富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成21年第1回富谷町議会定例会(開催日:2月23日~3月18日)

更新日:2009年03月18日

平成21年第1回富谷町議会定例会(開催日:2月23日~3月18日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

予算審査特別委員会第1号

予算審査特別委員会第2号

予算審査特別委員会第3号

予算審査特別委員会第4号

定例会会議録第4号

平成21年第1回定例会目次

第1日目  2月23日(月曜日)
施政方針
町長提出議案の概要説明
議案第 1号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について
議案第 4号 富谷町道路占用料等条例の一部改正について
議案第 5号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
議案第17号 町及び字の区域を変更することについて
議案第18号 損害賠償額の決定について
議案第19号 宮城県市町村自治振興センター規約の変更について
議案第6号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第7号)
議案第7号 平成21年度富谷町一般会計予算
議案第8号 平成21年度富谷町老人保健特別会計予算
議案第9号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第10号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第11号 平成21年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第12号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
議案第14号 平成21年度富谷町水道事業会計予算
第2日目  3月4日(水曜日)
一般質問 8番 菅原傳議員
1 町の雇用対策を問う
2 給付金に対する町の対応は
11番 磯前武議員 
1 西成田地区コミュニティセンター及び大亀山森林公園の整備計画について
6番 山路清一議員
1 町の将来が決まる開発計画を問う
2 ヒトスジシマカ異常発生防止せよ
9番 今村寿議員
1 長期的展望に立った当町の行・財政方針を問う
2 生活道路・明石台~松陵団地間の宮・根線の開通を急げ
3 ジェネリック「後発」薬品の普及・活用を高めよ
4番 細谷禮二議員
1 町内の除雪・融雪は万全か
2 安心して暮らせる町づくりを
7番 相澤榮議員
1 地球温暖化対策の取り組みは
2 消防団員確保対策について
1番 小泉光議員
1 チャイルドシートへの助成を
2 使える奨学金を
15番 佐藤聖子議員
1 待機児童の解消はじめ保育行政について
2 しょうがい者が安心して生活できる町に
16番 永野久子議員
1 セーフティネットは機能しているか-生活保護制度を問う
2 住民基本台帳カードの普及とそのフル活用を図れ
第3日目  3月5日(木曜日)
2番 小川昌義議員
1 富谷町HPで町内会加入コーナーについて問う
2 上水道の断水対策と下水道対策を問う
3 学校のIT関連の活用状況を問う
5番 佐藤克彦議員 
1 「富谷町食育推進計画」について問う
14番 伊豆田待子議員
1 子育て支援対策について
2 地域活性化・生活対策臨時交付金について
13番 安住稔幸議員
1 CO2 削減やリサイクルの推進等、環境対策を問う
2 道路整備の推進を問う
議案第 2号 富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について
議案第 3号 富谷町介護保険条例の一部改正について
議案第20号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第8号)
議案第21号 平成20年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)
議案第22号 富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第23号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第4号)
議案第24号 平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第25号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議案第26号 平成20年度富谷町水道事業特別会計補正予算(第3号)
発議第 1号 議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議
第4日目  3月18日(火曜日)
議案第 7号 平成21年度富谷町一般会計予算
議案第 8号 平成21年度富谷町老人保健特別会計予算
議案第 9号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第10号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第11号 平成21年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第12号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
議案第14号 平成21年度富谷町水道事業会計予算
議案第15号 富谷町基本構想の改定について
議案第16号 富谷町国土利用計画の改定について
議案第27号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第9号)
発議第 2号 富谷町議会会議規則の一部を改正する規約
発議第 3号 富谷町議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例
議員派遣の件
閉会中の各委員会調査について
予算審査特別委員会
第1日目  3月9日(月曜日)
議案第7号 平成21年度富谷町一般会計予算
(財政課、経営企画課、総務課、税務課、議会事務局、会計課)
第2日目  3月10日(火曜日)
議案第7号 平成21年度富谷町一般会計予算
(産業振興課、都市整備課、上下水道課)
第3日目  3月11日(水曜日)
議案第7号 平成21年度富谷町一般会計予算
(町民生活課、子育て支援課、健康増進課、長寿福祉課、教育委員会)
第4日目  3月12日(木曜日)
議案第8号 平成21年度富谷町老人保健特別会計予算
議案第9号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第10号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第11号 平成21年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第12号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
議案第14号 平成21年度富谷町水道事業会計予算

平成21年第1回定例会議事録(第1号)

平成21年2月23日(月曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君  
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君  
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君  
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君  
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君  
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君  
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君  
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君  
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 3番 土樋輪康雄君

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 昆野武裕君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 福原明敏

議事日程 第1号

平成21年2月23日(月曜日)午前10時00分開会

第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 議案第 1号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について
第4 議案第 4号 富谷町道路占用料等条例の一部改正について
第5 議案第 5号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
第6 議案第17号 町及び字の区域を変更することについて
第7 議案第18号 損害賠償額の決定について
第8 議案第19号 宮城県市町村自治振興センター規約の変更について
第9 議案第 6号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第7号)
第10 議案第 7号 平成21年度富谷町一般会計予算
第11 議案第 8号 平成21年度富谷町老人保健特別会計予算
第12 議案第 9号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算
第13 議案第10号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算
第14 議案第11号 平成21年度富谷町介護保険特別会計予算
第15 議案第12号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
第16 議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
第17 議案第14号 平成21年度富谷町水道事業会計予算

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午前10時00分 開会

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 平成21年第1回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から平成21年度富谷町各種会計予算を初め、富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定についてなどの事件、議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 本日、傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成21年第1回富谷町議会定例会を開会いたします。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。
 なお、説明員の出席要求ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。これで諸報告を終わります。
 ここで、議案等の提案理由並びに平成21年度施政方針の説明を含め、町長にあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 弥生3月を間近にいたしまして、寒暖行きつ戻りつのきょうこのごろでございます。
 本日、ここに平成21年富谷町議会第1回定例会に、平成21年度一般会計予算初め、各種特別会計予算案並びに諸案件を提案し、ご審議をお願いするに当たりまして、町政運営に取り組む私の所信と施策の大綱をご説明申し上げ、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を心からお願いするものでございます。
 私は、多くの町民の皆様のご支援に支えられ、平成19年2月町長に就任をさせていただき、2年が経過したところでございます。私の考え、思いは、幸せが実感でき、笑顔輝く温かい富谷を目指す、そうしたことを常に胸に抱きながらこの2年間町長として職務を進めてまいりました。改めてここ2年を振り返りますと、町民の皆様、そしてここにご参集の議員各位には町政推進に当たり、年を追うごとにご理解とご協力の深まりを実感でき、心から感謝を申し上げるものであります。
さて、私は、町民主体のまちづくり、つまり、町長の個性と持ち味を生かし、地の利に恵まれ人の和にすぐれた富谷町の特徴と、地方分権の名にふさわしい自治を確立すべく、過去の延長ではなく未来からかえりみて、今何をなすべきかと考えるという目的意識と、合わせて町民の目線で考える、町民のために働く、町民とともに行動する意識を職員に自覚させ、課題の本質を明らかにし、町民ニーズや外部環境との適合性などを踏まえ、既存の取り組みを町長みずから職員と対話協議し、一つ一つ丁寧に見直す作業に取り組んでまいりました。
 特に、ことし2回目の開催、昨年になります2回目の開催となります「十三夜 魂のふるさとまつり」については、町内会、行政区、各種団体のさらなるご協力、実行委員を初め職員全員のボランティアや創造力の磨き合いにより、ご承知のとおり昨年を大きく上回る2万 6,500人の皆さんにご来場いただき、見て聞いて食べて触れ合って、まさに私たちの持つ五感を使って体全体で祭りを楽しんでいただけたのではないでしょうか。祭りもリニューアルし、まだ2回目であります。実施結果をさらに検証し、皆様と議論を重ね、平成21年度の実施に向けて検討をし始めたところであります。なお、平成21年第3回「十三夜 魂のふるさとまつり」は、10月10日と11日の両日に開催する予定であります。また、プレイベントといたしまして、4万 6,000人総参加のさらなるにぎわいのあるまつりとなるよう、広く開催趣旨をご理解いただくために、成田公民館において10月1日に実施をいたします。
 昨年第3回定例会において条例可決いただき、11月1日を「とみや恩師・恩人の日」、11月を「とみや恩師・恩人月間」と定めました。この推進事業として昨年実施した「とみや子どもまつり2008」は、大盛況のうちに終了いたしました。子供たちの成長の段階に合わせて親と子、学校と保護者、地域全体の皆さんが一体となり、祭りを盛り上げていただいたことに深く感謝を申し上げます。新年度は昨年度の事業内容の検証の上に立ち、「恩師・恩人の日」の推進と富谷の子供たちを皆さんと一緒にお祝いも兼ね、11月15日の七五三の日に行うこととなりました。江戸時代から人生の通過儀礼の一つとされたこの日に合わせ、子供たちの健やかな成長を保護者、先生、地域の皆さんと願い、楽しめる一日としたいと考えております。ご参加とご支援のほどお願いを申し上げます。
 また、「教育満足度日本一のまち」の実現の端著として、平成19年10月に小学校図書館への専任職員の配置に続き、新年度中学校にも計画どおり配置することといたしました。この取り組みは、小学生の図書利用率の数値に結果としてあらわれているわけであります。一例として、貸し出し冊数が導入前と比べ数倍の実績効果としてあらわれ、書物に触れることで情操豊かな児童生徒の育成が図られるなど、その効果は着実にあらわれていると感じているところであります。この取り組みを中学校へも導入してまいります。また、昨年にはNHK特番、全国放送「地域発!どうする日本 変わる義務教育 学ぶ力をどう伸ばす」でも富谷町の取り組みが取り上げられたところでありました。
 昨年4月より、富谷町総合計画の改定に取り組み、ことし2月17日、富谷町総合計画審議会より基本構想並びに土地利用計画の素案に対して答申をちょうだいいたしました。策定に当たっては、地区懇談会を6地区で実施し、多くの町民の方々にご出席いただき、たくさんのご意見をお聞きすることができました。また、アンケートによる調査も町内全域で実施し、部門別懇談会も行ってまいったところであります。
 これら多く寄せられたご意見を一つ一つ検証し、審議会の答申を踏まえて今議会に基本構想「第4次国土利用計画」を上程させていただきました。詳細な計画内容は、本日開催の全員協議会でご説明を申し上げます。特に、今回の改定に当たり、ポイントは次の四つのキーワードをもとに検討を進めてまいりました。
 一つ目、私が就任以来2年間取り組んできた「笑顔輝くあったかい富谷」の施策実現を町の総合計画として明文化したこと。
 二つ目、人口5万人都市を目指した新しいまちづくりの方向性と土地利用方針の明確化。
 三つ目、まちづくりの基本は人、人的資源の豊かさであると位置づけ、富谷に住む皆さんによるまちづくりの運営、住民参加。
 四つ目、これから始まる10年、考え、響き合い、行動するの具現化。
 以上をキーワードとして検討を進めてまいりました。
 新しい総合計画を基本に、今後も富谷町の将来にわたってしっかりとした内容のもとで、町民皆様のコミュニケーションの機会を常に絶やすことなく、役場としての総合チーム力を高めつつ、職員の豊かな発想をより多く引き出しながら、町政の各分野に積極的かつ着実に取り組み、町政のかじ取りを行ってまいります。
 さて一方、富谷町を取り巻く情勢を見ますと、昨年発生した世界的な金融経済危機は、我が国の実態経済にも深刻な影響を与えております。富谷町といたしましては、「あったか冬季助成制度」や原油価格高騰対策本部の継続設置など、対策を講じているところであります。新年度においても国の雇用対策支援制度などを活用し、引き続き新たな事業の創設、企業経営の安定に向けて支援策を行ってまいります。
 このように刻一刻と町政をめぐる状況が変化する中、解決すべき課題は次々と生じております。新たな課題発生による町民生活への影響は顕著となっており、自治体が目指すべきコンプライアンス、単なる法令遵守にとどまることなく、町民や社会の要請に的確にこたえるためには、リスク発生時の迅速な対応はもとより、それぞれの自治体が創意工夫のもと、自己決定、自己責任に基づく自立したまちづくりが今こそ求められております。小さく映ることでであっても決して見逃さないという覚悟で日々対応すること、スピードを上げることが必要であると強く感じている次第であります。
 このような状況ではございますが、富谷町は他の自治体と比べて人口増加も順調に推移し、過日2月7日には人口4万 6,000人目となる方をお招きし、記念式典を行ったところであります。
 過去を振り返りますと、人口2万人であった昭和62年以降、年間平均 296日間で 1,000人増加していることになりました。このことは、快適な住環境や充実した教育、福祉など、潤いのある居住環境の整った町であり、今後も富谷町の居住人気は続くものと思われ、土地利用として住居系の確保についても重要な課題であり、適切に需要に対応していきたいと考えております。
 また、企業誘致に関しましては、昨年設置した富谷町企業立地・住環境整備対策推進本部を継続するとともに、新たな企業立地用地の整備を新しい国土利用計画に基づき、事業者と協力しながら進めてまいります。企業誘致、立地を促進することにより、雇用機会の増大と5万人都市にふさわしい工業生産力を持つ都市へのステップアップにつながるものと期待をしているところであります。
 私の思いは、現状に安住することなく、4万 6,000人を超える町民の皆さんや職員、そして議員各位と情報を共有し、「まだまだこれから」という思いで切り開いていくことが大切であり、それぞれの使命や責任を果たしていくことで大きく実を結ぶものと思っております。
 安全で安心なまちづくりを目指し、新しい総合計画の基本理念に掲げた「幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷」が実現できるよう、効率的で効果的な行財政運営に努め、富谷町の各施策を着実に一つ一つ推進してまいります。
 推進に当たっては、公務員としての町職員のあり方として中立・公平・公正に加えて、公明でなければなりません。給料と職務時間は町民から付与されているものであり、町民に恥じぬ働きをしているか、私事に回していないかを常に自問し、全戦力を富谷町の発展、そして町民の幸せのために向かうよう、日ごろより指導徹底を図っているところであります。
 以上、先人が築いてきた歴史風土を敬い、新たな気持ちを抱きつつ、今まで申し上げてきたことが 町政運営についての私の基本的な考え方でございます。
それでは、平成21年度の主な施策概要について、新しい総合計画の体系を踏まえながら、大きなまちづくりの柱に沿ってそれぞれの取り組みについて申し上げます。
 初めに、「子どもたちのための教育環境と未来を創り出すまち・すべての世代が生き生きと暮らせるまちづくり」を形成するための施策について申し上げます。
 平成21年度の教育施策方針を、富谷町教育委員会では次のように定めております。「心身ともに健やかですぐれた想像力と心豊かな人間性をはぐくみ、笑顔輝くあったかふるさと富谷の魅力あふれる住みよいまちづくりを目指して・確かな学力と健やかな心身をはぐくむ教育環境と教育活動・つどい、学び、語り合う生きがいの薫りがただよう地域社会の創造・ともにはぐくむ潤いに満ちたふるさとの芸術文化の創造と伝承保護・明るさと活力のあるライフスポーツ活動の適切な環境と活動の推進・受けた恩への感謝と責任の心をはぐくみ、確かで思いやりのある社会力の育成を重点に、学びのまち富谷をスローガンとし、学校教育課と生涯学習課との協働、そして関係課との融合・連携を強く図りながら、生涯にわたる学習活動の充実した展開に努めます。
 教育の充実につきましては、安全でよりよい教育環境を目指し、前年度までに校舎、屋内運動場の耐震補強工事が完了し、町内12の小中学校、二つの幼稚園すべてが耐震基準を満たす施設となりました。新年度からは順次計画的に未回収の小中学校を対象にトイレ改修、強化ガラス入れかえの改修工事に着手いたします。
 また、あけの平小学校、日吉台小学校、富谷中学校、日吉台中学校のコンピューター教室に空調設備を設置することといたしました。これにより、すべての小中学校のコンピューター教室に空調設備が設置されることとなりました。
 教職員につきましては、指導力向上のために公私を超えた研修を行い、小中の連携、あるいは小中一貫教育のあり方など研究を進めるとともに、これらの機会拡充へ取り組んでまいります。また、新たに教育委員会に県教育委員会より学校教育課参事を迎えることにいたしました。このことにより、富谷町の教育環境の向上、教育内容の充実に貢献いただけるものと考えているところであります。
 学校における支援体制を強化するため、小学校の通常学級に特別支援教育支援員を配置し、学習及び生活面等の支援体制を確立してまいります。
 幼児、児童生徒や保護者、教職員の相談に対応するため、昨年より実施しております教育相談事業につきましては、家庭、学校、児童生徒が抱えている複雑多岐な問題に的確かつ迅速に対応できる即戦力として大きな実績を上げており、新年度も継続してまいります。
 新年度より新学習指導要領に伴う小学校での外国語活動の導入を受け、ALTを1名増員し3名体制といたします。小中学校が連携して外国語活動と英語教育に取り組み、国際交流の推進と安定的で質の高い語学指導を図ってまいります。
 平成19年10月に小学校全校に配置している学校図書補助員により、図書機会が飛躍的に伸びる等の実績を受け、今年度からは中学校にも学校図書補助員を配置し、中学生の読書活動のサポートを行い、考える力や想像力を高め、学習の向上に寄与するものと期待しているところであります。また、東向陽台小学校、成田小学校、成田中学校には、当初計画より図書購入費を増額し、学校図書室の蔵書の充実を図ってまいります。小学校の図書館に図書管理システムを導入し、学習資料としての図書の役割を充実させ、授業における計画的な図書館の活用とレファレンス機能の充実を図り、図書教育を学校教育活動の柱の一つに位置づけ、推進してまいります。
 幼稚園に通園する経済的負担の軽減を図る就園奨励費補助事業については、引き続き継続してまいります。また、新年度は特に救護室機能も兼ねる幼稚園事務室と大ホールに空調設備、冷暖房を整備し、就園環境の向上を図ってまいります。
 学校給食費につきましては、平成9年度改定以来12年間据え置いてまいりましたが、主食であるパン、ご飯や牛乳、各種食材も高値安定的に推移しており、現行の給食費での運営が困難な状況から、1食単価の負担増をお願いすることとなりました。富谷町給食運営審議会での審議、教育委員会の承認を得て、小中それぞれ1食単価10円値上げし、新年度より小学校1食当たり 240円、中学校1食当たり 285円に改定させていただきます。これからもバランスのよい給食を提供するためさらに充実させてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
 また、第一学校給食センターにつきましては、小学校の児童向けに約 4,000食の給食を提供しておりますが、児童数の伸びから現センターの調理能力では限界に来ており、新年度学校給食センターの移転、改修工事に係る基本設計等に着手いたします。新たな給食センターの整備については、既存の施設への増改築を検討してきましたが、用途地域の制約や現在の施設配置から不可能と判断し、新たな土地に建設を計画し、検討を重ねてきました。建設場所は役場東側町有地と一部民地を造成し、建設していきたいと考えております。将来的には、第一給食センターと第二給食センターを統合し、小中学校の児童生徒 7,000人に対応できる給食センター規模を想定して、計画的に整備推進していきます。
 富谷の元気な子供たちの成長を実感していただいた「とみや子どもまつり」を新年度は11月15日、成田公民館を主会場として実施いたします。この祭りは、「富谷恩師・恩人の日及び月間を定める条例」の趣旨に沿った各学校での取り組みを発表する場としてもとらえており、昨年以上に楽しい笑顔いっぱいのお祭りになるものと期待しておるところであります。
 次に、社会教育、生涯学習について申し上げます。
 社会教育、社会体育につきましては、生涯学習という大きなくくりの中で公民館の自主管理、自主運営と体育協会加盟団体を中心とした地域スポーツクラブ等の拡充を図りながら、いつでもどこでもだれもが主体的に学ぶことができ、その成果が適切に評価されるような地域社会の形成に努めてまいります。
 高齢者が生き生きと学習している高齢者大学につきましては、名称を新たに「富谷宝寿大学」とし、6公民館の受講生の交流や学習意欲を高める豊富なカリキュラムで内容の充実を図ります。また、高齢者芸能大会や高齢者健康フェスティバルにつきましても、老人クラブ加入者以外への参加を広く呼びかけ、ボランティアの支援も得ながら高齢者の生きがいづくりや健康づくりに積極的に取り組んでまいります。
 次代を担う青少年を健全に育成することは町民すべての責務であるとの認識のもとに、青少年健全育成富谷町民会議が設立され、以来青少年健全育成関係者が一体となり各種運動が展開されているところであります。その事業の一環として取り組んでいる学校の長期休業中の大型店舗巡回指導活動は、新年度も関係者のご協力をいただきながら進めてまいります。
 また、平成20年度にも文部科学省が打ち出した学校支援地域本部事業、富谷町地域と学校をつなぐ取り組みは2年目を迎えます。五つの中学校区に組織された地域教育協議会を母体に、学校・家庭・地域の連携協力を強化し、地域全体で学校教育を支援する体制づくりに取り組んでまいります。
 さらに、少子化対策と放課後における子供の安全確保対策を結びつけた事業として進めている富谷児童クラブや放課後子ども教室の運営につきましては、障がいのある子の受け入れも含めて、人的体制の充実と施設の条件整備を図り、安全安心な居場所づくりを進めてまいります。
 芸術文化活動につきましては、「十三夜 魂のふるさとまつり」「マーチングフェスティバル」「とみや子どもまつり」の富谷三大祭りをさらに充実、発展させ、大人から子供まで全町民が参加する地域を超えた交流の場づくりとするほか、「とみや田植え踊り」など、伝承芸能の保存活動にも努めてまいります。
 スポーツ振興につきましては、町民の皆さんが健康で快適な生活ができるよう、富谷町体育協会、富谷町スポーツ少年団、各スポーツ愛好団体等の連携により、各種スポーツ活動機会の充実を図ってまいります。また、生涯スポーツとしてキンボール及びノルディックウオーキングをさらに普及するため、昨年に引き続き一層の推進に努めてまいります。
 さらに、町内24のスポーツ少年団は、それぞれの指導者の皆様の献身的な指導により、子供たちも心・技・体の精神を身につけ、スポーツはもとより青少年健全育成の一翼を担う団体になっておるところであります。これからも指導者の養成及び各種大会の支援を図ってまいります。
 体育施設整備では、総合運動公園は競技牲のあるチャンピオンスポーツを初め、楽しみながらのレクリエーションスポーツ、コミュニティースポーツにより、その利用者数も年間11万人を超え、地の利のよさも手伝い、県内外から各種スポーツイベント会場として利用も増加しております。このような状況から、土日の職員配置を従来の臨時職員1名から正規職員と臨時職員2名体制とし、総合運動公園の管理運営強化に鋭意努めてまいります。
 また、過日、総合計画改定に合わせて、富谷町体育協会加盟団体の皆さんと意見交換会を実施いたしました。日ごろの熱心な活動に感謝申し上げるとともに、総合運動公園の施設拡充策などについて多くのアイデアや提言をちょうだいしたところであります。このことから、生涯スポーツとしての体育振興策は、町民の皆さんの笑顔輝く生活に必要不可欠なものと感じ、仮称ではありますが「富谷町生涯スポーツ振興基本計画」などの富谷町生涯スポーツ全般の計画が問われており、策定に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
 西成田コミュニティーセンターは、これまでさまざまな活動の場として、またぬくもりと安らぎの場として多くの皆さんにご利用をいただいております。しかしながら、施設全体の老朽化などが進んでいることから、今後の活用方法を含めた検討をすることといたしました。既に西成田地区コミュニティーセンター推進協議会による企画委員会が設置され、存続等に関するアンケート調査なども実施されております。町といたしましても、歴史、伝統を持つ貴重な公共施設として地域の皆さんとともに検討を進めてまいります。
 子育て支援につきましては、町が実施している乳幼児医療費の保険適用分の全額助成や児童手当制度の周知を図り、受給資格者の増加及び支給額の拡大に努め、急激な不況で不安を抱える子育て世帯への経済的負担の軽減を図るとともに、安心して医療が受けられ、健やかに成長する手助けをいたします。
 昨年度から進めてきた妊婦健診5回分の公費負担は、厚生労働省が望ましい健診回数を14回とし、平成20年から平成22年の妊婦健診の全額を公費負担とする方針に伴い、当町でも平成21年4月より14回の健診の公費負担を実施し、母体と胎児の健康確保と健診費用負担軽減を図ってまいります。
 子育て世帯の方々により顔の見える支援をするために、保健師による新生児全戸訪問の実施や母子健康手帳の集団交付に加え、乳幼児健診等での身近なところでの指導や相談を充実させ、しっかり向き合いながら支援を行ってまいります。さらに、発達に支援を必要とする子供たちの支援体制を構築し、個々の成長に伴った環境の整備を推進いたします。
 保育所の運営につきましては、近年保護者の就労環境や家族構成の変化、さらに昨年から続いている経済不況の影響などにより、保育所待機児童が増加しているところであります。このようなことから、民設民営認可保育施設の施設拡充や、認可外保育施設による受け入れ拡大を推進し、待機児童の解消に努めてまいります。特に、認可保育所につきましては町有地を活用した民間認可保育所の設置を公募型プロポーザル方式により、平成22年4月開所を目途に整備を進めることといたしました。町立保育所と同等、もしくはそれ以上の運営がけきるよう、行政側の支援を行ってまいります。
 次世代の社会を担う子供が健やかに生まれ、かつ育成される社会の形成を図ることを目的に、「次世代育成支援対策推進法」が成立し、平成17年度より富谷町次世代育成支援行動計画前期の事業を展開してまいりました。後期計画を平成21年度に作成し、平成22年度に事業が展開できるよう準備を進めてまいります。
 健康対策につきましては、生き生きと笑顔で暮らすため、町民の皆様の健康づくりを推進してまいります。
 まず、健康づくりの第一歩、みずからの健康状態を知るための検診業務につきましては、これまでどおり実施してまいります。前年度の各種がん検診の受診者数は、子宮がん検診を除き減少いたしております。新年度がん検診の受診の必要性を町民の皆様に周知、啓発するとともに、受診しやすい体制の整備を行い、より多くの皆様に受診していただけるよう努めてまいります。
 次に、平成20年度より各医療保険者に義務づけられ実施した特定健診、特定保健指導につきましては、引き続き富谷町国民健康保険の事業として、国保加入者を対象に実施してまいります。平成20年度の特定健診の受診率は目標を上回りましたが、平成24年度の最終目標値達成のため、本年度は従来の集団健診のほか、黒川郡医師会と契約し、個別健診も実施することといたしております。また、健診項目につきましても、昨年度はある一定基準を超えた方だけを行っておりました心電図、眼底、貧血の各検査を受診者全員に実施し、自己の健康状態の把握に役立てていただきたいと考えております。なお、心電図検査等は30歳代の健診健康30や宮城県後期高齢者医療広域連合から委託された75歳以上の方の健診でも実施することとしております。
 また、健康増進事業として初めて開催した「さあ歩効果ウオーキング大会」を新年度も開催をいたします。昨年度は大童町内会のご協力をいただき、地域と参加者との交流が図られるなど成果を得ましたが、新年度は新たに産業振興課と連携のもと、食の安全への啓発と地場産品周知の機会とし、健康づくりのきっかけとなるよう事業を展開してまいります。さらに、これまで富谷町で委嘱している健康推進員の方々の発表の場ともなる健康セミナーの開催を、健康を考える場、また体験の場として位置づけて、町民の皆様が自分の健康を意識する機会となるよう開催してまいります。
 昨年の食品食材の産地偽装や輸入食品の安全性の問題など、食を取り巻く状況は日々変化し、国内の食品食材に対する消費者の関心は高まっているところであります。こうした状況の中で、本町では平成20年度に富谷町食育推進会議を設置し、関係者のご協力のもと富谷町食育推進計画を作成しているところであります。平成21年度におきましては、この計画に基づき、これまで個別に実施してきました食育に関連した事業を関係する課や団体と連携しながら展開してまいります。
 この冬もインフルエンザ警報が発令され、引き続き今後発生が懸念される新型インフルエンザの対策につきましても、昨年12月議会で回答したとおり、被害を最小限に食いとめるために発生時の行動計画を自然災害の危機管理同様に町関係課が一体となって整備するとともに、適切に新型インフルエンザの情報を提供するなど、予防対策に力点を置いてまいります。
 国民健康保険事業につきましては、景気の低迷による国保税の収納率の低下や国・県の負担金補助金の削減が国保財政に大きな影響を与えるところであります。また、資格証明書の子供に対する交付をめぐってはさまざまな意見がございましたが、本町では国の方針に従い、ことし4月1日から資格証明書交付世帯の中学生以下の児童生徒につきましては、6カ月の短期被保険者証を交付することで今準備を進めておるところであります。国民健康保険は加入者の皆様の相互扶助のもとに成り立っている医療保険制度であり、給付と負担の公平性の確保に引き続き努めてまいりたいと思います。
 長寿福祉につきましては、高齢者の方々が高齢者が安心して暮らせるまち、障がい者の方々みんなが生き生きと生活できるまち、みんなで福祉を支えるまちを目指し、高齢者保健福祉、介護保険事業、障がい者福祉、社会福祉、地域福祉、後期高齢者医療制度にわたる事業を総合的に展開し、なお一層の福祉の推進に努めてまいります。
 本町の高齢化率は1月末現在約12.4%と県内一高齢化率が低い町ながらも、高齢者の実数につきましては県内18番目と確実に増加しておるところであります。さらに、団塊世代の退職という社会情勢から前期高齢者対策も考慮しなければならず、将来的な高齢者の姿を念頭に置きながら高齢者対応策を実施してまいります。
 平成21年から23年の3年間を経過期間とする高齢者保健福祉計画、第4期介護保険事業計画を策定し、平成21年度より新たにスタートいたします。元気高齢者事業や介護予防に重点を置きながら、町内の高齢者の交流と元気健康づくり事業等について計画に基づき進めてまいります。老人クラブ連合会との共催による健康フェスティバルの内容充実とともに、高齢者の交流や介護予防事業など、地域に根ざしたきめ細かい事業を進め、福祉健康センターの機能を十分に発揮しながら、だれもが生き生きと地域で安心して住み続けられるように努めてまいります。
 また、昨年より始まりました「あったかほっとな地域づくり事業」がますますぬくもりのある敬老を祝う事業となりますように、費用助成を初めとした支援に努めてまいります。
 敬老祝い金の支給につきましては、年々対象高齢者が増加しており、財政負担も大きくなっていることから、平成22年度に向けて対象年齢や支給金額の見直し等、多方面から検討に着手してまいりたいと考えております。
 障がい者福祉につきましては、障がい福祉計画第2期に沿い、障がい者の自立と家族支援を目指した各事業に取り組んでまいります。また、休止されるデイサービスセンター施設活用については、障がい者の自立支援を推進するための施設を誘致するよう努めてまいります。さらに、通所援護施設及び小規模作業所につきましては、利用者ニーズに対応した地域活動支援センター移行を目指して試行的に余暇支援事業を実施してまいります。
 社会福祉につきましては、生活保護の相談が複雑化していることにより、窓口相談の充実や受給者の自立に向けた相談に対応してまいります。
 保健福祉総合支援センターにおきましては、介護保険制度における地域包括支援センターとしての位置づけを持ち、介護保険給付の適正管理、指導の強化、介護予防ケアプラン作成に努めてまいります。
 また、近年増加しております権利擁護、虐待に対する取り組みとして、虐待防止連絡協議会のもと総合調整を行い、各課の連携を図ってまいります。
 地域福祉につきましては、地域福祉活動推進の一翼を担う社会福祉協議会に経験豊かな正規職員を配置する人員体制強化を支援し、町と両輪となりコミュニティー事業を初めとした社会福祉事業を推進できるように連携を強化してまいります。
 平成21年度の開催で10回目の節目を迎える地域福祉フォーラムは、他に類を見ない大規模かつ内容のある福祉イベントに成長いたしました。開催に当たっては、なお一層の充実を図り、町民の皆様とこれまでの取り組みを共有し、新たな学びの場としてまいります。
 介護保険や長寿医療などの社会保障制度につきましては、町民の健康と生命を守ってくためには欠かすことのできない大事な制度であります。皆様に相互扶助に基づく医療保険制度としてのご理解とご協力をちょうだいしながら、給付と負担の公平性の確保に努め、適正かつ効率的な運営を図ってまいります。
 次に、豊かな自然環境と活力ある地場産業を自慢と誇りにできるまちづくりを実現するための施策について申し上げます。
 労働雇用対策につきましては、富谷町シルバー人材センターと連携協力し、子育てサロン「ほっとすく」、高齢者サービス事業、高齢者層を対象に働くことを通じて地域貢献や福祉増進を図る事業、また、しんまち通りのにぎわいと人が集まりなごめる場所としての拠点づくりを目指す事業を支援し、高齢者の雇用を創出して進めてまいります。
 また、昨年末以降の雇用不安に対応すべく、国が第2次補正予算で設けたふるさと雇用再生特別交付金及び緊急雇用創出事業臨時特例交付金の二つの交付金制度に係る補助事業を利用して、町としても失業者雇用に向けた事業創出を図り、実施してまいります。
 商工振興につきましては、景気が後退し中小企業の経営が厳しさを増している状況であることから、中小企業振興資金融資制度やセーフティーネット認定などの手続を迅速に行うことによる金融円滑化に努め、中小企業の経営を支援してまいります。
 企業の立地促進につきましては、企業の設備投資動向が低調ではありますが、宮城県と連携し情報を得ながら、引き続き優良企業の立地に向けて事業者と町がそれぞれの役割を分担し、戦略的に取り組んでまいります。また、富谷町企業立地住環境整備対策推進本部を中心に、町内立地企業と積極的な情報交換を行い、企業ニーズの把握に努め、今後の企業誘致などの施策に反映してまいります。
 農業振興につきましては、原油、肥料の高騰と農業情勢は厳しい環境にはありますが、本町の生産者と消費者が近接する地の利を生かした複合経営にある都市型農業を引き続き推進してまいります。認定農業者を初め、地域農業を支える担い手を中心とした集落営農組織づくりを目指し、農業者の理解と協力を得ながらJAあさひな及び関係機関との連携により、地域全体が参加する組織づくりを目指してまいります。おかげさまをもちまして、平成20年度には、明石地区営農生産組合が設立されました。さらなる組織づくりに努力してまいります。
 米の生産調整につきましては、県より示された平成21年産米の生産目標数量は 1,883トンであり、平成20年目標数量と比較しますと23トンの増、面積換算いたしますと 7.5ヘクタールの増加となっております。作付率は62.6%、いわゆる減反率は37.4%となり、郡内では最も高い比率となっております。環境保全米の取り組み等を通じて、作付比率の向上に努めてまいります。農家の皆様のご協力を得ながら、富谷町地域水田農業ビジョンに基づき、水田農業の経営安定に引き続き努めてまいります。
 町の特産品であるブルーベリーの振興につきましては、昨年7月、限定販売ではありましたが、東北地方のセブンイレブンにおきまして富谷町産の生ブルーベリーを使用したスイーツ「レアチーズ」が発売され、大変好評を得たところでございます。平成21年度におきましては、作付振興の栽培奨励の苗木支援に合わせて、よりよい品質向上を目指し、有機肥剤等の助成支援を行ってまいります。また、町民の皆様にもっとブルーベリーを実感していただけるよう、触れ合い教室などを開催してまいります。合わせて販路の拡大、加工品の研究等に向けて、ブルーベリー生産組合とより連携を強化してまいります。
 地産地消、野菜類の生産の促進につきましては、消費者の食の安全に対する関心の高まりを好機ととらえ、 250園芸及びおんないん会を中心に、栽培農家の増加、栽培量の拡大を支援してまいります。現在のビニールハウス設置に対する補助率を3分の1から3分の2に拡大し、多くの農家の皆様に利用していただき、野菜生産量の増加につなげていただきたいと思います。また、団地部に近い利便性の高い地区のレクリエーション農園の拡大に向けても支援してまいります。給食センターへの納品について、各農家からの野菜類の集荷業務を試験的に実施いたします。農家の皆様の手間を軽減し、より多くの栽培、出荷をしていただけるよう仕組みづくりに工夫してまいります。また、昨年栽培が始まり学校給食にご提供いただいたニンジン栽培の拡大を目指し、志戸田生産組合へニンジン洗浄機の購入支援を行います。おんないん会の産直促進につきましては、平成21年度において仙台農業普及センターのモデル地区として1年間を通しての研修、研究を宮城県の職員の協力により取り組んでまいります。
 緑づくり事業及び町有林の整備につきましては、野鳥の森及び毘沙門堂地区を引き続き整備し、しんまち地区との一体的で面的な回遊環境づくりを進めてまいります。また、緊急雇用創出事業臨時特例交付金を利用し、町有林の保全管理を行ってまいります。
 畜産振興につきましては、明石生産組合飼料部会で計画している飼料作物管理機械の共同購入について、地域振興補助金により支援をいたします。耕畜連携による畜産の振興を推進してまいります。
 快適で利便性の高い住宅都市として人と環境にやさしい質の高い都市基盤の整備は、常に求められているところであります。
 道路整備といたしまして、仙台北部道路につきましては利府しらかし台インターチェンジから東北自動車道までの 6.6キロメートルの区間において、道路本線築造及び富谷ジャンクション本体工事が急ピッチで施工されており、予定どおり平成22年3月末までの供用開始に変更はありません。この供用開始によって、地域の産業振興と富谷町の企業立地環境にも大きく寄与するものと期待し、一層関係機関に働きかけを行ってまいります。
 また、東北自動車道から国道4号までの 1.7キロメートル区間につきましては、地元地権者の協力を得るため、昨年に引き続き用地調査設計を実施しているところであり、この区間についてもできるだけ早期供用開始に向けて事業を進めていただくよう、関係機関に仙台北部道路建設促進期成同盟会のほか町村一丸となって要望しているところであります。
 町道の整備につきましては、継続事業として大童今泉線及び沼田線の道路改良を行います。また、穀田線の歩道整備事業につきましては、本年1月の説明会で地権者から道路のり線の了解を得ましたので、本年度は用地並びに物件移転等の協力をお願いしながら、安全歩行空間の確保と富谷地区と成田を初めとする南部地区の地域間交流が一日でも早まるよう、早期完成を目指して工事に着手したいと考えております。
 さらに、学校前線と仏所太子堂中線について調査し、富谷小学校周辺の児童生徒への安全対策を講じ、東向陽台3丁目地区並びに太子堂地区につきましては、昨年に引き続き側溝の有蓋化を進めてまいります。
 道路の維持管理につきましては、舗装補修、道路除草、街路樹剪定、路面側溝清掃、除雪融雪等の業務を適宜実施し、人や車両が安全に通行できるよう努めてまいります。
 都市公園につきましては、利用される皆様の安全と周辺環境との調和に配慮し、適切な維持管理に努めてまいります。このうち、大亀山森林公園では杉の間伐を実施し、園内の見通しをよくすることによる防犯対策や、風通しもよくなることから木製遊具等の延命を図る上でも効果があるものと考えております。
 都市計画につきましては、仙塩広域都市計画に係る第6回定期見直しについて、富谷町総合計画及び富谷町国土利用計画と整合を図りながら、本町並びに広域圏の将来にわたる持続的な発展のために宮城県と協議を進めてまいります。
 町営住宅につきましては、平成20年度から清水沢、宮ノ沢地区の住宅建てかえ事業を進めており、計画戸数36戸のうち3棟6戸が3月中に完成する見込みですが、本年度は引き続き4棟8戸の造成工事並びに建てかえ工事を実施いたします。
 一般住宅につきましては、木造住宅耐震診断、木造住宅耐震改修及びスクールゾーン内危険ブロックべい等の除去や生け垣等の設置に対する助成を引き続き行ってまいります。
 環境問題や廃棄物対策の取り組みについて申し上げます。
 まず、ごみのないきれいな生活環境を維持するため、環境美化事業として町民ぐるみによる春と秋のクリーン作戦を継続し、町民の皆様との協働により引き続き美しい町富谷の実現に向けて取り組むとともに、緊急雇用創出事業臨時特例交付金事業を活用し、不法投棄、不法排出対策の強化等に取り組んでまいります。
 また、ごみの減量化やリサイクル推進を図るため、従前の電気式生ごみ処理機購入に対する助成額を上限2万円から3万円に拡充するすることといたしました。さらに、集団資源回収助成事業も継続いたします。子供会育成会等関係団体との連携強化を図りながら、資源循環型社会の形成に向けて一層の意識高揚と3Rの推進に努めてまいります。
 地球温暖化防止など地球環境問題につきましては、私たちが身近にできる行動として、先ごろレジ袋使用削減に向けた取り組みをことし2月から開始したところで、なお一層普及啓発に努めてまいります。また、現在の町長公用車の更新に当たっては、先ごろ議員各位にご説明いたしましたように環境に配慮したハイブリッド車とすることに決定し、購入の準備を進めているところであります。
 一般ごみの収集運搬業務につきましては、かねてから皆様の強い要望がありました、燃えるごみの祝休日収集について、一般ごみの収集運搬業務委託契約の更新に合わせて、これまでの資源ごみ収集と同様、ことし4月から燃えるごみについてもであります。燃える、資源ごみ祝休日収集と合わせて燃えるごみも祝休日、日曜日を除く祝休日において収集することといたしました。
 一方、循環型社会形成推進基本計画の改定や一般廃棄物処理に関し、3R改革を進めるべく三つのガイドラインが策定され、ごみ処理に関する基本的な事項について定めるごみ処理基本計画策定指針も昨年6月に改定されたところであります。本町におきましてもこうした要請を受け、一般廃棄物処理基本計画の見直しを行うなど、富谷町における一般廃棄物の適正な処理に努めてまいります。
 上水道事業につきましては、給水人口は増加しているものの、現下の景気不況や節水意識の向上などからお客様の水の需要が低迷しており、本年度予算において初めて給水収益が対前年度マイナス予算の編成となりました。水道事業経営は一層厳しさを増す状況になってきております。しかし、このような状況にあっても水道事業の使命感を持ってお客様に安心安全な水を安定的に供給するため、事務事業の改善を常に念頭に置きながら効率的に管理運営し、また計画的かつ適切な施設の維持管理と災害や緊急時に備える改良等を行い、さらに施設の延命化に努めてまいります。また、一部企業債の繰り上げ償還を計画どおりに行い、将来にわたる負担の軽減を図るなど、都市基盤や生活基盤には欠かせない町民ライフラインとして維持可能な水道事業を目指して努力してまいります。
 下水道事業につきましては、宮城県吉田川流域関連公共下水道事業と東向陽台地区の仙台市への下水道事務委託事業により展開しておりますが、普及率は平成19年度末で95.4%、処理区内の水洗化率は99.5%になっており、ほとんどの町民の皆さんにご利用いただいている状況にあります。下水道の排水量、ご承知のように上水道の水の使用量により左右されますので、上水道の水の使用量が低迷していることから、下水道の排水量も同じような状況になっているところであります。このため、今年度の公共下水道料金の歳入予算は対前年度マイナスとなり、厳しいものとなっております。このような状況でありますが、下水道事業は上水道事業と同じように施設を持って経営していることから、施設の事故の未然防止と円滑な排水を適切に行うことが必要であり、計画的かつ適切な調査点検、修繕等の維持管理はもちろん、必要な改修、改良等を適切に行い、延命化を図る施設管理により将来にわたり安定した下水道経営を目指して努力してまいります。
 町民バスにつきましては、4月1日より新しい運行ダイヤでスタートいたします。改正に当たっては、ご要望の多かった泉中央駅の乗り入れについては宮城交通の同意が必要であり、数カ月にわたり粘り強く宮城交通と協議を繰り返してまいりましたが、営業への影響などから同意が得られず、泉中央方面へは行くことがかないませんでした。しかしながら、宮城交通とは乗り継ぎや運賃、路線等について要望をこれまで同様続けてまいります。
 今回改正の主な点については、利用実績に基づいた便数の設定、ジャスコ富谷店での宮城交通への乗り継ぎ強化、富谷医院など医療機関周辺へのバス停設置など、従来の運行形態より利便性の向上を図ることとなりました。また、無料乗車証の交付は昨年7月より実施した高齢者の方々や障害をお持ちの皆さんに加えて、4月からは運転免許を返納した65歳以上の方と教育委員会が認めた小学校遠距離通学の児童へも交付し、町が運行する福祉的なバスとしてより一層充実させてまいります。
 なお、公共交通機関については、現在企業立地が進んでいる北部工業団地への従業員通勤のためのエコ交通システムを国、県、各自治体がバス会社を交えて、仙台以北の公共交通のあり方を検討しているところであり、町民バスを含めたバスシステムが大きく変わろうとしているところであります。今後の協議の動向を見ながら、さらなる町民バスの運行を検討してまいりたいと思います。
 災害に強いまちづくりにつきましては、宮城県沖地震の発生する確率が今後30年以内で99%と非常に高いことから、職員の初動体制を充実強化するため、職員招集システムの見直しや災害時において地域住民の力が必須となるため、その中心となる地域自主防災組織の拡充を推進してまいります。また、常備消防である黒川消防署の災害対応能力の強化を図るとともに、町の非常備消防団につきましても団員数の増員を図ることはもとより、技術向上と意識高揚を図るため、定期的な訓練の実施を進めてまいります。
 防犯対策につきましては、青少年健全育成富谷町民会議、防犯協会、学校などの活動を積極的に支援をしながら、地域の連帯意識の高揚に努めてまいりたいと思います。
 交通安全対策につきましては、日ごろより警察のご指導のもと、各団体と連携しながら意識高揚を図っているところでありますけれども、平成20年は人身事故件数、負傷者数ともに前年より29件、56名減少いたしましたが、死亡事故が2件発生し、とうとい生命が奪われたことは大変残念でなりません。平成21年は事故件数の減少はもとより、死亡事故ゼロを継続すべく、より一層事故防止につながる事業の推進を図ってまいります。
 次に、町民だれもが町政に参加しやすい環境を推進するため、また、本格的な分権時代にふさわしい個性豊かで活気ある富谷町の自治の確立を目指し、町民とともにつくり育てるための基本的ルールの一つとして、仮称ではありますが「富谷町まちづくり基本条例」の制定に向けて取り組み、真の協働社会の構築を目指していきたいと思います。
 そのために、総合計画策定に当たり地区懇談会を実施したように、新年度においても定期的に地区懇談会を開催するとともに、各種団体や分野別懇談会なども開催し、町の情報や施策などを多くの町民の皆さんに提供し、情報の共有化を図りながら参加、参画を促してまいりたいと思います。
 平成20年度に新設した富谷町まちづくり審議会委員に8名の方々を委嘱し、総合計画策定へのアドバイスをいただいてまいりましたが、引き続きワークショップを進めていただき、町政への意見提言など随意ちょうだいし、施策へ反映してまいりたいと思います。
 町内会活動の基盤である町内会館整備事業につきましては、町下町内会館の会館新築工事を行います。また、築37年経過する東向陽台第1会館の大規模改修を行うことといたします。
 男女共同参画社会の推進につきましては、引き続き意識改革につながる学習機会や啓発活動を実施してまいりたいと思います。
 消費者行政事業につきましても、消費者の複雑多様化する問題に対応できる消費者の育成を目指した学習機会の提供や啓発を実施し、消費生活の安定と向上を図ってまいります。
 相談業務につきましては、専門相談員や専門機関と連携協力し、町民が抱える多様な悩み、問題解決のための専門相談会を実施してまいります。また、議員よりご提案いただいた女性専門の相談の必要性につきましては、町としても積極的に実施していくこととし、新たに女性のための専門相談日を開設し、利便向上を図ってまいることといたしました。
 財政運営につきましては、健全な財政を維持するための歳入確保や適切な歳出に努め、適切な地方債借り入れと確実な償還を行ってまいりました。
 このようなことにより、平成20年度に公表された自治体健全化法による財政健全化比率の公表においては、すべてにおいて健全性を示すものとなりました。これに加えて、公会計制度への取り組みも急務となっているところであります。平成21年度においては、景気の後退、雇用情勢の悪化などに伴い、町税や地方交付税といった歳入の根幹に大きな影響が及ぶものと思われます。また、少子高齢社会の対応や教育福祉関係の施設等においては、年数の経過とともに改修や修繕の対応も急務となっており、経常的な経費の増加が見込まれておるところであります。
 その中にあって、これまで行ってきた財政運営の取り組みを一層強化し、本町における行政の課題解決や住民サービスの向上に努めてまりります。町税につきましては、平成21年度の歳入における町税は、個人住民税で伸びが見られるものの、とりわけ昨今の経済状況により法人町民税の税収が大きく落ち込むものと見込まれ、全体的には減額となっております。
 また、平成21年度評価替えの年に当たる固定資産税においても、地価の評価下落幅が緩やかに縮小されてはきているものの、依然下落傾向にあり、町税減収の要因となっております。
 政府の生活対策の一環でもある国から地方への税源移譲は所得課税に重点が置かれていることで、自主財源比率が高まる一方、自治体間の税収格差が拡大することも否めない事実です。このような中にあって、行政サービスを安定的に、かつ効率的に行うためには必要な財源を確保することが喫緊の課題であると考えておるところであります。
 課題解決の方策の一つとして、個人住民税を含む市町村税の滞納整理を推進するため、宮城県及び機構に参加する市町村で構成する仮称「宮城県地方税滞納整理機構」が平成21年4月1日から平成24年3月31日までの3年間の予定で組織されます。富谷町もこの機構に職員1名を派遣して、町民負担の公平性を損なうことのないよう徴税等収入未済額の縮減に努めてまいります。
 職員の定員管理につきましては、昨年の6月11日に議員全員協議会で同意を得て改定をいたしました平成21年度職員定数 271人により、退職予定者数9名に対し専門職員10名、一般職員6名、そして教育次長級1名の計17名の新規採用を予定しており、今後見込まれる行政需要の増大に対して効果的な人員配置を行い、より質の高い行政サービスの提供を推進してまいります。
 行政組織につきましては、平成14年度より行政組織の担当制を導入してまいりましたが、課内の業務担当内容によっては多岐にわたる部署もあることから、課長、課長補佐職のほかに必要とする課には業務の運営を効率よく進めるため、組織形態、例えば班長職等の設置を検討し、柔軟に対応してまいりたいと考えております。
 人事評価制度につきましては、平成22年4月から本格的な職員の勤務評価と人事評価導入に向けて、評価基準及び方法等を作成するために、人事評価制度構築委託料を計上しております。これにより適正な人事評価制度の構築を図ってまいります。
 職員の資質向上を図る研修につきましては、引き続きこれまでの宮城県市町村職員研修所への派遣研修の継続に加えて、町独自の取り組みも進めてまいります。
 窓口業務につきましては、従前どおり親切でわかりやすい明るい窓口を目指してまいります。引き続きフロアマネージャーも配置することといたしております。
 住基カードの普及につきましては、現在手数料無料化の取り組みをいたしておりますけれども、引き続きなお一層の普及活動に努めてまいります。
 ふるさと納税につきましては、ことし3月より本格的に実施することといたしました。現在は最終的な運用の準備を内部的に進めており、町ホームページにおいて全国に向けて富谷町へのかかわりのある皆様方へ寄附納税のPRを図ってまいりたいと考えております。議員各位におかれましても、関係者がおりましたらご案内等をいただければ大変幸いに存じるところであります。
 行政改革の方針として推進しております第3次富谷町行政改革大綱並びに富谷町集中改革プランは、計画最終年度を迎えます。新たな行政需要と新しい総合計画の実現に向けて、行政改革大綱の改定に向けて作業に入ってまいります。
 以上、平成21年度のまちづくりに対する所信の一端として、主要施策及び新規施策を中心に申し述べました。
 今回、総合計画を改定いたしましたが、時代の動向や本町の将来を見据えながら、町民ニーズを的確にとらえ、町民の皆さんや議員各位とのコミュニケーションを大切にし、施策を推進してまいりたいと考えております。重ねて、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げ、施政方針といたします。
 それでは、平成21年度各種会計予算について申し上げます。
 国及び地方の財政状況につきましては、政府によると平成21年度の我が国経済は世界的な景気後退が続く中で内需外需ともに厳しい状況が続いておりますが、安心実現のための総合対策などによる効果が見込まれ、年度後半には低迷からの脱却が期待されるとしており、平成21年度の地方財政対策としては、景気後退等に伴い地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が急激に落ち込む中で、社会保障関係経費の自然増や公債費が高い水準で推移すること等により、財源不足が大幅に拡大することが見込まれることから、安定的な財政運営に必要な地方税や地方交付税などの一般財源の総額確保を基本として、生活防衛のための緊急対策を踏まえ、雇用創出等のため地方交付税を増額することとしております。
 このような情勢において、本町の平成21年度の予算編成について申し上げます。
 平成19年度成立した地方公共団体の財政の健全化に関する法律により、健全化判断比率の公表が義務づけられたことから、なお一層の財政の健全性維持と健全化対策が多くの地方公共団体の重要な行政課題となっております。本町においては、歳入予算の確保とあわせ、適正な財政支出に努める行財政運営の結果、今後も現行水準の行政サービスを維持できる状況にあります。宮城県内の36市町村平均91.2%と比し、弾力性は優位にあるものの、今後増加が見込まれる扶助費や義務的経費に対応した行財政運営が求められているところであります。
 平成21年度予算編成を行うに当たっては、町民の目線で考えているか、町民のために働いているか、町民とともに行動しているかを意識して、改善工夫の最大化、むだの最小化を細大眼目として、町民の皆さんが幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷の実現、町民との協働によるまちづくり、内容としては編成過程の明瞭化と理解の進化、新総合計画の確実な推進、人口5万人都市のまちづくりを目指してを重点施策といたしました。
 特に、編成に当たっては、新しい取り組みとして町長ヒアリング、主要課題調整会議を予算編成作業前に行い、平成21年度重要施策の方向性を示し、これと合致しためり張りのある予算編成を実行していくため、重要施策に対する十分な検討時間を確保し、協議内容を予算編成や組織機構に反映させていくことを目的として開催し、限られた財源で最大の効果が出るよう、予算編成に取り組んでまいりました。
 このような過程を経て編成いたしました平成21年度の当初予算案は、一般会計で総額94億 6,600万円、 4.4%増となりました。
 歳入面では町税が景気の後退や住宅地価の下落などにより 2.6%減の47億 6,214万円を計上、施策の実現に向け、地方債計画に基づく臨時財政対策債を満額計上、財政調整基金から7億 6,481万 8,000円、給食センター建築に伴いユーマイタウン施設整備基金から 5,566万 5,000円の繰り入れを行う予定であります。
 歳出におきましては、教育、福祉、安心安全、町の活性化などを重点テーマとし、緊急雇用対策等にも重点を置くなど、小中学校や各施設等を中心とした環境の整備や少子高齢社会に向けた子育て支援、高齢者福祉への対応などに向けた事業への取り組みといたしました。
 特別会計につきましては、後期高齢者医療に移行した老人保健特別会計が 313万 8,000円と大幅な減額となり、国民健康保険特別会計は 0.3%減の29億 4,768万 8,000円、下水道事業特別会計が 3.7%増の8億 5,682万 7,000円、介護保険特別会計は 6.1%増の13億 3,825万円、介護サービス事業特別会計につきましては事業を休止することにより 5,000円のみの計上とし、平成20年度にスタートした後期高齢者医療特別会計につきましては 2.1%減の1億 6,234万 8,000円となりました。
 次に、平成21年度富谷町水道事業会計につきましては、3条予算の収益的収入及び支出についての収入が9億 6,281万 4,000円、支出が11億 594万 2,000円、結果としまして1億4,312万 8,000円の赤字予算となっております。また、4条予算の資本的収入及び支出についての収入の部 2,000円、支出が2億 9,514万 5,000円となり、2億 9,514万 3,000円の財源不足となりましたが、不足分につきましては損益勘定留保資金及び減債積立金等で補てん措置をとることといたしております。
次に、平成20年度一般会計補正予算(第7号)につきましては、定額給付金給付事業及び子育て応援特別手当支給事業に要する経費として、歳入歳出に7億 6,308万 6,000円を追加し、総額98億 6,459万 9,000円とするものであります。なお、事業実施に当たりましては、両事業ともに可能な限り年度内の申請書通知を目指しておりますが、一部本案に関しまして国会審議が終了しておりませんので、全事業費繰越明許費を設定するものであります。
 それでは、今回提案しております予算外議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。
第1号議案富谷町国民健康保険条例の一部改正については、児童福祉法の改正に伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第2号富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定については、介護従事者処遇改善特例交付金が交付されることから、当該交付金を適正に運営管理するため新条例を制定するものであります。
 議案第3号富谷町介護保険条例の一部改正については、介護保険の保険料額の改定を行うものであります。
 議案第4号富谷町道路占用料等条例の一部改正については、道路法施行令の改正に伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第5号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、町の区域が新たに画されたことに伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第15号富谷町基本構想の改定について及び議案第16号富谷町国土利用計画の改定については、諸情勢の変化に伴い現計画の改定をするものであります。
 議案第17号町及び字の区画を変更することについては、仙台市との境界の変更に伴い、本町に編入する区域について町及び字の区域を変更するものであります。
 議案第18号損害賠償額の決定については、富谷町教育委員会が行った職員の懲戒処分について損害賠償額の決定をするものであります。
 議案第19号宮城県市町村自治振興センター規約の変更については、地方自治法の改正に伴い所要の変更を行うものであります。
 諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、任期満了に伴い新たに候補者として推薦するものであります。
 以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り全案件ご可決いただくようお願い申し上げ、施政方針といたします。

議長(渡邊俊一君) これから、本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第 120条の規定により、4番細谷禮二君、5番佐藤克彦君、6番山路清一君の3名を指名いたします。


日程第2 会期の決定

議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は本日から3月13日までの19日間にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認め、したがって、本定例会の会期は本日から3月13日までの19日間に決定をいたしました。
 この際、11時25分まで休憩をいたします。
午前11時15分 休憩


午前11時25分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第3 議案第1号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第1号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、議案書1ページ目をお開きいただきたいと思います。
 議案第1号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案理由につきましては、児童福祉法の改正に伴いまして所要の改正を行うものでございます。
 詳しくは新旧対照表でご説明いたしますので、3ページ目お開きいただきたいと思います。
 第4条の2、現行で「里親に委託されている児童であって」を、新たに「小規模住居型児童養育事業を行う者もしくは里親に委託されている児童であって、」に改正するものでございます。
 2ページ目に附則といたしまして、この条例は平成21年4月1日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今度加わります小規模住居型児童養育事業を行う者というのは、具体的にはどういうもので、富谷町にそういうものがあるのか、あるとすれば何カ所になっているのか、これを対象とされる子供の数といいますか、世帯の数です。これはどうなっているのか伺います。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) この児童福祉法の改正に伴うものでございまして、これは里親制度、養育里親制度からですね、も継続して行うんですけれども、それに伴いましてファミリーホームという形で今まで養育事業を行うということで、これはある意味職業化されたと言った方がいいでしょうか。今まで養育里親制度というのは税の申告でも委託料は申告しなくてもいいということなんですけれども、今後につきましてはこの養育事業の方ですね、につきましては税の申告もする、そして職員も配置するというような形での事業と考えております。
 これにつきましては児童福祉法ということでございますので、詳細についてはうちの方で持っているものではございません。ですから、人数についても把握しているところではございません。申請があった段階での手続等となると思われますので、よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第1号富谷町国民健康保険条例の一部改正については原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第4号 富谷町道路占用料等条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第4号富谷町道路占用料等条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) おはようございます。
 それでは、議案書10ページをお開きいただきます。
 議案第4号富谷町道路占用料等条例の一部改正について、富谷町道路占用料等条例(平成9年富谷町条例第17号)の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
 提案理由につきましては、道路法施行令の改正に伴い、所要の改正をするものでございます。
 今回の改正の主な内容につきましては、一つ目といたしまして、応急仮設住宅の占用料の規定及び占用料の減免可能物件への追加、二つ目といたしまして、道路占用料単価の引き下げ、三つ目といたしまして、水管等の関係区分を現行の6区分から9区分に細分化するものの大きく3項目でございまして、その他道路法施行令条文と文言等を同一表現にいたしたものでございます。
 15ページをお願いいたします。新旧対照表で内容をご説明申し上げます。
 第2条占用料の額の条項中、第3項第2号を削り、同項第1号中「(昭和27年政令第 479号)」を削り、第19条を第18条に改め、第1号を同項第2号とし、第2号の前に第1号といたしまして「道路法施行令(昭和27年政令第 479号)第7条第8号に掲げる応急仮設建築 
物」を加えるものでございます。
 こちらの応急仮設建築物とは、非常災害があった場合におきまして、その発生した区域またはこれに隣接する区域で国、地方公共団体または日本赤十字社が設ける被災者の入居の用に供するため必要な応急仮設住宅のことでございます。
 第2号中、道路法施行令第19条を第18条に改めましたのは、道路法施行令改正による条文番号の整理等ですね。
 現行の2号の削除につきましては、日本郵政公社の民営化によるものでございます。
 次に、同項第6号中、条項の整理で「前項」を「前2項」に改めるものでございます。
 次、16ページをお願いいたします。
 延滞金の徴収及びその額の条文第4条第1項中、延滞金の掛け率を「年14.5パーセント」から「年 10.75パーセント」に改めるものでございます。
 以下、条例第2条関係別表につきまして、16ページから19ページの表のとおり占用料等を改正するものでございます。
 このうち、17ページ、上から二つ目の大きい欄、道路法第32条第1項第2号に掲げる物件、これは水道管、下水道管、ガス管、その他これらに類する物件なのでございますが、これまでの関係区分6区分から9区分に細分化するものでございます。
 次に、18ページお願いいたします。
 下側の欄から二つ目の大きい欄、道路法施行令第7条第6号に掲げる施設並びに同条第7号に掲げる施設及び自動車駐車場の欄ですが、これはトンネルの上、または高架の道路の下に設ける店舗、倉庫、駐車場、駐輪場などが該当いたしますが、うち建築物について、これまで階数ごとの区分設定したものを一つにしたものでございます。
 一番下の改正後の欄、道路法施行令第7条第8号に掲げる応急仮設建築物につきましては、新たに追加するものでございます。
 次に、19ページ、一番上の欄、道路法施行令第7条第9号に掲げる器具、これは自転車、バイク等の車どめ共通でございますが、これも新たに追加するものでございます。
 次の欄、道路法施行令第7条第10号及び第11号に掲げる施設につきましては、前のページ、18ページの現行の一番下の欄、道路法施行令第7条第9号に掲げる休息所、給油所及び修理所の欄と対峙するものでございまして、条文番号の整理とこれまで階数ごとの区分設定したものを一つにしたものでございます。
 もう一度19ページにお願いいたします。
 表の下の欄に記入しております備考の6項中、道路法施行令「第7条第9号に掲げる休憩所、給油所又は自動車修理所」を「第7条第10号及び第11号に掲げる施設」と改めるものでございます。これは条文の追加と番号の繰り下げによるものでございます。
 その他、表中の文言改正箇所につきましては、道路法施行令と表を同じしたものでございます。
 14ページに戻っていただきまして、附則でございますが、施行期日としまして、第1項、この条例は平成21年4月1日(以下「施行日」という。)から施行するものでございます。
 経過措置としまして、第2項、改正後の富谷町道路占用料当条例の規定は、施行日以降に徴収すべき占用料について適用し、施行日の前日までに徴収すべき占用料については、なお従前の例によるものとするものでございます。
 第3項、施行日前に納入すべき期限が到来する改正前の富谷町道路占用料等条例第2条に規定する占用料に係る延滞金については、なお従前の例によるとするものでございます。
 なお、この改正によりまして、道路占用料の総額が約 400万ほど減額となる見込みとなってございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号富谷町道路占用料等条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号富谷町道路占用料等条例の一部改正については原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第5号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第5号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) それでは、20ページをお願いいたします。
 議案第5号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてでございます。
 提案理由でございますが、大清水土地区画整理地区の区域が新たに画されたということに伴いまして、所要の改正を行うものでございます。
 それでは、22ページの方お願いします。
 新旧対照表でございますが、3条に定める別表、これを一部改正するものでございますが、これに改正後「大清水一丁目・二丁目」を加えるものでございます。
 戻りまして、21ページでございますが、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するとするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第17号 町及び字の区域を変更することについて

議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第17号町及び字の区域を変更することについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それでは、25ページをお開き願いたいと思います。
 それでは、議案第17号町及び字の区域を変更することについてご説明いたします。
 提案理由につきましては、上桜木土地区画整理組合、泉大沢土地組合の箇所でございますけれども、2月5日に総務大臣の告示があり、境界の変更に伴い本町に編入する区域について変更を行うものでございます。
 それでは、お配りしております議案第17号関係資料の区域明細図でご説明いたしますので、ごらんいただきたいと思います。
 明細図の左上にあります11の一部、薄茶色でございます。あとその下にあります14の一部、その下にあります20の一部につきましては、富谷町上桜木一丁目の方に入れるものでございます。
 そして、10の1につきましては、富谷町上桜木二丁目の方に入れるものでございます。
 あと、真ん中にあります6の一部、あと上の方にいきますと12、9の一部につきましては、富谷町明石字上桜木の方に編入するものでございます。
 あと、右の方に小さい面積ではございますけれども、5の13、5の14につきましては、富谷町成田九丁目、そして右の方にありますけれども、16の一部につきましては、富谷町明石台四丁目の方に編入するものでございます。
 なお、それぞれの面積につきましては、次のページにあります市町の境界変更に係る異動面積調書に示しておりますので、ご参考にしていただければと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号町及び字の区域を変更することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第17号町及び字の区域を変更することについては原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第18号 損害賠償額の決定について

議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第18号損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) それでは、27ページをお願いいたします。
 議案第18号損害賠償額の決定について、平成17年2月28日に富谷町教育委員会が行った職員の懲戒処分について、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、下記のとおり損害賠償額の決定ができるものとする。
 1、損害賠償額、16万 3,663円。損害賠償の相手方、富谷町明石字宮前30番地、相澤喜利氏でございまして、今回の事故につきましてご説明いたします。
 事故は、平成17年1月24日午前10時30分ごろ、事務室内において担当していた業務内容について課内の職員と口論となり、感情的になった上、暴言を連発したり暴力を振るおうとまでし、さらにはとめに入った職員を突き飛ばすという行為にまで及んだものでございます。このことは地方公務員法の服務規則違反及び職場内秩序便覧に該当する行為であります。
 このことを受けまして、富谷町教育委員会では停職1カ月の懲戒処分としたものでございます。平成17年4月26日、相澤氏が宮城県人事委員会に審査請求を行いました。平成20年11月19日、宮城県人事委員会により、懲戒処分停職1カ月を減給10分の1、4カ月に修正することの裁決があったものでございます。修正して支払う給料等に加えまして、遅延損害金が生じることから、損害賠償額の決定につきまして議会の議決をお願いするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号損害賠償額の決定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第18号損害賠償額の決定については原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第19号 宮城県市町村自治振興センター規約の変更について

議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第19号宮城県市町村自治振興センター規約の変更についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それでは、28ページをお開き願いたいと思います。
 議案第19号宮城県市町村自治振興センター規約の変更についてご説明いたします。
 提案理由につきましては、地方自治法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、議員の報酬の名称を「議員報酬」に改めることとなるため、宮城県市町村自治振興センター規約を変更する手続で、構成市町村の議決をお願いするものでございます。
 改正内容につきましては、宮城県市町村自治振興センター規約第6条、組合議会の任期などの第2項中、「報酬」を「議員報酬」に改めるものでございます。
 附則として、この規約は知事の許可のあった日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号宮城県市町村自治振興センター規約の変更についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第19号宮城県市町村自治振興センター規約の変更については原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第6号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第7号)

議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第6号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案第6号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第7号)についてご説明を申し上げます。
 平成20年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
 第1条、歳入歳出予算の補正でございます。
 歳入歳出の総額それぞれ7億 6,308万 6,000円を追加いたしまして、歳入歳出の総額を98億 6,450万 9,000円とするものでございます。
 第1条第2項、歳入歳出の補正後の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、3ページから4ページにお示しをしてございます。
 第2条、繰越明許費でございますが、地方自治法第 213条の規定により、翌年度に繰り越しして使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」によるものとするものでございます。5ページにお示しをしております。定額給付金給付事業と子育て応援特別手当支給事業について、平成20年度内に支出が終了しない見込みのため、平成21年度に限り繰り越し使用できるよう予算措置をお願いするものでございます。
 次に、歳入歳出補正予算事項別明細書により詳細をご説明申し上げます。
 8ページをお願いいたします。
 8ページ、14款第2項国庫補助金につきましては、7億 6,308万 6,000円を追加いたしまして9億 4,159万 8,000円とするもので、1目民生費国庫補助金で子育て応援特別手当交付金として 3,600万円、その事務取り扱い交付金といたしまして63万 4,000円を追加いたします。
 5目総務費国庫補助金では、定額給付金7億円及び給付事務に係る事務費補助金分として 2,645万 2,000円を計上いたしました。
 歳入については以上でございます。
 次に、歳出でございますが、9ページ、2款1項総務管理費につきましては、7億 2,645万 2,000円を追加いたしまして18億 2,597万 3,000円とするもので、20目定額給付金事業費におきまして、3節職員手当等、11節需用費、12節役務費、13節委託料につきましては給付金の交付に伴う事務費でございます。
 19節負担金、補助及び交付金は交付いたします定額給付金7億円でございます。
 3款2項児童福祉費でございますが、 3,663万 4,000円を追加いたしまして10億 3,289万 6,000円とするものでございます。
 2目児童措置費で需用費、役務費は子育て応援特別手当交付に係る事務費でございます。
 19節負担金、補助及び交付金は子育て応援特別手当交付金 3,600万円でございます。
 歳出については以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 今の定額給付金の件で質疑したいというふうに思いますが、この委託料にかかわる開発料とか、具体的な作業内容というのはどういうふうなものなのかね、個人情報に触る部分が委託として発生しているのかどうか。その辺についてお伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、ただいまの質問でございますが、まず対象者を絞り込むことが大前提になっております。それについては富谷町に住んでいる皆さん、住基登録されている方全員というふうになっておりますので、そこのリストアップが最大の焦点になっております。かつて後期高齢者医療制度のときも同じような電算処理の改修を行いました。それと同様に今回も住基台帳の方から、交付金額が違う方もいらっしゃるのでそういった方々をリストアップするための改修費としてプログラムの開発を上げております。

議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 具体的な作業というのは、職員が行うの。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これは職員も当然監督業務で行いますが、これにかかわっている富谷町が委託している電算処理会社と合わせて行うようになっております。これらの委託ということで、プログラム開発を委託するというような形で処理を進めていきたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) ほかに。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず1点目ですが、この定額給付金と子育て応援にかかわる特別手当の支給に関するものについては、国の補正予算は通りましたけれども、法律については成立していない状況で、これは議運でもちょっと触れましたが、仮に法律が成立しなかった場合、どのように実務的には進められていくのかを伺います。
 それから、今回の補正予算については、全額繰越明許と、明許費という形で繰り越されるわけですけれども、平成20年度中に実務に入って21年度においても事業を行うということで、2カ年にわたるからというご説明でしたが、一般的に年度末を過ぎて出納閉鎖までの間に支出があったときには、当該年度、今回で言えば20年度中にもう一度補正を組むというやり方をします。で、繰越明許というやり方をとるときには、どの行政用語の本を見ましても次年度に繰り越す場合に使い道を明らかにして繰り越す場合にという説明がありますので、2カ年にわたって使うにもかかわらず、繰越明許をするというこういう手法がちょっとこれまでなかったものですから、初めてのことですので、この辺についてのご説明を詳しく、もう少し詳しく受けたいと思います。
 それから、内容なんですけれども、この特に定額給付金について言いますと、景気刺激策だということで言われましたが、その効果はほとんど期待できないというのが専門家を初めとした統一した意見となっておりますし、同時に同じ時期にその消費税の増税についても政府が3年後ということで言っていますから、景気を後退させる消費税の増税案といってみれば絡めての提案という形で、「ばらまきは一瞬だけれども増税は一生なんだ」というこういう批判が上がっています。それで、富谷町としてはこの7億円の定額給付金ですけれども、果して町内でこの富谷町での景気刺激策として期待できるのか、どの程度と見ているのか、伺いたいと思います。
 また、合わせて、この国政で決めることですけれども、消費税増税による景気のマイナス効果ということも十分懸念されるわけで、この点についての認識があるのかどうか、当局のお考えを伺います。
 それから、具体的な内容ですけれども、それぞれ子供と高齢者と一般の人たちとで支給額が異なります。それぞれその支給額に応じた人数をどの程度、どういうふうに今のところ見ているのか、伺いたいと思います。
 さらに、支給方法なんですけれども、具体的にどういう支給の仕方をしようとしているのか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 質問多いですから、午後から答弁させますけれども、よろしいですね。午後から答弁させますけれども、よろしいですね。はい。
 この際、午後1時まで休憩をいたします。
 
午後0時00分 休憩


午後1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの永野議員の質問に対して答弁を求めます。
 初めに、財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 明許繰り越しについて申し上げます。
 今回の予算措置につきましては、国の平成20年度補正予算の措置を受けて行うという趣旨のものでございまして、当然のことながら20年度に町においても補正予算措置を行う。その中で20年度内に支出が完了しないというようなことで、地方自治法 213条の規定により繰越明許費でお願いをするものでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、永野議員さんのご質問にお答えさせていただきます。
 まず、国において関連法案の審議中で否決された場合というご質問につきましては、これも報道されているとおり審議中であると。ただ、2次補正は可決されて、通常ですとそれが可決された場合、速やかに関連法案も可決されるのが通常なんですが、現在いろいろな報道の内容を見ますとなかなか難しいとも言われております。しかし、今回は町としては国、総務省通達によりまして現在作業をまず進めている前提にございます。しかしながら、国会でございますので、状況がどうなるかわかりませんが、たとえ先ほどのご質問の中で否決された場合とした場合は、これは当然実施できないものではないかと思っております。その中では特に国が市町村の責任によって行うこととされておりますが、現在のところ富谷町でも7億ほどの経費がかかると。これは当然無理なお話でございますので、財政的な負担からしても町単独で実施できる可能性は低く、これは国全体、全市町村が行うことによって初めて効果が上がるものだと認識しておりますので、そういったところで国の可決待ちというような状態でございます。
 次に、定額給付金の効果、これにつきましてはそもそも事業の制度設計については国が行っているというのはご承知のことだと思います。その中において明確に効果を立証できる何物も根拠もまず持ち合わせておりません。しかしながら、宮城県に交付される概算額およそ 350億、90万世帯と言われております。こういったところから、現在皆さんから言われている給与も下がってきていると、苦しいと、そういった中で幾ばかりかでもありますが、効果は期待されるものではないかと思っております。
 その前に、町としては国が決めた制度を間違いなく町民の皆様にお渡しすることが大前提、安心で安全でそういったところで交付をいていくことが第一義と考えております。勇気りんりんと進めていきたいと今思っております。
 次に、消費税増税との関係、これにつきましてはそもそも消費税増税とこの給付金の予算との関連については、関連はないものと思っております。そういったところから、これについてのお答えはなかなか難しいものと思っております。
 そもそも消費税等につきましては、これは国で検討している課題でありまして、現在の情報の範囲内では政策的な部分についてよく言われておりますが、その方向性も打ち出されているわけではございませんので、そのところに対するコメントということはできる立場ではないかなと思っております。
 次に、給付対象者数、これは今回の制度は2月1日が基準日となっております。この基準日に合致している町民の皆様をまず把握することが、今回の補正予算に上げておりますシステム改修等々によりまして対象者を確定させていただきたいと思っております。ただ、現在言えることは、統計手法とかでもよく出されておりますが、65歳以上の皆さんについては大体カウントされております。富谷町ですと約 5,700人程度となっております。18歳以下につきましては1万人前後ではなかろうかという試算で行っております。ただ、今回の補正額の7億円、これの積算手法につきましては、国からの指導もありましておよそ1世帯当たり1万 5,000円、1人1万 5,000円ぐらいの換算で現在の人口を掛けてくださいということで、2月1日4万 6,000人を超えておりますので、そういった方々への1万 5,000円ということで7億という数字をはじき出しております。これは今回補正を認めていただいた後にすぐに取りかかって確定をさせていただきたいと思っております。
 もう一つは、給付方法、これにつきましては総務省通達によりまして原則口座振り込みとなってございます。ただ、口座振り込みと言われましても、口座を持っていない方も多分いらっしゃると思います。そういった方々には特例措置ということで別な手法、別な手法というのはもう現金手渡ししかありませんが、極力間違いのないように口座振り込みがベストとなっておりますが、そういった方々へはそういった手法も特例措置として認められております。
 また、町民の皆さんにはいろいろ障がいをお持ちの方とか、高齢の方々もいらっしゃいます。制度自体がわからない方もいらっしゃいますので、これについては随時相談をしながら、漏れなく給付をしていくというのが町の大前提、使命ということで今考えてございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 7億円の計算の仕方はわかりました。
 それで、プロジェクトチームが立ち上げられたということですが、今はそうすると準備がどのようなものがされているのか、そして、今後作業の進め方はどうなるのか。国がその経費について 1,192円でしたっけっかね。ということでされていますが、これで不足が生じることはないのか、生じたときにはどうなっていくのか。先ほど課長の方からも障がいを持っている方だとか高齢の方だとかという話がありましたが、その人たちを初めとして町民が来たときに、その相談したいと思ったり、電話をかけてきたりということで、非常に窓口が混雑するのではないかと思いますが、これに対する対応などはどのようにされているのか。そのあたりはどこまで検討し、進められているのか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、まずプロジェクトチームについてでございますが、これは先般新聞報道等でもされておりますが、富谷町としては1課給付ですので、そういった担当する課もあるんですが、それだけ到底できない業務になろうと予測しておりましたので、町長の指示等もあって全庁的に行っていくという趣旨で、それぞれ想定されるものを事前にピックアップしまして、そういった関係部署8課の主だった方8名にプロジェクトチームに参加ということで委嘱をしております。
 現在そのプロジェクトチームの中心に、今は情報提供をまず国の動向などを情報提供させていただいて、合わせてこれから始まりますその対象者のリスト、あとはよく言われていますDV関係の皆さんとか、そういった方々へどのようにこう把握していこうかと、そういった部分を今内外で調整を行っているところでございます。現在はその国の決定待ち、通達待ちというような状態ではございますが、3月14日のその予想日をもって始まりますと、到底年度内支給は無理なところがありますので、庁内でできることはどんどん進めようということで今鋭意努力をさせていただいているところでございます。
 それと、経費は現在のところ、その国会の議決等々にかかわらず、事務費は全額国が見るということで交付するという通達を受けております。今のところ、先ほど補正予算に上げた額を富谷町の額として計上させていただいておりますが、これは人口、やはり後期高齢者のきもそうだったんですが、2万から3万世帯というようなくくりが一つあるようでございます。そこでは上限が決められていると思いますが、現在では富谷町の場合この積算内で交付を受けられるような算定と聞いております。
 それと、あと障がいの方とか高齢者の方、こういった方には現在やはり給付ですので、申請書をお送りして口座番号等を聞くシステム、そして振り込んでいくというそういう作業が行われますので、その振り込みの詐欺とかそういったのに遭わないように、まずそのどういった仕様にするか、それも皆さんが年齢を問わずわかると、世帯主の方が見てすぐわかるというそういう仕様書を今考えているところです。幸いにして各印刷業者、コンサル会社が国からいち早く情報を入手しまして、いろんなシステムをつくって売り込みというんでしょうか、PRに来ている状態でございます。そういったものを富谷町としてどういったものが一番適合するか。富谷町の特性で住居を構えて住んでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃいますので、富谷町にあった仕様を考えて、漏れなくわかりやすくするまず様式を固めてやっていくと。あとはやはりそういった方々にはどうしても町の外部、民生委員の皆さんであったり、そういった方々の働きというのももしかすると必要になろうかと思います。そういったところを視野に入れながら、今内容を固めていっているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 定額給付金でありますが、私埼玉県ですね、三芳町という町で公明党の議員がその三芳町の人口3万 8,000人ほどの町でございまして、東京近郊の町なんですが、
その公明党議員が2月の初めに、今月初めに約 1,000人を超える方のアンケートというか、定額給付金にいたしまして、賛成か反対かということになりますと、84%の方が定額給付金に対して賛成ということで、15%の方が反対であったんですが、しかしながら、その15%の反対されている方が、それじゃあ給付金支給されるようなことになりましたら受け取りますかと言いましたら、聞きましたら、77%の方が反対数の中の、方の77%の方が受け取るという、合計しますと何と96%の方が給付金を受け取るというようなアンケート調査があったそうであります。
 私も富谷町内、町内に限らず多くの方にこれについてお聞きしますと、いらないという方は今までおりませんでした。ほとんどの方が期待しているというようなことでありました。それで、これにつきまして町長もどのようなご所見をお持ちか、お聞きしたいなということで思っております。お願いします。
 あと、町民からの問い合わせが多分あるかと思うんですが、これについてもしありましたら、どんな感じの話だったか、ちょっと概略でも聞かせていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。
 あと、これは町長の施政方針を見ますと、これは年度内申請書通知を目指すというような書き方になっておりますが、同じ課の埼玉県の上尾市という人口22万の市があるんですが、ここは3月中旬には発送を終わらせたいというような方向で今進めているということを聞いております。やはり年度内支給というのがやはりベターではないかなと思いますので、発送の方を何とかその一日でも早くお願いできないものかということであります。この辺どのような町の取り組みか、総務省からのお話ですと、そういった事務的に手続については、その関連法案関係なく進められると聞いておりますので、一日も手続できるよう取り組んでいただきたいと思いますけれども、この辺をお聞きします。
 そしてまた、やはりこういった内容のものでありますので、町民からのやはり問い合わせ、その給付始まってからですね。申請書の書き方等々いろいろあるかと思いますので、一種のコールセンターというか、コールセンターとまでは言えませんけれども、相談窓口の電話でもやはり開設すべきではないかと思うんですが、この辺についてもお聞きいたします。

議長(渡邊俊一君) 安住議員、ちょっとお尋ねしますけれども、取り組み方については先ほど答弁がされていますけれども、それに輪をかけたような答弁を望むんですか。(「お願いします」の声あり)要望等ではないんですね。(「私お聞きしたのは、その申請書の発送、早めに。そしてまた、電話相談の窓口の設置、あと町民からの問い合わせはどうであったか。町長のご所見ですよね」の声あり)
 町長、よろしいですか。若生町長。

町長(若生英俊君) 実務上の件はあと、この後に課長からということにさせていただきますけれども、前提は十分皆さんもおわかりのように、非常に政策、施策としてね、非常に不安定な不幸な状態にある施策なんだろうなというふうな感じは持ちます。
 しかしながら、今国政の決定の推移を見守る立場でありますし、その決定になれば、なる方向で今進んでいるわけですので、それに合わせて、それに私どもとしてはプロジェクトチームまで立ち上げをして、ぜひ町民の皆さんに国で決まった決定でございますので、基礎自治体としてはぜひ決まった以上、まさに早く、そしてまた正確に、そこにまたこう気持ち、心を込めて、こんなふうな思いも持ちながら、間違いのない、一刻も早い、そのお渡しをしたいもんだと、そんなふうな思いで今いるところでございます。
 実務的なものについては、あと課長から答弁させることといたします。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、ただいまのご質問につきまして、まず問い合わせについてでございますが、これは問い合わせが多いわけではございませんが、何件か電話照会が定額給付金の話が出ております。内容については、やはりもういつからですかというのが大半の皆さんでございます。それについて反対、賛成どうのこうのという意見がなく、ほとんどの方が「いつからですか」という話で、「私はこうなんで幾らもらえます」という話が大半でございます。
 あと、申請書の発送と給付の予定時期ですが、これは富谷町としては申請書の送付も給付開始も年度内ということで目標を上げて今取り組んでおります。それにいろいろな障害はありますが、まず国の議決、そして本日第1回定例会の冒頭に補正予算を上げさせていただいて、臨時議会を開くか開かないかも議論はしたんですが、2月23日の開会ということでございましたので、ほかの自治体よりも早い開会でございますので、きょう事務費等々をお認めいただければ、即座に契約行為に入って作業が進められるというような状態でございます。そういったのを踏まえて、年度内給付を今目指して頑張っているところでございます。
 あともう一つは、コールセンター等につきましては、まず既に振り込め詐欺とかそういった問題が出ておりますので、広報の方ではまだこの給付は始まっていませんという周知はしております。町のホームページの方で。3月号は定額給付金のあり方、内容をご紹介したりしております。そして、やはり申請書を送りますと、問い合わせが来ると思いますので、これについてはプロジェクトチーム内でそのコールセンターの設置を含みながら、どういった対応で町が臨んでいくかを検討して、あとは庁議で決定していきたいと今のところは思っております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) ただいま町民生活課に質問の指名があったんですけれども、消してありませんね。答弁するにはね。はい。
 ほかに。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今公明党議員が実施したアンケートの話がありましたけれども、そういうそのアンケートの内容はわかりませんが、一般的に新聞等で報道されている世論調査では、6割、7割の方が政策的には反対であるけれども、支給が決まれば受け取りますよという方が六、七割だというふうに聞いています。私も住民からいろいろ聞かれまして、こんなことまでと、決まったらどうしたらいいんだろうと聞かれたときには、原資になっているのは国民の税金ですし、権利として受け取るべきだということをお話ししているような状況です。
 具体的な手続に大変関心もありますので、もう少し具体的に伺いたいんですけれども、先ほどのご答弁で原則国の指示では原則口座振り込みだということと、申請書を送付して、それを返送する形になるということになるかと思いますけれども、その申請書は、ある住民に申請書が送られて、それにその方の口座番号や捺印をするということで、その1回の手数で済むことなのか、それとも、その本人の口座番号、印鑑等々が別の形でもうひと手間確認されるのか、この辺についてはどうなんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 各議員に申し上げます。
 今提案されている内容について審議をしていただきたいと思います。受け取るかどうかとか、そういう問題でなくて、その内容について具体に簡潔に質問をお願いします。
 答弁させます。経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、ただいまのご質問についてですが、手続についてということで、具体的には今検討を重ねているところでございますが、大筋で申し上げますと、まずこちらからお送りする書類があります。それについては確実に世帯主の方に届くように、これは一般郵便ですとポストに入れられてしまいますので、これについては配達証明か、もしくは最近PRに来ている宅配業者、これもやりたいと来ております。そういったので安全性を一番重要視しまして、必ず住民登録されている対象者の世帯の方へ届くようにまず郵送分はしたいと思っております。申請行為については、できるだけ簡素で、かつすべてのものが1回で終わるように、その申請内容を検討しております。これも口座振込いたしますので、口座番号、支店等の間違いが今でも給付の方結構あったりしますので、そういったところの間違いがないように、例えば通帳の写しをコピーで結構なんですが添付してもらったり、そういったいろいろな考えが今想定されておりますので、そういったところをこれから協議を進め、決定をしていきたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) ただいま議場からいろいろ話ありましたが、私の方からも一言申し上げたいと思います。
 定額給付金についていろいろ問題がございますが、私も新年会等出ますと、やはり皆さん待っています。それから、先月ですが、街説、街頭演説をしていましたときに、余り見たこと、いつも来ない方がいらしたので、側近の方があいさつに、ぜひあいさつにいかがですかと言ったら、高齢者の方なんですが、定額給付金がありがたいと、自分は4万円しかもらっていないと、毎月。それに2万円が加算されていただくということは大変にありがたいと、そのように高齢者の方も本当に待っております。そういうことで、ぜひ今課長、町長、課長がおっしゃったように、ぜひ今年度中に実施をお願いしたいと思います。
 それから、今議長からありましたが、今回の第2次補正予算というのはこの定額給付金じゃないんですね。生活者支援としまして町長の所信の説明にもありましたが、妊婦健診の14回、それから子育て応援手当、それから介護の報酬プラス3%、それから雇用対策、中小企業支援、地域活性化等、あらゆるものがこの2次補正に入っております。これが町としましてほかの分もやはりこの定額給付金が通らないと全部実施できない状況にあるのか、お伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員にちょっと申し上げますけれども、ただいま審議しているのは、富谷町の、20年度の富谷町の一般会計補正予算の第7号の内容でありますから、それに準じて質問をお願いしたいと思いますし、それから、先ほど伊豆田議員の方から発言ありましたけれども、今年度に行うという趣旨のもとに今取り組んでいるということでありますし、それから、国の決定さえすればそれを実行するというような話をされていますので、その辺でいかがなんですか。(「はい」の声あり)はい。
 ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第7号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第7号)は原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第7号 平成21年度富谷町一般会計予算
日程第11 議案第8号 平成21年度富谷町老人保健特別会計予算
日程第12 議案第9号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算
日程第13 議案第10号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算
日程第14 議案第11号 平成21年度富谷町介護保険特別会計予算
日程第15 議案第12号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
日程第16 議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
日程第17 議案第14号 平成21年度富谷町水道事業会計予算    

議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第7号平成21年度富谷町一般会計予算、日程第11、議案第8号平成21年度富谷町老人保健特別会計予算、日程第12、議案第9号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算、日程第13、議案第10号平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算、日程第14、議案第11号平成21年度富谷町介護保険特別会計予算、日程第15、議案第12号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算、日程第16、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算、日程第17、議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計予算については、富谷町議会会議規則第37条の規定により、一括議題といたします。
 お諮りいたします。ただいま一括議題としました議案第7号から議案第14号までを、富谷町議会会議規則第39条第3項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、議案第7号から議案第14号までは、議案の説明を省略することに決定をいたしました。
 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております平成21年度富谷町各種会計予算については、富谷町議会委員会条例第5条の規定及び富谷町議会先例96により、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、平成21年度富谷町各種会計予算については、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決定いたしました。
 この際、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくために、暫時休憩をいたします。
午後1時30分 休憩


午後1時31分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
 委員長に山路清一君、副委員長に今村 寿君が選任されました。
 よって、本案件は予算審査特別委員会の議題といたします。


日程第18 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議長(渡邊俊一君) 日程第18、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めるものでございます。
提案の理由といたしまして、人権擁護委員荒谷清明は、平成21年 ───荒谷清明氏は、平成21年6月30日をもって任期満了となるためでございます。
 荒谷氏につきましては、住所、富谷町明石台一丁目9番地10、お名前、荒谷清明、生年月日、昭和12年4月10日でございます。
 別紙で経歴の概要をお示しをしてございます。
 平成18年より人権擁護委員としてお務めいただいた方でございます。引き続きお務めをいただきたく、意見を求めるものでございますので、よろしくお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は18名です。
 次に、立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人、19番千葉 達君、1番小泉光君、2番小川昌義君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付

議長(渡邊俊一君) 念のために申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、富谷町議会会議規則第84条の規定により、否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
投票箱点検

議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。
 事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
事務局長点呼、投票

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。
 19番千葉 達君、1番小泉 光君、2番小川昌義君、立ち会い願います。
開票

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数   18票
  有効投票  18票
  無効投票   なし
 有効投票のうち
  賛成    18票
  反対     なし
 以上のとおり、賛成が全員であります。
 したがって、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
議場開鎖

議長(渡邊俊一君) ここでお諮りいたします。議案調査等のため、あす2月24日から3月3日までの8日間を休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす2月24日から3月3日までの8日間を休会とすることに決定をいたしました。
 なお、3月4日の本会議は、午前10時開会といたします。
 これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。
午後1時40分 散会

平成21年第1回定例会議事録(第2号)

平成21年3月4日(水曜日

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 3番 土樋輪康雄君

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 昆野武裕君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子

議事日程 第2号

平成21年3月4日(水曜日)午前10時00分開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号1番~9番)
一般質問内容
一般質問  8番 菅原傳議員
1 町の雇用対策を問う
2 給付金に対する町の対応は
 11番 磯前武議員
1 西成田地区コミュニティセンター及び大亀山森林公園の整備計画について
 6番 山路清一議員
1 町の将来が決まる開発計画を問う
2 ヒトスジシマカ異常発生防止せよ
 9番 今村寿議員
1 長期的展望に立った当町の行・財政方針を問う
2 生活道路・明石台~松陵団地間の宮・根線の開通を急げ
3 ジェネリック「後発」薬品の普及、活用を高めよ
 4番 細谷禮二議員
1 町内の除雪・融雪は万全か
2 安心して暮らせる町づくりを
 7番 相澤榮議員
1 地球温暖化対策の取り組みは
消防団員確保対策について
 1番 小泉光議員
1 チャイルドシートへの助成を
2 使える奨学金を
 15番 佐藤聖子議員
1 待機児童の解消はじめ保育行政について
2 しょうがい者が安心して生活できる町に
 16番 永野久子議員
1 高校新卒者、地元商工業者を経済危機から守れ
2 セーフティネットは機能しているか-生活保護制度を問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオなどの撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードにて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第 120条の規定により、7番相澤 榮君、8番菅原 傳君、9番今村 寿君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) おはようございます。
 先月の23日の本会議で町長の所信表明が行われまして、5万都市を目指しての積極的で具体的な提起がございました。これに関連して質問したいという手もありますけれども、今回は国民の関心のある派遣どめの解雇の問題と定額給付金の2点について質問いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
 3月は、高校、大学の卒業の時期であり、多くの若者は新たな門出に希望を持っておりました。しかし、金融恐慌によるあおりで、採用取り消しや不採用になり、前途に不安を抱いている青年層が数多くおります。
 そればかりではありません。日本の代表的な企業はアメリカ発の不況到来で、自動車、電気を初めとして、大量解雇が続々と発生しております。トヨタ2万 6,000人、NEC2万人、ソニー1万 6,000人などなど、正規社員を含めてその数は3月末までに14万 5,000人とマスコミは報道しております。しかし、潜在的な首切りはこの夏ごろまでに50万を超えると予測され、予想を超える異常事態であります。
 年末から年始にかけて年越し派遣村には、大阪、名古屋、新潟から東京に出れば何とかなるだろうと、住まいも、仕事も奪われた人々が続々と東京に集まってまいりました。これに対して、早速市民運動や労組関係のボランティアの人々が立ち上がり、食事と住まいを提供し、その様子がテレビ、新聞等で報道されました。
 私はこの光景を見て、日本もまだまだ捨てたものではないなと胸に熱いものを感じました。これに対する支援の輪が全国的に広がりまして、政府、自治体も動き出したのはご承知のとおりであります。
 そこで質問に入りますが、富谷町はサラリーマンの多い町でございます。今回の不況による解雇、派遣切りの失業の実態をどのように町は把握しているのか伺います。
 また、雇用相談窓口を開設しているかどうか。
 相談の件数はどのくらいあるのか。
 そして、その支援体制はどうなっているのかを伺いたいと思います。
 次に、解雇、派遣切りで、収入がなくなるため、給食費、各種税金の滞納など発生しているのかどうか。
 その対策はどうしているのかを伺いたいと思います。
 さらに生活扶助の申請が全国的にもふえておりまして、我が富谷町ではどのぐらいふえているのか、その実態をお伺いいたします。
 雇用問題の最後に、雇用に関する町としての具体的な対策をお尋ねいたします。
 現在、全国の自治体においては、雇用対策として臨時職員の採用を行っており、県内でも栗原市の 180人を初めとしまして、角田市、利府町、柴田町など、採用が進んでおりますが、富谷町としてはどのような検討をされておるのか、あわせて国からの雇用再生交付金が出ているわけでありますけれども、その額はどれぐらいになるのかお伺いをいたします。
雇用にについて、町内の企業に対して要請を行っているのかどうかも伺いをしたいと思います。
第2の質問は、定額給付金の問題であります。
 去る2月23日の本会議におきまして質問もありましたので、重複をしないようにお伺いをいたします。
 給付金をめぐり、政府や国会の動きは、国民から大きな批判を受けております。初めは、定額減税でありましたけれど、その後、説明が給付金と変わり、その給付金も、生活資金だったり、次は景気対策とくるくる変わるなど、性格が明確でありません。自治体に対する説明会では、どういうふうに意義づけされているのかお伺いをいたします。
 給付金は、本日の国会で再議決の予定のようでありますけれども、仮に議決された場合に、町民への周知の方法はどうなっているのか。
 給付は現金なのか通帳振込なのか、また仮に給付金は要らないという人があった場合には、町としての対応はどうするのか。
 また、給付金について、事務的予算として、町の持ち出しはあるのかないのか伺いたいと思います。
 いろいろ問題のあった給付金でありますけれども、この不景気の中、国としては今後も継続する計画があるのかないのか。国の説明はどうなっているのか伺いをしまして、私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 菅原議員の一般質問に対して答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの菅原議員の質問にお答えを申し上げます。
 町の雇用対策ということで、趣旨でのご質問でございます。大変現状は、私どもも心痛める状況、社会環境にあるというふうなことで、菅原議員のみならずですね、議員各位の思いとほぼ相通ずる内容、中身でないのかなというふうな、そんなふうな思いで、この答弁の準備をさせていただいたところでございます。翻ってですね、富谷町の状況をといういうようなことで、やや限定的にですね、お話しをさせていただきたいというふうに思います。
 失業の実態についての押さえどころというのはなかなかこのことをもって富谷町の実情をという確たる数値のものが現状残念ながらないんですね。客観的に、しかしながらそういった数値とか、どういった状況をとか、いろいろな人とのお話しの中、世間話等も含めてですね、ひどい状況を聞くに及んで町としてどんな施策、どのような取り組みをするのか、求められるのかと、そんなふうなことを去年の年末ですかね、そしてこの年明けにかけてるる考え、検討しているところでございます。
 富谷町の企業状況、前にもお話しする機会があったかと思いますけれども、20社に対して電話での確認というふうなことをさせていただきました。1月末に行ったんですけれども、、正社員、パート、派遣労働者、非正規でですね働いている人も含めて解雇をしたという企業はないということでございます。さらにまた将来にわたってその予定もないというふうな電話での確認でありました。
 県内に目を通しますと、新聞にも報道されましたように、2月28日現在での発表によりますと 4,520人、非正規労働者の雇いどめということですね、 122の事業所にわたるというふうなことでありました。内訳はですね、派遣の方が約8割程度、契約という働き方をされている方が1割程度、請負の方が5%ぐらいと、こんなふうな枠組みでですね働く雇用形態の別の内訳を見ますとこんなふうな数値のようでございます。
 年末から、そしてまた年始にかけてというふうなことで、求人倍率が落ち込むとかですね、あるいは大和のハローワークでの求職でなくて失業保険、基本手当の手続、住所地の管轄する職安というふうな制度上のこともありまして、この辺も一つ指標になるかなということで確認をいたしたところでございます。それによりますと、12月は前年度比18%増、それに対して1月に入ってですね、前年比 132%と、77件に対して 179件というふうにして 132%の大幅増であるという現実もこの数値からまた読み取ったところでございます。
 雇用窓口相談については2件、職業あっせん要望に関する相談は2件ありましたというふうなことで、職業あっせん、直接そういった業務は町のではないことでありますので、ハローワークにつなぐと、そんなふうなところでの対応としてまいりました。雇用窓口相談はということも含めてですね、お困りの内容、行政のくくりでどうであれ、ご相談があった折には、親切丁寧にというふうなこと、でき得る範囲の最大限のことはお答えをさせていただくと。そして、これ以上先は職安ですよ、ここからはこうですよというふうな形の振り分けの助言等も含めてですね、進めておるという現状でございます。従前から各出張所に職安の求職情報をファイルで継続してご紹介しているというのが従前からの取り組みでございます。
 各種税の滞納はというふうなことでありますが、今のところ町税等の収納について影響が顕著にはあらわれてはいないと。しかしながら、この雇用状況、職を失いました働く形が変わりましたというようなこと等々をですね、勘案すれば、滞納額の増加が懸念される状況にあるというふうなところでございます。そういったものもどのような対応をするかというふうなことになります。未済、収入未済の額の縮減に当然ながら今まで以上に取り組まなければならないということと、お相手の状況がしっかりと一方的な、あるいは機械的なということにならないような、町民相手か、町民ゆえにですね、いわゆる丁寧に、そしてまた慎重にというふうなことも含めて縮減に努めてまいりたいと思います。
 生活扶助の件数の増加ということで言いますと、こちらの指標はですね、相談件数は去年が47件、平成20年1月末同月比ということになりますけれども、36件ということで、前年比11件減というふうな数値上はあらわれてございます。
 六つ目の町としてですね、臨時採用の対応はということでありますが、新聞等々でごらんいただいているように、県内では18自治体、臨時職員 558名という募集枠は確認しておるところでございます。そういった取り組みをですね、私どもも当初から、あるいは年を通して考えているところでありましたが、現実他自治体のようなこの時期にこのような対応というふうなことはできないで今いるところでございます。富谷町の現状はですね、正規職員が今 258名です。各所属、各公民館を中心としてですね、スポーツセンター等々ありますけれども、 150名ほどの皆さんに臨時、あるいはパートと、 5.5 とか、週3日とかですね、そういった形での働きをしていただいているところでございます。去年19年、20年の9月からですね、事務職員に初めて臨時職員を2名採用したという取り組みをしているところでございます。3月末までにということでやっておって、十分なる職員の研修等も含めてですね、事務職の臨時、8時間就労の臨時職員を採用したという経緯もございます。
 さらにまた臨時職員、現状デイ・サービスの廃止に伴う皆さんも希望のある方は意向調査ということで調査票を出していただきましてね、なるべくそういった方の希望があれば富谷町のほかの部署でのお仕事につなげないかというふうなことで、今、最終の検討に入っているところでございます。全員ですね、希望された全員については2月末日、2月27日付をもって4月1日からの雇用の継続の文書をですね、発したところでございました。これにまた合わせて保育所、幼稚園、8時間勤務、 5.5勤務、さまざまな8時間でない勤務形態の皆さんの職域の、職種ですね、職種といいますか、雇用の形態に及ぶ皆さんのものもまだ充足、 100%充足しておりませんので、この辺も含めて、今のご質問の趣旨に合うような形で最終の準備をしているところでございます。臨時という、8時間勤務の保育士23名の採用内定しております。あとお二方の幼稚園教諭の採用、8時間勤務ですね、臨時職員として内定をしているというふうな状況でございました。
 さらに給付金に対する町の対応はということで、個別の6項目にわたってのご質問がありました。詳しくは経営企画課長から答弁させることといたしますけれども、富谷町の取り組み、当初から、いろいろ種々議論がありましたが、プロジェクトというふうなことで、各課横断的に9名でしたよね、9名の職員、企画課長を筆頭に9名の職員を委嘱をして、給付金プロジェクトチームを立ち上げ、なるべく早い、そしてまた正確に、そしてまた気持ちを込めて、気持ちをのせてというふうなことで取り組んでまいっております。私もすぐそばの経営企画の担当職員のやり取りも耳にしながら、あと、業者さんとの電算とのやり取りも見ながらですね、これは年度内に発送し、支給できるんだなと、こう思いながら見てきたところでございます。きのうの段階ではですね、今度は金融機関がそれに対応できるかということが一つ、「町は準備していますよと、ここまでできました」と言っても、金融機関で受け取ってもらえるかということですね、振込の手続。もう一つは、国のきょう決まったにしても富谷町に7億円、この費用を即3月にもう発送する段階で次々とこうね、国からお金が給付されるのか。この話を聞いてぐっときましたけれども、何か6月とも7月とも言っているんですね、3月年度内にやるんであれば、町の自前で立て替えて立替払です。そして後から国費になると。こういうふうなことも何かきのう耳にしまして、それ以上聞くとちょっとぐあいが落ち込んでしまいすので、ストップさせて、あと企画課長に十分なる説明をですね、町のお伝えしたいことは、町としてはぜひ早くにということで、年度内に支給できるほどの準備体制まで今整っているということだけ私からお伝えをしておきたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) おはようございます。
 それで私の方から給付金に対するご回答をさせていただきたいと思います。
 まず、1点目でございますが、給付金の性格は、減税なのか生活支援なのか、それに対する国の説明はどうなっているかということでございますが、まず、2月23日補正予算をお認めいただきまして、概要はそのときお知らせしているとおりでございます。なお、3月4日、本日衆議院の方で再可決という報道がされております。これをもって可決後正式にこの給付金事業はスタートするというような形を現在向けているところでございます。
 その中において、この給付金の性格はについてでございますが、これはまず11月18日、これは総務省の事務次官通知、そこで正式にこの事業を行っていきますというものが国からまず届いております。その中身についてはさまざまな、概略中の概略しか書いておりませんが、実施をしますよということで現在に至っているところですが、その間、議員さんのおっしゃるように、紆余曲折を経て、現在のところまで来ているような状況でございます。逐一ほぼ毎日のように新聞報道、テレビ報道等されておりますので、概要は既にご承知のところでもありますが、その中で今回のこの性格については、まず正式なこの性格を明記されたのは1月28日付の総務事務次官通知というのが届いております。その中に、今回の趣旨というところが明記されておりますので、そこを申し上げさせていただきます。「定額給付金事業は、景気後退下での生活者の不安にきめ細かく対処するため、家計への緊急支援として実施するものです。あわせて消費をふやし、景気を支える経済効果を有する」と。こういった文言が記されております。そういうところから、これについては、まず減税等々ではありませんが、生活支援、景気対策、その両方を持ち合わせて、特に現在のこの景気状態を緩和、何とか好転していくというための消費へ刺激をねらうというのが最近大きく取り出されているような状況でございます。この点からそういうものを双方持ち合わせた事業になっているというところでございます。
 次に、2問目でございますが、予算の組み方、国との関係はどうなっているかということでございますが、これは基本的に市町村の自治事務と位置づけられている事業でございますので、すべて市町村の責任を持って執行していくというのが基本となっております。ただ、制度の枠組み等々を決めるのは国の方の役目、仕事でございますが、全経費につきましては、すべて補助金という形で市町村へ交付されるというところで、これは先日補正予算を認めていただいた給付に要する総額約7億、こういった金額はすべて国からの交付金で、補助金で賄われるというところになっております。
 次、3問目でございますが、給付の方法についてというところになりますが、これは町民の方々へ的確にお伝えしなくてはいけない、これはすべての世帯主の方へお伝えするというのが基本になっております。そのために前回もお話しさせていただきましたが、確実に届くように、現在郵便であれば配達証明などの、そういったものを使って、確実に交付対象となる世帯主の方へお届けするというのがまず前提になっております。実際届けた後に、申請ですので、町民の皆さんから届けてもらう方法については郵送を基本としておりますので、返信用の封筒に入れて返していただくように、できるだけ足を運ばなくてもすべてワンストップと申しますか、手間をかけずに振込をしていくというような形をとりたいと思っております。
 現金か振込かということについては、基本的には振込という形をとらさせていただきたいと思います。これはただし書きがありまして、どうしても振込で対応できない方がいらっしゃれば、個別相談を受けて、場合によっては現金支給もあろうかと思いますが、基本は口座振替とさせていただきたいと思っております。
 次に、4問目になりますが、不要の意思がある方々への対応ということですが、これは市町村の自治事務であります。当然国からはすべての国民に渡るような制度ですということも示されております。そういったところから、町としてはまずすべての町民の方にお届けしたいというの基本でございます。ただ、どうしても要らないという方はいらっしゃった場合は、これはその本人の意思を尊重するというのも重要な部分になりますので、その場合は受け取りを拒否というか、受け取りませんということで、このまま処理をさせていただいて、その分は国へ返還していくということになります。
 そういったものもわかりやすくできるだけ消費拡大、こういう経済刺激でございますので、できるだけ受け取っていただいて、何かそういうものにお使いくださいということで、そういったチラシみたいなものをつくって、広く周知をさせていただきたいと思っております。これは国のほうからも当然そういったような通知で参っておりますので、そういったといころをお伝えしていきたいと思っております。
 次に、給付金は自治事務とされていると。この予算はどうなっているかというところとなりますが、これは補正予算等でもお話しさせていただいており、全経費国が支援するということでございますので、現在のところ町からの一般財源は使用しない方向で進めております。
 ただし、やはり国の方も上限というものが設けられておりまして、1万から2万世帯という、そういう世帯のくくりでその基準が設けられておりますが、富谷町は1万五、六千世帯強でございますので、上限が 3,000万円ほど事務経費というところになっております。現在のところここまでかからずに作業を進めるところで現在推移し、進めているところでございます。
 6問目でございますが、今後も継続するのかと、国の説明はとなっておりますが、この定額給付金の今後については、そういったものの通知は一切国から来ておりません。今回の2次補正、経済対策というものを完全に執行するということで、本日の衆議院再可決をもってまずこれを執行していくということの通達のみでございますので、今後どうなるかというのは、まだ一切来ておりません。ただ、経済対策としては最近また景気対策として新たな対策を講じるみたいな報道はされておりますが、そういった内容もまだ市町村のレベルの方には届いておりません。定額給付金につきましては、現在そういったところで進めているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) まず雇用問題について再質問をいたしますが、窓口のですね、開設があるとないとでは大分町民の皆さんの困り事の相談も違うのではないかというふうに思いますけれども、町としてはですね、雇用相談というこのこの窓口を常時これから開設をする予定があるのかないのかですね。例えば看板をかけるとかですね、あるいは広報で知らせをするとかというふうなことで、これは一過性のものではありませんので、今後何年かずっと雇用問題は引き続き続く問題でありますから、やはり長期的な視点に立って考えていく必要があるんじゃないかというふうに思いますので、その計画はあるのかどうか伺いたいと思います。
 それから、雇用の相談件数はわりかし少ないようなんですけれども、これは実際に役場の窓口に来たのかですね。あるいは各支所の方に来たのかわかりませんけれども、ちょっと案外サラリーマンが多い町としては少ない件数だなという感じがするんですけれども、この点は各支所の窓口も開設、現在してはいないと思いますけれども、相談は受けているのかどうかですね。この点についてお伺いををしたいと思います。
 それから、雇用関係の交付金が来ているというふうな説明ございましたが、これは2種類あるんですね、国の交付金は。それで、町としては全額どれぐらいの金額が来ているのかですね。この点もあわせてお伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 交付金の額については、あと課長からの対応とさせていただきたいと思います。
 今のですね、相談者が意外と少ないという、私も何かそのような感じはいたします。もう一つは、その中で窓口相談の看板をかける、ホームページ、玄関に、それぞれそんな方法はという検討も内部ではしたんですけれども、結果、そこまでやるというところまでいかない現状にあるというふうなことです。恐らくこれもやっぱり制度のすみ分けといいますかね、恐らくハローワークとか、専門の国の行政の枠組みの中で、間に合っているとは言いませんけれども、満たされていると、こういうことなのかなというふうな感じも私はしているところです。何もかにもって、窓口第一義的にご相談事、何でも受け入れようという姿勢は持ちますけれども、恐らくこの情報からですからですね、企業の求職しているところがどうだああだといかというそういう情報のツールもないわけですので、恐らく町に来たとて、ハローワークにこの先はハローワークですよというふうな形に恐らくならざるを得ないだろうなという、圧倒的に職業をまっすぐといいますかつなぎ合わせるのはハローワークの部署、そしてまたさらにまた今それと同じぐらいのウエートで民間の職業紹介、そういったところで雇用相談というふうなことで言えばですね、恐らく対応を十分とは言いませんけれども、ほぼ満たすほどの対応力が備わっているのではないかなと、そんなふうな思いもしているところでございます。何でもというふうなことでやりたい思いはいっぱいあるんですけれども、何せこの主たる部分、町の業務というようなところがあってですね、イレギュラーな部分も次々と来るものですから、その辺のところの折り合わせも町長としては考えるというふうなところでございます。以上でございます。あと課長からお願いします。

