富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成20年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月9日~12月12日)

更新日:2008年12月12日

平成20年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月9日~12月12日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

平成20年第4回定例会目次

第1日目 12月9日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 8番 菅原傅議員
1 穀田・三ノ関線の工事計画を問う
2 学校給食費の対策はどうか
11番 磯前武議員
1 生涯学習及び運動施設の充実を問う
2 「ふるさと納税」制度の取り組みを問う
2番 小川昌義議員
1 富谷町の情報化計画の策定と地理空間情報を問う
16番 永野久子議員
1 県内一高い国保税の引き下げを求める
2 石積地区の産廃場について
4番 細谷禮二議員
1 富谷町総合運動公園の整備を
9番 今村寿議員
1 街路樹の落ち葉対策はどうなっていますか
2 新型インフルエンザ対策は充分ですか
3 全国学力テストは公表して教育向上へつなげるべきだ
第2日目 12月10日(水曜日)
一般質問 7番 相澤榮議員
1 分権時代の農政推進策は
2 学習支援員の配置について
6番 山路清一議員
1 開発計画の現状と対応策はどうか
2 町有中型バスの使用を問う
1番 小泉光議員
1 新型インフルエンザ対応と危機管理について問う
15番 佐藤聖子議員
1 学校図書館の充実を求める
2 グランドゴルフ練習場の確保などについて
14番 伊豆田待子議員
1 女性総合カウンセリング窓口の設置を求む
2 小・中学生のディべート大会を
13番 安住稔幸議員
1 官民協働事業による「くらしの便利帳」の発行を
2 富谷町の更なる活性化対策として、新事業創出支援融資制度を設けよ
議案第12号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意をもとめることについて
承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(平成20年度富谷町一般会計補正予算 (第5号))
議案第 6号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第6号)
第3日目  12月12日(金曜日)
議案第 1号 富谷町税条例の一部改正について
議案第 2号 富谷町手数料条例の一部改正について
議案第 3号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について
議案第 4号 富谷町都市公園条例の一部改正について
議案第 5号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
議案第 7号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第 8号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第 9号 平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第10号 平成20年富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第11号 富谷町道路線の認定について
発議第 8号 子宮頸がん検診の推進並びに予防ワクチンに関する意見書
閉会中の各委員会調査について

平成20年第4回定例会議事録(第1号)

平成20年12月9日(火曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君     
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君     
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君     
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君     
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君    
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君    
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君    
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君    
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君    
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 3番 土樋輪康雄 君

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 富谷副町長 昆野武裕君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子

議事日程 第1号

平成20年12月9日(火曜日)午前10時00分開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 会期の決定
  • 第3 一般質問(通告番号1番~6番)
一般質問内容
一般質問 8番 菅原傅議員
1 穀田・三ノ関線の工事計画を問う
2 学校給食費の対策はどうか
11番 磯前武議員
1 生涯学習及び運動施設の充実を問う
2 「ふるさと納税」制度の取り組みを問う
2番 小川昌義議員
1 富谷町の情報化計画の策定と地理空間情報を問う
16番 永野久子議員
1 県内一高い国保税の引き下げを求める
2 石積地区の産廃場について
4番 細谷禮二議員
1 富谷町総合運動公園の整備を
9番 今村寿議員
1 街路樹の落ち葉対策はどうなっていますか
2 新型インフルエンザ対策は充分ですか
3 全国学力テストは公表して教育向上へつなげるべきだ

本日の会議に付した事

 議事日程のとおり
午前10時00分 開会

議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
 平成20年第4回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、
町長から富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを初め、各種会計補正予算など、事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 本日は、多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々にお願いを申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえられて、静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成20年第4回富谷町議会定例会を開会いたします。
最初に、提出議案等の説明を含め、町長にあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 師走に入りまして、朝夕の寒さもめっきり厳しくなったきょう、庁舎から見える船形の山並みは雪模様一色でございます。本日は、蔵王、栗駒の雪深い山並みがくっきりと見える晴天の中、東京都武蔵野市立中学校校長会、6名の校長先生方を先ほど開会前にご案内をさせていただいたところでございます。開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
 本日、ここに平成20年第4回富谷町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお多用の中、ご出席を賜り開会できますことを厚く御礼を申し上げます。
 まず初めに、提出議案の説明に先立ちまして、9月定例議会以降の行政報告と私の所信を申し述べ、議員各位並びに町民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと思います。約40分程度の時間の範囲で進めさせていただきたいと思いますので、お願いをしたいと思います。
初めに、富谷町の人口、世帯数について申し上げます。富谷町の人口及び世帯数は、11月末現在4万 5,863人、1万 5,292世帯となっております。
平成20年1月の人口、年初の人口と比較しますと 986人、世帯数にいたしまして 438世帯増ということとなりました。昨年と同じ時期の1年間で比較しますと 1,063人、 458世帯の増ということと相なりました。
なお、3カ月ごとに県に報告しております定時登録基準日、登録者数によります12月2日現在、いわゆる選挙人名簿登録者数3万 4,393人であります。9月、3カ月前の登録者数に比べまして 172人の増加ということとなります。
それでは、平成20年第3回定例会以降の町政運営の一端を申し述べさせていただきます。
初めに、「子どもたちのための環境と未来を考える町・すべての世代が生き生きと暮らせるまちづくり」への取り組みについてご報告を申し上げます。
 11月16日に開催いたしました「とみや子どもまつり」は、 3,500名ほどの大勢の方にご来場いただきました。富谷の子供たちの成長と輝きをたくさんの方に実感をしていただく機会になったと思います。
また、「恩師・恩人条例」の制定を受け、募集をいたしておりました「はがき1枚のあったか話」には子供から大人の方まで広くご応募をいただき、実感ステージでの朗読による発表に心熱くなるものがありました。早速今年度の反省の上に立ち、次年度の準備に取り組んでいくことといたしております。
 図書教育の充実に関しましては、地域とともに育つ学校を目指し、図書教育に力を入れている富谷町の取り組みがNHK全国ネット生放送による教育特別番組、仮称ではありますけれども、「地域発!どうする日本 いま問われる義務教育」で取り上げられることとなりました。この放送のねらいは、地域から信頼され、地域とともに育つ学校を目指し、図書教育を柱に学校と保護者や地域が連携して、まさに地域の教育力で子供たちのみずから学ぶ力を育てようという富谷町の試みが高く評価されたためであります。
 具体的な内容については、学校図書補助員による読み聞かせや学校図書室を効果的に活用した授業の様子、休み時間の図書室での楽しそうな様子などが収録され、取り組みについてスタジオで討論される内容のようであります。放送は、12月19日、午後7時30分から8時43分、75分番組であります。
なお、あわせまして、6時から7時台の「てれまさむね」においても番組の予告を兼ねて放送される予定でありますので、ぜひ皆様にもごらんいただきたいと思います。
 町内各小・中学校ブルーベリー植栽事業については、ブルーベリーの植栽に適した土づくりを終え、年内中に小・中学校12校全校にブルーベリー植栽を終える予定でおります。
 既に植栽してある幼稚園や保育所におきましては、栽培管理の支援を引き続き行ってまいります。
 子供たちや町民の皆さんが富谷町の特産品であるブルーベリーに親しみを持ち、食育推進の一助とすることとあわせ、ブルーベリーレアチーズの販売実績を踏まえ、一層のブルーベリー需要拡大に取り組んでまいります。
 県駅伝大会において町内中学校初の優勝を飾った富谷中学校女子駅伝チームは、全国中学校駅伝大会への出場切符を獲得いたしました。さらに、秋田市で開催された東北各県上位チームによる第18回東北中学校女子駅伝競争大会においては、堂々第3位に入賞いたしました。生徒諸君の日々の努力とすぐれた指導者に敬意を表したいと思います。
12月21日、山口市で開催される第16回全国中学校駅伝競争大会には、宮城県代表、そしてまた、東北ブロック代表として出場することとなっております。林監督によれば、目標を上位10番内に置いて練習に励んできたとのことでありますが、全国の晴れ舞台で「富谷ここにあり」、思う存分の活躍を期待したいと思います。町民の皆様の絶大なる応援をお願いしたいと思います。
なお、庁舎入り口にパネルで展示してございますので、ごらんいただければと思います。
次に、体育芸術文化イベントについて申し上げます。
体育振興につきましては、町民の皆様にスポーツに親しみ、交流の輪を広げていただくたために、町主催の各種大会を開催しているところであります。
まず、11月にはバドミントン大会、9人制バレーボール大会、先週にはソフトテニス大会を開催し、多くの参加者を得まして回を重ねているところであります。これから予定されている大会は、年を越しまして来年2月「卓球レクリエーション大会」をもって本年度の最後の大会となります。
また、男女混合で楽しむソフトバレーボールの愛好者も年々ふえ、ラリーの熱戦が続く中けが防止の観点から、現在の支柱の買いかえをし、安全にプレーかできる環境が整いました。なお、現在の支柱は、各公民館に配置し、バドミントン用支柱として活用してまいります。
 次に、富谷町の最大のイベントとして昨年に続いて開催をいたしました「十三夜 魂のふるさとまつり」の報告をさせていただきます。
 本年は、本番前のプレイベントとして10月11日の、まさに十三夜の日をもってお月見コンサートを役場町民交流ホールで催しをいたしました。幸い好天にも恵まれ、名月をながめる機会と、まさに雰囲気に合う内容となったのではないかと思います。
 新たに創作をしました「月の音舞」の踊りを富谷町文化協会の皆さんによって初披露いただく場にもなり、まつり本番にはしんまち通りを踊り流していただいたわけであります。当初の週間予報では雨が心配されておりましたけれども、幸いにも両日とも好天に恵まれ、昨年を1万人以上上回る2万 6,500人の人出となり、町内外から来場された方に「いいお祭 
り」との多くの声も寄せられ、大盛況のうちに終えることができました。
 お祭りの成功の裏にはまつりを支えていただいたしんまち地区の皆様のご理解、ボランティアとしてご参加いただいたシルバー人材センターの会員を初め、各地域の皆様のお力添えと心から感謝を申し上げるものであります。
 加えて、役場職員 245名に及ぶ参加者があり、祭り運営補助と町民の皆様との交流の場ともなりました。
 来年は3回目の開催となりますので、このお祭りが富谷町を代表するお祭りとして定着し、町民の皆様はもちろんのこと、多くの方々に期待され、愛されるお祭りを目指してまいりたいと思います。
 なお、来年の開催期日は、実行委員会、組織委員会の検討を経て10月10日、11日の2日間の開催とすることを決定いたしたところであります。
芸術文化活動では、「とみやマーチングエコーズ」が11月2日に開催されました東北大会において見事金賞の栄冠に輝き、来る12月21日、さいたまスーパーアリーナで行われます全国大会に11年連続、12回目の出場が決まりました。小学生から一般社会人で構成するバンドとしては、他に類のない活動と実績は、大きな誇りであり、年間 120回にも及ぶ団員の皆さんの活動に、さらにまた、行事への参加協力にこの場をおかりして感謝を申し上げたいと思います。本年も昨年全国第5位の力量を存分に発揮していただくことを期待したいと思います。
 次に、平成21年度初頭に当たります新年祝賀会、1月4日開催でございます。中央公民館で開催いたします。
成人式は、1月11日、富谷武道館でということで行うことといたしますので、ご出席方お願いを申し上げます。
400年以上前から原地区の皆さんによって伝承され、現在富谷田植え踊り保存会が踊る宮城県指定無形民族文化財「富谷の田植踊り」に対しまして、後継者の育成と地域文化の向上に寄与した功績が認められ、11月28日に地域文化功労として、東京において文部科学大臣から表彰されましたので、ここにご報告をいたします。
公民館事業につきましては、六つの公民館ごとに公民館まつりが地域主導で開催をされてきております。10月に行われました成田公民館まつりを皮切りに、日吉台、富ケ丘、あけの平公民館まつりと続き、それぞれ11月に終えたところでございます。来年2月には東向陽台、そして富谷中央公民館においてそれぞれ開催することとしております。サークル活動の集大成としての発表の場、すぐれた技の発表の場として他にない富谷町のすぐれた文化芸術活動ですので、積極的な参加を期待したいと思います。
また、高齢者大学も含め、平成21年度公民館事業のあり方を検討し、さらに魅力を高める工夫をいたします。
次に、子育て支援施策につきましては、乳幼児医療費助成制度の拡大から、ことし10月で1年を経過いたしました。ことし4月から10月までの上期の実績は、延べ3万 7,152件の助成件数でございます。子育て世帯の負担軽減とお子さんの健やかな成長の手助けとなり、安心して医療を受けていただいているものと考えているところであります。
児童手当につきましては、 5,470名のお子様を対象に支給されているところであります。
出産までの不安をなくし、安心して出産・育児に臨めるよう5回の妊婦健診を公費負担とし、これまで 258人の対象者が受診している状況であります。国の動向では出産支援の一環として妊婦検診で望ましい回数とされる14回分を全額公費負担する方針が打ち出されたところでありますが、当町では検討の推移を見ながら、今後の方向性を決定してまいります。
感染症予防事業では、麻疹・風疹予防接種を中学1年生を対象とする第3期と高校3年生を対象とする第4期の積極的な奨励を図り、全員接種を目指しているところであります。厚生労働省健康局結核感染症課によりますと、第3期における接種率、宮城県は全国第2番だそうであります。59.7%。富谷町はそれよりも数段高い81.8%と、高い接種率の中で現状進んでいるようであります。今後とも他の予防接種も含めて積極的な奨励を図ってまいりたいというふうに思います。
なお、インフルエンザ予防接種におきましては、現在請求の上がっている部分で 880人、まだ仙台市等から病院さんから上がっていないものもありますが、 1,000人を超えるものと思われます。11月が大変多い接種者であったようであります。参考までに昨年の実績は 2,897人の皆さんにインフルエンザ予防接種の接種をいただいたというふうなことになっております。
町立認可保育所5園には、10月末現在で 427名が入所してございます。 100.4%の入所率ということとなります。昨年待機児童解消対策として、認可保育園を設立し、順調に運営されておりますが、転入者の増加、そしてまた、社会環境の変化等により、保育所のニーズはさらに高まっているところでございます。現在は、待機児童解消対策が急務であることとああわせ、認可外保育所支援策等子育て支援環境整備の検討を進めているところでございます。
健康増進につきましては、「第1回さあ!歩効果ウオーキング大会」を10月12日に初めて開催をいたしました。このウオーキング大会は、大童町内会を初め遊悠クラブ、富谷町体育指導員、富谷町陸上競技協会、富谷町交通安全指導員の皆様のご協力を得まして、参加者 
118名の安全確保とともに、大童町内会館においては大童町内会皆さんのもちの振る舞いもあり、多くの心通い合う場面が見受けられたところでありました。地域と参加者の交流が図られたところであります。
 次年度に向け、疾病予防、医療費抑制等の効果も期待できることから、さらに大きな輪が広がる大会となるよう、工夫してまいりたいと思います。
 次に、特定健康審査の結果を受けて、特定保健指導が7月下旬から始まり、これまで3回の個別面談と1回の集団での運動を行っております。なお、平成20年度の特定保健指導の実施計画値30%としておりましたが、現状は15%弱という結果となっており、来年度の課題として、実施率向上に取り組んでまいります。
また、食育推進につきましては、今月中に食育推進会議の開催を経て、年度内に富谷町食育推進計画の策定に向け検討を重ねているところであります。
国民健康保険につきましては、今回の定例会に富谷町国民健康保険条例の一部改正を提案しております。これは、平成21年1月1日より施行されます産科医療保障制度により、その掛け金相当分をこれまでの出産育児一時金35万円に3万円を超えない範囲で加算されることに改めるものであります。
なお、今後とも医療費の適正化対策や国保税収納率の向上と適正かつ効率的な運営に引き続き努めてまいります。
長寿福祉の施策について申し上げます。
敬老を祝う行事として新たに取り組みました「あったかほっとな地域づくり事業」は、6月の大亀地区を初めとしまして、11月9日に実施されたあけの平3丁目町内会をもって全町内会で実施をいただいたところであります。町内会の創意あふれる、まさにおもてなし心に感謝いたしますとともに、ご尽力いただいた町内会会長さん初め、お世話いただいた皆様に厚く御礼を申し上げたいと思います。おおむね好評を得て終了したところではありますが、来年度に向け、アンケート調査等も参考としながら支援体制を整え、皆様への敬老の意をお伝えしてまいりたいと思います。
また、80歳以上の方々にお渡しする敬老祝い金につきましては、町内会長さんのご協力もいただき、地区敬老会等でお渡しした方、そして、職員が直接お渡しする方法で 1,172名の方にお渡しをしたところでございます。さらに、95歳以上のご長寿の方々をご訪問させていただき、皆様から元気長寿の秘訣もまた伺ってきたところでございます。介護に当たられているご家族の皆様の親子の情愛、そしてまた、ご苦労をも感じ取らせていただいたところであります。
 今年度より支援システムを変更しました緊急通報システム、「お元気お伺いコール」などによる緊急対応がとられ、その効果を上げているところであります。
 高齢者保健福祉及び介護保険事業につきましては、今年度が第3期介護保険計画の最終年度となっております。平成21年度から3カ年とする新たな計画となる高齢者保健福祉計画と第4期介護保険事業計画の策定作業を現在進めているところであります。間もなく保険料等の計画概要が固まりますので、次回定例会に上程することといたしております。
介護予防事業につきましては、介護予防健診の結果、昨年を50名以上も上回る 218名の方が介護予防事業対象者となりました。介護予防事業として、今年から低栄養改善教室を新たに加えた四つの教室が9月にスタートしております。参加されている皆さんの喜々とした笑顔が2月の教室終了まで継続し、その結果、介護予防の効果が高められるよう事業を推進してまいります。
障がい者施策事業につきましては、第2期富谷町障がい福祉計画の策定を進めております。現在黒川郡広域で設立しております黒川地域障害者自立支援協議会において、黒川郡における課題に対する方策について検討しており、今後各町村の計画に反映せさることといたしております。
所管施設であります富谷町デイサービスセンターにつきましては、利用者ニーズの変化に対応して、直営によるデイサービス事業や施設の有効利用について検討してまいりましたので、議員の皆様にはご説明をさせていただき、今後のさらなる高齢者、障がい者福祉の向上に努めてまいりたいと存じます。
昨年原油高騰対策として実施した灯油代を助成する「あったか灯油支援事業」は、原油価格が下落したことから、本年は実施しないことといたしました。しかし、国は、今般「地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金事業」を創設し、自治体へ実施するよう通達がなされました。内容は、経済不況に対する緊急安心対策に要する経費を国が支援する内容であります。富谷町には 500万円が交付決定されました。町として事業の趣旨に合う施策を検討した結果、安心実現の一助となる施策として、特に在宅で介護をしている世帯及び中学校3年生の受験生を持つ世帯に国のメニューにある支援を活用することといたしました。対象者は約 1,200世帯となり、交付金は対象となる1世帯当たり 5,000円の交付支援を行うことといたしております。これらの経費を補正予算として計上いたしておりますので、よろしくお取り計らいお願い申し上げます。
支給日等については、2月から3月になる予定でございます。
次に、活力と地場産業自慢と誇りにできるまちづくりの取り組みについて申し上げます。
9月21日から30日までの10日間、秋の交通安全運動が行われました。富谷町の取り組みは、初日の交通安全県民総ぐるみ運動出動式を初め、九つの安全協会支部、各PTA、事務所、事業所等々、多くの方々のご協力により、交通安全啓発活動を展開していただきました。感謝申し上げたいと思います。
この期間の取り組みについて、富谷町交通安全運動事業実績報告書を作成し、大和警察署長及び黒川地区交通安全協会会長へ直接手渡しをさせていただきました。
また、本庁関係機関にも配布したところでございます。警察署や公安委員会のご理解も得て、信号機の改善や横断歩道の線引き等を実施していただいたところであります。
また、各町内会から要望が多い交通安全施設として、安全区画線や飛び出し防止のポール設置など、町としてできることは順次取り組んでいるところであります。
交通死亡事故ゼロは、7月1日から継続しておりますが、冬場の厳しい道路事情も加わる中、いわゆる防衛運転に徹していただき、事故防止に全町挙げて取り組んでまいりたいと思います。
秋季火災予防運動が11月9日から15日までの7日間で実施されました。非常備消防団、婦人防火クラブを中心に消防施設設備等の点検、火災報知機取りつけ啓発や町内巡回広報を実施し、火災予防啓発に努めたところであります。
防災設備として、9月に補正予算で認めていただきましたとちの木地区防災倉庫設置につきましては、11月19日に契約を行い、12月19日に設置が完了する運びとなっております。あわせて防災備蓄品の整備もしてまいります。
次に、平成20年度水稲予想収穫量、宮城県全体としては作況指数98、10アール当たり 522キロということであります。富谷町はそれに比べまして 505キロの収量という、若干下回ったようであります。富谷町の予想収量 1,806トンということでありました。富谷町産米の一等米比率は 95.25ということで、JAあさひな6管内の中では上位2番目ということで、天候不順の中、熱心な栽培努力の成果に敬意を表したいと思います。
生産調整につきましては、国より配分された数量は 1,860トンでありました。生産面積は 361ヘクタールに対して 357ヘクタールに作付けをし、生産調整目標を達成したところでございます。生産調整推進を担う農政協力員の方々を初め、農家の皆様方のご協力に感謝を申し上げます。
 なお、本年も10月6日、町内小・中学校、保育所において、新米試食会を実施したところでございました。志戸田生産組合におきましては、転作作物の大豆の作付けの作業効率向上のため、今年度市町村振興総合補助金を活用し、乗用管理機を購入いたしました。作業の効率化を図り、転作作物として大豆の品質向上と収穫量の増加を目的とするものであります。
引き続き、転作作物としての大豆栽培も定着してきておりますので、今後は、大豆加工品への取り組みを期待したいと思います。
 富谷町シルバー人材センターの今年度新規事業として、5月にオープンしました「子育てサロン・ほっと育く」は、月平均の利用者が90人、1日当たり5人ということになりますけれども、当初見込みを上回る活用をいただいているところであります。 400名を超える会員を擁する富谷町シルバー人材センターのしんまち地区の空き店舗活用による新規事業の取り組みに敬意を表するものであります。
また、火災報知機設置事業につきましても 545件の依頼があり、順調な施行実績となったと伺っているところであります。
平成21年度の事業につきましては、さきに行ったアンケート結果をもとに、高齢者サービス等の事業についてさらに充実させていく計画との報告を受け取っているところであります。町としましても、引き続き富谷町シルバー人材センターと連携し、各事業への支援を行ってまいります。
ことしの10月1日から12月31日までの3カ月間、今も継続中でありますが、宮城県初めてとなります大型観光キャンペーン「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」が開催されているところであります。本町の取り組みとしては、町民交流ホールにPRコーナーを新設いたしました。来訪者へのDC及び関連イベントの周知に努めてまいりました。
また、町の主要事業であります「とみやマーチングフェスティバル」「十三夜・魂のふるさとまつり」をDC期間中の関連イベントと位置づけ、DC関係広報媒体を積極的に活用するなど、PR活動を展開してまいったところであります。
 しんまちの魅力を積極的にPRすべく、DC期間中の「仙台・宮城食べまくり体験スタンプラリー」、県内 107カ所にチエックポイントが置かれておるようでありますけれども、その一つとして、富谷宿も選ばれております。11月末現在富谷宿には約 200名を超えるほどの皆さんが訪れているとのことであります。12月末までのイベントですので、多くの皆さんにご来場をお願いしたいと思います。
さらに、DC関連イベントである仙台周辺地域の10市町村による「仙臺鍋まつり」、10月7、8日と行われました。それに参加すべく、富谷町在住の料理研究家のご協力を得まして、富谷町発信の鍋として「十三夜吟醸鍋」を開発したところでありました。内ケ崎酒造店の酒粕を使用した白みそベースのスープに十三夜にちなみまして、13種類の具材を入れた鍋として登場したわけであります。大変好評をいただきました。さらにまた、ふるさとまつりでも商工婦人部によるお取り組みにより、予定数を超えるほどの皆さんにお楽しみいただいたところであります。
また、町内でいつでも食べられるようにということで、地元のすし屋で「十三夜吟醸鍋」をメニューとして取り扱をしていただけることとなりましたので、ぜひ皆様にもご利用いただきたいと、そのように思うところであります。
 続きまして、東向陽台小学校改修工事につきましては、工事がほぼ完了しましたので、完成検査を経て間もなくリニューアルした校舎と屋内運動場の引き渡しと相なりました。富ケ丘小学校耐震補強改修工事につきましては、エレベーターの設置と暖房機器の改修が完了し、また、耐震改修の根幹部分である屋内運動場の屋根改修が現在進んでおります。他の工程についても予定工期内完成に向けて、順調に工事が進捗していることをご報告申し上げます。
 町道改良工事につきましては、大童今泉線が地元地権者のご協力を得て、今年度施工区間延長 120メートルが予定どおり完了し、供用されました。
また、沼田線は、今年度より工事起点となっている仙台北部道路の交差部分から着工しており、順次北に向かい、大亀会館交差部まで完成させることとなっております。11月14日には、地権者のご協力により、西沢地区にあるJAあさひな倉庫前の道路を拡幅し、町道として認定し、供用されたところであります。
道路維持関係につきましては、成田東小学校前を通る成田環状2号線の舗装補修工事を昨年度に引き続き施工し、成田中学校前の交差点から成田地区の南北幹線道路であります七北田西成田線までの約 1.2キロメートルの区間において車両の安全走行ができるようになりました。
継続事業として取り組んでおります東向陽台地区と太子堂地区の側溝の有蓋化工事、ふたをかける工事につきましては、太子堂地区が今年度分 430メートル完了いたしました。東向陽台地区についても順調に予定された工事を進めているところであります。
 今年度から着工いたしております町営清水沢住宅の建てかえ工事につきましては、10月末までに造成工事が完了いたしました。現在は3棟6戸の建築工事を今年度中に完成をめどに進めているところであります。
次に、環境美化事業について申し上げます。
仙台市周辺2市7ケ町村、仙台市は除かれますけれども、2市7ケ町村、9市町村によりますエリアに係る小売業者、住民団体、関係市町村並びに宮城県が取り組みで「みやぎレジ袋使用削減取組協定」を締結したところであります。そのことによりまして、原則として来年の2月2日からレジ袋の無料配布が取りやめとなることとなります。参加のお店でということになります。町民の皆様にはごみ減量化や地球温暖化防止のためにもマイバッグなどのご持参の上お買い物をしていただくようご協力を申し上げたいと思います。
10月19日には環境美化事業として、クリーン作戦が行われました。いつもながら、皆様には大変なご協力をいただいているところであります。本年は、全町内会 7,500人にも及ぶ皆様からご参加をちょうだいしまして、ごみの量にして約23トンが収集されたということであります。町民の皆様には深く感謝申し上げ、そしてまた、今後とも引き続き町民の皆さんのモラルの強化、そしてまた、美化意識の向上に取り組んでまいりたいというふうに思います。
狂犬病予防注射、秋の予防注射は、町内6カ所で57頭に注射したという実績でございます。
平成9年10月に機能を廃止しておりました東向陽台一丁目及び三丁目にある配水ポンプ場の解体につきましては、地域の皆様からの要望を受け、仙台市への働きかけの結果、早期解体のご決断をいただき、9月から工事が始められておりましたが、11月21日に工事が完了し、富谷町に引き渡されたところであります。東向陽台三丁目ポンプ場跡地となる東向陽台第2会館前敷地となりますけれども、会館利用者等の駐車場としての利用も可能となったことをここにご報告を申し上げます。
 東向陽台一丁目地区の通称パゴタ切り下げ工事が完了いたしました。道路の形状は、現状のままとし、安全対策を東北電力とも協議しながら、万全の安全確保に努めてまいります。
 次に、町民と町が直接つながるシンプルなまちづくり(行財政改革・運営)について申し上げます。
 一つ目として、5万人都市構想について申し上げます。富谷町総合計画の策定に関しましては、これからの新しいまちづくりに向けたご意見やご提案を町民の皆様からお聞きする機会としまして、富谷町総合計画地区別懇談会を開いたところでございます。各小学校区単位、計6回開催をいたしまして、 300名を超えるほどの皆さんにご参加をいただきました。ご意見の一部は、広報とみや12月号に掲載してございます。そのほかにも、教育、福祉、防犯・防災、道路や交通網の整備などに関して多岐にわたるご意見をちょうだいしたところでございます。今回ちょうだいしたご意見は、富谷町のまちづくりに対する町民皆様の率直なご意見として受けとめさせていただき、総合計画の作成に反映してまいりたいと思います。
なお、来年1月には分野別懇談会を予定しております。小学校PTA、中学校PTAや福祉関係者などの皆さんとも懇談会を開催し、広く意見をお聞きしたいと考えております。
また、中学生の生徒諸君と富谷町の将来をテーマに懇談する企画なども考えているところであります。
 このように、将来のまちづくり構想へあらゆる角度から検討を加え、皆様に「笑顔輝くあったか富谷」を実感していただけるまちづくり計画を策定していきたいと、このように考えているところであります。
 広聴、相談事業について申し上げます。人権・行政・生活相談については、4月から12月まで、全17回、90件のご相談をお受けいたしました。平成18年は27件、平成19年は41件、平成20年は12月時点での集計で90件と、相談件数は大幅にふえているところであります。これは、行政書士会の好意により、無料相談を9回実施していただいた成果と、感謝申し上げるところであります。
企業誘致活動については、富谷町企業立地住環境整備対策推進本部において情報共有を目的に経営企画課を柱に、産業振興課、都市整備課等との連携をしまして、スピード感を持って対応してきたところでございます。製造系企業の立地を強く望み、事業者とともに進めてまいりたいと思います。
今後の富谷町の土地利用、いわゆる線引きにつきましては、現在宮城県とのヒアリングを経て、住居系、工業系としての利用するための計画をもとに県担当者と協議を進めているところであります。
次に、行財政改革の推進について申し上げます。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律の施行に伴いまして、平成19年度決算に基づく県内市町村の財政健全化比率の概要が公表されたところであります。富谷町におきましては、健全化の判断比率であります実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率、この三つの指標についての赤字額はなく、将来負担比率も算定されませんでした。実質公債費比率についても 2.3%という、県内36市町村のうち最も低い数値となっております。財政の健全性は維持されている現状にあると認識しているところであります。今後も健全財政を維持しつつ、安定した行政サービスを提供できるまちづくりを進めてまいりたいと思います。
広域行政の推進について申し上げます。
仙台・富谷広域行政協議会では10月20日、管内視察をいたしまして、仙台北部道路を皆さんで視察をいたしたところであります。現在しらかし台インターチェンジから東北道、富谷ジャンクションに至るまでの車両が行き来できるほどまでに工事が進んでいるところであります。平成21年度中の供用開始に向けて工事が順調に進んでいることをここにご報告を申し上げます。今後とも富谷町と仙台市が共通認識のもと、早期完成を目指して要望活動を引き続き行ってまいりたいと思います。
黒川地区行政事務組合の運営につきましても、消防、病院、けやき教室の運営等、当初の計画どおり推移していることをあわせてご報告を申し上げます。
以上についてが9月定例議会以降の主な取組でありました。
次に、今回提案しております補正予算の概要についてご説明を申し上げます。
歳入において、税の納付状況、負担金や補助金の確定等、歳出では委託料や工事請負費等の確定による減額措置などにより、財源の確保ができたことから、主なものとして商工振興費の中小企業制度金融では融資枠拡大のための預託金を 550万円に増額、道路維持費では児童の安全な通学を確保するため、富ケ丘小学校西側の側溝整備工事に 392万 3,000円、大黒澤苑利用者の安全確保から、玄関前階段の整備や手すり設置等の工事に 110万 3,000円など、速やかな対応を必要とする事業等の予算措置を講じるとともに、晴れて全国大会出場となりました富谷中学校駅伝チームに38万 4,000円、とみやマーチンクエコーズには 100万円の派遣のための助成策を講じたものであります。
それでは、今回提出しております議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。
議案第1号富谷町税条例の一部改正については、個人住民税の寄附金控除の対象となる寄附金を指定するため、所要の改正を行うものであります。
 議案第2号富谷町手数料条例の一部改正については、住民基本台帳カードの交付手数料を期限つきで無料とするものであります。
 議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正については、健康保険法施行令において、出産育児一時金の金額が改定されたことに準じて所要の改正を行うものであります。
 議案第4号富谷町都市公園条例の一部改正については、都市公園を新たに追加設置するものであります。
 議案第5号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する規定等の変更を行うため、所要の改正を行うものであります。
 議案第6号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第6号)は、歳入歳出それぞれ 9,816万 2,000円を減額し、総額91億 142万 3,000円とするものであります。
議案第7号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ 4,411万 7,000円を追加し、総額30億 5,140万円とするものであります。
平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ 190万 
1,000円を追加し、総額8億 2,820万 8,000円とするものであります。
議案第9号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ 621万 6,000円を追加し、総額12億 8,401万 9,000円とするものであります。
議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出それぞれ 640万 5,000円を追加し、総額1億 7,229万 5,000円とするものであります。
議案第11号富谷町道路線の認定については、平成21年2月の富谷町大清水土地区画整理事業の完了に伴い、帰属を予定している町道路線を新たに認定するものであります。
議案第12号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、現在の委員の任期満了に伴い新たに選任するものであります。
承認第1号専決処分の承認を求めることについては、平成20年度富谷町一般会計補正予算(第5号)を専決処分したことについて報告し、その承認を求めるものであります。
 以上、提出議案の説明を申し上げました。議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議の上、全案件ご可決いただきますようお願いを申し上げ、あいさつといたします。

議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第 120条の規定により、13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は本日から12月12日までの4日間にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月12日までの4日間に決定いたしました。

日程第3 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) おはようございます。よろしくお願い申し上げます。
 私は、穀田・三ノ関線の道路問題と学校給食費の2点について質問をいたします。
 穀田・三ノ関線の問題につきましては、過去の議会におきましても同僚議員など3回ほど触れられてきております。しかし、事の重要性にもかかわらず、いまだに何の進展もありません。昨年の3月議会におきまして、私は再びこの点を質問したわけでありますけれども、当選したばかりの若生町長から「この路線は重要課題として認識しています。長さ 1.1キロメートル、約 1,100メートルですが、工事費が10億 7,000万円、財源をどう生み出すかが頭の痛いところであり、一つの手だてとしては目的達成型工事手法という手があるので、検討してみたい」との答弁がありました。しかし、その後事態は進展をしていないようであります。財源のこともあるのでしょうが、何とかならないのかなという思いがいっぱいでございます。
改めて申し上げるまでもなく、富谷小学校の西側道路は、富谷小・富谷中合わせて 600名の子供たちの通学路であり、朝の登校時は車のラッシュと重なり、交通上の危険地帯となっております。登校時と下校時には交通安全指導員の皆さんがいろいろ配慮されまして、事なきを得ておりますけれども、いつ事故が起きても不思議ではない人と車の緊張状態にあります。
先般11月13日に開催されました中央公民館でこの町政懇談会の中でいろいろ要望が出されました。地元の住民の皆さんや保護者の方々も早い穀田・三ノ関線の実現を望んでおられておりまして、当日出席しておりました町長もしっかりと受けとめておられたようであります。
 加えて、最近はふるさとまつりや商工会のイベント、小学校における各種催し物など、しんまち公園から小学校側への人通りも非常に多くなってきております。
 このようなことを考えますと、交通安全対策として、穀田・三ノ関線は富谷町として最優先課題と位置づけ、早急に実現を図るべきと考えますが、次の点について質問を申し上げます。
 まず第1に、昨年3月議会の答弁にありました「目的達成型工事手法」という検討は、その後どう進められていたのか伺います。
 また、今後の重要課題として、この路線をどう位置づけられているのか、その構想を明らかにしていただきたいと思います。
 10億円を超える規模で一挙に無理とすれば、2年次計画あるいは3年次計画と分離をしてやる方法は可能なのではないかと思いますが、この点はいかがでありましょうか。
この点は、今後もいろいろ大事な問題でありますので、ぜひ継続して町長の検討をお願いしたい。
そして、当面する事故対策としまして、通学路のガードレールは必要と考えます。小学校の西側、ガードレールがありませんで、朝あるいは夕、日中もそうですけれども、大型ダンプカーもかなり通っておりまして、非常に危険な状態で、ガードレールがないというのは非常に危険な感じがいたしますが、これは早急に対処すべき計画ではないかというふうに考えます。
また、富谷小学校の西側の信号機でありますけれども、これは朝信号、交通安全の指導で私もちょっと行きましたけれども、手押しボタンを押しまして、青になってくると子供たちがっと走るんですが、しかし、非常に時間が短くて、かなりの子供があそこで待っておりますから、非常に危険だというような状況もありまして、これは手押しボタン方式ではなくて、
自動信号機の方が長く時間とれますのでいいのではないかと思いますが、いろいろ経過があるようでございますけれども、どう考えておられるのかお聞かせをいただきたいと思います。
いずれにしましても、来年度予算の編成期にかかわっておりますので、町長のご見解を伺いたいと思います。
第2点としまして、給食費問題について質問をいたします。
 現在食材費等の値上げによりまして、その分の給食費値上げのやりくりを町としてどう対処しているのか。若干の値上げをカバーしているという話も聞いておりますけれども、具体的には県内でも、あるいは郡内でも来年度は値上げをするという動きがあるように仄聞をしております。富谷町としてもいろいろ事態が値上げの方向に動いているような感じもしますけれども、来年度の給食費についてどう検討しているのか。
 もし仮に値上げ分がわずかなものであれば、町の予算でカバーすることを措置すべきだと考えますけれども、その対応を伺いたいと思います。
 また、昨年から給食の食材の安全が問題になっています。特に外国からの輸入食材は、中国のギョーザを初め、最近では輸入の汚染米が給食パンにまじるなど、学校あるいは保育所、病院給食など大きく広がってきておって問題になっております。
 大和町や大衡村などでは学校給食に汚染米を使ったパンでしょうか、使われたということが新聞で報道されておりますけれども、富谷の場合はどうなっているのか伺いをしたいと思います。
 子供の健康・安全を考えた場合に、有害な食材を除くのは当然でありまして、これは地元で栽培された野菜、穀物など、食材を供給する地元の農産物生産の取り組みが極めて大事と考えます。
 残念ながら、富谷町内では生産物提供は現在わずかでありまして、なかなかその需要には応じ切れない状況にあると聞いております。農業振興の観点からも、富谷町における食材生産を積極的に取り組むべきと考えますけれども、町長の構想をお伺いしまして、私の質問を終わりたいと思います。

議長(渡邊俊一君) この際、11時10分まで休憩いたします。
午前10時57分 休憩


午前11時10分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 菅原議員の一般質問に対しての答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの菅原議員の質問に答弁を申し上げます。
 穀田・三ノ関線の工事計画についてですが、おっしゃっていただいた認識は全く相通ずる、共有するところでございまして、大変あのここに役場ができた、開庁した平成15年のというようなところから経てももう4年、5年と経過しているわけであります。あそこのセブンイレブンの入り口から役場までの工事、突き当たりまで約 600メートルほどの工事を平成9年から4年で行いました。事業費は3億 3,000万円という工事費であったようであります。その先 1,110メートル、この工事費の見積もりも既に算出されて10億 7,000万円というのはもう既に何回となく議会でも出ている数字かと思います。
そのような中で、富谷町の道路全体を見たときに、最重要開通場所といいますか、取り組まなければならない場所であるとの認識は従前どおり変わってございません。
 平成21年度からの長期計画にぜひ優先順位の上位に組み込んで、何とかこの工事を延長、そしてまた、ゴルフ場入り口の手前のところに接続する、そういう道路の体系にしたいと、こんなふうな思いは、私もですし、皆さんもですし、町民皆さんの合意、総意は得られるものと、そんなふうに認識しております。富谷町セブンイレブンから成田への高速道路沿いの道路整備というふうなことも課題として相なっておりますので、それとあわせて何とか成田から役場、そして、役場から旧4号線ゴルフ場入り口までの、言ってみれば4号線が富谷の通過重要道路だとすれば、富谷町の第2の主要道路というふうな位置づけも皆さんにもご納得いただけるのではないかなというふうに思います。
それにもいろいろ経緯がありまして、県道が富谷町を超えて富谷医院の方に宮床につながるあの道路の整備等もテーマとなった時期がありますし、現状なかなかあちらの方の工事進捗も見通しが立ちにくいというような状況で、したがいまして、現状おわかりのように、学校前橋から右折して富谷小学校前を通って旧4号線に抜けると。保健センター、中央公民館のわきを通って北の方に、南の方にというふうな経緯を追って今通過車両が大型、大小問わず通過しているわけであります。
今議員がおっしゃるように、前回でもお話をした経緯のとおりであります。朝夕の交通整理、児童の安全登校のお助けをというふうなことで、議員にも1年を通してご活動いただいたことは十分承知しているところでございました。そのようなことで、朝7時半から8時ごろの30分ほどの登・下校時の往来は、富谷町の中でも大変な、突出するほどの状況ではないかというふうに見ておりまして、大変交通安全の対策等も含めまして、できるところからというようなことで進めてきたところでございます。
 なお、信号機の設置とかガードレール等については、都市整備課長から後ほど答弁をさせ
ることといたしたいと思います。
 したがいまして、最優先課題ということについては同じ認識でおりまして、総合計画に組み入れて、何とか早期の開通を予定したいというふうなところであります。
 なお、富谷小学校のしんまち公園等々で行事等もイベントも進められているところでありますので、富谷小学校につきましては、PTA等の駐車場、行事等があった場合にはまず富谷中央公民館駐車場が優先順位としては、しんまち公園の駐車場、そこも埋まれば給食センターの駐車場、そこも埋まれば役場駐車場にどうぞと、こういうふうなご案内で交通の安全を図っているというふうなところであります。
 信号機の設置とガードレールについては、後ほど整備課長からということで答弁をさせることといたします。
 二つ目の給食費の件でありますけれども、大変食材の値上がりということで、現状何とか小学が 230円、中学校が 275円ということで、平成9年から皆さんに受益者負担といいますか、保護者の皆さんへの負担については据え置きで来ている経緯がございます。現状1食当たりトータルにしますと 400円弱という感じの1食当たりの単価になっています。材料費、米、パン牛乳もありますし、それに加えて光熱費もありますし、給食センターで働いている皆さんの人件費等々、総絡みでその食数を 100万食以上1年間提供しているようです。それを割り算すると、約 394円、 400円弱というふうなことになります。その中のご本人負担が小学校 230円、中学校が 275円。中学校は、約量的には小学校の給食量に比べて3割程度量が多いというふうなこととあわせて、そういうふうな金額に設定しておるようであります。
 したがいまして、食材の値上がり、1割を超えるほどの現状は値上がりでございます。それをご本人の負担にゆだねるのか、どの程度の割合、全額をゆだねるのかどの程度の割合をゆだねるかという課題もありますし、富谷町でどの程度の額を吸収できるのかというふうなこともあるようであります。現状は、従前の大枠としては給食費、大体ご自分が食べる皆さんが6割ちょっと、そしてまた4割が町で、こんなふうな配分で6・4ぐらいの比率で給食費については負担されてきたようであります。
 ですから、その辺の枠組みとか食材費の値上がりに合わせてどの程度のご負担をいただくのか、そうでないのか、そういったところを現状富谷町の学校給食センター運営審議会という機関がありまして、その場で早速11月に食材の値上がり等に合わせて平成21年度の給食費のあり方についてということで、一定の資料等をもとにしまして、協議、検討していただいているところでございます。
 そういった皆さんの総意、合意も受けながら、最終的に方向性を決めてまいりたいというふうに思ってございますので、お願い申し上げたいと思います。
 どちらにしても、給食費のやりくりというふうなことで、相当給食センターの職員、そしてまた、栄養士の努力もまたあるようであります。富谷町の場合ですと、仙台に近いというふうな地の利のメリットもあるようで、安く買い入れられるということ、二つ目には仕入れる量が多いものですから、お願いして曲げて富谷町の予算の枠の中で仕入れができていると、こんなふうなこと、平成19年、平成20年、努力しているようです。
 しかしながら、量がカロリーが、あるいは中身が落ちたと、こういうふうなことでないことだけは私は内心心配しておりますので、担当者にそのたびごとに確認いたしますけれども、そういうことは断じてないというふうなことをまた報告を受けているところでございます。
 安全な食材の確保につきましては、間違いなく従前のとおり国内産のものを基本としておりますけれども、今は中国産以外の輸入品を使っておるということで、輸入業者から随時産地証明だとか、成分検査の表だとか提出をいただいて、その安全性を確保するというようなことで、それなりのいわゆる確認の方法をもって食材を選択しているというようなことです。
 富谷町の汚染米の使用実績等々については、一切ございませんというふうなことも回答とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、私の方からあそこの交差点の信号処理の関係並びに町道の防護さく設置につきまして回答させていただきます。
 この信号につきましては、教育委員会を通じまして学校長並びにPTAの会長の方に連絡をとりまして、いろいろお聞きしたところでございます。子供たちは、通学時あそこの押しボタンの信号を押して、赤になったら道路を横断するということが現在意識づけされておりまして、道路を横断することについては特別危険とは感じていないというような見解でございました。
 しかしながら、あの交差点、ちょうど南北に2面だけの現在信号なんですけれども、両側の道路、側道が役場側の道路とあそこはしんまち通りからの道路の二つの路線に信号がない。そこで、わきから出てきます車両の事故が何件かあったというようなことで、そちらの両側2面に信号があればなおここの交差点の交通安全対策は万全になるんじゃないかというようなご意見をいただいております。
 これらのご意見をいただきましたので、大和署の方に設置の可能性を含めまして、この前申し入れをしていきたいというふうに考えてございます。
 それから、防護さくの件でございますが、この路線が町道名が町道学校前線という路線名でございまして、延長が 313メートルほどの路線でございます。交通安全対策、非常に重要であるというのも認識をいたしておりまして、来年以降防護さく設置を含めて町道補助事業として取り入れられるかどうか、今県の方と協議しているところでございますので、それが可能になりましたら、片側になるのか両側になるのか、ちょっといろいろ予算の関係もありますけれども、要望してぜひ実現に向けたいというふうに考えてございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長に申し上げます。横断歩道についての通行に対して「赤になったら横断する」というような答弁がありましたけれども、青でないかと思いますので、もしその辺間違いでしたら、訂正をお願いします。

