富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成19年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月12日~6月15日)

更新日:2007年06月15日

平成19年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月12日~6月15日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

平成19年第2回定例会目次

平成19年第2回富谷町議会定例会会議録目次

第1日目6月12日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 8番 菅原傳議員
1 町内会館の建設計画を問う
2 穀田・三ノ関線の一日も早い開通を
3 憲法発布60年「非核・平和」の碑を
12番 高橋敏夫議員
1 新町政スタートにあたり所見を伺う
2 福祉事業の状況を伺う
9番 今村寿議員
1 ボランティア活動で介護保険軽減の新制度の対応を問う
2 激増している宮沢・根白石線の渋滞解消策と安全策を問う
3 武道館1階のスポーツジムのトレーニングマシンの更新を図れ
11番 磯前武議員
1 介護保険・健康保険を活用しない元気町民の施策は
2 町内会館に駐車場の設置を図れ
7番 相澤榮議員
1 社会教育とまちづくりについて
6番 山路清一議員
1 富谷町環境美化の促進に関する条例を問う
2 富谷町における敬老乗車証の交付について問う
3番 土樋輪康雄議員
1 富谷町の教育現場の実態を問う
4番 細谷禮二議員
1 巡回医療バスを新設せよ
2 高齢者に湯ったり苑の回数券を
3 学識者を地域づくりにどう活かすか
1番 小泉光議員
1 町民の安全と安心について
2 教育についての取り組み
第2日目6月13日(水曜日)
一般質問 2番 小川昌義議員
1 大規模地震対策に対する対応はいかになっていますか
2 富谷町の高齢化対策について、無料パス支給について
3 とみや男女共同参画計画はどのように進んでいますか
15番 佐藤聖子議員
1 後期高齢者医療制度について
2 高校生の修学を保障するため通学費用に支援を
10番 市川壽藏議員
1 町民の健康維持増進のために流水プールをつくれ
16番 永野久子議員
1 敬老パス(高齢者無料乗車制度)の実現を求める
2 「資産割」廃止をはじめ、安心できる国保制度の確立を
13番 安住稔幸議員
1 インターネットで公民館図書の検索を
2 町民の安全確保のための施策を推進せよ
14番 伊豆田待子議員
1 児童・生徒、そして住民の交通安全対策について
2 高齢者にやさしい防災対策について
3 選挙投票所への利便性について
議案第7号 平成19年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
第3日目6月15日(金曜日)
議案第1号 職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第 2号 富谷町交通安全指導員条例の一部改正について
議案第 3号 政治倫理の確立のための富谷町長の資産等の公開に関する条例の一部改正について
議案第 4号 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について
議案第 5号 富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について
議案第 6号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について
議案第8号 平成19年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第9号 平成19年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第10号 平成19年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
議案第13号 宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について
議案第14号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について
議案第15号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について
議案第11号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
議案第12号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
富谷町農業委員会委員の推薦について
請願第 1号 富谷町道石積全線並びに堂ケ沢線の歩道設置に関する請願書
発議第 9号 公共工事における建設労働者の適正な労働諸条件の確保を求める意見書の提出について
発議第10号 最低賃金の水準引き上げを求める意見書について
閉会中の各委員会調査について

平成19年第2回定例会議事録(第1号)

平成19年 第2回富谷町議会定例会会議録第1号

平成19年6月12日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 小泉光君
  • 2番 小川昌義君
  • 3番 土樋輪康雄君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今 村 寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 小松繁夫君
  • 都市整備課長 相澤正幸君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 小松繁夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 磯部利彦
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子

 議事日程 第1号
  平成19年6月12日(火曜日) 午前10時00分  開会
   第1 議席の変更
   第2 会議録署名議員の指名
   第3 会期の決定
   第4 一般質問 

一般質問 8番 菅原傳議員
1 町内会館の建設計画を問う
2 穀田・三ノ関線の一日も早い開通を
3 憲法発布60年「非核・平和」の碑を
12番 高橋敏夫議員
1 新町政スタートにあたり所見を伺う
2 福祉事業の状況を伺う
9番 今村寿議員
1 ボランティア活動で介護保険軽減の新制度の対応を問う
2 激増している宮沢・根白石線の渋滞解消策と安全策を問う
3 武道館1階のスポーツジムのトレーニングマシンの更新を図れ
11番 磯前武議員
1 介護保険・健康保険を活用しない元気町民の施策は
2 町内会館に駐車場の設置を図れ
7番 相澤榮議員
1 社会教育とまちづくりについて
6番 山路清一議員
1 富谷町環境美化の促進に関する条例を問う
2 富谷町における敬老乗車証の交付について問う
3番 土樋輪康雄議員
1 富谷町の教育現場の実態を問う
4番 細谷禮二議員
1 巡回医療バスを新設せよ
2 高齢者に湯ったり苑の回数券を
3 学識者を地域づくりにどう活かすか
1番 小泉光議員
1 町民の安全と安心について
2 教育についての取り組み

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり


    本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり
   午前10時00分 開会

議長(渡邊俊一君) おはようございます。
 平成19年第2回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から、乳幼児医療助成内容の拡大に伴う条例改正を初め、補正予算など事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待いたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 本日は、多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々にお願いを申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえられて、静粛を保ち傍聴されるようお願いいたします。
 本日、議場内が大変蒸しておるようでございますので、上着を取っての審議に臨んでいただいても結構であります。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成19年第2回富谷町議会定例会を開催いたします。
 最初に、提案理由を含め、町長よりあいさつを求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 梅雨入りも間近なきょうこのごろでございますけれども、ここに、平成19年第2回富谷町議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様には、ご多用にもかかわらずご出席をいただき、まことにありがとうございます。
 本定例会は、統一地方選挙におきまして選任されました議員の皆様との初めての定例会でございます。ここに、改めてご当選をお祝い申し上げ、さらなる町政発展のため、ご協力いただきますようお願いを申し上げます。
 私は、町民4万 4,000人余りの福利向上の実現のため、町議会の皆さんと「緊張と連帯」の精神のもと、十分な議論を尽くし、議論の成果を得ることが町民の負託にこたえることになることと考えております。
 くしくも、本日は「県民防災の日」であります。ご承知のとおり、昭和53年6月12日の「宮城県沖地震」から29年目に当たる年であります。近い将来、高い確率で発生が予想される大規模地震への備えが急務であります。我が富谷町民から一人の犠牲者も出さないという強いを決意を持って、地震対策を初め各種防災への取り組みを、町、地域、関係機関一体となって進め、名実ともに「安全・安心のまちづくり」をなお一層推進していかなければならないと考えているところでございます。
 本町では、一昨日、議員の皆さんにもご出席いただき、富谷小学校において「富谷町消防演習」が行われました。非常備消防団の活動の一端を拝見しましたが、団員の消防・防災への心意気に触れ、大変意を強くいたしたところでございます。来る24日には、東向陽台小学校を会場に「富谷町総合防災訓練」を実施することとしております。実施に当たり、各町内会、自主防災組織、婦人防火クラブのご協力を得て、実践的な訓練の場とすることとし、訓練の成果を町民にお示ししたいと考えております。防災の基本は、「自助・共助・公助」と言われますが、それぞれの役割と連携をいかに構築するかが問われていると存じます。
 ここで、町政運営の一端を申し上げます。
 平成19年度、おかげさまをもちまして穏やかにスタートし、町内全域でさまざまな活動が活発になされ、多くの場にお訪ねをする機会がありました。その活動に敬意と感謝を申し上げるところでございます。
 行政事務、役所機能もほぼ順調かつ着実に推移をしているところでございますことをご報告を申し上げます。
 ここで、議員の皆さんと役場の持つ情報を共有する目的で、この間の概況を幾つかお知らせをしたいと思います。
 一つ目であります。富谷町の人口は、5月末現在4万 4,284人です。
 二つ目、4月25日、告示によりまして、告示第37号によりまして、富谷町歌の歌詞、「おお、ふるさとトミヤチョウ」と歌っていた部分でございますけれども、「おお、ふるさとトミヤマチ」というふうに変更をいたしました。末永く歌い継がれること願っているところであります。
 三つ目です。交通事故死亡ゼロ日数が、本日現在 589日に達しております。飲酒運転根絶とあわせ交通事故防止、交通安全啓発にさらに努めてまいりたいと思います。
 四つ目です。乳幼児医療費助成拡大につきましては、町長就任後早速検討を開始し、これまでの議会の議論の経緯等や平成20年度からの医療保険制度改正、町の財政面などを総合勘案し、施策実施を決断したところでございます。その後、町民からの声をホームページで聴取し、10月からの実施に向け条例改正をお願いするに至りました。
 これは、施策決定過程を町民にわかりやすいものにすることの試みとしてご理解をいただければと思います。
 五つ目です。5月24日、私は、黒川3町村長に加え利府町長の推薦によりまして、仙台北部道路建設促進期成同盟会会長に就任をいたしました。仙台北部道路では、しらかし台インターから東北自動車道富谷ジャンクションに接続する工事が予定どおり順調に進んでおり、供用開始は平成21年度末の予定で進んでおります。
 また、さらに国道4号線までの延長工事は、平成21年に着工が予定されており、供用開始は、早ければ平成23年度中、遅くても24年度中というふうな予定で進んでおります。仙台圏を環状する高速道路体系が完成し、利便性がなお一層よくなりますので、富谷町としては、工事への協力と一日も早い供用開始をお願いしてまいりたいと思います。
 六つ目です。6月6日、富谷町体育協会総会におきまして、富谷町体育協会会長を拝命いたしました。現在、十の競技団体が加盟しておりますが、スポーツの持つ重要性にかんがみ、アテネオリンピック銅メダリストを生んだ富谷町らしい取り組みを、皆さんとともに進めてまいりたいと存じます。
 七つ目です。当面の町政改革の課題と職員の意識改革について申し上げます。
 就任以来、小中学校から始まり、5月中旬までに各課で管轄するほぼすべての諸施設を視察し、町長の立場でみずからの目で確認し、諸課題も認識したところでございます。今後とも、いわゆる「現場主義」を町政執行の基本に据えたいと考えております。また、4月1日から、町長予定は町のホームページ上で公開しておりますので、ごらんをいただきたいと思います。
 次に、平成19年度富谷町主催の各種行事について、その見直しに着手しているところでございます。9月2日の町民体育祭、9月17日の敬老会、11月3日、4日のふるさとまつり、1月6日の新年祝賀会、成人式、19年度町主催の行事をそれぞれ検討委員会を構成し、会議を開きまして、よりよい町民の皆さんに喜んでいただける町主催の行事にしたいものだということで取り組んでいるところでございます。
 次に、富谷町産の新米を町内すべての保育所、小中学校の児童生徒約 5,300人に、収穫直後の9月末あるいは10月初めに、学校給食で提供できることとなりました。予算は、富谷町みやぎ原種苗協議会の予算から米の消費拡大のために支出されるものでございます。
 最後になりますけれども、職員の意識改革について申し上げます。7月1日から、総合窓口、町民課総合窓口の改善策の一つとしまして、フロアマネージャーを置き、利用者の利便を高めることを目的といたしまして、9月末まで試行期間としてフロアマネージャーを配置いたします。
 次に、6月1日から、庁舎内執務の服装につき、いわゆる「クールビズ」対応をいたしております。ネクタイの着脱ができる程度の節度ある服装で執務をいたします。ご理解のほどをお願い申し上げます。
 経済振興課主幹を、産業立地施策専門官として6月1日辞令交付いたしました。企業施策を強化することを主な職務とし、さらに町内事業者の実態把握及び支援、町内への事業所誘致活動、独立・事業を起こす方への情報提供及び支援を通して、企業・事業所の安定的経営活動に資するための情報提供及び増収、町の町税の増収を図ること等を目的として辞令を交付いたしました。
 職員ともども「職員が夢を語れる」、そんな役場でありたいもんだというふうに思います。職員一丸となりまして、町民の幸せのため、そして富谷町発展のため何ができるかを創造する職員集団であってほしいというふうに思い、各種、さまざま声がけをしているところでございます。
 先ごろの課長会議、庁議におきましては、「過去の延長ではなく、未来から顧みて今何をなすべきかを考えてほしい」、このようなこともたびたびお話をしているところでございます。
 まさに皆さんの「町民お一人お一人が幸せを実感できる、そしてまた笑顔あふれる、あったかい富谷」を目指したいと強く思うところでございます。町民の皆さんのさらなるご活躍とご協力をお願いするところであります。どうかよろしくお願いを申し上げます。
 さて、平成18年度に計画しました事業も着実に進捗し、去る5月31日をもちまして、一般会計を初めとする各種会計の出納閉鎖をしたところであります。
 それでは、今回提出しております議案等につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 議案第1号職員の給与に関する条例の一部改正については、通勤手当の見直しに伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第2号富谷町交通安全指導員条例の一部改正については、交通安全指導員の年齢要件を緩和するものであります。
 議案第3号政治倫理の確立のための富谷町長の資産等の公開に関する条例の一部改正については、郵便貯金法の廃止及び証券取引法の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第4号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正については、乳幼児医療費の助成内容を拡大するとともに、登録更新申請の手続の簡略化を図るため、所要の改正を行うものであります。
 議案第5号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正及び議案第6号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正については、それぞれ登録更新申請の手続の簡略化を図るため所要の改正を行うものであります。
 議案第7号平成19年度富谷町一般会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ 9,141万 3,000円を追加し、総額79億 1,341万 3,000円とするものであります。
 議案第8号平成19年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ61万 3,000円を追加し、総額27億 6,577万 9,000円とするものであります。
 議案第9号平成19年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ 145万 1,000円を追加し、総額を7億 6,327万 3,000円とするものであります。
 議案第10号平成19年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)は、債務負担行為を定めるものであります。
 議案第11号及び議案第12号は、平成19年6月22日をもって任期満了となる固定資産評価審査委員会委員の選任につき、同意をお願いするものであります。
 議案第13号につきましては、宮城県市町村職員退職手当組合から、河南地区衛生処理組合が脱退することにつき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第14号と議案第15号につきましては、宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会及び同審査会を共同で設置する団体から、河南地区衛生処理組合が脱退することにつき、議会の議決を求めるものであります。
 続きまして、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、当町の区域に置かれる人権擁護委員が1名増員されることに伴い、新たに候補者として推薦するものでございます。
 以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願い申し上げます。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 日程に入る前に、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については事務局で保管をしておりますので、希望の方は閲覧をお願いいたします。
 これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 議席の変更

議長(渡邊俊一君) 日程第1、議席の変更を議題といたします。
 会議規則第4条第3項により、変更後の議席は、ただいま着席の議席を変更後の議席に指定いたします。

日程第2 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第2、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により4番細谷・二君、5番佐藤克彦君、6番山路清一君の3名を指名いたします。

日程第3 会期の決定

議長(渡邊俊一君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は、本日から6月15日までの4日間にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日から6月15日までの4日間に決定いたしました。

日程第4 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第4、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) おはようございます。
 3月議会に続きまして、若生町長に第2回目の質問でございますが、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 私は、町内会館問題と穀田・三ノ関線開通問題、同時に、「非核・平和」の町の宣言をやりましたけれども、この3点について質問をいたしたいと思います。
 まず、町内会館は、地域町民のよりどころとして町内会の各種集会、文化活動、町内会員同士の交流など、有効に利用されております。新しい団地などを初めとしまして、毎年新しい会館が次々に新築されております。しかし反面、築後数十年、老朽化したり手狭になって利用に不便な会館も出てきております。昨年度は、町上に立派な町内会館が完成をし、今年度は、一ノ関会館が建てかえの予定になっております。私の住んでおります町下町内会館も、築後約40年になっておりますが、土台も緩くなり、老朽化が目立ってきております。堤を埋め立てた敷地のために地盤が軟弱で、近くやって来るであろう大地震に戦々恐々というところでございます。
 そこで伺いますが、町下町内会館の建てかえ予定はいつごろになるのかお尋ねをいたします。町下町内会は、ことしで発足50周年を迎えております。町内会役員会では、折に触れまして新会館のことが話題になっておりまして、その中で悩みの種は、地盤の緩い現在地にするのか、あるいは新しい土地を探して、そこに建築をするのかの問題であります。新しい土地を探すとしましても、最低でも 200坪の土地が必要でありまして、この資金は全くめどが立っておりません。この際に、町として、財源の助成はあるのかどうか伺いをしたいと思います。
 もし、だめだとすれば現在地となるのでありますけれども、実は、この土地の所管は国、何か財務局なそうでありますけれども、ですから借りているという借り物でありまして、この土地に建てる場合は財務局の認可が必要と聞いております。前にも私は、この土地の払い下げについてお聞きをいたしましたが、これは一体現在どうなっているのか。この件が解決されなければ、会館新築も全く暗礁に乗り上げてしまう状況であります。町として、この問題にどう対処するのか伺いたいと思います。
 仮に、現在地に建てる場合、地盤を強化する工事はとても町内会の負担には負えませんので、町として負担すべきだと思いますが、この点はどうなんでしょうか。
 以上、町内会館問題について伺います。
 次に、町道穀田・三ノ関線の工事計画についてお尋ねをいたします。
 この問題は、以前にも何回か質問されてまいりましたが、いまだに実現がされておりません。ご存じのように、富谷小学校、しんまち公園駐車場の間の道路は、朝夕のラッシュが年ごとに過密状況になっておりまして、私も交通安全旬間の間、交通安全指導で富谷小、中央公民館の十字路に立ちまして、子供たちの登校、通学時間帯に参加をしましたが、おびただしい車の列となり、特に十字路の右折・左折車があり、子供たちに事故が起きないかと心配であります。町内12校のうち最も危険度の高い十字路になっております。幸い人身事故がありませんけれども、車の接触事故は起きておるようでありまして、町としては、こういったような危険な状況をどう把握をしておられるのかお尋ねをいたします。
 このような事故防止の観点、子供たちの安全な通学のため、一日も早く穀田・三ノ関線開通の工事に着手すべきだと考えますが、町の計画を伺います。
 また、登校時間帯に大型トラックの通行を禁止すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 道路関係でもう一点、富谷郵便局前から太子堂にかけまして旧国道4号線がございますが、これは現在の町道でありますけれども、大分凹凸、ひび割れがありまして、宮城交通の運転手さんに言わせますと、「富谷随一のアップダウン道路で、お客様から苦情も出ている」とのことであります。私も歩いてよく見ましたが、国道から町道に移行後、仮舗装したような様子はありますけれども、富谷の主要幹線道路でありますので、計画的に整備が必要と考えますが、この計画についてお伺いをいたします。
 第3点としまして、前に富谷町議会で全会一致で採択をいたしました「非核・平和のまち宣言」、この決議の具体的な取り組みについて伺います。
 平成13年9月12日の町議会におきまして、「非核・平和のまち宣言」が決議され、全会一致で採択をされました。その後、具体的な取り組みについて質問しましたが、平和の大切さを認識されているという答弁でありましたけれども、検討課題とされておりまして今日に至っております。
 ことしは憲法施行60年の節目であり、核兵器の絶滅と平和への動きは全地球的な運動に発展をしておりまして、国連やヨーロッパ、アジアなど、活発な平和の動きがあります。ことしは、広島・長崎の原爆記念日の前後しまして、アメリカで初めて原爆展が60カ所で開催をされるということであります。
 今、アメリカでは、イラク戦争で戦死した 3,000人の兵士の家族が、アメリカ政府に向けまして、イラクから撤兵を要求しまして、女性の方々を中心に大きな運動が広がっております。一日も早い戦争終結と核兵器廃絶が世界の流れになっております。
 県内では、平成13年ごろに「非核・平和の決議」が多くの市町村で採択をされておりまして、仙台での平和の像、気仙沼、美里町、大崎市など、「平和の誓いの碑」が建立をされまして、8月に「平和の集い」が開かれております。
 我が富谷町でも、次の世代の子供たちに平和の大切さを引き継ぎ、町民に平和のアピールをするために、憲法の施行されました時期と合わせまして、11月3日が公布の日でありますが、ここをめどにぜひ「非核・平和まち宣言の碑」を検討いただきたいというふうに思いまして、以上質問申し上げまして私の質問を終わりたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、菅原議員の3点についての質問にお答えをしたいというふうに思います。
 町内会館の建設計画ということでご質問をいただきました。町内会館の建設の年次計画をということで質問をお受けしましたんですが、今のご発言からすると、町下はいつかというふうな発言もあったようでございます。それも含めてお答えをさせていただきたいと思いますけれども、町内会館についてはですね、現状九つ、町として町内会所有の会館が九つあるということでございます。建築年数、築50年から築32年までばらつきはあるようでございます。各町内会館の使用実態、利用実態につきましては、今、菅原議員がおっしゃったとおりでございまして、その現状について把握していることとですね、さらにまたその必要性、老朽化の激しいところについては建築優先度を上げてですね、建築の必要性高いということもおっしゃるとおりでございます。
 しかしながら、建設計画につきましては、今後もですね、新しい町内会の発足に伴いまして、優先度をそちらに上げざるを得ないという事情もあるわけでありまして、そういったその特別な事情といいますかね、発生した場合のこともあって、九つの町内会館、こういう順序で、手順で、スケジュールで今建築します、建設しますというところまでなかなか皆さんにお示しできないところが実情でございます。町上に続いて、19年度は一ノ関まで予定が見えてまいりました。20年度につきましては、この九つのですね、昭和32年に建てられた、その次は42年、43年とこう続きます。必ずしもその地区、いつ建てられたか、古い順番からというふうなことも言えない面もあります。非常に大事にですね、それぞれ地域の皆さんが、労力奉仕で補修やら補強やらした、床敷きを張りかえたりですね、さまざまな形で九つの現町内会館につきましては手を入れて、大事に使ってこれらたと、そういうところにもまた現状がありますし、大変そのことについては感謝を申し上げたいというふうに思います。
 そういうことでございますので、財政事情と照らしながら、老朽化した順番に、そしてまた町内会の皆さんとですね、そしてまたその町内会館をよく見させていただきながら建てかえを順次進めてまいるというふうな予定でおります。
 さらにまた、町下に今度は絞りまして、町下の方にお話をしますけれども、町下の町内会館、おわかりでしょうか。あの場所についての敷地の問題でございますけれども、結論はですね、既に国有地の払い下げを受けているということでございました。大変ご報告がおくれたこと、またおわびを申し上げたいというふうに思うんでございますけれども、旧国道であったあの道路と、あとそのいわゆる国の水路といいますかね、いわゆる青線という、ああいった国の国有財産が、地元の自治体におろされる、管理も含めておろされるというふうな動きの中ですね、富谷町がその手続を経て、法定外公共物譲与申請を経て、富谷町の財産になってと、こういう状況でございます。したがいまして、あの場所は富谷町の管理地であるというふうなことでございます。
 次に、町下の会館の建設についてということでございますけれども、幾つかの今まで町内会を建てかえてまいったわけでございますが、その根幹にあるものは、平成3年に要綱を定めてございます。地域集会施設建設要綱という、本当に4条、5条の簡単な要綱でございますが、それがまだ生きていまして、その要綱に沿ってですね、従前、ここまで運用されてきたということでございます。会館を建築できる状態にして、状態になるまでといいますかね、そこまでは何とか地元の皆さんにご協力をいただきたい。この進め方については、以後、前と今後というふうなこともありますので、原則として踏襲をさせていただくと、こういうふうなことでございます。
 したがいまして、仮にですね、現在の場所に建てかえを行うといった場合には、地盤改良が必要となるかどうかについても、それも耳にしておりますけれども、その程度とか費用とか、その辺のところまでは定かでございませんが、地盤改良が必要となった場合の経費、あるいは別な場所にといった場合の土地の購入経費、これもこの要綱に沿ってですね、従前の取り扱いと同様、地元でご負担をお願いしたいというふうに思うところでありました。
 そういうことで、町内会館の建設の質問の1については、5項目まとめて答弁をさせていただきたいと思います。
 次に、二つ目でありますけれども、穀田・三ノ関線の一日も早い開通をということでございました。あそこのセブン・イレブンから庁舎まで、そしてまた庁舎から旧ゴルフ場入り口のあの近くまでと、こういうふうな予定路線でございます。穀田・三ノ関線と、こういうふうに言います。成田から高速道路沿いに来て、セブン・イレブンを横切って、庁舎を通って三ノ関に抜ける。延長が 1,700メートルです。整備済み、役場のちょっと先までが約 600メートル、 590メートルございます。したがいまして、未整備の区間は約 1,100メートルということになります。
 その必要性は、今、菅原議員がおっしゃったとおりでございまして、本当に優先順位の高い新規、新設の道路というふうな認識ではございますけれども、かつてですね、平成15年度に予備設計を実施して、概算の事業費を算出したという経緯があるようでございます。その区分は別としましてですね、概算総事業費が当時で10億 7,000万円ということであります。したがいまして、町の単独事業として 1,100メートルを整備するには、ちょっと負担があって荷が重いといふうなこともありまして、ここまで来ている事情もあるわけであります。
 しかし、そんな中でですね、今、国の道路整備、新規の道路をつくる事業については、考え方が一部変わってきたようでございまして、要するに従来型、必要なところはとかね、「おら方は必ず必要だから、必ず何としてもつくってけろ」とかというふうなもろもろ声も含めて、従来型の建設手法から、今は目的達成型工事手法というふうなことのようでございます。費用対効果、本当につくって通行量あんのとかね、必要度がどの程度なのというふうなことも含めてですね、費用対効果を算定します。アウトカム目標、成果を設定して、それを公にすると、そういうことも手続を経て、そしてその設定した目標に対する事後評価、単なる作文ではなくてですね、本当に予定した内容のものが結果としてそのように予定した台数、3割増し、5割増しの予定数量ではなくて、当初計画した予定数量がきちんと通行しています、そういったことも検証を含めてですね、目標達成型の建設手法と言ったらいいんでしょうか、そういう手法が今、助成事業としてもあるようでございますので、10億 7,000万円の巨費、巨額を投ずる新規の道路整備事業でございますので、ぜひとも、さらによく研究をしましてですね、この現状、目標達成型の手法による方向性を探っていきたいというふうに思います。
 必要度は、今から申し上げますけれども、非常に私も高いというふうに認識してございます。そのようなことで、県道西成田・宮床線が未整備であると。ご承知のように、大金商店から牧野3区の部分が、熊野神社を抜けて宮床に抜けるというのが、現状の県道西成田・宮床線でございます。町3区を通っているのが県道です。大金さんから右側に折れて吉田屋さんに抜けるところが、御所橋線ということで町道でございます。さらにまた、あそこのセブンイレブンからここに、役場から入ってきて、十字路交差点まで抜けるという道路もあるわけでございますので、そのようなことで県道が未整備であること、さらにまた富谷小学校、富谷中央公民館、福祉センター等、公共施設が集中しておりますので、小学生、高齢者等、極めて通行者が多い地域でありますので、早期の完成に向けて、この目標達成型の建設整備の手法でできないか、今鋭意検討をしているところでございます。
 二つ目、三つ目……、ああ、失礼を申し上げました。
したがいまして、大型トラックの登校時の通行禁止というのもあわせてお話をさせていただきますけれども、朝夕のというか日中のその大型車の通行、今言いましたように、町区を通る、吉田屋さんに抜ける道路、そして役場の裏を通る、旧庁舎の裏を通る、そしてまた小学校前を通って県道に抜けていく、ああ、町道に抜けていく、こういうふうな方法しか現状ないわけでありますので、この大型トラックを、小学校前の十字路のあの道路を、大型通行車両を禁止するというのは大変難しいことでないかなというふうに思ってございます。
 その次にまた戻りましてですね、小学生の過密状態の危険性の認識、これはもう全く議員がおっしゃるとおりでございます。ほかの現状を見ますと、町道からこう坂でおりてくるような感じ。これからだとさか上る。約70メートル程度のところ、十二、三台がこう、乗用車クラスがとまると、あそこいっぱいになってしまう。そしてまた十字路でとめられて、にっちもさっちもいかない、御所橋までこう続くと、こういう現実はしばらくの間続いておるのも現状であります。さらにまた、富谷小学校 530人の小学生でございますので、大半があそこを通行するというふうなことからして、大変あの場所については、本当に子供さんの朝夕の登下校、大変心配をしているところでございます。
 菅原議員初め、あの地域の方のですね、あるいはシルバー人材センターのボランティア活動によって朝夕の登下校、交通指導していただいている現実、現状でございますし、大変そのことについて感謝を申し上げますとともにですね、当面、きょう・あす、あるいはことし来年というあたりの、あたりが見えてこないもんですから、当面の間、当分の間、今のような交通指導をお願いすると。あわせて小中学生自身にもですね、自己防衛といいますかね、自分の身は、自分の身で守る、こういった先生を通して、学校を通して交通安全指導にまたお力を入れていただくことも必要かなというふうに思っているところでございます。
 したがいまして、しんまち公園、そうですね、危険度の高い対策はというふうなことで、信号機の問題もあろうかと思います。今、押しボタン式の信号になっておりますので、これもいろいろ検討してみておるところでございます。本当に定時の信号機にしたらとかという、そうするとまた混雑して、日中ほとんど渋滞がない中でですね、定時でとめる信号機はどうなのかなというふうなのもありますし、押しボタンと定時の信号の併用というふうなものもあるようでございますし、なんなりと朝夕のですね、児童の子供たちが、安全に登下校できるような、そういった交通安全の交通安全設備といいますかね、それの改善もあわせて今後も取り組んでいかなきゃならないというふうに思います。四隅に車どめを、太い鉄柱を車どめとして設置はしておるわけでありますけれど、そういうハードな部分とですね、登下校時の安全確保あるいは安全指導、継続してソフトの面でもお願いして、さらにまた児童生徒の事故のないようなですね、まさに気持ちとしては祈るような思いでございます。当分の間、そのような形で対応していただきたいと思います。
 三つ目でございますが、いわゆる「非核・平和の碑」をということでございました。憲法発布60年、さらにまた平和の大切さ、世界的な非核の流れ、これも全く認識は同じでございまして、一括してですね、答弁をさせていただきたいというふうに思います。
 昭和61年あたりから平成10年に、この「非核宣言」の自治体としてですね、宣言をする自治体が多くなったようでございまして、その時代背景を追ってこう改めて探ってみましたらば、思い出すことに、あの米・英がイラクを空爆するとかね、あるいはインド・パキスタンが核実験をするとか、あるいは北朝鮮のミサイルが三陸沖に着弾するというのが平成10年でございました。この辺のあたりを経てですね、各自治体がこういう「非核宣言」をした背景があるんだろうなというふうに思います。
 それこそ核兵器の存在及び使用というのはですね、人類最大のまさに危機でありまして、というふうな認識は全く同じでございます。こんなふうことでですね、碑の建設については、平和の尊さ、平和を希求する気持ち、核兵器の悲惨さ、これは折に触れてですね、時々に町民の皆さんにお知らせをする、お話をする機会を持ちたいというふうに思いますし、とりわけ次世代を担うやっぱり子供たちにですね、このことをやっぱり引き継ぐ意味合いは大変大きいのかなというふうに思います。そんなことで、その趣旨、思いは形にという気持ちは十分わかるんでございますけれども、当分の間ですね、町民の方々の意向等を注意深く見守りながら、菅原議員のおっしゃる碑の建設について対応させていただきたいというふうに思います。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 大変丁寧な答弁でございましてありがとうございました。
 それで、何点かまたお聞きしたいと思うんですけれども、町内会館の問題についてですね、国有地が払い下げになったというお話でございました。それで、この所有は町の方になっていると思うんですけれども、もしここに仮に建てる場合に、この土地代といいますかね、俗に言う、この土地代というのはどういうことになってくるのか、ちょっと具体的な話ですけれどもお伺いしたいと思います。
 それからもう一点、その土地がかなり軟弱でありまして、宮城沖地震の29年前にですか、6月12日になっておりますけれども、あすにも来るかわからないこの大地震で、そういったところでは、かなり軟弱な地盤に建てた建物はころりとやられてしまうわけですね。そういった点で、仮に新しく建てて、その後大きな地震が来た場合でも同じようなことが言えると思いますけれども、この地盤を強くするために、あれ何かピアというんですか、柱というんですか、あれを打ち込んで補強するわけですけれども、そういったようなところまでこの町下の方で負担をしろというふうに言われますと、これは大変な問題でございますのでね。その点は町の方で、町有地でもありますので、十分にご配慮をいただくことができるのかなというふうに思っておりまして、この点をまずご質問を申し上げたいと思います。
 それから、順番の問題につきましてはですね、いろいろ団地も含めてあるようでありますので明確なご答弁はありませんでしたけれども、何しろ一回地震が起きるたびに土台がかなり揺らいでいるというふうな状況は、ほかのちょっと公民館、いわゆる町内会館とは事情が違うというふうに思いますので、その点では十分ですね、配慮の中にこの順番についてもご賢察をいただければ大変ありがたいというふうに思いますので、今明確な答弁は求めませんけれども、十分な配慮をいただければありがたいというふうに思います。
 それから、2番目に、穀田・三ノ関線の問題でありますけれども、この必要度あるいはこの緊急度ですね、これらおわかりになっておられるようでありましたので、とにかくできるだけ早くこの新しい路線をですね、つくっていただいて、子供たちの安全通学、あるいは一般の方々もそうでありますし、車の利用者も非常にこれは楽になるわけでありまして、そういう点では、なるたけ一日も早く実現をしていただきたいと。
 幸いにも、お話にありましたように、目的達成型云々というお話でございました。この辺にまず便乗しましてですね、ぜひこのそういったような特殊性、実態を訴えていただいて、国からの助成を得ながらですね、できれば一回でこう通してもらえばいいんですけれども、年次計画でも構いませんが、これはぜひ到達できるようにお願いをしたいというふうに思います。
 それから、ちょっと答弁はありませんでしたが、旧国道ですね。町に払い下げになりまして、今、町道になっているわけですが、何かお伺いしたら、かなり改装するには大変だという話も聞いておりまして、国道の場合にはコンクリートがですね、かなり分厚くあそこはつくったもんですから、もし改修する場合には、まずそれを取って、それから上の方に舗装するとなってくると、工事費が大変だという話を聞いております。国の方で、はい、町道だということで簡単に払い下げしたのではないというふうに思いますけれども、そういったような国道がかつて所有であった、国の所有であったやっぱり路線はですね、一定、やっぱり改修する場合には、国の方の補助も考えてもらうというのが筋道だというふうに思いましたので、この点はどうなのか、ちょっとお聞きをしたいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、答弁を申し上げ、再質問にお答えを申し上げます。
 道路改修については大変失礼をいたしました。国道4号、現町道の舗装整備ということで質問をお受けしておったんですが、確かにあそこのまるまつまでの区間ですね、大変損傷だか大きいという場所でありまして、私も現場というか道路の状況、担当者とあそこも見ましたし、また、団地部の道路も見た経緯がございました。やはりその気になって見なきゃという部分と、車で乗って行ってはわからないということと、同じ車でも、乗用車とライトバンでは違うというふうなことでですね、全く認識は同じでございまして、舗装改修については、旧国道、現町道につきましての補修計画は順次立てていくということで今内部では進めてございますので、もうしばらくひとつその点でお待ちいただきたいというふうに思います。
 町内会のあの払い下げの件、土地代はですね、土地代を町が町下の町内会に求める、これはないですね。そこに状況として整備をいただく、建築できるだけの状況を整えていただくことが、管理をすれば、当然のことながら、先ほど緊急度、いろんな諸情勢を、地質条件を勘案して、20年度とか21年度かというふうに決めていくことになろうかというふうに思います。それぞれ事情が違う。全くそれぞれ町も事情については十分私どもも認識してございますので、そういう意味では、優先度の高い方の部類になるんでないかなというふうには思います。しかしながら、先ほど順番については明確にお答えできる状況ではないというのを改めてお話をさせていただきます。
 三ノ関・穀田線ではございますけれども、できるだけ早く、思いは同じでございまして、そのことを十分に受けとめさせていただき、そして目標達成型の、これにすべてバラ色を描くわけではございませんけれども、この手法があるということも知りましたので、何とか知恵を出し合ってですね、早期着工、早期完成を目指して努力してまいりたいというふうに思います。
 この二つでしたでしょうか。はい、では以上とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) それから、「非核・平和町宣言」の問題についてでございますけれども、いろいろ町長の話もわからないわけではないんですが、ただ、いろいろ考えてみますとですね、憲法が施行されて60周年、まああとはですね、70周年、80周年あるかもしれませんけれども、しかし、チャンスとしては私は人生60年の還暦とも言いますけれども、やっぱり戦前のことを思い出しながらですね、新たにこの平和の大事さを考えるという面ではですね、この60年というのは非常に大事な節目だというふうに思います。そういうこのチャンスでございますので、できればほかの市町村でもやっているところがあるわけでありまして、やっぱり今後、子供たちに平和をバトンタッチするこのあかしとしまして、ぜひともやっぱり何らかの形でいいですけれども、この碑、やはり記念碑ですね、そういうものを庁舎の前の方につくってですね、そしてやっぱり富谷の町としての議会で決めました意思も反映させながらですね、町民にも訴える、次代の子供たちにも訴えていくというふうなことで考えるのがことしではないかというふうに思いますので、いろいろ今後検討されまして、11月3日が憲法公布の日でありますので、その時期にこう合わせて、なおさらに検討いただければというふうに思いますけれども、ご答弁を伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 何か先ほど以上のお答えになるかどうかはちょっとわかりませんけれども、やはり富谷町、大変子供の多い町である、若い町であるというふうなこと、そういう意味合いから非常にそういった教育といいますか、対象が多いこと、多いわけですので、そういう意味ではこの碑を前にしてというのもあるんでしょうし、それ以外の学校での取り組みというふうなものもあるのかなというふうにも思います。それは教育委員会、教育長ともですね、十分、恐らく学校の体制の中でも平和だとか核の問題だとか、小学校なりに、あるいは中学校は中学校なりにというふうな取り組みもあるかと思いますけれども、教育委員会と連携してですね、この意志、意図するところは何であるかというふうなことについて、さらにまた取り組みを強めていくということで答弁とさせていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) この際、11時15分まで休憩をいたします。
 午前10時58分 休憩