議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) それでは、緊急雇用対策の事業をメーンに据えてご説明申し上げます。
 おっしゃるとおり、ふるさと雇用再生特別基金事業とそれから緊急雇用創出事業と2本立てで国の方から示されております。富谷町への配分でございますが、ふるさと雇用再生特別基金事業につきましては 9,436万円、緊急雇用創出事業につきましては 5,452万 3,000円でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 給付金の問題について再度質問いたします。
 給付金の具体的な日程が大体出てきたようでございますけれども、この国会ではきょう決まるということになっているようなんですが、それで財源の措置なんですけれどもね、国からの財源が来てから給付を始めるのかですね。あるいはもう各自治体で先に立て替えてくださいということで、なるたけ皆さんにも早く届けるということで、自治体の財源を転用してですね、立て替えて支出をするということになるのか、その辺がちょっと明確でありませんので、質問申し上げます。
 それから、2番目にですね、申請書を出すことになっていますね。この町の広報にも書いてありますけれども、このところでは申請書を出すということになっているんですが、ちょっと私考えてみたんですけれどもね、富谷町は非常に世帯数が多くてですね、町のここのところに一本に窓口を絞ってそこのところに来られたら事務的には大変じゃないかと、こう思うんですね。そうなってくると、やはり支所ごとに申請を受け付けるとかですね、少しこう細かな親切な対応をしないと、かなり事務的には煩雑な状況になってくるのではないかというふうに思いますけれども、それはどのように考えておられるのか伺いいたします。
 それからもう一つ、世帯主云々と、これに書いてあります。ちょっとこれは聞いた話ですけれどもね、正確な話のようなのですが、仮に私なら私の家族ですね。私を筆頭にして、4人家族がいると、仮定の話ですよ、なった場合に、世帯主が受け取らないとなった場合は、その家族3人ももらえないというふうな事態になるんだと、こういうふうな話なんですね。へえっ、思ったんですけれどもね、そうなってくると、その場合には、世帯主が断固もらわないということになってくると、あとの3人は大変なことになってくるので、これは一体どういうふうに処理されるのかですね。ちょっとこれトラブルが発生する原因にもなりますので、その点を伺いしたいというふうに思いますので。以上、質問申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) だんだんと現実味を帯びてきましたのでね、今おっしゃるように、細かいことは本当に、対応力は町としてもね、十分持ってのことですので大丈夫です。どんなことであろうとも皆さんに99%超えるほどのものをここまでというような形でやれるだけのチーム力ですので、その辺はお伝えを申し上げたいというふうに思います。
 先ほど、私から申し述べるべきだったんですが、ふるさと雇用再生特別交付金というフルネームの交付金でございます。今課長は、 9,436万円というふうにお話しをしました。当初の国の富谷町に交付する額はということでこの数字が来たんです。その後、もろもろ宮城県内40億円というふうな枠の中で、何と富谷町は1億 2,800万円という内定を受けてございます。 3,364万円上積みしてこの交付金を受け取ることになったと。それ以上は申し上げませんで、事実だけ申し上げておきます。予定の額よりも下回る額で交付決定された、内定された自治体もある。富谷町のように 3,300万円を超える上積みをもって内定されたところもある。そういった取り組みもぜひこの場をお借りしてご紹介をさせていただきたいと思います。細かなことについては、今、その先については課長からの答弁とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、再質問についてお答えさせていただきます。
 まず、国からの補助金関係でございますが、これは年度末3月末までというくくりからしますと、まず国は支援できないということは正式ではありませんが、内々ということで言われてきております。ただし、現金で渡す場合は可能ですよということで、これは基本的には現金はならぬという制度であるんですが、現金の場合は何とか支援しますということで、それは国の方もあんまり想定はしていないようですが、一部もう明日から給付を開始するというような自治体もあるようですが、そういった余り世帯が多くなく、割と全世帯把握しやすい町、村と言っていいのでしょうかね。そういったところは割と3月末まで、町財、もしくは村の財源を使って出しても可能な部分もありますが、富谷町については7億という額でございますので、町からの立て替えもかなり厳しいとなっております。
 そういったところで、これは全国自治体どこも同じなんですが、国へはできるだけ早くこれが確定したら交付をしろということで申し入れはしております。最近、国からもきょう決定されれば、すぐ総務省事務次官通知ということで正式な通知文を寄越すと。それに合わせて補助申請、これは前倒しで既に富谷町の対象者数等々を把握して提出してくださいということで、この間補正予算にお示しした約7億というようなものを国の方へ既に提出しております。それをもって、国がきょうの可決をもって速やかに補助申請書を発行するということで、国もできるだけ4月に向けて交付を準備するということですが、それがまだ流動的なところがありますが、できるだけ市町村へ負担をかけないように支援するということは言われておりますが、その間、これは普通の補助事業と同じように、普通ですと年度末に補助金が入ったりしてきていますので、その間一たん町財等々を活用して支給して、後から補助金が入ってくるという、そういう場合も想定されておりますが、できるだけ早目に交付をしてくださいという申し入れはさせていただいておるところでございます。これは本日多分以降に正式なものが出そろってくるかと思います。
 次に、申請書についてですが、これは先ほどお知らせしておるんですが、まず配達についいてはこちらから確実に世帯主に配達証明をお渡ししたいと。その中に返信用の封筒を入れて、窓口へ提出されなくてもいいような形でポストに入れていただければ、こちらに届く、そして指定された口座へ振り込むと、そういう流れをつくっております。しかしながら、書き方がわからないとかという方の問い合わせもあろうかと思いますので、そういったところは今プロジェクトチームの中で検討を重ねております。できるだけ広く提出できる体制も整えていかなくてはいけませんので、富谷町では幸い支所が各地区にございますので、そこでも当然受け取れるような体制をとっていきたいと思いますが、できるだけ窓口の煩雑、当然異動期で繁忙期に当たる時期でございますので、そういったところの本来のお客さまに対しても不便がかからないように、申請書を工夫してできるだけ簡素化をし、速やかにだれでも書けるものにしていきたいと思っております。基本は郵送ですので、窓口が混雑するということはあまり想定はしていませんが、逆に電話相談はかなりあろうかと思いますので、これはコールセンター、補正予算のときにもご質問されておりますが、そういった設置も視野に入れて、十分な体制をとっていきたいと思っております。
 次に、世帯主が拒否というか、受け取らない場合でございますが、これは申請書の中にそれぞれ世帯構成員の名前と年齢、額が記載されているものが届きます。そこへ受け取る、受け取らないという欄があります。当然すべての方が受け取っていただくようにお願いしているんですが、たまに先ほどのような例もあろうかと思いますので、世帯主の方は要りませんが、子供さん方は要ると。そういう場合は世帯主は要らない。お子さんが要るようにすると、その分を引かれてその分が振り込まれると。こういう様式が国の方から示されております。それを町としても当然そういうケースもありますし、例えば複雑なご家庭も中にはあろうかと思います。例えば事情があってちょっと別居等々しているとか、そういった場合のことも想定しなくてはいけませんので、そういったところを加味しながら、基本的には世帯主の方の口座へ振り込むことになりますので、世帯主が拒否されてもその他の家族が希望すれば、その方の世帯主の口座へ振り込まれていくと、こういった形を今国の方から示されておりますので、当然世帯の中でもそういった例があろうかと思いますが、できるだけ受け取っていただいて、景気を刺激していただきたいという趣旨を明確にご案内の方に入れさせていただいて、お伝えしていきたいと思っているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) 私からは、西成田地区コミュニティセンター及び大亀山森林公園の整備計画について質問をいたします。
 これからのまちづくりは、「自分たちのまちは、自分たちでつくる」という理念のもと、町民の代表である議会と行政がよりよいパートナーとして、お互いの知恵と力を出し合う「町民協働によるまちづくり」がこれまで以上に重要となります。
 現代社会では、核家族化の進展、生活環境の多様化、地域のつながりの「希薄化」が進んだ結果、子供たちの社会性が育ちにくくなるなど、健やかな成長への影響が懸念されております。
 次世代を担う子供たちが心豊かに生きていくことができるよう豊かな人間性や自主性をはぐくむ教育の推進、町全体で子供たちを育てる環境づくり、施設づくりを積極的に町は取り組みを図るべきです。
 西成田小学校は、明治6年7月23日西成田法円寺を仮校舎として開校し、昭和49年に廃校するまで 102年の歴史と伝統を持ったすばらしい学校でした。西成田コミュニティセンターとなり、活用されている現在の建物は、昭和27年総工費 340万円全額村費で6教室が新築され、現在で57年が経過しております。若生英俊町長は昭和36年3月第15回の卒業生で、卒業生44人のうちの1人でもあります。
 全国の公立高校は、少子化等を背景として過去10年間で 2,000校以上が廃校となっております。地域の活性化や都市と農村・漁村との交流促進など、さまざまな取り組みが図られております。各自治体とも廃校となった自分たちのまちの財産を大切にするということはもちろんですが、有効活用を町民と行政が知恵を出し合っての成功の事例は数多くあります。
 全国廃校施設の事例を調査をしてみました。
 宮城県志津川町のさんさん館では、用途を地域農産物の活用型総合交流促進施設(滞在型施設)として今使っております。整備費については、農水省、宮城県、志津川町、そして補助金は山村振興対策特別事業として今運営をしているわけですが、年間利用者 7,500人、うち宿泊者 2,100人の利用があり、数多くの方が訪れております。施設は農産品の直売所、地域の活性化にも結びついております。
 町が取り組んでいたグリーン・ツーリズムの流れに沿った成功の事例であります。
 それからもう一つ、茨城県大子町という町がありますが、大子おやき学校という名前で、これは運営しているわけですが、用途は地域農産物等活用型総合交流促進施設でやっておりますが、整備費は農水省の補助金でこれも行われております。運営維持管理費は施設利用料すべてですね、売店・レストラン・おやき製造販売・そば打ち体験教室等で全額賄っていることと記されております。施設は、おやきの製造販売を主体に、昔懐かしいいやしのある建物として評価をされております。「おやき学校」を中心に、山菜とりや、田植え、稲刈り等の農業体験を地域の農家の協力により進め、何回も訪れてもらえる施設を今後は目指しております。利用客は年間3万 1,100人、観光客を対象で、近くに観光地袋田の滝もあり、成功事例の一つでもあります。
 西成田小学校の再活用として、昭和50年に西成田コミュニティセンターがスタートいたしました。運営については、これまでさまざまな活動の場として、また、温もりと安らぎの場として愛される施設を目指し運営されたことは皆さんも認めるところであります。地域の方々のあったかホットなはぐくみによって、よき「ふるさとの香り」を漂わせて、運営管理をしていることに対しましては、敬意を表するところであります。
 しかしながら、建物は57年を経過し、老朽化が進んでいる状況であります。思い出のある施設ですから、補修をしながら存続をさせるのか、新たに建てかえるのか、今後の活用をどうするのかは、町民の皆様方の知恵の出しどころではないかと考えられます。町の考え方も重要ですが、現在、企画委員会が検討中のことです。地域の人々の心を大切にしながら、多くの町民が気軽に有効に活用できればと思っております。施設の老朽化は著しく進行しております。集いの場の安心安全の有効活用が危ぶまれている状況でありますので、それに伴って、次の5点について質問をいたします。
 西成田地区コミュニティセンターの老朽化の現状と整備計画について伺います。
 2番目、施設・遊歩道の管理及び整備についても伺います。
 3番目、健康・福祉の領域を考慮に入れた施設の必要度、これについても伺います。
 4番目、大亀山森林公園の活用状況と今後の整備計画について伺います。
 5番目、パークゴルフ・グラウンドゴルフ、ターゲットバードゴルフの競技場及びジョギングコース、クロスカントリーコースなどの施設整備の見通しについて、町長の答弁を求め、第1回の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの磯前議員の質問にお答えを申し上げます。
 まず初めに、調査の正確さには脱帽いたしました。36年度卒業の町長としましてはですね、そこから先は本当に成功事例から、何からね、具体的にご提言も含めて、おただしいただいたものと感謝申し上げたいというふうに思います。
 何せ西成田コミュニティセンター、そしてまた大黒澤宛、大亀山、改めて私もこの立場、あの地域に住みながらですね、富谷町全体でのこの位置づけ、そしてまた皆さんが共有でき得るその資産といいますかね、大いなるこの財産だなというふうな思い、また強くしているところでございます。
 そんなことで、大変急ぎ足ではありましたけれども、昨日教育長を含めてですね、担当課長、担当職員ともども西成田コミュニティセンターの建物を改めて見る機会がありましたし、そしてまた遊歩道にも実際に皆さんで歩いて一回りもしてまいりましたし、大亀山にも行って、遊歩道、これも前段からの経緯がありますので、いよいよ21年度整備、遊具の補修、撤去、補修、21基あるうち2というようなことで、どうするかと。そしてまた、間伐のテーマもありますし、そのようなことで、どういうふうな折合わせをしながらですね、有効活用といいますか、さらなる町外、そしてまた町内の根強いファンがあるというのもまた大亀山の、あるいは今この議員の皆さんもそうですし、担当課の課長の子育て世代、10年、20年というふうな前の中で、平成7年あれですから、十数年ということになりましょうか。それに見合って、子供を連れてよく遊んだというふうな声も多々耳にしていたところでございまして、ちょっとだけお待ちください。
 きのう、西コミにですね、役場9時ごろ出発ですから9時15分、10分ごろですかね、まず全体を雪もない中で校門の方から全景を見る機会が改めてありました。私は母校ですから、左側が1年生で、1、2、3、4、中央に玄関があって、職員室があって、5年、6年があって、5年、6年のところを仕切りがあって、そこを通ると体育館がわりの講堂になっていると。学芸会等々ですね、そういった施設だったんですね。ヒバですかね、何でしたっけ、課長、若生ハチロウエモンさんがお双子のように植えたというあの木は。ヒバですかね、ヒバ系の右側の2年生の教室前あたりにある2本のヒバが若生ハチロウエモンさんがご自分がお双子であったゆえに戦地に行く折に植えたんだよというのが何かあって、それが当時の正面玄関になっていたというのもね、あの写真からも確認できるし、お話しもまた聞いているところでございます。
 瞬間に私思ったのは、こんなふうなことを思いました。皆さんご承知のように、今アカデミー賞をとった「おくりびと」もう映画の撮影、ロケ地にぜひ使ってもらうようにできないかねとかって、きのう瞬時のうちにあの話を……。課長ともそういったPRをぜひしたいものだねとかというような、河北にも取り上げられ、きょうの朝日にもこんな、この建物は、オバタというもののようですけれども、平成元年建築だそうです。ですから、80年を超える建物、この西コミは27年に建てて57年、築57年目、まだまだ持つねというふうな状況もありますね。 660平米です。現状の一部撤去したところもありますのでね。本当に入るたびに、恐らく私母校ゆえにというよりは、それを超えたものがこうあるんでないかなというふうなことを行くたびに実感をしますけれどもね。
 そんな中で、老朽度調査、平屋の建物ですから、そういう意味では非常にもちがいいということだと思いますね。老朽度調査をかつて実施をしましたと。しかしその結果は劣化が進んでいる西側外壁の1教室削った分のところ、言われればそのとおりですね、追っつけはっつけでやったよというぐらいなものなのでしょう。その劣化、外壁の改修が必要であるとは指摘されたというふうなことであります。耐震診断を正規に費用をかけてやってはいないんですけれども、見かけあのような状況ですねというようなことですね。そのようなことで、ぜひこれらのあり様については、本当に今議員がおっしゃっていただいたように、知恵の出しどころだというふうに私も思います。ですから、皆さんともどもですね、あの地域、そしてまた富谷町の共有するその共通の財産としてですね、大いなるその価値を皆さんで「価値があるんだど」というのではなくて、みずからそういったものを感じていただくというふうなことで、広くあの場を活用する方策はないものかしら、そんなふうなことろもですね、思うところであります。どんと祭の折に、やはりあそこに明るいうちから通りがかりの人が毎年県道沿いに看板を立ててね、地域でやっていない人たちなんでしょう、町内外は定かではありませんけれども、あそこに明るいうちにお供えを持っていく、そしてあの風景、光景もまた一声、二声かけて、お帰りになりますというようなことも聞き及んでいるところであります。長い歴史の中で、西成田コミュニティ協議会、前議長もその会長職を長らく務められたと。そして今にまた引き継がれているというようなことを含めてですね、ぜひそういった継続した長い取り組みとあわせて、そしてまた地域協議会では今南方6区ってね、6集落、6地区というふうなことで、南方6区とかってこうやっていますけれども、西成田小学校区です。そこの6地区の皆さんにアンケートというふうなことで、委員会を立ち上げて、そういったものを各世帯、1人で 500数十通も集まったという、世帯を超えるほど、世帯代表というよりも世帯でも各自が高齢者の立場で、子供の立場で、子育ての世代の立場でというので 500通を超えるほどのものがですね、集まって、今皆さんの声を意見聴取したところです。ですから、私からすると、少しまだ広がりが、地域の皆さんの思い、その町全体としてどういうふうなものをというようなあたりのところはまだ昔からのところゆえにね、その価値の大きさというあたりはいま一な部分があるんでないかなというふうな思いもありますけれども、そのようなことで取り組みが1歩前に進んでおるところでございました。
 健康福祉の領域をというようなことで、お風呂も52年ですかね、老人憩いの家というような機能、そのときの施策に合わせてまだお風呂も生きているんです。きのうも見てまいりましたけれどもね。途切れなく回数はでこぼこあるにしても継続して使えるだけの施設になっていますというようなことであります。大分西コミ長くなってしまいました。とりあえず以上とさせていただきます。
 大亀山も同じく、きのう歩いてまいりましてね、平成7年の都市公園として供用開始されましたということで、2万 5,000人という実績報告書もお示しているとおりであります。バーベキュー、いも煮会というような日帰りでのとか、幼稚園、保育所、小学校の遠足でとか、何ていいましたかね、スロープじゃなくて……。アスレチックのね、このそりすべりできる、ちびっこゲレンデですかね、ああいったところも本当にこの近隣にはないスケールと何かどきどき感をさせるほどの設計のようですね。そういったところで非常にいい施設として継続していますので、それにしてもきのうまでの話はですね、とりあえず21年度の予算の枠組みでだめなものを撤去して、14基でしたっけ、17基で対応しますというふうなことで、間伐はその後にやりますという閑散期に、閉鎖後やりますというふうなことで、現下の予定があるんですけれども、果してその予定でいいのかなというような思いを皆さんできのうしてきたところです。多少、使用に不都合が出てもですね、一たんこの間伐を実際にこう杉の間伐をやってですね、そして全体像をこう見渡した中で、その遊具の配置とか、撤去とか、あるいはひょっとすれば間伐をすることで撤去したところにもひょっとしたらここにもう1回こういうようなのがあった方がいいねとなるかも知れない。その進め方をですね、何というか、あべこべにならないような進め方をぜひ急ぎで検討して、多少利用にご不便にさわるかも知れませんけれども、その辺は急いでですね、検討を詰めてまいりたいというふうに思ってございます。
 あと、パークゴルフ関係の件、ジョギングコース、クロカンというふうなことで施設整備ありますね。これも描いているところ、ずっと磯前議員の本当にライフワークみたいな形で取り上げていただけるほどのものですから、この辺の需要の高まりとあわせてですね、ぜひ専用コースを富谷中学校の駅伝の選手の皆さんがというふうなところもあって、ぜひそういったところの根っこがあるものですから、利用ができるような整備なんていうのも描けることじゃないのかなというふうに思ってございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時04分 休憩


午前11時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) 再質問をさせていただきます。
 町の管理・所有するスポーツ・レクリエーション施設は多くの町民が「集い」「育み」「楽しい」施設を目指すべきだと私は思っております。
 現在の「西コミ」「大亀山森林公園」は町民のニーズに合っているでしょうか。大変疑問に思っております。町民の理想する町民交流・いこいの場所になっているでしょうか。私は「あったか」「ホット」な施設であるべきだと思っております。西成田コミュニティセンターですが、私は春の花見の時期に毎年西コミを利用しております。遊悠クラブ40人の仲間たちと校庭でグラウンドゴルフをして大和室で表彰式をしての懇親会を行っております。私がいつも感じるんですが、こういうすばらしい施設で子供たちに銭湯、お風呂ですね。銭湯を知らない子供たちに、昔のような銭湯を、大きい大浴場を入れたならと、そして一泊どまりができたらなと、こういうふうに私は行くたびに思うところであります。
 私はこの施設はですね、今までのそのままの温もりと懐かしさを存続させながら、スポーツ少年団、サークル等の合宿施設として大改修の整備を図り、内部整備を図り、大浴場、そして調理施設の整備等、料理教室、料理実習などの場所として使えるように、それから遊歩道の整備はどうしてもこの西コミとは不可欠であり、考えるべきじゃないかなと思います。
 それから、グリーン・ツーリズムでの利用も考えるべき施設ではないかなというふうに思っております。夢はどんどん膨らんでいくと思いますので、その夢を終わらせない意味にも町民の声を大切にしながら、早急に取り組むべきだと私は思います。これについての再度町長の答弁を求めます。
 それから、大亀山森林公園ですが、私は昨年の9月の定例議会でも一般質問をしております。大亀山森林公園の整備については、園内の環境は先ほども町長が話しておりましたが、杉の枝は伸び放題で、日の光、太陽が全然下まで地面に到達しない、届きにくいという防犯上でも最悪な暗い状態になっております。まず、大幅な杉の間伐から始めるべきじゃないかなというふうに思っております。杉林の中の21カ所のフィールドアスレチック施設ですが、半数以上が利用禁止になっている状況にあります。フィールドアスレチックというのは皆さんわかっていると思うんですが、太陽がさんさんと注ぎ込むような健康的なスポーツなんですね。県民の森も大衡のちびっこ広場といいますか、そこでもこのフィールドアスレチックスが多くありますが、そこは木が繁っていないんです。そこだけもうカットされていまして、太陽がさんさんと降り注ぐようなそういう場所を選んで施設があります。そのようにお手本となるべきようなところを見ながら、富谷の大亀山もそういうふうにするべきだなというふうには思っていますが、この施設の延命策を今後どのように考えていくのか、その件を質問します。
 昼間でも、この遊歩道、自然遊歩道というのが3本あるんですが、昼間でも1人で歩けない。不安にかられるようなちょっと状況になっております。利用者が少ないのはそこら辺にあるのかなと。「やすらぎの森」「みどりの森」の整備をどのように今後考えていくのか、町長に伺います。
 以上、多くの町民が利用しやすい公園にするために、この場所を今後整備し、理想的な大亀山森林公園として検討委員会を立ち上げるべきだと思いますが、その点について町長のご所見を求めます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。
 それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
 大筋ですね、議員がおっしゃる内容で何とかその方向を切り開けないのかなと、そんなふうな思いは従前からしておりましてね、そのためにも21年度からの長期計画に合わせてというのが私の根幹にあるものでありますので、ちょうど時期的にも折合わせのいい時期に入っていると、そのように思っているところでございます。
 西コミの利用、本当に利用した人はこんなにいいところあったのかという感じでね、まさに秘境、秘湯ではないですけれども、そんなふうなイメージを恐らく持たれるんでしょうね。
 そういったぐらいの、ですから、そう言いながら、人さ教えると荒れるからとか、そういうふうなことは全然思ってもいませんので、皆さんで広くそういった思いを1人でも多くの皆さんに感じ取ってもらうにはどうしたらいいかというのがまた町に求められていることだろうというふうに思うんです。そんなことで、その他の議員の皆さんもこの西コミのあり様については、驚いていただいていたわけです。トイレの改修の問題、本当にくみ取りのトイレのままずっと我慢していただいているわけですし、さらにバリアフリー化の問題とか、劣化の問題でとかというようなことで、我慢に我慢をお願いして、部分対応ではなくて、全体の枠を描いてですね、それがこういう場で、そしてまた町民皆さんの総意の中で、今言ったように、検討委員会、広く皆さんのお声も我々気づかないんですね。最終的に言うところ、サボッているわけでも何でもない。ああそういうことなの、まさにコロンブスの卵のようなことがいっぱいまだ、恐らくこの先果てしなくあるんだろうと思いますけれども、西コミは遊歩道は間伐をしまして、非常にさっぱっどして、見通しもいい、明るさもいいという、本当にすばらしいというか、遠目が見えるようになったというふうなことで、大亀山に行けば、先ほど言ったように、遊具先行、間伐後というふうなことで、担当者は一生懸命そのことを考え、現地でもきのう本当に立派な説明をね、職員から受けたんですけれども「ところで、あんた西コミの遊歩道の間伐の様子を見たの」見てないんですね。あそこ生涯学習課単位の事業でやっているものですから、都市整備の担当職員がそこに行っていないと、こうなります。見ているのは町長だけだという話じゃない。もうばんばん山さ登ってね、某担当課長は、けさ「この辺が痛いです」とかって、さすっているのを見たしさ。おれはあさって来るのかなと思いながらですね、思っていますけれども、非常にいいところなんです。きのう管理人の佐々木敏勝さんにも同行いただきましたけれども、あの場所から熊野神社、正面から登ってくるあの神社に 200メートルほどつなげるコースもあったらねとかという地元の声があるんだよというようなお話しも聞いています。そういうふうな形で、こう、ここさ西コミじゃなくて、西コミからスタートして神社の階段をおりてくるというモリヤの酒屋さんのところですね、鳥居があります。あそこにおりてくるようなこうつながることですし、非常に日当たりのいいところで、ビワの木が立派なビワの木が富谷ですとあそこだけでないですかね。2本、ビワの木が立派なビワの木で、実もなるんでしょう、それくらい日溜まりのある場所だなというようなところもありましたし、お茶もあるんですよね、自生の。ですから、日当たりがよくなって、さらにまたそういったものに着目をしてですね、お茶の云々なんて取り組んだけれどもまたしぼみになって、自生している、かたまって立派なお茶の木が自生しているわけです。そういったものの展開なんかもあるのではないかなというふうに思います。
 そのようなことで、大亀山については、緊急雇用創出事業臨時特例交付金というこの名前ですよね、 5,716万 8,000円が富谷に交付される。これは全額上限で交付されますので、これを使って大亀山の間伐をというふうなことで、今予定立てて国にも内定をもらっているところなんです。ですから、その辺も折り合わせながら、いい機会でありますので、ぜひ西コミ、そしてまた大亀山、施設の活用といいますかね、広く皆さんにこの愛される、好まれる施設として、そしてまたそれが町域、この程度のほどよい町域ですから、ここをウオーキングで歩いていく、節のいいときなんか本当に車云々、エコだ、CO2 削減だなんていうテーマともつながり合わせながら、いい取り組みが私はつながるんじゃないのかなというふうに思います。
 きのう時間もない中で、遊歩道の場所、あの大亀山森林公園から駐車場の離れたところまでは足を伸ばせませんでしたけれども、そこもいわゆる先ほどの中学生の駅伝とか、あるいはそのトレーニングするにはね、いい場所だというふうなことも耳にしていますので、そういったところの利用、中学生のみならずですね、ウオーキング、そしてまたトレーニング場として活用できる場所にならないかなというふうな夢を抱いてきのう帰ってまいりました。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 町長、検討委員会等について、ちょっと質問ありました。

町長(若生英俊君) 触れたつもりですけれども、そういった広く求める、役場の組織のみならずですね、委員会のような形式で意見を求めながら早い結論を得たいと、そんなふうな思いでございます。

議長(渡邊俊一君) 11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) 富谷町は高齢率が12.4%ということで、大分低いんですが、高齢者、1月末現在で 5,732名と、とにかく大衡村よりも多いような人数になっているわけです。富谷町にはますます核家族化とか、高齢者のひとり暮らし、高齢者夫婦世帯の増加が予想されているわけです。人生を楽しみながら、生きがいを持ちながら、富谷町に住んでよかったと言えるようなまちづくりの対応策を町は講ずるべきじゃないかと思います。総合運動公園、大亀山森林公園を改修して、パークゴルフ場、ターゲットバードゴルフ場の競技場の施設の整備を介護予防、医療費削減としても重要でありますんで、町長にこの辺のご所見を伺って私の質問を終わります。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、申し上げます。
 高齢者数の増という、率はというものの実数はということで、日経新聞にも取り上げられましたように、2035年には1万数千人というようなことで、今の2005年の国調値に比べると2倍になりますと、こんなふうなのも数字として出ました。そういう実数の増加と合わせて、人口増も5万 5,000の人口増という枠組みの中で、その比率が26%ぐらいになるようです。ですから、実数とあわせて率もどんと今までのように上がっていくのかと、こういうようなことでもない、今よりは上がりますけれども、緩やかな傾向の中で30年推移すると。今の家族形態の変化ももう私が言うまでもなくですね、隣近所もあわせて、確実に変化しているわけでありますので、それを超えるですね、今までですと、親と子供というのは複数世帯の中で順繰りだというようなことで、循環はしてきたんだろうと思いますけれども、そういうふうなことのみに頼るわけにいかない社会状況も富谷のみならず、方向性としてあるわけでありますので、どんな状況になろうとも、こうやっぱり住み続けられるといいますかね、そういう町のあり様が私は富谷町ぐらいの規模の、そしてまた今の状況ならばできるのではないのかなと、そんなふうな思いで今町政執行に当たっているところでございます。
 パークゴルフ、ターゲットゴルフ、「あそこに」と、こう言われるとですね、ちょっとぐっと言葉に詰まるということでありますので、必要性、そのニーズ、何をというようなことでは、十分認識しているところでありますけれども、あの大亀山のあの場所にこういったゴルフ関係のものを集めることについては、まだ確たるものを持ち合わせていないと、こんな状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、6番山路清一君。

6番(山路清一君) 今回私は大きく二つの課題について質問いたします。
 まず、一つは、町の将来が決まる開発計画を問うです。
 世界的な不況が続く中で、日本を代表する大企業が黒川郡内に進出するに伴い、富谷町も「企業立地住環境整備調査特別委員会」の設置や、「富谷町総合計画」作成のため、昨年10月からの「まちづくりに関するアンケート調査」、また地区別懇談会として開催された「笑顔輝くあったか富谷ふれあいトーク」、そしてまた、「まちづくり審議会」や「富谷町総合計画審議会」など、人口5万人都市を目指した新しいまちづくりの方向性を総合計画として取り組んでおります。
 仙塩広域都市計画区域第6回区域区分定期見直しが行われることもあり、民間から工業用地や宅地用地への用途変更が求められ、特に成田地区には、約 200ヘクタールもの大きな工業団地がスーパーゼネコンにより計画され、着々と準備も進んでいることと思われます。
 約7年に1回、7年ごとに行われています仙塩広域都市計画区域第6回区域区分定期見直し、長い文ですが、言いかえれば線引きの見直しです。それに伴い富谷町も民間から上がってきた要求に対応し、宮城県と事前打ち合わせ等を活発に行っていることと思います。
 前回の一般質問におきまして、富谷町内では、工業地域3カ所、住居地域3カ所の計6カ所が候補にあるとの回答があり、富谷のまちづくりのため、お互いいろいろな諸問題やかけ引き等はあろうとは思いますが、町にも踏ん張っていただき、よい回答が出ることを望むものでございます。
 さて、成田2期北土地区画整理においては、数カ所に遺跡があり、都市計画道路の七北田西成田線が遺跡によりルートの変更を考えなければならないと聞いておりますが、5万人都市を目指す我が富谷町としては、町の連続性も考え、ぜひ成田地区と旧富谷、そしてまた役場をつなぐルート、例えば東北縦貫道路をまたぎ、穀田地区につながるような構想を考える気はありませんか。
 また、成田2期北土地区画整理地区内に数カ所ある遺跡調査について、宮城県の指導等により進んでいることとは思いますが、先日の町長の施政方針、また先ほども同僚議員の質問もありましたが、昨年からの雇用不安による契約社員の解雇に始まり、今や正社員まで広がってきている雇用不安に対し、国が第2次補正予算で設けた「ふるさと雇用再生特別交付金」、先ほどの答弁ですと1億 2,800万円や「緊急雇用創出事業臨時特別交付金」 5,456万円の交付金制度をこの遺跡の調査・発掘等に失業者雇用に向け利用すべきと考え、次の4点について質問いたします。
 一つ、仙塩広域都市計画区域第6回区域区分定期見直しについて、現時点の宮城県との事前打ち合わせの経過はどのような状況か。
 二つ、成田2期北土地区画整理において、都市計画道路七北田西成田線が遺跡によるルート選考策はあるのか。
 三つ、成田2期北土地区画整理内の遺跡調査工程は決定したのか。
 四つ、市街化編入要望を上げている民間事業者の活動状況及び計画はどうなっているのか。
 次に、二つ目としまして、ヒトスジシマカの異常発生を防止せよを質問します。
 ご存じのように、地球の温暖化により、動植物に大きな影響や異変が起きていることは、毎日の新聞、テレビ等により報道されておりますが、まさか身近にこのようなことが起きているとは考えてもいませんでした。それは、ヒトスジシマカです。
 ヒトスジシマカは、体長約 4.5ミリ、体が黒く胸から背中の中央に白い色の1本の縦線があり、脚は黒く白い帯が縞状についているのが特徴で、最も代表的なヤブカの一種です。皆さんも何度か刺された経験があることと思います。
 ヒトスジシマカは、東アジア・東南アジア・オーストラリア・アフリカなどに分布し、日本では秋田県と岩手県が北限と見られております。ヒトスジシマカは、昼間に庭先などでよく人を吸血し、アレルギー反応によるかゆみとはれを起こし、またテング熱の媒介者として重要で、第二次世界大戦中のテング熱の流行はヒトスジシマカによるものとされており、また、西ナイルウイルスを媒介する危険性もあると言われております。
 ヒトスジシマカはイエカと異なり、昼に吸血活動をし、発育の最適温度は25から30度、産卵からふ化まで約2週間、越冬は卵で行い庭先や墓地・林の中に生息し、墓石の花立て・木や竹の切り株、空き缶、古タイヤなどにたまった雨水などから発生します。
 近年ハエはほとんど見受けられなくなりましたが、ここ数年ヒトスジシマカが多く見られ、住民の一つの悩みの種になっております。
 日吉台町内会でも例外ではなく、庭いじりのときなどむき出しの肌や、また薄手のシャツ・ズボンの上からでも吸血され、かゆく、そしてまた赤くはれたり、うんだりもします。昨年このヒトスジシマカの生育調査を町内会の環境衛生部の方々と調べましたが、何分素人では発生箇所を特定することはできませんでした。
 富谷町では、環境衛生業務として毎年町内清掃用薬剤を配布しておりますが、配布希望行政区は毎年少なくなり、平成19年度は23行政区で約半数、私が住んでいる日吉台3丁目は10年ぐらい前に配布希望をやめました。町で配布している殺虫剤は「ボンフラン」というユスリカ幼虫・チョウバエ幼虫等の駆除に効く薬剤です。せっかく町が配布している薬剤ですので、ヒトスジシマカの駆除に有効に、また農作物・ペット、そして人体に安全に使えないものかと思います。
 そこでシトスジシマカについて質問いたします。
 一つ、ヒトスジシマカ異常発生について町の認識はあるか。
 二つ、ヒトスジシマカ発生の防止策を考慮できるか。
 三つ、調整池等の消毒・維持管理状況を問う。以上質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 山路議員の一般質問に対し執行部よりパネルでの説明を求められておりますので、認めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの山路議員の質問にお答えを申し上げます。
 第6回の線引き見直しということで、大事な時期にですね、私町政を担うというふうなことで、大変重い責務を感じながらですね、この間大きくは20年ということになりますけれども、20年度早々19年から動き出しながらというようなことでね、いよいよ最終局面に今至っているというふうなところでございます。住居系の線引き、いわゆる市街化区域への編入、工業系への繰り入れというふうなことで、県が許可権者であるというふうなことで、富谷町の土地利用、議会でも何度かやり取りをさせていただいておりますけれども、町の計画を県に素直にですね、お伝えをし、県でそのまま受けとめてもらうと。なかなか大変な状況なんですね。そのような中で、今おおよそ枠組みが見え始めてておりますので、現時点の状況も含めて私、そしてまた課長の答弁とさせていただきたいというふうに思います。
 七、八年に、前回平成14年でありました。振り返りますとね。その折には大きな繰り入れのないまま、1回飛ばしてしまうと。飛ばしたというふうなことで、ですから、5回はなし、4回から突然急に6回に飛んできたような状況ですね。世の中は、状況はおわかりのように、2010年、平成22年、来年ですね、ピークに、人口減少の日本の状況、宮城県も同じですよと、こういうふうな状況の中で、枠組みが第6回の線引きの枠組みがスタートしておるというふうなところで、富谷町の年 1,000人を超える人口増といわゆる圏域の状況との齟齬、乖離というふうな中でですね、難しい問題が次々と私どもに迫られ、そしてまたそれを協議、検討してまた県に押し返すと、そんなふうなやり取りをこの1年間やってきたところでございます。
 区分の見直しに当たっての基本方針はですね、住居系についてはということで、大きくテーマは、「効率的で持続可能な過度な自動車交通に頼らないコンパクトなまちづくり」というのが大きなくくりとして掲げられております。住居系については、鉄道や基幹バス路線等の公共交通軸周辺に機能を集約した市街地の形勢を目指すことを基本に、要するに、これ以上広げないというふうなことなんですね。市街地、市街化、宅地を建てられる状況は十分ですと。富谷町にも 1,000区画以上あるでしょうと。仙台市は2万区画以上あるんだよと。開いても住居として建つ見込みがないんであれば、全体として仙台圏域としてはこれ以上不必要、必要ないというふうなのからスタートしているわけであります。
 しかしながらですね、必要性が明らかで、事業の進行が確実な場合に限り、必要最小限の範囲、県が定める人口フレーム内で市街化区域を拡大するとされている。ここが私どもの唯一のですね、明るい光明で、ここをもってして何とか切り口はないものかという努力をこの1年間してきた経緯がございます。
 工業系につきましてはですね、工業地としての妥当性を判断すると。当然ですね。上で、製造品出荷額増加目標の達成に必要な範囲、これは知事の施策ということになります。において、市街化区域を拡大するとされているという住居系の柱、工業系の柱というのは、こういった枠組みで行政のいわゆる今回の線引きの見直しが進められてきたと、大枠はこういうところでございます。
 そんな中でですね、富谷町では、明石台東、成田西、東ということで、北部道路の今の成田の延長上ですね。あそこを一押しで住居系を何としても皆さんのニーズにこたえるというふうな立場からですね、あるいは今の張りつきぐあい、人気等、富谷町へのニーズというようなことを含めていろいろなこと、あれもこれもというようなことでですね、ここでだめだというなら、もう1回別な切り口ないかというようなことで、それこそ会議十数回の会議を持ちながらですね、県とのやったり取ったりというような中で現状に至っております。
 そんな中で、おおよそのですよ、目安としては、明石台東地区38町歩程度、38ヘクタールほどの場所、あそこって改めて申し上げませんけれども、明石台東地区のこの部分は何とか繰り入れが認められそうだという状況で、これはきょうの議会、議場の場でもですから、皆さんも含めてですね、ぜひお力添え、ご協力をお願いしたいと、そのように思います。
 「何でそんなに富谷で宅地必要なの」と、こういうやり取りも返ってくるんですね、現課レベルでは。「町長はどこさでも出向くから」と言うんですけれども、そういう場はありませんでしたけれども、そういうのを聞き及んでですね、そうすると次の策をとか、次の資料、裏づけを準備して、こういう切り口で次回臨んでくれとか、臨んでみたらとかというようなやり取りも会議の中でやってきたところでございます。
 工業系についてはですね、3地区、成田2期の北ということで約 200ヘクタール、高屋敷地区、東洋刃物さんの南隣ということで、約20ヘクタール、桜木、上桜木のあの1角、高速道路沿いですね。残された場所17ヘクタールほどというふうなことで、3地区編入要望、合計 237ヘクタールということで要望しているところでございます。そのことも含めてですね、住居系一つ、工業系3地区というふうなことで、富谷町の将来、こここの先10年、あるいは大きく30年、50年先を担う大事なその時期に今我々が、私が町政執行者である、そして皆さんともどもですね、こういった場にいることのやっぱり大変な大きな、重さというようなものもまた実感するところでございます。ぜひあの皆さんともどもですね、これらに向けてお力添えご理解とご協力をお願いしたいと、そんなふうに思うところであります。
 遺跡のルートはということでありますし、その工程の決定はということで、今からパネルによるご説明をさせていただきます。
 幸いにして、ふるさと雇用再生特別交付金ということで、先ほど増額をして1億 2,800万円、満額認められましたということで、事業を組み立てた額をもって、事業量がなければ予定された額を当然下回って、その中で内定するということですよね。ですから、そういうわけで全額とは言いませんけれども、 3,400万円、 500万円弱の増額がこの交付事業の申請に合わせて内定をちょうだいしたというふうなことでございます。
 あと、民間の事業者の活動状況等については、かなりの密にですね、役場を舞台に現課とやり取りしているのも目にしているところでございますので、そういったところもぜひ課長からですね、皆さんにお伝えをしたいと、そのように思います。ちょっとお手伝いいただきますか、こちらで両方お持ちいただいてね、はい、貸してください。
 ごらんいただけるようにですね、これが北部道路ということになりますね。北部道路です。これがジャンクションということになります。 200ヘクタールというのはこの範囲です、成田2期という、大物の遺跡はということで、兵六館跡です、これ。非常に文化財的にもですね価値がありそうだというふうなことなんです。これを全部発掘調査をするには3年かかかります。調査報告書は2年かかります。トータルで5年かかりますというようなことです。

議長(渡邊俊一君) 町長、済みません。マイクを通してお願いします。

町長(若生英俊君) はい、済みません。
 このようなことでなっています。ですから、あとここに郷田B塚、郷田塚、穀田経塚、穀田十三塚という塚がこうお饅頭のごとくにね、外形上にもありますというふうなことでありまして、こちらの方は今回の交付金を使いながら、1年程度で終わりましょうというふうなことです。ですから、値打ちにもよりますけれども、発掘、そして調査というふうなことで、手を加えることよしとなれば、その辺のところはクリアできる。大物がここであるというふうなことについては、何ともこれも教育長を先頭にですね、県教委の文化財保護課とのやり取りをしておりますけれども、現地も踏査してございます。そういうふうな状況の中に今あるということですね。
 道路のラインですね。従前は都市計の皆さんが、皆、町民の皆さんも含めての道路はここの感じです、これずっとこういうふうに、ここにこう行って、そして白鳥遺跡といった我々3本、三叉路の交差点、3本道の信号機のあるところですね。ここにもおわかりのように白鳥遺跡があってということでありますので、従前はこんな形での予定をしておったんですけれども、この兵六館跡あるゆえにですね、なるべくその大きくまとまった土地を利用するにはというふうなことで、高速道路沿いに都市計の道路を端に寄せるというふうなことで今対応を考え、そしてまた県にもお示しをしているところでございます。このようなことの中で、今最終の局面に至っていると、こんなふうな状況でございますので、これも含めてですね、皆様にご理解、そしてまたお力添えをちょうだいしたいというふうに思います。とりあえず以上とさせていただきます。
 ごめんなさい、こちらもそうですね。引き続きヒトスジシマカ、失礼しました。継続いたします。
 ヒトスジシマカの異常発生というふうなことでね、何か片仮名をずずっとこう読むのにもおっとみんな目を凝らしたぐらいですけれども、「おら、刺さったことねえよ」とかってね、初めて聞いたとかっていう皆さんが大半でしたけれども、今の議員によりますと、云々というようなことで、カですから、そういう面では侮れないということだと思います。日本脳炎を媒介するというようなことも恐らくあるんでしょう。日本脳炎の予防接種もなかなか製品化されなくて、予算立てはするんだけれども、平成20年度も予防接種できなくて、それまた不用額に戻るよとかといって、来年はやれそうですねとかというのも耳にしているところですよね。そういったことで、そういう内輪のことがありながらもですね、やはり大事なご指摘だったんだなというふうに思います。
 そんな中で防疫薬剤のですね、薬剤に対する皆さんのご理解というか、薬使うと何かね、薬やんだとかね、薬使うと、余計な薬使わないとか、まかないとかというふうなことに、恐らくひょっとしたらなっていっているのかなというふうにも思うところであります。やっぱり必要な薬剤は防疫態勢、我々日常の生活で蚊帳なくして生活できる。何か近ごろは田舎であってもですね、蚊とり線香もなく、去年もことしも過ごしたなとかってこう思いながら振り返るわけでありますけれども、それは何によるのかなというふうにも思います。私どもの地区ではずっと永続して必要な人には必要な量をというようなことでやっておりますし、従前から比べると随分そういう面ではいなくなったなというような感想は持っています。したがいまして、行政区長さん、衛生推進委員の皆さんを通じてですね、やっぱり薬剤の効果、使用方法、適正な時期と方法とね、場所の散布によっては大いなる効果があるんだよと、インフルエンザの予防接種と同様ですね、そういったことをやはりもう1回、皆さんとあわせて確認する必要があるのではないかなというふうに思ったところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) それでは、私の方からですね遺跡調査の工程は決定したかというところをご説明申し上げたいと思います。
 成田2期北土地区画整理の区域内には、先ほど町長が説明申し上げたとおりの埋蔵文化財が存在しているとのことでもございます。その遺跡調査の詳細につきましては、現在開発区域内にどのような遺跡が分布しているかを県が確認調査を行っているという状況になってございます。その後に県教育委員会と事業者との再協議を経た上で、文化財保護法による発掘に関する届け出をしまして、受理後に事業者が調査のための事前の伐採及び搬出をした後に最終的に遺跡調査への着工、着手ということになります。現時点におきましては、先ほどご説明申し上げましたとおり分布調査を実施しているというところの段階でございますので、まだ遺跡調査の工程の決定までは至っていない状況にございます。
 なお、遺跡調査に要する期間につきましては、兵六館跡の規模が約14ヘクタール、そして室町末期の建て跡ということで、埋蔵文化財の価値も高いということもございますので、想定される現場調査は3カ年、最終の報告書の完工まではさらに2年ということで、あわせて5年を要するということで推測しているところではございますけれども、調査期間が長引くと開発にも大きな影響が出るということになりますので、期間の短縮についても鋭意努力をしてまいりたいというふうにも考えております。
 その他の塚につきましては、1年以内に終わるという予想でございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次に、都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、山路議員の二つ目と四つ目の質問にお答えします。
 成田2期北地区のですね、都市計画道路七北田西成田線の遺跡によるルート変更は選考策はあるのということでございますが、先ほど町長がお示ししたパネルをちょっと頭の中で想像していただきたいんですが、ちょうど北側の区域から県道仙台三本木線、区域の外側ですね。ちょうど北端に白鳥遺跡というのがあるんですが、区域から県道仙台三本木線のその三叉路まで延長にしますと区域内で約 900メートルございます。その白鳥遺跡につきましては、以前県道の方で局部改良拡幅した際に既に発掘調査を一部やっておりまして、非常に貴重な遺跡であるということがわかっております。それの発掘調査に約四、五年かかるのではないかというようなことでですね、また、地区内の 900メートルの整備費に約10億円ほどかかるというようなことで、現在私どもは地区内の七北田西成田線、それから縦貫道沿いに少し寄せた路線なんですが、それから県道仙台三本木線で区域の地区内でですね、何とか接続させるような方向で現在調整をしたいと考えてございます。それから、西側から東側の県道に接続するルートを何とか生み出しているというような考え方でございます。ルートについては以上でございます。
 続きまして、市街化編入要望を挙げている民間事業者の活動状況並びに計画はどうかということでございます。
 市街化区域編入につきましては、区域の区分変更の告示と同時に市街化区域に編入しますという即時編入、二つ目が区域を確定したいので編入を保留しますという特定保留、三つ目としまして区域を特定せずに編入保留しますという一般保留、この三つの方法が現在ございます。今回の編入を要望しております先ほど町長が申し上げました住居系の1地区、それから工業系の3地区、合わせて4地区につきましては、現時点、いずれの地区も即時編入というようなことで市街化区域の編入を希望しているところでございます。いずれにしましても、土地利用計画並びに地権者の合意形成が必要でありますし、これらについて関係機関と現在も調整協議を進めて、ぜひ即時編入にしていきたいと考えておりますが、その条件に満たない場合については特定保留並びに一般保留というような形で進んでいくということになります。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) ヒトスジシマカの関係でございます。
 これまでは薬剤も薬剤を散布することによりまして、魚とかですね、鳥、鳥獣類等にも影響があるような、散布の仕方によってはあるようなことが聞かれてきました。薬剤の方も年々改良がされてきておりまして、今散布をお願いしております薬剤については、先ほど山路議員からも話があったようなボンフランとかですね、あとスミチオンという粉の方の薬もございます。こういったものについてですね、今はそういった鳥獣類等に影響が少ないように改良されておりますので、そうしたところも環境衛生推進委員さんや行政区長さんを通じながら、地域の皆さんの方にですね、その薬の効果や使用方法をもう少し詳しくご案内しながらご利用いただくようにしていきたいなというふうに思っております。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時01分 休憩


午後1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 6番山路清一君。

6番(山路清一君) 先ほどのパネルの説明、本当にわかりやすく感じました。
 まず一つ目なんですけれども、私の聞き漏らしかも知れませんけれども、シマカの方についてですね、調整池の消毒、管理状況等、ちょっと私聞き逃しかも知れませんので、再度お願いいたします。
 それから、殺虫剤関係、ボンフラン、今町の方で配布していますけれども、それに関してですね、町当局としまして、今後いろいろな機会をとらえて使用方法とかですね、安全な扱い方、それからいろいろな薬のですね、要するに何に効くかとかとか、いろいろなことについてお話しするという話があったんですけれども、「広報とみや」の方にも載せる考えはないかお伺いいたします。
 それから、1番目のですね、開発計画の方なんですけれども、今回住居地域の方でとちの木と成田2期西ですか、が外れるという話を聞きました。その中で、特定保留と一般保留があるというお話しを聞きましたけれども、こちらの2地区はどの保留になっているのかお聞きしたいのと、その特定保留と一般保留の意味するところ、ちょっとわかりませんので、その辺を再質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げますが、調整池、あるいは殺虫剤の件については現課長からですね、丁寧にということでお願いを申し上げます。
 「広報とみや」の掲載、「とみや」広報誌の役割ということで大変大きな役割、役目を持っていることとしましてね、当然その一定の成果というようなことでまたご質問の中で触れる機会があればというふうにも思いますけれども、相当手数を入れてつくっていることもですね、皆様にお伝えをしながら、この件についても何らかの形でそのシーズンも間もなくですのでね、4月号、あるいは5月号、あるいは6月なのか、そのシーズンの適時を見て掲載をすることといたしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 広報の関係につきましては町長が述べたとおりなんですけれども、町ではこの防疫薬剤の申し込みの件なんですが、先日2月2日に、富谷町の環境衛生推進委員会議を第2回目の会議を開催しまして、その中で委員さんの方にご説明申し上げまして、3月末までの注文のお話しをさせていただきました。そのときにですね、町の方での案内がその数量の調査表みたいなものだけでしたので、これではやっぱりわかりにくいということから、追って防疫薬剤の薬の効果とかですね、使用方法といったものを事前にご案内をして、それを理解していただいた中で注文をしてもらうというようなことでですね、追加して各委員さんの方にはご案内をさせていただきました。
 あと予定では4月に行政区長会議が開催されますので、その際にも防疫薬剤の関係についてはご案内をして、地域の方々の散布の協力をいただいてですね、発生防除の方に努めたいというふうに思っております。

議長(渡邊俊一君) 先ほど調整池について質問ありましたけれども、それについては実質答弁漏れでありますけれども、再度質問でありましたから、都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 調整池の維持管理につきましては、本課の方で町内12カ所の調整池につきまして年1回盆前を目標に除草作業を実施しているところでございます。作業後につきましても、調整池周辺にカが大量発生しているというような情報は現在のところございませんが、そういう必要に迫られましたら関係課と協議しまして、消毒等の処置はできるものかと考えております。

議長(渡邊俊一君) 特定保留地と一般保留地の。

都市整備課長(鴇 謙一君) それで、特定保留と一般保留、即時編入と、この三つの方法があるということでございまして、特定保留につきましては、事業のですね、3年以内に事業認可を得るというようなことでの区域区分でございます。それから、一般保留につきましては、地区の区域等は特定しませんで、一応フレームといいますか、例えば住居系でしたら何人を町としてカウントしておくというか、そういうようなフレーム後の一応保留にしておいて、市街化区域に備えるというようなことでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) 私は3問、第1番目、長期的展望に立った当町の行・財政方針を問う。
 2問目、生活道路・都市計画道路といいますか、明石台松陵団地間の宮・根線の開通急げ。
 3問目、ジェネリック、日本語でいいますと後発薬品ということになると思いますが、後発薬品の普及、活用を高めよ。と、こういうことでございます。
 第1問目、長期的展望に立った当町の行・財政方針を問うということでございます。
 ご承知のように、米国のサブプライムローン破綻をきっかけに、百年に一度といいますか、世紀に一度の世界的不況のもとにありますが、我が国はこの不景気、軽症で一番早く立ち直ると言われておりましたが、世界最強のはずの自動車や電気業界を初め、赤字決算、人員整理の記事が連日新聞、テレビで流れております。昨日もバブル以来、最低の安値を日経平均その他、株価平均も示しております。景気の先行市場として大きな指標でございますけれども、そういう指標を示しております。
 平成21年度はしたがいまして、国や自治体、県や市町村も税収は大幅な落ち込みが避けることができないと考えられます。従来当町は順調な人口の伸びに伴って着実な税収増を確保して健全財政運営方針に基づいて、結果、健全財政を維持してきました。
 今後町民税、固定資産税の税収は厳しい中にあって、従来以上に確保できるのか、また、国からの地方交付税は大丈夫かと心配がされますが、反面、人口増に伴う福祉、医療、教育、文化体育環境の充実や景気、失業対策などが強く求められております。若生英俊町長就任2年過ぎてちょうど折り返しの三、四年目に入った今、施政方針や予算案を見ると、決して大衆迎合とは思いませんが、大きく財政項目として財政調整基金から7億 6,000万円の繰り入れがなされて、予算化されておりますし、臨時財政対策債の満額計上もなされております。そのほか、ユーマイタウン基金の取り崩しとか、職員17名の採用などあって、財政的に大丈夫かなという感じを受けます。従来と同じように、従来以上に健全財政運営を堅持するべきだと考え、その方針、方策を伺います。
 1問目、借入金(町債)と言ってもいいでしょうは、繰上償還などで従来から少なく、基金や積立金は厚く、県下でもトップクラスの健全財政ですが、今後もこの方針を堅持するべきだと考えますが、伺いします。
 2問目、歳入の厳しさに反比例し、住民からの要求は強くなると考えられます。その中で限られた財源の中で、すべてに支出するわけにいきませんので、優先順位をつけなければなりません。その基準はどこに置いておられるか。何からということを伺います。
 3問目、百年に一度の非常時等に備え、従来からの健全財政による基金や積立金だからこそ、今こそその活用で安全、安心の町の活性化を図るべきだと考えますが、いかがでしょうか。方向を伺います。
 4番目、行政の効率化、能率化が従来以上に求められていますが、施政方針によりますと業績評価制度も次年度ぐらいから取り組むんだという方針のように承りましたけれども、この2項目目の支出基準との関連もございますが、何に基づいて支出を優先していくかということに役立つのがこの業績評価制度だと思い、これを繰り上げて実施すべきだと、このような思いで伺います。
 5番目、富谷町を「ふるさと」と思う人、私の持論ではございますが、「富谷町で中学、高校時代を過ごした人が意外と富谷町をふるさとと思っています」と、私の家族に聞いてもそういうことを、転勤してくるたびに「どこがふるさとだ」と聞いてみますと、「中学、高校時代に生活した町がそうだ」と。私の家族は言っております。それがすべての基準になるとは思えませんが、おおむねそのような思いで自分のふるさとというのを思ったときに、このふるさと納税制度ということの制度化もされたわけですから、もっともっと我々が考える以上に富谷町をふるさとだと思う人はたくさんいらっしゃると。そういう意味で、もっともっと活用すべきではないだろうかと。このように思い、この5番目にみんなで考えましょうというこの施政方針でございましたけれども、もっともっと具現化、具体化すべきだと思い、その具体化についてのお尋ねをいたします。
 大きな2問目、生活道路といいますか、今ではそうなっておりますが、基本的には都市計画道路ですが、明石台松陵団地間の宮・根線の開通、未開通部分があそこだけが未開通だと思っておりますが、先ほど来から質問のやり取りありましたけれども、全国的にまた宮城県下でも人口減少の中にあって、数少ないこの人口増加する富谷町ですが、セントラル自動車等の生産開始等に連動した仙台北部道路や国道4号線とのつなぎの 1.7キロについて、また、町内の高速道路のスマートインターチェンジ等の設置等の話題に隠れてしまって宮・根線という話がなかなか出てこない。忘れ去られているように思えてなりません。決してそんなことはないと思いますが、そのような感じを受けます。
この宮・根線の開通を急がなければならないと地域の住民は考えております。このテーマで過日、17年6月の定例議会にも同じような質問をいたしました。そのときの回答は、残る 2.2キロ未開通部分は、高低差も大きく、県道をまたぐのか、またトンネルにするのか、山間部も開削するのかにもよるが、いずれの方式をとっても、建設コストが大変大きく、 100億円程度を要するんじゃないかとも漏れ聞いておりますが、そのときの回答は、「このようにコストがかかるので、県全体のバランスの中での推進なので、かなり時間を要します」という回答でございました。ちょうどこの質問をいたしたときにオープンしましたごみの焼却場の松森工場がちょうどダイオキシン問題のトラブルで操業を停止しておりましたけれども、今は清々と平常操業されて、付設スポーツジム、スポパークも順調に運営されています。その当時から、時間といいますか時期も4年間近く経過いたしました。周囲の情勢も大分変わってまいりました。最近では、インターシティーもほとんど張りつきがよく、特に昨年オープンいたしました泉パークタウンのアウトレットもにぎわっていて、通行量もさらにふえ、宮・根線の未開通 2.2キロの開通が強く待たれる状況があり、伺いします。
 具体的な質問項目。
 1問目、都市計画道路宮・根線の残る 2.2キロの開通への国や県への働きかけはどのようになっていますか伺います。
 第2問、明石台東地区の前回も先ほども話題になっておりましたが、東地区の線引き見直し等により、平成22年、23年にかけて民間による開発に伴い 550メートルの道路ができる見通しではないかなという推測ができます。これができると残りが引き算しますと1.65キロメートルになります。 2.2キロからそれだけ短くなるわけですから、取り組みやすくなるのではないかと思い、その後の取り組み方向についてどうなっていますかお伺いをします。
 先ほどの2問目の開通のために国や県への財政が厳しい中、非常に厳しい中、民間活力の活用をすべきだと思いますが、この線引きの見直しとの関係もあるんでしょうが、隣接する地区の宅地開発会社とか、組合方式でも0Kでしょうが、そのようなことも検討する必要があると考え伺いいたします。
 大きな3問目、ジェネリック、日本語でいうと後発薬品の普及、活用を高めよということでございます。
 基本的に医薬品の新薬の特許期限が原則20年が切れた後に後発会社から発売されるものです。その薬品の有効成分は同じで、価格が特許料も要りませんし、安いと。2ないし7割も安いジェネリック薬品の普及率が我が国では17%、国全体で。数量ベースで平成18年度でそういうふうに言われています。欧米では50%を超えると聞いております。
 病院や医院で発行する医薬品の処方箋をよく見ると、ジェネリック薬品を選択する、チェックするフォームになっているようですが、よく見なければわからない。平成20年度診療報酬制度改定で処方箋の様式が変わり、医師が特別に後発薬品への変更を認めない場合だけ 
「変更不可」という欄にチェックするようになったように思います。が、こういう制度の変化その他についても医者そのものも薬剤師の方々も必ずしも 100%理解して普及しているのではないと。医者や医師や薬剤師の理解不足もあり、まして一般患者は処方箋って見ませんよね。私ほとんど見ずにそのまま処方箋を薬局の方に行きます。余り見ないのではないでしょうか。
 したがって、そこで一番必要なのがPRですよね。それは患者にも薬剤師にも医者にもそうなんでしょうが、このPRが一番重要だと、このように思います。厚生労働省も後発薬品の処方箋を希望できる「お願いカード」を国保や中小企業を中心とした協会健保や後期高齢者医療制度の加入者に配布し、また公務員の共済組合にも協力を求めていくと聞きますが、方向としてはそうですが、現場の状況はどうなっていますか。国民医療費33兆 4,000億、18年度の実績ですが、この20%を実は薬剤費が占めておるわけでございます。全体の抑制を図るべく厚労省もこれを力強く取り組むと聞きますが、富谷町の状況を伺いいたします。
 具体的な質問項目。
 富谷町の国保等での薬剤費、またその中でジェネリック薬品の構成ウエートは掌握されていますか伺います。
 2問目、ジェネリック薬品の利用普及促進を図るべく医師、薬剤師、さらに住民への普及PR、普及PRカードの発行などを具体的推進策はどうなっていますか伺います。
 3問目、厚労省は2012年までに現在の実績17%から30%を12年までに目標にしていますが、当町の目標はどうなっていますか伺いします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げたいと思います。
 大きく3項目ということになりますけれども、財政方針というふうなことで、健全財政、さらには生活道路、医薬品というふうなことになりますけれども、順を追ってですね、お話しをさせていただきたいと思います。
 一つ目でありますけれども、健全財政をというふうなことで、当然私の描くところも全く同様でありまして、町の将来に責任を持つ者としてですね、町長の独断、ひとりよがりで財政支出をするものではないと。これは当初この立場に立つ構えも含めてですね、思っているわけでありまして、幸いにして今回の広報誌にご案内、ご紹介させていただきましたように、19年度、20年度、町長随想とあわせてですね、お読みいただければ、現状の結果、19年、20年、4年間の前半、2年の町財政運営、そしてまた町政運営というふうなことで、あわせてお受けとめいただけるのでないかなというふうに思います。ブレーキとアクセル、その辺のところのさじ加減、加減ぐあい、一方で守りだけに入ってはならぬ、5年、10年の将来を描いた町政運営でなければならない。そんなふうな両面のですね、まさに課題を持ちつつ、まさに総合力、総合判断でですね、今回の94億円台、 4.4%増の予算の枠組みを決定をし、皆様のところにお諮りをしていると、そういうふうな経緯でございます。
 財政は大丈夫かというふうなことになりますけれども、基金の繰り入れ、そして債権ですか、町債ですね、の繰り入れというふうな借り入れというふうなことでありますけれども、現実ですね、そのようなことの中で、富谷町の法律に基づくその四つの指標というふうなこと、これも既にお示しをしているところでございます。
 去年、20年度予算の枠組みを組むに当たっても7億 7,000万円、今までにないほどのというようなことだろうと思います。このような繰り入れをすれば、いわゆる財調の4で割ればですね、4年で底を突きますねと。そういったことの一面を見てですね、おっしゃる方、そしてまた町幹部のそういった疑問視する声もあるみたいな記事にもまたなってしまう。しかしながら、町政運営、財政運営というのはまさに継続性なんですね。枠組を立てる。そしてその途中の中でいろいろな取り組みをする。 3,500万円ほどの国からのプラスアルファーの助成補助を出すにはどうしたらいいのかとかですね、さまざまな取り組みの中で結果としてこういった国の景気対策も含めてですね、1年の動きができてくるわけであります。そのような中で先ほどの質問のいわゆる企業誘致の問題とか、住宅地の確保の問題とかというのも当然こういったところに折り合わさってくるというふうなことなんですね。
 そういうふうなことで、結果を見なくてはわからないという言い方はしません。十分なるその1年の平成21年度の先を見越してですね、こういった最終の町長としての決断をすると、こういうふうな中で予算の枠組みづくりというふうなことも進んでいるというところでございます。十分なる施政方針でも述べましたけれども、財政課長、そしてまた庁内のまさに組織力でですね、十分なる検討、数カ月にわたる検討を重ねた中でこのような現時点に及んでいるというふうなところでございます。
私は書きましたように、判断は最善の判断、そしてまた最適な決断をと、町長職に求められるものはそれだというようなことも書かせていただいたところでございます。したがいまして、健全財政の維持、キープをする中でですね、この21年度から始まる総合計画に基づく長期的な視点に立ったですね、財政運営、そしてまた町政運営のスタートをすると。そういう中ではスタートに当たってですね、準備運動、よろしく十分なるその体制を整っているのではないかなと、スピード、即スタートダッシュのごとくにですね、でき得る状況、環境に今の富谷町はあると、このように認識をしているところでございます。
 一つ参考までにですね、補正予算での町村配分というふうなことで4種類、1次補正、2次補正、交付金、特別交付金、特例交付金と出ておりますけれども、前段の補正はですね、財政力に合わせていわゆる交付されるというふうなことなんですね。富谷町は財政力豊かで、二つ合わせて 3,800万円、利府町は 4,300万円、大和町は1億 5,000万円、女川はゼロ、色麻は 1.2億、大衡村は 6,800万円というふうにして、もう財政力に合わせてこういったいわゆる額の多い少ないが出始める、そういうようなところも見きわめなければならないということになります。非常に私もこの町長という立場で2年ほど過ごした中で、隣の大衡、そしてまた大和、そして色麻、さらにその別立てでまた防衛予算なんていうこのちょろちょろと聞こえてくるよしですね、おらほも大きな音聞きながら、ドスンドスンってね、戦争でも始まったのだかと思うぐらい大きな音を聞いているんだが、何ら防衛予算の恩恵も何もないよねとか思いながら、話を聞いているところでございます。
 そういった中でですね、やはりこういったことも視野、視点に入れながら、やはり私ども慎重かつ、まさに必要な施策については町民の総意を受けてですね、進めなければならないというふうに思います。
 道路の宮・根線の件も全くその通りでありまして、20年も眠っている計画はもうなきにしますというふうなことなんです。辛うじて宮城県知事、そしてまた仙台市長に直接お会いをして、そこだけは待ってくれと、消すのだけは待ってくださいということで、辛うじて残り沿うな気配です。そういう動きがですね、町長みずからトップがしなければ、宮・根線の仙台三本木線をまたぐあの道路はもうまぼろしとして消えてしまうという、忘れ去られるどころか、消え去ってしまうような状況下にまだあるんですね。
 仙台三本木線についても同じです。私地元だから言うのではありません。平成5年に町道と県道があそこの直線化ということで、交換したんですね。あれからもう15年たっているんです。県の道路計画は10年単位で動いているんですね。そうして私がなったころには既に21年度からの10カ年計画では10年の後半の方にもう位置づけられつつありますというようなことで、何とももう動かしようがない中でスタートしているというようなのも一つの事例でございます。ですから、やっぱり皆さんと力を合わせてですね、頑張るときはやっぱり頑張らなければならないと。そういうふうなことだろうとこの道路行政なんかを見てですね、強く思うところであります。
 そんな中で、ついでですから申し上げますけれども、ジャンクションからの4号線、 1,700メートルのあのカルバート2カ所というのも19年度に頑張らないとあのように 340メートルの区間の中に9メートル、7メートルのカルバートが不可能だったわけです。当初ゼロから始まって1が限界だということから、それこそ町の総力を挙げてですね、とちの木とあけの平、皆さんの今までのいわゆる議論の経過を踏まえればですね、ぜひ2カ所の周回できるような、そういった枠組みをお願いしたいというようなことで、何度それこそ、国交省、河川事務所に通ったことかというふうなことになります。ですから、ぜひ皆さんもですね、町にと言うふうなことのみならず、一緒にそれこそいろいろな機会を通して、町の必要性をですね、述べていただくと。私は宮・根線のあそこ途切れることは絶対もう承服できないという立場です。いろいろな道路の体系、仙台大衡線はこんなに立派にできている中でですね、あそこが分断されて、団地内を通って、ちゃんと仙台大衡線に行けるでしょうという論理は到底私は理解できませんね。そういうふうなぎりぎりのところの中で、辛うじて今生き残ったというふうな、確定ではありませんけれども、そういう状況もあるわけでありますので、ぜひ皆さんとともに、これは思いは一緒でございますのでね。お願いをしたいというふうに思います。ですから、基準はというふうなことになりますと、いろいろなそれこそ意見を聴取しながら、全体のバランス、町道 250キロ、 230キロですかね。全部補修すると何十億円かかるよという論理から始まるとですね、何もできないということになります。ですから、できないところはそれはやむを得ません。しかし、重点度の高いところは当然あるというふうなことです。そんなことも含めて枠組みの中で何とか工夫しながら、国の状況、助成、こういった景気対策なんかも含めてですね、でき得る最大限の方策はないかなというようなことで、常に頭をひねっているところでございます。
 そのようなことで、問い3の積立金の基金というようようなことも含めてユーマイタウンの施設整備というふなことで、10億を超えるほどの給食センター向けの基金も用意していますのでね。そういったことで、十分なる財政課レベルでの原案を踏まえながら、十分なる町での内部での検討を含めて進んでいることをお伝えしたいというふうに思います。
 そうですね、効率化、能率化というふうなことの中で、ぜひやっぱり職員が常に先ほどの間伐の話もしましたけれども、「おれの枠ここだよ」と言っている分にはですね、なかなかやっぱり開けないんだなというふうに思います。幸いにして町域この程度ですから、大亀山、西コミさ行くったって、2時間程度もあれば十分現場を見れると。現場に行く、現場を見る、そしてまたその現実を認識する。そこでいろいろ考えると。そういったことをですね、ぜひ我々も頑張らせていただきますけれども、議員の皆さんもそれぞれの地域の皆さんの声をお聞きした上でぜひ町長にいろいろな形でお声を寄せていただきたいというふうなことをこの間もあわせてお願いをしたいというふうに思います。
 納税制度は準備しておりますので、これは即にも対応できるということで、補説は課長から申し述べます。
 宮・根線について触れさせていただいたところでありますけれどもね、働きかけは先ほど言ったとおりです。 550メートル、明石台東が市街化に繰り入れられることで 550メートル伸びるんですけれども、その先大物があると。これは大物は富谷町単独なのか、仙台市と一緒なのか、県も云々なのか、国もなのかね、やっぱりそれは重要な、道路はみんなが通るわけですから、そういう意味で町道のくくりと言いながら、何か方策はないものかと、そんなふうな思いでですね、辛うじて消し去られるところを食いとどめたというふうなところが まず初発ですので、今からがこの先ですね、勝負どころだというふうに思います。ですから「時間を要します」というのが17年の答弁でしたということになりますけれども、人ごとに言っていたらだめなんですね。ですから、みずから稼がなければならない。どうやったらできるか。できないならもうできません。もうここで皆さんであきらめるしかないですねと、こんなに頑張ったんだけれどもだめだというのも出るかも知れません。そういったことを含めてですね、ぜひ力を入れていきたいというふうに思います。
 5番、民活のということで、よろしいでしょうかね、大体鍋山の金額の多寡とかね、単独でそれほど金あるのかといったらないんですから、ですから、それで不可能だと言ったら不可能になりますし、繰り返しになりますけれども、何か別な手法はないかと、こんなことを今頭に描いて辛うじて残ったことに安堵しているところであります。
 次、ジェネリックですね。
 これもご指摘をいただいたとおりでありますし、ウエート、なかなか医療費総額ですね、薬剤費3億 6,000万円ほどです。国保で今確認をしましたらね。これ年にやっぱり1割を超えるほど、19年で3億 6,000万円、18年は3億円というふうにして、全医療費の中の調剤費というのの確認まではできておりますけれども、その中でジェネリックを使っている割合というものは残念なことに国保の連合会等々でもつかみ切れないというのが現状です。ですから、17%から3割にというふうなことも私は賛成する立場なんですけれども、そういうことの中でですね、国も21年1月20日付で普及促進の通知も発しています。当然のことだと思いますね。ネット上でごらんいただければこんなのが出てきます。こういうカードということで今村議員がおしゃっているんだろうというふうに思います。こういったものを差し出して、さりげなくお医者さんなり、窓口にこれを出すと医薬品としてジェネリックも了解する患者さんだなというふうなことで窓口、あるいは先生と言わず窓口なんでしょうね。保険証と一緒にこれというふうに出すと、使いやすいのでないのかというのもちゃんと国でも準備していますので、そういった動きにぜひ私どもとしても期待をして、ぜひ国保の健全財政というふうなことも含めてね、課題としてあるわけでありますので、何もしなければ右肩上がりの一方的な増額という、増加ということになりますし、こういったことをまさにスクラップ・アンド・ビルド、こういったのに手をつけることで一たんこうなのか、こうなのかですね。そういったことでまた状況の推移も見守れる展開もまた切り口もまた見えてくる。そんなふうなことだというふうに思います。おおよそよろしいでしょうか。以上といたしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、ふるさと納税制度についてお答えさせていただきたいと思います。
 ふるさと納税制度が登場してから、大分たってきているわけですが、全国自治体によってはさまざまな取り組みを行いながら、この納税を進めているという自治体の多くなってきております。しかしながら、最近の総務省のデータを見ますと、かなり伸び悩んでいると、思ったより進んでないという状況もあるようでございます。富谷町におきましても、一般質問で過去にもご質問いただいておりまして、そういったものを含めて健全財政、新たな税収の一つとして有効な手段である制度でございますので、準備を進めてきているところでございます。今回、今月3月中にですね、確定をいたしまして、庁議に諮り、正式に決定し、まず町のホームページの方で募集をかけながら、あとはどういった手法で町外にお住みの皆さんから納税いただくと。先ほどふるさとという小中高と、そういったところも視野に入れながら、まず町民の皆さんにお知らせをして、広く町外、県内、全国から納税をいただけるようなまずまちづくりを進めていくというようなところで考えてございます。
 最後の新しい総合計画も策定中でございますので、そういった新しい事業、まちづくりの方向性、5万都市というようなところをポイントにこのふるさと納税を活用していきたいと思っているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 町長、事業の優先順位基準についてはあるのか、あればどのような基準かという質問がありましたけれども、これについては財政課長から……。若生町長。

町長(若生英俊君) 答弁に不足がございましたのでね。基準をというようなことで申し上げますけれども、施策の3本柱ということで重点化、当初からしておるわけでありますから、柱に合わせてということになりますし、町民の皆さんからいろいろ会館の問題、新築もあるし、東向陽台の第1会館の大規模改修、それはなぜかということになるとですね、やはり台所のいわゆる出張所の給湯室、クラスの状況の中で本当にご苦労、行くたびに私自身が目の当たりにするというところから、やっぱり心動くということはあります。だれからやるとかやらなきゃならないとか、おれとお前の関係でとかって、こういうことでは決してございません。いろいろやっぱり皆さんのお誘い、ご案内を受けて、出向く、その中からいろいろ気づくというか、考えるというかね、そういうふうなことの中で、私に与えられた立場で施策を組み立てていくと、こいうふうなことであるということをぜひご理解いただきたいというふうに思います。
 そしてまた、三つ目としては、総合計画がスタートするわけでありますので、そういった柱立ての中でですね、十分皆さんに見えるような形で進めていきたいというふうなところ、三つぐらいのところを基準にしながらですね、今後とも進めてまいりたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) 二、三、回答も簡潔で結構でございますので、私も簡潔に質問します。
 ジェネリック薬品が進まないのは、やっぱり患者にメリットがない。そのPRが足らない。厚生省のあのカードだけで本当に大丈夫かという感じがいたします。本当に安くなるんだよというPRももっとすべきだと思いますが、その辺をどう考えておられるか、進め方についてお聞きをいたします。
 それから、宮根線ですが、やっぱり民間企業に任すというような選択肢が、また過去の道路の開発もかなり団地開発と連動してやってきたという実績があるわけですから、そのような方向も具体的に検討していくならば、建設コストも安くなるということで、さらに積極的に進めるべきだと考え、これもあわせて質問をいたします。
 それから、行財政改革については、従来から臨時特例債を発行するとか言いながら、それもせずに済んだとか、繰入金、財政調整繰入金も使わずに済んだという実績が19年、20年と続いてきておりますが、21年はちょっと違うんじゃなかなと、このように思いまして、町長の見解を合わせてお聞きします。以上三つです。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私から大分思いをお話しさせていただきましたので、今の21年度にちょっと違うのではないかというようなことを財政課長の方からね、答弁させることいたします。
 宮根線については、全くコスト軽い、低コストでというのは当然のことですので、開発絡みでということになると、次の線引きがと、こういうふうになりますね。ですから、そういった面で何とかかすかす残ったということをもうよしとして、次につながったという、そんなふうな状況に今あるのかなというふうにも思います。
 ジェネリックも担当課長から答弁させることといたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 平成21年度は違うのではないかというお話しでございますが、全くそのとおりだという認識でございます。
 21年度、町税は 2.6%減というふうなことでございますが、国、県を含めてですね、いわゆる経済対策なり、そういうものが進められている中で、やっぱり末端の自治体としてもそういった呼応して、そういった部分にかかわっていかなければならないという形での予算編成となったということで、当然財政運営につきましては、これまでの健全財政の方針を崩すものではございませんので、年度を通してですね、財源の調整なり、歳出の調整なりを進めてまいりたいというふうに思ってございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) ジェネリック医薬品のPR、啓発につきましてということでございます。自己負担額も軽減されるということもございますので、機会をとらえてですね、PRしてまいりたいと思っております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次に、4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 私からは2点質問いたします。
 1番目、町内の除雪・融雪は万全かという。
 災害は 365日、時刻・曜日に関係なく発生します。1月31日土曜日に発達中の低気圧が関東地方の東海上を進んだ影響で、東北地方は広い範囲で強い風雪に見舞われ、交通機関に大きな影響が出ました。宮城県内では雪の影響で列車のパンタグラフが降下するなど、東北本線・仙山線・仙石線の運休が相次ぎました。仙台空港では、同日午後2時30分ごろ除雪作業のため、滑走路が閉鎖され、高速道路はスリップ事故や吹雪による視界不良のため東北自動車道は通行どめになりました。気象台は、東部仙台風雪警報を発令し、同日の午後10時56分に解除されたことは記憶にあると思います。また、翌日午前6時52分茨城県沖を震源とする地震があり、宮城県内でも震度3、富谷は2だったそうですが、観測され、夕方にも宮城県沖を震源とする地震があり、震度2が観測されております。1月31日の土曜日の積雪の際は、町内の除雪は万全であったのか。
 2月1日、私事で成田の公民館で行事を予定しておりましたが、広域避難場所、成田公民館に通じる道路3カ所、成田1丁目から入るところ、東北自治会館前、アンダーパス前の道路は除雪車の雪の固まりがあり、公民館までは進入はできない状態でした。私も2月1日の日、行事を予定していたので、朝早く3カ所の雪固まりを朝7時から9時まで、2時間かけて除雪をしました。公民館まで通じる道路は、15センチ以上の積雪があり、除雪はされておらず、公民館までの進入は非常に困難な状態でした。公民館の駐車場はきれいに除雪され、一安心しましたが、やはり曜日に関係なく、避難場所への除雪を優先的に考えるべきではないでしょうか。
 質問事項として八つです。
 一つ、除雪計画書、除雪基準はあるのか。
 2番目、現在の除雪基準は何を基準としているのか。
 3番目、積雪基準の測定はどこなんですか。
 4番目、歩道の除雪計画はあるのか。
 5番目、仙台市・富谷町境界線の除雪はどうなっているのか。
 6番目、東向陽台3丁目から仙台市泉区におりていく十字路の除雪はどうなのか。
 7番目、町内21カ所の広域避難場所への除雪は万全なのか。
 8番目、広域避難場所成田公民館に通じる道路の除雪はどうなのか。
 第2点目、安心して暮らせる町づくりを。
 幸せを実感でき、笑顔輝くあったか富谷も人口4万 6,000を超えました。今後「人口5万人都市」を目標に、新しいまちづくりが始まります。1月27日河北新報に特養待機者38万人余りというショッキングな記事が掲載されました。自宅で介護を受けることが難しいお年寄りが暮らす特別養護老人ホームへの入所待機者がこんなに大勢いるということに驚かされました。我が町はどうなのか、特別養護老人ホーム「杜の風」だけで大丈夫なのか、お年寄り・家族が安心して暮らせる町なのかお伺いします。
 また、富谷の町は団地造成によって形成された町です。太子堂・東向陽台・鷹乃杜はオールドニュータウン化が始まっております。
 先日河北新報に、「オールドニュータウンの憂うつ」として連載された仙台市鶴ケ谷団地は、昔は「夢の町」、現在は人影はまばら、交通が不便、「若者は出ていく、残るのは年寄りだけ」という問題が発生しています。住民が本当に安心して暮らせるまちづくりについてお伺いします。
 1点目、特別養護老人ホーム「杜の風」の定員は何名なのか。町民は富谷町の町民は何人入所しているのか。
 2番目、町民で特別養護老人ホームの待機者は何名いるのか。
 3番目、今後、特別養護老人ホーム待機者ゼロを目指した増設計画はあるのかどうか。
 4番目、オールドニュータウンが富谷にも発生しているが、今後のまちづくりについての考え、取り組みはどうなのか。これについてお伺いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
 除、融雪ということで、毎年この時期のですね、大事な町の事業というふうなことになります。交通の渋滞、交通安全、事故防止等々も含めてですね、課題がそのたびごとにまた感じているところでございました。それぞれ除雪の基準、1次路線、2次路線等々ですね、細かい分けてご質問いただいておりますので、課長から具体的にお話しをさせることといたします。
 本当に雪景色、雪模様もですね、けさほどの雪、まさに何かきょうの議員に合わせて雪降ってけだんだなと、こう思いながら、けさほど2階から雑木林にこう綿雪のごとくに、雪がくっついている姿もなかなか情緒があるものだと。それこそ絵心、歌心があればね、一筆、一首なんていうのも思うんですが、まだまだの身でございますので、これ以上は申し上げられませんけれども、やはりここに住むまたよさも感じたところでございます。四季折々の風情も形としては楽しめるというね、そういった地域なのかなというふうに思いました。
 1月20日大雪でした。非常に皆さん大変な思いを全県的にもね、あったわけですけれども、事例として、そのときちょうど町村会があったんですね、11時から。当初は10時出発でということで予定していたんですが、ドライバーのはからいで、9時40分発に切りかえて、さすがドライバーですから、もうこういうとき、ポイントがあってね、あそこ危ないのでと言って、七北田を通って、向陽台を通って七北田に抜けて、旧道、旧道って八乙女に抜けて、10時50分に着きました。11時からの会合に。ああ間に合ったなと思っていたんですが、なんのなんの全然まだ一桁台しか集まっていなくてね、11時半に会議を延期しますということで、11時半から始まったんですけれども、23人中16人での会議のスタートせざるを得ないような状況でしたね。9時から総合防災対策課、その筋の会議が仙台で、県庁であってというようなことで、9時に出向いたと。10時半から会議だったそうです。9時に出向いたんですが、なんと、まともな正統派の、正規の道を行ったらばね、富谷大橋で大型車の空転に巻き込まれて、結果9時に出発したのが11時半になってしまったと。こういうふうな事例を含めて考えたときに、我々にとってそうです。そしてまた、時間のロスといいますかね、恐らく安全確保というような部分と、何がある程度の予想を超えるほどの事態についてはあれですけれども、あの程度のものならばきちんとやっぱり除雪、融雪をしてですね、決まった時間に1割、2割り増しぐらいの余計にかかったにしても、こういった1時間四、五十分で行くとところを2時間半もかかるなんていうようなことのないような取り組みも私らに求められるんだなというようなこともまた思ったわけでございます。予報が非常に的確に今都市整備課に、前日にはね、わかるような仕組みになっていますので、従前以上に私も非常に気にかけておりますし、現課、そして担当の都市整備課長のレベルでは相当の神経を使って、業者さんへの指示だとか、あるいは細かい町民からの対応とかに当たっているところでございますので、なお一層気を引き締めながら、まだこの3月初めとは言いながら、あと何回かあるかわかりませんけれども、気を抜かずしてですね、3月を乗り切っていきたいと、そんなふうに思っているところでございます。
 ご指摘の中で、広域避難場所への融雪がというようなあたりはちょっと抜けていたようですね。大変ご指摘をいただいたことに感謝申し上げたいというふうに思います。2カ所ほどそういうところが2次路線で10センチにならないとはかないよというところがあって、やはり検討した中ではご指摘のように5センチのレベルで1次路線に格を上げてですね、除雪の範囲に入れるべきだというふうな話しになったところでございました。
 安心して暮らせるまちづくりというということで、特養関連のもの、これも長寿福祉課の方で十分なる準備をしていますのでね、詳しい数字等については、そちらに答弁をさせることといたします。
 4番目、富谷町にも発生していますというふうなことなんですが、果してこの横文字がですね、初めて私河北新報で2月12日で見て、みんなこの当たり前のように使っていいのかしらねと今議員の質問を聞きながら思っていました。答弁の準備にはちゃんと書いてあるんですけれども、後期高齢者のときはあんなに問題になっていながら、この言葉は平気で使っていいのかと今思ったんでございます。やっぱりお住まいになる、鶴ケ谷の団地とて、住まっている方は若い層、子供らもいる、そういうふうな中でですね、新聞で何とかと言って、鶴ケ谷団地はこうだよというふうなことを果して決めつけていいのかなというようなことを今質問をお聞きしながら思いました。私はあえてもう少し一般化するまでですね、使わないこととしたいというふうにも思ったわけでございます。富谷町も現実は先ほど前段の話もしましたように、家族形態が変わらざるを得ないというか、そういう状況の中で今あるわけでありますので、「おまえ家督だからね、家さ戻ってこい」とかと言う私らの世代とまた違うんですね。そういうことも含めて、恵まれたと見るべきなのか、それとも家族と一緒に住むことがにぎやかな孤独よりも施設に入っての今の生活の方がうんといいと言っている言葉も私耳に残っています。ですから、わからないんですね。何がどうなのかは。ですから、そんなことも含めて、施設のあり様、そしてまた家族で、地域で暮らし合わせるというふうなところのですね、も合わせてやはり話はしていかなければならないんだなと。この形態が一番うらやましいんだよということでは決して恐らくは私は固定的に見ることでもないなというふうに思います。
 ですから、そんな意味でですね、施設の取り組みというふうなことも大変大事なことでございます。本当に鶴ケ谷団地、採用試験をした折に鶴ケ谷団地住まい、生まれ育った人がいて、今も住んでいらっしゃるんですかね。この新聞の記事があって当然そういったのに関心を持っているかなというようなことも含めて質問してみましたら、やはり同じようなことを実感しますというようなことを22歳の現役大学生でしたけれどもね、そんなことをおっしゃっていれば、随分ふっと振り返ったときに随分昔と違うんだなというようなことは22歳の新採で面接に来た方にも写っているんだろうなというふうなことを思った次第でございます。富谷町もそういった意味で東向陽台、富ケ丘含めてですね、旧来の古から30年を経過する鷹乃杜も同じであります。
 そんな中で世代の交代というかね、適宜隣の振興団地とのあわせでの融合性とか、明石台、東向陽台とか、富ケ丘と日吉台とかというふうな形で日吉台、杜乃橋というふうな形で、妙なる世代の循環というか、そんなに錦ケ丘とか、あっちのみやぎ台とかね、ぽつんぽつんとこう、仙台で言われるほどの状況は富谷町は幸いにしてこう団地のつながりというあたりには恵まれての場所でないのかなと、そんなふうに思ったところでございます。
 そのようなことで今議員の質問の趣旨に合わせてですね、ぜひ取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、細谷議員のご質問にお答えいたします。
 町内の除雪の基準といいますか、これにつきましては、現在の町道実延長が 250キロございまして、うちですね、1次路線としまして町内の主要幹線道路、町内の国道とか県道に接続する道路、それから団地間の主要道路ですね、これにつきましては、積雪が5センチ以上で除雪を行う路線として設定しているものでございます。現在1次路線は85キロございます。2次路線としましては、積雪がですね10センチ以上になりましたら一応除雪に入るというような基準を持った道路でございまして、一次路線に接続する団地間の連絡道路、あるいは戸数が少ない集落等の町道、これらを設定してございます。現在の2次路線が70キロ、1次路線、2次路線合わせまして計 155キロで、現在の除雪率としましては 250キロに対しまして61.7%設定してございます。1次路線のうちですね、坂道とか交通量の多いような箇所につきましては、融雪路線等を設定しておりまして、これにつきましては、現在49キロ融雪路線に設定してございます。融雪率が19.7%ということになってございます。これにつきましては、毎年12月の広報に折り込みとして各戸に配布しているところでございます。
 それから、除雪の基準としましては、設定当初、これは平成12年度の大雪をもちまして今まで曖昧であった除雪基準を平成13年度にしっかりしようというようなことで設定したものでございまして、宮城県、隣の仙台市等の除雪基準を参考にしまして富谷町独自のですが、設定をしているものでございます。当然民間のバス路線や町民バス路線、それから交通量の多い箇所、それから公共施設へのアクセス道路、これらを基準として路線を区分設定したものでございます。
 3番目、積雪基準の測定地点はどこかというようなことで、これは特にどこかというようなことはございません。当然起点箇所が役場でございますので、それらの降雪状態によりまして町内をパトロールしながら、その地点地点で積雪量をはかりまして、出動させているところでございます。ちなみに、現在町内3地区に工区を分けまして、業者に除・融雪の委託業務を執り行っております。それで北から1工区、2工区、3工区ということになりますが、1工区につきましては、現在6カ所程度で積雪を測定しております。ほかは3地区で積雪を測定しております。ちなみに、1月31日、これは除雪ですね、午後3時からの出動をかけまして、最後の業者は約6時間をかけて、ですから、9時近くまで除雪をしていった状態でございます。ただ、雪質が皆さんご存じのように、あのときかなり南から来た雪ということで温かい空気が混じっていたというので、べたべたの雪でして、それが急遽夜間になりましてマイナス温度になったということで、凍結しておりました。それでかなり除雪しながらだったんですが、通行量もあったというようなことで、幹線道路につきましては圧雪状態になりまして、夜にはちょっと引き起こせない状態になった箇所も結構ございました。それで、後日、東向陽台、明石台地区の交差点やら横断歩道を中心に夜間に数カ所残っていた雪を除雪した実績もございます。ほとんど木曜日には交差点は雪が何もない状態にはなっていたなと思います。
 歩道の除雪計画ということですが、現在は歩道の方は地区の皆様のボランティアの方々にお願いしている状況でございまして、まだ当町としては除雪の計画は今のところないような状況でございます。
 それから、次に、仙台市と富谷町の境界線の除雪はどうかということで、現在、富ケ丘地区、それから上桜木地区、それから東向陽台地区、明石台地区とそれぞれ仙台市と隣接しているわけなんでございますが、これについては当然おのおのが管轄する路線をですね、除雪するものでございます。ほとんどの隣接の幹線道路は仙台市も富谷町も除、融雪路線になっているんですが、東向陽台3丁目から泉区におりていく十字路の除雪というようなことで、そこの部分につきましては、仙台市道なんですが、当然バス路線は除雪路線に入っているようなんですが、 100メートル区間が仙台市であるんですが、除雪路線には対象となっていなかったようです。これについても議員さんからもいただきましたので、仙台市の方に格上げをして除雪していただく路線にお願いしていきたいと考えてございます。
 続きまして、町内21カ所の広域避難場所の除雪は万全かということで、先ほど町長が申し上げましたとおり、21カ所のうち、1次路線、5センチ以上の除雪対象路線がですね、これは17カ所ございました。残る1カ所は県道隣接ですので、これも当町の1次路線と同等に除雪をしております。ほかに大和町道のメーン道路、これは日吉台中学校なんですが、これも1次路線同等の路線です。残り2カ所、西成田コミュニティセンター、そして鷹乃杜防災センターがですね、これは2次路線の除雪道となっておりましたので、これは1次路線に格上げしまして、非常時に対処していきたいと考えてございます。
 それから、最後の成田公民館に通じる道路の除雪ということで、先ほど議員さんの1日にですか、成田公民館で行事があったというようなことで、人力で排除していただいたということで、大変感謝申し上げるところでございます。あそこの隣接道路、2路線あるんですが、両方とも1次路線にはなっておりまして、やっぱりはく時間帯が結構早かったものですから、2日目についてはちょっと圧雪状態でほとんど除雪ができなかったというような状況になっておりました。大変申しわけございませんでした。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、安心して暮らせるまちづくりの3点ほどご答弁をさせていただきます。
 まず、特別養護老人ホーム杜の風の定員は何名かというところでございますが、定員は50名となってございます。
 それから、富谷町の町民の方の入居は何名かということで、現在2月26日現在で41名となってございます。
 2点目でございます。町民で特別養護老人ホームの待機者は何名いるのかというところでございますが、町内及び近隣の特別養護老人ホームの待機者です。杜の風は67名、それから和風園は52名という状況になってございます。両方に申し込みをされている方もいらっしゃいますので、若干この数そのままではないかと認識をしているところでございます。
 それから、3点目でございますが、今後特別養護老人ホーム待機者ゼロを目指しての計画はあるのかというところでございますが、まず、高齢者の生活の住まい方を考えたときに、入居するという形だけではなくて、泊まり、通い、あるいは訪問も一体的に利用できるという今言われております小規模多機能型サービスというようなところも住まい方ではないかという多様な住まい方を提案したいと考えているところでもございます。現在町といたしましても、小規模多機能型サービスの開設に向けて協議中でもございますので、その状況やあとですね、老人保健施設の入居状況なども考慮しながら、特別養護老人ホームの建設の管理は県でございますので、その辺のところと相談をしながら今後に向けて検討していきたいと考えておるところでございます。

