富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成21年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月9日~6月12日)

更新日:2009年06月12日

平成21年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月9日~6月12日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

平成20年第2回定例会目次

第1日目  6月9日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 13番 安住稔幸議員
1 AEDを町内会集会所に配備せよ
2 身体障害者駐車場に屋根を設置せよ また、障害者用駐車場の表示を分かりやすく
8番 菅原傳議員
1 公立黒川病院の経営状況を問う
      2 西沢地区広場の整備充実を
6番 山路清一議員
1 町の敬老会を問う
2 ごみ及び犬のふん条例を徹底せよ
18番 相澤武雄議員
1 未整備道路の今後の計画と対応について
7番 相澤榮議員
1 史跡・名木の保存とPRについて
1番 小泉光議員
1 公園に時計を
10番 市川壽藏議員
1 大亀山の活用を問う
2 町民の安心安全を問う
16番 永野久子議員
1 安心して利用できる介護保険制度に
2 「持続可能な開発」を基本姿勢に据えよ
第2日目  6月10日(水曜日)
9番 今村寿議員
1 拠点として子育て支援センターを作り強力展開を図れ
2 当町のテニスコートはソフト「オムニ」化し増改築せよ
3 公共的施設受動喫煙防止の条例化を急げ
14番 伊豆田待子議員
1 町の新型インフルエンザ対策を問う
      2 国の平成21年度補正予算の活用は
15番 佐藤聖子議員
      1 高齢者無料乗車制度(敬老パス)実施求める
2 障がい者の就労支援をどうすすめるか
17番 浅野幹雄議員
1 学校給食のリサイクルについて
2番 小川昌義議員
1 環境問題の現状を問う
2 口座振替納税について問う
14番 高橋敏夫議員
1 町政運営推進成果の再検証を望む
諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
第3日目  6月12日(金曜日)
議案第1号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
議案第2号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第3号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第4号 富谷町道路線の廃止について
議案第5号 富谷町道路線の認定について
議案第6号 宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について
議案第7号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第8号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第9号 宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体の数の減少について
議案第10号 宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第11号 宮城県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第12号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
発議第4号 「協同労働の協同組合法」の速やかなる制定を求める意見書
閉会中の各委員会調査について

平成21年第2回定例会議事録(第1号)

平成21年6月9日(火曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君  
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君  
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君  
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君  
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君  
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君  
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君  
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君  
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君  
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 小野一郎君
  • 教 育 長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 泉川潤哉
  • 主事 加藤宏子

議事日程 第1号

平成21年6月9日(火曜日)午前10時00分開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 会期の決定
  • 第3 一般質問(通告番号1番~8番)
第1日目  6月9日(火)
町長提出議案の概要説明
一般質問 13番 安住稔議員
1 AEDを町内会集会所に配備せよ
2 身体障害者駐車場に屋根を設置せよ また、障害者用駐車場の表示を分かりやすく
8番 菅原傳議員
1 公立黒川病院の経営状況を問う
      2 西沢地区広場の整備充実を
6番 山路清一議員
1 町の敬老会を問う
2 ごみ及び犬のふん条例を徹底せよ
18番 相澤武雄議員
1 未整備道路の今後の計画と対応について
7番 相澤榮議員
1 史跡・名木の保存とPRについて
1番 小泉光議員
1 公園に時計を
10番 市川壽藏議員
1 大亀山の活用を問う
2 町民の安心安全を問う
16番 永野久子議員
1 安心して利用できる介護保険制度に
2 「持続可能な開発」を基本姿勢に据えよ

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午前10時00分 開会

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 平成21年第2回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、
町長から富谷町一般会計補正予算を初め,各種会計補正予算など事件、議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 本日は多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々にお願いをいたします。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえられて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成21年第2回富谷町議会定例会を開会いたします。
最初に、提出議案等の説明を含め、町長にあいさつを求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、皆さん、おはようございます。
 6月の定例会でございます。傍聴される皆さん、そしてまた議員の皆さん、日ごろより町政運営全般にわたりましてご理解、ご協力を賜っていますこと、この場をおかりして御礼、感謝申し上げたいと思います。
 そして、本日、ここに平成21年第2回富谷町議会定例会が開催されるに当たりまして、提出をいたしました議案の概要等の説明に合わせ、平成21年4月からこの間までの町政運営の主な取り組みについて申し述べ、町民の皆さん並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。およそ40分程度の説明になりますので、どうぞご容赦のほどをお願い申し上げたいというふうに思います。
 今日の社会経済情勢は、6月の月例報告によれば景気の底打ち宣言がなされたものの、本格回復に向けた動きは鈍く、雇用情勢など不安定な要素も多い中、麻生内閣は目指すべき安心と活力のある社会とし、本年度第一次補正予算が計上され、財政支出で約15兆円という過去最大規模の経済対策を掲げ、景気浮揚と雇用創出を図ることといたしております。この経済対策が早急に功を奏し、一刻も早い景気回復と生活不安払拭が切望されるところであります。
 一方、本町の状況に目を向けるとき、町民の日常生活に影を落とし、有効求人倍率、4月の有効求人倍率でありますけれども、昭和41年以降 0.4を切る0.39という懸念すべき状況もあり、心を痛めているところでございます。今まさに基礎自治体としての真価を発揮し、町民の皆さんの力添えとなるべく、職員とともに一致結束をして町政運営を進めるときと肝に銘じ職務に当たる覚悟でございます。
 幸い、富谷町も現下の厳しい状況にはありますが、人口はふえ続けており、全国にも例のない自治体だからこそ、私は今夢と希望の持てる町として「幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」のまちづくりを一層力強く進めてまいりたいと考えております。
 このためにもさきの第1回定例議会において議決をいただきました、新しいまちづくりの指針となる富谷町総合計画の基本構想の具現化に着手したところでございます。なお、前期の基本計画を含めた本編冊子と全戸配付予定のダイジェスト版の作成作業、8月ごろをめどにただいま作成準備中でございます。いましばらくお待ちをいただければというふうに思います。新しく策定いたしました富谷町総合計画のもと、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りながら、富谷町の発展を願い、富谷町に住んでみたい、富谷町に暮らしてよかったとお感じいただけるように、基本理念であります「幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」の実現を目指してまちづくりを進めてまいる所存でございます。
 さて、富谷町の人口は5月末現在、人口は4万 6,295人、世帯数は1万 5,504世帯であります。昨年の同月比で比較をいたしますと、人口で 1,040人、世帯数で 421世帯の増となってございます。
 ここでことし1月より事務事業を進めてまいりました定額給付金の進捗状況について申し上げます。6月4日現在、全世帯1万 5,405世帯のうち1万 4,546件の方から給付申請がございました。1万 4,546件の給付が完了いたし、給付率は約94%となってございます。このうち現金給付は86件でございました。給付期間は9月25日までとなっておりますが、申請書の紛失等による未申請を防止するため、早期にご申請いただくよう広報等でさらに呼びかけてまいります。
 それでは、平成21年度の4月以降、これまでの町政運営の一端を申し上げます。
 教育の充実につきましては、よりよい教育環境を目指し、あけの平小学校、あけ小、日吉小、富谷中、日吉中のコンピューター教室に空調設備を設置するため、一般競争入札実施後5月15日付で契約をし、工事に着手したところでございます。また、あけ小増築等、屋上の防水シートの経年変化等による全面的な張りかえ工事、プールのシート部分張りかえのための工事を一般競争入札実施後5月20日付で契約をし、工事に着手したところでございます。
 中学校への学校図書補助員の配置につきましては、学校図書補助員の募集、面接を終え、中学校5校に配置する職員を決定し、5月18日の辞令交付後、小学校での研修を経てそれぞれの学校で勤務をいたしております。中学生への読書活動のサポートを行い、考える力や想像力の向上等、学習への効果を期待するものであります。なお、6月5日朝日新聞付でこの取り組みについてまた紹介されたところでございます。また、5名全員が富谷町居住者であり、結果として富谷町にお住まいになる方の雇用機会につながったものと思います。また、国では平成20年、来年2010年になりますが、平成13年に既に施行されております子供読書活動推進法に基づく国民読書年事業も計画され、富谷町といたしましても町を挙げて読書推進の取り組みにつなげたいと考えております。
 小学校7校に配置を完了いたしました特別支援教育支援員も配置後4週間程度が経過をし、配置された学校からは充実した個別に応じた指導ができるようになったこと、そしてまた保護者からはきめ細やかにかかわってもらっていることへの感謝の意が伝えられているところでございます。ここにご報告を申し上げます。
 新学習指導要領に伴う小学校での外国語活動の導入を受け、今年度よりALT、外国語指導助手といいますけれども、1名増員をし、3名体制をいたしました。今後は小中学校が相互に連携を図りながら英語教育に取り組んでまいります。
 学校給食センターの改築工事の進捗状況につきましては、学校給食センター用地の不動産鑑定評価業務を完了したところでございます。また、給食センター敷地調査設計業務委託を一般競争入札実施後4月10日付で契約をし、業務に着手したところであります。
 「とみや子どもまつり2009」検討委員会が5月11日に発足をいたしました。今月中の実行委員会設置に向けて事業内容案、予算案、実施体制などの検討を進めているところでございます。昨年度以上の取り組みとなるよう進めているところであります。
 生涯学習事業につきましては、文部科学省委託事業である学校支援地域本部事業、富谷町としては地域と学校をつなぐ取り組みとして平成20年度から実施いたしておりますけれども、この事業は学校の教育活動の支援や学校行事への参加により子供たちの豊かな学びと地域のきずなの深まり、一人一人の幸せにつなげることを目的に実施するものであります。本年2月には地域に密着した5地区、富谷地区、富ケ丘地区、富ケ丘日吉台地区一つです。東向陽台地区、あけの平地区、成田の5地区の公民館ごとに地域教育協議会が組織され、本年度から本格的な活動を行うこととしているところであります。
 また、ことしで3年目を迎えます「十三夜 魂のふるさとまつり」については、4月17日に第1回の実行委員会を開催いたしたところであります。さらに内容を充実させ皆さんにお楽しみをいただき、昨年の来場者を上回る、にぎわいのある祭りとするため引き続き鋭意検討しているところであります。
 公民館事業につきましては、従前の「高齢者大学」という名称でありました、を新たに 
「富谷豊壽大学」、それぞれの学者と称します、それぞれの公民館ごとに名前がございます「富谷豊壽大学」と名称を変えまして、在籍期間を2年間とし多彩なカリキュラムや6公民館合同実施事業も組み入れるなど大幅な見直しを経て、5月28日成田公民館で 300名を超える新入生の皆さんをお迎えし入学式を挙行したところでございます。本年の取り組みとしましては移動研修、映画館での映画鑑賞などの講座を合同で開催し、受講生の交流を深めるとともに学びの場、発展の場となるよう工夫してまいりたいと思います。
 また、共働き世帯の子供たちの登録制による児童クラブを六つの公民館で開設しているところでありますが、児童の安全確保等を考慮して7月1日より臨時休校時や長期休業時の開館時間を現行の9時から30分繰り上げて午前8時30分から受け付けることとなりました。また、公民館児童クラブで使用する部屋のうち、通風、登録児童数等を勘案し、次の三つです。富谷中央公民館、東向陽台公民館、あけの平公民館の3館に空調設備を設置することとし、補正予算計上しておりますのでよろしくお願いをいたします。
 次に体育振興につきましては、5月9日、富谷スポーツセンターを会場に町内スポ少25団体、19団体にご参加のもと、結団式が行われたところであります。スポ少の少年団を代表して誓いの言葉の中にありました「スポーツを通して健康な体と知、心を養い、多くの友達をつくって楽しくスポーツをします」との元気のよい宣誓にあるとおり、よき指導者と保護者の協力により、心身の鍛練と人格形成の場となってほしいと強く思うところであります。
 また、子供から高齢者まで幅広い年代層が楽しめるニュースポーツによるスポーツフェスティバルを、例年どおり7月18日、19日の2日間にわたり富谷総合運動公園を会場に開催をいたします。
 また、町民体育祭、44町内会総出の町民体育祭につきましても46回目を数えます。ことしは9月6日第1日曜日に開催をいたします。皆さんの多くのご参加をお待ちいたしたいと思います。
 次に、子育て支援につきまして申し上げます。
 子育て支援課を設置して2年目を迎えますが、母子保健事業のさらなる充実のため、今年度から保健師を増員して子育て支援事業の充実を図ってまいります。安心して子供を産み育てるための支援では、ことし4月より厚生労働省が望ましいとする妊婦健診14回分を公費負担とし、あわせて多胎児の妊婦健診を20回まで拡大をしているところでございます。さらに定期健診や各種教室を通して子供たちの心身の成長の発達確認と保護者への育児支援を進めてまいります。
 保育所の運営につきましては、町立保育所と認可保育所がそれぞれの特性を生かした保育環境のもと、一人一人を大事に育てる保育を目指し、笑顔のあふれる豊かな保育を実施しているところであります。
 さきの報道で皆さんも既にご承知のとおり、入所希望者が年々増加し、県内でも3番目に待機児童数の多い町となっているところであります。その対策といたしまして、90名定員とする認可保育所を平成22年4月の開所に向けて今準備を急いでいるところでございます。若い世代がふえ続ける中多様な子育てニーズにこたえるため、情報の収集や子育て支援の環境整備に着手し、後期の次世代支援行動計画の策定をこれまた推進してまいります。
 健康対策につきましては、4月下旬よりインフルエンザの対策として相談窓口の設置や公共施設での消毒薬の設置、感染予防策の周知ポスターを町内会に掲示の依頼をし、さらに広報誌を通して予防啓発に取り組んでまいりました。さらに感染が町内で確認された場合に備えてマスクや消毒薬、防護服等の購入を既にいたしております。また、今後予想される冬の第二波に備えて対策を講じるとともに、新型インフルエンザ対策行動計画を早期に作成してまいりたいと考えております。
 また、昨年度より実施されております特定健康診査につきましては、初年度の受診者の声を受けまして心電図検査、貧血検査及び眼底検査項目を対象者全員に実施することといたしました。40歳以上の富谷町国民健康保険加入者に受診票を発送したところでございます。なお、受診期間は6月11日から7月11日までの1カ月間となってございます。ご自身の健康チェックのために1人でも多くの方の受診をお願いしたいところであります。各種がん検診につきましても既に実施しておりますけれども、子宮がん検診を初め順次実施してまいります。
 国民健康保険事業につきましては、ジェネリック医薬品の普及促進を図るためジェネリック医薬品希望カード印刷代を補正予算として計上し、保険証の更新時に送付することといたしております。今後とも医療費の適正化対策や国保税収納率の向上等を図り、適正かつ効率的な運営に努めてまいります。
 長寿福祉につきましては、「出会い・触れ合い・支え合い」をキーワードに高齢者の方々、障がいをお持ちの方々が生き生きと暮らせる町、さらに町民みんなで福祉を支える町を目指し、高齢者保健福祉、介護保険事業、障がい者福祉、社会福祉、地域福祉、後期高齢者医療制度にかかわる幅広い事業を展開しているところでございます。
 まず最初に、富谷町デイサービスセンター事業につきましては、去る3月31日をもって事業を休止し、議長ご出席のもと閉所式を行ったところでございます。これまでご利用いただいていた方々につきましては、2月初めより順次ご希望の通所事業所に移られて継続して通処されておりますことをここにご報告を申し上げます。
 次に、2年目となります敬老を祝う従前の敬老会でございますが、あったかほっとな地域づくり事業につきまして申し上げます。既に16地区より申請をちょうだいし、5月31日に実施した原地区を皮切りに6月には大亀、三ノ関、大童地区と順次11月までの実施の予定で進められることとなっております。人生経験豊かな敬老者の方々のお知恵もいただきながら、町内会の皆さんとともになお一層温もりのある地域づくりの支援に努めてまいりたいと思います。
 平成21年度から平成23年度の3カ年を計画期間とする高齢者保健福祉計画、第4期富谷町介護保険事業計画が4月にスタートいたしました。介護保険料につきましては基準額となる第4段階を二分し、所得による負担能力によりきめ細かに対応できるよう改正したところでございます。これによりまして高齢者全体の約30%の方々がその対象者となったところであります。
 また、見直しがなされた介護認定につきましては、希望により従前の介護度を選択できる経過措置が急遽講じられたため、周知徹底をし円滑な介護認定更新に努めた結果、4月から40名の方々の更新認定がなされたところであります。
 一方、介護予防事業につきましては、生活機能評価のチェックリストを 5,028名の方に発送をさせていただきました。そのうち 3,572名の方々からご返信をいただいたところでございます。その結果、 921名の方が特定高齢者候補者となり、現在介護予防検診での特定高齢者の選定や転倒、認知症等予防の教室開催に向けてその準備を進めているところであります。
 福祉健康センターにおいても、転ばぬ先の足腰教室や能力アップ教室などの介護予防事業を新たに加え4月より実施することとし、元気健康づくり事業を強化してまいりたいと思います。
 富谷町老人クラブ連合会との共催による健康フェスティバルについては、開催日が10月15日と決定し、各単位老人クラブ代表からなる実行委員会も毎月行われ、今準備に当たっているところでございます。高齢者の方々の健康保持増進と相互の親睦、今後の地域活動や仲間づくりの機会と位置づけ、単位老人クラブの会員の皆さんに加え、会員外の皆様にもご参加の呼びかけをしてさらに大きな輪となるよう期待しているところでございます。
 障がい者福祉につきましては、障がい者の就労支援について、休止したデイサービスセンターの施設を有効活用しながら持続性と将来性のある自立支援の事業展開に向けて調査研究を進めているところでございます。今後「TOMOTOMO」「YOUYOU」の地域活動支援センター移行準備もいたし、総合的な障がい者支援を実施してまいります。
 地域福祉につきましては、地域福祉活動推進の一翼を担う社会福祉協議会の人員体制の増強を図ることを予定しておりました。このほど社会福祉協議会で選考した結果、7月より正規職員1名を増員配置することを決定したとの報告を近々受けたところでございます。さらなる連携体制のもと福祉事業の推進に努めてまいります。その一つといたしまして、高齢者の配食サービスに加え、新たに会食交流事業を民生委員さんや地域の方々の支援をいただきながら6月から実施することといたしております。
 今年度第14回目の開催となる地域福祉フォーラムにつきましては、9月開催に向け現在内容等を検討しているところであります。詳細が確定し次第お知らせを申し上げます。
 災害時の要支援対策につきましては、災害管理台帳を更新し、行政区長さんと民生委員さんにお届けをしたところでございます。今後総務課で整備を進める防災支援管理システム事業との連携を図りながら台帳の有効活用に努めてまいります。
 以上、長寿福祉施策につきまして多岐広範に及びますが、皆様のご理解とご協力をいただきながらきめ細やかな対応と事業の推進に努めてまいります。
 続きまして、企業立地促進につきまして申し上げます。
 5月8日には大和町にあります仙台北部中核工業団地内で自動車の制御装置でありますブレーキ部品を製造するトヨタ自動車東北を訪問し、企業の現状や富谷町の企業誘致の取り組みなどについて情報交換を行ったところでございます。
 また、5月19日には神奈川県相模原市のセントラル自動車を訪ね、石井社長と懇談し、移住を準備している社員向けに作成した企業立地促進パンフレットとDVDの紹介を行ってきたところであります。セントラル自動車においては予定した当初の移転計画に変更はなく、社員も来年に迫る移住の準備を具体化し始めているところであり、会社としては宮城移転支援センターを新たに開設し常勤社員8名を配置し、社員または家族からの相談や情報提供を行っているところであります。今回作成したパンフレット、DVDをこの支援センターに置いていただき、富谷町への居住を推進してまいりたいと考えております。また、当日合わせて関連企業にもパンフレット等をご案内しながら富谷町への誘致活動も合わせて行ってきたところであります。
 労働雇用対策につきましては、昨年末以降の雇用不安に対応すべく昨年度の国の第二次補正予算で設けられました緊急雇用創出事業臨時特例交付金が積み増しになる予定でありますことから、町としましても当該制度に係る補助事業を利用して雇用機会を創出するための事業を展開することといたしております。本交付金の活用が少しでも生活の安定や雇用不安の解消につながればと今思案をしているところでございます。
 富谷町シルバー人材センターの事業につきましては、昨年の4月17日にオープンしました子育てサロン「ほっと育く」が本年2月末をもちまして利用者数 1,000人を達成し、3月末には 1,000人達成記念のお祝い会が開催されたところであります。利用者の皆様方からは家庭的であったかいところ、子育ての悩みを聞いてもらえるところなど、子供の遊び場としてはもちろんでありますが、お母さん方が安らげる場所として大変好評を得ており、何度も利用されるリピーターのお母様方が多いと伺っているところであります。子育て支援事業のあり方を示唆するすぐれた運営に高い評価と敬意を表するものであります。町といたしましてもシルバー人材センターと連携し、引き続き各事業への支援を行ってまいります。
 農業振興について申し上げます。
 平成21年度末の米の生産調整につきましては、国から配分されました生産数量 1,883トンでございます。面積に換算いたしまして 367ヘクタールの割り当て面積、目標面積に対して皆様方のご協力によりまして 362ヘクタールで確定をし、達成率は 101.4%ということになります。農政協力委員さんを初め農業者のご協力に感謝申し上げ、平成21年度産米が良質で豊作でありますよう皆さんとともに願いたいと思います。
 安全で安心な地元産の野菜をなるべく学校給食へ提供できるよう、今年度から新たな仕組みづくりに取り組んでおります。学校給食への農産物の集荷運搬業務については、運送会社赤帽でありますけれども委託契約が完了し、また、生産者である農家の皆さんと給食センター、集配検品を行っていただくJAあさひなさん、そして担当課であります産業振興課との数度にわたる打ち合わせを経て、7月に収穫されるタマネギを皮切りにジャガイモ、ニンジン、ダイコンなど根菜類を中心に提供する計画で進めているところであります。
 また、園芸作物の栽培促進を目指し、ビニールハウス設置の補助につきましても今年度より補助率を3分の1から3分の2に拡大したところであります。現在設置申請が2件あり、今議会におきまして補正予算を提案しておりますので、この件につきましてもよろしくお願いを申し上げます。
 ブルーベリー産地拡大事業につきましては、昭和58年に設立されたブルーベリー生産組合が町の助成制度を受けて整備し、昭和63年から21年間使用してきた加工場の冷凍庫が老朽化により修繕不能となる緊急事態を受け、町といたしましてもブルーベリー生産組合の役員との協議を経て、町の特産品と位置づけるブルーベリーの一層の普及拡大と収穫期を目前とする時期等を勘案し、冷凍庫の建設を7月の収穫期までに完成させるべく支援することといたしました。ブルーベリー冷凍庫を購入するため、 107万 6,000円の補助金を補正予算として提案しておりますので、この件につきましてもよろしくお願いをいたします。
 観光関連事業といたしましては、昨年10月からの3カ月間にわたる「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」を一過性で終わらせることなくという趣旨のもと、新たに本年度引き続き10月から12月までの3カ月間「仙台・宮城」、間に「伊達な旅キャンペーン」とこう入りまして、昨年よりも規模を縮小した形で新たに観光キャンペーンを実施することとなりました。それに合わせまして富谷町といたしましても昨年同様町内外から多数の観光客を誘致すべく、「十三夜 魂のふるさとまつり」を初め積極的にPRしてまいりたいと思います。
 道路整備といたしまして、国土交通省と東日本高速道路とで進められております仙台北部道路の本体及び富谷ジャンクション工事につきまして、平成22年3月までの供用開始に向けて予定どおり進捗してございます。その中でも来る6月15日、16日の2日間、夜間でありますけれども、東北自動車道下り車線側を夜間通行どめにしてそれぞれのランプと呼ばれる大規模橋梁、二つの橋梁の大規模工事が行われる予定となってございます。供用開始に向けて大きな山場を向け、なお一層努力してまいりたいというふうに思います。
 町道関係につきましては、穀田線歩道設置工事に係る用地買収にとりかかるため、土地の不動産鑑定に入っております。また、大童・今泉線の道路改良工事につきましては、6月11日の入札に付される予定となってございます。
 道路、公園緑地、調整池等の維持管理につきましても除草、剪定等それぞれ作業が開始しているところであります。
 町内会館の整備促進として、大清水2丁目会館新築工事は8月末の完成に向けて順調に進捗しております。東向陽台第1町内会館改修工事は9月の敬老会行事終了から着手することとして準備を進めることといたしております。町下町内会館新築に向けましても町内会におきまして町下町内会館新築検討委員会を設置し、今年中の完成を目指して進めているところであります。
 町営清水沢住宅建てかえ工事につきまして、着工から2年目となります今年度、4棟8戸を建築するため敷地造成工事を地元業者の発注により9月末完成を目指し施工する運びとなりました。
 仙塩広域都市計画に係る第6回定期見直し作業、線引きの見直しともいわれますが、この件につきまして申し上げます。新しい富谷町総合計画基本構想に掲げる活力と自立性に富んだ5万人都市を目指すために、住居系、工業系、それぞれ事業者の意向を踏まえながら、区域編入の実現に向けて関係機関と協議をしているところでございます。
 可燃ごみの収集日程につきましては、本年4月から燃えるごみにつきましても資源ごみ同様祝休日を含む月曜日から土曜日まで収集することとし、収集日程の充実を図ったところでありますけれども、その件につきましても順調に推移しておりますことをご報告を申し上げます。
 狂犬病予防集合注射の実施につきましては4月20日から24日までの5日間、例年どおりでありますけれども、ことしの本年の第1回目の注射を実施いたしました。町内17カ所を会場に 1,988頭の犬に注射を実施したところであります。
 上下水道事業関係について申し上げます。
 本年度事務部門に職員1名を増員し、上下水道料金の徴収業務の強化を図ったところでございます。現在職員チームにより滞納者へ個別訪問により徴収に当たり、徐々に徴収実績の成果を上げつつあるところであります。今後も水道事業と下水道事業の経営安定化のためにさらに徴収事務の強化に努めてまいります。
 これも例年でありますけれども、6月1日からの1週間、水道週間でございます。質の高い安全で良質な水を安定的に供給できる水道の整備をなお一層進める、促進するとともに、地震等の災害に強い水道づくりの推進を図り、今後の水道事業の発展に資するものとして重要な意味を持つものと考えておるところであります。
 広報等でもお知らせしたとおりでありますが、富谷町の水源の一つであります七ケ宿ダムから各家庭に供給される水道水の水質保全を目的に、水道水源七ケ宿ダム湖畔クリーン作戦が6月4日に実施されたところであります。本町からは課長以下3名が参加をし、水道水源を将来にわたり安全で安心なおいしい水の供給源として水質保全していく重要性と、ダムを設置しております七ケ宿町に対し感謝の意を表してまいったところであります。
 次に町税に関しましては、4月に介護保険料、長寿医療保険料仮徴収納入通知書、国民健康保険税仮算定納税通知書を、5月には固定資産税、軽自動車税、個人住民税特別徴収の通知書をそれぞれ発送をさせていただいたところであります。現在個人住民税普通徴収6月15日、介護保険料本算定分を6月16日に、国保税、長寿医療保険料本算定分を7月中旬にそれぞれ発送する予定で作業を進めているところでございます。
 また、本年度より宮城県地方税滞納整理機構と連携をして、滞納税等の整理を実施することといたしておりますが、現在引き継ぐべき事業を機構と調整中でございます。税に関しましては今年度一般会計の歳入予算の中で町税額は約47億円、歳入全体の約50%となっていることから、引き続き公平で公正な課税に努めてまいることといたします。
 町民バスにつきましては、4月1日から新しく運行、新たに運行していることはご承知、ご案内のとおりでございます。現在まで2カ月が経過したところでありますが、大きな混乱もなく、ご利用いただいていることをここにご報告を申し上げます。参考までに、平成20年度の町民バス利用者総数は4万 6,204名でございました。平成19年度と比べ 2,723名増であります。平成16年の有料化後減少を続けておりました利用者数は5年ぶりに増加に転じたということとなります。
 昨年7月から開始をいたしました高齢者及び障がい者をお持ちの方々への無料乗車証の交付により、福祉施策の向上と合わせて多くの方々にご利用いただいた結果だというふうに思っておるところであります。また、今年度から教育委員会が認めました遠距離通学をしている小学生も対象とし、富谷小学校に通学している46名の児童に無料乗車証を交付したところでございます。今後も町が運行する福祉的なバスとしてより一層充実させてまいりたいと思います。
 災害に強いまちづくりについて申し上げます。
 昨年の6月14日午前8時43分、岩手・宮城内陸地震から間もなく1周年を迎えようとしてございます。大きな被害を受けた栗原市の耕英地区、花山地区などに出されていた非難指示・勧告が5月20日に一部を除き解除されました。地区住民の方々には一刻も早い復興となるよう祈念するものであります。
 折しも6月12日は県民防災の日であります。町民の皆さんには日ごろの備えと万が一の場合の心構えをお願いするとともに、隣近所協力し合って災害に備える対応力もこれまた重要であると思います。町では町民の生命、財産の守り手である消防団による富谷町消防団演習を6月14日に総合運動公園グラウンドを会場に行われます。本町消防団が一堂に会し、一丸となって消防技術の錬磨と士気高揚等に努めている姿をぜひ多くの皆さんにごらんをいただき、お力添えをいただきたいと思います。6月21日には役場駐車場におきまして、町上、町中、町下、町3区、加えてひより台、原、穀田地区を対象にした富谷町総合地域防災訓練を行うこととなってございます。これにもまたご参加をお願い申し上げたいと思います。
 交通安全対策につきましては、春の交通安全運動、4月6日からの15日、10日間の運動期間でございました。その成果については前段申し上げたところでございます。工事施工後通学時の通行車両の減少、スピードの減速車両が見られるなど、施工に効果があったとの報告もございます。今後なお一層安全で安心して利用できる交通環境を目指し、皆さんとご協力を申し上げながら即時対応してまいりたいというふうに思います。
 次に、住民との協働によるまちづくりについて申し上げます。
 昨年総合計画の策定に合わせて開催しました地区懇談会「あったか富谷ふれあいトーク」につきましては、町の主な取り組みなどをお知らせし、また地域のさまざまな課題や町民お一人お一人の思いをお聞きする機会として大変有意義な懇談会となりました。町民皆様との対話を通して情報や課題を共有することが協働によるまちづくりの第一歩となりますので、今年度も継続して開催をすべく準備を進めているところでございます。
 また、今年度より新たにまちづくり触れ合い講座を開催することといたしました。これは町長を初め町職員が町の施策や事業について直接皆さんのところにお伺いをし、お話をさせていただく機会とするものであります。町が行う全ての事業を対象といたしておりますので、多くの皆さん方の応募をお待ち申し上げております。詳細につきましては広報誌及びホームページ、各出張所に置いておりますチラシ等をごらんいただきたいと思います。
 平成20年度に新設をいたしました富谷町まちづくり審議会につきましては、昨年度は合計6回会議を開催いたしました。専門的な見地から、そして一町民としての目線から、これからの富谷町のまちづくりについてさまざまなご意見をちょうだいしたところであります。昨年度の審議結果報告書が間もなくまとまりますので、議員各位初め広報とみやや町ホームページなどで広くお知らせをし、各施策の取り組みの参考としてまいりたいと思います。また、今年度は教育部門、福祉部門の担当課との意見交換やまちづくり先進地への視察など活発な活動を検討しておりますので、議員各位のご理解もまたお願いしたいと思います。
 このような中で住民の皆様から切実なる要望として署名運動を通した活動が2件ございましたので、ここにお知らせを申し上げます。
 まず一つ目は、かねてより町としても関係機関へ働きかけてきておりました明石台地区への郵便局の設置要望の件でございます。明石台の連合町内会の皆さんより生活の利便さに欠かすことのできない郵便局をぜひ設置していただきたいとの思い、 2,873名の皆さんから6月2日に町に署名簿一括して届けられたところであります。富谷町といたしましても郵便局は都市機能の重要な指標の一つである、そしてまた、明石台地区のグレードには必須の機関とと認識をしており、これからは皆さんの心強いご支援をいただきながら、行政区長さんともども今まで以上の取り組みを関係機関に働きかけてまいりたいというふうに思います。
 もう一つは、大和町に設置されております宮城県厚生年金スポーツセンター、いわゆる「ウエルサンピアみやぎ泉」であります、の存続を求める署名運動について申し上げます。この件につきましては議員各位もご承知のとおり平成18年9月に大規模な署名運動が泉区、仙台市泉区、大和町、富谷町の中で行われ、それぞれの議会へ提出、そして議員提案として採択された後、内閣総理大臣及び厚生労働大臣に意見書が送付されたところであります。しかしながら、その後特段の動きもなく現在に至り、売却、入札執行が予定されることを知り、当時活動された方が再度署名運動を展開されていたところであります。町としましても、大和町に設置されている施設ではありますが、立地場所からして多くの町民が利用されている施設であることを重視し、現在管理している独立行政法人年金健康保健福祉施設整理機構に対し、状況確認や今後の動向を調査してきたところでございます。
 このような中で、去る5月14日に独立行政法人理事長初め関係機関に対して町より要望書を提出をいたしました。要望内容の趣旨としましては、一つ、売却に当たっては同施設が果たしてきた役割を十分勘案し、その営業機能を存続すること、二つ目として、存続を求める住民運動があり、多くの利用者が切望していることを真摯に受けとめ、引き続き地域に必要な施設として多くの利用者の声を無にすることのないようとの趣旨で強く要望したところでございます。独立行政法人としては町の意向は十分理解し真摯に受けとめるが、売却に対しては3年前に政府で決定されており、現在はそれを執行しているのみとの回答があり、5月20日に入札が行われたわけであります。
 その結果といたしまして、翌日の河北新報に掲載された落札業者不明との記事でありましたが、幸いにもといいますか、昨日落札業者さんとお会いする機会がございました。その結果ですね、落札業者さんは仙台市青葉区に本社のある東証一部上場会社でございます。鈴彦、
サンエスの経過を経て今現在バイタルケースケー・ホールディングスという東証一部上場会社に成長しておりますけれども、その親会社の 100%出資であります株式会社バイタルエージェンシーが7億円で落札されたの情報は皆さん既にご承知のことと思います。株式会社バイタルエージェンシー様との協議をした上で、この先ほどの要望書2点についてあわせて改めて要望したところでございます。基本的には営業を継続する、そしてまた雇用も基本的には継続したい、その旨の発言もあったところでございます。ぜひそのように望むところでございます。落札後の設営は事業承継が予定されている旨の話し合いをしたところでございます。
 以上、要望等についてご報告を終わります。
 次におきまして、効果的な、効率的な行政運営について申し上げます。
 国におきましては 100年に一度の経済危機と言われております現在の状況を受けて総額15兆円もの経済危機対策に関する補正予算が通過したところでございます。その中で各地方自治体の配慮として地方活性化経済危機対策臨時交付金が配分される予定となっております。交付金の使い道としまして、高齢者少子化対策、地球環境の保全、安心安全などへの活用が求められているところでありますが、富谷町におきましてもこの交付金の趣旨を十分に勘案し、有効に活用してまいりたいと考えております。具現化し次第、議会にお諮りをいたします。
 広域行政の推進につきましては、5月25日緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会、黒川圏広域行政推進協議会の各総会が開催されたところであります。中でも緑未来産業都市推進協につきましては役員改選が行われ、富谷町長である私が会長職を拝命したところでございます。大手企業の進出などにより今後のさらなる発展が期待される黒川でありますので、この会の存在意義がますます重要となる協議会でもあります。誠心誠意務めてまいりたいというふうに思います。
 また、6月2日にはこれまた私が会長職を務めます仙台北部道路建設促進期成同盟会総会が開催されたところでございます。現在は当日工事現場を視察をし、順調に推移していることもまた確認してまいったところであります。今年度も工事の着実な進捗と早期の完成、そしてさらにまた4号線への接続、4号タッチへの早期着手を目指すべく、関係機関への要望活動をさらに積極的に進めてまいりたいと思います。
 行政運営としまして、課内全体、1局14課で構成しております富谷町の課でありますけれども、課内全体でまちづくりの目標を共通認識し達成に向けた取り組みを進めていくために、各課長職において今年度に取り組むべき基本的な方針を町民の皆さんに公表することといたし、町のホームページに掲載すべくただいま準備をしているところでございます。
 今年度新規採用した職員のうち、社会人枠採用の2名を除く14名については市町村採用職員合同による基礎的な研修のほかに町独自の研修として、ことしは小中学校への5日間派遣をし、先生方及び子供たちとの触れ合いを通してチームワークや社会性を身につけ、コミュニケーション能力を高めるための研修と位置づけたところでございます。また、昨日から今週いっぱい杜の風に研修派遣をし、行政と福祉のつながりの重要性への理解を深めることと、異業種のスタッフと現場でのコミュニケーションを体験することで協働協調の心を学んでいただくべく派遣しているところであります。さらに、6月から月1回程度中堅職員を交えた座談会を開催し、先輩職員または同じ境遇にある同期職員とのディスカッションを重ね、役場職員としてのスキルアップにつなげていきたいと考えているところであります。
 今年1月から交付手数料を無料としました住基カードについて申し上げます。本年5月末現在発行枚数 733枚でございます。この5カ月間で 307件の申請があり、全体の4割ほどの占める勢いで増加したところであります。さらなる利便性の向上と普及促進に努めてまいりたいと思います。
 裁判員制度、21年ことし5月21日からスタートしたところであります。
 また、選挙人名簿の6月定時登録者、3カ月に一遍の定時登録についてもご報告申し上げます。有権者数であります。男性1万 6,975人、女性1万 7,777名、合わせて3万 4,752人であります。前回登録よりも 172名増加ということとなります。
 以上についてが現在までの取り組みでございます。
 それでは、今回提出されております第1号議案から第11号、諮問一つということで続けて申し述べさせていただきたいと思います。
 それでは、議案第1号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億 3,424万 5,000円を追加し、総額97億24万 5,000円とするものであります。
 ここについてだけ具体的に申し上げます。具体的には歳入におきましては、緊急雇用創出臨時特例交付金事業の実施、安全安心な学校づくり交付金の内定、新学校給食センター整備に向けたゆうマイタウン施設整備基金の繰り入れによるものであります。歳出におきましては、人件費の調整、契約金額の確定による減額措置により財源を確保したことによりまして臨時財政対策債の借り入れ予定額を減らし、さらに財政調整基金からの繰り入れをすることなく予算編成を行ったものであります。歳出の主なものといたしまして、新学校給食センターの用地整備に2億 701万 6,000円、緊急雇用創出臨時特例交付金事業の追加実施に当たり 2,081万 2,000円を追加し、テレホンオペレーター委託業務など雇用の創出に向けた予算措置を講じるものであります。また、新型インフルエンザ発生に対応するための消毒薬等の購入のための予算措置をも講じるものであります。
議案第2号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ 806万 5,000円を追加し、総額29億 5,575万 3,000円とするものであります。
議案第3号平成21年度富谷町上下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ 994万 9,000円を追加し、総額を8億 6,677万 6,000円とするものであります。
 議案第4号富谷町道路線の廃止については、明石台四丁目地内、成田九丁目地内、上桜木一丁目及び二丁目地内並びに明石字上桜ノ木地内において、富谷町と仙台市の行政界変更に伴い終点位置が変更になる2路線及び全線が仙台市に編入になる3路線を廃止するものであります。
 議案第5号富谷町道路線の認定については、明石台四丁目地内、成田九丁目地内、上桜木一丁目及び二丁目地内並びに明石台上桜ノ木地内において、富谷町と仙台市の行政界変更に伴い終点位置が変更になった2路線を認定するものであります。また、富谷町成田二丁目宅地開発事業に伴い、開発者より道路として帰属される3路線を認定するものであります。
 議案第6号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更については、本吉町の廃止及び気仙沼地方衛生処理組合の解散に伴い、宮城県市町村職員退職手当組合から脱退すること及び同組合の規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第 290条の規定により提案するものであります。
 議案第7号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更については、本吉町の廃止及び気仙沼地方衛生処理組合の解散に伴い、宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会から脱退することについて協議したいので、地方自治法第 252条の7第3項において準用する同法第 252条の2第3項の規定により提案するものであります。
 議案第8号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更については、本吉町の廃止及び気仙沼地方衛生処理組合の解散に伴い、宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会から脱退することについて協議したいので、地方自治法第 252条の7第3項において準用する同法第 252条の2第3項の規定により提案するものであります。
 議案第9号宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体の数の減少については、本吉町が廃止されることに伴い、宮城県市町村自治振興センターから脱退することについて協議したいので、地方自治法第 290条の規定に基づき提案するものであります。
 議案第10号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更については、本吉町が廃止されることに伴い、宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合から脱退すること及び同組合の規定を変更することについて協議したいので、地方自治法第 290条の規定により提案するものであります。
 議案第11号宮城県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更については、本吉町が廃止されることに伴い、宮城県後期高齢者医療広域連合から脱退することについて協議したいので、地方自治法第 291条の11の規定により提案するものであります。
 諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、任期満了に伴い新たに候補者として推薦するものであります。
 以上、提出議案のご説明を申し上げましたが、議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り全件可決いただきますようお願いを申し上げ、私からの説明要旨とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) ただいまの説明要旨の中で、地域福祉フォーラムについてでありますけれども、本年度14回というふうにお聞きしましたけれども、第10回ということでよろしいですか、町長。(「はい」の声あり)ということです。
 それでは、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
 なお、説明員の出席報告ほか関係資料については事務局で保管しておりますので、ご希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 これから、本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、4番細谷・二君、5番佐藤克彦君、6番山路清一君の3名を指名いたします。


日程第2 会期の決定

議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は本日から6月12日までの4日間にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月12日までの4日間に決定いたしました。
 この際、11時10分まで休憩をいたします。
午前10時57分 休憩


