更新日:2008年01月28日
第1日目 1月28日(月曜日) | ||||||
議案第1号 | 平成19年度富谷町一般会計補正予算(第6号) | |||||
議案第2号 | 副町長の選任につき同意を求めることについて | |||||
発議第1号 | 道路特定財源の見直しに関する意見書について |
会議録署名議員の指名 | ||||||
会期の決定 | ||||||
議案第1号 | 平成19年度富谷町一般会計補正予算(第6号) | |||||
議案第2号 | 副町長の選任につき同意を求めることについて | |||||
発議第1号 | 道路特定財源の見直しに関する意見書について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
平成20年第1回富谷町議会臨時会は、ここに開催される運びとなりました。この臨時会は富谷町町長から平成19年度富谷町一般会計補正予算及び副町長の選任につき同意を求めることについてなどの議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつといたします。
本日は多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則第8条では録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は携帯電話の電源をお切りになるか、もしくはマナーモードに切りかえて静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成20年第1回富谷町議会臨時会を開会いたします。
最初に、提案理由を含め、富谷町長にあいさつを求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
寒さ厳しい折ではございますけれども、本日ここに平成20年第1回富谷町議会臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはご多用の中ご参集を賜りまして厚く御礼を申し上げます。
さて、本臨時会に提案しております議案は2件であります。
まず、議案第1号につきしては、富谷町一般会計補正予算(第6号)であります。
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 867万 3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ81億 1,437万 6,000円とするものであります。
本案は、このたびの原油価格の高騰に伴う緊急対策に要する所要の補正予算をご審議いただくものであります。昨今の原油価格の高騰は、灯油はもとより、さまざまな生活関連物資の価格上昇につながるなど、町民生活を直撃しており、大変憂慮すべき事態となっております。
国では、生活困窮者等に対して自治体が行う灯油購入費助成等の支援について、特別交付税措置を講ずるなどの原油価格高騰に関する基本方針が示され、また、宮城県においても灯油購入費助成に係る市町村支援を実施することとされております。
富谷町といたしましては、寒冷地でもあることから、国、県の方針を踏まえ、とりわけこの冬の原油価格の高騰により家計に大きな影響を受ける低所得者世帯の方々に対して、負担軽減の一助となるように支援するものであります。支給対象は、生活保護世帯と非課税世帯のうち、65歳以上の方のみの世帯、65歳未満で介護保険法に規定されている要介護3以上の方がいる世帯、障害者世帯、母子家庭等の一人親世帯などで、対象世帯数は 1,200から 1,400世帯と推計いたしております。助成額につきましては、灯油価格高騰分の支援として1世帯当たり 6,000円を支給するものであります。これらの施策を実施していく上で必要となる予算措置を行うため、 867万 3,000円の補正を行うものであります。
また、今しばらく続く厳冬期においては、町民の皆様一人一人が今まで以上に省エネや石油節約に意識を持ってお取り組みをいただき、原油高を乗り切るご努力とご協力をお願いする次第であります。
次に、第2号、副町長の選任につき同意を求めるものでございます。12月定例議会で副町長を置かない条例の廃止についてご承認いただいたところでございます。その後、人選を進め、このたび地方自治法第 162条の規定に基づく副町長の選任について同意を求める議案であります。
同意を求める者は、昆野武裕氏です。経歴等につきましては、配付している資料に記載しているとおりでありますが、概略を申し上げますと、昭和28年2月28日、気仙沼市に生まれ、法政大学を卒業後、気仙沼市役所に入庁し、平成19年4月より気仙沼市より派遣職員として町内成田にある宮城県市町村自治振興センター事務局長、兼務職であります、宮城県市町村職員研修所所長に就任し、現在に至っている方であります。また、昨年6月より富谷町男女共同参画推進審議会委員として富谷町においてもご活躍をいただいております。
副町長選任に当たり、昆野氏がお持ちになる能力と実績、宮城県市町村職員研修所で培った豊かな人脈や多様な経験を評価し、富谷町が進める地方分権や行政改革を一層進める上で最も適任であり、余人をもってかえがたい人材と確信いたします。
何とぞ満場のご賛同を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。
なお、選任年月日につきましては、平成20年4月1日を予定しております。
以上、本臨時会に提案いたしました2議案の概要をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当課長をもって説明をさせますので、よろしくご審議をいただき、何とぞご可決、こ同意いただきますようお願い申し上げまして、私のあいさつといたします。
議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長報告はお手元に配付のとおりであります。
なお、説明員の出席要求ほか関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。
議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は富谷町会議規則第 120条の規定により13番安住稔幸君、14番伊豆田待子君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。
議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本臨時会の会期は本日の1日にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本臨時会の会期は本日の1日に決定いたしました。
議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第1号平成19年度富谷町一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(渡辺成一君) おはようございます。
それでは、議案第1号平成19年度富谷町一般会計補正予算(第6号)についてご説明を申し上げます。
議案書1ページをお願いいたします。
第1条、歳入歳出予算の補正をお願いするものでございます。
第1条で歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出の総額にそれぞれ 867万 3,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を81億 1,437万 6,000円とするものでございます。
第1条第2項でございますが、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものといたし、2ページから3ページにお示しをしてございます。
次に、歳入歳出補正予算事項別明細書により概要をご説明申し上げます。