議長(渡邊俊一君) この際、午後2時25分まで休憩をいたします。
午後2時13分 休憩


午後2時25分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩に引き続き会議を開きます。
 4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 再質問は1点だけにしておきたいと思います。
 前にこの計画書、発行されておりますが、これは見直しをしているのか、また住民の意見なども参考にしているのかどうか聞きたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 毎年見直しをしておりまして、19年度は、昨年につきましては町内の行政区長さんからアンケートをいただきまして、1次路線、2次路線から1次路線への格上げ、それから融雪路線の追加等々やっております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次に、7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君)
 私は2問についてお伺いいたします。
 最初に、地球温暖化対策の取り組みはということです。
 近年地球温暖化の影響による地球規模の自然災害が多発しています。政府は京都議定書によりマイナス6%を設定し、国を挙げて気候変動問題の解決に向け最大限の取り組みを行っています。洞爺湖サミットを機に国も化石燃料にかわる代替エネルギーへの転換、エコカーの開発や太陽光発電の普及、国民のライフスタイルの見直しなど、低炭素社会への脱皮を加速させております。
 2月8日の河北新報によりますと、宮城県は新年度、総額約10億円を投入し、環境とエネルギー分野の産業振興に特化した「クリーンエネルギー・クラスター構想」を展開することがわかりました。老朽化した公用車を順次、環境対応型のハイブリット車に買いかえるほか、ハイブリット車、住宅用太陽光発電システム、家庭用燃料電池の購入助成制度を創設。景気刺激策と環境対策を融合し、県内進出企業を側面支援するということです。
 助成制度では、県内市場を拡大して進出企業を支えることで、環境関連企業のさらなる集積の「呼び水」にしたい考えで、「環境に配慮しながら経済発展を目指す取り組みが世界規模で進んでいる、地球温暖化を防止する先導的な地域づくりを目指したい」としています。
 このようなときに自治体レベルでの地球温暖化防止対策は急務であると考えます。町は町民や一般事業者よりも一歩進んだ環境保全活動を行い、率先実行計画を策定すべきであると考え、次のことを質問いたします。
 1、温暖化対策への取り組み、実行計画の策定はありますか。
 2、町民や事業者に対し、温暖化について何らかの働きかけをしていますか。
 3、地域全体の温室効果ガスを減らす計画策定はありますか。
 4、環境教育啓発のための講座、セミナーの開催はありますか。
 5、廃食油回収によるバイオ燃料への取り組みはどうなりましたか。
 私は、平成19年12月議会で、廃食油燃料化について質問いたしました。そのとき「収集コストの問題がありますが、容器、収集日、回数等、業者と十分な打ち合わせをして、具現化に向けて進めていきます」と答弁されましたが、その後の取り組みについて伺います。
 2問目、消防団員確保の対策についてお伺いいたします。
 大規模な地震や台風の上陸に伴う風水害などに多くの消防団員が出動し、昼夜を問わず活動している姿は頭の下がる思いです。町民の安全安心と生命財産を守るために広域常備消防組織がありますが、地域消防団の果たす役割は非常に大きいと思います。
 社会経済情勢の変化により、消防団員の減少は、これからの宮城県沖地震への対応や社会生活を営む上で、非常に不安を覚えます。それぞれの町内会を単位として地震に備えた防災組織が立ち上げられていますが、人口が急増する町として火災に対しても対処できる組織は必要であると思います。
 町は消防団員の確保の対策についてどのように考えていますか質問いたします。
 本町の消防団員の定員と欠員数についてどう考えますか。
 2、団員確保の方策について、国の「消防団員確保アドバイザー派遣制度」活用として取り入れますか、どう考えますかお伺いします。
 3、消防庁は団員確保が困難になっている消防団の運営には、事業所の消防団活動への協力が不可欠として、会社員などが入団しやすく、かつ地域防災活動に積極的に協力する事業所などを対象とする「消防団協力事業所表示制度」を構築しました。事業所の消防団活動への協力が、社会貢献制度として広く認められると同時に、事業所の協力を通じて地域防災活動がより一層充実されることを目的とした制度です。事業所のイメージアップにもつながると思われていますが、本町でも制度の導入を考えておりますかどうかお伺いします。
 最後に、宮城県消防広域化推進計画についてお伺いいたします。
 先日の河北新報によりますと、このことについての説明が掲載されてありました。本町としてこの取り組みについてどのようなスケジュールでもって対応されるのかお伺いいたします。以上で私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げたいと思います。
 地球温暖化の取り組みということのくくりの中で、町の取り組みということのご質問でございました。町は一歩進んだ意識と取り組みというふうなご趣旨のようにも受けとめさせていただきましたけれども、本当に皆さんとこの何といいますかね、この課題も相共通するところでありましてね。皆さん以上に町として多く情報を持っているという、そういうふうなことでもないんだなと、お互いにどうしたらいいのやら、温暖化、あるいはことし適度な冬らしい冬だと思いつつもですね、長い30年スパンで見ると真冬日がなくて云々とかという高温の傾向の冬でしたというふうなことも、記録的にはね、実感と、体感とまた違った面の報道を聞くにつけですね、我々が身近なところでできることはということ。そして町としての取り組みはという常にやはりこれもベースに置いてですね、考え、取り組もうとしているところでございます。
 町の取り組みはということで具体的な、あと課長にもですね、答弁の用意をしておりますので、足らざるところを課長からということにしたいと思いますが、レジ袋の2月2日からの取り組みということで、多賀城、塩釜を含めた宮黒市町村でですね、やっております。始まりました。やはりその結果、それぞれ20%、30%、50%台であったものがもう飛躍的にですね8割、9割近く、あるいは9割を超えていると。マイバック持参率というふうなことでのね調査が。それだけやはりこう大事ではない日本人はということになるんでしょうか、皆さんが共通して何とかしなければならないというふうな思いをですね、形にするとこのような結果、成果につながるんだなというふうに思います。もう少し早くのね、取り組みもなぜにというふうな思いもなくもないですけれども、ささやかとは言えないといいますかね、量の問題だとかね、それをつくるときの二酸化炭素の排出の問題とか等々を含めれば、小さな取り組みが結果として大きなものにつながっていくのではないかというふうなところもまた考えるところでございます。
 補正で対応いただきました公用車の入れかえというふうなことで、環境適用対応車というふうことでのハイブリット車をというようなことで今準備をしておりまして、間もなく入る予定とも聞いているところでございました。
 大きくですね、あれはきょうの朝日新聞でしょうか、マイカー2キロで蛍光灯 100時間とかね、シャワー1分でテレビ2時間分とシャワー1分、CO2 の排出は同じだよと。標準的なCO2 の排出、4人家族で 4,200キロ、4トンです。ビックスリーはマイカーが3割、給湯が2割、暖房が13%というビックスリーです。こういう大どころをやっぱりどういうふうに節減するかということがね、大局的にはやはりメスといいますか、目が向かなきゃないことなんだなというふうに……。
 そんな中でこの庁舎の状況なんかですね、太陽パネルどこかにないのかなというふうな多少こう余裕といいますかね、そういったところも考える時間が出てきたときに、「どうなのというようなこと」と「太陽光ではないですよと、何もないですよと。予定はあったんですけれども結果としては入りませんでした」こういうふうなことを聞くにつけですね、本当に残念でなりません。せっかくこういうふうな大規模なこの先30年、50年と永続して使い切るこの自治体の庁舎というふうな中でですね、もう少しそれこそ議論を深め、そういった運動といいますかね、も含めて、ですから、今からそういったものに対応できるのかどうか、その辺も少し、先ほど今村議員の件もありますけれども、財政運営を堅実にですね、そういった課題にもまた今19年の2月からこの立場にある町長としてはですね、やっぱり視野に入れなければならないというふうなことなんですね。ですから、冷房、調理、テレビ、洗濯なんて言ったら、1、2、3%クラスですから。大物3割、2割、1割台とビックスリー、ビックスリーで約6割、3分の2ぐらいですかね。ぐらいのウエートを占めています。ですから、そこのやっぱり大どころをいかに我々自身が自覚をして、しかし小さな取り組み、大事もやっぱり小さな第一歩からというようなことの面もあるわけでありますので、こういったものを契機としてですね、ぜひ引き続き大きな課題として取り組んでいかなければならないというふうに私も肝に銘じているところでございます。
 セミナー等の啓発活動、学校での取り組み等々、ささやかながらですね、意識をしながら取り組んでいるところでございます。
 バイオ燃料への取り組みというふうなことで、廃食油だとか、あるいはバイオエタノールとかというようなことで、米が過剰だということで別な飼料用のバイオのバイオ用穀物というふうなことでのね、議論もある時期ありましたけれども、今に及んではこの農業の施策が水田のフル活用というようなことで寝ている、眠っている食糧自給率、中国のああいった問題を含めて、安全安心な食糧を確保するには水田を米づくりという意味じゃなくてですね、米意外の作物を食糧用としてつくるにはどうしたらいいのかしらという政策の方向転換もあるように見受けられます。
 さらにまたバイオ燃料、すべて新聞記事云々ではないんですけれども、これまた絶対的ではないというふうなことで、本当に商用車で普及はバイオ燃料は進むんだけれども、エコが落とし穴でエンストが続出しているということで、本当に途中で不具合があって、エンジンの停止や出力低下、はらはらしながら運転していますなんていうようなことを聞いたときにですね、これもやはり技術の進歩とあわせて、やはりこういったものの取り組みもまた必要なんだなというふうに思います。町としては廃用油、捨てているもの、有用なものを何か使えるもの、リサイクルできるものはリサイクルしようと。こういう発想を根っこに置きながらですね、14種類でしたかね、分別収集にご協力をいただいているとか、あるいは議員の皆さん、レアメタルの件なんかともつながっていきますし、さらにまた廃用油、廃用油もよく考えてみますと従前からありましたものね、てんぷら屋さんで大量に出るてんぷら油を収集して、それが別な品物に変わっていくと。石鹸の材料になります、何になりますというような形で再利用されていたわけで、つい先だって私も吉岡の新聞に折り込まれてくる中華屋さんの「供味」さんのチラシの一角にですね、ペットボトル1本でしたかね、ちょっと量は忘れましたけれども、それをお持ちになった方は 100円引きにしますというのがあってね、なるほどそういう取り組みもまた初めて私目にしたものですから、なるほどなというふうに思います。町としての取り組みというようなことなかなか進まない事情は町民生活課長からね、あと触れさせることといたしたいと思います。
 この消防団確保ですね。
 こちらについても大変1月4日の東向陽台の火事を検証しまして、非常に大きな教訓を得たところでございます。それが即消防団の、明石台、ごめんなさい、失礼しました。明石台の火事でございます。教訓を得まして、それが即消防団の欠員とストレートにつながるものではないように私は思っています。常備消防の不具合といいますかね、23人の体制、そしてまた消防車が到着するのに10分を超える時間がかかってしまった、第1号車、2号車は20分を超え、3号車も23分ぐらいかかっているというふうな状況の中に今富谷町の消防力があるというふうなことなんですね。広域でやっている中で、何とか黒行の議員さん、4人の皆さん、そしてまた首長という立場で富谷町の消防力、平成7年、9年でしたかね、消防の定数 113という定数の中で、富谷町は年 1,000人ずつふえていますよ、世帯もあわせてふえていますよという中に、富谷の出張所のエリアの中で6分圏内というところに7割5分程度の皆さんがお住まいになっているわけですから、そこにやはり短時間でまず五、六分でですね、最低でも第1台目が行って放水できるぐらいの状況になければならないというふうに私は強くこの火事を通して思いました。
 大変失礼、申しわけないながら、泉消防署近いねというような発言もどこかでしたやに記憶していますけれども、黒川消防で消防力対応できない場合に、黒川の指令から泉の消防署に応援要請をするということなんですね。本署で間に合う大郷から来るのに間に合うというようなことであれば、もうそのまま燃えている状態が、今回は仙台市の応援はなしのまま10分経過、20分経過という3台の中で、幸いにしてあの風が西から東向きだったゆえに隣、前、後ろの方への延焼が防げたのではないかとさえも現場を次の日に火事見舞いをした折にですね、近所からの皆様のお話しを聞くことを通して、そんなことにも思いました。
 火災の概要等も防災対策監のもとで短期間のうちにおよそのまとまりができましたので、ぜひ折を見てですね、議会の皆さんにも、議員の皆さんにもお諮りをしながら、何とか富谷町の現状、ご理解をいただきながら、皆さんとともに消防力の増強というふうなことでね、取り組んでいきたいというふうに思っていますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) それでは、温暖化対策の取り組みと実行計画の関係でですね、私の方から若干答弁させていただきます。
 温暖化防止対策のテーマにつきましては、ご承知のとおりCO2 の排出と自然環境の保全についてはそれぞれのレベルで、国、県とか、市町村レベル、あるいは住民レベル、あるいは事業所レベルでの立場でその役割を確実に実行していくことがやっぱり一番大事なんだろうというふうに思っております。そんな中で、先ほど町長から答弁述べたようにですね、富谷町としましては、レジ袋の削減に向けた取り組み、こちらについて参画することといたしまして、ご存じのようにことし2月から開始されました。その効果については先ほどマイバックの持参率なんかも町長の方から述べられたとおりなんですが、町としましてできることとしましてはですね、宮城県、大衡村さんの方でも環境に配慮したハイブリット車ですね、そちらに対する購入助成事業なんかも取り組んでおられますけれども、本町としましては、身近に私たち一人一人が身近なところから心がけ一つで大きく温暖化防止に貢献できるものということで、レジ袋に着目をして、取り組んだわけでございます。ちょっと余談になりますけれども、そのレジ袋、今日本全国では年間 305億枚ほど消費されていると言われております。1人にしますと年間で 300枚消費、これに対して今度それを製造する原油の量ですけれども、約42万キロリットルと言われております。25メートルプールにして 1,200個分相当だと言われております。これは富谷町の町民、富谷町に置きかえてみますと、レジ袋の消費は年間 1,350万枚になります。原油量に換算しますと 247キロリットル、 200リットルのドラム缶にしますと約 1,235本に相当する量が使われていることになります。
 そうしたことで、このような大量に消費されていますレジ袋の削減を図ることによって、大きくごみの排出量を削減できるということと、あわせてCO2 の排出量、または製造に使われます原油の量、そういったものを大幅に削減できるということから、温暖化にも大きく貢献できるものだというふうに認識しております。
 今後については、参加事業者等の拡大を呼びかけていくとともにですね、町として一番できる啓発活動ですけれども、温暖化が及ぼす影響ですね。なぜ温暖化防止対策が必要なのか、そういったところとそれをやることによってどういった効果があるのかと、そういったところに重点を置いた啓発活動をこれから重点の置いてやっていきたいなと。まずは私たちの身近なライフスタイルの変革を促す。そして先ほど町長が述べたような生活でのエコライフといったところをですね、実際に呼びかけていきたいなというふうに思っています。
 家庭から出ているCO2 の量なんかも1990年代と比べますと、約30%以上もなんか伸びているといったこともありますので、エコライフといったところ、身近なところから今後も展開していきたいというふうに考えてございます。
 実行計画の関係ですが、こういったものの取り組みを町として計画書をつくってというようなことだと思います。私も初めは地球温暖化対策推進法で言われています自治体が率先して行うということを取り決めた実行計画だというふうに思っておったんですけれども、相澤議員からのお話しの場合は、今の前段は温暖化対策推進法の21条で規定されているものなんですが、今求められているのは20条の方で言われている地域の温室効果ガスの排出抑制等のための計画の策定という部分だと思いました。その関係については、努力規定ということもありまして、町の方では策定して今のところおりません。また、県内でもこちらの方の計画まではなかなか策定している自治体が少なくてですね、町としてもそこまでの計画まではまだ考えてはいないところでございます。
 啓発のための講座、セミナー、これは町が直接的に主催している講座とセミナーはございませんでした。ただ、去年の行政区長会議の際に、約40分ほど時間をいただきまして、地球温暖化防止をテーマにした研修会を民間の方を講師にお願いしまして、呼びかけていただいたことがあります。
 また、間接的には学校での総合学習の一環で先日2月の19日に、富谷二中の方で環境教育講演会というものを開催していただきました。
 また、来年度21年は学校支援地域本部事業という取り組みの中で、日吉台中学校の区域におきまして環境をテーマとする取り組みを行っていただく予定となっております。今後も環境教育、そういった啓発事業はとても大事な事業の一つでございますので、学校、あと公民館事業といった方面と、あと関係機関の協力をいただきながら、啓発に努めていきたいというふうに思っております。
 あと、廃食油の食用廃油ですかね、の回収、バイオの取り組みなんですけれども、こちらについてはやはり先ほど町長もちょっと触れられたように、燃料化した燃料が適切にその燃料として機能しているのか、そういったところでの若干の不安視されている部分もありますし、と同時に、精製された燃料というのは時間がたつとすぐ分離しちゃうものですから、適切な燃料として使えなくなるといったところもあります。そういったことで回収量とあとそれを燃料として使いますその需要、そういったものの需要と供給ですね、そういったものを今後さらに回収量の方はある程度今の段階でどれくらいの量が回収できるというような数値もあります。ただ、需要の方は今独自に取り組んでもらっている富谷環境さんでの収集車での活用、それ以外に今度考えられるのは町の公用車、ディーゼルエンジンの公用車でもっての活用がどの程度活用できるか、そういったものもですね、今後検討していきながら需要と供給のバランスを検討しながら具現化に向けてさらに検討していきたいというふうに思っております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 消防広域化の計画について、町長の方から答弁漏れがあったということでありましたので、答弁をさせます。若生町長。そのままでいいです。

町長(若生英俊君) それでは、大変失礼を申し上げました。
 消防についての具体的な中身については総務課長からも答弁をさせることといたしますけれども、四つ目の広域化推進ということで、ぜひ皆さんにもお伝えしたいこと幾つかございますので、お話をさせていただきます。
 町の対応ということでありますが、ご承知のように平成18年に消防組織法が改正されて、そして消防の広域化、ここの根っこには佐賀市の広域消防がモデルになったというふうな、その市町村長会の研修の折に聞き及びました。30万人一くくりでというと非常に成功事例だというのを総務省が感じ取ってですね、全国にそれを市町村合併と同様に広域消防での取り組みをという、そういった動きがあったことをお聞きしていて、なるほどなというふうに思ったところでございます。ちょうどそういったのに合わせて宮黒、塩釜、多賀城を含めて28万人ということはちょうどこの圏域いいねと、その一括りで何とか広域しませんかというふうな議論がこの間ずっと続けられてきたと。しかし、いろいろでこぼこがあってですね、結果として県北、県央、県中央、そして県南と3ブロック、しかし仙台市は政令指定都市で格段の消防力を持っているようなことでもう大きなこんな感じのようですね、話として、中身としては、そういうふうな中でのこの融合、統合というのは方向性としてはできるのかといいつつもですね、検討会議を立ち上げるということで県の指導のもとスタートすることとなりました。広域化検討組織という、名称はちょっと最終名ではないかも知れませんが県が入って、仙台市も含めてですね、協議を開始するというふうなことです。結果としては平成24年ですから、2012年から2015年、この間までに広域化を実現することなる。その翌年平成28年は今度消防のデジタル化というのも課題として来ているんですね。デジタル化で何ぼかかるかわかららい。広域化でどうなるの。今の黒川の消防 113というのは、大枠でですね、その数字も絶対的ではありませんけれども、54.6という充足率でした。こういうふうな富谷がこうですから、そういうふうな中で今推移してきております。というふうなことで、非常に広域であるということとあわせてですね、難しい課題がいっぱいこう材料、要素があるんですね。それをどのようにむだなく、効率よく、そして将来に向かって折り合わせていけるかというのは、私がこの2年やってみてでは、難しい方の部類の広域という中では難しい方のトップバッターじゃないかというふうに思うんです。富谷としては先ほど言った状況、現状お寒い状況があるわけでありますのでね。そういったのも急ぎ合わせなければならないというふうなことで、大変スピードを上げて取り組んでいかなければならないと、そんなふうに思っているところでございます。
 スケジュール、広域化ということと今後のスケジュールだけ私の方からお話しをし、あと総務課長から答弁をさせます。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それでは、町の消防団への定数関係とあと確保アドバイザー派遣制度、これ関連でございますので、あわせて回答させていただきたいと思います。
 本町の消防団員の条例定数 179名でございますけれども、現在の団員数は 157名でございます。これまでの消防団員につきましては、大幅な団員の減少がなく推移してきたところでございますけれども、これについては1名の退団者がいれば1名の入団者を募るという長い消防団の活動状況があってのたまものと当時の該当する幹部役員の勧誘活動によるものと感謝を申し上げるところが町の消防団の確保の状況だと思っております。しかしながら、消防団員の平均年齢、過去10年間で 3.5歳上昇しまして、現在47.2歳というのが富谷町の平均消防団の年齢でございます。全国平均は38歳ということで、大幅に上回っている状態にあります。活動の中心は50歳代というのが状況で、確実に高齢化が進んでいる富谷町であることは否めません。町といたしましては、消防団員の活動作業の負担の軽減になるような消防設備の改善に努め、今後も地域の実情に即した形での団員の確保を図り、必要に応じまして消防団員確保アドバイザー派遣制度の活用も検討してまいりたいと思っております。
 あと、消防団協力事業所表示制度についてでございますけれども、本町におきましては、平成19年9月1日に、富谷町消防団に積極的に協力している事業所、またはその他の団体に対して、消防団協力事業所表示書を交付し、もって地域の消防、防災力の充実強化などの一層の推進を図る目的とした「富谷町消防団協力事業所表示制度実施要綱」は既に設定しております。これまで表示に交付をした事業はございません。今後の消防団活動を継続していくためには、事業所の協力も不可欠であるということを認識しておりますけれども、地域の消防、防災力になることと認識しておりますので、富谷町消防団員の勤務状況を把握しながら、富谷町の消防団協力事業所の認定の推進にも努めてまいりたいと思っているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 最初に、地球温暖化について質問します。
 5問質問したんですけれども、るるそれなりに詳細にわたって説明があったわけでございますが、廃食油回収についてもう一度お伺いします。
 フィルターが詰まってですね、順調に働かなくなるそういう欠陥がありますということもお示しされたんですけれども、先日、富谷環境さんに行って、このことについていろいろと調査してきました。その中でですね、「富谷環境の車にだけ今使っているんだ」と。そして、「例えば富谷町全体で集めたらどうなの」と言ったときに、それも全部私の方で買い取って、そしてそこの事業所でもって使いますという、そういうふうな回答を私はもらってきたんですけども、そういう話し合いが今後なされていけば、この取り組みが進むんではないかというふうに思いますが、そのことについてお伺いします。
 それからですね、CO2 の削減についていろいろと説明があったわけでございますけれども、特に啓発活動が一番大事だと思うんです。富谷町の取り組みとしては、レジ袋ということと、それからハイブリット車の購入というな部分がお示しされたんですけれども、先日テレビとラジオ等で県内のことについてちょっと報道で聞いたんですけれども、出前講座という形で、宮城県の宮城教育大学の教授が来てですね、小学生に酸性雨に対しての講座を開いたということで、酸性雨が環境問題にどのように対応するかという部分で詳細にわたってそういう講座を開いたことによって、非常にこうためになったというか、非常によかったという部分が一部報道されていたんですけれども、二中とそれから日吉台中でもこれから取り組むということでございますが、やはりその辺が一番大事だと思うんですね。小学生でもね、そういう啓発活動をすることによって、そういう教育をすることによって、今後の二酸化炭素の削減につながっていくのではないかというふうに思います。
 それから、そういうことでぜひ中学生だけじゃなく、小学生レベルでも対応できるかどうかということでお伺いしたいと思います。
 それから、よく今電気製品にね、この製品は電気料が何%削減とかと表示してありますね。これが例えば全商品にCO2 の削減が何%になりますよとかって、そういう削減の方向をルール化する。そういう商品の表示をルール化する、そういう運動の提言をぜひしていただきたいなというふうに思います。
 次に消防団員の確保についてですけれども、非常に22名が現在欠員なんですけれども、旧富谷町内の方でもってね、これは組織されているわけですが、宮城県沖地震という大きな災害が発生される予定、そういう部分がありますので、防災組織は取り組まれておりますけれども、このことについて団地でのね、そういう組織がどうなのかなと。この辺をね、協力事業所でもってできないかなというふうに思うんですね。
 それで、ことしが役員改選だという部分で、消防団のね、そんな形で大分団員がやめている地域があるんですけれども、最低何人があればその地域でね、一つの選べる何人があれば充足できるのかな、対応できるのかなという部分もお伺いしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) ちょっと相澤議員にお伺いしますけれども、旧富谷町内、旧富谷町内と言いましたけれども、それでよろしいですか。

7番(相澤 榮君) 今現在設置されている消防団の部分での……。

議長(渡邊俊一君) いいんですね。旧富谷町内という名目でよろしいんですね。

7番(相澤 榮君) はい。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それではですね、ただいまの再質問にお答えを申し上げます。
 富谷環境さんの取り組み、大変優れた苦情もなくというようなことで進めていただいたようです。さらにまた4年の契約更新というようなことで今スタートし、収集日程表等もですね、今準備をして、大きくは変わりませんけれども、祝日をじゃなかった、日曜日を除く云々というようなあたり、大きく変わるところは一つ、二つありますので、そういったところを変更点をわかりやすく、全部1ページ目から読まなくてもわかるようなですね、従前の様子とそして変更点が何かというようなことを特化した形で日程表の今準備をしているところでございます。
 富谷環境さんへの取り組み、私もそういったものをですね、避けているわけではありません。できるなら何ぼでもいろんな形でいろんな方策で再利用できるものは再利用する方策をというようなことで、前段、議会で取り上げられた経緯もありますのでね、この先どういう進みぐあいになっているのかなと思いながら、きょうを迎えているわけですけれども、ぜひ現課のさらなる取り組みを指示したいというふうに思います。
 啓発活動、子供からというのは何でも子供からというのは大事なことですね。しかしやっぱり私はこの件についてはやっぱり大人がということだと思いますね。6割を超えるほどのものがビックスリーとあるわけですから、大人が範を示す。よもや今暖気運転というのを私はしたことがないんですけれども、「車は暖気運転しなければならないんだよ」とかって、いまだに言っている人がいて、私の身近なところにね、へえとかって思ったんですが、そういったのもいかがなものかと思いながらですね、やっぱり範を示す必要があるのではないのかなというふうに思いました。
 ルールの提言活動、今お示しをいただいたのでね、機会があればそのようなことに取り組んでまいります。
 消防施設、団地のいわゆる何といいますかね、消防力の弱さというようなことを前段にというか描きながらの3分団、16班、消防ポンプがあって、あれも90キロあるんだそうですね、あの可搬ポンプといって、移動式のやつ。4人がいないと、こう軽トラックに乗せられない。ですから、4人がそろわないと、何ぼ町内のどこかでですね、火を早く消したいんだと言っても、出発できないという問題がある。これはずっと前から聞いておったんですけども、そんな中でひょっとしたらば前もって車に積んであってですね、ある特定の人があっと言って行っていて、そこから車運転して、火事場に行って、そしてその他のみんな働いているんですから、消防団というのはもともとは地域の農村部にいて、農作業をして、「火事だ」と言ったら半鐘の音を聞いてですね、みんなで行くという、そういう時代のものですよね。しかし、そうは言ったって、今も必要度、 200万ぐらいの消防団がいた時期があるんです。それがもう半分以下ですから、しかしそれとて、むげにこの山間部等々を含めれば、消防団のスキルといいますかね、持っているものは否定できないんですね。さわざわどっかっていって、どういうふうなルートでどういう……、先だって雪道を迂回したようにですね、まともな道だけじゃなくて、必要ならばこういうふうに行けるよなんていうのは地元の人しかわからない。そういう意味では消防団の存在というのは非常に重要だと思っています。
 ですから、今回の火事を契機にですね、即消防団を団地にとかということはすぐには結びつけませんけれども、何かこう応用、ヒントにつながるものはないかしらというようなことでね、先だって対策監以下、総務課長、企画課長ともども色麻に行って、その事例をね、半日がかりではありましたけれども、見聞、そしてまた研修をしてきたところでございます。ぜひ10分以上火が燃えててはだめなんですね。もうワーとなったらいかにあとどう広がるかですから、私はそういう面では初期に火勢をちっちゃくしておくと。こういうことがね、やはり大事ですし、そういった面ではみんなで声をかけ合って、初期消火にいかに力を注ぐかと。こういうことも今回の明石台の火事にはですね、欠落した点だなというふうに思いました。周りのあそこに常時住まっている人でないという面がね、ハンディはありましたけれども、それを超えて、ぜひ火事を出さない。出したら最小にする。そういったふうな取り組みをですね、健全財政を維持しつつ取り組まなければならないと、そんなふうな思いでいるところでございますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 次、1番小泉 光君。

1番(小泉 光君) 私は、あったか富谷実現のために二つの提案を行ってですね、それに対して町長の所見を伺いたいと思います。
 「画竜点睛を欠く」ということわざがあります。もう一歩肝心なところが欠けているためにパーフェクトではないことを意味するのは皆さんご存じのとおりです。始めたときはよかったものの、時代の流れによる人々の意識や環境の変化で、このことわざのようになっている施策はないのでしょうか。
 今般富谷町で実施している行政サービスのうち、私は二つに着目しました。
 一つは、チャイルドシートの貸し出しです。
 平成12年道路交通法が改正され、6歳児未満の子供にチャイルドシートの着用が義務化されたのを機に、町では1歳未満児用のチャイルドシートの貸し出しを行ってきました。しかし、平成14年をピークに以降の貸出率は高いとは言えないようです。平成19年には、保有55台で、貸し出しは半分の27台でした。親の意識の変化、啓蒙の足りなさ、ブームの終焉などの要因があろうと思いますが、子供の命を守るためにはチャイルドシートは欠かせません。
 いささか古いデータで恐縮ですが、平成16年に、警察庁と日本自動車連盟、JAFですね、が合同で行った調査をちょっとご紹介します。
 この時はチャイルドシートが義務化されて4年たっていますが、なんとチャイルドシートの使用率が平成12年度より低下していました。恐らくこの平成12年には、チャイルドシートが義務づけられるということで、育児雑誌などが一時こぞって特集を組んだりしていたのが、4年たって新鮮さがなくなり、メディアでも取り上げる機会が減ってしまったため、親の意識も下がってしまったのではないでしょうか。残念なことです。
 この2者合同による平成16年度のチャイルドシートの使用状況全国調査では、全国 103カ所1万 2,865人を対象に行われました。調査の結果、チャイルドシートをきちんと使用していたのは47.4%に過ぎず、車両シートやチャイルドシートにそのまま着座が32.6%、大人用シートベルト着用が 8.5%、保護者が抱っこが11.5%でした。特に危険なのが、チャイルドシートを使用せずに、保護者が抱っこしている場合です。衝突時に幼児がエアバックのような状態となり、大変危険で、アメリカではこのポジションは、CHILD CRUSHER POSITION「子供粉砕ポジション」とまで呼ばれ、一番危険なポジションとされています。日本自動車連盟のダミーの子供を抱っこしての実験では、時速30キロで走行の車が急ブレーキをかけた場合でも、子供の頭はダッシュボードに激突していました。アメリカの調査では、ほどんとの自動車事故は家から40キロ以内で起こっているということです。チャイルドシートをつける。そして適切につけるということは、子供を守るための基本中の基本です。
 子供の多い富谷町、行政がお子さんの痛ましい事故が起きないようにサポートを拡大するのに何のためらいがあるでしょう。対象範囲を1歳児に限定するのではなく、道交法の趣旨に沿い、対象年齢を6歳に引き上げ、かつチャイルドシートを貸し出すのではなく、購入の補助、例えば半額とか、上限うん万円とかした方が、こうした方がよいと思い提案したいと思いますが、町長の所見を伺いたいと思います。
 二つ目は町の奨学金についてです。
 私の質問のタイトルは使える奨学金をと、ちょっと過激な言葉でしたけれども、使いやすい奨学金というのが本当の意味でございます。
 先日YouTubeでアンジェラ・アキさんの「手紙」~拝啓15の君へ~という歌を聞いていて、この歌の歌詞にあるような気持ちを持っている子供がいるのだろうなと思ったときには思わず年のせいでしょうか涙腺が緩んで涙が出てきました。内容は、「拝啓この手紙読んでいるあなたはどこでなにをしているのだろう」という歌い出しで始まり、人生の不安におののく多感な15歳に贈る応援歌です。平成20年の合唱コンクールの課題曲になった曲のようですね。言うまでもない大不況で親が職を失い、学校に行きたくても行けない女生徒の悩みが1カ月ぐらい前の河北新報に掲載されていました。ごらんになった方も多いと思います。富谷町にも同じ境遇の子供たちがいるのではないでしょうか。少なくとも今通学している学校をやめないで済むよう、町は奨学金でこのような子たちに手を差し伸べるべきです。
 今ある町の奨学金の運用は突然発生した今回のような大不況に対応していないと思います。富谷町奨学金貸付条例施行規則の第2条に奨学金の貸し付けを受けようとする者は、奨学生採用願いに次に掲げる書類を添えて教育委員会が定める期日までに提出しなければならないとあります。この定める申請期間が現在は年1回だからです。
 今の経済状況を見ると、時限つきでもいいですから、申請回数を最低もう1回ふやし、年2回以上にして、学資が欠乏する、あるいは欠乏しそうな境遇の子供たちに手を差し伸べるべきだと思います。
 そして、奨学金制度があることを広く広報すべきです。例えば、先ほど町長が町のね地図を指し示したりもしましたけれども、ああいうようなパネルをつくって各公民館の入り口に掲示をするとか、もっと町民の目に触れやすい、広報だけではなくそういうような手段というのは幾らでも考えられると思いますので、広く広報すべきだと思います。この点について町長の所見を伺いたいと思います。
 今回私は、現在町が行っている制度をちょっと改良すれば、もっと住民に喜ばれるサービスになるんではないかと話させてもらいました。
 ここから二言、三言で終わるんですけれども、この先言うかどうか非常に悩みましたけれども、あえて言わせていただきますと、ぜひ役場に勤務する職員諸君にもですね、アンテナを高くして、よく現状を認識し、全く新しい施策を起こすまでいかなくても、今持っている施策はそのままでよいか、もっとよくするためにはどうしたらよいかを検証してですね、一層の住民サービスの向上を図っていってほしいとエールを送って、私の一般質問を終わりたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの小泉議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。
 後段にですね、町あるいは町職員にエールをというふうなことで、大変うれしゅうございました。本当に私も町長随想に書きましたようにですね、もっと町に何が求められているか、これまでどおりでいいのか。もっとよい方法はないか。わかりやすくお伝えしているか。こういったことを柱に置きながらですね、改善、そしてまた改革、工夫というふうなところに意を用いてまいりましたというふうな文で表現をさせていただきました。大きな改善、改革の2年間だというふうに思います。今後はですね、ぜひ長期計画に基づいて、それこそ全体像の見通しを持ちながらですね、皆さんとともにまちづくり、また違った切り口で取り組む初年度になるのでないかと、そういった位置づけもまた実感するところでございます。
 いろいろ小泉議員、毎度ですね、ご提言、提案というふうな形でちょうだいをしておりました。この名札にもお気づきの方いらっしゃろうかと思います。これは傍聴者の方からのご意見でこのようにいたしました。座っている見えないよという、私もこの立場になる前は、座って説明されたときに、この方何ていうお名前かしらというふうに、ずっと思っていました。ですから、あげないかな、こういうのないのかしらなんてこう思っていましたけれども、よく見ると、ICチップが入っていて、出退勤を確認する機械に触れるんですね。ですから、ここにぶら下げていたものをそのままこうやって、出勤のタイムカードがわりにすると、こういう意味で今度新採の職員の絵柄どうしましょうとかっていうところから、なるほどただ名札をこうやってぶら下げているのではなくて、それも入っているんだなという、兼用にしている方もいますし、紙のと合わせて入れている方もいますしと、別な財布にICが入ったカード型のやつは別なものにやっている人もいる。さまざまなようでありますけれども、大事な機能をあそこに内蔵させているものなんですね。
 ですから、そういう意味で、ご提言を生かしながら、ぜひ今回男はこの色、女性はピンク色というようなことでね、少し気をつかったつもりでございますが、お気づきいただいてますでしょうか。
 そんなことでですね、工夫、改善、ぜひお金のかからないことは何でもというような思いも持っていますので、いろいろとご提言をいただきたいというふうに思います。
 「街コレTOMIYA」という、これは今村議員のご提言から、ハローページが何で古川のエリアになるというところからですね、一つのきっかけが出来て、NTT東日本では富谷町を選んでくれたと。西日本では犬山市を選んだと。もうやるとなった3月末にでき上がって、皆さんのお手元に配るというんですから、サイネックスさんは利府が先行して、2番手富谷だというのでね、秋口にと、こうなったんですよ。もうそんなのも意識しながら、もうびっくりする内容のようです、この構成から何から。富谷町が選ばれた理由はそれなりのものを私は感じますけれどもね、偶然、電話行ったから、富谷をやっぺとかというこういうぐらいのレベルではないほどのものの中でこうなったようです。大変うれしいことですし、それこそ皆さんにもお喜びいただけるんじゃないかというふうに思います。富谷の暮らし応援ガイド、暮らしガイドがもうすべて 100ページ以上になって入っているんです。そういったふうな独自のまた取材をしながら、カラーなんですよ、これ、カラーで全部入るという、本当に楽しみでございますね。こういったふうなことで、ぜひ議員の皆さんのこういったご質問も通してですね、また別な、あるいは取り組みがというふうなことでつながっていくんだろうなというふうに思ってございますのでね。引き続きよろしくお願いします。
 さて、そんな中でチャイルドシートはということになるんですけれども、この時期、もう21年度の枠組みをもう決めてお示しをしているわけであります。平成21年度に30台新規購入を予定して、旧の今までのものを55台のものを入れかえて、新たに新規のものを入れかえて貸し出しでスタートをするというふうなこととなりましたのでね、ここは曲げてご理解をいただきたいというふうに思います。十分に私も意識しながらどんなふうな利用実態なのか等々含めて関心を向けてまいりたいというふうに思います。
 使いやすい奨学金をというふうなことでありました。これも本当に富谷高校に3月1日卒業式に出向いて、富谷町長ゆえにですね、校長先生の式辞の後に祝辞を述べるという場を従前から与えられているんですね。非常に何か、ことしで3回目になりますけれども、重いものを思いながら、何を高校生に3年生、卒業生に、そしてまた親御さんにというようなことで、相当やるたびにですね、重いものを感じながらことしも出向かせていただきました。富谷高校はね、定員は 280人だと思うんですけれども、ことしの卒業生は 273人でした。その7人はいかがなのかってわかりませんけれども、こういった学資が続かないでよもや途中で退学をせざる得なかった方が富谷町民なのか、そうでないかは別としてですね、いらっしゃったのかなと、こう思いはかったときに、もしそういうような状況の中でというようなこともあればですね、つながり合わさるんであれば、本当に奨学金のあり様というものは大変大事だなというふうに思います。
 奨学という意味合いを考えたときに、ひょっとしたら出だしは違ったんでしょうね。今のような状況、ずっと生活をしてて、もう世の中の状況でお父さん職を失ったよとかって、家計が成り立ちなくなったというような状況下の中で、今子供たちが学業が継続しないと。恐らく昔はそもそもが上級学校に行けないと。能力、才能、才覚、やる気も含めてあるんだけれども、本当に親類縁者では賄い切れないだれかを、こういった制度があるから高校にとか、その上にとかいうようなことだったろうと思います。趣旨がやや違ってきている側面も感じつつですね、一度から二度目というふうなことも含めて、十分受けとめさせていただきたいというふうに思います。
 皆さんの方からのご質問を受けた中でですね、周り、近隣の市町村どうなっているのというのを必ず確認をいたします。だからとて、安心するものでもございません。状況を見ながらですね、総合的な勘案、判断をして、どうするかというふうなことを詰めてここの場に臨んでいるところでございます。そもそも奨学金制度がないこの近隣、塩釜、多賀城、利府はありません。大和、大郷、大衡、4町村はあります。高校生は大郷の3万円から2万もあり、1万 5,000円もあります。大学生は2万、3万、4万、そして募集回数は1回と2回です。2回は大衡村だけ2回ですね。償還は10年以内、8年以内、6年以内と、さまざまです。ですから、そういったことも勘案しながらですね、ぜひ趣旨が違うといいますか、時代が違ったとはいいながら、大事な役目を持つ奨学金制度でありますので、さらにまた内容を充実させる。必要な人に必要な制度でありたいものだというふうに。
 もう一つ頭の痛いところは償還の件なんです。なかなか今度お貸しをする。貸与ですから、あくまでも。貸し付けるというふうなことの中でやっている制度なものですから、今度はその背後にこういった時世も含めて、あるいは世の中全体なのか知りませんけれども、知りませんというか、状況からかも知れませんけれども、滞納というか、なかなか予定どおり返還をしていただけないというふうな状況もあわせてお伝えをし、答弁とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) この際、3時40分まで休憩をいたします。
午後3時27分 休憩


午後3時40分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 1番小泉 光君。

1番(小泉 光君) 先ほどの町長の答弁を聞いてですね、少なからず落胆をしております。
 まずベビーシートですが、来年度30台増設をするというお話ですが、現在保有台数が55台ということですが、平成12年に準備されているので、少なからず廃棄されるものが10台、20台程度あるのかなと想像します。それでトータルは恐らく70台程度になるんでしょうか。富谷町では年間 400人を超える新生児が誕生しています。本当にこのベビーシートの貸し出しサービスを真面目にきちんと丁寧にやる気があるんですかと。例えば出生届を出したときに、町民生活課から町ではこういうベビーシートの貸し出しをやっているんですよという懇切丁寧な説明があったときにはですね、この70台、80台なんていうのはすぐパンクしちゃうんじゃないですか。そこのところをまずどう考えますかというのが一つです。
 それから、奨学金について、情勢を見ながらということだったですけれども、もう情勢は十分見えているんじゃないですか、この不況で。例えばベビーシートに関しても今年度はこれで、来年度からは少し再考しますとかですね、ぜひ奨学金も含めて、前向きの答弁をちょうだいしたいと思いますが、いかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 小泉議員に申し上げますけれども、前向きな答弁ということはちょっと質問の中で質問になっておりませんので、答弁に変えていただきたいと思いますけれどもよろしいですか。

1番(小泉 光君) はい。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 質問といいますかね、質問にどのように私ら受けとめて、どのように答弁するかという一定のルールの中でやっているわけでありますけれども、チャイルドシートのこの貸与取り組みというようなもの、ずっと長い経過がこうあって今に至っているというふうなことで、出生届けの折に、あるいは町民からの声ですね、貸すんではなくて、何とか助成してほしいというそういうふうな声が皆さんを通してでも日常的にボリュウムがふえれば、それは組み立てを、位置づけが出てくるんだろうと思うんですけれども、残念なことにと言ったらいいんですかね、声といいますか、私のところにも含めて、あるいは総務課、あと総務課長、担当課に答弁させますけれども、大きな膨らみにないというのが正直なところです。
 奨学金もそういう面でこれは教育委員会とお譲りしますけれども、どの程度の声なのか、そうした中で小学校の図書の配置です、図書の冊数増です。中学校への取り組み、こういうふうな教育政策の枠組みがあるわけですよね。ですから、その辺も含めてどうぞこの場のみならず、1年を通してですね、ならば予算組みに合わせて12月の折とか、そういうふうなものでやっぱり時期というものがあるんだろうと思いますね。やぶさかではありません。6月の議会にというようなこと、補正対応も当然のことながら必要なものは手は打っていきますけれども……。
 そんな中で今ちょっと思い出しましたけれども、15カ月カレンダーというのを私ちょっと思いつきました。1月から12月というくくりと1月から次年度の3月までのくくりと、そういう両面をですね、見合わせたながら事業を進めていこうと、こんなふうなことを先ごろの庁議で示したところです。今1月3月は20年度の末というふうなことの意識がよもやあるとすれば、やっぱり違うんだなというふうに思います。子供さんを学校に年度単位で生活している人は年度かも知れません。しかし、そういったもの卒業した人は恐らくそれは1月、12月で生活しているのかも知れない。そんなふうなことはあるときふっとこう思ったものですからね、両用の構えでやっていきましょうと、そんなふうな思いも一つあります。
 もう一つはぜひエールを送っていただいた返しですのでね、ぜひ富谷職員にも、富谷のモデルをですね、 1,800程度の自治体しか今ないわけですから、ぜひ先ほどのNTTに注目をされて、電話帳ができたようにですね、富谷町のモデルをぜひ一つ1年に一つなのか、何年に一遍なのかわかりませんけれども、かつてそういう事例がありましたかというのを確認、聞きましたところ、何か首を傾げているところを見るとですね、全国に発信できるほどの富谷モデルはなかったのでしょうね。松戸市のすぐやる課というのは、忘れろと言っても忘れられません。あれは昭和44年です。高校卒業した年ですというのは新たに40年前のことを思い出しましたけれども、そういうふうなことですよね。ですから、ぜひできる、町ならではの、これは民はできない。町ならではというようなことをですね、ぜひ私は今の人的な資源をもってしてですね、取り組みたいと。そのためには職員も行って、踏ん張らなければならないということなんですね。アンテナも高くしなければならないと。
 ですから、行政経営というようなことを私は言っているんです。行政運営ではない、行政を経営という立場でやるんですよというようなことなんですね。ですから、経営企画課というのもそういうことで意味のある名称として県内ではここしかないんです。ぜひそういった立場でですね、職員にもありきたりのことをやっているならだれでもやれっちゃというようなことを優れた人はやっぱり求めなければならない。そうですね。一級建築士も求めなければならない。社教主事の優れた人を求めなければならない。そういったことも含めてですね、人的ないわゆる資源も含めて今回、単に新卒の22歳の人ばり前提にとか、富谷町に住む人ばかりとかという視点ではない選び方を今はやっぱりせざるを得ないんですね。長い年月町民向けに働くというようなことからすれば、当然そういった視点で私は人も選びたいなという、人間ですから間違いもね1年たってみるとこの人こうだったかなという思いもあるにはありますけれども、そういたことも含めながらですね、ぜひ町民向けに小泉議員の期待にこたえるべくですね、富谷モデルともども決してだめだと、取り組まないと言っているのではないんです。ですから、声をぜひ普段の中から、こういったものをここから入ってくれば、これをちょっと横に置いてとか、そういう組み立てを1年通して今後とも考えていかなければならない。そんな立場でいますので、ご理解のほどをお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 町長奨学金に関してはありますか。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) チャイルドシートにつきましては、21年度これまでのチャイルドシートの啓発事業の一環として取り組んできたところにおきましては、減少していた原因はシートの傷みがその一つの大きな要因ととらえての21年度に向けては30台の新規購入というようなことで臨みました。今後につきましては、町長申し上げたとおり、子育て支援ということにも絡みがありますので、関係する課と今後の協議の中で進んでいくのかなと思っております。

議長(渡邊俊一君) 奨学金について答弁を求めます。千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 先ほども町長が話をしましたように、調査研究はして、できるだけ早目に結論を出していきたいと思います。ただ、宮城県教育委員会では、県立高校の授業料の免除等々、そういうような状況の中で免除等々相談を受けてそれを実施しようとする。そから宮城県の奨学資金もあります。それも貸与するということで、そちらの方の動きも見ながら、調査研究していきたいということでご理解いただきます。

議長(渡邊俊一君) 新生児の届け出の際に貸し出しの啓蒙をしているか、するべきではないかというような質問がありましたけれども、町長これは町民生活課でよろしいですか。どちらですか。窓口ということでありますから、町民生活課でいいですか。総務課、どっちでいいんですか。総務課でいいですか。でも窓口ということだから。質問している小泉議員は窓口でそれをやっているか、やるべきでないかというような質問でありますよね。

1番(小泉 光君) まずちゃんと説明していますかと。

議長(渡邊俊一君) そうしますと、町民生活課ですね。いいですか。町長。総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 出生届けにおきましては、戸籍関係でございますので、その段階でのチャイルドシート貸し出しまでの住民との会話はない中での手続きで終わっているというのが今の状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 町長、補足答弁します。若生町長。

町長(若生英俊君) なかなか私の意図するところでないなんか動きになっていますのでね。私の正直貸与制度はあると言いながら、今のようにどこでどういうふうに動いているのかというのは、申しわけないことにまとまっていませんでした。ぜひこれを契機にですね、せっかくの新規で入れるんですから、どのタイミングかで広報も含めて年間通してやらなければならない。出先を通しても含めてですね、しっかりと取り組んでまいります。

議長(渡邊俊一君) よろしいですね。
 次、15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は2件質問いたします。
 初めに、待機児童解消初め、保育行政について伺います。
 平成21年度施政方針では、待機児童解消のために、民設民営認可保育所の施設拡充や認可外保育施設による「受け入れを拡大推進していく」旨の説明がありました。民間の認可保育所は平成22年4月開所で進めるということも明らかにしています。
 さて、2月24日、厚生労働省社会保障審議会少子化対策特別部会が、市町村の保育実施義務の現行制度を大きく変える決定をいたしました。さまざまありますが、第1に入所に際しては「直接契約方式」の導入、第2には「最低基準の見直し」が挙げられると思います。
 「直接契約方式」というのは、保護者が保育事業者から保育サービスを自己責任で買うということで、市町村の保育の実施責任を外してしまうということになります。
 現在、公立保育所でも私立の認可保育園でも入所は各市町村に申し込み手続きをします。市町村が優先度の高い順に入所を決定し、保育料を設定します。それは児童福祉法24条で、「児童の保育に欠ける場合、保護者から申し込みがあったときは、それらの児童を保育所において保育しなければならない」と市町村の保育の実施責任を明確にしているからです。すなわち、市町村が保育を保障しなければならないとされているからです。
 ある大学教授の話では、「大事なことは、保育園はどの子にも同じサービスをするということ。だから保育料は市町村に払う。市町村は運営費を保育園に払う。運営費は平等に支払われ、同一のサービスが提供される。つまり保育料が安いから保育内容を削るということはない。また、リストラなどで保育料の支払いがおくれたり、支払わないなどの場合も保育園を退園させることはできない。いかなる場合でも保育に欠ける子供の保育は市町村が保障しなければならない。これは幼い子供のにとってきわめて大切なこと」と述べています。
 それでは、なぜ直接契約方式が持ち出されてきたのかのということですが、政府が閣議決定した「規制改革推進のための3カ年計画」・「民間開放推進会議(規制改革推進会議)」とも言われていますが、これらについては、乳児の生活と発達を保障する保育最低基準を 
「市場競争の規制」としてとらえて、緩和と解体を主張してきました。規制3カ年計画では「市町村が入所児童を割り当てているので、施設の間でのサービスを向上させようとするインセンティブが働きにくい構造になっている」として、「利用者が保育所を選択する直接契約方式を導入することによって」「きめ細かいサービスが提供できるようにする必要がある」
としています。つまり、保育サービスを売るためには、競争ができる状況をつくり出すこと、機能させることが必要だとしているのです。企業の参入を本格的に進めるために「新たな保育の仕組み」をつくり、さらには株主への配当ができるように要求してきたという経緯もあります。
 そしてまた、施設への補助金をやめて直接、親に「保育クーポン券」などの金券を支給するという構想もあるようです。裕福な家庭は「保育クーポン券」に上乗せして保育サービスを買うこともできることとなり、子供にサービスの格差が持ち込まれることになります。企業の参入は儲けのためにやることであり、儲けがなけば撤退ということになります。それは現に起きています。東京都は補助金を出して、認証保育所を株式会社などに運営させていますが、首都圏を中心に約30カ所あった保育施設を運営していた株式会社エムケイグループが、経営難に陥り倒産し、30あるすべての園を突然閉鎖するという事態になり、利用者たちを保育難民と言われる状態に追い込んでいます。
 次世代を担う子供たちに対して、国が投資するのは当然のことです。待機児童解消もその考えの上に立ち進めるべきものです。各国の家族政策に関する財政支出の規模の調査によれば、GDP比で日本は 0.6%、デンマークは 3.8%です。日本は6分の1というのが現状です。
 そしてまた、最低基準の見直しについてですが、保育所には子供の保育に必要な知的・物的条件を定めた保育最低基準があります。これは国の基準で全国一律に定めて、その経費を国が責任を持つことで全国どこでも一定水準の保育を保障する仕組みになっています。この最低基準は戦後ほとんど改善されていませんが、しかし、保育園など児童福祉施設は最低基準の第4条に「最低基準を超えて、常にその設備及び運営を向上させなければならない」としています。
 例えば、2歳未満児の乳児室は1人あたり1.65平方メートル、ほふく室は 3.3平方メートルの広さが最低基準です。しかし、1969年から実施した国の乳児保育特別対策では、乳児1人当たり5平方メートル以上として進められてきたこともあり、今認可保育所では、5平方メートルを確保しているところは少なくないということになっています。この状況があったからこそ、基準を超えて改善されてきているのです。
 これに対して、強制力のある最低基準を廃止して、国や市町村に遵守させる強制力もない、そして国の財政負担の責任もない、「ガイドライン」にしていこうとしています。
 最低基準が廃止されれば、保育条件が悪くなることは間違いなく、一番の被害者は子供たちです。子供の視点に立った保育、全面的な発達を保障する生活の場としての保育所は最低基準の底上げこそが求められています。
 このようなことを考えれば、保育の規制緩和廃止は、子供、保護者に有益ではないと考えるのですが、どうでしょうか。
 先に述べたとおり、保育所入所の直接契約方式は大きな問題があります。町として反対の立場を明確に表明するべきではありませんか伺います。
 施政方針にある町有地を活用した民設民営の認可保育所を公募型のプロポーザル方式で行うのではなく、町の実施責任がしっかり果たせるよう公設公営とするよう求めて伺います。
 東向陽台保育所は耐震については心配ないと言われていますが、老朽化が目立ちます。手狭なこともあり建てかえを求めて伺います。
 保育料の徴収基準の細分化は、保護者の負担軽減につながることは前の議会の質問で町長もそれについては認めているところです。その後検討はどのようにされてきたのか、実施に向けての取り組みはどのようになっているのか伺います。
 第2問目です。
 障がい者が安心して生活できる町にということで質問をいたします。
 障害者自立支援法は間もなく施行3年を迎えることから、法律で規定された「3年後の見直し」の時期になります。
 自立支援法については、当初から「自立を阻害するもの、破壊するもの」という世論がありました。「障害者自立支援法を撤回せよ」という全国的な集会、各地での集会や学習会などに障がい当事者が足を運び、声を上げてきました。
 障害者自立支援法は「構造改革」路線に基づき、社会保障費削減を最大のねらいとしてつくられものです。憲法に基づいて障がい者の権利を保障するという視点は全くなく、障がい者の生活実態を無視し、原則1割の自己負担など、介護保険の統合を目的に制度設計されてきたものです。部分的な手直しで矛盾や問題点を根本的に解決することはできません。
 国は二度福祉サービスの利用料負担軽減策を実施いたしましたが、なお大きな負担が障がい者と家族を苦しめています。2006年度の厚生労働省調査の知的通所授産施設を利用している人の例を紹介します。工賃の収入が月額平均1万 1,500円、通所施設の利用料と給食費合わせて約1万円がかかります。ほとんど消えてしまうという例です。また、ある人の例では、
2級の障害基礎年金6万 6,000円を受給し、ケアホーム利用者の場合、家賃、食費を含めた費用が5万 6,000円、日中通う作業所の食料の材料費 5,060円、国保 1,000円、支払うと 
3,940円しか残りません。作業所から工賃1万円を収入として加えても、季節の衣料や日用品が買えるかどうかという状況です。事業所もまた深刻です。利用料や食事代を滞納している障がい者がいる事業所が45%にものぼっているという事実も明らかになっています。
 厚生労働省は障害者自立支援法案を3月上旬に国会に提出することを目指してきましたが、「応益負担」などをめぐって協議が決着しておらず流動的になっていると報道されています。
 厚生労働省は、さまざまな軽減負担措置をとったことで収入に応じた応能負担になっているとしています。これに対して与党の「障害者自立支援に関するプロジェクトチーム」は「障がい者負担は能力に応じた負担等を変更すること、同法、障害者自立支援法の29条を見直す」
こととしています。プロジェクトチームの座長が記者会見では「応益負担をやめて応能負担にする。応益負担を定めた29条を撤廃する」と説明をしています。
 これらのことは、世論の強い批判を受けて「応益負担撤廃」を口にしなければならない状況になっているということの証です。
 障害者自立支援法を廃止し、生存権を保障する憲法の理念と国連の「障害者権利条約」の理念に基づく立場での施策が必要だと考えます。
 障害者自立支援法は廃止すべきものだと考えていますが、町はどうでしょうか伺います。
 軽減措置はあるとはいえ、原則1割の応益負担で障がい者の生活に困難をもたらしていることは、先ほど申し上げたとおりです。サービス提供を制限しているということが富谷町に見られるということもあります。これについては町はどのように把握しているのか伺います。
 第2期障がい福祉計画が策定されることになります。第1期障がい福祉計画の到達や反省、評価などを加えながら策定されることになると思いますが、雇用、就労支援の到達と計画を伺います。
 過日、大和町のハローワークに行ってきました。一般の求人も 0.5から 0.6という状況であり、ハローワーク所長のお話しでは、「障がい者の求人はさらに低い」ということでした。
町は庁舎内の郵便物の仕分けなどの仕事してもらっているという報告がありますが、雇用、就労支援はどのようになっているのか、第2期計画ではどのように考えているのか伺います。
 施政方針に通所援護施設、小規模作業所は利用者ニーズに対応した地域活動支援センター移行を目指して、試行的に余暇支援事業を実施すると述べています。TOMO TOMO、YOU YOUは訓練と自立を目指しているのではなかったでしょうか。TOMO TOMOとYOU YOUの機能は今後どこで行うのですか伺います。
 休止されるデイ・サービスセンターへの障がい者自立支援のための施設誘致について説明を求めます。
 第1期障がい福祉計画には、将来の生活の場であるグループホームやケアホームに対して要望が多いと、整備もしていかなければならないとなっていました。現状はどうなっていますか。1年また1年と時間がたつうちに親たちもまた年老いていきます。だれもが思うことは親なき後のことです。この取り組みは非常に大変ですが、みずから選択した場所に居住できるように、自治体は取り組まなければなりません。どのように対応しますか伺います。
 さまざまな問題を複雑に抱えた人たちが相談に訪れる窓口は年々相談件数も多くなってきていることは、決算書、また基本構想などにも示されているとおりです。それだけに行政が信頼されているという証でもあると思います。さらに態勢を強化して相談を受けるようにしでいくべきだと考えますが、どのようにしていくのか質問をいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えをさせていただきます。
 保育所の問題ということでありまして、新聞にも大きく取り上げられましたように、直接契約という言葉、見なれない言葉がまた出てまいりました。その背景には待機児童の解消という大きな国においても、また富谷町においても相通ずるところでございます。今全国に2万人以上というくくりもね、この時点でどんな内容かというのも精査しなければならないんでしょうけれども、ざくっと言えば2万人というような数値も出ている中でですね、今おっしゃっていただいたように社会保障審議会の部会が1次報告で入園先を市町村が決める現行制度を変えて、親が保育園と直接契約する仕組みが示されたと、今示された段階でございます。この推移を大きく言えばですね、検討されている内容をよく精査をして、その推移を見守る。そして私どもの求めている方向性と合致するのか大きくずれ込むのかですね、その辺を私どもも一生懸命現課の保育所を預かる立場としてですね、やっていきますし、ぜひ皆さんもですね、そういったふうな相一緒の場でありますので、この1次報告書を十分なるご検証をいただいて、お知恵をお貸しいただきたいと、そのように思うところでございます。
 どの制度もですね、やっぱりそういう大きな背景がある中ですので、言ってみればプラスの面を見るか、マイナスの面を見るか、どちらを大きく膨らませてみるかということだろうと思うんですね。富谷町として保育所、公設四つ、民設民営一つということで、今5園体制でやってございますけれども、民設民営、初めての19年4月からのスタートということで、私が就任する前から準備が進み、そして4月からスタートして2年が経過したと。非常に皆さんからの保育者からの期待にこたえるといいますかね、言葉で言えば顧客満足度が高い運営がなされているのではないかなというふうに私どもは思います。実質そういった内容とも見受けます。私も卒園式、入園式、そして運動会と年3回出向いてね、直接子供たち、そして園長、理事長以下、保育士の皆さんともどもの様子を見る機会がありますけれども、私だから、行った日の特別な様子云々もなく、本当に皆さんの町立、本当にここが何、民設民営なのか、公立なのか、どこにも何もなければですね、わからないほどの中身になっているではないでしょうかね。今質問された佐藤議員もぜひそういった今の民設民営の19年度富谷町で初めて取り組んだこの2年の経過、その取り組みの準備とその実質2年経過されたその内容がですね、いま一触れられてないようにも思いますけれども、私どもが感じる、つかんでいる内容からしてですね、一般的に言われるその公的責任の放棄だとか、あるいは保育サービスの質の低下につながっているのではないかというふうなこととは相組み入れないと、そんなふうな認識を持つところでございます。
 でありますので、保育制度改革、規制緩和というふうな今までの枠組みを変えて、何とか親御さんがこういう厳しい世情ゆえにですね、緩やかな制度の中で保育、安心して働き得る仕組みづくりをというふうなことが背景になっていると認識しているところでございます。ですから、あまり言葉に直接契約というふうなことでね、今までと大きく変わって、何か子供がどこかに云々だとかという、そういうふうなことでない、何か言葉がひとり歩きしない、もっと内実をですね、とらえながらよりよいその仕組みづくり、まだ報告の段階ですから、私どもそれこそこういった取り組みをという意見書をですね、町も議会も含めてお出しをすることがその中に組み入れられて、この形が整っていくんだなというふうに思いますので、お力添えをお願いを申し上げます。
 したがいまして、反対の立場を表明するというふうな、そういう状況には全く現状ね、ないことは十分ご理解いただけることかというふうに思います。
 そして三つ目、公設公営と触れましたけれども、本当にかつて5平米がですね、今1.65だ、 3.3平米だと、それを今申し述べられてもですね、1.65より5が、半畳よりは1畳がいいというのは当然です。しかしながら、今の枠の中で町の基準もあり、民設民営の保育所にもその基準をもって共通する土俵ですからね。国の基準を超えて 1.3割り増しのスペースをお願いしますとてなかなか経営という立場もあるわけでありますので、町でも保育料ともあわせてですね、国の基準に準じて多少富谷町流の施策もここに折り込みながら進める、運営すると、こういうふうなことになります。22年の4月1日をもってというようなことで、その緒につきましたので、21年度中1年がかりで準備をしてですね、予定通り開所にこぎつけたいというふうに思います。
 上桜木果樹園の杜保育園、私どもで持っている情報によりますと、21年度の申請者数90人に対してですね、 172人も応募するんですね。本当に町の保育所も負けてはならぬぞという思いしています。何がというふうなものを、ですから、そこからぜひ私は秘密をつかみたいというぐらい思うぐらいです。やっぱり正規職員が安住してですね、よもや安住していないかとさえも思うことがあります。ですから、そういうふうなことでですね、本当に厳しい環境の中で、本当に明るく、まさに笑顔いっぱいで子供に接していただいているその行った折りにもそんなふうに実感をいたしますけれども、保育士の皆さんに本当に頭が下がる思いでいるところであります。
 したがいまして、公設、民営を問わずですね、4園1園という体制で今スタートし、そしてまた次年度には4園2園というふうな合計6園というふうな形の体制が整いますので、その経営形態にとらわれずですね、お互いに保育の磨ける体制、お互いの研修会も同じくします。ともに同じ席につく、同じテーマで話し合いをする。そういった場をですね、今まで以上に密に取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。
 東向陽台の保育所の建てかえについては従前どおり53年度からということで、現状ボイラーもかなりの金額を投じてね、ボイラー修繕、屋根の修繕も終えています。平屋の建物でというふうなことで、耐震調査はされたんでしょうかね。土台、柱、梁に特に目立った腐れは見受けられない。部材サイズはほぼ設計と一致しておって、柱、梁の傾斜度も構造的に問題のない範囲であるという老朽度調査の結果報告も得ているところでございます。平成13年にやっているんですね。そんなことで投じましたということでこの先まだ3年、5年というふうな期間については十分対応できるだけの施設であるというふうに認識してございます。
 問い5番については細分化についてはですね、あと子育て支援課長からも触れることになりますが、富谷町は国で示した基準額よりやや低目に押さえて、町独自の基準表を示しておりますし、この基準表をですね、平成20年度もこの階層区分をもって徴収させていただくということといたします。
 その次は、障がい者のということであります。
 障害者自立支援法、応益負担制度の廃止すべきだというふうなことのご質問でございました。
 自立支援法の抜本見直しということで基本方針が示されたと。利用者負担についてはこれまでの特別対策、緊急措置によって改善した現行の負担水準を継続しつつ、さらなる改善と能力に応じた負担とすることがこの見直し案に示されたと。今後国においてこの基本方針の内容を十分に踏まえながら改正法案の作成を進め、その内容は随時情報提供をいただくことになりますので、国の動向を注視してまいるということでございます。
 サービス提供に変化はないかと。サービスの利用状況としては平成18年度と20年度を比較いたしますと、児童のデイ・サービスが 371%、同じくショート・ステイが 225%、障がい者のヘルプサービス、成人ということになりますかね、ヘルプサービスが 125%、ショート・ステイが 178%と、全体的に増加をしている状況ですということで、サービス料の際の自己負担が厳しく、利用が困難というご相談は現在のところ1件もいただいておりませんということです。
 就労支援、3番、就労支援まで私の方から答弁させていただきます。
 雇用就労状況、郵便分別業務ということで触れていただきました。就労状況は一般雇用者、その他別ですけれどもね、雇用者1名です。就労支援状況については、就労支援事業所通所者、計画では3名と見込んでおりましたけれども、7名という状況にあるということです。一般雇用はエイムカイワさんで1名、町内事業所さんです。黒川こころの応援団ピュアワッセさんで就労継続支援で7名というふうな参考までに申し上げます。
 TOMO TOMO、YOU YOUについてはですね、平成22年度に、地域活動支援センターの移行を予定していると。これも既に方針で述べていましたでしょうか。その準備として21年度は地域活動支援センターの事業の一つでありました余暇支援に求められる活動内容を把握するために、サロン事業を試行的に実施してまいると。障がい者サロン事業ということで、内容、茶話会、調理実習、スポーツ、期間は6月から3月まで、21年度ですね、回数は2回、月2回、全20回、時間は11時から2時までの3時間、富谷町福祉健康センターで行います。体制は長寿福祉課職員、支援スタッフ、三級ヘルパー、ボランティアによると。事業予算は29万 7,000円ということで、試行的に22年度に合わせてスタートするためにですね、試行的に実施をしてまいるというふうなことでございます。
 足らざるところはそれぞれの担当課から課長から答弁をさせることといたします。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) ただいまの質問の問い5番、保育料徴収基準の細分化は保護者の負担軽減につながる。検討はどこまで進んでいるかということにお答えいたします。
 児童福祉法で示されています保育料徴収金、保育料ですが、基準額表に準じて当町でも1から7階層の区分で徴収しています。階層認定の基準は父母及び同一世帯の家計の主体者である扶養義務の合計金額から階層区分をしております。そこで、第1階層から第3階層は前年度市町村民税非課税世帯から、それから第4階層から第7階層は、前年所得税課税世帯の金額で保育料が決定されております。富谷町は国で示した基準よりも低く押さえていますし、仙台市と比較した場合にも保育料としては低い基準になっております。このことから、当面この階層区分をもって徴収していくものと考えております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、7点ほど質問あった残りの3点について答弁をさせていただきます。
 休止されるデイ・サービスセンターへの障がい者自立支援のための施策のニーズについてどうなのかというご質問でございました。障がい者の自立支援のためのサービスの基盤といたしまして、就労支援のための事業が求められておりますので、障がい者のニーズを把握しながら、デイ・サービスセンターの設備などを有効に活用できる実施事業の検討に着手してまいりたいと思います。そしてですね、事業所を選定し、事業内容などについて実質的な協議に入っていきたいと考えているところです。
 その次に、将来の生活の場であるグループホーム、あるいはケアホームについてどう考えているかというところでございますが、まずこれまでグループホームとか、ケアホームについては、どちらかと申しますと、施設から住みかえするという考え方がほとんどでございました。今後将来的な入居を希望する在宅の方、ご家族の方が希望されることが多い状況ですので、親元からまず離れる訓練を一歩として段階的に準備を進め、スムーズな入居ができるような在宅者の入居支援システムの構築を考えてまいりたいと思っております。
 平成21年度中には高齢者のグループホームと共生型の障害者グループホーム定員4名といたしておりますが、開所を予定しておるところでもございますので、入居に向けて具体的なところを示してまいりたいと考えております。
 相談窓口の体制強化ということでございます。まず、保健福祉総合支援センターとそれから庁内の窓口、それからですね、平成19年の4月から新たに指定をしております県社協でやっております支援事業所パレットにおいて相談を受けられるよう体制を整えているところでございます。地域の窓口であります身体障害者相談員、あるいは知的障害者相談員という方もいらっしゃいます。それから民生児童委員など、それぞれの研修をまた行いながら、あるいは県で行っているものを受けてもらいながら、なるだけ専門的な相談に行くまでもなく、窓口としてかかわって、私たちのところにつながってくるような方法もとっていきたいなと考えているところでございます。
 もう一つですが、今般の自立支援法の見直しにおきまして、相談支援センターなどの設置というふうなことも示されておりますので、今後国の動向を先ほども申しましたが注視してまいりたいと考えております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) まず、保育所の方から再質問をしたいと思います。
 上桜木保育園については、教育民生常任委員会も行ってきました。非常にいい場所で、周りも広くてのびのびしていてということで、ここの場でもその折話したことがあると思います。あれは民間ですが、認可保育所ということで、国の基準が縛りがあってね、そこの中でできているものですから、私も公立だからとか、私立だから、法人だからということは特には思っているわけではありません。今回問題になっているということでいうと、企業が参入してくるということについて、特に警告を鳴らしたいと思うわけです。
 そして、直接契約の仕方というのは、介護保険のときとか、それから障害者自立支援法でサービスを利用するというときに、だれがするのかというと、事業所がするわけですよね。町がするわけじゃないんですね。そして、利用料を払うということになっているわけですから、全く違うものにでき上がってくるということなんです。これについては、先ほども申しましたように、要求があってね、親からの要求ではないんです。親の要求は、私たちの子供を1日も早く保育所で見てほしいということなんです。2万人と言われるその子供たちを保育するためには小手先のね、契約の仕方で保育園に入れるわけではないということは、だれだってわかるわけですよね。2万人の子供たちを60人定員の保育所で保育するとなったら、 333カ所以上の保育所が必要です。それを建てるかどうかであって、契約の仕方ではないわけですから、私は公的な責任をきっちりそういうところでね果して、生活の場として保障していくことが非常に大切だということを重ねて申し上げたいと思います。
富谷町ですが、先ほど町長のお話しにあった上桜木、90人に対して 172人あったということで、日々その待機児童は変化するわけですが、 100人を超えているというような状況もありますが、富谷町で現在その待機児童として数ですが、何人、きょう現在で何人ということになっているのかね。
 そして、その本来ここのところはですね、もうすぐにでもしなければならないのですが、今回の町長の施政方針の中に、認可外保育園の活用もということがありまして、ここのところも本当にこれでいいのかなということがあります。名前を出して恐縮ですが、町のカウンターのところにありましたから、おひさま学園を見ますと、保育所とはちょっと呼べないようなね、学習施設のような感じがするわけです。そこを選ぶ人はそれでもいいかも知れませんが、やはり富谷町は1日も早くその認可保育所、私は公設でということを思いますが、そういうことをたくさんつくりながら子供たちを保育する必要があるということを思っています。まずその辺、直近の待機児童の数です。
 それと、働く人は預ける場所がなければ働けない。働いてもらう方は預けていなければ働けないというこういうジレンマに陥っているわけですが、これについて町はどのように対応しているのか伺いたいと思います。
 そしてまた、町はですね、国の動向を見てと言いますが、1次方針とは言いながら、これはかなり確定に近いところになってきています。このことが問題だと思わないということの方が私は問題だと思うのですが、動向を見ながら、それではどう町はですね、その意思表示をしていくのか伺いたいと思います。
 東向陽台保育所については、今のところは屋根だとかボイラーだとか、そのほかのものをチェックしたけれども大丈夫だということになっていますが、まさかずっとこのままでいくということもないわけでしょうから、この東向陽台保育所についてはいつの時点でそれではその建てかえをするのか、それから拡大をしていくのかということをですね、いま一度その明確に求めたいと思います。
 保育料の徴収基準についてですが、確かに国が示す保育料では非常に高くて、働くお父さん、お母さんたちは大変な思いをしていると思います。ですから、どこの市町村でもかなりの部分を低くしているところがあるわけです。だけれども、細分化するところで、そこの細分化の中のところで、今回介護保険で4段階のところを二つに分けるというやり方がありましたが、それによって保育料が下がるところが出てくるわけですよね。そういうことをしないかということを求めているわけなんです。ですから、これについては去年の議会のときに町長はその必要性もあるということでですね、これについて区分がちょっと違うところについてのそれでは対応、検討はどうだったのか答弁を求めます。
 障がい者の方ですが、障がい者についてもですね、自立支援法、障がいがあるということを、そしてそれをサービスを受けないと生活をしていけないということを益と見なすというのがこの障害者自立支援法の根本なんですね。だから幾ら手直しをしたところでも、幾らその負担が軽減されたとしても、この考え方が根本にある限りは、私は障がい者たちが撤回しろという行動を起こすことになっていくと思います。これについて、そういう立場には立たないのか、もう一度答弁を伺いたいと思います。
 先ほど私問い2番目のところで、サービス利用のところ、サービスを提供している制限というふうに言いましたが、サービスの利用を制限しているということが見られないかということでお尋ねしました。答弁の方はそれに見合ったように答弁いただきましたが、それでですね、こういうふうにふえていますということになっていますが、しかしそこの中の生活実態の調査などはされているのかね。本当にその人たちが大変な思いをしながらでもやっているというのか、本当はこんなサービスも受けたいのだけれどもというような調査はどのようにされているのか伺いたいと思います。
 TOMO TOMO、YOU YOUについてですが、TOMO TOMOとYOU YOUについては、言われていることがよく通じてきません。と言いますのも、TOMO TOMOとYOU YOUが今あることを今ある施設の中で手いっぱいだということもありましたね。これはもっと拡大されていくのかなというふうに思うわけですが、その計画がされているのか、じゃあ今やっているTOMO TOMO、YOU YOUの事業はどうなっていくのか、そのところを伺いたいと思います。
 そして変更していくということについてですが、利用者等の間では納得が得られているのか伺いたいと思います。2012年3月末までに、新事業体系への移行ということは言われていますが、これとの関連はあるのかどうか伺いたいと思います。
 そしてまた、事業所に対する報酬の引き上げ、これで利用者サービスの向上だとか、職員の待遇改善を図るべきだと考えるわけです。町はTOMO TOMOとYOU YOUを指定管理に出しましたが、事業所に対する報酬というのがこれまでの月額から日額制になったことでね、大変だということがあっちこっちの事業所から言われいます。こういうことで、月額制に戻すように政府に求めることと、利用者のための助成といいますか、利用者のために事業所に助成をするということを考えていくべきではないかと思いますが、どうでしょうか。
 それから、デイ・サービスセンターのここのところについてもまだ確定的ではないということもあったりして、よくわからない部分ですが、本当にその利用者が納得を得ながら、活用できていくようにしていくべきだと思いますが、これについてもう一度答弁を求めたいと思います。
 障がい者福祉計画のときの施設、みずから選んだところに住みながらということですが、これについてなかなか進まないということがありますね。これについての課題は何だということになっているのか、どのように進めていくのかね。先進自治体としてはどうなのか、私は施設は施設であるべきだと思いますが、その細切れのところで本当にね、対応できていくのかどうか、心配なところでもありますが、これについてはどうでしょうか。
 相談窓口についてはですね、本当に専門的なことも必要になってくると思います。さまざまな例を先ほど課長出しましたが、その中でちゃんとした資格を持っている例えばソーシャルワーカーを配置するだとかということも今後必要になってくると思いますが、それについえてはどうなのでしょうか伺います。
 第1期の障がい福祉計画ができて、そして第2期がこれからつくられるわけですが、これまでアンケートいたしました、第1期のときは。第2期についてはどうなっているのか、先ほどとも関連しますが、実態を家庭訪問をしながらですね、聞く、見る、そして感じてくるということで計画を立てなければ、計画は立てたけれどもそれが本当に生きたものになっていかないということになると思います。そういうことができてこそ、それについてはどのようにその計画をつくっていくのか。そのための下準備はどういうふうにするのか伺います。
 安心して生活できる町にするためには、やはり自己負担1割というその根本のところ、それについては反対を求めて、国に対して声を上げてもらいたいと思いますが、いま一度答弁を伺いたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 佐藤聖子議員に申し上げますけれども、大分質問が多いものですから、もう一度、簡明に箇条書き的に質問を述べてください。その場で結構ですから。そうでないと恐らく執行部答弁できないと思います、今の状況では。1項1項でいいですから、1として何を今質問で求めているのか。私もずっと書き込んでいるんですけれども、もう途中で追いつかないような状態になっていますので、恐らく執行部の方でも大変今苦労してその筆記をしていると思いますから。間違って質問に対して答弁するような状況よりも、もう一度、大変申しわけありませんけれども、箇条書きにて質問項目を述べていただけますか。

15番(佐藤聖子君) はい、わかりました。
 待機児童解消というのであれば、契約のやり方だけ解消されるものではないということを一つ。そうは思わないかということです。
 それから、待機児童の直近の数です。
 そして、働く人は保育所に入れないとだめだというれども、事業所はそうじゃないという、この何ていうんでしょう、コーディネーターというのかな。それをどういうふうにして町はね、対応していっているかということを伺いました。
 そして、東向陽台保育所は建てかえはじゃあしないということなのか、いつするということなのか、工程をですね、明確にしてもらいたいということです。
 それから、保育料の徴収基準については、細かく分けるところで、軽減されるところがあるというのは、前に示したとおりであり、これについてはどのように検討されたのかということを伺いました。
 障がい者についてはですね、障害者自立支援法は廃止すべきものだと考える。で、最後のところで繰り返しになりましたので、これは国に対して求めていくべきだということです。
 それとサービス利用を制限しているということが見られると思うが、生活実態調査などはどのようにしたのかですね。
 TOMO TOMO、YOU YOUは定員いっぱいだが、これについては定員を拡大していくのか、TOMO TOMO、YOU YOUの事業をどこでやるということなのか。
 それと利用者については、そのことが納得されているのか。2012年3月までの新事業体系への移行とは関連がどうなっているのか。
 いいですか。(「いいですよ」の声あり)
 報酬のことです次は、事業所の報酬です。月額制から日額制になったことで大変な思いをしていると。利用者への助成ということで事業所に助成を行うように求めるということです。
 みずから選択した場所に居住できるようにするためには何が課題になっているのか、どう進めるのか、先進自治体の取り組みはどうなっているか、相談窓口に有資格者、例えばソーシャルワーカーの配置などは考えていくべきではないか。
 それから、第2期障がい福祉計画をつくるに当たって実態を訪問して聞き取り調査をするようにするべきではないか。これはどのように準備されているかということです。

議長(渡邊俊一君) そうですね。
 この際、4時50分まで休憩をいたします。
午後4時40分 休憩


午後4時50分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ただいまの佐藤聖子議員の再質問に対しまして答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、保育所関連五つでしょうかね。さらにまた障がい者に関連して九つということで整理していただきましたので、順次お答え、答弁をしてまいります。
 私も聞き取れない部分もありましたので、それは今休憩中に密なる打ち合わせをしましたので、子育て課長、長寿福祉課長に補って答弁をさせることといたします。
 一つ目は、制度が大きく変わるということで、直接契約制云々で、町長の認識まだまだ足りないんでないのという、こういうおしかりも含めての恐らくご質問なんだというふうに思います。新聞の記事によりますとね、きょうの朝日に私の理解しやすい絵柄も入っているのもありましたので、その中身をちょっとご紹介しますけれども、自治体は今度の制度をですね、直接契約というのは、自治体は保育が必要と判断した子すべてに証明書を発行すると。例えば週55時間、週40時間などと認定、それに基づき親が直接希望の保育園に申し込むと。自治体は利用に応じた補助金を支払うというイメージというふうな、こんなふうなわかりやすいし、私にとってはわかりやすいですが、説明がありました。
 今2万人の待機児童ということの中で、潜在需要の待機児童は 100万にも及ぶだとかという記事も1項あるところであります。したいがいまして、その待機児童のですね、解消策、これを何とか今の保育者のニーズにこたえるというふうなことからして何かは手をつけなければならない。今の枠組みの中での延長上だけでは済まないというふうなことが根っこにあるわけであります。ぜひ深い議論をですね、した中で、富谷町もそういったものと相、まさに響き合う関係の中でね、一方的に決まったからというのではなくて、今初発でありますので、ぜひまだまだ締め切った云々でないですので、ぜひこれを機に私どもも必要な部分は申し述べていきたいというふうに思います。
 そのようなことでですね、あと契約、待機児童の数字という確たる数字は課長から。
 3番目にちょっとハテナになりましたので2、3とお願いします。
 4番、東向陽台の保育所、先ほども申し述べたとおりであります。ああいう検査を点検をしてですね、十分対応できるというふうなこととあわせて二つの投資をしてございますので、当面というふうなことで、1年、2年でなく、もう少し長中期的な立場で使える範囲で有効活用をしていきたいというふうに、それがまた今の富谷町に求められる待機児童対策上ですね、必要だというふうなことでございます。
 五つ目も課長からお願いします。
 二つ目、障がいの方の1問目ですけれども、反対を国に求めるというふうなことでありますけれども、これは先ほど申し上げたとおりですね、世情を見ながら十分なる対応としていきたいというふうに思います。
 2番、実態を家庭訪問云々というふうなことでありますが、十分なる今のスタッフ資源の中でですね、十分、どこを十分とするかはあれですけれども、保育所さらに4人投入してですね、その体制の補強に当たりたいというふうにも思いますのでご理解をお願いします。
 3番、TOMO TOMO、YOU YOUの行く末はというふうなことで、これは課長からお願いします。
 あと、そのようなことの中で、4番、5番、納得されているのかとかですね、2013年のですか、との関連4、5については課長からということにします。
 六つ目の月額制から日額制というふうなことで、現状はそのような面があるんだろうと思いますけれども、これも今の状況に合わせながらですね、取り組むということでご理解をいただきたいというふうに思います。
 7番目、課題はみずから障がい者が施設を出てですね、地域に済み続けられる、その辺のところのニーズにこたえるにはというようなことだろ思いますけれども、なかなか完全という、まさに手を必要とする皆さんでありますので、地域の支えとか、制度の支えだとかともどもこれまたこうすれば確定的にご納得、ご満足いただけることだというようなことでね、「そこに早く行け」とかって「行きつくにはこうだとか」というのもないように思います。ですから、螺旋的に高見を望んでですね、一つ一つ着実に取り組んでいきたいと、そんなふうに思います。
 ソーシャルワーカー云々というのは、これは担当課と議論しているところでありまして、ことしは採用まで行かれませんでした、専門職というふうなことでね。次年度の引き続きの課題とさせていただきたいというふうに思います。
 第9問目は、課長からということで、今9項目、5項目、それぞれ足らざるところはそれぞれの課長から答弁させることといたします。

議長(渡邊俊一君) 議員の皆様方に申し上げます。
 本日の会議は議事の都合により、時間を延長して行います。
 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) では、2番目の待機児童数についてお答えいたします。
 待機児童数というよりも、今の時点では待機児童数としての把握しておりませんので、お知らせします。 540名が21年度の申請者数になっております。それで、今回入所できますかという通知を出した方が 438名ということで、 102名の方たちが保育所に入れなかったという数が出ておりますが、これが全部待機児童かというと、これから審査しながら待機児童数を出していきますので、申し込みを受けたけれども、入れなかった人数が 102名というふうに押さえていただきたいと思います。
 3番目の質問なんですが、保育所に入りたい人がたくさんいるけれども、その対応を公設でということで、認可外の保育園に入っているかたたちもいるけれども、どうするかということのように質問をとらえたんですが、よろしかったでしょうか。これにお答えします。
 認可外に入っている子供たちも富谷町の大切な財産ということで、やはりともに育てなければいけないという意識を持って町の方では考えております。それで、認可外保育園への支援としまして、定額支援としておひさま学園、それからぷらむ保育園、そしてちびっこランド等に運営費を補助しながら保育の充実も図っていただいているという側面と、それから、やはり私たちでできるソフトの面、やはり保育の低下とかを懸念されているという、今議員さんのお話しにもありましたように、やはりソフト面で保育の向上をできるように、いろいろな面で支援していくのも私たち町の役割として、一緒にともに富谷町にある認可外も含め、認可も含め、町立とともに、育ち合っていきたいということで考えております。
 5番目の保育料の細分化についてですが、やはり今年度21年度の予算のときにもいろいろな側面から検討しました。それで、細分化をというお話しですが、今の現状の中で保育料をいただくということがいいということで今年度は今までのとおりの保育料として徴収させていただくというふうになっております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次に、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 3点ほど残ったかと思いますので、まず1点目です。
 TOMO TOMO、YOU YOUの関係でこれからどうなっていくのかというところのご質問だったかと思うんですが、まず制度の改正によってここの形態でなく、地域活動支援センターという方に移行していかなければならないということがまず前提としてございます。ただですね、TOMO TOMO、YOU YOUの今の活動は、そのまま生かしながら、なおかつ地域の方々をサロン的に活動できるようなものに拡大をしていきたいというようなところでございます。
 それから、もう一つですが、利用者について納得をされているのかというところでございますが、これは恐らくデイ・サービスの就労継続というところの関連のご質問だったと思います。今障がい者計画を考えて、親の方々と話をしてきた経過によりまして、就労継続支援のところがないと。ほかの町村の方に通っていると。そういうふうにそこら辺は富谷にないところで足りないというようなご意見もいただいているところでございます。
 それからもう一つ、第2期の障がい者計画に関して、皆さんのご意見をどうしたのかというご質問であったと思います。その点につきましては、例えば自閉症を抱えるいっぽの会とか、手をつなぐ育成会、それから精神の方々の会、そうですね、と身体障害者の方々の会のその方々に集まっていただきまして、ご意見をちょうだいし、今回の計画に生かしておるところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 保育制度が本当に大きく変わろうとしているわけです。待機児童解消というのであれば、そのやり口でなくてね、何としても保育所を建てるということが必要だと思うわけです。そういうときに、富谷町長は、公的保育の町の自治体の実施責任ということについてはどのように考えているのかね。これを果していかなければならないという立場なのかどうかということを伺いたいと思います。
 保育士については、昨年5人、ことし4人ということで、正規職員をふやして、体制を強化しようとしている町長ですから、この実施責任ということについて、どのようにとらえているのか伺いたいと思います。
 新しく障がい者の方ですが、障がい者の計画を立てられるわけですが、それぞれの会の代表からということにはなっていますが、私がやっぱり思うのは、できればさっき町長からお話しがあって、体制を補強しながらということがありました。できるだけそこの場所に行って、さまざまな悩みだとか、要求だとかね、こんなことが欲しいということを本当に一人一人から聞くように、それを吸い上げる計画にしていくべきだと思いますが、そういう計画をつくっていく考えあるのかどうか、対応していただきたいと思うわけですが、その考えがあるかどうか伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、何かこの議場の中で「そういうやり口ではなくて」なんと言われると何かちょっと身を縮めてしまいますけれども、22年から建てる準備をというようなとでもう軌道に乗りましたので、この1年、先ほどの事例がございます。一たん承諾ですね、承諾制度というふうなことで、入園の申し込み不承諾というふうなことで通知を出させていただいて、その後のやり取り、1週間、10日経過していますけれども、直接届いた日から電話がばんばんとういような状況でないことを月曜日の庁議の折に課長から報告として受けました。そこをそれでよしとするわけではないんですけれども、今子供さんの側からすると、「自営業ながら、本当に暮れの何カ月間か保育所に余力があって入って、安心して仕事もできたんだけれども、今回4月からの入所は不承諾の通知をもらいました。何とかなりませんか」というのも一つ、二つと、こう聞こえ始めているところです。ですから、4月に向けてですね、今の体制の中で4園プラス一つということで5園、そして認可外と呼ばれる3園、認可外もですね、去年課長ともども、課長が職員ともども十分現地に行って、自分の目で見て、認可外保育所にも町もおひさまさんには入園、卒園というような形でご案内を受けて行っていますけれども、本当にここが認可外だと見なければですね、そんなに今議員がおっしゃるほどの状況じゃないんでないでしょうかね。課長も中身の充実ぶりは見劣りしないと。そんなふうなことも認識をしているところでございます。
 そういった中で、人的、物的な部分をハードとするならばですね、ぜひそれに加えて保育士の云々だとか、ソフト面の支援体制だとか、そういったことも含めて取り組んでまいりたいというふうに思います。
 障がい者の思いを吸い上げてというのは当然のことで、机上の作文をして、総合計画同様ですね、スタートするものではございません。いろいろな多角的な地域もあり、そして何ですかね、子育て層、スポーツ系、何系というふうなことで、分野別の懇談も含めながら、今深みのあるというふうなことで、最後の追い上げをかけてくるところでございますので、障がいのこういった計画も例外でないというふうに申し上げさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 次、16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は2件質問をいたします。
 まず、高校の新卒者、そして地元の商工業者を今の経済危機からどう守るのかという問題です。
 百年に一度と言われる経済危機のもとで、昨年の宮城県内の倒産件数は 188件、負債総額は 573億 7,100万円にのぼったと報道されております。建設業を中心に不況型倒産が増加し、町内の商工業者も大きな影響を受けています。また、「派遣で働いていた息子が失業して、職を探しているけれども、なかなか見つからない」など、住民の暮らしにも雇用不安の荒波が押し寄せてきております。
 この3月までに期間切れを迎える非正規雇用の労働者は15万 8,000人、宮城県内では先ほど町長もおっしゃっておりましたが、 4,520人に達する見通しと言われています。そのほかに正規社員、正規の社員についても首になる等々の事態が予測されておりますから、一気に数十万人の失業者が出るのではないかという声も聞かれているところです。このようなときに、地域経済の活性化に向けて、自治体がどのような力を発揮するのか。そのあり方が問われていると思います。
政府の第2次補正予算を受けて、富谷町でも「ふるさと雇用再生特別交付金事業」「緊急雇用創出事業臨時特例交付金事業」に基づいて、総務、都市計画課、都市整備課、生涯学習課、産業振興課、町民生活課が延べ 100人を超す臨時職員を採用し、総額2億 5,000万円を超える規模になるというふうに聞いておりますけれども、財源のほとんどは国の措置に基づくものとなっています。
町長の平成21年度施政方針では、17名の新規職員採用を初め、中学校への図書専任職員配置、小学校への特別支援教育支援員配置など、行政需要の増大に対応しつつ、また住民の福祉向上を図るということで、雇用増につながる施策が展開されており、このこと自体は評価できるものだと考えます。しかし、現在起きている大規模な非正規雇用労働者の失業問題を解決する直接な対策という段階には至っていないというのが率直な感想です。地域経済を活性化させる上で、直接的な効果が期待できる仕事おこしや雇用促進策等が今強く求められているのではないでしょうか。
 私が第一に伺いたいのは、この3月に高校を卒業した人の就職問題です。
 2月の初めですけども、黒川高校でお話しを伺ってきましたが、高校新卒者の就職内定率が県全体で75%という中で、黒川高校は2月初めのその時点で既に85%と、他校に比べかなりよい状況でした。「北部工業団地のお膝元だけに就職率はほかよりよい」ということでしたけれども、それでも未定者が2桁台というのは、例年に比べて相当に悪い状況だとお話しされておりました。
 昨年10月のアメリカ発の金融危機以後、ぱたっと求人がとまり、11月以降は求人ゼロという状態で、中には採用が内定していた会社から「4月まで会社が存続するかどうかわからないので、ほかの会社に移ってもらっても構わない」というふうに言われたケースもあったそうです。
 生徒のショックを思うと胸が痛みます。就職を希望していながら受け入れ先が決まらない高校新卒者は町内にも相当数いると見られますが、未成年である高校新卒者への支援はとりわけ重要だと考えます。県内でも多くの自治体が内定取り消しを受けたり、就職が決まらない新卒の高校生を臨時職員として採用するなどの対策を強めていると聞いておりますけれども、しかし、黒川郡の4カ町村では、こうした対策がおくれており、臨時職員募集はどの町村からもいまだ行われていない状況だと聞きました。仮に町の臨時職員として1年以上働くことができれば、90日間の失業手当を受給することができます。そしてその間に次の就職先をじっくり探す猶予もできてくるわけです。
高校新卒者については、教育的な観点も踏まえて、町の臨時職員として最低1年以上の期間で特別の雇用枠を設けるよう求め、当局のお考えを伺います。
 また、進路指導の先生からは、「企業が高校新卒者を採用した場合に、行政から何らかの補助があれば、企業の採用意欲が高まるのではないか」との声も出されておりました。この点では事業者の側からも「中小業者にとっては社会保障費の負担が重荷で、どうしても新規の、正規の採用をためらってしまうが、町からの支援があれば、採用に前向きになれる」という声もあります。
 町が町内の事業所の採用意欲を高める目的を持って、高校新卒者を採用した地元業者に補助を実施するよう求め、当局のお考えを伺います。
 第2に、町の公共工事の発注、物品購入を通じた地域経済の活性化策についてですが、町が平成21年度、22年度に計画しているものだけでも、これは平成20年に出された実施計画に基づいての数字ですけれども、側溝のふたかけ、路面の全面改修、町営住宅建てかえなど、12件、約11億円の公共事業が予定されております。これを前倒しで発注するとともに、地域経済を活性化させるために、地元業者への発注率を高めるということを意識的に追求することが必要だと考えます。この点について当局がどのように考えでおられるか伺います。
 個人業者、零細業者にどうやって仕事をつくるかという点ですけれども、大変効果があるのが「小規模工事登録制度」です。この制度は、町内の業者であれば個人・法人を問わず登録をし、50万円を超えない範囲の小規模な修理・修繕や 130万円を超えない範囲の小規模工事を発注するというものです。財政課などが窓口となって、登録を受け付け、各課に名簿を配付し、それぞれの課が発注するというやり方です。学校の床だとか、天井・フェンス・花壇の修理、修繕を初めさまざまな公の仕事を地元の個人事業者は零細業者に回すことができ、公の仕事を通じて、文字通り末端の活性化が可能になります。ぜひ実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 次に町の物品購入に関してですが、文具や消耗品などの物品をできる限り地元から購入することは町内の小売店にとって大きなプラスです。イベントの際の記念品、景品を初め、本町や支所など、公的施設で使う文具やトイレットペーパーなどをできる限り地元から購入する方向で進めるべきではないでしょうか。
 長年町は税金を1円もむだにしないという立場で価格の安さのみに着目した物品購入を行ってきましたが、地元の小売り店からの購入が進めば、地元が元気になり、納税もふえ、生きた税金の使い方につながるはずです。目先の節約だけにとらわれず、これはもちろん大事なことですが、地域全体の活性化を目指すべきだと考えますがいかがでしょうか。
 第3に、制度融資の改善の問題です。
 金融危機のもとで中小零細企業への貸し渋り・貸しはがしがさらに強まっています。町の制度融資が役割を果たすときですけれども、中小企業振興資金は9件と、少しずつ件数が伸びてはいるものの、一方で小企業小口資金の利用はわずか2件という状況です。小口資金はそれこそ担保も保証人も要らない文字通りの「駆け込み融資制度」であるにもかかわらず、利用者が少ないのは、これは制度の使いにくさや不十分さが原因と考えられます。資金繰りがこれほど大変なときに、役に立たないのではもったいないと思うんです。
 そこでまず、利率については、3年ないし5年間の時限措置としてゼロ%に下げる必要があると思います。現在の利率は長期の場合は 2.2%、短期は 1.8%ですが、住宅ローンでさえ 1.8%という超低金利時代、こういうときに公的な制度融資の金利が 2.2%というのは高過ぎるのではないでしょうか。
 また、生活資金、資金繰りは一刻を争うことが多く、申請から決定までの日数を短縮する必要があると思います。手続きを簡略化するよう求め、当局の対応を伺います。
 さらに、町の融資制度では、利用できる金融機関は七十七銀行富谷支店と仙台銀行大富支店・泉ケ丘支店に限られています。また、融資するかどうかの決定権は事実上先ほど述べましたこの金融機関に任されているという状況です。貸し渋りをしている張本人にと言っては口が悪いかも知れませんが、その当事者に融資の決定を任せたのでは、貸し渋りはなくなりません。利用できる金融機関をふやし、融資決定は町が行うなどの改善を求め、当局の対応を伺います。
 ちなみに、町の制度融資の利用実績がなかなか伸びない中で、政府のセーフティネット資金(経営環境変化対策資金)の利用はふえています。これは少し前ですけれども、1月現在で18件という状況です。貸し付け限度額が大きいことなど、町の制度融資とはもともと違うところがありますけれども、しかし、セーフティネットの場合は、各事業者が現に取引をしている銀行からの融資が可能となることや、市町村長が認定をする。つまり融資の決定件が事実上町長になっていると、首長になっているということなどが大きな違いだと言えます。町の制度融資においても、利用者の立場に立った改善が必要だと考えるものです。
 この質問の最後ですが、これだけの経済危機に直面している今、失業、生活相談、融資などに関する相談窓口を常設し、駆け込み相談にいつでも対応できる態勢をとることが必要だと考えます。
 けさほどの他の議員の質問にもございましたが、失業者はハローワークに行けばいいというだけの問題ではありません。今失業をして、時間がたつにつれて、借金がふえる、多重債務になるという状況が生まれたり、また家族に介護が必要な人がいるとか、教育の面でも非常に困難を抱えるなど、困難が複合して集中してあらわれているというケースが多々あるわけです。ですから、町が年末に限定して相談窓口を設けたというこれをさらに発展させて、常設の相談窓口を設けることが望ましいと思いますがいかがでしょうか。
 次に、セーフティネットとしての生活保護制度の実態、そしてこれが正しく機能しているのかどうかという点について伺います。
 失業・倒産がかつてない広がりを見せている中で、生活保護制度は、人として生きるための最後の命綱(セーフティネット)であるとともに、私たちの生活を底支えするという歯どめの役割を持つものでもあります。
 その最大のセーフティネットが、果して十分に機能しているのか疑問です。富谷町の保護率は県内市町村の中で最も低く、お隣仙台市の10分の1程度という状況です。仙台市の場合は、 1,000世帯に 1,000分の 11.18という保護率ですけれども、富谷町の場合は 1,000分の1.28という状況で、10分の1ということが明らかです。これは県に直接聞きまして、一番新しい数字ということで伺ったわけですけれども、この数字については若干動いている可能性がありますが、しかし状況が変化していないという点では変わりないかというふうに思います。
 この原因として、富谷町の級地が、今3級地の1ですけれども、町民所得の実態から大きく乖離しているということが考えられます。例えば40歳代の夫婦と小学生1人、中学生1人の4人家族で月収が26万円の場合、仙台市に住んでおりますと、生活保護を受けられます。が、富谷町に住んでいると保護の対象外、適用外となります。これでは制度が十分に機能しているとは言えません。
 また、この級地の低さがパート労働への課税などにも影響しております。パート収入に対する住民税の課税というのはその基準が生活保護の級地によって異なっておりまして、仙台市に住んでいると 100万円まで課税されませんが、富谷町に住んでいると93万円で課税をされてしまいます。このことは、これまでにも何度となく取り上げてまいりましたけれども、せめて富谷町が塩釜市や名取市、多賀城市と同じ2級地の2に引き上げられる必要があると思います。
 そこで、富谷町の生活保護適用率は近隣市町村と比べてどのような状況と見ているか、実態を伺うとともに、適用率が低い、保護率が低い要因と級地引き上げの必要性を町はどのように認識されているか伺います。
 また、町はこの間、級地引き上げに向けて国に対してどのような働きかけをしてきたのか、今後の見通しはどうなのか伺います。
 さらに、自家用車や家、土地などの資産を所有している場合は保護を受けられないという誤解が一般化しておりますが、生活保護は、すべての資産や預貯金を処分しないと受けられないという制度ではありません。保護法の実施要綱では、「その資産が現実に最低限度の生活維持のために活用されており、かつ、処分するよりも保有している方が生活維持及び自立の助長に実効があがっているもの」などについては保有が認められています。
 町の窓口において、資産の保有などを理由に一律・機械的な対応をすることは決してあってはならないと考えます。
 また、生活保護の申請に関しては、窓口での対応が生活保護法第7条に明記された「申請権」を保障する立場に立っていない状況が時として見られます。福祉事務所には、申請の段階でこれを拒否したり、却下したりする権限はなく、無条件で受け付け、審査しなければならないということが定められています。まして、町の窓口ではなおさらのことです。町の窓口で、「きょうは相談だけ」だとか、「必要な書類が整っていない」など、さまざまな理由をつけて申請をさせないということは、申請権の侵害に当たり、法律違反です。申請は一たんすべて受理するなど、申請権を保障する十分な対応が行われているか伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問に答弁を申し上げます。
 高校新卒者ということでございます。あるいは町独自の雇用対策、仕事おこしはということでありますが、新聞にですね、臨時雇用枠、どこの町はと先ほど 500何人の数値も出しましたけれども、あのような形であの類型で富谷町はやっていないんじゃないかという質問をですね、この受けるのも本意ではないないんですよね。今「一定の評価します」というようなお話しもありましたけれども、これはそうですね、そんなことで、高校生の枠組みというふうなことでありますけれども、 150人の臨時パート、こういったものの雇用を守るというような状況もね、私らに課せられた事柄ですとか、中学校の支所、あるいは学校の支援員というようふうな形で、今すぐにはできないにしても21年度施策としてまさに予定、計画、見通しを持ってですね、私らは言ってみれば、こういった枠、状況を超えてですね。相当数枠組みを受け入れていると、こんなふうなことだろうというふうに思うんですね。
数値、10人、5人、言葉で言えばそんなに難しことではないです。やりましたと5人採用枠を設けましたと。しかし何をしていただくかということについては非常に悩ましいんです。現実、郵便業務の仕分けをというふうなことで、2時間程度週何回ということで出向いていただいていますけれども、本当にそれ以外に何がというふうなところをですね、非常に難しい状況に現実あるということもぜひご理解とお伝えをしていただきたい。
 ですから、こういうものについては、町独自のというふうなことと合わせてですね、やはり周辺の組織といいますかね、いわゆる外郭なり、この周辺の団体、そういったところとのやっぱり期待というようなものもあるんでないのかなというふうに私は思います。商工会も非常に合併後、なかなか見えないという部分もありますしね。それぞれの町と関連する団体等もありますので、そういったところとの相連携して、やはり町は町としての1年の枠組みの中で、イレギュラーなものに対応できるだけの度量は持っておりますけれども、枠組みつくりました。朝来て、夕方まで、あの人たち何しているんだべというようなことでも、内情困るわけでありますのでね。そういったのとあわせながらですね、進めていることをお伝え申し上げたいというふうに思います。
 高校新卒者に対しては去年1名採用できましたけれども、ことし9月15日解禁ですよね、高校生の場合ね。大卒が選考に6月に試験をして、もう9月までの間に面接を終えてと。高校生枠2人をとって残しておいたんですけれども、残念なことに7名の1次試験合格者2次試験に進んでいただいて、作文、面接等を行いましたけれども、残念ながら町のいわゆる正規雇用として採用するまでに至らなかったと、こういうふうな経緯でございました。非常に公務員として受け入れるというふうな資質、富谷町でこの先30年以上身分を保障され、お勤めするというふうな人をですね、選ぶ我々3名ないし4名で統一した枠組みの中で選考しますけれども、本当にぎりぎりの選択の中で、思いは高校生の皆さんにもぜひここに並んでいる皆さんも立派な業績を残している方いっぱいいるわけでありますので、ぜひそういった枠をもっとこういうふうな意識は持つんですけれども、残念なところそこに至らなかったというふうなことでございました。
 地元業者、今1番と関連しますけれども、現状ですね、企業とて、町からの助成を受ければ受け入れると、こういうことでもないんだろうと思いますね。国の枠組み、制度もあっている中で、本当にもう今自分の内輪を守ることで精いっぱいだと。ワークシェアリングです、何ですと、いろいろなとにかく雇用を守る。きょうのトヨタの九州の 1,000人規模云々というのも出ておりましたけれども、そういう内輪の努力が今我々自身も期待をするところでありますし、ぜひそんな中で効果のいわゆる検討をですね、十分してまいったんですけれども、そこに現状至っておらないというふうなところでございます。
 なお、事業所12月上旬にはですね、提携のというふうなことになりますけれども、職安所長と町長の連盟で町内の事業所に対して求人要望を行ったところでございました。
 その次、町のですね、発注云々というふうなことで、相当数これ財政課からと現状今までと相当変わっているはずです。それがなかなか皆さんに映らないというのも大変残念なことでありますけれどもね。節約しつつ、むだにならない町内事業所の活用というふうなことで、現実は指名というような枠の中で、町内業者を生かすというふうな取り組みに、相当数取り組んでおりますので、その旨、後ほど財政課長から申し上げます。
 参考までに、町内業者の備品関係でありますと、町内は2社なんですね。備品関係登録業者は2社に会社の社もよし、物もよしですね、2社のみというふうな条件上にまだあるというふうなことです。したがって、2社だけに特定することが結果のすべての備品をですね、2社しかない登録業者だけに特定するのか、いいのかというふうなこともあるというふうなところであります。今問い2の1についてお話しを申し上げております。
 その次、問い2の2ですね。小規模工事登録制度の実施ということで、競争入札参加資格登録していない地元の業者及び個人の方で、小額な内容、軽易の契約の受注を希望する方を登録するものと認識をしておりますが、現実申請書類関係は通常競争入札参加資格登録申請より簡素化されているものの、申請手続き等は必要でありますので、当町としては現行の競争入札参加資格登録申請の手続きを踏んだ上で進めてまいるというふうなことといたしております。
 導入云々というようなことで、導入されているのは塩釜市と大衡村がこの制度を導入しているというふうなことも確認しているところでございます。
 物品の購入率を高める。こちらについてはですね、4社ですね、これに該当する文具、消耗品、地元云々ということで4社、先ほどは2社でしたけれども、こちらにしても4社で、それですべていいのかというような議論も内輪にあってですね、指名選定委員会の中で町内業者を中心にしながらも適度に町外の業者さんにも広く求めてというふうな運用をしているところでございます。
 融資制度、これも商工会をやっぱり頼らざるを得ないんですね。そのために産振の職員の者しかいません。本当にいろいろな農業施策もあり、商工振興もあり、何もありというふうなことで言えば、山もあり、田んぼもありね、さまざまな形で本当に薄さは私の感じ取っているところなんですね。本当はもっと補強しながらというふうに思いますけれども、そんな中でやはり商工会に依拠せざる得ない。そういったところがあるわけですけれども、十分なるやり取りをした中でですね、十分というか、やり取りをしている中で、今の現状に至っているというふうなことです。ゼロ%にというふうなことについては、現状の 2.2%の枠の中で進めさせていただくというふうなことでございます。
試算、1%というような事例はあるようでありますけれども、それを現状貸付残額に見合わせるとですね、1%軽減、いわゆる 2.2を限度としてというふうなことで、1%軽減した場合の試算は61万円の利子軽減につながる。貸付限度額をベースにした場合 140万円の軽減につながると。そのような試算もしているところでございます。
 手続きの簡素化、おっしゃるとおりで、なお一層の簡素化に努めてまいりたいというふうに思います。
 次、金融期間の融資決定ですね。町がというふうなことで、先ほどのやっぱり人的スキル等々からすれば、圧倒的に違います我々、書類等を見れるだけの状況かというようなことですよね。貸借対照表、損益計算書、私は必ず見るんですよ、来たときには。どういう会社の状況かなというのはぱらぱらっとあの場で決裁する折見ますけれども、それだけでは到底町長職あれですからね、3分、5分の世界ですから。十分なるその前後も含めて企業の状況、現状、過去からの経緯、そういったものをやっぱり見るだけのスキルがなければだめだと。町職員にそいったものをですね、職員として求める。皆さんの合意があればそういったものを求めてですね、担当させることはやぶさかではありませんけれども、そうするとまた数等の問題等もありますしね。当面現状対応でというふうなこととなります。
 先ほどの発言の中でですね、本当にあの「町長は失業者はハローワークに行けばよい」と、こういう発言があったという発言を聞き取ってメモしましたけれども、大変心外でございます。そういう趣旨は後から議事録含めて確認をしたいとおもいますけれども、そういう趣旨で、その発言はしていませんからね。この言葉のひとり歩きは十分私はそういう思いでここに立っておりますので、ぜひ言葉の私が言った発言だというふうなことで決めつけた中でですね、発言には控えていただきたい。強く思います。情報が、「そういった情報網がない中でね、受けたものについては、職安の方に紹介をする、今の状況はそういうことですよ」と言っているわけですよね。「機械的に職安さ行け」とかというようなことを言っているわけではないので、ぜひ町長がこういう発言をしたというような、まさに切り取った中で、言っていないこともまた切り取られても困るんですけれども、ぜひご注意をいただきたいというふうに思います。
 そんなことで次、セイフティネット、生活保護制度ということで、保護率ということでないでしょうかね。生活保護適用率という表現でご質問いただいたようでありますけれども、保護率というふうな、生活保護関連文章においては3文字で使っているようでありますので、保護率というふうな形でお話しをさせていただきたいと思います。
 保護率が富谷町で低いということ、このことすべてが級地区分によってそうなっているんだというような判断は町としてはいたしておりません。当町は仙台市、地の利、人の和ね、隣接していますとかって、こう言っております中で、仙台市は事実1級地2というふうなことに該当している場所でございます。自治体くくりでそうなるわけですよね。富谷町は現状3級地1ということでくくられておりますというふうなことです。なお一層級地区分の引き上げについては、今まで以上に関係機関への働きかけ強めていくという、強めていきたいというふうに思います。
 なお、この質問を受けてですね、確認をいたしましたところ、富谷町と利府町については、3級地2から3級地1に引き上げられた経緯があるようですね。残念なことなのか、時期はというのは確認できないままきょうになってしまいましたけれども、そういう事例もありますので、ぜひ3級地1からお望みの2級地2とワンステップずつですね、一気に仙台市の1級地2まで行かないにしても、塩釜、名取、多賀城である2級地2のレベルぐらいまで引き上げる努力を町はもちろんのこと、皆さんともどもですね、これまた「町が、町長なにやっている」ばりではなくてですね、皆さんと一緒にやっぱり課題を共有したいと、こんなふうな思いでございますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。
 2番、3番については、課長から答弁準備しておりますので、答弁させます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 指名競争入札の工事で町内業者のみの指名された件数でございますが、平成20年度は指名競争発注件数35件のうち10件でございます。10件につきましては、町内の業者様7業者さんございますので、すべてが参加できるいわゆる入札でございました。
19年度につきましても24件中10件、件数については同じなんですけれども、同様の中で入札を行っております。
 また、残りの件数につきましても、更新によって参加できるものとできないようなものもございますので、入れるものについては、すべて町内の業者さんを含めた形で入札を行ってございます。ちなみに、18年度の件数を申し上げますと、31件のうち、7件というようなことで、割合ということでの比較はなかなか難しいのかなと思います。それはその年度年度によって工事の件数等も違いますので、できるものについてはすべて町内業者さんの参加の中でやっていると。ただ、それを優先という形ではなくて、やっぱり身近な場所でそういった地元を熟知した業者さんにやっていただくということで、作業の効率なり、よいものに仕上げていただくというようなことをもって指名をしているものでございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、2番目の級地引き上げに向けて町は国に対してどのような働きかけをしたのかという、あるいは今後の見通しはどうかというところでございますが、最初に申し上げたところは先ほど町長が申したとおりでございます。今後の見通しというところでございますが、平成20年度のですね、生活保護基準の改定におきまして、厚生労働省は今後5年に一度実施されます全国消費実態調査に基づいて、消費の実態との均衡が適切に図られているか否かを定期的に検証することをルール化するということにしておりますので、そのところを今後見守っていきたいと考えております。
 それから、3番目ですが、自家用車とか、家とか、土地など資産所有の件についてのご質問かと思われます。議員さんも申しておりましたが、生活保護法においては、保護の補足制の原理というところで、保護はその利用し得る資産、能力、その他あらゆるものをその最低限度の生活の維持のために活用することを要件としているというところがありますので、これを受けまして、どうしても資産力の調査というのはとても大切なものになっております。生活の維持、あるいは自立の助長に実効のあるもの、例えばですね、身体障害者などで車がないととか、そういうまず機械的な決められるものではないのですが、生活の維持と自立助長に実効制のあるものなど、個々の世帯の実態、その地域の実態に応じて検討されているものでございます。このようなことを十分理解した上で、個々のケースの相談を受けております。
 先ほど途中になってしまいましたが、障害者の実例でございますと、自家用車の保有が認められているケースなどもございますので……、(「よく聞こえないので」の声あり)障害者の特別な事情がある場合などは、自動車の保有が認められたという事例もございますので、町でなくて、仙台保健福祉事務所の所管となっておりますので、そこと十分相談をしながら対応していかなければならないと思っております。
 それから、申請の関係ですが、決して窓口で機械的にお断りするとか、申請書を渡さないとか、そのようなことは行っておりません。十分にお話しを聞いております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、高校の新卒者の臨時職員としての受け入れ、特別な枠を設けてほしいという問題ですけれども、これはこれまで採用しようと思ったけれども、残念ながらできなかったと。ご本人の問題ということでね。というような、そういう話ではないんですよね。就職をしたいけれどもなかなか決まらない。この経済情勢の反映で決まらないという人をその未成年者であるということを重視して、教育的な配慮をしながら、これは先ずっと何十年もという意味でなくてね。最低でも1年間雇えば、その後90日間、3カ月は失業手当が受給できるということで、若い人の将来のためにここで今行政が少し手を貸したらどうなのかということですので、町長に改めてその未成年者である人たちが、もちろんいろいろな方々が派遣切り等に遭って苦しんでおりますけれども、この今社会に一歩はまだ出しかねて、出していない状況の人たちに行政として何とか手を貸すことはできないのであろうか。この点についての町長のお考えをもう一度伺いたいと思います。
 それから、公共工事の前倒し発注につきましては、これは直接的に地域の経済活性化に役に立つということで、だからこそどこの自治体もこの前倒し発注と繰上発注というようなことをやっていると思うんですが、例えば側溝整備にしても、ふたかけですね、側溝のふたかけにしても、これまで町が1年間に予算組んだものが入札をやって受け残が出るとその分を上乗せしてその年度内に発注するということをしないで、当初の予定どおりしか 100メートルと決めたら 100メートルしかやらないと。実は 200メートルできる財源があってもですよ、やらないということをしてきたわけですが、この機会にそういうことも含めて前倒しで住民の要望の強い公共工事に思い切って予算をふやして取り組んだらどうなのかと、前倒しでやったらどうなのかということを伺っているわけですから、その経済効果ということを町長がどの程度に考えておられるのか、改めて伺いたいと思います。
 それから、 500万円以下については、ほとんどが、ほとんどとは言いませんが、この間地元、結果として地元の業者が受注するということが行われてきた。結果的には前進してきていると思いますが、問題は 500万円以上の一般競争入札で、一般競争入札に地元の業者ができる仕事については、地元、町内、もしくは町内で無理であればせいぜい黒川郡内にするというような、そういう限定的な条件をつけないと、よく言われるのは富谷町のこういう公共工事に仙台の業者さんがどんどん応札してくると、しかし、仙台市では地元優先という枠組があるから、富谷の業者はなかなか仙台の仕事を受注できない。こういう矛盾があるわけですから、前倒しで事業を発注するとともに、 500万円以上のものについては町内、もしくは郡内という条件をつけた一般競争入札でやると。そのことによって地元への仕事をふやすということを意識的に進めてはどうなのかというふうに伺っているんですが、どうでしょうか。
 それから、小規模工事登録制度は、現在でもですね、ちょっと古いんですが、2006年の場合は課長の専決で支出できるものとして、修繕料は 130万円未満、工事請負費で 130万円未満、委託料で50万円未満、課長の決裁でできるものは随分あるわけですね。年間この時点で 554件なんですよ。一番新しい数字を担当課に聞いたところ、そういう把握はしていないということでしたが、2006年にはこういう数字が出ているんですね。これはですね、単に各課の課長の決裁任せということにしないで、一つの制度として財政課なら財政課を窓口にして、小規模なものについては地元の業者さんに登録をしておいてもらって、修繕が必要になったら順繰りに発注していくという、こういう制度なんですね。だから地元の業者には確実に公的な仕事が回っていくということで、これは小額であるからこそできることなわけですから、ぜひ取り組んでいただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
 現在その各課ごとにやっていることをどこかが目的意識を持って、きちんと制度として体系化するということでもあるわけで、そんなに難しいことではないはずですので、ぜひこれは取り組んでいただきたいと思いますが、どうでしょうか。
 それから、現在文房具だとか、トイレットペーパー等々の消耗品、こういう共通物品について、一括して庁舎内に、この本庁舎内に関しては一括して財政課が処理をしているということですけれども、これは先日お話しを伺ったところ、大塚商会にほとんど発注しているんだと。大部分の発注が大塚商会だというお話しでした。で、それは登録業者であるからだということなんですけれども、ここのところをですね、富谷の町内の小売店に長年頑張っている小売店に仕事を回すという立場で、これについても先ほどの小規模登録制度じゃありませんが、意識的に地元の小売店に回していくと。物品の買い上げをしていくということを進めるべきだと思うんですが、どうでしょうか。
 制度融資につきましては、何も無審査でやれと言っているわけではありません。町長がですね、一定の必要性を認めた業者さん、方に対してはこの人には融資をしたいという立場でこれ町の制度融資ですから、そういう立場でやっていけば、決定権を町が持つことは何もこれも弊害があることではないと思うんですね。現にそのセーフティネットの場合は町長が認定したという言ってみればお墨付きをもってやれば、それはもうほぼ通ると、余程のことがない限りは通るという状況ですから、やってやれないことはないんではないかと思いますが、どうでしょうか。
 それから、金利のゼロ%、1%下げるのにたしか67万円とおっしゃいましたか。ちょっとうまくメモできなかったんですけれども、ということであれば、これはぜひとも実現していいことではないでしょうか。しかもこの先ずっとではないんです。この経済危機がおさまるまで、何年かかるかわかりませんけれども、時限措置として取り組むということならやれることではないかと思いますが、どうでしょうか。
 それから、相談窓口の常設については、「町長がハローワークに行けばいいと言った」と、町長は「言っていない」とおっしゃって、これは言った言わないの話ではなくて、町長がこう言いましたといふうに……、後でどうぞ見ていただければいいんですけれども、それこそそういう言葉のやり取りの問題ではなくて、これだけ今後でどうぞ議事録をごらんになってください。「町長が言いました」というふうに言っておりません。きのう、けさほどの質問者に対してこんな話があったということは言いましたけれども、特定したものの言い方はしておりません。
 そこで、そういう言葉尻、それこそ町長よくおっしゃるんですが、言葉尻にこだわるということではなくて、いまいま困っている方々、複合的な悩みや困難を抱えた人にどう対応するのかという問題について、もっとそれだったら前向きな姿勢をお示しいただければと思いますが、どうでしょうか。
 それからですね、保護率が低いのは、級地だけが原因とは思わないという趣旨のご答弁されました。私ももちろん級地だけが原因とは思いませんし、ほかの要因も当然あると思いますが、級地が大きな要因の一つであることは間違いないと思うんですね。それで、答弁漏れではなかったかとは思うんですが、この間、この問題を取り上げたというのは初めてではありませんで、以前にも質問をしております。そのときにも「国に向かってぜひ発言してほしい」と、「要請してほしい」「強力に働きかけてほしい」と言ったはずなんですけれども、この間どのように国に対して働きかけをなされたのかを伺いたいと思います。
 それから、生活保護の申請に関しては、先ほど資産の問題につきましても、それから預貯金についても、生命保険についても、高校生のアルバイト料の問題についても、さらには高校進学、子供が高校進学するための学資保険の加入についても、厚生労働省は、今までよりも進んだ判断をしています。ですから、ぜひそういう方向で窓口での対応を改善してほしいというふうに思いますが、どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、高校生の、質問の中に例えばという事例がないんですよね、私どもも相当真剣に考えるんです。こういう状況の中で、町でやれることはないかという、しかし答えがないゆえにこのような答弁になるんです。正規職員をで云々で、そんなことを聞いていないとかではないので、高校生の可能性を見つけながら現状正規職員はこうでしたよということでお話しをさせていただくので、それを「聞いていない」とかって言われる。いやそれ以上言いません。そういうふうなことで、高校生の枠をですね、何とか使ってというか窮状があるならば、高校生も一般の人も含めてですね、可能性を私どもはずっと考えているんです。ですから、その間に一般採用枠、大学6人だというので、大学4人、高校生2人枠残しておいて、このような手順でやってきましたというような経緯を説明をさせていただいたという、聞いていただけないのが大変残念なんです。
 感情や私感でなくてですね、本当に採用するということは、1日8時間勤務の中で適度な求められる労働をですね、用意しなければならないですよね。それがないんです、残念なことに。どうぞご意見を聞かせていただきたいと思います。こういうことでこんなふうな枠でということがあるならば。ですから、そんな中で私どもそれに変わるというべきかね、高校生というのはないんだけれども、相当数新聞にない、臨時雇用枠どこが何人とかという、あのくくりの中に入らないものがこれでこういうものがあるんでないでしょうかというふうにお話しをさせていただいているんですね。
 公共工事前倒し発注ということで、これもあれなんですけれども、公共工事の前倒し発注につきましては、工種等により可能なものについては、早期発注に努めていると。本町工事発注においては、平成14年から 500万円以上のものに一般競争、 130万円以上 500万円未満を指名競争入札とした現状にあると。指名競争入札の業者については、富谷町選定委員会において業者選定委員会において、業者を決定することとしております。全然従前からの方式は変わっていません。この結果を見ますと、町内業者が施工できる内容において結果としてですね、町内業者のみが選定されている状況にあると。
 三つ目は小規模については、答弁したとおりです。物品購入については町内発注登録業者4社に従前以上にですね、その機会が与えられているのではないかなというふうに思います。
 5番目の審査は答弁したとおり、現行の態勢で行くことといたします。
 以上です。あと足らざるところを課長からお願いします。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 窓口の対応でございますが、改善ということを申されましたが、今までどおり福祉事務所と相談しながら真摯に対応してまいります。

