染病に罹患した場合の休業保障、公休はあるのかどうか、伺います。
 さらに、認可保育園に対しては年1回監査が行われているということですけれども、それだけにとどまらず町として定期的な指導を行うよう求めるとともに、保育園の側から行政に対するさまざまな要望等が出された場合には迅速に対応するよう求め、対応を伺うものです。
 次に、住宅や店舗のバリアフリー化推進を求めて、以下質問いたします。
 介護保険制度では65歳以上の高齢者の住宅をバリアフリー化する場合に20万円を限度として改修費用が支給されます。住宅改修は高齢者ご本人の能力を生かし自立した生活を送れる環境をつくるともに、介護に携わるご家族などの負担軽減を図ることを目的とした制度です。
 富谷町では平成20年度は46人の方がこの制度を利用しています。制度の利用を希望する場合は事前相談の書類を提出し、本人のほかに理学療法士などの専門家と改修業者が同席をし、現場を確認した上で正式に申請書を提出、そして着工。確認の上、保険給付という流れになっていると聞きました。
 事前相談の内容がかなり緻密な点や書類だけではなく実際に専門家が現場を見た上で着工する点など細やかな行き届いたやり方は、富谷町という小さい町ならではだと感じているところです。ただ、申請書提出から給付までに約3カ月かかるという点は改善が必要です。利用者は対象となる工事代金を一旦全額請け負った業者に支払い、工事代金の9割分を町に請求をしてその約3カ月後に給付を受けるという状況ですが、高齢者の暮らしを考えれば給付までにこれほどの時間を要するのは問題ではないでしょうか。
 仙台市ではこの問題を解決するために受領委任払い方式を採用しています。具体的には、利用者は介護を受けて認定されている、介護保険を利用する利用者の場合のことですが、この利用者は対象となる工事代金の1割分、つまり自己負担分だけを請け負った業者に支払い、工事代金の9割分については工事を請け負った業者が利用者から住宅改修費の受領に関する委任というものを受けて仙台市から直接受け取るということになっております。つまり、利用者は自己負担分だけを支払えばいいということになります。
 いずれ3カ月後には保険から20万円が給付されることがはっきりしているのですから、富谷町でも一時立てかえ払いをやめて受領委任払い方式としてはどうか、この点について伺います。
 また、住宅改修を行う事業者に対して町が一定の講習を実施するなどのサポートを行い、多くの町内の業者がこの事業に参加できる仕組みをつくることも大切だと考えますが、どうでしょうか。
 1年間に46件もの利用者があるのですから、事前相談は総合支援センター、申請から給付までは長寿福祉課というこの今の体制をやめて、相談から給付までを一元的に担う専任の担当者を配置しては、配置する必要があると思いますが、いかがでしょうか。
 次に、店舗等のバリアフリー化についてですが、仙台市が、これも仙台の例ですけれども、「人にやさしいまちづくり施設整備補助金」という制度、補助金交付の制度を実施しております。無利子の融資制度もあるということです。補助制度を利用できるのは不特定かつ多数の人が利用する施設等の整備をしようとする施行主で、病院や学校、飲食店、物販店、理容所などの、理容店、美容院などの個人と法人となっております。例えば、車いす使用者対応のトイレの設置を行う場合、 150万円を限度にその2分の1、75万円が市から補助されます。
 町内のある美容院では、「高齢の方が毎月楽しみに髪をカットしに来てくださるけれども、入り口の階段がほんの数段あるだけで大変きつそうだ。仙台市のような補助制度があれば、ぜひうちの店でも改修をしてみたい」と言っておられました。また、地域のスーパーも建物が古いほどバリアフリー度が低いため、「障害者が自力で買い物に来られるようにしたいが、このご時世では簡単にはいかない」と言っておられた声もあります。大きなスーパーでも店内のトイレに手すりを設置しているところはほとんど見当たりません。町が補助制度をつくればバリアフリー化推進に向けて大きなインパクトになるのではないでしょうか。
 高齢者や障害者の外出を支援するために、スーパー、飲食店、美容院など不特定多数の人が利用する身近な施設を改修をしようとする場合には町が後押しする制度をぜひ実現していただきたいと思いますが、当局はいかがお考えでしょうか。
 以上、1回目の質問とします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
 保育所の問題でございますが、冒頭といいますか、質問の趣旨の中に「公設公営から民設民営に平成18年度に転換をした」というふうなこと、初めてお聞きしたんでございますが、そのように明確なる方針のもとに果樹園の森があって、あったのかどうかは定かではありませんけれども、私はそれを受けて今二つ目の保育所を準備しているわけではございません。果樹園の森保育所、経緯はどうであれ、19年の4月からスタートをして、19、20、もう3年目というふうなことの中で、非常に折々に伺う機会もありますし、保護者からのお話も聞く機会がありますし、そういった中で大変年度それぞれの入所希望の多さといいますかね。これ前に触れたことありますけれども、富谷町公立保育所4所ありますけれども、それを超えたですね、まさに言葉で言えば人気ぶりなんですね。需要が多いというふうなところを総合的にこう見ましたときに、今回の安心子供基金の交付金も受けながらですね、ちょうど22年の4月開所に向けてというふうなことで準備を既にしておった中でありましたので、ちょうど折よくそれとタイミングよく合わせられたと、こういうふうな経緯がございます。
 社会福祉法人三矢会さん、経営体です。ここまで私は何の依存もございませんが、しかし、そこの民間経営体がその先ですね、不十分だとか、もろもろこう言葉出てまいりますけれども、本当に果樹園の森の現実、実態、私が見るところと議員が見るところではまるっきり違うところを見ているようにさえ、印象に受けます。その根底になる部分のですね、ベースが違うんであれば、それ議論がかみ合わないということになりますね。そのようなことを毎度また感じるところでございます。
 それでは、第1問目。今後待機児童対策に向けては町立4保育所、従来からの4保育所を基盤としながら、二つ目、認可保育所二つ目となる準備も今してございますし、この先公設なのか、それこそ認可保育所なのか、その方向性は確定視的に定めているわけではございません。そのようなことで運営をして参ります。
 二つ目。富谷町は……。二つ目。現在の町立保育所を基盤として社会福祉法人の持つ私立保育園での対応を視野に入れた保育環境の充実に努め、人的、物的環境の両面の資質向上を図りながら、富谷町の保育所運営をさらに進めて参ります。
 正規職員とすべきというところであります。現状の正規職員のうちですね、育児休暇と産後の休暇をとっている保育士が資格者、正規職員が3名、結婚で退職された方が1名、そして出産で退職された方が1名というふうなことで、大幅な職員の減少もあってですね、なかなかその一定の見込まれる正規職員のいわゆる確保が難しいというのも実態でございます。
 ですから、すべて正規職員といった場合に、育休、産休、結婚退職、こういった方々をですね、探す努力も含めて弾力的、私は弾力的な運用というようなことは十分あり得ること、どのように、どの世界どの制度にもあるんですね。ですから、保育士全員必要な保育士76名全員をですね、正規保育士にというようなことは私の頭にはありません。それぞれ正規職員あり、臨時職員あり、そしてまたパート職員、弾力的な中でですね、大いにパート職員とて勤められるその幸せを感じ、生き生きとそれこそ子供の保育に当たっていただいて、何の表情に一点の曇りもありません。そのような中で今後とも引き続き弾力的な運用に努めて参りたいというふうに思います。
 問い4、4問目、実態、そして保育士の数、身分ですね。果樹園の森さんの件でございます。4、5、6については後ほど担当課長から答弁させることといたします。
 七つ目ですが、監査でございます。富谷町では法的に位置づけられた保育の実施責任のもと、これは全然ぶれていません。私立認可保育所と委託契約を締結し保育所運営を図ってまいりました。認可保育所に対する行政指導の権限、これは児童福祉法の第46条に基づいて県が一にその管理監督の責任があるということですね。それは何ら異存がございません。私どももそういった指導の中で、枠組みの中で運営しているということです。現状は年1回の指導監査の実施を受けているところであります。町立保育所とともに認可保育所の運営にかかわる指導としては、町としては積極的にかかわりを持つ。所長会の参加、保育士の研修会のもご案内もしながらですね、一緒に保育所、そしてまた技術スキルの向上に努めておるというところでございます。
 その次ですね。住宅のバリアフリーということでありますけれども、富谷町は議員指摘のとおり受領委任払い方式ということで体制とっております。その受領委任払い方式で今後とも取り組んでいくというふうなことで、変更する意向、考え方はございません。
 参考までにですね、県内の状況、受領委任払いを併用しているところは仙台市と石巻、二つの市ですということですね。富谷町の相談件数と給付の件数については先ほどご指摘のあったとおりであります。
 受領委任払いをしない理由をということで申し上げます。国保連の、まず国保連の審査を受けるというのがこのいわゆる償還を受けるためのですね、要件になっておりまして、適正な審査、申請を確認後に支払いと制度上せざるを得ないということでございます。受領委任払い方式の場合、現状では国保連の審査を受けられない状況だということです。その方式を選択すればということですね。したがって、仙台市と石巻市は国保連の審査を受けることなく独自で運用していると、こういうことになります。
 次、二つ目は、介護保険におけるサービスが県の指定を受けて提供しておりますけれども、住宅改修については改修できる事業者であればどこでも可能なため、保険者として事業に対して当然保険者である町が責任を負うということになります。受領委任払い方式の場合、事前に事業者登録などの手続が必要だというふうなこと、説明会や研修会が必要と考えられます。研修会が仙台市のまさにマス、人口規模で年1回の開催状況であるというふうなことを勘案すればですね、本町単独でやることは到底現状の人員、町の職員の枠組みというようなことの中からは不可能でございます。近隣町村との連携をしながらですね、一つとしては黒
川行政の枠組みというふうなあたりも視野に入れて検討して参りたいというふうに思います。
 次、二つ目、サポートをということでありますけれども、住宅改修を行う事業者はケアマネの紹介、自宅を建築した事業者、知り合いの事業者などにお願いすること、ケースが大半であります。住宅改修の自宅での事前確認では事業者にも同席を求め、個々に実践講習を実施しております。
 三つ目、保健福祉総合支援センターの専門職、内訳は保健師、主任ケアマネージャー、社会福祉士と必要なときには理学療法士など、多種類の職種による検討会を開きまして、本人の状態に合った改修となるというふうに考えてございます。このため、体制整備は必要と考えておりますけれども、専任の担当者を配置する状況にはありません。
 四つ目です。県内状況では仙台市のみが補助金や融資あっせんを展開しておると。仙台市の実績としては「人にやさしいまちづくり施設整備補助金」は年間3件ほどの実績があるというふうに電話での問い合わせにて確認をしているところでございます。施設資金融資あっせん、無利子でありますけれども、については平成18年度から制度利用がない状況に至っているというふうなところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) ただいまの質問にお答えいたします。
 4番目の問いについてですが、町立保育所の派遣労働者に対して賃金、年休、法定伝染病などの公休扱いの実態についてということですけれども、派遣社員の時給につきまして 1,050円から 1,100円となっております。年次有給休暇につきましては6カ月継続勤務の場合10日、ただし勤務歴によるものとされております。また、法定伝染病につきましては、6カ月以内に有給が発生しませんので欠勤扱い、6カ月以降は有給休暇となるという条件になっております。
 では、果樹園の森の退職が多かったということですけれども、平成19年度開所しまして、その20年3月にお辞めになった方で退職職員数は準職員で5名おりました。退職理由につきましては、結婚転居が3名、契約期間満了及び更新しなかった方が2名ということの5名で、理由がきちんと定められております。また、平成20年度末で退職した人の人数ですけれども、退職者数2名となっております。正規職員1名、パート職員1名ということで、結婚転居のために1名、それから任期満了及び更新しなかったためが1名となっております。
 現在の保育士の身分としまして、正規職員10名、準職員8名、それからパート職員6名となっております。正規職員と準職員の違いは、賞与の支給率の違い及び雇用契約の期間の定めがあること以外は一緒で、ボーナスはやや違うということになっております。それから、正規職員は準職員、パート職員で採用され、勤務状況の評価によりまして正規職員へ昇格する制度を設けていますので、正規職員になる機会は皆様公平であります。また、保育士以外の職員と身分としましては、正職員、園長1名、副園長1名、事務長1名、それから管理栄養士1名、調理員1名、それからパート職員、調理員2名となっております。
 また、果樹園の森の労働条件としまして、雇用契約締結及び雇用期間及び更新する際には、締結する前に職員一人一人と個人面談を行い、労働条件について納得の上で雇用契約を行っております。また、残業につきましては極力抑えてはいますけれども、行事の繁忙期、それからまた保育士の突然のお休みなどについて残業が発生する場合はありますが、大体月ゼロから3時間程度の残業となっております。その際は残業手当を支給しております。
 インフルエンザにつきましては、職員が法定伝染病に罹患し仕事を休む際は有給扱いとなっております。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時03分 休憩


午前11時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁漏れのないように答弁を求めますので、できるだけ質問については箇条書き的な質問でお願いできればと思います。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、保育の今後の方向性としてですね、基本構想の中に民設民営という言葉しか出ておりませんでしたので、先ほどのような質問としました。しかし、町長はその「今後については公設なのか民営なのか確定していない」と明確におっしゃいましたので、この点について町立の増設もあり得ると、あるんだというふうに理解していいかどうかを確認したいと思います。
 次に、町立保育所の中の保育士に関してですけれども、先日調べていただきましたところ、町立保育所4園の保育士75名のうち、正規の保育士が27名で臨時が29名、派遣の方が4名、パートが15名、全体のこれでいきますと6割以上ですよね。6割以上が非正規の保育士ということになります。それで、町長は、その保育士についてはなかなか埋まらないと、いろいろな事情でやめていかれる方があってなかなか埋まっていかないということで、弾力的に対応していくというふうにおっしゃっておりましたけれども、その弾力的な対応、つまり臨時やその他で対応しているということが、臨時の場合は1年で雇いどめですから、こういうことが逆に保育士がなかなか富谷町に集まってこない原因になっているんじゃありませんか。そのことを町長がどう受けとめているのか。
 まずその仙台市と比べて賃金の格差を是正するとなると、これは保育士だけの問題じゃなく大事です。しかし、臨時にしないで正職でやるということぐらいは町でできるわけですから、こういうところを改善しなければ、いつまでたっても保育士が十分に集まってこない。今もまだ足りないという話聞きましたので、その原因になっているのはこの弾力的な運用だと思います。ここを改善することがまず第一に必要だと思いますが、改めて町長はどう認識されているのか、伺います。
 それから、町立保育所の中で働く派遣の保育士についてですけれども、それではインフルエンザにこの保育士がかかった場合に、登園休止命令はだれが出すのか。そして、その保障がされないということになると生活が厳しいことが十分考えられますから、インフルエンザにかかっているかもしれないけれども、医療機関に行かないで保育所に登園してしまったり、あるいは十分な休息を取らないで休みを取らずに登園してしまったということが十分に考えられるわけで、これは単に派遣元と派遣労働者との関係ということで解決できない問題ですよね。これは子供を預かる町の保育行政としての責任としてきちんと派遣元に指導していく必要があるんじゃないでしょうか。改めて伺います。
 それから、同じくその伝染病に関して言いますと、認可保育所、上桜木保育所の場合も、それから派遣の労働者についても多少違いはありますけれども、有給があれば有給を使う、有給がなければ派遣の場合は欠勤だということで、認可保育所の場合も有給扱いとしてやるということでした。これが問題だというふうに考えなければならないはずなんですね。なぜなら、法定伝染、伝染病法という法律の趣旨というのは、なぜ保育者が伝染病にかかったときに公休で、本人の有給を使ったり欠勤扱いにしたりしないで、公休でもって対応しているのかという、ここのところをよく考える必要があると思います。欠勤扱い、有給扱いどちらにしてもこれは法の趣旨に反すると思いますので、やはり派遣元に対して、あるいは認可保育所に対して指導をする必要があるというふうに思います。
 それから、認可保育所の中でのその労働基準法の遵守についてですけれども、私も実は行って直接理事長とお話ししてきました。ご答弁のとおりのことを伺ってきましたけれども、本当にそうなのだろうかというところで見ていかないと実態はつかめませんね。いってみれば、使用者の側からの話を聞いただけでは本当のところは見えないはずです。ですから、実態を正確に把握したい、するというならば、これは保育士の側の話もきちんと聞き取る、あるいはアンケートをとるというようなことで対応していくべきだと思いますけれども、どうでしょうか。
 これは後でいろいろ問題が出たときに、責任を負うのは保育園だけではありませんよね。町も責任を問われてくることになりますので、町の予算、21年度だけでも1億 1,100万円導入しているわけですから、そういう意味での責任をきちんと果たすべきだというふうに私は思います。どうでしょうか。
 また、就業規則の配付については特にご答弁なかったんですけれども、どうなっているでしょうか。
 それから、住宅・店舗のバリアフリー化については、既に国保の医療費については受領委任払いというのがこれ長年いろいろ言ってきましたけれども、ようやく国の方でも国保に関しては認めているんですね。この流れというのは介護保険の中の住宅改修に関しても同様だと思います。できない理由はないはずで、ましてや町長が先ほど国保連の審査を受ける、受けなきゃならないんだということをおっしゃっていましたけれども、この住宅改修については富谷町の場合、事前に理学療法士だとか事業者が立ち会ってきちんと現場を見て、その上で工事にかかっているわけですから、受領委任にしても何ら支障はないというふうに思いますが、どうでしょうか。
 それから、店舗等々のバリアフリー化に関しても、高齢者や障害者が町に出ていくというのは大変ないろいろな支障があります。それを解消していく上でバリアフリーということが叫ばれてきたわけで、富谷町の第2期の障害福祉計画の中でも施設から地域へということがうたわれております。地域へ出ていくその支障、壁となるものを撤去していくという意味でバリアフリーという概念が出てきているわけですから、そういうことを考えますと町が補助をしていくというのは大変重要だと思います。もともとさっき町長おっしゃっていました仙台市件数少ないということですが、そもそも対象となる店舗がそんなにたくさんあるわけじゃないんですよ。ですから、そういう店舗がそんなに多くない店舗がやりたいと言ったときには後押しをすると。これがバリアフリー化を推進することになるんじゃないでしょうか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 8件質問ですね。(「はい」の声あり)はい。若生町長。

町長(若生英俊君) 第1点目は先ほど答弁したとおりでございます。
 第2点目は、現状のですね、臨時保育士じゃなくて臨時も含めて多様なる皆さんにお働きをいただいておりますけれども、なかなか現実4月のスタート時に保育士が必要な分だけそろわないというのも、去年、ことしの実態、現実でございます。非常にその中の難しさは小中学校のように生徒数のみでですね、クラスが決まったり職員数が決まったりというようなこでない、ゼロ歳児はとか3歳児未満はとかというような形のその変動の要因が保育所にはかなり多いと、大きいためにですね、そのような面ともかかわっての難しさというようなところがあります。しかしながら、冒頭申し上げましたように、集まらない現状は十分に認識をし、次年度、22年度に向けてぜひどこにその問題、課題があるのか、現状を今鋭意分析中でございますので、22年度に向けて取り組んで参りたいと思います。
 三つ目については十分なるインフルエンザ、大事な局面、横の広がりというような懸念もあるわけでありますので、全国の保育所のその動向等、ニュース等でも今新聞等でも報道されていますから、そういったところも含めながら、親御さんの状況も勘案しながらですね、十分指導してまいります。
 四つ目の法定伝染病の罹患に及んだときにというようなことで、先ほどの答弁は6カ月以内は欠勤というふうな答弁だったように思います。ちょっと私もこの辺については疑問ですので、後ほどですね、確認をしてお答えをすることといたします。
 五つ目は、労基法、そしてご自分もいらっしゃったというふうなことでありますので、いらっしゃってお話の聞いた範囲でですね、当座十分じゃないんでしょうか。本当に信用していいのかといったら切りがないんですね。そういう意味で私はここに壁があるわけでないですから、しょっちゅうしょっちゅう出向いて、理事者側、子供の側、保護者の側、さまざまな角度から聞き取りはしていますよというのがさりげない日常の行動なんですね。
 六つ目、就業規則はこれ配付というのはどこから出てくるんでしょうか、その根拠は。労基法上になんでしょうか。その道にいたものにしては非常に不可解でございます。
 七つ目、国保についてはですね、できない理由を先ほど申し上げましたけれども、答弁したとおりでございます。国保連を通して、そして公平性を保つというようなことでですね、取り組んでまいりたいというように思います。
 八つ目はですね、これはまさに経営ですので自助努力がまず先なんですね。民間保育所は経営ですといってまたぐっとマイナスなイメージにこうトーンが進んでいきますけれども、これはまさに経営ですから、まず出だしは大いにご自分で経営努力をしていただくと。そこをもってして客数を3倍、5倍にふやす。そういうことの方向性をぜひ事業者に、数少ない事業者とおっしゃっていますけれども、努力をしてもらわなければ。そういったことの中でぜひこういったところは官民共同でやれませんかというようなことの広がりにつながっていくんだろうと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、保育士についてですけれども、認可保育所、民間の認可保育所の保育士の実態について、これは事情を調べるとき、実情を調べるとき、当然その両者から聞くというのは公平なあり方として公平な立場で両者から聞くというのが当然だと思いますので、ぜひその定期的に、あるいはそんなにすででもいいんですけれども、保育士の側からも実態をよく聴取するということを努力してほしいと思いますが、どうですか。
 それから、受領委任につきましては、そうすると受領委任につきましては、これ先ほど何の支障もないはずだと、やっていく上で。町長としては何が大きな支障だと思っておられるのか、伺います。
 それから、ちょっと前後しますけれども、バリアフリーに関しても経営努力に任せるということではいつまでも進みませんよね。仙台市はああいう制度をつくったというのも、経営努力だけではなくて町、行政の側も、市の側もやはり一緒にその努力をすると、後押しをする。その幾ばくかを後押しするということでやっているわけですから、本気でバリアフリー化進めようというなら、その努力は町としても行うべきだと思います。どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 時間がまいりました。
 第1点目、これは要望ですか。それとも努力してほしいという話ですけれども、努力をするかしないかというような質問ですか。はい。じゃ、3点について、町長、若生町長。

町長(若生英俊君) 一つ目は当然であります。
 二つ目は、理由は述べたとおりでありますので、後ほど議事録で確認をください。
 三つ目は答弁したとおりでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、まず初めに特別養護老人ホーム和風園、養護老人ホーム偕楽園の民間委譲について質問します。
 大和町にある特別養護老人ホーム和風園、養護老人ホーム偕楽園は、現在社会福祉法人宮城県社会福祉協議会が指定管理者として運営をしています。県は、県立の社会福祉施設のあり方について四つの方向性を示しています。一つは民間委譲、二つは廃止、三つは指定管理等、四つは県立県営、この四つの基本方向です。
 和風園、偕楽園はこの基本方向の中で民間委譲対象施設となっていて、指定管理の契約は約1年半後の平成22年度末です。民間委譲という県の理由は「施設の社会的役割は残っているが、県立社会福祉施設としての役割は終了したため」ということで、対象の施設は5施設あります。7月初めに教育民生常任委員会が所管事務調査をした救護施設「宮城県太白荘」もまた民間委譲の対象になっています。太白荘は生活保護法に基づいて身体・精神障害等で自立生活が困難な人たちへ生活の場を提供している施設です。
 特別養護老人ホーム和風園は、県立の社会福祉施設として民間への先導的機能や広域的支援機能を果たす観点から積極的に取り組んできた経緯があります。いわばモデル的な施設としてその役割を果たしてきました。しかし、県は「介護保険制度の施行、その後の改正で施設サービスのあり方の見直しが行われたことや民間の施設による取り組みが進んでいるから」として民間委譲が適当であるとしています。
 養護老人ホーム偕楽園は、措置施設として先導的機能、セーフティーネット機能を担う施設として運営されてきました。ところが、県は「特養ホーム等の整備に伴い入所を必要とする者の増加が見込まれない中、セーフティーネット機能の役割は小さくなってきている。先導的機能は民間施設でも地域生活移行への取り組みは行われている」として、これもまた民間委譲が適当であるとこのように結論づけております。
 和風園、偕楽園、どちらも県立の社会福祉施設としての先導的役割を持って設置されてきているものです。官から民へという流れ、民間事業者参入してきたから、その役割は終了というのではないはずです。今後についてもその先導的役割は大いに、そしてさらに発揮されていかなくてはならないものだと考えます。官から民へという考え方は、行政を縮小し公務員を減らすことを通じて、実は社会保障のその権利そのものを後退させる、低下させるもので、行政としての社会的弱者に奉仕する機能を低下させてしまうとする考え、これはもっともだと私も思います。
 県が進める社会福祉施設のあり方の基本方向が示されていますが、今後も県立県営とすべきではないかと思いますが、町はどのように考えているのか、質問をいたします。
 現在、富谷町の利用者は和風園に男性が10人、女性が24人、偕楽園には女性が1人います。先日、和風園、偕楽園を訪ねてお話を伺い、施設も案内してもらいました。だれもがここをついの住みかとして暮らしていると説明もありました。和風園では富ケ丘に家を借り、日中そこで過ごすという「逆デイサービス事業」を行い、地域の住民と交流を図っております。また、和風園にはボランティアで施設を訪れるという富谷町の人たちもいます。富谷町の住民にとって非常に身近な存在となっている施設です。
 民間委譲となれば、経費の削減をどう図るのか、法人には大きな問題になるでしょう。経費削減を人件費削減で図ろうとすれば、非正規職員で対応していくことは十分考えられることです。和風園独自のサービス、先ほど言いました「逆デイサービス」が継続できるか、サービスの質の低下が起こることはないのか、職員が働き続けることができるのか、さまざまな問題がありますが、何にしても法人がかわることによって職員が入れかわるということが利用者に対して大きな不安を与えることは否めません。
 先ほど述べた救護施設宮城県太白荘は「民間委譲では県からの補助がなくなるので人件費を初め運営費削減が問題となる。課題となる」と話ししておりました。民間で運営することは人的体制の弱体化が懸念されることが明らかにその場でなりました。太白荘を管理運営している職員は、「何とか自分たちが引き続き運営していきたい。どうすればできるか研究している」とも話してくれました。
 和風園は介護報酬の中で運営しているのでだれが当たってもできるとしながらも、「引き続き運営できるように、運営は県社会福祉協議会でなければならないと言われるように一生懸命やっていきたい」と話をしています。
 県立県営が本来あるべき姿と考えますが、和風園、偕楽園は民間委譲ではなく、せめて現状を継続させるべきと考えますが、どうですか。また、町が県に対して現状の継続を要請するように求めるものですが、その考えはありますか、伺います。
 特養ホーム和風園、養護老人ホーム偕楽園の増設、増築が必要と考えます。これらの施設はそこで暮らす人たちの生活を考慮した個室化の傾向にあります。偕楽園は建設から30年が経過し、頑丈なつくりではあるものの、1部屋6人に2人が寝起きをともにしています。およそ人間らしい暮らしとはかけ離れています。偕楽園の職員が「プライバシーも保てないのですが、ここが自分の家、ここが安心と言ってくれるので、何とかそれにこたえていきたい」とは話していましたが、増築し、個室化で環境を整えていくことが公的施設のあるべき姿ではありませんか。増築、個室化を県に求めていく考えはありますか、お尋ねいたします。
 二つ目の質問です。町民体育祭のあり方、再検討の時期ではないかということでお尋ねをいたします。
 町制施行を記念して実施された町民体育祭はことし46回目を迎えます。町制発足の1963年、昭和38年4月1日の人口は 5,091人とありました。2009年8月末現在、富谷の人口は4万6,566人、当時と比較すると9倍を超える人口を要する大きな町になりました。
 第46回町民体育祭のプログラムは、競技種目は採点されるもの、採点されないもの12種目が準備されています。コースでの競技は7コースを使う場合と8コースを使う場合がありますが、44町内会ですから同じ競技が6回繰り返されます。各競技種目参加人数は指定されていまして、1人が1種目に出場した場合、その合計は 115人です。プログラム10番の踊りについてはおよそ20人程度とあるものを20人として合計をいたしました。44町内会の競技は、44町内会の競技出場者合計は 5,060人になります。中学校対抗リレーで50人が出ますから、競技参加の総合計は 5,110人ということになります。
 行政実績報告書から町民体育祭の近年の参加人数を調べてみました。平成14年、15年度が 7,000人、16年度が 5,000人、17年度は雨天中止、18、19年 6,000人となっています。20年は雨天のため中止でした。これを見ると競技参加と応援を含めた参加人数は全町民の10%から15%ということで、果たしてこの町民体育祭を全町民対象として継続させることが適切かどうかを再検討する時期に来ていると考えます。
 「とみやマーチングフェスティバル」「十三夜魂のふるさとまつり」「子どもまつり」、あるいは商工会の「おもしぇがらきてけさin富谷」のような催し物は、自分自身の都合がよい時間に参加できます。一方、町民体育祭は自分の都合だけというわけにはいきません。ある一定の時間拘束がされることになります。参加者が増えていない理由はそのためにもあるのではないでしょうか。
 また、1種目の競技が6回繰り返されるということにもなり、それにも時間がかかります。町内会によっては人数がそろわず、参加なかなかできないという種目もあると聞いています。町内会ではテントの設営、昼食の準備、参加・出場の要請などの負担もあります。
 体育祭がなくなるとさびしいという人たちがいることももちろん承知しています。その一方で町民体育祭を実施した当初と現在では状況の違いは歴然であり、その役割は終了したと考えている人たちもまた多くいます。
 平成19年町民体育祭の継続について意向調査を町が実施いたしました。調査対象は町内会長が町内会の意向を取りまとめるという形で行われ、そのときは継続が多数ということでした。しかし、この調査が町内会会員の意向、意見集約がされた上で意思表示となったかどうか、意思表示と言えるかどうかということでは疑問のあるところです。町民体育祭対象を継続するかどうかという意向調査を全町民に広げて調査をいたし、再検討すべき時期ではないでしょうか。広報なども使えばそれでできると考えて質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 先ほど永野議員の一般質問の質問時間のベルについて、1分前のベルを終了のベルと誤認いたし発言をいたしました。ここに改めておわびを申し上げ、訂正をさせていただきたいと思います。(「議長、発言よろしいですか」の声あり)そのままでちょっと言ってください。

16番(永野久子君) まだ1分間残っているということですよね。

議長(渡邊俊一君) 結果的には1分間というか、50秒ぐらいか。50秒ぐらい残っていました。(「そうですか」の声あり)はい。(「50秒あれば1問できるんですけれども」の声あり)そうですね。(「はい。ぜひその権利は復活させてください」の声あり)では、この……。(「佐藤議員が終わってからで結構ですので」の声あり)佐藤議員終わってから50秒だけ復活させることにしますから。はい。
 じゃ、一般質問を続けます。答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 和風園、偕楽園、富谷町の在住者がですね、特養に移られてというようなことでのお話もありました。
 一つ目はですね、県立、現状、平成18年から18、19、20、21、22、5年でしょうか。5年間指定管理者ということで指定管理者制度による現状運営は、管理運営は県社会福祉協議会、県社協というふうなことであります。それを踏まえながらですね、お話をさせていただきます。
 県立社会福祉施設については民間では困難とされる先導的な事業の取り組み、あるいはほかの施設のモデルとなるなど、県立社会福祉施設としての役割、あるいは存在価値については十分あるわけであります。しかしながらですね、その運営等々につきましてはときどきの状況、時代の推移等もあるわけでありますので、施設の状況によるということになります。したがって、議員の趣旨であります県立県営とすべきでないかという考え方にはくみするものではありません。
 二つ目です。現状、和風園、偕楽園のあり方で最も重要だと思うことは、安定した質の高いサービスが利用者に向けられるかどうかと、利用者が享受できるかどうかということに尽きることだと思います。宮城県においては県立社会福祉施設のあり方について、現在将来に向けて検討会やワーキンググループ、外部専門家などにより検討が重ねられ、報告書がまとめられ、さらに検討が継続するというふうなことで、22年度末までですから23年の3月まで5年間の指定管理者制度の運用を受けて、この23年度以降のありようについて今鋭意検討が進めているという、進められているというところでございます。したがいまして、町としてはその県の動向の推移を見守ると、この一点に尽きるわけであります。
 三つ目、特別養護老人ホーム和風園は定員 200名、かなり大きい大規模施設であります。生活の場としてのあり方を考えれば、これ以上の増設はいかがなものかというふうにも考えます。養護老人ホームの偕楽園につきましては、定員80名に対して8月1日現在の入居者が63名であるということで、現状の利用者数からすればですね、増設の必要性は低いものであるというふうに認識しています。
 偕楽園につきましては県立社会福祉施設のあり方についての報告書では施設の必要性を認め、老朽化への対応を含めた環境整備が必要となっておりますので、これまた県の動向を注視してまいります。
 次、大きな二つ目であります。
 私ども、先々週の月、金で一般質問をお受けしてですね、月曜日ここにいる幹部職員との間で一般質問への方向性、深め方、広がり、背景等々、毎回ながら小一時間かけてまずは打ち合わせするわけですね。その中でしばらくぶりで大変驚いた質問の一つでございます。一般質問の内容あるいは範囲、時期、タイミング等々からしてですね、本当に十分今後ろに4名の傍聴者がいらっしゃいます。きのうは区長さん36名、そして一般新採が12名、そのほかというようなことで50名を超える皆さんがいらっしゃいました。今は町は職員がパソコン上で見れるぐらいの段階でありますけれども、本当にこの議場がですね、私は閉鎖的な議場ではなくて、町民に向かってものを発しているつもりでございます。そういったものに耐えられる言葉の選び方、答弁の仕方でありたいものだというようなことで、この間議会の対応もさせていただいているところでございます。
 本当に例え話何かあるかなと思いながらですね、もうあすあさってに結婚式するというときに、「あんだ、結婚考え直してみたらいいんでないの」と言わんばかりのさえも私は感じるところであります。
 平成19年度に町長就任以来ですね、就任直後に町民体育祭に当たり、実施に当たりですね、9月の実施に当たり、従来からのご意見、いろいろさまざまありました。中止の話、「もうやめたらいいんでねえの」と、「もう前町長は10年も言ってたよ」とかというのも耳にしました。しかし、そういったことが本当なのかどうかというようなこと含めてですね、あのキャパシティーからして44町内会、これはあとまさに体育祭の舞台がつくれるあのキャパからして、可能性を追求したいというようなことで19年の就任直後から即検証したわけであります。
 その結果ですね。おおむね従来からのご意見を受けて、種目、競技方法等検討した、十分いたしました。その結果、実施することをよしとするおおむね8割以上のですね、町内会からの皆さんのお声があって、19年度まさにここが最後だというような思いもあって実施いたしました。結果、その検証も含めて20年度につなげてきた経緯もございます。残念なことに去年は雨でありました。いよいよ3日後にというふうなことで天気を祈るばかりであります。議員が言う再検討の必要は現状全くないというような認識でございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 先ほども申し上げましたが、簡明な答弁を求めたいと思っております。
ので、質問についてはできるだけ箇条書き的な質問でお願いをいたしたいと思います。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は県の動向を見るというその町長の考え方もあることはあるということは認めないわけではありませんが、しかし、すぐそばにある施設ですから、やはり町独自のその考え方を県に申し述べるということもあってはいいのではないかと思います。
 それで、役割は果たしてきているけれども、そのときどきの状況によるということでお話しされましたが、しかし、この間教育民生常任委員会が自治会館で研修したときに、ほかのところではなかなか受け入れてくれていない、和風園についてですが、胃に穴をあけて流動食を通す「胃ろう」という処置をした人も受け入れているということを講師の先生が涙ながらに話ししていました。やはりそういうことでいうと、県にしかできないもの、県だからできるというものもあるということもあって、私はその県の動向を見守るだけということでないのではないか、やはり町がしっかりとした方向性、「これではだめだ」ということ、そしてこういう点についてはいいということを申し述べていいのではないかと思いますが、その町長の立場、ないしは町長の考えを再度、方向性について再度伺いたいと思います。
 そして、2番目のところで質問いたしましたが、現在行われている和風園、偕楽園は県社協が指定管理をしています。そして、人がかわってしまうという不安点をなくすために、私はせめてその県社協が引き続き管理運営をしていっていいのでないかと。この立場を町長をそのどのように考えているのでしょう、考えているか、お尋ねしたいと思います。その立場をとるかとらないかということです。
 そして、先ほど和風園が 200だからこれ以上の施設の広がりはちょっと無理だろうということをお話しされました。偕楽園についてですが、確かに80人定員に対して63人です。それはなぜそういうふうになっているかといいますと、6畳一間に2人暮らしてもらうのは非常に大変だからと、そして洋室化にすると車いすも入っていかれない。ベッド……、車いすじゃありませんでした。ベッドを置くと本当に身動きもできないということで、63人しか今受け入れていないという施設の説明がありました。やはりご覧になれば6畳一間に2人がいるということのその人間性なども私は個室化に向けていくべきだと思いますし、このところでは県に対して個室化を求めていくことが必要だと思います。この県に求めていくかどうか、するかしないかを伺いたいと思います。
 そして、体育祭についてですが、ことしの体育祭をどうかしてやめろというのでは全くありません。ただ、これだけその人口が増えてきて、じゃあその 5,000人だった町のときと同じようにして続けていいのかどうかということを問題提起しているわけです。ですから、平成19年のときに8割方と言いましたが、それは区長の、あるいは町内会長の思いでそういうことになったかもしれませんが、私が聞いているところではさびしいという人ももちろんいますが、それでも余りにも規模が大きくなって見直すべき時期ではないかという人もまた非常に多くいるわけです。ですから、その広く意見を聴取して、広報誌なども活用してということを言いましたが、それについて意見を求めるというやり方で、もう少し先までといいますかね、そういうことをこう考えていっていい時期ではないかということで再度お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、体育祭の方から先にまいります。よろしいですよね。(「いいですよ」の声あり)
 やはり物事にはタイミングってあるんじゃないでしょうか。問題を提起していますと言いつつ、タイミングってありますよね。時と場。まさに我々常識だと思います。数日後に今控えている中で、この議場で体育祭のありようがというようなのは、私は非常に不似合いだと思いますね。(「そんなことないですよ」の声あり)非常に多くいる。不満を持っている、非常に多くいる。多くというのはどの程度の、私ら多数8割を超えている皆さんがぜひ継続してほしいというようなことの客観的な状況も経てですよ。19年取り組んで、十分な見直しをしながら取り組んでみて、これならやれるということで20年度の準備をしてきたんで、残念なことに去年ないから、1年飛んで何か17年、15年ね。18年以前の体育祭のイメージがひょっとしたら出てきたのかもしれませんけれども、十分19年度の体育祭の状況をですね、そしてその検証も十分しているんです。これなら20年度やれるという、そういうふうなことをもってして、ぜひ見直すのはもう少し先、今回せめてもう12月の議会とかね。これを終えて、タイミングというふうなことで出していただきたかったなあというようなことを受け付けた時点でそう思ったところであります。(「そういう問題じゃないですよ」の声あり)
 その次ですね。特養については、一つ目、答弁したとおりであります。
 二つ目は、これも答弁したとおりでありますけれども、立場云々なくですね、二つ目、3番目、三つ目と含めて県との折々にですね、ありようについては十分協議検討する場をもちたいと思いますし、その場に及んでは私なりの見解をまた全体の雰囲気を感じとりながらですね、意見を申し述べたいというふうに思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 議員の皆さんに申し上げます。
 答弁中、質問者以外に余り発言をしないようにお願いしたいと思います。
 この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時58分 休憩


午後1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、質問いたします。
 県の和風園ではありません。偕楽園の方ですが、6畳に2人というその現状を見てもらいたいものだと思います。それで、その見てもらうことで個室化の必要性を求めているということがわかってもらえるんだと私は思います。で、やはりその個人のプライバシーを尊重する、人間らしく暮らしていくためにということであれば、やはり県に求めていくことになってくるんだと思うんですが、そういうことを踏まえて県に求めていくお考えがあるかどうか、再度伺います。
 体育祭についてですが、体育祭はこの時期に言うことが非常にその非常識だというようなお話でありましたが、この時期だからこそそういう目で見るということもまた必要だとも逆にも言うことができるのではないかなと思います。
 それで、80%の支持ということでしたが、平成19年に調査したときには町内会の会長がほかの人たちの意見も集約してということでしたが、どのように集約されたかはわかりませんし、私自身も「どうでしょう」というふうに聞かれたこともありませんのでね。そういうのではその広く意見を聞くという立場ではなかったとの調査ではなかったかと思うわけです。広く意見を聞くという立場に立つのであれば、広報を使うだとか、それからさまざまな方法あるかと思いますが、そういうことで意見を聞くということをして、これからのことをですね、考えたらいいのではないかと思いますが、この広く意見を聞くということをするのかしないのか、伺います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 第1点でありますけれども、私が訪ねていく意向はございません。
 二つ目は、非常識という言葉は私は発していないわけでありまして、TPOがあるのではないか、時と場所はあるのではないか、常識的なことを言っただけであります。
 体育祭については、それこそご本人が19年に参加されて、議員個人がどのようにお感じになったのか。そのことが私は非常にお聞きしたいところです。そこが私が発せられていませんね。非常に私は残念でございます。
 そしてまた、広くというようなことで申し上げれば、本当に広くお聞きした中で廃止というのはごくごく少数だよということを19年の就任直後に取りまとめた小松スポーツ担当課長補佐、生涯学習課長補佐時代にですね、やったことは今鮮明に思い起こしますけれども、そういうことなんです。ですから、本当に「非常に多く見直しを求める人がいますよ」とこう議場、公のこの議場の場でですね、発せられる。私どもは非常に多くの人たち、それを超えるもっと二重にも三重にも非常に多くの方がそれこそ継続をしていただきたいという趣旨で継続をしたんですというふうなことでございます。今発言中でございます。
 そしてまた、あれですね。機会ですので、富谷、黒川郡の中学校駅伝大会の結果が出ました。第1位、富谷町からは中学校5校から9チーム出場いたしました。郡内9中学校16チーム総出で女子の部が午前中行われたところでございます。堂々の第1位は富谷中学校でございます。(拍手)まさにパチパチですね。こんなにうれしいことはありません。みんなでよくしよう、よくしたい、よくなってほしい。そういうふうな思いが皆さんの今の拍手に私はあらわれて、大変にうれしい。第2番目が東向中でございます。(拍手)本当にこれまたうれしい限りでございます。これは本当に町民体育祭でですね、思いっきり走った選手たちだというふうなことを今教育長から報告を受けたところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 先ほどの永野議員の一般質問のときに、質問時間50秒残っておりました。そして、再質問まで行っておったものですから、その50秒の枠の中で再々質問を認めさせていただきたいと思います。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 立って質問でよろしいですね。(「はい。立ってください」の声あり)はい。それでは、改めて伺います。
 先ほど介護保険の住宅改修の保険からの給付について受領委任払いにしてはどうかということで伺いました。しかし、2回目の答弁は大変木で鼻をくくったという感じのご答弁だったものですから、改めてこの点について伺うんですが、介護保険から、を使って改修を行うというときに、仮に改修費が20万円だったと仮定した場合に、今の富谷町の方式ですと1割の自己負担分2万プラス9割分、つまり20万円の現金を用意しないと改修はできません。しかし、仙台市の方式でありますと……。(「50秒過ぎたんだから鳴らしていいよ」「鳴らしてもらわないと」の声あり)もういいんですか。