 午前11時15分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次、12番高橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) おはようございます。
 久しぶりの演壇なもんで非常に上がっておりますが、どこを見てしゃべっていいか、また8年ぶりの議席に入ったもので、新しい若生町長に非常に期待をするものであります。いろいろな角度から若生町長に質問させていただくわけでございますが、いずれにしましても、私が質問するに当たり、初めての町長との質問のことになりますんで、論旨を十分理解されてご答弁をいただくに当たりまして、一言ちょっと申し上げたいと思います。
 まずは、自分のことで恐縮ですが、現在の自分の心境は浦島太郎、この辺の状況であります。20年前の昭和62年4月、富谷町の町長選並びに町議会選挙に出させていただきまして、全く町民の代表として議会また町の町政に疑問を抱き、若くして42歳の生意気な町政改善を求めて立候補した経験があり、運が本当によく、当選をさせていただき、その後も非常に、ここに後ろの執行部の方には失礼かと思うんですが、そのときの時の自分の民主的な町政とは大分かけ離れたものと認識いたしまして、その民主町政の実現に、絶対に改善をするんだと、言葉は合うかどうかわかりませんが、封建的だった議会環境というものに大変不満を抱いたのが事実でございます。
 そのような中で、逆に言いますと、大いに闘士を燃やして勉強もいたしました。そして、大変議論を積極的に交わしたことを思い出しますが、本当に懐かしく今は思っておりますが、大変をお世話をいただいた亡き大童議長、大童の議長さん、そして私が大変お世話になりました各諸先輩方も、大変恐縮ですが7名ほどお亡くなりになっていらっしゃるという現実の中で、非常にここの演壇に立つのに、このすばらしい議場でそういうことを非常に思い浮かべて今しゃべっているところでございます。
 さらには、昨年の12月21日、前議長、前町長ですね、失礼しました。の訃報に接しまして、そのときも頭が真っ白になりました。生前を忍び、悲しみの思い出でしたが、自分にとりましてこの壇上というものの、いるときに、さらなる瞑想にふけり、8年前までの環境とは全く現状況は、環境は全く違っており、戸惑っているのが私の実感でございます。
 同時に、2月11日に実施されました町長選も、今までは旧部落と申しますか、新興団地からの立候補はなく、前町長選と同様かと思われましたが、成田団地から、しかも女性の立候補ということで、今泉地区の男性ということは失礼ですが、町長初めお二方との対戦ということで、3人の選挙突入と相なったということは皆様ご承知のことだと思います。そういう途中の中で、想像もしなかった熾烈な戦いとなり、結果的には有権者3万 2,533人に対しまして、前回を下回りましたが 51.65%、投票数として1万 6,803票を獲得されて、見事当選の栄誉を勝ち取りました、今お座りの若生英俊氏、新町長としての就任されました。町長には心からお祝いを申し上げますと同時に、平成11年の町長選に、町長の運営改善にということで、町の前町長若生照男氏として、対抗馬として立候補され、また、2度目の挑戦が平成15年、そこでも町長就任の夢は大変実現されなく、実際、人のお話ですが、もう諦めたと人のうわさでは聞いておりましたが、3度目の挑戦の機会が与えられた。全く対抗馬は違っておりましたが、燃える町政の夢を実現され、町長の強き、熱い情熱と執念に心から感服し、同時に敬意を表するところでございます。
 さらには、4月8日の黒川郡の県議選実施におかれましても、想像もしておりませんでした。また、成田団地より女性の立候補を含め、現職の県議二人に挑戦するものとなり、そういうような本当に団地ができて進む中において、今現在、先ほど富谷若生町長から現状の話を承りましたが、5月現在所帯数が1万 4,625で、総人口が4万 4,800何がしと先ほどお聞きしましたが、全国第8位の急増の町としてましても、また、宮城県でも第1位のトップの急増の町でもあり、人口もそのようになっております。
 また、町長の略歴を拝見する時、施行、町の富谷町ではなく、富谷村からの首都東京への上京されて、神田駿台にある、それこそ「おー明治」と歌ったと思いますが、東京六大学の伝統の明治大学の法学部法律学科を卒業され、教員の免許を取得され、ふるさとに戻りまして宮城で学校教育に従事され、また、その後にも行政書士、労務士と相次ぐ免許を取得され、これを大いに生かして世の社会人のために貢献されておったことが私は目にとまっております。
 今回の3度目の挑戦で、全く別世界の政治の道へと、念願の町政に現在に携わり、2月13日の初登庁には、24年ぶりの町長交代に当たり、4代目の町長就任となられたことです。「自分に与えられた職責を十分自覚し、町のトップセールスマンとして誠心誠意、全力を尽くして働く」と誓われ、職員に対しては、「改善、工夫、提案の精神を持って職務に当たってほしい。二つ目は、町民の目線で考えているか、町民のために働いているか、町民とともに行動しているかを自分に問って職務に当たってほしい。三つ目には、町民の皆さんのために何ができるかを常に念頭に置き、ことしも去年と同じとか、ことしも、きょうも昨日と同じとかというマンネリ化に陥ることなく、創造と挑戦の精神をもって新町長と一緒に歩み始めてほしい。皆さんとともに町民の幸せを実感していただき、笑顔輝くあったかい富谷となるよう力を合わせてまいります」と就任のあいさつをされたことが非常に私の頭には印象に残っております。
 略歴にありましたように、教職の経験者の言葉と称賛するものと、また、菅原議員さんの答弁にしても、非常に答弁が滑らかで、非常に今後危惧するところがあろうかなと……
(「本題、本論に入っていただけませんか」の声あり)今これから入ります。
 ということで、非常に尊敬する中に、私は今、永野議員から言われましたが、そういう中において、富谷町長が平成11年に、前若生町長のやはり施策といいますか、方針というもので富谷町の幸せというものはないものだと。自分がやはりリーダーシップをとるというようなことで入ってこられたというふうに、私はそのときはちょっともう浪人しておりましたが、非常に期待するものとされておりました。このような背景を踏まえて、どのようなすばらしい町長に対しての町政発展を町民は期待していると思います。
 同時に、私どもは、逆にそういう熾烈な戦いとは違って、結果的に4月17日の投票は無投票当選という運びになり、そういう面でおいて、自分の立場として非常に複雑なものがあり、それを十二分に厳粛に受けとめて、この4年間頑張っていきたいというふうに思い、その中でやはり渡邊議長と両輪を合わせて、若生町長と、最終的には町民の負託にこたえられるというようなことで頑張りたいというところから、現在の地方分権や税財源の開拓が進み、少子高齢化とか情報化といった環境の変化への対応など、地方自治体を取り巻く社会環境というものは大きく変化しており、その中で、やはり本町のおかれましては、昭和38年に町制の施行というものが承認されましたが、実際には昭和52年に人口1万が突破され、昭和58年には町制施行が20年ということでされまして、平成7年に3万人突破、そして平成12年に介護保険制度の開始、また心身障害者の通所譲渡のそういう「TOMOTOMO」と、さらには精神障害者の小規模作業所の「YOUYOU」とか、そういうところが実際にどんどん開所され、福祉の世界にも入ってきており、平成13年には総合福祉施設の「とうみやの杜」というものがオープンされ、また、平成15年には、町制施行が40周年ということで、このすばらしい新役場の庁舎が落成されると同時に、シルバー人材センターの開所というものも、やはり一つの新しい試みもされ、平成16年、人口4万人が突破したわけでございますが、そのときにも、さらには保健の福祉総合支援センターがオープン、それで平成19年3月18日は4万 4,000人というものを突破されて現在に至っているわけですが、最近におかれましては、そういうような富谷の現状の中におかれましても、国政の社保庁の年金記録問題だとか、今介護大手のコムスンの不正の発覚による取り消し、また、一括譲渡問題に発展しているわけですが、やはり政治と金の問題と官製談合、大変数々の問題が起きている中に、富谷町とすれば、やはり町長がおっしゃっておりますように、単独の市制を目標にこれから展開をしていくというようなお話も承っております。
 そういうようなところから、私としますれば、この24年ぶりの町民交代に当たって、非常に熱意ある、情熱ある町長が誕生されましたということを踏まえておりますが、平成19年の2月13日に、先ほど登庁されて、23年の2月10日までの任期になるわけですが、実際にこの総合計画並びに基本計画の後期及び第9次の実施計画には、ちょっと私の考えでは、この町長の本当の意志と申しますか、が含まれていないのではないかということで、平成、3月31日の中におかれましては、十二分にそういうような平成19年度の予算も、町長のそれとしておりておりますが、実際、先ほど申しましたように平成11年から、やはり前町長の対抗馬という言葉は失礼ですが、自分としてふるさと富谷のためにやっていきたいというところからいきますと、やはり前町長が携わっていたこの計画に、前期は特に携わっていなく、その前期の模様といいますか、実施内容においての内容についても特に触れてなく、そういうところから見た場合に、やはり私の方から見れば、町政運営に今回この羅針盤とも言える町政運営の中の長期総合計画には、そういう趣旨が入っておられないのかというようなことで、私から見れば、非常にすばらしいそういう町の施策というものの考え方をあるということで、実際の町長のそういう計画に対する所見というものをまずはお伺いしたいと思います。
 また、二つ目には、健全な財政運営並びに確保が望ましいということでありますが、実際に住民福祉優先を考えるときには、「受益と負担」とのギャップというものが十分考慮するのに必要な財政運営が求められますが、そういうことで4カ月ですか、ここに就任されましてから、それに関していかがなものかということを、今後いろいろな面で議論して、また提案をしていく我々議会としますは、本当のそういう所見、町長の本心、所見を伺わせていただきたいと思います。
 また、三つ目にありますのは、就任に当たり、非常に私は町のトップセールスマンとして、誠心誠意、全力を尽くすと誓われてきました。一方職員に対しては、新町長のスタートに当たり、先ほどの3点を申されておりましたが、現実そういうような4カ月の中におられまして、先ほどの菅原議員の答弁の中と、それからまた今の町の現状というものに関しましては、非常にそういう面で積極的な職員との対話をしながら会話をなされ、また、一つの成果を上げようという姿勢が非常に見受けられて、大変今後期待をされるものと思うところでございますが、現状、先ほど言いましたが、実際の職員のいる前では非常にあれかもわかりませんが、現実はそういう面でどうなのか、そういう面のもやはり今度は議会として両輪を合わせていく上では必要ではなかろうかということで、大変恐縮ですが、お答えできればと思います。
 それから、先ほど申しましたように、福祉事業の推進に当たって、非常に報告等で承ったときに、私が思うよりも非常に積極的な福祉対策が組み込まれているということで、平成12年に介護保険の実施のあれがありましたが、それに伴いながらも、いろいろな新法の改正だとか、各法改正、新法の実施等がある中において、現実、非常に介護保険のコムスンの問題やなにかを踏まえたときに、実際、どういうふうにそういうような現状というものをとらえておられるのかを問うこととともに、被保険者の状況、また介護認定状況、保険料収納及びの給付状況等というものを伺って、実際にその現状というものを今どのように把握されて、またそれを今後につなけていくのかということを、ぜひともこの若い町でありますが、いずれにしてもそういうような社会というものを目の前にするということからお伺いしたいと思います。
 また、そういう中において、こういう厳しい世の中において、富谷町の中で、若い中においても、生活保護というものの対象になっている方がおられると思っておりますので、そういうような状況をもお答え願いたいと思います。
 それでまた、最後ですが、障害者支援事業の状況というものを、確かに実績としては見ておりますが、そういうような身体障害者の手帳の交付状況とか、それから障害自立支援法の実施状況並びに今後の課題というものをどういうふうに福祉関係の担当者がとらえて、さらなる事業に、事業、また町民の福祉に対応していただけるか、まずはその状況等をお伺いしたいと思います。
 いずれにしましても、非常に私の言っている趣旨というものが浦島太郎になっているもんで、そういう面においては非常に答弁、質問の中がちょっとずれてきているという面もあるかもしれません。でも趣旨を理解していただいて、ひとつ町民の負託にこたえられるご答弁を賜りたく、質問をこれで終わらせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、高橋議員にご答弁を申し上げたいと思います。
 いろいろ前段お話がございましたけれども、大変期待をしていただくお言葉一つ一つに大変身の引き締まる思いでございます。
 長期総合計画につきましは、振り返りますと平成11年、ちょうど選挙、11年の選挙とかぶるわけでございますので、そこがこの15年の長期計画のスタートになっていたんだなというふうなところ、改めて就任後、感じ取った次第でございます。前期8年、そして後期、くしくも後期7年のスタートが2007年に当たると。何かめぐり合わせのような思いもまたするわけでございますけれども、長期総合計画につきまして、やはり方向性を定める大変大事なその柱になるものという認識でございます。それは役場と、町長と町民もあるでしょうし、役場と町民もあるでしょうし、議員の皆さんと町執行部というふうな関係もありますでしょうし、そういう意味では共有する情報、そんなふうな受けとめ方をしているところでございます。もちろん議員がおっしゃるように、行財政運営の羅針盤的な役割も全くそのとおりでございます。
 そんな中で、基本的なその理念、政策、方向性につきましては、すべて町民のため、町民の福祉向上をということで、先ほどの施政方針でも一部述べさせていただいたとおりでございますが、トップの交代によってですね、それが逆さまになるものでもありません。福祉、教育、安全・安心な環境づくり、基礎的な生活基盤の整備などにつきましては、その目指す方向性は大きく変わらないものというふうに思います。
 トップに求められるもの、私は次のように認識しております。課題解決力、施策立案力、そして情報発信力、説明責任力、このようなものこそがやはり今の町のトップ、行政のトップに求められているのでないかなというふうに思います。非常に短時間ながらですね、ベースになる部分は相通ずるものがございますので、とりあえずそのスタートに当たりまして、15年計画の後期計画というふうなことで一定の見直しをさせていただきながら、教育、福祉、そして生活基盤整備、産業経済の振興をテーマにですね、庁内の各組織の見直しを含めまして、まさに新たな課題意識を持って町政の発展、そして福祉向上のために全力で取り組む決意にかわりはございません。そのようなことで、当座、この1年を含めて前年、そしてまたこの現計画をさらに具体化する、重点化をする、そんなふうなところで進めて対応させていただきたいというふうに思います。
 二つ目でございますが、福祉優先、住民福祉優先、受益と負担のギャップというふうなことでございます。財政運営をどのようにかじ取りをするかというふうなことだろうというふうに思います。大変、教育、福祉、産業もろもろ、一言で言えば金のかかるというふうなことでありますけれども、左にどのように、いわゆる歳入、収入増を図るか、そして支出の方で、右手の方でどのような施策、町民のための施策づくりをするか、そこにむだはないかも含めてですね、私どもに課せられている大きな課題だろうというふうに思います。
 地方分権の時代というふうなことの中で、やはり自主独立といいますかね、自主運営、独立した運営がこの自治体に求められているわけでありますので、その辺は本当に従前以上にですね、肝に命じてその行財政運営に取り組んでまいりたいというふうに思います。
 やはりお金があってこそといいますかね、財源、歳入の見通しがあってこそ、さまざまな方向性が描ける、考えられるわけでございますので、その辺も十二分に意識をしながらですね、取り組んでまいりたいというふうに思います。先ほど冒頭申し上げましたように、企業施策、企業立地施策専門官という立場の者を6月1日から配置したのもそのことでございます。大きな機構改革、見直し、制度改革につきまてしは、10月1日に向けて今鋭意各ポジションでですね、代表チームを選抜を、委嘱をさせていただいて今動いているところでございますので、事業の仕分け、見直し、行政のスリム化、効率化、今まで以上のですね、取り組みを続けていく、そしてまた富谷町の将来、次の次のというあたりのですね、また次のところで出ますけれども、独立した自治体として皆さんとともに歩む、そういったまちづくりの方向性に努めてまいりたいというふうに思います。
 町のトップセールスマンというふうなお話、町長の訓示、再度ご紹介いただきまして大変本当にありがとうございました。思いはですね、全然変わっていることございません。私もずっと、それこそこの場に立ったらというふうな思いで2度、3度と皆さんに応対をさせていただいた経緯がございます。この3点、本当にまさに今も当時も、登庁後、初めて皆さんにお話を申し上げたんでございます。これをまさに私のですね、バイブルとしてこの4年間、この町政に当たらせていただくんだろうなと改めて、飾ってはいませんけれどもね。手帳に張りつけ、そしてまた常に原点はここにあるものだというふうなことで今当たっているところでございます。
 それこそ皆さん、私が言うよりはですね、議員の皆さんが、それこそ町の職員、そして町の今ここに、議場にいる幹部職員の様子、どのように映り、そしてまたどのような声を聞かれているのか、そのこともまた私にもぜひ伝えていただきたいというふうに思います。いろいろ言葉としては散見するわけでございますが、皆さんもお立場でございますので、どうぞ遠慮なさらずに奥の部屋といいますかね、町長室は現状「町民の部屋」として活用いただいておりますので、適宜あの部屋もお訪ねをいただいて、お聞かせいただきたいというふうに思います。
 どちらにしても、冒頭申し上げました現場主義、きのうも議案の準備ができましたので、成田、明石台、出向いてまいりました、小1時間ほど。やはり現場を見てこそ、いろいろヒントが出てくるもんだなと。どちらにしても、 5,000ヘクタールほどの町域ですからね、端から端までだって二、三十分やそこらの、本当に顔の見える、行ってみるといっても、それこそ1時間も半日もかかるような場所がないわけでございますで、そういう意味では大変言葉ではそう言っていますけれども、さほどのことではありません。身軽に今後ともそういった姿勢でやっていきたいもんだというふうに思います。
 どちらにしても、トップダウンといいますかね、現状、町長がこうだからこうしろとかね、こうすることになったんだというふうなことは極力ですね、私もそういうタイプでないですので、皆さんの意見を聞きながら、どういう方向性に何を進めようとしているのか、その辺のところを十分聞き取る、方向性を皆さんの方から出してもらう、そしてまた最終は情勢時下として決断をさせていただくと、そういう立場で今進めておることでありまして、それは就任直後と変わるものではございません。
 そのようなことで、やや従前の、職員の皆さんへの期待というふうなものはいろいろあるわけでございますけれども、町長の視点と職員の目線が本当に一緒になって、町長が思っていることが職員、職員が思っていることが町長、そういう表裏一体の関係に早くなれるようであればいいなというふうには思ってございます。多少そういう面ではまだまだといいますか、この4カ月目のこの時点で望むところ、多少のずれとかですね、私はこう思うんだ、こう気づくんだけれども、職員の皆さん、気づいてくれないかなとかね、気づいていないゆえにこうなんだなというふうなことは多少あるように思います。
 いろいろ補佐の皆さん、主幹の皆さんというふうなことで、課長の皆さんとは、もう庁議8回やっていますので、月2回、月曜日の9時からということでやっていますので、大分顔なじみ、課長、局長の気心も知れてきたんでございますが、その下の皆さん、それを支える補佐の皆さん、主幹の皆さん、主幹クラスの皆さんとの交流といいますか、この言葉の交わし合いがまだこの期間の中では十分でなかったように思います。早速そういった方々へのお話の場といいますかね、議会終了後に予定しているところでございます。
 次に、福祉事業についてお話を申し上げます。
 大変大事なですね、介護保険の内容、大事なテーマをお取り上げをいただいて、それこそ次々とこう今から・橋議員に続くですね、議員さんが介護保険をお取り扱い、ご質問いただくわけでございます。したがいまして、そういったところとあわせながらトータルにお伝えできればなというふうに思いますが、概略ですね、被保険、三、四点ありますので、概略を申し上げさせていただきたいと思います。
 被保険者の状況でございますが、現状65歳以上の方は 5,061人です。この方が一くくり、被保険者として1グループでございます、65歳以上の方。介護保険加入者は40から64までの人ですから、その人たちのグループが1万 5,450人です。ですから、被保険者は今二つ合わせた人の2万人を超えるほどの人というふうなことになります。介護の認定状況でございますが、介護の認定はですね、トータルとして今 678名の方が介護認定を受けていらっしゃいます。ですから、65歳の 5,061人とか、あるいは40歳以上1万 5,000、こういった被保険者の中で介護認定を受けている人がということになろうかと思います。軽い程度の方、要支援1・2で64名、介護1から5までで 614人、約9割ぐらいですね。介護認定を受けている方で、約9割が1から5の認定を受けられているというふうなことでございます。この認定を受ける方の実数は 2.3倍と、かなりの予想を超える伸びになっておるということです。
 介護保険の財政状況であります。
 既にご承知のことと思いますけれども、もう一回おさらいの意味で、利用者が1割を負担する。残り9割分を、それぞれ町、公費とですね、保険料で折半するということでございます。私も大分整理してまいりましたので、1割負担、9割を折半すると。公費の部分は、町では12.5%という一定比率で公費負担、拠出をするということになります。保険料、残り保険料なわけですけれども、これは年齢区分で65歳以上の方が、19%負担していただくという仕組みになっているようでございます。40から64までの方、一般的に若い人たちということの方は、31%の負担割合が決まっているといいますかね、19対31ということでございます。そんな中で、65歳以上の方々の収納状況につきましては、95.4%という収納割合になっているようでございます。40から64までの方は国保あるいは健康保険、ここにそれぞれ上乗せの形で納めて、天引きといいますか、控除されて、それが国の特別会計に入る。その中から31%分じゃない、あれですね、特別会計の方から町の方に保険料として戻ると、こういうふうな仕組みとなっております。
 給付状況、18年度単年度で10億 2,000万円でございます。10億円を超えました。給付10億円、これも伸びは2000年の、平成12年の伸びと比較しますと 2.5倍という、これも予想を超える伸び率のようであります。今は18、19、20、3期目の3年の真ん中ということですね、今ね。そういうことで、3期目の3年刻みの真ん中でございます。3期合計で34億円程度見込んでいると。ですから10億円ちょっという、34割る3で、平均的にはやはり10億円を超える単年度の給付状況になろうかというふうに見込んでおります。
 今後につきましては、第3期から、要するにこの介護の給付の伸びが予想を超える伸びゆえにですね、やはりその手前で予防策をというふうなことで当然だれも考えるわけでございます。なってからでは遅いと。なる前の手当てをというふうなことになろうかと思います。そうしますと、介護予防になお一層力を入れるというのが、この町の大きな課せられた役目というふうになろうかと思いますし、どちらにしても安心してですね、先ほど冒頭で申し上げました。どんな事態になろうとも、富谷で住んで本当によかって、災害に遭おうとも、こういう自分が健常からこういう介護の状態になろうともですね、安心してそれこそ居宅であれ、さらに施設を利用するにしろ、安心してお暮らしをいただくためにはどうしたらいいかと。これは社会全体でありますし、富谷町としても、これは最優先で考えていく内容でございます。この点について、ぜひご理解をいただきたいというふうに思います。
 生活保護の状況でございます。
 生活保護のですね、今最新の状況は、世帯数で38世帯、該当する被保護人員ということでいいますと52人という数字のようです。いろいろ1年間に相談が寄せられるわけですありますけれども、約50件程度相談、生活保護申請の相談があるようです。18年度実績です。その中で実際に県に申請を出して受理されたものが、申請をしたのが7件です。そして開始されたのが6件と。このぐらいまで十分町としてですね、対象を絞り、そして県の申請が受理される形で申請書を上げるわけでありますけれども、7分の6というのが実態でございます。
 障害者支援事業でございますが、身体障害者の手帳所持者は、お持ちの方は、1級から6級までの区分でございますが、合わせて 842人です。そして、障害者自立支援法の実施によりまして、受給者証の発行数は 102人ということで、法定サービス並びに地域生活支援事業ということで町の取り組み、8事業を用意して、メニューを用意してございますけれども、あわせて法定サービスと町の地域生活支援事業を実施しておるというところでございます。
 障害者の支援事業の今後の課題といたしましては、やはり相談からサービス利用までの総合支援、今、総合支援センターということで名称を、看板を上げてやっております。そしてまた、さらに住居、就労支援、障害者が地域で暮らすための生活基盤整備、あと、親御さんにしてみれば、その障害を持つ子供か、親が亡くなったら子供をどうしようという、その不安がやはりベースにこうあって、いろいろな団体とお会いしていますけれども、その辺が大きな町としての取り組みの課題だというふうに思いますし、やはり双方支援といいますので、本当に一つ、相談事一つ、はい、その答えを聞いて終わりましたというふうなことでないようですね。複合するというか、錯綜する、そんな課題、いっぱい課題、問題を持っている方をどのようにきちんと受けとめて、さばいて、そして安心して生活していただく、こういったあたりが私どもに求められるテーマでないのかなというふうに思うところでございます。
 大変ボリュームのある、そしてまた介護、大事なご質問をいただいたことに感謝を申し上げまして、以上といたしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
 午前11時55分 休憩


 午後 1時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続けます。
 12番橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) 質問に対しまして、大変ご丁寧な回答をいただきましたが、一番今焦点となっているコムスンの回答の状況ですね、これを説明していただかなければ、この時期、大変お答えしていただけるんであれば、ぜひ、質問にお願いしたいと思います。
 それから、福祉事業の中でですね、支援のですね、支援制度の関係事項で、18年度において実施、利用状況が 593万 5,000円、これがマイナスになっているこの状況ですね、その原因と、あと訪問ヘルパーサービスにおいては81万 8,000円、それからショートステイにおいては、知的の関係で81万 8,000円、それから施設訓練等の支援事業では 242万 6,000円、それから、デイサービス事業では、やはり知的の方で 100万円というような形で、 593万 5,000円、これが18年度の実績といいますか、利用状況の実態の中でマイナスになっている原因と対策、これをお願いしたいと思います。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今、2点でございます。コムスンの件もニュースに上がった、に合わせてですね、富谷町の対応ということで検討もし、準備もしておりますので、もう一つの件にも含めて課長の方から答弁をさせますので、お願いします。

議長(渡邊俊一君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) それでは、コムスン関係の町の対応について、現況とあわせて回答させていただきたいと思います。
 新聞報道によりまして、町では、本町のコムスンの事業所の数と利用者をまず調べをいたしました。町の町民においての利用は、コムスンにおきましては、泉にあるコムスン泉ケアセンター、それについては居宅介護支援でお世話になっております。あと、コムスン富谷中央ケアセンターにおきましては、訪問介護についてお世話になっているという、この二つの事業所が町としては利用している施設でございます。
 サービス利用状況につきましては、居宅介護支援につきましては27名、介護予防支援については9名、訪問介護におきましては、介護給付が7名、予防給付が1名という状況にあるのが富谷町でございます。
 そして、この情報が発覚いたしましてから、情報が入ってから、総合支援センターの方に利用者からの問い合わせは、1名からの電話がありましたけれども、経営中止、サービスの打ち切りはないと、更新時期の年度までは利用できますよというふうなお話をしながら、その方はお聞きしたということでございます。
 あと、県からについては、きょう、早速担当者、県内すべて集めましてのサービス更新事務また自治体への説明開催がきょう、県の方で説明会をしているようでございます。
 コムスンからの状況ですけれども、富谷中央ケアセンター経由で子会社への事業の譲渡方針の通知を町の方に持参したというのがこれまでの状況でございます。
 これに対して町の対応でございますけれども、コムスンに対しましては、利用者が不安にならないように、稼働の際、町職員自体が動揺しないように、サービスの利用ができなくなることはないんだというふうなことを丁寧に伝えてくださいというふうなことを指示しております。職員に対しましては、町への相談電話、来所にも、言動に注意し、落ち着いて対応するように指示をしております。あと、利用者がコムスンのサービスを希望しない場合、町の方から他の事業者を紹介することができますというふうなことでの指示をしているところでございまして、町の一番早いところでは、コムスン泉ケアセンターの更新時期が20年まで持っておりますので、平成20年の3月31日までは今までどおりのサービスを受けられるとするような共通認識で住民への相談に対応するというふうなことで、今現状、というところでございます。そして、きょうの県からの説明を受けて、今後の検討が、どのようにするかは、きょうの説明会以降、検討するというふうな状況でございます。
 あと2点は、ちょっとどのような質問だかちょっとわからないんですけれども。あと2問目、2番目ちょっとわからない。いいですか。
議長(渡邊俊一君) 次、9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) 私は、3問質問いたします。
 まず、第1問目、ボランティア活動で介護保険軽減の制度への対応を問うということでございます。
 団塊の世代が、いわゆる定年を迎える2007年問題と言われている今、その人たちのボランティア活動への意欲と関心は非常に高いものがあります。その受け皿づくりとして、また組織づくりとしてこの制度が重要であります。ボランティアをやりたいなという気持ちは大半の方が持っておられますが、なかなかそのきっかけづくりが難しいというぐあいに言われております。その有力な一つとして、今般の厚生労働省が介護支援ボランティア活動をした高齢者、原則として65歳以上の方が対象でありますが、その活動実績をポイント化して、介護保険料を軽減する。もしくは軽減し、「介護支援ボランティア制度」としての導入を決めて、厚労省が全国の市町村へ通知をしたと聞きます。
 このボランティア活動は介護予防にもなり、介護施設入居者の話し相手とかレクリエーション指導などの実績に応じてポイントがたまり、そのポイントは、介護保険料の支払いや介護サービス利用時の自己負担金に充てることができると聞いております。
 この制度は、東京都下稲城市というんでしょうか、「稲」という字に「お城」という稲城市で、平成18年から構造改革特区としての取り組みが申請され、厚労省も「介護保険値下げは難しいけれども、介護保険に充てるのはオーケーだ」ということで、制度導入の決定をしたと聞いております。このボランティア活動で介護保険軽減といいますか、制度としての対応を当町の取り組み、対応についての方針等をあわせて伺います。
 具体的な質問項目。
 1番目、高齢者にボランティア活動のきっかけになり、「やりがい」を持つものであり、早急な取り組みが必要と考えますが、状況はどうなっていますかお伺いします。
 2番目、ボランティアの方々の登録やポイントの管理は社会福祉協議会等が窓口とか聞きますが、なお、運営費や軽減保険料は国の交付金で賄うそうですが、その上限はどうなっていますか、どの辺にあるんでしょうか。ボランティアをやれば、無限に安くなってしまうのでしょうか、その上限はどうなっていますかあわせて伺います。
 3番目、この制度の具体的な運用推進は各課にまたがりますが、どこの課で担当するのでしょうか。関連する課は保健福祉課であり、税務課であり、もしくは町民課とも関連しているように考えます。また、どこか一つだけでなくて、やっぱり幅の広いテーマですから、その連携も大切であります。しかし、主担当の課ははっきりしておかなければなりませんが、どこの課でどのように具体的に進めていくかお聞き、伺いするわけでございます。
 大きなテーマの第2問目、激増している宮沢根白石線の渋滞解消と安全策を問うというテーマでございます。
 この同じ課題で、私は、1年半前の平成17年12月の定例議会で同じような質問をいたしました。そのときの回答は、まだあのインターシティー地区といいますか、楽天の練習場があったり、ホテルができたり、いろいろ進出が急でありますけれども、あのインターシティー地区の張りつきがまだ少なく、交通量もまだ余裕があるという回答で、具体的な施策はこうするという回答はございませんでした。まだゆとりがあるよという回答でした。
 しかし、この明石台地区から泉パークタウンの方に向かって進みますと、国道4号線までには至らないんですが、手前に右折していくとちょうどジャスコ、カインズホームに行くと。そして泉ケ丘クリニックだとか通って、最近、富谷の区分になるかと思いますが、結婚式場を右手に見ながら右折する三差路、これはまだ宮根線と略して言うんでしょうか、宮沢根白石線が完全につながっていません。松陵団地と東向陽台の間がというか、明石台というべきでしょうか、まだ 2.2キロ部分が開通していませんが、それだけにあそこを右折していく車の半分以上は富谷の町民ではないだろうかと推計いたします。
 そして、ちょうどあの三差路のところに、固有名詞を出してございますけれども、ちょうと大型パチンコ店の「キングオブキング」さんが開店され、なおかつホームセンター「ムサシ」というのがその向かいにあり、富谷区分側の方に、先ほど申しました結婚式場の「マウンテンヒルズ」というんですか、この3店がちょうどあの三差路の交差点のところに相前後してオープンしております。したがいまして、週末、土日のことでしょうけれども、特に土日の渋滞は著しくて、この宮根線をパークタウン側に4号線に向かって走っていくときは、直進車線まで右折の車がはみ出してきてですね、信号五、六回待たないと右折が進まないと。その直進車まで交通が渋滞が発生していると、交通渋滞が発生しているということでございます。
 したがいまして、あそこは泉中央からのバスが、大清水行きのバスといいますか、ジャスコタウンまで行くバスといいますか、あの路線バスがあそこも通っておりますが、相当時間がおくれる時間帯が発生しているというぐあいに聞きます。なおかつ、そこの渋滞地帯を通り抜けて、宮根線の4号線を通り抜けて、交差点やパークタウンに向かうわけですが、パークタウンから、この今申しました三差路といいますか、この富谷町方面に来る4号線のところは最近改修されておりまして、直進・左折が2車線、右折が2車線となってですね、パークタウン側からこっちのマウンテンヒルズ側といいますか、ムサシ側に来る車は、最近渋滞が解消されているように、私が通るときには見えます。
 ところが、こちらから4号線を横切ってパークタウンに行ったり、右折して、この4号線を右折する場合はですね、結構渋滞している。特に直進がですね、1車線しかありませんし、右折も1車線しかありません。パークタウン側からは2車線・2車線あります。これは、仙台市の区分です。先ほどの交差点の三差路も、ちょうど前後までは富谷だけれども、また右折したら富谷町と。交差点側は、ちょうど仙台泉区の側になっておりますけれども、そのような富谷とエリアは違いますけれども、通行している方の大半は富谷町の人だと類推できます。そういう面では、交差点の位置は泉区であっても、我々はこういうところに対する働きかけの状況はどうなっているか。直接大和町じゃなくて、これは泉区の管内になろうかと思うだけに、通行の大半が富谷町とあるとするならば、その対応、働きかけについてどのように進んでいるか伺いいたします。
 具体的な項目。
 このインターシティーと言われている、その泉区の泉インターの新しく開発された地域への入居は非常に進んでおりますし、今、マックスバリューというスーパーも工事が着手されておりますし、ますます今後の交通量が予測されるだけに、このいわゆる先ほど質問した「ムサシ」のところの右折、大清水、上桜木へ向かうところの三差路の右折の信号機に時差にするか、もしくは右折の矢印ということをしないと、そう行けないと。時差式信号か右折の矢印がぜひ必要です。関係部署への働きかけの状況はどのようになっていますか伺います。
 具体的項目の2番目、国道4号線と宮根線が交差する国道の中央部が高く、見通しの悪さはそのままですが、パークタウンから、先ほど申しましたように、明石台、富谷町へ向かう直進が1車線、直進及び左折オーケーが1車線、右折が2車線になっておりますから渋滞は解消されております。計4車線ありますが、逆に、明石台方面からパークタウンに向かう方面は、先ほど言いましたように、右折も直進も1車線ずつしかないと。しかもなおかつ、パークタウンに向かう、1車線ずつしかない、直進も右折も1車線ずつしかないんですが、中央分離帯のグリーンベルト地帯がですね、1車線分以上の余地は既にあるわけですから、早急に働きかけてですね、直進及び左折が相当次の信号より後ろまで続いているわけですから、改善を働きかけるべきだと、このように思いますし、早急なる改良工事の要請をするべきだと考え、実態はどうなっているかお尋ねいたします。
 大きな項目の第3問目、いわゆる武道館、スポーツジムのトレーニングマシンの更新を図れということでございます。
 利用料、大人 100円、子供といいますか50円、まことに低価格で利用しやすい価格になっております。平成18年度をお聞きしますと、利用者が年間で 4,254名だったと。単純に12で割りますと一月 354名ぐらいの、1日十何人という利用になろうかと思いますが、もちろん休みの日もございましょうから若干計算は違うかもしれませんが、非常に低価格で利用しやすい割りには、利用実績が低いのではないでしょうか。利用実態として、スポーツに興味のある人とか高校生だとか、若い人の利用が大半だとも聞きます。しかし、今後は、介護予防対策としても、中高年層の積極的な活用が期待されているように思います。
 100万都市の仙台市と比較するわけにはいきませんが、近隣に泉区にスポーツジム、健康増進センターがあり、参考までにどのようになっておりますかということで尋ねますと、スポーツジムの利用料は 200円、温水プールの方は 500円の入場料で、合わせまして年間6万 6,000人ぐらいの入場者がありますよと。1日当たり 220名ぐらいの平均来館者があると言っておりますし、なおかつこの泉区には、私の知っている限り、市営のスポーツジムと言われている、そういうジムだとか温水プールまで備えているところが四つ、4カ所あります。なおかつ、それに官有民営といいますか、スポ・パーク松森というのがありますので、有料のそういうところのジムもありますし、そういうところを合わせますと5カ所あるところに増進センターがあるということで、なおかつ 220名の来館者がある。ただ、市営だとかそのスポ・パーク松森ですと大体会費制で、月利用料が、いろんな選択ができるようになっていますが、大体 5,000円から 9,000円ぐらいの月の会費が必要と、私の調べた範囲ではそのような実態にあります。それでなおかつ、この来場者の中に結構富谷町からの利用者が多いというぐあいに聞きます。実態、「あなた、富谷町ですか、仙台市の方ですか」と、こう一々ゲートで調べたわけじゃございませんが、結構富谷町の方のスポーツといいますか、介護予防に対する取り組みの意識は高いよということを聞きます。
 そういう意味で、経済的に恵まれている人は民営に行けばいいということかもしれませんが、恵まれている人の健康は増進されて、そうでない人々にも、この武道館のトレーニングマシンを更新してこたえるべきであり、さらに、この中高年齢者の利用を考えると、このスポーツマシンの更新を図るべき時期と考えてお伺いいたします。
 実際行ってみました。具体的項目で、一見して、この武道館の当町のスポーツジムの用具は古くて重い感じ。聞きますと、トレーニングルーム開設以来21年以上たっているというぐあいに聞きます。それ以前のもののように見えます。これらトレーニングマシンの更新や、何年たったら更新していくのかという基準などはどうなっていますかお伺いいたします。
 具体的項目の2番目。これから若い人の活用とあわせ、中高年齢者の介護予防のための活用を高めるべきであり、最新のマシンの納入を図るべきと考え伺います。
 3番目、成人病予防、介護予防に筋トレなどが推奨されていますが、我が町の武道館のセンターでは、この予防のメニューづくりであるとか、このアドバイザー、こういう運動をしたらいいですよというような体制は整っておりますかどうなっていますか、以上、お伺いいたします。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの今村議員の質問にお答えを申し上げます。
 まず最初に、件名、質問件名2というところから、交通の問題から説明させていただきたいと思います。
 第1の質問でございます信号機の改善ということでございますが、17年の12月に質問されたというふうなこと以降ですね、先ほどいろいろ状況が変わっていること、お話があったとおりでございまして、私どもも、あの現場につきましては同じような認識を持っておりまして、右折矢印の信号とか、あるいは時差とか、その辺の設置について働きかけをさらにまた強めてまいると、そんなふうな考え方でおります。
 二つ目のあの宮沢根白石、宮根線ということで、国道4号と交差する、横断するといいますかね、今お話があったように、西から東方向、パークタウンから富谷方向にというのは改善されました。ついては、東から西は同じように改善できませんかというふうなお話の趣旨だと思います。マックスバリューのあそこのケアプラザ、富谷の斜め向かいと言った方がいいでしょうか、あの場所にマッスクバリュー、ジャスコ系のスーパーマーケットの建設が始まっておりますけれども、出店に伴いまして、議員がおっしゃるとおり、その交通量の増大が予想されるわけでありまして、同じように、向こうから改善されたように、東から西区についても、中央分離帯の切削といいますかね、そこを一部使って1レーンふやすというふうなことのお話を受けておりまして、マックスバリューが開店する11月末までにはイオンが実施するというふうなことの確認をいただいているところでございます。
 最初にまた戻りまして、ボランティア活動で、介護保険軽減の新制度をという、大変ホットなといいますか、近々に厚労省介護保険課長名で、その制度のよりよい運用というふうなことで通達があったようでございます。詳しい内容は課長の方できちっと押さえていますので、その内容は、課長の方から私に続いてお話、説明をさせたいと思います。
 どちらにしても、制度開始時から、先ほども言いましてように、被保険者は 1.5倍、介護認定者は 2.3倍、給付対象者は、給付を受ける方は、給付額ですね、金額ベースで 2.5倍というふうに、増大の一途をたどるというふうなことでございます。今、今村議員がおっしゃいましたように、介護保険のボリュームを少しでもといいますかね、小さく圧縮していく、そのためにはより介護認定、介護を受ける機会を先延ばしにするといいますかね、そういった考え方当然出てくるわけでございまして、新制度もそういった趣旨で自治体への運用で、より効率的なというふうなことのようでございますので、その辺は後ほど説明させていただきます。
 その次のポイント制の件ですね。国の交付金、これも含めてご説明を申し上げます。
 三つ目でございますけれども、それぞれのこの内容を仮に採用するとして、どの課で取り扱うかということでございます。私は、いろいろ見てますと、やはり行政の多様さというふうな中で今の組織、それぞれの設置されている課が依頼に合わないといいますかね、最大で三つというか、私の知っている範囲では三つ、税務課です、保健福祉課です、町民課ですというふうな形でまたがって金の出し入れてる運用とかというふうな形で動いている面もあるようでございますので、この制度をもしといいますか、前向きにとらえるわけですけれども、単独の課で、まさに一元化、一つの課ですべて運用できるような対応にして進めたいものだというふうに思ってございます。
 続きまして、質問の三つ目ということで、武道館のトレーニングマシン、それぞれ元気な人は元気なりにとかね、あるいはこう何といいますか、体を動かさない中で、筋力低下をというふうなのを防止するためにどうしましょうかという前向きなご提言というふうに受けとめさせていただきますけれども、スポーツジム、武道館の利用実績が低い、この数字をどう見るかはちょっと私もまだ十分ではございません。しかし私もあそこに行くたび、トレーニングしている姿とか、機材も実際に見ましたけれども、恐らく近々にオープンしたものに比べれば随分旧態依然といいますか、そういうふうに目に映る、私もそんなイメージは持ちましたけれども、担当者に確認しますと、20年以上たったものにしてもですね、適宜、基準に合わせてというよりは、必要なごとに安全性も考慮して使用に耐え得る定期的なメンテナンスを行っているというふうなことでございます。そのことをまずお話をさせていただきたいというふうに思います。
 さらにまた、介護予防の筋トレ推奨ということで、予防メニューとかアドバイザー体制、これも私はぜひ、なれた方はそれこそ自分の体で適度な負荷をつけてというふうなことだろうと思いますけれども、全く新しい人がエイヤーでやってですね、かえって筋肉痛めた、腰痛めたでは逆でございますので、そういう意味では、本当は今の職員にそういうふうな専門のといいますか、ものを持っている者がいればですね、適宜アドバイスもできるんだろうと思いますけれども、現状はいないようでございます。今、議員がおっしゃるように、アドバイザーとか予防メニューづくりとかですね、それは当然必要なことでして、一刻も早く、早ければ10月をめどにというふうなことで体制を整えてまいりたいというふうに思います。
 マシンの利用を上げる、使える人には大いに使っていただいて筋力を増強していただく。あるいは、マシンを使わなくてもできる運動、筋トレ云々、その方がいい方もいるわけでございますので、その辺の使い分けとかですね、含めて今のご提言に合わせてですね、緊急に対応してまいりたいというふうに思います。
 私からは以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) それでは、問いの1問でございますけれども、ボランティア活動は、高齢者が自分自身の健康保持と社会参加のためにとても必要なものと考えている状況でございます。そんな中、5月7日に、先ほど議員さんのご説明があったように、厚労省の方から、介護支援ボランティア活動への地域支援事業交付金の活用についての通知があったところでございます。これらにつきましては、本当にホットな通知で、稲城市の特区が認められたことによってのボランティア事業に関する見方が一歩前進したというふうなことをとらえておりますので、町といたしましては、今後、これらについての調査・研究が必要であり、検討していかなければならない時期というふうに判断しているところでございます。
 あと、2問目につきましての上限額でございますけれども、介護保険事業の中の地域生活事業といいますと介護予防事業でございますけれども、その事業の中での事業で交付金をその中でやることを認めますよという内容でございまして、質問にあります一定の率というのが、18年においては2%、19年度におきましては 2.3%、20年度におきましては 3.0%の中での地域生活事業の中で運用してくださいという考えがあるようでございます。
 町の18年度、上限額2%でいいますと、 1,990万 6,000円の中で実績見込みでございますけれども、 1,848万 3,000円の地域生活支援事業になるような見込みでございますが、この開きが出たのにつきましては、これまでも一般質問等々であったんですけれども、介護予防の特定高齢者の数が予想よりも少なかったというのが、富谷だけでなく、全国的にそういう数値が出たというふうなことでの、介護予防事業の教室が減ったということでの減額があるということが18年度の数字はそのように分析しております。
 今後の19年度のその上限額 2.3%、約 2,480万円ほどと見込んでおりますが、この18年度のそういう住民検診においての性格・機能、チェック項目の特定高齢者を選定する条件を緩くして、多くの方々に介護予防に努めるような方向づけになってきておりますので、19年度におきましてのこの上限額を見ますと、なかなかポイント制によるこの交付税の中でやるのは、富谷においては難しいのかなというふうには思っておりますけれども、そういう方向性にも向いておりますので、今後、それらについてどのような方向でボランティアの内容等の中身を検討し、あと、それらのボランティア活動を管理していただく社会福祉協議会等々の絡みもありますので、十分今の段階、検討時期だなというふうな判断をしているところでございます。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) 9番今村 寿君。

9番(今村 寿君) 私、聞き漏らしたかもしれませんが、ボランティア活動で介護保険軽減ということで、最終的にどこの課が責任持って主担当としてやるのか、回答されたところが保健福祉課さんですから多分そうだと思いますけれども、町長の回答にあったかどうか再度確認してお尋ねしたいと思います。
 まだまだ通達来たばかりで、まだまだ消化し切れていないという実態のようでございますけれども、これは大切なテーマであるだけに、さらにそういうような具体化を進めるべきだと考え、あえてまたお聞きいたします。主担当をさらに明確にして、力強く進めていくべきだという意味でもあわせて聞きたいと思います。
 それから、何ですかアドバイザー体制、このジムマシンを更新しろということなんですが、これもぜひ早急にやると、10月をめどにということでございましたけれども、対象者はですね、一刻も早い、10月といいますと、単純に言いますと、あと半年までは言いませんが時間あるなと。こういういいことは即刻やるべきだと、このように思い、あわせてお聞きいたします。
 それと機械、車だと10年、20年と、20年乗る人って余りいないかもしれませんが、やっぱりああいうスポーツマシンもですね、車じゃないんですけれども、やっぱり行って、ちょっと操作してみたいなと、チャレンジしてみたいなと。介護予防にチャレンジしてみたいなというカラーというか雰囲気といいますか、そういうのがあるんではないでしょうか。25年も前の機械って、何となく重たそうだし、これをやるとこっちの筋肉が痛むんじゃないかという、むしろ何かチャレンジ精神を損ねるような雰囲気でございましてですね、私行ってみましたけれども、余りこのチャレンジしてみようという気が、私自身は起きませんでした。ぜひそういう意味でですね、一刻も早い取り組みといいますか、色を塗るだけでもいいかもしれませんが、そのような取り組みを始めるべきだと思いますが、あわせて、以上、再質問いたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) このボランティアの介護支援ボランティア制度ということで、今、課長からもお話あったように、まだ出だしのことで云々というふうなことありました。富谷町ではというあたりの後半のところは私も相入れないところでございまして、せっかくのこういった制度はよく研究・検討しましてね、ぎりぎりのところでそれこそこういう検討をした結果、富谷町ではこうですとかというね方向性、方向づけていきたいいうふうに思いますので、その部分以降は私の方の話とつないでいただければというふうに思います。
 課名については、先ほどお話ししたつもりなんですけれども、単独の課で、またぐことなく、利用者の皆さんがわかりやすい運用というふうなことで、単独の課でというふうに申し上げました。
 アドバイザー、カラーか雰囲気というふうなものも一連のつながりがあろうかと思います。とにかく今、高額なる機械も中にあるわけでございますので、そういった機械で機能を強化する、さらにまた機械の入れかえ何するというふうなことも含めてですね、やはりその道の人が深く入るといいますか、検討する、そういった必要があるんでないかなというふうに思います。アドバイザーについては、本当に、先ほど言いましたように、早い時期に、下期スタートというぐらいのことで、何らか、皆さんのそういったわざを持っている方にですね、アドバイスしていただけるような仕組みづくりを考えてまいりたいというふうに思います。
 以上です。
議長(渡邊俊一君) 11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) 私は、2件について質問をいたします。
 初めに、保険を活用しない元気な町民を生み出す町の施策について質問をいたします。
 我が国の平均寿命は、女性が86歳、男性が79歳で、世界一の長寿国となっております。一方、高齢化率は全国では21.2%、宮城県では20.7%と過去最高の高齢化率となっております。また、さらにこれは超高齢化社会が目前に迫っているということであります。
 本町では、高齢化率は、県内で最も低くなっていますが、前年度比 0.4%アップの11.5%で、高齢者人口も 5,091人と 5,000人の大台に乗っております。昨年12月の定例会の答弁によりますと、低い、低いと言われている高齢化率も、8年後の2015年、平成27年には、高齢化率も14.8%、高齢者人口約 9,000人、2025年には高齢化率16.9%、高齢者人口1万 3,712人と高い水準が示されております。このように、高齢化率が着実に進行していることは明白であります。
 健康長寿社会の最大の阻害要因は、メタボリックシンドロームと言われております。メタボリックシンドロームとその予備群が、40歳から74歳の中高年世代でおよそ 2,000万人、成人男性の二人に一人、成人女性の5人に一人に相当すると言われております。不健全な生活の積み重ねが原因となって引き起こされるもので、日常生活の中で適度な運動、バランスのとれた食生活、禁煙を実践することによって予防することが可能です。
 厚生労働省が打ち出した対策標語は、「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ、そしてよい生活習慣が気持ちいい」と、こういうふうなことを言われております。人間は、物理的な仕事をいかに楽に行うかを考えてきました。そのことが、身体活動量の減少、運動不足、肥満、生活習慣病、そしてメタボリックシンドロームとつながっていきます。
 そこで、これらの対策が早急に必要となります。これらの対策をこのまま放置すれば、健康保険、介護保険の町民への負担は増加の一途をたどることが考えられます。さらに、町の財政にも重くのしかかってくると思います。これら双方の負担を軽減し、健康保険、介護保険を活用しない「元気な町民」を大勢生み出すことが、健全な町をつくり出す一番の近道と考えます。町は、早急にこれらの施策を講じるべきと考え、町長に伺います。
 具体的に伺ってまいります。
 1番目、最近5年間の健康保険、介護保険の値上げ状況と実態、今後の見通しを伺います。
 2番目、保険の町財政に対する負担状況、これについても伺います。
 3番目、町は、これらの保険を活用しない元気町民を生み出す施策を具体的に考えているかどうか、これを伺います。また、保険を軽減する施策についても伺います。
 4番目、近年、急速にパークゴルフの愛好者がふえております。だれでも気楽に、そして気軽に取り組めること、一人でも複数でも時間に左右されず、好きなとき好きなだけプレーでき、スポーツは極めて現実的で費用も安く、現在にマッチをしております。ちなみに、大崎市、田尻町、加美町、色麻町に2カ所、一昨年は大衡村、そして仙台市に3カ所と続々開設されております。まさに、近隣市町村においては、住民の幅広い年代層にも支持され、その拡大普及が促進されているところであります。
 運動不足により心身の不調、引いては治療が必要となることはあまねく周知の事実であります。地方の時代の行政のあり方は、「転ばぬ先のつえ」ではないでしょうか。後手後手に回らず、町民の声に耳を十分に傾け、先手先手と手を打つべきと考えます。住民の負担、町財政、それらは双方の負担の軽減を図り、さらに広く町民が集い、コミュニケーションの輪が広がる、会話と笑いの場の創出の提供は、まさに一石二鳥ではないでしょうか。これらのすべてを兼ね備えたスポーツがパークゴルフではないでしょうか。ぜひとも本町の中にパークゴルフ場の開設を実現するよう強く望むものであります。
 健康福祉を目指す多くの町民からのメッセージも数多くあります。町長の掲げる「教育満足度日本一の町」もすばらしいと私は思います。「介護保険、健康保険を活用しない元気な町民日本一」をぜひ目指してほしいと考えます。元気な町民を生み出す施策として早急に取り組みを図るべきと考え、町長のご所見を伺います。
 次は、次の質問に移ります。
 町内会館の駐車場の件で質問をいたします。
東向陽台の第二会館は、昭和50年に完成し、32年間利用をされております。地域住民の利用も多く、目的も多目的で、町民のコミュニケーションを交える絶好の地域の住民の基地である重要な施設となっております。しかしながら、施設には駐車場が全くなく、利用者、講師、来賓等の車が道路を駐車場がわりにするために、会館周辺の住民から苦情が多く寄せられ、管理をする町内会としても困惑している状態がここ数年続いております。町内会の歴代の会長が、町にその対策を相談しているけれども、いまだに解決に至っておりません。近年、個人の住宅でも、車庫は2台から3台保有するのが常識ではないかと思います。交通安全の面でも大変必要な、重要なことではないかと思います。町は、早急に町内会と相談の上、駐車場の確保を図るべきと考えます。
 そこで、東向陽台第二会館の南隣に仙台市の水道ポンプ場の施設があります。この施設の用地は、昭和47年に、仙台市水道局のポンプ場の施設用地として富谷町が仙台市に無料で貸しております。富谷町の町有地であります。このポンプ施設は、平成9年8月に、ポンプ場としての用途が廃止され、現在、無用の長物となって約10年がたっております。富谷町の町有地でありながら、仙台市が、用途廃止になったポンプ施設を撤去をしないために、いまだ返却されていません。用地は約90坪ぐらいで、駐車場用地として、また会館の隣接地というとても最適な場所だと思っております。そこで町長に伺います。
 1番目、仙台市との用地賃貸契約書はどうなっているか伺います。
 2番目、ポンプ場施設は、用途廃止になって10年が経過していますが、用地返還の交渉結果はどのようになっているのか、これも伺います。
 3番目、ポンプ施設の撤去予定、これはいつになっているのか。
 4番目、今後の用地返還の見通しと、町はこの土地をどのように考えていくのか、これを伺って私の第1回目の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいま磯前議員の質問にお答えを申し上げます。
 介護保険、健康保険を活用しない元気町民の施策という大きなテーマでご質問いただきました。
 一つ目の両保険の状況と今後の見通しということでございます。
介護保険料につきましては、ご案内のとおり3年ごとに事業計画を作成いたしました。3年間同額で賦課されております。現在、3期目の中、真ん中の年に当たります。次回は、第4期は、21年の4月からスタートすることになります。国保につきましては、平成17年の3月に医療分が改定され、現在に至っております。介護分につきましては、毎年、先ほども申し上げましたように、第2号被保険者、40歳から64歳までの方の31%分、納付するために請求額をあわせて改定をいたしておりますということです。
 今後の見通しにつきまして、介護保険料につきましては、来年度からですね、平成20年度から、21年スタートの第4期目の計画その準備に入ります。その中で第3期の事業実績、今後の見込み量などを検討いたします。財源負担構成に基づいて保険料も決定される。現在、第3期目でございますけれども、介護予防に重点を置く制度改正が行われました。しかしながら、介護給付の削減につながる状況が見えていません。相変わらず右肩上がりで推移している状況でございますので、次回改定についても、今の制度である以上ですね、保険料の上昇は避けられないという見通しもまた持っているところでございます。ただいまのは介護保険料です。
 次、国保につきましては、既にご案内のとおり、平成20年、来年度から75歳以上の方々が、国保制度から新たに設けられます後期高齢者医療制度に、創設をされて、そちらにくくりとなるということでございます。後期高齢者医療制度への支援金制度も創設されまして、国保税として賦課し、納入しなければなりません。このようなことから、国保税においても影響が想定されます。まだ見えない部分もございます。20年度スタートに向けて今後検討を重ねてまいります。
 続きまして、町財政、両保険の町財政の負担状況について、介護保険料の財源につきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。それぞれの利用者1割負担、残り分を公費と保険料で折半をすると。これが大きなくくりでございます。
 国保につきましては、医療費の動向によって左右される財源の仕組みになっております。国庫支出金は45%、保険料は約45%で、財源のほとんどを占めることになっております。その他療養給付費や調整交付金などで財源が構成されておりますけれども、こちらもですね、介護・国保とも、給付費に大きくされる、大きく左右される保険制度であるということです。富谷町は、いずれも、いずれの保険も高水準の数値を示しておりますことから、被保険者及び町財政の大きな負担となる、なっているというのが現状でございます。
 次です。両保険制度を活用しない元気町民をと。当然のことながら、給付が膨らんでいくわけでございますので、磯前議員が申されるとおりでございます。何とかその、どちらにしても保険使わない、元気で、生涯元気で暮らすにはというふうなのを町としても大きなテーマでございまして、各公民館でのノルディックウオーキングとか、ニュースポーツといいますかね、お年寄りの方も気軽に取り組めるスポーツを皆さんにお取り組みいただくとか、あるいは自分の健康状態に合わせて、それこそタオル1本でもできるというふうなことも含めてですね、いろいろ思案、施策を思案をしながら取り組みをさせていただいているところでございます。
 パークゴルフ場の件でございます。非常に私も大きなパークゴルフ場に行ってまいりましたけれども、大変こういう施設があればなと思うところいっぱいでございまして、「何ぼかかるの」と言うと、「二十何億円かかりました」とかね。大衡は、「おら方は防衛庁予算があって」とかというふうなものを断片的に聞くことではございますけれども、大変パークゴルフ場のありようといいますかね、大変すばらしいものだと。せめて今言えることは、大衡、隣、黒川郡のですね、隣に、隣村に、富谷の隣に、車でそれこそ10分、20分で行けるパークゴルフ場があるということを幸せとしてですね、当面、お待ちいただくといいますかね、費用あるいは需要等の検討も必要でございますので、整備に関しては貴重なご意見として承っておきたいというふうに思います。大変ありがとうございます。
 それに続きまして、町内会館の駐車場ということでございます。第二会館の駐車場です。私もあれですか、いろんな会にいろんな町内会館に出向かせていただきましたけれども、本当にびっくりする。あそこに行って、「駐車場どこなの」と言う。自分の車で行った折りには、どこさとめたらいいか。それこそ路上にとめて、30分、小1時間、部屋の皆さんの集まりに行くことの引け目をね、十分感じ取ったところで、結論から申し上げますと、早いうちにですね、あの場所について、仙台市との交渉、詰めをして、駐車場として地元の皆さんがご要望する駐車場としてご利用いただくと、そういう方向で近々、そんなに遠くない中で利用が可能になるのではないかなというふうに思います。90坪程度というふうなことですので、10台から15台ぐらいの範囲でいよいよ、ようやくといいますかね、お使いいただくことになろうかと思います。
 ただし、ちょっと問題がありましてね、仙台市との約束事は、「今さら、おれたち、ずっと使ってきたんだからおれたち」と言っているわけではございません。富谷さんには返しますということで、返すためには原状渡しといいますかね、現況渡し……、現況じゃありません。もとに戻して渡すというのが常でございますので、上物はある、さらにまた地下に構造物があるというところが難問でございまして、どの辺のところで折り合いをつける、つくものやら、その辺のところが多少、手間がかかるとすればその辺かなというふうに思ってございます。
 先ほども言いましたように、今まで10年といいますか、ずっとですね、30年にわたるご不便をおかけしたことを、まず大変ご苦労であったことに何というんですか、おわびといいますかね、大変ご苦労さまでしたということと、それにあわせて、今のご提案を、ご提言を受けてですね、緊急に仙台市との交渉を詰め、そして利用できるように準備をしてまいりたいと。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、2時15分まで休憩をいたします。
 午後2時01分 休憩


