更新日:2008年06月13日
第1日目 6月10日(火曜日) | ||||||
町長提出議案の概要説明 | ||||||
一般質問 | 11番 磯前武議員 | |||||
1 | 安全で安心なまちづくりを問う | |||||
2 | 健康寿命延伸事業について問う | |||||
8番 菅原傳議員 | ||||||
1 | 後期高齢者医療制度に混乱はないか | |||||
2 | 学校給食費について問う | |||||
7番 相澤榮議員 | ||||||
1 | DCと本町の観光行政について | |||||
6番 山路清一議員 | ||||||
1 | 日吉台中学校等ガラス毀損事件 | |||||
2 | 富谷町職員は常に襟に町のバッジを | |||||
9番 今村寿議員 | ||||||
1 | 地域主権型“道州制”についての町長の見解を問う | |||||
2 | 町道の整備(特に歩道の補正)はどうなっているのか問う | |||||
3 | 明石台地域に住民要望の強い郵便局の設置を急げ | |||||
16番 永野久子議員 | ||||||
1 | 後期高齢者医療制度への対応を問う | |||||
2 | 福祉タクシー、医療費助成などの障害者福祉の向上を求める | |||||
2番 小川昌義議員 | ||||||
1 | 富谷町のOA化について問う | |||||
2 | 交通安全指導員について問う | |||||
第2日目 6月11日(水曜日) | ||||||
一般質問 | 15番 佐藤聖子議員 | |||||
1 | 町立小中学校業務員は正規採用職員で | |||||
2 | 待機児童の解消は公立保育所で | |||||
1番 小泉光議員 | ||||||
1 | 人口増への対応は十分か | |||||
2 | 町有地の活用を問う | |||||
13番 安住稔幸議員 | ||||||
1 | 緊急地震速報の活用推進せよ | |||||
2 | ふるさと納税の推進を図れ | |||||
14番 伊豆田待子議員 | ||||||
1 | 災害に備え備蓄倉庫の整備は | |||||
2 | 学校給食の食物アレルギー対応は | |||||
諮問第 1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |||||
諮問第 2号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |||||
承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例) | |||||
承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例) | |||||
議案第 1号 | 富谷町税条例の一部改正について | |||||
議案第 2号 | 富谷町食育推進会議条例の制定について | |||||
議案第 3号 | 富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について | |||||
議案第 4号 | 富谷町総合運動場条例の一部改正について | |||||
第3日目 6月13日(金曜日) | ||||||
議案第 5号 | 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第2号) | |||||
議案第 6号 | 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |||||
議案第 7号 | 平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |||||
議案第 8号 | 平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号) | |||||
議案第 9号 | 平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号) | |||||
議案第10号 | 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | |||||
議案第11号 | 平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号) | |||||
議案第12号 | 平成20年度富谷町メールサーバ構築及びドメイン(DNS)サーバリプレースに係る物品の購入について | |||||
議案第13号 | 平成20年度富谷町内部情報システムリプレースに係る物品の購入について | |||||
議案第14号 | 平成20年度富谷町立富ケ丘小学校改修・地震補強工事請負契約の締結について | |||||
議案第15号 | 平成20年度富谷町立東向陽台小学校改修工事請負契約の締結について | |||||
富谷町農業委員会委員の推薦について | ||||||
発議第 4号 | 国有林野事業の健全化を求める意見書 | |||||
閉会中の各委員会調査について |
平成20年6月10日(火曜日) 午前10時00分 開会
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 一般質問(通告番号1番~7番)
一般質問 | 11番 磯 前 武 議員 | |||||
1 | 安全で安心なまちづくりを問う | |||||
2 | 健康寿命延伸事業について問う | |||||
8番 菅 原 傳 議員 | ||||||
1 | 後期高齢者医療制度に混乱はないか | |||||
2 | 学校給食費について問う | |||||
7番 相 澤 榮 議員 | ||||||
1 | DCと本町の観光行政について | |||||
6番 山 路 清 一 議員 | ||||||
1 | 日吉台中学校等ガラス毀損事件 | |||||
2 | 富谷町職員は常に襟に町のバッジを | |||||
9番 今 村 寿 議員 | ||||||
1 | 地域主権型“道州制”についての町長の見解を問う | |||||
2 | 町道の整備(特に歩道の補正)はどうなっているのか問う | |||||
3 | 明石台地域に住民要望の強い郵便局の設置を急げ | |||||
16番 永 野 久 子 議員 | ||||||
1 | 後期高齢者医療制度への対応を問う | |||||
2 | 福祉タクシー、医療費助成などの障害者福祉の向上を求める | |||||
2番 小 川 昌 義 議員 | ||||||
1 | 富谷町のOA化について問う | |||||
2 | 交通安全指導員について問う |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
平成20年第2回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から、富谷町食育推進会議条例の制定についてを初め、各種会計補正予算など事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつとさせていただきます。
本日は、多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々にお願いを申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえられて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成20年第2回富谷町議会定例会を開会いたします。
最初に、提出議案等の説明を含め、町長にあいさつを求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
梅雨が間近いとの予感もする中でございますが、皆さんの初夏の装いと通り抜ける風、まさにさわやかさを感じさせるきょうでございます。大勢の皆さんにきょう議場にまで足をお運びいただき、そしてまた、平成20年第2回の富谷町の議会定例会でございます。ご参集賜りましたことに心から御礼を申し上げたいと思います。こういう大勢の場で町の町政運営につきまして、議員の皆さんとともに議論ができること、大変光栄に存じ上げるところでございます。
それでは、議案の説明、基本的な施策にあわせて提出させていただきました議案の概要について説明をさせていただきたいというふうに思います。
平成20年スタートしまして2カ月を経過したところではありますけれども、この間の町政運営の主な動きなどについてご報告をさせていただきながら、説明とさせていただきたいと思います。
初めに、平成20年は、昭和38年、富谷村から富谷町に呼称を変更して以来45周年目に当たる年でございました。4月6日には、議員の皆さん初め多くの町民の皆さんにご参加をいただきまして、記念式典を滞りなくとり行うことができたことでございます。大変感謝申し上げたいと思います。この節目に当たりまして、改めて先人のたゆまぬ努力により、地の利そしてまた人の和に恵まれた町として、人口4万 5,000人を超える県内10番目の自治体として成長したことに、心から感謝を申し上げる次第でございます。これからは、さらなる発展を期して、町民の皆さんが「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷」、そして「我がふるさと富谷町」と胸を張れるまちづくりを皆さんとともに進めてまいりたいと、さらに覚悟・決意をしているところでございます。
このような折に、「広報とみや」4月号から町長みずから執筆いたしております「町長随想」、「幸せ輝く」ということで「幸・輝」というタイトルにしておりますけれども、私の思いや町政運営の一端をお伝えする機会とさせていただきますので、引き続きご拝読のほどお願いを申し上げたいと思います。
さて、富谷町の人口は、5月末現在4万 5,255人でございます。1万 5,083世帯で構成されておるということです。これは、昨年と同じ時期、同じ1年を比べてみますと、 971人、 446世帯の増加という、県内そしてまた全国的にもまれに見る人口増と世帯増という独特の様相を呈している町だと、こういうふうにも言えるかと思います。
それでは、平成20年第1回定例会以降の町政運営の一端を申し上げることといたします。
初めに、子供たちのための環境と未来を考える町・すべての世代が生き生き暮らせるまちづくりの取り組みについて申し上げます。
教育の充実について、4月8日、町立小学校7校で入学式が行われ、今年度は 639名の小学生が入学をいたしました。大変うれしく思いますと同時に、この大きなボリュームといいますか、子供さんの数をもってして富谷町の未来を担う、そしてまた将来の日本を担う子供たちをお預かりする立場、大変責任の重さを痛感しているところでございます。
昨年度から全小学校に図書館専任職員を配置をさせていただきました。児童生徒の読書活動の充実に取り組んでいるところでありますけれども、「教育満足度日本一の町」の実現に向けて、引き続き教育環境の充実に積極的に取り組んでまいります。
学校現場におきましても、本年度から町単独でスクールカウンセラーを富谷中学校を配置先としておりますけれども、富谷中学校のみならず、全小中学校、幼稚園を含む広範囲な皆さんの悩み、相談に定期的に応じていくことといたしました。
また、学校教育課教育委員会学校教育課内に教育相談専門員、技術のある、お持ちの専門家でございます。を配置して、児童生徒、保護者の方々からの学校生活、家庭生活に関する悩みや子育てに関する悩みなど、幅広く教育に関する相談に対応できることとなりました。元の1階、教育長室を専用相談室として用意してございます。
学校給食につきましても、児童生徒数の増加に伴いまして、現状2カ所あります、役場に入る手前、中央公民館の近くでありますけれども、道路を挟んで大規模な方が第1センター、古い方が第2センターということで2カ所用意してございますけれども、相当数その老朽化、そしてまた食数の増加に合わせて、その処理能力といいますか調理能力にも限界が見え始めましたので、平成20年度をスタートにして21年、22年、この足かけ3カ年度を経て新しい増設というふうな形になりますけれども、給食センターの施設整備を図ることといたしております。庁内に学校給食整備検討プロジェクトチーム、設置をいたしまして、先ごろ12日に初会合を開いて、完成に向けてスタートしたところでございました。
3月の施政方針で述べましたけれども、教育の充実ということの一つの中に、宮城県では11月を「みやぎ教育月間」と定めておるというふうなことを受けまして、富谷町でもぜひ「とみやこどもまつり2008」という企画といいますか、を用意しまして、11月16日、実施することといたしております。庁内に検討組織を設置しまして、現在、実施内容等について検討しているところでございます。子供の輝く姿と大きく成長する姿に目を向け、子供たちの持つ大いなる可能性を伸ばしていく役割を確認する機会として、また、子供から高齢者まで幅広い年齢層が学び、集い合う場となるように、教育まつり的な要素を持つ内容といたしますので、詳細が決定次第、皆様に詳細をお知らせしたいと思います。
ここで一つ、残念なご報告を皆さんに申し上げなければなりません。4月27日、日吉台中学校での窓ガラス、そしてまた町内会館の窓ガラス破損という、新聞等でも報道されたとおりでございます。日吉台中学校窓ガラス24枚、プランター6個破壊されました。町内会館ガラス10枚割られる事件でございます。いまだ未解明でございまして、大変心配しております。学校であるゆえに、生徒諸君そしてまた保護者の皆さん、地域の皆様には大変ご心配とご不安をいまだもっておかけしていることに、心からおわびを申し上げ、大変申しわけなく思っているところでございます。
その結果としまして、フォローとして、今いろいろ取り組みをしておりますけれども、後ほどご提案をさせていただきます、日吉台中学校への特定校への犯行の繰り返しであるというふうなことからして、大和警察署の強いご指導によりまして、防犯カメラを設置するということで議会にご提案をさせていただくことになっておりますので、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げたいと思います。
引き続きまして6月14日、富谷武道館におきまして、青少年健全育成とみや町民会議の総会が行われます。大変大事なお役目の組織であることとあわせて、儀礼的な総会のみならず、その後に引き続きまして、第8回になりますが少年の主張・富谷大会というのをやっております。もう8年目の実績を持つことになります。中学生10人の5校から2名ずつ、10名の中学生諸君の、まさに本当に我々が子供のころの思いをほうふつさせるほどの、まさに真っ直ぐな思いを5分程度で述べる会がございますので、ぜひお足をお運びいただければというふうに思います。
「十三夜・魂のふるさとまつり」につきましては、昨年の反省を踏まえまして新たな組織を設置し、現在開催内容を急ピッチで検討しているところでございます。おおよそ形が見えてまいりまして、その検討内容につきましては、逐次ホームページ等でも公開しているところでございます。新しく設置された組織委員会の会長には、当議会、渡邊議長にご就任いただくこととなりました。間もなく今年度の全容等がはっきりしてまいりますので、それぞれの皆さんに周知をし、そしてまた、ぜひ楽しいお祭りとなりますようにご関心を寄せていただくこととあわせて、ご参加のほど、お願いを申し上げます。
二つ目の福祉の充実について申し上げます。
子育て支援につきましては、ことし4月の組織機構改革によりまして、保健福祉課から分離しまして、子育て専門のというふうなことで「子育て支援課」という体制で進んでおるところでございます。
妊娠・出産の支援としまして妊婦健診、無料回数を2回から5回に拡大しました。4月の受診者数は 263名でございました。また、県外での里帰り出産、助産院での健診、広く対応したいというふうなことで町では取り組みをしておりまして、5月までに9名の里帰り出産者への健診の対応とさせていただいております。
乳幼児医療費助成拡大については、所得制限なしで去年の10月からスタートしておりまして、今後も継続することといたします。
顔の見える子育て支援の充実を目指します。
母子健康手帳の個別随時交付、成田公民館と本庁を会場に集団交付、月2回を実施し、利用者の要望に合わせた形で新たに展開しております。集団交付では、保健師や助産師、栄養士が専門的な見地から妊娠の経過や健康指導、栄養指導を行い、今後受けられる制度や個別の制度にも対応し、参加された妊婦の皆さんには大変好評をいただいているとのことでございます。これは、本年度、保健師を2名新たに採用したということによりまして、こういう幅の広い取り組みができるようになったというふうなことでございます。
健康増進につきましては、今年度から生活習慣病を中心とした疾病予防と改善を図るため、医療保険者に義務づけられました特定健康診査、特定健診、特定保健指導のうち特定健康診査を、富谷町国保に加入している方々を対象に現在始まったところでございます。私も昨日、東向陽台公民館に健診状況を伺いに参りました。おおむね順調には推移しているとの認識を持ったところでございます。しかしながら、健診の体制、皆さんご承知のように、今、多く新聞・テレビ等で報道されているあの内容でございますが、健診内容・体制が変更されたこともありまして、いろいろ皆さん、今までと違うこと、お感じのことも重々お話を聞かせていただいているところでございますので、不都合な点には、ぜひ次年度、改善をしてまいりたいと、そんなふうな思いで帰ってまいりました。
次に、食品の偽装表示、食の海外への依存など、食の安全・安心に対する消費者の関心も高まっているのは既にご承知のことと思います。このような状況の中で、国及び県では、食育基本法という国の法律を定めまして、食育推進基本計画、宮城県食育推進プラン、それぞれ国・県の立場で策定をしまして、食育推進に関する施策の推進を図ると。これらを受けまして、町としましても、食育を着実かつ実効性のある取り組みとしていくために、町や関係団体、学校、保育所、地域及び学校で推進してきた取り組みをお互いに補完し、連携することによって推進してまいります。その第一段階として、今回定例議会に食育推進会議条例を提案いたしておりますので、これまた議決方お願いを申し上げたいと思います。その議決を得た後ですね、富谷町食育推進会議を設置しまして、そのねらいに即した実践的な進め方に取り組んでまいりたいと、そんなふうに思っております。
長寿福祉施策につきまして申し上げます。
高齢化率が県内一低い。率は低い、しかしながら、65歳以上の高齢者数は、高齢者の皆さんは確実にふえる。富谷の特殊性でございます。確実にこの先、ほかの町はあるところをピークに減っていっても、その先もふえるという、そういう仕組みを持った町でございます。そんなこともありまして、平成19年、 5,000人を超える65歳以上の方、初めて超えましたというふうなことの中で、高齢者の保健福祉ニーズ、年々増加しております。安全・安心な生活に加えて、個別多様化する保健福祉ニーズに対応するために、介護予防事業や後期高齢者医療制度、高齢者保健福祉・社会福祉事業等の総合的な事業展開を進めてまいりたいと思います。
4月から、高齢者の方のおひとり暮らしの方でございます。緊急対応電話で緊急通報システム事業、今までの電話に加えてもっと使いやすいものということで、24時間の緊急呼び出し、日々の医療相談、健康相談、電話一本でできるような形になりました。4月から新たに6名の方に加わりをいただいて、現在39名の方が月額 400円の費用負担で取りつけをし、おおむね好評をいただいているところでございます。
また、後期高齢者医療制度、長寿医療制度につきましては、 2,812人の方に保険証を送付いたしました。4月3日に送付してございます。一週間程度の問い合わせ、全体の問い合わせの約半分ぐらいが1週間に集中したようでございます。厚生労働省の要請によりまして、4月の第3、第4の土曜日・日曜日、合わせて4日間、臨時窓口を設置いたしましたけれども、幸いにしまして富谷町につきましては2件、お二方だけのご相談ということになりました。おおよそその後についてのお問い合わせ等も、現状ないようでございます。
後期高齢者医療制度について連日新聞等で報道されておりますけれども、新たな制度改正なども議論され始めた中で、今後注意深く見守っていきながら、現制度の周知について、去年から、平成10年から出前説明会を始め、地域の要望を受けて積極的に周知活動に努めてまいったところでございます。今後とも引き続き、国の制度であるゆえに、私ども基礎自治体として取り組みを果たしていかなけりゃならない、そんなふうな思いでいるところでございます。
敬老行事、これは町主催の敬老行事を行わないことといたしました。それにかえまして、各町内会におかれまして種々検討を重ねていただいて、先ごろ大亀の町内会を皮切りに10月まで、9月15日が敬老の日ということになってございますけれども、10月まで各町内会単位でお取り組みをいただきながら、そして町としてお手伝い、ご支援できる内容があれば飛んでいくと、こんな考えでことしは取り組むことといたしましたので、ご理解のほどをお願い申し上げます。
次に、活力と地場産業を自慢と誇りにできるまちづくりについての取り組みでございます。
安全・安心なまちづくり、大変、きのう・おとといのあの事故を受けて、心痛めるものがございます。4月の機構改革によりまして、総務課内に総合防災対策監という専門の職員を配置をいたしまして、先ごろ、富谷町消防団演習にもまた大勢の皆さんにご参列をいただきました。心から御礼を申し上げたいというふうに思います。
また、本年は、顧みますと昭和53年ですから今から30年前に当たりますけれども、宮城県沖地震、夕刻の地震でございました。前触れもなく、それこそ突然、突発的に発生し、とうとい命・財産を一瞬のうちに奪う地震でございました。言うに及ばず、30年以内の確率、マグニチュード 7.5というのが一つの目安、基準になっておりますけれども、99.7%でしょうか99%でしょうか、ほぼ起きるんだよというふうな予測の中で、私ども個人として、家族として、地域としてと、そういう取り組みを強めていかなきゃならないというふうに思います。
15日には、本年度につきましては、富ケ丘・鷹乃杜地区あわせて上桜木地区を対象にしました富谷町の地域防災訓練を行うこととなっておりますので、これまた皆さんへのお知らせと、ぜひご参加のほど、お願い申し上げたいと思います。
町の産業振興についてでございますが、米農家、米の生産もあるわけでありますけれども、数量的には 1,860トン、全体の4割程度が田んぼであるところを休んでいるんですね。今「減反」という言葉は使わなくなりましたけれども、38.6%でしたか、4割弱の田んぼがお休みしていると、米をつくってはだめだという制度の中で、米づくりの農家の皆さんが、今一生懸命愛着を持って米づくりに励んでいるわけであります。幸いにして、その目標値があって、富谷町は従前から国の施策に合わせてその予定された面積におさめられまして、ことしの稲作、スタートしたところでございます。いろいろここに至るまでには、行政区長さん初め生産調整推進員、実行組合長と呼ばれる農村部のまとめ役の皆さんが、何度となく地域を回り、役場との打ち合わせをしというふうなことで、このような結果となったこともまたお知らせを申し上げたいと思います。
富谷町シルバー人材センター事業におきまして、ことし「ほっと育(す)く」の事業が行われましたということでございました。町の補助金をお認めいただき、それに合わせて国の助成を得て、富谷しんまち地区に、旧小売店でありました空き店舗を活用しての事業でございます。子育てサロン、「ほっと育く」が去る5月17日、華々しくオープンをして、その後、皆さんのご利用のぐあいと期待感といいますか、大変喜ばれていることも耳にしているところでございます。このほかにも、シルバー人材センターは多様な、それこそ富谷の町民の皆さん向けにというふうなことで、会員数 400名ほどを数える皆さんがさまざまなボランティア精神を持って、心を持って、富谷のためにというふうなことでご活動いただいていることに、これまたご報告とあわせて敬意と感謝を申し上げたいと思います。
続きまして、セントラル自動車関連のご報告でございます。
平成22年に、大衡村へ本社工場が移転の決定がなされたセントラル自動車の皆さんが、3月から工場予定地及び周辺生活環境の視察見学会ということで、新幹線を使って宮城県に来ています。17回にわたる見学会ということで、私も最優先で、土曜日12時過ぎにお迎えをして、第2陣を1時過ぎにお迎えしてというふうなことで対応させていただいておるところでございます。会場は県庁ロビーでお迎えをしまして、宮城県知事を先頭に、県内20市町村がコーナーをつくりまして、各自治体のそれぞれの特色ある宣伝活動、PR活動を務めているところでございます。
富谷町は、何にも増して仙台市に隣接している、あるいはホームページ等で十分なる情報を得て皆さんいらっしゃるようで、回を重ねるごとに、それこそまさに笑顔でリラックスした雰囲気の中でバスをおり、県庁の中に入ってくる様子、この目で見ることとなりました。恐らく出だしのころのあの緊張感というふうな強い印象がありますけれども、回を重ねるにつれて、帰っていった社員同士の皆さんが、この富谷町、この近隣の風土、人情も含めてお話がさらに深まっているんだろうなというふうに思うところでございます。私も毎回参加し、7月までですか、続きますけれども、最優先で参加をすることといたしております。本当に肌で感じることは、富谷町への関心は極めて高いということです。選ばれる町への最有力候補だというふうなことで、自信とあわせて回を追うごとにその実感をしておりますので、多くの皆さんの期待に、皆さんと一緒にやっぱりこたえていく責務があるんだなと強く痛感しているところでございます。ぜひ町民の皆さん、そしてまた議員の皆さんにも、ご支援とご理解、お願いを申し上げたいと思います。
そのような中で、セントラル自動車の実情把握、対応策を反映するために、直接トップの方とお会いしなければならないということで、4月16日に本社工場をお訪ねをいたしました。そしてまた5月19日には名古屋に出向いて、富谷町あるいはこの周辺に、何とか事業所、企業が移転をし、物をつくる、そういった工場ぐるみで移転する皆さんはいらっしゃいませんかというふうなことで名古屋に出向いて、これまたPRに努めてまいったところでございます。どうか企業が立地する、そしてまた皆さんの子供さんを含めて、地域の皆さんが地域の働く場で生活ができる、こういった仕組みも今まで以上につくっていければと、そんなふうに思っているところでございました。 127社が参加をしまして、宮城県の担当者の皆さんが予想を超えるほどの大にぎわいであったことも、この場をおかりしてご報告させていただきたいと思います。
宮城県知事、村井知事の掲げる「富県宮城」を目指して、その一翼を担う富谷町でございます。今後、積極的かつ強力に活動することといたしまして、5月23日、企業立地住環境対策推進本部の看板を町長のいすの後ろに掲げまして、部屋を設置いたしました。今後、本部室では、定期また緊急に対策会議を開催をし、企業立地等に関する関係図書・資料等を配置して、職員がいつでも情報を得、そしてまた各課の施策遂行に当たってそのことを意識をする、各課のそれぞれ14の課でばらばらに行うのではなくて、議会事務局を含めて1局14課という15に分けて、町の仕事を分けて仕事を進めておりますが、ばらばらではなくてというふうなことで、こういった多くの皆さんをお迎えする、そういったことを念頭に置きながら横のつながりをさらにまた強めて町政運営に当たってまいりたいと、そんなふうに考えているところでございます。
もう少しでございます。
住環境都市基盤整備でございますが、道路施設管理、町内各施設維持管理につきましては、道路、調整池等の河川敷、公園、緑地の除草、低木植栽の剪定について、各順次、ことしもスタートしたところでございます。毎年きれいな環境を維持するためにというふうなことで、毎年の草が大きく伸びる、木の枝が伸びるというふうなことが繰り返されるわけでありますけれども、手抜きのないように、どうぞ皆さんのお声も生かしながら、重点的に、また必要な部分についてはしっかりと手を入れてまいりたいというふうに思います。
東向陽台一丁目地区の内容でございます。急傾斜地が一部崩落したという、県道沿いに見えるあの大きながけでございます。泉と富谷の境のあたりですね。処置については、木を切り取り、そしてまた落石防止棚を設置して、今々にというふうなことではないんですけれども、やはりあのままではままならないということで、この事業は県の専門の者が町と一緒になって、どうするか、必要工事の方法だとか工事の進めぐあいとかそういったことを検討した結果、平成21年度、砂防事業の新規採択を受け入れて進めていくよう今強力に申し入れているところでございます。よもや落石等によって人命、財産に被害の及ばないような緊急の取り組みといたしたいというふうに思います。
それではその次ですね、環境美化、これに除草事業にも合わさりますけれども、4月13日、春のクリーン作戦、38トンのごみが収集されました。町職員も一生懸命、正規職員 118名、5班体制でボランティアとしてことしも参加をしたこともまたご報告いたしたいと思います。
町民と町が直接つながるシンプルなまちづくり、行財政改革運営の取り組みについてでございます。5万人都市について、4月から実施しておりました組織機構改革を行いました。そのようなことの中で、おおむね新しい事業、さまざまな分野においてそれぞれの課が14課、先ほども申し上げたとおりでございます。1局14課の体制の中で順調に機能しているものと今認識しているところでございます。
そんな中で、いろいろ緊急な対応もしなきゃならない状況にあります。そんなことで、庁議と呼ばれる会議を3種類区分けをしまして、庁議、政策企画会議、町長以下三役、それに経営企画課長、総務課長、財政課長、長寿福祉課長、産業振興課長、それぞれの業務の柱になる課長を含め8名で政策企画会議を取り組みまして、会議を用意しまして、この間6回、重要な施策決定の会議となったことでありました。もう一つは、定例の第1、第3、9時から庁議、課長会議を従前どおりのスタイルで進めております。月曜日の9時からでございます。もう一つ、今度は第2週と第4週、ここが1週あくもんですから、1週を埋めるべく町政運営会議、朝7時半からでございます。町三役と総務課長と経営企画課長の5名で、きのう第1回目、スタートしたところでございます。第2週、7時半から、役場で町民の皆さんのためにというふうなことで会議も行われていることもまた皆さんにお知らせを申し上げたいと思います。
それにあわせて、ことしは13名の新しい新採用職員を採用いたしました。公務員として資質の向上、時代に即した行政運営ができる職員育成、職員研修にとりわけことしは力を入れるということで、学校教育現場そしてまた給食センターでも作業をしてもらい、今は、きのうから三越仙台店で13名の皆さんがそれぞれ市町村レベルではないようでございますけれども、まげてお願いをしましたところ、快くお受けいただいて、13名の皆さんがそれぞれ事前研修を受けて、きょうから売り場に立って金曜日まで過ごすこととなっております。大いにそこから役場では学び得ないものをつかみ取って、皆さん向けの仕事に当たってほしいというふうに思うところでございます。本当にここの場をおかりしまして、三越仙台店様には、心からそれこそ感謝を申し上げたいというふうに思うところでございます。
町制45周年を迎えまして、記念式典が行われたことは先ほど申し上げたとおりでございますが。
6月7日、先だっての日曜日、「あなたとエアロビック」を45周年記念行事ということで、NHKにもお願い申し上げたところ、のど自慢もある、こういうふうなのもある、鶴瓶の旅番組あるというふうなことでお願いしたんですが、ことしの急なお願いでもあったんでしょうか、そんな中でもBS2の番組とはいえ、「あなたとエアロビック」というすてきな番組を富谷町で収録いただきました。皆さん大勢参加して、しかしながら 100人ぐらいの皆さんしか映し切れないもんですから、何百人もというふうなことでは当初からありませんでした。 100名以内のところ 138名、何だか聞いたことある数字ですけれども、 138名が何か偶然にも参加したというNHKからのお話でございました。7月13日、朝7時40分からBS2で放送されます。これはあとまた広報等で詳しくお知らせを申し上げたいと思います。
もうちょっとでございます。
ことしは国家公務員一種採用試験の合格された皆さんを富谷町で研修を受け入れることとしまして、3人、6月の二十何日でしたか、最終週なんですが、23日からでございます。5日間、検察庁に入る方、法務省に入る方、国交省に入る方、富谷での研修交流、そしてまた今後の国と地方の関係を良好なものとなるような、そういったことも含めて受入先としてお受けすることといたしました。参考までに、 495名の採用職員のうち 161の自治体でことしは受け入れてやるんだそうです。宮城では、富谷町、色麻町、南三陸町、栗原市、登米市と五つの市町村がそれぞれ3名から4名ぐらいを受け入れて、国の職員の現場をよく知ってもらうと。そんな中で、将来の国の行政に当たってほしいと、そんなふうな思いで受け入れたところでございました。
さらにまた二つ目としまして、障害を持っている方の社会参加、社会復帰の援助策として、町で臨時的に雇用できないかという検討をした結果、業務内容、町から発送する郵便関係業務など軽微な業務を、この障害をお持ちの方に当たっていただけないかということで今検討し、その方向で近々採用できればというふうに準備してございます。今後も、そのほかにも担っていただける業務はないのか、その辺も含めて広げる方向で検討してまいりたいというふうに思います。
町民バスについて申し上げます。
来年度からの運行見直しのためということで、ことしは1年度契約にいたしました。5月より、利用者や乗車の皆さんも含めてご意見をちょうだいしてまいりました。私も3回に分けて町民バスに実際に乗ってみまして、現状どのようなものなのか、そして町民のお声、皆さんの利用者からもお声を聞かせていただきました。これらを受けまして、従前から検討してまいりました町民バスのあり方なんでございますけれども、試し、試行的に早ければ7月から、70歳以上の高齢者の方、障害をお持ちの方について、現状 100円の利用料金を無料として、その状況を参考にしながら次年度に生かすと、こういった取り組みをおおよそ取りまとめられましたので、ぜひその方向で実施できればというふうに思います。
さらにまた高齢者の方の自動車運転による事故多発というふうなこともあわせまして、何とか車がなくてもと、あるいはだんな様の車の足がなくてもというふうなことで、自由に往来できるような、そういった方策がとれないものかというふうに思って今進めているところでございますので、この場でお話をさせていただきました。
さらにまた、広域行政推進ということでありますけれども、仙台北部道路、利府から入ってきて高速道路につながって、さらにまた4号線に直接流れ出れるような、そういう道路工事が進めることとなりました。ここ二、三年の間には4号線にまでつながるような道路が恐らく完成されるのでないかなというふうに思います。そうなった折には、ぜひ今まで以上の交通体系といいますか、仙台を取り巻く環状線のようなスタイルの道路ができますので、なお一層利便性ということの面から、今まで以上のものが図られるのではないかなというふうに思います。
大変長くしました。後半の方、かいつまんで急ぎ足となったこと、ご容赦いただきたいというふうに思います。
ここからもう一つ議案がありますので、議員の皆様にお示ししてございますので、これも読む慣習となっておりますので、今ざっと読みますので、皆さんの方、お顔向けなしで下を向きながらスピードを出して読み上げたいと思います。
それでは、今回提出しております議案につきましては、その概要を申し上げます。
議案第1号富谷町税条例の一部改正については、地方税法の改正に伴い、所要の改正を行うものです。
議案第2号富谷町食育推進会議条例の制定については、富谷町の食育推進を図るため、食育基本法第 133条第1項の規定に基づき、富谷町食育推進会議を設置するものです。
議案第3号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正については、高齢者の医療の確保に関する法律等の施行に伴い、所要の改正を行うものです。
議案第4号富谷町総合運動場条例の一部改正については、富谷町総合運動場の施設について、時間外施設使用料を定めるものです。
議案第5号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第2号)は、歳入歳出それぞれ 1,675万 4,000円を追加し、総額90億 8,690万 7,000円とするものであります。
主な内容としましては、日吉台中学校防犯カメラ設置工事に99万 9,000円、企業立地住環境関連パンフレット、ビデオ作成委託業務に 249万 9,000円を計上しております。
議案第6号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ 180万 8,000円を追加し、総額29億 5,810万 3,000円とするものであります。
議案第7号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ1万円を追加し、総額を8億 2,619万 7,000円とするものであります。
議案第8号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ48万 4,000円を追加し、総額を12億 6,195万 4,000円とするものであります。
議案第9号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ19万 5,000円を追加し、総額を 4,405万 7,000円とするものであります。
議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ13万 7,000円を追加し、総額を1億 6,589万円とするものであります。
議案第11号平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)は、収益的収入及び支出において、支出に 133万 1,000円を追加するものであります。
議案第12号については、メールサーバー構築及びドメインサーバーリプレースに伴う物品購入の契約を締結することについて、議会の議決をお願いするものです。
議案第13号については、内部情報システムリプレースに伴う物品購入の契約を締結することについて、議会の議決をお願いするものです。
議案第14号については、富谷町立富ケ丘小学校改修・地震補強工事請負契約の締結することについて、議会の議決をお願いするものです。
議案第15号については、富谷町立東向陽台小学校改修工事請負契約の締結をすることについて、議会の議決をお願いするものです。
諮問第1号及び第2号の人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、現在の委員の任期満了に伴い、新たに候補者として推薦するものであります。
承認案件につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、富谷町税条例及び富谷町国民健康保険条例の一部改正について、専決処分したことについて報告し、その承認を求めるものであります。
議員各位の皆様のご理解とご協力を衷心にお願いを申し上げまして、慎重審議の上、全議案可決賜りますようお願いを申し上げ、私の議案説明要旨とさせていただきます。長時間ありがとうございました。
○議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については事務局で保管をしておりますので、希望の方は閲覧を願います。
これで諸報告を終わります。
これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から6月13日までの4日間といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月13日までの4日間に決定いたしました。
この際、本日大変蒸し暑くなるというような天気予報も入っておりますので、どうか議員各位については上着を外して審議されて結構であります。
議長(渡邊俊一君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。
11番磯前 武君。
11番(磯前 武君) 改めておはようございます。
一般質問の前に、お見舞いの言葉を述べさせていただきます。
5月に発生した中国四川省の大地震、ミャンマーで起きたサイクロンにより大勢の方々が被災されました。両国民に対しまして心よりお見舞いとご冥福をお祈り申し上げます。
私は、2件について質問をいたします。
初めに、安全で安心な「まちづくり」の町の取り組みについて質問をいたします。
本町は、2月15日、人口「4万 5,000人」を超え、4月6日には町制施行「45周年記念式典」を盛大に開催されました。昭和38年町制施行時の人口は 5,000人余りであった町も、全国各地から仲間が移り住み、人口規模では県内10番目の「まち」となりました。本町は奥州街道の宿場町として「開宿 390年」の歴史があります。一方、快適で利便性の高い、安全で安心して住める住宅都市を目指し、発展の途上にあります。
町長の思いは、「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったかい富谷をめざす」であると思います。未来ある子供たちの教育環境の整備・充実を重点に、「教育満足度日本一」を目指していることは承知しております。また、単独で「富谷市」の一日も早い誕生を期待をしております。
今、黒川郡が注目されております。大きく変わろうとしております。大和町に「東京エレクトロン」、大衡村にトヨタ自動車の生産子会社「セントラル自動車」の本社工場の移転です。両社とも2010年、平成22年の操業開始を予定しています。本町でも「町当局」と「議会」が一体となり、企業立地住環境整備促進を図り、誘致運動を展開中であります。
このような重要な時期に、町を大きく揺るがす衝撃的な事件が起こりました。
4月27日、日曜日、真夜中の午前1時50分ころ、町立「日吉台中学校」で窓ガラス24枚がバットのようなもので割られた「器物損壊事件」であります。また、3月から4月にかけて、明石台、東向陽台の住宅をねらった窃盗事件が連続して起こっております。
安全で安心して住める住宅都市を目指している本町として、これら二つの事件は、町のイメージを大きくダウンさせる重大な事件であると思います。未解決のままに直面している地域の町民に不安が広がっております。このままであれば、ますますエスカレートして凶悪事件に発展するおそれがあります。日吉台中の「器物損壊事件」は、過去に数回起きていることが今回の調査でわかりました。町はどうして再発防止策を講じなかったのか。町の責任は重大です。町は、速やかに再発防止策をとるべきです。
具体的に質問をいたします。
一つ、日吉台中学校の器物損壊事件、また同時に日吉台三丁目町内会館もガラスを割られた事件が起こっています。両事件の実態を伺います。
2番目、事件後、再発防止策をとったのか、また、今後どのようにとろうと考えているのかも伺います。
3番目、この日吉台中学校の事件は、過去9回も起きております。この全容をお示しください。町内の中学校で同様な事件は起きていないのか、また、教育委員会として善後策をどのように考えているのかも伺います。
4番目、日吉台中学校は、校門の入場口が3カ所あります。常時閉門中の東口は別として、南口、北口は、扉が不整備であります。危機管理上、問題はありませんでしょうか。周囲を塀で囲まれている学校の校門扉は、施錠して万全を期するべきではありませんか。今後の対処をどのように考えているのか、扉の改修工事の計画があるのか、明確にお答え願います。
5番目、4月に発生した明石台・東向陽台地区付近の住宅をねらった連続窃盗事件、空き巣、忍び込み、これの被害状況、件数を行政区別に全貌を伺います。
この事件に対して町当局、防犯協会、警察との連携はどのようにとったのか伺います。
7番目、富谷町防犯協会の役割、実績、どうも見えてきません。町民に対する広報活動について、地域安全ニュースのタイムリーな発行を伺います。
次に、健康事業延伸事業について質問します。
この事業の目的は、健康寿命を延ばし、元気で自立した生活を送れる人の増加を図ることにあります。平成15年度より始まり、今年度も継続の予定になっています。この事業、昨年度と今年度を比較すると、参加対象者に変更があります。対象年齢の変更は重要な問題です。具体的に伺っていきます。
1番目、事業の「健康度up運動教室」は、平成15年度40歳以上の男性に限定してスタートしました。翌年度から50歳から60歳代の男性と女性に対象者を変更して、平成19年度まで開催されました。今年度4月に町で発行した「生涯学習のススメ2008」に掲載された内容を見ると、対象者が30歳から50歳代に変更されています。どうして60歳代の高齢者世代を外したのか、どうしてこの変更せざるを得なかったのか、その理由を伺います。
2番目、この事業に参加した対象者の年齢構成はどうなっているのか。60歳以上の方がほとんどだと私は思っておりますが、この件伺います。
3番目、どうして今年度から30歳から50歳代に変更しなければならなかったのか、その理由も伺います。
4番目、60歳代を対象外にする前に、関係する諸団体等々と事前打ち合わせをしての決定なのか伺います。町民の声に耳を傾けたのか、健康寿命を延ばすのに高齢者世代を外す考え方に大きな疑問が残ります。
町長のご所見を伺いまして、私の第1回目の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの磯前議員の質問に答弁を申し上げます。
大変前半、後半二つに大きくくくられてご質問いただきましたけれども、そんな中で大変重要なるご指摘もありました。
まず最初に、安心・安全なまちづくりというふうなことで、日吉台中の、先ほどの私からもお話を申し上げましたけれども、大変繰り返し、何といいますか、犯人がいたずらをする者が確保できなかったということについては、非常に私もこの全容を知って落胆をしております。今指摘があったように、今回を含めて10回になるんですね。さかのぼれば平成16年12月26日に初回があってということで、ずっと結果はだれがやったかというのは不明なまま現状まで来てしまったということでございます。そしてまた、9回目は平成20年2月11日ですから、町長就任ちょうど1年目というふうなのが9回目で、さらにまた4月には10回目ですというふうなことでね。
結論は、本気になって取り組みをさせていただきたいというふうに思います。やはり、今、議員が指摘されたように、安全・安心を揺るがす事態であるということです。極めて大きなことと受けとめまして、それのまず具体的な対応として、校地内に入る者を、やはりだれがどういうふうな形で入るものやら、やっぱり確認をしなきゃならないと。大和署の生活安全課の課長の指導によりまして、やはりそう思います。したがいまして、日吉台については、3カ所に防犯カメラを設置して、校地内に無断で出入りしてはならない人が入ってしまうというふうな、入れば、そのことをもってして違反というふうなことになるわけですので、そのような強い姿勢で臨むことと決断をいたしました。
そんなことで、私も富谷町の町長がそのまま富谷町防犯協会会長という役をもらっているんですね。防犯協会代議員会という昭和33年からスタートしている大事な会があるんでありますけれども、先だって終わったばかりです。防犯代議員という44の町内会にそれぞれ町内会でお決めをいただいて、行政区長さんとあわせて構成されている大事な会もございます。
そんなことで、現状は4月27日、午前1時52分というので警報が発報されたということで、警備会社が8分後に到着したというところから事態は推移しておりまして、結果としては、窓ガラス24枚、プランター6個、修繕費58万 4,238円。町内会館につきましては、窓ガラス10枚、修繕費21万 3,374円。町内会館については発見が少しおくれたんですね。何か少し見えないところの窓ガラスというふうなこともあって、次の日の10時ごろになって、あっと思ったらば、町内会の見えないところの10枚も割られていたと、こういうふうな状況でありまして、非常に悪質だと思います。そしてまた、大手を振って、路上をバット状の物をぶらぶらさせて音を出しながら、そういう状況がありながらも、このような法治国家、治安の云々とかと言われている警察の力をもってしても捕捉できないというのは、非常に歯がゆい思いと同時に、これは二度とあってはならぬ事態でございますので、強い決意と覚悟を持って取り組んでまいりたいというふうに思います。
再発防止策というふうなことについては今のようなことですけれども、今までの取り組み、十分かと言われれば、やや取り組みが、長きにわたって決定打を出せないまま来たというふうなことは、率直に認めざるを得ないというふうに思います。
中学校の位置関係でございますが、あそこには3カ所あるんですね、入り口が。通常、もみじケ丘と日吉台が、道路境で富谷と大和が境していますので、車が、先生方も含めて駐車場に入っていくところが、あそこが通用門という門なんです。北側通用門と呼びましょうか。さらにまた、それをこっちだとすれば南側ですね。南側については、こちらが正門。団地部分の方から入ってくる。さらに西側の方に階段状の入り口があって、3カ所あるというふうなことでした。そんなことの中で、西側の通用門については、避難所機能というふうなこともあって、夜、きちんと扉をつけて、門扉をつけて遮へいしていないというのも、恐らく何かの事情といいますか、地元のご要望があったのかどうかわかりませんけれども、チェーン状のもので、またげば入れると、そういうふうな状態の中でこの間推移してきたようでございます。
そのようなことで、十分どこからでも入れる、大変残念なことでありますけれども状況になっていたというふうなこと、これらについて、防犯カメラ設置とあわせて通用門のあり方、チェーンロックのままでいいのかというふうなことも含めて十分なる対応をしてまいりたいというふうに思います。
次に、明石台・東向陽台地区の連続窃盗、空き巣、忍び込みというふうなことでございますけれども、大和署の刑事課からの情報によれば、明石台一丁目、7件、二丁目、2件、東向陽台三丁目、1件、合わせて10件の届け出があったそうです。現金、商品券で総額26万12円。ガラス等の破損金等については不明ですというふうなことの情報でございます。それが二つ目です。
さらにまた、防犯協会と警察、そして防犯対策、実績についてというふうなことで、非常に具体的にはご指摘いただいたとおりだと思います。その辺のところ、やっぱり安全・安心の三つの柱は何かと言えば、消防防災が一つ、二つ目は防犯、そしてまた三つ目は交通事故防止と、この辺あたりが三本の柱になるのでないかなというふうに思うんですね。そのようなことで、この学校という場でのこと、地域での安全を揺るがすこういった窃盗等の対応については、十分、今まで以上の取り組みをやはりしていかなきゃならないというふうに思います。
警察では、やっぱり地域と一体となってというふうなところで、非常に気に入った言葉がありました。「見せる警戒そして見守る活動」というのが何か合い言葉のようになっているようですね。今、こういうふうなことやっているんだよとか、腕章をつけるとか、この町内で一声かけ合うとか、そういったことが常になされている地区、地域には、そういったこそ泥等も含めて入るすきがないというふうなことを、経験的に警察の皆さんおっしゃっていますので、ぜひそういった、今までも相当な取り組みをしているんですけれども、そういったことを契機に、まさに今までと一味違った取り組みを強めていかなきゃいけないなというふうに思ってございます。
何といいましても、十分なる取り組み、やや欠落していたところがあって、今の指摘を受けて、まさに気を引き締めて取り組んでまいることを答弁の柱とさせていただきましょう。
二つ目の健康寿命延伸ということでありました。もう本当に磯前議員の思いは、もうこの質問を受けたときからびんびんと伝わってまいりました。これほど長きにわたって健康保持とか地域の皆さんとでとおっしゃっている方に、大変ご心配の結果になってしまったんですね。私は、その施策の取り組み方については、やや反省すべき点があると思います。
原課の課長とこの質問書を受けて協議をしたときに、何とおっしゃるとおり、こっちの対象構成年度別にというふうなことからお話をさせていただきますけれども、今までの「健康度up教室」ですね、運動教室、30代はお一人、40歳代は7人、50歳代は38人、60歳代前半の方が 175人、後半の方が58人、70歳代の方が12人。60代が圧倒的です。恐らく一通り現役世代といいますかお勤めも終えて、いざ何をといったときのこの広がりというのは当然推測予想できるんですが、結果としてことしの施策については60代、数字上は省けてしまったという。そこには、今から申し上げますけれども、次の事業との関連があったんですね。
新たにヘルスアップスポーツという事業を実施されたことはご承知だったでしょうか。20代の人、30代の人、40代の人、50代の人、60代の人というふうなことで、20代から30代、そのくくり、40から50のくくり、60歳代というふうなことで3区分に年代別コースに分けて、ヘルスアップスポーツという新たな事業をスタートしたんですね。その内訳は、第1回目はもう始まっているんですけれども、リズム体操とか短剣道、護身とかスローヨーガとか、ニュースポーツとかリズム体操とかということのメニューが8回分組まれていまして、そういったものとの関係で、結果、こちらの従前の健康度up運動教室の方については、60代だめだということではないんですけれども、町の事業を進める関係上、60代を今回、議員からおっしゃれば対象外にしたということになるんですけれども、表示できなかったというふうなことです。
出だしは、それこそ40代以上ということでスタートしました。次の年から5年間は50代ということなんですかね、50代以上ということでしょうね。これが、平成20年から、30代から、いわゆる50、60手前の人だけというふうなことは指摘のとおりでございます。そんなことで、組み立てをする上で、この60代の多くの皆さんの対象者がいたにもかかわらず、そのようなところが欠落したことについてはおわび申し上げるしかありません。20年度スタートしていますので、ヘルスアップスポーツとの絡みとか、あるいは健康度up教室とて、60代の人をその年齢をもって機械的に排除するものではないということの確認もしておりますので、従前のスタイルで何とかこの枠の範囲で、やや膨らむにしても、従前の大いに元気出して頑張っていただきたいと、そんなふうな思いでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) この際、11時20分まで休憩をいたします。
午前11時09分 休憩
午前11時20分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
11番磯前 武君。
11番(磯前 武君) 再質問をさせていただきます。
事件の翌日、窓ガラス24枚が割られた校庭では、大和中学校、亘理大隈中学校、日吉台中の3校のソフトボール大会、また同じグラウンドで、富谷町内の中学校5校によるサッカーの交流試合が開催されておりました。大勢の生徒、父兄に無残な姿を強烈に印象づける結果となってしまいました。生徒のケアと学校が正常に戻るためにどのような対応策を講じたのかを伺います。
平成16年度から合計11回のガラス破損状況を私なりに分析しますと、すべて少人数教室が絡んでおります。これは、何を意味しているのかちょっと疑問に残ります。日吉台中学校の卒業生の中に、ことしの正月開催された東京箱根間往復大学駅伝競争に出場し、大活躍を遂げております。生徒たちは、今、このようなすばらしいOBを持ちながら、伝統を着実に積み重ねているさなかにあると思います。神聖なまなびやを無残に著しく傷つけた犯人を許すわけにはいきません。「罪を憎んで人を憎まず」のことわざにもあります。一日も早く犯人を逮捕し、正しい道を歩ませるのも教育の道と考えます。
警察関係者と協力し、防犯カメラの設置を強く求めます。隣の大和町では、すべての町立小学校に防犯カメラの設置を数年前に完了していて、この種の事件は皆無と聞いております。町長の大きな目標の中に「教育満足度日本一」があります。この機会に、その実現もあわせ、富谷町内小中学校合わせて12校に防犯カメラの設置を求め、町長のご所見を伺います。
もう一問に対しての再質問です。
先週の土曜日、6月7日開催された富谷町町制施行45周年記念NHK「あなたとエアロビクス」全国放送公開録画には、子供さんから高齢者まで大勢の町民が参加しました。特に、高齢者の参加がかなり多いように思いました。若生町長も、町民と一緒に「にこやか」に「ハツラツ」と踊っている姿を見ました。その姿は、力強く頼もしく感じることができました。運動は、生活習慣の改善に重要な柱の一つであります。今まで運動をしていない高齢者が、リズム体操やストレッチ等の運動を半年間続けていくと、5歳も若返るということが東北大学の研究グループの発表でわかりました。
我が国の平均寿命は、女性86歳、男性79歳となっており、平均寿命も健康寿命も男女で7歳の差があります。この要因は、女性はサークル等に積極的に参加する意欲があります。一方男性は、職場で定年を迎え、生活の場のすべてが家庭に移ってしまったとき、隣近所とのつき合いもなく、閉じこもりがちになります。
ことし、その年代、いわゆる団塊の世代を迎える町民は約 770名おります。これから4年間で団塊の世代を迎える我が町民は、約 3,000人おります。本町総人口の約7%に当たります。これからの本町の高齢化率は大幅にアップされることが予想されます。健康寿命延伸事業の本番はこれからだと思います。延伸事業の原点はここにあります。健康寿命延伸事業の対象者年代を何歳にするのか、何歳にすることが効果的なのか、町長のご所見を伺います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの件でありますけれども、前半の犯人逮捕という私も望むところでございまして、やはり今まで14年からのものが放置されているというのは、非常にゆゆしき事態だなというふうにも思います。やっぱり抑止力というふうなこととあわせて、犯人を逮捕すると、こういう両面の働きのために、やっぱり強化していかなきゃならないというふうに思います。その第一弾として、日吉台での設置というものにご理解いただけませんでしょうか。これも先ほど言いましたように、庁議、いわゆる政策の会議で庁内で合意形成をして、いろいろ検討もしました。12校全部も含めての検討もしましたけれども、初回、第一弾というふうなことで、日吉台中学校への設置とご理解を受けとめいただきたいというふうに思います。状況によって、その広がりというのは当然視野に入れながら進めることは言うまでもありません。
ケアについて、教育長の方で必要な事項があれば、教育長の方からあとは答弁させることにいたします。
後半の方です。ストレッチ云々で5歳云々だとかも、私が言うまでもなく、長い年月そういうお取り組みをされてきているわけですので、全くおっしゃるとおりだと思います。先ほどの60代が文字づらから外れてしまったということの中には、健康増進の福祉を三つに分けて、健康増進の課が意欲的に取り組み始めた中で、やはり30歳からの、もっと若いころからの運動への参加とか取り組みとか必要なんだねという、その辺が視野に入ったんですね。19年度の健診において、30代男性で受診者の4割が生活習慣病であったというのもやっぱり根っこにあって、その施策取り組みの中に、そういうふうな方向に進んだというふうなこともあわせてお伝えをさせていただきたいというふうに思います。
健康30という立派な取り組みも富谷町では従前からありました。ことしもそれを残しています。廃止したところもあります、35歳からとしたところもあります。富谷町は、従前からの30からと。その底流を、やはり精神を受け継ぐというふうなことで決定をし、20年度もスタートしていることもあわせてお伝えを申し上げたいというふうに思います。