都市整備課長(鴇 謙一君) 「青になったら横断」ということでございます。大変申しわけございません。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 先ほど町長の方からセブンイレブンのところから庁舎の入り口まで約 600メートルで3億 3,000万円かかったというふうな話がございました。そこで聞いているわけですけれども、残ったのは 1,100メートルなんですが、一挙に10億円の金を出してやるという工事はかなり大変なのかなというふうな感じがするんですけれども、やらないよりは少しでもやった方が前進しますので、仮に 1,100メートルを二つに分けて 500メートル、500メートルという年次計画でやると。あるいは3年間に分けて3億円ちょっとやりながら、3年間の計画で進めていくというのも一つの方法ではないかと思うんですね。
 一挙にやはり10億円の金を出してやるというのは、なかなかこれは決断が進まないんじゃないかというようにも思いますので、そういうふうな年次計画は一つの妙案だと思いますけれども、この点どういうふうに考えておられるのかお伺いをしたいと思います。
それから、ガードレールの問題と信号機の問題なんですが、ぜひこれは地元の方々も非常に心配をされておりまして、よく事故起きないものだというようなことで言っておりますけれども、大型のダンプなんか通りますとやはりかなりひやひやした場面も出てきますので、できればやっぱりガードレールあった方が非常に安全だというふうに思いますので、これは早急にやはりやるべきではないかというふうに思いますが、この点もう一度お伺いをしたいというふうに思います。
それから、給食の問題ですけれども、いろいろ給食関係の委員会で検討されているという話でございますけれども、私はやはり基本的には余り大きな額でなければ町の方でカバーをしてやっていくというのが筋道だと思いますけれども、委員会の討論の中身がちょっと紹介されておりませんのでわかりませんが、ぜひそういったことについては、前向きに検討をお願いできればというふうに思っております。
 それから、食材の件ですけれども、富谷町では汚染米は使っていなかったという話でありますが、しかし、最近の食材問題は、学校給食に限らず国民の食卓に上る食品というのは非常に危険がありまして、どこの産なのかというのもまず始めに確かめるというのが一般の消費者の最近の態度になっております。
 私もこの間町内のあるスーパーで見ましたけれども、何と驚いたことに、「国産」と書いてあるんですね。産地がどこも書いてないんです。「国産」だけなんです。それからもう一つ、「東北産」というのがありました。東北だったら東北のどこなのか、ちゃんと産地を明確に書けばいいんだけれども、そういうふうなある意味ではまやかしの表示がされております。こういうのは、やっぱりちょっと信用できないなというふうに思うんですけれども、メキシコ産だとか、フィリンピン産とかいろいろあるようでありますけれども、やっぱり一番安全なのは国産ではないかというふうに思っているわけです。
 それで、学校給食協会もありますけれども、ここを窓口にしていろいろ食材を選択しているようでありますけれども、学校給食委員会、協議会が給食協会がどのような形できちんと対応しているのか。すべて国任せでやってしまっているのかどうか。国任せでやるとすれば、非常にこれは危険な状況でありまして、やはり県の学校給食協会でその食材の選択をきちんとやって、そしてやっぱり安全な食材を学校給食に提供するというのが筋道だと思いますけれども、この学校給食協会の食材の選定の仕方はどうなっているのか。この点をちょっとお伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 学校給食の町で出すべきではないかというような前向きの検討という話ありましたけれども、これは要望みたいな形でとらえていてよろしいんですか。(「いや、見解を聞きたいということで出しているわけです」の声あり)
 若生町長。

町長(若生英俊君) まず、前半の方です。道路についてでありますけれども、最優先であるということと、その手法は、常識的に言えば単年度が一番ベストな方法ですけれども、それはまだ確定はしませんけれども、難しいなと。年次何年かに分けてというのが恐らく常識的にオーソドックスなのかなというような感じはします。
 財政の枠組み等々、さらに優先度、緊急度というようなところもあるわけでありますので、その辺は手法も含めてぜひ、先ほど言ったとおりであります。総合計画の中に位置づけをして、ぜひ皆さんともどもいついつどういう計画……、段階を踏んでいつまでにはこうでき上がるんだと。そういったものを町民の皆さんと共有できるような、そういう進め方でありたいものだというふうに思ってございます。
 給食費についての町でと、それも含めて今、先ほど言ったとおりでありますので、給食審の方で十分ご協議をいただきながら、最終的にもうちょっと時間がありますので、何回かのまた協議と検討を経て結論を出させていただきたいと思います。
 食材についての学校給食会というんでしょうか、選定の仕方についてはちょっと私詳しくは存じ上げておりませんので、これからの学校給食、汚染米というものについて子供たちの給食のというようなことで言えば、地元のとか、顔の見えるとか、低農薬でとか、減農薬でとか、そういったものの意識づけは当然底流にはあるんだろうなというふうに思います。
 なお、先ほどの新米試食会で提供させていただいたのも今回は富谷町、去年もでしたけれども、富谷町で生産された顔の見える名のある方、低農薬、減農薬でというふうな、そういった米をご飯やパン屋さんにというか、ご飯を炊く業者さんに直接お渡しをして、そのまま1回ではありましたけれども、全校に試食というふうな形で提供させていただく。そういうふうな経緯でございました。
 学校給食会の選定についてということで、学校教育課長の方から答弁をさせることといたします。

議長(渡邊俊一君) 町長、ガードレール、信号機についての再度質問ありましたけれども、これについては、都市整備課長でよろしいですか。

町長(若生英俊君) ガードレールにつきましては、議員の質問も含めて、従前からやはりあの辺の危険度というふうなことで、何とか歩道から車道に通行している際はみ出さないようにと、あるいは万が一の場合には車と人が直接接触しないようにというようなことで、課題としてはここ数年来持ってきたようですね。
 そういうことで、町域全体、都市整備課で常に巡視、巡回等も含め、皆さんの声等も含めて、相当数宿題、課題を持ってそれぞれ優先度を上げたり、緊急性がある場合にはというふうなことで、対応できるような取り組みを従前からしてきているように思います。
 そんなことで、優先度の高い、そしてまた、助成事業もあわせてというふうなことで、ならば平成21年度に取り組みたいと、そんなことで私も一致しているところでございます。

町長(若生英俊君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 学校給食会につきましては、所長会議等々におきましても汚染米を使った食材がというところで、もう少しきちんとした管理をしていただきたいというところは申し上げているところでございます。今まで十分にされていたところですけれども、現に汚染米が入っているという状況もありますので、その件につきましては、センターの方の所長会議等々でも十分に申し上げていきたいと思っております。
 あと、富谷の子供たちが食べております米飯給食のお米につきましては、ほとんど富谷町産のお米を使っておりまして、安全が確保されているというふうに思っております。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 今米飯給食の話がありましたけれども、この間新聞に文科省が学校給食の米飯は週5回というところもありますけれども、これを現在富谷の場合は米飯が3ですね。パンが2とかなっていますけれども、今後文科省もいろいろ補助金を出したりして、全部米飯給食に切りかえるというふうな方向性が報道されておりました。それで、これは来年度からという意味なのかどうか、ちょっと読んだ限りではわかりませんでしたけれども、やはり国産の米を利用しながら、例えば米だけじゃなくて、米をパンにして、そして、それを現行の非常に値段の上がっているパンに切りかえてやっていくというようなことで、文科省のお勧めがありましたけれども、これは教育委員会の方でそういったような通知が入っているのかどうかお伺いをしたいというふうに思います。
 それから、これは町長にお伺いしたいんですが、給食センターの建設の件につきまして、この前の議会だったかにお話ございました。それで、用地の問題についても話ありましたけれども、何か現在のところじゃなくて別の場所を選択しなくてはいけないようなお話もありましたけれども、何か後で聞くところによりますと、現行のところに建てると。現在の場所に建てるというふうな話があったりして、ちょっとどちらが本当なのかはっきりしない点がありますけれども、この基本的な考え方ですね。
 それから、建設を始めるとすればいつごろから始めるのか。この2点についてお伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 米飯の文科省からの通達があるかについては、後課長からということにいたしますけれども、米の3回、パンの2回という、 170食、それから80食でしょうかね。年間の供給をさせていただいているわけでありますけれども、この指示がどういう内容のものであるか、ちょっと私も頭にありません。従前からの話題になっているように、食べる人、子供たちが今のままでいいと、今のままにしてほしいというのが別にあって、現状推移しているところです。
町がとか、あるいは保護者がとかということのみならず、食べる子供の皆さんがそういうふうなことなのかも含めて、回数等については議論されるべきだろうというふうに思いました。
二つ目は、給食センターについては、前回の議会で説明をさせていたとおりの流れで推移してございます。予定よりも1年ずれてということで、平成23年の2学期からと、2学期はないですけれども、夏休み後から開始できればいいというふうなところに目標、照準を合わせて、今現時点で何をしたらいいのかという、そういったことを協議、検討しているところです。
これまた大きな大事業になりますので、場所の選定等も含めてぶれはございませんので、答弁とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 今現在ではそういう通知はいただいてはおりません。
議長(渡邊俊一君) 11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) 私は、2点の質問をいたします。
 まず、最初の質問は、高齢者向け生涯学習の高齢者大学の運営委員会のあり方についてであります。
 それから、高齢者向けの運動施設の充実についても質問をいたします。
 具体的な質問に入る前に、高齢化社会の問題点について若干触れます。本町の11月末現在の人口は4万 5,863人であります。65歳以上の高齢者人口は 5,618人で、高齢化率は12.3%となっております。推計では10年後の平成30年の本町の人口は5万 5,000人、高齢者の人口は1万 500人となり、高齢化率も19.1%が予想されております。
 国や地域の高齢化率をはかる指標では一般的に7%以上を高齢化社会、14%以上を高齢社会、21%以上が超高齢社会と分類されております。本町は現在高齢化社会ですが、十数年後には待ったなしで超高齢社会が訪れることは間違いありません。
 少子高齢化社会が進む中でこれからの福祉社会の対応策は最重要課題と言えます。地方分権が進む流れの中でこれからの自治体に求められるものは、国に頼らない行政のあり方が近い将来の地方分権のあり方ではないかと私は思います。
 これから目指す福祉社会は、「高福祉・高負担」を目指すのか、「低福祉・低負担」を目指すのか。国が目指す方向性を見守りながらこれからのまちづくりには最も重要な課題と言えると思います。
 「中負担で高福祉」が実現できれば理想的な福祉社会と言えます。これからの少子高齢化社会を想定すると、相当の負担が避けることができません。しかし、知恵と工夫さえあれば、「中負担で高福祉社会」が実現するのではないかと考えます。
 このような将来の様子が想定される環境の中で、介護予防、医療費の増大は、自治体の存続までも揺るがす深刻な問題になりつつあります。
 本町は平成20年から5年間にわたって約 3,600人の方々が60歳となります。いわゆる団塊の世代の方々が定年を迎えます。町として大勢の町民の受け入れ体制はできているのでしょうか。町として元気な高齢者づくりは最も重要であります。高齢者が集い、学び楽しむ快適な居場所づくり、高齢者が継続して楽しみながら運動ができる施設づくりは急務です。
 先日開催の富谷町総合計画地区懇談会で若生町長はいろいろな意味で力説をしていました。縦割り行政の廃止、スピード感のある行政運営を目指して、これから10年実情に即した政策形成、戦略的な施策を展開すると述べておりました。まさしくそのとおりと私も思います。スピード感のある行政運営は重要です。
 具体的質問に入ります。
 公民館事業の中で、高齢者大学を各公民館で実施しています。中央公民館が朋鳥大学、富ケ丘が亀杉大学、東向陽台が向寿大学、あけの平が喜楽の会、日吉台がシルバーカレッジ、成田が和みの会、各公民館ともにユニークな名前のもと運営しています。
 東向陽台公民館では向寿大学として第1回の開講式から第8回の閉講式まで年8回実施されています。
 大学を運営するに当たって運営要綱というものがあります。運営方法として、受講生から選出された運営委員8人で運営委員会が年間計画を検討・決定するとなっています。
 運営委員会は、開講式の間際にしか開催されず、検討する時間がありません。どうして余裕のある時期に開催できないのか、運営委員会として大変不満が残っております。また、どうしてなのか疑問もあります。
 ちなみに、平成19年度の委員会は、委員会を5月25日に行い、開講式は6月21日、1カ月間もない。平成20年度は、5月29日に運営委員会を開いて、6月18日に開講式となっております。受講生の意向をぜひとも3月、年度内の閉講式でアンケートをとっているわけです。その集計がとれ次第、この運営委員会の開催をすべきだと私は思いますが、いかがでしょうか。
それから、6公民館の高齢者大学の運営委員会のメンバーとの意見交換の会議を私は開くべきだというふうに考えております。今まで一度も運営委員会を同じ6公民館の高齢者大学の運営委員会は開かれたことがありません。情報公開の場として私は必要じゃないかと思いますが、今後の高齢者大学についてもまた、行政と運営委員会との会議も必要と思いますが、町長の見解を求めます。
質問を変えます。私は、昨年9月定例議会一般質問で「元気な高齢者づくりには各公民館に卓球台の増配備を図るべきではないか」と質問をしました。町長は、「手軽にやれる面では断トツですよ。今後各公民館に必要な台数をそろえますよ」というふうに答弁をしています。今年度中央公民館には2台配備され、早速卓球サークルが結成され、17人の会員が生き生きと活動中であります。
一方、あけの平公民館には卓球サークルが2団体あります。37人の卓球愛好者が日夜活動中です。多くの会員が活動する中、3台の卓球台、これには練習、運動等に不満の声が多く残っております。この件について、昨年に引き続き町長の考え方を求めます。
次に、高齢者が継続して運動施設づくりについて質問します。
昨今高齢利用者が急増しているスポーツにグラウンドゴルフ、ターゲットバードゴルフ、パークゴルフがあります。森の中で芝生の上でプレーする快適なスポーツとしてますます利用者の増加が予想されます。
高齢者が集い、楽しむ元気な高齢者づくりには最適です。これらの施設づくりは、医療費の削減、介護予防にも有効です。待ったなしで到来が予想される超高齢社会には急務であると考えますが、町長の見解を求めます。
次、2点目の質問に入ります。
「ふるさと納税」制度の取り組みについて質問いたします。「ふるさと納税」は、任意の地方自治体に寄附をする制度です。貴重な一般財源として、また、原資として貴重です。事業を指定することで、納入者の意思を使途に反映することができます。
 1、本町での取り組みはどうなっていますか。また、担当課はどこになっているのかを伺います。
 2番目、他の市町村の取り組みの状況をどのように考えておりますか。情報の把握はできておりますか伺います。
 3番目、本町職員で町外に居住している職員は何人おりますか。伺います。
 4番目、本町職員が町に「ふるさと納税」として寄附をすることはできるんでしょうか。また、寄附をしたいという声が職員から出ているのかどうか。そこら辺も伺います。
 5番目、不況が進む中、これから税減収が予想されてまいります。町民が希望する事業を推進するため「ふるさと納税」は貴重な財源と思います。町長のご所見を求め、第1回の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの磯前議員の質問に答弁を申し上げます。
 高齢者の皆さんの取り組みあるいは置かれている状況、この富谷町においての高齢者の皆さんのふえぐあい等々、詳しくお話をいただきました。そのとおりでございます。
 高齢者大学につきましては、いいご指摘をいただいたというふうに感謝申し上げたいと思います。全体を振り返って、私の頭に残念なことに高齢者大学の状況、そしてまた運営、そしてまた私が直接出向いて皆さんの様子とか、あるいはお話を聞く機会も残念なことに一度もありませんでした。そのことをもってしてまず不十分であったことをおわび申し上げたいというふうに思います。
 早速ですねこの質問に合わせて、きのうちょうど偶然タイミングよかったものですから、日吉台のシルバーカレッジさんを訪ねてまいりました。きのうは、ほかにバス旅行ですか、小バス旅行というふうなこともあって、四十数人の登録者の中で18名のご参加でありました。内容としては、講話、韓国の風土を知るといいますか、言葉とか、習慣だとかというふうなことで、富谷町にお住まいの菅原ユナ先生ということで、日本在住歴12年の、日本語も非常に流暢な方でありまして、いろいろ私も三、四十分一緒に学んでまいりました。
 直観したのは、足らざるところありと感じました。ですので、十分先ほどのご指摘のように、年度入ってから云々ではなくて、早速年内あるいは年度内どころか早々に生涯学習課長先頭に取り組むこととしております。
 せっかくのいい機会ですので、相互にいいこの講話、講座、「こういう内容よかったよ」というようなものを相互に交流し合って、ことしここでこの大学とこちらでというのがあるでしょうし、こちらについては次年度別なところでとか、あるいは同じ大学で継続してもよろしいわけですが、そういった総合性、系統的な内容てすね、早速私も入って準備してまいりたいというふうに思います。
 恐らく高齢者大学という名称は、さかのぼれば昭和50年に富谷中央公民館で始まったという、世並みに合わせてということだったろうと思いますけれども、脈々とここ三十数年にわたって継続され、そしてまた運営にも工夫がされてきたんだろうと思いますけれども、やはりその辺について十分なる改善、工夫といいますか、必要ありというふうに認識したところでございます。
 「大学」と名のつくところを見ると、知的欲求といいますか、そういう世界がある、そういう言葉、韓国語、中国語含めて、日本語のみならず、ちょっとしたあいさつ、会話程度のものでも刺激を受ける。そういうふうなことなんだろうなというふうに思います。
 町民歌にふるさとまつりを、こどもまつりを契機に英語版とか中国語版とかというようなことも進めたところです。きのう早速菅原ユナ先生には「韓国語版を何とかただでお願いできませんか」というふうにお願いしてきたところで、一応快く受け取ってはもらったんですが、なかなかそれにしてもそう簡単にはいかないようです。音譜にしていく作業ですので、そんなことで、英語、中国語、韓国語というようなことでそろうと、なお町民歌も膨らんでいくんだろうなというふうに思った次第でございます。
 ぜひいいご指摘でしたので、次年度に向けて、よりよいありようについて早速に検討に着手することをお約束させていただきたいと思います。
 卓球台については、考え方に差異、言ったこと、その後こうしろとかという指示もございません。議会で答弁したとおりではありますので、細かいことについては生涯学習課長から現状と取り組みについて答弁させることといたします。
 パークゴルフ、グラウンドゴルフ等々、本当に広がりを持ってきているという。特に高齢者の皆さんの層に本当に元気な人は本当になお一層元気でというような、うれしい限りでございます。
 シルバー人材センターでは、働くことを通して社会貢献をというのも 400名以上組織されておりますし、老人クラブ13でしたか、13単位老人クラブにそれこそ 1,000人近くの皆さんが組織されていますし、グラウンドゴルフにも体育協会に加盟団体でありまして、今 300名近くの皆さんがグラウンドゴルフ協会員として加盟、登録されております。
ターゲットバードゴルフもまだ入りたてでありますけれども、30人を超えるほどの皆さんが協会会員として加盟されておるというふうなことでありますし、芸能大会での取り組み、日常の歌、踊り等々、盛んな様子も各所で見せていただいているわけでありますので、ぜひそういったところ含めて、何とかこういったものも形にしたいという思いを持ちつつ、今進行中でございますので、ご理解をお願いしたいと思います。
ふるさと納税につきましては、取り組み状況、そしてまた、町内外の正職、臨職合わせての職員数の居住状況とか、その辺については、あと経営企画課長から答弁させることといたします。
 「本町推進にふるさと納税を」と、趣旨は町外居住者が富谷町に納税するという制度でありますので、ぜひきょうの議会でのやりとりも含めて、町外居住者の職員の皆さんにはその旨ぜひお伝えをしたいと、そのように思っているところであります。
 貴重な財源であるというふうなことは、全くそのとおりであることとあわせて、富谷町からほかに、これも議論されたところでありますけれども、出ていく部分とのさしかねは大変難しいことだというふうなことで、今までやってきましたけれども、経営企画課長の答弁になるわけでありますけれども、富谷町としての取り組みを早速今年中か、あるいは今年度中か、でき得る段階まで今到達しておりますので、取り組んでまいりたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) それでは、卓球台につきましてお答えをさせていただきたいと思います。
 現在六つの公民館には総数で24台の卓球台が配置されております。このうち、3公民館につきましては、サークルの方々からの寄贈もございますので、それらも含めて活用されている状況にございます。
確かに議員がおっしゃるとおり、不足する公民館もございます。こちらも中央公民館、それからあけの平公民館、一回はということで検討していましたけれども、中央公民館の方には2台という形で一回配備をさせていただきましたけれども、まだまだ不足があるということで、最低4台は配備していきたいという考えてございます。
 優先的には中央公民館、それからあけの平公民館、そちらを早速検討してまいりたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) おはようございます。
 それでは、私の方からはふるさと納税制度の取り組みについてお答えさせていただきます。
 まず、現状での取り組みはどうなっているかという点でございますが、このふるさと納税制度については、2008年、今年度の4月30日から法が施行されて、現在実施しているというところになっております。
富谷町につきましては、ご承知のとおり、日本各地から居住されている、転入されている皆さんが多い状況でございます。こういった中で、このふるさと納税制度については、ふるさとと思う感覚が皆さん違うことでありますが、場合によってはもと住んでいる場所、ご両親のいる場所、さまざまあると思いますが、そういったところへ寄附される場合も出ようかと思います。そういった場合について、富谷町とすれば総体的に税の、逆に言うと流出になる可能性もあるということで、慎重に取り組んできているところではございます。
しかしながら、税収確保という点からにつきまして重要な制度ということで、さきに議会の方でもご質問いただいて、現在いろいろと調整しておりまして、実施する方向ではおります。実施する時期につきましては、来年早々、もしくは年度更新のときに実施したいと思っているところでございます。
なお、担当課につきましては、これは寄附という形で納入されることになりますので、庁内の方には大きく三つの課が担当するようになるかと思います。まず、ふるさと納税全般に対する企画、その他の決定につきましては、経営企画課が全般的なところを担当するようになります。寄附行為になりますので、現在寄附を受けるのが財政課となっておりますので、財政課が窓口になって寄附を受けるというような形になります。さらに、これは税という形で納入されるわけですが、確定申告が必要になります。これにつきまして、現在は税務課が確定申告の窓口でございますので、大きく三つの課がこの制度にかかわっていくということになっております。
 次に、2問目の他市町村での取り組み状況ということでございますが、これは4月から施行されてきておりまして、日本全国の状況につきましては、まだ総務省の方でもはっきりした数字は出ていないということでございます。
 ただ、宮城県内では逐一情報が参りまして、現在県内36市町村ございますが、27市町村で実施していると。これは、市町村だけじゃなくて、都道府県も行われますので、宮城県も実施しているということになります。
ただ、実施して、寄附がなかったというところが7団体ございます。
そういった状況でありますが、寄附の概要につきましては、新聞報道でもございますとおり、さほど上がっていないと。県内でも一番この納税が利用されているのが栗原市の 891万円という、10月末現在ですが、これが最高値になっております。栗原市につきましては、当然地震の災害がありましたので、ふるさとと思わない方々、もしくは出身地の方がそこへ寄附をしているという形になっております。
最低額でございますが、これは市町村名を言っていいかあれですが、柴田町1件3万円というのが、これが県内の最低ということで、ほかの市町村どこも1件ないし5件以内という状況に現在はなっております。
こういったところで、当然この普及につきましては、国が制度を創出し、普及活動を行っているんですが、実際利用される方が少ないというのには、やはりさまざまな問題も抱えていると。これは、一つその制度自体の確定申告が必要だという部分もあろうかと思います。サラリーマン、その他のところですと普通確定申告は必要ありませんが、納入したことによって確定申告をしないと、この制度の還付とか、そういうのが受けられないということになっておりますので、その辺が障害になっていると。
 あと、ふるさとといいながら、出身地に限らず、どこの市町村、都道府県にも納められるというのがこの制度にうたっておりますので、ふるさとと思うところが重要となっておりまして、出身地に限らず、そういったふるさとと思えるようなまちづくりを進めることが現在重要な部分になりまして、魅力あるものに町自体をすると。そうしたことによって、このふるさと納税も利用されていくというふうなところが問題となっておろうかと思います。
次に、町内居住者の職員の割合でございますが、これは11月現在の数字で申し上げますと、正職員 258名おりますが、うち 105名が町外居住者と。割合でいきますと約4割が富谷町以外に住んでいるということになっております。臨時職員の件を尋ねられておりますので、現在 159人採用しておりますが、うち46名町外となっております。約3割弱が臨時職員の方で町外に居住と。合計 151名が町外居住者となっている状況でございます。
 これについては、先ほど町長からも答弁がありましたが、居住先については、何ら決め事がありません。そういったところもありまして、採用自体も富谷町以外の方も自由に試験を受けられると。そういった形になってきておりますので、実際はこういった形になっております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 先ほどの質問の中で、町外に在住している職員の方々に対してふるさと納税をアピールしているかどうかというような質問ありましたが……。

経営企画課長(荒谷 敏君) これにつきましては、まだ富谷町の要綱というか、そういう寄附行為の使い道などもまだ明確になっておりませんので、こういったものがそろい次第、先ほど町長が答弁したような形で、広く強制はできませんが、愛町精神を持ってというところで、職員も生活の糧を税金という形でいただいておりますので、そういったところを認識していただきながら、この制度を今後活用していきたいとは思っております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時04分 休憩


午後1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) それでは、再質問をさせていただきます。
 高齢者大学の運営委員会のあり方と開催時について、明確な答弁がありません。受講者の意思を年間計画に反映させるという意味で、この運営委員会は重要だと思います。また、その時期が翌年の年間計画に反映させるという意味では、年度内に開催すべきではないだろうかというふうなことも質問しているんですが、これに答弁がありません。これを伺います。
 それから、高齢者は大変これからふえていく。まして団塊の世代が入ってくると、その方たちの居場所づくり、これはもう待ったなしに訪れます。これを早目に早目に手を打たないと、町の存続すらかなわなくなりますよということを私真剣に考えるべきだと言いました。
 それで、高齢者のスポーツランドなるものの建設を真剣に考えるべきじゃないかというふうに思います。今バードゴルフが運動公園の中のキャンプ場でやっております。また、使われていないテニスコート、この辺の地域をぜひとも高齢者多く、これからどんどんふえる高齢者のためのスポーツランドにすべきではないかというふうに思います。「隗より始めよ」ということわざがありますが、栗原市では10年前に3人の方がこれから多くなる高齢者のためにパークゴルフの建設を町に働きかけ、県の土地である河川敷につくって10年、今36ホールを毎日のように高齢者が元気づくり、健康維持・増進のために動いているということが過日の河北新報に載っておりました。ぜひとも、こういうことのスポーツランドの建設を真剣に考えるべきだと思うので、この辺についても町長から答弁いただきたいと思います。
それから、卓球台については、各公民館に最低4台をということがさっき生涯学習課長から話がありましたが、今困っているのは、あけの平公民館で現在3台なんですね。ここには大勢の卓球の愛好者がいるんですが、昨年の町長の答弁を議会だよりで読んで、その読んだ多くの愛好者の町民がいつこれをかなえてくれるのかなと、町長のお答えをやってくれるのかなということで、首を長くして待っているわけです。ですから、いつ……、4台はわかりますが、少なくともあけの平、今困っているところにいつ配備するのか。これを明確に求めます。
それから、「ふるさと納税」についてでありますが、これについては、私は他市町村での取り組みが早いと。本町の取り組みも早くすべきではないかというふうに思います。過日行った金ケ崎町ですか。もう既に取り組みを始めています。それで、そういう「ふるさと納税」、寄附者のことも金ケ崎の広報、先日行きました広報に載っております。「金ケ崎町ふるさと応援寄附」というふうなことで寄附金も出ております。また、過日の新聞にもいろいろな全国の取り組み、茨城県の水戸市の水戸黄門の寄附制度とか、いろいろなものが載っております。早く取り組んで、その気持ちをやはり町民とともにすべきじゃないかなと。
 こういうふうな中で、私質問の中に愛社精神とか愛町精神という言葉がありますが、執行部の中には副町長も教育長も町外に居住していると。この方たちはもういらいらして、私はもうぜひとも寄附したいというふうなことを言っているんじゃないかと思うので、皆さんの町外に住んでいる職員もとにかく先頭に立って、こういう気持ちになれば、私はこの町もこれから税収源になる町がこれからいい形で町長が望む「あったかいふるさと」に近づく。また、それが実施されるというふうに思いますので、その点についてもよろしくお願いします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 4点でありますね。(「はい」と呼ぶ者あり)若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問に答弁を申し上げます。
 高齢者大学については、今の再質問の趣旨等については、先ほど触れたつもりでございます。早速に運営委員の皆さんともども、課長、私も含めて、教育長も含めてというようなことで、次年度の対応、早速に取り組むことといたしております。
 二つ目のご提案の趣旨全く同趣旨でございますので、真剣にというふうなことで、本気にはなってはいるんですけれども、幸い長期計画そこにすべて持っていくことでもないんですけれども、来年のスタートで今相当の部分枠組みづくりというふうなことで検討・協議しておりますので、そういった枠の中にぜひこういった場所のこういう使い方のというふうなことで、見通しをお示しできるように努力してまいりたいと思います。
 あけの平につきましては、先ほどの課長答弁にありましたように、平成21年度早々にというふうなことで、4台目を配備するというふうなこととさせていただきたいと思います。
ふるさと納税については、今おっしゃるとおりでありますので、準備はもうでき上がって、いつでも         できる状態にというふうなことで経営企画先頭に取り組んでまいりましたので、先ほどの課長の答弁におよそくくられるのではないかというふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次、2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 私は、今回1点ということで、富谷町の情報化計画の策定と地理空間情報を問うということで、1点ご質問をいたしたいというふうに思います。
 当町の情報化に関する施策は、長期的プランというより国、または県からの指導があるごとに実施してきたように見られます。だからといって、当町のIT化がおくれているということではございません。全国的市町村平均から見ると上回っている部分が多くあります。
 富谷町は、今まで電子計算システム推進委員会設置要綱、電子計算処理に係るデータ保護取扱要綱、電子計算組織管理運営規則を基本として施策を行い、その上に富谷町の総合計画基本計画によって実施されてきたと言えます。いわゆる総合長期計画の快適な暮らしを支える定住環境づくりの中に高度情報の整備を実施するという項目のもとに施策が実施されてきたと思います。
 しかし、この数年間の情報化の進歩は予想をはるかに超えて進展してきているし、さらに、これらの方針となるとしっかりとした体制を確立して進めていかなければならない難しい面があると思います。
 この情報化の進展が役場の仕事のあらゆる切り口、あらゆる面にITが顔を出してきていますし、住民の生活面にも深くかかわっていることは火を見るよりも明らかです。
 そこで、富谷町として中・長期展望に立った情報化計画を策定し、県や国の施策を待つのではなくて、費用対効果を十分に考慮した施策が急がれていると思います。
 国は、新電子自治体推進指針を策定し、2010年を目標とした指針として電子自治体のITガバナンスの強化、人材育成、効率的に構築するために共同化の取り組み、新しい技術、モデルの活用、情報セキュリティーの強化のもとに、いつでもどこでもだれでもITの恩恵を実感できる社会の実現のため、情報技術の活用による構造改革の推進、整備基盤、国際貢献を行い、情報技術による改革を目指すとしています。
 このことは、地理空間情報についても同様で、個別施策とするのではなく、総合的な地理空間情報が望まれています。
 このことは、総合行政ネットワーク(LGWAN)の利活用、類似の業務システムなどにむだな投資をしていないかなどの点検を実施し、限られた予算の中で組織の壁を越えて全体の見地から電子自治体全般の組織を強力に進めていくことが望まれています。
 我が富谷町もこの電子自治体への取り組みを回避することはできません。受け身に立つのではなく、積極的に情報化計画に立ち向かっていく施策が必要です。
 そのためには、富谷町長の理解とリーダーシップが必要であり、情報政策全般を統括する最高情報統括責任者(CIO)を中心として全庁的に、かつ計画的に推進体制を整備することが必要であり、アクションプラン、年次計画や個別政策推進スケジュールを明確にした情報自治体推進計画を策定し、この計画を規範に推進していくことが必要です。国や県の推進政策があるからではなくて、富谷町は若い世代の方々からリタイアされた方々まで優秀な人材が内在している町だと思います。この恵まれた状況にありますので、町民参加の計画策定、パブリックコメントの実施のもとに情報化計画に策定すべきです。
 この情報化を実施することは、役場で働く職員の作業量が増大するようでは情報化を実施する意味がありません。情報化により時間に余裕ができ、その時間帯を住民と直接対話のコミュニケーション時間としたり、施策やアイデアを考え時間帯とすることにより、住民サービスが向上し、さらなる情報化の推進につながるものと思います。
 情報化に膨大な費用をかけたとしても、こうしたことも費用対効果を含め考える必要があると思います。
 この点を考慮し、当町の情報化の現状分析と将来に対する見通しを分析する時期に来ていると思います。そのためにも、現状のシステム使用状況、町政全般にわたる作業形態、住民サービスを含めた分析と課題を整理し、次のステップとして、当町の情報化計画を早急に策定し、実行に移すべき時期に来ていると思います。
 そこで、以下の質問をいたします。
 富谷町の中期的な情報化計画を策定し、施策を行う考えはないか問います。
 二つ目、富谷町全体が使用している情報システムで統合できるシステムはありますか。あるとすれば、システム名はどれなのですか。
 効率化と住民サービスのために統合する考えはないか問います。
 三つ目、当町の地理空間情報システムの現状はどのようになっていますか。
 四つ目、この間情報システムで何回か入札と契約が行われています。内容にもよりますが、一度で入札できると思いますが、この点について問います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの小川議員の質問に答弁申し上げます。
 今回につきましても情報化計画の策定ということで、情報に関する、正直なかなか私もついていけない分野の一つで、毎度勉強不足だなと思うところでありますけれども、今の話しされたような首長に求められる情報化、情報に対する全体の理解とリーダーシップ、まさにそういう側面強くあるんだというふうに認識したところでございます。
 さらにまた、現状分析と将来に対する見通しを分析する時期だというふうなご認識の中でご質問でありますが、個別具体的には、総務課長から詳しい内容を答弁させることといたしますので、よろしくお願いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それでは、お答えいたします。
 まず、1番目の回答でございますけれども、国の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部におきましては、平成18年1月19日に策定したIT新改革戦略によりますと、市町村におきましては、平成22年度までに公的個人認証に対応した電子申請システムを整備するという目標を課せられております。
この数値目標だけで言うならば、平成21年1月から富谷町においても年金データなどの授受を行うデルタックスの稼働により、目標自体は達成されるところであります。
この今回のご質問にある情報化計画につきましては、今現在予算編成過程及び実施計画においての県・国が掲げる施策との整合性に配慮しながら今後作成してまいりたいと思います。
2番、3番の質問につきましては、関連がございますので、一括でお答えをさせていただきます。
町が運用しているシステムにおいて完全に重複しているシステムはございませんけれども、水道事業会計で契約している施設台帳地図情報システムと税務課で契約している航空写真撮影及び評価データ作成業務及び都市整備課の都市計画図の閲覧システムがシステム的には範疇からすると地理空間情報システム、通称GISシステムというふうに分類されると思っております。
 この三つの業務のうち、航空写真撮影及び評価データ作成業務と都市計画図の閲覧システムは、現在同一の業者との契約でございますので、次期更新時には費用対効果及びシステムの連携を勘案し、可能であるならば一括での発注も検討していかなければと思っているところでございます。
 4番目の質問については、例えば小・中学校の教育用のコンピューター機器賃貸契約において、契約期間の満了後に再リース契約を締結することによりまして、履行期間を延長し、更新に際しては他の学校の機器との一括で発注するなど、さらに調達時に工夫し、供に至っているところではございますけれども、さらなる抱き合わせ発注が可能かどうか、今後検討してまいりたいと思っているところでございます。

議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 再質問をいたしたいというふうに思います。
 町長の強いリーダーシップが本当に求められておるわけですが、長期計画の中にこういった電子自治体という言葉がありますけれども、こういったものを導入していくのかどうか。こういったことが私の質問の中身であります。
 それでまた、私が一番懸念しているのは、これまで同一のユーザーが硬直して新たなシステムを構築するというのではなくて、システムそのものも二重投資をしているのではないのか。改修とか保守とか委託料とかという、そういった硬直が起こっていて、要するにレガシーシステムが発生しているのではないかというのが私の懸念をしているところです。どうしても町長が強いリーダーシップをとって、情報化計画を進めるというふうな強い意思をお願いをしたいということで、再質問をさせていただきたいというふうに思います。
 また、二つ目の問題ですけれども、このGISというシステムは、一つのシステムから成ってるんですね。ですから、今契約されている、先ほど3点ほど、上下水道課、それから都市計画課、財政課ですか、それぞれ契約はしておるわけですが、要するに地図の全体の階層が階層の中をただ区切っているだけのシステムなわけです。ですから、今国で施策をしているというか、そういうものについては、統合型のGISを導入をしようということで今進めておるわけです。
 そういう意味からすると、今町全体で考えなければならないすべての施策、これがGISの中に組み込まれているというふうに言っても過言ではないというふうに思います。これは、防災マップ、災害対策、それから道路、この間行われている町のお祭りの状況とか、こういったものが情報として提供されていく、こういうのが統合型GISと言われているものです。それが町の職員もLANが構成されていることによってこれを閲覧することができるし、町民にもそれを公開をしていくということができるもの、そういうふうに考えてほしいというふうに思います。
 宮城県では、仙台市と大崎市、ここが統合型の導入をしております。隣の岩手県では滝沢村もこうしたことの導入をしておるわけです。うちの富谷町のホームページを見ますと、今地図情報で見ている情報あります。これは、グーグルが提供している無料地図ソフトを利用して、病院がどこにある、学校がどこにある、支所がどこにある、こういったものを情報提
供しておるわけですが、ひとつ仙台市のマップと見比べて見ていただければ一目瞭然、どの程度この統合型GISがどの違いがマップ一つを見てもわかります。そういうことがありますので、今回契約の中で、私もこの間契約の仕様書というのがこれだけあるんですけれども、この仕様書をよく見てみますと、たまたま今回この2点の業者が入札したというだけで、要するに総合的に施策の中でやられているのではなくて、たまたま同じ業者が入札で落札をしたというような状況ではないかなというふうに考えています。
 そこで、どうしてもやはり統合型のGISの導入というものもやはり視野に入れた中期的な施策ということを再質問をしたいというふうに考えております。
 あと、教育用のコンピューターなどという答えありましたが、今富谷町で契約している台数は、小学校が 611台、PC台数だけですが、中学校が 357台、庁内の職員用、これは去年のデータで申しわけないんですが、 255台というクライアント数ということでされています。いわば 1,300台前後のPCが今使われておるわけですが、この1台当たりの単価がどうなっているのかというのがまず契約の中身から見て、絶対に出てきません。ですから、この契約を皆 1,300台のPCを一気に契約したら安くなるのかどうか。ばらばらで契約しているから高いのか、一気にこの 1,300台を契約したらいいのかというのがこの間の契約の中身を見せていただいて、それが出てこないんですね。1台のPCの契約数というのが。そういう意味で、多数台数をふやした方が契約としていいのかどうかという点であります。
 そういう意味で、ただ台数がふえればいい。多分単価が安くなるだろうという認識はありますけれども、そうではなくて、要するに一回で契約するということは、いい点も悪い点もあると思うんですが、職員が要するにこの仕様書をつくる、設計をする、こういった時間も非常に少なくて済むんじゃないかというふうに考えて、この点についても再質問をしたいというふうに思います。
 あともう一つ、他市町村とも契約同時にできるものかどうか、この辺がちょっと私もわからないので、他市町村、例えば大和町とPCを一緒に契約できるのかどうかというような、数の問題だけですけれども、そういうものについても再質問させていただきたいというふうに思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 小川議員に申し上げますけれども、レガシーシステムの発生を懸念するということでのお願いでしたけれども、これを質問に置きかえていただきたいと思いますけれども、いかがですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 若生町長。