 午後2時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続けます。
 11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) 2番目の質問を若干したいと思っています。
 先ほど、町長から答弁がありました万葉パークゴルフ場に、町長、二十何億円というふうに言っていたんですが、私、この大衡村の方へ調査に行きましたら、54ホールで3億円ちょっと。防衛庁施設の補助事業ということでかけた工事費ですというふうなところで、つくるだけであれば約3億円というふうに私は調査でわかったんですが、そこら辺のところ、ちょっと金額的な違いあるって、ちょっとびっくりしたんですが。
 あと、もう一問目の会館の駐車場の件、私も前からこのことについて、どうして10年前にですね、用途を廃止になって、その後、うちの町としてどういう対応をしてきたんだろうかと。仮に撤去をしようが、上の方に出ているのはポンプ場なんですが、下に水槽があるのかなと、その金額が大変かかるのかなと、こういうふうなことを私も考えていたんで、そこら辺、当局の方で仙台市と、撤去した場合のどのぐらいの費用がかかるのかという、そういうふうなことを仙台市と話し合った経過があって、余りにもかかり過ぎるんで二の足を踏んでいるのか、それとも、そういう具体的な話は一度もしてないのか、ただお願いします、お願いしますの一点張りなのか、その点を伺います。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 駐車場の件ですか、ポンプ場の件ですけれども、今までの経緯をちょっとつかみかねておりました。今回のご質問に合わせて、仙台市の当局、あるいは仙台市がこのように出向いて来ていただいた経緯もあるようでございますので、どちらにしても何に、要するに会館の隣接している南隣の土地ですので、会館と一体として使う方向が恐らく固まるんでないかというふうには思っています。したがいまして、あの会館と云々というんであれば、皆さんがご要望される駐車場というあたりがおさまりのいいところだろうというふうに思います。したがいまして、撤去の費用等も、仙台市では、ここまでやるとこうだというふうなのも概算としてはお持ちのようでございますし、どっちにしても、私どもも最大のお願いは、最大目いっぱいのお願いは、何もない状態でもとの状態で返してほしいというのが一番なんですね。しかし交渉ですから、相手があることですので、こういう範囲だとどれくらいとか、この範囲ならいつまでとかというふうなやりとりがこの先必要だろうというふうに思います。
 以上でございます。(「ちょっとだけ、パークゴルフの3億円から20億円まで」の声あり)
 訂正というよりも、私は村長から直接聞いておりますので、あそこの全体の総事業費というふうなことで20億円を超える費用というふうなお話で伺っておりました。(「あの万葉  」)そうですね。

議長(渡邊俊一君) 11番磯前 武君。

11番(磯前 武君) あと、この駐車場の問題で、2年前でしたかね、平成21年に仙台市は富谷町に返すということが私どもの町内会に報告された経緯があるんですが、この言葉についてはどのように、どういうことからそういう返事があったのか。恐らく町当局、総務課長だと思いますが、よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 平成21年というあたりの、何ですかね数字も、恐らくそのとおりだと思いますね。しかし、さりとて、今までやってきたのがそのままスケジュールどおりにやってこれたかというのも、そうでもなさそうですし、ある時点で立てた予定が平成21年というふうな、その前に10件を超えるほどのそういう撤去物件があるようでございますので、ある時期に、出だしのところで建てたのが平成21年富谷町と、こういうふうな予定はあっただろうというふうに思います。したがいまして、まさに10年ほど前からの計画で進んできておるようでございます。決して当初からの決定事項として進んできたことではないようですね。どちらにしても、20、21、この辺のところに我々、さらにまた今の議会でのご要望出ましたので、このあたりが改修の、いわゆる下にずらされることなくですね、交渉するにいいタイミングでないのかなというふうに思います。
 以上です。
議長(渡邊俊一君) 次、7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 私は、まちづくりは人づくり、人づくりはまちづくりであるという観点から、社会教育とまちづくりということについてお伺いいたします。
 「教育基本法」によれば、「社会教育」は「家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育」として、学校教育以外のすべてを指しています。一方、「社会教育法」によれば、「学校の教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動(体育及びレクリエーションの活動を含みます)」と限定的に提言しています。
 人は、環境に対して好奇心があって学ぶのであり、「学ぶ」ことで成長し、自分とは、人間とは何かを見つけていくのです。それが「生きる」ということであると思います。しかし、この「生きる」イコール「学ぶ」という基本が、「教育」という場面ではとかく忘れられがちであります。
 これまでは、学校教育を中心に進められてきた「教育」も、根本的な見直しが迫られています。「知識偏重教育」、「受験戦争」、「いじめ・不登校」、「体罰」、「大学レジャーランド化」など、学校教育にかかわる多くの問題だけでなく、「育児ノイローゼ」、「幼児虐待」、「遊べない子供」、「大人になれない青年」、「定年うつ病」などの家庭教育や社会教育にかかわる多くの問題が社会問題となっています。これらは年齢にかかわらず、生きる目標を見出せない多くの人々の存在と関連して、教育にとどまらず、すべての日本人の生き方・心の問題として、日本社会のありようが問われているのではないでしょうか。
 「カルチャーブーム」や「社会人大学生」などと言われるような一般成人の学習活動の高まりと、さまざまな業種の営利企業が参入している「教育産業」の盛況との関連、教育の基本である「生きる」、「学ぶ」ということとの関連はあるのだろうか。常に問題意識と、広く生涯学習について興味と関心を持つことが大事であると考えます。
 すべての人が自立した個人として生きるために、生涯にわたって学ぶ教育は、その機会を保障しなければなりません。個人の学習への要求よりも、社会の側からの人材育成の要求が重視され、自立した個人の育成という目標が忘れられています。そして、我が国では、学校信仰ともいうべき「学歴偏重」が人々の生き方までもゆがめてしまっています。
 近年、生涯学習の必要性が強調され、学校以外の図書館、公民館、その他社会教育の場のみならず、カルチャーセンターやラジオ、テレビを利用しての学習の機会の場を提供されるようになり、これまでの行政主導型の社会教育の範囲が拡大し、行政と住民が一体となって相互に理解を深め、住民主体による伝統的文化の保存、演劇、絵画、読書などの文化活動を初め、社会奉仕、福祉活動、青少年育成、スポーツへと広がり、さらに、まちづくりなどのコミュニティ活動やリサイクル活動、消費者活動、清掃美化活動、自然保護、ボランティアなど、これらはいずれも余裕のある余暇利用の生涯教育として、住民がみずからの生きがいと地域社会を発展させ、また、社会的にハンディを背負った障害者たちを助ける奉仕活動として、行政はこれから住民参加の一形態として温かく育成していかなければなりません。
 特に、社会福祉分野におけるボランティア活動が活発な動きを見せており、これらに見合う知識と、ある程度の技術を習得する機会を与えれば、その活動はさらに楽しいものになるでしょう。
 急速な技術の進歩、情報化、高齢化などに適応し、人々の生活意識や価値観が多様化する中で、いかに生きがいのある人生を創造するか。このためには、「いつでも、どこでも、だれでも」学びたいことを学ぶことができる社会環境づくりが重要です。日常における学習活動を重視し、その成果が社会的に評価される社会へ切りかえる必要があると考えます。
 人生の各時期において心身の発達の上で基本的に経験し、克服し、現実の生活面で解決すべき問題・課題、その解決のための知識・技能・態度などを習得・形成することは、人の生涯を通しての学習課題であり、教育でなければならないのです。社会教育の充実とまちづくりを求め、今後の教育の基本的視点として「生涯学習体系」をどのように構築していくか、そして解決していきますか伺います。
 一つ、青少年の教育課題について。
 二つ、成人の学習課題について。
 成人の学習は、時代、地域、世代、グループなどにより多様であり、変化するものであります。一人一人が各人の生活課題に基づいて、自主的・自発的に学習するものでありますが、個人の学習を支えるという意味での教育のあり方、多様な学習課題の解決を保障するということが基本的な責務としますが、どのように考えますか伺います。
 3番目、高齢者の学習課題について。
 一口に高齢者といっても、その生活状態や意識、経済状況、健康状態など、多くの面で多様になっています。学習の内容や時間、プログラム、場所など、高齢者への配慮を考え、積極的な参加を進めるためにはどのように考えますか伺います。
 四つ目、女性の学習課題につきまして。
 女性のライフステージは、「青少年期」、「結婚・子育て期」、「子供独立期(末のお子さんが結婚するまでのことをいいます)」、それから「老年期」の四つに大きく分けられます。出産・育児など、特有の個人的・社会的条件があり、生活課題も特有のものが生じてきています。社会教育・生涯教育でも、女性が生涯の各期を通して、主婦・母親・就労女性、さらに町民として、その資質や能力を高めるための学習活動をどのように考えますか伺います。
 5番目、障害者の学習課題について。
 障害者だけを分離して特別の場をつくったのでは、本来のあり方とは言えないでしょう。あらゆる学習・文化・スポーツ等の活動に障害者も一般の人として参加できるよう、条件整備をすることがまず基本であります。どのように考えますか伺います。
 6番目、学校と社教の融合について。
 平成14年4月から「完全学校週5日制」と「総合的な学習の時間」が実施され、「生きる力」の育成を基本的なねらいとする教育が始まりました。学習指導要領では、「自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」、「自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心」、「たくましく生きるための健康や体力」を教育活動全般においてはぐくむことが重要であると指摘しています。
 また、社会教育においては、情報化、国際化、少子高齢化、科学技術の高度化などにより、社会情勢が急激に変化し、価値観、ライフスタイルが多様化する中で、今日的課題を解決する能力の育成が望まれています。これらの課題を解決するためには、学校、家庭、地域社会が相互にかかわり合い、協力することの重要性が認識され、これまでもさまざまな取り組みが、学校、公民館等で実施されてきました。しかし、その多くは講師の派遣、施設の提供といった「学社連携」の段階にとどまっておりました。地域社会全体で子供たちの「生きる力」をはぐくむために、「学社連携」から一歩進んだ「学社融合」に視点を当てることが必要と考え、教育長の考えを伺います。
 七つ目、町内小中学校教員の社会教育経験者の活用。
 8番目、町職員の社会教育主事の活用について。
 町内の小中学校の教職員、また役場職員には、社会教育主事資格者がいると思います。社会教育、生涯教育に携わっていただくか、協力していただく方策はないでしょうか伺います。
 9番目、生涯学習、ボランティア人材名簿の作成について。
 私は、平成17年3月議会にて、生涯学習推進のための核となる生涯学習指導者、推進員、ボランティアの育成、養成について、人材名簿の作成をし、それをもって活用することを質問した経緯がございます。そのとき教育長は、「町内には隠れた人材がたくさんあります。発掘しながら要請し、ぜひ検討させていただきたい」というふうに答弁されております。それで、これはどのように検討されたのか伺いたいと思います。
 いつでも、だれでも教育を受ける権利があります。現代社会が直面している厳しい現実へのぎりぎりの対応を迫られていることを申し上げ、私の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) ご答弁申し上げます。
 ご質問の社会教育、まちづくりについてということで9項目のご質問がありましたけれども、まず、生涯学習の理念としまして、「一人一人が生活を描き、築く力を獲得する学び」、やっぱり学びが中心となります。ととらえまして、具体的な活動発展といたしましては、ご質問にありますように、人生の各時期において、将来のみずからの生涯を築くために、心身の発達過程での経験を通しながら、現実の生活面で解決すべき課題を確かめて、その解決のために知識・技能・態度などを計画的に学ぶ、いわゆる「生きる力」を獲得する。なお、学校教育の方での「生きる力」というのは、学力も含めて知力と社会力、これを「生きる力」と称して学校教育の方では実践しております。
 その「生きる力」を獲得している学習プロセスを押さえて本町での生涯学習体制を推進しているところでございます。したがって、社会情勢の変容も十分に考慮に入れながら、学校教育をも含め、関係課、関係機関、関係団体との共和を図りながら、生涯学習を計画・実践、検証しながらご質問にありました、あります各領域における項目についてお答えしていきたいと思います。
 第1問です。青少年教育課題についてですけれども、学校教育外活動領域で青少年を取り巻く生活環境の多様化に伴い、特に集団的適応力、社会適応力の社会性の獲得が課題ととらえております。現在、生涯学習の活動の中では、子供会活動の活発化を図るためにジュニアリーダー、インリーダーの養成事業、それから、スポーツ少年団活動の推進事業として講習会、スポーツ大会の開催、青年団活動としましては、会員数は減少しておりますけれども、青年団活動を推奨しながら、町・郡単位で各活動の展開を支援しております。そして活発に活動していただいております。なお、少年の教育の方では、放課後こどもプランの推進ということの中で、児童クラブを各公民館で実施しております。それから、放課後こども教室、今年度19年度は中央公民館、富ケ丘公民館で実施する予定にしております。特に青少年教育、成人教育も少し入りますけれども、マーチングバンドのエコーズ、そして和太鼓の鼓響とうのみやの太鼓の活動活躍は、我が町の香り高い芸術文化のまちづくりに大きな役割を果たしております。
 2番目の成人学習の課題につきましては、やっぱり年齢幅、性別、生活経験などで多種多様の学習ニーズを呈しているところです。その多種多様なニーズを精選かつ選択しながら学習内容を設定していかなければならないということが課題となっております。したがって、それぞれの公民館あるいは総合運動公園、スポーツセンター、武道館も含みますけれども、を基地としながら活動の展開を図っております。活動領域としては、一般教養部門、それから生活教養部門、そしてスポーツ部門。スポーツ部門の中では、特にコミュニティスポーツ、いわゆる地域づくりのスポーツ、いわゆる町内対抗とか、そういうふうな地区対抗とか、そういうふうなことも推奨しております。それからレクリエーションスポーツ、リフレッシュスポーツ等々です。
 三つ目の高齢者学習の課題につきましては、高齢化現象により対象者の増加が予想されます。また、安全・安心の地域づくりのリーダーとしての力量アップの学習も課題となってきております。したがって、関係課それから機関・団体とのより一層の連携を図り、人と人との良好なかかわりを土台とした学習活動を展開してまいりたいと思っております。学習の内容としましては、いわゆる地域づくり推進のための学習及び事業、それから一般教養、生活教養部門、それからスポーツ部門の中で、特に先ほど申し上げましたコミュニティスポーツ、レクリエーションスポーツも入りますけれども、特に健康保持増進の運動の展開も含めてプログラムを組んでおります。特に、町老連のしっかりした組織のもと、各地区の老人クラブ等々で芸能大会、各種スポーツ大会、そして活発な学習活動により、地域と地域を結ぶふるさとづくりに貢献されている姿を拝見しまして大変感動しているところであります。
 4番目の、四つ目の女性学習の課題ですけれども、確かに女性のライフステージの中でのそれぞれのポジションによって学習課題が異なります。と同時に、それぞれのポジションで必要かつ適合した学習課題の設定が大切かと思いますし、課題となっております。学習活動の例としまして、母親としての学習、子育てサロン、例えば子育てサロン、各公民館でやっています。それから、子育てとしての学習、いわゆる幼児学級子育て支援事業、それから就労女性支援の学習、これは児童クラブ、放課後こどもプラン、それから主婦、成人として学習、これは成人学習の領域でお話ししたとおりの学習を展開しております。
 五つ目の障害者の教育課題ですけれども、お互いの立場をともに理解し合い、認め合い、課題を共有し合い、それぞれの役割をしっかり認識しての教育的活動を展開することが大切であります。その有効な活動推進の方法の学習も課題、大きな課題としてとらえております。そのために、主として保健福祉関係、ボランティア関係からの指導・助言をいただきながら、共同で条件整備を図っていきたいと考えています。実際活動としては、なかなか計画どおりいかないのがこの障害者の教育活動、障害者の方と一緒にやる、やっていく教育活動がなかなか推進できていないところが課題となっております。
 六つ目、学校教育と社会教育の融合です。学校教育においては、我が町では、地域とともに学校……、地域とともに育つ学校をテーマとして教育活動を展開しております。やがて地域、あるいは町を担ってくれる子供たちの「生きる力」をはぐくむ手段として、地域と学校との連携そして融合、共同作業が今重要視されていますし、大きな課題ととらえております。
 確かに学校教育活動からのアプローチで講師依頼、施設借用等々、また社会教育活動からのアプローチでは場の借用、各事業への参加要請等の連携にとどまっていましたが、学校が地域とともに育つ、地域が学校のふるさとづくりの基礎だ、基盤だとの願いを込めた活動としての考えから、今までと違った、学校と地域社会が融合する部分をしっかり願いを込めた、しっかり見つめ、お互いの願いを共有しよう。そして発展的に協働で活動しよう。「協働」の「キョウ」は「協力」の「協」に「働く」という字です。協働で活動しようとして、本町でも融合・協働に取り組んでおります。
 融合事業としましては、伝統芸能継承のため協働活動、例を挙げれば、原の田植え踊りが富谷小学校の伝統継承のクラブ活動と一緒に取り組んでいる。それから、学校サポーターによる読書指導の協働活動、富ケ丘小学校で実施されております。それから協働、「協力」の「協」に「働く」というんですけれども、文化祭での領域による協働活動で、日吉台の地区の高齢者の方々と日吉台中学校生徒と同じ立場で企画運営し、文化祭、その領域の中での活動を展開しております。
 7番目、教員の社会教育経験者の活用ですけれども、教員で社会教育主事の資格を持っている先生方は町内で8名、有資格者がおります。そのうち現場で実際に社会教育を経験した教員は6名おります。活用状況としてですけれども、社会教育委員として2名、それから町民体育祭、ふるさと祭りの検討委員、実行委員として活用をお願いすることにしております。また、インリーダー、ジュニアリーダー、子供会活動等々にも指導者として活用を図っております。
 8番目、町職員の社会教育主事の活用。現在11名おります。現場は3名、いわゆる社会教育現場に現在3名おります。活用ということですけれども、社会教育現場で培った力を各課で有効に現在発揮しております。また、事業展開の内容状況の必要によってお願いする場合もあるということで、今のところそのような考え方でおります。
 9番目、生涯学習ボランティア人材名簿の作成についてですけれども、確かに17年の3月の議会でご質問いただいて検討していきたいということですけれども、名簿作成については、基本的に広く公募するという方法ではなくて、信頼性の高いネットワークの有効活用によって、人格、技術、指導力等を考慮に入れながら選定しております。ご質問いただきました、17年にご質問いただきましたことで、18年度には、いわゆる1年間の奉仕の方々、あるいはボランティアの方々を今現在整理して、検証して、そして名簿をつくるちょっと前の段階におります。ということで、これからは関係課あるいは関係機関とのすり合わせをもう一度行って、早急に名簿づくりを作成したいと思います。そして、相談依頼に速やかに対応できる体制をつくってまいりたいと思います。ということで、今後ともいろんな面でご指導・ご助言いただきたいと思います。
ありがとうございました。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) 7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 特殊活動についてなんですけれども、富ケ丘小学校でやっていましたよね。それは非常によいことだというふうに私は教育民生常任委員会で知らせた経緯があるんですけれども、それ、町内の小学校には広まる機運はないのか、広める機運はないのかお伺いしたいと思います。
 それから、役場の職員にですね、現場に3名が社教主事として働いているということでございますけれども、公民館職、六つの公民館ある中で3名だけでね、それが事十分に足りているのかどうかということなんですけれども、その辺のぐあいをお伺いしたいと思います。
 それから、人材名簿の問題につきましては、早急に対処するということで受けとめたんですけれども、1年以上たっているわけでなんですが、これはどの辺をめどにするのか。あと何カ月とかという部分が具体的にありましたらお聞きします。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 最初の読書活動ですけれども、富ケ丘小学校の読み聞かせのボランティアさんが入ってやっていただいております。そのほかにも、小学校サイドですけれども、大体の学校が読み聞かせさんを、ボランティアとしてお願いしながら実践しております。ということで、今後も、今、富谷小学校で図書の司書を置いて読書活動を推進しようという段取りをしておりますので、その結果を見ながら各学校にその普及・発展をさせていきたいというふうに思っております。
 それから、社会教育主事の公民館での活用ですけれども、社会教育主事というのは、実践的に活動する面と、それから企画運営という面がありますので、どちらかというと生涯学習課の方で活用が望ましい状況にありますので、公民館の方は、そこまでということがあればいいんですけれども、そこまでは深く考えておりません。
 それから、人材の件ですけれども、今、名簿整理中ですので、でき上がった次第即持っていきたいというふうに思っております。その方法については、皆さんに知らしめる方法については、いろんな方法があると思いますので、それを選択しながらやっていきたいと思います。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) 次、6番山路清一君。

6番(山路清一君) 今回私は、「富谷町環境美化の促進に関する条例」と、「富谷町における敬老乗車証の交付」の2点について伺います。
 ごみのないきれいな町にを前面に、「ごみのぽい捨て及び犬のフンの放置を条例で禁止」、平成15年4月1日から罰則が適用されますとのチラシが富谷町の全家庭に配布されてから、早くも4年がたちます。
 そのとき配布されたチラシがこの黄色いチラシでございます。この中の一部なんですけれども、ちょっと読まさせていただきます。
 次の行為について罰則が適用されます。3万円以下の罰金。富谷町内の道路、公園等の公共の場所及び他人の土地に空き缶、空き瓶、紙くず、たばこの吸い殻、チューインガムの紙かす等のごみを捨て、回収命令に従わないとき。また、犬を散歩させる者が富谷町内の道路、公園等の公共の場所及び他人の土地にふんを放置し、回収命令に従わないとき。5万円以下の罰金。自動販売機により容器入り飲料を販売する者が、販売する場所に空き缶等を回収する容器を設置せず、勧告及び命令に従わないときと書いております。内容とともに立派なチラシです。私は、初めて町議会議員に当選した年であり、今でも鮮明に記憶にございます。宮城県の中でも進んでいる町だなという印象が受けた次第でございます。
 その年の10月30日に、初めて政務調査を新入議員6名で久留米市、福岡県になりますけれども、久留米市の近隣にある、今は久留米市と合併しましたが、北野町に、議題としまして「北野町の環境をよくする条例」について調査してきました。当時、合併に伴い考えなければならない難題が多くある中で、平成4年から一貫して「北野町の環境をよくする条例」を、町・町民が一丸となり取り組んできた姿勢に、数多く見習うべきことがあり、感銘を受けた次第でございます。手元にそのときの資料があります。報告書の所感の最後の方にですね、このように書いております。
 平成15年4月より富谷町においても条例を制定し、町民に対しマナーアップの向上を図っておりますが、近隣市町村、そして何より富谷町を通過する人々に対しても、広く我が町の「美化条例」を知っていただくとともに理解していただく必要が多くあり、町の予算も含め、次のとるべきステップとして、町として住民が一丸となり、考え、実行に移していかなければならない使命があると、今回北野町を訪問し感じましたと閉めております。
 今世間では、「美しい国日本」という言葉が言われておりますが、我が富谷町も「美しい町富谷」を目指す絶好の時期と思われます。しかし現実は違います。町のあちこちに不法投棄が見受けられ、毎年集める量もばかになりません。また、道路、空き地には、空き缶、空き瓶、たばこの吸い殻、からコンビニの弁当箱、そして犬のふんなど、多くのごみが散乱しております。我が富谷町に「ごみのぽい捨て及び犬のフンの放置条例」があるか疑わしくなります。先日、町内会の定例役員会で、役員会に参加しました24名の方に聞いたところ、24名中たったの5名の方だけが富谷の「美化条例」を知っておりました。そこで町長に伺います。
 富谷町の美化、美しい富谷町に対する基本的な取り組みを伺います。
 二つ、富谷町環境美化の促進に関する条例の今後の運営を伺います。
 次に、「富谷町における敬老乗車証の交付」について伺います。
富谷町は、何かにつけ仙台市と比較されますが、特に「シルバーライフ・元気な活動の支援」策がおくれており、早急に対応が望まれる次第でございます。今回の一般質問におきましても、私のほかに二人の同僚議員からも同じような質問が提出されております。4年前にも同じような質問がされたということで、町民の関心が高いことが感じられます。
 昨今、敬老者に対する負担は増すばかりです。ここで、富谷町独自のシルバー対策を立ち上げる時期ではないかと思います。
 仙台市は、財政的に苦しい中で、元気な活動の支援策として市の一部の施設が無料、または半額で利用できる豊齢カード等を、年度内に65歳となる方に交付しております。そのほか、市バス、地下鉄、宮城交通バスを利用できる乗車証を希望の方に渡している敬老者乗車証、高齢者のためのITセミナー、遊戯娯楽部、シルバー 100円入浴デー、荘老大学、シニアいきいき祭り等、多くの支援をしております。
 富谷町は、仙台市と比べ文化施設は少なく、シルバーの方が利用するにも負担が多く、また、健康維持にも多くのシルバーの方々が体を動かし、いつまでも元気を保つために足の確保をしてやるのが大切です。
 富谷町の町民バスでは行き先が狭く、決まっております。仙台市の「敬老乗車証」がよい参考になります。仙台市の場合、対象者は満70歳以上の「乗車証」を希望する方に渡しており、乗車証の種類として、第1種(利用限度額のない乗車証)と第2種(利用限度額1万円)の2種類から毎年選んでいただいております。費用は、第1種を選んだ方は、介護保険料所得段階に応じて 5,000円、または 1,000円の負担があります。これらは仙台市の例であり、利用交通手段、料金等、富谷町の財政負担も考えなければなりませんが、伺います。
 一つ、現在行われている富谷町のシルバー支援策を伺います。
 二つ、敬老乗車証等の交付の考えはないか伺います。
 以上、お伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの山路議員にお答えを申し上げます。
 質問の1でございますが、富谷町環境美化の促進に関する条例の件でございまして、富谷町の環境美化に対する基本的な取り組みをということでございます。15年の4月1日付で条例が改正されたという罰則適用の条例をということで、それから4年経過するということでございました。そのときの背景といいますかね、その罰則を適用して条例を強化したというふうな中に、恐らく犬のふんの放置という、その辺のところが目に余るという、その辺の背景があったのかというふうに思います。空き缶、ごみのぽい捨て、それぞれ道路の沿線道に捨てられる量も、これまた半端でないことはどの地域も同じだろうなというふうには思います。
 そのような中で、この条例、先ほど24人中5人がというふうなことでございましたけれども、やはり美しい町、本当に外観的にですね、美しい町をつくるということ、大きなテーマでありますし、一般的には非常に富谷がきれいだという、非常にいい町に加えてきれいな町だねという、そういった声はよく役場の来訪者から聞かれることでございまして、大変うれしい限りでございます。恐らくそんな中で、例えばですね、犬の登録数というふうなことで確認しましたらば、今 3,264頭、この4年間で12%ぐらいふえているようでございます。そのような中で、ぽい捨てや犬のふんに関する苦情も相変わらず多いというのも事実でございます。そのようなことで、環境美化に対する意識づけとかね、この条例の周知とか、何らかの形で改めてこの原点に立ち返ってですね、取り組む必要あるなというふうなことを今改めて議員のお話の中から感じたところでございます。
 町といたしましては、従前から、環境衛生推進員という、それぞれ町内会単位でお一人を選んでいただいて、その方に町長から委嘱をするということで、地域でのごみ収集やら、この点に関しても、常に連絡、パイプ役としてお力をおかしいただいているわけではありますけれども、なお一層ですね、美しい町ということとあわせて、この条例の意図するところ、具現化する取り組みを強めてまいりたいというふうに思っているところでございます。
 環境の促進に関する今後の運営と。今、それとあわせて言ったような形になりますけれども、それぞれ犬のふんの処理については、啓発用の看板、各所に設置しているようでございますし、そういう意味では周知といいますか、看板があって済むわけではございませんけれども、そういったのも今まで実施してきたというのもまた事実でございます。山路議員が今指摘いただいたように、条例施行後4年を経過してございますし、犬の登録数も増加をしております中で、さらなる周知が必要かなというふうに思います。ホームページ、あるいは広報とみや、差し当たりですね、その辺のところから取り組んでまいりたいというふうに思います。
 さらにまた、大きく二つ目でございます。
 敬老乗車証の交付についてということであります。そしてまた、富谷町のシニア支援策というテーマでご質問をいただきました。現状、富谷町でやっている事業、元気高齢者支援事業としては福祉センター、健康センターで事業をやっております筋力アップ、あるいはコミュニケーションづくりを目的としました、目指しました健康度アップ教室、筋増教室、あるいは公民館の高齢者大学、老人クラブ支援など、従前どおりの事業に支援をしておるということでございます。
 13ある単位老人クラブへの助成ということで、助成額が 327万 2,000円、会員数× 500円プラス均等割りというふうな従前の計算式で助成をしておるところでございます。
 さらにまた、高齢者芸能大会の補助金だとか、あるいはシルバー人材センターへの活動推進事業補助金として、おわかりの、既におわかりかと思いますけれども 1,280万円、会員数 400名近くまでふえまして、大変多様な、活発な活動がされているようでございます。
 なお、先ほどの単位老人クラブ、老人クラブに所属する方も約 1,000名程度ということで大きく、大きな団体ですし、また、さまざまな健康さらには文化活動、さまざまな面での取り組みが行われているようでございます。大変これまた敬服の至りという感じでございます。
 敬老乗車証の考えがということでございました。従前からずっと高齢者の足の問題をどうするか。あと、引き続きどなたかの議員さん、何人かのご質問もあるようでございますが、町民バスとの絡みとか、あるいは宮城交通、宮交のですね、路線バスとの関係だとか、あるいは法令上の制約だとか、さまざまあるようでございまして、本当に皆さんが望む、せっかく予算づけをしているわけでございますので、使いやすい制度でありたいというふうな思いは全く皆さんと同じでございまして、なかなか折り合うところ、ないもんだなというのが実感でございます。
 参考までに、仙台市で行っている敬老乗車証交付事業でしょうか、約19億 2,000万円という数字でしょうかね、仙台市敬老乗車証の総事業費。対象者は13万 5,000人。1人当たり1万 4,200円ぐらいに相当、見合うと。富谷町を対象者とすれば 3,374人。70歳以上の人が 3,374人。したがいまして、その仙台市の単価をですね、富谷町の人数に掛け合わせますと 4,790万円という数字がまず概算的に一つの数字として出てくるようでございます。
 したがいまして、さらにまた仙台市初め青森、八戸、秋田など、敬老者の、高齢者の足の確保ということでさまざま取り組んでいる事例もあるようでございますけれども、やはり財政的なもの、そしてまた高齢者の方々への何といいますかね、有効なる活用、財政的な支出額の大きさというふうなものが一番だろうと思いますけれども、それに加えて、そういう面とあわせてですね、一方では高齢者の足の課題、なおもって解決しない課題として残るというふうな感じを持ってございますので、今の議員の提案に合わせてですね、何とかそれぞれ1歳ずつ年を重ねるわけでございますので、その辺のところ、さらにまた深く検討してまいりたいというふうに思います。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 6番山路清一君。

6番(山路清一君) 町長より答弁を、丁寧な答弁をいただきました。どうもありがとうございます。
 富谷町における敬老乗車証の交付については、後ほど二人のですね、議員が同じような内容の質問をいたしますので、再質問としまして、富谷町美化の促進に関する条例について再度お伺いいたします。
 先ほど町長、犬の件でお話ししましたけれども、町長もですね、環境美化というか、年に2回ほどクリーン作戦をやっております。私ども町内会では、月に一度、町内の方の4号線の方からですね、上がってきまして、公園関係も含めまして道路をやっているんですけれども、やってみるとわかるんですけれども、犬のふんをですね、犬散歩する方、ふんを入れる袋を持って歩いていますけれども、そのふんの入った袋のまま投げていく方いらっしゃいます、ごみ拾うと。中をあけるとふんです。本当にふん害ですね。そのようなことないようにもやりたいんですけれども、そのほかにですね、やはり信号のところには、たばこをですね、1本投げるんじゃなくて、たばこの吸い殻などの箱をあけたままぼんと置いていく方も見受けられます。
 私もアンケートというか、その24名の方で5名しか知らないということであったんですけれども、一番ですね、問題になるのは、その富谷の町民がですね、本当に実際に富谷の町が美化運動をやっているのかなと。本当に条例があるのかなということが徹底されていないのが一番問題じゃないかなと。
 それともう一つは、やはり富谷町を通過する方、近隣の方、この方たちが全然知らないと。私は、決して富谷の住民が道路にごみを捨てていくとは思いません。私思っているのは、多分近隣の方とか、通りすがりの方じゃないかなと私自身は思っています。しかし、現実は違います。本当にですね、見た場合に、日吉台の場合を見た場合も見た感じはきれいなんですよ。ところがですね、植栽関係、植え込みとかこう見ますといろんなごみがあります。本当にいろんなごみあります。それをですね、月2回拾ってやっているんですけれども、その場合は本当に憤慨します。
 富谷町にやはり、町の方に要望したいのは、今までこの4年間の中でですね、先ほどちらっと町長言いましたけれども、「広報とみやを利用する」という言葉を聞きました。本当にありがたいことです。広報とみやに一回も載ったことないんですね、この美化の関係に関しては。条例があるということに関して一回も載ったことない、4年間。ですからですね、この辺を載せていただいて、「富谷町にはこのような条例があるんだよ」と、「富谷町でやったら罰金を取るんだよ」ということをですね、言っていただきたい。
 それともう一つ、その広報とみやを利用するのと、もう一つは、廃棄物するところに富谷の看板あるんですけれども、優しい文句なんですね。「心のきれいな人はごみを捨てられません」とか、物すごく優しい言葉で書いています。あれはあれでいいんです。あれはあれでいいんですけれども、一つですね、やはり富谷町ではこのような条例があって、「罰金を取りますよ」というようなやつを私は書いていただきたい。このことに対して町長に再度お伺いいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、なかなかこの件につきましては、どこまでもたどり着くところ、イタチごっこという側面があろうかなというふうに思いますけれども、一面では非常に今の日吉台の地区もそうでございますし、言わせる人に言わせると本当に週一、月一で美化活動に取り組んでいる、    ないよというのも何か聞きますしね、そういう意味では非常に何か富谷の風土そのものがですね、「美しい町富谷」、まさに「美しい国日本」を先取りしているんじゃないかと思うような部分もあります。
 私、こういう立場になって富谷の運動公園、ひより台一丁目地区、そしてまた途切れて交差点から公園の方に行くあの路線が非常にやはり、いつ行ってもきれいにしている。やはり地元の人のプランターのこう置いていただいているとか、あるいは道路を掃くとかですね、さらにその先は地元の人プラスセンターの職員とか、気づいたところ、清掃活動に取り組んで、非常に富谷のスポーツ機能、非常に気持ちのいい環境の中で皆お迎えしているんだなというふうに思います。
 条例、4年間で一度もというふうなことでございますので、早速改めてその罰則もあることを含めてですね、7月1日付の広報掲載、まだ準備中でございますので、改めて私も認識を深くいたしましたし、何らかの多様の取り組みといいますかね、そういったこともあわせて必要だなというふうに今思ったところでございますので、以後、その以後も含めてですね、この恐らく行き着くところないテーマでございますので、折々に触れて頑張ってまいりたいというふうに思います。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、3時25分まで休憩いたします。
 午後3時11分 休憩