議長(渡邊俊一君) 時間なりますから、それを質問ということでとらえてよろしいですね。
(「はい」の声あり)若生町長。

町長(若生英俊君) これも先ほど答弁したことに尽きますので、以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) 私の一般質問をさせていただきます。
 私は、企業誘致の促進を、また、小中学校の教材費の保護者負担を軽減せよの2点について質問いたします。
 工業用地として、成田二期北地区 199ヘクタール、高屋敷地区21ヘクタールの区分見直しが進められております。また、明石台東地区39ヘクタールも住宅地域としての見直しも行っております。今後の富谷町の安定した堅実な発展を望むには、これらの工業用地に企業が速やかに誘致できなければ、富谷町内の経済に悪影響を与えかねないと考えられます。
 先日、企業立地住環境整備調査特別委員会でのつくば市と足利市の調査は有意義でありました。つくば市は筑波大学との連携によって発展しております。足利市は市の全職員が営業マンとしての取り組みを行い、企業誘致を促進しておりました。
 それでは富谷町ではできるかと考えますと、私は富谷町でもつくば市のように、また足利市のようにできるのではないかと考えております。つくば市では国策で大学を設置し、進めてきました。富谷町には大学はありませんが、隣の仙台市に東北大学があります。東北大学との共同開発で、また連携によって企業の新たな事業の展開は可能であります。東北大学の実績は、特に工学部系の実績は高く、世界に誇れるものであります。大和町に進出予定の東京エレクトロンは、今回の投資計画の戦略的な目的は技術開発並びに量産能力を集約した拠点を構築するもので、ものづくり改革を実現し、圧倒的な技術競争力の確立と生産性向上の実現といっておりまして、東北大学との連携を視野に入れております。
 また、すぐ隣の泉パークタウンには宮城県産業技術総合センターがあります。ここは、地域の高専、大学等の学術機関と産業団体、金融機関、経営支援団体などと宮城県が基盤技術力の向上から先端技術の実用化支援まで行っている機関であります。富谷町の立地環境はつくば市に劣るものではないと考えます。富谷町でも先端技術関連の企業でも誘致は十分可能と思います。
 そして、足利市のように、富谷町の全職員が、私たち全議員が営業マンとしての取り組みを行い、やれることは何でもやる。これによって企業誘致は順調に進むものと思います。町内に職場が増えることによって町民の生活の向上が期待できますので、全町民にも企業誘致を推進していることを広く周知することも大事と思います。
 富谷町は今後企業誘致をどのように行っていくか、企業誘致の方針並びに行動計画について質問いたします。
 次に、小中学校の教材費の保護者負担を軽減せよであります。
 小学校、中学校は義務教育であります。昭和30年代のことでありますが、生活が経済的に苦しいため教科書が買えず、教科書がないところで、また、持っている友だちに見せてもらいながら授業を受けていた子供たちが多かった時代がありました。義務教育でありながら平等に学ぶことができませんでした。公明党の前身であります公明政治連盟は、義務教育の全児童への教科書の無償配布の完全実施を国会で訴え、現在の小中学生の教科書無償配布が実現したと聞いております。
 現在、ご父兄は学用品や給食費、PTA会費、遠足やスケート教室などの校外学習費などを負担しています。給食費を含めますと少なくても6万円近く負担をしております。1年生ですと約9万円近く、6年生ですと同じく9万円くらいになるようです。
 国の施策によって教科書は無償となっておりますが、残念ながら教材費等は保護者の負担となっております。保護者は入学、進級時においてほかにもいろいろと金銭的負担があり、この教材費の負担は大きいと思われます。
 富谷町は保護者の負担軽減のため町として教材費の一部助成を行うべきと考えます。助成の実施について質問いたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答え申し上げます。
 今、8月6日、7日のつくば、足利の皆さんとともに同行させていただいた、ご紹介もありましたけれども、本当にいい場をお声がけいただいて同行できたこと、本当に感謝申し上げたいというふうに思います。
 今議員のおっしゃっていただいたとおりでありまして、何とか富谷町の将来を大きくこう発展、方向性を示す、指し示すと。今までの住宅、田園住宅都市というふうなイメージをですね、やはりこう将来的に工業系のというような働く場所等々、さまざまなメリット等ありますので、ぜひそういう方向性で取り組みたいということで、今回の線引きに合わせてですね、冒頭要旨説明でも申し上げましたとおりであります。
 そのような中で行動計画をということで申し上げます。宮城県とですね、連携しながらというようなのが前段になりますが、宮城県では企業立地促進法に基づき、自動車産業、そしてまた高度電子機械産業、そして食品関連産業の3業種、3業態について、既に基本計画をそれぞれ作成して国の同意も得て、そしてまたこの三つのすべての基本計画において富谷町がこの全域にですね、産業集積をさせることを目標にして、今高屋敷であり、成田二期でありというふうなことで設定、そしてまた誘致すべく企業誘致活動が展開されているところでございます。
 したがいまして、富谷町としましてもこの県の基本計画に沿った形でですね、今の町の状況、そしてまた人的な、あるいはノウハウ等も含めればですね、そのような形で相連携して進める状況にあるというところでございます。特に黒川郡内において急速に企業進出が図られている自動車産業、そしてまた高度電子機械産業をメーンとしまして、富谷町への先ほど申し上げた企業誘致活動を進めて参りたいというふうに思います。
 現状成田、そしてまた高屋敷、そしてまたマックスバリューの向かい側というふうなことで、をこの大規模なるこの空いている場所もありますので、そういったところも含めましてですね、何とか誘致につなげてまいりたいというふうに思うところでございます。
 現状、現状といいますか、そのと関連しまして、富谷町の立地企業懇談会、10月の23日に予定、開くべくですね、今企業さん、富谷町内にある製造業系の企業さんにアポをとりながらですね、初めての取り組みとなりますけれども、懇談会を催したいというふうに思います。10数社に今声をかけさせていただきながら、今回は第1回目として製造業の業種の皆さんにお集まりをいただきながら、いろいろまた情報交換、そこから私ども、そしてまた職員ともどもですね、築きを得て、ぜひ次の展開にまたつなげてまいりたいというふうに思うところでございます。
 足利に行ってというようなことでこのようなパンフレットを皆さんともどもちょうだいしてまいりましたけれども、こんな形で今議員おっしゃったように、職員さんはたしか「思いつくことは何でもやった」というのが印象に残ったのでメモしてきました。無我夢中であったと。そしてもう職員、議員、市長、幹部職員も含めてね、冒頭申し上げたとおりでありますけれども、「もう一丸となって取り組んでいるんだ、取り組んだんだよ」と。ここにやはり私どもが唯一息をすべきですね、ヒントがあるのでないかなというふうに思います。必ずや思いはそのような方向にぜひ向かってほしいですし、ぜひ私はそのような形でですね、強い思いでつなげて参りたいというふうにも思うところであります。私の分については以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、教材費の保護者負担という件に関してお答え申し上げます。
 各学校における教材の選定に当たっては、校内に教材選定委員会を設けて内容が有益、適切であり、かつ保護者の経済的負担について配慮したものを選定するということで各学校で選定、設定をしております。各学校が年間指導計画に基づき児童生徒が学習を進める上でぜひとも必要な教材を選定し、学級懇談会や学年だより、PTA総会、PTA、保護者にも説明し、理解を得ております。
 しかし……、それから、その負担の方法については分納にも配慮しているということを付け加えさせていただきます。
 また、金銭的負担軽減の措置として、町では一つは経済的な理由から小中学校に通うお子さんの学用品や給食費等の支払いにお困りの方、家庭に対して国の補助金を受けてその費用の一部を援助する就学援助制度を設けています。また、町として学校教育活動振興事業費補助金として子供たちの各種大会の参加、見学等々へのバス代等も含め補助を行っております。
 ということで、保護者の教材費負担につきましては、現状のシステムを踏まえつつ負担軽減も含めて教材の効果的活用のあり方、集金の時期、回数等を含めてこれからなお一層学校現場と一緒に考察してまいりたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、企業誘致でございますが、町長からのお話をいただきまして、10月の21日ですか。初めての企業懇談会というものをもたれるということで、これは本当にすばらしいことだなと思っております。ただ、先ほど町長も言われましたように、そのできることは何でもやるというようなことでございまして、私ども本当にこれが一番かなということで思っております。実際にこの企業立地の、企業の懇談会はその一つかとは思うんですが、そのほか足利市で見て参りました、その本当に何でもやるという、本当にやっている状況のものがありましたのでありますが、こういったものについて、例えば私たち、また職員の方、例えばあのときもお話あったような気がするんですけれども、名刺入れに刷り込んでとにかくあちこちにお話をして歩いたとか、そういったもの、もう少し具体的なもの、ほかに考えているものがありましたら教えていただきたいと思います。
 そしてまた……、そうですね。それをまずお願いいたします。そして、質問いたします。
 そして、学用品、学用品というか、そちらの方の話でございますが、非常に皆さん確かに本当に困っている方というか、本当に大変な状況の方はそういった就学援助制度というのがありまして、よくわかってはおるんですが、やはり今こういった時代でありまして、その中堅クラスというんでしょうか、そういった方が非常にこう経済的に今厳しくなってきているような状況もございまして、先ほど言いましたように1年生とか、また6年生あたりですと約9万円ほど年間かかっているような、もちろん給食費を含んでの話でありますけれども、そういったことを考えますとやはり月に直しますと約 7,500円ほどかかっているわけであります。そしてまた、中学校に今度入ろうという6年生なんかですと中学校の制服代やら何やらかにやらですね、結構かかるものがあります。もちろん中学校3年生の方ですと、高校に入るための制服やら教科書代やら辞典やら、それこそ10数万のお金を一時に用意しなきゃならない。
 こういうことを考えますと、やはりこういった方々へのもう少し負担軽減というものを現実的に前向きに検討されるべきではないかなと思います。例えば、入学祝い助成とかですね、卒業祝い助成とかという感じのものだけでもですね、ぜひ実施できないものかと思いますが、この辺についてもまた教育長にお考えをお聞きいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 安住議員に申し上げます。一般質問でありますから、質問に徹し、お願いでなく質問に徹してください。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、前半部分でございます。
 懇談会はですね、10月23日金曜日ということになり、1時半からということで予定してございます。
 産業立地施策専門官を配置して県職員の応援も派遣もいただきながらというようなことで今1年半経過しようとしているところでございます。何とか専門官のまた努力と頑張りとですね、今それがこういう形に今つながろうとしているところでございます。
 やはり知恵を出す。何ぼでも出てくるという感じですね。考えて考えて考えて考え抜く。現場さ行く。現場でものを見る。そして現場で杜乃橋、あの状況のようにですね、やはり行かなければものが見えないというふうなことをまた改めて今回の一般質問を通してですね、感じ入ったところでございます。
 名刺等のPR活動については本気になってですね、私ども、そして皆さん向けも含めて皆さんにもというふうなことを含めてですね、何かこの共通のというような、あるいは多種類複数のというようなことも含めて、急いで検討してまいりたいというふうに思います。10月にこれありますものですから、この10月23日に間に合うようにというようなぐらいのスピードを持ってということにしましょう。いろいろ検討して、また皆さんからもお知恵をお借りしながらですね、進めてまいりたいと思いますので、遠慮なく、なさらずにおっしゃっていただければというふうに思います。
 横道ながら、足利の状況はラジオコマーシャル、これは私も全然想定外でしたね。15秒コマーシャル、市長みずからの声でコマーシャルしたよとか、駅構内にその階段に案内のね、こういったのの看板も設置しましたよとか、そしてまた、ビッグサイトへの出展だよとかというのもあります。しかし、高屋敷のようにDVD、これも事業者の方でつくってもらっているというようなことありますから、成田二期についてはとかというようなこと含めて事業者と連携しながらですね、なお一層PR活動に努めてまいりたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、負担軽減ということですけれども、やはり義務教育というのは授業料免除と教科書無料が義務教育の国のシステムです。そのほかの教材については各個人、いわゆる義務教育、保護者の方は義務教育を受けるということの責任上、教材費を納め、払わなければならないというところが原則になっております。
 ただ、今お話の中で経済状況に応じてその助成をというニュアンスの質問を受けたわけですけれども、公平、公正の立場からすると、そのようにこう経済的なもので差をつけてはどうなのか。ただ、本当に困っている人は就学援助費とか準要保護、そういうふうな制度がありますので、その辺で十分活用する。その以外の方についてはその公平、公正の立場からちょっとどの基準で判断していくかというのは非常に難しい状況であると思います。
 ということで、先ほどもお話し申し上げましたけれども、いわゆる集金の時期、それから回数、あるいは分納、その辺と教材の選択、その辺も各学校とこれから現場と考えを、共有課題として話し、考察していきたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 学校の教材の方の話でございまして、私その収入によって分けるというようなお話をしたつもりはなかったんですが、そういう今現在厳しいものですから、そういったものが多いと思いますので、そういう方だけでというのではなくて、町として簡単に言えば全員にですね、そういった補助ができればということでお話しさせていただいたわけであります。
 今義務教育のお話いただきまして、授業料とあと教科書ということで、確かにそうではありますが、しかしながらこういった教材がなくてもじゃあできるのかといいますと、教材がなくても勉強ができるんでしたら一切いらないわけでありますけれども、実際はそうはいかないということでありますので、一切いらないというわけにはいかないものですから必ず必要となってくるものですから、やはりその辺ですね、今の経済的な状況を考えますとそういったものを町として負担していただけないかと、一部助成をしていただけないかということでお話を聞いたわけであります。
また、今分納とかいろいろの方法もとっていただいているということも聞いております。一括納入につきましても一部でしているということでありますけれども、そういったことも含めていろんなその納入方法はやはり各学校によっていろいろ検討していただけるかどうか、その辺についてもお聞きいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 学校の教材について、完全なる補助できないかということが……。
(「全額というんじゃなくて」の声あり)全額でなくて、全額ということではないんですね。
(「ではないんです」の声あり)ああ、そう。はい、わかりました。千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) まず、教材費の補助ですけれども、やはり現状のシステム、先ほどお話ししましたように現状のシステムを踏まえつつ、そしてあと教材の選択、いわゆる有効活用ができる教材の選択ということで、その方向でもって軽減を図っていければというふうに思います。
 それから、分納は各学校これからの課題として学校と一緒に考えていくということで、その方向で頑張っていきたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、5番佐藤克彦君。
5番(佐藤克彦君) 私は1点、本町における持続可能な循環型農業政策を問うということで質問いたします。
 本年度の水稲の作柄は、5月6月の天候が晴天で、7月8月は雨や曇りの日が多く、例年より日照不足が心配されましたが、8月15日現在の米の作況指数が発表され、指数 100の平年並みとのことです。しかし、8月中旬以降も日照不足で作柄や品質の低下が危惧されるところでございます。9月15日の作況指数の発表を見守っていきたいと思っております。
 現在、農業生産の現場において、特に水稲、園芸作物、果樹園等の栽培についてですが、たい肥や有機質肥料が大変重要視されています。化学肥料や農薬を減らした農作物の生産が当たり前の昨今、たい肥や有機質肥料が大変大切です。また、冷害時の水稲栽培においてもたい肥等有機質肥料が有効で被害を少なくしていることも実証済みでございます。
 このようなことから、本町においてもたい肥等を多く使用し、減化学肥料・減農薬栽培を多くして、安全安心な農作物を生産することが本町農業発展の最重要なことと思い、次の質問を行います。
 1、本町における持続可能な循環型農業政策の取り組みと基本的な政策はどのようになっていますか。
 2、本町における家畜の飼養頭数、たい肥量の推移と利用状況はどのようになっていますか。
 3、今後のたい肥等の需要状況をどのように把握し、どんな利用計画を考えていますか。
 4、今後たい肥センター等の設置をどのように考えていますか。
 5、今後の持続可能な循環型農業の政策についてどのような計画を持っていますか。
 以上について質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員にお答え申し上げたいというふうに思います。
 循環型農業政策の取り組みと基本的政策ということであります。
 循環型農業につきましては、当町、富谷町の農業の基幹作物であります水稲で既に行われております。農協主体ということになりますが、あさひなブランドであります、ブランドのたい肥ですね、「郷の有機」を活用した環境保全米の推進に取り組んでおると。その広がりもまた方向に向かっているということであります。現状、平成20年産作付では、50ヘクタールの水田に対して補助を行いました。園芸作物につきましてもあさひな、JAあさひなさんの一元集荷及び産直や給食センターへの出荷に取り組んでおります250園芸、あるいはおんないん会の皆さんに郷の有機を配布して有機栽培の栽培を促進しておるというところです。
 学校給食センターにおきましては、給食の残食等については焼却処分とすることなくですね、全部すべてのものがたい肥化して肥料として利用されておりますということです。
 今後とも食の安全安心を確保するために、議員がおっしゃる減肥料、減化学肥料・減農薬、いわゆる肥料農薬の低減を図ると。環境にやさしい農業を推進するため、循環型農業への取り組みを推進して参ると、このような基本姿勢で取り組んで参りたいというふうに思います。
 けさほどの新聞を見ましたときに、世の中に難病と、医療費が無料になる難病指定というのが幾つかあるんだなというのは、 100、 200あるんだなというのは何か耳にしておったんですけれども、毎年毎年この原因のわからない難病がやはりこう発見されるんだそうですね。その囲いはもう既に 1,000種類以上超えているという新聞を見まして、きょうの議員の質問に合わせてですね、ひょっとしたらこういうそういうところに底流ではこうつながるのでないかなというふうに思います。
 したがって、大変大きなテーマでありますので、この辺のところを農業施策の底流としましてね。富谷町の 350ヘクタールほどの農地というふうなことでの今運用でありますけれども、ブルーベリーの特産物、そしてまたその他の農業、都市型近郊のというようなことでまさに名実ともにですね、そういったことにぜひこうつなげていきたい。その底流にはこういった議員がおっしゃるその循環型というようなあたりはまさに今日本に、富谷町、この当地域に求められているというふうな認識でございます。
 二つ目の家畜の頭数というようなことでですね。現状、繁殖農家が21農家、酪農が4農家ということで合わせて25農家で、数値からすれば大変ささやかではございますけれども、つい先ごろの品評会、牛の品評会なるもので最優秀賞、しばらくぶりですかね。私になってから2回目でしょうか。最優秀賞を得るとか、その次に2番手の優秀賞を得るとかというような形で、種牛を肥育し、そしてまた繁殖をするというような形でね、熱心に取り組んでいる。
まさになかなか表には見えない、助成の枠外といいますかね。大きな国の施策の水稲、畑というふうなあたりの施策のが大きくこう膨らんでいる中でですね、非常に熱心ないわゆる肥育農家がいらっしゃるというようなことで、これもまた富谷の誇りでもありますし、これらをやはりぜひ次の世代に、息子といわずともですね、そのスキル、技術を伝承するその人が出ないものかなというようなこともまた思うところでございます。
 本当に余り表に出ない皆さんではありますけれども、すぐれた皆さんがいらっしゃることをぜひこの場をお借りしてお伝え申し上げたいというように思います。
 3番目、4番目については課長の方から、担当課長の方から答弁させることといたしたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) それでは、たい肥の需要状況でございますけれども、たい肥の需要につきましては、水稲の環境保全米の作付拡大や園芸振興による利用の促進など、確実に増加するだろうという予測をしております。これらの需要に拡大の対応につきましては、あさひな農協でオーガニックプランということで完熟発酵の郷の有機でございます。こちらの生産の増設ということでプラント増築を今行っている状況にございます。来年の3月末に完成し、現在約 3,370トンの約2倍の年間 6,200トンの生産が可能になるというふうに聞いております。これらについて需要には十分対応できるようになるというふうなあさひな農協さんの推計もございますので、今後もこれらを利用していただきまして、安全安心な農作物の生産をしていただきたいと考えておるところでございます。
 たい肥化センターの設置でございますが、本町単独でのたい肥化センターの設置については計画はしてございません。当町の畜産農家から排出されます家畜排せつ物、いわゆるたい肥でございますが、自家消費はもちろんでございますが、地域での有効な利用が図られておりまして、近所の農家の方にたい肥として配布をされているというふうにも聞いております。また、あさひな農協のオーガニックプラントでは受け入れが可能ですということでございますので、そちらも活用していただきたいというふうに思います。
 それから、循環型の農業の政策でございますけれども、今後ともですね、あさひな農協さんと中心としてですね、環境保全米の推進、それから集落営農での農家との、それから畜産農家との連携ということで、あるいは生ごみなどの可能できる資源を利用したたい肥づくりということで、こちらも安全安心というふうな農産物の生産に普及拡大を推進して参りたいということに考えてございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 5番佐藤克彦君。

5番(佐藤克彦君) では、再質問させていただきます。
 現在、あさひなブランドで広がっております郷の有機のあさひな特栽培米ですか。あれに関しては補助金出しておりますね。富谷町で。ですが、県の認証のCタイプについて、これに関してはまだ出していないはずだと思います。どうして出さないのか、一つと、このCタイプの中にも自分で鶏ふんを買って田んぼに振っている人や、あと畜産農家から自分でたい肥を買って振っている人もいるんです。同じようにたい肥を買って振っている人が、片方は補助金がある、片方はない。この説明をひとつお願いいたしたいと思います。
 もう一つですが、現在集落農業なんかで豆の転作が富谷町いっぱいやっております。ですが、3年、長いと4年、5年たちますと、畑の畑地化しまして雑草がいろんなの生えてきて、現実的に栽培に影響するようなことが今生じています。そのためには一つはもう一度水田し直すということもありますが、もう一つはフラウ、大型フラウで土壌を反転するというようなこともあります。この考えについて町長の考えを質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 二つ目のちょっと内容がね、私もちょっと今よく……、いやちょっと待ってください。集落営農の中での転作についての土壌改良か何かの質問ですか。(「ええ、豆栽培のことです」の声あり)転作ですね。(「はいはい」の声あり)転作ですね。(「はい」の声あり)についての豆の転作についてのその連作をするといろいろ問題があるから、その土壌改良をするべきだというような。(「はい、そうです」の声あり)それに対しての、その土壌改良に対しての……。(「町の考えです」の声あり)町の考えを今お聞きしているわけですね。(「はい、そうです」の声あり)はい、わかりました。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、お答え申し上げたいというふうに思います。
 Cタイプ、あさひなの特栽米についての助成ということと合わせて、Cタイプはというようなことについて、ちょっと私も準備がないものですから、なぜなのかというのについては課長に答弁させることとして、その底流はやはり減農薬、そしてまた減肥料というふうな、化学肥料というようなことがテーマですので、広げられる余地があるのかどうか、その辺を課長、今答弁をさせた後ですね。今後の検討課題とさせていただきたいというふうに思います。
 豆については南部、北部地区でそれぞれ組合も立ち上げていただいていろんな取り組みをして、相当国費も入ったり、町からも助成したりというようなことでこの間経過してございます。収量がダウンする、連作障害等々でね。そんなときに今議員の方から土地改良、そのところの土地改良をというテーマでこう出てきたんですが、そういう考え方もあるんだなとこう思いながらですね、もうひとつやはり連作、今連続してつくる。3年つくったらまた次の場所へというその場所を移動するこの集団転作、集団栽培というふうなそういう方策がないものかなあとこう昔から思ったり考えたりしておるんですけれども、なかなか富谷町ではそういうのにこう結びつかなかったんですね。あっちでぽつ、こっちでぽつという大きな田んぼの水がすっかり張られているところの間、間の1枚に豆が植えられてとかというのも散在、点在しているわけですので、どちらがいいのかですね。そういった手法、人的な部分、あるいは農業者のご理解を得て場所を変えていく手法がいいのか。それとも、今のように障害が出ていることに対するその掘り返しがいいのか。その辺については農協さんともどもですね、十分協議しながら検討して参りたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) Cタイプにつきましてお答え申し上げます。
 郷の有機の方の環境保全米につきましては平成16年からJAさんを中心にやってきまして、これらの補助金は郷の有機の材料費 4,200円を10アールあたり補助させていただいているものでございます。散布の料金についてJAの方で補助するということで、合計 6,300円を郷の有機ということでございます。Cタイプにつきましては先ほどお話し申し上げましたように、各酪農家からいただいたもの、あるいは自家処理ということで自分で散布、あるいはその散布する機械を農協さんから借りてということですので、それを実態を把握することが今のところ出てきてないと。それから、Cタイプについては実質的には平成20年度からのCタイプ栽培米ということでございますので、この辺につきましては富谷町だけということではなくて、農協さんを窓口にしてCタイプでの買い上げ、予約ということもございますので、そういったものを協議しながらですね、今後検討を進めていくというふうな段階かと思っております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして一般質問を終わります。
 この際、午後2時まで休憩をいたします。
午後1時45分 休憩


午後2時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの佐藤克彦議員の一般質問において、若生町長の答弁の中で訂正を行いたいという申し出がありましたので、許します。
 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほどの答弁の訂正を申し上げます。
 難病を、難病 1,000を超えてとこう申し上げたんでありますけれども、希少難病は 5,000から 7,000疾患あるということに訂正をさせていただきます。
 立ったついででございますので、よろしゅうございますか。(「はい」の声あり)
 駅伝のご連絡をお知らせを申し上げます。
 男子21チーム参加をされました。堂々たる優勝は第二中学校(拍手)、第2位が東向中(拍手)、第3位富谷中ということであります。3位以内富谷でございます。以上でございます。おめでとうございます。

議長(渡邊俊一君) 大変暗いいろいろなご時世に、我が町としては大変明るい今報告を受けました。これからもなお一層教育長には全力を尽くして学校教育に邁進していただければと思っております。


日程第3 議案第15号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて

議長(渡邊俊一君) それでは、日程第3、議案第15号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、議案第15号でございます。
 教育委員会の委員の任命につき議会の同意を求めるものでございます。
 提案の理由といたしまして、教育委員会委員鈴木郁子氏は、平成21年9月30日をもって任期満了となるためでございます。
 教育委員会の委員に下記の者を任命することについて、地方行法第4条第1項の規定により議会の同意を求めます。
 住所は富谷町成田5丁目14番地4、お名前が鈴木郁子さんです。生年月日、昭和33年4月3日お生まれということでございます。
 なお、別刷りでですね、経歴の概要をお手元にお渡しをしてございますので、何分にも引き続き委員となりますことの同意をお願いを申し上げたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから、議案第15号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は18名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に7番相澤 榮君、8番菅原 傳君、9番今村 寿君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする職員は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。
 なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙配付

議長(渡邊俊一君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
投票箱点検

議長(渡邊俊一君) ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ、順次投票を願います。
局長点呼、投票

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 7番相澤 榮君、8番菅原 傳君、9番今村 寿君、立ち会い願います。
開票

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数 18票
 有効投票 18票
 無効投票 なし
 有効投票のうち
 賛 成 18票
 反 対 なし
 以上のとおり、賛成が全員です。したがって、議案第15号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては同意することに決定をいたしました。
 議場の出入り口を開きます。
議場開鎖


議長(渡邊俊一君) この際、お諮りいたします。
 日程第4、認定第1号平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第5、認定第2号平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第6、認定第3号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第4号平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第5号平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第6号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第7号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について、日程第11、認定第8号平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程第4、認定第1号より日程第11、認定第8号までは一括議題といたします。
 続いて、お諮りいたします。
 ただいま一括議題となりました認定第1号から認定第8号までは、会議規則第39条第3項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第8号までは議案の説明を省略することに決定をいたしました。
 ここで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、町長に平成20年度決算に基づく財政健全化判断比率及び資金不足比率についての報告を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、健全化判断比率の議会の皆さんへの報告を申し上げます。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項並びに第22条第1項の規定に基づき、平成20年度決算に基づく健全化判断比率並びに資金不足比率についてご報告を申し上げます。
 健全化の判断比率であります実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率については、総務省より示された諸式にのっとり算定した結果、赤字額はなく、将来負担比率も算定されませんでした。実質公債費比率は 2.1%と相なりました。また、水道事業、下水道事業における資金不足比率も資金不足はなく、算定されませんでした。
 以上、ご報告を申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 次に、代表監査委員に平成20年度決算審査意見書の内容について説明を求めます。
 代表監査委員阿部 功君、登壇願います。

代表監査委員(阿部 功君) 平成20年度決算審査について意見を述べさせていただきます。
 総合的意見
 初めに、平成21年7月6日付(富財第76号)で地方自治法(昭和22年法律第67号)第 233条第2項、第 241条第5項及び地方公営企業法(昭和27年法律第 292号)第30条第2項の規定によって、富谷町長より審査に付された平成20年度富谷町一般会計を初め、特別会計(6会計)及び水道事業会計の合わせて8会計における歳入歳出決算書、歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、決算書以外では平成20年度業務委託契約状況、工事請負契約状況、また、事前に提出を求めた調書、さらには当日提示も含め、決算計数等について延べ9日間にわたり決算審査を行った。
 以下、その審査意見については次のとおりである。
 (1)財政状況
 経常収支比率
 地方公共団体における財政構造の硬直度や弾力性を見る上で最も重要な指標である経常収支比率は、普通交付税額が前年度比1億 8,858万円の増となっていることがプラスに作用したものの、経常一般財源による扶助費、物件費、補助費、繰出金の増により、結果として前年度比で 1.4ポイント増の80.6%となっている。
 実質収支比率
 実質収支比率は、地方公共団体の決算余剰金または欠損の状況を財政規模との比較であらわしたもので、前年度比、前年度対比 0.1ポイント増の 4.8%となっている。財政規模や当該年度の経済の景気等によって左右されるが、望ましい数字である3ないし5%の範囲であり、特に問題はない。
 実質公債費比率
 実質公債費比率は、実質的な公債費に費やした一般財源の額の標準財政規模に占める割合の公債費の一般会計繰出金等の公債費類似経費を算入している。前年度対比 0.2ポイント減少し、 2.1%となっている。
 財政力指数
 財政力指数は、地方公共団体の財政上の能力を示す指標であるが、前年度より0.11ポイント減少し、0.78となっている。
 (2)歳入歳出事項別明細書
 一般会計の歳入の決算額においては、前年度より8億 1,830万円増(対前年比 9.3%増)となっている。学校教育施設等整備事業(富谷中学校プール、富谷小学校屋内運動場耐震補強、富ケ丘小学校・東向陽台小学校校舎改修事業)により国庫支出金、地方債が大幅に増加した。一方、地方譲与税や各種交付金が減少しているが、堅調な人口の増加等により地方税は若干増加傾向にあり、また、地方交付税も大幅に増加したことにより、歳入総額が前年比 9.3%の増となっている。
 一方、歳出の決算額においては、前年度より4億 1,437万円の増(対前年度比 4.9%増)となっている。教育費において富ケ丘小学校改修耐震補強事業、東向陽台小学校改修事業、富谷中学校プール改修改築事業により増となった。
 (3)審査結果と今後の対応
 決算審査の結果、不当性、違法性は認められず、計数的にも正確である。また、特定目的基金の運用についても適正と認める。今後も地方公共団体として施策の優先度を把握するとともに、経常経費の支出を抑えながら必要とされる公共事業を行い、一層の行政サービスの向上に努められるよう要望する。
 歳入面では、町税の収入未済額は前年度より増加しており、町税等の収入未済額が9億 2,001万円となっており、引き続き健全財政に向けた対策を講じられたい。そのためには納付者の納付意欲の高揚に努め、全町職員の共通理解のもと、財源確保のためさらなる収納率の向上に特段の努力を図られたい。
 歳出面では、前年度より不用額が 128万円減少しており、年度途中で減額補正等により措置されたものである。今後も歳入歳出のバランスに配慮し、適正な予算の執行管理に配慮されたい。
 老人特別会計については、医療制度改革により後期高齢者医療制度へ移行したことに伴い、歳入歳出とも大幅減となっている。
 国民健康保険特別会計においては、不納欠損額が前年度より 962万円減少している。収入済額は前年度より 910万円減少しており、収入未済額は1億 290万円増加しているので、国民健康保険事業の財政基盤強化のため、短期証と資格証の適切な交付により未納者と面談による国保税の未納縮減に努め、納税者間の公平の維持に努められたい。また、医療費である保険給付費が前年度より 2,275万円の増となっており、今後も医療費の伸びが続くものと思われるので、歳出削減のために資格及び給付の適正化に努め、長期的な保険財政の安定化を図るとともに、被保険者の国保税の納税意識と健康管理意識の向上を図る保健事業を実施して、疾病予防と健康づくりに寄与されたい。
 下水道事業特別会計においては、収入済み額は前年度より 4,650万円増加しているが、支出額も 4,178万円増加している。不用額は 686万円生じているが、この不用額は施設維持費における通信運搬費(電話料等)の減少、並びに減額補正後に発生するかもしれない不測の下水道維持費に対応したものである。公共下水道使用料の不納欠損額は前年度より26万円増加している。収入未済額も 171万増加し 4,662万円となっており、前年度より増加額は少なくなったが、引き続き縮減に努められたい。
 介護保険特別会計においては、収入済額は前年度より 3,245万増加しているが、支出済額も 3,406万円増加している。不用額は前年度より 302万円減少しており、この不用額の主なものは保険給付費と予備費である。保険給付費は前年度より 2,153万円の増であり、主な要因は居宅介護サービス給付費の増によるものである。高齢化が進む中において将来的にも保険給付費が増加していくことは避けられないことから、保険給付の適正化に努め、財政の安定化を図るとともに、計画的に予防重視システムの構築を図りながら介護保険事業の円滑な実施に努められたい。
 介護サービス事業特別会計においては、収入済み額は前年度より 196万円増加しており、支出済み額も68万円増加している。不用額の 213万円の主なものは施設管理費の職員手当、居宅サービス費の需用費、委託料の執行残がある。要支援・要介護認定者の心身の機能の維持並びに家族の負担軽減を図り、必要な保険サービス及び福祉サービスに係る給付を行い、自立した生活を営むことができるよう努められたい。
 後期高齢者医療特別会計は平成20年度に新たに創設されたものであり、不用額 117万円のうち主なものは総務管理費負担金、補助及び交付金である。今後も運営主体である宮城県後期高齢者医療広域連合と連携し、後期高齢者医療制度の円滑な運用を図られたい。
 水道事業会計における水道加入状況は、新規加入等により給水人口は前年度より 1,110人多い4万 2,898人、また給水戸数は前年度より 436戸多い1万 4,157戸に増加した。給水区域内人口に対する普及率は対前年度と同率の 99.78%になっている。給水状況は、年間給水量が対前年度6万 4,210?の減の 449万 3,764?に、また年間有収水量は対前年度1万 1,028?の減の 387万 8,673?で、有収率は対前年度0.97ポイント増の 86.31%になっている。1日平均給水量は対前年度 141?減の1万 2,312?、また1人1日平均給水量は対前年度11リットル減の 287リットルとなっている。
 水道事業会計における財政状況について、事業収益は前年度より 263万円少ない9億 828万 2,000円だが、事業費用も前年度より1億 282万 3,000円少ない10億 2,812万 5,000円となった。営業活動で営業損失から営業外収支利益を差し引いた経常損失1億 1,760万となった。間違いました。1億 1,760万と特別損失 224万 3,000円を加えた純損失が1億 1,984万 3,000円となり、未処理欠損金5億 4,734万 4,000円が計上された。また、建設改良工事に伴う資本的収支では、資本的収入(開発負担金) 986万 9,000円から資本的支出総額(建設改良費 231万 7,000円、企業債償還金1億 5,530万 6,000円)1億 5,762万 3,000円を差し引いた資本的収支は1億 4,775万 3,000円の不足額が生じたので、損益勘定留保資金で補てんされ、上記のとおり厳しい経営状況ではあるが、経営の基本原則である地方公営企業法第3条により、常に企業の経済性を発揮し、より一層の収益性の向上を図るとともに、今後の経営の合理化、効率化を図りながら長期的な経営安定を求められ、事業者への安定供給とサービスの向上に努めるとともに、増加の一途にある水道料金未納額の縮減になお一層努められたい。
 最後に、平成20年度富谷町各種会計決算審査を実施するに当たり、関係職員の出席と詳細な説明に配慮をいただいたことにお礼申し上げます。
 以上、地方自治法第 233条第4項及び第 241条6項並びに地方公営企業法第30条第5項の規定により、監査委員の合意による決算審査意見とするものである。
 平成21年8月26日、富谷町監査委員阿部 功、同じく浅野幹雄。以上です。

議長(渡邊俊一君) これより、決算審査意見書に対する質疑に入るわけでありますけれども、監査委員の答弁がしやすいように総合的意見の31ページから34ページの中で、もし質疑がある方は、ページ、それから括弧、段落までお示しをいただいて質疑をしていただくようにお願いいたします。
 それでは、質疑ございますか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 32ページの(3)審査結果と今後の対応……。(「ゆっくりお願いします」の声あり)ということで、決算審査の結果と、読むだけですので、まず。結果、不当性、違法性は認められないということ、また、特定目的基金の運用についても適正と認めるということが記述されております。その後に一般的にその施策の優先度の把握や一層の行政サービスの向上に努められたいということが記述されております。
 そこで伺いたいのですが、今回一般会計では7億 4,000万円ほどの黒字が計上されました。うち基金から取り崩した分を差し引いても、なお4億円近い黒字となっています。さらに、基金の残額、これは財政調整基金と六つの目的基金を合わせますと、決算書に記述のとおり59億円を超える残高となります。59億円ということは、今年度一般会計決算額の約7割近い金額に匹敵するという額となっております。
 そこで一つまず伺います。この基金の残高、また黒字の計上額について、特に基金についてはため過ぎとの認識はあるかどうか、伺います。
 二つ目に、こうした財源、住民福祉の向上に役立てる財源として活用すべきであるということをもっと強調すべきであったのではないかと考えますが、どうでしょうか。
 以上、2点です。

議長(渡邊俊一君) 代表監査委員阿部 功君。

代表監査委員(阿部 功君) ため過ぎという言葉があるんですが、何に対してため過ぎなのか。町の財政というものはいろんなことに支出されますので、今たまたま富谷町は人口増加により税収がふえていますのでこのように黒字決算になるんですが、なった結果、基金に積み立てるのは当然の結果であり、非常にいいことだと思います。
 それから、2番目の住民のための活用ということですが、これはいろいろ予算面に生かされて、非常に新たな予算を組むときに執行部側がそれなりに住民のための予算を組んでいると思われますので、予算組むことに関しては私の考えることではないので、以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 富谷町の場合はこういう黒字を多額に計上して、したがってその基金もふえていくという傾向は長年続いております。一般的にこうした財源は行政水準を全体として向上させる。つまり全部使う必要はありませんけれども、でき得る限りその年税金を納めた住民への還元という、施策で還元していくという立場が必要と思いますが、今の代表監査のお答えでは、まあ余ったのだから積み立てるのは当然の結果、住民が人口が増えて歳入がふえ、積み立てていくのは当然だということでした。また、いいことでもあるというお答えでしたので、この点についてはそこまで言ってしまっては、やはり今後のその住民に積極的に行政水準全般を、いってみれば日本一の行政水準になってもいいわけですから、そういう方向性を代表監査が示唆していくという点では、ちょっと今のご答弁はどうかなというふうに受けとめました。
 改めて伺いますけれども、代表監査は当然その帳票類の検査だとか、あるいは計算上は合っているかということにとどまらず、行財政運営全般、政策的な対応に関してまでも監査するというのが法律の建前となっていますので、そういう立場から今のその当然だ、積み立てることはいいことだというそこにとどまらない、もう少し適切なその意見というものをいただければと思いますが、どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 代表監査委員阿部 功君。

代表監査委員(阿部 功君) 当然先ほど申しましたが、年度の中で補正予算とかいろいろ組んだ結果の最後の決算でこれだけの余剰金が出たわけですから、税収とかそのどれぐらい人口が増えて町民税が増えるかということは、やはり最初予算組んだ時点などでは予測できない面もあると思うんです。ですけれども、この決算書の中でも申したとおり、補正予算組んで余剰金が出るような場合には減額補正もしていますし、いろいろやった結果このようになっていますので、決してお金を余すために仕事をしているというようなことではないと思いますので、特に問題はないと思います。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 ここで、お諮りいたします。
 ただいま議題となっております平成20年度富谷町各種会計決算の認定については、富谷町議会会議規則第39条及び富谷町議会先例96の規定により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、平成20年度富谷町各種会計決算の認定については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定をいたしました。
 この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。
午後2時44分 休憩


午後2時44分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
 委員長に今村 寿君、副委員長に菅原 傳君が選任されました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
 ここで、お諮りいたします。
 議案調査のため、明日4日から10日までの7日間を休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、明日4日から10日までの7日間を休会とすることに決定をいたしました。
 なお、11日の本会議は午前10時開会といたします。
 これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。
午後2時45分 散会

平成21年決算審査特別委員会(第1号)

平成21年9月4日(金曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 今村寿   
  • 副委員長 菅原傳    
  • 委員 千葉達
  • 委員 相澤武雄   
  • 委員 浅野幹雄    
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子    
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 高橋敏夫   
  • 委員 磯前武    
  • 委員 市川壽藏
  • 委員 相澤榮   
  • 委員 山路清一    
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二   
  • 委員 小川昌義    
  • 委員 小泉光

欠席委員

  • なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 渡邊俊一

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 経営企画課長 荒谷敏
  • 経営企画課長補 佐松原誠
  • 総務課長 須藤辰夫
  • 総務課長補佐 神田能成
  • 総合防災対策監 菅原俊司
  • 財政課長 渡辺成一
  • 財政課長補佐 吉田尚樹
  • 税務課長 眞山巳千子
  • 税務課長補佐 内海壮晃
  • 税務課長補佐 浅野康則
  • 会計課長 山田豊
  • 会計課長補佐 矢田守

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄    
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 伊藤潤哉

午前10時00分 開会

委員長(今村 寿君) さて、去る9月3日の本会議におきまして、『認定第1号』「平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第2号』「平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第7号』「平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第8号』「平成20年度富谷町水道事業会計の決算認定について」、その審査のため、決算審査特別委員会が設置されました。本日9月4日金曜日、7日月曜日、8日火曜日及び9日水曜日の4日間にわたり付託事件の審査を行います。
 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開会いたします。


認定第1号 平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(今村 寿君) 初めに、認定第1号、平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち財政課、経営企画課、総務課、税務課、議会事務局及び会計課の所管に属する決算について審議をいたします。
  これから、各担当課長等へ内容の説明を求めます。最初に財政課長、なお財政課長には、一般会計決算の全般についても、あわせ説明願います。
[財政課長、経営企画課長、総務課長、税務課長、議会事務局長、会計課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(今村 寿君) 以上で、説明を終わります。これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会は慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これに異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
 異議なしと認めます。よって、決算審査特別委員会の質疑は、一問一答方式により行うことに決定いたしました。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。これより質疑に入ります。質疑ございませんか。小泉委員。

委員(小泉 光君) 財政課からの説明でですね、町有地をイオンとか、それからオートヒルズでしたっけ、そこに貸しているということがありましたけれども、そこはそれぞれ一坪幾らぐらいで貸していて、その金額というのは世間相場と比べてどうなのかなというところがちょっと気になりましたので、教えてほしいと思います。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 坪では出してございませんで、イオン富谷ショッピングセンター分で1,249万8,750円で、面積が9,980平方メートルでございます。あとオートヒルズの分につきましては、1年間通してということではなくて、2月21日から3月31日までの期間で93万490円でございます。面積が8,600平方メートルでございます。(「相場との比較は」の声あり)

委員長(今村 寿君) 比較はどうだと。

財政課長(渡辺 成一君) 失礼いたしました。
  使用料につきましては規則で定められているものでございまして、固定資産評価額の4%という金額でございます。 

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君) 最初に、昨年度ITアドバイザーというのがありましたが、今回どこを見てもITアドバイザーがないのですが、どうなったのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) ITアドバイザーにつきましては、当初予定したのですけれども、十分検討いたしまして、町といたしましてはアドバイザーなしで(「なしで」の声あり)ええ。費用対効果の算定ができないために導入を見送ったということでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 費用対効果で言ったら、絶対に入れなければならないのではないかと思うのですが、本当に設備そのもので行くとね、富谷町はすばらしい、仙台市に次ぐ設備を持っているわけで、ただそれに追いつく各個々のスキルというんですか、この辺を思うと絶対にアドバイザーを入れてやっていかなければならなかったのではないかと思うのですが、その辺はいかがでしょう。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 議員さんのおっしゃるとおり、富谷町の富士通等々の1社独占というようなこともございますので、そういう面についての検討は大いに必要なことの案件だなとは思っておりますけれども、アドバイザーにつきましては見送ったということでございます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書の8ページ、富谷町のバス運行事業について伺います。
  今年の4月から新しいルートになって、乗降者も増えたということですが、ひより台1丁目に町民バスが通らないということで、1丁目の住民、川又山の住民が非常に不便だということを言っていますが、これについての対応といいますか、ここの所にうまく乗り入れる方法は、そのとき考えられたかどうか伺いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 町民バスにつきましては、前回運行のルートについてご説明申し上げましたが、ひより台1丁目にはかつてセブンイレブンと運動公園下に1カ所ございました。これは、利用者数から言って、これこそ費用対効果で乗る方がここはおりませんでしたので、新ルートとして富谷医院を回って、新しい運動公園の裏道路を通って総合運動公園に入ると。総合運動公園には1カ所設けていますので、ひより台1丁目の方はそこを利用していただくという方向に転換したものでございます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そのことによって利用者、今年になるんですけれども、今までのところでね、大体利用されている人がどれくらいになっているかというのは把握できていますか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) バス停ごとの個別の利用者は、今ちょっと持ち合わせはないのですが、大体路線ごとの乗客数、それから大まかなところのバス停の利用者は持っております。ひより台1丁目につきましては、現在まで苦情等も一切来ておりませんので、皆さん利用されているのではないかと思っております。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 些細なことといいますか、ちょっと先ほどこちらの印刷物とこちらの印刷物について単価の説明がありまして、それで富谷町の会計決算報告書のところに「R100」というのが付いてあるんですね。それで、この間議会広報のところで学習に来ましたら、今R100というのは、製紙会社の方で「それまで責任を負うことができない」ということがあって、議会広報などにもR100ということが書いてあるけれども、「これについては確かめた方がいいですよ」ということを言われてきたばかりです。これについては、その紙を提供しているところで、本当にR100なのかどうかというのについては確かめてあるのでしょうかということで伺いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員、今の決算に関する質問ということですか。

委員(佐藤 聖子君) 一応私としてはね、ここで100冊以上つくられていてということで、こうじゃない方がいいと思うわけですよね。

委員長(今村 寿君) 確かに決算書ではあるけれども。

委員(佐藤 聖子君) はい。

委員長(今村 寿君) 会計管理者。

会計課長(山田 豊君) 1,150円と申し上げましたこの印刷単価は、あくまでも平成21年度予算でつくっているものでございますので、本来お答えした方がいいのかどうかというとちょっと疑問は残るところでございますけれども、発注をする際に、いわゆる環境配慮ということで、こちらとしては仕様書に当然盛り込んでございます。その盛り込んだ仕様どおりに、例えばこのR100が100なのかそうではないのかということを、我々が例えば検証する何物もちょっとないのです。何が100で何が50かというのは我々わからないのですよ。それを、印刷屋さんのところに例えば印刷に立ち会ってそれを見たところで、それもわからないです。発注どおりに上がったということでここに印がついていると我々は解釈してございます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 委員長、確かにこのことについては、様々ある一定の時期に論議がなされたところでもありますし、今回だけではなく、今回は平成21年度の予算でということでしたけれども、やっぱり「どうなんでしょうか」ということで、印刷会社などにも確かめてみるということも必要ではないかと思いますが、そういうことはなさいますですか、伺います。

委員長(今村 寿君) 決算とちょっと見にくいだけにね。これからどうするかという質問でございましょう。その確認をせよということではないのですよね。これからどうするかでしょう、質問は。そうすると、ちょっと決算から外れるのかなと思います。ほかに。佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 平成19年度版、平成20年度につくられた決算書もやはり同じようにR100ということになっていて、やっぱりこれについてはね、どうだったかということは確かめておいていいのではないかと思いますし、平成20年度の決算でできている平成19年度の決算書もそうであるということからすると、確かめてみるということはしてもらいたいなと思いますが、どうでしょうか。(「決算に絞った議事進行を願います」の声あり)

委員長(今村 寿君) 今のは要望だというように受けとめますので、決算に決めていきたいとは思います。それで、過年度については回答を会計管理者が行ったと認めます。ほかにありませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君) 実績報告の3ページ、(6)ですけれども、地区懇談会が載っております。非常に大事なことだと思いますので、たくさんの町民が参加できればいいなと思っているのですが、ただ内容を見ますとですね、中央公民館が58名で日吉台が18名となっておりまして、ちょっと集まる方々の人数がアンバランスあるのですけれども、これらの呼びかけの方法はどういうふうにやったのかお伺いします。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これは、まず広報とみやで地区懇談会のご案内は全戸に届いていると思います。そのほか、主だった役職の皆さんには通知という形で文書をもってご案内させていただいております。それで、参加者の多い少ないというのもあろうかと思いますが、私どもは内容を重要視しておりますので、その部分については十分反映されたと思っております。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 時期とかですね、あるいは曜日によっても違うと思いますけれども、今後いろいろたくさん集まれるように配慮してもらいたいと思います。
  次に6ページ、(6)ですけれども、広域行政推進事業というのがございます。それで、仙台都市圏広域行政推進協議会で、これは地方自治法の第252条によってやっているのですけれども、5市8町1村という非常に大くくりな協議会になっているのですが、内容を見ますと国や県に要望書を出すというふうになっていますけれども、この要望書というのはどういうふうなのをやっておられるのか、国とか県に対してね、その内容をちょっとお伺いしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これは、5市8町1村で構成されている、広域都市圏法に基づいてかねてから設置されているもので、くくりについては当然その法律に基づいて設置されているものでございます。内容については、ここに要望事項だけ掲げさせていただきましたが、そのほか各市町村の情報交換、そういったものも中心に行われております。それで、要望につきましては、各市町村で共通の、特に一町村だけに限らず広域的観点から、例えば道路でも都市計画道路、仙台、富谷、大和と通っている共通の道路の促進要望とか、そういう広域性を持った要望を絞って要望活動を行っているということで、その時折に提出するところは、地元の国会議員を初め、内容によっては国土交通省、中央省庁、福祉ですと厚生労働省等々と、その時折に要望内容によって検討されているものでございます。

委員長(今村 寿君) この際、1時まで休憩します。
午後0時00分 休憩


午後1時00分 再開

委員長(今村 寿君) 休憩前に引き続き会議を開きます。菅原委員。

委員(菅原 傳君) それでは、3点目の質問ですけれども、この実績報告の7ページですね。6番のですね、未来都市づくり研究会というのがございます。これは、26町1村になっているのですが、内容は市町村合併並びに広域行政に関する調査研究となっているのですね。これは、既に3年か4年前に一定のアンケートもやって調査はやっているんですね。それで、現在の市町村合併の情勢というのは、ちょっとこれを研究する情勢ではないというふうに思うのですけれども、これは役割はもう既に終わっているというふうに理解した方がいいのかどうかですね、現状についてお伺いしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 未来都市づくり研究会の発足した当時の理由というのが、宮城県が示している市町村合併、それに基づいて枠組みを決めていきましょうということの一つの協議会として設置されております。その経緯で、まだいまだに市町村合併及び広域行政に関することというのが、この協議会の目的に上がっております。しかしながら、市町村合併については一定の結果が出ましたので、現在は広域行政、特に事務方として、何か事務で共同して何かできないかということを現在研究しておりまして、その一つに消防のことであったり、入札の登録制度であったり、そういったものを研究しております。これは、内容というのは、特に市町村合併に基づいて設置されたものですので、こういう書き方をしておるものです。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 状況はわかりましたけれども、ただほかの協議会とか研究会を見ますと、年間に何回か会議をやっているようなんですね。ところが、この6番の未来都市づくり研究会だけは会議の予定が今までもありませんし、今後どうなるのかというようなこともありますけれども、これは現在は開店休業という状況になっているのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これは、たしか3月議会あたり、6月でしたでしょうかね、町長の方から未来都市づくりの研究会、昨年度までは大郷町が事務局ということで、会長が大郷町長となっておりました。それの総会を経まして、今年度から富谷町が、若生町長が会長に就任しております。それで、前回までは確かに議員のおっしゃるとおり、市町村合併もしくは広域行政に関することで会としてはあまり活動をしておりませんでしたが、部門ごとの協議が部会ということで進めておりました。それで、今年からは富谷町が事務局となりましたので、現在、これから積極的にですね、この会をもう一度見直しながら進めていこうということで、特にセントラル自動車関係とか、そういったものもございますので、新たな視点で取り組んでいこうということで、事務局が富谷町になりましたので、これからは活発的に会を進めていきたいと思っております。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ありませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) まず最初に、健全化判断比率並びに資金不足比率についてという、これについてなんですけれども。財政健全化判断比率に関しまして、富谷町はこの報告によりますと、実質赤字比率につきましても、連結実質赤字比率につきましても、また実質公債費比率につきましても、かなりあるべき数値からしますと、まあ「よい」「悪い」で言いますとよい状況にございます。平成19年度におきましては、前のときの審議の際にですね、全国1,800余の市町村の中で富谷町は上から182番目だという数字が報道されております。それでは、1年たった現時点での一番新しい数字でいくと、全国の市町村の中で何番目に位置するのか伺います。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 平成20年度につきましては、まだすべての自治体で公表されてございませんので、またその公表の時期についても県の方からは特に指示はございません。すべてがそろった段階で一応公表ということで、富谷町の場合は本議会でご報告申し上げましたが、他の自治体においては今後報告というようなこともございまして、その報告を経てから県全体として公表するというような予定でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 決算書の17ページでございますけれども、町民税と固定資産税の収納に関して伺いたいと思うのですが、町税全体の収納率は97.58%というふうになっております。ああ、すみません。そうではなくて、町民税の収納率ですね。97.58%なのですが、これはあくまでも調定額に対しての実際の収入額ということでの97.58%なのですが、平成20年度の当初予算に対してどの程度収入済額があったかというので見ますと、予算額に対して101%、それから固定資産税においては同じく100.6%と、予算に計上したものは100%を超えて歳入されているということで間違いないかどうか伺います。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) はい、そうです。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 決算書の275ページなのですが、財政調整基金の残高ですね、これが35億円となっています。そして、ほかに六つの目的基金の残高を全部合計しますと約59億円ということになります。この基金の保有額なのですが、県内の市町村で何番目に高いものかを、これはどの年度の数字でもいいのですが、一番新しい数字でお答えいただきたいと思います。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 平成19年度の決算の状況で申し上げますと、財政調整基金につきましては、県内当時は36自治体ございますが、富谷町は4番目でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 富谷町より上の自治体名を伺います。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 仙台市、女川町、栗原市でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告書の7ページですけれども。失礼しました、実績報告ではなく、決算審査意見書の7ページですね。これによりますと、望ましい実質収支比率の数値として、このように書いています。「その年度の経済の景況等によって一概には言えないが、3ないし5%程度が望ましいと考えられる」ということなのですけれども、富谷町の実質収支比率は4.8%というふうになっていますね。この数値なのですけれども、ここに説明されているのを読みますと「決算剰余または決算の状況を財政規模との比較であらわしたもの」ということになりますから、単純に計算しますと7億4,000万円の黒字というのは、歳出総額に占める割合が4.8というふうにはならないのかなというふうに思ったのですが、この点はどういう計算をしたのか伺います。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 7億円の黒字という今お話でございますが、その7億何がしかの中には当然繰り越しとか、そういった金額も含まれておりますので、これは一定の計算式、ルールによって求めた数字でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実質、その7億4,000万円から繰り越し等を引くと3億4,000万円ぐらいですよね。というご説明があったわけなのですけれども、黒字以外にも今回の決算による剰余金、黒字以外にも年度の途中で補正予算で3億3,300万円ほどの積み立てを行っております。こういう年度内に積み立てたものを含めますと、1年間に出てくる余剰財源というのは富谷町の場合毎年相当の金額になるわけで、これは政策的な経費として活用すべきものではないかというふうに考えるのですが、この点について町長はどんなふうにご見解を持っておられますか。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 今のところ推移を見ながらですね、これよりの定例会、そしてまた平成22年度向けの準備を鋭意努力しているところでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告書の4ページに、まちづくり審議会の報告が載せられております。先ほどのご説明でちょっと十分に聞き取れなかったのですけれども、この富谷町のまちづくり審議会は、町の基本構想等つくるときの意見聴取も行ったということなのですか。これは、まちづくり審議会の活動に関して、この1年間、ここに記録はあるのですけれども、これ以外に実質このメンバーの方たちが町の計画・審議等々に何か関与したことはあるのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 総合計画については、総合計画審議会が計画内容についての答申をいただいております。まちづくり審議会は、まちづくりという観点からは同じですが、こちらの方は中・長期的なところで町長への諮問ということで、委員皆さんのご意見をまちづくりへ反映していこうということで設置されたものでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) このまちづくり審議会、有識者8名で構成されているということで一般公募はなかったわけですが、成果及び今後の課題のところにですね、「審議委員からの提案をまちづくりの施策として今後位置づけていく必要がある」というふうに記述されておりますので、相当高い位置づけになっているなという印象を受けました。であるならば、やはり一般住民も公募すべきであったのではないかと思いますが、どうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 一般公募については、こちらの方は考えてはございませんでした。町内にお住まいの有識者ということで、大学教授であったり編集社の副編集長であったり、かつては国の役人だったりした人たちを集めまして、将来のまちづくり、住んでいる町についてのご意見を伺うということで設置されたものでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今後の課題ということになりますと、ここだけでとどまらずですね、やはりそういう肩書のある方、あるいはそれなりの社会的な地位があったり経験があったりという方だけではなく、草の根の声がちゃんと反映できるようにするべきだと思いますので、今後の課題としては一般の住民を公募で委員に入れていくということも検討すべきだと思いますが、どうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 審議会のメンバー選定につきましては、いろいろな考えがあると思います。特に一般公募でもらうということも、例えば広報モニターとか、そういうものについては一般公募を募集してやったりしております。今回設置した富谷町まちづくり審議会の趣旨は、そういったところで行っております。今後については、その設置される目的に応じて、一般公募、そういったものを取り入れるということは今までもやってきておりますので、今後もそういった方法で行きたいとは思っております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうすると、その目的に応じてだけど、まちづくり審議会は一般の人を入れるような目的ではないということですよね、言葉をかえればね。何がそんなに大きく違うのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) ここに書いているとおり「町内在住の有識者の皆さんからのご意見を伺う」ということで設置されたものです。一般の方々については、当然町政懇談会であったり、そういう手法もありますので、今回設置したものについては、そういうことで設置したということでやっております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告の5ページ及び10ページにですね、町長の旅費、それから町長の国・県への要望ということ、それから町長、副町長の主な出張先というようなことが報告されておりますけれども、この中で読んだ限りは、生活保護のいつも申し上げています級地の引き上げの問題については特に記述がありませんけれども、その他の所にでもこうしたものは入っていたのかどうか伺います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 生活保護の級地の引き上げというのは、要望事項ということでの取り上げということですか。