町長(若生英俊君) 大きく四つということになりますけれども、情報化計画の策定の必要、
重要性というようなことで今ご質問を受けたこととあわせて、新たなシステム構築されての二重の投資という言葉もありました。それがむだにつながるのではないかというご指摘だろうと思いますけれども、その辺のところを十分精査しながら、ちょっとお聞きしている中でも私も理解しづらいところがありますので、そういった二重の投資のありなし、あるいはかぶる部分も含めたところ十分精査しながら取り組んでまいるというふうなことといたします。
 大きくは情報公開というふうなところと情報をある部分が占有するのではなくて、広くあまねく町民皆さんに情報が共有される方策はないものかと。その辺のところと受けとめさせていただいたところでございます。
 統合型GISの導入をというようなことのご質問でありますけれども、ぜひ議員にも長らくのご経験とスキル、職員以上のものをお持ちなわけですので、恐らくやりとりがあろうかと思いますが、同じ立場といいますか、議員という立場ながら、お知恵をぜひおかしをいただいて、むだのない、そしてまた、スリムなシステムづくりにお力添えをお願いしたいというふうに思います。
 教育用のコンピューターにつきましては、何か年間1億円ぐらいの投資額というふうなこととインプットしてございます。その金額の多い少ない、多寡についてはこれ以上のことは申し上げられませんが、現実と事実としてはそのようなことだというふうなことです。
 そしてまた、契約方法の改善、恐らく丸ごとくくったら安くなるんじゃないのというのは一般その他の常識でありますので、そういった工夫もできるならばぜひやらければならない。恐らく時期のずれとか、3年、5年の契約期間だとか、それぞれのことがあっての中で現状推移しているのかなというふうに思います。
 他町村とのというふうな第4問目についてちょっと定かでありませんので、総務課長、そしてまた財政課長もしあれば追加で総務課答弁をさせていただきたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 他町村との同時契約というようなことで、LGWANの更新時期というようなことで、LGWANにつきましては、県と仙台市がリードをとっておりますけれども、宮城県電子自治体推進協議会というものを設置しております。そこでLGWANにつきましては一括で買いましょうというような方針で今進んでいるところで、平成20年度末には更新を希望している市町村が28市町村がございますけれども、すべてではありませんけれども、28、富谷も加わっておりますけれども、共同一括というようなことで進んでいるところでございますので、このPC、コンピューターのこのぐらいの数もこういう推進協議会の担当部会等々におきましては、もう既に話題になっているというようなことも聞いておりますので、こういう調達契約におきましての今後進展を図っていくように担当の方にも伝えておきながら、そういう議員のおっしゃっているような方向に進んでいくよう努力していきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) ちょっと質問内容が議長として大変取りまとめにくい質問内容でありますから、答弁漏れ、小川議員ございませんね。ありませんでしたら、再質問でいいですから。(「再質問ないです」の声あり)ないですか。
 次、16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は2件質問をいたします。
 まず、県内一高い国保税の引き下げの問題です。金融危機の影響が広がる中で、失業や倒産など、住民の暮らしの土台を破壊する状況が深刻さを増しています。夫婦と子供4人、そして、お年寄りが同居しているあるお宅では「国保税が高くて4人の子供を育てるのに精いっぱいだ。とても暮らしていけない。何とかならないのか」という声を上げておられましたが、こうした同じような要望、声がたくさん寄せられております。
 いまや県内一高い富谷町の国民健康保険税が貧困の要因の一つになっていると言っても過言ではありません。富谷町国保の加入者は、平均所得が 157万 1,000円、総収入で言いますと大体 260万円から 300万円程度です。加入世帯の7割が所得 200万円未満で、加入者の4割は高齢者、退職者ですから、国保税が所得の2割近いという現状は、文字どおり払いたくても払い切れないという、重税感の大きさを裏づけております。
ほかの自治体と比較をしてみましても、その差は歴然としております。仙台市の場合は、国保料の算定方法が異なりますので、ここは仙台市については除きますけれども、富谷町の国保加入世帯、これは平均しますと家族構成2人、所得 157万 1,000円、固定資産税の税額、資産割分、これが大体1万 8,690円ということですので、先ほど言いましたように、仙台市を除いて同じこの富谷町の平均的な国保加入世帯と同じ前提条件で、人口3万人以上の県内の16ある市と町の国保税率を掛けて、医療分、後期医療支援分、この合計額を算定しますと、富谷町の税額は28万 7,680円で、最も高い状況です。一番低い白石市が21万 620円で、富谷町とは8万円近い差がある現状です。
同じように、仙台市を除いて、県内35の市と町の中でも富谷町の国保税は、文字どおりトップですが、一方、1人当たりの医療費は、県内36市町の中で36位、最下位という状況です。
住民は、県内で一番少ない医療費しか使っていないのに国保税は県内一高い。これでは住民は納得しません。減税に向けた取り組みが必要だと考えますが、その際に町が一般会計から国保会計に対しての繰り入れを行う決断をするかどうかが最大の焦点になります。
 一般会計からの繰り入れの必要性を国保の構造上の問題点と絡めてお示ししながら、以下、当局のお考えを伺います。
 第1に、富谷町の国保では予算を組む際に、 100%の収納率ではなく、未収分を見込み、予定収納率87%で割り戻して賦課総額、これは一人一人の税額すべての課税の総額を指しているわけですけれども、その総額を出しています。これは、額にしますと13%で、約1億 
3,200万円ということになります。つまり、この1億 3,200万円を膨らませて保険税を決めているということになるわけです。何らかの理由で滞納せざるを得ない被保険者の国保税、この約1億 3,200万円を何とか工面して払っている被保険者に肩がわりをさせているということになるわけです。国保税の未収分をほかの加入者に転嫁するのではなく、一般会計からの繰り入れによって補てんすることが保険者としての、町の責任ではないかと考えるものです。
第2に、国保税制度は高額所得者に対して限度額を超える分の税額を免除しておりますが、その金額は平成19年度、限度額が56万円ということでしたので、これで試算しますと 6,355万円に上っています。加入世帯全体のわずか3%の世帯に対して1世帯当たり36万 5,000円の税を免除しているという計算になります。高額所得者にこれだけの免除が行われているのですから、法定減免が適用されない低所得層、そして中間所得層に対しても負担軽減があってしかるべきだと考えます。
免除というのは、最高限度額以上については免除をするという、この制度は、国保の制度として実施されているわけですから、この点でも一般会計からの繰り入れは必要な措置だと考えるものです。
第3に、ことし3月の国保税引き上げで所得 600万円未満の世帯は平均しますと25%の大増税となりました。税率引き上げの理由は、後期高齢者医療に対する国保からの支援金負担が始まるためと説明されました。しかし、従来の老人医療への拠出が約5億 2,000万円だったのに対し、後期医療の支援金は3億 4,000万円に過ぎず、その差1億 8,000万円、そのうち 5,200万円ほどが実質的な支出の減となっております。
そのほか、後期高齢者医療の創設に伴うプラス・マイナスを歳入歳出の両面から検討してみますと、トータルで 8,000万円ほど財源がふえる計算になります。つまり、後期高齢者医療への支援金を口実にした大増税には、全く根拠がなかったということであり、増税のし過ぎであったということは明らかです。
これらの問題点を総合しますと、富谷町の国保税を引き下げる根拠は大いにあり、一般会計からの繰り入れは避けては通れない課題だと言えます。
国保は自治事務であり、町の決断によってできることです。財政状況が県内一よいと言われる富谷町が県内一高い国保税を課している現状を改め、住民の負担増を伴わない減税に向けて、当局の積極的な対応が求められます。
 そこでまず、1回目の質問として、未収分を他の加入者に転嫁しているのは、賦課総額の何%、幾らなのか。
 平成19年度において限度額を超えている世帯数と軽減している所得割額の合計はそれぞれ幾らか伺います。
 また、後期高齢者医療への支援を理由とした増税は不当なものであり、一たん撤回をした上で、改めて税率を見直すべきだと考えますが、いかがでしょうか。
 さらに、固定資産税の二重取りという状況になっている資産割を廃止すること。低所得者ほど負担率が高くなる均等割、平等割の引き下げなど、こうした減税への具体策を検討するよう求めるとともに、減税によって不足する財源は、一般会計からの繰り入れによって補てんするよう求め、当局のお考えを伺います。
 現在の国民健康保険では、保険料を1年以上滞納している世帯から保険証を取り上げ、かわりに資格証明書を発行することを義務づけておりますが、資格証明書では保険がきかず、医療機関の窓口でかかった医療費を全額、10割支払わなければならないために、受診抑制や治療中断などの問題が深刻化しております。
 ごらんになった方もいらっしゃると思いますが、先ごろ「NHKスペシャル セーフティーネット・クライシス~社会保障が危ない~」という番組が報道されました。この番組では、番組が行った全国 2,000の救急告示病院へのアンケート調査に対する半数近い病院からの回答で、 475人の手おくれ死亡例が確認されたとしておりましたが、経済的理由で医療の保障から排除され、命さえ失う深刻な事態になっている状況です。富谷町でこのような事態を起こさないために、町が人道的な立場で対処することが求められていると思います。
厚生労働省は、特別な事情のある人からの保険証取り上げについて、「そんなことはしないように指導しなければならない」と答弁しておりますし、また、資格証の発行はあくまでも悪質滞納者に限るとされてきました。悪質滞納者とは、保険料を払える能力があるのに払わない人ということであって、これまで町は「富谷町に悪質滞納者はいない」と公式に答弁してきたところです。ですから、資格証の対象者は富谷町にはいないはずなのです。にもかかわらず、現実には9月現在73世帯が資格証になっています。
一方で、厚生労働省が初めて公表した資格証明書の発行に関する調査によりますと、国保税を払えない世帯からの保険証取り上げ、資格証への切りかえを実施していない市町村が1,798、全市町村の約3割を超えるという状況になっておりまして、資格証の弊害に対する自治体の認識が大きく広がってきているということが示されています。
 資格証を発行しないという判断は、首長の考え次第でできることです。特に児童・生徒のいる世帯には保険証を直ちに発行すべきではないでしょうか。子供が急に病気になった、けがをしたというときに、資格証があっても医療費全額を払えるだけの現金がなければ、病院にかかることができません。中学生が修学旅行に保険証の写しを持っていくことも恥ずかしくてできないという声もあります。
 今年度の予算審議で当局は、「そのようなときには、まず役場に来て相談してほしい。相談があれば対応する」と答弁されましたが、休日、夜間の急病やけがに対応できるはずもありません。児童福祉法第1条は、「すべて国民は児童が心身ともにすこやかに生まれ、かつ育成されるよう努めなけれればならない。すべて児童は、等しくその生活を保障され、愛護されなければならない」とうたい、国及び地方公共団体がその責任を負うということを明記しています。児童とは、満18歳に満たない者であることも規定しております。
 児童福祉法が求めている行政の責任を果たすという立場に立つなら、子供が医療保険にかかれないという事態はあってはならないことです。
 今回厚生労働省が中学生以下のお子さんがいる世帯には証明書の発行をできるだけ控えるよう通達を出しましたけれども、本来小・中学生だけではなく、高校生も含めて、児童福祉法の対象であり、行政にはその健康を守る責任があります。
 滞納者を医療から排除することになる資格証の発行をやめるとともに、資格証世帯の児童に無条件で保険証を交付するよう求め、当局のお考えを伺います。
 次に、石積地区の産業廃棄物処分場について伺います。
 昨日もNHKで産廃場の負の遺産の問題について特集が組まれておりましたけれども、現在石積地区には3カ所の産業廃棄物の埋立処分場があります。数年前には昭和羽前の施設でPCBの保管に関して問題が発生したこともあり、地域住民にとって産廃施設は今も心配の種となっています。周辺の景観という面でも明石からもとの富谷町焼却場に至る道路に面してさびたトタン板の囲いが 180メートルほど続き、荒れた印象を与えています。
 石積地区に産廃場が集中していることから、地域住民からは「まるでごみの部落だ」と嘆く声も聞かれます。
 昭和羽前の処分場は、5.87ヘクタール、約60万トンの埋立量となっており、三浦組は 2.9ヘクタール、42.3万トン、向井建設は 6.4ヘクタール、12.5万トンで、この3カ所の面積を合わせますと15ヘクタールを超え、東京ドーム3個分に相当いたします。埋立総量は 114万トンを超えます。3カ所の施設は、いずれも既に当初の埋立計画を完了し、県に対して廃止の申請をしておりますが、現時点で県は廃止の認定をしておりません。また、埋め立てを完了した同じ敷地内に第2期の埋め立てを計画している業者もあり、産廃問題は終わりではなく、始まりでもあると言えます。
 石積の産廃場は、いずれも安定型と呼ばれるもので、性質が科学的に安定しているとされる廃プラスチック類、金属くず、ガラス陶磁器くず、ゴムくず、瓦れき類などの産業廃棄物、いわゆる安定5品目が埋め立てられております。しかし、安定型処分場は、その名称とは異なり、決して性質が科学的に安定はしていないという問題があります。
 安定5品目の中には、酸性雨にさらされると科学的変化を起こして有害物質が溶け出すプラスチック類、ゴムくずあるいは金属くずなどが含まれています。処分場の構造も法令上、遮水シートなどを敷設するという必要がなく、ただの素掘りの穴となっておりますから、有害物質を含む廃棄物が埋め立てられた場合には、施設外に有害物質が流出することになるわけです。安定型処分場の周辺は、常にこのような環境汚染の驚異にさらされています。
 安定5品目自体の性質が安定していないという問題とともに、安定5品目以外の物質を分別し、混入を未然に防ぐということが極めて困難で、そもそも5品目を厳密に分別し、混入がないかどうかをチェックする外部体制自体もとられていないのが現状です。
 昨年8月に日本弁護士連合会が安定型産業廃棄物最終処分場という類型を廃止し、今後新規に許可しないよう求めるという意見書を政府に提出しましたが、安定型の埋立処分という手法自体が見直しされなければならない時期に至っていると言えます。
 町としても、石積地区でのこれまでの埋め立て及び今後の埋め立てについて、もっと真剣な取り組みが求められていると思います。
 産廃施設が設置されるときには、住民や議会に対して埋め立てが完了し、施設が廃止されたら、いずれ整地をし、公園やゲートボール場など、住民のための施設として活用できると説明されました。しかし、廃止の見通しが立たなければ、その後の活用のめども立ちません。しかも、業者の中には将来的な活用については、資材置き場にすることを考えているというところもあるなど、当初のバラ色の計画は既にしぼみ始めております。
 3カ所とも民有地であることを考えれば、住民との約束を守らせるように、町がしっかりとした立場で仲立ちする必要があるのではないでしょうか。
 そこで、まず伺いますが、各産廃場の現状と今後の見通し、計画について明らかにするよう求めます。
 また、産廃場の管轄は県ですが、町独自に産業廃棄物を規制する条例を制定し、立入検査や指導の権限を確保する必要があると考えます。町の認識はいかがでしょうか。
 さらに、これまで埋め立てられてきた廃棄物に安定5品目以外のものは混入していないか。廃棄物の分別チェックは厳密に行われてきたのか。防臭対策はどうなっているのか。施設管理責任者を明確にされているのかなど、住民の不安や疑問に対して、町はどのように対応していくのか、お考えを伺います。
 石積の産廃場からの雨水は、苅又川に排出されておりますが、水質検査の取水箇所が明石川と合流してからの地点で実施されているという点や、検査項目、回数などが大腸菌などを中心にした通常の検査項目、回数にとどまっている点については、大変不十分ではないかと考えます。
 検査のための取水を苅又川の中流、下流などで行うとともに、魚毒性など、有害物質の検出を可能とする内容に変える必要があるのではないか伺い、1回目の質問といたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの永野議員の質問に答弁を申し上げます。
 国保税に関するご質問でありますけれども、国保税改定、重税感というふうな表現でありましたけれども、大変私自身も結果20年の富谷町の国保税の高さについては心痛めるものがございます。制度の枠組みの中で、本当に去年、平成19年度末、平成20年度スタートに当たって相当吟味、検討した中で、皆さんに国保加入者にご負担をいただくというふうなことでスタートせざるを得ない状況でありました。大きな枠組みの中で今動いていることをまず前段でお話をさせていただきたいというふうに思います。
そういった負担感を軽減、軽くするのに一般会計繰り入れをというのが従前からの議会でのやりとりも承知しているところでありますけれども、そのところに行きかねる事情、状況もまた現状あるわけであります。
徴収率からして、見込まれる医療費総額を加入者全体でご負担いただくというふうな考え方です。そしてまた、 100の 100納付、納税をいただければもっと軽い負担になるわけでありますけれども、現状医療費給付分、そしてまた、後期高齢者支援分については87%と設定をする。納付していただく方が87%。介護納付金については86と設定しておる。そのような関係から、結果として永野議員が話された1億 3,256万 3,000円という、1億 3,000万円ほどのという数値と合致するわけであります。
その辺のところを前段起きながら、具体、個別の数値等につきましては、税務課長から後ほど答弁をさせることといたします。
したがいまして、いわゆる撤回をというふうなことでございますけれども、冒頭申し上げましたように、今の国保制度の枠の中で一般会計繰り入れ、極力、いわゆるでき得る状況の中での範囲で推移してきておりまして、従前の経緯、経過を踏襲している運用となっております。
したがいまして、平成19年度まで、平成20年度後期高齢者医療制度、長寿医療制度というふうなことに制度改正があったこともあります。平成19年度まで高齢者医療支援については、医療給付費分の中で老人保健拠出金として負担をしてきました。結果として、制度が変わってもこの給付金額相当で制度変更等でいわゆる国保税に直接反映はしないというふうなことで、制度設計しておったところでありますけれども、平成20年度から後期高齢者支援金分として創設されたということです。
 したがいまして、このことから、本来であれば医療給付分の中の老人保健拠出金分を後期高齢者支援分に変えて、分離することで税額はおさまると思い、そのように制度設計をしたと。しかしながら、平成19年度の医療費が顕著な伸びを示したと。結果として、平成20年度の医療費確保のためには医療給付分の税率を平成19年度とほぼ同率にせざるを得ない状況であったと。結果的に負担がふえました。「後期高齢者支援分を口実として」と、議員の言葉をかりれば、増税ではなくて医療給付費を確保するための負担でありまして、現在のところ現状のまま運用させていただくということであります。
 4番の資産割、平等割というふうなことで、これも平成19年の第2回定例会でも同様の質問をいただいたわけでありますけれども、一般会計からの繰り入れについては、基準外の繰り入れとなり、国民健康保険に加入しない町民の皆さんが納税した税を国民健康保険税に繰り入れることとなりますので、現状の運用となりますということです。
 このことから、当町としては、今後の医療費の動向をにらみながら、適正化に努めることはもちろんであります。収納率の向上、80%後半台に置いたものをいかに高めるかというふうなことを設定をしながら、一般会計からの繰り入れを極力行わないという運用で進めてまいりたいと思っております。
次に、マスコミ等でも話題になりました18歳未満の法律で言う児童に無条件で保険証交付というふうなご質問でございます。現状は、先ほど質問の中で議員が述べられていた状況の中で推移してございます。とりわけ、子供さんのいる世帯に対しては、積極的にやっぱり万が一のことをというふうなことで、特に小さいお子様であればなおのことというふうなことになりますけれども、こちらからやりとり、接触を図りながら、特別な事情、今こういう事情、現状でありますというふうな届けを出していただく。そしてまた、いつぞや納付いただきますという通常の納付誓約書という形の書面上のやりとりをしながら、極力世帯……、今制度上個別に子供さんだけを取り上げて保険証1枚というふうにいかない制度の枠組みがあるものですから、短期証の交付というふうなことで対応させていただいているところでございます。
 ぜひなかなかこうは言ってもと思いつつ、現状、実情、さまざま1年間継続して安定的な生活が送れるというふうなことでない事情は近ごろまたこの世情の中であるわけでありますので、その実情については率直に担当窓口にお伝えいただきたいと、そんなふうな思いいっぱいでございます。
 前段国保については以上でございます。
 さらに、今度は二つ目の産業廃棄物処理場のということで、るるご質問、経緯も含めてお話がございました。富谷町石積地区ということでございます。ご承知かと思いますけれども、富谷町のもとの焼却場の沢沿いがありますけれども、その行き着いたところに富谷町の焼却場、そしてまた仙台市の最終処分場というふうな、石積地区という、苅又川流域の集落でございます。その3カ所に先ほどあったような産業廃棄物処理場、いろいろ安定型とかというふうな形で、県の行政の枠組みで厳密なる制度に合わせて許可するかどうかというふうな許可行為でございますので、もぐりでとか、あるいは何かのはずみでとかというふうなことではないスタートであったわけです。開始年月は、昭和63年とか平成2年というふうなことで、もう20年ほど前からスタートしておりますということです。
最終的に処分、トラックの出入りの完了は、昭和羽前建設工業、平成13年5月、向井建設株式会社、平成16年8月、三浦組、平成12年8月というふうにして、これまた4年、5年以上にわたる出入りがなくなってから経過をしているというふうなことでございます。
ちょっと私どもが確認しておる面積、15ヘクタールというふうな埋立面積というふうなことでありますけれども、その辺のところはあと町民生活課長等に確認の答弁もさせていただきます。
ごみの量 110万トンを超える、この辺のところもそのとおりでございます。
そんなふうなことの中で、大変心配施設であることは間違いないんですね。何かの折ゴムできちんと管理している。地下に漏れない仕組みをきちんと整えての許可でありますので、よもや穴があいたとか、予想以上の劣化が起きたとか、地震で裂け目ができたとか等々、今後も含めて言ってみればここで終わったから、終了したから云々でない。これまたこうやって富谷町に引き受け、そしてまた、許可をされた業者にぜひ今後この先のことも含めて関心と目を向け続けていただかなければならない。そういうふうな制度であります。
 そういう意味で、大変これも何かの折毎年1回の水質検査の結果報告を受けますけれども、本当に胸をなで下ろす場面でございます。
 そんなことで、検査等も含めて現状経過しているようでございますので、現状の検査体制でというふうなことで、今後とも引き続き運用していくというふうなことで考えて進めたいというふうに思ってございます。
 残された部分については、あと税務課長と町民生活課長から答弁をさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(眞山巳千子君) それでは、国保税の第1問目の答弁でございますけれども、平成20年度当初予算におきまして、一般被保険者の国民健康保険税の徴収率、医療費給付費分、後期高齢者支援金分につきましては、87%。介護納付金につきましては86%で見込んでおります。
また、退職被保険者と国民健康保険税の徴収率につきましては、医療費給付費分、後期高齢者支援金分、介護納付金分それぞれの徴収率を97.0%と見込んでおります。
滞納額につきましては、町長が申し上げました1億 3,256万 3,000円を見込んだところでございます。
続きまして、高額所得者の超過分というところですけれども、この国民健康保険税につきましては、地方税法施行令で限度額が定められております。医療給付費分につきましては47万円、後期高齢者支援金につきましては12万円、介護納付金分につきましては9万円となっております。ご質問の軽減している所得割の額の合計につきましてというところなんですが、所得割額、資産割額、均等割額、平等割額の合計で求められますので、限度額、超過分全体の額では平成19年度の実績では世帯数におきまして 387世帯、金額におきましては 7,498万 3,000円ということでございます。

議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) それでは、石積地区の産廃場の関係です。
 現状については、おおむね議員がおっしゃられたとおりでございます。先ほど町長も述べましたとおり、既に3施設とも埋め立ての方は完了しておりますし、期間を延長して現在も埋め立てを行っている事実はございません。この辺については、管轄であります塩釜保健所並びに黒川支所等で状況報告書というものを年に1度出していただくんですが、その報告書等に基づきまして、現地の方も確認しておりますし、産廃Gメンの方も常に監視を行っております。
 昭和羽前につきましては、向井建設と三浦組さんの方は、埋め立てを完了しまして、最終処分場の埋立終了届けというのを県の方に出しております。現在は、最終的な廃止、閉鎖完了に向けて必要な措置を講じている状況です。といいますのは、今先ほど議員からもありましたとおり、埋め立てた後に今経過見ているわけなんですが、硫化水素ガスが両方とも発生しておりまして、ただ、人体に影響を及ぼすような程度のものではありませんで、影響はない程度のものですが、硫化水素ガスの発生が見られるということで、まだ閉鎖確認、完了というところまでは至っていない状況です。
 大体この硫化水素ガスの発生がおさまって、廃止、完了という状況に至るまでにはおおむねその施設によりますけれども、埋め立てを終了した後5年から10年ぐらいかかることもあるというふうに保健所の方からは聞いておるところでございます。
 いずれにしましても、その3施設については、適切に塩釜保健所等、宮城県の廃棄物対策課の監督指導のもと、適切に維持管理が行われているという状況でございます。
 今後新たな埋め立てということでの計画は聞いてございません。
 あと、面積の件ですけれども、先ほど議員の方からは約15ヘクタールということでございました。それは、埋立処分場の敷地としての土地地番の合計面積が大体15ヘクタール、そのうち埋立地として許可を受けています面積、こちらについては6万 9,532平方メートル、約7ヘクタールと、半分ぐらいが埋立地として許可を受けている面積でございます。
 町独自の規制する条例の制定とか、立入検査、指導の権限といったところなんですが、こちらについても規制等については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、いわゆる廃棄物処理法と言われている法律、それに基づきます施行令、施行規則、そういったもので、そういった施設の構造上の安全性と維持管理の確実性を確保するために、詳細にわたって法律と施行規則等で規定されております。そういった規定に基づいて適合すると認められたときに限って許可をされているものでございますので、そういった意味で新たに町の方でそれに対して規制するような条例の制定というところまでは今の県あるいは地域の方々からの情報、特に問題が生じていないというところからしますと、そこまでは必要はないというふうに今現在考えております。
 あと、廃棄物の限定、防臭対策とか、施設管理責任者の明確化等を適正に行われているかというようなところですけれども、こちらについても法律及び宮城県の条例等の指導要綱なりで十分に機能しているというふうに認識しております。
 廃棄物の限定とか防臭対策、そういったものについては、法律の中で産業廃棄物の処理施設の技術上の基準あるいは維持管理の技術上の基準と技術者管理を置くこととされる規定もございまして、その規定に基づいて適切に表示なり管理がされているというふうな状況であります。その点についても保健所等の方から確認しておるところでございます。
 いずれにしても、心配施設であることには変わりませんので、今後とも産業廃棄物処理施設、こういったものについては、生活環境の保全に支障を及ぼさないように、保健所、地域の方々と連携を深めながら努めて、適切な環境保全に努めていきたいというふうに考えてございます。
 水質検査の関係でございますが、議員のおっしゃるように、苅又川、このいずれの3施設も放流先が苅又川ということになっているということで、そのようなご心配のお話をいただいたんだろうと思うんですけれども、こちらについても最終処分場の状況報告書というものを、先ほど申し上げましたが、年に一度提出が義務づけられておりまして、その中にも放流水の水質検査、浸透水、周辺の地下水の水質検査の結果も含まれておりまして、その結果はいずれも良好で異常なしという結果であります。
 水質項目、検査の項目ですが、町で実施しています水質汚濁防止法に基づいた河川の検査項目は、生活環境の保全に関する環境基準の5項目ということなんですが、こちらの廃棄物処理施設に関しましては、先ほどの周辺の地下水の水質検査等は23項目ほどの検査項目がございまして、そちらの中でいずれも良好だというふうな報告を受けております。
そんなことから、現在のところこの水質検査の箇所をふやす予定も今のところは考えていないところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、午後2時25分まで休憩をいたします。
午後2時14分 休憩


午後2時25分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、無保険の子供をなくそうという流れが今出てきているわけですけれども、具体的に富谷町でどうするのかということで、町長のご答弁で国保の場合は1世帯に保険証、世帯で交付するということで、子供だけの保険証は難しいというお話でしたが、国はとにかく少なくとも中学生以下については、保険証がないという状態は解消しなさいという通達を出しているわけですから、じゃ、富谷町ではどのように対応するのかという具体的な策が迫られているわけで、これについては、今回だけではなくかねがね申し上げてきたわけですから、その具体策はどうなっているかをまず伺いたいと思います。
 それから、国保税の問題ですけれども、町長は繰り入れは極力行わないということで、これも前町長時代を含めて、新町長になってもこの点は変わらないのだなというふうに思ったわけですけれども、少し繰り返しになりますが、予定収納率を87%で見積もることによって、ほかの加入者に負担かかっている分がおよそ1億 3,000万円ぐらいというふうに見られるわけですね。それから、最高限度額を超えている人たちの分、これについては、事前に伺った数字と多少違うんですけれども、そのとき 174世帯、 6,300万円というふうに伺った数字で見ても、さっきのご答弁ですともうちょっと数字が上がっておりますが、それでも超える分、免除している分は 6,300万円ぐらいになるんですよね。これもやっぱり保険料を算定するときに言ってみればほかの加入者に負荷がかかってきている。影響を与えているというわけです。
もう1点、後期高齢者の問題で申し上げましたけれども、後期高齢者交付金と歳入の面で後期高齢者交付金の分と療養給付費等交付金で歳入で 2,450万円ほどふえておりまして、歳出はどうかというと、老人保健拠出金、前年度で、平成19年度と比べた場合に、老人保健拠出金と後期高齢者医療への支援金、これで歳出が 5,200万円ほど減っているんですよね。そうすると、合わせて財政効果としては 8,000万円ほどプラスになっていると。計算の仕方は余り緻密ではありませんけれども、そうしますと、今言った3点、全部合わせて2億 7,500万円、これが普通のほかの一般の加入者にかかってきているということが言えるわけで、ただ、これは制度としてこういうものがあるわけですから、こういうときに、その影響をほかの加入者に転嫁しないために一般会計からの繰り入れということをこれまでも言ってきているんですね。
その前に、平成19年度は国保会計で1億円ほど黒字が出ていますから、これを使ってもいいでしょう。国の方は国保の積立金についても5%というふうな目安についてはもう削除しましたから、国からの規制もないわけで、政策として町が負担を軽減して、いかに払える人をふやすようにしていくかというときに、ただただ繰り入れをしろということではなく、根拠として考えられるものはこれこれこれこれありますと。総合すれば2億 7,000万円超えるんじゃないですかと。これをもし単純に加入世帯 5,400世帯で割れば、1世帯当たり5万円程度の減税の財源になるということが言えると思うんですね。
一般会計からの繰り入れでは絶対にしないという、ここに固執していたのでは、住民の暮らしを救済するということができないわけで、ぜひここは発想を転換してほしい。
 これまで繰り入れについては、国の制約があるというふうに、国が繰出基準というものを示しているので、一般会計からの繰り入れはできないんですと言ってきましたけれども、実はその繰出基準、国が定めているものも、これはあくまでも交付税措置を受ける場合に減税したいろいろ措置をとったときに、その分を交付税としてもらいたいというときには繰出基準を考えなければいけないわけですけれども、そうではなくて、町が政策的にやって、その分別に交付税措置を求めなければ、何ら制約はないわけなんですね。
 ですから、ここで繰り出しは絶対しないという立場を転換していただくということが非常に大きな課題だと思いますし、新しい町長にはぜひこの点で今までとは違う対応をしていただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。
 それから、産廃場の問題でいきますと、硫化水素が発生していたということ自体がこの今まで埋め立ててきたものが決して安定5品目だけではなかったということの証ですよね。そうじゃないんですか。
 そうすると、今まで埋め立てきたものも心配だし、それから、新たな埋め立てについては聞いていないとおっしゃっておりましたけれども、私は実際に行って聞いてきました。既に埋め立てを終わったところに、その隣に大きな穴が既に掘ってありました。ここを2期埋め立てということで、現在進めていきたいと考えているというふうに、会社がはっきり言っておられたので、これはもうちょっと町としても事業者に詰めた話を聞いておくべきだと思いますし、いろいろな裁判でも今安定5品目の新たな埋め立てについては、差しとめをするという事態があちこちで起きています。
 これ自体、このことは、やっぱり安定5品目が安定ではないからだということが言えると思うんです。
 それともう一つ、そういうわけで、産廃場は全国的にあっちでもこっちでも嫌われていますから、もし富谷町が第2期の埋め立て、富谷町の中で始まると、全国から産廃業者がやってくるということになってしまいます。だからこそ、町としてはきちんと規制するような条例も必要だし、監督、チェックする権限をみずから持たなければならないんじゃないですかということを聞いているわけで、この点については、やっぱりこれからの問題として、ぜひとも町は真剣に取り組んでほしいと。
 町長にもう一度この産廃場の問題で伺いたいと思います。新たな産廃場に対してどう対応していくのかを伺いたいと思います。
 それからあわせて、景観の改善については、どういうふうにきれいな山の中が本当に荒々しい、みすぼらしい状況になっているわけですから、どう改善させるのか伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、子供の無保険ということで、先ほど答弁の中でも触れましたけれども、子供、年少であればあるほど突発的なというふうなこともあるわけでありますので、その辺は十分、同じ一くくりではない取り扱いをというふうなことで、原課でも十分なる配慮をした上で取り組んでいるところであります。
 国保税につきましては、いろいろ今制度、切り口を変えてというふうなことでお話をしていただいているわけでありますけれども、本当に国保の制度といいますかね、大変私しも時代とともに制度疲労といいますか、そういった部分もあるんだろうなというふうな思いをするところがございます。いろいろ医療費の負担で平準化という、高額療養というふうなすぐれた制度が多々ある一方で、自助努力というか、一つの保険者、保険加入者の中でそれぞれの保険料を負担し合うというようなこの制度そのものをもう少し時間をちょうだいしながら、皆さんの使い手のいいといいますか、安心できる国保であるように、町としての取り組み、そしてまた、国全体のですね、制度としてのいわゆるありようというようなことについても十分なる検討等深めてまいりたいというふうに思います。
 発想のというふうなことでありますけれども、当面従前の範囲の繰り出しというようなことで対応させていただくことといたします。
 さらに、産廃場については、硫化水素のいわゆる流出というふうなことで、予定外のことであろうかと思います。そんなふうなことも含めて、まさかよもや2期の埋め立てします、予定していますとかという、議員がどの業者さんかわかりませんけれども、おっしゃっている姿は、どんな場面なのかなというふうに思いました。県の枠の中でしっかりと管理、監督される制度の中で動いているわけでありますので、私どもは県の制度、行政を信頼、同じ行政の枠組みであります。信頼をしながら、県からの情報をというふうなこととあわせて、富谷の地域の皆さん、そしてまた我々含めて十分なる監視をしていかなければいけない。トラックの出入りがあるのかとか、今後そういったものが始まっているようだというふうなことであれば、もうそれは時間、夜を徹してでも飛んでいってでも確認しなければならない。そんなふうな思いをしているところであります。
 したがいまして、2期の予定については、課長からないというふうなことで答弁してございますので、現状どのような経緯の中で今のような発言をされたのか、後ほどお聞かせいただければというふうに思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 町長、景観についての質問もありました。

町長(若生英俊君) 恐縮でございました。景観の改善というふうなことで、全くそのまま野ざらしにしてもとに戻る、手をかけずしてというふうなこともなかろうと思いますので、その辺、どんな予定で完了した後どういう予定で復元をする。どんな利用をというふうなことで、民地であるゆえにどんなことの制約があるのか。その辺も含めて景観についてもぜひ配慮していくというふうな取り組みとさせていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、改めて一般会計から国保会計に繰り出しをするに当たって、何が最大のネックだと。国の繰出基準なのか。この点についてはクリアできると考えているのか伺います。
 それから、産廃場については、私は現地に行って直接施設も見せていただいて、その話の中であくまでもまだ県に許可をもらっているものではないという段階での話です。それを希望している、2期目を計画しているという、その段階での話ですから、これが県に出しているなんていったらそれこそ大変だと思うんですけれども、そうなる前に、県を信頼するだけではなくて、県を信頼して埋め立てたあの村田の産廃場がああいう状況になっているわけですから、町としてもきちんとチェックするような構えと体制をとるべきだというふうに思いますが、どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) では、後ろの方から、二つ目の方からお話をさせていただきます。
 希望を述べたというふうなことで、希望は自由に述べて何ら差し支えございませんけれども、それにしても、希望がそのまま実行に移すには相当の大きなハードルがあるわけでありまして、県の許可なくしてできるはずもありません。そんなふうなことで、よく理解をいたしました。
 繰り出しの基準について何が障害になっているかということについては、課長対応でということでお願いしますが、どなたの課長か指名をお願いします。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、繰り出しに対するネックは何かということでございますけれども、一般会計においてもそれぞれの事業がございます。先ほど交付税措置をしなければ一般会計からというふうなお話もございましたけれども、一般会計から持ち出すということは、一般会計で予定している事業等もございますので、その兼ね合いもございまして、やはり国保加入者が自助努力をどのくらいしていくかという部分も必要と。その見きわめが必要ではないかということで、現段階では繰り入れをしないで、国保会計の独自性を保つということで進んでまいりたいということでございます。
 基金のことでございましょうか。基金についても、現在2億 2,000万円ほどございますけれども、ただ、(「一般会計の……」の声あり)

議長(渡邊俊一君) それは先ほど質問ありましたか。なければ、一般質問を終わらせていただきたいんですけれども、よろしいですか。
 次、4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 私からは1点、「富谷町総合運動公園の整備を」と題して質問をいたします。
 先ほど同僚議員が質問なされましたが、私も別な角度から質問をしたいと思います。
 現代の社会は、どこの市町村でも住民1人1学習1スポーツ実践が定着しています。学習は、町民の生涯教育として各自の教養を高め、理想と文化の社会を築く人間形成にとって不可欠であります。
 スポーツは、自己の健康な体をつくる体力の基礎となり、私生活の上で極めて重要な意義を持ち、今日ではスポーツ振興のかけ声が定着し、その底辺が大変広がりつつあります。
 総合運動公園は、安らぎの場、憩いの場、健康づくりの場として活用されています。その富谷町総合運動公園は、どのようなものなのか。他町村と比較をしながら、違った点をお話をしてみたいと思います。
 大衡スポーツ施設、ここは、グラウンド、体育館は同じですが、多目的広場、ここはナイターが設備され、ゲートボール、グラウンドゴルフができます。それから、室内運動場、ここもナイター設備があり、冬、それから雨の日でもゲートボール、ペタンクができます。大郷町のスポーツ施設は、体育館はもちろんのこと、総合運動場は野球場、ソフトボール場、テニスコート、特に野球場は観客席がスタンドがあり、外野は芝生になっております。
 大郷町にはB&G海洋センターがあり、プール25メートル6コース、幼児プールがあります。体育館、武道場もあります。
 大和町スポーツ施設は、大和町運動公園、総合体育館には第一競技場、第二競技場、ここは、食堂があり、大きな大会のときには食堂がオープンされております。陸上競技場、ここはアンツーカーで第4種公認を取得しております。多目的広場、野球、ソフトボール、サッカーができるように全面芝になっております。ダイナヒルズ公園には、野球場、テニスコート、このテニスコートは、ナイター設備があり、4面、人工芝コートになっております。サッカー場は、1面、天然芝、あわせてソフトボールも兼用しております。観客席は 600席あります。照明灯もついております。
 利府町のスポーツ施設の方ですが、利府町中央公園は、テニスコート4面、これはナイター設備があります。室内温水プール、25メートル、7コース、これはメーンプールとしてスパプール、幼児プール、ウォータースライダーが備えつけてあります。野球場は皆さんご存じだと思いますが、観客席スタンドもあり、ナイター設備もあり、そして、平成21年度からは楽天2軍の本拠地として使われております。利府町では基金1億 2,000万円の半分、 6,000万円をこの野球場の方へ設備投資をするということが新聞にも載っております。それから、沢乙北公園、これは、野球場、外野は芝生になっております。テニスコート、モニュメント広場があります。
 富谷町の運動公園は、総合運動公園はどうか。周囲が自然環境に恵まれた中にスポーツセンター、武道館、公園、キャンプ場、テニスコート、すばらしい場所にあると思います。一方、A、B、C、Dのグラウンドはどうか。グラウンド内の芝生のかわりに雑草が生えております。雨上がりにはグラウンド内に水たまりができ、排水口は水が流れず、グラウンド内には水たまりができる状態です。駐車場は、砕石が敷かれ、ロープで区画されています。雑草が生え、使いづらいです。このような駐車場は、今時どこにもありません。もっと町民がスポーツに対して意欲を持てるような施設が必要です。
 そこで質問いたします。
 グラウンド内の暗渠設備は万全なのかどうか。
 2番目、グラウンド内の排水口の設備はどうなっているのか。
 3番目、Cグラウンドの土手、観客土手でしょうか、それの工夫を考えたらどうでしょうか。
 4番目、ナイター設備は考えていないのか。
 5番目、駐車場の全面舗装は考えていないかどうかお伺いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの細谷議員の質問にご答弁を申し上げます。
 富谷町総合運動公園の整備という、大きなテーマでございまして、大変私もどのようにしたらいいのかというふうなことで思案をしつつ、ぜひ将来展望に立って、今それぞれ周辺自治体の諸施設等についてご紹介、ご案内がありましたけれども、本当にうらやましい限りであります。
 文字面からして、「総合運動公園」というその名称からすれば、現状の状況は余りそれこそ胸を張って自慢できるものではないのではないかというふうに私は相当数通っていますけれども、思います。
 しかしまた、一面いいところがありまして、地の利抜群。わかりやすいところにあるというのがありますし、さらにまた、七ツ森の大森山のというふうなあたりの環境、周辺環境の抜群のよさとか、あるいは 700台、 800台ほども入る駐車場は、この周辺にはないと。新田に幾ら立派な野球場ができても、車を置く場所がなくて使い手がないと。ああいうグラウンドでもうんとありがたいんですと、こういう言葉としてまた返ってきますよね。
そしてまた、Dグラウンド、あそこに防球ネットの設備を平成19年度、平成20年度ですか、9月には終えてというふうなことで、皆さんに少年野球のメッカみたいなものですね。皆さんいらっしゃる人ごとにまさに十分だというか、「うんといがす」というふうな、そんな感じの声も聞いております。
 町長がとは一切言っておりませんので、町民の皆さんのご理解を得てこのように整備、配備をさせていただきましたよというふうなことで一言、二言お話をさせていただいてきた機会がありました。本当に近隣から県内、そしてまた県外の友好、スポ少の、お互いに呼んだり、呼ばれたりというふうな関係の中に、山形県から寒河江からとか、谷地からとかというふうな形で、岩手からとかというふうな、県外からのいわゆる少年野球の選手、そして並びに指導者、保護者というようなことで、大挙していらしているわけであります。
 そんなことで、大変いい場所にあのような総合運動公園というネーミングをつけて、13ヘクタールとたしか記憶していますけれども、あの場所があるわけでありますので、何とか今言うような照明灯はとか、芝生はとか、野球場はとか、温水プールはとか、今のつるつる滑るテニスコートでないテニスコートはとか、暗渠はとかというふうなことも含めて、これまた大きな平成21年度以降の課題でございますので、何とかスポーツ振興、そしてまた健康増進、地域の皆さんがあの豊かな自然の中で交流し合えるというふうな、絶好の場所でありますので、ぜひ大きな視点に立ってこういった個別のものを解決できるような方策を皆さんと一緒に描いていきたいものだと強く、平成19年、平成20年以上にまた熟度、感度が高まっておりますので、皆さんのお知恵もお聞きしながら、何とかもう少し、今総合運動公園の名にふさわしい諸設備とか、そういったものも順次計画的にというふうなことで予定して進めてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 今町長の方から非常にすばらしい駐車場の数の多さ、グラウンドの数の多さ、これは私も非常に認めます。ほかにはないグラウンドの数もあって、子供たち、スポーツ少年団とか何かで非常に活躍している。
 ただ、その中であのグラウンドの水たまりとか暗渠効果はどうなっているのかなと。それから排水口はどうなっているのかなと。万全なのかなと。雨の降った次の日グラウンドへ行ってみると、やはりグラウンドゴルフの方でするわけですが、もうぬかってできないと。雨の降った次の日はできないので、次の日に必ず延期というふうなことで、役員の人も頭を痛めているようですが、そういう排水口、あそこのところ、排水口のところ水たまりができて、そういうところは排水口、U字溝をもっと埋めて、水の流れをよくした方がいいんじゃないのかとか、そういう面が全然今回答の中ではちょっと見えませんので、もう一度その点をお願いしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) グラウンドの排水口、U字溝関係と暗渠についてどういう計画を持っているかという質問ですか。それとも、(「そうですね」の声あり)いいんですか。そういうことで。
 若生町長。

町長(若生英俊君) 細谷議員はグラウンドゴルフ協会会長さんでしたよね。大変恐縮をいたしました。先ほど協会員 289名、 300名になんなんとする協会を率いる長の方であります。
先ほどCとDの体育祭を行うところがCグラウンド、そしてまた、ネットをつけたところがDグラウンドということになりますけれども、あそこの周りですよね。本当にあれもあわせてというふうな思いもあったところでありますけれども、それこそ全体像が見えない中で、とりあえずの手を打つというふうなことでネットにいったわけであります。
 ですから、全体像を示す、枠組みをつくる中で、ぜひ緊急、早急にというふうなことに、その排水口の課題があるのであれば、あると思いますけれども、そちらを優先してというふうなことで手をつけていきたいというふうに思います。
 それにしても、グラウンドのありよう等、先ほど言ったとおりの検討、今進めてもおりますし、ぜひ早期に皆さんにお示しするような段階に持ち上げていきたいと、そんなふうに思ってございます。
議長(渡邊俊一君) 9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) 私は、街路樹の落ち葉対策はどうなっているか。2番目に、新インフルエンザの対策は十分ですか。3番目に、全国学力テストは公表してこそ活用すべきだと。この3問についてお尋ねいたします。
 富谷町を車で走っておりますと、非常にきれいに植栽された街路樹のある通りでは非常に気分がよくなります。その街路樹もいろいろありまして、ケヤキだとか、イチョウ、モクレンもあったりします。ポプラもあるようです。桜があったりします。それから、ニセアカシアというんですか、そういうのもあります。そのほかにもあろうかと思います。この落ち葉、特にケヤキでしょうが、ケヤキは特に4車線の広い道路の町道に多いのではないでしょうか。もうかなり落ち葉の最盛期は過ぎましたけれども、11月半ばから末ごろにかけては、大変な落ち葉の量でございます。時々早朝落ち葉をかき集めておられる方がいらっしゃる。ボランティアでやっていただいているなと思っておりますが、そのとおりでしたけれども、このケヤキの葉っぱ、落ち葉は非常に菊の腐葉土というんですか、それに非常にいいんだということで、車の通りの少ないときにやっておられました。しかし、ひょっとして事故でもあったら大変だなという思いもいたしました。
 明石台、成田地区がこのケヤキの大きな通りが多いのではないかと思いますが、本当に夏はその木陰に入り、心身ともにいやされ、また、そこに住んでいる住民にとっても街路樹は誇りでもある。しかし、木枯らしが吹き、風に舞い、雨に濡れ、道路の雨水口というんですか、雨水口をふさいだりして、非常に水たまりとなったりして危険でもある。これの除去なり清掃は、システム的になされているかどうか。その取り組みについてお伺いしたい。
 具体的な質問項目ですが、隣の仙台市は、時期、タイミングを見ながら、見ると道路清掃車といいますか、スゥイーパーというんですか、これが活躍している場面を目にします。果たして富谷町でそういう取り組みをしているのか、お伺いいたします。
 町道の管理の一環として、維持管理の一環として担当部署においてはいろいろなチェックで巡回されていると思いますが、落ち葉の状況なり、それがいろいろなトラブルを発生させていないか。そういうこともチェック項目の中に入って、システムとしてやっておられるかどうか、具体的な項目としてお聞きします。
 具体的な3問目としては、落ち葉の状況に限らず、道路だとか下水口だとか、雨水口ですか、住民からの通報、もちろんあることはあるでしょうけれども、連絡があると思いますが、システムとして住民の情報を待つだけではなく、それももちろん待たなければいけません。また、それに対してこたえなければいけません。そのほか、先ほどの菊の腐葉土用じゃございませんが、地区の町内会の方にごみ袋を余分に落ち葉シーズンには提供されているのかどうか。もちろんすべてを行政にやってくださいというわけにもいかない面もありますが、住民の協力を得ながら、情報提供を得ながらやるということだけではないシステムも要るし、そのような、住民との、お住まいの方々との連携もうまくいっているかどうかということを、この三つについて具体的にお聞きするわけでございます。
 2問目、新型インフルエンザ対策は十分ですかということでございますが、従来のインフルエンザの予防接種も11月1日からスタートしていると思いますが、先ほどの町長のごあいさつの中にもありましたけれども、 800何人かの接種ができているということでございましたけれども、12月に入って新型インフルエンザが発生したというニュースはございませんが、いつ発生してもおかしくないよという報道はたくさんあります。そういうのも先取りしたわけではないと思いますが、インターネット上では「新型インフルエンザ対策家庭用常備セット」というのもネット上売買されていると。2万 9,800円でうがい薬だとか、マスクだとか消毒スプレーだとか、アイスノンだとか、携帯電話充電機器とライトとアンドラジオが一緒になっているようなことで、それが2万 9,800円ということで、結構売れているということも聞きます。
昨日の新聞でしたか、12月8日の国立感染研究所の主任研究官という方のニュースが載っておりましたけれども、コンピューターによるシミュレーションによりますと、首都圏でもしもこの新型鳥インフルエンザが発生した場合、防止策としてまず学級閉鎖、もしくは事業によっては事業をその間縮小するというような取り組みをすると、公共交通機関、バスや電車や地下鉄もそうでしょうが、そういうところの利用者が4割減る。通常の6割の乗降客になると、感染者がふえるのが通常の場合、何も抑制をしなかった場合に比べると15分の1に減ると。具体的な数字も上がっておりました。そのような学級閉鎖とか、事業規模の縮小などの取り組みを組織的にやると、関東首都圏地区だったと思いますが、感染者は 8,154名に抑えられる。これ何もやらないと、12万 5,591人で、この15分の1に抑えることができるよということが載っておりました。
この新型インフルエンザが発生すると、いろいろな推定がなされておりますけれども、国内では17万人から64万人ぐらいの、多目に見ると死亡者が出ると推定されております。もしも感染したら、医療機関へ受診してくださいということになっておりますが、最近厚生労働省ではこれではかえって感染を拡大するという可能性があるので、新しい新型インフルエンザかなと思ったら、まず受診機関へ行くんじゃなくて、専門医療機関へ電話をしてくださいということにマニュアルを変えたというぐあいに聞いております。専門医療機関への電話での問い合わせを勧めているというぐあいに聞いております。
 新しい新型インフルエンザ、横文字で言うとプレパンデミックワクチンというらしいんですが、それだとか、抗インフルエンザ剤、一般的にはタミフルなんでしょうけれども、そのような備蓄が日本国全体合わせて全員に行き渡るほど備蓄されていない。一昨日のテレビの放送によると、アメリカやイギリス、スイスは、ほぼ全国民用の備蓄ができていると。日本では 3,000万人ぐらいではないかという放送を私はかいま見ました。全員には行き渡らないのではないか。
 そういう中にあって、町として、また当町に存在する医療機関等の協力によってどうそれを防いでいくかという構え、これは必要だと。何もなければ結構なことです。
 その中で一番大切なのは、ワクチンも完全に効くかという実証はない。それから、抗インフルエンザ剤のタミフルも完全に効くのかという実証はない。効くだろうということかもしれない。しかし、その備えがなければもっと危ない。
 そこになると、一番大切なのは、住民の防衛意識といいますか、そういう防疫意識が一番大きなかぎになるのではないか。したがって、行政として、従来の健康衛生の意識の向上はもちろんのこと、これは富谷町挙げて衛生、防疫というのは、疫病の疫、防疫、それから防災システムとして、これは組織的な取り組みをする必要がある。単なる衛生管理だけでは対応できないよというテーマだと思います。
 具体的な質問項目、従来のインフルエンザワクチンではこの新型の鳥インフルエンザだろうと言われているH5N1新型ウイルスは防げないと聞きますけれども、じゃ、どうするんだという対応策をお聞きします。
 2番目、そうはいっても、この新型インフルエンザワクチン、もしくは抗インフルエンザ薬の備蓄は十分になされておりますか。足りない部分は、どうするのか。どういう方々を優先的にその薬を回すのかというシステムなり制度はできておりますかということをお聞きしたい。
 3番目、外出を控えるというのがかなり大きな効果があるということを冒頭の中でちょっと紹介しましたけれども、町民一人一人の対策としては、そういうことになりますと、不要な外出はしない。用がないのに出ていく人はいないとは思いますが、そのほか基本的なことですが、手洗いだとかうがい、マスクの着用というような防疫・消毒意識の向上がまずベースだと考えますけれども、それはまず意識の高い町民だけに、その啓蒙、啓発活動をやれば必ず受けてくださると思うだけに、そのような活動や推進はどうなっておりますかということでございます。
 第3問目、全国学力テストを公表して教育向上へつなげるべきだという趣旨で質問でございます。
 一般的に学力テストの結果も情報でございますが、情報は公開してこそ、一部の人だけが情報を持っていてもだめでございまして、公開してこそ社会の発展があります。
 一般社会と教育界の意識というか、認識が乖離している要素があるのではないか。調査によりますと、このテストの結果を公表に賛成という国民が80%だと読売新聞に掲載されておりました。住民といいますか、一般の方々は、自分の住んでいる地域の水準を知りたいと素朴に思っております。そして、実態に即応した関係者の努力が結局はさらに学力の向上につながると。考えを伺います。
具体的に質問項目、地域の協力なしに公の教育、公教育の向上はないと考えますが、「教育は専門家に任せるべきで、点数だけの興味本位の公表は過当競争を招くだけの流れ」、このような考え方こそ是正すべきだと考え、伺います。
 2番目、秋田県、埼玉県、大阪府など、公表へ活発な動きがあり、そのほか鳥取県南部町というんでしょうかでは、住民の情報公開請求を受け、町立小・中学校別の平均正答率を開示した例もありますが、当町ではそのような考えがないか伺います。
 よく「世界の常識は日本の非常識」と、こう言います。もしくは「日本の非常識は世界の常識」、そのような言葉を学校と一般社会にも当てはめることができるのではないでしょうか。社会の常識は学校では非常識と言われていないだろうか。公開を望む世論が80%もあることに対して説明責任を果たし、学力向上に向けて、このすばらしい資料を公開すべき、また、説明責任を果たしていくべきだと考え、伺うわけであります。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、3時25分まで休憩をいたします。
午後3時13分 休憩