 午後3時25分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 3番土樋輪康雄君。

3番(土樋輪康雄君) 私は、富谷町の教育現場の実態を問うと題しまして質問いたします。
 新年度も始まり、3か月を経過しようとしております。学校行事も順調に推移していることと存じます。とかく年度がわりのこの時期は、何かと現場の先生方には心労の多い時期かと思います。
 さて、人口減少傾向の県にあって、我が町は増加の一途をたどっておることは周知のとおりでございます。次世代を担う子供の多い町であり、教育環境の充実が一層大切と考えます。
 ところで、児童・生徒による事件が後を絶たないのでありますが、余りのショックで記憶を離れない事件が、会津若松の高校生による母親殺しであります。事由はどうあれ、下宿先に息子の世話をしようと通う母親の首を切ってかばんに入れ、持ち歩くなど、前代未聞であります。特異な事件といえばそれまでかと思いますが、母性愛も通じない心はいつ芽生えるのかと思うと、他山の石と片づけられない感じがいたします。義務教育を預かる富谷町の教育長に、次の点について伺います。
 一つ、不登校、引きこもりの児童・生徒の実態について伺います。
 二つ、病む児童・生徒の察知と対応をどうしておられますか。
 三つ、クラスに入れない児童・生徒(親御さんも含み)精神面の支援をどう考えておられるか。
 四つ、スクールカウンセラーの現状と、その対策について伺います。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) ご答弁申し上げます。
 本当に憂慮する児童・生徒の問題が多発している状況の中で、なかなかその相談できない子供たちも多いということも痛切に感じている現状です。
 それじゃあ、最初の第1問から、不登校、引きこもりの児童・生徒の実態についてということですけれども、不登校とその引きこもりというんですか、不登校は、年間30日以上欠席。それから不登校傾向、いわゆる引きこもりも含めてですけれども、月で、一月で5日以上欠席するということが不登校傾向、いわゆる引きこもりというふうに押さえております。それで、その実態といたしましては、我が町では、5月現在で、不登校は、小学校で2名、それから中学校で2名。それから引きこもり、いわゆる不登校傾向ですけれども、小学校で1名、中学校で12名おります。というのが引きこもり、不登校、引きこもり児童・生徒の実態であります。
 それから、2番目です。病む児童・生徒の察知、対応をどうしているかということですけれども、以前ですと、早期発見、早期予防、そして早期対応、早期治療のプロセスでの対応が主でしたが、最近では、児童・生徒相互の人間関係、先生とのかかわり、学級とのかかわりなど学校生活領域と、生育及び生活環境、それから親子関係、家庭生活、あるいは情報社会等の学校生活領域以外での原因が複雑に絡み合って、病む児童・生徒が増加しているものと分析されます。
 そこで、学校領域では、鋭い観察、素早い察知、発見の確かめ、予防・治療のための関係機関との連携をしながら、確かなケアを求め、カウンセリング等を活用しながらの導きを実践しているところです。特に学校生活領域では、先生方が児童・生徒をしっかりと向き合うプロセスを通して、課題を持ち、児童・生徒の「生きる力」を獲得させるためのそれぞれのケースによる導きを、家庭と連携を図りながら実践を奨励しているところですし、実践をしている状態にあります。
 3点目のクラスに入れない児童・生徒の精神面の支援をどう考えるかということですけれども、クラスに入れないということですけれども、保健室登校あるいはその他の空き教室への登校ということでありますけれども、保健室登校につきましては、現在、小中合わせて4名おります。それから、けやき適用教室です。けやき教室の方に1名入校しております。ということで、クラスに入れない児童・生徒は合計5名ということになる現状であります。
 そのメンタル的な支援といたしましては、各学校では、生徒指導部を中心として相談員体制をつくり、それぞれの役割に応じて対応しています。特に中学校では、スクールカウンセラーの方の指導助言を得ながら、生徒指導部と養護教諭の密なる連携で、クラス復帰への道づくりに努めております。 二つ目は、集団適応、社会適応などの社会性の習得のため、個人の状況に合わせた導きの工夫と、それからもう一つは、同時にクラスでの受け入れ体制づくり、これにも努力をしております。三つ目は、どうしてもなかなかそこから抜け切れない状況の児童・生徒に対しましては、必要に応じた関係機関との相談・連携等をとりながら、家庭と連携を密にし、クラスへの復帰を切に希望しながらその準備を進めているということです。
 四つ目のカウンセラーの現状と対策ですけれども、一応教育委員会としての学校への指導・指示というんですか、そういうふうな事項につきましては、一つは、学校の取り組みへの支援、それから教員の研修、それから三つ目は地域、そして関係部局・機関との連携、この三つを学校の支援として努力しております。
 対策としては、いわゆるカウンセリング等々のカウンセラーの方の活用もありますけれども、週1週、今は中学校にカウンセラーが入っていますけれども、週1日、6時間の時間の中のカウンセラーです。週1日では抱え切れない相談者があり、対応するため、また小学校の相談活動も可能な人の配置の条件を整備していきたいと思います。小学校には入っていません。ただ、中学校との連携をとりながら、小学校でおかりするという形になっております。
 それで、もう一つですけれども、そのカウンセリングの状況ですけれども、18年度ですけれども、カウンセラーに相談しに来た回数、利用回数ですけれども、生徒が、中学校5校です。生徒が 1,492名、教員が 878名、保護者が 332名、合計 2,702名の利用者があったということです。ということで、非常に多いカウンセラーの活用の仕方ということになると思います。特に多い学校では、月平均、相談者が生徒、教員、保護者含めて月平均です。76人というふうに多くなっています。その相談者が多いから問題が多いというんでなくて、そういうふうな相談しやすい雰囲気をつくっている、そういうふうな学校もあります。ということで、まずその現状をお話し申し上げます。
 それから教育、先生方の研修ですけれども、現在、幼稚園の先生も含め、カウンセリング研修会を月1度、武道館で実施しております。そしてそこでより確かな技術習得を目指して頑張っております。ということで、この研修会を始めてから5年、ことしで5年目を迎えようとしております。また、昨年、一昨年ですか、関係機関の方々との研修会を実施いたしまして、いわゆる民生委員の方だとか、区長さんとか、そういうふうな方たちを公募しながら実施した経過があります。そのことも、今後もう一度再考して、実践していきたいというふうに考えております。
 三つ目の地域そして関係部局との連携ですけれども、ぜひとも人権擁護委員の皆さん、それから保護士さん、それから民生委員、それから学校担当者、それから関係機関、関係課の方々と現状把握をしながら、対応方策の課題を共有し、お互い連携しながらそれぞれの役割に合った実践をする体制をつくっていきたい。その体制づくりに今、どのような方向がいいか考慮中であります。
 ということで、まず、その病んでいる児童・生徒の背景を、よくこう背景をキャッチするためには、やっぱりカウンセラーの力というのは非常に大きくなっておりますので、カウンセラーの充実、それから関係団体との連携するための体制づくりが今大きな課題となっております。ということで、その方向に向けて頑張ってまいりたいと思います。
 以上です。
議長(渡邊俊一君) 4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 私は、3点質問をいたします。
 1点目、巡回医療バスを新設せよ。
 黒川病院に1日6便の町民バスが運行され、1便当たり 6.3人の利用がされております。ベッド数、一般 110床、療養60床、診療科目は内科、外科、整形外科、耳鼻咽喉科、消化器検査、心エコー、産婦人科、眼科は週2回、これが黒川病院の全容です。最近は、上桜木付近に泉ケ丘クリニック富谷中央病院、上桜木しんがい脳神経外科、コミュニティクリニック上桜木、中谷クリニック、介護老人保健施設リーブス、新富谷レディースクリニック、りりぶ歯科クリニック、青葉第2歯科と、八つの医療機関があり、ベッド数も、富谷中央病院に、一般54床、療養 110床、新富谷町レディースクリニック19、介護老人保健施設リーブス 100、計 283床があります。診療科目も、黒川病院にはない歯科、小児科、口腔外科、循環器科、消化器科、皮膚科、呼吸器科、脳神経外科、神経内科、麻酔科、肛門科と充実しております。
 私もことしの初め、寝違えからコミュニティクリニックの整形外科に通院いたしました。患者の多くは高齢者であり、足首、ひざ、腰、首の筋肉痛患者で、車の運転はできる状態ではありません。町民バスの利用は乗りかえ時間が大変です。直通のバスがあれば大変便利ですというお話しでした。巡回医療バスを運行させてはどうか。また、それができなかった場合、東部循環線、西部循環線、南部循環線、大亀成田線も医療機関まで延長し、乗りかえなしで町民バスを運行させ、町民の切実な願いである便利な町民バスの運行を一日でも早く実現してほしいとのことです。
 また、「とみや子育て情報」の診療科目別の病院の一覧表を掲載してはどうでしょうか。特にクリニックは、どのような診察を行っているのかわかりにくいので、もっと町民に役立つ情報誌として発行してはどうか、町長の考えをお伺いします。
 2点目、高齢者に湯ったり苑の回数券を。
 人間は、一番ほっとする時間帯はおふろに入っている時間帯です。日常のいざこざ、悩み、不安を忘れ、ストレス解消には最高です。さらに、温泉入浴となれば、高齢者にとっては健康維持・増進、大変有効です。仙台市では、お年寄りの健康な暮らしを維持するため、65歳以上を対象に 100円銭湯を月2回実施しております。健康増進、地域の交流拠点、地域のコミュニケーションの場として活用しております。
 富谷町唯一の天然温泉「湯ったり苑」の入湯税も、平成16年度は 614万円、17年度は 512万円、18年度は 478万円、年々下降をたどっております。この入湯税を高齢者75歳以上、 1,927名おります。この方々に「湯ったり苑」の利用回数券を配布することによって、高齢者のストレス、慢性疾患の改善、リハビリテーション、さらには予防医学的見地からも大きな期待があります。温泉を利用することによって高齢者が健康になれば、国民健康保険、老人保健医療費が軽減されるのではないかと思われます。町長の考えをお伺いします。
 3番目、学識者を地域づくりにどう活かすのか。
 富谷町人口4万 4,000人の居住者の中には、すぐれた人材の方が数多くおります。すぐれた知識・能力を持った方々を掘り起こし、町の活性化、地域づくりに生かすべきだと考えます。
 例えば、町内には医学博士はもちろんのこと、農学博士、理学博士、工学博士、すばらしい頭脳を持った人々がおられます。これらの方々の富谷の将来についての話し合い、ブレーンとして参加させてはどうか。特に、地域産業活性化の専門家もおります。富谷町の活性化、地域づくりにどう生かすか町長の考えをお伺いします。
 また、6月8日、河北新報に掲載され、皆さんに配布された本があります。このように、浅野昭一さんの新聞が出ております。また、成田の柏山三郎さん著書で、日本国憲法、「わかりやすい憲法読本」、中学生から社会人のために、そして憲法事件の入門書として本が出されております。こういう著書、まだまだ町内にはいっぱい書いた人がおるだろうと思います。そこで、こういう方々の著者コーナーを町内出身・在住の……、ごめんなさい、失礼しました。町内の各公民館に著書コーナーを設けてはどうなのかと。
 また、在住の有名な方もおります。運動選手、森田智己選手はもちろんです。それから、明石台にはシュナイダー潤之助。ベガルタ仙台のゴールキーパーをしている方です。女優さんでは鈴木京香さん。こういう方々の写真とかポスターを各公民館に提示し、町民に広く紹介するとともに、子供たちに夢と希望を与えるコーナーを各公民館につくってはいかがなものか、町長の考えをお伺いします。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの細谷議員にお答えを申し上げます。
 巡回の医療バスの新設というテーマでございますけれども、さらにまた、町民バスとの兼ね合いでご質問を受けましたので、一括して答弁とさせていただきたいと思います。
 細谷議員がご指摘いただいたように、循環医療バスの運行というご提案でございますが、先ほども言いましたように、町民バスがコミュニティバスという制約があったりですね、法令上の制約があったりしまして、町民バスをそのままその医療機関をめぐる専用バスというふうなことについては、いろいろ検討もしたんでございますが、現状無理なようでございます。しかしながら、福祉バスとしての役割を町民バスはあわせ持っているわけでございますので、そのようなことで平成18年、19年度のこの2カ年の運行につきましては、上桜木二丁目ということで、富谷中央病院前にバス停を新設をしたところでございました。南部線、西部線、大亀成田線において運行ルートの整備を行っているところでございます。
 医療機関にこれらの路線を専用に乗り入れるというのは、それぞれ次年度のですね、平成20年4月からの対応に向けて、その準備は必要かと思います。何せ町民バス、14年からだったと思いますけれども、2年単位で契約をし、ことしが第3期目といいますか、18、19年度の2カ年の最終年度に当たりますし、さらにまた来年20年以降、20年、21年の2カ年、従前どおりの進め方であればですね、2カ年度の運用をというふうなことで、早速にも取り組まなきゃならないことでございます。
 しかしながら、毎月運行実績とか会社さんからデータが来ますので、私の手元には決済というふうなことで届くわけですけれども、なかなかこの決め手といいますかね、ここが停留所がない、時間が生徒の登下校に合わせてと、さまざまこれを一つにくくって、すぱっとこう一刀両断、皆さんのご要望におこたえするにはどうしたらいいのかなと。その方策があるものかとさえ思うような毎日なんでございますが、どちらにしても、20年度4月、2カ年度の契約が19年度末で切れますので、鋭意検討してみたいというふうに思います。
 「とみやの子育て情報」に診療科目別というのは、これはいかがなんでしょうか。これのことをおっしゃっているとすればですね、 1,400冊、印刷配布をして、希望者へ配布すること、そして富谷の広報にというふうなことで、診療科目も何かあわせて載っているように思うんですが、これらのご活用をお願いしたいというふうに思います。
 質問の大きな2番目でございますけれども、高齢者の皆さんに「湯ったり苑」の回数券をということでございました。大変いいアイデアでというか、そのように思ったんでございますが、よくこの鋭意検討しましたらば、入湯税は、そもそも目的税だというふうな制約がありますということのようですね。先ほど、16、17、18、入湯税額については、議員が指摘された、おっしゃった額、そのとおりでございます。
 したがいまして、目的税はですね、地方税法の 171条にということで、ちょっと読み上げたいと思います。環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設及び消防施設、その他消防活動に必要な施設の整備並びに観光の振興(観光施設の整備を含む)に要する費用に充てるという目的が特定化されているということでございまして、富谷町は従前からですね、観光の振興というこのところに当てはめまして、大亀山の森林公園の維持管理費に使っているというのが、ここ、私のデータでいいますと15年以降、そういう経緯で推移しているようでございます。したがいまして、入湯税そのものの目的が明確化されておりますので、そのままですね、高齢者へ、先ほど、例えば18年の 478万円をそのまま「湯ったり苑」の回数券というふうな形に、ことに当てはめることは不可能だというふうなことでございます。
 温泉の効果、言うまでもなく、それぞれの効用があるわけでございますので、参考までに、「湯ったり苑」の回数券は、国保をですね、一度も使わない高齢者の方に、この間配布をしているというふうなことでございました。入浴回数券11枚づづりを18年度は40名、17年度は41名というふうにして、75歳以上ですかね、この方々対象者数 2,256名の方の中で、非常に恵まれた40名近くの方にお贈りをしているというふうなことでございました。富谷町の老人保健の1人当たりの医療費は、83万 6,509円ということで、データ的にいいますと県内3番目というふうな支出のぐあいのようであります。
 さらにまた質問の件、三つ目でございます。学識者の地域づくり、著書コーナーと。大変ヒントをちょうだいしたように思います。地域づくり4万 4,000人、富谷を選んでお住まいいただいている方、それぞれ有識者いらっしゃるわけでして、今回もけさほど言いました、例えばふるさと祭りの検討委員の方に入っていただくとかですね、さらに、町民体育祭に入っていただくとか、さまざまこういった趣旨のことで動きつつあるところでございます。さらに、富谷の町民歌のCD作成なんかも、せっかくですから、富谷の町内にいらっしゃる名のあるピアニストにというふうなことと、子供さん、町内の小学校から選抜された四、五十名ほどの皆さんを集めて、一定時間ご指導していただいて録音すると、そんなふうな段取りも含めてですね、今、細谷議員がおっしゃるようなことは認識をしながら今進み始めたところでございます。
 したがいまして、町といたしましても、町内居住者のみならず、町外で活躍されている方、富谷町出身の方々にも、ぜひお声をかけさせていただくとかね、そういった方々に積極的に町の活性化、地域づくり、町政に参画をいただけるような仕かけ、仕組みづくりを検討してまいりたいというふうに思います。地域産業活性化というふうなことで、そういった有能な人材いらっしゃいますというふうなことでありました。大変私どもも求めるところでございまして、ぜひ議員の皆様にも広くアンテナを高くしていただいて、ここにこういう人がとかというふうな情報は、積極的にといいますかね、どしどしお寄せいただければというふうに思います。
 次、著者、著書コーナーの件につきましてでありますけれども、この富谷町在住の著書コーナーを各公民館にという、そのことだけに関していえば、もう即着手をいたしておるところでございまして、富谷在住者の執筆著者、本をお書きになった方の把握にも努め、着手いたしました。さらにまた自費出版等、いろいろ制約もあるようでございますけれども、早速にホームページ、あるいは広報紙等を活用しまして、住民の皆さんにこういう活動、こういう動きをしていることの広報・啓発をさせていただいて、ご提供を広く呼びかけてまいりたいというふうに思います。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 4番細谷禮二君。

4番(細谷禮二君) 医療バスの方ですが、やはり患者さんの方も非常に高齢化になって、家でひとりぼっち、この前聞いてみたときには、「車は運転できない、隣の人に乗せてきていただきました」というふうな言葉をかけられまして、できるだけやはり、腰とかひざとか悪くなると、歩くのも非常に困難になって、しかもバスの乗りおりも大変なときです。やはり直通バスがあれば非常に何となく利用できるのではないかと。黒川病院の方へ走っておりますが、黒川病院の方は、町の中の人たちから北側の人が多く利用されているようで、日吉台とか、泉ケ丘、あけの平の人たちは、どっちかというと富谷中央病院の方、東向陽台の方になってくると仙台市の方へ行く患者さんが非常に多くなるわけで、その辺を考えながらですね、やはり弱い者を助けてあげるというような、患者さんを大切にしてあげる、町民お一人お一人を本当に大切にしているんだというふうなことで、やはり一日も早く、この町民バスの方も乗り入れですか、検討していただきたいなと、こう思います。
 それからあと、もう一つですが、入湯税のことはよくわかりましたが、やはり高齢者にこういう補助とかなにか出すことによって、入湯税の方も雪だるま式にどんどんどんどんふえていくんではないかなと、こう私の考えですが、年間入ってくる入湯税プラス高齢者にそういう回数券を渡すことによって、入湯税もふえてくるだろうと、わけです。そういう意味で、仙台市に負けないように、おふろに入って健康増進・維持、そういうことを考えれば、非常にいいのではないかと。以前に私もこのことについて一般質問をしましたが、前の町長は、一応検討はしてみますというご返事でしたが、改めて質問をいたしました。
 あと、先ほど学識経験者というふうなことで、ある富谷町に在住で、工学博士を持ちながら、地域産業活性化についてという研究を非常によく進め、福島とかそういうところで事例を挙げている方もおるわけで、非常に富谷町の今後に生かされるのではないかと、こう思いまして私も出しましたので、改めて町長の考えをお伺いします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ただいまの件につきましては、とりわけ追加をというふうなことでございますので、全く主旨がわかりますし、入湯税の件につきましてはあれでしょうかね、言葉で言えば誘い水というか、それこそ入湯税を、回数券をお出しを、高齢者の皆さんに配布をして、そのことが入湯税の増収につながると、そういう意図、趣旨もあるということでおっしゃったと理解してよろしいんでしょうか。はい、その辺も含めて検討課題といいますか、お話を聞かせていただきます。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
議長(渡邊俊一君) 1番小泉 光君。

1番(小泉 光君) 質問を始める前に、ちょっと資料を使って説明したいので、許可をお願いいたします。
 きょうは、始めてのデビューですので、何かひざのあたりががくがくしておりますけれども、きょうの私の質問は、成田の3町内会長さんに集まっていただきまして、緊急を要する町内の課題ということで取り上げさせていただきました。
 それでは、きょうは、大きく二つのことに対してただしたいと考えております。
 大きくは安全安心、そして二つ目は、子育てを含めた教育問題です。
 先ほど町長が、約 600日近く富谷町では死亡者がありませんというお話がありました。実は、富谷というのは大変に事故の多いところです。この黒川郡内という条件がつきますが。人心事故、富谷、ことしの1月1日から5月24日まで、富谷町では66件、大和町47件、大衡31、大郷26、全体の39%、40%ですね。占めます。物損事故に至っては、同じくことしのお正月から5月24日まで 688件が黒川郡内でありました。そのうちの 325件、47%が実はこの富谷町で起こっています。ということは、これだけを見ても、大変に事故の多い町だと。たまたま死亡者がいないのは、ラッキー以外の何物でもないのではないかという前提のもとにですね、私の住む成田の危険箇所を幾つか挙げてまいりました。
 ちょっと資料のコピー部数が足りなくてですね、申しわけないんですけれども、ちょっとこの大きなやつで見ていただければと思います。
 一つは、成田中学校前の交差点です。大黒澤に向かって下り坂になっているんです。実は物損事故の4分の3が出会い頭の衝突及び追突事故で占められております。この大黒澤苑に向かって立ったときの左手前方の写真が、二つ並んだ上側の写真なんですけれども、植え込みは守られているんですが、この植え込みと横断歩道との間が5メートルぐらいのすき間がありまして、このすき間に交通信号待ちでとまっている車がどんと追突したときに、信号待ちで待っている中学生の列に突っ込むことが十分に考えらます。
 同じ場所を違う方向から写しました。これは南側から北側を見た写真ですけれども、ここにもかなりすき間があります。ということで、ここのすき間の部分にですね、ガードレールのようなもの、この具体的な対策の案に関しましては、ちょっと私専門家じゃないんで、あくまでも一例ということでこの写真を持ってきましたけれども、こういうような人を守るという観点のものを設置していただきたいというふうに考えます。
 次に、団地の中では随分死角のある道路がたくさんございます。この死角のあるところにぜひ小型のもので結構です。ここに参考のURLを載せておきました。当然ご存じだと思いますけれども、10万円ぐらいからカーブミラーはございます。今回、危険箇所は具体的にこことこことここということは持ってきませんでしたけれども、これは成田のみに限らず、ほかの団地の中でもたくさんあるかと思いますので、その辺の具体的なところはまた別の機会にでもお話しさせていただきたいと思っております。
 さて、次に、成田のせせらぎ緑道交差点の事故防止の対策ということで、これは個別にお願いしていたところもあるんですけれども、早速やっていただきまして、これはまことにありがとうございます。町長初め、都市整備課の皆様方に厚く御礼を申し上げたいと思います。ごらんのようにですね、非常に浮き上がって見えるんですね。写真で見るとすぐわかるかと思うんですけれども、こういう非常に見なれない道路のペイントをしていただきました。あっ、何だろうと思わせたら、もうこれはかなりの効果でもって事故防止ができるかなというような気がしております。ありがとうございました。
 次に、不審者対策です。
 成田地区では、残念ながら、ことしに入って既に3件の事例が報告されています。これに対して町として例でございますけれども、雑草の刈り込みを行って死角をなくすとか、それから「子供100番の家」をふやすとか、そういう対策が考えられるかと思いますけれども、これに対して実行策をどう考えていらっしゃいますかということを問わせていただきたいと考えます。
 以上が安全安心に関してです。
 引き続きまして、子育てを含めた教育問題というところでの最大の関心事は、中学校のクラスがどうなっちゃうんだろうというところでございます。
 実は、現在、成田中学校は 400名、12クラスございます。成田小学校そして成田東小学校の今の1年、2年、3年生がそのまま持ち上がるとすると、19クラス必要になってくるわけです。差し引き7クラス足りないわけです。このところが今の小学生を持つ親御さんの非常に大きな関心事になっております。資料では、一番下の行に赤字で書いてあります。あると思います。この辺のところをどう対応していくのか。時間軸を中心にですね、ぜひご説明いただきたいと思います。いつまでに何をして、この問題に対応するということを明確にしていただきたいと思います。
 さて、最後になります。最後から2点目ですけれども、現在、成田公民館で小学校の授業が終わった後の学童保育が行われていますが、これが甚だ……、ごめんなさい、余り実は評判よくないというか、こうだったらいいのにねという声をたくさん聞きます。小学校の放課後、そのまま学校で預かってくれないだろうかと。そうすると、先ほども話にもつながるんですけれども、不審者の心配もなくなるし、交通事故の心配もなくなるし、親御さんたちは安心して学校に子供を預けて働きに出ると。参考のURL、これは目黒区でもう既に実施しているということですので、URLを記入しておきましたので、参考にしてください。
 それから、一番最後になります。たまたま私の家が成田の小公園のすぐ隣にあります。そこに若いお母さんと小さなお子さん、幼稚園に入る前の小さなお子さんがたくさんいつも遊びに来ています。そのお母さんたちと話をしました。「どうですか。富谷町に住んでみて、感想いかがですか」と聞きました。「もう本当に環境がよくて、とてもよかったと思っています」、「そうですか、ありがとうございます。何か困ったことないですか」、「いや、実はね、こういうちっちゃい子は……」、ちょっとごめんなさい、ちょっと汚い話になります。「おしっこと言うと、もう家に連れてかえるまでに我慢ができないんですよ。それで、何かこの小公園のそばに小さな子供専用でいいんだけれども、トイレとかできないですかね」というお話がありました。
 普通、我々大人の頭で考えると、トイレ、えっ、建物建てて上水道・下水道、すげーお金かかっちゃうななんて一瞬思うんですけれども、子供専用であるならば、そこまで大げさなことをしなくても、もう最近は世の中にはおがくずを使ったバイオトイレなども 100万円ぐらいからあるようでございます。季節、期間限定のリースなどの手段もあろうかと思いますので、この辺の設置をですね、ぜひ予算化して、町民の声にこたえていただきたいというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。
 以上で質問を終わらさせていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問でございますけれども、私と、あと教育長と転換をしてですね、説明をさせていただきたいと思います。
 町民の安全安心というテーマでございまして、交差点、成田中学校前交差点ということでありました。成田の地区の交通安全協会成田支部ですか、大変ご熱心な取り組みだなと、こう思っていました。交通安全運動期間中に、あそこで支部長さん以下、私どももご案内を受けて、ブラスバンドの演奏もあってセレモニーをやってね、あそこに三、四十分、小1時間ほど、この交差点におりまして、私もしょっちゅう通る場所ですので、大変危ない十字路交差点、さらに中学生諸君は、大半があそこを横断するという、そういう環境にあるんだなというふうなこと、前から思っていましたし、あの場で運動期間中立った折、なおそんなふうに思いました。けさほどの富ケ丘とか、まだ出ませんでしたか、失礼しました。
 そんなことで、この地域はですね、非常に形状からして成田からの明石方に抜ける、大黒澤の方に抜ける坂道でございまして、スピードは上がる。大黒澤からこう成田に行くところ、やや視界が悪いといいますかね、そういう意味で本当にスピードを出して、あそこを通過する車と歩行者の接触というあたり、大変心配されるところでございます。そんなことで、現在、この交差点はですね、この写真にも載っておりますけれども、隈切り部に4カ所に、安全施設ということで車どめを設置しておる。さらに、それに加えて、車の追突等から車道の方に乗り上げる車対策をというふうなご提案のようでございますけれども、この点につきましては、さらに検討させていただきましてね、さらなる安全対策を講じてまいりたいというふうに思います。
 L字型交差点、なかなかあの成田地区の独特な設計といいますかね、要するにL型の道路がありますということで、それぞれ担当とやりとりをした折、約60カ所程度あるようでございます。これらの場所につきまして、特殊な形状の道路なもんですから、当面ですね、徐行運転をお願いするというふうなことにしてのお答えにならざるを得ないところをお許しをいただきたいと思います。
 きのうも、この件についてちょっと時間があったもんですから成田のせせらぎのこのカラーの表示、どんなものやらと思って実際見に行きました。浮き出て、おっとこうね、ブレーキを踏む、そういった効果があるんだなということと、さらにまたきのう、近くをお通りのお母さんとこう声かけましたらば、「これ、何になっているのか、何になるのかちょっと気づかないでいました」とかと言ってこの話をしたんでございますけれども、何かそんな中で、ごみ収集車もですね、「勢いよく飛ばしていってね」とかというのがあったもんですから、やはり町の仕事をしていただいている会社さんでありますので、早速にそのことを課長経由でお伝えしたところ、きょう、早速出向いて来ていただいてね、「模範運転となるように鋭意努力します」というふうなお話もちょうだいしたところでございました。
 本当に、せせらぎの道路については、十字路、お互いそうなんですけれども、十字路を越して、その先にせせらぎをこう横断する、そういった場所なもんですから、なお一層これにとどまらずですね、皆さん、地域の皆さんにご注意いただくとあわせて、効果的なその事故防止策を考えてまいりたいというふうに思います。
 犯罪の防止というふうなことでございますが安心、不審者の増加、これもきのう早速にといいますか、きのうも学校から教育委員会、教育委員会からそれぞれの教育機関にということで、ファクスでこうすぐに流せるような体制になっているようでございますけれども、とにかくもあの成田地区がですね、まさに私は、位置づけとしては、やはり富谷の文教地区というふうなイメージを、何回かあの成田地区に足を運ばせていただいた折、思います。 7,000人の町民がお住まいであるというふうなことから始まりまして、保育所、幼稚園、小学校二つ、中学校一つ、さらにまた県下に名だたる富谷高校までということで、もうこれぐらい一つの地域にですね、立派にそろっている地区はないのではないかなというふうに思います。
 そういう意味で、不審者なる者がですね、ここに大きい顔をして出入りというかね、出没するがごとくの地域であってはならない。まさに地域環境の浄化というふうなことも含めて、個別に不審者にどうのこうのという対応はもちろん大事でございますけれども、もう少し大きな、まさに成田地区に大きな健全の網をかけるがごとくですね、そういう施策もまた必要かなというふうに思うところでございます。
 幸いにして、成田の皆さんの地域活動、それぞれ新しい人も、長年お住まいになった方との顔なじみといいますかね、そういった声のかけ合いといいますか、そういったことで不審者、見知らぬ人を排除すると。声かけて声が返ってこないとか、そういったふうなことでさらなるですね、不審者対策にもつながりますし、成田の富谷における成田地区の位置づけといいますか、文教地区としての風格がまた備わってくるのではないかなというふうに思います。
 もう一つですね、最後の小公園の件、触れさせていただきたいと思います。小公園はですね、公園について、この機会にまとめさせていただきました。町内には、街区公園64カ所、近隣公園6カ所です。街区公園、そのうち成田には、街区公園が12カ所、近隣公園が2カ所ということでございます。64分の12、6分の2という数でございます。街区公園は、近隣公園の方が大きな規模です。その公園から 500メートルぐらいの方が利用できるというふうな位置づけで近隣公園。街区公園というのはその半分程度、 250メートルの円内で利用できるというふうなことで位置づけされております。したがいまして、街区公園の方が数は多い、近隣公園は少ないと、そういうふうな形になります。
 したがいまして、トイレの設置につきましては、原則的に近隣公園に設置するというふうなことで進めてきております。しかし、トイレの件でございますので、例外的なものとしてですね、近隣公園のない団地だとか、あるいは地区におきまして近隣公園に準ずる規模や機能を有する街区公園に、例外的にトイレを設置しているというケースはございます。したがいまして、成田には、成田西公園と東公園の2カ所にトイレを設置しているということであります。
 トイレが設置されていない、お母さまの声ということで小泉議員からのご質問でございますけれども、トイレが設置しない公園に幼児用トイレを単独で設置するという、私どもそういうふうに描いて準備したんでございますが、今のご発言からも、およそそのように受けとめさせていただければ、費用の面もありますし、その後の維持管理というふうなこともありまして、当面ですね、児童用の単独での設置というふうなことは無理でないのかなというふうに思います。したがいまして、トイレの設置につきましては、今後も従前の考え方ですね、設置をすることとしまして、それにしても幼児の特性というふうなこと、同じトイレを設置するにしてもですね、幼児の特性というふうなことも配慮しながら、いわゆる設置する場合には、その辺の配慮もしていきたいというふうに思ってございます。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 次に、千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それじゃあ、最初に、成田中学校の教室不足ということのご質問にお答えしたいと思います。
 平成17年4月に開校した成田中学校は、平成15年、16年度にわたる公立学校施設設備国庫負担事業の認定を受けて、東向陽台中学校から分離新設したものです。平成15年度の東向陽台中学校の生徒数は 542名で15学級でした。補助要件に、向こう3カ年を限度に前向きに推計する、推計予測することができたため、当時の人口増加率及び成田地区の宅地販売計画を業者から聴取し、3年後の平成18年、5月1日現在、生徒数 786名、21学級と推計されたため、そのうち分離開校する成田中学校の規模を、生徒数 314名、普通教室12室、特別教室14室、14として建築計画されたものです。平成19年5月1日現在の成田中学校の生徒数ですけれども、 400名で13学級となっています。12、13学級ですね。今後の成田中学校区での生徒数の推計を学年進行をもとにして見ますと、平成20年度は 456名で14学級、21年度は 514名で15学級、22年度は 525で15学級、23年度は 558で15学級と予測されてますが、1学級編制の人数は40名で算定される。41名から80名までは2学級と算定されるように、生徒数に増加があっても、学級数までそのとおり増加するとは限りません。現在、17教室までが普通教室として使用できる状況にあります。しかし、今後も学区内の転入が見込まれることから、明確な増築時期については示すことはできませんけれども、国が定める新・増築事業の補助要件等に配慮しながら、普通教室増築の着手時期を見きわめて、学校施設設備を推進してまいりたいと思います。
 2問目の学童保育で、成田公民館から小学校で行うこともできるのではないかということでのご質問にお答えさせていただきます。
 富谷町では、学校区ごとに公民館を設置し、公民館内で放課後健全育成事業の一環として児童クラブ、ここに小学校3年生までの学童クラブと、それ以外、小学校6年生ぐらい、あるいは中学校も含めてですけれども、自由来館を設置そして活用をしております。ご承知のように、社会教育施設としての公民館の役割は、地域のコミュニティの場としての活用をしています。この施設で学童の子供たちが一緒に集い、いろいろな世代間との触れ合いができることは大きな利点と考えています。
 また、議員さんが心配されるような安全面ですが、地域の皆さんの協力や学校PTAとの協力体制の強化と、特に成田地区町内会、成田地区青少年健全育成連絡会、関係機関・団体の取り組みにより、地域をみずからの手で守ろうと活発な展開をしていただいておりますことに感謝いたしております。その実践例として、危険箇所点検調査の実施、「子供100番の家」の増設など、監視協力体制が強化されているとともに、危険箇所マップをつくり、成田地区全戸に配布し、周知に努めていただいております。一方、公民館側でも、下校時に途中まで迎えに出て、子供たちの安全指導を行っております。特に、危険箇所と思われるアンダーパスには、子供向けに防犯ベルや赤色回転灯の使い方の表示板を設置し、安心の確保に努めています。さらに、シルバー人材の、シルバーセンターのボランティアの方々が週3回、それから、わんわんパトロール隊の地域の方たちには、登下校に散歩をしていただくことを呼びかけております。
 したがいまして、将来、発展的延長線上に学校の活用を視野に入れた考察も必要と考えます。現在の諸状況から判断いたしますと、安全での環境整備を利用者の、そして地域の方々とよりよい方策を探り、ご協力をいただきながら、従来どおり、学童保育を公民館でより効果的に実施してまいりたいと考えております。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。
    午後4時26分 散会

平成19年第2回定例会議事録(第2号)

平成19年 第2回富谷町議会定例会会議録第2号

平成19年6月13日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 小泉光君
  • 2番 小川昌義君
  • 3番 土樋輪康雄君
  • 4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君
  • 6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 今 村 寿君
  • 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君
  • 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君
  • 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君
  • 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君
  • 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 小松繁夫君
  • 都市整備課長 相澤正幸君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 小松繁夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 磯部利彦
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子

 議事日程 第1号
  平成19年6月12日(火曜日) 午前10時00分  開会
   第 1 会議録署名議員の指名
   第 2 一般質問
   第 3 議案第 7号 平成19年度富谷町一般会計補正予算(第1号)  

一般質問 2番 小川昌義議員
1 大規模地震対策に対する対応はいかになっていますか
2 富谷町の高齢化対策について、無料パス支給について
3 とみや男女共同参画計画はどのように進んでいますか
15番 佐藤聖子議員
1 後期高齢者医療制度について
2 高校生の修学を保障するため通学費用に支援を
10番 市川壽藏議員
1 町民の健康維持増進のために流水プールをつくれ
16番 永野久子議員
1 敬老パス(高齢者無料乗車制度)の実現を求める
2 「資産割」廃止をはじめ、安心できる国保制度の確立を
13番 安住稔幸議員
1 インターネットで公民館図書の検索を
2 町民の安全確保のための施策を推進せよ
14番 伊豆田待子議員
1 児童・生徒、そして住民の交通安全施策について
2 高齢者にやさしい防災対策について
3 選挙投票所への利便性について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり


議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程については、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、7番相澤 榮君、8番菅原 傳君、9番今村 寿君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(渡邊俊一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 改めまして、おはようございます。
 初めての質問ですので、うまくいくかどうか心配なんですが、私からは3点、質問をさせていただきたいと思います。
 一つは大規模地震対策、あと一つは高齢者に伴う無料パス、あと男女共同参画、この3点でございます。
 本来でありますと昨日、6月12日というは災害の日、宮城県沖地震の日でありましたので、きのう一般質問すれば少しは迫力があったのかなというふうに感じておりますが、きのうも新聞など報道機関によりますと災害演習が行われております。私は29年前の宮城県沖地震を踏まえまして、なおかつその当時を思い出しまして質問をしていきたいというふうに考えております。以前に平成16年9月議会で山路議員、それから平成18年3月議会で永野議員が一般質問をしておりますが、私がこの間町内会で実施してまいりました具体的な活動の経験から地震対策についてお尋ねをいたします。
 昨日の町長の発言にもありましたが、大規模地震が発生した場合は災害対策基本法によります、まず最初に公の機関を頼るのではなくて自分が身を守る、要するに自助です。自分を助ける。そして自分が安全なことを確認したら共助の助け合いをする、共助。そして、最後に国・地方自治体、行政の施策としての公助、公の助けがあると。この自助、公助の一つには最低でも3日間の水や食料の準備をうたわれていますが、いまだ全体に行き渡っているような気がいたしません。当町内の2005年8月16日の地震後のアンケート調査によると、家具の耐震避難の準備は約80%ほど行っております。だが、水の準備となると36%程度になっているということで、この自助の部分の宣伝が非常に重要になってくるのではないかというふうに私は考えております。
 さて、宮城県沖地震ですが、かなりの確率で発生するということはもう数多くの方々から言われておりますので、私はあえてそのことについては申しませんが、1978年の宮城県沖地震の際の被害総額が 2,700億円と言われております。当時の宮城県の予算が 300億円ですから、その比率からすると膨大な予算が使われているというふうに言わなければならないと思います。死者が27名、負傷者1万62名、住宅全壊 1,377など、これら県で集約したのはほんの一部の被害の一部というか全体的な被害ではなくて、私の個人的で申しわけないんですが、私のうちなども約 100万円ぐらいの被害がかかっています。だけれども、これはどこにも評価の数字にはなっていないわけでございます。それで、この死者27名という中に私の住んでいる向陽台地区に子供さんが死亡している状態でございます。今後予想される地震というのは単独型、要するに震度M 7.5、連動型 8.0、長町利府断層による地震 7.5というふうにされております。この地震の中で仮に連動型が発生した場合には相当の被害が予想されるのは言うまでもありません。私たち町内会のことで大変申しわけございませんが、平成12年より大規模地震対策の要綱をまとめている。毎年12月の夜、訓練を実施をしております。私はこれを含めてちょっとあと質問に入っていきたいというふうに思います。
 また、私一般質問を提出した以後に文部科学省から公立の小中学校の耐震度が発表されました。この数字を見ましてかなりショッキングなものでございました。耐震性がない学校が全国で4万 5,000有余、うちIS値、要するに崩壊するという 0.3未満、これが 4,328というふうに発表されております。これはもう既に公に発表されていますので、皆さんもご存じのことと思います。宮城県で耐震性なしが 384棟、IS値 0.3未満63棟となっておりますが、この 0.3未満というのは地震による倒壊・崩壊が非常に危険が高いということだということになっております。そこで、富谷町で調査内容が報告できるのであればその点についてもあとお伺いをしていきたいというふうに思います。
 一つといたしまして、富谷町の私がホームページで見ましたら、備蓄倉庫のあるところが16カ所、広域避難箇所が4カ所、私が最初自助努力で申し上げたとおり、3日間の食料が自助努力で得たといたしましても、この連合型被害が発生した場合には相当の数の避難を予想しなければならないというふうに考えます。そういった場合の対応はどのようになっているのでしょうか。そしてまた、弱者対策、外国人に対する対策はどのようになっているのでしょうか。また、先ほどの小学校の基準にもありましたとおり、基準はどのようになっているのでしょうか、避難所の。また、長期避難、一時避難、広域避難などがあると思いますが、被災に遭い夜中の中に避難所に行ったとしたらどうしたらいいのか、どうすればいいのかということがはっきりしていないというふうに私は認識しておりますが、このような避難所運営計画がぜひとも必要であると思いますが、作成されているのであれば教えていただきたいというふうに思います。前段で話をしましたとおり、文部科学省発表内容の危険度の高いと言われる数値が当町内の方にあるのかどうかということについても、もし数値がわかれば教えていただきたいというふうに思います。また、以前永野議員の方からも言われておりました新耐震基準に満たない世帯、これが県の土木課で調査の結果、約 5,000世帯になっておりますが、これについても当町内、富谷町として把握をし、どのような対策を講じているのかお聞かせ願いたいというふうに思います。
 3番といたしまして、衛星電話が配置をされております。衛星電話はどの場所に配置されているのかお伺いをしたいというふうに思います。私の住んでいる東向陽台地区であれば東向陽台に設置をされております。真夜中の停電時に衛星電話までたどり着くことができるのでしょうか。携帯電話が設置されている場所、それにたどり着くためのセキュリティがあるわけですが、停電になった場合、そのセキュリティが使用できるのかどうか、この点についてもお伺いをしたいというふうに思います。また、携帯電話設置場所と避難場所が同一でないわけですから、こういった場合どのような連携をとろうとしているのかお伺いをしたいというふうに思います。
 四つ目として職員の駆けつけ時間はどのようになっているのか、指定しているのかどうかということでございます。
 五つ目として富谷町として水の確保をどのようにしていますか。給水車がいつごろ来る、どうなっているんだ、どうしているんだということが非常に問題になろうかと思います。以前の宮城県沖地震のとき、私も東向陽台におりましたが、このとき給水車が来ると言って集合場所に集まっても来ないんです。何回も出たり入ったり出たり入ったりするような状況が続きました。そのころの給水車に行くスタイルというのはなべを持ったりせいぜいバケツを持ったりという状態でうろうろした経験がございますので、この辺についても給水車の配置についてどうなっているのかについてお知らせ願えればありがたいというふうに思います。
 あと、各町内会で地震対策を準備していると思いますが、どのような位置づけをしているのかお聞かせ願いたいと思います。
 さらに、7番目といたしまして、各町内会の会館が一時避難となっているのかどうか。なっているとするならば、各会館の耐震診断はどうなっているのか。こういったものについての調査が行われているのかどうかについてもお伺いをしたいというふうに思います。さらに、町内会の一時避難という形になっているとすれば、ある程度の備品の蓄積が必要だというふうに思いますが、それに対する補助等そういったものについてお考えがあるのかお聞かせ願いたいと思います。また、これが一番大事だと思うんですが、災害の際の各商店、医療機関、企業との協定は結ばれているのでしょうか。
 あと、10番としてボランティアの受け付け体制というのはどのようになっているのでしょうか。
 もう一つ、避難場所の指定がどのように各町内ごとになっているのでしょうか。こういった懸念について最後に災害備品がどの程度点検され信頼度が維持されているのかということについてお願いをしたいというふうに思います。昨今、あらゆるものがIC化になり、そうしたものに対応した機器が必要になっているというふうに考えております。備蓄品の中を点検いたしましたら、発動発電機が2機、3機と準備されておりますが、これについてもこうしたIC時代に即応した体制になっているのか、こういったことについてお聞かせ願いたいと思います。あと、ホームページを非常に見やすく避難場所をしていただきたいということにお願いをしたいというふうに思います。
 大きな2点目の、富谷町の高齢化対策の無料パスについて。これについては、今回ホームページ上で富谷町の乳幼児医療の助成に関する条例の意見募集を行い、非常に素晴らしいことであろう、あったというふうに考えております。各方面からの意見も出て、非常に回答も素晴らしい回答を得ておる状態ですが、あの中の私たちに配付されました人口分布を見ますと、どうしてもこれから出てくる団塊の世代の人口構成が今後の運営に非常に問題になってくるというふうに考えます。団塊の世代の医療・福祉・介護・災害全般にわたる問題が今後非常に問題になろうかというふうに考えております。七十七銀行の今年4月19日のデータによりますと、20年、30年後においても富谷町だけが高齢化率10%台を維持するというふうに言われております。こうした中で、今後富谷町がとるべき高齢化対策を準備をするに当たっての一つのデータになろうかというふうに思いますが、一つとしてこの七十七銀行が行った10年後、20年後の推移を富谷町としてどのように考えているかということでございます。
 二つ目として、この私が無料パスを要望しておりますが、無料パスの支給している東北地方の市町村の数をどれぐらいになっているのか。私は昨日の町長の回答でこの分については省略してもよろしいというふうに思っておりますが、同じような状況で九州地方の地方を見ると無料バスを提供しているのは非常に多いわけで、こうしたことも踏まえていろいろ研究をしていただいて無料パス支給についてお願いをしたいというふうに考えております。
 六つ目として、現在障害者の方を含め無料パスを支給している対象としているのはあるのかどうか。さらに無料パスを支給することによって高齢者の健康増進、交通事故撲滅などにつながり非常に無料パスを支給している市町村を見ますと評価が高いのが現実でございます。難なのは、財政が負担になるという点にあるようには見受けますが、非常に高齢者に対する援助、こういったものが非常によいというふうに私は見ております。
 4番目として、町民バス運行計画を見直す考えがないか。きのうから何回も言われておりますが、非常に難しい面があろうかと思いますが、私はこのコミュニティバスと言われている町民バス、これをいろいろ駆使してなんとか仙台市の交通機関、ないしは宮城交通にどころとあわせて、仮にパークアンドバスライドとかこういったものとのドッキングを考えて町民が仙台市なり、ないしは黒川郡に行きやすいような方法がないものかどうか検討をお願いしたいと思います。あと、無料化に向けての第一歩といたしまして高齢化割安運賃デイなどと銘打った週間なり旬間なりを設けて、何とかその第一歩を踏み出せないのかというのが私の要望でございます。さらに、この七十七銀行の調査によりますと、団地の中で高齢化が進むのがアンバラに進みます。私たちが住んでいる東向陽台地区、富ケ丘地区、鷹乃杜地区は比較的最初にできた団地でありますので、この部分の高齢化率はこの20年後、30年後は今の七ヶ宿をはるかに上回るというふうな七十七銀行のデータでは出ておりますが、こうなった場合の医療、介護、災害、ごみ、環境、こうしたものに対する取り組みが切に要望されるというふうに考えております。
 大きな3番目のとみや男女共同参画計画についてお尋ねをいたします。平成17年4月1日に施行された富谷町男女共同推進条例が施行されておりますが、新しい町長になりまして、この施策に対する考え方をお聞かせ願いたいというふうに思っております。さらに、一つとして、富谷町全体での進捗状況はどのようになっているのか。
 2番目に町役場の状況はどうなっているのか。そして、富谷町として町全体、企業も含めまして今後どのように推進していこうというふうな考えを今しているのかお聞かせ願いたい。
 あと4番目に国家公務員の育児休業制度の改正になっておりますが、どのような対応をしているのかお伺いしたいというふうに思います。
 5番目に、最後になりますが、現在保育所に入所中の子供が存在し、第2子以降誕生し育児休暇取得中の場合、富谷町での保育利用はどのようになっていますか、お伺いしたいというふうに思います。
 初めての質問で非常にまとまりのない質問になってしまいましたが、以上で私の質問といたします。