午前11時10分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第3 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 皆さん、こんにちは。
 私の一般質問をさせていただきます。
 私は1件目にAED、自動体外式除細動器を町内会集会所に配備せよ、2件目が身体障がい者駐車場に屋根を設置せよ、また、障がい者用駐車場の表示をわかりやすくという題で質問させていただきます。
 それでは、1問目について質問いたします。
 AED、自動体外式除細動器を用いた救急救命講習は、黒川消防本部では今月の24日に黒川消防富谷出張所において講習会を予定しております。
 また、私の地元、鷹乃杜町内会でも講習会を以前より数回実施しており、昨年は8月に実施し、ことしは今月の28日に開催する予定であります。
 このように黒川消防を初め、地域の方々がAEDを使い、救急救命処置ができるように講
習会の開催に力を入れております。多くの町民がAEDを用いた心肺蘇生法の講習を受講していると思われます。
 富谷町は、平成18年に各公民館やスポーツセンターにAEDを配備し、平成20年には各小中学校、幼稚園、保育所に配備をし、先月にはここ役場庁舎にも配備されました。これらの場所にAEDが配備されたことで、町民に安心をしていただいているものと思っております。
 皆様もよくご存じのことと思いますが、心室細動を起こしますと1分経過するごとに約10%助かる確率が減っていくと言われております。救急車が現場に到着するまでの時間はおよそ6分かかると言われており、救急車を待っていたのでは助かる確率がかなり低くなってしまいます。 119番に連絡するまでに数分かかったとすれば、さらに助かる可能性は低くなると思われます。
 こうしたことから、1人でも多くの住民がAEDに関する知識を有することが大事であるとともに、AEDをなるべく多数配置することが非常に重要であると考えます。
 町民の命を守るために、多くの町民が利用している各町内会の集会所にもAEDを配備すべきと考えます。また、給食センターや保健福祉総合支援センター等にも配備すべきであると思います。これらの場所へのAEDの配備についてお伺いいたします。
 2問目であります。
 身体障がい者駐車場に屋根を設置せよ、また、障がい者用駐車場の表示をわかりやすくであります。
 平成13年3月20日に富谷武道館に鈴木ひとみさんという方がお見えになりましてお話を聞かせていただきました。鈴木ひとみさんは元日本準ミスでモデルをしていて、CM等で活躍中に交通事故に遭い、頸髄を損傷し下半身麻痺となりまして車いす生活をされている女性であります。2004年にアテネでのパラリンピックでは射撃でも出ているそうであります。また、各地で、「絶望のどん底からはい上がるまでの軌跡」、また、「人にやさしい地域づくり、まちづくり」等のテーマで講演活動もされている方であります。富谷武道館での講演も聞かれた方もいると思います。
 このとき、この鈴木ひとみさんは、お話の中で下半身の自由がきかない方が車の運転席から車いすに乗り移るときの様子の話をされておりました。ドアを全開し、助手席に置いてある重い車いすを両手で「よいしょ」と持ち上げ、自分の右側の車の外に出す。そしてそれに乗り移る。「それは大変な力仕事で、私は男性と同じくらい腕力はある」と言っておられました。そして、そのお話の中で、この身体障がい者用駐車場に屋根がないと、雨が降ったときはずぶ濡れになるとも言っておられました。
 富谷町のほとんどの公共施設には身体障がい者用の駐車場が設けられておりますが、屋根はかかっておりません。身体障がい者用駐車場に屋根を設置すべきではないでしょうか。身体障がい者駐車場に屋根を設け、車いす等の利用者が雨が降っても濡れないように配慮すべきであります。屋根の設置についてお伺いいたします。
 また、この車いす対応駐車場スペースは、一般駐車場と区分するために身体障がい者マークの標識が舗装面に表示してあります。しかし、心臓機能障害や腎臓機能障害、肺機能障害など外見ではわかりにくい内部障がい者がこの障がい者用駐車スペースを利用するときに、障がいが見えないために健常者と間違われて断られたり、非難の目で見られたりしておるそうであります。
 また、体力の弱っている高齢者や妊婦についてもこの障がい者用の駐車スペースを利用していただきたいと思っております。そのためにも、町の施設における障がい者用駐車場にはこの駐車スペースに障がい者の方が気兼ねなく優先して利用できるように、目で見てわかるように身体障がい者マークのほかにも内部障がい者や妊婦も駐車できることを表示した案内板を設置すべきと思います。
 障がい者の方々に利用しやすい駐車環境を整えるべきであります。町の対応をお伺いいたします。以上であります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げたいというふうに思います。
 AEDと、さらに駐車場に屋根をというようなことでございまして、最初にAEDについて申し上げたいというふうに思います。
 ご承知のようにAEDについては平成16年から医療従事者以外の方も一般の我々もというようなことで制約が解かれたということがありましてね。今おっしゃっていただいたように富谷町では平成18年にスポーツセンターと公民館6館にということで7器配置を設置をしたというふうなことでございます。それに続いて去年昨年度、小中、幼稚園、保育所ということで合わせて18器ということになります。21年度予算では本庁舎ということで1器予算化をして先ごろ設置をされた経緯は今お話しいただいたとおりでございます。
 AEDの普及というようなことについては、「街コレTOMIYA」という電話帳にも事業所にもありますよというふうなことの広がりもこの表示していただいたように、官公所のみならず民間への広がり、さらには自動車にも搭載をして、必要なときにはというふうな広がりもまた見聞きするところでございます。
 したがいまして、方向性としましては保健福祉総合支援センターの配備につきましては早期に設置に向けて検討してまいることといたします。給食センターにつきましては、先ほども冒頭申し上げましたように、23年8月スタートということで今その準備急いでおりますので、新センター完成時にというふうなことでお待ちをいただきたいと思います。
 さらにまた、町内会にというようなことでありますけれども、その辺の検討も我々も内部で検討いたしました。現状方向性いかがなものかというようなことを検討しましたが、町内会のというようなところまでは結論及びませんでした。しかしながら、先ごろ日吉台、杜乃橋の自主防災の総会に出席した折、ひょっとすればその自主防災組織へのAEDの配備というようなあたりは、町内会の以前に検討する内容と広がりがあるのでないかなというふうな印象を持ったところでございますので、その辺のところを入り口にしまして進めてまいりたいというふうに思います。
 二つ目の方は、身体障がい者駐車場をというふうなことで、これもご指摘をいただいた後、いろいろ現場を見たり、改めてというふうなことで富谷町の全体を現場の出向いて確認をしたところでございます。
 その中でわかったことは、路面サイン、普通は2メートル50の 2.5の5メートルというので定型化されていますけれども、障がい者の方用のというのは1メートル広く、ゼブラこう引いてあってね。 3.5掛ける 5.0という規格でつくられています。そこの路面に車いすマークでペイントで塗られているということと合わせて、立て看板、棒を立ててここがいわゆる身障者向けというふうなことで必ずしも車いすマークが誤解を与えているのか、車いすの方のみならず、内蔵疾患だとか、あるいは今おなかに赤ちゃんがいる方とか、等々ですね。あるいは一時的に骨折して松葉杖で寄った方とかも含めて、広くご利用いただく策もやはり考え合わなければならないなというようなことも、このご質問を契機に思ったところでございます。
 そんな中で富谷町の3類型あることがわかったんですね。車いすの路面に駐車場にペイントしてあるだけでこの立ての表示はないというパターンと、二つ目は日吉台公民館はその逆で、路面駐車場スペースには表示がなくてポールで表示してあるというのもあって二つ目、三つ目は両方あるという、路面に表示もあるし、立て看板にもわかるというような両方でこうわかるようになっているというふうなことで、3類型あることがわかりました。
 そしてまた、区画線が希薄になったり、あるいはその肝心の立てるものは十分ですけれども、路面に表示してある車いすマークのペイントがはがれたりですね。そういったこともこのご質問に合わせて現場でよく見させていただきましたので、これらについて早速対応してまいりたいというふうに思います。
 屋根つきをというふうなことで、この周辺も見聞きするんですけれども、屋根つきのもの、残念なことに法律上の義務規定といいますか、屋根をつけなさいという法律になっていないことがこのようになっているのか、平成10年でしたか、宮城県図書館、たまたま利用しますあの宮城県図書館のところにはガラス面の3面たしかだったと思いますね。それ以外にこの近隣ですね、財政課でもいろいろ見聞き、見聞もしたようですけれども、屋根つきのところは現状ないようですね。
 そのようなことと合わせて、今ご不自由さは私も痛感するところでありますので、例えば庁舎内、3台スペース、希薄なっているのはしっかりペイントするというようなことと合わせて、例えばバス停のところにずっとたたき状に庁舎と並行して屋根がかかっていますね。あそこに縦列する駐車をするような形で駐車スペースを1台分設けて、そこで助手席側が濡れないようにとか、あるいは状況によっては運転席の方がすぐ屋根つきのところにおりられるようにとか、そういう手配といいますか、工夫は検討できるのでないかなというふうなところに現状至っておりますので、全部の屋根つきというところまでなかなか難しいところはありますので、当座ですね、庁舎でのいらした折の対応というようなことと合わせて、町民の皆さんにもその経緯とこのような対応になりますというようなことも含めて、やはり広く譲り合うとかね、そういったところにこうつなげる。よもや何もない人が車いすマークのところにとめることのないようにとかというようなことも含めて、啓発にもつながるような形で取り組んでまいりたいというふうに思ったところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 今の駐車場の屋根についてであります。
 今町長のお話ですと、縦列駐車をしていただいて助手席からの対応はできるのかなというお話でありました。外車というんでしょうか、一般的ですと左側の方に運転席がありますので、そういう場合は幾分いいのかなと思ったんですが、一般的に考えますと国産車ですと運転席が右にありますので、そして助手席の方ということは、私思いますとどなたかに乗せていただいている方がいれば助手席ということにお話になるのかなということで今思っております。そうしますと、傘を差していただくなり何かしていただくのには、その同乗者の方にしていただいているのかなということでは思います。問題なのがお一人で運転されて来られた場合、そういう方に対してどういうようにするかということが有効でないかなと思っております。
 そして、この役場、駐輪場というか、というような場所がございまして、そこは屋根がかかっております。非常にありがたいことに。そこに屋根がありまして、そしてその障がいを持っている方がとめる車のスペースが屋根がない。これは明らかに配慮に欠けているというのがいう部分じゃないかなと私は思います。
 ですので、やはりほかについているところは確かに少ないというのは私も見ておりますが、法規制云々じゃなくて、そのお困りの方が実際にいらっしゃるということを考えますと、やはりそれが最優先されるのが行政の考えというか、行政というよりは私たち一人一人の考え方かなと思いますので、その辺はどういうようにお考えなのか、再度お聞きいたします。
 あとAEDの方につきましては、私どもいろいろ計算しますと、小中学校、幼稚園につけてみますと1台当たり、月当たりの計算ですけれども、リースですと1台当たり大体月にして 5,200円ほどのリース料ということになっているようであります。これが多分町内会の会館全部合わせますと、大体四十四、五カ所あるのかなということで思っております。金額を計算してみますと結構な金額に確かになるんですが、これは先ほどもお話しましたように、1分1秒を争うものでございますので、各公民館に置いていただいて、学校に置いていただいて本当にありがたいんですが、やはり実際に多くの方がやはり各町内会の集会所でも使っているわけですから、やはりこういったことを考えますと実際に役に立つものでなければいけないとは思っております。そう考えますと、各町内会に対してやはり町内会の集会所に対してやはり設置するのは当然かなと私は思っております。そして、何ですか、そういった町内会への補助、そういったような形で十分対応もできるのかなということも思っております。
 その辺もう一度お聞きしたいんですが、最後にお聞きしたいのは、その屋根もですけれども、駐車場の屋根、また看板、そしてまたこのAEDの設置もでありますが、方向性として、いついつというのは確かに早い方にこしたことはないんですが、方向性としましてはこれを設置していくのか、それともやらないのか、その辺ですね、明確なる答弁をお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答え申し上げます。
 庁舎と並行して、あの屋根かかっている部分ありますよね、バス停になっているの。あそこに南向きにとめれば助手席が雨当たらないし、西向きにとめれば運転手側が雨当たらないでおりられる。こういうふうな考え方はいかがでしょうかというふうに先ほど申し上げたのでございます。それが交通混雑の危険とか、そういったところと折り合わせができるかどうかというのは検討しなければならないですけれども、どちらにしても現状であそこの3カ所の場所に屋根をつけるのは難しいというのが私どもの見解でございます。それに次善の策としてというようなことで考えて、こうしたらどうかというようなのを先ほど言ったとおり西向き、東向きというようなことで運転手席、そしてまた助手席というようなことで雨に濡れない中でおりて庁舎への入所が可能でないかなというように考えたところでございます。
 何にもまして、これもすべて法律でこう決め事でありましてね。もともとはハートビル、心の建物にやさしくということなんでしょうかね、ハートのビルですから。建物を建てるにはそういったもののハートビル法というのが平成6年に施行されて、そのハートビル法が平成14年に改正されて、実はこの庁舎は平成15年1月開庁ですから、あの前後にそういった発想もあって、出だしからこう屋根つきのというようなことも議論されたのか、されないのやら、そのようなところもあります。そして現状は平成10年のこの近隣では県図書館のあそこしかないですねというようなことからして、その義務規定でない上に、何というか、よかろうというふうなことでの対応になってしまったのではないかなというふうに推測するところでございます。ハートビル法、従前のハートビル法は駐車場には車いす使用者用の駐車スペースを1以上設けることというのが義務なんですね。ですから、 3.5メートル掛ける5メートルのあの今のあれを設けてくださいというのが最低義務というようなことで、屋根についてはその先のことでしたというようなことで現状も運営されているようです。
 バリア新法あるいは新バリアフリー法というようなことで、従前のハートビル法と合わさって交通バリアフリー法とハートビル法が合体をして、新バリアフリー法ということで平成18年の12月から施行してございます。高齢者の足というふうなことと合わせて、統合された法律の中でぜひ今安住議員のおっしゃる形のものにしていく、方向性としてはぜひそういうような方向性で検討するというふうなことです。
 AEDにつきましては先ほど申し述べたとおりで、44というとすぐこう町内会44とこうなりますけれども、必要度だとか活動の状況だとか、「預けらったって困るよ」というところもなくもないんですね。と私は思います。ですから、44に段階的にというようなことよりは、自主防災組織という立派な長い実績を持っている、そしてまたあることをきっかけに自主防災施策を立ち上げましょうというとちの木さんのような、もう近々見えていますので、そういったところとの地元の皆さんとの協議の中でやはり必要度の高いところから整備していくというのが手法でないかなというふうに思います。ですから、そういう意味では必要なところは即というようなことで対応してまいりたいというように思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) ご苦労さんでございます。
 私は黒川病院の経営問題と西沢住宅の広場のあり方の2点について質問をいたします。
 小泉内閣当時から始まった構造改革の中で、自治体が設立をし自治体が経営をする公立病院が大きく変わってまいりました。そのため、公立病院経営の経費の縮減により、病院の統合や診療科など、地域の医療サービスの低下、地域住民の健康上の不安など、医療のあり方が問われております。病院の公設公営を見通し、民間へ運営委託や譲渡、行政から切り離す独立行政法人化など、検討が進められております。
 総務省の07年、平成19年の公立病院改革がガイドラインになりまして、3年間での黒字化を求めていますが、赤字に苦しむ公立病院ではその8割が病床あるいは、病床の削減や無床化、そして医師や看護師の合理化など、医療サービスの大きな後退が相次いでおりまして、住民の不安が広がっております。
 朝日新聞の5月の調査によりますと、宮城県内の公立病院では約 300の病床ベッドが削減をされる予想でありまして、内訳を見ますと登米市が 174床、これは佐沼病院とか、あるいは米山病院とか、それから登米病院ですね。これが入っておりますけれども、 174床が削減をされると。また、大崎市は岩出山分院、鳴子分院など85床ベッド、これが削減をされる。また、塩竈、栗原などでも削減が予定をされておりまして、医療法上の医師不足が33の公立病院中12病院で約3分の1が医師不足の状況になっております。これら病床削減の医師不足は、国からの財政措置がなければどうしても運営ができないというお先真っ暗な状況でございます。
 そこで、具体的に民間運営の黒川病院について伺います。
 5年前に公立病院から民間の地域医療振興協会に運営が移り、いろいろ努力をされているようでありまして、広域くろかわにも載っておりますが、いろいろ私もある程度理解はしているところでありますけれども、何点かお伺いをしたいと思います。
 なお、黒川病院は町としての直接事業ではございません。黒川行政組合の間接的な事業でありますけれども、しかし負担金の問題もあり、公的性格を帯びていますので、その観点から質問をいたしたいと思います。
 まず第1点は、黒川病院の経営状況はどうなっているのか。民間委託の際は赤字だったと思いますが、現状を伺いたいと思います。
 第2点としては、通院、入院の利用状況はどうなのか。前と比較しましてふえているのか、減っているのかですね。その点も合わせて伺いたいと思います。
 第3点としましては、お医者さんあるいは看護のスタッフの充足はどうなっているのか。特に産婦人科の点については大丈夫なのか、この点も伺いをしたいと思います。
 それから、第4に、病床の削減であります。ベッドの削減問題でありますが、これはどういうふうに推移しているのか。減っているのかですね。あるいは現状維持なのか、あるいはふえてきているのか、この点を伺いたいと思います。
 第5に、医療体制は、いろいろありますけれども救急医療体制ですね。救急車の出動体制、この辺はどうなっているのか、伺いたいと思います。
 合わせて、富谷町としてこの行政組合に対する負担の金額と割合をお伺いしたいと思います。
 第7点としまして、現行の指定管理者制度の運営で問題点は特にないのかどうか。
 最後に、町として黒川病院の経営について改善等の問題点があるのであればその点について伺いたいと思います。
 次に、第2の質問に入ります。
 西沢町営住宅東側にあります広場、この問題であります。
  100坪にも満たない広場でありますけれども、何のためにつくったのか定かでありません。子供の遊び場でもありませんし、災害の際の避難場所でもありません。現在街灯1個ありまして、木製の小さなベンチが2個だけありますけれども、ほとんど人の出入りはしておりません。現場はきのうも訪ねてみましたけれども、夏草ぼうぼうでありまして、入るような環境ではありません。町内には77の公園、遊園地があり、それぞれ一定の設備が整えられております。一体この西沢の広場というのは何のためにあるのかですね。地域の住民の皆さんもちょっと疑問に思っているんですが、その利用目的についてお尋ねをいたします。
 そこで提案があります。西沢住宅には子供の数も非常に多く、この子供たちのために多少の遊具の設置を求めます。
 以前、西沢住宅内では遊び場がありまして、子供たちのブランコあるいはシーソーがありまして、楽しんでおりました。ところが、町営住宅が建設されるに伴い、この遊び場がなくなりまして、住宅完成の際には申しわけ程度に東の端の方に広場をつくりましたが、現在子供たちの遊ぶ遊具がありません。住宅の若いお母さん方はこの広場を子供たちのためにぜひ設備を考えてほしいというふうに強く要望をしておるようであります。奪われた子供たちの広場を取り戻すために、町として前向きの検討を求めますが、どうでありましょうか。
 また、広場は現在草がいっぱい茂っております。中に入る状況ではありませんが、この広場の管理はどうなっているのか。これは町で常時やることになるのかですね。あるいは町内会でやるということになっているのか、その責任の主体をお伺いして、私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 菅原議員に申し上げます。
 論旨の中で「富谷町(ちょう)」という論旨がありましたけれども、「まち」に訂正をお願いいたします。
 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答え申し上げますが、まず黒川病院ですね、について申し上げます。
 7項目ほどありますので、手際よくということでやって進めてまいります。
 全体的な経営状況につきましては、平成17年度からの指定管理ということで先ほど出ましたように地域医療振興協会という自治医科大学のいってみれば皆さんのくくりの中でね、法人をつくっておる皆さんにお受けいただいて、17、18、19、20と、そして21ということで5年度目に入ってございます。
 16年度とですね、収益の比較をしますと約2倍ぐらいですね。額の面から言えば12億台から20億円という、その17年が12億、20年度が20億というふうな状況です。しかしながら、設備等々こうあるものですから、いってみれば入ってくるものと出ていくものということで、歳入支出のバランスから言えばまだ1億、19年度ベースで1億 4,000万ほどの赤字というようなことです。しかしながら、直近の20年度ベースで 3,500万ほどの黒字というようなのも内々の数値として20年度締められそうだというようなことも聞いておるところであります。
 二つ目の入通院の状況はということで、これも16年度単独で黒川病院運営したときとの比較になりますが、約3割ぐらいの増加ということですね。これもまたほぼ予定したか、あるいは予定以上の入通院の利用状況になっておるということでございます。
 それと合わせて富谷町としましても脳ドックとか、あるいは個別検診とか、黒川病院での受診の機会となるようにですね、広報等でまた周知しているところでございます。
 医師、看護スタッフの充実はというふうなことでありますが、これも皆さんの指定管理、協会のご努力によって不足感のない状況であることも報告受けているところでございます。職員は総計で 179人、お医者さんは14人、正規職員、正規のお医者さんが12で臨時の方が1名で非常勤が1名でというようなことで、内訳はちょっと多少差がありますけれども14人です。助産師さんは8名正規職員として配置をされ、産科の対応もなされているということです。
 したがいまして、病床の削減については現状それは見直しの必要はないということですね。現状は一般病床が 110床、リハビリ病床が60ということで 170床の公立黒川病院でありますということになります。
 救急体制の状況でありますけれども、富谷、本署に2隊、大郷に1隊、富谷に1隊というようなことで、黒川の広域の消防の中では、救急の中で4隊編成になっていますということで、それぞれ機動力を発揮してやっておりますということですね。救急救命士の資格者は17名ということです。出動の状況でありますけれども、17年からデータ上は 1,000飛び何件というふうなことで、4年間ほぼ同じ数字なんですね。 1,000飛び何々というふうなことでの数値でございます。そういう意味では人口がこの間 4,000人ほど、7、8、9、10ですから 4,000人ふえている中で、結果としては救急の出動の件数は 1,000飛び何件というのは、4年、間違いのない、確認もしたんですけれどもこの数字で間違いのないようでございます。
 そういうふうなことで、富谷町の黒川病院に収容される、搬送される率も大体15%前後、全体の救急、 1,000何がしというふうなことの中で15%、15、6、7くらいのところで平均的に推移しているようでございます。
 町の費用負担は、これ歴史的な経過がありまして10.4ということです。黒川4町村を 100とした場合に富谷の負担割合は10.4%ですということで、総額のくくりの中から案分されるということですね。しかし、現状ですね、せっかくの機会でございますので、17、8、9とこう申し上げますと、富谷町の利用割合は全利用者の17年は 9.9%、18年度は11.0%、19年度は 6.2%ということで、負担が10.4という均等の中でやっている割に多少のこの上下といいますか、19年のデータは 6.2というふうなことで言えば、半分とはいいませんけれども6割程度の数字にこう見合うほどの利用率というふうなことになっています。
 参考までにほかの3町村の利用割合ですね。大和町が6割負担です。病院運営についての経費の6割。大郷町は15%、富谷町が10.4、大衡村は14.6ということで、昭和31年以降そういうふうな経過の中で黒川病院が運営され、17年から指定管理者制度で委託をしておりますということですね。
 したがいまして、指定管理者制度、大変な初代の管理者であります山田隆司管理者の努力だと私は認識しますけれども、大変いい病院運営でなかったのかなというふうに思います。残念なことに3月をもって東京の台東区立台東病院の指定管理者ということで東京の方に異動されました。週1程度患者さんの診察にというようなことでまだお見えにはなっているようですけれども、そんな状況でございます。現状は管理者は院長先生であります力丸 暘院長先生がそのまま院長職兼務で指定管理者を兼ねているというところでございます。
 改善、問題点等についてはというようなことで、とりたててはないと認識しておりますけれども、ぜひこれを機に黒川行政事務組合、病院のかかわりも含めて議会制度になっておりますので、富谷町から選出される4人の皆さんから十分なる安心だといってね、こまねいているといつ何時どうだとか、富谷町の利用者を上げるとか、費用負担に見合うほどの利用者とか、公的な病院ゆえに町の保健師の研修だとか、あるいは先生方はそれこそ無料で講師役をお引き受けいただくとか、いろんなこう相互の関係が構築できる病院だと思いますのでね、なお一層の議員の皆さん、黒行の4人の議会の皆さん、議員の皆さんともども、私ら理事者というふうなことでなお一層心して取り組んでまいりたいというふうに思います。
 西沢地区のことでございます。
 西沢住宅、現場も確かめてきまして、今菅原議員の発言からすると「なんだべ、ひどいこだ」とこうなるんだろうと思いますけれども、本当にそんなにひどい状況ではないと思いますけれども、多分写真も撮ってね、現場も下調べしてございます。言葉で言うのと現場さ行ってというようなことになりますが、ここも歴史的な経緯がありましてね。以前は建てかえ前はいい場所、遊具つきの児童遊園みたいなところがあったよと。しかし、今よりも面積はちいちゃいんですね。現状の面積はというと 468平米です。 120坪程度ですかね、あるんです。しかしながら、ちょっと道路よりも右下といいますかね、ややこうがけ下のような感じのところに広場をとらざるを得なかったという経緯があるようです。
 現状その仕組みは西沢住宅の開発面積は約 1.2ヘクタールです。1万 2,000平米。それで、公園面積の規定に合わせて公園緑地広場という、あそこの位置づけは広場というようなことです。その他緑地なんかも含めて 1,800平米ほど数字上はカウントされています。したがいまして、開発面積と占める公園面積の割合は約15%程度だというので、たっぷりあることにはなっているんですね。しかし、何せ設けた場所が場所だけに、今のような議員のご質問につながるのだなというふうに思います。
 広場の定義は、「主として歩行者等の休息、鑑賞、交流等の用に供する目的とする公共空間」という定義でございます。というふうなことで、あの場所は当初の住宅建築の折の目的は公共の用に供する多目的敷地及び緊急時における臨時的避難場所という位置づけの中であのようになりましたという都市整備課なりの主張はあるんでございますが、現状皆様この、そしてまた今おっしゃるように未就学児、あそこにお住まいの方は 113人です。西沢住宅38戸でしたっけ。(「そうです」の声あり)
 38戸に 113人のお住まいの中で、6歳未満児が14人、小学生が14人、中学生6人ということで34名の方が未就学、小学生合わせて30名弱というふうなことで、議員がおっしゃるような数の乳幼児もいるんですね。そういう皆さんの、前にそこで遊んでいい遊び場だったのにというふうな思いからすれば、「今はなんだの」とこうなるのもよく現場見ればわかることでございます。
 それに折り合わせてぜひ、しかし、いじわるして云々ではなくて、あそこに遊具を設置した場合と。仮に現場に行ってみんなでこう意見交換した場合に、果たしてその安全が確保されるのか。危険度はどうなのかしらとそういったことも含めて結論が出ないことでありました。しかしながら、地元町内会ですね。町下町内会、そしてまた 113人の西沢住宅の恐らく班があるんでしょうから、そういった皆さんとの協議の中で、どういうような使い方とか、どういうふうなことなら安全が確保されるとか、そういったことも含めて協議をした中で進めてまいりたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 黒川病院問題はですね、先ほど町長がお話されましたように力丸院長が朝日の新聞に紹介されておりまして、非常に精力的にやっているということで一定の評価はされているようでありますが、今後もそういったような形でぜひ郡民のために医療関係で頑張っていただきたいというふうに思っているんですが、ただ、広域くろかわですか、あれ見ましたらね、何かその外科の方と産婦人科の方と、午前は診療あるんだけれども午後からは診療がなくなりますというのが書いてあったんですね。一体これはかなり不便な問題が出てくるんじゃないかというように思ったんですけれども、なぜそういうことになったのかですね。ちょっときょう持ってこなかったのでここで紹介できませんけれども、広域くろかわの広報には載っておりましたので、その点についてどういう要因があるのかですね、お伺いをしたいというふうに思います。
 それから、西沢広場の件でございますけれども、今町長から目的についていろいろありましたが、休息、あるいは交流の場、場合によっては避難場所というようなことで、いろいろ多角的な利用は説明ございました。しかし、現状は全く名ばかりの広場でありまして、中身は全然伴っていないんですね。やはり子供たちの遊び場にもぜひしたいというふうに皆さん考えておられるので、例えばブランコなんかはこれ非常に危険なので、こういうのはやはりうまくないと思うので、狭いところですしね。例えばシーソーのようなやつはね、これ危険性がありませんし、そのほか危険性のないいろいろの道具があるというふうに思いますので、そういうものを検討しながら余り金のかかる問題でもないというふうに思いましたので、なるだけ早めに実現をお願いしたいということで、改めて町長の見解をお伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) あれですね、経緯があってというようなことで、現状の位置づけはもう一回申し上げますけれども公共の用に供する多目的な敷地及び緊急時における臨時的避難場所ということで位置づけをして、必要な草刈り等して管理をしてきましたという経過、経緯がありますというようなこと、一つですね。
 合わせて、今おっしゃるようなことも伝わる部分がありますので、実際それ申し上げたとおり地元の皆さんとの要望内容等含めて安全なる、十分なる安全確保というようなことを視点に置きながら進めてまいりたいというふうに思います。
 黒川病院の診療科目、診療時間の変更等については、健康増進課長からさせることといたします。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、黒川病院の外科及び整形外科に関しましてですけれども、午後については入院患者等の診療等もございますので、そこら辺の対応等もあると思います。今後のいろんな懇談会の中で午後の診療についてもということで話し合いをさせていただきたいとは思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時56分 休憩


午後 1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。
 6番山路清一君。
6番(山路清一君) 食事の後で一番眠い時間帯ですので、眠くならないように努力して質問したいと思います。
 私は今回住民の身近な課題としまして、町の敬老会とごみ及び犬のふん条例の2点について伺います。
 昨年度より町主催の敬老会が町内44町内会単位で主催する敬老を祝う事業に変わり、各町内会の会館を利用したり、また、町内会によっては別な会場、例えばですね、鷹乃杜町内会などは参加者も約60人と多く、ウエルサンピアみやぎ泉で行うなど、また、各地で行われた敬老を祝う会の名称もまちまちで、「敬老のつどい」「豊齢を喜ぶ会」などと名前をつけ、それぞれ特徴のある敬老会を行った町内会がある中で、75歳以上の対象者の少ない町内会は参加者不足など今までになかった問題が起きており、今後の敬老を祝う事業に支障が生じないとも言えない状況にある町内会もあります。
 町が主催の敬老会においては、町が参加案内から送迎、交通整理、会場案内、そして料理や祝い品まですべて行い、各町内会は参加するだけに町は準備して、今になってみると、町当局の担当者や当日出勤し交通整理や会場案内など町職員の努力、苦労は大変だったことと今さらながら思います。
 町内会においても参加案内や事業自体の準備に関しては大きな問題はないと聞いておりますが、一番の問題は75歳以上の対象者の少ない町内会です。対象者が少ない上にさらに参加する方も少なく、大変苦労している町内会もあります。例えば、日吉台3町内会のうち、日吉台三丁目町内会、これには昨年度町長にも参加していただきました。この中で参加した方が10人前後と少なく、また、杜乃橋町内会においてはさらに少ない状況です。日吉台三丁目町内会と杜乃橋町内会においては、近接する大和町4町内会と毎年夏祭りとどんと祭を共同で行っていますし、また、富谷町4町内会、日吉台と杜乃橋では宝樹会という敬老会で共同で活動しております。
 町で行う敬老会より各町内会で開催する方が参加しやすくなることと思いますが、次のことを質問いたします。
 一つ、各行政区の開催により、参加率は増加したか。
 二つ、町職員の人的な負担と経費は軽減できたか。
 三つ、過去5年間の事業費と今年度の予算。
 四つ、各町内会の反響は。
 五つ、町内会によって合同開催できるか。また、条件はあるのか。
 六つ、公民館を利用できるのか。
 次に、ごみ及び犬のふん条例を徹底せよについて質問します。
 平成15年4月1日から「富谷町環境美化の促進に関する条例」において、ごみのポイ捨て及び犬のふん放置を条例で禁止、罰則が適用されるとのチラシが全家庭に配付されていますが、6年を経過した今でも不法投棄、空き缶、たばこの吸いがら、弁当の空き箱、そして飼い犬の増加に伴ってと思われる犬のふんの増加など、一向に減らないごみが多く目につきます。
 平成19年6月定例会において、私の一般質問に町長は「罰則のあることも含めて、ホームページ、また広報とみや7月号に掲載し、罰則が適用される環境美化条例の周知徹底を図ります」と答弁しております。しかし、ごみのポイ捨てや犬のふんは減らず、また、罰則のあることを知っている町民のも少なく、まして他市町村の方は知らない方がほとんどではないかと思われます。
 富谷町においては毎年2回全町挙げてのクリーン作戦を行っており、また各町内会においても毎月町内一斉清掃をしております。何でごみのポイ捨てや犬のふんがなくならないのか、大いにはらが立ちます。町も不法投棄の多い場所や犬のふんの放置募集のため看板を立て防止に努めておりますが、看板の文句がやさし過ぎます。ごみのポイ捨て禁止の看板にはこのように書いています。「心のきれいな人はごみを捨てられませんね。良心に期待しています 富谷町」、また犬のふん防止看板には、「ご主人様、犬のふんで皆が迷惑しています富谷町」、本当に品がある看板というか、やさしい看板でございます。もっと罰則があることを表に出し、富谷町には罰則条例があるのだということを周知徹底させ、きれいな美しい富谷町にしたく思い、次のことを質問いたします。
 一つ、富谷町の環境美化「美しい富谷町」に対する基本的な取り組みを伺います。
 二つ、富谷町の環境美化の促進に関する条例の今後の運営を行います。
 以上、質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまのご質問にお答えを申し上げたいというふうに思います。
 敬老会でありますけれども、おおむね20年から従前のスタイルを変えて地元の皆さんにというようなことでさまざまな工夫の中で実施されてきたところでございます。
  それらの中で参加率はということでありますが、率的には対象者数75歳以上ということの対象者数からと参加者数の比をこう求めてみますと54%という、 2,014人に対して 1,085人という状況でございます。
 1カ所でというふうなときの18年度 721人、19年度 746人というそういった数値から20年度の今のような数値となってございます。
 人的負担経費軽減はということでありますけれども、従前の町費用で町でやっていた敬老会の費用をというようなことがこのような町内会への助成というふうな形に切りかえたわけでありますけれども、20年度、21年度対象者数が増加したというようなこともあってですね。20年度につきましては 531万円ということでございました。
19年度町事業として行った際の会場準備、当日の従事あるいは後片づけ等々含めまして総勢 108名の職員で対応させていただいたということでありました。20年度はというふうなことで敬老祝い金の配付だとか、敬老行事に出向いてというふうなことで、同じように職員数を算出いたしますと34人、3日間を要する。主たるものは敬老祝い金の配付ということとなります。おおむね好評いただいておりますので、事業効果は従前に比べて数段上がったのではないかというふうな認識でございます。
 過去5年間の事業費と今年度予算はということとなりますが、20年度は先ほど申し上げましたように 530万円でございまして、21年度は対象者数が増加というふうなことと合わせて 587万 6,000円の事業費を予定してございます。
 町内会の反響と合同開催、そしてまた公民館の利用については担当課長から答弁させることといたします。
 大きな2番目の方ですね。
 ごみ及び犬のふん条例をということでありますが、環境美化にかかわるご質問であります。富谷町の美しい富谷町をとかね、ごみのない町、きれいな町だねと、こういったものの評価は耳にするところではありますけれども、十分ではない。クリーン作戦で皆の力を得て
8,000人を超える方が一斉に春・秋と出ていただいての清掃活動、さらにまた今ありましたように各町内会単位で毎月の町内会一斉の清掃等の取り組み等も十分見聞きしておりまして、本当に頭の下がる思いでございます。
 5年間のですね、ごみ、春と秋の比較で言えば、秋の方がやや少なめということですね。秋から冬にかけて期間の長さというようなこともあるんでしょうか。春を10とすれば秋が6というような感じでしょうかね。そのような比率でございます。17年度から春に関して言えば、17、18、19、5年間ですね。37.9、38.1、30.5、38.0、そして平成21年は30.6というふうにして、30トン前後、30トンを切らんとする、そういった水準にあると。この量をどう見るかというようなことになりますけれども、どちらにしてもごみゼロ、排出ゼロというふうな目標値、目標を持ちつつも、現実の対応もまたせざるを得ない。こういうふうな板挟みの中で皆様にお力添え、ご協力をいただいているところでございます。
 罰則等の適用ということで、先ほどのご紹介もありましたが、何種類かの看板設置してございます。不法投棄防止啓発用の看板は年間年度単位で予算化しておりまして、現実平成17年から20年まで合わせて63基、3枚といいますかね、設置してございます。そこには「ごみ捨て禁止」とか、あるいは「ごみを捨てると法律により処罰されます」とかという文言もあるものやら、先ほどご紹介いただいたものやらというようなことで混在しているようであります。
 ふんの放置防止啓発は同じように17年から20年までで合わせて68基ということで、それぞれふんの後始末は飼い主の義務です等々ですね。これは北部町内会、富谷の富ケ丘の北部町内会で町内会独自で看板を工夫されてね、イラスト入りで立てているものもございます。「犬のふんおことわり」とか、「ふんはうちに持ち帰りましょう」「犬の放し飼いはやめましょう」というふうな文言の富谷町の看板もございます。等々ですね、ありますので、不法投棄情報等、仙台市のごみ有料化に合わせて、その後の状況も合わせて担当課からその部分については答弁させることといたします。
 罰則が適用されるというようなことで罰則強化、罰則があることへの周知をもう少しできないかというふうな趣旨と受けとめますけれども、全くそれは私も同感であります。この質問を機に内部で話し合いをした折に、そもそもワンちゃんを、犬を飼っている飼い主さんにもう少しピンポイントでですね、犬の飼い方とか、そのマナーとか、散歩した折のふんです、
尿ですも含めてですね、そういった方々へのこの4万 6,000等にこう「ばくっとこうやるのではなくて、そういうふうなことはできないものかしらね」とかという話題になりまして、「なるほどな」というふうに思いました。そのことを確認をいたしましたところ、現状の犬には登録制度がありましてね、人の住民票、戸籍と同様とはいいませんけれども、人の動きに合わせて犬の異動登録もなされているというふうなことです。現状ですね、富谷町の17年から5年間の推移、頭数を申し上げます。 3,092、 3,159、 3,264、 3,388、平成21年末、20年度末ですね。21年3月末では 3,527というのが直近のワンちゃんの数字でございます。こういった皆さんにぜひピンポイントで今まで以上の取り組みをすることが、今までの取り組みとまた違った成果、結果にもこうつながっていくのでないかなというふうに思います。
 その一つの手だてとしましてね、4月に実施しました、けさほど冒頭申し上げました狂犬病の予防注射、個別に案内します、 2,000頭弱注射しました、残り分は秋にやりますというふうなことで動いていきますけれども、この皆さん方にはふん放置に関する罰則について、今回の環境美化の促進に関する条例に規定する罰則規定等記載をしまして、なお町民の目も含めて環境美化にご協力を、趣旨の徹底をというふうな趣旨の文言を予防注射の文書の中に折り込んだところでございます。そのようなことも含めまして、ぜひ今後 3,527人なのか、20、それに近い数字なのか、2頭飼っている方もいらっしゃるというようなことも含めて、複数頭いらっしゃるので、 3,500人あるいは 3,500世帯でしょうか。そういった皆様方にピンポイントでこういった機会をとらえて啓発するのにつなげてまいりたい、そんなふうに思うところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、町内会からの反響はどうだったのかということでございますが、各町内会の事業後に簡単なアンケートをお願いいたしまして、その結果によりますと十分満足いただいたというふうに回答いただいたのが60%でございました。それから、まずまず満足をしていただいたというのが30%というところで、おおむね90%の町内会のところで満足をいただいたというところでこちらでは思っております。
 地域からの声なんかをご紹介いたしますと、時間が3時間もとれてとても内容が充実してよかったとか、あるいは助成金のおかげでいろんなことにも予算がつけられた、あるいは演芸会など地域の有志とか子供たちも呼んでこう交流ができてよかったとかというような声が上げられてあるところでございます。

議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) それでは、まず看板の件でちょっと補足なんですが、先ほど議員の方からあったやさしい文言の看板にかわりまして、平成19年10月から見直しを行って「ごみ捨て禁止」という文句で、またそれに「ごみを捨てると法律により処罰されます」、富谷町と大和警察署の連名での看板を19年の10月以降から今は設置をしているところでございます。
 不法投棄の情報等についてなんですが、20年度については町民生活課の方に町民の方からの通報では13件程度ございました。あと施設管理上の面では大亀山森林公園とか、総合運動公園、そういったところでの不法投棄については23件ぐらいございました。あと交番の方からは乗り捨て等の自転車ですね、こちらの方が69台ほどご連絡いただきまして回収しているところでございます。場所的には皆さんもご承知のとおり道路つきののり面とか、河川敷、そういったところが主なものでございます。
 不法投棄の中身的には、先ほどの自転車、ほかにタイヤが合わせて33本、あとテレビが6台、そういったところが大きな主なところでございます。あと家財、引っ越しの際にでも捨てていくんだと思うんですが、布団とかたんすとかですね、家財的なものが若干見受けられてございました。
 それから、仙台市のごみの有料化に関連したものなんですが、昨年10月からことしの3月までの情報をまとめたところ、62件の情報提供を町民の方、あと収集業者の富谷環境等の方からいただいたところです。そのうちの大体42件が仙台市のごみ袋に関係していたものです。実際にはそのアパート周辺とかの集積所なものですから、転入されたときに前に使っていたごみ袋にそのまま富谷に引っ越しされてからのごみを入れて集積所に置いたというようなごみがほとんどのように見受けられました。本当に越境排出と思われるような悪質的な投棄は特には見当たらなかったのが現状でございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 町内会間の合同開催、並びに公民館利用についての答弁漏れがありましたので、改めて長寿福祉課長に答弁を求めます。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 町内会等によって合同開催できるか、また条件はあるかというご質問でございました。大変失礼いたしました。
 町内会同士の合同開催は可能でございます。平成20年度の状況ですが、成田3町内会と、それから明石台の第一と明石台第六町内会で合同開催をいたしておるところでございます。あと条件でございますが、条件はございませんので、なるべく長寿を祝福し、地域の温もりと安心をお伝えするというこの事業のねらいに沿って創意工夫をして敬老を祝う事業にお取り組みいただきたいと存じます。
 公民館は利用できるのかというご質問でございましたが、これはあったかほっとな地域づくり事業は最も身近な地域で行うことが最善と考えておりますので、できれば町内会館での実施と思います。しかしながら、物理的に人数が多かったり、いろいろな条件があろうかと思いますので、公民館と日程調整をされまして大いに活用いただければ幸いと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 6番山路清一君。