議長(渡邊俊一君) 町長、一つだけ、公共事業の前倒しをした場合の地元業者への発注に関して、その経済効果はどのぐらいあるかというような質問をされているんですけれども、ちょっとそれは経済効果どのぐらいあるかなんていうのは……。(「経済効果についての認識について」の声あり)認識ですか。経済効果に対しての認識だそうです。若生町長。

町長(若生英俊君) 経済効果の額等についての具体的なものはありません。当然言うに及ばす、皆さんと同じ共通した認識だというふうに思いますが、やっぱり町で我々ほどよい町の規模ですからね、この中でやっぱり経済活動をお金も循環させるというようなあたりは当然私ども追求していく業者さんが伸びていく、それがまた税収にも反映していく、元気さにもつながるという、さまざまなその付加的な要素があるわけでありますので、これまで以上のですね、さらなる取り組みをしていきたいというふうに思ってございます。

議長(渡邊俊一君) (発言あり)何ですか。(「生活保護の級地引き上げで国に対してどういう働きかけをしたか」の声あり)
 生活保護に関しての国に対しての働きかけはどうだったかということで。

町長(若生英俊君) 従前も取り組んでまいっておりますけれどもね。一つずつ1件ずつ上げていく、そういった努力をしてまいります。(「何をしたかを聞いているんですが、答弁になっていないですね」の声あり)

議長(渡邊俊一君) 町長答弁したつもりでいるんでしょうから。(「答えになっていないです」の声あり)後で……。(「答えなかったわけじゃないと思うんですけれども、国に対しての働きかけですよ、具体的なんですから、例えば厚生省に何回行きましたとか、そういうことですよ」の声あり)
 若生町長。

町長(若生英俊君) 中央要望等ですね、私ら行きます書面での町村会系での等々いろいろな形でやっておるわけですよね。それはぜひそういう機会にお伝えする機会がなかなか少ないんだろうというふうに思いますけれども、ぜひその辺のところどんなことをやっているのというふうなことも含めてね、風通しのいい関係でありたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) よろしいですか。(「はい、わかりました。要望しかしなかったということですね」の声あり)じゃああといいんですね。(「はい」の声あり)
 これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
午後5時59分 散会

平成21年第1回定例会議事録(第3号)

平成21年3月5日(木曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君  
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君  
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君  
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君  
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君  
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君  
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君  
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君  
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君  
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 3番 土樋輪康雄君

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 昆野武裕君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子

議事日程 第3号

平成21年3月5日(木曜日)午前10時00分開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号10番~13番)
  • 第3 議案第2号 富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について
  • 第4 議案第3号 富谷町介護保険条例の一部改正について
  • 第5 議案第20号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第8号)
  • 第6 議案第21号 平成20年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)
  • 第7 議案第22号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
  • 第8 議案第23号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第4号)
  • 第9 議案第24号 平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
  • 第10 議案第25号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
  • 第11 議案第26号 平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)
  • 第12 発議第1号 議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議
一般質問内容
一般質問 2番 小川昌義議員
1 富谷町HPで町内会加入コーナーについて問う
2 上水道の断水対策と下水道対策を問う
3 学校のIT関連の活用状況を問う
5番 佐藤克彦議員
1 「富谷町食育推進計画」について問
14番 伊豆田待子議員
1 子育て支援対策について
2 地域活性化・生活対策臨時交付金について
1 CO2削減やリサイクルの推進等、環境対策を問う
2 道路整備の推進を問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえていただき、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第 120条の規定により、10番市川壽藏君、11番磯前 武君、12番・橋敏夫君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 皆さん、おはようございます。
 私は、大きく3点について質問をいたしたいと思います。
 最初に、富谷町の「HP」と書いてあるんですが、ホームページで町内会加入コーナーについて問うということについて質問をいたしたいというふうに思います。
 富谷町のホームページも閲覧しやすくなり、地図なども配置をし、以前から見るとよくなってきています。このIT関連技術の日進月歩がめざましいものがあります。機器、ソフト面更新、更改などなど、追いついていくのに本当に大変です。これらに関する経費も膨大になっているものも現実です。
 しかし、全国各地自治体では、これらの経費削減に取り組んでいます。その一つに「クラウド・コンピューター」、これも英語になるわけですが、私の同僚議員であります隣にいる方が、クラウドというのは雲という意味だそうでございます。雲との空に、青空に雲がぽっかり浮かんでいるところとのコンピューターをやりとりをするというものに、各自治体が注目をしているということでございます。各自治体には、資産がいりません。サーバー室が不要であります。さらに、担当者が少数でもよいと言われています。
 最近の情報では、山形県置賜地区の7自治体がソフトウエア・アズ・ア・サービス/アプリケーション・サービス・プロバイダー、これもSaaS/APSというわけですけれども、による基幹システムの更新に、刷新に踏み切り導入を決めました。2017年までの長期契約で、1年当たりの経費は7団体合計で3億 6,000万円、2006年のシステム運用経費7団体合計で5億 4,000万円だったということで、年間約40%のコスト削減ができると報道されています。その他にも、全国的に検討している広域地域があるようです。他にもフリーソフトの導入をしている会津若松市など、経費削減に向け検討している自治体も数多くあります。
 富谷町としても、長期計画としてこれらの経費削減に向けたソフトウエア導入が必要です。さらに、山形県置賜地域と同じように広域対策が富谷町としても必要だと思います。
 こうした点を展望しながら、現時点での富谷町のホームページについての幾つかの点について質問をいたします。
 1点目に、ホームページに町内会加入の案内と各支所に加入促進パンフレットの配置です。
 町内会組織は任意に組織されているものですが、富谷町とのかかわりが非常に大きいと思います。富谷町は10年後を展望して人口5万 5,000を予想しています。このことは、全国各地からたくさんの仲間が転入してくることが予想されます。富谷町に転入しようとする人たちが必ず町のホームページを見ると思います。そのとき、町内会加入のコーナーで宣伝をしておくこと、どのような町内会が存在しているのか、どのような活動をしているのかというようなことがわかると思います。
 現在各町内会での加入のお願いの仕方に違いがあると思いますが、結果として末端の班長さんが直接転入者に説明をして加入してもらっているのが現状だと思います。事前情報を提供のためにホームページがあり、転入届を提出場所で「町内会の加入のお願い」的なパンフレットを渡すなどの工夫があってよいと思いますが、いかがでしょうか。この点について問いたいと思います。
 2点目といたしまして、富谷町の広報事業について問います。
 最近は全国の自治体が取り組んでいるのですが、ホームページにWEBバーナー広告です。
その他にもあらゆる施策できめ細かな広告活動を導入していますが、当町の考えを問います。
 3点目といたしまして、大変苦労している現状がうかがえますが、ホームページの更改が遅いのが目につきます。ホームページにアップする、ホームページに上げること、アップする際の責任体制を含め、どのような体制となっているのか問います。
 4点目に、ホームページの「データで見る富谷」「富谷町例規集」を早急になぜ更改できないのかについて問います。
 例えば、ここに私も持ってきたわけですが、例規集を紹介します。東向陽台地区の下水道施設の維持管理及び下水道使用料金徴収事務の委託に関する規約、これがそうなんですが、これが文章としては何ら問題はないわけですけれども、この文章の頭がどういうふうになっているかというと、「泉市富谷町」というふうになっているわけですね。ということは、少なくとも今年度は仙台市政20周年と言われていますので、最低でも20年間は放置されているということになります。現状はどのように更改、更新を行っているのか、それに遅い理由は何かについて問いたいと思います。
 5点目に、ホームページの検索機能です。
 現在の当町のホームページで、例えば「バスの無料パス」と検索した場合どうなっているでしょうか。何月何日開催の議会議事録トップに移動します。目的を検索事項に探すにはどこまでもスクロールをしていかなければ検索ができないというのが現状です。私たちが自宅で使用しているパソコンの検索ですら、もう少し進んでいます。せめて検索目的がすぐにわかるようにできないものかについて問います。
 この項の最後となりますが、6点目で、富谷町サーバー、町のサーバーと教育委員会サーバーが別々の場所に設置していますが、理由はなぜかに問いたいと思います。
 第2問として、上水道の断水対策と下水道対策を問うと。
 今年元旦、青森県八戸、私八戸出身ですから、すぐに目についたわけですけれども、八戸市で7市町村の約9万 3,000世帯、24万人が導水管の漏水事故が発生したため、浄水場が操業停止し断水したと、発生したと報道されています。
この断水が完全に回復するまでに6日間もかかっています。八戸市付近は宮城県同様大変地震の多い地域ですが、この辺と違うのは大きな地震が多々発生しているところでもあります。災害時におけるライフライン対策はとっている地域と思いますが、それでも連絡体制、弱者対策を含め対応が遅く、大きな問題を残したということは想定外の出来事が重なったためだと思います。
 富谷町の現在の水道供給は、東向陽台地区は仙台市の水道、その他の地区は富谷町の水道を使用しているというふうになっております。こうしたことから教訓を学び、対策は十分に検討されているのでしょうか。以下の点について質問をいたします。
 1点目、今まで地震を想定した対策はとっていたと思いますが、今回のような場合を想定した上水道緊急対策を検討したことがありますか、問います。また、同様に東向陽台地区についても同様でございます。
2点目として、上水道管、下水道管も老朽化が進んでいると思います。上水道とも全町内に配管されていますが、これらの耐久年数があると思います。それぞれの対応年数とその対応策はどのようになっていますか、問いたいと思います。
 3点目に、今回のような長期間にわたる断水の場合の弱者対策を講じているか、問いたいと思います。同様に、地震対策についても同様であります。
 大きな3番目といたしまして、学校のIT関連の活用状況を問うという項目でございます。
 当町のIT教育面にかけてきた政策は、他町村を抜いていることは認めるところです。富谷町の各学校に配置されているPC台数は、コンピューターの台数は、小学校で約 600台、中学校では約 350台、合計で 950台があります。各小中ともPC教室や、そのほかに各PC教室以外に先生が1台、生徒用40台、それにサーバーが1台配置されております。その他に各教室とも何台かが配置されています。こうした導入した機器、ソフト関係がどのように利用されているか明らかになっておりません。
 そこで、以下の点について質問いたします。
 1番目、教育委員会サーバーでPC教室とか一般教室で小中学校でどのような教材を使用しているか、問います。
 2点目、その教材の使用状況、更新状況を学年ごとにどのように行っているのかについて問います。
 3点目、富谷町が独自に各学年に合った教材を作成しているのか。さらに、地域に合った教材をつくっているのかを問いたいと思います。
 4点目に、今年度から稼働します図書システムは小学校で稼働しようとしていますが、中学校、公民館、県図書館などへのオンライン化の見通しを問います。
 5点目として、小学校、中学校で今ホームページを見ることはできるわけですが、決まりきった内容でしか見ることができません。そこで、小中学校のイントラネットでのホームページ作成を行っているのか、問いたいと思います。
 以上、質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) これより、小川議員の一般質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げたいと思います。
 ホームページ、小川議員ならではということで毎度刺激を与えていただいておりますけれども、本当に今回も大変いい刺激でございました。早速にいろいろな検証をしながら、今後の取り組みをということで内部でも準備をしているところでございます。
 ホームページ、町内会との絡みで案内、そしてまた各支所への加入促進パンフレットというようなこと、大変いいご提案だというふうに思います。なかなか町内会と行政区のこうくくりというようなものが町民の皆さんにご理解いただけないということはずっとこう頭にありまして、どのようにしたらこうお伝えできるのかなという課題としてありました。支所へのこう配置というふうなことも一つのヒントだなというふうに思いましたし、ホームページ上に案内というようなこともぜひ検討する課題だなというふうに思ってございます。
 3月の24日ですね。議会の議決を経て、21年度予算の内容についても触れる行政区長会も予定してございますので、その場か、あるいは4月に新年度事業のスタートということで催される会議の場、どちらかで取り上げ、そしてまたご理解をいただきたいというふうに思うところでございます。
 二つ目の広告事業ということでありました。これもかつてこれまでも取り上げられてきたところでありますけれども、その重要性は全く議員がおっしゃるとおりと認識しているところでございます。広報誌での広告を、媒体を提供するというふうな取り組み、この近在近隣でもこう目にするところではありますけれども、富谷町の広報誌、20ページ立てあるいは24ページ立てというようなことで、いってみれば、いってみればというか、伝える量が4万 
6,000を超える皆さん、そして44地区でのさまざまな種々活発な活動をというようなことをお伝えする、あるいはこの先の予定というようなことからして、なかなかスペースがないんですね。正直なところね。
 名古屋周辺、東浦町、そしてまた三芳町ということで2日ほどかけて同じような規模のところを視察する機会がありましたけれども、月2回発行というふうなのも見てきたところで、なるほどなというふうに思いました。。
 21年度は月1でというふうなこと、従前どおりの回数となりますけれども、なお一層の充実と合わせて、本当にちょっとのすき間も使いたいぐらいのむだのないその言ってもよければ広報的なことでありますので、現時点では広告を載せるスペースがないんですね。したがいまして、広告、21年度、広報誌への広告を載せるスペースというふうなことでの取り組みについてはできないというふうなことであります。ホームページにつきましては、広告を載せるスペース、とれる媒体というふうなことですので、できるだけ早い機会に企業への広告掲載など、求めていく余地はあるということで今検討しているところでございます。
 大変ホームページも大変重要なツールである。一瞬にしてもう今全国、何がいうと富谷町とすぐ検索して、「どんな町かしら」とこう見れるような時代になりましたので、そういう意味では大変重要な位置づけを持っているんだなというふうなことを思います。
 きのうもご紹介しましたけれども、「街コレTOMIYA」も結果としてはホームページとか、あるいは富谷の広報の取り組みというふうなことが一定の評価を受けて、このようなものにつながったというふうなことでございます。
 ここにいらっしゃる議員さんもゆうゆうクラブでの取材なども受けて、写真掲載も何か予定されているようでありますのでね。これだめだというようなことは言いませんので、そのまま通過して掲載されるのではないでしょうか。非常に活発な活動を独自にNTTで取材をしていただいて、取材、私らと切り離した中でみずからの目でやっていただいたというようなことにもつながったんですね。そういう意味では大変今後ともここでいいという状況でないぐらい、日々まさに日進月歩でございますので、どうか小川議員のみならず、何かの折に不便だよとか、「こういうなのまだだよ」とかいうようなことを折に触れて、経営企画課サイドにご一報いただきたいというふうに思います。
 議員の皆さん、そしてまた町民の皆さんも同じでございますね。そういうことから次々とこう進化をして、よりいいものをというふうなことで改善されていくんだろうというふうに思います。
 したがいまして、更改とか素早さとかね、おっしゃるとおりでありますので、20年のとか今断片的にお聞きしたんですが、20年も前のというようなことでおっしゃっているんでしょうか。遅い理由はというようなこと、3、4、5についてはそれぞれ企画課長の方から答弁させることといたします。5番目もですかね。
 どちらにしても、ホームページの重要性、なおますますその意義という位置づけ高まっておりますので、なお一層努力してまいりたいというふうに思います。
 上下水道の断水対策ということでありました。
 八戸ご出身でというふうなことも今ご案内がありましたけれども、私どももこの事故を教訓といたしまして、もしこういう事例が起きた場合は、あるいは起こさないようにするためにはというふうなことで、上下水道課ともども検証をしたところでございました。
 富谷町、2系統の水道、七ケ宿ダム、南川ダムということで北から南からということで2系統から配水を受けているというのは既にご承知のことと思います。安全で安心、そしてまた安定的に24時間何の疑いもなく、こう蛇口ひねると心配のない水が飲めると。これを一点の曇りもなく疑念もなく、やはり継続してきた、あるいは今後とも継続していくということについては、非常なるその内輪のやはり取り組みがあるんですね。何か機会に発砲が、発砲という言葉使っているようですけれども、警報が鳴った折には、夜夜中でも職員が飛んできて、携帯電話経由でですね、飛んできて、確認をして、そしてまたその現場に走るとかも含めて、24時間体制で動く、ひょっとしたら唯一の課かもしれませんね。その他のところはガードマン経由でそれぞれ総務課です、何課ですというような形になろうかと思いますけれども、そういうことで大変少数精鋭ながら日々それに向けて取り組んでいる課だなというふうなことを日々思っているところでございます。
 詳しくは上下水道課長から触れてもらうことといたしたいと思います。
 大変災害弱者対策というふうなことで、大変火災がというようなことも含めて、水の事故が起こった場合に、それをどのようにこう迂回させるかとか、短時間の間に水の安全な水を供給できるようにするかとか、3日かかるところを2日とか、2日のところを1日とかですね。八戸の場合は7日かかったんでしょうかね。たしか7日間だったように思いますけれども、そういったことで期間を短縮する手だてだとかも含めて、十分シミュレーションをしておかなければならないというふうに思うところでございます。
 そのようなことで、ちょっと余計なことになりますけれども、上下水道課長、今期をもって定年退職というようなことですので、十分なる準備もして、答弁準備していますので、答弁の内容を課長の方に譲りたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、学校のIT関連の活用状況ということでお話、答弁させていただきます。
 学校におけるIT教育面での役割としては、まず学びの意欲をどう高めるか、それから学びをどう定着させるか、学びをどう発展させるか、この三つが一応目的となっております。その中で、まず一つは指導者一人一人の教材研究による手づくりの教材での指導がまず学校現場では一番優先されるはずです。ともう一つは、教育技術、教育情報の共有による指導資源の拡大、そしてそれによって効果的な指導方法の改善へとつなぐ役割、これがIT関係の大きなメリットというふうに考えております。各学校では趣旨を生かし研究しつつ、熱心に今実践しているところであります。
 それでは、質問にお答えいたします。
 1番と2番、関連しますので一緒に答弁させていただきます。
 教育委員会のサーバーから小中学校向けにネットワークに対応した教育用ソフトを教材として使用しております。教材としてですから、各教科教材ということになります。それから、教育用ソフトは 700種類以上の中から各学校で学年に合った指導方法や教科書に合ったものを選択して使用しています。
 また、更新状況につきましては、教育用ソフトの使用は1年間です。したがって、毎年年度各学校の学年に応じた指導方法や教科書に合った教育用ソフトを使用しております。
 3番、独自に各学年に合ったもの、地域に合った教材づくりを行っているかということですけれども、各学校では教科、特に社会、歴史関係が多いです。独自に地域の地図と歴史等、各学年や地域に合った教材をパワーポイントで作成し、授業で活用しております。算数の教材を地域に根ざしたということでやっている学校もあります。
 4番目です。図書システムは小学校で稼働しようとしていますが、中学校、公民館、県図書館等へのオンライン化ということですけれども、平成21年3月に小学校に導入された図書システムは、全小学校をネットワーク化し、相互検索や相互貸借が可能なシステムになっております。中学校においては、平成21年度に学校図書補助員を配置し、図書館の蔵書整理や雰囲気づくりから取り組むことにしております。今後効果的な図書館運営を目指す上で、図書システムの導入も視野に入れて、その必要性等を協議していくことになっております。なお、その導入に当たっては、小学校とのネットワーク化による連携可能なシステムを第一に検討していくことになると考えております。
 公民館のオンライン化につきましては、公民館の図書システムの構築が必要と考えます。現在研究しているところです。また、県図書館とのオンライン化につきましては、県全体としての計画が必要でありますので、富谷町単独での県図書館とのオンライン化ということは今のところ困難であると考えます。
 5番目の小学校・中学校でのホームページ作成を行っているか伺いますかということですけれども、小学校・中学校内、イントラネットですけれども、でのホームページの作成は実施しておりません。しかし、平成20年7月から富谷町の公式ホームページにおいて、「私たちの学校」を作成し、広く学校の特色や教育活動の様子を周知しておりますが、現在は学校教育課で作成したホームページに掲載しております。将来的には各学校で作成した学校の特色や活動の様子を生き生きと伝えることができるよう、そして情報モラル、情報安全も含め、研究、検討してまいりたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) おはようございます。
 それでは、私の方からは1問目のホームページについてのご回答をさせていただきたいと思います。
 まず一つ、ホームページの更新を素早くアップする体制の確立についてでございますが、現在ホームページの運用については、庁舎内に運用体制を構築しております。そこのホームページの管理者としては経営企画課が当たっております。その下に各課ホームページ担当者がぶら下がっているというような形で現在進めております。
 サイト全体に関係する部門につきましては、経営企画課が一括して更新体制を行っておりますが、各課に関する業務の最新情報は各課の担当者が直接入力をし、更新していくと、そういった体制を整えておりますが、若干遅いというご指摘もありましたので、この点についてはこれからまた体制を強化し、即時性をもって更新していくようにさせていただきたいと思っております。
 今回こういうご指摘を前回もいただいておりましたので、ホームページを一部リニューアルを考えております。これについては、大きく4本、四つの柱で改正をしていきたいと思います。一つは、情報発信力の強化のために、まずトップページは利用シーンに合わせて改正していくと。それは大きく住民向け、住民の皆さん向けへの部分と、あとは企業誘致もこれから行いますので、企業の誘致もしくはこれから富谷町に住みたいと思われる方のページ、最後は訪問者、富谷町を知りたいという、そういった大きな三つにまずトップページを分けて、そこから入っていただきたいと思います。
 そのほか、情報掲載頻度、ホームページですので情報カウントされますので、その利用率の高いものをトップページの方に随時上げていくと。あとは町の一押し事業、そういったものの紹介、そういったものをまずトップページの方に上げて、すぐ検索できるようにしていきたいと思います。
 あとは携帯電話も最近ホームページを見る方々多くおりますので、携帯電話へのホームページの見直しもかけていきたいと思います。あとはさらに地図で探す方もいらっしゃいますので、その地図機能も強化をしていきたいと思います。
 あとは全般的な操作性の向上、これも図っていきたいと思っております。
 そういったところで一部リニューアルをしながら、素早い更新体制をつくっていきたいと思っております。
 次に、「データで見る富谷」とか例規集というところですが、まず経営企画課の方はデータの方が管理しておりますので、こちらについては今回一部見直しをかけて最新のものには入れかえております。これからは随時やはりデータですので、できるだけ早く新しいデータを入力し、更改していくようにさせていただきたいと思っております。
 次に、検索機能、なかなか目的の地に行けないということでございましたので、これについても現在その一部リニューアルの前に、簡単検索機能を今構築しております。これはキーワード、キーワードといいますか、例えば先ほどお話にありました「町民バス」と打っていただければ、そこで頻度の高いものを、または情報の公開に必要なものにまず行けるようにさていただきたいと思います。そのほか、もう一つは簡単キーワード、これについても項目立てをしまして、例えば「結婚」とか「水道」、「介護」とか、そういうこう簡単項目を掲げて、利用頻度の大きいものをすぐそこからでも見れるように、こういった簡単検索機能も取り込んでいこうということで、こちらの方は現在作業にとりかかっているところでございます。私の方から以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) ホームページの富谷町の例規集を早急に更改できないかということについての回答でございますけれども、これまで紙データベースのものと、合わせまして年2回というようなことでの更新を行ってきたところでございますけれども、今後につきましては迅速な情報提供を図るということで、各議会終了後、1カ月ほど要しますけれども、各議会終了後に更新をしてまいりたいと考えております。
 あと、5番目の富谷町のサーバーと教育委員会のサーバーが別々の場所に存在する理由ということでございますけれども、これにつきましては学校へのコンピューター導入ということで、導入の時期が教育委員会が早くインターネット、メール使用の方が町役場よりも早めにこう利用できたというようなことでの別々のサーバーが設置となっている、それが原因の一つでございます。
 そして、今の小川議員さんもご存じですけれども、利用している回線につきましてはNTTが提供しておりますフレッツグループアクセス網ということで、共通して使用しているわけでございますけれども、このデータを受信するにおきまして、物量的にも量的にも限界があるということで、学校、各学校のパソコン一斉に全学校が同時に使われるというようなことがあった際には、量的にこう限界が来るというようなことで、町と教育委員会は別々というようなことでの考えでおります。今後につきましては、現段階の管理上、教育委員会、町部局、問題は発生しておりませんけれども、教育委員会のサーバーを今の電算室に設置することにつきましては、いずれそのサーバー更新時期がまいりますので、その時期にシステムの改修時に電算室の方におさめるということも検討していきたいと思っております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) ご指摘の例規集に載っております東向陽台地区の泉市当時ですね、泉市に対するいわゆる下水道の事務委託の規約に関してでございますけれども、この件につきましては、その規約については合併後の仙台市に承継されております。そういうこで、規約そのものの名称がそういう状態のままであっても有効という形で進んできております。そういうことでそのままになっているわけでございますけれども、ご指摘あったわけでございますが、今後仙台市、相手方の仙台市との関係もございますので、仙台市の方に話をしていきたいというふうに思っております。
 済みません。例規集のことだけ頭にあったものですから、申しわけございません。
 次の断水対策とかの関係の質問でございますけれども、八戸市の件につきましては、議員の論旨、それから町長がお話しした状況でございますけれども、それから本町の配水系統につきましも町長がお話ししたとおりでございます。それにしても、職員ともども安心、安全、安定ということでの水の供給に日夜努力しているところでございます。
 それで、その上水道緊急対策についてでございますけれども、八戸市のような大断水というのは私ら方では経験はないわけでございますけれども、その大規模な断水というのが発生した場合の対応としては、次のように考えております。
 一つは、そういう場合は水道事業だけでは対応できないので、全庁的な対策本部の設置による対応、当然ながら関係課職員体制の確保、そういうのが一つございます。それから、直ちに広報、それからホームページ、それからマスコミの利用による住民周知が大事だと考えております。それから、現場調査、それから事故のあった配水管の仮復旧を含めての本復旧工事への着手ですね。それから、断水ですから応急給水をしなければならないということから、給水タンク車とか給水袋による応急給水の開始。
 それだけの規模での断水になりますと、町だけでは対応できないということから、八戸市の場合もそうでしたけれども、日本水道協会の会員に本町もなっているわけですが、その会員の中で各水道事業体、各自治体ですね、の方に応援を要請しまして、そしてはせ参じていただいて応急給水をすると。さらに、それでも間に合わないという場合には、県知事を通じまして自衛隊への給水要請ということでの給水となります。
 それから、私ら方の配水管系統で三つの配水池がありまして、そこから配水しているわけですけれども、その配水池のその配水系統の配水管を接続する、できる箇所がございまして、それで他の配水系統からの水の配水ということもあります。それから、仙台市と大和町との配水管の接続があります。それによっての分水で対応するということがあります。
 東向陽台地区につきましては、仙台市の給水区域となっておるわけですが、この場合富谷からすぐに給水するということには、給水区域外なのでできないように法的になっておりますので、仙台市からの要請によって本町が応援給水するというようなことになります。
 それから、次の耐久年数、その対応策という質問でございます。
 私ら方の管路管理についてでございますけれども、現在上水道管の延長が約 280キロ、それから下水道管が約 180キロございます。その管路延長の中で計画的に平成20年度予算では約 2,400万、それから上水道ではですね。下水道では 3,800万ぐらいの予算をもって補修とか修繕、それから改良等を行って、その年数以上の使用をしていくというような管路の延命化に努めているところでございます。
 それで、耐久年数についてでございますけれども、上水道の配水管については40年、下水管については50年というふうに言われてございます。ただ、その耐久年数というか、そういうものがあっても、当然ながら物ですのでその外的要因によりまして、すぐ壊れたというとか、それまでもたないとかということもたまにはあるわけでございますが、この耐用年数以上に使用できると言われておりますし、実際使用されている状況でございます。
 対応策でございますが、全国的に見た場合、特に上下水道の先進自治体ですね、事業体というか、というところでは、もう大分年数が経過しているというようなことがありまして、その更新が大きな課題、問題となっている状況でございます。それが多額の投資が必要になります。そういうことで各その事業体が大変頭を痛めているという状況でございます。
 私ら方ではまだそれ以下の年数ではございますけれども、いずれその大改良、それから更新の時期は訪れるわけでございます。その対応についても今後考えていかなければというふうに思っております。東向陽台地区についても同じでございます。
 それから、災害弱者対策ということについてでございますけれども、先ほどもお話ししましたが、本町では八戸市のような事故というのはございませんでしたけれども、これまでの緊急時での一つの事例を挙げて説明したいと思います。
 昨年の1月ですね。地震災害ではございませんでしたけれども、町中ですね。ご存じだと思いますが、町中地区の体の不自由な方を含む高齢者夫婦の住宅におきまして火災が発生いたしました。そのときには水道事業では消火栓使用による水道水の濁り、それから水圧低下、断水とか、そういうことが心配されましたので、住民広報、それから給水袋による訪問配付、それから機械関係も関係しましたので機械設備の調整などを他の部署と連絡し合いながら対応いたしました。
 当然ながら、防災対策監を初めですね、防災担当部署、それから福祉関係部署、その他の関係部署との連携によりまして、関係職員が出動待機を行いまして、消防署とか消防団との協力連携、それから被災者の救護、避難、炊き出し、また近隣の独居老人等の安否確認とかを行うなど、いわゆる弱者対応をいろいろ行ったところでございます。これらの経験につきましては、災害時などの緊急時におけるいわゆる弱者に対する対応取り組みに役立っていくものと思っております。
 ただ、配水管、下水道管にしても形があるものですから、地震も含めて八戸市のような緊急時の場合は考えておく必要があると思っております。その場合ですけれども、先ほども触れましたが、防災対策監を初め、設置された災害等の対策本部、それから福祉関係部署、その他関係する部署など全庁的に連携協力しながら、その状況を判断しまして最良の方法で対処していく必要があると考えております。
 いずれにしましても、いざという場合、行政だけでは対応できかねるということになると思われますので、地域防災力を高めまして、隣近所や地域の方々などの相互応援が大事かというふうに思っているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 再質問させていただきます。
 ホームページの3点目ですけれども、各自治体とも非常に財政危機で大変な状況で、それぞれ広告事業というんですか、ものを検討しているわけですが、それ以外に例えば庁舎で使っている封筒、それから公用車、こういったものを検討しているのかどうか、再質問をしたいというふうに思います。
 それから、4点目の例規集なんですが、この例規集のこの更新なんですけれども、更新というのは具体的にどういうふうにしてやっているのかね。今までのこう見てみると、どのようになっているのか、とても考えがつかないんですね。さっき言ったように、20年間も放置しているような状況というのはやはり、これはやはりある程度更新する場合に、この相手、どこにどのような方法で更新しているのかがちょっとはっきりしませんでしたので、やはり例えば業者に渡す際に、テキストで渡しているのか、それとも、CSVデータで渡しているのか、こういったものがすぐ渡せる、ないしは自分たちが更新できるというのが、私が一般的にはそう思っているんですが、こういう体制になっているのかどうか、ちょっと再質問をさせていただきたいというふうに思います。
 6点目のサーバーですが、教育委員会と富谷のサーバーですね、こう何も別々に置く理由はさらさらないですね。この一緒の場所に置いて何ら問題ないわけですよ。問題ないというか、答弁では問題あると言っているんですけれども。この前の教育委員会が1階から2階に上がってきたときにどういう経過なったかというと、サーバーも一緒に上がってくるんですよね。仮にサーバーが今のサーバー室にあったならば、サーバーなんか何も動かさなくて済むことですよ。で、電力工事、 200アンペアぐらいですか。電力を引き直してですよ。そういうことをしているわけですよ。ですから、何も同じ場所に置いて構わないんじゃないですかということなんですけれども、その点について再質問をいたしたいというふうに思います。
 続きまして、学校関連ですけれども、教材が 700種類ぐらいあるというんですけれども、その中でどの教材が喜んで使用されているのかね。その要するに、そうすると 700種類の中からですよ、例えば20種類になるとか、50種類になるとかですね。そういう契約ができるのではないかというふうに思うんですが、その辺をどれがこう喜ばれて使われているシステムの中であるのかということなんですけれども。
 また、あと4点目の県の図書館ね。県の図書館とのこれまた一つの課題だと思うんですが、何かこの、宮城県の問題だという答弁あったわけですが、まさにそのとおりなんですね。宮城県がなぜかこの全国から見ると非常におくれている状況なので、やはり県に対してこの県全体が図書を利用できると。県の図書をですね。こういったものをやはり働きかけていくということが必要ではないかというふうに思いますけれども、その辺再質問をしたいというふうに思います。
 あと、イントラネットですね。ホームページ。これはやはり各学校で相当やはり訓練をして、自分たちのホームページつくりを何回も何回も研究するというためには、要するにほかにアップするのではなくて、自分らの教育委員会内だけでお互いに各小学校でつくったものを見合うというふうな体制をという意味で質問しておるわけですが、その辺について再検討の余地があるかどうか、再質問をいたしたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 再検討でなくて質問でよろしいですね。はい。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、今の再質問にお答えを申し上げたいというふうに思います。
 封筒、そしてまた公用車とおっしゃいました。公用車の何……、広告。公用車に……
(「ええ、宣伝を載っけるとか」の声あり)宣伝を張りつけて。はい、わかりました。
 広告をというようなことで言えば、封筒なんか私は取り組めないかというようなことをやはり愛知の先ほどの二つの町や企業を視察した折、豊田市の事例なんかもあって、「あ、これいいね」というようなことを何かちょっとお話しした経緯もございます。その辺からは入り口入れるのかなというふうに思います。
 どちらにしても、富谷町に広告をすぐれた、そのいってみれば客観的に評価して、企業の何といいますか、この評価も含めて掲載をしたい、利用したい、何したいというそういったこう魅力を持たせなければならないと。こういったものも相両面の関係の中で検討していかなければならないというふうに思ってございます。
 20年放置というのは、先ほどの課長、水道課長の発言でわかったんですけれども、その文書が今有効だというふうなことで掲載をしているので、その泉とあって泉市富谷町というのがあるので、「今泉市ってないね。ねっちゃわ」というようなことで、削除もしないで手を入れられてないのというふうな意味の放置というふうなことではないように思うんですが、文書として有効性があるというようなことでその掲載されているというふうに理解をしたんですが、その辺のところ違うのであればまた補足をしてもらうことといたします。
 あと、更新、具体的にいうとこの辺は再度企画課長の方からお願いをします。
 サーバーについて、教委と町の別々に置く理由はないということで、回答は容量が限界があってというようなことで別々に置かざるを得ないんだという発言だったんですが、それで「違うんだよ」というふうにおっしゃる今の議員の発言は、私としてはよくわかって、置く理由ないのであれば一つでいいんじゃないのというふうに思いますが、その辺のところ、そごがないようにもう一回総務課長から答弁させていただきたいと思います。
 置く理由がないのであれば、まさに議員がおっしゃるとおりですから、議員に味方したいような思いでございます。
 あとについては教育長、教育委員会担当ということでお願いしましょうか。お願いします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 各課の課長並びに教育長にお願いしますけれども、答弁は簡潔にお願いします。簡明簡潔にお願いしたいと思います。
 それでは、初めに、学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) それでは、一番初めの富谷町のサーバーと富谷町教育委員会のサーバーが別の場所というところでございますが、先ほど総務課長が申し上げましたとおりに、更新時期に今のサーバーを移すというようなことでご答弁をしていたかと思います。
 それからあと、どのような教材が喜ばれているかというところでございますが、各学校多種多様なものを選んでいるという状況で、小学校におきましては余り重なるそのものがございません。中学校で申し上げますと、「職業探検ナビ」というものがどこの学校でも選んでいるというような状況になっております。
 それから、県に対しての要望というところにおきましては、生涯学習課の方でいろいろな会議等々で要望ができるというふうに思っております。
 それからあと、各学校でのイントラネット等の中のその各学校でインターネット、今うちの方では公式のホームページの中で学校のご案内をさせていただいているというところですけれども、当然皆さんに見ていただけるものをつくるというのが基本的ですので、校内の中でいろいろな形でそれをより高めることは大変必要なんですけれども、最終的にはそのインターネットでどなたが見ても恥ずかしくない、わかりやすい、学校での活動が本当にわかりやすいようなものをというところですので、インターネットに載せる前に当然各学校でいろいろ調査研究することは大事の目的にはなると思いますが、将来的にはそのいいものを各学校でつくって載せられるというところまで持っていきたいというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 例規集につきましては、議会等々で、また担当で規則の改正等につきましてはデータで送るわけでございます。富谷町の例規集は「ぎょうせい」というところと契約しておりますので、そのデータをぎょうせいで持っているシステムの方に手打ちなりあるかわかりませんけれども、議員さんがおっしゃるとおり、そう日数はかからないものだと思います。今までは1年に2回ということで、こう集中的にやっていたというようなところがおくれていたというようなことがはっきりしておりますので、先ほど申し上げましたとおり、議会終了後すぐ更新をしていくというふうに取り組んでまいります。以上です。

議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 先ほど町長からも水道課長がご勇退なさるということでしたので、特に最後に水道課長に質問を。
 八戸市の水道が要するに断水したというのは、水道管が22ミリ導水管と、私は余りよく理解していないんですが、22ミリの導水管と16ミリの導水管の接続した場所が、これが何カ所かあって、その部分がこの破裂したというか、漏水をしたということで、今現在八戸では水道管を全部堀り上げて、何千万という、何千億かの金をかけて水道管をその壊れた部分を検査をしているという状況のようですが、富谷町とこういった要するに太い管と細い管だと思うんですが、こういった接続箇所というのはあるのかどうか。再質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) 今のご質問の前に、町長が触れておりました泉と富谷の下水道事務委託の関係についてですが、先ほども申し上げましたけれども、名称は今のままでも有効ということだけご理解いただきたいと思います。
 それで、ただいまの質問でございますが、八戸市の場合は 120センチの導水管でございます。それが河川の下を9メートルぐらい下ということですが、それを伏せ越で通していたんですね。ただ、新聞報道でもありましたけれども、その接続する箇所がどうしても出てきますので、曲がっているんでですね。その接続箇所を溶接する場合に、何か管の厚さですね。厚さが違っていたようなんですね。それを削って合わせる形でして溶接したと。それが今になって割れたと。そこがですね、ひびが入ったというような状況みたいでございます。私の方も新聞報道等で知るしかないんですが、今のところですね。そういうような報道のようでございます。
 本町の場合、当然ながら太いのから、太いので 800ミリですね。80センチですが、その太さまでありまして、それはいわゆるどこかで口径が小さくなるので、そのつなぎ目がどうしてもあるわけですが、多くはですね、多くはというか、そういう場合は特殊な接続の材料がございます。太いのから細いというふうにする場合ですね。それでもってつなぎ合わせるというような形でございまして、そういう箇所は何カ所もある状況です。でも、そういうようなところですね、八戸市のような事故があったという、ああいうような大きな事故があったということはございません。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時04分 休憩


午前11時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 5番佐藤克彦君。

5番(佐藤克彦君) 私は富谷町食育推進計画について質問します。
 2005年に食育基本法が成立し、全国で食育の動きが広がっています。本町でも平成20年度に「富谷町食育推進会議」を設置し、関係者の協力のもと「富谷町食育推進計画」を策定しているところであります。21年度において、この計画に基づき食育に関連した事業を関係する課や団体と連携しながら展開していくと施政方針で発表されました。
私も食育教育の大切さを感じている一人として、本計画について大変関心を持っております。最初に、食育とは食事に関心を持ち食生活を正しく行える能力を身につけさせようということが定義で、言葉は明治時代の日本の教育「五育」のうちの一つです。
 私たちの食生活は、高度成長期を境に「粗食」から栄養価のある食事に変わり、バブル期に至っては「飽食」の時代になり、好きなものを好きなだけ食べ、嫌いなものは残す。その結果、生活習慣病の低年齢化や必要栄養素不足による骨折等の健康障害等、加えて添加物や農薬の偽装表示等輸入食品による中毒など、食の安全安心に対する信頼をなくす情報はとどまるところを知りません。この危機感が「食を通しての教育」を見つめ直させる契機になった一つだと思います。
 乳児期から食習慣は生涯の健康のかぎです。子供を中心に家族みんなでよい生活習慣をつくりましょう。今肥満や糖尿病、高血圧、動脈硬化など、中高年のかかる病気がどんどん低年齢化し、小中学生にもその芽はあらわれています。自我の目覚めを始める乳児期はよい食習慣を身につけるためのスタート地点であり、学童期、思春期と経過するにつれてライフスタイルも確立していきます。生涯にわたって心も体も健やかであるために、乳児期からの食生活が大切です。また、子供を囲む心安らく食卓が家族みんなの生活習慣病予防に最適です。家族と楽しく食べる安心感が、人とかかわる上での信頼関係を生み、食を楽しむ心を育てるのです。食の基本がきちんと身についていれば、心も豊かになり、自分も大切にできる子供に育ちます。自分を大切にできる子は、家族も、そして社会も大切にできます。そして、次世代を担う子供たちを育てるのが私たち大人の義務だと思います。
 食育推進での実践例を三つほど紹介します。
 まず最初に、東北農政局食農教育懇談会、「学校教育における食育8カ条」。
 第1条、栄養バランスの大切さやよくかむことを学びながら、望ましい食習慣を育て、健康と食事について理解を深めましょう。第2条、運動会、体育大会、文化祭で自分のベストが尽くせるよう、持久力や瞬発力を養うための日ごろの食生活にも注意しましょう。第3条、食事を楽しみながら、正しい食事のマナーを身につけましょう。第4条、いろいろと悩み事のある子の食事の態度から、そのシグナルを受けとめ、適切な対応をしましょう。食べ物アレルギーやいろいろな疾患のある子は、適切な個別指導をしましょう。第5条、食生活を通し、四季折々の変化や食べ物のしゅんのおいしさを味わい、食文化と日本語の豊かさを体験しましょう。第6条、地域の農産物を利用することにより、生産者への感謝の気持ちと農業について理解を深めましょう。第7条、郷土の料理や地場産品の食器具などを積極的に取り入れ、地域の歴史や文化について学びましょう。第8条、給食を通し、食べ物の大切さとリサイクルや地球環境についても考えてみましょう。
 次に、「弁当の日のすすめ」という冊子、この前富谷町だったね、講演会ありましたが、その中にもありますが、次にこれについて例として出します。全国約20県の、全国20県で 
100校以上の学校で実施しているのですが、ここでは香川県綾川町の竜宮小学校で竹下校長発案で子供がつくる元祖弁当の日、弁当の日の決まりとして、1、子供だけでつくる。保護者は手伝わない。2、「5年、6年生だけ」調理に必要な最低限の知識や技能は1学期をかけて五、六年生にだけある家庭科の授業で指導する。3、月1回、年5回、実施するのは10月以降の月1回、年5回です。その中でこのようにうたっています。「弁当の日に託した六つの夢」というのがあります。1、家族団らんの食事が当たり前になる夢。2、食べ物の命をイメージできる夢。3、子供たちの感性が磨かれる夢。4、人に喜ばれることを快く思うようになる夢。5、感謝の気持ちで物事を受けとめられるようになる夢。6、世界を確かな目で見つめられるようになる夢と言っています。
 ですが、メニューの多様さやできたての温かさ、安さの点では弁当は給食にはかないません。そんな給食に心から感謝してほしいのも、弁当の日を始めた理由の一つだそうです。結果、弁当の日によって学校給食の残飯も劇的に減っているそうです。
 最後になりますが、食農教育ということで、JA秋田やまもとで行っている伝統食の伝道師ということで、地域の伝統食を次の世代に伝える伝道師、呼び方は「グランママシスターズ」が先生となり、食農教育に力を入れ、PTAや婦人会などと交流を深め、地域の活性化にも貢献しているそうです。
 このようなことを踏まえ、少しでもよい食育教育、食育推進計画を望み、3点について質問いたします。
 1、富谷町食育推進計画の基本的な考えは。
 2、本年度の食育計画はどのようになっていますか。
 3、将来における食育計画はどのように進めますか。
 一般の町民に行う食育教育と学校における食育教育について、それぞれ町長と教育長に答弁を求めます。

議長(渡邊俊一君) 佐藤議員に申し上げます。
 前段で「とみやちょう」と申しましたけれども、「とみやまち」にひとつ訂正をしていただきたいと思います。よろしいですね。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
 三つですね、関連がありますので簡潔明瞭にというふうなことも含めて、まとめてご答弁を申し上げます。
 基本的な考え方であります。基本方針を三つほど立ててございますけれども、その基本方針を達成するために、達成することによって、町民一人一人が生涯にわたり心身ともに健全で豊かな生活を送ると。このことが基本計画の基本的な考え方、柱でございます。
 そして、推進計画、食育の計画の内容ですね。かいつまんで申し上げれば、この食育計画では四つのライフステージに分ける。ゼロ歳児から4区分に分けてということで、それぞれ食育テーマを設けて、家庭や学校、地域、町等が取り組む内容を挙げ、そしてそれを実践していくこととなります。
 三つ目の将来にわたる食育計画ということになりますが、食を通しての健康づくり、正しい食習慣の確立、地産地消などがこの内容に盛り込まれてございます。
 食育の実践に当たっては、食育推進会議に三つの部会、子供部会、健康部会、ふるさとの食部会の3部会を設けまして、関係課、関係機関、団体、地域等と連携して進めてまいります。
 この富谷町の食育推進計画、ほぼ仕上がっておりまして、過日開催いたしました富谷町食育推進会議において若干の修正を加えて、ほどなく年度内に議員の皆様にお配りをする予定で現在進んでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) ただいま町長が答弁したとおりですので、よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 5番佐藤克彦君。

5番(佐藤克彦君) 簡単明瞭な答弁ありがとうございます。
 私も今町長の言ったとおり年代ごとに食育計画は違うと思います。
 ただ、一番最初の初めは幼児期、ゼロ歳児からだと思います。その中でどのような実施計画をお持ちなのか、まず。次に、小学校・中学校、これも今からいろんなかかわりがあって将来次世代を担う子供たちですので、この子たちを教育しなくてはいけないと。実施計画は今お話しいただきましたが、どのような形で実施していくのか、再答弁を求めます。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、これからどのように実施計画をしていくかということでございます。
 先ほど町長が申し上げたとおり、各ライフステージごとにそれぞれの取り組み内容については網羅させていただいております。食育がこれから始まるというのではなくて、今まで各課それぞれいろんなところでやってきたもの、それを点を面にしていくという形で進めてまいるということでございます。
 ですから、家庭における食育、これも必要になっています。家庭でのそういう規則正しい生活リズムを乳幼児期からつくるというその基本の中から、保育所、幼稚園それぞれが持つ機能でそれぞれに実施していくということでございます。ですから、真新しいものを立ち上げるというのではなく、今までのものをどう組み合わせていって関係課が補完していって、いい富谷町の食育推進につなげていくということでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) まず、学童期においては、早寝・早起き・朝ご飯の推進のもと、家庭においては生活習慣の確立、学校においては学校給食を食に関する生きた教材として活用しまして、栄養バランスのとれた食事内容について体験を通して学び、学習の田んぼ、学習田というのがございますので、そういうものを活用した食材を使った食育の推進等々を進めてまいりたいというふうに考えております。

議長(渡邊俊一君) 学校給食、それから、学校給食でない、食育計画の内容について、今佐藤議員は求めたと思うんでありますけれども、その計画内容についてはまだ完全にまとまっていないというような判断でよろしいんですか。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 計画につきましては、すべて学校も網羅した中での取り組みになっておりまして、今申し上げたのは実践的にする内容というふうにお願いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 5番佐藤克彦君。

5番(佐藤克彦君) 今までやったやつを相当トータルしてやるということですが、今までやったやつ、例出してください。とともに、学校教育のやつなんですが、一つまだ例があるんです。
 児童に4日間の自給給食ということで、これは広島県の東広島市立久芳小学校の児童がやったことなんですが、当時の校長、東 佐都子先生が児童に与えた助言、テーマは助言してくれる農家の名簿と7アールの農地だけ、教員や親の手助けを禁止し、お金は一銭も出さないで、すべてが用意されている食育とは違う自給自足の体験を通し、児童の自主性と食べ物の大切さを感じさせる心を実践するためということでやったそうです。
 手づくりで子供たち全部野菜つくりなさいと、それで金もうけて自分たちの分4日間、給食のお金を出しなさいというようなアイデアなんです。それの中で、先生もう一つメッセージつくって、こういうことを言っているんですよ。「子供の心と体を育てるのは大変難しいが、農林漁業はそれができる場だ。現在の食育は大人が与えた環境の中での表面的な体験が多く、農業の苦労や喜びなどの裏側が見えにくい。子供の無限の可能性を狭ませているのは周囲の大人たちだということに気づくべきだ。多くの学校は食育で試行錯誤しているはずだが、地域住民が学校に積極的にかかわり、食育の効果を高めてほしい」。
 富谷町でもご存じのとおり学校現場もやっておりますね。ですが、これをもうちょっと拡大するような考えがあるのか、再度質問します。

議長(渡邊俊一君) 2点ですよね。実践例と、それから自給給食に対してということでの2点でありますけれども、これは……。両方とも学校教育課長でよろしいですか。健康増進課長。はい。
 それでは、質問者からのご指摘でありますから、初めに健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、総合的と、先ほど学校教育課長も申しましたけれども、食育については三つが最近部会をつくるというお話をさせていただきました。子供部会、それから健康部会、ふるさとの食部会とこの三つ、それぞれ担当する課が事務局を担当してやっていくという形で進めております。
 今までの取り組みを継承しながら新たなものもということでございますので、それぞれ幼児期では、正しい生活リズムをつくるためということで、毎回三度の食事とそれに間食をいかに出すと。あとは歯を磨いたり手を洗わせたりというそういうようなきめ細かなものを盛り込んだものでございます。
 あと、学童期、思春期につきましても、それぞれ学校だったり家庭だったりでやっている今までの、例えば学校でやっている早寝・早起き・朝ご飯の運動の推奨をやったりということをそのまま引き継いでやっていく。それに新たなもの、学校給食の中で町長の施政方針にもありましたけれども、農家からの農産物の収集のために集荷を行うようなことも盛り込まれたお話もございましたけれども、そのようなのも食育の中でどう展開できるかだというようなことを考えているということです。
 それから、壮年期になりますと、食事バランスの普及、健康状態という話になりますので、そういう吸収だったりというのもそれも一つの食育のある意味の指針になるということでございます。ですから、そういう健康状態で生活習慣病になられている方に対しては食事療法だったり運動療法というそういういろんな指導をしていくということも挙げております。
 それから、高齢期になりますと、やはり食の大切、食事をすることの楽しさ、そしてそれをどう伝えるかという、地域の子供たちにどう伝えていくかと、そういうようなものも盛り込んだ内容ということで、今あるもの、さらにそれから発展できるものが出てくれば、その部会の中でいろいろ検討しながら推進していくというのが21年度以降の話でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 次、学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 今の実施しているもの以外のというところでございますので、研究させていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 次、14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君)
    (冒頭の発言については、議長の指示並びに質問者の同意に基づき削除)
 では、私は次の2点について質問いたします。
 1点目は、子育て支援対策についてです。
 町長の平成21年度の施政方針は、町民のニーズに真摯に取り組んだ内容となっていると私は考え評価するところであります。夕べは何人かの女性と会いましたが、女性のための専門相談窓口が開設されることを伝えたところ、喜んでおりました。
 さて、その中で安心して子育てできる環境の整備についてですが、昨年町長は妊婦健診を5回に拡大いたしました。そのことで住民はとても喜んでおりました。妊婦健診は意外に経費がかかります。住民はこのことに対しまして、この経費がかかりますので住民は敏感に反応します。ですから、妊婦健診の14回が公費負担になるとの話は、女性が集まると「いつからなの」とよく聞かれ、話題になります。
 町長が国の方針を即座に実施されることは住民にとってとてもありがたいことです。出産はリスクも多く、出産までの道のりはとても大変です。そんな中、妊婦健診の公費負担14回は大変な朗報です。この施策は22年までの2年間となっています。
 現在、町では 446名の方が出産を控えています。うち54名の方が転入の方です。このことからもさらにふえることは確実でございます。子供さん、子は大事な国の宝、町の宝です。このことから、22年度以降も継続で町の政策とするべきと考え、町長の所見を伺います。
 また、その場合の試算を伺います。仙台市では早速14回を公費負担に政策として本年4月より実施することになっています。仙台を例に取り上げますと、今までが5万 8,000円でした。今回の改定で14回、8万 9,500円に拡大いたしました。
 次に、町長は、平成22年4月をめどに町有地を活用した民間認可保育所の設置を行っていくと述べられています。
 一昨年4月の待機児童は4月に4名でした。しかし、すぐに50名を超え、今年度は 102名の児童が入所できなかったとのことですが、5月になるともう少し減るのかなとは思いますが、いずれにせよ認可保育所であれば経費も県で2分の1負担することで、町の負担、町民の負担も軽くなります。現在の社会状況から住民のライフスタイルも変わってきており、公立では対応し切れない面もあると考えます。また、果樹園の森のお手本があります。待機児童解消としての十分に足りる政策と私は考え、伺います。場所はどこと設定していますか。また、町立保育所と同等もしくはそれ以上と述べていますが、支援、運営の規模を伺います。
 次に、障害者自立支援法ですが、今回見直しが行われ、本人負担が軽減されたと思いますが、どのように変更になったのでしょうか、伺います。
 また、児童虐待への対応など要保護児童対策等の充実について、現在それに当たる児童は何人ですか。その取り組みについて伺います。
 1点目の最後ですが、母子家庭等の自立支援策の町の取り組みを伺います。
 2点目は、地域活性化・生活対策臨時交付金についてですが、政府は生活対策において、積極新たな経済対策に関する政府・与党会議、経済対策閣僚会議合同会議等で地域活性化などに、また積極的に地域活性化等に取り組むことができるように「地域活性化・生活対策臨時交付金」を創設いたしました。これはあらゆるところに使えるようですが、富谷町ではどのように利用するのか、どのぐらいですか。 6,000万、きのうの町長、その 3,000万ふえたようなことも言っていたように思いますが、その使途について伺います。
 また、きのうニュースで流れていましたし、河北新報などにも掲載されていましたが、定額給付金に合わせて当町で商工会とのタイアップで地域の活性化を求めて定額給付金に合わせてプレミアムなどの商品券の発売など検討したのでしょうか、伺います。
 最後ですが、地域資源を生かした魅力の向上では、志戸田生産組合へのニンジン洗浄機の購入支援は素早い対応と感心いたしました。町長は施政方針で、ブルーベリーの振興について、セブンイレブンでのブルーベリー使用したスイーツ「レアチーズ」の販売で好評を得たと述べておられました。このブルーベリーを使用した商品「レアチーズ」などですが、富谷町のブランド化の考えはありますか。取り組みについて町長の所見を伺います。
 農林水産物・食品地域ブランド化支援事業が実施されています。宮城県では栗原市が米加工品として高い品質の米粉や米こうじといった原料を中心に、地元の農林畜産物と組み合わせた栗原地域ブランド食品の開発をしているようでありますが、町長の所見を伺います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員にお伺いをいたします。
 冒頭、前半の質問前の発言に対し、テープから削除してもよろしいでしょうか。座ったままで結構です。

14番(伊豆田待子君) どうしてですか。

議長(渡邊俊一君) 町民からの町長への伝えておいてください、御礼という形でありますし、また、一般質問にはなじまないというようなことでありますので、テープから削除したいと思いますけれども、いかがですか。

14番(伊豆田待子君) はい。結構です。

議長(渡邊俊一君) では、テープから削除、前段の一般質問に入る前の文言については、テープから削除させていただきます。
 それでは、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答え、答弁を申し上げます。
 一つ目でございます。去年2回から5回までにということで、1人にかかる健診料金は5万30円というふうなことで進めてまいりました。今回の厚労省の方針を受けまして、妊婦健康診査臨時特別交付金が活用できるということから、平成21年、22年度という2カ年度につきまして14回、10万 4,000円と見込んでございます。実施することといたしました。その14回のうち地方財政措置は5回分で、残り9回分が国2分の1、町が2分の1ということで、双方国・町で折半をするというようなそんな仕組みでございます。
 23年度からの健診回数につきましては、今後十分なる推移をですね、動向を見ながら、国への働きかけ等を行いつつ考えていきたいというふうに思いますので、このここの場ではそのことと23年度以降についての見解については留保させていただきたいというふうに思います。
 試算額でございます。1人当たり10万 4,000円というふうに見込んだとしまして、2カ年度分ですね。21年、22年度ということになりますが、それぞれ1カ年度分のケースとなりましょうか、年間総額は 5,520万ほどになります。1人当たり、そして対象者数 530人でですね。1カ年度 5,520万ほどと。町が 4,000万ほど、交付金が 1,400万ほどというふうな形の数字と見込まれます。平成23年度以降何もなしとした場合の1カ年度分は、当然ながら5,520万ほどと、町全額がというふうなこととなります。
 二つ目、民間認可保育所の設置の件でありますけれども、22年4月開所予定ということで進めてございます。所在地は明石台四丁目3番3号。現況は富谷町公共公益施設予定地ということで、仙台との隣接、仙台市の水道塔がある一番へりのところでございます。登記面積 4,000平米、有効面積 4,000平米。賃貸条件は10年間の使用貸借ということで無償貸与ということになります。更新ありということになります。入園定員が90名の予定でございます。 120名まで可能な面積の規模ということとなります。
 当然のことながら、法に準拠する最低基準を満たす内容の保育所ということになります。認可保育所の運営に当たっては、先ごろ審査募集をし、3社の申し込みがあり、結果2社が出席をし、審査をした結果、社会福祉法人三矢会が適当だというふうなことで通知をし、今その準備のスタートについたところでございます。
 富谷町の保育所でありますので、従前の町立保育所同様基準で進めてまいりますし、また、認可保育所ならではというふうな、町では取り組めないまた柔軟な今上桜木の果樹園の森もあるように、独自性を持った保育内容もまた期待するところでございます。
 変更分についてということで、介護保険、そうした自立支援法施行時自己負担に対して平成19年の4月特別対策として位置づけられ、4分の1に軽減されたところです。さらにまた、平成20年の7月、緊急措置としてさらなる軽減が図られたということで、結果として法施行時の8分の1程度にまで軽減されておるということでございます。
 サービス内容を受けている児童は33名、うち軽減対象児は30名でございます。
 四つ目、取り組みについてということでですね。
 児童虐待、要保護支援に必要な児童数は現在40名でございます。その取り組みについてということになりますが、児童及び成人、高齢者等の尊厳保持を目指しております保健、福祉、医療、教育、警察、介護事業者等の関係機関連携のもと、家族内における虐待の予防及び早期発見並びに再発防止に向けた地域での取り組みを推進することを目的としております。としましてですね。富谷町虐待防止連絡協議会を設置する準備を今進めております。この協議会の児童部会に要保護児童対策地域協議会を設置し、児童の虐待防止支援に取り組んでまいります。
 五つ目、母子家庭等自立支援対策、町の単独事業は母子福祉対策資金がございます。援護の必要な母子世帯等に対して必要な生活資金の貸し付けを行っております。貸し付け金額は1口3万円から5万円以内で、6カ月以内に分割または一時払いで償還をいただくという制度です。その他については県の保健福祉事務所を中心に連携をとりながら実施をしているところでございます。
 地域活性化・生活資金ということで、なかなか数字が定着しにくいところでございますけれども、伊豆田議員のご質問の内容は、 3,200万円の方の口ですね。2次補正の分野ということになります。正式名称は「地域活性化・生活対策臨時交付金」ということになります。 3,257万 2,000円。それぞれ富谷の財政力に応じてということで交付されたこの額でございます。上も下もございません。この額は、今の数字です。その使い道としてということで、地域コミュニティー推進として町内会用の防災設備、防災備蓄倉庫及び消防ポンプの整備、大清水東会館の整備に充当すると。20年度事業の分にも充当できるというふうなことのものなものですから、結果としてはそのように使わせていただくということになりました。
 プレミアムにつきましては、きのうにも合わさりますけれども、十分なる検討をしました。近隣の状況も見ながら黒川商工会とも打ち合わせ、相談をしながら、富谷の状況からして取り組めないというふうなことの中で、大変残念ではありますけれども、見送らざるを得ないという、商工会会長さんもそういった見解で、それ以上進まないというふうなことでございました。
 次、ブランド化ですね。ブルーベリーについてというふうなことで、所信表明でも述べさせていただきましたけれども、ブルーベリーの振興、なお一層とめることなく、いろいろ切り口で進めなければならない、進めていきたい、そんなふうな思いでございます。摘み取り農園、明石地区にある高橋農園、摘み取り農園は前にもお話ししたかと思いますけれども、 1,100人を超えるほどの大にぎわいでありましたというふうなことですね。さらにまた、高速道路のカントリーサイン、富谷と自治体のあの市町村の区切りに飾るあの富谷町の標識にも使われております。レアチーズの販売もありました。
 そしてまた、そんなことを受けて、小学校7校にブルーベリーの植栽をいたしました。ブルーベリーの生産組合の皆様に広報でもお伝えをいたしました。各校10本ずつ植えております。中学校あるいは保育所、幼稚園には既に相当前に植えられております。ブルーベリーの木はあるかと言えばある。ですから、保育所から中学校まですべてそろったというふうなことになります。そんな中でなお一層組合との連携をとりながら、十分なる立派な実がなるように支援をしていくというふうなことでございます。子供たちに身近なところで触れ合ってもらうと。ブルーベリーってこんなふうな花咲いてこういう実なって、こういう時期にこんな実になってこんなふうになると食べれるんだねというようなことを、やはり身近に意識的に先生方、学校としても取り組んでいただこうと、教育委員会との連携の中で進めているところでございました。
 そのようなことで、さらに具体的な取り組みとしてというようなことで、朗報でございます。ふるさと地域力発掘支援モデル事業ということで、ブルーベリーの売れる特産物開発ということで採択を受けまして、 700万、総事業費 700万の国費を得ることになりました。テーマは「楽農・楽市・楽座イン富谷 売れる商品づくりと人材育成プロジェクト」というふうなことの名称もついてございます。それぞれ販路拡大等に 600万円、そしてまた組織づくりというふうなことで 100万円、合わせて 700万円というふうなことでございます。
 黒川商工会のご尽力をちょうだいした中でのこのような採択というふうなことにやります。お知らせするとあわせて感謝申し上げたいというふうに思いますし、関係機関のご協力を得まして、生産者、そしてまた地元にある菓子製造のお店屋さん、そして飲食店、消費者の皆様のご意見をちょうだいしながら、さらなるブルーベリーの商品開発に努めてまいりたいとこんなふうに思うところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
    
午前11時58分 休憩


午後 1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) まず、出産14回公費負担ということは建設的なご意見をいただきましたので、2年間、3年後を期待したいと希望するものですが、それからですね、保育所の件についてですが、できればこの明石四丁目3の3の地図などをいただけるとありがたいかなと思います。
 先ほど3社と申しましたが、この三矢会、決まった三矢会というところはほかにもこういう保育所等を経営なさっていらっしゃるのでしょうか、お聞きいたします。
 それから、児童虐待の要保護児童についてですが、40名ということでちょっと多いのかなという感じがいたします。この取り組みなんですが、やはり県の方に行くのが多いのでしょうか。お伺いいたします。
 それからもう一つ、次の母子家庭の自立支援についてなんですが、この点について私もかなり大枠での通告でしたので、もう一つ就業支援ですね。今現在母子家庭のお母様がなかなか就職できない状況もあります。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員、もっと大きい声で言ってくれますか。マイクかけていますか。

14番(伊豆田待子君) 外れていますか、マイク。大丈夫ですか。
 母子家庭の自立支援ですが、就業について、現在母子家庭のお母様が就職に困難しているというちょっと相談などもございます。その点で町としてこの就業支援というのはどこまで取り組んでいるのか、その点をお聞きしたいと思います。
 それから三つ目ですが、このブルーベリーのブランド化、町長は今答弁ではブランド化という話はされていませんでしたが、このせっかくいただくふるさと地域力ですか、のこれをこのブランド化に使うというお考えはないのでしょうか。結構普通のサツマイモですか。サツマイモとか、カボチャ、飛騨高山ではカボチャ、富山ではチューリップ、鹿児島ではサツマイモと、こういう本当に身近な食材を使ってブランド化に取り組んでいるんですね。そういうことを考えますと、このブルーベリー等も取り組み方ではブランド化にもできるのではないのかなと私は考えますが、その点についてお伺いしたいと思います。
 それから、もう一つ。経済地域活性化の生活臨時交付金についてですが、 3,500万というお話でしたが、この加美町では定額給付金に合わせまして2割増しの1万円の商品券を買ったら1万 2,000円買い物できると。河北新報にもかなりいろんな自治体のこういうのをやっていますというのが載っていました。また、塩竈あたりでも全会一致でこのプレミアムつきの商品券がなったということも新聞に載っておりました。そういうことで、もうちょっと何か商工会との話し合いというものはできなかったのかなというところで、内容を聞きますと商工会に入会している軒数も思ったよりも少ないという状況もありますし、地域性、富谷町の地域性というのもあるのかもしれませんが、何かこの際町の中の活性化なかなかできていないという話もちらちら聞きますので、何かその点話し合いというものが取り組めなかったのかなというところで、もう一度ちょっと聞きたいのですがお尋ねいたします。以上です。お願いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、再質問にお答えを申し上げます。
 地図についてはあとおっしゃってくださいませ。
 三矢会についてはご承知のように現在果樹園の森保育園を運営している社会福祉法人でございます。
 虐待の数字、さらにまたその実態をということで、担当課から答弁させます。
 自立支援等について、就業支援等についても担当課から答弁をさせることにいたします。
 ブルーベリーのブランド化ということで、補助金がということで先ほどお話をさせていただきました。ちょっと足らざるところありましたので補足をいたします。
 先ほどの事業費 700万というふうに申し上げました。それはそれで正しいんですけれども、初年度、21年度を初年度としますということで、地域評議会を組織してふるさとづくり計画を着手すると。計画策定年度に当たると事業費 100万円ということで、22、23、24、その後の3カ年で商品開発、販路拡大等の実践活動、これの事業費が各年 200万円の3カ年で 600万円。合わせて 700万円という全額国庫補助ですというふうなことです。それについてブランド化との関連というようなことで、担当課から答弁させます。
 最後ですが、商品券のプレミアつき商品券ということで何かをというようなこと、私どもも当然こういった機会ですので、今議員のお話にあった趣旨に合わせて相当数検討、そしてまた商工会等への働きかけ等々してまいったところでありますけれども、結果として残念なことに富谷町の現状、商工会の加盟率、そしてまた会員数、会員数における加盟率ですね。あるいは富谷のスタンプ会加盟店18店舗というふうなことでしんまち周辺の店舗が18だけといいますか、相当数限られている加盟店数であるというふうなこと、そしてまた、黒川の富谷の出張所長ですかね、元富谷商工会長、トップである商工会長が富谷では町と一緒になっての取り組みはできないと。こういうふうなことの中で時間とのいってみればこの区切りもあって、結論を出さざるを得なかったと、こういう経緯でございます。

議長(渡邊俊一君) 町長にちょっとお願いありますけれども、先ほどの伊豆田議員からの質問の中で、地図については伊豆田議員に直接もらってくださいという窓口でもらってくださいという話でありますけれども、大分今回の一般質問の中でもこの子育て関係について、各議員からいろいろな議論をされておりますので、できるならば19名の出席している議員にすべて議会中に配付できるような状況をつくっていただければと思います。お願いします。
 次、子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) では、先ほどの質問についてお答えしたいと思います。
 要保護児童ということで40名では多いのではないかというようなご意見でしたけれども、乳児健診、それから1歳6カ月健診、3歳児健診等などで保健師がかかわった中でやはり要保護が必要だと思われる方、または虐待に対しての電話連絡等があったりとか、やはり人口、子供たちがふえているのと同時に、やはりこのような要保護児童がふえているということは確かです。ただ、この40名の中に今までかかわりながら落ちついて、今要保護を要しないけれどもという子供さんもいらっしゃいますし、緊急を要するというものも確かにございます。
 県との連絡なんですが、児童相談所の方に必ず連絡をしまして、その児童相談所と町と、それから関係機関とということでお話は進めております。以上です。
 それから、母子家庭自立支援についてですが、ことし20年度につきまして、相談は1件ありました。それは貸し付け相談ということで、就労の相談は今まで窓口相談にはなかった状況です。町単独で行っているのがこの母子福祉対策資金ということで貸し付け事業として行っております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) ブランド化についてご説明申し上げます。
 先ほど町長の方から答弁ありましたとおり、農林水産省の事業であります「農山漁村地域発掘支援モデル事業」、「農山漁村」と書いて「ふるさと」と読ませます。これは地域の商工会が事業主体となる活動事業でございまして、各地域地域での特産物なり、地域興しの活力にということでの補助が 100%出る事業でございます。こちらの方につきましては、全国で50事業の対象応募に対しまして、宮城県では富谷町と石巻が採択されたということでございます。事業名は違いますが、単年度で大衡村さんの方で19年度で取り組んだキムチ事業がございます。
 こういった形で今回商工会さん、それからJAさん、それから生産組合、商店さんですね。ケーキ屋さんとかという形で組織をつくらさせていただきまして、町と商工会富谷事務所が事務局となりまして、ブルーベリーの売れる商品づくりということで、21年度は計画策定ということで組織させていただいて、3カ年で販路拡大、商品開発というような事業に取り組む予定でございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、13番、安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 私の質問2件は、昨日同僚議員が同趣旨で質問されております。
 私の考えとする論旨とほぼ同じ趣旨ということでございます。そしてまた、今回本日、特に町長初めの答弁が非常に簡潔で明快でございますので、私もそういった理由で論旨を割愛しまして、要点を質問させていただきます。
 まず、第1の質問。CO2 削減やリサイクルへの推進と環境対策を問うであります。
 地球温暖化を食いとめるためにCO2 削減は緊急の課題となっております。また、リサイクルの推進も強力に進めなければなりません。これらの推進には町の主体的な取り組みと住民のさらなる意識改革が必要と考えます。循環型社会構築と地球温暖化対策防止対策を富谷町はどのように推進していくか、伺います。
 次の3点をお伺いいたします。
 一つに、使用済みてんぷら油等の廃油回収をどのように推進していくか。
 二つ目に、レアメタルを回収するために、使わない携帯電話の回収ボックスを公民館等に設置してはどうか。
 三つ目に、食の農業ではなく、バイオ米や菜の花の栽培など、エネルギー対策での農業振興を図れないかであります。
 2問目は、道路整備の推進を問うであります。
 言うまでもなく、道路は生活する上での最も基本となるライフラインであります。また、町の発展にも大きく影響を与えるものであります。今後の道路整備をお伺いいたします。
 次の4点をお伺いいたします。
 町道穀田線の歩道設置の総事業費は幾らか。
 二つ目に、完成はいつごろ予定しているか。
 三つ目に、地元町内会から請願書が出ております石積線、堂ケ沢線の歩道設置はいつ行う予定か。
 四つ目に、穀田大沢線、穀田三ノ関線、七北田西成田線の今後の推進はどのように考えているかでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまのご質問に答弁を申し上げます。
 地球温暖化と廃油回収につきましては、昨日大分皆さんとの議論のやりとりの中でお聞きとりいただいたことというふうに思います。どちらにしても温暖化の現実を踏まえながら、循環型社会の新たなこの構築というふうなことの大きなテーマ、私人という立場もありますし、そういった町全体の取り組みというようなこともありますし、その辺のところをこのご質問を受けて、なお一層その進み方、利用についても深く進めてまいりたいというふうに思ってございます。
 てんぷら等については引き続きその方向に向けて準備を進めさせていただきたいと思いますので、できるところから業者さんの力を借りて進めたいと、そんなふうな意向でございます。
 三つ目のレアメタル回収、大変貴重なご意見というふうに私も思いまして、どんなふうな仕組みになっているのかな、テレビで自動車をがさっとやってこうやって、何か金塊が3,000万か 4,000万の金塊ができてとかというのも新聞でつい最近見たところでございました。回収ボックスを公民館等にというようなご提言でございますけれども、調べますと資源有効利用促進法という法律があって、原則この手のパソコン、携帯電話などの電子機器については製造業者が自主回収することというこういう原則があるようであります。そんなことを思ってその法律を定めてレアメタルの回収、資源化に向けて取り組むこととされておるというふうな状況の中で、なかなかその回収が法律の趣旨のようには進まないという現実、実態もあるようでございます。このことによりまして、この法律の対象とされる製品については、市町村が収集運搬処理することとされている家庭系の一般廃棄物としては回収の対象とならないという制度上の枠組みがありますというふうなことです。このようなことから、大変貴重なご意見と受けとめをさせていただきながら、今後町として携帯電話等放置せず、また一般廃棄物に混入させて排出することのないようなこの啓発活動に留意しながら、広報とみやあるいは今度のごみの収集日程表ですね。そういったところにもこう一部入れるような取り扱いとさせていただけたらなというふうに思うところであります。
 回収のモデル事業に取り組んでいるような自治体もあるようでございますので、こういったところも先例、先進事例として学びとりながら、富谷町でできることはということで検討してまいります。
 四つ目の食の農業ではなくというふうなことで、その先にこう農業振興を図れないかということでありますけれども、国の施策とかで触れたようにも思いますけれども、水田が利用されていない水田に人間の食料となるものを作付しましょうと。水田フル活用施策というようなことに21年度から農水省でこう取り組むというふうな方向性も見えてまいりましたので、23年より水田を有効活用する取り組みを支援する政策へ国がシフトしておると。そのような中で、生産調整の水田についても新規需要米と言われる米粉ですね。飼料用の米、麦、大豆、飼料作物、食料となるべきそういった作物を作付ると。自給率の向上に貢献する作物の作付を奨励する方向性になったというふうなことです。
 それを受けて、富谷町としましても水田を有効活用して、食料自給率の向上に寄与するための農業振興を図ってまいると、このようなことで進めてまいりたいと思います。
 道路整備について申し上げます。
 町道穀田線の歩道設置工事事業ということで、平成20年から測量等スタートしてございますが、おおよそ概算事業費、総額で8億程度というそういった概算数値が一つあるところでございます。
 完成の年次ということで、できるだけ早い時期に完成させたいということが一つの想定されているところです。申し上げますように、南部地区とこの富谷の役場庁舎を含むこちらの北部との重要なる往来というふうなことで位置づけてございますので、なるべく早い時期に供用を開始する。なるべく通行にご不便のないような進め方でありたいものだというふうに思ってございます。
 石積堂ケ沢線、なかなかこれは従前から、就任前からも含めて見聞きしておるところでございますが、大変残念なことにここの事業化というようなあたり、まだここ一、二年の範囲の中では想定に入らないという現状でございます。穀田線を最優先に取り組むと。その終点が見え始めたころ、石積トンネルに抜ける、あるいは石積から明石の峠を越える、あの辺のあたりの交通の実態、現状を見ながら、整備計画を描いていくと、そんなふうな段取りを予定してございます。
 穀田大沢線については、現状ですね、残区間、総延長が5.28キロ、整備済みがあって未整備が3.53キロというふうなことで、4分の3近くなんでしょうか、未整備でございますが、周辺の土地利用計画が定かではございませんので、単独での穀田大沢線については現状数年、短期的中期的といいますか、そんなふうなレベルで相当難しい路線でないかというふうな認識でございます。
 穀田三ノ関線については、そこに給食センターがスタートするというようなことと合わせて、相当穀田の整備と合わせて延長上にある路線でございますので、時期としては優先度の高い路線というふうな認識でございます。
 七北田西成田線、これも現在宮城県と協議しております線引き見直しの作業の中で、成田2期北、きのうパネルでもお示ししましたあの路線でございますが、当該路線の整備推進の方向性というようなことで区域内、区域外というふうなことで整備の、北地区の整備の着手状況によってその路線整備というようなところにもつながっていくのかなというふうな認識でございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 13番、安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、再質問やらさせていただきます。
 まず、使用済みてんぷら油の廃油回収についてでありますが、先日、先日というか、2月18日に、私、宮城県主催でバイオディーゼル燃料シンポジウムというのがございまして、そちらの方にちょっとお話を聞いてというか、参加してまいりました。担当課長にお話ししましたら、担当課長も時間があれば本当は行きたかったというようなお話も何かお聞きいたしました。
 それで、話を聞いてみますと、3人事業、これをされている方のお話だったんですが、やはり地域の盛り上がりというんでしょうか、という方からいかないとやはりうまく進まないというようなこともあります。そしてまた、地産地消という言い方はちょっと違うかもしれませんけれども、自分たちのところでできたそういったごみ、ごみではないです、ごみという言い方はおかしいですけれども、廃油は自分たちで処理して自分たちの利益に還元するというようなお話もされまして、「あ、なるほどだなあ」ということで思って感心して帰ってまいったわけなんですが、やはりきのうも質問ありましたですが、富谷環境さんとしては本当に一生懸命やりたいというお気持ちがあるようでございますので、全町挙げてというのはやはり難しいかと思いますので、先ほどお話ししたように、上からですとやはり難しいのが多いらしいですので、町としてどこか、富谷環境さんは今志戸田の方でやられておりますけれども、もう1カ所こうモデル地区というようなものを設けて、前も分別ごみ始めるときにモデル地区をたしか何カ所か設けてやったということもございますので、モデル地区というのを設けてやってみるのもいかがかなと思いますが、この辺についてはいかがでしょうか、お聞きいたします。
 あと、レアメタルでありますが、実際にほかの県とか、もちろん東京都も何カ所かやっておりまして、市もモデルとしてやっているところがございます。その、何といいましたっけね。そのメーカーとかそういった通信団体のつくっている業界がございまして、そことそういった自治体が組んでモデルとしてそこもやはり実施しているわけであります。富谷町もぜひそういったことを組んでやって、モデルとして試験的にやってみてはいかがかなと思うんですが、その点もう一度お聞きいたします。
 あと、農業振興ということでありますが、今のお話聞きますと、自給率の向上ということで国の方針も変わったということでありますが、それでは具体的にどのように町として取り組むお考えか、お聞きいたします。
 次に、町道穀田線についてお聞きします。
 お願いなんですが、お願いといいますと何かと言いますと、今回の予算書に穀田線2億円の予算が計上されております。全体の約4分の1ということでありますので、このくらいの規模の予算の審議でありますので、この道路の計画図というか、青写真的なものが多分あるかと思うんですが、これをできましたら次の議会、この予算審議に入る前に全議員に配付していただければ審議しやすいのかなと思いますので、その辺お願いしたいと思っております。そのこと、まずね。これはお願いしていた、こういう言い方だめなのかな。配付できないか、お聞きします。
 あと、その石積堂ケ沢線なんですが、これやはり至急というか、早めにお願いしたいということでありまして、請願書が19年の6月に出しておりますけれども、ちょっと請願書の一文を抜粋ですけれども読まさせていただきます。「富谷町道石積全線並びに堂ケ沢線の歩道設置、幅員3メートルにつきまして、石積町内会会員一同強く切望するところであります」。途中ちょっと飛ばしますが、「車両の往来も日々増大し、我々の次代を担う大切な子供たちの学校へ通学時の自転車や歩行者の生命を脅かす事故発生が懸念されます。こうした事故災害を未然に防ぐ大きな観点から、迅速な対応が必要不可欠です。つきましては、これらの諸事情をご理解いただき、富谷町道石積全線並びに堂ケ沢線の歩道設置を早期実現できますよう、ご請願申し上げます」ということで、石積町内会会長三浦紘一郎様ということが出てきております。
 交通量はたしか穀田より非常に多いということで聞いております。そしてまた、子供たちも通学するわけでありますから、やはり早急にこちらの方も必要ではないかなと思いますけれども、相当なお金もかかるかと思いますけれども、その事業を、調査事業を始めることなどは早急にできないかどうか、お聞きいたします。
 あと、穀田大沢線、また七北田西成田線はお話聞きますと、相当先というような感じがいたします。いろいろな諸事情があってこういったことだと思うんですが、ただ、穀田三ノ関線に関しては優先的に早まる可能性があるようなお話であります。私思ったんですが、この富谷町総合計画を見ますと、穀田三ノ関線につきまして「国道4号を補完する道路として近年交通量が増加しております」ということで書いてあります。そして、「歩道整備などの道路環境の充実を図ります」ということで、この今回出ているというか、案としてでしょうかね、出ております富谷町総合計画の方に載っております。
 私思ったんですが、こういう道路ですので、歩道設置だけというのではなくて、もう少し拡幅して主要幹線道路のような使える道路にしたらいかがでしょうか。新たに道路を求める、都市計画道路をつくるとなりますと、先ほどのようないろんな事情で大分先ということを考えますと、やはり4号線の補完となるような道路でしたら、もう少し根本的に道路を拡幅するなり、または成田団地のその入るところですね。入るって上桜木から入るところですか。大清水に入るところという言い方ですか。あそこの接続も根本的に見直すなり、改修するなりして、もう少し逆に穀田線を幹線道路のようなものにきちんとつくり上げていった方が、ある意味では安上がりでは、安上がりということはないんだけれども、ほかの道路をつくるには相当時期がかかりますので、こういった方を町として考えていくのもいいんじゃないかと思うんですが、この点についてお考えをお聞きしたいと思います。まず、以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、お答え申し上げます。
 廃油についてはきのうもお話ししたとおりでございます。有用な資源でございますのでね。そしてまた取り組んでいる関係者もおるわけでありますので、モデルも含めて今まで以上に本腰を入れて、いわゆるリサイクルの運動に寄与してまいりたい、そんなふうに思います。
 レアメタルについては、量がどの程度あるかというのがわからない中で、どんな取り組みをというようなことを事前の検討の中では考えたところです。どちらにしても先進の事例等を見まして、富谷町がやれる内容を詰めてまいりたいというふうに思います。
 水田のフル活用については、課長から簡潔にということで答弁させます。
 そしてまた、穀田線の青写真、これは議論、審議をする上でというようなことでありましたので、のでというか、ありました。資料として事前に地元の皆さんにお示しして、おおむねご賛同いただいた内容もございますので、できる時間の範囲の中で資料お示しをしたいというふうに思います。
 堂ケ沢線の必要性、そしてまた交通量の増幅、利便性のある道路というようなことで認識し、また請願書の趣旨も十分理解しているところでございます。そのような中で全体像を見ない中で調査というようなところにまでいきませんので、当面事故防止等々ですね、交通安全策等を重点に置きながら最重点路線、交通事故防止、交通安全施策最重点路線というような形で位置づけて、穀田路線の早期完成を優先させたいとこのように思います。
 その中で穀田の拡幅をした上でというようなことのお話今出ましたが、そういったことも検討した中で今のような形をお示しをしております。歩道は 3.5メートルということで、歩道を広々としたものにするというふうなことでの測量設計してございます。そんな中で上桜木のそういう予定でない中でのああいうふうな道路のとりつけになったものですから、いかんせんのりが相当高いこともあって、あそこは最大でも3メートルぐらいかなという、そんなところの現状でございますので、ご理解のほどをお願いします。

議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 飼料作物、大豆ということでは現在も志戸田生産組合さん、そして竹林生産組合さんが大豆で、明石生産組合飼料部会の方で飼料作物ということで取り組んでいただいております。平成20年度でも志戸田生産組合さんの方には管理機械の購入ということで進呈をさせていただいておりまして、21年度は明石生産組合の飼料部会の方に播種機でございますが、そちらの方の要望がございまして、当初予算の方にご提案をさせていただいておる状況でございます。
 富谷町の地域水田農業ビジョンということで、こちらの方でも転作田、減反部分についてなるべくそういった飼料作物、大豆ということでの栽培ということで進めさせていただいておりますので、こちらに従って促進をしていきたいと思っております。以上です。(「議長」の声あり)