午後3時25分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 今村議員の一般質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、今村議員の質問に答弁を申し上げたいと思います。
 大変時節、時宜を得たといいますか、内容でありまして、私も大変この機会にというようなことで、いろいろ勉強させていただく機会等もありました。この地方で「見えない化け物何おっかながっているの」という言葉ありますね。「うん、そのとおりだ」と言って、「何そんなこと言っていないで頑張れや」とかとなりますけれども、まさにそれと逆で、だからおっかないんだということなんですね。新型インフルエンザ、そのように私も自覚、認識をしました。
 首長ゆえに、やはり自身の体プラス町民皆さんのというふうなことの範囲もまた広がってきたわけでありますので、うがいもちゃんとマイカップを持ってやるようになりましたし、それに手洗いも、こんなに回数とて、丁寧さとて、随分雑駁だったなと、今反省しております。この道に入って、去年から石けんをつけるとか、丁寧さも含めて大変いいというか、そんなふうな自覚を今したところでございます。
 読売新聞によりますと、政府で9月に発表された、とにかく皆さんが一難危急の折には、我々先頭に立って、町長みずから寝ているわけにいきませんので、やらなければならない。そういう立場の者が第1優先度、第2優先度、第3優先度ということで、優先度、 1,500万人、国民の最前線に立つ皆さんが防御をして、一事危急の折には頑張らなければならないと。こういうふうなことで紹介されてあるのが目に入りました。
第1優先度は、もう病院関係者、救急、消防、自衛隊、こんな人たちなんですけれども、第2優先度に三つくくられていまして、その中の第1番目は首相、閣僚、その次自治体の首長入っています。第2は、医療関係者、第3に国会議員、地方議会議員、警察職員、報道関係者、裁判官、こういった人たちが第2優先度の第2番手に入っています。そして、第3優先度は、地方公務員の皆さんでございますので、これまた町職員もこの 1,500万人のくくりの中に入って、万が一の折には町民の皆さんの先頭に立たなければならない。そんなふうな思いでございます。
12月1日の庁議の折にもこんな質問を受けながら、町長訓示の折に町職員にもマイカップ、うがい、そしてマスク等々、よもや風邪を引いてとか、あるいは風邪を引くことによって精神的にも落ち込むわけでありますので、そういったマイナス面も考慮すれば、何とか工夫をして風邪に対応してほしいと。きょうは本当にマスク姿の議員もいらっしゃること、本当にお気の毒に思いますし、ぜひ早期のご快癒、回復をご祈念申し上げたいと、そんなふうに思うところでございました。
11月号ですね。これに合わせてインフルエンザの啓発をということで、どのような広報が1ページ用意されている中でいいだろうかと。助成制度もご紹介をしながらということで、考えたんですけれども、3回、4回、三転四転、二転三転どころか4回目にして黒川病院の山田管理者の直接直々のコメントを掲載することにたどり着きました。私非常に関心したのは、インフルエンザの予防に効果的なのは、インフルエンザワクチン予防接種しろというのを最初に書いているんではないんですね。「インフルエンザに負けない体力、気力、そしてワクチンです」というふうなことを書いているのを見て、やはり「病は気から」というのもまんざら当たらずとも遠からずだなと思ったところでございます。
 インフルエンザ、先ほど冒頭の趣旨説明でお話をさせていただきましたけれども、去年の実績を見ますと、11月中に既にインフルエンザ予防接種を終える方はやっぱり 2,000人を超えております。去年の65歳以上の接種者、1人 1,000円ご負担で予防接種を受けていただくという助成制度でありますけれども、数字的には 2,897人、 3,000名ちょっと切るぐらいの皆さんに約 1,000万円ほどの助成をして予防接種を受けていただいているというふうなことでございます。
私はと言われれば、去年も福祉課長に相談したんですが、町長のどこを見てかわかりませんけれども、ちょっと様子見たらというので、去年も接種しておりません。ことしもまだなんです。いかがしましょうかと思いつつ、今まで注射等したことがないものですから、注射の怖さにまだたじろいでいるわけでありますけれども、状況によっては予防接種を打って、皆さんの先頭に立つだけの構えを持たなければならない。こんなふうな思いをしたところでございました。
言うに及ばず、それぞれ予防しなければならないという根拠、客観的な根拠がありまして、鳥から変異したウイルスが人を大きく死に至らしめるほどの強烈なるウイルスがこの世に誕生したというのが通説のようであります。それをどのように予防するかというふうな、原因がわかれば、それに対する対処法があるわけでありますので、ぜひ私どもも賢く、それこそこういった情報も踏まえながら、この冬、1月、2月が山場だろうというふうに思いますので、風邪を乗り切るだけの気力、体力、そして防御をしていかなければならない。
 大正7年、1918年にスペイン風邪で39万人亡くなったそうです。1957年、昭和32年、アジアインフルエンザで日本で3万人、1968年、昭和43年、1万 7,000人が亡くなったという、こういう根拠がありまして、現状で2%の致死率を想定すれば、最悪64万人に死をもたらすほどの脅威が起こると。そういうふうなことの前提の中で国の施策、県の施策が展開されているわけであります。
どうか富谷の町民、せめて富谷町民、なかなか交流があって、行き来があり、人の中に入るわけでありますので、そういう面では完全 100%とはいえないまでも、この辺のところ、十分なるウイルス対策をするならば、最小限の影響とというふうなことで乗り切れるのではないかなというふうに思ってございます。そのようなことであります。一つは。
 今ほどのインフルエンザからお話をさせていただきましたけれども、ぜひ今の今村議員の心配が現実にならないように、さまざまな形で取り組んでまいりたいと思います。
 落ち葉対策、それこそ佐賀の鳥栖でお住まいになった今村議員がやはりこの辺の景観に合うかして、非常に毎度明石台の並木をお取り上げいただいているわけでありますけれども、私もことし大変気になりました。明石台、宮根線を通っている折に、普通ですと縁石の方に歩道と車道のすみの方に落葉が寄っていくわけですけれども、本当に宮根線の2車線の道路上に落葉がたんまりたまっているという状況を見まして、自転車あるいはオートバイ等々、スリップ等ならないかしらというふうなことで、早速課長に声をかけた経緯がございます。
 今次、臨時緊急的にシルバー人材センターさん、30名ほどの人力を導入いただいて、2日間にわたって一定の清掃をさせていただいた。そういうふうなことでございます。
あと、整備課長の方から2問、3問目については答えとさせていただきたいと思います。
 皆さんともども今かかっている方も早くに治していただき、人にうつさないようにしていただきながら、ぜひ議員集団の皆さんも元気で乗り切られることをご祈念申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、落ち葉対策ということで回答させていただきます。
 町長からの答弁にもございましたが、先月の末、3日間にわたりましてシルバー人材センター、30人、3班に分かれまして、特に明石台、成田地区の街路樹の多い路線につきまして、延べ延長6キロの一応右左ということで、トータルで12キロメートル、すべての落葉を待たずに、中間期でのかさの多いところということで、清掃をしております。
すべての落葉を確認した後に、今後道路清掃車での清掃を予定しております。
 道路清掃につきましては、私ども不定期ではございますが、年に2回程度道路の土砂の堆積等々を確認しながら、発注してございまして、年度当初あるいは3月のお彼岸を目指して、現在やっているところでございます。
 パトロールも常にやっておるところでございまして、落葉時期につきましては、特に植栽本数の多い路線、これまた成田、明石台地区を中心なんですが、集中的に道路パトロール、そして道路清掃を実施している状況でございます。
 苦情等につきまして、落ち葉事業につきましては、住民の方からそうした町内会長さんからも年々何件かのご相談を受けておりまして、その相談ごとに個々に対応できるもの、それから町内会単位で対応できるもの、それから全町挙げての対応と、3段階に分けまして、おのおの対応しているところでございます。
 ちなみに、明石台地区につきましては、5丁目の皆さんが幹線道路沿いの方々が11月初めから12月初めをもって自主的に落ち葉を集めるので、町の方で回収していただきたいというような申し出を昨年から受けておりますので、喜んでお引き受けいたし、落ち葉を町の方で直接回収しているところでございます。
そのほかにも、明石台地区、成田地区の方々を中心に、個人的に落ち葉を回収してくださる方がいますことをこの場をおかりしまして本当に感謝申し上げる次第でございます。
 おのおの回収した落ち葉につきましては、極力ごみに出すことなく、リサイクルできますので、町の置き場もあるということで、そちらのリサイクルを極力いたしましたので、堆肥化やチップ化に努めていきたいと。環境にも優しい処理方法というようなことで対処しているところでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 最初に、答弁する前に、午前中避けられない別公務のため、議会参加できませんでしたことをお許しいただきたいと思います。
 それでは、全国学力テストに関する質問にお答えいたします。
 一つは、「公表は過当競争を招くだけの流れこそ直すべきだ」というところですけれども、一般的に公教育の向上というのは、学力の向上が大きく注目されがちですが、本来の公教育とは学力の向上ということに限らず、あくまで知・徳・体の調和のとれた子供の育成を目指すものであります。したがって、点数だけの公表、いわゆる平均点ですけれども、知力、いわゆる全国学力テストは算数、国語、数学の知識とそれから活用、そして生活習慣や学習環境に関する質問調査、この三つに成り立っておりますので、この三つのみを重視した子供の育成になるおそれがありますので、また、学校の序列化や過度な競争につながりかねないということを考えます。したがって、あくまでも公教育の姿を保持、堅持、そして、推進していきたいというふうに考えております。
 2番目ですけれども、各地方あるいは町村で平均正答率を開示した例もある。町ではどうかということですけれども、本調査の公表に当たっては、平成19年8月23日付で「平成20年度の学力調査に関する調査結果の取り扱いについて」という文書によりますけれども、「公表については、都道府県委員会は域内の市町村及び学校の状況について個々の市町村名、学校名を明らかにして公表は行わないこと」ということを条件に学力テストを受け入れて実施している状況です。
 また、市町村教育委員会ではいわゆる町内の学校の状況について「個々の学校名を明らかにした公表は行わないこと」というふうになっております。
 したがって、我が町では町の点数、それから各学校の点数は公表しないということにいたしております。
 それから、3番ですけれども、公開を望む世論が80%もあることに対する説明責任を果たすべきだということですけれども、学力テストの結果については公開を望む世論が多いことも認識しておりますが、序列化や過度な競争につながることが大いに懸念されることです。その中で、特に学力テストの平均点数ではなくて、個々の一人一人の点数を参考にして、一人一人の学習意識、実践、それから習慣を定着する。その手だてとして、この学力テストを参考にしながら、一つは、先生方、指導者の方の指導方法の改善、それから、町も含めて学習環境の条件整備、そして、最終的にはやっぱり一人一人の子供たちの公教育、いわゆる知・徳・体を含めた中の基礎教育、基礎学力ということを大切にしながら頑張っていきたいというふうに思っておりますので、世論に対しての説明責任ということもありますけれども、公開情報が外に出た場合の情報管理に対してどう対応していくか。その裏には、それが不行き届きであれば、町の、あるいは各学校のプライバシーもあります。それの保護もきちんとしていかなければならない。その条件が整わない条件の中で、公表は現在のところは考えておりません。以上です。

議長(渡邊俊一君) 9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) 教育長から予想どおりの答えをいただきましたけれども、私でも知・徳・体のバランスは存じているつもりでございます。知が高いから徳が低いということもあながち言えない。バランスよくいっているのではないかなと、このように思います。
 そして、興味本位でなく、本当に自分が住んでいる地域の学校がどういうレベルにあるのか。徳・体というのは具体的なはかり方があればまた教えてほしいんですが、知というのは比較的はかり方が全国統一でできるという意味での一つのメルクマークであると。だから、これが高いからほかの項目が低いということには必ずしもなるわけがないわけですから、教育界だけがそういう情報を一切公表しない。これはちょっとおかしい。いろいろな情報公開の条例ができて、それに対応して公開されている中で、まず試験をするときから前提にそういうのがついていることそのものが我々一般住民から見ると、もう既におかしい。このように思うわけです。
 そして、全国的な動きを見て、教育界だけでそういうことをやるということは、それは、すなわち結構なんです。やっぱり地域の皆さん方の協力がないと大いなるレベルアップも発展もないことを考えるならば、むしろ情報は公開すべきであるという前提に立ったテストだってやられるべきだと思います。
 そこで、教育長にこれ以上聞いても展開望めないかもしれませんので、教育界におられて、現在の首長であるところの町長の見解をお聞きしたいと、このように思います。
 なお、もう一つの街路樹ですが、本当に4車線のところを主に中心にきれいに車道の部分はなっておりました。歩道の部分もこの二、三日の各町内の清掃、日曜日を中心にやられているので、きれいになっておりまして、正月が迎えられるなという気持ちになっておりますが、住民が張りついておられないところの街路樹のあるところの歩道がやっぱり堆積しているなと。車道の部分はきれいになっているようです。その辺が少しぬかっているいるのかなと、このように思います。それぐらいはということかもしれませんが、そういうところにも目を光らせてほしいなという思いでございます。以上、二つ再質問です。

議長(渡邊俊一君) 街路樹については、質問ですか。若生町長。

町長(若生英俊君) 街路樹の方でありますけれども、本当に足らざるところはおわび申し上げたいと思います。本当に臨機応変にといいますか、避けているわけではなくて、専従の職員が2人いるんですね。臨時の方と正規職員の方ということで、2人ペアででき得る範囲は精いっぱい取り組んでもらっていますし、それを超えるものはということで、先ほどシルバーさんへの依頼というようなことでやりました。
 残ったところがあるとすれば、大変申しわけなく、以後十分留意をして、取り組んでまいりたいというふうに思います。
 学力テストについては、教育長と全く同じですということで着席をしてはだめでしょうか。
 それでは、基本的には同じで、いろいろ私も教育長等々十分なる意思疎通というふうな中でやってございます。正直余り私は点数にこだわるものではありません。現状富谷町のデータ、教育長ちょうだいと言って、教育長が私のところに持ってきた経緯もありません。しかし、相当周辺から聞くよし、富谷町の成績は大変よろしいというふうなことを周辺の首長さんから聞く機会があります。あえて私は今回の結果は目に触れて、大体想像はできます。どの地域のどの学校が平均点でどんな状況かというのは、十分想像できる話です。
 点数の多寡、多い、高い方をもってしてよし、低い方をもってしてだめ、こういうことではないんですね。ややもすると、その数字が一人歩きすると。この辺のところは、十分に注意をしなければならないというふうなことが一定ベースにあります。私も教育長も。
 ですから、教育長の考え方、今村議員の考え方、全く両方そのとおりだという以外ございません。
 しかしながら、数字の一人歩きというふうなことで、今それこそ富谷町の子供たちが一生懸命前向きに取り組もうとしているこの状況の中で、今のような進め方でよろしいのではないでしょうかと、個人的には思っているところであります。
 かつて私も現場にいたころ、宮城県内で模擬テストでトップになるにはどうしたらいいかという取り組みをやったことがあります。実際やれるんですね。点数をとるだけのことであれば。結果は、1番にはなれませんでしたけれども、男子が5クラス 200人で、あんた来なくていいからとか、そういうことではないくくりの中で、昔うんとはやった模擬テストで、男子宮城県2位、仙台市を全部ひっくるめてですよ。そして、女子が3位という、そんなふうなことも私の履歴の中の一つにありますけれども、点数というのはそういうものなんですね。まさに人を育てなければならない。
 きょうも武蔵野市の校長会、教育長がそこの場にぜひ目いっぱい同席してほしいというふうなことで、先ほどのようなことになりましたけれども、まさに武蔵野市、杉並の隣ですよね。志波姫出身のみなみらんぼうさんが教育委員を平成12年からやっておられるところです。10平方キロメートル、そしてまた13万人ちょっと超えるほどの、しかしながら、子供の小・中学生は富谷町の 1.2倍程度です。そのぐらいの中で、富谷町に非常に関心を寄せて帰っていただいたようであります。
 本当に冒頭のあいさつもしましたように、景色、私の頭の中には美しいところに有為な人材が育つというのも私の頭の中にあるテーマです。ぜひそういうふうなことを含めて、やっぱり人づくりなんですね。そういったところ含めて、点数云々で微動だにする状況では決してございませんので、自信を持って、確信を持って足らざるところは十分教育委員会、そしてまた学校現場で補うような、高め合う、そういった作業をぜひ取り組んでいただきたい。そんなふうな思いでいるところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
午後3時50分 散会

平成20年第4回定例会議事録(第2号)

平成20年12月10日(水曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君     
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君     
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君     
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君     
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君    
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君    
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君    
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君    
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君    
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 3番 土樋輪康雄君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 昆野武裕君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子 君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸 けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子
議事日程表
会議録署名議員の指名
一般質問 7番 相澤榮議員
1 分権時代の農政推進策は
2 学習支援員の配置について
6番 山路清一議員
1 開発計画の現状と対応策はどうか
2 町有中型バスの使用を問う
1番 小泉光議員
1 新型インフルエンザ対応と危機管理について問う
15番 佐藤聖子議員
1 学校図書館の充実を求める
2 グランドゴルフ練習場の確保などについて
14番 伊豆田待子議員
1 女性総合カウンセリング窓口の設置を求む
2 小・中学生のディべート大会を
13番 安住稔幸議員
1 官民協働事業による「くらしの便利帳」の発行を
2 富谷町の更なる活性化対策として、新事業創出支援融資制度を設けよ
議案第12号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(平成20年度富谷町一般会計補正予算(第5号))
議案第 6号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第6号)

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午前10時00分 開議

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日は多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々にお願いを申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえられて、静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君の3名を指名いたします。


日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) おはようございます。
 私は、2問質問いたします。
 最初は、分権時代の農政推進策はということでございます。
 最近の国際穀物需給の逼迫や輸入食品の安全性への不安の高まり等の影響で我が国の食料自給率の低さに関心と不安が高まり、安全な食料を安定的に確保するために国産食料の重要性が再認識されつつあります。それにもかかわらず、国産食料生産の堅持が困難に直面し、食料自給率はさらに低下する傾向にあります。米価の急速な下落、飼料・燃料・肥料高騰にもかかわらず上がらない乳価・畜産物・青果物価格、麦・大豆作物等の減収と幾つもの悲鳴が農村現場を襲い、未曾有の農業・農村危機の到来という声も聞かれるほどであります。
 とりわけ酪農経営の病弊と廃業の増加が最も深刻の度合いをきわめており、稲作についても低米価のもとで、肥料価格の高騰の影響がこれから本格的に出てくると言われています。さらに、今後農産物貿易の自由化が決定されれば、我が国で米や牛乳が国民に十分に供給できない時代が近い将来に到来するのではないかと心配されています。
 稲作については、燃料・肥料等の生産資材の高騰により生産費は上昇し、稲作への依存度の高い中核的担い手ほど経営収支の悪化による所得の減少に苦しんでいます。また、米価を維持しようとする生産調整の努力にもかかわらず、過剰作付を解消することは困難になってきています。
 その上、さらなる貿易自由化の進展による海外産米との競争激化の懸念もあります。既に政府間交渉が進んでいるオーストラリアとの自由貿易協定や次に水面下で準備されているアメリカとの自由貿易協定等、米も含めて農業分野を例外品目なく組み込んだ「質の高い」形で推進したいという経済界の強い意思は、世界の食糧事情が一変したにもかかわらず何ら変わっていません。また、「食糧危機」を背景に国内食糧生産を確保することの重要性についての世論が醸成されつつあるかに見えたにもかかわらず、メディアの論説では貿易自由化のおくれは許されないとするものが多く、国産食料の重要性への認識がかき消されたかのようにも見えます。貿易自由化のルールづくりで8年越しの対立が続いてきたWTOドーハ・ラウンドで年内合意を目指し、閣僚会合が再び開かれようとしています。いずれ再開した場合に、日本にとっては関税削減を緩和できる重要品目に米を指定したとしても、大幅なミニマム・アクセスを受け入れざるを得ない合意案からスタートすることになります。このように我が国における最も基礎的な食料である米生産の担い手は、現在の米価下落とコスト上昇の二重苦の経営収支悪化と今後に向けての多くの不安の中で苦闘しているのが現実であります。
農政の課題は何といっても人づくりです。集落営農の組織化も含めて地域の担い手の育成の動きを生み出すことです。政策の足らない部分を補い、簡素化を図ることは必要ですが、今は強力な担い手の支援・育成策が不可欠です。水田農業は高齢化が進み、優秀な技術を持った農家は減少していきます。きちんと経営をやっている人の支援や、いま一歩の人を地域で守り立てていく取り組み、集落営農の形で活動の場をつくることが大事です。家族経営を基本に、大規模な専業農家と小規模な兼業農家が地域で調和しているのが日本農業の特徴と言えます。
 人づくりと並ぶ問題は、水田をフルに活用することです。生産調整政策は深刻な混迷状態にあり、去年からことしにかけて行政による一種の締めつけ方の生産調整が復活し、取りまとめる担当者の心労とか地域コミュニティーに生じる亀裂、農政不信の増幅など、目に見えないコストを生産現場に持ち込んでいます。
 食料や農業のために国の予算を投入することについては、現在は理解を得やすい環境にあると思います。食料自給率が39%に落ちたり、中国製冷凍ギョウザ事件も起きたりして、日本の食糧事情と農村とのつながりが明確になり、消費者が自分の生活を考え、それが農業・農村のあり方にかかわっているという問題意識を持つ人もふえ、農政にとってありがたいことであります。
農業政策が社会から継続的に支持されるには、食料自給率のアップや手ごろな価格で農産物を供給できる生産性の向上によって消費者に利益が還元されなければなりません。また、マスコミによる情報提供だけでなく、地域の支援組織のサポートにより身近な触れ合いや肉声で農家と農家以外の人とのつながりを無数につくっていくことも大切です。
1億 2,700万人の日本人の食は、わずか 312万人の農民と21万人の漁民との報われない労苦によって支えられているのです。しかも、その大半は高齢者です。例えばもし日本が 100人の村だったら、3人の人々が土を耕し、種をまき、船をこぎ出し、網を引き上げている、それを97人の人がわがまま放題にむさぼり、不平を垂れている、そういうことではないでしょうか。しかも、3人の食の担い手のうち1人は60歳以上で、もう一人は、もう既に70歳を超えています。
生産者米価は20年前の半値、1日当たりの労働報酬は 2,046円、8時間労働で時給 256円です。茶わん一杯の御飯の値段が25円です。しかし、コンビニでおむすび1個が 100円から 120円で売られています。それがレストランでライスという横文字になりますと 200円から 250円で販売されているのが現状です。農業就業者 312万人の68%が60歳以上であり、農家の問題ではなく、これは消費者にとっても大きな問題であると思います。
国の食料政策は、安心・安全な食料を安定的に持続性を持って国民に供給していくことにあり、戦後の食糧難から飽食を経て、最近では亡食とも言われる状況になっています。豊かな時代、今や栄養不足による病気よりも、グルメに走った末の生活習慣病での死亡者が多くなってきているのが現状ではないでしょうか。食べることに困っていた時代の面影はなく、しかも食材は安価で手に入るようになりました。
こうした反面、浮き彫りになった問題が汚染米不正転売です。食糧法は2004年に大幅改正され、米流通規制緩和を進める観点から登録制を廃止し届け出制に切りかえた一方、今回の汚染米転売の不正行為が放置されることに一農民として強い怒りを感じます。
また、食品メーカーでの原料産地の偽装や輸入食品における中毒事故が後を絶たない。食糧や各種資源の自給率が低い以上、日本という国ではいずれは直面する問題であったのでしょうか。かといって鉱物資源の乏しい日本の食料自給率はボタン一つでは上がってくれないのが現状で、そんなに簡単なものではありません。
農家は原油の高騰、農業資材や飼料の値上げに苦しめられ、依然として農家経済は厳しい状況が続くと予想されます。農業政策においても農業者が将来展望を持って取り組める政策の確立を推進するよう望んで、次の質問をします。
一つ、町の農業振興をどう進めますか。施策の推進の取り組みについて。
二つ、燃料費・農業資材・飼料価格高騰に対する町独自の助成策の考えはありますか。
三つ、地域の自給率向上のため食育活動や地産地消、直売所、農産加工、食文化の伝承等への取り組みとその支援についてお伺いします。
四つ目、農業者、産業事業者、消費者代表等を含めた農業振興対策プロジェクト会議の立ち上げ計画はありませんか。
5番目として、専業、兼業農家が共存のための新たな施策が必要と思いますが、計画はないですか。
 次に、学習支援員の配置についてお伺いいたします。
 「わかる授業、楽しい授業の創造」は、教壇に立つ者にとって永遠のテーマです。
 近年、青少年の犯罪、いじめなどさまざまな問題が発生しています。背景には都市化、核家族化や地縁的なつながりの希薄化などによる「地域の教育力の低下」が指摘されています。また、学校現場では多様な課題を抱えており、教員の教育活動以外の業務量増加が課題となっています。
 これらの課題に対応するため、国や県では家庭を含む地域ぐるみで学校を支援する体制づくりを推進する「学校応援団推進事業(学校支援地域本部事業)」を行うことになりました。
 2月7日、会派みらい富谷で埼玉県狭山市の学校支援ボランティアセンターを訪問し、支援者と先生とのかかわり、そしてコーディネーターがいかに重要かを研修調査してまいりました。また、5月28日、青森県平川市を訪問し、学校支援事業の取り組みについて調査してまいりました。平川市での調査の一端を紹介します。
学習支援員の業務としては、授業におけるチームティーチング、特別な支援を要する児童生徒の指導、学習相談・個別指導、長期休業中の学習会等における指導、教材準備・打ち合わせ・評価等、授業等における実質的な指導を基本とします。
 また、学習支援員の勤務については、年間の総勤務時間数は 510時間とし、原則1日の勤務時間を3時間、おおむね毎日継続して指導に当たることになります。3時間の勤務については、おおむね1単位授業の指導を基本とします。また、勤務時間終了後は、ほかの仕事に従事することもできるということです。報酬は1時間 1,500円だそうです。
成果と課題については、児童一人一人への支援ができた。教科における指導が充実してきた。きめ細かな指導が可能になり、ワークテストなどのポイントも伸びる傾向にある。特別に支援を必要とする児童の指導につくことができ、学級全体に落ち着きが見られるようになった。その他多くの効果が示されました。また、課題も幾つかありますが、学習支援員について本町の考えを次の項目にて質問します。
一つ、個別指導を要する児童生徒はいますか。その子供たちへの目配り、気配りはどう指導されていますか。
 二つ目、不登校と思われる児童生徒は小・中学校で何人くらい認められますか。その中でけやき教室に通っている子供は何人ですか。
 3番目、不登校になる主な要因は何ですか。
 四つ目、基礎学力向上のため学習支援員の配置の検討はなされますか。
 以上で私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの相澤議員の質問にお答えする前にちょっと一言、2日目でございますので、ごあいさつ申し上げたいと思います。
 きょう12月10日ということでボーナスの支給日でございました。町民の皆さんにご納得いただける職員としての働き方、対応でありたいと改めて決意をしたところでございます。海外ではノーベル賞の授賞式ということでね、この場をおかりして、また受賞された皆さんに祝意を申し上げたいと、このように思うところであります。
それでは、答弁の方に入らせていただきます。
町の農業振興ということで、農業施策については私町長から、そしてまた後半の教育については教育長からということで進めることといたします。
農業振興、今の質問、五つほど項目があるわけでありますけれども、ちょっと気になり出しました。どう進めますかとか、考えてはありますか、考えはありませんか、計画はないですかというふうなことで、ちょっと気になり始めました。ここは富谷町の議場でというふうなことで、今の富谷町の農業者の実情、そしてまた富谷町の農業者がどのような形で今鋭意取り組んでおられるのか、そういったところがもう少し前面に出た中で議論・討論ができればと、そんなふうに思ったところでございます。
農業諸情勢の大枠としては、おっしゃるとおりだというふうに思いますけれども、富谷町の農業の取り組みというふうなことで、ささやかとはいえ、いろんな取り組みをし始まっているわけですね、と私は認識します。そしてまた、ふるさとまつり等を通して皆さんの農業生産品の出し方だとか、あるいはムサシさんでのおんないん会への取り組みとか、あるいはに ご まる250の取り組みとかというふうな形で日ごとにというか、見え始めてきつつあるところです。高橋敏雄さん、高橋農園のブルーベリーの生食の販売等については本当に 1,000人を超えるほどの、先日ご来庁いただいて、ことしの取り組みというふうなことでお話しする機会がありました。楽天の岩隈投手ご家族も来て、それこそ大にぎわいでしたよというふうな話もお聞きします。そしてまた、生食郵パックはもちろんのこと、レアチーズへの展開とか、
あるいは小・中学校、保育所、幼稚園へのブルーベリーの植栽だとか、さまざまな取り組み、そこのそういった足場づくりといいますか、ぜひそういったところに農業者の皆さんがやはり意欲といいますか、こういうようなことを始まったんだけれども、もう少しこういうふうなところで町と一緒にやりたい、力を入れてほしいと、こういうふうな展開をぜひこの議場の中で進めてまいりたいというふうに思うんです。私も百だからではありませんけれども、ことしもう苗木をうん万円分を購入してブルーベリーも植えました。みずからブルーベリーの木なるものを何だべというようなこと、職員ともども苗を選定しまして5種類の苗木を植えたところです。その他等々含めてうん万円というふうなことで。そんなことで言えば、皆さんと一緒に、可能性というのは、これは収入の高、 300万円、 500万円、 500万円よりは 800万円をよしとするのでもないんですよね。 300万円は 300万円の世界があるんです。農業ゆえに、自営業の農業ゆえにです。まだまだ可能性、展開はあるわけでありますので、そういったところをぜひ皆さんとともに育てる、そういった取り組みを一つのきっかけとして膨らませていく、そういう取り組みをぜひ進めてまいりたいというふうに思っております。
去年の新米の、1回ながら、去年は富谷産というようなことに全量賄い切れませんでしたけれども、ことしはぜひ富谷町の北方、北部地区と南方、南部でとれた米を提供いただいて試食ができましたねというふうなことですよね。生産組合等々、集団の営農組織も七つ、あるいは六つというふうなことで、北方に四つ、南方、南部地区に二つというふうな形で育ちつつあります。そしてまた、南部の明石の地区では炭焼きを今度皆さんで、地域の皆さんともども展開しましょうと。従前の20年以上前に放置された炭焼きを補修して土で囲ったんですが、残念なことに落ちてしまったと、燃えてしまったと。そこからまた立ち上がったんですね。新しい場所に、そして新しい建物を持って、新しく土を固めて炭焼きの窯をつくる、こういうふうなまたお声も近々聞いたところでございます。非常に私うれしゅうございます。そういったものをやはり、町がこうしますよとかではない、皆さんの中にやっぱり盛り上がるものがなければならない。みずから営農するわけですよね。頼まれ仕事ではないわけでありますので、ぜひその辺のところを、やや力こぶ入ってまいりましたけれども、農業を愛する、まさに地産地消、みずから大根をつくり、そしてまた大根のふろふき大根を食べ、こんなにおいしいものないんじゃないかしらと、それこそ薬にもまさるものというふうな思いをまた持つわけでありますので、こういった地の利に恵まれた、そしてまた団地に住まわれる方もまた菜園、レクリエーション農園というような形で熱心にお取り組みをいただいている方もいらっしゃるわけでありますので、ぜひそこを前段にさせていただきたいと思います。
それでは、ブルーベリーの振興というふうなことで土地改良材の購入助成とか、あるいはハウス栽培、遠藤幹夫さん、23年の年代の人ですけれども、ハウス2棟目で12月2日から、ことしもまたイチゴの出荷が始まりましたというふうなことで、これまた皆さんにはお分けすることはできせんでしたけれども、イチゴをお持ちいただいて、ことしのイチゴは非常にみずみずしさと光輝くというか、びっくりするぐらいの赤さですね。驚きました。そういったことの展開も去年ことしというふうな形で継続してございますので、ぜひ遠藤幹夫さんに続く農業者の皆さんがそういったハウスの助成等で、今は、現状は3分の1助成でやっております。それが半分なのか、3分の2なのか、4分の3なのか、そういったところを段階を協議した上で次年度に生かしてまいりたいというふうに思います。
 燃料費価格、資材等についてはJAの黒川4町村でのというような対応で進めさせていただきたいというふうに思います。
 肥料については化学肥料ですね。ある20キロ袋入りでやはり 190%、約2倍の値上がり、去年の10月と比較してです。約 1.9倍とか 1.8倍の値上がりになっているというのも事実であります。動物のえさ用の飼料は19%とか17%とか、2割前後の値上がりというふうなことで現状落ちついているようであります。
 燃料については、軽油はぐっと、ご承知のように、現状15%、ガソリンについては対対というふうなことで上下なしのゼロと、去年の、1年前の水準程度というふうなことになります。
 富谷町の農家コストは現状 394というのが公式な平成19年度データでありますけれども、そのうち専業農家とカウントされる皆さんが21、認定農業者は18というふうな、こういうふうな基礎データもまたご紹介をさせていただきます。
そして、地産地消、直売、農産加工というふうなことで、現状ホームセンタームサシでの売り上げも大変よろしゅうございますというふうな中身でございますし、さらにまた「十三や夜吟醸鍋」ということで命名をしましたけれども、ルーツは富谷町に古くから伝わる伝統料理、けんちん汁がルーツでございまして、そこが出だしでございます。突拍子もなく始まったわけではありません。けんちん汁をルーツにして地場のもの、地場の酒かすをというふうなことで、あのようなおなべにたどり着いたわけであります。都寿司さんで、なべですからね、あったかいおつゆものですから、冬勝負というようなことで早速12月から始めていただいて、2月、3月ぐらいまでが大きな山場かなというふうなことで、大変ことしも楽しみにしているところでございます。
 直売も現状のまま、カインズさんからムサシさんの方に移って、非常に3倍、5倍というふうな売り上げ増につながっておりまして、なかなかここも去りがたいというか、忍びがたいというふうな面もあるようでございます。さまざまな意見も課を通して聴取してございますので、必要性ありなしやというようなことであれば、当然のことながらそういったものも描けるような方向性を展開してまいりたいというふうに思います。
 プロジェクトチーム云々と、何かにもってというような、当然これは協議をしなければならないわけですから、広くやはり、私はむだな会議をするわけではなくて、皆さんと協議をし合わなければならない、まさに五カ条のご誓文、今思い出しておるんです。広く会議を興して万機公論に決すべし、そういうふうなことですよね。決して、私はもっともっとやっぱり埋め合わせるには皆さんとの協議をして、役場内も含めて協議をし尽くさなければならない。そこには必ずふるさとまつりです、子どもまつりですというふうな形のものが見えてくるんですね。そういったこともぜひ意図してまいりたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 学習支援員の配置ということにつきましてお答えいたします。
 第1問ですけれども、個別指導を要する児童生徒はいますかということなんですけれども、個別指導を要する、どの時点の評価で判断するか、これも一つのポイントになってきますけれども、各学校には基礎学力のなかなか上がってこない児童生徒もおります。
 それからもう一つ、特別支援を必要とする、いわゆる障がいのある方々の場合もあります。ということで、今回、基礎学力ということがテーマに出されておりますので、その領域でお答えさせていただきます。
 一つは、個別指導を要する児童生徒はおります。そして、目配り、気配りということですけれども、やっぱり一番最初は担任の気づき、担任が気づいた場合には校内体制の中で方策を考察する。そして、保護者の理解も得なければならない場合もありますので保護者の理解を得ながら、そして特別な個別指導に入ると。その中身としては、チームティーチング指導、それから別室で個別にする場合もあります。あるいは通級という手もあります。というのは、その学校の実情に応じてその方策は実施されるようです。
 もう一つは学校と保護者との連携、これが必要に応じて教育相談、あるいはカウンセリング、うちの町で学校教育課の方に教育相談員がおります。それから、各中学校にカウンセラーがおりますけれども、小学校の領域も含めてのカウンセラーということで、その辺の助言を得ながら、よりよい方向を目指していきたいという考え方でおりますので、最近非常に学校との、あるいは家庭との三者連携、学校、保護者、そして教育相談員、カウンセラーとの連携が強くなっておりますので、学校のそういう目配り、気配りの環境は整いつつあるというふうに考えております。
 それから、2番目、不登校と思われる人数はということですけれども、不登校というのは欠席日数が年間30日以上、特に連続してということなんですけれども、小・中学校では一応35人ぐらいおります。その原因と、それからけやき教室に通う児童生徒は、富谷町では小学生1名、中学生4名、けやき教室に関しましては学校に復帰することを第一目的としての個別指導ということで、そういうような環境づくりに努力していただいておりますので、学校は復帰という大きな目標を持って経営しております。
 それから、不登校となる一番の要因は何かと言われますと、家庭、学校、本人にかかわるさまざまな要因が複雑に絡み合っています。例えば家庭では生活習慣、それから家庭内の人間関係、経済関係等々も含まれます。学校ではやっぱり交友関係、それから学習環境、それから先生とのかかわり、あるいは部活動等のかかわり、本人のあれです、自身の問題です。なかなか本人の問題というのは出てこないんですけれども、冷静に考えますとやっぱり生活環境です。思考・行動の主体性がなかなか育たない、見出せない、いわゆる自主的な活動がなかなかできていない、その辺が隠れた原因になっているような気がします。
 それから、4番目の基礎学力向上のための学習支援員の配置は検討されていますかということですけれども、宮城県として加配制度があります。それぞれの学校の実情、目的に合わせて少人数指導、それからその中に20時間講師も含めてですけれども、活用しており成果は上がっております。したがって、基礎学力向上のための学習支援員は今のところ検討はしておりません。ただし、特別支援員を必要とする、いわゆる障がいを抱えているお子さんも含めてですけれども、町としての体制、いわゆる保育所、幼稚園、そして学校、それから児童クラブ等々も含めて、どのように支援をしていったらいいかということを現在、チームをつくって検討していく段階に入っております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 教育長に申し上げます。富谷町(とみやまち)に発言を訂正願います。
 7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 町長にお伺いしますけれども、ふるさとまつりで今まで産業まつり的な形式の部分が幾らかあったんですけれども、それがなくなりました。それで、250運動で野菜をつくっている方が結構いらっしゃるんですけれども、おんないん会に入らない方も結構いらっしゃいます。それで、つくっても、それをみんなにあげたりしていらっしゃるんですけれども、それはそれでいいんですけれども、要するに産業まつり的なものがあると、農産物展示会等に提出して、そこでこんな大きなものがとれたとか、こんな優秀なものがとれたとか、それで栽培者がそこで自己満足している部分もありますし、町内の団地の方も、ああ、富谷でこういうものがとれるんだなという、そういう部分も見られるわけですが、そこで団地と旧町民の交流もなされると思うんですけれども、その辺の産業まつり的なものを開催する考えがあるかどうかをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ふるさとまつりがリニューアルして、去年ことしということでね、産業まつりの様相も引き継いであの時期に取り組んだというふうなことで、このような皆さんにどのような出ぐあいなのかなというようなことで大変大きな期待もあったんですが、何か見るほどでないんですね。それで、町長野菜とかって、もうややふざけ半分というか、チンゲンサイとか白菜、大根はことしできなかったからとかって、私は何もそういうふうな収益目的ではなくて、何かもう祭りをみんなでにぎやかにしたい、町長みずからつくってね、これなんだよという、何かそういうものを考えたんですけれども、何か皆さんご遠慮が働くのか、なかなか広がりが実質乏しいように思いました。
 ですから、祭りの中に本当はそういう要素を含み込んだんですね。というようなことで、11月のあの時期に祭りを、寒いながらというふうなことで従前のふるさとまつりのあの日程をあそこに置いたんでした。冒頭で申し上げましたように、来年は10月の第2週というようなことになりますので、今の件も含めてどのような方策があるのか。例えば秋口のウオーキングとセットしながら何かできないかというふうな、ぜひそういう出番は町としても大いに避けるものではなくて、皆さんの顔が見えるそういう進め方をというふうなことで考えております。私はそういう思いですので。あと原課でいろいろ250、おんないん会ね、さまざまな形で行き来、やりとりがありますので、産業振興課長から補う答弁をさせることといたします。