議長(渡邊俊一君) 議員、並びに執行部の皆様に申し上げます。本日も大分蒸しておりますので、上着をお脱ぎになって会議に臨んでいただいて結構であります。
 それでは答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの小川議員の質問にお答えをいたします。大変多岐にわたる、さらにまた急を要する震災対策、さらには高齢者の足の問題、そしてまた基本的な男女共同参画のテーマ、大きな内容、そしてボリュームのある内容、そしてまた項目も大変細分化された中でご質問をいただきましたこと、そのようなことに時間の範囲で最大限お答えをさせていただきたいというふうに思います。
 まず、大規模震災対策、きのうも施政方針で申し上げたとおりでございまして、本当に今この瞬間もと考えたときに、一刻の猶予も許されない内容だなというふうに思います。富谷町から1人の犠牲者も出さない、そういったところが大きなテーマなのだなというふうに今思っているところでございまして、そんな中で広域避難場所でございました。16カ所、さらには広域避難場所、いわゆる備蓄倉庫のあるところが16カ所です。備蓄倉庫なしの避難場所が4カ所というふうなことになってございます。そのようなことで、4万 4,000人の方が急な折にどのような形でどこに無事安全に避難をするか、これも大きな課題でございまして、とりわけ弱者対策というふうなお弱い方々への避難誘導をどのように進めるか、正直体系立って統合性を持って体系立ってその準備が完成はしておらない、不十分なところがいっぱいでございますので、今のご質問の趣旨を生かして急いでまいりたいというふうに思います。
 さらには備品配置、これは16カ所に約 500名程度の避難者を想定して、食料につきましては3日分を備蓄しているというふうなことで、定量のものを16カ所に備蓄しています。6月と12月に内容確認をして、一定の入れかえをしていますということです。衛星電話の配置につきましては中央公民館、役場と近接しているというふうなことで中央公民館を除いて5台の配置を、5カ所の公民館に5台を配置しています。今議員がおっしゃるように、避難場所と公民館、避難場所イコール衛星電話が使用できるというふうなのは公民館だけでございますので、その他のところとの連携をどうするかという課題は残ろうかというふうに思います。職員の駆けつける時間はということで、ご質問にあわせて全職員の町内居住者、町外居住者、そして2キロメートルの範囲に居住している職員というふうなことで整理をいたしました。 253名という分母でございますけれども町内に 159名、町外に94人、そして2キロメートルの範囲に居住されている方が12人ということになります。したがいまして、急を要する場合に徒歩でとか、あるいは車でとかもいろいろあるわけでございますが、きょうのご質問にあわせて職員の居住、そしてまた……、基本は勤務地にとりあえず行ってもらうというそんなふうなことで今まで対応してきているようでございました。水の確保、大変大事なテーマでございまして、これは後ほど上下水道課長が整理したものがありますので、まとめて要約をした形で発言をお願いしたいというふうに思います。給水場所も含めて課長の方からお願いいたします。
 震災対策の準備ということでございますけれども、やはりきのうも申し上げましたように、自主防災組織、そしてまず何かあったときには自分がというふうなことで、自分の身の回りをどうするか、ぐっと来たときに自分がどういうふうな行動を起こすのか、そういったところをやはり手順を追ってといいますか、町民に皆さんにお知らせをしていく必要があるように思います。総合防災訓練が近々ありますので、そういったこともきょうの質問の趣旨を生かして再度できる範囲で訓練のありようを見直してまいりたいというふうに思います。
 一時避難場所の耐震診断、こちらは56年に建築基準法が改定され、53年の宮城県沖地震、その後56年の建築基準法改正ということで、これを境にそれ以前に建築された建物については耐震診断の必要があろうかというふうに思います。準備のための補助制度というふうなことで、これも研究をさせていただきたいというふうに思います。医療機関、商店との協定ということでございますが、みやぎ生協さんとは応急生活物資供給の協力協定を結んでございますし、イオンさんとは、イオンジャスコ富谷店ですね、これも同様に協定を取り交わしてございます。医療機関との約束ごとはまだ準備されておりません。早急に対応を検討してまいります。ボランティアの受け付け対応、これも大変大事なテーマでございまして、何かがあった折、すぐにお手伝い、応援に行きたいんだけれども受け入れ体制がまだできていないのでというようなのがよく聞きますので、これも善意のある皆さんの心を一刻も早く受け入れる体制、議員がおっしゃるような形で対応の検討に入りたいというふうに思います。把握の仕方、これも大変大事だと思います。カードの準備だとか町内会、あるいは町内会で班ごとに累計するとか、いろいろ短時間にいるいない、おけがされたされない、そういったことも含めて対応を考えてまいりたいと思います。避難場所の明示、これもホームページ上に表示はしておるんでございますけれども、瞬時のうちにといいますかいろいろなところを経由して避難場所というのではなくて1回でとか、一、二回でというふうな形で表示する優先度を上げてまいる、これを早速手がける準備を今しておるところでございます。
 以上、駆け足ですけれども震災対策については以上でございます。
 二つ目、高齢化対策の無料パス支給にというふうなことで関連で、きのうから何人かの議員の皆さんのご質問も受けておりますので、これまたダブらない範囲でということでお許しをいただきたいというふうに思います。
 富谷町の人口将来推計ということでございます。私もいろいろなところでもう既に何度となく使わせていただいておりますけれども、七十七銀行の調査部で発表された5万 512人という数字が次の次の国勢調査、今2007年でございますので2010年に調査があります。そうすると2015年の国勢調査ということになります。このときに推計値として出ている5万 512人という数字を背に受けてといいますか、そこに向けて単独市制のテーマもありますし、さらにまた人口の集積もありますし、さらにまた高齢者の増加、10%台でというふうな推計値ではございますけれども、確実に 5,000人台から1万人、倍近くの高齢者、実数として数としてふえるというのもまた事実でございます。富谷町におきまして2015年、平成27年の国勢調査時、この辺あたりが一つの大きな目安になろうかというふうに思います。それだけに、単に人口集積のみを追求することでは決してございません。内情を、内実をいかに市の風格といいますか、備わる形でのまちづくりというふうなことになろうかというふうに思います。
 次に、無料パスの問題でございました。省略可というもののですね、せっかくここまで来ましたので、青森、八戸、秋田、東北で確認をしたところこのようのようです。青森、八戸は市営バスを運行しています。秋田市は民間バスの業者さんとのやりとりの中で高齢者専用回数券というようなことで取り組みをされているようでございます。無料パスを支給している対象者は今現在おりません。さらにまた、無料パスの必要性、きのうから言われているとおりでございまして、財政面の部分が最大のネックでございます。この辺あたり、今後さらにまた検討課題だというふうに思います。運行計画を見直す考え、これも大変……、ご提案でございまして、私もパークアンドライドというんですか、あるいは町民バスが泉中央までというのが制度上不可能であればパークアンドライドで富谷町内のどこかから何かというようなそういった仕組みはないものかという、そんなふうなことも民バスとコミュニティバスとの融合、連結といいますか、そういった課題も私もずっと就任以後持ってございますので、きょうのご提案にあわせてさらにまた深めてまいりたいと思います。そして、さらに宮交との割安で、はい、これをご要望として承らせていただきます。
 無料パスの支給ということで、きのうも申し上げましたとおり、仙台市の事業形態をということであれば約 5,000万円程度持ち出しになりますということです。
 地域間格差、高齢者の地域間格差、確かにこの地域単位でとればということで、昔の集落単位でとれば優に3割を超し4割近くの集落、昔の部落というようなところもあるわけでございます。そういったのが妥当かどうかというふうな問題もあります。富谷町 49.13平方キロメートルですから、縦横7キロメートル×7キロメートルです。その程度の町域なんです。 5,000ヘクタールの町域でございますので、幸いにして片道半日とか片道3時間という場所はないわけでございまして、そういう意味では最低限やはり小学校区単位のくくりあたりは一つの大きなテーマになるのではないでしょうか。今現在くくりでやりますと6小学校区ということになります。富谷小学校区、それ以外の団地部の学区、ですから、そういったところに震災対策も団地部のように密集している場所のみならず、富谷小学校区がありますので、そことの連携をどうつないでいくのか。要するに、広大なる農村部があるわけです。田んぼの中に、あるいはどこの中にということと、建物の倒壊、電柱の倒れる、そういった心配もないというそういう場所との融合をどのように組み立てていくのかというふうに思います。そんな中でも、やはり高齢者の世帯、おひとり暮らしの方々の扱いについては最優先で取り組んでいかなければならないというふうに思います。
 そこまでを足の問題とさせていただきたいと思います。
 三つ目、男女共同参画というふうなことで、小川議員にもとりわけ平成15年、このプランをつくる折からご参画をいただいて、大変お力をいただいたという報告も受けております。そのプランが今現在、それをもとに運用されているというふうなことでございます。男女共同参画につきまして、やはり性別にとらわれない、男・女のことで入り口が制限されるとかというのではない。要するに、まさに性別の差なく持って生まれた能力を最大限発揮できる、そういう環境づくりというふうに大きく私は共同参画のテーマとして受けとってございます。その中の一つに女性の登用率だとか女性の審議会の参加率、登用率だとかというふうになるのではないかというふうに思ってございまして、大変今後とも男女共同参画のテーマは大きなことでございますので、それぞれ学校の場、生涯学習の場、そして町内会長さんにもしばらくぶりといいますか、初めてとは言いませんけれども、女性町内会長さんもいる町でございますし、女性PTA会長さんも我々何人もPTA会長さん歴代女性というふうなのもありますし、PTA会長さんが何人もいるというとなにか免疫ができて普通のように見えますけれども、町内、県内36自治体を見ますと女性PTA会長さんが1人もいないなんていう地域もデータ上拾うとぞろぞろあるんです。そういう意味では非常に富谷町の取り組みというのは進んでいますし、議員さんもそれこそ今お三方いらっしゃる、4人いた時代もあるというふうなことを考えれば、非常にそういう面では県内に誇り得る、あるいは県外に誇り得る状況にあるのではないかというふうに思います。役場内も同じでございます。私もそういうことで異動にしろ配置にしろ採用にしろ、何ら制約はございません。したがいまして、どのように推進していくかというのは今のことからお酌み取りいただければ大変ありがたいというふうに思います。
 育児休業制度、倫理規則等詳しいものがまだ出てきておらないものですから、課題とさせていただきたいと思います。
 保育所の入所、運用は既に議員もご承知かと思いますけれども、やはり限られた収容人数だということからして保育者がいる、いらっしゃるお母さんというふうなことについては一たんお出になっていただく。また、復職するのであれば再度保育所に申請していただく。ですから、4月に入ったらあとはずっととか、1回入ったら小学校の入学までずっと、そしてまた小学校に続くんだとそういうふうな運用は保育所については難しいのではないかというふうに思います。したがいまして、例外として来年もう小学校に入るんだというふうな方についてはこの運用から例外的に保育所の入所を継続するというふうな例外措置はございますけれども、原則は先ほど申し上げたとおりでございます。
 大変駆け足になりましたけれども、大きなテーマをご質問いただきました。いろいろ提言をヒントにさらにまた強めて深く取り組んでまいりたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) それでは、水の確保関係についてお答えしたいと思います。
 皆さまご存じのとおり、現在通常時におきましては七ケ宿ダム、あるいは漆沢ダム、それが水源となっておりまして、宮城県の広域用水、水道供給事業、それから水を買いまして、そして皆様の方にお届けしているというような状況にございます。それで、災害時の場合ですけれども、その緊急の応急給水、そのための水の確保についてでございますけれども、その方法として次のような方法がございます。それで、その中から対応できる方法で応急給水するというふうになります。
 一つは、配水池、今3カ所ありますが、その配水池が地震が起きて配水管などが壊れますと、その配水池にあります緊急遮断弁が下りましてその配水をとめてしまいます。そして配水池にたまっている水をそのまま確保するということで、そこから給水ということが一つ。それから、県の広域水道から富谷町への配水池までの間は送水管で送られてきているわけですけれども、その送水管が壊れない場合、その壊れないところまで行きましてそこから、送水管から直接受水するというような方法がございます。それから、三つ目が県の広域水道の用水を受水している市町村が相当あります。その受水市町村間での応急給水の相互応援協定がございますので、その市町村間での応援給水というのがあります。それから、日本水道協会という水道事業所等で組織している組織がありますが、その宮城県支部におきまして相互応援計画というのがございまして、その組織市町村間での応急給水の支援というのがございます。それから、分水協定というのが配水管をつないで相互に水をやりとりするという方法がありますが、仙台市等の1カ所、それから大和町等の1カ所で融通し合うという協定がございます。それから、自衛隊の出動要請、これもこれによって水の確保というのもございます。それから、広域避難所の備蓄倉庫にペットボトルですけれども、そこに確保しているということで、いずれかの方法、できる方法で緊急時の場合は水を確保するというふうになります。
 ただ、大地震、大災害時におきましては相当広範囲、県内を考えたときに広範囲になるということが考えられますけれども、その場合、他の市町村も同じ状況ということでなかなかほかからの応援というのが難しいのではないかと思っております。そういうことで、みずから確保した水を節約しながら使いながら、少しでも長くもたせるということが大事かと思いますし、また一方で県の方が一番のかぎになりますから、県の広域水道の方は広域水道で、また町の水道については町がその復旧に全力を挙げていくということで給水の開始をできるだけ早くするということで災害時にはそういうことで水道事業の責任を果たしていかなければならないのかというふうに思っております。
 それから、給水場所についてですけれども、現在特に指定はしておりません。地震の被災というのは規模の対象、それから多様な被災状況が考えられると思います。それで、全体の被災状況を見ながら臨機応変に給水場所の選定をしていくことになると思います。その選定する際も応急給水するのに最も能率的、あるいは効率的に行える給水場所を選定することになると思いますけれども、考えられる場所というのは住民が通常時からわかっている場所を選定することになるのかということで、例えばその避難所、それから公園、公民館、学校とか会館とか、そういう公共公益施設等、あるいはその状況によっては道路での給水も考えられるというふうに思っております。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、11時まで休憩をいたします。
 午前10時45分 休憩


 午前11時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次、15番佐藤聖子君。
 先ほど、休憩前に質問要綱がなかったものですから、休憩を入れたものですから結構ですから、15番佐藤聖子君、登壇願います。

15番(佐藤聖子君) 私は後期高齢者医療制度について質問をいたします。
 後期高齢者の医療制度についてはさまざま問題がありますが、今回は4点に絞って質問を用意いたしました。2008年4月から75歳以上の高齢者を対象にした後期高齢者医療制度が始まります。扶養家族でこれまで保険料を自分で支払っていない人も対象になります。地域でこの話をすると、多くの人は仕組みがよくわからないのと保険料が幾らになるのかということで不安な表情をいたします。これまでの医療のあり方や負担を大きくかえるものでありながらよく理解されておりません。後期高齢者医療制度の仕組みは高齢者を75歳以上の後期高齢者と65歳から74歳の前期高齢者に分け、後期高齢者だけを独立させて医療保険制度を新たにつくり、都道府県単位でつくる広域連合が運営をいたします。広域連合は保険料の設定など基本的な運営を行い、市町村は保険料の徴収、納付、各種届け出、受け付けなどの事務を行います。広域連合の共通経費は市町村ごとに均等割、高齢者人口割、人口割で負担をいたします。保険料算定の方法は本人の所得に一定の料率、厚生労働省は料率を7%と想定しておりますが、これは後でかわることもあるということであります。一定の料率を掛けて応能割負担、つまり所得割と加入者で頭割する応益割、均等割を合計して保険料を算定することになります。全国平均で約6万 2,000円年額と言われております。先日厚生労働省が年金額別に試算をしたところによると、年金額が 120万円の場合保険料は年額1万 1,160円、年金額が 180万円の人の場合、保険料は年額で4万 8,000円から5万 1,000円、1カ月当たり15万円の年金から 4,055円ぐらいの保険料が天引きされることになります。年金額 200万円の場合で6万 2,660円から6万 7,360円の負担、これが見込まれています。 300万円の年金者は14万 100円から15万 4,800円の保険料負担になるという推計です。負担が減るという人もいるわけですが、これは年 800万円を超える収入のある人で約2万 8,000円の保険料が負担減となると推定されています。新制度スタート時点での保険料推計、今示したとおりですが、高齢者がふえ医療費がふえれば保険料が上がる仕組みになっていて、保険料が下がるということはありません。これは厚生労働省が世代間の負担の公平を維持するためとして、人口構成に占める後期高齢者と現役世代の比率の変化に応じてそれぞれの負担割合をかえていく仕組みを導入したからです。夫婦2人暮らしの場合、夫が75歳、妻70歳としたとき、夫が後期高齢者医療制度に加入することになります。妻は国民健康保険税を支払わなければならず、その分負担がふえることになります。また、会社勤め被用者保険の本人で勤務を続けていても75歳になったら後期高齢者医療保険に加入しなければなりません。これまで労使折半で保険料が支払われていたのに、雇用主は保険料の負担がなくなり労働者だけが保険料を支払うということになります。被用者本人が後期高齢者医療保険に移ると、その家族、75歳未満の場合ですが、その家族は当然被用者保険への加入は認められませんから、新たに国保税を支払うことになり、ここでも雇用主の負担がなくなります。
 さらに、介護保険と同様の年金天引きで保険料を徴収することも問題だと指摘されています。国保は多くの自治体では税としております。国保税ということになっていますが、年金天引きが税の生計費非課税のこの原則に抵触するのではないかという考えからです。この間、政府は定率減税の縮小廃止、公的年金などの控除の縮小、老年者控除の廃止、非課税限度額の引き下げなどを行ってきました。これは庶民に対する大増税であり、高齢者にとっては過酷なものです。そういう状況の中で保険料が加重で支払えないという高齢者が出てくる心配があります。広域連合議会で保険料が決定されますが、保険料の軽減が必要だと考えます。町が負担軽減を独自にすることは可能なのか。町にその権限があると考えているのか伺います。町独自に負担軽減した場合の罰則はあるのか伺います。住民の生活状態を把握できる町がしっかりかかわらないと高齢者の生活と命が脅かされる危険性があります。負担軽減をどう考えているのか伺います。また、国に対し公費負担の割合、これを引き上げていくよう求めていくべきだと考えますが、町の対応を伺います。
 これまで老人保健制度では国保の資格証明書、短期保険証の発行をしてきませんでした。正規の保険証の取り上げはありませんでした。ところが、後期高齢者保険制度、これでは医療制度では滞納があった場合、資格証明書、そして短期保険証の発行を義務づけています。資格証明書の場合、医療機関で全額を支払い、後で広域連合から保険給付相当額の償還を受けるとされています。保険料を支払えない高齢者が医療機関の窓口で全額支払うのは困難です。お金がなければ医療機関にかかりづらくなり、手遅れという事態も起きてしまうのでないでしょうか。後期高齢者に適切な医療給付を行うという法の趣旨からも少なくとも実質的に無保険者を生み出しかねない資格証明書はもちろん、短期保険証の発行もやめるべきと考えます。どのように対処するのか伺います。
 さらに、新制度では医療機関へのかかり方を大きくかえようとしています。現在は保険証があればどこの医療機関にも自由に受診できます。最初から保険が適用され、窓口で自己負担分だけを支払います。しかし、新制度では自分のかかりつけ医ということで事前に医療機関に登録し、そこだけしか保険が適用されません。そこ以外の医療機関は全額自己負担となります。医療機関には登録人数によって支払いを行うことも検討されていますから、医療機関の存続にもかかわると指摘されているところです。さらに、高齢者の検査や治療の報酬を定額にし、定額というのは定める額と書きますが、手厚い治療をした医療機関ほど減収になるということが検討されています。定額というのは糖尿病などの病気ごとに検査、治療、投薬などの上限を決めるやり方で、病気によって受けられる医療が決まるということです。高齢者は複数の医療機関を受診し、検査や投薬が重なる傾向があるからたださなければならないという理由からですが、しかし、これでは必要な検査や治療ができなくなる恐れがあり、医療関係者から差別医療、手抜き医療になる危険性があると懸念されているところです。このような大変な医療制度が創設され、来年4月から実施されるのですから、行政区単位で、それも何回も説明会をすることが必要だと思います。そして、わかりやすい映像での説明やパンフレットなども工夫する必要があると思いますが、今後どのようにしていくのか。説明会では高齢者の意見や思いをよく聞き、広域連合議会と広域連合に反映させていくようにするべきだと思いますが、どのような計画でしょうか、伺います。
 2点目として、高校生の修学を保障するための通学費用に支援をということで伺います。
 富谷町の中学生はほぼ全員が高校に進学していますが、今年度地元の黒川郡内の二つの高校に進学した生徒は約23%です。それ以外は地元ではないところに通学していることになります。景気回復が報道されていても家計には全くその実感がありません。昨年よりことしの方が生活は厳しいという声を聞きます。収入が伸びず、支出は切り詰めても限度があります。家計の中では教育費が重い負担となっており、中でも高校生のいる家庭は授業料のほかにもさまざまな校納金がありますから、教育費が家計を圧迫しているというのが現状です。ある保護者は授業料の何倍ものバス代を家計から出すのは大変と高い通学費用に頭を悩ませています。私の住んでいるあけの平から泉松陵高校までのバス代、これは通学定期で1万 7,250円です。これは宮城交通の話で、吉岡から鶴ケ丘ニュータウン行きの最短コースでの特別便があり割安になっているということなのです。本来であれば片道 680円のところを 470円で計算されているので1万 7,250円となっているということです。館山高校へ行く場合には八乙女で乗りかえ、月額2万 670円かかります。あけの平から黒川高校までの通学定期は1万 4,680円、日吉台から東北高校に進学した生徒の話では、日吉台から片道 700円ですが、ジャスコからは 500円なので、私は日吉台から富ケ丘の知り合いの家まで自転車で行き置かせてもらってジャスコからバスに乗っていますと、ここで軽減を図っています。白百合はひより台から学校まで1万 3,000円という月額ですが、これを12カ月払うことになっているようです。あるお母さんは交通費が高いので3人の子供は自転車通学でしたと通学費が負担だったということを話しています。
 私も同様の経験をいたしました。私には3人の子供がいます。1人は自転車通学でしたが、2人はバスを初め公共の交通機関、JRと地下鉄を利用して通学をいたしました。授業料は銀行引き落としで払いましたが、通学定期券は現金で購入です。通学定期券が給料日前に切れたりすると学割定期といっても高額ですから乗車のたびに切符を買うとかプリペイドカードを買うなどやりくりしたものです。宮城交通で聞きましたところ、朝は親と一緒に出かけ、帰りは時間があえば迎えにきてもらう。迎えがないときはバスを利用する。定期券は購入せず、通学費を最小限にしようとしているのが伺えるということでした。宮城県の高等学校教職員組合の調査で父親が病気で倒れ母親のパートと内職で生計を立てている。本人も毎日アルバイトをし、帰宅後深夜12時まで内職の手伝い、それから勉強という例や、母子家庭で定期券が買えず片道15キロメートルを自転車で通学したという例、そして母子家庭で兄弟も多く経済的に苦しい、通学も遠距離で定期が購入できない。母親のその日の収入から切符代を捻出して通学しているが、母親が切符代を用意できないときは学校を欠席するというのが報告されています。条件をつけているものの、学ぶ権利、学習の権利を保障するという立場で通学費用を支援している自治体があります。富谷町としても通学費用の支援を検討していくよう求めて伺います。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、佐藤議員にお答えを申し上げます。
 後期高齢者の医療制度と修学に関する二つの問題でございました。どちらも大変大事な問題と受けとめをさせていただいて、それぞれ答弁を準備させていただきましたのでお話を申し上げます。
 後期高齢者の医療制度につきましては20年4月からというふうなことで、既にそのスタートについては広報され始めているところでございますけれども、罰則、負担軽減等ございますのでお答えを申し上げます。後期高齢者医療制度に係る保険料につきましては、高齢者医療確保法(法律 104条の2項)の規定によりまして、その賦課権限は広域連合にあるという規定になってございます。市町村におきましては保険料の徴収義務、先ほどお話があったとおりでございます。当該保険料について単独軽減措置を実施する権限はないものです。また、かかわることもできないことに法令上なっておる。権限のない市町村が減額措置を行うことはそもそも無効である。これに対する罰則は高齢者医療確保法では想定されておりません。なお、所得の低い世帯に対しては国保と同様の軽減措置が想定されている、形がまだ固まっていない途上でございますので、想定されております。また、被用者の被扶養者、いわゆる健康保険、そして共済の長期といいますか健康保険、会社勤め、公務員の方の扶養家族になっていた方は今まで一定の収入基準があります。65歳を挟んでそれ未満の方は年金収入 130万円、それを超えた人は 180万円という規定だったと思います。それでそれぞれ保険者が扶養家族に入れるか入れないかというふうに決めているわけです。そういった運用をしてきておりました。したがいまして、今回の大きな制度改正によりまして扶養家族として入っていた方については保険料の負担はなかったわけです。窓口1割とか3割とかはあるわけですけれども保険料としては負担していない人たちが新たに保険料を負担するというのも今回の大きな制度の特色であろうというふうに思います。しかしながらこの方々、保険料の負担のない方々については激変緩和措置というふうなことでそれぞれ用意されておりまして、制度加入したときから2年間、ですから来年の4月で75歳の人はそこから2年間、73歳の人は2年後に75歳になるわけですので、75歳になったときから2年間というふうにして、応益保険料の半額を減免する。その半額は公費負担で穴埋めする、こんなふうな仕組みを大きな枠組みとして講じられているようでございます。当議会からも広域連合議会議員として佐藤議員がお出になるわけでございますので、私どもも就任後1回この会議に出たきりです。36自治体の連合長に仙台市長の梅原市長が連合長という立場でこの広域連合を運営する、そんなふうな手順になっております。
 次に、公費負担の割合を引き上げるように求めるべきではないかということに対してお答えを申し上げます。
 後期高齢者医療制度では保険給付のうち、原則半分を公費で賄い、あとの4割、原則的に1割負担するとすると残りの9割分のうちの5割を公費、そして4割を被用者保険、健康保険と共済の保険者からの支援金で賄うという仕組みになります。したがいまして、もう1度言いますけれども、原則1割自己負担、そして残りの9割を公費負担、4割を支援金という名称になるようでございます。今まで老人保健の場合は拠出金というふうなことで、医療保険制度から大きな枠組みの中から会計上お金のやりくりがあったわけですけれども、名称がかわって支援金ということになります。また、後期高齢者医療制度が導入された背景には現在の老人保健制度の負担と給付の関係が不明確であることから、それらを明確にすることで若年層の負担の不公平感を解消することが目的の一つとされていますということであります。ですから、制度が大きくかわる、制度が変更される。それのことについてはどの制度でも同じでございますけれども、当然影響が及ぶわけです。波及がもちろん及ぶわけであります。保険料負担ない人があるというのもあるし、保険料が高くなる人安くなる人、ない人が保険料発生する、さまざまのケースが事例別には考えられるというふうなことも当然のことでございます。私どもとしては、この制度が始まるに当たりまして周知、そしてこの制度をよく理解してもらう、ここがやはり一番肝心なことだろうというふうに思います。その先に納得というのがあるわけですけれども、恐らくゼロがお金が、お金が保険料が発生するわけですから納得までいくかどうかはこの時点では私は確信はございませんけれども、もう1回繰り返しますと周知・理解をしていただく。そしてまた、納得の域に到達するにはどうしたらいいのかとそういったふうなことを念頭に置きながら取り組みをしていきたいというふうに思います。
 三つ目、滞納した場合でも一律に資格証、短期保険証の発行の件でございます。申し上げます。保険料滞納者への対応については、納付相談においてまさに懇切丁寧な説明を行ってどうしてお支払いいただけないのですかと事情等も十分聞き取りをしておるということでございます。保険料滞納に至った具体的な理由等を詳しく聞き取りをし、分納計画の策定等、相談者の立場に立った対応を心がけていく。私も就任後このケースについては非常にそういうことでよくやっているなというような印象は持ってございます。ここによく言う資格証明書というのはこれです。一般に我々が受け取るものはこれを1年単位で使っていますけれども、これが資格者証。ここには注意書きでこの証で診療を受けるときは診療費用の全額を支払ってくださいというのが、ですから医療機関にこれを持ってそれらのご事情があるんだろうと思いながら富谷の町民です、健康保険の被保険者としての資格を持つ人なんだというふうなことでお医者さんの窓口で対応するというふうなことであります。ですから、そんなふうなことで納付相談など、接触の機会の確保が難しい。連絡をしても連絡がとれない。野放しにするわけにはいきません。国保税の体系を守るためには納付できない人、何度も連絡し訪ねもし、そして訪ねて案内も置いてくる。訪ねました、連絡ください、そういったやりとりを本当に保健福祉課、町民課連携をしながら日夜違わずやっていることにも私もこの立場になって触れさせていただいたところでございました。短期、被保険者等の交付を行うことで接触折衝の機会をふやし、保険料の納付に向けた相談指導を積極的に行って今いく必要があるとさらに考えております。決して一律に、機械的に交付しているわけではございませんし、国保同様内容の審議を慎重に対応していく必要があるのではないかというふうに思います。さらにまた、これを判定をするのに審議会で、町の窓口、課長レベルでことは決定しているわけではないのでございまして、一定の組織だった審議会をもって個別の方の保険証の適用について実務的には進めているというふうなことでございます。どちらにしても、先ほども震災で1人の犠牲者もと言ったことと相通じるわけでございまして、医療にかかれない中でどうするというようなこと、放置するわけにはいきません。それはまた別立てで、そしてまたご本人にもそのことはよく理解をしていただかなければならない、そんなふうなことだろうというふうに思います。
 四つ目です。わかりやすいものにしていく考えをということで、全く佐藤議員がおっしゃるとおりでございまして、その辺は私の得意とするところでございますので、いかにどういう方法で、どういう内容で、どういうところをつかんできちっと理解をしていただくかといったところは、どこかのものを、それを使ってとかというのでそれで済むのならばそれはそれでいいですけれども、工夫することでまた理解が深まるというのであれば、大いにその辺も研究していきたいというふうに思います。今後におきましては広域連合と連携を図りながら被保険者初め町民各位の皆さんに啓発活動を行ってまいりたい。そしてまた、議員の中から広域連合の議員さんが選ばれているわけでございます。どうか、皆さんの情報をこれまた共有し合う。その中で20年4月に向けてご不安のないような形でスタートするべく精一杯の努力をしてまいりたいというふうに思います。
 続きまして、高校の修学の問題でございます。
 通学費用の問題、るる細かいケースも含めてご紹介をいただきましたけれども、ご提案にあわせて私どもの郡内、そして町外、黒川高校と富谷高校、あと仙台市、そして古川、その辺のところもほぼ目一杯通学方法だとか費用だとか確認をさせていただいたところでございます。幸いといいますか、富谷町、数字的にはほぼ 100%ということでよろしいと思います。18年度は卒業生 484人、4月の時点で進学をした方は 479人という、パーセンテージをあらわすこともなく 100%近い高校進学率ということです。富谷高校、郡内には約20%、23という数字もあるんでしょうか、20数%という形で二つの学校に進学をいたしております。通学手段、徒歩、車の送迎、さまざま工夫されている。親子連携で、そしてまたグループでとか、あるいはみずから使う自転車を車につけて。いろいろなものを工夫されているんだなというようなことも皆さんと同じように目にしているところでございます。したがいまして学費、今宮城県の公立高校の学費は条例上 9,600円です。したがいまして年額は11万 5,200円です。そしてまた校納金等、先ほど言われたとおりでございまして、一般的には公立高校の月額は1万 5,000円程度、年額18万円。そしてまた私立高校の場合ですと約6万円ぐらいでしょうか、授業料プラスアルファということで。そしてまた交通費につきましては泉区内、純粋に公共交通機関を使うとすれば3万円台、仙台市内に行くとさらに加わって4万円台、そんなふうな形になります。したがいまして通学費用の重い負担については十分認識相通じるところでございまして、しかしながら、通学費を個別に支援するというふうなことは諸情勢の中で無理でございますので、富谷町には幸い従前からの奨学金制度の枠を設けてございますので、こちらの制度を今後とも周知を徹底する、さらにはホームページも含め広報等に啓発をし、そして利用普及を拡大を図っていきたい、そんなふうに思うところでございます。
 もう一つでした……、終わりですね。一つですね。以上とします。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 昨年の12月全協で説明を、この後期高齢者医療制度について受けたわけです。この医療制度改革関連法というのがあって、その中心の課題といいますが、それについては2025年に向けて公的な医療給付を8兆円を減らしたいということは中心にあるわけで、それに向けてさまざまなことが行われているわけです。38万床ある療養型のベッドだとか、それも2013年には15万床にしようだとかということもありますし、この保険料の高額にするだとかというさまざまなものがあったわけで、こういう中での今回の後期高齢者制度だと思います。そして、これまでの応能負担の原則、生活費非課税、これの原則が崩されて応益負担が持ち込まれるということになりました。私はこれは国の責任が後退して自己責任論がここにも出てくるなと思います。町長は先ほど保険料のことで公費は半分半分だと、1割の負担の中の半分半分だということを言いましたが、高齢者人口が上がって医療費がふえればその分 100%に占める割合は大きくなって、だんだん上がっていく仕組みなわけですね。ですから、私としてはやはり国に対して公費負担の割合、生計費非課税という原則なども加味して、やはり町としても求めていくべきだと思います。
 減免についてですが、県は国が出す政省例を待って具体化するということを言っておりますが、保険料は自治体の特別会計で精算することになりますから、自治体ごとの減免が可能だということも考えられています。先ほどそういうことはないという町長の答弁でしたが、こういう考え方もあるということが一方で言われています。これについてはどのように思われますか。広域連合で減免の条例をつくっていくということが重要になってくるわけですよね。その点については働きかけを広域連合議会、そしてまた広域連合に参加する町村ということで働きかけをしていくことが必要ではないかと思います。
 負担の軽減について、基本的な考え方ですが、年金額ごとに保険料が決まっていると。これは介護保険のときなどにも町とのやりとりの中で介護保険も収入によって6ランクに分かれているからこれが軽減なんだということをこの間ずっと言われてきたのですが、そういう立場にあるのか。そうではなくて、独自の減免制度をつくっていく必要があるのではないかということには立たないのか。その辺を伺いたいと思います。そして、普通徴収ということは年金の月額で言いますと1万 5,000円未満の人を指すわけですよね。そういう人から保険料をとることになりますが、資格証明書、短期保険証の発行もこの中に多く出るということになるということは容易に想像されます。そうなったときに、医者にかかれなくなるということもこれもまた容易にわかることだと思います。先日のことですが、体の不調を訴えたお年寄りがありました。七十七、八歳だと思いますけれども、6月の年金が出たら行こうと思っていたんだという話をしていたのを聞きました。我慢ができなくなって何とか行ってお金を病院に支払わずにきたようなんですけれども、そういうのが現実にあるわけです。そういうときに、町が減免制度を何とかしてつくるだとか、罰則がないというのであって特別会計だというのであれば、何とかしなければならないということに考え方を切りかえていかなければならないと思うわけですが、その点はどうでしょうか、伺います。
 国に対しての公費負担ですが、これについては公費負担というのは次第に引き下げるという仕組みがとられていくんです、この後期高齢者医療制度というのは。そして、国は社会保障という立場を捨てて相互扶助だとこういうことに切りかえようとしているのは間違いだ、誤りだと思うのですが、それについてはいかがでしょうか、伺います。激変緩和措置があるということでしたら、それについても2年間ですよね。2008年、来年は月額で 6,200円ぐらいだと、年額でも6万円から7万円ぐらいだというふうに言われていますが、2015年は負担率が上がりまして、これは厚生労働省の試算です。年額で8万 5,000円ぐらいになるだろうとこういうことが言われているわけで、2年間の激変緩和措置でよしとするものではないということで、これについてもお答えをいただきたいと思います。
 資格証、短期保険証の発行はやめるべきだということで伺いました。これについては機械的にやっているわけではないと、国保同様に納付相談をしながら、そして分納計画を策定してやっていくということでありました。それは当然のことだと思います。そのように運ぶべきだとは思いますが、この短期証、そしてまた資格証について国としては国保に準じた運用を考えていくということが言われています。これまで国保はその発行、資格証明書、短期保険証の発行というのは悪質滞納者に発行するとしてきました。この方針をそれでは変更することになるとは思うのです、義務づけられたということは。最も医療が必要な高齢者に貧乏だからということで正規の保険証を取り上げるということは本当に血も涙もないというひどいものだとは思わないでしょうか。こういうときに町がやはり渡さないと、今までの老人保健制度の中では渡さないできたわけですから、さらに渡さないということを強固に確立していかなければならないと思いますがいかがでしょうか。
 医療費の総額がありますけれども、その総額の26%、これの中の数としては軽い病気、風邪などの軽い病気でかかっている人というのは、それは数はありますけれども、その中で本当にお金がかかっているという人はほんの一握りなわけです。だから、軽いうちにかかってそして重い病気にならないようにするということが必要なわけですから、1万 5,000円未満、そしてまた滞納した人たちの発行を取り上げる資格証明書、短期保険証とりやめるべきだ、取り上げるのはやめるべきだということを再三申し上げたいと思います。
 説明会の日程ですが、先ほど日程を立てながらどういう工夫でなさるのかということでもう少し具体的なお話を伺えればと思います。来年から始まる激変緩和の措置があったり、本当に仕組みも大変ですし、わからないことがまだまだあるということですから、これについてわかりやすい説明を、広報なども活用するのでしょうが、広報だけにとどまらず行政区単位、班単位でも集まってもらいながら説明するということも必要ではないでしょうか、伺いたいと思います。
 高等学校の通学費用の支援ということですが、今の先ほど町長がお話になりました高校の授業料は 9,600円で年額でいくと15万円ぐらいだろうという話でしたが、これは日本教職員組合の調査では全日制の男子で30万 4,459円、女子の平均では31万29円が入学時にかかる諸経費だということで、本当に親たちは大変な思いをしながら高校に通学させています。私も通学費を取り上げるという一部分だけではなくて、本来高等教育が無償であるべきだということ、ここのところが一番基本だと思っています。そういうことで、この無償化への働きかけが基本だとしても、当面町ができること、交通費への支援というのを検討するというのを伺いたいと思います。そして、先ほど奨学金ということもお話がありましたけれども、富谷町、高校の場合2万円ということで県内でも1万 5,000円のところから比べるとかなりいいところかなと思ったんですが3万円という自治体もあります。そういうところから見ると、これが本当に受けやすい、教育ローンではないような、貸与する、ヨーロッパ諸国は貸与する、あげる、後で返してもらうという方法ではないわけですから無償化を求めるのと奨学金の充実なども求めながらしなければならないと思いますが、家庭の経済力によって子供の将来が決まってしまうという今の状況の中にあって町ができることということで検討すべきものとして取り上げていただきますように、再答弁をお願いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ただいまの再質問の内容、幾つかというか多岐にわたるわけでございますけれども、まず後期高齢者の医療制度の問題がまだこの時期に及んでと私も思います、固まらないというか方向性が決まらない。そういう枠組みが定まらない中で、一番それこそ心配不安をかきたてられる立場はそれこそ町民の皆さんですし、それの安心安全を守る私どもなんですね。ですから、そういう意味では大変言葉で言えば迷惑を受けるのも私どもということ、本当に気が気でなりません。私も担当課の皆さんも、それこそ2年も3年ももっと時間をかけて進められないものかしらも含めて思うところはいっぱいあります。しかし、残念なことに形が固まらない中で物事をしゃべれないというふうなこと、お話できない。全容が見えないわけですから。そういう意味では、ぜひ私どもも精いっぱいやりますし、皆さんも政治の世界にいらっしゃる皆さんとですから、そういう意味では相連携して国の方に申し出をする、こういう制度でいかがですか。私どもだけに来る問題ではこの課題についてはないのではないでしょうか。幸いにして7月に参議院選もあるわけでございますので、国政の場でみんなで相連動して希望を述べるのもありだと思います。それがまた政治的な国政の場での解決だというふうに思います。そういう面では非常にいいタイミングにこの課題が出ているのではないかと私は強く思うわけでございます。私どもとしてみれば、23の町村、13の市、合わせて36の自治体というふうなことでそういった組織団体もあるわけでございます。とっくの昔からこの課題は厚労省に向け、国に向けいろいろな制度要求を課題を提出して取り組んでいるようでございます。私は2月11日就任後からでもそういったものは、動きは十分見えているところでございました。そういう意味でいろいろ、思うか思わないかとかというようなこともやっていたのでは切りがございませんので、その辺は割愛をさせていただきますけれども、本当に町民の皆さんが心配のない、不安にならない、不安を持たない、わからなくて不安というのもありますし、わかればそこそこだなというのもあります。ですから、今は全く見たことのないおばけを見るがごとくにうんと身を縮める思いをする人もいるわけでございますので、そういった方々に適時適切にお茶の間懇談会も開かれているわけでございますので、折に触れて町長もただ遊びに行っているわけではございませんので、みんなの前でごあいさつする場に一言入れるなんていうのも必要かなというふうに思っております。
 教育の授業料の問題は先ほど言ったとおりでございまして、条例上は 9,600円で単独の事業で、これは条例で決めているんですから。 9,600円で4期で払っているんです。2万 8,800円ずつ5月15日までに払ってください、第2期目は8月15日ですとそういう一般的には3期、4期でやっているわけです。そのことを申し上げているわけで、ですからそれにプラスアルファはさまざまで、プラスアルファすると大体平均的には大体1万 5,000円ぐらいかな、年額にするとこういうことかなということを具体的な実例を挙げてお話をさせていただいたわけでございまして、その数字の取り違えを貴重な時間にやりとりしても大変、せっかくの限られた時間でございますので、お聞きとりをお願いしたいというふうに思います。
 奨学金の拡充、貸与、無償化というようにずっと広がっていくわけですけれども、現状の運用を継続する。そしてまた額のアップだとかということについては、どうぞ皆さんの方から、そして住民の皆さんの声を寄せていただき、そして皆さんのところで協議をしてそういうふうに決めていく、こういうふうな流れでぜんぜん違和感はございませんので、今後とも引き続き取り組んでいきたいというふうに思います。一番やはり懸念するのは4月の時点で、入学する時点では描けたんだけれども、途中で親御さんの事情等で修学を断念せざるを得ない、このことについては非常に心痛むわけでございますので、こういった方々については本当に町民の皆さんも含めて情報を高くして声を寄せていただきたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは後期高齢者ですが、年金生活者がこれから年金生活に入る人という人はたくさんいるわけですが、自分の年金が正しく支払われているかという疑問を持ちながら生活している、今の現状が本当にそうです。それで、先ほど町長がお話になりましたように、本当にこれがもっと準備よく障害者自立支援法のときもそうでしたけれども、本当にまだ出ない、まだ出ないという中で町が準備をしなければならないということが今回も起きてきたわけで、これは本当に大変なことだと私も思っています。私たちももちろんそういうことでは声を上げるときは上げるわけですが、差し当たっては住民の声が聞かれるような公聴会を開くだとか、それから業務内容だとか情勢報告を町村議会に報告する義務づけをするだとか、住民に対する情報公開を徹底するだとかということを求めていきたいと思っています。そして、こういうことをやはり町の側からも連合町の方、連合会のところでお話をしていただければいいと思います。高齢者や弱者を苦しめる制度は反対であると私は思っています。そして、国に対してはこの制度の撤回を求めていきたいものだと思っております。
 高校生のあれですが、先ほど私は別に数字をとり違えたわけではありません。高校の教育にこれだけお金がかかっているということを申し上げたいがためでした。それで、高等教育というのは無償化というのが世界の流れであるということもまた申し上げたいと思います。高校、大学などの教育の権利を保障する国際人権条約というのがありまして、A規約13条の2項という、これを日本が批准していない。すごいGDPの国でありながら批准していないのは日本とルワンダとマダガスカルだけということで、本当に教育に占める予算が少ないということもあってこのことをお話したかったのです。それで、やはりそういう中で奨学金の拡充も必要ですが、当面交通費、通学費に対する思いも受けとめて、保護者の方々の思いも受けとめていただいて検討するということを、また再度求めて質問といたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今のことも含めて、十分私どもの今頭にある部分はお伝えしたかと思いますので、以後よろしくどうぞお願い申し上げます。
議長(渡邊俊一君) 次、10番市川壽藏君。

10番(市川壽藏君) 4年ぶりに演壇に立たせていただきました。
 最初に、私はまず流水プールをつくれというふうに件名を書きましたけれども、これを訂正したいと思います。町民の切なる願いをかなえてほしいということに訂正をいたします。理由は、昨日来からの町長の答弁を聞き、また町長が交代をしたんだということを再認識をしたからであります。私は町長選の最中に応援中だったんですが、Aさんという人に出会いました。この人は心筋梗塞で半身不随だったんです。歩くのもやっとつえをついても二、三歩しか歩けないような人です。それが、私が回っていきますと私のそばまで足を引きずりながら来てくれたんです。私はびっくりしました。「いや、元気になりましたね。びっくりした」というふうに私も言ったわけなんですけれども、そうするとAさんは「市川さん、聞いて」と言うんです。「何だ」と言うと、「私は流水プールのおかげでリハビリテーションをしているおかげでこのように元気になりました。したがって、ぜひ今度なる町長さんには流水プールをつくってもらうようにぜひ応援をしていただきたい」ということを言われました。「では、今度町長になりましたらそれをお伝えしましょう」ということでそのときはお別れしたんですが、町長選、それから県議会選といろいろ私も応援をしてまいりました。その間、おまえはまだ引っ込むな、もう1回やれという数々の先輩、または後輩からの応援をいただきまして、私もやっと「じゃあ、もう年なんだし、もう隠居するつもりでおりましたけれども、老骨にむちを打ってもう1度だけやってみよう」という元気を与えてもらいました。それで、立候補に当たって私はこの問題は早速取り上げようと。私がもし議員になったらぜひこの問題を取り上げてつくってもらいたいものだと。また、前に安住議員からもこの問題は出ているということを聞きました。でも、そのときには予算がないからということでけられたということでした。私は早速Aさんのお宅にお伺いをしまして、話を聞き、ビデオも見せてもらい、ぜひ一度自分でまず体験をしなければわからないと。したがって、体験をしてみたいということで、何十年ぶりに海水パンツと海水帽を買いまして、水の森のプールに行きました。体験した時間は1時間でしたけれども、流水が非常にきつくて本当に疲れるんです。しかし、終わった後で、昔よく運動したときに「ああ、疲れた。腹が減ったな」というような感じ、こうだったんです。私もその後からぜひ流水プールはつくってほしいものだと痛感した次第であります。健康な人は健康の維持増進、また足腰の弱い人なんかには非常に流水プールはためになる、役に立つものだと私は痛感をいたしました。不健康になって医療費を使うよりも、流水プールで体を鍛えるとこれは非常に健康のためにいいことだと実際に自分で痛感をしたわけでございます。したがって、私は質問というよりも富谷町にぜひ流水プールをつくってほしいということをお願いをして終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

議長(渡邊俊一君) 質問ではないんですか。

10番(市川壽藏君) 質問にかえてお願いをしたというわけでございます。
 では、つくってくれということにいたします。どうも、しばらくぶりでしたので、どうもご指導ありがとうございました。

議長(渡邊俊一君) 市川議員にお尋ねをいたします。一般質問でありますから、質問に徹していただきたいと存じますけれども、ただいまの質問をしたというようなことでとらえてよろしいのですか。

10番(市川壽藏君) しばらくぶりでしたので、そのとおりお願いします。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、市川議員のご質問にお答えを申し上げます。
 まず初めにといいますか、本当にお年はお聞きしませんけれども、大変ご壮健の中で本当に高齢者の見本みたいな雰囲気を感じますので、どうぞお体に留意されてご活躍のほどをお願い申し上げたいというふうに思います。かつて自衛隊でお勤めになって体を鍛えられたというようなことも一つの原因なのかというふうに思いますけれども、大変そういう意味で健康維持といいますか、ただ元気に生活をするのみならず町の、それこそ皆さんの町民の支持を得て議員さんという公職に立たれてこの4年間をお過ごしになるわけでございますので、20人の人の中でご一緒にぜひ私どもにもお力をおかしいただきたいというふうに思います。切なる願い、あるいはつくれ、さまざま文言はあるようでございますけれども、このご質問を受けまして職員も正直目いっぱいあっちに行きこっちに行き、いろいろ調査も含めて、この建設の可否も含めて準備いたしました。恐らく、まだ聞いていませんけれども、水泳パンツにかわって入ってみたかどうかというのは後からきょうお昼休みに聞いてみるのが楽しみでございます。本当に私と相通じるところがありまして、どうせやるなら我が身、そこに入って流水に向かっていくのか流水に押されて訓練といいますか利用するのか、その辺も私もわからないわけでございまして、当初は流水に向かって歩くこと、そのことがリハビリテーション効果があるのかというふうにも思ったんですが、どうも体のご不自由な方が利用する際は後ろから流水の流速を受けて歩くとそういったところから始まるようなのが大体のようです。そんなふうなことで、健康維持、増進のみならずリハビリテーション効果等については異論のないところでございまして、実例も市川議員がおっしゃった内容そのとおりだというふうに思います。リハビリテーションが必要な方、足腰の弱った方が高齢者の方々に背面からの流水での浮力によって負荷も少なく大きな効果があるというのもまた職員がつかんできたことでございます。将来的には必要な施設かなというふうに考えておりますし、しかし、その将来的にはと言ったときに何年というふうにここでお約束できるものでもないこともご理解いただきたいというふうに思います。初めてというその前段もあるようでございますけれども、最低限この4年、最大限追求をしましてその建設の方向性について詰めていきたいというふうに思っております。幸いにして富谷町、仙台に隣接する恵まれた場所にあるわけでございますので、公営プール6カ所、温水、さらに……、公営プールは全部温水です。利府にもあり、水の森にもあり、鶴ケ谷にもあり、泉中央にも健康増進センターあり、葛岡ありというような形でプールがありますし、さらにまた民間のプールも、こちらの方は温水・水両用でございますけれども10カ所近く、それこそ大和にもある仙台にもあるとこういうふうなことで、そういう意味では非常に富谷町民だから料金が倍とか3倍とかそういう状況ではないわけでございますので、何せ49平方キロメートル、単純に縦横7キロメートル×7キロメートルですから、それこそ大きなくくり、栗原なんかは 800平方キロメートルもあるんだなどというそういう町域から比べれば非常に 49.13、 4,913町歩の町域のゆえに、そしてまた隣が利用できる地の利がある、そういった面でぜひこういう場を周知活動といいますか、お知らせをしながらご利用いただく。そしてまたリハビリテーション等の効果の一助にしていただく、そういった思いは全く議員と同じでございますので、当面はそういうふうなこと、町内運動施設、スポーツ振興、スポーツ施設というふうな中で一つのテーマとして受けとめさせていただきたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩いたします。
 午前11時59分 休憩