委員(永野 久子君) 実際に厚生労働省に出向いたかどうか。

経営企画課長(荒谷 敏君) それは、要望事項は町単独でやっているものは今のところありませんので、先ほど申し上げた仙台都市圏とか町村会、宮黒、そういったところでやっておりますので、その項目には入っておりません。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 仙台都市圏や宮黒等々の中には入っていなかったということでしたよね、今ね。それ以外の要望でも入ってはいなかったんじゃありませんか。入っていたとしたら、何で、どういう機会に要望されているのか伺います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 私の部署でやっているものは、そういう広域的なところとかで要望を取りまとめておりますので、そこには入っていないということを申し上げておるところです。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) もう少し端的に聞きますけれども、厚生労働省に対して、首長として町長がじかに出向いて、この富谷町の級地の引き上げということを要望した事実はあるかどうか伺います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 昨年度に限っては、級地のその一点のみについてはありません。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 昨年度ということは、今やっているこの平成20年度の話ですね。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) そうです。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これはたしかですね、平成20年度に厚生労働省が級地の引き上げの見直しをやったはずなんですね。それで、私どもは直接厚生労働省に行って事情を聞いてきました。ただ、富谷町の場合は、市町村の側から要望が出ていないということだったのです。それでですね、この問題は生活保護の級地が富谷町の所得水準等々の実態と比べて級地が低いために、例えば仙台市では20数万円で生活保護の適用が受けられるのに、富谷町では20数万円も収入があると生活保護の適用にならないといった問題とか、パートで働いている人の住民税の課税の基準が、富谷町はこの生活保護の級地からすると低いために、同じ職場で同じように働いても仙台市の人は課税されず富谷町は課税される、こういう問題が起きるので、大変住民にとっては切実な課題なわけですから、直接出向いていって国に要望すべきだということを申し上げたと思うのですけれども、これは結局、平成20年度に確か厚生労働省が見直しをしたことには間に合わなかったと、時期を逸してしまったということにならないでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 昨年度の要望については、その件は要望しなかったというのは事実でございます。それだけでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは、時期を逸したとはいえ、引き続き、もう毎年足を運んで、ぜひ実現できるように、首長しかできないことですので、やっていただきたいということを申し上げます。
  次に移りますが、実績報告書の10ページに、町長交際費についての記述がございます。この中に書かれている祝儀236件、香典10件、弔花・花輪3件、この相手先、どういったところかを伺います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 祝儀については、主にいろいろなところからご案内いただきますので、そういったところへ使ってございます。香典につきましても、同じように町内のものとか、そういったところへ使用しております。花とかそういったところも、規程にのっとってやっているところでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 236件の祝儀のうち、町内会は何件でしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 町内会だけの点の統計はとっておりませんので、もし必要であれば後ほどお答えしたいと思いますが。(「ぜひ」の声あり)

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは、去年のその前ですね、平成19年度の確か決算のときにもこの話は出ましたけれども、町内会は町が補助金、助成を出している団体ですよね。そういう団体から、お祭りだとか敬老会等々で招待を受けたとしても、ご祝儀を出すという相手という位置づけにはしない。そして、ご祝儀の性格上、この交際費というのはあくまでも対外的な、市町村間のとか他団体との関係といったようなところに絞って使うべきではないかというふうに思うのですが、どうでしょうか。といいますのも、町長も含めて私たち議員もですね、もしお祭りに招待されて金一封を持っていきますと、ご祝儀を持っていきますと、これは公選法に引っかかります。町長の場合は、町長という肩書の下に個人名があるから何とか際どいところで公選法にはかからないとしても、際どいことにはかわりはないわけで、こういう際どいやり方はやめた方がいいと。相手方、町内会も町の側からすれば育成している、補助を出している団体ですのでね。その二つの意味合いからおいて、町内会へのご祝儀というのは、あまり適切ではないのではないかと思いますが、今後どう考えていきますか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) その件は以前にも伺っているところでございますが、富谷町から出ているものは、町長個人名ではなく富谷町というふうになっております。そこにつきましては、特に社会通念上妥当と認められる範囲だとこちらは認識しておりますので、そのとおりに執行しているところでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告の27ページですけれども、事業決算概要、これは諸費の事業決算の内容ということで、人権・行政・生活相談事業という項目がございまして、相談所設置状況、開催回数が24回、この回数は同じですが、受付件数が平成19年度59件に対して、平成20年度は134件に上る大変激増している状況にあります。それで、この相談の全体としての傾向なのですけれども、とりわけその下に相談状況が書かれておりまして、生活全般、生活の維持、将来の不安などということや、借金に関すること、多重債務、友人や親類間の賃借等というふうになって、これが二つ合わせますと相当大きい件数になるのですけれども、この借金に関すること、あるいは生活全般に関することということの主な傾向、内容としての主な傾向はどういうことにあるか伺います。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 借金については、多重債務の相談が多いということで、今回大きく伸びましたのは、行政書士さんのご協力をいただいたことによりまして、法律に明るい方が相談者ということでの相談が受けられることが、こういう増加につながっているものでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それもそうなんですけれども、伺いたかったのはですね、住民の生活にどういう変化が出ているのか、これは行政書士さんという専門分野の方が相談に乗ってくれるから相談件数が増やたという要因も確かにあると思いますが、今の経済情勢などを反映したものというふうに受けとめていいのか、そこも伺いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 相談者にとっては、こういう厳しい中、相談することによっての効果を感じられて引き続き相談に来られる方もおりますし、解決の方向に進むような方向に進んでいる方もおられるというふうに判断しております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告28ページですが、男女共同参画社会形成推進事業の中の大きな2のところに、成果及び今後の課題ということで「女性の人権について街頭啓発を行った」ということ等々が記述されておりまして、「男女共同参画について考える機会を提供しました。審議会等における女性の登用が促されるよう今後とも周知・啓発し」云々というふうにあります。そこで、この男女共同参画に関する施策については、引き続き今後とも継続的に行うということによって意識改革というのが進められるというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 現在の男女共同参画の推進につきましては、平成20年度におきましては相談等に力を入れたものに重きを置いておりましたので、男女共同参画の推進につきましては、今後またいろいろな形で進めて参りたいと思っております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) ということは、男女共同参画に係る事業は、平成21年度以降も大変重要だというふうに位置づけられているという理解をしてよろしいですか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) はい、そのとおりでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、ちょっとこの決算審議と関係あるようでないようであるのですけれども、今回の内部組織の機構改革の中で、それぞれ担当する仕事の内容がずっと書かれておりますけれども、男女共同参画の文言が消えていますよね。この、今答弁された平成21年度以降も男女共同参画に関しては引き続き大変重要だということからすると、組織機構改革においても、平成21年度に行う改革に関しても、機構改革においても、男女共同参画の文言、この4文字が消えてしまうというのはいかがなものでしょうか。

委員長(今村 寿君) それは、決算審議と直接関係ないテーマだと私は考えるのですが、また次の条例なりの機会もあろうかと思いますが、いかがですか。永野委員。

委員(永野 久子君) 確かに、平成21年度の今議会に提案される問題ではあるのですけれども、そうなると平成20年度の、この今回の実績がね、生かされないということになっちゃうんですよ。そういうふうにはなりませんか。

委員長(今村 寿君) 決算審議ということは、審議して次に生かすということは前提には全部立っていますけれども、個々の問題で生かすか生かさないかという確認が果たして必要か、私は審査委員長として今ふさわしくないのではないかと、このように思うのですが。(「わかりました」の声あり)
  永野委員。

委員(永野 久子君) では、その論議は別の機会に譲りたいと思います。
 実績報告の32ページですが、その一番下にですね、これは入札契約業務に関してなのですけれども、「一般競争入札において総合評価方式を試行的に導入し、入札の適正執行に努めました」とあります。この総合評価方式の試行的な導入について、その具体的な執行方法、そしてやった上での今後の課題について伺います。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 総合評価方式の導入の背景について申し上げますと、公共工事投資の減少が全国的にある。それから、低価格入札やくじ引きによる落札などが急増。それから公共工事の品質低下が懸念されるというようなことで、建設業者の技術能力を適切に審査、価格と品質が総合的にすぐれた調達を実現することが必要。こういった公共工事の品質確保の促進に関する法律をもとに導入をしたものでございます。
 私どもの富谷町で、平成20年度1件導入してございますが、こちらはいわゆる特別簡易型総合評価方式落札者の決定というようなことでございまして、技術力だけではなくて社会性の配点、それから地域性の配点、こういった点も考慮して、試行的に平成20年度は1件実施したものでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、よくこの総合評価方式で中小零細業者に不利になると言われる、例えば公共事業の実績等々に関しては、富谷町の場合、評価の基準というふうには入っていなかったというふうに理解していいのですか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 公共工事に限らず、工事につきましては当然技術力というのも、しかるべき入る内容でございます。それから、技術力の配点が入らないということではなくて、社会性なり地域性なりも配慮して導入しているというような内容でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) すると、今私が申し上げた実績というのは、技術力という言葉で表現されているということでしょうか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 実績につきましては、おっしゃるとおりでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 社会性と地域性ということについて、もう少し具体的にその基準をですね、実際の文言でちょっと言っていただけないでしょうか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 社会性につきましては、退職金制度の導入、それから障害者の雇用。それと、地域性の配点につきましては、富谷町に本社や営業所等があること。あとは富谷町での地域支援活動、例えばボランティア活動と。そういったことが含まれてございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この平成20年度の実績を踏まえて、今後はより実施拡大と、より充実したものにというふうに書いてあるのですが、この総合評価方式での入札というのは、今後は増やしていきたいというふうに見ているということですか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 平成20年度よりは増えるということではございますが、すべてがこれに当てはめてということではございませんので、こういった方式を導入してやった方がよいという工事・業務等については、導入を進めていくというような考えでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告の36ページですが、これは税務ですけれども、滞納管理システムに関してですね、一番上の成果及び今後の課題というところで、このまとまった文章の下から5行目ですが、「宮城県地方税滞納整理機構や宮城県仙台北県税事務所と連携をし、高額滞納者の削減と滞納額の削減に努めてまいります」ということで、これを受けて県の滞納整理機構に富谷町も職員を派遣するという平成21年度の流れにつながったと思うのですけれども、この場合の滞納整理機構に回されていく対象となる滞納者というのは、滞納額の多い少ないで決まるのか、何を基準にしてこの整理機構の方へ回していくということになるのか伺います。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 金額につきましては50万円以上の方で、こちらで働きかけをしても反応のない方、そういった方につきまして、先日の一般質問のときもお話ししたのですけれども、すぐに引き継ぐわけではありませんで、最初にそのような対象とこちらが対象となるような方52名を引き継いだところですけれども、その倍以上の方をまずこちらで連絡いたしまして、相談においでくださいということで手紙を差し上げて、そしてそこで答えられて分納誓約などをされて実際に納付が始まった方につきましては、機構に対して引き継ぎはいたしません。ただ、そこで反応がなくてですね、こちらの働きが及ばなかった方、そういった方につきましては機構の方にお願いしたというところになっています。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実際に通知を受けた方のお話を伺いますと、差し押さえという文言が入ったり、やっぱり回収機構になれば回収することが独自の目的になってきますので、もちろんその事前の町の段階で何回も相談の機会は提供したとは思いますけれども、それでもやっぱりひとり歩きするという傾向は出てくるんだなというふうに思ったわけですが、改めてこれは、この機構に回していく対象者は悪質な滞納者ということなのか、悪質でなくても、悪質というのはお金があるのに納められない人なんですね。そうではなくて、お金がなくて納められなくても、金額が50万円を超えれば、そしてなかなか相談に応じてくれないということになれば、この機構の方へ回していくということなのか伺います。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 先ほど、104名の方に通知を差し上げてということでお話ししましたけれども。まず、そのときそのときにまず納期があるわけですね。それで、納期ごとに納めていただかなかった場合は督促状というものをおあげするわけですね。その次に、督促状でまだ納付に至らなかった場合は催告書ということでおあげするわけですね。その催告書も1回だけではなくて、ずっと引き続いていれば年に2回なのですけれども催告書を出すわけです。それで、そういった反応が全くない、そこで悪質でないと言えるでしょうか。
 私どもの方はですね、いらしていただきたいということがまず大前提です。それで、全く反応がなくて、反応がないので「今度滞納整理機構というものができましたので、そちらの方に引き継ぎますよ」というご案内を差し上げて、それで反応がないということで徴収機構に引き継いだというような流れになっておりますので、できるだけ滞納が長く続かないように、まずは私どもの方に連絡をいただきたいというところが一番でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この整理機構の方に回していく人数は、対象者ですね、人数というより。対象となる人は、今の社会情勢、経済情勢を見ると、どんどん増えていくというふうに一般的には考えられますが、税務課としてはどう見ていますか。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 滞納整理機構には、職員を1名派遣している場合は60件です。職員を派遣しないところは15件です。それで、滞納整理機構に引き継ぐということが目的ではありませんので、役場の方で催告書なりを出したときに、ご相談をいただきたいというところです。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君) 最後の方のページから。行政実績報告書31ページ、事業決算概要の財産管理の方の庁舎の電算室分電盤交換工事。財産管理の中の、これはどういう工事なのか詳しくお願いします。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 庁舎内に機械等の導入がございまして、それに対応したものでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 容量というのは、どういう容量になっていますか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 手元に資料がございませんので、後ほどお示ししたいと存じます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) その下のですね、庁舎のISDN回線交換機収容工事とあるわけですが、私も昔こういうのをやっていたのですが、イメージとして全然わかないのですが、どういう工事なのですか。具体的にこう、全くイメージがわかないですね。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 8回線あったものを、12回線に増設したものでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 今まで8回線のISDNの回線があったよということですか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 8回線あったものを、12回線に増設したものでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 増設したメリットは。何が問題で、こういうふうに増設したのですか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 通話の状態がかなり窮屈になっていたと、そういったものを改善するために増設したものでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) では、次に行きます。その下の光熱費の問題ですけれども、私も前に一般質問しているわけですが、全く減っていないというか、プラスにばかりなっているのですが、この辺の評価はどういうふうにしているのですか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 評価という考え方からすればは二つあるのかなと思います。業務への取り組み、こういったものに係るもの。当然、事細かにとかですね、よりよいものをということでの手間暇をかける。そういった部分から見れば、当然経費の部分では上がるのかなと思いますし、あとはもう一つは、その側面としてもっとやっぱり経費を要しないでできる方法はないのか、そういった部分もございますので、今8月にも庁議において、ちょっといろいろお示しをして、まずコピー機の使用について、町長も趣旨でご説明しましたとおり、黒コピーについては今までの2割減、それからカラーコピーについては5割減という目標を立てて、その方向に向けて全庁的に取り組みを行っているところでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 相当やっぱり努力しないと削減にはなかなかならないと思うのですが、我々にありがたいことに、全員協議会のときなんかもね、立派なカラーいただいているわけですけれども。我々に与える印象はいいんですけれども、1枚当たりの単価にしたら相当のものをかかっているわけですね。やっぱりそういうのを、かなり倹約していかなければならないのではないかと思います。
 次に移ります。
 入札の際のですね、仕様書がホームページで……。

委員長(今村 寿君) 何の何ページか。ここですか、次ですか。

委員(小川 昌義君) 今の同じところです。

委員長(今村 寿君) 入札。

委員(小川 昌義君) 入札。

委員長(今村 寿君) その下にはない。何ページの何項目か、款、項なり。次のページですか。ちょっと私自身もわからない。

委員(小川 昌義君) ちょっと探してみます。ああ、入札ですから32ページになります。

委員長(今村 寿君) 32ページだね。はいどうぞ。

委員(小川 昌義君) ここでですね、ホームページでPDFで公開しているわけですけれども、非常に見にくいんですよね。今の情勢で言ったら、やはり誰が見ても見やすいようなものにできないのかどうか。お願いします。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 仕様なり、そういったいわゆる補助的な書類等につきましては、当然工事関係ですと細かな部分もありますので、おっしゃる内容とすれば当然見づらいというのはあるのかもしれませんけれども、情報公開室の中で図面等も用意してございますので、そちらもご利用いただくというようなことでお願いしたいなと思ってございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 入札結果ですけれども、これも公表されているわけですけれどもね。それで、入札結果の公表されている、文書でみんな公表しているわけですが、それを電子媒体というか、そういったものは予算化しているとか、そういうことはないのですか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 電子媒体ということではございません。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) それから、入札なんですけれども、予算には出てこないのですけれども、入札の最終的なチェックというのはどこで行われているのですか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) その入札のチェックという部分、ちょっと意味がわからないのですが、教えていただけますでしょうか。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 公表されているPDFを見ますとですね、数字が羅列されているところがあります。具体的にはどことは言いませんけれども、その足し算をしたときにね、簡単に言えば1足す2足す3足す4足すと足し算をしたのが、合計で例えば10になるのが正しいんですけれども、それが8になったり7になったりという、そういうチェックはどこでしているのですか。

委員長(今村 寿君) わかりましたか。入札結果の報告書の内容の、報告書というか、そのページのチェックですね。違いますか。

委員(小川 昌義君) 入札する前のですね。

委員長(今村 寿君) 前の。

委員(小川 昌義君) 前の。入札する前に、仕様書というのが公表されているんですよ、業者に。業者というか、ホームページに公表されているんですよ。そうしますと、私たちも見られるんですね、数字が。だけれども、その数字が誤っているから質問しているのですが、それはだれが最終的にチェックしているのですかという意味です。

委員長(今村 寿君) 応募の要領を書いているやつの内容がつじつま合っていないということですか。計算も合っていないよと、こういう質問ですが、お答え、財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 数量等に誤りがあるものであれば、ご指摘をいただいた時点で当然訂正をいたしますし、それから現に今あるということであれば、当然設計に関係する業務担当課なりに指示をして参りたいというふうに考えてございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) ですから、そういう間違いが発生しているということについて、だれが点検をしているのですかということです。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) そういったお話があれば、当然業務の担当課なり財政課なりで内容を精査するということでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) ここは具体的に出してもいいんですが、そういうことのないようにお願いしたい。
 それでは、報告書の4ページ、まちづくりの点ですけれども、先ほどもちょっと説明されていたようなのですが、この10回の予算があって、執行が約40%ですね。報償額が16%という、なぜこの10回が4回になったのか。その辺説明をお願いしたい。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 10回が4回でなくて6回でございます、まずは。それで、当初10回を予定しておりましたが、審議の過程におきまして、先ほど申し上げました有識者の皆様でございます。日ごろ仕事を持っている方もいらっしゃいます。そこで、集まるものを時間帯も夜間に設定して、集まりやすい時間帯で一応議論してきたのですが、その中でやはり集まって議論することと、それぞれが持ち寄って家で分析することと、そういうことが会長、このとき審議会の会長に就任された方が、これは自宅に持ち帰って委員それぞれ検討課題を見つけ、疑問点を出し合いましょうということで、それで集まる機会が少し減ったということでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 同じ10ページのところですが、成果と今後の課題ですね。「職員に向け、IPKの庁内掲示板で」とあるのですが、IPKというのはどういう意味なのか質問します。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これは、通称IPKと言っておりますが、我々は1台ずつパソコンを預けられております。その中で、庁舎内で行われていることを共通で処理するシステムが入っておりますので、そこの中に各課のコーナーとか、そういったものが盛りだくさんありまして、そこで庁議については公表したり、それから町長の日程も公表したりということで、そういったところを通称してIPKと言っているものでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 要するに、文書管理システムみたいなものですね。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) そのシステムの中身に行きますと、私どものはそれを活用している方ですので詳細は総務管理となりますけれども、通常は職員が文書マニュアルとかそういったもの、あと防災マニュアルとかそういったものすべてが入っているものとなっております。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) その中で、続いて決裁までしているということなのですが、具体的にどういうふうな形で、どの程度の決裁をしているのか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これはですね、町長日程を細かく公表しておりますので、町長のいるいないという時間帯を職員が見て、いる時間帯に来れるような配慮をしているということで、その「町長決裁をスムーズに行う」というのは、そういったところの表現でございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) その最後の方のプライバシー、前は言いませんけれども「プライバシーの観点を重視した公開を検討します」という語の意味、わかるようなわからないような文章なのですが、これどういう意味で記されているのか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これにつきましては、町長スケジュールというものをネット上で公開しております。それで、よく問い合わせが来るのが「来訪者応対というのは、どういった人と応対しているんだ」という、こういう電話が来ますが、それは個人名を申し上げるわけには個人保護法によってなかなかできませんので、ただ見ている方にとっては「来訪者応対って一体だれと応対しているんだ」という疑問を持つのですが、そういったところをこういう表現で申し上げたところでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 了解しました。
  長期計画なんかで、よく各町内なんかも回られたわけですが、その際パブリックコメントという言葉でお話ししていたんですけれども。この実績報告書の中には、そういったことが一切ないのですが、そういったことはしていなかったということなのですね。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) パブリックコメントについては、通常制度ですので、パブリックコメントに要する富谷町の規程を設けてやっていかなくてはいけないものとなっております。現在、その規程はございませんので、そういうパブリックコメントをいただくということの表現はしておりません。ただ、パブリックコメントにかわるものとしては「住民意向を聞く」という、総合計画でも「協働社会」ということをうたっておりますので、そういったところで「広報紙を使って自由な意見をお寄せください」とか、あとはアンケート調査、そういったもので今は代替えしているところでございますが、これは将来にわたってパブリックコメントの重要性というものは、条例制定であったり、そういう新たな制度を設けるに当たっては、住民の皆さんの意向を聞くという部分で重要な部分だと認識しておりますので、そういったところの何でもかんでもパブリックコメントをもらっていいのかという問題もありますので、現在そういったものも協働社会の構築とあわせて、そのあり方を考えていきたいと今思っております。

委員長(今村 寿君) この際、2時10分まで休憩します。
午後1時59分 休憩


午後 2時10分 再開

委員長(今村 寿君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  質問者及び答弁者にお願いを申し上げます。毎回申し上げておりますが、要領よく、簡潔な質問と答弁、前段とか背景は抜かしていただいて、必要なページ数だとか項目に絞って端的な質問、または回答をよろしくお願いいたします。
  それでは質疑。小川委員。

委員(小川 昌義君) 簡単に申し上げます。
  行政実績報告書の方の19ページ、産業医あるわけですが、この方は、名前も書いてあるわけですが、一応厚労省では月に1度職場点検をするということになっているのですが、これは実施しておりますでしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 川村先生につきましては、決められた日の点検ということは実施しておりませんけれども、これまで心の病の職員に関しまして、これまで6回ほど直接先生の方に相談しております。本町に来て相談をしていただいております。また、宮城大学におきましては、直接相談者が出向いて1回相談。それから、電話による相談も10回ほど。それから、担当が直接産業医さんの方に、いろいろな面で12回ほどというようなことでの相談を実施しておりますけれども、定期的な訪問というようなことは実施はしておりません。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 同じく19ページですけれども、この定期健康診断というのがあるわけですけれども。これは、今どきに言うVDT作業の点検も健診項目は入っていますか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) VDT検診につきましては、労働安全衛生規則に定められていないというようなことでございますので、まだ点検項目に定められておりませんので実施はしておりません。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 職員の仕事を見ていますと、勤務時間一杯VDT作業をしているわけですから、この辺は検討がかなり必要ではないかというふうに思いますので、検討をお願いしたいというふうに思います。
  次の質問に入ります。19ページ、同じ。職場の安全点検ということになりますと、その辺の点検する組織というのは富谷町にあるわけですか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 町におきましては、職員安全衛生規程で衛生委員会を設置するという要綱はございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 委員会は、年に何回ほど開催しているわけですか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 実際開催はしたことはございません。

委員長(今村 寿君) ほかに。小川委員。

委員(小川 昌義君) 安全衛生管理委員会と言いましたっけ。全然運用していないということは、これは問題だと思うのですが、要するに設置されているにもかかわらず開催されていないというのはどう思いますか、町長。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) おっしゃるとおりだと思いますね。必要性、あるいは定期的に検証するというふうな意味合いからしても、開催する必要があるのでないかというふうに今思いました。今後検討いたします。

委員長(今村 寿君) ほかに。小川委員。

委員(小川 昌義君) 行政実績報告書の21ページの税務課の収納業務ですね。MT装置からFDの媒体に変更に係る改修というものがあるのですが、このFDというのはどういうものなのか質問いたします。MTとFDの違い。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) MT装置の保証期間が終了しまして相当経過し、保守の心配があること、それから後期高齢者医療保険料の普通徴収が開始されたこと、それから会計課設置のセブンメイトという伝送装置があるんですけれども、それを利用し、口座データの伝送が可能になったことによりまして、フロッピーディスクでの振替データのやりとりへ変更するとともに、伝送できる環境を整えるということで、この業務があったものでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そのやりとりするやつは、MTよりもFDの方が容量が多いということ、それともMTが前は余分なことをしていたということなのですか。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) MT装置なんですけれども、耐用年数を超えてきたと。それで、フロッピーディスクに変更ということになったのですけれども、セブンメイトというものでできるということで、変更するという業務でございました。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 最後にしたいと思うのですが、全般的に改修という言葉がありますね。ですから、どこのページというわけではないのですが、改修するその作業ですね、例えばAという企業があったらAの企業が改修のためにパソコンを自分のものを持ってきているのか、それとも富谷町のものを使っているのか、この改修している際にですが。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 委託業者のSE用パソコンを用意いたしまして、実データの外部持ち出しはないということになります。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そうしますと、改修なり、そういったことについては、一切改修業者がパソコンを持ってきていないということでよろしいですか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) はい、そのとおりでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そうしますとですね、この前バグがあったわけですけれども、バグによる改修があったという報告を受けたわけですけれども、その際もやはり富谷町のパソコンだけで、外部のパソコンは一切持ってきていないというふうに理解してよろしいのですか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) バグという言葉が理解できませんので、後ほどお答えします。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 私、セキュリティーの問題で問題視しているのですけれども。要するに業者がですね、パソコンを持って入ってきて、我々で言うとテスターというんですけれども、テストするのにはやはり自分のものを持ってきてやるわけですよ。ですから、このシステムがある分だけパソコンが必要なんですよね、改修するときは。富谷町で相当のシステムがありますから、相当のシステムのパソコンを富谷町で用意するか、ないしは容量によりますけれども、積み重ねていってできるわけですけれども。ですから、そういう改修の際のセキュリティーが一番問題になっていると思うのですよ、今。ですから、そういう意味で業者が持ってきているのか持ってきていないのか、その辺詳しく調べてほしいと思うわけです。

委員長(今村 寿君) 総務課長、今回答できますか。回答。

総務課長(須藤 辰夫君) 今はできませんので、後で小川議員さんの方にご説明いたします。

委員長(今村 寿君) はい。それでいいですか。(「はい」の声あり)
  伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) まず、先ほど企画課長の方から、音声ファクスの受領が中止されたという話がございました。理由をお伺いします。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) まず、契約期間が満了したということと、それにかわることとしてホームページを充実していくということで、そちらの方にシフトをしていくということで廃止とさせていただきました。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 私も前に使ったことがあるのですが、誰しもがホームページを開けるとは限らないと思うのですよね。それで、情報紙として多岐にわたって町の情報は現在ありますね、便利帳もあります。しかし、この音声というものの中止にされた経緯とか、そういうものの件数など、実績報告書には何ページに書いてありましたでしょうか、お伺いします。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 音声ファクスについては、実績報告書では掲載しておりませんので、後ほどお示しさせていただければと思います。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) お願いいたします。
  それからですね、決算書の51ページなのですが、総務費として不用額が5,400何がしございます。そして、その下に総務管理費として4,200万何がしの不用額がございますが、これについて先ほどご説明あったのでしょうか、お尋ねいたします。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) ここの総務管理費は、総務課を含め、いろいろな課の入っておりますので、総務課からとしての説明はしておりません。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) そうすると、総務課としての不用額は幾らになりますか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 申しわけございません。総務課としての不用額の総額は把握しておりませんでした。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) それでは、後でお願いいたします。
  それから、その下の、先ほどのご説明で報酬のところ、44行政区長の報酬ということで23万3,700円不用額になっております。これは、どのような理由でしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 報酬につきましては、均等割と戸数割がございますので、多分積算上多くの世帯数というようなことの見込みによる残であると思います。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 最後になりますが、9月1日は防災の日ということで、昨年の岩手・宮城内陸地震から1年過ぎましたが、基金として富谷町は50億近くということ、それから現在借入金の未償還が41億何がし、それから基金債も入れますと60、70億近くなると思いますが、富谷町として何かあったとき、地震、災害なんかがあったときに、まずね現在4万6,500人ですか、4万7,000人近くなっておりますが、何か起きたときのインフラ、またいろいろなことに関しての、どのぐらいそれにかかるのか、そういう危機管理ですね。昨年の地震で、基金等一切もう取り崩してなくなったという自治体の話も聞いております。そういうことを考えましたときに、富谷町としてどのぐらいそのときの費用がかかるのか等を出しておるのか、考えていらっしゃるのかお尋ねいたします。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 富谷に当てはめた、大震災の被害額の想定額の積算はしてございません。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 今月の広報だったかと思いますが、「大災害が起きたときのことを考えて準備をするように」という一言が入っていたように思うのですが、今後その試算をする考えはございますか、お尋ねします。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 想定しての被害額は、試算したいと思っております。

委員長(今村 寿君) ほかに。山路委員。

委員(山路 清一君) 報告書の10ページです。この旅費の中にですね、宮城県企業立地セミナーin Tokyo、先日私質問したのですけれども、ちょうど去年の7月30日に参加しております。7月というと、ちょうどまだ不況になる前のところだったのですけれども、去年と今年でどのように、内容的にですね、違うところがあったか、内容をちょっと聞きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) こちらは町長の出張に伴うものでございまして、実際詳細は産業振興課で行っておりますけれども、これにつきまして、昨年と今年の比較ですと、確かにちょっとこういう景気ですので何社か減ったようですが、ほぼ計画どおり実行されていたと思われます。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) その上の方にですね、これはちょっと今ここではあれですかね、この町長の旅費に関しては。よろしいですか。
  上の方に、in Nagoyaの方ございます。名古屋と東京の方とは、これちょっと地域的に違うのですけれども、これでやはり内容的に違うのですかね、名古屋の方と東京の方は。

委員長(今村 寿君) 産建のテーマではないでしょうか。産業建設。(「はい、わかりました」の声あり)山路委員。

委員(山路 清一君) では、報告書の19ページ、こちらの方にですね、成果及び今後の課題の件の中で「精神的に不安定な職員との面談を行う」とありますけれども、昨日「今、富谷町の方で休暇をとられている方いらっしゃいます」という話を聞いています。それから、産休で休んでいる方もいらっしゃいますけれども、今休んでいる方は何名でしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 精神的に病休をとっている職員は、今のところ1名でございます。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 私も経験があるのですけれども、病気とか怪我というのは治るのですけれども、精神的な病というのはなかなか治らないのですね。それで、この今休んでいる方1名いらっしゃるという話を聞きましたけれども、町の方としてはですね、どのような支援というか、何かやっているか、その辺お聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 病休されている方につきましては、主治医さんにかかって診断をいただきながら、その診断により快方に向けての休暇をいただきながら治療しているというような状況でございます。町におきましても、ある程度の期間におきまして報告をいただきながら、プレッシャーをかけずに、1日も早い回復をただ願っているだけでございます。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 今1名の方が、このようなことで休んでいるということで、非常にちょっと私から言うと大変だなという感じはいたします。その中でですね、今の方は日にちにするとどれくらい休んでいるか。また、職場のですね、いろんな問題があって悩んでそういうようなことになったと思うのですけれども、今後の対策についてちょっとお聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) この1名の職員につきましては、自宅静養1カ月を経て、また1カ月特別休暇願が出ている状況でございます。これも、やはり見守っているというようなことでございます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 実績報告書の4ページの、富谷町まちづくり審議会の件でお聞きしたいのですが、審議の過程で「第6回の審議会最終報告書の取りまとめ」ということで、これは東北大学の吉田浩委員長が報告書を提出していると思うのですが、それでこのまちづくりのキーワードとして環境だとか、それからいろいろなものが提言されて、9年から11年のところに基本と、それから実施にですね、反映をするように提言されていますが、これはどのように受けとめて、9年から13年に反映されているかお聞きしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) こちらの方は、審議委員の皆さんからのご提言ということで、町長の諮問機関ですので、町長あてへの答申という形でいただいていおります。それで、ここに示しております各論というところでさまざまなご提案をいただいておりますので、それを現在こちらの方でどういったふうに生かしていくか、ご意見の趣旨などを踏まえているところでございます。さらに、この審議会は今も継続しておりますので、その中でまた審議委員との懇談を踏まえながら、これからのまちづくりに必要なものは検討していくというような、そういう段階に行ってございます。

委員長(今村 寿君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 実績報告書の14ページの、情報化推進のところのホームページの運営の事業のところで、2番でホームページ運営委員会「常に新鮮な情報を提供するため各課に委員を任命し、迅速な情報更新体制を整えました」とありますが、実際にホームページを使ってみると、例えば教育関係の方でも「わたしたちの学校」の中の行事が全く迅速に活用できない。それから、議会の定例議会が終わった後に、なぜすぐそれが6月なら6月の後に載らないのか。ここのところで言っている「委員会では迅速に対応を整えた」となっていますが、実際現実は私はそう思わないのですが、その辺の見解を伺います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) ホームページの運用支援業務ということで、こちらの方は運営委員会を設置しております。それは、各課から1人委員を選任していただいて、その課で行われている情報を即時アップするというのが業務になっておりますが、必ずしも議員のおっしゃるとおり即座に対応できなかった部分もありましたので、それはその後にすぐ徹底させていただいて現在に至っております。今後は、その委員をさらに情報力を増すように、現在取りまとめを行っているところでございます。

委員長(今村 寿君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 31ページ、財産管理の方のですね、1の庁舎機能維持ということで、(1)の庁舎維持管理業務の中の6番岩手・宮城内陸地震に伴う議場などの天井復旧工事で43万1,000円が計上されていますが、これはこの庁舎自体は平成15年にできているのと、それから耐震の云々というのは法が変わってからのこれは建築なのに、なぜこういうことがまた起きていたのか。その辺のところをまず、また地震の保険は使わなかったのか。情報と、その見解をお聞かせください。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 当然それがしの損傷があったということは、当初を上回る力が加わったのかなというふうに、何せ天災でございますので、そういったことかと思います。
  それから、地震保険ということでございますけれども、町で加入している建物の共済がございますので、それで一部対応したものがございます。

委員長(今村 寿君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) この天井ということになると、これ全部同じような天井に見えるのですけれども、これ全部落っこったわけではないでしょう。それでじゃあその後に建築業者の見解、それとその対応に対して、こちらからは何かそれに対して注文というか、そういうものをつけ加えたかどうか。やったところの修理だけではなくて、みんなこれを調査したのかどうかをお聞きします。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) いわゆる化粧板、それが欠けたりとか、そういった形で落ちたというような状況でございまして、本体そのものへのものではございません。(「建築屋の見解は」の声あり)耐震上は問題ないという見解でございました。

委員長(今村 寿君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 耐震上は問題ないと言ったって、崩れたということは建築当初の不備ですよ。地震が来て、地震がそれだけのものか云々ということで、建築家と交渉したのですか、それじゃあまず。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 化粧板がはがれ落ちたりとかそういったものでございますので、いわゆる?体、本体の部分での影響はございません。

委員長(今村 寿君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) あとじゃあ議場のほかは、そういうようなことはなかったのですか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) その当時の点検ではございませんでした。

委員長(今村 寿君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) そうしますと、全く建築はもう関係ないと、43万1,000円をただ払ったということですか。

委員長(今村 寿君) 財政課長。

財政課長(渡辺 成一君) 建築工事そのものにかかわる部分ではございませんですので、そういった形で対応してございました。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

委員(安住 稔幸君) 実績報告書9ページ、フロアマネージャーの来庁者状況というので数字が出ておりますが、実際にフロアマネージャーに聞いた方の人数は掌握していますでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) フロアマネージャーは午前2時間、午後2時間行っております。それぞれ業務日誌を書いていただいておりまして、来庁者の数がここに反映されております。それから、直接フロアマネージャーが案内したものも、こういったことで「定額給付金で、ここへ案内しました」というのも書いていただいておりますので、ただそれを総合的にカウントはしておりません。来庁者の数だけで、まずここは十分ではないかということで、ただ日誌としてはございますので。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) その数字というのは、フロアマネージャーに聞かれた方の数字というのは出せるのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 数というのは人数ということですか。出せと言われれば、1枚ずつ電卓をたたきまして。というのは、来庁舎の数、フロアマネージャーが聞かれた数という、そういうカウントをしていますので、それを集計していくという形になりますので、もし必要であれば後ほど、ちょっとお時間をいただくと思います。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) おおよそどのくらいの方が聞かれたかというのは、感じで結構ですから今わかりましたら、大体おおよそで結構です。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) その日の状況で変わってきます。例えば、税務の方で何か文書を出したときに来庁されると、その日やっぱり多くなったりしております。何もないときは全くゼロという日もありますので、この人数からしますと、大体2~3割はフロアマネージャーが直接案内とかしているようなところは見受けられております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして、実績報告書11ページでありますけれども、広報モニターについてお聞きします。この当時5名の委嘱ということでありますけれども、モニターさんの、集まって皆さんからご意見をいただくというか、ちょっとやり方がわからないのですが、どういったことで声を聞いているのでしょうか、お願いします。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) モニターの意見聴取につきましては、広報を送りまして、それを評価していただくということで、こちらから項目を何点か示させていただいて、それに記入をいただいて、それをこちらでもらって反映していくという形をとっております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして、14ページであります。私が質問するのは、すべて実績報告書からいきます。14ページ、ホームページについてでありまして、このホームページをアップしている方はどなたでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 基本的には経営企画課の内部でアップをしておりますが、各課のページ、各課の情報については、先ほど言いました運営委員会の委員がそれぞれのことをやっております。先ほどちょっと答弁が漏れましたが、議会関係のことは議会事務局で上げるようになっております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、その各課によって、例えば今日あった出来事を今日、場合によっては明日上げるということも実際には可能なのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これは、即時対応しておりますので可能でございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして19ページ、職員健康管理事業についてお聞きします。成人病の健康診断受診者数が出ておりますが、この健診の項目、それはどのようなことで決められているのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 健診の項目につきましては、2番にあります胃がんから、年齢によりますけれども、骨密度測定検査まで、年齢に合った該当健診を受診をしていただくというふうになっております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) これは、この項目を決めたという何かそういった基準的なものがあるのでしょうか。それとも、職員からの要望的なもので、これを選んでいるのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 先ほど申し上げた、労働安全衛生規則に定められております定期健康診断項目というふうになっているものが健診項目だと思います。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) では、その項目に沿ったものが入っているということですね。はい、わかりました。
 続きまして20ページ、情報化推進でありますが、これで先ほどお話の中で、ちょっと私が聞き漏らした部分があるかと思うのですが、IPという言葉を聞いたのですが、これはIP電話ということでしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) IPKというような言葉だと思いますけれども、先ほど言いましたように、町長の日程等につきましては職員が全員のぞくことができるシステムでございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) IPKですね。小川委員が先ほど聞かれているものですね。
 はい、続きまして24ページ、交通安全対策であります。これで、黒川消防の富谷出張所がある交差点、子供たちの登下校時間が非常に車の往来が、それだけではありませんけれども、多くてですね、非常に危ない思いを子供たちがしているようであります。この辺の交通安全指導体制について、どのようにされたかお聞きします。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 交通安全期間中、街頭で安全の登校時のご協力をいただいているということでのお願いというような状況でございます。あとは、上り東西の信号の時間帯の調査をいたしまして、そういうところの状況を見ながら、交安等々に安全につながるようなものがあれば参考にしたいというようなことでの現場検証をしているところでございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 今の件でありますけれども、交通安全指導隊の方にもたまにはついていただいているのですが、やはり日常的に非常に危ない状況になっているようであります。こういったことで、常にどなたかに、有償でも、有償というか、どなたかにきちんとお願いして、交通安全の子供たちを見守るというか、その登下校時間だけでもですね、そういったものについては昨年度は検討されましたでしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) それにつきまして、交通指導隊員と打ち合わせしながら検討してまいりたいと思います。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) ぜひともよろしくお願いいたします。
 続きまして27ページ、諸費の人権教育についてお聞きします。人権教育で、子供人権教室というのが各公民館、幼稚園等で行われておりますけれども、これは学校単位でやられたのでしょうか。詳細を教えてください。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 各公民館単位での利用者を対象にした子供人権教室を募集させていただいてございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 公民館の利用者ということですか。子供人権教室でありますけれども。子供たちというか、いわば小学生、中学生も入るかどうかわかりませんけれども、この子たちの人権教育という形ではないのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 開催を考えた際にも、啓発等々につきましては各公民館、会場を利用されている方が、そのパンフレットを見て参加されたというようなことで、学校を通したものではございませんでした。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) はい、わかりました。
 続きまして、最後になります。29ページ、指定統計についてでございます。統計と調査事業でございまして、研修とか、そういったものや意見交換会につきましてですね、この業務を行った調査委員の数より非常に少ない方しか参加されていないようですけれども、これで大丈夫だったのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 調査の数につきましての研修16名と、全員の研修はなかったわけでございましたけれども、開始前の担当からの説明を十分に行いまして、問題なく統計調査を済ますことができました。

委員長(今村 寿君) ほかに。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書の4ページです。まちづくり審議会のところのまとめのところに「中間答申として取りまとめました」と。それで、先ほどの課長のお話で、町長に対してということでしたが、これは議会の場、議員への配付だとかというのは今回してあるのでしょうか。どうでしょう。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これについては中間答申でございますので、いずれ配付する予定ではございます。答申ですので、町長への諮問機関ということで、一部の町民の方からも電話をいただいて、「閲覧は可能ですよ」ということで公開はしております。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうすると、いずれの日かということですが、大体どのあたりをめどにして最終を取りまとめるということになるのでしょうか。一体それはいつぐらいの時期に、ほかの人たちにも、議会にも、議員にも公開することになるのか伺います。

委員長(今村 寿君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これは中間答申でございますので、配る場合については町長と相談して決めていきますが、活動的には2年の委員の委嘱期間です。現在も活動しておりまして、今年度一杯で最終的にまた答申を取りまとめるということになっております。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。
「なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。以上をもちまして、本日
 の議事を終了いたします。なお、次回は9月7日月曜日に引き続き行うことといたします。本日は、これにて散会いたします。
午後2時51分 散会  

平成21年決算審査特別委員会(第2号)

平成21年9月7 日(月曜日)

富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 17名

  • 委員長 今村寿   
  • 副委員長 菅原傳    
  • 委員 千葉達
  • 委員 相澤武雄   
  • 委員 浅野幹雄    
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子    
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 高橋敏夫   
  • 委員 磯前武    
  • 委員 相澤榮
  • 委員 山路清一   
  • 委員 佐藤克彦    
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 小川昌義   
  • 委員 小泉光

欠席委員  1名

  • 委員 市川壽藏

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 渡邊俊一

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 教育長 千葉芳樹
  • 町民生活課長 奥山育男
  • 町民課長補佐 赤坂松子
  • 町民課長補佐 橘川榮
  • 子育て支援課長 八巻恵美子
  • 子育て支援課長補佐 富澤裕
  • 健康増進課長 小松巌
  • 健康増進課長補佐 浅場悟
  • 長寿福祉課長 千 葉美智子
  • 長寿福祉課長補佐 安積春美
  • 長寿福祉課長補佐 横田利雄
  • 学校教育課長 瀬 戸けい子
  • 学校教育課参事 佐藤崇
  • 学校教育課長補佐 佐々木俊男
  • 学校教育課長補佐 郷右近衛
  • 生涯学習課長 佐藤信夫
  • 生涯学習課長補佐 石川康一
  • 生涯学習課長補佐 斉藤洋子
  • 生涯学習課長補佐 齊藤英夫

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄   
  • 次長 泉川潤哉
  • 主事 加藤宏子

午前10 時0 0 分 開会

委員長(今村 寿君) 出席の皆様が、一段ときょうは日焼けされて、健康そうな顔をされております。
さて、ただ今より決算審査特別委員会を開きますが、本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、本日の「決算審査特別委員会」を開会いたします。


認定第1号 平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(今村 寿君) 認定第1号、平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち町民生活課、子育て支援課、健康増進課、長寿福祉課及び教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
  それでは、各担当課長へ内容の説明を求めます。
町民生活課長、子育て支援課長、健康増進課長、長寿福祉課長、学校教育課長、生涯学習課長が決算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(今村 寿君) 以上で、説明を終わります。この際、午後1時まで休憩します。
  
午後 0時03分 休憩                     


午後 1時00 分 再開

委員長(今村 寿君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほど、佐藤委員の松森工場の質疑に対して、質疑が始まる前に町民生活課長からご回答申し上げたいという申し出がございましたので、早速お願いします。町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君) それでは、先ほどの松森工場に関します建設負担金の関係を説明させていただきます。
 仙台市との協定に基づきまして、総額約23億9,000万円ほどの富谷町の負担金がございます。これは、全体の1割を富谷町が負担するということでの金額でございます。それで、平成20年度末の支払い済みなのですが、7億3,086万384円というふうな状況でございます。したがいまして、残りが約16億5,900万円ぐらいの残というような状況となってございます。
 それから、交付税の関係ですが、こちらの負担に対します交付税の方も措置されておりまして、平成20年度の交付税のベースですと、元利償還金分が約1億6,800万円に対しまして、交付税措置が約140万円といったところで、交付税措置がございます。その差し引いた分が、富谷町の負担分約1億7,000万円というような状況でございます。以上です。

委員長(今村 寿君) 質疑を受ける前にお願い申し上げます。質問者は、さらに要領よく簡潔に、いろいろな方の質問をたくさんいただきたいと思っているだけに、スムーズな要領よい議事進行によろしくご協力くださいますようお願い申し上げます。
 質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君) できるだけスムーズに。では、報告書の140ページ、お願いいたします。社会教育総務の方に事業の報告があるわけですが、平成19年度にはですね、カウンセリング研究会とか家庭教育支援というものが入っていて、その19年度には評価をしているわけなのですが、それが20年度には出てこないというのは、どういう理由で出てこなくなったのかお聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) まず、カウンセリングの方は、学校教育課に移管してやっているという形になりましたので、生涯学習課からは外れたという形になります。それから、家庭教育支援の方も、それぞれ公民館の方に事業に取り組んでいただいているということで、生涯学習課からは外れているということです。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 続きまして、144ページごろからの、ずっと公民館関係の事業が入っていますが、公民館協力員会というのが設置されており、私もそこへずっと協力してきたわけですが、これは年何回実施しているわけですか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 今現在は1回でございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) これだけ公民館が増えて、組織も増えてきているのに、たった1回というだけではですね、やはり十分な活動ができないのではないかと思うのですが、その辺の評価はいかがですか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 1回という形では進めておりますけれども、公民館側から一応事業の内容をきちんと協力員にお示しをして、協力をいただく分をきちんと説明しているということで、各公民館ごとに分かれたブロック会議といった形もとっていますので、ある程度その場で理解していただいているのかなと思っております。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) やはり、昨日も体育祭なんかありましてですね、公民館協力員の方々も非常に努力をしてきていらっしゃると思うのです。そういう意味で、やはりそういう評価の会議とかね、そういうものについてもやっぱり入れながら実施していっていただきたいというふうに思いますが、そういうことで、要望みたいになりましたが。
 次に143ページですが、文化財保護ですけれども、これにはちょっとないのですが、要するに文化財保護という意味合いからしますとですね、何かこう古いものの文化財を保護していこうという意味合いのように受け取るんですが、将来に渡ってね、200年後、300年後の文化財保護という立場で現在を見るという、そういうあれはあるでしょうか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 文化財保護というところで項目として挙げておりますけれども、民俗ギャラリーも含めて、文化財保護あるいは民俗ギャラリーの運営、そういったものは歴史はですね、刻むものをきちんと掌握して、文化財保護審議会等々のご意見を頂戴しながら進めていきたいと思っています。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 将来にわたって残すべき財産というか、それもやはりこの検討課題にしていただきたいというふうに思います。
 148ページ、公民館の図書利用状況なのですが、かなりグラフにしてみますとですね、図書の利用状況とか、それから貸出冊数とかですね、一定程度の減傾向からちょっと回復傾向に入っているなと思うのですが、この本のオンライン化というんですか、そういうものは今現在どのようになっているでしょうか。なおかつ利用状況の評価ですね、どういうふうに評価しているのか質問いたします。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) オンライン化という形ではございません。それが理想だとは思っていましたけれども、それに向けていろいろ研究はしておりますけれども、まだそこまで行ったと言えない状況でございます。今現在は、各公民館エクセルを使いながら情報交換をさせていただいているというところでございます。
 あともう一件なんでしたか。評価。

委員長(今村 寿君) 評価。1問1答だけど。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) そういったことで、将来に向けて今いろいろ研究しているというところでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 149ページ、学校開放とか開放関係ですが、成果と課題の中にはそれなりに記入してあるわけですが、減少した傾向というか、そういうものについてどのように評価しているのか、お聞かせ願いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 学校開放が減少した実績というところなのですけれども、これは富ケ丘小学校、それから東向陽台小学校が耐震工事等々でですね、学校に工事が入っていたということで開放ができなかったことによる減少ということになります。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 各学校とも開放する委員会みたいなのは設置されているわけですか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 学校ごとの日程調整会議というものがあって、それを利用されている団体による、それぞれの利用を出し合って調整する会議は開催してございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 最後になります。この学校施設もそうですが、いろいろな公民館の施設も含めてですね、要するにホームページでそれを利用する、そういったものを構築していくという点についてはいかがでしょう。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 町民の方が利用しやすいという形であれば、そういったシステムをつくってパソコンで申し込みができる、そういう姿が理想だと思いますけれども、まだまだそこまで富谷町は行っていませんけれども、それに向かっていろいろ勉強していきたいなと思っております。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君) 主に実績報告をもとにして質問をいたします。39ページでございますけれども、そこの2のところに外国人登録者が書いてあります。平成20年は115人だということになっておりますけれども、その内訳ですね、あまり詳しくなくてもいいですから、中国とかブラジルとか、その程度のやつでちょっとお示し願いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君) 外国人登録者数の内訳でございますが、韓国国籍の方が46名、中国籍の方が17名、その次がロシア国籍の方が8名、アメリカ6名というような数字となってございます。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) この外国人の方々ですね、登録はされているんですけれども、皆さんは公民権の行使といいますか、例えば選挙権は恐らくないだろうとは思いますけれども、何か町民として、あるいは県民として一定の権利、あるいは義務というようなものが与えられているのかどうか伺いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君) 申しわけございません。もう一度お願いできませんでしょうか。ちょっと聞き取れなかったものですから。