6番(山路清一君) 二、三、再質問させていただきます。
 敬老会についてまずなんですけれども、敬老会の運用資金なんですけれども、これお1人当たりの対象というのはお1人当たりの試算はどのように算出しているか、お聞きいたします。
 それから、各町内からですね、敬老会場の運行上の支援、例えば垂れ幕の作製とかですね、余興等の応援とか、それからまとめて買うと安くなると思われる祝いの品とかですね、祝辞の紹介とかあった場合には、町の方でどのように対応できるか、お伺いいたします。
 次に、ごみの問題なんですけれども、午前中に町長からいただいた説明趣旨の中にというかあったんですけれども、全国不法投棄監視ウイークに合わせて地域パトロールの実施とございますけれども、これはどのようなものかちょっとお聞きしたいと思いまして質問させていただきます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 1人当たりの負担金、負担金というか交付額の算出ですが、バスから、それからお弁当とか、敬老会にかかった費用を対象者で割った額を 2,000円というふうに算出いたして決めておりました。
 それからあと、例えば実施するときの余興のアドバイスであるとか、あるいは何かの応援であるとかということは、こちらで幾らでも考えたいと思います。なお、ことしも去年は最初だったというところでいろいろなことがありましたので、ことしはお電話をかけながら「何かお手伝いすることはございませんか」というようなことでご相談に乗っている状況でもございます。

議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 全国ごみ不法投棄監視ウイーク巡回パトロールの件でございますが、毎年5月30日から6月5日までがこの重点期間ということで設定されています。その折に富谷町としましてことしは6月3日と5日の日に予定を計画しまして、実施をいたし ました。
 どういった内容かということは、町内全域のうち過去に不法投棄等があった場所、不法投棄看板等を設置している箇所が主なんですが、あと民家や交通、車両の交通量が少ないような箇所ですね。あと一目につきにくいそういった箇所を重点に21カ所ほど町の方で設定しております。その20カ所をパトロールをして、状況がどうであったかというようなところを見て回ってきました。
 今回、ついては春のクリーン作戦も実施して間もない時期、さらにその後に不法投棄が数件あったんですが、すぐに回収しておりましたので、今回のパトロールについては先ほど例
示したような粗大ごみ的なものは発見されませんで、多少のポイ捨てごみが多少目について程度でございました。その場所についてはいつもクリーン作戦で大量にごみが集まります明石から関兵さんですね。関兵牧場から東向陽台の公民館の方に向かうあの路線、そのところがやはり相変わらずポイ捨てが多いというような状況でありますので、即時回収に努めているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、18番相澤武雄君。
18番(相澤武雄君) 町長は日ごろの町政運営に当たり、幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷を念頭に施策の推進を図り鋭意努力していることがうかがえます。
 しかしながら、あったかさが地域によってはまだ実感できていない部分もありますので、私は当議会において未整備道路の今後の計画と対応についてを議題に質問をいたします。
 過般、平成21年3月議会において町長より提案されました富谷町計画審議においても議会として承認をさせていただいたところでもありますが、その計画の中で平成30年度の予定人口を5万 5,000人と想定し、近い将来における富谷市を目指し富谷町の発展に鋭意努力し、町民の皆さんが幸せを実感できる笑顔輝くあったかい富谷を目指すものであります。その計画策定に当たり、町当局としても地区別懇談会や住民アンケート等による調査を行い、住民目線での総合計画参画を目指したものと考えるところでございます。
 教育、文化、福祉、産業、生活基盤、環境において、住民協働関連についても富谷町5万 5,000人構想においてはいずれも重要な施策であり、それぞれの分野において総合計画を基礎に進めていくことになるわけでありますが、もちろん多くの課題が山積する中でも特に住民生活に密着した生活道路の改良・改善も必要不可欠であります。それらの問題は議会、委員会で付託されたことなどについてはいろいろ議論され、執行部の理解も得て着実に進めてきたところであります。その中で待道線、大童今泉線、西沢線、沼田線などについては完了または改良中であり、穀田線の歩道整備についても着手されたところでありますが、石積線や深苗代線、大山線などはいまだ未定であります。特に深苗代線については、過般産業建設常任委員会に付託され、調査の結果早急に進めるべきだとされている町道であります。
 今日までの町当局の見解については、議会、さらには執行部の皆様もご承知のとおり、仙台三本木線の拡幅改良工事に伴い整備するとのことでありましたが、仙台三本木線の整備が県においても見通しが立たない今日、いつまでもこのままの深苗代線の現状でよいという考えでしょうか。近い将来必ずや発生報道があります宮城県沖地震や深苗代線に位置する町有林にかかわる山林火災等の対策においても早急に改良を行う路線と考えますが、町長の良識ある見解をお伺いしたいと思います。
 また、町道鶴巻線、今泉大亀線と結節している仙台三本木線の今泉交差点については、県道が交差点から東側の整備が行われておらず、その場所から道幅が狭くなっており、どちらが優先道路なのか、地元以外の交通者には判断がつかないため、頻繁に事故が発生しております。
 また、交差点近くには小学生や住民が町民バスを利用するための待合室もあり、大変危険な交差点であります。とりあえず事故防止のためにも今泉町内会館までの県道の拡幅工事を強く望むところでありますが、これからの町の対応と県に対しての進め方について、町長の考えを以上2項目につきお伺いをいたすところでございます。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げたいと思います。
 未整備道路の今後の計画と対応についてということ、とりわけ町道深苗代線の今後の計画という趣旨でございました。大変平成7年の6月議会での請願というふうなことも十分承知しているところでございます。ちょっと現状をおさらいといいますか、確認をさせて、私の方も改めて担当課ともども現場に出向いてきたところでございます。
 ご指摘いただいた深苗代線、幅員が3メートルですね。延長 710.9メートルというところでございます。さらに手前の5軒続きのこう、うちがありますけれども、そこまでを区切るとすれば 376メートルという、こういうふうな距離下にあるところでございます。今ご指摘いただきましたように町有林、30ヘクタール程度でしたかね。町有林がその先に町道を越えてその先は沢沿いの農道になっていますので、そこに貴重な町有林の町の財産があるというふうなこともご指摘いただいたとおりでございます。町道沿いに6世帯の皆様が生活されているというふうなことでありまして、火災時の消防車の出入り、あるいは急患時の救急車の対応等も平成この20年来ですね、課題となって懸案となってきた場所であることは私も重々承知しているところでございます。その拡幅改良の必要性も十分認識しておる、こういうふうな現状でございます。
 ちょっと過去を振り返りますと、現状の道路が町道と県道のつけかえが行われたということで交換がなされたということですね。そのさらにまた格が上がりましたと。泉バイパス、泉から学院大前を通って西成田、白鳥を通って信号機から右折して真っすぐ直進して吉岡線につながるあの道路、主要地方道仙台三本木線というふうにまさに昇格したというのが平成6年の3月でございます。平成5年度ということになりますね。その他のところは一般県道ですので、一般県道と主要県道はまさに言葉で言えば格が違うということになります。そういう大事な道路が平成5年、6年度以降現状まで現状のまま来たということがすべてこの深苗代線にも関連、かかわりがあるということで、町としてもそういう対応をさせていただいてきたという経緯がございます。
 したがいまして、ぜひ後段の方からお話ありますけれども、交差点から町内会館まではというふうな思いも重々わかりますけれども、早急にこの主要地方道であります仙台三本木線のいわゆる規格に見合った主要地方道の名にふさわしい、そういうふうな道路の拡幅を県にそれこそ今まで以上の要望をしていかなければならない。そんなふうな思いで私がこの職に当たって決意をしているところでございます。
 大変残念なことに、平成12年からの10年の計画の中には主要地方道この仙台三本木線の整備計画が除外されたというふうな経緯を知って、大変私は驚きました。就任以後、何とかその主要地方道仙台三本木線の整備をする計画の中に上げないことにはどうにもならないというふうなことで、平成20年の5月に策定された10カ年の整備計画の中には上げていただいたというか、上げるところまでたどり着いたというふうなことでございます。しかし、その中の10年の中の5年刻みの後半の方にですね、整備を着手し、その完成年度はその10年の間に入るか、その先になるかはわかりませんというふうなのがスタートして間もない現状でございます。
 さて、ところで主要地方道ですね。定義を皆さんの前でちょっとお話を申し上げてさせていただきますけれども、主要地方道とは、道路法第56条の規定により、国交大臣が指定する主要な都道府県道または市道である。「高速自動車国道や一般国道と一体となって広域交通を担う幹線道路」と位置づけられており、整備や維持管理に要する費用の一部を国が補助することができる。路線は建設省告示で指定されているというふうなことで、国交省発足後の新規指定はございません。平成5年の5月11日、第6次指定をもって現状に至っているというふうなことで、かろうじてですね、仙台三本木線はこの主要地方道に位置づけされたというふうな経緯があるということです。しかしながら、先ほども言いましたように10年のブランクがあって、ようやくこの10年の計画の中に取り上げられたというふうな経緯でございます。
 したがいまして、ぜひこの主要地方道の整備と合わせてですね、地域のみならず、富谷町のみならず、仙北はそれこそ米山です、気仙沼ですというふうなラインからあそこを通って泉・仙台に通勤といいますか、働く皆さんの重要な通行路になっていますので、そういったふうなことで早急にこの10年の計画の中に位置づけられているものを何とか早めて、さらに悪くしてもこの10年内に完成するにはどうしたらいいのかということをぜひ皆さんともども力を入れていかなければならない。そんなふうに思うところであります。
 ぜひそういうふうな経緯でありますので、皆さんの道路、何せ道路の考え方はB/Cという考え方があって、いわゆる便益と費用、費用分の便益が1以上でないと道路の計画は後手後手になりますよと、そういう考え方があるんですね。しかしながら、その安心や安全だとか、あるいはまさにそのことを具体化する消防車が入れない道路、あるいは救急車が進入したときに向こうから来た車があって、何せあぜで交差する、あるいは民家までバックして交差をするような窮屈な状況は従前から変わっていないというふうなことでございます。
 ぜひ主要地方道仙台三本木線の早期着工、繰り上げ着工、そしてまた悪くてもこの計画の年度内にですね、計画期間の中で完成のあかつきになるような取り組みにつなげてまいりたいというふうに思います。皆様のお力添えもぜひお願いを申し上げたいというふうに思います。
 それに合わせて深苗代線につきましても、県道拡幅ルートのすりつけ部分、後々に誤差・そごがないように十分なる打ち合わせ、検討もしながら、早期の着工に向けて努力してまいりたいというふうに思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 18番相澤武雄君。

18番(相澤武雄君) まあ、質問でありますから2項目ということでありまして、どちらかというと町長は一生懸命この主要地方県道の方の説明が詳しく聞かされたわけでありますが、町道深苗代線、それらに合わせてということになったようでありますが、やはり何年後とか、さらには近くて来年とか、そういう明示はまだ出す段階ではないということなんでありますか、お伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 後半の方でお話ししたつもりでございますけれども、三本木線ありき云々ではなくて、そちらとの相関関係の中で進めるような検討をしてまいりたいというふうに思います。今現在町道今泉大童線取り組んでおりますが、そういったところの関係もありますし、沼田線等の関係もありますし、さまざまの様子を見ながら今まで以上の前向きな取り組みをというようなことで早急に対処することといたします。
 どちらにしても救急車、消防車、そしてこの先に富谷町の町有林があるというようなことは大前提として以前から言われているとおりでありますので、皆様方のそれこそ町民の皆さんの最大のこのご理解を得ながら計画、形になるように進めてまいりたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 18番相澤武雄君。

18番(相澤武雄君) 何かそのような答弁になりますと、あるやなしやの答弁にも聞こえるわけでありますが、どうしてもやはり何年後ですよとかという明示はできないものでありますか。お伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) どの件でもそうなんですけれども、最優先で取り組むことといたします。どちらにしても今の県道との関係性の中にある重要な町道でございますので、こちらの動き、要望活動等と合わせながらですね、本当に長年20年以上の積年の町道の整備でございますので、優先度の高い整備順序というふうなことで取り組んでまいりたいというように思います。

議長(渡邊俊一君) 次、7番相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 私は、史跡・名木の保存とPRについてお伺いいたします。
 村から町へと変わって45周年を過ぎ、歴史は移ってややもすれば先人のとうとい足跡が消されようとするとき、先人の跡をたずね、その現行や業績を世にあらわし、これを後世に伝えることは、歴史的生命の一環として祖先と子孫に対する一大責任とも考えられます。
 富谷が生まれ、時代の変遷にいかに対応して克服してきたか、よいもの、よいところ、なつかしいもの、みんな身辺より近隣に、郷土に光明として役立つことを期待するものです。
 新しい町の建設は一朝一夕にして成るものではなく、町自身のたゆまざる努力と行政能力をいかんなく発揮することのみ成果を見ることができるものです。この富谷を訪ね、先人の歩んできた跡をしのびながら郷土の歴史を振り返り、由来伝記を正しく記録して後世に伝えることは、私たちの使命であり、そのことが新しく町民となられる人たちに富谷町を知っていただく最良の方策の一つでもあります。それは町民への教訓となり、富谷町発展の大いなる原動力となることを確信するものであります。
 本町には大きな有名な神社、仏閣はありませんが、自然公園や歴史的文化財が数多く点在しています。子供のころそこを遊び場として夕方遅くまでかくれんぼや缶けりなどをして遊んだ記憶が心の片隅にあります。そこは心のよりどころ、ふるさとと言っても過言ではないでしょう。
 神社、仏閣には大きな樹木が生息しておりました。昭和40年発行の富谷町誌に記載されている樹木一覧には、町の文化財として富谷中央公民館のクロマツ、通称「代官松」、推定樹齢約 200年、大亀の鹿島天足別神社のアカガシ推定樹齢約 500から 600年、鷹乃杜二丁目の亀杉推定樹齢 350年、以上の3本が町の天然記念物として指定されています。
 そのほかに木の項目として富谷小学校裏、北雲台の杉推定樹齢 350年以上、志戸田行神社の一本杉推定樹齢 700年以上、西成田白鳥の姥杉、これは推定樹齢は掲載されていませんが、さきの落雷によりまして樹高の半分以上のところで折れています。また、明石神社の五葉の松は推定樹齢 200年と記載されていますが、松は存在していません。また、これと同様に一ノ関の長楽寺のシダレザクラ推定樹齢 300年以上も存在していません。寺の項目に記載されている二ノ関高泉寺のサルスベリは推定樹齢 300年以上と記されていますが、幹の半分以上が割れて今にも枯れそうになっていました。
 議会広報紙の表紙がカラー化されたとき、何をテーマとするかを委員会で協議し、富谷町を代表する樹木を取り上げていこうということになり、中央公民館の代官松を最初に、明石台のケヤキ並木、鷹乃杜のカメ杉、大亀鹿島天足別神社のカシノキ、志戸田行神社の一本杉を取り上げてきました。次の号で今泉八幡神社の糸ヒバを取り上げる予定になっているようです。そのことによって町内の写真愛好家の方より写真を公募し、地域の神社、仏閣や名木・古木が知られることになり、大変好評を得ています。折しもそのシリーズを進めていく中で、時を同じくして広報とみやでも「富谷探訪」という企画で地域の名所旧跡、名木・古木、由来等を紹介しています。
 このようにして広報とみやと議会広報で掲載、紹介されたことによって、多くの町民はぜひ行ってみたいという思う方もいるでしょう。これからも継続して掲載されますことを期待します。
 しかし、それらの何カ所かは由来、由緒が記された立派な看板が立っておりますが、立て看板もなく何の説明もないところの方が多いです。特に樹木に関しては天然記念物に指定された3か所にあるだけで、それ以外には全くありません。立て看板については何か基準規則条例があるのか、お伺いしたいと思います。
 人口5万人都市を目指したまちづくりは、今後景気が回復し企業が立地することで多くの人が富谷町をふるさとにと富谷町を選んでくれることでしょう。富谷町のよいところはいっぱいあると思います。先人の多くは郷土の名木、名水、名跡はこれを愛して土地の誇りとしています。そしてこれらの自然は長い間に神秘化、伝統化し、中には神格化されているものさえあります。
 町はこれらの保存と広報をしっかり責任を果たし、多くの町民にお知らせすることが大事であり、そのことにより歴史的遺産を散策するファミリーを見かけることが多くなることでしょう。それが次の世代へと引き継がれ、ふるさと富谷の名が生きてくると思います。
 幸せが実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷の政策を進める上でもぜひ前向きの取り組みを期待し、次の項目にて質問いたします。
 一つ、町が指定する史跡は何がどこにありますか。その保存方法については十分ですか。 二つ、町が指定する名木・古木と称される樹木はどこに何がありますか。その保存は適切ですか。
 3、史跡、名木・古木の由来の表示、場所の案内標識はされていますか。されていなければ、今後の取り組みについてお伺いします。
 4、観光資源としての活用とマップの作成についての取り組みをお伺いします。
 最後に、指定はしないが、今後保存したい樹木はありますか。
 以上、質問をお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、史跡、名木の保存とPRについてということの五つのご質問に対してお答え申し上げます。
 まず、一つ、町が指定する史跡ということですけれども、史跡はございません。ただ、町指定文化財としては有形無形、それから天然記念物を合わせて9件ございます。そして県指定文化財が三つで計12あります。その保存については、代官松と大清水の石盥は町の教育委員会で、それから亀杉につきましては都市公園の関係で公園の領域の中で管理しております。そのほかについてはお寺さん、神社、それから団体等で管理されております。なお、以前はさっきお話ありましたけれども、大亀、通称大亀神社です。鹿島天足別神社の町の天然記念物でありましたアカガシは分布が北限となっていることが判明したため、平成18年県指定に移されました。ということで、県の方の指導を受けながら保全管理ということになっております。
 二つ目の町が指定する名木・古木と称されるところに何がありますかということで、先ほど相澤議員さんの方から詳しくお話あったとおりです。町指定の名木・古木は天然記念物としては現在2件でございます。一つは中央公民館前の代官松、もう一つは鷹乃杜の亀杉です。なお、その保全については中央公民館の代官松は公民館施設の一部として毎年剪定や雪つり、それから樹木活性剤の注入を行っている状況です。亀杉につきましては公園施設管理の領域にて管理に努めております。
 三つ目です。史跡、名木・古木の由来の表示、場所の案内表示はされていますかというところですけれども、案内表示についてはいわゆる町指定文化財につきましては町でいわれから標識を設定しております。そのほか地域の有志の方々が立てていただいているものもあります。ただ、先ほどお話ししましたけれども、今後のことにつきましては後でもお話ししますけれども、文化財保護委員会、保護審議会等とのお話をしながら進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 観光資源としての活用とマップの作成についてはどのように考えていますかということですけれども、観光資源としての活用等についてですが、名木・古木に限らず各文化財の名称を示した地図をつくり、常時民族ギャラリーにおいて配布しております。今後ともさらなる調査を行いながら、文化財保護審議会の指導、助言を得ながら、PRについては町のホームページ、それから議会広報、それから町の広報等々も活用しながらPRに努めていきたいというふうに考えております。
 その次は5番目ですけれども、指定しないが残したい木はありますかということです。無指定の残したい木につきましては町誌に紹介されているものが合計八つあります。それから、その中で特に樹齢 300年と推定される、先ほどお話ありましたけれども、北雲台の杉、それから日本にある松としては珍しい富谷中学校の職員室前にある三葉の松というのは、松の葉っぱというのはこう二つなんですけれども、これ三つになっているんです。ということで三葉の松というふうにいいます。そして、過日町長さん初め関係課と現地踏査をしながら確認してまいりました奈良木沢のカヤの木も幹回りが4メートル6センチと巨木で、墓石に刻まれた年号に宝暦の年号があったことから、樹齢は 250年ぐらいと推定される古木と確認してまいりました。そのほかに、明石神社の種まきサクラ、それから八幡神社の、木の名前は種の違う2本の木はうまく合わさってこうなったというので、木の名前ははっきりしないということでその木があります。それから、西成田コミュニティーセンターのカエデかどうかの駐車場の後ろの方にあるとても大きな木なんですけれども、西成田地区の方たちに親しまれている木があります。それから長楽寺のイチョウ、それから清水沢のサクラ、それから富谷中学校の校庭の南側にあります富谷中生の日々の活動を背を励ましながらやさしく見守っている、そして生徒たちから親しまれているメタセコイアの木があります。30メートルの高さです。これも気になるのかなという感じがいたします。
 今後ですけれども、過日の文化財保護委員会におきまして、今年度名木・古木の調査をしていくという方向性がありますので、改めまして樹齢、樹径、歴史文化、風習とのかかわり、それから地域との親密度等々を観点の基礎として改めて文化財保護委員会に諮問し、答申していただきながらこれからの指定や保存の計画検討してまいりたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
午後2時00分 休憩


午後2時10分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 二、三、質問いたします。
 町が指定する史跡の中での名木・古木の部分で答弁がありましたのは8例、指定する分は町で管理するということを答弁されたんですけれども、そのほかの部分は団体、神社とかお寺さんでというようなことだと思うんですけれども、そういうことによりましてですね、 
「あれ残したいなあ」という部分があるんだけれども、町のあの民族資料館に行って私資料いただいてきたんですけれども、その中に「もう枯れたのすかわ」というのがあったんですよ。ということは、その団体とかにお任せしておくからそうなっちゃうのであって、何らか町で管理するという部分じゃなくね、指導という立場で何かうまくできないのかなと。これは大事なものだからずっと残すようにお寺さんで考えてけさいん、神社側で考えてくださいというような、そういう指導があってもしかるべきじゃないかと思うんですね。こういうのが二、三見受けられましたので、その部分の答弁をお願いします。
 それから、案内看板についてなんですけれども、日吉台団地造成のときですね。あそこ熊谷舘という部分で大分大々的に発掘されたんですけれども、その経緯はわかるんですけれども、その後全然どういうふうになったのかという部分で案内看板も何もないという部分があるんですけれども、あそこ開発の折には業者の方で立てるとかというそんな話も聞いたんですけれども、そういう取り組みについてお伺いします。
 それから、それと合わせて成田の2期工事がありますけれども、その中にも遺跡が大分出てくると思うんです。白鳥遺跡もありますけれども、ああいう部分が全然私たちには見えない部分があるんですけれどもね。これから発掘される部分があるので、ちゃんとした立て看板とかそういう部分で町民の皆さんにわかっていただくようにした方がいいのではないかと思いますので、その辺の取り組みをお伺いします。
 それから、史跡の部分で今泉の八幡神社についてお伺いしますけれども、あの社は富谷町の社では一番大きいです。全体の大きさが。それであれ北向きに建っているので、いわれがあるようなんですね。そういういわれもあるのでね、そこの案内標識って標柱としてステンレスで案内している部分があるんですけれども、今泉神社、八幡神社についてはその神社の案内はなくて、あそこに保存されている南部神楽についての標識しかないんです。だからあの社についてもできるならばお願いしたいと思っているんですけれども、その考えがあるかどうかをお聞きします。
 それから、文化財保護委員会について3月に開催されたと。それで樹木をこれからその中で検討していくという部分で、そこに全部ゆだねていくのかなというふうに思うんですが、その辺をお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 相澤議員にお願いいたします。
 一般質問は質問に徹していただき、要望、お願いを削除してください。
 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 第1問目の文化財の保存というところですけれども、かつてやはり名木と言われて枯れたものも随分あります。ということで、一応私たちの方は職員は専門的ではないので、やはり文化財保護委員会のメンバーの方たちにご指導、ご助言いただきながらもっていかなければならないというところで、今その方向性で進んでいる状況です。ということをご理解いただきたいと思います。
 それから、案内板ですけれども、熊谷舘ですか、今開発途上でありますので、その方向 
……、まだその辺も文化財保護委員の方とまだ話はしておりませんので、今後していきたいなと思います。その方向性を少し探ってみたいと思います。
 それから、西成田の土地の件ですけれども、確かに開発のために文化財が存在しているということは、文化財、遺跡ですか。平六館とか出ているんですけれども、その件についても今県の文化財保護課等々いろいろこう話をしながら、どうあるべきかということも開発すべきかその辺も含めながら交渉、話し合いをしている途中であります。
 それから、八幡神社ですけれども、これもいわれをやはり南部神楽だけ、天津流南部神楽だけでなくて、そのいわれというとおっしゃることわかりますので、これも文化財保護委員会の方の指導、助言をいるということにしてやっていければというふうに思います。
 それから、最後の文化財の保護……、やはり先ほどもお話ししているように専門領域の件ですので、文化財保護委員会、保護審議委員会の方々のご指導、ご助言、これうんと大切にしていかなければならないかなというふうに思いますので、連携をとりながらやっていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 4番目に質問いたしましたですね、観光資源としての活用とマップの作成についての答弁の中で、マップについては民俗資料館にありますということでございますけれども、私はこれのこと、違いますか。地図が書いてあって、これに印はつけてあるんですけれども、ただ、これであってもですね、民俗資料館に行かなければこれは手に入らないわけですよね。ふるさと祭りでみんなが町に来て、それから役場に来て、そして用事をして終わったときにこういうものが庁舎にでもあれば、みんながとっていって参考にすると思うんですよ。そういう部分では富谷町はもっともっとPRできると思うんですが、庁舎に置く考えはありますか、お伺いします。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 今お話受けたとおり、多角的にこう考えていきたいというふうに思います。よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 次、1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) 夏至が近づき日も長くなってね、町中の公園では子供たちの遊び声が響きわたり、富谷町の活気が感じられます。本当にすばらしい光景かと思います。
 最近、ある町内会長あてに住民から手紙にて要望が寄せられました。私も相談を受けました。それは公園に時計を設置してほしいとの内容でした。
 日が長くなると子供たちは遊びに熱中し、時間のたつのを忘れます。学校では子供たちに5時になったら帰宅するよう指導していますよね。しかし、遊びに熱中している子供たちに5時になったら家に帰れとは時計がなければ少々無理な相談ではないでしょうか。小学生低学年で腕時計を持っている子供はほとんどいないでしょう。私事ですが、中学生になった記念に腕時計と万年筆を祖父から贈られたことを思い出します。
 公園に時計が設置されていたなら、子供たちは5時になったという自覚を持て、学校や家庭でのしつけにも役立つと思われます。
 今回、私は子供の多そうな東向陽台、明石台、成田、上桜木、大清水の公園約30カ所すべてを調査しました。その結果、成田のせせらぎ緑道の2カ所の公園には設置されていましたが、残念ながら故障中でした。そのほかの公園は時計が設置されているところは、先ほど調査したところでは一つもありませんでした。が、かろうじて明石台六丁目第一公園と明石台五丁目公園、同じく明石台二丁目公園には隣接する会館の壁を利用した時計が設置されていましたが、直径が小さく見やすいものではありませんでした。
 そこで、公園の利用状況を調査し、設置のプライオリティーづけをして順次公園に時計を整備し、子供たちの時間についての指導を推進すべきと思いますが、町の考えを伺いたいと思います。
 質問項目です。6カ所の都市公園時計修繕工事の競争入札が公示されましたが、工事スケジュールはどうなりますか、いつ修繕は終わるんでしょう。
 二つ目、公園の利用状況を調査し、ニーズの多いところから順次時計を新設設置すべきと考えますが、どうですか。
 三つ目、費用削減の観点から時計の設置方法はポールを立てて設置するだけではなくて、隣接の町内会館や学校の壁などの公共施設の壁面や、あるいはお願いして一般家庭壁面への設置依頼などを考え、柔軟に取り組むべきと思いますが、どうでしょうか。
 以上3点質問をして、一般質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまのご質問にお答えを申し上げたいと思います。
 一部課長対応ということをさせていただきますけれども、街区公園への時計の設置をということで、子供たちの時間感覚といいますかね、そういった必要性があってのという趣旨でございました。
 ご承知のように町内には77カ所の公園がありますというふうなことで何度かお話ししているところであります。総合公園1カ所、近隣公園6カ所、緑道1カ所、街区公園69カ所という、そういうふうな77カ所でございます。従前から設置要望が強くあった日吉台と成田について、今次予算化をしまして今進めているところでございますので、そちらの方については課長対応とさせていただきたいと思います。
 順次というところと、さらにそのポール設置のみではなくて費用節減も考慮しながら会館の壁面をというふうなご提言と受けとめさせていただきます。
 この件につきましても、私ども現場に出向きましてね、いろいろ町長以下課長級ともども出向いてきたところでございます。ちょうど明石台二丁目公園にお母さんと娘さん、2歳ぐらいのお嬢ちゃんでしょうかね。母子で遊具で子供さんを乗せてお母さんが下にいてというような場面に出会いまして、お話をお伺いいたしました。時計について議会で取り上げてられているのでご意見いかがでしょうかというようなことも含めてお聞きしたんですが、二丁目にも子供がいないというんですね。「今の二丁目会館の壁面にある小さいながらもあの時計で私は十分だと思います」というふうなお話ぐあいでした。明石台三丁目公園、あるいは五丁目公園にも子供さんを求めて、お友だちを求めて出張していますというふうなことでね、さらには明石南、仙台市分の明石南公園にも出向くことがありますよというふうなことでした。ついては、明石台、明石南公園には時計がないので、あちらの方に一声お願いしますとかというふうな聞いて耳にしてきたところでございます。
 それはそれとしてというようなことでね、機会があればというふうなことでお話をしてきましたが、いろいろ地域で支柱用のということで言えば開発時に設置をされて、しばらく動かないまま放置といいますか、そのままにされたというふうなこと、我慢いただいた経緯がありまして、その場所については優先的に設置しましょうというふうな配慮の中で予算化したものでございました。
 そんなことの中で、順次というふうなことで必要なところをというふうなことでね、どこまでこうたどり着くものやら、77全部を視野に入れながらスタートするものやら、現状は子供さんの必要性、地域のお母様方の必要性等々を十分お聞きして、必要度の高いところには十分検討した中で対応させていただくと、こういうふうなスタート、取り組みとしましょうというふうなことで、私どもの考え方としてはまとめているところでございます。
 そういうようなことで5時の帰宅というふうなことも合わせてね。シンフォニータワー、どこまでオルゴールが通じるものやら、聞こえるものやら、ちょっと不明ですけれども、明石台、成田あたりまで音が届いているんでしょうか。そういったことも合わせて、学校の先生方ともども、そうですね、小学生なら学校通してというようなこともありますでしょう。幼稚園、保育所も含めて機会をとらえて時間に帰宅をすると、そんなふうな取り組みもまた合わせて進めたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、10番……。もとい、都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、私の方からは先ごろ発注しました都市公園時計修繕工事の内容についてをお話しいたします。
 この工事につきましては、さき5月29日金曜日の入札に付されまして、対象公園が日吉台公園、それから日吉台一丁目公園、日吉台二丁目公園、日吉台三丁目公園、それから成田五丁目公園、成田七丁目第一公園ということで、日吉台4カ所、成田2カ所、計6カ所の公園に現在設置されている時計を修繕するものでございます。
 落札金額は 283万 1,850円というようなことで、工期が8月31日までとなっております。電気時計、電波時計ですか、それを予定しておりまして、まだ製作期間が時計本体約1カ月ほどかかるというようなことで、7月初めからは製品ができ次第順次取りつけにかかれるかと思います。口径が80センチですので、ある程度の広い公園でも遠くから見ても十分に目視できるものかと思っております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 大変失礼しました。
 次、10番市川壽藏君。