6ページ、お願いいたします。
歳入でございますが、19款1項繰越金は、歳出のための予算措置といたしまして 867万 3,000円を追加いたしまして、増額いたしまして1億 7,403万 8,000円とするものでございます。
次、歳出でございますが、7ページでございます。
3款1項社会福祉費で 867万 3,000円を増額いたしまして、8億 2,287万円とするものでございます。社会福祉総務費で、原油価格高騰に伴う緊急対策といたしまして、低所得世帯の支援を行うための予算措置を計上いたしております。11節需用費、消耗品 6,000円、12節役務費、通信運搬費9万 3,000円は、対象者に対する申請事務に要するもの。20節の扶助費は対象者に対する灯油購入等に対する助成でございます。
以上でございます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 今、ご説明いただきましたが、非常に、今、世の中でも大変心配していることを本町におきましても、1月4日に原油価格の対策本部ということで設置をされまして、手前どもの方にもその報告がございました。そして、1月4日に町長を本部長として設置されて、今回ご提案に至ったわけですが、実際に対策本部を設けられまして、今までどのような形で審議をされ、そして、結果的に 6,000円という価格が出てきたわけですが、今のご説明ですと、正確な所帯数、それから対象者、明確に出ていないように思われます。そしてまた、ほかの宮城県のみにおかれましても 6,000円というようなところから 5,000円というものが1所帯におかれましての平均になっておられますが、やはりいろいろな角度から富谷町の状況というものを本部として分析してやられたと思うのでございますが、そのようなご説明もちょっといただきたいなということで、やはり灯油というものは、正直いって石油の情報センターの方でもいろいろな状況を説明しながらやっておると思うわけです。仙台市におかれましても、やはりいろいろの角度から本部におかれまして、あらゆる角度から市民のためにやっておられます。そして、やはりなぜ 6,000円というものが、根拠が出てきたのか。根拠、やはりこういう形でいきますと、大体、試算をしていった場合には 5,000円以下というような、そういうような経済の方からも出ている中におかれまして、なぜ当町は6,000円というものを設定したのか。あらゆる、やはり、そういうお困りになっている方たちは、今、条件的に助成の対象者が出ておりますが、やはりほかの町村におかれましても、いろいろな福祉施設だとか、やはり富谷町におかれましてもやはり私立の保育所だとか幼稚園だとか、それから福祉施設等々がございます。そのようなものは十二分にご検討の中に含まれておったか、ご報告等がないもので、恐れ入りますが、その辺のご説明を賜りたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ただいまのご質問にお答えを申し上げますが、詳しくは、総務課長の方から細部にわたっては答弁させたいと思います。
今、議員が触れていただいたように、年内に2回国の対応を受けて、国の施策を受けて、年内に2回、そして1月4日に本部を正式に立ち上げると、こういうふうな経緯は今指摘いただいたとおりでございます。その金額だとか、対象の範囲だとか、その辺は当初から議論の中身でございましたので、詳しくは総務課長の方から答弁をさせることといたします。
議長(渡邊俊一君) 総務課長。
総務課長(中川弘美君) それでは、対策本部の設立を含めて、経緯についてご説明させていただきます。
まず、第1回目の協議会を持ちましたのが12月26日でございました。それにつきましては、町長と、それから、総務課、財政課、保健福祉課、経済振興課、この4課でもって初の会合を開きました。内容的には、12月11日に政府の基本方針が示されておりますので、それと、それから12月25日、前日の緊急対策閣僚会議、それを受けて、町の方針を検討しようということで、26日に初会合を行った次第でございます。
それから、2回目が12月28日でございました。対策本部の設置についてと、それから、支援の内容についてということで、同じく4課と町長とで協議をしたところでございます。対策本部につきましては、1月4日、立ち上げということで決定をさせていただきました。
明けて1月7日に3回目の会合を持ちました。同じメンバーでございます。対策本部の設置要綱の吟味をいたしました。それから、今後のスケジュールということで協議をしていたところでございます。
それから、1月11日に第4回目、これにつきましては、総務課と保健福祉課の担当部署で具体的に支援の対象者を協議する形で進めてまいりました。
最終が1月16日、5回目、4課と町長とで福祉関係の支援対象者の決定をしたところでございます。
また、先ほど 6,000円という単価でございますけれども、この算出に当たりましては、平成19年12月の灯油1リットル当たりの小売価格、96円28銭という県内の平均でございます。それと1年前、平成18年12月の小売価格、これが74円6銭でございました。その差額22円22銭、これが高騰分ということで算出したものでございます。灯油の月平均の使用料を 150リットルと見込みまして、厳冬期である2カ月分という算出根拠をもちまして 6,680円となったのでございますけれども、 1,000未満は切り捨てにして 6,000円を助成するという結論に至ったものでございます。
なお、対象につきましては、保健福祉課の方で吟味しておりますので、もし必要であれば、そちらの方から答弁させていただきます。
議長(渡邊俊一君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(千葉美智子君) 対象者に関して申し上げます。
65歳以上のみの世帯を 622世帯と見込んでおります。それから、65歳未満で介護度3以上という、2号被保者と言われている世帯の大黒柱の方々が多いところでございますが、そこのところを24世帯と見込んでございます。それから、児童扶養手当あるいは母子父子家庭関係を 283世帯と見込んでございます。それから、重度の障害者 444世帯、それから難病でも重度の認定を受けている方々の世帯で31世帯、それから、生活保護が35世帯というところで現在見込んでおるところでございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに。8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 2点、ご質問申し上げますが、一つは、さっき町長の方から対象の家庭が 1,200から 1,400世帯というふうな話がありましたので、 200世帯の差があるんですね。これはまだ確定していないのかどうか。せっかくの給付対象に漏れたりするということもかなり後で問題が出てくるかと思いますので、この辺はどういうふうに数字的に確定をされるのか、お伺いしたいと思います。
もう一つは、補助の給付方法でありますけれども、利用券を配付するのか、あるいは申請方式で、申請をしてもらって補助を出すのか。このどちらなのか、この2点についてお伺いいたします。
議長(渡邊俊一君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(千葉美智子君) 1点目の数字の 1,200から 1,400というところでございますが、先ほど申し上げた合計が 1,429世帯になろうかと思います。これから、予算に、中の精査をいたします。1世帯に2人いるところもございますし、あるいは施設に入っている方もございますし、その辺が精査をしてまいりまして確定の数字を出していかなければならないというところで、 1,200から 1,400という町長が申し上げたところになってございます。(「実施方法」の声あり)
失礼しました。
申請をいただいて、それで口座に振り込むという形をとるようになります。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑。1番小泉 光君。