先ほど、それこそ第2の世代、セカンドライフが始まるんですね。言うまでもなく、富谷町は、全国平均、男女ともすぐれて長命なんですね。やっぱり1回笑うと1歳若くなるというのもあるしね。大いに笑うとがん細胞もやっつけるとかといいますから、決して私、「笑顔輝く」というのは間違っていないんでないかと、こう思うんですが、いかがでございましょうか。ただくすくす笑ってもだめなんだそうですね。人との関係の中で大笑いを10回しないとだめだということなんでね、皆さんともども一日に大笑い、くすくすとか何か陰さ行って笑うの笑いのあれさ入らないそうですので、1日10回大笑いして、お若く、そしてまた病気をもやっつける、こういうふうな作用も、裏づけはあいまいながら言われているところでありました。
セカンドライフ、昭和30年と比較してみると、人生50年と言われている中で、男は平均79歳ですから、19年もあるんですね、60歳以降。女性の方は、何と26年もあるんですから、こういうふうなことを考えたときに、やはり60歳という社会の働く定年年齢というふうなことはあったにしても、やはりその後の生き方というのは、ご自分がまず中心ではありますけれども、町としても、どのような過ごし方とか、そういう人の集まりだとか組み立てだとかを施策として用意するというのも、町の仕事でないかなというふうに思っています。
健康寿命の対象年齢、まさに死ぬまで生きるということですから、何歳までというのはどうなんでしょうか、私はないように思いますけれども、元気で、それこそ自活できる年齢を一つでも先に延ばしていく、こういうふうなことが、今それぞれ持って何歳までといったって、現状、60未満にとってはいろいろ不自由さを抱えている方もいらっしゃるので、数字がひとり歩きするような状況では私はないと思うんですね。なってしまったらなってしまったなりの受けとめ方と、その先どう人として生きるかというふうなこともあるでしょうし、非常にやっぱり私の尊敬する中には、日野原重明大先生は、明治44年の97歳ですからね。もう一方は松原泰道和尚さん、明治40年ですから 101歳です。こういう生き方をしたいもんだなと思って、今、町長もいろいろ頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。
議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。
教育長(千葉芳樹君) 2点についてお答え申し上げます。
一つは、練習試合に来ていたサッカーそれからソフトボールの件ですけれども、学校長の判断によりまして、顧問それから親の会と相談しながら練習試合をやるということを決断いたしました。その際に、やっぱり相手方の顧問それから親の会の代表をしていらっしゃる方に説明申し上げまして、そして生徒の方にもきちんと説明し、正常どおり練習試合ができるように配慮いたして実施いたしました。私も見に行ったときには、いつもと変わりない練習試合の風景を見させていただいて、ちょっと安心はいたしました。
それから、二つ目の少人数教室が多いんでないかということですけれども、今回はバットでしたので、東面の一番届きやすいところがずっとやられたわけなんです。以前は特別支援教室ですか、そこが石で1枚ということなんで、その辺が、だから東側の1階の窓がねらわれたというよりも、やりやすい、変な言い方ですけれども、そういうふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 教育長にお尋ねいたしますけれども、磯前議員は、事故に対する子供たちのケアについて質問された状況でありますから、その件について改めて答弁お願いします。
教育長(千葉芳樹君) 申しわけありませんでした。
まず、最初に安全確保ということに指示を出しまして、校長とその辺を共有しました。その次に、生徒のケアをどうするかということで、担任等々と連絡をしながら、たまたま次の日が学校休みだったんです、代休で。その登校した際に、朝早く先生方たちの声がけ等々でケアをまずしようということで実施いたしました。生徒の方も、もちろんマスコミ等で知っておりましたので、割と冷静に受けとめて、正常の教育活動に戻れたということを確認いたしました。以上です。
議長(渡邊俊一君) 11番磯前 武君。
11番(磯前 武君) 町長、若干ちょっと聞きたいんですが、先ほどの再質問の中に、大和町では、すべての小中学校に防犯カメラはついているんだと。これは、やはり特に小学校の方は2003年、大阪の池田小学校襲撃事件、殺傷事件ですか、こういうものを受けて、やはり防犯カメラによっていち早く危機体制をとるというふうなことなわけなので、今回は日吉台中学校のみということでございますが、防犯カメラですね。これを危機管理上、町もどんどんどんどん人口がふえると同時に都市化がされていきます。そんなことで、町内の小学校にぜひとも早く防犯カメラ、それからもう一つは、日吉台中学校のこの二つの入り口、今チェーンでつながれているところ、やはり門が夜中閉まっていないと、人間どうしても門を飛び越えるというのはなかなか嫌なもんですけれども、チェーンだとまたいで入ってしまう。こういうこともありますので、この小学校に防犯カメラをつける考えをぜひ検討してもらいたいことと、それから日吉台中学校の門扉、ついているんですが使えない状態になっている。結果的に壊れているということなんですね。これを修繕の業者に見積もりも検討もしたことないという、ずっと来てしまったということ、これはちょっと問題だと思うんで、早急にこの検討に入っているかどうかも含めてご答弁、関係者でもいいですからよろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 磯前議員にお尋ねしますけれども、その進捗状況について質問しているわけでありますね。(「はい」の声あり)
若生町長。
町長(若生英俊君) 小学校全校にというふうなお話、質問でございます。先ほど言ったとおり、そこも視野に入れて政策企画会議というレベルで相当の時間かけてやりました。教育長ももちろん入ってのことですので、結果としての日吉台中1校でとりあえずスタートしますというふうなことで、小学校さらに中学校というふうなことで、視野に入っての今の導入部分だというふうなことでご理解いただけませんか。
あと、日吉台中学校の門扉についてもおっしゃるとおりです。壊れている門扉も確かにあって、これは即修繕ですから修繕します。西側の方のチェーンの部分については、遮へいするのか、従前のようなことでやるのか、この辺も今鋭意検討していますので、防犯カメラとあわせて検討課題とさせていただきます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次、8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) ご苦労さまでございます。
私は、後期高齢者の医療制度の問題と富谷町の学校給食費の2点について質問をいたします。
後期高齢者の医療制度、これは今や大変悩ましい国民的な関心事になってまいりました。12月の議会で質問をいたしましたけれども、再度、いろいろな問題点が発生しておりますので質問をいたします。
4月以降、混乱が噴出しています。小泉内閣の2006年6月に議論不十分なまま強行採決したつけが回ってきているのかなというふうに思います。高齢化、超高齢化時代を展望できる安定的な高齢者医療と自慢をしておりましたけれども、それはその場しのぎの説明であったことが明白になりました。現在、市町村自治体の窓口では、30分説明してもわかってもらえないというふうな嘆きが広がっております。発足して3カ月足らずのこの状況で、全国の30都道府県の医師会が反対をしております。また、全国の 580を超える自治体が見直しを、あるいは廃止を求めまして意見書を決定して送っております。宮城県の自民党県連は、5月にアンケート調査をやりました。その結果、「年寄りをいじめるな」、「年金天引きは横領ではないか」などとの怒りが寄せられたと新聞は伝えております。県連は、早速制度見直しを自民党本部に申し入れたと伝えられております。
そもそも、この制度の問題点は、75歳以上の人を切り離したこと、医療の中身は医療費の削減であったこと、お医者さんのかかりつけを制限したこと、75歳以上の人を健康診断の対象外にしたこと、そして、低所得者の年金生活者からも天引きをしていることであります。
中曽根元首相そして塩川元大蔵大臣も、この制度は高齢者には冷たい制度ではないかと。ゼロから見直してやるべきではないかというふうな意見も出しておるようであります。
4月以降、この状況にいろいろ現在の福田内閣も検討を迫られまして、小出しの制度見直しをやっておりますけれども、各県の広域連合そして地方自治体はこれに振り回されて、不満と混乱が起きていると伝えられております。
参議院では、6月6日に制度の廃止の法案が可決されました。ぜひこの際、後期高齢者制度のあり方について、国会も自治体も国民も、国民皆保険の立場で考えていく必要があるのではないかと私は思います。
そこで何点か伺います。
4月1日から実施以降、町の担当窓口に苦情や相談がどれほど寄せられているのか。先ほど町長からもお話ありまして、2点ぐらいしかないということでありましたけれども、これは何か問題がよくわからなくて問い合わせに来ていないのか、あるいは了解ということで来ていないのか、ちょっとその中身はわかりませんけれども、ちょっとほかの自治体ではもっともっと多いというふうな状況もあるようでありまして、今後出てくるのかなというふうに思います。
また、年金天引きや保険料の納入についてトラブルは起きていないのかどうか。現在、保険料の納入状況はどうなのかを伺います。
該当者には、保険証は完全に交付されているのかどうか。
医師会や保険協会は、この実施に慎重または反対論が非常に多いと聞いておりますけれども、国に対して、県に対して申し入れがあるというふうに聞いておりますが、町に対して、地元の医師会等からそういった要望があるのかどうか、その動きをお伺いいたします。
まだ実施してから3カ月でありますので、内容はちょっとはっきりしないと思いますけれども、連携診療ですね、あるいは医療費の包括制の問題について、町に対する問い合わせあるいは不満の相談が出ているのかどうか伺いたいと思います。
次に、学校給食について質問をいたします。
中国のギョーザ問題に端を発して、学校給食の食材問題は現在厳しい状況に置かれているようであります。食材不足の問題や小麦、原油の大幅値上がり、これが影響しまして、現在の給食費ではやっていけないという自治体がだんだん多くなってきております。
静岡県の富士市では、中国野菜並びに冷凍食品を一切使用中止ということになりまして、食材が高くなって値上げが必要だというふうな状況に追い込まれているようであります。また仙台市におきましても、小麦の40%アップ、牛乳 4.7%、食用油10%、いろいろその他上がっておりますけれども、その結果、パンの1食当たりが42円75銭でありましたが、これが2円50銭アップになりまして45円になろうとしております。また牛乳代のアップもありまして、これを合わせて仙台市では5円の給食費値上げをしなければならないのかなというふうな検討に入っていると。もしこうなれば、子供たちの楽しみにしているデザートなど減らして、現状の給食費を維持していくということを検討しているというふうに聞いております。
3月議会で質問しましたけれども、教育長は、給食費は現状維持で来年度は行きたいというふうに答弁されました。この決意表明は評価をしますけれども、なお念のために何点かお伺いをしたいと思います。
まず、ことし3月での食材費の契約問題ですけれども、従来どおりの契約価格であったのかどうか、あるいは幾らか変わって上がったのかどうかをお伺いしたいと思います。
次に、小麦の大幅値上がりの問題と、原油が予想を超えてアップしておりますけれども、学校給食協会との契約はどうなっているのか。学校給食協会が窓口になっているようでありますけれども、ここのところでは、現在、その点についてはどのような見解を持っているのかお伺いをしたいと思います。
また、中国産の食材は全面ストップになっているのかどうか。この前の課長の答弁では、一部まだ使っているというふうな話もありましたけれども、安全性はまだいろいろ問われておりまして、一部使用になっているのか全面禁止になったのかお伺いをしたいと思います。
それから、もしあるとすれば、現在どんな中国の食材を使っているのかも示していただきたいというふうに思います。
それから、この関係で、地元産の野菜等の食材はどれほど利用されているのか、その点についてもお伺いを改めてやりたいと思います。
一番心配されますのは、食材の値上がりの中で、現在の給食費を維持するということになっていきますとどうしても苦しくなりますから、食材の量を減らすとか、あるいは食材の質を低下させて安い物を買うとか、そういったような懸念が出てまいります。仮にそうなった場合には、子供の成長期に出すこの給食としましては非常に心配な点がありまして、果たして学校給食の機能が果たせるのかどうかというふうな、非常な懸念材料も出てまいりますので、これはどうなっているのかを伺いたいと思います。
最後に、ことしは給食費の値上げはやらないで、何とか足りない分は補充をしてことし1年はやっていくという決意表明を、町長並びに教育長からお伺いをしまして質問を終わりたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ただいまの菅原議員に答弁を申し上げます。
一つ目は、後期高齢者医療制度の件でございました。出だしですね、スタートして、さまざまな経緯がございました。先ほど2件と申し上げましたのは、厚労省の要請によりまして、4月19、20日、26日、27日ということで、2回の2週の土・日、窓口をあけて、電話も含めてということでやったんですが、それが2件ということでございます。トータルとしては 259件、その半分程度が制度スタート1週間ぐらいに集中していますと、こういうふうな内容でございます。保険料の額 100件、制度内容について80件、保険証について70件、この辺のところが大どころのところでございます。
年金の天引き、納入についての直接的なトラブルは2件でございました。扶養家族であった方、本来は10月以降保険料負担が発生する方が、4月15日の年金で引き去りをしてしまったという大変申しわけない事態をしてしまった方がお一人、そしてまたもう一方続けてというふうなことで2件、お二方にご迷惑をおかけしたということでございます。5月21日付で還付をさせていただきました。 3,000円台、 6,000円台という、そういうふうなそれぞれの保険料であったかと思います。
保険証は、完全に全員交付でございます。3月14日、 2,182人にお届けをして、4月17日現在でゼロということで、この取り組みも済んでおります。
医師会、保健協会からの申し入れはございません。
さらにまた、連携医療、包括医療制というふうなことで、新たな仕組みが導入されましたことについては、なかなか制度が改まることについて、どの制度も同じだと思いますけれども、ご理解をいただくのに相当な意を用いて準備してきたつもりではあります。その一例としまして、お求めに応じて19年度は4回、 130名ほどの方が対象、民生委員の方、区長さん、日吉台のお茶の間懇談。平成20年度は6回を予定していますということで、成田の老人クラブにみずから私も出向いて、いかにその制度をわかりやすくお伝えするかと、このようなところを意を用いて参加をさせていただいたつもりでございました。
さらに、給食費についてはいろいろ今ございましたが、私について、値上げのないように取り組んでまいりたいと思います。その見込みもまた緊急に、ここ数カ月の間に値上げ状況にというふうなことも報告ありませんので、何とかこの1年間、食材の値上り等もありながら質を落とさず、これはなかなかウルトラCでございますが、いろんな知恵と能力とか、この財産あるようでございますので、買い方の工夫とかもろもろあるようでございますので、そこに期待をし、ならば値上げせずこの1年進めていきたいと、そんなふうな思いでいるところでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。
教育長(千葉芳樹君) それでは、学校給食についてのご質問にお答えいたしたいと思います。
今年3月時点での食材費等の契約はどうなっているかということですけれども、ことし3月時点の契約と19年度当初の契約とを比較しますと、価格の変動が大きいために、今まで学期ごとに契約していた食材が月単位の契約となったものもあります。学期単位の長期契約の品目が減り、月単位の短期契約の品目がふえている状況にあります。
それから、2番目の小麦と原油の値上がりということで、輸入業者との契約は保持できているかということなんですけれども、価格が安定しないため、先ほどお話ししましたように、契約期間が短縮となっているものがあります。その他のものについては若干の価格の上昇はあるものの、学校給食協会等々の指導・助言を得ながら、問題なく契約できております。
三つ目ですけれども、中国産の食材は全面ストップとなっているが、一部使用もあるのかということですけれども、主原料が中国産の食材は、業者に対して調査を依頼し、確認しながら使用しておりません。ただし、副食材として一部使用しておるものもあります。例えば、冷凍ニンニクの芽、それから冷凍アサリむき身、冷凍シーフードミックス等々、そういうふうなものは副食材としての活用品目として、学校給食協会等との調査等々を確認しながら実施しております。
4番目の地元食材はどの程度ということですけれども、19年度では、町の利用では17%、 2,476キログラムとなっております。昨年は12.4%ですので上がっております。なお、富谷町も含め、それから黒川郡も含め、県全体ですと20.1%地元の食材を活用しているということです。
5番目の食材のやりくりによって摂取するカロリーの低下はないかということですけれども、摂取するカロリーにつきましては、必要栄養素を確保しつつ、栄養所要量の基準に見合うよう研究しながら献立を工夫し、給食を実施しております。小学校において、平均 600カロリー、中学校において 700カロリーを割らないように努力をしているところでございます。
この1年後の給食費の値上げということですけれども、先ほど町長が答弁申し上げたとおりですので、よろしくお願いします。以上です。
議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時56分 休憩
午後 1時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) それでは、再質問いたしますが、高齢者の問題です。この問題について、ちょっと2点、3点かな、質問したいと思います。
一つは、大分新聞にも、時々というか毎日ぐらい載っているんですけれども、例えば年金が年間で18万円の人は、余りにもここから取るのは気の毒なので、もっと年金額をぐっと上げるとかね、そういうふうな方針が出ているようでありますし、それから、扶養家族から引き離したんですけれども、やっぱりこれは扶養家族に認定をして、何というのか息子さんなり娘さんから取るというふうなことでシステムを変えるとかというふうな、さまざまな方針が変わってきております。このようにネコの目玉のようにくるくるいろいろ変わったことが次々に出されているんですが、このことについて、例えば県の広域連合だとか、あるいは町村の窓口で、応対がかなり大変だと思うんですね。
そこで、いろいろ文書だけでなくて説明会などもいろいろやっていると思うんですが、この件について、県の広域連合が説明することになるんでしょうけれども、市町村自治体に対してどのような連絡方法といいますか、変わったものを、このように変わりましたとか変わりますとかというふうなことで連絡調整ができているのか。その情報不足では、非常に該当者の町民の皆さんにも迷惑かけますので、この点をまず第1点お伺いしたいと思います。
それから、第2点は、説明資料のお話が町長からもございました。いろいろこのようにやっているという話ありましたけれども、しかし、やっぱり、30分ぐらい聞いても中身がなかなかわからないという人が結構多いらしいんですね。制度が次々と変わってくるもんだから、最初から変わってくると、そこから今度は理解がしにくいということが起きてくるんですけれども、その変わった都度に、変わったのが確定した都度に、やっぱり該当者に連絡をするということが、文書とか、あるいは説明会もありますけれども、必要だと思いますけれども、これはどの程度今後やる予定があるのかですね。随時やりますということになるのかもしれませんけれども、ちょっと見解をお伺いしたいと思います。
それからもう一つは、自民党さんの宮城県連も調査をして、アンケートの声を向こうに届けて、何とかやっぱり見直しをしてほしいという要請書を出しているんですね。あるいは、日本医師会の方々も、かなりの県の会が国に対して要請をやって、「これではお医者さんに、患者さんは、75歳の方は来るなと言っているようなものだ」というふうなことまで言って見直しを求めているわけです。しかし、ちょっと町村長たちの動きが余り伝わってこないんですね。肝心かなめの町村自治体の首長さんたちが、どういうふうな動きをしているのか、あるいはどういうふうな見解を持っているのかですね、この点について町長から直接、県の市町村会の動きがどうなっているのか、あるいは町長自体としてもし見解があれば、見解をお聞きをしたいというふうに思いますので、まず第1点、以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、今3点でありましたけれども、1点目は、長寿福祉課長、心の準備整っていますので、そちらからお願いいたしましょうか。
二つ目は、中身がわからないと、説明をどのように理解をしていただくか。これは、この制度に限らずということだと思います。それにつけても、現状の制度をいかにわかりやすくお伝えするかと。文面でお伝えするものの苦労といいますか工夫は、相当程度私も入ってしているつもりなんです、広報とみやの広報の仕方なんかも含めてですね。それとてやはり恐らく六、七割方カバーできるのかなと。 100の 100、これをもって伝わるものだというふうには思っていません。その二、三割、三、四割の方の皆さんをどうフォローしていくかというふうなことも一つの課題です。
ですから、この制度そのものは大変説明しにくい、幾らわかりやすい、何をと言っても、相当しづらい分野の制度じゃないのかなというふうな認識は持ってございます。町長みずから行って、職員ともども出向いて、私はこつ、つぼをつかんで、こうだよというふうな物の言い方は訓練してきたつもりなんですが、職員とあわせて行ってやったこともありますが、私も限界がありますので、今の質問に答弁をするとすれば、わかりやすく必要な部分については何度となく、あるいはおわかりにならない方については出向いてもと、そんな思いはございますけれども、相当難しい内容を含んでいるというふうな認識でございます。
三つ目は、広域連合、町村長はというふうなことなんですが、仕組みが、ご承知のように全県1区のそれこそ広域連合をつくったわけですが、広域連合の長と副がいて、そして広域連合の議会があってと、こういう仕組み上、私らが直接その当事者でないという、これもまたご理解いただけますでしょうか。
個人的にはというふうなことで言えば、私も19年2月の就任ですので、18年には既に制度としてスタートして、私はその枠組みを町としてどのように混乱なくスタートするかというあたりから町長に就任してございまして、非常にいろいろな思いは持っています。その一つの最大のテーマは、相当の費用かかるんですね。この議会にかけて、システム改修からなにからしてかかっています、千万円の単位でですね。ですから、いま一方では見直しというふうなこともあるんで、私のこの立場からすれば、またそれこそその制度、全廃すれば全廃したなりの、制度見直しならば、そういったものの費用が発生するんだろうなというふうな思いで、したがって結論は、やはり揺るぎのない制度を、前段できちっと整った中でスタートしてほしいという思いが、今、基礎自治体の長として思っているところでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 1点目の質問でございますが、後期高齢者関係の事務の内容の変更ですとか、あと保険料のことですとかなんか、そういうことに関しましては幹事会というのがありまして、そこで広域連合の会の中で連絡を受けるというふうなことになっております。1点目の質問に関しましては、6月5日に幹事会がありましたが、まだそのことの詳細については連絡がない状況でございますので、お答えする内容を持ち合わせていないところでございます。
議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) いろいろ地方自治体としては大変な課題を抱えているわけですけれども、今後ともいろいろ該当者の皆さんに趣旨が十分理解できるように努力をお願いしたいと思います。
それでは、次に給食の問題に入りますけれども、先ほど、給食協会の関係がいろいろ説明ありましたけれども、地元の食材を入れる場合に、これは給食協会を通して入れるのかですね。そうじゃなくて、給食協会とは別に、地元と直接取引で納品をさせるのか、ちょっとこのシステムがわかりませんのでお伺いをしたいというふうに思います。
それから、第2点は、今、米飯給食が全国的な動きになっておりまして、例えば福井県は、週5回米飯給食を実施しているわけです、全部ではありませんけれども、福井県の各学校は。それから、隣の山形県では、今、週3回が米飯なんですけれども、これをできれば将来週5回にしたいということで、米が若干小麦より、パンより高いんですね。したがって、助成金を出すということで、山形県は、助成金を出すということを言いながら、市町村自治体に幾らかでもいいからとにかく米飯給食をふやしてくれと。今、山形は、1週間に 3.5回まで進んでおりまして、中には町によって4回というところも出てきているようでありますが、そういう意味で、やっぱり米飯教育というのは非常に大事だというふうに思います。
子供のいろいろ嗜好品もあるんでしょうけれども、やっぱり米余りもありますけれども、やっぱり日本の人が、男性が79歳、女性の方が86歳という高齢化の状況になっているのは、いろいろな条件があるんでしょうけれども、やっぱり米を食べているというのが一つの生命の支えになっているんじゃないかという指摘もありますけれども、そういう意味では、やっぱり米を食べることは、決して何というのか悪いことじゃありませんで、結構なことなんですが、それで、町としては、今、週3回ですね。2回がパンになっているんですけれども、これを今後、いろいろ米の消費も含めて考慮をしながら、米飯給食をふやしていくという立場に立っているのか、現状のままでやっぱりパンは2回、米は3回ということでやっていくということになっているのか、検討されたのかどうかわかりませんけれども、その辺見解があれば町長なり、あるいは教育長にもお伺いしたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。
教育長(千葉芳樹君) それじゃあ、地元食材に関係してですけれども、地元の食材に関しましては、市町村を選定して直接取引という方策をとっております。
それから、二つ目の米飯の増加、増食というところですけれども、やっぱり児童生徒の嗜好も考えます。それから、米飯にすると、そのおかずもまた米飯に合うようなおかずにセットしていかなければならない状況にありますので、現在のところは現状のままで遂行していきたいと思います。今後のことについては、研究しながら検討していきたいということでご理解ください。
7番(相澤 榮君) 私は、DCと本町の観光行政について、1点についてお伺いいたします。
仙台・宮城デスティネーションキャンペーンが平成20年10月から12月にわたって計画されています。
キャンペーンの目的として、一つは、魅力的な観光エリアの確立へ「きっかけづくり」が挙げられます。既存観光資源にさらなる魅力づけと見直し、また、新たな観光資源の開発と受け入れ態勢の整備、そして観光客の大量誘致とその定着化を期待されています。
二つ目として、魅力的な観光エリア「みやぎ」の確立を目指しています。内容としましては、多様化した観光ニーズに対応できる産業間の連携、DC以降も継続できる観光の仕組みづくり、そして、観光を通じた誇りの持てる「宮城」の意識醸成となっています。
これは、3カ月間、JRグループ6社が集中して宣伝を実施します。ポスター、雑誌、テレビ等で旅行情報番組やCMとして宣伝され、宣伝販売促進等の会議も計画されています。
DCの期待される効果としては、地域観光の活性化と観光旅行者の拡大が挙げられます。自治体・観光事業・農業・商工業・運輸業者との連携と融和や地方自治体の観光行政の充実と県民の理解度の向上、さらには地元産業界の活性化と新しい宮城のブランド商品等の開発、そして新しい観光素材(資源)の掘り起こしによる観光旅行者拡大とあります。
DCでの市町村の役割と事業については、各市町村エリアの観光・宿泊・商工・農漁業関係者等へのDC参加の働きかけと機運づくり、市町村単位の窓口のまとめ役とDC推進組織や地方振興事務所とのパイプ役が挙げられます。DC事務局は、「市町村がアイデアを競い、新たな観光ルートを発掘する契機にしたい」と話しています。
そこで、本町としてこのキャンペーンにどのように取り組みますかお伺いいたします。これをきっかけに、本町の観光行政をどのように進めますか。
1番目、DCに向けた本町の取り組みについて。
取り組みによる人材育成、観光ボランティアガイド等です。
次に、交流から定住へのきっかけづくり。
そして、本町の観光行政への取り組みは、現状はどうなっていますか。
本町の観光事業の発掘についてお伺いします。
地域のよさをPRし、観光客誘致につなげるにはどうしますか。町内の風景、自然、古木名木・歴史、文化、イベント、お祭り、食など、幅広い分野から「後世に残したい富谷」、「多くの人に伝えたい富谷」などを一般から推薦していただく考えはありますか。また、これらをどのようにして観光に結びつけますかお伺いします。「十三夜 魂のふるさとまつり」をDCにどのように参加されますか、そして住民と観光者との交流はどのようにされますかお伺いします。
最後に、本町の観光の振興の課題についてお伺いします。
一つ、観光まちづくりについて。これから観光を意識した地域づくりが必要です。住んでよし、訪れてよし、住民が住んで楽しい地域づくりはどうされますか。「立ち上がる人」の精神的サポート、具体的な実践におけるサポート、基礎的なインフラ整備、情報発信、相談窓口の一元化など、行政の役割についてお伺いします。
次に、地元資源を最大限に生かした素材の開発について。
そして、地域の生活と文化を総合的に観光に生かすにはどうされますか。DC本番に向けて各地で着々と活動が進行されています。これをきっかけに本町の観光のきっかけづくりになりますことを期待して、私の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの相澤議員の質問に答弁を申し上げます。
DC、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン、大型観光宣伝事業という19年度、20年度の取り組みをということであることは皆さん既にご承知かと思います。
そのような中で、富谷町の観光行政ということで大変大きなテーマをちょうだいしたわけですけれども、去年就任時、「十三夜」をもってして「トウミヤ」と当てたんですね。ぜひ「トウミヤ」とお読みいただくと大変助かります。「十三夜 魂のふるさとまつり」という、そこもいろいろ検討した中で、私が一から十までやれる話でもないですし、いろいろ6人の実行委員プラス町長、教育長、職員と11名で、本当にぎりぎりながら去年あそこまでたどり着いたんですね。ぜひ町長にとか、町の執行部にというふうなことではなくて、町民あるいは議員の皆さんも、富谷のこういうところあるでしょう、ここに光を当てて何をという、そこがやはり私は基本だと思います。私らも、持っているものはさほどというか、何か光るものあってのことではありません。皆さんとのやりとりの中で、何かこうきかっけがあり、そこを膨らませていくとかという作業が恐らく将来につながっていくんだろうなというふうに思います。
私は何度もお話ししていますけれども、富谷町のあの 370年に及ぶあの宿場を資源としない手はないんじゃないのというのから私はずっと平成11年以降、挑戦し続けているわけです。そういう思いの中で去年、「十三夜 魂のふるさとまつり」、あの新町そして新町地区をというふうなところに、言ってみれば歩いて、結実というか、したわけですね。これもスピードがあるんです。去年、デスティネーションのおむすび君のあのキャンペーンシールを張るのも、ぎりぎりのタイミングの中であそこに駆け込めたんですね。去年のあのポスターを見ればわかりますけれども、そのぐらいの取り組みを去年あの時点からもう既にしてございます。そんなことで、ことしのデスティネーション、いよいよ本番でございますので、この取り組みの、それこそ「富県宮城」の一翼を担うというふうなことと相合わせて、私どもが取り組まない手はないと、こういう強い思いで去年からずっと取り組んでしてきているところであります。
仙台市を含む宮黒7町村、そして多賀城、塩釜を含めて仙台地域10カ町村、仙台地域部会、仙山交流味祭(あじまつり)というのが10月7、8の二日間、開催されます。そんな中で、この仙台地域部会では、仙台鍋まつりというのが柱になっているようでして、富谷も何かの鍋を持って参加をしましょうということで去年から言っているんでございますが、何かいまいち形になりませんでした。これも、せっかくの富谷ですので、13種類の具、富谷の地元の具を織りまぜて十三夜鍋を展開しましょうというふうなことで去年から言っておるんですが、「余りそんなこと、もうちょっと待ってけさいん」とかと言われて去年は形になりませんでした。試食品ということで、ふるさとまつりの折、内ケ崎酒造店の前で、試食で何十食かご提供いただいたわけでありました。ことし、産業振興の課長以下、本気になっていますので、恐らくことしはいい鍋ができるのではないかというふうに思います。
「十三夜 魂のふるさとまつり」も、先ほど冒頭もお話し申し上げました。非常にいいお祭り直後から2回目とはいえ、柳の下にドジョウは2匹も3匹もいないんだよというふうなことで、本当に初心に返って、今取り組みを年明けからピッチを上げてやっております。年度明け、4月以降、それぞれ組織づくりも含めていよいよというふうなことで、新町あるいは中宿の皆さんも含めながら、町内会、さまざまな団体の皆さんにご参画いただけるような広がりをつくりながら進めておるというふうなことです。
そんなことで、富谷町の観光というふうな面では非常に私は取り組みは弱かったという認識の中からスタートしてございますので、ぜひ交流人口の多さ、あるいは町のそれが魅力のアップにつながる、そしてまた定住化、そして地元のいわゆる活性化と、そういったふうなことに非常に多様な広がりが予測といいますか期待されるわけでありますので、それこそ金も限られた範囲の中でとか含めて、ぎりぎりの中で知恵と皆さんの力をおかりしながら、町民一くくりになってやれるものをというふうに思います。
いろいろ先進事例はいっぱいあるわけですから、横浜町、17回目といいましたかね、菜の花フェスティバル、平成3年から始まったんだそうです。あれももう下北半島の横浜町ですから、あの規模のすごさというのは、やっぱり全国に話題になるほどのものなんでしょう。ですから、そういう意味では、「十三夜 魂のふるさとまつり」もこの先、恐らく2年目、3年目、そして恐らく定着するまで3回か5回くらい、いろいろ試行錯誤しながらかかるんだろうというふうに思います。
そういう意味で、先ほども申し上げましたように、ことし2回目ながら、去年のことはすっかり忘れて新たな展開をというふうなことで、今、職員ともども、地域の皆さんともども、ねじり鉢巻きを締め直して頑張り始めたところでございました。
ぜひそういう意味で、皆さんもその一員なわけでありますから、「町で何しているの」ということではないんですね、この観光について限って言えば。ですから、皆でこういう取り組みあるんだよと。明石でこういう炭焼きの取り組みあるんだよと、しかし、防災訓練の日、燃やしてしまったやとかというのもあって非常に気の毒ながら、しかし、早速きのう、お三方代表が見えまして、「おれたちはまだ、火は燃えたけれども気持ちは燃え尽きていないぞ」と言って、また復活する話を、意気込みを、早速にきのう、代表の方3人が町長室にお見えになってやる気満々でいましたので、そういう面がやっぱり大事なんじゃないでしょうかね。そういうことの取り組みなんかも含めて、ぜひ皆さん自身その気になってもらうか、あるいはやってみっかとか、そんなに固窮屈に行政の枠組みはとかというふうなことじゃないと思います。やっぱり適度な遊び心も含めて、そういったところから育っていくさまざまな切り口が私はあるのではないかなというふうに思いますので、ぜひ皆さんともども進めてまいりたいと、そんなふうなことを改めて申し上げさせていただきたいと思います。
ですから、富谷町の状況、おおよそ皆さんと認識は相共通するところだと思います。そんな中でも、ぜひブルーベリーとは言いながら、大変広がりがなかなか欠ける。議員もブルーベリー組合の会員さんであるわけですけれども、なかなか広がらない。 150万円という予算立てをして、結果としては80万円の執行で終わってしまうと。そうしたときに、例えば提言の中に、小学校の入学者にブルーベリー配ったらばとか、富谷の町民の皆さんに庭で植えつけてもらう、そういうことを進めたらいいんじゃないのというのもあります。なるほどなというふうにも思いますが、何せ、ただ植えておけば済むというもんでもない木なんですね。そういう意味で土を選ぶとか手入れとか、さまざまな課題もあります。困難を先に言う町長ではありませんけれども、そういったことも含めて、ぜひ先の広がる、それこそ4万 5,000人を超える大きな町でありますので、ぜひ今まで以上の取り組み、目玉づくりに鋭意励んでまいりたいと、そんなふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ちょっと若生町長に、今の答弁の中で、明石の件ということで答弁したようですけれども、恐らく明石の件ということで話しされても、なかなか質問者ちょっとわからないところあると思いますので、その辺、もう少し具体的に何かありましたら、改めて答弁できますか。
町長(若生英俊君) 観光事業の発掘というところでちょっとご紹介をさせていただいたつもりなんでございますが、明石地区県道沿いに、20年前まで炭焼きを実際やっていた小屋がありました。炭の窯もありました。しかしながら、20年放置していたもんですから、言ってみれば窯の天井部分が崩落する、落ちたと。それを県の事業で事業化する施策があって、県のご担当から、吉田の現職炭焼き職人さんのご指導を得て、その向きの土を吉田地区から運んできて、きちっと窯を補修して、そしていよいよ木を入れて1週間ほど燃やし続けて、防災訓練のあの日曜日に窯を封印して、全部空気を遮断する。封印をして寝かせて、ほど合い、二、三日ですかね、私も昔、炭焼いた窯、経験ありますけれども、温度が、熱が冷めたころに開けて、炭を外に出してと、こういう作業の予定でいたんです。そんな中に、補修した、それこそ天井部分の補修部分が、そのまますっかり落ちてしまって、それがまた家をも炭焼き小屋も燃やすことになってしまったと、こういうふうな経緯だったわけです。日曜日の、あるいは月曜日の夜中というふうなことでね。早速きのう、そのようなことでご報告を受けて、「ぜひ県の事業も後押し受けているので、我々もその気持ちは全然燃え尽きていないので、頑張りたいので、今後ともご指導も含めてよろしくお願いします」と、こんなふうな経緯でございました。以上です。
議長(渡邊俊一君) 次、6番山路清一君。
6番(山路清一君) 今回私は、先ほど朝一番で同僚議員が質問しましたんですけれども、一つ、「日吉台中学校等ガラス毀損事件」と「富谷町職員は常に襟に町のバッジを」の2点について質問いたします。
初めに、日吉台中学校等ガラス毀損事件を伺います。
4月27日、日曜日、午前2時ちょっと前に、日吉台中学校及び日吉台三丁目会館の窓ガラスが何者かによって壊され、いまだに犯人は逮捕されおりません。
パン、パン、パンという乾いた連続音が寝ていた私の耳に聞こえてきましたが、まさか窓ガラスが壊している音とは気づかず、また夢の中でしたので、ただ若者の声は聞こえました。酔っぱらいかスリッパ等で地面をたたいているものかと思い、大して気にもしなかったものでした。それが日吉台三丁目会館の窓ガラスをたたき壊していることとは思いもよらないことでした。
犯人は、最初に日吉台中学校に行き、24枚のガラスを壊し、その段階で近所の方がその音を聞き、 110番通報をしましたが、その時点では警備会社の方にもさらに通報が届いており、警察が出動したとのことです。その後犯人は、その足で日吉台三丁目会館に向かい、10数枚の窓ガラスを壊し、パトカーの音を聞き逃走したのが私が知っている事件の状況です。
日吉台三丁目は、私のすぐ斜め向かい、距離にしますと30メートルくらいしか離れておりません。そのときの音が夢うつろの中に聞こえてきたのです。また、近所の方が、音に驚き外に出たところ、二から三名の者が走って逃げているところを目撃しております。私が事件を知ったのは、仕事先で、ちょうどのお昼のニュースを聞いていたときです。そのときちょうど自宅の方からも電話がありました。
その足で中学校に行きましたが、先生、ご父兄の方により既に清掃されておりました。しかし、まだ至るところに細かいガラスくずが散乱しており、ガラスが壊された反対側の廊下の方にあった生徒の靴の中にもガラスの破片が入っていたような状況です。事の大きさ、重大性をそのとき感じました。校長先生、PTA会長とお会いし、詳細を聞いたところ、先ほどの町長の答弁にもございましたが、以前にもこれほど大きな事件ではありませんが、ガラスの破損の事故があったと聞いております。そして、そのとき案内されたところにもうさらに防犯灯は設置したとのことです。
その足で日吉台三丁目会館に行きました。こちらの方はまだ警察の検証が終わっておらず、後片づけの方はできていませんでした。これも非常に皆さん方お気づきの方いらっしゃると思うんですけれも、小学校の方のガラスは網入りガラスです。その網入れガラスですので、小学校の方はガラスは、バットは金属バットかどうかわかりませんけれども、バット類でなぐられた部分には穴があいておりました。しかし、ガラス一面が壊れているわけではございませんが、日吉台会館の方は普通のガラスですので、窓枠全部のガラスが壊れていて、その破片が反対側の方まで飛んでいる状況でございました。
この事件は、報道により大きく取り上げられ、また、大和警察署の刑事さんも町内を調べて回り、事件を知った住民の不安は大きく、早く解決できることを望みます。
町長のことしの施政方針にも、「安全安心なまちづくり」が挙げられており、次のことを伺います。
一つ、町が知っている事件の詳細と現在の捜査状況を伺います。
二つ、今後町がとり得る防止策等を伺います。
次に、「富谷町職員は常に襟に町のバッジを」を伺います。
襟にバッジ、言いかえると「襟章」。サラリーマンの背広の襟を見ると、その方が勤務している会社や団体等のバッジをつけ、通勤・仕事に励んでいる姿を見るたびに、誇りを持っているんだなという感じとともに、会社・団体の姿勢がうかがえ、よい印象を受けるのは私だけではないと思います。
富谷町でも通し番号のついた襟章「バッジ」を全職員に配布しておりますが、つけている姿を見たことはほとんどありませんでした。先日、新しくできた課の二人の方との打ち合わせのとき、富谷町の襟章をつけており、身の引き締めている思いとともに、これが富谷町の職員だなと改めて感じた次第です。
私たち議員は、議員章を町からいただき、議会や委員会等の席に必ず全員つけて参加しています。職員の方も、状況によりますが、次のことを質問します。
一つ、庁内の内外にかかわらず、通勤時や勤務中はバッジをつけ、富谷町の職員の誇りを持って仕事に当たれないか伺いいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの山路議員の質問に答弁を申し上げます。
日吉台中学校の窓ガラス毀損事件、大変地元の議員としてご心配と、その後、町長室へのお尋ねも含めて、当初からご熱心にご心配と活動をされていたことは重々承知しているところでございます。本当に地図を見ますと、山路議員と自宅まで直線にしたら二、三十メートル、そういうふうな中でも夢かまことかというふうなことで、恐らく防音のいい今の住宅、山路議員の家ばかりでなくて、日吉台の皆さんの住宅、そういうことなんだろうなというふうに思いますし、その程度の恐らく音だったのかもしれませんしね。
そんなことで目撃、どういう特徴があるとか含めて、そういったものがあればなお解決が早いのかなというふうに思いますけれども、現状の捜査状況につきましては、目撃情報は確かに、後ろ姿何する、バット持っていたようだとかというのもあるようでございますが、個人を特定できるものではない。したがいまして、任意も含めて警察で取り調べる方策がないということでございます。したがって、犯人の逮捕には至っておらないというふうなことでございます。
本当に防止策も含めて、山路議員のお取り上げいただいた当然地元の議員でありますので、当然のことながらご心配とあわせて、今後、先ほど磯前議員の折、概略お話をさせていただいたとおりでございますので、何分にもご理解のほどをお願い申し上げたいというふうに思います。そのように思います。一つ目です。
二つ目、襟にバッジをというふうなことで、前にスリッパの件をご提案いただいて、なるほどと思いましたし、今回も、ここにご提言いただいたんだなと思いながら、きょうは富谷バッジをつけてまいりました。非常に改めて町史に町章の由来が書いてあります。昭和41年8月に制定されました。私は「地の利、人の輪」と、こう言っておりますけれども、ここを見たわけではなかったんですね。偶然ながら、これは「人の輪」ではなくて「町の輪」というふうなことを表現していますね。ちょっと読んでみます。
富谷の「富」と「円」を組み合わせて図案化したものです。「円」は「町の輪」をとは、伸びゆく富谷を表現させています。町が大きく伸びやかに発展することと、住む人々の心と心が一つになって、安らぎのある住みよいふるさとをつくっていこうという願いが込められています。昭和41年、40年以上も前にこういったことを想定して、この町章に表現したこの先人のすばらしさというのは、私、改めて感じたところでございます。「伸びゆく姿、青々と」というのも、恐らく山田二男さんが、こういった町章の由来などを見て、昭和53年に一番の作詞の詞の中に入れてくれたんだなというふうなことを思ったところでございます。何せ明治22年以来 119年、それこそ小さな村々はありましたけれども、今の自治制度というふうな制度の中で、 119年来単独の自治体としてというふうなことで、希有な存在に近いぐらいの、数えたことはありませんけれども、恐らくそういう状況にある町なんだろうなというふうに思います。誇り、あるいは感じがいい、そういった印象は全くそのとおりだというふうに思います。
規程にもあるんですね。職員服務規程、名札をつけなきゃならないとか、職員章を着用しなければならないという規定も用意してございますので、必ず職員には無償貸与ということで必ず貸与していますので、町長以下、このつけない理由はありませんので、今のご提言に合わせてバッジをつけるよう努力してまいりたいというふうに思うところでございます。
そんなふうなことで、今のバッジと、あと窓ガラスの件、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 6番山路清一君。
6番(山路清一君) バッジの件に関しましては、私きょう感心しました。ここにいらっしゃる執行部の方の11名の方がバッジをつけていました。こちらを見ると胸がキラッと光っています。非常にうれしく思っています。
まず、ちょっとバッジじゃないですけれども、中学校のガラスの件でもうちょっとお聞きいたします。
一つは、ほかの小中学校、富谷町の方でこのような事件があったかどうかお聞きいたします。
それと、先ほど防犯関係のことございましたので、私たち三丁目の方は、週に1回、毎週土曜日、8時から防犯パトロールずっともう続けています。日吉台三丁目が二丁目の方から独立しましたのが平成5年に独立しております。それからずっとやっております。ただ冬場、冬期間はちょっと地面が凍っていますので、その冬期間は省きまして、毎週1回やっていまして、最低3名、3名以上ということで、五、六名で防犯のパトロールということで、日誌も毎回つけております。私も1年に1回は必ず当番が回ってきます。そのようにやっております。
しかし、このような本当に事件が起きまして、非常に残念に思っている次第です。なおかつ、学校だけだったらと言ったら大変失礼なんですけれども、町内会館がやられるということ自体、ちょっと聞いたことございませんので、何でやられたのかなというと、全然記憶ないですね。ただ通りすがりにやったのかなという感じでございました。
そういうこともありまして、先ほど町長の方から、町内の小中学校の方に防犯カメラ云々ございました。今、いろんな大きな事件が全国で発生しております。また、世界を見ても、防犯カメラを各道路の方に設置するという自治体、町、町村結構ございます。富谷町でもすぐにではございませんけれども、やはり重要な道路の方には防犯カメラを設置していただきたいなと思っております。
今、国道を通りますと、測定のほかに車通るところに必ずついています。高速道路もそうですけれども。レーダーとは違うカメラ、必ずついています。それは、何か事故があった場合に国の方で見るということで、必ずそのようなカメラがついています。そのところでスピードを落とさなくても結構なのかどうかちょっとわかりませんけれども、そのようなカメラがついております。そういうことで、町内の方にも、数カ所の方にそのようなカメラ、設置できないかお伺いいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 早速といいますか、地域でも防犯パトロールの取り組みをされている由、今お聞きしました。町内会の皆さんともども活動に参加されている方、大変感謝申し上げたいというふうに思います。先ほど言いましたように、警察の課長の言葉に「見せる警戒」、やはりこういった形の見える、気持ちばかりではなくて、実際に夜そういった形で歩く、拍子木を打つ等も含めて、やはり何といいますか、昔流のとかというふうなことではなくて、やはりそういったことにも一定の意義といいますか、抑止力があるんでなかろうかというふうにまた思うところでございました。
その他、日吉以外にありませんかということについては、我々の会議の中で、その他についてはないというふうなことでありました。それ以上のことがあれば、教育長に答弁させますけれども、ないというふうな状況です。
防犯カメラにつきまして、先ほど小学校、中学校については初発、日吉台を取り組みますというふうなことでして、今、議員はそこから広げてさらにまた町内にというふうなことでございます。そこまでの話題はしたことはありません。ただし、新聞に、大衡のいわゆる今度のセントラルさんのも含めて、4号線の役場を横断するあそこが記事になりました。8個防犯カメラ、そしてあと警報機が8個ということで新聞に載ったことを見まして、よし行ってみようとかといって、課長数人含めて私も含めて視察に行ってまいりました。なるほど大規模な地下道ゆえに、こういうことなんだなと。そこですぐ思いついたのが、ずっと懸案になっている成田の歩道橋はいかがなものかしらというふうなことも、その足で大衡から成田に出向いて、そこに出向いた数人とまた検討し、役場にも戻って検討しました。最終取りつけまでには至りませんでした。
今、そういったことも含めていろんな声を聞いて、入り口のところのライトを明るくすると、そういう工事を試行的に都市整備課の方でやってきて、その成果を受けて、もう少し照度を上げようとか、さらに取りつけを加えましょうとかというふうなことの取り組みが先行していましたので、とりあえずそれを先行させることとして、成田への防犯カメラについては、それを受けてその後というふうなことで今推移していると、こういうふうなことでございます。以上です。
ですから、したがいまして、町内についての広がりはまだ検討もしていませんし、予定にもございません。
議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。
教育長(千葉芳樹君) 故意でのガラス破損状況はございません。もしガラス破損等々ありましたら、事故報告で教育委員会の方に第一報、それから月例で安全確認の報告をしていただいております。それを見ていると、故意のガラス破損はありませんでした。以上です。
議長(渡邊俊一君) 次、9番今村 寿君。
9番(今村 寿君) 私は、地域主権型“道州制”についての町長の見解を問うが第1問です。第2問は、町道の整備、特に歩道の補正はどうなっていますかという第2問。第3問目は、明石台地域に住民要望の強い郵便局の開局をぜひ急いでほしいと、この3問でございます。
第1問、ちょっとテーマは大きいんですが、道路の暫定税率のガソリン税の値下げはほぼ1カ月で終わり、この国民にこびたような政党政治ではないか。国会はどうなっているんだろうと、もっと長期的な大きいことをやるべきじゃないだろうかという思いを個人的にしていますが、この経済は停滞しているし、少子化はとまりません。日本国全体の人口は減少が始まっております。一昨日からのいろんな殺傷事件だとか、本当にニュースを見るのが嫌になるような殺伐たる事件が発生しております。また、その報道のあり方についても、視聴率だけをねらっているようなマスコミのあり方、これでいいんだろうかという思いもいたします。
中にあって地方分権、三位一体の財政改革は進んだんだろうかと。また年金問題だとかそのような大きなテーマは、また近隣諸国との領土の問題と、本当に国として主張すべきことを主張しているのかなということができていないように思えて、何となく国内にフラストレーションがたまっているんではないだろうかと。
国民一人一人が自主独立、自己責任、自分の考えを持ち、正々堂々と進むことをしなくなったこの中央集権体制、言いかえると東京一極集中型が招いた結果がこのような状況を招いてないかと。これを打破するには、地域主権型道州制しかないのではないだろうかと、このように思います。
自民党でも、この道州制推進本部が2015年をめどに、この導入を目指すと報道されていますが、国は、外交、防衛といいますか安全保障、エネルギー等の分野を除いて、国の事務権限は可能な限り、この道州に移管する一方で、現在の都道府県の事務権限は原則として市町村へ移す。そして、道州の業務は、国から移管された仕事を中心とし、市町村をまたぐ公共事業など、広域性のある事務事業を担うものとするということに方向づけがなされております。なお、公務員制度については、そうなった暁には、国、道州、市町村に勤務する職員の総称を「日本国公務員」としております。これらのことや動きに対して、町長はどのようなご見解とご所見をお持ちかお伺いいたします。
具体的項目。
今、日本全国、東京だけが繁栄して、ヒト、モノ、カネ、情報が一極集中し、地方は寂れる一方のところが多い。日本全体では何となく元気がない。日々衰退する日本を救うには、地域主権型の“道州制”しかないのではないかと考え、町長のご所見を伺います。
2番目、全国を9ないし13ブロック、いろんな説がございますが、ほどのブロック、道州に再編し、道州が税財源を確保し、自主自立的に地域・地域民により密着した行政を行う、自分たちで自分たちの地域を統治、行政を行い、この善政の競争をしていき、その結果、自立心と誇りが生まれ、全国に元気な地域が生まれてくると考え、町長のご所見をお伺いいたします。
3問目、地方分権は、言いかえると地方財源確保とも言えます。あわせ、地域間格差是正と国民負担の抑制を図る制度がこの“道州制”ではないでしょうか。この自主財源と健全財政に裏づけられている当町こそ、この発展のためにもこの制度に関して関係方面へ働きかけ、一日も早い実現を図るべくPRし、このシステムを実現すべきではないかと考え、町長のご所見を伺います。
大きな2問目、町道の整備、特に歩道の補正はどうなっていますか。
世を挙げて健康志向が強く、朝・夕、特に休日のジョギングやウォーキング、散歩される人がこの季節にも誘われふえてきております。大変結構なことではないでしょうか。
もちろん本格的には運動公園やスポーツジム等でのスポーツ施設での鍛練をされることも大切ですが、一般の町民の健康維持、特に中高年齢者の介護予防のためにも散歩が一番だと。一番手軽で、いつでもだれでもできる大切な健康法と考えます。
つい最近、私の近くの明石台地区のメーン歩道の中央分離帯や歩道と車道の分離帯の植え込みの剪定と清掃がシルバー人材センターで行われ、雨上がりの朝など、本当に気分よく散歩をされて、行き交う人々があいさつを交わされる姿が見られます。非常に気持ちがよく、爽快にしてくれるものでありますが、ところが先日、帽子を脱いであいさつを交わした相手の方が、歩道のでこぼこにつまずいて、転びこそされなかったけれども、前方に前のめりになり、ぐらりとなられて、一瞬びっくりしたことがありました。近くを散歩すると、歩道のでこぼこやひび割れが多く、危険を感じます。そこで、この歩道の整備維持管理について伺いいたします。
質問項目1番目、明石台、成田、大清水、上桜木等の歩道が併設されている総延長はどれぐらいありますか。通常の維持管理はどのように行われていますか。
2番目、成田、明石台など、車道と歩道がグリーンといいますか植生で仕切られ、歩道もコンクリートではあるが、四角い木れんが風の歩きやすい歩道がなされ、水はけもよく、街路樹のケヤキなども伸びて、豊かな緑のトンネルをつくり、その景観は町またはその地域の誇りでもありますが、その木の繁茂の余り、根っこが歩道部分を盛り上げ、でこぼこをつくり出しています。実態をつかんでおられますか伺います。
3番目、住民の通報や行政当局の巡視が行われていると思いますが、車からは見えにくいところであり、盛り上がりや亀裂があって、特に明石台六丁目の庄内銀行からCOOPの前通りがひどいと思いますが、そのほか成田へ通じるあの4車線の道路の両側もそのような状況にあると思いますが、安心して歩いているところだから、実際歩いて確認して対策を講じ、安全な歩道を維持すべきと考え、伺います。
大きな3問目、明石台地域に住民要望の強い郵便局の設置を急げという問いでございます。
私は、明石台、成田地区に生活基盤づくりについて粘り強く質問をいたしております。住民の要望の強かったバス便の増発も、朝の6時台から夜11時台までのダイヤが組まれるように充実していただきました。医療機関についても、最近の明石台、成田だとか上桜木地区の医療機関の充実を見ていると、これも十分とは言いませんが、もうかなり充実しております。特にショッピングセンターについては、生協、COOP、成田のヤマザワだとかジャスコ富谷店、イオン大沢店等のオープンで、もう十分に需要を賄ってくれているなと、このように思います。その次に要望の大きかった交番も成田地区にできましたし、あの地域ではほぼ要望は満たしておると。その次に、銀行の支店についての要望も強うございましたけれども、これは七十七銀行と庄内銀行の明石台支店が昨年相次いでオープンし、実現いたしました。
いわゆる町内南部地域の生活インフラの整備と合わせるように、人口の張りつきもよく、今後見込まれるセントラル自動車だとか東京エレクトロンの従業員の定住促進のためにも、この地域に残る郵便局の開設がポイントだと考えます。
このテーマについては、私は実は過去3回質問をいたしております。平成10年の3月、平成15年の12月、それから平成18年、一昨年の12月、3回質問いたしておりますが、3年ごとに質問していることになると思いますが、最後の平成18年の12月の答弁では、19年の民営化を見きわめながら云々ということで、民営化するのでもう少し待ってほしいというような回答でございました。民営化されましてもう既に9カ月経過したんでしょうか。何らかの動きや兆しや変化があってよいのではないかと。また、そのようなことがあってほしい、このような願いも込めて、その後の動きについてお伺いいたします。