 午後 1時00分 再開
議長(渡邊俊一君) それでは、休息前に引き続き会議を開きます。
 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は2点質問いたします。
 まず、1点目ですが敬老パス、高齢者無料乗車制度の実現を求めるという点で伺います。高齢者の無料乗車制度、いわゆる敬老パス制度の実現を求める声が今再び大きく高まっています。きのう、そしてきょう、一般質問で私を含め3人の議員がこの問題を取り上げていること自体にも世論の大きさが反映されていると思います。乳幼児医療費の無料制度が改善され、どれほど多くの住民が町政に希望を抱いたかしれません。どうせ政治はかわらないとあきらめかけていた住民の胸に灯をともし、今度はぜひとも年寄りの願いを聞いてほしいという声がほうはいとしてわき起こっている現状だと思います。住民の15年来の願いを実現するためにどうすればいいのか、町当局の真剣な対応を初めに心から求めるものです。
 さて、敬老パス制度の果たす役割は大変大きく、第1に交通費の心配をしないで外出できることから、映画や音楽、演劇鑑賞、展覧会、買い物、行楽など行動範囲が広がり、高齢者のいきがいと生活の質の向上に大きく役立っています。高齢になるとどうしても出無精になりがちですが、こうした行動を通じて人と交流し、ひきこもりを防ぐなどの効果も期待されています。また、通院などやむを得ない事情で外出する際に支払う交通費の負担は年金生活に重い負担となっております。重いものとなっています。富谷町から仙台市内の医療機関に定期的に通院をしているというある方の場合は、バスと地下鉄を乗り継いで往復 2,000円近い交通費を払い、医療費より交通費の方が高くつくという現状だということです。お金がないために通院回数を減らしているという声さえあり、交通費の問題は文字通り命と健康にかかわるほどの意味を持っております。
 さらに、最近大きな問題になっているのが高齢者のマイカー運転による交通事故の増加です。先日、大和署で実情を伺ってきましたが、平成18年は高齢者の交通事故が過去最高となり、さらにことしは既にその昨年を上回る勢いだということです。高齢者が被害者になるだけではなく加害者にもなっており、高齢者の事故を抑止することが事故そのものを減らす上での大きなかなめになっているということでした。驚いたのは、県内の高齢者による交通事故死傷者のうち55.9%、半数以上はみずから運転していて事故を起こしたものだということです。個人差はあるでしょうが、高齢になれば老化現象で動体視力が衰え反応が鈍り身体機能も低下し運転技能が低下することは避けられないことです。できれば、80歳を超えたらマイカー運転は引退してほしいということを大和署の方も言っておられました。しかし、マイカーのかわりになる交通手段がなければ運転はやめられません。安全な公共交通機関を利用したくとも医療費の倍以上の交通費がかかるという現状では、比較的安上がりなマイカーに頼らざるを得ない現状だと言えると思います。マイカーにかわる交通手段として高齢者が安心して公共交通機関を利用できるようにすることは安全な社会をつくる上でも重要な意義があるのではないでしょうか。
 富谷町は県内で最も高齢化率が低い町です。介護保険の1号被保険者、65歳以上の方のうち9割の高齢者は介護サービスを利用しておらず、保険料だけ支払っている状況にあります。そのために介護保険料の負担感も一層大きいものとなっています。高齢期を元気に自立して暮らしておられる方々の、その努力に報いる施策が必要ではないでしょうか。敬老パス制度を実施することで高齢者のいきがい対策、生活支援、そして交通安全対策などさまざまな側面から大きな効果が期待できると思います。
 問題は財源があるのかという点です。先ほど来、町長はやはり財源の問題が一番のネックなんだということを言っておられました。そして、昨日の山路議員の質問に対して、町長は制度実現に必要な予算はおよそ 4,790万円だと答弁されました。この金額自体は決して小さいものではありませんし、財政的な問題が一番課題だと言われることも理解ができます。しかし、私は富谷町の財政から見て十分実現できる力があると確信しています。具体的には、町の長寿社会福祉基金は平成17年度末で2億 5,800万円となり、立ち上がりの経費として十分だと言えると思います。これが第1点です。
 ただ、やはり毎年毎年使うものですから、これは貯金を崩していたのではいずれ底がついてしまいます。そこで、経常経費の範囲内でできるかどうか、ここがポイントになってくると思います。町はこの間、毎年のように多額の黒字を出しておりまして、平成14年度は6億 3,000万円余りの黒字でした。平成15年度は7億 3,000万円、16年度は6億 1,000万円、17年度は約4億円というふうになっています。この黒字の額は黒字剰余金の適正規模から見て2億円ないしは3億円も出し過ぎている、黒字が出し過ぎているという状況だと言えると思います。この黒字を適正規模に抑えて、例えば半分に減らしてその2億円ないし3億円のお金を年度内に施策として住民に還元するという立場に立てば、基金を取り崩すことなく毎年経常経費の範囲内で敬老パスを実現できると考えます。
 そこで、敬老パス制度、高齢者乗車制度の意義、役割を町当局がどのように認識されているのか、その必要性は従来にも増していると考えますが、そのような認識はあるのか、まず伺います。そして、富谷町でもぜひ実現するべきだと考え、町長のお考えを伺います。
 次に、資産割廃止を初めとした安心できる国保制度の確立について伺います。
 国保税が高くて払い切れないという住民の苦しい声が多く寄せられております。実際に国保税の収入未済額、未納額は年々ふえ続け、平成17年度決算ではついに4億円を超えてしまいました。国民健康保険制度は富谷町人口の4人に1人が被保険者となり、世帯数の4割近くが加入をしておりますが、1世帯当たりの税額は年間平均しますと17万 6,900円にのぼっており、住民の担税力をはるかに超えたものとなっております。住民にとってはまさに払いたくても払えない状況だと言えます。このような状況を反映して平成10年度から17年度までの8年間に累計で 712件、 7,656万円余の不納欠損処分が行われました。不納欠損処分は地方税法、自治法の規定に基づいて時効により債権が消滅した場合や債権を放棄した場合に行われるものですが、滞納世帯の増加と不納欠損処分の増加から見て、減税によって納税者の増加を図ることが国保の健全財政を来す上での一番大きなかぎになっていると考えるものです。
 現在の国保会計のシステムでは法定減免制度はあっても適用率は極めて低く、圧倒的多数は減免の対象外です。国保税を払う意思があっても払えない人が少しでも納められるようにするための条件づくりがおくれているため納められない人はどこまでも納められず、納められる人だけが国保財政を支えるといういびつな形になっていると言えます。このあり方をかえ、納められる人をふやすということにこそ健全財政の基本があるのではないでしょうか。税率の軽減や申請減免制度の創設はそのために必要なものだと考えるものです。
 具体的な方法の一つとして資産割の廃止が大変現実的だと考えております。資産割は固定資産税の40%相当額が国保の税額となっておりますけれども、もともと資産割は国保の加入者の多くが家や土地を不動産として資産活用しているような市町村を想定したものであって、富谷町のように国保加入者のほとんどが個人の生活の場として家屋や土地を所有している場合には資産割そのものを徴収することが適切ではないのではないかと考えます。同様に、農地や山林を所有している農家の方々が田や畑を持っているというだけで資産割が徴収されているというのも大変おかしな問題だと言えると思います。仮に、家屋や土地を資産として活用しているそういう場合であっても、アパートを持っているとか駐車場を持っている。そこから利益を得ているというような場合であっても、その収入に対しては国保税の所得割が課せられるわけですから、いずれにしても資産割というのは固定資産税の二重どりという性格にならざるを得ず、廃止するしかないのです。
 仮に、資産割を廃止した場合に必要な予算はどれだけかといいますと、平成18年度をもとに試算したところ、約 7,800万円ということになります。これをどうするかということで、考え方はさまざまありますけれども、私はその一例としてこの間昨年とことし、住民税の定率減税が半減、そしてことしは全廃ということになります。この住民税の定率減税の廃止によって町の税収がふえるわけですけれども、それは約2億 5,000万円というふうになります。これを活用すれば、いわばおつりがくるわけで、単年度だけではなく恒久的な対応ということにもなりますから、定率減税廃止に伴う増収分を充てるということは理にかなっているのではないかと思います。さらに言えば、こうした定率減税、一般会計のものですけれども、これを国保会計に繰り入れること、減税のために繰り入れることについても既に実施している市町村の話を伺いますと、県や国から指導はあってもペナルティーは課されていないということを言われておりました。この点からも資産割を廃止して国保税を引き下げるよう求め、当局の考えを伺うものです。
 地方税法 717条では地方団体の長は天災、その他特別の事情がある場合において水利地益税等の減免を必要と認めるもの、貧困により生活のため公私の扶助を受けるもの、その他特別の事情があるものに限り、当該地方公共団体の条例で定めるところにより当該水利地益税等を減免することができるとうたっています。これが申請減免制度の根拠法となっております。申請減免制度は法定減免制度とは異なり売り上げ不振やリストラなどで著しく収入が減った場合などに本人の申請に基づいて減免できるもので、そのための条例が必要です。法的根拠があるにもかかわらず条例を制定しないということは住民が享受できるはずの福祉の権利を侵害することであり、行政の怠慢と言わざるを得ません。地方税法 717条に基づく申請減免制度は町民の権利であり、制度創設は行政の義務ではないでしょうか。申請減免制度の創設を求め、当局の考えを伺います。
 また、同時に地方税法 717条の水利地益税等の「等」の中に国保税が含まれているとの認識はありますか、伺います。
 富谷町ではことし6月1日の時点で国保の資格証を84件、短期証を 273件発行しています。ご存じのように、資格証は単に国保に加入しているということを証明するだけのものであって、仮に病気になって医療機関にかかった際には窓口で一たん全額、医療費の10割の負担をしなければなりません。お金がなくて保険料を滞納しているのに窓口で医療費10割を払えるわけがないのですから、お金がなければ医者にはかかれない。事実上滞納者を医療から締め出し、命綱を奪うものです。これは人権にもかかわるものだと言わなければなりません。同様に、短期証も短期間で保険証を更新しなければならないというものです。保険証とは到底言いがたいものだと言えると思います。宮城県内では女川町と岩沼市が資格証も短期証も発行しておりませんが、岩沼の市長は資格証の発行は憲法第25条との関係で生存権を侵害するため発行することはできないという立場に立ち、昨年9月議会で民生部長が市長の考えだとして公式にこれを表明しております。私はこの岩沼市長の立場に大変感銘を受けました。自治体が事業主体である国保事業において、市民の命と健康を守る立場を貫き、独自の判断で資格証、短期証を発行しないというこういう姿勢を明確にすることは地方分権の本当のあり方を示すものでもあると思います。国も資格証、短期証の発行は悪質な滞納者に限るとしておりますし、また前町長の答弁でも富谷町には悪質滞納者は1人もいないということでしたので、資格証、短期証を発行する根拠は全くないということにならないでしょうか。資格証、短期証の発行は自治体首長の判断に基づくものであり、岩沼市長の立場に倣い資格証、短期証の発行をやめ、すべての加入者に保険証を交付するよう求めるものです。
 これで1回目の質問を終わります。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、永野議員の今のご質問にお答えを申し上げます。
 初めに、敬老パス、高齢者無料乗車制度ということで、お話にもありましたけれども、きのうからきょうを含めて多くの議員の皆さんからのご提言でございます、ご質問でございました。大分言い尽くしたところがあるわけでございまして、現状、意義、役割、目的などに関しても相通じるところがあります。高齢者の社会参加、足がないためにうちを出られない、足があればと思うのは当然でございまして、社会参加を助長する、あるいはそのことがまたいろいろな意味での社会参加、各種多様な活動に参加できる。ひいては福祉の増進につながるとこういうふうな認識でおります。したがいまして、高齢者の足の確保の必要性につきましては従前どおり、私は11年から町政への参画というようなことでかかわらせていただいておりますけれども、その従前からの継続した課題というふうに認識してございます。乳幼児医療の制度拡大ということでお取り上げをいただきましたけれども、乳幼児の部分だけ、そのほかの人、とりわけ高齢者はほったらかしかとこういうことに直接つながるわけではございませんので、私は言うわけでありまして、乳幼児もさらにまた高齢者も、要するにご自分でできる範囲の方が、そこそここなせる方の課題は大体ご自分の世界でおさまるんだろうというふうに思いますし、やはりこういった町、自治体がというふうなことであれば、そういった子どもです、高齢者ですというところに重点化する、目を向けるというのは当然課せられた課題だろうというふうに思います。したがいまして、敬老パスについては財政面の影響、なかなかはかりかねるところがございまして、現状は難しいというふうな答えでございます。
 さらにまた高齢者のということでありますと、それぞれ皆さん運転免許を取得され、そしていつまで運転できるのかという声も当然見聞きするわけでございますけれども、5年、10年前だと、何か70ぐらいを区切りにしていたように思います。うちのおじいちゃんも70だからみんな家族諸手を挙げてといいますか、家族ぐるみでそれこそおじいちゃんの説得活動に入って、おじいちゃんも泣く泣く免許証を返上してきたんだよなんていうのも見聞きしたわけでございまして、今大和署の見解によれば80歳を超えた人はもう遠慮してほしいと。確かに我々運転していてもそのような方がよもや何かの間違いでセンターラインを超えたらとこう思えば、人ごとではないというのもまた現実なわけであります。したがいまして、現状永野議員のご提案にあわせて富谷町の65歳以上のドライバーは合わせて 2,400人程度ということのようです。男性が圧倒的であります。女性も 400人ほどいます。4分の1は女性、4分の3は男性という感じでしょうか。そんな中でご夫婦そろって一方のだんなさんが奥様を病院へとかというような形で家庭内でやりくりされているんでしょうけれども、万が一だんなさんが運転ができない、だんなさんが先立たれるというふうなことになると、一転その日から病院通いもままならない、これもまた現実だろうというふうに思います。したがいまして、現状は何歳までというふうなことを申し上げるつもりはございませんけれども、高齢者の皆さん、いろいろ免許の更新制度、我々と違った制度も設けられておりますし、さらにまた交通安全の推進連絡協議会、あるいは黒川地区にシルバードライバーズクラブというシルバーさん向けのそういった団体もございまして、交通安全意識の高揚だとか、あるいは運転技術の再確認をというふうなことで取り組まれていることもまた皆さんの啓発といいますかお知りいただいて、まさに年を重ねるにつれて体力、判断力が衰えるのは認めざるを得ないことでございますので、それをして高齢、何歳までというか70を超えてとか80を超えてとかというような形で運転される方、その必要性を考えるならば高齢者の足の確保の必要性は継続して私どもの課題ですというふうなことで答弁をさせていただきます。
 必要な資源は、先ほど出た金額のとおりでございます。
 二つ目、国保制度の確立ということでお話をさせていただきます。資産割のことがございました。資産割、国保の保険料を、言ってみれば納めていただく、徴収するその基準になるものとして資産割として幾らというふうなことを定めてあるわけです。一般的には4方式というふうに所得割、資産割、平等割、均等割でしょうか、世帯割というふうな形で1世帯ごとの、あと加入者ごとに加わる、さらにまた所得に応じて、そしてまたそれに加えて資産というふうなことで四つの区分の中から保険料の、言ってみれば均衡する保険料というふうなことで算出しているわけでございます。経済的な負担能力に応じて負担する場合、もし資産割を廃止して、よく言われていることでございますけれども、所得割のみだけというふうなことにすれば所得金額の変動によって税額への影響が大きくなる。これもまた事実でございます。さらにまたしわ寄せは平等割、均等割の方の増額にも向かうとこういうふうなことでございます。資産割を廃止して減税というテーマで、減税という絡みでご主張があるようでございますけれども、減税分をほかにまた求めることになりますので、国保会計の維持が安定的な運営ができないというふうなことでございます。このようなことから国保税の賦課におきましては資産割を全廃できる状況には現状ございませんということであります。
 二つ目です。法定減免制度ということでございます。二つご提案がございました。二つにつきましては、それぞれ前半の方、減免に関する条例につきましては、就任早々指示をしまして、今準備をしているところでございます。来年度の、20年4月1日を施行日としまして、その準備に今とりかかっていることをご報告申し上げます。
 二つ目の地方税法 717条、水利地益税等の「等」に国保税は含むと従前から解しております。
 三つ目、岩沼市の資格証云々というふうなことでございました。午前中の答弁の一部にもかかわりますけれども、岩沼市、このように岩沼市がというふうなことでご提案いただいた場合、早速私との打ち合わせがありますし、担当は岩沼市に確認をするという作業を必ずやるわけでございます。岩沼市の状況を担当課同士で確認をさせていただいた。その内容といたしましては、短期証は4カ月証として交付しているというのが私どもの相手先に確認した内容でございます。しかしながら、資格証は交付していないようでございます。毎年宮城県国保医療課、県の方のご担当の課から改善指導を受けているというのも岩沼さんからのお話の中にあったようでございます。現在、逆に導入に向けて調整作業をしているところですというご回答でございました。資格証を交付していない点について、さらにお聞きをしましたところ、「短期証を活用しています。納付相談の回数をふやすこととし、税全般に対する差し押さえなどの滞納整理を厳しく行っている」というまた一面の手法が、富谷町にはない手法をとっておられているというふうなことであります。富谷町としましては、国民皆保険を従前どおり維持することと、医療保険制度、将来にわたって安定的に維持可能なものとしていくためには負担の公平に重点を置いての運営をせざるを得ない、従前どおりしていくというふうなことでございます。それは根拠はというふうなことであれば、法律上そのようなことの方法が許容されているわけでございますので、何ら問題がないのではないかというふうに思います。しかしながら、資格外となると、この辺は先ほど言ったことでございましたが、入念なるといいますか懇切丁寧なる応対をしています。一方的に出さないとか引き上げさせるとかそういうふうな、まさに血の通わないことは富谷町で従前からやっていないことでございまして、立派な先ほど正確な名称でなかったものですから言いませんでしたけれども、国保税滞納審査会、富谷町国民健康保険税滞納審査会という審査会がありまして、3カ月ごとに町民課長、税務課長、担当補佐職、そして担当者で構成しておりますこの審査会で慎重なる審議をした上で、どの方についてどうだとお一人お一人精査をしまして対応をさせていただいておるというふうなことでございます。このようなことから、今後も短期証、あるいは資格証は国保税滞納審査会において審議をいたしまして、従前どおりの取り扱いをさせていただくというふうなことでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、敬老パスの問題ですけれども、町長も敬老パスの意義、役割については十分認識されておられるし、またその認識の中身もほぼ同じ内容だということについては理解できました。ただ、この敬老パスの問題は富谷町民にとってどういう意味を持っているかといいますと、そのいきがいだとか社会参加だとかということだけではなく、もっと現実的にお隣の仙台市でやっているんです。道路1本隔てたお隣の、富谷町東向陽台、あるいは富ケ丘で言えば道路1本隔てたお向かいの家で、そのお宅のお年寄りはバス、多少の自己負担はあります、 5,000円とか1万円という二者択一の方法が入ってきているようですけれども、道路一つ隔ててお隣の市では敬老パス制度があると。同じバスに乗っても一方は無料で一方は有料でと、この格差を何とかしてほしいというところも大変大きいんです。ですから、やはりお隣の市と比べて富谷町がおくれているなという実感を長年持ってきているわけですから、ここを解決していくというこのことが住民に対しての大変大きなサービスになると私は思っています。
 ネックになっているのは財源だということなわけですが、税金を使ってもそれ以上にプラスになって返ってくると思いますが、それだけではなくて、先ほども申し上げましたけれども、財源がないのかというと財源の考え方は幾つもあります。さっき申し上げましたように、乳幼児医療費無料制度も改善しました。また、敬老パス制度も創設しますと。二つ目の質問の国保の資産割を廃止してどうするか。こういう財源をどうするのかということを考えたときに、大変幸いなことに富谷町には財源があるんです。それも基金を使い切らなくても経常経費の範囲内でできる、ここに大きなミソがあると思うんです。この財源がネックだと言っておられるわけですから、富谷町の言ってみれば40億円を超える基金も財源になりますけれども、長寿社会福祉基金はその中のごく一部ですが、それに手をつけないとしても、それでもまだ毎年の黒字を抑えていけば2億円、3億円の財源ができる。財源があるわけですから、やったらどうですか。このことを改めて町長に伺いたいと思います。財源を理由にしてできないということはもう通用しないのではないか、こう思いますがどうでしょうか。
 国保の資産割の問題ですが、何度もこれも廃止するように求めてまいりましたけれども、その都度言われるのは国保会計の安定、財源を安定的に確保すると、安定的な運営をしなければならないんだということで、資産割を廃止すると平成18年をもとに考えますと約 7,800万円、この財源不足をどうするのかということになってくるわけです。あくまでもそうなった場合には所得割で税率を上げるか均等割等々で税率を上げるか、こういう発想になっていくんですけれども、そうではなくて、資産割を廃止して3方式にまず方式をかえると。そこで不足してくる資産割の分については先ほど来の財源の中から貯金だとか黒字の分の考えなくても、申し上げましたように定率減税の廃止の分だけでも2億 5,000万円税収がふえるわけですから、一つの考え方としてこれもあるわけです。この立派な財源で、本当に財源には困らないと。ですから、これも経常経費の範囲内で一般会計からの繰り入れを国保に行って資産割を廃止し、資産割の分を減税するということは十分できるはずだと思います。この点についても国保の財源が不足するということは理由にならないと思いますので、改めて町長のお考えを伺います。
 それから、地方税法 717条に基づいて20年4月1日施行日として準備にとりかかっているというのは、いわゆる本人の申請に基づく法定減免制度とは別個の申請減免制度の準備を進めているということでよろしいのでしょうか、確認をさせていただきたいと思います。
 それから、資格証の問題ですけれども、岩沼市もやはり毎年毎年国や県の指導が強く入って、やはりずっと同じ姿勢を維持することが難しいのかなと今の町長のご答弁を聞いて改めて思ったわけですけれども、しかし、少なくとも現時点においては岩沼市長は憲法第25条を盾にして住民を守っているんです。これは立派な姿勢だと私は思います。また、同時に資格証の問題でいきますと今の国会でだと思いますけれども、安倍首相がこういうふうに言っているんです。国保の資格証の問題についてですけれども「特別な事情のある人から国保証は取り上げてはいないんだ」と言っているんです。特別の事情のある人から取り上げていない、これが一つ。それから、少し古くなりますけれども宮下、当時の厚生大臣でしたか、「悪質な滞納者以外からは保険証は取り上げるべきではない」と。これも国会での公式な答弁なんです。そうしますと、先ほども言いましたが、前の若生町長も富谷町には悪質な滞納者は1人もいないというわけですから、富谷町において国保証を取り上げて資格証にかえるとこういう理由は全くないということになるのではないでしょうか。これ1点、まず伺います。
 それから、特別の事情のあるもの、先ほどの安倍首相の特別の事情のあるものからは国保証は取り上げてはならない、取り上げていないんだと言っているわけですから、この特別な事情のあるものというのはどういうことかと言いますと、災害・盗難に遭った場合、これが一つ目です。二つ目が病気、負傷した場合、三つ目が事業廃止、あるいは休止した場合、四つ目事業に著しい損害を受けた場合、最後五つ目がこれらに類する事由がある場合とこの五つを挙げているんです。そこで、伺いますけれども、富谷町ではこの五つの特別の事情に該当する人はいたのでしょうか、伺います。
 もう一つですが、国保証の取り上げが収納率を引き上げる効果をもたらしてきたのか。滞納額についてはどんどんふえておりますけれども、収納率アップに効果が上がっているのかどうか伺います。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、再答弁にお答えを申し上げます。
 永野議員のご主張が敬老パス、あるいは国保にも相通ずるところがあるのかなというふうに思います。先ほどの話、答弁に尽きるわけではございますけれども、最初に申請については、減免申請については永野議員がおっしゃるとおりでございますので、まずそのことからお話を申し上げます。
 また、戻ります。敬老パスと国保についてでございますけれども、やはり敬老パス約 5,000万円、国保数千万円から1億円程度、その財源はこの基金からとかこういうふうにご提案、対応というふうな形でお示しをいただくわけでありますけれども、私がこういう4万 4,000を超える長として立場に立たせていただいた以上、そういう論理だけではなかなかどころか運用できないんです。それこそ全体のバランスをどうとるかとか今までの経緯とかもございますし、それこそまさに入るを図りて出ずるを制するというそういうことも考えなければならない。最低4年、あるいはことし1年、4年の間で自分が言ったということだけでは済まないんです。それは今までの連続性もありますし、この先をつないでいかなければならないということも当然でございます。したがいまして、大局は地方自治、富谷町の 5,000ヘクタールの町域、4万 4,000人を抱えるこの町域の地方自治をどのように守っていくかということだろうと、守りそして創造していくかということなんです。そういうことで立場をちょうだいしましたので、従前のように地方分権前といいますか、今もその流れはあるんだろうと思いますけれども、まさに県だ、国だ、何かの折には頼る、ご相談します、どうしましょう、こういうことではない地方自治の運用が私に、あるいは私にもそうですし皆さんも含めて町に求められているんだというふうに思います。ですから、その辺のところをぜひご理解をいただいて、総合性といいますか、重々必要でないと言っているわけではないんです。足の確保、先ほども事例とし挙げさせていただきました。ご夫婦でそろっていてやっているうちはいいんですけれども、亡くなった、先立たれた、足がなくなった、その瞬間からどうするかという問題は本当に考えたときに、これまた先ほどの高校生が中途で親御さんの収入が絶たれたというときに就学が困難になるのと同じぐらいの私どもは響いてまいるとこういうふうに受けとめておりますし、ご理解を賜りたいというふうに思います。
 さらに、また国保証の件、これも見解の相違云々ではないんだろうと思うんですけれども、私は言葉で取り上げるという私は何かなじみません。取り上げているという認識ではないと思います。私もいろいろ数カ月かかわらせてもらった中では。一定のルールの中でどうしてもお支払いいただけない、お支払いの約束をしていただく、そういった言ってみれば相対するコミュニケーションの中で私どもと、保険者と被保険者という関係があるのではないでしょうか。そういう意味で短期です、資格証です、一般です、短期です、資格ですとこう三つの中で相互に柔軟に、まさにフレキシブルに動いているんだというふうに私はここ4カ月間で認識しています。決してそこに固定するものでもございませんし、そういう意味でぜひその辺もご理解をいただいて、決して医者にかかれないとか、あるいは医者の手を抜いて拝み屋さんに行く、そういう世界ではない。必要な人には保険証があろうがなかろうがみんなで、それこそ背負ってでも病院に連れていくという気持ちも皆さん持っている中で私は町が動いているのではないかというふうに思います。特別の事情について、ちょっと私も頭に用意できるものがないですので、担当課の方で受けとめていただいて答弁をさせますので、お願いします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(渡辺成一君) 審査の段階でお知らせをしまして、審査終了後、それで特別の事情のある方についてはご提出をいただいて、それによって短期証なり発行している事例はございます。件数は今持ち合わせてございません。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、敬老パスの問題ですけれども、これは私自身の印象ではですが、住民の皆さんの中にはさまざまな要望があります。本当にたくさんいろいろな要望がありますけれども、その中で本当につい昨日条例が決まった乳幼児医療費の問題、改善の問題、それからこの敬老パスの問題、これは本当に住民の要望の代表的なもの、だれが見ても異議がないだろうと言われるぐらい、既に住民のコンセンサスを得ている問題だと、そういう要望だというふうに位置づけていいと思うんです。ですから、あれこれの中のいろいろな施策、確かにいろいろありますけれども、敬老パスの問題についてはやはり住民だれしもが願う要望だと。お年寄りだけではないんです、これは。お年寄りと一緒に暮らしている中年世代、若い世代の方もこれがあったらいいというふうに言っておられるんです。ですから、そういう立場で改めて財源の問題も考えながら検討していただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。
 国保の問題では、特別の事情1から5に該当する人がいたんですかと、いたのかと聞いたわけです。聞いたんです。いなかったということですか。1から5に該当した人がいたら、この人たちには資格証ではなくきちんと保険証を交付しなければならないんです。いるんですね。だとすると、この人たちには資格証は渡していないということでいいんですか、改めて確認させてください。ちょっとややこしいのでもう一度言いますけれども、特別の事情1から5、先ほど申し上げましたこの1から5に該当する人には本来の国保証、保険証をちゃんと渡してください、交付しなければいけませんよ、資格証ではだめですよということなんです。ですから、富谷町にこういう特別な事情のある人がいたとすると、この人たちに資格証は渡っていないんですね。いないということでいいんですね。資格証を渡してはいけないんです。保険証をちゃんと渡さないといけないんです。このことをもう一度お答えください。
 効果についてお答えがありませんでしたけれども、町長が国保証、保険証、資格証というのを発行することで保険証を取り上げているという認識はありませんということでしたけれども、実際に資格証をもらっても窓口では医療費全額払わなければならないわけですから、お金がなければ医者にはかかれないんです。このことが、結局現実の問題として医者にかかれないという状況をつくっているわけです。滞納していても保険証を交付しなければならないということではないのでしょうか。これが人道的な立場ではないでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、高齢者の足、何回もお話をさせていただいてなかなか伝わりにくいなというふうに思うんでございますが、高齢者の足の問題、これは最重要課題であるという認識も、当然従前から持ってございますし、本当に仙台市、道路を隔てて、当然のことです、バスをおりて富谷町に行く人、仙台に行く人、それはうちも富ケ丘のスポーツセンター前事務所でやっていましたからしょっちゅう聞いていました。それは当然のことで、しかし、比較するときにはいい事例を比較の対象。しかし、トータルとしていかがなものかしらというのが私らの今度は勝負のしどころですから、今現状その点はやっているところは優れている、していないところは優れていないと区分けするのであればそれもそれかもしれません。私どもはトータルな形で富谷町の町政、富谷町の住みやすさだとかまちづくりだとかというのを総がかりで取り組もうとしているわけですので、部分を取り上げればこれは両方あるわけです。すべて仙台が云々だとかすべて大和町がどうこういう悲観的なというべきか、云々もないんだろう。もう少し前向きに明るくというようなことも私は思うものですから、ぜひ全然そんなことをけっ飛ばしてはね飛ばすつもりも毛頭ございませんので、みんなと力を合わせて、それこそ高齢者の足の課題、当面というか当分というか、見える期間の中でやれるにはどうしたらいいかというようなことを何度も申し上げているわけでございます。
 最後になりますけれども、言葉の問題をやりとりするのは非常に私も本意でないんですが、取り上げる、取り上げていないのではなくて、取り上げるという言葉はいかがなものですかと、私の性分にあいませんということをお伝え申し上げていますので、外形的というか言葉のニュアンスを言ったことで、その辺のところをご理解いただきたいというふうに思います。そんなことで、私からの答弁は以上とさせていただきます。

議長(渡邊俊一君) 税務課長。

税務課長(渡辺成一君) 特別の事情のある方についてはお送りした用紙を持参して相談に来庁していただきたいというような文面でのやりとりはしているわけでございますので、当然そういうやりとり、コミュニケーションの場に出てこなければ私どもとしてはそこまでは到達できない。ですから、特別の事情のある方については出していただいて、それを相談に来て、状況を確認して、事実そうであれば、当然保険証の方にいけるというような考え方でございます。

議長(渡邊俊一君) この際、2時まで休憩いたします。
 午後1時49分 休憩


 午後2時00分 再開
議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問を始めます。
 行政が行う施策を私たちの食事に当てはめれば、医療費の助成やごみの収集などは主食の御飯にたとえることができると思います。主食だけでも生きていくことはできます。しかし、おかずがあればもっと楽しい食事になるのではないでしょうか。それではおかずは何でしょう。私が思うには生涯学習ではないでしょうか。その中で、余りお金もかからず万民が手軽にできるのは読書です。読書によって豊かな人生を歩むことができると思います。若生町長のお人柄はよく存じておりませんが、私の思うところでは若いころから読書がお好きではなかったでしょうか。そのようにお見受けいたします。
 さて、町のホームページでの公民館図書検索の実施については、私は以前にも質問しておりますが、町の進捗状況は余り進んでいないようです。人格を形成する上で読書は重要です。これはみなが知っていることです。多くの町民が公民館図書を利用しております。町は町民お一人お一人が内面的に充実した生活ができるように、また利便を図るために早急に公民館図書のインターネット検索を実施すべきです。以前の執行部の答弁で実施に向けて各公民館ごとに蔵書の把握に取り組んでいると聞いております。実施はいつごろ予定しているかお伺いいたします。
 また、町民が宮城県図書館を利用しやすいように町民バスの県図書館行きのコースの組み込みを提案いたしますが、実施についてお伺いいたします。
 次に、交通事故防止を図るため町内の安全総点検と早急な改善策の実施についてお伺いいたします。最近住民から交通安全について危険箇所の改善の要望やご意見をたくさんお聞きしました。私のところにわずかな期間で10数件のお話がありました。きょう、交通安全について私が気づいたものを含めて20数件の要望を町に出しております。昨日の同僚議員の一般質問にも交通安全について取り上げられております。私だけでも20数件あるのですから、町としては交通安全についてたくさんの要望が寄せられていると考えられます。また、町に住民の声が直接届いていなくても、住民の交通安全に対するものは相当数あると推察できます。昨日の同僚議員の質問の論旨にありましたように、富谷町は決して事故の少ない町ではなく、事故が多い町なのです。町はPTAや地域の協力のもと、町内の安全総点検のキャンペーンを行い、広く町民の要望やご意見をお聞きし、町民を交通事故から守るため早急に交通事故防止の施策にとりかかるべきです。安全総点検の実施について伺います。
 また、町民バスを通学として利用できるようにコースや時刻の改正もすべきです。その実施についてお伺いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの安住議員のご質問に答弁を申し上げます。
 インターネットで公民館図書の検索というテーマでございますけれども、大変大事な内容をご提言をいただいているというふうに受けとめさせていただいております。就任早々、従前からですけれども、学校図書の充実というふうなこと、そしてそこにねらいはかなり大きなものが期待できるというふうなことで今回の補正予算にも学校図書室の担当者ということで予算づけもお願いしているところでございます。そんな中で、富谷町の公民館にある全図書を瞬時のうちにインターネットで検索できるようにというようなご提案でございますが、これまたなかなか、私もすぐに就任早々公民館に行き、そして図書室も見、こういうようなものがそれこそ宮城県図書館でやられているようなああいうシステムの中でやれれば何ぼかいいんだろうにという思いは全くそのとおりでございまして、しかし、残念なことに公民館の図書室の機能なり冊数なりそういったふうなことについては非常に不十分なところがあるというふうに私は認識してありますし、そんな中でそうも言っていられませんので、いかに現状の図書室の図書を有効活用するか。その第一歩として、各 230万円でしたか、6館合計の図書費というふうなことで予算づけしていただいておりますけれども、あれの図書の選定をそれぞれの副館長さんに集まってもらって、それぞれ希望する図書をリストアップをして、そして副館長相互の話し合いの中でそれぞれ限られた予算ではありますけれども、とりあえず19年度の図書の選定はそのようにしましょうというふうになったところでございます。
 こういっては何ですけれども、このことも、この程度と言っては大変申しわけない。この立場に立つとこんな言葉も言うべきではないんでございますが、そのこともないんです。今まで30万円の、うちの方で30万円とあるからその予算の範囲で富ケ丘はとか東向陽台はというような選定のされ方をしてきたようでございます。それもまた、ひとつ同じ金を使う中でというふうなことで改善をさせていただいたところでございます。なかなか今あるものをすべて整理をしてなにしてというようなことで、かなり先、広いといいますか、目の前、膨大な量でございますので、とりあえずは今のように図書を選定します、ことしの分はきちんと相互でやりとりができるように、成田の人が希望しましたこの本は富谷にあるとか、この本は富ケ丘にあるというふうなことぐらいは住民の皆さんにサービスできるように、そんな取り組みをとりあえずはことしからスタートするというふうなことでございまして、安住議員のおっしゃる県図書館でやられているような瞬時にしてすべての図書を検索できるというようなことは、ことし、来年云々と4年の範囲の中で見えてくるかなとそのぐらいのスパンでご理解をいただき取り組んでまいりたいというふうに思います。
 さらに、また学校、小学校から中学校へというふうなことで図書室との連携も図っていくことになりますので、そういったことも含めて今のご提言を生かしてまいりたいというふうに思います。
 二つ目、安全確保、きのうからずっとご質問をいただいているわけでございまして、全く町民の命、生命といいますか1人の災害から守るということもあわせて交通事故からけがであろうとも重大事故であろうとも、1件でもそれこそ減らすというテーマもございますし、さらには、またきのう死亡事故、 590日の話をさせていただきましたけれども、ひょっとすればこれは偶然でも神がかりでもなくというか、巡り合わせで云々というようなことではないように思う。いろいろな本当にこの立場になってびっくりするぐらいの交通安全の取り組みをそれぞれの地域で、6小学校といいますか6学区の中でお取り組みをいただいているということを強く思います。それはもう私どもからすれば大変感謝を申し上げることと、やはり地域の皆さんの取り組みがあってこそこういった形に出てくるのだなというふうに思います。総点検をというふうなことでございますけれども、どの程度総点検というふうにお伝えしたらいいのかはちょっと不明でございますけれども、かなりの取り組みを富谷町の交通安全事故防止、交通安全の啓発活動については総務課を中心に時間といい、人的な部分といい、割いているというふうな認識を持っているところでございます。今後ともまさに町だけがというふうなことではなくて、皆さんそれぞれ各地、各諸団体とのつながりのある中から選ばれた20人の議員の皆さんでございますから、この点についてもなお一層お力をちょうだいしたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、インターネットの図書検索でありますが、将来的にどうなるかちょっとわかりませんが、例えば図書館建設とかいう、もしそういったものを将来的に考えているのであればこのインターネット検索というのは避けて通れないというものであります。それで、今からそういったものに関してきちんとした対応というか、やっていくことは絶対必要かと思います。そしてまた、町長が教育満足度日本一の町にということで、その教育というのは学校教育だけではないようなお話もお聞きしました。そういうことを考えますと、インターネットでの図書検索というのは、今普通にどこでもやっていることでありまして、決して珍しいものでもありません。今の町長のお話を聞きましたけれども、今のところ公民館としましては借りたい図書があれば公民館に直接出向いてほしい。そしてまた、電話やネットでの蔵書の在庫ですか、また貸し出し状況などは対応できないということがきちんと書いてあります。そういうこともあります。そしてまた、今のホームページを見ますと公民館に新しく入った図書のお知らせというのが出ておりまして、以前にはなかったものですが、こういったものも非常によくはなってきているんですが、実際にこの本がその公民館に行ってあるかどうかというのは行ってみないとわからないということであります。私も以前にちょっとお話ししたことがありますが、本を借りにいって2件、3件と公民館を歩きまして結局なかったということもございます。そういうことを考えますと、やはり先ほど言いましたように、町民の利便性ということを考えますと何が何でもインターネットのこれは必要ではないかと思います。
 そしてまた、ちょっとお話がなかったんですが、町民バスの宮城県図書館に行くことについてでありますが、例えば宮城県図書館で富谷町の方が本を借りている冊数が、17年度ですけれども、9万 7,240冊借りています、1年間で。ところが、公民館の6公民館合わせた図書の貸し出し冊数が5万 3,778冊ということであります。17年度実績であります。宮城県図書館の方がほぼ倍に近いぐらい、公民館図書より倍近いぐらい富谷町の方がお借りをしているという状況であります。こういった状況を考えますと、宮城県の図書館でありますから、私たちの税金を払って運営している図書館でありますので、こういったものをフルに利用するためには町民バスとか、そういった何かしらの交通手段を利用すべきではないかと思います。極端なことを言いますと、もちろん公民館図書も大事ですが宮城県図書館がフルに利用できるような施策が絶対必要ではないかと思います。図書館が地元にできれば一番よろしいんですが、実際にいつになるのかわかりませんが、そういうことを考えますとインターネット検索もでありますが、宮城県図書館に行く、出す、そういった町民バス、宮城県図書館まで行ける町民バス、そういったようなものを何か考えていくと必要があると思います。それが本当に費用対効果というかそういうことだけではありませんが、そういったものを考えますとそちらの方がはるかに得だという感じかなと思います。
 あと、交通安全についてでありますが、これはソフトの面では本当に町民の皆様にいろいろやっていただいておりまして、例えば富ケ丘の方ですと、小学校の方ですと丘小サポーターの方とかたくさんおってやっていただいております。ソフトの面はそれでいいんですが、ハードの面、これを町としてはやはり整備するのが義務かと思います。ですので、積極的に、先ほども言いましたように、私がちょっと聞いただけというかお聞きしただけでも20件ぐらいはあるわけですから、これが町を挙げて皆様の方に問いかけをしたら相当なものが見えてくるかと思います。皆さん思ってはいるけれども話さない方が結構いらっしゃいます。本当におしとやかというかよい方が多いものですから、富谷の方は特に。そういったことを考えますと、町はもう一歩も二歩も前の方に出ていって町民の皆様のご要望を聞いてほしいと思います。その辺、再度お伺いいたします。
 あと、インターネットの図書検索をできないというのは、例えば何か理由があるのでしょうか、お知らせください。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 検索の難しさは、就任直後からすぐに打ち合わせをしていますので、一応できない理由については生涯学習課長の方から追加で答弁をさせます。
 それでは、図書の件で今追加質問がございました。全く、私は皆さんのお立場なら今のような質問をするんだろうと思って、本当にびっくりするぐらいのお話と受けとめさせていただきます。富谷の地の利のよさということで県の図書館、数字までご確認をいただいたことに感謝申し上げたいと思います。9万 7,000冊、そして町の図書室利用で5万 3,000冊という数字をご紹介いただきましたけれども、この辺のところぜひ今議員がおっしゃるような方向性を詰めていきたいというか、町民バスの配置なんかも含めてこれも言っておりますし、いろいろな課題があって町民バスのご要望があるわけでございますので、20年4月に向けてこれもひとつ折り込んで進められればなというふうに思います。図書館のというふうなあたりは、私も望むところでございまして、市制施行の折、文化施設というふうな中で欠落していると言えばこの図書館が不足しているぐらいですねというふうなお話を、たしか3月にさせていただいたお思いますけれども、新しく建てるばかりではなく、従来の施設を利用するというような方策もあるだろうと思いますし、その辺も多少検討を始めたというふうなところが正直なところです。
 あとは、検索、有り無し、全く今課長から出るかと思うんですけれども、今旧来のものを整理して全部というふうなことになるとスタートするのがうんとおくれるものですから、とりあえずことし買ったものから、できるところからスタートしましょう。そして、より従前より利便性といいますかむだとならないような対応をできるように進めたいというふうなことでございました。本当に、ひとつ余談になりますけれども、榴ケ岡にあった時代も私はしょっちゅう通ったんです、県図書館。古い図書館でしたけれども、本当に行きたい行きたいと思っても仕事の絡みだとかと思いながら行けるのは精々1カ月に一、二回です。あの場所ゆえにですよ。仙台の中心部に行ったって、榴ケ岡経由でまた富ケ丘に帰ってくるというのは大変なことなんです。ブレーキがかかるんです。そういうことからして、平成8年3月にオープンした後、3日に10冊、あるいは職員の分もというと20冊ぐらいを借りて、平均 100冊以上を新刊書を手に入れている。県も財政豊かなころでございましたので、1億円から1億 3,000万円ぐらいの図書購入費があった。それを新刊の本に置きかえると五、六十万円ぐらい得したような気分になったりしたんです。そういう意味では、富谷町があの場所に、それこそ名取だ塩竈だと図書館に行かないであの場所に建設をされたのはだれに感謝したらいいんだろうと思うぐらい私は頭が下がる思いでした。ですから、そういう意味で今議員がおっしゃるように有効活用、これを本当に大きな地の利があるわけでございますので、その辺のところを受けとめさせていただきたいというふうに思います。
 交通安全については、ご要望が、富谷の人をおとなしいんだ私もおとなしい人ですけれどもというお話ですけれども、せっかくの機会ですので、何なりと、おっしゃっていただいていいんですね。おっしゃっていただいたことがそのまま即、それこそ「すぐやる課」並みにですね、成田のせせらぎのところにカラーでの表示、浮き上がるように見えるという人間の視覚を利用するんでしょうか、そういうものが即、何も議会前に間に合わせる点数かせぎでやったわけではないんですよ。偶然が重なったのでございまして、本当です。何もね、笑い事でも冗談でもないんです。タイミングよく言ってやったらば、都市整備課ではその辺のところを十分考えておりました。即そして、業者さん、やれる業者さん、特許といいますかね、恐らくおありになるんでしょう、そういうところとタイミングよくなるわけです。ですから、何の遠慮も要らないわけですね。それはもちろん取捨選択は当然働くわけでございますけれども、ご意見はとにかくお寄せいただかないことには動けないという部分もまた正直なところでございます。ぜひ、遠慮なさらずに私どももアンテナ高くしておりますし、皆さんの周辺にはまだたくさんの我々以上の違った固まりがあるわけでございますので、どうぞ遠慮なさらずに町長みずからでもいいですし、担当課にお寄せいただきたい。交通安全の取り組みは本当に、それこそ一刻の猶予も許されない。よもや、なんぼ言ったって語ってもわからないだもん。ああいう話は私は相いれないわけでございますので、本当に真剣に取り組んでまいりたいというふうに思います。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 図書館のすぐに導入できない理由につきましてご説明申し上げたいと思います。
 費用面でございますけれども、システムの導入からそれにするまでの種々の準備作業によりまして維持経費、そういったものも含めて必要以上に相当な費用がかかるということがございます。また、諸条件の変動がございますけれども、システム導入だけでも 1,800万円ほど費用が見込まれるわけでございます。そのほかに、作業量的にも膨大でございまして、今に抜粋するデータへの入力管理が必要です。それに蔵書へのバーコード張りつけというものも出てきますので、作業的、それから費用的、人的状況を勘案した場合、なかなか導入できないというところでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 町長のお考え、非常にわかりました。ぜひとも宮城県図書館の方に町民バスの方をお願いしたいと思います。町民の方が本当に助かるというか、非常に町民の方にとって本当にプラスになることかと思っております。
 インターネットの方でありますが、検索ですが、 1,800万円、実際それ以上までいろいろもろもろかかりそうだというようなお話はわかりました。ただ、やはり町長がお話されました図書館建設、既存のものについて云々ということも考えていらっしゃるという、どっちにしても図書館のようなものをおつくりになるというような方向を考えていらっしゃるということを考えますと、やはり今から結構大きな金額がかかると思いますので、手を打っておくのがいいのかと私は思っております。こういう大きなもの、今既存の新しい図書館ではありませんが、たしか利府で旧利府町役場を庁舎を利用して図書館のようなものをつくったようであります。そこも同じくインターネットで図書検索がやはりできるようになっております。そういったことを考えますと、やはりこれは一刻も早く、本当に手をつけるべきではないかということで思っております。
 あと、答弁として漏れておりましたが、学校に通うための町民バスについてはいかがでございましょうか。これも、結構皆さんからご要望がありまして、ちょうどうまいぐあいにコースの組み立てをお願いしてできないものかということになります。最後によろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 一つ目、インターネット検索、これはもう図書館に図書を管理する、整備する上では必須ですので、それは避けて通れないものですので、必ず建物があろうがなかろうがそれはもう1セットで、その先には当然のこととして準備をするというふうなことでございます。
 二つ目の町民バス通学というようなことで、漏れていたということでございますけれども、町民バス、何回も言いますけれども20年4月から次年度の新たな契約が始まりますので、通学の機能だとか、あるいは図書館への云々だとかといったことも含めていろいろ今担当の職員の方には聞かせておるわけでございますので、課題として受けとめさせていただきたいと思います。以上でございます。
議長(渡邊俊一君) 次、14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) 私は3点について質問します。
 1点目は、児童生徒並びに住民の交通安全について質問いたします。
 富谷町は国道4号線が南北に縦貫しており、その両側に新興団地が広がっています。そして、その団地などから国道4号を横断して学校や職場に、仙台へと富谷町の住民の約70%の方々が通っていると言われております。お隣の大和町、大衡村には高校や自衛隊、そして工業団地が広がっております。そちらの方にも随分の方々が通勤通学をしているようであります。特に、毎日交通量の激しい国道4号のひより台交差点を横断してひより台一丁目から富谷小学校の児童約 200人、富谷中学校の生徒約 150人、この人数は児童生徒の3分の1強に当たります。が通学しています。それだけではありません。通勤での横断、国道4号を右左折する住民の方の通勤者や地域住民の方々が買い物が目的での横断とさまざまです。また、ひより台交差点よりもっと利用が激しいのが富ケ丘ニュータウン交差点です。この交差点は、皆さんもご存じのように、自転車での通勤通学、徒歩での通勤通学や買い物をなさる方などを初めさまざまな人々や車が縦横に利用している交差点で、渋滞も激しい交差点です。したがって、事故も多いようであります。そこを上桜木地域から国道4号を横断して富ケ丘小学校に通学しています。よく言えば、とても活気がある交差点と思っております。この富ケ丘ニュータウン入り口交差点を通るとき、イズミティ前交差点、そして仙台の定禅寺通りのスクランブル交差点を思い浮かべます。
 一方、とちの木入り口からあけの平北入り口までの約 800メートルをとちの木地域の児童生徒は国道4号を走る車と並行して通学しています。さらに、富谷町は通過地点とも言われており、ほかの地域からの車などが多いようであります。広報とみやを見ますと、4月30日現在の交通事故のうち人身が55件で負傷者86名、物損が 276件となっていますが、昨日も同僚議員が取り上げておりましたが、事故が多いのではないでしょうか。
このように、国道4号線を間に挟む形で団地が広がっている富谷町は特殊な交通環境にあるのかと思います。このことから伺います。
 1に、ひより台交差点、富ケ丘ニュータウン入り口交差点をスクランブル交差点にし、児童生徒、そして通勤通学の方々、さらには買い物に横断される住民の方々、また右左折車のスムーズな走行など、道路交通の安全安心な改善を求め伺います。
 二つに、とちの木入り口からあけの平北入り口までの歩道に安全柵の設置を求め伺います。
 三つに、富谷町は宮城県の中でもあらゆるところに向かう通過地点であり、国道4号線は東北の主要道路でもあります。人口4万 4,000人を超し、大型ショッピング店も次々と開店、交通量の多い位置にあります。このことから、宮城県公安委員会との意見交換など話し合いの機会は年何回行われているのでしょうか。流れはどのようになっていますか伺います。
 2点目に、高齢者に優しい防災対策についてです。
 昨日も同僚議員が防災対策について質問、昨日、また本日同僚議員が県民防災対策について質問しておりましたが、6月12日、昨日は県民防災の日になっております。29年前に起きた宮城県沖地震、私も体験をした1人です。下の子が5歳で、外に遊びに出ていてのことで、どんな思いをしているだろうと必死で探しにいきました。無事見つかりましたが、あの思いは身震いがします。また、宮城県沖地震で被害に遭い富谷町に移っていらした方も結構おられると聞いております。地震や災害はいつ起こるかわかりません。特に、最近は毎日のように地震がどこかで起きています。近い将来起きると言われています宮城県沖地震に備えて避難所を確保しなければなりません。とちの木のような地域はほかにもあると思いますが、今回はとちの木地域に絞ってお聞きします。
 富谷町の広域避難所で備蓄倉庫がある避難所が16カ所で、避難所は4カ所となっています。さて、とちの木地域ですが、避難所はあけの平小学校になっています。とちの木住宅は袋小路で国道4号に出る道しかありません。それに、あけの平小学校まで約3キロメートル、坂を下ったりのぼったりの道のりです。歩いて避難をしましょうと促していますが、小さいお子さんや高齢者は災害に遭っただけでもショックです。坂道を3キロメートルも歩く気力が、余力があるでしょうか。考えてみてください。それも、何か障害物があったりしたら到底無理ではないでしょうか。そのことを考えたとき、どこの行政区にも町内会館があります。その会館に備蓄倉庫を用意するべきです。阪神淡路大震災を体験した方々などの講演を聞きますと、災害が起きてから救援が入るのに2日から3日は見なければならないとどなたもおっしゃいます。そのことを考えたとき、とちの木会館を指定避難所にし、備蓄倉庫の設置をするべきと考えます。とちの木会館を指定避難所にすること、そして備蓄倉庫を設置することを求め伺います。
 また、とちの木地域は、先ほども述べましたが、袋小路状態で、国道4号にしか逃げ場がありません。いざというときにどうなるのでしょうか。あけの平団地に通じる道路か湯船寺に通じる道路の整備を求め伺います。また、穀田に通じる道路の整備が計画道路としてあったと思うのですが、経過を伺います。
 3点目に、選挙投票所への利便性についてです。
 年々選挙の投票率が低下しています。富谷町では11会場で実施されていますが、今ある行政区で11会場は少ないように思いますが、当局ではどのように考えているのでしょうか。また、あけの平公民館が投票所になっているとちの木地域は、高齢者の方々が不便だとの訴えがありました。そのことであけの平公民館投票所の投票率がほかの地域に比べて低いというのかどうかはわかりませんが、町長選挙では 44.69%と日吉台に次ぎ2番目に低くなっていますが、県議会議員の選挙では 38.03%と一番低くなっています。そこで取り組みについて伺います。
 1に、選挙の投票日はほとんどが日曜日に行われます。したがって、町民バスも運休となります。住民より訴えがあり、投票日当日は町民バスの運行で高齢者が投票しやすい環境にするべきと考えます。またとちの木地域になりますが、とちの木の地域はあけの平公民館まで投票に行くことになります。11会場ですから、とちの木地域のような環境で投票に行かれる行政区も少なくないと思います。とちの木会館に投票所の設置などの考えはいかがでしょうか。住民からの訴えもあり、取り組みを伺います。
 2に、選挙用掲示板ですが、とちの木になりますが、とちの木地域は団地に1カ所ありますが、約 360世帯のうち半分の世帯が対応の掲示板になっています。何年か前も取り上げたと思いますが、バブルがはじけてとまっていた工事も始まりました。早急に町内と相談の上設置するべきですが伺います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、伊豆田議員の質問にお答えを申し上げます。
 大きくは交通安全対策、防災、そして投票所ということで三つ、大分最後のご質問の議員でございますので、かぶるかと思います。その辺は割愛させていただきながら答弁をさせていただきます。
 ひより台と富ケ丘交差点、これは議員がおっしゃるとおりでございまして、本当に富谷のいわゆる基幹道路である4号線を横断する最も危険度の高いといいますか、そこにまた子供たちが横断するという、非常に私もこの立場になって、それこそ気の重い2カ所でございます。それぞれ富ケ丘の交差点は毎日、それこそ朝夕通っておりましたし、さらにまたココスができた、ジャスコの向かいにココス、そして黒川消防、ガソリンスタンドというあの交差点です。ココスができてからなお一層左折車、大清水から行って左折して泉に向かう、さらに富ケ丘から入ってきて右折して泉の方に向かうというあの様子、ここ2年ぐらいでしたか、あの状況になってからなお一層心配をしておったところでありますし、この立場になって一番、どこだと言われれば一番先にあそこが上がるのかというふうに思います。上桜木地区の子供が学区割の編成上、富ケ丘小学校に通学をしているというふうなことです。現状、これもご提言にあわせていろいろ調査確認をさせていただいていますけれども、現状上桜木からの児童が、小学生が富ケ丘小学校に43名通っております。去年たしかお聞きしたときはたしか21名か20何名とかというふうに聞きましたけれども、今年度4月以降43名です。非常に幸いなことに、選挙期間中もそうでありましたけれども、3月まで秋元さゆりさんという上桜木の方が朝、交通指導をしてくれていました。メモを持っていて、20数人のリストを持っていてみんなエンピツでチェックして、来たらその秋元さんは自宅に戻られる、そんなふうにして交差点を向こうの黒川消防の方に送り出して、朝やっていました。固まった時間に来れば本当に立つ時間は5分10分というようなこともあるんでしょうけれども、どちらにしても学校のある日、毎日欠かさず秋元さんが街頭指導していただいたのでございました。私も声をかけさせていただいた経緯がございまして、そしたらその2月の時点でしたから、ことし中で終わるんです、勤めが始まるのでことしで終わりますというふうなことをお聞きしまして、その先どうなるのかというふうに思っていたところでございます。今回、このご質問にあわせて現状は富ケ丘にお住まいの学校サポーターであります安藤武男さんがお一人で今同じようなことをやっていただいているというふうなことでございます。一人では大変人手が足りない。非常にご心配なのは、ボランティア、善意で立って子供のためにと善意で取り組んでいらっしゃるわけですけれども、万が一自分が立っていたところに子供と車の接触があって、けがをさせたらどうしましょうという思いもまた当然お持ちになるわけです。そのほかにも安藤さん以外にも何人かお手伝いをしたいというふうな方もいらっしゃるようなんですけれども、そのことを思うととても手が出せないというか足が出せないとこういうふうな現状もあるようでございまして、非常に心を傷めているところでございます。
 現状、スクランブル交差点の実情は宮城県内26カ所だそうです。歩車分離式信号とこういうふうに言うそうです。歩車分離式信号の種類ということでスクランブル方式、歩行者専用現示方式、右左折車両分離方式とこの3形態になっているということで、それぞれの実情のあわせてどれを採用するかというふうに決めているようでございます。歩車分離式の信号の導入につきましては、大和署初め関係機関と打ち合わせを行います。導入する種類を検討した上で、手続き上公安委員会に要望していくというふうになります。これから先は言わずと知れたということになるわけでございまして、要望活動は十分に必要度の高いところとして要望していきたいというふうに思うところでございます。
 富谷小学校も先ほど伊豆田議員さんがおっしゃったとおりです。ここは小学生に加えて中学生もというふうなことで 100名を優に超える人たちが朝、一丁目の方からこちらの方に横断をしているというふうなことです。
 安全柵の問題、これも非常に私もこの質問をお受けした際、あそこの小野の、宮床中の女生徒の事故を思い出しました。2年、3年ぐらい前になりますか、非常に不幸なことです。日吉台中学校に五、六十メートルの少女、女子中学生、1年生の子が学区の関係で宮床中に通学していたら、帰り道、10月、つるべ落としの10月の6時ごろだったと思いますけれども、歩道を自転車で走行していた折に、再現するのも大変気の毒でこれ以上言いませんけれども、車の間に挟まったというふうな事故で、自転車が車道側に転倒したんです。そのことをもってして亡くなられた、即死状態でしたというふうなことで、恐らく、それと非常に私もこの後注意深く見ておるわけでございますが、幸いなことにといいますか路側帯が多少なりとも4号線の場合は用意されているということと、小野に比べると歩道がきちっと整備されて、そしてまた広さもあるというふうなことで、現状よく認識をした上で機会を見てこの辺のところ、 700メートルです、とちの木入り口からあけの平北入り口まで 700メートルの区間、あるかないかと言えば大いに安全柵を設置するというふうなことの必要性は十分感じておりまして、必要に応じて国に要望してまいりたいというふうに思います。
 定期的な後援会等ということでございますが、定期的な後援会等の会議はありません。したがいまして、通常日常的に大和署です、成田交番です、富谷交番ですというふうなことで、警察の方とお会いする機会が結構あります。その折に私も総務課長も担当もというふうなことで逐次情報交換、やりとりをしてございますので、受けとめさせていただきたいというふうに思います。
 次、大きな二つ目、防災対策でございますけれども、まさにおっしゃるとおりとちの木の皆さんについては一時避難所というふうな位置づけてございます。備蓄倉庫を備えた広域避難場所にというふうな場合はあけ小か二中かというふうなことになります。この件については、今ご質問いただいた趣旨に沿って早速に備蓄倉庫の備えというふうなことも含めて検討させていただきたいと思います。
 とちの木の道路の袋小路、どのように位置づけされているのかちょっとわかりませんけれども、ループ状になって周回する形の道路というふうに認識してございます。そんな中で国道4号線が緊急輸送道路の一次路線ということで、最重要路線、あそこをもって大動脈とするとうふうな位置づけのようでございますので、そこをあけの平までとちの木の皆さんが通行するについてはいかがなものかというのはおっしゃるとおりだと思います。さらに、そして道路、穀田に通じる道路というふうなことでお話がありましたし、また、とちの木とあけの平の連檐といいますかそういった課題も近々見えてまいりますので、その辺のところも後顧憂いなく道路の、要するに高速道からのタッチです、 1.7キロメートルの4号線につなぐ道路が早ければここ二、三年というふうなことになるわけでございますので、道路ができたその後、ここに南北を行き来する通路があれば、道路があればというふうなことにならないように、先手を打って今計画準備をしているところでございます。穀田に通じる道路というのはちょっと幻の道路になっていそうでございます。ちょっと現実味が薄い道路、ある時期地図というか図面上には表示された経緯があるようでございますけれども、全体の整備計画からするとちょっとこの先、気の遠くなるようなことかなという感じでございます。
 次、大きな三つ目、投票所の件でございますが、利便性、町民バスは先ほどの課題とリンクしてということでこれ以上省略させていただきたいと思います。日曜日の投票と町民バスというふうなことです。そしてまた、とちの木会館の投票所というふうなことでありました。さらにまた、選挙用の掲示板というふうなこともございました。当然のことながら、政治に関心を寄せていただく、そのことが投票に向かってもらうということが我々、こういった立場に立つものの責務だろうというふうに思います。したがいまして、投票率向上のための啓発活動は従前以上にやっているんです。下どまりというか下げどまりがとまらないものですから、何とかなべ底を打って右肩上がりに上げていくにはと当然私も考えますし、担当の総務課職員、役場職員一丸となって考えているところではございますけれども、思うようにいっていないというのも現実でございます。しかし、投票立会人、数年前から公告をして募集しておりますけれども、大変な倍率でして、12.4倍というふうに物すごいんです、これだけはと言ったら失礼でございますけれども、これなどを見るとやはり二極化といいますか、本当に政治にというかこういったものにかかわりを持つということに思われる方と、何か全く切り離して我が道を行く二極化、二層化みたいな感じの印象を持つわけでございますけれども、そうも言っておられません。皆さんに極力ご関心をいただくことの取り組みを、私どものそうでございますし議員の皆さんともども進めてまいりたいというふうに思います。
 最後になりました。掲示板も私もこれを見たときに、「うん、とちの木にあの形状、地形の中で……」といろいろあるわけですから、1カ所、2カ所、3カ所でもいいのではないかと思うわけでございますが、何か決まりがあるんです。決まりがありまして、とちの木とあけの平の投票区は、とちの木、熊谷、あけの平1、2、3、そして大清水が対象になるということで、人の住んでいるところのみならず今言ったくくりのところの面積で決まる仕組みがあるようでございます。登録者は 5,000人ちょいなんです。さらに今言った面積が2.36平方キロメートル、私流に言うと 236ヘクタール、この区域だそうです。その区域は公職選挙法の施行令に決めてありまして、 5,000人以上1万人未満かつ4平方キロメートル未満のところは8カ所と決めているようです。したがって、あけの平投票区の中でとちの木に1カ所ということになるとあけの平のどこからか持ってきて全体として8カ所にしてくださいというそんな……、私もうんと思いますけれども、とりあえずの決まりはそのようになっているようでございます。4平方キロメートルを超えると9カ所とか、足し算が間違っているんじゃないのとまで言ったんでございますが、どうもちゃんと、さすがでございます、富谷の町域図にそれぞれ区分けをして、あけの平の投票区は2.36だというふうな表示で厳密にそれぞれの設置場所、設置数を決めているようでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) 14番伊豆田待子君。