議長(渡邊俊一君) 議席番号をお願い……。13番、安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) まず、本当に農業政策の方はぜひとも推進の方よろしくお願いいたします。
 私は廃油とかについてお話を最後にさせていただきます。質問させていただきます。
 きのうの同僚議員の質問がありましたように、やはり町民皆様の啓発というのが一番基本的には大事かなということで思っております。ですから、その使用済みてんぷら油もモデルでも、そしてまたレアメタルもいわばモデルもということでお話しさせていただきました。こういったものを一つ一つ取り組んで、全体的にはうまく進まなくても、とにかくそういった姿勢を町として町民の方に見ていただきまして、町民の方も今以上にご理解いただき、またご協力いただけるようなお気持ちになれば、必然的にこういったものが国全体の政策としてまた進んでいくのかなということで思っています。
 それで、やはりその辺そういったその啓発事業の中で考えていくべきでないかなとは私思いますが、その辺どのように考えていらっしゃるか、お伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 熱心なる皆さんからの議会での議論ですので、今の提言の趣旨に合わせて早速準備してまいりたいと思いますので、しばらくお時間をいただきたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。

日程第3 議案第2号 富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第2号富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、議案書の4ページをお願いをいたします。
 議案第2号富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定でございます。
 富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例を別紙のとおり制定するものでございます。
 提案理由でございますが、介護報酬の改定などにより介護保険料の急激な上昇を抑制する財源措置として、介護従事者処遇改善臨時特例交付金が交付されますことから、当該交付金を適正に運営管理するため、基金条例を制定するものでございます。
 それでは、条文内容につきましては5ページをお願いをいたします。
 富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例。
 設置目的でございます。第1条、介護従事者の処遇改善を図るという平成21年度の介護報酬の改定の趣旨などにかんがみ、当該改定に伴う介護保険料の急激な上昇を抑制するため、富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金(以下、「基金」という)を設置するものでございます。
 基金の額でございますが、第2条、基金として積み立てる額は、富谷町が交付を受ける介護従事者処遇改善臨時特例交付金の額とするものでございます。
 基金の管理について、第3条でございます。基金に属する現金は、金融機関への預金その他最も確実かつ有利な方法により保管しなければならない。
 2項、基金に属する現金は、必要に応じ、最も確実かつ有利な有価証券にかえることができる。
 運用益の処理でございますが、第4条です。基金の運用から生じる利益は、介護保険特別会計歳入歳出予算に計上して、この基金に編入するものとするものでございます。
 繰りかえ運用ですが、第5条、町長は、財政上必要があると認められるときは、確実な繰り戻しの方法、期間及び利率を定めて基金に属する現金を歳計現金に繰りかえて運用することができる。
 基金の処分に関して第6条です。基金は、次の各号に掲げる場合に限り、これを処分することができる。
 1でございますが、富谷町が行う介護保険に係る第1号被保険者の介護保険料について、平成21年4月施行の介護報酬の改定に伴う増加額を軽減するための財源に充てる場合。
 2号、前号の介護保険料の軽減に係る広報啓発並びに介護保険料の賦課及び徴収に係る電算処理システムの整備に要する費用その他当該軽減措置の円滑な実施のための準備経費等の財源に充てる場合とするものでございます。
 第7条は、この条例の施行に関し必要な事項は、町長が別に定めるとするものでございます。
 附則でございますが、施行期日、この条例は、公布の日から施行するといたすものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 この条例の失効ですが、この条例は、平成24年3月31日に限り、その効力を失うとするものでございます。この場合において、基金に残額があるときは、当該基金の残額を介護保険特別会計歳入歳出予算に計上し、国庫に納付するものとするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今回ですが、介護給付費の報酬が3%引き上げられるということで、全国的にはというか、日本全体では 2,100億円が見込まれると推計されています。そのうちの国庫負担分は約 550億円だと。富谷町には国庫負担分は幾ら入ってくるのか、それはどのような基準で算定されているのか。基金の額、伺います。
 そして、給与に改善できるということで、厚生労働省の・添大臣が2万円くらいアップされるんでないかというようなことが言われていますが、これについて町はどういうその給与改善だとか、これでどれくらいのものができると考えているのか、伺います。
 その介護従事者が今まで2回にわたってその報酬の引き下げがありました。 4.7%で合計約5%近くなっていると思いますが、今回の3%アップしたことで、それでそのカバーできていくということを考えているのか、伺います。
 これはまた 1.5年分、1年目は10割、2年目は5割ということで 1.5年分しかないわけですが、これですね、そうなると、計画は3年分で、あとは計画、これの使い方3年でならしてもいいだとかいうことになっているわけですが、まるまる負担になるわけですね。この点についてどう考えているのか、伺いたいと思います。
 そして、その報酬を引き上げるということが保険料に直接値上がりされるわけですね。この介護報酬の3%の引き上げは。こういうことについて、町としては自己負担増にもつながるということについて、どういうことをしなければならないと思っているのか、伺います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) まず、基金の額でございますが、国から示されております額については 1,353万 9,081円ほどと、内示の額でございますので今の額となろうかと思います。
 それから、3%介護報酬分のところで全国の例とか挙がってございましたが、さきの全員協議会の方でご説明をいたしておりますところですが、富谷町においては3年間で約1億円ぐらいの給付3%上昇の影響を受けるのではないかと。そのところから国のワークシートに計算をしまして、今回の保険料の軽減に充てているものでございます。
 それから、軽減の割合はどうなのかということでございましたが、おっしゃるとおり1年目は全額、それから2年目は半分というようなことでございます。それについては保険料を1年ごとというのはかなりの高齢者の方々も迷うということもありますので、3年間に平均で振り分けて保険料を算定することができますので、そのようなことに向けておるところでございます。
 それから、保険料の3%の引き上げに関しての町としてはどういうことをしていくのかということでございますが、これにつきましては国の方の動きでございますので、私たちができることというのはやはり町民の方々あるいは使われる方々に関して、広報なり、趣旨をお伝えしていくということになろうかと思います。
 そういうことで、広報に関しても3回シリーズで4月号にも上げようかと思っていましたが、そのようなことでお知らせをしていくというところが私たちの仕事かなと思っております。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第2号富谷町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定については原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第3号 富谷町介護保険条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第3号富谷町介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、議案書の7ページをお願いをいたします。
 議案第3号富谷町介護保険条例の一部改正についてでございます。
 富谷町介護保険条例の一部を別紙のとおり改正するもので、提案理由につきましては介護保険の保険料額の改定を行うものでございます。
 改定内容については、新旧対照表によりご説明をいたしますので、9ページをお願いをいたします。
 富谷町介護保険条例新旧対照表です。
 まず、現行2条下線、2条の現行下線部分の「平成18年度から平成20年度まで」を、改正後は「平成21年度から平成23年度まで」と改めるものでございます。
 次に、第2条第1号、現行下線部分の「2万 4,600円」を改正後は「2万 6,200円」と改め、同条第2号についても現行「2万 4,600円」を改正後は「2万 6,200円」に改めるものでございます。
 次に、第2条第3号、現行下線部分の「3万 6,900円」を、改正後は「3万 9,200円」に改めるものでございます。
 次に、第2条の第4号、現行下線部分の「4万 9,200円」を、改正後は「5万 2,300円」に改めるものでございます。
 次に、第2条第5号、現行下線部分「6万 1,500円」を、改正後は「6万 5,300円」に改めるものでございます。
 次に、第2条第6号です。現行下線部分「7万 3,800円」を、改正後は「7万 8,400円」に改めるものでございます。
 次に、第2条第7号といたしまして、「政令附則第9条第1項及び第2項(同条第3項及び第4項においても準用する場合を含む)に規定する者 4万 5,800円」を新たに加えるものでございます。
 これにつきましては、介護保険施行令の一部改正によって、これまでの基準段階の第4段階を細分化しているものでございます。この第7号が加わることによりまして、介護保険料の料額の段階は実質7段階に細分化されたことになるものでございます。
 次に、附則でございます。8ページにお戻りをお願いいたします。
 附則の1、この条例は、平成21年4月1日から施行するものでございます。
 附則の2、平成21年度から平成23年度までにおける保険料額は、第2条の規定にかかわらず、次の各号に掲げる第1号被保険者の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める額とするものでございます。
 これについては、さきに条例本則で申し上げましたそれぞれ当該各号の保険料額から、前議案でご説明いたしましたところの介護従事者処遇改善臨時特例交付金の交付により、軽減された保険料額をそれぞれ規定しておるものでございます。
 1 第2条第1号の規定に該当する者 2万 5,800円。
 2 第2条第2号の規定に該当する者 2万 5,800円。
 3 第2条第3号の規定に該当する者 3万 8,700円。
 4 第2条第4号の規定に該当する者 5万 1,600円。このところが基準段階となります。
 5 第2条第5号の規定に該当する者 6万 4,500円。
 6 第2条第6号の規定に該当する者 7万 7,400円。
 7 第2条第7号の規定に該当する者 4万 5,200円。
 これが基準段階細分化したところの額となるところでございます。
 以上によりまして、65歳以上の第1号被保険者の皆様には、本条例の本則の額ではなく、この附則に規定された額をお納めいただくようになるものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今回提案されていますことについて質問をいたします。
 介護保険ですが、その介護報酬の改定があります。基本の報酬の引き上げ、基本とされるところの引き上げがあるのか、あるとすればその程度は幾らなのか。
 そしてまた、今回の改定によって加算部分、それから加算部分の見直しだとか、新設されるものを中心に引き上げられているのではないかと思いますが、主な加算とされているものを挙げてください。どういうときにこれが加算をされるということになるのか、伺います。
 介護福祉士だとか、事業所において介護福祉士、いわゆる常勤の職員の配置割合、勤続年数によって報酬に差が出る改定になっていますが、これはその大きい事業所の方が有利ではないかと思われます。また、小さい事業所がこれによって淘汰されていくという心配もあるのですが、これについては町はどう考えているのか、伺います。
 介護報酬が上がるということは、利用料も上がることになります。利用料の軽減策については検討したのか、伺います。
 介護サービスの支給限度額は上がっていませんが、その報酬単価が上がると保険を利用できる範囲が狭められてしまうということになりますね。今まで目いっぱい使っていた人が報酬単価が上がることで目いっぱい使ったら、足りなくなる部分というか、自己負担しなければならない部分ができてくるわけですが、そのサービスが受けられなくなったときに、その自己負担でサービスを買うということになる。と、このことについてどう考えているのか、伺います。
 新しい介護認定システムですが、コンピューターで行われます。1次判定の項目は全協でもご説明いただきましたけれども、何項目から何項目になるのか、また再び、再度伺います。
 減らされる項目の中に、認知症の調査項目が減らされて、正確な判断ができないという報道があります。新しい方式でためしに1次判定をしたらば、現在の要介護度よりも軽度にでたということが言われています。全協の説明で特記事項に書き込むとしていますが、それで正確な判定になると考えているのか、伺います。
 第4期計画、介護保険事業計画が示されましたが、特別養護老人ホームなどの施設については早急な整備が必要ないとなっています。しかし、待機者、重複の申し込みがある者の森の風で67人、和風園52人と答弁していましたが、それでも必要ない、早急に必要ないという立場なのかということを伺いたいと思います。
 住民はもっとつくってほしいと、施設をもっとつくってほしいということについては、町は聞いていないのでしょうか。伺いたいと思います。
 きのうの中にもありましたが、小規模多機能型居宅介護サービスの活用に努めるとありますが、これで本当に十分に住民の思いにこたえられていくということなのか、伺います。
 介護保険を家族で支えて続けていかなければならない、家族介護を続けていかなければならないというときに、ショートステイの活用が本当に重要になってくると思います。そのことについては計画書にもありますが、国・県への働きかけをすると。これはどのようにしていくのか、どういうめどで実際に働きかけをしながらふやしていくというつもりなのか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) まず、利用料も上がるのか検討したのかというあたりでございますが、確かに介護報酬3%上がるので、若干どのくらいのなのかということは私も余りわかりませんけれども、そういうことが生じる場合もあろうかと思います。
 そのことに関しての軽減を考えているものかということですが、それは考えておりません。
 それから、支給限度額は変わらなくて、目いっぱい使えない人が出てくるのではないかというようなところがございましたが、それにつきましては十分やはりケアマネージャーと、それから利用者と利用の生活の仕方、介護サービスの使い方を十分検討していかなければならない。そのようなところでケアマネ、ケアスタッフ会議などでも研修を積んでいきたいと思います。
 それから、特記事項というところがございました。大変申しわけないんですが、特記事項の資料を手元持ってきておりません。確かに項目があることは認識してございます。調査項目の数が減ることは認識しておりましたが、その資料を手元に持っておりませんので、何項目かということは申し上げられません。ただ、今後に関しましては、特記事項のところに十分書き込む、あるいは実調にいったときに、幸い富谷町は実調は直営でやっておりますので、そのときに十分見てきて特記に書き込むというようなことをしていかなければならないのではないかと思われます。
 それから、特養の施設足りないのではないかと町民の声は聞いていないのかということでございますが、待機者の方々などとお話をしておりますので、十分そういう施設でのサービスを受けたいという方がおることはわかります。ただ、これからやはりいろいろな住まい方、施設に入ることでなくて、うちの近くでそこである程度通いもできたり、通所もできたりという多様な住まい方を提案していきたいということを今回の計画のところに盛り込んだところでございます。
 ショートステイでしたね。ショートステイ、確かに昨年度、今年度見ますと、ショートステイなどは皆さんよく利用されているようですので、なるだけショートを受け入れる施設をこうふやしていただくようにというようなことを会議の折には申していきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) もう1点、利用料の軽減化と、それから利用料が上がると今までのサービス以上のものが今度受けられない、サービス以内で要するに利用料が目いっぱいに使ってしまうということで、今までより受けられなくなるのではないかというような質問もちょっとあったものですから、その辺ちょっと触れてください。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 先ほどもちょっと申し上げましたが、利用料は今本人が1割負担ですが、若干上がるのではないかという予想は持っております。ただ、それで利用を控えるというようなことはないのではないかと思っております。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ただいまのサービスの限度額ですが、要介護3の場合ですが、限度額が2万 6,750円です。これを全部使っている人がいて、これが3%上がることで約1万
5,000円が上がることになるわけですね。そうすると、この1万 5,000円を自分で支払うのか、1万 5,000円分のサービスをとりやめるかしなければならないわけですよね。こういうことがあるのではないかと。そして、この対策をどう考えたのかということを伺いたかったわけです。これについてはどうなのか、伺いたいと思います。
 それと、新しい1次判定のコンピューターの項目は14項目減るかと思いますが、それでいいでしょうか。
 それと、そのいろいろな住まい方ということで先ほどお話ありましたが、確かにいろいろな住まい方を提案するというのもあるとは思います。だけれども、その施設をつくらないでそういうことだけを提案するというのは、住民のその意向に合致していないということだと思うんですね。建てるのは県だということがきのうの話の中でもありましたが、そうだとすれば、これからの方策といいますか、計画の中に県への働きかけは十分にしていかなければならないという書き方にならなければだめなんでないのかなと。住民の思いではないのであったと思います。
 それと、今回今まで国は一般財源からお金を入れてはいけない、介護保険の保険料を安くするためにお金を入れてはいけないということを言ってきました。ところが、国もこのままではどんどん、どんどんその保険料が上がるということがありまして、自分自身が、その国自身が一般財源を入れているわけですね。そういうときに、富谷町の保険料は全国から比べても安い方ではないですよね。周りに施設があるからだと言いますが、そのほかに今回高くなるということは、住民への負担がますます増すことになりますから、これについてはこの国が認めている、今まで禁じてきたものを認めたということからすれば、一般財源を入れる、一般会計から繰り入れを入れることも考えた、考えるべきだったと思いますが、それについてはどうだったでしょうか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 先ほど3%上がると1万 5,000円分どうなるかということを最初に言っていただければ、それなりに答弁しているはずですから、そういうような形で今後質問してください。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 3%を掛けて1万 5,000円ということですが、本当にそうなるのかどうかというところまでは、私のところではまだ認識をしておりませんし、恐らくこれから県の会議とかでいろんな内容が出てくることかと思われますので、その辺今後注視しながら見てまいりたいと思います。
 それから、14項目のところは、ここで今資料がなく私は確かめるすべがございませんので、後でよろしければお示しをさせていただきたいと思います。
 それから、施設に関してでございますが、第4期の事業計画においてはあのような提案をさせていただきました。ということでございます。今後これからずっと介護保険は続くことになるかと思いますので、いろんな社会情勢によってさまざまな方策を考えていかなければならないかと思います。
 それから、一般財源を入れることということでございますが、これについては考えておりません。

議長(渡邊俊一君) 14項目については後でということでありますから、直接資料か何か窓口でいただくということでよろしいですか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今回のその保険料の値上げになっている大もとのところでですが、介護報酬が引き上げられることがあって保険料も設定が変わってくるわけですね。そのときに、一番先に質問しましたその基本の部分でもね、報酬の引き上げというものはあったのか、あるのか。私が調べたところによると、加算部分がほとんどでね、地域で上がったというところは仙台市ぐらいのもので、そこのところは基本の部分で上がるんですが、ほかはその介護福祉士が何人いるだとか、そのほかに何でしたっけっかね、職員がこうだとかということがあって、そこに一つずつこう加算がされているわけですよね。そのことについてね、こうなってきたら大きい事業所は介護福祉士も来てくださいというので引き抜きもできるでしょうけれども、小さいところはこれでは淘汰されていく、つまりはつぶれていってしまうという心配がないのかね。ここのあたりの今回の改定についての町の認識を伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 3%の介護報酬をということはこれまでさまざまな問題がありまして、国でそのようなことになったと思います。それで、私たちにおきまして、どの事業者がこうで、そこでこのくらいの人をということ、いろいろなことがあろうかと思いますけれども、それは例えば加算分がどうなるかとか、そういうようなことを見ながら、町内の事業者に当たるときに確認をしていくというようなことになろうかと思います。ただ、こちらでその事業者のところを監査するというところはできませんので、県と一緒にそのようなことを確認していくというようなことになろうかと思います。
 それから、基本の額のところでどのように変わっていったのかというようなところ、答えになるかどうかわからないところもあるんですが、仙台市は16億の基金を入れたとか、いろんな情報がありますが、我が町におきましては、まず1号保険者の保険料の負担が19%から20%に上がっている部分がございますので、その部分を保険料の方に加算をしているというようなところで保険料は決まって、あといろいろなことがありますけれども決まっているというような状況でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、2条なんですけれども、ちょっと先ほどよく聞き取れませんで、この2条によって保険料が上がるわけですけれども、基準額のところで 4.8%ですか、上がるわけですが、これとこの先ほどちょっと触れておられたその附則のところですね。附則のこの21年度から23年度までの1から7までのこの保険料との関係について、済みませんがもう一度ご説明をお願いします。
 それから、今回保険料が上がったわけですけれども、国の施策で報酬アップした分で上がる分、それから全体として3カ年の計画で事業量がふえることに伴って上がる分、これがおおよそそれぞれどのくらいなのかということを伺います。
 それから、3点目として、今回のいろいろな改定の仕方というのは、全体としてその報酬アップということも入っていますけれども、例えば認定の、先ほども佐藤議員から質問がありましたように、認定についてのその第1次判定の基準を大きく変えるということが相当報道もされておりますけれども、全体としてそういうことでいくと、サービス利用できなくなる人、しなくなる人がふえるのではないかと。いってみればサービス抑制が生じるのではないかというふうに、このことが大きく懸念されているわけで、そういう段階で保険料はアップするということが妥当なのかどうか、この点についても伺います。
 というのは、今回保険料負担増にしないで、様子を見た上で実績も踏まえた上で改めて改定するという選択肢もあり得るわけで、特にその一般会計からの繰り入れを国自身もやるわけですから、そうなると自治体に対しても一般会計からの繰り入れは当然認めるわけですので、そういうことを考えますと、もう少し状況を踏まえた上で実績に基づく保険料の改定ということをするのが妥当だったのではないかというふうに思いますが、どうでしょうか。
 それから、これは平成21年から23年までの事業計画に基づくものですけれども、平成24年には介護療養型というのがなくなるわけで、その受け入れについては早くもさまざまな不安が出ておりまして、ということは24年度以降に受け入れ態勢について検討を始めたのでは遅い。つまり、今回の第4回の4期の計画の中で受け入れについても十分な施設の整備ということも含めてやるべきだったのではないかというふうに思いますが、この点についてはどのような準備がなされているのか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) まず1点目ですね。2条のところというところで、これは本則と附則の違いとなろうかと思いますが、本則のところでは今回の介護報酬3%増による国の交付金が入らない場合の保険料額を本則でうたっておるものでございます。それで、附則の方は、国の交付金を受けて軽減した保険料をここに挙げて、実際この保険料でこの3年間を運営をしていきますという内容でございます。
 それから、国の施策である保険料への影響と事業分で上がるとのところでございますが、そこのところは先ほどちょっと申し上げたような気がするんですが、まずうちの方の保険料の内訳を申し上げればそれでよろしいかなという気がいたしますが、まずですね、3%で介護保険料3%の上昇分というと 113円くらいの額になります。それから、保険料の19%から20%に上がる分、それから、4段階の一部軽減分が結局保険料の方に軽減分一部入ります。それから、準備基金の取り崩しをして臨時特例交付金を入れるというようなことで今回組み立てております。それで、事業の方につきましては、20年度についてはやや昨年度よりも5%くらいの事業総量として下がっておりますので、大体特徴的な介護予防とか、あと地域密着型あたりのところ、それから、元気高齢者のあたりのところなどは、事業計画のところにポイントとして挙げておりますが、ほぼそのようなところで今回の事業を組んで保険料となったものでございます。
 それから、全体としてサービス利用できなくなるとの心配はないのかというところでございますが、これは先ほど申し上げたと思います。
 それから、このようなときに上げるのはどうなのかというところではもう少し様子をというところでございますが、これは3年ごとに見直すものでございますし、このような方向で状況を見るということはいたしません。

議長(渡邊俊一君) この際、午後2時25分まで休憩をいたします。
午後2時14分 休憩


午後2時25分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質問ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、介護療養型の件ですけれども、この第4期富谷町介護保険事業計画にも、特別にそのための対応は、ちょっと表現が今何ページか見つけられなくて申しわけありませんが、特にそのための施設については考えていないというか、必要ないというようなことが書かれておりまして、その、そういうふうに結論づけた根拠というものをもう少し詳しく伺いたいと思います。
 それから、もう1点ですが、今お答えにありましたように、総事業量が平成20年度は5%くらい下がったというふうにおっしゃっておりました。これはその介護のこれまでの要介護1度を要支援1と要支援2というふうに分けて、事実上介護のサービスを利用することを抑制する施策がとられた結果だと。それが主な原因だというふうに思うわけですけれども、今回のように認知症、主に認知症を中心にして認定が低く出るような、こういうシステムそのものも変更しようとしているわけですから、そうなりますと大規模にサービスの抑制、利用できないという事態が見られるわけですね。そうなると、保険料も含めてこの事業計画全体の根底になるもの、基本になるものが見直しを迫られる。21年度からスタートしてもすぐに見直しが迫られる。こういう状況にあるというふうに思います。
 ですから、今の時期で保険料を上げるというような、その住民の負担増を伴うような対応はするべきではないのではないかというふうに思っておりますが、この点については町長にご見解を伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今担当課の課長から説明があったとおりですね。十分なる内輪で場面的な多角的な検討をした中でのお示しでございますので、十分なる、私も承知しておりますし、その方向でまいりたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) ほかに。9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) 介護保険、一番高い人の負担と一番安い人の負担が大体3倍だと思いますが、計算すると。介護保険そのものの構成は、国が25%ですか、あと県、自治体12.5だったと思いますが、それぞれ。あと個人ということに、残りの50%なろうかと思いますが。そういう要件の中で、今回やむを得ずこのような料金設定せざるを得ないということになったと思うんですが、私いつも疑問に思うんですが、単純に民間でやっている火災保険だとか、いわゆる火災保険だとか、ほかにもいろいろありますが、自動車保険だとか、所得によって料金は全く変わらないんであります。所得が高いからって病気する率が高いわけでもないし、介護を必要とする機会が発生するわけではないわけであります。なぜか国が絡んだり県が絡んだり自治体が絡むと、料金がこの5段階とか7段階とか、この努力する人が高い。そうじゃない人は一番安い。そして弱者のところにばっかり注目が行くと。
 これも大切ですが、セーフティーネットとしてそういうシステムは大切ですが、この値段が上がっていくというのが一番こたえるのは、一番実は最高ランクでございまして、一番下の人が 1,000円上がれば、上の方は3倍上がっていくわけです。そういう意味では値上げが一番こたえるのは本当は上のランクの方かなと。しかも、努力して所得がふえてきた方々が高い負担をしていかなければいけないということは、努力することをとがめられているように思います。福祉社会が行き過ぎると愚民政策になるということを言った総理大臣が昔いらっしゃったように思いますけれども、そんな感じがしないでもない。国保でもそんなことが言えると思いますが、町長の見解をお聞きしたいのは、そういう法律の中でやらざるを得ないということはわかりますけれども、この立法なり予算案なり、その法律立法の背景なりに関すること、基本的にそういうことに対する町長のご見解をお聞きしたいと、このように思います。
 そういうこの愚民政策にならないように、福祉は大切だけれども、余りにもそういうことになり過ぎてはいないだろうかと。
 こんな話を聞いたことがあります。直接関係ありませんが、アフリカの恵まれない方に本を送るとか医薬品を送ろう。高校生が募金活動をする。でも、それを見ていた方が、「募金に立つくらいならば、自分で働いてその働いたお金を寄附したらどうだ」、まことに正論だと思うんですが、そういう意味で余りにも弱者弱者弱者ということになってはいないだろうかという意味で、弱者にむち打つつもりは全くありません。私もボランティア活動しておりますので、弱者の方の立場はよくわかりますが、余りにも行き過ぎると努力する人がまずい。生活補助の方が国民年金よりも給付が高いというような矛盾もございますけれども、そのようなこととはきょうは直接関係ございませんけれども……。

議長(渡邊俊一君) 今村議員に申し上げます。
 質問に徹していただきたいんですけれども、具体的な質問は何なんですか。

9番(今村 寿君) 具体的には、この値上げに対する基本的な町長の見解です。そしてこのランクづけ。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の今村議員の見解というようなことで、一面の真理だとは思います。しかし、保険実務上というようなこと、数字的にどうだというようなことがありますし、それもまた国民全員を対象とするというような社会保障の枠組みの中でのまたこう範囲、制度づくり、制度設計というふうなことになれば、勢いこのような制度に方向性というふうにならざるを得ないのかなというふうに思いますね。したがいまして、過度なとか、あるいは結果努力してきた方に一面大きな負担をかけると、そういうふうなことも普通になってくると、それはまた違うのかなと。そんなふうなこう流れで、私もそんなに整理されているわけではございませんが、そんなふうな認識と考え方を持ってございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質問ありませんか。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 今回の介護保険料について、国としまして調整交付金が5%町に来ると思うのですが、これは町には入るのでしょうか。入らないとも聞いておりますが、この分は町に入らない理由をお尋ねいたします。入らないとすれば。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 調整交付金というのは、介護予算に国の補助率の5%の調整交付金のことと理解してよろしいのでしょうか。だとすれば、富谷町の場合は5%は来ておりませんので、大体実績で最終決まるんですが、 0.8%くらい、今年度の決算のところになろうかなと予測では思っております。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) それからですね。一遍に聞けばよかったんでしょうけれども、今回第4段階が二つに分割されるわけですが、この下がる方の人数ですね。人数。何人か。
 それから、全体的に前回いただいた資料には何ページにあるのか。やはり一番この第4段階が多い状況なのかなと思いますが、人数をお伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) ちょっと私も今ページを開けないので手持ちの資料で申し上げます。
 この所得段階で何人になるかということでよろしいでしょうか。それで、第1段階で一応計画段階では71人と見ております。第2段階で 2,217人、第3段階で 1,559人、それから、第4段階の1と2に分かれますが、1の方が 5,152人、それから基準額のところになるところが 2,388人、第5段階 4,889人、それから第6段階が 2,539人というような状況で計画を一応立てさせていただいております。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
 暫時休憩いたします。
午後2時36分 休憩


午後2時40分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、富谷町介護保険条例の一部改正について反対します。
 この改正は、平成21年度から平成23年度までの保険料を改定するものです。これによって基準額はこれまでの年額4万 9,200円から5万 1,600円、 4.8%の引き上げになります。月額1万 5,000円以上の年金受給者から天引きするという、有無を言わせないやり方で保険料が徴収されています。
 介護保険料の負担のことでよく聞くのは、「将来お世話になるかどうかわからない介護保険料を天引きされている」とか、「いざお世話になったときに、本当に使えるのか心配」などです。
 国はこれまで介護保険料引き下げのために一般財政からの繰り入れを禁じてきました。しかし、今回国自身が保険料値上げを抑えるために介護保険会計への一般財源への繰り入れを決めているのですから、町も一般財政からの繰り入れ、保険料の繰り入れて保険料を引き下げ、失礼しました。言い直します。町も一般会計からの繰り入れで保険料の引き下げを行うべきでした。2000年から始まった介護保険ですが、保険料の重い負担感と、これまでの括弧つき改正、つまり改悪で介護サービスが次第に受けにくくなってきていることを、住民はとても不満に思っています。さらに、特別養護老人ホームなどの施設が不足している、不十分と考えている住民は大勢います。
 第4期介護保険事業計画が示されましたが、保険料を初め認定に対する対応など、住民の思いとかけ離れているという感じがいたします。介護の場で働く人たちの処遇改善のために初めて介護報酬が3%引き上げられます。これまで 4.7%引き下げられていたことからすれば、処遇改善につながるかどうかは懸念されるところです。
 今回の介護報酬改定の問題点は、基本の報酬は引き上げず、さまざまな加算部分の見直しや新設を中心に引き上げているのが特徴で、新たに40を超える加算がつくられています。介護福祉士、常勤職員の配置割合、近年勤務年数によって報酬に差が出る仕組みになっています。今の改定は大きな事業所の方が算定上有利に設定されているために、小さな事業所が淘汰されかねません。
 もう一つ大きな問題点は、利用者の負担増につながるということです。介護報酬が上がることは利用料が上がることにもなります。介護サービス支給限度は変わりませんから、報酬単価が上がると保険を利用できる範囲が狭められることになります。これまでどおり限度いっぱいサービスを利用していた人は支給限度でサービスを打ち切るか、または自費でサービスを買わなければなりません。事業者も報酬が上がってもサービスの利用が減れば、3%引き上げの意味はなくなってしまいます。
 さらに、新しい介護認定システムの問題があります。コンピューターで行われる1次判定、これが項目が減らされます。認知症の調査項目が減らされ、正確な判定ができないのではないか、介護度が低くなってしまうのではないかと心配されています。新しい介護認定方式に基づいて1次判定をしたところでは、3分の2が現行より軽度の判定が出たという例もあります。町は特記事項に書き込むことで正確な判定をしていくとしていますが、それによって正確な判定ができるのかどうか、全く心配です。
 まさに介護保険という制度があっても、制度の恩恵が得られにくくなってきているのが現状です。保険料の引き下げ、利用料の軽減、施設の増設を求め、反対します。

議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 私は、富谷町介護保険条例の一部改正について賛成するものです。
 介護保険料といっても40歳以上の方々一人一人の保険料がもとに計算されるものです。一般財源からと反対者は申しますが、国は今回一般財源の方から入れて介護報酬の見直し3%に対しての抑制を図るために繰り入れをしたものと思いますが、富谷町からの一般会計は皆各個人の税金から成り立っているものです。その点から一般財源を無用に引き出すのは私は余り賛成するものではございません。
 富谷町の高齢者人口、65歳以上の方は1万 8,815人、町長の施政方針にもございますが、1月末現在で約12.4%と県内一高齢化率が低い富谷町でございます。ということは、若い町ということになっております。40歳から64歳までの方の、先ほど課長の方からも説明がございましたが、1%引き上げ、引き下げたそのことにより65歳以上の方が値上がりになるという、負担が増になるということもございますが、そのこともございますが、富谷町は若い町としまして富谷町の特徴は高齢人口が少なく、若い町であるということから、高額所得層が多いことであります。そのことから、国からの5%の調整交付金が町に入ってこないことが上げられます。これが第2の賛成の理由でございます。
 もう一つ、第3に、4段階に一番人数の多い部分を二つに分散して、先ほど課長が申しましたが、 5,152人、27.4%の方が引き下げ、保険料が引き下げられることになります。このことからも賛成したいと思います。
 一昨年、富谷町は所得額は宮城県内でも第1位、仙台を抜いて第1位となっております。昨年は見過ごしてしまいましたが、今年はどのようになるのでしょうか。このことからも若い町、そして高額所得者が多い町、そういうことで国からの助成もどうしても引き下げられる状況になっております。
 みんなで支え合う介護保険、やはり国の政策というものはもうけとかそういうものは一切関係ありません。いかにサービスを上昇していくか、その点に絞られますが、それにはお金がかかることでございます。その点からも私はやはりこの介護保険料のこれからどんどん上がっていくのかなというのは心配なところでございますが、今後国会の方でも社会保障というところで論議していき、この点を何とか抑えていこうという方向も言っておられるようでありますので、今回この4段階を2分割したことで引き下げられる方が 5,152人いるというところで、私はこの今回の富谷町介護保険条例の一部改正について賛成するものでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第3号富谷町介護保険条例の一部改正についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立多数。よって、議案第3号富谷町介護保険条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第20号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第8号)

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第20号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案第20号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第8号)についてご説明を申し上げます。
 平成20年度各種会計補正予算に関する説明書2ページをお願いいたします。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の補正から第2条繰越明許費の補正、第3条債務負担行為の補正をお願いするものでございます。
 第1条、歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額から1億 3,801万9,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ97億 2,649万円とするものでございます。
 第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額及び補正後の歳入歳出予算の金額は、3ページから7ページまでの「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条、繰越明許費でございますが、地方自治法第 213条の規定により、翌年度に繰り越しして使用することできる経費は「第2表 繰越明許費」によるものとするものでございます。こちらは8ページにお示しをしてございます。
 9款第1項消防費の消防ポンプ整備事業及び消防施設整備事業、10款6項の保健体育費学校給食センター整備事業について、平成20年度内に支出が終了しない見込みのため、予算措置をお願いするものでございます。
 第3条でございますが、債務負担行為の補正につきましては、「第3表 債務負担行為補正」のとおりでございます。9ページにお示しをしてございます。平成21年4月1日から業務が発生いたします事業に関して、平成20年度に契約行為を持ちます英語指導助手派遣委託業務の1件について補正をお願いするものでございます。
 今回の補正の概要でございますが、税の収納状況と収納見込みによる歳入額の調整、それから国・県の補助金、支出金、負担金等の内示や決定を受けての歳入歳出予算の調整、事業の完了や直近の事業執行状況、支出の見込みにより委託料、工事請負費、繰出金等、歳入歳出額の増減。
以上、歳入歳出額の調整により、今回の補正によりまして財政調整基金からの繰り入れは補正前の3億 1,039万円から2億 7,007万 9,000円を減額し、 4,031万 1,000円となるものでございます。
 次に、歳入歳出予算事項別明細書により概要をご説明申し上げます。
 12ページ、お願いいたします。
 12ページ、歳入でございますが、町税関係は収納状況によりそれぞれ追加、減額するものでございます。
 1款1項町民税につきましては 8,282万 8,000円を追加いたしまして、24億 3,603万9,000円に、2項固定資産税につきましては 673万 7,000円を減額いたしまして、22億4,921万 6,000円に、3項軽自動車税は 115万円を追加いたし、 5,868万 3,000円に、4項町たばこ税は 1,754万 9,000円を減額いたしまして、2億 1,722万 4,000円に、6項入湯税は9万 4,000円を減額、 397万 1,000円とするものでございます。
 13ページまいりまして、12款1項負担金につきましては 638万 2,000円を減額し、1億3,237万円とするもので、1目民生費負担金は、保育料の納入実績により、2目教育費負担金は、加入人数の実績により、それぞれ減額するものでございます。
 13款2項手数料でございますが、 212万 1,000円を減額いたしまして 2,444万円とするもので、1目の総務手数料及び2目衛生手数料については、実績により減額するものでございます。
 13款2項手数料でございますが、 212万 1,000円を減額し 2,444万円とするもので、1目の総務手数料及び2目衛生手数料については実績による減額です。
 14款1項国庫負担金でございますが、 2,459万 8,000円を追加し、3億 2,895万円とするもので、2目民生費国庫負担金は認可保育所運営費、4目災害復旧費国庫負担金は公共土木施設災害復旧事業費負担金の決定によるものでございます。
 14ページ、お願いいたします。
 14款2項国庫補助金は、 4,187万 6,000円を追加し、9億 8,347万 4,000円とするもので、民生費、衛生費、土木費の各補助金、総務費では地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金、それから、地域活性化・生活対策臨時交付金の交付決定及び交付見込みにより追加をいたすものでございます。
 次に、15款1項県負担金でございますが、 320万 8,000円を追加いたしまして、2億4,949万8,000円とするもので、1目民生費県負担金の後期高齢者基盤安定負担金及び児童福祉費負担金の決定によるものであります。
 15ページまいりまして、15款2項県補助金でございますが、 241万 6,000円を減額いたしまして、 7,178万 8,000円とするものでございます。民生費、衛生費、農業費、林業費、それから土木費、教育費の各補助金におきまして、いずれも交付決定等により減額するものでございます。
 15款3項委託金につきましては、16ページまいりまして、 830万 4,000円を追加し、1億 561万 3,000円とするもので、総務費、衛生費、農業費各委託金の決定等により追加するものでございます。
 17款1項寄附金でございますが、 282万 6,000円を追加いたしまして、 512万 7,000円とするもので、いずれも成田七丁目の開発行為に伴う寄附金でございます。
 それから、18款2項基金繰入金でございますが、2億 7,013万 1,000円を減額し、 4,202万 2,000円とするもので、1目財政調整基金繰入金につきましては、歳入歳出予算調整の結果減額するもので、今回の減額により繰り入れは 4,031万 1,000円となります。
 2目ユーマイタウン施設整備基金繰入金でございますが、上桜木地区の住居表示板設置の財源として充当することにしておりましたが、電柱等の設置により事業未実施となったために減額するものでございます。
 20款1項延滞金加算金及び過料につきましては、 150万円を追加し、 1,293万 1,000円とするもので、収納実績により追加するものでございます。
 17ページ、お願いいたします。
 17ページ、20款3項貸付金元利収入につきましては、 550万円を追加し、 4,654万 3,000円とするものでございます。中小企業振興資金融資の預託金収入でございます。
 20款4項雑入でございますが、 437万 9,000円を減額いたしまして、3億 2,669万 1,000円とするものでございます。給食費納付金 838万 1,000円の減は実績等によるもの、雑入は宮城県市町村振興協会からの交付金が主なものでございます。共済等保険金の 225万 7,000円は町が加入してございます総合賠償補償保険からの保険金で、富中の案件でございます。それから、下水道維持管理負担金につきましては、東向陽台地区下水道維持管理に伴う仙台市からの返還金でございます。歳入は以上でございます。
 次に、歳出についてご説明を申し上げます。
 18ページでございます。
 まず、2款1項総務管理費で 613万 9,000円を減額いたしまして、18億 1,983万 4,000円とするものでございます。
 主なものについて申し上げます。
 1目一般管理費の47万 7,000円の追加は、公平委員会の事務経費でございます。
 5目財産管理費98万 5,000円の追加は、電気料金の引き上げ等によるものでございます。
 6目企画費 252万 2,000円の追加のうち、負担金、補助及び交付金につきましては、黒川地域行政事務組合負担金の組合管理分の確定によるものでございます。
 7目情報化推進費につきましては、12節役務費は、平成21年度に予定しておりますLG1の入れかえに伴い、現在使用しておりますLG1を撤去するための費用でございます。
 13節委託料は業務完了に伴う減額、18節備品購入費はメールサーバー等購入に要した経費の執行残でございます。
 9目防犯対策費は防犯灯の電気料の追加、それから、10目自治振興費でございますが、大清水東町内会館に係る財源の更正でございまして、国・県支出金でございます地域活性化・生活対策臨時交付金 3,257万 2,000円のうち、 1,002万 3,000円を充てるもので、これにより同額を一般財源で減額するものでございます。
 16目ユーマイタウン施設整備基金につきましては、成田七丁目開発に伴う衛生費寄附金72万 3,000円を基金に積み立てるものでございます。
 2款2項徴税費でございますが、財源の更正でございます。
 1目税務総務費は、徴収委託金の増により一般財源を減額し、同額を国・県支出金で追加、財源を更正するものでございます。
 2目賦課徴収費につきましては、その他の財源として督促手数料を追加いたしまして、一般財源で同額を減額するものでございます。
 19ページ、2款3項戸籍住民基本台帳費でございますが、65万円を減額し、 6,189万9,000円とするもので、1目戸籍住民基本台帳費、事業費消耗品費の41万円は住基カードの仕様変更に伴い新たに 300枚を購入するものでございます。
 13節委託料、14節使用料及び賃借料は、業務の完了により執行残を減額するものでございます。
 2目住居表示費でございますが、12節役務費は大清水地区の住居表示終了に伴い執行残を減額、13節委託料は住居表示板の設置が未実施となったことによるものでございます。
 2款5項統計調査費でございますが、 5,000円を追加、 189万 6,000円とするもので、統計調査員確保対策事業における消耗品の追加でございます。
 3款1項社会福祉費は、20ページお願いいたします。 1,162万 3,000円を追加し、6億 
8,670万 6,000円とするもので、19ページ戻りまして、1目社会福祉総務費は、障害者自立支援事業費確定による返還金として 505万 7,000円を追加するものでございます。
 財源内訳についてご説明を申し上げます。
 今回追加し返還金に充てます 505万 7,000円を一般財源で措置いたします。ここに当初一般財源で措置しておりましたあったか冬季助成事業等に要する 500万円について、今回の補正で地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金、国・県支出金を充てることにより、一般財源から同額を減ずることになります。このことによりまして、国・県支出金では 500万円追加、一般財源の補正額は今回補正をお願いしてございます 505万 7,000円から先ほど国・県支出金に移りました 500万円を減じて差し引き5万 7,000円の財源更正となるわけでございます。
 5目医療助成費の13節委託料は処理件数の増により追加、20節扶助費の乳幼児医療費助成は助成額の増加によるもの、心身障害者医療費助成は所要額の減によるものでございます。
 28節の繰出金の老人保健特別会計繰出金の減額は、特別会計への交付金が追加となったことから、一般会計からの繰り出しを減額するものでございます。
 また、国保会計の繰出金でございますが、資格者証交付について改正があったことから、そのシステム改修に要する額を追加するものでございます。
 次に、3款2項児童福祉費につきましては、 1,877万 6,000円を追加いたし、減額ですね。失礼しました。減額いたしまして、10億 1,412万円とするもので、1目児童福祉総務費は、13節委託料で認可保育所に対する運営費を入所者数の実績により、19節負担金、補助及び交付金で認可外保育所の施設運営補助金について対象者数の増により、それぞれ追加するものでございます。
 続きまして、2目児童措置費は児童手当について実績に基づいての減額、4目保育所費では、7節賃金は臨時保育士の雇用実績に基づく減額、燃料費は執行状況による減額、18節備品購入費は使用不能となった掃除機等購入に要するものでございます。
 21ページまいりまして、まず3款3項老人福祉費でございますが、 822万 5,000円を減額いたしまして、4億 7,051万 7,000円とするもので、老人福祉費では、8節報償費は敬老祝い金事業実績により、19節負担金、補助及び交付金は地域で行う敬老会、あったかほっとな地域づくりの事業の実績により、それぞれ減額するものでございます。
 28節繰出金は特別会計での事業実績により減額するものでございます。
 2目福祉健康センター費につきましては事業執行残の減、5目後期高齢者医療制度費につきましては、後期高齢者特別会計における納付金の減に伴い、一般会計からの繰出金も減額するものでございます。
 次に、4款1項保健衛生費は、22ページまいりまして、 2,294万 8,000円を減額いたしまして、3億 4,639万 6,000円とするものでございます。
 21ページ戻りまして、予防費13節委託料は検診業務の終了、23節償還金、利子及び割引料は平成19年度事業費負担金の償還金でございます。
 3目環境衛生費でございますが、需用費消耗品は防疫薬剤配布事業の実績による減、印刷製本費及び12節の役務費につきましては空き地雑草除去指導業務の実績によるものでございます。
 22ページをお願いいたします。
 19節の負担金、補助及び交付金につきましては、合併処理浄化槽設置事業の実績により、23節償還金、利子及び割引料につきましては交付金要項の廃止に伴い返還するものでございます。
 4目狂犬病予防費は狂犬病予防注射業務の終了による減額でございます。
 4款2項清掃費につきましては、 3,738万 6,000円を追加いたしまして、5億 9,699万5,000円とするもので、1目清掃総務費19節の負担金、補助及び交付金は、生ごみ処理機等購入に対する補助額の実績に基づき減額、2目のごみ処理費でございますが、11節の需用費のうち消耗品、燃料費については実績によるもの、印刷製本費は松森清掃工場に設置する説明資料作成に伴うものでございます。
 12節役務費通信運搬費は粗大ごみ運搬料の減によるものでございます。
 13節委託料、最終処分場に係る歳出予算の調整と、仙台市へのごみ焼却業務委託に係る単価の改定によりまして 4,132万 5,000円を追加するものでございます。
 23ページ、お願いをいたします。
 まず、6款1項農業費でございますが、 216万円を減額いたしまして、 6,448万 4,000円とするものでございます。
 1目農業委員会費、3目農業振興費、6目生産調整推進費は、事業の実績、執行状況により減額、4目畜産業費は家畜伝染病予防事務費の交付決定により、5目の農地費は農地・,水・環境保全拡張支援交付金の交付決定により、それぞれ財源の更正を行うものでございます。
 次に、6款2項林業費につきましては、50万 5,000円を減額し、 438万 4,000円とするもので、13節委託料は業務の完了により、19節負担金、補助及び交付金は交付実績により減額するものでございます。
 24ページ、お願いいたします。
 7款1項商工費は、 344万 6,000円を減額いたしまして、 5,877万 6,000円とするもので、11節需用費消耗品費はデスティネーションキャンペーン関連事業の終了により執行残を減額、19節負担金、補助及び交付金につきましては、企業立地奨励金の交付実績により減額するものでございます。
 8款2項道路橋梁費でございますが、25ページをお願いいたします。 8,266万 2,000円を減額いたしまして、4億 524万 4,000円とするもので、24ページに戻りまして、1目道路橋梁総務費、2目道路維持費、5目道路改良費で事業の完了と執行状況、支出の見込み等から、それぞれを減額するものでございます。
 25ページへまいりまして、8款3項河川費でございますが、 233万 9,000円を減額し、756万円とするもので、1目河川費の13節委託費及び15節工事請負費で事業の執行状況と支出見込みにより減額するものでございます。
 8款4項都市計画費につきましては、 4,670万 6,000円を減額いたしまして、3億 6,103万 9,000円とするもので、2目公園費は事業費の確定により減額の措置を講じるものでございます。
 3目公共下水道費でございますが、13節委託料は仙塩流域関連仙台市公共下水道事業建設負担金、東向陽台地区の建設負担金確定によるものでございます。
 28節繰出金につきましては、下水道事業特別会計における歳入の確定、事業費や起債額の変更等により繰出金 4,450万 5,000円を減額するものでございます。
 次に、8款5項住宅費でございますが、26ページまいりまして、住宅費は 1,128万 1,000円を減額し、1億 1,437万 4,000円とするもので、1目住宅管理費は、公的賃貸住宅家賃低廉化事業補助を国・県支出金に計上、同額を一般財源から減額する財源更正でございます。
 2目の町営住宅建設費につきましては、25ページから26ページ、15節の工事請負費は造成、解体、建てかえ工事での減額でございます。
 3目住宅宅地震災対策事業費は、事業費の確定により 378万 1,000円の減額措置を行うものでございます。
 9款1項消防費についてご説明を申し上げます。
 消防費につきましては、 2,496万 2,000円を追加し、4億 8,892万 3,000円とするものでございます。
 1目常備消防費は、黒川地域行政事務組合消防分の負担金確定によるもの、3目消防施設費につきましては、地域活性化・生活対策臨時交付金による事業といたしまして、工事請負費でポンプ小屋の撤去1カ所、ホース乾燥塔改良7カ所、消防ポンプ小屋2カ所、防火水槽ふたかけ1カ所の工事と、備品購入費で小型動力ポンプ2台を購入するものでございます。
 27ページ、お願いいたします。
 10款2項教育総務費は、 104万 6,000円を追加し、1億 8,270万 4,000円とするものでございます。
 2目事務局費につきましては、去る2月23日にご可決いただきました損害賠償の案件について、裁決に基づく賠償金等一連の予算措置でございます。
 10款2項小学校費につきましては、 233万 3,000円を減額いたしまして、7億 1,472万 
8,000円とするもので、1目小学校振興費では、20節扶助費の要・準用保護確定により所要の額を減額するものでございます。
 2目小学校管理費は、負担金、補助及び交付金で当初見込んだ人数を下回ったことにより減額するものでございます。
 10款3項中学校費でございますが、28ページまいりまして、 365万円追加いたしまして、2億 9,164万 7,000円とするものです。
 27ページ、中学校管理費で、需用費修繕料は富谷第二中学校揚水ポンプ、それから、富谷中学校体育館排煙オペレーター、ボイラー、給水余熱機の緊急を要する修繕に要するものでございます。
 28ページまいりまして、負担金、補助及び交付金は当初見込んだ人数を下回ったことによるものでございます。
 10款4項幼稚園費は、35万 6,000円を追加いたしまして、1億 2,160万 4,000円とするもので、19節負担金、補助及び交付金は預かり保育に係る私立幼稚園の助成について、対象者増により追加するものでございます。
 10款5項社会教育費につきましては、44万 8,000円を減額し、2億 5,916万 5,000円とするもので、公民館費の11節需用費、13節委託料につきましては、執行状況により減額するものでございます。
 10款6項保健体育費は、29ページ、3目の給食センター管理費で 182万 1,000円を追加し、4億 9,726万 6,000円とするものでございます。
 28ページに戻りまして、11節需用費は実績等によるものでございます。
 13節の委託料は、28ページ、学校給食センター建設に向け調査設計業務委託に 906万2,000円、29ページまいりまして、用地の不動産関係評価委託に43万 1,000円を追加するものでございます。
 11款2項公共土木施設災害復旧費につきましては、 200万円を減額し、 2,030万 1,000円とするものでございます。事業費の確定により、歳入補正と合わせ減額するものでございます。
 12款1項公債費でございますが、 825万円を減額し、7億 137万 3,000円とするもので、当初予算で議決をいただきました一時借り入れ枠3億円を借り入れした場合の利子として計上したものですが、借り入れをしなかったために既に経過した11カ月分の利子について減額をするものでございます。
 歳出については以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) この際、午後3時30分まで休憩をいたします。
午後3時18分 休憩


午後3時30分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これから質問に入りますけれども、質問者はページ数、款項目に沿って質問をお願いいたしたいと思います。
 質問ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、12ページですが、町民税の歳入、法人町民税現年課税分 2,034万 7,000円の減となっておりますが、これは経済情勢を反映したものと受けとめていいかどうかということと、今後についてもしばらくこういう状況が続くというふうに見ておられるかどうか、伺います。
 また、同じページの固定資産税ですが、これも 1,173万 7,000円減額になっていまして、固定資産税については長年順調に伸びる、歳入もこういう減額措置をするような事態というのはめったになかったと思うんですけれども、これも町長のあいさつの中では住宅地価の下落によるというような言葉が一言あったんですが、そういうことが原因なのかどうかということと、今後もこれについては続くと見た方がいいのかどうかを伺います。
 次に、22ページ、環境衛生費の負担金、補助及び交付金ですが、合併処理浄化槽設置事業費補助金 1,025万 4,000円の減額となっております。この減額は当初予算で組んだ 1,353万円に対して75%の減額ということになります。このように実績がなかなか伸びないということは、何らかの負担軽減をさらに進める必要があるということではないのか。町としてはこの点については21年度に向けて、新年度に向けて何らかの対策を講じたのか、伺います。
 22ページ、一番下のごみ処理費、ごみ焼却業務委託料ですね。ごみ焼却業務事務委託で4,132万 5,000円、これは当初の29%増なんですが、先ほど単価の改定が行われたということでしたけれども、単価の改定は周期的に行われているのかどうか。また、この単価の改定だけによるもの、伸びなのか、増額なのかを伺います。
 次に、24ページですが、道路維持費、工事請負費が 3,306万 8,000円減額になっております。これは主に請け残だということだと思いますが、そういうことでしょうか。請け残だとすれば、これは今3月の時点ですので、今から追加工事というわけにはいきませんが、この残額を生かして新年度当初立ち上がりに工事量を思い切ってふやすと。計画をふやすというような対応はなされたかどうか、伺います。
 その下の道路改良費ですが、町道穀田線歩道設置に伴う路線測量設計調査業務委託、これが 2,500万円減額になっておりまして、当初の 4,813万 1,000円に対して半分以上の減額になっています。これも請け残ということだかどうかということと、入札の状況について少し詳しくご説明をお願いします。
 28ページですが、給食センター管理費ということで、委託料が計上されております。町長の施政方針の中で、設置場所については庁舎東側の町有地と民有地の一部ということですが、庁舎東側といっても広うございますので、そのどこなのか、少し特定して位置をお知らせください。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(眞山巳千子君) 町税関係の今回の補正につきましては、現調定額と見込み徴収率を見てまず計上しております。町民税につきましては、当初予算で見込みました調定額が21億 5,000万ほどだったんですが、それを97%で見込んだわけですけれども、3月の補正時点での調定額が22億 6,000万ということで、1億円超の調定額が伸びております。ただ、見込みの徴収率は96.8%、97%から 0.2ポイント下げて今回の増ということになりました。これは課税対象者が増となっていることが原因でございます。
 それから、固定資産税関係につきましても同じなんですけれども、あくまで当初予算のときには見込みで出しておりますので、現在の調定額に97%の徴収率を掛けてこの金額を求めております。
 それから、法人税なんですけれども、法人税関係につきましては、法人数については横ばいですけれども、均等割の部分については横ばいなんですけれども、法人税割で大幅に減っていると。21年度の予算につきましても顕著にあらわれているというようなところでございます。
 固定資産税の今後ということなんですけれども、21年度につきましては評価がえの年でありまして、土地の下落などもありまして、20年度と比べると大幅な減にはなっております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 22ページです。21、22ページの4款1項3目の環境衛生費、19節の負担金の関係です。合併処理浄化槽の設置事業費補助金なんですけれども、当初20基の補助予定で予算計上しておりましたが、20年度5基ということでの実績になりました。この減っている原因ということで、その負担が多過ぎるんじゃないかと、負担軽減のというようなお話があったんですけれども、負担は、自己負担割合というのは決して高くなく、負担が大きくて利用しにくいというような声は特には聞いていません。ここは近年の経済的なその情勢も反映するかと思うんですが、18年度は実績で13基、19年度は7基でした。今回20年度は5基ということだったんですが、町としてはこういった助成制度の浄化槽整備の合併処理浄化槽の整備の効果と助成制度について啓発が不足しているのかなとも思っていますので、21年度については啓発を十分しながらPRしていきたいと思っております。
 4款2項2目のごみ処理費の13節委託料、ごみ焼却業務の 4,132万 5,000円の件ですが、これは単価差ということで財政課長の方から説明していただいたんですが、単価差というのは当初19年度精算金が今回の補正額なんですが、松森工場での経費に対しての金額を委託料として支払いすることにしているんですが、松森工場でのその経費が確定する前に概算での経費算定がありますので、その松森工場の単価と、以前はその前は葛岡の単価を使って請求されてきているんですが、仙台市とのその協定書の中では松森工場での経費の単価でもって委託料を支払うという約束になっております。そんなものですから、今回の19年度松森単価としての19年度の経費が確定したということで、葛岡単価と松森単価の差額、こちらの方を今回精算金として支払いが発生したということの補正でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 24ページ、道路維持費の工事請負費の減額でございますが、3,306万 8,000円、これはすべて入札差金によるものでございます。
 事業としましてここの欄に六つの事業が載せておりますが、21年度で今後継続してやっていく事業といたしまして、上の四つですか。舗装補修から太子堂地区の道路整備までということで、これにつきましては全体事業量を把握しながら、21年度も掲示をしているものでございます。
 ちなみに、東向陽台側溝事業につきましては、過去一丁目、二丁目やってきているわけなんですが、おおよそ 700メートル程度の事業量だと思うんですが、昨年以来約 850メートルほどの事業量をもって執行している状況でございます。
 それから、続きまして、道路改良費の委託料、穀田線の測量設計の 2,500万円の減額でございますが、これも執行残による減額でございます。ちなみに穀田線の測量業務の入札状況なんでございますが、6月12日に入札執行しておりまして、参加者が22社でございます。それで、請け負った業者につきましては請負率が 36.47%でございました。ちなみに2、3、4、5、5位までが48%から40%台、ぎりぎりというようなことでかなり低い落札率でございました。ちなみに最高落札率は、落札率といいますか、入札率は91.7%の金額がございました。以上です。

議長(渡邊俊一君) 給食センターの建築予定地については、先ほど配付したような状態で、改めて執行部から資料をもらった方がいいんじゃないですか。口で東側の北側とかって言ってもなかなかぴんと来ないでしょうから。町長、そんな形でお願いしたいんですけれども、よろしいですか。(「はい」の声あり)
 ほかに質疑ございますか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第20号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第8号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第20号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第8号)は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第21号 平成20年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第21号平成20年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、34ページをお願いいたします。
 議案第21号平成20年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1万 6,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億 6,474万 6,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 40ページをお願いいたします。
 まず、歳入でございます。
 1款1項支払基金交付金は、 217万 5,000円を減額いたし、 7,904万円とするもので、1目医療費交付金、2目審査支払い手数料交付金ともに交付額の確定などによるものでございます。
 2款1項1目医療費国庫負担金は、 567万 5,000円を増額し、 5,591万 4,000円とするもので、国負担額の確定などによるものでございます。
 3款1項1目医療費県負担金は、4万 7,000円を減額をいたし、 1,251万 2,000円とするもので医療費に対する県負担額の確定等によるものでございます。
 4款1項1目一般会計繰入金は、 343万 7,000円を減額いたすもので、財源調整をいたすものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目一般管理費に1万 6,000円を増額いたし、 144万 1,000円とするもので、第三者行為求償事務に要するものでございます。
 2款1項医療諸費については、国・県補助の歳入等により、財源更正をいたしたものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第21号平成20年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第21号平成20年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第22号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)

議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第22号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、42ページ、お願いいたします。
 議案第22号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによります。
 第1条第1項、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ 6,558万 1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ29億 8,581万 9,000円とするものです。
 第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によります。
 それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。
 48ページ、お願いいたします。
 初めに、歳入でございます。
 1款1項1目一般被保険者国民健康保険税は、 1,115万 6,000円を追加して、9億25万9,000円とするもので、調定額及び収納率の見直しによる増でございます。
 1款1項2目退職被保険者等国民健康保険税は、 5,002万 7,000円を減額いたしまして、1億 539万円とするもので、これも調定額及び収納率の見直しによる減でございます。
 3款1項1目療養給付費等負担金は、1節現年度分につきまして、 9,000万円を減額いたしまして、5億 6,576万 5,000円とするものでございまして、負担額の減額が見込まれるための減でございます。
 3款2項2目高齢者医療制度円滑運営事業費補助金を19万 4,000円とするもので、これは70歳以上の高齢受給者の負担割合を平成22年3月まで1割に引き続き据え置きするためのシステム改修等の事務費に対する補助金でございます。
 7款1項2目保険財政安定化事業交付金は、 2,858万 9,000円を追加いたまして、2億2,324万円とするもので、交付金の額の確定によるものでございます。
 9款1項1目一般会計繰入金は、 110万円を追加いたしまして、1億 6,840万 3,000円とするものです。これは本年4月1日より資格証明書の交付世帯で中学生以下がいる場合は、その中学生以下に対して6カ月の短期被保険者証を交付するためのシステム改修分の一般会計からの繰り入れでございます。
 9款2項1目財政調整基金繰入金は、 3,340万 7,000円を追加いたしまして、 3,413万5,000円とするものでございます。これは国保税の減額、それから療養給付費等負担金の減額等によるもので、財政調整基金からの繰り入れをするものでございます。
 次に、歳出に入ります。51ページ、お願いいたします。
 1款1項1目一般管理費は、 129万 4,000円を追加致しまして、 3,228万 5,000円とするものでございます。これは先ほど歳入でもご説明いたしましたけれども、資格証明書交付世帯の中学生以下に対する短期証交付のためのシステム改修の委託費でございます。
 2款1項1目一般被保険者療養給付費は、 5,000万円を追加いたしまして、14億 9,502万9,000円とするもので、2目退職被保険者療養費は 9,500万円を減額いたしまして、1億9,967万 3,000円とするものでございます。これは一般被退職者の分の増加と、被退職者分の療養給付費の減によるものということでございます。
 2款3項1目葬祭費は、 550万円を減額いたしまして、 240万円とするものでございます。これは件数の減によるものでございます。
 2款5項1目出産育児一時金につきましては、 874万円を減額いたしまして、 1,646万円とするものでございます。これも出産件数の減によるものでございます。
 3款1項1目後期高齢者支援金、4款1項1目前期高齢者納付金、5款1項1目老人保健医療費拠出金、6款1項1目介護納付金につきましては、歳入の国庫支出金であります療養給付費等負担金の減に伴いまして、財源内訳の更正をするものでございます。
 7款1項2目保険財政共同安定化事業拠出金は、 763万 5,000円を減額いたしまして、2億 3,528万 9,000円とするものでございまして、これは拠出金の確定により減でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第22号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第22号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第23号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第4号)

議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第23号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) それでは、54ページをお願いいたします。
 議案第23号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第4号)の概要についてご説明申し上げます。
 第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出からそれぞれ 1,467万 5,000円を減額しまして、歳入歳出の総額をそれぞれ8億 1,353万 3,000円とするものでございます。
 第2条の地方債の補正については、57ページをお願いいたします。
 第2表の地方債の補正でございますが、起債の目的としましては、吉田川流域下水道の建設事業債でございますが、補正前から 360万円を減額しまして 4,100万円とするものでございます。起債の方法等は、補正前と同じでございます。
 内容については、60ページをお願いいたします。
 まず、歳入でございます。
 2款1項1目の下水道使用料1節公共下水道使用料につきましては、本年度の推移を見ますと、収入が伸び悩んでいるという状況にあることから、当初予算よりも減になると見込んで 500万円減額しまして、4億 6,421万円とするものでございます。
 3款1項1目一般会計繰入金1節一般会計繰入金は、 4,450万 5,000円の減額です。これは大きくは吉田川流域下水道事業に係る剰余金の返還が、次の雑入のとおりにありましたので減としたものでございます。
 5款1項1目雑入の3節下水道維持管理負担金返還金 3,833万円ですが、吉田川流域の平成19年度剰余金に係る維持管理負担金の返還金で、返還分でございます。
 次の町預金利子は10万円としております。
 6款1項1目の下水道事業債1節流域下水道建設債は 360万円の減でございまして、補正後 4,100万円、吉田川流域下水道建設事業債の確定による減でございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目の下水道総務費で38万 1,000円の減額でございまして、13節委託料で上水道事業に対する料金徴収事務委託金分で 260万 8,000円の減、27節公課費で 222万 7,000円の追加ですが、消費税の納付分でございます。
 2目の下水道維持費は 1,550万円の減額補正でございます。
 13節の委託料は執行残によりまして 300万円の減、記載のとおりの業務委託の執行による減でございます。
 15節の工事請負費 1,250万円の減でございますが、記載のとおりの工事の執行による減でございます。
 1款2項1目の流域下水道費19節の負担金、補助及び交付金で 546万 2,000円でございますが、これは流域下水道の維持管理負担金の追加分でございます。
 3項1目流域下水道建設費 425万 6,000円の減額ですが、19節で吉田川流域下水道建設の確定による減でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第23号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第23号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第24号 平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)

議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第24号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、64ページをお願いをいたします。
 議案第24号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 829万 2,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億 9,231万 1,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 70ページをお願いをいたします。
 歳入でございます。
 3款2項国庫補助金は、 1,204万 7,000円を増額いたし、補正後の額を 3,900万 3,000円とするものでございます。
 2目の地域支援事業費交付金の 149万 3,000円の減額は、介護予防事業費の減額に伴う国補助分を減額いたしたものでございます。
 4目の介護従事者処遇改善臨時特例交付金の 1,354万円は、介護報酬改定により介護保険料の急激な上昇を抑制する財源措置として交付されるものでございます。
 4款1項支払基金交付金2目地域支援事業支援交付金は、 185万 1,000円の減額でございまして、介護予防事業の減額によるものでございます。
 5款2項県補助金1目地域支援事業費交付金は、74万 6,000円を減額するもので、同じく介護予防事業費の減額によるものでございます。
 7款1項1目一般会計繰入金は、2万円を減額いたし、2億 255万 8,000円とするものです。
 2節の地域支援事業繰入金の町負担分について、事業費の減額により県と同額を減額するものでございます。
 5節の事務費繰入金は、事務費に対する財源調整分でございます。
 次のページをお願いいたします。
 7款2項1目介護給付費準備基金繰入金は、 113万 8,000円を減額するもので、財源調整でございます。
 次に、72ページをお願いをいたします。
 歳出でございます。
 1款2項1目賦課徴収費に9万 2,000円を増額いたし、 208万 3,000円とするものでございます。
 1款3項2目認定調査費は、63万 4,000円を増額いたし、 1,065万 4,000円とするもので、介護認定調査の新規申請や病院などの遠距離調査の増加による調査員の賃金等が主なものでございます。
 3款1項介護予防事業費1目介護予防特定高齢者施策事業費は、 597万 4,000円を減額いたし、 968万 1,000円とするものでございます。訪問指導対象者を見込んでおりましたが、この数の減によるものでございます。
 5款1項基金積立金2目介護従事者処遇改善臨時特例基金に、歳入でご説明をいたしました介護従事者処遇改善臨時特例交付金を積み立てをいたすものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第24号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立多数。よって、議案第24号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第25号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第25号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 74ページをお願いをいたします。
 議案第25号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ 1,432万 7,000円を減額いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億 5,796万 8,000円とするものです。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 80ページをお願いをいたします。
 歳入でございます。
 1款1項後期高齢者医療保険料1目特別徴収保険料は、 1,034万円を減額いたし、 8,302万 9,000円とするもので、平成20年度の保険料について閣議決定により軽減されることになったことから、その額を見込んだものでございます。
 4款1項一般会計繰入金2目保険基盤安定繰入金は、 398万 7,000円を減額するもので、交付額の決定によるものでございます。
 次のページをお願いをいたします。
 歳出でございます。
 2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金は、 1,432万 7,000円を減額するもので、保険料や基盤安定負担金の減額に伴うものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第25号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第25号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第26号 平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第26号平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) それでは、82ページの議案第26号平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)について、内容についてご説明申し上げます。
 まず、第2条の収益的収入及び支出についてでございます。
 収入におきまして、第1項の営業収益で 2,372万 5,000円を減額、第2項の営業外収益で 340万 5,000円の増、合わせて水道事業収益全体で 2,032万円を減額しまして、収入の補正後予定額を9億 5,011万 9,000円とするものでございます。
 支出におきましては、第1項の営業費用で 1,396万 6,000円を減額、第3項の特別損失で 223万円を増額しまして、合わせて支出全体で 1,173万 6,000円を減額し、支出の補正後予定額を10億 9,370万 2,000円とするものでございます。
 次のページの第4条資本的収入及び支出についてです。
 収入におきまして、第2項の開発負担金で 525万円を追加、収入全体でも同額を増額しまして、収入の補正後予定額を 525万 1,000円とするものでございます。
 支出におきまして、第1項の建設改良費で 296万 7,000円を減額し、支出全体も同額を減額しまして、支出の補正後予定額を1億 5,762万 7,000円とするものでございます。
 なお、収入が支出に不足する1億 5,237万 5,000円は損益勘定留保資金等で補てんするものでございます。
 第5条の他会計、いわゆる一般会計からの補助金についてですが、20万 5,000円を増額しまして、 3,563万 2,000円とするものでございます。これは記載のとおりの基礎年金拠出金とか児童手当に係る追加分でございます。
 86ページをお願いいたします。
 平成20年度の補正予算説明書でご説明いたします。
 収入でございますが、1款1項1目の給水収益でございますが、使用水量の低迷によりまして、当初見込みより 2,439万 9,000円の減額でございます。
 その他営業収益では67万 4,000円の追加でございますが、給水装置工事の検査手数料等で手数料が30万 4,000円、昨年3月末日付退職者の退職手当に係る退職手当組合に対する特別負担金の一般会計負担分としての負担金が37万円の追加でございます。
 1款2項1目受取利息及び配当金で預金利息が73万円、2目水道加入金で水道加入金が155万 8,000円、3目他会計補助金の一般会計補助金が20万 5,000円、基礎年金拠出金等の分でございます。
 4目雑収益のその他雑収益91万 2,000円は、水道管破損事故の損害賠償金や所要資材の販売代金などでございます。
 支出につきましては、1款1項2目の受水費の減少で 1,250万円の減額でございます。
 6目減価償却費で、有形固定資産減価償却費が 146万 6,000円の減額でございます。
 3項2目過年度損益修正損で 223万円の追加でございますが、不納欠損処分によるものでございます。
 次のページの資本的収入及び支出でございます。
 収入は、1款2項1目の開発負担金は 525万円を追加、これは2次開発の宅地負担金とか、水量による建築物負担金でございます。
 支出につきましては、1款1項1目の配水施設費の工事請負費で、 277万 4,000円の減額でございますが、これは当初予定していましたとちの木団地内の造成が未完了のため、当該予定した館山配水地形塔と富谷第2配水地形塔ですね、配水管接続がえ工事ができなかったということで減額するものでございます。
 2目の営業設備費の量水器で12万 5,000円の追加、メーターの出庫数の増分でございます。
 資産購入費31万 8,000円の減は、業務用軽自動車の執行による残を減額するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 収益的収支の方ですけれども、支出で営業費用、ページで84ページ、営業費用、受水費が 1,250万減額ですけれども、県に払うお金が減ったということだと思うんですが、その辺の理由について伺います。
 それから、次のページで先ほどご説明はあったんですが、開発負担金もう一度言ってください。ゆっくりと。済みません。以上です。

議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) 受水費の減の理由ですが、これは県の方に支払うものですが、給水量ですね。それが低迷しているという説明したんですが、それによりまして減と、受水量が減ということで減額しております。
 それから、開発負担金の件でございますが、これはとちの木団地内ですね。そこで2次開発やっているわけですが、それがまだ完了しないというようなことなんですが、完了すれば配水管の接続がえができる条件が整うわけでございますが、未完了のためできなかったということでの減額でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今ご説明されたのは、支出の方の、85ページでいきますと支出の方の建設改良費の減額のことをご説明されたんじゃないですか。私が伺ったのは、収入の開発負担金についてもう一度少しゆっくりとご説明くださいということをお願いしました。

議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) 済みませんでした。勘違いしました。
 これは成田の地内での2次開発で区画数増加による負担金と、それから、集合住宅などで水量が一定以上使うという場合の水量分の、水量に係る負担金ということでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第26号平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第26号平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。

日程第12 発議第1号 議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議

議長(渡邊俊一君) 日程第12、発議第1号議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議を議題といたします。
 提出者今村 寿君に説明を求めます。どうぞ、今村 寿議員、登壇願います。

9番(今村 寿君) ただいま議長から指名を受け、発言の許可をいただきましたので、ご説明を申し上げます。
 発議第1号議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議。
 上記の議案を会議規則第14条の規定により提出いたします。
 決議に関し、賛成者は議長を除き議員全員です。
 提案の理由につきましては、別紙をもって理由とさせていただきます。
 議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議について。
 富谷町議会は、これまでの町民の負託にこたえるべく、地方自治法に基づく住民の福祉の向上を図ることを基本として議会運営を行ってまいりました。
 また、議会は住民の立場に立って、富谷町が町政を自立的かつ総合的に行う役割を監視するとともに、制度の策定及び施策の実施に当たっては、町の自主性及び自立性が十分に発揮され、町民の意思を町政へ的確に反映させるため、議会としての最良の意思決定を導く重大な責任を負っています。特に、地方分権の時代において、自治体として決定権と運営の責任が拡大している今日、さらなる町の発展と住民福祉の向上のため、富谷町議会として果たすべき役割は今後一層増大するものと考えます。
 このようなことから、時代の変化にこたえるため、旧来の議会制度の慣例、慣行を見直し、議会運営の活性化を推進することが重要であるとの認識に立ち、ここに議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議を提出いたします。
 委員会の名称は、「議会活性化特別委員会」です。
 設置の根拠は、地方自治法第 110条及び富谷町議会委員会条例第5条です。
 設置目的は、議会活性化に関する調査です。
 調査項目は、

  1. 議会活動の活性化に関する調査。
  2. 議会の公開性と住民参加度向上に関する調査。
  3. 議員研さんと議会事務局に関する調査。
  4. その他目的達成に関する事項の調査です。

 委員定数は、議長を除く全議員の19名です。
 調査期間は、当該調査終了までの閉会中も調査することができるとするもので、皆様方のご賛同をお願い申し上げます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 提出者に確認の意味でお伺いをいたします。
 名称についてでありますけれども、「議会活性化特別委員会」と申されましたが、「議会活性化調査特別委員会」という名称で改めて訂正をしてよろしいでしょうか。いいか悪いかだけで結構です。(「はい。よろしくお願いします」の声あり)はい。
 それでは、これから質疑に入ります。質疑ありませんね。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第1号議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、発議第1号議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議は原案のとおり決しました。
 この際、委員長、副委員長を選任していただくため、暫時休憩いたします。
午後4時24分 休憩


午後4時25分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議会活性化調査特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
 委員長に相澤 榮君、副委員長に今村 寿君が選任されました。
 ここでお諮りいたします。議案調査などのため、あす3月6日から3月12日までの7日間を休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす3月6日から3月12日までの7日間を議案調査のため、休会とすることに決定をいたしました。
 なお、3月13日の本会議は、議事の都合により時間を繰り下げて午後1時に開くことにいたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。

平成21年予算審査特別委員会(第1号)

平成21年3月9日(月曜日)

富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 山路清一   
  • 副委員長 今村寿    
  • 委員 千葉達
  • 委員 相澤武雄   
  • 委員 浅野幹雄    
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子    
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 高橋敏夫   
  • 委員 磯前武    
  • 委員 市川壽藏
  • 委員 菅原傳   
  • 委員 相澤榮    
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二   
  • 委員 小川昌義    
  • 委員 小泉光

欠席委員

  • 委員 土樋輪康雄

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 渡邊俊一

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊    
  • 経営企画課長 荒谷敏  
  • 経営企画課長補佐 松原誠
  • 総務課長 須藤辰夫    
  • 総務課長補佐 小野一郎
  • 総合防災対策監 菅原俊司
  • 財政課長 渡辺成一    
  • 財政課長補佐 吉田尚樹
  • 税務課長 眞山巳千子    
  • 税務課長補佐 内海壮晃
  • 会計課長 山田豊    
  • 会計課長補佐 鈴木昭彦

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄    
  • 次長 橘川栄

午前10時00分 開会

委員長(山路 清一君) 去る2月23日の本会議におきまして、『議案第7号』「平成21年度富谷町一般会計予算」、『議案第8号』「平成21年度富谷町老人保健特別会計予算」、『議案第9号』「平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算」、『議案第10号』「平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算」、『議案第11号』「平成21年度富谷町介護保険特別会計予算」、『議案第12号』「平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算」『議案第13号』「平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算」『議案第14号』「平成21年度富谷町水道事業会計予算」は、その審査のため、予算審査特別委員会が設置されましたので、これから付託事件の審査を行います。
 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、ただ今から「予算審査特別委員会」を開会いたします。
 まず、予算審査特別委員会の日程を議題といたします。予算審査特別委員会は本日3月9日月曜日、10日火曜日、11日水曜日及び12日木曜日の4日間にわたり、付託事件の審査を行いたいと思いますが、これに、ご異議ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(山路 清一君) 異議なしと認めます。したがって、予算審査特別委員会の日程は、そのように決定をいたしました。


議案第7号 平成21年度富谷町一般会計予算

委員長(山路 清一君) 次に、議案第7号、平成21年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち財政課、経営企画課、総務課、税務課、議会事務局及び会計課の所管に属する予算について審議をいたします。
  これより各担当課長に、議案の説明を求めます。最初に財政課長、なお、財政課長には、一般会計予算の全般についても、併せて説明願います。
[財政課長、経営企画課長、総務課長、税務課長、議会事務局長、会計課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(山路 清一君)以上で、説明を終わります。この際、11時15分まで休憩いたします。
午前11時4分 休憩


午前11時15分 再会

委員長(山路 清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。これより質疑に入りますが、予算審査特別委員会の質疑は慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これに、ご異議ございませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、予算審査特別委員会の質疑は、そのように決定いたしました。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁を願いますとともに、本委員会のスムーズな議事進行につきまして、特段のご協力をお願いします。それでは、これから質疑に入ります。小川委員。

委員(小川 昌義君) それでは簡潔に。予算書。非常に、今回は款、項、目が入りまして、非常に、見易い内容になっております。ところで、あの~環境ISOの問題が取得を中止した。昨年度、なくなっているわけですけれども、その環境ISOと、この予算として、どのように予算書の中に表れているのか、ちょっと。

委員長(山路 清一君) 小川委員に、ちょっと、お尋ねしますけれども、何ページでしょうか。

委員(小川 昌義君) いわゆる全体的な考え方なんですが、要するに環境循環型とか、環境とか、そういったものについての考え方が、どこに出ているのかということです。

委員長(山路 清一君) 環境ISOですね。これは、教育民生のほうに入っていると思いますけれども。

委員(小川 昌義君) あ~。そうですか。それでは取り消します。続きまして、設備のサーバがあるわけですけれども、これの使用状況というか。

委員長(山路 清一君) 何ページですか。

委員(小川 昌義君) 全体的に出ているわけですけれども。この設備があるわけですけれども、その使用というものは、どのようになっているのか。あらゆるところに出てきますよね。この設備関係含めて。こういったものはどのような状況で使われているのか、ちょっと質問いたします。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) サーバというと電算処理推進事業ということでの総務課のご指名だと思いますけれども、そもそも、この間の一般質問にあったとおり、教育委員会以外のサーバにつきましては、電算室のほうに入っているサーバの利用ということでよろしいのでしょうかね。利用につきましてはサーバ。設置されたサーバの働きが、その中身については、ちょっと、わかりませんが、こちらが要望するような物について、きちんと処理されているという事で、無駄のないというかですね、必要なサーバを経由して打ち出しがされているものと私なりの回答は以上でございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そのサーバの利用なんですが、例えば、庁議とかですね。あの~。会議とかですね。町長に決裁をもらう時、そういった物について、サーバを利用して行なっているかどうかですね。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 小川議員さん。あの~。電子決済とは、また違う質問なんですね。庁議等々においてのサーバというのは出てきませんけれども、各種支出負担行為は会計処理サーバ。あと、給与関係のサーバと各種の業務に対してのサーバは、数多くあります。という事で、必要なサーバは、いろんな各種多様な仕事の面で使われている事は、使われております。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そのサーバの中で、データベースのサーバが、どのぐらい使われているのかという事です。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) ちょっと、どのくらいと言われても、色々な各種の業務の上で、一番、使われている、なんと言ったらわかりませんけれども。ちょっと、私、サーバの利用状況については、ちょっと回答できるぐらいの物を持っておりません。  

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) え~っと。要するに環境問題なり、循環問題で、設備デービーを使って、紙を相当、倹約しているのかどうかというところを聞きたかったわけですが。じゃ。次に、これも全体の中でですね。時間外。全部あります全項目。時間外。これは、昨年度は時間外については、3%上積みしているというお話あったわけですが、これ年間にすると、一人頭、何時間ぐらいになるのですか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 1人あたり48時間。年48時間という3%ですと、そういう時間になります。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そうしますとですね。大体、今、総務課長がお話したとおり、おおよそ、平均的には当たっているわけですが、商工費とですね。土木関係の時間外。これについては、この前、前回ですね。私、教育部分で説明を受けようと思ったら時間外については、総務のほうで質問しろと言われたものですから、ここで質問しているわけですけれども、要するに時間がですね。倍ぐらいあるんですね。平均、今、49時間ぐらいなんですが、商工と土木費がですね、約100時間。いや、商工が100時間。土木が287ぐらいの、私の計算なんですが、そのぐらい使われているわけですが、これは、どういう結果で、こうなっているのかお聞きします。

委員長(山路 清一君) 総務課長。 

総務課長(須藤 辰夫君) 各課の職員の時間数は、今、電算処理で拾っておりますので、現在、20年度の配属されている職員の平均の3%という事でございますので、都市整備課においては、ベテランの職員ですと、1時間の時間外が高いというような事で、金額が大きくなっているもので、平均で割ると、時間数が多くなっているのかなという、そういう感じでの数字ではないのかなと思っております。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 時間外の考え方なんですけれども。これは始業時から終業時まで、それからその後の時間が発生するという事で、これは、どなたが承認していらっしやるのですか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 所属長の管理でございます。

委員長(山路 清一君) ほかにございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) ページ数を申し上げる前に、現時点での基金の残高。それぞれの基金の残高がいくらで、残高で比べて県内の市町村の順位は、市町村の中での順位が、どのようになっているのか伺います。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 一番、直近のところで申し上げますと、財政調整基金で言えば、32億6822万3千円。今後、数字の動きはございますので、現時点でという事でございます。先週の補正で調整してございますので、この額よりも上回る予定になってございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 県内での基金残高での比較したものがあれば伺います。直近でもいいですし、例えば、19、20年度の決算に基づくものでもいいです。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 19年決算ベースで申し上げますと、え~っと、額でございますね。額での比較で、県内では現在高でいきますと、7番目でございます。19年決算ベースでございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。  

委員(永野 久子君) この21年度予算が、このまま特別、大きなアクシデントもなく、推移したという前提に立った場合の年度末における、21年度末における実質収支の見通しというものは、どのようになっているのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 実質収支という事でござますが、先日の一般質問とか、今村議員の一般質問とかでも、お答えしていますように、20年度までとは、また違った要素があるというような事で。まぁ、早々に、軽々に申し上げるところではないのかなというふうに思っていますが、いわゆる21年度の地方財政計画の中では交付税措置。それから、あと、臨時財政対策債の措置というのが、前年比で、相当、大きく上回っているような状況でございますので、まぁ、そういった収支の中では、どの自治体さんも厳しいのかなというふうな感触は持っていますが、努めて、これまでの収支を維持していけたらなぁというふうに考えてございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 財政健全化指標に基づく、平成19年度のランクは、全国市町村で何位だったのか。おわかりになれば伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 財政健全化比率のランクという考えがあるのかどうかというのは私も承知していないのですが、いわゆる健全化比率について、どうなのかという、その指標でございまして、単に、順位を比較したものというのは、なかったのかなぁと思います。それを上回っているとかですね、そういう数字はございますけれども、順位というものは承知してございません。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 23ページで、地方交付税。普通交付税が1億円ですね。前年度に較べて増えているわけで、財源の均衡化を図る国の地方財政計画に基づく措置だという事でしたけれども。これは、まぁ、言ってみれば、地方にとっては、普通交付税ですし、何にでも使えるわけですけれども、これが、国が特別の手当てで、出したものという性格を持っていると思いますが、どうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 国といたしましては、当然、昨今の経済財政状況を反映して地方財政計画を立てたという認識ではおりますが、でも、それが特別なのかというと、また、考え方は色々あるかと思いますが、当然、自治体の状況も変わっていますし、交付税1つ取りましても、やはり国、全体、総枠としての伸びは大きいのでございますが、交付団体、不交付団体、そういったものが出てきますと、交付税の額にも、色々、影響が出てくるのかなという事で、特別な措置ではあるかもしれませんが、自治体にとっては、それは、また、捉え方が、色々、出てくるのかなぁという認識でおります。 

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この1億円ですけれども、特別、この国からの措置を受けて、町としては、特別の何か、こういうものに使いたいというものが、支出の部分で、はっきり言えるのであれば、ちょっとお示しいただきたい。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 財政運営等につきましては、冒頭、若生町長が施政方針で申し述べたとおりでございまして、特別に、どこどこという、そういった考えで臨んでいるものではございませんで、全体を見て、措置したという認識でおります。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 44ページをお願いします。ここで、総務管理費の一般管理費、3節の職員手当等の中で、退職手当組合負担金として、1億9559万円が計上されまして、これは前年度に比べて、3477万円5千円程、多くなっております。この理由を伺います。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 退職手当組合負担金の負担率の、確か、改定もあっての増もあります。ちょっと、その改定率につきまして、ちょっと、数字わかりませんけれども、一番、多いのは退職手当負担率のアップだったと思っております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 46ページですけれども、委託料の中で、人事評価制度構築事業として、497万6千円計上されております。これは、過去にも、かなり論議がありましたけれども、この人事評価の基本的なあり方としては、学校の成績で言えば、絶対評価ではなくて、相対評価と言うことになるわけで。一定のというか、ごく一部の人しか、まともな昇給ができないという状況が出てくるわけですね。これは、いよいよ、この評価の制度構築に向けて、スタートするということですから、この競争と差別を職員間に持ち込むのではないかという危惧があります。止めるべきだと私どもは主張してきましたけれども、これは、改めて止めるべきだというふうに思いますが、町長の、ご見解はどうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) その考えはございません。 

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この人事評価制度の構築事業というのは、平成21年度、どこまで進めて、いつから実施したいという考えなのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 22年度の4月には、本格的な実施というようなことで、向けて準備を、21年度に職員の勤務評価の方法なり、基準方法を民間の力をいただきながら、そういうシステムを委託し、21年度完備をして、22年度から実施に向けたいということでの委託料の計上でございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。  

委員(永野 久子君) この点についてはですね。競争と差別については、非常に懸念されるところだということを申し上げて、次に移ります。48ページですが。委託料。財政管理費の中の委託料で、公会計システム導入業務委託料として、2044万7千円が計上されています。先程のご説明では、まぁ言ってみれば、企業会計方式になっていくという事なのかと思ったわけですが、現在のやり方、今のような、この予算、決算のやり方、こういうやり方で、どこに問題があるというふうに思っているのか、また、公会計システムのメリットは、何だというふうに思っているのか伺います。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 今の会計システムはシステムとして存在するわけですが、この部分で、やっぱり補うべきものが、他にもあるというようなことで、いわゆる例えば、資産の動きとか、現金収支の状況とか、今の制度の中でもわかる部分はございますけれども、ストレートにわからない部分がございまして、また、民間、いわゆる企業会計、そういったものとの比較なり、何なりをしなければならない部分もあります。それから、もう1つは、やはり、例えば、特別会計なり、第三セクターがあれば、当然、連結の決算というのもあるわけでございまして、例えば北海道で起きたような事態、あれは、そういう会計のシステムがきちんとしていれば、そういう事を読み取ることが可能になるというような、それでは、現在の会計システムに不備はないのかという話になるのですが、不備というよりも、そこで補うべき部分が、やはり不足しているというような事で、こういった、いわゆる財務諸表4表を作って、住民なり、議会なりに、町の会計状況を明らかにするという、そういった臨み方だというふうに考えております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと財務諸表4表を作る対象となる会計は、富谷町においては、どれどれですか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 会計はすべてで、現在、企業会計を採っております上水道は除かれますと思いますので、あと、その他を除いた部分すべてかなという考え方でいいのかなと思います。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 自治体はですね。利潤追求を目的とした、その企業とは、本質的に異なるわけで、町有地だとか、公共施設を資産として計上するという考え方も、資産であることには間違いないんですけれども、住民にわかりやすい会計であるということでいくと、この公会計システムだけでというか、この方向性が、果たして自治体の財政運営に、性格として合致するのかという疑問があるんですが、この点はどうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 同じ企業会計といいましても、当然、法人さんによって、色々な会計システムがあると思いますし、学校であれば学校法人会計ですね。それから、あと、色々、社会福祉法人会計とか。その、やはり、その業態によって、色々ございますので、これを自治体として行なうということで認識しておりますので、別に問題はないと思います。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 54ページですが、6目、企画費の中の負担金補助及び交付金ですが、黒川地域行政事務組合(組合管理)として、3650万2千円計上されています。この中で、黒川浄斎場の分は含まれているのか。含まれているとするといくらなのか伺います。

委員長(山路 清一君) 教育民生のほうに入っているそうですので。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) ちょっと、その、どこの担当になるかがわからないので伺うのですが、黒川浄斎場のあり方についてなんですが、そこの限りにおいては、教育民生とは思うんですけれども。黒川浄斎場の、例えば、施設拡大等々に関しての、その行政事務組合での論理というところになると、どの、どこに管轄されるでしょうか。この点について伺いたいのですが。

委員長(山路 清一君) 町民生活課だそうです。

委員(永野 久子君) あぁ、そうですか。そうすると、ここではないということですね。はい。わかりました。それでは、委員長。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 56ページですけれども、防犯灯の整備として、4982万6千円計上されています。大きく地域別に、何灯というふうに伺います。

委員長(山路 清一君) 都市整備課のほうに入りますので、産建のほうでお願いいたします。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 同じ56ページに、工事請負費で、町内会館改修工事と町内会館建設工事が計上されておりまして、先程、ご説明がありましたけれども、東向陽台第1会館につきましては、大規模改修だという事が、施政方針でいわれております。具体的には、どういう内容での大規模改修になるのか伺います。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) え~っと。会館の台所が、大変、狭いような状況にあるというようなことでありましたので、昔の向陽台出張所の事務所等々、トイレ、あの北斜面の方につきましては、台所の整備と会議室を改修。あと、今、ホールになっている所につきましても、壁、床を修理。傷んでいる所を修理ということで。えぇ~、築37年以上するというようなことで、傷んでいる所を、屋根以外に修理すべき所については、改修するというようなことで、一番、大きい所は台所辺が、一番の重点の修理箇所となっております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今、聞き漏らしましたが、トイレも含まれると解釈していいんですね。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 同じく、町下の町内会館ですが、これは建て替えということで、建設工事ということですが、どの程度の規模の町内会館を、まぁ~、近辺の町内会館と比べて、この程度と言っていただけるとわかりやすいので、近辺の町内会館でいうと、どの程度の規模の内容の町内会館を想定しているのか伺います。 

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 町内会館建築要綱がございますので、町下につきましても、150世帯以上の町内会ということでございますので、200平米前後の会館という事で、200を多少、超えたりはしますけれども、今の戸数を、ある程度以上の戸数を超えた町内会館と同じ程度の延べ床面積の建築という事で考えております。工事費につきましては、物価が上がっているものですので、今までの工事請負と同等程度の建物という事で考えています。 

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 58ページですが、税務総務費の中で、職員、前の年に比べて3人減る格好になりますけれども、税務課は、むしろ体制強化が必要ではないかと思いますが、なぜ、減員となるんでしょうか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 今、育児休暇が1人。そして、途中、退職した新採がいるものですので、20年度の状況は、こういう数字で、当初の新年度に向けての職員の数につきましては、20年度の職員の現況で、予算計上しているものですので、そういう訳で、19でございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、21年度がスタートした後に、これは補充されるというふうに考えてよろしいんですか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 補充は、検討されていくものと思います。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 126ページ。常備消防費で、黒川地域行政事務組合(消防)として、4億5761万3千円が計上されております。これについても、ご説明がありましたが、2439万9千円、前年度に比べて増額となっております。これは、先程の、その説明で、消防の庁舎、公共下水道の切替え等々、というのは、この分が増額に相当する分だということでよろしいんですか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 先程、申し上げた3つのものによる経費の増に伴う各3町1村の負担分でございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今、消防の広域化が進められようとしていますけれども、国や県からは、どのような説明を受けているのか伺います。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 県におきまして示されておりますのは、平成22年から27年までの内に、県南、中、北と、この3つの地域に分けたいというような事で、先程、申し上げましたように、27から28年度の内に、1つでもいいから、そのような大きい括りの中での地域の消防区域というようなことで、県は考えておりますので、それらについて関わりのある市町村と、今後、協議を重ねていくということでございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 消防の広域化は、結論から言うと消防力の低下につながるのではないかと心配しているんですね。と言うのは、黒川消防の充足率が50数パーセント、60パーセントを切っておりましたか、確か。ところが、塩釜あたりでは、多少、数値が高いので、そういう所と一緒になると、数値としては上がっていくんですよね。充足率も。ところが、いざ、火事になったという時に、塩釜からはるばる来るのかといえば、そうではなくて、やはり黒川の消防が充足されないと、住民の安心、安全が守られないという事になるので、この点については、国の、あるいは、県の方針をそのまま受入れるという事ではなくて、やはり、きちんと、地域の消防力が向上するような方向で、広域化ではなく、地域の充実ということを目指して、町としては取り組むべきだというふうに思うのですが、これは町長、どうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 一般質問でも、こういった事も含めて議論されたところでございます。方向性としては、やはり、消防の広域化というのは時代の要請であるという認識でございます。黒川の消防力、富谷の消防力の現状というのは、決して満足できるものではないということも申し述べたとおりでございます。せっかくの皆さんの選出の黒川の行政事務組合。4人の議員の方がいらっしやるわけですから、そういう所で十分なる議論を深めていただいて、こういう場で、又、議論を展開していきたいという、そんなふうな思いであります。 

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 予算で言いますと58ページ。ちょっと戻って申し訳ありません。58ページで、町長の施政方針では、23ページになりますけれども。この中で、町長が、そうですね。半分から少し上ですけれども。新たに女性のための専門相談日を開設するという事を表現しておられまして、その前段で、「議員より提案をいただいた女性専門の相談の必要性につきまして、町としても積極的に実施していくこととし、」として、この専門相談日を開設するという事なんですけれども。議員の提案を反映した施策というのは、ここだけでしょうか。 

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 町長でなくて総務課長か、企画課長か。文書に盛り込まれているかどうか。

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 方針につきましては、様々な角度から今の町政に必要なものということで、施政方針という形で、町長が申し上げたとおりでございますが、たまたま、ここにつきましては、相談業務は日頃から色々な形でやっておりますが、特に、女性の専門性の相談ということは、人権擁護とか、そういったところでやっておったんですが、それよりも深く、前回の一般質問でしたでしょうか、質問をいただいて、その点については、特に、そういった形で、表現させていただきました。その他にと言われますと、今、どれが、どれだと申し上げられませんが、そういった形で、議員の皆さん方からいただいた事も、町として重要なものと受け止めさせていただいて、政策のほうに反映していくという事は、以前も、そういう形でやってきたと思っております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、議員の提案が反映されたのは、ここだけではないということなんですね。

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) そういう質問をされますと、どうかというのもありますが、町で考えていた事に対して、たまたま、ご質問いただいたという、そういった形もあろうかと思います。例えば、予算に反映されておりませんが、官民協働の、この便利帳の作成とか。そういった物も、ご提案いただいて、それを踏まえて、町として、その時、その電話帳の富谷の版が大崎というのは、おかしいという事で、それをヒントに、NTTさんに交渉したところ、ああいった形になったとか、そういった形で、色々な形で関わってきていると思っております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 私が、予算書を見たかぎりにおいては、かなり多方面にわたって、これまで議員の方々が、発言されてきたことが反映されてきています。これだけなのかと聞いたのは理由がありまして、ここだけ、特に、こうふうに書くという事は、他にはないという事にもなりかねない。繋がりかねないんですよ。それで、その事は、非常に誤解を招きますし、議会軽視にもなりかねないのでね。このような表現の仕方というのは、やはり気をつけて止めるべだと思いますし、やはり、これは町長の施政方針ですから。町長が、本当に議会に対して、きちんと議会の意見を受け止めようというお考えがあるならば、この表現はふさわしくないと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) あの、どうでしょうかね。2年の様子を見ていただいて、それこそ、保育士、保健師等々も含めてですね。様々な皆さんの。そして、議会の進め具合も含めて。なぜ、そこに何のという、そこだけにピンポイントを当ててですね。それ以外は、そうではないのかと、そうではないことは、重々、皆さんおわかりですよね。そういう事ですよ。それは、おかしいと言うの。そして、そういうことですから皆さんの本当の議論の場にしたいということなんですよ。私はね。ですから一般質問に向けて現場に走る。皆さんのところ以前に、幹部級レベルの十分なる打合せをする。そういった中で、皆さんに説明をさせていただく、そうすると、又、懇切丁寧に時間節約ということになりますね。色々やっている経過の途上でございます。どうぞ、長ったらしいよと言うんであれば、どうぞ、おっしゃっていただく、又、改善しましょう。早速、週明けには、来週の月曜日には、今回の議会の反省を踏まえて、次に、又、活かそうという、そういう会も、すでに庁議の後にとっているところでございますので、十分なる取り組みをご理解いただきたいと思います。                                      

委員長(山路 清一君) 永野委員。                          

委員(永野 久子君) こういうふうに、ここだけに限定するという表現は、今後、改めていただきたいという事を申し上げて、次に、進みます。これは予算にも計上されておりますが、施政方針の24ページに、(仮称)宮城県地方税滞納整理機構に参加するという事で、職員を1名派遣するという事ですけれども、どこに計上されているのか。関連予算が、どこに計上されているのか。まず、伺います。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 43ページの一般管理費の給料48名の中に、今、後期高齢に1名、そして、県に1名行っている派遣業務が2名おりますので、そして、後期高齢は21年度も継続でございますけれども、県への派遣研修は取り止めまして、その分の1名につきましては、県の税金対策に充てるという事になっている。計上的なものは、この44ページに含まれております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この地方税滞納整理機構なんですけれども、言葉は悪いんですが、取立て屋になってしまわないかという心配があるんですけれども、こういう機構を利用することで、町民の滞納の実態というのは、町は、じかに把握する事ができるのでしょうか。こういう、今のように、大変、厳しい情勢の中で、住民の生活実態をじかに把握するという事は、これはこれで、行政としては非常に大事だと思うんですけれども、滞納の実態把握、数字だけではなくて、個々の住民の暮らしの面も含めた把握というのは、どういう手立てを執って把握するのか伺います。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) それでは最初に、地方税滞納整理機構についてからご説明したいと思います。この滞納整理機構なんですけれども、地方税の徴収の公平性を確保し、市町村税の滞納整理を推進するために、県と県内25市町村の共同による任意組織でありまして、21年4月1日が設立運びとなっております。機構では、市町村税の滞納者に対する滞納整理業務を市町村から引き受け、差押えや公売等の滞納処分業務を専門に行うという事で、そういった目的で設立される機構でございます。ですから、まず、税務課で、十分なる事をしまして、それでもという場合に、機構に引き継ぐという事ですので、滞納している方への働きかけとかというものについては、これまでどおりで、町で困難という事になれば、又、機構とお話をしまして引き継ぐというような形でやっていきたいと思っております。 

委員長(山路 清一君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前 11時59分休憩


午後 1時再開

委員長(山路 清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) まず、最初に44ページ。一般管理費の中で、説明の中で、常勤特別職給与等に関する経費3298万8千円が計上されています。これは、特別職2人分の給料と期末手当、退職手当組合負担金、それから共済組合負担金を足すと、この金額になりますが、この金額でですね。町長の分と副町長の分が、どういう計算になるのか。金額をお願いいたします。 

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 今、その内訳を持っておりませんので、すみません。後で。

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 実はですね。この本議会が始まりまして、4日、5日、本日の特別委員会も、副町長が欠席をされておるようでございます。聞くところによると、病気で休んでいるという話も聞いておりますし、すでに辞表を出されて、登庁していないという話も耳にしているんですが、この点について聞きたいと思います。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) それでは副町長の件で、お話を申し上げたいと思います。議会開会初日、2月の初日に出席しました。出席できたんでありましたけれども。2月の末、28日の診断書を持ってですね。3月1日から2週間程度の入院加療。入院、じゃない療養加療を要するということでの診断所を頂戴しているところです。従いまして、現状、その期間の中にありまして、自宅での静養療養とこういうふうな状態である事をお知らせ申しあげます。

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) そうしますと、今の時点で、辞職願を出されたというのは、単なる噂ですね。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 併せてといいますか、時期は、ずれていますけれども、辞職したいというふうな旨の届けも頂戴はしています。しかし、自治法上の20日の期間ということもありまして、今、それを保留状態。そして、又、副町長の職務の在りようについて、まぁ~、どっちにしても、保留というようなことで、今、ある事を申し添えさせていただきます。

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 平成21年度の予算で、特別職2人の給料も予算化しておりますので、突然の事だろうというふうに判断をさせていただきます。次にですね、51ページ。企画費の中に、ウェルサンピアの問題についてですね。調査費か、何かが計上されているのかなぁということでですね、調べたんですが、そういった項目はありませんか。

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) ウェルサンピアの、まぁ~、どういったあれか、よくわかりませんが、予算上は計上しておりません。

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 平成18年9月15日の本会議でですね。ウェルサンピア宮城泉の存続を求める意見書をこの議会で、全会一致で採択しまして、内閣総理大臣と当時の厚生労働大臣に、意見書を出した事を皆さんも記憶をしているところだと思います。それで、厚生省の計画では、21年度を目途に、何らかの結論を出したいと、こうような事だったんですね。この21年度の計画を当町では把握していますか。

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 以前から泉にあります。あぁ~、大和町ですか。閉鎖していくという旨は、聞いております。その後、どういった手法で、いつ閉鎖するかということまでは、具体的にありませんが、先日、県議会が開催された時に、県議のお1人から一般質問があったという事で、県から連絡は来ています。と言うのは、県が中心になって設置している市町村、仙台、富谷、大和の事を指しているんだろうと思いますが、共同で経営する考えはないかということで、何か質問があったということで、生涯学習課のほうから連絡があって、それについて、こちらで県に確認したら答弁の中で、そういった考えはないということを、その議員さんに、答弁したという事で、そういったところまでしか、こちらは把握しておりません。

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 私も、調べたところによりますと、平成21年の5月末にですね。入札を行使すると。その後、21年9月30日で閉館。営業を止めるというような事なんですね。これは既に、もう発表している事だと思うんですが、これは把握していないという事で、理解しますけれども、大和町という土地柄もございますけれども、私どもが、あそこがオープンしてから富谷町でも、大変な恩恵もありましたし、それから学校、その他でも利用する方も大変、多かったし、そういった意味で、地元の3町内会の町内会長が音頭を取って、署名をして、18年の9月15日に意見書としてですね、我々も行動したわけです。そういった意味で、やはり、小学校もですね。マラソン大会とか、今、道路を走りませんので、富ヶ丘小学校は、あそこを会場にマラソン大会をしていた。校内マラソン大会を。それからスケート教室なんかもやられているわけです。それと利用者が多いのが、泉区に次いで、富谷町は断トツに多いんですよ。こういった部分で、地元の人達は残してほしいということで行動を取ったわけですけれども、これについてですね、町長、今後、何か感ずることがあれば、お聞きしたいと思います。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 感じることはということですけれども、それに対する答えは、中々、見つけかねるんでありますけれども、18年の経緯も耳にはしておりました。しかし、残念なことに富谷町として、何を行政としてでですね、やれるかということは、就任後、話題になる、議論をするという、そういったことはなかったですね。まあ、推移を見守るというふうな中で、現状、来ておったと、そんなふうな経緯であります。