10番(市川壽藏君) 私は大亀山の森林公園の活用についてということで、それともう一つ、町民が安心安全な町であるようにということで、二つだけ質問いたします。
 まず、大亀山の森林公園についてですが、町民のレクリエーションの場として位置づけられています大亀山森林公園は、立派な施設があります。しかしながら、それが余り活用されていない。これはなぜかといいますと、一番使いたいところ、各町内で芋煮会とかそういうものをやるのに必要な一番使いたいところが道路を閉鎖されて行かれないんですね。それで手で荷物を運搬しなくちゃいかんということで、それが使われていない原因なんですが、そのためにわざわざあそこまで見に来て、「いやあ、これじゃちょっとあれだから南川ダムに変更しよう」というふうな声も聞きました。非常にああいういい場所がありながら使われないのは残念なことであります。
 これはなぜあの道路を閉鎖しているのか。それもいつまで閉鎖されるのかということがわからないんですね。その点をはっきり町民に知らせるようにするべきだと思うが、どうでしょう。
 次に、住みよいあったか富谷を完成するために、町内の日中の顔ばかりではなくて夜の顔も見てほしい。これは職員の人には少しオーバーな、仕事がオーバーになるかもしれませんが、夜の顔も見てほしい。
 夜は日中と違う夜の顔が見えるはずです。暗くて寂しい場所はないか。常夜灯が切れているところはないか等々ですね。例えば、コンビニとかそういうところで夜なんかは子供が自販機のそばでたむろしているようなこともありますよね。それから、何年か前にバスからおりてきたご婦人がつけられて刺されたというようなこともありました。
 日中は問題がなくても、夜にはまた夜の顔もあります。したがって、町職員にはまことに気の毒の感じはするんですけれども、夜のパトロールも毎日とかそういんじゃなくてせめて月に1回でもいいからやってほしいものだと考えます。安全安心な生活ができるように、町長の考えを伺うものであります。以上。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
 第1問目は大亀山のということでちょうだいしております。なかなか改善の努力をしようというふうなことで、就任以降ですね、今までの経緯、利用ぐあい等々含めて何度となく足を運びながらですね、解決策をというふうなことで見つづけてきておるんですが、なかなか今議員がおっしゃるようなところにこう行き着かないというかね、本当に残念の一言でございます。
 なぜかというふうなことからお話し申し上げますと、管理用道路が3メートル、 3.0から 3.5メートルの幅の道路ですと。町道からおりていく道路ですね。恐らく従前からスタート時からつくったときから車をおろす予定はない中での恐らく設計と施工でなかったのかなというふうな感じがします。そんなことである時期成田の皆さんの町内会連合での防災訓練の後、あそこに歩いて出向いて野外炊飯をというようなこともあったんですけれども、どうしてもそれを自動車での搬出搬入を、何といいますかね、許可できないといいますか、例外的な対応ができないんですというようなことで、非常に苦渋の選択をした経緯もございました。幸い、今沼田線を改良していますので、あの沼田線との関係の中でね、何とか今以上に利用度の上がる方策はないものかなというふうに今思案しております。今度の第2期工事でキャンプ場から抜けるあの沢沿いのところまで沼田線は北部道路の方から入り口、大亀会館の方に北の方に向かって施工しておりますのでね。第2期工事でそこまでたどり着きますので、さらにまた大亀会館までの行き着くなかで沼田線が完了した中で安心してこの使える、周回も含めてこう何か方策がないものかなというようなのは従前から、あるいは今も頭にあるところでございます。
 大亀山の森林の間伐事業も今年度の事業として予定していますので、間伐事業です、沼田線の第2期工事です、そして今まで以上の利用の利便を上げるというふうなことと合わせて、何とか今以上の使いでのある、あるいは荷物が下におろせるような方策を考えていきたいと思いますので、もうちょっとだけいつまでかと言われるともう大変困るんですけれども、今との関係がありますので、5年10年といわずとももうちょっとその、もうちょっと手前ぐらいの近時の期間お待ちをいただきたい、今の状況の中でご使用いただきたいというふうに思います。
 二つ目の町民の安心安全をということで、全くおっしゃるとおりで夜は夜の顔がありますねと。夜は夜でなきゃわからない事柄というのは全く同感でありまして、いろいろ私も昼となく夜となくこう見る折ですね、あるいは皆さんからのお声をお聞きする折、近々にはこんなことがありました。杜乃橋、今まだ張りついていない杜乃橋の公園周辺にもこうこうたる明かりがあって、地元町内会長さんのお話によれば、少し夜明る過ぎるんでないかいという話でした。現状8時過ぎに課長以下担当課が出向いて地元の皆さんと協議、懇談した中で、やはり明るいと。間引きして照明灯を減灯しましょうというふうなところにまた行き着いた経緯がございましてね。そういった取り組みは各それぞれの防犯灯が暗いです、街路灯がなんとか、不足ですというようなところの個別対応についてはこの19、20、継続してやってきたのでないかなというふうに思います。
 職員の申しわけないながらとこういうふうなお話の中で、職員に夜間パトロールをお求めなんでございますが、本当に朝から晩まで精いっぱいの業務の中でですね、かわって町長がその3回に一遍ぐらい出向くぐらいのことで、職員の出向きについてはご勘弁をいただきたいというふうに思います。
 今次ですね、富谷町防犯協会の役員改正がありまして、昭和33年からの組織なんですね。ですから、防犯、防災、あるいは青少年健全育成、交通安全というふうな形、いろんな各種各様の団体でお取り組みをいただいておるんですが、やはり根幹にあるのはもう一回防犯協会のありようを見直ししましょうというふうなことで、役員ともどもスタートしたところでございます。全国的な取り組みとしてですね、10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動というこの強化月間があるんですね。そういったところをこう視野に入れながら、ぜひ従前以上の防犯の取り組み、そこに青少年健全育成、防災の取り組み、交通安全の取り組み、こういったもののこう町でやるべき防犯、町長たる私が防犯協会の会長職でもありますので、なお一層きょうの質問の趣旨を受けてですね、夜、夜間の安心、そしてまた安全なまちづくりをというふうなことで今まで以上の取り組みとさせていただければというふうに思うところでございます。
 なお、そういったことで10月の広報とみやの特集を防犯特集というふうなことで、そこに目線を置きながらといいますか、そこに10月に目標を置きながらさまざまな活動、取り組みを、見開きながら特集の記事の中で展開したいと、そんなふうな予定も立てたところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次に、16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は2件質問いたします。
 まず、安心して利用できる介護保険制度にというテーマで伺います。
 介護保険がスタートをしまして10年目を迎えましたが、施設不足や利用料負担が原因で、「老々介護をなくす」「介護の社会化を進める」という当初の理念に逆行する事態が進んでいます。60代、70代の人が高齢の父や母を在宅で介護せざるを得ない、経済的理由でサービスの利用を減らさざるを得ないという状況が生まれております。介護の社会化どころか、施設不足と経済的格差が介護の格差に拍車をかけていると言えないでしょうか。
 厚生労働省は、この4月からの要介護認定調査について新しい基準を示しましたが、その内容は介護サービス削減を誘導する驚くべきものとなっています。例えば、調査項目の中で「麻痺はあるかないか」ということを判断する項目がありますけれども、この基準についてはこれまでは日常生活に支障がある場合を「麻痺がある」というふうにするとされておりました。それが新しい基準では、日常生活の支障は評価せずに、腕が肩の高さまで上がるということなどがあれば「麻痺はない」というふうに認定されます。座る姿勢を保つ座位保持、これが何分間座っていられるかということなんですが、これまで10分程度座れるということを目安としていたものが、新しい基準では1分間程度座れれば座位ができる、保持できるというふうにされますし、また医療上の必要により移動を禁止されている場合は「全介助」だったものが「自立」にされるということなど、判定が軽く出る基準となっています。「全介助」という人が「自立」というふうに判定されたり、また、要介護から要支援に判定されれば、施設への入所は認められず、訪問介護の利用も厳しく制限されます。
 余りにひどい内容に介護関係者から大きな批判がわき起こり、厚労省は一部改善措置をとりましたけれども、一時しのぎに過ぎず、問題解決はしておりません。
 なぜこんなことが行われるのか、その理由が厚労省の内部文書で明らかになっています。それによりますと、厚労省は当初、介護サービスの適用外である要支援2とサービス適用となる要介護1の認定者数がおおむね7対3の割合になることを想定していた。ところが、実際には要支援2と要介護1の割合がおおむね5対5となってしまった。そこでこれを適正化して要介護1の割合を減らすためにコンピューターによる1次判定の仕組みを調整するというものなんです。
 この内部文書は、認定の適正化などによって 284億円から 384億円の費用を縮減できると書いております。内部文書にはさらに認定審査会の関与を減らす、審査会に提出する参考資料を減らして重度への、要介護の度合いを重くすることですね。重度変更率を引き下げる、調査項目を削除するなどということも挙げられております。つまり、介護予算の削減のためにコンピューターによる1次判定を調整し、認定審査会の関与まで抑制するという内容になっているわけです。
 要介護認定は介護サービスを受けるための第一歩であり、その認定がどのように出るかは高齢者の生活そのものを左右する重大な問題です。政府が予算削減のために要介護度を軽く判定する仕組みをつくる。こういうやり方は介護保険制度の目的にもそむくものと言わざるを得ません。
 さらに政府は、特養ホームの入所待ちが全国で38万人を超え、入所まで何年も待たなければならない状況が常態化しているにもかかわらず、施設などの基盤整備の予算を削減しております。保険料は右肩上がりに上がり続け、サービス利用料もさまざまな加算等によって実質負担増となっています。介護保険制度が介護の社会化どころか、保険あって介護なし、お金がなければ介護も受けられないという制度になってしまっている要因がこうした政府の介護費用削減にあることは明らかで、介護保険制度が始まったときにそれまで介護費用の50%だった国庫負担割合が25%に下げられ、さらに三位一体改革で22.8%までに引き下げられております。
 こうしたやり方に対して、自治体の側から厳しい批判の声を上げていくことが今重要になっていると考えます。
 そこで、改めて2009年制度改定の問題に対して、町長はどのような問題意識をお持ちなのか、まず伺います。
 介護保険制度の改善には今申し上げましたように政府の取り組みが第一だと考えますが、しかし住民はそれを待ってはいられません。保険者であり、実施主体である自治体の取り組みを住民は今切実に求めております。
 課題の第1が特養ホームの増設です。
 富谷の町内に特養ホームは「杜の風」1カ所しかなく、入所待ちは6月1日現在で 255人です。定員50人に対して5倍以上の待機者がおります。仮に1年間に20人が入所できたとしても10年以上待たなければならず、まさに「人が死ぬのを待っているようなものだ」との声はそのとおりだと言わなければなりません。この近隣の黒川郡、そして仙台市泉区内には特別養護老人ホームが杜の風を含めまして11カ所あります。私全部この施設に電話で調査をいたしましたところ、この11カ所の特養ホームの定員は合わせて 821人ですが、待機者は6月1日現在で 2,652人に上っております。常時定員の四、五倍の待機者がいるという状態です。以前は1人の人が複数の施設をダブって申し込んでいたという時期もありましたが、今は入所の優先度が点数で決められ、複数申し込むと優先度が低くなるということから、この待機者数はほぼ実態に合ったものと考えられます。これだけ施設が不足しているにもかかわらず、富谷町の第4期介護保険事業計画に特養ホームの増設計画はなく、待機者解消の展望は見えません。
 そこで伺いますが、戦後ベビーブーム世代が高齢になる2015年に間に合うように特養ホームの増設に向けた取り組みを積極的に進めるべきではないでしょうか。用地費助成や運営費補助など、こうしたものを含めた誘致の取り組みが必要だと考えますが、当局はどのように認識されているでしょうか。
 課題の第2は利用料の問題です。
 要介護3でデイサービスを週3回利用しているAさんの場合、1カ月の利用料は食事代も含めて約1万 6,000円になっています。この1万 6,000円を捻出するためにAさんの妻が働かなければならず、介護と仕事で大変な苦労をしていると聞きました。ほかにも「介護を今までどおり同じ回数利用すると料金がふえるので、デイサービスの昼食を食べないようにしている」という声や、「午後4時までお願いしていたデイサービスの時間を早めに切り上げて帰ってくる」などの声も聞こえております。特に、今回の介護報酬の改定で40もの加算がふえたにもかかわらず利用限度額が引き上げられなかったために、サービス利用はこれまでと同じ内容、回数でも費用は多く請求されるということになってしまい、サービスを削るのか、自己負担をふやすのか、どちらかを選択せざるを得ないという状況が生まれています。
 必要な介護サービスを安心して利用できるためには利用料の自己負担率を引き下げることが必要で、10%の負担率を5%に引き下げるよう求め、当局のご見解を伺います。
 課題の三つ目は保険料の問題です。
 富谷町の保険料は県内市町村の中で5番目に高い状況ですが、被保険者の9割近くが元気なお年寄りで、保険料だけ払って介護は受けていないという状況です。平成19年度は1号被保険者、65歳以上の方が 5,364人に対して要介護認定者数は 703人、約13%に過ぎず、介護サービスを利用している人はさらにそれより少ないことになります。高齢者の9割近い方が保険料は払うが介護サービスは利用していないという状況で、このことが保険料の負担感を大きくしている要因の一つとなっております。このことについての解決が早急に求められていると思います。とりわけ低所得者への支援策が急務で、4月からの改定で1段階ふえたことによる軽減は若干進みましたが、該当するのは中間層であり、低所得層とその他の階層は負担増となっています。生活保護受給者や町民税非課税世帯でも年間2万 5,800円、3万 
8,700円それぞれ保険料を負担しています。
 保険料の所得段階区分で町民税非課税者である第1段階から第3段階までの約 1,200人余の保険料軽減制度を創設するよう求め、当局のお考えを伺います。
 次に、持続可能な開発を町の基本姿勢に据えるよう求める質問です。
 富谷町のまちづくりは、町内2カ所の工業地域開発を機に大きく方向性が変わろうとしております。成田二期北だけでも開発面積は 199.8ヘクタール、民間開発では国内最大級となる工業団地が開発されることになります。第二仙台北部中核工業団地に予定されているセントラル自動車本体とその関連施設用地すべて合わせた面積の2倍近い面積に上ります。地元の地権者や住民が10年後、20年後に後悔することのないような開発でなければならないと考えます。持続可能な開発であるために、今まちづくりの基本姿勢が問われているではないでしょうか。
 町が行った住民アンケートの結果、富谷町で暮らしたいと思う理由として、85.5%の方が「自然環境がよい」「住環境がよい」と答えておりますが、このアンケート結果に示された自然豊かな住環境こそまちづくりの基本スタンスであるべきだと考えます。当局は成田を初めとした工業地域開発がまちづくりの基本スタンスから見てどうなのかを常に問い続ける必要があると思います。
 公害を防止し、自然環境・住環境を守り、後世に悔いを残さない、持続可能な開発を担保するために必要なのは、まず町の明確な意思表示です。町の姿勢を明確に打ち出す手段としての公害防止条例制定であり、立地企業が決定した際にこの条例に基づいて相手方との公害防止協定を締結するというのが定石です。しかし、現時点で町には公害防止についての具体策が何もありません。というより、当局に公害防止条例の必要性についての認識が全くないことがこの間の質疑によって明らかになりました。成田二期北は宮城県の富県戦略に位置づけられた県主導の開発ですが、その宮城県自身が昨年暮れに環境アセスの基準を大幅に緩和するなど、企業本位の姿勢をさらに強めております。県も町もこのような姿勢の中で開発が進められれば、持続可能な地域づくり、まちづくりはだれが保障するのでしょうか。
 町財政への負担という面でも、これまでの経過の中で当局からスマートインター整備の話がいとも簡単に口にされておりますが、スマートインターには国庫補助がなく、莫大な事業費を地元市町村が負担することになるものです。さらに3月議会、ことしの3月議会予算審議では、成田二期北工業用地内の遺跡発掘調査費にふるさと雇用再生特別交付金 3,546万円が充てられましたが、雇用対策として国から交付された金額を開発者のために使うなどということが行われております。当局は、開発地域内の文化財発掘費用は開発事業者が負担する
べきものであるということを承知の上で支出を決め、またその理由として、町長が「企業立地の立場でやった」と当然のことのように答弁するなど、企業本位の姿勢を隠しませんでした。町がこのような姿勢では、巨大開発に当たって住民の利益を守り切ることができるのか、大変不安です。
 開発のひずみを住民にしわ寄せすることがないよう、バランスのとれたまちづくりを進めることを強く求め、以下伺います。
 第1点として、当局は環境アセスは09年4月から5月、ことしの4月5月ごろ結論が出るとしておりましたが、現段階での到達点、状況をまず伺います。
 第2に、公害防止条例を制定しておくことは、持続可能な開発の担保として欠かせない課題です。例えば、立ち入り調査権、検査権、こうしたものは町には与えられておりませんが、こうした権限を町としてあらかじめ規定しておく条例の制定はどうしても必要だと考えますが、当局はどうお考えでしょうか。
 三つ目に、住民の合意を尊重する上で立地企業についての情報公開は不可欠です。現段階で把握している情報について明らかにされるよう求めます。
 最後に、町財政への過大な負担を避け、バランスのとれたまちづくりを進めるために、開発に対して町のとるべき態度はあくまでも住民の利益を守るという点であるはずです。この点について町当局はどう認識されているのかを伺い、1回目の質問とします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 介護保険制度について、第1問目ですね。要介護認定のあり方についてということであります。
 2009年の制度改正の一つであります要介護認定方法の見直しによりまして、認定の軽度化が心配され、国の認定方法の検証期間中経過措置がとられ、従来の認定結果を選択できるようになったことであります。このことによりまして、現段階ではサービス需給に大きな影響はないものと考えております。
 特養ホームの入所待機者解消につきましては、現在ほとんどの特養ホームに待機者がいる現状ではありますが、各施設で重度者等優先入所基準を定めておりますので、緊急性等の高い方から入居されている現状にございます。
 三つ目、保険料につきましては、市町村の判断により基準額となる第4段階を2分割、二つに細分化し、ごめんなさい、第4段階を細分化し、基準額より低く設定されるようになったことから、保険料の負担軽減や特定入所者介護サービス費の給付対象とならず負担の大きかった方への一定の支援につながったものと考えます。
 利用料の負担につきましては、介護報酬単価の改正により実際の利用者負担がどれくらいの負担増になるか、4月のサービス利用実績がまだ現状把握できておりませんので、間もなく実績が出次第、今後の状況を見てまいりたいと思います。
 介護保険、特養施設にということでございます。用地の助成についてというようなことでありますけれども、原則的には用地助成は考えてございません。第4期の介護保険計画には特養ホームの増設計画はございませんでした。
 利用料の軽減につきまして、高額介護サービス費、高額医療、高額介護合算制度、特定入所者介護サービス費の給付等、国の方針に沿って進めてまいります。
 保険料の軽減について、基準となる介護保険での4段階の細分化の継続をさらに検討してまいります。
 次に、開発に関してでございます。
 環境アセスについてということであります。仙塩広域、けさ冒頭申し上げましたとおり、第6回定期見直しにおける富谷町の市街化区域編入申し出地区、結果、宮城県との調整、地権者の意向、そしてまた開発者との協議結果を踏まえまして、最終的には住居系1、工業系2地区としたところでございます。
 富谷町成田二期北土地区画整理事業の環境評価、環境アセスにつきましては、組合設立準備委員会が独自に実施することといたし、宮城県との間で手続を進めてきております。平成20年10月に環境影響評価を進めるための方法書を作成して宮城県に提出したところであります。宮城県では方法書の提出を受けて技術審査会の諮問や方法書の縦覧等の環境評価、環境影響評価法に基づく手続を進め、今年4月7日付で方法書に対する意見を設立準備委員会に送付したところであります。
 情報公開はこのような職種、企業等々ですね、積極的に皆様に情報を提供してきたものであります。今後ともその考え方で進めてまいります。しかしながら、ご存じのように昨年9月の経済活動の景気後退によりまして、大変残念ではありますけれども情報等は現状皆無でございます。宮城県産業立地推進課でも問い合わせ等の件数は非常に少なくなったとのことでございます。引き続き県担当課と緊密に連携をし、企業立地に向け誘致活動に取り組み努力してまいります。
 公害防止条例制定につきましては、そもそも公害とはですね、環境基本法第2条に規定してございますので、その定義を申し述べます。いわゆる「環境保全上の支障のうち、事業活動、その他人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる」、一つ目「大気汚染」、二つ目「水質汚濁」、三つ目「土壌汚染」、四つ目「騒音」、五つ目「振動」、六つ目「地盤沈下」、7番「悪臭」によって7項目、「悪臭によって人の健康または生活環境に係る被害が生ずること」という定義でございます。
 当町におきましても万全のこのような健康被害あるいは環境に影響の及ぼすことのないような取り組みはもちろん、従前も今後も引き続き取り組むことといたしてございます。当座、町独自に制定する考えはございません。
 参考までに、宮城県公害防止条例、昭和46年3月11日宮城県条例第12号に定めるその条例をもって当面対応してまいりたいというふうに思います。市町村長の意見を聞くというふうな規定の公害防止条例でございますので、現状対応、この県条例をもって対応可能ではないかというふうに思います。
 最後でございます。バランスのとれたまちづくりをというふうな、自立、自主自立のまちづくりをというような、当然のことでございます。
 町財政における負担のあり方、開発が確かな事業計画のもと企業の誘致が確実に図られることが前提でございます。町の財政規模、財政負担の支出限度の範囲について、自治体経営として最適な政策選択を行い、町民、議会の皆さんとの合意形成を図りながら取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、午後3時15分まで休憩をいたします。
午後3時04分 休憩


午後3時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、介護保険の問題ですけれども、認定制度につきまして、町長は経過措置がとられたので大きな影響はないとご答弁されましたけれども、この経過措置というのはずっとではないんですよ、この先。たしか3年だったというふうに記憶しておりますけれども、時限的なものです。それとまた、新たに認定申請する人は全くこの経過措置対象外ですので、大きな影響が出るというふうに認識していただきたいと思うんですが、町長はこの点でちょっと認識不足じゃないでしょうか。改めて伺います。
 それから、特養ホームにつきましては、重度の方が優先で今その対応できているので、新たな施設については特に必要ないという趣旨のご答弁でしたけれども、特養ホームというのは要介護度の高い人だけが対象なんでしょうか。そうではないはずですよね。介護の認定受けているすべての人は希望すれば入れるというふうにしなければ、保険としての意味がなされないんじゃないでしょうか。保険としての機能が麻痺しているということになるんじゃないでしょうか。杜の風だけでも50人に対して 255人です。この近隣の富谷町の住民が主に利用している施設だけを見ても、 800数十人に対して 2,600人からの待機者がいると。この現状から出発すれば、やはり特養ホームの増設というのは緊急の課題というふうに位置づけられてしかるべきだと思いますが、どうでしょうか。
 あわせてですね、この特養ホームについて民間事業者が来てくれることを期待しているというような表現が4期計画の中にありましたけれども、民間の事業所が来てくれるということを急ぐためにも、富谷町に来てくれるということを誘導するためにも誘致策が必要であって、だからこそ用地費の助成だとか、運営費の助成というものを町が制度としてもつ必要があるというふうに思うんです。これはですね、工場誘致と同じくらい熱心に取り組んでいただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
 それから、介護問題のうち四つ目ですけれども、低所得者対策というのは利用料の面でも保険料の面においても急ぐべき課題だというふうに思っています。補足給付、施設に例えば生活保護世帯が施設に入所する等々の場合に補足給付というようなことがありますけれども、これだけでは不十分ですよね。施設を利用しない人の保険料の軽減、それから在宅での介護を利用している方の利用料の軽減、こういう低所得者に向けた対策として町がもう少し力を入れていただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。
 この介護の問題ではですね、やはり認定制度についてもそうですけれども、財政的な面でも国がこの介護にお金を出さなくなってきているというところが最大のネックになっているわけですから、政府に対して批判すべきはきちんと批判するという姿勢を自治体の側が示していかないとなかなか制度が改善されないのではないか、こう思います。町長にはあらゆる機会、機関を通じて政府に対して要望していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 工業地域の開発につきましては、町長のご答弁で情報は今のところ昨年の経済危機以来情報が皆無であると、引き続き誘致活動を続けていきたいということでした。ということは、今の段階で立地企業の当てはないということなんでしょうか。まず1点目伺います。
 2点目ですが、関連してもともとこういう地域開発についてはオーダーメード方式でやると言っておられました。このオーダーメード方式というのは、かつてのいってみれば仙台北部工業団地のようにあらかじめ自治体の側が用地を造成して「さあどうぞ来てください」、そこからその相手を決めていくというやり方ではなく、呼び込み方式ではなく、あらかじめ相手方、ある程度の合意を得た上で初めてその誘致造成も含めて仕事が始まるんだということを、これは県の方も説明していかれたわけですから、このオーダーメード方式だということからいきますと、現段階では用地造成も計画どおりには進まないということになるのか、伺います。
 公害防止条例については、確かに県には条例がございますけれども、この県の条例には関係する市町村の立ち入り検査権等は明記されておりません。明記されていれば何も問題がありませんけれども、県の立ち入り検査権があるだけで市町村の権限はないんです。ですから、やはり町が県任せにしないで、町としてきちんと条例をつくるべきだというふうに思うわけですが、その必要性について改めて伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの再質問にお答え申し上げます。
 出だしですね。認識不足の件ありましたけれども、現状の認識を申し述べましたので、それ以上それ以下でもございません。
 二つ目、希望すればというふうなことで、先ほど述べたとおりでございます。保険制度というふうなことで完全形でないことは十分承知しておりますけれども、そこに至るそのそういうふうな方向に向けるその努力を引き続き私ども、皆さんともども進める、そういう保険制度だというふうな認識は持ってございますけれども、現状保険料、第4期計画を立てる折のさまざまな種々の検討の中でですね、第4計画に特養ホームの予定を持たないというふうなことでございます。緊急性、特養ホーム云々については答弁したとおりでございます。
 助成等についてもですね、原則的にそういう対応してきておりますので、町有地の無償貸与というようなことでぜひというふうな皆さん方への条件をもとに、予定を立てている民間業者さんをというようなことで想定しての内容でございます。
 保険制度を利用しない人と利用する人と、平成12年でしたかね。介護保険制度ができて以来、平均的には1割程度というふうな富谷町の現状でございます。介護保険料の 4,298円、6円でしたかね。第4期計画の基準額ということで確定をし、スタートしているところでございますけれども、本当に保険料、これでも上位トップ5に入るほどの介護保険基準額にしてそういうふうな額になってございます。本当に運営する立場としてですね、大変身の細るといいますか、言葉として身の細る思いである、時間との戦いの中で確定せざるを得ないというふうなことでございます。本当に介護の皆さんの町長への直接の手紙というふうなことで近々に参ったものをこれに合わせてご紹介をさせていただきますけれども、認知症の夫を在宅介護している69歳の奥様ですね。夜間排泄のこと、時間がまず起きられると、寝たと思えばまた起きそうな生活、本当にこういう実態現実私も経験していますし、そのとおりだというふうに思います。「介護する側にも幾らか助成してもらえないでしょうか」と、施設入所等、「施設等には入所できません。経済的にも大変です。私を幾らか楽な日を過ごせるようにどうぞお考えになっていただきたいとお願い申し上げます」というくくりです。「まだまだ話したいことはありますが、またの機会にいたします」という文面の町長あての提言なんですけれども、残念なことに匿名なんですね。ぜひご遠慮なさらずにお名前を書いていただいて、現実実態がどうであるのか、そのことを通して町もパイプを渡せる状況にあるわけでございますので、実態は実態として十分心痛めるものではありますが、ぜひこういった内容であるがゆえに、なお記名があればなというふうな思いをしたところでございます。
 最大の云々ということで五つ目になりますけれども、当然基本的には批判から何も生まれないと思っていますから、そういう意味ではこういったルート、批判ではなくて町村会等ですね、さまざまな中央での国会、道路要望等ですとかというような主たる業務があったものの、折に触れてさまざまな形でいろんなやりとりをしているんですね。そういったことの中で要望等、実を結ぶべく努力をしていることもまたこの場をおかりしてお伝えをしたいと思います。
 次、企業立地の方でございますが、今現状何もございません。大変残念なことではありますけれども、しかしながら何もないとはいいながら、成田二期の大きなその目標といいますか、あるものですから、やるべきことは常に即時対応できるような準備だけは町としても、そしてまた事業者としても町と県との連携の中ででもやっておるというふうなところでございます。産振との連携もありますし、文化財保護課との、保護課独自のまた考え方がありますし、そのすり合わせを本当に内輪にいる中で相当の時間と知恵を絞っているところでございます。
 予定……、現状ですね。予定どおりというようなことでありますけれども、予定どおり進まないかということですね。十分それに合わせて対応できるような下積もりだけは常に進行しているところでございます。
 県条例については、立ち入り権のお話が出ましたけれども、まさに県と町との信頼関係というところも含めてですね、ぜひ今の先ほど申し上げたとおりでございます。県条例に沿って町の皆さんに喜んでいただける、そして町にとって将来の町にとってプラスになる、そういうふうな企業誘致、企業立地でありたい、そんなふうな思いは皆さんの特別委員会での皆さんの思いと全然違わない、そごがないのではないかと私は強く思うんでございますが、以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、まず介護の問題、1点だけ伺います。
 特養ホームの問題ですが、この特養ホームについては重度の方が入所できているからよしとする、こういう文言は先ほどの町長のご答弁でもありましたし、4期計画にも記載されておりますが、それでは改めて伺いますが、特別養護老人ホームは重度者だけが対象だという認識でおられるのかどうかをもう一度伺います。これ1点目です。
 それから、用地費、運営費助成、民間のその介護の事業者を呼び込むために、例えば用地費、運営費ということを申し上げましたけれども、企業立地条例で即して言えば固定資産税の免除とか、施設建設費の一部補助とか、それにならってやろうと思えばできることがあるはずです。新しく制度をつくれば。そういう形でね、この特養ホームについても町が積極的に民間事業者を呼び込む、誘致する、こういうことを考えるおつもりがあるかどうかを伺います。
 開発の問題では、ご答弁がなかったんですけれどもオーダーメード方式でいくということであるならば、先ほどの町長のご答弁をもとに考えますと、現時点では造成には至らないと、用地造成にまでは入れないというふうに理解していいのかどうか、端的にお答えください。以上です。

議長(渡邊俊一君) 最初町長からでいいですか。若生町長。

町長(若生英俊君) そのとおりです。造成には及びません。
 呼び込み等についても民間の事業者がいってみれば計画予定立てやすいような制度を導入というようなことも当然のことです。
 もう一つについては課長からお願いします。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 優先順位を決めているということでございます。(「済みません。よく聞こえませんでした。ちょっと聞こえが悪いんですけれども」の声あり)
 はい。入所の優先順位を決めているということでございます。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
午後3時31分 散会

平成21年第2回定例会議事録(第2号)

平成21年6月10日(水曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君    
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君     
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君    
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君    
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君    
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君    
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君    
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君    
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君    
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 小野一郎君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子

議事日程 第2号

平成21年6月10日(水曜日)午前10時00分開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号9番~14番)
第2日目  6月10日(水)
9番 今村寿議員
1 拠点として子育て支援センターを作り強力展開を図れ
2 当町のテニスコートはソフト「オムニ」化し増改築せよ
3 公共的施設受動喫煙防止の条例化を急げ
14番 伊豆田待子議員
1 町の新型インフルエンザ対策を問う
      2 国の平成21年度補正予算の活用は
15番 佐藤聖子議員
2 障がい者の就労支援をどうすすめるか
17番 浅野幹雄議員
1 学校給食のリサイクルについて
2番 小川昌義議員
1 環境問題の現状を問う
2 口座振替納税について問う
14番 高橋敏夫議員
1 町政運営推進成果の再検証を望む
諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、7番相澤 榮君、8番菅原 傳君、9番今村 寿君の3名を指名いたします。


日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。9番今村 寿君。
9番(今村 寿君) 皆さん、おはようございます。
 早速、一般質問させていただきます。
 私の第1問、拠点として子育て支援センターをつくり、それを強力に展開を図れということでございます。
 当町の社協の動きだと思いますが、その傘下のボランティアセンターで子育てサロンを自然環境に恵まれた西コミで開催の動きがあるということを聞いておりますが、大変いいことだなと私は思います。このような経験を生かしながら、私は、総合文化施設、文化ホールだとか、図書館だとか、中心になるのは私が質問しておりますこの子育て支援センターというのがですね、ぜひ設置をすべきではないかと考え、その設置を強く求め質問いたします。
 子育て中の人が富谷に転入してこられて、この役場なり各支所でいただく、この笑顔輝くあったか富谷「子育て情報誌」というのに非常に感動されるということを聞きます。この中身は、妊娠から誕生、乳幼児健診、個別健診だとか、集団とか個別の、乳幼児医療費助成、児童手当、ベビーシートの貸し出しなどなどが盛りだくさんあって、なおかつ働く親への支援、またひとり親家庭のためにとか、病気や障害のあるお子さんのためにというようなページに加えて幼稚園や保育所、託児所、医療機関、仲間・遊び場情報まで詰まっていて一気に読んでしまったということを聞きました。
 しかし、反面、仕事や育児で忙しい人はその情報誌を見るいとまもないので、ぜひ支援センターが、中心になるところがあれば、地下鉄に乗るのが時刻表を見ずに乗れるという便利さがあります。そのような何も時刻表を見らずに、予定表を見らずに利用できるような機関ということで、ぜひこのいろんなことを親身に相談できて交流できる子育て支援センターを望む声が強く、緊急の課題と考え伺います。
 具体的な質問項目。
 子育て支援課がスタートしたのに伴い、その実践部門としての子育て支援センターがぜひ必要と考えますが、この件に関し、町長の考え方なり方向、方針をお伺いいたします。
 2問目、小さい項目の2問目、母と子の居場所としての拠点も重要ですが、それをつくることも重要ですが、それの運営のあり方も負けず大切です。心の通った方々、保健師なりコーディネーターの採用、指導育成が、ハードとあわせて、さらにソフトの部分の構築が緊急の課題と考え伺います。
 質問3問目、我々、富谷に住んでおりますと気づかないんですが、全国的には人口が減っておりますし、人口減少地区でもしかし所帯数はふえているということは核家族化が進んでいるということであります。そういう中で孤立した母親はふえ続けているわけであります。当町でもこの傾向はあるのですから、いろんな媒体でのPRだとか連携活動が必要と思い、どのような取り組みをなされているのかお伺いします。
 質問4問目、当町の場合、富谷に越してきて日が浅く、なお、そのほとんどの方が子育て中の家庭が多いと思います。その子育て中の家庭の多い南部地区に子育て支援センターはぜひ設置すべきと考え伺います。
 第2問、大きな質問の第2問、当町のテニスコートはソフト化「オムニ」化して増改をせよということでございます。
 OMNI、オムニコートは人工芝と砂でできていてソフトでやわらかく水はけもよく、テニスコートのみならずサッカー場だとか野球場、普通の学校の校庭だとか総合グラウンドにも使われていて、たしか住友ゴム工業の商標ではないかと、このようにも聞いています。
 意識の高い若い人の多い富谷町、芸術文化活動とあわせスポーツの盛んな町だと日ごろ感じております。その中にあってテニスを楽しまれるテニス人口も私は県下平均より高いのではないかと、そのプレーヤーの中心も団塊の世代の方かなと思いますが、この団塊の世代という方々も町内のハードコートだと2~3時間プレーするとひざや足首に負担がきて疲れるとか傷めるという実態に近いので、最近は大和町や泉区のオムニコートの方に行くことが多いと聞きます。我が町内の会合の折などにそういうことをよく聞きます。
 なお、教育現場でも中総体の公式競技もこのコート指定なので、中学生も他町村への練習へ行かざるを得ない。
 調べてみましたら、同僚議員の細谷議員が18年9月の定例会にこの質問をしておられました。当時の町長から担当課に検討させます、前向きに検討します、時間をかしてくださいという回答でしたが、その後どのような進捗状況なのか伺います。
 質問項目1、現在までの検討推移について伺います。
 なお、コートの管理によっていろんな担当課があると思います。生涯学習課の部分もあるし、都市整備課の部分もあるだろうし、学校関係であれば学校の教育課のかかわりもありますが、担当はどこでどのように一括管理されているのか、連携はうまくいってるのか、あわせてお伺いします。
質問2問目、オムニコートへの改修は1面当たり単価費用はどれぐらいかかるんでしょうか。改修するより新たにつくった方が安いのか、また、その場合は土地の確保というところまで検討は進んでいますかということをお伺いするわけであります。
 3問目、当町のテニスコート3カ所ほど見てまいりましたけれども、手入れの必要なところもあり、上記2問目の単価の面もあり、いろいろ一遍にできなければステップを踏んだ取り組みも必要だと思い、いかがでしょうか。そのようなステップもあわせたところの状況なり方向をお尋ねいたします。伺います。
 大きな3問目、公共的施設受動喫煙防止の条例化を急げということでございます。
 去る5月31日から6月6日までは世界禁煙デーでした、つい最近。日本も批准した世界保健機構(WHO)のたばこ規制枠組み条約は、2010年の2月までに受動喫煙による健康被害を防ぐために、公共の空間、これは公の空間という意味で、と同時に、公のというか、いろんな方が出入りする飲食店やホテルまで含めたところの公共の屋内空間の禁煙化の法律の整備を求めていて、これを放置すると国際条約違反になるというおそれがあるわけであります。
 なお、国立がんセンターの推計によると、全国で毎年2~3万もの人が受動喫煙による病気で死亡していると聞きます。これ厚生省の受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会ということの推計でございまして、その会長は久光 茂様ということで、宮城県対がんセンター協会の会長様が厚生省のこの機関の長を務めておられますが、この方の話では、欧米に比べ病気予防の意識が低く、喫煙が他人の健康に、自分の健康はもちろんでしょうけれども、他人の健康に影響を与えるとの認識が少ないと分析されております。
 言うまでもありませんが、たばこには 4,000近い毒性があり、その中の3大毒性はニコチンであり、タールであり、酸化炭素と言われ、主流煙、吸う人よりも、副流煙、そばでいる方々、副流煙の方が毒素が多いそうであります。
 神奈川県では、白鳥と象のデザインしたパンフレットで、“吸わない人には吸わせない”、白鳥というのは英語でスワンだそうですが、「すわんぞう」ということでございまして、“吸わない人には吸わせない”という呼びかけでスタートしたということでございます。国がやるべきところを神奈川県が第一歩を    みたわけではありませんが、全体が進めばという思いで取り組んだと思います。この4月施行の神奈川県の条例が国の対策を促すのであればということの報道もなされています。
 関連記事見ておりますと、神奈川県民の89%はこの喫煙規制を支持していて、日本の成人の4人のうち3人はたばこを吸いません。なおかつ、喫煙している人の7割はできればやめたいと思っているというぐあいに報道されています。病気の予防、受動喫煙、吸わない人、受動喫煙の防止、もしくは火災防止のためにも、たばこは火災原因の第2位だというぐあいに聞いておりますが、たばこの火の不始末は、これも含めて当町の取り組みはどうなっているか。
 具体的な質問、これも具体的にどの部署でどのような推進がなされておりますか。関連部署との協働、力を合わせるほどの協働はうまくいってますか。
 それから、成人病予防、メタボリック対策などとの関連はどうなっておりますか。
 3問、今後の健康増進、病気予防の大きな柱として受動喫煙防止運動やその条例化を進めるべきだと考えますが、その取り組みを具体的にお伺いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまのご質問にお答え申し上げたいと思います。
 大きく三つということでございますので、順にということになりますが、一つ目は、子育ての支援センターをということのテーマでございました。
 冒頭、子育て情報誌、大変利用されている方からのお声もまたご紹介いただきまして大変ありがとうございました。
 平成9年から使って、出だしは昭和46年にさかのぼるんですけれども、平成9年からの版を踏襲してきたということで、去年、20年の9月……、10月でしたかね、大幅改訂をしてということで、そのようにお受けとめいただいたことは大変うれしいことでございまして、なお一層、必要な内容についてね、手直しをしながら、新しい皆さんになお一層使いでのある、読みがいのあるというようなものの中身にしてまいりたいというふうに思います。こういったものが「街コレTOMIYA」の電話帳を編集する際にも活用いただいて、ここからもまた情報が転記されているといったことも経過としてあったところでございました。
 現状ですね、富谷町の子育て状況ということで、この質問にですね、答弁をするに当たって、保育所、6歳未満児の現状というようなところ、数字の上で確認をしたところでございます。
 かいつまんで申し上げますけれども、6歳未満児、約 3,400人ということです。その中でまた、ゼロ、1、2歳児ということになりますと 1,500人程度、半分弱という感じでしょうかね、そういうふうな数字になります。ゼロ、1、2歳児がですね、家庭での保育がなされている。保育所、認可、認可外、若干幼稚園もいますけれども、ゼロ、1、2歳児で保育所等にですね、保育がなされている親御さんと、そういった施設でというようなことでいえばですね、14%程度です。 1,550分の 221という数値で、約15%程度。そしてまた、在宅はということになると、 100マイナス15ですから、85%が親御さんのもとでと、こういうふうな状況でございます。さらにまた、3、4、5歳、6歳未満児の3区分というようなことでいえばですね、今度はぐっと幼稚園の比率が高まってまいりましてね、在宅での比率が2割程度、8割は保育所、継続して保育所、そしてまた幼稚園、3、4、5、あるいは4、5というふうなことでの幼稚園を中心としたところに、含めてですね、8割、家庭での保育が2割と、こういうふうな状況にありますというふうなことをまず皆さんと確認をしながらですね、現状の子育て状況、抱える問題点等につい触れてまいりたいと思います。
 待機児童対策としてということで、22年4月の開所に向けて、今、建物の設計、配置図、そして建物の平面図、そういったところも法人と町の担当との間でですね、最終の段階に入っていってるところでございます。県とのやりとり、打ち合わせ、相談の中でですね、近々平面図を確定して、規模等も確定して、それぞれ建築の運びになるというふうなことで、なかなか4月開所に向けて、規模が大きい建物なもんですから、そのようなことで今急ぎ進めているところでございます。
 さらにまた、新生児対策ということで、去年、保健師2人、保育士5名、21年度は保健師4名、保育士4名ということで新規採用職員を採用したところでございます。きのう申し上げましたとおり、今、杜の風で5日間の研修をしているところでございます。
 従前ですね、「こんにちは赤ちゃん事業」として実施してまいりました新生児訪問事業でありますけれども、平成21年、この4月から児童福祉法に新たにですね、乳幼児家庭全戸訪問事業という位置づけがなされました。それに見合う保健師対応というふうなことでもございます。富谷町では保健師、助産師等の訪問による専門的な支援をガイドラインに沿って展開をし始めたところでございます。
 また、母子健康手帳の集団交付、妊婦相談会を成田公民館で月2回定期に実施をしておりまして、特に初産の方への参加の推奨を広報等でも含めてですね、手厚く指導を行っているところでございます。
 要するに身近でですね、互いに顔の見えるところで支援を実施する。そしてまた育児環境のに整備に努めると、こんなふうな方向性でぜひ今まで以上の取り組みにつなげていきたいと思います。
 子育ての支援状況でありますけれども、6館、3館に児童クラブ室の冷房空調設備をということで冒頭申し上げたとおりでございますが、児童クラブ、対応しておりますけれども、先ほどの数値上ですね、申し上げましたとおり、午前中は子供が学校ある時間帯は使えるにしても、午後の時間帯、70~80名から 120名、 130名ぐらい、大きい、多いところですと登録者数がおります。毎日その数が訪ねて、児童クラブにというようなことではないにしろですね、80~ 100ぐらいの状況に現下、現状あるというふうなところでございます。
 社会福祉協議会のトコトコ、あるいは子育てサロンのホットスク等のですね、取り組み等も参考にしながら、ぜひ富谷町の今議員がおっしゃるようなですね、場の必要性、従前から認識しておりましてね、何とか形あるものにしたいというふうなことで、富谷町の総合計画にもお示しをしてますように、子育て、親子の交流の場となる子育て支援センターの設置という、計画に明記してございますので、それに合わせてですね、早急に今年度……、従前から話題といいますか、検討はしておりますけれども、早速に組織を立ち上げて、その準備に取りかかりたいというふうに思います。
 テニスコートにつきましては、前にも触れられた経緯がございますので、これも現場を確認をいたしました。今おっしゃるようにですね、生涯学習課管理6面、都市整備課管理3面、合わせて9面というふうなことで、私の方の理屈からすると、二つの課でそれぞれの、何ですかね、立場で管理しているというふうなことになりますけれども、統一的な管理、町民の皆さんから見た場合の、目線からした場合にですね、その管理手法がいいものかどうかについては、このテニスコートのみならずね、目につくところがありますので、そういったところの改善も含めて対応してまいりたいというふうに思います。
 中身については、生涯学習課を中心に、今までの経緯と現状というふうなことで答弁をさせることといたします。
 次、受動喫煙の件ですね。条例化を急ぐというふうなことで、大きなテーマでございますが、推進されてる部署は去年スタートしました健康増進課でございます。健康増進法という大きな枠組みの法律を受けてですね、去年組織編成の折、健康増進課、子育て支援課、長寿福祉課という福祉系統の課を3課に分けてスタートしたわけでありますけれども、とりわけことしのインフルエンザ対応だとかね、あるいはこういった健康、受動喫煙等々の問題も含めて、取り扱うべき課としての柱というかね、それぞれ私どもも、そしてまた担当課も含めて、その課の取り組むべき課題が明確になってきているのかなというふうにも思います。
 受動喫煙、自分の喫煙が他人に影響を及ぼすという、この関係をですね、今まで以上にやはり、どのように認識するのかと、この辺が大きなテーマだろうというふうに思いますね。WHOの批准、条約の批准を取り上げるまでもなくといいましょうか、2010年の2月までにですね、いわゆる罰則規定つきの受動喫煙防止法を定めるというのがこの批准、条約、批准された条約の中身なんですね。
 神奈川県の受動喫煙防止法というようなのも可決されて、来年の4月1日から施行というふうなことの、もうニュースで見聞きしますけれども、国の方の取り組みはいかがなものかしらというふうに思って、いろいろ打ち合わせしたんでございますが、ちょっと弱そうでございますね。宮城県も通してですね、確認をいたしましたところ、平成22年2月期限のWHOの条約については、次のところです。法的強制力がないと国で解釈しているというふうなことで、残念なことに、この期限までに法整備の準備は現状進んでいないと受けとめます。そういったことを受けて恐らく神奈川県では、先行する形でね、県での条例というふうな形で先行したのかなというふうにも思います。
 そういったことの経過の中で、富谷町としてもぜひ、受動喫煙の影響、主流煙、副流煙のこともお話ありましたけれども、なお一層ですね、この必要性を重視しながら取り組んでいかなきゃならないというふうに思っているところでございます。
 疾病予防、受動喫煙防止運動、条例化というふうなことで、今の経過からしてですね、富谷町単独の条例化というよりは、町民の皆さんにまず受動喫煙による健康への悪影響に関する理解を深めていただく。吸う人も吸わない人もというふうなことでね。吸わない人をよけるとかね、排他的な、関係を断ち切るようなことがあってもならないことだと私は思いますけれども、私はそういう立場ではありません。きょうは今17人の管理職いますけれども、喫煙のホタル組合と呼んでますけれどもね、ホタル組合加盟者は1人ふえて17分の2になってございます。比率は1名のときは 5.9%、6%程度でしたけれども、1名ふえただけで12%と2けたにはね上がったということでございます。それとて、だからとてね、何をというようなことで、気持ちよく吸うんだよとかって話はしますけれども、しかしながら、産業医科大でしたかね、吸った後に3分半ぐらいは呼気からやっぱり有害物質が出てるって、こう言いますね。産業医科大の先生の研究発表ですから、恐らくそうだろうなというふうに思います。ですから、今、分煙というふうなことで町やってますけれども、施設内喫煙、小中学校は全部敷地内だめというふうなことでスタートしてますし、この役場は分煙というようなことで、壁等を隔ててですね、今仕切りをしているところでございます。今まではわらっとあけてね、すぐ行ったんでございますが、近ごろは少しすき間ちっちゃくあけてね、ごあいさつしなきゃならないんだなと思ったりもしたりします。
 そんなことで、10月にですね、ぜひ、きょうのご質問を契機に、広報のですね、特集予定、当初の予定ありましたけれども、ぜひ10月、いろいろ10月の月間の中に健康に関するテーマがありますので、10月に今のような健康をテーマとしたものの中にですね、受動喫煙の取り組みというふうな、あるいはどのような状況なのか、そういったことも含めて、町民の皆さんにですね、周知啓発をするような取り組みをまず初発とさせていただきたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 現在まで検討してきた状況でございますけれども、まず総合運動公園のテニスコートの6面の移設を検討してきてございました。その構造につきましては、利用者の要望が強いオムニコートでの新設に向けて、平成19年度で管理棟東側駐車場、候補地に挙げまして、地盤の調査、そして近隣の騒音公害が懸念されるということから、騒音調査、あわせて計画に先駆けて委託調査をしたところでございました。その結果、計画地の地盤、非常に軟弱であるということと、そしてまた、騒音も基準を超えると推測されることから、不適切な場所ということで判断されたところでございました。
 つきまして、別候補地の選定のためということで、平成20年度、4カ所の候補地のボーリング調査を計画しまして予算を確保しておりましたけれども、町とテニス協会の方からですね、新たな候補地ということで示されたことを受けまして、全体の計画をちょっと見合わせたところでもございました。これらの計画を踏まえまして、今年度中に町の総合運動公園の全体計画を見直して、その中でテニスコートの新設場所も計画していきたいと考えているところでもございます。
 それから、1面当たりの単価費用につきましてご質問でございますけれども、これにつきましては、設計費あるいは敷地造成工、それから排水給水工、電気設備工、そういったものを除いて、純然たるテニスコート施設工となれば、約 1,000万円ほどかかるというふうに見込んでいるものでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) 回答いただきましたけれども、児童館につきましてはですね、具体的に第一歩をどのようなステップで動き出されるかということがもう一つ明確でなかったように、このように受けとめましたので再度質問いたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 子育て支援センターという仮称といいますかね、そういったところを今検討し始めているところでして、児童館機能というようなのがそこに付加されるかどうかについては、ちょっとまだ、そこまで踏み込んでございません。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 私は2点質問いたします。
 1点目は、新型インフルエンザ対策を問います。
 2009年4月30日にメキシコ発祥の豚インフルエンザ、新型インフルエンザ、日本国内での新型インフルエンザ感染者は、これは2~3日前のことなので、毎日数字が変わっておりますので、ご了承願いたいと思います。感染者は16都道府県 430人となりました。
 つい先日は、皆さんもご存じと思いますが、福岡では小中学生27人が感染していることがニュースで流れました。また、東京ではニューヨーク帰りの女性が感染しておりました。この新型インフルエンザ対策行動計画の策定が各自治体に要請されていますが、苦慮していることが新聞に載っていました。いつ東北に、この富谷町に上陸するかわかりません。住民の健康を守るのは行政の責任の一端と私は考えます。そこでお聞きいたします。
 先日、仙台では各町内会に新型インフルエンザについて協力を求めることがニュースで流れていました。富谷町では、先月、町内会にA3判の用紙に新型インフルエンザの予防法や発熱センターの連絡先が記された用紙が1枚配布になりました。なぜ1枚なのかなということで私もちょっと正直驚いているところでございましたが、富谷町にはまだまだ先のことと考えているのかと思いますが、予防法や発熱センターについては6月号の広報に丁寧に記されていますが、新型インフルエンザについての重要事項を各戸に配布し、なおかつ町内会の回覧でもお知らせするなど二重三重に手を打つべきと考えますが伺います。
 また、糖尿病の方、特に妊産婦の方が感染した場合には薬の服用が制限され重症化すると聞いております。このことから、ぜひ妊産婦の方々にはマスクなどの支給を求めたいが伺います。
 私も冬の、ことしの冬に買ったマスクが残ってましたので、まだ買わないでいましたが、東京に上陸したときにこのマスクを買い求めにまいりました。ところが、富谷町じゅうどこに行ってもマスクは売り切れでございました。そのことを考えたときに、これはやはり妊産婦さんの方にはマスクの支給などをする必要があるのではないかと考え、今回取り上げさせていただきました。
 三つ目には、町の発熱相談センターの窓口、これは塩釜保健所になっております。富谷町の役場でも相談は受けておりますが、富谷町には黒川出張所があります。この塩釜保健所黒川出張所でも発熱相談を受けるべきです。また、町内の病院でも受け入れ体制を整えるべきと考え計画を伺います。
 次に2問目です。国の21年度補正予算の活用について質問いたします。
 今国会で景気の底割れを防ぎ国民生活を守る新経済対策を盛り込んだ平成21年度補正予算が5月29日に成立いたしました。財政支出15兆 4,000億円、経済危機対策において安心こども基金など15本の基金を創設、金額にして2兆円に上っております。事業規模で56兆 8,000億円という過去最大規模の経済対策であります。今回の対策により、実質GDP成長率を2%ほど押し上げ、1年間で40万~50万人程度の雇用が創出されると見込まれています。
 また、今回の補正予算の中には、「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」1兆円が盛り込まれています。昨日の町長の趣旨説明でも述べていましたが、富谷町では約1億 2,600万円が交付されるかと思いますが、当町として住民サービスの向上、雇用の促進、経済の活性化等を図るために積極的な活用をするべきと考えお聞きいたします。
 まず、家計が急変して就学困難な高校生に対して授業料の減免補助、また奨学金事業に対する緊急支援を求めます。高校生は奨学金以上に授業料がかかります。日本学生支援機構奨学金と自治体の奨学金両方は縛りがあり借りられません。今後、経済雇用情勢の悪化に伴い、授業料を滞納したり学業の計画が困難となる高校生が大幅に増加すると見込まれております。これらの高校生が学業を継続できるよう、授業料減免補助などを求め伺います。
 次に、過日、女性特有のがん対策として公明党の女性局で宮城県知事に要望書を提出してまいりましたが、その一つに、子宮頸がんと乳がんの受診率アップを目指し、一定年齢の女性を対象に、検診手帳の交付とともに検診の無料クーポンを配布することを訴えております。富谷町でもこの女性の乳がん、子宮頸がんについての検診無料のクーポン券配布と検診手帳の交付を求め伺います。
 三つ目に、各小中学校のトイレの改修洋式化、これは始まっておりますが、私の知ってるところでは、トイレが10個あるところを1個だけとか、そういう認識でおりますので、これはやはりもう少しふやすべきと考え、このトイレの改修洋式化を求めます。
 また、校庭の暗渠排水の整備、そして地デジテレビなど3月の予算説明では1校にだけ設置する説明がたしかあったと思いますが、すべての小中学校に1台は設置するべきと思いますが伺います。
最後に、そのほか当局として新経済対策について、介護や雇用などを含め、今後経済危機対策臨時交付金をどのように活用されるのか計画を伺います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまのご質問にお答え申し上げます。
 インフルエンザ対策ということでございます。あるいは今の発言では二重三重というふうなことで、さらにまた一枚加わったんでございますが、結論的にはですね、町からの情報のほか、テレビや新聞などを通して情報が得られている現状でございますので、今のところ二重の周知については予定はございませんというふうなこととなります。
 経過をちょっと振り返ってみたいと思いますけれども、5月17日をピークにですね、減少しています。そういった一方で、きょう岩手で初感染をということで、15都府県ということになるんでしょうかね、 463人という感染者の累計値もでているところでございます。
 町の対応としては、4月27日、ホームページに注意喚起をする内容の掲載をしました。5月1日に対策会議を開きました。そして、マスク、消毒薬等の購入も決定しました。土日、祝日、連休の土日、祝日も健康増進課職員、保健師が待機をして相談に当たりました。15日には、各出張所等も含め、本庁舎も含め、入り口に消毒薬を設置したところでございます。
 さらにまた、行政区長さんにお願いをして、町内会館にポスター等の、相談センター等の電話番号を盛り込んだね、自作のポスターも掲示をして周知を図ったところでございます。6月号の広報にもまた取り上げさせていただいたところでございます。
 町の対応として、やっぱり機敏さといいますかね、情報、私どもも敏感にその情報を感じ取って、町民の皆さんの安全なる確保とか、あるいは危機から、危機の状況にどのように町民の皆さんを守るかとかね、さまざま町として行政としての課題があるわけでありますので、なお一層心してですね、取り組んでまいりたいというふうに思います。冬場の第二波というふうなことで、最悪、亡くなる方も出るのでないかと言われる中ですので、もう1年って、冬場を通してですね、この状況を見据えなきゃならないと、そんなふうな覚悟でもいるところであります。
 二つ目ですね、おっしゃるとおりです。とりわけ免疫のない中でもというふうなことで、高校生の皆さんが注目されたり、そしてまた病気をお持ちの、今議員指摘の病気をお持ちの方など、とりわけそのような注意を、さらにまた注意をするというふうなことですね。状況が変わって県内にも感染者が発生した場合、マスクが品薄で手に入りにくい状況になった場合には、既に購入しております手持ちのマスク 5,000枚がありますので、それらを優先配布をさせていただきたいと思います。
 次に、黒川支所でもというふうなことでありますが、現状、塩釜保健所から、格下になりまして黒川支所と、こうなりました。平成9年の4月1日から業務内容が変わりましたということですね。黒川支所でやってるのは総務保健班と食品薬事班の2班体制で、規模が縮小されました。その中で相談業務、総務保健班ということで、医療従事者等の免許、母子精神特定疾患等の相談申請を主なる総務保健班が取り扱うんでありますけれども、この緊急時に及んでですね、インフルエンザの、新型インフルエンザの相談は受け付けますということで、しかしながら、親元のといいますかね、塩釜保健所疾病対策班という、ここが窓口になって一元管理をすると。こんなふうな流れでございますので、内輪としては保健所でこれは塩釜ですよっていうふうに振ってるわけではございません。ですので現状の対応で進められるものと思っているところであります。
 次に、補正の活用というふうなことの中で、就学困難な高校生というふうなことでありました。現状ですね、富谷町ベースではありませんけれども、県内にということで県内データになりますが、6万 4,166人が公立校、私立校に通っているそうです。定時制には 1,453という数値がございます。その中でですね、高校の授業料減免を申請をして減免を受けている対象者の方は、公私立合わせて 6,734人です。したがいまして、10.5%が、6万 4,000分の 6,700ということで、10.5%の方、1割強の方が既に減免を受けていられるというふうなこととなります。
 とりわけ私立校にはですね、公立には全額または半額……、ごめんなさい、10割減免、半額、全額または半額というふうなことでありますが、私立校には10割、7割、5割というふうなことで3区分ありましてね、しかしながら大半は全額免除というふうなことで、免除を受けて授業、通学を継続されているというふうなことと思います。現状であります。したがいまして、町としましてですね、さらにまた高校の授業料減免制度に上乗せする制度は実施することは困難であるというふうに思います。
 そして、奨学金の事業につきましても、今年度、21年度、13名の方から申請がありまして、全員が奨学生として決定して、貸し付けもまたスタートしたところでございます。なお一層、奨学金の件については、いろいろ取り上げ、議会でも取り上げられておりますので、なお一層、調査といいますかね、利用について研究を継続したいというふうに思います。
 経済的に困難だというふうなこととあわせて、どの区分であれですね、10割であれ、7割であれ、5割であれ、保護者の死亡だとか疾病だとか障害、そしてまた、または失職等によりというふうなことで、かなり広く、要件については幅が広い要件の中で申請されるような制度になっているようでございます。
 女性のがん検診をということで、クーポン券の云々ということで、スタートするところでありますけれども、恐らく今まで受診から遠ざかる皆さんに、この6カ月の限定ではありますけれども、これらを使ってですね、受診のしやすさだとか、あるいは受診して結果を見るとかですね、そういったことにつなげようという、つなげたいというふうな趣旨もあろうかというふうに思います。
 そんな中で、富谷町のですね、子宮がん検診の方についてだけ申し上げますけれども、数字のとり方でこの受診率が変わるといいますかね、対象者1万 3,490人、受診者は 4,385人ということで、それを比を出しますと32.5%、3分の1程度だと、こうなります。
 その対象者のとり方、どこの機関でも受ける機会がないという方がある基準の中でくくると1万 3,490人だということになります。そういったので実際の受診者はそうだということになりますけれども、もう一つですね、今回のこの質問にあわせて課題だなというふうに思うのは、受診票をお送りしてですね、その中でお申し込みいただいている方が 6,454人いらっしゃるんです。その方の中で結果として最終の、病院に出向いてですね、個別に検診された方が 4,385ということで、この比率を出しますと68、7割弱というところです。3割程度は申し込みをしても結果としては受診、医療機関に出向かれてないと。この辺のところがですね、次なる課題かなというふうに思いますので、なお一層その啓発にですね、取り組んでまいりたいと思います。
 しかしながら、クーポン券の件もですね、5月29日施行というふうなことで、富谷町、5月1日からもう既に始まってますので、29日以前の受診した方は対象外だという制度のようであります。その不公平感をいかがしましょうかという課題もまた持ち合わせているところです。21年度限りの事業だというふうなこと、そしてまた、発行から6カ月の使用期間だというようなことでの限定的なクーポン配布というふうなこととなりますので、その辺もですね、きちっと漏れのなく皆さんに周知してまいりたいというふうに思います。
 トイレ改修、あと学校教育課からも一部答弁、そしてまた、4番、四つ目については経営企画からということ、答弁させることといたしますが、暗渠排水についてだけ私から述べたいというふうに思います。
 19年度、20年度、議会でも取り上げられておりました。その経緯もありましてですね、21年度、早速に、4月25日、6月1日、6月8日というふうなことで、早速に雨が降った後の排水の状況をですね、それぞれ各学校、12校にご協力をいただいて、写真つきで、そういう意味で今便利ですね、一元管理ですぐ戻ってきます。土曜日まで降った。日曜日晴れたときの月曜日の状態とか、日曜日の午後まで降って云々だとかっていうようなこととあわせてですね、降雨調査、校庭の調査をして、今度また、都市整備課には明石の高橋さんのところにある富谷町の降雨計がありますので、そういった降水量のデータもあわせながらですね、既に3回確認してございます。おおむねどこがどうだかっていうのは大体把握し始めたところでありますけれども、20年、21年度ですね、そういった取り組みを継続しながらですね、次年度以降、懸案となっております課題の解決に向けて努力してまいりたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 小中学校のトイレの改修におきましては、平成21年度、2校を予定してございまして、順次24年度まで改修させていただくようになっております。
 先ほどのご質問でございますけれども、一つを和で残しまして、あとすべてを洋式化するような計画で進めているところでございます。ですので、一つは和式ですけれども、あとすべては洋式というふうに考えております。
 それと、あと地デジのテレビの件でございますけれども、23年の7月24日にアナログが終了するということになっております。デジタルに完全移行することから、計画的に検討していきたいというふうに……、いろいろな予算措置が国からも出ておりますので、そういうものを検討していきながら、一番いい方法というふうに考えております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、私の方からは経済対策の町の活用についてお答えさせていただきます。
 こちらにつきましては昨日町長のあいさつの中に触れさせていただいたとおりでございますが、今回実施されるものについては過去最大規模と言われるものでございます。その中には各省庁が直接やるもの、あとは都道府県、市町村が行うものと、そういった区割りがなされております。その中で富谷町に今回「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」というものが配分されます。額といたしましては現在のところ1億 2,600万円ほど交付される見込みとなっております。これにつきましてはメニューがたくさん示されておりますが、基本的にそれぞれの市町村の独自性を重視しながら交付を行うというものになっております。近年の問題等もありまして、安全安心の実現であったり、高齢化・少子化の対応、そういったものがメニューの中に示されております。
 これにつきましては、現在、庁内の方で十分検討させていただいているところでございます。せっかく交付される1億 2,600万円の額でございますので、町もしくは町民の皆さんにとって有効的に活用されるものということで、現在、政策企画会議などを経ていろいろ知恵を出しているところでございます。これがまとまり次第、早急に議員の皆さまの方にお諮りして、交付を受けて実施していくというふうなところを考えております。これについては平成21年度執行を前提とされておりますので、今年度、しかるべきときに議案という形で上程させていただきたいと思っております。
 そのほか、緊急雇用につきましては、昨年度末からの継続ということで配分されてきております。それにつきましても今回補正予算の方で計上している事業が数件ございます。冒頭にもございましたテレホンオペレーターの委託業務など、そういったもので雇用を創出していくということで補正予算の方に計上させていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) まず、このインフルエンザの対策の周知についてですが、テレビとか新聞、また周知されているということ、それからホームページ、また町内、これ広報、意外と見てない方もいるんですね。ですから、そういうことを踏まえましてこの二重三重ということを私は申し上げたんですが。
 町内会にポスターということもおっしゃっておりましたが、これがA3の大きさじゃないのかなと思うんですけれども、それを私の町内、とちの木に合わせますと、公園、会館のところの掲示板に1枚張るわけですね。ちょっとそれは、本当にそこの前を歩く人が気づいてここ見てみないとわからない大きさ。だったら私はかえって各戸に配布、または回覧板 ───回覧板ももちろんなかなか、素通りする方も意外とおります。いろんなことを考えた上で、いろんな手を打っていかなければならないのではないかなと思いますが、再度お聞きしたいと思います。
 この新型インフルエンザについては、インターネットを開きますと、アメリカあたりではこの新型インフルエンザパーティーなどを開いているという、アメリカらしいなという記事なども載っておりますが、それだけやはりこの、もしかしたら秋に来るときには何か、今は弱毒性かもしれませんが、何かと合わさってちょっと強目になっているとか、そういうことも考えれば、やはり今のうちにいろんな手を使い皆さんに周知していくということも考えられるのではないかと思いますが、その点、まず一つお伺いいたします。
 それから、奨学金については、高校生ということのあれですが、その辺はまずわかりました。
 それから、今回の子宮がん検診ですか、乳がん検診、先ほど子宮がん検診の結果等はお聞きいたしました。しかし、乳がんが余り高くはないんですね。この子宮頸がん、これが現在20代から30代の方に多くあらわれており、また、この方、若い方たちはなかなか検診がしにくいということもあって、今回あるクーポン、無料クーポンということもあります。6カ月という話でしたが、やはり6カ月とか、また5月1日からの、5月29日に発行したので、その前に受けた方は利用できないという話だったのですが、やはりこの辺の不公平感をなくしていくのも町の役目ではないのかなと考えますが、その点をひとつお聞きしたいと思います。
 このがんに、先ほど同僚議員もがんについて、喫煙のことに関してがんの話をされておりましたが、担当課としましても真剣に取り組んでおりまして、本年の2月には対がん協会の会長をお呼びいたしまして講習会等を行っており、その辺は大変評価するところであります。それはそれとしまして、やはりこの不公平感というものはなくしていくべきと思いますので、再度お伺いいたします。
 乳がんに関しましては、ぜひ子宮がんと同じように個別検診を求めて、今後とも求めていきたいと思いますが、その点はまたこの次にしていきたいと思います。
 それから、トイレ等、一つだけ和式を残して、あと全部洋式ということで、これから小学校に入る方等、ほとんど新しい住宅、こちらに移ってこられる方なので、ほとんど洋式トイレということで生活をなさっている方、お子さんたちなので、非常にこれはいいことと考えておりますので、お願いしたいと思います。
 また、地デジ等も徐々にそろえていくことということですので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。よろしくお願いします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) インフルエンザのさらなる二重三重のというふうなことでございます。議員のですね、それこそ今大事に至る前に手を打たなければというかね、そういった思いは十分わかります。それを心してですね、取り組んでまいりたいというふうに思います。
 いろいろ出だしのころのインフルエンザの本体というか、本性といいますかね、そういったことから、今ピーク、5月17日をピークにして患者数の減少というふうなことも含めて、そういったことも勘案しながらですね、今のような対応とさせていただいておりますので、広報、6月の広報、特集でというふうなことで取り上げさせていただいた経緯もありますので、ぜひそれに、さらにまた回覧、あるいは1枚物でというようなものについては、今回については、何ですかね、今までの取り組みとさせていただきたいというふうに思います。
 あと、不公平感については全くそのとおりで、何か方策がないものかというようなことで、今後、今検診の7月末までの検診期間ですのでね、最大限、検討、努力してまいりたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 町長から前向きな答弁いただきました。
 もう一つ、私なんですが、こういうものを、「インフルエンザについての感染が疑われる方、ご心配な方」ということで、こういうのがあるんですが、こういうのをつくって友人等にも配っているんですね。やっぱりそういうことも考えていっていただければと思いますが、伺います。
 それから、乳がん検診のクーポン券については検討されるということなんですが、交付金などを使う考えはないのでしょうかお伺いいたします。
 それから、奨学金についてなんですが、たしか3月のとき、途中でも借りられるような方向で考えているように聞いたような気がしますが、確認としまして、途中から、年度初めじゃなくて、途中からでも奨学金利用できるのかお聞きいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員、今資料みたいなのを持って示しましたけれども、こういうようなものと言いましたけれども、具体的にこういうようなものって何なんですかね。
 立たないでそのまま言ってください。