14番(伊豆田待子君) ただいまの町長の話、非常にわかりやすく納得した部分もありました。今後、このひより台、富ケ丘ニュータウンの方は今後要望を出していくという答弁だったように受けとめましたが、ひより台の方もやはり、再度になりますがスクランブルで要望していくのでしょうか、お聞きいたします。
 このひより台交差点は現在、平成10年1月から開設になっています地下道、あそこを工事したときに次にひより台交差点を地下道にしましょうという計画があったんです。ところが、その後、工事中にとか工事が終わってからそこの地下道でのいろいろな事件がかなり多くあったんです、子供さんたちの。そういうことで、地下道はひより台交差点は地下道はつくらないというようになったという話も聞いております。再度になりますが、このひより台のスクランブルで要望していくのでしょうか、お聞きいたします。
 それから、とちの木からあけの平入り口までの安全柵の件ですが、もちろん、確かにあそこの歩道を広くとってあるということですが、車が事故というのは考えられない状況で起きます。ですから、国道から歩道の方に車が突然突っ込んできたとそういう場合に、幾ら歩道が広くてもやはり車というのはとまらないと思うんです。ですから、あそこに一つ、何かガードレールとか安全柵が一つあることによってワンクッションとまると、スピードも緩まるのではないか。その間に逃げられるということもあると考えます。その点から、この安全柵の方も、これは私も何度もこの場で訴えているところでございますが、ぜひこの点も要望していってほしいと思います。
 それから、次に防災対策の方ですが、指定避難所に一時避難所ということでありますが、指定避難所ということにできないものなのかという、やはり人口とかそういうのがあるんでしょうけれども、本当にとちの木地域は先ほどループ状になっている、国道4号線にしか出られないけれどもループ状と、もちろん2カ所国道4号に出るところはありますが、結局どこにも4号にしか出られない。私が富谷に引っ越してきたころは、湯船寺の方に行く道路ができるという話も聞いておりましたが、とちの木、私ももう20年近くこちらに越して20年近くになりますが、一向にほかに逃げる道路ができないのが現状であります。この点、何とかもう少し前向きな答弁をお願いしたいと思います。
 それから、投票所については先ほどのお話で非常にわかりました。この件については、また少し考えていただいて、この次の機会にまた答弁いただければと思っておりますので、以上よろしくお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、二つほど、スクランブルについては同様に富ケ丘とセットで要望するということを先ほど言ったつもりでございました。
 さらにまた、平成10年の富谷医院のところの地下道の件が出ましたけれども、本当に地下道があってこそ安全だと思うんですが、今度はそういうのを利用するとまた地下道での問題とかと、成田のアンダーパスをまた思い出すわけでございまして、本当に人間の安全をと思ってやると次の問題が起きるというようなことで、本当に駆け引き、綱引きではないんですけれども、なかなかバランスが難しいというふうなものの一つかというふうに思います。どちらにしても、地下道であれスクランブルであれ、安全に安心して大動脈の4号線を横断できるというそういったものが一番の大きなテーマではないかというふうに思います。
 さらにまた、安全柵ではなくて指定避難所、避難の件です。今再質問で求められたから言うわけではございません、一応前置きを言わせていただきますけれども、先ほどそういうつもりで言ったはずなんです。特別な団地の形状でございますので、ぜひ最優先で検討して、中で避難、そして1日2日ということも含めて他の指定避難所並みの施設として用意できないかどうか検討させていただきたいというふうに思います。
 安全柵の問題ですけれども、国はやはりあそこの車道と歩道の高低差は25センチメートルとっているんです。それをもってして、今伊豆田議員がおっしゃるのは車が車道に乗り上げることを想定されているようでございます。国交省の見解は直線でしょうというふうな、そしてまた25センチメートルに格上げをしていますと。ですから、そういう意味では車が道路に乗り上げることは想定しにくいということなんでしょうか。私は逆に宮床の件を見て自転車がすれちがったときとか並行して自転車がいたときに何かのバランスを崩して車道側の方に自転車が転倒しやしないかとこういうつなぎ方をしておったんでございますが、それをどう折り合わせたらいいのかちょっとわかりませんが、どちらにしても 700メートルの区間、あればあったかないかということとすればあった方が断然いいわけでございますので、車も防御できる自転車の転倒も防止できるというような両面の効果があるわけでございますので、その辺は強く認識をさせていただいて必要な折に要望させていただく、こんなふうな対応をさせていただきたいと思います。以上です。
○議長(渡邊俊一君) この際、3時10分まで休憩いたします。
 午後2時57分 休憩


 午後3時10分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 議案第7号 平成19年度富谷町一般会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これで一般質問を終了し、次、日程第3、議案第7号平成19年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(眞山巳千子君) それでは、補正予算に関する説明書の2ページをお開きいただきます。
 議案第7号平成19年度富谷町一般会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。
 第1条、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 9,141万 3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ79億 1,341万 3,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 8ページ、お願いいたします。
 初めに歳入です。
 14款2項国庫補助金 1,485万 8,000円を追加し、1億 2,708万 4,000円とするものでございます。1目3節の後期高齢者医療制度創設システム構築補助金でございまして、平成20年4月からの新たな医療制度のためのシステム開発のための補助金でございます。土木費国庫補助金につきましては、地方道路整備臨時交付金であけの平地区の歩道改良事業につきまして増額配分されたものでございます。教育費国庫補助金につきましては、幼稚園教育課題実践的調査研究事業補助金でございまして、今年度2年目の事業になります。今年度の研究テーマといたしましては自然体験を通した社会性をはぐくむ援助のあり方について研究をするものでございます。
 15款2項県補助金 806万 1,000円を追加いたしまして 7,958万 8,000円とするものでございます。1目1節の市町村総合振興補助金につきましては、乳幼児医療費市町村事務費がなくなったことによりまして減額がされたものでございます。教育費県補助金につきましては、1節の学校評価システム構築事業補助金で、これにつきまして2年目の事業で義務教育の質の保障に資する学校評価システム構築事業を行うものでございます。2節の放課後子供プラン推進事業費補助金につきましては、富ケ丘公民館と富谷中央公民館で子育て支援事業を行うものでございます。
 15款3項委託金6万 4,000円を追加いたしまして1億 1,256万円とするものでございます。商業統計調査委託金が交付決定されたものでございます。
 次のページ、お願いいたします。
 18款2項基金繰入金 6,593万円を追加いたしまして1億 2,076万 6,000円とするものでございます。財政調整基金から 6,593万円を繰り入れするものでございます。財源調整でございます。
 20款4項雑入 250万円を追加いたしまして2億 7,347万 8,000円とするものでございます。コミュニティ助成事業補助金でありまして、財団法人自治総合センターよりの交付決定でございます。
 続きまして歳出でございます。
 2款1項総務管理費 1,650万 7,000円を追加いたしまして9億 3,245万 1,000円とするものでございます。6目の企画費でございますが、歳入のところで一番最後に説明いたしましたコミュニティ助成事業補助金なんですけれども、日吉台一丁目町内会へ交付するものでございます。7目情報化推進費につきましては、12節の役務費でございますけれども、収納消込業務においてシステムのセットアップのための手数料でございます。委託料についての 1,383万 9,000円ですが、電子計算機保守点検業務につきましては電算室設置プリンターの保守点検です。総合行政システムソフト開発業務につきましては、乳幼児医療助成制度の改正に対応するためのものでございます。職員情報セキュリティ研修業務と職員のためのセキュリティの研修を行うためでございます。15節の工事請負費につきましては、庁内のLAN工事におきまして町長席に有線のLAN工事を行うものでございます。
 2款5項統計調査費6万 4,000円を追加いたしまして 140万 8,000円とするものでございます。統計調査費委託金の交付決定に伴いまして、こちらにつきまして歳出についても調整するものでございます。
 3款1項社会福祉費、次のページ、お願いいたします。
 120万 9,000円を追加いたしまして7億 8,109万 8,000円とするものでございます。前のページ、お戻りいただきます。
 1目の社会福祉費総務費の委託料ですが、行旅死亡人納骨委託料で引き取り者がいない死亡人の無縁墓地への納骨に係る費用でございます。医療費助成費につきましては国民健康保険への特別会計への繰出金でございます。
 次のページ、お願いいたします。
 保健福祉総合支援センター費でございますけれども、社団法人全国保健センター連合会より車の配分が決定されましたので、受けるに当たりまして町の負担分を計上するものでございます。
 3款2項児童福祉費69万 6,000円を追加いたしまして7億 8,820万 3,000円とするものでございます。保育所の備品購入費で、富ケ丘保育所におきまして食器消毒保管器を買いかえするものでございます。
 3款3項老人福祉費 3,526万 1,000円を追加いたしまして3億 200万 7,000円とするものでございます。後期高齢者医療制度創設準備費でありまして、13節委託料につきましては後期高齢者医療制度創設に伴うシステムを構築するものでございます。備品購入費につきましては、上記システムのハードウェアを購入するものでございます。
 6款1項農業費19万 6,000円を追加いたしまして 6,416万 9,000円とするものでございます。負担金補助及び交付金でありまして、ビニールハウスの設置申請があったために補助金を出すものでございます。
 8款2項道路橋梁費 1,449万 4,000円を追加いたしまして4億8万 4,000円とするものでございます。13節の委託料につきましては、町道沼田線の用地買収に伴う不動産鑑定を行うものでございます。工事請負費につきましては、あけの平地区歩道改良工事でございまして、地方道路整備臨時交付金歳入でございました。それが増額されたことによりまして整備区間を延長するものでございます。
 8款4項都市計画費 145万 1,000円を追加いたしまして3億 8,892万 6,000円とするものでございます。下水道事業特別会計への繰出金で、修繕工事を行うため繰り出しをするものでございます。
 9款1項消防費74万円を追加いたしまして4億 7,205万 8,000円とするものでございます。2目19節負担金につきましてですけれども、宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合員に対する負担金でありまして、政令の改正によりまして退職報償費負担金が増額になったものでございます。消防施設費の委託料につきましては、土地分筆登記業務委託でありまして、民地に設置されていました防火水槽の土地を町所有とするためでございます。
 10款1項教育総務費、次のページ、お願いいたします。
 761万 5,000円を追加いたしまして1億 2,962万 1,000円とするものでございます。前のページにお戻りいただきます。
 事務局費ですけれども、義務教育の質の保障に資する学校評価システム構築事業を行うもので、歳入で受けた額と同額を計上するものでございます。まず7節の賃金でございますが、評価作業、データ処理、データ分析、報告書作成のための賃金でございます。報償金につきましては運営委員会、外部評価委員会委員の報酬でございます。旅費の費用弁償につきましては各委員会の費用弁償でございます。需用費の印刷製本費につきましては報告書等の印刷でございます。
 次のページ、お願いいたします。
 外国青年招致費の中での役務費、通信運搬料なんですけれども、アパートの引き払いによる電化製品の廃品運搬料、それから手数料につきましては電化製品のリサイクル料でございます。
 10款2項小学校費 575万 5,000円を追加いたしまして2億 1,015万 6,000円とするものでございます。4節の共済費につきましては雇用保険でありまして、学校図書補助員の雇用保険です。7節の賃金、実習田耕作人夫賃につきましては成田小学校実習田の耕作人夫賃でございます。学校図書補助員につきまして 425万 9,000円、この議会の議決後、来週から富谷小学校に9月末まで1名、それから10月から3月までは全小学校にそれぞれ配置するものでございます。言葉の教室指導補助員につきましては、これまで県職員の指導員で対応していたものでございますけれども、その指導員が1名減になったため町が補充するものでございます。役務費の火災等保険料につきましては成田小学校校舎体育館の火災保険料です。7月5日までに払い込みをする分でございます。18節の備品購入費につきましては成田小学校の校長室の応接セットを購入するものでございます。
 10款4項幼稚園費 114万 4,000円を追加いたしまして1億 1,254万 5,000円とするものでございます。幼稚園教育課題実践的調査研究事業に要する経費で、歳入で受けた同額をこちらは計上いたしております。報償費につきましては指導員の講師謝礼でございます。11節の需用費印刷製本費につきましては調査研究の報告書を印刷するものでございます。備品購入費につきましては参考図書代でございます。
 10款5項社会教育費 530万 8,000円を追加いたしまして2億 5,357万 5,000円とするものでございます。1目の社会教育総務費 106万 1,000円のうち、報償費と需用費につきましては放課後子供プラン推進事業を行うものでございます。報償費についてはコーディネーター、学習アドバイザー、安全管理員の謝礼でございます。消耗品につきましては絵筆とかカラーシートとかそういった類を購入するものです。委託料の28万 5,000円につきましては町民歌を「とみやちょう」を「とみやまち」に修正するCDを作成するものでございます。5目の公民館費ですけれども、7節の賃金、これにつきましてはあけの平公民館におきまして児童クラブ入会者の増により指導員を増員するものでございます。工事請負費の 241万 5,000円につきまして中央公民館大ホール音響設備修繕工事、20年を経過しておりまして音響設備がハウリングを生じているような状況でございますので、機器を更新するものでございます。富ケ丘公民館電話機改修工事につきましては電話機同士で転送ができないという不都合がありますので、改修を行うものでございます。18節の備品購入費につきましては、公民館6館におります社会教育指導員のパソコン6台を購入するものでございます。償還金利子及び割引料につきましては過年度過誤納金還付金としまして雇用保険料を還付するものでございます。
 10款6項保健体育費97万 3,000円を追加いたしまして4億 4,679万 8,000円とするものでございます。給食センターにおきまして退職者分を補充するものでございます。以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。6番山路清一君。

6番(山路清一君) 10ページなんですけれども、10ページの企画費の中で 250万円、日吉台一丁目コミュニティ助成補助金、これをもうちょっと詳しくご説明のほどお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(中川弘美君) まず雑入で歳入を受けるものからご説明いたします。
 財団法人自治総合センターからの助成でございまして、自治宝くじの益金を利用したコミュニティ助成事業の助成でございます。日吉台一丁目町内会から町内会のコミュニティ活動用にということでこの制度を活用しての申請が昨年11月にございました。それを受けて財団法人の方に申請をいたしまして19年1月に内定をいただきまして本年4月2日付をもって確定の通知をいただいたことにより今回補正させていただくんですけれども、町内会のコミュニティ活動に使うものということで、大きいものですと印刷機とかあとはいろいろなコミュニティ事業ということでかなりの品目を準備いたしておりますけれども、すべて町内会の方で吟味していただいて 250万円、ちょっと超えるぐらいので申請をしていただいて決定が来たものでございます。

議長(渡邊俊一君) 議員の方々にお願いをいたします。初めての質疑の方もおられますので、改めてお話を申し上げます。
 まず、質問をなされる方は「議長」と大きな声の後に議席番号を示していただきたいと思います。お願いします。
 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 13ページでございますが、教育費、小学校管理費ですけれども、学校図書補助員というのが 425万円計上されております。それで、この内訳でございますけれども、何人という人数と、それから金額が1人当たりどれぐらいになるのかそのことと、それからいつから実施をして来年3月までなのか、その月数についてお伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡幸夫君) この学校図書補助員につきましては、富谷小学校で試行的に6月から9月まで実施をさせていただきます。その後、この成果を受けまして全小学校に10月から3月までの間、各学校に司書、図書補助員を全校に配置するこの経費でございます。人数につきましては全部で7名ということになります、7校ですので全校数で7名。(「答弁漏れがあります。1人当たりの人件費がどれぐらいなのか」の声あり)
 これにつきましては、 5.5時間の日当となります。単価につきまして 890円とこのようになりまして、富谷小学校で試行する期間、それにつきまして80日となります。また、今度全校、10月からやります全校での日数につきましては 120日を予定するものでございます。

議長(渡邊俊一君) 質問した内容とちょっと違う答弁なんです。

8番(菅原 傳君) これは正式な採用ではもちろんないわけなので、1人当たりにすると月何ぼぐらいの単価になっているのか、人件費、それを聞きたかったんです。

議長(渡邊俊一君) おおよそということでよろしいんですね。

教育総務課長(古跡幸夫君) 1日約 4,900円というふうなことでございます。

議長(渡邊俊一君) ほか、ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、11ページの後期高齢者医療制度創設システム構築業務委託ですけれども 3,097万 5,000円、委託料だけでかかるわけですが、これに対して国県支出金が 711万 4,000円、約 2,300万円が町の超過負担になるわけですが、この分はあとあと交付税で見られるとか何らかの措置がされるものなのかどうか、それが1点です。
 それから、歳入でいきますと8ページ、教育費県補助金で学校評価システム構築事業補助金 760万円入っておりまして、歳出では12ページの教育総務費の事務局費で賃金、報償金等で使われることとなっております。それで、この学校評価システムに関してですけれども、既に18年度自己評価についてのシステムが構築されまして、その報告書も出されております。これを見ますと評価の項目が70数項目ありまして、その一つ一つに成果と、それから課題、改善点等々が記述されるようになっております。この評価を行うためだけでも相当膨大な時間を要したのではないかというふうに思いますが、システムそのものの開発のための時間ももちろんですけれども、評価を行ったことについての時間というのも相当数かかっているはずで、この点についてどの程度の時間を要しているのかを伺います。
 それから、同じく学校評価に関してですけれども、この70数項目ある評価の中に今一番問題になっているいじめだとか不登校、こういうことに対処した時間、いわば目に見えない、結果もすぐにはあらわれない、こういう時間というのはどのように評価されて記述されているのかを伺います。
 同じくこの学校評価についての3点目ですけれども、この学校評価システムだけを取り除いて考えるわけにはいかない、安倍政権の目玉になっている教育改革の全体像の中の一つですので。そういう点から考えますと、学校の評価をしてこれを公表して学校選択の自由制というのも採用している自治体も出ているほどですから、そういう中で結果の出ていて過大校が生じたり、あるいは過少校が生じるといったようなこと、その行き着く先が今一番不安視されているのが公教育の破壊、解体というようなことまで言われています。こういう一連の極めて政治的なときの政権の政策のためのツールとしてこの学校評価制度があるのではないかというふうに思いますが、この点についてはどのように認識されているんでしょうか。
 それから、歳入で放課後子供プラン、8ページ、教育費県補助金に計上されております。ご説明では富ケ丘公民館、中央公民館で子育て支援事業を行うということでしたけれども、この放課後子供プランにつきましては実際に、いわゆる学童保育とそれから一般の公民館への自由来館の子供たちの活動、これを統合してやっていくと。富谷で言えばここの二つを統合してやっていくというのが政府が鳴り物入りで打ち出したものなわけですけれども、今回こういう形で51万 6,000円の歳入であったということは、これにとどまっている点はなぜなのか。この経過について伺いたいのと、あわせて一番心配されているのは放課後子供プランを推進する中で実質的に、いわゆる学童保育というのが手薄になるのではないかということが心配されるわけですけれども、その点については心配はないのかどうか伺いたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 答弁を求めます。初めに財政課長。

財政課長(眞山巳千子君) 後期高齢者のシステム開発に要するものでございますけれども、まず国県支出金のところでありまして、民生費国庫補助金で受けました 711万 4,000円、それから交付税で 460万円ほど算入される。合わせますと 1,170万円ほどが充当されるわけですけれども、 3,000万円のうち 1,100万円ですので、その差というのは一般財源で充当するということになります。

議長(渡邊俊一君) 次、教育総務課長。

教育総務課長(古跡幸夫君) まず、各校での評価に要した時間でございますけれども、これにつきましては既に指定を受ける以前に行ってきておりました評価でございまして、そうしたものを今回指定になりましてからは整理しながらその評価をさせていただきました。したがいまして、各学校によりましてその要した時間というのが異なってきているとこのように思っております。
 二つ目のいじめの項目でございますけれども、項目といたしましていじめの項目ということにつきましては表面化しないような方法で評価をさせていただきました。どのような方法かと申し上げますと健全育成のための指導のあり方、こうした項目で実施をさせていただいたところでございます。また、評価、公表してというふうな、ずっといきまして数字的なというような問題でございますけれども、こうした問題につきましてはこの評価の目的にございますようなことでの利用のされ方というようなことになりますので、私どもの方としましてはやはりこの学校評価の目的のあり方そのままでいきますと具体的な目標を設定しながら組織的、そして継続的な改善をするとか、そしていろいろと自己評価、外部評価、それを今度公表しながらさらに外部評価、公表して保護者、そして地域の住民の方、そして学校運営に対する理解とこう参加を促していくというふうなことで開かれた信頼された開かれた学校づくりとこういう推進を図るというような目的でございますので、そうした懸念は必要ではないのではないかとこのように思っております。

議長(渡邊俊一君) 次、生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 放課後子供プランの推進事業というものにつきまして、考え方としてはこの事業の中に二つ含まれております。一つは放課後児童健全育成事業、そしてもう一つが放課後子供教室推進事業というこの二つの事業でございます。児童クラブ、学童保育と言われているのが、前段お話申し上げた放課後児童健全育成事業、こちらの方になります。今回補正でお願いしてるのが、後段の放課後子供教室推進事業の方でございまして、いわゆる子供の居場所づくりの方でございます。過去17年、18年と2カ年でやってきていまして、今回19年度補正を組んでのお願いという形での予算計上となってございます。
 児童クラブの方の手薄にはなっていないのかというところでございますけれども、こちらの方は補助額については話によると国の枠を超えていろいろ団体の要求が多くなっているということから、若干補助額については減額になるだろうと言われておりますけれども、その分町持ち出しで今までどおり実施していきたいと考えております。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 後期高齢者医療制度創設システム構築業務につきましては、今後富谷町が持ち出しになるような準備のための事業というのはこのほかに何が予定されていて、どの程度かかる予定なのか伺います。
 それから、学校評価制度につきましては平成19年度は外部評価をやっていくわけですけれども、この外部評価はあくまでも自己評価が適正に行われているかどうかを評価するものだということでしたが、どういう方に評価のための委員をお願いするかは学校に任せられるということですから、そのこと一つをとっても評価というのは一律ではないということだと思うんです。評価する人の価値観や立場等々が丸々違う方が各学校ごとに配置されるということになるわけですから、こういう評価をすること自体余り意味がないのではないかと思いますが、どうでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 町民課長。

町民課長(千葉美智子君) 電算システム関係につきましては、資格関連システムであったり賦課徴収関連システムであったり、あるいは給付関連システムであったり、外字関連システムであったりというようなことで今回準備に入るものでございます。それで、今後当初予算にもありますけれども、事務費の負担金とかその辺のところで見積もっているところでございます。あと、これから保険料徴収というか条例とか決まってまいりますので何かあるかとは思いますが、今のところ当初予算のとおりでございます。

議長(渡邊俊一君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) もう少し詳しくご説明申し上げます。自己評価の実施公表の努力義務というのが文部科学省の政令で決まりまして、小学校設置基準、中学校設置基準によって大分前に決まっていた。各学校でその自己評価については随分前から取り組んでいました。今度の補助事業ということで18年度にそれを町として共通理解、それから価値観を共有しようということで運営委員会を組織して指導を受けながら、あるいは試行錯誤しながらここの分は町として共通にしよう、そしてあと学校独自に特色あるものをつくっていこうということで自己評価を1年やりました。そして、1年の後半になりまして外部評価をどのように取り入れるかという準備を進めてまいりました。その外部評価の委員としまして今まで学校評議委員をお願いしていたんですけれども、いろいろな観点からPTA、それから地域の代表の方、あるいは関係団体、例えばスポーツ少年団とかいろいろな地域に、その学校に理解の深い方等々をお願いしたらいいのではないかという今のところの構想です。ということで、外部評価に19年度は力を入れてまいりたいというふうに考えています。
 評価には教員評価と自己評価と外部評価と、それからもう一つ第三者評価というのがあるんです。私たちが受け持っているのは自己評価と外部評価、この2点ということで、私の、富谷町では「まなびのまち」とみやをスローガンとして「確かめよう」を合言葉に頑張っております。地域とともに育つ学校を目指すということで、地域とともに育つ学校はどうあったらいいかということで外部評価を有効に活用していきたいというふうに考えています。
 もう一言、心の合言葉として地域のみんなと子供たちと先生たちとの触れあいの中で励まし合って律しあって暖めあっていつも一緒にともに育つふるさとのまなびやをその思い、この思い、つくりの広い心で確かめよう、これを心の合言葉として頑張っていきたいと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 学校評価制度の問題ですけれども、先ほどの教育総務課長の答弁でしたが、外部評価、自己評価によって理解と参加を広げる開かれた学校をつくっていくといった趣旨のご答弁でしたけれども、現実には富谷町の学校で昨日の一般質問でもスクールカウンセラー、それはもう相談しやすいから相談がたくさんあるというお話もありましたが、かなりの子供たちがスクールカウンセラーに相談をしている、その件数も大変多い。それから、一部親御さんの話、訴えでは学校でいじめがあるということを子供の話からわかっていても、それを学校に言っても親たちにそういう事実はなかなか知らせてくれない、親に相談をかけてもらえないという声も聞かれています。やはり、専門家による外部評価も大事でしょうけれども、それ自体、仮に外部評価を政治的背景抜きにして自己評価、外部評価だけを取り出して考えればそれはそれなりに意味があるかもしれませんが、これまでも蓄積してきた話し合いによってそれぞれの学校で自分たちを評価し改善をしていくということで何ら不足はないはずです。そして、大事なのは、やはり親たちを、そして子供を主体とした学校づくりということ、このことにこそ重点が置かれるべきであって、今現実に親たちに何の事実も示されない、いじめがあっても隠される、こういうことがある中でどうして開かれた学校、それから理解と参加というのが可能になるのか、このことを伺います。

議長(渡邊俊一君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡幸夫君) ただいま質問いただいている件でございますけれども、全くおっしゃるとおりだと思います。今しております外部評価の最終的な仕組みづくりの中ではいろいろなアンケート方式によりまして親御さん、そして子供さん、児童生徒、そうした方々にいろいろな項目でのやりとりをしながら学校生活面での困っていることとかそうしたことまでを全部評価委員の方々に作成していただきましたプログラムによって調査をし、それを評価を加えて、そして改善すべきところは改善するというふうな方向に持っていくということでございますし、そのでき上がりました結果につきましてはすべて公表され、そしてさらに不十分な点については改善を加え、その次にはまたそれを評価を加えながらよりよい方向に進めていくというようなやり方でございますので、全く今永野議員が申されていることとは違わない方向に進んでいく、そういう学校評価であるとこのように思っております。

議長(渡邊俊一君) 2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) 私、新人のためにいろいろとご迷惑をかけているようですけれども、何分にも青森県の八戸という南部の出どころがあるところですので、なかなかタイミングがあいませんで、ようやくタイミングがあいました。
 今永野議員からも言われたところがかなり重複しているし、初めて見させていただいた予算書ですので、なかなかどういうふうに見たらいいのかわからなかったわけですが、一つ放課後プランですが、これは以前に猪口少子化対策大臣、坂口厚生大臣、それから小坂文部大臣、この3者で出されてきた放課後プランということになっております。これについてはすばらしい提案だというふうに思いますが、どうしても富谷で実施してきました学童保育との関係というのがどういうふうにつながっていくのかというのがやはり大きな心配だろうというふうに思います。長年時間をかけてきますと、これは文科省が主導するんだという内容になっているわけです。文科省がこれは実施していくんだということになりますと、今回小学校2校指定されましたが、それぞれの学校の体制というかその辺がどのようになっているのか、ちょっと。それで十分なのかどうかというのが心配になります。
 あと、10ページの職員の情報セキュリティ研修業務というのがあるわけですけれども、これは大変大切なことでありまして、過日発表されました何かではお隣の大和町かどこかがかなりのランク上でセキュリティに関して行っているわけですが、これはどの程度の経費で行われているのか。
 あと、その次の15なんですが、庁内無線LAN工事というのがあるわけですけれども、ちょっと聞き漏らして申しわけないんですが、これは町長室と聞いたような気がしたんですが、これはそういうことなのかどうかちょっともう一度教えていただきたいというふうに思います。
 あと、14ページですが、これも町民歌のCD作業委託業務とございますが、こんなに予算がかかるという中身がちょっと本当かなというのが疑問に感じました。
 もう一つ、その次の工事請負費、公民館の電話改修工事というのがありますが、これはどういう電話でどういうふうにするのか。私、勉強不足で大変申しわけないんですが、この庁内の電話は今どういうふうになっているんでしょうか。例えば、IP電話になっているのか、そういうもので行われているということになれば何もこんなにかからないわけで、そういうものになっているのかどうか。こういう全体的な改修工事は幾らかかるかちょっとわかりませんが、ホールとの間で両方の予算で出ていますのではっきりしませんが、そういうものを今回読ませていただいて、もう一つ、なかなか読みにくいというのがありますので、今後一生懸命勉強したいと思います。そういうことで、ひとつお願いいたします。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) まず、子供プランでございますけれども、これは基本的には小学校区において放課後に小学校の余裕教室等を活用してという文言が入っておりますけれども、最後には今まで実施してきている公民館の実施も可能だというところで、今回の放課後子供教室推進事業につきましては、先ほど説明したとおり中央公民館と、それから富ケ丘公民館の会場に居場所づくりをしていくというところでございます。
 それから、CDの作成につきましては、詳細を持ってきておりませんけれども、詳しくは大清水にお住まいの高橋泉さん、音楽家がいらっしゃいますけれども、その方にお願いをして歌うのは、その合唱団は町内の小学生、各校3名を基本的にお願いしています。それから、泉さんが教室を持たれておりますのでその教室の子供さんたちと、それから東向陽台地区にマリンミュージックという全国童謡コンクールにも出場されている団体ですけれども、こちらの小学生中学生合わせて7名を加えて大体40名程度で歌っていただく。それを小学校を利用して録音していただくという形で進める費用と、CD 200枚をつくって町内会、あるいは老人クラブ等々でも歌われていますので、そういった団体にも広く配付していくということで 200枚つくる予定の予算でございます。
 それから、電話の件につきましては富ケ丘が昔出張所と公民館と分かれて執務しておったときに、それぞれの電話が回線になっていたんです。今では一つの事務所ということで、玄関を入って右手の方に事務所がありますけれども、それに出張所と公民館が併用されております。電話が出張所にかかった分を公民館に回せない、そういうシステムのものを、やはり同じ事務所にいるのであれば「はい、電話ですよ、とってください」というところで、いつでもどこでもとりあえるそういう電話にしたいということの費用が大体94、5万円の予算でございます。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(中川弘美君) 職員情報セキュリティ研修業務でございます。予算書上、委託料と工事請負費につきましては入札前ということで個々の事業費については表示しないことでやっております。このセキュリティ研修事業につきましては、この委託料の半分以上が予定されております。今職員1人1台のパソコンを持っている時代でございますし、漏洩事件が各地で起きております。その漏洩を防止するためにセキュリティポリシー、富谷町としても平成15年12月に策定しておりますし、また地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドラインということで国の方でも定めておりますので、それらに基づいた研修を全職員に対して実施する予定でございます。
 まず一つが、個人情報の保護講座ということで全職員対象、あと情報セキュリティの講座ということで、これも全職員対象に、今年度後半で行ってまいりたいと思います。管理職、補佐職を対象にさらに中級の情報セキュリティ講座ということで実施していく予定でおります。
 次の工事請負費の庁内LAN工事につきましては、町長の机のところ、LANの設備がなかったものですから、今無線を飛ばしてやっている状態なのでLANを接続して町長のパソコンを常に庁内LANで結べるようにというような工事でございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。1番小泉 光君。