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 19年にですね。私ども、教育民生常任委員会が、岡山県の瀬戸内市にですね。視察に参りました。行政視察に参りました。岡山憩いの村という、これは岡山憩いの村と名づけまして、元は、ウェルサンピアと同じような厚労省の施設だったんですね。それを県と市でですね、事業を進めて、現在、ホテル業を営む会社に、指定管理者制度でお願いして、その中にですね、障害者の就労の場を提供しておったんですね。そういった事で、地元に密着して、そういった就労の場を設けて、その人達が作ったパンであるとか、卵であるとか、そういった物は、朝食として、定食にされ、ご馳走したりというようなことがありました。そういった意味で、今後、そういった施設を民間が買えば、そのままそれで終わりになってしまうんですね。富谷町、1つでは難しいかというふうに思いますけれども、黒川行政事務組合という3町1村でやっている組合もございますし、そういった所で、町長、理事をしていらっしゃっていますので、問題提起をされていったらいかがと思いますが、いかがですか。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 問題提起をということの趣旨と受け止めますけれども。現状、ここまで、あの、私も土曜日に行ったおりに、広告というようなことでね。9月末閉鎖というような事も大きく表示されていたのも初めて目にしたところでございます。まず、大和町に在るという事が、すべての根っこにあるのではないかと思います。富谷町と仙台と大和町の3自治体が、言ってみれば接点の所にあるということで、富谷町も、大和町うんぬんと言う意識なく、利用できたわけですけれども。ここからは個人的な私見になりますけれども、場所といい、その利用実績といい、恐らく経営の主体が変わっても独立した形で、運営できる施設の1つでないのかなと思います。だから今までのウェルサンピアの形態以上にですね。更なる展開と広がりが、私どもとしては、私個人としては、期待できるし、そういうふうな展開であってほしいなというそんなふうな思いであります。

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 最後にですね、128ページ。地区婦人防火クラブ118万1千円の計上でございます。説明の中で、32団体という説明がありましたけれども、現在の組織数は、いくらになっているでしょうか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 32であります。

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 現在の行政区は、44に増えておるわけでございますし、これからも、又、分離独立、新たな団地開発によってですね、行政区が増えると思うんでね。32団体ということは、無い行政区が12ですか。12あると思うんですが、この婦人防火クラブが無い行政区には、どのようなアプローチをかけていく予定ですか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) そうですね。やはり、一番、最初は行政区長さんに相談をしながら進めていきたいと思っております。

委員長(山路 清一君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 婦人防火クラブの存在というのは、今後、防災の意味で、大変な重要な位置づけになると思うんですね。この組織は、ご存知のように黒川郡にもございますね。連合が。それから宮城県にもあって、全国的な組織もあるはずでございます。こういった組織がですね。これから、やはり、我が富谷町には是非、必要であろうと思うんですね。それに対して、現在、32団体ありますと。その計上が、予算が32団体の分ですよということでは、全然、前向きに検討されているとは思えないんですね。是非、ここは、1つでも、2つでも、増やすんだという意気込みを見せるためにも、そういった予算構成をしていただければと思うんですが、いかがでしょうか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) そうですね。1つでも多くなる材料が提供しながら1つでも多くなるようなものを、今後、検討していきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 予算書19ページですが、町税。私、聞き漏らしたかもしれませんが、個人及び法人となっていますが、それぞれ収納率は何パーセントと見込んでおられるか。再度、教えていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 個人の現年度課税分につきましては、97パーセント。滞納繰越分につきましては、11パーセント。法人の現年度課税分につきましては、97パーセント。滞納繰越分につきましては、5パーセントで計上いたしております。

委員長(山路 清一君) 今村委員。

委員(今村 寿君) わかりました。その下の方の1款、町税、たばこ税のところがですね。前年度予算より、また減っておりますけれども、ここ2、3年、ほぼ横ばいか、やゃ減る傾向にありますが、その要因をどのように捉えておられますか。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) たばこ税については、申告納税でありまして、消費量の減によるものではないのかなぁと思っております。

委員長(山路 清一君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 古い記憶ですが、私が議員になった時には、たばこ税と、次に、お聞きしようと思っておりますが、ゴルフ場入場税が、ほぼ同額だったと思うんですが。なぜか、たばこ税が倍に増えてきておりまして、ゴルフ場利用税が半分以下に減ってきていますが、単なる消費の禁煙とか、そんな効果ではないと思いますが、他に要因があるように思いますが、このへん検討されたでしょうか。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) たばこ税につきましては、先程、お話しましたように申告納税という事ですので、申告されて、納付されて来るという事だけなので、こちらで減になっている要因というのは、消費量が減ったのではないのかなあというふうにしか、今のところは考えておりません。

委員長(山路 清一君) 今村委員。

委員(今村 寿君) そうしますと町税、入湯税も同じような答えになろうかと思いますが、この場合は、はっきり、この入場者が減っている。1人当たりの税金額だとかが変わっていないと思いますので、これも、そのように見ていいんでしょうか。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) そのとおりでございます。

委員長(山路 清一君) 今村委員。

委員(今村 寿君) この間、体育協会の集まりの時に、ゴルフだけが、スポーツで税金がかかっていますという意味で、21ページにゴルフ税が載っておりますが、これは法律で、こうなっているんでしょうけれども、野球したり、陸上やったりして税金を取られるということはないわけですが、ゴルフだけは、なぜか税金を払うということでございましてですね。これも、一時に比べると減ってきていると。前2者のたばことか、入湯税と同じように、これも申告納税だと思うのですが、利用者の減ということでの理解でいいのかどうか確認します。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 財政課です。

委員長(山路 清一君) 失礼いたしました。財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) ゴルフ場利用税交付金でございまして、県税の収入となってございます。県税収入の内の10分の7が、ゴルフ場所在市町村に交付されるという仕組みになってございますので、交付額の減という事は、ちなみに、やっぱり、利用者の減というふうな考えが適正だろうと思います。

委員長(山路 清一君) ほかにございませんか。今村委員。

委員(今村 寿君) 35、36ページに、利子及び配当金というのがございますが、これは、それぞれ、財政調整基金利子とか、減債基金利子だとか、ずっと基金ごとに利子が書いてありますけれども、私が聞きたいのは、利息の確認でなくて見込みの残高ですね。20年度の年度末がどうなるか。そして、この予算を展開したら21年度の見込みはどうなるのか。各基金ごと、先程、同僚議員が聞いていたと思いますが、全部の回答がなかったように記憶いたしますので、この利子の、せめて内訳ぐらいお聞きしたいと思います。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 利子の元となっている基金の残というような事でよろしいのでしょうか。20年度末の見込みで申し上げますと、一般会計の財政調整基金につきましては、現時点での補正を除いた部分での見込みという事で、お話申し上げますと、財政調整基金が32億6822万3千円。減債基金が3354万2千円。庁舎整備基金、これが5億3948万1千円。ふるさと富谷創造基金が3億6419万円。ユーマイタウン施設整備基金11億800万5千円。それから長寿社会福祉基金2億5391万7千円でございます。あと、土地開発基金の内の現金部分が4億5382万5千円でございます。

委員長(山路 清一君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 一般質問でもしたんですが、町長にお聞きしたいのですが、私の計算によりますと自主財源といわれている要素でございますが、これが前年といいますか、計算すると、ほぼ70パーセント近い自主財源があったものが、この21年度の予算を見ると67パーセント、66パーセントぐらいに減っておりますけれども、これはどのような、私は、自主財源が減っているという事は、財政力が、やや低下したのではないのかなと。町長の見解を確認します。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) 自主財源の部分を見れば、そのような諸要素の中でですね。率の低下というふうなようなことは、おっしやるとおりだと思います。しかしながら、町の行政需要といいますかね。穀田線に象徴されるように、今まで、やっぱり、残されてきた部分と、富谷の大きな、この先の将来を描く時の重要な位置づけというふうな中で、従前の、この都市計の道路を最重点にというふうな事で、やってきた、あの道路を手をつけるという事で、20年度からスタートしてございますので、この延長上の中でですね、このような予算の枠組みになったという事。そして、又、今、議員がおっしゃるように自主財源の確保。そして、又、納税の確保というような、そういったふうな取り組みもですね、併せて、1年継続した取り組みとしていかなければならないというふうな思いで、皆さんに、お諮りをし、21年度のスタートに向けて、そんな思いでいるところでございます。

委員長(山路 清一君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 185ページには、この町債の残高が掲示されておりますが、先程、お聞きしました、あの積立金については、ちょっと早口で、全部が全部、メモできませんでしたけれども、私は、この、せめてこの利子のところぐらいは、備考の欄にはですね、議員にも、お示しいただくようなことを、是非、検討を願って、次の質問にいきます。48ページ。公会計システム導入業務ということで、先程、説明を聞きましたけれども、2千万円と。これは、内容は、ほぼ、説明を聞いたとおりでありますが、どうも高いように私は思うのでございますが、どういう検討がなされたかお聞きします。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 見積りによるものでございまして、トータルでシステムを開発している業者さんは、今のところございません。まず、基本的な部分で、いわゆる資産の部分をどう把握するかという入り口部分、そういったものについては、ある程度、システムが確立されつつありますが、まぁ全体として、例えば、総務省あたりでも、どういった方法がいいのかと動いているところでございまして、それは、今の決算のシステムを活用して、暫定的にやれる方法が1つと、ストレートに、企業並みの会計のシステムに持っていく方法と、2つございます。ということで、総務省のほうでは、特段、特別に、その2つが、どちらに決めなさいと方法はやってございませんけれども、まぁ基本的には、22年度に決算で公表というような事になりますので、自治体の傾向としては、私どもでは総務省方式と言っております決算統計という統計システムを利用した暫定的な方法で動いているというのが実情でございます。システムの委託については、当然、今後、入札なり、何なりの方法で出てくるかと思います。 

委員長(山路 清一君) 先程の税収率について、今村委員のほうから質問ありまして、税務課長より一部訂正ということで、答弁させていただきます。

税務課長(眞山 巳千子君) 先程、個人の町民税の滞納繰越分の徴収率につきまして、11パーセントと申し上げましたけれども、10パーセントに訂正させていただきます。

委員長(山路 清一君) ほかにございませんか。小泉委員。

委員(小泉 光君) 150名になる役場の非正規職員の経費を含めた総人件費は、どのくらいとみているのでしょうか。 

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) すべての総額を持ってきておりませんので、後で、お知らせしたいと思います。

委員長(山路 清一君) ほかにございませんか。相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 126ページをお願いします。消防の旅費についてですけれども、管内とか、黒川郡とか、それから県のいろんな大会にですね、出ているようでございますが、それに充てはめるという事でよろしいのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) そのとおりでございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) え~っと、実はですね。ある団員からお話があったんです。相談があったんですけれども。たまたま、去年、丸森町でですね、県大会があったということでした。それについて、自車で行ってください。バスを出してほしいんだけれども、自車で行ってくださいということなんですけれども、それで対応したと思うんですけれども。そのへんは何とか、バス対応という形で進めれば、旅費の部分は計上しなくてもいいと思うんですけれども、今年度も6万円増加されていますけれども、そういう形で進めるのか伺います。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 出動される消防団員の数にもよりますけれども、バスが使えるような時は、バスも使いますし、あと、運転手さん込みでの10人乗りのバスも購入しましたので、経費のかからない方法が取れるものについては、そういう物で対応したいというような事で考えております。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 128ページをお願いします。防災用備品の中でですね。入り換えは、どの程度、何年おきとか、食料品とか、器具とか、あると思うんですけれども、その入れ替えの基準を伺います。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 水は5年。あと、乾パン等々、色々、その品、備蓄食料の各々の商品の有効期限によって、それぞれ経年が来る物については、その順次、更新をしていくという考え方でございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 有効期限が切れればですね、それは捨てるのですか。それとも、別な方向で有効利用ができるんですか、それを伺います。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 1年に1度の防災訓練。あと、地域防災訓練ということであるわけでございますけれども、その際に、利用できる物については、その訓練時に於いて、こういう非常時の食料ですよというふうなPRを兼ねた利用の仕方をして、これからもやっていきたいと思っています。

委員長(山路 清一君) ほかにございませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君) 62ページ。一番、頭にある審査システム利用サービス提供ですけれども、先程の説明によりますと、ASPという事だったんですが、これはポータルサイトもあるという話がされたわけですけれども、この税務担当者がですね。例えば、どこかのお宅に、お伺いして、その際に使用できるような装置なのかどうか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

委員長(山路 清一君) 失礼いたしました。税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) これは電子申告で、今、どこかのお宅にというところが、ちょっと、わからなかったんですけれども、このASP事業というところで、ご説明させていただきます。今、現在、電子申告の受付が始まったわけですけれども、内容が住民税の特別徴収関係で給与支払報告書。それから法人住民税で申告書。固定資産税では償却資産の申告書。それから年金データ。こういった物が、電子媒体で、電子で送られてくるわけです。それを地方税電子化協議会という所で受けて、日本全国の全部を受けて、それから富谷町にということで振り分けをするんですけれども、そこの振り分けをする所がASP事業者という所です。そこから富谷町に送られてくるというふうな流れになっておりますので、そこでの使用料を支払うという予算でございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 税務課の人達も、あの~、各、審査に行っているわけですよね。そういった場合の入力方法に、こういった物が利用できるのかどうかというのがあるんですけれども、行くと測定したりしていますよね。土地とか、家屋とか。そういう物を、その場で直接、入力して、こちらの本装置の方に転送するというような装置ではないんですか。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) ただ今、申し上げましたのは、その4つの事を、今、現在、さっき、あの給与支払報告書とか、年金データですね。申告は申告で、また別でございまして、申告支援システムという庁内だけのシステムで運用しているところでございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 続いて60ページ。委託料のところの一番上ですが、土地地籍図異動修正業務というのがあるわけですけれども。だいぶ、去年から見ると相当の多い金額になっているわけですけれども、これは何か要因があるのですか。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) これにつきましては、土地地籍図1000筆。地番現況図1000筆。法務局の登記の異動通知に基づきまして、税務課備え付けの図面を修正して、評価替えの資料としていることですので、その異動状況によっては、違いはあるかと思いますが、やる業務については、あまり違いはありません。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 昨年よりも倍ぐらいになっているんですけれども、それぐらいの量が発生しているということで、よろしいんですか。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) あくまで見込みでございます。

委員長(山路 清一君) ほかにございませんか。 小川委員。

委員(小川 昌義君) 最後になりますけれども、この予算書なんですけれども。このようにして貰うのはよろしいんですけれども、要するに、データで貰らえるということはできないんですか。簡単に言いますと、印刷屋に、多分、渡していると思うんですが、そのデータが貰えないのかということなんですが。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) データその物をお渡しするという物ではございません。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 印刷屋に渡しているわけですね。どういうデータで渡しているんですか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 手前どもで作成したフロッピー等で対応しています。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 中味です。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) エクセルデータでございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) エクセルで渡しているんであれば、我々にも渡して貰えるんじゃないですか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 成果品として、手前どもの方で確認等をいたしまして、議員の皆様にお渡しするという段取りもございますので、委員、おっしゃるような方法は、現段階では難しいと思います。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 是非、それぞれデータをいただくという事、ないしは、それぞれ検討していただきたいというふうに思います。ウイルスとか、そういう問題もかなりありますので、そのへんも含めて、もし、検討、可能であれば、是非、お願いしたいと思います。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) まず、最初に46ページ。歳出の面で、13節の委託料でですね。ここで、まず、ほとんどが、前年の予算よりも計上が上がっているんですが、結核のかくたん検査、これが前年度が29万4千円であったのが、今回、17万3千円と、大幅になっている理由は何ですか。 

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 人間ドックに行っている方は、ここから排除されているものですので、人間ドックのほうに行かれている職員が増えているために少なくなったのかなと思っています。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) しかし、12万円も違ってくるということは、だいぶ、そんなに、ドックのほうの、あれですかねえ。ちょっと、もう一度、確認します。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 実績を踏まえて、やはり、前年度よりは少ない計上で間に合うというようなことでの減額になっていると思います。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 今のは前年度に比べてわずかだというけれど、20何万、30何万弱というのが、12万円も減っているのが、弱じゃないですよ。それは、ちょっと、結核が今、一番、騒がれている時にね。今、ドックの人との併用、うんぬんというのは理解できましたけれども、ちょっとそれは、もう一度、それは確認させてください。次の質問に移ります。えっ~と、一番、最後のですね。給与計算事務委託業務214万4千円ですか。これは今まで、ちょっと聞いたことがない。私は、昨年にも、ないもんで、これはどういう意図からこのような委託の業務を始めたのか教えてください。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 20年度の1月、2月、3月に向けては、補正予算では、この人事評価制度構築事業というようなことで、補正をした経過があります。これは給与計算事務委託業務については、補正予算等々でお話したところがあるわけでございますけれども、21年度4月から来年の3月まで、新たに21年度の契約といたしまして、財務会計、あと、事務文書管理を含めた電算システムの更新に伴いまして、人事給与、支出を切り離しをして、これをアウトソーシングするということで、職員の給与の管理、毎月の給与、賞与、共済、年末調整、あと、給与改定等々について、契約は済んでおりますけれども、七十七銀行コンピューターというようなことで、県内の自治体のアウトソーシングしている委託先に、富谷町も、ここにお願いして、給与計算業務を委託するということです。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 50ページの財産管理のところの14節、使用料及び賃借料のところのAEDリース料、役場庁舎のリース料、これ9万6千円。これは何基でしょうか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 1基でございます。1基です。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) え~っと、今、これを聞いたのは、まず1つは、1基は、なんぼするんですか。リース料とリースにした根拠を教えてください。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 庁舎に限らず、他の部署でも、すべてリース対応というようなことで、一応、入れ替えとか、そういったことについて対応を考えるとか、後、消耗品の補充とか、そういった物を考えると、リースのほうが適切だというふうな考えだったものです。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) それはちょっと。これは持つ物ですよ。買って、そして、リースということは毎年、払っていくんでしょう。これは、ちょっと、だから今、1基、なんぼかと聞いたのは、そういう意味で聞いて、これはそんなにあの~、使っていくのに、しょっちゅう、しょっちゅう使うんでなくて、あの~、どこでもやっている中で、そんなに高いもんじゃないんですよ。ですから、これが、今、9万6千円が1基だとするとですよ。じゃ、1基は、なんぼなんですか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 48万円でございます。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) これは、あと、小学校、これはちょっと、今、総務の、総務というか、あの、学校や何かにもリースを使っているはずですけれども、小学校、中学校、幼稚園、全部で、これは普通、単純計算すると14かな。それが、今、実際に9万6千円ぐらいするのが、ちょっと、問題で、80何万でして、14で割ったら、えらい金額が安いんですよ。だから今、そこんところで何基をつけているのかとお聞きしたことと、やはり、そういうものが実際に、どんどん安くなってくるということであれば、40何万というのは、ちょっと、私が知っているのは20何万ですわね。だから、これをずっと使っていくということになると、非常に、これも経費かかることだと思うんですが、そのへんいかがでしょうか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) まず、耐用年数があるということが1つございますし、まぁ保守管理、当然、毎年、毎年しなければならないし、あと、使ったら使ったで、そういった消耗品の補充もございますので、リースのほうが適切ではないかということで予算を計上しているわけです。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 耐用年数は、何年ですか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) たしか、5年だったと記憶してございます。

委員(高橋 敏夫君) ほかにございませんか。安住委員。

委員(安住 稔幸君) 24ページ。使用料及び手数料の町民バス使用料が入っておりますが、これは、大体、おおよそ何人ほどというか、お知らせください。

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、まず積算上でございますが、平成20年を参考に150万円ほどと揚げていますが、大人100円で50人としまして240日運行しております。あと、そのほか、子ども等々がありますので、残った分は、子どもというところで見ています。

委員(高橋 敏夫君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) あの~。町民バスで、あの~。何と言いますか。仙台市の方の泉中央への乗れ入れがうんうぬんということで、施政方針のほうに述べてありますが、私、以前、お話させていただきました県図書館のほうは検討されたのでしょうか。お伺いします。

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 今回の改正の中では、検討はしていません。

委員(高橋 敏夫君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 是非、検討をお願いしたいものです。続きまして、45ページ。先程も給与計算事務委託という事で、13委託料で出ております。まず、外部に委託するという事ですけれども、これによって、やはり職員の方々の、仕事的に少し軽減されるとか、何かメリットあるのでしょうか。そのへんをお聞かせください。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 給料の明細の打ち出し等々、あと、辞令の作成、毎月の職員の人事時間数等々、あと、共済の異動に関わる分については、これまでどおりだと思いますけれども、それ以外についての軽減は多いに図られるものと思います。

委員(高橋 敏夫君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして、50ページ。今、高橋議員からもAEDのお話が出ましたが、これは実際に配置されるのは、いつ予定でしょうか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 4月後半を考えてございます。

委員(高橋 敏夫君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 4月後半ですね。7月ですか。

委員長(山路 清一君) 財政課長。

総務課長(渡辺 成一君) 4月です。

委員(高橋 敏夫君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) はい。ありがとうございます。それでは、続きまして、60ページ。60ページの賦課徴収費のところであります。その中で、7賃金、臨時職員316万円と上がっておりますが、何人で、どのようなお仕事をされるか伺います。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 先程、ここで通年、1年間を通して、5・5時間の者が2人。それから6ヶ月間。4、5、6、翌年の1、2、3と6ヶ月間で、働いていただく方が2人。通年働く方は、1人は固定を考えています。あと、1人につきましては、内部で、もう少し詰めさせていただきます。それから臨時職員の内の3ヶ月ですね。先の3ヶ月、後半の3ヶ月ということろについては、住民税関係で、給与支払報告書とか、申告書とか、そういった物の整理ということで当たっていただく予定にしています。

委員(高橋 敏夫君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) わかりました。ありがとうございます。続きまして64ページ。総務費の選挙費になるのでしょうか。13委託料。選挙人名簿構築システム。ちょっと、ご説明を聞いたんですが、もう一度、詳しくお願いいたします。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 22年ですか、国民投票。憲法改正になった際に、18歳か、今、まだ検討中ですけれども、そういう国民投票が行なわれる。向けての選挙人登録のシステムの改修を行なうということでございます。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) これは、まだ、たしか、法律は通って、国のほうではなかったような事だと思うんですが、これに向けて先にやっていくというようなものでしょうか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 本法は、なんか通っていると。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) わかりました。続きまして、128ページ。災害対策費。これについてもう一度、お聞きしたいのですが、13委託料、防災支援システム開発調査管理委託業務。これにつきまして、もう一度、詳しくお願いいたします。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) この事業につきましては、緊急雇用創出事業計画の1つとして、総務課関係において、防災支援システム開発調査管理事業というようなことで考えているものでございます。これにつきましては、住宅地図のゼンリンで持っているソフトにですね。消防施設の、いわゆる消火栓から色々、防災に関わる関係の施設をパソコンで、すべての地域の消防施設が見られるようなシステムを今回、この緊急創出ということで、新規雇用を図らなければならないというのが1つでございますけれども、そういう各々の町の施設を確認、拾って歩くような新規雇用として6人を153日。新規雇用として雇用ができる事業。そして、尚且つ、そこの会社に於いては、7名程度の正職員の人件費が含まれる事業ではありますけれども、まず、6人程度の153日程度の臨時雇用が図られる事業の中に、そういった消防施設の把握ができるようなシステムを創るという事業内容でございます。                                                   

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、これは、いずれ災害、大規模災害等に遭った時に、町としての対応、又は、黒川消防あたりなんかの連携での対応とか、そういったものまで進んでいくというシステムなのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 当面は、町だけの災害時の活用かなというようなことでありますけれども、まず、後々、2町1村が、どのような町で、富谷町でやった事に対して、参考にして広まっていかなければ、中々、3町1村、一緒にという事にはならないのかなというふうには思っております。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 最後でありますが、ちょっと、すみません戻ります。54ページ。交通安全対策費ですが、ちょっと、この金額を見ますと、総額で847万円が746万5千円で、100万飛び飛び5千円下がっております。チャイルドシートを、100万円をかけて買っているわけなんですが、それでも減っているという要因をお願いします。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) これにつきましては、交通安全指導隊員の退職報償金が20年度末で廃止されるというようなことで、21年度からは、この退職報償金の計上がないということでの減額になっているものでございます。

委員長(山路 清一君) ほかにございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 46ページ。先程、高橋委員の質問に関連するんですけれども、委託料。給与計算事務委託業務で214万4千円ですけれども、これは職員の給与関係のアウトソーシングということでしたが、個人情報の保護については、どのように担保されるのか伺います。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) そのへんついては、十分に確保されている事業所ということで、これから、これまでも多くの自治体の実績を上げている業者の選定にお願いをしているというところです。

委員長(山路 清一君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) これは44ページ。非常勤職員の報酬について、お伺いいたします。まず、行政区長1886万5千円取っておりますが、これは何名分なのか。 

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 行政区長さんについては、平均割と世帯割がございます。均等割については、戸数、多い少ない関係なく18万5千円でございます。そして、世帯割、1世帯当たり650円という算式基準によって、44の行政区長さんに対する報酬額を決定して、年2回、お支払するという金額です。

委員長(山路 清一君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) その右側に、行政区長事務とありますが、これは1934万4千円とこうありますが、この事務は誰がやっているのですか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 今回、初めての予算書に対しての行政区長事務というようなことでの1934万4千円ということで、どういう集計になったかはわかりませんけれども、今回の、毎年ですけれども、予算は色々な行政、行政、何々事業とか、そういう、ひとまとめてあるものですので、行政区長に関わるところの総括が、1934万4千円ということで、事務職員につきましては、この中には入っておりませんので、給与につきましては、2の48名の中に入っているものですので、事務費といえば、これに関わる行政区長事業である一泊移動研修時の担当者の宿泊とか、そういう金額が含まれているだけでございます。

委員長(山路 清一君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) そうすると行政事務区長の事務ということで、47万9千円ということですね。区長手当が1800万円。はい。その上に、秘書事務とありますが、秘書というのは何名いるのですか。 

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) これは、ここに掲載しているのは、事業名の合計ですので、現在、秘書というのは、経営企画課の中におりまして、係り対応ということで、専属が1人。あと、補完する者ということで1人をつけております。

委員長(山路 清一君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 最後の質問ですが、52ページをお願いいたします。そこには、まちづくり審議会委員とありますが、何名いるのかいうことですね。審議会の委員が。

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) こちらのほうは、平成20年に委嘱をさせていただいて、2年の任期となっておりますが、8名、現在のところ委嘱させていただいております。

委員長(山路 清一君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) この委員会は、1年に何回、開く予定なんでしょうか。

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 一応、予算上は、10回という事で見込んでおります。        

委員長(山路 清一君) ほかにございませんか。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) まずですね。126ページ。黒川消防ですね。これの事務組合に対して、富谷町、あと3ヶ町村ですね。の負担金はいくらか、お尋ねいたします。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 大和町が消防費、21年度2億9600万円程、大郷町は1億3600万円程、大衡村は9300万円程ということで、このような状況でございます。

委員長(山路 清一君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 続いて、人口をお願いします。各3ヶ町村の人口はわかりますか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 富谷の4万6千人以上しか言えません。あと、数字持っておりません。

委員長(山路 清一君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 先程、56ページの女性専門相談の窓口についてですが、先程、永野議員のほうから23ページの施政方針。町長の施政方針の23ページについて。私はこの質問、発言は非常に議会を、議会の軽視、又、あの女性の品格、議会の資格、資質を下げるものと私は思います。ここに別に、名前を書いているわけでないし、ただ、議員の提案によりということだけが、ことだけ入っていますので、こういう表現の仕方というのは、今までも、ただあったはずです。だと私は記憶しております。一応、読みますが、ここで、又、「議員より提案いただいた女性専門の必要性につきまして、町としても積極的に実施していくこととし、新たに女性のための専門相談日を開設し、利便向上を図って参ることといたします。」この文言に、何ら問題はないと思いますので、最初の発言を議事録から削除していただきたいと提案いたします。

委員長(山路 清一君) 伊豆田委員。質問ですか。今の質問ですか。

委員(伊豆田 待子君) えぇ~。

委員長(山路 清一君) 質問に徹してお願いします。

委員(伊豆田 待子君) いや、違います。こういう文言は、別になんら今まであったことですし、是非、議事録のほうから削除していただきたいと思いますが、委員長。いかがですか。

委員長(山路 清一君) 伊豆田委員。あの~、質問に徹してお願いします。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 先程、説明がありましたが、女性専門の相談が6回と、確か聞いたんですが、この6回というのは、どのような方法でやられるんでしょうか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) うん~と。4月、偶数月ですかね。まだ、2ヶ月に1度ですけども、女性専門ということで、今のところ女性の行政書士の方に、法律にも明るい、どういう相談があるかわかりませんけれども、まず、当面、専門の女性相談を2ヶ月に1度、開催をし、これまでの相談も、女性の相談が多いわけですけれども、今回、21年度からの新たな女性専用相談の利用状況を踏まえながら1年、6回の回数で状況を見ながらというところが、今の状況です。

委員長(山路 清一君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) それで、この周知ですが、広報等でということになるのでしょうか。お尋ねいたします。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 広報は勿論ですけれども、あと、いろんな方法で周知して参りたいと思っております。

委員長(山路 清一君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 最後です。先程の件ですが、この議会、議員必携の174ページに、議会の品位の保持というところがございます。ここで、やはり、「この議会の会議、又、委員会においては、議員は無礼な言葉を使用したりすることはしてはならない。」等々と述べております。ですから、やはり、この議会の品位、品質、女性の品格を考えて、えぇ~。あの~。質問していただければと思いますが、委員長。ちょっといかがでしょうか。

委員長(山路 清一君) 伊豆田委員に申し上げます。あの~。議事進行がスムーズにいくために、質問に徹してお願いいたします。ほかに、ございませんか。磯前委員。

委員(磯前 武君) 1点だけ、ちょっと質問します。56ページの15節。町内会館改修工事。先程、第1会館、東向陽台第1会館、1680万円。それから東向陽台第2会館の駐車場125万。明石台2丁目、3丁目手摺。まぁ~、バリアーフリーだと思いますけれども、128万円というふうに、私、聞いたんですが、これで間違いございませんか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 東向陽台第2会館駐車場整備工事につきましては、125万でございます。そして、明石台第1、第2会館の手摺工事等が173万円6千円ということで、第1会館修繕については、1680万円ということでございます。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) これは、まぁ~、会館。それぞれの集会所ですから地域の方が利用しやすいように、又、老朽化した物をですね、改修するという大きな目標で、かなりの金額を出しているわけですが、この改修に当たって、この利用している地域の方との打合せはどのようにしていますか。期間。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) えぇ~。半年はしています。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) いや、大変な綿密な打合せですから造ってから、造ってから、こういうふうに造ってもらうんじゃなかったという事がないように、1つお願いします。ところで、この工事は、いつ頃から始まりますか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 予算付けは総務課でございますけれども、執行等については、都市整備課の職員の方に、お願いをしながら工事の執行をお願いしますという手続を踏まえていくものでございますので、できるだけ早く修繕、こういう大規模の改修でございますので、結局、半年以上もかかるのかなと思いながらも、考えるところもありますので、できるだけ早めには着手、完成をしたいということで進めていきたいと思っております。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) この第1会館。東向陽台第1会館。かなりの頻度で使っています。この改修中は、この会館は使えないんですか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) この改修内容からすれば、使えなくなると思います。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) この事については、地域も承知しての事で、その場合の対応は、どうするんですか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 改修という事できまして、その後の期間中とかにつきましては、まず、はっきり言って相談ありませんけれども、してはおりませんけれども、代替として公民館なりを使いながら町内会活動に当たってもらわなければならないのかなぁと思っています。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) これは大変な事なんですよね。いつから始まるも言っていないし、それから使えないということも言っていないと、おそらく21年度の町内会の総会でも問題になると思うんですが、それを知らせる必要があると思うんですが、どうですか。

委員長(山路 清一君) 総務課長。

総務課長(須藤 辰夫君) 着手に向けましては、新たに21年度、町内の方々にご相談を申し上げながら進めていくわけですけれども、その点についても、ご理解をいただきながら、この改修が終えるようご協力多々を、頭を下げてお願いして参りたいと思っております。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 一応、その都市整備課に渡すから、大体、わからないと、わからない事ばかり言っているんですが、大体、着工時期というのは、思惑としてはどうなんですか。総務課長としては。

委員長(山路 清一君) 町長から答弁をいただきます。若生町長。

町長(若生 英俊君) それでは、私の方からという事でさせていただきますけれども、大変、第1会館につきましては、議員おっしゃるとおりです。私も、相当の頻度で、あの会場で、いろんな催し物をしている事に足を運んでおりまして、その屋根とか、手を入れてきた経緯もありまして、しかしながら、内部の不具合、今の時勢に合わない等々、目についたというような事で、21年度の予算の枠組みで入れさせていただいたという事でございます。今、議員の発言を聞いて、なるほどだと思いますね。そのへんのところは、まだ、正直、課長が申し述べたとおりでありますので、このように議決いただければですね。早速に、どの時点での町内会、行政区としてのスケジュールがどうであるのか。どの時点が一番、年度内で、いわゆる繁忙といえば、閑散な時期なのか。そういったところをこう詰めながらですね。なるべく工期の短縮というふうなことで、地元の皆さんのご利用にですね、ご迷惑のかからない最小限の、まぁ~、ご負担といいますかね。そういった事を視野に入れて、やはり進めなければならないという事を、今、段々と、議論が深まるにつれてですね、思ったところでございますので、工期短縮。そして、又、よもや、こうすればという事がないような多面的な検討を踏まえて、ここ10年、20年先を描いたですね、利用の仕具合、そして、又、建物、施設、設備というふうな事で取り組んで参りたいと思ってますので、何分、宜しく、どうぞお願い申し上げたいと思います。

委員長(山路 清一君) この際、2時20分まで休憩いたします。大変、失礼いたしました。そのほかございますか。相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) すみません。52ページですね。町民バスの運行事業についてお伺いしますけれども。今回、時刻表が大きく変わりまして、運行経路も変わりました。それで、前にも、この議場でお願いした事があったんですけれども、今泉の上中田と富ヶ崎間についての対応で、中型バスだから入れないというような回答をいただいた事があるんです。それで、通学の子どもたちが、その時間帯、非常に、交通事故に遭う危険性が非常に大きいわけで、それは町長も、ちゃんと知っているわけでございまして、そういうわけでですね、小型バスの対応という事になったんですけれども、この経緯と、それから、こういうふうになった経緯と、それからそういう事業、その経過ができるかどうかをお伺いします。

委員長(山路 清一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 今回のバス改正については、広報のほうで、詳しく改正点についてお知らせしておりますが、現在、町のバスについては、極めて重要な時期にさしかかっているという事で、これは既存の宮城交通さんとの兼ね合い。後は、前にも、お話した仙台北部工業団地との兼ね合い。そういったところから今回は大幅な改正ではなくて、住民の皆さんからのご意見を基に、できるところは改正していくという趣旨に基づいて改正しております。そういったところから新たな路線についても、まず、一番、多かったのが、泉中央駅へのアクセスという事でしたので、まず、そこの点を行けるかどうかについて議論を、まず、重ねてきております。そのほかについては、大幅に変えるのではなくて、現在の路線を活かしながら時間帯を変更しながら、更に皆さんも利用しやすいということで、改正を考えたところです。あと、今、ご指摘あった奥の方へというところについては、現在のところ、そういった事から今回は見直しの対象にはしておりませんでした。ただ、今回も1年期間の運行を計画しております。それで、先程、地域懇談会も4回予定しておりまして、これから本格的な町民バスのあり方について、既存の宮城交通さんと協議を重ねていかなくてはならないという状況を踏まえましたので、バスは小型4台という事にさせていただきましたが、この件については、そこまで踏み込んだところまでにはいっておりませんでした。よろしくお願いいたします。

委員長(山路 清一君) ほかにございませんか。
     (「なし」の声あり)

委員長(山路 清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。以上をもちまして、本日
 の議事を終了いたします。なお、明日、10日、火曜日は議事の都合により時間を繰り下げて、
午後1時30分に開くことにいたします。本日は、これにて散会いたします。
午後2時12分 散会

平成21年予算審査特別委員会(第2号)

平成21年3月10日(火曜日)

富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 山路清一   
  • 副委員長 今村寿    
  • 委員 千葉達
  • 委員 相澤武雄   
  • 委員 浅野幹雄    
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子    
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 高橋敏夫   
  • 委員 磯前武    
  • 委員 市川壽藏
  • 委員 菅原傳   
  • 委員 相澤榮    
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二   
  • 委員 小川昌義    
  • 委員 小泉光

欠席委員

  • 委員 土樋輪康雄

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 渡邊俊一

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊    
  • 産業振興課長 奥山吉信    
  • 経済振興課長補佐 安藤敏
  • 経済振興課長補佐 田中伸哉
  • 都市整備課長 鴇謙一    
  • 都市整備課長補佐 若生稔
  • 都市整備課長補佐 伊藤正
  • 上下水道課長 梅津慶一    
  • 上下水道課長補佐 横倉時夫

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 福原明敏

午後1時30分 開議

委員長(山路 清一君) 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「予算審査特別委員会」を開きます。

議案第7号 平成21年度富谷町一般会計予算

委員長(山路 清一君) 議案第7号、平成21年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
 なお、本日の日程は一般会計のうち産業振興課、都市整備課及び上下水道課の所管に属する予算について 審議をいたします。
 これより担当課長への議案の説明を求めます。最初に産業振興課長、次に都市整備課長、次に、上下水道課長。
   [産業振興課長、都市整備課長、上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(山路 清一君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 永野委員。

委員(永野 久子君) まず、33ページですけれども労働費県補助金で緊急雇用創出事業臨時特例交付金が計上されております。それから、ふるさと雇用再生は今回関係ありませんでしたっけ。ありましたっけ。それじゃ聞きます一応ね。このふるさと雇用再生特別基金事業交付金、この二つの、合わせて8500万円余、この歳出なんですけれども先ほど一部ご説明ありましたが、全体にどの事業で結構ですからどのように使われるのか支出の部分を伺います。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 産業振興課分といたしましては108ページ。農林水産業費、林業費の林業振興費、委託料のですね下から2番目、町有林除伐業務委託1053万円、同じく松くい虫被害木調査業務委託39万2000円が産業振興課分の緊急雇用対策事業でございます。

委員長(山路 清一君) 他にございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、これは条件として6ヶ月未満の雇用ということになるはずなんですが、今回計上している予算というのは何ヶ月分をとっているのか伺います。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) この緊急雇用の方は直接役場の方で雇用するものと、委託して雇用するものということで基本は6ヶ月ということでございますので、除伐事業でございますので秋さかの葉っぱが落ちた時期に町有林の維持管理ということで6ヶ月ぐらいを見込んでの発注を考えております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、その後について冬にかかりますけれども、その継続というか、別な事業なりなんなりね、その6ヶ月で雇用が切れないようにするということは可能ではないのですか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) この緊急雇用の方は6ヶ月が基本的に上限ということで、その後につきましては委託で雇用された方々が各々6ヶ月の間にまた別な仕事を見つけていただくという制度というふうに県から指導をいただいております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それは存じているんですけれども。継続をして町が、これ国が出すの100パーセント国ですよね、国が県にやって、県から町に来る100パーセントな訳ですから継続して、その後は町で別な費用で雇用を続けると何らかの形で続けるということについては考えていないということですか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) いまの委託の中では6ヶ月ということでございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これについては使い残しをすると返納しなければならないということになるかと思うのですが、使い残さず使い切るというかそういう見通しが立っているということでよろしいですか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 現段階では委託料でございますので、入札という形になろうかと思います。あるいは、見積徴収ということになるかと思いますのでそこでの請け残が出た場合には、基本的には返還というふうな県の指導受けておりますので。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 請け残について引き続きもう少し、例えば、例えばの話しですが10人6ヶ月雇いますと。でも、請け残が出てあと3人分が雇えると仮になった場合に返さずに3人分増やして雇うということはできなのですか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 今の委託の範囲と言いますか、発注範囲で考えておりますのでそこまでは考えておりません。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この後については満額使い残すことなく地域のために活用できるように何らかの方策を考えていただきたと思いますがどうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 窓口であります県の雇用対策室といろいろ指導いただきながら検討させていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 56ページの防犯対策費で防犯灯新設工事252万6000円が計上されておりましてこれは防犯灯25基新設という話しでしたが、地域別でいくとどこの地域に何基づつということでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これは現在はまだ特定しておりませんで、本年度も現在までに40基各地区から要望いただいて手前どもで調査して設置しております。要望と調査中ということで場所を特定いきたいと考えております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 101ページの労働諸費ですが富谷町シルバー人材センター活動推進事業補助金として1480万円計上されております。シルバー人材センターについてはかなりの、それなりの努力をされて事業所からの受注というのが多くなっている傾向がありましたけれども個人向けの仕事についても増やしていただきたいという要望をしてきた経過もありますが、この点についてはシルバー人材センター現在、個人向けのサービスと言ったら変ですね。サービスを兼ねたような事業についてはどの程度増やしていくという方向性をもったのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 20年度におきましては子育て支援「ほっと育(す)く」という新しい事業を展開していただいております。家庭、個人向けということで契約件数としては民間公共の大体8割ぐらいは個人さんということで報告を受けております。ただ、契約金額では18パーセントぐらい、やっぱり金額的には民間企業、公共企業の方が多いということで今後ですね20年度もやっておりました火災報知機の設置、あるいは家具転倒防止装置の取り付けということでPRをしながらやっていきたいと、評判が良いのは植木の剪定とか襖というふうに、ふすまの張替えでございますね、そういったものをPRをしながら町民の方々に利用していただきたいというふうに報告を受けております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 同じページで農林水産業費、農業委員会費の報酬の中で標準小作料協議会8万7000円が新たに計上されていますが、この目的と活動の内容を伺います。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) この標準小作料は3年に1ぺんの見直しがあるということで前回18年度で見直しをしております。21年度に各出し手、受け手の代表の方々にお集りをいただきまして、標準小作料の決定をいたすということで21年度に計上させていただきました。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 103ページです。農業振興費の中の委託料で給食センター納品集荷業務委託料131万3000円、これは各農家から給食センターへ納品をするセンターにその委託をするという先ほどご説明だったんですけれども、この今回の給食センターに納品していくこのシステムについて、もう少し詳しくご説明。例えばですね、代金がどの時点でどういう形で払われるのかとか、例えば人参なら人参、1年間にこの位作ってもらえないかという形で委託して作付けするのか、それとも出来たものを持ってきてもらうというのか、その今回のこのやり方についてですね、ちょっともう少し詳しくご説明ください。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 給食センターへの納品についてですが、今までもいろいろな形で生産者の方のご協力をいただいておるのですが、どうしても前々から言われております規格ですね、大中小とかいうことで揃わないということもございましたが、今回給食センターの担当、栄養士さんとも打ち合わせをさせていただきまして、例えば100使かう内の20%でも中なら中がまとまってくれば残りの80%については通常の業者さんから購入するのでまとまる数字だけでいいですよいうふうに今回打ち合わせをさせていただきました。今回、集荷業務を計上させていただきましたのは、どうしても農家の方々が今まで給食センターに持って来てということで、そこで農協さんが窓口となって農協さんの専門の担当員が検品をして納品するというシステムでございました。今回、契約も基本的にはJAさん、JAあさひなさんと契約をしていただく。その各農家さんで作った農産物については一応今見積をいただいて検討しているのが赤帽さんを今見ているのですが、他にもクロネコヤマトとかいろいろあるのですが、赤帽さんの方が小回りが利いていいというような状況もございますので、今はそれで検討させていただいておりまして、各農家さんの方に12日に今年はこういう形で給食センターの方に納品していただけませんかという説明会を12日に予定しております。そこでうちだったらじゃがいも作れる人参作れるというようなことでなるべく作っていただいて、給食センターのメニューに合わせた形でですね、何月には誰々さんがどの位というのを一応計画を立てていただきましてその時が来ましたら、今だいたい6月から11月の一番農産物が採れる時期で16回、合計で32回位を予定してますけれども、これはちょっと説明会を開いていろいろもっと多く出るかもしれないし、もう少し少なくなるかもしれないのですが、これを町内50キロ位を農家さんを回るんだろうという想定をしまして、これを集めて農協さんが給食センター前の保冷庫に集めましてそこで検品をして、大丈夫だということで給食センターに納品するというようなシステムを工夫していきたいということで、今年一応なるべく農家さんを持ってくる手間を省いて、生産の方に力を入れていただきということで、仕組みづくりを21年度でやっていきたいということでございます。以上です。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 非常に期待したいと思います。次なんですけれども、109ページです。林業振興費、負担金補助及び交付金で補助金、緑づくり補助金30万円計上されておりますが、これは改めてどういう支出になるか、改めて伺います。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) この緑づくり補助金は20年度も50万円で計上させていただいた事業でございまして、各町内会さんから例えば集会場の周りに植栽をしたいということで、上限10万円、1地区10万円なんですが、そちらの方に補助していたもので20年度事業で2地区でございましたので、そちらにつきましては50万円から30万円の計上に変更させていただいたものでございます。

委員長(山路 清一君)この際、午後2時40分まで休憩します。
  午後 2時28分 休憩
  午後 2時40分 再開

委員長(山路 清一君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。永野委員。

委員(永野 久子君) 先ほどの緑づくり補助金ですけれども。平成21年度においてですね以前にもちょっと申し上げましたが上桜木西側の丘陵地にですね、植樹がしてありますけれどもそれが枯れてしまったりしているのが何本もありましてね、地元の方が非常に個人的な努力で草刈をしたり、木の手入れをしたりしているということを申し上げたことがあったと思うのですけれども、平成21年度は上桜木西側のあの丘陵地は予定しているというふうに考えていいのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 21年度の要望につきましては、4月にあります区長さんの会議の中でこの緑づくり事業を総会でですね、PRをさせていただいて各地区からの要望をということで考えてございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、地元上桜木の町内会から出れば答えられるということではあるわけであるのですね。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 基本的には管理が出来る公共用地等を植栽の場所に考えてございますので、それでお願い出来ればと思います。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 同じページ、111ページですが商工振興費の負担金補助及び交付金の中で一番最後のところで、企業立地促進奨励金1169万円計上していますが、これは21年度は雇用と立地と分けてそれぞれ事業所名を伺います。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 成田にございます物流センターとそれから食品メーカーの2事業所でございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、それはそれぞれ雇用と立地と両方1事業所に対して両方が交付されるということですか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 基本的には雇用につきましては申請者が出て来ないとはっきりしないのですが、一応、食品事業所の方が予定されるというふうに事前に聞いております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでこの制度によって正社員の雇用というのは進んでいると見ていますか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) これは企業が立地してから3年間という期限付きでございますのでこれについて長年事業を展開している事業所さんは該当なりませんので、そういった企業誘致という観点からは有効と考えてございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 113ページの道路維持費、委託料で除融雪業務に7780万円、次のページにいって116ですね、除融雪業務で7780万円ですが、第1次路線、第2次路線の除雪車の発動については、以前の一般質問の中でも答弁がございましたけれども先日、3次路線についてはどういう対応になっているか伺います。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 13年度に見直しした際ですね、3次路線というのは無くしておりまして、1次、2次路線のみとなっております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 先日、1月20日の積雪は何センチだったということでしたか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) (「2月20日でしたっけ」との声あり)2月20日ですよね。ちょっとすみません、今調べますので。すみません1月31日のデータあるのですが、2月20日は後ほどお知らせします。1月31日はそれぞれこれあの各地区で午後4時に測定したものでございます。北側から9センチから12センチ、北側でですね。よろしいですか。二ノ関地内で9センチ、太子堂で9センチ、ひより台で8センチ、役場で10センチ、大亀で12センチ、石積で9センチでした。それから2工区としまして、上桜木で7センチ、鷹乃杜で8センチ、とちの木で9センチ、3工区は明石台1丁目で7センチ、新富谷大橋付近で9センチ、それから富谷高校の前で9センチです。これは、午後4時時点でしたのでこれからまた緩い湿った雪が降ってきて最終的な積雪はようするに圧雪になってましたので通常のメーターでは計れない状態になっております。以上です。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 3次路線なんですけれど、かつては3次路線まで毎回では無いにしてもこの位の1月31日の雪位の時には出動していたんですね。それで、地域のお年寄りが、雪が降ると雪掻きがまず出来ないですし、それから外に出られなくなると、引きこもり状態になってしまうというお話をずいぶん聞いております。それで、第3次路線についても一定以上の雪が降った時には除雪をするという方向でね改善をしていくべきではないかなと思うのですね、この点についてはどうお考えですか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 前の3次路線というのが、今の2次路線という捉え方にしておりまして、一般質問の際にも言っておりますが、除雪については61.7パーセント一応なっていますね。3次路線といいますといわゆる総ての路線、全部掻くというふうな捉え方と考えておりますが、全路線を掃くという話しでしょうか。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 1次路線と2次路線は1月の大雪の時もやったのは確かにわかるのですね。それで、その平成13年の時から大きくやり方が変りまして、それで早い話し団地の中の、よく生活道路といわれるバスと繋がっていない道路、バス路線に繋がっていない道路、それから幹線にも繋がっていないよくいう脇の小さい道路ですよね。幅員6メートルくらいの。こういうところについては除雪はされていませんよね。毎回やれとは言いませんけれども一定以上の10センチ前後の1月31日くらいの雪が降った時には除雪をするというふうにしないと高齢世帯が増えてきている中で大変なことになるかと思うのですがどうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 私どももその辺十分に認識しているつもりでございます。ただ、やっぱりどうしても交通量の多い1次路線が最優先となるわけですし、2次路線に入る際には1次路線終わってからということで、時間も大分経過します。ましてや、次の今までの指定していない3次路線までとなりますと多分8時間、10時間後の除雪になると思います。31日の際には3時から除雪始まりまして、午後9時ですか大体6時間から7時間かけてやっていまして、なんていいますか手一杯の状態では確かにございました。ですから、その後、違う日にですね2次路線をもう一度かきました。それでどうしても門前除雪やられている方がおりますので、そこにまた入りますと、どうしても門前に5センチ、10センチの雪が排雪ではありませんので除雪ですので、どうしても道端に寄せられて玄関先に溜まるような状態になります。すぐ苦情といいますか、問い合わせが来まして「なんでかいたんだ」というようなこともいただいておりまして、その辺の除雪のやり方、もうちょっとうまくやればといわれますけれども、なかなかそのタイムラグといいますか、時間的なことに一度タイミングを計るのに非常に苦慮している状態でございます。極力、ご要望にはお答えしたいと思いますが、現行では隅々の3次路線まで制限時間といいますか、予定の時間の間に入っていくというのはいまのところ厳しいような状況でございます。仙台市等でもほとんど最後までかいている状況は今はございませんので仙台市との除雪路線見ていただければ分かると思いますが、富谷の方が仙台より路線的には2次路線の方ですね、多く掃いている状況になっております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この問題はなかなか悩ましいとは思うんですけれども、確かにただ長寿福祉課が引きこもりを無くそうということで、取り組んでいる時に雪で外出が出来ない状況があっては施策としても後退しますし、これは融雪するということも含めて何らかの形で改善するということで是非、ご検討いただきたいと思います。これはこれくらいにして次に移ります。公園費ですが、119ページです。公園費の需用費の中の修繕料1961万9000円、これは一般の公園の一般的な修繕料77箇所の修繕料ということでよろしいのですか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 先ほど内訳申し上げましたが、1961万9000円のうち大亀山の方で596万6000円、一般の方で1365万3000円でございます。この中で遊具ですとか、ベンチですとかいろんなものが修繕、年次計画立てて修繕していくものでございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この公園なんですけれども、去年でしたか一昨年でしたかやはり予算か決算かの時に古くなった公園の遊具について業界団体が耐用年数の基準というのを発表するということでしたね。これはその後、どういうふうになったでしょうか。ちょっと私、見たところ詳しくはないんですけれども、例えばブランコなら支柱部分に当たる恒久部材については金属であれば15年、木製なら10年だと鎖などの消耗部材については材質によって3年から5年とするという辺りが基本的な考え方のようなんですけれども、これは法律ではないですから拘束力はありませんけれども、業界団体が出しているこの耐用年数の基準に照らすと富谷町の公園の状況というのはどうなっていますか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これは遊具の強化に関しましての国の方でですね、国土交通省の住宅局総合整備課ところで指針を出しておりまして、これはうちらの方で4月に待っておったんですが、ちょっと遅れまして20年の8月26日付けで国土交通省から出されております。議員言われましたように遊具につきましては、適切に維持管理される条件下に置いてというのはなんか頭にございまして、この辺がみそかなとは私どもは思っております。そこで鋼材の場合は15年それから木製の場合は10年を目安として交換なり更新なりということを設定するということで一応示されております。これも、もとも私どもも昨年3月末から4月にかけて、それから9月の末から10月にかけて職員2名体制で1週間ぐらいかけて2度ほど遊具の点検をしてございます。東向陽台等につきましては、ご存知のように30年ぐらい経っている遊具もあるということで、その辺も十分に頭に置きながら点検をしておったところでございます。その辺は十分に私どもも認識しておりまして、ちなみに今回、東向陽台一丁目の第1公園のブランコの桁とかの全ての交換、並びに三丁目の公園の遊具の塗装関係を見込んでおります。順次点検しながらこれも出されました指針に基づいてですね、一応点検なり修理なりをしていく予定をしております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 点検修理はもちろん当然なんですけれども、とにかく東向陽台に限って言えばなんですけれども、30数年経っておりますのでね、デザインも古いですし子供が遊ぶのに本当にそれこそ昔の滑り台、ブランコという感じですので、やっぱり更新する時期に来ていると思うのですね。だからこういう基準が出されたのをきっかけに新しい遊具に替えていくということで是非、検討していただきたいと思いますがいかがですか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 古い団地の古い遊具についての最優先しての順次の更新ということは常に念頭に置いてやっているつもりでございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 119ページですが、今のより少し上ですね都市計画総務費の負担金補助及び交付金、国営みちのく杜の湖畔公園建設負担金で85万6000円支出しております。これは何度も申し上げているので、主旨を繰り返すつもりは無いのですけれども、最近大阪の府知事とか新潟の知事が国直轄事業に自治体がお金を出すのはおかしいということで、大分マスコミ等も賑わしておりますけれども、まさにその通りだと思うのですがこういう支出については町としても国に向かって強力に物を言ってこういう根拠のない支出については、しないという方向で取り組んでいくべきだと思いますが、これは町長に伺います。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) この間の経緯について、まず最初に課長から取り組みの経過と、あと今後ということで出てますのでお願いします。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは昨年のお知らせしたと思いますが、国営みちのく杜の湖畔公園につきましては56年から工事が着手されておりまして、平成20年度までで全体計画647haのうち、4月現在なんですが305ha既に供用開始されております。それで、1期、2期、3期に分かれて事業をやっておりまして、2期が本年度で終わる予定でございます。すみません2期は22年度までが2期でございます。それで3期目が21年度から入りまして最終年度25年度と予定しております。すでに400億程事業費が投入されまして、あと残すところ5年ですかもう少しというな段階に入ってございます。今のところ残事業費としましては大体30億程度というような予想になっております。富谷町負担では21年度は85万6000円ですか見込んでおりますが、平成20年度は83万3000円、工事の面からも100万円程度で推移するのかということでございます。額でも100万円を切ったような形で今後も推移するのかなと考えてございます。

委員長(山路 清一君) 若生町長。

町長(若生 英俊君) それでは、今までの経過と今後というようなことでね、出ましたが大阪云々ということの事例もありましたけれども、そういったことも視野に入れながらですね私どもの対応考えて参りたいというふうに思います。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 最後になりますけれども、124ページの公園費の中の負担金補助及び交付金で東向陽台地区急傾斜地崩壊対策事業負担金で300万円出ておりまして、ご説明では県が予定している事業費の3分の1が300万円ということですから県が900万円予定しているんだろうと思うんですけれども、この事業主体は県ということでいいんですよね。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 県でも昨年、宮城岩手の内陸地震が起きたということでそちらに結構防災事業につきまして集中投資しております。一昨年のこれは一部東向陽台地区の崩落につきまして県の方に随時報告し連絡を取りながら県事業としての補助事業として事業採択いただくように何度かお願いしてきたところでございます。補助採択なるまで事前調査、町でも一度調査しているのですが、県自らの調査、本年度県単事業でとりあえず入り補助が認められれば途中からといいますか、補助に切り替えていくというような話しを受けておりまして、当面全体事業費として1000万円前後の額で調査費計上して実施していくというような報告を受けております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これそうすると富谷町が300万円負担する根拠というのはなんでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これは急傾斜地事業は本来、地元負担といいますか住民負担も交えた本来あるべき事業ということで捉えられているのですが、これについてはまだ全体の急傾斜地が町の部分、それで上にも住宅がある、下にも住宅があるということで将来的にはもしかしたら個人負担等も発生していくのかなとは考えておるのですが、その辺についても県内のいろいろな自治体の事例なんかも踏まえまして負担が出てくるのか、出てこないのかも含めて今後、一応推移を見ていくような状況にはなっております。ここにつきましては土地自体は全部町の土地ということですので、本来県事業でなければ町でそのまま、あの事業をやらなければいけないのですが、県事業としての採択をお願いしておりまして今のところ3分の1町の負担というようなことが話しされているのですが、今後の展開によっては2分の1なり、もしかしたら若干前後するような形になる含みも持ってございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 急傾斜地危険箇所というのは、急傾斜地崩壊危険箇所というのは町内に何箇所あるというふうに認識されていますか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 平成14年度に県の方で一応調査されておりまして、現在自然の傾斜地それから人工の傾斜地含めまして、現在106箇所がございます。冊子もこういうふうに出ておりますので、もし必要でしたら後で私どもの方で保管しておりますのでお願いします。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、この富谷町の地域防災計画に載っている急傾斜地崩壊危険箇所の状況、自然斜面ということで向陽台を始め仏所、宮ノ沢、向大童、太子堂、それから人工斜面としては七箇所それぞれ鷹乃杜も含めて載っているんですけれども、これ以外にもっとあるということなんでしょうか。これに載っていない理由はなんですか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 地域防災計画、年度変りなんですがその後に県の方で14年のをベースに作ったのを町の方でもらったものですから、17年3月に冊子が出ておりまして、それと一部かみ合わなかった部分がございます。ですから、今度更新する時はこの部分を入れてといいますか、当時のですね状況と一応ランク分けの1、2、3というようなある程度重要だ、中程度、下位程度というようなことでランクもございますので今後はこれらも含めて計画の方、見直ししていきたいと思っております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それだけたくさんその危険箇所があるということで、東向陽台一丁目の崩落についても人に被害が無かったというのは不幸中の幸いだったんですけれども、未然に防ぐための手立てというのはこういう場合どうしたら良いと考えですか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これにつきましては、私どもが把握しております箇所について県と年に1度なんですが、雨季の前にパトロールをして、ある程度の箇所についての推移を調査してございます。ある程度処置が必要と思われた箇所については、県の方の助言をいただきながらそこの、当然、民家とかが存在しますのでそこの住民の方に避難の経路の確保とかあるいは、その崩落のある程度の状況なんかを随時といいますか、説明はしております。

委員長(山路 清一君) 他にございませんか。磯前委員。

委員(磯前 武君) 116ページ8款2目15節工事請負費、先ほど課長から説明がありまして東向陽台地区側溝整備工事以下とちの木沢まで側溝整備がかなりのスピードで町民の心を思いながらやっていること、19年、20年と以前は600メートル位だったんですが、東向陽台一丁目、二丁目ではですね、三丁目に入って来て850メートルというふうなかなりの数字で整備をされていること高く評価したいというふうに思っております。この三丁目ですね、2年経過してあと整備、今現在のですね三丁目の整備率は何パーセントなってますか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 今正確な数値は無いのですが、7年から8年計画の約5000メートルに対しまして、約50パーセントですかね、既に2400メートル越えた距離やっておりますので、50パーセントくらいの整備率でございます。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 終了は何年度になりますか。三丁目。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 現在の予定ですと平成24年を見込んでおります。現在のペースでいきますとでございます。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 側溝の整備かなりのスピードでやっていただいて有難いわけですが。側溝整備をですねするにあたって道路との関連が出てくると思います。道路と側溝と。これについては整備する前に調査はどのようにしておりますか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 担当課の方でも十分に事前調査をしておりますし、請負業者が施工前に測量して、あと出入り口の高さの調整とかにつきましては個人の意見やら要望をお聞きしながら一応設定しているものでございます。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 実はですね東向陽台三丁目整備2年目を終わったんですが、その段階で住民の方からちょっと連絡があって、ちょっと見てくれというふうなことでまあ終了した後ですから良く判明しているのですが、道路と側溝の差がかなりありましてですね。傾斜、側溝通って家に入ると20センチ近くの段差がついている。私はその整備する前は分からないのですが、以前はその高さだったんだと思うのです。住民はですね、その側溝をやる前にそれもちょっと考えてくれるのかなと期待してたらしいのですが、整備されてもその落差、それと住所的には三丁目33番地と34番地の間の道路なんです。これが33番地の方は約10センチ位の落差があって、隣の34番地はかなりそれよりも5センチ位また下に落差があるとこういう点のもう終わってしまったんで、どうにもならないと思うのですがそこら辺をどうせ整備するんであればその辺も考え合わせながらするべきだと思うんですがどうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) その辺も予定はして整備しているつもりなんですけれども、何しろ右と左の側溝の高さをなんといいますか、こういうふうな高さといいますか、高さ違う道路にするわけにいきませんのでどうしても現在の道路に対して同じ側溝のレベルにしようとしますと現在上げ蓋タイプのですので、10センチ下がったわけなんですね。宅地側の作りによって出入り口が5センチの段差、10センチの段差で仕上げておる方もございますので、10センチの段差の方が余計に傾斜が最終的についたというような状況になります。舗装面全部を打ち直して道路と一緒に側溝整備をやれればいいのですが、なにしろ早めに蓋がけをするというようなことで50センチ分の舗装を切り取って側溝有蓋化だけしておりますので、一部の地区では若干不具合が出ている地区もあるということは認識してございます。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) それでは課長に伺いますが、東向陽台三丁目のですね、12番地と13番地、これは異常な状態の道路になっているのですが、この側溝整備をする時はそういうものを考慮しながらやらないと問題が起きてくると思うのですがどうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 確かそこは第2会館の南側の道路と思いますが、従前からそこにお住まいの数件の方から側溝の有蓋化が早くというのが要望がございました。波打っている道路となっているのも十分認識してございまして、そこの部分については道路一部改修も含めて有蓋化をする予定にしてございます。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) かなりこの東向陽台三丁目の第2会館、これの裏の道路なんですが、これはやはり側溝の深さも本当に5センチ、10センチというところもあって、夏暑くなるとボウフラとかそういう物が水が溜まったりということで、かなり不祥を買っているわけなんですが、これはかなり住民から苦情が以前から来ているわけです。これはいつごろこの道路と側溝をやるのかこの辺見通しだけお聞かせください。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 予定では23年度の予定でございます。

委員長(山路 清一君) 他にございませんか。相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 104ページお願いします。黒川地区後継者対策推進協議会に使われてます12万4000円ですがこれはどのように使われているかお伺いします。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 黒川郡4町村の後継者対策ということで主にですね、農家の方の家督さんに対するそのお嫁さんという形での、そういった交流という形で主に商工会さんとそれからJAさん、4ヶ町村という形で後継者のそういった形を進めておるところでございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) そうすると農村の後継者の結婚対策事業というふうに捉えていいんですか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 研修等も含めましてそういう事業でございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) そうすると後継者として大体独身者が何人位いらっしゃるか掴んでおりましたらお伺いします。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) この辺の数字につきましては広報なりそういった形で募集という形でございますので、後継者の方々の会員がいるということではないのでその辺の数字は把握してございません。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 同じく青年会館、宮城青年交流推進センターに4万5000円支出しますけれどもこの使い道はどうなんですか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) こちらもですね、そういった県の方に負担をしていただいて県全体でそういった青年会というふうな啓蒙活動が主というふうな事業でございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) わたくしもここのちょっと内容について少しだけ知っているんですけれども、ここの職員がですね各担当市町村に足を運んで結婚相談事業について説明して回る、そういう事業をやっているんですよ。このことについても私は直接担当課に行ってですね、是非お話を聞くようにしたらいいんではないですかというような進め方をしたんですけれども、そしてまた青年会館の担当者にも富谷からそういう要請来てますか、こういう話してるだけれども来てますかと聞きましたところ、来てませんということなんです。それで、これは後継者の問題だけではなく富谷町全体の独身者に対しての結婚相談事業が大きく絡んでくるんですので、そういう部分ではどのようしたらね、どのようにしたら結婚事業がうまくいくかという部分で相談を1回受けたらいいと思うんですけれどもいかがでしょうか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 基本的には黒川4町村の先ほどの後継者対策で協議してやっておりますので町単独ということでございますので今のお話でご相談に参りたいと思います。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 次に106ページお伺いします。生産調整推進費についてですけれども、制度が変りましてですね、調整水田に対しての補助金がゼロになるというふうに聞いています。それで、農家の人たちは何らかの作物を栽培しなさいということになってますけれども、そうしなければ補助金は無いよということなんですが、新たな作物として飼料米とか米粉のね、稲の米っこ稲の奨励などが勧められているんですけれども、この奨励についてはどういうふうに考えていますかお伺いします。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 今まで通りですね、産地作りの方でやっていただく部分と、水田保全という形でお願いをしていくということでございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 今まで通りでは補助金は出ないということだと思うんです。ようするに、すぐに田植えが出来るように調整水田というはありますよね。何も植えないでて、水を張っていると。それでは補助金は出さないよというふうな制度になって、今度からそういうふうになると思うんですが、それで米子稲とか飼料米とかのそういうものを作付けしなさいという誘導がなされているんです。それで、郡内の町村ではその方に取り組むような方向に行っているんですけれども、JAとの相談なんかはしているんですか、お伺いします。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 今まで通り産地作りでやっていくという考えで、その補助金が出ないというのはちょと、今、相澤議員さんおっしゃている部分がちょっと理解出来ないですが。すみません。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) そうような制度になるということで、制度改正になっているんですよ今度。だから、例えば飼料米とか米粉を作った場合にですね、それをどこに売ったらいいかとかね、米粉をどこで加工するかという部分、そういう部分も含めた形での、そういうJAとの話し合いをしなければこれを奨励することは出来ないと思うのです。だからその部分をお伺いいたします。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 今までのその水田保全につきましては、他町村の水田協議会ではその産地作りという国からの補助の中から自己保全の部分について支出をしておりましたが、富谷町としましては、自己保全については単独事業費でございますので、そのまま継続で補助が出来るということでございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 繰り返しますけれども自己保全だったらいいということですね。そして、調整水田も自己保全みたいな形にすればいいということに理解していいのですか。あの、計画書出していますよね。その中で自己保全からわざわざ調整水田に直している方もいるんです。自己保全やっていて、それから調整水田という形に直している人もいるのですよ。だから、その辺の指導がうまくいるんだかという部分、非常に心配なんですよね。そこをお伺いいたします。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 制度的には先ほど申し上げた通りでございますので、20年度と同じような管理をしていただければ草刈も水田の保全についての補助は出さしていただく考えでございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) それではですね、ちょと別な形で生産調整については各町内会館、部落単位で取りまとめをされているわけですけれども、その部落の中でもですね協力しない方がいるんですよね。ここ2、3年そういう問題で非常に生産調整についてのあり方という部分で改革という形も大分お話されているんですけれども、その協力しない方の部分を町内会だけでは対処できない、要するに組合長さんが対処しきれない方がいるんですよ。そういうとこ協力しない方にはどういうふうな対処で指導されているかお伺いいたします。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 各地区の農政協力委員さんの方に各地区の取りまとめをお願いしているところでございまして、話しとしては協力していただけない方もいるということですがその方に対して町からきちっとした指導をしてくれとかというご相談は今までございませんのであくまで、地区で生産面積を取りまとめていただく、満足していただく、そして、しいては富谷町全体で作付面積を国から示された数字で作付けをするというふうな考えでございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 実行組合長さんはですね、町には何回も言っているんだと。だから、なんとかそういうふうな指導してくださいと、それで、国の政策の中でもペナルティの問題出てますよね。そういう形ですぐにペナルティという問題ではなく、やっぱり行政側として協力しない方に協力していただくような、そういう指導を是非するべきだと思うんですがいかがでしょうか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) この辺につきましては各地域での協力という部分とそれから人間関係とかいろいろあると思いますので、町で指導といいますか、相談に乗れる分については個別に農政協力委員さんと話し合いをしながらその対象者の方にお話をするという形で進めさせていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 初めに予算構成についてお伺いしたいと思いますが、115ページですね。道路改良費、前年度が1億8250万円ですが、今年は3億3482万円と大体倍率すると1.8倍になっているんですけれども、この間の事情をちょっと説明願いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 今年度より町道穀田線に歩道設置の事業費が付いたことでございます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) これは今年度だけなのか、それともですね今後こういったような調子でやはり道路工事の方はかなり重点を置いてやっていくということになるのか、その点見通しをお伺いしたいと思います。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) このは本来町長が申し述べるということでございますが、本年度
 穀田線が順調に工事推移すれば早めの整備終了ということまでもって行きたいと考えてございますので、おおよそこういうふうになるんではないかと予想されます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 予算の膨らむことは結構なので、別にあえて批判しているわけではありませんけれども。それで同じようにですね、107ページの6款2項林業費なんですが、これが479万円から2250万円と4.6倍に膨れ上がっているんですけれども、この背景はどういうことなのかお伺いしたいと思います。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) こちらにつきましては、委託料の町有林除伐業務委託1053万円とその下の松くい虫被害木調査業務、こちらが緊急雇用対策事業で約1080万円、1090万円ほど、それから継続事業でございますこの上の段の森林育成業務委託553万1000円が補助として、今回補助と交付金で予算に計上させていただいたのが増額の理由でございます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうするとこの件については今年だけの特殊な事情だというふうに理解をしてよろしいんですか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 町有林の維持管理という面ではなかなか予算的な枠がございまして今回緊急雇用対策でこれを活用させていただくということで、今後についてはまた検討させていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次に126ページ、15節の工事請負費ですけれども。ここに清水沢住宅団地9370万円と入っておりまして、今年度完結ということになっているようなんですが、それでその前のですね、造成工事2600万円、解体が330万円となって、宮ノ沢だということで説明がございました。それで宮ノ沢のあそこの住宅団地につきましては、ご存知のとおりですけれども、非常に道路が狭くて車は入りにくいね、それから非常に変形の格好で団地になっておりまして、ちょっとこれが住宅団地といえるのかなと感じもないわけでもないのですけれども、かなり古い建物ですからそうなったのかもしれませんけれども、それで今言いたいのはですね、その宮ノ沢全体でこぼこがありますけれども、あれを全部平地にして同じような平面にこれ2600万円というのを造成工事としてやるのかどうかですね、お伺いしたいと思います。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これは造成工事2600万円は清水沢の残りの分でございます。ですから、現在集会所がちょっと小さいのあるのですが、そこから上の段、これは二段分でございます。約2000平米でございます。そこに5棟10戸の建築する予定でございます。宮ノ沢については、あういう現在の三段ほど傾斜もあるのですが、あの地形を生かしながら、ただし道路については6メートル、一部4メートル道路があるんですが現在の幅員よりも車が通行できるような幅員になる予定でございます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次に118ページですが、15節町道学校線、これは富谷小のことだと思うのですけれども、それで歩道の改良工事4100万円入っておりますが、この工事の内容について伺います。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 学校前線延長は313メートルございます。議員の方からも以前より朝のですね、交通ラッシュの際の子供たちの安全性をというようなことで、交差点を乗り越え両サイドに横断防護柵を設置する予定でございます。他、歩道の透水性舗装あるいは交差点部分のカラー舗装なり危険を回避するような交通安全施設、というような三本立てで考えてございます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) その工事は年度内に完了なのか年内に完了なのかですね、工事の時期についてお伺いします。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 一部、二路線ございますので測量設計の方、最初いたしまして、秋口から学校前線に集中して年度末までこの路線を終了させたいと考えてございます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次に116ページの町道穀田線の歩道問題ですけれども、新設で2億円という予算がついてようなんですが、これはここの地図にも配慮される部分書いてありますけれども、これは一挙に全部やるのかですね、それとも年度計画でやっていくのかお伺いしたいと思います。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これにつきましては、町長の方から一般質問でもお答えいたしておりますように極力早めの整備を終了したいというようなことでございますが、予定ではこの図面の左側が南側ですので、南側の一部大清水地区で2メートルの幅員だったんですが、これ付けたところがございます。そこからスタートしましてジャンクション幅員へ本年度は一応400メートル予定してございます。なによりも用地協力並びに移転協力が第一と考えてございます。21年度前半はそちらの用地交渉の方に全面的に努めていきたいと考えてございます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) この歩道はですね、車はかなり多いところなんですけれども、歩道とすればその辺の対策も考えなくてはならないのですが、ガードレールとかですねどうなっているのかお伺いいたします。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) この路線につきましては、現在の設計構成が速度40キロメートルで設計されております。今度、速度50キロメートルで歩道幅員が3.5メートルの車道が7メートル、路肩を含めて7メートル、トータルで10.5メートルというような幅員構成になってございます。当然スピードが上がればカーブも緩くなるというようなことで現在も危険箇所についてはかなり解消されるのかなというような考えでございます。当然、川の移設もございまして必要な箇所には必要なだけの防護施設を設置する予定してございます。当然、川が並列になるところについては最優先で防護柵が設置される予定となっております。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 最後の質問でちょっと認識不足の質問になりますけれども、106ページのですね、19節、農作物有害鳥獣対策協議会25万円とあります。これはなんのための補助金なのかお伺いいたします。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) こちらは、春と秋に行われます有害鳥ですね、カラスとかそういったものの駆除を年2回やるのと、それから熊出没の際にですねこちらの方で協議会の方で対応していただくというような形でございます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 現在富谷をですね、団地開発が進みましてこの山林などがかなり減ってきているわけですね、従って鳥獣用の需要の方はどれくらいいるのか分かりませんけれども。それで鳥の方もですね、果たしてその有害な鳥獣がいるのかどうかですね、この辺も詳しく分かりませんけれども。なんか最近この間もニュースによりますと温暖化の関係ですずめがぐんと減ってきてですね、すずめは稲の害をする害鳥だといわれておったんですが、このような状況の中でですね、果たして農作物の有害鳥獣対策というのは出来るのか出来ないのかですね、その富谷の実態を伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) この駆除を行う際には仙台振興事務所の方に事前にそういった鳥の種類を何羽を捕獲しますというよいうな申請をして、県と協議を進めて許可をいただいて実施するということでございますので、こちらにつきましては少なくなっているとか、害があるとかというふうな部分を含めましてですね、指導をいただきながら進めている事業でございます。

委員長(山路 清一君) 他に質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君) 112ページお願いします。仙台宮城デスティネーションキャンペーン推進協議会、20万円あるわけですが、これはもう既に私の記憶では終わっている問題だと思うのですが。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 20年度で行われましたデスティネーションキャンペーン。
災害があったにもかかわらず、なんとかデスティネーションキャンペーンでかなりの有効的な事業展開が出来たということでこのままその組織協議会を失くすのはというご意見がございましてポストDCということで規模を少し縮小した形で、また来て宮城というようなキャッチフレーズで21年度も行うということでございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) それで、114ページ。道路台帳と管理システム二つ一緒にお願いしたいのですが、それぞれ減ったり増えたりはしてはいるわけですけれども、この理由はどういうことでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 道路台帳補修正につきましては、これにつきましては平成20年度、本年度では改良なり側溝整備なりあるいはガードレール付けたりとかという工事が発生しますのでその部分修正をした修正をするものでございます。あくまでも前年度工事をトータルで次年度に見直すということでございます。都市整備については当面のシステムの導入しておりますのでその辺の保守料でございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) これもシステムの中にですね、例えば電柱とかそれからカーブミラーとか、こういったものもシステムの中に入っているものなのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 現在まだ入っておりません。今後いろいろ検討していっていきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 122ページ。ここに成田のせせらぎ水路関係がですね、3つほどあがってるわけですが、それぞれいきますと396万3000円なってる、私の計算ではそうなっているのです、成田のせせらぎですけれども、これは毎年このようになっていくということでよろしいですか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) そうでございます。水路につきましては延長は740メートルございまして、そこに循環槽、冠水槽が二箇所ございます。それは年4回清掃します。それから循環ろ過装置につきましては年12回、毎月1回点検するものでございます。それから水路の日常清掃につきましては10月から12月の落ち葉時期ですね、これは集中して20回やる予定になっております。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 毎年、毎年この400万円くらい永遠につづいていくというふうに考えたら何か対策というものを考えてますでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 施設を有する限りは単価の高い安いというのはまた別の話しですけれども、維持管理費はかかる予定になっております。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) ですから、将来的にもどうにかしようという意識はありますか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 私どもこのせせらぎ水路、成田地区の目玉ということも認識してございまして、この施設につきましてもいると言う方も、いらないと言う方も中にはおられまして、いろいろご意見をちょうだいしているところでございます。私どもとしましては地区の環境整備にも役立って環境を提供する場にもなっているということを認識しまして、出来得る限り良好な維持管理をしていきたいと考えてございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 東向陽台地区に今桜の木があるわけですが、これの剪定といいますかテングス病対策というのはどの部分に入って…。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 特にこの部分というのはございませんで、グリーンベルトの桜のことだと思いますが、あれも一応もともと町内会さんで植樹されて今ある程度の大きさになったのがちょっと作業自体が高所作業車等を搬入しなければできなということで、2年くらい前から町の方である程度、手をかけていきましょうということで維持管理しているものでご要望があれば出来る限り経費をかけないようなかたちで必要な箇所に必要な手を入れたいと考えてございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 262ページ。ごめんなさい。水道の方でしたのですみません。

委員長(山路 清一君) 他に質疑ございませんか。この際4時まで休憩いたします。
午後 3時46分 休憩


午後 4時00分 再開

委員長(山路 清一君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。安住委員。

委員(安住 稔幸君) 34ページの労働費県補助金で先ほどもお話をお聞きしたんですが、緊急雇用創出事業臨時特例交付金、またふるさと雇用再生特別基金事業というものがありますが、これは先ほど二つほどお聞きいたしましたが、その他にどういった事業に使われているか詳細をお願いいたします。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) まず、緊急雇用創出事業臨時交付金の方でございますが、こちらにつきましては、町民生活課の方で三事業、それから総務課の方で一時業、学校教育課の方で二事業、そして都市整備課の方で一時業ということでございます。具体的には町民生活課の方では合併処理浄化槽の促進ということの事業でございます。それから、環境美化促進ということで集積所パトロール等に不法投棄されたものの回収業務等も含めましてこちらを直接雇用して環境美化に努めるということでございます。それからもう一件はゴミ集積所の台帳整備ということで町民生活課は三件でございます。それから学校教育課の方につきましては小学校の補助教員というふうに聞いてございます。それから同じ内容で町立幼稚園と、それから都市整備課につきましては大亀山森林公園の間伐業務で、産業振興課といたしまして先ほどご説明しました松くい虫の調査、それから森林の整備、それから松くい虫を調査した、松くい虫の防除ということで三件でございます。詳しい内容につきましては各担当課でご確認いただきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 今の緊急雇用とふるさとと両方合わしてのものでしょうか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 大変失礼いたしました。ふるさと雇用につきましては、生涯学習課の方で埋蔵文化財発掘調査にともなう現場作業及び室内作業の業務ということで平成21年度は3546万6000円、21年、22年、23年の三ヵ年の継続事業で合計1億2800万4000円という事業費で県の方の申請をしているところでございます。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) この交付金によります雇用される人数、延べどのくらいになる予定でしょうか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 各々雇用の事業費の7割くらいは雇用するようにという県の指導もございます。全事業合わせまして142人という試算でございます。これも直接雇用もございますし、委託もございますので、その辺では個別の事業ですので、この辺も詳細はご確認いただきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして、116ページ。道路維持費の方になりますか、13委託料の上の方に剪定枝等炭化処理業務。大分前に聞いたことがあるのですが、これ1200万円とあります。これすごい金額だと思うんですけども、この辺詳細もう一度詳細お願いします。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これにつきましては、道路除草並びに街路樹剪定並びに学校関係、公民館関係全ての公共施設で発生します草と樹木剪定や、これは現在庁舎ちょうど北東側の町有地でございますが、そこにいくらかをストックしまして、最終的に全てをチップ化してこの炭にまでして還元するというような業務でございまして、現在予定での数量なんですが、枝葉等で1750立米、かなりの量でございます。それから草で790立米、今までの実績を見まして見込んでございます。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 確かこれを炭にしたものをその後の処理については、業者に全て任せているようないうこと何年か前だか聞いたことがあるんですけれども、そのようなやり方でしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 現地でチップ化機械を持ってきまして、そこはダンプで、現在北部工業団地内に森林組合で所有しております、宮城県森林組合連合会で所有しておりますその炭化処理施設に持って行き、この炭についてはその施設である程度ストックしながらいろいろですね、製品の中に混入したりそのままで売っているというようなことをしているものでございます。それは差し引き分の手当てを当町で負担しているものでございます。委託して負担する部分です。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして同じページで先ほども説明いただいたんですが、いちょう大橋等耐震補強調査設計あと鶴巻橋ということですが、もう一度すみません詳しくお聞かせください。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それではいちょう大橋これは先ほど路線名で富ヶ丘明石線で、富谷高校のすぐそばの東北縦貫自動車道にかかる橋でございます。県内、跨道橋、跨ぐ道の橋ということで、跨道橋はかなりの数はございます。NEXCOさん元の日本道路公団ですが、民営化される前からいろいろお互いに協議しながら進めておりまして、県内でも数少ない耐震化の橋の一つであるというようなことで、緊急道路、縦貫道自体は当然緊急道路に指定されておりますので、それらの被害を未然に防ぐというようなことで町側へも早めに耐震化について処置できないかということで相談があったものですから今回計上させていただいたものでございます。次に鶴巻橋、今泉地区の西川に架かる橋でございますが、これは鉄の橋、鋼製の橋でございまして、西川に架かる県の管理の河川なんですが、西川に架かる橋につきましては鋼製の橋が結構多くございます。それで、昨年、今年と県の指導を仰ぎながら自前でも4人一組のグループになりまして、点検調査させていただいたところでございます。普段なかなか処置できないといいますか、点検出来ない箇所等もじっくり今回点検してですね、どうしても鋼製については錆びればほとんど落橋もしかねないということで、早めに手を打たなくちゃいけないような状況にあるというようなことで判断しましたので、他にも何橋かあったんですが、そこを第一優先と考えて今回調査計上させていただいたものでございます。以上です。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 次に穀田線の歩道についてであります。118ページになりますけれども、先ほど同僚議員の質問いたしまして今回は400メートルほどの実際に工事には着手するようなお話し聞いてと私は理解したのですが、その南側の大清水区間この図面ですかいただきましたこの大清水区間の400メートルを初めに今年度着手するということでよろしいのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 大清水区間の終点側から400メートル着手するというようなことでございます。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) それでですね、こちらの道路工事におきましてこの道路に接続している町道幾つか、その近辺にお住まいの方と繋がっている町道が幾つかある訳なんですが、その何百メートル奥に入ってご自宅があるそういうお住まいの方とか、事業をやっている方なんかもいらっしゃるわけなんですが、そこの道路が非常にやっぱり狭い、またはということでありまして路肩が非常に弱い状態になっておりまして、大型トラックまでは行かなくても中型トラックとかそういったものが安心して走れるように町道改良するべきだと思いますけど、この工事と一緒にすることはお考えなかったでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 個々に接続している町道はございません。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) ああ、そうですか。私、大分前に都市整備課の方にお聞きしましたらあるということで、お聞きしましてだったんですが、実は町道は一切これに接続している町道は無いということでよろしいのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 起点側、大清水側だけでございます。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) じゃあ、それは私もう一度確認取ってみます。続きまして110ページお願いいたします。商工費であります。これにですね、商工振興費に入るでしょうか。観光物産振興対策事業ということでまとめて88万8000円ということで、右の方に載っているのですがこの明細は何々でしょうか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) こちらの方につきましては、まず観光パンフレットの増刷、20年度でも7千部を作製させていただいたんですが、DCキャンペーン等で在庫が千部程になりましたので、これを増刷するものでございます。これが、約28万円、それから負担金関係でございまして、先ほどもご質問ありましたポストDCで20万円、それから宮城黒川地域地場産業振興協議会の負担金10万8000円、それから仙台鍋祭り昨年、関係町村と出店したんですが、こちらも21年度も引き続き行うということでございますのでこの辺の賄い代を計上させていただいているところでございます。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) わかりました。この中で、宮城まるごとフェアというのがございまして、毎年質問させていただいているのですが、今度、その鍋祭り、鍋祭りも別にあるんでしょうけれども、この時にも是非とも鍋をですね、宮城まるごとフェアの時に出店してはいかがとおもいますけれども、どうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山 吉信君) 宮城まるごとフェアにつきましては、おんないん会それからブルーベリー生産組合、それから北海食品さんということで、一応ブースを20年度出店をしていただきました。この宮城まるごとフェアの負担金を計上させていたいておりますので、鍋につきましては鍋祭りの時にということで、考えてございます。

委員長(山路 清一君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 最後でございます。122ページです。122ページ都市計画費の13委託料の中で、ちょっと教えていただきたいのですが、この中に13委託料の中に下の方でありますけれども、園内日常清掃業務とか砂場除菌業務、それに緊急用委託料とかあるんですが、これちょっと明細どんなものでしょうか、あとまた地域がそのやる地域があると決まっているのでしたら教えていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) まず、園内日常清掃業務につきましては大亀山森林公園でございます。トイレ等4月から11月まで週1回ですか、35回を見込んでございます。現在、シルバー人材センターに委託してございます。それから、砂場除菌業務。これは77都市公園のうち54公園の砂場を有する公園の砂場の除菌でございまして、4月、8月、現在年2回を予定してございます。それから、緊急用の委託料というのはこういうふうに項目ごとに予算管理されておりまして、いざ、なににも該当しない業務が発生した場合にどこからも緊急に支出できないということで、30万円確保しているものでございます。以上です。

委員長(山路 清一君) 他に質疑ございませんか。質疑なしと認め、これで質疑を終わります。以上をもちまして本日の議事を終了いたします。なお、次回は明日11日水曜日午前10時に引き続き行うことにいたします。
本日は、これにて散会をいたします。
  午後 4時16分 散会

平成21年予算審査特別委員会(第3号)

平成21年3月11日(水曜日)

富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 山路清一   
  • 副委員長 今村寿    
  • 委員 千葉達
  • 委員 相澤武雄   
  • 委員 浅野幹雄    
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子    
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 高橋敏夫   
  • 委員 磯前武    
  • 委員 市川壽藏
  • 委員 菅原傳   
  • 委員 相澤榮    
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二   
  • 委員 小川昌義    
  • 委員 小泉光

欠席委員

  • 委員 土樋輪康雄

職務のため出席した者の職氏

  • 議長 渡邊俊一

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊    
  • 教育長 千葉芳樹
  • 町民生活課長 奥山育男    
  • 町民課長補佐 赤坂松子
  • 町民課長補佐 浅野康則
  • 子育て支援課長 八巻恵美子   
  • 子育て支援課長補佐 富澤裕
  • 健康増進課長 小松巌    
  • 健康増進課長補佐 泉川潤哉
  • 長寿福祉課長 千葉美智子     
  • 長寿福祉課長補佐 安積春美
  • 長寿福祉課長補佐 矢田守
  • 学校教育課長 瀬戸けい子    
  • 学校教育課長補佐 佐々木俊男
  • 学校教育課長補佐 神田能成    
  • 生涯学習課長 佐藤信夫    
  • 生涯学習課長補佐 石川康一
  • 生涯学習課長補佐 斉藤洋子  
  • 生涯学習課長補佐 齊藤英夫

会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁 雄    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子

午前10時00分 開議

委員長(山路 清一君) 皆さんおはようございます。本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、ただいまから「予算審査特別委員会」を開きます。

議案第7号 平成21年度富谷町一般会計予算

委員長(山路 清一君) 議案第7号、平成21年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
 なお、本日の日程は一般会計のうち町民生活課、子育て支援課、健康増進課、長寿福祉課、及び教育委員会の所管に属する予算について審議をいたします。
  これより各担当課長へ議案の説明を求めます。最初に町民生活課長、次に子育て支援課長、健康増進課長、次に、長寿福祉課長、次に学校教育課長、次に、生涯学習課長という順序で進めますのでよろしくお願いいたします。それでは、町民生活課長。
 [町民生活課長、子育て支援課長、健康増進課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(山路 清一君)これより質疑に入りますが、一言お話しいたします。予算審査委員会は今日で3日目でございます。本日は担当課も多く、質問のほうはページ、款項目に沿って一問一答でお願いいたします。また、質問者は質疑事項に徹し、簡単明瞭に、また、答弁者は簡潔な答弁をお願いしますとともに、本委員会のスムーズな議事進行につきまして特段のご協力をお願いいたします。それではこれより質疑に入ります。質疑ございませんか。細谷委員。

委員(細谷 禮二君)簡単に、こう7つぐらい質問したいと思います。まず146ページ。生涯学習専門指導員とありますが、その専門指導員は何名ぐらいいるんですか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)1名でございます。

委員長(山路 清一君)細谷委員。

委員(細谷 禮二君)それから芸術文化活動団体と、これは芸術協会・文化協会を指しているのではないかなと思いますが、それにどのぐらい加盟しているのかちょっと、芸術関係・文化関係を教えていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)申し訳ございません、資料がないので、あとでということでよろしいでしょうか。

委員長(山路 清一君)細谷委員。

委員(細谷 禮二君)じゃあ、次の質問に入っていきたいと思います。148ページには富谷マーチングフェスティバル、それで、あ、146ページですか。146ページにはマーチングフェスティバルに250万ずつこうありますが、これは同一のものなのか違うものなのか、ちょっと教えていただきたい。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)同じものでございますけれども、この表、左手にはその事項別に金額等載せているものがございますけど、右手一番表の右側ですね、その事業をまとめたかたちで記載してますので、同じものなんですけど、それぞれの記載の方法が違ったと、あの、一番説明の欄ありますけれども、その金額、まあ報酬とかその金額、その次に事項別にこう書いてますが、その中に書いているものと、あと一番右手に書いているもの、これがあの、事業ごとにまとめてですね、この事業ではいくらかかるのか、たとえばあの、消耗品とか、あとは備品とか、そういったものを全部含めて事業費としていくらなのかっていう、改めて右側にこう再述しているようなかたちの表現になってますので、同じものです。

委員長(山路 清一君)細谷委員。

委員(細谷 禮二君)そうした場合に、ふたつにこう、分けないで富谷マーチングフェスティバルでおまつりですか、これ発表会ですか、そういうものでやはり500万っていうことでこう出した方がいいんじゃいかなとこう思いますが。(「中身ちがうよ」の声あり)えーと、じゃあ次のところへ入っていきます。158ページ、一番上のところで、スポーツ団体育成・人材育成事業とこうありますが、いくつのスポーツ団体なのか、そして人数は何人か。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)ここの表現なんですけれども、じつはあの、育成団体はですね、体育協会加盟の12団体のほかにも中学校とか、そういう団体も含めながら、あるいはあの、個人のですね、全国大会あるいは東北大会そういったところの出場に際しての費用というものも含めながらの表現になってます。ていうので、なんていうんですかね、その団体数はいくらなのかっていうところでちょっと、さまざま体系があるので表現ちょっとできないというところです。

委員長(山路 清一君)細谷委員。

委員(細谷 禮二君)その下のところにニュースポーツ推進事業とこうありますが、そのニュースポーツの種目、何々をこう推進していくのかちょっと教えていただきます。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)そのニュースポーツの普及に関しては毎年7月にですね、スポーツフェスティバルというかたちで開催をしているものがございます。それには小学生の5色綱引き大会、それからソフトバレーボール大会、あるいはグラウンドゴルフ大会、ユニカール大会、シャッフル大会といったところでそういったあの、ニュースポーツの普及のための大会費用等がここに含まれているものでございます。

委員長(山路 清一君)細谷委員。

委員(細谷 禮二君)その下のところで、生涯スポーツ活動振興事業90万円と、どのような活動をしているのかちょっと教えていただきたい。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)さきほどもちょっと触れましたけれども、個人あるいは団体で東北大会以上に出場する際の補助金、そういったものがここに該当するものでございます。

委員長(山路 清一君)細谷委員。

委員(細谷 禮二君)その下のところへ、健康体力増進事業と、どんな、内容はどんなことやってるのかちょっと教えていただきたい。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)総合運動公園の武道館のほうにですね、トレーニングルームを設けてますけれども、そこの機器等の修繕それから備品等で配備していくという、そういった予算がここに入ってます。

委員長(山路 清一君)細谷委員。

委員(細谷 禮二君)最後です。富谷のあのグラウンド内ですか、A,B,C,Dとこうありますが、あそこのトイレの方が数が少ないんじゃないか。トイレは大丈夫なのか。町民体育祭のときには仮設トイレとかそういうのが増設されていますが、今後大きな大会が開催される予定があります。それで、あそこのトイレの増設とかそういうのは考えていないのか、町長さんに最後にお伺いしたいと思います。

委員長(山路 清一君)若生町長。

町長(若生 英俊君)トイレの増設の話は耳にはしておりましたけれども、町民体育祭のようにですね、臨時仮設の対応で、どこまでできるのか、常時、今の設備の中で限界を越えているのか。その辺を十分吟味検討していきたいというふうに思います。

委員長(山路 清一君)ほかにございませんか。小泉委員。

委員(小泉 光君)はい、伺います。74ページの20節、扶助費、ここにですね、施設訓練等支援費ということで7390万上がっているんですが、これの中身を伺います。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)これにつきましてはですね、身体と知的の方々の通所でケアを受けているところでございます。身体に関しましては6名の方、知的に関しても9名の方ですね。あと入居も入っております。そういう方々の障害者に関するケアの分の経費でございます。

委員長(山路 清一君)小泉委員。

委員(小泉 光君)次は違うページにいきます。96ページの19節、負担金補助及び交付金、資源集団回収奨励補助240万の使途というのはどういうところでしょうか。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)これは子ども育成会とですね、おもな交付団体は子ども育成会が主でございます。

委員長(山路 清一君)小泉委員。

委員(小泉 光君)それではまた次いきます。146ページ、1節報酬ですね。大清水セキベイと読むんですか、セキメイと読むんですか、難しい字でちょっとわかんないんですが、維持管理業務で32万2千円載っかっていますが、ここのその具体的な作業というのはどういうことが行われているでしょうか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)大清水石盥(せっかん)ということになりますけれども、これがどういう事業なのかというところですけれども、これはあの主に草刈り、周辺の草刈業務、そういったものが主なものになります。

委員長(山路 清一君)小泉委員。

委員(小泉 光君)156ページをお願いします。15節工事請負費、あけの平公民館大ホール音響設備取替工事の126万円なんですが、ここの内訳とそれぞれの金額をお願いします。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)申し訳ございません、資料あとで。

委員長(山路 清一君)よろしいですか。ほかにございませんか。佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)78ページです。ここのところに認可保育所の運営費が増えているのがありますがその理由を伺います。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)認可保育所の運営費の増加につきましては、入所者数の増加を見込んだものです。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)定員を増やすということですか。増やすとすれば何人から何人ということなのですか伺います。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)定員は90名となっておりますが、5月以降25%増というのが可能となりますのでできる限り待機もありますので入所していただくというかたちで考えております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)これは以前にも伺いましたが、25%増しは可能になりますが、施設のその余裕とかっていうところはまったく問題ないと考えているのでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)県の基準に則ってやっております。一人に対しての平米数を考え、保育士の数も基準に沿ったもので行っておりますので、25%増でも大丈夫、やっていける運営状況です。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)その次にあります補助金のところに認可外保育施設運営費補助が出ています。19節ですが、これは3箇所という説明でしたが、それぞれについて金額を教えてください。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)すみません、3箇所の施設なんですがちょっと詳しい金額についてはのちほどお示ししたいと思います。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そこにいる3箇所の認可外の保育施設ですが、そこにはですね、その基準、定数というものがあるはずなんですが、定数と実数についてはどのようになっているでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)認可外保育所、プラム保育園につきましては、定員が45名に対しまして現在40名で、おひさま学園は120名定員に対しまして70人、ちびっこランドは30名に対しまして17名の人数になっております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)今後その町の方針として、認可外保育施設について待機児童の受け入れということになっていくと思いますが、その認可外の保育所は基準はどのようにね、最低基準といいますか、スペースの問題などありますが、そういうのはどこがどうやって管理しているのでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)町で認可外保育としまして運営費補助を出させていただいておりますので、県の監査のおりに町も一緒に同行しまして基準に沿って運営がなされているかというところで施設の中に入りまして一緒に基準に沿った検査・審査をしております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)それはこれまでもそのようにしてきたし、これからもするということなのですか。回数は年に何回ということになりますか。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)基本的には年1回の審査になりますが、これからに関しましてはいろいろな行事等々でも招待とか来ていまして、見る機会というものは増えていくかなと考えております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)92ページお願いします。一括送付委託業務というのがありまして、先ほどの課長の説明で去年何通も届いたということで、大きな封筒に入れるということでしたが、これは実際にはどのようにしてですね、何がどうなっていてこういう方法をとることになったのか、説明を少しお願いしたいと思います。

委員長(山路 清一君)健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君)昨年の特定健診に変わりまして、特定検診の受診票、それから結核肺がんの受診票、それから大腸がん、あと生活機能チェック等の受診票等が同じ日に4通、最大で4通届いたということもございまして、やはりあの、それをまとめてはということもございましたので、それをひとつの大きな袋にまとめて最大で4つになると思われますけれどそれをひとつにまとめて発送するということで送料を減額するというようなかたちで考えまして今年度実施することとしております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)こっちから送る分については送料は確かに安くなるかもしれませんけど、その業務委託をするということで、そのあたりのプラスマイナスといいますか、それはどうなんでしょうか。計算、プラスマイナスについてお尋ねします。