委員長(今村 寿君) 公民権だとか、そういう権利とか義務とか今どんな状況になっているかという内容ではなかったか。
  では、もう一度。菅原委員。

委員(菅原 傳君) えーと、私が言うことになっているのですが、例えばですね、外国人でも日本におって日本人の籍をとるとね、選挙権が与えられている方がいるわけですね。あるいは、税金を納めて選挙権をもらうという方もいるわけですけれども、富谷の場合にはそういったようなのはちょっとあまり聞いたことがないのですけれども、富谷に住んでいる人が公民権とか何かで与えられている権利というのはございますか。

町民生活課長(奥山 育男君) 町民生活課としての……(「まだ言ってないよ」の声あり)

委員長(今村 寿君) まだ指名していなかった。

町民生活課長(奥山 育男君) すみません。失礼しました。

委員長(今村 寿君) これは、ちょっと答える担当が町民生活課ではないと考えますので、選挙管理だとか、そちらの方ではないだろうかと考えるのですが。菅原委員。

委員(菅原 傳君) 了解をいたしました。
 では、その次ですけれども、59ページ、4番のところに認可外保育施設の運営補助というのが出ております。それで、ぷらむ保育園が467人ですね、348万7,000円となっています。そして、あさひな学園が579人で323万3,000円となっていますが、あさひなの方が、ああ、おひさまの方が112人も多いのに、どうしてこの補助金が少ないのかですね、この辺をご説明願います。

委員長(今村 寿君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君) 認可外保育園の運営補助費につきましては、未満児が9,550円、3歳以上児が3,233円ということで金額の違いがありまして、その人数によったものの差が出たものと思います。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) わかりました。
 では、その次にですね、61ページですけれども、2のところに子育て応援特別手当支給というのがございます。それで、第2子以降3万6,000円というふうになっていますが、その成果と今後の課題のところにですね、「子育て支援特別手当については、手当の支給については平成21年へ繰り越し」というふうになっているわけですが、これはどういうふうなわけで繰り越しになっているのですか。

委員長(今村 寿君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君) 平成20年度につきましては、10月1日付の基準日としました。それで、3月の末日より申請を受け付けまして、そういう関係から平成21年度の支給として始まりました。現在930名に対しまして、928名の支給率となっております。あと2名というところで100%にもう少しというところで今努力しているところです。以上です。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうしますと、平成21年の分と、それから20年ですね、これ一緒に21年に一括支給をするというように理解をしてよろしいのですか。

委員長(今村 寿君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君) 平成20年度のこの子育て応援手当につきましては、支給ということで今進めさせていただいておりますけれども、平成21年度については、まだ国会の方で検討されている途中で決定事項ではありません。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) では、次に68ページの3番ですけれども、黒川病院の負担金、平成19年と20年を比べますと700万円減になっておりますけれども、この理由は何か説明願います。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 経営状態もですね、ある程度利用者も増えてきているということでの、その分での赤字補てんが少なかったということでございます。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうしますと、これは毎年増減という状況は起きてくるわけですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 経営状態は現在改善に向かっておりますけれども、ただ建物的なものもありますので、その修繕等の部分とかも出てまいりますとそれが増えるというようなこともありますので、それは一概には言えないと思います。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) それから、87ページの1ですけれどもね。敬老祝い金のことが書いてあります。成果と課題のところをちょっと読んで気になったのですが、せっかく皆さんが喜んでおられるので継続する方がいいと思いますけれども、事業の見直し云々と書いてありますね。この事業の見直し云々というのは、見直しというのは決していい意味ではありませんで、減らすか、あるいはなくすかということになってくるのですけれども、これは具体的に検討されているのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) この件につきましては、今年度町長の施政方針でも申し上げている状況でございますが、今ですね、敬老祝い金を皆様のところにお届けする状況となっておりますので、それが過ぎたら本格的に考えていかなければならないものかとは思っておりますが、今後このまま継続していっていいものかどうかというのは、やっぱり何十年もやってきておりますので検討する段階に来ているものと思っております。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次に、これは決算書の方ですけれども、80ページの5番です。後期高齢者医療制度の予算のところですけれども、1億7,200万円の予算に対しまして318万円減ということになっているのですが、この減になっている理由は何でしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 後期高齢者の関係につきましては、一般会計から支出するものが共通経費であり、あるいは療養給付費と保険料と三つございます。それで、療養給付費というのは医療費に対しての12分の1というふうに決まっていまして、その辺のところで、広域連合の方で計算をして額を決めてまいりますので、歳出の予算額とは変わって参ります。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうしますと、これは年度当初の予算と実際の支出額というのは、毎年その年度によって増減が出てくるというふうに理解したいのですが、よろしいですか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 若干そのようなことがあります。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 実績報告の128ページですけれども、特別支援教育就学奨励費がございます。これを見ますと、平成19年と20年を比較すると、新入学用品ですね、これが額が3倍に増えております。それから、修学旅行費用に至りましては、この平成19年と20年との比較は、ちょっと私の見方では11倍に増えているというふうな状況になっているのですが、これはあまりにも何か倍率が多いのでね、どういう理由なのか。そして、今後もこういったことが続くのかどうかですね、お伺いします。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 新入学用品、修学旅行費につきましては、対象者の違いによるもので単価は同じでございます。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 最後の質問でございますけれども、134ページ、実績報告ですが。図書費の問題について、成果と課題のところにいろいろ触れられておりますけれども、非常に図書館指導員の配置によって読書熱が高まって学力がかなり向上していると。父母の皆さんも非常に期待しているというのが書いてありますけれども、そういう点では非常に実績が出たと思いますが、さて図書の冊数を増やすという実績は、ちょっと見たところですね、教育備品のところにちょっと含まれていると思うのですけれども数字が明確にされておりません。これは、やっぱり今のような状況であれば、図書冊数は年々増えていくというのが常道だと思いますけれども、平成20年度の場合ですね、19年度と比べてどれぐらい増えたのか、小中別の額でいいですからお示し願いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 平成20年度におきましては、小学校、中学校全体の蔵書率の平均は50.8%になってございます。

委員長(今村 寿君) ほかに。小泉委員。

委員(小泉 光君) それでは、なるべく簡明に、何点か行政実績報告書から質問させてもらいます。
 まず、町民生活課担当ですね。41ページ、中段に成果及び今後の課題とありまして、「個人情報保護に十分留意した制度として再構築により」云々とありますけれども、これは具体的にどういう制度をとって、成り済ましによる住民票の写しを防いだのか教えてください。

委員長(今村 寿君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君) こちらは、平成19年に住民基本台帳法の一部を改正する法律がございまして、それに基づきまして、今お話しのあったような成り済ましによる請求、そういったものを防止するために本人確認というものが義務づけられました。そういった手続を経て交付するようになったものでございます。

委員長(今村 寿君) 小泉委員。

委員(小泉 光君) 本人確認は、免許証、住基カード、健康保険証などですか。

委員長(今村 寿君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君) 今お話しのようなものが、主なものでございます。

委員長(今村 寿君) 小泉委員。

委員(小泉 光君) 引き続きまして、59ページに行きます。ここに、保育所に関することが出ていますけれども、町営と認可と認可外保育所の、それぞれの一月の保育料というのがわかったら教えてください。

委員長(今村 寿君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君) 認可外・認可保育所、町立と三つの形態の保育所がありますけれども、認可外につきましては、その保育所自体でそれぞれの保育料が異なります。大まかなものでお知らせしたいと思います。ぷらむ保育園につきましては、ゼロ歳から2歳までが4万5,000円から4万2,000円、3歳児が3万2,000円となっております。おひさま学園につきましては、ゼロ歳から2歳までが4万円から3万7,000円、3歳以上児が2万3,000円から2万円、ちびっこランド富谷園はゼロから2歳児と3歳以上児が一律で2万9,930円というふうになっております。認可保育所と、それから町立の保育園は同じ保育料としまして、所得によりまして保育料が異なります。階層ごとにいろいろありますので、大まかなところでお知らせいたします。ゼロから2歳児の未満児がゼロ円から5万1,600円、3歳がゼロ円から3万2,300円まで、4、5歳児以上児がゼロ円から2万9,700円という間の保育料になっております。以上です。

委員長(今村 寿君) 小泉委員。

委員(小泉 光君) 今のご回答では、ちょっと次の質問になかなか結びづらいなと思いながら聞いていたのですけれども。私のかたい頭で考えると、子供がいて、保育所に預けなければならないとなったときには、まず町営で、次に認可保育所。それで、ここはどうしても入れないからしようがないな、認可外かななんていうイメージでいたのですけれども。ここに出ている認可保育所、それから認可外保育所の町からの1人当たり園児の補助というか、認可保育所の場合は運営費委託金という名称がついていますけれども、これは大体7万8,000円ぐらいなんですね、園児1人一月。それで、認可外になると約10分の1ぐらいになって、平均値ですけれども、大体机の上の計算で6,500円ぐらいなんですね。これから見ると、もうちょっと認可外保育に対する町からの補助も増額の方向で検討してもいいのかななんて思ったのですけれども、町長いかがですかね。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 今のような事情を勘案して、平成21年度に検討した経緯はありますね。継続して検討課題とさせていただきます。

委員長(今村 寿君) 小泉委員。

委員(小泉 光君) 次は、飛びまして127ページのALTなのですけれども、富谷町のALTはどこの国から来ている方ですか。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) アメリカでございます。

委員長(今村 寿君) 小泉委員。

委員(小泉 光君) それを、町の方から希望というか指定というか、そういうのはできるものなのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 英語の指導助手ということでお願いしておりますので、母国語を英語としているというところでお願いしてございます。

委員長(今村 寿君) 小泉委員。

委員(小泉 光君) ちょっとこれは全体的な話になるので、町長に質問したいのですけれども。私、この決算審査ですか、3回目になりますけれども、どうもこの決算審査実績報告書というのが、すうっと頭に入ってこないところがどうしてもあるんですね。それは何でかなと思って考えて、つらつらこの報告書を見てみるとですね、業務に対する目標が書かれていないことが私の頭にすうっと入ってこない一番の原因かなと思います。ここに書かれてあるのは、予算はこれだけでした。決算はこれだけでした。その内訳はこうです。あと具体的に細かいこと書いていますけれども、予算を消化するのが目的ではないはずだと思うのですね。ですから例えば、これはあくまでも例ですけれども、まあ何でもいいんですよ。町民バスの乗車率を20%今年は上げようとかですね、住基カードの発行枚数を今年は何枚にしようとか、そういう具体的な業務目標があって、それを達成するために予算が使われていくんだということかなと思うのですけれども、そういう観点で見たときにですね、全部が全部そういうふうには行かないとは思うのですけれども、できるところからそういうことを始めてほしいなと思うのですけれども、町長いかがでしょうか。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 私も3回目になりますのでね。今日の議論を通して見ても、職員は決算書をもって細かく説明しますと、皆さんはこちらをもって質問しますというようなことで、説明している内容がこっちは説明用、こっちは質問者用でないのと、さっき休憩の時間に話も出したのですけれども、やはり決算書に対応するものを工夫していく必要があるんだなというようなことを今回改めて思ったところです。そういったところも先例もありますので、やはりこれはこれで限界だなというふうに思います。これは必要なのでしょうけれどもね。ですから、18、19、20と私は常によりいいものをと、より中身のわかるものを正確にというようなことで、ここまでたどり着いたわけです、これは。しかし、今回皆さんの議論をお聞きしていますと、こっちは説明を聞き取り用、こっちは質問用というふうな感じの今やりとりなんだなというようなことを思いましてね、また課題が発見されましたので、いい議論になるようにね。ですから、小泉議員が今おっしゃるような中身は、ちょっとまたこの今やろうとしていることと、行政事務という、執行というふうなことからすれば、ちょっと異質かなというふうには思いますけれども。以上でございます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。磯前委員。

委員(磯前 武君) 4点ほど聞きます。
  まずですね、あったか・ほっと事業……(「何ページですか」の声あり)86ページ……。

委員長(今村 寿君) 実績報告書ですか。

委員(磯前 武君) 実績報告書86ページ、老人福祉、あったか・ほっとな地域づくり、これは平成20年度からで、ここに書いてある「平成20年度は町内会開催で、19年は町でやった」、こういうふうな数字だと思うのですが、この中でこの事業について取り組みが様々あると思うのですが、平成20年度は町内会でやったことだと思うのですが、それについて町では報告を受けておりますか。どうでしょう。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 実績報告という形で受けております。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 町内会もちょうど平成20年度からということで、取り組みについてなかなかうまくいっていないと。それぞれの町内会の特徴あるやり方をしていると。では、そういうことに対して、行政区はいろいろな44行政区でこのあったか・ほっと事業をやっていることについて、お互いに認識しているでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) まずは、町内会長さんからの、実際に事業を行った後からの実績報告をいただいたときの感想といたしましては、おおむね好評で、皆さんから、アンケートもとっておりますけれども、好評であったと。ただ、最初であるために、今まで敬老会をやっていたところは割とスムーズに入ってまいりましたが、敬老会をやっていなかったところなどは、なかなかその事業を立ち上げるのに大変だったというお話もいただいております。そのことを受けて、今年はいろいろアドバイスとか、こういうことはどうでしょうかというお話をしていたところです。ただ、今議員さんのおっしゃるところ、ちょっとわからないところもあるのですが、もしかしたらば町民の方々がみんな理解をしているのかというようなところなのかなと思いますが、その辺のところは、なお一層広報に努めて参りたいと思います。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 町内会でどういうふうにしたらいいかわからなくて、お互いに暗中模索の中で事業をやっているというふうに私は感じているものですから、議員もですね、44町内会がこのあったか・ほっと事業をどのようにしているのか、自分のところの町内会とか周辺の町内会は若干わかりますが、私どももそういうものをいい事業として今後もやっていく上で研究もしたいので、議員にぜひとも配付していただきたいと思うのですが、どうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 行政区長さんの会議でお渡ししたものがございますので、町長と相談しながら、どのようなものを出したらいいかということを考えて参りたいと思います。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) では、ひとつよろしく。私どもも、ぜひこのほっと事業ですね、町内会でも期待しているところもありますので、よろしくお願いします。
 では、実績報告142ページ、大黒澤苑の事業ですね。ここで、大黒澤苑は昨年度より、課題の中で「利用率の向上を図るためにカラオケセット等工夫をして、利用者が増えるように努めてきた」とありますが、平成18年、19年、20年と減ってきているのですが、この要因は何でしょうか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 減ってきている理由でございますけれども、まず管理人の体制、今まで管理人がずっとサービスで常駐されてきていまして、結構苑内見学の部分もきちんと人数も把握できていましたけれども、今お願いしているのがかぎのあけ閉め等々で、苑内見学がされる間ずっと常駐しているということではないので、その辺が把握できかねたというところで人数が減ってきたのかなと思っています。実際の人数が的確に把握できていないというのが現状だと思います。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) では、今後については、増える方向でいけるというもくろみはあるわけですね。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 極力大黒澤苑を利用していただいてというところで、もくろみというか、そういう期待感は持っております。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) ちょっと質問をするのを忘れましたので、ちょっと後戻りして申しわけないのですが、69ページ、成人保健事業、これの運動指導というところなのですが、4番目。この運動指導の中で、健康寿命延伸事業、これの健幸度UP運動教室、この事業は平成15年から始まったように思っているのですが、その当時はこの対象者どのようになっていたか認識していますか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 健幸度UPにつきましては、平成15年度から始まっておりまして
、40歳以上の男性から始まったということでございます。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) どういう理由で30から60代までになったのか、その点をちょっとお聞きしたいのですが。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 議員さんからの一般質問でもございましたが、平成19年度の健康診査における30歳代からの病気というか、ある程度のものを持っている方々が40%もいると、男性でですね、いる。それから、平成20年度からは、特定健診、特定保健指導がスタートしたことによって、生活習慣病に着目した運動をしようということで、健幸度UPにつきましても30代からとさせていただきました。もちろん、30代から60代までということでさせていただきまして、昨年は20名の方々に参加していただいたということでございます。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) この対象者を変更してですね、参加人数が増えたのか減ったのか、その点どうですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 平成20年度に関しましては、会場も中央公民館の大ホールということで、20名の募集定員に対しまして20名ということでございます。以前、武道館のアリーナ等を使ってということで、30名とかということでございましたけれども、それも30名に達したときも若干ございましたけれども、その点少ないときもありました。それで、昨年につきましては20名の定員に対しまして20名ということでございました。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 募集人員を30名から20名に変えたりするのはいいのですが、これは健康事業の延伸事業なんですから、多くの参加者を得ながら、そして医療も使わない、そして介護保険も使わない、そういうふうなことを考える目的でやったので、逆に人数を少なくするというのはちょっと問題があるのではないですか、どうですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 会場の問題もありまして、昨年は人数を減らしたということでもございますけれども、ただ問題があるというか、それはご指摘のとおり中身的にですね、運動ができる態勢を、昨年はヘルスアップスポーツとか、そういういろいろなものを開いてですね、いろいろな人たちに、多くの人たちに参加していただく機会をふやしたということでございます。健幸度UPに限らず、いろいろな機会をとらえて参加していただきたいということで考えております。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) あまり人数とか対象は変更するとなかなか人気がなくなってね、どうにもならないと思うのですよ。新規事業もいいのですが、この下のウォーキング大会がありますね。これは、平成20年度から新事業ということになっていますが、これはどうも何か「歩効果(あるこうか)」というのから変化されたように思うのですが、そうではないのですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 「歩効果(あるこうか)」につきましては、常日ごろからコースを設定させていただきまして、小学校区を対象に、その中でコースをつくりまして、それで実施してきたものでございます。ただ、個人でなかなかということもありますので、ある程度機会をとらえてということで、全体で1回はやってみてはということでの開催でございまして、昨年度は好評を得たということでございます。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) では、その下のヘルスアップ、これも新しい事業なのですが、これは対象年齢何歳ですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) これは、まずは一つが20代、30代の子育て層、それから40代の方々、それから50代、60代の方々と、三つのコースに分けて実施しております。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 何か、最初募集のとき女性だけというふうな募集をしたように記憶しているのですが、どうですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) まず、子育て層につきましては、平日ということもございますので、まず子育てから解放する時間も、そして運動不足というのもございますので、その点で対象としてやりました。ですから、女性ということで最初は出させていただきました。ただ、50代、60代に関しましては、男性の方々も平日の日中、午後からということで実施でございましたので、いらっしゃいますので、対象者をそこは広げているということでございます。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) どうも新しい事業大いに結構なのですが、私が一般質問でちょっとお話ししましたが、学習のススメ、これに出さないで、途中から間際になって7月ごろになってその募集をするということは、ちょっと町民が混乱するんですね。ですから、準備をしっかりとやってやっていただかないと、この辺もう参加したい人が入ろうとしても参加できないと。それから、募集の年齢も変わってくるというふうなことなので、この件についてはきちっとその辺をお願いしたいと思います。
  それから、最後になりますが、150ページ、総合運動公園の施設整備事業、これについてちょっとお聞きしたいのですが、この施設整備事業の中で、施設備品、今年は何を購入したのかを伺います。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) キンボール、ニュースポーツの用品なのですけれども、キンボール2セット。それから、バドミントンとソフトバレーボール兼用の支柱ということで、平成20年度ですよね、(「はい、そうです」の声あり)20年度に買いました。それから、トレーニング室のエアロバイク、それからトレッドミルというランニングマシン、これを1台ずつ購入しております。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 購入するものをですね、これは購入する場合、どういうことを基準として購入品目ですか、決めているのか。どうでしょうか、どういうふうに決めているのですか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) ニュースポーツ用品ですと、普及していきたいというものを用意していますし、それからトレーニングルームのマシンについては、利用されている方々の声、そういったものを聞き入れながら買っているというところです。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 今まで、町で所有しているこの用具、備品ですね、これは使われているも
のとか、それから前に購入してあるリストですね、こういうものがあると大変町民としても使われるし、またいろいろなスポーツに活用できるというふうなことで有効だと思うのですが、こういうものの備品のリスト、これは存在するのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) そういう用具等の出納は、備品購入もしていますので、そちらの帳簿はきちんとされております。

委員長(今村 寿君) ほかに。磯前委員。

委員(磯前 武君) それは、どこが持っていて、だれでもわかるのでしょうか。それとも、町のホームページか何かに載っているのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) あくまで備品台帳ということで整備しているもので、議員がおっしゃるリスト的なものではありませんので、町のホームページ、あるいは皆さんに掲示している形での、そういった姿ではありません。

委員長(今村 寿君) この際、3時10分まで休憩します。
午後3時00分 休憩


午後3時10分 再開

委員長(今村 寿君) 休憩前に引き続き会議を開きます。磯前委員。

委員(磯前 武君) 今言った備品のリストなのですが、ノルディックウォーキングのポールなんか、前に町で60セットですか、買ったのですが、かなり評判がよくて借りたいということが出ているのですが、どこに存在があるのか。各公民館に10セットずつ置いているというふうには聞いているのですが、そこら辺をもっと、10人以上やった場合にどうするのかとか、そういうふうな疑問もあるものですから。それから、各公民館にどういうふうな町の所有する備品があって、それでこういうものがあるというリストがあるとありがたいのですが、それは公表ができないものなのかどうか伺います。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 公表は一向に差し支えございませんので、リストが必要だということであれば、やっぱり皆さんに多く利用していただくためにはということであれば、それはリストを作成して掲示しておくという形もとれると思います。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) では、ぜひともその一覧表が欲しいのですが、いただけますか。どうですか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 公民館も含めてというところであれば、それはそれでまとめて示させていただきたいと思います。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

委員(安住 稔幸君) 実績報告書で質問いたします。42ページ、住基カードについてお聞きします。住基カード、平成21年1月1日から無料化となっておりますが、認証につきましては500円かかると聞いております。この辺の周知はきちんとされておりましたでしょうか。

委員長(今村 寿君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君) 住基カードの無料化につきましては、住基カードの交付に対しては交付税措置がされるということから無料化にしたものですが、個人使用についてはございませんものですから、そのままでございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) その辺がですね、一様にわかりづらかったというお話がありまして、「行ったら、お金500円取られた」という方もおられます。それは、その認証の方の話でありますけれども、実際にやはり認証まで無料化にする、またはそういったものを利用していただいてこそ初めて住基カードの利用が拡大されるのではないかと思いますけれども、この辺は検討されましたでしょうか。

委員長(今村 寿君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君) 住基カードにつきましては、広く自己を証明するカードとして活用されるものですから、無料化ということに取り扱うことにしたのですが、公的個人認証につきましては、それぞれ個人の利益関係にかかわるものですから、そちらについては負担ということでしております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 今、課長の方から「個人の利益に関するもの」とありますけれども、個人の利益に、利益というか、金額的なものを言われているかどうかわかりませんけれども、個人の利益になってこそ初めて利用者が増えるかと私は思うのですが、今のご答弁ではちょっと、お話ではちょっと違うのかなと思いますけれども、ぜひその辺も検討していただきたいと思います。
 続きまして50ページ、ああすみません、間違いました。続きまして、64ページの子育てグループ支援という項目が下の方にあります。町の方でどのような対応をされたか伺います。

委員長(今村 寿君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君) 町の子育てグループにつきましては、地域で行っている自主的な子育てサークル、また地域の方が中心となっている子育てサークルなどがございます。子育て支援課では、年2回ほどの代表者会議を開きまして、その方たちに遊びの指導、またはグループ運営をするに当たってのいろいろなノウハウを勉強する会として持っております。以上です。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 私がお聞きしたところでは、そういった行う場所の、まあ会場について、そしてまた運営費について、さほど大きくかかるものではないらしいのですが、そういったものについてもいろいろと援助をしていただきたいという旨の話があったのですが、この辺については検討されましたでしょうか。

委員長(今村 寿君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君) 子育てグループにつきましては、子育て支援課でもかかわりまして、いろいろな集まりのところに顔を出しております。そのときにそういう声も聞かれましたので、検討課題の中には入れておきました。また、母親クラブが子育て支援課の方の補助事業にありますので、そちらの啓蒙も図りながら、そういうお金の面での運営費などについても周知していきたいと思います。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 今の支援の方のお答えの方で、周知するというような答弁だったかなと思うのですけれども、それは金銭的な面でも支援していくというようなお話でしょうか。その子育てグループの方の話ですけれども。

委員長(今村 寿君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君) 子育てグループに対してですが、母親クラブという団体の中で18万9,000円の補助ということで、運営費がいただける事業があります。その周知を図りながら運営費の方の支援をするということと、また内容についても子育て支援課とかかわりながらやっていくということです。以上です。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 母親クラブは町内で今2カ所だけということでありまして、やはり富谷町として子供たちの多いところを考えますと、もっと小さい範囲で子育てができるような部分が、やはり支援が必要ではないかということで思っております。今月の社教の社教だよりですか、そっちでもたしか「ろくちょこ」とか、そのほかいろいろ何かたまに載っているようですけれども、そういった方の支援が必要ではないかと思いますけれども、その辺はぜひ検討していただきたいと思います。
 次に、77ページになります。すみません、また間違いました。申しわけありません。続きまして88ページです。申しわけありません、88ページです。高齢者在宅生活支援事業というのがありますが、たしかこの中で火災警報器とか、それから電磁調理器だとか、そういったものが貸与されるようなものがあったと思いますけれども、こういったものは報告書に載っていないということはなかったのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 実績に載せておりませんでした。83世帯について、火災警報器を設置いたしております。失礼いたしました。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) それは、この対象になる方はすべてでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 民生委員さんの戸別訪問をかけまして、それで申し込まれた方々に設置をしております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして127ページ、外国青年招致についてであります。この中で見ますと、派遣回数が学校によって差が出ております。小学校においても、割合でいきますと日吉台小学校が2回、富谷小学校が7回ということで、何倍かという数になりますと差は大きいなと思います。中学校におきましても、一番少ない日吉台が58回、成田中、東向陽台が76回、こういった差が出てくるというのはどうしてでしょうか。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 富谷小学校におきましては、外国語の指導研究の対象校になっておりましたので、どうしてもALTの派遣が多くなってございます。それから、中学校の回数の差につきましては、1カ月に二つの学校を回るようなローテーションになっておりまして、どうしても連休等々の休みが入ったために、学校に行っていないという状況になっております。それで、これを平成21年度からは改善しております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、この回数の差はあっても、子供たちのいわば理解度、そういったものに差はなかったということで考えてよろしいのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) そのように考えております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして、すみません、決算書からです。ちょっと聞き漏らした点があったかと思いますので、ちょっと再度お願いしたいということであります。決算書71ページ、民生費のところでありますが、社会福祉総務費の21節貸付金、15万円の予算に対しまして支出済額6万円、お二人分だそうであります。この辺の説明を、もう一度お願いいたします。

委員長(今村 寿君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君) これは、母子・父子貸付事業の一環でありまして、15万円の金額の中でその貸し付けを行うということで、平成20年度につきましてはお二方の方が貸し付けを申し込みなされまして、貸し付けたということです。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、お二人だけだったということでありますけれども、これはそういった母子家庭の方などには、こういった制度というのは周知されているのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君) 子育て支援課で行っております子育て情報紙等にも掲載してありますし、また町のホームページ等などにも掲載し、広くお知らせはしております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 最後であります。決算書121ページの保健体育費の中でございまして、8節報償費270万5,587円でありまして、これは昨年の町民体育祭の景品ということであります。そうしますと、今回の46回で、これは使われているのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 今回46回の町民体育祭で使わせていただきました。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、今年の景品につきましては、非常にこの辺の出費は少なくて済んだということでしょうか。

委員長(今村 寿君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) そのとおりでございます。

委員長(今村 寿君) ほかに。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) まず、実績報告書なのですが、55ページ、ごみ処理についてですが、今回不法投棄ですね、こちらの実績等、まあこれは載っていないのですが、不法投棄で使った予算というか、お金はあるのでしょうか。不法投棄の処理で。

委員長(今村 寿君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君) 不法投棄の回収で、今回1回ということで1万500円ほど執行してございます。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 何年か前ですが、三ノ関の大友古物商でタイヤが燃えたと。その後、これは県の管轄と言えばそれまでなのですが、やはり富谷町にある商社であり、周りに住んでいる住民が「やはりまたそれからどんどんいろいろなものが積み上がってきている」と、そういう声が聞こえてまいりました。「何とかしてほしい」と、そういうことがございましたので、町としまして、あれから調査等を行っていたのでしょうか、お聞きします。

委員長(今村 寿君) 一般質問のような推察するのですが、決算書のどこに関係があるのでしょうか。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) えーとですね、一般質問のようなと申しますが、運営に関して一般的に予算・決算はいろいろな質問ができるはずです。ですから、町として住民が困っていることに対して、どのように運営とか、かかわっていったのか、そこはやはり考えていっていただかないと、住みよい富谷町ということで、何かあればお願いしたいと思います。調査したかしないか。

委員長(今村 寿君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君) 議員からの今お話しの場所ですけれども、個人の所有の土地にそのような廃棄物とかを置いているというところで、不法投棄ということではないものですから、不法投棄ということであれば町の方でも現地調査の上、それなりの関係機関と連携しながら対応するのですが、今お話しの箇所については不法投棄というようなところではなくて、景観的なものとか、あるいはそのにおいとか何とか、そういった別な面で周辺の住民の方に影響があるというようなことであれば、それは私の方でも現地調査の上、必要な対応をとりたいと思っております。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) それでは、今課長さんがおっしゃったようなことがあるということで、調査を答弁でお願いしたいと思います。
  それでは次に参ります。奨学金についてです。実績報告書の126ページ、先ほどどなたか質問したとは思いますが、昨年度は減っているんですよね、奨学金の貸し付けが。この理由としまして、先ほども答弁されていたようですが、ほかに理由はございますか。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 申し込みの件数が減っているというところでございますので、ほかの要因は何かというところは、ちょっとわからないところでございます。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 私も、いろいろ語る会とか等でお話を聞きますと、前はこの奨学金を借りるときに、連帯保証人の所得証明等、そういうのが必要なかったと。しかし、今回、去年ですか、今回子供が高校に入るので奨学金を借りようと思ったら、その保証人の所得証明が必要になった。それで、今の時代ね、保証人になってもらうだけでも大変なのに、その保証人の所得証明まで要求はできないと、そういうことで今回町から借りるのはやめて、結局県からというか、そういう機関から借りたので済みましたという話で、何人かのお母様方から、そういう「困っている」と、「何とか、保証人の所得証明まで要らないようにしてもらえないだろうか」と、そのような声を聞きましたので、その辺はどのように考えておられるのかお聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 貸し付けの要綱につきましては、平成20年4月1日から一部改正させていただいております。それで、先ほどお話ししたように、どんどん滞納額が増えておりまして、本人から返していただくというのが一番筋ではございますけれども、先ほど申し上げたように就職ができていないので返せないというようなところも出てきております。それで、平成11年あたりから、どんどんこういうふうな滞納になっております。ですので、どうしても保証人というところに重きを置かざるを得ないというか、その保証人に対しての要件も十分に整った者でないと貸し付けが困難な状況になっているというところは、ぜひご理解いただきたいと思います。それで、所得証明をつけさせていただいているという状況でございます。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) それでは、町長にお聞きしたいと思います。今、教育満足度日本一を目指している町としまして、町長はその辺はどのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 学校教育課長が述べているとおりでありましてね。非常にこう痛むものはありますけれども、いざそれをまた今度返済をしていただかなければならない。この両てんびんの中で今動いていますので、おっしゃっていただいた趣旨は十分心にとめてですね、運用を考えて参りたいというふうに思います。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) しつこいようですが、ちゃんと払える人が、だから結局きちんと払っていける人が借りられないというそういう状況が、生活保護もそうなのでしょうけれども、そういう状況があるんですよね、生活保護も。本当に必要で、きちんと返せますよと、そういう人が利用できないという状況があるんですよね。ですから、その辺もう少し、もう一歩、申込書のときの審査等できちんと何でしょう、そういう調査というものをやっていただいて、何とか所得証明書は必要ないような方向で、まあ前に私も担当課長の方にお聞きしたときには、そういう状況もわかります。先ほどおっしゃったような滞納が、平成7年まではきちっと返済されていたと、それ以降どんどん滞納者が増えているという話をお聞きしました。しかし、反面やっぱりそういう状況があるので、前向きに検討していただけたらと思いますが……。

委員長(今村 寿君) 要望ですか。

委員(伊豆田 待子君) まあ、これで終わりにしたいと思います。
  次に移りたいと思います。(「取り消して、今の」の声あり)いえ、あの質問します、じゃあ……。

委員長(今村 寿君) 一問一答で。

委員(伊豆田 待子君) それでは、質問いたします。もう一度、再度。保証人の所得証明を要らないように、必要ないように、それはつけないようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 貸し付けを行うに当たりましては、ちゃんと委員会を設置いたしまして、奨学生選考委員会というところで決定している状況でございます。それで、貸し付けを決定した方については、すべての方について返済していただけるものというのを目的に貸し付けを行っているにもかかわらず、どんどん奨学金の滞納が発生しているという状況ですので、このまま現状維持で進めていきたいと思っております。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 次ですね、133ページ、運営ということでなのですが、ここにはないのですけれども、一般質問で安住議員も質問していましたが、中学校の副教材、教材は国から支給、それでその辺の副教材の場合ですね、担当課の話ですと分割にした場合約年間3万円かかるんですね、いろいろな副教材から生徒会費から。その3万円を分割にすると、その集まりが悪かったと。それで、試験的に昨年から富谷中学校で一括納入にしたと。そうしたら、その集まりがよかったので、ことしも一括納入にしたと。その場合ですね、やっぱり理解していないご父兄の方も、もしかしたら中にはいらっしゃるかもしれないのですね。それで、副教材も教材だと思って、「何で教材は、教科書は無償なのに、無償でないんだ」というちょっと質問がありましたのでね、その一括納入についての検討……。

委員長(今村 寿君) 簡明にお願いできませんか。

委員(伊豆田 待子君) 検討は、検討というか、学校の方ではどのように考えてられるのか、お聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) この件に関しましては既に一般質問を受けておりますので、教育長が答弁したとおりでございます。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) はっきりした答弁というのがなかったように、私ちょっと思うものですからね。担当課の話ですと、分割でされた方も中にはいらっしゃると。けれども文書にしなかったので、ある方はもう本当に奔走してお金を集めて出したという、そういう話を聞きますので、その辺は学校の方に確かめたのでしょうか、お尋ねします。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。学校教育課長が答弁をしようとしております。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 一般質問でも教育長がお答えいたしましたとおり、「分割できる方法について、学校に検討をしていただくようにします」ということでお答えしております。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。山路委員。

委員(山路 清一君) 報告書の中から2点ほどお聞きいたします。
  まず最初に、68ページの献血の問題なのですけれども、先ほど献血している場所としましてジャスコ、役場、企業で言うとソフトバンクとか、それから富谷高校とお話ございましたが、この中でですね、平成20年度なんですけれども、役場の方で何回やりまして、何人くらい来ましたか。ちょっとその辺お聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 役場につきましては、成分献血1回、それから全血1回を実施しております。成分献血につきましては、20名という規定がございますので20名でございます。それから、きょうちょっと手元に資料がありませんので、全血については後ほどご回答させていただきたいと思います。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) この中でですね、目標人数が平成20年度ですと711名で、目標達成が66.4%、その前の平成19年度ですと92.9%の目標達成がしております。それで、この成果及び今後の課題の中で、「配車が確保できなかった」とありますけれども、これは配車が確保できなかったというのは、こちらの方から頼んでも配車が来なかったのですか。その辺ちょっと詳しくお聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 血液センターの方で、年間の予定をつくっております。それで、富谷町の割り当てが大体18回から19回という割り当てでございます。ただ、この目標数値、1台に関しましては60名ぐらいということになりますので、どうしてもこの回数だけではちょっと足りないので、血液センターの方に予定を増加していただけないかという部分もありましたけれども、なかなかその都合がつかなかったということでございます。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 今、お話聞きましたけれども、その予定を立てているわけですよね。予定を立てて、例えば富谷の広報なんかにですね、何月何日に来るという予定は載せていますか。お聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 献血のご案内については、広報であるごとに出しております。それから、ないときについても、献血の必要性ということでも今年度も載せておりますし、昨年度についても載せております。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 目標はですね、例えば平成20年度ですと711名、それで対象人口が3万847名の中で711人といいますと約2.3%なのですけれも、このパーセントというか、その目標の人数に対してのですね、指導というか指示というかはもとの方から来ると思うのですけれども、これはどのような算定によって来るのでしょうか。お聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) これにつきましては、必要人数数、それから国勢調査における昼間における人口とで計算されてきます。ですから、平成21年度については711よりも下がっておりますけれども、必要数とかからも算出されます。ですから、711というのは実に大きい目標でした。それで、ここに書いてある数字よりもですね、血液センターとかアエルとかでもやっています。それも富谷町の方々がやっている部分もあるのですけれども、それはカウントされませんので、どうしても下がってくるということもございます。その実施場所による人数でございます。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 次に、76ページなんですけれども、原油の価格高騰の対象事業なんですけれども。平成20年度、19年度も、町の方でですね、これは支援をやっています。それで、今年度も非常に不景気な時代でございます。各家庭では大変だと思います。また、一度下がった原油の方もですね、ドバイ関係ですと、もう1バレル70ドルくらいまで上がってきています。その辺を踏まえて、今年のですね、町の方でこのようなまた対応をするかどうかお聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 今の質問に対しては、私どもの方ではちょっと答えるものを持っておりませんが、これからの課題かと思います。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 克彦君) では、私は1点だけ。実績報告の139ページの残食の状況の中ですが、「残食及び下処理用野菜くず等は、リサイクル肥料として委託する」となっていますが、委託業者はどちらでしょうか。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 富谷環境でございます。

委員長(今村 寿君) ああ、手を挙げてほしいんだな。佐藤委員。

委員(佐藤 克彦君) 利用状況はどのようになっておりますか。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 利用状況というのは、堆肥の利用状況ということでよろしいでしょうか。堆肥につきましては、さほどの量が出ておりませんので、志戸田の例えばニンジンをつくっている生産組合等々が一部使っている。あとはふるさとまつり等々において、小袋に分けて欲しい方に差し上げているというような状況でございます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 克彦君) 学校なんかでもね、学校農園で肥料をいっぱい使っているわけですよ。それを利用するということは考えなかったですか。

委員長(今村 寿君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君) 量の問題がございまして今までは実施しておりませんが、富谷環境の方との打ち合わせの中では、学校の必要があればそれに応じるというふうにお伺いしております。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。以上をもちまして、本日 の議事を終了いたします。なお、次回は9月8日火曜日に引き続き行うことといたします。本日は、これにて散会いたします。
午後3時43分 散会

平成21年決算審査特別委員会(第3号)

平成21年9月8日(火曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 今村寿   
  • 副委員長 菅原傳    
  • 委員 千葉達
  • 委員 相澤武雄   
  • 委員 浅野幹雄    
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子    
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 高橋敏夫   
  • 委員 磯前武    
  • 委員 市川壽藏
  • 委員 相澤榮   
  • 委員 山路清一    
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二   
  • 委員 小川昌義    
  • 委員 小泉光

欠席委員

  • なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 渡邊俊一

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 産業振興課長 奥山吉信
  • 産業振興課長補佐 安藤敏
  • 産業振興課長補佐 田中伸哉
  • 都市整備課長 鴇謙一
  • 都市整備課長補佐 若生稔
  • 都市整備課長補佐 伊藤正
  • 上下水道課長 小野一郎
  • 上下水道課長補佐 鈴木昭彦
  • 上下水道課長補佐 相澤友子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄    
  • 主査 伊藤潤哉
  • 主事 加藤宏子

午前10時00分 開会

委員長(今村 寿君) おはようございます。
 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、「決算審査特別委員会」を開きます。
 この際、ちょっと暫時休憩いたします。
午前10時01分 休憩


午前10時01分 再開

委員長(今村 寿君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  直ちに決算審査特別委員会ですが、内容の説明に入りたいと思います。

認定第1号 平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(今村 寿君) 認定第1号平成平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
  なお、本日の日程は、一般会計のうち、産業振興課、都市整備課及び上下水道課の所属に属する決算について審議をいたします。
  これから、各担当課長へ内容の説明を求めます。最初に、産業振興課長。
産業振興課長、都市整備課長、上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(今村 寿君)以上で、説明を終わります。
  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君) 報告書の方で質問をいたしたいと思います。
 102ページ、質問というか、文句というか。この産業振興課といいながらですね、このITというか、こういうものが一切ないんですが、この産業振興というこの意識の中にこういったものが入っているのかどうかというのをちょっと質問したいと思います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 例えば、農地の管理の電算システムがあるかというご質問であれば、まだ導入はされていないので、今後農地法の改正もございますので、来年度に向けて今いろいろ資料を準備させていただいているところでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) まず、農業振興というか、そういう意味で、例えばほかの県なんかではホームページを利用してですね、積極的に売り出しというか、そういったものも展開しているわけなんですが、こういったものに私らのITアドバイザーなんかがですね、活用して、こういったものが連携してですね、そういったものをつくっていくというか、展開していくというか、構築していくというか、こういったことは考えられているのかどうか、質問いたします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 特に今ブルーベリーの販売ということで全農のホームページにアクセスできるようにはなっているんですが、まだ事務所の方に1週間に3日と、事務職員がおるのが3日でございますので、まだその注文を例えば受けて即発送という生産組合の体制になっておりませんので、その辺も合わせてですね、今後ことし商工会の方でやっておりますふるさとづくり協議会の方なんかの意見もいただきながら、その辺のIT部分についても進めさせていただきたいと考えております。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 積極的な展開を期待をしておきます。
  続きまして、111ページ、防犯対策の道路照明灯の件ですけれども、この防犯灯の数とかですね、道路照明灯の数とか記入されているわけですが、これは面積比でどのようになっているのか、検討したことはありますか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 面積だけでの検討はしたことはございません。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) ある程度やはり数だけではなくてですね、面積比というか、そういったものも検討していくべきではないかというふうに考えますが、そのほかに照度ね。照度のアップというか、その辺のアップ率というのはどのようになっているか、ちょっと質問いたします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 照度のアップにつきましては、現在道路照明灯の建て替え工事もやっておるんですが、これは近年東北電力さんの方で電柱添架をだんだん認めていただくようになっておりまして、富ヶ丘三丁目地区の建て替えについても昨年度からポール等のほかにですね、電柱添架の形式での工事もやっておりまして、照度については周りの状況を見ながらといいますか、夜間の状況を見ながらその都度改定なりはしてございます。
 また、防犯灯につきましては、平成19年度より長く長寿命で、なおかつ照度が大きいといいますか、40ワットなんですが、既存の照明灯の100ワット程度の範囲で何といいますか、照度が高くというようなことで改定してございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 本当に防犯灯の取りかえとか、そういうものに対して努力されていることについて評価はいたします。
 そのほかにですね、続きまして、112ページですね。事業決算概要、一番下の方ですね。道路台帳管理システム整備事業、これ新規整備となっているわけですが、この330万7,000円という金額になっているわけですが、この数がですね、20年の10月31日の入札の道路台帳管理システム整備業務委託等のことを指しているんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 入札の件名ですから、件名はこのとおりなんでございますが。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 入札結果の道路台帳管理システム整備業務委託という入札結果に書いてあるものがあるんですが、株式会社パスコ仙台支店という支店で落札をしているんですけれども、これとこのここに書いてある道路管理台帳システム整備業務というのは同じ内容なんですか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇  謙一君) 同じでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そうしますと、この入札価格がですね、315万になっているんですよね。で、ここに報告されているのが330万7,000円というふうになっているわけですが、この違いというのはどこから出てきている。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 落札価格は消費税含まれておりませんので、消費税を含んだ額がここに掲載されている額でございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そうしますと、これは消費税も含んでなっている金額ということでよろしいわけですね。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) そのとおりでございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そのほかにですね、同じところで道路台帳補修正業務という、町内一円ということあるんですが、これの入札というのはこれはどういうふうな形になっている。例えば、一般競争とか随意とか、こういったものは。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これは指名競争入札でございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 指名競争だと何月のどのなっているのか。ちょっとこれと同じような指名競争入札の公表が私見逃したのかどうかわかりませんけれども、なかったものですから再質問します。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) ちょっと入札結果調べました後、お答えしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) きのうも隣の小泉委員もおっしゃっていましたが、町長にちょっとお伺いするんですけれども、要するに執行部側はですね、7月の下旬あたりからいろいろ実績報告書を検討しているように、ホームページのあの町長の日程表で見るとですね、結構長い時間で検討していて、我々たったこの1週間ぐらいでこうこれを見なければならないという意味ではですね、非常に今も説明されてこれを決算書とこっちと、さらに私みたいなのでいくと、こう入札の結果とかですね、そういったものもなかなか合わないと、数字がね。ぴたっとこないと。ぴたっとこないといつまでもそこに引っかかっていて、幾ら読んでもなかなか進まないというのがあるんですが、こういったものに対して整合性のあるね、整合性のわかりやすくこう見られる決算書、そういったものが今後考えられるかどうか、町長にお伺いします。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) きのうも一部話題になりました。決算書と実績報告書とのこう関係とかですね。あるいは、今のスケジュール、その実績報告書の印刷のスケジュールと皆さんに配付する段取り、そしてまたこの議会の準備というふうなことで、今回も8月17日から一般質問受付というようなことで、タイムスケジュールそんな形で執行部の方では動いているんですけれども、なかなかその辺委員が今おっしゃるようにですね、もう少し工夫する余地あるんだなというふうに感じるところありますので、何とか次年度に向けてその辺のところも工夫して参りたいというふうに思います。以上でございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) もう一つは、予算書、決算書見ていて、この数字が合わないというのは、この全体が合わないというのは、私の頭の中で合わないということだけですから。この随意契約というものも入っていて、そうしますとこのどうしてもこの数字が見えてこないんですよね。その辺の検討というか、公開というか、その辺のことについては町長いかが考えていますでしょうか。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 数字が見えないの理由がですね、今のように随意というようなことなのか、随意の部分というのはほとんどこう電算上のとかですね、ああいったそのシステム改修とか、ごく例外的に部分的にあるというような感じなんですね。ですから、見えない理由がそこにあるのではないように思うんですけれども、どちらにしても先ほどとまたかぶりますけれども、例えばその歳入ベースで見ても、ここの中にこれも含まれていますって各課でこう言っていますよね。ああいったところをやはり工夫の余地あるんだなというようなことを感じております。以上でございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 続きまして、114ページ、交通安全施設工事の中でカーブミラーというのがあるんですけれども、このカーブミラーというこのどういう管理をしているのか。何しろ、それと今町の中にですね、どれほど数があるのか、質問します。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) この表のページの4番印刷製本、これは昨年議員さんの方からご指摘ありまして、管理用の番号つけていないということで、本年20年度300枚作成しまして、214基を確認してございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 了解しました。ちょっとまた前に戻りまして、112ページのですね、成果と今後の課題というところの道路の一番最初に「特にバリアフリー対策に留意しつつ」ということが書かれていますが、バリアフリーだけではなくてですね、ユニバーサルデザインという志向というか、そういったものを課題として検討しているかどうか、質問したいと思います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) ユニバーサルデザインにつきましては、さきの一般質問でもほかの議員さんからも出ておりますし、近年皆さんが関心を持っておられる事項ということで、常に私どもの仕事の範囲の中にはこの言葉も入ってございます。

委員長(今村 寿君) ほかに。山路委員。

委員(山路 清一君) 報告書の中で質問いたします。
  まず、報告書の104ページなんですけれども、土日ですね、ホームセンタームサシでおんないん会の方が野菜関係販売していますけれども、これは金額的に幾らぐらいになるんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 平成20年度のムサシでの1月から12月まで、1,130万8,000円と
いう報告を受けております。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 次に、レクリエーション農園の方について質問いたします。
  農園の数がですね、平成20年度25カ所、総区画数が596で供給区画が500と、未供給が96となっていますけれども、これ96というのはこれ使われていないんでしょうか。質問いたします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) まだ使われていない区画でございます。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) その利用者数がですね、252人になって500区画借りていますけれども、これは1人で2区画、3区画借りている方がいらっしゃるんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) はい、そのとおり、1人で2区画、3区画と借りている方もいらっしゃいます。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 109ページです。企業立地促進に関しましてですね、その成果及び今後の課題の中で、「効果的な観光PRが図れた」となっていますけれども、観光PRというのはどのような観光PRか、伺います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 昨年度は観光パンフレットをリニューアルいたしまして、各、特に魂のふるさとまつりのときの以前にPRでパンフレットを配ったり、その魂のふるさとまつり用のポケットティッシュというようなことで、昨年は協賛をいただいた中でPRに努めました。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) そのPR活動はですね、どのようなところでPR活動しているか、お伺いたします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 特に富谷宿の方でパンフレットを置いていただいてですね。それから昨年度は仙台・宮城デスティネーションキャンペーンがございましたので、そちらの方にパンフレットを、うちの職員を東京圏の一緒に出張させていただきましてPRに努めております。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 次に、113ページです。この中でですね、道路維持管理事業なんですけれども、先日一般質問の中でも私ちょっと質問したんですけれども、その大和町とのですね、境界が特に日吉台関係、杜乃橋関係、複雑になっています。非常に富谷町の方に関してはですね、非常に剪定とかですね、それから草刈り、非常にきれいにやっておりますけれども、この件について大和町の方がですね、ご覧のようにやっていないような状況なんですね。それで、先日ちょっと町内会長とも話ししていたんですけれども、その辺に関してですね、大和町の方との話し合いというか、お話はどのようにしていくかをお伺いいたします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) とりあえずできることということで、大和町の都市建設課の方に歩道にちょっと目の高さでどうしても木がわたる枝がありまして、枝の剪定の方の要望といいますか、申し入れを早速したいと思っております。

委員長(今村 寿君) この際、11時10分まで休憩します。
午前11時59分 休憩


午前11時10分 再開

委員長(今村 寿君) 皆様方にお願い申し上げます。
 ベテランの方に今更申し上げる必要ないと思いますが、質問、回答、それぞれに簡明に、前段とか、講釈だとか、そういうことでなくて聞きたい項目に絞って時間を有効に使い、幅広く質疑を受けたいと思いますので、よろしくご協力お願いいたします。回答側も「何々議員さん」とかさんづけ、またそういうことを極力もう省略していただいて、それぞれの職名が尊称も兼ねていますので、よろしくお願いいたします。質疑ございませんか。山路委員。