1番(小泉 光君) 今、保健福祉課長の方から、申請を出してもらって銀行口座に振り込むということがありましたけれども、るる説明ありました65歳以上 622世帯、児童・父母子 283世帯……云々、この辺は町として当然数字をつかんでいるだろうと思っていますし、その人たちの銀行の口座も既に把握しているのではと私は思っているのですが、そういう状況の中で、何でわざわざ申請書を送って、その申請書を書かせて、そして、その申請書を持ってこいと、そういう上から目線になっているのか、私にはちょっと理解ができないところがあります。わかっているのであるならば、即刻振り込む。そして、足りないところをまた別の申請等で措置をすると。この寒い時期、スピードが命と思っていますので、そういうような手段は考えなかったのでしょうか。以上です。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今の小泉議員の質問、ご指摘は全く同意趣旨といいますか、同感するところでございまして、しかしながら、対象者数の口座等控えがあるかという、それも一部あるのでしょうけれども、全世帯をカバーしておるものでもないというふうなことですし、申請をというふうなことで実務的に、きょうの可決をいただいた後、今の趣旨で早急に対象者に漏れなく、それこそ行き渡るようにとり進めたいというふうな気持ちは持って、今、臨んでいますし、そんな対応をすることといたしたいというふうに思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 私がご説明をいただきたいということは、低所得者だけではなくして、ほかの民間の保育所だとか幼稚園だとか、それからあと、福祉施設関係のご検討というものがあったのかどうか。それから、 6,000円ということの根拠というものをご説明いただきましたが、実際にこの地域で黒川郡が何で4カ町村 6,000円になったのか、この横のつながりも何か、横でお話し合いがあったのか、検討、両方の情報公開の末そういうふうになったのかということ。
それから、やはり、何か富谷町の中の職員といいますか、課なり設置本部だけでやっておられたようなご説明ですが、やはり今、43行政区、行政区長さん並びにそういうような低所得者だとか、福祉、いろいろな問題点のある方々をいろいろご面倒見ていただいておる民生委員、児童委員の方たちのご意見等はいただいた上で、ご回答のものに含まれているのかどうか。それ自体がちょっとご説明の中に入っていなかったと思うんです。
それから、もう一つは、やはり今いろいろほかの方の市町村におかれましては、やはり大変お困りになっている方たちが、今、自分たちから申請をしなければいけないということで、ご説明ありませんでしたが、代理申請はどうなのか。また、逆に言えば、私が今言った民生委員の方たちがそういうものに携わって、幅広く申請というものはやはり落ちるケースも大分あります。そういう面のアフターフォロー、それからまた、今、町長がおっしゃったように、確実な対応というものを漏れなくするためには、細かいものが必要と思うんですが、その点のご見解を賜りたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) スタート、国の施策を受けてということで、年内、さらにまた会派からのご要望もございました。そういった経緯もあって、年内にスタートしたわけでございました。私が最初に打ち合わせした折に、その対象とその範囲、額、どういう根拠を持ってどの額にするかというようなあたりが二つの目安のいわゆる指示の項目でございました。その中でいろいろ検討してございます。範囲も、いわゆる施設、保育所、何々のというようなことの含めて対象の範囲も検討させていただきました。農業者への支援はどうしようかしらという、保育所は、民間、無認可というようなところの範囲も含めて十分なる検討をした結果、きょうお示しをさせていただいた範囲におさまったというような経緯が一つございます。
さらにまた、区長さん、民生委員さんにというようなことも含めて、年末に歳末助け合いの配分等があります。ちょうど近接しておったものですから、そういったことも含めて、十分なる、皆さんにお一人の漏れもなく、一世帯の漏れなくやろうというような根っこは当初から持ってスタートしてございます。したがいまして、申請だとかというふうなことで、来るのを待つ姿勢ではなくて、こちらから十分なる働きかけ、内情を見させていただきながら、当てはまる世帯には早急に対応させていただく、こういうふうなことでございます。代理のことも含めて対応することといたしたいと思います。
他町との、黒川郡のということはございました。仙南でそういう取り組みがきっかけとして情報としてありましたものですから、黒川圏域としてどうかしらというふうなことで一報を入れさせていただいて、そのことをもって事務レベルで、職員レベルで1月に入って、黒川4町村で担当者会議を開いていると、こういうふうな経緯の中で、このような額と対象等の範囲とさせていただいたと、こういうふうなことでございます。
議長(渡邊俊一君) 町長、施設関係に対しての助成は考えなかったのかというような質問がありましたけれども、それも先ほどの中に入っているということでよろしいですか。
ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号平成19年度富谷町一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第1号平成19年度富谷町一般会計補正予算(第6号)は原案のとおり可決されました。
議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第2号副町長の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、議案の第2号の件でございます。
副町長の選任につき同意を求めることについてお諮りするものでございます。
副町長に下記の者をということで、先ほどお話を申し上げました昆野武裕氏を選任することについて、地方自治法第 162条の規定により議会の皆さんに同意を求めるものでございます。
住所は仙台市宮城野区東仙台6丁目14番25号、ロフティハイム東仙台 115、お名前が昆野武裕、生年月日、昭和28年2月28日でございます。経歴概要等につきましては、別刷で皆さんのお手元に配付しているとおりでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 気仙沼の市役所に大分長く勤められまして、その後、自治振興センターの課長あるいは事務局長、所長を歴任されておりますけれども、そういったような行政的な関係でいろいろなところに携わって、その手腕はある方だというふうに思いますけれども、実務的に行政的な面でいろいろタッチをされてこられたのが、ちょっとここに入っておりませんので、どうなのかなということでご質問申し上げますけれども、自治振興センターはいろいろ自治関係の研修をするところでありまして、実務というよりは研修が中心になってくると思うんですけれども、昆野さんの場合、研修はさることながら、行政的な経験といいますか、そういうようなことは今まであったのかどうか。町政ですから、実際には実務的な面がかなり今度は多くなってくるというふうに思いますけれども、その経験ぐあいについてお伺いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 大学卒業されて、気仙沼市役所に入庁されて、その間、経歴概要にお示しいただいているように、平均的に3年ぐらいの単位でそれぞれの部署に配属をされ、それぞれのところで力量を発揮すると、こういうふうなことは富谷町も気仙沼市も同様だろうというふうに思います。22年に及ぶのでしょうか、入庁後22年、市役所にお勤めになって、第1回目、平成11年に成田の研修所の研修課長としてというふうなことの経緯はそこに書いてあるとおりでございます。