14番(伊豆田待子君) これですね、「新型インフルエンザの感染が疑われる方、ご心配な方、病院に行かず発熱相談センターに電話でご相談を」ということでのチラシです。これには……。

議長(渡邊俊一君) わかりました。
 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、今のご紹介もありましたがね、過度に心配される、本当に皆さんにどう不安を解消するかというのも私らの役目でして、なかなか難しい、線引きは難しいところですね。いろんな総合勘案して先ほどのような対応をというようなことでございます。
 やっぱり何したからって、すぐ外さ出るなよっていうのが今回のポイント、今までないんじゃないでしょうかね。必ず電話で、出向いて云々ではなくて、電話で今私の症状がこうなんですよという、電話でやってくださいよと。だから、そういう状況からして、感染者と疑われる人は、保健所から職員が直接来て、隔離してね、そのまま病院に移送します、こういうふうなルールというか、動きになっているようでございますので、それこそご心配な方は電話でまず第一報というふうなあたり、ぜひ皆さんと共有したいというふうに思います。
 交付金の対象事業化なるかについてはちょっと、経営企画課長から答弁させることといたします。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 交付金の活用もいかがかということご質問でしたので、この辺も含めて現在庁内の方で検討しているということでございます。よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 奨学金についての質問がありました。千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 今年度中、検討していくということで……。

議長(渡邊俊一君) よろしいですね。(「はい」の声あり)
この際、11時20分まで休憩をいたします。
午前11時08分 休憩


午前11時20分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。
 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は2件質問します。
 初めに、高齢者無料乗車制度(敬老パス)の実現を求めて質問します。
 敬老パスと呼ばれる高齢者無料乗車制度は、隣の仙台市が実施していることもあって町民の多くが望んでいます。仙台市の敬老パス制度は1973年から実施され、市営バスに運賃負担せずに乗ることができるものでした。1986年からは宮城交通バス、1987年には地下鉄も運賃負担なく乗車できます。つまり無料で乗車することができました。2002年に一部有料化され、敬老パスの交付率が低下したと聞いています。
 この敬老パス制度は「高齢者を閉じこもりにさせない」という点で非常にすぐれた制度だと言えます。聞いた話ですが、仙台と富谷の高齢者が定義山に出かけたところ、仙台の人はパスを見せており、富谷の人はお金を払っておりたと。「仙台のお年寄りはいいな」と言ったという話です。
 富谷町は交通不便地域の解消などを目的に町民バスを運行し、「利用しやすいバスに」ということでたびたび改正が行われてきています。この4月の改正によって利用者は「ジャスコ乗り入れ、富谷中央病院前停車がとても便利になった。利用者もふえた感じ」と話しています。しかし、住民は泉中央まで乗り入れられなかったことについて、期待していただけに非常に残念に思っています。
 運転免許証を持ち運転できる間は自由に行動できますが、高齢になるといつの時期にか運転をやめなければなりません。高齢運転者の事故は、スピードの出し過ぎによるものではなく、交差点での事故が多いと報告されています。運転は歩行者、対向車、障害物、道路の状況などを確かめて瞬時に判断しなくてはなりません。個人差はあるものの、高齢になると運転に必要な運動能力、視力、判断力の衰えなどで必要な判断に時間を要し、事故を起こすことになります。自分自身が体力や判断力の低下を自覚していても、買い物や通院、家族の送迎に必要とされていることや仕事のための運転であることで、やめたいけれどもやめられないという事情もあります。
 ことしの6月1日から運転免許証更新時に75歳以上の運転者に認知機能を検査する「講習予備検査」が義務づけられました。これまでは高齢運転者は運転免許を自主的に返納するという対応でしたが、この改正によって認知機能が低下した高齢者へ運転の規制が行われることになりました。
 認知症と自動車の運転を研究している熊本大学の池田 学教授は、より長く運転できるための支援や長期的な都市計画を提案しています。また、運転免許の自主返納促進のためにバスやタクシー、JRなどの割引制度の充実を挙げています。別の研究者も「自主返納したら免許のない生活にソフトランディングするためのフォローが必要だ」として、タクシーをバス料金並みに利用できるデマンド交通システムを取り上げています。
 高齢運転者の家族は、「運転免許を返納する前はよく外出し元気だった。運転しなくなってからは外に出かけようとしない」とか、「駐車場に入れるとき自分の車を傷つけてしまったので運転をやめてもらった。その後自分の役割は終わったという感じで何か申しわけないことをした」などと話しています。そして、高齢運転者だった人、今は運転していませんが、「運転はしていないけれども運転免許証は返納しない。自分の生きてきた歴史が詰まっているからだ」と話します。今後ますます運転免許の返納が進むことになるでしょう。
 富谷町の高齢化率は県内で一番低いということは、運転する前期高齢者といいますか、比較的若い高齢者が多いということですから、その人たちが運転しなくなったときの対応策、つまり足の確保、交通権の保障を今からしっかりつくり上げていかなければならないと考えています。
 6月5日河北新聞の社説に「バス路線の維持 目的意識をきちんと持って」というのがありました。記事の最後の方に「地方では代替交通手段がないために、お年寄りが運転免許を返上したくてもできない事態が現実になっている」として「“バス再生”に向け国、自治体、事業者は今こそ知恵の出しどころ」だと結んでいました。
 質問ですが、第1番目に、高齢者の交通権の保障をどのように考えていますか。
 2番目に、高齢者に対して無料乗車制度の実施、具体的支給方法の検討の必要があると考えますが、どうですか。
 3番目に、町民バスは土曜日、日曜日、国民の休日、年末年始、お盆期間は運行しません。
 「公民館で行事が開催されていても参加できないので何とかしてほしい」という要望があります。参加したいという人たちに対して、町はどのようにしていくつもりなのか伺います。
 また、十三夜魂のふるさとまつりのときには臨時バスの運行がありましたが、このほかにバス運行を計画している行事はほかに何がありますか。
 4番目に、行事などに積極的に参加してもらうためにはバスの運行は不可欠と考えます。その際、町所有のバスを運行し、利用してもらうようにしたらどうですか。
 5番目に、行事などの送迎に使用するバスを購入し、町内会やスポーツ少年団、住民の要望にこたえ貸し出しを行うことを考えてはどうですか伺います。
 二つ目の質問として、障がい者の就労支援をどう進めるのかについてお尋ねします。
 障害者自立支援法が施行されてから3年目を迎えることになりますが、この法律を変えたい、廃止させたいという当事者と関係者が繰り返し行動を繰り広げてきました。その結果、政府が部分的な手直しをせざるを得ない状況をつくり上げてきました。
 2007年度には「特別対策」として、そして2008年度には「緊急措置」として負担軽減などを行ってきたものの、しかし、応益負担制度はそのままであり、根本的な解決には至っていません。
 2008年5月に発効した国連の「障害者権利条約」は「すべての障がい者に対して同年齢の市民と同じ権利を差別なく保障すること」をうたっています。そして、憲法では13条で「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」とし、憲法25条では「すべて国民は、健康的で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」、2項で「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」としています。
 3月議会で町長は、「障害者自立支援法の見直しということで基本方針が示された。利用者負担については、これまでの特別対策、緊急措置によって改善した現行制度の負担水準を継続しつつ、さらなる改善と能力に応じた負担とすることがこの見直し案に示された。今後国においてこの基本方針の内容を十分に踏まえながら改正法案の作成を進め、その内容は随時情報提供を受けて、国の動向を注視していく」としています。しかし、富谷町の障がいを持つ人たちのために、国の動向を注視していくだけではない、富谷町としての考え、対応が必要だと考えるわけです。
 1番目の質問です。障害者自立支援法は「能力に応じた負担」とはなっていません。憲法に基づいた障がい者の権利を保障する立場から「応益負担」制度の廃止を求めていくべきではありませんか。
 心身障がい者通所援護施設TOMOTOMOと精神障がい者小規模作業所YOUYOUは町の直営から指定管理になり今年度で契約が終了し、新たに契約を結ぶことになります。
 指定管理制度導入のとき町は「委託によって専門的な経験、ノウハウを持った職員の対応で利用者が行政と違った専門的な面やソフト面で向上が図れる」として、いいこと尽くめの説明でありました。
 それに対し、私たち日本共産党は「数年ごとに経営者が変わったり、経験・技術・人材などの面で不安定になる。継続性・信頼性を確保できる保障がない」と懸念し、同時に「一人ひとりの障がいに即した十分な指導、ケアができる職員体制の強化は町が責任を負う中でこそ可能だ」と述べてまいりました。
 利用者の中には職員の異動や退職で不安になり、精神的な苦痛を訴えることもあります。指定管理で運営している法人が悪いということではなく、指定管理で運営するということが利用者に不安を与える事態を生み出すことになっているという危惧が現実のものになっています。
 契約更新に当たっては、当事者が安心して施設を利用できサービスが受けられるよう慎重に進めていかなければなりません。
 2番目の質問です。指定管理という運営が契約更新のたびに利用者に不安定をもたらすということが問題だと思いますが、これについてどう考えているのか伺います。
 町が作成した第1期障がい計画に「小規模作業所の利用者以外の人が来所できるサロン的機能の検討」とあります。町内の障がいを持つ人たちがサロンの開設で休日に出かけられること、交流ができることなど期待されます。このことによって、3番目の質問ですが、TOMOTOMO、YOUYOUとの関係はどうなるのですか。そのときの対象者、実施の方法をどのように考えているのか質問いたします。
 福祉健康センターでの就労継続支援の給付についてはこれまで説明がありましたが、どのように進んでいるのかお尋ねします。
 質問の4番目です。非雇用型(就労B)と言われるものを考えているようですが、事業内容、対象者数、開所時期を伺います。
 5番目の質問として、就労継続支援の運営をプロポーザル方式で選定すると聞いていますが、条件をどのように設定するというお考えなのかお尋ねします。
 6番目の質問で、福祉健康センターで行う事業を町の直営で実施する考えはないのですか。直営で行うことが障がいを持つ人に寄り添っていくことになり、そのことが行政の役割であり、今後のモデルになっていくと考えますが、どうですか。
 7番目の質問です。障がい者に行き届いた支援ができるよう町が独自に補助を行うべきではありませんか。同時に、国に対し、すべて当事者にかかわってくることであり、国連の「障害者権利条約」の言う「同年齢の市民と同じ権利を差別なく保障すること」に向け、あらゆる機会に国に対して補助金の増額を要請していくべきではありませんか。以上、質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答え申し上げます。
 高齢者の皆さんの交通権というふうな、聞きなれない言葉だなと思いながら、いろいろ考えてみたところでございます。また、広く認知されている言葉になっているのかどうか、この辺のところもまた考えたところでございます。
 恐らく交通権、振り返ってみますと、JRが廃止されて民営化というふうなところで、昭和50年台後半、あの辺あたりに出た言葉なのかなというふうにも思いますし、また憲法上の居住移転の自由、職業選択の自由って、22条に規定されている自由権の代表的なものの一つとして規定してございますね。そこに恐らく端をといいますか、つながり得るところだろうというふうに思いますけれども、そこまでいかなくても、移動の自由といいますかね、英語でモビリティーというような言葉もあるようでありますけれども、その辺のところと受けとめさせていただきながら、第1問目、お答え申し上げたいというふうに思います。
 主はですね、2002年、仙台市の制度が変わったという2002年、平成14年、町民バスがスタートしてございます。幸いにして、数度の改変といいますかね、手を加えながら、皆さんの使いでのあるものをというようなことで取り組んだところであります。皆さんのお声も今ご紹介いただいたところでございまして、大変感謝申し上げたいというふうに思います。
 残念なことに泉中央に向けられなかったということは、今までの経緯の中でご説明をさせていただいたところでございます。何にも増して、営業会社であります宮城交通さんのご意向一つでですね、私どもの思いが、あるいは町民の皆さんの思いがかなわない、そういうふうなこともまた、1年近くにわたる宮交さんとのやりとりの中でですね、結論といいますか、受け入れざるを得なかったと。そういう残念な思いもまたあってのスタートでございました。
 行きたいところに行けるとかね、行きたいときに行けるとか、あるいは定時に出発して定時に着くとか、いろいろ足については思いがあるわけでありまして、その中で一番最上位にあるのが車というふうなことでしょうかね。移動の利便性、手軽さというふうなことからしてね。しかしながら、いつまでも車、車を運転しない、車が運転できない、あるいは、ある年齢以上になった折にと、75歳からまた認知症の確認というふうなことの免許更新時に始まるというような制度もスタートしたところでございます。そういった中で、常に富谷町においてですね、この足の確保、移動の自由というふうなあたりについては大きな課題と、従前からの認識は変わりございません。
 そのような中で、旧の交通バリアフリー法ですかね、きのうも話題となりましたが、移動の円滑化を促進する法律というようなところも整備されているわけでありますので、富谷町としてもぜひ、公共交通といいますかね、富谷町はカテゴリー3。仙台圏の都市交通懇話会といいますかね、懇話会の中で、富谷町の置かれている状況、成田、富谷、大和というような、この泉中央から北のラインはカテゴリー3。私はインフルエンザになぞって、例えてレベル3だとかって言ってますけれども、レベルを3からやっぱりレベル2に上げる。富谷町の状況は、公共交通機関はあるが利便性に劣るっていうやつなんですね。レベル3、カテゴリー3、東北本線、地下鉄沿線等々含めて、近隣の宮黒で言えばね。利府町さんなんかはレベル2です。カテゴリー2です。公共交通機関があって利便性にすぐれていると、利便性に富むというふうなところです。ぜひそういった利府町さんにですね、近隣の町でありますので、私どももぜひ公共交通機関の体系づくりといいますかね、そういったことも含めて取り組まなきゃならないというようなことも、きのうまた冒頭でお話をさせていただいたところでございます。
 したがいまして、保障をというふうなことで言えばですね、14年に開設、スタートしました町民バスの運行を通して、町内における移動の保障、制限的で不自由さは残すもののですね、一定程度確保されていると認識しているところでございます。
 二つ目、無料乗車制度というふうなことで、これも仙台市の歴史的な経緯も今触れていただいたところであります。そのような中で、従前からのまた課題、そしてまた高齢者の皆さんの、富谷、富ケ丘、泉ケ丘とかね、向陽台、東向陽台と本当に道路一本で隣接している、同じバス停からおりる皆さんのという、象徴的な話として私は従前からずっと耳にするところでありますけれども、こういったところもあわせながらですね、高齢者の外出については、社会参加、心身の健康のために重要と考え、町内の移動の確保のため、平成20年7月から町でやれることということで70歳以上の方の町民バスの無料化の実施も始まったところでありますし、免許返納、65歳の年齢以上の方について、免許返納された方についても無料でお乗りいただくというふうな方策もとったところでございます。
 町外への移動確保というふうなことで言えばですね、町財政の実情や障害者支援も視野に入れながら検討の時期を見きわめてまいりたいというふうに思います。
 土日・祝運行、これも経緯がありますので、ご提案でありますけれども、経営企画課長から答弁させることといたします。
 4番目、これも相関連しますので、財政課の方から答弁させることといたします。
 5番目、バスの購入をというふうなことでありますけれども、3、4と関連しますが、現状、バスをさらに加えてですね、町有バスとして、町の所有するバスとして運転手を張りつけて運行する状況にはないというふうに考えてございます。
 次、障がい者の就労支援ということでのテーマでございます。
 一つ目、応益負担の件。政府が3月末日、障害者自立支援法の改正を閣議決定したところであります。改正によりますと、利用者の負担能力に応じた応能負担を原則とし、応益負担、そしてまた1割負担を廃止する案として現状審議中でございます。
 二つ目、TOMOTOMO、YOUYOUの件であります。指定管理契約更新、17年から、10月1日から、契約期間は今年度末でございます。22年の3月31日ということになります。そのこととかかわりがあるご質問と受けとめました。指定管理契約更新そのものが不安定につながる問題であるとは考えてございません。当事者の方々がご不安にならないような十分な対処、手だてをとってまいります。
 次、三つ目、TOMOTOMO、YOUYOUを地域活動支援センターへの移行にあわせて、障がい者の方々から希望のあったサロン的機能を持たせながら運営展開を図ってまいります。
 四つ目、増額をというところです。町独自の補助につきましては、障害者自立支援法や町の保健福祉サービス事業を提供してまいりたい。継続して取り組んでまいります。補助要請については、当然のことながら、その他の課題とあわせて要望、努力してまいります。
 五つ目、非雇用型(就労B)という中身ですね。事業内容、開所時期というようなところでございます。現在、就労継続支援、就労Bのほか、就労移行支援を視野に入れながら、事業開始に向け作業を進めているところであります。事業内容につきましては、現在検討を進めている段階だということです。対象者といたしましては、通常の事業所で働くことが困難な障がい者を対象と考えており、事業開始時期につきましては、運営事業所や事業内容によりデイサービスの改修が伴いますので、できるだけ早い時期の開所を目標に今鋭意進めているところでございます。
 プロポーザル方式、就労支援に向け検討中でございます。
 七つ目、町直営の件です。現在、就労継続支援事業につきましては、実績のあるいろいろな、実績があって、さまざまなノウハウを持つ社会福祉法人、あるいはNPO法人など、通所者に幅広い創作的な活動や生産活動の機会を提供できる、そしてまた、生産物品の販路につながるような事業所を視野に入れながら、その選定、確保ができるものと考えているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、私の方から町民バスの土日・祝日運行についてお答えさせていただきます。
 まず、町民バスの運行につきましては、当初、2カ年の試行期間を得まして、その実績をもとに本運行というふうになってございます。そのときに、2年間の実績では、無料ということもありましたので乗車数は10万人を超す乗車率の数がありました。その中で、まずアンケート調査などを実施して本運行の方に結びつけております。
 そのアンケート調査によりますと、まずバスをどういったときに利用されているかと、今後もどういったときに乗るかという調査内容がありまして、まず平日に乗るという方がもう圧倒的に8割の回答でした。土日については、2割弱の方が土日も乗るかなという回答を得ております。しかしながら、この実績をそれと比べますと、土日運行のときは約1日1人2人という乗車しかありませんでした。そのことを踏まえて、本運行をやるに当たり庁内の方でいろいろ検討いたしまして、特に土日については、皆さんがふだん利用している医療機関は当然休みだということがまず大きな影響出てるというところがありまして、土日を運行することについて、これは費用対効果の面からいかがなものかという考えが出て、アンケート、そういった実績踏まえて現在に至っているというような状況でございます。
 しかしながら、こういった声が、現在余り土日運行しろっていうご意見は町の方には届いてない状況です。それと、町のイベントいろいろありますが、公民館まつりについては基本的にエリアが決まっている。地元の開催となっております。大きなふるさとまつり、マーチングフェスティバル等につきましては、個別に臨時バスを運行したりしてやっております。その結果、現在の町民バスの年間経費は、今年度の契約額でいきますと約 2,700万円の契約額で現在運行しております。これを土日・祝日を運行しますと、プラス85日間ぐらいの今年度運行、今年度というベースでいきますと、85から90日間さらにこのバスを運行しますと、プラス 800万円から 1,000万円上乗せになるという試算が出ております。そうしたところ、数回行われる町のイベントにこの定時制を運行しているバスを利用できるかというと、逆に、開催時間が決まっているものであったり、そういったものについてはかえって来られる方に不便さを増すということで、個別に場合によっては臨時バスを運行すると、そういった方向で現在のところ運行しております。
 こういったところで、このような解消をどのように考えているかということについては、現在のところ、こういった実績を踏まえて、当分このままの運行を継続していきたいと思っております。
 あわせて、バスでございますので、これが 100%正解だっていうことはありません。先ほど申し上げた泉中央への便も、当然皆さんのご意向で一番多くありましたが、諸般の事情で行けないという、そういったものを踏まえて、バス交通については、これからもいろいろ検討を重ねて利用者ニーズに合わせていかなくてはいけないというのありますが、基本的に町が運行するコミュニティバスという、そういう理念、そこを重要視しながら、既存の民間バス会社とのかかわりも重要な部分になりますので、そういったところを踏まえて今後も検討していきたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 町所有バスの行事の際の運行ということでございますが、町が所有するバスは現在中型1台、運転手も1人でございます。よって、町有の中型バス使用規程というものがございますので、それに基づきまして可能な範囲で対応している状況にございます。

議長(渡邊俊一君) 佐藤聖子議員にお願いをいたします。質問の要旨が大変項目的に多いものでありますから、もし答弁漏れがありましたら速やかに申し出願いたいと思いますし、それから、簡明なる答弁を求めるために、再質問についてはできるだけ論旨を割愛していただき、質問を絞り、箇条書き的な質問でお願いできればと思います。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そのように心がけて質問、再質問したいと思います。
 町民バスは町内しか行かれないわけですから、これで十分だということはないと思いますが、先ほど町長からもそういうことがありましたが、町民バスだけでは十分ではないと思いますが、そうすると代替交通手段をどのように考えるかということが一番初めの再質問です。
 町内の行事に参加したい、十三夜のまつり、それからマーチングフェスティバル以外のものに来たい人、土日の場合はどのように手だてをとるのか具体的に伺います。
 3番目には、そのために私は提案して、町所有のバスを買って、それでもうちょっとみんなが公民館で行われる行事に参加できるようにしたらいいのではないかということでお話をしたのですが、その検討はするつもりはあるかないか伺います。
 それから、4番目に、仙台市は市営バス、地下鉄ありますけれども、白石市で2路線について70歳以上の人に1カ月4枚のチケットを出しています。閉じこもりにさせないということで、同じようにバスを持たない自治体として参考にしていいのではないかと思います。こういうことで、持たない町の敬老パス制度の補助といいますか、実施検討するべきではないかと思います。どうでしょうか伺います。
 再質問の5番目ですが、河北の社説にも先ほどあったというふうに紹介いたしましたが、バス交通には検討が必要だと課長がお話しされましたが、ここのところは非常に重要だと思います。そうしますと、その代替手段としてのバス路線の維持、これについて町はどのようにそれでは検討していくのか伺います。
 障がい者の方に入りますが、町長が先ほどお話しされて、3月31日にという話がありましたが、それで応益負担が全くなくなったということになったというとらえ方なのか伺いたいと思います。
 それと、その応益負担制度のほかにも、この障害者自立支援法は就労を強く求めている点にも問題があります。障害者自立支援法を廃止して、人間らしく生きるための新たな法制度、当事者が参加する制度が必要だと思いますが、これについてはどうでしょうか伺います。
 指定管理ということで、それが町長と私とではちょっと考え方が違いまして、そういうことではないということがあったわけですが、しかし契約更新のたびにやはり利用者が不安になったり、どうなるんだろうという不安がやっぱり伝染していくというか、伝播していくと思うんですね。こういうことは実際に起こっていることであり、利用者に不安定をもたらすということを認めるべきではないかと思います。そして、この契約終わるに当たって、今の法人に継続ということも考えているのか伺います。
 3番目ですが、TOMOTOMO、YOUYOUが地域活動支援センターに移行するとなると、その運営はどのように行われるのか。
 そして4番目です。これまでのTOMOTOMO、YOUYOUが行ってきた事業はどうなるのか。
 5番目に、土曜日、日曜日は運営するのか、実施するのか、それはどうなるのか伺います。
 そして、再質問の6番目です。就労Bというあれですが、健康福祉センターで事業行われるという就労Bですが、運営のためには採算という面からも見なければなりません。それで、さっき挙げられていましたが、事業の内容で今考えているもの、条件として出すべきものということでいいかもしれませんが、そういうものについてはどのようなものを考えているか伺います。
 再質問の7番目です。採算の見通し、これについてはどう考えているのか。軌道に乗るまでの支援を町が考えるべきではないか。そして、NPOだとか法人だとかという、今までに実績のあるところという話でしたが、当事者とその家族がどのようなものを要求しているか聞くことが最重要だと思いますが、この点についての対応はどうするのか伺います。
 今現在、指定管理にしているTOMOTOMO、YOUYOUですけれども、ここの職員の体制、十分なのかということを伺います。そして、経営に、経費の面でね、大変なことはないのかなと。町との協議はどのように行われているのかということもあわせてお尋ねします。
 以上、11点について再質問です。お願いします。

