富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成18年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月13日~6月16日)

更新日:2006年06月16日

平成18年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月13日~6月16日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

平成18年第2回富谷町議会定例会会議録目次

平成18年第2回富谷町議会定例会会議録目次
第1日目 6月13日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 5番 磯前武議員
1 側溝整備事業の早急な促進を図れ
2 児童の下校時の安心・安全対策を図れ
7番 菅原傳議員
1 就学援助の実態はどうか
2 庁舎前の緑地帯の整備計画はあるのか
11番 相澤榮議員
1 回想法による認知症の予防を
2 財源確保に広告事業の導入を
6番 今村寿議員
1 2007年問題の当町の取り組みを問う
2 本年4月施行の高齢者虐待防止法について当町の取り組みを問う
3 気がかりな子(自閉症・LD・ADHD)発達障害者支援法の当町の取り組みを問う
3番 山路清一議員
1 富谷町教育現場での「個人情報の保護に関する法律」を問う
2 ドリフト族による迷惑・危険行為の取り組みを問う
19番 渡邊俊一議員
1 介護予防策について伺う
10番 伊豆田待子議員
1 高齢者の経験と資格を地域で活用
2 後継者に町営住宅を
12番 佐藤聖子議員
1 多くの人が生涯スポーツを楽しめるように
2 町上会館新築工事は住民負担なしで
第2日目 6月14日(水曜日)
一般質問 17番 永野久子議員
1 公園の遊具更新と東屋の設置を求める
2 地域から「食料自給率向上」めざす取り組み
18番 佐川幸三議員
1 財政運営は住民の福祉・暮らし最優先に
2番 齊藤きえ子議員
1 我が町の国際交流を進めよ
1番 佐藤克彦議員
1 富谷町総合運動公園の整備について問う
16番 浅野幹雄議員
1 ミレニアムに向けた記念事業計画を
15番 小野進議員
1 富谷町高齢者保健事業について
9番 安住稔幸議員
1 中学生模擬議会について
諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
第3日目 6月16日(金曜日)
承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について)
承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)
承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)
承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)
承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)
承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)
承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)
承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第9号))
承認第9号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))
承認第10号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))
承認第11号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))
議案第1号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
議案第2号 富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正について
議案第3号 平成18年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
議案第4号 平成18年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第5号 平成18年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第6号 平成18年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第7号 平成18年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
議案第8号 平成18年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
議案第9号 富谷町道路線の認定について
議案第10号 宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体数の減少について
発議第4号 「不安な米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」意見書について
発議第5号 「進行性化骨性筋炎」の難病指定を求める意見書について
閉会中の各委員会調査について

平成18年第2回定例会議事録(第1号)

平成18年6月13日(火曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 佐藤克彦君
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君
  • 4番 千葉達君
  • 5番 磯前武君
  • 6番 今村寿君
  • 7番 菅原傳君
  • 9番 安住稔幸君
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 相澤榮君
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 細谷禮ニ君
  • 14番 尾形昭夫君
  • 15番 小野進君
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長兼会計課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 小松繁夫君
  • 都市整備課長 相澤正幸君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 小松繁夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 磯部利彦
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子

議事日程 第1号

平成18年6月13日(火曜日) 午前10時00分  開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 会期の決定
  • 第3 一般質問(通告番号1番~8番)
一般質問 5番 磯前武議員
  1 側溝整備事業の早急な促進を図れ
  2 児童の下校時の安心・安全対策を図れ
  7番 菅原傳議員
  1 就学援助の実態はどうか
  2 庁舎前の緑地帯の整備計画はあるのか
  11番 相澤榮議員
  1 回想法による認知症の予防を
  2 財源確保に広告事業の導入を
  6番 今村寿議員
  1 2007年問題の当町の取り組みを問う
  2 本年4月施行の高齢者虐待防止法について当町の取り組みを問う
  3 気がかりな子(自閉症・LD・ADHD)発達障害者支援法の当町の取り組みを問う
  3番 山路清一議員
  1 富谷町教育現場での「個人情報の保護に関する法律」を問う
  2 ドリフト族による迷惑・危険行為の取り組みを問う
  19番 渡邊俊一議員
  1 介護予防策について伺う
  10番 伊豆田待子議員
  1 高齢者の経験と資格を地域で活用
  2 後継者に町営住宅を
  12番 佐藤聖子議員
  1 多くの人が生涯スポーツを楽しめるように
  2 町上会館新築工事は住民負担なしで

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

議長(相澤武雄君) 皆さん、おはようございます。
 平成18年第2回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は町長から、平成18年度富谷町一般会計補正予算など事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待いたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 本日は、多数の傍聴人がおられます。
 傍聴人の方々にお願いを申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえられて、静粛を保ち傍聴されますようお願い申し上げます。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成18年第2回富谷町議会定例会を開会いたします。
最初に、提案理由を含め、町長よりあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生照男君) おはようございます。
 本日、ここに平成18年第2回富谷町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはご多用にもかかわらずご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。
 また、日ごろより町政の運営万般にわたりご指導とご協力をいただいておりますことに対し、心から御礼と感謝を申し上げるものであります。
 6月12日の「県民防災の日」を前に、去る11日、一昨日でしたか、富谷小学校を会場に、「富谷町消防演習」、それから郡内の消防団員が一堂に会しまして黒川地区の「消防操法大会」が行われたところであります。
 また、この18日には、あけの平小学校で「富谷町総合防災訓練」を実施することにいたしております。
 各町内会であっても「自主防災組織」の発足や、「防災マップ」それから「安否確認マニュアル」の作成などなど工夫を凝らして取り組んでいただいております。安全安心のまちづくりに大きな貢献をしてくださっております町内会の会長さんを初めとする関係各位に、この場をおかりして深甚なる謝意を申し上げさせていただきます。また、このたびジャスコ富谷店から災害時における支援協力の申し入れをいただきました。したがいまして、心からの感謝を申し上げながら協定書の取り交わしを明後日運ぶ予定といたしております。これまた皆様方にご報告を申し上げながら感謝を申し上げたいと思います。
 さて、平成17年度に計画いたしました事業につきましても、着実に進捗を満たし、去る5月31日をもちまして、一般会計を初めとする各種の会計の出納閉鎖をさせていただきましたところであります。
 それでは、今回提案いたしております議案などについて、その概要をご説明申し上げます。
 議案第1号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、町の区域が新たに画されることに伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第2号富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正については、富谷町学校給食センター運営審議会の定数及びその任期について改正を行うものであります。
 議案第3号平成18年度富谷町一般会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれに 1,869万 1,000円を追加し、総額を84億 2,469万 1,000円とするものであります。
 議案第4号平成18年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれに8万 5,000円を追加し、総額を24億 2,768万 6,000円といたすものであります。
 議案第5号平成18年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれに17万 4,000円を追加し、総額を7億 3,317万 2,000円とするものであります。
 議案第6号平成18年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれに36万 3,000円を追加し、総額を10億 7,763万 8,000円といたすものであります。
 議案第7号平成18年度富谷町介護保険サービス事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれに52万 4,000円を追加し、総額を 4,660万 6,000円といたすものでございます。
 議案第8号平成18年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)は、収益的支出で28万 4,000円を追加するものであります。
 議案第9号は、成田7丁目地内の開発行為に伴い、新たに町道の認定をお願いするものであります。
 議案第10号は、宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体数の減少について、議会の議決をお願いするものであります。
 諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、当町の区域に置かれる人権擁護委員が1名増員されることに伴い、新たに候補者として推薦するものであります。
 承認案件につきましては、議会を招集するいとまがなかったため、宮城県市町村退職手当組合規約の変更、宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会及び同審査会の規約の変更、富谷町税条例の一部改正、富谷町国民健康保険税条例の一部改正、平成17年度富谷町一般会計、老人保健、国民健康保険、介護保険の各特別会計の補正予算を専決処分させていただいたものであります。
 以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案の審議の折には詳細ご説明を申し上げますので、慎重ご審議を賜り全案件ご可決ご承認くださいますように申し上げて、要旨の説明にかえさせていただきます。

議長(相澤武雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
 なお、説明員の出席報告ほか関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸般の報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により1番佐藤克彦君、2番齊藤きえ子君、3番山路清一君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(相澤武雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は、本日から6月16日までの4日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日から6月16日までの4日間に決定いたしました。