というようなことで、お手元に今のご質問のお答えとしては、十分なる豊富な行政それぞれの公務員歴、公務員としての業務に精通している方というふうに認識してございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) これは昨年12月13日に副町長の件でこちらの方、出されましたが、3月あたりにというような報道もございましたが、実際にこのように臨時議会の中で、これは手元がちょっとどうなのかなという懸念もありましたが、いずれにしましても、今、こういう町の行政の必然性から町長が提供されたとお伺いするところでありますが、実際、この昆野さんは私ども、ここから見たときに、だれかのご推薦というものがあってのご提案のなのか、人選なのか。それとも、どのような、町長が、接点がちょっと見受けられない。やはり、ご説明いただいた中に十二分なそういう行政の持ち主であり、本町の非常にそういう面の、これからの分権社会においても、また、あらゆる問題点に適応すべきということ等ご説明ございましたが、ちょっとその辺のところが、町長が昨年の2月にご就任なさられまして、そして、富谷町との接点となると、先ほど言いましたように自治、すぐ、成田にある、そこのところが町長とのご接点が一番最初ではなかろうか。それから、男女共同参画の審議会、これの方の、これは平成17年に制定されまして、条例化されまして2年間ということで、これは新しくこの昆野さんを推薦と申しますか、ご提案したのは6月だと思うんですが、その辺のところ、10名の審議委員の中から、この人を選んだいろいろな面というものの接点がどうも伺えない。それから、やはり、法政大学ということで、社会学部ということで出ておりますが、やはり行政となりますと、やはりそういう面ではいろいろな法律的な関係というものが大変携わっていく上であれじゃないかなと思う。それはそうとは限りませんが、社会学部というのは社会の調査というようなことで、今、脚光を浴びている学部でありまして、いろいろな部門の中においても、資格を取るというところも、そういう資格の面だとか、そういう面のご説明も賜れればお願いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 恐らく接点はというふうなことだというふうに今受けとめさせていただきましたけれども、先ほど、説明をいたしましたとおり、男女共同参画委員、6月に初回の会議がありまして、これは選任行為ではなくて充て職でございます。充当の「充」という。10人目に研修所の所長を充てるというふうなことで、したがいまして、平成19年4月に所長職として来られた昆野さんが富谷町の参画審議会委員に自動的に充て職としてご出席をいただいた。そこからのスタートでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 12番高橋敏夫君。
12番(高橋敏夫君) 接点のことについてはあれですが、やっぱり、今、ほかの議員からもありましたように、行政職に関しての当初の説明では十二分にノウハウを持っているというようなご説明ございましたが、そういう面の社会調査士だとか、そういう資格を非常にそういうものや何かの資格等とか、そういうもののご説明、ちょっと賜っていないんですが、お願いしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そこまでちょっと持ち合わせておりませんけれども、先ほど、説明要旨で申し上げたとおり、まさに余人をもってかえがたいというようなことで、私の選任行為というようなことで、十分に皆さんのご期待、そしてまた町民の皆さんの期待にこたえられる有為な人物というふうなことで選任させていただいております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。17番浅野幹雄君。
17番(浅野幹雄君) ただいまの同僚議員の質問で、接点はわかりました。我々も若生照男さんのときから、助役を廃止、収入役を廃止、助役だけでも早急に復帰させたらいいのではないかということで、待望の日がきょう来たわけでございます。そんな中で、男女共同参画推進審議会は充て職であったというのはわかります。今後、これから町長の右腕としてこの庁舎内で務めを持つわけでごさいますけれども、町長がこの昆野武裕氏にどのような魅力、それから、おつき合いはあったのかどうか、わかりませんけれども、大学は違うでしょうから、あと先生当時とか、いろいろな部分の中で、審議会に入って、これはいいなと思っただけではないと思うんですね。町長はこの方と別の接点、私的な接点、それからどんなことを期待して彼を右腕としたいのかということをお聞きしたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この件も、先ほど要旨の中で、私がつくった内容でございますので、そこに尽きているかと思います。それこそ繰り返しになりますけれども、能力、実績、そしてまた多様な人脈、そしてまた、今求められている富谷町の将来像というふうなことに十分こたえられるということでございます。審議会としての委員としてのご経歴とあわせて、研修所にも何度か私もご案内を受けて、北川知事のとか、研修を一緒に受講するということの中で、継続してやりとりがあったというふうなことでございます。私的な云々というようなことではなくて、研修所でというふうなことで人柄等も見させていただいてのことでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第2号副町長の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖
議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に4番細谷・二君、5番佐藤克彦君、6番山路清一君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付
議長(渡邊俊一君) 念のため申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、富谷町議会会議規則第84条の規定により、否と見なし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
投票箱点検
議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。
事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順に投票願います。
局長点呼、投票
議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。
4番細谷・二君、5番佐藤克彦君、6番山路清一君、立ち会い願います。
開 票
議長(渡邊俊一君) 投票結果を報告いたします。
投票総数 18票
有効投票 18票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 14票
反対 4票以上のとおり、賛成が多数です。したがって、議案第2号副町長の選任につき同意を求めることについては原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
議場開鎖
議長(渡邊俊一君)この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前10時52分 休憩
午前11時15分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(渡邊俊一君) 日程第5、発議第1号道路特定財源の見直しに関する意見書についてを議題といたします。
提出者磯前 武君に説明を求めます。磯前 武君、登壇願います。
11番(磯前 武君) それでは、意見書について説明いたします。
道路特定財源の見直しに関する意見書について、富谷町議会会議規則第14条の規定により提出をいたします。