具体的な質問項目。
鉄は熱いうちに打てではないが、郵政民営化しました。経営の民営化は効率化を求めています。そうなりますと、人口増加の著しいこの明石台地区こそ、また泉区明石南地区も見据えて郵便局設置に一番有利であり、投資効率もいいと。このような地域にその後の開局についての推進状況と今後についてどうなっているかお伺いいたします。
項目の2番目の質問、明石台地区に開局するにも、物件は投資じゃなく、リース、レンタル方式だと聞きます。そうであるならば、町としてもそのような物件の斡せんや紹介、用立てをするとか積極的な働きかけが必要と思いますが、その状況はどうなっていますか伺います。
3問目、南部地区の生活インフラの整備が町の発展のかぎの一つであります。特に郵便局の開設がそれに当たり、これがひいては郵政民営化定着の成功の一つのかぎでもあると、見方を変えると言えると考え、今後の早急なる取り組みと促進策はどうなっていますか、以上、お聞きいたします。
以上で私の1回目の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
午後2時01分 休憩
午後2時10分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
今村議員の一般質問に対して答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの今村議員の質問に答弁を申し上げます。
道州制についてということで、大変大きなテーマをご質問いただいたわけでありますけれども、基本的に、私も理解といいますか深さは自信ありませんけれども、道州制の議論が既に何年も前からスタートしているんだなというふうなことは承知しておりまして、平成18年の地方制度調査会答申だとか、そしてまた、ことしの3月の道州制ビジョン懇談会、5月には自民党でも区割りを提示されてと。東北州、今の東北6県を一くくりにする東北州、北と南に分ける北東北・南東北に分ける13班といいますかね。どちらにしても東北に限って言えば、一くくりなのか、北・南それぞれ三つずつに分けてのこの制度になるのか、この辺のところだろうというふうに思います。
1、2、3合わせて、一くくりでというふうなことでお話をさせていただきますけれども、やはり、この手の質問に、今村議員の趣旨は大体わかっていまして、反する何物もないんですけれども、「日本を救うのは地域主権型道州制しかない」とか、あるいは「何々こそが」という、この辺のところはいかがなものかしらと思うんですが、「これしかないんだよ」と、もう伝家の宝刀のごとくに「町長、それだ」と言われれば、もうもろ手を挙げて馳せ参じて、それで行きましょうとかとやるんですが、それに至るまでのまだ確信がないという議論の経過もあって、いろいろ読み取る範囲の中ででもそんなふうな思いがいたします。
「東京一極集中が」とか、「地方は寂れる一方で」と言われると、「地方」と言われると、セントラルの皆さんに何かすごく力をなくさせてしまうんでないかと思うんですが、「ただし富谷町を除く」とかやらないとね、何か申しわけないなというふうに思います。そういう何か一くくりの議論というのは、どんなもんなんでしょうかね。恐らく、そういうふうなものを進めようとか、マスコミとかという一定の背景がある中で言えば、「これしかないんだ」とか、「おれが言っているものこそ正しいんだ」とかというふうな、何というか硬直的、原理的になりがちだというふうに私は思うんですけれども、この道州制も、大枠はわかりつつも、いろいろ富谷町の今までの流れと現状と、そして将来に向けてといった場合に、この道州制との絡み合いをどのように盛り合わせていくのかというふうなところが大きなところでないのかなというふうに思うわけでございますが、そんな中で、公務員の制度とも関係しますね。
そんなことも含めて、きょう、一種採用者の受け入れ、去年の10月ごろでしたかね。既に決定しております。「こういうことが国から来たんですが、いかがしましょうか」と、前総務課長が持ってきましたので、二つ返事で受け入れようというふうなことで受け入れを決定していました。そんなことで、ぜひこういった職員の卵が来ますので、我々も問いかけますし、ひょっとすれば議員の皆さんも、5日間しかありませんけれども、そういった人とテーブルを囲んでやる場面なんかも、きょうの質問に合わせて、とりわけ今村議員の道州制認識を強く、課題をお持ちなわけですので、どうぞお三方とやりとりする場面も持てたらばと思ったりもするわけでございます。
自立心と誇りが生まれるとか、元気であるという、これももう自治を進めるもののテーマですので、そのことが道州制になるともっと加速するんだよというんなら、さっき言ったように、また道州制にもろ手を挙げて賛成しましょう、こういうふうなことになるわけですが、直接的にこれまたつながらないというふうなことで、結果、財源、権限と税とかですね、2階建ての行政だとか、あるいはこれを進める上でも2018年、あと10年間でけりつけるんだよとかと言って旗は振られておりますけれども、果たして、その後期高齢者の制度とあわせるかのように、どれだけの我々、町民、県民、国民に資料があるのか。何を持ってその考えを詰めていったらいいのかというふうなものは、どうなんでしょうかね。私が少ないのか、皆さんいかがなもんでしょうか。恐らく、後期高齢者以上に、その材料はまだ手薄なのでないかなというふうに思います。
しかしながら、分権型国家というふうなことからすれば、地方に権限を移譲する、我々自身のところは我々で決めるんだよという、その自治の原則は、どうしても昔から課題として、テーマとしてあるわけですので、どうぞ中央の権限は我々受けてですね、十分皆さんのためにやれるだけの資質と思いと志は持っていますよと、こういうことをこの職員、課長以下、 260名の職員には私は言っているつもりなんです。仮に、その大きなくくりの中で、宮城県域全域とか東北一円の中に皆さん、富谷の職員ですよ。くくられたときに、きちんと富谷町職員として意気盛んにやっていたころのような立場でやれますかというのも、皆さん向けにやっているんです。そういうふうな、どういう状況になるとて、やる行政マン、この公務員として入ったときの気持ち、志が定年まで持ちこたえるだけの力と、内側に備わったものがありますかというふうなことも、またお話をしたりするところでございました。
そんなことで、いろいろ切り出し、出だしでございますので、平成の大合併の議論等も含めて、過去のいろんな事例があって、恐らく課題があるから、課題を解決するためにこういう制度もいじくらなきゃならない。それは全く正論でありまして、今のままでいいという何物もございません。制度改革、公務員制度改革、そして税源の移譲、分権の問題、さまざまなテーマが折り合わさって、ぜひ、私どもが自立できるような、そういった制度であってほしいと、そんなふうに大枠としては思ったわけであります。
中央官庁の官僚たちは、国民の権限や税財源を地方に移す地方分権に反対しているとも漏れ伝わってきますので、ぜひ、卵たちに問いかけてみたいもんだというふうに思ってございます。
二つ目、町道整備、これは何度か取り上げられてきておりますし、今村議員がおっしゃるとおりですね、木の植栽の関係で歩道が盛り上がるとか、それこそ昔は足上がっていたんだけれども、加齢とともにつまずくようになったことも含めて、これは段差の解消も合わせて、非常に真剣に取り組まなければならない内容です。都市整備課長以下、こういったことも含めて、日常の道路整備、道路点検、いろいろ細かいところまでやっている姿勢はそばから見て思います。
私も、公用車に乗る機会があった折には、それこそ運転しませんから、いろいろきょろきょろ見ながら、いわゆる道路に土砂がたまっていないかとか、新富谷大橋、成田と明石台をつなぐあの新富谷大橋の歩道部分の土砂を私が気づいて、これはままならぬということで早速指示しましたら、次の日、ちゃんと土砂を撤去して、きれいに歩道上の土砂が数年、1年と言わず、3年、4年程度の堆積量の土砂がきれいに除去されて、通るたびに気持ちよく通っているわけでありますので、ぜひ20人の議員の皆さんにも、そういったことを遠慮なく、ここがこうですよというふうなことのご指摘も受けながら、大枠としては予定計画を立てて、鋭意進めていくことは従前どおり、その姿勢は変わらないわけでありますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
三つ目の郵便局ですね。今村議員が、ここ10年来、議員生活の中でいろいろ課題を取り上げ、その実現に努力されてきたとよく見聞きしておったところでありまして、ほとんど思い満たされたと。こんなにうれしいことはないんじゃないでしょうかね。何か満足の人生ということでうらやましい限りでございますけれども、たった一つ、郵便局が。本当に私もなぜだと思いながらこの場にいます。改めてご質問いただいて、この件、何とか進める方策はないものかと、改めて検討したところでございます。
公民館くくりで言えば、富谷地区に郵便局、富ケ丘・日吉台にあり、あけの平にありと。東向陽台・成田地区にないということですよね。それこそ世帯数にして 5,500世帯程度、人口にして1万 8,000人ぐらいの世帯の中の、この東向陽台・成田地区に郵便局がどうしてないのかというのは、本当に七不思議の一つでございます。数えたわけじゃないけれども、不思議な中の一つなんですね。
そういうわけで、民営化がもうなされまして、去年の10月からスタートしましたし、どうも事務方レベルのまだ話なんですけれども、郵便局会社並びに東北支社店舗ネットワーク室というところがありまして、全体像をお聞きしましたところ、平成20年度事業年度の事業計画によれば、今回における新設及び廃止については、新設1局、廃止1局が予定されています。「これ宮城県なの、どこの案件なの、黒川郡か」とかと言ったらば、「いやいや、日本全体でです」と言うんですもんね。でしょう。企画課長の調査です。何か非常に暗澹たる思いで今、こんなに勢いよくしゃべっていますけれども、ここからは本当にがくっと下がるぐらいの感じ。しかしながら、1局新設1局廃止ですから、1局を設置するのに、成田東向陽台地区に今となっては設置するにはどうしたらいいかということですよね。廃止もないんですから。1局をぜひ富谷町東向陽台の成田地区に、この一くくりの中で郵便局をと。
今は、泉向陽台郵便局を皆さん大方利用されているんだろうと思いますので、ぜひ、成果、結果は保証といいますか、確たるものはありませんけれども、調査はそういうふうなことでありますので、ぜひ、1局新設が富谷町でありますように、これまた議員各位、そしてまたいろいろ知人、友人、関係者も含めて総がかりで取り組むことといたします。ぜひ、その途中経過も含めていいニュースがあれば、また皆さんにお伝えを申し上げたいというふうに思います。
長くなりましたが、一つ、郵便局設置の考え方、ぴったり合うんですよね。なぜじゃあできないのと言いたいんです。お客様のニーズがあること、地域住民の利便性に考慮すること、収益など経営という観点から総合的に判断するとのことでしたということで、三つの要素を当てはめればすべて合致しているのに、なぜできないのということですから、頑張りましょう、ぜひ、その実現に向けて。そうしたら、今村議員は、すべての課題が解決したというふうなことで、その先、新たな課題を見つけて議会活動に鋭意努力していただくと、こんなふうなことでいかがでありましょうか。そのようなことで、私も力こぶを入れたいと思います。
そうですね。そのぐらいのところで答弁とさせていただきます。
議長(渡邊俊一君) 9番今村 寿君。
9番(今村 寿君) 再質問がしにくいような回答でございましたけれども、過日、富谷郵便局の局長とも私、質問するに当たって何回かお会いして、個人的には富谷郵便局を廃止してでも私、明石台地区なり成田地区に出したいんですけれどもと。個人ではどうにもなりませんということでございまして、力を合わせてやりましょうということですから、これ以上畳みかけることはできにくいムードでありますけれども、ぜひ、これをすることが郵政民営化の定着の第一歩であるよということになるように、さらに力を合わせて進めていただきたいというぐあいに思いますし、ぜひそのような働きかけだとか物件の紹介だとか、具体的なことをやらざるを得ないと思いますが、その辺について再度ご回答いただきたいと、このように思います。
それから、根っこが歩道を盛り上げているとか、その他いろいろありますけれども、地割れをしているとかありますけれども、特に東向陽台地域はニセアカシヤというのがやっぱり歩道を盛り上げているということで、かなりその辺のことについては補正をしていただいているというところもありますが、まだまだ残っている地域もあるようでございますので、あわせて、これはさらに進めていただきたいと思いますし、その進捗状況について、再度実務担当者でも結構ですので、回答をいただきたいと思います。
それから、道州制については、余りテーマが大きいので、これ以上具体的には回答は難しいかもしれませんが、国全体が夕張市を笑えないぐらいの負債を抱えているわけでございまして、何とかしなけりゃならない。そのためには健全財政を持っている富谷から声を上げていくべきだと思いますが、話を聞くと、全体の流れは見きわめていくけれども、富谷からこうあるべきだということを関係官庁にも、総務省になるんでしょうか、働きかけをぜひやっていくべきだと思いますが、その辺の見解を再度お願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、郵便局の件、今村議員ともども頑張ってまいりたいと思います。通帳の冊数、何本も持っているんだけれどもお願いしますというのは通じないでしょうしね。どうやったら通じますか。しかし私、唯一、東北郵政研修所講師という仕事、六、七年務めましたので、郵便局の中級幹部職員の研修講師を務めましたので、その辺少しいろいろ私の講義を受けた皆さんもいらっしゃって、今偉い人もいるかもしれません。ひょっとしたら、そこら辺で、ここだけにしてくださいね。つながるかもしれません。成果が上がった折には、ぜひそうだったなというふうにつなげていきたいというふうに思います。それはちょっと軽い形になってしまいましたけれども、ともども先ほど言ったとおりでありますので、力こぶを入れてまいります。
あと、課長に後で答弁させますけれども、やっぱり歩道については安全なんですね。何か起こってからではというふうなことで、細心の注意を払って原課でも対応していますので、これは執行部だ、議員だとかというふうなことでなく、ぜひ皆さんともども、だめなところは即刻手を入れるだけの態勢、気持ち、志を持っていますので、連絡申し入れくださるようお願い申し上げます。
PRというふうなことですけれども、まだ私も先ほど言いましたように、道州制についての全体像を描けない、まだ2年目のちょっと手前ぐらいに入った間もなくでございますので、23人の町村長がいても、それこそ19年組が5人、それ以上の人たちが圧倒的多数でございます。そんなこんな今言える環境にもないですし、手持ちが大変不足していますので、一生懸命寝るときは寝て、寝ないときは寝ないで勉強して、その折にはPRしてまいりたいと、そんなふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 町長、ニセアカシヤの根の問題で、担当課でよろしいですか。都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 歩道の修復というふうなことで、私どもの課としても、十分にその点把握しておりまして、既に明石台地区、成田地区、日吉台地区の3地区で早急に対処しなくちゃいけないという箇所を発見しておりまして、6月中にそれを完了する見込みとなっております。ほかに明石台六丁目、ニセアカシヤ植栽されております。昨年も東向陽台小学校側、根の撤去を含めて修復しております。本年度も予定しておりますので、今しばらくお待ちいただきたいと思います。
皆さん、非常にこの歩道の根の盛り上がりについては、樹種からして、ケヤキであったりニセアカシヤであったりというふうなことで、その歩道の狭い広いはあると思いますが、適当な樹種の剪定についてのこれから課内でもいろいろ吟味していきたいと考えております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 町長にお尋ねをいたします。先ほど町長の答弁の中で、郵政省関係の講師関係について、私語ということでテープから削除した方がいいのか、それともそのままテープに残していてよろしいのでありますか。
町長(若生英俊君) 研修講師の肩書は構いません。何かちょっと思い出せませんけれども、大丈夫です。
議長(渡邊俊一君) わかりました。
次、16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は2点質問をいたします。
まず、後期高齢者医療制度への町当局の対応について伺います。
後期高齢者医療制度は、実施されるとともに、その問題点がいよいよ明白になっています。75歳という年齢で一律に線引きをして、別枠の制度をつくり、医療の差別をするこの制度に、国民の怒りは大きく高まっており、新聞各社やNHK等の世論調査では、どの結果でも70ないしは90%近くが制度を「評価しない」、あるいは「反対だ」というふうに答えている結果が出ています。
国会では、野党4党が参議院に共同で「後期高齢者医療制度を廃止し、もとの老人保健制度に戻す」法案を提案し、そしてこれが通っておりまして、今後、衆議院での審議に回ることになるわけですけれども、この提案は、終盤国会の焦点となっています。
法案審議のためには一定の時間が必要ですから、当面の緊急課題として年金天引き制度の中止、保険料負担の軽減、診療報酬制度の見直しなどが必要です。与党は、世論の批判を浴びて、制度の「手直し」を言い出しましたが、しかしこれは、一時しのぎの中途半端な手直しに過ぎず、高齢者差別の医療制度は一たん廃止をして、初めから議論をやり直すことが求められているのではないでしょうか。
これまで、後期高齢者医療制度に対して、町長は、具体的な進め方など、方法論に関しては批判的な見解を示されたものの、制度そのものに関しては、「国の最高機関で決定したことであり、行政を預かる者として当然のこととして尊重する」と。これは2007年12月議会での答弁ですけれども、このように肯定的に答弁をされ、問題点についての認識は全く示しておられませんでした。しかし今、この制度は廃止しかないという世論を前に、町当局としても住民の声に真摯に耳を傾け、制度の問題点を正面から認識し直すことが迫られているのではないでしょうか。
この間、実に多くの住民の方々が後期高齢者医療制度に関して私に声を寄せてくださいました。この声を代弁することは、議員としての当然の責務だと感じているところです。
そこでまず、保険料に関してですが、少ない年金から一方的に天引きされることが、住民にとっては強い不安と抵抗感につながっています。長年、専業主婦として家族を支え、今、老後を迎えているある女性は、「専業主婦の年金は本当にわずかしかないけれども、私にとっては唯一の収入源です。今になって、自分の分は自分で払えとばかりに保険料を天引きされるのは、どうしても納得がいきません」と言っておられました。またある人は、「財布から勝手にお金を持っていかれるような気がする」と憤っておられました。
75歳で一律に区分けをし、十分な説明もないまま保険料を年金から天引きすることについて、その是非を町長はどう認識されているのか伺います。
厚生労働省は、「国民健康保険から後期高齢者医療に移った人の負担の変化を実態調査をした結果、7割の世帯が負担減になった」と、負担が減ったと発表いたしましたが、この調査は、特に負担増になる世帯構成を除外した上に、丸ごと負担増となる健康保険の扶養家族 200万人を対象から外した不当な推計調査です。それでも、負担増になった人は、所得が低いほど多く、所得が高いほど少ないという、政府与党の説明とは全く逆の結果か出ています。
さらに、後期高齢者の保険料は、高齢化の進展とともに「右肩上がり」に上がり続けるという問題を抱えています。
また、負担増は高齢者だけではなく、若い世代にも及んでおり、後期高齢者医療制度への拠出などを理由に、富谷町は国保税を3割近く引き上げましたし、組合健保などでも、支援分の負担増があると報道されております。
このように、限りない保険料引き上げや若い世代への負担増など、制度創設がもたらす住民への負担増について、当局はどのように受けとめているのかご認識を伺います。
第2に、医療の給付に関してですが、今回の診療報酬改定では、外来・入院・在宅のすべての分野に、後期高齢者の他の世代を差別する項目が盛り込まれました。高齢者を病院から早期に退院させ、在宅で死ぬことを奨励する、まさに「医療から高齢者を追い出す」仕組みです。
そこで、改めて後期高齢者退院調整加算、後期高齢者終末期相談支援料など、後期高齢者だけに適用される診療報酬について、内容の説明となぜ75歳以上はこのように区別されるのか、その理由を伺います。
また、今回の改定で、後期高齢者の外来診療では、高血圧性疾患・糖尿病・不整脈・認知症などの慢性疾患に係る検査や画像診断・処置などの費用を、「月 6,000円」で頭打ちにする診療報酬の「包括払い」制度が導入されました。さらに、この慢性疾患の「包括払い」制度のもとで、治療をする医療機関は一つと限定され、しかも、病院ではなく診療所とするよう決められています。
今年度は、医師の裁量や患者の希望で「包括払い」や「担当医」制度を選択しなくてもよいこととなりましたけれども、しかし、保険医療に上限をつけ、複数の医療機関にかかりにくくしていこうという政府の意図は明らかです。今後、「包括払い(定額制)」、「担当医」(かかりつけ医)制度、これらが本格的に導入されれば、高齢者は、満足な治療を受けることもできなくなります。まさに、「高齢者差別」ではないでしょうか。この点について当局はどのように認識されているのか伺います。
健診に関してですけれども、病気の早期発見・早期治療の手段として健診制度が大きな役割を果たしてまいりましたけれども、後期高齢者医療制度では、75歳以上の健診については保険者の義務ではなくなりました。宮城県の広域連合は、今のところは世論に押されて75歳以上の健診を実施することになりましたけれども、国からの補助金が来ないもとで、いつまで続くかは全く保証がない状況です。実施する健診の項目も74歳以下の人よりも75歳以上の人は少ない項目というふうになっています。
そこで伺います。75歳以上の人の健診項目は一体どうなったか。また、町独自にこれまで行ってきた脳ドックへの助成を今後も継続するよう求め、お考えを伺うものです。
また、広域連合として義務を負わなくなった75歳以上の健診を、今後とも無料で継続する保証はあるか伺います。
葬祭費につきまして、これは亡くなったときのですけれども、これまで国民健康保険では7万円というのが出されておりました。今回、後期高齢者医療制度の創設に伴いまして、宮城県の広域連合は、これを「5万円」と決めましたが、すべて広域連合どおりにしなければならない義務はなく、町の独自色を出してもいいはずです。従前どおりの「7万円」に戻すよう求め、当局のお考えを伺います。
ちなみに、これは後期高齢者も含めて、国保全体で「7万円」を維持するために必要な金額は、 300万円から 350万円だというふうに前議会でのご答弁がありました。
また、次に、65歳から74歳までの障がい者については、障害者医療制度か後期高齢者医療制度かのどちらかを選択することになっておりますが、あくまでも任意に選ぶことができます。ところが、一部の自治体で後期高齢者医療制度に加入しない障がい者を「重度心身障害者医療費」の助成対象から外すという事態が起きております。後期高齢者医療制度を選択せず、これまでどおり障害者医療を選択した場合でも、差別や不利益が生じないよう、万全を尽くすことを求めます。
この項目の最後ですが、負担増と医療差別の後期高齢者医療制度は、一たん廃止してこそ国民世論にこたえる道だと考えますが、町村会等を通じて国に対して後期高齢者医療制度の廃止を求めるべきではないか、町長のご認識を伺います。
次に、福祉タクシー制度や医療費助成など、障がい者の福祉向上について伺います。
原油高の影響で、燃料を初め食料品等の値上げが相次ぐ中、障がい者とご家族の暮らしは、障がいに伴う出費がかさむなど、社会経済情勢の影響をより大きく受けております。厳しさを増している状況です。
障がい者は、身体・知的・精神のそれぞれの法律によって、最小限度の生活が守られているとはいえ、自治体による手厚い支援が欠かせません。
平成19年3月に制定された「第1期 富谷町障がい者福祉計画」では、計画の理念として「障がい者が住み慣れた地域で安心して生涯を過ごせる町」を掲げています。「計画」が初めにうたっているように、この数年、障がい保健福祉を取り巻く環境は大きく変化をしています。平成14年、15年には、精神障がい者福祉や知的障がい者援護の実施などについて、市町村への権限移譲が行われており、国の責任が市町村に押しつけられるという側面はあるものの、これを機会に市町村の取り組みをより積極的にしていくことが求められております。
富谷町の障がい者とご家族がかねてから求めているのは、当面、障がい者施策を隣接する仙台市と比べ、遜色のない水準にまで引き上げてほしいという点です。少なくとも、隣接市との格差は早期に解消する必要があるのではないでしょうか。
具体的な問題で第1に、障がい者の暮らしを守り、社会参加を進める上で、今、富谷町の障がい者福祉に求められている課題に、移動の自由、交通権を保障する施策がございます。
町内には、車いす生活になって7年、奥さんの介護を得ながら好きな旅行を欠かさず、見聞を広めている70代の男性や、9年前難病で寝たきりの状態になったものの、友人やヘルパーに支えられ、ベッドの中にありながらも、地域の問題にいつも興味や感心を持ち続けている60代の女性など、障がいとともに懸命に生きる方々がたくさんおられます。その前向きな姿勢に励まされる思いですが、障がいを持った方の多くが共通して望んでいるのが福祉タクシー制度です。
仙台市には、福祉タクシー制度として年間3万円、これは1枚 500円の券を60枚、タクシー券を交付するという事業なんですが、障がい者とご家族の方々から、「富谷でもぜひ実現してほしい」との切実な声が出されています。実現を求め、当局のお考えを伺います。
二つ目に、バス・地下鉄の無料利用制度については、富谷町の場合は、バス・地下鉄とも半額補助となっておりますが、仙台市は全額補助、これはカード方式を使っているので、若干状況は違いますけれども、しかし、それでも全額補助というふうになっています。バス・地下鉄・町民バスともに全額補助とするべきではないか伺います。
三つ目に、精神障がい者については、路線バス、地下鉄、タクシー・ハイヤーの割引制度そのものがありません。精神障がい者にとっても、交通手段への支援は、必要性の高いものであるはずです。身体・知的障がい者と差別をせず、精神障がい者も割引制度の対象とすべきではないでしょうか伺います。
四つ目に、軽度の知的障がいを持つ「療育手帳B」の人に対しては、医療費助成制度がありません。そのため、関係者は経済的な負担に苦しんでいます。仙台市は、療育手帳Bの場合でも医療費助成の対象としており、富谷町でも早急に助成を実現すべきではないでしょうか。
さらに、五つ目ですが、仙台市は、「特定疾患」の方を対象に「難病手当」(見舞金)の制度を実施しています。年間3万円ということですが、「金額の多い少ないではなく、こうした制度があること自体に行政の温かさを感じるとは、ある難病の方の声です。富谷町でも、ぜひ実施するように求め、当局のお考えを伺います。
今回、障がい者につきましては、お隣の仙台市にいわば追いつけ追い越せという立場で、おくれている点を引き上げることを中心に伺いました。富谷町は、あらゆる財政指標で比べてみても、仙台市を上回るという状況になっております。その財源は十分にあるという確信を持っています。
最後になりますけれども、今申し上げました五つの施策について、これらを実施した場合に必要な予算はそれぞれ幾らというふうに試算をしているのか伺い、1回目の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの永野議員の質問に答弁を申し上げます。
後期高齢者の医療制度ということと、あと、後ほど第2問目というふうなことで分かれていますので、担当課長から「包括払い」とか、あるいは「かかりつけ医」とか、この辺については担当課長の方に回すこととしましょう。
問い3の健診内容について、健康増進課長。
あるいは、最後の施策を実施した場合の試算というふうなことで、その辺のところ、用意しておいてください。
それでは、後期高齢者の件でございますが、前段、議員からもありましたとおりでありますけれども、大変私は、基本的にはこの名称の問題だとかも含めて、随分とまずいスタートといいますか、ボタンのかけ違いという言葉も思い出しますし、介護保険制度の2000年のときにこういう大きな混乱はあったのかねという、2000年から2008年というふうなことで、3年刻みで見直しながら、介護の利用ぐあいというふうなことで定着化しているやに思いますけれども、それに引きかえ、この出だしはいかがなものかしらというふうに私は思います。19年の2月就任でございますので、もう既に形はでき上がって、私がやれるものはシステム改修の業者さんとの交渉、やりとりをいかがしましょうかというふうなあたりからかかわりを持ったというふうな経緯がございます。
非常に名称、「後期高齢」、内輪の言葉だったと思いますね。これを対象者に向けて高齢者、後期ですよ、前期ですよと。いろんな今までの経緯はあったにしろ、やはり私は出だし、ボタンのかけ違いが多少あったのではないかなというふうに思います。
それこそいろいろ短歌なども見るよし、「懸命に生きたる罪か、人間の枠外されし後期高齢者」と。こういう思いをやはり読ませてはならないのだなというふうに、私はこういった場を見るにつけ、そう思います。しかし一方では、「後期高齢者、言わせておけば言うものぞ、憤然として春の雪かく」、これもまた一面の真理だなというふうに思います。老人力をがっちりつけて生きてやると、開き直ってというのもまた人の生き方だろうなというふうに思いながら、今お話を進めてまいります。
従前の国が決定したことの尊重度というふうなこと、私の立場から全くそのとおりでありますので、認識の変更はございません。一律の区分けと。経緯を改めて振り返ってみますと、昭和58年、今から25年前に老人保健制度が創設されたと。当時70歳がというのがありましたね。実際は競争するに69だ68だということで、老人医療の無料化というふうなことでにぎわした時代も今思い出しました。40歳以上の方を医療以外の保健事業として実施するというのを、もう既に25年前からこういう考え方は基本としてあるわけであります。
ですから、今のこういう制度が全く突拍子もなく突然出てきたものではないということから、まずスタートがあるでないかというふうに思います。それこそ十分な説明のないままというふうに議員がお使いになるわけでありますけれども、まさにそういった部分、この辺の俗っぽい言葉では「ほいなの聞いてないよ」ということなんです。これが一番、それこそちゃんと聞いて、話して、「こいなんだよ」と言い含めて事を進めれば何ということなくという、こういったものが国の役人というべきか、国政の場といいますか、やっぱり思い知らないまま制度の枠組みができて、20年の4月からスタートするんですよというふうなことで、内々といいますか、準備されてきたのではないでしょうか。
そういうことでは、私は非常に事務を預かる今の基礎自治体の長として、非常にこの混乱ぶりは非常に私も心を痛めますし、75歳以上をもってそういう対象の方にして、大変いろんな面で心を痛めていることも重々承知しているところでございます。
70歳以上の方が、さっき言いましたね。一方では、老人医療費の増大という課題もずっと出てきました。私、町制施行45周年のことを思ったときに、昭和38年に 100歳以上の方が何と 135人しかいなかった。法律を制定したときに統計をとりましたと。そこが初発のスタートです、 100歳以上人口。それが平成19年度は3万 2,295人です。計算すると 240倍です。これだけ日本が長寿国になったことを喜ばずして何を喜びましょうかという感じです。それこそ女性は22年間連続長寿世界一ですから。男たちは短命だと言いながらも、アイスランドに次いで2位ですよ。こんなにそれこそ豊かで、先ほど日野原さん、松原和尚さんのことを出しましたけれども、これほど豊かに恵まれた日本に住まう我々が、こういった難題・課題を吹っ切れないはずはないと、このぐらいな思いで私は今います。ですから、出だしの制度の入り口を修正するのであれば、どうぞ一定の手続を踏んで修正するなり、必要なことは真っ正面から受けとめさせていただきたいと、そんなふうに思います。
平成14年から、70歳から75歳に引き上げられたというのが75という数字なんです。我が母親なんか見ても、73ぐらいから骨粗しょう症とかと発症して、80寿命、この世と今生の別れをするまでの様子を見ますと、こういうことなんだなと。年とってみなきゃわからないっちゃと思いながら、「何でひざ痛いの」とか言ったりしていますけれども、痛いのは本人しかわからないと。「あんた、この年になってみるとわかっちゃ」と言われるのもしみじみとわかり始める、こんなきょうこのごろでございます。ですから、75というのは一定のものあるんですね。そのような経過の中で年齢区分がありましたよと。
天引きの制度については、それこそ窓口払い、お手間をかけないという、それは一定の理屈があるわけですから、そういったものをどうしましょうかねと言ったときに、窓口払いと、こういったことは常識の範囲で理解できるのでないかというふうに思います。
保険料、広域県、一括でというふうなことも理にかなったことだと私は思いますけれども、もう一回繰り返しますが、出だしの入り口の時点での取り違えが今に尾を引いているのでないでしょうかというふうにも考えるところであります。
2番目については、先ほど申し上げましたとおり、課長から申し上げることとしますが、どちらにしても命あってのことですからね。障がいであれ、どんな人であれ、やっぱり命の尊厳ということがその中核にある話なんです。ですから、そういったことを制度が、あるいは人が、言動がというふうなことで傷をつけるようなことであっては、これは決してならないわけでありまして、その辺のところは私も心しているつもりでございます。
そんなことの中で、問い3、無料でというふうなことでこれも継続、脳ドック等も含めてですね、従前の制度を受け継ぎ、無料化というふうなことで継続したいと思います。
65から74まで、制度の範囲からはみ出してしまった人、ちょっと後ほどになってしまいましたけれども、対象者いましたので、百数十名でした。その方についても、自己負担なしで健診が受けられるようにということで配慮いたしたところでございます。
7万円については、従前どおり5万円というふうなことでの基本線は変更ございません。
その次、65から74歳の障がいの方にというふうなことで、当然のことでありますので、不利益が生じないように極力保健福祉、それこそここにいる保健福祉3課の皆さんなんかは、本当に心持ち優しい、「何困っているのと、困ったことがあったら言ってけさいん」と、町長の何倍も心根の優しい人たちが。
ですから、「差別」ということは町役場にはないんですよね。ですから、どうぞこの議場の場で「差別」という言葉そのものを私は死語にしていただきたいと。もう使っていませんよ、今。「差異」という言葉に変わっていますよね。私は、学校から民間に移ったときに、非常にびっくりした、新鮮な思いでびっくりした二つの言葉があります。「差別化」ということ。「会社同士差別化しないと、おら方、生き残れないんだ」と。学校現場では使ったことないですから、「差別」なんて。「差別化」という言葉と「おいしい仕事だよな」というのは使ったことありません。ですから、学校も役所も同じで、「差別」という発想は全くありませんから。そういう意味で、差別なことがあるとすれば、ぜひご指摘をいただきながら、「差別」という言葉でない中でぜひ議論の場としていきたいというふうに思いますので、ご理解のほど、お願いを申し上げます。
問い6、私は今、廃止を求める立場にはございませんので、そのこと、ご理解をお願い申し上げます。
じゃあ次、障がい福祉の方でありますけれども、移動の自由、交通権、おっしゃるとおりでありますので、何らかその足らざるところ、車も運転できない、だんなさんも不自由です、ご自分ひとりどうしましょうかといった中で、町民バスの利用の範囲を広げますとか、無料化ですとか、あるいはご不自由な障がいの皆さんを、町の総務課の一角で郵便の仕分けの業務に入っていただきましょう。それが私どもにもまた、その人たちのお人柄とか、一緒に、まさに差異化、違う人たちの、同一均質の人たちばかりでいるんではなくて、いろんな人がいる中での役場の仕事の進みぐあいと、そんなふうにも思いますので、よろしくご理解のほど、お願い申し上げたいと思います。
精神障がい者という方については、保健福祉手帳取得そのものが、その他の二つの障がいの皆さんに比べて少ないというのが実態としてはあるというふうなことでございますね。ですから、バス、地下鉄のことも視野に入れて、途切れたわけではございません。そういったものを形にしたいというふうな思いでこの立場にはいますので、とりあえず町民バスについては、冒頭申し上げたとおりでございますので、そんな運用で対処してまいりたいというふうに思います。
その次、療育手帳ですね。県の基準に従って療育手帳Bの医療費助成も行うことといたします。
難病の見舞金、新たな創設というふうなところまでは、ちょっと思い至っておりません。しかしながら、「あったか」という事業の対象者に入れさせてもらったというふうなことも含めて、そういったところで意を用いてまいりたいというふうに思っています。
最後に、各施策の試算というふうなことで、それぞれの課長から答弁させることといたします。以上といたします。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) まず、後期高齢者の退院時の関係についてどういうことかという、退院時の管理、指導料と、それから終末期医療の支援料についてはどうかということでしたでしょうか。終末期医療でしょうか、その2点で、はい、じゃあこっちでよろしいでしょうか。
後期高齢者の退院時に関しましては、今回の診療報酬の改定で出てきた5項目のうちの一つになっております。それで、後期高齢者退院時栄養食事管理指導料というのが入りまして、低栄養状態による患者の、退院時に管理栄養士が在宅での栄養食事管理について指導、情報提供をするということに関しての加算となっております。
それから、後期高齢者の終末期相談支援料ということに関しましては、医学的知見に基づき、回復を見込むことが難しいと判断されたり、病状が急変した場合の治療について、医師が予想される病状を説明し、医療関係職種が共同し、患者や家族の希望を聞きながら同意を得て終末期における診療報酬も決めるもので、患者一人に1回の診療報酬となっているものでございます。
それから、もう一つの方が、後期高齢者の健診のことのご質問があったかと思います。特定健診、今回も一緒にするようになりますが、75歳以上の項目としては、問診、計測、診察、あと各脂質、肝機能、それから尿検査、ヘモグロビン・A1c、血糖検査と入ります。一応11項目とはなってございますが、介護保険の方で生活機能チェックというのを同時に行います。それで、そこのところで抜けたところの身長、体重であるとか、そういう計測的なことなどは、生活機能チェックの方で補うような形で今回実施してまいりたいと思っております。
障がい者関係の試算というところでございますが、本当に試算でございますので、数字がひとり歩きするということ、非常に怖いところもございますが、まず、仙台市の交通費助成事業というところでございます。仙台市に関しては、ふれあい乗車証、福祉タクシー、自家用車燃料費助成、三つがあって、選べるようになっております。総人口が 103万人で、障害者手帳を3万 5,625人持っていらっしゃるというふうな状況でございます。それで、いずれかこの三つのうち一つを選ぶというふうなところであるので、福祉タクシーが利用券、年間3万円というふうになっている。その3万円を使いまして、それから手帳所持者の利用者というところで、56%の方が使っているというところを持ってきております。それで、仙台市の障害者手帳数に占める受給者率というのは56%があります。
それから、うちの方の仙台市と同じにした場合ということで計算してまいりますと、大体3万円の 600人ということになります。そうすると 1,800万円というような数字が出てまいります。
それから、療育手帳のBの場合、これは職安に行っていないと医療費が出ないというところで、これは県の基準に従いまして実施していかなければならないと思っているところですが、この人たちに実際にじゃあ医療費をというふうに持っていった場合、これについては、療育手帳のBを持っている人、それから医療費の単価を出さないとその積算ができないので、医療費の単価を、今助成対象である身障手帳の療育手帳Aの医療費自己負担の年額平均9万 975円という数字が出てくるんですが、その数字を使って計算いたしますと、大体 364万円というふうな状況になります。
それから、難病関係です。それについて、仙台市では年額3万円ということで、 4,260人に支給をしているということの状況のようでございます。うちの方も仙台市と同様の事業を実施した場合というふうにしていくと、 744万円というふうなことになろうかと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) この際、午後3時15分まで休憩をいたします。
午後3時05分 休憩
午後3時15分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番永野久子君。
16番(永野久子君) 町長は、この後期高齢者の問題について、まずいスタートであると、ボタンのかけ違えであるということについてはおっしゃいましたけれども、名称が悪いというふうなことを言っておられました。私は、この言葉に象徴されるかなと思うんですが、これ、「長寿」と言おうが、「敬老」と言おうが、「後期高齢者」と言おうが、名前が問題ではない。名前が主たる問題ではないんですよね。この制度そのものが、いかに高齢者に負担を強いること、それから医療的な差別を行うことなど、問題があるかという、ここに問題意識を持っていただきたいというのが今回の質問の最大の要点だと、私自身はそういう思いで質問しているわけですけれども、町長は、基本的な認識の変更はないということで、大変残念な気がいたします。
後期高齢者という名称についても、既に25年前から、こういう高齢者を年代で区切るという発想はあったんだということでしたけれども、私も1970年代に、老人医療の無料制度という全国的に大きな運動が盛り上がったときに、署名運動ではね回った記憶がありますけれども、このとき、年齢によって老人医療の無料制度というのを行ったのは、今度の後期高齢者医療制度とは全く逆の発想なんですよ。高齢者を、それこそ長生きしたことを喜び、せめて老後は医療の心配をしないで負担を少なく、万全の体制で治療を受けてもらえるようにというのがこのとき、この時代に実現した老人医療の無料制度であって、確かに年代で区切りはしましたけれども、それは高齢者にとって大きなプラスになるものでした。その後、この老人医療の無料制度が大きく後退をして、一部負担金が入ったり、医療の中身が変わる等々の問題が出てきたということであって、同列に扱うわけにはいかない問題だと思っています。
具体的な再質問に入る前に、もう一点だけ申し上げますが、先ほど高齢者がふえることによって予算もたくさんかかるという、医療費が増大しているということを言っておられましたけれども、ヨーロッパ、EUと比較した場合に、社会保障に対する労使の負担割合というのは、日本は5対5ですけれども、ヨーロッパの場合は3対7で、労働者が3、資本が、企業の側が7というふうになっています。もし日本がこういう負担割合にしたとすると、それだけでも30兆円からの財源ができるんです。消費税については前に申し上げましたから言いません。
こういうこともしっかり踏まえた上で、町長がこの後期高齢者医療制度についての認識を改めていただければというふうに思うわけですけれども、具体的な1点目につきましては、診療報酬の問題ですけれども、先ほど、終末期相談支援料についてのご説明がありました。これ、別の言い方をしますと、いよいよ回復の見込みがなくなったという方については、できるだけ在宅でみとりをしていただくようにということで、家族の同意を得られる一筆もらう。そうすると、病院の側に何がしかの報酬が入るという仕組みですよ、端的に言えば。これはまさしく在宅死を奨励するという診療報酬体系にほかならないのではないかと思いますけれども、どうでしょうか。
それから、今回、先ほども申し上げましたけれども、慢性疾患について包括払い制度というのが導入されましたけれども、例えば、がんの疑いがあるというときに、MRIの検査を受けると、それだけで1万円を超えるわけで、包括払いの 6,000円という範囲では、とても検査はできないわけですね。このこと自体、これを一つとってみても、高齢者を十分な検査の対象から外すと。検査ができないようにしていくということは、明らかなんではないでしょうか。この点についても、余りに町と町長の認識が余りにも楽天的であるというふうに言わざるを得ないんですけれども、改めてそういう認識はあるのかどうか伺いたいと思います。
それから、担当医の問題ではですね、今、「セカンドオピニオン」という言葉がようやく定着しつつあります。例えばがんが疑われる、一つだけの例えば乳がんの場合も、乳房を切り取った方がいいという医療機関があったり、温存した方がいいという医療機関があったり、その判断に迷うときに、一つの医療機関だけではなくて、複数の医療機関にかかって、自分自身も納得をした上で臨むということが今広がりつつあるわけですけれども、この担当医制度でいきますと、かかりつけ医というのは、このかかりつけ医が同意しない限り、病院にかかることはできない、こういう仕組みだと思います。これは、まさに心配な医療が起きたときに、これを見逃す結果になるのではないか、重症化を招く結果になるのではないか、こういう心配はないのかという、私は当局の認識を伺っているわけですから、この点についての町長の認識を改めて伺いたいと思います。
さらに、先ほどもご説明がありましたが、今回、40歳以上74歳までの方の特定健診が始まるわけで、この特定健診の項目と後期高齢者健診を比べてみますと、後期高齢者11項目プラス、さっきお話ありましたように、介護保険で行う生活機能評価というのがありますから、これをずっと比べていきますと、40歳から74歳までの人と比べて大きく異なるのが、心電図と眼底検査、それから腎機能検査です。これらが75歳以上にはないわけですよ。この心電図の検査、眼底検査、腎機能の検査について、なぜ74歳以上については必要はないというふうにしているのか、その合理的な根拠は何なのかを伺いたいと思います。
全体として、町長は、この後期高齢者医療の問題で、自分はその廃止を求めるような立場にはないと明言しておられました。確かにそれぞれ首長さんの立場というのはおありかと思いますけれども、これだけ大きな世論、住民の声というのを正面から受けとめるなら、やはり町長として何らかの形で、何らかの機会を得たら発言をしていくという気構えぐらいは示していただきたいというふうに思うんですが、どうでしょうか。
障がい者福祉に関してですけれども、福祉タクシー、仙台市並みにやったとした試算ですけれども、 1,800万円という予算が必要だということでした。これについては、やはり大変強い要望がありますので、ぜひ実現するべきだと思います。
また、療養手帳Bについても 364万円ということですから、これは県の基準に従ってやっている以上のことをしてはならないというわけじゃありませんので、ぜひ基準以上にやっていただきたい。
最後に、精神障がい者の問題ですけれども、町長は、「差別」という言葉を使いたくない。使っていないということでしたが、障がい者の中でも、先ほど申し上げましたように、交通手段に関することで幾つもの、まさに「差別」があるんです。精神障がい者にはないわけですから、知的障がい者、身体障がい者にはあるのに、精神障がい者にはないという、こういう明らかな、これは差別だと思うんですね。ですから、こういう現実を見るならば、町が独自に精神障がい者にほかの知的、それから身体障がいの方々と同様の交通権の保障ということをぜひ実施していただきたいと思います。
具体的に申し上げますと、それは鉄道運賃割引、航空運賃割引、路線バスの割引、そして地下鉄・タクシー・ハイヤー料金割引、これらですね。これら、精神障がい者には実施されていないもの、これについては早速実施をしていただきたいと思います。改めて伺います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、この制度そのものですね、「ボタンのかけ違え」と一般的な言葉を使いました。ですから、そういう部分があるので大変残念だというふうなことを申し上げているわけであります。医療費の増大イコール制度、そういう背景があってこの制度ができたので、そのとおりだと、こういうことを言っているわけでもございません。そういう一因の中で、要因の中で制度が創設された、そのことは理解できますよというふうに答弁をしているわけでありまして、医療費増大ゆえに当然の制度ですと、こういうふうなことをストレートにつなげているわけではございません。
語感の違いなんですね。私は、議場で「差別」という言葉は、何かぞっとします。ですから、どうぞ語感でそういう言葉、辞典 そこを議論してそのことではないですので、やむを得ません。名称は主たるものではないというふうなこと、当然のことであります。そういったものは、外向きに向かってやるものではなかったということを私は述べているわけでありまして、本当に、「老人と言われたころの温かさ」というのもありますよ、川柳に。本当にそういったことなんですよね。温かさ、命の尊厳。医者に、「いいからは」と、「あんた、もうこの世の人でないんだ」、そういうことを日本人のだれが思うと思います。制度が悪けりゃ制度を変えなきゃならない。なぜ皆さん、町長にだけ発するんでしょうか。議会でそういうふうな動きでやりましょうと。それも力じゃないでしょうか。
私が、それこそ今現実として、首長として19年の2月から動いているわけですから、「旗を上げてやめます」と、「うちらで何もしません」と言える立場だと思います。それは現実、町民の皆さんのさまざまな各界各層がいらっしゃるわけでありますので、制度を動かすのも首長の責務だというふうなことでないでしょうか。
したがって、そういう意味からすると、制度が動いている、まだ1年ちょっとした中で、先ほども言ったとおりです。手を挙げて富谷の町長がそう言える、常識的な範囲で考えても言える話でないし、余裕もありません。そんなことなので、どうぞ皆さん、富谷の町議会という立場で大いなる力を発揮していかなるとも、それも皆さんのお力の範囲じゃないでしょうかね。ですから、私にぶつけることもいいですけれども、どうぞ皆さんの範囲の中で、連合はどうなの、富谷の町議会としてこういう総意の中でやりましょうとかという動きはあるんでしょうか。その辺は私に伝わってきませんので、このことでとどめておきたいと思います。
とにかく皆さんと一緒にやるんですよ。何も町長がとか、町がとか、私、町民相手にやっているんですから、アメリカ人相手にやっているわけじゃないですから、そういう認識が伝わらないこと自体が非常に私は不本意でございます。(「町長に聞いていますので、町長のお考えを」の声あり)ですから、今考えを述べているわけですよ。ですから、皆さんの相手とするのと、私が相手にするのと、全く同じでありますので、そういったことの動きをぜひともどもつくってまいりたいというふうなことを思います。
合理的根拠云々というのは、ちょっと私も答える材料はございません。廃止を云々ですね。
あと、福祉B施策、精神障がいの皆さんをというふうなことについては、それこそとどめなく検討検証していますので、もうちょっと時間をおかしいただければ。トータルにですね、この範囲あるよ、こうやるよという、ばらまきというわけにはいかないんです、私の立場からね。ですから、総合力の中で、とりあえず精神の障がいの方、役場の一部の業務を受け取ってやっていただきましょう。町民バス、7月から無料化できませんかねというふうなところ、年度1年、来年の4月からなんていうことでなくて、すかすかと必要なものについては十分なる協議検討の中で判断をし、結論をしていますので、どうぞご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。(「漏れがいっぱいありますね。答弁漏れがあります」の声あり)
議長(渡邊俊一君) 具体的に言ってください。
16番(永野久子君) 具体的に言いますと、診療報酬の幾つかの終末期医療の問題、それから、担当医の問題、さらには包括払いの問題で、どう思っていますかということを聞いていますのでお答えいただきたいのと、健診項目でなぜ75歳以上については心電図検査、眼底検査と腎機能検査等が入っていないのか、その区別する合理的な根拠は何なのかということを聞いていますので、お答えください。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) 合理的な根拠というところですが、まずそこのところじゃなくて、包括払い制度、検査ができなくなるというふうなところのお話でございましたけれども、包括の後期高齢者診療料というところのお話だと思うんですけれども、これについては、登録医、登録された先生と、それから患者さんとの合意のもとで行うということで、出来高払いもできるということで、どっちを選ぶかというそういうできるような、そういうことをちゃんと考えられるような高齢の方になっていただくというか、そういうことで説明を十分私たちはしていかなけりゃならないんでないかなと思っております。(「本年度だけなんじゃないですか、選べるというのは」の声あり)そこのところまでは、まだ私のところでは。
それから、担当医制度というところでございますが、これに関しましても、先ほどと同じように、終末期に関しては、本人の希望に沿った治療ができるというところに私たちは説明を受けておりますので、そのようなことで進めてまいりたいと思っております。
それから、健診のところなんですが、腎機能検査、あと心電図検査というところがございました。それで、心電図については、生活機能チェックのところで所見というか、診察のところで何かあれば受けられるというところになっておりますので、そこで異常がある方とか心配のある方は拾えるのではないかと思っております。
それから、腎機能検査のところご質問があったんですが、これは前にクレアチニンというのがあったんですけれども、それよりも尿たんぱくの方が早期に腎機能障害を発見できるということがございまして、今回、尿たんぱくだけになっていると思っております。以上です。
議長(渡邊俊一君) 障がい者関連については、町長答弁していますから、よろしいですね。
16番永野久子君。
16番(永野久子君) 町長に最後に一言だけ伺いますけれども、この議場で、今私がしたような質問が、あたかも町長にすべきことじゃないことであるかのような答弁をなさいましたけれども、広域連合に入っている市町村の首長として、この制度がどういうものであるか理解するのは当然ですし、理解されていると思いますし、また、首長としての立場で、それは振る舞わなければならない局面もあるかとは思いますけれども、町長個人としては、これは余りにひどいと、端的に言えばですよ。これは余りに気の毒だと思うとか、あるいは当然やむを得ないと思うとか、私が具体的に伺ったことについての町長の認識をこの場で答えていただかなければ、議会の意味がなくなりますよね。この点について、町長、議会の論議そのものを否定されるんですか。
議長(渡邊俊一君) 永野議員、先ほど町長は、その辺にも触れて答弁しているはずなんでありますけれども、もっと具体的に答弁を求めるんですか。(「今聞いたことについてはお答えいただきたいと思います。議論そのものを、あたかも否定するかのような答弁がございましたのでね。それをどう感じるかはそれぞれ、違うなら違うとお答えください」の声あり)
若生町長。
町長(若生英俊君) 否定するものでは決してございません。語感の違いとしか言いようがございませんが、否定した覚えはありません。皆さんと一緒にやりましょうということを、ぜひ私も受けとめて、皆さんにお返しをしたわけでございます。それらもはね返して、受け付けもしないで吹っ飛ばしたと、こういうことではございません。受けとめましたから、十分。そんなふうなことで、ともに進めてまいりたいと、こんなふうに思います。
だから当事者意識は当然持っています。ですから、町民ゆえに、町民の皆さんの幸せそのものしかないんですよ、道州制やなんかも含めて。根っこはそこですよね。制度が先じゃなくて、町民の皆さんがいくなるにはどうしたらいいか。そういった制度の修正も含めて、いろいろ物は考えながら進めなきゃならない。総合性が求められているわけですからね。そこの辺のところ、ご了解いただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 次、2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 本日、最後の質問者となりました。私は、以下2点について質問をいたします。一つは、富谷町のOA化について、二つ目は、富谷町の交通指導員体制について質問をいたします。
1点目のOA化についてですが、富谷町総合計画、後期基本計画並びに第10次実施計画でも、いわゆる電子自治体としての計画があります。富谷町には、昭和63年9月1日付で規則第13号で「富谷町OA化推進基本方針に関する規則」が定められています。
この規則は、20年前に定められたものです。当時を考えますと、コンピューター社会の状態から考えますと、富谷町のOA化にかける熱意は相当なものではなかったかと思います。しかし、その後の状況はどのようになっているのでしょうか。総合計画を見る限りでは、同じような字句が毎回並べられているような気がします。余り進展がないように見られます。
この20年間のIT技術の進歩は、すさまじい進歩を遂げてきました。富谷町の場合を見ても、すべての職員にパソコンが配備され、また、各支所間を含め、高速通信でオンライン化が進み、さらに各学校間にも独自のサーバーを持ってオンライン化が構築されています。
しかし、全国的に見た場合どうでしょうか。ある雑誌でe都市ランキングというものを毎年発表をしております。評価の仕方は、雑誌社独自のもので総合的な判断を行って評価をしているわけですが、最も新しい2007年度版で全国自治体 1,606がその雑誌社に回答があり、約88%の回収率であったと言われております。この回収の中で、東北では岩手県の奥州市、福島県会津若松市、須賀川市が50位以内に入っています。宮城県では、仙台市がトップで61位です。それでは我が町富谷は何番でしょうか。 1,606のうち 224位で、県内では第2位です。非常に高い地位にあるわけでございます。
要するに、e-japanが叫ばれて、IT基本法(高度情報通信ネットワーク社会形成基本法)、平成12年に制定されてから、はや8年がたとうとしています。そして、総合行政ネットワークとしてLGWAN総合行政ネットワークが運用されてから、既に4年から5年が過ぎようとしています。現在のIT社会と言われる情報化社会の進展は、町民の安心・安全を守り、町民の利便性を向上させ、事務の簡素化をすることにより、職員を含め、余裕ある仕事ができて、経費削減につながることが目的ではなかったかと思います。ところが、部分的には進んだところと思いますが、現実にはまだまだ即応していないような気がいたします。情報化時代に即応した職員の教育、経費削減効果が上がってきたと言えるでしょうか。むしろ、この部分はかかる経費が上がることがあっても、下がることはなかったのではないでしょうか。