日程第3 一般質問
議長(相澤武雄君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。5番磯前 武君。

5番(磯前 武君) おはようございます。
 私は、側溝の整備事業と小学生の下校時の安全対策の2点について、通告に従って質問をいたします。
 初めに、町の側溝整備事業について説明をいたします。
 本町富谷町は、昭和38年に町制が施行され、当時の人口は 5,000人足らずでありました。その後、昭和40年代の後半から仙台市のベッドタウンとして宅地の開発が進められました。昭和40年代の後半から「東向陽台団地」「鷹乃杜団地」「富谷ニュータウン」「富ケ丘団地」、昭和50年代の後半からは「あけの平団地」「ひより台団地」「とちの木団地」と次々に七つの団地が誕生をいたしました。七つの団地には現在、本町の約半数の2万人の町民が居住、生活をいたしております。
 本町は、ことし町制43年目を迎え、人口も5月20日現在4万 3,037人となりました。現在でも1年間に 1,000名ちょっとの人口の増加が続いております。
 我が国も少子化による人口減少社会が到来をいたしております。その中にあって本町は、昨年の人口増加率も全国第7位と、周辺市町村より注目の的となっております。
 全国的にも注目されている「富谷町」。町長は総合計画の中で言っておられます。「生まれてよかった、住んでよかったと思えるまちづくりを目指す」と、このように言っておられます。また、「町民が誇りと生きがいを持って豊かに安心して暮らすことができるまちづくり」は、皆さんご承知のとおりであります。すべての町民が住んでいることを誇れる町「富谷町」、まさにそのとおりであり、私も同感であります。
 これからさらに理想に向かって発展する富谷町、その礎となり、町の発展をリードしてきたのは七つの団地であると言っても過言ではありません。七つの団地なくして現在の富谷町は存在いたしません。
 しかしながら、七つの団地の生活環境はどうでしょう。団地の景観はどうでしょう。すばらしいですか。住んでいることを誇れますか。幹線道路は別として、一歩枝線道路に入ると、側溝のふたがけ整備はされず、未整備・老朽化が進んでおります。町の人口の半数の2万人以上が住んでいる最も大切な七つの団地であるはずなのに、側溝整備事業は後退しているように思えてなりません。七つの団地の生活環境の側溝整備は、最重要事業としてランクされるべきと私は思います。早急に整備促進を図るべきです。生活環境の整備は最も重要であり急務であると私は強く強く感じております。すべての町民が誇れるまちづくり実現のためにも、この件に関して若生町長のご所見をまずお伺いいたします。
 町長は、未整備の側溝の距離が長いことに財政面で無理があると答弁を繰り返しております。これではいつまでたっても整備は進みません。
 平成6年に始まった東向陽台1丁目・2丁目の側溝の整備事業はことしで完了をいたします。この整備事業の内容の分析をしてみました。入札条件が二つに分かれております。平成6年度から平成12年度の7年間は指名競争入札で実施され、整備された距離の年平均は 892メートルで、1メートル当たりの施工コストは2万 4,800円でした。一方、平成13年度から平成17年度までの5年間は一般競争入札を条件に実施され、整備距離の年平均は 673メートルで、1メートル当たりの施工コストは1万 4,800円となっております。指名競争入札から一般競争入札に条件が変わっただけで約40%安くなっております。施工コストが1メートル1万円も安くなっております。施工単価が大幅にダウンしているのにもかかわらず、整備距離の減少は納得がいきません。どうしてなのか、その理由をお答えいただきます。
 次に、今後、側溝の整備が間近に計画されている東向陽台3丁目の着工の時期、工事終了時期について伺います。1件目の最後の質問になります。
 町の側溝整備のふたがけ、有蓋化は長期的・広域的視点に立って計画的に実施すると実績報告書に記述があります。この件を具体的に伺います。
 次に、2件目の小学生の安全対策について伺います。
 最近、子供をねらった凶悪犯罪等、嫌な事件が相次いで起きております。下校途中の小学校低学年の児童を対象に、連続して痛ましい事件が起きております。心が痛む思いであります。
 1番目の質問。隣の仙台市では、小中学校の安全体制強化を目指して「スクールガードリーダー」を採用したとの記事が河北新報に掲載されておりました。ボランティア巡視員を指導・育成する目的で、防犯のプロである県警OB5人を委嘱したとのことでした。教育長に伺います。本町での取り組みはありますか、検討をしておりますか、この件に関して伺います。
 2番目。町では小学校に対して下校時の安全対策をどのように指導・指示しているのかも伺います。
 3番目。富谷町シルバー人材センターが、ボランティアの活動として小学生の下校時の児童の安全パトロール活動の実施をしているとのことですが、大変すばらしいことだと思います。私も敬服をいたしております。町当局、警察、学校、PTAとの連携は十分とれての活動とは思いますが、この点について伺います。
 4番目。不審者の出没情報は各学校が掌握・対処していることと思います。町当局・警察に対する報告・連絡・相談はどのようにしているのか伺います。また、不審者情報の平成17年・18年の発生件数及び実態についても伺います。
 以上をもって私の第1回目の質問を終わります。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) お答えいたします。
 当時の技術基準、開発指導上のこともありましたけれども、オープン型の側溝、いわば無蓋化ですね、無蓋化の側溝が道路の主たる構造であったことは、議員もご存じのとおりだと思います。
 当時、古い・新しいでなくて、当時っていうよりも、私もここにお世話になったころでも、有蓋化よりも無蓋の方がいいという地域要請もあった時期がありました。それは詰まったりなんだりする、そういう時代背景もありました。今は有蓋化が普通になっておりますけれども、したがって、古い団地だとか、どういう団地だから有蓋化・無蓋化ということも今現時点での言葉が出てくると思いますけれども、時代背景を思うとき、そういう経過もあって今時の富谷町だと思っております。したがってだからいいとは思っておりません。そういう時代背景もひとつ富谷に住む人たちにも、あるときは振り返っていただいて、経過もあって今時だと、こういうことも、特に議会議員の皆様方にはそういう時代背景、今時の状況をご理解いただかねばならないと思っております。
 それから、競争入札による状況でありますけれども、それは議員おっしゃるように比較対象の中でそういう数値がそのとおり出ております。一方で、当局で持っている資料からすると、これも時代背景の中で物資物価の資材の単価下落時期もありましたし、今ですと一部、資材によって上昇に入ってきているのもあります。ここ10数年、10何年ぐらいは、ほとんど物資物価・資材合わせて人件費に至るまでほとんど下落傾向にありました。そういう背景もあるということで坪単価の動きが、坪単価と申しますか、改良単価と申しますか、そういう単価の……、競争制度によるものもおっしゃるとおりありましたし、そうでない、そういう背景もあったことによるものだと思っております。
 次に、東向陽台地域についてでありますけれども、ようようにしてスローは間違いありませんでして、ようようにして第1町内会に存する地域は終結を迎えようとしておりますので、したがって順次、次は東向陽台3丁目を初めとする状況に計画的に相進めてまいりたい、こういう考え方であります。ただし、論旨にもありましたように、我が町の財政規模からして、何度も申し上げておりますけれども、無蓋化の延長が 110キロまだ持っておりまして、その事業規模が町の予算規模からすると膨大な比率になります。したがいましてこれを、年次計画を打ち立てる力を私は持ち得ない。したがって数年刻みで私は持っていくべきでないだろうかと。いわば 110キロを全部側溝の計画、できないことはないんです、できないことはないですけれども、私は教育施設、それから不時の災害・災難、そういうときのブレーキにならないか、こういうことを思うとき、数年サイクル、そういう形で皆様方に了解いただきながら計画を進めてまいらねばならないと思っております。そういうことでありますので、どうか順次手を休むことなく進めてまいりたいと思っております。
 それから、どうして単価下がったのに延長……。いわば予算規模、お金規模、中にはその予算立てた、再入札し使い切り方式、こういうことも一つの考え方と思いますけれども、私は何度も申し上げておりますけれども、側溝の場合におきますと、その区切りのいい場所というの、途中切らないで交差点・交差点という、そういう安全確保も含む、そういうことを決めて、お金的な延長距離でない方式をとってきたことも理解していただかねばならないと思っております。

議長(相澤武雄君) 次、千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、児童の下校時の安心安全策を図れというご質問に対してお答え申し上げます。
 1番目のスクールガードリーダー、別名「地域学校安全指導員」というんですけれども、我が町でも宮城県教育委員会から警察OBの防犯の専門的知識を持つ方がスクールガードリーダーに5月16日に委嘱を受けました。担当する町内の小学校を中心に定期的な巡回指導及び安全確保指導のあり方など、ご指導・ご助言をいただきながら活動を今現在していただいておるところです。担当する町内の小中学校を中心に、学校・保護者・地域・警察等の関係機関の連携体制の整備、この辺の助言をいただき、それから地域の実情に応じた地域ぐるみの児童の安全体制の充実、この辺のご支援をいただくということで、今活動をしていただいておるところです。
 2番目の本町の小学校の下校時の巡回についてですけれども、まず取り組んでいる事例といたしましては、一つは、各学校で新年度、いわゆる4月いっぱいですけれども、低学年の下校指導、学校の教員がついて通学路の安全を確認しながら自宅近くまで下校指導を行っております。
 それから、学校と低学年の連携、いわゆる下校時間を、この前シルバー人材センターの方々と、それからPTA、それから地域の組織と学校と下校時間を連絡取り合って、その時間帯に通学路に立っていただいてご指導いただいているということです。それから、下校時に散歩を兼ねた巡視をお願いしていると。というのは、ウオーキング、ジョギング、犬の散歩等々を含めて、高齢者大学の方々とかそれから地域の方々にお願いしながら、各学校での連携を取りながら実施しているところです。それからある地区では、車に「巡回中」とのステッカーを張りまして、これを先生方それからPTAの方、聞くところによるとことしは地域の方にもお願いしたいなということで計画を進めていますけれども、車に「巡回中」のステッカーを張って巡回をしていると。そのような実情でございます。
 各学校、各地域とも、もちろん本当に安全のベストを求めて精いっぱい努力しておりますので、今後ますます地域住民の方たちと共有できるように助言等々をしてまいりたいと思います。
 それから、3番目のシルバー人材センターの方々に下校時の安全のための巡回指導をしていただいているところですけれども、本当に感謝申し上げますとともに、そのご支援に大変力強く思っております。従来のPTA、地域の人、学校側とのその組織がありますけれども、そこの組織と直接連絡をしながら、下校時間を月曜日は何時、火曜日は何時って、それをきちんと掌握した上で巡視活動をしていただいております。特に警察の連携につきましては、登下校時の児童の安全を確保する上でのその連携は不可欠であると考えております。したがいまして、平常時の情報提供、それから防犯教室、防犯訓練への参加、不審者に関する情報の共有、さまざまな場面・段階での意見交換並びに指導・助言をいただいているところです。本当にシルバー人材の方々のご支援等に力強く思っておりますし、厚く感謝申し上げている次第です。
 4番目。不審者の情報を各学校がどのぐらい掌握しているか、それから警察・行政に対する報告・連絡・相談の実態ということですけれども、まず、情報が学校に寄せられた場合には、学校からすぐ教育委員会へ、そして町内会長さんへ、そして警察、いわゆる交番、駐在所になると思うんですけれども、そこに連絡します。それから必要に応じては、下校時に入る場合には学校安全ボランティア等各学校のボランティアの方にも連絡いたします。学校から教育委員会が連絡受けた場合には、すぐ担当課の方に連絡しますとともに、各学校そして近隣市町の教育委員会の方にも流します。それからもちろん警察の方へ連絡申し上げて、ご指導・ご助言いただきたいところをお願い申し上げて対策をとるということになっております。
 それから、不審者情報の発生、17年度・18年度における件数及び実態ですけれども、常に不審者に関する情報の共有等に努めておりますけれども、17年度は16件、平成18年度は3件の不審者情報が校長会の緊急連絡網を通じて寄せられております。ただ、不審者の判断というのは非常に難しいケースもありますので、あるいはこれより多いのかもわからないし少ないのかもわからないという状況もあります。
 そしてその実態につきましては、声がけ、尾行、盗撮などの事実となっております。
 以上です。

議長(相澤武雄君) この際、10時55分まで休憩いたします。
 午前10時43分 休憩


 午前10時55分 再開

議長(相澤武雄君) 引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。5番磯前 武君。

5番(磯前 武君) 2点、再質問いたします。
 最初に側溝の整備の件ですが、平成の初めから分譲が開始された日吉台、明石台、成田団地については、開発の段階から道路の完全整備が規格化され、交通安全等も配慮が行き届き、道路の景観もすばらしく、魅力あるうらやましい団地となっております。このような理想的な団地であれば、常日頃から町長が提唱している「生まれてよかった」、「住んでよかった」、「住んでいることを誇れる町」、理想的な富谷町であると私は思います。しかしながら前段で長々と話した7つの団地の未整備は遅々として進まず、大変、憂慮しているところであります。6月1日の河北新報に町民4万3,000人目を祝う記事が載っていました。大変、おめでたいことです。東京から富谷町富ケ丘に移り住んだ小高さんの記事です。小高さんは富谷町出身で、東京などで理容師として働き、実家の理髪店を継ぐため戻ってきたとのことです。「子育てをするなら東京より富谷だと思って」帰ってきたとのことです。小高さんの例は、最近は稀であります。7つの団地で、少子高齢化は、核家族化も進んでおり、核家族から空き家も最近、大変、目立つようになってきています。この7つの団地では、人口の減少も着実に進んできております。就職や結婚等で富谷の町から転出した子供たちが帰ってきたくなるような魅力ある富谷町を是非、実 
現していただきたい。「ユーマイ・タウンとみや」、富谷から出ていった富谷の子供たちに「Uターンとみや」と私は呼びかけたい。それには若生町長の手腕に期待するところ大であります。町民のための行政を早急に進めていただきたい。生活環境、側溝の整備の早急なる促進に対して、若生町長の前向きな答弁をもう一度お願いします。
 次にもう1問。
 次に、児童の安心安全対策に対して再度質問します。
 小学生の下校時の安全パトロールの件についてはよくわかりました。子供たちは国の宝であり、富谷町においても大切な宝物であります。子供たちを不審者から守るための方策は何をさておいても最優先すべきであると私は思います。今後ともよろしくお願いします。
 通学路の安全面ということで教育長にお聞きしたい。東向陽台小学校は、明石台5丁目、明石台6丁目の住宅建設増に伴い、現在生徒数 747名と大幅にふえております。したがって学校周辺部の通学路での自家用車の往来が頻繁になり、最近児童の下校時の安全が極めて懸念される状況になっております。現在の通学路は歩道はもちろん路側帯ラインも横断歩道もありません。子供たちは一列横隊で歩いているのが現状です。子供たちの安全確保のために路側帯及び横断歩道の設置を早急に図るべきと私は思いますが、千葉教育長のご所見をお伺いいたします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 側溝の整備から「住みやすい」という表現に移っていくわけで、それも生活インフラの一つと思うと、重いものだということのとらえ方については変わりございません。
 ただ、先ほど来申し上げておりましたように、つくられた地域地域の年次、それには全部時代背景があるということはもう議員篤と存じているはずだと思います。いわばそのときの法整備の状況もありました。法整備の基準値の宿題も当時と今では違うものがありましたし、それからそこに住む人たちの意識の変化もありました。先ほど申し上げましたように、あるときには無蓋化の方が管理面でいいという時代もありました。それからそれが法を犯しているということでもなかった時期もありました。そういう時代背景があって今時の富谷町だと思っております。先ほど日吉台という名前が出てまいりました。日吉台の地域のときには、彫刻と緑化を主たるとして区画整理組合を進めてまいりたい、明石台は緑化と明かりを、照明を主たるにしたいとか、最近、最近というか、そういう背景の中にありました。ですからそういうことも勘案しておりますと、古い・新しいという時代背景の中あります。東向陽台についても明石台と隣接しているもんですから、暗い・明るい、そういう話もありました。したがって歩道の整備とか一番早く手が挙がったのが3丁目でなかったでしょうか。今は富ケ丘終わってようようにしてあけの平に移ってくるとか、そういうことで順次改善、改良を進めていかねばならないし、それからインフラの整備については、何度も申し上げますが、膨大な費用が側溝のみならずかかるわけでありますから、やっぱり順次相進めていく、そういう町民合意も必要でないだろうかと、このように思うところでありまして、どうかそういうものも語感ご理解、理解というよりも町のそういうことを思い続けていただきたいし、ご協力いただきたいと思います。
 あとあわせて、4万 3,000人、その人の動きということについては、これは別な形でその考え方を申し上げさせていただきたいと思います。