委員(山路 清一君) 先ほどの113ページです。この中の除草、街路樹剪定の中でですね。特にこの富谷町の方と大和町の方の境界の問題もございます。先日、都市整備課長の方からですね、あの図面でもって説明いただきました。それをですね、わからない区長さんがいらっしゃいます。町民の方なんかほとんどわかりません。「何でうちの方だけ草刈んないのっしゃ」とかね、それが聞く方もおります。それで町長の方にお伺いしたいんですけれども、今後ですね、町の区会、調査会に関してですね、町長のお考えをちょっとお聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 一般質問でも答弁したとおりでありますけれども、町長の認識事項に入りましたので、ぜひトップにもですね、折を見て話す機会を持ちたいというように思います。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 次に、115ページでございます。
  この成果及び今後の課題の中でですね、工事の発注時期により冬期間の施工を避けるということで発注時期の問題の見直しがございますけれども、これ今あの発注時期というのはどのような時期に集中しているんでしょうか、お伺いいたします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 田んぼ等の耕作に支障のあるものについては上半期といいますか、6月から7月、大童についてはもう現在施工しておりますし、沼田線も発注既にしておりまして、間もなく稲刈りなりますので、その耕作に支障のない範囲から施工していくということで現在考えております。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) そうすると冬期間の方にはぶつからないということですね。お伺いしま
す。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 規模によっては冬期間にはなる、ならざるを得ないかと思います。ちなみに町道穀田線についてはこれから用地買収の協力のための説明会行いますし、ちょうど今の北部道路の工事の最終年度ということもありまして、その穀田線に進入します国あるいはNEXCO関係の工事車両が頻繁ですので、それらの合間を見て改良、施工するというような現在段取りでおります。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 次に117ページです。
  この中にですね、市街化区域関係の、それから地区計画関係ございます。今特にですね、日本の中で問題になっているんですけれども、そのうちの色関係、例えば地区協定のいろいろそれはあると思うんですけれども、色の件についてですね。例えば統一した色とかいろいろあるんですけれども、その辺、例えば赤い色とかですね、黄色い色とか、そのそういう色をやりますとですね、その地区がもう全然おかしくなるということで今考えている方は結構おりますけれども、その中でこの間、あれは漫画家ですかね、ですね。裁判で負けましたね。色の関係で。そういう関係を持ちましてですね、町の方でその色についてはですね、どのような指導なり指示しているか、お伺いいたします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) まずは町の都市計画の用途について、都市計画図をもって示しますし、あと地権者さんのその何といいますか、変更への意向といいますか、それの聞き取りしながら可能か可能でないか、ある程度県の指導なんかも仰ぎまして判断しているところでございます。現在の協議継続中というような箇所、そこらの成田のセンター地区ですか、を現在動いているような状況でございます。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 次に119ページです。
  この中でですね、町営住宅管理事業なんですけれども、その家賃のですね、未納件数についてお伺いいたします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 先ほど決算の歳入の状況でもお示ししておりますが、決算書の25ページですか。町営住宅使用料ということで57万2,600円の未収金がありましたが、これは一応3名分でございます。現在の未収金、現時点で8月末の未収金は38万7,400円ということで、随時指導、何といいますか、催告あるいは保証人への通知とかをしまして、極力納めていただくように本当に根気強く現在徴収の方を進めているところでございます。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 最後になりますけれども、120ページです。
 この中でですね、住宅、清水沢住宅関係の、これ町営住宅建設に関係で出ております建て替え工事が非常にあるんですけれども、その中で例えばですね、建て替え工事でなく富谷町のですね、町営住宅に入りたいという希望の方ですね、いらっしゃると思うんですけれども、今役場の方にですね、そういう方は見えておりますか、お聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 何名か窓口には来ておりますが、平成20年度につきましては今まで住んでおられた方、特定入居というようなことで目いっぱいでございましたので、残念ながら一般公募はできないような状況でございました。これからまた随時新築進めていきますので、そこで特定入居者が終わり次第、一般公募していきたいと思います。あとですね、2年は特定入居が重なる、立て込んでいくのかなとは思いますが。

委員長(今村 寿君) 山路委員。

委員(山路 清一君) 今一般公募の方、あと2年後というような話なんですけれども、その2年後からどのような計画になっているか、ちょっと詳しくお話しできればお聞きしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 全体的には2年後というようなことですけれども、その都度例えば西沢とか湯船沢は満杯に入っておりますので、途中で引っ越す方がいれば、そこについては補充して公募をかけていきます。ほかの宮ノ沢住宅、これからの清水沢の後に宮ノ沢住宅建て替えるわけでございますが、そこは20軒現在予定しておりまして、うち半分ぐらいが既存の特定入居の方たちになるのかなというような予想でおります。現在まだ11軒の方が住んでおりますので、その空き戸数を見ながら公募というようなことになるかと思います。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 実績報告書に基づいて質問いたします。
  まず最初に、102ページでございますけれども、シルバー人材センター、この補助金が前年比で200万ほど増えておりますけれども、この増やした理由は何なのか、伺います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 昨年4月17日に開所しましたしんまち地区の「ほっと育く」の新しい事業に着手ということの補助でございます。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうすると、シルバー人材センターの事業収入ですね、年間でどれぐらいになっているのか、わかりますか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 平成20年度の事業でございます。受注件数で1,410件、契約額で1億4,107万8,000円と報告を受けております。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) これ、あの年々会員が多くなっているというふうに聞いておりますし、事業量も多くなっていると聞いておりますけれども、現在会員はどれぐらいなっているんですかね。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 20年度の末で437人という数字でございます。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次、104ページの農業認定者について伺いたいと思います。
  現在18人でございますけれども、目標は20人ということになっているんですが、この農業認定者が指定された結果ですね。農業全体にどういうふうな効果が出ているのか、伺いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) まず、農地の利用集積ですね。料金設定等を認定農業者の方に任せていただくということで広く農業委員会などを通じてやっておりますので、農地の荒廃をなるべく防いでいくというような役割をしていただいております。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうすると現在18人で目標20人となっていますが、富谷町の将来のですね、この認定者、どれぐらいにしたいと思っているのか、もし計画があればお伺いしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) まず20人に増員したいということでございますので、今の水田ビジョンでも20人ということになってございます。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次に、120ページでございますけれども、清水沢の住宅、現在進行中でありますが、宮ノ沢の住宅についてもそろそろ準備にかかっているようでありますけれども、この清水沢のですね、住宅の完成年度いつになるのか。同時に宮ノ沢の完成年度ですね、これいつころ想定しているのか、伺いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 清水沢住宅につきましては今年度で、10戸ですから今年度で建て替え終わりになります。来年度から宮ノ沢住宅の造成、結構広うございまして、ちょっと地形的なこともございますので1年がかりで造成、23年から建て替えが始まるのかなというようなことを今考えてございます。これについてもあくまで一応国の補助が付けばというような前提ではございますが、24年までは順調にいけば決められればというような現在考えでおります。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑はございませんか。細谷委員。

委員(細谷 ・二君) 私は3点ほど質問をします。
 まず1番目ですが、111ページ、防犯灯、各、防犯灯の維持修繕ですが、各町内会、それからパトロール、住民からの要望でこう行っているというようなことですが、切れた場合はよく直してくださいとかいうことが大分出てくるようですが、防犯灯が24時間つけっぱなしのところが大分見られます。そういう面についてもやはりどのようにこうしているのか。やはり町内会と連絡を取っているのかどうか、お聞きします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 夜間パトロールも何度かやっておるんですが、ほとんどが地区住民からの要望といいますか、ご指摘を受けて改修しているのが主でございます。全点灯につきましても年に何件かそれもいただいておりまして、安定器の交換によって改修しておるところでございます。

委員長(今村 寿君) 細谷委員。

委員(細谷 ・二君) 要望とか何かということで、切れた場合はすぐ要望出すわけですが、24時間こうつけっぱなしのときは余り要望としてはこれ出さないわけですね。ですから、やはり事務の方からこう紙のようなものに、防犯灯切れているところ、それから24時間つけっぱなしのところとか、そういうのでこう互いに連絡をとり合った方がいいのではないかとこう思いますが、一応担当の方、意見をお聞きします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) もうちょっと地区の住民の方と連携を取るというようなことが最重要であると思いますので、改善していきたいと思います。

委員長(今村 寿君) 細谷委員。

委員(細谷 ・二君) やはり防犯灯のことですが、団地内でやはり15年または20年たって非常に防犯灯も暗いところが非常にあります。それから、新しく防犯灯がついたところ、これは非常に明るくて、その差が非常にこう大きいようですが、やはりそういう古い場所の防犯灯をかえていく意向はあるのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 先ほどもちょっと触れたんでございますが、19年度の末から一応ワット数は40ワットなんですが、既存の水銀灯の100ワット程度の照度があるというようなことで、20年度は全基そのようにさせていただいております。ですから、既存の40ワットでもちょっと明るさが違うのかなというのは感じるところではないのかなと思います。できる限り既存の40ワットについても球がだめになるまで使っていただければと思いますが、どうしてもというような場合についてはそれに固執することなく、住民要望にこたえて改修をしていきたいと思っております。

委員長(今村 寿君) 細谷委員。

委員(細谷 ・二君) 2番目です。実績報告113ページ、修繕工事関係ですが、側溝の方で39件ほど側溝の工事をしているようですが、この側溝整備の場合、要望でこれ出て100%完成しているのかどうか、ちょっとお尋ねします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 8割方要望でございますが、あとは当方でのパトロールで発見した箇所を改修しているものもございます。仏所太子堂中線の件につきましては先ごろもご指摘いただきまして、私どももできれば早くしたいとは考えてございますが、あの箇所については例の補助事業の方で一緒に施工していきたいというように考えております。

委員長(今村 寿君) 細谷委員。

委員(細谷 ・二君) こういう要望があった場合、できない場合、遅れた場合ですね。そういう要望者のところへやはり遅れる理由とか何かは説明してあるのかどうか、一応お聞きしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 100%そうで連絡済みかということであれば、100%ではなかった箇所もございます。悪いところは改善していきたいと思います。

委員長(今村 寿君) 細谷委員。

委員(細谷 ・二君) 3番目です。実績報告114ページ、ここのところで区画線補修というのが
ありますが、多分これ白線のところだと思いますが、これ薄くなったり何かしているの、だれがこう決めて工事をお願いしているのか、そこのところをちょっとお聞きしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 春明けの交通安全運動週間をその事前にですね、特に危険箇所についてはチェックして、当方でチェックして施工しているものでございます。町道距離線が約250キロということで、そのローテーションについてもいろいろあるわけでございますけれども、極力注意箇所を私どもも持ってございますので、それらを重点的にチェックしてラインの引き直しをやっているものでございます。

委員長(今村 寿君) 細谷委員。

委員(細谷 ・二君) ここの区間のところですね。特に「止まれ」の立て札がありますね。あそこの白線がもう半分ぐらい消えているのがすごく多いようです。やはりそういうところ非常にこう大切じゃないのかなとこう思いますので、やはりそういうところをこう気をつけていただきたいとこう思います。
 それからあと、実績報告の一番下のところへ道路パトロール等の定期的な実施により安全対策が必要な箇所とか何かこうありますが、街路樹が非常にこう枝が折れて、定期的ということが書いてありますが、風が強い日、または台風の後ですね。そういうときに一体定期パトロールをやっているのかどうか、ちょっとお尋ねします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 強風や台風の後については業務員について街路樹中心に回って枝拾いをやるようには指示はしておりますし、パトロールもそのようにはしておるつもりでございますが、宮根線、それから七北田西成田線については街路樹すごい多うございますので、今後注意深く見守っていきたいと思います。

委員長(今村 寿君) 細谷委員。

委員(細谷 ・二君) 枯れ枝がですね、中央分離帯とか歩道の方へ大分こう散らかってあるのが二、三日ぐらい放置されてあります。一体定期パトロールやっているのかな、どうなのかなというような疑問を持つところも非常に多いようですが、やはり住民の要望だけではなくて、やはり風の強い日、刈った次の日、または台風の後、そういうところの道路パトロール強化というものも、の必要ではないかと思います。
 あとそれから、最後になりますが、カーブミラーの要望は一体何件ぐらいあるのかということをお尋ねしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 20年度で設置した箇所については文書等、町内会からの要望等で設置したものでございます。ほかに口頭等で住民から直接あるいは町内会の役員の方からもらったりするんですが、必要か必要でないかについては私どもの担当がよく吟味してですね、必ずしも100%必要でない箇所もありますので、それは調整させて施工しているところでございます。
「ごめんなさい。もう一度」の声あり

委員長(今村 寿君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 最後の最後に申しわけございません。街路灯、道路照明灯ですね。これを切れた場合もやはり各行政区の方へお願いしているのかどうか、そこの点だけ教えていただきたい。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 行政区の方へ何をお願いしているというか……。(「道路照明灯というんですか。水銀灯のやつがこうついていますね。あれがこう大分切れておるところがあるわけですが、そういう切れた場合。要望としてはあれだけど、各行政区、区長さんの方へ連絡すればいいのか、どっち」の声あり)防犯灯と全く同じでございまして、一声町の方に、私どもの方に声かけていただければ、すぐ、1週間ぐらいで現在直すような手はずになっておりますので、お願いしたいと思います。

委員長(今村 寿君) ほかに。磯前委員。

委員(磯前 武君) ちょっと2点ほどちょっと伺います。
 今かなり前の委員の方からなった中で、防犯対策の中の防犯灯の件についてちょっと触れたいんですが、この今2,655灯、当町、町にはあるわけですが、この照度アップですね、図っているというふうなことで聞いていますが、新しく43個20年度には新設されたわけですが、今までの防犯灯と比べてどのぐらい明るさがなったのか。何倍ぐらいになっているのか、ちょっとその辺をお聞きします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 先ほどもちょっと触れましたが、現在の水銀灯ですと100ワット相当分に該当するというようなことで、一応メーカーのデータなり、その協会で出している資料にも載せてあるところでございまして、私ども実際に現場確認してもかなりの明るさがありまして、中には余り明る過ぎて逆にもうちょっと照度落としてくれというような要望の箇所もあるほどでございます。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 1本おき、電柱1本おきというふうなことで何か判定を下しているようでございますが、交差点というか、十字路、それから丁字路、そういうところがですね、暗いというふうな要望が今まであって、それに対する当局としての立ち会いはどのようにしておりますか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 昨年も明石台六丁目、あと明石台三丁目ですか。その交差点関係、ちょうど住民の方おらなくて私ども直接で行った箇所もあったんですが、その1本おきにかかわらず、丁字路あるいは十字路については補強、補強といいますか、強化したつもりでございます。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) では、次は114ページの交通安全施設、この中で先ほども質問がありましたが、カーブミラーですが、私ちょうど東向陽台三丁目に住んでいるわけですが、向陽台地域と比べた場合に、別にほかの自治体と比較する何物もないんですが、丁字路には向陽台はほとんどカーブミラーがついていると。いろいろ向こうの議員とも話したことあるんですが、やはり団地内で事故がちょっとした自損事故、いろんなぶつかった事故というふうなことが最近激減していると。それはやはりカーブミラーの付けたことが原因していると。20年度見ますと、当町では3基になっているわけですが、これは要望はなかったのかどうか。これ以外の要望がですね。伺います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 先ほどもちょっと触れましたが、文書による要望はございませんで、事務室の方に直接来られて私どもにあそこ、ここというようなことで要望はされています。私どもも現地に行って必要性のあるなしを判断して設置するしないを決定しておるものでございます。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) カーブミラーは要望したけど予算的なものでどうなのか、そこら辺ちょっと予算に限定があるのかどうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 安全施設整備の枠にしては十分とはいえないまでも、ある程度のその枠は確保しているつもりでございます。

委員長(今村 寿君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) それじゃ、この成果及び今後の課題の中に、道路照明灯のポールの腐食、この劣化状況というふうなことで、この点についてですね、私今まで東向陽台、それから富ヶ丘、鷹乃杜、かなり腐食しているポールが見受けられるわけですが、この件について当局の課としてその辺のところの精査、これはしているのでしょうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 私どももパトロール等で十分承知をしておりまして、先ほどもちょっと触れたんですが、昨年度から一部電力柱、あるいは電話柱を利用して独立のあのポール使用しないで既存の電柱を利用して添架していく方向で現在進めております。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) それでは、実績報告書から質問いたします。
 109ページ、先ほど課長の方から観光PRについてお話があったんですが、この観光PRのパンフ、チラシ等は、例えばジャスコとかそういった、ほかのそういった施設には置いたんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) ジャスコとかそういうショッピングセンターには置いてございません。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 私考えますには、やはりそういった身近なところ、また、以前にもちょっとたしか予算のときにお話ししたような気しますけれども、例えば山形銀行なんかですと山形の観光パンフが置いてあります。そういったようにやはりその富谷の観光、また、例えばこれからふるさとまつり、ちょっと課は違うかもしれませんけれども、子どもまつりとか、そういったものを銀行とかそういったお店、例えば近隣のイオン大沢店とかですね。そういったところに置いた方が効果があるんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) DCの関係で仙台空港、仙台駅等には置かせていただいておりますので、今後そういった銀行関係等については相手さんと協議させていただいて検討させていただきます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) よろしくお願いします。
  114ページの交通安全施設の中の業務委託で、富谷地下道、成田地下道で警備業務がありますが、これ不審者情報とかそういったものはあったんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 平成20年度はございませんで、一部不点灯の箇所が二度ほどあったのみでございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして、119ページ、町営住宅管理であります。これに修繕というのが6件出ております。修繕の中身教えてください。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 6件全部でございますよね。(「はい」の声あり)住宅にして湯船沢住宅のごみ置き場の一応修繕が一つ。それから、西沢住宅の中の街灯の修繕が一つ。それから、西沢住宅の玄関のかぎ修繕が一つ。それから、西沢住宅の同じく電気温水器の修繕が一つ。宮ノ沢住宅の雨漏れ修繕が一つ。それから、同じく宮ノ沢の床の修繕が1件、以上6件でございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) これは全体的に考えますと当方、当方というか、町の方の瑕疵によるということでよろしいんでしょうか。瑕疵というか、町の方のその管理が悪い、またはつくったときの何かそういった、その利用者の責任というか、そういったところをお聞きいたします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 使用者の瑕疵でないものについて町で修繕したということでございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) これはいわば予想できなかったものということで、もちろん予想できない。予想できていればその前に直しているんでしょうけれども、この辺について改善は考えてはいらしたんですか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 具体的に何の件で予想ができなかったと言われているのか、お聞きしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 例えば、電気温水器とかですね、あとその雨漏りですか。玄関のかぎというのがちょっと、こちらの方のあれでなんでしょうかね。ああ、それじゃあ玄関のかぎにつきましては、これはやはり町の責任なんですか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 建設した際の製品の不具合というようなことを判断してかぎを取り替えたものでございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 雨漏りは古い住宅の方ですね。はい。
  続きまして、それでこの町営住宅の入居申し込みについてなんですが、今新たに入居申し込みするときに連帯保証人が必要になっているようでありますけれども、これは規定によりますと富谷町内にお住まいの方ということでありますけれども、そのようにやはり運用されているんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 条例では保証人は町内に在住する者ということになってございますが、特に町長が認める場合についてはこの取り扱いのほかに扱っていることになっておりますので、相手方のその諸事情をある程度しんしゃくしながらそれを決定しているものでございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、場合によっては町外ということも考えられるということだと思うんですが、これはその申し込みする段階でその辺はきちんとその申込者がわかるような周知の仕方をしているんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 現在の公募の際には特にその件については触れておりませんが、入居の際には必ずそういうことが必要になりますというようなことはうたってございます。

委員長(今村 寿君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 必要ってなくて、その保証人が場合によっては町外の方でもオーケーということがその申し込み段階でわかるというか、申し込み段階でその方がわかっている状態にもっていっているかどうかということをお聞きしているんです。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) どうしてもその項目が必要であればということであれば、もう少し公募の段階で検討したいと思います。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) まず、決算書の10ページですが、農林水産業費、支出済額は総額で6,745万586円となっております。これは歳出全体に対して0.8%という大変低い状況にあるわけですが、この約6,745万円の支出のうち、町の単独事業として独自に行っている事業は幾らで主にどういった内容になっているか、伺います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 数字的にはすぐちょっと出ないので、後でお示しさせていただきます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告の104ページに、ブルーベリーの産地拡大事業が……、ちょっとお待ちください。105ですね。105ページ、ブルーベリー産地拡大事業の実績が報告されておりますけれども、この産地拡大に当たって技術指導等は町としては実施しているのかどうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 農協の園芸担当、それから農業改良普及センターの職員の方に現地を確認しながら個別に指導を受けております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) その頻度はどの程度でしょうか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 栽培者の要請がある場合と、それから、こちらからこういった講習会を開きますという全体での講習会、研修会等もありますので、頻度と言われましてもちょっ……。個人的に各圃場に出向いた件数と、それから全体で行ったやつ、後でお示しさせていただきます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 先日、町長がご答弁の中でだったと思いますが、なかなかその蓄積されたノウハウが全体のものになり切れない悩みがあるというようなことをおっしゃっておりましたけれども、この点についてはこの現在行われている農協の園芸担当等々の指導やその他の講習等で、この技術の全体へのこう拡大というか、共有財産にしていくということは可能だとお考えですか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) ブルーベリー生産組合の方々も先に町長からも話がありましたように技術的には個別の独自でいろいろ試行錯誤でやっている部分もございますので、この辺につきましては将来はその辺のいい部分の共有化ということでは生産組合の方々にその辺をお互いに共有していただきたいというふうな町からの積極的な指導、協議をさせていただきたいと思います。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 先ほども申しましたが、農水費の歳出に占める構成比0.8%というのは余りにも産業政策としては位置付けが弱いと思います。まず予算を増やす。そこからその発想も出てくるというふうに思いますが、町長としては今後この農水費の全体に占める割合を上げていこうというお考えありますか。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) やはり根底がむしろ逆だと思いますね。予算を増額すべきというふうな発想ではないと思いますね。対象をいかにこちらは膨らませるか。農業者あってのことでありますからね。そういう意味では全くこの件については逆です。以上でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そういう発想で長年やってこられた結果がこの0.8%、長年、0.8%だけではありませんが、1%を切るという状況が長年続いています。これではいつまでたっても改善されないと思いますが、町長の認識改める必要がありませんか。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 改める云々は必要ございません。過去の延長上にあることだというふうなとらえ方も非常に心外でございます。一生懸命今農業振興にスタート時から取り組んでいるところでございますので、どうかぜひあの積極的にですね、こういったものをというようなことでご提言をいただきたい。こういうことを皆さん、この同じ共有する場ですからね。まさに富谷町を共有する皆さんとの中でいるわけですから、どこにどのようにというようなことを大いに耳を大きくしてですね、待っておる状況でございます。農業者に大いに期待をしたいというふうに思います。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは申し上げますけれども、町長、新しい町長……、それでは申し上げたいと思いますけれどもね。農業育成させていくのに一番今求められているのが個々の小さい個別対応ももちろん必要ですけれども、所得保証と価格保証が大事だというふうに言われています。これは小さい耕作地、面積に小さい農家にいくほど、こういう声がよく聞かれます。それで、所得保証と価格保証については町長は実現されるお考えありますか。こういう要求がなされたときに、じゃあ実現していこうというふうに、今のお答弁聞くと、要望が出れば検討するということでしたので、ただ検討されるということでいいんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 私からもそれでは申し上げます。それでは、国政の枠組みの中でですね、大きく今動いていますので、私も十分農村部に住まってもおりますし、農業者の皆さん、恐らく議員以上にですね、耳にしていると、こういうふうなことでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、価格保証については平成20年度実績がございますけれども、今後は増やしていくためにどのようにしていくお考えがあるのか、伺います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 21年度もですね、予算いただいた中で給食センターへの配送とか、それから今年はビニールハウスの補助を3分の1から3分の2に上げさせていただいたということで、今回も申し込みの方がかなり多うございますので、こういった形で農家の方のご意見をいただきながら、何から何をやれば町がやれば、お手伝いをすればそういう農業振興につながったのかを、声を聞きながら予算措置をさせていただきたいというふうに考えております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告の108ページですが、一番下の成果及び今後の課題の中で、富ヶ丘公園周辺に位置する野鳥の森、毘沙門堂の整備につきまして、一部の民有林を貸借し、町民の憩いの場として計画的に森林及び緑地としての環境整備、維持管理をしていきますとありますけれども、これはどの程度の整備をいつごろまでにやるという計画なのか、伺います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 20年度におきましては間伐を行いまして明かりを入れるという作業を行っております。それから、散策路の下刈りでございます。21年度におきましては、ため池周りの危険防止のための手すり、それから散策しやすいような階段というふうな計画を現在行っております。21年度で今やっておりますので、ことしその手すりと階段ということで、あと維持管理、それから看板等につきましては22年度というふうに考えております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 109ページ、制度融資についてですが、貸付件数が大変少ない状況です。これは増えていない理由を何だというふうに町としてはお考えでしょうか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 町の融資制度は小口資金と中小企業振興資金ということでこれも実績はあるんですが、昨年来セーフティーネットで国の緊急施策の部分で50件というような、そちらを利用されたという方が多かったということでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) このセーフティーネットの融資制度と、それから町の制度融資で大きく異なる制度の中身、主なものでいいんですが、述べてください。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 町の制度もセーフティーネットとほぼ利子補給でございますので、ただ、企業さんの方での使いやすさという点だけだと思いますが。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) その使いやすさの具体的な内容というのは把握しておられますか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) まず、取引銀行さんが第一で、そちらの方である程度セーフティーネットについては詰められて町の方に認定ということで来られますので、その辺の取引の問題が一番多いというふうに認識しております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 何度も申し上げてきていますけれども、この取引銀行でオーケーというところでですね、町の制度も改善していくことを検討してはどうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) なかなか経営状態までの審査といいますと、専門知識ということでそのほかに信用保証協会からの確認ということもございますので、現段階では難しいというふうに認識しております。

委員長(今村 寿君) ほかに。永野委員。

委員(永野久子君) 同じページに企業立地促進奨励金の実績が書かれてございました。この条例の文言の中にですね、富谷町に事業所を立地する企業者に対して行うんだということで、事業所というのは「製造業、運輸業、通信業、サービス業、その他の規則で定める事業の用に供する施設をいう」というふうにいわれているんですが、この条例の対象とならないものは具体的にはどういった事業所ということになりますか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 大きくは総合施設というふうに理解しております。商業施設です。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告の113ページですけれども、これも何人もの方が側溝整備等につきまして意見を出されております。道路維持費については不用額が2,700万円で、大変単純な計算ですけれども、これでいきますとあと1,500メートルくらいできるという、単純計算ですので申しわけありませんが、ということになりますので、町長がかねがね言っておられるように、もっとスピード感を持って進めることはできないんでしょうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) この不用額につきましては工事請負契約についてはそのある程度めどが立った工事ごとに減額補正しておりまして、除融雪のために一応確保しておいたものでございます。

委員長(今村 寿君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時58分 休憩


午後1時00分 再開

委員長(今村 寿君) 質疑に入る前に、午前中の永野委員の質疑に対する答弁を行いたい旨の申し入れがございます。産業振興課長からの申し入れがございましたので、この発言を許します。産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 農林水産業費の決算額のうちの単費のご質問にご回答申し上げます。補助金が317万8,204円入っておりますので、単独費といたしましては6,427万2,382円でございます。
 それから、ブルーベリーの技術指導の回数でございます。研修会、現地調査ということで各圃場に全組合員24人の圃場に普及所の技術職員、それからJAの担当職員と町の職員ということで、年1回ですので24カ所、それから剪定講習会につきましては年1回2カ所の圃場を選定、選んでそこで剪定講習会をやってございます。それから、個人指導でございます。JAの職員が延べで月1回から2回の平均でございますので、20回ほど組合員からの要請なり、あるいは担当技術職員が出向いて現地だったり、あるいは生産組合の事務所だったりということで技術の指導あるいは技術に関するいろいろな勉強会ということでやってございます。それから、普及センターの方では年に3回から4回訪問という形でやらせていただいております。
 それから、先ほどセーフティーネットと中小企業振興資金の大きな違いということでちょっと言い忘れましたのでお答え申し上げます。セーフティーネットの限度額8,000万でございます。富谷町は1,000万でございます。以上でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今のまず農業政策での町独自策というふうに伺ったつもりなんですが、6,745万から補助が入っている317万8,000円何がしを差し引いた残りが全部単独事業だというふうにお答えになったんですけれどもね、事業としてこういうものをやっていますという、富谷町が独自に、例えばブルーベリーなんかでも独自にやっている部分があるわけですが、そういうもので全体として幾らの事業になって、幾つの事業があるのかということを伺ったつもりなので、申し訳ありませんがもう一度お答えください。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 事業といたしましては、ビニールハウスの補助あるいは先ほど申しました給食センターへの出荷の支援、そういった新しいものもございますし、それから、生産調整の中での水道保全というような形で事業としてはいろいろ他の町村にないものということではございます。ただ、金額的にははじいてございません。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、先ほど都市整備課に関して実績報告の113ページ、道路維持費の不用額2,700万の件についてですけれども、除融雪のために確保していたものが多分それほど除融雪が必要なかったということで不用額になったという意味だと思うんですけれども、これは道路維持費の中での不用額ですから、その年度内に例えば側溝整備に使ったとしても、こういう利用の仕方は法的に可能なはずだと思いますが、どうですか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) ここに示しております事業についてはいろいろ今年度、20年度予算ですべて執行しての一応残というふうに考えます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 時期的なこともありますから、その除融雪時期が終わってから新たにまた道路整備ということが難しいとしても、何度も繰り返されてきましたけれども、こういう不用額出たりしたら、このまま黒字になるだけなわけですから、その分をとっておくという発想ではなくね、全体の見通しとして次年度、当初の予算のときにはもう少し枠を広げて予算をつくるというような対応をしていくと、平成24年までかからなくても東向陽台三丁目の側溝整備終わると思うんですね。住民が非常に求めていることですので、事業量を増やして次年度に臨むという、こういう姿勢が必要だと思うんですが、どうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 東向陽台三丁目の側溝整備については、過去に平均で700メートル前後だったのがここ。2年ほど前からですね、890メートルということでかなりの延長を伸ばして施工しているところでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 同じページの一番下ですが、113ページの一番下に、成果及び今後の課題のところで、舗装の経年劣化に伴う維持補修及び側溝の有蓋化についてはということで……。ごめんなさい。その前ですね。その上の段でした。「道路の維持管理については住民からの苦情、要望が多くなっており」云々ということが記述されておりまして、その住民からの要望というのは主にどういうことが多かったんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) やはり古い団地にお住まいの方についての側溝の有蓋化が多いようでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 路面の傷み、路面の傷みについても何度も何度も同じところが繰り返し、今ちょっと手直ししたと思うと、すぐまた間もなく同じところが穴になってしまうというようなことで、つまづきを恐れる住民の声が随分出ているんですが、この路面の改修についての要望というのは出ていませんか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) その件についても何件か出ております。富ヶ丘の団地の間道のちょっとした循環線道路、あるいは東向陽台のやはり同じような循環線道路で出てございます。一応その都度対処はしてきておるつもりですが、すべての補修については1町全体の事業の中で施工しているというような状況でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この路面の全面改修については、対処療法だけではなくて全面改修をという声が出てきておりまして、早い時期にその計画的に進めていくということを、計画そのものを立てる必要があると思うんですが、これについてはどうお考えですか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 先ほど申しました富ヶ丘と東向陽台については一応視野に入ってございまして、現在のところ側溝整備工事をしながらその幅の50センチ分の舗装について普及しているものでございまして、今の状況では側溝をやりながら全面道路補修をやっていくような状況にはなるようでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告118ページですが、公園の遊具の修繕については、118ページです。一般公園管理事業ということで、各公園の修繕の状況が報告されておりますけれども、30年以上経過した古い公園の遊具の更新について何件かお願いしてきましたけれども、この点についてはこの1年間どういう対応をとってこられましたか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これも昨年の8月に国土交通省よりその遊具についての整備の指針が示されまして、木製遊具で10年、それから鋼製の遊具で15年を目安に更新するなり、ある程度回転部分についてはその都度3年から4年の間に更新するというような指針が出ておりますので、その指針に基づいていろいろ点検なり整備をしているものでございます。
 ちなみに、危険遊具のグローブジャングル等については本年度も撤去しておりますし、回転式の……、回転式といいますか、ブランコなどについてもある程度劣化したものについては交換をしているものでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 遊具そのものについては新たに設置する箇所、あるいは以前に三種の神器のようにすべり台、ブランコ、砂場があればいいというだけではないんだということもおっしゃっておりました。何もないことが公園というのの選択肢に入っているかというようなご答弁もありましたが、その30年以上経過した公園に関して、遊具を改めて新しいものにかえるという方向性の公園、あるいは何も置かないで広場として活用する公園というようなことでの公園ごとの方向性というのが出ているわけなんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) そこの公園は遊具を撤去して何も置かない。そういうような状況には現在ございませんで、前にも幼児から大人までというようなことで、誰でもくつろげる公園を整備していくのがこれからの課題ではないかというようなこともございまして、その辺の何といいますかね、健康遊具等の設置の、できるできないのはあるんですけれども、それも視野に入れながら更新なり新たな整備をしていくものでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 健康遊具も確かにこれは大事なものだと思うんですけれども、公園やはり見ていると幼い子供を連れた若いお母さんがグループで遊びに来たりしている状況がしばしば見られまして、やはり子供には子供の遊具が必要なわけですよね。で、今お話、ご答弁されたことの中では、そういう子供向けの遊具の更新ということも当然含んでいると理解していいんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 必要である公園があるところには設置していく、更新していくというような状況でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 最後になりますが、実績報告121ページ、スクールゾーン内危険ブロック塀等除却助成事業ということで報告がされております。これについてはあと何件残っているのか、対象が、残っている対象があと何件か、伺います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 現在のところ、あと残りの件数についての把握はしておらないんですが、事業始まりましてから、すべて現在まで18件施工してございます。当初の予定40件ほどと見込んでおりましたが、毎年の予算の中で一応7件程度見越して極力早くですね、危険の箇所をなくしたいように考えております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは対象を把握するというのは難しいことなんでしょうか。これまでも何回かこういう場で申し上げてきているんですけれども、対象者が把握できるというところがまず事業を進めていく上で基本になるスタートラインだと思うんですが、相手から申し出てくるのを待っているだけではない、働きかけをするという意味でも、対象は把握する必要があると思うんですが、これは難しいことなんですか。伺います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 道路パトロールとかしてですね、危険箇所についてはその都度お宅を訪問して指導といいますか、こういう制度があるんですよというようなPRもした経緯がございます。全体把握難しいといいましても、それは時間かければできることかとは思います。今の都市整備課の状況、体制も踏まえて、どこまでその把握できるか、今後の課題とさせていただきます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 克彦君) 実績報告105ページ、富谷町農作物有害鳥獣対策費について伺います。
  有害鳥獣の対象動物は何種類ぐらいありますか。一つ一つ言ってください。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) スズメ、カラス、カルガモが主なものでございます。それからあとは鳥獣ですので富谷町ではクマがいます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 克彦君) それぞれの対応をお知らせください。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 有害鳥に関しましては、春と秋の有害鳥駆除という形で年2回富谷町猟友会の駆除隊員にやっていただいております。それから、クマの出没についですね。こちらにつきましては駆除隊の隊長さん、経験者の方に現地でクマが何度も繰り返し来るようかどうかという判断をしていただきまして、その際には捕獲のオリの設置というふうな段階を踏んで県の指導を仰ぎながら捕獲に際しましては慎重な取り扱いをさせていただいております。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 克彦君) クマまでわかりましたが、この次考えられるのはイノシシなんですよね。そういうののことについてどのような対応を考えておりますか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) イノシシの情報につきましては泉区根白石あたりに出没という情報を聞いておりますが、まだ富谷町での目撃情報はございませんので、今後情報を収集しながら対応策を考えていきたいと思います。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 克彦君) 今、今後考えるということを言いましたけれども、クマやイノシシ、ちょっと人間では怖くて対応できないんですよね。ということは電木とかそういう方法を考えなくてはいけないと思うんです。そういうことを検討されましたかどうか、お知らせください。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) まだ電木については検討しておりません。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 克彦君) では、今後とも電木だのをお願いいたします。
 それに関連しますが、国道4号線三ノ関から国道ののり面がすごい草、2メートルぐらいの高さなっておりますね。それでスズメが今巣をつくって、100羽、200羽、300羽が田んぼに一斉に来ているんですよ。そのことは知っていらっしゃいますか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 今のスズメの件については地元の方からご連絡はいただいておりませんので、まるまつの国道敷の緑地帯にムクドリが多くてということでの連絡を受けまして、都市整備課長と連絡をとりましてこれについては国土交通省と対応しておりますので、スズメの方は初耳でございます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 克彦君) じゃ、今度じっくり見て対応考えてください。
 次に、実績報告116、河川の維持管理について、「各河川愛護の協力を得て維持管理に努めていますが、会員の高齢化が進み、今後継続して除草作業を行うことが困難になってくるとされているので、河川管理者である宮城県に実施してもらうよう働きかける必要があります」と書いてありますが、これについて今年どのような検討、働きかけやったのか、お知らせください。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 今年度6月にですね、宮城県仙台土木事務所との懇談会が町において開催されました。この件についても町が2河川で県の方が4河川あるというようなことで、地区によってはかなりの高齢化が進んで3週連続して日曜日出てやっているというような状況もお話ししております。あと、現在のしんまち周辺については直営で刈っていただいていることもございますので、特に一ノ関、二ノ関地区についてかなりの延長もあるし面積もあるというようなことで、かなりひどいようであれば申し出てくださいというようなことも言われていますので、引き続きどこまでやれるのかについて、県の方にお願いしていきたいと思います。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。相澤委員。

委員(相澤 榮君) 決算書91ページですけれども、農地費として8節報償費11万6,000円が経営意向調査委託料として支払っております。この支払い先が公表できるならお伺いしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 農政協力員さんでございます。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) そうすると、これはこの調査費はですね、農政協力員さんに対してこれだけのための委託料なんだか、年間の活動費としての委託料なんだか、その辺のところをお伺いします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) これは意向調査のみの報償費でございます。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) これはアンケート調査だと思うんですけれども、このまとめはどのように
なっていますか、お伺いします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) これは各農家からの意向調査を受けまして、取りまとめて農業委員会の方に報告をさせていただいております。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) これはいつまでまとめる方になっておりますか。もうまとまっているのかどうか、お伺いします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) これは毎年行っておりますので、特に農業、農家の方の経営体などを報告いただくものでございますので、これは毎年取りまとめて生かしてございます。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) 農業委員会に報告しているということは、これは実態調査なんですか。これをもとに今後の富谷町の農政を生かしていくというか、そういう活用法については考えていないんですか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 意向調査なんですが、なかなかそういった意見の記載も少ないものですから、実態調査の部分がほとんどになってございます。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) せっかく実態調査をやっているんですんで、ぜひこれ富谷町の農業をどうするかという部分まで生かしてほしいと思うんですが、いかがでしょうか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 意向調査の段階でご説明を申し上げ、詳しく地域の皆様の意見が反映されるような形で提案させていただきたいと思います。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) 実績報告書の103ページでございます。農業委員会の事業についてお伺いいたします。会議等の実績報告があるんですけれども、農地パトロールもやっているんですが、いると思うんですが、この実績についてはなぜ載せなかったんですか、お伺いします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) こちらに記載したのは会議の農業委員会総会の回数を記載しておりまして、農地パトロールにつきましては記載をしてございません。(「なぜ」の声あり)

委員長(今村 寿君)なぜ。産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 次回から記載させていただきます。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) ま、今後の課題という部分でね、成果、課題の中にですね、荒廃農地の減少に努めるとあります。これは言葉で言うのは非常に簡単なんですけれども、農地パトロールやって、その結果をね、やはり実績としてあらわれてくるので、どのような方法で減少に努めるか、お伺いします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) パトロールで農業委員会でまとめていただいた部分を農地の所有者の方に文書等でお願いをしている状況でございます。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) 減反政策が約40%なんですけれども、その中でですね、農地のフル活用が求められております。そんな中で大豆とかね、その他の飼料作物、そういう部分で利用されている部分が面積がどのぐらいあるか、その辺がおわかりでしたらお伺いします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) お待たせしました。大豆が40.4ヘクタール、それから飼料作物が13.3ヘクタールでございます。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) そうすると、これを除いた部分が荒廃農地というふうに当てはまるかどうか、お伺いします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) あとは自己保全という形で各農家の方に生産調整をしていただいておりますので、それについては荒廃農地というふうなとらえ方はしてございません。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) それでは、自己保全の面積についてお伺いします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 85.1ヘクタールでございます。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) それでは、実質的に荒廃農地というのは何ヘクタールありますか。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 富谷町としての荒廃農地というのは、農地の農業振興区域にはないということで、ほかの白地の部分についてですが、これについては今後ですね、調査をしないと把握、今の段階ではできておりません。

委員長(今村 寿君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) 何年か前から農地パトロールやっててですね、荒廃農地がまだ把握されていないというのはおかしいと思うんですよね。この辺はですね、やはりしっかりと進めていただかなければならない問題だとは思うんですけれども、先ほど文書でもってですね、何とか荒廃農地解消に協力してくださいというお願いしているということ聞いたんですけれども、それでどのぐらい解消されているものか、お伺いします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 昨年度農地パトロールした部分につきましては、約20年以上前からそういった状況になっているという部分もございまして、なかなかその農地に回復する状況にはございません。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) まずですね、104ページですね。104ページにですね、土づくり事業として250園芸加入者20名と書いてありますが、その下に富谷250園芸促進事業、町内農家約500戸の半分200戸以上の農家の事業参加を目指し取り組んでいると。それがこの250が加入者20名ということは、どのような考えでこのいらっしゃるのかなという、ちょっとまだ運動が足りないのかなという感じもしますが、どういうところでこの250戸、500戸のうちの250戸となったのでしょうか、お尋ねします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 250園芸のいわれといいますか、250園芸促進事業とは約町内500戸ですね。このうちの半分の農家の皆さんに年間5,000円以上の販売、直売なり農協に出す、そして圃場面積5畝歩ですね。5アール以上にする。それから、年間5作物以上を栽培していただいてということで、昭和62年から始まった事業でございます。で、この中で郷の有機を皆さんに配付させていただいていた数がこの20名ということで、一元集荷……、失礼しました。250に登録の方は約73の農家の方がいらっしゃるんですが、実際にそういった形で販売をされている方が20名だったので、その有機質土壌改良郷の有機を配付させて促進をしたということでございます。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) それから、次のページ、105ページにブルーベリー産地拡大事業とありますが、ここはブルーベリーつみ取り体験がここに書いてあるのは明石地区の高橋農園とだけなっておりますが、私の知るところで大童にもあったと思う、佐藤政悦さんの。これはどのようになったのでしょうか、お聞きします。

委員長(今村 寿君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 富谷町のつみ取り農園は2カ所、こちらに記載している明石地区の高橋農園さん、それから今おっしゃられました今泉地区の佐藤さんの圃場がつみ取り農園になっております。で、触れ合い教室を開催したのが高橋農園さんということで記載させていただいたものでございます。

委員長(今村 寿君) ほかに。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 先ほど同僚議員もおっしゃっておりましたが、私もちょっとこの決算審査意見書を見まして、農林水産関係が0.8、構成比で0.8ということは、やはり低いと思うんですよね。私も農業委員させていただいておりまして、やはり皆様からの意見等も聞いたりしておりますが、予算増やさないという答弁ございましたが、もう少しこの実績報告書を見ますと、認定農業者さんは結構いろんな補助等もいただきながらやっている部分もあるかと思います。しかし、それ以外の方、兼業農家の方になるかと思いますが、農業を促進されている方にとってはまだまだその不十分な部分があるのではないかというふうに私にはとれる部分があるんですね。先ほど……。(「伊豆田委員、もう少し簡明にお願いします」の声あり)はい。
 それで、この予算は増やさないという答えがございました。昨年も町長がイチゴ農園もふやしているということもありますが、何かでこの手助けといいますか、その富谷町の場合、済みませんね。ちょっと面積、国の補助をいただいている面積がね、部分が少ないんですよね。ですから、その部分で国から出る補助が少なく、どうしてももらう部分がないわけですよ。その部分でもう少し農家の方に何か補助が出せるような方向で考えていただくわけにはいかないでしょうか。(「要望ですか」の声あり)これ町長にやはり質問したいと思います。お願いします。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 農業予算の枠ありきではないんです。増やさないという言動を私はしたつもりはないんでございますけれども、全体に構成比が1を切ればちっちゃ過ぎるねとこうね、零コンマだからとこうなるんでしょうけれども、やはり内容、中身を現状を見なければならない。ですから、農業者あっての農政だというふうな面もあるし、私どもがどのようにその富谷町のこの現状、この地にある富谷町の農政、農業をですね、どのように枠組みを整えるかというのは実にこれまた町の町政の大きな柱であるというふうなことにもなりますね。
 そのようなことで部のくくりも企画部というふうなところに産業振興課を配置したというのもそういった思いもあってですね。大いにこの先は開きたいというふうな、これ企画力、農業者あってのこの呼吸のやりとりというようなことも含めてね。お互いの双方の関係の中でおのずとこう広がっていくのでないかなというふうには思います。
 そんなことで今年のブルーベリーの助成事業って150万枠とってもなかなかこう現実としては実績報告見れば二、三十万ですよと。これは枠しぼめるというのではなくて、残念なことにそれ以上結果としては広がらないというふうなことですね。ビニールハウスについて今回このようなことで4件、議案ここに出させていただきますけれども、何とかあのあきらめることなくですね、皆さんでやはり可能性というのはまだまだ持っているわけでありますので、この議論を経てもう少し先に広げる努力をして参りたいと、こんなふうに思います。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) それじゃ、次は都市計の方でお聞きいたします。
 まずですね、住宅に関してなんですけれども、先ほど……。(「ページ数」の声あり)ページ数ですか。済みません、ちょっとごめんなさい。どこにやっちゃったか、わかんなくなった。119ページですね。119ページなんですが、ここで80、入居状況が80戸とありますが、そうするとあと20戸、100戸ですよね。富谷町の場合。あと20戸はどのようになっているのでしょうか、お尋ねします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 現在建てているのが80戸といいますか、87あるんですが、7戸今年度壊しておりますので、実際住んでいる方が80でございます。あと残りの20については今後宮ノ沢住宅の方に新設する予定になってございます。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 昨年は全然募集しなかったんですよね。で、今こういう状況でやはり町営住宅入りたいという方がたくさんおられます。その前からも申し込み等してもいっぱいなんで、じゃあ県の方にご紹介をいただいたりするんですが、この県営住宅の申込書等は富谷町では扱っていますか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 県の方から定時に来て広報等にも載せておりますので、ご紹介いただければ案内書をお渡しします。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 案内書って申込用紙ですか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 失礼しました。案内書と申込用紙も来てございます。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) もう一件、大亀山森林公園についてお尋ねいたします。
 何ページでしたっけ。済みません。118ですね。済みません。118、ここに大亀山公園の成果及び今後の課題というところで、老築化する施設の維持改修を実施する際、あと利用される大亀山森林公園の魅力をどのように伝えるか、十分に検討する必要がありますとありますが、ここでキャンプのことは載っていないんですが、これに関連して両方に関連してそのキャンプ場のことはどうして載っていないんですか。お尋ねします。利用状況。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) キャンプ場のどのような件でございましょうか。(「利用状況」の声あり)

委員長(今村 寿君) 手を挙げて。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 利用状況と言ったんですけれども、キャンプ場に関しての利用状況が何件、20年度は何件使われたとか、そのような利用状況は載っていないように、ここには載っていないと思うのですが、どのような状況だったのでしょうか、お尋ねいたします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 調べます。ちょっと現在資料こちらにございませんので、ここの資料についてもし……。この場でお話しした方がいいでしょうか。申し訳ありません、今ちょっと持ってきて……。

委員長(今村 寿君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) それじゃ、後で結構ですが、この先ほどその検討というところですが、幼稚園、私の孫もたまたま今日大亀山公園に遠足に行っております。仙台市ですが、こうやって各方面から子供たちが遊びに来たり、遠足に来る状況もあります。それで、狭いと思うんですよね、私にとってはあそこ。(「何ていう遊び」の声あり)すべり、ゲレンデですね。ちびっこゲレンデ。もう少しあのこう検討というところで、どのような検討をされたのか。もう少しその大郷じゃない、大衡、大衡のわんぱくランド等は行ってみたことありますでしょうか。私も行ったりするんですが、あのぐらいの広さがあると非常に子供も遊びやすいのかなと思ったりしますが、結局結構ね、休みの日は子供たちがいっぱい来るんです。それでね。(「質問の要旨を徹底してください」の声あり)はい。それで、もっと広く検討をしたのでしょうか、お尋ねします。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) ちびっこゲレンデについては既存のゲレンデを拡張するような計画はございませんで、逐一良好な状態で使用できるような形で維持修繕しているものでございます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書の119、120です。町営住宅についてですが、宮ノ沢が全部できると100戸ということですが、それにしても入居を希望する人たちが多いわけで、この町営住宅、あるいはその町営以外の公営住宅の増築というものについては担当課としては検討しているのでしょうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これまで策定してきた町営住宅の整備計画にはこれ以上拡張する予定とはなっていないものでございます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) さまざまな相談を受けたときに、住まいで困ることがありましてね。やはり低廉でそのいい住宅を何とかということがありますので、これについてもその考えていくべきではないかと思うのですが、今後についてはどうでしょう。考える予定とか、今後についてはそうしましょうとかということはありますか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) まだこれから清水沢住宅の1期分、それから宮ノ沢住宅で20戸分残っていますので、それらで現在のところ精いっぱいでございます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 西沢、湯船沢が建って、同じようなつくりで同じような仕様で家が建っていると思いますが、どこかでその前に建ったところから「こういうふうになったらいいな」ということで、例えば風呂の追いだき機能ですが、これについて西沢のときはなかったかと思いますが、その後ずっとその温水器でお湯をためるというやり方になっているんだと思うんですが、これで再検討する、したとかという経緯はありますか。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 電気温水器での給湯が一番今のところ何といいますか、最効率ということで設置してもらうこと、設置しているものでございます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 確かにランニングコストが低いからということで説明を受けたことがありましたが、入居者の側からすると、追いだき機能があった方が現在のそのエコの状態でいくとね、助かるんだということを言われていますが、これをつけるとなると、何というんでしょう。その工事単価がうんと上がるとか、それはかなり難しいとか、検討できるとかっていう、どういうことなんでしょうか。できないものでしょうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 現在のところ一切考えてございません。電気温水器でやっていきます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。
「なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(今村 寿君) 起立多数と認めます。よって、認定第1号平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
 なお、次回は9月9日水曜日に引き続き行うことといたします。
 本日はこれにて散会いたします。
 午後1時46分 散会

平成21年決算審査特別委員会(第4号)

平成21年9月9日(水曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 今村寿   
  • 副委員長 菅原傳    
  • 委員 千葉達
  • 委員 相澤武雄   
  • 委員 浅野幹雄    
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子    
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 高橋敏夫   
  • 委員 磯前武    
  • 委員 市川壽藏
  • 委員 相澤榮   
  • 委員 山路清一    
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二   
  • 委員 小川昌義    
  • 委員 小泉光