新聞報道で明らかになっています。つい最近、6月2日です。山形県県庁の県内を行っている山形県基幹高速通信ネットワークの障害が12時ごろ発生をしております。ところが、この障害が回復しましたのは、次の日の朝7時ごろに回復をしております。また、同じように、今年4月8日火曜日に発生しました東北大学の「医療支援システム」の障害発生も、丸一日システムダウンをしています。余りにも高速化して、一度障害になると回復に時間がかかっているのが現状です。新聞報道されるのは氷山の一角ではないでしょうか。
また、新潟地震の際も、職員が役場まで出勤しても、サーバーが動作をしない、電源が投入されないなどで、回復までに数日費やしたという事例もあります。いわゆるディザスタリカバリー体制、あらゆる災害を想定した予防措置をとっておくことに欠如があったと思われます。今回、ホームページを通してメールサーバー構築、ドメインサーバーリプレース、内部情報リプレースの仕様書を公開しております。それを見ると、保守を業者に丸投げしているのではという疑念があります。もちろん、その方が楽で安心であるということはわからないわけではありません。しかし、例えば、技術的に難しいのであれば問題がありますが、そうでなければ、みずからバージョンアップを行う、改修を行う、そうした体制が必要ではないでしょうか。
すべてではないと思いますが、現状のソフトそのものが不十分なまま導入し、運用しながら改修を重ねてきているのが現状です。何か不具合を生じた場合、町に対して不具合内容を詳細かつわかりやすい文章で説明し、かかわっている職員全員に立ち会って、納得いくまで説明を受けることが必要です。さらに、改修、バージョンアップについても同様です。この積み重ねが技術向上に必ずつながっていきます。こうした積み重ねこそが、経費をかけないで技術向上を図る近道だと思います。もちろん、専門的な講習会を受けたり、役場内の学習が欠かせないのはもちろんです。
富谷町職員全員のITに対する技術向上を図ることが何よりも最大のバックアップ体制につながるのではないでしょうか。そして、何よりも町民へのサービス向上につながっていくものと思います。
そこで、本町におけるOA化についてお伺いをいたします。
一つ、メールサーバー構築、ドメインサーバーリプレース、内部情報リプレースを入札公開しています。現段階まで町が使用しているデータのバックアップ体制はどのようになっていますか。また、ディザスタリカバリーとしての対応はどのようになっていますか。
二つ、LGWAN(総合行政ネットワーク)とのシステム強化を図るとありますが、LGWANが提供しているアプリケーションと本庁が使用しているアプリケーションと重複しているソフトがありますか。
あるとするならば、今後どのようにしようとしていますか。さらに、提供ソフトの中で新たに導入する考えはありますか。
三つ目、LGWANを利用し、データを他市町村と連携し、バックアップ体制をとるように考えたことはありますか。また、現在のバックアップ体制と比較し、検討したことがありますか。
四つ目、LGWAN回線は、どのような構成になっていますか。回線のバックアップはありますか。
五つ目、長期計画で、生活に密着した情報化社会を展望していますが、災害にも応用できるシステムを考えていますか。
六つ目、各支所間との回線構成を高速ネットワークで結び、行政サービスを向上させるとなっていますが、災害対策を考えた回線構成となっていますか。また、避難所として小学校、中学校が指定されていますが、こちらとの回線構成、回線のバックアップ体制はありますか。
七つ目、本庁が導入しているサーバー、ソフト関係で、1年間平均してメンテナンス回数は何回ですか。バージョンアップは年にして平均何回ですか。バグ修正は年に何回ですか。保守契約の中で占める経費はどの程度になっていますか。
八つ目、現在、サーバー関係並びに導入しているソフト関係で、ペナルティー契約がありますか。
九つ目、人事給与システムをアウトソーシングするということが明記されていますが、社員情報の漏えいが懸念されます。現在、アウトソーシングを考えている内容はどのようなものですか。
10番目、1項目と重複しますが、サーバー室、電源室、無線室を含めて、耐震対策、火災対策はどのようになっていますか。
11、規則施行から20年になりますが、全面的な見直しは考えていますか。
以上がOA化の問題です。
続いて、交通安全指導員についてお伺いをいたします。
最初に、日ごろより交通安全指導に尽力されています交通安全指導員に対し、心より敬意を表するものです。
富谷町も人口4万 5,000人を超える町となりました。人口増加とともに、交通事故数が増大しております。
交通指導隊の充実強化を強調していますが、交通安全指導員の任務も増大の一途をたどっています。現在の体制になってから既に10年以上経過しているのではないでしょうか。この間の富谷町の現状は、人口増、宅地開発に伴う道路延長の増大、これに伴う交通量の増大と、交通安全指導員の皆様にも大きな負担がかかっているのではないかと思います。町としても、早急な解消策はどのように考えていますか、以下の点について質問いたします。
一つ、富谷町交通安全指導員規則第2条で、隊長を含め21名となっています。この21名体制になったのは何年からですか。また、現状はどうなっていますか。
二つ目、交通安全指導員を増員する考えはありますか。
三つ目、交通指導隊員が出動する回数は、1カ月平均どの程度ですか。
四つ目、富谷町主要交差点での車、人の交通量を調査しましたか。
五つ目、指導隊員の報酬はどのようになっていますか。報酬を上げる考えはありますか。
六つ目、富谷町として、指導員体制の見直し、強化に向け、解消策をどのように考えていますか。
以上、6点について質問し、終わりたいと思います。
議長(渡邊俊一君) この際、午後4時まで休憩をいたします。
午後3時48分 休憩
午後4時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
小川昌義議員の一般質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの小川議員の質問に答弁を申し上げます。
富谷町のOA化ということで、大きなテーマでありました。私はまだまだ学びたいとは思うんですが、人には負けたくないと思いつつ、小川議員にかないませんので、十分なる勉強はして、普通は、こことこことくくり分けてまとめて答弁しますとかというさいも回すんですが、つながりさえも正直わかりませんので、個別ごとに丁寧に対応させていただきたいというふうに思います。
確かに大事なご指摘でありまして、今、やっぱりIT化は避けて通れないというふうなことは皆さんも、恐らく共通の認識だというふうに思います。かつて思い出すのは、やっぱり一国の総理が、「IT(イット)革命」とテレビでしゃべったことをいまだに思い出します。そのぐらいの認識、平成10年、11年ごろでしたよね。あれからまだ10年もたっていないんです。しかし、この長足の進歩というべきか、人間の能力というか、人間は最もすぐれたものであるんですけれども、一面、人間の能力の何倍も、何十倍、何百倍でしょうか、超えるほどのものがあるわけでありますので、それにしても、人が使うというね、動かすのは人だというふうなことも押さえておかなきゃならないし、後期高齢者のあのシステム改修、就任直後、直面しましたけれども、本当に今回、幸いにして本当にごくごく小さく影響といいますか、不具合が抑えられたのも、やはり一定の働きかけがあってこそなんです。その辺のところもなかなか伝わりにくいことではありますけれども、一言お話をさせていただきます。
経費の削減効果とか、あるいは業務の効率化とか、町民の皆さんへの理解度とか、その辺の視点はやはりまだ足りないところがありまして、後期高齢者の問題だって、対象者 2,000人、皆紙ベースで拾い上げてやっているというふうな認識の方も結構多いんじゃないでしょうかね。「扶養者、10月からやるべきなのに、何で漏らすんだ」とかと、強いおしかりもまた向かってくるわけですけれども、しかし、現状、その後なんです。システムを完璧なものにして、これで行けるということでスタートした結果、お二人の方に不具合が出たと。紙ベースで後追いして確かめてみると、やっぱりお二人方そうでしたねと、そんなふうなこともまた時代の事務処理といいますか、あわせて起こっているんだなというふうに思います。
総務課の今電算担当ということで二人、ほぼ主業務、従前から二人でやっておりますけれども、現状も二人で体制を整えております。
もう一つは、ITのアドバイス、職員もその道5年、10年ずっとというわけにはいきませんし、3年、5年でかわらざるを得ないというような状況もあって、就任直後から、じゃあIT関係の何かすぐれたスキルを持った人を育てるにはとか、そういった人たちを富谷町の仕事とかかわりを持ってもらうにはとかというのを思案しまして、今現状、ITアドバイザーという、常勤ではないITアドバイザー制度を検討し始めて、相当の線、固まりつつあります。副町長を先頭に、いろんなところを歩きながら、つながりを、むやみやたらじゃなくて、それぞれのスキルを持った個人、業者さんというふうなことで、自治体も含めて相当数歩いた中で、今、ITアドバイザー制度というふうなことで準備、相当なところまで進みかげんであることも、小川議員の質問にあわせて答弁とさせていただきたいと思います。
それでは、1番目、ディザスタリカバリー、対応、ですから、電算で何か不具合が起きたときにどうするのということなんですね。これは、日ごとにやっているバックアップもありますし、特に重要なる住基と税情報については、月末にデータを一まとめにして、データ対比をさせて、専用の保管業者に引き渡して有事に備えておるということでございます。
二つ目、LGWANシステム強化と。LGWANアプリケーション、現在、 153件のサービス提供がなされております。宮城県内の市町村が、そのうち利用可能なアプリケーションは34件であります。重複する上下水道課で契約している統合型地理情報、GISシステムですね。こちら1件、富谷町で予算立てをして運用してございます。
LGWANのうちGISシステムは、平成19年10月からサービス提供を開始しておりますが、当町では17年度で自己導入ということで、5年契約が既に締結されておりまして、この総額 6,862万 2,120円ということで今進行中であります。LGWANアプリケーションを直ちに乗りかえるというのではなくて、現有システムを最大限に活用してまいると。
問い3問、LGWAN利用、バックアップ体制。他町村との連携バックアップ、現状では構想は持ち合わせておりません。LGWANサーバー本体そのものについては、平成15年度の運用開始からもう既に6年目を経過しておるということです。
四つ目、LGWAN回線はどのような構成になっておるか。LGWANの回線の材質は光ファイバーです。通信技術としては、1本の回線を論理的に分割するという技術VLWAN、VLANというんですかね、用いて、専用線並みの速度とセキュリティー水準を維持しております。現在利用しているLGWANとは、宮城県が通信基盤回線を整備し、市町村は県に対して回線の容量に応じて料金を支払うという仕組みで成り立っておると。回線そのもののバックアップは、県との契約に含まれておりませんが、LGWAN回線自体は、帯域が保証されているため、有事の際には、他の回線より通信障害が少ないという認識を持ってございます。
5番目、災害時応用、費用対効果で今検討課題でございます。
六つ目、高速ネットワーク云々とございます。出張所間でしょうかね、本庁と各出張所間との回線については、通常の電話回線、ファクス回線のほか、住民票等を出力するための回線、戸籍用の専用回線、さらには主に財務会計等で利用する回線の3回線で結んであると。住基、戸籍、財務会計と3回線です。技術的には相互利用は可能でありますけれども、回線の容量の問題もあって、災害時に自動的に回線を切りかえる環境にはありませので、今後、これまた費用対効果を勘案しながら最適化を図ってまいると。
小・中学校と本庁との通信回線については、電話ファクスを除きますと、学校教育課が通信業者と契約している1回線、児童生徒のインターネット利用のみとなっておりますので、こちらについても同様の対策を講じておると。
次、七つ目、1年間のメンテナンス回数等ですね。バグ修正というふうなご質問、端末に関してのメンテナンス、保守がえした後の契約によって、年2回実施しております。
ソフトウエアのバージョンアップは、WindowsOSのセキュリティー関連に関しては、マイクロソフトからのリリースに合わせ、随時更新を行っております。
また、その他アプリケーションについてのバグ、不具合でしょうか、不具合も開発元のリリースに合わせて、適宜更新を行っていると。したがって、年何回というんではなくて、リリースの都度、最新のものに更新しております。
ペナルティー契約、当然でございまして、債務不履行に伴う賠償金についての契約という条項が入っておると。
九つ目、人事給与システムのアウトソーシング化の件です。職員個人の情報流出漏えいについては、プライバシーマーク、Pマーク保有の業者及び他の自治体との取引実績を勘案して契約を念頭に置いておると。なお、アウトソーシングする内容については、共済組合、退手組合への給与データ送受信システムを核に、現在、精査中でありますので、追って、9月補正予算で議題として提出させていただくことになるかもしれません。その折にご相談をさせていただくということです。
10個目、火災対策、サーバー室、無線室については、庁舎の一部ですので、庁舎の耐震基準に依存しておると。サーバー室のラックについては、床及び躯体に金具で固定して耐震化を図っておると。冷房もきちっと完備して、何か去年は冷房設備が故障になって、暫定の冷房を使ってとか大変心配した事態もありましたけれども、相当気を使って管理をしているところでもございます。
規則、20年になったものの全面見直し、これも現在国が進めておる、まだ進行中でありますので、電子自治体構想の概要が明らかになった時点でまた見直しを検討してまいると。以上でございます。
そしてまた、交通安全指導員に移ります。
先ほどの防犯・防災、そしてまた交通安全等について、三大柱の一つでございまして、そんな中で、交通安全指導員のご活躍ぶり、長い歴史を持っているんですね。阿部げた屋さんに及んでは、四十数年ということで、42年、43年ぐらいでしょうか。「昔お会いした顔と余り変わっていないね」とかというあいさつをしながら、本当に何に魅力あるのかしらと思うくらい頑張っていただいている、本当に御礼の一語に尽きるわけでありますけれども、恐らくお仲間意識ということがあるんでしょうね。何か、ただやりたいというだけでは済まなさそうです、隊長さんの話によれば。21人の定員があって、17人しか埋まっていないんだから、4人すぐ埋めてみたら、埋めて進めてくださいませんかとお願いもしたんですが、だめなんですね。何かお仲間というか、協調性にすぐれた人材という、何か阿部さんの事例も含めますと、やはりそういった方々のふわっとした集まり、そして年1回泊まりを伴う研修、慰安も含めてね、やっていらっしゃるというふうなことも含めて、何かあるんだなというふうに思います。
平成9年から21名になりました。現状、17名で、なかなか4名埋まりません。しかしながら、今お二人、富ケ丘地区、富谷地区のお二方にお声をかけて、成田地区が埋まらないので、どうか成田地区にそういうぐあいの方がいらっしゃれば、ぜひご推薦をお願いを申し上げたいと思います。
出動回数、平成19年度は出動総数は 1,020回、17名の平均出動回数は年60回、月5回と、こういうふうなことになっております。
主要交差点での交通量調査、適宜やってございまして、平成19年10月富ケ丘、Aコープ付近と富ケ丘保育所の間の交差点で行いましたということで、東西方向、南北、午前7時半から8時半まで、夕方は6時から7時まで、それぞれ1時間調査を行っておりますということで、交通量調査実績、15年、16年、それぞれ年2回程度、朝夕というふうなことで交通量調査をし、さまざま交通事故対策等に活用、生かしておるということ。
報酬の件、報酬は、隊長さん7万 2,000円、副隊長5万 9,000円、班長さん4万 7,000円、隊員さんは4万 3,000円ということで、平成20年度の総額予算は91万 7,000円であります。
指導員体制の見直し、強化策、先ほども申し上げましたとおり、大変大きな位置を占めておるところと実績のある皆さんですので、この指導隊なくしていろいろなお祭り、さらにまた地域の交通安全防止活動等の柱、顔役になっておりますので、ぜひ皆さんの従前以上のお取り組みをしていただけるように、町としても気合いを入れてご支援をさせていただきたいと、そんなふうな思いでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 再質問をしたいというふうに思います。
LGWANについてですけれども、これは自治体間のコミュニケーションの円滑化、情報の共有化、行政事務の効率化、アプリケーションの高度利用などで、要するにお互いが重複した投資を抑制することを目的としているというのが、このLGWANの導入の大きな柱になっているわけです。よって、住民からの申請の届け出や受け付け、公共施設の空き状況の確認、予約受け付けなど、最低こうしたものが各自治体でネットワークとしてアプリケーションとして使用していると。要するに、こうしたものを共同で行うことによって経費を節減することができるというのが、このLGWANの大きな導入の意味であるというふうに思うわけですが、本町でも導入以降、この前の予算審議の際に、負担金が年間30万円ほどかかっており、その他の設備を入れると相当の費用がかかっているのではないかというふうに見受けられます。
要するに、このLGWANの方に軸を置いて富谷町が進めていくのか、そうではなくて、今までのシステム同様のばらばらな状態で、このLGWANとホウとはまた別な意味で構築をしていくのかというふうに、どちらに足を入れていくのか再度質問をしたいというふうに思います。
二つ目に、ディザスタリカバリーですが、これは、災害時のシステム回復や回線構成など、先ほど言いましたように、山形の約1日ぐらいの回線がストップをしているという状況で、この前の仕様書を見ますと、駆けつけ時間が1時間以内というふうになっているんですね、システムがダウンするのか何をするのかわかりませんが、当町では、うちの町では、このシステムに異常が発生した場合、どのような方法で担当者がシステム契約会社に通知するようになっているのでしょうか。
契約会社が駆けつけた時間までに行うマニュアルを含めた回復操作マニュアルは、どのようになっておるのでしょうか。
私は、先ほどバグとかバージョンアップとか言いましたが、その業者が行うところに立ち会うことによって、何がわからないケースがばらばらばらばら出ています、パソコンの中に。しかし、そのパソコンの中にあるいろんなもののどこを修正しているのかというのを常に監視をして、職員がですよ。いることによって、そのマニュアルを見せられ、また業者が1時間以内に来なくても、携帯ででもなんでもいいですから、やることによって、自分たちがそれを回復させるぐらいの能力がつくはずだと私は思うわけです。そういったところに、要するに1時間の駆けつけ時間で故障を回復させるほどの方策をとっているのか、業者との間にですね。
ちょっとしたミスでシステムが完全にダウンしてしまいます。そうすると、要するに異常時に回復させる時間がさらにかかってしまうという、そういう代物であるわけですが、そういうものを要するに回復する時間をやるためには、今二人と言いましたけれども、二人ではまだまだ足りない。何人でもそういった業者さんの操作に立ち会いながら学んでいくというのが必要ではないかというふうに思いますので、この辺を再質問したいというふうに思います。
アウトソーシング問題については、どういう内容なのか9月議会ということなので、その辺でまた質問をしたいというふうに思います。
交通安全の方ですけれとも、要するに平成8年の4月にこの21人体制に改正しているわけです。ところが、その当時から現在まで、町の路線数が約 1.6倍、総延長、要するに道路の延長、これが 1.5倍になっているんです。世帯数が 1.9倍、要するに21人体制になってからですね。人口が約 1.6倍。ところが、事故の数は 2.8倍になっているんですね。これは、富谷町のホームページから私がとった数字で、間違いないと思うんですが、こういう状況になっていますので、現状維持だけではもう本当、大変な状態になっているということをまず再度、現状だけではなくて、もっとやっぱりこうした数的にも大変な負担をかけているということを認識していただいて、増員というふうにご検討の方。
また、各市町村での、私も余りデータを持ち合わせていないわけですが、富谷以外の交通指導員の報酬額というのをちょっとホームページで調べさせていただきましたが、大和町は28人なんですね。 140万円、年間ですね。うちの方は96万 8,000円です。大衡村、これが16人で96万 3,000円、大郷町、ここは40人になっています。それで男性が20、女性が20というふうに決めていて、それで報酬が 182万円と、こういううちから見ると倍ぐらいの報酬額になっているということもあわせて、この辺についても、また報酬を上げる必要があるんではないかというふうに再質問いたしたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 小川議員にお尋ねをします。後半の交通安全についてのネットから拾った問題で、増員について検討という話がありましたけれども、するべきと考えるが、町長の考えを求めるわけでありますか。そういうことでよろしいんですか。検討してくださいということでなくて、小川議員が増員をするべきだと。そしてまた、報酬についても増額するべきだと考えるんですけれども、町長の考えを求めるということでよろしいんですね。(「はい」の声あり)
若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、小川議員の再質問、私歯がたたないかと思って総務課長に予定しておったんですが、大丈夫ですので、私の方から答えさせていただきたいと思います。
全く認識は同じでございまして、軸足をどこに置くのかということも大変大事なことですね。その辺は恐らくどこに置いているのか、確たるものとして動いているのか、こっち、あっち動いているのか、その辺のところ確認をした上で、やはり根っこは二重の投資、過剰な投資がないか、LGWANが共同運用で経費節減という趣旨の中でスタートしたんだけれども、果たしてそのとおりになっているかと、この辺のところは、私も大変関心のあるところでございますので、先ほどのITアドバイザーとあわせて、もっとやっぱりしっかりと私の実になるように、人ごとでなくというふうなことを考えておりますので、もうちょっと時間をいただきたいと思います。
2名体制のというふうなことで、不足感というふうなことも恐らくあるんだろうと思いますね。深さというふうな面でちょっとかなわないようです。今までの不具合等、順次経緯を聞きますとね。残念なことに、業者さんに依拠せざるを得ないというふうなことです。
今回の保険料の徴収、先ほど2件の不具合のお話をさせていただきましたけれども、あれをデータと業者さんに連絡して、即来て、不具合を見つけて、職員はその一方で紙ベースで確認をすると、こういうふうな流れだったようであります。そういったことで、回復能力、職員みずからが見て、見て理解できるほどのものなんでしょうけれども、自力で回復させるほどの恐らくスキルは不足しているのではないかなというふうな印象でございます。
すべて期待をかけるわけじゃありませんけれども、やっぱり職員のほかに、役場の人員の定数管理だとか、あるいは適度の職務、ローテーションだとか、ジョブローテーションだとかというふうなことからすれば、やはりITアドバイザーあたりの検討がやっぱり急務でないのかなというふうに思います。
そのほか、交通指導隊の件、他町村、黒川の状況、そしてまた平成9年以降の増加のしぐあいというふうなことでありました。そのとおりだと思います。しかしながらというふうなことで、なかなかなり手がいない。そこが定数枠、30人、50人と設けても、なり手がいないという現状はどのように克服していったらいいのかしらというふうに思います。消防演習が日曜日にありましたけれども、消防団員とて定員を満たしていません。それにしたって、定員はほとんど他町からすれば少ない定数の中でね、それさえも満たし切れない。「なり手、次の人、おれがやめるからだれか当てが見つかったらやめていいよ」とか、「あんたやめるなら、だれか連れてこい」とか、こういったことも含めながら、やりとりしているんでございますが埋まらない。それに相通ずるものがあるかなというふうに思います。
増員すべきだとは思います。多さからすれば、増員してしかるべき、そしてまた、それに見合う報酬が、なり手のないのの一つの要因になっているのかどうか、その辺のところも見きわめがやはり必要だなというふうに思います。そんなことを見比べながら取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 今の質問、また要するに、LGWAN体制に軸をしていくんだというふうに聞こえておるわけですけれども、そうなのかどうか、再度お伺いをしたいというふうに思います。
なお、このバックアップ体制ですね。バックアップ体制についても、LGWANを使って他市町村とリアルタイムにですよ。だれかが投入したと同時に、どこかの市町村のサーバー、そこで管理するというそのリアルタイムでバックアップ体制ができるというふうな、こういったLGWANの機能を持ち合わせているというふうに私は認識をしておるわけですが、それも含めてぜひこのLGWANのASPを検討していただいて、こちらの方に軸を置いた方法で再度質問をしたいというふうに思います。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 先ほどのLGWANへの切りかえの質問でございますけれども、既に利用している、これまで構築しておりますアプリケーションにつきましては、LGWANへの切りかえの考えは、今のところありませんということでございます。
あと、バックアップにつきましては、まず、満足させる三本柱と予想されるのが、多分システムの二重化、そして回線の二本化、あとデータのバックアップというふうなことにつきましての、前にも町長回答しておりますけれども、費用対効果を勘案し、内部の今後の検討とさせていただきたいと思います。
あと、不具合等々につきましては、担当職員もある程度の、本当に初歩的な不具合については、もう職員が出勤、朝一番の立ち上がりに起きることが多いんですけれども、職員が出勤すれば稼働できるというふうなことで、町の開始時間には十分間に合っての復旧ということもあります。というふうなことで、職員のスキルは大分上がってきているのかと思っております。以上です。
議長(渡邊俊一君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
どうもご苦労さまでございました。
午後4時29分 散会
平成20年6月11日(水曜日) 午前10時00分 開議
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 一般質問(通告番号8番~11番)
一般質問 | 15番 佐 藤 聖 子 議員 | |||||
1 | 町立小中学校業務員は正規採用職員で | |||||
2 | 待機児童の解消は公立保育所で | |||||
1番 小 泉 光 議員 | ||||||
1 | 人口増への対応は十分か | |||||
2 | 町有地の活用を問う | |||||
13番 安 住 稔 幸 議員 | ||||||
1 | 緊急地震速報の活用推進せよ | |||||
2 | ふるさと納税の推進を図れ | |||||
14番 伊豆田 待 子 議員 | ||||||
1 | 災害に備え備蓄倉庫の整備は | |||||
2 | 学校給食の食物アレルギー対応は | |||||
第 3 | 諮問第1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | ||||
第 4 | 諮問第2号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | ||||
第 5 | 承認第1号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例) | ||||
第 6 | 承認第2号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例) | ||||
第 7 | 議案第1号 | 富谷町税条例の一部改正について | ||||
第 8 | 議案第2号 | 富谷町食育推進会議条例の制定について | ||||
第 9 | 議案第3号 | 富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について | ||||
第10 | 議案第4号 | 富谷町総合運動場条例の一部改正について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日は多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々にお願いを申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえられて、静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君の3名を指名いたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) おはようございます。
私は、2件について質問をいたします。
2008年度予算で小学校7校のうち5校の業務員がシルバー人材センターに業務委託され、質疑の中では、今後ほかの小中学校にも拡大することが予算審査の中でわかりました。
学校業務員にかかわる人件費を平成17年度からの当初予算で比較してみました。町職員の場合、平均給料、ボーナスなども含めますが、約年間で 537万円です。平成20年度、5校の業務委託料は 1,105万 2,000円が予算化されていますから、1校当たり 221万円、約59%人件費が削減できたということになるわけですが、しかし、それが正しいと言えるのかどうかということを問題にしたいと思っています。業務員の位置づけを低くしか見ていないということから、業務委託が導入されてそれでよしとしたのではないかと、こう思っております。
教員とともに業務員もまた学校を構成する一員であり、町職員として採用時には守秘義務を宣誓し任務につきます。各学校の状況、特色はさまざまで、その中で1日、1週間、1カ月、1年、そしてまた翌年もというように仕事は細切れではなく継続していきます。
町は学校業務員の任務をどのように位置づけているのか質問いたします。
当局から、「業務委託に当たり業務内容を事細かに記載し、日常業務に当たっているので学校現場としても不都合な事態はないはずだ」と説明を受けました。
また、当局の説明では、業務委託の仕組みについては、午前、午後それぞれ1人配置され、
給食時間帯には2人が一緒に仕事をする、つまり給食時には2人体制になります。1校につき4人から5人がローテーションを組みます。業務委託の場合、複数の人がいるので「業務員が不在」ということはなく、学校としても都合がいいのではないかとも説明を受けました。
しかしながら、学校はいつも同じように動いているとは限りません。想定外のこと、突発的なものも起こると思います。そのとき学校現場で指示が出され、その指示のもとで業務が行われることはないのでしょうか、なかったのでしょうか。
偽装請負・違法派遣ということが問題になっていますが、労働者派遣というのは、派遣元が労働者を雇用し、派遣された労働者が派遣先の現場で指揮命令を受けて働くことをいいます。請負、そしてまた業務委託というのは、請負人が労働者を雇用し、請負人が注文先と請負契約を結びます。請負人が労働者に指揮命令をして注文先で労働させる、こういうことになっています。
委託の学校業務員に対して、校長、教頭など仕事を指示していたら、それは偽装請負ということになるのではありませんか。
学校現場での仕事の実際はどのように行われているのか。学校現場で業務委託の業務員への指示はどのように行われているのか。学校現場で直接指揮命令が出されているとき、それが違法であり脱法という認識はあるのか伺います。
守秘義務についてですが、シルバー人材センターの個人個人についてということではなくて、守秘義務のない普通の民間人が個人情報がいっぱいの学校に常時いるということ、このことに心配はないのか、プライバシーは守られているのか。それについて町は「公務員と同じ責任が生じる。違反しないようになっている」としています。しかし、例えば役場庁舎の中で住民がカウンターの中に入っていくことは、かたく禁止されていることです。民間人に見せてはいけない情報があるからであり、同じように学校においても職員室などに民間人が常時出入りする、ずっといるということを問題視していないとすれば、それは事の問題が大だと私は思います。
民間人である業務委託の業務員が常時学校現場にいるということが問題あるという認識はあるのかないのか伺います。
町は、「地域の人が学校の中で働いてくれることで、地域に帰ったときのつながりがさらによくなっている」と評価していますが、シルバー人材センター設立の趣旨本来に立ち返り、その目的遂行のために役割を果たす、発揮すべきと考えます。そして現役世代の雇用を脅かすことがあってはならないと考えますが、どうですか伺います。
学校業務員の業務委託は、児童生徒のことを考えた導入ではなく、そしてまた学校現場本来のことを考えた導入ではないと、安上がりにしようという思いからの対策だと言われても仕方のないものだと考えます。これまで町職員の業務員から業務委託の業務員になった学校現場では、「混乱とは言わないまでも、大きな不都合が生じている」と、これはそこに赴任していった教員の話ですが、と話しておりました。町は業務委託の業務員は「いいことずくめ」に説明をしています。そして学校ではそうだろうということを言っていますが、学校の教員の中では、「学校でどのようなことが実際起こっているのか、教員に聞いてもらいたい。本音を聞いてもらいたい」とも話しております。
学校業務員を公務員・町職員に戻すべきだと考え、その対応を求めます。
2番目に、待機児童の解消は公立保育所で、ということで質問をいたします。
若い世代が多い富谷町としては、保育に対する要望を実現すること、子育て支援に取り組むということは大変重要なことだと思います。しかし、2008年度施政方針で待機児童対策として、認可外保育園の活用や保育ママ制度等の整備を挙げていることについては大きな問題があると考えています。
保育所に入所を希望していても入所できないいわゆる待機児童は、3月議会の時点で47人だったと思います。現在60人くらいとのことです。待機児童数は保育所入所を申請しながら入所できない子供の数であり、それ以外、実際には入所申請はしていないが潜在的な入所希望者というのを入れると、さらにふえるものと考えます。
保育所は保育に欠ける子供を預かる児童福祉施設であり、保育の実施責任は市町村にあると児童福祉法に明記されています。公立・認可保育所には施設整備や職員の配置などに事細かに基準が設けられ、これを満たさなければなりません。しかし、認可外保育所となればこの基準は一切適用されません。園庭のない施設、給食調理室がない施設、ビルの中の施設は、通路を行き交う人が見るので落ち着いた保育が本当にできるのか心配なところもあります。このような劣悪とも言える保育施設があり、マンションの中に設けられた保育施設で起こった事故などの例は、これまで何度も報道されてきました。
町が保育所の待機児童解消のために安易に認可外保育園だとか保育ママ制度を持ち出すというのは、保育の後退につながり、公的保育の責任回避だと考えます。保育ママ制度は、経済成長のときに急激に働く女性が求められていた時代がありました。子供を預ける保育所の不足を補う形として保育ママ制度ができていったもので、子供にとっては最良の制度ではありません。この認識が町にあれば、保育ママ制度の整備などとは言わないのではないかと思います。
政府が「新待機児童ゼロ作戦」を提示していますが、それには規制改革会議の求める保育行政の規制緩和につながる危険性があると思っています。新ゼロ作戦は、親にかわって自宅で子供を預かる「保育ママ」の普及推進を上げております。衆議院厚生労働委員会で「保育所を保育ママで置きかえるのか」と、こういう質問に対して大谷局長は「置きかえられるべきだとは考えていない。現行の保育制度を堅持する信念だ」と述べています。
私は、町が認可外保育園の活用や保育ママ制度の整備を考えるのではなく、現行の保育制度を堅持することこそ住民の期待にこたえることになると確信をしています。幸い富谷町には保育所の用地があります。これを活用して保育所を設置することこそ今求められていると思います。
児童福祉法では、保育の実施責任は市町村にあると明記されています。保育の公的責任をどのように認識しているのか質問いたします。
認可外保育園の活用、保育ママ制度の整備についての詳細を伺います。
待機児童解消のためには国基準をもとに運営される公立保育所の設置が必要と考えますが、どうですか伺います。
私たち教育民生常任委員会は、富谷町で初めての認可保育園「上桜木果樹園の森保育園」を視察調査いたしました。園庭の広さと木立など自然環境のよさ、保育園の保育方針など学ぶべきものがたくさんありました。その中で私は、保育職員の処遇について関心を持ちました。「上桜木果樹園の森保育園」は、今年度採用された保育士は準職員として一定期間保育に当たりますが、その後は正規職員となります。安定した雇用で、継続して保育に当たることが子供たちの心の安定につながり、保育の質向上につながると心から思いました。
富谷町も2008年度、正規職員の保育士を5人町立保育所に配属いたしました。新しい保育士を迎え入れた保育所では、「保育の質の向上を目指す取り組み、保護者への寄り添いなど先輩保育士の意気込みがこれまでとは全く違う」と喜びをもって語ってくれました。2009年度も保育士の募集が広報に掲載されていますが、保育士を正規採用とし保育の質向上にさらに努力すべきと考え対応を伺います。
幼保一元化を目指した認定こども園について伺いたいと思います。
認定こども園は、「認定こども園に関する法律」ができて、平成18年10月1日から施行されています。先日河北新報に掲載されていましたが、「認定こども園 条件厳格 少ないメリット 県内の設置 たったの一件」という記事です。
認定こども園は、「教育・保育を一体的に提供する」「子育て支援を行う」、この二つの機能を備える施設であり、これを都道府県知事が認定する仕組みになっていて、実際には四つの形態で実施できるとしております。
まず一つは幼稚園と保育所が連携した施設、二つ目には幼稚園に保育所の機能をプラスした施設、三つ目には保育所に幼稚園の機能をプラスした施設、四つ目には認証保育所などの地方が独自の基準で行ってきた地方裁量型の施設、この四つのパターンが示されています。しかし、保育所というのは保育に欠ける子供を預かる児童福祉施設であり、幼稚園は学校教育施設であるという法律的な問題がそのままになっているために、事務処理の上で非常に煩雑になっていることや、子供たちの生活のリズムに合わない運営がなされるなど、実施している全国の例からも問題を読み取ることができます。さらに保育料金は自由設定になること、保育内容や施設の面で基準の引き下げが行われやすいことなどがあります。収入の違いで入れる施設が決まるなど格差が生じます。これら子供に関する保育・教育には一貫した財界の要求があり、もうけの対象にされるということを見なくてはならないと思っています。これを進めようとするのは、安上がりで経済効率から考えた保育であり幼稚園のあり方であると私は思っています。
認可保育所は、児童福祉法に基づく児童福祉施設であり、何といっても1日の多くの時間を過ごす生活の場であるということです。幼稚園は学校教育法による施設です。このようにそれぞれ異なったものを少子化だから何とかしなければならないというご都合主義とも言える「認定こども園」は保育制度の根幹にかかわる問題であると考えますが、町の認識、そして問題点についてはどのようにとらえているのか伺います。
議長(渡邊俊一君) 議員の皆様、それから執行部に申し上げます。
本日も大変蒸し暑くなりそうでありますので、上着を脱いで審議されて結構であります。
佐藤聖子議員の一般質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの佐藤議員の質問に答弁を申し上げます。
学校業務員に関する件と保育所に関する件ということで、二項目でありました。
まず最初に、学校業務員の件でありますけれども、現状からお話をいたすこととしましょう。
小学校7校、そしてまた中学校5校でございます。中学校には従前から学校業務員については正規職員でというようなことで現状も対応してございます。小学校につきましては、現状、東向陽台小学校と成田東小学校、 872名とか 751名の成田東ですね。大規模な学校につきましては、業務員は町職員、そしてまたその2校につきましては配膳業務ということでお二方を配置してございます。残された5校ですね、富谷、富ケ丘、あけの平、日吉台、成田ということで 500名未満の小学校ということになりますが、その5校の小学校につきましては平成18年から、18年には日吉台、富ケ丘、もう一つ成田ですね、18年は富ケ丘、日吉台、成田、19年度からは富谷小学校とあけの平小学校、こういうふうな年度を追って配置をし、シルバー、ここにご質問にありましたように社団法人の富谷町シルバー人材センターに業務委託をしていると、こういうふうな経緯でございます。
したがいまして、一つ目からですね、業務をどのような位置づけをということなんですが、学校教育法施行規則第49条に明記されておるとおりでありまして、学校の環境整備その他の用務に従事すると、このような位置づけとなっております。
なお、学校業務員はシルバー人材センターそれぞれ4名一覧で配置がそれぞれスタートしていまして、固定した4名の皆さんが学校業務に当たっていただいていると、学校の環境整備その他の用務に従事する業務に当たっていただいているというふうなことでございます。
二つ目、指揮命令系統はというようなことで、町と社団法人富谷町シルバー人材センターの業務委託契約によって進めておりますということですね。したがいまして、シルバー人材センターから業務員への指揮命令がなされるというふうなことで、直接町が学校業務員に指示することはございません。
三つ目、守秘義務であります。これは当然のことでありまして、契約条項にも入っておりますし、よもや役所勤めだからとか正規だからとか、あるいは町の臨時職員だからとかっていうようなことにかかわらずですね、守秘義務等については、どこにどういうふうなことであろうとも、こういう……してはだめなんだよというようなことの約束は当然なことですね。したがいまして、明記されておりますし、事前に十分なる説明がなされておりますし、今までの経緯経過の中でもそのようなことはございません。
四つ目、雇用を脅かす、こういう議論もあることは耳にしておりますけれども、現状、この18年度からの経緯を見た折ですね、そのような認識はございません。
五つ目、公務員・町職員にというようなことでございますけれども、大変、私も現場にいたことも含めて、業務員のありようというようなことも、いろいろ学校もあり、その人もよりというふうなことであります。富谷町の場合、町長就任時に既に19年度も決まっているわけでありますので、こういう体制ですと。18年の3校についての状況も聞き、そしてまた教育委員会を通して現場の声、そして働いている直接の皆さんと、さまざまな声を聴取しながらですね、私はプラス・マイナスどちらかというふうなことになると、それこそマイナスを超えてですね、プラ・マイ・ゼロどころかプラスの効果が極めて大きいというふうな現状認識を持ってございまして、課題校につきましては現状のままということになりますけれども、小学校の5校につきましては継続した取り組みといたすことといたしたいというふうに考えております。
大変、そういうふうなことで大きな利点ですね。4人の八つの目、あるいは60代を越した皆さんの子供たちへの目線、あるいは細かいところへの気遣いなど、成田小学校での花壇の大きな花のくくりを見た折ですね、そこにおっと思って、すばらしい花をもってして、「これどうなさったんでしょうか」って、こう校長先生とお話しした折に、やはりシルバー人材の方が丁寧に、秋口こんなちっちゃなものが、もうすごいんですね、その手の入れぐあいたるや、見て大変驚きましたし、なお一層意を強くしたところでございました。
保育所の件について申し上げます。
児童、公的責任のというふうなことでね。児福の24でしたかね、そうでしたね、24条でありました。「市町村は保護者の労働又は疾病その他政令で定める基準に従い、条例で定める事由により、その看護すべき乳児、乳幼児又は法に規定する児童の保育に欠けるところがある場合において、保護者から申し込みがあったときは、それらの児童を保育所において保育しなければならない。ただし、付近に保育所がない等やむを得ない事由があるときは、その他の適切な保護をしなければならない」、こういう児福法の規定でございます。当然ながらこれに沿って富谷の保育行政が進められていることは言うまでもありません。したがいまして、親の果たすべき役割といいますかね、そういったふうなことを認識、要するに親が保育に欠けるわけですので、それらの子供たちをいかに、富谷の子供たちを健全に、そして安全にと、親の期待に沿うべく保育の援助をするかというところあたりが、公的な富谷町に課せられる指導、責任、実施責任ではないかというふうな認識でございます。
2番目、待機児童解消のためにというふうなことで、公立保育所の設置をということでございます。
今、保育所4園、そして果樹園の森ですね、認可保育園ということで5園であります。今 411名が入所してございます。しかし、現状ですね、待機児童も4月1日とか5月1日とかって確定、固定するものではないんですね。学校のデータですと4月1日現在とか5月1日現在をもって年度を確定するわけですけれども、保育所の入所児童、待機児童につきましては、極論すると1日ごとに動いているというふうなことでありますね。そういうふうなことからして、そのとらえる時点において数字は多少動きますけれども、現状の待機児童60名程度でございます。今後それも増加する傾向にある。保育に欠ける、現状保育に欠けると。預けられたら働きたいとか、働いてて、働いてもう始まったんだけども、とっても保育、子供を預かるところがなくてと、そういうご苦労も当然のことながら常に耳にしているところでございます。そのようなことで、現状を把握しながら認可保育園の拡大も当然視野に入れなきゃなりません。子育て環境の整備、引き続き取り組んでまいりたいと思います。
三つ目でありますけれども、保育士、正規保育士というふうなことでありました。先ほど質問にもありましたように、ことし、6年ぶりでしたですかね、保育士5名を採用しました。そのうち3名は富谷町でのいわゆる臨時職員として働きの経験のある方で、所長職の方々の言ってみれば推薦といいますかね、もちろん一次試験を受けて、二次試験を経て合否を判定するわけですけれども、臨時保育士、5名のうち4名が富谷町での職歴がありましたというふうなことです。
これもなかなか皆さん向けにはわかりづらいことの一つなんですけれども、臨時保育士と、8時間勤務の臨時保育士の皆さんは1年きりしか働けないと。これどんな裏わざ使ってもだめですよというふうなことで、富谷町でこの1年働く、また次、仙台・大和、この周辺ないかしらというふうなことで、運よく大和に行ってきました、また富谷町に次の年をと。要するに1年、間必ず置かなきゃならないと、そういうふうな条件の中で非常に何か気の毒といいますかね、そんな印象を持っています。この長期にわたって働ける道はないのかなというふうに。
正規職員、臨時職員、パート職員、今3区分でそれぞれやってございます。正規職員の数というかね、どの程度のというふうなことも常に頭に置きながら今進めておるところでございます。しかしながら、全員を正規職員というのは私は不可能だというふうに思っています。要するにパート職、臨時職で働きたいというニーズもあるわけですね。そういったことの皆さんでご貢献いただいている方も現実いらっしゃるというふうなことであります。
私は、正規職員 260プラス臨時職員 140、約 400名ぐらいの職員の皆さんを言ってみれば管理する立場にあるわけであります。よもや富谷町臨時職員が不祥事をなんていうようなことを起こされては困りますので、正規、いわゆる臨時、パートにかかわらずですね、富谷町の仕事にかかわっている皆さんについては、しっかりとした構えと、言ってみれば基本的な、人としてのというふうな部分も含めて求めたい、求めております。
そんな中で保育所職員、常に私はこんなふうな形で1枚物ですべての 400名分のこれ職員があります。どこでどんなことを今されているのかというのは大半名前と顔が一致するぐらいの状況にありますから、そんな中で正規職員、臨時職員、パート職員と。どこでどなたがどんな形でやってらっしゃるのかと。これを見ながら待機児童の解消とか、あるいは職員の配置とか、職員の正規・臨時・パート、それらの配分案分、ご希望がどんな状況になっているのか、他町村、他町、大和、仙台、公立で働いてらっしゃる皆さんが次富谷にいらっしゃる、そういった情報をどのようにキャッチするかとか、そんなふうなことを描きながら進めてきたところでございました。
そのようなことで、当然のことながら保育の質というのは当然のことながら、ずっと私が言っているとおりであります。やっぱり一定のスキル、数がそろえばいいんではないんですね。それは臨時、パートさん関係なくやっぱり年齢、経験を経ることによってスキルが高まり、本当に保育士さんらしい保育士さんという、ならばそういう人に富谷町に正規職員あるいは臨時、パートとしてお働きをいただきたい、そんなふうな思いでいっぱいでございます。
それでは、次に、保育ママ、保育園ですね。現状は認可外は三つでございます。おひさま学園、ぷらむ保育園、ちびっこランド富谷園ということで、現状この数年来3園で推移しております。補助金によって運営支援を行っております。
保育ママ制度については、子育て支援課と5月までに問い合わせは二、三件ありました。子育て支援課では保育ママ制度の取り組みは現状計画は立てておりません。当面ことし開園しましたシルバー人材センター「ほっと育く」というふうなことで、きのうも冒頭お話しさせていただきましたけれども、シルバーでの取り組み、町の助成も入り交付金も入ってというふうなことでスタートしてございますので、こういったところに支援を行ってまいるというふうな取り組みとさせていただきたいと思います。
5番目、認定こども園というのは、国の法律及び県の条例に適合した就学前の子供と保育と教育を一体的に提供することができる施設であります。保育園に入園した子供が3歳になったら、引き続き幼稚園において幼児教育が受けられる。幼稚園と認可外保育連携型の認定こども園というふうなことでございます。この保育と教育の両者の持つ利点、役割を保育のニーズに合わせて取り入れている認定こども園が保護者の選択肢の中にあることもよくわかることだというふうなことでございます。
以上といたします。
議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 今ですね、自治体の職場での偽装請負が地方労働局から是正指導されているということが相次いで起きております。私がこの問題を取り上げようと思ったのは、国だとか自治体というのは社会的な公正さと法令遵守が強く求められていると思ったからであります。業務委託の人が学校に入ることになったのは、先ほどの町長のお話にもあったとおり平成18年からですが、学校も町も、学校長もといいますかね、「何の不都合なこともなく進んでいる」と、このように言っておりますが、先ほど述べましたように業務委託というのは請負人が労働者に指揮命令を出して労働をさせるわけですよね。それが忠実に行われているとしたら、学校での指揮そして命令はできないわけですから、仕事が本当に都合よく進むということはちょっと考えづらいと思うわけです。なぜならば小回りがきかないということがありますからね。それですし、ここに臨時学校用務業務員服務規程というのを町からもらいました。その中には、第2条の中で「臨時学校用務員業務員は職務上の上司の命令及び職員の指示に従い、与えられた職務に専念する」ということになっています。この職務上の上司というのと職員の指示というのはだれのことを指しているのかですね。これをこのまんま読むとすれば、私は学校現場であり、その学校現場の職員がその人に指示を与えて、与えられたその仕事をするということではないかと思うのですが、これがこのままだとすれば、これは請負ではなくて労働者派遣であると私は考えるわけですが、どうでしょうか。
そしてまた、委託されている業務員に学校現場であれしてください、これしてくださいというように言うこともあると思うんですね。私はあると思いますし、そういうことをかたく考えるなと、コミュニケーションの一つじゃないかというふうにとらえる向きもあるかもしれませんが、これも私は甘い考えだと思っております。学校現場の声を先ほどちょっとだけお話しいたしましたが、実際にその教職員の中では大変なことになっているという認識の人もいるわけで、こういうことが本当に町に入ってきていないのか、それについてはどうなのかを伺います。
それと、また、第6条のところに「やむを得ず欠勤する場合は、午前7時30分までに学校長に連絡を入れること」と、こうありますが、これはだれが入れるのでしょうか。そこに来るはずだったその日の午前に出てくる、仮にAさんだとすればAさんがするのか、それともAさんが業務を受けているシルバーに電話をしてシルバーの事務所からするのか、これはどうなのか。これがもしその本人だということだとしたら、これもまた違反ではないかと私は思うのですが、その点についてはどうでしょうか。
それとまた、こういうのもあるんですね。委託先が作成したものでない、みずから作成したタイムカードで出勤簿を使用していますか、いませんかということです。この出勤、それからお休みというようなことは、請け負った側の、業務委託された側の請負人がするべきものであって、学校現場がするということにはならないということですが、これについてはどうでしょうか。
また、業務処理に必要な機械、資材、これは委託先から、学校ですね、委託先から借りたりしたとき、または購入した場合には、委託契約と別個の双務契約、これが締結されなければならないとなっていますが、これについてはどうなのでしょうか。
そしてまた、これによりますと、第8条のところで「業務内容をおおむね次のとおり」ということがあります。毎日の業務と、それから隔日、不定期的な業務の対応が書かれているわけですが、この中で「月火水木金」とあります。本来なら月曜日にしなければならないことを、「すいません、きょうは火曜日にしてください」、「火曜日のをきょう月曜日にしてください」ということはないのかね。あるとすれば、これもまた問題だと思います。そんな杓子定規にとらえることではないと、私はそういう論はならないと思いますが、これについて町はどういう認識を持っているのか。先ほどは不都合なことはないということでしたが、一つ一つについて見てどうなっているのか伺います。
「町の職員が業務員として常駐しているときには安心感がありました」という話も聞きました。それは個人個人ですから職員にもさまざまな人があります。そしてよくやっている人と、そうでもなかったなというふうにお話しした先生もおいでだったわけですが、そういうことはありますが、しかし、それを業務委託すればいいということになっていく、この過程が私は非常に重要だと思うのですが、町が本当にその学校の中で正規の職員として業務を行ってもらう、その必要性は私はあるからこそ、成田東小学校、東向陽台小学校ではこのままでいっているわけですし、中学校でも必要性があるからそういうことだと思うのですが、それについてね、同じような仕事ができるんだから委託でいいのでないかという、ここのところについて自治体が働くルールを守るという立場に立つべきだと私は思います。
守秘義務についてですが、先ほど当然のことだというふうなことを言いましたが、しかし、職員として採用されたときにはちゃんと誓約もしているわけですよね、重さが違うと思います。それについてはどのように考えているのか伺います。
保育所の方に質問を移しますが、待機児童が60人ぐらいいるということですが、子供と保護者に対して、もう保育所設置をし始めていかなければならない時期なのではないかなと思います。場所の選定や開所の時期などというのも考えていかなければならないのではないかと思いますが、具体的にはどうなっているのか伺います。
先ほど見てきたと言って報告いたしましたが、上桜木果樹園の森は本当にすばらしいものでした。町もいい場所を提供したなと思います。子供たちも伸び伸びしてましたしね。その中でですが、やっぱりその見本となるのは公立の保育所だと思っています。そしてそのことは私が言うだけではなく多くの人がそのように言っています。まず町が見本となるべき保育所をつくっていくことだと思いますし、そのためにはスキルを高めることは重要だと。でも、それは時間とともに上がってくることもありますしね。単年度の契約ではだめだということもありますので、保育士の正規雇用をどう取り組むかということを伺いたいと思います。
厚生労働省の委員会の中のお話をいたしましたが、やはり保育所、現行の保育制度、これを堅持するという信念を持った取り組みというのが必要だと思います。認定こども園については、さまざまなところで行われています。四つのパターンの中で行われているというのがありますが、私が見た1冊の本の中では、保育所を研究している団体の中では、その1カ所1カ所について見てきたけれども、さまざまな問題があるということを言っておりました。「保育所は子供の生活の場」という、この保育制度の根幹にかかわることですから、町としてはその認定こども園については慎重であるべきだと考えますが、これについてはどうなのか、町長に再度伺いたいと思います。
そして、早い時期に保育所、この時期にというタイムスケジュールなどもお示しいただければ、そのように伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 業務員については佐藤議員は再質問項目は幾つなん……なかなかこうまとめ切れないんですが。よろしゅうございます、恐らくこう何かルール化っていうかね、ずうっとしゃべってると、後から答弁漏れですというようなことも、やっぱりいいルールではないんではないでしょうかね。そういう意味でこう、これは、これはというふうなことで最後にまとめていただくとかね。一生懸命メモするんですが、だめ……、恐らく抜けてるんだろうと思います。答弁漏れを覚悟しながら最大限答弁させていただきたいというふうに思いますが。
前提をですね、町の職員がとか、正規、中学校5校に配置しているような業務員を前提にすると、恐らく今のような議論にずうっとこうなっていきますよね。そこはどこまで行ってもそれこそ恐らく線路のような平行線というふうに私は思います。しかしながら、私もずっと市町村職員の立場でいた業務員の経験しかありませんので、当座どうなのかなという内心心配もした面ございます。さっき、そこの先はさっき言ったとおりであります。何の不都合もないって言ってるんじゃないんですよね。何の不都合もないって私言った記録残ってんでしょうか。そこを前提に何かとこう物始まるもんですから、またこう時間もかかるし、なかなか了解し得ないんじゃないかと。プラス・マイナス両面あって、それを超える、マイナスを超えるほどの、プラ・マイ・ゼロを超えるほどのメリットがあるんですよと、そういう趣旨の発言を私は先ほどしたつもりなんですね。そんな中でぜひ偽装請負があるやないやとかっていう、あるなら指摘していただいて改善していきますし、それは私がこの立場で違法・脱法を黙認するようなことは到底あり得ないことですから、首長、富谷の町長そんなもんでしたなんていう話じゃないんですよ。ですから、ぜひそういったことを具体的に指摘をいただく、この場でなくてもこういう声があるんですねっていうのは常日ごろ言っていただいていいですからね、4回の定例会のみならず。こういうことを耳にしました、こういうこと一部ありますというようなことをおっしゃってください。すぐ改善しますから。それがあることが前提で物は進んでいるわけじゃありません。