議長(相澤武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 東向陽台小学校区域の通学路の安全面ということですけれども、その実情を過日学校の方からも連絡、情報をいただいております。
 なお今後、関係課、関係機関と、その時間、それから交通量、それから通学路の地形等の実態を、より確かに調査をしながら検討してまいりたいと思います。
議長(相澤武雄君) 次、7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) 私は、児童生徒の就学援助の問題と庁舎前の緑地帯の整備計画の2点について質問をいたします。
 国からの交付税の圧縮等のしわ寄せで、自治体の福祉や教育に大きな影響が出ています。特に小中学生に対する学用品、給食、修学旅行等の就学援助について問題化しています。年々援助率が高まり、東京都においては10年前の現在は10倍の子供たちが就学援助を受けているというふうな状況になっております。
 先般、新聞報道によりますと、山梨県の笛吹市という市がありますけれども、そこの小中学校の中で、給食費を払っていないということで、2カ月滞納した子供は給食をあげないと、給食を打ち切るというふうな方針を出しまして、現在子供たちには弁当を持ってきなさいということで、弁当を持ってきたらやはりこれは給食費は納めなくてはいけないのではないかというふうなことを痛切に感ずるんではないかという見当外れの教育委員会の告知があったそうでありますけれども、それで地元でもここまでやるのかと怒りの声が上がっていると聞いております。ある中学校では、全校生徒 650人のうち21人が該当者とのことでありまして、給食費を納められない家庭の子供の弁当がいかにお粗末なおかずを詰められていっているのか、それは学校に行っても弁当のふたをあけることはなかなかできないだろうというふうに思いますけれども、仲間の中でその子供たちはどんな思いで給食を食べているんだろうかと、どれほどの屈辱感を味わっているのか、胸の痛みを感ずる事件であります。国の財政のなせるわざとはいえ、非教育的なことが義務教育の中で行われていることに大きな問題があります。自治体の財政力の格差と家庭の経済力格差とがこの事態を引き起こしております。
 これに対して、北海道の三笠市では、市内の六つの小学校の給食費をことしの4月から全部無料にするというふうな教育的配慮もなされている自治体もあります。
 ところで、昨年4月から準要保護に対する国庫補助がなくなりました。地方自治体の裁量にゆだねられております。このために自治体における就学援助に関する混乱があっちこっちで起きているというふうに言われておりますけれども、そこで伺いたいと思います。
 富谷町の就学援助率の変動はここ数年間どうなっているのか、年々対象が増加しているようでありますけれども、その原因は何なのかをまず伺いたいと思います。
 昨年の準要保護打ち切りの後に、町としての対策はどう進めておられるのか。
 さらに、要保護・準要保護の対象になっている小中学校の生徒は何人ぐらいいるのか、その数も改めてお伺いをしたいと思います。
 次に、要保護と準要保護の平均支給額は、小・中別で年間どれぐらいになっているのか。
 支給対象家庭の収入基準というのがありますけれども、収入基準が今ハードルを低くされている状況がありますけれども、富谷の場合には収入基準は幾らになっているのか、さらに、昨年度の収入基準と変わりはないのかどうか伺いたいと思います。
 さらに、就学援助について、いろいろ問題点が各地区で発生しておりますけれども、富谷ではそういったような事態がないのか伺いたいと思います。
 次に、庁舎前の緑地帯の整備計画について伺います。
 町民に親しまれる憩いの場として親子連れの散歩も時折見られますけれども、この緑地帯を町民に開放し公園化されたゾーンとして有効活用すべきだと考えますが、計画を伺います。現在の庁舎前の緑地帯は、将来構想としてビジョン策定があるのでしょうか。今、東屋とか、あるいはベンチ、タイムカプセルなどなどありますけれども、これだけではちょっと寂しい感じがいたします。一つの文化ゾーンとして考えてみたらどうかと思います。富谷は子供たちの多い町でありますので、子供の未来にかけるブロンズを作成して町民の方に紹介するとか、あるいは町花である菊の花、この菊の花の花壇をあのゾーンのところにつくって町民に紹介するとか、いろいろなアイデアがあると思いますけれども、この点についてもお伺いしたいと思います。
 また、富谷の大先達と言われる内ケ崎作三郎先生、政治家で衆議院副議長を務めた方でありまして、宗教家であり、学者として全国的にもその当時は有名な方でありましたが、この胸像が富谷の小学校にありますけれども、これを移転して富谷町民に広く紹介するのも一策ではないかと思います。現在の富谷小学校の片隅では、木の枝に隠れて、しかも説明板もなく、気の毒な感じがいたします。以前は中央公民館、元の富谷小学校ですが、東側の高台にありまして、小学校の子供あるいは新町の方々を温かく見守っていたというふうに伝えられておりますが、この内ケ崎作三郎先生の銅像については、ちょっと今後一考を要する必要があるんではないかというふうに思います。
 また、しんまち公園にあります梅原正夫氏のつくったトロイメライ、これはバイオリンの弦がすっかりちぎり取られまして、体じゅう青さびがあっちこっち斑点があって汚れて色も変わっております。平成5年につくられたもので13年も経過をしておりますけれども、この際、いたずらをされない場所に移転を考えたらどうかと思います。現在のままの野ざらしでは、芸術性を失い、作者に対しても礼を欠くと思われます。
 また、庁舎建設のときにプランとしてありました庁舎前の文化会館構想は、今どうなっているのでしょうか。南部の成田公民館はホールとしてすぐれた機能があり利用が多いようでありますけれども、北部にもぜひこれに匹敵するホールが必要かと思われますので、町長の構想を伺って質問を終わります。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) お答えいたします。
 第1点目のことは教育長の方がいいと思うんですけれども、とりあえず、とりあえずっていうか答えさせてください。
 第1点の実態状況でありますけれども、大枠でそれほど変動はございません。例えば16年度3人、17年度3人、18年度3人、これが小学校です。それから中学校ですと、2人、2人、0人。大体おおよそ異動状況はないと、こういう状況にあります。増減ですね。それから準要の方は、小学校で96、96、 102、中学校で56、66、65、69と、こういう要保護状況も準要保護も対象では大きな、ここ3年間ぐらいのデータとして動いていないということであります。
 それから、国の打ち切りというか、あの形の今議員おっしゃるような方式のいわばこれは保護世帯費用ですよと、準要保護費用ですよという、はっきりした項目でなくて、よくやる交付税算入という方式に変わったと。これは今国民的な議論のあるところでありまして、我々からすると本来はあの方式はよくないと、このように思っておりますけれども、一応形の上では文部科学省からすると算入に入っていますよと、我々受ける方からすると、数字的というか言葉的には算入されているなという理解と、一方でそうでないなと、これは保護関連だけではありません、すべての国と市町村とのかかわりの中ではすべてそういう判断をしております。したがって、入っていることは入っておりますけれども、大変深刻に受けとめておるところであります。しかし、できるだけこの方々に不自由をかけない方向で頑張ってまいらねばならないのかなと、このように考えているところであります。
 それから、問題点というところで、そういう、この保護関連だけでなくて、すべてに国と市町村のかかわりに私は問題点があると、このように思って、かなり深刻に精査しながら受けとめて今後も自治体経営をしていかねばならないと、このように考えておるところであります。
 第2点の関連でありますけれども、庁舎前の緑地、これは計画の中の一つでありまして、遊び地でありません。いわば四季の森ということで、角地角地を1周できて何百メートル、そしてその中の緑地帯ということで、議員お話のありましたとおり三々五々朝早くから夜までいろんな使い道、それから週末、家族連れなり友達なりでお使いいただいている。あんまり手をいじくらない方が、この30番地周辺の景観からして、私はいろんなものをつくることはしない方がいいんじゃないかというふうな考え方を持っております。今あの緑地をいじくる計画でなくて、むしろあれを生かしていただきたい。そのように生かしていただいている方々も少しずつふえてきていると思っております。大事にしていきたいと思います。
 それから、しんまち公園にあるブロンズは、あれはご案内のとおり町制施行30周年を記念してしんまち公園をつくった記念事業の中の一つでありまして、ブロンズ像もその一つであります。また、国の出先機関でしたか国の方でしたかから、あの公園がブロンズ像も含む何かの賞を拝受している公園であります。したがってあれはあれの価値が、何度もあのピアノ線をいたずらされたりして、議員からもご指摘いただきまして何度も修繕しましたけれども、やっぱりそれは時間をかけて反省も求めていかねばならないし、そういう記念公園だということも、壊されても壊されても私は持ち続けていくべきだと考えております。
 それから、作三郎先生の胸像でありますけれども、議員からお話ありましたように、当時、篤志者、富谷小学校の、また日本の偉人でありまして、富谷小学校の卒業生の有志がお集まりで寄贈していただいた。あの高台でありましたけれども、道路そういうことからして。あの高台にあったときも、一つは後輩を見ていただくという趣旨であの場所に胸像を建立した背景があったようでありますけれども、一方で、余り高くて遠くて見えない、下に下げるべきだというご意見も当時あったのも私は聞いておりましたけれども、たまたま富谷小学校の移転とあわせて、あの富谷小学校の、どこよりも早かった学問の場所、富谷小学校の場所で後輩諸君、そして富谷の教育の起こりの地から、大先輩そして寄附者の方々の意を体してあの場所に移転させていただいてきた経過があります。ただ、説明書き不足ということは、これは町として考えねばならない。それから修復という話も一時期ありましたけれども、私はそういう篤志者の人たちの思いを大事にして、ただ、説明は町史とか挿話だけでなくて、あそこは考えていかねばならないのかなと。ただ、移動はいかがなものかなと、私はそのように考えておるところであります。
 それから、文化会館の旗はおろしておりません。計画に持っているとおりであります。したがってそれをこの庁舎の前の方なのか、後ろにもまだ広大な敷地を持っているわけでありますから、後ろっていうのはこの道路を境にして総面積が……とにかく10ヘクタール以上の中の庁舎周辺用地として取得したのでありまして、その今この庁舎建っている分は3.幾らの面積を造成しただけで、相当面積がまだこの周りにそういうものを含めて持っているわけでありますから、文化ゾーンについての旗はおろしておりません。ただ、後々も出てくるようでありますけれども、私は今の富谷の体力でそれらに手をかける体力はないと思っておりますし、またつけ加えさせていただきますと、日本にそれほど政令市という市がないはずであります。 1,820の自治体に編成替えになりましたけれども、それほど政令市が10幾つしかない、そして県都仙台が私たちに隣接している、いわば仙台に住む人たちよりも、住所持っている人たちよりも私たちは、富谷の人たちの90%近くは、その県都官民のインフラを利用できる場所でないだろうか。あえて申し上げるならば気仙沼市とか登米市とかと比べれば私はインフラの最たる整備された周辺にいる者として、そういうものを大事にご利用させていただくべきでないだろうか。いわばこういうこともあります。富谷に住所を持っている人で、同じコンサートでも、だれだれのコンサートだければ幾ら出してもいいと、だれだれのコンサートだったら招待券をいただいても行きません。それだけ選択権がこの周辺にはあると、ある場所に住んでいる。そして民間でもディナーなどやってもやっぱり同じような考え方で、だれだれのディナー、どこどこのホテルで、どこどこの施設でのディナーでも、だれだければ、菅原さんのディナーだければ行くけれども、若生のディナーだったら招待券でも行かないと、こういう選択をする富谷の人たちになってきている。一方で、小さな自治体が文化施設を持って2億円前後平均的に維持をしております。そしてちょこちょこした職員たちが組み立ててやらなければならない場所、地域性もあろうと思いますけれども、私は県都、政令市に隣接する町としてそこまで急ぐ必要があるのかなと。こういうことを基本的には思うので、旗はおろす必要はないと、必ずいつかはやる必要はあるけれども、まだその需用供給、そういうものを見て言っていいんじゃないだろうかと思っております。