議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 産業まつりにつきましては、しんまちの方に祭りの会場が移ったということで、今町長が話ししたように、今回公民館前の方に物産のテントということで計画をいたしまして、かなりのスペースで農産物の販売ブースを計画いたしまして、農政協力員さん、それから各地区の行政区長さんにも日にちをお知らせをいたしまして、7月の上旬だったと思うんですが、ぜひ出店して販売していただきたいということで、あとおんないん会さん、それから250の会員さん方にも会議に、あるいはその他の地域にお邪魔したときにとかお話をしておりましたけれども、なかなか季節的なものもございましたので今後の、来年に向けての出店を引き出す工夫、それから町での支援ということを検討していきたいと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次に、6番山路清一君。

6番(山路清一君) 今回、私は二つの課題について質問します。
 第1点は「開発計画の現状と対応策」についてです。
 日本を代表する大企業が近隣町村へ進出することになり、関連企業誘致に周りの市町村の動きも活発になり話題が尽きません。
 このほど富谷町内に大手スーパーゼネコンが大規模工業団地を開発する計画が新聞数社に掲載されたのに続き、今度は「富谷町成田第二土地区画整理組合・設立準備委員会」名で新聞に公告し、一般公衆に対し告知がありました。
 関係図書の閲覧が富谷庁舎内でもでき、町民の関心も高く、また平成21年度に「仙塩広域都市計画の市街化区域への編入」、いわゆる「線引きの見直し」です、があり、あわせて質問いたします。
9月の一般質問で私は、昭和56年度に作成された「富谷町開発指導要綱」の見直しについて質問し、町長は「開発指導要綱重点項目を検討する」と答弁し、その中で用途地域に対し新たな産業立地の面から宮城県に積極的に働きかけると述べ、住居地域70ヘクタール、工業地域 200ヘクタールの数字まで提示しております。
 また、富谷町総合計画や国土利用計画をもとに今後の開発時期や重要性を検討し、他市町村と競合していく中、開発業者と一体となり、共同・連携しながら大いに相談に乗り、現状の開発指導要綱に対応していくと答弁しております。町長みずから事の重要性を十分理解していると私は思い、今後の町政・町策に大いに期待しております。
今回新聞等マスコミ等にも取り上げられ、全世界的な不況の中で、またとないチャンスが我が町に訪れました。町当局もこれらのことを把握・予想して行動していることが、北部道路の下部を貫通し、成田地区とつながる大きなカルバートに見ることができます。大規模な開発には、開発する業者だけでなく町当局、そして宮城県の協力がなければできません。
前回私が質問しました「富谷町開発指導要綱」の早期見直しも重要なことの一つで、あれからもう2カ月も過ぎておりますが、庁内各課の調整等大分進んでいることと思います。いかがですか。
 さて、今回の大規模開発は富谷町にとって将来を左右する大きなことであります。開発業者、富谷町にはそれぞれやらなければならない大きな問題、課題があります。それらをクリアして初めて工場等の企業が立地し、操業ができるのであり、町当局はさらに行動していくことと思います。
 ここで具体的に言いますと、大きな問題点としまして、まず一つ、開発業者の面から見ますと、1番としまして開発資金、新聞では約 150億円をつぎ込むようなことが報道さております。現時点でも計画段階で開発資金が相当かかっていることと思います。2番目としまして開発地域の地権者の同意を得る。これも重要なことでございます。3としまして事業の採算性の確保。今このような不景気の中で損までして開発する業者はおりません。やはり利益が上がらなければ民間企業は出てきません。4としまして、そして最も重要な企業を誘致することです。
 次に、富谷町当局としまして、一つ、道路整備計画、例えば七北田西成田線の県道仙台三本木線への接続。2番目としまして仙塩広域都市計画の市街化区域への編入、要するに、先ほども言いましたけれども線引きです。3番としまして、上下水道整備のインフラ、そして放流河川や工業用水の確保。4番目としまして開発指導要綱の見直し。5番目としまして文化財の調査。6番目としまして交通量の解析。このほかにもやらなければならないことが数多くあり、新聞等にも掲載されていますが、平成24年度末の工場操業に対し、富谷町・開発業者が一体となり富谷町の将来のため、報道されていますので(仮称)富谷町成田二期北土地区画整理事業を例にとりましたが、町もここで富谷の発展のために力を出してほしく質問いたします。
 一つ、町で把握している町内の開発計画事業数と事業内容。二つ、昨日町長が説明要旨の中で「県とヒアリングを展開している」と話されましたが、いわゆる仙塩広域都市計画市街化区域線引きに関して町の準備は、計画はどこまで進んでいるか。三つ目としまして、(仮称)富谷町成田二期北土地区画整理事業は町はどこまで把握しているか。四つ目としまして、富谷町内で進んでいる開発事業に対し具体的な誘致対応策や協力を考えているか。五つ目としまして、セントラル自動車独身寮の誘致は進展しているか。六つ目としまして、セントラル自動車関連企業誘致活動状況はどうかということを質問いたします。
 次に、大きな項目の二つ目でございます。「町有中型バスの使用」について質問いたします。
 町で所有している中型バスの使用規定には、公務のため使用する場合と公務の予定のない場合、町内会等が研修の行事に1年に1回使用できると規定されています。
 日吉台町内の「宝樹会」におきましても町内の活動・見聞に利用していますが、運行範囲が町内との町当局の指導により行動できる範囲が狭く、近隣の市町村まで出来ないものかと要望があります。
 「町有中型バス使用規定」の「運行時間及び走行範囲」第6条(2)に、バスの走行範囲は午前8時半から午後5時までとし、財政課長が必要と認めたときは当該時間を超えて運行することが、帰庁可能な距離とし、日帰りを原則とするとなっています。
 そこで、町民の視察・見聞を広め、楽しみをふやすためにも次のことを質問いたします。
 一つ、公務使用と町内会等の研修行事における昨年度の使用状況。二つ、公務以外は町内会の使用と財政課長が認めた場合となっているが、どのような場合か。三つ、公務以外の使用において走行及び利用できる範囲は。
 以上、大きくは2点について質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの山路議員の質問に答弁を申し上げます。
 大きくは、皆さん同じ認識でおります富谷町の周辺状況、そしてまた富谷町の将来を決すべくといいますか、大きく左右せんとする状況等々についてのご質問をちょうだいいたしました。二つ目に中型バスの利用というようなことで二つありますけれども、中型バスの方は主に財政課長からというようなこととしたいと思います。
 まず最初に、町で把握している町内の開発事業数、事業内容ということでね、こちらの方については第6回の今線引きのということで、それこそ七、八年単位で宮城県全体の総合的な土地利用を決定するという、そういう作業といいますか協議検討が進められております。そんな中で富谷町の町域をいかに富谷町の皆さんのために、現お住まいになる、あるいは将来お住まいになる、そしてまた今の富谷町、将来の富谷町を描いて、よりよい利用の仕方を我々自身で、しっかりとした裏づけを持った枠組みを決めなければならないというふうなことなんですね。単にここの場所、こうですというふうな口頭だとか、あるいは1枚物の紙程度では到底宮城県の決定をする機関には伝わらないと、そんな思いをしておりますし、そのように伝えるためにはどのような進め方とか、進めるには町もありますし、議員の皆さんもありますし、そしてまた地権者、そして事業者と、さまざまなくくりの中で前に推し進めるにはどのようにしたらいいのだろうかというふうなこと、本当に私の主要なるテーマの上位幾つかの中の一つというようなことで今鋭意取り組んでいるところでございました。
 計画事業と内容について、あと課長からということにいたしたいというふうに思います。
 成田の二期工事をということで、言葉だけで大変申しわけないんですけれども、成田団地があって、その北側をしらしから東北道に、仙台北部道路ということで今工事進捗して、いろいろ広報等でもお伝えをしておりますけれども、ジャンクション工事までは平成21年度末までには完成し、そしてまた進出されるセントラル自動車さんの操業開始に合わせて、大衡のインターから富谷ジャンクションを通って仙台港に、いわゆる高速道で、一般道を経由せずして通過できるような国土交通省、そして河川国土事務所というふうな、都市整備局ですね、そしてまた河川国土事務所というふうな枠組みの中でいろいろ、私らもこの立場になって会議等々に出向く機会がありますけれども、それぞれのところで今1点、この宮城県の企業進出に対応してというふうなところに、本当に1点集中している様相は本当に、大げさに言えば涙が出るぐらいの思いでいるわけでありますね。国も県も町もというふうなことで、本当に今この黒川の圏域に集中していると、そのような当事者に、今渦中にいるというふうなことなんです。仙南でもない、宮城県外でもないというふうな状況の中で今進んでいるわけですね。
 そんなことで北部道路の今度北側、新聞にも出ました、今議員がご指摘いただいたのは、こういうふうな場所、約 200ヘクタールの面積の場所をこのような目的、製造系の工場用地としてというふうなことを前提に今事業者さん組み立てていますけれども、それの 200ページにも及ぶ環境アセスメントと言葉言いますね。皆さんにも周知いただくというふうなことで、富谷町の役場にも閲覧できるようなことで今配置しておるところでございます。
成田二期については平成11年8月に、もう既に組合が設立準備委員会ということで結成届が出ております。そこから8年、9年と経過して、現状ようやくあのようなところまでたどり着いているというふうなところでございます。
 富谷町の開発事業に関してということで、まさに事業者と町が今の状況の中で本当に一寸のすきもなく情報、そしてまた人とのやりとりの中でも、かすかな情報をも逃さんばかりのやっぱり私ら対応力必要だなというふうに思います。そのようなことの中で今、富谷町としてできる開発要綱、昭和56年編の開発要綱の運用、そしてまた現状に見合う運用、その辺のところも内部で相当数会議をし、検討しているところでございます。政策企画会議ということで進めておるところでございます。
また、もう一つ、セントラル自動車さん、本当にきょう私新聞を見まして、第一面のトップに、22日、まさに大安吉日をもって着工すると。我々大衡村長、周辺のくくりでいろいろな会合等々参加しておる中で、本当にあんた方大丈夫なのかとかと、人ごとながらと言うべきか、私は人ごとではないんです。大衡村、富谷町、自治体が違うからとて、これ全然それこそあっちの話だなというような思いはいたしません。本当にセントラル自動車さんが、私3回ほど行きました。9月2日には石井社長さんともご面談をし、広報にも紹介させていただきました。本当に、まさに作業姿で第一線に立って経営されているんだなというようなところ、面談をさせていただきましたけれども、本当にけさ、皆さん同じ思いだと思います。本当に9月10月、8月9月といいますか、9月10月以降、大変なる、それこそ未曾有のという状況ですよね。本当にそんな中で宮城県への進出をこのように決定され、そしてまた着工も手はず、予定どおりぶれなくやりますというふうなことの中身ですから、私はこれらを本当かとかと言っていることではないんですね。信じる者こそまさに救われるですから、まさにこのもののとおり進めていただきたい。そしてまた富谷町の果たす役割というものもおのずとまた見えてくるということです。18回のセントラル自動車の皆さんの見学会がありました。社員の皆さん。 2,600人ほど18回に分けてご来県いただいたんですね。この周辺も篤と見ていただき、いろいろ生の声も聞かせていただきました。私も10回程度、県庁に出向いて進めてまいりましたけれども、富谷町への期待とそのニーズといいますかね、大変大きなものがあるんだというふうに思ってございます。
独身寮の件、7月でしたか、7月末で、当初の予定どおり行けばですよ、 300世帯、 200世帯、 100世帯、最大上限を 302とか 301カ所にとか、 300、 200、 100の分散型でとかというようなことも、いろいろ予定の中で当初はスタートいたしました。8月9月、検討期間でというふうなことで予定がされておったんでありますけれども、諸情勢、こんな状況下の中でありますので、22日、このような着工が確定しましたのでほどなく、規模の縮小というふうなことは耳にしておりますけれども、ほどなく富谷町への対応ということでやりとり、ご連絡のする場面があるのかなというふうに思います。もうしばらく、間もなくというふうに思いますけれども、お待ちをいただきたいと思います。聞く良しあす、あさってですね、全員協議会が予定されているようでありますので、それまでには鋭意取りまとめをして、議員各位には今までの経緯と結果等についてお知らせできる機会があろうかというふうに思います。そのようなことでセントラル自動車関連というようなことで示させていただきます。
町有バス、そしてまたあと残りのところについては都市整備課長と財政課長から直接答弁をさせることといたします。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、私の方から現在線引きの見直しにおきまして開発の計画がある事業についてお知らせをいたします。
 現在開発の計画は6事業でございます。うち3事業が住宅系の開発計画でございまして、73ヘクタールの面積で計画人口は約 4,200人となっております。残る工業系の開発計画につきましては、成田二期を含めまして 237ヘクタールの計画面積でございます。
現在の用途地域の見直しの状況なんですけれども、県の都市計画課の方とこれらの6地域につきまして協議を盛んにやっておるところでございます。来年の3月までは新たに市街化区域に編入する区域が決定されることになっておりますが、この6事業のうちどこの区域が市街化に編入されるかについては、まだ協議中ということで現在は不確定の状況でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) まず一つ目は、昨年度の使用状況でございますが、全体で78回となってございます。内訳でございますが、町関係が74回、町内会関係が4回となってございます。使用の状況の多くは教育総務課関係、昨年の状況の中でございますが、小・中学校の課外の授業等に多く利用されているようでございます。
 二つ目、公務以外は町内会の使用と財政課長が認めた場合となっているがというようなご質問でございますが、本来の目的は町行政の円滑な運営に資することを目的としてございまして、この範囲の中で町内会の方に利用をいただいているわけでございまして、バス貸し出し事業として展開しているものではございませんので、こういった基準を設けているわけでございます。
 基準をちょっと申し上げますと、一つ目は、町議会における調査及び研修、この前岩手県の方に視察にご利用されたかと思いますが、あとは町の職員の研修、それから町が主催する行事等、そのほかこれに準ずるものとして各町内会さんで研修等を行う場合と、これもやっぱり公務に準ずるような内容というようなことで利用していただいている状況でございます。
 運行時間の関係でございますが、当然勤務時間の範囲内という使用規定ございますので、その範囲内で、日帰りを原則、土日及び祝日は使用しないというような記述となってございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時04分 休憩


午前11時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 6番山路清一君。

6番(山路清一君) 先ほど町長の答弁聞きまして、町長もやはり町の将来について非常に燃えているんだなと感じました。私も町長と一体となってこれから進めていきたいと思っています。
 それで、今年度富谷町で5万人都市にふさわしい、新たなまちづくり指針となる「富谷町総合計画」を策定するに当たり、住民の声を反映させるために「広報とみや」10月号にてまちづくりアンケートを実施し、また小学校単位で富谷町総合計画・地区別懇談会「笑顔輝くあったか富谷ふれあいトーク」が行われ、11月17日月曜日には日吉台公民館にて日吉台小学校区域の住民懇談会が開催され、地域住民より貴重な意見が出され、今後の町の方向性に大変参考になる懇談会であったと思います。
その中で町長は、(仮称)富谷町成田二期北土地区画整理事業の新聞掲載を話され、また同時に公告についての話も住民を前にして説明され、富谷町、そして町長みずから大いに関心と期待があると感じました。
 今回話された開発計画のある成田地区は、先ほど町長の方も説明がありましたが、南側に平成21年度に東北自動車道とつながる北部道路、西側には東北自動車道があり、また南側は成田地区に近接し、山の中など新しく開発するのとは異なり、すぐ近くまで道路、その他インフラ等が整っている地区でございます。
先ほども話しましたが、北部道路の下部には既に成田地区とつながる大きなカルバートも施工されており、町がやるべき課題のインフラ整備もしやすい地区ではないかと思います。ただ、重要かどうかは知りませんが、調査が必要な遺跡が数カ所あると聞いております。
先ほど1回目の質問でも述べましたが、既に報道されておりますので、(仮称)富谷町成田二期北土地区画整理事業を例にとり話しております。
 この計画の工程は、平成21年度中に企業誘致協議を完了、企業を決定し、覚書を締結した後に造成工事を平成22年度7月に着工し、完成を2年後の平成24年7月とし、工場の操業を平成24年度末と計画していると聞きます。約4年の工程の中で企業誘致から工場操業までこなすことは大変なことであります。業界一番の建設会社が行うこととしましても、行政の大きな協力なくしては完成できないことと思います。しかし、企業誘致を決めてから工事に着手する計画とはさすがでございます。そこで関連する再質問をいたします。
 富谷町に、今計画されている開発区域内に遺跡はあると聞いていますけれども、どのように分布しているか、また県との協議・調査の状況をお伺いいたします。
 二つ目としまして、開発区域外の道路、下水道などのインフラ整備は町でしなければなりませんが、工事費については莫大なお金がかかると思います。当局の考えをお伺いいたします。
 次に、町有中型バスの使用について再質問いたします。
 先ほど答弁がございました。その中で一番私は重要なことは、今町内会等が町の中型バスを借りた場合、その時間内、8時半から5時までの間に町内以外のところに行くことができるか。例えばセントラル自動車が開発している大衡を見に行きたい。また、近隣市町村の方に行きたいという場合に町内外に関係なく行けるのかどうか、時間が守られればそれでいいのかどうか、お聞きしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) では、町有バスについては、同じように財政課長からということとさせていただきたいと思います。
 遺跡の所在についてということで、遺跡があります。相当名のある遺跡とか、程度、レベル、価値等々、私はどの程度か理解といいますか、つかみかねますけれども、地図上に遺跡なんかちょっと、具体的に対象地何カ所かという件については教育長から後ほど答弁させることといたします。
富谷町行政の、まさに事業者と行政がとか、あるいは事業者と立地企業が、こういうような三すくみみたいな感じのところがありまして、私どもは当面、事業者と十分なる立地企業と、立地企業も確定したわけではない。私どももそれ、こういう会社がとか、この系のとかという情報も何一つあるわけではありません。新聞記事以上のものはありません。したがいまして、事業者と立地企業と、オーダーメードという言葉使っているようです。確かにこの会社、この立地する企業がこのような範囲の、この時期までに、このような土地が、このような利用目的で必要だというふうなことを事業者との協議、打ち合わせをして、まさに契約、約束事をして、そして県の許可を受けて土地を開く、こういうふうな流れです。その辺はそちらの方のお任せとして、私どもとしては事業者と町のやりとり、今まで以上に相当数、原課、あるいは私どもの経営企画サイド、あるいは企業立地、あるいは住環境整備の本部、あのくくりで相当数、協議検討回数も経ておるところであります。工事費が莫大であると、今その工事費、富谷町としてできる何がというふうなものをあらで、上位置、中位置、下位置とあるのかどうかわかりませんけれども、そういったものを、この範囲ならここだとか、ここならここだとか、そういったことのシミュレーションもしながら、現状、相手さんの状況が固まらないものですから、本来は出しようがないんです。こういう状況の中で、これらが幾らとかというものならば簡易に、簡便に、早い期間内にということになりますけれども、そういう前提となる要素・要件が確定しないものですから、我々としてはこういう範囲ならばというふうなことで、もう雲をつかむような中で、それにしても数値だけは、こういう前提をもとにすればこうだというようなものの出しぐあいを出してみようというふうなことで先日会議をし、指示をし、そしてまた今、この議会を終了するあたりまでの時間内でということで今準備をしているところでございます。町としてやれる範囲はどこまでかと、これはおのずと皆さんの総意、合意の中で恐らくまとまるところにまとまっていくはずでありますから、今現在、この額の範囲までとか、そんな確定値を持っているものではないということをお伝えをしておきたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 町長、開発が進むにつれて道路、下水道のインフラ整備の町の考えということの質問でありますけれども、開発の進む中で検討していくというような理解でよろしいんでしょうかね。町長。

町長(若生英俊君) 今議長が補説をいただいたような、そういうふうな流れになります。相手の出方待ちがというような、こういったキャッチボールの中で今少しずつ方向性等、固まりをつくろうとしているというふうな状況でございます。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 開発地域内に存在する遺跡等についてですけれども、一番大きなものは兵六館で、中世室町末期の館跡ということになっています。
 それから、塚として穀田塚関係でBC、あるいは穀田十三塚を含めて五つの塚があります。それから、遺跡として宮ノ沢遺跡、これが登録されている遺跡です。ごめんなさい、菅ノ沢遺跡です。現在、県の文化財保護課と、何回かお邪魔しまして指導・助言をいただきながら一応職員が、落葉の状況になってきましたので、頻繁に山に入って今調査中でございます。あとは県に報告しつつ、県の助言をいただきながら早目早目と事を運んでいきたいというふうに考えております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 教育長、大体おおよその場所的なものは説明できますか。恐らく今の話聞いていても議員の方々よく理解できない部分あると思うんですけれども、もし……。

教育長(千葉芳樹君) お示ししたいと思いますので、よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 皆さんにでなくて結構ですけれども、山路議員が今質問されていますから山路議員にお示しして、山路議員から皆さんにあと配付しても結構ですから、ありますか。閲覧されているそうですから、もしそれでなおかつわからない部分については担当の窓口で詳細にわたってちょうだいするような形にしてください。
 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 質問の件でございますが、町有中型バス使用規定、これの範囲であれば、近隣ということが研修の目的ということであれば妨げるものではないということでございます。ただし、年間の使用回数78回ですので、3日に1回は動いているということで、運転手1人でございます。やっぱり安全運行上の観念の部分も考慮してという判断を下すというようなことになろうかと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、1番小泉 光君。

1番(小泉 光君) 私は、新型インフルエンザ及び高病原性鳥インフルエンザ対策計画を作成し、国及び県の計画などとの調和を図りつつ、的確な危機管理を行うことについて、またそれに代表される自然災害以外の危機管理体制が必要と考え、町の対応を伺います。
 平成9年に香港で高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1の人への感染が初めて確認されて以来、アジアを中心に高病原性鳥インフルエンザの人への感染が断続的に報告されてきました。
 平成16年夏にタイ、ベトナム、中国、インドネシアなどにおいてH5N1ウイルスの新規流行が報告されてからは、その感染地域は急速に拡大し、それにつれて人への感染も拡大、中国、東南アジア諸国など10カ国で平成15年12月から平成18年8月までで患者 241人、死者 141人を数えています。中でも2006年春、インドネシアにおいて家族8人が集団感染し、うち7人が亡くなった事例では人から人への感染が2回連鎖したことが報告されています。
 高病原性鳥インフルエンザの感染拡大は、家禽への感染がもたらす経済的損失のみならず、ウイルスが鳥から人、豚などに感染する過程において変異し、新型インフルエンザが発生する危険性が増大することから、各国において徹底した防疫処理が行われていますが、封じ込めには至っておらず、世界規模で感染の拡大が進んでいます。
 新型インフルエンザが出現した場合、人類は免疫を持たないため、大正7年のスペインインフルエンザや昭和32年のアジアインフルエンザ、昭和43年の香港インフルエンザのような大規模な被害と社会的混乱が発生することが危ぶまれています。
我が国においても「WHO世界インフルエンザ事前対策計画」に準じて「新型インフルエンザ対策行動計画」を策定し、都道府県に対し「都道府県新型インフルエンザ対策行動計画」
の作成を指示するなど新型インフルエンザ対策の推進を進めています。
 現時点において新型インフルエンザが発生した場合の感染力を予測することは困難なようですが、厚生労働省が平成17年11月に公表した新型インフルエンザ対策行動計画では、米国疾病管理センターにより示された推計モデルなどを用いて我が国の被害規模の想定を行っており、その結果は「全人口の25%が新型インフルエンザにかかる」と想定した場合に、医療機関に来る患者数は約 1,300万人から 2,500万人、中間値ですと約 1,700万人と推計されています。
この推計の上限値である 2,500万人をもとに、過去に世界で起こったインフルエンザパンデミック、爆発的感染拡大ということのようですが、このデータ、致死率0.53%のアジアインフルエンザを中等度、致死率2%のスペインインフルエンザを重度として、新型インフルエンザの病原性が中等度の場合と重度の場合について推計したその上限値は、それぞれ中等度の場合では入院患者数は53万人、死亡者数17万人、また重度の場合では入院患者数は 200万人、死亡者数は約64万人と推定されているようです。
また、全人口の25%がかかり、流行が8週間続くという仮定のもとでの中等度の場合での入院患者の発生分布の試算では、流行発生から5週目の1日当たりの最大入院患者数は10万 1,000人となっています。
この推計を人口比で本町に当てはめると、被害予測受診者数は 5,500人から1万 500人、中間値で 7,000人、累積入院患者数は 850人、累積死亡者数は 265人となります。この結果は流行期間内の累積数であり、感染拡大のピークにおける数値ではないこと、また病床数については内科、外科などを問わない総病床数であります。
これらの単純なデータとの比較は困難ですが、現在、本町内病院の総病床数は産婦人科を含め 341床、斎場の対応能力は1日4体であり、本町の対応能力を大きく上回る可能性が高いと考えられます。
 現代社会では、人的、物的交流の拡大と移動手段の高速化により病原性の高い未知の感染症が発生した場合には容易に世界的な流行が発生する状況となっています。ある日突然富谷町で発生するかもしれません。
 これら病原性の高い未知の感染症に対応するに当たり、県、国との十分な協調はもちろんのこと、町独自のマニュアルの事前整備がなければ、感染拡大時に起こる諸問題に迅速かつ的確に対応し、町民の安全・安心を確保することはできないと思われます。
 以上、新型インフルエンザを例に挙げ話をさせてもらいましたが、昨今ではどんな危機が、いつ襲ってくるかわからない時代となっています。地震や風水害以外の想像できない事象が起こった、あるいは起こるかもしれないときの備えは大丈夫でしょうか。
 そこで質問いたします。
 一つ、県の「新型インフルエンザ対応行動計画」に整合された町の「新型インフルエンザへの対応に関する基本指針」はありますか。
 2、これがない場合、事の重大性から事前に整備すべきと考えますが、いかがですか。
 三つ目、自然災害以外の感染症、今お話しした新型インフルエンザとか、それから暴力テロ、サイバーテロなど危機から町民を守るため、これらの包括された「危機管理に関する要綱」などのマニュアルの整備はどうなっているのでしょうか。
 以上、3点を質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの小泉議員の質問に答弁を申し上げます。
 昨日も今村議員から同様の趣旨といいますか、内容等でありましたので、それにしても感染の広がりといいますかね、予測されている中でこのように町としてというようなご心配もそのとおりだというふうに思いますので、健康増進課長、総務課等々もつなぎ合わせながら冒頭申し上げたいというふうに思います。
 言うに及ばず、新型インフルエンザということで、従来のインフルエンザを季節性のインフルエンザと言うんだそうであります。今までのインフルエンザ、ウイルスはウイルスとして変わりないんだけれども、我々従前の一たんかかったものについては抵抗力を持つという、免疫を持つということなんでしょうかね。現状新型というのは我々何も無防備だと、かかった人がいないわけですから。そうすると、もう爆発的にかかるんだよという、そういう医学界の裏づけとデータによる今のお話につながるわけですね。
 新聞の記事によれば、新型インフルエンザは鳥インフルエンザが変異し、人から人への強い感染力を獲得したときに発生する可能性が高いと考えられているというふうなことで、とりわけ多くの人は抵抗を持っているので重症化することはない、季節性のインフルエンザは。しかしながら、この新型インフルエンザについては抵抗力がないので、犠牲になるといいますか、重症化しやすい方について言えば小児や免疫力が低い高齢者、慢性病疾患者に集中するという記事も紹介されております。だからとて、おれここの中に入らないから大丈夫だと、こういうふうなことでもないんですということなんですね。ですので、事実認識等々、そしてまた2%という推計も従前の大正7年の推計値から推しはかっているわけですけれども、現状人の移動、電車の中、バスの中、込み入ったところに乗る、ウイルスのあるところに入っていくわけですから、そういったところからすれば、この2%は甘いのでないかという一面の評価もあるようであります。ですから、抵抗力が我々ない中で万が一に、この10年から40年という周期、地震予知みたいなもので、確実にやってくる、それに立ち向かう我々の体力と、まさに先生によれば気力とあわせて住民の皆さん、一口で言えば抵抗力のない、体力の低下している、そういった人に集中しがちだというふうなことはそのとおりだというふうに思います。
 きのうと重なりますけれども、そういったことをよく認識しつつ、何とか予防にこれ努めて、冬場乗り切ればまた一安心というふうなことなわけでありますので、予防接種の励行とか、うがいとか、手洗いとか、今まで以上にこういった異常の場でのやりとりでありますので、今度の、今1月号の、新年号の広報づくりもしておりますので、なお一層皆さんの、きょうここで議論されたことも含めまして広報等で啓発をしてまいりたいと、そんなふうに思うところでございます。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、町の行動計画、県の対応行動計画に対しての町のということで回答させていただきたいと思います。
 現在、県のものに対応する基本指針等については、まだつくっておりません。ただ、国が、国、県で現段階でも、当初平成17年の12月に出された計画から、さらに今年度についてはプレパンデミックワクチン等の試験的投与や、それから抗インフルエンザ薬タミフル等の備蓄等を人口の45%まで備蓄するというような、その計画の見直しも行っている段階でございますので、今後国・県等の行動計画をもとに、富谷町で現在持っている危機管理の同様の、自然災害の危機管理同様の計画を整備して対応していくということで、関係課一体となって今後整備してまいりたいということで考えております。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 自然災害以外の危機管理に関する要綱に関してお答えをいたしたいと思います。
 町は災害対策基本法に規定されております暴風、豪雨、豪雪、洪水、地震、大規模な火災などの災害による危機につきましては富谷町地域防災計画に載っております。外部からの武力攻撃事態、いわゆる国民保護法に規定される危機につきましては富谷町国民保護計画において対応しているところでございます。
 これ以外の危機についてでございますけれども、ご質問のとおり、サイバーテロにつきましては、セキュリティー対策の基本方針として富谷町情報セキュリティーポリシーを定めまして運用に当たっているところでございます。
 また、新型インフルエンザにおいても同様でございまして、先日報道されたように、インドネシアでは新型インフルエンザの原型とされる鳥インフルエンザは既に発生しておりますことから、当町におきましては有事の際において危機管理体制の整備を今後図ってまいりたいと思っております。
議長(渡邊俊一君) 次、15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、2件質問いたします。
 第1件目は、学校図書館の充実を求める質問です。
 すべての小学校の図書館に司書資格を持った専任補助員が配置されてから1年が経過しました。この取り組みが12月19日、NHKの全国放送で紹介されるということで放送が楽しみです。
 学校図書館の重要性が言われながらも、全国的に財政面などから図書館に司書教諭が常駐できない、学校司書が配置できないことで十分に図書館機能が発揮されていないと言われています。そういう中で町長が実施した専任補助員の配置は子供たち、教師、保護者から歓迎を受け、全国的にも注目を集めているのだと思います。
 公民館ごとに開催された「富谷町総合計画・地区別懇談会」の会場で、日吉台小学校のお母さんが図書補助員の配置で図書館がどんなにすばらしくなったかということを語っていました。その方は図書館の雰囲気が変わった、子供の様子が変わった、子供が本が大好きになり図書館員になりたいと言っているということでした。その会場で町長は「低学年、それも3年生までに本に親しむ環境をつくりたいと考えていた。何がしたいかと言ったら図書館のこと」という旨のお話をなさいました。お母さんのお話と町長のお話、どちらも印象的でした。
 私たち教育民生常任委員会も10月21日、成田小学校と日吉台小学校を調査し、図書館の変化を目の当たりにいたしました。図書館に常時人がいるということで、その空間がこれまで眠っていたものから目を覚まし、生き生き活動し始めているという感じを受けました。成田小学校は開校間もない時期に教育民生常任委員会として訪問していましたから、図書館の変わりようは委員すべてに劇的な変化として映りました。
期待され、注目されている取り組みをさらに発展させていくために専任補助員を正規職員として待遇することを求めます。専任補助員は勤務時間が午前9時30分から午後4時までの 5.5時間、時給 900円、月曜から金曜日までの勤務です。学校の夏休み、冬休みなど長期休業は専任補助員も休みです。仕事は蔵書の整理、図書館資料の利用に関する指導・助言業務、読書活動の向上に関する支援、その他図書館業務の推進に関する業務ということになっていて、図書館の展示物や飾りつけなども季節に合わせて行います。専任補助員は職員会議には出ません。
さて、学校図書館を読書センター、情報センター、学習センターとして位置づけようとすれば、子供のことがよくわかり、各教科にも精通している司書教諭が常駐し、学校司書との連携、これが欠かせないと考えます。しかし、現状では司書教諭は何といってもクラスを受け持っているのですから常駐というわけにはいきません。今後は司書教諭の専任化が必要だと私は考えています。
 司書教諭の専任化ができない中で学校図書館の機能充実をどのように図っていくかということが問題になります。富谷町の場合、専任補助員はパート採用であり、現状はこの時間内で何とかやりくりして仕事をしても、司書としての仕事に広がりと深さが要求されるようになっていけば、この待遇で十分な仕事ができるでしょうか。町長が力を入れて取り組んでいく方向性からすると、職業としてまず成り立つことが重要ではないかと思います。名取市は市職員として採用しています。学校司書としての役割が果たせるよう専任補助員を町職員として正規に採用するよう検討を求めます。
次に、図書管理システムについて伺います。
図書管理システムは、町の説明で名取市の経験から図書教育充実のためにはシステム上での図書管理は必要不可欠という意見がきっかけだったとしています。全国的に活用されている図書流通センター、TRCといいますが、この図書データを効果的に活用できる図書管理システムの採用を検討中とのことです。図書管理システム導入にかかる経費は幾らなのか。また、年度ごとにかかる経費は幾らと見ているのか伺います。
 平成5年に小・中学校図書館が備えるべき本の冊数を示した「学校図書館図書標準」が定められました。「学校図書館図書整備新5カ年計画」がスタートし、平成5年から平成9年までの間に約 500億円の地方財政措置が行われ、平成14年度から平成18年度までに約 650億円、平成19年から平成23年までには約 1,000億円が年を追って拡充されているということでありますが、そのような中で図書費の国の算定基準は18学級、児童数 720人の小学校で67万円が目安になっています。67万円を 720人の児童で割ると 930円です。図書は値段の張るものとそうでないものもありますが、児童1人が年間 930円の本を1冊しか買えないというのが国の算定基準ということになります。
 富谷町の場合、新設校には図書費を多くするという傾斜配分をとり、平成19年度予算では小学校7校で教師用の図書も含めて 595万円、児童1人当たりでは約 1,650円になります。
 図書標準の達成率は小学校の場合、一番高いのが富ケ丘小学校で97.4%、低いのが成田小学校の36%です。今回、図書管理システムで管理されるということは、まず1冊1冊が点検されることになります。名取市の場合もバーコードで管理する作業の中で廃棄処分に当たる図書が多数出たと話していました。町としても、この機会に廃棄すべき図書の洗い出しをしているということを聞いていますから、全体の図書を見直す絶好の機会だと言えます。全国学校図書館協議会、この協議会の森田理事長が「図書館の本が少なかったり古かったりするということは、体育で使うプールの水が少なかったり古かったりするのと同じこと」と話し、新しく、そして良質の本を図書館に満たすということの重要性を述べています。
 作業を通じて全体の把握を進めること、学校図書館図書標準を達成させる取り組み、予算化が重要ですが、児童生徒、教師が要求するものにこたえられる図書の購入をどのように進めるお考えなのか伺います。図書費の配分の考え方、そして図書基準達成のために必要とされる図書費は幾らと試算しているのか伺います。
 学校図書館は学習センターとしての機能と読書センターとしての機能が学校図書館法に明記されています。小学校では司書の資格を持つ専任補助員の配置で大きく変化したことはさきに述べたとおりです。ところが、中学校は従来のままですから機能が果たされているということにはなりません。
 静岡大学の村山教授は「学校には、知識の確実な『習得』から、それを利用してみずから課題を発見し解決する『探究』までの幅広い学習を行うことが要求された。このような学習を実現するためには学校図書館は不可欠の施設」と述べています。中学生の学習を保障するためにも来年度から図書館の専任補助員を配置すべきと考えます。どのように対応しますか、伺います。
 そして、各公民館の図書も図書管理システムで管理していく方向性あるのではないか、必要性があるのではないかと思っています。町内にある図書の全体を把握して検索を可能にしていく必要性がこれまでもたびたび取り上げられてきました。図書管理システムで町内の学校、公民館をネットワークさせることや、一括管理するとなると核になる図書館がどうしても必要になると考えます。以前政務調査した千葉県浦安市の図書館は、地域にある公民館の図書を図書館の分館として所属させ、地域の人々が分館で検索をして、図書館、あるいはほかの分館にあるときには、そこで貸し出しの手続ができるようになっていました。埼玉県宮代町立図書館はワンフロアでバリアフリーの建物、そこに毎日のように来て新聞を読む人、子供連れで来て絵本を探す人、さらに図書館の仕事を応援する人などがいて、地域から必要とされている場所だと感じました。
 町は総合計画の策定に向け、各公民館で地区別懇談会を開催いたしました。年間 1,000人の住民を迎え入れる富谷町の5万人に向けたまちづくり、都市的機能ということが会場で取り上げられました。「いずれ富谷市に」という思いが参加者から感じられました。
 議会でたびたび取り上げられる市になるための条件整備として公立図書館は不可欠だと考えます。市になる要件はほかにもあり、図書館もその一つで、図書館がなくてもほかの要件を満たせば市制に移すことはできます。しかし、市制をとっているところでは必ず図書館があるというのも事実です。このような中で、どのような図書館にするのか、どの場所に建設するのか、先進地から学ぶための時間も必要です。私は図書館建設に向けた論議をスタートさせる時期ではないかと考えるのですが、町の見解をお聞かせください。
 次に、グラウンドゴルフの練習場の確保などについて質問をいたします。
 昨日屋内、屋外でのスポーツに関する一般質問がありました。健康で暮らしたいという思いが住民の中に大きくなっていることのあらわれであると思います。グループをつくりスポーツを楽しむ人、観戦応援することもまた楽しいことです。
 高齢者を中心にグラウンドゴルフに人気が集まり、町長杯を初めとしたさまざまな大会があります。日ごろから各チームは大会に向けて練習を欠かしません。練習は体力の維持、人とのつながりを持つ時間でもあります。これまでのスポーツに加え新しい競技がたくさん考案され、普及活動が行われています。現在富谷町でグラウンドゴルフ登録者数は 289人と聞きました。しかし、これから今後さらにふえていくのではないでしょうか。以前私は常設のグラウンドゴルフ場の設置を求め質問をいたしました。そのときの答弁は「グラウンドゴルフは場所を選ばずにできるということがあり常設は考えていない。今ある場所、庁舎前の緑地広場なども利用してほしい」というものでした。しかし、常設コースがある自治体も多く、グラウンドゴルフを楽しんでいる方々からは常設コース設置の希望があります。体力維持と交流を広げる場としてのグラウンドゴルフ、これから高齢者がふえていくことも考えると常設コースを設置することは必要だと考えます。町はどのように対応するのか、お考えを伺います。
 前町長が答弁した「庁舎前の緑地広場」を使用してもよいとすることは現在も同じと考えてよいのでしょうか、伺います。
町内に13の老人クラブがあり、会の中にグラウンドゴルフのチームをつくって大会に参加する、あるいは町内会がチームをつくって大会に参加するなどとさまざまな参加の方法がありますが、常設コースとともに練習場の確保も要求があります。いつでも練習できるところが欲しいというのが皆さんの希望です。
 先ほど述べた庁舎前の緑地も役場に来ることができる人たちはそれでもよいとして、すべてのチームが役場でというわけにはいきません。練習は身近な場所でというのが基本だと考えます。以前の一般質問で「あけの平三丁目公園のフジ棚を移設してコース設定を容易にできるようにしてほしい」という住民の声を紹介して対応を求めました。あけの平三丁目公園は通称山公園と言って親しまれていますが、山から水が流れ出るために排水が悪く練習の妨げになっています。町が砂を入れてくれたということですが、これで改善されたとは言えず、側溝を入れるとか暗渠排水を施すなど抜本的な改善が必要だと利用者は話しています。利用者からも要求のある山公園の改善は早急に行うべきだと考えます。町はどのように対応するのか伺います。
 練習場の確保が困難なところには、相談を受け、要望を聞いて、担当課としても使える場所、土地などを調査し、練習場の設置や練習場として使用できるように調整することや交渉することも必要だと思います。さらに、練習場には休憩所、トイレなども必要だと考えるのですが、この点についてはどのように対応するのか、答弁を求めます。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時58分 休憩


午後 1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの佐藤聖子議員の一般質問の論旨の中で訂正ということが議長に申し受けておりますので訂正を許します。佐藤聖子議員。

15番(佐藤聖子君) 先ほど第2問のグラウンドゴルフのところで「二丁目公園」とすべきところを「三丁目公園」と発言してしまいましたので「二丁目公園」と訂正してください。よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) それでは、佐藤聖子議員の一般質問に対しての答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、佐藤議員の質問に答弁を申し上げます。
 学校図書館ということで、まさにみずからの目でといいますか、クリアな目でごらんいただき、また保護者の皆さんからの声も聴取をいただいたり、そしてまた委員会での視察等々、成田小学校での変化などもご紹介いただきましたこと、大変感謝申し上げたいというふうに思います。
 既にご承知のように、町長就任に当たっての施策の柱の、大きな柱の一つでありますので、議員がおっしゃられるような内容の方向性でありたいものだというふうには思うところであります。本当にそれにいたしましても去年の、平成19年の7月からですかね、富谷小学校での大沢さんの取り組み、そのまま継続していただいて、試行というふうな期間を経て10月から全校7校に配置できたこと、大変皆様のご協力、ご理解を得ましてスタートできたこと、大変感謝申し上げたいというふうに思います。本当に 5.5時間でお働きいただいている本当にその思いと、それを超えるほどの職員の働きぶりといいますかね、それぞれ担当者から、教育長から折に触れて聞くところでございます。制度上 5.5時間というふうなことで、6時間を切る雇用形態でないと継続できないという制度的な制約もございます。保育士等8時間勤務、臨時職員8時間というふうなことの中で、この公務職、2年と継続延長できない、1年休んでまた次の年、1年をあけてお迎えいただくというふうな大変、何ていいますか、不自由といいますか、働く方の方についても私どもにしてもなかなか制度の壁があって、うまくいかないというふうな現状もあります。そんなふうなことも視野に入れつつ、 5.5時間で1年を経過して、いよいよ今2年目に入って、そしてまたNHKの取材にも取り上げられ、教育特番の中にそういった場面を収録したものをもとに、それぞれスタジオで意見交換、意見討論が行われると、大変私も楽しみでありますし、ぜひそういった方向性を太く強くしていきたいものだというふうに思うところであります。
 平成19年の4月から専任の職員を配置、教員免許状を持った職員を即、平成19年の4月に配置をして、この者の取り組みも一生懸命、そしてまた従前からの取り組みでありました学校評価というような取り組みも極めて大きな成果を得たということです。その結果として、きのうも申し上げましたように、東京の武蔵野の中学校長会の目にとまりまして視察・研修を受けていただいたというようなことも大変大きな誇りであります。
 そしてまた、文部科学省主催での仙台・東京、あと西、もう1カ所、広島、高松とどこでしたかね、3カ所で開かれる学校評価の研修会に富谷町、これまた選ばれまして全国の皆さんに、東日本中心になろうかと思いますけれども、そういう場でまた発表の機会も持ち得たというふうなところもまたご案内をさせていただきたいと思います。
 そんなことで図書の冊数の増とか、図書費をどの程度充当するのか、そして中学校への職員の配置とか、蔵書数をふやしていくとか等々、先ほどの専任職と教育長、教育委員会で相当数準備、検討して日々進んでいるところでございます。そういった予定計画の中で今あります。そんな中で緊急性云々だとかと少し皆様のご理解も得ながら、期間が短くなるとか、ボリュームが膨らむとか、そういったものは随時織り込みをさせていただきたいというふうに思うところであります。
 そうですね。もう一つ、図書館をというふうなところで出てまいりますけれども、今富谷町、大規模な文化史跡等々について言えば、あると言えばある、ないと言えばないというようなことだと思います。そういった図書館とか会館機能を持つとかというのも懇談会等でも出ておるわけでありますし、その必要度も子どもまつりなどを通して見て、いわゆる施設を超えるほどの人が集まるというふうな事実、体験を子どもまつりを通してしたわけでありますから、ぜひそういったことを踏まえながら皆さんともども施設のありようについても考えてまいりたいというふうに思います。現状は公民館、6公民館での分散型と言ってもいいんでしょうか、それぞれ富谷町の特性、そしてまた公民館まつりなどを見ても、富谷町ならではというふうな面もプラス面の評価できるところもあるわけでありますので、そういったところと分館型のよさという部分と、ひょっとすれば将来的に見てまとまった、整ったというふうな、いわゆる対外的に、一般的に文化施設、文化会館、そういった等の施設の充足などもこの長期計画の中に具体化される課題ではなかろうかというふうに思うところであります。
 その次、足らざるところ、あとは教育長の方から補いをお願い申し上げたいと思います。
 グラウンドゴルフ場の件でありますけれども、平成18年の第2の定例会で同じく佐藤議員から同様の趣旨で質問を受けているようであります。ご質問いただく佐藤議員はグラウンドゴルフ会員、あるいはグラウンドゴルフに魅力は何事ぞやと、手ほどき、手さばきされているのかどうか、お聞きしたことありませんけれども、ぜひ音楽の造詣が深い佐藤議員がスポーツの道に、今回初めてかと思いきや、平成18年からというふうな継続した取り組みとお伺いをしたわけでありますので、これも昨日の質問と重なり合うところが大きいわけでありますので、きのうの答弁にかえさせていただきたいというふうに思います。臨時暫定的に必要な部分、質問の中にあるようであれば早速に対応すると、このような取り扱いとさせていただきたいと思います。
後半については都市整備課長から、あわせて答弁をさせることといたします。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、学校図書館の充実をということでのご質問にお答えしたいと思います。
 本当に図書教育、町の図書教育、特に小学校関係ですけれども、試行から始まって実践、本当に計画どおりきちきちとステップを踏んでいること、確かめるにつきましても、これも皆さんのご支援のおかげだなというふうに思いまして厚く感謝申し上げます。
 最初に、図書専任補助員を正規に採用するようにということですけれども、現在は今年度中導入する図書管理システムへの移行のため事前作業等、学校図書補助員に対し意欲的に今取り組んでいただいています。ということで、今後は整備された学校図書館をさらに効率的に運用していくためには、まず学校内部の組織づくりをもう少しきちんとしようと。その中で特に、学校には図書司書教諭が1人配置されています。たまたま学級を持っている関係で図書室での活動時間というのは少ないかもわかりません。その学校の組織を整備するという中に、校務分掌において司書教諭の先生方の動きやすい、図書にかかわりやすい方策を今考えているということです。それと図書補助員の司書の方との連携を強める、これが今一番大きな、各学校と協議しながら進めている状況です。したがって、次年度におきましても1日 5.5時間の中で学校図書補助員の活用をそのまま実行していきたいというふうに思っております。それで、各学校内の図書教育の整備充実をもう少し確かなものにしていきたいということを念じて、そのように持っていきたいと思っております。
 2番目の図書管理システム導入経費と年間の経費ですけれども、図書管理システムにつきましては来年3月の導入を予定しております。現在、その使用等につきましては大枠は決定しつつありますけれども、詳細のところ、もう少し詰めなければならないところがありますので、ご期待いただきたいと思います。まだ本当の概算ですけれども、あくまでも概算ですが35万円程度となる見込みで、年間ですとそれの12カ月分で 420万円ぐらいが見込まれているというところです。
それから、3番目ですけれども、児童生徒、教師が要望する図書の購入をどう進めるか、それから図書費の配分の考え方ということですけれども、図書購入費につきましては、5カ年計画を作成し、各学校における蔵書率に対応した整備を進めております。なお、計画の作成に当たっては、学校図書館図書標準や交付税措置額などを総合的に勘案しております。充足率のために必要な図書購入費につきましては、概算で 6,000万円程度を見込んでおりますが、配架図書によって廃棄対象となる年数が異なってきますので、正確な数値ではなく概算でございます。現在は県立図書館の貸し出し協力事業と協力しながら、連携を保ちながら、各学校で県立図書館からの対応をかりていることも随分冊数が多くなっております。それで補っているところもあります。
中学校にも来年度から専任補助員をというところですけれども、学校図書補助員の中学校への配置につきましては、中学校へ配置するするとした場合、中学校における学校図書補助員の役割や目的など、いわゆる小学校とちょっと違うスタンスで持っていかなければならないかなというふうには思います。中学校ですとやっぱり自分に見合った本を選ぶ力をつけたい、それから1冊の本が問題解決の糸口になるとか、それから目標を持って確かめる喜びを、やっぱり小学校と違った興味関心を高めるでなくて、その上のレベルに持っていきたいというふうに考えますので。それからもう一つ、自主的な学習の場としての図書室の活用があると思います。というようなことを考えまして、その辺、今学校と学校の司書教諭の先生、それから教頭先生等々話し合いを持ちながら条件を整備しているところです。その状況を整備しながら配置する条件の整備に今後取り組んでいきたい、その条件をきちんと整備していきたい、そして確かめて、そして決定していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 あとは公民館の件ですけれども、検索を可能にしてということですけれども、電算化システムも今研究しながらの段階でおりますので、ただ公民館の図書室、いわゆる公民館そのものは地域とともに育つ公民館でありたいし、地域から愛される図書室でありたいということ、それから地域の人が有効に活用できる、6館ありますけれども、一つの大きな図書室があっても6館の図書室は必要であろうというふうに感じます。いわゆる地域づくり、地域の教育力を高めるための公民館図書室でありたいというふうに考えておりますので、その辺も含めて電算化ということに関しましても研究していきたいという状況になっております。以上です。