提出者磯前 武。賛成者安住稔幸議員、賛成者今村 寿議員、賛成者山路清一議員です。
それでは、道路特定財源の見直しに関する意見書(案)を朗読して、提出にかえさせていだきます。
本町は、仙台都市圏内にあって、仙台北部中核都市の住宅機能を担うエリアとして位置づけられており、全国有数の人口増加率を示しています。本町は 49.13平方キロの町域に国道4号線8.28キロメートル、県道3路線、総延長 14.66キロメートル、町道 250キロメートルを有しており、急速な都市化の中にあって道路交通網の整備はまだその途上にあります。今後さらに活力あるまちづくりや人やものの広域交流を推進するためには、高規格道路の仙台北部道路富谷ジャンクションの早期完成、さらに国道4号線への約 1.7キロメートル部分の早期供用開始及び国道4号線から東北自動車道への乗り入れの検討を強く要望してまいりました。
少子高齢化の進展している中、当町は12月末日現在4万 4,877人を擁する人口増加の自治体として成長発展の途上にあり、今後さらなる活力ある地域づくりを推進するとともに、渋滞の緩和等によるCO2 削減等の環境問題に対応し、安全で安心できる地域社会の実現を図るためには、高速道路を含む道路の整備はより一層重要となっています。
これらの道路整備の推進には、今後とも整備に必要な財源の確保が求められており、道路特定財源制度は極めて重要な役割を担うものであります。よって、道路整備に関する町民のニーズは依然として高いことを踏まえ、引き続き道路整備の推進が強力に図れるよう、次の事項について強く要望をいたします。
記
1.平成19年度中に作成される道路整備の中期計画を着実に推進するため、道路特定財源 (揮発油税、地方道路譲与税、自動車重量譲与税、自動車取得税並びに軽油取引税)につ いて、暫定税率の適用期間を延長すること。
1.受益者負担という道路特定財源の制度の趣旨にのっとり、道路整備を強力に推進するた め、道路特定財源は安易に一般財源化せず、すべて道路整備に充当すること。
1.活力ある地域づくりや都市づくりを推進するため、高規格幹線道路からの市町村道路に 至る道路整備を効率的かつ効果的に推進すること。
1.急速に進む少子高齢化社会に対応するため、地域内外の交流・連携を支える道路整備に 対し強力な支援を行うとともに、歩道空間のバリアフリー化、交通安全対策、防災対策等、 安全で安心できる道路整備の施策の充実を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
平成20年1月28日
提出先は、内閣総理大臣福田康夫様以下でございます。
よろしくどうぞお願いいたします。
議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 提出者に伺いますが、この意見書は、その趣旨が大きく言いまして、現在の道路特定財源の制度をそのまま維持するということと、あわせて、ガソリン等の暫定税率についても堅持すると、そのまま維持するという内容であります。加えてさらに、道路中期計画ということで、今後10年間に59兆円の財政投資をするということについても、これを推進するという内容となっています。
ところが、今、毎日、テレビでも、新聞でも、ラジオでも、国民の暮らしが大変だと。ガソリンは今 150円を超えるというところまで、1リットル当たり、超えるというところまでいっている。こういうときに、せめて期限が切れる暫定税率についてはそのまま廃止してほしい。そうすれば1リットル当たり25円のガソリン代の引き下げが可能ではないか。こういう声、道路より生活が先なんだという声があふれているわけです。提案者は、こういう住民、国民の声をどう受けとめているのか。まず、1点目、伺いたいと思います。
次に、先ほど申し上げましたけれども、国に要請する四つの項目のうちの一つ目に、道路中期計画ということで、これを着実に推進するために道路特定財源諸税について、暫定税率の適用期限を延長することというふうに書かれておりますけれども、この道路中期計画についてはどういう計画なのか、その概要についてご説明をいただきたいということと、あえて、わざわざこの項目は、前回なかったものでしたけれども、わざわざ加えられたわけですから、内容をご説明いただきたいということと、10年間で59兆円もかけて、さらに道路を整備するという中に、不要不急の道路建設というものも含まれているわけです。例えば、港湾から最も最寄りの高速道路のインターチェンジまで、時間を短縮するということで、今幾つか上げますと、例えば瀬戸中央自動車道だとか、中国自動車道、北陸自動車道等々が計画にありますけれども、これは現在でも12分から14分で、あるいはもっとほかにも道路がありまして、18分で現在でも行ける、こういう距離があるわけなんですが、わずか2分、4分、これを短縮するために新たな道路建設、高規格道路をつくるという計画になっているわけです。こういう道路整備こそ不要不急だと言えるのではないかと思いますけれども、提案者はどのようにこれを考えているのか、伺います。
3点目ですけれども、この提案されている意見書の二つ目、三つ目、これを見ますと、あたかも道路特定財源を一般財源にしたり、それから、暫定税率を廃止すると地方道が整備できなくなるかのように受けとめられる。こういう文言になっています。今、しきりに政府もいわばおどかしのように、道路特定財源を廃止したり、暫定税率を廃止すると道路の、地方道の整備がおくれるんだということを言っておりますけれども、実際には、暫定税率を廃止しても、道路特定財源を一般財源にしても、国の予算、国さえきちんと予算を計上すれば地方道を初めとした生活道路の整備というのは進められるんですね。何でやれないかのように考えるのかが大変疑問なんですけれども。提案者は一般財源化すると道路建設は進まないと、特に地方道は進まないというふうに考えているのかどうか、伺いたいと思います。
四つ目ですけれども、昨年9月に同じように道路特定財源に関する意見書というものが出されました。このときの提出者は安住議員だったわけですけれども、それからわずか4カ月で、私、文言一つ一つ全部押さえてみましたところ、数字が幾つか変わっているだけです。「平成19年」が「平成20年」になっているというような、幾つか数字が変わっているだけで、
あとは全く変わりません。一言半句変わっていないんですよ。要望項目が一つ、先ほど申し上げた10年で59兆円を注ぎ込む道路中期計画、この問題が加えられた。今、本当に国民の皆さんが暮らし大変で、何とか6兆円にも上る道路特定財源を一般財源にして、福祉にも教育にも使えるようにさせてほしいという声が高まっているときに、あえてこの世論に反するような意見書を、しかも大抵は1年に1回ぐらいずつこの意見書が出されてきたものをわずか4カ月後に全く同じような中身で提案する。私、何でこんなことをなさるのか、理解ができずにいたんですが、結局、何が何でも特定の考えを通そうと、そのための世論づくりを進めるということがねらいなのかなと、そのために町議会が利用されるのかなというような印象を受けたんですね。この点、提出者の真意がどこにあるのか、伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 11番磯前武君。
11番(磯前 武君) この道路特定財源の中で、ガソリン税、暫定税率、この問題については、今、国会で論争中であります。また、連日、地元紙の河北新報、その他マスコミ等でも詳しく報じられていて、現状として、この道路特定財源の暫定税率の影響廃止と、この問題は宮城県にとっても、本町にとっても大きな問題であるわけです。
暫定税率が廃止された場合に、補助財源、補助金が来て、今、いろいろ富谷町でも道路の交通安全だとか、それから高齢者に対するバリアフリーの歩道の整備、こういうところに穴があいてくるわけです。進まなくなるわけです。宮城県で1月21日に公表した道路整備に関しての減収額では、富谷町が今までの計算方式からいくと2億 2,000万円の減額になるということが河北新報でも報じられております。