議長(相澤武雄君) 7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) いろいろ詳しくご説明いただきましたけれども、要保護と準要保護の対象の子供の数は年々ふえてきているようでありますけれども、その基準額ですね、保護者の年間の収入、これが何かあるところでは年間で 370万円もらっている方が対象だったんだけれども、今回は何か 290万円にハードルを下げたということで、それで対象者が減ったという話が出ております。富谷の場合にそういうような実態がないのかどうか、それで基準額がどれぐらいになっているのか、この点ちょっとお伺いをしたいというふうに思います。
 それから、公園の問題ですけれども、いろいろありますが、今文化会館の問題についてはいろいろ非常に町長の意気込んだお話もありましたので、まず将来は実現をしていただきたいと思うんですけれども、この緑地帯ですね、あそこのところが一般の方に開放されているのかどうかですね。ちょっと私よくわからないんですけれども、あそこに自由に入っていいのかって聞かれるんですよ、町の方々にも。だから親子連れで散歩している方はおりますが、何か見ていると道路のところずうっとありまして、緑地帯の中、あれはすばらしい本当に緑地帯でありますけれども、そこの中に余り入らないようなんですけれども、あそこに自由に入ってもいいのかどうか。天気のいいときにあそこに寝転がってみたいような欲も出てくるんですけれども、これがどうなのか。限られた道路の向こう側だけで、町民には開放は中の方はしませんということになっているのか、ちょっとその点お伺いしたいと思います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 保護関係の基準、変わっていないと思……これは制度ですからと思いますけれども、専門に委員会の方から回答させていただきます。
 第2点の庁舎前、これについては立入禁止させていません。草地を、一昨日もでしたか、ちょっと寒かったんですけれども、家族連れ何組か、寝転がったりいろんなものを持ってきてそれなりの遊びをしておりました。それからそちらの職員駐車場の方は別な今度は遊び方、使い方とか、それからぐりっと一回り 380メートルかな、四季の森ぐりっと一回り、歩け歩けでいきますと1回転 380メートルだったかと思うんですが、そういう遊び方も、外回りもしていただけますけれども中回りも、そういう使い方。それからいわば立入禁止はしていかないと。今願わくば、冬分の、ここは非常に奥羽山脈の風が入ってくるので、凧などでもう少し遊んでほしい、勧めもしていきたいものだと。四季に、冬は風、夏は涼を求めてとか、そういうお知らせも住民に、議員からもまだ入っていいのかどうかということがあるとすれば、どうぞお使いくださいと何らかの形で住民の方々に伝えていきたいものだと思っております。

議長(相澤武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 保護世帯の収入基準ですけれども、非課税世帯が対象となっております。なお、民生委員さんの調査、ご意見を聞いて決めるということになっております。
 以上です。

議長(相澤武雄君) 7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) ちょっと2点伺いますけれども、しんまち公園のブロンズですね、これは台座は非常にすばらしい石が土台になっておりまして、あそこから移すのもなかなか大変だなとは思って見ているんですが、ただやっぱりあのままでは直しても直してもいたずらされるちょっと環境だと思うんです。だからこの間まほろばホールに行きましたら、佐藤忠良さんの像は、何か非常に小さな像で、こっとやれば吹っ飛ぶような像なんですけれども、これは公園風のね、周りに木を植えて、ちょっと高いところにあったりして、ちょっと入りづらい、いたずらしにくいような場所にあるんですけれども、だから富谷のこのブロンズの場合は、できれば周りに囲いをつくるとか、いたずらできないように、そういうふうな方法なども考えて、ぜひもう一回修理をできればお願いをしたいなと思うんですが、この点についてそういうふうな計画があるのかお伺いしたいと思います。
 それから、作三郎先生の点につきましては、説明板をできればというようなお話ありましたので、それはぜひやっていただきたいと思うんですが、ただ、木が上の方から伸びてきて全然見えなくなっているんですね。ただ、あの木を切るというのもちょっとどうなんのかなと思うような気もするんですが、しかし適当な処理をしていただいて、子供たちにも町民の皆さんにも、できるだけ多くの方の目に触れるようなことも配慮をお願いしたいというふうに思いまして、以上2点だけ質問いたします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) ブロンズ像を含むしんまち公園ですね、先ほど申し上げましたように、日本じゅうにお知らせいただいた、表彰を受けた公園であります。したがってそれらを念頭にしながら、ただブロンズ像についての毎々気にしていただいているんで、改善できるのか、私はじっと耐え忍ぶという、これでもやるのかこれでもやるのか耐え忍ぶということも大事なのかなと、これも教育の一環かなと思ったりもしていた、今もそう思っております。でもいろんなご意見も参考にしてまいりたいと、こういうふうに思います。
 それから、作三郎先生のその辺は維持管理の分だなと今思っております。当時、作三郎先生が富谷小学校で学んだ木にはなかったかもしれませんけれども、その後のものだと思いますけれども、やっぱり旧富谷小学校にあった木を、そのために移設してきた松の木初めあの周辺にある木は、富谷小学校から、そしてあの高台も含むところから移設して植わっている木なのであります。そういう先生に少なくともそういう思いで後輩である我々が植えていたと。今ご指摘のことがあるとするならば維持管理の手落ちだと思っております。教育委員会を通じて何らかの形でご意見も参考にさせていただきたいと思います。
議長(相澤武雄君) 次、11番相澤 榮君。