議長(渡邊俊一君) あけの平二丁目公園に対しての質問であります。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) あけの平二丁目のあけの平公園につきましては、北側の広場、グラウントゴルフやられている端なんですが、これまでにも山側の排水で状況が非常に悪かったというようなことのご指摘もございまして、10月にかなりの量の洗い砂、川砂を入れまして一度様子を見ていたところでございます。ちょっと試験的に施工したわけなんですが、ちょっと効果が余りなかったようですので、次年度以降、暗渠等の施設も含めまして検討してまいりたいとこのように考えております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、グラウンドゴルフの練習場に関連しての質問てあります。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 練習場等の確保についてお答えをしたいと思います。
 グラウンドゴルフにつきましては、場所や広さによってホールの数、あるいはホールまでの距離も自由に設定することができるということで、多く公園や空き地などで練習されているのが現状でもございます。専用の練習場ということでございますけれども、グラウンドゴルフ以外にも、ほかの競技からもそういったコースということで要望は受けているところでもございます。その要望すべて受けて整備するということが理想だとは思いますけれども、町としましても用地の確保や整備の問題もございますので、非常に難しいと思っているところではございます。つきましては、休憩所も含めて今後継続的に検討していきたいと思っております。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 正規職員に対応するようにということで一番最初に質問をいたしました。これについては、夏休み、プールで小学校なども開校されるわけですが、その折に貸し出しできるということもあるのではないかというのは補助員の方がお話しされていたとおりです。
 それと、教育民生常任委員会の中で、学校での図書館の利用といったときに各先生たちとの連携も必要だと、そういうことになると自分が出ていってお話ししたいけれども職員会議には出られないということもあったりして、これについては組織上の問題というのもあるんでしょうが、そこのところを何とかクリアするようにして、それで図書機能を充実させるために、さっき教育長がお話しなさった司書教諭との連携もそうですが、直接自分の言葉で訴えたいということもあったりして、このあたりについてはやはり正規でないと対応できていかないのではないかと思いました。この点について町長のお考えを再びお願いしたいと思います。
 図書館の管理システムですが、これについては、私、この質問と、それから教育民生常任委員会で成田小学校、日吉台小学校に行ったときに町の職員が来て説明をしてくれたんですが、図書館に専任補助員を置くという町長の考えのもとで仕事を与えられて、さまざまなところに行って研究し、見てきて話を聞いてというところで物すごい仕事ぶりにまず、すごいんだなあと、こういう課題が与えられると頑張るんだなというのがありまして、ここのところと中学校の専任補助員、そしてまた公立の図書館というところもネットワークさせながら進めていかれればいいなというふうに思いました。
 その中で導入の費用の部分もかなり詳しく教えてもらいましたし、年間35万円の12カ月ということも聞いておりましたので、これについてはわかりました。
それで、どの業者にするかについては、またそのうちに決まってくるだろうとは思いますが、図書の購入です。これについても試算をしたのを教えてもらったわけですが、小学校で 100%充足させる、達成させるとなると約 3,100万円、中学校では 3,250万円ということになります。それで、今廃棄をしているわけですが、この廃棄率、今進めている作業の中で廃棄は何冊になるのか、全体ではその何%になるというのか、そのあたりも伺いながら、これに対して 100%達成させるということになると 3,100万円、 3,250万円で果たしていいのかどうか。先ほど 6,000万円と見込んでいるということでしたが、これで足りるのかなということがあります。これについては現在の廃棄率を伺いながら、 6,000万円で足りると見込んでいるのか、もう一度答弁をいただきたいと思います。
そして、来年度の図書費ですが、予算としては幾らを計上して、その配分、富ケ丘では一番多かったけれども成田ではうんと少ないということになっていて、これまでの考え方はこういうことで各学校に予算、図書費として出していますというのがあるはずですから、それではそこのところは幾らなのか、どういう考え方によって行われているのか伺います。
図書館、前に教育民生の中で伺ったことだったと思いますが、図書館が図書管理システムでわかるようになったときには各学校間の図書の貸し出しも可能になってくるというようなことが言われたのですが、私はやっぱり 100%それぞれのところで購入することが望ましいというふうに思いますが、これについての町としての考え方はどうなのか伺います。
中学校については、先ほど教育長がお話をされましたが、中学校でのレベルというのは、もっともっと必要とされている度合いもまた違ってくると思います。小学校のときに、今大きく変化したという図書館を目の当たりにして、これが中学校でなったら本当に中学校の生徒たちは、かなりまた学習に意欲を持つのではないかという思いもして、これについては条件整備を今校内で、そして教頭なども含めてというお話しありましたが、それではいつごろまでにこの条件整備をしていくのか。見通しとしては中学校への配置はどのあたりと考えているのか伺います。
公立図書館の建設に向けて論議をスタートさせる時期ではないかということを申しました。地区別の懇談会の中でも文化会館の要求が非常に多くあったことは私も聞いて、そうだろうなということも思いましたし、その中に図書館の建設という要望もありました。私はやはり図書館の予算が日本全国で見て、予算としてというのが新聞に載っていたんですが、米国の4分の1だそうです。身近なところにあれば図書館の利用率もふえるし活発になると、図書館にどうぞと言うわけにはいかないということがあると思います。市になるならないにかわらず、身近なところに知的欲求を満足させるその図書館があってしかるべきだと思いますし、また図書館を介してさまざまな活動が展開されるということも先進的なところに見られるところです。先ほども申しましたが、公立図書館を建てるというときに、やはりそういう面で職員が先進例を探すだとか問い合わせるだとかして、もうスタートさせるという時期に入っているのではないかということを申し上げて、この公立図書館建設に向けた時期、これについて再度町長にお伺いをしたいと思います。
 そしてまた、教育長が公民館の図書室についてのお話しありましたが、そのとおりだと思います。しかし、公立図書館ができたときには、そこにある図書も含めて、先ほど浦安市でやっていましたという例を聞きましたが、そこの近くの公民館に行って、こういう本があったら借りられないでしょうかと言って検索をして、ほかの図書館から借りるという、確かに地域ではありますが同じ町内の中でね、そういうことができていったらすばらしいことだと思いますし、システム上可能になりますしね、そういうことはフルに活用しながら検討に進んでいくべきではないかと思います。この点についても、もう一度教育長から答弁をいただきたいと思います。
 グラウンドゴルフについてですが、庁舎前の緑地は使っていいということでいいのか。言葉で確認をしたいと思います。
 それと、山公園ですが、これについては暗渠がいいのか、どういうふうにしたらいいのかというのは、専門家でもありますでしょうから、それについては検討して、できるだけ早い時期に施工されるように希望したいと思いますし、どのような流れになっていくのか改めて見解を伺います。
 練習場ですが、確かにゲートボールだとか、パークゴルフだとかさまざまあるわけで、それに対応すればいいということは特にわかります。でも、何にでも転用できるような、だれが使ってもいいようなという意味での、ここだったら使っていいですよということも必要ですし、どこかにありませんかと言われたときに相談を受けるという立場で対応してほしいなと思うわけですが、これについてはどうでしょうか。先ほどのところでは検討してくださるという答弁でしたが、そういうことで確認していいでしょうか、伺います。

議長(渡邊俊一君) 質問項目かなり多いようですので、もし答弁漏れありましたら早目に言ってください。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの件、何項目か指で数えたら、もう足りなくなりましたのでね、私の言うべきところはしっかりとお答えをさせていただきます。残りはすべて教育長が漏れなく答弁をするようにご準備方お願いを申し上げます。
 一つ目はね、学校図書補助員、大変献身的に努力をいただいていること、それこそ身を投げてというような、やや大げさに言えばですね、私物をも投入してというような本当に重い志はどこから来るんだろうかと。さすが富谷町の、富谷町居住者を限定して決めさせていただいたわけではないんですけれども、選ばれたすべての皆さんがそういう思いで取り組んでいらっしゃるというようなこと、改めてお話をさせていただきたいと思います。
 今佐藤議員がるるお話をいただいたんですけれども、1点、私、つつっと反応するのは、やはり夏休みと冬休みの長期期間中、全く休みに入るともう終業式、休み前で終わりです、休み以降は出番がないです、出なくていいです、出れませんと、こんな状況なんですね。学校現場で15年過ごした我が身からすれば、なかなか休み期間中の先生方の動向というのはお伝えしにくいんですね。ずうっと私は当初から気になっておりまして、 5.5時間でいくならば、その休み、すべてとは言いませんけれども、せめて夏休みの7月いっぱいとか12月いっぱいとか、その辺のところ、先生方の御用納めまで何日間かとかというようなあたりの、いわゆる働く期間を少し延ばしていただくと。この間に生徒は、大半の生徒は休みに入っているんだけれども、学校の教諭職、司書教諭といわゆる司書職の、言ってみればふだんゆっくりとれないような時間帯もとりながら、次の学期のとか、次の年のとかというような形のやりとりとか本の整理等々できるように思います。これはぜひ町長部局として 5.5時間の休み期間中での延長ということで、ある期間、全期間とはいきませんけれども、少し工夫してまいりたいと、その1点はお話をさせていただきたいと思います。
 中学校の配置というのは、まさに教育長さっき言った予定どおりでよろしいかと思います。
やはり議員がおっしゃるように、つかんでいただいているように全くレベル違うんですね。ですから、そういう中学校向けにどういうような人を、どんな時期に、どういう蔵書の集まりぐあいで用意したらいいというのも視野に入れながら今検討していますので、もうちょっと予定のスケジュールに合わせていただくことでご理解をいただければというふうに思います。
 図書館の時期を明言をというようなことなんですが、これもなかなか明確に、この時期にやりますというようなところには現時点では申し上げられません。しかしながら、相当右肩上がりで人口増という、あるいは要望ニーズも高まってくる中で、まさに言葉では熟度は高まりつつあると、高まっていると、そういうふうな認識でいることは、この場でお伝えをしておきたいと思います。
 図書館と公民館の役割、公民館があるから図書館は要らないじゃないか、そういう論議も私はくみするものではありません。必要性は十分認識しつつ、県の図書館、そして国の国立である国会図書館とも常に連携し合えるぐらいの少し広がりのある、それがまたインターネットとは違う側面の利用ぐあいをぜひ描ければなというふうに思うわけであります。本当に小学校、小・中学校のパソコンの利用料、年間1億円ということでいいですか、おおよそね、そういうリース料ですというようなことの一面、図書費 6,000万円の捻出もなかなか苦労しているというのが現状でございます。時代の流れと合わせながら、バランスとりながら両方、本がすべてでもないですし、ネットがすべてゼロ、だめだというようなことでもありません。その辺のバランスもとりつつ、ぜひいい形で芽が出つつある学校図書の運用、充実をというようなことで取り組んでまいりたいと思います。
以上述べました。残りはすべて教育長にお願いします。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 私も、もし質問に漏れているところがありましたら、また再度質問していただきまして、お答えしたいと思います。
補助員の職員会議の参加についてですけれども、必要に応じて、その議題に応じて職員会議に参加してもらう、そのほかは司書教諭、あるいは研究主任を通して職員会議に自分の考え等々を伝達してもらうという方法にしております。
それから、廃棄率ですが、廃棄率はまだ計算していませんけれども、大体冊数でいくと 
2,900冊から 3,000冊廃棄させている状況にあります。
図書費の 6,000万円ということで先ほど町長がお話ししたように、この予算で間に合うかどうか、あるいは多過ぎるかというのはぎりぎりの線なんです。ただ、やっぱり 6,000万円という予算は相当高い予算になっていると思いますので、その辺も吟味しながら、これからの予算計上をしていきたいというふうに考えております。
それから、中学校とのかかわりですけれども、どのような進めぐあいかというと、現在、やっぱり次年度の学校経営の中の図書教育のあり方、それから図書館の環境整備、それから効果的な活用の仕方、もう一つは管理及び運営の体制、この4点について図書司書教諭と、それからあと先ほど教頭先生中心に、そして研究主任等と話し合って、あと教育委員会の方もリードとりながらまとめの研修会を何回か開いて構築していきたいというふうに考えておりますので、その結論が出るまで、できるだけ早くやっていきたいと思います。次年度からすぐというわけにはいかないかも、どうかわかりません、その準備でき次第、何月何日とは言えませんけれども頑張っていきたいと思います。
 あとはよろしくお願いします。ここまでしか……

議長(渡邊俊一君) 図書費に関しての図書の各校に対しての分配、どのように考えているかという質問がありました。あとそれから、図書関係について各学校1校で 100%貸し出しするべきものではないかという質問がありました。大体そのくらいでしょうかね。(「はい」
の声あり)

教育長(千葉芳樹君) 図書費の分配ですけれども、まず不足している、いわゆる廃棄したりそのような状況で不足したところにはできるだけ多く、それからあと新設校とか、まだ蔵書数が整わっていないところには多くというふうに持っていきたいというふうにやる予定でおります。
 それから、 100%貸し出しという……、(「蔵書数……当たり……%を堅持すべきだと」の声あり)蔵書数につきましては、その冊数だけでその価値、いわゆる平均、何ですか、充足したかどうかというのはなかなか判断は難しいんです。いわゆる図書費、いわゆる1冊の単価、値段が一応高いものもあります、安いものもありますので、それで持っていかないと。
だから、 100%の蔵書数にするのにどうしたらいいか、目標はそこですけれども、単価、値段によって対応の仕方がちょっと違うということをご理解いただきたいと思います。以上で
す。

議長(渡邊俊一君) 庁舎前についての使用について、財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 議員の質問は、使ってよいかというお話なんですけれども、使ってよいかという考え方からしますと、使用の許可というとらえ方もできようかと思いますが、基本的なところでは、庁舎前は広場であるということで、皆さん共有の場であると。それから、特定の方々が専有したいとか、そういった形でのいわゆる使用というか利用ということは考えてございません。
 今利用されている状況を見ますと、子供さん連れて散歩をしたり、犬の散歩に来る方もいらっしゃいますし、障がいの方々がボールけり遊びをしたりとか、さまざまな利用のされ方がしております。ということで、使用許可ということではなくて、あのままの姿で思い思いの形で利用していただくという考え方でおります。

議長(渡邊俊一君) あけの平二丁目公園について再度質問がありました。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) このグラウンドの配置につきましては、既に案を持っておりまして積算もしております。今後、あと当初予算に計上して査定を受け実施に向かう、順調に行けば実施されるというような手順になるかと思います。

議長(渡邊俊一君) 練習場に対して再度質問がありました。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 練習に関しての相談ということになれば、その都度対応してまいりたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 図書標準の充足ということで、値段のこともあるというお話でありました。確かに冊数だけそろえればいいというものではないというのもわかります。
 それで、ここで言いますと5カ年計画で 100%にするという計画があって、来年については、それでは何%までするということなのか。それについての予算は幾らなのか。少ないところについては余計に配分するけれどもということになりましたが、今の状態でも蔵書率、達成率はばらばらなんですね。それを勘案しながら予算というか経費、図書費が配分されるということなのか、改めてお伺いをしたいと思います。
それと、今の図書の補助員の方が本当に一生懸命やってくださるということもあって、何とかしてこれをフルパワーでできないものかと。そういうためにはやはり正規職員として採用して、もう全部その力を出してもらうということの方がいいのではないかと思うんです。それについて、町長が当初、就任以来お考えのこととあわせて、そしてまた学校での子供たちの様子を見ている保護者などの要求からしても、ここのところはそう決断すべきではないかと思いますし、中学校についても、それではいつ、できるだけ早くというお話ですが、いつになるのか、大体1年をめどとしているのか、2年はかかるということになっているのか、期間を区切ってお答えをいただきたいと思います。
 それと、先ほどの文化会館、それから図書館についても、もうスタートさせる時期だということだと私は思っていますが、これについても本当にスタートさせないと、富谷に越して来る人たちが富谷何もないねということにならないようなまちづくり、都市的機能としてつくっていく必要があるのではないかと思います。もう一度町長に方向性を伺いたいと思います。
 山公園については、当初予算でできれば実行していきたいというお話でありますが、これについては、そうしますと工事の方法としては暗渠でということを考えているのか伺いたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 佐藤議員、文化会館は通告にありませんので答弁は求められないと思いますからご了承願いたいと思います。
 それでは、若生町長。

町長(若生英俊君) 3回目の質問とお見受けをいたしまして、全部2回の答弁に含まれていますということで終わりたいところなんですけれども、せっかくの機会ですからね、一言二言申し添えますけれども、正規職員は本当にもうちょっと、予定の視野には入っておりますけれども、お待ちください。長期休みについて検討させていただくということで。中学校については、きちんとしたスケジュールを考えながら今準備しておりますので、これまたご理解をお願い申し上げます。
 長期計画の中に文化施設の一角を占める図書館というあたりは、ちょうど折よく長期計画の策定の時期に入っていますので、そういったところでお示しができればと、こんなふうに思っているところでございます。

議長(渡邊俊一君) では、まず千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 充足、5カ年計画に関する予算ということですけれども、5カ年で85%の充足です。 100%ではありません。ということで、先ほどお話ししましたように、蔵書数の少ないところから対応していきたいというふうに考えております。
それから、フルパワーで正規職員ということですけれども、学校での図書教育に関する組織体制を整えて 5.5時間でフルパワーで活用できるような運営をしていきたいというふうに思っております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 公園の工事に対して暗渠工事にするのかしないのか、何にするのかというような質問であります。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 暗渠も含めて検討しているということでございます。
議長(渡邊俊一君) 次、14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 私は、2件について質問します。
 1件目は、女性総合カウンセリング窓口の設置についてです。
 近年、女性を取り巻く社会環境や生き方は、少子・高齢化などを背景に大きく変化しております。また、女性のライフサイクルは大きく変化し、女性の社会的活躍には目覚ましいものがあります。一方、男女共同参画社会の制定や男女雇用機会均等法も整備されています。しかし、実際には女性に対する偏見、慣習的な差別もいまだに社会の各方面で根強く残っていることも事実ではないでしょうか。少子・高齢化により女性の力がどうしても必要になってきていることは、さまざまな角度から、またニュース等を見ても確実であります。その女性力、女性の力の発揮に必要なのが健康です。皆さんもご存じのように、救急車で搬送された妊産婦の方が病院に受け入れ拒否をされるケース、妊産婦の方だけではありませんがふえています。医師不足もありますが、これにはいろいろな問題があるようです。私は女性が健康で安心して生き生きと働き、子育ても楽しくできる社会にしなければならないと考えます。
そこで、女性が一生を通して健康を守るためのツールとして予防接種や治療歴、病歴、出産アレルギーの有無や健康診断などの情報を記載する「女性の健康パスポート」の発行を求めます。
 女性は思春期、妊娠、出産、更年期と生涯にわたってホルモンバランスが変化します。そのため男性中心のデータに基づく医療では無理が生じることが明らかになっております。性差に基づく医療が重要視されています。そこで既往症などデータを記載する女性のための健康パスポートが必要です。
 ヨーロッパに在住していた日本人の女性が出産のために現地の病院に行ったところ、医師から「あなたが生まれてからこれまでに受けた予防接種や病歴、治療歴の情報などが記載されている書類を提出してください」と求められたそうです。自分が生まれてからの健康に関する記録を1冊の手帳として持っていて、妊娠、出産のときに病気やけがなどの情報を見ながら医療を受けるとのことでした。この健康パスポートについて質問いたします。
 二つ目に、女性特有のがん対策についてです。
 富谷町は早くからマンモグラフィーの乳がん検診を取り入れており評価するところであります。また、子宮頸がん検診は20歳から対象となっています。私も20歳はかなり前の話なので富谷町で20歳からやっているというのはちょっと認識不足でありましたが、今度富谷町も20歳から対象となっていることがわかりました。
近年、子宮頸がんが20歳から30歳代の女性に急増し、45歳以下の女性の死亡原因として2番目に多くなっています。そこで伺います。乳がん、子宮頸がんの検診対象者の人数と検診率、その人数をお伺いいたします。
 また、子宮頸がんはヒトパピローマというウイルスが原因で発症します。ウイルスが原因なので予防ワクチンが開発されています。ですから、早く感染に気づくことが大切です。子宮頸がんは検診と予防ワクチンでほぼ 100%予防が可能であることがわかっています。ところが、世界 101カ国以上で承認されている予防ワクチンが日本ではまだ承認されていません。この富谷町からも早期承認を求めるべきです。取り組みを伺います。
欧米では7割から8割という検診受診率が、日本は20%前後と極めて低くなっています。乳がんは日本の女性のがんでは最も多く年々増加しています。平成17年度では約4万 1,000人が乳がんと診断され、残念ながら約1万人が亡くなっています。この原因としましてマンモグラフィー検診の普及のおくれと受診率の低さが原因の一つです。富谷町は早くにマンモグラフィー検診を取り入れておりますが、受診率は、何回か私もこの場でお聞きしておりますが、決して高くありません。低いのが常だと私は感じております。
 三つ目に、妊婦健診の公費負担が14回になりますが、町ではいつからの実施になる予定か伺います。きのうの町長要旨の中で富谷町は公費負担5回に即実施したことなどが挙げられておりましたが、この点は私も大変評価しているところでございますし、住民の方も非常に喜んでいるところでございます。これをぜひ14回に早くしていただきたいと思います。また、里帰り出産についても考慮すべきと思いますが、伺います。
 この里帰り出産、富谷町からほかの県に行かれる方、また先日こんな話がありました。ほかの県にお嫁に行って富谷町に帰ってきて出産しようと思いましたが、いろんな理由でなかなかお医者さんの方も考慮できず、結局富谷では出産することができない状況になっているようであります。その辺のことも考えていただきたいと思っております。
1件目の最後ですが、今女性はさまざまな問題を抱えています。先ほど質問した健康面からのこと、両親の介護をどうするのか、子育てやまた女性の再就職の問題など、先ほど男女雇用機会均等法の話をいたしましたが、先日こんな相談がございました。長男が来年から大学、2番目が高校に入ると。そこで母子家庭なのでお母さんは今の仕事よりもっと率のいい仕事につきたいと探していたが、結局給料のいいところは先に男性にとられると、面接に行っても、もう男性にさせられると、そういう問題が本当に現実ございます。そういう就職をどうしたらいいのか、また知的な障がい児の方をお持ちのお母さんが、今後この子供のことをどのようにしていったらいいのか、就職の問題、高校は卒業したけれども就職ができない、そのような問題、本当に家庭の経費、いろんな本当にもう言ったら切りがないほどいろんな問題を女性は抱えております。そして、家庭の中で一人で悩んでいることが多いのでございます。
 また、どこに相談したらいいのかわからない、こういう声もよく住民の方から聞きます。なかなかやはり生活が一生懸命だと広報を読む機会もない場合もございます。その中でやはり現在町では人権相談や行政相談も行っています。先ほども申しましたが、町長のきのうの要旨の中で実績としまして、町の相談事業として人権、行政、生活相談の実績が平成20年度は90件、ということは4月から12月まで約 270日、その中で90件ということは決して自慢できる数ではないのではないかなと、まだまだいろんなことで悩んでいる方が、またどこに行ったらいいのかわからない、そういう女性の方がたくさんいらっしゃると思いますし実際います。そのことを考えたときに、人権相談、行政相談、私も非常に助かっております。とても相談しやすく、相談なされる方も話しやすい方たちで非常にありがたく思っておりますが、この名前、ネーミング等もやはり相談しにくい部分もあったりするのかなと私は考えたりします。そこで、やはり気軽にいつでも相談できる女性総合カウンセリング窓口の設置を強くお求めいたします。
 富谷町のキャッチフレーズ、町民の皆さんが幸せを実感でき、「笑顔輝く あったか富谷」、私はこの笑顔輝くが大好きであります。この「笑顔輝く あったか富谷」に本当になれるように、5万都市を目指している富谷町としましても、この女性の力を最大に活用できる、また女性がどこで、どんなところで、どんな問題を抱えているのかということを本当にわかっていただきたい上でのこの窓口の設置を強く求めるものであります。
 次、2件目です。小・中学生ディベート大会を質問いたします。
 去る8月、第13回全国中学高校ディベート選手権、ディベート甲子園と通称言っておりますが、東京・文京区の東洋大学で開かれました。地区予選を勝ち抜いた中学校24校、高校32校が「知の格闘技」にしのぎを削りました。
ことしの論題は、中学が「日本は中学生以下の携帯電話の使用を禁止すべきである。是か非か」、高校が「日本は労働者派遣を禁止すべきである。是か非か」。この中学校の部での優勝が2年連続優勝で創価中学校(東京)と、それから高校は初出場の愛知県の南山校女子部が優勝を手にいたしました。この熱戦の様子が読売新聞記事に載っていました。宮城県からは東北学院が参加したようです。このように教育ディベートは一定のテーマについて賛否、二つのグループに分かれて行われる討論のことです。肯定側からも否定側からも議論することで客観的に物事をとらえる力や表現力をはぐくむとともに、他人の意見を尊重できるようになり、より深く物事を考えられるようになります。また、教育ディベートを経験することで自分の主張を論理的に構成する能力などを養うことができるのではないでしょうか。このことからも富谷町の小・中学校ごとにディベート大会の開催をしてはどうか、取り組みを伺います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの伊豆田議員の質問に答弁を申し上げます。
 女性に視点を当ててということでの内容でございました。正直、事前の通告からどのような背景と中身かなというふうに思っておったんでございますが、今の周辺にいらっしゃる皆さんの内容を聞いているよし、そういったところからの背景があってのご質問なんだなというようなことを今改めて感じたところでございました。
 健康パスポートにつきましては、母子手帳、従前の対応でいかがかしらと、そんなふうな思いでございます。
 2番については、健康増進課長の方からお話をさせることといたします。
 14回の健診につきましては、きのうお話をさせていただいたように、国が今動きだしたやに報道されておりますので、それに合わせて平成21年度対応ということで準備をさせていただきたいというふうに思います。県医師会からの何か助成金対応の要望も出されておるというのもありました。ちょっと私も聞いたんですが、今明確に申し上げられませんので、あと子育て支援課長から補足をしてもらうことといたします。
里帰り出産は平成20年度からもう既にスタートしておりまして、実績としては7人の方が11回の妊婦健診を受けているというふうなことでございます。
女性の総合カウンセリングということで、それぞれ女性特有のというふうにおっしゃっていただいたわけでありますけれども、女性に限らずといいますか、社会環境、女性の内的なものから来る、起因するものもあるんでしょうけれども、それは男性とて程度の差はあれあるんだよとか含めて、そういったふうなことだとか、あと障がいの問題とか、障がい者施策につながることだとか、あるいは今の経済状況の中で失業のリスク、かなり皆さん非正規をを中心にとかというようなものも現状、富谷の町域の皆さんも例外ではないわけでありますから、その辺のところも含めて十分なる対応とさせていただきたいというふうに思います。
90件の、ちょっと気になったんですけれども、町長が自慢げにとこうなるんですけれども、私が言っているのは自慢を云々でないんですよね。事実を皆さんにぜひ共有していただいて、そこからさらにどうつながるかという、町長が言うことは皆自慢げにというふうなことの中だとすれば町長は何も言わない方がいいということになるんですね。事実をもとにして私はお話をさせていただいているんです。総務課でもきちんとこういったものの裏づけがあって、平成18年度は27件でした、平成19年度は41件でした。行政書士会の好意によって月1回、月2回やっている中の月1回は行政書士会の行政書士職、資格職に来てもらってやっていますということなんです。その結果が90件なんです。自慢でもありません、事実がそうなんですよというふうなことなんです。これを回数、この日については予約、電話の前もっての予約で断っている状況です。ここをぜひ皆さんにお伝えをし、受けとめていただきたいということなんです。数字ひとり歩きで41が90になって、それ自慢しているんだっちゃ、こういうふうな話だけで物が伝わっていくと本当に私も、じゃあ言わない方がいいっちゃわということになってしまいますので、ここは強く皆さんにお伝えをしなければならない、しておきたいというふうに思います。
 次年度、総務課でも担当者、課長ともども、どのようにしたらいいかというのは、もう既に次年度の準備というようなことで入ってきております。このまま無料相談というようなことでおんぶに抱っこで善意に甘え続けていいのかというようなことにもなりますし、8人、トータル8件、11件、12件というような感じです、この日は、行政書士会が対応している1日のですよ、10時からですか9時からですか、9時半からですよね、それでも目いっぱいです。そういうふうな相談を今、月2の中の1回取り組んでいただいているんですね。それの90を、事実を申し上げているんです。ですから、次年度、それにあわせてというようなことで、ぜひこのまま無償で頭下げるのか、それとも一定の対価をお支払いしてでもニーズがあるのか、その辺のところは私どもも真剣に考えますし、議会の皆さんにもそれは問いかけるというふうなことなんです。よろしいでしょうか。そうでもなければ言う必要もないということですよね。私、急遽きのう、力入りますけれども、ぎりぎりまで読み込んで、これは言わなければならないということを後から追加したんです。そういうことも含めて、まだ、終わってみると足らざるところやっぱりあるんですね、皆さんにお伝えしておきたいことがいっぱいある。
その内訳、90の中の内訳は、一人で女性の方が相談に来られた方が57人、男性お一人で来た方が21件ですね、ご夫婦で10件、親子、お友達等で1件というふうなことで、合わせて12月末、12月の5日の、12月これで終わりですから、5日までの段階で90件ですというふうなことになります。ご夫婦の問題が27件、遺族、遺言と相続が25件、生活不安が12件、多重債務、借金が11件というふうな形で、それぞれダブることではありますけれども、こんな表も内訳を用意して、次年度に向けてどのような施策をというようなことで常に動かして、動いているわけですからね、その辺のところもぜひお酌み取りいただければというふうに思ったところでございます。
ディベートについては教育長からということで対応をお願いしたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、子宮がん検診等についてご説明させていただきます。
 まず初めに、平成19年度の子宮がん及び乳がん検診等の対象者、受診者数、受診率を申し上げます。子宮がん検診につきましては、1万 3,307人を対象といたしまして 4,375人が受けております。受診率32.9%でございます。乳がんにつきましては、1万 1,307人に対しまして受診者 2,465名、受診率21.8%となっております。パーセンテージで低いというお話、先ほどございましたけれども、町としてもぜひ受けていただきたいということで、いろいろな機会をとらえながら今後も啓発活動を進めていきたいと考えております。
次に、子宮頸がんの原因となりますヒトパピローマウイルスに対するワクチンの接種ということでございます。先ほど議員のお話にもございましたように 100カ国以上がもうワクチンの方を承認しているということになっております。ただ、日本は現在、臨床試験の段階でございます。欧米諸国で接種されておりますワクチンにつきまして日本人と合わない部分もあるということでございますので、それに日本人に合ったワクチンをということで現在開発中、国立感染症研究所ではそのワクチンが、日本人に合ったワクチンが完成したという情報も得ております。早ければ日本の承認ができれば、日本で認めれば、それを接種していくと、国の対応が出てきた段階で町としても対応していきたいと考えております。ですから、町独自でワクチンの接種をというのではなくて、国が認め、その段階段階を追ってワクチンの接種に踏み切っていきたいと考えております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(八巻恵美子君) 妊婦健診の14回無料化ということでお話をさせていただきます。
先ほど町長が答弁したとおり、子育て支援課としても14回無料に対しては、町の動きに迅速に対応できるように今体制づくりを整えているところであります。妊婦さんの対象人数ですが 258人となっております。また、里帰り出産につきまして平成20年度に行っているということで先ほど報告しましたが、議員さんのお話の中に県外から来た方が富谷で出産できなかったということですが、この里帰り出産というものは富谷町にお住まいの方が実家に帰って、そちらの病院で出産するということで、富谷町としましては県外の病院、受けられる病院に委託契約をしまして、その委託契約ができたところで出産していただくということなんですが、先ほどの事例ですと逆のパターンですので、ほかの県の方の富谷町の病院に委託願いをしたけれども、その病院が受けられなかったという、多分そういう形ではなかったかと思います。富谷町ではその病院の方に委託をお願いし、なるべく受けられるように実施しております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 小・中学生のディベート大会をということでお答えいたしたいと思います。
 まず、ディベートの力とは、やっぱり自分の考えを相手にわかりやすく整理して話す力、それから相手の話を要点をとらえて聞き取る力、そして三つ目としては、相手の質問や助言に対応しながら自分の考えを伝える力、いわゆる話す、聞く、伝える、この三つの力が要素となっております。
 ルールとしては、相手の立場や考えを尊重しながら伝え合い深め合う。もう一つは、共通の課題や目的を持った者同士がお互いの考えを知り、自分の考えを確かめながら話す、聞く、話し合う。ディベートの力のはぐくみの仕方としては、やっぱり関心・意欲を引き出すための動機づけ、それから思考力、判断力、表現力習得のための学習活動の計画と実践、それから課題を共有した発表の場の設定と練習。
 現在、学校におきましては、読書活動、国語教科学習を通して思考力、判断力、表現力を高める学習活動は行っております。ディベート的な取り組みとして、場所としては課題を共有した場の設定が学級会活動が今のところやられているのかなというふうに感じます。ただ、積極的という取り組みの例はまだ聞いておりません。
 ディベート大会に向けてということですけれども、小・中学校ともディベートの基礎力がまだ高まっておりません。基礎力がない場合、マイナス面として、いじめや学級崩壊の事例が多いです。ディベート大会はやっぱり競技の要素を含んでおります。したがって、部活動的な位置づけでの積み上げが必要ではないかというふうに考えております。したがって、意図は理解いたしますけれども、まず基礎力確保の状態に達するための方策を研究していかなければならないというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) この際、2時25分まで休憩をいたします。
午後2時11分 休憩


午後2時25分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 再質問させていただきます。
 一つ目に、先ほど何か町長のマイナス琴線に触れたようでして、当町相談事業の人権、行政、生活相談、これが5ページに町長の要旨として載っておりました。最後に大幅にふえていますというこの一言で、私もこれでいいのかなとそう思ったものですから、しかしやはり相談というのは意外と住民の方、特に女性がどういう相談を行っているのか、この人権とかと思うと、ううん、それだけかなと。行政、それから生活相談、生活というのは全般なんでしょうけれども、結局昼間、それも月2回ですよね、生活相談。先ほど2回と申しましたが、この生活相談、2日間にわたって各公民館を回っておりますので、その点は考慮しているのかなと思いますが、しかし住民が抱えている問題、女性が抱えている課題、悩みというのは、これでは、この枠の中には当てはまらないのが多いんですね。そういうことで、どこに相談したらいいのか、どのようにしたらいいのかということで悩むわけなのであります。
 ですからぜひ、5万人都市を目指している富谷町としましてぜひ、総合支援センターの中に3室か4室相談室がございます。あそこを使ってでもいいのかなと思いますが、そこには常時、もちろん1日のうち周知が徹底されるまでどなたもいらっしゃらないときもあるかもしれません。しかし、ここにおいでの皆さん、またそれを知った町民の皆さんがいろんな方に、こういうのを毎日やっていますよと、開いていますよということを口伝えに、また広報等いろんな方法で周知することで、ええ、富谷町ってこんなにいろんな相談に乗ってくれるんだということで、やはりあったか富谷に通じていくのではないかなと思いますので、ぜひ女性カウンセリングの相談は開いて、開設することを求めるものですが、それについて再度質問いたします。
 それから、先ほど町長は妊婦健診について、国の方で動いているので平成21年度に対応していきたいという答弁があったように私は聞いたんですが、先ほどの担当課長のお話ですと、はっきりした年度は言っていらっしゃいませんでしたので、この件について再度確認質問したいと思います。
それから、里帰り出産についてはわかりました。理解いたしましたので、この件について私の方で対処してまいりたいと思いました。
それから、子宮がん検診なんですが、乳がん検診についてはなぜ低いのかなと。この原因の一つに、やはり集団検診というのがあるのではないかと私は考えます。ということは、何度もここでも取り上げておりますが、集団検診は1回受けると次は受けたくなくなるんですね。それほどやはり女性の人権を私は考えていないと思っています。それで、お医者さんで受けられるように自己検診をずうっと求めてきております。その方向で考えておられるのか。
受診率の向上について今後どのように町として進んでいくのか、その点をお聞きしたいと思います。その中で、先ほど子宮頸がんについての予防としまして先ほど申しましたがウイルス、HPV、それを細胞診だと約70%の確率なんですね。ところが、これを細胞診とプラス、
HPVをプラスしますと98%の確率になるわけですね。この検診も今後、細胞診だけじゃなくて両方をあわせて行っていくようにする考えはあるのかどうか、お聞きしたいと思います。
それから、教育ディベートについてですが、私もこれが失敗するといじめや学級崩壊ですか、そういうのになるというのは初めて聞いたことなので、これはどこの話なのか、もしわかればお願いしたいと思います。
 ことしから子どもまつりが盛大に行われ、先ほど成功したということで、大成功ということで、私も参加させていただきまして大変に内容的にもいろいろ子供にとって、また親御さんも楽しめたお祭りではないのかなと感じてまいりました。1年に1回ということを考えていらっしゃると思っておりますが、この中で1年かけても2年かけても、その中で何か子供、小学校でディベート大会やっているところのパソコンを見ますと、やはり携帯の問題について小学生ではやっているんですね。そういうところを見ますと、小学生ではちょっと無理な面もあるかもしれませんが、中学生に対してはやはり積極的にこのディベート大会を開けるように勉強というか、その訓練ですか、何か国語、読書の方で、もちろん読書の方で力をつけるのも、これももちろん大事ですし基本となっていると思います。しかし、自分の考えを言える、上手に言える、私も下手な方なものですから、やはりこういうことというのは非常に私は関心があります。ですから、そういうことも、自分の考えを主張できるというところでも、ぜひ1年でも2年でもかけて少しずつ実施していく方向で、それを子どもまつりで発表するというのを私は楽しみにしていきたいと思っておりますが、その点について再度お聞きしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 人権相談の内容ですけれども、町長、答弁できますか、内容。若生町長。

町長(若生英俊君) 言葉の行き違いについて、またフォローしていただきましたのでね、本当に私も足らざるところあったこと、おわび申し上げたいと思います。何か自慢という言葉に過剰に反応してしまったことを今感じたところでございました。
 数字上は大幅にというようなことでよろしいかと思うんですけれども、今議員がおっしゃったように、女性特有の場所の問題、支援センターというふうに今おっしゃったのではっとしたんですけれども、そういう場所の問題でこういった分類にくくられないものがあるのかもしれませんし、人権、生活、行政というふうなことの中で私の行き場じゃないっちゃと思って自己否定している方もいらっしゃるのかもしれません。そういう意味で、数の面とはまた別な切り口で、福祉というふうな立場で検討する必要があるんだなというようなことを今再質問の中で強く思いましたので、早速の福祉系、企画系等々で検討したいというふうに思います。
 妊婦健診につきましては、課長が言ったとおり、今、国の施策もあります。今の誤解で取り組んでいる様子も見なければなりませんしというようなことで、現状平成21年の枠組みづくりを今しておりますけれども、確たることで今、平成21年から14回にしますというふうなことは申し上げられません。現状未定ということで課長の答弁と同じでございます。
ディベートについてちょっと触れてよろしゅうございますか。
では、恐らく議員の主張する背景とか、今こういうようなものがあってという事例で富谷町等取り組みませんかというのもあって、それはそれで評価できることなんだろうというふうに思いますけれども、ディベートについてやっぱり相当、やっぱり背景があるんだなと私は思います。いわゆる日本系と欧米系というか、英語圏と日本のいわゆる風土というかね、まさにイエスかノーかというようなあたりの、言葉の語順がそうですものね。我々、今回オバマの演出なんか見ると、改めてたどっていくと、もうすぐにちょちょっと言って「イエスウイーキャン」と言う、これが我々のところは、うーと言って最後にできます、できませんかとか、こういう文化ですものね。ですから、そういうこともやっぱり深いところがあるのではないかと思います。まさに言葉の闘争というか、そういったふうなことで相手を言葉の声量とかタイミングとかで言い負かす、打ち負かすというふうなことになるわけでありますので、恐らく基本は教育長が言っているとおりであるというふうに私も思います。
私も振り返ってみますと恥ずかしがり屋、この辺のところではおしょしがりの典型みたいなものでね、人前に行くと本当に口数も少ない英俊少年でありましたけれども、どういう経緯でどうなってこうなっているのかわかりません。恐らく内弁慶、おしょしがり、地元の皆さん、小さいころの私を知っているのはそういうようなはずなんです、印象として。どの時点でどうなったかは私も分析不可能でありますけれども、ディベートを通してこのように言葉のやりとりを非常に好むようになったということではなさそうな気がするんですよね。その辺のところ、まだ分析不能でございますので、そういったところも視野に入れながらあと取り組んでいきたい。総合計画においては子供たちと懇談をするというところで、なるべく町長しゃべらないで中学生の意見を引き出すというような形で町長期計画に生かせるような懇談も年明けには持ちたいと、そんなふうな予定でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 集団検診等については健康増進課。子宮がんの集団検診のあり方、自主検診を進めたらいかがですかというような質問がありました。それから、細胞検診とHPVの両方を取り入れたらいかがでしょうかというようなこと、2件について再質問がありましたので、健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) まず、乳がん検診のまだ集団という話でございます。以前からも個別検診ではというのも出ております。ただ、先ほど伊豆田議員の中にもありましたように、マンモグラフィーのその精度が実にいいと。ただ、そのマンモグラフィーを持っている医療機関が若干少ないものですから現段階ではまだ集団という、それが広く多くの医療機関で持てるようになり、医師会との契約等が可能になれば、それは個別検診等も考えなくては、視野に入れていかなければならないとは思っておりますが、現段階ではその数が少なく、一度に集中した場合のこともございますので、それについては今後の課題とさせていただくということでございます。
 伊豆田議員、先ほど集団の中では実に恥ずかしいようだという話でございますけれども、現在、スタッフ等も女性がすべて対応するというような形で、ただお医者さんにつきましては外科の方ということもありますので、そこら辺については男性のお医者さんもいらっしゃいますけれども、ほとんどが女性のスタッフでということで、近年そのスタイルを変えてきておりまして、受けやすい体制を整備しているところではございます。
 それから、子宮がん検診につきましては、やはりHPV、ヒトパピローマウイルスのワクチンとの併用ということでございますけれども、現在の日本のその安全性が確認された段階でということになると思いますので、よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) ディベートに対しての再質問ありました。それによってのいじめに進む可能性があるのではというような答弁に対して、どこの事例かというような再質問であります。それから、子どもまつりに対してのディベート大会みたいな形を催したらというような質問もありましたけれども、千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 最初の一つ目、その事例ということですけれども、私も現場にいるころディベート、さっき発音間違ったあれでディベートが学校の教育活動の中にも取り入れられたときがあったんです。そのときに、やっぱり学校というところは、一つはよりよい社会性を身につけるところ、そのために学級活動、いわゆる話し合いが必要です。そこにやっぱり心を重ねるということで、聞く、話す、伝える、これが心を重ね合う、足りないところを補い合うとか、そういうふうな学級活動、学級経営でありたいんです。
 ただ、ディベートというとやっぱり否定と肯定がまるっきり対立する、これが、その基礎力が、さっきお話しあったように、聞く、話す、伝えるの基礎力がないと、必ずそれが終わった後分裂するんです。それの事例が私も経験しながらあったんです。それがその後、このディベートがとまってしまったということです。ということで、事例はその程度で、どこどことは申し上げられませんので、よろしくお願いします。
 それから、中学生で子どもまつり等々という話ありましたけれども、やっぱり先ほどもお話ししましたように、競技的な要素があって、部活動的なスタンスの中で積み上げていかなければ、さっきお話ししたように心を重ねるような、よりよい社会性を構築するとは反対になってくるものですから、その辺で、その場をどこに持っていくか、時間をどこに持っていくか、いわゆる学校には教育課程内、いわゆる授業です。それから、教育内活動と特別活動を含んで部活動、それから教育外活動としてスポーツ少年団のように全く学校と離れてやる、その教育内活動でどこに位置づけるかということが非常に難しいんです。そういうような条件も、今各学校では授業時数がどんどん中学校は特に多くなっていますので、そういうような物理的に部活動的な体制を整えるのは難しいのではないかというふうに今考えておりますので、その辺、お含みいただきながら、先ほどもお話し申し上げましたように意は理解しますけれども、いろんな方向で研究というか、どのようにしたら条件が整うか、その辺から少し考えていくということで、時間は相当かかると思いますので、よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 質問というよりも、ちょっと誤解があったようなので、乳がん検診について一言私……