欠席委員

  • なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 渡邊俊一

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 長寿福祉課長 千葉美智子
  • 長寿福祉課長補佐 安積春美
  • 長寿福祉課長補佐 横田利雄
  • 健康増進課長 小松巌
  • 健康増進課長補佐 浅場悟
  • 税務課長 眞山巳千子
  • 税務課長補佐 内海壮晃
  • 税務課長補佐 浅野康則
  • 上下水道課長 小野一郎
  • 上下水道課長補佐 鈴木昭彦
  • 上下水道課長補佐 相澤友子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄    
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 伊藤潤哉

午前10時00分 開会

委員長(今村 寿君) 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「決算審査特別委員会」を開きます。


認定第2号 平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(今村 寿君) 認定第2号平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(今村 寿君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
「なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第2号平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(今村 寿君) 起立全員と認めます。よって、認定第2号平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


認定第3号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(今村 寿君) 続きまして、認定第3号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これより、担当課長へ内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(今村 寿君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。永野委員。

委員(永野 久子君) まず、国民健康保険税の予定収納率87%でよかったでしょうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 決算での収納率でよろしいでしょうか。(「予定収納率」の声あり)予定収納率。当初予算のときのですか。ちょっと当初予算の予算書持ってきていませんので、それは後でお示ししたいと思います。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 医療費の伸びは当初予算の際のご説明で10.9%と見込んだというお話でしたけれども、決算を踏まえて実際の医療費の伸びは何%だったでしょうか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 行政実績報告書ちょっと見ていただきたいと思いますけれども、71ページでございます。保険給付の状況ということで、(1)の療養の給付という形で書いてあります。一般と退職ということで合わせまして22億8,555万9,440円と、対前年度比で3.2%の伸びということでございますので、医療費については予想よりも伸びなかったということでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、決算の剰余金が決算書でいきますと143ページと186ページに4,926万円と、約ですけれどもね。なっておりますが、さらにその年度内に3,900万円基金に積み立てておりますので、合わせて余剰といいますか、これは8,800万ほどであったということでよろしいですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松  巌君) 余剰というかですね、繰越額と合わせますとそのような額になると。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それではですね、決算書の148ページですが、保険税の調定額を平成19年度と比べますと約1億円ほど増えております。この増えた要因は何でしょうか。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 保険税の見直しなどをしました。それがまず第1点。それから、被保険者も増えておりますので、そういったことから調定額が増になっております。

委員長(今村 寿君) 先ほどの永野委員の質問に対する予定収納率に対する回答の準備ができたそうでございますので、回答を求めます。税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) それでは、全体の分につきましてはあれですけれども、それぞれの現年分とこういって述べたいと思いますので、よろしいでしょうか。
 医療給付費分が87、一般被保険者の医療給付費分を87%、支援金分につきましても同じ。介護納付金分については86%、それから医療分の滞納繰越分につきましては8%、介護納付金分につきましても8%。退職の方につきましては、医療給付費分を97%、支援金分につきましても97%、介護納付金分につきましても97%。それから、医療給付費分の滞納繰越分と介護納付金の滞納繰越分、それぞれ12%として見込んでおりました。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今お答えになったその前のお答えですけれども、保険税の調定額が19年度と比べて1億円ほど増えた要因として2点おっしゃっておりました。税の見直しによるものと、被保険者が増えたことによるものと、二つの要因をおっしゃっておりましたので、それではおおまかで結構ですけれども、税の見直しによる増と被保険者の増による増収というのが大体何割ずつというふうに見ているか、伺います。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) そこまでは分析は行っておりません。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 1人当たり、実績の71ページに1人当たりの医療費については出ておりましたけれども、たしか平成18年度だったか、19年度だったかと思いますけれども、19年度ですね。富谷町の1人当たりの医療費、医療費に使った1人平均の金額というのは、宮城県内全市町村の中で最下位、一番低かったという資料がございますけれども、20年度についてはこれはいつごろ把握できるんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) その資料につきましては県の方から参るものですけれども、毎年ですね、1年後ぐらいというふうのが目安でございますので、まだこちらには届いておりません。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 先ほど財……、失礼しました。基金残高を表示しましたこの決算書のですね、決算書の275ページを見ますと、国民健康保険事業財政調整基金として決算年度末現在高は2億2,852万6,000円となっておりますが、これはそうしますと今回の決算剰余金からさらに積み立てる分を含めて、平成21年度現時点でどの程度というふうに見込まれ、見ておりますか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 20年度末でございまして2億6,760万ということでございます。それに先ほどの積立額2,400万を足すという形になりますので、2億9,230万という形になります。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この国保の財調の積み立てと保有額の目安というのはどういうふうになっていますか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 一般的に県で示しているのがですね、療養費の3年間の平均として大体15%分ぐらいということでございますので、それを計算いたしますと12.7%ぐらいの、12.07%ぐらいの保有率ということでございますので、県の示している数値の中では限度内かなということでは考えております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) その財政調整基金は、例えば新型インフルエンザが大流行しましたと。特別に医療費がかさみましたというような非常事態に備えての積み立てだというふうに理解しておりましたが、よろしいですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) そのとおりでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) たまたま21年の今は新型インフルエンザの問題が大変大きくクローズアップされていますが、過去平成20年までの5年くらいの間でそういった事態が起きたかどうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 一般的にそのインフルエンザ等ではございませんけれども、平成19年度に関しましては医療費が大きく伸びているということでございます。それに伴っての20年度の改正もございました。ただ、20年度に関しましては先ほどお話ししましたように3%何がしぐらいの微増だったということでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 富谷町の国保税がですね、全国全市町村の中で49位だという毎日新聞の今年6月21日付の記事についてはご存じですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 詳しくは見ておりませんけれども、そのような情報は入っております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは大変な状況だというふうに思います。これまで県内一ということは知っておりましたけれども、全国で数えても50番以内に入っているような高い国保税なわけですね。一方、さっきもお話ししましたけれども使っている医療費は県内で一番少ないわけですから、住民としては何とか負担軽減をという声が出るのは当然だと思うんですね。基金についてはその先ほど療養給費の3年間の平均の15%ということでしたけれども、療養給付費の5%程度という指標も一方ではありますので、そう考えますとこの基金2億9,000万円というのは取り崩して減税に充てるということは十分できるんじゃないでしょうか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 平成20年度から税額を上げております。それの検証も1年、2年、3年としていく段階の中で減税という形になるでしょうし、先ほど議員からもお話ありましたように、現在の新型インフルエンザがどのような動向になるか。多くの方々がかかるとなれば、基金もあっという間に取り崩さなければならない状態になると。それを踏まえて適切な運営を考えていかなければならないと思っております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 町長に伺いますけれども、富谷町の国保税が全国全市町村の中で上から49位だというこの実態について、何らかの形で町が一般会計から繰り入れを行って減税するなどということについてはぜひ検討すべきだと思うわけですが、20年度は検討されたんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 十分ですね、この1年間の経緯、毎月のといいますかね。そういった経緯を、推移を見ながら、推移を見ているところでございます。したがいまして、毎日新聞も含め、今議員がおっしゃるような内容については十分理解、認識をした中でですね、富谷町の国保税のありようというふうなこと、検討しているところでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、実績報告の73ページですけれども、先ほど医療費通知については122万8,000円ほど経費がかかっているということでした。これ医者に、まずこの医療費通知の頻度ですね。これ医者へかかって、例えば私なら私が医者にかかったら、それから1カ月後なり2カ月後、あるいは3カ月後に来るのか。そして、それはその1カ月分をまとめるのか、その都度なのか等々ですね、この具体的な医療費通知のやり方について伺います。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 医療費の通知につきましては、2カ月分をまとめまして2カ月ごとに出しているということでございます。ただ、審査等もございますので、その通知が届くのは4カ月前のものというような形になります。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この医療費通知は町に対して国から何かその義務を課せられているということなのか、もし実施しないとペナルティーなどがあるのか、伺います。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) ペナルティーはございませんけれども、皆さんにですね、この医療費がこのぐらいかかっていますよということをお示しさせていただいて、趣旨普及等いろんなことも含めた形で出しているということでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは町の独自の判断でやっているということですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 各自治体でもやっております。富谷町でも行っているということでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは繰り返しませんけれども、本当に病気になって医療にかかっている人に、その2カ月後なり4カ月前の分なりね、医療費が、「あなたの医療費これくらいかかりましたよ」と。「それについては町がこれくらいして負担して、あなたはこれくらいです」というそういう通知が非常に苦しいと。たくさん医療にかかっている、医者にかかっている人ほど大変苦しいということをおっしゃる方がいるんですね。で、やはりこの医療費の通知がこのことによって効果があるならば、病気を改善するとか、なくすとか、そういうことに効果があるならいいんですけれども、効果がないのにこういうものを定期的に送るというのはいかがなものかと思うんですけれども、やめるという方向については検討されませんか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) この通知書を発行するということについては、ご自身で支払った額等の確認にもできると。つまり、医療機関でのある程度、あってはいけないことですけれどもミス等についてのそれの確認もできるという意味では有益な方法だと考えておりますので、これについては現段階では実施して参るということでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 確認ができるとおっしゃいますけれども、領収書にはもっと細かく書いてありますよね。領収書は大抵の方がとってありますよ。医療費控除のこともありますのでね。町から来るものについては別に注射が何本打たれたとかっていうことまで書いてあるわけじゃありませんので、確認ということをおっしゃるならば必要ないんじゃないですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 委員はそのようにおっしゃいますけれども、事業担当者としてはそれが有益であると考えておりますし、医療費を通知することによってどのぐらいかかっているかというのをやはり把握するのも、国民健康保険を正常に適正に運営していく中では大事な事業だと考えております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 同じ73ページに、同じじゃない、失礼します。73ページですけれども、同じでしたね。ジェネリック医療、これ「ジャネリック」と書いてありましたけれども「ジェネリック医療品」だと思いますが、医薬品、このジェネリック医薬品の普及について、特に黒川病院ではどの程度活用されるようになっているでしょうか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 大変申しわけございません。まさに「ジェネリック」でございまして、「ジャネリック」ではございませんので、訂正方お願いいたします。
  それではちょっと、黒川病院でどのぐらい使っているかについては資料を持ち合わせておりません。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは何年か前に私ども黒川病院にも行って、医局の方とも、医局と言いましたっけ、薬局ですね。の担当の方とも話したり、院長と話ししたりして、できるだけジェネリック医薬品の活用を進めて、医療機関にとっても、また医療にかかる方にとってもプラスになることなので進めてほしいというお願いをしてきた経過がありまして、最近これがこうやって普及が図られるということは大変いいことだと思うんですが、そのどの程度普及されて、そしてその黒川病院におけるジェネリック医薬品の活用の比率というか、そういうことも把握しておく必要があると思うので、ぜひこれは今後でいいんですけれどね、把握していただければと思いますが、どうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) ジェネリック医薬品の普及に関しましては、ちょうど今月にですね、10月1日からの切りかえ更新時でございますので、それに合わせまして希望カード等を入れさせていただいております。今後どのように普及していくかというのもですね、国からも把握するということも出てくると思いますので、その点については見て参りたいとは思っております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 最後になりますけれども、済みません。最後じゃありません。もう一つありました。同じ73ページで、成果と課題のところにですね、特定健診については目標を達成したけれども、特定保健指導については達成していないということでした。この理由は何でしょうか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 国の指針ではですね、6カ月の間に、対象になられた方が6カ月間の間でいろいろな運動だったり、食事療法だったりということで、面接等も行ってということで6カ月という期間があるのがやはりちょっときついのかなと。それで、日中やったり夜やったりといろいろ工夫しながらですね、こちらとしても保健指導はやってきたつもりでございますけれども、どうしても仕事等での参加ができないという方々が多かったということでございますので、21年度、22年度以降、この辺については考えていかなければならないと思っております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 最後になりますけれども、資格証と短期証のそれぞれ発行数を伺います。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 現在の手持ちです、20年の7月1日現在ということでございますので、それでよろしいでしょうか。21年7月のものを持ってございますので、よろしいでしょうか。短期証につきましては332世帯でございます。それから、資格証につきましては63世帯でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは21年7月の数字ということですので、この数字ではちょっと比べられませんけれども、少し古い資料で比べますと、富谷町は大変、三桁の発行っていうのは富谷町大変多いですよね。短期証。それから、資格証も63、この数字は動いていましたけれども、これの、これだけの発行をするということは、結局ただ発行したことにとどまらず、資格証ということはその場で医療機関の窓口で全額払わなきゃならないというこういう状況になるわけですので、これだけの人たち、この世帯数掛ける家族の数ということになれば、相当な数ですよね。それはやはり極力資格証の発行は抑えるということで対応していくべきだと思いますが、どうですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 資格者証につきましてはですね、国からもですね、対象者には密に接して相談に乗ってやっていただきたいということでございます。確実な悪質な者に対しては出しなさいというようなことでございますので、現在そのような対応をさせていただいております。ただ、滞納者が現段階で増えているというのも事実でございます。その中でやれることをやっているということでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 本当に最後にしたいと思うんですけれども、厚生労働省はですね、悪質なというときに定義をしているんですよね、ちゃんと。単なる滞納者は悪質とは言っていないですよね。そういう考え方で行政の側が、一般の人は低い意識のもとに滞納イコール悪質だということであれば、そういうことまでは言いませんけれども、福祉を進めるべき行政の側がね、滞納イコール悪質だという考え方に立つと、これはもう福祉マインドじゃなくなるんじゃないんですか。

委員長(今村 寿君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) その悪質というのは本当に滞納、中でも払えるのにも払わないという人たちを言ったことでありまして、決して議員が言っているようなことではございません。ただ、密に接して初めて会ってその中で悪質か悪質でないのか、いろいろなことも相談の上ということでございますので、国でも密に接しなさい、相談に乗りなさいということが前提にございますので、それを現段階やっているところでございます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。
「なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、異議ございませんか。
「異議なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
  認定第3号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(今村 寿君) 起立多数と認めます。よって、認定第3号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
  この際、11時10分まで休憩します。
午前11時58分 休憩


午前11時10分 再開

委員長(今村 寿君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


認定第4号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(今村 寿君) 認定第4号平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(今村 寿君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。永野委員。

委員(永野 久子君) 196、197ページですが、下水道維持管理負担金返還金ということで3,833万110円が計上されております。この返還金については返還が始まったときからの累積で幾らになっているでしょうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 15年度から返還が始まりまして、そちらの方のトータルということで2億4,500万円となってございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは5年間毎年ありましたよね。確認させてください。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 毎年ございました。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 5年間で2億4,500万円ですから、1年間にするとかなりの金額が返還、戻ってくるわけですよね。それで、これはね、戻ってくること自体は当然とは思うんですけれども、そもそもその維持管理費、県に支払う維持管理費の単価を見直す、引き下げるという時期に来ているというふうにはお考えになりませんか。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 広域でやっておりまして、現在県の方では管理関係につきましては指定管理者制度を取り入れまして、その辺のところの経費の削減を図っているというところになってございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 県削減の要因はそうすると指定管理者による、例えば運営費ですね。そういったものの削減なんですか。それとも、以前は維持管理のその剰余金が出る要因としては、指定管理者になる以前からですよね、これ出ているのはね。剰余金が出ているのは。ですから、当時の説明ではそうしたその運営の仕方によるものだという説明は受けなかったように思います。その一番大きな要因は何でしょうか。剰余金の要因。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 1年間のその排水量ということで計算しまして、それで見込みを立ててそれで維持管理負担金ということで出してきておりますので、実際清算した段階で少なくなるのはいたし方ないところかなと思います。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) たくさん使えと言っているわけじゃないんです。これだけ毎年ね、返還されるということは、そんなにそもそも最初からたくさん払わなくていいってことなんじゃないかと。これ1年、2年じゃないんですから、平成15年からのことですのでね。そろそろその単価自体を見直ししてもいいんではないかと。これはでも指定管理者と各市町村が4カ町村がじかに話し合う筋合いのものではないと思いますので、やはり県に町としてね、あるいはその4カ町村として要請していくという必要があると思うんですけれども、この点についてどうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 機会等を見つけまして、その実質的な数値に近いものということでその辺のところは申し入れしていきたいと思っております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 吉田川の流域下水道に関してですけれども、第2北部工業団地については大きく様相が変わってきているわけですね。それで、例えば処理の水量等についても見直しをするということが必要だと思うんですけれども、この計画の見直し、変更はこの平成20年度においては行われたのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) こちらの計画は平成32年度までとなっておりまして、現在の認可は平成22年度、来年度までなっておりまして、今年度がその見直しの時期となっておりますので、それに合わせて行うような予定になっております。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。
「なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認め、これより採決に入りたいと思います。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、異議ございませんか。
「異議なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第4号平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(今村 寿君) 起立全員と認めます。よって、認定第4号平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


認定第5号 平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(今村 寿君) 続きまして、認定第5号平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(今村 寿君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書92ページです。事業決算概要のところに、認定者、(2)のところに認定者数の状況があります。第4期計画で認定者数の推計を727と見ておりましたのですが、これでいきますと770人になっています。この傾向ですが、どういう傾向があらわれてこのようになったのか、伺いたいと思います。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 計画よりも数値が多くなっておりますが、高齢者の増加もありますし、やはり認定者も増えているのではないかと思います。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 93ページで、下の方の(3)サービス利用状況の推移がありまして、この中で訪問介護が10%減っています。リハビリテーション、済みません。短期入所も5.8%減っていますが、このサービスの減になっている理由についてはどうなっていますか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 訪問介護のところについてはおそらくリハビリテーションの方が増えていますので、内容がこう同じようなところもありますので、その影響があろうかと思います。もう一つ、短期入所。これについて、結果的に減っているような状況にはなっておりますが、それぞれの人に対してケアプランを立てて、必要なものをやっている、必要なショートステイ等短期入所を使っていると達しているので、数字的に減っているという実績になったのかなと思っております。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 利用料が負担できない、なかなか難しいということで減っているというような事例はあったのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 今の利用料についての相談はありませんので、そのようなことはないと思っております。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書の96ページ、97ページに、ゆとりすとクラブサロンの事業があります。このゆとりすとの事業は全体で幾らかかっているのでしょうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 介護予防事業として全体でまとめておりますので、詳細については持って、今持っておりませんので、出すとすればちょっと分けて出さなきゃならないかなというような気がいたしております。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、それを後ほど提示いただけますでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 出せる範囲で考えてみたいと思います。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) この実績報告書によりますと、平成2年度中に2カ所新たに始まりましたということになっていますが、この活動内容は主なところではどんなことがありますか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) それぞれですね、参加者に対して体力測定をしたり、それから、認知症予防というのですか、いろいろな手作業をしたり、あるいは移動研修をして少し外の空気に触れていろんな社会見学をしてみたり、あと集まった人たちで何とはなしにこうおしゃべりをするというのは非常にいいという皆さんの好評を得ているので、そのようなことをしたり、あと地域の子供たちとこう交流会をしたり、地区地区でそれぞれいろいろな取り組みが行われているところです。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 今課長からお話がありました移動研修ですが、それには町のバスは貸し出ししているのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 可能な限り使っております。

委員長(今村 寿君) ほかに。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それはそうすると計画は各そのクラブで出されたときに、こう調整しながら、行くところもあるでしょうし、行かないところもあるでしょうし、調整しながら貸し出すという方向なのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) そのゆとりすとクラブの計画によって、いろいろ春とか秋とか、あるいはこうみんなで仲よくなったら出かけましょうとか、いろんなことがあるので、その時期のところは調整をします。それから、バスのところは事業として組みますので、そんなに調整しなくても入れる状況にはなってございます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 97ページの4番のところに、ゆとりすとサロンサポーター研修とありますが、その研修の内容と事業費をお尋ねします。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) まず、講習の内容ですが、高齢者のその特徴、心理的特徴なり、体力的特徴なり、そういうようなことをまずわかってもらいます。それからあと、認知症に関しての基礎的な勉強をします。で、その後である程度そのレクリエーションの実施をしたり、それから体力測定のときにどういうことを注意したらいいかとか、そういうことをするというようなところでございます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そのときの講師は誰をお願いしているのですか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) まず、運動とかレクリエーションとかありますので、運動指導士とか、あとは老人の高齢者の、老人、失礼しました。高齢者のその心理とか、そういうことは大学で教えている先生とかの指導を受けて、あとは地域に入っていろんな注意とかは私たちがお話しする場合もありますし、それから、ほかの地域で活躍している方々の実例を勉強する場合もあります。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それで、人数はここに受講者の数ありましたけれども、事業費はおおよそどれくらいになっていますか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 確かな数字は今持っておりませんので、後から示させていただきます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 最後ですが、サポーター研修をして、そのゆとりすとサロンの中で実際にね、継続してかかわっているという人たちはこの中でほとんどの方がそのようになっているのでしょうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 実績報告書の97ページの4のサポーター受講後の活動状況というところがあるんですが、今議員さんおっしゃったように、若干自分の都合で続けられないという方はおりますが、ほとんどの方がご協力をいただいているという状況でございます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君) 決算書のですね、206ページですけれども、1款1項のこの未収金が書いてあります。約1,300万あるんですが、これは介護保険の納める方は40代からこうずっといっているわけですけれども、納入このしない方々の内訳ですが、65歳以上のいわゆる高齢者と言われる方々と、そうでない年代の方々でその割合はどれぐらいになっているのか。未収の方々のですね、内訳わかっていれば説明お願いしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 65歳以上の方の未収でしょうか。それとも、今のは支払基金交付金の40代からの方の未収のことで、済みません。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 40歳からですか、介護保険納める人は。ね。だから、ずっとあの今出るわけですけれども、いわゆる比較的ね、該当の対象になる65歳ね、以上の方々の納付率と、それからそうでない、いわゆる若年層といいますかね、若い方々の納付率が状況はどうなのか、お伺いします。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 65歳以上の方の介護保険の1号被保険者の方の納付率については実績報告書の方に入っております。それから、今若年の方ということで40歳から64歳までの方の介護保険料のことだと思いますが、その年齢の方々につきましては、各所属している医療保険の方で、の方に介護納付金として支払いをするようになりますので、私どものところではどのくらいの納付率かというのは押さえておりません。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次にですね、5款の3項のところで、財政安定化基金支出金2,000円と書いてあります。これはどれほどの効果あるのかわかりませんけれども、これ内訳は何でしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 財政安定化基金というのは、例えば給付が多くて借り入れをしなきゃない場合とか、そういうセーフティーネットとして基金を組んでいるもので、この2,000円は少ないということですが、収入としてはなかったもので科目存値の2,000円となっているものでございます。

委員長(今村 寿君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次、224ページ、3項ですけれども、ここの介護認定の問題があります。それで、認定調査費ですね。1,000万となっておりますけれども、この認定調査の方法なんですが、対象はどういう人たちを対象にして認定をやるのかですね。全員なのか、それとも個別に問題のある人だけを対象になるのか、ちょっと内容がよくわかりませんのでお伺いしたいと思います。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 介護認定につきましては、介護申請をされた方に関してお宅に訪問して実情を実調をしてくるという認定です。だから、介護保険を使いたいという人に対しての最初の調査となります。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうしますとね、認定審査の調査員というのは25人いらっしゃるようですけれども、この方々が全員参加するんじゃなくて、個別のケースによってこう何ていうのか、調査をする方々はメンバーというのは何人ぐらいなるんですか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 今委員さんおっしゃっているのは、最初の認定調査の実調と、それからそれが上がっていって黒川行政に頼んでおります認定審査会と二つ一緒になっているかと思われます。それで、介護保険の場合は、最初に実調をして第1次認定をしながら、それでまとめて黒川の介護認定審査会に上げていきます。そこのところのご質問かと今理解をいたしまして答弁いたしますが、そこでは認定審査員がそうですね、実績報告書の92ページになりますが、そこの2番目に要介護・要支援認定者審査会というのがございます。25人というのは5人ずつのグループで医師とかケアマネとか、専門家が組んで認定グループをつくっておりますが、その合議体で認定審査会をやっていると。それが年間83回やっているというような状況の報告をいたしたところでございます。

委員長(今村 寿君) ほかに。小川委員。

委員(小川 昌義君) 224ページ、1款1項1目13節のですね、委託料です。ちょっと課長の発言早かったので、もう一度内容を説明していただきたい。ゆっくりお願いしたい。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) ここは特に多いのが介護保険のシステムの機器保守業務とか、あと支援のシステム運用支援の委託料、それから、介護保険システムの改修業務委託料などが入ってございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) それぞれの金額をゆっくり。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 合計が間違っているかもしれませんが、介護保険システムの機器保守点検業務に対しましては95万7,600円です。運用支援の委託料が504万円です。それから、改修業務委託料、これは21年度の法改正対応ですが、これが614万2,500円になっています。あと、ここの中に第4期の介護保険事業計画策定に係る基礎調査の給付分析業務委託などが入ってございまして、これが178万800円という状況です。それから、介護保険の特別徴収系事務委託料ということで、国保連に関する特徴に関する事務処理の手数料とかが5万1,412円とかが入っているところです。ちょっと足りないかもしれませんが、主なところです。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) わかりました。これのあの改修作業というのがもうちょっと入っているようですけれども、このシステムのどっかとこうリンクしているというか、そういうものはあるんでしょうか。仮にリンクしているとすれば、リンクって連携しているんですけれども、どれとどれとどれにリンクしているのか、ちょっとわかればお知らせ願いたい。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 例えばですね、運用支援の委託料ですと、保険料の算定等になりますので、税務課の方のものとリンクしていく。あるいは、高額の合算とかも出てきますので、そういうところともリンクしていくというようなことになります。あとは……、恐らく……、わかる範囲はそのくらいです。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君) 住民税のシステムとはリンクしてますか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 今税務課の方からしているということでございます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。
「なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第5号平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(今村 寿君) 起立全員と認めます。よって、認定第5号平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 この際、1時まで休憩いたします。
午前11時55分 休憩


午後1時00分 再開

委員長(今村 寿君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


認定第6号 平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(今村 寿君) 認定第6号平成20年度富谷町介護サービス業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ議案の提案説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(今村 寿君) 以上で、説明を終わり、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
「なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、異議ございませんか。
「異議なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第6号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(今村 寿君) 起立全員と認めます。よって、認定第6号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


認定第7号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(今村 寿君) 続いて、認定第7号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ議案の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(今村 寿君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。質疑ありませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書100ページです。
 これまで新しく後期高齢者医療制度が始まりまして、これまで扶養者だった、扶養されていた人がこの制度に移ったわけですが、それは何人でしたでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 税の方で計算のところに入るかと思うんですが、その数字としては私は持っておりません。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 予算の説明のあったときに480人ぐらいだろうということだったのですが、それで大体合っているのでしょうか。全くわからないということでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 当初の実態でその人数を計算したものと思われますが、現在それの確認はしておりません。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 後期高齢者医療制度が目指していたことってありますが、例えばかかりつけ医を決めるだとか、定額の医療費の中でその医療を受けるようにするとかっていうことがあったはずですが、それは富谷町においては進んだということなのでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 国の制度によって行ってきておりますので、その高齢者、例えばいろんな高齢者医療についてどうのこうのっていろいろあったと思うのですが、それぞれについて困ったというような相談も受けておりませんし、順調に進んでいるものと思っております。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 後期高齢者医療になってよかった点というのについてはどのように感じているか、把握しているか、伺います。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) そこについては把握しておりません。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 先ほど課長のお話で苦情とか相談とか受けていないというお話でしたが、去年のですね、議会で苦情だとか相談とかっていうのがあったということを町が答弁しているんですが、そのことについては全くその苦情だとか相談というのはない、なかったということですか、伺います。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 出だしで若干制度とかわからないとかっていうことでは窓口に相談に見えた方とか、あと制度の中身がわからないということで相談とかということはあったと思いますが、その苦情というところのとらえ方はしておりませんでした。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、保険料について伺いますが、保険料は原則として天引きということになりましたが、これについてのその相談、苦情といいますか、トラブルなどはどうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 年金から天引きということで、今までは介護保険料だけだったんですけれども、合わせまして後期高齢も天引きされるということで、とまどいということではあったかと思います。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 去年の6月の議会でですね、天引きのトラブルが2件あったということですが、トラブルとしてその2件あったということはどうでしょう。確認したいと思います。

委員長(今村 寿君) 税務課長。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 2件はありました。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、その後についてはその天引きのトラブルはないということでよろしいですか。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山巳千子君) ありません。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) この保険料ですが、今回については平均で6万9,735円ということになりますが、医療費が上がったり、対象人数が上がったりすると、この保険料が変わってくるわけですが、今回この医療費、11カ月になりますけれどもね、これを見てですね、今後の医療費についてどうなっていくとかっていうのを今年度、初め、初年度締めるわけですから、考えたかと思うんですが、この保険料についてはどうなる見通しでしょうか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 保険料については2年間で見直すということにされておりますので、どうなるかということまではわかりませんが、一応見直しをされるということは確実だと思います。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 101ページの3のところに、収納状況が書いてあります。天引きのところについてはもちろん100%ですが、普通徴収のところで96.33ということになっていますが、これは実数として何人なのか。期間としてね、どれくらいなのかということについてお尋ねします。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) この徴収率の出し方なんですけれども、期間というか、4月から出納閉鎖期間までの、調定額については4月から3月までで、収納関係につきましては3月でなんですが、あと4月5月は出納閉鎖まででありますから、5月まで納まった分ということで収納額にはなっています。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、その納まっていない3.67ですかね。この人たちというのは何人なんでしょうか。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 何人というのはちょっと今手元には持ってきておりません。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 去年から始まって今年が2年目になるわけですけれども、国保の考え方が適用されて保険証がちゃんと渡されないということがありますが、この人たちについてはちゃんと保険証は渡されているということでしょうか、伺います。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 保険証は渡されております。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ちょっとだけ戻りますが、その実数で何人がまだ納めていないということなのか、後でもお知らせくださいますように、どうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) はい、わかりました。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 101ページの検診についてお尋ねします。
  検診は広域連合から委託されて富谷町が同じ会場でやったということなのですが、その受診する対象者の数、そして検診の項目、お尋ねします。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) ここに計上しております101ページの各検診助成額というところでございますが、これについては後期高齢は75歳からですが、障がい者などの人たちがある程度後期高齢の方に移行した方々がございます。その方々の検診で、70歳からは町の方で無料で行っていますけれども、その70前の方に関しての分をここで助成をしたというところでございます。で、がん検診です。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 75歳以上の人たちは広域連合からお願いされてといいますか、検診をすることになったんですよね。初年度は。それで、その対象者、対象の人たちの数と、どれくらい受けたのか、項目は何々だったのかということで伺います。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 対象者は後期高齢者の対象者が全部になります。それから、項目は町で行っているものと同じでございます。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) すると、受診率ということではどうなりましたか。一緒にお尋ねしたんですけれども、お願いします。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 受診率については手持ち持っておりません。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それは広域連合がすることだから必要ないということなのですか。それとも、ここにただ持ってきていないということなのか。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 手持ちは今ないので、数字はわかると思います。

委員長(今村 寿君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) では、後でお示しください。お願い……。

委員長(今村 寿君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) わかりました。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。
 先ほどの佐藤委員の質問に対し、税務課長の方から回答がありますので。税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 後期高齢者の滞納者の人数ということでしたが、申しわけありませんでした。実績報告書35ページ、もし実績報告書お手元にお持ちであれば、実績報告書の35ページお開きいただきますでしょうか。35ページの4の税目別滞納者の状況の(2)現年度表4というところをご覧になっていただきます。この中で後期高齢者医療保険料について、21年度に21年5月の時点で48名という方が滞納者の人数でございます。失礼いたしました。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。
「なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、異議ございませんか。
「異議なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第7号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(今村 寿君) 起立多数と認めます。よって、認定第7号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
  この際、暫時休憩いたします。
午後1時21分 休憩


午後1時23分 再開

委員長(今村 寿君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


認定第8号 平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定について

委員長(今村 寿君) 認定第8号平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
 これから、担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(今村 寿君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。永野委員。

委員(永野 久子君) まず、損益勘定留保資金の平成20年度末現在高と、また、その後の見通しについて、数年間に渡っての見通しがあれば伺います。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 内部留保資金は大切な水道事業の資金でございますので、それをできるだけ温存しながらということは考えておりまして、ただ、こちらの方は耐震化とかこれからいろいろ出てくると思いますので、そちらの方も計画的なものは持ち合わせてございませんけれども、温存しながらということでの考えはございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、今ここではわからないということですか。でも、わかるはずですよね。過去にはきちんとこうご答弁いただいてきた経過がありますので、今お手元にないのであれば、後でも結構ですので伺いたいと思いますが、どうですか。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 後でご提示したいと思います。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 292ページ、295ページも記載されていますが、資産減耗費8万1,680円が計上されておりますけれども、平成19年度の決算ではこれがゼロだったわけですが、20年度で発生した理由を伺います。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) こちらの方はこちらで持っております備品等というか、量水器等、そちらの方の減耗費だったと思います。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 292ページ、当年度未処理欠損金が5億4,734万3,627円ということですけれども、これは先ほどのご説明で、295ページのご説明でゼロにするというところはわかりましたが、ちょっとそのよく聞き取れなかったところもありましたので、この5億4,700万何がしかについて、保証金なしの企業債の繰り上げというのが認められて、そのときの繰り上げ償還の条件として累積欠損金を解消するということになっていたかと思うんですね。それで、そのご説明のときにいただいた資料では、平成21年度末ではゼロにするということだったと思うんですが、それでいいんですか。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) そのとおりでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) ちょっと聞き漏らした点はですね、その財源はどこから来るのかという点ですが、どうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 295ページの2にお示ししております建設改良積立金、あと開発負担金、こちらの方を充当するものでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 繰り上げ償還は平成21年度に行うということでいいんですよね。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 平成21年度で行うことになっております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 294ページ、開発負担金、これはどこの開発に伴うものでしょうか。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 成田地区のマンションの建設に伴うものでございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 受水費につきましては307ページ、6億13万8,103円ですか。ですよね。ということで記載されておりますけれども、平成22年の4月1日から受水単価が宮城県に支払う受水費の単価が引き下げられるということになったわけですけれども、平成20年、この20年度の決算をベースにした場合に、富谷町の受水費はどの程度引き下げられると、県に払うお金はどのくらい下がるか、試算があれば伺います。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) それで大崎と仙南、それぞれ異なっておりますので、こちらで試算した、あくまで20年度をベースにしたものでございますけれども、大崎が2,300万、仙南が1,900万ということになります。ただ、これは20年度ベースしたということと、あともう一つには、給水量は最終的にはまだ決まっていませんので、それで変動するというようなことを聞いております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 5,200万円くらい、あくまでも試算ではあるけれども下がるという見通しでいいということですね。それで……、4,200万ですね。
  それで、繰り上げ償還の財政効果も含めて、収支計画を変更していくことになるかと思いますが、これはいつ計画変更して、いつ私たち議会に示していただけるのか、伺います。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 県の方もこれから審議に入るということで聞いておりまして、その結果を受けて、あと21年度の途中までのいろいろな給水状況も確認しながらちょっと検討していきたいとは思っております。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 意見書、決算審査意見書の29ページに、水道事業会計経営指標一覧というのがございます。これで19年度、20年度の数値が出ていますけれども、これを国、全国平均と県の平均に分けて20年度数値をそれぞれ伺います。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) それでは、最初にちょっとばらばらというか、わかりづらくなると思いますので、出ているものと出ていないものがありますので、最初県の平均の方だけ述べさせていただきたいと思います。総収支比率でございますけれども105.38、経常収支はございません。あとずっと下に下がって県の方はまだ出ておりませんので、下の方の財政比率に関する事項、こちら……。の流動比率のところになりますけれども、こちらの方が705.28でございます。あと下の自己資本構成比率ですけれども、こちらの方は55.33ということになります。こちらの固定資産構成比率、こちらの方は90.21でございます。固定資産対長期資本比率91.38でございます。固定比率162.87でございます。一つ飛んで施設利用率62.08でございます。最大稼働率72.9でございます。賦課率85.2でございます。また下がりまして、職員1人当たりの給水人口2,318になっております。職員1人当たりの有収水量24万7,000でございます。職員1人当たりの営業収益6,024万6,000円となっています。職員1人当たりの給水収益5,791万5,000円となっております。職員給与費営業比率14.78でございます。下の方はちょっとございませんでした。これが宮城県の平均となっております。
  これから申し上げるのは、全国平均となります。
 総収支比率101.73、経常収支比率103.88、営業収支比率103.80、自己資本回転率0.14、固定資産回転率0.11、未収金回転率5.992、総資本利益率0.40、企業債償還元金対減価償却比率85.79、有形固定資産減価償却率30.41、当年度減価償却率2.80、流動比率758.39、当座比率722.78、自己資本構成比率67.34、固定資産構成比率88.73、固定資産対長期資本比率90.07、固定比率131.77、固定負債構成比率31.18、施設利用率59.05、最大稼働率71.78、賦課率82.26、固定資産使用効率5.68、職員1人当たり給水人口3,423、職員1人当たりの有収水量360.757、職員1人当たり営業収益7,885万5,000円、職員1人当たり給水収益7,705万2,000円、職員給与費対営業収益比率10.13、利子負担率3.33、以上でございます。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 県の平均と全国平均、今伺ったばかりですので、全体を分析するのはにわかには難しいんですけれども、今伺った範囲だけで特にわかりやすいのがその生産性に関する項目のところで、いずれも富谷町の場合はそのいってみれば職員1人当たりの稼働率が非常に高いといえばいいのか、別の言い方をすると過重負担というか、労働強化があるかなという印象を受けます。相当な平均値から比べ、平均値というか、平均値ですね。平均値と比べてかなり高い状況にあるように見えますが、言い方をかえるとよく働いているというふうに言えますけれども、働いている方々にとっては過重労働になっていないかなというのが懸念されますけれども、この点について町長はどうお考えですか。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) そのとおりでいいんじゃない、そのとおりというか、よく働いているというようなことでよろしいと思います。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これを見て労働強化には当たらないという町長の判断には何の痛みもないような感じを受けますね。これだけ少ない人数でフル回転、フル回転で済めばいいですけれども、フル以上の何倍もの仕事をしているということになりますと、もう少し改善が必要だという認識ぐらいは持っていただきたいと思いますが、どうでしょうか。

委員長(今村 寿君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 現実はですね、私は内側でよく見ているところでありますので、数字が高い。かなり高い。イコール労働強化だと、こういう何かこの論拠といいますかね。どのところにも通じるんですね。ずっと私は今の状況、そしてまた広報等でも水特集でこう掲載をした経緯等々ですね。これほどそれこそ逐一職員の状況どうだというようなことを前課長時代も含めてですね、ずっとフォローしていますから、それこそ次年度の人員配置に向けてですね、また今案をまた練っているところでございます。そういうような形で常に動いているんですよね。ですから、その21年度スタート時点で合わせてスタートしていますし、今こういうふうな状況の中で議論を深めて、しかしながら、もう一回もとに戻りますけれども、数値をひとり歩きして富谷の実態、現状あるんです。いろいろ特殊な事情が。全部違うんです、これ水道事業体って。水を私ら何にもあれなく買っているんですから。七ヶ宿、大崎から。そこで24時間体制で職員が計器、そしてまた携帯電話等も含めてですね。そういった分のご心労は大変だというようなことは十分私は認識しているんですよ。ですから、水道と都市整備の24時間体制は物すごいものがあるというふうなことで、常にこの皆さんには声をかけ合いながらですね、現状今経過していると、こういうふうなことであります。

委員長(今村 寿君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 物すごいものがあるというふうな言葉がありましたので、まず次へ進みたいと思います。
 303ページです。これは決算書の303ページですけれども、先ほど受水費が減っている、受水費が減っていることの要因として、一般家庭の節水と、それから大口事業所の給水減ということがあったように記憶しましたけれども、この大口事業所の給水減というのは具体的にどういうことで、そしてこの比較して303万9,518円のうち、おおよそどのくらいをこの大口事業者の給水減によって占めて、占められているかを伺います。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) 大口需要のところということではこちらである程度ピックアップしました。皆さんご存じのジャスコイオン店ですね。イオン富谷店ですね。あとファミリコフーズということで、成田の方にございますけれども、そちらの方が減っておりまして、ちょっと具体的な数字の方はつかんでおりませんが、そのところが大きく減っているということでございます。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君) 296ページ、非常にこまい話で申しわけないんですが、(2)の無形固定資産、電話加入権とあるわけですが、もう既に無形も無形になっているんじゃないかというふうに思うんですが、あのこれは何回線分ぐらいの加入権なんですか。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) こちらの方は中央監視装置がどうしても必要なものでございまして、回線的には4回線となってございます。

委員長(今村 寿君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) あちこちで裁判とかそういうもの起きているわけですが、加入権としてのね、もう権利がもうほとんど消滅している。仮にですよ、どっかにこう移そうとしてもですね、それもうゼロに近いものになっているわけなんですが、その310ページのですね、加入権の減少額というのはこれ何にこう基づいて減少額になっているのか、ちょっと質問します。

委員長(今村 寿君) 上下水道課長。

上下水道課長(小野 一郎君) こちらにつきましては減価償却、定率と定額法ございまして、そちらの定額法を使いましてこの金額を算出して出しております。

委員長(今村 寿君) ほかに質疑ございませんか。
「なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、異議ございませんか。
「異議なし」の声あり

委員長(今村 寿君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第8号平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(今村 寿君) 起立全員と認めます。よって、認定第8号平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして、本委員会に付託されましたすべての審議が終了いたしました。
 暫時休憩をいたします。
午後2時05分 休憩


午後2時07分 再開

委員長(今村 寿君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
 決算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した]

委員長(今村 寿君) 委員各位のご協力によりまして、予定どおり審議が行われたことに対し敬意を表するものでございます。
 なお、私個人、何となくこの風邪ぎみで、花粉症傾向の鼻声で本当にお聞き苦しい司会進行を務めてしまったことを、日ごろの健康管理も合わせて反省しておりますが、以上をもちましておわびしながら、決算審査特別委員会を閉会いたします。
 大変ご苦労さまでした。ありがとうございました。
午後2時10分 閉会

平成21年第3回定例会議事録(第3号)

平成21年9月11日(金曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君     
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君     
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君     
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君     
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君    
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君    
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君    
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君    
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君    
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君 

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 小野一郎君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 伊藤潤哉

議事日程 第3号

平成21年9月11日(金曜日)午前10時開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
第 2 議案第 20号 副町長の選任につき同意を求めることについて
第 3 議案第 1号 富谷町内部組織設置条例の制定について
第 4 議案第 2号 富谷町教育委員会教育長の給与,勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について
第 5 議案第 3号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について
第 6 議案第 4号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
第 7 議案第 5号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
第 8 議案第 6号 平成21年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)
第 9 議案第 7号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第10 議案第 8号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第11 議案第 9号 平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
第12 議案第10号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
第13 議案第11号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
第14 議案第12号 平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
第15 議案第13号 平成21年度町営清水沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結について
第16 議案第14号 富谷町道路線の認定について
第17 議案第17号 和解及び損害賠償額の決定について
第18 議案第18号 和解及び損害賠償額の決定について
第19 議案第19号 和解及び損害賠償額の決定について
第20 議案第16号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
第21 認定第 1号 平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
第22 認定第 2号 平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
第23 認定第 3号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第24 認定第 4号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第25 認定第 5号 平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第26 認定第 6号 平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第27 認定第 7号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
第28 認定第 8号 平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定について
追加第1 議案第21号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第29 発議第 5号 新型インフルエンザワクチン接種費用の無料化並びに感染拡大防止対策の推進を求める意見書
第30 発議第 6号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書
第31 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日は傍聴人がおられます。
傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち、傍聴されますようお願いをいたします。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告については、お手元に配付のとおりであります。
 これで議長諸報告を終わります。
本日の議事日程については、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、19番千葉 達君、1番小泉 光君、2番小川昌義君の3名を指名いたします。


日程第2 議案第20号 副町長の選任につき同意を求めることについて

議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第20号副町長の選任につき同意を求めることについて
を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは議案第20号でございます。副町長の選任につきまして議会におきまして議員の皆様に同意を求める件であります。
 副町長に下記の者を選任することについて、地方自治法第 162条の規定により、議会の同意を求めるものであります。
副町長として、住所、仙台市泉区高森三丁目4番地の 242、氏名、千葉芳樹、生年月日、昭和16年5月29日であります。
なお、関係資料といたしまして、経歴の概要につきまして、住所、氏名、生年月日、そして最終学歴、あわせて小・中学校、そしてまた社会教育等々の経職歴・履歴一覧をお手元にお配りしているところでございます。
何分にもよろしく皆様のご理解を得まして選任のほどお願いいたします。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) ここで、本議題となっております本人が議場におられますので、千葉教育長には一時退席を願います。
教育長 千葉芳樹君 退席

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 副町長のポストというのは大変重要なポストでありまして、前副町長がいろいろな経過でお辞めになられたということを踏まえますと、今回の提案がなぜ当初の議案と一緒に提案されずに追加提案という形になったのか。追加提案というのは、例えば急に法律が変わって対応を急がなきゃならない問題が起きたとか、緊急の事態が生じたというような場合にはあり得ますけれども、こういう早い時期に決められていたであろう人事案件について追加提案で出されるということには大変大きな疑問があります。この点について、なぜこういう提案の仕方になったか伺います。
また、教育長が副町長になることによって教育長のポストが空白になります。この教育長のポストについてはどのような形で提案されるのか。
さらに、本日最終日ですから、この後追加提案ということになるのかというふうに予想はいたしますけれども、それについてもやはり追加、本当に最終日の最後の最後の追加などということで人事案件をやるというのは本当に異例なことですので、この点についても町長のお考えを伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 人事案件の重要性にかんがみまして、制度にのっとり熟慮の結果このような追加提案とさせていただきました。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 熟慮の結果は当然そうでしょうけれども、私の質問に答えてはおりませんよね。もう一度きちんとお答えいただきたいと思います。質問したことについては繰り返しませんけれども、考えようによっては、こういう提案の仕方というのは議会を軽視していると言わざるを得ないことにもなりますので、改めて町長が誠実にお答えくださるよう求めて、ご見解を伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 人事案件の性質上、答弁、先ほど答弁したとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 人事案件の性質上とはどういうことでしょうか。ほかの人事案件は早い段階に議案とともに出されておりますが、その性質上とはどういうことでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 性質上という言葉についてのやり取りをする経緯、状況にはございません。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから議案第20号副町長の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は18名です。
 次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に10番市川壽藏君、11番磯前武君、12番・橋敏夫君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付

議長(渡邊俊一君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。
 なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、富谷町議会会議規則第84条の規定により、否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
投票箱点検

議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。
 事務局長の点呼に応じ、順次投票願います。
局長点呼、投票

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 10番市川壽藏君、11番磯前 武君、12番・橋敏夫君、立ち会い願います。
開票

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数  18票
 有効投票  18票
 無効投票   0票
 有効投票のうち
 賛成  11票
 反対   7票
 以上のとおり賛成が11票であります。したがって、議案第20号副町長の選任につき同意を求めることについては、同意することに決定をいたしました。
 議場の出入り口を開きます。
議場開鎖

議長(渡邊俊一君) ここで千葉教育長の入場を求めます。
教育長 千葉芳樹君 入場

議長(渡邊俊一君) この際、10時30分まで休憩をいたします。
午前10時17分 休憩


午前10時30分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、10時50分まで休憩をいたします。
午前10時30分 休憩


午前10時50分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第3 議案第1号 富谷町内部組織設置条例の制定について

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第1号富谷町内部組織設置条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 議案第1号富谷町内部組織設置条例の制定についてご説明を申し上げます。
 提案理由につきましては、組織を部制とすることに伴い、富谷町内部組織設置条例を設置するものでございます。
 それでは、2ページ、富谷町内部組織設置条例について説明申し上げます。
 まず、第1条、部の設置でありますけれども、企画部、総務部、福祉部、建設部の4部を設置するものでございます。
 第2条、分掌事務でございますけれども、部の分掌事務を定めております。
 第1項の企画部につきましては、経営企画課、財政課、産業振興課の事務分掌でございます。
 第2項、総務部につきましては、総務課、税務課、町民生活課の事務分掌でございます。
 3ページ、第3項の福祉部につきましては、子育て支援課、健康増進課、長寿福祉課の事務分掌でございます。
 第4項、建設部につきましては、都市整備課、上下水道課の下水道の事務分掌でございます。
詳細につきましては規則で定めるものでございます。
 各課の事務分掌につきましては、読み上げることを省略させていただきますことをご了承いただきたいと思います。
 それでは、4ページをお願いいたします。
 附則といたしまして、この条例は、平成22年4月1日から施行するものであります。
 第2項以降につきましては、5ページの新旧対照表でご説明いたします。
第2項、富谷町特別職給与等審議会の一部を改正することにつきましては、第6条中「総務課」を「、総務課、総務部総務課」に改めるものでございます。
 第3項、職員の給与に関する条例の一部を改正することにつきましては、別表第2中「重要な業務を所掌する課の長」を「部長」に改めるものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 第4項、富谷町都市計画審議会条例の一部を改正することにつきましては、第6条中「都市整備課」を「建設部都市整備課」に改めるものでございます。
 4ページに戻っていただきますけれども、第5項、富谷町課設置条例の廃止につきましては、平成19年12月に制定したものでございますが、これらを廃止し、細部につきましては規則で対応するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 昨年、一昨年ですね、平成19年9月に部を設置する新たな提案がありましたけれども、これは否決されました。このとき私たちは、その際の提案に賛成をした経緯がございます。そのときの提案と内容を比べてみますと、大きく変更されているところがありまして、部の数が3部から4部になったというだけではない内容にかかわる問題がございますので以下伺いますが、まず 1点目は、経営企画部を新たに設置した理由は何でしょうか。
それから、経営企画部、企画部の位置づけというのが総体的に高過ぎないかという感じを受けます。総務部の中の課であってもよかったのではないか。この点についてはどういうご認識、ご見解か伺います。
 それから、産業振興課が企画部の中に入ったのはなぜなのか伺います。
 さらに、四つ目ですけれども、前回、平成19年9月の提案の際にご説明いただいた資料の中には、男女共同参画という事務の内容が盛り込まれておりました。条例には直接入ってはおりませんけれども、説明資料では男女共同参画が入っておりましたが、今回、男女共同参画はどこの部の何課が分掌するのか伺います。
 それから、五つ目ですけれども、四つの部の職員の配分について人数を伺います。