11番(相澤 榮君) 私は、2問について質問いたします。
 最初に、「回想法による認知症の予防を」ということでございます。
 「ヒトは血管とともに老いる」という言葉があるように、血管の老化、すなわち動脈硬化が脳梗塞や心筋梗塞を起こすわけですから、動脈硬化を予防する生活こそ生活習慣病の多くを予防するということになると思います。
 日本人の平均寿命は1997年に、女性が83.7歳、男性が77.2歳と世界一を更新し、猛烈な高齢化が進んでおります。老人病の代表である認知症は、人間の尊厳をも奪いかねない重大な病気として、今日クローズアップされてきました。
 認知症の約4割は原因不明で起きるアルツハイマー病認知症です。物忘れから始まり、ついには家族の顔すらわからなくなるということで、アメリカでは「人生二度の死」と恐れられています。肉体の死を迎える前に「記憶の死」が家族と離別させるからです。
 認知症は、記憶力や判断力などの認知機能の障害を伴い、日常生活に支障を来す状態をいい、正常な老化に伴う知的機能の衰えとは違い、脳の中に病的な変化が生じて、知的な機能が著しく低下するもので、激しい物忘れや判断力の低下が起こり、自立した生活が難しくなります。
 現在、我が国には認知症の高齢者が約 170万人いると言われ、2015年にはその数が 250万人に上ると推計されています。高齢化が進む中、認知症への対策は急務であります。改正介護保険で新たに導入された地域支援事業においても、要介護になる手前の高齢者などを対象に、各市町村で介護予防事業が実施されていますが、認知症予防もプログラムとして組み込まれているものと思います。
 それでは、認知症は予防できるものなのでしょうか。認知症の主な原因はアルツハイマー病と脳血管障害で、このうち脳血管障害は運動不足や肥満、食塩の過剰な摂取などの生活習慣を改めたり、高血圧症や糖尿病などを予防することが大切であると言われています。一方のアルツハイマー病は、脳にアミロイドβたんぱくが沈着し、神経細胞を死滅させる病気と言われ、なぜ発症するかはまだ解明されていません。
 ところが、近年、認知症になる可能性の高い予備軍が存在することがわかってきています。「軽度認知症」と呼ばれ、一般の高齢者が年間に1~2%の比率でアルツハイマー病に移行するのに対して、軽度認知症と診断された場合は10~15%の比率で認知症に移行する確率が高いとされています。
4月から始まった介護予防事業には、すべての高齢者を対象とする「一般高齢者施策」と虚弱な高齢者が対象の「特定高齢者施策」の2種類があります。一般高齢者施策は、介護予防に関する情報の提供や活動支援などが柱で、一方の特定高齢者施策は、要介護になるリスクの高い高齢者をスクリーニングし、通所や訪問による介護予防事業が提供されます。
 認知症の効果を上げるには、なるべく早いうちに予防につながる行動を習慣化させるとともに、それらを継続してもらうことが大切であり、習慣化は、ほかの介護予防事業にも共通の不可欠の要素で、その意味では一般高齢者施策に、より力を入れるべきと思います。がんと同じように、早期受診、早期発見が勝負とも言われています。高齢者などの介護をしている4人に1人が軽度以上のうつ状態にあることが厚生労働研究班の調査でわかりました。主任研究者で東海大学の保坂 隆教授は「予想以上にうつの状態の人が多く、一部は自殺に至る可能性もある。身体的にも病気の傾向が強く、このままでは第二の患者になってしまう」と指摘しています。一人の認知症患者のために一人の介護者が犠牲にならないように、適切治療、快適介護について伺います。
 本町における認知症患者への取り組みと対策について。
 認知症患者の実態はどうなっていますか。
 患者の認定と行政の支援について(早期受診、発見の方法と治療、介護の支援について)。
 次に、以前、常任委員会で、愛知県師勝町で取り組んでいる回想法を調査した経緯があります。国内で初めて地域ケアとして、昭和時代の生活用具や玩具などの展示で人気の「師勝町歴史民俗資料館」の所蔵品を活用しながら回想法を展開しています。
 回想法とは、なじみのない言葉ですが、対象者の回想に伴う思いを共感を持って傾聴し、その思いを今と未来に生かしていく援助技術です。例えば、押し入れにしまい込んでいた古い道具を見つけたときに、当時の記憶が生々しくよみがえるといった経験をした人は多いでしょう。回想法は、そうした人間の無意識的な機能を活用する心理療法で、特に高齢者に効果があるとされています。
 懐かしい物や音などをきっかけに高齢者の記憶をよみがえらせ、それをグループで語り合って楽しい時間を過ごす。そうすることで脳が活性化し、認知症の進行遅延や予防に結びつけるという手法です。
 1960年代にアメリカの精神科医ロバート・バトラー氏が提唱し、日本でも高齢者を抱える医療機関などで実施されてきました。しかし近年、回想法を地域の保健福祉活動として取り入れる動きが出てきています。「認知症対策」が深刻な問題になっているためであると思います。
 日本はこれから超高齢化社会への「急な坂道」を上ります。健康長寿を実現するのはもちろん、家庭・社会の負担を抑制するためにも、専門機関だけではなく、地域の取り組みによって認知症を予防することが求められています。
 本町には、昔懐かしい木造の旧西成田小学校校舎が現在コミュニティセンターとして活用されています。木の机やいすが並ぶ教室には鉄製のダルマストーブ、オルガン、教科書、分度器など懐かしい一品が並び、音楽等、体験学習もできたらどんなにかすばらしい雰囲気を伝えてくれると思います。この施設を活用し、生活用具、玩具、書籍、楽器、教科書、ポスター、絵画などを展示し、地域の高齢者の交流施設として、認知症高齢者の急増という社会問題に対応できるようにと考えますが、いかがでしょうかお伺いします。
 次に、「財源確保に広告事業の導入を」ということでお伺いします。
 近年の人口増加の顕著な伸びが続いて、富谷町は5月31日で4万 3,000人を突破いたしました。本町を取り巻く内外の諸情勢は常に変化をしております。ますます厳しさを増す財政状況の中で宮城県は、県庁内のエレベーターやロビーの壁面を広告媒体として有償提供することなどを提案されました。広告事業の導入を歳入確保の一環としたい考えで、今後検討会を開催し6月に基本方針を決定し、秋ごろから順次導入されていくと発表されました。
 お隣の先進自治体の仙台市でも広報紙「仙台市政だより」と地域清掃用ごみ袋、窓口サービス用封筒への広告掲載スポンサーの募集を始めました。月1回47万部発行している市政だよりは、年間スポンサー料 300万円以上を条件に募集し、 318万 1,500円で決定し、来年3月号までの各号で企業名を紹介するほか、裏表紙に年8回、広告スペースを確保されます。町内会の清掃活動などで無料配布するごみ袋は、大小合わせて年間20万枚作成し、スポンサー料は年間50万円以上が条件で 126万円で決定されました。ごみ袋の中央に企業名が印刷されています。
 窓口サービス封筒は2種類あり、所定の位置に広告を掲載でき、スポンサー料に下限はないが、年間47万 9,000枚提供できることが条件とされています。ここでは企業が広告を印刷した封筒を作成し、市に寄贈する形態をとり、約 280万円の経費削減効果があると言われています。市民便利帳やくらしのガイド発行についても広告特集のページを盛り込むなど、市作成に比べ約80万円の経費が削減でき、市は広告事業に年間 720万円の増収を見込んでおります。
また、岩手県矢巾町では人口2万 7,000人です。ここの上下水道課では水道メーター検針票への企業広告で成果を上げています。「水道事業経営において水道料金以外の営業収入の確保を図り、限定されている公営企業の事業範囲内で可能な企業性を発揮し、公共の福祉の向上に努める」と目的を明確化した上で、積極的に広告主にプレゼンテーションを展開しています。このほか多くの自治体がいろんな形で収入確保策に取り組んでおります。
 本町においても、厳しい財政の財源確保策として、広告事業について取り組む姿勢がありますかどうかお伺いします。
 税以外の収入確保策はありますか。
 また、広告事業導入に対する町の考え方と問題点についてお尋ねをし、私の質問を終わります。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) お答えいたします。
 第1点の認知症関連でありますけれども、在宅の何らかの支援を必要とする認知高齢者は今富谷町に 230名という多い数がおります。ついででありますけれども、じゃあ南部地域、西コミ学区でどのぐらいいるかなという形で申し上げますと、10・15名という形であります。とにかく全体として 231名ほどおります。減らないかもしれません、ふえるかもしれません。議員おっしゃるとおりだと思っております。そんなことを見ております、実態として。
 それから、早期の受診、発見、それらについては本年度より基本健診のときに実施する生活機能評価をもとにして対象者の把握をした上で予防教室を実施してまいりたいという基本スタイル、姿勢であります。
 それから、家族の関連、お話あったとおりでありますから、それらについて軽減はいろんなメニューで今後検討してまいらねばならない、このように考えております。これはこの種のことだけでなくて、ほかもかかわると思うんですけれども、共倒れという形を少しでも避けていく努力は、今までもしてきたつもりでありますけれども、今後なお一層、議員お話しのとおり大事なときに入ってきたなというふうな考え方を持っておるところであります。
 それから、西コミをということでありますけれども、私は卒業生の一人でありますけれども、あの風景、環境はいささかも変わっていないということでありますから、あのまま大事に保存をしていかねばならない場所だと思っております。ただ、建物については、異様な感じを持っております、卒業生の一人として。昭和20年代まで東校舎と西校舎と二つ持っておったわけでありますけれども、東校舎の分を昭和20年代後半改築して30年前の富谷小学校との統合まで使われて西校舎と東校舎を使われてきた経過があるわけでありますけれども、時のはやりでコミュニティセンターにするとき西校舎を解体し、そして東校舎の現存している分の改装方法、地番の動き、ああいうものをほとんど小学校のイメージを壊してしまった経過があると思っております。それを復元するのにも大変なことであります。ということで、今議員のおっしゃるような使い道の、建物としての私は公開意味は余りないのかなと。ただ、環境、立地、ああいうものについては、いじくらないで大事に保存していく、私は後に残るものとして継承していかねばならない文化教育の場所だということには間違いないと、こういうふうに思っております。
 ごめんなさい、余りにも母校のことを、大変きょう・きのう始まったんでなくてずっと思い続けてきたもんですから、没頭してしまって申しわけございません。
 第2点の財源関連でありますけれども、ご案内のとおり税収確保は、税外は決められた、議員おっしゃるとおりで、わざわざここで申し上げるほどのことのない本当に決められた税収であります。むしろその広告収入ですね、広告などなど今宮城県初め、いろんな形でおりますけれども、私はやっぱり 230万円の広告収入、今、矢巾町というのは小さい町のようですけれども、どのぐらい入っているのかわかりませんけれども、お金的に私が広告出す立場でしたら 230万人にアピールするものと、4万 3,000人だければ50分の1ですか、50分の1の単価で入札するのかなと、立場変われば。そういうふうに思うとお金的にもう少し検討、お金は広告収入という、収入という面からすると大事ではあるけれども、どうなのかなというふうに、相当検討していいのかなと。
 二つ目には、広告という自治体の中でこれほど看板広告、音から字から、とにかく耳から目から至るところで広告で押されてきているときに、せめて役所ぐらいもっともっとシンプルな形をとれないのかというふうに思う一人であります。昔は富谷町役場の字袋、半分ぐらい大きな字であった、なるべく小さくって。せめても自治体ぐらいはシンプルにして、その分の収入源、もし必要だったらもっと別な形で削減はできないものかと、別な形でですね。そういうことで今封書とかごみ袋は一つの考え方でありますけれども、いかがなものかなと。例えば町民バスにべたべたべたべた広告あげたバスで乗る気、感情起きるかなというふうに思って、これも高齢化社会の回想法にもしなるとするならばやった方いいと思いますけれども、私はお金的にはいかがなものかなと。いろいろご意見を参考にしながら吟味していった方がいいかなと、こういうふうに思っているところであります。

議長(相澤武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
 午前11時55分 休憩


 午後 1時00分 再開

議長(相澤武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続けます。
 11番相澤 榮君。

11番(相澤 榮君) 認知症について、まず。
 認知症を認知できる間は地域のサポートを得ながら生きていけます。しかし認知症を認知できなくなった場合、どうやって生きていくのかということが大きな社会問題であると思います。そんな中で、「明日の記憶」という映画を見させていただきました。また、NHKの教育番組で認知症の介護問題について、高齢者を地域で支えるためにどうしたらいいかという部分の番組を見させていただいたわけでございますけれども、その中で認知症の患者の声があります。認知症になったことはあきらめても、これからの人生はあきらめない。また、最大限人格を認めていただいて、町のごみ拾い等を行いながら社会の一員としてアピールしていきたいと。また、一人になることが非常に寂しい、不安になるということで、みんなで歌を歌うという機会があったら非常によいのではないかというような、そんな内容のものがあったんですけれども、先ほど町内に 230名の認知症患者がおるということを伺いました。
 その中で今年度から住民の基本健診の中で生活機能健診を始めるということですけれども、これはこれからの問題としてだと思うんです。何歳からこれは対象になるのかということをお伺いしたいんですけれども、今までの 230名の認知症者をどのように介護していくかということを、町として地域としてこの人たちを支え合うシステムづくりができるのかどうかということをお伺いしたいんです。それで、新しい介護保険法の中で地域包括支援センターがその中で進められていくと思いますけれども、その中に計画があるのかどうかもお伺いしたいと思います。
 それから、広告事業の中でですけれども、美的感覚とかそういう問題で、余り町長自身は快くそれを進めるという部分については思っていないなというふうに感じたんですけれども、要するにこういう自治体の中で金が入ってくるというその宣伝効果、努力しているんだなと、町も努力していると。そういう自治体の姿勢というものが、ほかの皆さんから見たときに意識が変わってくるのではないかというふうに考えられるわけです。そういう意味ではもう一度、私がお話ししたことだけではなく、例えば玄関マットに町の花をデザインしたり、そんなことでも美的感覚をしながら取り入れることもできるんではないかと思いますが、もう一度ご検討いただければと思いますのでご答弁お願いします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) もっと専門だければ担当課長の方いいのかね、介護認定者の60ぐらいの比率のような数字であることを伝えたいと思っております。介護認定の枠内も一つの進め方あるわけですし、今お話あったようにトータル支援の中でもこれらを予防していく、そういう手だての中でいく、こういうことを考えているわけであります。
 それから、2点目の、先ほどは申し上げなかったんですけれども、歳入広告、これは実際手がける場合、利害関係、それからやっぱり町民に広く認知していただく事業主という、全くの民間と違った自治体としてのということも宿題として出てくるんではなかろうかと、そういう宿題も入ってくると。それから、今議員お話のありましたように、歳入の姿勢という、
 住民にお伝えしたいということも一つの考え方だと思いますけれども、国民と住民の、日本国民という立場、それから富谷町民という立場からすると、私は自治体なり国なり公がやっぱり歳出に努力しなかったことがまだまだ残っていると思っております。これはあらゆる面であります。まだまだまだまだ私は住民の汗の代替えである税に対する、税に一番近くにいる人たち、汗して納めていただいている税金の一番近くにいる人たちというと、やっぱり数は少ないけれども、それなりの責任のある全国の私も含む首長と言われる方々が一組、二組には皆様方を含む村会議員から国会議員までの議員という立場の人たち、そして圧倒的に 
 多い数が国家公務員・地方公務員の吏員の皆様方であります。この三つの人たちがやっぱり 400万人以上いるということでありますから、1億 2,000万人に対する 400万人というと、30人に1人は税金の近くにいる人たちがいるわけでありますから、私は日本の歴史の中にいろいろ経過があってなかなか直らないと思います。思いますけれども、私は税金の身近にいる人たちほど率先垂範、思想信条違ってたらだめですよ、これは、日本国の今の立場ならば私は税金の身近にいる人たちが歳入に対する、そして納税者に、汗して納めていただく人たちにもっとこうべを垂れる、そういう姿勢が欠如していると私は自己反省の役場にお世話になってからのずっとの形であります。