議長(渡邊俊一君) 答弁ちょっとかかりますか。(「いいですよ」の声あり)いや、5分ぐらいで終わりますか。(「5分の範囲で」の声あり)
 若生町長。

町長(若生英俊君) じゃあ、済みません。5分、お昼ですのでね、5分だけだとすれば、午後に……、失礼しました。

議長(渡邊俊一君) もとへ。この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時55分 休憩


午後 1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 佐藤聖子議員の質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、お答え申し上げます。
 まず最初にですね、私も質問を受けた内容については十分吟味をしですね、それこそ思いつきでない、独断に走らず、総合的に、多面的に、多角的に、そしてまた従前からの経過経緯も含めてですね、富谷町の今と将来を見据えて、何とか皆さんともどもこの場をもって、いい施策にというふうなことを考えながら、5月15日から、14日からですね、定例会のスケジュールに合わせて、もう1カ月に及ぶほどの予定の中で、きょうの木曜日までの議会対応というようなことで進めてきておるところでございます。
 その中で、ただいま相当部分、私は触れたつもりでございますけれども、再質問というふうな形で、1番から始まってですね、私のメモでは10番まで書いてある。(10)と書いて、そしたら突然、次は6番目と、こういうふうになるんですね。そして七つ目、八つ目、トータル11個目ですと、こういうふうな中での質問でございます。非常に私も悩みます。困ります。誠意を持ってお答えする中でですね、十分そういったことも含めて、私どもの思いも受けとめていただいて、まさにどこが最重要なのか、重要度12とかですね、そういったことも含めてご質問いただけば大変ありがたいなというふうに思います。
 私が答える部署と担当課長の答える部分というようなことで分けてございますので、私分としてお話を申し上げます。
 町民バスについては、十分でないって言ってることではなくてですね、十分でないながら、町民の皆さんの移動の自由に寄与するだけの機能してるというふうにつながるんですね。したがいまして、その結果として十分でない、ついては代替をどのように考えるかという質問には何とも返答のしようがございません。
 次、70歳以上、白石の事例でご紹介いただきました。これは聞くに値する内容だというふうに思います。高齢者のですね、施策づくりというふうなことで、19、20というふうなことで、高齢者の祝い金のことだとか、敬老会の行事だとか等々、19、20と課題として今継続して検討してますので、そういったことも含めてですね、視野に入れながら、十分なる検討を踏まえて、22年度、あるいはそれに向けてですね、皆さんにお示しをしたいと、こういうふうなことでいるところでございます。
 次、私は(5)としましたけれども、河北新報の代替え、代替路線の件でございます。代替とか代替えというのは、従前の路線があってですね、それが廃止されたときの場合、代替というふうに私は理解します。したがいまして、富谷町においては基幹の路線、宮交にとってはドル箱の路線だというふうに見えます。そんなこともあって泉中央への延伸がなかなか難しいというふうなことにつながるんだろうと思うんですね。
 かつて例、歴史的に見れば、私ら方の学区、西コミの西成田小学校前まで路線バスが走った経緯がございます。非常に私どもも、子供ながら、いよいよバスが走ったなというふうな思いをした記憶がございます。しかしながら、49年の3月の西成田小学校の閉校に合わせてですね、48年度閉校に合わせて、それにかわる町民バスが運行されたという経緯もまたご承知のとおりでございます。したがいまして、富谷町には既存の路線が廃止された後の代替えというふうな考え方はなじまないというふうに思います。
 次、指定管理の件です。契約の更新のご不安、これは十分私どももデイサービスのセンターの廃止に伴うですね、進め方を通しても十分感じますし、認識しているところでございますので、不安は十分感じ取りながら、それをいかに最小化していく、我々の、何ですかね、取り組みを通してですね、いい運営につなげてまいりたいというふうに思います。
 そして、私は12番目でしたけれども、議員は七つ目とおっしゃった採算の見直しの件でございます。支援をというふうなこと、そしてまた、先ほどとの関連しますけれども、お聞きする、声をお聞きする。お使いになる、そしてまた、そのご家族の皆さんの声なくしてですね、町でこうしますというふうな性急なる取り組みとか結論は、極力ですね、避けていかなきゃならない。そのための時間的な余裕とですね、十分なる検証するためにも、先々を見通しながら物事を運営してまいりたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) あと、町長、担当課でいいんですか。はい。
 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) まず、1番目の就労を求めていかなければならないのではないかというところです。確かに就労を求めていかなきゃならないというところで、就労継続B、あるいは意向というようなところも考えていかなければならないということで、いろいろ計画をしているところです。
 その一方で、就労だけでなくて日常の生活の訓練の必要な人方もいるし、就労まで継続、、就労までいかない方々に対してもいろんなことを考えていかなきゃならないというふうに考えてございます。
 それから、土日はどうなるのかというような、地域活動支援センター関係ですが、試行的に土日を今回やって、今回ですね、半年間やってみて、その後どうするかということを検証しながら考えていこうとしているところでございます。
 それから、TOMOTOMO、YOUYOUの職員は大丈夫かというところでございますが、21年度では7人……、6人の職員ということで、去年より1名増員しながら法人の方ではやっているようで、それからあと、看護婦とか、そういう必要な人は法人の方からの努力で充当しながら、うまく隣の虹の風とタイアップしてやっているというような状況でございますので、心配はしておらないところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 町長、土曜・日曜の、要するに祝日関係についてのバスの運行ということで、そのための代替えにもバスを購入の検討、考えられますかというような質問だったんですけれども、それは先ほどの答弁どおりでよろしいんですね。(「はい」の声あり)はい。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) バスというか、敬老パスの関係でまず伺います。
 高齢者が外出することで健康保持できる、社会性を保つことができると町も認識しています。そのためにですね、町民バスをさらに利用しやすくしていくことを求めて対応を伺いたいと思います。そして、町外に出るとき、それでは十分ではないということはそれぞれが認識しているところでして、それにつなげるために、宮城交通バスに乗ったときにもですね、その何らかの助成をするということを検討するということをしていっていいのではないかと思います。先ほど町長のお話の中で白石市の例を研究されるようなニュアンスのお答えがありましたので、ぜひそれについては検討をしてくれるように、どういう対応で、どういう対応していくのか伺いたいと思います。
 そして、元気な高齢者をたくさんにするということが国保会計だとか後期高齢者会計にも寄与するということになると思いますが、そう考えていますか伺います。
 小回りのきくということで言いますと、町民バスは土日については非常にお金がかかるということでした。それならば、町所有のバスをふやしながら公民館での行事などに参加できるように検討するということもまた必要ではないかと思います。これについて2点お尋ねいたします。
 障がい者のところですが、3月31日にということで、応益負担がなくなったかのようなことを先ほどお話あったんですが、それは障害者自立支援法の根本になっていることなので、それがすっかりなくなったのか、新しい法律にかわるということなのかどうかを再度お尋ねしたいと思います。さまざまな手直しがありますが、今でも一般世帯は3万 7,200円という、その限度額がありますが、じゃあこれはどうなったのかね、それによってなくなったというのかどうか伺います。
 そして、就労を強く求めていることもこの障害者自立支援法のもう一方の大きな課題であると思いますが、これについて廃止を求めている当事者、家族、そして事業所が多いわけで、当事者参加型の法律をつくっていくことが重要だという立場にですね、町は立って応援するべきではないかと思うのですが、それについての見解を伺います。
 指定管理制度の更新ですが、慎重に進めていくということにはなっているかと思いますが、町のこの点について継続ということについてはどう考えているのか先ほどお尋ねしましたが、答弁がありませんでしたので再度伺います。
 それと、就労Bについてですが、当事者の要望を聞くということはするのか、いつどんなふうにするのか伺います。
 そしてまた、この就労Bについてですが、新しい事業、今のところは健康福祉センターで予定されていますが、西成田コミュニティセンターということの活用ですね、これについても検討していっていいのではないかと思いますが、これについてはどうでしょうか伺います。以上です。

議長(渡邊俊一君) バス購入についてはですね、先ほどから何度も購入の検討に値しないという答弁されてますけれども、それでも改めてその分まで触れての質問をいたしますか。

15番(佐藤聖子君) はい。お尋ねしたいと思います。こういうことでということなので、お尋ねします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) お答えいたします。
 やはり質問の要旨があって、我々、検討して、きょうのこの場で答弁をし、そこにどんどんと膨らんでいく議論といいますかね、そういう何か前向きな建設的なというふうに思うんですが、今、西コミの何か活用とかっていうような、最後にぺろっとまた出てくると、尽きないんだなというふうに思うんですね。ですから、ぜひ、これはひとり言としてお聞きいただいていいんですけれども、的を絞ってですね、本当に町民の、富谷町の将来のためにというふうなことで、益のあるものをというようなところにどんどんどんどんとこの場がね、そして我々が思いもよらない方向性の議論、そういった場にあってほしいなというふうなことをつくづく思います。
 バスについては私は一貫しているんだと思うんですけれども、代替え、代替って、泉中央への代替って言われても困るんですね。そういう私らで路線を組んで、それをなくして、それにかわるものは何かっていうのが理屈ですね、論理ですね。ですから、そういう意味で、泉中央への困難なぐあいと、結果、21年度からスタートできないことは大変残念なことと、本当に町民の皆さん、ご期待をいただいた皆さんに申しわけないと、そんなふうな思いでございます。そんなことで、白石の事例を通して、高齢者の福祉施策というふうなことでですね、もっと総合的な、部分的に足にこれをします、ほかの事例ありますからこうしますということでなく、総合性を持ったですね、検討を種々今、19、20と積み上げてきてますので、もうしばらくお待ちをいただきたいというふうに思います。
 おっしゃるとおり、土日、バスがあった方がっていうんで、あるかないかっていうんであれば、あった方がいいんですね。それは当然のことです。しかしながら、諸条件の中で、費用の面もあります、それにかわる、まとまってバス1台借り上げてしますっていうのは。しかしながら、そこからほろける人いますねっていうものは、もう切りがないんですね、この足について、一つの例だと思いますけれども。ですから、どの辺までのところを一くくりとして皆さんのご希望と要望を満たしていくかということも私どもの与えられている課題だというふうに思います。趣旨はわかりますので、本当にね、少しでも少しでもって拾い上げたいというふうな思いの中でおっしゃっていることも重々わかるんでありますけれども、その辺のところの適度な線の引きぐあいといいますかね、そんなところも勘案しながら今後とも進めてまいりたいというふうに思います。
 指定管理者の継続についてはですね、22年の3月31日でということでございますので、その準備に入っているのか入り始めたのかちょっとまだ定かでありませんけれども、ルールにのって次期の指定管理者の選定に当たっていくこととなると思います。
 要望を聞く、これは全くそのとおりでして、すべての施策づくりにおいてね、町民の皆さんのニーズを多様にお聞き取りをすると、そんな中から物事を方向性を決めていくというふうなことでございます。
 法律の、新しい法律、応益負担については、課長の方からお願いします。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 1番目の応益負担の関係ですが、障害者自立支援法の一部改正する法律案の概要というところで、法律の案件とかも出ておりまして、要するに1割負担というところがありましたけれども、そこのところを「支給決定障害者などの家計の負担能力、その他の事情をしんしゃくして政令で定める額」というふうな内容で今提案されて、まだ審議には入ってないと思いますが、これから審議に入るという状況ですので、その方向性を先ほど町長が申し上げたところでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、17番浅野幹雄君。
17番(浅野幹雄君) 私は、学校給食のリサイクルについてと題しまして、次の質問を行います。
 地球の温暖化が急速に進む中で、全世界挙げて温暖化に歯どめをかけるべく、各分野において知恵を出し合い取り組みを始めたところでありますが、次世代を担う子供たちに、自分たちが身近で取り組めることを推進するため、文部科学省、農林水産省、経済産業省、環境省が、エコスクールパイロット事業に取り組んでおります。この事業の目的は、「地球規模の環境問題に対応するため、学校施設においても環境負荷の提言や自然との共生を考慮した施設を整備するとともに、未来を担う子供たちが環境問題を身近に感じられるような工夫を行う」となっております。その事業の内容は、太陽光発電型、新エネルギー活用型、太陽熱利用型、省エネルギー・省資源型、自然共生型、材木利用型、そして資源リサイクル型であります。資源リサイクル型の事業の中に、生ごみ処理機を学校に設置し、給食の残食などの生ごみを堆肥化することにより、ごみを減らし学校の花壇などで再利用する事業があります。国としても平成19年12月、食品循環資源の再生利用などの推進に関する法律「食品リサイクル法」を制定いたしました。
 我が町の学校給食の残食の状況は、平成20年度で43.6トンであります。この残食は現在、処理業者に1キログラム当たり15円70銭で処理を依頼しておりますが、その後のリサイクル状況、取り組みについて伺います。
 次に、現在処理を依頼している業者とタイアップして、肥料化に取り組んではいかがでしょうか。その考えを伺います。
 また、小中学校の中から何校かを選び、エコスクールパイロット・モデル事業の申請を行い認定を受けてはいかがでしょうか。ちなみに、平成9年度より20年度までの全国の認定校は 781校に上っております。資源リサイクル型のモデル事業に取り組み、富谷町の児童生徒に身近で体験させ、食品のリサイクルの大切さ、重要さを学ぶ機会を与えてはいかがでしょうか。エコスクールパイロット・モデル事業への取り組みについて伺います。
 最後に、「食品リサイクル法」が近い将来改正される予定であります。改正され学校給食センターなどへの生ごみ処理機が補助金の支給対象となった場合、町として新学校給食センターへの業務用生ごみ処理機の導入についてどのように対処するのか伺いまして、私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、学校給食のリサイクルについてということで、質問いただいた項目に沿ってお答え申し上げます。
 一つ、現在の残食のリサイクル状況、取り組み状況について、あと肥料化に取り組んではどうかというところで、二つまとめてお答えしたいと思います。
 富谷町では、平成12年に食品リサイクル法が制定されたことを受けて、食品廃棄物の排出抑制と資源としての有効利用を図るため、平成13年10月から富谷町の一般廃棄物処理業者に委託し堆肥化しております。これは食品リサイクル法の適用除外でありますので、学校給食センターの残食を堆肥化することにより、学校でなくて、まず町が率先してリサイクルに努める目標を持ちまして、町内業者の方々のリサイクル意識を高め、そしてごみの減量化を図る目的で実施されております。ということで、学校では堆肥化はしてないということをご理解いただきたいと思います。
 それから、三つ目ですけれども、各小学校に業務用生ごみ処理機を設置してはどうかというところですけれども、富谷町の一般廃棄物処理業者に委託し堆肥化することに当たり、各学校に生ごみ処理機の設置するということも視野に入れ検討した時期がありました。生ごみ処理機が一つは高騰だ、高かったこと、それから処理機の種類によってメリット・デメリットがあったこと。また、一番の問題として、学校ごとに毎日残食量を計測する必要があるということです。学校の生ごみ処理機の設置ではなく、一般廃棄物処理業者に委託して堆肥化したものです。
 ということで、したがって、今現状におきましては、衛生、安全、保守管理の確保、それから残食等の検証によりまして、より質の高い献立の計画実践、そして、より確かな食育教育への推進をしているプロセスで、今各学校と給食センターと緻密な連携によって有効な稼働を確立させております。ですけれども、今議員さんの方からお話ありましたように、将来あるべき姿をやっぱり視界に入れて、これから調査研究、検討していかなければならない状況にあると思いますので、変わらぬご助言をいただきたいと思います。
 4番目の業務用生ごみ処理機に国からの補助金が出る予定であるが、補助申請をしてはどうかということ、これもエコプロジェクということなんですけれども、業務用生ごみ処理機の国からの補助につきましては、学校給食センターが食品リサイクル法の適用除外のために、今は補助対象外です。ただ、エコプロジェクト、これから出てくるものにつきましては、将来あるべき姿を求めながら調査研究して、よりよい方向を目指したいと思います。以上です。よろしくお願いします。

17番(浅野幹雄君) 答弁漏れあるんですけれども。エコスクールパイロット・モデル事業についての取り組み。

教育長(千葉芳樹君) エコスクール、パイロットスクールのモデル事業ですね、今共同調理システムをとっておりますので、町でどこかの学校というわけにいかないので、その辺、今のところは考えておりません。以上です。

議長(渡邊俊一君) 17番浅野幹雄君。

17番(浅野幹雄君) 私のですね、ちょっと質問、寸足らずだったのでしょうかね。1番目の質問はですね、処理業者に行きますね、残食が。その後、処理業者がどういったリサイクルに取り組んでいるかというのを私は質問入れたつもりだったんですが、それについてね、ちょっとお伺いしたかったというのはですね、答弁なかったものですから、一応、富谷環境の方にね、委託契約をして残食を処理してもらってるわけでございますけれども、私の調べたところでは、半分は肥料化にしていると。あとの半分はですね、ヤギ、ウサギ、鶏のですね、えさにしているというふうな状況なんですね。
 それで、鶏はですね、大分多く飼っておられて、何か学校給食の残食を使って、何か特殊なですね、特殊っていうか、栄養価値の高い卵が生まれると、こういうことを聞いてるわけですね。この卵を、みんなが食べ残した給食で生まれた卵ですよと、そういったね、ことをね、紹介するような何かいいアイデアがないか。例えば子供祭りでですね、そういったものを紹介するとかですね、試食してもらうとかですね、そういったことをお聞きしたかったわけです。そういう考えがあるかどうかですね。
 それから、肥料についてはね、十三夜魂のふるさとまつりとかですね、イベントで、つくった肥料をですね、町民の皆さんに配ってるという話もお聞きしました。これは大変結構かと思うんですね。そういった事業に対して、町でもですね、別な観点からの視点でですね、補助、援助が行えるかどうかという。あと、少し多目にあるんであれば、各小学校ぐらいのですね、子供たちに配って花壇の肥料に使っていただく。こういうような計画がないかですね、考えがあるかどうか伺いたいと思います。
 それから、肥料というのは何か販売するためには法律があってですね、その肥料の内容をクリアしないと販売できない。だから現在販売してませんということでしたけれども、先ほどですね、そういった分野までは恐らく無理かなと、残食の量もあるでしょうから。その分についてもお聞きしたかったんですが。
 それからですね、エコスクールパイロット・モデル事業、各分野で先ほど紹介したとおりあるんですが、20年度はですね、全国で91校認定をしてですね、これ大分補助金が大きいんですね。3分の1、3分の2、2分の1というような補助が対象になる事業がたくさんございます。去年ですね、91校で、宮城県はゼロなんですよ、認定校が。教育長、恐らくですね、県の教育委員会などともパイプが太いと思いますので、こういった働きかけをですね、今後、富谷町として取り組むために、いかにですね、アプローチしていくか、そういった考えを伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 浅野議員、鶏とか卵の質問通告はなかったですよね。

17番(浅野幹雄君) いや、項目のその後のリサイクルの利用状況の中に入れたつもりだったんです。舌足らずの要旨のためにそういうふうになったのかどうかということで、今入れたわけです。カットして、わざわざですね、「その後」ということで入れたのですから、だから業者が持っていった後にどうしてるかっていうことを聞きたかったわけです。ですから今再質問したわけです。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 一つは、肥料ですけれども、一応年間40トンって先ほどお話出ましたけれども、肥料のいわゆる量はその10分の1の4トンなんだそうです。(「残食が43.6」の声あり)

議長(渡邊俊一君) 浅野議員に申し上げます。今答弁している最中ですから、答弁が終わってから再々質問をお願いします。

教育長(千葉芳樹君) ということで、肥料としてはその委託業者が独自で使う。学校の方にはまた、その配分ということは、先ほどもちらっと出ましたけれども、検査が必要ということで、一般的には使用されてないということですので、その辺ご理解いただきたいと思います。
 なお、その肥料について等ですけれども、十三夜魂のふるさとまつり等々で一応実験的に提示してもらっておりますけれども、それの普及ということは、業者さんとやっぱり町との方との連携を強化しながら、よりよい方向で進捗させていきたいなというふうには思っております。
 それから、エコスクールの指定ですけれども、太陽光熱の方のエコスクールの領域に入っているような気がするので、だからなかなか手がつけられない。その基準とか、それから組織的なものがもう少し有効に活用しないと、なかなかうまく効果的な活用というのができないということで、もう少しその辺も含めて研究させていただきたいと思います。以上です。
 あと、足りない分、課長の方に答えてもらいますので、よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 足りない分あるんですか、課長。
 17番浅野幹雄君。

17番(浅野幹雄君) 大変失礼いたしました。
 私が言ってるのは、去年のですね、総残食数が富谷町の学校給食から出たものが43.6トンね。 43.59トンぐらいになるんですが、そんなもので43トン。それを堆肥化したものが10分の1の 4.3ということで理解してよろしいんですか。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) はい、そうです。そのとおりです。

議長(渡邊俊一君) 次、2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 私は2点ほど質問をしたいというふうに思います。
 なお、けさほど議長にお願いいたしまして資料を皆さんのところにお渡ししている。これを参考にしながら見ていただきたいなというふうに思っております。
 昨日は、気象庁は九州南部、九州・四国・中国・近畿・東海まで梅雨入りを発表しました。
 本格的な梅雨の季節の到来です。憂うつな季節に入り、梅雨末期には大きな被害をもたらしています。本年も心配な季節となりました。
 さて、私は通告に基づき二つの質問をいたします。
 1点目は環境問題、2点目は口座振替税についての2点です。
 最初に、環境問題について質問をします。
 議会でこれまでたくさんの質問が出されて、取り組みも行われてきています。
昨年ISO14001認証取得を行わないことを議会で決定をしました。それから早くも1年が経過しようとしています。ここで評価と検証を行う必要があると思います。
 今年、広報とみや6月号ページ8に環境月間について記載されていることは皆さんもごらんになったことと思います。
 6月は環境月間、そして6月5日は環境の日です。これは、1972年(昭和47年)6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものだそうです。国連では日本の提案を受け6月5日を「世界環境デー」と定め、日本では「環境基準法」(1973年=平成5年)で「環境の日」と定めました。
 それより先、日本は1991年(平成3年)から「環境月間」として6月の1カ月間を、国の関係省庁、公共団体などに呼びかけて全国でさまざまな行事が行われています。
 しかし、環境問題と一口に言っても多種多様な問題が含んでおります。大別すると酸性雨、地球温暖化に代表されるグローバルな問題、自然環境、ごみ・リサイクル等のローカルな問題、さらに細分化してみると、次の6点に大きく集約されると思います。
 1、生活環境問題、2、大気汚染・水質汚濁・土壌汚染、3、騒音・振動・快適性問題、4番、廃棄物問題・循環型社会、5、開発問題・自然保護・生態系問題、6、地球温暖化・気候変動問題に大別されると思います。
 こうした中、富谷の環境問題の取り組みの一環として2005年(平成17年)4月に「環境マネジメント」の世界共通の基準(国際基準規格)ISO14001の認証を受け、「環境保全のまちづくり」の推進を掲げ、全庁、全役場ですね、全町民を挙げて取り組んできました。この間の取り組みは大きい評価だと思います。
 議会でも、認証取得はしないが、取り組みを今までどおり続けていくことが表明されています。取り組みの評価はどのようになっているのでしょうかお伺いしたいと思います。
 紙の削減一つをとってみたいと思います。近々必ずや電子決裁が導入される時代がすぐそこに来ています。それに対応した取り組みが行われているのでしょうか。会議の持ち方、決裁の仕方などでデータベースをどれほど利用しているのでしょうか。
 ホームページに公表している町長の予定表を見ると庁議が記載されていますが、そのほかにもたくさんの会議が開かれていると思います。これらの会議にLANを使用しノートパソコンとプロジェクターを利用し会議をしているのでしょうか。メールを含め資料が送られてきたときプリントアウトをしていませんか。少し工夫をすると紙を使わない会議が実施できます。そのために膨大な税金を投入した設備、施設が整っているのに、使用していないのではないかと思います。これは私だけの感じていることでしょうか、そうでないことを願いたいと思います。
 そこで、1年間の取り組みの成果と評価はどのようになっているか、以下4点について質問します。
 1、認証項目環境目的目標7項目の取り組みの成果を問います。
 2、認証項目環境保護教育の推進7項目の取り組みと評価を問います。
 3、特に、庁内会議でIT関連を利用した会議がありますか、紙の削減、時間短縮効果はどのようになっているか問います。
 4番、DB、データベースサーバーはどのように利用されていますか。紙の削減効果に利用されていますか。各課の構築度、利用度、閲覧状況、決裁の際の利用など含め、どのようになっていますか。
 以上、1点目の質問とします。
 続いて、2点目でございます。口座振替税について問う。
 5月に入り富谷町から町民税・県民税・固定資産税・軽自動車税・市町村民税・国民健康保険・介護保険納入通知がそれぞれ家庭に郵送され始めています。
 一括納入の方は別として、分割の方は、町県民税4回、国民健康保険・介護保険10回、固定資産税4回、軽自動車税1回の計19回、さらに夫婦で配偶者がいる場合は町民税は4回支払いを行わなければなりません。年間に23回納入することになります。月にすると2回平均ということは、毎月納入しているので、ある月には数回納入することもあります。いかほど煩雑になっているかご存じでしょうか。
 さらに、振込金融機関を指定していた場合でも同様の回数となります。通帳から引き去る回数は同じです。
 それでは、富谷町が指定していない金融機関、都市銀行、市中銀行、その他いろいろ銀行がございますが、給与、年金、その他の収入を指定していた場合、どのようになるか考えてみたいと思います。こちらも一括支払いしている人は別として、分割払い、19回支払いを行ったとします。
 最初に、都市銀行、市中銀行に行って預金をおろし、次に富谷町が指定する銀行に行って入金します。それも、この二つの銀行が近いならいざ知らず、仙台市内まで行くとなったと仮定すると、何と38回も銀行を行ったり来たりすることになります。近くのATMを利用した場合は手数料がかかります。振り込みを行いますと同様に手数料もかかります。
 それに加えて、富谷町が指定する口座を開設し預金通帳を新たにつくらなければなりません。場合によってはカードもつくらなければならないということになります。紙とカードのむだ遣い、それに銀行システムを数多く使うためのデータのむだ遣いを行い、住民にむだを押しつけていると思いませんか。
 富谷町はなぜ振り込み金融機関が少ないのでしょうか。平成18年、以下のような通知が出されました。
 18年4月1日付総務省自治税務局会計課長通知「地方税の収納に係るシステムを改修する際の留意点について」(総税企第88号)が示されています。
 地方税などの地方団体の徴収金(地方税第1条14号に定めるもの。「地方税」)の収納については、納税者などが選択できる方法を拡大し、利便性の向上や納期内収納率の向上を図る観点から、各地方団体において、収納代理金融機関の指定の拡大や口座振替納税の推進などに加え、コンビニエンスストアなどへの収納事務委託の導入、クレジットカードを活用した収納方法などの検討など、地域の実情に応じ、多様な取り組みが行われているところです。
 また、金融機関などが構築しているマルチペイメントネットワーク、これが図で書いてありますマルチペイメントネットワークという、活用した収納方法についても、指定金融機関や収納代理機関が提供するインターネットバンキングのサービスを利用した電子納付が可能となることや、金融機関や郵便局の現金自動支払機や現金やキャッシュカードによる納付が可能となるなど、収納方法の拡大や納税者の利便性の向上の観点から、有意義なものと考えられます。という文章が出されていることは町当局も知っていることと思います。
 富谷町として収納や納税システムをマルチペイメントネットワークに対応させるために初期投資、収納手数料などの費用はかかることが、収納率向上といった効果を考えると導入をためらっていると思います。しかし、「町役場庁内の費用対効果だけでなく、住民が行政窓口や金融機関に行くための交通費と時間的むだなどを減らせるなどメリットを含めて考えるべき」という発想の転換が必要になってきています。
 金融機関が全国オンライン化が進み、どこの銀行からでも預金の支払い・入金・振り込みができる全国キャッシュサービス時代であり、個人の自宅から振り込みやクレジット支払いができる時代です。それに加えてコンビニ銀行の連携と並行し、ペイジーの導入が現在行われています。このペイジーは、この紙の住民の左端にあるペイジーでございます。現在ペイジーが行われています。町当局でも必ずや近い将来こうしたシステム導入を行う時代が到来することは確実です。現に全国各地の自治体が導入を行い始めているところも明らかです。
 ところが、富谷町の納入方法は、私が記憶している範囲でも7行のみの金融機関です。町民のニーズが多様化していることと、金融機関が全国オンライン化されていることを考えると、どの金融機関からでも納税できるようにすべきです。
 さらに、MPN、マルチペイメントネットワークを利用し自宅からでも近くのコンビニからでも納入できる時代であり、こうしたシステムを導入すべき時代が来ていると思います。
 5万人富谷市を目指している当町、現在も、これからも全国各地から転入者がたくさん来ることが予想されます。また転出も多い町です。納税者のニーズにこたえた納入しやすい体制、その滞納率問題の解消のために、以下の点について質問いたします。
 1、銀行は全国の銀行が加入し決裁システムを含めた全銀システムなどが稼働している時代に、当町は「便利で!口座振替税」となっていますが、口座取り扱い銀行が7行のみとなっている理由はなぜか問います。
 2、他行銀行(コンビニ銀行、ペイジーを含む)振り込み実施をした場合、不都合な部分があるか問います。
 以上、2点について質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまのご質問にお答え申し上げます。
 環境問題に係る設問でございますけれども、大変重要なご指摘だなというふうに受けとめてございました。
 先ほど梅雨からお話がありましたけれども、先ほどのお昼のニュースによりますと、東北南部も梅雨入りをしたということでございまして、6月10日、私の予想どおりとは言いませんけれども、平年並みの梅雨入りだそうでございます。
 そんな中でですね、富谷町の認証のISO14001という取り組み、そしてまた、20年度、前年1年度のですね、取り組みというふうなことでお話をさせていただきます。
 私、就任後ということでありまして、20年、19年の20年度4月から更新をするかどうかというふうなことの中でですね、20年の4月をもって終了します、終了しましょうというような決断をさせていただいたところでございます。第三者認証、認証機関による認証を行わずですね、その後、独自に運用してまいりましょうというふうなところでございました。
 14001の内容については、多少私も知らぬところではなかったことでございまして、恐らく役所のですね、取り組みにどの程度ぴったりフィットするものやらというふうなものは従前から感じていたところでございます。
 その中身は、ご承知のように、エコオフィス活動、そしてまた事務事業の活動というふうな2項目に大きく分けてありましてね、それの環境目的、目標がそれぞれ一覧されているわけでございます。私どもとして認証更新を行わないというふうなことで、一般廃棄物の削減を除いたですね、燃料、電気、用紙類、水道、グリーン購入、この5項目についてはエコオフィス活動、趣旨、14001の趣旨、内容、ねらうところ、変わりないわけでありますので、そういったものに取り組んできたところでございます。
 その結果としてですね、富谷町の状況は、目標値、19年度目標値、実績値というふうなことで、19年度の結果だけお知らせ申し上げますけれども、燃料、電気、水、グリーン、これは目標値を下回るということ、でもないんですかね。やや水、ややちょっと高いという、電気がややということありますかね。大きくはですね、コピー用紙の増大というふうなところがございます。今小川議員がご指摘いただいた、まさにそのことでありますけれども、会議のペーパーレス化というふうなところとあわせてですね、大変残念なことに、コピー用紙が突出しておるというふうな現状でございます。
その増加の要因はですね、国・県等からの文書、メール送信が急増しているという事情があるようであります。また、ネット案内などのため、その出力に要するコピー用紙がふえてきているということが主な増加の要因と考えておるところであります。
 そういうことでありますので、成果というふうなことで言えばですね、認証の終了をもって、その後の取り組みをしておるんでございますが、取り組みはいまだ不十分だなというふうな思い、しているところございます。
 仙台市で認証終了後ですね、新仙台市環境行動計画というもの、行動目標を立てて取り組んでいるというふうなことを聞くにつけですね、富谷町としてもぜひ、目に見えるといいますかね、体系立ったものの形を整えてですね、なお一層環境問題に取り組んでいかなきゃならない、そんなふうに思うところでございます。
 おかげさまをもちまして、町長車、ハイブリッド車に購入がえできたというふうなことが一つ、そしてまた、6月の広報に、の裏ですね、ここに1部単価を今回から載せました。1万 6,900部印刷して、落札価格ということになりますが、1部単価お幾らでしょうかというのを何人かに聞いておりますけれども、50円です、80円です、さまざまおっしゃっている中でですね、それにしても25円20銭です、これ1部。ですから、いかに費用がかかっているかということとですね、やっぱりむだのない、これまた町内会に果たして十分配布され隅々まで配布されてるのかしら、30、50どこかに積み上がってるところはないかしら、そんなふうな思いもですね、新たに、改めてこの金額、1部単価を表示することとした経緯の中でですね、思ったところでございます。
 そのようなことで、なお一層取り組んでまいりたいというふうに思います。紙の削減、時間短縮、パソコンでの会議、まだそこに到達しておりませんけれども、ぜひその方向性でですね、議員の皆さんに19台そろった中でね、パソコン画面をもとにして会議などというようなこともあわせて相進められればなというふうに思うところでございます。
 それにもまして、パワーポイントの使用ということで、富谷町、ことしの予算で買うことになりました。大変感謝申し上げたいというふうに思います。
 今までは保健総合支援センターに1台きり富谷町にあるということで、必要な折にはそこから借りてきて、それぞれ投影をしてたというふうなことでございます。やっぱり目に見えるというかね、可視化というふうな面では、やっぱり従前のスライドだ、OHPだ等々に比べたら格段にすぐれているというのは実証されているところでありますので、それにしても、余り余計なこと、その投影することとあわせて、またカラーコピーのね、紙ベースでお手元にお渡ししますなんていうのでは、まさにむだの極でありますので、そういったことも視野に入れながらですね、有効活用につなげてまいりたいというふうに思います。
 DVサーバーについては、総務課長がですね、十分なる準備をしておりますので、総務課長から答弁をさせることといたします。
 次、口座振替についてです。
 納税についてですね、本当に私もこの立場になってですね、納税者あっての行政運営、町政だろうなというふうに思います。そんなことで、15カ月カレンダーなるものをつくった中の一番最後にですね、主なるものをということで、町民税、そしてまた固定資産税の納期、それぞれ、我々、課長職、歳入があって、歳出の部分だけに頭が行きがちですけれども、まさに入る部分をきちっと頭に置きながらですね、行政運営、それぞれの各課横断的にまた取り組んでまいろうというふうなのの趣旨の一端でございました。
 口座振替納税について、本当に納税をいただく皆様方には本当に頭の下がる思いでございまして、現実ですね、口座振替、従前からずっと進めておるわけでありますけれども、対象納税金額がざっと一くくりすると36億円、それで口座の振替というふうなこと11億円、結果としては30%ちょいぐらいのところなんです。そのような現状がまずあるということですね。38回やら23回やらとの回数の話もお聞かせいただきましたけれども、手数料との絡みでですね、現状、そのシステム、町内7行、町内に本支店のある銀行さん、7行にそれぞれ口座振替可能金融機関としてお願いをしているところでございます。
 指定金融機関の七十七銀行富谷支店さん、そしてまた町と、そしてまた広がりを持つその他の金融機関というのの相互のこの三者の関係の中でね、どのような広がり、利用者からすれば、どこでもという、それこそ国外にでもというようなことになるんでしょうけれども、おのずとやっぱりこの広がりには限界があるというところも今、インフルエンザ、陰性のですね。
 会計管理者があと待ってますので、詳しくは会計管理者からお願いを申し上げることといたします。
 大きく言えばですね、(1)、問い1について、基本的には町域内に所在する金融機関を収納の代理金融機関といたしております。
 二つ目、他行の場合というようなことですね、その答弁としては、どれくらいの量的要請があれば収納代理機関として指定するのか、それをどう判断するかは非常に難しい課題であります。原則といたしまして、富谷町の域内にある、域内に所在する金融機関を指定する現在の現行のやり方、方法は、公平、公正性という点でおのずとおさまりのいいところでないのかなというふうな認識でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) データサーバーにつきましては、各システムのデータ量及び利用者の数の多寡に応じ便宜構築し、適切に運用しているところでございます。
 利用度につきましても、閲覧状況もシステムの実情に多様で、予算編成、財務会計事務という実務において、データサービスに当該データを保存する仕組みが構築されており、内部決裁に大いに活用しているところでございます。
 システムによってはパソコン自体がデータサーバーの役割を担うものでありますし、データ量が大きいシステム、文書管理システム、予算編成システム、財務会計システムなどにおきましては、データベース専用としてのハードを別に構築する場合もあり、その対応はさまざまでありますという状態でございます。

議長(渡邊俊一君) 山田会計管理者。

会計管理者(山田 豊君) 税の収入も含めまして、税等の口座振替につきましては、確かにお隣が仙台市でございますので、仙台市の納付機関、こちらは38機関になってございます。これらと比較いたしますと、確かに7行、箇所数的には10カ所ございますので、38金融機関に比べればちょっと少ないかなという感じは当然否めないわけでございますけれども、先ほど町長からも答弁ありましたとおり、収納代理金融機関と申しますのは、いわゆるこちらからお願いするということではなくて、先方からこちらの方に収納させていただきたいという方向で来るのが基本でございますので、その際にあと指定金融機関である七十七銀行との協議を経て、初めて収納代理金融機関という指定を行うという手順でございますので、今後例えば富谷町内に地方銀行初め都市銀行等々所在することになった時点であれば、その時点で、これまでどおり、その収納代理金融機関としての指定を行ってまいりたいなというふうには思ってございます。
 それからですね、納付方法のペイジー等々の関係でございますけれども、先ほど総務省の通達文のご紹介もいただいたところでありますが、確かに費用対効果の面で、住民の利便性、あるいは車の移動、紙ベースの問題等々いろいろありますけれども、効果測定をする場合に、金額に換算できる効果と、それから金額に換算できない効果と、これ二つ必ず効果測定をしなければいけないかなというふうに思いますけれども、この例えば住民の利便性等々、移動しなくても済む等々ですね、その金額にどちらかというと換算できない効果をどういうふうに測定したらいいのかということと、あと、先ほど町長からも答弁ありましたとおり、どれぐらいの需要が例えば住民の方お持ちなのか、具体的にどういう都市銀行を利用したいのか、どういうネット銀行を利用したいのか、そういうのを例えばアンケートとかでとるわけにもこれまいりませんので、この辺はですね、先ほどの答弁にもありましたとおり、富谷の町域内にその金融機関が進出してきたところをもって指定するというふうな方向で持っていくのが非常に説得性があるのではないかなというふうに思ってございます。
 ただし、ペイジーとかコンビニ収納とか、それっていうのは、これから少なくなることは当然ないかなというふうには思いますけれども、費用効果等々の問題もありますので、先例の実績等を調査するなどして検討を進めるということは時代的な要請であるというふうには思ってございます。

議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 今山田課長、話、最後に提示したとおり、時代の要請というものがありますね。ですから、私こうして皆さんにお渡ししたわけですが、要するにこういったシステムがどんどん出てくることによってね、例えば富谷だけ、富谷に銀行があるだけではという、済まされない問題が同時に出てくるだろうというふうに思います。そういう意味で、やはり7行だけ、相手が……、私の聞き方が正しいかどうかわかりませんけれども、相手の7行だけが富谷を選んでるというふうな聞こえ方するわけですが、そうではなくて、やはり富谷の町の方からもですね、積極的にやっぱり銀行にアタックをしていくという姿勢がまず必要ではないかなというふうに思いますので、再質問させていただきます。
 それから、紙の問題ですが、私の年代もそうですけれども、メールが来ますね、そうするとプリントアウトしないと気分済まないですね、プリントアウトしないと。画面で見る、設備データに残す、こういうことをやっぱり訓練しないとだめなんですね。
 例えば町長がプリントアウトした。同じものを隣の総務課長、経営企画課長ね、大事だと思って。だけども、そうではないんです。やっぱり設備データに残しておいて、町長が見て課長も見る。だれの課長だって見るという、プリントアウトして自分のここに置くんではなくてね、データとして置くんだよいうことをやっぱり訓練しなきゃだめですよ。そうでないと、これ紙はできませんよ。ふえる一方です。ということを再度質問をしたいというふうに思います。
 あと、会議の持ち方ですね。会議の持ち方、先ほど町長、パワーポイントと言ったんですが、プロジェクターだと思うんですけれども、要するに会議の持ち方もそうです。みんなこのペーパーを持って集まってきますね。どういうふうにしてるかわかりませんけれども、多分そうだと思うんですよ。町長からメールが入ったと、入ったメールをみんな、ここにいる課長全員が紙にして持って集まりますよね。そういう会議はもう終わりにしたらどうですかということなんです。そういう、要するにノートパソコンを持って会議に集まって……、LANが引かれてますよね、納税のときなんかある、あの部屋に集まってみんなで、そういうやっぱり会議の持ち方というのをやっぱり研究していかないと、この紙、紙は減りませんよ。本当に減りません。ただただふえていくだけです、自分が大切だと思ったのみんなプリントアウトしてますから。これは一人だけではないですよ、全員やりますから、そういう……。課長だけではないですよ、これは。クライアント分だけ、仮にですよ、クライアント分だけ、 255でしたっけ、町長が出したメールを、町長ひとりだけ除いて、あと全員でプリントアウトしてるという、こういうことでは、もうそういう、訓練しないと直らないですね、これ。ということを再質問させていただきます。
 もう一つは、設備DBですけれども……。

議長(渡邊俊一君) ちょっと小川議員、今再質問してるようですけれども、何かずっと今聞かされておりますと、要望に聞こえてしかこないんですね。ですから、何か執行部の方でちょっと答弁を、どのような答弁したらいいか恐らく迷うと思うんです。もう少し質問を要約して、何を聞きたいのか、その辺もう少しちょっと要約してもらうといいですね。

2番(小川昌義君) 設備データ、じゃあ設備データですけれども、どういうふうに使ってるのか。どれぐらいの容量があって、課がどのぐらい使ってるのかというのがちょっと質問に対して漏れてると思うんですが、その辺、再質問させていただきます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答え申し上げます。
 小川議員はプリントアウトしない中でメールを見てるということでしたね。(「ペーパーレス」の声あり)ペーパーレスでね。何か私はプリントアウトしないと済まないんだっていうふうに何か冒頭お聞きしたものですから、それは違うんですね。(「我々の世代はプリントアウトしないと済まない年代ですから」の声あり)小川議員はそうではないんですね。 
(「いや、そうではだめですよ」の声あり)わかりました。はい。
 じゃあ私もそういう年代なので、正直なところですね、なかなかつらいんですね。ですから、そこはやっぱり立場もありますので、やっぱり意識してそういったものを取り組まなきゃならないというようなことは強く思いますね。ですから、ぜひ今小川議員の力説にこたえてですね、ハンディーパソコン等も含めて、そういう何か方向性、ぜひ庁内で課長会議等でやれるような方策もまた検討し、また実施に向けてですね、準備してまいりたいというふうに思います。
 あと、7行、10店舗でしたかね、ありましたけれども、都市銀、広がりを持たせるとどういうふうになるかということになりますけれども、先ほど言いましたように、仙台市内、都市銀も含めて全部というふうなことは、最終型で最もいい形なんだろうと思いますけれども、一つの参考までにですね、定額給付金の指定された口座の様子なんか見ますと、ほんの1けたですね。ちょうど今、きょう先ほど決裁しました95%を超えましたというふうなことで、たしか 4.5%弱ぐらいの指定、ちょうど今、定額給付金が残っている 750ぐらいの感じの都市銀の指定だったように思います。事ほどさようにですね、そんなに多くはないんだなというふうな印象は持ったところでございます。ですから、そういったところとあわせてですね、今管理者が言いましたように、地元の七十七銀行さんが頭になって、いろんな取りまとめもしていただく最終の場所でございますので、そういった労力とかも含めて考えますと、一気にその広がりをもってですね、まさに銀行さんの費用対効果なんかも含めて困難度があるということと、そしてまた、管理者に言わせると、銀行版地産地消だとかっていう発想もまた、私もなるほどなと思ったところでございます。そんなことでありますので、どうぞご理解のほどお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) いいですね。いいんじゃないの、今の答弁でね。いいですよね、今の答弁でね。それ以上望むところはないですよね。(「いいです」の声あり)
 この際、午後2時25分まで休憩をいたします。
午後2時09分 休憩