1番(小泉 光君) 数点質問をさせてください。
 10ページの、7番小川議員とちょっとかぶった質問しようと思っていたんですが、今の総務課長の話で、この 1,383万 9,000円の中身に関してはちょっと勘弁してくれということでしたので、ここは省略させていただきたいと思います。
 次に11ページ、民生費の備品購入費で 428万 6,000円とありますが、これは一体何を買うつもりなんでしょうか、教えてください。
 それから、ちょっと小川議員からも同様の質問が出ましたが、14ページの公民館費の工事請負費 241万 5,000円、電話で約95万円ということは、残りを差っ引くと約 150万円ぐらいが音響設備の改修工事だということになります。大変立派な音響設備、たまげております。それから、その下93万 1,000円、PC6台でありますが、これも非常に高規格、高性能のパソコンだなと思っておりますので、ご説明をいただければと思います。以上です。

議長(渡邊俊一君) 町民課長。

町民課長(千葉美智子君) これにつきましては、後期高齢者関係で、先ほど申しましたようなことを広域連合と結ぶためのハードの部分、パソコン等を購入するものでございます。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) パソコンでございますけれども、公民館に社会教育指導員が1人ずつ配置しまして6名分ということでございます。1台当たり15万円程度という、ノートパソコンの予定でおります。
 あとは、中央公民館の大ホールの音響設備でございます。従来のものがハウリングを起こして聞きとりにくくなっているというところでミキシング、それからパワーアンプ、スピーカーも含めて交換をするものでございます。

議長(渡邊俊一君) 1番小泉 光君。

1番(小泉 光君) 14ページの説明に関してはやや納得ができましたが、先ほどの町民課長からのPC等で 400万円ですという説明だけでは少し納得ができません。現在デスクトップ型のパソコンだと10万円を切るぐらいで買えてしまう。40台も買うんですかというようなイメージで受けとめられますので、もう少し詳しく答弁をお願いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 町民課長。

町民課長(千葉美智子君) 大変申しわけないんですけれども、今内容の詳細を持ってきていませんでしたので、後でよろしければ説明させていただきたいと思います。(「はい、よろしくお願いします」の声あり)

議長(渡邊俊一君) 12番高橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) 10ページの3款民生費第1項社会福祉費の1目社会福祉総務費の13節で委託料、行旅死亡人納骨委託料ということで1人ということで説明を受けましたが、これの今までの実績ってこういう人が亡くなったということの実績は余りあれではないですが、これはそういうようなのの内容と、これは明治の法律だと思うんです。明治32年の法律93号の法律で旅人、行旅、病人、それから行旅死亡人の取扱規則というものから流れているのだと思うんですが、そして当然県には県でこれに基づいて昭和32年に規則をつくってあるはずで、そしてまたこれに関しては知事経由でそのお金を請求するとか、それからそういうものになっておりますので、当然町もそれに取扱規則というものがなければ今言ったものが執行できない、当然請求もできない、それから請求書の書き方とか、また1人が亡くなっているということでも旅人ですから逆に言えば行旅人ですから、いろいろな携帯品も持っているはずです。それから、そういうような面のその上ではその扱い方だとか、それからどういうような、逆に言えば亡くなった方が一応公表といいますか、だれなのかということも全部するような法律になっているはずです。私も逆に言えばここは先ほども交通量が多いからみんな通り抜けていくと、ここのところで逆に言えば 49.13平方キロメートルしかないところで旅人が亡くなってと。それからまた病人が出たとかそういう面のケース、初めて富谷で聞くもので、そういうものの扱い方、またこれも社会福祉事務所とかそういうのも関連していると思うんですが、そういう面に関して実際の実績といいますか、実績だとか内容、そういうものに関しては請求内容だとかそういうものに関して教えていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) 今回の委託料1人につきましては、今・橋議員さんがおっしゃられた方法によりまして身元の確認をするために新聞広告をし、すべてそういう法で定められた手続をしておりますけれども、この方、平成14年2月に石積トンネルの富谷部の出口のところで亡くなった方で、14年2月に新聞広告をいたしましたけれども身元がわからず、その当時きちんと威徳寺の和尚さんに葬儀、火葬手続等々もすべて終えて威徳寺の方に5年も納骨のまま保管されているというようなことがありまして、預かっている威徳寺のご住職さまの方からもいつまでもというようなことではなく、そういう方々も町として基準を設けながらきちんとして葬ってあげたらいかがですかというようなことで、今回予算をつけましたらそういう墓地の方に納めていただこうというようなことでの予算でございます。これまで2件ほどありましたけれども、1件については新聞広告により身元がはっきりされ、そのお骨については引き取りに来たというようなことがございましたけれども、この方、全くわからないということで、5年も経過したというようなことできちんと無縁仏の方に納骨するというものでございます。

議長(渡邊俊一君) 12番・橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) その説明に関してはわかりましたが、この1万円という金額、この1万円というのは、これは私の知っている範囲ではいろいろな生活保護法とかそういうようないろいろな規定の中で決められていく、納骨だから1万円だとかそういうような一応基準があったと記憶してあるんですが、そういう面と、あともう一つ、今度は行旅人の病人とか死亡人とかというその上に今度は立っては仙台市やなにかは逆に言えば旅人というか行旅人が財布を落とした、お金がないとそういう場合に貸し付けという制度を設けておりますが、各こちらではどういうような規則、またどういうような対応をしているのか。ついでと言っては大変失礼ですが、そのようなこともちょっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) 今の後からの分については現在の補正予算と関係ないものですから、最初の質問だけに答弁をさせていただきたいと思います。保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) 火葬、あとお骨までのお寺の方にお願いする埋葬料につきましては生活保護費の中できちんとその死亡があったとき、発生した一番近い議会で補正予算をしながら手当てをしているところでございます。今回の1万円につきましては、威徳寺の和尚さんと私のお話の中で1万円ぐらいの御布施というか、そういうことでお願いをしますという額でございます。ご理解いただけると思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) 14ページの委託料の町民歌CD作成の件であります。これは、町民の方が欲しい場合は有料なりなにかで分けていただけるのでしょうか。あともう一つ、この歌はホームページで流すようなことは考えているんでしょうか。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) 先ほども説明しましたけれども、団体には配付しますというところで、一般向けというところではちょっと考えてはおりません。あと、ホームページでということになると、いろいろ今から研究したいというふうに思います。

議長(渡邊俊一君) 13番安住稔幸君。

13番(安住稔幸君) ぜひとも一般の方、町民の方も欲しい場合は、有料でも結構ですが分けていただけるようにご検討をお願いいたします。以上です。

議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤信夫君) この予算どりの中で若干は余裕は、何枚かはあるんですけれども、一般に募集すれば相当の枚数が出てくれば改めてそのつくり、枚数をふやす予算どりはしなければいけないということになります。なので、十分検討させていただきたいと思います。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。18番相澤武雄君。

18番(相澤武雄君) 12ページの道路改良費でありますが、この今回 1,400万円というあけの平地区の歩道改良工事で出ているようであります。この項目につきましては、過般の予算委員会で19年度の予算の際に1億 910万円か何かで3工事、町道線、それから大童今泉線ですか、あとあけの平の歩道工事ということで、絡めた合算のあれで出ておったようでありますが、今回このようにあけの平地区の歩道工事に限り 1,400万円という単品で出ております。これは分母が我々はわからないのに 1,400万円の補正を理解しろと言われてもなかなか難しい部分もあるところでございます。今、事業の性質上何年かぐらい前からはこの工事の区分けの単価は出さないようであります。それの理解はしておるわけでありますが、そこの中で 1,400万円の補正が出たということはどのような理由が発生したのか、ひとつお聞きしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

都市整備課長(相澤正幸君) このあけの平の歩道改良工事につきましては国庫補助対象工事でありまして、概算要望をした際に多く増額して要望しておりました。そのとおりに補助が参りましたので増額するものでありまして、延長は当初 570メートル予定しておったんですが、今回の増額によりまして 968メートルということの施工ができることとなったものでございます。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。17番浅野幹雄君。

17番(浅野幹雄君) 今回の第1号補正予算、大変私楽しみに待っていた経緯がございます。と申しますのは、3月議会の特別委員会において宿題といいますかそういった部分で質問した経緯がございます。そういった意味で議会費の補正、3名×7万円で21万円の増額補正があるのかなというふうに大変楽しみにしておりました。それは、3月14日の今年度の一般会計予算の審議の折にこのような質問をしております。常任委員会の視察に事務局職員の随行の復活についてお願いしたいという質問をいたしました。その中の答弁では、「研修、泊まりを伴うご苦労の話もよくわかることでありまして、そんなに1年も2年もとは申し上げませんので、6月の議会が予定されておるようでございます。その辺を目安にお時間をいただきたい。」という答弁がございました。「あと、予算等の絡みは私もまだ不勉強でわかりませんので、その辺は担当課と相談の上でどのように推移するかお示しをしたい。」という答弁がございまして、6月の今回の補正で随行の予算がついたのかなというふうに思っておったわけでございます。しかも、6月の議会という明記がございましたので、これは説明責任が町長にあるのではないかというふうに思っております。5月8日に各常任委員会の委員会構成、委員長副委員長も決まりまして、昨日は各常任委員会の1年間の予定を立てたようでございまして、まず改選後の宿泊つきの研修は9月議会終了後というそういった部分がございまして、今回も3常任委員会そのように決定したようでございますので、この辺の予算審査特別委員会での町長の6月あたりまで検討したいという中身をどのように進めておったのか。そして、9月までの第3回の定例会にどのような提案をされるのかお聞きしたいと思います。
 それから、もう一つです。13ページの学校図書補助員でございますけれども、これは若生英俊新町長の超目玉であるというふうに私も歓迎した次第でございますが、町長の今までの答弁では子供が好きな人であればどなたでも結構ですというような答弁がございました。せっかくのこういった補助員、司書の配置でございますから、ことし予定されている7名の中に有資格者が何人いるのか。また、ゼロであれば今後、将来有資格者に切りかえていくような準備があるのかどうか伺います。

議長(渡邊俊一君) 最初の質問でありますけれども、補正予算に関する内容とは多少かけ離れていると思われます。しかし、若生町長が3月議会のそういうようなお話をしていたという一つの流れがありますので、改めて若生町長から答弁をお願いをいたしたいと存じます。若生町長。

町長(若生英俊君) ただいまの視察研修の折にはというふうなことで、今浅野議員がおっしゃったとおりでございまして、6月の議会を目安にというふうなことで発言も今議事録で見ております。あの後担当課と早速に一、二回打ち合わせして、現状、この先というふうなことでたしかやりとりしたように思いました。補正予算の組み方というようなものの流れが十分でない中できょうを迎えてしまったこと、大変おわびを申し上げたいと思います。次回、9月までということで、担当課の方に返す、押しつけるわけではございませんけれども、十分この趣旨に沿って次回提案することも含めて、9月にお示しできるかというふうに思います。
 もう一つは、図書室の専任職員というふうなことなんですけれども、10月からの方々はまだ白紙でございまして、3月に答弁した趣旨で広報公募、そして選抜というふうな手順で進めてまいりたい。当然お認めをいただいて、そして9月までそれこそ試行というふうな形で取り組みますので、その状況によってはまたずれたり何なりと、どの程度の人が集まるのやらというようなことも含めて、広くこういう制度があってぜひ子供好きな人にその道を当たっていただきたい。当初 5.5時間× 890円×月20日というふうなことで非常にささやかなスタートのようにも見えますけれども、まさに小さく産んで大きく育てるとこんな構えで育てていきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありますか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。まず、原案に反対の発言を許します。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は平成19年度富谷町一般会計補正予算案に反対をいたします。
 この補正予算には学校評価制度のシステム構築事業のための予算が計上されておりますが、学校評価制度は教育再生会議の提言に基づいて安倍内閣が国策として、いわゆる教育改革を推進するその手段として位置づけられているもので、教育バウチャー制度の導入や学習指導要領の見直し、改悪された教育基本法に基づく教育振興計画の策定などと一体のものであるということは否めません。18年度に行われた富谷町の学校評価システムづくりの取り組みをまとめた報告書を見ますと、学校運営や教育過程、課外教育について70以上のこと細かな項目が設定され、一つ一つについてA十分に達している、Bおおむね達している、Cやや課題がある、D改善すべき課題があるなどという評価が記載されております。まさに学校の成績表になっております。しかも、この評価を行うだけでも膨大な時間がかかる、これは何回もの討議を経てそれなりの時間を使っての評価ということになりますので、膨大な時間を費やしているということは想像に固くありません。今年度はさらに外部評価を行うためのシステムづくりを行うわけで、学校は内からと外からの評価にさらされることになります。問題は、これで果たして現在子供たちが直面しているいじめや不登校などの深刻な事態に正面から向き合うことができるのか、解決の力になるのかという点です。むしろ、外部の評価を気にして事実を公表しない、教師の忙しさに拍車がかかる、そして子供と向き合う時間が減る、目先の成果ばかりに目が向いてしまうなどという事態がふえることが懸念されます。
 今子供と教育が抱えている深刻な事態を解決するどころか逆行するのではないか疑問はぬぐえません。今行政がやるべき課題は教師がじっくりと子供たちと向き合える時間を保障すること、少人数学級の全面実施などどの子にも行き届いた教育の条件を保障するなど、こういうことにこそあるのではないか。このことを強調して反対討論といたします。

議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成の発言を許します。12番・橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) 私は平成19年度富谷町一般会計補正予算(第1号)に賛成いたすものです。額は 9,141万 3,000円を歳入し、それを執行するということの内容です。
 今反対の討論の内容に関しましては、私は全くの反対でございます。やはり教育というものは学校、地域、そして教師とその3者が十二分に子供のことを考え、そして知っていくというようなことで、今特に地域というものが、また外部、そういうもののところからも見るという先ほどのご説明、私は十二分に納得するものであります。そういう観点から学校の、それこそ若生町長が言うように日本一の学校の施設と学校環境というようなところに、非常に教育長初めまっしぐらに進んでいる姿に見受けられます。そういう面からに関して、反対の討論に関しては私は真っ向からの賛成ということに相なります。
 それから、一番ここの中で使われているお金、これはいろいろなケースから国庫の支出金、それから県、そしてまたそういうような内容から構成されているということから、またその必要性を加味し、一番においては平成20年開始の後期高齢者医療制度の準備ということでシステムの構築の業務委託、これも高齢者の生活支援に伴う適正かつ円滑な医療費のためのものであります。ですので、その補助金に関しても十二分に国も補助している内容でございます。
 それから、二つ目には情報化の推進ということでこれは 1,400万 7,000円ということで、このことにつきましても町民生活の利便性というものを高めるという大きな目的、そして考慮した高度情報機能の整備充実というようなことにつながると思います。また、手前どもの方の道路の改良費、あけの平地区の歩道の。これも優しいマルファでありまして、非常にこれも歓迎するところでございます。これにおかれましても 1,449万 4,000円ということで、国庫補助が 660万円というようなことになっております。また、教育費の学校評価システムというようなことで出ましたが、これに関してもそういう教育費の県の補助金、こういうものの活用。それから最後になりますが、町長の目玉、学校図書の補助ということでこういうような内容で非常に前向きな一般会計の補正予算ということで、今反対者が述べられた事に関しては真っ向から私はそれに関しては反対するものであって、この予算案に対して賛成をいたすものです。以上です。

議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第7号平成19年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、議案第7号平成19年度富谷町一般会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
 ここでお諮りをいたします。
 あす14日は議案調査などのため休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、明日14日を休会とすることに決定いたしました。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 どうも、ご苦労さまでございました。
    午後4時29分 散会

平成19年第2回定例会議事録(第3号)

平成19年 第2回富谷町議会定例会会議録第3号

平成19年6月15日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 小泉光君2番 小川昌義君
  • 3番 土樋輪康雄君4番 細谷禮二君
  • 5番 佐藤克彦君6番 山路清一君
  • 7番 相澤榮君8番 菅原傳君
  • 9番 今 村 寿君 10番 市川壽藏君
  • 11番 磯前武君 12番 高橋敏夫君
  • 13番 安住稔幸君 14番 伊豆田待子君
  • 15番 佐藤聖子君 16番 永野久子君
  • 17番 浅野幹雄君 18番 相澤武雄君
  • 19番 千葉達君 20番 渡邊俊一君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 小松繁夫君
  • 都市整備課長 相澤正幸君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 小松繁夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 磯部利彦
  • 次長 橘川栄

      議事日程 第3号
  平成19年6月15日(金曜日) 午後1時00分 開議
   第 1 会議録署名議員の指名
   第 2 議案第 1号 職員の給与に関する条例の一部改正について
   第 3 議案第 2号 富谷町交通安全指導員条例の一部改正について
   第 4 議案第 3号 政治倫理の確立のための富谷町長の資産等の公開に関する条例の一部改正について
   第 5 議案第 4号 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について
   第 6 議案第 5号 富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について
   第 7 議案第 6号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について
   第 8 議案第 8号 平成19年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
   第 9 議案第 9号 平成19年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
   第10 議案第10号 平成19年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
   第11 議案第13号 宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について
   第12 議案第14号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について
   第13 議案第15号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について
   第14 議案第11号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
   第15 議案第12号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
   第16 諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
   第17        富谷町農業委員会委員の推薦について
   第18 請願第 1号 富谷町道石積全線並びに堂ケ沢線の歩道設置に関する請願書
   第19 発議第 9号 公共工事における建設労働者の適正な労働諸条件の確保を求める意見書について
   第20 発議第10号 最低賃金の水準引き上げを求める意見書について
   第21        閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり     午後1時00分 開議

議長(渡邊俊一君) 皆さんご苦労さまでございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
 なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、10番市川壽藏君、11番磯前 武君、12番高橋敏夫君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第1号 職員の給与に関する条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第1号職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川弘美君) それでは、議案第1号職員の給与に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案理由は、通勤手当の見直しに伴い、所要の改正を行うものでございます。
限度額3万 3,000円を2万 4,500円に改めまして、対象と、それから交通用具を整理したものでございます。
細部につきましては規則で定めておりますために、本条例改正後、7月1日施行に向けて規則の改正を予定しているものでございます。
 この給与の改正の関係は、第11条の4第2項第2号中「自動車等のうち規則で定めるものを使用する職員にあっては3万 3,000円を、その他の職員にあっては」というところを削るもので、一本化したということになります。最高限度が2万 4,500円とするものでございます。
 附則といたしましては、19年7月1日から条例を施行するものでございます。
 以上です。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) ちょっと詳しくよくわかりませんので質問を申し上げますが、「自動車等のうち規則で定めるものを使用する職員にあっては3万 3,000円」とありますけれども、これはどういう車を使った場合にこの支給になっているのか、内訳をちょっと伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(中川弘美君) 規則で交通用具を分けておりまして、一つが自動車、電動機付自転車、その他の原動機つきの交通用具ということになっておりました。もう一つがですね、自転車、そり、スキー及び舟艇、ただし、原動機つきのものを除くということで、この二つに分けた今までは取り扱いをしておりましたけれども、規則の改正をこれから行いまして、「そり、スキー及び舟艇」の部分を削りまして、「自転車」を「自動車その他の交通用具」のところに含め、一本化するものでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号職員の給与に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第1号職員の給与に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第2号 富谷町交通安全指導員条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第2号富谷町交通安全指導員条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川弘美君) それでは、議案第2号富谷町交通安全指導員条例改正についてご説明申し上げます。
 提案理由は、交通安全指導員の人員を確保するために、年齢要件を緩和するものでございます。
 現在、定数21に対し17名ということで、何とか4名補充したいと思っておりましたが、年齢の要件が今60歳までとなっておりますので、それを65歳に改正をさせていただこうとするものでございます。
 条例の公布は、公布の日から施行ということでお願いをいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。12番高橋敏夫君。

12番(高橋敏夫君) ただいまの説明がありましたように、人員の確保というようなことが大きな理由だそうですが、条文の中でですね、「町長が特に認めた場合、この限りではない」ということで、例えば今60歳だといった場合に、そういうふうなことで町長の権限でも61歳とか62歳だった。あと、健康のね、何かそういうものがあればという意味もとれるのかなと思ったもので質問させていただきました。

議長(渡邊俊一君) 総務課長。

総務課長(中川弘美君) 今、議員おっしゃるとおり、現行で60歳未満の者。ただし、町長が特に認めた場合は、この限りではない」ということで、そういう取り扱いはしておりますけれども、一、二歳ぐらいというふうなところで見ておりまして、条例できちっと65歳というふうにうたった方が、募集するにもしやすい、声がけするにもしやすいということ、また、近隣の市町村の状況も調べまして、大半が65歳までとしておりましたので、今回、条例の改正をお願いするものでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町交通安全指導員条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号富谷町交通安全指導員条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
 なお、議員並びに執行部の皆様方にお諮りをいたしたいと存じます。
 大分きょうも蒸し暑いような状況でありますので、上着を脱いで審議をなされても結構だと思いますので、よろしくお願いいたします。

日程第4 議案第3号 政治倫理の確立のための富谷町長の資産等の公開に関する条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第3号政治倫理の確立のための富谷町長の資産等の公開に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川弘美君) それでは、議案第3号政治倫理の確立のための富谷町長の資産等の公開に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案理由は、今般の郵便貯金法の廃止及び証券取引法の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
 改正内容は新旧対照表にお示ししておりますけれども、まず、第2条の第1項第4号中「,貯金(普通預金を除く。)及び郵便貯金(通常郵便貯金を除く。)」とありますのを、「及び貯金(普通貯金を除く。)」に改め、また、「,貯金及び郵便貯金」とございますのを「及び貯金」に改め、第5項を削除いたします。6項中「証券取引法」とございますのを「金融商品取引法」に改め、6号を第5号といたしまして、7号から10号までを1号ずつ繰り上げるものでございます。
 附則といたしまして、施行期日なんですけれども、この条例は、平成19年10月1日から施行する。ただし、第2条の改正規定(同条第1項第4号に係る部分は除く。)につきましては、規則で定める日から施行するということで、郵便貯金に関連しては、10月1日から施行できるんですが、証券取引法につきましては9月の改正を予定ということで、まだ法の施行日が定まっておりませんので、決まり次第で規則で定めるということといたしております。
 あとは、郵便貯金に関する経過措置でございますが、改正後の第2条第1項第4号の規定の適用につきましては、この条例の施行の日前に有していた郵便貯金(通常郵便貯金を除く。)及び郵政民営化等の施行に伴う関係法律の整備に関する法律附則第3条第10号に規定する旧郵便貯金については、預金とみなすということでお願いをいたします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号政治倫理の確立のための富谷町長の資産等の公開に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号政治倫理の確立のための富谷町長の資産等の公開に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第4号 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第4号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉美智子君) それでは、議案書の10ページをお願いをいたします。
 議案第4号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
 提案理由でございますが、乳幼児医療費の助成内容を拡大するとともに登録更新申請の手続の簡略化を図るため、所要の改正を行うものでございます。
 内容につきまして、新旧対照表によりご説明をいたしますので、12ページをお願いいたします。
 新旧対照表ですが、第3条の2項について、ここはですね、所得制限の撤廃に伴いまして、所得制限に該当する助成対象者の規定を削除いたすものでございます。
 次に、第4条については、助成対象年齢が、入院・外来とも同一基準になることから、現行の第4条「町長は、乳幼児に係る医療費」の次から、下線部分の対象年齢規定部分を削除するものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 第5条第3項中、現行4行目ですが、「ところにより」の次に、改正後は「あらかじめ」を加え、なお、文末に下線部分の「ただし、町長が認めたときは、更新申請書の提出を省略させることができる」と加えるものでございます。
 次に、第4項中、現行の2行目、「更新申請書」の次に、改正後は、下線部分の「(前項ただし書きの規定により提出した更新申請書を含む。)」を加えるものでございます。
 前のページへお戻りください。
 附則でございますが、この条例は、平成19年10月1日から施行する。ただし、第5条の改正規定は、公布の日から施行するものでございます。
 経過措置といたしまして、改正後の富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例における医療費の助成については、平成19年10月1日以後の診療に係る医療費から適用し、同日前の診療に係る医療費の助成については、なお従前の例によるものといたします。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第5号 富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第5号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉美智子君) それでは、議案書の14ページをお願いをいたします。
 議案第5号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてご説明をいたします。
 提案理由でございますが、登録更新申請の手続の簡略化を図るため、所要の改正を行うものでございます。
 なお、この心身障害者医療費助成については、重度の障害のある方が必要な医療を安心して受けられるように医療費の助成をするものでございまして、対象者は、身体障害者手帳をお持ちの方であったり、療育手帳Aをお持ちの方であったりするものでございます。
 それでは、16ページの新旧対照表をお願いをいたします。
 第5条第3項中、現行の条文の4行目、「ところにより」の次に、改正後は「あらかじめ」を加え、さらに文末に、下線部分のただし書きを加え、更新申請書の提出を省略させることができるとするものでございます。
 次に、第4項中、現行条文の3行目の「更新申請書」の次に、改正後は、下線の部分のただし書きを加えるものでございます。
 以上、自動更新申請を可能とするため、所要の手続方法について条文化をいたしたものでございます。
 附則につきましては、この条例は公布の日から施行するといたすものでございます。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

程第7 議案第6号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について

議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第6号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉美智子君) 議案書17ページをお願いをいたします。
 議案第6号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
 提案理由につきましては、登録更新申請の手続の簡略化を図るため、所要の改正を行うものでございます。
 なお、この母子・父子家庭医療費の助成は、母子・父子家庭の児童及び18歳までの児童を扶養する父母または父のいない児童を対象として助成をいたすものでございます。
 それでは、新旧対照表で19ページをお願いいたします。
 改正箇所は、第5条の3項と4項の下線部分でございます。
 内容については、前議案同様に、申請の自動更新を可能とするため所要の手続を条文化したものでございます。
 附則でございますが、この条例は公布の日から施行するといたすものでございます。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第8号 平成19年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1 号)

議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第8号平成19年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉美智子君) それでは、補正予算書の方の16ページをお願いをいたします。
 議案第8号平成19年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ61万 3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億 6,577万 9,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの登録……、失礼しました。金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 次に、22ページをお願いをいたします。
 まず、歳入でございます。
 8款1項1目一般会計繰入金に61万 3,000円を追加いたし、補正後の額を1億 7,745万 2,000円とするものでございます。これは、歳出に計上いたしましたレセプト疾病統計データ作成に要する経費を一般会計より繰り入れをいたすものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目一般管理費に61万 3,000円を追加いたし、補正後の額を 4,019万円とするもので、レセプト疾病統計データ作成に要するものでございます。これにつきましては、医療制度改革によりまして、平成20年4月から、医療保険者による特定検診、特定保健指導の実施が義務づけられました。さらに、その実施に当たっては、生活習慣病のリスク要因や重症化の予防など効果的に進めるということで、特定検診計画を本年度中に策定するということも義務づけられたものでございます。
 この特定検診計画を策定するに当たりまして、4カ月から6カ月分の全レセプトを読み取り、統計データを策定いたしまして、現状分析、課題を抽出いたしていくものです。それをもとに5年間、24年までの5年間を1期とされていますが、の計画を立てていくとするものでございます。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。2番小川昌義君。

2番(小川昌義君) これもレセプト疾病統計データということで、昨日……、一昨日の委託業務費についてですね、随分世間とはちょっとかけ離れているなというふうな感じを受けたもんですから、ここで質問をさせていただきたい。
 これは、何年から導入されたのかということを、まず……。どういうデータの業務がね、どれだけどのようにあるのか。何をこの補正をしようとしているのかということがはっきりわからないと、この予算でどうなっているのかというのがわからない。大変勉強不足で申しわけないんですが、これそのものというのはオンライン化されているんでしょうか。
 そしてまた、どこにこの委託をしようとしているのかね。
 その委託をしているとすれば、この今言われた中身を見ますとですね、生活習慣病の分が付加されていくという説明でしたけれども、それのみのデータを投入するのか、また、5年も6年も分も見直してですね、上積みをしていくのか、そういったところがちょっと今の説明ではわかりませんでしたので、もしわかれば教えていたただきたいというふうに思います。データファイルの交換をしていくのかどうかということも含めて、やっぱり知りたいというふうに思いますので、お願いをしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 町民課長。

町民課長(千葉美智子君) それでは、オンライン化ということはされておりません。
 どこに委託をしていくのかということですが、これは選定委員会の方にかけまして、これから決定されていくものでございます。
 それから、こういうデータの分析とかというのは今までされているのかということですが、これは今回の医療制度改革に伴いまして、今までですと、何の病気が多い、この病気が何%あるというふうなことは、いろんなところでデータとして出ているようなものもありますけれども、そうでなくて、全レセプトを全部読み取って、その中でどういう病気の傾向があるか、そして、例えば脳卒中になるんであれば、その前の段階で、治療の継続がレセプトで見れますので、じゃあどこでどの手を打ったらいいかというような計画を立てていきなさいというのがありますから、それの土台をここでレセプトを読み取ってもらって分析をしていくということで、初めて行うものでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成19年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成19年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第9号 平成19年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第9号平成19年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) それでは、引き続きの24ページをお願いいたします。
 平成19年度の富谷町下水道事業特別会計補正予算についてご説明いたします。
 第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、 145万 1,000円を歳入歳出それぞれに追加いたしまして、歳入歳出の総額をそれぞれ7億 6,327万 3,000円とするものでございます。
 内容につきましては、30ページ、お願いいたします。
 歳入の3款1項1目一般会計繰入金でございますが、これは 145万 1,000円、一般会計からの繰り入れでございます。
 歳出の方で、次のページですが、1款1項2目の下水道維持費でございます。 145万 1,000円を追加しておりますが、これは11節の需用費 145万 1,000円でございますが、これは修繕料で、成田第1汚水中継ポンプ場の電動機ですね、モーターですね、これの分解修理代、それからマンホールポンプの自動通報装置の修理の追加をお願いするものでございます。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号平成19年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号平成19年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第10号 平成19年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)

議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第10号平成19年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) それでは、32ページ、お願いいたします。
 議案第10号の平成19年度富谷町水道事業会計の補正予算についてでございます。
 補正につきましては、第2条の債務負担行為設定の補正でございます。債務負担行為の事項につきましては、現在の水道料金会計システムの賃貸借の5年間の期限が本年度のため、当該システムを新たに更新する必要がありまして、今後、再度5年間の賃貸借による水道料金会計システムによる業務処理を行うため、平成19年度はシステム制作等の準備期間としまして、平成20年度から24年度までの5カ年間の賃貸借期間とする限度額 4,154万円の債務負担行為の設定をお願いするものでございます。
 なお、詳細につきましては、34ページの債務負担行為に関する調書をごらんいただきたいと思います。
以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成19年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成19年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第13号 宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について

日程第12 議案第14号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について

日程第13 議案第15号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について

議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第13号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について、日程第12、議案第14号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について、日程第13、議案第15号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更についてを、会議規則第37条の規定により一括議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川弘美君) それでは、議案書22ページをお開きください。
 初めに、議案第13号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更についてご説明申し上げます。
 提案理由でございますけれども、平成19年6月30日で河南地区衛生処理組合が解散し、脱退することになりましたために、宮城県市町村職員退職手当組合規約を変更することにつきまして、議会の議決をお願いするものでございます。
 24ページの新旧対照表にお示ししてございますけれども、この別表第1の中にございます「河南地区衛生処理組合」を削るものでございます。
 なお、次の二つの議案にも関連いたしますので、河南地区衛生処理組合概略をご説明申し上げますと、1971年の1月に矢本、河南、鳴瀬の旧3町で発足いたしました。当時は、河南町長が管理者を務めて、河南町の役場に事務局がございました。その後74年10月に、現在の東松島市に事務所と、それから焼却施設を建設いたしまして、管理者が矢本町長となった経過がございます。1979年4月に葬祭場、また92年4月に新焼却施設を含めた河南地区衛生処理センターをつくったものでございますけれども、2002年に石巻広域クリーンセンターが完成しまして、可燃ごみの処理をそちらで行うことになっために、2002年以降、使用をやめているといったものでございます。今回、その組織の中から河南地区衛生処理組合を削るものでございます。
 附則の1項で、この規則は平成19年7月1日から施行するものとするものでございます。
 なお、2項におきまして、宮城県市町村退職手当組合負担金条例第6条第1項の規定によりまして、河南地区衛生処理組合が、平成19年6月30日までに宮城県市町村職員退職手当組合に納付した負担金の総額と、同日までに退職した河南地区衛生処理組合職員に支給した退職手当の総額との差額は、還付するということでございます。
 続きまして、25ページの議案第14号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更についてでございます。
 これも同じ理由で「河南地区衛生処理組合」を削るものでございます。
 施行日につきましても、同じく平成19年7月1日からの施行とするものでございます。
 続きまして、28ページの議案第15号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更についてでございます。
 これにつきましても、この構成団体でございます「河南地区衛生処理組合」を削除するものでございます。
 施行日は、同じく19年7月1日でございます。
 以上でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、一括して採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について、議案第14号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について、議案第15号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更についてを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議案第13号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について、議案第14号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について、議案第15号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更については原案のとおり可決されました。
 この際、2時15分まで休憩いたします。
    午後1時43分 休憩



    午後2時15分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

日程第14 議案第11号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて

議長(渡邊俊一君) 日程第14、議案第11号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、議案第11号でございます。富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることにつきましてご説明を申し上げます。
 ご承知のように、固定資産評価審査委員会委員につきましては、定数3名となってございます。任期、お二方が任期満了となるための選任、同意を求めるものでございます。
 お一方、下記の方につきまして、地方税法の規定によりまして議会の同意を求めるものでございます。
 住所、富谷町富谷字西沢78番地7。お名前、三塚勘助さん。生年月日が昭和14年2月15日でございます。
 なお、三塚委員さんにつきましては、平成14年から2期6年、既にお務めをいただいておりまして、総合判断の結果、3期目の就任ということでお願いするものでございます。
 以上でございます。
 なお、三塚さんのご経歴につきましては、富谷町農業協同組合、そして組合の参事、あさひな農協組合常務理事の経歴をお持ちになる方でございます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第11号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉じます。
    〔議場閉鎖〕

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会規則第32条第2項の規定によって、立会人、19番千葉 達君、1番小泉 光君、2番小川昌義君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 念のため申し上げます。本案を可とする諸君は「賛成」と、否とする諸君は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは否とみなします。
    〔投票用紙配付〕

議長(渡邊俊一君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)配付漏れなしと認めます。
 これより投票箱を点検いたします。
    〔投票箱点検〕

議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ、順次投票を願います。
    〔局長点呼、投票〕

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 19番千葉 達君、1番小泉 光君、2番小川昌義君、立ち会いをお願いいたします。
    〔開 票〕

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数  19票
  有効投票 19票
  無効投票  0票
 有効投票のうち
  賛 成  19票
 以上のとおり賛成が全員です。したがって、議案第11号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては同意することに決定をいたしました。
 議場の出入り口を開きます。
    〔議場開鎖〕

日程第15 議案第12号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて

議長(渡邊俊一君) 日程第15、議案第12号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、議案第12号でございます。富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることにつきましてご説明を申し上げます。
 先ほどと相つながるわけでございますが、伊藤現委員さんであります伊藤憲一郎さんが6月22日、任期満了となるためでございます。それに伴いまして、憲一郎さんにかわりまして下記の方につき、選任の同意を求めるものでございます。
 住所が富谷町鷹乃杜二丁目17番9号。お名前が平間時子さん。生年月日が昭和27年7月25日でございます。
 先ほど同様、慎重に人選をさせていただきました。この方につきましては、男女共同参画社会基本法の精神にのっとりまして、女性委員の登用を視野に入れて人選したものでございます。
 簡単に経歴を申し上げます。
 富谷町交通安全指導隊員として現在までご活動をいただいておりますし、さらにまた富谷町社会教育委員として、平成12年からご活躍をいただいている方でございます。主な経歴といたしましては、富谷小学校のPTA会長さん並びに宮城県PTA連合会の副会長、さらにまた富谷二中のPTA会長さん、このようなご経歴を持つ方でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第12号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉じます。
    〔議場閉鎖〕

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に、3番土樋輪康雄君、4番細谷・二君、5番佐藤克彦君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 念のための申し上げます。本案を可とする諸君は「賛成」と、否とする諸君は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは否とみなします。
    〔投票用紙配付〕

議長(渡邊俊一君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
    〔投票箱点検〕

議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ、順次投票願います。
    〔局長点呼、投票〕

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 3番土樋輪康雄君、4番細谷禮二君、5番佐藤克彦君、立ち会いをお願いいたします。
    〔開 票〕

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数  19票
  有効投票 19票
  無効投票  0票
 有効投票のうち
  賛 成  19票
 以上のとおり賛成が全員です。したがって、議案第12号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては同意することに決定いたしました。
 議場の出入り口を開きます。
    〔議場開鎖〕

日程第16 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議長(渡邊俊一君) 日程第16、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につきまして意見を求めることについてご説明を申し上げます。
 提案の理由といたしましては、当町の区域に置かれる人権擁護員が1名増員されたことによるものでございます。
 人権擁護委員の候補者として、下記の方を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして議会の意見を求めるものでございます。
 お住まいが、富谷町とちの木二丁目18番2号、お名前が武田友好さん、生年月日が昭和12年10月22日ということであります。
 主な経歴でございますけれども、富谷町での活動といたしましては、平成10年から民生児童委員としてご活躍をいただいておりますし、さらにまた、平成18年2月から宮城県のことのようですけれども、介護保険サービス情報の公共調査委員というお立場、さらにまた、今年度、平成19年4月から富谷町とちの木の行政区長さんとしてご活躍でございます。
 以上でございます。よろしくどうぞお願いします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 今のご説明にありましたように、1名の増員されたようでありますが、この増員された理由というのはですね、例えば人口割だとか、あるいは戸数割だとか、そうではなくて、最近人権問題が大変頻発しておりますので、そういったような関係で増員されているのか、ちょっとこの理由についてお伺いしたいと思います。

議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸けい子君) 今回の増員につきましては、本来ならば富谷町は9名の定員に対しまして1名の増員ということで、人口の増によるためでございます。

議長(渡邊俊一君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票をもって行います。
 議場の出入り口を閉めます。
    〔議場閉鎖〕

議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に、6番山路清一君、7番相澤 榮君、8番菅原 傳君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 念のため申し上げます。本案を可とする諸君は「賛成」と、否とする諸君は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは否とみなします。
    〔投票用紙配付〕

議長(渡邊俊一君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
    〔投票箱点検〕

議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ、順次投票を願います。
    〔局長点呼、投票〕

議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 6番山路清一君、7番相澤 榮君、8番菅原 傳君、立ち会いをお願いいたします。
    〔開 票〕

議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数  19票
  有効投票 19票
  無効投票  0票
 有効投票のうち
  賛 成  19票
 以上のとおり賛成が全員です。したがって、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
    〔議場開鎖〕

日程第17 富谷町農業委員会委員の推薦について

議長(渡邊俊一君) 日程第17、富谷町農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
 本議題は、議会推薦の委員の辞任に伴い、農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定により推薦されたい旨の依頼が町長よりあります。よって、議会推薦の農業委員は、先例により1名とし、伊豆田待子君を推薦したいと思いますが、ご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、議会推薦の農業委員は1名とし、伊豆田待子君を推薦することに決定いたしました。
 この際、3時まで休憩をいたします。
 午後2時45分 休憩


 午後3時00分 再開

議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 本日まで受理いたしました請願は、お手元に配付のとおりであります。したがって、請願文書表の作成は省略いたします

日程第18 請願第1号 富谷町道石積全線並びに堂ケ沢線の歩道設置に関する請願書

議長(渡邊俊一君) 日程第18、請願第1号富谷町道石積全線並びに堂ケ沢線の歩道設置に関する請願書を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本請願につきましては、産業建設常任委員会に付託いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本請願は産業建設常任委員会の付託案件といたします。
 なお、本日は、本定例会最終日となっております。ただいま付託案件といたしました請願については、産業建設常任委員会における閉会中の継続調査といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。

日程第19 発議第9号 公共工事における建設労働者の適正な労働諸条件の確保 を求める意見書について

議長(渡邊俊一君) 日程第19、発議第9号公共工事における建設労働者の適正な労働諸条件の確保を求める意見書についてを議題といたします。
 提出者千葉 達君に説明を求めます。提出者千葉 達君、登壇願います。

19番(千葉 達君) 意見書の内容を説明する前に、国内経済の景気動向は、まずまずの推移を示していると思われますが、全国見渡して、その地方地方によっては、その実感を得られてない地方もあります。産業別・業種別に比較しましても、景況感のアンバランスが非常に見受けられます。とりわけ、建設現場に従事する中小零細業者及び従業員の生活は不安定そのものの部分がございます。よって、今回、公共工事における建設労働者の適正な労働諸条件の確保を求める意見書、この内容につきましては、意見書の朗読することにおいて説明とさせていただきます。
 建設業は、全国の就業者数が約 540万人で、全産業の就業者数の10%を占めており、経済活動と雇用機会の確保に大きな役割を担っております。
 しかし、建設業における元請と下請という重層的な関係の中で、建設労働者の賃金体系は現在も確立されておらず、さらに、最近の公共工事の減少によって施工単価や労働費が、労務費が引き下げられることもあり、その生活は不安定なものとなっている。
 平成12年11月に「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」が成立したが、その施行に当たり、建設労働者の賃金、労働条件の確保に対する適切な措置が必要との附帯決議が行われたところであります。
 さらに、諸外国では、公共工事に係る賃金の確保などを定める「公契約法」の制定が進んでおります。
 よって、国におかれては、建設業を健全に発展させ、工事における安全や品質の確保とともに、雇用の安定や技術労働者の育成を図るため、公共工事における新たなルールづくりとして、下記の事項を推進されるよう強く要望します。
                    記
 1. 「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」の附帯決議事項について実   効ある施策を実施すること。
 2. 公共工事において建設労働者の適正な賃金が確保されるよう「公契約法」の制定を推 進すること。
以上。
 提出者、千葉 達、賛成者、磯前 武、同じく賛成者、佐藤克彦。
 地方自治法第99条の規定により意見を提出する次第であります。
 提出先は、衆参議員議長あて、ほか関係する大臣であります。
 よろしくお願いします。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより発議第9号公共工事における建設労働者の適正な労働諸条件の確保を求める意見書についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、発議第9号公共工事における建設労働者の適正な労働諸条件の確保を求める意見書については原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定いたしました。

日程第20 発議第10号 最低賃金の水準引き上げを求める意見書について

議長(渡邊俊一君) 日程第20、発議第10号最低賃金の水準引き上げを求める意見書についてを議題といたします。
 提出者菅原 傳君に説明を求めます。提出者菅原 傳君、登壇願います。

8番(菅原 傳君) 最低賃金の水準引き上げを求める意見書につきまして。
 提出者、菅原 傳、賛成者、今村 寿議員、同じく山路清一議員、同じく磯前 武議員でございます。
 初めに、ちょっと補足をしたいと思いますが、最低賃金制というのは全国一律ではございません。各県ごとによってこの最低賃金というのが違っておりまして、宮城県は、東北の中ではランクが少し上の方でありますけれども、今、全国的な運動としましては、時給 1,000円というふうな運動が起きておりますけれども、宮城県は、現在のところ 628円でありまして、非常に、どちらかというと低い水準にあるわけであります。
 それで、県内のですね、いろいろ状況がありますけれども、町内のいろいろ中小企業の労働者の時給はどれぐらいになっているのかということで、パートの方でありますけれども、商工会を通してお聞きいたしました。そうしましたら、最低で 650円。中小企業ですから、最高で 700円ぐらいだと。しかし、ジャスコなんかはですね、もっと多いように聞いておりますけれども、正確な額は聞いておりませんが、県の基準よりははるかに上回っておりまして、そういう意味では、地場のこういったような時給状況からいいますと、非常に低いということがありますので、今、これから読み上げますけれども、意見書を提出をして、地場の最低賃金の押し上げを図っていきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 
          最低賃金の水準引き上げを求める意見書
最低賃金の目的は、最低賃金法第1条に明記してあるように、「事業もしくは職業の種類または地域に応じ、賃金の最低額を保障」することによって、「労働者の生活の安定、労働力の質的向上及び事業の公正な競争の確保に資するとともに、国民経済の健全な発展に寄与する」ことにあります。
 宮城県の最低賃金については、昨年、時間額 628円とされ、目安Cランクで、3円に2円上積みされて改善されており、一定の評価はするものの、一般労働者の賃金水準と比較すると、依然として乖離があり、単身者の生活費と比較しても低い水準にあります。
 県内のパート労働者や契約・派遣社員と言われる非正規労働者の賃金は、最低賃金額に多く分布しており、最低生計費の保証の観点や就労に対する意識の観点からさまざまな問題が生じております。
 最低賃金の役割は、雇用形態の違いによる賃金の格差拡大を防止するとともに、不合理な賃金の二極化の進行に歯どめをかけるため、極めて重要であり、パート労働者等の低賃金労働者の生活実態や生活保護、必要最低生計費の動向を十分に踏まえ、存在感のある最低賃金の改定が必要であります。
 よって、貴局及び貴審議会においては、現在の宮城県の社会経済情勢を反映した適正な水準への最低賃金を引き上げるとともに、最低賃金制度について周知徹底を図り、監督体制の充実を図るよう強く要望します。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 平成19年、これは決まればですけれども、6月15日。
 宮城県富谷町議会となりますが、このあて先がですね、中央政府ではございません。この地場の最低賃金決めるわけでありますから、県の方に対する部局に出すことになりますので、これは二つございます。宮城労働局長小泉万里子殿。これは、いわゆる厚生労働省の直轄になっておりますけれども、そこの仙台の方に出ております支局といったらいいんでしょうかね、そういうところの局長であります。それからもう一つは、宮城県の最低賃金を決める審議会というのがありまして、その会長の鴨池 治殿と。
 以上になっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより発議第10号最低賃金の水準引き上げを求める意見書についてを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、発議第10号最低賃金の水準引き上げを求める意見書については原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定しました。

日程第21 閉会中の各委員会調査について

議長(渡邊俊一君) 日程第21、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から、所管事務のうち、富谷町会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
 平成19年第2回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員からの出された意見を十分に尊重し、町政執行されますよう強く要望いたしまして閉会のあいさつとさせていただきます。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます
 平成19年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。
    午後3時16分 閉会

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 代表