議長(相澤武雄君) 11番相澤 榮君。

11番(相澤 榮君) 認知症についてもう一度お伺いしますけれども、60歳からという年齢でもって健診を受けるようにするということなんですか。
 それからもう一つなんですけれども、回想法についてですけれども、先ほど町長の答弁の中ではあの環境を変えたくないというような答弁をいただいたんですけれども、私は環境を変えるんじゃなく、あのままを生かして内部でもって使い方を変えていただきたいということなんです。それで 230名の町民の皆さんが、現在そういう認知症になっている方皆さんが使えるような、そういう工夫もなされてもいいのではないかなと。今西成田コミュニティセンターを使う人たちというのは、あそこの南部地区の人たちが主なわけでございまして、もっともっと利用できる方法があるんではないかというふうに思うわけでございます。そんな中で一つの提案をしたわけでございますので、その辺をもう少しご理解をいただきたいというふうに思います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 課長の方から申し上げます。ただ、課長申し上げられない分の西成田旧小学校跡地のことでありますけれども、先ほど申し上げましたように、あそこあのような地形になっておりますから、非常に注意しなければならないなと思っております。西成田小学校閉校最終校長の今村 清さんの言葉です。「同窓生すべて優しく力持ち」ってあの言葉を、あの階段はあんなに高くなかったんです。その辺から当時反省事項であります。当時どういうふうにしてどういう手続で改装したかわかりませんけれども、ああいう西成田小学校で何かもっと心優しい風景があったはずであります。今そういうものに使う、大変センスもなかった、無図案的な考え方、非常に残念に思っておりますけれども、なかなか手が回らないから今ああいうていでありますけれども、今議員おっしゃるように全体的に使うのにも環境条件をいろいろ整えなければならないものがありますので、そうですかと言うまではいかない。ただ、地域環境としては富谷きっての環境、地理的環境だとは思っております。建物については別問題だと。

議長(相澤武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) 基本健診時における生活機能評価を受ける対象者は65歳以上の高齢者でございます。

議長(相澤武雄君) 次、6番今村 寿君。

6番(今村 寿君) 私は、通告に従いまして3問質問いたします。
 まず第1問、「2007年問題の当町の取り組みを問う」ということでございます。
 この東北南部も6月9日の金曜日から入梅の模様というぐあいに伝えられておりますが、この急峻な我が国の地形ではあり得ないが、中国大陸だとかアフリカ大陸では上流で降った雨が下流の洪水までに7日間とか10日間、どうかすると2週間後に洪水が来るよということがある。その対応のために時間があるから対応ができるのかと思うと、しかし規模が大きいためにいかにも抜本的な手が打てないということで、やっぱり避難するだけで精いっぱいだったという事態があるやに聞いております。
 この2007年問題も前からわかっているテーマであります。この大陸の洪水対応のような難しさがあるように考えますが、文部科学省によりますと、2005年、昨年公立学校の先生採用は全国で2万 1,606名の採用がなされている。これはちょうど5年前の2000年度の約2倍に当たるそうであります。既に一部では青田刈りだとか他府県からの引き抜きということの状況もあるように聞いております。なお、ことしはもう既に好景気であります。したがいまして優秀な人材は民間企業へ流れる傾向が強く出てきております。一般的に教師の資質低下が叫ばれているときだけに、一定レベル以上の先生のレベルの人の確保が大きなテーマになってくると思います。
 このような時代背景の中に団塊の世代が大量退職する2007年問題に備え、行政の組織構成もしくは組織力といいますか、人についてまわる技術力だとかノウハウ等を維持しながら発展させていくにはどのようになっていますか。ベビーブーム世代の退職で組織に大きな穴があきませんか。また、定年後も再雇用できる再雇用制度の活用等を十分に考えられておりますか。制度そのものは既にあるわけですけれども、伺います。
 この問題は、役場職員だけじゃなくて、実は一般住民といいますか町民の方々も同じような定年退職者はふえると思います。その方々に生きがいづくりとか積極的なボランティア活動への提案だとかいろいろ考えられますが、当町の実態、方針について伺います。
 質問項目として、当町職員の役職、職階級構成について問題は発生しませんか、もしくは職務知識や管理ノウハウの維持面での問題が発生しませんか、具体的に対応はできておりますかということを伺います。なお、小学校や中学校の教員・職員についても同じ項目を伺います。
 具体的な2問目。ちょっと切り口は変わりますが、文部科学省、厚生労働省が連携して学童の放課後事業の一元化を図り、教員OBの活用策として学童保育にベテランを充て、なおかつ無料で対応することを検討中と聞きますが、学童の多い当町こそ、いち早くこのような取り組みを進めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。
 具体的3問目。職員、先生のみでなく2007年問題の対象町民は多いと思います。これはある意味では町発展のチャンスと考え、その人々に生きがいづくりであるとかもろもろのボランティア活動団体への具体的な立ち上げのバックアップ、フォローアップ策を講じるべきだと考え、伺います。
 第2問目、この「4月施行の高齢者虐待防止法の当町の取り組みを問う」ということでございます。
 高齢者虐待防止法、65歳以上が対象だと聞いておりますが、平成17年11月1日に成立しております。18年4月1日より施行され、今月で3カ月目に入ったところですが、この法律は特に地域住民の意識の高まりがカギだと言われています。
 家庭や施設での虐待を受ける高齢者を守り、介護する家族を支援する法律と言われていて、介護放棄や暴力から高齢者を守り、なお本人の合意しない財産を処分することも虐待と定義したのがこの法律の特徴だと聞いております。
 前にも質問をしたことありますが、悪質リフォーム業者や親族による年金詐取をも対象とし、危険が及んでいる高齢者を発見した国民、町民と言うべきでしょうか、にも自治体への通知義務を課しております。各自治体も現場への立ち入り調査ができるようになっております。また、場合によっては、自治体が警察に援助も依頼することができるようになっております。各自治体を中心とした地域の意識の高まりがポイントとなると考え、当町の取り組みを、実態と今後の推進について伺います。
 具体的質問項目。
 相談を受ける窓口は明確になり、住民に徹底していますか。高齢者は虐待を受けても周りを気にして隠そうとされるだけに、昔からあった「駆け込み寺」のようというか、そのような町民の身近に窓口はありますか。
 2項目目。法施行から日も浅いが、関係部署の取り組み、また町民への浸透状況は十分ですか。一般町民にも通報義務がありますが、そのPRとか周知徹底はどうなっていますか、ということであります。町当局と住民意識の向上がこの法律のねらいの一つと考えますが、粘り強い取り組みが必要と考え、伺う次第でございます。
 第3問目、「気がかりな子(自閉症・LD・ADHD)、いわゆる発達障害者支援法の当町の取り組みはどうなっていますか」という項目であります。
 はっきりと遅れてはいないが、保育所だとか幼稚園、小学校で集団行動ができない、学習障害、いわゆる「LD」、注意欠陥多動性障害、「ADHD」と訳されていますが、高機能自閉症とか言われているが、その子供側から見ると、気になる子供側から見ると、家庭や学校、地域社会において適応障害を起こし、毎日が生きにくさを経験していると言うことができると思います。
 我々の記憶にある佐世保市の少女子、当時11歳だったと思いますが、同級生刺殺事件、もくしは西鉄バスハイジャック事件、最近では山形県でも少年による殺人事件等が発生し、我々もびっくりする忌まわしい事件が多発しているが、これらはこの軽度発達障害者による加害事件と言われています。この対応のポイントは早期発見、早期治療にあると聞いています。
 文部科学省の調査によりますと、発達障害者 100名中ほぼ 6.3%の割合でおられて、1クラスに直しますと、30ないし40名とするならば2ないし3名の割合と聞いております。これを放置することが非行、引きこもり、ニートの予備軍とも聞いています。また、先ほど紹介した忌まわしい事件を未然に防ぐためにも、早期発見、早期治療で、本人が感じている生きにくさから開放され、普通の生活を目指すのがこの発達障害者支援法、平成16年4月に成立し、昨年の17年4月施行の発達障害者支援法のねらいだと考え、当町の取り組みについて伺います。
 具体的質問項目。
 発達障害児の実態はつかまれていますか。また、その具体的対応はとれらておりますか。
 隣の仙台市では、発達障害者支援センター「アーチル」というのがあります。宮城県としても「啓佑学園」、仙台市以外を対象とした支援センターが南中山にありますが、そことの連携、活用はどうなっていますか。
 具体的3問目。現状、学童保育では障害児は預かってもらえないので関係者は非常に困っておられます。最近利府町にオープンした「さわおとの森」では、未就学の児童もデイサービスや生活訓練をしておられると聞きますが、当町でもこのようなNPOを立ち上げ支援すべきと考えますが、いかがでしょうか。
 具体的4問目。そのような専門家とチームを組んで学校を巡回することが早期発見、早期治療のためにも大切なポイントと考えます。具体的に取り組まれていますか伺います。
 発達障害者の職業訓練も忘れてはならないテーマです。障害者も含め安心して暮らせるサポート体制のある町が求められていますが、以上伺います。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 2点についてお答えし、3点目については教育長の方に答えさせていただきます。
 第1点の通称2007年問題という表現でありますけれども、私どもの町の年齢構成という問いでありますけれども、今の、全員でありませんけれども、総務課長を初め、ここにいる課長と名のつく方々から先輩、ですから定年退職の人たち含めて富谷町役場吏員20名、10何名、そういう30名以内、そういう形できましたから、したがって年齢構成、当時飛び飛び採用、そういう中で越えてきたということをまず冒頭、富谷町の年齢構成だと思っております、今現在。今現在は一つの流れとして40年サイクルの中でありますけれども、年齢構成としては、そのときの採用人数、仕事の量、人が足りない足りないということで多いときもありました、それからそうでないときもありました。したがって平均的な採用構成にはなっておりません。しかし大丈夫ですかと、知識体制と申しますか、ノウハウ体制と申しますか。私は、富谷町吏員の諸君は知能集積としては、人の数としての波はありますけれども、知能集団としては波がない、継承継続できる集団、このように思っております。信じているんでなくて、実績として思っております。それから近々、富谷町の場合、職員体制の中で通称言われる昭和21年・22年・23年出生の方々が全体からすればごく少数です。そういう数字的にもそういうふうになっております。
 それから学校関係ということであります。これはご案内のとおり任命権者は宮城県であります。ただ、実態として富谷に奉職している教職員の実態を見ると、議員おっしゃるように大変波が大きくなっている。特に児童生徒の浮き沈みで採用・不採用というか、採用人数が大きく動いた経過がありますから、富谷に奉職していても宮城県の中でもかなりあると伺っております。これは解決策、いろんなことに、手当については県教委が今知恵を絞っているように伺っておるところであります。
 次の関係については、再雇用、再任用を富谷町でも条例でしばらく前にご案内のとおり持っておりますけれども、規模の小さな自治体で再任用というのはやっぱり、実務的には経験豊富でありますけれども、心情としてなかなか、実際運用面は我々地方自治体の中では難しいなというふうに思って、富谷町の役場吏員の中ではまだ、条例は持っておるけれども経験はしておりません。県内の町村部でもまだ余りしていないというふうに思っております。なかなか難しいのかなと思っております。
 それで、国の方でなるべくという形、動きがあるようでありますけれども、教職員をというのは、富谷の人口構成、いろんなさまざまな技術取得、専門取得者が住んでいる町でありますから、そこに厚生省、文科省というような職業層の特化した雇用体制というのは国の指針と違った富谷型の考え方でもいい人口構成、年齢構成、住民構成、こういうふうに今現在考えているところであります。
 それから人材センター、大変心配しながらご協力いただいて立ち上げたわけでありますけれども、理事長以下役職員の方々が一生懸命で、短期間のうちで、もう県内で名だたる実績を残すようにおかげさまでしていただいております。このセンターを今後の議員おっしゃる07年問題と整合性というのも念頭に置きながら取り組み始めていただいているところであります。ほかも考えていかなければならないけれども、今考えられるところはその辺であります。
 次、第2点の件であります。
 ことしの法施行、この4月の施行で連絡会議を、今まで持っていたものを、議員おっしゃるように全体を包含する子供虐待から、全体を視野に入れた虐待防止連絡会に切りかえたところでありまして、今後そういう関係の方々で支援センターを中心に周知徹底を図ってまいりたい。まだ緒についただけでありますから今後大きな宿題でありますけれども、徹底して取り組んでいきたい、このように考えております。
 第2点の関連でありますけれども、両方合わせて申し上げましたけれども、それらについて取り組んでまいりたいと、こういうことであります。