本町での道路整備は、町道の整備、そしてまた、あけの平のバリアフリーの歩道整備、それから、これからやろうとしているいろいろな路線の町道の整備にも問題が生じてきます。進まなくなります。それから、北部道路の富谷ジャンクション、これも4年間おくれていきます。これは4年間おくれるとどういうことになるかといいますと、宮城県がこの前公表したセントラル自動車、このセントラル自動車が大衡村にインターチェンジをつくって、それで、そこからセントラル自動車がつくった車を富谷ジャンクションを経由して、そして、仙台港に持っていくと、こういうふうな進出企業を支援する道路網の整備にも大きな痛手を生じてくるわけです。これはセントラル自動車は2010年から開始したいと言っているけれども、
今の状況でいけば、9年に富谷ジャンクションができるんですが、これが4年後退して、平成13年になりますと、これは大変なことになってくるんじゃないかと。セントラル自動車が、
「じゃあ、計画変更してもっとほかにやりますよ」ということにもなりかねないような大きな問題だから、富谷町の議会として、こういうふうなことに対して見直しをしてもらいたくない。ぜひとも、こういう道路に対して整備が順調にいくようにということで、意見書を提出したわけでございます。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、今国民の暮らしが本当に大変だという中で、せめてガソリンの25円については引き下げてほしい、引き下げられるように暫定税率を廃止してほしいと、こういうことをどういうふうに受けとめているかということについてお答えがありませんでしたけれども、それよりも、この大きな道路が必要だということになるのでしょうか。今のお答えを聞いていますと、やはり道路特定財源がなくなると地方道路は整備されない。こういう非常に画一的なというか、意図的なというか、そういう結論に至っているわけなんですけれども、6兆円に上るこの特定財源を一般の財源化すれば、これは道路に使えないというものじゃないんですよ。本当に必要なものであれば、道路のバリアフリー化も含めて、耐震化も含めて、通学道路の拡幅も含めて、整備できるんです。これが、そこにお金を出すか、出さないかは今の自民党・公明党政府の姿勢が逆に問われる問題であって、道路特定財源を廃止するとできなくなるという問題ではないんですよ。廃止して、何にでも使える一般財源をふやすことの方がむしろ地方道の整備が促進すると、こういうふうに考えておりますけれども、どうでしょうか。
そして、北部道路については、今、ここで特定財源を廃止したり、暫定税率を廃止すると4年間おくれるといいますけれども、だったら、なぜこの意見書を北部道路の促進というところに絞らないのでしょうか。ここには一言も入っておりませんよ、北部道路の推進なんて。既に着手されている北部道路がおくれることが心配ならば、なぜそのことを文言に入れないのでしょうか。これも大きな疑問です。お答えください。
改めて、もう一度伺いますけれども、道路特定財源を一般財源化したり、暫定税率を廃止すると地方の道路に回らなくなるという、その法的根拠は何でしょうか。根拠があるのでしょうか。あるならお答えください。
議長(渡邊俊一君) 11番磯前武君。
11番(磯前 武君) この問題は、今、国会で論じられている最中でございますので、私がこれはこうなる、これはこうなりますよというふうなことは一々申し上げるつもりはありません。ただ、平成18年の9月定例議会、平成19年9月定例議会で、これは意見書として採択された経緯があります。ただ、今回については、道路、関連しているということで、4点挙げたわけでございますが、今、富谷ジャンクションに対して、全然関係ないんじゃないかと言いますが、高規格幹線道路と、こういうふうな面では十分関係することだというふうに思っております。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今、国会で論じられているから、詳細なことがわからないと言いますけれども、今、私が質問……(「発言者」の声あり)わからないということじゃないんですか。だって、私が今国会で論議云々を言っているわけじゃないんですよ。暫定税率は黙っていてもことしの3月で切れるわけですから。暫定税率といって何年、30数年ですよ、暫定税率が設けられてから。暫定というのが恒久化され、常態化しているのが現状じゃないですか。これは簡単な話ですよ、そんな難しいことではないんですよ。国民の暮らしの立場に立ったら、国会でどうこうより、議員としてだれの立場で頑張るかということじゃないんでしょうか。あえて富谷町議会の意志として、こういう意見書を出す必要があるのかどうかということが問われているんですね。私は全くそういう必要はないと思っています。
それから、ご答弁がありませんので、道路中期計画については、これから10年間で59兆円、1年間にすると約6兆円ずつ道路建設に注ぎ込んでいくと。その中には、さっき言ったようなわずか2分、4分、時間を短縮するための道路も含まれている。これは事実です。国会できちんと答弁された中身ですので、これは事実なんです。こういうことまでわざわざ今回この1項目めに入れているんですよ。この意見書の意味合いというのは非常に問題があると思います。改めて、道路中期計画とはどういう計画なのか、磯前議員がどの程度の認識をもってここにこの意見書を提出されるのか伺います。
議長(渡邊俊一君) 11番磯前武君。
11番(磯前 武君) この道路の中期計画というものは、今、国が抱えているいろいろな諸問題、これに対して各地方においては自治体がこれから財源が不足してくると。こういうものを受益者負担ということで、ガソリンを使って道路を走る車等に対して、そういう目的に合ったものに対してやっていくんだというものが骨子です。いろいろなガソリンの問題だとか、そういうことは確かに大変だとは思いますが、これは原油の問題とか、アメリカとの問題とか、いろいろなものになりますから、これは国会で結論を出す問題だというふうに思っております。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 新聞などを見ても、やはり暮らしが大変だということが町民、住民の思いだと思います。先ほど、灯油の低所得者世帯に対する補助の議案がありまして、それが可決されたわけですが、やはり原油高によってさまざまなものが上がっているのが今なんですね。3月に切れるというのであれば、あくまでも暫定ということで切れる。だとすれば、このままその暫定を切らしてといいますか、そして、何も59兆円を10年間で使い切ってしまうというものについて、町民の意志とは全く反対のような、乖離しているような意見書は出すべきではないと私は思うのですが、その点について、提案者はどのように考えているのか、伺いたいと思います。
議長(渡邊俊一君) 佐藤議員に申し上げますけれども、提出者は出すべきだということで提出しておるわけですから……。(「町民との思いをどういうふう受けとめているかということで……」の声あり)
議長(渡邊俊一君) 町民との思いでいいんですね。11番磯前 武君。
11番(磯前 武君) 確かに私も車を運転していて、ガソリン値上げ、また、灯油、これが高くなっている。これは大変だと思います。ただ、富谷町の町民というか、国民がすべからく大変なので、国はそういうことに対して、灯油の問題、困っている低所得者に対して、考え方を柔軟に考えて、何とか助けてあげようという、そういうあらわれが現在出ているわけでございます。過去に、ガソリンが 165円になった例もある。 155円になった例もあるというふうに福田総理も申し上げております。大変国民には大変な痛手を、今負担をしている。しかし、このことについては、最善を尽くしながらいい方向に持っていきたいということは答えているわけですから、それ以上のことを私が国会議員でもありませんから、そういうことは今言えるわけにありませんが、このことについては、私の提出した意見書に議員の皆さんが賛成していただくということを願って提出したわけでございます。以上です。