委員長(山路 清一君)健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君)委託業務と、業者が決まりましてそこの委託するということも考えておりましてですね、やはりあの、その量については増えると思われます。ですから郵送料と実際の委託料、それを勘案しているところでございますけれども、今回は目で分かるということでひとつにさせていただくということでございます。ですから検証させていただいてですね、どのぐらいの、昨年との違いが出るか、実際の数字で見てまいりたいと考えております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)これまでは健康に関するということでかなりの個人情報のものがあったわけですよね。で、その個人情報については約束されるのかね、どこに委託するのかということもあるかと思いますが、それについてはどうなんでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君)個人情報についてはこれまでどおり守られるということでございます。委託先についても健診団体と考えておりますので健診団体が受診票を送るときにそれぞれ、それに一つの袋に入れるというようなかたちを考えております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)これは他の自治体でもすでにやっていることなのか、富谷が新しく考えた方法なのか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君)今回は4通も送られたという住民の方々からいろいろご意見をいただきました。ですから富谷町として考えた結果でございましてですね、ほかの町村等っていうことは見ておりません。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)衛生費のところで伺いたいと思います。98ページです。ごみ焼却業務です。これはあの、この議会の中に補正もありましたんですが、ごみの焼却業務です。葛岡単価から松森単価に変わったということでしたが、そのときの説明ですね、葛岡単価がこれまでいくらだったのか、松森になってどうなったのか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)葛岡単価につきましては、100キログラムあたり852円でした。それで今回松森単価1291円というふうなことでございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)その違いというのはどういうことで起きていると町は説明なり、その、認識しているのか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)仙台市とのごみ処理事務委託協定に基づきまして、松森工場が稼動しましてそれで1年間通しまして、経費が翌々年に分かるわけです。それで、分かる前についてはじゃあどのようにその委託料を算定するかといったときに、松森工場の実績がありませんでしたので、葛岡の工場での経費、そちらを請求、当初のですね、委託料ということで請求されることになってます。それが松森工場での経費が確定したということでその差を精算というかたちで支払するようなことになってございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そうしますとその、100キログラムあたり1291円というこの単価は、ずっとこのままの単価で町が事務委託するということでいいのでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)こちらの経費はですね、松森工場で処理量に要した人件費物件費、そういったものを合わせてですね、その年に100キログラムあたりに換算していくらになるかと、そういったところで算定されます。そんなもんですから、多少は流動的でございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)ここの事務委託のところで、申し訳ありません、この間の補正が入っていないんですが、当初だけのその、比較ですが、上がっているわけですね。7721万1000円。これは補正をしてその葛岡単価から松森単価になったということと、それからそのごみの排出量が多くなってきているということでの増額分なのか、それはどれぐらいがどうで、実際に焼却にかかるのがどれくらいということに、按分ですね、それはどうなっているのか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)この処理単価、処理費用を算出する上では、その焼却、まああの、当然あのごみ処理、補正の分はですね、精算分はごみの処理量が増えれば当然その単価に基づいたその処理料が精算金になりますので、ごみの量が増えれば精算金も増えるかたちになります。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)それでね、あの人口も増えてくるわけだから、人口に比例してごみは増えていくんですけど、やはりここのところでエコという観点からごみの削減を図らなきゃならないと思うんですけど、それでいくと、その自然増の分がどれくらいなのかということを見込んだかというね、で、そのことを伺いながら、次に、それではその削減をどう考えているかっていうことで伺いたいと思ったんです。どうでしょうか。あの、お願いします。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)ごみの減量化に努めておりますので、ごみの処理量は今回21年度の予算計上にあたりましても、大きくごみ量を増やしての予算計上が増額になっているものではございません。ごみ処理量のほうは前年並みの処理量で見てございます。ただあの、今回のその21年度の委託料が大分上がっているというのがですね、対前年、当初予算比で比べて上がっているんですが、当初予算はこれまで当該年度分の処理量に対する単価でかけた委託料でしか算出してなかったんですが、今回は今年3月に補正予算で精算金を補正で増額させてもらったんですが、今回の21年度予算はその精算金に相当する金額もですね、単価差が今わかっておりますので、その分を精算額のほうも合わせて今回計上してございます。そんなもんで、150%ぐらいの増、上げ幅になっております。これまではあの、単価の差はある程度わかっておったんですが、その処理料が確定しないので、処理料が確定した時点で補正というかたちで予算措置をとっておりました。今回はその差額のほうもですね、あとで金額差がわかりましたので、それは当初予算で組んでます量にその差額をかけまして、その分を加えて当初予算に計上しますので、今回150%ぐらいの予算というふうなことになってございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)さきほどごみの、あの基本計画も立てられるような話、説明がありましたが、廃油についてもリサイクルをという声がありますし、生ごみのですね、これは一番そのカロリーを必要とするところですから、削減するとすれば生ごみの分別回収も欠かせない課題になってくるとは思うんですが、これについての当初予算での検討はどうなさったでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)生ごみ関係にかかる減量化ということでは今回96ページの清掃総務費のですね、負担金のほうで先ほどご説明させてもらったとおり生ごみ処理容器のですね、奨励補助金、これで電気式生ごみ処理機については補助額上限を2万円からですね、3万円に引き上げまして、それで電気式生ごみ機の普及を図りながらごみ量の減量化を図るっていうことで今回は計上してございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)先だって松森工場で火事がありましたが、その火事について仙台市から町への報告はどのようになされているのか伺います。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)特には連絡来てございません。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)なんかこう、共同でね、運営していくという立場にあるものですから、何かしらあったのかなと思って伺いましたが、こちらからもそれでは特にどうだったのかという説明を求めるということもしていないということですか。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)新聞報道等での、その事件は承知しておりましたけれども、改めてあの、私の方から問い合わせではなく仙台市のほうからですね、連絡があろうかと思ってお待ちしていたところです。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)134ページで伺います。負担金補助及び交付金のところで、子どもまつり事業費補助金というものがあります。去年初めて行われた事業で、200万円の予算で250万円ということになっていますが、これはですね、ふつうほかのお祭りについては実行委員会へということになっていますが、事業費補助とあるのは、これはどのような形態で行われるお祭りなのか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)平成20年度と同内容、同じようにする予定になってございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)それでは実行委員会を特に作らずにということなのか、その取り組むかたちといいますかね、それについて伺ったのですがどうでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)おかげさまで平成20年度たいへんに好評を得ておりまして、あと、あのいろいろな反省点もございました。そのいろいろ反省点といいところを活かした中での事業を取り組んでいくというところで同じように、いろいろなところの指導も受けるというところで進めていく予定にしてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そうすると、主体になってやるっていうのは課長のところでまとめながらするというところでいいんですか。町が、なんていうか、するのかね。これから出てくるほかの二つのお祭りについても伺おうと思いますが、ほかのところはみな実行委員会形式になってるんですが、これだけは事業費補助となっていますのでね、これはどこが実際に動かしていくということなのか伺いたいと思いました。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)実行委員会を立ち上げてするというところでございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)去年200万円の予算でことし250万円で、50万円予算を増額していることについて、これはどういうことからこのように50万円上がったのでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)舞台発表に、去年も大変すばらしい舞台発表だというふうにみなさんからご意見いただいているんですが、より、レベルの高いといったらいいんでしょうか、いいものをというところでその50万円の上乗せを図らせていただいております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そうすると子どもまつりの中心テーマというのを、どのように考えながらその実行委員会が動いていくかっていうことなんですけど、去年のところと今年のところと同じ…(「    」の声あり)そこで座ったままで答えないで。中心テーマについて伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)いま隣で教育長が申し上げましたとおり、去年の反省を踏まえてこれからというところでございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)次のページ、136ページです。賃金のところに、特別支援教育支援員700万円とあります。これは今回の国からの対策を活用した取り組みですが、詳細な説明をお願いしたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)小学校7校に一人ずつ支援員を配置するということにしてございます。で、一日の勤務は5.5時間ということで、低学年の生活支援と学習支援を考えてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)これは6ヶ月未満が条件になっているかと思いますが、6ヶ月間だけ配置するということになりますか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)特例措置で一回の更新ができるということになってございますので、1年以内というところで考えてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)6ヶ月が1年になるということですが、その後についてはこの国の対策はもうなくなるわけですよね。せっかくそういう、いい、人に対する補助、援助ができているのに、これで1年でなくなるっていうのはすごくもったいないなあと思うんですが、継続については担当課としてはどのように考えていますか。伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)1年させていただいてですね、みなさんのご意見を受けながら継続するかどうかの判断をしたいというふうに考えてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)142ページです。これはその、同じようにですね。今回出てきている、緊急雇用創出事業臨時特例交付金の中で、幼稚園に対して人の配置、園児と接するための予算が設けられて、250万あったかと思うんですが、それはこの幼稚園の中の何処に出てきているでしょうか。伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)7節賃金の1399万円1千円の中に2名分、富谷幼稚園と東向陽台幼稚園に1名ずつ配置する臨時職員を含めてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)その人たちも先ほどと同じように6ヶ月ではなく、1年ということになるのですか。伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)前回、小学校と同じように6ヶ月プラス1回の更新で1年というふうに考えてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)それでは、その活用のしかたは学校と同じようだと、同じということでいいかと思うので、それでいいのかということと、今度こっちです。あの、幼稚園ですね、幼稚園ですけれども、去年のところでいきますとその賃金のところがね、臨時、賃金で8人の支出がなされています。臨時で3人で、パートで5人だという説明がありましたが、今回はその増額した分で全体としてはどうなるのか、この2人を含んだ人数でお知らせください。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)今回で10名になります。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)10人ということは、臨時が5人、パートが5人ということでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)8時間勤務の方が3人ということになります。それ以外の方は5.5ということです。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そうしますと、富谷幼稚園には、その人たち、10人の人たちが何人で、東向陽台には何人ということに配置されますか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)東向陽台には3人、それ以外は富谷幼稚園ということになると思います。ただ、その8時間の方についてはまだ人事の部分が分からないところがありますので、何人というふうには申し上げられないところでございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)それで、その幼稚園の職員の数ですが、去年6人だった職員が一人減って5人になっていますがこれはどういう理由からでしょうか。伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)産休でお休みして育児休暇に入っている先生が幼稚園のほうから総務課のほうに変わっているというところでございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)富谷幼稚園と東向陽台幼稚園にクラスがありますよね、そのクラスの担任はすべてその正規職員が担任しているということなのか、そうではないと思うので、その臨時のね、先生がクラス担任に入っているのかなということを思うんですが、保育所では去年が5人、今年4人正規で採用されたということもありまして、これについてもですね、クラス担任はずっと同じ先生が続けられるような配慮をするべきではないかと思いますが、どうでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)平成20年度は富谷幼稚園が4クラスのうち1名、それから東向陽台幼稚園が2クラスのうち2名が正規職員になってございますが、21年度につきましては、人事の方に今お願いをしているところでございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)148ページです。さきほどの子どもまつりのところから引き続きでお考えいただきたいと思いますが、今年ふるさとまつりが550万円になったわけですが、当初から比べるとかなり上がってきたかなと思います。その550万円、去年が500万円、今年が550万円になったという、その理由についてはどういうものでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)十三夜魂のふるさとまつりも2年を経過いたしまして、さらに充実させたいということでの50万円の増額になります。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)2年見ましたけれども、出店も多数あるかと思いますが、その、町だから出店料とかっていうのはないのかな、あるのかななんていうふうに思うわけですが、その出店料だとか、そのまつりに出す賛助金みたいなものは基準とかあるんでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)出店料の基準というものは実行委員会の中で取り決めて出していただくかたちになってございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そうすると、あの、ほんとうに仕事をしているような人、海産物とかありましたし、そのほかにバザーでこうやっている人たちがあるわけで、そういう人たちとはその、実行委員会が基準を決めて、ここのブースについてはいくら、ここのブースについてはいくらというふうにして、お願いしているということでいいのですか。そうすると、そこに集まってきたお金と、富谷町がその、なんでしたっけか、負担補助及び交付金で出している、そことの兼ね合いといいますか、それはどのように精算されているのですか。それで、その50万円が必要だったというのは、何に対して、さっきは子どもまつりは舞台のところっていうふうにいいましたけど、この50万円はじゃあ、どのような理由から増額ということになったのですか、伺います。一問一答でなかったな。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)出店料につきましては、一律ということでもなく、その、地場産品を出店する、その店については無料でということで考えをしてございます。そのほかが、1万円とかそういうかたちでいただくということになってございます。それで、昨年のおまつりなんですけれども、町のほうから500万円の補助をいただいて、さらに富谷のジャスコさん含めて協賛金が84万7000円ございました。それで、それからあの出店料ですが、大体64万6000円ほどございまして、総額で649万円ほどの収入になってございます。支出の方ですけれども、大きくは野外のステージ作り、そういったところも大きくなってございました。さらにあの去年は特別に「月の音舞」ということで、新たにですね踊りを作成して、それが62万円ほどということでお支払をさせていただきました。相対的にですね、ジャスコさんからは50万円を協賛金としていただいてましたけれども、これはもう打ち切りということになりますので、その分が入ってこないということでその辺の50万円の、改めて町のほうで用意せざるを得ないのかなというところでございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そうしますと、この昨年並みにね、このふるさとまつりが展開されるということになると、実際は550万円でも、その出店料だとか協賛金っていうのは確定ではないわけですから、足りないということになっていくわけですが、主婦の感覚ではね、550万円しかないものだとすると、550万円でやんなきゃないのかなって思うわけですよね。そうすると、ほかから来たものを使ってそれで盛大にやってしまうということは、確かにおまつりは華々しくなるんですけど、そういう考え方でこれからも行くということになるんでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)協賛金は不確実性なお金になるということで、町のその500万円、それは確実なものですけれども、それによってまあスタートしておいて、それであと協賛金をいただいている状況を見ながら、そのおまつりをパワーアップしているというところもございますので、ないところの金を使いながらっていうことではございません。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)私はあくまでもその予算を立てたらば、予算の中でするべきではないのかなということがあります。とみやマーチングフェスティバル実行委員会がその下に書いてありまして、250万円ということがあります。これについては追加でこんなこともしましたからという出し方はこれまでしているのでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)マーチングのほうはそういうことではございません。そういうやり方はしておりません。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)それではやはり同じようにその実行委員会形式で行っているものであるとすれば、同じような対応の仕方にしていかないといけないのではないかなと思うのですが、これはどうでしょうか。伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)そのとおりだと思いますけれども、ただあの、そのおまつりに実際のお金を出していただいて、参加していただくこともそのおまつりを盛り上げる機運も高まってくるひとつの要因になるのかなということで、実行委員のみなさんもですね、そういった意識を持ちながらお願いをし、それを理解していただいて、たとえばしんまちの通りに行灯を上げるとか、そういった姿もですね、その協賛金でというところで、活用させていただいているということです。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)町長の施政方針に三大まつりという方向性が出されておりますが、9月とみやマーチングフェスティバルは確か9月だったと思います、9月、それからふるさとまつりが10月、子どもまつりが11月と、毎月毎月おまつりするわけですが、それがね、実際その、町民全部がそれに参加できるようになるかどうかっていうことも一回立ち止まって考えてもいいのでないか、なんかこうし始めると3年目で見直しとかっていうのがありますけど、そういう見直しについてはどうでしょう、考えているのでしょうか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)逆に始まってまだ2年という姿になってまして、1回目が1万6000人ですかね、昨年は2万6500人ということで、たしかにその、ご来場いただいているお客様が増えているのも事実です。減っているのではなくて増えてますので、よりいっそうみなさんに楽しんでいただけるおまつり、そういったものを作り上げていくのもひとつ大事なことだと思っております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)おまつりについて毎月というのはかなり態勢をとる方も厳しいものがあるのかなっていうような気持ちもしていますが、富谷をアピールするためにはこれもまたいいのかなと思いながら、しかしながらそのふるさとまつりの中に子どもまつりを入れると。そうなると団地の若い人たちも来るというようなこともね、ひとつの考え方としてはあるのではないかと思うんですね。この点については私の考えですがどうでしょうか。最後に、あ、ここの場所での最後に伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)それぞれ子どもまつりの目指すところ、あるいは魂のふるさとの目指すところそれぞれ違いますので、趣旨が違いますので、それぞれに開催していきたいというふうに思っております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)156ページです。公民館のことで伺いたいと思います。成田公民館ですが、これは前にもいいましたけれども、スクリーンがないんですね。それで様々なものをあそこの階段式のシートに座って行うわけですが、スクリーンがないのがなんともこう、なんていうんでしょう、せっかくの施設だなあと思うのですが、これについては今回予算のところで考えたのでしょうか。伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)成田公民館のスクリーンについては、20年度の予算の中でいろいろ検討してですね、利用度が低いというところから見合わせているということで、今回の予算も、予算取りはしておりません。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)同じ公民館の中でどことはいうことは全館に関わることなのですが、前の議会広報にも取り上げたのですが、童謡を歌う会の人たちがね、練習する場所にピアノが欲しいということをいっています。ピアノが欲しいというこの要望を町は聞いているでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)耳にはしておりますけれども、今現在各公民館ごとにピアノは配置してます。ただあの、必要ということであればやっぱりその必要度あるので、できれば不要になった、ご家庭で使えなくなった、使わなくなったそういったピアノ等があればこちらで検討させていただきながら、増やしていきたいなと思っております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)確かにあの、公民館にね、ピアノがないということではなくて、練習するちっちゃい部屋にね、30人50人集まったときに練習できるようなということがありましたので、ピアノだとか、あと電子ピアノだとかね、そういうものも検討して予算化されればよかったと思いますが、先ほどの課長のお話で進めていただきたいものだと思いますが、もう一度、答弁をいただきたいと思います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)利用のその要求度もあることはあるとおもうんですけど、ただその、部屋のスペース等々の問題もあるので、その公民館ごとにですね、その必要性もう少し見極めながら、こちらで購入ということではなくて、寄附をいただきながらということで考えて生きたいと思います。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)162ページです。給食ですね。給食センターのところですが、賄材料費のところで、今回1食10円の値上げということになっています。これがですね、たしかに1食10円だったら安いという判断もありましょうが、しかし1食10円という人もいるはずなんです。次のページにいきますと、164ページで町の補助及び負担金が出ていまして、米飯給食に伴うかかり増し分というのがあって25万2000円出ています。こういう考えでね、町がその10円引き上げるっていうのをもうちょっと引き上げるのを抑えて、町の補助という道はなかったのかどうか、その点について伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)10円の値上げにつきましては学校給食運営審議会で再三にわたりまして審議していただきまして、委員の皆さんのご意見の中では10円の値上げではとても足りないので30円50円というご意見もございました。ただ、この10円の値上げにつきましては賄材料というところの中のくくりでさせていただいておりますので10円というところでみなさんにご理解をいただきたいというふうに思っております。それで10円の中身でございますけども、主食としておりますパン、それからごはん、牛乳ですでに5円の値上がりが予想されておりますので、実際には5円ぐらいの材料の増というふうに考えております。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)164ページのですね、学校給食センターについて伺います。昨日、新し く建設されるという地図が議員に配布されました。この場所だなということが分かったわけですが、これについては、学校給食提供できる流れですかね、何年何月を目処にしていくというのか、まず伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)平成23年の夏休み明けを目指してございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そうしますと、これから2年後というわけになるわけですが、今の第一センターがすごい窮屈だということで大変な思いすると思うんですが、もう少し時期を早めるということは可能ではないんですか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)造成、平地に建てるものではないものですから、造成等々の期間が必要になります。ですのでこの2年というのも本当に限度の厳しいところでの期間かなというふうに考えてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)新しい場所に建てるわけですが、今造成ということがありました。そうしますと、造成だとか基本設計、実施設計、地質調査など全部含めてすべての経費といいますか、学校給食センターにかかるすべての経費はいくらという予定になっているのかお願いします。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)今回予算を計上させていただいております基本設計実施設計の中でその具体的な数字が出てくるかと思います。その土地を購入しなくてはならない部分もございますのでその辺の金額も調査の上でということになりますので、今いくらというふうに申し上げる段階ではないと思います。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そうしますとそれはどの段階だったら議会に対して明示される時期になるのでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)実施設計が出てきたあたりには数字的なものが見えてくるのかなというふうに思います。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)7000食が対応可能だという説明もありましたんですが、人口5万5000人としたときに、その7000食でだいたいこれくらいまで提供できるということでその7000食対応とするのかね、そのあたりの推計はどうなんでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)そのとおりでございます。5万5000で7000食対応で可能ということに考えてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)そうしますと、今第一センターで5000食弱ですよね。第二センターも使いながら今の6000食ぐらいをしているわけですが、第一と第二の統合は新しいセンターができたときにはもうそのように統合するということに考えているのですか伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)同時期ではないように考えてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)はいわかりました。そうしますと第一給食センターが平成23年の夏休み明けにはもう使わなくなるわけでね、これについての利用はどのように考えているのでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)今のあの第一学校給食センターは中学校の給食を作る第二学校給食センターがかなり老朽化しておりますのでそちらの分を移すというふうに考えてございます。

委員長(山路 清一君)佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君)これで最後になります。そうしますと今中学校の給食を作っているところはどのように活用することはどうなんでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)先ほど申し上げましたとおり、かなり老朽化している施設ですので、そのあとすぐに何かというところはちょっと難しいかと思います。これからの検討課題とさせていただきます。

委員長(山路 清一君) この際、午後2時15分まで休憩いたします。
午後1時59分 休憩


午後2時15分 再開

委員長(山路 清一君)休憩前に引き続き会議を開きます。ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君)それでは最初に23ページ。13の1の1の1項、13款、1の1の1総務使用料の中の保育所のDDIアンテナ設置使用料とあるんですが、さきほど成田と保育所ということでしたが、アンテナの種類。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

委員(小川 昌義君)あ、ごめんなさいね、種類っていうのは携帯電話なのか、PHSなのかっていう意味です。ごめんなさい。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)今のご質問ですが、すみません、情報として持ち合わせていませんでしたので後ほどお答えさせていただきます。

委員長(山路 清一君)いいですか。小川委員。

委員(小川 昌義君)続きまして25ページ。13款1項4目の6。同じく携帯電話基地使用料ということになってますけども、これも同じ意味で質問したいと思います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)携帯になります。携帯電話。ドコモの使用料です。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)私はこの二つともですね、特にあの幼稚園なり、保育所なり設置されてい るアンテナですので、前にもあの一般質問で話ししたわけですが、要するに電磁波の問題がかなり問題になるんじゃないかなというふうに感じてます。そういう意味でぜひあの公共施設の場所にですね、こういったアンテナの設置をしないようにまず要望していきたいというふうに思います。続きまして、(「要望ですか」の声あり)えーとですね、そういう子どもらにですね、危険の及ぶようなものに対してどのように考えているか。

委員長(山路 清一君)どちらに聞けばいいですか。

委員(小川 昌義君)両方。

委員長(山路 清一君)それじゃ始めに子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)先ほどあの、ピッチか携帯かということだったんですけれども、分かりましたのでちょっとお答えしてよろしいでしょうか。PHSということで、これは保護者のほうの要望でつながりが悪いということで設置の要望がありまして、設置に至ったという経緯があります。お話のように、電磁波というところで問題も懸念されるところはありますが、今後、保護者の要望もあって設置したということを踏まえて今のところ検討課題とさせていただきます。

委員長(山路 清一君)次に生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)今後の設置に関してどう考えるかというところですけれども、委員のおっしゃることをですね、参考にしていきたいと思います。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)それではですね、64ページになりますか。一番上の段ですけれども、住民基本台帳ネットワークシステムPKG保守ってあるんですが、これはPKGっていうのは何の略語でしょうか。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)大変失礼しました。パッケージの略でございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)たぶんそうだろうと思ったんですが、どういうパッケージなんですかね。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)住基ネットシステムとですね、町の総合行政情報システムとの、結ぶシステムのパッケージの補修でございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)続きまして、74ページ。これもまた一番上のページですけども、これちゃんと時期的に間違ってるんじゃないかなと思って質問するんですが、障害者自立支援法システムっていうのはどういうシステムなのか、たぶんこれ支援システムじゃないのかなっていうふうにおもったんですが。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)これは、はいそのとおり「法」がなくて自立支援システムでよろしいかと思います。

委員長(山路 清一君)「法」がいらないんですか。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)自立支援システムでよろしいと思います。ありがとうございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)続きまして84ページ。3の3の1の8の報償費ですね。これはあの先ほど説明を受けたときには100歳の方が3名とかなってるんですが、これはあの、去年は町内会に交付金というか何か出したと思うんですが、これはここから出したんでしょうか。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)今、8の報償費の関係のご質問かと思うんですが、これは敬老祝い金ですので、町からの敬老祝い金でございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)そうしますと去年各町内会に交付した金額っていうのはどこにあるんですか。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)敬老会のほうの補助金のほうですが、その項の19節負担金補助及び交付金のほうの下のほうにあったか・ほっとな地域づくり事業補助金とございます。そこの場所でございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)わかりました。86ページのちょっとあの、ものの確認だけですが、スカイウェルっていう言葉新たに出てきてるんですが、これはあの、どこに設置して何台設置するか。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)福祉健康センターのほうに今までヘルストロンというものがあったのですが、それが老朽化、もう10年以上超えておりますので、同じようなものなんですが、スカイウェルという名前のもので、3台を設置いたす予定でございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)それではですね、100ページ。ごみの集積看板作成業務というのあるわけですが、集積所のこの看板だけではなくて補修とかそういうのを考えているのかちょっと。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)補修については計上してございません。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)そうしますとこの看板作成業務っていうのはどことどこのものですか。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)失礼しました。補修っていうことを考えてないっていいますのは、あの、維持管理の面でなんですが、こちらは集積所の看板としては古くなったりですね、色が薄れて見えなくなったとか、そういったもののですね、取り替えといいますか、そういったものに充てるための看板制作業務でございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)それではあの、136ページ。14節のですね、共同受信施設利用料というのがあるんですが、これは何の共同受信施設ですか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)テレビでございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)どこのテレビ、設置場所ですよ。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)成田東小学校でございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)続きまして、同じところにですね、NHKの受信料というのがあるんですが、これはあの、小中学校幼稚園含めまして何台あるんですか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)1台ですね、すみません、7455円としての金額で上げさせていただいてますので、たとえば富谷小学校は2台というふうになります。17台ということになります。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)全体で17台ということですか、小中幼稚園も含めて。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)この予算の中の12万7000円については小学校費でございますので、小学校費で17台ということでございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)各小中学校とも相当数のテレビあるわけですけれども、今後予想されている地デジ対策というのはどのように対策として立ててるのか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)補助金等々が下りる部分がそのアンテナ設置とかっていうところで来ているところもございますので、すべての小中学校のアンテナの状況を今、見させていただきまして、どういうもので対応するのが一番いいかというところを検討しているところでございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)アンテナもそうですが、テレビはまったく新しいものにするんですか。それともチューナー、そういう検討はされたでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)テレビも相当な台数になりまして、クラスに一台という状況でございます。で、新しい学校はテレビが新しいという状況もございますので、すべて一律にテレビを交換ということではなく、そのへんも地デジに対応できるところを検討させていただくというところで考えてございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)テレビもいろいろあるわけですが、今回あの、入札に出されている東向陽台中学校の大型テレビ画面37型っていうのを出てるわけですが、今の世の中ですね、ちょっとあの、寂しいんじゃないかと思うんですがいかがでしょうか。っていうことは、もうすでに50型とか60型とかっていう時代に入ってますので、その辺お伺いしたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)このテレビの大きさにつきましては学校で希望した大きさでございますので、その学校でこの37型が一番適しているのかなというふうに考えてございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)すいません。続きまして、学校図書システムについてちょっとお伺いしたいんですが、これはあの、通信料というのを出てるんですが、この通信料の学校図書に関する通信料というのはどういうふうになっているのか。

委員長(山路 清一君)その下ですか。136ページですか。学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)学校図書システム賃貸借料というところのでよろしいでしょうか。これの予算につきましてはシステムを入れるための賃貸借料でございますので、各学校図書館に2台のパソコン、そのパソコンの契約についてはまた別なんですが、それで管理者用のデータとそれから子どもたちが使える図書の検索ができるシステムと、一つの学校に二つずつを入れて、7校ですので14というふうなところでそのシステムを使っていただくというふうに考えてございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)学校図書システムの中で使われている回線の中でですね、ISDN回線を設置するというふうになっているわけですが、これはあの、必ず必要な回線でしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)そのように考えてございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)何に使う回線ですか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)その図書システムの稼動するために必要というふうに考えてございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)非常にあの、こまい話で申し訳ないんですが、要するにこのISDN回線っていうのは監視用の回線なんですよね。監視用の。ですからあの、相当の金額がかかっているんであれば、これはあの、要するに本体のフレームの中で監視できるものですので、金額が大したことないっていうんであればいいんですが、ISDN回線だけでも7回線引いてるんですね。これは学校図書で7回線ですよ。それ以外に運用としてまた同じぐらい引かれているんですが、その辺の検討は。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)この図書管理システムの中でこの、必要だというところで予算措置させていただいているところでございます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)ぜひあの、検討してみていただきたいというふうに思います。続きましてあの、156ページですね。富ヶ丘の公民館の監視カメラ設置工事、これはあのどういう監視装置になっているのかちょっと。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)事務室にモニターを置くようになりますけども、カメラはですね、4台設置しましてモニターで監視ということになります。6月の月ということで考えてます。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)同じところの工事請負のほうで、デジタルレコーダー工事あるわけですが、これはあの、耐用年数というか、こういうのは何年になっているんですか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)申し訳ございません、ちょっと承知しておりません。

委員長(山路 清一君)小川委員。

委員(小川 昌義君)最後になります。小学校も中学校も同じなんですが、たとえば138ページ。10の2の3の14、使用料ですね、この中にあの、携帯電話が賃貸っていうのを、項目入っているんですが、今までない項目だったんですけれども、何に使うのかちょっと。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)プールの監視員が常時持っているという携帯電話でございます。

委員長(山路 清一君)そのほか、質疑ございませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君)まず最初にですね、36ページの16款1項でございますが、伊藤一先生、学校の先生なんですけれども、伊藤イヨさんですね、お二人で奨学金を出されまして、町のほうに寄附をされました。これを見ますと7万6000円の利子ということになってますけれども、基本額が大体どれぐらいになっているのかですね。これをちょっとお伺いしたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)1,855万でございます。あとで確認。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)まあ町長も提唱している恩師・恩人の立場から言えばですね。これ非常に有効なものでありまして、なんか黒高の卒業生徒にですね、記念品を贈るということで説明がございましたけれども、ちょっと現在その運用はどうなっているのかですね、お伺いしたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)イヨ先生のご意志といたしまして、基金のその原資についてはそのままで、利息での運用を考えていらっしゃいます。で、今あの7万6千円という金額が21年度計上させていただいておりますけども、できればその奨学金的なものの使い方をどうかなというふうに考えておりまして、今はその利息を積み上げて、その金額を多く集めたいなというふうに考えております。

委員長(山路 清一君)菅原委員。
○委員(菅原 傳君)
まあせっかくですね、寄贈された方の意志でもありますので、これは貴重に運用した方がいいと思いますけれども、しかしあの利子運用という立場からいうとね、非常に制限がありまして、毎年やるというわけにはいかないということにもなってくると思うんですが、しかしあの、1年目にやって2年目3年目空かし4年目にやるというのでは制度の運用からいってこれまことにおかしな運用になってくるんで、そのへんをですね、基金をどうするのかっていうことも含めて今後検討しなきゃいけない問題だと思いますけれども、これは教育長どういうふうに考えておられますか。

委員長(山路 清一君)千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君)利子運用っていうことが決定したもんですから、今後につきましては町の一般奨学生に各高校目指した人たちが来るわけですけど、その中で黒川高等学校の希望者があればそっちのほうでイヨ先生のほうの基金に回してもいいかなっていうふうに、その方向もかんがえております。ただあの、もう少し検討させていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)次に、78ページの20節ですね。扶助費でございますけれども、これの児童手当の支給額が4億5690万載っておりますけれども、これはあの該当の対象人数はどれぐらいなのかお伺いします。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)20年度としましては3500人程度というところで抑えております。それで、この予算につきましては人数増を見込みましての予算となっております。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)この実施にあたってはですね、なんかあの母子手当あるいは父子手当っていうのがありまして、このあいだ新聞を読んでおりましたら母子手当のほうは大体手厚くこう行くけれども父子手当のほうはね、非常にこうなんていうかうまくその趣旨が活かされていないっていうことで、少なく配分っていうなことがございました。それであのこれはね、ちょっとやっぱり同等に扱うべきだと思うんですけれども、富谷の実態はどうなっているんですか。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)富谷の制度も母子家庭の手当として医療手当等も手厚くされていますが、やはり父子家庭に対してのそういう手当的なものはあまりありません。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)次にあの、134ページの15節ですが、工事請負といたしまして小学校のですね、強化ガラス改修が4315万入ってます。これはあの、どういうわけでこういうふうに改修工事が始まるのか、中身を説明いただきたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)小学校の強化ガラス改修工事につきましては、金額が4300万ということですので、財政課のほうにお願いして一般競争入札になると思っております。強化ガラスに変えたのはですね、宮城県沖地震が来るといわれている中でですね。強化ガラスでない学校と強化ガラスの学校があるというところでございます。で、子どもたちの安全・安心のために強化ガラスに、3年計画をもって改修するというところでございます。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)まあたいへんいい工事だと思いますけれども、これはあの小学校全部対象になっているんでしょうか。それとも年次計画でやっていくってことになっているんですか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)今申し上げましたとおり、3年計画ということで考えてございます。で、今年度はあけの平小学校と日吉台小学校ということで予算をお願いしているところでございます。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)そうしますとね、あのこれ幼稚園などは小さい子どもがいるんでなおさら安全性が必要だと思うんですけれども、この幼稚園の方はどういうふうに、後回しになるんでしょうか、それともすぐ、これと一緒にやるっていうことになっているのか、その計画をお伺いしたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)今、あの富ヶ丘と東向陽台小学校が改修が入っているというところもありますので、小学校中学校を先に考えさせていただきたいと思っておりまして、3年計画というところでそのあとにもし幼稚園がというところが入ってくるかもしれない。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)私やっぱりあの、幼稚園の子どもたちがですね、最優先されるべきだっていうふうに私の考えですけども思うんですが、まあそういう意味ではちょっとこれ要望になりますけれども検討いただきたいと思います。次に、140ページですけども、14節の使用料ですが、バス借り上げが830万となっておりますが、これは主にどういうふうなものに使われておるのか伺います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)主に中体連のバス借り上げでございます。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)そうしますとこれに関連してですね。富谷の中学校で全国陸上大会に秋田にも行く、あるいは山口の方にも行くっていうことになりましたけれども、このへんの旅費っていいますかね、その扱いはどういうふうになっているのか、まさか個人負担ではないと思いますけれども、町のほうで一定のですね、助成をやるとか、そういうことでやっているのかその内容について伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)中体連の東北大会以上の参加、全国大会等々に参加することが必要になった場合につきましては補助を出しておりまして、交通費については全額、その他いろいろな経費がかかりますので、対象と対象外という区分をさせていただいて、実施しているところでございます。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)そうしますとこれは保護者の負担は一切ないっていうふうに理解してよろしいでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)対象外の経費がございますので、たとえば昼食代とかそういうものについてはどこでも食べるというところで、補助の対象外にしております。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)164ページ、ちょうどあの給食センターの問題について質問がございました。土地の図面も出ておりますけれども、地主との交渉ですね、これどうなっているのかお伺いします。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)今あの所有者の確認をさせていただいておりまして、学校教育課だけではとてもできる業務ではございませんので、都市整備の応援を受けながら、ご指導をいただきながら進めていきたいと思っております。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)お考えは分かりましたけれども、やっぱり内容が内容なだけにですね、あまり時間とってはあまりうまくありませんので、早速あの地主との交渉をやりながらですね、解決をして工事を進めるということが大事だと思いますけれども、大体地主との交渉はいつごろを目処に決定するように考えておられますか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)なるたけ早い時期にと考えてございます。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)最後の質問になりますが、146ページの右欄のほうに共同教育推進なんとかっていうのが書いてありますけれども、348万5000円ですが、これはあんまり聞きなれない言葉ですけども内容はどのような内容になっておりますかね。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)この事業は学校支援地域に本部事業ということで、昨年20年度で文科省が打ち出した施策の中の事業でございます。町でも中学校区ごとにその協議会を設けて実際にあの進めようということで、学校にですね、地域が関わってそれを支援していくというような事業になってございます。

委員長(山路 清一君)菅原委員。

委員(菅原 傳君)そうしますとこの事業を進めるにあたってのスタッフっていうのはどういうふうな配置になっておられますか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)まずあの組織的にですね、実行委員会を組織いたしました。実行委員会のほうは約20名ほどでスタートさせていただいて、学校の先生方、中学校小学校そういった先生方、あるいはあのPTAの方々、シルバー人材センター、社会福祉協議会そういったところの、町内会もですね。会長さんも含めながら実行委員会ということでご意見をいただいて実際にその公民館をですね窓口としてその学校につながりを持たせるというところで進めてございます。実際に20年度3月までにはその各5つの公民館区ごとに協議会を設置するということでその協議会を立ち上げたというところになります。これから21年度が実際に事業を進めるというところでございます。3ヵ年ということなので、とりあえず委託料、委託金もらっての事業が20、21、22年度ということになります。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君)2点お願いいたします。1点目はあの90ページの説明のところ、これ初めてかなと思うんですが、妊婦支援事業それから子育て支援事業の次の、キョウカンジケア事業でよろしいんでしょうか。この件についてこれで呼び名がいいのか、また内容についてお伺いします。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)ケイカンジケア事業と読ませていただきます。で、これは母子保健事業と同じという意味でこちらでは使わせていただいてます。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君)それじゃあもう1点なんですが、164ページ、今回あの学校給食センターが基本設計入りますが、昨年度の私の一般質問のほうでこの新しい給食センターに、アレルギー対応による、給食も出すという、作るということが答弁いただきました。この食物アレルギーなどが原因で命を、アナフィラキシーというショック、そのことについて文科省ではこの先生、生徒だけ本人だけじゃなくて、母親、家族だけじゃなくて、先生も教師もそのエピペン、このときのショックを和らげるための注射器みたいなものなんですが、そのエピペンを押させることが、教師にもいいと、使っていいという医師法違反にあたらないということがガイドラインで文科省から昨年出ているわけなんですね。それでこの件について富谷町の児童生徒にこのエピペンを使わなければならないような、食物アレルギーの子はいたかと、昨年のあれで聞いたような気がするんですが、いましたでしょうか。お尋ねします。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)食物アレルギーで緊急に対応しなくてはならないという事例はございませんが、対象する児童生徒についてはいると思っております。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君)それでですね、今申しましたが、教師の方がこの食物アレルギーに対して宮城県の子ども病院の先生に有名な方がいらっしゃるので、子ども病院とあと、県の施設なのでね、まあ無料で講習を受けられるのではないかなと思うんですね。ぜひ、先生方に一度この講習会等、食物アレルギーに対しての講習会等を受けたらいかがかと思いますがその件について検討なさったのかどうかお伺いします。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)栄養教師、ごめんなさい、養護教諭ですね、等々については十分に研修会等々は受けていただいているというふうに認識しております。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君)栄養教師さんはそれでよろしいんですが、実際、各学校、小中学校かなりの数、人数、児童生徒さんがいらっしゃいます。そのことを考えたときに、やはり各担当の先生方もこの講習を受けて、いつでも母親が、親御さんが来るまでの間時間がかかる児童生徒さんもいらっしゃると思うんですね。その場合やはりいつでも対応できるように講習だけでもうけるべきではないかと思いますがいかがでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)緊急的に、その、病院に搬送しなくてはならないようなご家庭のお子さんにつきましては、すべて保護者のほうから養護教員に伝わってございます。で、緊急に何か起きた場合にはそちらのほうにすぐ連絡というところでございまして、担任の教員につきましても、その養護教諭から必要な知識は得て十分に対応は可能だというふうに考えております。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)まず82ページです。保育所費の委託料の中で窓ガラス飛散防止フィルム貼業務27万1000円なんですけれども、これは小学校同様に強化ガラスに替えていくその過渡的な措置としてやっているという意味ではなく、強化ガラスは念頭に入れずに飛散防止フィルムで対応するという考えなのか、また別の事情なのか伺います。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)この窓ガラス飛散防止フィルム貼り付けの業務ですが、東向陽台保育所において行うものです。東向陽台保育所の窓ガラスに対して危険があるという指摘も受けましたので、飛散防止のフィルムを貼るというかたちをとるものです。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)東向陽台以外の保育所はすでに強化ガラス等になっているという意味ですか。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)はい。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)そうすると東向陽台もいずれは近い将来強化ガラスに替えていく過渡的な措置ということでよろしいですか。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)はい、当面この飛散防止フィルムを貼りまして危険のないように環境を整えていくということで、その後についてはまた検討させていただきます。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)歳入、40ページと歳出の149ページにかかるものですけれども、教育費受託事業収入ということで、埋蔵文化財発掘調査受託料1947万円計上されておりまして、ご説明では149ページを見ますと、この部分は財源内訳で1947万、その他でご説明では事業者負担ということでしたが、この場合事業者負担といいますと、成田土地区画整理事業組合第2期の土地区画整理事業組合ということになりますか伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)39ページの教育費受託事業収入で1947万円につきましては、区画整理組合からの負担となります。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)この事業についてはふるさと雇用再生特別交付金ということで1年以上の雇用が条件とされて、1億2800万円ほど入る、3年分ですね、3年分合計で入ることになっております。そうすると、この事業については3年程度で終わるものという見込みになっていると見てもよろしいですか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)この前一般質問でもお答えしているかと思いますけれども、現場の調査が3年を予定してまして、報告書を刊行するまでまた2年ということで、5年間、合わせて5年間事業をする期間が必要だと思っております。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)そうしますとこの3年間の国の交付金事業だけでは終わらないというふうに見るわけですよね。その後に国の補助事業が終わったあとについては町が単独でやるのかそれとも今の事業者負担というので賄えるのか伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)まだあの確定はしておりませんけれども基本的にはその遺跡調査は事業者負担という原則がございまして、それでもって進めているものでございます。たまたまその雇用対策があって、まあそこで3000いくら、今年はですね、3000何万のお金が交付されるということになっていますけど基本的には事業者負担ということになります。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)そうしますと40ページの、ではありません。149ページの一般財源、町の257万6000円、この負担というのは今回限りと見ていいのか、そして中身は何なのか伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)この文化財保護の関係の予算の中で、差額については普通の民俗ギャラリーあるいは文化財保護、民俗資料ですね。そのへんの維持管理に要する費用ということでございます。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)94ページをお願いします。環境衛生費黒川地域行政事務組合で、負担金補助及び交付金の中で黒川地域行政事務組合火葬場として756万5000円計上されております。それで、黒川の浄斎場につきましては、7尺炉が2基と、それから6尺炉が1基で対応しているということですけれども、1日午前2件午後2件合わせて4件程度しか対応できないと。それ以上の申し込みがあった場合には希望にこたえられない状況にあるというふうに伺いました。で、ここを利用できないで、まあたとえば仙台市内のものを利用したりしますと、圏域外の人については負担が高くなりますので、この黒川浄斎場についてはそろそろ、昭和59年からですので、建て替え等の検討に入るべき時期ではないかと思います。それで、この件について黒川行政事務組合においては、地域行政事務組合においては、理事会で検討されたというような経過があったでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)黒川地域行政事務組合の関係につきましては私の方では直接的には、私の方は聞いておりませんので、そういった情報はございません。

委員長(山路 清一君)若生町長。

町長(若生 英俊君)建て替えについては直接議論した経緯はございません。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)そうしますと、先日あの、管轄外だと言われましたので総務のほうで。で、今日聞いているわけなんですけどね。いいんですよね。今日聞いて。今日しか聞くところがないっていうふうに捉えていいんですね。前回は断られましたから。それで、そうしますと、すでに狭隘であるということは明らかなので、ぜひこれは理事の一人である町長に事務組合において論議をしていただきたい。問題提起をしていただきたいというふうに思いますが、そのお考えはありますか。

委員長(山路 清一君)若生町長。

町長(若生 英俊君)その趣旨はわかりますけれども、せっかくあのみなさんの代表としてね、黒行の議員も出られているわけですから。そういった双方の関係の中でね、議論してまいりましょう。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)議員の意見を考えを聞いているわけじゃなくて、理事の一人である町長のお考えを伺ってますので、町長のお考えをぜひお答えください。

委員長(山路 清一君)若生町長。

町長(若生 英俊君)私はその趣旨で述べているわけでして、理事の立場と、黒行に出る4人の、黒行の議会に選出されている人もいらっしゃるわけですから、どうぞ皆さんの中から抽出された4名の方も議論、深めていただいてね、双方で理事会、そしてまた黒行の議会ともども現状を良く見てですね、必要性があらば当然のことでありますから、その方向にいくというふうなことです。それがないっていうことは現状、関心は十分持っているわけですしね、その老朽化っていうなことも合わせ、新規に変えなければならないのか、それとも手を、いわゆる補修対応で5年10年っていう単位見通せるのか、そのへんのところは十分当然ながら検討していくとこういうことでございます。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)あの、よく現状をご覧いただきまして、またあの周辺の首長のみなさまと も協議していただきたいと思うんですが、現状は明らかに狭隘なんですよね。一日4件しかっていうのは、今から30年ほど近くも前のですね、二十数年前ですか。25,6年以上前の施設ですので、人口も富谷だけを見ても当時と比べたら格段にふえておりますので、この点については狭隘であるという現状を踏まえた上での建設的な議論をぜひお願いしたいと思いますが、再度町長に伺います。

委員長(山路 清一君)若生町長。

町長(若生 英俊君)もうこれ以上申し上げることはございません。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)補修では対応しきれないということだけ申し上げて次に進みます。151ページですが、公民館費、次のページへ行って賃金、児童指導員というところで3千とび84万2000円計上されています。これは前年に比べて1468万8000円ほど増えておりまして、ご説明では障害児を受け入れる人の体制を強めるというような内容であったかと思います。町長の施政方針の8ページなんですが、ここにはですね、このように書いてありますね。「富谷児童クラブや放課後子ども教室の運営につきましては、障害のある子の受け入れも含めて人的体制の充実と、施設の条件整備を図り、安全安心な居場所作りを進めてまいります」ということなんですが、あらためて伺いたいんですけれども、公民館ごとに今やっているその放課後子ども教室、富谷児童クラブで障害のある子どもさん何人、それぞれ何人を受け入れてそれに対する職員の配分、配置というのは、現在の職員以外に何人増やす予定なのか伺います。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)今現在ですね、その障害者っていうか、課題のある子というところは申し訳ございませんけれども資料今…、まず中央公民館のほうですけど7人とか、富ヶ丘公民館では(「すみません、ちょっと大きな声でもう一度言ってください」の声あり)中央公民館です。7人。富ヶ丘公民館で8人、あけの平公民館で1人、日吉台公民館で2人、成田公民館で1人という、今現在ですね、入っているというんではなくてこれから入る、入ってくるという対象者を把握してましたので、確実な数字が正しいものではございません。あとなんでしたっけ。(「職員。この人たちに対する。」の声あり)それであの職員はですね、有資格者ということではなくて、児童クラブの指導員ということで各施設1名ずつ増員ということで予定をしております。以上です。

委員長(山路 清一君) この際、午後3時20分まで休憩いたします。
午後3時09分 休憩


午後3時20分 再開

委員長(山路 清一君)休憩前に引き続き会議を開きます。まずはじめに生涯学習課長よりさきほどの答弁について訂正がございます。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)永野議員さんのほうからご指摘っていうか、ご質問のあった中で、障害児という表現をしてしまいましたけれども、「課題のある子」の受け入れをしていきたいというふうに訂正をさせていただきます。なおあの、施政方針の中でもですね、障害児という表現でしたけれども、課題のある子ということで訂正をお願いしたいなと思います。さらにあの、さきほど各公民館ごとの人数をお知らせをいたしましたけれども、これあくまで21年に入っている子どもがこのぐらいいますよというお話しでしたけれども、実際20年度は東向陽台に一人だけということになります。あくまで先ほどの数字はこういう子どもがいるんだというところでございますので、確実な数字ではございませんですので訂正をさせていただいきたいと思います。以上です。

委員長(山路 清一君)質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君)わかりました。その障害児ということではなくて課題のある子ということになるとかなり違ってくると思うんですね。それで児童クラブの指導員を各公民館一人増やすということでしたけれども、たとえば中央公民館先ほど7っていうことでこれがそのまま対象になるとは限りませんが、しかし仮に複数入った場合ですね、課題のある子が。そのときにどのような課題を持っているかにもよりますけれども、場合によっては複数の子どもさんが課題を抱えて入ってきましたというときに、一人の子が表へ出てしまった、一人の子を追いかけ、一人の子は館内にとどまっているというときに、じゃあ誰がどうやってその子に対応するか、安全を守るかという課題が出てくるので、これは職員の体制、パートも含めてですけれども、指導員の体制というのは相当手厚くしなければ受け入れ、安易な受け入れというのはできなくなると思うので、この点については各公民館一人と今おっしゃいましたけれども、人数によっては増やすことも考えるということで対応していただきたいと思いますがどうでしょうか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。ごめんなさい。千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君)今のご質問の件ですけどまずあの、児童クラブのひとつの部屋でいわゆるチームティーチング方式でやっている、そしてその支援の人に付いて観てもらう、そういうような方向でまず考えていきたいというふうに。それからあとその対応の仕方ですけどもその子の特徴によって考えていかなければならないと、作戦は立てていくということで。まずはあのひとつの部屋でチームティーチング方式でやっていくっていうことでご理解いただきたいと思います。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)同じ公民館費の中ですけれども、職員12人分、152ページですね。12人分。これは前の年より3人増えているんですが、この3人はどこどこの公民館に配置されますか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)この増員3人分のことではございますけれども、人事のことですので私ども、公民館預かるものとしては承知はしておりません。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)公民館がですね、この今業務が非常に増大している状況で、とりわけ公民館の中のひとつの事業のようなかたちをとって子ども教室もやられていますから、そういうことを考えますと、この職員の配分っていうのは相当手厚くしないと子どもに直接関わる重大な問題になってきますから、この点についてこれからということですけれども、十分にご検討いただきたいと思いますがどうでしょうか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長、千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君)あの、重要性を鑑み検討してまいりたいと思います。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)先ほどの文化財保護のところにもう一度戻っていただきたいんですが、申し訳ありません。149ページです。先ほどのお話しで基本的にこの文化財保護に関しては事業者、ここでいうと成田の第2期開発事業の事業主体である整理組合ということになりますけれども、区画整理組合ですね。そうしますと今回ですね、財源内訳を見ますと、3546万4000円が例のそのふるさと雇用再生のところで国県支出金であてがわれ、事業者は1947万となっています。それで基本的にこの事業について、事業者が負担するということなのであれば、何もせっかくの第二次補正、ふるさと雇用再生特別交付金はここに投入しないで、事業者の負担でやってもらったほうが、その分を別の事業で活用できたんじゃないでしょうか。この点についてはどうですか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)そういうご意見もあろうかと思いますけれども、開発もですね、企業立地っていう観点から、町でも進めているという内容になっていますので、事業者負担ばかりではどうしてもこの開発が進まなくなるという点もありまして、できればそのこういうものを使いながら事業者負担を軽減しながらというところで利用させていただいたということでございます。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)企業立地は企業立地で別の優遇措置、誘致措置があるわけですから、こういう財源についてはやはりもっと町民全体の今の雇用問題ですね、全体で経済が大きく落ち込んでいる下での雇用対策として別の事業で使わないと、3500万以上のお金が、これが大変大事な財源が、本来出すべき人が出さずに税金が投入されるということになります。これは生涯学習課長ではなく、町長にこういうやりかたではなくて、やはり事業者には事業者の負担をしていただくと、優遇措置は別途あるわけですから、していただくということでなぜ検討されなかったのか伺います。

委員長(山路 清一君)若生町長。

町長(若生 英俊君)十分検討した中でこのような枠組みをお示しをさせていただいたということでございます。事業者負担という原則を持ちつつですね、企業立地を促進をするという、そういう立場もございますので、最終的には負担については事業者と十分なる協議をしたうえで最終の、いってみればしめくくりとするというふうなことでございます。

委員長(山路 清一君)永野委員。

委員(永野 久子君)確認させていただきたいとおもうんですが、この3546万8000円はここでこういうかたちで町を通して支出しますと、何か別の裏負担というふうなかたちで事業者から入ってくるということはないわけですよね。これに関しては。あるんですか。裏負担はないですよね。この文化財保護ですよ。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)裏負担っていうか、そういうお金は入ってきません。ありません。

委員長(山路 清一君)ほかにございませんか。安住委員。
○委員(安住 稔幸君)
それでは私、56ページ、出張所費、これあの、昨年と比べますと7億に対しまして2400万ほど増えております。これの理由を教えてください。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)職員、21年度12名分ということで計上されてます。昨年は10名分ということでしたので、人件費2人分が増というふうなところでございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)2名増やしたっていう要因は何でしょうか。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)これもあの先ほどと同じように人事の関係なもんですから、私の方では関知しておりません。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)続きまして、62ページ。総務費の戸籍住民基本台帳費の中の住基ネットのほうの関係だと思いますが、住基ネットの関係なんですが、これはあの利用促進については21年度はどのようにお考えでしょうか。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)普及促進の関係では、住基カードの多目的利用っていうものを検討していくということで考えてございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)それでですね、広報のほうには国の政策で今回無料っていうことでさせていただいているわけなんですが、ただしあの、認証しますと500円かかるわけですよね。そのへん結局謳ってないものですから、町民の方から行きましたら話しが違うっていうことでお話を聞いております。このへんきちんとやっぱり周知するべきではないでしょうか。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)住基カードの交付手数料が1月から無料ということで、公的個人認証はまたあの個人の利益なもんですから、そこのへんは町では税の方からですね、無料とするような措置はとってございません。ただあのそういったことでの声があるようですので、そのへんは広報等を通じまして周知を図っていきたいと思います。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)続きまして76ページ。保健福祉総合支援センター費の中で13委託料。確かあの昨年もあったと思うんですが、このとうみやの杜の不陸整正とか、そういった、今回ですと歩道改修まで入っておりますけど、けっこうこういった維持費が、維持費でないな、補修がかかっているようなんですが、根本的に何か作りが悪かったっていうか、そういう感じのものがあるんでしょうか。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)不陸整正のほうはですね、保健福祉総合支援センターの後ろの方の舗装になっていない道路のところを毎年こう直しながらというところで、ここに計上いたしているものでございます。それから歩道のほうっていうところはですね、とうみやの杜を建設いたしましたときの中央の道路のタイルを敷いたところなんですが、当時、推測のところも若干ありますが、冬場の工事だったこともあろうかとは思うんですが、若干タイルのところが壊れてまして、業者の方々が躓くっていうようなこと、あるいはあそこを散歩して歩くときに躓いたりっていうふうなこともあるので危険も、いろいろ修理もしてきたんですが、ちょっと危険だなっていうところで今回このような計上となったものでございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)続きまして82ページ。これは民生費児童福祉費の13委託料であります。これ、さきほどもあの、お話出ているんですが、東向陽台保育所の窓ガラス飛散防止フィルムとありますが、これはあの、これを使うんじゃなくてですね、そもそも合わせガラス、最近地震などでの割れる、割れてですね、強化ガラスでも地震によっては場合によっては割れますので、それを防ぐために強化ガラスを取り入れている学校とかがふえてきております。強化じゃない、合わせガラスを。これに最初からしたらよろしいんでないかと思うんですけどいかがでしょうか。

委員長(山路 清一君)子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻 恵美子君)この件につきましては県の監査のときに飛散防止フィルムを貼って対処してくださいというような提案もありまして、このようなかたちをとっております。まあ今年やってみましてあと今後につきましては先ほども申し上げましたけれども検討させていただきます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)それに関連しまして、同じく小学校の今、強化ガラスをこれから始めていくっていうことでありますけど、私も強化ガラスにするべきだっていうことで大分前に議会で取り上げさせていただいたことがあるんですが、今は、先ほど言いましたように、地震なんかではやはり強化ガラスでも飛散して危ないっていうことがありますので、合わせガラスにしたほうがいいんじゃないかっていうことで増えてきております。このへんについて検討されましたでしょうか。小中学校。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)強化ガラスでの検討をさせていただいたものでございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)ぜひともまた合わせガラスについて調査検討をお願いいたします。続きまして98ページの清掃費の委託料であります。この中に最終処分場の廃止にかかる地盤沈下測定業務とこれに関連したものがありまして、閉鎖業務ですね。これ実際に、その前のページですね。96ページ。最終処分場閉鎖事業というのがございます。これ実際にどのようなものかお示しください。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)96ページのですね、説明欄にあります最終処分場閉鎖事業、こちらの関係156万5000円なんですが、これは次のページの委託料でお示ししてます最終処分場の閉鎖に向けた事業、委託事業の合計をですね、事業別にまとめたものでございます。こちらの業務、関連業務が4件ほどあるんですが、こちらは最終処分場の閉鎖、適正閉鎖に向けてですね、報告しなくちゃいけない項目がございますので、そういったものに要する数値を出すための業務の委託契約をしているものでございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)そうしますと、最終処分場、閉鎖するっていうわけなんですが、最近、最近っていうか、前にテレビで見たんですが、最終処分場閉鎖した後にいろいろと問題が出ているところもあるように聞いております。こちらのほうは心配ないんでしょうか。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)そうした後にですね、心配のないように検査項目が定められておりまして、その検査項目別に委託契約でですね、適正な維持管理、閉鎖に向けた事業として取り組んでいるところでございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)続きまして134ページ。教育総務費の事務局費になるんでしょうか。補助金の部分でありまして、学校教育活動振興費補助金100万円というのがあるんですが、これの内容を教えてください。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)この補助金につきましては、町立学校の教職員の研修、教育研修事業に要する経費として補助金をおかせていただいているものでございまして、教職員の先生方が夏休み等を利用して研修をしている部分の費用に充てていただいているものでございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)そうしますとどちらかに行って研修を受けるっていうことでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)平成20年度では公民館を利用させていただいて研修会を実施しているようでございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)続きまして、148ページ。これは社会教育費の13委託料。思い出のアルバム編集委託っていうのがあるんですが、どういうような内容のものでしょうか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)思い出のアルバム編集委託につきましては、成人式のスクリーンに流しているあれをですね、私ども職員が作っていたものなんですけれども、もう少しこう、充実させていきたいということで、発注をして作っていきたいということでの予算計上でございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)これはすばらしいことだと思います。他の自治体でやってるのが実際にありますので、ぜひともほんとうにお願いしたいと思います。続きまして、154ページ。社会教育費でありますが、一番上の部分に載っている部分なんですが、説明の部分でありますけど、いろいろ事業が載っておりますが、この中で女性教育事業というのがあるんですが、これはどんな内容のものですか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)字のとおりですね、この女性教育事業はですね、公民館事業で毎年取り組んでいるものでございまして、対象が女性ということで、毎年3回か4回ぐらいですね。各公民館で講座を持っているものでございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)名称がこう別に出ますと何のことかよくわからないですね。まず、わかりました。続きまして次のページ156ページ。工事請負費で、各公民館にカメラの設置っていうのでありますが、これはほかの公民館もいずれは設置していくっていうことでしょうか。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)今回お願いしたのがその、2階部分に目が届かないところに図書室があったり児童クラブがあったりというところの公民館3つほどでした。で、それ以外はですね。今のところ考えてはございません。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)続きまして162ページ、学校給食センターについてになりますが、23年の夏休み明けに完成っていうことで考えていらっしゃる件なんですが、これはあの、私以前もお話させていただいたんですけど、PFIとかそちらのほうでは検討されたんでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)7000食を目指してというところでございまして、他の自治体の状況を見ますと、7000食でのPFIは難しいかと考えております。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)ひとつちょっと跳ばしてしまいましたがありましたね。これ最後です。136ページ。小学校費の使用料及び賃借料ですか。どういう、あ、共同受信施設利用料、1万9000円というのがありますが、これってあの、成田東小学校ですけど、これはあのテレビのことでありますよね。そうしますとこれは地デジは、対応についてはどのようにお考えになってるんでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)共同受信施設利用料1万9000円につきましては、成田東小学校のその、キャベツの加入金のところでございまして、地デジにつきましては、今文科省のほうからも補助金のいろいろなところで通知が入っておりまして、いちばんいいものをというところで各学校を回りまして検討しているところでございます。

委員長(山路 清一君)安住委員。

委員(安住 稔幸君)それであの、さきほど地デジをひとつ学校で変わる予定っていうことを先ほどお聞きしましたけど、それも37インチっていうことで。文科省のほうでは50インチ以上が理想であるっていうことで、お話が来ているかと思うんですけど。そのへん、学校からの要望があったにしろ、そのへんはどうなんでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)文科省のほうで50インチというところでお示ししているところもあると思いますが、学校で実際に使うときに、そのぐらいの大きさの37ですか、十分だということでございますので、今回はその予算を計上させていただいているものでございます。

委員長(山路 清一君)ほかに質疑ございませんか。高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)132ページ。10款教育費1項教育総務費の中の14節使用料のところのAEDのリース料。たいへん命を大切にする富谷町ですが、昨年の予算は137万3000円で計上されておったのが、86万7000円ということで大幅に予算が減になってる。まずこの理由をお聞かせください。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)今回上げさせていただきましたAEDにつきましては、小中学校幼稚園で14台でございまして、6万8800円の一年分の消費税という金額で計上させていただいているものでございまして、月にすると4900円くらいになるかなというふうに思っております。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)21年度の予算は、今言われたことですが、昨年の百三十何万との違いはどういうことなんですか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)20年度の予算につきましては、見積をいただいた金額を上げさせていただいております。21年度につきましては、実際に契約して決まった金額を上げているというところでございます。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)昨日、おとといですか、ここの庁舎にもAEDということで、実際1台っていうことは9万6000円。それで逆に言えば子ども用というかんじかなというかんじはするんですが、そういう機種もちょっとあるもんでね。それがちょっと1台に対して4万なんぼ、こっちは9万6000円。ちょっと同じ町の中での予算がちょっとあまりにも違ったので今質問したんですけど、教育課長は正直言ってねえ、そのままお答えするんだけどそのへんのところ、じゃあ機種はどういうのですか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)子どもさんが使うということも当然考えてございますので、大人の方のパットと一緒にその子ども用のパットも入ったものを設置しているものでございますので、大人の方が使えないというものではございません。で、一番新しいというものでございます。20年度は予算で、それで21年度は実施額。見積っていったらいいんでしょうか。その、いくらぐらいになりますかっていう見積をいただいたところで当初は予算を置かせていただいて、21年度は決定してますので実施額、というところで置かせていただいてるものでございます。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)まずあと詳しいことはまたとして。学校と役場は分かりました。あとは公民館、あとどこかな、AEDがたくさん見受けられるんですけど、スポーツセンターもあるし、その中でこういうリース料が計上されてないと思ってちょっとそれをどうなっているのか聞かせてください。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)公民館とそれからスポーツセンターには各1台、購入で何年か前っていうんですかね、備え付けをさせてもらってます。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)分かりました。ちょっと勉強します。続いてですね、134ページのですね、10款教育費、小学校費2項の20節の扶助費のところでですね、特別支援教育就学奨励費として115万9000円、これは昨年は34名で108万ということで私は記憶しているんですが、これと、それから今度は要・準要保護児童援助費、今度はこれは昨年は131名で814万3000円で、今回は676万2000円となってきていますが、逆にいえば、単純に考えれば、人数が増えた減ったということになると思うんですが、これの詳細を聞かせてください。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)特別支援教育支援奨励費補助金については35名分、それから要保護・準要保護につきましては101名分を計上させていただいております。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)ということは額が減っていくのはあれなんですけど、そういう対象者は減ったということを単純に考えればよろしいんでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)6年生については中学校に行くというようなところと、卒業、中学3年生については卒業というところと、あと特別支援教育のところにつきましては、予定人数、特別支援学級に入るお子さんの人数すべてを計上しておりますので、その方たちすべてが該当するわけではないというところでございます。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)続いてですね。15節のですね、その下ですね。工事請負費のところでトイレの改修だとか強化ガラスの改修だとか、あと非常にそういう施設のね、ことになってきてるんですが、実際学校の校庭の暗渠、これが小学校が7、中学校は5校、12校あるわけですが、特に暗渠の場合は中学生には非常に部活動の影響もあり、即刻するべきじゃないかなと私は考えておるんですが、確か中学校は東向中、あと成田かな。それであとは小学校がまあ、前からちょっと出ている日吉台、それと私の町のあけの平。あと富ヶ丘かな。なんか小学校で4校あるはずだと思うんですが、それについては正直言って大分進んできたかなと思うと、ちょっと全く今回説明にも何のあれもない。そのへんのところをまず見解を聞かせてください。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)宮城県沖地震とたいへん言われているところでございますので、強化ガラスにすることが第一優先かなということで、3年計画を上げさせていただいております。3年終了後はどうなんですかっていうふうになったときには、その時点でまた検討をさせていただきたいというところで、暗渠をする場合にですね、3000万から、その校庭の広さによって7000万ぐらいかかるという実態がございますので、十分に検討をさせていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)そういうの計画的なことをですね、やっぱり説明の段階で、そういうものがないから何を考えているのかという大変失礼なお言葉をですね、発したくなるんですよ。しかも正直言って自分のところばかり、中学生ね、2校東向中は野球強いんですよ。そういうところから見たらもっともっとねスポーツをこうあれしていく、また成田は非常に多い生徒も。そういうことから考えたときにやはりもう少し計画性というものをもっていただきたい。また、これはちょっとそういうようなところからするとあけ小のことはあまりいいたくないんですが、実際にどんと祭ということで工事をやって、我われのところで勝手に掘ったって言われればね、暗渠できなかったって言われるかもしれませんけども、そういうことも我われが見れば、学校の校庭ですよ。駐車場じゃないんですよ。ね。大変今学校の校庭なんかも駐車場が大分多い。校庭は何ぞやと聞きたいくらいです。そういうところで暗渠。しかもそういうことでどんと祭をやめましょうということまでいったのに、何の返事もない。やはり地域学校と、地域と連携になっていくんですよ。だからそういうことを考えたときにもう少しね、ご説明をご頂戴したいと思うんです。その件について教育長いかがですか。

委員長(山路 清一君)千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君)今課長のほうからお話申し上げましたように、優先順位、まず安全・安心の環境作りっていうことから今始まっております。もちろんいつもお話に出る暗渠排水の件にはやっぱりひとつの大きな課題にはなっていると思います。ということでこれからの現実、予算等々の絡みも考えながら計画的に実施していく方向で考えていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)教育委員会を始めするは、そういうような生徒児童ね、でまあ、幼稚園にしても何もそうですけど、そういうことを考える。まあ一番は財源でしょうな。町長その件についてちょっとお答えください。

委員長(山路 清一君)若生町長。

町長(若生 英俊君)今委員のおっしゃるとおりでございましてね。現状はほんとうにあの、雨が降る、すぐに午前中、前の日の雨とかね、あるいは雨降って吸う時間とかっていうのが、そういうのが最上のこう理想形だとは思いますね。しかしながら教育委員会とも十分なる協議検討して、継続しております今も。決してあの、こっちの横に置いてっていうんではなくてですね、全体のこの94億の枠組みを作る中で相当なあの、逡巡をした結果、今年の21年度の予算の枠組みをこのようなかたちでお示しをさせていただくと。こういうふうな経緯でございました。もう教育長は十分そこ、経過触れておるわけでありますけども、予算組みをする立場からしてそんな経緯でございますので、次年度以降の課題というふうなことで継続した取り組みさせていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)くどいことは言いませんけど、ともかく、議会と執行部は言うまでもなく、知ってるんです。十二分にそういうことも考え、我われはやっぱり、当然町長もそうですけど、住民のね、付託に応えるようにやっているわけですが、ご理解をしていただきたいと思います。じゃあ次に行きます。次に、136ページ、同じ小学校費の13節委託料ですね。これで、この委託料の中に臨時学校用務業務委託というところで、1343万7000円。昨年は1105万2000円ということで240万弱のアップになった、これの根拠。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)今まで7校の中で2校だけが業務員がいたというところですが、今回は6校分の予算を計上させていただいております。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)そうしますとその次の臨時配膳業務委託、これに関しては昨年は131万4000円、今回は91万7000円っていうことでこれも40万かな、ねえ、している。この内容もお聞かせください。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)臨時配膳業務委託につきましては、600人以上の生徒さんがいるところ、児童の方がいるところというところでお願いしているものでございまして、今回は成田東小学校と東向陽台小学校を対象としております。昨年までは富谷小学校が入っておりましたけども、600人というところで該当がしなくなってるというところでございます。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)その次の運動会花火打ち上げ業務ですね。12万7000円と計上されていますが、昨年は20万。花火の打ち方が変わったのかどうか。お聞かせください。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)昨年は予算が計上させていただいたところでございますが、今回はすべて事務官と費用についての打ち合わせを綿密にさせていただいておりまして、その結果の花火打ち上げ代でございます。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)じゃあ前まで綿密にしてなかったのか。次に今度は中学校費のところでやはり、138ページの、また同じく扶助費ですね。20節。これもですね、特別支援教育就学奨励費で昨年は11名で49万9000円、これは今回114万4000円になった、これも人数が大幅に増えたと、こんなに増えたということがちょっと疑問に思ったもんで、詳細を聞かせてください。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)特別支援奨励費の対象者は21名。要保護・準要保護の対象者は97名として計上させていただいております。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)49万9000円っていうのは11名だったのが今度は14名になったってこと?あ、21。それで、じゃあ準要保護というところが98名から…97?わかりました。その次に行かせていただきます。じゃあこの中学校の運動会の花火も同じようなことで綿密に打ち合わせたっていうことで2万9000円で済むということですね。今度は幼稚園費のところの19節。144ページの一番下の補助金で、今度は146ページにかかる説明の欄で、幼稚園就園奨励費補助ということで、これもやはり変化がある、単純に昨年は3名478万で来た、あ、ごめんなさい47万8000円、これは49万。それから幼稚園のほうのこの私立のほうですね。これが803名で6121万3000円から、やはりこれも人数が増えたということで理解すればいいことでしょうかお答えください。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)公立幼稚園の就園奨励費につきましては19名、私立につきましては806名を対象としておりまして、単価が上がっているところもございますので金額がふえているというところでございます。

委員長(山路 清一君)高橋委員。

委員(高橋 敏夫君)最後にたいへん教育関係で一生懸命やっていただいている中で、国庫補助金ですね。義務教育費の国庫負担金が、正直言って2分の1だったのが3分の1になって、まあいろいろ耐震化工事だとか文化スポーツだとかね、教育水準に合わせて各県また市町村でやっておるわけですが、実際にそういうような国庫の負担が非常に厳しい状況の中で、東北でもやはり160件ですね。宮城県は去年は8件そういうようなこと意見書が提出されておるという状況の中で、また、今いろいろな中で自分たちが、地元で言うその暗渠の金にしても何にしても、非常にまあいろいろ綿密に検討した結果ということでお答えいただきましたが、非常にそういうことに影響をしているということがほかの市町村ではあるわけですが、本町ではどのようなご認識でしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)予算的にはたいへんあの国のほう、県のほうの補助金等々については厳しいものがございますが、富谷町におきましては、十分な対応をしていただいていると思っております。

委員長(山路 清一君)ほかに質疑ございませんか。今村委員。

委員(今村 寿君)予算書94ページ、4款3目19節合併浄化処理設備補助金ということで712万円計上されてますが、具体的に10基という説明を確かされておりましたけどもずいぶん高いし、どういうものかちょっと教えていただきたい。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)浄化槽の補助金なんですが、基本的には事業費の4分の3相当額が補助金として出すようになってます。ただしあの、上限額としまして、5人槽ですと57万円、7人槽ですと71万2000円というふうな上限額を設けてございます。今回の10基っていいますのは7人槽ですね。10基相当分ということで計上させていただいたものでございます。

委員長(山路 清一君)今村委員。

委員(今村 寿君)ばっき型の浄化槽ということで非常に浄化能力が高いと聞いております。それで私ども団地なんかでの共同の浄化よりも高い浄化能力があると聞いておりますけども、この理解でまちがいないでしょうか。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)委員のおっしゃるとおりそのように私の方でも理解しております。

委員長(山路 清一君)今村委員。

委員(今村 寿君)そのような中で大体そうしますと100万ぐらいする中での70万ぐらいの助成ということになると思いますが、そんなに進んでないなと、そんなに能力も高いのに。なぜなんでしょうか。これをお聞きしたいです。

委員長(山路 清一君)町民生活課長。

町民生活課長(奥山 育男君)やはりあの委員のおっしゃるように大体7人槽ですと1基あたり100万円ぐらい事業費がかかります。浄化槽の設置ということになりますと当然その既存の住宅を建替えるとかですね、あるいは新築とか、そういった機会をとらえないとなかなかその、この浄化槽を整備するというふうな決断にはなかなか至っていないようです。そんな中で、そのような状況でですね、今の既存の中で補助金があるので浄化槽を整備しましょうということになった場合、合併処理浄化槽ですからし尿処理とあと生活用の台所とかのですね、そういったものの排水、そういったものも合わせての合併処理浄化槽ですので、そうするとあの、建て替えとかですね、建物の改築、そういったものの費用もさらにかかるといったところでですね、なかなかちょっと現実的には思ったようには進んでいないだろうというふうに認識してございます。

委員長(山路 清一君)今村委員。

委員(今村 寿君)景気浮揚策のためにも建物の造作も合わせながらですね、これの推進をぜひがんばっていただきたいと思います。次134ページの10款4目の委託料。外国英語指導助手派遣費用1364万9000円ということで、説明では1名増だというふうに聞いておりますが、非常に高いように私思いますが、いかがでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)相対的に高いかどうかというところでございますが、すべて委託をできるというところでございまして、以前につきましては家賃等々の支払、あとタクシーでの移動というようなそういう細かい費用がかかっておりましたので、全体的に見れば高くはないのかなというふうに思っております。

委員長(山路 清一君)今村委員。

委員(今村 寿君)高さはあの一概には言えないと思いますけれども、これは教育長にききたいんですが、2人が3人になるということは5割ほど授業時間が増えると単純に考えていいと思いますが、それでいいでしょうか。それでなおかつ、私は高いと思ってます。安くする方法っていうのはあると思います。それは今でも実施されているかもしれませんが、やっぱりわが富谷町には外国から帰国された婦女の方とか、外国駐在の方だった方がいらっしゃいます。こういう方の活躍を願えれば、高いどころかほとんどゼロに近いもので成果が高いということになるんじゃないかと思いますが、教育長の見解なり、この予算はこれで本当に確定するわ訳にはならないのかどうか合わせてお聞きしたいと思います。

委員長(山路 清一君)千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君)2人から3人になったっていうことですけども、小学校のほうに移行措置になっていまして、英語学習を取り入れるっていうことになりましたので、今まででも小学校で英語やりたいっていうときにはその中学校に配置されたALTを配置しながら効率的に配っていたんですけども、今度、全小学校に英語っていうのが入ってきますので、実質的に無理だっていうことで1人増して効率、効果的に運用していきたい。英語学習のいわゆる受験ということでなくて英語に親しむ、そういうようなところから入っていく授業であるための配置にいたしました。それから高いとかっていうんですか、この業者を決めるときに委託する場合に3社あったんですけども、説明を聞いてそしてこれがベストだと、そして金額的にもグッドだということでなりました。それから社会人登用ですけども、現在各領域、たとえば書道、それから剣道、ソフト、サッカー、そういうようなところに社会人登用として県にお願いして登用しています。英語も富谷小学校で英語の社会人登用っていうことでお願いしております。ただあの、いわゆる資格ですけども、就職してて職を持っててやるっていうことで、なかなかその方たちの時間に合わせるということが非常に難しい場合もありますし、ということで本当にあの、ボランティア的なものも十分含んでの対応していただいています。今後そういうような方があり次第もちろん県のほうと連携をとりながら多く活用していきたいなというふうに考えております。以上です。

委員長(山路 清一君)今村委員。

委員(今村 寿君)予算書70ページ。3款1目ですか、8節の報償費。85万1000円。先ほどの説明では確かこれ、福祉フォーラムの行事の費用だということでお聞きしましたけども、私も何度か出席して非常に内容の高い意義の深いものだというぐあいに思っております。そういうことでしたけれども、今年は駐車場がですね。雨だったもんですからなかなか足場が悪い中で大変だったなあということですが、来年さらに充実するためにも、そういうことをですね、検討していかなければいけないなと思いますが、福祉フォーラムという内容の理解でいいかどうかまずお聞きしたいと思います。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)はい、福祉フォーラムで、おっしゃるとおり福祉フォーラムでございます。

委員長(山路 清一君)今村委員。

委員(今村 寿君)この行事に参加して私思ったんですが、食事代はですね、弁当別に注文しなきゃいけないということでございまして、もしくは参加費用、たとえば一定額とってそれで昼食も提供するというようなことにやっていただいたほうがいいのかなという気もしてましたけど、そのような検討をなされたかどうか、ぜひお聞きしたい。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)まず駐車場はご迷惑をかけたことをお詫び申し上げます。昼食のことでございますが、検討会は3回4回重ねておりまして、いろんなことを考えておりますので、今のご意見も参考にさせていただきたいと存じます。

委員長(山路 清一君)今村委員。

委員(今村 寿君)そういう意味では福祉意識の向上だとか介護だとか介護予防だとかたいへん意識の高いものでありますので、ぜひ検討を進めて推進していただきたいと思います。次の質問に移ります。予算書の72ページ。款項でいいますとこれは19節、福祉協議会1799万8000円ということで負担金、助成金が出てますが、これはどういう趣旨でなされているのかをお聞きしたいと思います。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)福祉協議会の活動に対する町からの補助金でございまして、派遣職員の分とか、事業費、あるいは団体交付金の一部負担とか、そのような内容となっております。

委員長(山路 清一君)今村委員。

委員(今村 寿君)今、説明よく聞き取れなかったんですが、派遣職員の人件費というお言葉もありましたでしょうか。その社協へ出向されている方の人件費も含んだ金額がこれだという理解でいいでしょうか、確認します。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)社協のほうに職員を出しております。それで今回はですね、専門職員を社協の体制を強化するっていうところでございまして、専門職員などの強化もございますんで、そのへんの補助を一般のほうから出していくっていうふうな内容も入ってございます。

委員長(山路 清一君)すいません、あと何問ぐらいございますか。(「いや、もうあんまりありません」の声あり)まだまだございますか。今村委員。

委員(今村 寿君)そうすると社協への助成金だとか補助はもうこれ以外にはないというぐあいな理解で間違いないかどうか再度確認いたします。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)先ほど申し上げました町の派遣職員っていうところではここではなくて、総務のほうから出ておりますのでまず訂正いたします。それから社協のほうの関係についてはここ以外はございません。

委員長(山路 清一君)今村委員。

委員(今村 寿君)全然この予算項目見ても出てこないんですが、舟形コロニーという施設がありますが県の施設だと思いますが、それに関わる費用は一切町としてこの予算案に出てきませんが、聞くところによるとあれを廃止するんだという動きもあって、いや廃止する方針はちょっとストップしてるんだということも聞きますが、それにともなう当町の予算だとか、かかわりというのは一切なしということでいいかどうか、また、重度障害者だとかいろんな方々が通常の生活の状態でわが町に戻ってこられるなり、もう来ておられるかもしれませんが、そういうことであれば、支援策のほうで予算化されているのか、合わせてそのへんお聞きしたいと思います。

委員長(山路 清一君)長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君)まずコロニーのところですが、解体作業があるっていうようなこといろいろございました。ただ、重度の方で、地域へ出られない方がいまだ残ってございます。それで、富谷の場合は2名の方がいらっしゃいますので、そこの部分は扶助費として支出をしているところでございます。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君)すぐ終わりますので。まずですね、2点なんですが、町長の施政方針の6ページのところに、前から、上から4段、新たに教育委員会に県教育委員会より学校教育課参事を迎えるとありますが、ここはどこに、予算書のどこに出ていますでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)事務局費の給料、それから予算書の130ページの教育費、教育総務費、事務局費、給料、職員手当、共済費の中に入ってございます。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君)そうすると、事務費とかなんかっていうことですが、どんな仕事をなさるということなんでしょうか。

委員長(山路 清一君)学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸 けい子君)学校教育課の参事として勤務していただきまして、学校の教頭先生だった方ですので、学校の全般についての御指導もいただきながら、そういう仕事もなさっていただくようになると思います。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君)今回新しい事業なのでこれからなのかなとは思いますが、じゃあ分かりました。2点目なんですが、先ほど指導員について児童クラブの指導員、各公民館の指導員について3名増員なさるということがありました。春休み、今度春休みになりますが、そういうときにつまづき、成長につまづきのあるお子様と、普通のお子様っていうとあれなんですが、一緒にこの指導員の方が1人で看られているようなんですね。で、そこに私の知り合いなんですが、孫3歳ぐらいになる孫を連れて午前中遊びに行ったと、そしたらそのつまづきのある子がその子ども、3歳の子どもの持っているおもちゃを取り返してしまって、そして返してくれないというところで、今度遊びに連れて行けないという話を聞いたんですね。それで、やはりこういうあの春休みとかそういうときにはぜひこのやっぱり指導員っていうのは1人では足りないのではないかなと思うのですが、そのへんについては町民から意見があったのか、また検討をなされたのか、指導員についての人数等をお聞きします。

委員長(山路 清一君)生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)ご質問の中で指導員3人というお話がありましたけれども、さきほどの永野委員さんにもお答えした中でのその課題のある子の、そういうあの、面倒を見るというところで6人を増員するということになってございます。さらに今のお話のその長期の休み期間中には、こちらでもそういう手当をしてということで、長期の分の指導員も春休み夏休みそういったところで臨時雇用ということでは今までもやっていますし、これからも継続してやるつもりでございます。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君)今、6名ということでしたが、ということは今までは1人、午前中1人の指導員の方が見ていたんですよね。そうなると2人を置くようなかたちにはなっていただけるのかどうかお願いします。

委員長(山路 清一君)千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君)先ほどあの、永野委員さんの質問にお答えしましたように、チームティーチングでやっていくっていうことで。ひとつのクラス2人で見ていくっていう、そういうような状況で持っていきたいと思います。だから、午前午後とかっていうんでなく、それは午前午後は別々に決まります。常時2人は入る。それから長期期間中につきましては従来どおりその人も含めながらやっていくと。それからもうひとつ児童クラブは小学校1年生からなんです。だからあのそれより年齢下の方たちとのかかわりっていうのはその保護者に責任を持ってもらうっていうことになるわけです。以上です。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君)今の話も分かるんですが、ちょっと混乱している…公民館のプレイルームで児童クラブ実施しているかと思うんですが、そのプレイルームはゼロ歳児から親御さん連れて来れるわけですね。そうするとその長期期間中、普通は午後から3時過ぎからは児童クラブの方たちということで、まあ小さいお子さんを連れては3時からは行かないけれども、それはお母様たちも暗黙のうちの了解ということで3時過ぎると小さいお子さんは連れて遊びには行けないというのがあるみたいなんですよね。午前中、長期期間について午前中は連れて行きますけど、春休みとか夏休みそういう休み期間中は午前中に連れて行くと結局学校休みなもんですから、そういうつまづきのあるお子さんも一緒に指導員の方が見てるわけですよね。そうなるとやはりあの、どうしてもそのお子さん自由なものですから、プレイルームで。やっぱり小さいお子さん来るとそっちのほうに来ちゃうんですよね。その小さいお子さんが遊んでいるときにおもちゃを取り返したりとかっていうと、やっぱりその、親御さんはそういうお子さんは見て、一目瞭然で分かりますので、やはり子どもさんが取り返してっていっても取り返すわけにはいかないと。そういう状況があるわけなんですよね。そうするともう今度は長期期間中は学校の長期期間の間は小さい子が連れて行けない、孫を連れて遊びさ行けないとそういうふうになる傾向もありますのでね、そこでそのプレイルームに指導員を長期期間中だけは、午前中だけでもいいですけれども、まあ2人を置くべきではないかなと思うんですがそのへんの検討はいかがでしょうか。

委員長(山路 清一君)伊豆田委員あの、もうちょっと簡潔明瞭にお願いいたします。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君)伊豆田委員さんがおっしゃる姿の公民館はあるんでしょうけど、基本的には2人体制ということにはしております。なのでそのへん充足していなければ検討していきたいなと思っております。ただあの、何ですかね、やっぱり児童クラブが優先の部分もございますので、その児童クラブ、放課後に帰ってきた子どもたちと乳児たちが一緒にっていうところはやっぱり非常に厳しいのかなというふうに思っております。

委員長(山路 清一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。議案第7号、平成21年度富谷町一般会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
    [賛成者起立]
起立多数と認めます。よって、議案第7号、平成21年度富谷町一般会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。以上を持ちまして本日の議事を終了いたします。なお、次回は明日12日木曜日午前10時に引き続き行うことにいたします。本日は、これにて散会いたします。
午後4時24分 散会

平成21年予算審査特別委員会(第4号)

平成21年3月12日(木曜日)

富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 山路清一   
  • 副委員長 今村寿    
  • 委員 千葉達
  • 委員 相澤武雄   
  • 委員 浅野幹雄    
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子    
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 高橋敏夫   
  • 委員 磯前武    
  • 委員 市川壽藏
  • 委員 菅原傳   
  • 委員 相澤榮    
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二   
  • 委員 小川昌義    
  • 委員 小泉光

欠席委員

  • 委員 土樋輪康雄

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 渡邊俊一

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 長寿福祉課長 千葉美智子    
  • 長寿福祉課長補佐 安積春美
  • 長寿福祉課長補佐 矢田守
  • 健康増進課長 小松巌    
  • 健康増進課長補佐 泉川潤 哉 
  • 税務課長 眞山巳千子    
  • 税務課長補佐 内海壮晃
  • 税務課長補佐 高橋作喜男
  • 上下水道課長 梅津慶一    
  • 上下水道課長補佐 横倉時夫
  • 上下水道課長補佐 相澤友子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 須藤辰夫    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 福原明敏

午前10時00分 開議

委員長(山路 清一君) 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、ただちに本日の予算審査特別委員会を開きます。

議案第8号 平成21年度富谷町老人保健特別会計予算

委員長(山路 清一君) 議案第8号、平成21年度富谷町老人保健特別会計予算を議題といたします。
これより担当の長寿福祉課長へ、議案の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(山路 清一君) 以上で、説明を終わります。これより質疑に入ります。ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(山路 清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 議案第8号平成21年度富谷町老人保健特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決すること に賛成の方の起立を求めます。
  
賛成者起立

委員長(山路 清一君) 起立全員と認めます。よって議案第8号平成21年度富谷町老人保健特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


議案第9号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算

委員長(山路 清一君) 議案第9号、平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
  これより担当の健康増進課長へ議案の説明を求めます。
   [健康増進課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(山路 清一君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 215、216ページのあたりですが、まずここの中に出てきませんが平成21年度予算ための数字を伺いたいと思います。加入者数、加入者世帯数をどう見ているかという質問です。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 加入世帯数につきましては、4,872世帯と見ております。被保険者数につきましては9,117人ということで見ております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 今年の収納率の見込みは85パーセントということでしたが、平成20年度はそれぞれ医療費の一般とそれからですね、医療給付費分現年課税分をいくらと見たか、支援金分の現年課税分をいくらと見たかということで伺います。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 一般被保険者国民健康保険税のうち医療給付費分現年課税分の20年度の当初予算の徴収率につきましては、87パーセント、支援金分につきましても87パーセントで計上したところでございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) その平成20年度ですが、現時点でのその収納状況はどうでしょうか。医療分と支援分で伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 国民健康保険税の医療の分でですが、21年2月28日現在ですが、収納率は75.40パーセント、一般の支援分につきましては74.98パーセントとなっております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) この収納率は例年と比較してどうなのか伺いたいと思います。医療分と支援分についてそれぞれで伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 一般の医療分なんですが、同じ時点で昨年は76.95パーセントで、1.55パーセントの減というような状況になっております。支援分につきましては、昨年ありませんので比較はありません。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 税務課としては原時点でのマイナス1.55パーセントこれをどのように分析しているでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 2月28日現在なものですから口座振替分とかまだはっきり入って来ておりませんので、今後5月末ですね、出納閉鎖までを見ていかないとなんとも今の時点では言えないかなというふうに思っております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 5月の出納閉鎖は毎年同じようになるわけですから、比較的収納率悪いのかなという私思はするのですが、それについてはどうでしょう、今一度お答え願いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 今の時点ではなんとも言えませんが、先ほどお話ししましたように2月28日現在で昨年と比較いたしますと、1.55の減となっておりますのでこれをずっといきますと減になるのかなと思いますけれども、なんともそれは言えません。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 去年、平成20年4月から75歳以上の人たちが後期高齢者医療制度に変りました。その影響は国保会計にはどのように表れていると考えているでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 予算書の215ページをお開きいただいてご覧になっていただきたいんですけれども。一番顕著に表れているところが、退職被保険者の国民健康保険税のところでございます。前年度と比較いたしますと6314万9000円というような減になっておりまして、退職被保険者が60歳から64歳までという限られたこの期間だけになってしまいまして、退職被保険者の徴収率がご説明しましたように、96パーセントで見ておりますので、ここのところが被保険者が減となったところが全体的に歳入についても減というところはあると思います。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 医療費の伸び率ですが、毎年どのように見ているのか、今年はどのような伸びだと想定して予算化したのか伺います。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 伸び率につきましてはですね、前年度との比較だとそれぞれにばらつきがございますので、過去5年間のですね平均値でもってきておりまして8.5パーセントの伸びということで見ております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) そうすると去年の医療給付費の100.85という計算をしたということですか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 申し訳ございません。今ちょっと参考値を言ってしまいました。21年度につきましてはですね、今までの勘案いたしまして0.4パーセントの増ということで見ております。20年度の決算に対しまして、決算見込みです。まだ、あと2か月分等ございますので決算見込みの額に対しまして0.4パーセントの増と見ております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) そうすると医療が、医療給付するわけですけれどもそれはほとんど変らない0.4パーセントぐらいだから、去年並というぐらい、ほんのちょっとだけ伸びるということでその予算化したということですか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 現物支給分につきましては、その見方をしているということでございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 去年の4月から後期高齢者の方々の75歳以上の方々が別の保険制度に移ったわけですが、それでその医療費の伸びというのは抑えられてきていると見ているのか、その医療費について  75歳の人たちがいたときと、それから1年間、1年にもなりませんけれども、その間の医療費についてはど うとっているでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 国保に関しましてはですね、医療費75歳以上につきましては老人特別会計の方で見ておりますので、国保と直接関わりがございませんです。ですからその分については変っておりません。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 退職者については先ほど説明がありましたが、これはかなり大きな変化というか、影響だということで受け止めてきましたが、今後もそうしますとこのように推移していくということになるのでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 大変申し訳ございません。ちょっと質問の主旨がちょっと見えなかったものですから、申し訳ないのですけれどももう一度お願いしてよろしいでしょうか。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 退職者の被保険者国民健康保険税の制度が変りましたですね。それで、その一般保険者に会計の中で去年と比べて6300万円の減があったということで、これからこういうことが平成26年まで続いていくわけですが、これは全体としてね、国保会計にどのような影響が出てくるのかということで、将来の見通しですが伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 20年度からですね、退職医療制度の中で65歳になる前までということで、65歳なった場合には一般被保険者になるということでございますので、そちらが増えていく。26年までに満65歳未満の人と言ったほうがいいでしょうか、65歳未満の人が加入するということになります。ただ、26年度では終わるわけではなくて、26年度に60歳になる方もいらっしゃると、そうするとその方が満65歳を迎えるのはその5年後になるということでございますので、この制度については細々ですけれども、下がっていきますけれどもその制度は続くということにはなります。その分で一般被保険者の療養給付費はやっぱり上がっていくのかなとは予想はしておりますけれども、ただ1年だけの経過でございますので今後の推移を見ながらですね、じっくり研究してまいりたいとは思っております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) この制度は平成26年でまずいったん終わって、その26年の時にするというのは確かにその通りですよね。そこのところは言い方が不十分でしたので付け加えたいと思います。ページで言いますと219、220ページです。次のところでさっき説明がありましたが、財政調整基金から4631万8000円の繰入れがあります。繰入れがあってこれが無ければその予算が立てられなかったということでしたが、その繰入後の残高、基金の残高はいくらでしょうか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) ちょっとお待ちいただけるでしょうか。いま計算させていただきます。現段階でということでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ声あり)現段階でですね、1億4507万3000円でございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 反論するような形なりますけれども。後期高齢者医療制度は始まって半年も経たないうちからですね、企業の健康保険組合というのがありますが、そこの人たちが後期高齢者医療制度に拠出する金額が急増したということなどで、解散しているということが言われていますが、このことについてはどのように受け止めているのか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 国民皆保険の下でございますので、会社等の保険が解散した場合に受け皿となるのが国民健康保険だとは考えております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) その健保のね、その解散しているということでなんですが、健康保険の負担というのは、一番目に後期高齢者医療制度への支援金があって、二番目にさっきから言っています前期の高齢者医療制度への拠出金の二つがあるわけです。それで、217、218ページを見てもらってですね、5款1項に前期高齢者交付金があります。そして、08年度との比較でいきますと1億3915万9000円増えているわけですね。07年度までは健保の側から見てですが、健保の側から見て支出の対象者が健保の旧加入者に対してですね、医療費に限られて拠出をしていた訳ですが、それが今度08年から前期高齢者の多くの加入する国保に支出する範囲が拡大されたということになるわけですが、この理解で間違い無いでしょうか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それで結構だとは思います。ちょっと最後の方が分かりづらいところもありましたけれども、お考えの通りで良いのではないかと思います。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) そうすると、今まで健保組合は様々な自分たちの企業の中で検診をするだとか、脳ドックもかなり手厚くしようだとかというふうな独自のことをしてたんだけれども、それが出来なくなって政府管掌の方に行くということになりますよね、そういうことになるとひいてはですね、どっちもうまく行かないようになってくるという認識が私の中にはあるのですが、その点については担当課はどのように考えているでしょうか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) だいぶ社会保険制度自体が大きく揺らぎつつあると、国でもいろいろこれから一元化だとか、いろいろな方向を出してきていると、やはりその中でいろいろ検討していかなければならないのではないかと考えております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) このことについて政府はですね、国保財政を支援するためだと説明しているわけですが、しかし、その国保財政がね、こんなに値上げをしなければならないような状態に追いやっているというのは、やっぱり国がですね、負担を削減してきたということはあると思うのです。その私が思うのには国保への国庫負担金を削減してきたものを元に戻す、さらに増やすということにしないとどっちの保険もね、うまく成り立っていかないというふうに思うのですが、これについてはどうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) おっしゃるとおりだと思います。各種要望の中でですね、国等には要望して参りたいとは思っております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) それではですね、短期保険証と資格者証の発行世帯数。その資格者証を発行している中に中学生以下の子供のいる世帯は何世帯でしょうか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 一番新しい数の1月末現在でよろしいでしょうか。資格証につきましては100世帯でございます。それから短期被保険者証については330世帯ございます。資格者証交付者の中で中学生以下がということでございますけれども関係課が努力いたしまして、きめ細かな折衝を行った結果現段階ではございません。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) みなさんもご覧になったかと思いますが、先だって民主医療機関連合会の調査で正規の保険証が無いということで、受診ができなかったり、遅れたりということで31人死亡したとこれについては氷山の一角だろうということも報道されていましたが、こういうことからするとね、その331たす100ですから本当非常にその大きな数ですよね、加入世帯が4872世帯ということからするとですねこの割合が非常に大きくてやはり保険証を渡さないというのは改めるべきではないかと思いますがこの点についてはどうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 国の制度に則りましてですね、適切な対応をしていただいて、その家庭状況を審査しながらですね、進めて参りたいと。一概に闇雲に出というわけではなくていままで通りのやり方で実施して参りたいと考えております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) たまたま富谷の中でね、不幸な事態が無いわけでそういうことを答弁なってくるのかなと思いますが、私はそのかなり受診抑制をしている人たちもいるのではないかと思いましてですね、やはりその点については渡さない、発行しないということが必要ではないかと思います。答弁先ほどと思うので再答弁は求めませんが。227ページ、228ページで伺います。2款2項の高額療養費です。3目と4目の所に一般と退職者の高額介護合算療養費があります。去年から始まった制度ですが、実際には今年からということが先ほどの説明にもありました。この説明をしていただくのと、それからこれによって被保険者にどのようなメリットが生じるのか詳細に伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、高額療養と高額介護合算制度ということでございます。これは医療が高額になった世帯に介護保険の受給者がいる場合にですね、医療保険と介護保険の両方の自己負担額が合算できるそして、それぞれの限度額を適用後年間の自己負担額を合算いたしまして、年額の限度額が超えた時はその超えた分が支給されるということでございます。国保分につきましてはまとめて世帯主に支給されますし、介護保険分につきましては按分で支給されるという形になります。ですから高額医療になって介護保険の受給者がいた場合の合算が出来るということでございまして、支払いが一時は自己負担ありますけれども、それが戻ってくるということでございますので、自己負担の軽減になるのかなということでございます。

委員長(山路 清一君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
午前11時 3分 休憩
午前11時15分 再開

委員長(山路 清一君) 休憩前に引き続き開議を開きます。佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 231、232ページ8款1項特定健診のところで伺います。委託料が下がった訳は先ほど説明があったわけですが、同じ委託料の中で心電図、眼底検査、貧血検査が加わります。これはその特定健診が変更になる前にやるべきだということも要望していたわけですが、これはその項目の充実というか復活というか、充実という考え方でよるものなのかどうかうかがいたいとおもいます。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) これに関しましては、健診自体がやはり現在の自分の状態を知っていただくことの一つの方法でございます。それが、やはりより正確にということで心電図、眼底検査、それから貧血検査等を入れることによって、より自分の現在の状態を知っていただいてそれが医療費の抑制に繋がればということで今回新たに追加したものでございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) その特定健診ですけれども、受診率は去年との比較でどうでしたでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 受診率につきまして、去年との比較、20年度につきましては54.9パーセントの受診率でございました。21年度はこれからでございますので、さらに受診率を向上を目指すということでございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 目標値があるわけですよね。5年後に65パーセントでしたっけ。そういうことについては今後どのような働きかけをしていくのか、取り組みを伺います。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 受診率向上につきまして今議員がおっしゃったとおり24年度で65パーセントということでございます。今年度、21年度からはですね、その受診率向上のためにさらに個別検診、黒川郡医師会とも契約をさせていただいて、これからでもございますけれども、させていただいて個別健診も併せて実施をするということで、どうしても集団健診である一定期間で受けられない方についてはそこで対応出来るかなということで、そのような方法も考えながら、あと啓発普及も含めた活動をしていって最終目標値に達成に目指して参りたいと考えております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) その黒川病院での個別健診ですが、大体どれ位その健診対象それ位の割合ということで、実数でいうとどれ位ということで見ているのか伺います。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) まず一つ訂正お願いいたします。黒川病院だけではございません。黒川郡医師会でございます。ですから富谷町内の病院さんでも出来るということになります。やり方と言いますか、目標値、一応ですね昨年大和町でも実施はしておりまして、さほどいなかったていう話しは聞いておりますけれども、富谷としては21年度、500人位を予算計上で考えております。

委員長(山路 清一君) 他にございませか。高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 224ページ、総務費の総務管理費のところで職員給料ですね、2節のところの職員3人分ということと、それからちょっと、となり下の方の徴税費のところで2人分ということで5人分が計上されていますが、これは他会計の繰入金の方で職員の給与等の繰入金として5873万6000円が歳入として上げられているものですが、昨年は一般管理費で4人分、徴税の方で一人分、これが3人と2人に分かれた理由はなんでしょうか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 3人と2人に分けた。税務課とですね健康増進課、一体となってやっておりまして、その賦課徴収分につきましてもですね強化するという形でございますので、1名を追加したと、それで当初予算決まっておりましたので国保の一般管理の方を1名減にしてということでございます。賦課徴収の分の強化ということでございます。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 同じところですね、一般管理の総務管理費の方の13節の委託料がですね、これ総額で1444万9000円が計上されてますが、昨年は1619万2000円ということで、高額療養費システム関連の業務委託はこれは変らないのですが、疾病統計処理業務委託、これが66万円の減、国保連合会電算委託料これ110万円の減、これの根拠というか説明いただけますか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) まず疾病統計処理業務委託につきましては、昨年20年度についてはパソコンのリースも入っておりましたけれども、その分が無くなったということでございます。それから国保連合会の電算委託については単価が下がったと、1件単価が下がったことによる減額ということでございます。

委員長(山路 清一君) 他にございませんか。安住委員。

委員(安住 稔幸君) 228ページ、出産育児一時金についてであります。確か国の方でしましては、21年度は出産育児一時金を直接、すべてを医療機関の方に直接支払うような制度に変るということを聞いておりますけれども、その辺はいかがでしょうか。

委員長(山路 清一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 現在、富谷町でも受領委任払いはもう行っておりまして、直接病院さんの方に支払っている方もいらっしゃいます。ただ、それを最終的に全てそうやるかということについてはですね、まだ最終的な通達、通知がございませんので現段階では申し上げることができません。

委員長(山路 清一君) 他にございませんか。小泉委員。

委員(小泉 光君) ちょっとタイミングをずらしてしまってですね。1件だけですので。215ページの1項の国民健康保険税、これ10億1300万円ほどありますが、この中でですね、いわゆる資産割分というのは何パーセントぐらいあるのでしょうか教えてください。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) 全体額は分かるんですかれども、資産割額の分というのはちょっと手元には持ってきてはおりません。
「じゃ後ほどでも」との声あり

委員長(山路 清一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し採決をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(山路 清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
  議案第9号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(山路 清一君) 起立多数と認めます。よって議案第9号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。


議案第10号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算

委員長(山路 清一君) 議案第10号、平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算を議題といたします。
  これより担当課長の議案の説明を求めます。
上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(山路 清一君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。永野委員。

委員(永野 久子君) 262ページ、下水道維持費の中の委託料で流域関連公共関連下水道事業認可変更業務1512万円が計上されておりますが、これはどういうことなのか少し詳しく説明お願いします。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 今の認可がですね、平成22年度で切れます。そういうことで見直しが必要なってくるということで、これは流域と関連公共下水道一緒、親と子の関係にありますので、親の方が流域下水道そして子が各市町村の公共下水道ということで両方の見直しが必要になるために必要な委託業務でございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この間、セントラル自動車等が北部工業団地に進出するということと等も含めて、この流域の処理料等について施設についても、処理料についても計画が変更されるということはあるのでしょうか伺います。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) それは今回のですね見直しによって各市町村、そして流域それらも含めて見直しの対象になるはずでございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと今の時点ではどの程度、各市町村のこの建設負担金や維持管理負担が増えるかということについては今の時点ではまったく予測が立ってないのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) そのとおりでございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、先ほどご説明がありました建設負担金、同じページですけれども、流域下水道建設費で負担金補助及び交付金、負担金が7885万3000円計上されていて、3747万1000円ですか、前年度より増えておりますけれどもこれに関わる施設の耐震化等というのは今のその計画変更、セントラル等々が張り付くこととはまったく関係ないこれまでの施設に関してのみということで捉えてよろしいのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 21年度のですね示されている事業の中には関係する分は大和大衡中継ポンプ場というのがあるのですが、そこの改良ですか改造、改良その分が入ってございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今の大和大衡分というのは改良というのは何のためにする改良ですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) それは排水能力のアップのためでございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、先ほど来言っている北部工業団地でのその処理の量が増えるということを見込んでというふうに捉えていいのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) はい、そのとおりです。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと最後の所で、258ページですけれども下水道事業債で流域下水道建設債として7730万円計上されておりますけれども、これはこの建設負担債というのは今ご説明のあった耐震施設等に関するものということでよろしいでしょうか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) そのとおりでございます。それらも含めてでございます。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この流域下水道に関しては計画の見直しが行われるということですけれども、出来るだけ早い段階で市町村の負担が処理費についても今回単価が下がったと言いながら処理費についてもまた建設費についても負担がどのようになるかを出来るだけ早い段階で議会にお示しいただきたいと思いますがどうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) いずれ予算とも関わってくると思いますのでそういうような機会にですね、早めにご説明したいと思います。

委員長(山路 清一君) 他に質疑ございませんか。相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 262ページです。成田中継ポンプ場の増設工事設計なんですけれども、この要因はなんですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) これにつきましてはですね、現在ですね二系統、いわゆる一系統はスペアになっておりまして、二系統で成田ポンプ場からジャスコの方向に圧送排水しております。今後ですね排水量の増加というのが見込まれるということが一番なんですが、あとそれから、危機管理ということを考えた時にその一系統増設いたしまして、三系統で対応するというような計画のものでございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) 排水量の増ということは二期工事も含め、それから明石台部分も含めて考えているのですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) それらも今後、認可当然必要になるので、それらの中には認可の中ではその分も含めてですね、入れて対応することになると思うのですが、あとそれを含めなくてもですね人口増加、今のエリアの中での人口増加に対応する排水量の増量、増加ですね、それらも増えていくということで考えたものでございます。

委員長(山路 清一君) 相澤榮委員。

委員(相澤 榮君) このポンプ場は非常に重要なところだと思うんです。相当な量が排水されると思うのです。それで、わざわざ大清水まで圧送しているわけなんですけれども、あそこにですね、二期工事と明石台東が計画されるというふうになってきた場合にその後の対応と部分で本管工事という部分は考えるかどうかお伺いします。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) それらについてはですね、今後ですね具体的に出て来たときに検討はしなければないと、具体的にですね、そういうふうに思っております。

委員長(山路 清一君) 他にございませんか。小川委員。

委員(小川 昌義君) 262ページなんですが、13の委託料。中継ポンプ場というのはあるのですが、これは先ほど6箇所と言われたのですが、台数はどれ位あるのですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 中継ポンプ場等ということで書いてありますが、マンホールポンプ16箇所、それからそれよりも大きい本格的な中継ポンプ場ですか、それが6箇所ですね。計22箇所でございまして、いわゆる二系統というか、二台づつ、一台スペアという形で二台づつ設置されております。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) それでは、その下の下水道台帳地図情報システム作成業務710万6000円とあるのですけれども、これは昨年は無かったんですが、これはどういう作業なのかちょっと説明お願いいたします。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 去年もあげていたかと思うのですが、これはいわゆるGISの関係の物でございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) 昨年無かったんですよね。私、何回も調べてみたのですが。要するに水道系のサーバーを使ったGISだと思うのですが、この新たにこの出来たのかどうかね、再度質問したいと思いますが。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 新たなものではございませんで、GISのシステムでございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) GISの中の下水道部分の地図のシステムの作成ということなんですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) はい。そのとおりでございます。

委員長(山路 清一君) 小川委員。

委員(小川 昌義君) そうしますと、今現在あるGISの中の下水道部分だけという意味ですね。水道の部分ではなくて下水道部分だけのという意味ですか。分けられるんですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) その通りでございまして、GISの地図、画面の地図の中にですね、上水と下水それぞれ入れ込んで、使う時は一緒にも使えますし、ばらばらにしても使えるというシステムになってございます。