議長(相澤武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、気がかりな発達障害者支援法の町、当町の取り組みを問うという質問に対してお答えいたしたいと思います。
 まず、第1問の発達障害児の実態はつかまれていますか、それから具体的な対応、取り組みなどはどうなっていますかということですけれども、発達障害児の実態のつかみ方ですけれども、まず就学前は幼児健診、1歳6カ月健診、3歳6カ月健診、そのほか虫歯のない子教室、2歳8カ月、その場で心理相談や保健師による発達を確認しております。で、必要時、経過観察や指導をしております。さらに心理相談による対象児が通所している保育所などへの巡回相談、発達確認指導や保健師による支援を実施しております。なお、学校に入りましてからは、まず新入学前に健康診断実施をいたしまして、そのときに特殊学級や、あるいは養護学校への就学や転学を検討する必要がある場合には、幼児・児童・生徒及び保護者に対して、宮城県教育委員会が年1回障害児巡回就学相談活動を実施しております。その結果をもとにしながら富谷町教育委員会が行う就学指導の一助としております。それから保護者の方が住んでいる学校への見学相談を実施しております。これが入学時、それから就学前の実態の把握の状況です。
 現在実態はどうなっているか。先ほど文部科学省によると 100名中 6.3%と、これは予想の数字です。というのは、あなたはLDですよと、ADHDですよという診断というのは非常に難しい状況であります。ということで、特に7歳ぐらいまでにその症状が出る場合もありますし、その後出る場合もあるということで、判断は非常に難しい。ただ、各学校におきましては、一つの教育、気づき、担任が気づいた場合、それを共有しまして、教育的な判断によりまして交流教室、あるいは個別指導、それから特殊学級担当の先生によるチームティーチングというんですか、その学級に行ってその先生二人でやっていく、そういうような方法をとっている学校も多分今のところ2、3校存在しております、我が町で。というような状況であります。
 それから、具体的な対応、取り組みということですけれども、まず一番最初に気づきが大切で、集団生活の中での学習の進度の状況、それから友達との交遊関係等々から判断して、そして、やっぱり学校全体として教育的判断がなされて、そこで専門家の意思とか臨床心理とか、そういうような専門家と相談を持ちかけながら、今度はそこで検証、そして診断をいたしまして、そして保護者の理解を得るための相談をしております。その保護者の理解を得るだけでなくて協力も得なければならない。その辺も踏まえながら学校のいわゆる特別委員会が組織されておりますので、そこで判断しながらやっていくわけです。と同時に、もう一つその他の児童生徒の、取り巻くその他の児童生徒の受け入れ環境というんですか、それも学校として、効果的な場を構成する努力をしていかなければならないということになっております。そして初めて保護者の理解、支援、協力を得、その学級の環境も整った段階で、先ほどお話ししましたように、チームティーチング方式、個別指導、それから交流学級等々の手段がとられていくわけです。やっぱり早期発見、早期治療、そして早期克服、この辺までが大切じゃないかというふうに考えております。ということで、問い1はそのような状況になっております。
 それから、問い2ですけれども、発達障害者支援センター、これは発達障害支援法で支援センターの設置が望ましいというふうに位置づけられておりますけれども、我が町では黒川地区障害者ケアマネジメント推進事業の中で相談受け付け、サービス調整、研修などを実施しております。その関係機関に啓佑学園も参画し、実際の事業も担っていただいております。
 3番目です。現状、学童保育の障害児を扱っていないので関係者は困っていますという件ですけれども、なお利府町にある最近オープンした「さわおとの森」ということです。デイサービス虹の風において、保護者のアンケートや説明会、サービス体験等が終了いたしましたので、児童デイサービス立ち上げのための準備をしていると伺っております。
 4番目です。専門家とチームを組んだ学校巡回が早期発見ということで、それから安心して暮らせるサポート体制のまちづくりが求められているというご質問ですけれども、専門家チーム、専門家とは現在のところ学校からの要請あるいは保護者からの要請によって相談活動が展開されているということになっております。これからその安心して暮らせるサポート体制ということですけれども、まず一つは、校長・教頭のリーダーシップによる支援体制づくり、いわゆる校内委員会の設立を強くお願いしておりました。それから2番目としまして実態の把握。先ほどお話し申し上げましたように、気づき、その気づきを校内委員会に提案いたしまして、共有した課題を見つけ出して、じゃあ次に進もう、進む手だてを考えるということです。それから3番目として、県でも取り組んでおります特別支援教育コーディネーターの育成のための研修実践会がありますので、そこに積極的に教員の参加を促しておりますし、実際参加しております。四つ目として、その条件が整った中で個別の指導計画と支援計画を学校で立てます。その個別の指導計画、支援計画は全職員共有の理解を得るということも一つの大切なことだと思います。5番目に保護者の理解、そして先ほどお話ししましたように取り巻く環境の理解と支援、これが有効に活用する一つの大きな支えになってくると思います。六つ目ですけれども、専門家を含めて他関係機関との連携を密にしていくということが非常に大切になっているということです。どうしても学校の領域だけでは抱え切れない問題がたくさん出ておりますので、他関係機関、特に医療機関、それから厚生・保健・福祉、それから労働、そういうような機関との連携も模索しながら、さらに我が町、我が富谷町の学校教育におけるサポート体制を、より一層構築に努力してまいりたいと思います。
 以上です。

議長(相澤武雄君) 6番今村 寿君。

6番(今村 寿君) 第1問の2007年問題ですが、非常に前向きともとれる回答でございましたけれども、国の動きを一般的な動きではなく富谷型というのがあってもいいんじゃないかというご回答がありました。具体的にこういう方向だよということがあればお示しいただきたいと、このように思います。当然いいことだと思いますし、私もあってしかるべきだと思います。
 それから、一般町民の生きがいづくりだとかいう項目で、シルバー人材センターが核となってということでございましたけれども、このシルバー人材センターだけでいいのかと、もっと幅を広げていくべきではないかというテーマと、例えば今ある各地の老人クラブ、非常に活躍されておりますが、本当にこの団塊の世代の人たちをこのような老人クラブというところに参加されつつあるのか、古い団地もしくはそれ以上にずっとあるところでは、なかなか新しい老人が入ってこないというなにがあります。何か必要だと思いますが、行政の指導があってしかるべきだと私は考えますので、再質問いたします。
 それから、この発達障害児というのは、いろいろと虐待が生じやすいだとか、陰湿ないじめの対象になりやすいとか、引きこもりや不登校、自殺の原因になりやすいと言われております。また非行や反社会的な行動につながるケースも多いと。加害事件や被害事件も、被害にもなると。必ずしも発達障害児のどうあるべきかということに対する父兄も理解を得ていない、また指導する方も必ずしも指導者のレベルにあるのかという問題もあります。そういう意味では、私は4項目めに確か挙げたと思いますが、啓佑学園とか、そういうところの専門家とチームをつくって学校を巡回するという具体的な動きがこの解決策のポイントになると思うだけに、黒川何とか地区とやっているというように聞きましたけれども、本当に専門家なのか、その辺もあわせて再度質問をいたします。そして学校巡回をスケジュールとして組むべきだというぐあいに思いますが、いかがでしょうか。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 第1点目の富谷型という表現、「富谷の実態」って言い直した方がいいかもしれません。いわば議員おっしゃるように日本全国の2007年というイメージの中には、膨大な、膨大というか、誕生数が大きい 300万人とか 250万人というふうに言われているわけでありますが、今ですと 100万人ちょびちょびですから。そういうことでありますけれども、富谷の年齢構成から見ると、この07年問題が日本全国のデータより低いんです。多い年齢で23・24年生まれで普通ですと倍近いんですけれども、富谷の場合 1.5倍ぐらいで、山が少し低い。ですからそういうことを念頭に置いた富谷の実態、年齢構成を見ながらということを一つ置いて動いていかねばならないということがあります。
 それと次に、人材センターだけでいいのかと。こいつもそのとおりであるとは思います。それから今の老人クラブの貢献度というのは、それから奉仕団体ですね、文化団体、これは年齢構成も大分上がっておりますけれども、本当にこの方々の団体の取り組みが、これから卒業してくるであろうこの年齢の人たちがどこまで参加できるか、できない分については新たな取り組みをその人たちも模索していくであろうという期待もあります。そのときの町としてのお手伝いが、この方式あるからこの指にとまれという町の方式は私はやるべきでなくて、むしろこの方式でいくことに自治体がどういう手伝いできるかということを関心持っていくべきだと思っております。小さな町でありますから、それをいつでも気にしながら手伝いできる分、それから自主性、それともう一つは富谷の形という中には、この平成、戦後生まれの人たちを中心に、前の人たちも入っているわけでありますけれども、ご案内のとおり人口構成の中に男女とも生まれふるさとが違う人たちがかなり住んでいるわけでありまして、中にはふるさとに両親を持っている方々もかなりおります。それでお呼びになって来ていただく、いわば町で言う呼び寄せ親御さん、こういう形で老後を富谷で過ごしていただくということを大きな期待も持っているわけでありますけれども、これは逆にふるさと回帰されて、子供だけ置いていくということでも困るわけでありまして、そういうことを念頭に置いた富谷のふるさと状況、それから年齢構成、それのよそと違った形をよく分析しながら対応してまいりたいということであります。

議長(相澤武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) 専門家チームという点ですけれども、黒川地区でいわゆる大和町が宮城県から特別支援体制推進事業の指定を2年間受けまして、その中で専門家チームを含めた支援体制チームが構築されております。我が町も学校教育面では連携をとりながら有効的に活用しておりますし、今後もそうする方向で続けていきたいと思います。というのは、広域的に持っていきたいと思います。
 もう一つは、やっぱり我が町ということを考えれば、特殊教育担当者の資質の向上を含めて研修を深めさせながら、その支援体制の専門的、本当のお医者さんのような専門的とはなかなかそこまではいかないとは思いますけれども、準専門的な人材を育成してまいりたいというふうに考えております。それが今のところのスケジュールとおさえていただきたいと思います。
 以上です。