ですから学校の先生もですね、この取り組みは私聞くところこの周辺にはないはずなんです。利府にもない、大和にもないというところで、ぽっと来れば違うのに当初いづい思いをだれもするんじゃないでしょうかね。しかしながら、それを越えてですね、現場の先生、校長先生、教頭先生も含めて管理者層も含めて、保護者の皆さんも含めて、それ以上のマイナスの部分の声が、大きな声が届かない、そしてまた教育委員会等もやりとりしながら進めてきておる中でね、非常にやはりすぐれたものがあると、こういうふうな結果の中で20年度もスタートしていると、こういうふうなことなんです。便宜上とか安易な取り組みなんていうようなことで20年度継続したことではないことを申し添えたいと思います。
法令遵守、守秘義務、これ町職員、これもそうなんですよね。公務だから守秘義務が、安心・安全でとかっていうふうなことでは私はないと思いますよ。それこそ民間でもっと厳しい守秘義務を課している就業規則なんか何ぼでもあんですから。そいなこともぜひご認識いただければと私は思います。
正規にこだわらずというふうな、私は正規にこだわりません。申し上げますけれども。正規職員全員をというふうな固定的にできないんですね、保育所っていうのは。例えばゼロ歳児は3人の子供に1人の保育士と、こういう決まりですから。年齢が上がっていけば30人に1人とか何人とかって、こうなりますよね。それが常に変動するというふうなこと、変動要因が常に保育所の場合は含んでいる、内包しているということなんです。それとあわせて、保育士さんの方のニーズも、こういう短時間で働きたい、夕方こういう時間なら働いてもいい、まさにこの世代の先生方は皆さん志の高い人ですから、単にこう報酬、対価を得るだけでない、子供のそばにいることの幸せ感だとかね、子供のかかわりをやはり、民間に勤めてみたんだけどパート職やってみたんだけど、やっぱり私は保育士が本当の仕事なんだねって言ってまたパート職をお願いしますとかっていうので申し込みがあったりしますね。ですからそういう意味で非常に多様な状況の中で保育所が幸いにして、おかげさまをもって安全に運用されているというふうなことであります。まず最初は人の命ですから、そこだけは第1点、それを阻害するようなことがあれば、即刻ね、夜夜中でもっていうふうな対応は覚悟してございますので、よろしくお願いしたいと思います。
それとあと、シルバーさんって今ごっちゃになりましたかね。
保育所、認定保育園については当座の取り組みの予定はございませんというふうなことです。保育所、そうですね、正規職員は先ほどの雇用、そういう面では保育士と業務員の形態、雇用形態は多様であってよろしいというふうな認識でございます。
そして、果樹園の森、大変お褒めいただいていますけれども、やっぱりすぐれた志と、高い志とすぐれた指導と力量があってこそやはり 100名近くの子供たちを預かり、町の保育所の評価と変わらぬ、あるいはそれを超えるほどの一面を持ち合わせて子供の保育に当たっていただく、これほど本当にありがたいことはないのでないでしょうか。そんなふうなことで、町の公立幼稚園と認可保育所五つ、5園プラス認可外3園というふうなことを中核にしながらですね、やっぱり多様な保育状況、一くくりにできない状況がやっぱり保育の状況の中に内包しているというふうなことを含めれば、今のような多様な、伸縮、少しこうね、固定的じゃない、伸縮した物の考え方、受けとめ方の中で進めていく分野でないのかなっていうふうに思います。
あと、ちょっと気になったところは、何とか規則というところですね。ちょっと私も初、きょう初めてでしたので、その件について何かこう教育長の方であれば、第5条が云々とかっていうのもありましたので、触れるものがあればお願いしたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。
教育長(千葉芳樹君) 今の町長の答弁で大体質問事項はマスターできたのかなと思いますけれども、何がこう、わかるんですけれども、質問の項目がちょっとわかんないもんですから、私も今から答えますけれども、漏れるところ多分あると思いますので、お許しいただきたいと思います。そのときはまたよろしくお願いします。
いわゆる臨時学校用務業務員服務規程というのがシルバー人材センターで決めております。そしてこのもう少し細則は、各学校ごと地域差がありますので、その地域に合った、児童の実態に合った状況の中で、各学校の校長とシルバー人材の方と、よりもう少し細かな業務規程を決めております。それによって各学校が動いている。ただ、大筋においては臨時学校用務業務員服務規程に従ってやっているということですので、その辺まずご理解いただきたいと思います。
それから、学校からのいろんな要求が先生方からあるんじゃないかというふうにお話ありましたけれども、私の方では学校の先生方個人個人から意見を聴取する考えはありません。というのは学校長が管理経営の責任者として、先生方からの状況をもきちんと把握して報告してほしいということを言っておりますので、そういうような状況の中で動いております。したがってシルバー人材活用ということで非常に好評である、ぜひ児童も地域の人と一緒にやっているという実感がある、地域とともに育つ学校の本当の基盤づくりにシルバー人材の方に力をいっぱいいただいているということを各学校の方から報告を受けております。
それからあと、出勤簿等と詳しく出ましたんで、出勤簿はシルバー人材の方で規定によりそちらの方で管理監督しております。
それから、守秘義務ですけれども、やっぱりガイダンスを必ずやります。その中で学校の職域はこういうようなもので、それから守秘義務というのはこういうようなものと、やっぱり学習をして、そしてお願いをして徹底することを義務づけておりますので、その辺は十分浸透しているというふうに考えます。
それからあと、最後に、安心感ということで、前の業務員の方が安心感があるんじゃないかということですけれども、やっぱり一つは児童生徒の教育活動、児童の教育活動の領域の中で、いかに効率的に効果的に、そして児童が伸び伸びと、そしてもう一つはやっぱり地域との連携をいかに密にするかということで、今シルバー人材の方々に動いてもらっていることが非常に大きな役割を示しております。うちの町の教育の指針の一つに地域とともに育つ学校ということをうたっておりますので、その一環としても大きな役割を果たしていただいている。将来的にやっぱりシルバー人材の方にお願いしながら、学校経営の方に、地域とともにという学校経営の方に力を注いでいただければなというふうに考えております。以上です。(「議長、現状を……、この服務規程の2条のところの」の声あり)
議長(渡邊俊一君) 佐藤議員、先ほど町長も教育長もお話しされましたけれども、私の方でも再質問の折に再論旨を述べているのか質問かなかなか取りまとめがちょっと不可能な部分ありました。そこの中で、たしか欠勤についてどのような取り交わしで行っているかということと、それから業務の機材についてのやりとりはどういうふうな形で行っているかと、この残っているのは2点ぐらいかなと思って今チェックしてるんですけれども、それ以外に何かありますか。
15番(佐藤聖子君) 「職務上の上司の命令及び職員の指示に従い」というのは、この職務上の上司というのはだれを指すのかということを伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。
教育長(千葉芳樹君) それじゃあ第2条の職務上の上司っていうのはシルバー人材です。学校長との連携をとりながらやっていくということになっております。
それからあと、欠勤につきましてもシルバー人材の方です。
それから、朝7時半に出勤したいというとき、やっぱり学校で必要だっていう場合には、シルバー人材の方を前もって通して、それからお願いするということにしております。
(「それから、資材とか機材とかについての契約はされているか」「何もないです、すみません」「すいません」の声あり)
(「事務処理に必要な機械、資材等をどういうふうにしているかということです。それには委託契約と」「聞こえないんです」の声あり)
(「委託契約とは別にね、そういうもののその契約を別にしなきゃなんないんですが、それはされているのか。学校現場ではその機械だとか資材とかはどういう扱いになっているのか」の声あり)
議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。
教育長(千葉芳樹君) すべて用意されているということですので、ご理解いただきたいと思います。
あと、学校にある部分もシルバーさんだけ使うもんでないものもあるので、それはそれとして準備はしてあります。
議長(渡邊俊一君) できるだけ佐藤議員、箇条書き的な質問に徹してもらえれば、もう少し答弁しやすいと思うので、よろしくお願いします。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) はい、心がけます。
さっきの最後のところで教育長が「用意されています」というのは、だれが用意しているのかね。学校現場で用意してあるのか、それとも持ち込んでいるのかということで、ここが大きく分かれるところであります。そしてまた、ここの第2条のところを読んで、「職務上の上司」というときは、私はこの「職務上の上司」というのは、請負人ではなく、その注文先というふうにしか読めないのですが、例えば学校現場ということではないかと思うのですが、そうではないのでしょうか。そういうことを伺いたいと思います。
そしてまた、すべて法律にのっとってやっているはずだということであったわけですが、しかし、学校現場の中ではやはりあるんですよね、これこれしてくださいとかっていうのが。そういうのを学校長が言ってきていないということもあるということを私はこの場で申し上げたいと思いますし、そういうことがあるとすれば、それは請負ではなくて、偽装請負だと、労働派遣になるということを認識されているかどうかという点について伺いたいと思います。
そして、やはりちゃんとしたルールにのっとってやんなければならないし、これまでずうっと、平成……(「 」の声あり)調べましたよ、心配なさらないでください。平成17年6校、平成18年6校、ここまでは正規の業務員がいたはずです。予算ではそうなっています。ですから、やはりそこのところに戻す、そのことが必要ではないかと思うんです。あちこちで指摘されているということにならないように見直しなどもしながら、認識を一つにしながら、そして私は何としても正規に戻すべきだということを再度お尋ねしたいと思います。対応してほしいと思い、その対応するかどうかということで伺いたいと思います。
保育園については、もう60人も待機者がいるということで、前の町長は民設民営でこれからはいくというようなことを話ししておりました。ですから、今後町がそのルール上で民設民営でいくのか、それについては町長はどのように考えているのか伺いたいと思います。
それと、町長が「学校業務員のことで、私は不都合なことは何もないということで言ったとは言わない」と先ほどお話しになっていますが、町長が言ったということではなくて、説明の中で、担当課から聞いたときにそういうことをお話ししてましたので、私はそのことをお話ししたのであります。そこのところはご理解いただきたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 佐藤議員にお尋ねをいたします。用務員をもとの状態に戻すということをどう考えるかという質問でありますけれども、先ほど答弁の中で町長が現況でいくというような答弁をしておりますけれども、改めて……。
15番(佐藤聖子君) いえ、そうではありませんで、これこれのことがあるから、これは正しい、業務委託ではない、業務委託から外れているよという認識はないのかということをまず一つ大きく伺いたいと思います。そのことを言ったと思いましたが。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そのような法を逸脱する行為と内容が許されるはずありません。どうぞ議会、議場のみならずご指摘をいただいて、早急にやりますから、そういう事例があればですよ。どうでしょうかね、本当にこの制度を皆さんで育てていこうというふうなお気持ちにはなれないもんなんでしょうかね。
ことし5校、リストもちゃんとあります。新規に追加された方お一人だけです。19年は今までやってこられた方、そして住所も書いてますのでね、富ケ丘小学校は鷹乃杜お二人、富ケ丘二人、申し上げますよ。日吉台は全員日吉台、富谷は富ケ丘二人、ひより台西沢。富谷だけなんです、他学区からいらしている方。あけの平は皆さんあけの平、成田は成田と東向陽台お二人ずつというふうな形でね、極めて育てていったら恐らく大きく育って、これがまた町外に発信されるんじゃないでしょうかね。そういうこの発想も私はあっていいのでないでしょうか。周りがそうだからおらほばりって、おらほが何もこそこそってやってるわけじゃないんですから、堂々とそれ胸張ってこのスタイルが……。しかしながら東向陽台と成田東は過大校でね、従前のままいきましょうね、そして配膳員もつけてますよ、恐らく相当の範囲の中で動いているんだなと私は認識してますからね、ぜひこのスタイルで20年度取り組みたいというふうに思います。
民設民営、前町長がというようなお話ですけれども、この設置の形態等も含めて、待機児童がいる現状は憂慮しておりますのでね、この辺については次年度に向けて動き出すこととして……動いてますから、常に、そういう面では。民間で取り組もうというふうなことも耳にしますし。それにしても時間との勝負ですのでね、次年度に間に合わすためには相当のスピードを上げてある時点では21年度向けに準備をしなきゃないし、その状況も議員の皆さんにも逐一報告をし、またご意見をいただく、そんなふうな流れで進めてまいりたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 職務上の(「私……」の声あり)そうですか、はい、千葉教育長。
教育長(千葉芳樹君) 一つは職務上の上司ですけれども、やっぱりシルバー人材の方が上司となります。そして、先ほどお話し申し上げましたけれども、各学校とシルバーと、また別にいろんなことが取り決め仕様書がありますので、学校とシルバーと連携して指示ということになるわけです。
あともう一つ、用具ですか、それ各学校と学校用務業務仕様書というのを取り交わして、契約の中で取り交わしておりまして、業務に要する道具等につきましてちょっと読ませていただきます。「下記に掲げる用具等については、小学校の備品を無償にて借用する。ただし、備品の破損等の損害については社団法人富谷町シルバー人材センターの負担とする」ということで、その内訳は、清掃用具、それから植木等剪定道具、修繕道具、ごみ収集用ごみ袋ということになっております。これで動いているということです。以上です。
議長(渡邊俊一君) この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時04分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) 改めましておはようございます。
私の質問は2点でございます。「人口増への対応は十分か」と「町有地の活用を問う」です。
まず初めに、人口増への対応を伺います。
今後数年にかけて富谷町を囲む環境は激変しようとしています。もちろん近隣町村に進出する東京エレクトロンやセントラル自動車の進出決定です。これら2社のみならず新聞報道によれば、最近ではさらにエンジン工場、バッテリー工場が進出とあります。これらの企業の進出に引きずられて、部品サプライヤーなど関連会社の進出も明らかと思われます。これらの会社の家族の方まで含めたら、一体どれだけの人口がここ数年でふえるのでしょうか。私の肌感覚ですけれども、恐らく2万、3万近い人たちがふえるのではないでしょうか。
富谷町の住宅用地を見てみますと、町内団地の戸建て住宅用の空き地は平成20年3月31日で 1,446戸、集合住宅の空き戸数 434戸を加えても 5,000人程度の収容力しかありません。
富谷町は仙台市中心部へのアクセス、教育、買い物、病院環境の充実などで定住人気が高いと容易に予想されます。恐らく人口増加の半分程度が当町を中心に定住するのではないでしょうか。
仮に5年先に新規2万人の半分の1万人、自然増 5,000人と仮定すると1万 5,000人の受け入れ容量が必要となると思われます。
大企業の進出は歓迎すべきです。一方、富谷町のすばらしい住環境を維持しつつ、人口増に伴う道路、病院、学校など社会インフラの整備は大きな課題と思われます。
以上を踏まえて、3点質問をいたします。
年度ごとの人口増加をどのように見ていますか。
現状では受け入れキャパが足りなく見えますが、それへの対応をどう考えているでしょうか。
都市インフラの整備計画はどのようになっていますか。
以上3点です。
次に、「町有地の活用を問う」として伺います。
町の公有財産は、言うまでもなく町民のために有効に活用すべきであります。
去る4月17日、総務常任委員会で有休町有財産の調査をしました。すべてを見るわけにもいかないので代表的なところを見て回ったわけです。
初めに見たのが、ひより台一丁目の学校が建つのではと思わせるぐらいの広大で雑草が伸び放題の土地でした。25年程度でほとんど使われていなかったとか。幾つか小さな土地を見た後、明石台に向かいました。明石台公園の隣、ここにも広大な野球場風の町有地があるんですね。これらの土地が十分有効に使われていないことは、何とももったいない話で、企業誘致、少し手を加えればグラウンドゴルフ、ゲートボール、ターゲットバードゴルフ、子供たちの遊び場などなど、たくさんの活用方法があると思います。過去の議会でもたくさんの議員から各種のスポーツ施設の要望が出ているのはよくご承知のことと思います。それとも将来何らかの計画があって現状維持の状態になっているのでしょうか。とにかく遊ばせておくのが草刈り代もかかり一番よろしくないと思います。
質問します。
これらの広大な町有地の具体的な利用計画はありますか。
現在具体的な計画がなければ、将来的なイメージで結構ですのでお知らせ願います。
以上につき、話せる程度というか、町の戦略もあることだとは思いますので、話せる程度で結構ですので質問に回答いただければと思います。
以上です。
議長(渡邊俊一君) 小泉議員にお尋ねをいたしますけれども、私も聞き間違いかどうかちょっとその辺も定かでないのでありますけれども、ひより台の「一丁目」と私ちょっと耳にしたんでありますけれども、「二丁目」でないかと思うんですけれども、訂正、「二丁目」で訂正でよろしいですね。(「はい」の声あり)
若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの小泉議員の質問に答弁を申し上げます。
人口増対応ということと、町有地の活用ということでありますけれども、大変今富谷町の置かれている環境につきましてね、議員がおっしゃったとおりでございます。私も同じような認識でおります。その数値をどの辺に置くかという具体的なものは私はなかなか描き切れません。一般的にセントラルさん、社員さん云々とかって、その家族をとかエレクトロンさんの会社が富ケ丘の向かいにとかっていう中で、どれぐらいのっていう数字は具体的にまだ定かなものは持ち合わせておりませんけれども、どちらにしても状況が増加に、こういわゆる今までの増加に加えてカーブが少し上がるといいますかね、そういう状況に富谷町が置かれているというふうなことは恐らく皆さんと同様だと思いますけれども、そんな思いでおります。
人口増加率2.33%という突出した数字です。36市町村ある中で、人口がふえた市町村は9自治体だけです。したがいまして27はもうマイナス基調だと、こういうふうになりますね。2.33、それに加えてお隣の大和が1.25、名取が1.02と、あとはコンマの世界です。ですから名取、大和、富谷と、この辺のところがこの先のいわゆる人口増加地域というふうなことに、恐らく今後もそういう推移に、場所になるだろうというふうに考えております。
平成20年5月末現在が4万 5,255人、きのう冒頭でお話ししたとおり。ざっと小刻みがあるんですけれどもね、やや鈍化している様相は見えますけれども、約 1,000人という、1年で 1,000人増加する極めて希有な自治体という、そういう環境の中にありますというふうなことです。
私も広報で「ワーク・ライフ・バランス」という、仕事と生活の調和というね、何か男女共同参画の中で使われ始めた言葉のようですけれども、大変気に入りましたので使いました。きのうも出ましたように、日本が本当に長寿社会といいますかね、豊かにこの世に生をうけて生活できる、そういう我々は時代に生きているわけでありますので、何とかそういうふうなことも含めて、富谷町がこの 5,000ヘクタールの町域に4万 5,000人から、さらにニーズにこたえていくべくですね、これまた私どもの使命でありますし、それを果たしていかなきゃならないと、そんなふうな思いをしているところでございます。
キャパシティーの不足というふうなことについてはおっしゃるとおりでありましてね。しかしながらめぐり合わせで、平成20年、そして平成21年、この2年度の間に宮城県全体、県域 7,000幾らでしたかね平方キロという、県域の中の均衡ある発展というような土地利用について、宮城県が主導するその土地利用計画が確定する作業、いよいよ始まりました。それぞれ担当課でのヒアリングとかというふうなことも含めて逐一報告は受けてますけれども、この2年度内で確定する作業、富谷町の需要・ニーズ、富谷町の予定・計画、富谷町の期待、そういったものをやはり私らも一生懸命絞っていきますけれども、こういう場も含めて富谷町の将来像をというふうなことで相携えて、やはり将来30年、50年の世界を描くわけでありますので、どうぞもろもろのご意見も伺いながら、ちょうだいしながら進めてまいりたいというふうに思います。
ざっと相模原、今広域合併して 200平方キロ以上なりましたけれども、従前の相模原って 100平方キロぐらいなんです、富谷の倍近く、そこに約60万人程度と、合併して70万超しましたけれどもね。ですから相模原の半分が富谷。人口ベースでいうと、こちら5万弱、相手さん60万と、こんなふうな環境の中に、こう風土があるんだなというようなことを押さえながらね、本社なども訪問させていただいたところでした。
そんなことで、多くの皆さんをお迎えする富谷町にというようなことでありますので、キャパシティーの不足……。数え上げて、こう全部あいている戸数をというようなことで積算していくと 1,500近くあるよとかね、集合住宅で 400戸ほどあいているところがあるよということなんですけれども、そううまくいきませんね。人にそれぞれ趣味嗜好、好みがあるわけですから、どうしたって張りつかない宅地が残るというようなこともあれば、やはり今からの、今議員がおっしゃったような方向、推移、妥当性もある中で、どこに、どのような、いわゆる皆さんのニーズ、希望にこたえていくかと。これは町の姿勢とあわせて県にそういったものを強力にプッシュしていかなきゃならない。この場所にはこういう使い方考えてるんですよ、この場所はこういう使い方考えてるんですよと、そういうプランを我々自身がそれこそ豊富に豊かに描かなきゃならない。ただの一口の切り、一方の切り口だけでなくて、多角的に、こういう面からもこういう面からもこういう面からも富谷のニーズはこうなんだよということを県の職員の皆さんにやっぱり納得、了解してもらわなきゃないね。そうなってくると、隣町のとか隣の仙台市とかっていうようなところのいろいろ予定、計画ともバッティングするわけですから、そいなのに打ち勝つというか超えていくためには、町長一人、職員ともどもやったって知れてますので、議員の20人の束になって、ともどもそういったことも要望活動につなげていきたいと、そんなふうに思うところでございました。
文化施設のインフラ云々というのも、これも従前から話題になっておりますけれども、道路整備、あるいは学校の施設の受け入れによって子供にどのぐらいの増加につながっていって、学校の建築計画とかね、その辺も当然のことながら視野に入れながら進めていくことになります。文化施設は従前から言われているとおりでありますので、5万人、あるいは都市、それこそ村から町へ、町から市へというふうなこと、都市的なこの景観、雰囲気、それが市勢というふうなこと、いわゆるただ名称が変わるだけじゃなくてね、やっぱり都会的な景観というようなことも恐らくそれなりに様相として備えなきゃならないと、こういうのが根っこにあるんだなというふうな認識してございますので、必要なものは当然のことながら準備をし、計画的に整備をしていかなきゃならないと、当然のことであると考えております。
町有地活用、これもずっと私も就任当初から気になっていることでしたのでね、就任3カ月ぐらいの範囲で大体全域、どの場所がというようなことで確認、足を運んで確認しています。一覧にこういうふうにまとまって。大物、小物、中物は言いませんけれども、大物、中物、小物ですかね、3段階ぐらいで、その中の大物がやはり明石台の2万 2,000平米、2町2反、田んぼ換算で言えばね。あと二丁目の町営グラウンド跡地というところが1万 5,000平米、有効面積で。その他、中物クラスでいうと 4,000、 5,000クラス、そしてまたあと500クラスと、何とか集会所予定地とかっていうふうな形で用意されていますので、本当に将来実現可能な、利用可能な場所というふうな目されているところはそんなに心配はしませんけれども、この土地どうしましょうかねと、あけの平の集会所の前の7区画分どうしましょうねと、郵便局に一画貸してます、七つでしたか、五つでしたかね、六つのうち一つ貸してますので、お貸ししていますので、五つどうしましょうかねと。あと、あそこの鷹乃杜からおりてきた国道沿いの下水道の処理場の跡地とか。上物はいいんですけれども、地下に構造物があるというので、なかなか痛しかゆしでございます。本当にそういう面で使える方がいれば、どうぞお使いくださいというふうにも思うんですけれども、なかなか引き手といいますかね、借りたい、買いたい、そういったこともない中でありました。あけの平入り口の左側にある用地もそうですね。あそこも大変工事の業者さんには便利な土地らしくて、1カ月とか3カ月とかっていうような形で貸してくださいという短期の契約で利用されてはいるようですけれども、そのようなことで大物クラス、そして、だかどうかわかりませんけれども、四、五千クラス、そしてあと 500前後と、こういったぐらいの3区画、3種類に類型分けましてね。行政財産系で4万 4,000、普通財産系で2万 6,000、トータルで7万、7町歩というふうな感じ、7ヘクタール、これらが今野ざらしになって、今管理だけに費用をかけていると、こういうふうな状況の土地であることであります。
ですので、こういったことを有効活用、町で使う、どなたか利用するなら貸す、そういったことも含めて積極的に取り組んでまいりたいと思いますので、皆さんからもいろいろ情報を上げていただければというふうに思っているところでございました。
おおよそこのぐらいの答弁の内容でいかがでしょうか。あと何かあれば、また再質問でお答えをしたいと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) かなりブレークダウンして質問をしたつもりではあるんですけれども、まず、人口増加の問題、人口増加への対応の件ですけれども、町長がおっしゃったのは、総じて言うとマスタープランを現在作成中で線引きが2年ですか、かかるので、そのときぐらいですかねというような、ちょっと漠とした回答になるのかなと。それから、町有地の方にも具体的な利用計画はということで聞いてるんですけれども、それに対しても特別具体的な利用計画の発言は、答弁はなかったのかなと。将来的なイメージというところでは回答をいただけたかなというふうに理解しますが、私の理解でよろしいでしょうか。という質問です。私が理解した、町長の答弁から私が理解したことで、それを答弁内容と受け取ってよろしいでしょうかという質問です。
議長(渡邊俊一君) 小泉議員、ちょっと……。小泉議員が今一般質問しておるわけでありますね。そして町長が答弁したわけでありますから、小泉議員が理解したと思うのであればそれでよろしいのでないかと思うのでありますけれども、何かもう少しこの掘り下げて、改めて今の問題について質問を掘り下げるというような状況であれば、それなりに質問していただきたいんでありますけれども、今自分として理解しているのかどうかは恐らく町長の判断では小泉議員が答弁に対して理解したかどうかという判断はちょっと町長は持ち得ないと、議長の立場からなんですけれども、そういうふうに判断しますけれども、今2回目の質問でありますから、もう一回質問権利ありますので、今私がお話ししたような状況で掘り下げた質問をなされるということであれば3回目の質問としてお認めをいたしますけれども、いかがですか。
1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) それでは、公有地の活用の方で、具体的な利用計画、もう少しお話しいただける点ないでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 2点でありますね。具体的な利用計画ということで、現状どこに何をという、20年度あるいは当座、予定計画は残念ながらございません。ずっとは動いてるんですけれども、借りる人、買う人いませんかっていうようなことでね、内部で、あるいは一定の広がりでやっておりますが、ありません。しかしながら、せんだって全協で提供させていただいたように、グラウンドのここについてはあのような進め方を今し始めたというふうなことでございます。
二つは、2年後云々って、2年が終期なんですね。そのために今動き始めたんです、もう。ですから2年後を待って、座して待ってるっていうんではなくて、それに向けて先ほど言った趣旨でがんがんと動かなきゃならないという、そういうふうなことで住環境、本部なんかとの連携しながらですね、相当力こぶ入れてやんないとというふうに思っています。そのことがまた七、八年先までそれで動くわけですから。そういうふうなことで目いっぱいの動きをしながら、結果は結果として受けとめて、またそこから町のありようを7年、8年、10年、県の行政の枠の中でまた動くことになりますのでね、この2年間はそういう意味では非常に緊張しながらも将来像を的確に描いて、見誤りのないような進め方をしなきゃならないなというふうに思っています。以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。
次に、13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
私は2件一般質問をさせていただきます。
初めに、緊急地震速報の活用についてであります。
中国四川省を襲った大規模地震とミャンマーでのサイクロンで亡くなられた方々に対しまして哀悼の意を表し、一日も早い復興をまずお祈り申し上げます。
さて、あす6月12日は、昭和53年6月12日に起きました宮城県沖地震からちょうど30年となります。当時、私の住まいは仙台市でございまして、夕方でしたので、私はまだ勤め先におり、建物や駐車中の車が大きく揺れたことをよく覚えております。妻も妻の勤め先にいたときに地震に遭い、後ろにあったキャビネットが倒れて、腰のあたりを打ち、軽くではありましたがけがをしました。家に帰りますと、台所にあった食器戸棚が倒れ、床一面がガラスの破片などで、とても入れる状態ではありませんでした。けがをした妻は後日病院に行き治療を受けました。治療代は仙台市が補助しておりました。富谷町においてもそのようなときには治療代の補助などをしていただければと思うものであります。
さて、緊急地震速報の活用については、私は昨年9月の議会で取り上げております。私の一般質問に対しまして町長は、「周知は町の責務でございますので、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに思います」と、また、「システムについては、鋭意ですね、今スタートするその初発の段階でございますので、検討した中で、皆さんがそれを有効に活用できる仕組みづくりに取り組んでまいりたいというふうに思います」と答弁されております。
必ず来ると予想されております宮城県沖地震に、町は限りなく被災者ゼロに向けて取り組む責務があると考えます。その後、どのように取り組まれたかお伺いいたします。
一つ、住民や集客施設に対して、緊急地震速報の周知の実施状況は。
住民や集客施設に対して、適切な行動がとれる訓練等の実施状況は。
三つ目に、施設への緊急地震速報システムの導入推進状況をお伺いいたします。
続きまして、次の質問をいたします。
本年4月30日に改正地方税法が国会で成立しました。今回の税制改正では、生まれ故郷の自治体などに寄附した場合に住民税が控除される「ふるさと納税」制度が創設されました。
「ふるさと納税」の論議は、平成19年5月の総務大臣の問題提起から始まっておりまして、多くの国民が、地方のふるさとで生まれ、教育を受け、育ち、進学や就職を機に都会に出て、そこで納税をする。その結果、都会の地方団体は税収を得るが、彼らをはぐくんだふるさとの地方団体には税収はない。そこで、今は都会に住んでいても、自分をはぐくんでくれたふるさとに、自分の意思で幾らかでも納税できる制度があってもよいのではないかという問題提議でありました。
今までの税制は、国及び地方団体が課税権に基づき強制的に徴税する、これが近代社会の税制であります。
ふるさと納税は、これに対して、たとえ納税分の一部であっても、納税者が自分の意思で納税対象を選択できるという道を開くものであり、それが実現すれば、税制上、そして税理論上、まさに画期的な歴史的意義を持つものと言えます。自分の意思で納税先を選択するとき、納税者は改めて税というものの意味と意義に思いをいたし、税を自分のこととして考え、納税の大切さを自覚する貴重な機会になると考えられます。
「ふるさと納税」制度は、納税者の選択で自分の住む地域以外の地方自治体に個人住民税の一部を寄附できるものであります。地方自治体の寄附金に対して、住民税の1割を上限に 5,000円を超える寄附金相当額を個人住民税から税額控除されるという仕組みであります。
制度の大きな特徴は、先ほども言いましたように、「納税者が寄附先の自治体を自由に選択できる」ということであります。
また、この制度を自治体側から見れば、地域活性化策として活用することが可能で、応援に値するようなアイデアがあれば寄附金を募ることができるため、自治体が有する自然や文化などの有形、無形の財産が活用できます。この財産の知名度や価値をいかに高めるか、そのための創意工夫がポイントだと言えます。
山口県萩市では、寄附金を「あなたのふるさと萩応援基金」に積み立てて、寄附者が指定した事業に活用しております。例えば文化財の保護、歴史的町並みの整備、景観の保全などの「萩まちじゅう博物館推進事業」、樹木・ベンチの整備などの「中央公園整備事業」、図書・備品の整備などの「新図書館整備事業」、各地域の図書館・公民館・小中学校の「図書整備事業」、また、事業を特定しないもの、となっております。
また、寄附者に対してお礼の品の贈呈もあります。1万円以上寄附された萩市外在住の方へは、感謝の気持ちとして、例えば夏みかん10キロ、夫婦湯飲みなどの萩焼、またメロン2玉とか、一夜干しの萩の海セットとかですね、などのふるさとの特産品を贈るそうであります。
また、北九州市では、一定の寄附をいただいた方に、市の情報誌の年4回の送付と魚介類や生鮮野菜などの特産品の贈呈を予定しているようであります。
宮城県内でも、白石市が1万円以上寄附された方に白石市の地場産品の詰め合わせを贈るとしております。大崎市や塩竈市もホームページに掲載して、我が市へのふるさと納税を募っております。
ふるさと納税への取り組みは、今、全国各地で進められております。富谷町議会の今議会に、ふるさと納税の実施を含んだ富谷町税条例の一部改正が上程されております。本町としても、ふるさと納税の積極的な取り組みをすべきと考えます。
また、自治体や住民が選んだ政策メニューに対して全国の団体・個人から寄附を募り、それを財源に政策を実行する、いわゆる「寄附条例」の制定も全国の自治体で進んでおります。これは、ふるさと納税によって寄附されたものを具体に活用するための条例であります。自治体にとっての自主財源を確保すると同時に、住民参加型の施策推進を促す効果があると言われ、「寄附条例」は重要な施策の一つであると認識されております。
寄附条例とは、自治体があらかじめ自然保護や福祉充実など複数の政策メニューを示し、全国の個人や団体に政策を選んで寄附してもらい、それを基金として積み立て、目標額に達したら事業化して政策を実行するという取り組みであります。
また、複数の政策を示して寄附先を選択してもらいますので、住民を含む寄附者の政策ニーズが直接反映される効果もあり、いわば政策の人気投票的な機能を持つことから、同条例を別名「寄附による投票条例」とも言われております。
寄附者が政策を選ぶので、住民参加型の行政を加速し、ニーズのない政策には寄附が集まらず、むだな公共事業は排除できます。
全国のトップを切って導入した長野県泰阜村の例を紹介します。泰阜村が平成16年に全国に先駆けて制定いたしました。長野県にある人口 2,100人の小さな山村でございます。
同村が制定しました「ふるさと思いやり基金条例」は、条例のものにですね、目的として、老朽化した学校美術館、全国唯一の小学校内の美術館であるそうであります。それの老朽化しておりますんで修復の学校美術館修復事業、また、在宅福祉サービス向上の在宅福祉サービス維持向上事業、太陽光発電など自然エネルギーの活用・普及の自然エネルギー活用・普及事業の3事業を提示し、寄附を募集しております。
平成16年の条例制定から本年3月末までの寄附総額は、学校美術館修復事業で約 410万円、在宅福祉サービス維持向上事業で 910万円、自然エネルギー活用・普及事業で約 320万円、そのほか使い道の指定がなかった寄附金が約 650万円で、およそ4年弱で約 2,300万円の寄附がいただいているそうであります。そのうちの4分の3が村外からの寄附で、寄附者からは、「年老いても楽しく暮らせる村づくりに期待する」、「小さな村がいつまでも残るよう頑張って」とのコメントも一緒に寄せられているそうであります。
その事業の一つ、在宅福祉サービス維持向上事業では、18年度、目標額が達成しましたことから、同村では障がい者のための旅行事業を実現しております。「一生旅行は無理」とあきらめていた車いすの障がい者たちの心のケアを促すために、車いすを使用しなければならない人たちを飛行機による旅行へご案内する事業を実施しました。事業名は、「車いす空を飛ぶ…障がい者の旅」というものだそうです。事業目的は、障がいを持って生き生きと暮らし、生きがいのある在宅生活が送れるようにするため、常日ごろ体験することのできない海外の生活文化に触れ、生活にめり張りを提供するためのものだそうであります。11月29日から12月2日の3泊4日で行われ、行き先はグアム島であったそうであります。参加者は障がい者5名、随行者5名、医師・看護師等3名の合計13名で参ったそうであります。また、19年度におきましては、国内の温泉旅行を実施しております。
現在、この寄附条例は、財政難の打開、観光資源の活用などで17市町村が導入し、その寄附の総額は約2億円に達しております。このたびの税制改正で、ふるさと納税が導入されることになり、全国の県や市町村が、全国からの寄附を募り、それを財源にして政策を実現するという「寄附条例」を導入する動きが加速しております。富谷町にとっても、自主財源を確保すると同時に、住民参加型の施策推進を促す効果があると言われる「寄附条例」は重要な施策の一つと考えます。富谷町も「まちづくり寄附条例」の制定をすべきであります。
次の点をお伺いいたします。
ふるさと納税の評価は、いかがでしょうか。
次に、ふるさと納税を検討しているかですね。
次に、まちづくり寄附条例の評価につきまして。
また、まちづくりの寄附条例の制定を検討しているかをお伺いいたします。
以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの安住議員の質問に答弁を申し上げます。
地震対応、ふるさと納税という大きな二つでございました。
言うに及ばず、ちょうどあしたですよね、53年の6月12日ということで5時過ぎの、記憶新しいわけでありますけれども、改めてマグニチュード 7.4、仙台市、富谷の震度はありませんけれども、石巻震度5、仙台市の一部で震度6というふうなことなんでしょうかね。富谷の負傷者は4名、そして被害棟数が 285棟という、そういうふうな富谷町に限って言えばですね、状況でありました。それぞれのお住まいの場所によって、今安住議員がおっしゃったように、どこに、どの場所でとか、その周辺がとかね、いろいろ体験、違いがこうあるんだろうというふうに思いますけれども。
そんな中で地震速報、去年の10月1日から運用開始がされておりますということであります。言うに及ばず、前もって地震が来るぞっていうなのの予告をですね、何秒か、あるいは10何秒かというようなことでできそうだというようなところからスタートしたわけでありますので、これらをやはりきちんと一つの情報としてですね、その後何をどうするかというなのの身構えだとか、身を守るだとか、そういったことの予告をというふうな意味合いで大変大事なものだというふうに思います。それを町民の皆さんとか集客施設に対してどのような取り組みをしてきたかというご指摘、ご質問でございました。なかなか自信を持ってこんな取り組みをというようなところが正直弱かったように思います。でも、いろいろ見聞きする中でありますけれども、やはりこの正確な情報を知って、そして自分の対処、ご家族の対処、地域の対処というふうなことにつなげていく必要性を十分感じておりますので、これを機にやはり総合防災対策監、今執務机で聞いていますので、この質問をもってですね、やはり今まで以上の取り組みをしなきゃならないというふうに思いますね。広報、きょう広報会議ありますので、広報の7月号に、恐らく今まで取り上げたことがひょっとしたらなかったかもしれません。こういったものがあるんだよというようなことを含めて7月号の広報への掲載というようなことから、今まで以上の取り組みをすることといたしますので、取り組みの弱さをおわび申し上げながら、その重要性は十分認識しておりますので、強化してまいりたいというふうに思います。
したがいまして、2問目も同じでありまして、とりたてて緊急地震速報を活用したというところまでは残念なところ、今回の富ケ丘での地域防災訓練にも当てはめることができませんでした。そのようなことで、今回は取り組めませんが、今年度中に何らかの形で周知とかあるいはシミュレーション、訓練をとかっていうようなことで取り組めればなというふうに思っています。そのための総合防災対策監というふうな位置づけでもありますので、課題とさせていただきたいと思います。
三つ目、導入進捗状況ということで、これまた何も導入の進みぐあいはございません。富谷町役場本庁舎導入は行っておりません。全町への周知というようなことになれば、本体のみならずということは、ここから費用がいろいろあるんですね、アンプっていうか、データ料、年間10万円、インターネット接続云々とかっていうようなことでありますが、本庁舎のみならず、各出張所、公民館、学校も含めた町の施設とあわせて病院福祉施設を含む町内企業へこのシステム導入促進を図ってまいりたいというふうに思います。
続きまして、ふるさと納税についてということでありますが、ふるさと納税の評価。これも寄附という考え方は当然あるわけでありますので、それを今回ふるさと志向というか、自分が生まれ育ったとかね、いうふうなことを中心に企画といいますか形がつくられたようでありました。
受益とバランス、ふるさとの定義を再認識をする、納税の大切さを自覚できる手法として一定の評価はできるのだっていうふうに思っています。巷間言われている中で、一人の子供が高校を卒業するまでに国と地方自治体は平均 1,600万円程度の行政サービスを提供していると言われていますね。このうち転出せずに同じ自治体で暮らす人は全体の4割弱だと、一般的なデータであります。ふるさと納税は、地域を離れた半数以上の方々にふるさとに仕送り、親元からへの仕送りというような考え方が相通ずるものがあるんでしょうというふうなことであります。
三位一体改革の結果、3兆円規模の税源移譲によって国から地方に多くの税金が支払われる構図となりましたと。出身地でなくとも気に入った第二のふるさと、税金を投票すると言えるこの制度は、町の魅力を高め、固定客をいかにふやすかという、まさに自治体間競争のスタートと言えるという側面もあると考えておるところでございます。いろいろ今安住議員がおっしゃったように特産品プレゼント攻勢でね、物で釣ろうかって、これは言っちゃならぬことですけれども、そういう側面もありやしないかっていうのも懸念されるところのようでしてね、一定の納税額以上に対して景品や地酒などをプレゼントする。鳳陽もプレゼントするとかってね、取り組みも考えなきゃないんでしょうか。納税本来の趣旨から逸脱したパフォーマンス重視策と、こういうふうに論評しているのもあるようであります。展開している市町村。ふるさと納税制度はこのようなやり方を想定したものではないことは間違いないんでありますけれども、恐らく獲得競争というふうな中でね。今思い出しました、官僚のそれこそ帰り道、晩酌タクシーとかっていうなね、ああいうふうに何か方向が間違ってはだめなんじゃないかなというふうに思います。評価としてはある程度認めながらですね、今後準備していきたいというふうに思います。
ふるさと納税を検討はしています。新聞に初発出たときからね、検討しておりまして、したがって、しかしながらできるだけその目的をはっきりさせると。寄附する方の側もですね、寄附しやすい環境づくりというふうなことだろうと思いますね。ですから学校のとか、いろいろイメージするものはありますけれども、使い道を示するようなその枠組みを今検討しております。ホームページも活用しながらぜひというふうな思いで取り組んでいるところでございました。
しかしながら、富谷町の場合は転入者で構成される町でございますのでね、いかがなものでしょうか。ここからもう言わなくてもというような感じなのでね。その辺とのバランスが難しいんじゃないでしょうかね。ですからふるさと納税とすべきなのか、従前のその伊藤イヨ先生の基金とすべきなのか、高橋さんのご遺志の基金とすべきなのかというなね、手法はあるんだろうと思います。ですからそんなことも含めてですね、どちらにしても一つの有力な財源の、あるいは志・思いをですね、町にお寄せいただくという、そういう雰囲気、環境をつくる上でも大事なことでございますので、努力してまいります。
寄附条例の手法、これも今検討しておりましてね、住民参加、住民協動というふうな手法を掲げておりますので、その中の一つと位置づけて取り組んでまいりたいと思います。
条例制定の検討、これも含めて議員の皆さんともどもね、いろんな今までの内容も含めて、ありようを検討することの初発といいますか、きっかけとしたいと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時58分 休憩
午後 1時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) それでは、再質問をさせていただきます。
まず、緊急地震速報の活用についてであります。町長のお話ですと、今年度中に何とかしたいというふうなお話でありましたけれども、具体的にどういったものを考えていらっしゃるのかお願いいたします。
あと、ふるさと納税のことにつきまして、富谷町は確かに非常に人口の移動の多いということでは聞いております。以前聞いた話でありますが、正確な数字ではないでしょうが、入ってくる方が 2,500人、出る方が約 1,500人ほどで、その大体差が、差っていうんですか、ただ残るという意味ではないと思いますけれども、 1,000人くらいの方が残ってふえていっているというような。私はだからこそこの富谷町の、結局魅力ある町にしていかなきゃならないのかなということで思うわけであります。こういったものを取り入れることによりまして、このまちづくりを本当に短期間であってもですね、非常に魅力のある町にやっぱりしていくということが本来の趣旨、本来というか、そういったものの一つのものなのかなと思っております。
あと、お礼について、町長のお話も先ほどありましたが、これにつきましても、例えばどういったものかわかりませんが、例えばで話しますけれども、例えば1万円寄附いただいた方に例えばブルーベリーのジャムとかですと、たしかあれは 2,000円くらいだと思うんですけれども、だったと思いますんで、1万円出して 2,000円のものを買う方は現実には少ないのかなということもありますので、やはり少しでもそういうことでは、そういった考え方もですね。そして多くの方にそういったものを発送すればなおさらそれなりに、それなりというか、多くの方に全国的にも富谷町の例えばブルーベリーの話ですけれども広まっていくのかなということもありますので、そういうものかなということで思います。
そういうことでありますので、これからのことかと思いますけれども、競争社会という、自治体間の競争というほどには実際にはそんなにいかないのかなと思いますけれども、やはり町をアピールする、そういったことではやはりこういったものを積極的にしていくものが必要じゃないかと思いますけれども、その辺もう一度町長のふるさと納税、またそういった寄附条例につきましての今後の具体的な、何かそれらしいものも考えていらっしゃるということでお話聞きましたので、もう少し具体的なものがありましたらお願いいたしたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、お答え申し上げます。
人口増の大きなくくりは、社会増で 800人、自然増で 200人って、そんな感じのとらえ方で共有できればと思います。両方とも具体的にということなんですけれども、緊急情報についてもちょっと今、今年度中というか今年中というようなことを申し上げましたけれども、まだ具体的に手持ちはないんですね。しかしながらこの有用性と、そういったものがもう既にスタートしているわけですので、去年の10月からで、この9月で1年を迎えますのでね、ことしじゅうに何らかこう、そんなに悠長な構えはしてられないんですけれども、何とかどの取り組みかはしたいという、そのことでご了解いただきたいと思います。
ふるさと納税については、安住議員のこの議会に向けて熱心に調査、研究されてね、熱を入れた質問と、こう受けとめさせていただきました。いろいろ私も思うところあるんです。小口寄附というようなことでね、それの労力とか、マイナスで言うわけでありませんけれども、何とかその、そういったふうなことを手間暇かからず、ざっくざっくとではないんですけれども入ってくる策はないかしらとかね。それこそあともう一つもうちょっと別な面では、従前の寄附というようなことでの整合性といいますか、その辺とのすり合わせをどうするかとか、いろいろあろうかと思います。どちらにしても、36の中で富谷町が何も取り組まないとか、富谷町だけ抜けているというのは新聞見ていても余り気持ちいいもんでないですので、一定の取り組みはさせていただくことといたしましょう。具体的に早期に形になるものをお示しできればというふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) それでは、最後にその緊急地震速報の方でお話、再度質問させていただきます。
町の方でこれの進んでないというのは、私思いますのは一つの原因は、実際のそのシステムが、機械が、機器が町に導入されてないということが一番のものかなと思います。前回の質問で、仙台市の学校での例を取り上げましたけれども、そのときは学校にそういった装置を置いてあるために、ためにというのかな、置いてありますので、それを利用して教育の場としても利用して、多くの方にそういったものが波及していったというのがあります。
あと、私、黒川行政事務組合の議会の方でも昨年8月に取り上げさせていただきまして、本年2月に黒川消防署の本庁舎、あとまた各出張所に今設置されております。やはりこういったものが先に設置されますと、それを利用していろんなものに利用というか、例えば周知とか、そしてまたそういった避難訓練的な、学校でしたらそういったものもいろいろ教育的なものも使えるかと思います。やはりまずこの機器のですね、システムの導入というのがまず先じゃないかなという感じは今ちょっと思いました。この辺具体的に、全くことしも、来年もということでなんでしょうか。やはり機器もいろいろ日進月歩でありますので、後から出てくるものがすばらしいものが出てくるんでしょうが、やはりどこかで手をつけて配備すべきではと思いますけれども、町長、いかがでしょうか。
議長(渡邊俊一君) システムの導入の予定についての質問ということでいいんですね。(「はい」の声あり)若生町長。
町長(若生英俊君) 全く初発というかですかね、スタートはそこだなというふうな認識は同じでございます。
ただしというふうなことで言えばですね、非常に皆さんも、私もびっくりしたこと、庁舎で、庁舎について言えばですよ、びっくりしたことの一つの中にやはり防災室といいますか、正式に名前何ていうの。(「防災無線室」の声あり)防災無線室という、あの総務課おわかりですよね。あの部屋の言ってみれば手いっぱいさというかね。もう少し先をこう描いたときに、防災室というような対応を吟味できなかったのかなという、内心思いました。そういうふうな中で非常に今議員の皆さんにごらんいただきたいんですけれども、ほとんど今ので目いっぱいですね。そういうふうなことの中で大変残念なことの一つだなというふうに思っています。
ですから、あそこにそういうふうなものが配置、さらにこう加えて配置するのか、もう少し本当はこの町内をスクリーンで映し出すとかね、そういったことも含めて防災対策本部室というふうなことが即できるような、そういう部屋の対応というのはどの時点かでご協議されて、十分なる協議された中でああいうふうなことになったのか、それともそういったところがやや欠落した中でああいうふうになったのか、結果はあのような形で私は受け継いでスタートしたわけなんですけれども、思いとしては大変残念な思いでございます。
そんなことで、議員が今おっしゃるような機器導入、これがやっぱり何物か、それを受信してどうするかというようなあたりがスタートであることは間違いありませんので、今、趣旨に沿ってですね、検討してまいります。
○議長(渡邊俊一君) 次、14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 私は2点について質問いたします。
ただいま安住議員が地震について質問いたしましたが、ダブるものではなく、お互いに話し合い、常に緊急通報についての機器については安住議員がずっと質問してまいりましたので、分けたというか、責任を分けたところでございます。
私は、1点目は、災害に備えての備蓄倉庫などの整備について質問いたします。
ミャンマーのサイクロン、そして中国四川大地震により何万人もの方々の命が奪われました。謹んで哀悼の意を表します。
宮城県沖地震から30年、こんなにもたっているのかなと思えない、私にとっても忘れることのできない、怖い怖い体験です。ですから、今回の中国四川の大地震被災地の方々のニュースを見るたびに、またミャンマーの災害の状況を知るたびに、何とかならないものかと胸の痛くなる思いは私だけではないと思います。
先日8日には、富谷町において消防演習が盛大に行われました。消防団員の方々は、お勤めをしながら夜に訓練なさっているとのこと、大変にありがとうございます。私が、災害時の備蓄倉庫について担当課に話を伺いに行ったその日に地震がありました。結構揺れ、怖かった思いをいたした地震です。その後にまたこの中国そしてミャンマー等地震があり、これはこの備蓄倉庫について今回取り上げなければならない問題だと考え取り上げさせていただきました。
先ほど町長の方からもいろいろお話ございましたが、6月号「広報とみや」には、30年前の宮城県沖地震による町の被害などが載っておりました。被害は負傷者4名、住宅の被害285棟などの状況でした。これは先ほど町長がおっしゃっておりましたが。
また、宮城県内の被害は、被害額約 2,700億円、死傷者1万 989人、住宅全壊 1,377棟、住宅半壊 6,123棟との当時の状況が掲載されていましたが、この数字を見たとき、身震いのする思いでした。そして、その次の記事には、富谷町の行政区での自主防災組織など積極的に進んでいるところ等の記事も載っていました。
そこでお聞きします。
まず、富谷町の地震ハザードマップは公表されていますか、伺います。
また、地震発生時の指示経路を伺います。
三つ目に、地震が発生したときの行動について何点か取り上げていましたが、その一つに、避難所には歩いていこうと促されていました。災害発生時における高齢者や小さいお子さんの避難誘導はどのようになっていますか。
私は昨年6月議会で、災害が起きたときのとちの木地域の避難場所と備蓄倉庫について質問いたしました。とちの木会館は一時避難場所になっていると聞いていますが、それに伴っての水や食料などの備蓄がありません。救助が来るまで、または指定避難所に行ける状況になるまで3日は見なければなりません。この3日というのは専門家の方々はどなたも訴えているところです。今回の中国四川の地震では3日どころではありません。
とちの木地域は、地震や災害時は、国道に出て、なおかつ上り坂があり、3キロの道のりを歩かなければあけの平小学校の指定避難所には行けません。高齢者や病人そして小さいお子さんなどは無理です。さらに途中に障害物などがあれば、なおさらではないでしょうか。このことから、地域指定避難所まで行くには困難な方々の水や食料などを納めておく備蓄倉庫が必要です。昨年の6月議会での町長答弁は、「とちの木の皆さんについては、早急に備蓄倉庫の備えも含めて検討します」と答えています。その後、どのように計画が進んでいるのでしょうか伺います。
また、富谷町にはとちの木地域のようなところが何カ所かあるのでしょうか。地域名と今後の取り組みについて伺います。
次に、各学校や公共施設の耐震化の現況について計画を伺います。
2点目です。学校給食のアレルギー対応について質問いたします。
6月は「食育月間」です。そして毎月19日は「食育の日」となっています。それほどに現在は児童生徒の食について心配されているところと認識しています。
今月7日、8日の両日、第3回食育推進全国大会が群馬県前橋市内で 160以上の団体が参加し開催されました。幼稚園児から大人までこの大会に参加しているようでありました。
さて、アレルギー対応の学校給食ですが、この4月、仙台市泉区の新野村学校給食センターにアレルギー対応の専用調理室が設けられました。私は、アレルギー除去給食を行っている仙台市立大野田小学校に行ってまいりました。皆同じ給食を楽しそうに食べており、どの児童が除去食を食べているか全然わかりませんでした。当局において、富谷町給食センター増改築計画作成業務として本年度予算に計上しています。昨日、町長の説明で「富谷町食育推進会議条例の制定について」など説明がありましたが、学校給食アレルギー対応の取り組みについて質問いたします。
給食センターの増改築は何年度完成ですか、伺います。
また、富谷町ではアレルギー対応の除去食などは行っていないとのことでした。第一給食センターにはアレルギー専用の調理室を設置する考えはありますか、伺います。
現在、小学校 3,732名、中学校 1,660名、合計 5,392名の児童生徒が通学しております。この 5,000人以上の給食を各学校に配達しているところでございますが、文部科学省の学校におけるアレルギー疾患への取り組みの推進に向けたガイドラインは作成していますか、伺います。