委員長(山路 清一君) 他に質疑ございませんか。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 262ページの15節の工事請負費の中で太子堂と書いてありますが、ここ何キロで地番とキロ数をお願いします。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 約5キロございます。

委員長(山路 清一君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 場所はどの辺でしょうか。2年位前でしょうか水道破裂したということもありますので、その場所なのかどうか地番お願いします。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) これは太子堂地区内全域でございまして、以前カメラ調査したのを受けてですねやるものでございます。

委員長(山路 清一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」と呼ぶものあり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(山路 清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
  議案第10号平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(山路 清一君) 起立全員と認めます。よって議案第10号平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


 議案第11号 平成21年度富谷町介護保険特別会計予算

委員長(山路 清一君) 議案第11号、平成21年度富谷町介護保険特別会計予算を議題といたします。
  これより担当課長へ議案の説明を求めます。長寿福祉課長。
   [長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(山路 清一君) 次に長寿福祉課長から説明を求めます。
[長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(山路 清一君) 以上で説明を終わります。この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時56分 休憩


午後 1時00分 再開

委員長(山路 清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 今回の平成21年度の予算は全協で説明がありましたし、介護保険料引き上げになるという予算であります。これについては基準額で4.9パーセント、月額200円、年額で2400円の引き上げということでいいのでしょうかお願いします。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) はい。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 283ページ、284ページ、1款2項の介護保険料のところですが、1節のところでさまざま出ていますが、この保険料の対象者というのは何人なのか伺います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) すみません最初何ページとおっしゃったのかお願いします。(「あっ、ごめんなさい283、284ページです」との声あり)283、284ページですか。(「はい、特別徴収の方の人数」との声あり)予算の立てた段階でございますので、5252人でございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) その人たちの徴収率の見込みはどのように立てておりますか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 予算計上段階で現在の5251人で、一応100パーセントと見てございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 5251ですか。はい、わかりました。その下の現年度分の普通徴収がありますが、これは何人で徴収率何パーセントと見たでしょうか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 予算の計上段階でですね729人で、普徴の徴収率は86パーセントと見てございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 3款のところに普通徴収の方々の滞納繰越分がありますがこれは何人今いるのでしょうか。(「3節です、すみません」との声あり)。

委員長(山路 清一君) 税務課長。

税務課長(眞山 巳千子君) まだ確定はしませんので、この滞納繰越分につきましては未収納額を推計しまして、収納率6パーセントということで見ております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 普通徴収の保険料の滞納状況ということですが、数字を見ますと去年よりはちょっと下がっているかなとがわかるのですが、滞納している人たちへのサービスについてはどのように対応されているのか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 滞納されている方々へのサービスの制限はいまのところ行ってございません。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) その滞納期間が過ぎても納めなければならない期限が過ぎても滞納しているという人たちの生活状況だとか、その実態はどのように見ているのか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) サービスを使っている方々は様々でございまして、今人数のところを詳細持ってございませんがケアマネージャーとそれぞれ相談をしている方、あとまだそこまで行かない方といろいろございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 今回の保険料ですが第4段階の基準となる保険料のところを二つに分けて、一つは1を掛ける。もう一つは0.875を掛けていますが、これは一般会計か、その0.125の分については一般会計からの繰入でしてあるものでしょうか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 一般会計からは持ってきておらないです。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) ここの第4段階のところを二つに分けたというのについては軽減ということで、その考え方は当然だと思いますが、そうであったとすればその0.125分についてはね、一般財政から繰り入れをして、保険料全体を下げるということをするべきではなかったかと思うのですがこれについては検討したでしょうか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 保険料についてはですね、1段階から6段階までそれぞれトータルでバランスをとっていくものでございますので、そのようなことは考えておりませんでした。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) これはですね、やっぱし国自身も一般財源からの繰入で保険料の軽減をしているところもありましてですね、今回は町も一般会計から繰入をして、保険料全体を下げるということは必要だったのではないかと思いますが、それについてはどうだったんでしょう。やるべきだったかと思いますが伺います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 今回はですね、そのようなことは考えませんでした。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 291ページ、292ページです。1款3項で介護認定審査会。7節に賃金がありまして、訪問看護師が計上されています。去年よりもおよそ100万円多くなっていますが、これは何人から何人なるということですか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) ここでございますが、人数はそう多くはないのですが、内容的にですね、件数が多くなってることに加えて一人当たりの調査の時間が長くなってございます。それで、昨年比1.35倍くらいの時間がかかるような状況。あるいは、遠距離の方々がございますので、一週間に三日とかそういうふうな訪問の賃金だったのが五日とか増えるような、総合的な増加になるというふうに計上いたしているところでございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) その訪問調査をする看護師の方々というのは、その新認定システムの実態調査ということで、訪問するということなのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 実態調査をする訪問看護師さんですが研修をしっかり受けていただいて、実態調査をするということになります。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) わかりました。そうするとその訪問しながら調査をしてコンピュータによる一次判定だけではなくて、家庭の実態に合った判定ということに、そういう立場で研修をし調査もするということになりますか伺います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 訪問看護師さんには実態調査をしてきてもらいます。それを包括支援センターのケアマネージャーである、あるいは保健師等がその話しを聞きまして町のスタッフが一次判定のところに関わっていくというところでございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、その訪問するときには看護師一人で行くのですか、町の職員は二人で行くとかということではなくて帰ってきてからというやり方になるんですか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 訪問調査は町の職員が行く場合もありますが、この実態調査する訪問看護については県の研修をきっちり受けてもらいますので一人で行くようになります。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 同じページです。2款の1項目の介護サービス諸費です。ここの中にですね、地域密着型介護サービス給付費負担金が9386万1000円予算化されています。前の説明で日吉台に施設の見通しがあるということで、説明をされたわけですがこれについてもう少し詳しい説明をお願いしたいと思います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) ここに計上してある地域密着型介護サービスはまずグルホですが、これからこの前お話したのは、日吉台ではなく富ヶ丘と私はお話したと思っております。それで、そこにつきましては、グループホームとそれからグループホームは障害者との共生型ですね。それからもう一つは、小規模多機能型9名で、失礼しました。今の最初のグループホーム共生型が9人でそれと一緒なんですが、建設時期はちょっとずれていきますが15人程度の小規模多機能型を今後というところでございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 今回そうすると富ヶ丘に新しいそのホームが立ち上がってということですが、施設の要望がたくさんあるということで今後の取り組みについてはね、この他にも出てくるかどうかちょっとだけ伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 今回の第4期の計画では今の建設しているところだけでございます。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 最後になりますが、295ページ、296ページにあります3款の1項、介護予防事業費があります。委託料がありまして生活機能評価がありますね。これは介護予防のために送られてくるわけですが、中を見ると非常に迷ってしまうというか、書くのにどちらなのかなというところがありまして、これはその全国統一のものなのか、それとも富谷町のものなのか書きにくいところに下の方に特に書けるようにするということは出来ないのか伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 生活機能評価の関係ですが、あの様式は全国統一で出来ているもので、富谷なりに書き換えることは不可能なものです。それで、書くとき非常に悩まれるというお話しですが、本当に直感で書いていただくようにとは、お電話でいただいた時にはみなさんに、その時の感覚で良いですということで、悩むと、どんどんどんどんしますからそういうことをお話ししております。

委員長(山路 清一君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、富谷型でもう一枚用紙を入れてなんでも思っていることを書いてくださいとかというのはどうなんでしょうか。伺います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) そのようなことは今のところは考えてございません。

委員長(山路 清一君) 他にございませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君) まず、291ページですが介護制度ですね4月1日から改正が出てまいりまして、いろいろ予想される問題もたくさん出てくる感じがあります。もっとも重要なのは介護認定審査会ではないかと、いろいろ介護の内容もありますけれども、ここのところがですねうまく機能するとあんまりトラブル起きて来ないのかなと感じあるのですが、これ457万円予算取ってありますけれども、前年より若干増えてますがこの人数ですね、何人位いるのか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 認定調査会にかけている人数でございますが、866人ほどの実績となってございます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) その方々の選出メンバーの色分けと言いますか、顔ぶれと言いますかねどういう層から出されているのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 審査会のメンバーにつきましては、結構審査の件数が多いものですから、5グループを作って行っておりまして、普通のドクターでありますとか、それから介護施設の職員あるいは看護師、あるいはケアマネージャーというようなところで、それぞれ5人づつ組んで認定審査会を行っております。黒川行政の方では年1回から2回、その認定審査会の審査の仕方についての研修を行うというようなことをやっております。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) それでその方々でいろいろ認定審査やるわけですが、いろいろ中にはですね、ランクが下げられてしまって、こんなはずではないというふうにいろいろ苦情が出てくるだろうというふうに思いますけれども、この苦情の処理はどこでやられるのかですね、お伺いいいたします。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) まず、大きくですね本当にその介護認定に不服をするとかということになりますれば、国保連合会の相談機関の方に上げていくようになりますが、その前にですね、いろいろな方法もございますのでちょっとおかしいのではないかというのは包括支援センターの方に来ていただければ十分な相談をいたしております。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうしますといろいろ家族の方がもう一回考えてもらいたいということで、苦情を出した場合にその受付の窓口はどこになるのですか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 受付の窓口は町とそれから国保連合会、どこでもそれは構いませんが、いろいろな方法もあるので町にいらしていただければいろいろなお話を出来るかと思います。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) いろいろ出てくると思いますので、出来れば広報などを少し丁寧に説明をするような欄も作って町民に周知していただきたいなと思いますけれども。その次に入ります同じ291ページですが、この運営委員会がありまして予算が入っておりますけれどもこの運営委員会の役割ですね、どういうふうな役割を担っているのか伺いいたします。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) この介護保険運営委員会につきましては、介護保険事業計画のまず策定というところがございます。それから策定した後の運行管理ですね、それがございます。

委員長(山路 清一君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) この運営委員会は年に何回くらいやられているのですか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 今回は3回予定しておりますが、計画の策定時でありました20年度においては6回、分科会なども入れて開催をしております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) まず、認定審査ですけれども1件当たりにかかる時間はどの位と見ていますか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) いつも1件あたり何分というのが審査会の方から出てきているのですが、今持っている資料のところには1件あたりの時間が抜いてありますので、後でよろしければお示しをさせていただきたいと思います。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今も菅原委員の方からでましたけれども、今回大きくその特に認知の方々に対しての認定の出方が一次判定で大きく実態とかけ離れるのではないかという恐れがある中で先だってのご説明では特記事項でね、対応していくという話しでしたが従来の認定審査会の審査時間、私の記憶でも1件あたりあまり長くはなかったですよね、そうなってくると認定審査会自体この問題での尻拭いという言葉は悪いんですけれども、結局一次判定のカバーをしていく分での相当時間が取られることになるのではないかと思うのですが、これについてはどういう対応していくのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 確かに項目があってということでいろいろな問題ございますが、認定審査会のその今おっしゃられた所については、黒川行政で担当者の課長会議、あるいは先ほど申しました5グループの方々の合同の研修等ございますのでその場でそういう話しを出して検討をしてもらいたいと思います。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 一つ仕組みがよく分からないので293ページですけれども、高額医療合算介護サービスというので、今回から新たに給付が始まるわけですけれども、これにつきましてですね、実務の流れというのですか国保の医療のレセプトと介護のかかった分と合算するわけですよね、高額医療の対象者にね。そうなった時にそれぞれ、この人は合算だという判断はどこでするのかとかね、それから高額の対象だとこの今回の合算の対象だというふうにされた場合にはじゃあどういう実務の流れでこの医療が、医療費というか介護と医療の分がね、還付というか償還というか返ってくるというふうになるのか、その返ってくる、当事者に返ってくるまでの流れこれをまず伺います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) まず、これ私たしたちも今回4月からということですが、1年分ということで初めて取り組むことになるものでございます。まず国保とそれから介護それぞれですね、高額が発生した人は高額を払ってますが、自己負担分を積み上げていくわけですね。それを合わせて限度額を超えたという場合に、お知らせをして払うということになろうかと思いますが、その計算をするのはですね、国保連合会の方の電算システムの中で、電算システムと言うとおかしいですね、国保連合会の方で給付の実績を持っておりますのでその中での計算になって、町に連絡が来て本人にというふうになっております。今回はですね、1年分と言いながら4月からになりますので、1年6ヶ月位ちょっと超えるくらい月数になろうかと思っております。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、そういう高額医療合算介護サービスの対象になったというふうになったという時点がらカウントされるまでの時間というか日数はどれ位かかるものなのですか。例えばですね、高額医療費でしたらほぼ三ヶ月後には戻ってきますよね、これで考えた場合にこれは今回のこの高額医療合算介護サービスの費用というのはどの位の時間を経て返ってくるのでしょうか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 合算をしていまえば今までの高額と同じように3ヶ月以内での支払いになろうかと思いますけれども。ただ、合算する期間が長いですので、そのことはちょっと今までとは異なるかと思います。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、合算される対象の期間が長いために高額医療だけであれば三ヶ月後に返ってくるけれども、合算されるがために1年以上ということもある訳ですか。返ってくるのが。どうでしょうか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 医療費と介護の高額の部分は通常通り払いますので、それでそれの残った分の自己負担分を積み上げていっていくのが合算ですので、別物ですので。(「一部負担ですか」との声あり)はい。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうするとこの対象になるのは一部負担金の分ということでしょうか。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 具体的に言いますと、介護の支給が自分の分を払って、高額が生じればそれは高額で戻ります通常で、一部負担、自分が払っていた分を積み重ねていってなをかつというところで、二段重ねになっているというところをご理解いただければと思います。

委員長(山路 清一君)質疑ありませか。(「なし」の声あり)質疑なしと認めます。これで質疑を終ります。
  議案に対する討論を省略し採決をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

委員長(山路 清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
  議案第11号平成21年度富谷町介護保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(山路 清一君) 起立多数と認めます。よって議案第11号平成21年度富谷町介護保険特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


議案第12号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算

委員長(山路 清一君) 次に議案第12号、平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算を議題といたします。
  これより担当課長より議案の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(山路 清一君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。質疑ございますか。佐藤聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 保健福祉センターが無くなるということで介護サービス事業も無くなるわけですが、利用者からすると無くなるということで本当に衝撃を受けたということがありました。その町がね、直接サービスするということも意義があったかと思うのです。採算を度外視して、やっぱりやるという意義もあったということを私はあったと思っています。それで、無くしてしまったのでは住民のためにならないと私は思うのですが、その点についてですね、町はどのように考えていったのかお尋ねいたしたいと思います。

委員長(山路 清一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉 美智子君) 町のデイサービス開所当時は近隣になにも無いし、やはりそれなりの意義はあったかと思っております。それが20年を経過いたしてきまして、介護保険の制度も開始し、同じような居宅事業者がどんどん増えてまいりました。それは町と同じようなものではなくて時間が長いとか、あるいは土曜日、日曜日やっているとかそれぞれ利用者のニーズに応えるような、あるいは家族のニーズに応えるようなものになってきておりますので、この時期に休業、休止いたしたことに関しては、残念だと言われるとこはありがたいところでもございますが、いたし方もないことだと存じております。

委員長(山路 清一君)他に質疑ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めこれで質疑を終わります。議案に対する討論を省略し採決をしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(山路 清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
  議案第12号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(山路 清一君) 起立多数と認めます。よって議案第12号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算

委員長(山路 清一君) 議案第13号、平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
  これより担当課長へ議案の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(山路 清一君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(山路 清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
  議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(山路 清一君) 起立多数と認めます。よって議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
この際、午後1時50分まで休憩いたします。
午後 1時36分 休憩


午後 1時50分 再開

議案第14号 平成21年度富谷町水道事業会計予算

委員長(山路 清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。議案第14号、平成21年度富谷町水道事業会計予算を議題といたします。
  これより担当課長へ議案の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った。

委員長(山路 清一君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。磯前委員。

委員(磯前 武君) 梅津課長には今回で退職ということで、ご苦労さまでございました。最後に一つだけ質問をさせてください。こんなに一生懸命やっていながらなかなか収入減、そしていろいろな費用が掛かるというこれは貴重な水でありますから、大事に使わなければならないのですが、この中で水道、水を使っていて、町民ですからいいのですが、使っていながら支払わないという額はどのくらいなのか伺います。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 最新のもので1月末で約7500万円というふうになっております。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) かなりの金額ですが、その中で金額の多い所帯といいますか、どのくらいの金額、多い方、滞納額の多い方。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 7500万円、月末での金額ですが、月末締め切りなのでその後入ってくるということで、下がってはくるのですが、それにしても月末ではこの金額でございます。それで、最高150万円という方ございます。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 100万円クラスは何人ぐらいいるのですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 2、3件。はっきりこう何件というのではなく2、3件ぐらいはあります。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) その集金についてはどういう方法でやっておられるのか伺います。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 未納整理につきましては努力はしているつもりでございますが、その方法としてですね、停水処分までいくわけですが、停水まず通知する段階でですね、分納誓約というのですかね、誓約を作って、作る方がおりまして、計画的に払うよということ、それがなかなかと言うよりも守られない、一回書いてもまだ同じ事を繰り返してきているというような状況ではございますが、その点についてはなお一層いろいろな方法考えながらやっていかなければならないとは思ってございます。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) そういうまじめに、きちっと払っている方から見れば大変な悪質といいますかね、そういうことだとおもうのですが。近い場所では仙台市の例をとりますと、そういう悪質な方は止めると、止めないと懲りないということなんですが、そういう措置を考えておりますか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 停水処分をやっているところはございます。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) この悪質な方。7000万円近くもあってまじめな方がその煽りを食うというそれで町では負担を強いられるというふうなことなので、こういうことに対しての集金業務強化するような考えがありますか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 去年の9月に補正でパートの方お願いして、今現在その方を補充したわけですけれども。そして、いままで正職員で対応していたのですが、そのパート職員のお陰でですね、いろいろと最近は今までよりは充実してきていると思っております。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) その臨時の方を雇って効果が上がっているというのですが、金額にしてどのような効果が上がったのかお願いいたします。大体で。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 現年度分で9月以降ですが、0.1から0.2パーセントくらい上がっているのではないかというふうに見ております。

委員長(山路 清一君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 今年度で課長お辞めになるのですが、今後のこと考えてどのくらい今後こういうふうな滞納を無くすために良くなるか、良い提言をする考え方は持っていますか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) まず、停水処分はやっていくと、これは当然でございます。あるいは、あまりやりたくないと言うとうまく無いのですが、法的な司法的なそういう手続きですかそういうのも視野に入れていかなければならないのかなというふうに思っております。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) 今の滞納の件ですけれど、仙台とね東向陽台地区やなにかは共有ですよね、いただいてますよね、水ね、仙台の方から。そうしますとね、泉区の人たちはそういうものに関してはすぐストップです。そうすると夕方も払いに来ます。やはり同じような、今どのように状況がね把握出来ませんけれどもどの位の判断をしてですね、そういうようなことをしないのかやはり今悪質だと今隣の議員から言われますが、悪質であればこれはやはりそれだけのものをですね、すべきだと思うのですね。正直言って泉の課長よく知っているようにあそこのところではそういう人たちがみんな電話攻勢ですよ。書類も流します。何がストップします。支払いが何時までです。それは十分に調査する必要はありますよ。なんでもかんでもってね、その辺のところはやはり隣の市とね、その辺がちょっと町長が暖かい心なんだか分かりませんけれども、やはり一つのものに考えたけじめはするべきです。7000万円です。私びっくりしました今、やはりそういう面はちゃんとしたことのけじめをしないとこれはまずいと思いますよ。なぜ止めなかったのか、これ正直150万円とはえらい金額でしょう。例えば150万円とは何ヶ月分ですか。何ヶ月分て2ヶ月ごとにやっていることですから。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 4、5年くらいになっているかと思います。

委員長(山路 清一君) 高橋委員。

委員(高橋 敏夫君) いずれにしても、そういうような決して財政がどうとかこうとかじゃなくてやはり、そういう物は権利と義務と言う段階から良く考えたら必ずそういうものは徹底してすることもやはり、そういうことは町のね、義務だと思います。また当然、町民に置き換えても支払いをするのがこれは義務だと、そういうことを考えた時にやはり5万円もいくような所がそういうやり方ではちょっとまずいと思いますので是非これは、課長はちょっとね、優秀な課長が去ることはちょっとあれかもわかりませんけれども、町長とあと踏まえてそういうことを対応を練っていただきたいと思いますがいかがですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) その点については大変申し訳無いのですが、段々とですね。前よりは充実した形でそのような未納の対応ですか。そういうふうにはなってきていると思っておりますが、なお不十分であると思っておりますので、努力して進めていきたいと思っております。

委員長(山路 清一君) 他に質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 363ページですけれども。収益的収入及び支出の中で給水収益水道使用料は前の年に比べて、前年度に比べて338万7000円減っているわけですけれども。一方で水道加入金は154万4000円増えております。世帯も増えていて人口も増えている要因とそれからその節水などによる使用料、水量のね、低下というのが合わせてあるかと思うんですけれども。この間一人当たりの水道使用、水量はどのように変化してきていますか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 2ヶ月でですね、4月から1月までの統計なんですが、生活用ですけれども、2ヶ月で平均41.1トンてことなんですね。それが19年度です。20年度におきましては39.9トンと、二月(ふたつき)でですね。こういうふうに1件あたり生活用水が下がっている状況にあります。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 一世帯あたりですね。一人じゃないですね。(「はい」との声あり)それでは、次に363ページですけれども、同じページですが収益的収支は単純にここで水道事業の収益から支出の水道事業費用を引きますとさっきお話しのとおり1億4300万円ほど不足する形になりますけれども、その一方で支出の中に減価償却費の分としてこれが2億1393万円計上されております。366ですね。それで、この減価償却は実際にお金を支払うといったような性質のものではありませんので、この分を考慮すると実際にはプラス7080万円くらいというふうになりますので、実質的には資金繰りで、営業的にその資金が不足するというような事態ではないと理解してよろしいですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 今、減価償却費についてはですね、おっしゃるとおり内部に溜まる資金になるわけです。ただ、赤字が出た場合、例えば減価償却費内であればその差については内部にその資金が溜まっていくという仕組みになっているわけですが、今回の場合は1億4000万円、2億1000万円のその差は確かに内部には溜まるんですが、ただ一方でですね4条予算というのは、資金、必ず現金、資金これで予算組みされます。そういうことで4条予算の方で額がそれ以上に出れば、その内部にある資金が減少してくるという状況にはなります。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、内部留保資金現在高とそれからここ数年後までの見通しが分かる範囲で伺いたいと思います。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 現在、1月末で約12億円の資金残高となっております。あと今後、投資が幾らになるかということよりまして、企業債償還も含めてですが多分目減りしていくだろうというふうには予想しております。額的にはちょっと分かりません。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは後で構いませんので21年度以降分かるところまでの内部留保資金の残高を後でお知らせいただきたいと思いますが、大丈夫ですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) それも収支予測しないとはっきりしたところは言えないのですが、ただ傾向としてはちょっと中期計画の方ですね。あそこを見ていただくと申し訳ないのですが流れとしては分かると思います。ただ、あの額よりは下がっていくということは現在低迷している状況のあるのであの数字からは落ちていくかもしれませんが、流れとしては資金残高という欄がありますのでそこを見ていただくと助かるのですが。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) じゃあ後で自分で見なさいということですので見ますけれども、とにかく1月末では12億円の残高があるということは分かりました。364ページですが企業債の償還金2億5865万円、元金の償還ということで先ほど前年度より1億334万4000円増えているのは繰り上げ償還をしたことによるということでしたけれども、これはどの分の繰り上げ償還したのかということと、利率いくらのものだったのかということを伺います。さらにもう一度立つのもなんですので、その繰り上げ償還による効果というのはいくらか伺います。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 繰り上げ償還が一番大きな増加要因でございまして、あと通常の元利償還も若干入ってる状況です。それで繰り上げ償還予定額が9410万円でございます。ということでよろしいでしょうか。(「これは何ていう名称の節でしたか」との声あり)財政融資資金という資金でございます。(「そうじゃなくて事業名ですね」との声あり)事業名ですか。事業名はいろいろあります。創設から二拡までですね。

委員長(山路 清一君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと1件だけではなくて何件かまとめて繰り上げ償還したということですか。それならそれぞれ利率いくらのものを何件というふうにお答えください。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 今度21年度に繰り上げ償還する件数は2件でございまして、1件が4543万3000円、千円未満四捨五入しますけれども、それからもう一つが4869万9000円で9410万円というふうになると思います。(「利率は」との声あり)利率はですね、5.2パーセントと5パーセントでございます。(「それから財政効果」との声あり)財政効果はですね、約2030万円と見ております。

委員長(山路 清一君) 他に質疑ございませんか。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 本当に先ほど磯前議員もおっしゃいましたけれども、私も13年間ですか梅津課長さんにお世話になりまして、大変ありがとうございました。最後の記念といたしまして、368ページと342ページの第2条のところの主な建設改良事業としまして、配水管、先ほどのご説明でひより台の国道横断とここにありますがこれはこちらの368ページに載っているのと考えてよろしいのですか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) 同じものでございます。

委員長(山路 清一君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) そうするとこれは修繕とありますが、現在入っている分も修繕とそれから、新しいのもあるんでしょうか。

委員長(山路 清一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津 慶一君) これは修繕ということでちょっと大きな修繕なものですから工事の区分にしております。

委員長(山路 清一君) ほかに質問ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(山路 清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
  議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(山路 清一君) 起立全員と認めます。よって議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

委員長(山路 清一君) 以上をもちまして本委員会に付託されましたすべての審議が終了いたしました。暫時休憩をいたします。
午後 2時26分 休憩


午後 2時27分 再開

委員長(山路 清一君) 休憩前に引き続き、予算審査特別委員会を開きます。予算審査結果を議長に報告することになりますが、報告書はお手元に配布のとおり報告をしたいと思いますので、その内容を朗読いたします。


予算審査特別委員会審査結果報告

平成21年度富谷町一般会計予算をはじめ、計8つの各種会計予算につきましては、去る2月23日の本会議におきまして、その予算の審査のために議長を除く議員全員で構成する「予算審査特別委員会」が設置されました。
  予算審査特別委員会は、3月9日、10日及び11日並びに12日の延べ4日間、議案第7号平成21年度富谷町一般会計予算、議案第8号平成21年度富谷町老人保健特別会計予算、議案第9号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算、議案第10号平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算、議案第11号平成21年度富谷町介護保険特別会計予算、議案第12号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算、議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計予算につきまして、慎重な審議を行いました、その結果全議案ともに賛成多数により「原案のとおり可決すべきもの」と決定されました。以上、予算審査特別委員会の報告といたします。
平成21年3月13日 予算審査特別委員会委員長 山路 清一
以上でございます。委員各位のご協力によりまして予定通り審議が行われたことに対し、深く感謝申し上げますとともに、敬意を表するものでございます。予算審査結果につきましては各種会計予算ととも討論を省略し採決の結果、各事件とも多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。よって報告書は先ほどお手元に配布のとおりであります。本定例会最終日に議長あて報告したいと思います。以上を持ちまして、のべ4日間に渡る予算審査特別委員会を閉会をいたします。大変ご苦労さまでございました。
午後 2時30分 閉会

平成21年第1回定例会議事録(第4号)

平成20年3月18日(火曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君     
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君     
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君     
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君     
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君     
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君     
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君     
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君     
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君     
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 3番 土樋輪康雄君

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 昆野武裕君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫
  • 次長 橘川栄
  • 主事 福原明敏

議事日程 第4号

平成21年3月13日(金曜日) 午後1時 開議

議事日程表
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 議案第 7号 平成21年度富谷町一般会計予算
第 3 議案第 8号 平成21年度富谷町老人保健特別会計予算
第 4 議案第 9号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算
第 5 議案第10号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算
第 6 議案第11号 平成21年度富谷町介護保険特別会計予算
第 7 議案第12号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
第 8 議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
第 9 議案第14号 平成21年度富谷町水道事業会計予算
第10 議案第15号 富谷町基本構想の改定について
第11 議案第16号 富谷町国土利用計画の改定について
第12 議案第27号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第9号)
第13 発議第 2号 富谷町議会会議規則の一部を改正する規則
第14 発議第 3号 富谷町議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する
第15   議員の派遣の件
第16   閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午後1時00分 開議
議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日は、傍聴人がおられます。
 傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどの撮影等は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえて、静粛を保ち、傍聴されますようお願いいたします。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
 なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第 120条の規定により、13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第 7号 平成21年度富谷町一般会計予算

日程第3 議案第 8号 平成21年度富谷町老人保健特別会計予算

日程第4 議案第 9号 平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算

日程第5 議案第10号 平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算

日程第6 議案第11号 平成21年度富谷町介護保険特別会計予算

日程第7 議案第12号 平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算

日程第8 議案第13号 平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算

日程第9 議案第14号 平成21年度富谷町水道事業会計予算

議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第7号平成21年度富谷町一般会計予算、日程第3、議案第8号平成21年度富谷町老人保健特別会計予算、日程第4、議案第9号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算、日程第5、議案第10号平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算、日程第6、議案第11号平成21年度富谷町介護保険特別会計予算、日程第7、議案第12号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算、日程第8、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算、日程第9、議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計予算については、議事の都合により、富谷町議会会議規則第37条の規定により一括議題にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。    
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程第2、議案第7号から日程第9、議案第14号までを一括議題といたします。
 ただいま一括議題といたしました議案第7号から議案第14号の予算審査結果につきまして、予算審査特別委員会委員長に報告を求めます。予算審査特別委員会委員長山路清一君、登壇を願います。

予算審査特別委員会委員長(山路清一君) 予算審査特別委員会審査結果報告。
 平成21年度富谷町一般会計を初めとする計八つの各種会計予算につきましては、去る2月23日の本会議におきまして、その予算の審査のため、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会が設置されました。予算審査特別委員会は、3月9日、10日及び11日並びに12日の延べ4日間、議案第7号平成21年度富谷町一般会計予算、議案第8号平成21年度富谷町老人保健特別会計予算、議案第9号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算、議案第10号平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算、議案第11号平成21年度富谷町介護保険特別会計予算、議案第12号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算、議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計予算につきまして慎重な審査を行いました。その結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定されました。
 以上、予算審査特別委員会の報告といたします。
 平成21年3月13日、予算審査特別委員会委員長山路清一。
議長(渡邊俊一君) これより採決に当たっては、逐次議題といたします。
 日程第2、議案第7号平成21年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
 質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、平成21年度富谷町一般会計予算案に反対をいたします。以下、理由を述べます。
 平成21年度予算は、 100年に1度と言われるかつてない厳しい経済情勢のもとで、いかに住民の暮らしを守るかが最大の課題となっております。この3月に非正規労働者だけではなく正規労働者も含めて数十万人がリストラ、解雇の対象になると言われており、中小商工業者も受注が減り、経営難の真っただ中にあります。町内のある会社社長は、従業員を守り、会社を持ちこたえるために内部留保を取り崩して頑張っていると言っておられましたが、困難に直面している住民にとって、まさに地方自治体の施策が頼みの綱となっています。
 富谷町の平成21年度予算はどうか、住民の視点で見てみますと、重大な幾つかの問題があると言わざるを得ません。
 まず、景気対策ですが、21年度予算案は、文化財発掘を初め、森林整備、防災支援システムデータベース構築、環境美化推進事業、松くい虫対策、大亀山森林公園間伐、特別支援教育支援員配置、町立幼稚園への補助員の配置、妊婦健診の回数を14回まで拡大などの事業が計画され、臨時職員の採用は延べ 140人を超えるとされております。しかし、これらはいずれも国の第2次補正予算であるふるさと雇用再生特別交付金、緊急雇用創出事業臨時特例交付金、妊婦健康診査臨時特例交付金などを財源とするもので、町独自に臨時職員の雇用期間を延長したり事業を継続する考えはなく、国の施策を超えた景気対策、雇用対策とはなっていません。政府の臨時的な措置を起爆剤に継続的な雇用・景気対策が行われなければ、起爆剤は一時の花火で終わることになるのではないでしょうか。
 同時に、政府の第2次補正予算の町での使い方にも大きな問題があります。町は、大規模な工業用地として開発が計画されている成田北地区での文化財発掘事業にふるさと雇用再生特別交付金 3,546万 8,000円を充てる計画です。しかし、文化財発掘は基本的に事業者が負担するものという当局自身の答弁からすれば、文化財発掘の費用は事業者、つまり成田第2土地区画整理組合準備委員会が負担するべきものであり、ましてや雇用対策として国から入った税金を開発事業者の負担の肩がわりに使うなどということがあってはならないと考えます。雇用対策、景気対策としての趣旨に反するとともに、住民より開発者の利益を優先する町当局の姿勢は、到底、住民の納得を得られないものと考えます。
 平成21年度は17名の職員新規採用を見込んでおり、県内市町村の中でも人口割で比較して圧倒的に少ない富谷町の職員数が一定程度改善されることになります。ただ、これは雇用対策というより、これまで退職者不補充などで正規職員の採用を控え、正規を非正規に置きかえてきたことへの回復措置というべき内容で、一刻も早く政府の雇用・景気対策に連動するような対策が必要になっています。
 町の公共工事の繰り上げ発注・前倒し発注や融資制度の改善など、即効性のある対策に取り組むことを改めて求めるものです。
 4月から学校給食の1食単価を10円値上げする計画ですが、これだけ経済情勢が厳しいときに保護者の負担をふやすのは酷です。何とか値上げを回避することが必要だったのではないでしょうか。
また、町は敬老祝金制度を見直す考えですが、高齢者の方々は、80歳になったら1万円、来年から3万円など、長生きをして祝金を受け取ることを心待ちにしています。敬老祝金制度は生きがい対策として高齢者にとってなくてはならない制度となっており、見直しイコール後退とならないよう制度の堅持を求めるものです。
 町道穀田線の歩道改良については、予算審議の中でもさまざまな意見が出ましたが、北部道路関連ということもあって、ある程度優先的に予算がつくことは理解できますが、同時に、町道深苗代線や堂ケ沢線など、住民の請願が採択された路線及び住民の要望の強い穀田三ノ関線等についても早急に計画化する必要があると考えます。
 今年度から地方税の滞納対策として県と市町村が共同で設置する地方税滞納整理機構に加わることで町税等の回収を進めようとしておりますが、滞納整理を目的とする期間を設置し加入すれば回収が自己目的化することは目に見えており、滞納せざるを得ない住民の実態から目が離れることは必至です。時間がかかっても、行政がみずからの手で未収を解決していくべき問題だと考えます。
 平成21年度は、職員の人事、給与に関しても認めるわけにはいかない方向性が打ち出されています。町は人事評価制度構築事業と職員給与計算事務を外部に委託する方針ですが、住民サービスを最前線で担っている町職員の待遇は、住民へのサービスの質に直結するものです。人事評価制度は、住民の福祉の向上を第一の目的とした地方自治体の運営に利潤追求を第一の目的とした民間企業の手法を持ち込み、成果主義の考え方によって職員間に競争と差別を広げることは明らかです。また、給与計算事務のアウトソーシングは、職員の昇給や給与など人事の中枢事務を守秘義務を持たない民間に丸ごと預けることになり、官から民へのかけ声のもと、経費節減、事務の効率化という理由で安易に自治体業務のアウトソーシングを行うことは認められません。
 平成21年度の歳入は 4.4%の伸び、年間の見通しは、順調に進めば例年どおり黒字決算になると見られます。基金残高も、この間、平成19年度決算時をさらに超える状況となっています。依然としてため込み体質が続いていると言えます。
 21年度予算では、農業振興、教育、健診事業、ごみなど、各分野で施策の前進があり、住民の声が受けとめられたことを評価したいと考えますが、しかし富谷町の財政からすれば、行政水準はさらに引き上げられてしかるべきであるということを述べて、反対討論とします。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 私は、議案第7号平成21年度富谷町一般会計予算案に賛成いたします。
 予算案は、去る2月23日の本会議にて、審査のため、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会に付託され、3月9日、10日及び11日の3日間で執行部より内容の説明を受けた後、議員各位の活発な質疑、応答、かつ慎重な審議が行われ、その結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しております。
 本予算の総額は94億 6,600万円で、 4.4%増となっておりますが、本町を取り巻く財政状況は世界的な景気後退が続く中で内需・外需ともに厳しい状況が続き、昨年発生した世界的な金融・経済危機は我が国の実態経済にも深刻な影響が出ており、本町においても景気の後退・雇用情勢の悪化などが原因で町税や地方交付税といった歳入の根幹に大きく影響が及び、町税においては個人町民税の伸びがありますが、昨今の経済状況のことで法人町民税は昨年より 8,331万 6,000円減と大きく落ち込み、固定資産税、たばこ税、入湯税も依然下落の傾向となっており、 2.2%減の47億 6,214万円が計上され、施策の実現に向け、地方債計画に基づく臨時財政対策債を満額計上、財政調整基金から7億 6,481万 8,000円、給食センター建築に伴いニューマイタウン施設整備基金から 5,566万 5,000円繰り入れを予定する一方、歳出では、教育、福祉、安心・安全、町の活性化などを重点テーマとし、緊急雇用対策などにも重点を置き、小中学校のトイレ改修、強化ガラス入れかえ改修工事にも3カ年計画で着手することとし、あけの平小学校、日吉台小学校、富谷中学校、日吉台中学校のコンピューター教室に空調設備をすることとしており、これで全学校が設置完了となります。
 少子化対策と放課後の子供安全確保対策事業の「とみや児童クラブ」や「放課後子ども教室」、また芸術・文化活動として「十三夜・魂のふるさとまつり」「マーチングフェスティバル」「とみや子どもまつり」の富谷三大まつり、さらには富谷田植え踊りなど、伝承芸能の保存活動、さらには安心した子育ての環境の整備として妊婦健診14回の健診公費負担、保育所待機児童の解消対策としての22年4月認可保育所開所実現施策、さらには長寿福祉関係での少子高齢社会に向けた子育て支援、高齢者福祉への対応などに向けた事業への取り組みなどもあり、予算の編成に当たっては町民の目標で考えているか、町民のために働いているか、町民とともに行動しているかを意識して、改善・工夫の最大化、むだの最小化を最大の目標として、町長ヒアリング「オータム・レビュー(主要課題調整会議) 」を編成作業前に行い、十分な検討時間を確保し、協議内容を予算編成や組織機構に反映させることを目的とし開催され、限られた財源で最大限の効果を出していきたいと、熱意が十分察してうかがえる内容と考えます。
 よって、この1年間、町民の皆さんが「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」の実現に向け、十分、町民の負託にこたえられる、効率・効果を最大限期待し、賛成討論とします。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第7号平成21年度富谷町一般会計予算を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第7号平成21年度富谷町一般会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第3、議案第8号平成21年度富谷町老人保健特別会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより議案第8号平成21年度富谷町老人保健特別会計予算を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、議案第8号平成21年度富谷町老人保健特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第4、議案第9号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算に反対いたします。
国保は、平成20年度から始まった後期高齢者医療制度との関係で、会計上も大きな変化が見られます。国保税は平成20年から後期高齢者医療制度への支援金分が加わり、97%の世帯が増税になりました。また、退職被保険者の制度が平成26年で廃止となり、その後30年までその処理が続きますが、このことによって国保税は平成20年度から64歳までとなったために歳入が大きく減り、国保会計全体を圧迫しています。
 企業が独自につくる健康保険組合では、75歳以上の後期高齢者医療制度への支援金と65歳から74歳までの前期高齢者医療制度への拠出金の負担が増大し、健康保険組合の解散が相次いでいます。
 政府は、この前期高齢者医療制度への拠出金を国保財政を支援するためと説明していますが、国保財政を苦境に追い込んだ責任は国保への国庫負担を削減してきた国にあります。
 平成21年度予算では、国保税の収納の見込みを85%にしています。平成20年度見込みは87%でしたから、当初から2%滞納する被保険者が増えると予想しなければならない状況にあるということです。国保加入世帯を 4,872世帯、加入者を 9,117人と見込んでいますから、滞納が 730世帯、 1,367人に及ぶということが見込まれることになります。これは、高い国保税のためにどうしても納税ができない人がいて、国保会計を維持するためには国保税の引き上げが必要になる、しかしそのことがまた滞納世帯を生み出してしまうという悪循環に陥っているということを如実にあらわしています。国保税が高くて払えない事態をつくり出したのには、歴代政権の国保への国庫負担金の削減があります。しかし、政府は、先ほど述べたように、健保組合にその肩がわりをさせています。国庫負担金の引き上げに背を向けている国に対して国庫負担金をもとに戻すよう、さらに負担を高めるように求めていくべきです。
 さらに、一般会計からは、法定繰り入れ分はあるものの、国保税の引き下げに対して政策的繰り入れは行われていません。一般会計から繰り入れて国保税を引き下げ、納税できる国保にしなければ、正規保険証の取り上げがさらに進むことになります。短期証は1月末現在で 331世帯に、医療機関窓口で10割負担しなければならない資格者証が 100世帯にも上っています。先日の民主医療機関連合会の調査では、保険証の取り上げで受診がおくれ31人が死亡した、これは氷山の一角と報道されています。2009年、平成21年4月から、中学生以下の子供がいる滞納世帯に資格者証は発行せず、無条件に短期証にするということが決まりました。また、子供のいない滞納世帯についても、医療を受ける必要があり支払いが困難であると申し出た場合には短期証を交付すると政府は表明しています。命綱の保険証取り上げは許されないということを強調したいと思います。
 特定健診が平成20年度から始まるとき、検査項目が削除されることで住民が不安に感じている心電図検査、眼底検査などは引き続きの実施をと求めてきた経緯があります。今回、町は、現在の体の状況を正確にわかってもらうことが医療費の抑制につながるという判断から、心電図検査、眼底検査、貧血検査を実施することにいたしました。住民の声が反映されたものと受けとめています。
 国保加入者が納税できるようにしていくことで健全会計が保証されるということを述べて、反対討論とします。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。5番佐藤克彦君。
5番(佐藤克彦君) 私は、平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算に賛成します。
 町民の生命と健康を支える医療制度は社会の基盤であり、日本の医療制度は国民皆保険のもと、高い医療水準を確保・実現してきました。しかしながら、今日の世界的な金融危機の影響による急激な景気の悪化を受け企業の倒産や非正規雇用労働者の雇用打ちどめによる失業者の増加に加え、団塊の世代が定年を迎えたことにより、急激な国保被保険者の増加が見込まれます。このことからも、負担能力の低い国保被保険者と医療費が著しく増加することが予想され、今後の国保財政運営は極めて厳しい状況になると思われます。
 本町では、国民健康保険制度の対象となる被保険者数は、昨年4月に旧老人保健医療対象者が長寿医療制度へ移行したため 1,500人ほど減少しましたが、その後、徐々に増加し、平成20年12月末現在では 9,265人となっています。この主な要因は、人口の増加はもちろんのこと、近年の激変する経済情勢の影響を受け、事業の廃止やリストラ等によるものが大きいと考えられます。今後も団塊の世代の方々が会社を退職され国保に加入される方々がますます増加するものと予想されます。
 医療費についても、高齢者が年々増加しており、今後も上昇していくものと予測されます。医療費の上昇に伴い平成20年度税率改正されましたが、年金受給者や無職者、失業者など比較的保険税負担能力の低い被保険者の増加から収納率が伸び悩み、国保財政を大きく圧迫する要因の一つとなっています。
 このような状況の中、平成21年度予算は、現行の税率を据え置き、不足分については国保財政調整基金を繰り入れて編成されています。特定健診検査、保健指導が円滑に実施されるとともに、全町民の健康保持・増進を目指した事業を展開することにより、医療費抑制にも寄与すると思います。
 4月からは国保税滞納者による資格証明書対象世帯に中学生以下の児童がいた場合には、その児童に対し無条件に6カ月の短期被保険者証が交付されます。10月1日からは、出産育児一時金が4万円増額され42万円となる予定で、今後も市町村国保としての適切な対応により町民の健康福祉の向上と健全な国保事業の運営を期待し、賛成討論とします。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第9号平成21年度富谷町国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第9号平成21年度富谷町国民健康保険特別会予算は原案のとおり可決されました。
 日程第5、議案第10号平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第10号平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、議案第10号平成21年度富谷町下水道事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第6、議案第11号平成21年度富谷町介護保険特別会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、平成21年度富谷町介護保険特別会計予算に反対します。
 この予算の介護保険料は 4.9%、基準となる第4段階で年間 2,400円引き上げられたもので編成されています。介護保険について厚生労働省は、今回の改定の中に介護労働者の処遇改善のため、介護報酬3%を引き上げました。介護報酬の引き上げは、利用料の引き上げにつながります。利用料の引き下げがなければ、サービスの利用抑制かあるいは利用限度を超えた分を自己負担しなければ必要なサービスが受けられなくなるという問題があります。
 さらに、認定システムの変更も問題です。コンピューターで行う1次判定は、項目が減らされることで正確な判定ができるのかと心配されています。町は、特記事項を重視して実態が正確に反映できるようにしたいとしていますが、今回の改定では特記事項の欄もあわせて減らすことが盛り込まれています。「実態を反映しなくなるのでは」とか「軽度に判定されるのでは」との批判の声が多くなってきているのも当然です。
 介護保険料徴収は年金天引きの特別徴収と窓口で納める普通徴収がありますが、普通徴収の滞納は6%にもなっていて、介護保険料が重荷になっていることは明らかです。
 基盤整備については、地域密着型介護サービス給付負担金に 9,386万円が計上されています。しかし、住民が求める特養ホームの計画はなく、住民の意思とかけ離れていると言わざるを得ません。これまで国は、負担と給付の関係を明確にするなどとして介護保険の特別会計に他の会計から財源を繰り入れないよう自治体を厳しく指導してきました。しかし、今回国が一般財源を投入したことは、従来の枠組みでは介護保険制度の危機に対応できないこと、現在の仕組みは破綻していることの証明だと言えます。
 住民に一番近い町としては、介護保険料を引き上げるのではなく、一般会計から繰り入れて値上げを抑えるべきだと考えます。滞納によって今後も介護サービスが受けられないことがないように対応すること、利用料の負担軽減を図ることを求め、反対します。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) まず、この議案は予算審査特別委員会で審議、採決の結果、賛成多数で原案可決すべきと決定しています。
 2000年4月から始まった日本の介護保険制度は、おおむねドイツの介護保険をモデルにされたと言われ、高齢化や核家族化の進展などにより、要介護者を社会全体で支える新たな仕組みとして導入されました。
 介護保険料については、導入当初は半年間徴収が凍結され、2000年10月から半額徴収、2001年10月から全額徴収という経緯をたどっているのはご存じのとおりです。3年ごとに行われる見直しも4回目となり、平成21年度から平成23年度までの3年間でかかる費用は39億 4,300万円と見込まれ、前期と比較すると1.32倍の伸びとなり、約7億円の増加が見込まれています。
 このような状況の中、一つ、第4段階に属する方に対し、この段階を2分割し、5万 1,600円の保険料基準額の 0.875倍、4万 5,200円の年額保険料で済む段階を町独自に設定し、全体の約27%の方が第3期の保険料よりも負担減となっていること、二つ目、介護に従事している方の待遇改善を3%向上させたこと、三つ目、保険料の負担割合が1%上昇し、また介護報酬が3%上昇するのにもかかわらず準備基金などの取り崩しなどにより保険料の上昇額を極力抑えたものとなっていること、四つ目、一般高齢者や特定高齢者にかかわる介護予防事業の充実に努めており、今後もさらなる充実が期待できる事業内容となっていること、五つ目、また高齢者ばかりでなく50歳から64歳までのシニア層に対してもアンケート調査を実施し、若いうちから介護予防に対して関心を持ってもらおうと積極的な介護予防事業を展開していることなどは大いに評価できると思います。
 引き続き介護が必要になった方が安心して自分らしい生活を送れるよう社会全体で支えるオペレーションを期待して、賛成討論といたします。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第11号平成21年度富谷町介護保険特別会計予算を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第11号平成21年度富谷町介護保険特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第7、議案第12号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第12号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第12号平成21年度富谷町介護サービス事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第8、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第13号平成21年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第9、議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計予算を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、議案第14号平成21年度富谷町水道事業会計予算は原案のとおり可決されました。
 この際、午後2時5分まで休憩をいたします。
 
午後1時47分 休憩


午後2時05分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第10 議案第15号 富谷町基本構想の改定について
議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第15号富谷町基本構想の改定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、議案第15号富谷町基本構想の改定について。
 富谷町基本構想を別紙のとおりに改定したいので、地方自治法第2条第4項の規定により議会の議決を求めるものです。
 提案理由につきましては、諸情勢の変化に伴い現計画の見直しが必要になってきたため改定するものでございます。
 それでは、改定内容についてご説明申し上げます。
 既にお配りしております富谷町総合計画基本構想の冊子の方、こちらの方でございますが、ご準備をお願いいたします。
 今回策定しました総合計画基本構想の詳細内容につきましては2月23日開催の全員協議会におきまして説明させていただきましたので、ここでは策定の趣旨と基本計画の概要について申し上げさせていただきます。
 それでは、まず1から3ページにつきまして、こちらの方をお開きいただきたいと思います。こちらにつきましては、総合計画策定の趣旨や期間について記載したものでございます。今回策定しました総合計画は、今後10年間を視野に入れた富谷町のまちづくりのための基本的な方針を取りまとめたものでございます。
 富谷町は、昭和38年の町制施行以来、45年が経過しております。当初の町の姿とは大きく変化しており、一番の大きな変化は人口が約 5,000人の時代から現在4万 6,000人へと大きく増加したことで、このことは全国的にも注目される自治体となったところでございます。これらの人口増加の要因は大規模な宅地開発によって新たに転入してきた皆さんによるものであるということも現在の富谷町の大きな特徴の一つとなっております。そして、今後はなおも人口が5万人へ向けて増加しつつ、長寿化、高齢化、少子化、女性の就業増加など社会的な変化にも直面することが予想されてきております。また、平成の大合併により全国の自治体も大幅に整理統合されて、地方分権の動きとともに、基礎自治体である市町村の役割は一層大きくなることは間違いのない事実となってきております。また、昨年来より近隣市町村への大企業の進出決定などにより、富谷町を取り巻く環境は、さらに大きく変化してきております。
 このような社会のダイナミックな変化に対応するため、富谷町の現状を見据え、将来を展望し、まちづくりのあり方などを各側面から検討する必要があり、このような観点から、現在の総合計画を見直し、「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」の施策実現を総合計画として明文化し、新たなまちづくりの指針となる総合計画を今回策定したものでございます。
 こちらの方には、そのような趣旨を記載させていただいております。
 計画の目標年次は、平成21年から平成30年までの10年間としております。
 内訳としては、基本構想10年、基本計画5年、後期計画5年という形で構想を構成しております。
 それでは、今回議決をお願いしております基本構想の本題の部分についてご説明申し上げます。
 こちら、資料の4ページからになってございます。
 今回の基本構想につきましては、第1章から第4章までで構成しております。
 まず、まちづくりの基本理念として、第1章に掲げております。こちらは将来像などについてでございますが、既に多くの皆さんに親しまれております富谷町の政策指針としている「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」、これをまちづくりの基本理念に据え、これからの富谷町のまちづくりは、町民の皆さんと行政の「参加と協働」により、全国に誇ることができる「地の利」「人の和(輪)」を生かし、「富谷町で暮らしてよかった」と「幸せ」を実感でき、「笑顔」が輝く自立性に富んだ5万人都市を目指した「新しい富谷町」を創造していくことを理念とさせていただいております。
 将来像につきましては、本町の将来にわたりその実現を目指して歩むべき町の姿を示したものになっており、大きく三つの柱で構成しております。
 まず、一つ目は、「子どもたちのための教育環境と未来を創り出す町・すべての世代が生き生きと暮らせるまち」。これは、教育環境の充実、生涯学習環境の充実、安心して子育てのできる環境の整備、笑顔で安心して暮らせる環境づくりを目指すものでございます。
 二つ目は、「豊かな自然環境と活力ある地場産業を自慢と誇りにできるまち」。これは、緑豊かなまちづくり、道路や都市公園などの都市整備の充実、防災や防犯など安全で快適な住環境の形成、産業による新たな活力づくりなどを目指すものでございます。
 三つ目の将来像は、「町民と町が直接つながるあったかいまち」。これは、町民、企業、行政などが互いに協力、連携する、協働できるまちづくりを目指すものとさせていただいております。
 次に、7ページ目の方をお開きいただきたいと思います。
 ここからは、第2章、まちづくりの基本方針となってございます。先ほどご説明した三つの将来像をまちづくりの基本方針と定め、具体的な取り組みの基本的な方向を示すものでございます。内容につきましては、先般の全員協議会で申し上げているとおりでございますので、この部分は割愛とさせていただきたいと思います。こちらの方は15ページまで、そのような内容を記載させていただいております。
 それでは、次に16ページをお開き願います。
 基本理念、将来像など、これらの基本方針を設定するに当たりまして、富谷町の将来にわたる指標が重要なかぎを握っております。この第3章につきましては、基本的な指標として町の将来フレームを設定したものでございます。
 特に、5万都市実現への指標として、人口フレームにつきましては、計画期間の最終年次平成30年における総人口を5万 5,000人、世帯数1万 9,900世帯と想定しております。この人口フレームにつきましては、転入などによる社会移動と出産などに伴います自然増を考慮した推計をもとに、高い住宅需要に対応できる土地利用を図るとした上で人口フレームを設定しております。統計学的には、推計の一般的手法とされておりますコーホート法によって推計させていただいております。しかしながら、前計画との比較と申しますと、やや下方修正という人口フレームの設定となってございます。
 また、17ページ目から産業経済フレームなどにつきましては、全員協議会の方でこちらの方も説明させていただいておりますので、割愛とさせていただきます。指標としては18ページ目までが表形式で掲載させていただいております。どちらも、中間年の25年、構想最終年の平成30年の見込み数値ということでこちらの方には掲載させていただいております。
 それでは、次に19ページをお開き願います。
 こちらは、第4章、土地利用の基本方針について記載したものでございます。
 富谷町の土地利用計画につきましては、後ほどの議案第16号で説明するものでございますが、国土利用計画に基づき、(1)から(4)に示しているような四つの基本方針に沿って計画的に進めることとしております。その四つというのは、19ページと一部20ページにかかっておりますが、(1)限られた資源・財産としての町土の有効利用、(2)自然と市街地が調和した町土の形成、(3)誇りと生きがいをもって、豊かに安心して暮らすことのできる町土の形成、(4)ネットワーク型都市構造の形成、大きくこの四つで土地利用を形成しております。
 また、町内の地理的条件、土地利用などの特性を踏まえまして、東北縦貫自動車道を境に西部地域、東部地域の2地域に分け、地域の自然的、社会的、経済的及び文化的諸条件に配慮しながら計画的な土地利用を進めるような構成とさせていただいております。
 この国土利用計画につきましては、全員協議会でも申し上げましたが、宮城県の土地利用を踏まえるということが前提となっております。そういったところで今回このような設定をさせていただいているところでございます。
 なお、20ページ、最終ページでございますが、こちらの方は国土利用計画の第4次計画をイメージ図として考えたものでございます。特に、中心市街地の議論が一般質問でもございましたが、富谷町の場合は二極化ということで説明させていただいております。現在この庁舎が建っている付近は行政・文教の中心的な市街地、もう一つは、人口の集積が著しい南部地域。そちらの方は都市集積型の拠点。どうしても現在のところ、この二極化が進んでおりますので、これを一刻も早く連檐した市街地形成へ持っていくというのが今回の計画の一つでもございます。
 以上につきましてが今回上程させていただいている富谷町基本構想の概要となっております。
 なお、今後の予定でございますが、本日これからご審議をいただいて、可決をいただきましたら冊子の作成作業に取り組みまして、これを全町民の皆さんに周知徹底をさせていただいて、推進をしてまいりたいと思っております。
 最後になりますが、基本理念、「笑顔輝くあったかい富谷」の実現のために、特に今回は人に焦点を当てたというのがポイントになっております。町がそこにあり人が住むものではなく、人のために町があり、その要素としてまちづくりがあり、総合計画がその役割を果たしていくと、そういうもとに全職員一丸になり策定作業に取り組んできたところでございます。今後、議員の皆様と、さらに町民の皆様とコミュニケーションを図りながら、基本計画、実施計画、そして各課が取り組んでおります関係計画のもとに、確実にこの計画を推進してまいりたいと考えております。
 以上、簡単ではございますが、今回の改定の概要説明とさせていただきます。ご審議方、よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入るわけでありますけれども、本議案と次の議案も同じでありますが、質問内容がわかりやすいように、また明確な答弁をしやすいように、できるだけ箇条書き的な質問でお願いをいたしたいと思います。
 それでは、これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、3回しか質問できませんので、1回目、まず10項目あるということを先に申し上げて、具体的な質問に入ります。
 基本構想案の8ページですが、この中で、イベントや文化活動の拠点となる施設整備を検討するということですが、具体的にどういう施設を想定しているのか。図書館なのかどうか、伺います。
 それから、2点目です。同じ8ページに、安心して子育てのできる環境の整備という中で「認可保育所の設置により待機児童の解消に努めると同時に」の後ですが、「認可外保育所の活用も検討し」とあります。そこで、認可外保育所というのは今、富谷町の中で、具体的な固有名詞は申し上げませんけれども、もとスーパーであった店舗だったところを活用している、窓も十分な庭もない、こういう施設であったり、あるいは大型店の一角につくられていたりというような状況になっています。そこで、現在富谷町にある認可外保育所の施設、これがいい・悪いとか、批判しているということではありません、それぞれやっている方は一生懸命、関係者はやっておられるわけで、町の考え方として、安全・安心な保育環境だというふうに考えておられるのかどうか、伺います。
 それから、町のイメージにかかわる問題なんですが、10ページです、この中で「新しい活力となる工業で発展するまちに」というふうな表現がありますけれども、いただいた資料の中に住民アンケートの結果が記載されておりまして、その中身を見ますと、富谷町を選んだ理由として、自然環境がよいということ、それから住環境がよいということ、この二つを合わせると85%に上るという状況になっています。こういう住民が富谷町を選んだ理由と「工業で発展するまち」というのは相対することにならないのかという点について伺います。
 4点目に、町の今後の財政負担にかかわる問題ですが、11ページに道路のネットワーク等について記述してございます。また、先日の全員協議会での説明では、スマートインターチェンジなどについても当局側からお話がございました。特に、大きな工業地域となる成田北地域へのアクセス道路だとか、仮にスマートインターチェンジなどを建設するなどということになりますと、これは補助事業の対象外ですから町の財政負担が莫大なものになってしまうというふうに思います。そこで、企業立地ということを前提にしているこの基本構想において、町の財政上のプラス・マイナスを、細かいことは別としても、全体としてどう推計しているのかを伺いたいと思います。
 5点目に、17ページです、産業経済フレームということで、「総生産額の一桁アップ」という表現がありますが、一桁アップということは10倍にするということです。今、未曾有の経済危機だというふうに言われている中で、この状況を踏まえても一桁アップ、10倍という見通しは成立するのかどうか、伺います。
 6点目に、18ページです、これは先にいただいた説明書等々を総合しますと、農業に関しては、農地の面積、それから農業従事者数、これはいずれも平成30年の時点で平成17年に比べて減少するという推計をしております。ところが、生産額については38.8%ふえると予測しているわけですが、こういう農地面積、農業者が減る中でも生産額が大幅にふえると予測した根拠を伺います。
 7点目ですけれども、19ページです、持続可能な開発となるのかどうかという点で伺いたいんですが、公害の防止という言葉がここに出てまいりますけれども、その具体策として、何によって公害の歯どめをしようとしているのかを伺います。
 また、あわせて宅地開発についての開発指導要綱は現在ございますけれども、工業地域開発のための開発指導要綱はないと思いますが、あるのかないのか、伺います。
 次に、8点目ですが、14ページに戻りまして、「まちづくり基本条例」という言葉が出てまいります。この「まちづくり基本条例」の目的、趣旨というのは何なのかを改めて伺います。
議長(渡邊俊一君) 1回もう座っていますよ。(「そうですね、わかりました」の声あり)
 それでは、若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、施設については、文化施設的な内容を含むという方向性がありますので、それがイコール図書館かというふうな質問でありますけれども、図書館に限定したものではございません。
 二つ目は、当然のことであります、認可保育所、そしてまた保育ニーズにこたえていくための認可保育所、そしてまた、その基準に合わないながら親の方のニーズにこたえるさまざまな取り組みがあるわけでありますので、そういった両用の方向でというふうなことでございます。十全なる安全・安心な保育環境を求めるのは当然のことであります。
 三つ目、工業の発展、自然環境・住環境、それを両立させてという手法は、当然、30年、40年前の重厚長大のあの時代と全く違うわけでありますので、そういった現状を見つつ、一転の曇り、あるいは公害等、皆さんに健康・精神ともども行き渡るようなことがあってはならないわけでありますので、そういった両面を、環境を保持しつつ工業生産、そしてまた働く場も当然のことながら、この先、町として5万人の都市にふさわしい、そういった内容も追求していかなければならないというふうに思います。ですから、相対立するものではありません。
 四つ目、道路のネットワークにつきましては、一方では何の路線、この路線、あの路線というふうな形で前に進めてほしいと、そういう議論もこの間あるわけでありますけれども、当然そういったことも視野に入れながら、財政負担ということの中で、いかにバランスをとりながら進めるかというようなところが私どもに課せられた大きな課題であるというふうなことでありますので、必要なもの、成田北のいわゆる計画内・計画外事業者の両方と協議しつつ、バランスのよい進め方にしたいと、そんなふうなところでございます。
 五つ目、総生産額一桁アップという。今、 100数十億という感じでしょうか。今、36自治体、こういう具体的な取り組みが展開してきた中で現状があると認識しておりまして、一桁アップで大きな目標を立てる、これは10年計画でありますから当然であります。こういう世情の現状をどう見るかということでありますけれども、この状態が5年、10年続くことでもないわけでありますので、この目標値については計画どおり取り上げていきたいというふうに思います。成立するか、しないか、する方向で今後努力していくということでありますので、相矛盾するものではないというふうなところであります。
 農業について、それぞれ面積、従事者数、数値が減少していく中で生産高がアップすることについては相矛盾するように見えますけれども、これも全然矛盾しないんです。価格のベース、売り上げベースということですから、都市型近郊農業という形で、野菜、畜産、そういったところのですね。そもそも、現状、野菜、畜産、米という。米に縛られがちですけれども、生産高からすると野菜が断トツで、日本の総生産額という面からすればそういう方向にあるわけでありますので、これも減少と増加ということは相矛盾するものではないということであります。
 7番目の公害の歯どめということでありますけれども、先ほどの3番の設問と相通ずるところがあろうかというふうに思いますけれども、これはそれぞれ国、県の基準があるわけでありますし、まさに一番大きなところで住民感情が許さない、今の企業風土がそういうところにあるということなんです。一定の緑地を設ける、当然のことながら、地元と共存する、そういった工場の形態にするというふうなところは、もう既に何年も前からそういうふうな姿になっているわけでありますので、その辺については立地する企業と十分なる、まさに真摯、そしてまた信頼関係の中で、町民に愛される、町民に受け入れられる、そういったものでなければ継続性はないと。これはもう我々言うに及ばず、企業がそういう認識で進出するということであります。
 工業についての開発要綱、住居系と同程度というふうなことでないにしても、あるやに認識しております。あと、足らざるところは課長から答弁をさせることといたします。
 八つ目、まちづくりの基本条例、これの目的と趣旨については課長から答弁ということとさせていただきます。
議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、開発指導要綱の工業用地関係でございますが、厳密には今のところ宅地系に基準を絞って制定されているものでございまして、あとは条例で決められている負担金がそちらに該当すると。
 しかしながら、今回の大きな企業誘致の土地でもございますので、指導要綱についても現在庁内の方で検討を進めているところでございます。
 次、まちづくり基本条例の目的、趣旨等でございますが、これは今回、先ほど人に焦点を当ててまちづくりを進めていくと。そうなると、行政に対しても、いかなる場合も住民参加がやはり重要な部分になります。これは自治の基本的な部分でございますので、そういったことを……、文字面では住民参加とかいろいろなことで過去にも言われてきていますが、そういったことを現実としてやっていく手段が余り見受けられないというのが現状でございました。そのほか、コミュニティーベースでは盛んに参加いただいていることも間違いありません。そういったところを町の条例として確実に位置づけ、それを全町民の皆さんと協働で行っていくと、そういうところが基本で、そのきっかけづくりとなる条例がやはり必要だということで考え出されたものでございます。
 内容の決め方については、当然、条例でございますので、これから計画を検討し、さらに議員の皆さんと協議を重ねながら条例の方の制定に持っていきたいと思っているところでございます。
以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、文化施設の問題ですけれども、この10年間の基本構想のいずれかの時点で間違いなく5万人を超えるということですし、そうなってきたときには市になることを想定しなければなりません。そこで、前々から言っておりますけれども、市になる要件ということですと、国の法律と県の条例とに基づきますと、こうした施設でいきますと、「図書館、博物館、公会堂または公園等の文化施設を二つ以上有する」ということですから、既に公会堂または公園等というところで一つあります。そうなると、この条例の残るもう一つといいますと博物館か図書館かということになるわけです。富谷町において最も住民の中で声が強く、要望も強く、また現実的なものというと図書館になるわけで、したがって市ということを想定すると、文化施設等々ということも先日の全協の中でおっしゃっておりましたけれども、やはり最も取り組むべきものは図書館ということになるはずだと思いますが、この認識は市になる要点を満たすという面からも、これはそれだけのためにつくるわけじゃありませんけれども、そういう面から見ても図書館が最優先というふうに考えるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。まず、これ1点です。
 それから、認可外保育所の施設について、私は今の認可外保育所の状況で安全・安心と言えるのかというふうに考えているのかと聞いたわけですので、考えているのかいないのかというところを端的にお答えいただきたいと思います。
 それから、財政負担については、この基本構想を策定するに当たって大前提となっている企業立地、こういうことを踏まえてのプラス効果、マイナス効果というのを推計したのでしょうか。したのかどうかということをまず伺いたいと思います。そして、推計したのであれば、その結果がどういうふうに出たのかを伺います。
 次に、農業の問題ですけれども、そうしますと町の基幹産業というのは町としては農業だと考えているのか、あるいは農業から工業にと軸足を移していくということなのか、この点についても改めて伺います。
 公害防止の問題ですけれども、開発指導要綱、工業地域開発に関しての開発指導要綱は、そうすると、いつをめどにして策定しようとしているのかを伺います。
 また、公害防止条例というものを策定することと、個々の企業が立地してくるときに、それぞれの相手方と公害防止協定を結ぶというやり方が多くの自治体で行われておりますけれども、やはり持続可能な開発であるとか、あるいは閑静な自然豊かな町ということと共存するというのであれば、こうした個々の立地企業との協定についても公害防止条例についても不可欠だというふうに思いますけれども、町の認識はいかがでしょうか。
 以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) では、最初から一つ一つお答えしましょうか。
 簡潔に答弁しますけれども、間違いなく5万を超えるというのは非常に気になるのでありまして、間違いなく5万になるかどうかは、この10年の、こういった計画を下敷きにして、我々も皆さんもともども、努力をしてそういったところに到達していくということをまず前段お話をさせていただきます。
 図書館が最優先というふうに考えているわけではございません。
 安心・安全か。十分そのように考えております。
 プラス・マイナスの検討をしたかということです。十分いたしました。この結果については課長から答弁させます。
 農業について、軸足を農業から工業に移すわけではありません。両用、併用を追求する。
 公害防止、開発指導、いつからということについては課長から答弁させます。
 条例不可欠、その辺については、基本的にはそのように思いますけれども、相手の企業の業種とか状態によって対応は異なることもあり得るというふうに思います。
議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、企業立地に伴う財政負担でございますが、これはまだ雲をつかむような段階でございますので。しかしながら、 200ヘクタールという企業を誘致しようとすることにつきましては、これは組合、地権者の皆さんだけでは到底いく話ではありません。これは、当然宮城県にも積極的に誘致活動を行っていただいていると。これについては宮城県の富県みやぎの一端で、10兆円と県が掲げております。しかしながら、きょうの新聞で間もなく破綻とかも上がっておりますが、県としても企業立地を進めて、いかに県税を立て直すかと、そこがポイントになっております。そのかぎを握っているのが仙台近郊のこの優良な土地を抱える富谷町だというのは間違いない事実でございます。
 そういったところで、プラス・マイナス、当然これはプラス面が大きい部分でございますが、ただし財政負担も、やはり企業立地でございますので、道路、周辺環境、そういったものもあります。先ほど議論になっていた文化財、そういったものもありますが、そういう障害をいち早く取り除いて企業立地を優位に進めるというのが町としての施策の第1弾と考えております。そういったところで、これから、まだ景気は低迷しておりますが、企業誘致を積極的に図って、できるだけ町財も潤う、周辺の皆さんの個人の所得も上がっていく、こういったところにポイントを置いてやっていきたいと今のところは考えております。
 開発指導要綱の制定でございますが、現在開発指導要綱は存在しますので、これの宅地部分と今回のこういった大きい土地部分、そういったところの部分が少し弱いので、そういったところを今煮詰めているところでございますので、時期については早急にという考えでございます。当然、もう絵柄も議員の皆さんにお示ししているとおり、ああいった形で造成を考えているというのもあります。いち早くそういった面も整備していきたいと思っているところです。
 あと、公害防止については、最近の企業は公害を住民から反対運動されたら、もうそういったのは企業生命を失うという時代です。そういったところで、企業の公害対策は、例えばトヨタを視察しましたが、敷地内ですべて完結する、一切ごみは出さない、焼却もし、敷地内で行われている下水処理も全部行い、きれいな水にして河川に放流すると。これが優良企業の基本になっているようでございます。当然、富谷町としても、周辺に優良な宅地がありますので、煙をもくもく出すような、そういったことは全く想定していません。それに見合う企業誘致を今図っているというところでございます。
 実際、企業誘致を図って立地協定などを結ぶときは、こういった細項目まで議論されて協定を結んでいくということは間違いないと思っております。
 以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに。16番永野久子君。
16番(野永久子君) やはり一番気になるところなんですけれども、開発指導要綱、今あるものは、大前提に、最初の導入部から、「宅地開発をするものについては」ということでの全体の規定になっています。そして、法律でもそれから県の条例でもカバーできないところをこの開発指導要綱はカバーしているんです。ですから、同じ考え方でいくと、工業用地向けの開発指導要綱というのをつくるとすれば、今の宅地開発で何とか部分的に手直しをして間に合うというようなものではないんです。ですから、町が本当にバランスがとれたまちづくりをしたいと、工業地域を開発しても大丈夫ですよと言いたいのであれば、その保証となるべきこうした開発指導要綱、公害防止条例は、どうしても設置することを避けられないのではないでしょうか。ということが一つです。
 それから、先ほど来、今の企業は公害など出したら、とても企業生命を失ってそこにはいられなくなるというようなご趣旨の説明でしたけれども、そういうふうにどの企業も善良であってくれれば、今あちこちでさまざまな問題が起きる、こういうことは出ないはずなんです。ですから、これは相手にげたを預けるのではなくて、町の構えとして公害防止条例を持つと。今の公害というのは、70年代の煙もくもくとか海を汚してというのと全く質の異なる公害が出てきているからこそ改めて必要になってきていると思いますので。
 この2点について、もう一度お考えを伺います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 前段の方、一番気になる、私どもも気になる内容ですから、全然そこは相矛盾、対立することではございません。宅地開発で富谷町がここまで大きく成長発展したというのも一致するところでありますから、いよいよ大型の、まさに富谷が選ばれるといいますか、こういった状況の中で地の利があるようにです。富谷以外にどこかということでない中で、まさに成田北のあの状況、あの場所が、今からの時代を大きく開く企業に注目をされる、これほど恵まれた環境にある場所はないのではないでしょうか。それを私どもはまちづくりのベースに置く。これは町民の皆さんの期待、希望、今回のアンケート、あるいは懇談会等も含めて、直に直接聞き取っている、感じ取らせていただいている、こういうことがベースになっているということであります。今我々が10年先を見通して、先ほど出たように平成7年に、過去を振り返れば、5万人構想というのはもう計画の中にあったわけです。そこで散見されているわけですから。そこからもう2015年で、あれから20年です。次の次の国勢調査で5万を超えるというような、そういうぐらいのところが今、日本全国の大局の中の人口減少という構造の中に入った中で富谷ができるかどうかというのは、これは本当の頑張りなくしてはできないんです。今までの延長上に5万いくというようなことは到底考えられないんです。ですから、そういうことで、ぜひこの辺のところは十分なる思いと4万 6,000の皆さんの思いを、十分なるニーズを聞き取りながら、こういった形にお示しをさせていただくということ。
 非常にまた気になるのは、「町が主体の」とか「言いたいのであれば」とこういう前段の中でこの議場で議論されるのは、非常に私は、どこの町の議会かしらというふうなことです。皆さんも町民の中ですので。ぜひ、私は、町民としてこうですとか、町民としてこの方向にぜひ進めてほしいと、こういう議論を私は期待をしたいし、お願いをしたいというふうに思います。
 そういうふうなことで言えば、一つ目は先ほど言ったところで、気になる課題、それは相通ずるところです。
 二つ目は、まさにおっしゃる企業論の話になりまして、企業はそんなに良心的なものばり でないんだと、こうなるのか、そうでないのかと、それはいろいろあるでしょうけれども、私どもは良心的な企業、そしてまた永続的に継続して。3年、5年やって、はい引き上げます、3年、5年で、なんか見たら地中に何かありましたと、こういう企業を我々は求めるわけがない、立地を許すわけではない。大いなる我々としての目、皆さんともども、町長の目のみならず、鑑識眼といいますか、眼力をもって会社を見なければならない。そういうふうな中でやり取りをしながら最終的な立地にたどりつくんだろうと思います。そう簡単ではないんです、企業の立地、誘致。今の世の中の経済環境からしたら、本当に難しい。そういうかすかな糸もたどりながら、富谷町の大きな10年、そしてまた30年という、そういったスパンの中で、千載一遇のチャンスを日本国内の中で富谷町に何とかという思いを町長を先頭に、そして皆さんともども進めていくというのがこの基本計画の一番の柱なんだと、そのことをお伝えしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありますか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 10ページの地域の食と環境を支える部門なんですが、どうも1次産業が衰退するというか、そういう意識の中から生まれてきているんじゃないかなというふうに感じるわけですが、「農業のレクリエーション利用」というこの問題、意識というか、これやっぱりかなり後退した意識でとらえられているのではないかなというふうに思います。基本構想としては、こうしたレクリエーション利用という……、見た瞬間に、こうではないと。今まで農業が70年来非常にいじめられているというか、そういった環境の中で自給率が物すごく下がってきているという中で考えた場合、こうしたレクリエーション利用と表現されていくようなものではなくて、第1次産業、農業を支えていくんだというような感じでものを表現していかなければならないんじゃないかなというふうに感じています。
 ともかく、読んだ瞬間、私は農業をレクリエーション化するんじゃないかというふうに読んでしまったんです。全体を見ればそうではないんですが、そういうふうに読めるような文章だったので、どういう考えでこういうふうになったのか、質問したいと思います。
議長(渡邊俊一君) 10ページの2ですね。(「はい、2番」の声あり)
 若生町長。
町長(若生英俊君) どうなんでしょうかね。農産物の生産、仙台都市近郊という地の利を生かした、「農産物の生産・販売『や』」ということでつないだので、すぐに農業のレクリエーション化というふうな形の読み取りには直接すぐにはいくのかなというふうな感じはしますけれども、その辺の誤解を文脈から与えるような表現であるとすれば、もう一回検討した中で工夫したいというふうに思います。
 決してそういうことではありません。そういった要素も当然のことながらさらに膨らましつつ、富谷町の農業者の減少、あるいは限られた 500ヘクタールという農地の有効活用、今 350ヘクタールぐらい、4割ほど休耕していますねという中で、でき得る 500ヘクタールの有用なる農地が存在する、そういったことを前提に置いて、今まで以上の可能性の追求というふうなことが、そんな切り口の中で富谷町ならではということで、まだまだ可能性、余地は残っていると思いますので。
 ごめんなさい、長くなって恐縮でございました。文脈に誤解を与えるようであれば、多少検討した中で表現の工夫をいたします。
議長(渡邊俊一君) 町長、今資料として提案している内容を訂正してもいいということでは決してないですね。要するに、今の現状で小川議員が理解できるかどうかを求めているわけですか。若生町長。
町長(若生英俊君) 前段で申し上げたとおり、そこにウエートを置いたものではありませんので、そこから読み取っていただくということでお願いします。
議長(渡邊俊一君) 小川議員、よろしいですね。(「はい」の声あり)
 ほかに。7番相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 17ページのことなんですけれども、「宿場町由来のしんまち地区の求心力低下」ということで、これを再生へ向けてという形が求められているんですけれども、あそこで「魂のふるさとまつり」がありますけれども、昨年、1戸が火事によりまして非常に大きな損害があったんですけれども、あそこの部分、景観の問題をどういうふうに考えていくか、景観保持のことを考えてこの文章化をされたのか、お伺いします。
議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) こちらの方は、産業経済フレームの項目でございますが、しんまち地区についての記述ということで、これは議員のおっしゃるとおりの部分もありますが、それに伴って、しんまち地区をふるさとまつりの会場にもさせていただいてしておりますので、何とか歴史的文化、そういったものを前面に出せるように、これから町としてもいろいろ検討していくと。そういった部分に合わせてこういった部分に取り組んでいくというような意味で、ここにつけ加えたというところでございます。
議長(渡邊俊一君) 相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 歴史的文化の保持ということと、それから失われそうになった部分をどういうふうにしていくかということ、保持ということにつながるんだけれども、その辺をもう少し詳しく答えていただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 相澤 榮議員、17ページのどこですか。(「中段」の声あり)中段。(「一方では、というところ」の声あり)「宿場町由来のしんまち地区の求心力低下が」というところですか。(「はい」の声あり)そこでいいんですか。(「はい」の声あり)
経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) こちら、先ほどと同じようになってしまいますが、富谷町の歴史的……、原点と言われているしんまちでございますので、そこを活用していくと。確かに固有名詞を出してあれなんですが、内ケ崎家の別邸の取り扱いとか、あとは県内一古い建具だとか、そういったものが自然としてまずもうあるというところをいかに町としてもかかわっていこうか、そういったところにこれから検討をさらに加えていかなくてはいけないという部分でここに書いてきたところでございます。特に、しんまち地区の再生であったり新たな観光資源の発掘にもつながりますし、そういった部分が地元にお金を落としていただけるというような産業部分にも加わっていくと。こういったところを何とか交流の場ということでおまつりもしておりますので、地元の皆さんのおもてなしの心とか、そういったところを今後町としても一緒になって取り組んでいければというようなところの方針を明記させていただいております。
 これを基本計画あと実施計画にこれから、急にこうやりますといってもなかなか難しいので、そういった土壌をつくりながらなり計画をもとに、住民皆さん、住んでいる方と一緒に計画をつくっていければというようなところで考えているところでございます。
議長(渡邊俊一君) よろしいですか。(「はい」の声あり)
 ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、提案されております議案第15号富谷町基本構想の改定について反対をいたします。
 ただいまの議会での議論の中で町長は、私の指摘に対しまして、町民としての立場で発言をしてもらいたいものだといった主旨の答弁がございましたけれども、町民といってもさまざまな意見、考えをお持ちの方がたくさんいらっしゃるわけで、批判的な立場の発言があたかも町民としての発言でないかのような誤解を招く発言については、これは非常に問題があるということをまず最初に申し上げたいと思います。
 今回の基本構想の改定案は、これまでのまちづくりから大きく方向転換する内容となっております。新たに4カ所の地域を市街化区域に編入することを前提にしまして、住居系1カ所のほか3カ所の工業地域開発が計画されております。わけても、成田2期北地区は 200ヘクタールの工業地域開発を想定し、工業で発展する町、工業による新たな活力づくりを進めるとしており、基本構想の中心点となっております。町土の5%近くを占めることになる工業地域の出現は、従来の富谷町のイメージをがらりと変えることになり、富谷町の魅力である閑静な町というイメージと果たして両立するのか、相対立することにならないのか、大変心配です。
 町が実施した住民アンケートでも、富谷で暮らしたいと思う理由として自然環境がよいこと、住環境がよいことを挙げている人が合わせて85%にも上っています。まちづくりの基本方向は、まさにここに重点があると私は思います。
 しかし、基本構想では、工業地域開発の最大のリスクとなる自然環境破壊や公害について、公害防止という文言があるだけで、それをどのように保証するかはどこにも明記されておりません。工業地域に関しての開発指導要綱が存在しないことも明らかになり、公害防止が果たしてどこまで担保されるのか、全く白紙状態です。
 成田北地区の開発面積 200ヘクタールは北部工業団地に建設中のセントラル自動車の用地面積に匹敵するもので、広大な工業地域を造成することによって、町もアクセス道路の建設等、財政投資を余儀なくされるのではないかという懸念があります。当局からは、北部道路と成田北地域に関連をして、補助事業の対象外であるスマートインターチェンジという文言も全協での説明の中で出されており、成田北地域の開発に関連するものだけでも莫大な町費が費やされるおそれがあります。
 そして、こうした開発のひずみは、結局、住民福祉や教育、生活環境の整備などに影響し、バランスのとれたまちづくりを阻害する要因になりかねません。当局からは、こうした心配を払拭するだけの説得力ある説明はなされませんでした。
 今回、基本構想は、人に焦点を当てて基本構想をつくったというご説明でしたけれども、人である子供たち、福祉の後退についても、大変懸念される問題があります。端的な例として、基本構想の中で認可外保育所の活用も検討するという方針がありますが、今、認可外の保育施設は、スーパーのもと店舗を利用した窓も庭もない施設であったり、大型店舗の一角を利用した施設など、子供たちの遊びや生活、全面的な発達を保証する保育環境とは言いがたい状況にあります。もちろん、認可外保育施設においても、関係者の熱意と善意でよりよい保育を目指しているということに変わりはないと思いますが、今多くの保護者が求めているのは、国の設置基準をクリアした公的保育施設なのです。にもかかわらず、まちづくりの長期構想の中で公的保育所の増設には一言も触れず、あえて民設民営と認可外ということを保育の中心に据えようという立場は、将来にわたって安上がりの保育へと方向転換することの宣言と言っても過言ではないと思います。まさに、福祉が犠牲にされる典型と言えないでしょうか。
 また、工業による新たな活力づくりを進めるという立場で企業立地を促進し、平成30年における工業生産額を平成17年の約10倍近くにするということを目標としています。その一方で、農業については衰退が懸念される構想となっています。基本構想では、第1次産業の生産額が38.8%もふえるとしておりますけれども、同時に第1次産業従事者数は22%も減少する見通しを立て、農地も減るという見通しになっています。農地と農業従事者が減るのに、なぜ農業生産額が4割近くも伸びることができるのか大変疑問ですが、そもそもこの基本構想に示された数字は、町の基幹産業を農業から工業へと移し変える構想になっていることを端的に示しているのではないでしょうか。今、経済危機の中で改めて内需拡大のかなめとして農業に期待が寄せられているときに、工業に偏った基本構想でいいのかが問われていると思います。
 富谷町基本構想は宮城県の富県戦略に則した計画となっていますが、河北新報でも富県戦略は既に暗雲垂れ込めていると報道されているように、また先ほどのご答弁の中でも大変見通しの暗い報道があったという主旨の発言がありましたが、大きな不安材料を抱えるに至っております。県は、昨年、大規模開発の際に行われる環境影響評価の実施基準を緩和する方向で見直すという方針を明らかにしておりますが、環境アセスの基準を緩和してまで開発を進めようという企業本位の姿勢のもとで工業地域開発を進めれば、そのひずみが住民と住環境にしわ寄せされることは目に見えています。山は一度崩したら二度ともとに戻りません。住民本位の立場に立った慎重な対応が求められます。
 以上述べましたように、提案されている富谷町基本構想改定案は、バランスあるまちづくりにとって重大な問題を抱えている構想です。私たちは、工業用地開発を一律に排除するものではありませんが、自然豊かで閑静な住環境を求めて富谷町を選んだ多くの住民の合意を得られるような持続可能な開発であるべきだと考えています。先に開発ありきではなく、住民の合意形成を優先すべきであるということを強く求めて、反対討論とします。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) 私は、議案第15号富谷町基本構想の改定について賛成する立場で討論いたします。
 現在の富谷町総合計画の基本構想は平成11年に策定されたもので、それから10年。この10年間の間に、大清水、上桜木等の団地造成、そして入居が進んでおります。町内の公共施設においては、成田保育所、果樹園の森保育園、成田東小学校、成田小学校、成田中学校、また成田公民館が新設されております。また、とうみやの杜の整備、富谷町役場庁舎の新築移転などもありました。さらに、大清水に大型ショッピングセンターが開店し、明石台にもショッピングセンターが開店しております。
 そして、町の人口は、平成11年当時、約1万 500世帯で3万 5,000人でしたが、10年後の現在は約1万 5,000世帯、4万 6,000人を超えております。
 また、介護保険制度なども平成12年度から始まっており、9年経過し、ニーズも高まっております。
 平成11年に策定された基本構想の目標年次は平成25年とありますが、この10年間、富谷町は大きく変わり、特に、近隣町村への大手企業の進出は10年前には想定できないものであったと思われます。町に対しての新たなものが求められております。
 今回新たに策定されました富谷町総合計画の基本構想は、今までのものを踏まえ、そしてそれに将来の見通しを入れ、そしてまた地区別懇談会や町民のアンケートによる町民の声をお聞きし、策定されたものであります。まちづくりの基本理念を「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」の実現を目指すものとして、おおむね妥当と考えます。今後の富谷町の10年間の施策の大綱を定めるものでありますが、今は変化、変化の時代となっております。また、町民のニーズも多様化しておりますので、計画には弾力的な運用、そして適切な見直しも必要と考えます。
 最後に、孔子の言葉を申し添えます。「苛政は虎よりも猛なり」であります。これは、身内や家族が虎に襲われ嘆き悲しんでいる女性に孔子が、どうしてこのような危ない場所に住んでいるのですかと問われたそうです。その女性は、この辺にはむごい政治がないということを述べたそうであります。そして、孔子は弟子に、むごい政治は虎よりもこわいものであることをよく覚えておきなさいと言ったそうであります。
 町長初め職員は、力を合わせ、この「あったかい富谷」を実現するために全力で努力していただきたいと思います。私も議員として全力で当たってまいる所存でございます。
 以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第15号富谷町基本構想の改定についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第15号富谷町基本構想の改定については原案のとおり可決されました。
この際、午後3時25分まで休憩をいたします。
午後3時11分 休憩


午後3時25分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第11 議案第16号 富谷町国土利用計画の改定について

議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第16号富谷町国土利用計画の改定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、議案第16号富谷町国土利用計画の改定について。 富谷町国土利用計画を別紙のとおり改定したいので、国土利用計画法第8条第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 提案理由につきましては、諸情勢の変化に伴い、現計画の見直しが必要となってきたために改定するものです。
 それでは、改定内容についてご説明申し上げます。
 さきにお配りしております国土利用計画第4次の冊子、こちらの方でございます、これのご準備をお願いいたします。
 こちらの方は、先ほど総合計画基本構想の方に土地利用方針というところがございましたが、そこの部分に当たる計画のところとなってございます。
 それでは、今回策定いたしました国土利用計画のまず目次構成について申し上げます。
 まず、国土利用計画につきましては、宮城県が定めるマニュアル、これは先ほどご説明しましたが、これに沿って改定することとなってございます。このようなことから、目次構成につきましては、大きくは、町土の利用に関する基本構想、町土の利用目的に応じた規模の目標など、目標達成に必要な措置と概要、これが示されている項目となってございます。
 それでは、2ページから4ページにかけまして、まず町土の利用に関する基本構想についてご説明いたします。
 ここにつきましては、富谷町の現況と町土の利用の方針を示す部分になってございます。その方針の主旨といたしましては、富谷町のまちづくりの基本理念「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」の実現を図るため、町土は町民のための限られた資源・財産として認識し、公共の福祉を優先する利用を図り、町民が誇りと生きがいを持って豊かに安心して暮らすことができる町土の形成を基本理念としております。
 この基本理念のもとに四つの基本方針を掲げております。まず一つは、限られた資源・財産としての町土の有効活用、自然と市街地が調和した町土の形成、誇りと生きがいを持って豊かに安心して暮らすことのできる町土の形成、ネットワーク型都市構造の形成を図るという4項目でございます。
 次に、5ページから6ページにかけてお開きいただきたいと思います。
 町土の利用目的に応じた規模の目標等についてでございますが、ここでは土地の利用区分ごとの基本的な利用方向を示しているものでございます。まず農用地、森林、水面、河川、水路、道路、宅地、その他、市街地の利用区分で記述しております。
 その中で、まず農用地につきましては、先ほどから出ておりますが、優良な農用地の保全・確保、都市近郊型農業や地産地消及び特産品のブランド化の促進、農用地の多面的機能を発揮できるような有効利用を行う。先ほどのレクリエーションというところは、この農用地の多面的利用、こういったところを指すものでございます。
 次に、森林につきましては、主要地方道仙台三本木線のまず東側、大和町と接する北部と西部の一部につきまして、これは自然との触れ合いの場として保存するようにさせていただいております。
 道路につきましては、町土の有効利用及び良好な生活基盤、経済基盤の整備を進めるため、段階に応じた用地の確保、整備に努めるとともに、道路の安全性、快適性、利便性、景観、特に環境保全などに留意することとしております。
 宅地につきましては、国道4号と都市計画道路七北田西成田線の2軸に沿った連檐したパターンを形成し、その中において住宅地や今後の都市化の進展に伴う人口などの増加に対応するとともに、居住環境を整備していくというものでございます。
 工業用地につきましては、広域高速交通体系を活用し、就業機会の増加などを図るため、公害防止や環境の保全、そういったものに配慮しながら、新たな工業流通用地を確保していくものでございます。
 その他の宅地につきましては、本町の経済規模の拡大に応じまして周辺環境に配慮しながら計画的な配置と必要な用地の確保に努めていくこととしております。
 市街地につきましては、まず災害に強い市街地の形成、緑豊かな町並みの形成、富谷町の人口増加に伴う市街地面積の拡大に対応した整備を計画的に推進していく。さらに、長期的に生活環境の質を維持・向上できるよう、利便性の高い拠点地区への機能集積も図っていくとしております。
 このようなところが今回の土地利用の方針とさせていただいております。特に、主要地方道仙台三本木線の東側・富谷町の北部側につきましては自然的土地利用を、主要地方道仙台三本木線の西側については必要に応じて計画的な都市的土地利用を図りつつ、自然と都市との調和・共存を目指した富谷町の土地利用を進めていくものでございます。
 以上のような土地利用方針から、利用目的、区分ごとの規模の目標につきましては、8ページに示している表のとおりとなるものでございます。
 こうしたことから、計画の目標年次の平成30年における人口につきましては、先ほどお認めいただきました構想の中にも掲載しております5万 5,000人、世帯数は1万 9,900世帯と想定したものでございます。なお、これらの数値につきましては、今後の経済の動向に応じて左右されるものと思われております。弾力的に理解される性格のものであることを申し添えさせていただきながら、計画的に土地利用を進めるものでございます。
 次に、9ページから12ページにかけまして、こちらの方は目標達成に必要な措置の概要という項目になってございます。ここで、特に地域別の土地利用の概要を記述したものとなっております。こちらも宮城県のマニュアルによって、すべての市町村は町土の地域区分をまず東西に分けることになっておりますので、このことから富谷町につきましては東北縦貫自動車道を境に西部と東部の二つの地域に区別するということにさせていただいております。
 まず、西部地域におきましては、地域の特に北部地区の農用地、大和町と隣接している丘陵地などがございますが、こちらの方は緑地として維持・保全していくこととしながら、市街地につきましては、国道4号を軸として連檐したパターンの形成を図っていくこととしております。
 先ほども議論になりましたしんまち地区周辺、こちらにつきましては、特に文化、行政などの拠点が設置されておりますので、そういったところに位置づけをさせていただいております。
 商業地につきましては、日常生活の利便に資するようバランスよく配置し、工業地は既存の工業地の整備、さらに拡張を図るほか、今後の人口増加に対応した新しい工業流通用地の整備を進めてまいりたいと思っております。
 次に、東部地域につきましては、優良農地、主要地方道仙台三本木線の東側の山林、こちらも大和町と接する北部丘陵地、これは緑地として維持・保全していくこととしております。
市街地につきましては、都市計画道路七北田西成田線を軸として連檐したパターンを形成していくように図りたいと思っております。
 商業地につきましては、また工業地につきましては、これは町内全域、西部地域と同様な考えでございます。
 次、13ページからになりますが、こちらについては計画の規模の目標に向かっていくために必要な措置、概要についてまとめたものでございます。まず公共の福祉の優先、土地利用に関する法律などの適正な運用、地域整備施策を推進するに当たりましての留意事項、そして町土利用に当たって環境の保全、安全性・快適性などを確保しながら図っていくというような記述にさせていただいております。
 土地利用区分につきましては、その有効利用の促進と利用転換の適正化についても記載させていただいております。住民協働や必要な調査を取り入れながら、適切に土地利用を図ることとさせていただいております。
 以上につきましてが今回上程させていただいている富谷町国土利用計画第4次の概要でございます。
 また、参考といたしまして、図面の方は3枚おつけさせていただいております。これは、現況図と、今回10年間で転換を予定している転換図、さらには10年後の構想図、こういったものをお配りさせていただいております。
 以上で説明の方を終了させていたします。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 前議案に対しても大変質問・答弁がわかりやすく、大変よかったものでありますから、本議案に対しても、できるだけ箇条書き的な質問に徹していただければと思います。
それでは、これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今回は基本構想を受けての国土利用計画となります。主要な論議は前議案において行いましたので、この国土利用計画の案につきましては3点伺います。
 まず、一つは、8ページですが、町土の利用目的に応じた区分ごとの規模の目標というところで、下の方、工業用地について、平成30年、 159ヘクタールになるという推定をしております。平成18年、15ヘクタールからしますと10倍以上になるという形になります。そこで、この国土利用計画の数字と、それからその前にいただいた、こちらの全協での説明資料、この一番最初のページで、基本の中で市街化区域編入要望箇所ということである数字との乖離、これはどういうものなのかということを まず1点伺います。
 また、国土利用計画の 159ヘクタール、平成30年、 159ヘクタールというこの数字の中に高屋敷、桜木はそれぞれ入っているかどうかということを伺いたいと思います。
 それから、3点目として、工業地域の開発に際して、町の条例でこれらに規制をかける、あるいは負担を求めるといった、町の条例で対応できるものというのは、推進開発負担金のほかに何が規定されているのかを伺います。
議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、まず全員協議会でお配りしたものでございますが、それについては確か第6回線引きについての部分だと思います。今回10年構想ですので、それは次の第七回線引きも入っての数字となっております。
 次に、町の条例につきましては、今のところ、議員のおっしゃった部分でございますので、先ほど申し上げた開発指導要綱の一部見直しというところでそういったところを対応していくということにさせていただいております。
 あと、高屋敷等々につきましては、転換図のとおり入ってございます。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 工業用地につきましては、こちらの国土利用計画では 159というふうになっております。それで、これは平成30年ですから、10年後の数字ですから、今線引き見直しをいろいろしている状況ですので、それを前提にしなければ、この計画自体、基本構想も含めて、計画自体が成り立たないと思うわけですけれども、しかしこちらの線引き見直しについての説明の資料では、成田2期北というのは、編入面積も事業面積も 199.8ヘクタールとなっているんです。それで、高屋敷が事業面積で19.8、桜木が16.5ということになっておりますので、これ全部足しますと、線引き見直しで編入されるということを前提にすれば、平成30年で 159というのは余りに小さい数字ではないかというふうに思うんですけれども、どうでしょうか。
 それから、もう一度確認しますけれども、先ほど伺ったのは、工業地域の開発に際して現在の町の条例で対応できるもの、対応しているものは、水資源負担金のほかに何があるのかというふうに聞いておりますので、ここに絞ってお答えください。
議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) この 159は、純粋な工業用地でございます。中に道路、森林、
公園、そういったものの転換も図っておりますので、これは純粋に工業地というところが159と。そのほか、上の方にあります道路であったり、そういったところにほかの部分は入っているというところでございます。
 あと、現在水資源負担金、そのほかにというのは、ちょっと詳しい分野ではないんですが、今のところ、たしか下水道の方もあったかと思うんですが。そこのところだけだと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに。16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、 159の中に高屋敷、桜木というのは入っているというふうに考えていいということですよね。(「はい」の声あり)わかりました。
 今の条例で水資源負担金のほかに下水道もあったかと思うということなんですけれども、それこそ広大な工業用地を造成して、そこに企業を立地させる、そして生産高も現在の10倍にしようというような構想で、そしてしかも良好な自然環境、住みやすい町という点でも両立していくということを先ほど来お答えしているにしては、現在の条例でどういうことが規制がかかるか、あるいは開発者に対して負担があるかということについての認識は随分心もとないなという感じを受けるんですけれども。やはり、一番気になるところだということは町長もおっしゃっているわけですから、では何が開発者に対して規制がかかり、何がないのか、町として何が対応が必要なのかということをきちんと明らかにしなければならないはずですよね。ですから、もう少し今の条例、今の要綱、これで事足りるのか足りないのかというところから町の認識をはっきりさせていただきたいと思いますが、町長、どうでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 当然必要なことは明らかにしなければならないわけですから、そこを避けて通るわけではありません。しかし、先ほども言いましたように、今厳しい経済環境下の中で緒に就かせる、こういうふうな中に今我々がいるということとあわせて、やはり事業者とのやり取りの中で今鋭意、どういったくくりで町として行政として町民の皆さんのプラスになるか、こういった中で決め事については鋭意積み上げていっている途上でございますので、当然のことながら今の主旨に沿って進めてまいります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号富谷町国土利用計画の改定についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第16号富谷町国土利用計画の改定については原案のとおり可決されました。

日程第12 議案第27号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第9号)

議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第27号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡邊成一君) それでは、議案第27号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第9号)についてご説明申し上げます。
 議案書1ページをお願いいたします。
 第1条、歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出の総額それぞれに 2,441万 2,000円を追加し、歳入歳出の総額を97億 5,090万 2,000円とするものでございます。
 第1条第2項、歳入歳出の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表「歳入歳出予算補正」によるものといたし、2ページから3ページにお示しをしてございます。
 次に、歳入歳出補正予算事項別明細書によりご説明を申し上げます。
 6ページお願いいたします。
 6ページでございますが、6款1項地方消費税交付金は 6,472万 3,000円を追加いたしまして、3億 1,472万 3,000円とするものでございます。地方消費税交付金の交付決定によるものでございます。
 次に、18款2項基金繰入金でございますが、 4,031万 1,000円を減額し、 171万 1,000円とするもので、1目の財政調整基金繰入金ですが、地方消費税交付金の交付決定により財源の調整をした結果、 4,031万 1,000円を減額するものでございます。この結果、平成20年度における財政調整基金からの一般会計への繰入金はゼロとなります。
 歳入については以上でございます。
 続いて、歳出でございますが、7ページ、2款1項総務管理費で 2,441万 2,000円を追加し18億 4,424万 6,000円とするもので、6目企画費13節委託料51万 5,000円でございますが、こちらは町内会に交付しました助成金に係る訴訟における弁護士費用をお願いするものでございます。
 13目財政調整基金費でございますが、歳入でご説明申し上げました地方消費税交付金の交付決定により財源調整をした結果、積立金 2,389万 7,000円を追加するものでございます。
 以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) やはり提案をされるときに、弁護士費用51万 5,000円、なぜこういう支出が必要になったかという説明があってしかるべきだと思うんです。この点について詳しい説明を伺います。
議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、まず先ほど財政課長の方から申し上げたコミュニティー助成に関する訴訟関係ということでございます。これは、平成19年度のコミュニティー助成、決算でもお話ししましたが、 250万円までの上限で交付するものでございます。これにつきまして、19年度に申請のありました日吉台1丁目町内会さんの購入物助成金に対して、そこにいらっしゃる町内会の方が不当に町内会が町に請求をして不当に受理したというのが問題になっているということでございます。物につきましては、町内会の総意で輪転機等の一式購入ということで、 250万円からの交付金を宝くじ関係の助成ということで町が間に入って申請をして受理して交付したとなっております。そのことに対してその方がそこで一部不正が行われたということで、その分を町が町内会から返還をもらえというのが今回の助成金返還未行請求事件という名称でなっております。そのことに対して訴えが起こされたのが2月後半、26日に起こしまして、裁判所の方から富谷町の方に口頭弁論期日という文書が届きまして、それが3月26日10時10分出頭せよということでございます。それに要する弁護士費用を今回、急遽でありましたが、補正予算という形でお認めをいただいて、そちらの方を対応していきたいと思っております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありますか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第27号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第9号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第27号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第9号)は原案のとおり可決されました。

日程第13 発議第2号 富谷町議会会議規則の一部を改正する規則

議長(渡邊俊一君) 日程第13、発議第2号富谷町議会会議規則の一部を改正する規則を議題といたします。
 この発議第2号については、お手元に配付のとおりであります。
 お諮りいたします。
 富谷町議会会議規則第39条第3項の規定によって、提出者の説明を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
 
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、提出者の説明を省略することに決定いたしました。
 続けてお諮りいたします。
 本案は質疑及び討論を省略して採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 これより発議第2号富谷町議会会議規則の一部を改正する規則を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、発議第2号富谷町議会会議規則の一部を改正する規則は原案のとおり可決されました。

日程第14 発議第3号 富谷町議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例

議長(渡邊俊一君) 日程第14、発議第3号富谷町議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 この発議第3号については、お手元に配付のとおりであります。
お諮りいたします。
 富谷町議会会議規則第39条第3項の規定によって、提出者の説明を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、提出者の説明を省略することに決定いたしました。
 続けてお諮りいたします。
 本案は質疑及び討論を省略して採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
 これより発議第3号富谷町議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、発議第3号富谷町議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。

日程第15 議員派遣の件

議長(渡邊俊一君) 日程第15、議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。富谷町議会会議規則第 121条の規定による議員派遣については、お手元に配付のとおり議員を派遣いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件については、そのように派遣することに決定いたしました。
 お諮りいたします。議員派遣の日程のほか、議案の審査または調査及び議会において必要があるものへの議員の派遣を決定するに当たっては、議長に委任することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程に記載のないものについては議長に委任することに決定いたしました。

日程第16 閉会中の各委員会調査について

議長(渡邊俊一君) 日程第16、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から、所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
 平成21年第1回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。
 執行部におかれましては、各議員から提出されました意見を十分に尊重し町政を執行されますよう 強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成21年第1回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 どうも皆さん、ご苦労さまでした。
   
午後3時57分 閉会

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議会事務局 代表