議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は提案されております道路特定財源の見直しに関する意見書(案)に反対をいたします。
反対理由の第1ですが、今、原油価格の高騰によるガソリン、灯油などの値上がりが続く中で、国民の暮らしはこれ以上耐えがたいというところにまで追い詰められており、道路特定財源を廃止して、福祉にも暮らしにも使える一般財源に回すべきだという声は、まさに国民的世論となっています。とりわけ、ガソリン1リットル 150円とした場合に約25円にも上る暫定税率の廃止は緊急の課題です。このようなときに、わざわざ道路特定財源維持、暫定税率の適用期限延長の意見書を提出するなどもってのほかであり、町民の思いに逆行すると言わざるを得ません。
第2に、意見書案の第1項に道路整備の中期計画を着実に推進するため、道路特定財源諸税について、暫定税率の適用期限を延長するとありますが、そもそも道路整備の中期計画とは、10年間に59兆円もの税金を注ぎ込んで、道路建設を行う計画です。その中には、先ほども申し上げましたが、拠点的な空港・港湾から高速道路のインターチェンジに10分以内にアクセスできるように改善するということを目的にして、北陸自動車道や瀬戸中央自動車道、中国自動車道等々の事業が計画されております。ところが、これらの港湾では、現在でも12分から14分でアクセスが可能であり、わずか2分ないし4分短縮するための事業まで含めて59兆円が計画され、そのために道路特定財源、暫定税率が必要だというふうにされているわけです。こうした不要不急の道路建設の見直しこそ真っ先にやるべきことであり、議会人として政府に求めるべきことではないでしょうか。
第3に、意見書案の二つ目の項目では、道路特定財源は安易に一般財源化せず、すべて道路整備に充当することと要求しておりますけれども、これは道路建設を別枠で確保し、最優先するという論理であり、税本来のあり方からしてもおかしいと考えます。1949年の揮発油税の制定当時に、この税収を道路特定財源にしようとする動きがありましたけれども、しかし、一般財源として制定されたという経過もあります。それは何よりも一般的な財政事情が特定財源を創設する要件よりも優先される。つまり、税金は本来国家のどの経費にも使われる一般財源という性質を持つという原則によったものでした。国民の暮らしも国の財政状態も悪化している今、特定の経費を優先する仕組みをやめて、一般財源化することは緊急の課題だと言えると思います。道路特定財源が、この制度ができたのは、今から50年以上も前で、当時、道路の舗装率は5%程度でしたが、現在では98%に達し、その役割は既に終わっております。暫定税率が30年ほど前に道路特定財源をさらに上乗せして、むだな道路をつくるということを加速する役割を果たしてきました。暫定税率として導入しながら、長期間にわたって継続し、実質的にこれを恒久化、常態化するということは国家の税のあり方としても非民主的だと言わなければなりません。
最後に、意見書案の第3、第4の項目を見ますと、あたかも市町村道の整備を初め、歩行空間のバリアフリー化や交通安全対策、防災対策などは道路特定財源なくしては進まないかのように読み取れるという問題です。しかし、危険な通学路の道幅を広げたり、防災、防雪対策の生活道路の整備など本当に必要な道路の整備は一般財源で建設することができるわけですし、むしろ、政府の生活道路整備に対する消極的な姿勢こそ問題だと言えます。現行の道路特定財源制度のもとでは、国と地方の財源配分というのは、6・4もしくは7・4というほどに、地方への財源配分というのは少なくなっております。こうした道路特定財源の制度のもとで、これを維持延長するということは、財源配分の国への偏りも続くということであり、かえって、地方道路のための財源確保の展望は開けないという考えを申し上げまして、反対討論といたします。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。6番山路清一君。
6番(山路清一君) 私は道路特定財源の見直しに関しての意見書に賛成いたします。
簡単に申しますけれども、今、国会の中で、いろいろな討議がされております。また、反対する党の中でも、地方議員は、地方からあっせんされている議員は、賛成の方に回っている議員もいらっしゃいます。また、大都市を見ますと、ビルよりも高いところを道路が通っている。仙台を見たら、仙台にそういうところはありません。まだまだ地方はおくれています。
一方、富谷町、私たちが住んでいる富谷町を考えますと、見てみますと、一番の問題はやはり交通の問題、地下鉄が北の方に延伸しない、延びないというときに、今、東西線が工事に着工ということになっております。まだまだ、私たちが生きている間に実際に地下鉄が来るかどうかというのは考えられません。また、先ほどからいろいろお話の中に出ている中で、北部道路の問題、これは来年東北縦貫道路の方につながりますけれども、 1.7キロの方が4号線の方につながらなければ富谷町の方に何もメリットがない。
それと、団地の中では、今、団地だけではないんですけれども、高校生とか通勤、通学の方、非常に寒い中、オートバイとかファミリィバイクで通っています。私も何度か一般質問しましたけれども、富谷町に来るのには、一番宮城交通のドル箱ということで交通費が高いです。ちなみに私のところの日吉台なんですけれども、往復で 1,400円かかります。富谷町の一番遠いところでは片道 850円というバス代がかかります。そんなことも含めまして、やはり、私たち富谷町に関しては、この財源が私は必要だと思います。
そういうことで、私は賛成いたします。
議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 私はこの意見書の前段に書いてあります富谷町内等を中心とした道路の必要性については一定の理解をしながらも、しかし、今、国会で論じられております全体的な国民生活の視点から言いまして、本案には反対する立場で討論に参加をしたいというふうに思います。
私が前段申し上げておきますけれども、必要な道路はやはりつくった方がいいと思います。しかし、今、こういったような状況の中で、不急不要な道路は、やっぱり立ちどまって考えながら、将来の課題に残しておいて、そう急ぐ問題ではないのではないかというふうに考えております。
現在の国会、ガソリン国会と言われております。与党も野党もそれぞれ内部矛盾を抱えながらの論争になっております。自民党の与党の中でも、地方に帰ると、これはガソリン税を安くしてもらった方がいいという声があるので、どうしようかなといって迷っている方もいらっしゃるようでありますし、民主党の中にも、やはり地方に行くと道路をつくって何とかいろいろ地域に活性化をもたらしてもらいたいというようなことで、どうしようかなと迷っていられる方がありまして、まさに与党、野党、問わず、いろいろな点で大きな内部の問題も抱えながら論争されております。
しかし、振り返ってみますと、初め、自民党与党は、道路特定財源については一般財源化すると言っておったんですね。一般財源にして、国民の医療とか、介護とか、保健とか、教育とか福祉、すべてそういったようなものに使いたいと、こう言っておったわけです、前の総理大臣もそうでありますし、今の総理大臣もそうでありますが。それが、突如、方針が変換されまして、道路特定財源は道路に使うんだということで、方針が転換されておるようでありまして、特に冬柴国土交通省大臣が向こう10年間を見通して、59兆円、約60兆円です。かなり天文学的な数字、日本の予算の一般財源の額に相当する額でございますけれども、これをぜひ実現するために頑張るのだというのでアドバルーンを上げましたけれども、びっくり仰天いたしましたが、そういうふうな状況も抱えて、いろいろ混乱をしながら議論が進められております。