また、小中学校での、幼稚園もありますが、小中学校でのアレルギー疾患の有病率の実態を伺います。そして、ミルク1滴でも体に入るとショック状態になる児童生徒さんは何人くらいいますか。重ねてその対応についても伺います。
昨日、企業立地住環境整備調査特別委員会が行われました。セントラル自動車や東京エレクトロン、そしてその関連企業の進出により、宮城県に転入される方がニュースによりますと1万人とも言われています。そのことを考えたときに、教育の充実はかなりの比重があると思います。そうしますと、アレルギー対応の給食の実施は、移転先を決める基準の一つになるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。富谷町の実態を見ても明らかかと思いますが、町長のご所見を伺います。
以上で1回目の質問を終わります。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの伊豆田議員の質問に答弁を申し上げます。
災害に備えてということで、ミャンマー、中国四川省のというふうなことで冒頭お話がありましたとおり、本当に極めて犠牲者の多さから、規模の大きさからですね、他人事とは思えない災害であったこと、本当に私も心から災害のお見舞いを申し上げたいと思います。
私らとして何かこうできることはというふうなことで、職員庁議で話をしまして、せめてその災害義援金、そういった取り組みは町の中で職員としてしましょう、出張所には即募金窓口というようなことでね、対応させていただいておりますけれども、職員としてもそういう取り組みにささやかながらですね、通してお見舞いを申し上げたい、その心をお伝えしたいもんだというふうなことをお話をし、今進めているところでございました。
またさらに、消防団演習、伊豆田議員ご参加をいただいた、あの力強さといいますかね、敬意の言葉ありましたけれども、私も非常にあの長年歴史を持つ消防団活動の姿というか、まさに無形文化財的な意味合いも少々感ずるわけですね、長い歴史の中にやっぱり財産があると。それを富谷町のいわゆる消防だとか防災、減災の活動に生かす。それをまた皆さん支え、力強さ、不安の解消につなげていく、準備の方につなげていただく、そういうふうな役回りもあるんだなというふうに思ったところでございました。
従前、富谷町、富谷小学校を会場にやっておりますけれども、可能ならば成田地区でとか、西部の富ケ丘、日吉台地区でとかっていうような形で場所を移して消防団演習、消防演習などを展開するのもいかがなものかしらというふうなことを話題として出していたところでございます。
いろいろ富谷町の状況、きょうの河北新報にも宮城県沖地震30年の社説が出ておりました。その中からもこうつかみとったわけでありますけれどもね。どちらにしても非常食3日分とか、飲料水は1日3リットルが目安ですよというふうなことで、仙台市の去年の12月の調査で非常食は36%、飲料水は43%備えていますという調査結果もあるようでございました。富谷町の置かれている状況がありましてね、広報にも、随想にも書きましたけれども、やはりこの地域コミュニティー、まさに隣は何をする人ぞと、こういうようなことではない、遠くにいる親戚より近くの他人の皆さんとかってね、頼りにするのは地域の皆さんですよと、そんなふうな思いをですね、ぜひこの自主防災組織とか、いわゆる地震の備えなり地震が起きた際のその後の復旧までの道のり、道筋に生かしていけないものかしらと、そんなふうに思うところでございます。
そんなことでハザードマップの公表ということで、平成17年の3月に全戸配布をしていますということですね。その後については窓口対応、転入者向けの窓口対応、あとホームページ上にも公開していますということです。
指示経路、これは先ほどの災害対策本部室の不十分さというようなこととも絡みありますけれども、どちらにしても私が災害対策本部長というふうな立場でですね、いわゆる避難誘導だとか緊急避難の指示連絡のための情報伝達体制の整備、適切な避難誘導を行うための警察あるいは交通安全、消防団等への連携強化、今以上に強化を図っていく必要があるというふうに思うわけでございます。どちらにしても正しい情報で動くには、ふだんの心構えと、家族そして地域のこの連携の中で恐らく効力が大きくなっていくのでないかなというふうに思います。
一節、亡くなった方のデータなんかが、これでいいのかどうかわかりませんけれども、予測値なんか出ている折にですね、宮城県の亡くなる方の予測値は 140人、そのうち津波で亡くなる方が 130人という、津波での亡くなり方に非常に大きく数字が表示されているようでありますけれども、ちょっと前後が不十分ですのでね、確たるものではありませんけれども、きょうの社説によりますとそんなふうなことも出ているようでありました。どちらにしても命を落とすことがあってはならないわけですし、経済的な損害等も含めてですね、第一優先はやっぱり命というふうなことが一つですし、その二番手に安全に避難できる経路だとか避難所の態勢を整えるとかね、いうふうなことが大変重要なことだというふうに思っております。
3番目の備蓄倉庫の件であります。去年質問を受けまして、その後の対応はというところから始まってんでございますが、町内会長さんとのやりとりが去年の6月29日にあって、ことし2月7日にあってというようなことで、一定とちの木を町内会をくくる武田会長さんとのやりとりがあって、現状に至っております。
この質問にあわせてですね、公民館ごとの、6公民館ごとの44のいわゆる町内会を当てはめてみました。富谷中央公民館所属の町内会は18です。富ケ丘公民館は4町内会です。日吉台公民館は4町内会です。東向陽台公民館くくりでは8町内会、成田公民館くくりでは3町内会、あけの平公民館くくりでは7町内会、合わせて44というふうなことになります。
それぞれの備蓄倉庫ですね、公民館ごとにお話し申し……全体で17です。富谷中央公民館くくりでは四つです、学校給食センター、スポセン、西コミ、富谷中。富ケ丘では小学校、公民館、鷹乃杜防災センター。日吉台は小中、東向陽台も小中、成田は小中三つプラス公民館で4カ所、あけ公はあけ小と二中というふうなことで、17カ所。とりわけ学校給食センター近くに置いてある防災倉庫は、より保管しているものから、種類からね、多いものでございます。その他のところは65種類ということで、飲料水から緊急食料から含めて定時の防災倉庫に収納しているというふうなことでございました。
仮にですね、1万 5,074世帯、これを17で単純計算してみますと、約 900世帯ぐらいの感じですかね。それが数字を計算すればですよ。だからとて今からのとちの木がということじゃないんですけれども、大枠そんな感じでございます。今の整備ぐあいが十分なのかどうかっていうふうなことの手前の時点でですね、世帯数割る防災倉庫という、数から割ると約 900世帯に1防災倉庫というふうな形の用意のぐあいなんだなというふうなおさえ方、把握をいたしました。
そのような中で、とちの木の現状 360、約 400ぐらいなんですかね、世帯数で言うと。そういう地の、場所が、場所的にあけの平との連続性がないとかっていう状況は皆さんご承知のとおりでありますけれども、大変 400世帯の中に一つ設けるだけの状況に至らなかったというのが現状でございました。会長さんとのお話の経緯の中でそのようなことで一定のご理解とご了解をいただいたというふうな経緯でございます。どちらにしてもこれ十分かどうかも含めてですね、前段でありましたような避難所機能だとかも含めてなお一層充実していきたいというふうに思いますので、ご理解のほどお願い申し上げたいと思います。
耐震化工事は、富ケ丘小学校ことし予算に入れていただきましたので、これをもって耐震化工事は終了するということになります。
次に、学校給食のアレルギー対策をということなんですが、冒頭でも、議案の説明の中でもお話しさせていただきましたが、改めてということでお話をさせていただきましょう。
学校給食センター、22年の7月竣工予定、つまり夏休みの訓練期間を経て、22年の2学期から供用開始としたいということです。非常にスケジュールがタイトになっているのも事実でございまして、5月から計画がスタートしまして、9月までの間にプロジェクトチームの中でさまざまな多角的な検討をして、おおよその概要を固めなきゃならないということです。10月から、今年度後半、下期、関係法令基準等を適合した実施設計を実際に行うというふうなこと、半年かけてということになります。さまざまなプロジェクトチームを中心にですね、後々使いでのなさとかね、そういったことのならないように、多角的な検討をした上で、いい、それこそ皆さんに喜んでいただける給食センターづくりにというようなことで努力したいと思います。
21年の6月、施設整備事業を着工して、6月に着工して22年、ほぼ1年がかりでですね、翌年22年の7月竣工というふうなことでスケジュール的には予定してございます。現状の、ご承知のように小学校分、富小に隣接しているあっちの方の小学生分の方については稼働率、予定された稼働率の 130%で、ぎりぎりのところでもうこの間運用しているというふうなことでありますので、その増築整備、増築ですかね、増築を含めた施設整備の状況は急を要しているというふうなことでございます。第2センは57年稼働ですので、そこからでももう25年以上ですね、老朽化がなお一層進んでいるというふうなことで、1、2と増築をすることで、2センターの役目、閉じるのか一部供用稼働してやるのか、その辺のところも視野に入れながら進めることといたしております。
アレルギー等については、取り組みガイドの発表、文科省から発表されておりますけれども、宮城県からはまだ当該ガイドラインの通知を受けておりませんというのが現状であります。
給食センター、アレルギー、これは当然その必要性がありますので、設計の折にはそこも十分配慮し設置をする予定でございます。アナフィラキシーでしょうかね、対応を行うと。
現状、アレルギー、学校保健調査票というのを新学期にやっていることなんですが、小学生が 2,030人何らかのアレルギー症状を持つと。中学生が 1,218人、幼稚園では34人という、複数のアレルギー症状もあるもんですからね、頭数ではありませんけれども、このような 2,000、 1,230数人というふうなことで、相当の数やはり現状、小中、幼稚園の子供たちにアレルギー疾患があるということですね。ぜんそく、アトピー性皮膚炎、花粉症、鼻炎、結膜炎等でありますということでした。
給食センターで把握している食物アレルギーの児童生徒、症状の軽重にかかわらず、おおよそ1%相当に当たる50人ほど、症状の重い人、あるいは牛乳が飲めない、飲むと何になる、完全に給食は受けつけなくてお弁当持ち、たしか6人でしたかね、そういう数値も、方はお弁当持ちで給食に参加していないという方もごくわずかながらいるというふうなことでございます。
アナフィラキシーにつきましては、アレルギー反応によるじんま疹等の皮膚症状、腹痛や嘔吐等の消化器症状、呼吸困難等の呼吸器症状が、複数同時かつ急激に出現した状態を言うんだそうであります。今般の学校アレルギー疾患に対する取り組みガイドラインに基づいて今後町としても必要な対応を行ってまいりたいというふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) まず、1点目の備蓄倉庫に、とちの木の備蓄倉庫についてですが、6月29日、昨年、それからことしの2月7日に町内会長とお話ししたということでございますが、鋭意準備という感じの答弁でございますが、それではちょっと私も納得いかない状況なんですね。というのは、やはり昨年の6月、私が一般質問で取り上げたときに、もう少しはっきりした返答、答弁でございました。それから、この辺のとちの木会館の隣の公園のところに、この辺だったらその倉庫が建つのでは……のようなことを職員の方がいらして、視察をして、調査をしてまいったという話も聞いております。その辺からもやはりこのちょっと今あいまいな町長の答弁でございましたので、再度聞きたいと思います。
それから、指示経路ですね、指示経路については、町長が対策本部長でございますが、町から、対策本部長から各町内会、行政区長の方にどのような、直接行くのか、そのフローですね、流れ、その指示経路を伺いたかったのですが、どのような、町長一人では、対策本部長でありますけれども、一人では各44町内行政区に連絡というのは無理かと思いますので、そのことについて具体的な指示経路ですね、それをお願いしたいと思います。
それから、学校、富ケ丘小学校で耐震化は終わりということは存じておりますが、今の答弁で。そのほかの公共施設に関してはどのようになっているのかということをお聞きしたいと思います。
それから、2問目のアレルギー給食についてですが、先ほどですと、この第一給食センターの方の増改築の折に、この除去食をつくる、アレルギー給食に対応する別枠の調理場をつくるという考えでよろしいのでしょうか、再度確認したいと思いますので、お願いしたいと思います。
新野村学校給食センターは、アレルギー対応食 140食ということで、これつくっているそうなので、今回の富谷町の第一給食センターでもこれは対応できる数ではないのかなと。先ほどの町長の答弁でも、重い方は50名、私の調べですともう少しいたようなので、68名ぐらいですか、大体こうアレルギー食、お弁当とか持ってきている方がいらっしゃると。現在は水筒を持ってきている方、牛乳飲めない方は水筒持参とかそういう姿も見ております。その点でも今回もう一度確認したいと思いますが、そういう調理室ができるということは非常に希望の持てることであり、安心して給食を食べられるということで歓迎したいとうれしく思っておるところでございます。
以上です。お願いいたします。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ちょっと備蓄倉庫の方は後半の方に回すことにしますから、足らざるところ企画課長か総務課長ね、現状の携帯での、地震を受けて特定の職員に携帯で先に連絡が入って、総務課長から私にって、そういう経路を、具体的なところ、お話をすることといたします。
あと、別枠のアレルギー対応室、これは間違いなく間に合うほどのといいますかね、見込んで十分なるそのアレルギー食を調理できる特別調理室というふうなことで設置はお約束できるということでございます。
そしてまた、そうですね、あと公共施設の耐震化っていう、その他、学校は終わったんだけれども、その他に残っているものということで、私材料ないんで、これも総務課長からですかね、答弁させることといたします。
備蓄倉庫に戻ります。先ほどいろいろ今までの経緯と、中身としては結局平均的に 400という世帯の中に一つはとかって、こういうふうなところが現状ネックになっています。それをどう何かこう、そこもここもといったときに何か説明がつかないというなのも一つの理由、どの程度の大きさかあれなんですけれども、理由の中の一つです。しかしながら、平均的に 800、900というふうなことの計算をしましたけれども、やっぱり必要なところ、それを超えてっていうようなところも当然町の取り組みとかね、こういった地元の皆さんとの必要トータルだってもろもろあるわけですから、機械的に 900未満のところ、 900未満だから 500のところはないんだよと、そういう考え方を 100の 100するわけでもございません。ぜひ町内会長との取り組みもご理解いただいて、もう少し、どの程度なのかね、どこに何をとか、いうようなことも含めて、継続というふうなことにさせていただくことにいたしましょう。取り組み、新たな4月から、防災対策監のもと、いろんな取り組みが始まってますので、その辺のところ、今の内容で答弁とさせていただきたいと思います。以上です。
議長(渡邊俊一君) それでは、総務課長に避難路の経路関係について答弁をお願いします。
総務課長(須藤辰夫君) まず、地震が発生した場合、震度3、富谷は地盤が大変かたい役場の防災室に地震感知器がございますので、町は、テレビ等々で震度2というような地震の規模が来たよというときには、富谷は3程度の地震だというようなことで、全職員が役場に集合するというようなことになっております。
あと、指示系統でございますけれども、災害発生しましたら災害対策本部が設置されるわけでございますけれども、行政区長へ各地区への安否確認ということで、まずは各課の役割あるところの職員が町内の方に回りまして、町全体の被害状況の把握ということがございますけれども、まずは行政区長への安否の確認の連絡です。あと、災害弱者の安否、児童生徒、地域によっては施設に入所している方々の安否の確認に関する情報など、相互に情報を交換をするとともに、町民へは有線または口頭による災害情報伝達で、実際に避難することとなった場合、災害発生直後、災害情報の伝達、避難の呼びかけを広報車巡回による地域内広報活動を行って周知を図るというようなことでございます。
あと、町の倉庫の関係でございますが、この備蓄倉庫の食料を利用するような被害となると、全町で大きなダメージを受ける大被害の火災の発生だろうと思うわけでございます。これにつきましては、まず、総務課担当ですらどういう状況になっているかわからないような大災害だと思いますので、まず町職員は何でもなかった職員から町に、役場の方に集合し、町のただいま言ったような町内の被害状況の把握をし、食料が必要な時間帯であれば、どのようにそこから、倉庫からその必要とする地域に持っていくかということは、常に机上訓練等々を踏まえながら有事の災害に備えなければならないという町の考えをしっかり持っていなければならないという段階がきょうの回答でございます。
議長(渡邊俊一君) 学校以外の公共施設の耐震化についての質問がありました。財政課長、答弁お願いします。
財政課長(渡邊成一君) 学校以外の公共施設の耐震化でございますが、現在その対象となっている建物はございません。
議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 備蓄倉庫の件なんですが、連担性があれば1カ所、先ほど町長が答弁をしておりましたように、1カ所に備蓄して、あけの平の場合7町とか、富谷が一番多いようで18町ですよね。ですけれども、とちの木の場合、やはり連担ないんですね、本当に独立している感じで。国道におりるしかないということもあります。ですから、 400世帯の重みというのは大きいのではないでしょうか。その点も考えていただきたいと思います。
それから、今課長の方からその指示経路についてお話がありました。かなり地盤がかたいというお話がありましたが、起きたとき、余り大きいのは起きないのではないかというようなお考えの答えに私には聞こえるんですね。ですから、本当にどのような地震が、一番ひどい地震が起きたことを想定にして、常に指示経路等、また発生したときのこの対応等を考えていただかなければならないと思うんです。
今、起きたら広報車でという、被害状況を広報車で回ると。これは無理なんじゃないでしょうかと思いますよ。それから、いらした職員の方が役場に集まって、手分けしてその行政区の方に回るという、被害状況を見る、これも私は大変心配なところです。まず、職員の方だって自分の家族、家、まず自分の身を守るということが今回6月広報に載っておりました。そのことを考えたときに、やはりこの有線とか、先ほど町長は携帯というような話をちょっとされましたけれども、その携帯での連絡、有線とか、そういうのの話はちょっと課長の方からは出なかったので、本当にもうだれも外に出られない状況になったときを想定しての指示経路等を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうかお尋ねいたします。
議長(渡邊俊一君) 1点、2点、ちょっと伊豆田議員にお尋ねしますけれども、独立地域の重みをどのように考えているかということの質問でいいんですか。(「はい」の声あり)
あとそれから、避難の指示経路についての対応ということの中で、今、とちの木の地域に対してのその対応なのか、それとも全地域に対しての避難路の対応なのか(「全地域です」の声あり)全地域。全地域に対しての避難路、はい、わかりました。
二つの質問であります。若生町長。
町長(若生英俊君) 重みというふうなことの今表現でございますけれども、一定の設置基準ね、これはあることはご理解をいただきたいと思います。しかしながら、それを超える特殊性というふうなことだとか、あるいは皆さんの合意だとかね、そういったことも含めて設置といいますか、必要な事態もあるわけですので、先ほど言いましたとおり、ここで切るのではなくて、継続して取り組むこととしますので、もうちょっとだけ時間くださいませ。
議長(渡邊俊一君) 避難経路についてもう一度ちょっとお尋ねしますけれども、現場に着いてからの避難なのか、それともその地域の人たちの避難なのか。
14番(伊豆田待子君) 指示経路ですので、今指示経路について課長の方から答弁がありました。その中で、まず災害が起きたら集まる、職員が集まると。その職員が各地域に行って被害状況を把握するという話でした。それから広報車が回ると、循環するという。その広報車が巡回できるぐらいの地震というのはちょっと、この私が聞きたい感じではちょっと理解できないんですね。だから一番ひどい状況のときの指示経路ですよね。それには携帯を使うのか、有線も交えてどのようにするのか、そういうもっとね、本当に障害物も起きて、それこそ中国のような大地震というのは余り考えにくいかもしれませんけれども、まずそれを想定しての指示経路ということで考えていただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ということは、避難に対しての連絡網をどのように徹底するかというような質問でよろしいんですね。(「はい」の声あり)だそうです。ですから、そういう質問だそうですから、総務課長、答弁お願いします。
総務課長(須藤辰夫君) 町で持っております災害防災計画の中にあります災害時のマニュアルがございますので、マニュアルに沿って動くというような職員は認識は持っているものでございます。
今の中で車が動けなくなるような状況もあろうかと思いますけれども、そういうことを言ってしまいましたけれども、すべてが広報車による云々というものではありませんが、何を言おうとしてっかちょっとわからなくなってきましたけれども。被害があって、状況把握の連絡等は各公民館にあります。衛星電話等々での被害の本部への報告という手段はございます。あと、職員につきましては、自分の電話、携帯電話の方に地震の被害情報が入力しておりますので、その地震情報の知らせが入るようなシステムで、大分町職員で携帯で受信できるような体制もとっているところでございます。マニュアルのとおり出します。
議長(渡邊俊一君) ということは、マニュアルがあるということでありますから、伊豆田議員、どうぞマニュアルを、あと総務課の方に行っていただいて、今後の議員活動に検討していただければと思います。
これをもちまして一般質問を終わります。
この際、午後2時5分まで休憩をいたします。
午後1時52分 休憩
午後2時05分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(渡邊俊一君) 日程第3、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、諮問第1号でございますが、提案の理由としましては、人権擁護委員選任、任期満了となるためにお二方の方について推薦を求める、推薦に当たりまして意見を求めるものでございます。
人権擁護委員の候補者として、下記の者を推薦することについて、法律に基づく規定によりまして議会の意見を求めるものでございます。
お一方目が、住所が富谷町日吉台三丁目14番地15、久道紀子さんです。生年月日は昭和14年2月11日お生まれということでございます。
もうお一方も同じく、(「一つ」の声あり)一つずつやるんですか、失礼しました。大変申しわけございません。
諮問第1号についてよろしくお願いを申し上げます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖
議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は17名です。
次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に、16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付
議長(渡邊俊一君) 念のため申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする諸君は「賛成」と、否とする諸君は「反対」と記載願います。
なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
「なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
投票箱点検
議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
投 票
議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。
「なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
開票を行います。
16番永野久子君、17番浅野幹雄君、18番相澤武雄君、立ち会いをお願いいたします。
開 票
議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 17票
有効投票 17票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 17票
反対 なし
以上のとおり賛成が全員です。
したがって、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
議場開鎖
議長(渡邊俊一君) 日程第4、諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、諮問第2号でございます。人権擁護委員内ヶ崎千歳さんは、平成20年9月30日でもって任期満了でございます。それに伴いまして人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を議会に求めるものでございます。
住所は富谷町富谷字西沢 115番地18、お名前が内ヶ崎千歳さん。生年月日、昭和18年6月16日でございます。
先ほど大変失礼申し上げました。経歴概要それぞれ関係資料としておつけしてございます。平成14年から、平成14年の10月からでしょうか、人権擁護委員としてご活躍いただいている方でございますので、よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉じます。
議場閉鎖
議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は17名です。
次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に、19番千葉 達君、1番小泉 光君、2番小川昌義君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付
議長(渡邊俊一君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする諸君は「賛成」と、否とする諸君は「反対」と記載願います。
なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
「なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
投票箱点検
議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順に投票願います。
投 票
議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。
「なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
開票を行います。
19番千葉 達君、1番小泉 光君、2番小川昌義君、立ち会い願います。
開 票
議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 17票
有効投票 17票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 17票
反対 なし
以上のとおり賛成が全員です。
したがって、諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
議場開鎖
議長(渡邊俊一君) 日程第5、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) それでは、88ページ、お願いいたします。
承認第1号専決処分の承認を求めることにつきましてご説明申し上げます。
議会を招集する時間的余裕がなかったため、4月30日、富谷町税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、承認をお願いするものでございます。
それでは、新旧対照表によりましてご説明申し上げます。
97ページをお開きいただきます。
96ページ、97ページですけれども、第23条第1項第4号でございます。これまで納税義務者としておりましたところを法人でない社団及び財団で収益事業を行わないものについては非課税とするというふうに改正するものでございます。
23条の第3項につきましては、文言の整理でございます。
97ページ、31条ですけれども、人格のない社団などを資本金の額または出資金の額を有しない法人につきましては、均等割を課す場合には最低税率を適用するということでございます。それから、法人の区分を明確にしたものでございます。現行の 300万円が5万円になったものではございませんで、これまで5万円のところが一番、次の表をごらんになっていただくとわかるんですけれども、5万円のところが一番下になっておりましたが、その9号のところ、現行の9号のところ、「前各号に掲げる法人以外の法人等」というふうにしておりましたところをですね、前のページにお戻りいただいて、1号となりまして、「次に掲げる法人」といいまして、この法人の区分を明確にしたものでございます。
次のページ、お願いいたします。
3項ですけれども、23条でそういったところは非課税ですよというふうにいたしましたので、そこのところを削除するものでございます。
48条関係なんですけれども、人格なき社団を含めて法人と区分したことによりまして、「等」という文言を除いたものでございます。
51条をお願いいたします。51条が町民税の減免でございますけれども、23条で法人でない社団または財団で収益事業を行わないものについては非課税といたしました。非課税といたしましたので、もう減免の規定についても廃止するというものでございます。
54条でございますが、これは文言の整理と、それから独立行政法人緑資源機構の解散に伴いまして、独立行政法人総合研究所が承継する業務の用に供する一定の固定資産に係る固定資産税及び特別土地保有税について、固定資産税及び特別土地保有税の納税義務者の規定を整理することというものでございます。
次のページですけれども、54条の6項、それから 103ページの7項につきましては、文言の整理でございます。
104ページの 131条の関係ですけれども、文言の整理と緑資源機構の解散による整理でございます。
附則につきまして、 106ページ、お願いいたします。
106ページの下の方で、第7条の3項ですけれども、個人の町民税の住宅借入金等特別税額控除というものがあります。この2月、3月の申告でその申告をしていただいて、3月17日までが申告期限でございました。しかしながら、その個人住民税の住宅借入金等特別控除におきまして納税通知書が送られた後に、間もなく6月の半ば、来週の初めごろ、納付書を送る段取りになっているんですが、普通徴収の納付書を送る段取りになっているんですが、送られた後に申告書が提出された場合、町長がやむを得ない理由があると認めるときには税額控除を適用することができるというふうに規定してございます。5月末現在この申告をした方ですね、この方につきましては 1,556人おります。
それから、10条の2関係なんですけれども、文言の整理と、それから地方税法の方で熱損失防止改修住宅というものが適用されまして、これをした住宅につきまして固定資産税の部分で申請を、適用を受けようとする方の申請の手続を定めたものでございます。
111ページにお願いいたします。
第20条関係ですけれども、特定中小会社が発行した株式に係る譲渡所得等の課税の特例を廃止するものでございます。
93ページにお戻りいただきます。
こちらの附則といたしまして、施行期日でございます。この条例は交付の日から施行するものでございます。
第2条と第3条につきましては、第2条は個人の町民税に関する経過措置、第3条につきましては、法人の町民税に関する経過措置をそれぞれ規定しております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)は原案のとおり承認されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第6、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) それでは、 116ページ、お開きいただきます。
承認第2号専決処分の承認を求めることにつきましてご説明申し上げます。
議会を招集する時間的余裕がなかったため、4月30日、富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、承認をお願いするものでございます。
122ページ、新旧対照表をお願いいたします。
第5条の2、国民健康保険の被保険者に係る世帯別平等割額についてでございます。国保加入世帯を特定世帯と特定世帯以外の世帯の二つに分けます。特定世帯とは75歳以上の方と同居する国民健康保険加入者で、後期高齢者医療制度の創設に伴って75歳以上の方が後期高齢者医療制度に加入することにより、65歳から74歳の方が国民健康保険に一人加入となった世帯、その世帯に対して5年間世帯ごとに負担いただく基礎課税額世帯別平等割額が半額の1万 9,950円になるものでございます。
第7条関係ですけれども、特定世帯の後期高齢者支援金等課税分の世帯別平等割額について1万 500円の半額の 5,250円にするものでございます。
第23条のところで、1項1号イのアとイのところなんですけれども、特定世帯については、基礎課税額の世帯別平等割額7割減額の場合、2万 7,930円の半額の1万 3,965円とするものでございます。
次のページ、お願いいたします。
エのところですけれども、特定世帯の後期高齢者支援金等課税分の世帯別平等割額について、7割減額の場合は 7,350円の半額の 3,675円とするものでございます。
2号の方ですが、5割軽減の所得判定する場合に、特定同一世帯所属者、特定同一世帯所属者と申しますのは、後期高齢者医療制度へ移行した方のことをいいます。その方を加えるもの、所得判定をする場合に、その方を人数、実際は国保加入ではないんですけれども、その方をいたことにして計算しますよというものでございます。例えば夫と妻の二人世帯で、世帯主が後期高齢者へ移行した場合、これについてはこれまでも世帯主以外の被保険者という部分しか含まれておりませんので、そこのところはこれまでと変わりませんが、子供が世帯主の場合で、両親が後期高齢者に行ったとか、父親だけが行ったとかっていう場合ですね、そういった場合の軽減の所得計算は移行した人数を加えて計算をしますというものでございます。
23条第1項第2号のイのところですけれども、特定世帯については基礎課税額の世帯別平等割、5割減額の場合は1万 9,950円の半額の 9,975円とするものでございます。
次が、特定世帯について、後期高齢者支援金等課税分の世帯別平等割額5割減額の場合、 5,250円の半額の 2,625円とするものでございます。
次のページ、お願いいたします。
23条第1項第3号のところなんですけれども、またがってるんですが、2割軽減の所得判定する場合に、特定同一世帯所属者、後期高齢者医療制度へ移行した方を加えるものでございます。夫と妻の二人世帯で夫が後期高齢へ移行した場合であるとか、子供が世帯主の場合で、両親か、またはどちらかが後期高齢に移行した場合の軽減判定の所得計算は、移行した人数を加えて計算をするというものでございます。
今度はイのアとイですけれども、特定世帯について後期高齢者支援金等課税分の世帯別平等割、2割減額の場合は 7,980円の半額の 3,990円とするものでございます。エのアとイですけれども、特定世帯については後期高齢者支援金等課税分の世帯別平等割額を2割減額の場合は 2,100円の半額の 1,050円とするものでございます。
127ページの26条関係ですけれども、ここにつきましては国民健康保険税の減免でございます。後期高齢者医療制度の創設にあわせまして、制度創設時の後期高齢者または制度創設後に75歳に到達する者が、国民健康保険ではない被用者保険から後期高齢者医療制度に移行する場合において、同じ世帯に属する国民健康保険の被保険者の国民健康保険税について減免するものでございます。
75歳以上の方が被用者保険から後期高齢者医療制度に移行することにより、その被扶養者、
75歳の夫と74歳の妻がこれまで被用者保険に入ってて、夫が75歳になりましたので後期高齢者医療制度の方に移行いたします。そうしますと妻は国民健康保険に加入するようになります。そういった場合の減免でございます。申請があれば国民健康被保険者になったときから2年間、所得割額、資産割額を全額免除し、均等割、平等割を半額にするものでございます。
次のページ、お願いいたします。
次のページにつきましては、移行する、これまで入っていた保険、こういったものに入っていた方が対象になりますよというものでございます。
129ページの附則の3項でございますけれども、「特定同一世帯所属者」という言葉がこれまで出てきましたので、「特定同一世帯所属者」を追加いたしまして、附則の4項から、次、お開きいただきます。附則の4項から7項までにつきましては、減額の特例がありましたが、こちらを削除するものでございます。現行附則の4項、5項、6項、7項は、終了により削除するもので、第4項以降については項ずれと特定同一世帯所属者ができたことによるものでございます。
121ページにお戻りいただきます。
施行期日でございますけれども、この条例は交付の日から施行するものでございます。経過措置といたしまして、改正後の富谷町国民健康保険税条例の規定は平成20年度以後の年度分の国民健康保険税に適用し、平成19年度分までの国民健康保険税については、なお従前の例によるものとするものでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第2号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)は原案のとおり承認されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第1号富谷町税条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) 1ページ、お開きいただきます。
議案第1号富谷町税条例の一部改正についてご説明いたします。
提案理由といたしまして、地方税法の改正に伴い所要の改正を行うものでございます。
新旧対照表によって説明をいたします。
22ページ、お願いいたします。
第19条納期限後に納付し、または納入する税金または納入金に係る延滞金というところでございますが、19条の中で、順次説明していくんですが、公的年金からの特別徴収制度が導入されることになります。そのところが追加されましたので、公的年金からの特別徴収制度が導入されることにより年金所得に係る特別徴収税額の納入の義務が加えられたものでございます。大分条ずれとか文言の整理とかっていうのがございますが、そこのところは省略させていただきます。
24ページ、お願いいたします。
24ページは、前の一番下にあります所得控除の部分なんですけれども、次に説明する寄附金控除、ふるさと納税ということで一般質問でもありましたけれども、そのことが開始されることによりまして、寄附金控除が所得控除方式から税額控除方式になったことにより、ここのところは削除するものでございます。
34条の7が寄附基金控除が所得控除から税額控除になりまして、県や町に対する寄附金、住所地の県共同募金会で総務大臣の承認を受けたもの、住所地の日本赤十字社支部で総務大臣の承認を受けたもの、これらに対して寄附金控除がされます。所得控除方式から税額控除方式に改正されまして、適用対象寄附金に係る控除率は6%とされるものでございます。寄附金控除の控除対象限度額を総所得金額の30%に引き上げます。現行25%でした。適用限度額を 5,000円に引き下げるものでございます。現行10万円でございました。
次のページ、お願いいたします。
ここと次が都道府県や市町村に対する寄附金につきましては、前段述べました額に一定の額を上乗せして控除されるものでございます。これらについては税額控除の適用に加え、寄附金が 5,000円を超える場合、その超える金額に90%から寄附を行ったものに適用される所得税の限界税率を引いた率を掛けて得ました金額の5分の3を町民税から税額控除するものでございます。5分の3というのは町民税の税率でございます。例なんですけれども、所得税の限界税率が10%の方が4万円の寄附金をしたという場合は、住民税の控除は3万 1,500円になります。そのうち町民税は1万 8,900円、県民税が1万 2,600円控除されるというものでございます。
27ページ、お願いいたします。
27ページにつきましては、失礼しました、文言の整理でございます。
では、ずっと文言の整理が続きまして、36ページ、お願いいたします。
36ページの47条の2でございますけれども、公的年金等に係る所得に係る個人の町民税の特別徴収というものでございます。平成21年10月から公的年金からの特別徴収制度が導入されるものでございます。対象者につきましては65歳以上の公的年金等の受給者です。対象外につきましては、老齢基礎年金額が18万未満である者、特別徴収の方法によって納付することが著しく困難である場合です。徴収する税額につきましては、公的年金等に係る所得に係る所得割額及び均等割額でございます。対象年金は国民年金法に基づく老齢基礎年金等でございます。対象税額と徴収方法ですけれども、4月、6月、8月ごとに前年度の下半期の特別徴収額の3分の1ずつを仮徴収します。そして10月、12月、2月に年税額から4月、6月、8月に徴収した額を控除して、そこから引いてですね、それで3回で3分の1ずつを本徴収というものでございます。課税される年度につきましては、6月、8月で2分の1を徴収しまして、10月、12月、2月であとの2分の1を特別徴収するということになります。
38ページ、お願いいたします。
47条の3ですが、特別徴収義務者はだれになるのというところなんですが、特別徴収義務者につきましては、老齢等給付の支払いをする者ということになります。47条の4につきましては、徴収した税額を毎月翌月10日までに町に納入しなさいというものでございます。
47条の5関係ですけれども、ここのところでは、4月、6月の支給月ごとに前年度の下半期の特別徴収額の3分の1を仮徴収しなさいというものでございます。
40ページになりますけれども、47条のところにつきましては、特別徴収されない場合は普通徴収の方法によるものですよということです。
47条の6につきましては、過納や誤納があった場合は未納金に充ててくださいというものでございます。
42ページ、お願いいたします。
42ページの51条ですが、町民税の減免でございます。公益法人制度改革によりまして、公益社団法人または公益財団法人が設置する施設について、現行の非課税措置を受ける場合と同様に申告書を町長に提出しなければならないというものにするものでございます。
43ページ、お願いいたします。
43ページにつきましては、附則なんですけれども、4条の2なんですが、これにつきましては、公益法人制度改革によるものでございます。
48ページ、お願いいたします。
48ページの第8条関係なんですが、肉用牛の売却による事業所得に係る所得割の課税の免税対象飼育牛の売却頭数が年間 2,000頭を超える場合、その超える部分の所得について免除対象から除外する見直しを行った上、その適用期限を24年度まで延長するというものでございます。
50ページ、お願いいたします。
16条の関係でございますけれども、所得割の納税義務者が平成21年1月1日以後に支払いを受ける上場株式等の配当等がある場合、上場株式等の配当所得について3%の税率による申告分離課税を選択できることとするものでございます。
16条の4の53ページ、お願いいたします。
16条の4、17条、次のページ、18条の関係につきましては、寄附金税額控除ができたことによる整理でございます。
56ページの19条の第1項ですけれども、次で19条の3というところが削除されるんですが、19条の3の削除によるものと寄附金税額控除ができたことによる整理でございます。 2項につきましても、寄附金税額控除ができたことによる整理でございます。
次のページ、お願いいたします。
19条の2につきましては、租税特別措置法の文言が改正されたことによりまして、こちらの方も改正されるものでございます。
19条の3は、削除になっております。上場株式等に係る譲渡所得等の10%軽減税率を一部特例措置を設けた上で、平成20年末をもって廃止するものでございます。これまで上場株式等に係る譲渡所得等の減税率については、平成20年12月31日をもって10%の軽減税率を廃止し、10%というのは所得税が7%、住民税が3%、うち町民税が 1.8%でございます。それを廃止いたしまして、平成21年1月1日以後は20%とするものでございます。所得税が15%、住民税が5%、うち町民税が3%というものでございます。
特例措置といたしまして、平成21年1月1日から平成22年12月31日までの間、2年間ですけれども、その年分の上場株式等に係る譲渡所得の金額のうち 500万円以下の部分については10%の軽減税率とするものでございます。
19条の5をお願いいたします。
19条の5につきましては、源泉徴収選択口座配当等に係る所得計算の特例の創設でございます。
次のページ、お願いいたします。
19条の6の第1項ですけれども、上場株式等の譲渡損失と上場株式等の配当所得との間の損益通算の特例の創設でございます。
19条の6の第3項ですけれども、これらにつきまして、平成22年度、所得税につきましては21年度からなんですが、平成22年度から損益通算の仕組みが導入されるというものでございます。
69ページに行っていただきます。
69ページの21条、次のページになりますが、第1項につきましては、公益法人制度改革に伴う改正でございます。2項につきましても同じでございます。
また戻っていただきまして、附則に、16ページ、お願いいたします。
附則の第1条施行期日でございます。この条例は平成21年4月1日から施行されるものでございます。
次の各号に、1号から4号までにつきましては、それぞれ定められておりますけれども、ここでは主な施行日についてご説明申し上げます。
まず、町民税に関する事項でございまして、寄附金税制につきましては平成21年4月1日から、それから上場株式等に係る譲渡所得等の課税の特例の廃止、 1.8%が廃止されますというところと、それから21年1月1日から22年12月31日までに株式の売買譲渡があった場合は 500万円以下の部分の税率についてはこれまでと同じ 1.8%とするというところ、その二つが平成22年4月1日から施行になります。それから上場株式等に係る配当所得に対する課税につきましては平成22年1月1日からとなります。上場株式等に係る譲渡損失の損益通算の特例の創設につきましては平成22年1月1日からとなります。それから公的年金からの特別徴収制度を創設するということにつきましては平成21年4月1日からというふうになります。あと固定資産税に関する事項で、公益社団法人、公益財団法人関係につきましては、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律の施行日となりまして、その法律の施行日が平成20年12月1日となるものでございます。
2条、3条につきましては町民税の特例、3条につきましては固定資産税に関する経過措置というふうになっております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) この際、午後3時10分まで休憩をいたします。
午後2時58分 休憩
午後3時10分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、ページで言いますと24ページ、25ページですけれども、寄附金控除につきましては、地方自治体が条例を定めると寄附を受け付けることができるわけですけれども、寄附金控除の対象となるというふうになって、寄附金条例の話も先ほど来出ておりますが、この想定されている寄附金控除の場合のですね、特に新たに条例を定めれば税控除の対象となるという、その新たな措置を想定して、対象となる団体なんですが、団体あるいは機関あるいは個人なんですけれども、どういうものを想定されているのかというのが1点です。
それから二つ目、ふるさと納税については、これも先ほど来お話がありますが、富谷町の場合は転入が多いわけですので、むしろ住民税の減収が心配されるわけで、この点につきましては、一定の歯どめがあるかと思いますけれども、減税額を個人住民税割、所得割額ですね、個人住民税の所得割額の1割までというふうにしているその中身について具体的に伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) 最初の1点目なんですけれども、条例により指定した寄附金に係るというところは、今回の条例には提案してはおりません。寄附金の対象はこれまでも地方税法それから税条例でありました町とか赤十字であるとか共同募金会とか、これまでもありましたので、そこのところに、対象は今までと同じです。そこに寄附があった場合は大きく控除しますよということを今回の提案をしているわけです。
条例により指定した寄附金をなぜ指定しなかったかという理由なんですけれども、県でも条例を制定して県で認めたものが、これからですね、出てくると思います。それから町で指定すれば町でそれはしなくてはないです。ただ、今回につきましては、県では、この県条例の中では指定するというような条例は富谷町と同じように提案はしておりませんので、今後ですね、県民税と町民税が一体として納めるということでシステムになっておりまして、県では条例していないものを町は指定したけれども、そこの間、県民税はならないのかどうか。そうすると県と町で指定したものが違いますとバランスが崩れてくるといいますか、今の状態だと崩れてくるので、そこのところがどうなっていくのかということを見きわめてから、その富谷町で指定するというものを県動向それから他市町村ですね、そういった動向を見ながらやっていくということで、今回の条例には提案はしておりません。
それから2点目のところなんですけれども、寄附金控除の控除対象限度額を総所得金額の30%に引き上げるというものでございまして、30%、現行25%だったんですけれども、一定の歯どめをきかせておりますね。その歯どめをしているというのは、住んでいるところの、富谷町の方が富谷町に寄附すればは、寄附の方で多くなって税で少なくなるということで、ある程度のバランスはとれますけれども、富谷町の方が他市町村に寄附しますと、富谷町の税額が少なくなってしまいますから、その中で一定の限度は必要ということでの限度額だと思っております。
議長(渡邊俊一君) ほかに。16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、1点目につきましては、県や他市町村の動向を見て、足並みをそろえてやっていきたいということでよろしいんでしょうか。
二つ目なんですが、私はこの歯どめにつきましては、町が6%、県4%、合わせて10%が、全体として1割程度、1割までというのが歯どめとなっているのかなというふうに理解していたんですが、今30%という数字が出ましたので、ここをもう少し正確にご答弁をお願いできないでしょうか、伺います。
それから、ふるさと納税については、生まれ育ったところだけでお世話になっているわけではなくて、私もふるさとは遠いんですけれども、住んでいる自治体にも大きくお世話になるわけでね。目先の変わったことをやるよりは、やっぱり地方にしっかりと財源をよこしてほしいものだというふうに考えているんですけれども、このふるさと納税に対しての、先ほどもご答弁がありましたが、町長としてはこれはどういうふうに考えて受けとめておられるのか、感想を伺いたいと思います。
それから次に、35ページなんですけれども、住民税、年金所得者からですね、35ページ、一番下に公的年金等に係る所得に係る個人の町民税の特別徴収ということで、年金からの天引きというのが、住民税の天引きというのが始まるわけですが、その理由はなぜこういうことを導入されたというふうに説明を受けているのか、理由について説明を受けている、国から説明を受けていればその理由を伺います。また、どういうメリットがあるというふうに言われているのかも伺いたいと思います。
それから、この年金天引きとなる対象者、65歳以上で住民税を払っている人でですね、どの、例えば昨年度の実績でも構いませんけれども、どの程度というふうに見込んでいるか、人数と、それから税額について伺います。
さらに、この年金からの住民税の天引きを行うためにシステムの整備が必要になるのか。必要になるとすれば、どの程度予算が必要になってくるのか伺います。
議長(渡邊俊一君) 初めに、ふるさと納税に関しての町長の所見を伺いたいと思います。若生町長。
町長(若生英俊君) 感想をということでございます。先ほど安住議員の質問に今私持っている最大限の見解といいますか答弁させていただきましたので、それをもってかえさせていただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) まず最初に、6%というところの整備なんですけれども、6%というところは34条の7の関係で5分の3を町民税から税額控除するというところがありました。5分の3が 0.6%で、 0.4が県民税ということでの 0.6%なんです。全体額は、寄附金控除対象限度額は総所得金額の30%ということで規定しているものでございます。
それから、年金の特別徴収に当たっての利点といいますか、年金受給者の方からいいますと納税に出向くことがないということでの利便性、それから徴収する立場でいいますと徴収の効率性、そういったことが言われております。
それから、年金で税金を納めている方なんですが、20年度につきましてはまだまとまっておりませんので19年度の課税の状況でお話しいたしますと、65歳以上の方で均等割も含みますけれども課税になった方につきましては 1,569人おりました。年金の額から幾らの税額というのはちょっと持ち合わせてはおりません。以上です。
議長(渡邊俊一君) システム予算。
税務課長(眞山巳千子君) 今後ですね、システムの改正とかあるわけですけれども、条例、地方税法が変わって、町の条例を変える、変えたという、そこまでの段階でございまして、システム改正につきましては、これから7月に県からこの特別徴収につきましての詳細にわたる説明会などありまして、その後にどの程度のシステム改正を要するのかっていうことがわかってくるかと思いますので、今の段階ではお答えはできません。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 関連するようになるかと思いますが、36ページの65歳以上の方について年金から天引きと、そのように36、37にわたっていろいろ18万以下は普通徴収と述べております。ここで65歳以上の方とありますが、私は夫婦が65歳になった場合は年金から天引きということをちょっと聞いておりますが、その辺確認したいと思います。
それから、現在この65歳以上の方で税収が今までで……何%の税収があったのかということをお聞きしたいと思います。
それから、18万以下の方というのは、未満の方というのは、大体非課税になるという考え方になるのかと思いますが、この今まで18万以下の年金をいただいた方で課税されている方というのはどのような理由で課税されているのか、また、何件ぐらいあるのかをお尋ねしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) 住民税そのものにつきましては何ら変わるものではありません。住民税のその課税の仕方であるとかですね、年齢であるとか何歳以上であるとか、そういったものについて特別今回変わったものではありません。ですから住民税はあくまでですね、一定の所得のあった方、増税ではありませんので、徴収の方法を変えるというのが今回の特別徴収制度を設けますということですので、何ら制度としては、その課税の制度としては変わるものではありませんので、何歳以上であるとかということではなくて、一定の所得のある方についてはこれまでも課税はされておりますので、課税のことに関しましてはこれまでと同じということでございます。
あとそれから、先ほどの質問と関連するんですけれども、65歳以上につきましては、19年度の課税では65歳以上については 1,569人で、その方に対して幾ら税額があったかというところは持ってはおりません。(「収納率……何%……、 100%の収納率か」の声あり)
議長(渡邊俊一君) 税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) 収納率につきましては、すべての納税者1本で管理しておりますから、年金所得というものだけに関しての調定額であるとか収納額、収納率というような算出はいたしておりません。
議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) もう一つ答弁漏れかと思うんですが、これは夫婦の場合なのか、夫婦の場合で年金天引きと聞いておるんですが、それなのか、まず一つですね。
それから、この税金というものはまず最初に引かれるものなのかなと私は考えておりますが、今現在40歳以上の方は介護保険料を引かれております。それからそれに加え今度65歳以上からはこの所得税も引かれる、それから75歳以上になると今度、変わってはきているようでありますが、後期高齢者、国民健康保険と同じ考えですが、それが年金から引かれると。となると、どのようになっていくのかなというのがちょっと私も心配なところなんですが、その点について2点。税金というものをまず先に引いてしまうのか、その点がちょっと心配な点もありますので、お聞きしたいと思います。2点お聞きします。
議長(渡邊俊一君) 伊豆田議員にお尋ねしますけれども、夫婦というのは、要するに65歳以上になっている一人がだんなさんでも奥さんでも、片方なって片方なっていない場合に、両方なった場合という聞き方なんですか。(「65歳」の声あり)ちょっと待って、指名してませんから。
夫婦が、だんなさんと奥さんが両方とも65歳以上になんないとこれが適用されないのかされるのかというような質問なんですね。(「はい」の声あり)
税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) 先ほどからお話ししているように、夫婦でという概念はありません。あくまで個人に一定の所得があれば、そして65歳以上であれば年金から天引きというふうになります。