午後2時25分 再開

議長(渡邊俊一君) 
12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) お疲れのところ大変申しわけございません。最後、簡潔にやりたいと思います。いや、笑顔輝くあったかい富谷をひとつよろしくお願いします。
私は、今回の一般質問の件名として「町政運営推進成果の再検証を望む」と題しまして質問させていただきます。
町長は本年度第1回の定例会の施政方針の中で、町政運営の基本方針として、町民全体で安全で安心のまちづくりを目指し「幸せが実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」の実現に向け、地方分権の名にふさわしい自治を確立すべく、「過去の延長ではなく、未来から省みて、今何をすべきか考える」という目的意識と「町民の目線で考える、町民のために働く、町民とともに行動する」意識を職員に自覚させ、課題の本質を明らかにし、町民ニーズの外部環境の適合性などを踏まえ、効率的、効果的な行財政運営にも努めるよう職員にも指導され、富谷町の各種施策を着実に推進する一方、職員との対話協議し、見直し作業にも積極的に取り組んできたとのこと。また、昨年4月より富谷町総合計画の改定にも取り組み、ことしの2月の17日、富谷町総合計画審議会より基本構想並びに国土利用計画の素案に対しての答申をちょうだいし、策定に当たっては、地区懇談会を6地区で実施、多くの町民の方々からたくさんの意見を聞き、また町内全域でのアンケート調査も実施され、部門別懇談会も行い、これら多く寄せられた貴重な意見を一つ一つ検証し、審議会の答申を踏まえ議会に基本構想と第四次国土利用計画も上程されており、改定に当たっては四つのキーワードをもとに検証されてきたとのこと。
自分が就任以来2年間取り組んできた「笑顔輝くあったかい富谷」の施策実現を町の総合計画としての明文化、二つ目は、「人口5万人都市」を目指した新しいまちづくりの方向性と土地利用方針の明文化、三つとして、まちづくりの基本は「ヒト・人的資源」の豊かさと位置づけ、富谷に住む皆さんによるまちづくり運営、住民参加ということ。また、四つ、 
「これから始まる10年、考え・響き合い、行動する」の具現化として、新しい総合計画を基本に、今後も、富谷町の将来にわたって、しっかりした内容のもと、町民皆さまとのコミュニケーションの機会を常に絶やすことなく、役場としての「総合チーム力」を高めつつ、職員の豊かな発想をより多く引き出しながら、町政の各分野に積極的かつ着実に取り組み、町政のかじ取りを行っていきますとの大変力強いメッセージを出されておりますが、一方、推進成果効果を考えますとき、内部的組織の運営と地域住民からの現実の疑問な点が大きく二つにそれぞれ再検証及び再検討すべきという現実に私は当たりました。
まず一つは、庁舎内における内部組織の運営ですが、平成19年2月に町長がご就任され、本年2月に折り返され、きょうで2年4カ月となり、その間、平成19年12月14日には富谷町課設置条例の改正、同じく富谷町に副町長を置かない条例の廃止、富谷町副町長定数条例を制定、翌年の2月26日に富谷町まちづくり審議会条例の制定、そして20年の4月に昆野副町長が就任され活発な町政運営が効率的に効果的にスタートされ、だれもがさらなる富谷町の躍進に大いに期待しましたが、翌21年2月の第1回定例会が開会され、2月末に昆野副町長が重度の胃潰瘍で入院したとの報告がありまして、結果的には大変不本意の3月で辞任との報告があり、現在も副町長不在で空白状態となっております。内部の行政組織の運営にも町政運営にも多大なるマイナス影響が顕著に出始め、躍進とみや新総合計画の確実な推進、人口5万人都市のまちづくりなど重点施策にも同様にマイナスと考え、早急な対応対策に取り組むべきと考えます。
また、人口増加状況をかんがみるとき、市制も時間の問題と考え、市制条件確立に向け、町内に分権を視野に町政の最前線で、町民の意向などを敏感に感じ取られ、庁舎間で迅速かつ的確に対応がまちづくりの原点とし、町民本位の町民第一主義の内部組織のさらなる機構改革の検討及び検証をあわせて切望するものであります。19年度第3回定例会で内部組織設置条例の制定の経緯並びに趣旨をもう一度、こういう状況の中、再検討及び再検証された上でご提案されてはと考えるところです。
二つ目は、地域住民の生活の場所で町対応での疑問に対して再検証及び再検討され、今後の町政運営に町民の負託に考慮されるよう切望して、この件も質問させていただきます。
一つ目は、本年5月14日明石台六丁目東側住宅地での毛虫発生での町民からの苦情及び対応依頼の町対応の件ですが、この場所は今回都市計画で富谷町唯一の住宅開発地域として認可された明石台東の住宅土地でございます。
しかも鉄塔の緑地地帯からの発生と見られ、当然町管理の場所でもあります。今日、現在も多少ではありますが各家庭の壁及び敷地に出現しております。住民、特に幼児の家庭がほとんど恐怖感を抱き、町の対応に怒りを覚えておりますが、発生通報からはや4週間近くが経過しておりますが、今でも大変な不安と町対応の安全安心の施策対応に疑問、苦情を抱いておるとのことです。たかが毛虫でと町当局は対応にたかをくくっているのでないか。発生した毛虫は町管理緑地地帯から現住宅に多数集団で移動し、各家庭の壁などを中心に玄関のドア及び窓等に定着し、さらには住宅空き地の草むらに定着して、その上、購入した新築の家にも同様に定着しており、ただ単に発生場所の町の管理緑地での草刈り並びに消毒対応だけでは一向に解決はせず、住民の不安は一層高まる状況になっており、このような現実に町の対応マニュアルは存在しないのか大変疑問に思うところですが、なぜ不安な住民に的確な発生の原因を含め毒性の毛虫かどうかも同じく適切な情報提供を速やかに実施すべきです。
そして、対応は確かに早い状態でしたが、現実にはなかなかしつこい毛虫でですね、なかなか取り切れなかったということでありますのが、一生懸命そういう面の対応に関しては迅速に当たり感謝するところでありますが、最後の詰めですね、この詰めを怠っているということが私は非常に残念である。こういう毛虫で、こういうものであるから、今後ちゃんと消毒しておると、心配がありませんよと区長を通して報告し、その地域に安全で安心であることを伝えれば各家庭が安心である。せっかく町当局が迅速に行ったことも最後の締めがなければ、また今度こういうことが起きたときに、次の後輩などが、いい例をちゃんとしておくべきと考えます。また、正直言って毛虫というものは非常に種類も多いんです。そういうことから考えて、やはり一つは勉強をしておくべきとも考えます。
また、二つ目として、同様に5月の20日熊谷の明坂地区で親子クマ3頭の出没での住民からの二度の通報の件も、一つ目と同様に住民の不安に対して町の町民の安全で安心の対応に疑問を抱くものであります。
 突然20日の午後3時過ぎ「ただいま熊谷地区にクマが出没したとの通報がありましたので外出するときは十分お気をつけてください」との町の広報のパトロール車の危険情報があけの平地区に流れましたが、正確な情報は住民には知らされず不安がつもるばかりでした。メーン通りに出ましたら、あけの平小学校の児童が帰宅時間でもあり、先生2人に、しかも先生は長い棒を抱いて帰宅誘導をしておりました。先生から情報を伺い、正確な情報を知りたく役場にも確認をとるも、担当者はおらず詳しい正確な情報は得ることができませんでした。この時間帯にクマが出没したのが疑問がつもるばかりでしたが、出没した現場が熊谷明坂とわかり、ここは南入り口のバス停、三丁目のバス停である真下にこの出没したことです。早速現場に自転車で行くと対応関係者がもうだれもおりませんでした。住民に状況など経過を聞くことができましたが、12時過ぎに、この状況は、西川を3頭のクマが親子で竹やぶ方向に行き現在も居座っている状況で、麻酔銃も正確に対応不可で、大げさな対応はベストでないと判断したとのことで、しかしながら、その場所は先ほど言いましたようにバス停の真下であり、大変住民は不安で、経過をただ待つほかありませんでした。そのような状況下では区長を通じてでも正確な状況を出され住民の不安を取りのぞくだけの正確な安心情報をなぜできなかったのか疑問であります。
 広報車が流れた後、なぜ最終の確認……、これは、ツキノワグマが宮城県のクマですが、西川から流れてくればガソリンスタンドの方まで来る。また、そういうことを考えたときに、やはり外出も控えなきゃいかん。やはり夜には帰っていくという習性はわかりますけれども、やはりこういう面に関しましても、本当、隣の泉なんていうと、もうマニュアルはこのぐらいあるんです。そういうものを十二分に生かして、やはり安全で安心な情報を伝えていくことが、最後、こんなに一生懸命迅速にやった職員に申しわけないけれども、最後の詰めが何でも大切だということを私は訴えたいんです。
そういうことで、この件にしてもクマが出ないという証拠はないんですね。実際ことし2回目なんです、あそこ、熊が出たのが。そういう情報もないし、それからまた、今回、6月に危機管理の方でちょっと山菜とりか何か、山に行ったときは気をつけろということで、こういうクマの情報こそホームページで流すことじゃないですか。クマがどうして出てくるのか、やはりあそこが全部山が崩されていてですね、高屋敷もそうです。どんどん崩されてます。やはりそういうクマが町に出てくる、町に出てくるのは何が原因だとか、そういうものに関してもこれからの課題と考えます。その点や何かも十二分に検討、また検証していただきたく、今後の対応にしていただきたいと思います。
また、三つ目としては、同僚議員が新型インフルエンザが国内で確認されてということで報告がございましたが、きょう、町長もおっしゃってましたように、新たに東北で岩手県盛岡に出たと。それからまた福岡にも出て、正確には 465名という確認者の推計となると思うんですが、この件に関しましても非常に私はこの町の対応がよかったということも、ちょっと同僚議員とは違うんですが、非常にそういう面で、大阪、兵庫の両府県では 4,270校が5月25日には再会されましたけれども、 4,370校というものが 150万の児童生徒というものが自宅待機ということで非常に大変な形であります。
ご説明もありましたが、秋から冬にかけての二次発生の可能性という、これが一番大切だと思うんです。しかも、今回より重い重症の可能性が大であると言われているゆえに、対応マニュアルの検証、検討検証、これはできているようにお伺いしてますが、やはりそういう面で、やはり今度は、鳥から始まり、豚、そして今度は人ということで、最悪な重いインフルエンザということがして、正直言って、各都道府県、この対応に困っているのが現状です。その中でどのような検討検証というものを秋から冬にかけてするのかもやはり大きな私の方とすれば期待するところであります。
また同時に、昨年12月定例会一般質問で2人の議員がその新型インフルエンザに関して危機管理対策の必要性を要請され、それに対しての対応状況も伺います。
町の対応として健康増進課が町のホームページのトピックスで状況を流し、対応策も掲載しており感銘をしたわけですが、実際、本庁・出先機関、これは公民館だとか出張所にはすべて消毒薬を設置しておりました。感染拡大防止のため、来庁時の消毒薬使用にご協力くださいとの明記があり、さらには「うつらない」「うつさない」ため、以下のことを実践しましょうとありまして、外出時はマスクを着用しましょう。帰宅の手洗い・うがいを徹底しましょうと明記され、さらに正しい手洗いの方法として細かく10枚の絵で表現され、大変参考になることで大変このホームページは感銘しました。しかし、小中学校にはなぜか対応されていなかったのはどうしてか。どうしてもこの12校、理解に苦しむ状況であります。当然、教育長のことですから、何か考えや対応策があったと思いますが、今後の対応についてぜひこういうことというものは情報としても流すべきであると思います。
四つ目としましては、ホームページにある「わたしたちの学校」、これが非常にいいホームページで、運動会から、遠足から、家庭訪問から、非常にいいこの情報源でございます。この「わたしたちの学校」という12校の学校のデータがすべて出ておるわけです。この21年度のなぜ更新手続が5月までしかしていなかったのはなぜか。
 私がこの文をつくったときはどこもしてませんでした。カレンダーであれば、もう4月、5月過ぎてたら役に立ちません。特に共稼ぎの家庭がいるところは、きょう学校は何の学校行事があるかな、あっ今度はこういうとこへ行くな、どんなテストはこのぐらいあるな、こういうことを見て親子で学校の様子をしゃべりながらしてるということも十二分に役立ってることなんです。なぜこれができなかったのか。特に学校行事のカレンダーについては大変好評だったのに、がっかりしました。
そういう面もあって、特にまた今回は新型のインフルエンザが発生して、修学旅行の時期でもあり、特に関心が高かったようでしたが、ちなみに5月に予定されていた学校もありましたが、この検討と対応というものもお伺いしたいと思います。
ちなみに、ちょっと、きょう現在ですけれども、やはり12校のうちカレンダーがまだ昨年の20年になっているところは日吉台中学校、日吉台小学校、あけの平小学校、なぜこれまた12校がまたすべて更新できなかったのか、この事情もちょっとわかりかねます。やはり統一するんであれば、すべて平等に学校をするべきと考えます。
最後の質問ですが、町道大清水9-2号線での大清水地区で、あけの平方面への接続道路、通学路にもなっていますが、複雑な形状の地形に沿った路面となっており、見通しが悪く、緩やかなカーブが2カ所あるが、スピードを出して走行する車両が多いため、歩行者の安全確保が危惧されている箇所を、春の交通安全の運動期間の4月10日に町長、教育長、経営企画課長、総務課長、都市整備課長、そして警察の署員の方とか状況を視察され、対策として路面にカラーの舗装を施すとともに、カーブ部に線型の誘導標を新たに設置し、走行車両への徐行を促す対策を講じ、4月24日までには完了され、早い対応には心から感激と同時に敬意を表しております。
せっかくの早急な対応にくぎを刺すようで大変恐縮ですが、この危険な通学路の実態というものは実際学校のアンケートにおいてははっきりもう5年前から出ておるわけです。こういう状況というものをどのようにこの5年間踏まえてきたのかも非常に疑問に感じるところでございます。いろんな条件があろうかと思うんです。今回のこのように町長の積極的な対応でしましたが、私はこれはもう少し検討をする必要があるということでお聞きしますが、この危険な通学路の実態には大清水の地区の児童が怖がり、学校評価でもアンケート調査でも前から出ているということと、やはりそういうようなことから住民から見ると本当にわかっていらっしゃるのかということで、せっかくやっていただいたのに恐縮でありますが、今では児童の3分の2が今度は大清水から児童通学実態となっていること、また、さらには大清水地区が二つに分かれて、道路の東側から、二丁目側から道路を渡って歩道を新たに通過していかなきゃならないという、二丁目の町内会ができましたので、その辺も非常に危惧しておりました。そういうことで、さらには児童数もどんどんふえること、また上桜木地区の方から今度は二中へ生徒の通学も年々増加傾向にあります。今後の交通安全対策も含めて早急な対応の策を十分検討並びに検証の上ということでお願いしたいわけですが、実際、今、都市計画道路穀田大沢線の計画にかんがみ、危険なその曲線道路を直線道路に改良するのに大変的確な状況であると考え、ぜひ実現に向けて検討をお願いしたいと思います。
また、この時期に、穀田大沢線の一部ということでですね、上桜木の二丁目と大清水二丁目の56が町道の認定で 712号線ということでなっております。こういう状況から見て、非常にやりやすいというか、幾ら県有地であっても、今回の町道の都市計画道路の接点に合わせるのには十二分にいい検討がなされるのではないかと思い、ひとつ検証、検討、いい結果をお願いし、私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答え申し上げたいというふうに思います。最後の14人目の質問でございますので、今議会最後でございます。渾身の力を振り絞って頑張りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
・橋議員のですね、出だしの町政運営の推進成果についてというようなことで冒頭ございました。本当にその中にですね、人的体制は十分かという、整っているのかという趣旨と受けとめをさせていただきますけれども、現状、副町長職欠員というふうな中での状態はですね、不正常な状態であるというふうに私は強く、当選直後のですね、19年度に思う以上にですね、思うところでございます。それはなぜかといいますと、4万 6,295名、5月末ですね、私の就任時は4万 4,000、2月末現在、41ということで、 2,254名のお仲間がまたこの2年数カ月でふえたというようなことで、そういった皆さんにですね、隅から隅までそれこそ目が届いているのかというふうな思い強くいたします。そんなことで、今の不正常な状態、まず私の思い、皆さんの思い、富谷町の将来に向けて大いなる発展をですね、力を合わせて方向づけていくという大きな使命があるわけでありますので、そういったものからして大変不正常な状態の中に今現在あるというようなところでございます。
振り返れば、平成20年度の取り組みというふうなことで、前副町長、招聘をしましてですね、気仙沼市長の同意のもと招聘をさせていただいたところでございます。本当に皆さんには、平成20年1月末、ご同意の中で選任に感謝申し上げたいというふうに思いますが、本人の健康状態定まらずというふうなことで、万やむを得ず辞職の願いを受けざるを得ないと、そういうふうな経過でございます。これ以上のものは何もございません。
そんなふうなことでですね、求める、今町長、そして教育長、そしてまた1局14課ということで、管理職ここに並んでおる15人の皆さんの最大級のですね、力の中で町が辛うじて、言ってみれば、そのインフルエンザの対応です。今の皆さんのそれぞれの諸課題の究明、追求、前に進めますといったことをですね、本当に、先ほども言いましたように、5月14日、この議会対応でというようなことでスタートいたし、きょう、そしてまた、あすあさってというふうなことで6月議会も終えようとする。そしてまた、ここに課題が明確になって、次の9月、そして22年度に向けてのまた課題、準備、課題解決、方向性、また折々に準備をしていかなきゃならないと。そういうふうなことでございますので、何分にも19年度の対応のようにですね、ぜひ次の9月議会とか12月議会とか、折々の定例会の折までに人選、十分なる人選をさせていただきながら、時期を見てですね、ご提案をさせていただきたいと思いますので、ご理解のほどお願い申し上げたいというふうに思います。
そのような中でですね、毛虫とクマの件でございます。本当にまさにたかくくる、そして最後の詰めが甘いというようなことで、本当に「能あるタカつめ隠す」っていうの思い出してしまいましたけれども、本当に議員のおっしゃるとおりですね、出だしは本当にたかくくってた部分があってね、何だろう毛虫ごときでと、正直、内心は思ったんです。しかしながら、当時のですね、状況、時系列に見ますと、5月15日にお住まいの方から毛虫発生の第一報を受けて、結果として5月19日薬剤散布ということで都市整備で対応したと。それでも毛虫の大群が、まさにのり面から道路を経て新築戸建て住宅の方にまさに大遠征していくという感じなんですね。想像しただけでぞっとしますけれども、現場も私6月1日に見ることとなります。そのようなことで、薬剤散布では根治できないというふうなことでですね、28日から4日間かけてシルバー人材への緊急応対ということで、ガードレールから1メートル程度刈り込んでいたんですけれども、のり面、富谷町の町有地 3,000平米全体を、鉄塔の下です。明石台の鉄塔の下全部を 3,000平米刈り上げて、ちょうどシルバーさんが草を集めていったところ、本当にシルバーさんの作業の方みずからして、もうこんな毛虫の大量な毛虫見たことがないっていうぐらいですね、大量なる毛虫の発生でありました。
去年はどうだったのっていうと、あそこに家なかった。この21年、20年度から、20年度の毛虫発生期以降ですね、急激に急速に張りついたというふうな経緯もあって、ことし大きな問題となってしまいました。大変今の詰めの甘さも含めてですね、対応の不十分さにおわびを申し上げたいというふうに思います。
現状ですね、その後対応がどの程度のものやら、一言都市整備課長から後ほど触れさせることといたします。
クマの対応ですね。まさにクマ、クマちゃんと言いたいぐらい、何か見るからには、マスコット風にいえばね、あれなんですけれども、大変残念なことに、今議員がおっしゃるように、泉ではっていうふうな事例をふっと聞きますと、従前のクマの対応力というのは農作物被害といいますかね、ですから担当課は産業振興課というふうなことであるのもそのことだなというふうに思います。農作物被害がずっとさかのぼっていくとあって、それに対するクマをどのように対応しますか、追っ払うのか、駆除するのか、わなかけるのかですね、そういったことを対応してきたんだなというふうに思います。
しかしながら、富谷町、農作物被害もなきにしもあらずなんですけれども、このように団地の間近な所に出没するというふうなことからすると、恐らく今まで以上のですね、体系的な取り組みをまたしていかなきゃならないというふうに思います。
それにもつけてですね、現状、ちょっと対応を振り返ってみたいと思います。
5月20日、クマ出没の12時13分に 110番で大和署へ、大和署の生活安全課から産業振興課へ、産業振興課から総務課の総合防災対策監にというふうなことで、町から出向いて12時35分に到着をするというふうなこと。それぞれのクマ出没の様子確認をし、行政区長、そしてまた小中学校への連絡、あわせてですね、ここがやっぱり農作物だなっていうふうに思うんですけれども、鳥獣保護の担当部署ですからね、仙台振興事務所の森林管理班が出向く、富谷町の猟友会も出向くというふうなこととなります。そのようなことで現場での対応、警察、猟友会、そして振興事務所というふうなことで、その場での協議を行う。3頭ものクマがですね、複数頭数であること、さらに親子が、親子グマ、親と子グマ2匹というふうなことであったこと。熊谷地区及びあけの平団地、人口密集地、稠密の場所にですね、近接をしていること。三つ目、周辺が道路に囲まれており、山に通じるなど逃げ場がないことということで、押し詰めることでまた人的な被害拡大するということで、そっとした方がよかろうというような、この三つのですね、内容状況を勘案して、駆除、わなかけなしのまま、なしの中で、それぞれ住民への周知広報活動、これ努めるというふうなこととなります。
アナウンス内容、先ほどお話あったとおりでございますので、なお一層、住民の皆さんへの工夫といいますかね、いつまでとか、今どういう状況なのとか、どこら辺にいそうだとかいうのも含めて、あるいは、やみに、暗くなるまで今のような対応とかですね。
とにかく熊谷の日吉に入っていくあの川、地下の、地下っていいますか、国道の下の橋、川を上がっていくという感じですから、最初の第一報、私、それこそ国道をですね、手を挙げることもなくぴろっと横切ったのかなとさえも思ったんでございますが、確認をしたらば、ちゃんと川にですね、足跡があってというようなことで、来たところもわかっていると。おのずとあしたの朝になれば、朝までにはその川を経て戻るんだろうなというふうな、今までの経験則からして判断されたようでございます。
どちらにしても、ツキノワグマはですね、環境省が指定する絶滅危惧種というふうなことでございますので、大事な動物だということでね、子グマについては、なお一層保護にこれ努めるというふうなことです。ですから、むやみやたらにわなをかけたり、かにばさみ、足ばさみなどね、してはならぬというふうな、親の凶暴なクマについては、万やむを得ないというふうな判断であれば、射殺というふうなことも含めて検討されるというようなことです。何せクマは一晩に30キロ動くんだそうです。結果として、5月21日、翌日行ってみたら、恐らくいなかろうというふうなことで対応を締めくくったところでございました。
結果ですね、出動の様子をまとめてみたわけですけれども、大和警察署18名、振興事務所2人、猟友会3人、学校の先生方29人、富谷町役場16人、計68名でですね、お昼から次の日の朝までの間、対応させていただいたということも、この場をおかりしてね、ご紹介をさせていただきたいと思います。
何かことし3年周期に当たるそうで、熊が多うそうだというのも産振の課長、あるいはその周辺で言われてるそうでございます。
あと、インフルエンザ対応と、あと大変、ホームページ、ご指摘、申しわけございません。
やっぱり更新すべきは更新するというふうなこと、そしてまた、先ほども言いましたように、
15カ月というふうなスパンでね、物を見るというふうなことで、4月のことを始まった5月にするんではなくて、1月からもう4月のことを視野に入れながら、即4月1日にはリニューアルされる、そういうふうな即時対応力もまたつけなきゃならないというふうに思います。
道路改良について最後に申し上げます。
穀田大沢線の都市計道路、本当にあのような形、不幸なことになってしまった。しまっておる。そんなことで、今回S字の部分を黄色づけをすることで、それぞれ自動車のいわゆる車幅といいますかね、それぞれのセンターラインを越さないでの通行、そしてまたスピードダウンするというふうなところにややつながったかに見えますけれども、抜本的な解決にはつながっておらないというふうなことでございます。
 何せ県有林が先にあって、あけの平から行く道路があって、この県有林のところで立派に交差するような設計になってますというのが私の理解です。なぜそうなってしまったまま5年も10年も過ぎてしまうのかなというふうには思いますけれども、何せ今の時点では県有林が、あの擁壁の先にですね、県有林と、そして交差する、都市計の道路と町道が交差するの
は県有林の中で交差するような予定の道路だというふうなことで計画が立てられ、そしてまた現状ありますので、大変頭の痛いことでありますけれども、そういったところもご理解いただきながらですね、何とか安全、そしてまた予定された都市計の道路となるような取り組みにもまたつなげてまいりたいというふうに思うところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 明石台六丁目の緑地におきましての毛虫の発生につきましては、時系列的なことは先ほど町長が申し上げたとおりでございますが、 3,000平米、ちなみに幅員が12メーター、のりが2段になってますけれども、それで延長が 250メーターございまして、それは全部除草を済ませてございます。
虫のすみかをまずなくさなければ根本的な解決にならないんじゃないかというふうなことで処置したものでございますが、それはですね、一応4日間でシルバー人材センターの職員39名の方が除草作業していただきまして、最終的にもう一度、町の方でおっつけまして、6月3日に一部鉄塔の下の民地の部分を含めまして、すみか、ちょっと二、三箇所発見しましたのて、そこをまた薬剤で散布して、2回ほどですね、薬剤散布をしたものでございます。
全部いなくなったのかと言われれば、どうしても奥にはまだまだ民地がございますので、そこまでちょっと町の方で手をつけることできませんので、状況により、もう一度のり面の方、この夏以降まで除草しますので、その際に、現在のまま経過措置を観察しながら、必要であれば、必要に応じて薬剤散布なり、その他のいい方法があれば、また検討して処置していくということにしてございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 新型インフルエンザでの学校のなぜ設置しなかったかというご質問でございましたけれども、小中学校におきましては、児童生徒、先生にもですが、うがい・手洗いの徹底を厳しく指導しておりまして、その対応をしたということで今回は十分だったのではないかなというふうに考えております。
また、保健だより、各学校で出しておりまして、各家庭に注意事項、それから新型インフルエンザについての正しい情報を発信して対応させていただいたところでございます。
また、学校予算で配当しているその予算の中では、マスク、それから消毒用のアルコール等は、在庫を確認しながら学校で購入してというふうな状況でございます。
それからあと、ホームページの更新されていなかったという部分でございますが、そのことに関しましては本当に申しわけなかったということで、町長の答弁にもございましたとおり、15カ月のカレンダーを頭に描きながら、4月ではなく、1月から4月以降の更新についてはしていかなくてはならないというところを常に頭に描きながら更新をしていきたいというふうに考えてございます。
今、学校のホームページが統一的な形のもので掲載されてございますけれども、そのホームページの内容につきましても、そのホームページをどういうふうにこれから持っていくかなっていうところで、学校教育課、それからあと経営企画課等々のご意見をいただきながら、見やすく、それから情報の発信源としての意味合いをですね、もっと生かせるようなものにしていきたいというふうに考えておりますので、もうしばらく検討する時間をいただきたいというふうに思っております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして一般質問を終わります。
この際、3時20分まで休憩をいたします。
午後3時08分 休憩


午後3時20分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第3 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議長(渡邊俊一君) 日程第3、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めるものでございます。
提案の理由は、人権擁護委員神林春昌氏は、平成21年9月30日をもって任期満了となるためであります。
ご住所は富谷町成田三丁目24番地5、お名前が神林春昌氏、生年月日は16年の3月13日ということでございます。
経歴の概要につきましては別刷でお手元に配付、お渡しをしてございますので、ご参照の上、ぜひ皆様方のご同意をお願い申し上げたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は18名です。
 次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に4番細谷禮二君、5番佐藤克彦君、6番山路清一君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付

議長(渡邊俊一君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする諸君は「賛成」と、否とする諸君は「反対」と記載願います。
なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
「なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
投票箱点検

議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。
事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
投票

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。
「なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。
4番細谷禮二君、5番佐藤克彦君、6番山路清一君、立ち会い願います。
開票

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 18票
有効投票 18票
無効投票 な し
有効投票のうち
賛 成 18票
反対  な し
以上のとおり賛成が全員です。
したがって、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
議場開鎖

議長(渡邊俊一君) ここで、お諮りいたします
あす11日は議案調査のため休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす11日を休会とすることに決定をいたしました。
なお、6月12日の本会議は議事の都合により時間を繰り下げて午後1時30分に開くことといたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。
どうもご苦労さまでごさいました。
午後3時30分 散会

平成21年第2回定例会議事録(第3号)

平成21年6月12日(金曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君  
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君  
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君  
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君  
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君  
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君  
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君  
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君  
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君  
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 小野一郎君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 伊藤潤哉

議事日程 第3号

平成21年6月12日(金曜日)午後1時30分開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
第3日目  6月12日(金)
議案第1号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
議案第2号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第3号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第4号 富谷町道路線の廃止について
議案第5号 富谷町道路線の認定について
議案第6号 宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について
議案第7号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第8号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第9号 宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体の数の減少について
議案第10号 宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第11号 宮城県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
議案第12号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
発議第4号 「協同労働の協同組合法」の速やかなる制定を求める意見書
閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午後1時30分 開議

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
 なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第 120条の規定により、10番市川壽藏君、11番磯前 武君、12番高橋敏夫君の3名を指名いたします。


日程第2 議案第1号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第1号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案第1号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 平成21年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
初めに、第1条、歳入歳出予算の補正でございます。
 歳入歳出の総額にそれぞれ2億 3,424万 5,000円を追加し、歳入歳出の総額を97億24万5,000円とするものでございます。
 第1条第2項、歳入歳出の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、3ページから4ページにお示しをしてございます。後ほど歳入歳出事項別明細によりご説明を申し上げます。
 第2条、地方債の補正でございますが、「第2表 地方債補正」によるものといたし、5ページに記載のとおりでございます。歳入歳出予算の調整により減額し、5億 5,561万 8,000円とするものでございます。
 今回の補正の概要、主な点についてご説明を申し上げます。
歳入でございますが、ユーマイタウン施設整備基金から新学校給食センターの用地整備のため2億 689万円を繰り入れ、二つ目といたしまして、緊急雇用創出事業臨時特例交付金に係る事業の追加実施によりまして 2,081万 2,000円、3といたしまして、小学校強化ガラス改修事業に対する安全安心な学校づくり交付金の決定により 1,442万 9,000円を追加。
 歳出につきましては、学校給食センター管理費で新学校給食センターの用地整備に2億701万 6,000円、公民館費では児童クラブ等活動室へのエアコン設置で、本年度は6館のうち3館を整備、ここに 3,720万 4,000円、緊急雇用創出臨時特例交付金事業の追加実施分で総額 2,081万 2,000円を追加するものでございます。
 次に、歳入歳出補正予算事項別明細によりご説明を申し上げます。
 11ページをお願いいたします。
 歳入につきましては、まず13款1項使用料でございますが、 407万 2,000円を減額いたし、 5,426万 8,000円とするものでございます。条例を改正し占用料を引き下げたことに伴うものでございます。
 14款2項国庫補助金でございますが、 1,442万 9,000円を追加、1億 533万 2,000円とするもので、小学校ガラス強化改修事業に対する安全安心な学校づくり交付金の決定によるものでございます。 14款3項委託金は、35万 3,000円を追加、 1,250万 4,000円とするもので、国民年金所得情報提供プログラム改修に伴う委託金でございます。
 15款2項県補助金は、 2,107万 8,000円を追加、1億 9,870万 5,000円とするもので、8目教育費県補助金は、放課後子どもプラン推進事業費補助金、地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業の補助金決定により、9目の労働費県補助金は、緊急雇用創出事業臨時特例交付金の追加実施によるものでございます。
 内容といたしましては、テレホンオペレーター委託事業、医療費助成申請データ入力業務委託、防犯灯調査台帳整備業務委託、総合運動公園維持管理事業につきましては管理業務の充実に、公民館維持管理事業では児童指導員、図書補助員の雇用に充てるものでございます。
 次に、15款3項委託金でございますが、経済センサス基礎調査委託金の決定により26万1,000円を減額し1億 1,052万円に、16款1項財産運用収入は、黒川森林組合からの出資配当金16万 4,000円を追加し 1,843万 8,000円とするものでございます。
 18款2項基金繰入金は、2億 689万円を追加いたしまして10億 2,858万 4,000円とするもので、新学校給食センター整備に充当するものでございます。
 13ページをお願いいたします。
 20款4項雑入につきましては、4万 6,000円を追加し3億71万 6,000円に、これは平成16年に発生しました契約解除案件に係る違約金で、当初未計上であったものでございます。
 21款1項町債は、 438万 2,000円を減額し5億 5,561万 8,000円とするもので、歳入歳出予算の調整によるものでございます。
 歳入は以上でございます。
 続いて、歳出についてご説明を申し上げます。
 15ページをお願いいたします。
 まず、各款項におきます職員給与等に関する経費でございますが、これは平成21年4月1日付の職員異動等に伴う人件費の調整によるものでございます。
 初めに、まず1款1項議会費でございますが、 447万円を減額し1億 2,859万 6,000円とするもので、主に議員1名の辞職によるものでございます。
 2款1項総務管理費でございますが、17ページへまいりまして、 4,081万 2,000円を減額いたし11億 2,435万 8,000円に、15ページ戻りまして、まず1目一般管理費でございますが、職員給与等に関する経費で 3,600万円の減、総務事務の関係では、役務費 9,000円の追加は、安全運転管理者講習受講手数料でございます。委託料の96万円は、緊急雇用創出事業臨時特例交付金を充当しテレホンオペレーターによる庁舎内の電話交換業務を委託するものでございます。
 7目情報化推進費委託料は、国民年金所得情報プログラムの改修に要するもの、9目防犯対策費の委託料は、緊急雇用創出事業臨時特例交付金の充当により防犯灯・街路灯調査台帳整備業務委託に、10目自治振興費の委託料20万 3,000円は、富ケ丘二丁目にございます郵政互助会ビル前にございます区分所有物件の富ケ丘南部会館、これの価格把握のため不動産鑑定を行うものでございます。11目出張所費は、職員給与等に要する経費の減額でございます。
 17ページをお願いいたします。
 2款2項徴税費は、 206万 4,000円を追加し1億 9,009万 6,000円に、3款3項戸籍住民基本台帳費は、 474万 7,000円を追加いたし 6,883万 6,000円に、いずれも職員の異動等によるものでございます。
 次に、2款5項統計調査費でございますが、26万 1,000円を減額し 241万 3,000円とするもので、経済センサス基礎調査事業補助金の決定により、それぞれを減額いたします。
 3款1項社会福祉費は、19ページへまいりまして、 960万 3,000円を追加し7億21万 5,000円とするもので、17ページへ戻っていただきまして、1目社会福祉総務費では、8節報償費での50万円の減、13節委託料50万円の追加は、地域福祉フォーラム基調講演講師謝礼として報償費に計上していたものを委託業務に組み替えするものでございます。
 19ページへまいりまして、5目医療助成費13節委託料63万 6,000円の追加は、緊急雇用創出事業臨時特例交付金の充当により医療費助成申請データ入力業務を委託するものでございます。28節の繰出金 806万 5,000円の追加は、国民健康保険特別会計へ一般管理費に要する経費として人件費及び短期証システム改修分でございますが、あと趣旨普及費として繰り出しをするものでございます。
 次に、3款2項児童福祉費は、 3,151万 4,000円を減額し10億 3,798万 5,000円とするもので、1目児童福祉総務費は、職員給与等に関する経費の追加によるもの。4目の保育所費は、職員給与等に要する経費の減額のほか、7節賃金 180万 4,000円の減額、13節委託料1,023万 2,000円の追加は、臨時保育士の確保に係るものでございます。
 3款3項老人福祉費は、21ページにまいりまして、38万 9,000円を減額し5億 467万 7,000円とするもので、各節の減額はデイサービスセンターのバス廃車によるものでございます。
 続きまして、4款1項保健衛生費につきましては、 860万 6,000円を減額し4億 6,646万円とするものでございます。1目保健衛生総務費は、職員給与等に要する経費 1,310万 3,000円の減額のほか、保健衛生総務事務関係で11節需用費、消耗品33万 2,000円の追加は、新型インフルエンザ国内発生対応のための消毒薬等購入に充てるものでございます。2目予防費20節扶助費 416万 5,000円の追加は、妊婦支援事業におきまして懸案でございました県外里帰り出産の妊婦に対する助成措置で、このことにより医療機関との契約がない場合でも対象となるものでございます。
 4款2項清掃費でございますが、 2,780万円を減額し6億 6,952万 3,000円とするもので、13節委託料で生活ごみ収集運搬等業務委託契約額の確定により減額するものでございます。
 次に、6款1項農業費でございますが、 188万 8,000円を追加し 7,254万 3,000円とするもので、3目農業振興費19節の負担金補助及び交付金で農業改良事業奨励補助金としてビニールハウス1棟分の設置及びブルーベリー生産機器、プレハブ冷凍庫1機の購入に対しての助成でございます。
 6款2項林業費は、16万 4,000円を追加し 2,267万 6,000円に、これは黒川森林組合からの出資配当金の増資に充てるものでございます。
 23ページをお願いいたします。
 7款1項商工費は、10万 9,000円を追加し 6,157万 1,000円に、8款1項土木管理費は、 131万 8,000円を追加し 2,600万 5,000円に、いずれも職員給与等に要する経費でございます。
 8款4項都市計画費でございますが、 1,189万 6,000円を追加し4億 6,707万 5,000円とするもので、1目都市計画総務費は職員給与等に要する経費の追加、2目公園費 187万 5,000円の追加は、杜乃橋7号線緑地排水路整備に伴う一連の費用でございます。3目公共下水道費は、職員の異動等に伴い下水道事業特別会計へ給与費分として繰り出しするものでございます。
 9款1項消防費につきましては、 101万 7,000円を追加し4億 9,971万円とするもので、3目消防施設費の11節需用費、12節役務費、18節備品購入費、27節公課費は、多賀城市から購入する消防自動車に要する費用でございます。
 25ページへまいりまして、10款1項教育総務費は、 774万 2,000円を減額、1億 4,423万 7,000円に、2目事務局費で職員給与等に要する経費の減によるものでございます。
 10款2項小学校費は、小学校強化ガラス改修事業に係る安全安心な学校づくり交付金 2,442万 9,000円の交付決定により、その額を一般財源で減額し、同額を国県支出金とする財源の内訳の組み替えでございます。
 続きまして、10款3項中学校費につきましては、 462万 1,000円を追加し2億 326万 8,000円に、職員給与等に要する経費のほかに、11節需用費の修繕料 273万円は、東向陽台中学校エレベーターの修繕、15節工事請負費 168万円は、スズメバチ対策のため成田中学校特別教室等へ網戸を設置するものでございます。
 10款4項幼稚園費でございますが、 1,517万 7,000円を追加、1億 5,177万 6,000円とするもので、職員給与等に要する経費 1,493万 6,000円の追加は、職員数充足のため増員措置によるものでございます。11節需用費、修繕料24万 1,000円は、富谷幼稚園の遊具修繕を行うものでございます。
 27ページへまいります。
 10款5項社会教育費は、 7,801万 8,000円を追加し4億 1,878万 1,000円とするもので、1目社会教育総務費は、職員給与等に要する経費のほかに、9節旅費につきましては社会教育主事講習受講に、11節需用費は放課後子どもプラン補助金内定によりその額を減額、3目大黒澤苑費でございますが、15節工事請負費で車両出入り口改修のために予算を計上するものでございます。
 5目の公民館費でございますが、職員給与等に要する経費の追加と、4節の共済費のうち労災保険、雇用保険及び4節賃金は、緊急雇用創出事業特例交付金に係る事業としての児童指導員及び図書補助員の配置によるものでございます。11節需用費、修繕料は富ケ丘中央公園内のトイレ修繕工事、14節使用料及び賃借料は東向陽台公民館分として、15節の工事請負費 3,720万 4,000円は、児童クラブ等活動室へのエアコン設置工事に要するもので、本年度は6館のうち3館、富谷中央、東向陽台、あけの平の各公民館について整備を行うものでございます。
 10款6項保健体育費は、29ページをお願いいたします。2億 2,521万 7,000円を追加いたし7億 9,779万 3,000円とするもので、27ページへ戻っていただきまして、職員給与等に要する経費の追加として 694万円、11節需用費、修繕料は学校体育施設開放事業用の体育館のキーポスト修繕に、29ページへまいりまして、2目の総合運動公園費は、4節共済費、7節賃金は総合運動公園維持管理業務要員の配置、また18節の備品購入費は総合運動公園維持管理用の機器を購入するもので、これらを緊急雇用創出事業特例交付金により予算を措置するものでございます。13節委託料は、富谷武道館アリーナ冷房工事設計に要するものであります。3目の給食センター管理費は、職員給与等に要する経費 835万 3,000円の追加と、9節の旅費から22節の補償補てん及び賠償金まで、新給食センターの用地整備を行うために追加するものでございます。
 歳出については以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番佐藤聖子君。
ちょっとページ数と款項目でお願いします。