議長(渡邊俊一君) 5問ですね。
 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 今回の4部制、経営企画課につきましては、19年の12月の富谷町課設置条例によりまして新たに設置されたものでございますけれども、この企画部につきましては、町長直下、町長の行政主導する上での重要ポストというようなことでの意味合いから企画部となったものでございます。
 あと、4部制にした点につきましては、議員さんがおっしゃるようなすべての部においては重責というか、大変な業務量であるわけでございまして、その中での町の町長の5万人都市を目指す町の組織上、議員さんがおっしゃるような組織ではないと思っております。
 産振につきましては、富谷町の5万人を目指す町といたしまして、来年22年の線引きによる開発が必至でありまして、これらに伴う企業立地等につきましては富谷町の今後の重要な課題であると。また、富谷町の物産等々のPRなり販売等につきましては、この間の夏のユアスタの夏の陣といったような事業があったとおり、経営企画課と連携を密にして町営・町政の運営を図ることがとても富谷町の町益につながるということでの企画部に産業振興課を入れたものでございます。
 四つの部の職員の配分の人数につきましては、現行の14課1局、現在の職員の配置の人数のそのままでございますけれども、これから半年人事あるわけでございますけれども、今後半年におきましてどのような職員の配分になるかにつきましては、今後の検討でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 男女共同参画。

総務課長(須藤辰夫君) 男女共同参画につきましては、部の設置条例につきましては、部制をどのような組織づくりで、その部はどういう課で構成されているかという体制を示す条例でございます。制定に当たりましては富谷町の課の設置条例を14課1局変更をせずにという考え方でございますので、これらをもっての部の事務分掌を整理したものでございます。男女共同参画につきましては規則で定めておりますけれども、軽視するという内容ではございません。
 また、今後のどこに記入されるかということにつきましては、今度新たに作成いたします「富谷町行政組織規則」の中の区分で総務課総務管理担当事務分掌として総務業務係の男女共同参画社会の形成の組織に関することで執行していく予定としております。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 4人の方が新たに部長になるという、この条例が通れば4人の方が新たに部長になるわけですけれども、その4人の部長が部長職と兼ねて今までどおり課長職ということもあわせて見ないようになると、これは大変なことになると思うんですが、今後ですね、部長が余裕人員と言ってはおかしいですけれども、全体を統括できる、課長と兼職しないという方向での人的体制の強化については考えておられるか、町長に伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 部長職ですね、職責は大変重いものがございます。従前の課長職が最高位というようなことでありましたが、一般職の最高位でありましたけれども、それにつけても今言った、申し上げたとおりでございます。6カ月経過をしながら十分なる皆さん、そしてまた町民の皆さんの期待にこたえられる人選を鋭意検討して参ると、このような決意でいるところであります。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今回は部の組織設置ということでありますが、細部にわたっては規則でということになっています。その規則については、決まった時点で議員に書面で配付してくれる、配付するように求めるものですが、対応を伺います。

議長(渡邊俊一君) 求めるということは要望に値しますよね。
 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) これから規則作成するわけでございますけれども、作成した上では、町の広報も通じて町民の方々にお知らせするような考えもございますので、でき決裁いただき次第お知らせすることはできます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 人件費についてお伺いいたします。
先日の全協で6級の方は1人でという説明がございましたが、部長が4名ということは、これから6カ月の間、職員の配置についてはこれから考えるというお答えがありましたが、人件費についてどのぐらい増えるのか、金額でお示しいただければと思います。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 部制をひくことによりまして、管理職手当でその管理職、部長の手当を考えているわけでございますので、まず給料につきましては、ただいま平成22年の3月まで皆さんご案内のとおり給与の構造改革中でございまして、今いただいている給料よりも辞令は下回っております。ですので、4部長制に伴いましての6級制に移行しても、給料のアップにつきましては、今の管理職全員下回っておりますので、給料のアップはないというふうに見込んでおります。ただ、管理職手当、期末勤勉手当が管理職手当によって計算が加算されることに伴いましての増額がございます。それで管理職手当を今の管理職の平均をしまして15%と想定しますと、98万円ぐらいの増額、あと期末勤勉手当も15%として試算しますと、 110万円ほどの増額がなるというふうに見込んでいるものでございます。はい以上です。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員は、先ほど全協で6級職1人いるんでないかというような質問をちょっとしてましたけれども、その辺具体に、もし全協の中で聞き違っておりましたら困りますので、具体に説明を求めます。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) この間の全員協議会におきましては1名等々の数についての報告はしておりませんけれども、4人の方ができたという話での試算を示しただけでございますので、今は。はい、よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) よろしいですか。
 ほかに質疑ありませんか。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 人件費の件についてはわかりました。
 それから、もう一つですね、先日、全協でご説明ありましたが、その中でもう一つちょっと心配なことがありまして、これだけ、今までも住民に対しての各課に電話した場合、その担当の方がいらっしゃらないと、どうしても次の日にということが多かったんですね。それが解消されるのでしょうか、お尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 各課の住民対応の解消ということでのご質問ですね。
 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それらにつきましては、あってはならぬというようなことでございますので、日ごろ十分注意した対応が今現在も図っていかなければならないように努めなければならないと判断しております。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 次に、討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は、提案されております富谷町内部組織設置条例案に反対をいたします。
 今回の提案は、新たに部制を導入し、企画部、総務部、福祉部、建設部のもとに従来の11の課をそれぞれ配置するものです。
 数年後の人口5万人を見通し、市制への移行も現実の課題となっている今、町の組織をより合理的に改編することは必要だと考えます。この点については前回、平成19年9月の提案に私たちが賛成した際と全く同じ考えであります。しかし、今回の提案には重大な内容の変更があり、同意できないものとなっています。
 一つは、前回は産業建設部の中に位置づけられていた産業振興課が、今回は企画部の中に位置づけられたという点です。
 農業・林業を企画というくくりの中に入れるということは産業政策としての位置づけの後退と言わざるを得ません。前回の産業建設部産業振興課と今回の企画部産業振興課では大きな隔たりがあると考えます。町の長期的な展望を示す基本構想の中で、富谷町のまちづくりの方向性を、「工業で発展するまち」を第一に打ち出したこととあわせ、組織の面でもその方向にシフトしていくというもので、農業・林業の振興を軽視していくということにつながる大変重要な変更だと考えます。
 第二に、今回の提案では、前回の提案にはなかった企画部が新設されております。しかも企画部は総体的に高い位置づけになっておりますが、果たして企画部は必要なのでしょうか。
 自治体の仕事の第一は住民の福祉向上にあります。部や課の設置も住民の暮らしに即した対応が望ましく、企業誘致や渉外など対外的な活動は主ではなく、あくまでも従であるべきです。自治体は会社ではないのです。前回提案のように総務部の中の経営企画ではなぜだめなのか、この点についても合理的なご説明はありませんでした。
 以上の理由をもって反対といたします。

議長(渡邊俊一君) 次に、原案の賛成者の発言を許します。11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) 私は、議案第1号富谷町内部組織設置条例の制定について、賛成の立場から討論をします。
 国と地方の関係が見直され、地方分権が進む中、政府の諮問機関である地方制度調査会の第29次の答申においては、市町村に対し、基礎自治体である市町村は、住民に最も身近な地方公共団体として、さらにその自主性を高めていくことが期待される。また、本格的な地方分権の時代を迎え、地方公共団体はみずからの責任と判断でその任務を遂行し、住民の負託にこたえていかなければならないとし、平成の大合併は終了し、地方公共団体については自主自立の自治体経営を強く求められていくことになりました。
 その中で地方公共団体の内部組織についても、地方分権の推進に関連した平成15年の地方自治法の改正において、局・部または部・課といった名称についての規定もなくなり、地方公共団体の自主的な判断により、地域の実情に合った必要な内部組織を設けることが強く求められています。
 このような状況にあって、若生英俊町長が就任以来、「幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」の実現に向けたまちづくり推進の先頭に立ち、職員一人一人に向けた訓示を通して意識徹底を図っていることは伺っております。そして、この取り組みをする組織として、平成20年4月に組織機構の見直しを行い、以来、町民の立場に立ったわかりやすい行政運営に努めていることは承知をしているところであります。
 また、今年の4月には平成21年から平成30年までの10年間を計画期間とする新たな総合計画を策定し、5万人都市を目指したまちづくりがスタートいたしました。そして、この富谷町総合計画のもと、今後も多くの皆さんに富谷町を居住の場として選択していただき、また、富谷町で暮らしてよかったと。また、幸せを感じていただけるようなまちづくりを進めていかなければなりません。
 そのためには、富谷町の行政執行体制におきましても、富谷町のさらなる発展のため、行財政基盤の強化と効果的・効率的な行政運営体制の確立、そして地方分権の推進とあわせて行政組織内部の分権化を進め、町民生活の現場により近いところで迅速・的確に事業運営を行うことが求められていることではないでしょうか。
 今回の富谷町内部組織設置条例では、その具現化として企画部、総務部、福祉部、建設部の4部制をしくものとなっており、町全体を見通す広範な視点から適時適切に新たな政策展開を図っていくことが可能になると判断いたします。今回の部制では企画部の役割が重要になっているものと考えますが、これからの自治体経営における企画部門の重要性を表したものです。経営企画課と財政課が同じ部の中で連携を図りながら各種施策の企画立案、また業務の進行管理・評価が行われるなど非常に効率的な組織のくくりであると考えるものです。
 また、産業振興課が企画部に入っていることも今回の特徴となっていますが、これは企業誘致とともに、農業など魅力ある産業の振興は、富谷町にとって今後ますます重要な施策になるものです。そのためにも、企画部門の中に産業振興を置き、重点的に取り組む姿勢を示すことは、これからの富谷町にとって方向性が的確となる必要なことであると私は考えます。その他の部におきましても納得のいくものであると認識しています。
 部制の導入により、町政における最高レベルの経営トップマネジメントを補佐する機能が強化され、町長がトップマネジメントに専念できる体制が確立するものと思われます。
 さきの新聞報道で「富谷町を見据えた部制の導入」との記事が掲載されていました。ここ数年のうちに5万人を突破し、単独で市制に移行できる要件を備えようとしている我が富谷町においては、まさに将来を見据えた組織機能の導入とも言えるものではないでしょうか。先例にとらわれることなく、地方自治の精神を踏まえ、まさに地域が求めている実情に合ったまちづくりを行っていくために必要な行政組織をみずから考え、そして実行していくものと感じます。
 富谷町のまちづくりは、社会情勢が目まぐるしく変化するこの激動の時代において、未来を築く子供たちに安心して暮らすことができる富谷町を引き継ぐためにも、今後5年間、10年間のまちづくりが富谷町の将来の礎を築く大変重要な時期であると考えます。
 今回の富谷町内部組織設置条例における部制の導入は、このような社会経済情勢の変化の中、自治体として強固な基盤をつくり、持続可能な自治体経営を可能なものとするためにぜひとも必要な行政執行体制であり、このことが4万 6,000人の町民の皆さんの幸せにつながるものではないでしょうか。
 最後になりますが、より一層最少の経費で最大の効果を上げられるよう各組織の連携を強化し、限りある行政資源を総合化・総力化として町組織の総合力を最大限に生かすためにも、部長職と課長職の兼務は極力避けていただき、新しい組織体制のもと、「幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」の実現へ邁進していただくことをお願いいたしまして、私の富谷町内部組織設置条例の制定について賛成討論といたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第1号富谷町内部組織設置条例の制定についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第1号富谷町内部組織設置条例の制定については、原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第2号 富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条 件に関する条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第2号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それでは、7ページをお願いいたします。
議案第2号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正についてご説明いたします。
 提案理由でございますけれども、宮城県からの特別職の期末手当の支給率が高いという指導により、平成20年2月の定例議会におきまして特別職、町長の期末手当を引き下げる改正を行ったところでございます。教育長の期末手当及び勤勉手当につきましては、地方公務員法上は一般職に属する地方公務員であるとの位置づけであることから、従来より期末手当及び勤勉手当の支給及び支給率につきまして一般職に準じていたものでございますけれども、教育長におきましては、その職が特殊性であること、そして市町村長との密接で一体的な関係にあることなどから、勤務成績に基づいての支給される勤勉手当につきましては、なじまないものと考えておるところでございます。
 また、他市町村におきましても、特別職のみならず、教育長につきましても勤勉手当の廃止や見直しを行っている市町村が多く、現在、宮黒管内におきましても富谷町のみが勤勉手当を支給しているという状況でございましたので、以上のことをかんがみ、富谷町教育委員会教育長の勤勉手当を廃止するものでございます。
 それでは、内容につきましては9ページの新旧対照表でご説明をいたします。
 第2条給与第1項及び第3項中におきまして「、期末手当及び勤勉手当」を「及び期末手当」に改め、同条第3項に「ただし、期末手当の額は、期末手当基礎額に6月に支給する場合においては 100分の 160、12月に支給する場合においては 100分の 170を乗じて得た額とする」、ただし書きを加えるものでございます。
 第2条第5項「第3項の規定により勤勉手当を算出する場合において、勤勉手当基礎額は、給与月額にその額に 100分の15を乗じて得た額を加算する額とする」を削除するものでございます。
8ページに戻っていただきますけれども、附則といたしまして、この条例は、平成21年12月1日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 期末勤勉手当、いわゆるボーナスですけれども、これは今までセットになって支給をしておったんですが、今の説明では、期末勤勉のうち勤勉はなじまないというふうな話でございました。ちょっと私も急にそういうふうな説明されても理解ができない面がありますけれども、それは別としまして、今まで期末勤勉手当、6月は 100分の今度は 160になるんですけれども、今までどれぐらい出しておったのか。 100分の百何ぼなのか、6月分と12月分をそれぞれ今まで支給しておった割合を説明をいただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) これまでは、今年暫定的な改正があったわけでございますけれども、6月につきましては期末手当が 1.4を1.25、勤勉手当0.75を 0.7ということで、暫定がそのようになりましたけれども、通常は 1.4と0.75という割合でございます、それが6月。あと冬の12月につきましては 1.6と 1.7でございます、12月は、今までですと。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほどの総務課長の説明の中でよくわからなかったのですが、教育長は一般職ですか特別職ですか。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 教育長は議会の同意をいただいておりますので、特別職の身分でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありますか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第3号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、10ページお願いいたします。
 議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてご説明申し上げます。
提案理由につきましては、健康保険法施行令において出産育児一時金の金額が改定されたことに準じまして、所要の改正を行うものでございます。
 次のページ、11ページお願いいたします。
 これは現行の富谷町国民健康保険条例の附則の第5項の次に、次の1項を加えるものでございまして、平成21年10月から平成23年3月までの間の出産に係る出産育児一時金に関する経過措置でございます。
 第6項といたしまして、被保険者または被保険者であった者が平成21年10月1日から平成23年3月31日までの間に出産したときに支給する出産育児一時金についての第6条の規定の適用については、同条第1項中「35万円」とあるのを「39万円」とするものでございます。
 附則といたしまして、この条例は、平成21年10月1日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第4号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第4号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、13ページをお開きいただきます。
 議案第4号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について。
富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を、別紙のとおり改正するものでございます。
 提案理由は、平成21年4月1日付で仙台市と富谷町との間に取り交わされました行政界の変更手続に伴いまして、富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する規定等の変更を行うため、所要の改正をするものでございます。
 15ページの富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の新旧対照表をご覧いただきたいと思います。
 まず、別表第1で、上桜木地区整備計画区域内の区域名「上桜木一丁目及び上桜木二丁目の全部」から「上桜木一丁目及び上桜木二丁目の一部」に改正するものでございます。これは区域の一部の道路の部分が地区計画から除かれたものでございます。
 次に、別表第2中、成田地区計画区域内の部「業務施設B地区」の項を削るものでございます。
 同じく別表の第2中、明石台地区計画区域内の部「業務施設B地区」の項を削るものでございます。
 16ページをお願いいたします。
 さらに、別表第2中、上桜木地区計画区域内の部「業務施設A地区」を「業務施設地区」に改め、「業務施設B地区」の項を削るものでございます。
 次に、別表第7中、成田地区計画区域内の部「業務施設B地区」の項を削るものでございます。
 同じく、別表第7中、明石台地区計画区域内の部「業務施設B地区」の項を削るものでございます。
 さらに、別表第7中、上桜木地区計画区域内の部「業務施設A地区、業務施設B地区」を「業務施設地区」に改めるものでございます。これにつきましては業務施設B地区を廃止することに伴いまして、業務施設地区の区分を不要とするために名称を改めるものでございます。
 14ページに戻っていただきまして、附則でございますが、この条例は、公布の日から施行するとするものでございます。
 それでは、さきにお配りしておりますA4判の議案第4号資料にて地区計画変更箇所の説明をいたします。このカラー刷りのものでございます。
 資料中、青色と青色に挟まれました中央縦長の部分が東北縦貫自動車道で、この左側着色部分が上桜木地区、右側が成田九丁目、そして右へ明石台四丁目、それから明石台三丁目、明石台五丁目となります。青色区域の一番下端に接する東西の路線が町道宮沢根白石線でございます。
 また、青い太い線が仙台市と富谷町の新たな行政界でございまして、赤の太い線が以前の行政界及び現在の行政界でございます。
 (1)から(9)まで番号を付しています四角の縦長文字の表でピンクに塗りつぶしているものが地区計画を新たに設定または変更する区域で、黄色に塗りつぶしているものが廃止する区域でございます。
 それでは、上桜木地区から番号順に説明いたします。
 (1)、新たに富谷町に編入された土地であり、用途地域が準工業地域に指定されているが、戸建て住宅地区に隣接することから、戸建て住宅地区に指定します。
 (2)、黄色の部分でございます。新たに仙台市に編入された土地であることから、戸建て住宅地区を廃止いたします。
 (3)、新たに富谷町に編入された土地であり、用途地域が工業地域に指定されていることから、工業地区に指定いたします。
 (4)、新たに仙台市に編入された土地であることから、業務施設B地区を廃止いたします。これは2カ所ございます。
 (5)、地区整備計画の名称を業務施設A地区から業務施設地区に変更いたします。
 次に、成田地区計画の変更箇所でございます。
 (6)、新たに仙台市に編入された土地であることから、業務施設B地区を廃止いたします。
 最後に、成田地区計画の変更箇所でございます。済みません、間違いました、明石台地区でございます。
 (7)、新たに仙台市に編入された土地であることから、業務施設B地区を廃止いたします。
 (8)、3カ所ございますが、新たに仙台市に編入された土地であることから、集合住宅地区を廃止いたします。
 (9)、2カ所ございます。新たに富谷町に編入された土地であり、用途地域が第一種中高層住居専用地域に指定されていることから、集合住宅地区に指定します。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
 この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時40分 休憩


午後1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの議案第2号、佐藤聖子議員の質問に対して訂正を求められておりますので、発言を許します。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 先ほどの教育長の身分につきまして特別職と申しましたけれども、一般職というふうに訂正をさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 佐藤議員、よろしいですね。


日程第7 議案第5号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第5号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、平成21年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書2ページをお願いいたします。
 議案第5号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。
 第1条 歳入歳出予算の補正でございます。
 歳入歳出の総額にそれぞれ4億76万 1,000円を追加いたしまして、歳入歳出の総額を 101億 129万 6,000円とするものでございます。
 第1条第2項歳入歳出補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、3ページから4ページにお示しをしてございます。
 債務負担行為の補正につきましては、5ページ、第2表におきまして1件を変更するものでございます。
 また、地方債の補正でございますが、6ページ、第3表におきまして、臨時財政対策債は金額を減額いたし、補正後の額とするものでございます。
 今回の補正の概要について申し上げます。
 まず、歳入関係でございますが、普通地方交付税の交付決定により3億 3,980万 7,000円、平成20年度の決算を受けての繰越金1億 3,509万 1,000円、国庫支出金、地域活性化経済危機対策臨時交付金等の決定によりまして1億 2,698万 6,000円、認可保育所整備に係る子育て支援対策臨時特例基金特別対策事業費補助金の交付決定により 9,896万 1,000円、地方特例交付金は、住宅取得借入金等特別控除分などの減収分として 6,367万 4,000円などを追加いたします。
 それから、交付金や交付税の交付決定、平成20年度の決算を受けて、町債では臨時財政対策債の4億 7,913万 6,000円等を減額するものでございます。
 次に、歳出でございますが、まず、児童福祉総務費では認可保育所運営事業(仮称)明石台保育園整備事業補助金として1億 1,133万 2,000円、子育て応援特別手当費では子育て応援特別手当支給事業に総額で 7,216万 8,000円、総合運動公園費では富谷武道館アリーナ冷房設備工事に 5,484万 1,000円、地域活性化経済危機対策臨時交付金に関する事業、主なものといたしまして、まず、西成田地区コミュニティーセンターの改修事業に 4,299万 3,000円、環境衛生費の地球温暖化対策事業に 1,625万円、教育総務事務局費の小・中学校、幼稚園地上デジタル対策工事に 1,558万 8,000円、町内各小・中学校への50インチプラズマテレビ、電子黒板等の備品購入費等として 1,192万円、都市計画事業交通解析業務委託に 1,470万円、上水道費給水タンク車購入繰出金に 1,231万 4,000円、消防ポンプ整備事業に 1,163万 6,000円など、それから、成田中学校増築事業では校舎増築工事設計業務委託に 1,139万 5,000円、役場旧庁舎耐震診断業務委託に 558万 9,000円などを追加いたしまして、また、小学校建設費でございますが、小学校のトイレ改修事業、それから小学校強化ガラス改修事業が事業費等の確定によりまして 4,450万円を減額、平成20年度下水道事業特別会計の決算等に伴いまして、特別会計への繰出金を 1,474万円、こちらを減額するものが主なものとなってございます。
 次に、歳入歳出補正予算事項別明細により詳細をご説明申し上げます。
 13ページ、14ページをお願いいたします。
 歳入でございますが、まず、交付金等の交付決定によりまして、9款1項地方特例交付金は 6,367万 4,000円を追加し1億 667万 4,000円、9款2項特別交付金は 673万 3,000円を追加いたしまして 773万 3,000円に、10款1項地方交付税は3億 3,980万 7,000円を追加いたしまして14億 1,980万 7,000円とするものでございます。
 14款2項国庫補助金でございますが、3億 1,544万 4,000円を追加いたしまして4億 2,077万 6,000円とするものでございます。民生費国庫補助金は子育て応援特別手当交付金、子育て支援対策臨時特例基金特別対策事業費補助金、衛生費国庫補助金では女性特有のがん検診推進事業補助金、土木費国庫補助金では地域活力基盤創造交付金、総務費国庫補助金は地域活性化経済危機対策臨時交付金の決定等によるものでございます。
 14款国庫支出金3項委託金につきましては 1,000円を追加し 1,250万 5,000円とするものでございます。自衛官募集事務委託金の決定によるものでございます。
 15款1項県負担金は78万 4,000円を減額いたしまして2億 5,901万 5,000円とするものでございます。
 15款2項県補助金3目衛生費県補助金で歳入の科目を変更するものでございます。
 15ページ、16ページお願いいたします。
 15款2項県補助金は84万 5,000円を追加いたしまして1億 9,955万円とするもので、3目衛生費県補助金は健康増進事業等補助金に歳入科目を変更するものでございます。8目教育費県補助金は、13歳の社会へのかけ橋づくり事業補助金の交付決定によるものでございます。
 15款3項委託金は15万 2,000円を減額いたしまして1億 1,036万 8,000円とするものでございます。土地利用対策費委託金の交付決定によるものでございます。
 17款1項寄附金でございますが、 797万円を追加いたし 797万 1,000円とするものでございます。1目一般寄附金 185万 9,000円につきましては、主なものといたしまして、地域振興センター解散による残余の処分によるもの、それから、明石台一丁目開発に伴うまちづくり資金としての寄附等でございます。2目衛生費寄附金でございますが、こちらは明石台一丁目開発に伴うごみ処理分として、4目土木費寄附金は、同じく明石台一丁目開発に伴う下水道事業分としての寄附でございます。
 18款1項特別会計繰入金につきましては 937万 1,000円を追加いたしまして 937万 5,000円とするものでございます。老人保健特別会計、介護サービス事業特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計の決算に伴い、剰余金を繰り入れするものでございます。
 18款2項基金繰入金は 189万 7,000円を追加し10億 3,048万 1,000円とするものでございます。2目ユーマイタウン施設整備基金繰入金 189万 7,000円は、上桜木杜乃橋地区の防犯灯整備に充てるものでございます。
 19款1項繰越金は1億 3,509万 1,000円を追加いたしまして1億 6,509万 1,000円とするものです。平成19年度決算より繰越金を追加するものでございます。
 17ページ、18ページをお願いいたします。
 21款1項町債は4億 7,913万 6,000円を減額いたしまして 7,648万 2,000円とするものでございます。1目臨時財政対策債で各交付金、交付税等の決定により財源調整を行った結果、減額をするものでございます。
 歳入については以上でございます。
 続いて、歳出についてご説明を申し上げます。
 19ページ、20ページお願いいたします。
 まず、2款1項総務管理費 1,604万 9,000円を追加いたし11億 4,057万 3,000円とするものでございます。
 1目財産管理費 1,260万 6,000円の追加でございますが、18節の備品購入費 673万 3,000円は、地域活性化経済危機対策臨時交付金事業によるハイブリッド車の3台の購入に、12節役務費の28万 4,000円は、車両購入に係る手数料と自賠責保険料でございます。13節の委託料でございますが、 558万 9,000円は役場旧庁舎耐震診断業務の委託料でございます。
 6目の企画費需用費消耗品15万 2,000円の減額は、土地利用対策費委託金の交付決定により、13節委託料66万 2,000円の追加でございますが、町PR用のポスター作成業務の委託に充てるものでございます。
 7目情報化推進費13節委託料ですが、システムサポート事業で、介護保険料算定システム不具合による影響額 155万 4,000円を契約金額から減額するものです。住民税均等割軽減対象データ抽出業務でございますが、こちらは過年度のデータ抽出を行うため、88万 2,000円を追加するものでございます。
 8目交通安全対策費18節備品購入費は、デジタルカメラの更新に充てるものでございます。
 9目防犯対策費15節工事請負費 189万 7,000円は、上桜木杜乃橋地区の防犯灯新設に要するものでございます。
 11目出張所費2万 7,000円の追加は、東向陽台出張所の電話機の更新でございます。
 12目諸費は自衛官募集事務の交付金決定によるものでございます。
 16目ユーマイタウン施設整備基金の積立金は、明石台一丁目開発に係るごみ処理施設に係る寄附金を積み立てるものでございます。
 2款2項徴税費につきましては 186万 3,000円を追加いたしまして1億 9,195万 9,000円とするもので、申告体制調査のための予算措置でございまして、7節賃金で臨時職員分を減額いたしまして、8節報償費は、申告相談を行うための税理士1名を配置するための謝礼でございます。12節役務費通信運搬費は、申告時の携帯電話通話料でございます。手数料は住民税データ入力のためのパンチャー入力費用、14節使用料及び賃借料は携帯電話のレンタル料、15節工事請負費は、東向陽台・あけの平両公民館での申告会場を大ホールへ変更するためのLANの配線工事を行うものでございます。18節の備品購入費は、滞納整理用としてタイヤロック2台を購入するものでございます。
21ページ、22ページをお願いいたします。
 2款3項戸籍住民基本台帳費は 505万 1,000円を追加いたしまして 7,388万 7,000円とするものでございます。
 1目戸籍住民基本台帳費11節需用費消耗品は、本人確認機能強化の住民基本台帳カードを購入するものでございます。
 2目の住居表示費13節委託料は、地域活性化経済危機対策臨時交付金事業により、町内5地区の街区案内板更新、3地区の住居案内板の補修を行うものでございます。
 3款1項社会福祉費でございますが、 627万 8,000円を追加いたしまして7億 649万3,000円とするもので、5目医療助成費23節償還金、利子及び割引料は、平成20年度の心身障害者医療助成実績により補助金を返還するものでございます。28節繰出金は、平成20年度老人保健特別会計からの返還金に係る繰出金、国民健康保険特別会計への職員給与分、出産一時金分としての繰り出しするものでございます。
 6目保健福祉総合支援センター費でございますが、14節使用料及び賃借料は、保健福祉総合支援センターへAEDを配置するためのものでございます。
 次に、3款2項児童福祉費でございますが、まず、23ページ、24ページをお願いいたします。
 1億 9,487万 8,000円を追加いたしまして12億 3,286万 3,000円とするもので、21ページ、22ページへ戻りまして、まず、1目児童福祉総務費19節負担金、補助及び交付金は(仮称)明石台保育園整備事業への補助金で、国庫分が 9,896万 1,000円、町分が 1,237万 1,000円であります。
 4目保育所費15節工事請負費は、地域活性化経済危機対策臨時交付金事業、東向陽台、富ケ丘、富谷の各保育所にエアコンを設置するものでございます。
 5目の子育て応援特別手当費11節需用費、消耗品費、12節の通信運搬費、手数料、13節委託料、19節負担金、補助及び交付金は、子育て応援特別手当支給事業に要するものでございます。
 23ページ、24ページをお願いいたします。
 3款3項老人福祉費は 281万 2,000円を追加いたしまして5億 748万 9,000円とするもので、2目の福祉健康センター費14節使用料及び賃借料は、福祉健康センターへAEDを配置するためのものでございます。
 4目の後期高齢者医療制度費23節の償還金、利子及び割引料は、平成20年度後期高齢者医療制度円滑導入事業の精算による償還金でございます。
 4款1項保健衛生費は 3,400万 2,000円を追加いたしまして5億46万 2,000円とするもので、2目予防費につきましては、新型インフルエンザ緊急対策として11節需用費、消耗品は消毒薬剤、マスク等の購入、18節の備品購入費はフィットテストキット等の購入に要するものでございます。
 次に、女性特有のがん検診推進事業といたしまして、13節の委託料は検診業務等の委託に、23節償還金、利子及び割引料は、既に検診を受けられた方への償還金でございます。
 3目の環境衛生費は、地域活性化経済危機対策臨時交付金事業によるクリーンエネルギーカー普及促進事業、住宅太陽光発電システム普及促進事業の補助金でございます。
 4款水道費でございますが、 1,231万 4,000円を追加し 4,693万 9,000円とするもので、地域活性化経済危機対策臨時交付金事業によりまして、補助金として給水タンク車購入財源として繰り出しをするものでございます。
 続きまして、6款1項農業費でございますが、25ページ、26ページをお願いいたします。
 345万 3,000円を追加いたしまして 7,599万 6,000円とするもので、23ページ、24ページに戻りまして、3目の農業振興費19節負担金、補助及び交付金は、農業改良事業奨励補助金といたしましてビニールハウスを設置する4戸の農家への補助金でございます。
 25ページ、26ページをお願いいたします。
 5目の農地費、こちらは富谷北部土地改良区が実施します農用地有効利用支援整備事業への補助金でございます。
 6款2項林業費は20万円を追加いたし 2,287万 6,000円とするもので、1目林業振興費19節負担金、補助及び交付金は、緑づくり事業実施地区2地区の追加によるものでございます。
 7款1項商工費でございますが、28万 2,000円を追加し 6,185万 3,000円とするもので、2目の商工振興費におきまして8節報償費は、十三夜吟醸鍋料理講習講師謝礼を負担金、補助及び交付金へ組み替えするもの、11節の需用費、消耗品は、十三夜吟醸鍋の材料代を負担金、補助及び交付金への組み替えをするための減額、仙台・宮城観光キャンペーンプレゼント代、スタンプラリー参加者プレゼント代等を追加するものでございます。13節の委託料は、PR用のぼり旗やイベント用のはっぴの作製に要するものでございます。19節負担金、補助及び交付金は、みやぎまるごとフェア参加に伴う実行委員会の負担金、黒川商工会の補助金は、前段ご説明申し上げましたとおり、予算を組み替えし、十三夜吟醸鍋普及事業に充てるものでございます。
 次に、8款2項道路橋梁費でございますが、 389万 9,000円を追加いたしまして6億 7,452万 5,000円とするもので、2目の道路維持費7節賃金は、作業員賃金の追加、11節需用費、修繕料はひより台地区植樹ブロック撤去に要するものでございます。3目橋梁維持費11節需用費、消耗品はいちょう大橋補修に伴うものでございます。
 続きまして、8款4項都市計画費でございますが、4万円を減額し4億 6,703万 5,000円とするものでございます。
 1目都市計画総務費13節委託料は、交通解析調査を行うものでございます。
 3目公共下水道費は、国庫補助金の内定、平成20年度下水道事業特別会計の繰越金の確定等により減額をするものでございます。
 27ページ、28ページをお願いいたします。
 9款1項消防費につきましては 1,917万 4,000円を追加いたし5億 1,888万 4,000円とするものでございます。
 まず、3目消防施設費では、地域活性化経済危機対策臨時交付金事業により施設等の整備を行うもので、15節工事請負費は、西成田班の消防ポンプ格納庫新設、18節備品購入費は、小型動力ポンプ積載車1台、小型動力ポンプ4台の購入に充てるものでございます。
 5目の災害対策費11節需用費、消耗品費は、地域活性化経済危機対策臨時交付金事業によりまして緊急招集対策職員用防災活動服の整備を行うものでございます。
 6目防災センター管理費14節使用料及び賃借料は、鷹乃杜防災センターにAEDを配備するためのものでございます。
 続きまして、10款1項教育総務費でございますが、 2,676万 9,000円を追加いたしまして1億 7,113万円とするもので、2目の事務局費で3節職員手当等は、先ほどご可決いただきました条例の改正により減額をするものでございます。15節工事請負費は、地上デジタル放送対応のためのアンテナ設置工事等、18節備品購入費は、50インチプラズマテレビ等を購入するため、いずれも地域活性化経済危機対策臨時交付金事業によるものでございます。
 次に、10款2項小学校費でございますが、 4,436万 9,000円を減額し3億 1,848万 9,000円とするもので、2目の小学校建設費は、15節工事請負費で小学校トイレ改修工事、小学校強化ガラス改修工事の執行残を減額するものでございます。
 3目小学校管理費11節需用費、消耗品費は、新型インフルエンザ対策として消毒薬やマスク等の購入に充てるものでございます。
 10款3項中学校費につきましては 1,164万 6,000円を追加いたし2億 1,491万 4,000円とするもので、1目中学校教育振興費でございますが、19節負担金、補助及び交付金で遠距離通学者に対する補助金3名分を追加するものでございます。
 2目中学校管理費11節需用費、消耗品費は、新型インフルエンザ対策としての消毒薬等の購入や13歳の社会かけ橋づくり事業に要する消耗品の購入に充てるものでございます。12節役務費は、13歳の社会かけ橋づくり事業参加者への保険料でございます。
 3目中学校建設費は、13節委託料で成田中学校校舎増築工事設計業務委託に要するものでございます。
 29ページ、30ページをお願いいたします。
 10款5項社会教育費は 5,145万 7,000円を追加いたしまして4億 7,023万 8,000円とするもので、2目コミュニティーセンター管理費13節委託料、15節工事請負費につきましては、地域活性経済危機対策臨時交付金事業により西成田地区コミュニティーセンターの改修を行うためのものでございます。
 3目大黒澤苑費は、大黒澤苑内の非常警報設備修繕、それからシロアリ駆除を行うためのものでございます。
 4目文化財保護費は文化財標柱の修繕に要するもの、5目公民館費11節需用費、修繕料は、富ケ丘中央公園のブランコ、日吉台公民館施設内の修繕に要するものでございます。15節工事請負費は、地域活性化経済危機対策臨時交付金事業による富ケ丘、日吉台、成田の各公民館の児童クラブ活動室等のエアコン設置工事と、富谷中央、富ケ丘、東向陽台、あけの平の各公民館の地上デジタル化対策工事に要するものでございます。18節備品購入費でございますが、6公民館の地上デジタル対応テレビの購入に充てるものでございます。
 次に、10款6項保健体育費でございますが、 5,504万 3,000円を追加いたしまして8億5,283万 6,000円とするもので、11節需用費、修繕料は、総合運動公園内にある休憩所内の和室の畳表がえ、15節工事請負費は、富谷武道館アリーナ冷房設備工事に要するものでございます。
 歳出につきましては以上でございます。
 一般会計補正予算についてご説明を申し上げました。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 23ページ、24ページです。予防費の中に女性特有のがんの予算がありまして、これについて関連して23節のところに償還金ということがさっき説明にあったわけですが、これについては平成21年10月から平成22年3月までの間ですが、どういう人たちが対象になるのか。
 これまで町が実施してきて、その中で受けた人に多分 110万円を返すということなんだと思いますけれども、そのやり方はどういうことになるのか。また、申し込んでいたけど諸般の事情で受けなかった人については、どういう連絡があるのかなど、そのやり方について伺いたいと思います。
 27ページ、28ページです。学校教育費の中の中学校のところに成田中学校増築工事設計業務委託とあります。これは現在の成田中学校が手狭になってきていて、教室をつくりながらということで、それでも不足するということだと思うのですが、大体教室では何教室を見込んでいるのか。大きさとしてはどうなのか、詳しくイメージがわくような説明をお願いしたいと思います。
 そして、つくり始めるとしたらいつからつくり、増築する訳ですが、増築の工事開始、完了時期を伺います。
 29ページ、30ページです。社会教育費のコミュニティーセンター管理費の中で西成田コミュニティーセンターの工事設計業務があります。決算のときに伺いましたが、このときにはアンケートをしましたと。そして団地の人も含めて、これから何か始まるのかなという思いがあったのですが、地域活性化経済対策臨時交付金が出たということで、にわかに工事が動き始めているというような気がします。十分な準備ができているのかね、これはどういうものになっていくのか、詳細な説明を求めます。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、女性特有のがん検診の無料クーポン事業についてご説明申し上げます。
 まず、子宮がん、それから乳がんとそれぞれ対象がございまして、子宮がんにつきましては20歳、25歳、30歳、35歳、40歳、乳がんにつきましては40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、この年齢の方々に無料クーポン券を送付し、実施していくということでございます。
 ただし、富谷町の場合、5月から7月まで子宮がん検診を実施しております。したがいまして、その子宮がん検診に申し込まれた方で対象者の方については、まだ確定はしておりません。受診した方もいますし受診してない方もいます。この方については、後日になりますけれども、子宮がん検診で対象者になっていない方、申し込まなかった方につきましては今月中に無料クーポン券を、同じく乳がんにつきましても現在、乳がん検診やっております。この中に対象者もいらっしゃいますが、対象者の中で今回の受診を申し込んでない方については、同じように乳がん検診無料クーポンを検診手帳とあわせて送付させていただいて、10月からそれぞれ医療機関等で受けていただくということになります。受けた方につきましては、子宮がんにつきましては確定がされ次第、受けた方で自己負担があった方については、こちらでその申請用紙、還付の申請用紙を送付いたしますので、それに基づいて償還する、還付するという形になります。それから、申し込んでも受診しない方がいると思いますので、その方についても特定ができますので、でき次第に無料クーポン券、それから検診手帳等を送付して、受けていただくということになります。そのような手続でやっていくということでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 現在、成田中学校におきましては普通教室が12、特別教室が6、特別支援教室が二つと20教室の対応が可能となっておりまして、21年の5月現在では普通教室が16クラス、特別教室が2クラスの18クラスを使っている状況でございます。
 平成25年におきましては普通教室が20クラス、特別教室が3クラスということで23クラスを必要と見込んでおりまして、そのために21年度で設計を、22年度で建設をするというふうに考えてございます。
 普通教室の大きさにつきましては、現在の普通教室と同じものをと考えております。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 西コミの改修でございますけれども、決算委員会でもお話を申し上げましたけれども、今後、利活用につきまして、振興団地の方々もメンバーに加えながら利活用等、そういったものを検討していただきたいということで考えてますが、あわせて、今回補正をお願いするのが、センター本体の後ろに附属している建物部分がトイレ、それから浴室、それから調理室というものが附属としてございますが、それを今回の緊急対策の中で活用しながら、その部分をとりあえず改修していきたいということでのお願いでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 女性特有のがんにつきまして、そうしますと、子宮がんでは対象者がどれくらいと見ているのか。乳がんでは対象者どれぐらいと見ているのか。
 これについては10月から実施できると無料クーポン使えるということになりますが、事務では大体9月のどれくらいまでに発送するのか伺います。
 学校では、場所についてはどのあたりを特定して建てようとしているのか。これで増築したことによって将来どの程度まで生徒が増えてもいい、大体何年くらい先まではこの増築で対応できると見込んでいるのか伺います。
 西成田コミュニティーセンターにつきましては、そうしますと、全体としての活用方法だというのはこれからということで、その活用に向けては、そうしますと、どれくらいの期間を設けて皆さんからの意見を聴取しながら進めていくということになっているのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) この事業の基準日が本年6月の30日ということでございますので、その時点での対象者ということで、子宮がんにつきましては 1,641名、それから乳がんに関しましては 1,709名ということでございますので、対象者全員に、もう既に受診している方については、まだ最終の結果が来てませんので、申し込んでない方を優先的にまず送付するということでございます。今月下旬までには送付して、10月1日からは受診できる体制をということで今各医療機関と契約を結び、また医師会と契約を結ぶ段階でございます。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 場所につきましては、現在の校舎の西側を予定してございます。
 見込みでございますけれども、成田地区におきましては毎年人口が伸びておりまして、今度増築するに当たりましたことにつきましても、当初は増築までは大丈夫かなというところでの伸びでございまして、学校教育課の推計では5年は大丈夫というふうな推計になってございます。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 西コミの検討委員会の方はこれからすぐ立ち上げて、年度内に方向づけをしていきたいと思っております。その中で検討された部分で改修も必要あらばというところでは、その辺も含めて検討していきたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) がん検診についてですけれども、 1,600人と 1,700人に送りますよね。受
けた人がいて、受けない人もいて、これから受けることになればいいんですけど、もし、それでも受けなかったといった場合に、そのお金はどうするんですか、返すんですか。ほかのところにまた使えるということになるんでしょうか。受けてほしいという気はあってもですね、それはどうなるんですか伺います。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 予算については、最終的に実績報告で出して、それで精算をするという形になりますので、受診した分だけの国からの補助金をいただくということでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 28ページです。先ほどご説明の中でインフルエンザ、中学校教育費ですね、これでインフルエンザのお話がございましたが、今回、利府町あたりではワクチンの投与に関して助成を出すと。また、新聞見ますと、1回 8,000円かかるんですね、このワクチン、というふうに載っておりました。そのことから、このインフルエンザのワクチンの投与に関しての助成というものはどのように考えておられますでしょうか。ありますでしょうか、お尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 要するに、この予算の中に入っているかどうかということなんですね。今補正予算の審議をしているわけですから、はいでなくて。この予算の中に予算書の中に入っているかどうかということを聞いているんですね。
 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) ワクチンにつきましては今、国が製造という形で、早ければ10月中旬、下旬からというような話もあります。ただ、接種基準とか対象者というのもいろいろ縛られ、この前の報道におきましては、国が直接医療機関と契約をすると。単価等についても決まってない段階でございますので、今回の補正予算に町で助成するというような予算は出しておりません。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 5ページの債務負担行為の補正、かなり約6倍ぐらいになっているわけですけれども、これの理由はどういうことなのかということです。
 それから、19ページ、委託料、基幹システム運用事業あるわけですけれども、この基幹システムに入っている、基幹システムの中身ですね、基幹システムに入っている中身はどういうものが入っているのかお伺いしたい。
 それから、同じく委託料があるわけですけれども、19ページ、13委託料、住民税均等割軽減対象データ抽出業務、これは具体的にどういうふうな作業をするのか。どういうものがあるのかということをお尋ねをしたいというふうに思います。
 それから、21ページの戸籍住民台帳の消耗品、J-NETに係る57万 8,000円ですか、これはどういう消耗品を想定しているのか質問をしたいというふうに思います。
 次に、地域活性化の関係で地デジ対策あるわけです。地上デジタル対策、各小・中学校、どういう作業内容をしているのかね。例えばアンテナ工事ってあるんですが、現在のものを使用できるのかどうかね。そういうものが、学校の局内の配線というか、そういうものが使えるんではないのかと。同じく公民館なんかも同じですけれども、今現在使われている同軸ケーブルというもので接続されていると思うんですが、これがどういう同軸ケーブルなのかちょっとわかりませんけれども、実際に地デジを受信してみて、やはり見ないとわからない問題が結構ありますので、この辺でそういうところを考えて予算を立てているのか質問をしたい。
 もう一つ、この地デジの中にここの局舎の地デジが入ってないんですね、予算の中ね。なぜそれが抜けているのか、ちょっと質問をしたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 最後の質問ですけれども、役場庁舎内の地デジのことを質問したんですよね。それについてはなぜ予算書に入ってないのかという質問ですか。予算書に入ってないやつを質問ですか、すると。初めに、税務課長。

税務課長(眞山巳千子君) 5ページの債務負担行為の補正でございますけれども、近年、人口の増によりまして課税資料が増大いたしております。今回、体制を見直しまして整理、入力要員を増員したものでございます。35万 5,000円と計上していたときのその人数なんですが、延べで34名というふうに計上した内容でございましたが、それを来年の4月、5月、6月の3カ月間で延べ人数で 204人分を計上したという内容でございます。

議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 住基ネット運用事業の消耗品57万 8,000円でございますが、こちらは住基カードのセキュリティー強化ということが図られたものですから、新しい住基カードを購入することとしたものでございます。 500枚の予定でございます。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) アナログをデジタル化するために変換機器を交換するための予算をあげておりまして、すべて設置業者と見込まれる業者と言ったらいいんですか、わかる方に見ていただいて、各学校の対応が可能というところで予算化してございます。

議長(渡邊俊一君) 先ほどの答弁の中で税務課の答弁が一つ答弁漏れでありますから答弁をさせます。税務課長。

税務課長(眞山巳千子君) 20ページの住民税均等割軽減対象データ抽出業務というところでございますが、さきの全員協議会でご説明したところですけれども、軽減がされていなかったということがわかりましたので、今回それの対象者のデータ調査、抽出というところの業務を行うものでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、役場地デジに対しての対策とってないのかというような質問であります。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 議員お話しの庁舎の関係については、今回の予算には含まれてございません。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありますか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 13ページ、14ページですけれども、土木費国庫補助金1節道路改良費補助金で 275万円、これが富ケ丘明石線橋梁いちょう大橋補修事業ということで記述されておりますけれども、耐震調査をやったかと思いますが、どの程度の、この 275万円で行う改良というのはどの程度のもので、供用開始をいつと、いつ事業が終わるというふうに考えているか伺います。
 次に、23、24ページですが、環境衛生費19節負担金、補助及び交付金で経済危機対策臨時交付金の一つとしてのクリーンエネルギーカー普及促進と住宅太陽光発電システム普及促進ということで、合わせて 1,625万円が計上されておりますが、この補助の内容と、それから手続について伺いたいと思います。
 3点目ですけれども、26ページに土木費都市計画総務費の中で13節委託料、交通解析調査業務委託ということで 1,470万円計上されておりますが、これはどこで行う調査のことを指しているのか。その目的、それから、委託先については大学や研究機関ということでいいのか伺います。
 28ページですが、これも国の経済危機対策臨時交付金ということで、その一部として災害対策費ですね、災害対策費11節需用費で消耗品費 419万円、先ほどのご説明では職員、緊急に招集した際の職員の防災服ということでしたが、何人分を予定しているのかということと、この防災服というのはどのような仕様になっているものなのかを、簡単でいいんですけれども、ご説明ください。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、13ページ、富ケ丘明石線いちょう大橋の件から申し上げます。
 これにつきましては当初予算で本年度この橋を含めて2橋で 1,000万円の委託費を計上しておりましたが、富ケ丘明石線のいちょう大橋について、耐震事業というようなことで国の補助が使えるようになったものでございます。事業費で 500万円、補助率0.55で 275万円、この委託分を計上したものでございます。
 それから、交通解析につきましては現在、第6回線引き見直しの作業中でございますが、昨年度、宮沢根白石線、明石台東地区の開発に伴っての交通解析を行ったものでございます。今回は主に成田二期北、七北田西成田線から全体の、富谷町の全体の交通解析を行うものでございまして、委託は一応コンサル発注に考えてございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 地球温暖化対策支援事業ということで今回、クリーンエネルギーカーと太陽光発電システムの設置に対しまして補助金を補正させてもらうわけですが、内容につきましては、クリーンエネルギーカーの補助金、これは1台、車両本体価格の5%以内、または10万円を限度としまして 100台を予定しているものでございます。太陽光発電システムにつきましては、県の補助基準とほぼ同様に1キロワット当たり3万 5,000円ということで、12万 5,000円を限度に50基の予定で計画をしております。
 手続につきましては、これから交付要綱等を検討しながらご案内していきたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 災害時の2号配備出動職員 150名を見ておるものでございます。
 その者につきましては上下作業服、ベルト、長靴、防寒服、ヘルメット、帽子というものをそろえるものでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) いちょう大橋の工事につきましては、あそこはもう迂回路があるって言えばありますけれども、ないと言えばない状態ですから、どの程度の期間かけて、そして、全面的にストップしてやるのかなど、その工事の状況と、それから、ストップするならいつまでの期間というようなことが今の時点である程度わかるなら伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 今回については委託料の発注でございまして、耐震対策については、これから本格的な対策を講じる設計にするものでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 20ページ、財産管理費の13委託料、旧庁舎耐震診断業務委託ってあるんですが、これによって庁舎をどのようにお使いになるとか、目的というか、そういったものをお聞きしたいと思います。
 続きまして、28ページ、防災センター管理費でAEDが防災センターにつけていただくわけでありますが、非常に地元の方では喜んでいらっしゃるようであります。自主防災組織が各地というか、12カ所、先日いただきましたそれを見ますとあるようなんですが、ほかの地区に対してのそのAEDの配備についてはこの予算に上がっておりませんけれども、どのようにお考えだったのかお聞きします。
 続きまして、同じページで27、28でありますけれども、小学校中学校費の中で消耗品、インフルエンザ対策ということでマスクや消毒薬ですか、ということの購入のようでありますけれども、具体的なものをもう少し教えてください。
 あと、その下の成田中学校増築設計業務でありますけれども、これにつきまして、今は非常に例えば蛍光灯なんかですと発光ダイオードを使ったものとか、そういった省エネ、また、各学校は今全国的に太陽光パネルをつけているところなんかもありますが、こういったものも考えての設計業務委託なんでしょうか、その辺をお聞きします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 耐震診断関係でございますが、耐震診断をした上でその後の利活用について検討を行うという考えでございます。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) AEDにつきましての自主防災組織には今後設置ということで考えておりますけれども、今回、防災センターも町所有というようなことで、まず今回のリースの計上をしたところでございまして、今後、組織されたところに配備する考えは今後とします。

議長(渡邊俊一君) 安住議員にちょっとお尋ねしますけれども、インフルエンザ対策については、学校関係のインフルエンザ対策というような質問でよろしいんですね。
 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 小中学校の生徒の皆さんに1人1枚のマスク、それから1クラス1個のハンドソープ、それからあと各学校2個の消毒液というふうに考えてございます。
 それから、成田中学校への太陽光パネル、それからあと蛍光管につきましては、費用等々の問題がございまして、これから検討していく課題だなというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) ほかに。13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 一つ追加で、22ページ、子育て応援特別手当でありますが、 6,840万円あがっておりますけれども、これ実施につきましてどのような予定として考えていらっしゃるかお願いいたします。
 あと、先ほどの27、28のインフルエンザの小中学校の対策でありますけれども、お一人1枚のマスクでは非常に、何と言ったらいいか、何ていうか、たしか利府ではお一人50枚って、児童1人50枚というような話も聞いておりますけれども、ちょっと1枚ではどこにも足らないというのが正直なとこでないかと思いますけれども、この辺、その辺はお考えになったんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) 子育て応援手当につきましては、対象者が平成15年4月2日から平成18年4月1日生まれの3歳から5歳の子供ということで行っております。それで10月1日を支給基準日としまして進めております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) マスクにつきましては1人1枚を差し上げるというのではなく、インフルエンザ対策は手洗いが最重点でございますので、マスクについては、かかったかなというか、そういう予防というよりも広めないためのマスクというふうに考えておりますので、その点でうちの方は1人1枚の枚数を学校に保管するというふうに考えてございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決されました。
この際、2時10分まで休憩をいたします。
午後2時00分 休憩