それから、3月には国民健康保険から年金天引きとかってありまして、その辺と、あと今度は引き続き住民税も天引きされて、年金からっていうところのご心配かと思うんですけれども、今度の改正の大きな理由はですね、地方税法の改正というところからこの町条例の改正ということになっておりますので、そこのところをよろしくお願いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) いいですか。14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) そうするとちょっと私の認識が間違ってたのかなと思うんですが、65歳以上の夫婦に限ってこの年金から天引きというふうに私はちょっと認識してたんですが、今のお答えですと、そうすると今までの税法とは変わらないというお答えなので、そうするとその例えばだんなさんが、夫が65歳になってれば住民税が課税されている場合も年金から天引きになるという考え方でよろしいんですか、お尋ねします。
議長(渡邊俊一君) 税務課長。
税務課長(眞山巳千子君) この年金天引きは65歳以上でその年金を受けている人、そして課税がその人にされていれば年金天引きということがありまして、その課税される一定所得までなければ年金天引きというのはないというものでございます。
議長(渡邊俊一君) いいですよね。(「はい」の声あり)
ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、提案されております富谷町税条例の一部改正案に反対します。
今回改定の主な内容として、個人住民税の寄附金控除の対象に町独自の追加ができるようになったこと、控除方式も所得控除方式から税額控除方式に改められたこと、いわゆるふるさと納税制度が導入されたこと、金持ち優遇と批判されてきた上場株式等の配当、譲渡益の税率10%を本則どおり20%に戻すことなどがありますが、そのほかに、65歳以上の公的年金受給者から個人住民税を特別徴収する、つまり住民税を年金天引きすることが含まれています。既に介護保険料が天引きされ、10月からは65歳以上の世帯の国保税も天引きされることになり、さらに住民税までが年金天引きでは余りにひどい話です。年金天引きは本人の意向を全く無視して一方的に徴収するもので、何をおいても税金だけは優先的に確実に徴収するというやり方です。滞納させず、督促の手数もかからず、黙っていても税金が入ってくるのですから行政にとっては好都合でしょう。しかし、住民にとっては事実上財産の差し押さえにも等しいもので、まさに行政のエゴ以外の何物でもありません。住民税を自動的に支払いしたい、その手数が省けるということを希望する人は既に金融機関の口座自動引き落としで十分事足りているわけで、年金天引き制度の必要性は全くありません。
今、後期高齢者医療制度の保険料を天引きすることに国民の強い怒りが噴出し、政府与党は年金天引きそのものを見直さざるを得なくなるということが昨今報道させるほどの状況となっております。このことは年金天引きという手法自体が既に国民に許容されないものであることを政府自身が認めたと同然でありますし、法律の改定に伴う今回の措置とはいえ、あえて今住民税まで年金天引きする社会的合意はないということを強く主張し、反対討論といたします。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。5番佐藤克彦君。
5番(佐藤克彦君) 私は、この案件に賛成するものです。
今回の改正内容は、1.寄附金税制の拡充、ふるさと納税のことです。2.上場株式等の譲渡所得と配当等にかかわる軽減税率の廃止及び損益通算範囲の拡大。3.公的年金からの特別徴収制度の創設。これは公的年金受給者の納税の便宜や市町村における徴収の効率化を図る観点から導入されたものです。4.肉用牛の売却による農業所得の特例の見直し等であり、地方税制法の改正に伴い所要の改正を行うものです。
本町町民の利益のため賛成します。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第1号富谷町税条例の一部改正についてを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第1号富谷町税条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第2号富谷町食育推進会議条例の制定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(小松 巌君) それでは、議案書71ページをお開きいただきたいと思います。
議案第2号富谷町食育推進会議条例の制定についてご説明申し上げます。
提案理由は、富谷町の食育の推進を図るため、食育基本法第33条第1項の規定に基づき、富谷町食育推進会議を設置するものでございます。
72ページの条例案につきまして、条文ごとにご説明いたします。72ページ、お開きいただきたいと思います。
第1条の設置につきましては、食育基本法第33条第1項の規定に基づいて富谷町食育推進会議を設置するものでございます。
第2条の推進会議の所掌事務は、第1項第1号で富谷町食育推進計画の作成及びその実施を推進する。
第2号は、本町における食育の推進に関する重要事項を審議して、施策の実施を推進するものでございます。
第3条の組織でございます。委員の定員は15名以内といたします。
第2項で、委員につきましては、次に掲げます1号から5号までのうち町長が委嘱するものでございます。
第1号につきましては、食育に関し見識を有する者で、医師など有識者を予定しております。
第2号で食育を推進する団体の役員または職員とし、第3号で関係行政機関としまして保健所やまた学校栄養教諭、保育所・幼稚園の所長や保護者を予定しております。
第4号で地産地消の観点から生産者の代表を予定し、第5号で一般公募をすることとしております。
第4条の任期につきましては、委員の任期は2年といたしまして、再任を妨げないものといたします。
第2項は委員が欠けた場合の補欠の委員の任期につきましては、前任者の残任期間とするものでございます。
第5条で、推進会議に会長及び副会長を置き、委員の互選によって定めるものといたします。
第2項は会長の任務につきましては、会務を総理し、推進会議を代表するということでございます。
第3項におきましては、副会長の任務につきまして述べておりまして、会長を補佐し、会長に事故あるときまたは会長が欠けたときはその職務を代理するものということでございます。
第6条の会議につきましては、推進会議の会議は、会長が招集し、会長がその議長とするものでございます。
第2項で、推進会議の会議は、委員の過半数以上が出席しなければ開けないものといたすものでございます。
第3項は、推進会議の議事は、出席した委員の過半数で決し、可否同数のときは議長が決することとするものでございます。
また、第4項で、会長は、必要があると認めたときには会議に関係者の出席を求め、意見を聞くことや説明を求めることができるものとするものでございます。
第7条は、推進会議に部会を置くこととするものでございます。
2項で部会に属する委員につきましては、会長が委嘱するというものでございます。会長が指名するものでございます。
第3項で、部会に部会長を置きまして、部会長は当該部会の委員の中から会長が指名するものでございます。
第4項で、部会長の職務については、部会の事務を掌理するものでございます。
第5項で、部会長に事故あるときまたは部会長が欠けたときは当該部会の委員のうちからあらかじめ部会長が指名するということで、欠けたときその指名された者が職務を代理するということでございます。
第8条は、この条例に定めるもののほか推進会議の運営に関して必要な事項については、会長が推進会議に諮って定めるとするものでございます。
附則といたしまして、第1項は、この条例は交付の日から施行するというものでございます。
第2項で、特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正するものでございます。条例の別表に1項を設けるもので、健康づくり推進会議の項の次に、食育推進会議の会長、委員の日額報酬、それぞれ 6,000円、 5,800円と定めるものでございます。
なお、74ページに新旧対照表を示しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず1点目は、この食育推進会議というのは、町との関係でいうと諮問機関というふうに位置づけられていいのかどうか、その性格を伺います。
二つ目に、組織の中で1項ですね、1学識経験を有する者。これは何人で、この中には議員も含まれているのかどうか伺います。
それから、同じく3で関係行政機関の委員または職員。具体的にこれはどういう肩書の方、どういう位置づけの方を想定しているのか伺います。
それから四つ目に、公募の方法について具体的に伺います。
議長(渡邊俊一君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松 巌君) まず1点目でございます。推進会議が町の諮問機関なのかどうかということで、町長の諮問機関なのかということでございますが、推進会議につきましては独立したものでございまして、町には推進本部を設置する予定にはしております。町でつくりました案をですね、諮問機関、その推進会議の中で食育推進計画等を作成するという形にしております。諮問機関ということになります。
次に、学識経験者に議員は含まれているかというご質問につきましては、現段階で今委員の選定を今行っているところでございますが、議員については現在は考えておりません。
それから、一般公募につきましては広報やホームページ等で公募してまいりたいと思います。以上でございます。
行政機関につきましては、一応東北農政局、それから保健所、あとそれから学校の栄養教諭等を考えております。また、保育所・幼稚園等の所長やまた保護者ということで今人選を進めているということでございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町食育推進会議条例の制定についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号富谷町食育推進会議条例の制定については原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第3号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) それでは、75ページをお願いいたします。
議案第3号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
提案理由でございますが、高齢者の医療に関する法律等の施行に伴い、所要の改正を行うものでございます。
なお、この「等」と申し上げたところの内容につきましては、平成6年法律第30号の中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立支援に関する法律の改正に伴うものでございます。
それでは、新旧対照表によりご説明をいたしますので、77ページをお願いをいたします。
富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例、新旧対照表の現行第3条の5行目、「被保護者」の後に、改正後は下線の部分の「及び中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律(平成6年法律第30号)第14条の規定による支援給付を受ける者」を加えるものでございます。
次に、現行第3条第1項第2号の「富谷町内に住所を有しないが国民健康保険法第 116条の2第1項」とある次に、改正後は下線の部分「及び第2項」を加え、次に3項として下線部分全部を加えるものでございます。これにつきましては、高齢者医療の確保に関する法律によって住所地特例に関する規定を追加いたすものでございます。後期高齢者医療においては、宮城県広域連合が保険者となるため、各施設などの住所地が後期高齢者医療を認定し、心身障害者医療費の助成も同じ住所地となるというものでございます。
次の改正後の4号は、改正に伴う条ずれでございます。
現行第4条の下線部分については、3条に規定しているため法令番号を削除いたすものでございます。
次に、76ページにお戻りください。
附則といたしまして、この条例は交付の日から施行するものでございます。
経過措置といたしまして、この条例による改正後の富谷町心身障害者医療費助成に関する規定は、平成20年4月1日以後に受けた医療費に係る助成について適用し、同日前に受けた医療費の助成については、なお従前の例によるものといたすものでございます。
この改正によりまして、富谷町内施設の入居者に対して6名の方が富谷町の心身障害者医療費の助成の対象となります。町外の施設に入居されております方9名については、それぞれの入居施設の住所地における心身障害者医療費の助成を受けるということになるものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第4号富谷町総合運動場条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 79ページ、お願いいたします。
議案第4号富谷町総合運動場条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
提案理由でございますけれども、富谷町総合運動場の施設にて時間外施設使用料を定めるものでございます。
具体には、富谷スポーツセンター、そして富谷武道館につきましては既に時間外の施設の使用料が定められておりますけれども、他の施設の朝夕の有効利用を図るため、グラウンド及びテニスコートの、そして公園休憩所の時間外の使用料を定めるものでございます。
改正の詳細につきましては、81ページによりましてご説明申し上げます。新旧対照表によりましてご説明を申し上げます。
条例第8条でございますけれども、これは使用料を規定している条項でございまして、第1項施設使用料中の第3号を改正するものでございます。
第1号につきましては、富谷スポーツセンターを規定しているものでございますが、さらに第2号では富谷武道館の規定をしております。これ以外の運動施設ということで第3号で改めて追加をして時間外の規定を設けるものでございます。
表は改正後の表でご説明申し上げますが、まず、午前9時前及び午後5時以降1時間につき、富谷公園グラウンド1面につき 520円を改めて追加するものでございます。さらに富谷公園テニスコート1面につき 210円、これも同様に追加いたすものでございます。
第4号その他の施設でございますが、こちらも先ほどのグラウンド、テニスコート同様、午前9時前及び午後5時以降1時間につき、富谷公園休憩所も改めて時間外の規定をいたすものでございます。和室につきましては 420円、ホールにつきましては 420円を改めて設定するものでございます。
なお、附則につきましては、80ページのこの条例は交付の日から施行するというものでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号富谷町総合運動場条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号富谷町総合運動場条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
ここで、お諮りいたします。
あす12日は議案調査などのために休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす12日を休会とすることに決定いたしました。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
どうもご苦労さまでした。
午後3時53分 散会
平成20年6月13日(金曜日) 午後1時30分 開議
第1会議録署名議員の指名
第 2 | 議案第5号 | 平成20年度富谷町一般会計補正予算(第2号) | ||||
第 3 | 議案第6号 | 平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | ||||
第 4 | 議案第7号 | 平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号) | ||||
第 5 | 議案第8号 | 平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号) | ||||
第 6 | 議案第9号 | 平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号) | ||||
第 7 | 議案第10号 | 平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | ||||
第 8 | 議案第11号 | 平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号) | ||||
第 9 | 議案第12号 | 平成20年度富谷町メールサーバ構築及びドメイン(DNS)サーバリプレースに係る物品の購入について | ||||
第10 | 議案第13号 | 平成20年度富谷町内部情報システムリプレースに係る物品の購入について | ||||
第11 | 議案第14号 | 平成20年度富谷町立富ケ丘小学校改修・地震補強工事請負契約の締結について | ||||
第12 | 議案第15号 | 平成20年度富谷町立東向陽台小学校改修工事請負契約の締結について | ||||
第13 | 富谷町農業委員会委員の推薦について | |||||
第14 | 発議第4号 | 国有林野事業の健全化を求める意見書 | ||||
第15 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり
午後1時30分 開議
議長(渡邊俊一君) 皆さん、こんにちは。
平成20年第2回富谷町議会定例会、本日、最終日を迎えての議会であります。よろしくお願いをいたします。
本日は、多数の傍聴人がおられます。
傍聴人の方々にお願い申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
最初に、6月11日の日程第8、議案第2号富谷町食育推進会議条例の制定についての質疑応答の中で、答弁に誤りがあり、健康増進課長から発言の訂正の申し入れがありましたので、発言を許します。健康増進課長。
健康増進課長(小松 厳君) 11日に提案いたしました議案第2号富谷町食育推進会議条例の制定におきまして、永野議員より質問がありました「食育推進会議は町長の諮問機関であるのか」という質問に対しまして、私、「諮問機関」とお答えいたしましたが、諮問機関ではございませんので訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) よろしいですね。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第 120条の規定により、19番千葉 達君、1番小泉 光君、2番小川昌義君の3名を指名いたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第5号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡辺成一君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第5号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第2号)についてをご説明申し上げます。
第1条でございますが、歳入歳出予算の補正でございます。
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,675万 4,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ90億 8,690万 7,000円とするものでございます。
2項でございますが、歳入歳出の予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものといたし、3ページから6ページにお示しをしてございます。
今回の補正の概要について申し上げます。
まず、歳入関係でございますが、歳入関係では、一つは裁判員制度名簿調整に伴う既存住民基本台帳電算処理システム改修費の交付金として 148万 1,000円でございます。
それから、2番目として歳出財源に充当するための財政調整基金繰入金、これが 1,176万 4,000円でございます。
三つ目といたしまして、宝くじ収益による財団法人自治総合センターからのコミュニティ助成金 250万円、四つ目が公有建物災害共済金、4月1日の風害等によるものでございまして、91万 4,000円が主なものとなってございます。
歳出では、一つ目は、日吉台中学校防犯カメラ設置工事に99万 9,000円。
二つ目に、企業立地住環境整備推進関連といたしまして企業訪問等の旅費、PR用ビデオ、パンフレット制作に、合わせて 281万 9,000円の計上でございます。
三つ目、東向陽台サニーハイツ管理組合町内会へのコミュニティ助成金 250万円でございます。
四つ目が、総合運動公園関係では4月1日の強風による被害施設の修繕、それからA・Bグラウンドの補修工事、管理用トラクターの更新で、合計 718万円を追加するものでございます。
そのほかに人件費、4月1日の異動等に伴いまして、各款項で人件費の調整を行ってございます。
それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書により、詳細をご説明申し上げます。
10ページ、お願いいたします。
10ページ、歳入でございますが、冒頭申し上げました14款3項委託金につきましては、 148万 1,000円を追加いたしまして 1,237万 2,000円とするもので、裁判員制度の名簿調整に伴う電算システム改修のための国からの委託金でございます。
次に、16款1項財産運用収入でございますが、9万 5,000円を追加いたしまして 2,002万 1,000円とするもので、黒川森林組合からの出資配当金でございます。
18款2項基金繰入金につきましては、 1,176万 4,000円を追加いたしまして7億 8,391万 5,000円とするもので、歳出財源に充てるものでございます。
20款4項雑入でございますが、 341万 4,000円の追加でございまして、2億 8,830万円とするものでございます。コミュニティの助成金が 250万円、公有建物災害共済金が91万 4,000円でございます。
歳入については以上でございます。
続いて、歳出についてご説明を申し上げます。
11ページをお願いいたします。
1款1項議会費でございますが、4万 6,000円余を追加いたしまして、1億 2,861万 7,000円とするもので、2節給料、3節職員手当等、4節共済費につきましては、4月1日付職員等の異動に伴う調整でございます。
以下、各款項についても同様の内容となってございます。
11節需用費、消耗品費の減額17万 3,000円、18節備品購入費での増額17万 3,000円は、地方公共団体総覧購入、議会用で購入するわけですが、この支出科目の入れかえでございます。
2款1項総務管理費につきましては、12ページの一番下になりますが、 529万 5,000円を減額いたしまして10億 4,292万円とするもので、1目一般管理費 2,245万 1,000円の減額は、人件費の調整でございます。
6目企画費の9節旅費の6万 8,000円、それから13節の委託料 249万 9,000円は、企業立地住環境整備推進関係に要するものでございます。それから、11節の需用費と14節の使用料及び賃借料でございますが、本町出身の森田選手、北京オリンピック出場の応援に関するものでございます。11節の需用費の消耗品費は、応援のための応援旗、それから印刷製本費はパネルの作成費用等でございます。
7目の情報化推進費の委託料につきましては、既存住民基本台帳関係は歳入で申し上げました裁判員制度の名簿調整でございます。それから、OCRシステム改修は、後期高齢者医療保険普通徴収納付書に関するものでございます。
13ページをお願いいたします。
2款2項徴税費は、 1,661万 2,000円を減額いたしまして2億 859万 9,000円に、それから2款3項戸籍住民基本台帳費は、 632万 2,000円を減額いたしまして 6,254万 4,000円とするもので、いずれも人件費の調整でございます。
3款1項社会福祉費でございますが、14ページにまいりまして、 995万 2,000円を追加いたしまして6億 7,943万円とするもので、1目の社会福祉総務費は人件費の調整でございます。
5目の医療助成金につきましては、国保特別会計への人件費分としての繰出金でございます。
3款2項児童福祉費でございますが、15ページをお願いいたします。 3,330万 8,000円を追加いたしまして9億 9,589万 5,000円とするもので、1目児童福祉総務費、4目保育諸費でいずれも人件費の調整でございます。
それから、次に3款3項老人福祉費でございますが、 196万 7,000円を追加いたしまして4億 6,277万 5,000円とするもので、老人福祉費は、20節扶助費で 115万 1,000円は日常生活用具給付、それから28節繰出金は介護及び介護サービス特別会計へ、5目の後期高齢者医療制度費の28節繰出金は後期高齢者特別会計へ、それぞれ人件費分として繰り出しするものでございます。
4款1項保健衛生費でございますが、16ページ、 1,986万 3,000円を減額いたしまして3億 8,229万 2,000円とするもので、人件費の調整でございます。
4款2項清掃費は、 724万 4,000円を減額いたしまして5億 5,731万 5,000円とするもので、1目の清掃費は人件費の調整、それから2目のごみ処理費でございますが、人件費の調整と、あとは需用費の61万 2,000円、こちらは清掃センター高圧気中開閉機修繕に要するものでございます。
6款1項農業費でございますが、17ページ、お願いいたします。
農業費は 648万 7,000円を追加いたしまして 6,652万 1,000円とするもので、2目農業総務費は人件費分でございます。
17ページに行きまして、引き続きまして3目農業振興費の補助金37万 3,000円は、農業用ハウス2棟設置に対するものでございます。
6款2項林業費は、1目林業振興費で9万 6,000円を黒川森林組合へ増資をするものでございます。
7款1項商工費は18ページでございますが、 327万 8,000円を追加いたしまして 5,605万 9,000円とするもので、1目商工総務費は人件費分、それから2目商工振興費は企業立地セミナー等参加の特別旅費として25万 2,000円を追加するものでございます。
次に、8款1項土木管理費、2項道路橋梁費、4項都市計画費、5項住宅費の補正は、いずれも人件費の調整でございます。
19ページをお願いいたします。
9款1項消防費でございますが、44万 4,000円を追加いたしまして4億 6,208万 2,000円とするもので、需用費、消耗品費で消防協力隊等の消防服等を購入するものでございます。
10款1項教育総務費は、 517万 5,000円を減額いたしまして1億 3,708万 2,000円とするもので、人件費の調整でございます。
20ページへ参りまして、10款2項小学校費での補正は人件費の調整でございます。
10款3項中学校費は、 119万 4,000円を追加いたしまして2億 8,575万 8,000円とするもので、15節工事請負費は日吉台中への防犯カメラの設置に要するものでございます。
10款4項幼稚園費 424万 9,000円の減額は、人件費の調整でございます。
10款5項社会教育費につきましては21ページ、 758万 8,000円を追加、2億 5,239万 9,000円とするもので、1目社会教育総務費は人件費の調整でございます。
21ページに行きまして、5項公民館費は、人件費の調整と11節の需用費、18節の備品購入費で児童クラブ利用者の増により材料代を追加するほか、ロッカーを購入するものでございます。
10款6項保健体育費でございますが、22ページ、 1,654万 9,000円を追加いたしまして4億 9,650万 2,000円とするもので、1目保健体育総務費は人件費の調整でございます。8節の報奨金、こちらはノルディックスキーウオーキング講師に対する謝礼でございます。
2目の総合運動公園費でございますが、修繕料は、4月1日の強風による被害施設修繕のためのものでございます。工事請負費はA・Bグラウンドの補修工事、備品購入費は管理用トラクターの購入に要するものでございます。
3目給食センター管理費は、人件費の調整でございます。
歳出につきましては以上でございます。
一般会計補正予算についてご説明を申し上げました。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) なお、議員の皆様そして執行部の皆様方に申し上げます。本日も蒸し暑いようでありますので、上着を脱いで審議されても結構であります。
これから質疑に入るわけでありますけれども、なるべく説明書ページを示し、款項目に沿って質問をお願いいたしたいと思います。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) それでは、一般予算のうちのページ12ページ、2款1項6の13委託料ですけれども、これはパンフとビデオとなっているわけですが、それぞれどの程度ずつになっているのか、ちょっとお伺いをしたいというふうに思います。
なお、今回初めてホームページに富谷の動画を配信してきたわけですが、どうも私が年をとっているせいかどうかわかりませんが、テロップ、流れる字が見えないんですね。見えないというかな、何と言えばいいのかな、早過ぎるですよ、テロップが。ですから、私たち、ビデオで45周年のを見せられましたから、ああ何を書いてあるというのわかるんですが、ほかの市町村の人が見たらちょっとわかりにくい、全くわからないんじゃないかなというぐらい速いスピードで字が動いていくという状態がありますので、この辺やっぱりアップするときに、今はデジタルになっていますから、その辺注意をしてアップをしていただけないものかなというのが、ビデオについてはそういうことでございます。
それから、前のときに、同僚議員から新しいデータのアップというお話をしておったわけですが、どうもまだその辺が統一されてアップになっていないような気がいたしますので、急ぎアップをしていただきたいなというふうに思います。
あと、アップの仕方も、例えばホームページ上で、町長の行動日程とか、今回入札が入りましたとか、こういうふうになっているんですが、そこにリンクして入っていったときに、どれを見ればいいのかというのがはっきりしていないんですよね。ですから、その辺を、例えば行ったら、次にリンクしたときに、これですよというふうにわかるようにしていただきたいというふうに思います、それについてはですね。
議長(渡邊俊一君) 小川議員に申し上げますけれども、今予算書に徹して質問をお願いします。要望という形でなくて、例えば、今現在のこの予算の説明書を見て恐らくお話ししているんだと思いますけれども、これについて、その中身にどのようなものが入っているかとか、こういうものが入っているんですかというような質問でお願いをいたしたいと思います。
2番(小川昌義君) あと、12ページの情報化推進の方のOCRのシステム改修とありますけれども、この詳細なシステムを改修するわけですから、この中身についてちょっとお聞きをしておきたいというふうに思います。
続きまして20ページ、10款3項2目15節日吉台中学校の防犯カメラの設置ですけれども、これについて私自身は、この設置そのもの、監視するそのものについてはちょっと反対をするわけですが、どうしてもやっぱり昨今の状況からすると、こうしたものについても必要視されているのかなというふうに思います。
それで、現在カメラを設置して、この99万 9,000円という中身なんですが、どういうふうな内容でこういうふうな99万 9,000円というものが出てきたのか。ちょっとそれぞれカメラがどういうものなのか、モニターがどういうふうになっているのか、それから、多分これから各学校単位にもし導入されるとすれば、どういうふうなことで入れようとしているのか。それら、やっぱり総合的に見てこの99万 9,000円というものがなされているのか、単体でやっているのか、この辺がやっぱり問題になってくるというふうに思います。ですから、それぞれ単体での単価はどのようになっているのか、ちょっとその辺お伺いをしていきたいというふうに思います。
いずれ、システム構成の中に入ってこれらが動いていくというふうに思うんですが、その辺もどういうふうに考えているのかお願いしたいというふうに思います。
予算とはちょっとまた外れると言うかもしれませんけれども、要するに初めてこの監視カメラがというか防犯カメラが入るわけですから、これの取り扱い方法というか、要するに運用方法、どういうふうになっているのか、この辺もやっぱり今後整理していくということが必要ではないかなというふうに思いますので、この防犯カメラから波及する問題について質問をいたします。
議長(渡邊俊一君) ちょっと整理してみたいと思いますけれども、今、小川議員質問しているのは、今回の予算書の中にそういったものが入っているのかという質問ととらえてよろしいんですか。
あと、日吉台の防犯カメラについては、今現在提案されている内容については、日吉台の防犯カメラに対しての提案という形なんですけれども、改めて今後どういうふうな形でほかの学校にも普及していくのかというような質問ととらえていいんですか。(「99万 9,000円のそれぞれの中身です」の声あり)(「中身と運用方法」の声あり)ありがとうございます。
じゃあ、最初に経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) それでは、まず企画費の中の委託料の件についてご説明申し上げたいと思います。
まず、今回この企業立地住環境関係のパンフとビデオ作成ということで予算の方を計上させていただいております。特に企業に、人に選ばれる町ということを念頭に置いて、特にブランドの確立を目指すと。そのために動画でお知らせする分が一番効果的だということで、それを計上させていただいております。
内容につきましては、まずパンフの方は、39万 8,790円ほど予算を上げております。ビデオにつきましては、 210万円となってございます。
なお、先ほどの2番目の現在のホームページで公開している映像が見にくいと。これは確かに見にくくなってございます。これは、町制45周年記念の式典のときに皆様に見ていただくためにつくったそもそもの映像でございました。ただ、せっかくの映像でございますので、ホームページにアップして広く見ていただこうという趣旨で、そのリスクはわかっていながら上げております。今回のこの予算を認めていただいて、その分を即作成して載せかえて、新たなPR活動に持っていきたいと思います。
なお、載せるときに、テロップを修正すればいいんではないかというお話があったんですが、格安でつくって、上乗せでやっているもので、あれを編集すると、さらに経費がかかったもので、その分承知で、あのビデオの7分間映るんですが、テロップが25秒流れております。その部分をはしょって見ていただきながら、映像と声の部分を重要視させていただいたものになってございます。
あと、もう一つデータの方もお答えした方がいいでしょうか。何かホームページのアップが遅いという……。その点は、再三議員の皆さんからご指摘をいただいておりまして、今、改善策をつくっております。以前からも申し上げておりますが、あのまま町の統計表をそのままアップしているもので、どうしても平成15年当時のが上がっているということでございますので、これを、今一番何を統計として皆さんにお知らせすればいいかというものを最優先に編集を加え、それを随時変わればアップしていくような体制をとっていきたいと思っております。もうしばらくお待ちいただいて、ホームページの方の効率性とか、最新のデータを載せられる媒体ですので、それで活用させていただきたいと思っております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次に、OCRシステムの中身についてご説明をお願いします。総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) このOCRシステムの改修につきましては、後期高齢者医療保険料の普通徴収の納付書を読み取り機で対応できるように、既存のシステムを改修する改修費ということでございます。
議長(渡邊俊一君) 日吉台の防犯カメラについて、学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) カメラにつきましては、セキュリティー用で、明かりのないところでも映像が映るカメラの設置を3台というふうに考えております。そのカメラとほかの附属部品といたしましてカメラ電源、ハードディスクレコーダー、15型の液晶モニターを設置する予定になっております。
それから、取り扱い運用方法につきましては、現在設置しているいろいろな市町村のところからいろいろな資料を取り寄せていまして、現在策定に向け検討中でございます。
議長(渡邊俊一君) これからの導入については一般質問の中でも町長から答弁されておりますから、それでいいですか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 私が直観的に考えたのは、この99万 9,000円というのは高いのではないかというふうに考えたわけですよ。そこから問題が発生しておるわけですが、私がこの高感度カメラですね、赤外線も含めてできるカメラがありまして、それを含めて今セットで購入できるようになっているわけですね。そうしますと、工事費を抜いて約半分ぐらいで入るんですね。そういう構成にあるわけです。望遠レンズなんかも入れまして、望遠・広角すべて含めましてカメラ、それから今言われたハードディスク、 252ギガのハードディスクですね。取りつけ金具、これ全部入れまして約50万円前後、高く見積もってもですよ。50万円ぐらい、人件費入れないで。それに仮に人件費入れても、倍にはならないんじゃないかというふうに私は思うんですが、その辺。なおかつ液晶モニターというんですが、液晶モニターではなくて、今学校にあるパソコンでモニターは可能なわけですね。このDVDの監視装置に集約されるものを含めて考えてみても、どうもその倍ぐらいは高いような気がするんですが、その辺、ほかの市町村とか含めて考えてみて、やはり高額過ぎるんではないかというふうに思いますが、そういうことです。
議長(渡邊俊一君) 小川議員がおっしゃっているのは、LGWANシステムのカメラの中に防犯カメラが入っているような状況のやつなどを、システムを踏まえた中での質問でしょうかね。「高いんではないでしょうかね」ということで今終わっているんですけれども、今、質問にちょっと徹してもらいたいんですけれども、立たないでそのままで結構ですから、ちょっとその辺具体的に。
2番(小川昌義君) カメラと全部入れてセットで購入して、なおかつレンズについても赤外線ですね、夜でも見れるような設備を導入してでも、高く見積もっても50万円ぐらいではないですかと、こういうこと。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) 今回の防犯カメラの設置につきましては、他町村の状況もお伺いいたしまして、金額的には高いというふうな印象は持っておりません。
あと、カメラもモニターとして借りまして、日吉台中学校に設置しまして映像も確認しておりますので、間違いのない商品かなというふうに考えてございます。
議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 15ページなんですが、15ページの民生費の中に日常生活用具給付として住宅用火災報知機等 115万 1,000円とありますが、この住宅用火災報知機についての何件ありまして、それで現在何件執行しているかお尋ねします。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) この日常生活用具給付に関しましては、65歳以上のひとり暮らしの低所得者の方に関して、火災警報器だけじゃなく、火災予防なり、あるいは見守りなり、災害台帳なりを整備しながら見守っていこうという事業の中で取り組んでいこうとするものでございます。 177人くらいの対象者がいるというふうな見込みで今回計上をさせていただきました。
議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) そうすると、今まだ執行件数とかは、ひっくるめてということで、この火災報知機だけに関してはわからないというお答えでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子君) この日常生活用具給付事業というのは、もともとございますので、それでつけている方というのは、これを使っているというのは今までなかったんですが、今、皆さんにお勧めをしているところでございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) まず、12ページの2款1項6目の19節の負担金、補助金及び交付金の中で、東向陽台サニーハイツ管理運営町内会コミュニティ助成補助金ということで 250万円が計上されておりますが、これ、当初の予算じゃなくて緊急に起きたものなのか、どういう経緯の内容なのかをお伺いします。
議長(渡邊俊一君) 経営企画課長。
経営企画課長(荒谷 敏君) こちらの方は、宝くじのコミュニティ助成と広く知られているもので、毎年応募申請をいただいて、その町内会へ、認められれば補助をしていくという形で、最終的には町を経由していくだけでございますので、申請を受け付けて、それを自治の方に提出し、認められると。今回は、サニーハイツさんの方から申請をいただいて、決定しましたということで平成20年度分の補助確定ということで今回こちらの方に予算を計上しております。歳入的には、これからの恐らく9月、10月に確定し、支出していくというふうな形になろうかと思います。
これは、各町内会長さんの会議のときに毎年こちらの方から説明させていただいて、せっかくの補助ですので、多く募集をしていただいて、ただ、枠配分がありますので、全部が全部認められるとは限らないんですが、昨年は日吉台町内会さん、今回はサニーハイツさんと認められてきておりますので、ぜひ多くの町内会さんにご利用いただきたいということで申し上げております。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 先ほどの防犯カメラで、どうもすっきりいかないんですよね。ですから、私がゆうべからけさにかけていろいろあっちもこっちも調べたんで、もしわかれば、それぞれの機器の名称、スペック、値段、これらがわかったら教えていただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
学校教育課長(瀬戸けい子君) 議員がおっしゃるのも十分わかるんですが、今は見積もりをとっている段階でございまして、これから業者を選定してというところでございますので、その台数とかでご勘弁願いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに。5番佐藤克彦君。
5番(佐藤克彦君) 22ページ、総合運動公園費の中の15節工事請負費、A・Bグラウンド補修工事費とあるこの内容をお知らせください。
議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤信夫君) 工事内容ですけれども、内野の土の補充、それから整正、転圧、表面処理ということの工事と、さらに、外野の川砂補充、それから浮陸整正ということで、A・Bグラウンド両面とも行うものでございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号平成20年度富谷町一般会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第6号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(小松 厳君) それでは、平成20年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書26ページをお開きいただきたいと思います。
議案第6号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、次に定めるところでございます。
第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 186万 8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ29億 5,810万 3,000円とするものでございます。
2項は、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出補正予算によるものでございます。
それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書によりご説明申し上げます。
ページ32ページをお開きいただきたいと思います。
初めに、歳入でございます。
9款1項1目一般会計繰入金 114万円を増額いたしまして、1億 7,528万 1,000円とするものでございます。これは、一般会計からの繰入金でございまして、職員の給与費等の繰り入れでございます。
9款2項1目財政調整基金繰入金72万 8,000円を補正いたしまして、72万 8,000円とするものでございます。これは、歳出における老人保健医療費拠出金の額の確定によりまして、当初予算の差額分の補正でございます。
次に、33ページをお開きいただきたいと思います。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費 623万 1,000円を減額いたしまして、 4,351万円とするものでございます。これは、当初予算で置いておりました人件費の中で、1名を減としましたので、その差額分の減額でございます。
1款2項1目賦課徴収費 737万 1,000円を増額いたしまして、 1,936万 9,000円とするものでございます。これも、人件費1名分を追加いたしましたので、その当初予算との差額分を増額したものでございます。
次に、5款1項1目老人保健医療費拠出金72万 8,000円を増額いたしまして、1億 2,969万 3,000円とするものでございます。これは、老人保健の平成20年度の概算医療費拠出金及び平成18年度の精算額が確定しましたので、当初予算からその差額分を引きましたのを増額したものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号平成20年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第7号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(梅津慶一君) それでは、38ページをお願いいたします。
議案第7号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)でございます。
第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出にそれぞれ1万円を追加しまして、それぞれ8億 2,619万 7,000円とするものでございます。
事項別明細書で説明します。
44ページをお願いいたします。
歳入でございますが、3款1項1目の一般会計繰入金1節の一般会計繰入金で1万円の追加補正でございますが、補正相当額を繰り入れしてございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございますが、1款1項1目の下水道総務費でございます。これは、人事異動がございまして、給料ほかの人件費の増減があったために総体で1万円の追加補正を行うものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号平成20年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第8号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子) それでは、48ページをお願いいたします。
議案第8号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ48万 4,000円を追加いたし、歳入歳出それぞれ12億 6,195万 4,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
事項別明細書については、54ページをお願いいたします。
まず、歳入でございます。
7款1項1目一般会計繰入金に48万 4,000円を増額いたし、1億 9,693万 9,000円とするもので、介護保険担当職員給与等の財源調整による繰り入れでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費に41万 4,000円を増額し、 2,805万 9,000円とするもので、介護事務担当職員2名分の異動等による増額でございます。
3款2項包括的支援事業費1目一般管理費に7万円を増額いたし、 1,326万 4,000円とするものです。これにつきましては、介護予防や高齢者等の総合相談担当の保健福祉総合支援センター職員2名分についての人件費分の増額でございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございません
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成20年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第9号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子) それでは、58ページをお願いいたします。
議案第9号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ19万 5,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 4,405万 7,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
事項別明細につきましては、64ページをお願いいたします。
まず、歳入でございます。
2款1項1目一般会計繰入金に19万 5,000円を増額いたし、 2,907万 7,000円とするもので、財源調整による繰り入れでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費に19万 5,000円を増額し、 3,332万 4,000円とするもので、デイサービス職員の共済負担金等引き上げに伴う増額でございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号平成20年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子) 68ページをお願いいたします。
議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13万 7,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億 6,589万円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
事項別明細につきましては、74ページをお願いいたします。
歳入でございます。
4款1項一般会計繰入金に3目として健康保持増進費繰入金を加え、13万 7,000円を計上いたすものでございます。これは、次にご説明をいたします歳出に対する財源調整でございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
歳出科目に4款健康保持増進費を加え、1項1目に疾病予防費として13万 7,000円を計上いたしたものでございます。これにつきましては、65歳以上で一定の障害をお持ちの方で、後期高齢者医療制度に移行された方に対するがん検診等の負担分の助成をいたすものでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 75ページですが、ただいまご説明がありました検診自己負担助成、65歳以上で障害があって後期高齢者に移行した人ですが、対象者は何人のうち何人が移行したというふうに現状でなっているかを伺います。○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(千葉美智子) 資格者は非常に動いておりますので、3月31日時点の数字で申し上げたいと思います。65から69歳の方については79名、70から74歳の方については89名の方が移行されております。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成20年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
この際、午後2時40分まで休憩をいたします。
午後2時27分休憩
午後2時40分再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第11号平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(梅津慶一君) それでは、76ページをお願いいたします。
議案第11号平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)でございます。
第2条の収益的収入及び支出でございますが、第1款水道事業費用の営業費用におきまして、既決予定額に人件費の 133万 1,000円を追加しまして、水道事業費用を11億 427万円、第1項の営業費用を10億 3,682万円とするものでございます。
また、3条におきまして、議会の議決を経なければ流用することができない経費としまして、職員給与費に前条の補正予定額 133万 1,000円を追加しまして 5,950万円とするものでございます。
81ページをお願いいたします。
水道事業会計補正予算説明書の収益的収入及び支出でございまして、支出1款水道事業費用1項営業費用3目の配水及び給水費、4目業務費、5目総係費を合わせた補正額 133万 1,000円、これは、すべて人件費でございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号平成20年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第12号平成20年度富谷町メールサーバ構築及びドメイン(DNS)サーバリプレースに係る物品の購入についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡辺成一君) それでは、議案書82ページをお願いいたします。
議案第12号でございますが、平成20年度富谷町メールサーバ構築及びドメイン(DNS)サーバリプレースに係る物品の購入についてをご説明申し上げます。
この物品の購入に当たりましては、平成20年4月23日に入札の公告をいたしましたところ、株式会社大塚商会仙台支店、株式会社東京システムエージェンシー石巻営業所、株式会社BSNアイネット東北営業所、株式会社富士通エフサス東北支社の4者が参加いたしまして、5月15日、条件つき一般競争入札を行いました。
入札条件といたしまして、器具提供、電算業務システム開発の認定を受けた者であること、地方公共団体から指名停止を受けていないこと、地方自治法施行令第 167条の4の規定に該当しないもの、破産等の要件でございます。
入札に当たりましては、動産の買い入れに当たる機器の導入と平成21年4月から平成25年7月までの機器の保守管理、システムサポートを一括して執行いたしました。その結果、予定価格 3,340万円、落札価格 1,450万円で富士通エフサス東北支社が1回目で落札をいたしました。
本議案では、動産の買い入れに当たります金額が 1,146万 5,790円、これは条例等で決められておる 700万円を超えるものでございますので、この契約を締結するために、地方自治法第96条第1項第8号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要につきましては、総務課長からご説明申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) それでは、財産の取得に当たります金額 1,146万 5,790円についてご説明をいたします。
今回の購入理由でございますけれども、これまで電子メール利用できる装置につきましては、1階に2台、2階に2台、3階に1台、生涯学習課、健康センター、総合支援センターの8カ所だけの制限をしておりましたけれども、20年度からパソコン貸与者全職員が利用できるようにするために、備品を購入するものでございます。この全職員が利用するためには、平成19年度8月から10月にかけましてパソコン貸与者全職員に対しましてセキュリティー研修を十分に行っているところでございます。
それでは、配付しております議案第12号の関連資料の富谷町情報系のネットワーク概略図でご説明を申し上げます。
資料の左側の赤く塗られておりますメールサーバ、これにつきましては、電子メールを送信・受信するメールサーバ1台、その下、電子メールの送信・受信メールデータを一定期間保存するメールアーカイブサーバ1台を新規に購入するものでございます。真ん中の薄い緑に塗られているものにつきましては、メールを中継して、メールのあて名管理をするドメインサーバ2台を今回更新するものでございます。あと、右の赤くなっているメール中継サーバでございますけれども、これにつきましては、メールを中継してメールサーバに送るときのセキュリティー対策を高めるメール中継サーバ1台を新規購入するものと、あと、これらが稼働できるソフトウエアを購入する金額がこの金額でございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入りますが、質問者は、ほかの議員も執行部もわかりやすいような質問を、整理して質問をお願いしたいと思います。
それでは質疑に入ります。質疑ありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) 簡明にということなので、それぞれサーバとソフトの経費はどの程度になっているのかお聞きしたいというふうに思います。この関連資料を見まして余分なことは言いません。その点お願いします。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 今回、備品関係のハードにつきましては、 443万 1,630円であります。ソフトウエアにつきましては 703万 4,160円という内訳でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) 今回のこのサーバリプレースによりまして、町民への防災情報とか、そういったもののメール配信、また各学校の保護者へのそういった情報配信などはこれでできますでしょうか。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 準備していない質問で、ちょっと後でご報告させていただきます。