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員、質問に徹していただけますか。

14番(伊豆田待子君) はい、わかりました。それでは、質問いたします。
 乳がん検診についてですが、先ほどスタッフも女性ということを話されておりました。私はスタッフとか何かそういうのではなくて、何でしょう、実際その場、受ける場、その流れですね、流れの中でのことなので、スタッフとかそういうのではなくて。それをやはり個別、そのことを考えたときに個別検診にするべきだと思います。多分男性の、やっぱりここで性差というものが生まれるんだと思いますが、やはり女性の立場と男性がという見方も多分違ってくると思います。その辺で、やはり受ける自分として、やはり個別検診をぜひ実施してほしいというところで、そのスタッフを女性にしたとかそういうのは大変私も喜ばしいことだと思いますが、その辺で、そういうところでということじゃないことを考えていただいて答弁をお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員、集団検診でなく個別検診で町として取り組んだらいかがでしょうかというような考えですか。

14番(伊豆田待子君) そのスタッフを女性にしましたとかそういう形をとらえていらっしゃるので、そうではなくて基本的なところで女性としての意見でございます。その辺でどのように考えるかということを答弁いただきます。

議長(渡邊俊一君) だそうですから、健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、もう一度お答えさせていただきます。
 個別検診、先ほどもお話ししましたように、マンモグラフィー等の所有している医療機関の問題等々もございます。現段階で集団で行うのが多くの人たちに受けていただく、その率が低いというお話もありましたけれども、多くの方々に受けていただくのは現段階では集団だと考えられますので集団で続けていきます。ただ、今後そのようなマンモグラフィーなりエコーなり、そういう医療技術が整った医療機関等が近隣に出てきた場合には改めて考えなければならないことだとは思っております。もちろん今までも個別ということで検討している部分はございますので、それは今後の課題ということになると思いますけれども、現段階で多くの方々に受けていただくのは集団がいいのではということでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、私から2件、質問をさせていただきます。
 初めに、官民協働事業による「くらしの便利帳」の発行をと題しまして、行政の各窓口の業務や各種手続、子育て、福祉、健康、施設案内などの行政情報や地域の情報をまとめた 
「くらしの便利帳」を官民協働事業で発行している地方自治体がふえてきております。
 くらしの便利帳の内容は、市や町のプロフィールに始まり、日常のさまざまな場面で必要となる情報を網羅しており、市や町の制度や施設が一目でわかり、出産育児から学校教育、介護、高齢者福祉に至るまでの各種サービスが紹介され、その手続の仕方なども解説されております。また、観光情報や交通機関の時刻表や防犯・防災ガイドから行政サービス、医療機関、公共施設の情報なども掲載されており、公共施設や災害時の避難場所、医療機関などもマップで表示され、医療機関については診療科目や診察時間などが個別にわかるようになっております。くらしの便利帳は行政サービスの一環として作成されており、官民協働事業による発行で地元、また近隣の企業や社会福祉法人の施設などの広告が多数掲載され、その広告料で作成費用や配布費用を賄っております。
 千葉県市原市の例でありますが、本年7月に12万部を作成し、くらしの便利帳の市内全戸への無償配布をいたしました。この便利帳はA4サイズのフルカラーで、全 244ページ、 
300社以上の広告が掲載され、発行配布の費用約 2,000万円がこの広告料で賄われており、市で負担した経費はゼロとなっております。
宮城県以内においては仙台市、栗原市、角田市が既に発行しており、仙台市で発行している「せんだいくらしのガイド」は平成18年度より民間事業者の広告パートナーとの協働発行をしており、毎年作成しておりまして、発行部数は50万部となっております。内容は、行政情報に加え、民間業者が提供するグルメショッピング情報や医療機関などを掲載した、暮らしに役立ち、読んでも楽しい総合生活情報誌となっております。栗原市の「暮らしの便利帳」は6月に発行され、発行部数は2万 8,000部、角田市の「くらしの便利帳」は9月に発行され、発行部数は1万 3,000部となっております。内容は、先ほど申しましたように、市の歴史、観光名勝地の紹介や行政制度や手続の方法、それに医療機関の情報、企業や商店の広告などが掲載され、市民に好評と聞いております。また、白石市と塩竈市、そしてまた利府町が明年春に向け作成を進めております。富谷町も町民への各種制度やサービスの紹介など、行政情報の発進と地域事業者の情報提供による地域の発展と活性化を目指し、町の財政負担がない、官民協働事業による「くらしの便利帳」の発行をすべきと考え、次の2点をお伺いいたします。
 町が単独で行政情報誌を発行する場合に対しまして、官民協働事業によるくらしの便利帳を発行した場合、町の負担軽減はどのくらいと考えるか、お伺いいたします。
 もう一つ、富谷町は町民への行政サービスの向上、地域の事業者や商店の発展、そういった利便性を高めるためにこの「くらしの便利帳」を発行すべきと考えますが、その発行についてどのようなお考えか、お聞きいたします。
 2件目の質問でございます。
 富谷町のさらなる活性化対策として新事業創出支援融資制度を設けよでございます。
 アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン前議長は、サブプライムローンの問題に伴う金融市場の混乱を「 100年に一度の危機」と評しております。アメリカ証券大手リーマン・ブラザーズ破綻の衝撃は対岸の火事では済まされず、ヨーロッパ、アジア、もちろん日本にも大きな不況の波として押し寄せてきております。私たちの将来は、抱いてきた希望は、夢はこれからどうなっていくのか非常に心配でもあります。政府の迅速かつ的確な政策運営、対策を求めるものであります。
幸いにも宮城県においてはセントラル自動車の進出や自動車関連企業の進出、東京エレクトロンの進出など、今後の動向が心配されるところもありますが、希望が持てる状況であると思います。
考えてみますと、新たなものがつくり出される、また新たなものを始めることによって希望や期待が生まれると思います。そして、地域ににぎわいが出てくるのではないでしょうか。それには、地域で新たに創業される、起業される方々への支援が必要と考えます。新創業支援などの融資制度は仙台市が実施しております。仙台市の融資条件は、仙台市に事業所を設けることです。同様の融資制度は国や県でも実施されておりますが、仙台市の制度を利用してもらうことによって仙台市内に事業所を呼び込み、地域の活性化を図っております。
仙台市の融資制度の融資限度額は 1,000万円でありまして、平成19年度の実績は電気工事やリフォーム業などの建設業、また花、衣料品などの小売業、理容、美容などのサービス業、またラーメン店、喫茶店などの飲食業、そのほか自動車販売修理、整骨院、またイベント企画など36件、総額で1億 5,000万円の支援融資をしております。
大手企業や中堅クラスの企業進出に当たっては、融資のほかに企業立地促進奨励金などがあり、手厚い支援体制ができております。しかし、従業員が二、三人の小規模事業や個人で事業を起こす方への創業支援は手厚いとは言えないと思います。
 新たに会社を起こす、または事業を始めた方にお聞きしますと、もう 500万円、いや 300万円でも 200万円でも上乗せして支援してもらえば大いに助かるとの話を聞いております。富谷町として新たに会社を起こす、事業を始める方を支援する制度を創設することによって富谷町内への呼び込みができると考えます。
先ほども述べましたが、セントラル自動車を初め多くの企業が進出してまいります。これらの企業が富谷町の近隣に進出することによって人の動きは大きくなると思います。自動車関連など工業系の事業でなくても、コンピューターのソフト事業や、またそういったものに関係のない飲食、小売、サービス業などの新たな展開も可能と考えます。富谷町の将来に夢と希望を持ち、さらなる活性化とにぎわいを実現するには町内での事業活動の高まりが必要であると考えます。富谷町で多くの事業家が会社を起こし、また事業を展開することによって町のさらなる活性化が実現できると思うのであります。
富谷町は新たに創業する方を支援する「企業家支援資金」の融資、また「創造的産業支援資金」などの融資など、新事業創出支援融資制度を設けるべきであると思い、伺います。
一つに、現在町の企業支援制度で中小企業並びに小規模事業所への支援制度をお伺いいたします。
二つ目に、新規創業・起業について、中小企業並びに小規模事業所への支援制度と融資制度を伺います。
そして、町として新事業創出支援融資制度を設けるべきと思いますが、その実施についてお伺いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの安住議員の質問に答弁を申し上げます。
 くらしの便利帳をということで出していただきましたが、詳しいことは経営企画課で、恐らく安住議員が今展開されたような趣旨で準備が進んでいるものと認識してございます。テレパルという地元の、これにことし版にということで、とりあえずというようなことで、今までにないものを織り込んで皆さんのところに届けられているようであります。平成21年度向けにということで次回の版に合わせて業者さんとのやりとりがあるようでありますので、詳しくはそちらの方に第1回目、回したいと思います。
 二つ目は、町の活性化対策への新事業創出支援制度ということで、現状の中小企業並びに小規模事業所への支援制度ということで、従前からある二つの制度、金融機関を経由して中小企業振興資金融資制度と小規模企業小口資金融資制度という似通った二つの制度を通して額の引き上げなども平成18年の7月1日に改正して、今それをもとに運用しているところでございます。今のこういった景気低迷の中で、私のところに来る決裁の数も去年に比べて多いなというふうな印象と実感を持ってございます。
 新規創業、起業、趣旨等についてはおっしゃるとおりだと思いますが、新規創業、あるいは企業を起こす、会社を起こす、そういったものへの支援というのは、仙台市の例をお取り上げいただきましたけれども、なかなかこれ富谷町の規模ではというふうな、そんな感想を持ってございます。
 国では分野を定めてということで、地域再生中小企業創業助成金、宮城県の重点分野はということで、いわゆる事業を起こしたい人のですね、食料品製造、情報サービス業、飲食店、電気機械器具製造業、規模大きくなろうかと思いますが、社会保険、社会福祉、介護事業、その他の事業サービス業という特定のこの業種を指定して助成金制度、いわゆる厚生労働省、ハローワーク系で用意しているものでございます。創業経費に対する助成、対象経費の3分の1、条件は雇い入れ、雇用を拡大するということですからね、5人以上雇い入れて上限 500万円、5人未満の場合は 300万円とか、経費の3分の1をもって上限額ということですね。あと、雇い入れ、雇った人1人当たり30万円、上限 100人までとかというような形での、これもそのときどきに厚生労働省枠でというふうなことであるわけでありますので、大きくはやはりハローワーク系、厚生労働省系の本体か、あるいはその周辺の団体で取り扱う制度利用というようなことでご対応いただくことと今は考えてございます。設けるべきかというふうなことでありますけれども、大枠としては今のような考え方でということで、あと産業振興課長から補正をお願い申し上げます。
現状、雇用の就業支援とか、失業した人への職業あっせんとかとハローワーク、職安でやっているわけですけれども、職安も都市整備局同様、国の出先機関としていろいろ提言されている中で、ようやっとこのような動きになったんだなと個人的には思っています。ハローワークの所長さん、仙台職安の所長さんがみずから役場に出向いて今の状況をご説明をいただき、ぜひ町と一緒にこの難局を乗り切ろうと。当然のことだとは思うんですが、今までそれは国の仕事、県の仕事、町の仕事というようなことでのことだったんだなというふうに改めて。町では職安情報、就職情報を公民館の窓口に置いてというようなことで、しばらく前から配置をするようにしておりましたけれども、まだまだ不十分だなというふうに思います。まさに人生を、生活する中でのリスク、まさに最大級のリスクですよね、失業のリスクなんていうのは。こういったものに対応する施策というのは、まだまだやはり町として、住民の皆さんを目の前にする町の施策としては、やっぱり制度上も足らざるところいっぱいだなというふうに思います。
話は横道にそれますけれども、富谷町は 49.13平方キロメートル、この行政界の総延長は何キロメートルでしょうかという問題をあちこちでやっているんですけれども、マラソンの距離よりも長いか短いかから始まってね、40.3キロメートルということがまず大体計測されました。そこに4万 5,000人立ってもらう、4万 5,000人の皆さんにお立ちいただくとどんなふうになるものやらとかと言って、ちょうどいい感じなんですね。仲良く手をつなぐ感じのところに4万 5,000人が町域上に並ぶという、非常に一人一人、まさに皆さん20人も私、一番最初に浮かぶ4万 5,863人の中の最初はと言ったら議員さんの20名、ぴっとこの延長線上に浮かぶわけですけれども、その次はだれとかとなりますよね。非常にいいことを思いついたなと。これ自慢にまた受けとめられると困りますけれども、皆さんと共有したいというふうに思いますね。
そんなことで、言いたいのは何かといいますと、求職状況、9月10月は大変悪いと。0.74倍です。新卒の高校生、まだ 830人ほど未定の皆さんがいますというようなことで、趣旨は富谷町の町内にある業者さん、雇用保険を取り扱っている、加入している業者さんということでしょうか、 150社ほどに町長と職安の所長名で連名でお願い文を出したいというのが近々のお願い事でございました。もう快く了承しましてね、今ごろはもう既に事業所に届いているんだろうなというふうに思います。そんなことで、私もその道のぺえぺえの町長職でありますので、何とか事業者支援とか、あるいは事業を起こしたいとか、あるいはこういった失業者への対応だとか、なお一層方策がないものかと思っているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、初めに官民協働事業によるくらしの便利帳についてお答えいたします。
 まず、1問目のくらしの便利帳を発行し、町への財政貢献についてでございますが、現在使っている便利帳を仮に全世帯配布1万 5,000、あと転入者の皆さんへ配る用として1万 
6,000部くらい通常つくるようになっております。それをもとに積算をさせていただいたと
ころ、現在ですと 300万円から 400万円ぐらいはやっぱりかかってしまうようになっており
ます。それを官民協働でつくった場合ということで、その割合というものがありますので、広告をとる場合とか、完全に折半とかいろいろあるので、その場合によって違いますが、仮に折半した場合は半額で終わると、そういったところになっていきますので、それらのケースによって違うということでございますが、つくれば 300万円から 400万円は投資しなくてはいけないということになっております。
次に、2問目の官民協働のよるくらしの便利帳の発行をすべきということでございますが、これ先ほど町長が申し上げたとおり、現在その企画は進んでおります。これにつきましては、議員からのご提案のあった電話帳と一体となったものでつくる予定にしております。これについて、皆さんご承知のとおり、先ほどご紹介あったテレパル50をつくっているサイネックスさんというところがあるんですが、こちらに来年の3月に契約をして、11月に発行するように今進んでおります。内容については、本来ですと、先ほどご紹介のあった栗原市、角田市、白石市が今回つくっておりますが、そのほかに宮城県内ですともう一、利府町もつくっております。県内は4市町の例がある情報をいただいたので、テレパルをつくるサイネックスさんの方に、富谷町でもぜひというお話をしたら、今年度はもう型番が決まっているのでこの形ですが、場合によってはということで、前半の方に10ページほどページをいただいて、その中では町で独自に考えていただいて情報をいただきたいということで、イベント情報と、特に今回機構改革をしましたので、町の中の組織と、あと皆さんに関係する窓口業務、あとごみの収集、あと防災、その点に絞って特別に載せていただいてつくっております。その経緯があって、サイネックスさんの方から、じゃあ来年は富谷町さんでもほかの市町村のように、まだ事例は少ないんですが、つくってはいかがですかという話をいただいたので、それ拒むものは何もないので、じゃあぜひということでお願いした結果、来年の3月契約できるような今段取りになっております。
 その中身は、これ栗原市と角田市のものなんですが、もうほぼ前半は町の情報で埋まっております。くらしの便利帳以上に町内の情報なども取り入れられるようになっております。そのほか、当然電話帳ですので後半、電話帳があると、こういう形で今進めさせていただいているところでございます。
 先ほどのご紹介にあったように経費は全くかからないことになっております。すべて広告の企業の皆さんからの広告費でサイネックスさんは賄うということで、町の負担は全くないようなところになっております。
 しかしながら、ただではございますが、これ町内の企業の皆さんにやっぱり広告をお願いしてつくる業者でございますので、町もその趣旨を理解して、町内の企業の皆さんに町からもお願いをしなくてはいけない場面も当然出てきます。それが官民協働という協働の部分で、町は町なりにその企業の皆さんへのお願い事、あと情報をサイネックスさんに提供すると、こういった部分も出てまいりますので、こういうご時世になりましたので、企業の皆さんから広告とるのも大変厳しくなっているということで、議員の皆様方にも、もしそういった、これが計画が進んでなった場合は、ぜひお力添えをいただきたいと思っております。
 最終的に経費削減が大もとでございますが、情報発信の向上と、特に地域一体型のコミュニティメディアということで町は考えておりますので、この計画はぜひ成功させて、町が独自に発行しているくらしの便利帳はこれをもってかえていきたいと思います。
 なお、転入者の多い町ですので、その分の、今の契約の中ではサイネックスさんがその分 3,000部ぐらい多くつくって、それを町に納めますというところまで来ておりますので、転入の皆さん、窓口で同じようにこれをお渡しするというような形をとっていきたいと思っております。
なお、契約に運んだときには、また皆様方の方へはお知らせしていきたいと思っております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 中小企業並びに小規模事業所の方々に対する現在の町の支援制度といたしましては、中小企業者の金融の円滑を図り、経営の合理化と健全なる発展に資することを目的に、町内で事業を営んでいるなど融資あっせんの条件に該当する中小企業者を対象に運転資金、そして設備資金を町が指定する金融機関を通して融資する中小企業振興資金融資制度と小規模企業の育成振興を目的に、町内で事業を営んでいるなど融資あっせんの条件に該当いたします小規模事業者に対しまして、無担保、無保証人で事業主を町が指定する金融機関を通して融資する小規模企業小口融資制度の二つの融資制度を設けております
 なお、現在の景気後退傾向を踏まえまして、今後の中小企業の資金繰り支援といたしまして、今12月定例議会に中小企業振興資金制度の融資枠の拡大を図るために取扱金融機関への預託額を増加させるといたしまして預託金 550万円、それからそれに伴う保証金の92万 5,000円を補正計上提案させていただきまして、今後の中小企業者の皆様、小規模事業者の皆様の支援を図っていきたいと考えております。
新規創業企業に対する支援ということでございますが、町独自の支援制度及び融資制度は現在のところ整備しておりません。県の制度として新規創業や企業を支援する融資制度といたしまして創業育成資金という名称で既に制度化されております。また、財団法人宮城産業振興機構が実施しております実践経営塾を受講することによって新しい事業に取り組む企業家や経営者の事業計画の事業化の見込み、採算性、将来性等を専門家が分析し助言するなど、事業の成功を後押ししてくれるソフト面での支援もありますので、この事業の活用等も可能となっております。
 3番目の町としての新事業創出支援融資制度を設けるということでございますが、議員がおっしゃるとおり、町のさらなる活性化、産業振興のためには多くの事業家が企業を起こし、事業を展開していただくことが必要であるということにつきましては同じ認識でございます。町といたしましては、新規創業や起業を支援する新事業創出支援融資制度を設けることについて、今現在、県内では仙台市で唯一新事業創出支援制度、先ほど議員さんがおっしゃっていた内容でございますので、この辺の整備について仙台市の制度を研究いたしまして判断していきたいというふうに考えております。特に審査、採算性、それの実効性等につきまして、この辺の町としての融資の判断をするという体制につきましても、宮城県ですと商工振興センター、仙台市ですと産業振興センターということで、その辺の受け皿といいますか、支援体制も整っておりますので、この辺も勉強といいますか、いろいろ制度を研究させていただいて検討させていただきたいと思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、くらしの便利帳でありますが、利府の方も私お聞きいたしました。まだ現在発行されておりませんで、1月に発行ということで聞いておりますので、先ほどの私の論旨の中では、これからのものにというとで白石市と塩竈市と利府町というものを入れさせていただいております。本当に非常に、見てみますと私も、企画課の方でお持ちの資料と私の持っている資料も同じでございまして、非常に見ていても、楽しいとまでは行きませんけれども、本当に中身が非常に充実したものでありまして、ぜひとも、そういったことで進めておるということでありますので、本当に積極的にお進めをお願いしたいと考えております。ですので、こちらの件につきましては答弁は要りません。
 新規事業というか、そちらについて質問いたします。町として、何ですか、新規事業に関しての、新規創業に関しての支援制度が今のところないということで今のご答弁だったと思います。政府系、また県の方もいろいろやっておりまして、それは重々わかっております。先日も県の方に行ってお話はちゃんと聞いてまいりました。それで、仙台市ですと、やはりあれだけの規模がありますので、件数が少ないとはいえ約1億 5,000万円という大変な金額でありますので、これが富谷町としては財政的にはやはり実際にはちょっと厳しいのかなと。
ですので、例えば融資額をもう少し下げるとか、先ほどもお話ししましたように、 1,000万円という、もちろん多ければ多いのにこしたことはないんでしょうけれども、それはそれで、
ただ多ければいいというものではありませんけれども、町としての、先ほど言いましたように、 200万円でも 300万円でもプラスになるだけで本当にありがたいという方もおられます。
そしてまた、私、一つ提案なんですが、融資、金額そもそも融資というものも方法的にあるんですが、もしそれが難しいのであれば、例えば利子補給というもので町の方で対応するとか、または保証協会の保証料の一部補てんとか、そういった方法で富谷町で事業を起こしていただければ、そういったものをいたしますよということで、例えば県の方でありますと、保証協会の保証料というのは0.何%か、また1.数%のものを今現在お支払いしているようでありますので、そういったものの例えば2分の1を町が負担させていただくとか、そういったようなことでそういった起業される方、創業される方を、事業を始める方をこの富谷町に呼び込むという手もあるのではないかなと思います。その辺、どのようにお考えか、お聞きしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 安住議員に申し上げます。一般質問でありますので、答弁の必要性のない発言は慎んでください。(「はい」の声あり)若生町長。

町長(若生英俊君) そうですね、おっしゃる趣旨を受けとめて、産業振興の原課とも十分なる協議検討させていただきたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして一般質問を終わります。
 この際、3時30分まで休憩をいたします。
午後3時16分 休憩


午後3時30分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 議案第12号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第12号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、議案第12号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき議会の同意を求めるものでございます。
 提案の理由といたしましては、固定資産評価審査委員会委員高橋征晴氏は、平成21年1月31日をもって任期満了となるためであります。
ご住所は、富谷町志戸田字北田子沢 171番地、お名前が高橋征晴氏、生年月日は昭和15年3月15日であります。経歴については別刷りで皆様のお手元にお届けをしてございます。平成9年2月からご就任をいただいて、4期終えて新たな3年の任期を皆様にご同意求めるものでございますので、よろしくお願いを申し上げます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第12号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に、16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付

議長(渡邊俊一君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする諸君は「賛成」と、否とする諸君は「反対」と記載願います。
なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
「なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
投票箱点検

議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げます。1番議員から順番に投票願います。
投票

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。
「なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。
 16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君、立ち会い願います。
開票

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 18票
有効投票 18票
無効投票 な し
有効投票のうち
賛成 17票
反対 1票
 以上のとおり賛成が多数です。
 したがって、議案第12号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては同意することに決定をいたしました。
 議場の出入り口を開きます。
議場開鎖

日程第4 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成20年度富谷町一般会計補正予算(第5号))

議長(渡邊俊一君) 日程第4、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成20年度富谷町一般会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、承認第1号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第5号)に係る専決処分の承認を求めることについてご説明を申し上げます。
 議案書22ページをお願いいたします。
平成20年度富谷町一般会計補正予算(第5号)につきましては、提案理由でお示しいたしておりますとおり、議会を招集する時間的余裕がございませんでしたので、地方自治法第 
179条第1項の規定により専決処分によって行いましたので、ここにこれを報告し、承認をお願いするものでございます。
 平成20年度富谷町各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書、平成20年9月専決処分によりご説明を申し上げますので、説明書の3ページをお願いします。
 説明書3ページ、第1条 歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出の総額に 4,271万 5,000円を追加いたしまして91億 9,958万 5,000円としたものでございます。
歳入歳出補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」のとおりでございますが、事項別明細によりご説明を申し上げます。
 8ページをお願いいたします。
 まず、歳入でございますが、20款4項雑入におきまして、富谷中学校での損害賠償請求事件について、加入する全国町村会総合賠償補償保険からの共済等保険金を歳入財源として雑入 4,271万 5,000円を増額補正し3億 102万 5,000円としたものでございます。
 9ページをお願いいたします。
 歳出でございますが、10款1項教育総務費で、賠償金支払いのため 4,271万 5,000円を増額補正、3億 3,102万 5,000円と、失礼しました、1億 7,969万 9,000円としたものでございます。
以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 説明がちょっと、もう少し詳しく、どうしてこの補償制度が起きたのかという詳しい説明ない、どこで、いつ、どのような状況の中でこの 4,200万円という補償制度が起きたのか。その点をお尋ねいたします。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) それでは、今回の事故につきまして、ご説明いたします。
 事故は、平成14年12月20日午前7時42分ごろ、教室内において加害少年のほうり投げたほうきが被害少年の右目に当たり、被害少年が右目に障がいを負ったという事故でございました。
 判決内容につきましては、中学校を設置管理している町に対して、校長や学級担任等の教員について安全配慮義務違反があるといたしまして損害賠償を求めるという判決内容でございました。判決内容を受けまして控訴することも検討いたしましたが、事故から5年8カ月近くの長い年月が経過しており、控訴を提起することによって高等裁判所での審理と判決までさらに半年から1年を要することが予想されます。このことから被害本人とご家族にこれ以上のご心労とご負担をおかけすることはできないこと、被害者救済と賠償金の早期支払いが町の第一義的責務であるとの結論に至りまして、仙台高等裁判所への控訴の提起は行わないことといたしました。これによりまして町で加入しております保険会社より 4,271万 4,322円の損害賠償の保険金が支払われ、9月30日に被害者にお支払いたしたものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成20年度富谷町一般会計補正予算(第5号))を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成20年度富谷町一般会計補正予算(第5号))は原案のとおり承認されました。

日程第5 議案第6号 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第6号)

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第6号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案第6号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第6号)についてご説明を申し上げます。
平成20年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書、2ページをお願いいたします。
 第1条 歳入歳出予算の補正でございます。
 歳入歳出の総額、それぞれ 9,816万 2,000円を減額いたしまして、歳入歳出の総額を91億 142万 3,000円とするものでございます。
第1条第2項歳入歳出の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、3ページから7ページにお示しをしてございます。
 第2条 繰越明許費でございますが、地方自治法第 213条の規定によりまして、翌年度に繰り越しして使用することがきる経費は、「第2表 繰越明許費」によるものとするものでございます。
 8ページにお示しをしてございます住民税年金天引きに係る既存システム改修業務と町内会館整備事業について、平成20年度内に支出が終了しない見込みのため、平成21年度に限り繰り越しして使用できるよう予算措置をお願いするものでございます。
第3条 債務負担行為の補正でございますが、債務負担行為の変更及び追加は、「第3表債務負担行為補正」によるものとし、9ページから11ページに、第3表におきまして1件を変更、27件を追加するものでございます。
 変更の1件につきましては、富谷町中小企業振興資金の貸付枠拡大に伴い損失補償の限度額を増額するものでございます。
 追加いたします27件につきましては、平成21年4月1日を始期とする(始まりとする)、とみや議会だより印刷業務を初めといたしまして、平成20年度中に契約を行うため債務負担行為の追加をお願いするものでございます。
今回の歳入歳出予算補正の概要について申し上げます。
まず、歳入歳出額の調整におきましては、固定資産税の滞納繰り越し分の納付により 1,679万円、地方税等減収補てん臨時交付金の決定により 275万 9,000円、それから普通交付税の再算定、こちらは4月の暫定税率執行、約1カ月間だったでしょうか、による減収補てんが行われたことによりまして交付税の再算定が行われました。その結果、再算定の結果 444万 1,000円、さらに交付されることとなったものでございます。それから、宮城県後期高齢者医療広域連合派遣職員の負担金として連合会より 704万 2,000円、それから町税の延滞金納付により 1,023万円などを増額。
それから、歳出でございますが、終了した検診の予算の執行状況から 1,340万円、町営住宅の用地造成完了により 1,500万円、富ケ丘小学校、東向陽台小学校関係の改修事業費、こちらの確定によりまして1億 2,020万円、財政調整基金繰入金につきましては、歳入の増、事業の終了や事業費の確定による歳出額の減によりまして1億 3,948万 2,000円を減額するものでございます。
また、財源の手当てが可能になったことによりまして、歳出では主なところで、まず商工振興費でございますが、中小企業振興資金融資枠拡大のための原資預託に 550万円、それから預託額の増加に伴い保証料補給額を92万 5,000円増額。
 2番目といたしまして、安全安心確保の速やかな対応といたしまして、児童の安全通学確保のための富ケ丘小学校西側の側溝整備に 399万 3,000円、それから大黒澤苑利用者の安全面確保のための階段の整備や手すり設置、こちらに 110万 3,000円、それから防犯対策としての防犯灯の増設81万 9,000円を増額してございます。
三つ目といたしまして、全国大会派遣のための助成策といたしまして、まず富谷中学校女子駅伝チーム、こちらに38万 4,000円、それからとみやマーチングエコーズ 100万円の予算を計上してございます。
次に、歳入歳出補正予算事項別明細書により詳細をご説明申し上げます。
14ページをお願いいたします。
14ページ、歳入でございますが、1款2項固定資産税は 1,679万円を追加し、22億 5,595万 3,000円に、9款3項地方税等減収補てん臨時交付金につきましては、自動車取得税、地方道路譲与税の減収分、これは暫定税率の関係でございまして、交付になりました 275万9,000円を計上するものでございます。
 10款1項地方交付税につきましては、再算定の結果増額になります 444万 1,000円を追加するもので、14億 595万 7,000円とするものでございます。
12款1項負担金は、総務負担金で宮城県後期高齢者医療広域連合職員派遣の負担金 704万 2,000円を追加いたしまして1億 3,875万 2,000円とするものでございます。
15款2項県補助金につきましては、 5,000円を追加し 7,420万 4,000円とするものでございまして、農業委員会交付金の決定によるものでございます。
15ページに行きまして、15款3項委託金は 8,000円を追加いたしまして 9,730万 9,000円とするものでございまして、統計調査委託金の交付決定によるものでございます。
18款2項基金繰入金は、1億 3,948万 2,000円を減額いたしまして3億 1,215万 3,000円とするものでございます。
20款1項延滞金加算金及び過料でございますが、 1,023万円を追加いたしまして 1,143万 1,000円とするものでございます。町税の延滞金納付によるものでございます。
20款4項雑入でございますが、4万 5,000円を追加いたしまして3億 3,107万円とするものでございまして、農業者年金委託手数料の決定と政務調査費収支報告による返還金でございます。
歳入については以上でございます。
続きまして、歳出についてご説明を申し上げます。
歳出の各項目で人件費に係る給料、それから職員手当、共済費につきましては、異動等、それから扶養等の増による予算額の増でございまして、こちらの調整を行うものでございます。
まず、16ページ、お願いいたします。
1款1項議会費でございますが、44万円を追加、1億 2,924万 6,000円とするものでございます。1目議会費3節職員手当等は職員の扶養手当等発生によるものでございます。12節役務費手数料、議場放送設備障害調査費用でございます。
2款1項総務管理費は、17ページをお願いいたします。
総務管理費は 2,532万 5,000円を追加いたしまして10億 9,952万 1,000円とするものでございます。
16ページへ戻りまして、まず1目一般管理費51万 4,000円の追加でございますが、11節需用費の消耗品は平成21年度新規採用職員に係る用品等の購入に要するものでございます。印刷製本費は給与支払い業務の委託により減額をするもの、それから13節委託料は初級職員採用のためのものでございます。18節備品購入費は東向陽台出張所タイムレコーダー購入に要するものでございます。
 2目の文書広報費でございますが、需用費の印刷製本費は庁用封筒の印刷に要するもの、役務費の通信運搬費は発送郵便物の増により追加するものでございます。
 5目の財産管理費でございますが、11節需用費燃料費は公用車の燃料費の追加、それから15節工事請負費のサインボードは農業委員会、選挙管理委員会分のサインボードを設置するものでございまして、また電気コンセントの移設、書架移設工事につきましては新年度の職員の配置の増によるものでございます。18節備品購入費は新規に採用する職員の事務机、いす等の購入に要するものでございます。
6目企画費でございますが、11節需用費のうち消耗品は町民バスバス停用の時刻表作成のため、燃料は公用車の燃料費、それから印刷製本費は時刻表印刷、冊子印刷に要するものでございます。12節役務費でございますが、町長車購入に伴う納車に係る手数料と自動車損害保険料でございます。
17ページをお願いいたします。
 13節委託料は無料乗車証封入作業を委託するものでございます。18節備品購入費は町長車の更新のための購入費用でございます。27節公課費は購入に伴うものでございます。
7目情報化推進費でございますが、13節委託料 703万 5,000円は国保課税台帳集計業務システムの改修を行うものでございます。
9目の防犯対策費、15節の工事請負費でございますが、防犯灯の増設に要するものでございます。
10目自治振興費の工事請負費は大清水会館建設位置変更によるものでございます。
2款2項徴税費でございますが、18ページの上段にございますが、 118万 4,000円を追加しまして2億 1,681万 5,000円とするもので、人件費の調整を行うものでございます。
 2款3項戸籍住民基本台帳費でございますが、 5,000円を追加し 6,254万 9,000円とするもので、1目戸籍住民基本台帳費で8節の報償費、人口4万 6,000人達成の記念品の版代の不足分を予算措置するものでございます。
2款5項統計調査費でございますが、 1,000円を追加し 189万 1,000円とするもので、2目人口統計調査費で補助金決定により財源を更正、3目商工統計費は補助金の交付決定により財源の更正と歳出額の調整を行うものでございます。
 3款1項社会福祉費についてですが、19ページをお願いいたします。
670万 2,000円を減額いたしまして6億 7,508万 3,000円とするもので、18ページへ戻りまして、まず1目社会福祉総務費でございますが、11節の需用費、それから12節の役務費、20節の扶助費は、今般国において創設しました「地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金事業」の趣旨に基づく施策といたしまして、在宅で介護してございます世帯、中学3年生の受験生を持つ世帯へ1世帯当たり5,000円の支援を行うための措置でございます。
19ページをお願いいたします。
5目医療助成費でございますが、28節繰出金で国民健康保険特別会計への繰出金 944万 
8,000円を減額するもので、高額療養費システム導入及び関連改修対応業務を平成21年度以降に実施するためのものでございます。
 3款2項児童福祉費でございますが、5万 4,000円を追加いたしまして9億 9,626万 2,000円とするもので、1目児童福祉総務費の23節償還金利子及び割引料は、平成19年度認可保育所支弁額確定により負担金を返還するものでございます。
 3款3項老人福祉費でございますが、 1,320万 5,000円を追加いたしまして4億 7,874万 2,000円とするもので、1目老人福祉費のうち7節賃金、11節需用費印刷製本費、12節役務費の通信運搬費は特定高齢者健診対象者把握のために要するものでございます。28節繰出金 563万 9,000円は介護保険システム改修業務のため介護保険特別会計へ繰り出しするものでございます。
 5目後期高齢者医療制度費でございますが、28節繰出金 633万 9,000円は後期高齢者医療システム改修業務のため後期高齢者医療特別会計へ繰り出しするものでございます。
20ページへ参りまして、4款1項保健衛生費につきましては、 1,295万 3,000円を減額いたまして3億 9,934万 4,000円とするもので、1目の保健衛生総務費19節負担金補助及び交付金は古川地域行政事務組合病院分の負担金でございます。
 2目の予防費につきましては、13節委託料、胃がん、子宮がん、大腸がんそれぞれの検診業務が完了したことにより 1,340万円を減額するものでございます。
4款2項清掃費でございますが、 229万 4,000円を追加いたしまして5億 5,960万 9,000円とするもので、2目のごみ処理費でございますが、7節の賃金、瓶選別作業の増加による作業員の賃金でございます。
 6款1項農業費は、21ページへ参りまして、10万 5,000円を追加いたしまして 6,664万4,000円とするもので、20ページへ戻りまして、まず1目の農業委員会費でございますが、1節の報酬は改選に伴う委員報酬の増加分2万 9,000円でございます。
21ページをお願いいたします。
3目の農業費19節負担金補助及び交付金は、認定農業者に係る対象面積の増により1万 
6,000円、それから6目生産調整推進費の19節負担金補助及び交付金は、生産調整推進対策対象面積の増により6万円をそれぞれ追加するものでございます。
 7款1項商工費でございますが、 580万 5,000円を追加いたしまして 6,222万 2,000円とするもので、1目商工振興費13節委託料は印刷等の委託業務の完了により62万円を減額、19節負担金補助及び交付金の92万 5,000円は保証料の補給、21節貸付金 555万円は中小企業振興資金貸し付けの原資として、いずれも中小企業振興資金の融資枠拡大により追加するものでございます。
 8款2項道路橋梁費でございますが、22ページをお願いいたします。
道路橋梁費は 399万 3,000円を追加いたしまして4億 8,790万 6,000円とするものでございます。
21ページ、2目の道路維持費の15節工事請負費 399万 3,000円は、富ケ丘小学校児童の通学の安全確保のため学校西側の側溝整備工事を行うものでございます。
 5目道路改良費でございますが、町道沼田線道路改良工事におきまして支障電柱移転工事をNTTの補償工事により行うため、15節の工事請負費 175万 2,000円を減額、同額を22節補償補てん及び賠償金に予算を組み替えるものでございます。
22ページ、8款3項河川費でございます。
 河川費につきましては、 223万 2,000円を追加いたしまして 989万 9,000円とするもので、1目河川費の15節工事請負費 223万 2,000円は三ノ関膳部沢地内にございます排水路修繕工事に要するもので、工事箇所の浸食が進んだことによりまして工事費の増額が必要となったためのものでございます。
 8款4項都市計画費でございますが、21万 5,000円を追加いたしまして4億 774万 5,000円とするもので、1目都市計画総務費の1節報酬12万 8,000円、9節の旅費3万 3,000円、都市計画審議会開催に要するものでございます。13節委託料は都市計画の見直し作業に伴うものであります。
 2目公園費につきましては、13節委託料31万 6,000円は分筆登記用の図面作成、15節の工事請負費は公園遊具の安全確保のための工事を行うものでございます。
 3目の公共下水道費は、28節繰出金で下水道事業特別会計における事業費の減によりましして 119万 9,000円を減額するものでございます。
 8款5項住宅費でございますが、 1,500万円を減額し1億 2,565万 5,000円とするもので、2目町営住宅建設費で町営清水沢住宅用地造成工事の確定により減額するものでございます。
 23ページ、お願いいたします。
10款1項教育総務費は、 195万 9,000円を追加いたしまして1億 8,165万 8,000円とするものでございます。
 2目の事務局費13節委託料は富谷中学校における損害賠償請求事件における弁護士費用でございます。19節負担金補助及び交付金は富谷中学校女子駅伝チームの全国大会出場に対する助成でございます。
10款2項小学校費でございますが、1億 2,080万円を減額し7億 1,706万 1,000円とするものでございまして、富ケ丘小学校の改修・耐震補強工事、東向陽台小学校改修工事において費用の確定により13節委託料で60万円、15節工事請負費で1億 2,020万円を減額するものでございます。
10款3項中学校費は、24ページへ参りまして、 114万 6,000円を追加いたしまして2億8,799万7,000円とするものでございます。
23ページの2目中学校管理費11節需用費修繕料は、学校の経年経過等による修繕箇所の増加により 100万円を追加するものでございます。15節工事請負費84万 6,000円でございますが、成田中学校生徒数増加による普通教室の不足を解消するための改修工事費でございます。
3目中学校建設費でございますが、富谷中学校プール改築工事費の確定により13節委託料で10万円、15節工事請負費で60万円を減額するものでございます。
10款4項幼稚園費でございますが、33万 3,000円を追加いたしまして1億 2,124万 8,000円とするもので、1目幼稚園管理費におきまして需用費修繕料、東向陽台幼稚園門扉銘板を修繕するものでございます。
 それから、10款5項社会教育費につきましては、25ページ、お願いいたします。 281万円を追加いたしまして2億 5,961万 3,000円とするもので、24ページへ戻りまして、まず1目社会教育総務費14節使用料及び賃借料は、インリーダー研修会場変更と業務の完了により、19節負担金補助及び交付金は、とみやマーチングエコーズ全国大会出場への助成。
2目コミュニティセンター管理費は、西成田地区コミュニティセンター老朽度調査完了による費用の確定により29万 5,000円を減額するものでございます。
3目大黒澤苑費でございますが、13節委託料は業務の完了により16万 9,000円の減となるものでございます。15節の工事請負費 110万 3,000円は、利用者の安全確保のために出入り口の階段、それから手すりの設置工事に要するものでございます。25ページをお願いいたします。備品購入費は施設内に新たにカラオケセットを整備するものでございます。
5目公民館費に参りまして、11節需用費修繕料は成田公民館和室の畳修繕でございます。12節役務費は保守点検業務の完了により減額、13節委託料は公民館のエアコン設置の業務委託設計に 204万 8,000円を追加、清掃、樹木剪定、演劇上演業務につきましては完了により減額をするものでございます。それから、14節使用料及び賃借料は使用料の確定によるものでございます。
10款6項保健体育費は、26ページ、 381万 3,000円を減額し4億 9,544万 5,000円とするものでございます。
25ページの保健体育総務費で8節報償費、9節旅費、11節の需用費、それから26ページの役務費、14節の使用料及び賃借料は町民体育祭の中止による減額でございます。19節負担金補助及び交付金でございますが、東北大会、全国大会出場者増によるものでございます。
2目の総合運動公園費でございますが、15節工事請負費、18節備品購入費は額の確定により減額をするものでございます。
歳出につきましては以上でございます。
一般会計補正予算についてご説明を申し上げました。よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 15ページですが、14ページ、15ページ関連してです。固定資産税が入ってきていて、そのほかに延滞金も入っているということですが、これは1件なのか数件にわたるものなのか、答えられる範囲でこの内容を伺いたいと思います。
 それから、16ページのところで役務費手数料ということが言われましたが、済みません、町長車購入というふうにご説明あったでしょうか。だとしたら、いつの時期に、どういうもので買いかえるのか、伺いたいと思いました。
それから、22ページてす。都市計画費公園費のところで上桜木の遊具の修理ということが書いてありますが、これは割に新しい地域なので、どこにふぐあいがあったのか、どう直すのか、伺いたいと思います。
同じ15ページ、住宅費で清水沢の造成工事が終わったということですが、 1,500万円が減額になっているというのは、これは大きい額だなと思うのですが、この額が不用になったというわけを伺いたいと思います。
24ページです。その前にですが、済みません、23ページです。先ほど専決の中で言われた事故における賠償ですが、これは保険の中で支払われることになって、弁護士の費用は23ページで町から支払われるということになって解決を見るわけですが、そうすると加害者の保護者に対しての何かしらの請求というのが町からあるのかどうか、これはどうなのか伺いたいというふうに心配をしてお尋ねします。
24ページです。24ページの一番最初のところに成田中学校の普通教室改修工事があります。これは何教室をつくるつもりなのか。それによってどれくらいまで使える、何年先までそれで対応できるか伺いたいと思います。
25ページです。エアコンの設置業務設計委託とありますが、公民館ということで先ほど説明がありましたが、これは全公民館のことを考えているのか、特定した公民館なのか、どこの場所にどんなものをする設計業務の委託なのか伺いたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(眞山巳千子君) 固定資産税の滞納繰り越し分と15ページの延滞金と同じなんですけれども、差し押さえておりました滞納者におきまして民売のため差し押さえ解除の要請がありまして、解除をして売れたということで納付があったものでございます。