午後2時10分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第8 議案第6号 平成21年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第6号平成21年度富谷町老人保健特別会計補正予算
(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、36ページをお願いいたします。
 議案第6号平成21年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)
 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 481万 9,000円を追加いたし、歳入歳出の予算の総額を歳入歳出それぞれ 795万 7,000円とするものでございます。
 2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、45ページをお願いをいたします。
 歳入ですが、4款繰入金1項1目一般会計繰入金は 192万円を増額いたし 228万 7,000円とするもので、平成20年度老人保健医療費交付金の精算に伴う返還分として一般会計から繰り入れを行うものでございます。

議長(渡邊俊一君) 課長、もっと元気出してやってけね。

長寿福祉課長(千葉美智子君) はい、わかりました。失礼しました。
 5款繰越金1項1目繰越金は 289万 9,000円を増額いたし 290万円とするもので、平成20年度の老人保健特別会計剰余繰り越し分でございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 3款諸支出金1項1目償還金に 192万円を増額し 192万 1,000円とするもので、平成20年度老人保健医療費交付金の精算による返還分となってございます。
 3款諸支出金2項1目一般会計繰出金に 289万 9,000円を増額し 290万円とするもので、平成20年度老人保健特別会計決算剰余分を一般会計に繰り出しをするものでございます。以上でございます。失礼しました。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号平成21年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号平成21年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第7号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第7号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、50ページお願いいたします。
 議案第7号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 663万 2,000円を追加し、歳入歳出の予算の総額を歳入歳出それぞれ29億 6,238万 5,000円とするものです。
 2項で歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。59ページ、60ページお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
 3款1項国庫負担金は 1,909万 4,000円を追加いたしまして6億 1,309万 4,000円とするものでございます。これは過年度分といたしまして20年度追加交付額でございます。
 3款2項国庫補助金は、2目に介護従事者処遇改善臨時特別交付金を、また3目に出産育児一時金補助金を新たに設けまして、2目に 252万 2,000円を、3目に72万円を予算化いたしまして、2項の総額を1億 1,836万 8,000円とするものでございます。この介護従事者処遇改善臨時特別交付金につきましては、介護従事者の処遇を改善するために報酬を引き上げることに伴いまして、国民健康保険税の介護分の引き上げを抑制するために国の臨時特別交付金として交付されるものでございます。また、出産育児一時金補助金につきましては、午前中にご可決いただきました条例の改正に伴いまして4万円を一時金として引き上げることに伴いまして、その2分の1、2万円を国から補助金として交付されるものでございます。
 4款1項療養給付費等交付金につきましては 136万 3,000円を追加いたしまして1億 2,683万 3,000円とするものでございまして、これは平成20年度分の追加交付額でございます。
 5款1項前期高齢者交付金につきましては48万 6,000円を減額いたしまして4億 8,319万円とするものでございます。これは交付額の確定に伴うものの減額でございます。
 9款1項他会計繰入金につきましては 348万円を追加いたしまして1億 8,841万 1,000円とするものでございまして、4節の出産育児一時金等繰入金で 348万円を追加するものでございます。これは国の補助金として2万円来ますが、4万円の分の2万円につきましては、その分の3分の2を町から繰り入れするということと、それから、今年度見込んでおりました出産育児金ですけれども、出産の方が数がふえてきておりますので、その分の追加ということで 348万円の追加となったものでございます。
 9款2項基金繰入金につきましては 3,962万 5,000円を減額いたしまして 669万 3,000円とするものでございます。これは歳入の調整を図るために減額するものでございます。
10款1項繰越金は 1,956万 4,000円を追加いたしまして 2,456万 5,000円とするものでございまして、20年度からの繰り越し分でございます。
 次のページお願いいたします。61、62でございます。
 歳出でございます。
 2款1項療養諸費につきましては科目の更正ということで、先ほど前期高齢者交付金が48万 6,000円減額されたことに伴いまして、それの財源の内訳の更正を行ったものでございます。
 2款5項出産育児諸費につきましては、出産育児一時金、それから出産育児金の支払い手数料ということで、合わせまして 594万 8,000円を追加いたしまして 2,874万 8,000円とするものでございます。これは、先ほども申し上げましたが、10月から出産育児一時金が4万円引き上げになったことに伴いましての措置、それから出産の数が増えておりますので、その分の追加ということでございます。それから、12節のこの役務費につきましては、これまで個人が出産したときに各医療機関に支払っている部分ですけれども、10月からは直接国保連を通しまして医療機関に出産育児一時金を支払うことになりましたので、その手数料分として 8,000円を見ているものでございます。
 3款1項後期高齢者支援金等につきましては65万 5,000円を追加いたしまして3億 9,448万円とするものでございまして、これは額の確定に伴うものでございます。
 6款1項介護納付金につきましては、先ほど歳入の方で申し上げました3款2項の2目介護従事者処遇改善臨時特別交付金が交付されることに伴いましての財源の更正でございます。
 11款1項償還金及び還付加算金につきましては、14目に新たに高額療養費特別支給金を設けまして2万 9,000円を予算化いたしまして、 224万 8,000円とするものでございまして、これは75歳になった場合に、その月の限度額、後期高齢者医療制度と以前に加入していた医療保険とがそれぞれから限度額を出し合いますと最大で2倍の額になってしまうことに伴いますので、これを半分にいたしまして、それぞれの限度額を半分にしたことによりまして、半分になった分で余計に払っていた分を昨年の4月から12月分について償還するもの、還付するものということでの予算化ということで2万 9,000円でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第8号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第8号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) それでは、64ページをお開きいただきたいと思います。
 議案第8号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましてご説明申し上げます。
 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ16万 4,000円を追加し、それぞれ総額8億 6,694万円とするものです。
 第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書によりご説明申し上げます。73ページ、74ページをお願いいたします。
 初めに、歳入でございます。
 3款1項国庫補助金 250万を増額いたしまして総額 650万円とするものでございます。これは未普及解消下水道事業費補助金の内定によるもので、基準額の2分の1が補助されるものです。
 4款1項他会計繰入金 1,474万円を増額いたしまして、総額3億 733万 1,000円とするものでございます。
 5款1項繰越金 1,240万 4,000円を増額いたしまして、総額 1,290万 4,000円とするものです。平成20年度よりの繰越金となるものでございます。
 次のページ、75、76をお願いいたします。
 こちらの方は歳出でございます。
 1款1項2目下水道維持費に需用費、消耗品12万 4,000円と印刷製本費4万円を追加するとともに、先ほどの歳入予算のとおり国庫補助金の補正があるため、当初予算において計上いたしておりました当該事業の必要な経費の予算に係る一部財源の財源更正を行うものです。この事業につきましては、効率的な下水道事業を行うための基本的な計画作成等に利用し、また、成田第一汚水中継ポンプ場の流入量の増加に対応するため、ポンプ施設の増設の設計を行う事業として町単独で計画しておりましたけれども、今回の国庫補助が採択され、それで財源する、更正するものでございます。以上でございます。よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。


日程第11 議案第9号 平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第9号平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、78ページをお願いいたします。
 議案第9号平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,412万 6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億 5,237万 6,000円とするものでございます。
 2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 87ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 4款1項支払基金交付金は22万 5,000円を増額し、補正後の額を3億 7,910万 7,000円とするもので、1目の介護給付費交付金の平成20年度精算に伴う追加交付分でございます。
 9款繰越金1項1目繰越金に 1,390万 1,000円を増額し 1,390万 2,000円とするもので、平成20年度の繰り越し分でございます。
 次のページをお願いをいたします。
 歳出でございます。
 4款1項基金積立金1目介護給付費準備基金積立金に 432万 8,000円を増額し 444万 7,000円とするものでございます。
 6款諸支出金1項償還金及び還付加算金は 782万 3,000円を増額し 805万 9,000円とするもので、これは2目の償還金で平成20年度の介護給付費の国県負担分の返還分でございます。
 6款諸支出金2項繰出金1目一般会計繰出金は 197万 5,000円を増額し 197万 6,000円とするもので、平成20年度の介護給付費の精算に伴い、町負担分を一般会計に繰り出すものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号平成21年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。


日程第12 議案第10号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第10号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、92ページをお願いをいたします。
 議案第10号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 293万円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 293万 5,000円とするものでございます。
 2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 101ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 2款1項1目繰越金に 293万円を増額し 293万 1,000円とするもので、平成20年度介護サービス事業特別会計の決算剰余分でございます。
 次のページをお願いいたします。
 1款諸支出金1項1目一般会計繰出金に 293万円を増額し 293万 1,000円とするもので、平成20年度の介護サービス特別会計の決算剰余分を一般会計に繰り出しをいたすものでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。


日程第13 議案第11号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第13、議案第11号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、 106ページをお願いいたします。
 議案第11号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 156万 7,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億 6,420万 8,000円とするものでございます。
 2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 115ページをお願いをいたします。
 歳入でございます。
 5款1項1目繰越金に 156万 7,000円を増額し 156万 8,000円とするもので、平成20年度後期高齢者医療特別会計決算剰余分でございます。
 次のページをお願いをいたします。
 歳出ですが、4款諸支出金2項1目他会計繰出金に 156万 7,000円を増額し 156万 8,000円とするもので、平成20年度の繰り越し分を一般会計に繰り出しするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。


日程第14 議案第12号 平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第14、議案第12号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) それでは、 120ページをお願いいたします。
 議案第12号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。
 第2条収益的収入及び支出ですが、水道事業収益の営業外収益に17万 6,000円を補正し、総額9億 6,299万円とし、水道事業用費用の営業費用に同額の17万 6,000円を補正し、総額11億 611万 8,000円とするものでございます。
 第3条資本的収入及び支出ですが、資本的収入の補助金に 1,213万 8,000円を補正し、総額 1,214万円とし、資本的支出の建設改良費に同額の 1,213万 8,000円を補正し、総額3億 728万 3,000円とするものでございます。
 次の 121ページをお願いいたします。
 第4条予算第7条で定めた 3,462万 5,000円を 4,693万 9,000円に補正するものでございます。
次、 124ページの方をお願いいたします。
 平成21年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書でご説明いたします。
 収益的収入及び支出において、収入の第1款水道事業収益第2項営業外収益3目他会計補助金の一般会計補助金に17万 6,000円を追加するもので、地域活性化経済危機対策臨時交付金を繰り入れするものでございます。
 支出の第1款水道事業費用第1項営業費用3目配水及び給水費の保険料として9万 6,000円、これは給水車の自賠責等保険料です。雑費として8万円、これは給水車納入に係る重量税等でございます。
 次に、資本的収入及び支出において、収入の第1款資本的収入第3項補助金1目他会計補助金の一般会計補助金に 1,213万 8,000円を追加するもので、これも同じく臨時交付金を繰り入れするものでございます。
 支出の第1款資本的支出第1項建設改良費第2項営業設備の資産購入費に 1,213万 8,000円を追加するもので、給水タンク車を購入するものでございます。以上でございます。よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第12号平成21年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。


日程第15 議案第13号 平成21年度町営清水沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結について

議長(渡邊俊一君) 日程第15、議案第13号平成21年度町営清水沢住宅建替工事(2工区)
請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。(「財政課長」の声あり)失礼、もとへ。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案書17ページをお願いいたします。
 議案第13号平成21年度町営清水沢住宅建替工事(第2工区)工事請負契約の締結についてをご説明申し上げます。
 この工事請負契約に当たりましては、平成21年7月23日に入札の公告をいたしましたところ、株式会社藤山工務店仙台支店、丸か建設株式会社仙台支店の2社が参加いたしまして、8月20日、建設工事特別会員総合評価落札方式による条件つき一般競争入札を行いました。
 入札参加資格につきましては、黒川郡内、または仙台市内に本店または支店、営業所を有すること、建築一式工事の認定を受けて格付がAであること、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、地方自治法施行令第 167条の4の規定に該当しないもの、平成11年度以降、元請として国または地方公共団体または宮城県住宅供給公社発注の請負額 2,500万円以上の木造建築物新築工事を行った実績があること、国または地方公共団体または宮城県住宅供給公社発注の請負額 2,500万円以上の木造建築物新築工事を施工した実績のある1級建築施工監理技師、同等以上の現場代理人を配置できることといたしました。
 予定価格が税抜きで 8,720万円、最低制限価格税抜きで 7,410万円で入札を行いました。
 その結果、落札価格税抜きで 7,550万円、評点 23.91点で株式会社丸か建設仙台支店が1回目で落札をいたしました。
 請負契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては都市整備課長からご説明を申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、さきにお配りしておりますA3判3枚つづりの議案第13号関係資料によりご説明いたします。
 1ページ目ですが、清水沢住宅の位置図、見取り図でございまして、右上、県道西成田宮床線から取りつけ道路に入りまして、斜線をしてある部分が今回の建築部分となります。木造平屋建てで2DK、Aタイプが2棟4戸、同じく平屋建て2DK、Bタイプが3棟6戸、計5棟10戸を建築するものでございます。
 2戸が屋根でつながっている構造でございまして、住宅の間にはそれぞれ外壁や断熱材があるため、戸建てに近い防音性にすぐれた構造となってございます。屋根につきましてはカラーガルバリウム鋼板横ぶきで、外壁は窯業系サイディング塗装品とアクリル系リシン吹きつけとなってございます。
 給湯設備につきましては、深夜電力対応型の電気温水器 370リットルものを各戸に設置いたします。
 2ページ目お願いいたします。
 2DK、Aタイプの平面図と立面図とございまして、平面図の上の方から玄関、廊下がございまして、和室の6畳が2部屋と6畳のダイニングキッチン、それからトイレ、洗面・脱衣室、ふろ場はユニットバスでございます。玄関入り口わきに電気温水給湯器が設置されているという物置の構造でございまして、床面積は 54.65平米、約16.5坪が2戸で1棟の建築でございます。
 3ページ目お願いいたします。
 こちらは2DK、Bタイプの平面図でございまして、Aタイプの間取りとほとんど同じでございますが、和室の1部屋とダイニングキッチンの面積がAタイプより少し小さくなっておりまして、床面積は 43.06平米、約13坪でございます。これが2戸の1棟のタイプがございます。
 工事の概要は以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今回の入札につきまして……(「ちょっと高く言って」の声あり)はい。今回の入札について最低価格というお話がありました、 7,410万円。これは85%になるかと思いますが、最低価格をつけて入札したというのは何件目でしょうか。
 今回の入札については 86.58%で落札したということでいいでしょうか伺います。
 関係資料の方でですが、電気温水器でお湯を沸かしてということになりますが、この電気温水器の容量は何リットルでしょうか伺います。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) まず一つ目、何件目かということですが、本年度に入り6件目だったと思います。
 それから、 86.58%でございます。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 先ほどご説明申し上げましたが、 370リットルでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 最低価格の設け方ですが、今回は85%になっておりますが、この最低価格の設定の仕方はどうなっていますか。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 詳しい算式で申し上げますと、かなり言葉にするのは難しゅうございますので、まず、この最低制限価格の基準につきましては、中央公共工事契約制度運用連絡協議会のモデルを参考といたしておりまして、最低制限価格を設定する場合に85%を超
えた場合には85%という設定基準になっておりますので、これに倣い設定をしてございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 総合評価方式、先ほど基準を説明されましたけれども、この基準をクリアできる町内の業者数というのは何件あるでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) これは公告をいたしまして、応募するかしないかということでございますので、今回の入札につきましては町内の業者は応札してございません。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 富谷町では、じゃ、この基準をクリアできる業者数がどの程度、こういう基準を設定した場合にクリアできる業者が町内にどのくらいいるかというのは把握してないということですか。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 建築工事でAというランクでございますので、Aに該当する業者さんはございません。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号平成21年度町営清水沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第13号平成21年度町営清水沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結については、原案のとおり可決されました。


日程第16 議案第14号 富谷町道路線の認定について

議長(渡邊俊一君) 日程第16、議案第14号富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 議案書18ページをお開きいただきたいと思います。
議案第14号富谷町道路線の認定について。
 道路法第8条第2項の規定によりまして町道路線を別紙のとおり認定するものでございます。
提案理由としましては、富谷町明石台一丁目宅地開発事業に伴いまして、開発者より道路として帰属された2路線について認定するものでございます。
 19ページの別紙の表、並びに先にお配りしております議案第14号資料をご覧いただきたいと思います。
 まず、位置でございますが、資料の方をお願いいたします。
 右側が全体位置図でございまして、これは東向陽台サニーハイツ会館の東側道路を挟んで向かい側、明石台一丁目地内でございます。この場所は、大和ハウス工業株式会社が平成21年3月30日に宮城県知事の許可を受けまして、開発区域面積4,747.22平米、戸建て住宅戸数17戸の計画で宅地開発をしたものでございまして、平成21年7月6日に検査済み証が交付され、道路につきましては8月17日に町が帰属を受けております。
 路線番号 850、図上で東西の長い方の路線が明石台6の 106号線でございまして、幅員6メーター、延長73.9メーターでございます。
 路線番号1279、図上で南北の短い路線が自転車・歩行者専用道路、明石台4の17号線でございまして、幅員4メーター、延長11メーターです。
 以上でございます。よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 町道に認定する場合に、行きどまりのところについては一定の条件をクリアしないとできないかと思うんですけれども、まず1点目は、この路線番号1279ですけれども、この幅員について今 4. 、これ歩行者だけだと思うんですが、歩行者だけの道路につながって、これでいくと南方面へ抜けるということでも町道として認定する上で問題はないかということが1点。
 それから、転回する場所は確かにありますけれども、ちょっと狭いなという、行ってみますと狭い感じがありますのと、それから、このじょうろの形になっている上の狭い部分の北側ですね、これは宅地につながっていて、ここは現在、この形状のままで将来においても転回場として維持されていくのかということを伺います。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 1279番は歩行者道路ではございませんで、自転車・歩行者専用道路でございます。幅員4メーターでございまして、これは通常車どめにおきまして車通行できないようになってございますが、これは非常時の場合は車どめを外して通行することが可能な道路となってございます。
 それから、回転道路につきましては幅員4メーターで、今この部分の 850番の路線の一部として認定いただくような考えでございまして、普通乗用車が回転するには十分な幅員と距離でございます。ちなみに、6メーター幅員から 5.5メーターの奥行きをとってございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 永野議員、北側の道路の説明は要らなかったんですか。北側の道路の説明というのは要らなかったんですか。はい、今永野議員がおっしゃいましたけれども、それでよろしいんですね。はい。
 ほかに。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号富谷町道路線の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第14号富谷町道路線の認定については、原案のとおり可決されました。


日程第17議案第17号 和解及び損害賠償額の決定について
日程第18議案第18号 和解及び損害賠償額の決定について
日程第19議案第19号 和解及び損害賠償額の決定について

議長(渡邊俊一君) この際、お諮りいたします。
日程第17、議案第17号和解及び損害賠償額の決定について、日程第18、議案第18号和解及び損害賠償額の決定について、日程第19、議案第19号和解及び損害賠償額の決定については、関連いたしますので、富谷町議会会議規則第37条により一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程第17、議案第17号から日程第19、議案第19号までを一括議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、議案書12ページをお開きいただきたいと思います。追加 提出議案でございます。
 議案第17号和解及び損害賠償額の決定について。
 富谷町一ノ関字新北沖地内町道一ノ宮線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定によりまして、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 1、損害賠償額 1金7万 4,088円也。
 2、和解の相手方 宮城県黒川郡大和町落合松坂字釜ノ沢17番地、高橋 東。
 3、和解の内容 町は相手方に損害賠償金1金7万 4,088円を支払うこととし、相手方はその後の請求を放棄するものとするものでございます。
 続きまして、13ページ、議案第18号、同じく和解及び損害賠償額の決定につきまして。
 富谷町一ノ関字新北沖地内町道一ノ宮線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 1、損害賠償額 1金2万 1,798円也。
 2、和解の相手方 宮城県黒川郡大衡村大森字鎌砥裏86番地、尾形 淳。
 3、和解の内容 町は相手方に損害賠償額1金2万 1,798円を支払うこととし、相手方はその後の請求を放棄するものとするものでございます。
 続きまして、議案第19号和解及び損害賠償額の決定について。
 富谷町一ノ関字新北沖地内町道一ノ宮線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 1、損害賠償額 1金 5,400円也。
 2、和解の相手方 宮城県黒川郡大和町もみじケ丘三丁目16番地19、高橋弘之。
 3、和解の内容 町は相手方に損害賠償額1金 5,400円を支払うこととし、相手方はその後の請求を放棄するものとするものでございます。
 この事故につきましては、本年8月10日月曜日午後7時50分から8時までの10分間の間におきまして、相手方の3名が富谷町一ノ関地内町道一ノ宮線、これ竹林川より西側に約 100メーター行った付近でございます。そこを自家用車にて走行中、道路に空いていた約1メーター掛ける50センチの穴によりまして、3台とも右側タイヤの前後輪が穴にはまり、2本のタイヤとホイールを損傷したものでございます。
 前日まで道路に穴はございませんでしたが、この路線は大型車の通行も非常に多く、前日8月9日、その当日8月10日、二日間に渡りまして雨が降っておりまして、舗装ひび割れから雨が侵入し、地盤が緩み、大型車が舗装盤を分離散乱させたことにより穴が発生し、水たまりとなりまして、事故が発生したものと思われます。
 当日夜9時30分ごろ大和警察署からの連絡を受けまして、まだ勤務中だった職員2名が現場に急行しまして、至急道路の応急処置をとりまして、後日、再度道路の再補修をしたものでございます。
事後の対応策としましては、今後発注予定しております舗装補修によりまして、損傷の発生が予想される箇所の路盤を強化し、車両の安全走行を確保したいと考えてございます。
9月7日月曜日、相手方3名と示談が成立いたしまして、和解と損害賠償額決定の議決をお願いするものでございます。
 なお、賠償金につきましては、町が加入しております全国町村会総合賠償補償保険で手当てをするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。5番佐藤克彦君。

5番(佐藤克彦君) 町道一ノ宮線、ちょうどガス工事今やってますね。あれとの関連はなかったんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 当日はガス工事は清水沢地区の民家の付近をやっておりまして、かなり離れておりまして、そことの関連性はございません。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、富谷町議会先例集 105、ただし書きの規定により一括して採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号和解及び損害賠償額の決定について、議案第18号和解及び損害賠償額の決定について、議案第19号和解及び損害賠償額の決定についてを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第17号和解及び損害賠償額の決定について、議案第18号和解及び損害賠償額の決定について、議案第19号和解及び損害賠償額の決定については、原案のとおり可決されました。
 この際、午後3時20分まで休憩をいたします。
午後3時07分 休憩


午後3時20分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 上下水道課長から、先ほどの説明の中で訂正を求められておりますので、許します。上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) 先ほどの補正予算の説明の中で73ページの方でございますけれども、4款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金、本来なれば 1,474万円の減額というところを、説明の中で増額ということで申し上げてしまいましたので、誠に申し訳ありませんけれども、減額ということでご訂正いただきたいと思います。


日程第20 議案第16 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第4号)

議長(渡邊俊一君) 日程第20、議案第16号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) では、平成21年9月9日追加提出の議案書1ページをお願いいたします。
 議案第16号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第4号)についてご説明を申し上げます。
 歳入歳出予算の補正をお願いするものでございまして、さきにご可決をいただきました議案第17号、第18号、第19号和解及び損害賠償額の決定に係る予算措置でございます。
 ここで今回の第4号補正の提出内容についてご説明を申し上げます。
 これから説明を申し上げます議案第16号の第4号補正でございますが、本日ご可決をいただきました議案第5号の第3号補正予算の可否が決定していない時点での提案、議決前の追加提案となってございます。このことによりまして、補正予算(第4号)の歳入歳出における補正前の額は、議案第5号の補正予算(第3号)の額と同じ97億 535万円となってございます。
 本日、議案第5号におきまして、平成21年度一般会計補正予算(第3号)の議決をちょうだいいたしましたので、第3号補正後の額が 101億 129万 6,000円となりました。従いまして、このことにより、追加で提案してございます議案第16号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第4号)におきましては、補正前の額が 101億 129万 6,000円となります。
 第1条の歳入歳出予算の補正におきましては、10万 2,000円を追加した後の歳入歳出の総額は 101億 139万 8,000円となります。
 2ページ、3ページ、第1表におきましても、歳入合計の補正前予算額は 101億 129万 6,000円、補正後予算額は 101億 139万 8,000円となります。
 歳出合計についても同様でございます。
 4ページから7ページ、総括、歳入歳出補正予算事項別明細の歳入歳出につきましても、補正前の合計が 101億 129万 6,000円、計が 101億 139万 8,000円となります。
 それでは、追加提出の議案書1ページをお願いいたします。
 まず、第1条歳入歳出の補正でございますが、第1条第1項につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ10万 2,000円を追加し、歳入歳出の総額を 101億 139万 8,000円とするものでございます。
 第1条第2項 歳入歳出の補正の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものといたし、2ページ、3ページにお示しをしてございます。
 次に、歳入歳出補正予算事項別明細書によりご説明を申し上げます。
 8ページ、9ページをお願いいたします。
 歳入でございますが、20款4項雑入につきましては10万 2,000円を追加、3億 110万 8,000円とするものでございます。今回の損害賠償額の決定に当たり、その賠償金に充当する町が加入してございます総合賠償補償保険からの保険金でございます。
 10ページ、11ページをお願いいたします。
 8款第2項土木管理費は10万 2,000円を追加し 2,610万 7,000円とするもので、いずれも町道一ノ宮線で発生しました自動車の損傷事故に係る相手方への賠償金として支出するため予算措置を行うものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありますか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第16号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第4号)は、原案のとおり可決されました。


日程第21 認定第1号 平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認 定について
日程第22 認定第2号 平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認 定について
日程第23 認定第3号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算 の認定について
日程第24 認定第4号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の 認定について
日程第25 認定第5号 平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第26 認定第6号 平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第27 認定第7号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第28 認定第8号 平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定について

議長(渡邊俊一君) この際、お諮りいたします。
  日程第21、認定第1号平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第22、認定第2号平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第23、認定第3号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第24、認定第4号平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第25、認定第5号平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第26、認定第6号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第27、認定第7号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第28、認定第8号平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により、富谷町議会会議規則第37条により一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程第21、認定第1号から日程第28、 認定第8号までを一括議題とし、会議規則第41条により、決算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。決算審査特別委員会委員長今村 寿君、登壇願います。

決算審査特別委員会委員長(今村 寿君) 決算審査特別委員会審査結果報告をいたします。
 平成20年度富谷町一般会計を初めとする各種特別会計決算の認定につきましては、去る9月3日の本会議におきまして、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。
 決算審査特別委員会は、9月4日、7日、8日、9日の延べ4日間にわたり、認定第1号平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第7号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第8号平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを慎重に審議を行いました。
 その結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定されました。
 以上、決算審査特別委員会の報告といたします。
 平成21年9月11日、決算審査特別委員会委員長今村 寿。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これより採決に当たっては、逐次議題といたします。
 日程第21、認定第1号平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案の反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、認定第1号平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定に反対します。
 初めに、地方公共団体の健全化に関する法律に基づいた富谷町の財政健全化判断比率と資金不足比率の審査意見書をもとにお話をします。
 この意見書によりますと、どちらも基準を満たしています。これらに関して審査意見書では次のように述べています。
 一般会計では、平成20年度の実質赤字比率はマイナス4.76%で、早期健全化基準の13.97%と比較すると大幅に下回っている。全会計を対象にした実質赤字の標準財政規模に対する比率の連結実質赤字比率は、各種特別会計や公営企業会計で平成20年度は赤字になっている会計はなく、連結実質赤字比率はマイナス23.16%で、早期健全化基準の18.97%と比較すると大幅に下回っている。一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率の実質公債費比率は、昨年度より0.2ポイント改善し2.1%になり、早期健全化基準の25%と比較すると大幅に下回っています。さらに、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率の将来負担比率は、昨年度より10.9ポイント改善しマイナス135.3%になり、早期健全化基準の350%と比較すると、これも大幅に下回っている。資金不足比率については、地方公営企業法の水道事業会計と非適用企業の下水道事業特別会計の資金不足は生じないため算定されなかったとしています。
 次に、富谷町の平成20年度決算で見てみます。
 実質収支額は3億4,500万円で黒字決算となりました。このうち1億8,000万円が基金繰入れされます。このほかに年度内に3億2,538万円が財政調整基金に積み立てられておりまして、合計では5億537万円が基金に積み立てられます。財政調整基金と六つの目的基金の合計は、年度末で59億3,568万円です。これらの5億を超える余剰財源は、住民負担によって生み出されたものです。
 平成20年度決算で農林水産業費は歳出の構成比で0.8%であり、これで町の農業振興を図ることができるのか。政策的な予算づけが必要であり、所得補償と価格補償は欠かすことができないと考えます。
 保育所待機児童が県内3番目に多い富谷町としては、今後、町立保育所の増設で対応すべきと考えます。
 道路の舗装や側溝ふたかけは住民の強い願いであり、路面全体の舗装、側溝ふたかけなど計画的にスピード感をもって進めることが必要です。
 全国学力テストについて、昨年は公表しないとしていたものを、今年は公表しました。県教職員組合などが、県教育委員会に対して全国学力テストの市町村別・学校別の成績を公表しないように求める請願書を提出していますが、テスト結果の公表によって、いたずらに競争をあおるものになる危険性を感じます。私は、テスト結果の公表に反対ということを表明いたします。
 最後に、まちづくり審議会は一般公募の人は参加がなく、8人の有識者で構成されています。審議会の位置づけは非常に高く、普通に暮らしている人の声も反映できる方法をとるべきだったのではないでしょうか。
 私は、多額の余剰財源など富谷町の財政は、さらに住民のために活用できる状況にあると考えます。今後、自治体本来の役割である住民福祉の増進のための施策として活用することを求め、反対討論とします。

議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 私は、認定第1号の平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成討論を行うものであります。
 歳入は95億7,731万6,000円で、前年度と比べ約8億1,800万円、9.3%増えております。
歳出は88億3,694万6,000円で、約4億1,400万円、4.9%増えております。歳入歳出とも前年度に比べ大きく増えておりますが、これは定額給付金事業、子育て応援特別手当支給事業等や学校の耐震化事業などが含まれているためであります。
 町の貯金である財政調整基金、ユーマイタウン施設整備基金などの基金残額は、約59億3,500万円となっております。町施設の整備や有事にと将来への備えに積み立てているものであります。
 町の借金である町債の残高は、約41億3,500万円と減少傾向を続けております。
 歳出の中で前年度に比べ一番増えておりますのは教育費で約6億円増えております。これは富ケ丘小学校改修耐震補強事業、東向陽台小学校改修事業、富谷中学校プール改築事業や全小・中学校、幼稚園へのAEDの配置など児童生徒の命を守るための事業、また教育環境の整備事業となっております。子育て支援関係では、妊婦健診の公的助成を今までの2回を5回に拡充しております。21年度はさらに14回まで拡充されております。また、保育所の待機児童対策を進めるために認可保育所の新設に着手するなど、若い夫婦が多い、子供たちが多い富谷町においては評価に値する事業であります。 高齢者の足の確保対策としまして、70歳以上の方々に町民バスの無料乗車証の交付も行われております。原油高騰での灯油価格の上昇による家計の負担を軽減する「あったか緊急冬期生活支援助成金」が在宅介護者世帯と中学3年生世帯に対して支給されてもおります。
 また、富谷町を積極的にアピールするために、仙台・宮城デスティネーションキャンペーンにも参加しております。
 また、継続的に行われている事業といたしましては、あけの平地区の歩道のバリアフリー化や側溝の整備事業、町営清水沢住宅の建てかえ事業なども実施されております。
 よって、平成20年度の歳入歳出はおおむね妥当と考えるものであります。
 町長初め全職員が今後もより一層町民への福祉向上と住民サービスの向上に努められるよう申し添え、賛成するものであります。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第1号平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、認定第1号平成20年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定をいたしました。
 日程第22、認定第2号平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたし、質疑を省略し、採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、認定第2号平成20年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定をいたしました。
 日程第23、認定第3号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は、提案されております平成20年度富谷町国民健康保険特別会計決算案に反対をいたします。
 富谷町の国保税は、県内一どころか全国49位という驚くべき高い状況にあります。高過ぎる国保税が要因となって、払いたくても払いきれない人が増え、やむなく滞納すれば、今度は国保証を取り上げられ、資格証発行数は、今年7月現在ですが、63世帯、短期証は332世帯に上っています。資格証では医療費負担は全額となりますから、病気になっても医者にかかれず、さらに、平成21年度からは滞納整理機構に回され、差し押さえの対象にもなるという人道に反する事態が起きています。人の命を第一に考えるなら、まず真っ先に取り組むべきは国保税の引き下げです。少しでも払える人を増やし、みんなで支える国保財政にしていくことが健全財政への近道であるはずです。
 平成20年度は、後期高齢者医療制度の導入に伴い、後期高齢者支援金が創設されるなど、ほとんどの世帯が負担増となりました。また、65歳から74歳だけの世帯の国保税は年金からの天引きとなり、住民の強い反発も起きています。医療費の面でも、65歳以上の人が療養病床に入院した場合には食費、居住費のいわゆるホテルコストの自己負担が始まるなど、負担が一層重くなりました。住民がかつてないほどの深刻な不況と低賃金、雇用不安に苦しんでいるときに、町は貯金をため込むばかりでいいのか。自治体としての真価が問われるのではないでしょうか。
 国保会計の平成20年度決算は約4,900万円の黒字で、年度内に積み立てた3,900万円を合わせると、1年間に8,800万円の余剰財源が出たことになります。その結果、国保の基金は2億9,000万円を超えるにいたりました。新型インフルエンザの流行を念頭に置いたとしても多過ぎる基金残高と言えないでしょうか。
 この間の論議で、国保税引き下げのために一般会計から繰り入れすることには何ら法的制限がないということが明らかになっています。現に、白石市のように一般会計からの繰り入れで国保税を引き下げた自治体もあります。富谷町の国保加入者が使った医療費は、1人当たりで平成18年度は県内最低でした。県内一低い医療費で県内一高い国保税を払っている。この事態を当局は重く受けとめるべきではないでしょうか。このまま高い国保税が続くなら住民の暮らしは一層困窮します。
 町長は、決算審議の中で税のあり方、国保税のあり方も含めて検討をしていくという趣旨の答弁をされましたが、命と暮らしを守る自治体の使命に立って、早急に減税に取り組むよう求めるものです。
 国保制度は社会保障であるとの立場に立ち、疾病の早期発見・早期治療と予防体制の強化を図り、ジェネリック医薬品の一層の普及に努め、医療費削減を図るなど、これらに努めるとともに、受診抑制につながりかねない医療費通知については、一刻も早く中止するよう求め、反対討論といたします。

議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 私は、平成20年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、賛成の立場から討論をいたします。
 国民健康保険制度は、国民皆保険の基盤として町民の生命と健康を支える重要な役割を担ってまいりました。
 昨年4月、国民皆保険制度創設以来最大規模といわれる医療制度改革が行われ、国民健康保険を取り巻く環境は大きく変化し、富谷町国民健康保険加入者も人口の約20%を擁し、被 保険者数は、老人医療受給対象者が後期高齢者医療に移行したことに伴い約1,400人程度減少し、平成20年3月末現在では9,299人、世帯数4,886世帯と減少しております。
 この要因を取り除いた場合を見ると、200人を超える被保険者数の増加があり、人口の増加に加え、近年の経済情勢の影響を受けたものと思われ、その脆弱な財政基盤にあるという問題は一層深刻さを増しています。
 また、退職被保険者については平成20年4月、65歳以上の被保険者が一般被保険者に切りかわったことに伴い、退職被保険者数が大幅に減少し、被保険者全体の9割を超える方が一般被保険者という状況となっています。
 このような状況の中、財政基盤となる国保税の収納額については、前年対比で2.71%の伸びに対し、滞納繰り越し分では19.71%と下回り、収納率においても85.21%と前年に比べ3.00ポイント下回り、滞納繰り越し分においても11.3%、前年を3.92ポイント下回っています。
 保健事業については、保険者の疾病予防に係る医療費に対して検診負担助成金を支給し、疾病の早期発見及び重症化防止を図り、町民の健康の保持・増進に寄与しています。
 特定健康診査及び特定保健指導についても、医療保険者に義務づけられたことにより、40歳から74歳までの加入者を対象に6月から7月まで約1カ月間実施し、54.9%の実施率となっています。
 平成20年度決算規模は歳入で29億7,642万円、歳出で29億2,715万5,000円となり、前年度と比べ歳入が0.3ポイント減少し、歳出が1.6ポイントの増加にとどまり、前年並みの決算で、歳入歳出差引額は4,926万5,000円となっています。医療給付全体では、昨年度より約1%増加し約16億5,000万円となっており、適正に運営されていると認識します。
 今後も医療費の伸びが続くものと思われるので、歳出削減に努め、長期的な保険財政の安定化を図るとともに、納税意識と健康管理意識の向上を図る保健事業の推進と、疾病予防と健康づくりを期待して、賛成討論とします。

議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第3号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、認定第3号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定しました。
 日程第24、認定第4号平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、認定第4号平成20年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第25、認定第5号平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、認定第5号平成20年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第26、認定第6号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、認定第6号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定をいたしました。
 この際、4時10分まで休憩をいたします。
午後3時57分 休憩


午後4時10分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第27、認定第7号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対の発言を許します。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に反対します。
 年齢で区分けし差別する医療保険制度に反対という国民の声をよそに、後期高齢者医療制度は平成20年4月から実施されました。この後期高齢者医療制度反対の運動は、制度導入後も広がり、参議院では同制度廃止法案が可決されています。民主党もマニフェストに後期高齢者医療制度の廃止を掲げていることから、衆議院選挙後の新しい国会でのこの制度の廃止が大きく期待されています。
 なぜ後期高齢者医療制度が必要だったのか。厚生労働省の担当官は、制度導入のねらいを将来60兆円にもなる医療費を削減するためとしています。
 後期高齢者医療制度の問題点はさまざまありますが、75歳という年齢で差別すること、他の医療保険から切り離し加入させること、世帯単位ではなく全員から保険料を徴収すること、受けられる医療内容を抑制することをねらった医療制度であるということなどがあります。
保険料は2年ごとに改定され、高齢化が進むのに応じて右肩上がりに引き上がる仕組みになっていることも問題です。
 決算の中で1年の間に保険料の滞納者が48人もいることがわかりました。保険料滞納者には短期保険証、資格証明証の発行、つまり正規の保険証を渡さないというペナルティーが科される心配があります。今のところ保険証の取り上げは行われていないとのことですが、制度のとおり実施するということになれば、保険証を持たない高齢者が出てくる心配があります。町として住民を守る立場から、保険証の取り上げは行わないと明言していいはずです。
いつでも、どこでも保険証1枚で医療機関にかかれるという命綱がなくなるということを強く認識してほしいと思います。
 健康診断についてですが、平成20年度は実施されましたが、後期高齢者医療制度では生活習慣病の改善が困難として義務づけられていませんでした。高齢になったら早期発見・早期治療の必要はないとしているようなもので、大きな問題です。
 医療保険の違いからか、富谷町の後期高齢者の検診の実態把握が確認できていないように思われ、問題と受けとめました。
 国民が後期高齢者医療制度に反対し、参議院では廃止法案が可決されていることは前段で述べたとおりです。それに対し、当局が「国の制度だからそのとおりに」と言うのでは住民の暮らし、命を守ることはできないことを述べて、反対討論とします。

議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。1番小泉 光君。

1番(小泉 光君) 私は、平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について賛成討論を行います。
 後期高齢者医療制度は、医療制度改革関連法で75歳以上の方を対象とし、現世代と高齢者の負担を明確にし、国県、市町村が公費を重点的に充て、国民全体で支える仕組みとして創設された制度です。平成20年度は、その新たな制度のスタートの年でありました。
 事業の施行に当たっては、宮城県後期高齢者医療広域連合と連携のもと、制度の仕組みについて町広報へ記事を載せたりパンフレットを配布したり、また、ある老人クラブの要請で長寿福祉課のみならず町長みずから出席し出前説明会を開催したりと、被保険者への周知に努めました。
 一方、保険料については、徴収方法を年金天引きから口座振替ができるよう変更したり、低所得者の軽減措置の拡大など必要な改善を進めました。
 このような取り組みにより運営された平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計の決算は適正であると認め、今後も広域連合と連携を図り、適切に運営されることを大いに期待し、高齢者の医療の確保と福祉の向上を願い、本決算に賛成をいたします。また、議員各位の絶大なるご賛同を賜りますようお願いして、賛成討論といたします。

議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第7号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、認定第7号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定をいたしました。
 日程第28、認定第8号平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、認定第8号平成20年度富谷町水道事業会計決算の認定については、原案のとおり認定することに決定いたしました。
 お諮りいたします。
 先ほど町長より追加議案として、議案第21号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてが提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1として日程の順序を変更 し、直ちに議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。議案第21号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを日程に追加し、追加日程第1として日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定をいたしました。


追加日程第1 議案第21号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて

議長(渡邊俊一君) 追加日程第1、議案第21号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、議案第21号でございます。教育委員会の委員の任命につき議員の皆様に同意を求めるものでございます。
 提案の理由といたしましては、先ほど現委員であります千葉芳樹委員が9月30日をもって退任をすることとなりました。それによって、新たに任命の同意を求めるものでございます。
 教育委員会の委員に下記の者を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
 住所、お名前、生年月日を申し上げます。
 住所は仙台市泉区松陵四丁目43番地の4、お名前が菅原義一、生年月日、昭和22年3月10日であります。
 なお、関係資料といたしまして経歴の概要を記載してございます。住所、お名前、生年月日、そして、最終学歴につきましては記述のとおりであります。それに続きまして職歴も記載してございます。小学校の教諭職、そして養護学校教諭職、教頭、校長の履歴を経て、平成16年4月から3年間、富ケ丘小学校の校長としてご努力をいただいた方であります。その後、平成19年6月から現在に至るまで宮城県教育庁義務教育課指導班におきまして理科支援員等配置事業のコーディネーターを務めておられる方であります。
 以上、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今回の教育委員の任命に関しての同意を求める提案は、自然な流れでいきますと教育長のポストにもなっていく方の選任ということになります。富谷の教育を左右する重要な人事案件ですけれども、日程の今議会の一番最後の最後の最後に追加提案として提案されるということは余りに乱暴なやり方だと思いますが、この点についてどのような事情があったのか、改めて伺いたいと思います。
 さらに、このような差し迫ったご提案の仕方につきまして、議会の議員に熟慮の時間が必要だったというふうにはお考えにならなかったのかを伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 人事案件でございますので慎重な取り扱いをさせていただいたところであります。そしてまた、教育履歴等も含めまして、富谷町の富ケ丘小学校校長であるというようなことを含めまして現在の仕事等々を勘案しまして、十分に富谷町の教育行政をさらに前に進めるべく後任の教育委員の一人として十分なる資質をお持ちの方だというふうなことでご提案をさせていただいたところでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第21号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は18名です。
 次に、立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付

議長(渡邊俊一君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。
 なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、富谷町議会会議規則第84条の規定により、否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
投票箱点検

議長(渡邊俊一君) 異常なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。
 事務局長の点呼に応じ、順次投票を願います。
局長点呼、投票

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君、立ち会い願います。
開票

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数  18票
 有効投票  18票
 無効投票   0票
 有効投票のうち
 賛成  16票
 反対   2票
 以上のとおり賛成が16票です。したがって、議案第21号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、同意することに決定をいたしました。
 議場の出入り口を開きます。
議場開鎖


日程第29 発議題5号 新型インフルエンザワクチン接種費用の無料化並びに感染拡大防止対策の推進を求める意見書

議長(渡邊俊一君) 日程第29、発議第5号新型インフルエンザワクチン接種費用の無料化並びに感染拡大防止対策の推進を求める意見書を議題といたします。
 提出者安住稔幸君に説明を求めます。安住稔幸君、登壇願います。

13番(安住稔幸君) それでは、発議第5号新型インフルエンザワクチン接種費用の無料化 並びに感染拡大防止対策の推進を求める意見書(案)。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出するものであります。
 提出者安住稔幸、賛成者磯前 武、賛成者山路清一、賛成者小川昌義。
 説明は案文の朗読をもってさせていただきます。
 一部私のつくりましたこの文言で不適切な部分ございましたので、ちょっと一字訂正する ところがございます。3行目の「5週連続の増加だ」の「だ」を「である」に訂正させてい ただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは朗読をさせていただきます。
 新型インフルエンザワクチン接種費用の無料化並びに感染拡大防止対策の推進を求める意見書(案)
 新型インフルエンザの感染が急速に拡大している。8月24から30日の週には、学校などで 発生した集団感染件数が1,330件に上った。これは先週の約1.5倍。厚生労働省が報告をとりはじめた7月の下旬以降5週連続の増加である。
 また、インフルエンザを原因とする休校や学年・学級閉鎖などの措置をとった小・中・高 校、保育所、幼稚園は急増している。9月1日から全国の学校で2学期がスタートし、感染の爆発的な拡大が懸念される。
 厚労省が8月28日に発表した流行シナリオでは、1日当たりの新規発症者数は約76万 2,000人、入院患者数は約4万6,000人に達すると推計している。これは国民の発症率が20%のケースで、都市部などでは発症率が30%を超える可能性も指摘している。どこでだれが感染してもおかしくない状況であり、患者の急増に対応できる医療提供体制の確立が急務である。10月下旬にも出荷が始まるとされるワクチン接種に感染拡大の防止を期待するものである。
 しかし、経済的な理由によってワクチン接種の機会に格差が生じることがあってはならない。日本小児科学会も、接種を受けられない小児が出ないよう費用を無料化すべきだと要請している。
 また、重症化の危険性が高い糖尿病や喘息などの慢性疾患患者、妊婦、高齢者にとっても費用負担の問題は切実である。既に各自治体では対策に努力しているところではあるが、国においても、公的助成によるワクチン接種費用の無料化の実施を初め、下記事項について特段の取り組みをいただき、国・地方挙げて万全の対策を講じることができるよう強く要請する。
 1.新型インフルエンザワクチンの公的助成による接種費用の無料化を行うこと。
 2.国産新型インフルエンザワクチンの製造に全力を挙げること。
 3.相談窓口の整備、医療提供体制の整備を早急に行うこと。
 4.感染拡大により自治体の負担増加が予想される。適切な国の支援を行うこと。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 提出先は内閣総理大臣、厚生労働大臣であります。
 これの1日当たりのインフルエンザの76万2,000人という数字でありますが、これにつきましては厚生労働省が8月28日に各都道府県、また保健所、特別区に対しまして出ている数字でございます。ピーク時で1日76万2,000人に達するというようなシナリオが出ております。
 以上でございます。皆様のご採択をよろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより発議第5号新型インフルエンザワクチン接種費用の無料化並びに感染拡大防止対策の推進を求める意見書を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、発議第5号新型インフルエンザワクチン接種費用の無料化並びに感染拡大防止対策の推進を求める意見書は、原案のとおり採択することに決定しました。


日程第30 発議第6号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書

議長(渡邊俊一君) 日程第30、発議第6号保険でよい歯科医療の実現を求める意見書を議題といたします。
 提出者菅原 傳君に説明を求めます。菅原 傳君、登壇願います。

8番(菅原 傳君) 富谷町議会規則第14条の規定によりまして、次の議案を提出をいたします。
 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書。
 提出者菅原 傳、賛成者磯前 武議員、同じく相澤 榮議員、同じく小泉 光議員、同じく永野久子議員でございます。
 案文を読み上げまして提案にかえます。
 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書
 歯や口腔を健康な状態に保ち、そしゃくや口腔機能を維持・回復することは、全身の健康の増進や栄養・介護、の次ですね……(「療養」の声あり)失礼しました。療養・介護のQOLとあります。これは括弧づけで生活の質ということなりますけれども、向上させ、国民医療費節減にも役立っていることが8020運動によって実証されている。
 また、多くの国民は、歯科医療について保険のきく範囲の拡大と自己負担の軽減を強く望んでいる。
 しかし、現実の歯科医療では歯科診療報酬が抑制されているため、このような国民の要望に反して保険給付範囲が年々縮小されている。
 2008年4月改定では、歯科分野の基礎的技術評価が引き上げられたとはいえ、わずかな財源で、十分な評価とはなっていない上、安価な報酬で患者を長期に継続管理していくことを歯科医療機関に求めるものとなっている。
 また、歯科医師だけでなく歯科衛生士、歯科技工士の労働環境も一段と厳しくなり、各種の歯科衛生士や歯科技工士養成所で廃校、定員割れが起きているなど、将来の歯科医療確保さえ危ぶまれる状況に陥っている。
 このような事態を放置すれば、多くの国民の健康保持に支障を来すだけでなく、国民医療費の節減にも逆行することになりかねない。
 以上の点から、歯科医療従事者が歯周病の治療、管理が十分にできるとともに、よくかめる歯が提供できるなど、よい歯科医療が行えるよう、また、患者さんが安心して歯科受診できる次の事項の実現を強く求める。

 1.患者窓口負担を軽減すること。
 2.良質な歯科医療ができるように診療報酬を改善すること。
 3.安全で普及している歯科技術を保険がきくようにすること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 富谷町議会
 提出先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣であります。
 なお、ちょっと補足しますと、県内の36市町村のうち、6月議会で既に21議会がこの意見書を採択しております。今度の9月議会では、ほとんど方意見書が通るのではないかというふうに言われておりますけれども、ぜひ皆さんの満場一致のご賛同をよろしくお願い申し上げまして、提案にかえたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 菅原議員に申し上げます。意見書(案)の中で事前に提出されておりました配付物の内容と多少違うところがありますけれども、今発言された内容を提出されるのであれば訂正を許しますので、発言を許します。菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 読み違えがあったようでありまして、記の上の3行目ですね、「よくかめる入れ歯が提供できるなど」というふうに、ちょっとここ読み違えあったようでございますので訂正をいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより発議第6号保険でよい歯科医療の実現を求める意見書を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、発議第6号保険でよい歯科医療の実現を求める意見書は、原案のとおり採択することに決定をいたしました。


日程第31 閉会中の各委員会調査について

議長(渡邊俊一君) 日程第31、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会からの所管事務について、会議規則第75条の規定により、閉会中の継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
 平成21年第3回富谷町議会定例会派、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。
 執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成21年第3回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。
午後4時47分 閉会

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