15番(佐藤聖子君) 19ページ、20ページです。保育所費の賃金と委託料について伺います。
 保育士の賃金が減額されて保育料が増額されています。これは臨時保育士を業務委託でということだと思いますが、これに至った経緯といいますか、詳細を伺いたいと思います。
 そして、その保育士を正規職員として採用することでですね、今までなかなか採用できなかった分が根本的に解決されるということになると思うのですが、それについてどうなのか伺います。
 ここにある委託ですが、委託先はどうなっているのか、契約期間、その他委託の条件を伺います。
 これまで臨時保育士を採用してくるときは、町が直接、町長、課長、保育所の所長ということで行ってきたと聞いていますが、そして町としての責任があったと思うんですが、業務委託になると派遣会社が面接をして派遣会社の責任ということになって、その点、問題だと私は考えるのですが、それについて町はどう考えているか伺います。
 その次に、1カ所の保育所に正規職員、臨時、パート、派遣ということで身分の異なる人たちが混在するということになりますが、これで円滑な運営ができるか、懸念はないかということを伺います。
 それから、派遣ということでマイナス面をどうとらえているか。ほかの自治体の例などもありましたらお知らせください。答弁お願いします。
 それと、その臨時保育士の時給ですが、今 940円と聞いています。派遣会社との契約、この間事前に伺ったところでは 1,550円ぐらいから 2,550円ぐらいだろうと聞いておりましたが、このときの保育士にですね、本人には何円支払われるということになるのか。
 以上、6項目について伺います。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) では、今の質問にお答えさせていただきます。
 保育士の臨時保育士なんですが、その委託に至った経緯についてですけれども、当初、保育士を、臨時保育士を採用するに当たりまして、総務課を通じて面接をしまして臨時職員を採用しております。その際に、当初より6名が不足しているということで、不足分につきましては、町のホームページもしくはハローワーク等にその都度募集をかけていましたけれども、現在に至るまでになかなか6名の職員が全員集まらないということで、その間、2名はハローワークからの紹介で雇用させていただいているんですが、また今4名足りないということで、この委託に至ったわけです。
 いろいろ大学等にも声をかけたりもしましたけれども、なかなか今人がいないということで、最終的に委託、派遣会社の方にお願いして、現場ではやはり保育士がいないということで大変ですし、子供を預かっている以上、責任もありますので、その期間、早目に保育士を雇用させたいというところで委託に至りました。
 それから、正規職員が何名いるか……、委託先、契約派遣はどこかということでしたでしょうか。(「委託期間」の声あり)委託期間なんですけれども、一応ハローワークとかそういうところでまだ募集をかけていますので、その見つかったら委託というところではなくしていきたいという考えもありまして、一応6名、予算の中では、この時期でしたので、6名の7カ月というところでの予算を上げてあります。
 それから、派遣としてのマイナス面ということですけれども、確かに個人雇用ということで町としても今まで考えておりましたし、そういう形でこれからもしていきたいというところで、今回につきましては急遽というところで派遣の委託というところで考えました。
 派遣会社との契約を結ぶ際に、その保育士の人材とか、また保育経験とか、そういうところでの詳細な打ち合わせをしまして、なるべくよい人材を派遣していただくというところでのお願いをしたいと思っております。
 それで、保育所なんですが、職員、現在職員が27名、それから臨時職員が16名、パート職員が10名ということで、混在している中での仕事配分にはなっておりますけれども、綿密な会議等を開きながら意思の疎通を図りながら保育に当たっているということで、その辺は所長の配慮の中で運営をしているので、大きな問題としてはとらえておりません。
 それから、時給についてですが、今保育士、 940円というところで時給をとらえていますけれども、委託派遣会社につきましては今決定はしておりません。それで、派遣会社との今見積もり等をとりながら検討しているところですが、先ほど議員さんがおっしゃったように、 1,550円から 2,400円ぐらいの間の見積もりが出ております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 課長、ほかに、よその自治体でそういう派遣の例があるかどうかちょっと質問されてます。

子育て支援課長(八巻恵美子君) この派遣業務で雇用しているところは、隣町の大和町で委託で行っていると伺っています。そのマイナス面につきましては、こちらでは詳細に把握しておりません。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。

15番(佐藤聖子君) 済みません。派遣のときに町が払うのが全部その人に行くわけではなくて、どれくらいその個人に渡るのでしょうかということをお尋ねしたんですが。

議長(渡邊俊一君) それについては、先ほど答弁したとおり、まだ派遣先が決定してませんし、どのくらいかということはわからないというような答弁だったと思いますけれども。(「そういうことですか」の声あり)それでいいんですよね。(「そういうふうには……」の声あり)そうです。ですから今佐藤議員が質問した内容についてはすべて答弁してるはずです、そういった意味では。そうとらえていいですよね。はい。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 一つ目として、正規職員で対応するということで今回の根本の解決が図れるということについては、どのように考えているのか。今6人採用したいということでいますが、その間は、所長だとか、主任だとか、保育に当たっているというふうに聞いておりますが、それでいいのか確認したいと思います。
 それと、臨時ですが、毎年どれぐらい採用して……、大変になってきていることは、どれくらい採用しているのか。それがうまくいっているのか、それについて伺いたいと思います。
それで、これがね、毎年毎年繰り返されるということで、来年度もまたということが繰り返されるのではないかという心配があります。それについてはどう対応するのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) 正規職員の中で保育をするということで、それは理想としてのところではあるのですが、現実的に20年度に保育士5名、それからことし4名ということで、ここ2年の中で9名の職員を採用しております。ただ、現実に、ことしは結婚退職、出産退職ということもあったり、それから育児休業に入ったりという実情もありまして、こういう結果として臨時職員対応というところもありますので、このところで進めていきたいなと思っています。
 それで、所長、主任なども入っているということで、やはり人を預かっているので、保育所が一体となって協力しながらやっていかなきゃいけない状況なので、そこは資格を全員持っていますので、対応には間違いないかと思います。
 それから、平均、大体毎年どのぐらいかといいますと、毎年臨時職員というか、採用職員は違います。というのは、入所の人数によったり年齢によったりということで違うことと、それから障害を、発達課題を抱えるお子様もいるということで、そこへの対応の人数とかで臨時職員の数はその年によって違いますが、大体30名前後というところになっております。
 これを毎年これから繰り返すのかというところなんですが、今、他町村などの状況もいろいろ調査しまして、富谷町でできる方法で一番いい方法として何ができるのかというところで、総務課とあわせて考えているところです。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は理想と言われる正規職員で根本的な解決が図れると思いますが、町が言う他町村と比べてというときに、仙台市と並ぶようなやり方をしないと今後もこういうことが生じるのではないかと思いますが、これについては条件としてはかなり違うと思うんですが、どうですか伺います。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) 仙台市と比べて大分違うというお話でしたけれども、以前、臨職の方の時給としては 900円、そのところをやはり近づけるという意味で時給を上げておりますし、それから交通費も出なかったところを出すというところで、なるべく近づけるように、そして採用しやすいようにというところで町でも取り組んでおります。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず12ページですが、11、12ページですけれども、緊急雇用創出事業臨時特例交付金が 2,081万 2,000円入ってきております。今回、この政府の補正にかかわるもので富谷町には1億 2,600万円ほど入るということですが、残る1億ちょっとがいつごろ入るというふうに考えられるか伺います。
 それから、13ページ、ちょっとよく聞こえなかったんですけれども、違約金及び延納利息のところですね、契約解除というふうに説明されました、平成16年。これ、ちょっともう少し正確、もう一度言っていただきたいのと、内容の説明をお願いいたします。
 それから、22ページですが、ごみ処理費でごみ収集運搬業務で 2,804万円減額となっております。これについては減額の理由ですね、理由をまず伺いたいということと、それから契約の仕方、どういう経緯……、随契になったというふうに聞いておりますけれども、何回か入札をして落札者がなくて随意契約にしたのか、それとも最初から随意契約に至ったのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 当初の緊急雇用の交付金でございますが、 5,452万 3,000円でございました。これにつきましては平成23年度までのやつで計画をしております。今回、積み増し分ということで 9,801万 3,000円が県からの内示が来たものでございます。合計で、ちょっと数字が議員さんとは合わないんですが、1億 5,253万 6,000円ということでございます。これを3カ年の中で計画的に執行していくということでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 13ページの違約金の関係だったんですが、これ、よろしいでしょうか。
 工事名が平成16年度町道保全補修(第1号)工事という工事でございまして、請負者が仙台市の鹿伸工業、鹿に伸びると書いてロクシンといいますが、鹿伸工業株式会社が当時請け負ったものでして、契約日が平成16年の4月30日、それで工期が同年5月6日から同年8月27日までとしまして、請負額が 383万 2,500円でございました。途中、4月27日付で同社より工事続行不能届が提出されまして、それでもって一部出来高がございました。この当時の契約条項からしまして、 383万 2,500円の10分の1が違約金として当社が町の方に払う予定でございましたが、それに見合った出来高がございませんで、その差額が4万……。違約金の先ほどの額は38万 3,250円でございまして、出来高額が33万 7,050円、その差額4万 6,200円が残額になっておったものでございます。これは毎年計上しておったんですが、本年度、当初計上に漏れておりまして、大変申しわけございませんでした。今回補正するものでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) まず、減額の理由でございますが、収集運搬業務の契約が確定したということに伴いまして、21年度分の予算に対する契約金額の差額分を減額したものでございます。
 契約の方法は、初めから随意契約によって行ったものでございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 50万円以上の委託については入札で行うということになっておりますから、最初から随意契約でやるということになると、金額も大きいですし、競争の原則に反することになるのではないかと思うわけですね。
 それで、このごみ収集運搬業務が民間委託になったときに、どういう説明をされたかと。私どもは民間委託に反対したわけですけれども、そのときに町当局がどういう説明をされたかといいますと、民間にさせると、そして民間同士が競争することによって、よりよいサービスや、あるいは業務の遂行につながるんだという説明だったんですね。ですから、当初、競争でやるということを大前提にしていたにもかかわらず、最初から随意契約ということでいくと、この当初の理念ということに反するのではないかというふうに思うんですが、この点、問題ないのかどうかということが1点。
 それから、現在事業を委託している富谷環境さんは、住民の方々の意見を聞いても、おおむね評判も良好ですし、そして町内の業者が町内の町の仕事を請け負うということも悪いことではない。いいことだと思うんですね。それから、障害者の方を積極的に雇用されるとか、そういう点では大変いい事業所に入るのかなというふうに思うんですけれども、こういうふうに原則が、競争入札であるということが前提になっているわけですから、この前提を生かしながら、しかも、よりよい事業所に仕事を受けてもらうというために、やっぱり最初から随契ではなくてね、競争入札を前提にしながら、かねてから言ってまいりましたけれども、公契約制度という、例えばこの入札の際に、町内の事業者であることであるとか、一定の経験、ノウハウを持っているというようなこととか、あるいは障害者を雇用しているというようなことを条件にして、町民の福祉向上とこの公契約とを結びつけて発注するというやり方をすれば、これは何も問題なく、よりよい業者に仕事が回るはずなんですね。ですから、やっぱり競争の原理が働くことを大前提にして発注すると。最初から随契でやるということは極力避けるべきであるというふうに思うわけですが、どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 要約しますと、今の質問については、その随契でやることに対して問題がないかということに集約していいんですか。大分ずっと論旨的な……。

16番(永野久子君) 前段はそうですけれども、後段は随契ではなくて競争入札でやれるんじゃないかと、条件つけて。

議長(渡邊俊一君) ですから、その問題はないのかということが前提で、(「そうです」の声あり)要するに永野議員さんは、永野議員の考えのもとに、そういうふうな形でやれるんでないかというような質問ですね。(「そうです、そうです」の声あり)ということだそうですから。(「二つですよ、答えは二つね」の声あり)はい、そうですね。大分ずっと長い論旨の中で来ましたから、要点がどこなのかなと思って、今ちょっと改めて聞かせていただきました。
 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) まず初めに、契約の初めから随意契約というのは法に反するのではないかとご指摘の件ですが、おっしゃるように、自治法上では契約の大原則は競争入札でございます。ただし、例外として施行令の 167条の2等で随意契約によることができるという規定もございます。これはどういったものかといえば、入札の方法によることが、目的、性質的にですね、そぐわないような事件については随意契約でもできますよということで例外規定がございます。
それで、町、富谷町では、今回の契約の方法、初めから随意契約と、この施行令の 167条の2第1項第2号を適用して執行したわけですけれども、その理由は大きく二つほどございます。一つは、廃棄物処理法という法律、それに基づく法的な要求事項と業務の特殊性というものがあります。あと、二つ目には金額ですね。金額の適切性という観点で、2点に絞っていろいろ検討しました。
 まず、法的要求と業務の特殊性という部分では、廃棄物処理法で一般廃棄物に関する市町村の処理責任というものをうたってございます。その中で市町村が以外のものに委託する場合についての規定も、委託基準ですが、そちらの方も法律で定められております。基準については施行令の方で規定されております。それで、施行令の委託基準の中でもですね、受託者の能力要件、あと受託量、結局その業務を適切に行うための必要な金額、そういったものについて規定した基準がございます。そういった意味で、法的要求としては、その法の性質上、一般廃棄物の処理の公共性にかんがみて、経済性の確保の要請よりも業務の確実な履行を重要視しておりますし、要求しているものでございます。
 また、業務の特殊性ということでは、今法的に位置づけられたような業務の性質、あわせて収集運搬業務等にあっては迅速かつ適切に行わなくてはいけないというもの。あわせて、それも……、あわせまして、その業務そのものが継続的かつ安定的に行われる必要があると。そういった性質がございます。そういったことで、法的要求と業務の特殊性から随意契約、先ほどの入札にはそぐわない事件だということで一つの判断材料としたのが一つ。
 もう一つ、委託金額の適切性ということでは、議員がお話しのように、過去、近いところでは、前回、前々回、平成13年と17年に競争入札でもってしてございます。それで、今回、今のようなところで、初め、見積書、随意契約の執行で見積書を徴取しました。そのときに、その金額については、町の方で設計積算した額に対しまして見積額が 88.23%という金額でもって見積書が出されたわけでございます。その金額ですね、17年当時の4年間の金額と今回の21年から24年までの金額、これの差といいますか、伸び率は約17.7%でございました。このときに、前回の17年からことし、20年ですね、あと、ことし21年から24年に向けての収集運搬業務に当たります集積所の数とか、あるいはごみ収集の量だとか、人口の伸びにあわせたごみの量ですね、量とか集積所の数の増加だとか、そういった増因を勘案したときに、この金額については、これまでの金額と比較して著しく高価なものとは考えられない。むしろ適切な、妥当な金額と判断している金額、そういったことからですね、総合的に判断しまして、今回随意契約によって執行したということでございます。
 あと、これまでは民間競争でやってくるという、やってきたと。それで、今回随意契約ということで問題はないのかということなんですけれども、これ、そのとき、13年、17年当時については、ずっとですね、昭和61年に入札で初めスタートしまして、62年以降ずっとそして随契で来た経緯がございます。そこで、平成13年、17年、これはいろいろ契約制度、入札制度についてもいろいろと世間でも話題となってきたところです。そうした、ずっと随契で来た背景、あと契約制度のいろんな検討されてきた背景、そういったところから、13年、17人については総合的に判断して入札ということでやってきたものだと思います。今回は、そういった入札の結果等を踏まえて、今回の見積もり徴取の金額とも照らして、その中で適当であると判断したものですから、随意契約ですることといたしました。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今のご説明でいきますと、今後においても随意契約でやっていくということになりますよね。そう受けとめ……、何かいろいろなやり方してきたけれども、結局、特殊性だとか、適正な金額だとか、さまざまな理由から随契がいいんだということになりますと、今後とも随契でいくということの表明なのかなというふうに受けとめたんですが、どうなんでしょうか伺います。
 それで、もう一つなんですが、私たちはですね、何でも安く委託すればいいとは思っておりません。働く方々の労賃がきちんと保障されるとか、労働環境が十分整っているかどうかというようなことで、一定の金額で適正に発注するということは大事だと思ってます。ですから、何でも安くするということを理由にした民間委託というのには、そういう立場でも反対したわけなんですけれども、ただ、やはりきちんと競争させるということを踏まえて、そして、しかもよりよい事業者に発注できるようにということ、この両面を満たすということであれば、随意契約という住民から見て疑念を抱かせるようなやり方ではなく、堂々とした発注の仕方で、さっき申し上げたように町の側で町内の業者だとか障害者の雇用だとかという条件をつけるという、こういうやり方で進めれば、これは競争をきちんとさせながらも、よりよい業者に受注してもらうということは可能なんじゃないでしょうか。そして、もっと言えば、最低価格も設けて、安くなり過ぎないということも念頭に置いた発注をするということができるはずだと思うんですが、この点について町長のご答弁を伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) すべてですね、担当課であります町民生活課の説明のとおりでございます。現実の取り組みとですね、今回の手続については、最良の方法であり、町民の利益に合致するものと理解しております。

議長(渡邊俊一君) 今永野議員が質問したのは、今後もずっと随契でやっていくんですかというような質問なんですね。それから、あと最低価格という問題も出ましたし、何でも安ければいいとは思ってはいないが、競争の原理をもっと働かせなければというような話でしたけれども、その件については。若生町長。

町長(若生英俊君) 論理的にですね、今回の町民生活課長の説明が今後も随契になるんですかという質問は、私は論理的にはつながらないというふうに理解してます。その他のですね、手法、さまざまな手法がある中で、今回このような選択をさせていただいたというふうなことですから、それ以上申し上げることはありません。(「条件つけるということにお答えないんですが」の声あり)

議長(渡邊俊一君) 今町長は、それ以上の答えは申し述べられませんと話をしました。
 ほかに質疑ありませんか。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 20ページの繰出金、社会福祉費、医療で国民健康保険特別会計に 800……。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員、もう一度、一番最初からちょっと言ってください。何かマイクの前に置いてませんか。

14番(伊豆田待子君) 20ページの繰出金のところ、社会福祉費の医療助成費のところの繰出金で国民健康保険特別会計に一般会計から繰り出しを 806万 5,000円しております。これの具体内容、具体的な内容、お願いいたします。
 それから、もう一つ、28ページの大黒澤苑の車乗り入れ、これのどのような方法というのか、どこまで車を乗り入れ……、今まで駐車場はあったのでね、この辺を詳しくお願いしたい。この2点お願いお願いします。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。(「健康増進」の声あり)健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 国民健康保険特別会計への繰り出しにつきましては、議案第2号でご説明させていただくということで、この繰り出しの中身については、今回の国民健康保険特別会計、第2号の方でご説明させていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 大黒澤苑の車の乗り入れ工事でございますけれども、これ、施設の方の上の方に上っていくというものではなくて、主要地方道の仙台三本木線のタッチの部分に、そのタッチの部分で車が出る場合、駐車場から出る場合に、対向車側にはみ出して左折するということになっているので、それを事故防止の観点から少し入り口を広げるという工事……(「縁石」の声あり)縁石を二つほど取って広げる工事でございます。

議長(渡邊俊一君) もし、伊豆田議員、わからなかったら、直接あと窓口で聞いてください。なかなか目に見えないとわからない部分あると思いますので。よろしいすか、それで。(「はい」の声あり)
 ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、平成21年度富谷町一般会計補正予算に反対します。
 臨時保育士は、現状、毎年度30人前後を採用していますが、今年度確保できずに、大学、ハローワーク、ホームページなどで募集をしていたものの、6人の保育士をこれで採用するということになっています。保育士の欠員を主任、所長が保育に当たって急場をしのいでいるという状態であり、急いで派遣業務委託したいという思いがこの補正予算の中にあります。
 臨時保育士採用時の面接は、これまで町長、課長、保育所所長が行い採用決定してきました。本来、採用に当たっては、人柄、適性などを見きわめて、採用自体に町が直接責任を負うべきものと考えます。しかし、派遣業務委託の場合は、派遣会社が臨時保育士の採用を決めて町に派遣することになり、責任は派遣会社にあり、町は責任を負わないことになり、これは問題だと考えます。また、派遣契約期間が7カ月であることは雇用が細切れであり保育の継続性を望むことができず、安定した保育はできないと考えます。
 さらに、1カ所の保育所に正規、臨時、パート、派遣という雇用形態の違う人たちが保育に当たる。つまり、身分の格差の混在によって本当に円滑に保育所運営が進められるかという懸念があります。
 町長は、当選の翌年である昨年度5人、今年度4人の保育士を正規職員として採用いたしました。以前にも紹介しましたが、保育所所長が、保育の質の向上を目指す取り組み、保護者への寄り添いなど、先輩保育士の意気込みが全くこれまでと違うと大変喜んでおりました。子供たちと向き合う保育士が自分の身分が不安定なのに、よい保育をしたいと思ってもよい保育ができるでしょうか。
 これまで私たち日本共産党は何度も、保育を受ける子供たちや保護者のために、保育士を正規職員として採用し、安定した雇用で保育の継続性、保育の質の向上に努めるべきだと言い続けてまいりました。課長は先ほど理想だとしておりましたが、すべての保育士を正規職員として採用すればこの問題は根本解決を図ることができます。町は臨時保育士の派遣業務委託は今年度限りでと先日聞きましたが、派遣労働者は低賃金であり身分も不安定です。現在、派遣、請負、そして非正規雇用などが大きな社会問題になっているときに、町の公務労働に派遣労働を導入するということは許されるものではありません。幼い子供を相手にする保育という仕事であり、どんな事情があったとしても納得できるものではないことを述べて反対とします。

議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 私は、平成21年度富谷町一般会計補正予算(第1号)に賛成いたします。
今回の補正予算案は、歳入では、緊急雇用創出臨時特例交付金事業分追加実施で 2,081万 2,000円を追加、安全安心な学校づくり交付金の内定で 1,442万 9,000円を追加、ユーマイタウン施設整備基金の繰り入れで2億 689万円を追加しています。
 歳出では、未来の富谷を担う子供たちへの教育の充実の中で、町内中学校図書補助員5名の学校への配置、小中学校外国語指導助手を1名増員しての3名体制、学び続けることのできる環境の整備として、臨時休校や長期休業時においての開館時間の繰り上げと児童クラブ活動室等エアコン設置工事費として 3,720万 4,000円を追加し、小学校強化ガラス改修費として 1,442万 9,000円を計上しています。安心して子育てのできる環境の整備として、4月より妊婦健診14回分を公費負担として実施、多胎児の妊婦健診を20回まで拡大しています。また、県外里帰り出産の妊婦に対する助成事業も実施されます。また、新学校給食センター整備事業の用地等の整備として2億 701万 6,000円を追加しております。緊急雇用創出臨時特例交付金事業追加分実施で 2,081万 2,000円を追加し、テレホンオペレーター委託業務、医療費助成申請データ入力、防犯灯・街路灯台帳整備、総合運動公園維持管理事業、公民館維持管理事業、児童指導員雇用事業を計画しています。農業改良事業奨励金においても、ビニールハウス設置や町の特産品でありますブルーベリーの振興につきプレハブ冷凍庫設置のために 188万 8,000円を助成金として計上されています。4月21日付人事異動に伴う人件費の調整により 4,041万 3,000円を減額もしております。
 このように、町政運営の基本方針である「幸せが実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」を目指して、時代の動向や本町の将来を見据え、幅広く町民のニーズを的確にとらえた補正予算と認識し、賛成討論といたします。

議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第1号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第1号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
 この際、午後2時50分まで休憩をいたします。
 もとへ、午後……、そのとおりでいいです。
午後2時34分 休憩


午後2時50分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第3 議案第2号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第2号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、各種会計補正予算説明書36ページをお願いいたします。
 議案第2号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)でございます。
 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 806万 5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ29億 5,575万 3,000円とするものでございます。
 2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、事項別明細書によりましてご説明させていただきます。
 45ページをお開きいただきたいと思います。
 初めに、歳入でございます。
 9款1項他会計繰入金は、 806万 5,000円を追加いたしまして1億 8,493万 1,000円とするものでございます。これは、1目の一般会計繰入金、主に職員の給与等の人件費が中心でございます。
 それでは、歳出の方に移らさせていただきます。
 次のページ、47ページをお願いいたします。
 歳出、1款1項総務管理費は、 754万円を追加いたしまして 4,946万 4,000円とするものでございます。1目の一般管理費の中で職員の給料等人件費が主でございまして、13節には委託料として 151万 2,000円を計上しております。これにつきましては国保の短期証の運用に係るシステムの改修業務委託でございます。
 1款4項趣旨普及費は、52万 5,000円を追加いたしまして91万 6,000円とするものでございます。これはジェネリック医薬品のですね、普及啓発を図るために印刷、希望カードを印刷するものでございまして、印刷費として52万 5,000円を計上したものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第3号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第3号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(小野一郎君) それでは、平成21年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書54ページをお願いいたします。
 議案第3号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 994万 9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億 6,677万 6,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、歳入歳出予算事項別明細書によりご説明申し上げます。
 63、64ページをお願いいたします。
 初めに、歳入でございます。
 4款1項他会計繰入金 994万 9,000円を増額いたしまして、総額3億 2,207万 1,000円とするものでございます。これは一般会計からの繰入金で、職員の給与費等の繰入金でございます。
次のページをお願いいたします。65、66ページになります。
 歳出でございます。
 1款1項下水道管理費 994万 9,000円を増額いたしまして、総額1億 8,730万 5,000円とするものでございます。1目下水道総務費 994万 9,000円を補正するものでございます。当初予算で置いておりました人件費の中で職員1名の増と人事異動に伴い増額するものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号平成21年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第4号 富谷町道路線の廃止について

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第4号富谷町道路線の廃止についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、議案書の1ページをお開きください。

 議案第4号富谷町道路線の廃止について。これは、道路法第10条第3項の規定により、町道路線を別紙のとおり廃止するものでございます。
 提案理由といたしましては、本年3月18日付で告示されておりますが、明石台四丁目地内、成田九丁目地内、上桜木一丁目及び二丁目地内並びに明石字上桜ノ木地内において、富谷町と仙台市の行政界変更に伴い、終点位置が変更になる2路線及び全線が仙台市に編入になる3路線を廃止するものでございます。
 次の2ページ別紙と、さきにお渡ししております議案第4号資料をごらんいただきたいと思います。
 今回廃止する路線、 460番宮沢根白石線から 769番上桜木9の1号線まで5路線でございますが、 460番の宮沢根白石線、それから一つ飛びまして、 721番の穀田大沢線、これが終点位置が変更になりますので、一度廃止するものでございます。この2路線につきましては、次の議案第5号で新たに認定していただくものでございます。
 716番の大沢成田線、それから 765番上桜木11の1号線、 769番上桜木9の1号線の3路線につきましては、すべてが仙台市の行政界に編入されますので廃止するものでございます。
 地図の方をご参照いただければと思います。
 若干見にくいんでございますが、緑の二点鎖線でくくってある部分が今回新たに行政界となった場所でございます。短い3路線がすべて仙台市に編入、長い2路線が終点位置の変更で、第5号でまた新たに認定するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長に申し上げます。ただいまの説明の中で「次の第4号」という説明がありましたけれども、「次の第5号」に訂正でよろしいですね。(「申しわけございません。5号でございました」の声あり)
 これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号富谷町道路線の廃止についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号富谷町道路線の廃止については原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第5号 富谷町道路線の認定について

議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第5号富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、3ページをお願いいたします。
 議案第5号富谷町道路線の認定について。道路法第8条第2項の規定により、町道路線を別紙のとおり認定するものでございます。
 提案理由としましては、先ほどと同じように、本年3月18日付で行政界の変更告示がなされました 明石台四丁目地内、成田ほかですね、新たに宅地開発されました……。もとへ、済みません。
行政界の変更につきましては、明石台四丁目地内、成田九丁目地内、上桜木一丁目及び二丁目地内並びに明石字上桜ノ木地内におきまして、富谷町と仙台市の行政界変更に伴い、終点の位置が変更になりました2路線を認定するものでございます。
 また、成田二丁目の宅地開発事業がございまして、その開発に伴いまして開発者より3路線帰属されておりますので、その路線を認定するものでございます。
 4ページの別紙の表、並びに、さきにお渡ししております議案第5号資料1、2の2枚をご参照いただきながらお願いしたいと思います。
 460番宮沢根白石線、それから 721番穀田大沢線につきましては、先ほど申し上げましたが、終点の位置、変更になってございます。
 資料の1をごらんいただきたいと思います。
 矢印が終点位置でございますが、緑の行政界までおのおの延長されております。 460番の宮沢根白石線が約35メーターほど延長されます。 721番の穀田大沢線が約80メーターほど延長されます。
続きまして、 848番成田6の 116号線、 849番成田6の 117号線、1278番自転車歩行者専用道路成田 4の69号線の3路線につきましては、資料の2をごらんいただきたいと思います。
これは小さい成田地区の位置の北側の部分に位置する開発でございました。本年の4月1日付で開発者より帰属されております。ちなみに、 848番の成田6の 116号線が45.3メーター、 849番成田6の  117号線が 275メーター、1278番の成田4の69号線が23.8メーターでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号富谷町道路線の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号富谷町道路線の認定については原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第6号 宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の 数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について

議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第6号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 5ページをお開き願いたいと思います。
 それでは、議案第6号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更についてご説明いたします。
 提案理由につきましては、8月31日をもちまして気仙沼市と合併を行います本吉町の廃止及び気仙沼地方衛生処理組合の解散に伴い宮城県市町村職員退職手当組合から脱退すること及び同組合の規約を変更することにつきまして、議会の議決をお願いするものでございます。
 7ページの新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
 第14条、退職手当を受ける者でございますけれども、現行を、「旧市町村の合併の特例に関する法律附則第2号第5項の規定により、なおその効力を有するものとされる同法5条の6第1項に規定する地域自治区の区長」、これにつきましては平成18年3月に合併しております旧唐桑区の地域自治区長のことを言います。「及び市町村の合併の特例に関する法律第24条第1項に規定する地域自治区の区長に改めるもの」ということでございますけれども、今回廃止する本吉町におきまして地域自治区長を設定するというようなことが決まっているようでございますので、加えるための改正の内容でございます。
 また、別表第1の9「、本吉町」と、次のページの「、気仙沼地方衛生処理組合」を削除し、別表第2表中「、本吉町」を削除するものでございます。
 6ページの附則に戻っていただきますけれども、この規約を平成21年9月1日から施行するものです。
 2といたしまして、本吉町及び気仙沼地方衛生処理組合が平成21年8月31日までに宮城県市町村職員退職手当組合に納付した負担金につきましては、宮城県市町村職員退職手当組合負担金第6条第2項の規定により気仙沼市が承継する。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更については原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第7号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について

議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第7号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の一部を変更する規約についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
 なお、議案第10号までは同様の議案の内容でありますから、説明を簡潔にお願いしたいと思います。
 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それでは、9ページになります。
 議案第7号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてご説明いたします。
 これにつきましても合併によるものでございまして、10ページ、「・本吉町」及び「・気仙沼地方衛生処理組合」を削除するものでございます。
 附則におきまして、この規約は、21年9月1日から施行するものでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の一部を変更する規約についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の一部を変更する規約については原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第8号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について

議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第8号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の一部を変更する規約についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それでは、議案第7号宮城県市町村等非常勤職員……(「第8号」の声あり)8号、失礼いたしました。8号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてご説明いたします。
 提案につきましては、前議案の理由でございます。
 内容につきましては、13ページでございます。
 別表第1中「・本吉町」及び「・気仙沼地方衛生処理組合」を削るものでございます。
 附則といたしまして、この規約は、平成21年9月1日から施行するものでございます。
 よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の一部を変更する規約についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の一部を変更する規約については原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第9号 宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体 の数の減少について

議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第9号宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体の数の減少についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 議案第9号宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体の数の減少についてご説明いたします。
 提案理由につきましては、前議案のとおりでございます。本吉町が廃止いたしますので、センターから脱退するものでございます。
 よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体の数の減少及び規約変更についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更については原案のとおり可決されました。(「及び規約の変更はついてない」の声あり)今申し上げましたよね。(「ちょっと今余計なものがつきましたので」「規約の変更はないんです」の声あり)ちょっと待ってね。正規にちょっと今……。
暫時休憩お願いします。
午後3時18分 休憩


    午後3時19分 再開

議長(渡邊俊一君) ちょっと事務局と議長のミステイクがありましたので訂正をいたします。
それでは、暫時休憩を解かせていただきます。
 それでは、改めまして、異議なしと認めますので、したがって、議案第9号宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体の数の減少については原案のとおり可決されました。
 大変申しわけありませんでした。


   日程第11 議案第10号 宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合を組織する 地方公共団体の数の減少及び規約の変更について

議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第10号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合を組織する地方公共団体の数の減少についてを議題といたします。(「及び規約の変更について」の声あり)はい、そのとおりであります。もとへ。
 それでは、日程第11、議案第10号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 議案第10号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてご説明いたします。
 提案理由につきましては、前条のとおりでございます。
 次のページをお開き願いたいと思います。
 まず、5条第2項表中、市町村の欄中「、本吉町」を削除し、第10条中「報酬」を「議員報酬」と改め、別表中「、本吉町」を削除するものでございます。
 附則といたしまして、この規約は、平成21年9月1日から施行するものでございます。
 よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更については原案のとおり可決されました。


   日程第12 議案第11号 宮城県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団 体の数の減少及び規約の変更について

議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第11号宮城県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、20ページでございます。
 議案第11号宮城県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について。
 地方自治法第 291条の3第1項の規定により、平成21年8月31日をもって宮城県後期高齢者医療広域連合から本吉町が脱退し、宮城県後期高齢者医療広域連合規約を別紙のとおり変更することについて、同法第 291条の11の規定によりまして議会の議決をお願いするものでございます。
 提案理由でございますが、同様とはなりますが、本吉町が廃止されることに伴い、宮城県後期高齢者広域連合から脱退することについて協議をしたいので、地方自治法 291条の11の規定により提案をするものでございます。
 それでは、22ページの新旧対照表をお願いいたします。
 新旧対照表の第7条第1項中の下線部分でございます。現行の「36人」を改正後は「35人」とするものでございます。
 次に、21ページの附則でございますが、この規則については、平成21年9月1日から施行するとするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号宮城県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号宮城県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更については原案のとおり可決されました。
この際、午後3時40分まで休憩をいたします。
    午後3時26分 休憩


    午後3時40分 再開

議長(渡邊俊一君) 会議を開きます。


   日程第13 議案第12号 平成21年度富谷町一般会計補正予算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第13、議案第12号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、平成21年6月追加、平成21年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書2ページをお願いいたします。
  議案第12号でございます。平成21年度富谷町一般会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の補正をお願いするものでございます。
 今回の補正につきましては、地方自治法 180条第1項の規定によりまして、議会において指定されております事項、交通事故に係る損害賠償2件について専決処分を行い、去る6月5日付で議会議長あてにご報告したところでございます。これに係ります予算の措置でございます。
 ここで、今回の第2号補正の提出内容についてご説明申し上げます。
 これからご説明申し上げます議案第12号の第2号補正は、6月10日に追加の提案をしてございます。さきに提出いたしました第1号補正予算の可否が決定していない時点での提案、いわゆる議決前の追加提案となりました。このことによりまして、補正予算(第2号)の歳入歳出における補正前の額は、議案第1号の補正予算(第1号)の額と同じ94億 6,600万円となってございます。本日、議案第1号におきまして平成21年度一般会計補正予算(第1号)の議決をいただきましたことにより、第1号補正後の額が97億24万 5,000円となりました。したがいまして、このことによりまして、追加で提案してございます議案第12号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第2号)におきまして、補正前の額が、議決をいただいたことで97億24万 5,000円となります。
 第1条の歳入歳出予算の補正におきましては、29万円を追加した後の歳入歳出の総額は97億53万 5,000円、 9700535となります。3ページ、4ページ、第1表におきましても、歳入合計の補正前予算額は97億24万 5,000円、補正後予算額は97億53万 5,000円となります。歳出合計についても同様でございます。7ページ、8ページの1、総括、歳入歳出補正予算事項別明細の歳入、9ページ、10ページの歳出につきましても、補正前の額の、補正前の合計が97億24万 5,000円、計が97億53万 5,000円となります。
 それでは、2ページをお願いいたします。
第1条、歳入歳出の補正でございますが、第1条第1項につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ29万円を追加し、歳入歳出の総額を97億53万 5,000円とするものでございます。
第1条第2項、歳入歳出の補正の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものといたし、3ページと4ページにお示しをしてございます。
 次に、歳入歳出補正予算事項別明細書によりご説明を申し上げます。
 11ページでございます。
 11ページの歳入でございますが、20款4項雑入につきましては、29万円を追加、3億96万円とするもので、今回の損害賠償に当たり、その賠償金に充当する町が加入しております自動車損害保険からの保険金でございます。
 13ページをお願いいたします。
 13ページ、歳出でございますが、2款1項総務管理費は、16万 6,000円を追加し11億 6,533万 6,000円に、10款1項教育総務費は、12万 4,000円を追加し1億 5,210万 3,000円とするもので、いずれも公用車の交通事故に係る相手方への賠償金として支出するため予算措置を行うものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第12号平成21年度富谷町一般会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。


   日程第14 議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算 (第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第14、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、16ページでございます。
 議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ29万 3,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億 6,264万 1,000円といたすものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、次に25ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 1款1項後期高齢者医療保険料1目特別徴収保険料に29万 3,000円を増額いたし、 8,896万 1,000円とするもので、歳出において保険料を還付するため歳出額と同額を計上いたしたものでございます。
 27ページをお願いいたします。
 歳出でございますが、4款1項償還金及び還付加算金1目保険料還付金に29万 3,000円を増額し29万 4,000円とするもので、還付金の発生による償還分を計上いたしたものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。


   日程第15 発議第4号 「協同労働の協同組合法」の速やかなる制定を求める意見書

議長(渡邊俊一君) 日程第15、発議第4号「協同労働の協同組合法」の速やかなる制定を求める意見書を議題といたします。
 提出者菅原 傳君に説明を求めます。菅原 傳君、登壇願います。

8番(菅原 傳君) 私は、表題にありますように、「協同労働の協同組合法」の速やかな設置を求めるという意見書でございますけれども、後で若干コメントしたいと思いますけれども、まず提出者、菅原 傳、賛成者、佐藤克彦議員、今村 寿議員、伊豆田待子議員、永野久子議員、磯前 武議員の皆さんでございまして、富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記の議案を提出をいたします。
 以下ですね、案文を読み上げまして提案にかえたいと思います。
 「協同労働の協同組合法」、仮称でありますけれども、速やかなる制定を求める意見書。
 日本社会の急速な少子高齢化は、さまざまな課題を日本社会に投げかけ、新たなライフスタイルとそれを支える社会システムの構築が求められています。とりわけ年金、医療、福祉などの社会保障制度はもちろんのこと、労働環境にも大きな変化の波が押し寄せ、働くことに困難を抱える人々の増大が社会問題となっています。
 また、2000年以降の急速な構造改革により、経済や雇用、産業や地方など、さまざまな分野に格差を生じさせました。とりわけ労働環境の問題は深刻さを増しています。失業とあわせてワーキングプア、ネットカフェ難民、偽装請負など、新たな貧困と労働の商品化が広がっています。また、障害を抱える人々や社会とのつながりがつくれない若者など、働きたくとも働けない人々の増大は、日本全体を覆う共通した地域課題です。
 こうした課題を解決するために、市民自身が協同で地域に必要な仕事をみずから起こし、社会に貢献する喜びや尊厳を大切にして働き、人と人とのつながりとコミュニティの再生を目指す自律的で新しい働き方が今日本の社会に着実に広がりつつあります。労働者協同組合、ワーカーズコープ、ワーカーズコープコレクティブ、農村女性ワーカーズ、障害者団体など、協同労働という新しい働き方を求めている団体や人々を含めると10万人以上存在すると言われています。
 しかしながら、協同労働の協同組合の制度を承認する他のG7各国と異なり、働く人、利用者及び支援者が協同して新しい事業とその経営組織を生み出そうとする法制度を承認し、また振興する法の仕組みがありません。既に欧州などでは社会的協同組合法(イタリア)、生産労働者協同組合(フランス等)という名称の法律があり、失業や社会的排除、貧困に苦しむ市民や仕事を求めている人々にとって、仕事を起こし地域再生を図る有効な制度となっております。これらの活動の社会的意義を踏まえ、日本においても協同労働の協同組合の法制度を求める取り組みが広がり、 8,000を超える団体がこの法制化に賛同し、国会でも超党派の議員連盟が発足して法制化の検討が始まりました。
 だれもが希望と誇りを持ち、安心と豊かさを実感できるコミュニティをつくり、人とのつながりや社会とのつながりを感じられるという新しい働き方の必要性が高まっています。こうした働き方とこれに基づく非営利の事業体は、住民の自発性と主体性を基礎に新しい公共と市民自治、まちづくりを創造するものであり、働くこと、生きることに困難を抱える人々自身が社会連帯の中で仕事を起こし、社会に参加する道を開くものです。
 国においても、社会の実情を踏まえ、就労の創出、地域の再生、少子高齢社会に対応する有力な制度として、「協同労働の協同組合法」の速やかなる制定を求めるものです。
 以上、地方自治第99条の規定に基づき意見書を提出します。
 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、総務大臣、経済産業大臣であります。
 若干の補説を申し上げますけれども、今全国的に議会でこの意見書が採択行われておりまして、全国の自治体の約3分の1、 770ほどの議会が意見書を決定をしております。今度の議会でさらにもっとふえるというふうな予想になっておりまして、宮城県内ではですね、県の議会では既に決議が上げられておりまして、大崎市、登米市、多賀城市、利府町、七ケ浜町ですね、ここのところは既に決定をされております。近くですね、仙台圏でいえば、塩竈市、名取市、大和町、そして仙台市ということで決議が予定されておりますので、皆さんの圧倒的な賛同でぜひこの意見書を採択をよろしくお願い申し上げまして提案にかえたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 発議者にお尋ねをいたします。最後につけ加えた文言については、発議内容とは関係ないということでとらえてていいんですか。(「はい、そうです」の声あり)
 これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 討論も当然ありませんよね。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これから発議第4号「協同労働の協同組合法」の速やかなる制定を求める意見書を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれ提出先へ送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
 
   〔賛成者起立〕

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、発議第4号「協同労働の協同組合法」の速やかなる制定を求める意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定いたしました。


   日程第16 閉会中の各委員会調査について

議長(渡邊俊一君) 日程第16、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
 
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
 平成21年第2回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。
 執行部におかれましては、各議員から提出された意見を十分に尊重し町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成21年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。
    午後3時59分 閉会

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 代表