議長(渡邊俊一君) 次、経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 17ページの備品購入費の、これ町長車現在使用しているものをかえるということで今回予算を要求しておりますが、内容につきましては、まず現在町の公用車の中で専用車というのが2台ほどあります。これ町長車と議長車という形でございますが、その中で町長車を今回買いかえるということですが、その前に町長車については現在、平成12年5月購入のものになっております。議長車については平成4年3月、今回議長車の方を、相当年数もたって償却も相当終わっておりますので、そちらがなかなか劣化も目立っているということで、そちらの方に現在の町長車を議長専用車ということで使用していただいて新しく町長車の方を購入すると。これに伴って12月の今回補正上げている理由としては、議長車、セドリックなんですが、これが車検が3月でもう切れてしまいますので、そういう関係で12月というこの時期にご提案をさせていただいております。車種については、現在のものと同じようにクラウン系を予定してございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 22ページの公園費15節の26万 2,000円、これ上桜木地区の遊具改修工事ということでございまして、上桜木一丁目第一、第二、第三公園にリングタワーという滑り台に併用していますタワーがございます。口径が65センチメートルから90センチメートルのものまであるんですが、これ小さいお子さんが登る際、足の登る間隔が少し広いというようなことで、その中間地点にリングを追加して設置するものでございまして、12本予定してございます。その3カ所分の工事費でございます。
 それから、造成工事の 1,500万円減額ということでございますが、これ予定している造成工事すべて終了しておりまして、これすべて請負残の数字でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次、学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 23ページの委託料の弁護士費用につきましては、富谷中学校の事件が終了したということでの弁護士費用でございまして、加害者との負担割合につきましては、町が損害賠償の過失責任の割合につきましては双方の弁護士が話し合うということで協議を進めている段階でございます。
あと、成田中学校の今回上げさせていただいております工事費につきましては1教室分と考えておりまして、平成21年度、一応2教室分の不足が見込まれておりまして、そのうちの1教室分の工事ということで上げさせていただいております。将来的には普通教室につきましては18教室まで可能かなというところで、今回2教室分を設置して、それでも16クラス分ですので、まだ2教室の余裕があります。今の学校教育課の伸び率の算定におきましては、平成25年まで可能かなといところでございますが、いろいろな条件が重なりまして、それが果たして平成25年まで可能かどうかと言い切れるものではございません。

議長(渡邊俊一君) 次、生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 25ページの13節委託料の中のエアコン設置の設計業務の部分ですけれども、こちらはエアコン設置考えてございますのは六つの公民館すべてで対象になるものでございますが、設置する部屋につきましては、児童クラブ、そして和室を考えてございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 22ページ、8款2項5目の22節支障電柱移転補償となっているわけですが、これその前の15節と関連しているようですけれども、これ電柱そのものを移設するという意味なのか、また移設して戻す費用というふうなものなのか、ちょっとお伺いをしたいというふうに思います。
それから、次のページ、23ページですが、10款の先ほどの弁護士費用です。弁護士費用というのは、これ解決金としての弁護士費用なんですか、全体の、今まで何回か弁護やっていた弁護士費用なのか、解決金、要するに我々で言う、一般的に解決金と言っているんですが、そういう意味のものなのでしょうか。
それから、今の30ページ以降のこの項目なんですけれども、それぞれ総合行政システム委託業務とか項目が事項の中にあるんですけれども、事項を何とか統一したような項目というふうになっているんでしょうか、それともこの項目というものは、もう決められた内容なんですか、こういう名前になってるのかどうかということですね。総合行政、例えばですよ、4、総合行政情報システム運用支援業務委託というこの言葉は、この言葉以外は使われないんですかという意味なんですよね。以上です。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) これ21ページにも一番最後尾の道路改良費の工事請負費は、その次、22節、済みません、22ページの頭でございます、22節の補償補てん及び賠償金、支障電柱移転、これ電力が5本、それからNTTが7本、計12本ございまして、それぞれ今まで道路にあったもの、そして田んぼといいますか民地にあったもの、そのお互いの補償のルールにのっとりましてかからない分、それからこちらで手出しする分というようなことを全部計算しまして、この金額を計上したものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 弁護士費用につきましては、全体としての総額というふうになってございます。

議長(渡邊俊一君) 次、財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 債務負担行為に関係する調書の事項の名称でございますが、それぞれの業務の内容に応じて名称を用いておるものでございまして、議員おっしゃるような統一ということではちょっとできない部分でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、14ページ、15ページにかかわりまして、固定資産税の滞納分が入ったということと、それから関連して、延滞金が 1,023万円計上されておりますけれども、延滞金で 1,023万円というとかなり大きなものなので、これは件数と、それから対象となった物件はどういったものなのかを伺います。
また、年数が経たことによる金額の増高ということもあるのか、その辺の事情を伺いたいと思います。
もう1点は、17ページの自治振興費、大清水東会館建設工事で 400万円が増額補正となっておりますが、この会館建設は当初で 3,570万円計上しておりますけれども、この補正を合わせますと 4,000万円近い建物になるということで、これだけの支出となる要因、増額の要因を伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(眞山巳千子君) 数件なんですけれども、物件が大分多うございまして、場所的には明石台、上向田、成田というところにお持ちでございました。そして、平成10年からというところで滞納がありましたので、そういった長い間の滞納がありましたので延滞金もこのような金額になっているということでございます。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) それでは、ご説明するのに、まず今回の議案第4号の富谷町都市公園条例の一部改正の説明資料でございます議案第4号の資料をお持ちでしょうか。これを見ていただきたいと思います。
 まず、この中で(4)ということで色塗りされている黄色い部分がございます。これが今回公園として移管受ける用地でございますけれども、黄色く塗られていたのが公園、白い四角が平成20年度大清水東会館を建てる町内会の予定地の土地でございました。ここに平成20年度新築しますよということで予算当初から 3,700万円ぐらいの予算いただいているところでございまして、建設に向けまして大清水町内会と事務局、私とあと都市整備課の担当での新築検討委員会を持って建築に向けて間取り等々済んだところでございました。そんな中で現地の方で最終検討を現地でいたしました。そうしますと、ここの白く塗られている角地に集会所を建設することによりまして、(4)の黄色いところに建物によって死角ができる、危険ではないかということがまず1点。
 あと、ここが丁字路がありますので、集会所ができることによって東西、あと北側から出る際の障害に、安全上ちょっと死角になるという危険もあるのではないかと。また、会館の駐車場を設けた際の出入りを検討すると安全面でどうなのかということを検討いたしまして、(4)、来年の2月には組合が解散いたしまして町の方に移管になる土地だということで、民地と町の公共用地ではなく公共用地と公共用地というようなことの条件も重なっておりますので、今の(4)の上のカーブの上の方に会館を移動させ、会館の南側から、建てて南側から南の方を見ると、南というと、建てて、集会所の皆さんの集まる会館の方から南側を見ますと大変広い、一体感に利用できるというようなことで移設をしましょうというようなことでの決定になったわけでございます。
 それにつきまして、今回それにともないましてフェンスの撤去、あと再設置、新たに建設するところには新設工事費、あと給水、排水、雨水、ガス管の新規の取り出し、またあと遊具も移動が必要なものもあるというようなことで、これらに伴う工事費が今回補正でお願いしております 400万円ほどがかかるということで、会館の南から公園一体を広く安全な環境づくりになるというようなことで、今後夏祭り等々の町内会の行事を行う際には大変有効に活用されるのではないかということで、10年先、20年先を考えると、こういう金額の増額にはなりますけれども移設の判断をしたところでございます。そういうわけで、今回 400万円を増額したということでのご理解を賜りたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 移動する場所はここということですか。(「全然見えないよ、そいつ。
こっちから見えないよ」の声あり)見えます、見えません。(「言葉でどの位置と言っても
らうといいね」の声あり)丸いカーブの、東南の……、( 「東南の角地が今の白くなっているところが当初の」の声あり)そうですよね。(「今組合から公民館用地ですよという土地になるわけですね。それを上の方に」の声あり)上の方にぐうっと持っていって、(「持っていって」の声あり)このカーブの向こう側、北側に……、

議長(渡邊俊一君) 総務課長、行って説明してください。

16番(永野久子君) では、それは後ほど伺います。もしお示しいただければ。

議長(渡邊俊一君) よろしいですか。

16番(永野久子君) それでは、もう1点じゃあ、今の件はいいです。
 今地元の町内会の方と町とで検討委員会を持って協議をしたということで、これ自体は大変いいことだと思うんですが、こういうやり方はこれからも、このようなケースの場合、町内会館を建設するに当たってはこれからもこういうやり方を、検討委員会方式でやるということでよろしいんですか。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 町内会が長きにわたって使う施設でございますので、町内会の役員の皆様と協議をし、よりよい会館というようなことでございますので、今後もこういう形で進めたいと思っております。(「はい、わかりました」の声あり)

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) まず、16ページ、財産管理費の備品購入費でありますけれども、18節、庁用品費ということで机などを、事務机というような感じ聞いたと思いますけれども、1人がふえるということで、それで 250万円ほどかかるのかと思いまして、その辺の中身をお知らせください。
続きまして、17ページの、やはりこれも、これは企画費の中の18節備品購入費、町長の車をお買いになるということで 485万 6,000円なんですが、これやはり環境にやさしい、クラウンであるかどうかわかりませんけれども、ハイブリッドとかいうものは考えていらっしゃるかどうかお聞きいたします。
その次、同じく17ページ、防犯対策費で防犯灯の新設がありますが、81万 9,000円、これの場所、また箇所数でしたらお知らせお願いします。
また、先ほどの大清水東会館なんですが、これの完成予定日をお願いいたします。
 その次、18ページ、民生費であります。社会福祉費の民生費の20節扶助費であります 600万円。これは町長の最初の施政方針でのご説明の中で地域活性化・緊急安心云々ということで中学3年生の受験生、また介護ということでありますけれども、これは例えば生活保護世帯の方などは、これはこの中には入っていらっしゃるのかどうか、お聞きしたいと思います。
 続きまして、23ページ、事務局費、教育費の事務局費であります。これ先ほどの損害賠償というか、賠償についてでありますが、これ弁護士費用というのは保険会社からの賠償の方のそれに入っていたということでしょうか。その辺、お願いいたします。
あと、続きまして、これページ数でいきますと24ページ、教育費、中学校費でありますが、これで成田中学校普通教室の改修でありますが、以前から増築に当たりましては別に場所をとってあるということでお話は受けております。将来的にどのようになるか、ちょっとはっきりしないということで先ほど課長の方からお話しありましたけれども、これ今現在ワークスペースとして使っているところを、特別活動室として予定している場所ではありますけれども、ワークスペースという感じで全体的に今現在広く使わせていただいているところであります。ここを仕切って教室をつくるということはどんなものかなということで私自身が思います。将来的にもう少し生徒数の増加が見込まれるんでしたら、来年につきましてはとても間に合いませんので、きちんとした増築計画とかいうものを考えるべきではないかなということで私思っておりますけれども、その辺のお考えをお聞きいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 財政課長。

財政課長(渡邊成一君) 備品でございますが、事務机16台、袖机16台、事務いす16台、ロッカー2脚でございます。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 町長車の購入予定でございますが、クラウンの中の通常より低いランクを想定しておりますので、ハイブリッド車ではございません。そちらの方は予定しておりません。ただ、低公害車と国基準をクリアしていることは間違いございませんので、ご理解いただきたいと思います。
 あともう一つ、扶助費の方ですが、こちらの方は今回は生活保護世帯の皆さんの方は入ってございません。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 防犯灯の新設なんですが、主に明石台地区、東向陽台地区、太子堂地区でございまして、10基を予定しております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(須藤辰夫君) 公園が移管されるのが2月なものですので、等積交換はその後でなければできないというようなことがございますので3月契約、そうしますと秋口までかかるのかなというような感じで、今後なるべく早く竣工できるような発注をしてまいりたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

学校教育課長(瀬戸けい子君) 弁護士費用については損害保険の中には入ってございません。
 あとは、成田中学校の増築のお話がございましたが、当初から普通学級が18クラスまでは現在の成田中学校の特別活動室等々の利用によりまして、仕切るということにはなりますが対応は可能というふうな設計で建てている中学校でございます。18教室を超えた場合には増築ということも考えなくてはならないかなというふうに考えてございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、今の成田中学校の普通教室の件でございまして、やはりそうは言われておりましても、今現在そういう非常に環境的に伸び伸びと子供たちがそこで教育を受けているわけでありますので、やはり将来的に増加傾向というのがあるんでしたら、やはりそういったものをきちんと考えていくべきではないかなと思いますが、その辺をもう一度お願いいたします。
あと、18ページ、社会福祉総務費の扶助費でございます。こういった今現在、中学3年生で本当に勉強している方、また自宅の介護を受けている方、本当に大変かと思っております。しかしながら、生活保護世帯、本当に町長のお計らいで昨年、町長、あったかということで本当にやっていただいて、多くの方に本当に助かったというお話も聞いております。そういうことを考えますと、確かに原油高騰云々では、今大分お安くはなっていますが、例えば食料品関係は相変わらず、例えば小麦粉関係、それとまたあと油脂関係とかそういったものが相変わらず原油が下がっても下がってはきておりません。そう考えますと、やはり生活保護世帯の方にも何かしらのご支援というか、というものを必要ではないかと思うんですけれども、これはじゃあ町長の方にお聞きしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 今ご審議いただいているのは補正予算のことですので、そこは認めてもらいたいと。それから、その後の安住議員さんがお話しになっていることは状況の推移を見ながら計画するなりしていきたいというふうに考えております。以上です。

議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。

経営企画課長(荒谷 敏君) 議員さんのおっしゃることはよく理解できるんですが、今回この緊急安心実現総合交付金というのは福田内閣時代に決定されて、第一次補正という形で決定されたものです。その中でメニューとしていろいろなものがあるんですが、その中で特に医療・介護・年金という部分、あと子育て支援、ここを活用するということで、特に国が行っている制度の特に薄い部分を今回充当、そこへ支援をするという形をとりました。というのは、そもそもこの交付金も全国都道府県市町村一律の金額は交付されていません。特に富谷町は、その前にこの算定基礎というものがありまして、配分額が特に人口、その中の高齢者比率、財政力指数などに基づいて算出すると、それが一つあります。さらに、財政力の弱い小規模団体に特に配慮していると。 500万円から 3,000万円の範囲内で国が支給すると。富谷町は最低の 500万円の支給でした。これ県内でいいますと利府も 500万円、女川は不交付団体ですのでゼロということで、そういったところも加味しながら、その 500万円をいかに有効的に使えるかということで、まず第一次補正でございましたので、特に薄い、制度の薄い部分、そこへ充当し、第二次補正というのももう既に説明会が行われておりましたので、そこのときにいろいろなことが出てくるかと思います。
ちなみに周辺の交付金額ですが、大和町が 880万円、大郷町 960万円、大衡村 635万円、仙台市は政令指定都市ですので別枠で 3,800万円、最大の 3,000万円をいただいているところは、市のレベルの石巻市、大崎市、登米市というところで、人口を見ても富谷より低いところとか高いところ、その中でも財政力によってばらつきがあって、この 500万円をいかに有効的に使うかと。それでその中の条文の中にも「市町村財政に影響のない範囲内で」という文言もありましたので、ただこの対象の皆さんにしても 500万円では足りないので 100万円は一般財源を使わせていただきたいということで、ぜひご理解をいただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 最後に町長に締めてもらおうと思ったんだけれども、町長に指名していましたよね。それの答弁によって再々質問する、再々というか、3回目の質問をするのかどうか考えてください。若生町長。

町長(若生英俊君) 経緯は今課長から申し述べたとおりでございます。これにあわせて特別給付金ですよね。話題といいますか、年内じゅうか、あるいは年度内かというふうなところと相合わさったものですから、今議員がおっしゃるような皆さんにはその辺のところで、何ていいますかね、フォローといいますかね、手当てができるんだろうなと、そんなことで趣旨に合うものをというようなことで内部でこれまた十分なる検討をした結果、二つの、2領域の皆さんにと、 500万円は国で手当て、プラス超えるものをというふうなことで今回の提案なわけです。非常に私も国政の今の状況からして年内はもう全然不可能、年度内さえもどうかしら。それをさっきどうかしらというようなことを踏まえながら私の方の立場からすれば非常に、何か非常に複雑な思いできょう今臨んでおるところでございました。

議長(渡邊俊一君) 安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 今のお話、よくわかりました。私としては、今上げられております、この対象の方々を減らすとか何かしろとかということではなくて、これは本当にぜひお願いしたいということであります。ただ、実際に、先ほど言いましたように、この緊急経済対策につきましては、よく私も知っておりまして、これは本当に8月末に公明党と自民党が緊急経済対策として出したものの一つでございますので、その辺は重々わかっております。ですので、一般会計の方から 100万円追加してこのようなものをされておりますので、財政的にゆとりがあると言っているわけではありませんけれども、やはり今度の給付、定額給付につきましても、今の状態ですと春から、春過ぎあたりかなという感じがいたしますので、そういうことを考えますと生活保護世帯、昨年支給された方々の世帯には一般会計の方からでも足していただければありがたいのではないかなということで思ったわけであります。その辺、もう一度町長のご所見をお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 補正予算でありますから、その補正予算に対しての審議ということで、それをもう少しこっちから持ってくるとかあっちから持ってくるとかというような、そういった審議でなくて、補正予算に対していいか悪いか、そしてなぜそれを補正予算を求めたのかとかそういうようなやっぱり議論にしていただかないと、もう、ちょっと待ってください。それでもなおかつ今の質問に対して町長に答弁を求めますか。(「増額をじゃあ考えているかどうかということはいかがでしょうか。その生活保護世帯について増額、一般……」の声あり)
 若生町長。

町長(若生英俊君) 大変つらい課題でもありますけれども、一応提案をさせていただいた範囲で、枠組みでぜひご理解をお願い申し上げたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 先ほどの大清水の会館についてでございますが、 4,000万円という、 4,000万円を超していますよね。会館建設に関しまして随分幸せだなと、この大清水地区はということも感じました。この新しくできるたびに、やはりいろんな設備が整うし、それはわかります。だけれども、その格差というものを物すごく感じますね。今まで古い集会所に関しては町としてどのように今後進んでいくのか、計画、例えば、そうですね、志戸田の会館、あそこ物すごく古いです。それから西成田のコミュニティセンター、あそこも階段を上らなければ行けない、そういうバリアフリー制度に関しても、その辺もやはり古い会館と新しい会館の格差がかなりあります。その辺についてはどのようにお考えなのか。また、計画等ありますのか、その辺をお伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員、ちょっと申し上げますけれども、ただいまの審議している内容は補正予算でありますので、今一般質問もしくは予算・決算の中でそういう審議をされたらよかろうかなと、今聞かせていただいているんですけれども……、(「たとえ補正予算にしても町内会館に 4,100万円というお金が出ているわけです」の声あり)それに基づいての……、(「ですから、今後古いのをどうしますか、どういうふうに考えているかというのは、この新しい会館と古い会館の格差についてどういうふうに考えているのか聞くのはいいんじゃないですか、補正予算ですから」の声あり)今ですね大清水会館に対しての議論でしたら十二分にこの補正予算の中での議論に値すると思います。しかし、古い会館を今後どうするかという問題については、またこの議論から離脱したような形での議論になると思いますので、一応大清水会館に限定しての質問でしたら執行部に答弁をさせますけれども、それでよろしいですか。(「いいです。大清水会館という、大清水会館とのその格差の問題に対してどういうふうに対応するのか、私……」の声あり)
 若生町長。

町長(若生英俊君) 会館、大清水東、平成20年度は東にしますということで予定してきたわけですね。従前から会館の建てかえというようなことで順次来ていますので、平成19年は一ノ関、平成20年は大清水というふうなことで来ましたと。そういうふうな経緯の中で、大清水タイプですので 3,700万円という当初の予算を組み立てましたと。
 しかし、きょうの 400万円の補正は、どう見てもあの東南の角では、先ほど言った、こう上げていくと将来禍根を残すというふうなことで、万、費用負担をしても北東の、そのまま平行移動して北東の角に移すことが結果としては将来にわたって使い手がよろしいでしょうと、こういうふうなのがまずきょうの補正のお願いの部分であります。
 あと、その先については、ねっ、せっかくの機会ですので一言だけしゃべりますけれども、従前から、次はどうするのとかというのは従前の方針どおり次年度もどこの場所のどんな、どの場所の会館をとかの形で進んでいくことも、また従前から変わっておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) よろしいですか。(「はい」の声あり)
 ほかに質疑ありますか。(「なし」の声あり)質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第6号)は原案のとおり可決されました。
 ここで、お諮りいたします。
 あす11日は議案調査のため休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす11日を休会とすることに決定をいたしました。
なお、12月12日の本会議は議事の都合により時間を繰り下げて午後1時に開くことにいたします。
 これで本日はすべて日程が終了いたしましたので、散会をいたします。
 ご苦労さまでございました。
午後4時55分 散会

平成20年第4回定例会議事録(第3号)

平成20年12月12日(金曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 小泉光君     
  • 2番 小川昌義君
  • 4番 細谷禮二君     
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君     
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君     
  • 9番 今村寿君
  • 10番 市川壽藏君    
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君    
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君    
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君    
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君    
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員(1名)

  • 3番 土樋輪康雄君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 昆野武裕君
  • 会計管理者 山田豊君
  • 経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務課長 須藤辰夫君
  • 財政課長 渡邊成一君
  • 税務課長 眞山巳千子君
  • 町民生活課長 奥山育男君
  • 子育て支援課長 八巻恵美子君
  • 健康増進課長 小松巌君
  • 長寿福祉課長 千葉美智子君
  • 産業振興課長 奥山吉信君
  • 都市整備課長 鴇謙一君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 学校教育課長 瀬戸けい子君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 須藤辰夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 奥山吉信君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄    
  • 次長 橘川栄
  • 主事 福原明敏
議案内容
会議録署名議員の指名
議案第1号 富谷町税条例の一部改正について
議案第2号 富谷町手数料条例の一部改正について
議案第3号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について
議案第4号 富谷町都市公園条例の一部改正について
議案第5号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の 一部改正について
議案第7号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第8号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第9号 平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第10号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第11号 富谷町道路線の認定について
発議第 8号 子宮頸がん検診の推進並びに予防ワクチンに関する意見書
閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午後1時00分 開議

議長(渡邊俊一君) 皆さん、こんにちは。
 平成20年第4回富谷町議会定例会は、本日、最終日を迎えての議会であります。よろしくお願いをいたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日は、傍聴人がおられます。
 傍聴人の方々にお願いを申し上げます。富谷町議会会議規則では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、マナーモードに切りかえるか電源をお切りになって、静粛を保ち、傍聴されますようお願いいたします。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
 なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第 120条の規定により、19番千葉 達君、1番小泉 光君、2番小川昌義君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第1号 富谷町税条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第1号富谷町税条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。

税務課長(眞山巳千子君) それでは、議案書1ページをお開きいただきます。
議案第1号富谷町税条例の一部改正についてご説明申し上げます。
提案理由といたしまして、平成20年度税制改正において寄附金税制が充実されまして、所得税の寄附金控除の対象となる寄附金のうち、地方公共団体条例で指定する寄附金を、個人住民税の寄附金控除の対象とすることができる制度が創設されました。宮城県におきましては、同制度の趣旨を踏まえ、地域に密着した公益活動の促進や寄附金文化の醸成を図るため、平成20年9月の議会におきまして、個人県民税の控除対象寄附金を条例で規定する一部改正をしたため、富谷町におきましても所要の改正を行うものでございます。
4ページに富谷町税条例新旧対照表をお開きいただきます。
第3章目的税、1節入湯税の次に、第4章といたしまして、補足第 150条を追加するものでございます。
寄附金税額控除34条の7でございますが、「または金銭」を削りまして、文言の整理を行うものでございます。
次のページ、お願いいたします。
34条の7の第1項中に、第3号を加えるものでございます。
寄附金控除の対象につきましては、第1号で、都道府県、市町村または特別区への寄附金、第2号におきまして、社会福祉法に規定する共同募金会や日本赤十字社に対する寄附金といたしておりましたが、今回、第3号といたしまして、所得税法第78条第2項第2号及び第3号に掲げる寄附金のうち、県内に主たる事務所を有する法人に対するもの、公益信託に関する法律第2条第1項の規定により、県の許可を受けた同法第1条に規定する公益信託の信託財産とするために支出するもの、その他規則で定めるものを追加するものでございます。
所得税の寄附金控除の対象となる寄附金のうち、宮城県内に主たる事務所を有する法人等を包括的に指定するものでございます。それらに対する寄附金を、町県民税の控除の対象とするものです。対象となる団体は、現在、県内に 250の団体があります。
控除方式につきましては、定額控除方式でありまして、控除率につきましては、県民税が4%、町民税が6%、控除対象限度額につきましては、総所得金額等の30%、適用下限額を 5,000円といたしております。
補足の経過措置としまして、第 150条ですが、第34条の7第1項第3号の規定により、寄附金を定め、変更し、または廃止する場合においては、規則で合理的に必要と判断される範囲内において所要の経過措置を定めることができるを加えるものでございます。
 2ページにお戻りいただきます。
2ページの附則といたしまして、この条例は、平成21年4月1日から施行するものでございます。
経過措置といたしまして、改正後の富谷町税条例の34条の7第1項の3号の規定は、町民税の所得割の納税義務者が、平成20年1月1日以後に支出する寄附金について適用するものでございます。
第3条につきましては、読みかえの規定でございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号富谷町税条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第1号富谷町税条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第2号 富谷町手数料条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第2号富谷町手数料条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(渡邊成一君) それでは、議案第2号富谷町手数料条例の一部改正についてをご説明を申し上げます。
議案書6ページでございます。
提案理由でございますが、住民基本台帳カードの交付手数料を無料とし、当該カードの普及促進を図るため、富谷町手数料条例の一部改正を行うものでございます。
内容につきましては、8ページ、富谷町手数料条例新旧対照表によりご説明を申し上げます。
富谷町手数料条例附則で規定してございます手数料の徴収の特例に、平成21年1月1日から平成23年3月31日までの間において提出された申請書に基づき行う住民基本台帳カードの交付に係る手数料につきまして、再交付の場合を除きまして、交付に係る手数料を徴収しない旨の規定を加えるものでございます。
7ページ、施行日でございますが、この条例の施行日は、平成21年1月1日からとするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 住民基本台帳カードについてもでありますけれども、そのほかの方の多目的についてのそういったご計画、そういったものは予定ありますでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 多目的利用については、今検討中でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町手数料条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号富谷町手数料条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第3号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、9ページ、お開きいただきたいと思います。
 議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてでございます。
 提案理由といたしまして、国民健康保険法施行令において、出産育児一時金の金額が改定されたことに準じまして、所要の改正を行うものでございます。これは、来年1月1日より施行されます産科医療補償制度の掛け金相当分の改正でございます。
それでは、詳細につきまして、11ページ、新旧対照表においてご説明させていただきます。
第6条、「一時金として35万円を支給する」の後に、「ただし、町長が健康保険法施行令第36条の規定を勘案し、必要があると認めるときは、規定で定めるところにより、これに3万円を上限として加算するものとする」。第2項におきまして、第7条第2項を、次条第2項に読みかえるものでございます。
では、10ページ、お戻りいただきます。
 附則といたしまして、この条例は、平成21年1月1日から施行するものでございます。
経過措置といたしまして、施行日前に出産した被保険者に係る富谷町国民健康保険条例第6条の規定による出産育児一時金の額は、なお従前の額の例によるものとするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号富谷町国民健康保険条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第4号 富谷町都市公園条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第4号富谷町都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、12ページをお願いいたします。
議案第4号富谷町都市公園条例の一部改正についてご説明申し上げます。
提案理由といたしましては、平成21年2月に予定されております富谷町大清水土地区画整理事業の完了によりまして、区画整理組合から町への帰属を予定しております都市公園を追加設置するためのものでございます。
14ページの富谷町都市公園条例新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
別表1、都市公園の名称及び位置の表で、「街区公園杜の橋一丁目公園」の下に「大清水一丁目第1公園」から「大清水二丁目第2公園」までの五つの街区公園を追加するものでございます。
 お配りしております議案第4号資料をごらんいただきたいと思います。
今回追加しております五つの街区公園をお示しした地図でございます。それぞれ1番の大清水一丁目第1公園から(5)番の大清水二丁目第2公園までを示した位置でございます。
なお、五つの公園の合計面積は、約1万 8,400平米でございます。

議長(渡邊俊一君) ちょっととめてください。
この資料ですから、今説明しているのは。いいですか。
 じゃあ、お願いします。

都市整備課長(鴇 謙一君) よろしいでしょうか。
A3判の白刷りのものでございます。
 それでは、議案書13ページ、お願いいたします。
附則でございますが、この条例は、土地区画整理法第 103条第4項の規定により、富谷町大清水土地区画整理事業の換地処分の公告のあった日の翌日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号富谷町都市公園条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号富谷町都市公園条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第5号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条 例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第5号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、議案書15ページをお願いいたします。
議案第5号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてでございます。
 提案理由につきましては、富谷町地区計画区域内、今回、大清水地区でございますが、区域内における建築物の制限に関する規定の変更を行うため、所要の改正を行うものでございます。
17ページの富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
別表1で、大清水地区整備計画区域の区域名、「富谷字大清水上、同字大清水下、あけの平三丁目、穀田字釜ノ沢及び同字土屋沢の各一部」を、富谷町大清水土地区画整理事業の換地処分後に換地処分の区域名となります「大清水一丁目及び大清水二丁目の全部」に改正するものでございます。
次に、別表第2中の大清水地区計画区域内の沿道業務地区におきまして、2の建築してはならない建築物に、表中、ア、イ、ウ、エ、オのオですね。オの「ホテルまたは旅館」とあるものを表中から削除しまして、この地区にホテル、旅館の建築は可能とするものでございます。
 さきにお配りしております議案第5号の資料をごらんいただきたいと思います。
大清水地区の区域図でございますが、沿道業務地区は、大清水地区の西側に位置しておりまして、国道4号に隣接する赤で囲んだ区域でございます。
この地区の地区計画を決定した当時につきましては、ホテルや旅館等の宿泊施設につきましては、仙台市の中心部や鉄道駅周辺における需要が主でありましたのが、本地区での需要が見込めなかったことによりまして建築ができない形の当初は制限を設定しておりました。しかしながら、近年の経済情勢や人々の行動パターンの変化によりまして、自動車によるアクセス性の高いビジネスホテルの需要が高まってきており、東北自動車道泉インターチェンジ周辺でもビジネスホテルの建築営業が行われてきておりまして、高い稼働率を示しております。このような状況の中で、最近の黒川地域への大規模な企業の進出や仙台北部道路の延伸等もございまして、泉インターチェンジから約2キロメートルの距離という好条件にあります大清水地区におきまして、業務機能のさらなる充実を図るために、町といたしましても、ビジネスホテルの建設を推進していくことが必要であると考えまして、この地区における建築物の制限に関する規定の変更を行うものでございます。
なお、この地区計画の変更につきましては、本年9月30日に改正しました富谷町都市計画審議会に諮りまして、10月6日に宮城県知事の同意を得て、去る10月9日に都市計画決定の告示をしたところでございます。
16ページをお願いいたします。
附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行することとしております。
ただし、別表第1の改正規定は、土地区画整理法第 103条第4項の規定による富谷町大清水土地区画整理事業の換地処分の公告のあった日の翌日から施行するものとするものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今回の条例改正によりまして、この地域にホテル・旅館等が建築できるようになるわけですけれども、懸念されることは、ビジネスホテルの名のもとに、実態としてはラブホテルというような営業の形態があちこちで出ている状況がありまして、それを実質的に規制していく上でどういう実効ある措置が可能となるのか。この点については、都市計画審議会等でも伺いましたけれども、議会の場で改めて住民にはっきりとお示しいただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) ラブホテル等につきましては、本町では、用途上、建築できる地域はございません。これについては、商業地域のみの建築となってございます。審議会の方でも出ましたけれども、過去に、ビジネスホテルと称してそのような形態になった経過もあったというふうなことで、私どももいろいろの懸念したところではございますが、地区計画の届け出を町の方で受付いたしますので、万が一そのようなことがないような形で、町の方でも書類審査の強化を図っていきたいと、このように考えております。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第7号 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第7号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) それでは、平成20年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書34ページをお願いいたします。
議案第7号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算第3号は、次に定めるところによります。
第1条第1項におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 4,411万 7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ30億 5,140万円とするものでございます。
2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
債務負担行為につきましては、第2条地方自治法第 214条の規定により、債務を負担する行為をすることのできる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為によるものでございます。
 それでは、歳入歳出予算事項別明細書及び債務負担行為の関する調書によりご説明させていただきます。
40ページ、お開きいただきたいと思います。
初めに、歳入でございます。
 5款1項1目前期高齢者交付金は、 5,356万 3,000円を追加いたしまして、3億 9,808万円とするものでございます。これは、前期高齢者交付金の算定基準が当初予算編成時のものと変更になりましたので、その分の増ということでございます。
 9款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金は、 944万 8,000円を減額いたしまして、1億 6,730万 3,000円とするものでございます。これは、高額療養費のシステム導入及び関連した改修対応業務を当初予定しておりましたけれども、国におきまして、後期高齢者医療制度の見直し等のお話や国民健康保険の今後の方針など、不透明な部分もございますので、今回は見合わせることといたしまして、導入をしないものとするものでございます。
なお、現段階で、平成21年度の当初予算で計上する予定とはしております。
11款諸収入1項延滞金加算及び過料1目一般被保険者延滞金3節支援金分延滞金及び2目退職被保険者等延滞金3節支援金分延滞金をそれぞれ 1,000円を追加いたしまして、1項延滞金加算及び過料の総額を20万 7,000円とするものでございます。これは科目存置でございます。
次に、41ページ、歳出でございます。
 1款総務費1項総務管理費1目一般管理費は、 944万 8,000円を減額いたしまして、 3,099万 1,000円とするものでございます。これは、先ほど歳入でもご説明いたしましたけれども、高額療養費システム導入及び関連対応業務の委託を見合わせたことによる委託料の減額でございます。
 2款保険給付費1項療養諸費1目一般被保険者療養給付費は、 5,000万円を追加いたしまして14億 4,502万 9,000円に、2目一般被保険者療養費は、 356万 5,000円を追加いたしまして 2,311万 3,000円とするもので、歳入の前期高齢者交付金の額の確定及び科目存置いたしました延滞金加算及び過料の歳出における予算措置でございます。
次に、42ページ、債務負担行為につきまして、今年度より始まりました特定健康診査業務の21年度分の委託でございまして、平成20年度、今年度中に委託契約を締結するための措置でございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第8号 平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3 号)

議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第8号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) それでは、44ページでございます。
議案第8号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算についてでございます。
第1条の歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算総額にそれぞれ 190万 1,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億 2,820万 8,000円とするものでございます。
内容につきましては、50ページからの明細書で後でご説明いたします。
第2条の地方債の補正でございますが、47ページをお願いいたします。
第2表の地方債の補正でございますが、流域下水道建設事業債でございます。補正前 4,150万円、補正後が 4,460万円としまして、 310万円の増額を行うものでございます。
50ページをお願いいたします。
歳入の3款1項1目1節の一般会計繰入金 119万 9,000円の減額でございますが、下水道会計の収支の調整での減額でございます。
それから、6款の1項1目下水道事業債の流域下水道建設債の 310万円の増額でございますが、吉田川流域下水道事業建設負担金に係る起債でございます。
次に歳出の方、次のページをお願いいたします。
1款1項2目の下水道維持費、13節の委託料で 496万 8,000円の減額としておりますが、説明にありますように、富ケ丘地区下水道管路テレビカメラ調査委託に係る執行の残額分を減額するものでございます。
15節の工事請負費 375万円の増額ですが、この庁舎裏の町道に埋設しております下水道管の7カ所のコンクリートマンホールの硫化水素によりましての腐食、それを補修する工事のものでございます。
1款3項1目流域下水道建設費でございますが、 311万 9,000円の追加としておりますが、これは、吉田川流域下水道建設負担金に係るものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第9号 平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)

議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第9号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、54ページをお願いいたします。
議案第9号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 621万 6,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億 8,401万 9,000円とするものでございます。
2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
第2条は債務負担行為でございます。
地方自治法第 214条の規定により債務を負担する行為をすることのできる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為によるといたすものでございます。
次に、57ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。
介護保険システム運用支援委託と生活機能評価業務委託について、今年度中に準備行為が必要なため債務負担行為の設定をいたすもので、期間、限度額につきましては、記載のとおりとなってございます。
次に、事項別明細についてご説明をいたします。
60ページをお願いいたします。
まず、歳入でございます。
3款2項国庫補助金は、3目の事業費補助金に57万 7,000円を計上いたし 2,695万 6,000円とするもので、介護保険システム改修に対するものでございます。
 7款1項1目一般会計繰入金に 563万 9,000円を増額いたし2億 257万 8,000円とし、歳出に対します財源調整をいたすものでございます。
 次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款総務費1項1目一般管理費に 621万 6,000円を増額し、 3,427万 5,000円とするもので、介護保険料や介護報酬などの制度改正に係るシステムの改修分となってございます。
62ページにつきましては、さきにご説明いたしました債務負担行為による支出の見込みと当該年度以降の支出予定調書の記載となってございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 57ページの債務負担行為ですが、生活機能強化業務委託があります。これは、その対象者、委託先、活用方法など、詳細にご説明お願いします。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) これは、生活機能の基本チェックをするもので、 5,500人の高齢者に対しまして生活機能25項目のチェックをいたすものでございます。それで、生活機能のチェックの内容によりまして、その後の特定高齢者に対する介護予防事業というところに対象者としていくものでございます。
 委託業者については、これから検討いたします。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第10号 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予 算(第2号)

議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、64ページをお願いをいたします。
議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 640万 5,000円を追加いたし、歳入歳出それぞれ1億 7,229万 5,000円とするものでございます。
2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
第2条につきましては債務負担行為でございます。
地方自治法第 214条の規定によりまして、債務を負担する行為をすることのできる事項、期間及び限度額については、第2表債務負担行為によるとするものでございます。
次に、67ページをお願いをいたします。
第2表の債務負担行為でございます。
後期高齢者医療システム運用支援と同システム機器などの補修業務について、今年度中に準備行為が必要なため債務負担行為を設定いたすものでございます。
次に、70ページをお願いをいたします。
歳入でございます。
4款繰入金1項1目事務費繰入金に 639万 9,000円を増額いたし 5,556万 9,000円とするもので、歳出に対する財源調整でございます。
6款諸収入4項1目は、預金利子分を計上いたしたものでございます。
次のページをお願いをいたします。
歳出でございますが、1款総務費1項1目一般管理費に 640万 5,000円を増額し、 2,409万 5,000円とするもので、後期高齢者医療制度の負担見直し等に対するシステム改修に要するものでございます。
72ページにつきましては、さきにご説明いたしましたとおり、債務負担行為による支出の見込み及び当該年度以降の支出予定額の調書となってございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 今までずっとシステム改修とかそういうものを行って、委託料として算出されているわけですけれども、これは、職員がかかわっている時間というか、こういったものが数字としてあらわされているんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(千葉美智子君) 職員も確かにかかわってはおりますが、その時間としてあらわしてはございません。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第11号 富谷町道路線の認定について

議長(渡邊俊一君) 日程第11、富谷道路線の認定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(鴇 謙一君) 議案書の18ページをお願いいたします。
議案第11号富谷町道路線の認定についてでございます。
提案理由は、平成21年2月に予定されております富谷町大清水土地区画整理事業の関連に伴いまして、帰属を予定しておる町道路線を新たに認定するものでございます。
19、20ページをごらんください。
今回新たに認定する路線は、表に示していますとおり、 1,258番自転車・歩行者専用道路、大清水6の1号線から 1,277番歩行者専用道路、大清水4の4号線までの20路線でございます。
さきにお配りしております議案第11号資料をごらんいただきたいと思います。
赤で着色しておりますものが、今回認定します20路線でございます。
路線の延長は 913メートルでございます。
 なお、他の路線につきましては35線あるんですけれども、既に路線認定しておりまして、今回の認定によりまして、富谷町大清水土地区画整理事業地内の55の路線、総延長が約 11.14キロメートルになるわけでございますが、すべて認定されることとなります。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号富谷町道路線の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号富谷町道路線の認定については原案のとおり可決されました。

議長(渡邊俊一君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
午後1時52分 休憩


午後2時10分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第12 発議第8号 子宮頸がん検診の推進並びに予防ワクチンに関する意見書

議長(渡邊俊一君) 日程第12、発議第8号子宮頸がん検診の推進並びに予防ワクチンに関する意見書を議題といたします。
 提出者伊豆田待子君に説明を求めます。伊豆田待子君、登壇願います。

14番(伊豆田待子君) 子宮頸がん検診の推進並びに予防ワクチンに関する意見書案の提出でございます。
提出者伊豆田待子、賛成者佐藤克彦議員、同じく賛成者今村 寿議員でございます。
富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出いたします。
皆様のお手元にあります案に沿いまして説明にかえさせていただきます。
 子宮頸がん検診の推進並びに予防ワクチンに関する意見書案
 女性のがんである子宮頸がんの死亡率は高く、毎年約 8,000人が子宮頸がんと診断され、約 2,500人が亡くなっています。
子宮頸がんには、他のがんにない特徴があります。一つは、発症年齢が低いということです。子宮頸がんの発症年齢層のピークは年々低年齢化しており、1978年ごろは50歳以降だったのに対し、1998年には30代になり、20代、30代の若い女性の子宮頸がんが急増しています。
もう一つは、子宮頸がんの原因のほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)による感染であるということです。8割近くの女性が一生のうちにHPVに感染するものの、感染した女性がすべて発症するわけではなく、持続感染により子宮頸がんが発症すると言われています。
このように、子宮頸がんは、ほかのがんと違い、特有の発症経過をたどるため、定期的な検診による早期発見でがんの発症を予防することができます。
 また、このHPV感染を予防するワクチンの研究開発が進み、米国を初め 100カ国以上で承認され、ワクチン接種が行われています。
子宮頸がんは、定期検診と予防ワクチンにより、発症をほぼ 100%防ぐことができます。つまり、子宮頸がんは「予防可能ながん」ということになります。
しかし、検診の受診率は、欧米先進諸国の70~80%に比べ、日本は23%と、低い受診率となっています。それに、予防ワクチンは、日本ではまだ承認されておりません。
よって、政府におかれては、子宮頸がんの予防・早期発見のための取り組みを推進するため、以下の項目について早急に実現するよう強く要望いたします。
一、子宮頸がん検診率を向上させるための施策や周知をすすめること
一、子宮頸がん予防ワクチンの早期承認に向けた審査をすすめること
一、予防ワクチンが承認された後は、その推進を図るために接種への助成を行うこと
一、日本におけるワクチンの開発、製造、接種等について検討を進め、必要な対応を行うこと
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。
平成20年12月12日
宮城県富谷町議会
 内閣総理大臣 麻生太郎殿
 厚生労働大臣 舛添要一殿
 なお、皆様のお手元に、参考資料といたしまして「子宮頸がんは 100%予防できる」というものを皆様にお渡ししておりますので、ぜひご参考にいたし、議員各位の方々の賛成を、賛同をお願いしたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これから発議第8号子宮頸がん検診の推進並びに予防ワクチンに関する意見書を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり採決し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(渡邊俊一君) 起立全員。よって、発議第8号子宮頸がん検診の推進並びに予防ワクチンに関する意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定いたしました。

日程第13 閉会中の各委員会調査について

議長(渡邊俊一君) 日程第13、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって、継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
 平成20年第4回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から提出された意見を十二分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会のあいさつといたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
平成20年第4回富谷町議会定例会を閉会いたします。
どうも皆さん、ご苦労さまでございました。
午後2時18分 閉会

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議会事務局 代表