暫定税率に絞って申し上げますと、暫定税率というのは、今から35年前に上乗せをしてやったんですね。この税率には、本則税率と、それから暫定税率とあるわけです。金額でいうと、本則税率というのは、大体、これは失礼しますけれども、申し上げませんが、暫定税率というのは、5年間ごとに今まで延ばしに延ばされてきたわけです。35年間ですから、7回も伸ばしてきたわけですね。車を利用するユーザーから言わせれば、「もういい加減にしてくれ。いつまでこういった重い税金をかけるんだ」ということで、かなり恨み節も聞こえてきております。しかも、こともあろうに今回は10年延長して、そして、これを継続するんだと言っておりますから、ユーザーの皆さんは大変怒っていらっしゃるような状況もあるようであります。
この間、富谷町の勤労者、サラリーマンですけれども、約十五、六人ぐらい集まりましたので、この問題についていろいろ話をしました。聞いてみたら、ほとんどが仙台なり、その近辺に通勤をしている。車を使って通勤している人なんですね。いや、道路も必要なこともわかるけれども、今、何ですか。毎日、毎日、ガソリン代が上がっているのに、これは何とかしてもらわないと困る。生活に大きな影響を与えているということで、今回は、やはり国会の論議は道路特定財源を満額使うのではなくて、いわゆる暫定税率の部分だけは廃止をして、3月に廃止になるわけですから、廃止をして、しばらくやっぱりこれは車の利用する人の軽減を軽くしてもらいたいと。負担を軽くしてもらいたいと、そういうふうな声が圧倒的に多かったようであります。
きょうの新聞に載っておりますけれども、河北新報に、きのう石巻でトラック業界の方々、あるいは農民の方々、漁業関係の方々が 150人ほど集まって、このことについていろいろ話し合いをやったわけであります。そこの中で、トラック業界の方々が何て言っているかというと、「必要な道路はやっぱりつくった方はいいけれども、今、とにかくこういうふうに重油が上がっているのでは、とてもじゃないけれども、商売ができない。したがって、しばらくは暫定税率はストップをして我々で何とか商売がまたできるようにやってもらいたい」という声が圧倒的に多かったというんですね。
大崎のある農民の方は、「道路のために生活を犠牲にされては困る。これは本末転倒だ。今、我々は毎日の生活が大事なのであって、そういう意味では、農家の方々は国内ハウスはもうやれないということで、全滅だ」という声があって、悲痛な声が起きている。したがって、今回は何とか立ちどまって、暫定税率だけはストップをして、そして、国会ではここのところは思いとどまってほしいという声が非常に多かったというふうなことで。やはり暫定税率の25円の値下げは本当にありがたいし、これは必要だという声がちまたに満ち満ちておるというふうに思います。
道路なのか、生活重視なのか。今、低賃金にあえいでいる方々、やがて物価高騰、いろいろ物価が上がってくるようでありますけれども、あるいは医療とか介護とか、住民税の高負担、そういったような苦しみで多くの国民は大きな不安とそれからその暮らしを心配をしております。そういう意味で、福田首相は、今度の国会の中で、何と言ったかといいますと、これは口癖に言っておられるんですが、「生活者の立場でやっていきます」と。「生活者本位の立場で政治を展開していきます」。それから、「消費者の立場で考えていきます。消費者の立場で政治を進めていきます」と。何とある新聞記者が計算したら、「国民のために」というのを、今度の通常国会の方針演説の中で39回述べたそうでありますけれども、そういうふうに非常に福田首相は、そういった点では何とか今の国民の生活を安定させたいというふうな強い思いを持っているようでありまして、そうであるならば、やはり真剣に考えている証拠に国民生活を優先をしまして、まずは暫定税率は廃止をするということで、この意見書については賛成をできませんので、反対討論をいたします。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。14番伊豆田待子君。
14番(伊豆田待子君) 私は、この道路特定財源の見直しに関する意見書に賛成するものです。
まず、道路というものは私の基本的な考えといたしまして、道路に関して、生活道路と申しまして、道路にむだはないと。やはり住民がいて、住民の要望でもって道路というものができていっていると考えております。ですから、国会で国が勝手に道路をつくるわけじゃなくて、やはり各地方からここのところを道路をつくってほしい、ここに高速道路等を引いてもらえれば便利になる等、そういう地方からの声でこの道路というものは、また、住民の声から上がってきているものと私は考えております。
反対者は、全国規模で申しておりますが、宮城県のことは一つも語らず、瀬戸道路、中央道路とか、そのようなことばかり申しておりますが、私は宮城県に関して申し上げたいと思います。この富谷町、私は仙台に富谷に住んで20年になります。仙台にいるときは道路に関しては余り考える場所には住んでおらなかったものですから、富谷に移住しまして、また、議員という仕事をさせていただいている中で、やはり道路がここの道路を整備してほしい、また広げてほしい、行きどまりのところを何とか道路が交互通行できるようにしてほしい等、要望がございます。その点から、道路というものはやはり生活者には欠かせないものだなということを今感じております。
また、反対者の方は、富谷町の沼田線は早く整備しろと何度も何度も議会で取り上げております。今回、やっと、この沼田線の(「今、国政問題でやっているんですよ」の声あり)いえ、違いますよ。ということで、この沼田線をつくるのには、やはり整備するのには、やはり特定財源が必要と私は考えます。また、一般財源にした場合に、もちろん今反対者が申した意見もございますが、その反面もありまして、必ず道路に、一般財源にした場合に、道路に使われるものか、これも私はこの根拠がどこにあるのかなということも考えます。
また、もう一つ、重要なところは、ことしの4月から自賠責保険が引き下げられます。約 7,500円程度、各何%か、普通自動車にしまして約 7,500円程度引き下げられます。そういうことでこの自動車ユーザーの方に何とか軽減していきたいということで、さらに自動車税等、どのように今進めていくのか、現在、4月からは自賠責保険が引き下げられることになっております。そのことも賛成の理由としたいと思います。
また、先ほど反対者が申しましたが、きのうは石巻での記事が載っておりました。私も読みました。しかし、きょうの記事を見ますと、今度はこの暫定税源を廃止したことによって、関税が引き上げられる。今までただだった税金が課せられるようになるという記事が載っておりました。やはり、暫定税率を廃止することによって、全国各地域に影響が及ぼすところであると私は考えます。宮城県はこの道路特定財源を廃止したことによって 345億円の減になる予定と聞いております。また、富谷町は2億円が減ることでかなりの道路の整備が減るのではないかと私は思います。
そういうところで賛成といたしたいと思います。
もう一つ、先ほど、セントラル自動車の話がございましたが、やはり今ほぼ決定しているとろで、この道路ができないことにより、セントラル自動車にお勤めになっている方の死活問題にもなってくるのではないかと私は考えます。
以上の点から、この今回の道路特定財源の見直しに関する意見書に賛成するものです。以上です。
議長(渡邊俊一君) 次に原案に反対者の発言を許しますが、発言者ありますか。(「なし」の声あり)
ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認め、これで討論を終わります。
これから発議第1号道路特定財源の見直しに関する意見書についてを採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。
賛成者起立
議長(渡邊俊一君) 起立多数。よって、発議第1号道路特定財源の見直しに関する意見書については原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。
以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。
会議を閉じます。
平成20年第1回富谷町議会臨時議会を閉会いたします。
どうもご苦労さまでございました。
午後0時05分 閉会