議長(渡邊俊一君) よろしいですか。13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) それでは、それは後でお聞きすることにします。
それで、これがそういったものを予定してこれからのものを、ただいま言いました情報提供を予定してのリプレースかどうかお聞きします。
議長(渡邊俊一君) 安住議員、ただいまの質問、議場で答弁を求めますか。それとも後から個人的に窓口に行って……(「議場でなくて結構です」の声あり)はい、わかりました。
ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号平成20年度富谷町メールサーバ構築及びドメイン(DNS)サーバリプレースに係る物品の購入についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第12号平成20年度富谷町メールサーバ構築及びドメイン(DNS)サーバリプレースに係る物品の購入については原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第13号平成20年度富谷町内部情報システムリプレースに係る物品の購入についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 議案書83ページをお願いいたします。
議案第13号平成20年度富谷町内部情報システムリプレースに係る物品の購入についてご説明申し上げます。
この物品の購入に当たりましては、平成20年4月23日に入札の公告をいたしましたところ、富士通株式会社東北営業本部の1社が参加いたしまして、5月15日、条件つき一般競争入札を行いました。
入札条件につきましては、議案第12号と同様のものでございます。
入札に当たりましては、動産の買い入れに当たる機器の導入、平成21年4月から平成27年7月までの機器の保守管理、システムサポートを一括して執行いたしました。その結果、予定価格、税抜きで 5,440万円、落札価格 4,200万円で富士通株式会社東北営業本部が1回目で落札をいたしました。
次に、その結果、財産の買い入れに当たります部分 924万円につきましての契約を締結するために、地方自治法第96条第1項8号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要につきましては、総務課長からご説明を申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) それでは、財産の取得に当たります 924万円についてご説明をいたします。
購入理由でございますけれども、平成14年度に導入しております内部情報システム、予算編成サーバ、執行システムサーバ、決算システムサーバ、文書管理システムサーバを更新するものと、決算統計システムサーバ、LGWAN文書交換システムサーバを新たに購入するものでございます。
それでは、配付しております関係資料、富谷町のネットワークの概略図でご説明をいたします。
図面の薄緑、三つ重ねになっておりますけれども、このIT系サーバを購入するものでございますが、一つは、ソフトウエアを管理するアプリケーションサーバ1台、一つは、決算統計データ、予算データ、執行データ、文書管理データなどを蓄えるIPKデータベースサーバを1台、3台目が、自家用車予約庁内メール、会議室予約庁内メールなどを受け持つWebサーバ1台を購入するものと、これらを動かす関連ソフトウエアを購入する代金が 924万円でございます。
なお、この備品のハードウエアの金額につきましては 277万 3,963円、システムウエアが 646万 6,037円ということでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) 簡単な質問を一つさせてください。
この中にバックアップサーバというかバックアップシステムは入っていますか。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(須藤辰夫君) 一般質問でお答えしたようなバックアップでございます。もっとこれらに備えるものにつきましては、一般質問で答えたように、費用対効果を考慮しながら充実するという考えでございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。2番小川昌義君。
2番(小川昌義君) この今構築しているどうしてもリプレースをしなければならないという判断なんですね。この理由がどういうものなのかちょっとご質問を。
それから、この13号が出されておるわけですが、これに要するに機械のサーバの配置というか、こういうものがどういうふうになっているのか、これもまた今回でなくてもいいですから、あと、提示をお願いしたいというふうに思います。
もう一つ、この仕様書を見ると、1時間以内になっているんですよね。これでは遅い。30分以内ぐらいで故障対応をするというようなことを考えていかないと、1台故障になったときに対応し切れないという状況になると思うんですが、その辺について質問いたします。
議長(渡邊俊一君) サーバの配置については後でいいんですね。じゃあ、2件について、総務課長、お願いします。
総務課長(須藤辰夫君) それでは、今回の導入の理由でございますけれども、このシステムにつきましては、14年度は5年契約、そして2カ年延長というふうなことで当初14年度導入した機械につきましては、7年を使うということで使用しております。それで、耐用年数が5年なものですので、もうことしで6年使用しているものですから、ことし新規導入と、あと今まで使っていた機械、来年の9月までですね、同時並行利用いたしまして、新たに21年度から新規導入をするということで、耐用年数が5年ということを考慮してのものでございます。
今後につきましては、期間を7年ということで、当初から7年を使うんだというような計画で今回契約をしたところでございます。
あと、30分以内云々ということでございますけれども、仕様書の中に30分以内でどうのこうのの条件を付すと、業者の方が逆に厳しい時間というふうに判断されるのかなという懸念があるものですので、1時間以内と、60分以内というふうに時間の設定をしたものであります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号平成20年度富谷町内部情報システムリプレースに係る物品の購入についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第13号平成20年度富谷町内部情報システムリプレースに係る物品の購入については原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第14号平成20年度富谷町立富ケ丘小学校改修・地震補強工事請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 議案書84ページでございます。
議案第14号平成20年度富谷町立富ケ丘小学校改修・地震補強工事請負契約の締結についてご説明を申し上げます。
この工事請負契約に当たりましては、平成20年4月23日に入札の公告をいたしましたところ、株式会社阿部和工務店、株式会社橋本店、大末建設株式会社東北支店の3社が参加いたしまして、5月15日、条件つき一般競争入札を行いました。
入札の条件といたしまして、宮城県内の本店・支店・営業所を有すること、建築一式工事の認定を受け、格付がSまたはAであること、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、地方自治法施行令第 167条の4に該当しない社、元請として公共施設の耐震改修工事を行った実績があること、公共施設の耐震改修工事を行った実績のある専任の技術者を配置できることといたしました。
その結果、予定価格、税抜きで2億 9,100万円、落札価格、これも税抜きで2億 7,600万円で株式会社阿部和工務店が1回目で落札をいたしました。
請負契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要につきましては、都市整備課長からご説明を申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、工事の内容についてご説明申し上げます。
さきに皆様にお配りしておりますA3判、5枚つづりの資料をごらんください。
右上5分の1から5分の5までページ振っております。5分の1から5分の3までは、校舎等の資料、5分の4、5分の5につきましては、屋内運動場の資料でございます。
それでは、5分の1から順を追ってご説明を申し上げます。
まず、この工事につきましては、平成18年度に校舎等並びに運動場等の耐震診断を行いまして、その結果、校舎等については耐震補強の必要はないが、屋内運動場等については補強の必要があるというふうなことで今回の工事に至ったわけでございます。
まず、5分の1ページ、右側の下の四角い枠の中に今回の工事の主な内容を掲載しております。上から外壁クラック補修、外壁塗装、窓ガラスを強化ガラスに改修、この3点につきましては、各階共通でございますので、平面図等には図示しておりません。それから、暖房蒸気ボイラー方式からFF方式に改修いたします。これは機械室の改修でございまして、FFの暖房機が74台設置されることになります。それから、屋上シート防水の全面改修でございます。それから、ダムウエーターを身障者対応エレベーターに改修します。これは図面下の1階の中央付近、配膳室の下の近くに×がございますが、ここがエレベーターの位置となってございます。これは、11人乗り 780キログラムまでの対応で、間口が 1.2メートル、過去に設置しております富谷小学校、富谷中学校、成田小学校のものと同じものでございます。それからトイレ円窓サッシの改修、これは後ほど立面図で場所をお示しします。それから、1階に多目的トイレを設置いたします。これは昇降口の北側になりますが、女子トイレを一部改修しまして多目的トイレを設置するものでございます。それから、男女各トイレを洋式に改修いたします。これは、和式のタイプを一つ残しまして、各階といいますか各箇所1個残しまして、ほかはすべて洋式にするものでございます。それから、北側職員玄関へのスロープ設置、ちょうど真ん中、中央部の端でございます。それから、西側昇降口前スロープの設置でございます。1階につきましては、平面図の上側にその内容をお示ししてございます。2階のトイレ改修につきましても、1階のトイレ改修と同じ内容で、和式一つを残しまして、ほかは箇所ごとに全部洋式のトイレとするものでございます。
5分の2ページをごらんください。
これは、3階の平面図と屋上の平面図でございます。
3階のトイレにつきましては、すべて1カ所和式を残しまして、ほかは全部洋式にするものでございます。それから、屋上の全面なんですが、これはすべてシート防水張りの改修をするものでございます。
続きまして、資料の5分の3ページ、これは立面図でございます。
先ほど円窓サッシの改修というふうなことで、下側の北立面図をごらんください。四つ並んでいる部分が階段室、三つ並んでいる部分がトイレでございまして、それぞれ右側、真ん中、左側と三つ並んでいる部分がトイレでございますので、この部分の窓枠の改修をするものでございます。ちなみに、現在ちょうど10センチぐらいしか開かなかったものですから、約90度開くような形での改修をするものでございます。ほかの窓につきましては、すべて強化ガラスにいたします。ちなみに、この階段室の四つの窓、これについても窓だけは強化ガラスにするものでございます。
続きまして、5分の4ページ、こちら屋内運動場の平面図でございます。
これも右下、四角い枠の中に今回の主な工事内容を掲載してございます。
まず、大きいものにして屋根側のコンクリートの板、これがかなりの重量だということで、まずそれを軽くすることが必要だということでございます。これは厚さ 0.8ミリのガルバリウム合板、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板なんですが、これに改修をいたします。折り山タイプですので、タイプとしては成田中学校の屋内運動場と同じタイプのものでございます。それから、外壁のクラック補修、外壁塗装、窓ガラスを強化ガラスに改修、これにつきましては、全体でいたすので共通でございます。それから、照明器具は、現在自動で降下してきませんので、電動昇降機つきの照明器具へ交換いたします。それから、男女各トイレを洋式に改修、これを各和式1個を残しましてすべて洋式に改修いたします。それから、多目的トイレの設置、これは1階男子トイレのちょうど上側になりますが、男子トイレを改修しまして、多目的トイレを設置するものでございます。それから、2階平面図をごらんください。陸屋根と称しまして3カ所あるんですが、これらのシート防水張りでございます。それから、南側玄関にスロープの設置、それから、校舎等と屋内運動場との渡り廊下にスロープを設置するものでございます。
工事内容については以上でございます。
申しわけございません。
最後の5分の5ページ、これは立面図でございます。
これは、上のちょうど斜線を引いている部分全体、コンクリート板を全部撤去しまして、ここで図示していませんが、骨組み、枠の補強は全部しまして、それにガルバリウム鋼板を乗せるものでございます。
すみませんでした。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 入札のところで84ページのところですが、予定価格が2億 9,100万円、それぞれの会社の数字を教えてください。入札価格です。
それで、これは94.8%で落札したということでいいのでしょうか確認です。お願いします。
トイレですが、これは一つだけを残して洋式にするということですが、便器の数に変わりがないということなのか確認したいと思います。どうでしょう。
暖房機ですが、74機、メーカーはどこでしょうか、伺います。
工事の進め方と安全対策についてはどうなっているのか、工期はいつなのか伺います。
屋内運動場ですが、PC板を撤去してということですが、これは重量ではどのくらいになっていたものなのか、軽くなるという数字ですね、1平方メートル当たりで比較するとどうなるのか伺いたいと思います。
それと、南口の方にらせんの階段があったと思いますが、これは電動の昇降機のことがあって、多分メンテナンスのためについていたのかなとは思うのですが、これを撤去するということですが、何のために撤去するのか、新しいものをつくることはないのか、その関係について伺います。
それで、耐震診断をいたしまして、地震の補強工事が必要だということになっていたわけですが、これは震度6強から7程度の大地震で 0.7で倒壊の可能性が高いと。 1.0で倒壊しないだろうということに評点があるわけですが、これをしたことによって、その評点がどう変わるのか伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 大分質問項目多いですから、答弁者が答弁漏れしたときは速やかに言ってください。
財政課長。
財政課長(渡辺成一君) それでは、入札価格と落札率の件について申し上げます。
まず、入札額でございますが、株式会社阿部和工務店、消費税抜きでございます。他の2社も消費税きで申し上げます。阿部和工務店が2億 7,600万円、株式会社橋本店、2億 9,150万円、大末建設株式会社東北支店3億 2,000万円、落札率が94.8%でございます。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) まず、トイレの数なんでございますが、変わりはございません。現在の数で施工をする予定でございます。
それから、ヒーターのメーカーは、まだ、これから工事に入るわけですのでまだ確定はしておりません。
それから、らせん階段の件につきましては、これは学校側と相談しまして、らせん階段はほとんど使っている状態にはないというふうなことで、これは必要なしということで撤去するものでございます。
それから、コンクリート屋根の重量なんですが、現在、総重量で 200トン、鋼板にしますと60トン、平米にしますと 350キログラムから75キログラムと軽減されます。
それから、補強なんですが、耐震補強したことによりまして、1階につきましては 2.7から 2.4、XとY方向あるんですが、X軸で 2.7、Y軸で 2.4。それは1階部分なんですが、2階部分は、X軸が 2.2でY軸が 1.9でございます。
工期につきましては、21年の2月27日まででございます。
屋体の屋根工事が入るもんですから、これは現在の大工程の中での考え方なんですが、なるべく12月末には終わりたいというふうなことで計画をしてございます。
安全対策につきましては、当然、全体、総合架設の中で業者から出されました防音なり防じんなり、第三者に対する安全関係をチェックしてこれからやるわけなんですけれども、学校側それから発注者側、ややもすれば第三者ですね、付近の住民なんかも少しいろいろ声がけしまして、安全対策を図っていきたいと考えてございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) この工事は、子供たちが中にいる間にやるわけですよね。そうすると、そのあたりの注意とかというのは特にあるのか、屋内体育館についてはどの時期に集中してやるとかという、その作業日程などというのはあるのでしょうか、伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 今まで改修工事、富谷小学校、昨年は富谷中学校と、延べにしますと3カ年ですかね、続けてやってきております。過去の事例等を踏まえまして、子供たちが極力授業に支障ないような形で今までやってきたつもりなんですけれども、これからもやっていくつもりです。極力音のする工事関係につきましては、夏休み期間に集中して行いたいというふうに考えてございます。
議長(渡邊俊一君) 佐藤議員、いいですかあとは。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) らせん階段の件ですが、これはそうしますと、使っていないようだからということでしたが、つくったときは、何かの目的といいますか、それを必要性があってつくったわけだと思うのですが、それについては何だったんでしょうか、伺います。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 現在の設置状況を見ますと、2階のメンテナンスプラス、子供たちはそのメンテナンス場所に入るわけじゃないんですけれども、あると逆に子供たちが上に上がってしまうというふうなことで、ほかからもステージの方からですか、管理できますので、その部分は必要ないと判断したものでございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに。8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 2点お伺いしますけれども、一つは、富谷小の耐震工事が終わり、富谷中の耐震工事が終わって、今こちらの方の話出ましたけれども、前に富谷小学校に行ったとき、校舎のところにX型の支柱が2カ所入っておったんでしたけれども、あれはかなり耐震工事で役割を果たすのかなと見てきたんですが、ちょっとこれで見る限りでは、X型の場所というのがちょっとないんですけれども、これで大丈夫なのかどうかね、まず第1点お伺いしたいと思います。
それから、もう一点は、ほかの学校は比較的新しい学校なので耐震度は大丈夫かなと思いますけれども、前に文科省が全国で1万 2,000校、まだ耐震度が不十分な学校があるというふうに指摘をしておったんですけれども、富谷の場合は、小中とも、大体この富ケ丘小を終了すれば、大体大地震が来ても大丈夫だというふうな状況になっているのかをちょっと確認したいと思います。
議長(渡邊俊一君) 菅原議員に申し上げますけれども、2番目の質問については、一般質問のときに町長が答弁しております。したがって、1問のみで答弁を求めてよろしいですか。(「はい」の声あり)都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 菅原議員が言われました富谷小学校のX、あれは校舎部分が耐震補強必要だということで施工したものでございます。今回、富ケ丘小学校につきましては、校舎部分は耐震は必要なし、屋内運動場等だけですので、そちらで耐震の工事をするものでございます。
議長(渡邊俊一君) いいですか。
ほかに。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) まず、入札の格付です。Aとお聞きしたんですが、SとAではないですか。僕の聞き方が悪かったかどうか、その確認。
それから、予定価格が2億 9,100万円ということですが、当初の予算、でいきますと、校舎の改修として2億54万 9,000円、それから運動場の改修、耐震工事も合わせまして1億 3,299万 4,000円、トータルで3億 3,654万 3,000円ということで予算が計上されております。それが、2億 9,100万円ということで予定価格になった原因というかな、その辺のところをちょっと確認をさせてください。それでしますと 94.84%の落札率になるわけですが、やはりその辺のところの予算のとり方と大分違うので、その辺のところを教えていただきたい。
それからエレベーター、リフト、身障者用のエレベーターということでうたわれておりますが、身障者ということをここのところで強調するということの定義というか、それはどういうことなのか。
それから、エレベーターだけ身障者であって、トイレはどうなのか。やはりその辺のところも身障者という福祉対策というか、そういうものがあるんであれば、スロープや何かは大分入っておりますけれども、トイレの件に関しては洋式、和式を一つにして、あとは全部というような説明がありました。
それからエレベーター、ダムウエーターは、ここは 300キロが2基ついておるはずですが、それが1基に改修に今ご説明を承ったんですが、あとの1基はどうするのか。
それから、やはりダムウエーターで使う機械室がありません。そのときのどういうような対応で、機械室がない、今はやりの機械室レスというやつを使用しているのか。
それから、成田小学校のときは1トン、積載量が 1,000キログラムを使って発表されておりますが、先ほどの都市整備課長の説明では、 780キロ、11人でということになり、富谷小学校とか耐震工事をやったところにおかれましては、全部そういうふうになっているのが、なぜその前が1トンなのか。
その辺のところと、あと、全体的に成田東小学校、これは 900キロ。そういうような何か根拠がちょっと見当たらない。やはり一番問題なのは、成田の1トンがぼんと来たんです。ここの今ついているエレベーターと一緒ですけれども、それが何で今度また 700、本当は11人乗りというと 750キロ、65キロの計算でするのが一つの決まりなんですが、ちょっとその辺のところの各校でトン数が違うというのが私は見えないところなんですが、その辺のところのご説明を賜りたいのと、それから、全部こういうような乗用にかえたということは、県条例の福祉まちづくり条例から来たとお伺いしているんですが、この県条例の22条ですか、それの三つ目に公益的設備ということの基準に、いろいろそういう身障者というか、車いす対応だとか、そういうようなスロープだとか、そういう面でしているということを耳にしますが、こういう面で県の方からは何か補助というか、そういうものは来るのかどうかをお伺いします。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 最初に、格付でございますが、SまたはAでございます。
あと、価格の件でございますが、予定価格は税抜きで申し上げてございます。今回の入札に関する予定価格は税抜きでございまして、予算書に掲げる額は税込みでございます。その額を比較いたしますと、予算書の方が3億 3,654万 3,000円で、今回の予定価格の部分で見ていきますと、税込みで3億 555万 5,000円と約 3,000万円近くの開きということで、当初の見積もり、それから入札に臨むに当たり調整した結果、この価格で臨んだわけでございます。
議長(渡邊俊一君) 次、都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 身障者用ということで、エレベーターだけかというふうなことでしたが、図面にもお示ししておりましたが、1階資料室の左側ですか、ここのトイレの女子トイレを一部改修しまして多目的トイレ、これを設置するものでございます。ご承知ください。
それから、エレベーターの耐加重重量の1トンと 900キロ、今回 780キロ、どのような対応かというふうなことで、ちょっと成田東小と成田中の資料を持ち合わせておりませんので、後でお調べしてお答えしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「はい」の声あり)申しわけございません。
それから、県からの福祉条例に基づいての設置かということで、補助は県から来るのかと。これは県からの補助はございません。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ダムウエーターのこともちょっと聞いていましたよね。ちょっとその辺、もう一回、立たないで。
12番(高橋敏夫君) あそこは、ダムウエーターの 300キロのやつが2基、既設でついている状況の中で、1台を今説明では身障者用のエレベーターに対応するというようなご説明しかなかったので、あとの1台を使うのか使わないのか、それとも使わないなら、それをどうするのか。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) これは、二つ、ダムウエーターを撤去いたしまして、1基のエレベーターにするものでございます。
議長(渡邊俊一君) よろしいですか。
ほかに質疑ありませんか。6番山路清一君。
6番(山路清一君) 円窓のサッシなんですけれども、これ先ほどちょっと話聞き逃したかもしれませんけれども、円窓のサッシの回転が悪くなったからサッシをかえるというわけですか。それちょっとお聞きいたします。
それと、窓ガラスをすべて強化ガラスにかえるとなっています。これ、すべての窓を全部強化ガラスにかえるのかどうかお聞きいたします。
それと、この強化ガラスにするのは、耐震工事関係からするのかどうか。
それともう一つ、この強化ガラスにかえた場合の金額的には幾らになるかお聞きいたします。以上です。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 円窓サッシの件につきましては、やっぱりどうしてもトイレ等で、掃除なんか空気を入れかえしながら掃除をする際に、どうしても今のですと10センチぐらいしか開かなくて、窓もここしかない。空気の入れかえができないというふうなことで、今回は90度ぐらいまで開くやつということで改修するものでございます。
強化ガラスにつきましは、すべて強化ガラスにするものでございます。
ちなみに、耐震の対象が今回屋内運動場だけでございますので、耐震のための強化ガラスかと言われますと、今までですと耐震も含めて強化ガラスにしていたんですが、今回、一層の補強ではないんですが、改修というふうなことで、子供たちの安全性を考えて強化ガラスに改修するものでございます。
それから、ちなみに今回の耐震経費、屋内運動場の補強部分なんですが、全体の工事費で約3割でございます。屋内運動場の耐震部分だけで3割の工事費がかかってございます。
あと、ガラスでしたかね。ちょっとガラスの内容、すみません、調べます。校舎等の、これは設計額の直工費なんですが、約 710万円。屋内運動場で直工費で 210万円でございます。約 1,000万円ぐらいでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番安住稔幸君。
13番(安住稔幸君) 今の非常に鋼材や、または原油とかそういったものが、また建設資材ですか、そういったものが高騰しております。こういったもので単品スライド条項ですか、そういったものの適用というか、そういったものを考えていらっしゃるか、その辺をお聞きします。
議長(渡邊俊一君) ちょっと聞き取れなかったんですが。いや、立たないで言ってください。
13番(安住稔幸君) 今契約したものが、例えば建設資材とかが急激に上がった場合、そうすると大分業者さんが大変なことになるわけですよね、それを調達するのに。そういったもので単品スライド条項、そういったものが多分入っているかとは思うんですが、そういったものの適用を今後どのように考えているかということ。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 単品スライド適用条項につきましては、契約書には入れてございませんが、そのとき、そのときで双方が協議するといった内容で対応してまいりたいというふうに考えております。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号平成20年度富谷町立富ケ丘小学校改修・地震補強工事請負契約の締結についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第14号平成20年度富谷町立富ケ丘小学校改修・地震補強工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。
この際、午後3時50分まで休憩をいたします。
午後3時39分休憩
午後3時50分再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第15号平成20年度富谷町立東向陽台小学校改修工事請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 議案書85ページをお願いいたします。
議案第15号平成20年度富谷町立東向陽台小学校改修工事請負契約の締結についてをご説明申し上げます。
この工事請負契約に当たりましては、平成20年4月23日に入札の公告をいたしましたところ、株式会社阿部和工務店、奥田建設株式会社、株式会社橋本店、大末建設株式会社東北支店の4社が参加いたしまして、5月15日、条件つき一般競争入札を行いました。
入札条件といたしまして、宮城県内に本店・支店・営業所を有すること、建築一式工事の認定を受け、格付がSまたはAであること、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、地方自治法施行令第 167条の4の規定に該当しない者、平成15年度以降に元請として、工事請負金額1億円以上の公共建築工事を行った実績があること、工事請負金額1億円以上の公共建築工事を行った実績がある専任の技術者を配置できることといたしました。
その結果、予定価格、税抜きで2億 2,100万円、落札価格、1億 6,350万円で株式会社橋本店が1回目で落札いたしました。
請負契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
各業者さんごとの入札金額を申し上げます。
株式会社橋本店が1億 6,350万円、消費税抜きでございます、いずれも。次に、株式会社阿部和工務店1億 8,900万円、奥田建設株式会社1億 9,500万円、大末建設株式会社東北支店2億 1,600万円でございます。
業務の概要につきましては、都市整備課長からご説明を申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) それでは、工事の内容についてご説明申し上げます。
これにつきましても、さきにお渡ししております5枚のA3判の説明資料をごらんいただきたいと思います。
これも5分の1から5分の3までは校舎等の内容、それから5分の4、5分の5は、屋内運動場の内容となってございます。
これにつきましても、右下、四角い枠の中に今回の工事の概要をお示ししてございます。
この工事につきましては、富ケ丘小学校と同じように、平成18年度に耐震診断を行いまして、ここの学校につきましては、校舎、屋内等とも耐震補強の必要はないというふうなことで、今回は改修工事のみの内容となってございます。
上から外壁クラック補修、外壁塗装、窓ガラスを強化ガラスに改修、この3点につきましては、先ほどと同じように各階共通でございます。それから、暖房を蒸気ボイラー方式からFF方式へ改修、暖房機は63台でございます。それから、屋上シート防水の全面改修をいたします。それから、ダムウエーターを身障者対応エレベーター、こちらも富ケ丘小学校と同タイプ、11人乗り 780キロ対応、間口が 1.2メートル物でございます。それから、続きまして受水槽の取りかえ、これは内容量25トンの受水槽に取りかえるものでございます。それから、1階に多目的トイレを設置いたします。これは、右側図書室隣の女子トイレを改修しまして多目的トイレを設置するものでございます。それから、男女各トイレ、洋式に改修、これも富ケ丘小学校と同じように、各階各箇所和式1個を残しまして、その他すべて洋式に改修いたすものでございます。
それから、この学校につきましては、廊下の手洗い台を増設いたします。1階につきましては、右側昇降口の中に手洗い台を増設いたします。それから、北側職員玄関並びに屋内運動場への渡り廊下、この2カ所部分をスロープ設置いたします。図面にしますと、ちょうどぎざぎざの黒い部分になってございますが、職員玄関口並びに一番左側、矢印しておりますが、屋内運動場への渡り廊下のスロープ設置、図示してございます。
上の2階部分につきましては、トイレ部分の改修のみでございます。
続きまして、5分の2ページをごらんください。
これは3階の平面図と屋上平面図でございます。
3階につきましても、1階、2階同様、トイレの改修でございます。
それから、屋上は、全面シート防水の改修でございます。
続きまして5分の3ページ、これは南側と北側の立面図、EXPJというのが表示されておりますが、ここの部分はエキスパンションジョイントと言いますが、一番上の南立面図でごらんください。ちょうど一番右端の部分、EXPJ、ここから右側の部分が平成12年に改修してございますので、増築しておりますので、この部分については改修をしないものでございます。
続きまして、5分の4ページ、こちらは屋内運動場の改修を示してございます。
こちらの右下、枠の中に工事の内容を掲載してございます。
外壁クラック補修、外壁塗装、窓ガラスを強化ガラスへ改修、この3点につきましては全体でございます。
それから、2階平面図の陸屋根あるんですが、これは陸屋根シート防水へ改修いたします。それから、男女各トイレを洋式、これも和式1個を残してすべて改修でございます。それから、女子トイレですね、一部改修して多目的トイレを設置いたします。それから、北側入り口階段、一部スロープを設置いたします。
最後のページ、5分の5ページ、立面図でございます。
ここにつきましては、スロープのうち改修部分を表示してございます。
議案第15号の内容につきましては以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入るわけでありますけれども、議案第14号と全く同じような状況での説明でありますから、質疑ありますか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 入札率は 73.98%でいいんでしょうか。確認したいと思います。
それと、手洗い台の増設についてですが、それぞれの図で見ますと大きさが異なっているように見えます。1階は蛇口が何個でどれくらいの大きさなのか、2階、3階というふうにお答えいただきたいと思います。
受水槽が25トンになるということでしたが、これまでどれくらいの大きさだったのか伺いたいと思います。
工事の進め方、そして工期、安全対策についても伺います。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 1階昇降口の部分につきましては、3階、2階から子供たちがずっとおりてくるわけで、ここの1階の部分だけにつきましては大きいタイプということで学校の方から要望ございまして、そちらの2階、3階の約倍の大きさにしてございます。
それから、蛇口の数と受水槽の既存のやつの大きさ、ちょっと今図面で調べますので、よろしいですか。
議長(渡邊俊一君) じゃあ、その間に財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 落札率 73.98%です。
議長(渡邊俊一君) 今、都市整備課長、ちょっと調べていますから待ってください。
それでは、ちょっと都市整備課長、今、手元だけでなかなかわからないということで、調べるということでありますから、暫時休憩いたします。大体10分ぐらいと思っていただいて結構です。議場から離れても大丈夫です。ですから、10分には戻ってください。
午後4時03分休憩
午後4時09分再開
議長(渡邊俊一君) じゃあ、都市整備課長、調べてまいったもんですから、暫時休憩を解いて、休憩前に引き続き会議を開きます。
都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) 大変申しわけございませんでした。
受水槽の既存の容量なんですが、新設物と同じ25トンでございます。 蛇口の数でございますが、1階が4基、2階、3階が2基でございます。
それから、安全対策ということなんですが、これは先ほど富ケ丘小学校でお話し申し上げたとおり、学校関係者並びに第三者にけが等を及ぼさないように、受注業者並びに学校関係者と十分に打ち合わせをいたしまして、極力音が出る工事等は夏休み期間に施工したいというふうなことで当初から考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、受水槽ですけれども、25トンのものを25トンにするということは、そのかえる理由についてお尋ねします。
それと、5枚目の4ページのところにある多目的トイレの設置ですが、たしか女子トイレの方にという説明があったかと思いますが、そうしますと、女子トイレの方はかなりスペースが狭くなるんでしょうか。それを除いた便器の数については変わりがないのでしょうか伺います。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) それは洗面所でした。女子トイレではございません。洗面所です。洗面所の一部改修でございます。(「25トン」の声あり)
その25トンについては、既存の受水槽の老朽化によるものでございます。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今の佐藤議員の質問にも関連するんですが、受水槽の取りかえなんですけれども、これはかつて数年前まで飲料用に使っていたものだと思うんですけれども、今は非常用ということで、一切飲料用に使ってはいないということですよね。確認させてください。
議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。
教育長(千葉芳樹君) 受水槽の水は高架水槽の方に導いて、屋上から、その水に使っているということで、現在飲料水には使っていないということです。
議長(渡邊俊一君) ほかに。1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) 先ほどの議案14号、それから今の15号、二つの数字を見て質問させていただきます。
予定価格というのは、だれがつくって、つまり町が積算しているのでしょうか、それとも外部コンサルタントに委託しているのでしょうか。
この二つの予定価格は、同じソフトウエアで積算されているものでしょうかどうでしょうか。
それから、最後に、前者は約95%の落札率、後者 73.98%、74%の落札率、この20%の落札率の違いというのをどう評価しますか。
以上3点お願いします。
議長(渡邊俊一君) 財政課長。
財政課長(渡辺成一君) 予定価格につきましては、入札当日、朝に町長初め関係の職員で決定いたしております。
それから、積算方法については、同じでございます。
落札率20%の開きというふうなお話でございますが、まず工事の内容、前議案の部分は耐震改修、こちちは耐震を伴わない改修、そういった点も影響しているのかと思いますし、あとは、落札業者さんの受注に対するいわゆる意欲なり、そういうものが出ているのかなというふうにも思われます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 一つ、議案の14号とちょっと関連するんですが、エレベーターの内容の中で、地震が99.8%起こり得るということに対して、今回やはり新しい機種をつくるということで、今、いろいろな安全装置やなんか、管制時の地震を関知をしてとまるだとか、いろいろな停電時どうだこうとかも入っているんですが、今の機種は、もう気象庁から入ったやつの地震のものに基づいて、その管制の運転の装置と連動して30分以内に復旧するということが、今ほとんどのところで、役所やなんかで騒がれているものなんですが、今回のものに関しては、そういう装置は新たにつけたのか、またそういうことを考えたのか、ちょっとお聞きします。
議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
都市整備課長(鴇 謙一君) ものについては、今のところ、工事の大きな見積もりに対しましての積算でございまして、最終的にその30分以内の復旧どうのこうのにつきましては、また実施の段階で煮詰めていきたいと思います。アドバイスの方、よろしくお願いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号平成20年度富谷町立東向陽台小学校改修工事請負契約の締結についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第15号平成20年度富谷町立東向陽台小学校改修工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第13、富谷町農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
本議題は、町長より、平成20年7月19日をもって本町の農業委員会委員の任期が満了となり、農業委員会などに関する法律第12条第2号の規定により推薦依頼があります。よって、議会推薦の農業委員は、富谷町議会先例38により推薦人は1名とし、伊豆田待子君を推薦したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議会推薦の農業委員は1名とし、伊豆田待子君を推薦することに決定いたしました。
ただいま、富谷町農業委員会委員として推薦することが決定されました伊豆田待子君が議場におられますから、富谷町議会会議規則第33条第2項の規定により当選の告知をいたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第14、発議第4号国有林野事業の健全化を求める意見書を議題といたします。
提出者菅原 傳君に説明を求めます。菅原 傳君、登壇願います。
8番(菅原 傳君) ご提案を申し上げますけれども、今お話ございましたように、国有林野事業の健全化を求める意見書。
提出者菅原 傳、賛成者佐藤克彦議員、賛成者小川昌義議員となっております。
ちょっと文面が少しわかりにくい文面になっているようでございますので、かいつまんでちょっと1分だけご説明申し上げますが、ご存じのように、今、地球グローバル化の中で、地球温暖化が進んでおりまして、非常にいろいろな被害が起きております。ご存じのように、ミャンマーのサイクロンもそうでありますし、アメリカのハリケーンもそうでありますし、南北両極の氷山もどんどん崩れてきているというふうな状況でありまして、日本の国内でもいろいろ異変が起きております。
例えば、世界遺産に指定をされました白神山地のブナが、あと何年もつかというふうな危険な状態にもなってきておりますし、何か聞くところによると、福島のリンゴが表面にきれいな赤みがなくなって、ちょっとくすんだ色になって、これは温暖化のせいだというんですね。したがって、将来は福島のリンゴはちょっとなかなか売れなくなってくるんじゃないかというふうな懸念もありまして、北海道あたりが一番おいしくなってくるというふうな、そういうふうな話もありますけれども、しかし、そうは言いながらも、何とかしてこれは食いとめなくちゃいけないんで、やはり全世界的な規模、特に北海道でサミット会議が開かれますけれども、重要な議題になっておりますが、今、国内でもいろいろなグループの方々が、何とかこの温暖化を食いとめようということで努力をしておりますので、そういう趣旨で申し上げますので、よろしくお願いしたいと思います。
近年、地球温暖化が深刻な環境問題となる中で、グローバル化する森林の役割に対する要請が高まるなど、環境資源としての森林に対し、強い期待が寄せられている。
一方、林業を取り巻く厳しい状況の中で、森林経営は脆弱化し、その担い手である山村は崩壊の危機に立っている。
このような中、森林整備を推進していくためには、森林所有者の森林経営意欲を創出するための施策の推進はもとより、民間による整備が困難な水源林等公益森林の整備に対する公的機関の役割の強化、さらには過疎化・高齢化が進む中で、森林・林業の担い手である山村の再生に向けた積極的な取り組みが極めて重要となっている。
このような時期に、国有林野事業は、いわゆる「行政改革推進法(平成18年6月)」に基づき、業務・組織の見直しが予定されており、また、旧(独)、これは独立法人という意味ですけれども、緑資源機構は、「独立行政法人整理合理化計画(平成19年12月)」に基づき19年度末で解散をし、水源林造成事業等は、(独)森林総合研究所に継承させられる措置が講ぜられたところである。
今後の林政の展開に当たっては、森林吸収源対策の推進はもとより、特に国有林野事業等において、安全で安心できる国民の暮らしを守るために、重要な役割を果たす水源林等公益森林の整備、さらには地域林業・木材産業の振興を通じた山村の活性化に十分に寄与できるよう、下記事項の実現を強く要請する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
2008年6月13日
下の方の4人の方にあてて出しますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 2点ほど伺います。
まず、要望項目4点あるうちの1点目ですけれども、第1です。この中に「環境税」という言葉が入っておりますが、私どもの党でも環境税については提言をしているんですけれども、ただ、それぞれの立場で、この環境税の考え方というのは、だれがどう負担するかというふうなことについては、煮詰まった状況にはまだないというふうに思います。そこで、この「環境税」という言葉を使うときに、国民的な合意ということを大前提にすると考えていいかどうかということが一つです。
それから、もう一点は、同じくこの環境税の課税の対象なんですけれども、国民一般への大衆課税ということではなくて、例えば、CO2 を大量に排出するような事業所等々に対しての課税が中心だということを最小限の前提に考えていいかどうかということをまず確認したいと思います。
議長(渡邊俊一君) 永野議員にお尋ねします。「私ども」というのは、日本共産党という言い方でよろしいんですね。(「そうですね」の声あり)
菅原傳君。
8番(菅原 傳君) 大変大事な指摘だと思いますけれども、私たちも、いわゆる国民的な立場でこの環境税というのを理解をしていただいて、それを一定の財源をもとにして日本の林業を守っていくということが極めて大事だというふうに思っております。
ただ、この環境税の考え方についてはさまざまあって、「森林税」という名前をつけてみたり、あるいは「緑資源税」という名前をつけてみたり、さまざまな言い方をしておりますけれども、言ってみれば緑の環境の環境税でありますが、ただこの出し方については、まだ全体としては合意は図られていないようであります。
特に、福田さんがガソリン税の問題がいろいろ論議されたときに、「一般財源化する」と、こう言ったんですね。そのときに、できればこの環境税というのか、緑税というのか、そういうのを含めて検討したいということを何かちらっとお話をされたようでありまして、しかし、これは全体的なもちろん合意は得ておりませんから、実現するかはどうかは定かでありませんけれども、一般に各政党とも、自民党も含めまして緑のやはり資源を守るためには、何らかのやっぱり国民的な負担が大事なのではないかということは言われてきております。
したがって、これからの国会の論議の問題ですけれども、やはり民間の、あるいはいろいろな諸団体の意向を出しながら国会に反映をさせないと、なかなかこれが実現できないというふうなことがあるだろうというふうに思います。
国民的な負担といいましても、国民全体が負担するということは当然出てくるんですけれども、それが皆消費税と同じように、同じ割合で出すかどうかということになってくると、これはいろいろ問題がありまして、特にCO2 の問題でかなり吐き出している企業もあるわけですね。例えば鉄鋼、鉄を生産するところ、あるいは電力、そういったところはCO2 をかなり出しておりますから、今の新聞にもいろいろ論じられております。国会でも論じられております。そういう方々には応分の負担をしてもらった方がいいというふうな話も出ておりまして、ここのところがこれからの合意形成の課題でありますけれども、そういうもろもろの条件を考えて、どういうふうな税にしたらいいのか、あるべき税の姿をこれからも検討していくと。
まず、とりあえずきょうのこの意見書というのは、日本の緑、山野を守るために国の方で十分な手当てをしてくれというふうなことで、財源的な問題は今話しましたように、今後の論議の対象になってくると思いますけれども、そういう状況であることをご説明申し上げたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 菅原議員にお尋ねをいたします。
先ほども同じように、「私どもの方」というような発言がありましたけれども、これは提出者菅原議員、それから賛成者佐藤議員、小川議員の3名を指して「私ども」と言っておられるのか、それとも別な形で「私ども」と言っておられるのか。
8番(菅原 傳君) 先ほど申し上げましたように、国民的な課題になっているんで、その「私ども」というのは国民全体という意味であります。ただ、いろいろそれにかかわる団体がありますから、そういう団体はそれなりにいろいろやっておりますけれども、私が申し上げているのは、国民的な課題としてこれをぜひ実現をしたいということで、この「私ども」と言っているのは、佐藤議員も、それから小川議員も含めまして同感をいただきまして出しておりますので、決して一つの団体とか、一つの枠組みでこれをやっているというふうなことではありませんので、国民全体の課題として提出をしたわけであります。
議長(渡邊俊一君) はい、わかりました。
ほかに質疑ありませんか。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) いろいろ今、議長がご質問なっているような感じと、あと、意見書の中身が、やはり非常に富谷町議会として身近に感じるようなものが私には、不勉強なのか、ちょっと国有林事業も富谷のところにあるのかどうか、そういうようなものを含めて、やはり列記した4項目も、すべてが議会として出すというような重みが、非常に文章の中でも何か借りてきた文章みたいな読み方されると、やはりもう少し我々は、町民の負託にこたえていくという観点から、やっぱり考えていくと私は思うんです。そういうものから、十二分に地球温暖化、そういうものに関しては全体的にはよく理解できますが、町議会としてこれから四方に出すということに関しては、もう少し富谷町の実態といいますか、町民が菅原議員の方に嘆願をしたとか、そういうものの実態とか説明もないもので、その辺はどんなものかお聞きします。
議長(渡邊俊一君) もう一度ちょっと整理しますね、高橋議員。
最終的なる提出者に対する質問はどこにあるか、もう一回ちょっとその場で。
12番(高橋敏夫君) 議会として出すような文章、意見書の中身なもんで、やはり今、富谷町として私が知っている限りは、国有林の事業というのが積極的に行っているような状況ではないと私は受けとめているんですが、それがまずどうなのかということがあって、議会として出すので、その辺の重みはどのようにとらえているのかということをお聞きしたいんです。
議長(渡邊俊一君) はい、わかりました。
2点であります。
富谷の町に国有林があって、その事業が富谷の町でやっておられるのかという質問と、それから、議会としてのその重みをどのように感じて提案しているかという2点について答弁をお願いします。菅原議員。
8番(菅原 傳君) 前に、松枯れ病問題がいろいろありました。そのときにも私質問なり提案はしているんですけれども、これは主に富谷の場合は民有林が多いんですね。今ここに国有林野と書いてありますけれども、これは国全体のことを意味して言っているわけですが、もちろんここの文章の中には民有林もいろいろ入っております。だから公有林、いわゆる国有林ですね。あるいは町有林、そういったような公有林、それから民有林、いずれも含めまして、やっぱり山林をもっと手厚く保護していただきたいというふうなことでこれは出しておりますので、富谷のさまざま松枯れ病もいろいろありましたけれども、そういった民有林の問題も視点に入れて、そして国の方に、国全体としてもこれは考えてもらいたいということで要請をしておりますので、決して国有林野だけがよくなったんでは、民有林はどうでもいいのかとなってくるとアンバランスが出てくるわけですね。
したがって、国有林も公有林も民有林も、一緒に林野事業というのをやっていかないと、やっぱりCO2 の排除とか、地球の環境浄化とか、そういうのできませんから、そういう意味では、高橋議員がおっしゃるように、国あるいは富谷の地方のこういったような問題も含めて要請をするということで、この文章にも書いてありますので、後でごらんいただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 今、菅原議員答弁なさっておりますけれども、この提案書の中にも、民間による森林整備が困難な地域における国の関与の下での森林整備制度の創設というような項目が一応うたわれております。ですから、完全に国有林だけではないというような判断もされるような感じもするんですけれども、その辺で高橋議員、理解はしていただけますか。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 意見書のタイトルが、初めから「国有林野事業の健全化」と大きなタイトルをうたって、趣旨や何かが、大変失礼な言い方ですけれども、文章も何か「私ども」というような団体のところから引用されてきたような説明の仕方ということで、後からこういうもので説明されても、もうタイトルからいっても、私とすればちょっともう少し配慮があってもよろしかったなと思って質問しました。
議長(渡邊俊一君) 菅原議員、先ほど高橋議員が質問しましたけれども、国有林が富谷の中にあって、そういう事業があるのかというような質問も中にあったわけなんですけれども、その辺についてなかなか把握しにくいところだと思いますので、執行部の方にちょっと尋ねてみますか。それとも、そのままでよろしいという形でよろしいですか。8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 別に文言に私はこだわりませんけれども、例えば、表題のところで「国有林野等事業」の「等」を入れて民有林も含めるというふうなことで、表題は変えてもいいというふうに思いますが、決して一部の形でのいわゆる国の緑化を図っていくというふうな立場ではありませんので、日本の国全体のやっぱり緑をもう少し回復させようというような視点でこの意見書を出したいというふうに思っておりますので、その点はご理解をいただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) そうしますと、ただいまの高橋議員からの質問に対して、この表題を変えて、再度修正し直して提案するというような形をとるのでありますか。8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) さっき申し上げましたように、この文言の中には、民有林もいっぱい書いてありますので、したがって、「国有林野」ということはちょっと誤解があるかもしれませんから、「国有林野等事業の健全化」というふうに入れていただいて、幅広く含めるということでご理解をいただきたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 暫時休憩いたします。
午後4時39分休憩
午後4時55分再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
本日の会議は、議事の都合により時間を延長して行います。
先ほど、提案者より、初歩的表題のミスということで表題の修正を行いたいとの申し出がありましたので、再度、表題について提案者から発言を求めます。8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 「国有林野事業の健全化」とありますけれども、これは民有林も含むという意味にしますので、「国有林野等事業の健全化を求める意見書」というふうに修正をしたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(渡邊俊一君) もう一度確認をさせていただきます。「国有林野等の」の「の」は要らないんですか。(「入れて結構です」の声あり)はい。「国有林野等の事業の健全化を求める意見書」と表題を訂正させていただきたいという発言でありましたが、このただいまの訂正の発言に対して、皆様方の同意を求めたいと思いますが、ご同意されますか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、ただいまの表題については、「国有林野等の事業の健全化を求める意見書」に書きかえます。
ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ありますか。(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これから発議第4号国有林野等の事業の健全化を求める意見書を採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立多数。よって、発議第4号国有林野等の事業の健全化を求める意見書は原案の通り採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定しました。
議長(渡邊俊一君) 日程第15、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって、継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成20年第2回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から提出された意見を十二分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会のあいさつといたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
会議を閉じます。
平成20年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。
どうもご苦労さまでございました。
午後5時00分 閉会