議長(相澤武雄君) この際、2時10分まで休憩いたします。
 午後1時53分 休憩


 午後2時10分 再開
議長(相澤武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 3番山路清一君。

3番(山路清一君) 今回私は、富谷町の教育現場での「個人情報の保護に関する法律」とドリフト族による迷惑・危険行為の富谷町の取り組みを伺います。
 平成17年4月1日に「個人情報の保護に関する法律」が施行され、個人情報の取り扱いのルールを定めて、個人の権利・利益を保護していますが、いまだに民間、官公庁も含め、個人データの紛失・盗難・破棄が多く、いつかは我が身、我が町にも起こるのではと心配になります。また重要な課題ではないかと思われます。
 昨年6月の一般質問で、富谷町としての「個人情報の保護に関する法律」の取り組みを伺い、町長からは、「平成15年12月に富谷町は情報セキュリティポリシーを策定し、基本方針対策基準として取りまとめ、また外部委託に関しても、町条例セキュリティ共通実施手順書などで機密の保持、再委託の防止、指示以外の使用及び第三者への提出の禁止など必要事項を明記させ契約し、町職員に対し、研修などはしていないものの、資料などの文書の配布によって趣旨徹底を図るとともに、職員個人のパソコンの持ち込みを禁止し、平成14年度には全職員に対し町所有のものを貸与し、貸与したパソコンの外部持ち出しは規制の対象とし、また町のネットワークの接続についても禁止策を講じ、かつ職員全員に個人情報の重さをしっかりと受けとめてもらうとともに使命感を植えつけ、緊張感を持って対処していく」等の答弁があり、町当局そして町長みずからも大いに危機感を持って対応している姿勢が見受けられました。
 昨年度の答弁でもありましたが、今、庁舎内を見回しますと、職員一人一人が1台のパソコンを使い仕事に取り組んでいる光景が見られ、また昨年度は、議会事務局の中に議員専用のパソコンが1台設置され、必ずしも使いやすい場所ではありませんが、当局の考えが一歩前進した感が伺えます。
 しかし、いまだに、新聞・マスコミ等には、個人データの紛失・破棄・盗難など何万件にも及ぶ個人の情報が被害に遭ったことが報道され、また個人情報を盗み買い取ることを商売にしている事件も起きているのが現状です。
 さて、それらの中で昨今見受けられるのが、教育関係の個人情報の漏洩・盗難です。
 教育現場に携わっている教師などが自分のパソコンに入れた生徒などの個人情報をパソコンごと盗難されたことが目につきます。国・県・市町村の行政に関しての仕事には個人のパソコンが使用されていることは、富谷町を見てもわかるように100%までとはいかないもののまず見受けられなくなりましたが、事、教育現場となりますと、いまだに個人のパソコンが使用されているとのことです。少子化の時代、子供は宝物です。その子供たちの個人情報がいとも簡単に盗まれ、漏洩されてよいものでしょうか、大きな問題です。教育現場におけるさまざまな難しい問題等はあるとは思いますが、富谷町の現状として次のことを質問いたします。
 一つ、町の教職員に町所有のパソコンを貸与しているか。
 一つ、町の教育現場「保育所・幼稚園・小学校・中学校」で教職員が使用している富谷町所有のパソコンは何台あるか。
 一つ、教職員個人のパソコンは使用されていないか。
 一つ、教育現場でのパソコンの使用管理はどのように指導しているか。
 次に、二つ目としまして、ドリフト族による迷惑・危険行為への取り組みを伺います。
 「ドリフト」という言葉をご存じの方は少ないと思います。「ドラフト」といいますと、皆さんすぐに野球のことを思い出すと思いますが、「ラ」と「リ」の違いでまるっきり違う意味にとられます。今は便利なもので、インターネットで調べますとすぐに「ドリフト」という言葉が出てきます。
 参考までにドリフトについてお話しいたします。
 ドリフトとは、主に自動車において、車体の慣性力がタイヤと路面との摩擦の限界を超え、グリップを失った状態において、車体の向きと進行方向にずれが生じ、スライドしながら走行することです。ドリフト走行を行うためには、ステアリング・アクセル・ブレーキを適切に操作して、タイヤのグリップを意図的に低下させる技術が必要であると述べています。ドリフト走行をするテクニックまで上げております。
 このように近年、暴走族のほかに、自分の腕を磨くというか技術を固持するために、タイヤを鳴らし、車体を横滑りしながらカーブを曲がるテクニック、またぐるぐる同じ場所を回転するドリフト行為や、直線での高速加速などの暴走行為がはやり、町内においてもドリフト走行をした形跡が見受けられます。
 特に町民の憩いの場所でもある大亀森林公園駐車場や役場の真ん前、職員駐車場にはそれらの形跡が見受けられ、タイヤの痕跡が駐車スペースの白線を傷めたり、ひどいときには、はがれたタイヤが散乱したりしております。また、夜中にエンジンやタイヤの音が近隣住民の騒音迷惑になっています。当局もバリケード等を設置し防止に努めている状況も見受けられますが、次のことを質問します。
 一つ、富谷町所有の管理地の状況はどうですか。
 一つ、富谷町としての対応・防止策はどうですか。
 以上2点についてお伺いいたします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 1点目は教育長の方でありますが、2点目答えさせていただきます。
 今議員からドリフトという名前知らない人もということでありますけれども、知らない方の一人で、一くくりで今まできました。改めて参考になりました。
 実態は、今議員お話ありましたように、役場駐車場、それから大亀森林公園の駐車場、それから運動公園の駐車場、多くはこの3カ所が的に使われております。その中でも大亀森林公園が回数として一番多く使われて困っております。実態がそういう今3カ所のうちで特段に多いのが大亀森林公園。
 3カ所ともバリケードでとめることのできない場所という形になっております。大亀森林公園についても、いろんな曜日関係なくいろんなお客さんが町内外あそこ使われますんでして、時間区切りでバリケードというわけにはなかなかいかない、開放ということであります。
 それから役場のお客様駐車場についてはあのような形でありますけれども、職員駐車場はヘリポートと兼用しておりますんでして、いろんなものを置くわけにはいかない、そういう何分以内間に職員が一斉に移動できるような体制になっているもんですから、バリケードというわけにもなかなかいかない。運動公園にしてもそのとおりでして、朝早くから夜間まで住民の方々が使われておりますんで、残された解決策としては、関係当局・機関、そういうものに絶えず連絡、ご協力いただいて、端的に申し上げると取り締まりの強化、こういうかなり県警もお忙しいようでありますけれども、そういう形。それから役場駐車場においては瞬時のライト、そういうもので防御しているとか、そういうてあつなどなどの実態であります。
 そうですね、実態、そして対処方法がそういう形で今動いていると、こういうことであります。

議長(相澤武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、パソコンの件に関してお答えいたします。
 1の教職員に町所有のパソコン貸与について、2番ともかかわりがありますので、関連してお答えさせていただきます。
 現在町より教育現場に貸与しているパソコンにつきましては、各小学校の児童生徒に対して教育用を主たる目的として貸与を行っている状況であります。ただし学校の事務用としての貸与は各小学校に2台、各中学校1台を教諭のパソコンとして貸与しております。貸与の主たる目的といたしましては、主に教育委員会と学校間の連絡調整と位置づけしております。
 また、幼稚園・保育所につきましては、町職員としての事務及び本町及び各出先機関での連絡調整等もあり、教諭パソコンとして各幼稚園に2台、各保育所に2ないし3台を事務所の状況に応じ貸与しているほか、園長・所長クラスに対して貸与いたしておるものです。
 それから、3番目の教職員の個人パソコンが使用されていないかということですけれども、教職員の個人パソコン使用状況につきましては、小中学校にあってはやっぱり学習に活用する独自な教材開発・作成等々が必要となっておりますので、貸与は行っておりません。ほとんどが個人用のパソコンを持ち込んで使用している状況にあります。個人用パソコンの利用状況につきましては、小学校が教員数 178名に対して 118名、利用率66.3%、中学校が教員数 108名に対して89名、82.4%となっております。幼稚園・保育所に関しましては私用パソコンの持ち込みは禁止しております。
 教育現場でのパソコンの使用管理はどのように指導しているかというご質問ですけれども、小中学校においては各校の校長の管理責任者として、また幼稚園・保育所については園長及び所長が管理責任者として、強くその管理に当たっていただいております。
 しかし、ご質問にありますように、個人情報の紛失や盗難・漏洩の防止を考えるときに、パソコン等の機械機器の管理も必要項目でありますが、情報そのものの保全や個人情報の保護に関する法律に沿った取り扱い方法を徹底させることが現在最重要課題であると考えております。そのような考えのもとで、町の規則に従って、県教委の強い指示に従って、校長会や教頭会などのあらゆる機会をとらえて周知徹底を図っていることであります。特に個人情報の取り扱いや個人パソコンを使用する際のチェック機能の強化、それからさらに徹底を繰り返し繰り返し図ってまいりたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。

議長(相澤武雄君) 3番山路清一君。

3番(山路清一君) 個人情報の保護に関する法律の件なんですけれども、先ほど教育長の方からお話ございました。その中で今小学校が66.3%、中学校が82%云々のお話がございました。これだけの先生たちが個人のパソコンを使っているということは、やはり普通に見てちょっと多過ぎるんじゃないかなと。できるんであればほとんどもう個人のパソコンは持ち込まないのが原則ではないかなと私は思います。
 それでお聞きします。生徒用のパソコンに関しては整備されているのは、これはいろんな教育の問題とかで当然だと思いますけれども、今後の方針とか今後の町の計画がございましたらお聞かせください。
 以上です。

議長(相澤武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉芳樹君) それでは、今県内の状況を見ましてもほぼ富谷町と同じ状況の中で推移しています。今後推移を見ながらいろんな方向から検討してまいりたいと思います。
 以上です。
議長(相澤武雄君) 次、19番渡邊俊一君。

19番(渡邊俊一君) 私からは、1件2要旨について質問させていただきます。
 老齢者の心身の健康を取り戻し、介護の予防に努めることが大事であると私は考えます。
 各自治体においては近い将来、介護支援による財政が圧迫する可能性が予想されることから、介護予防に力を入れておる自治体が多くなってきておる昨今であります。我が町の高齢化率は、5月21日の河北新報によれば県内最低の11.1%でありますが、65歳以上の人口数は 4,755人と、高齢化率県内上位の丸森、女川、本吉、山元町などの65歳以上の年齢の方々に匹敵する人口を我が町も有しております。昨年と比較しても 0.3ポイント増でありますが、これは若い転入者の多い我が町にとって総人口から見る数字面では増加率は少数に見えるわけでありますが、近い将来、大変な人数になることが明らかであります。
 我が町にとっても、若生町長初め担当課を中心にこの問題に積極的に取り組み、東向陽台などでは地元の同僚議員を先頭に介護予防に取り組んでおり、大変効果も出され期待されておるところでもありますが、町全体としての取り組みからすれば東向陽台的なサークルの拡大的な施策を初め、町独自の取り組み対策が必要と考えます。明治、大正、昭和初期の激動の社会を乗り越えられてきた老齢者の方々の、昔懐かしい食事のつくり方や現代の若者ではなかなかつくられない豆腐づくりや納豆づくり、みそ、煮豆など安全な食材で懐かしい食事づくりなど昔を思い出し、そしてコミュニケーションを深めることにより介護予防に努めることなどが考えられます。我が町において幸いにも農業振興の対策として、減反施策の取り組みから生産組合を立ち上げ、転作として大豆を生産しておりますが、その大豆は収穫して農協に出荷するだけであります。その一部を地域の高齢者の介護予防対策のために利用することを提案させていただきます。
 農業振興と介護予防対策の一元化による我が町独自の取り組みが必要と思われます。町内地域の格差はあるわけでありますが、特に条件の整っておる志戸田地区などをモデル地区にし、町全体に拡大していき介護予防に努める考えがないか、次の2件にて町長の見解を求めます。
 一、農業振興とともに昔ながらの食の安全を取り入れ、介護予防モデル事業を立ち上げる考えがないか伺います。
 一、生産組合などの条件整備の整っておる志戸田、一・二・三ノ関の北部地区、西成田、明石、大亀、石積、今泉、大童の南部地区を介護予防モデル地区に指定し、さらに介護予防に必要な条件整備を行っていく考えがないか伺います。
 以上、私からの質問であります。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) お答えいたします。
 第1点の予防介護を念頭に置いた形ということでありまして、一時期生産組合で、最初の年、志戸田地域でその話題が出てまいりました。いろんな諸条件整備の中で立ち上がらないで終わってしまった経過があります。今お話受けてみて改めてもう少し町としてお手伝いできる方策がなかったかなという、議員のお話を聞きながら改めて地域の方々と話し合いを進めていかねばならないと、こういうふうに思っておるところであります。特に、通称北部地域の中で生産組合、志戸田ブロック、それから一・二・三ブロックと、二つの生産組合になっているのでありますけれども、特に志戸田地域の大豆生産は、いろいろ制度もあります。制度、ご案内のとおり出荷体制そういうものありますけれども、議員おっしゃるような食と予防介護、そういう楽しみ方、こういうことにもう少し検討させてまいります。
 それから、お話ありましたように、順次南部地域にもそれらができるかどうか、そういうものを検討するというよりも、地域の人たちと取り組みを相談させていただきたい、こんな考えでおります。改めて感謝申し上げたいと思います。

議長(相澤武雄君) 19番渡邊俊一君。

19番(渡邊俊一君) 町長も既にそういった方向で理解されておるような答弁であります。やはりひとつこの過去に生産組合を立ち上げたときの一つの条件整備といいますか、やはりただ減反をしてそこに転作として豆をつくればいいんだというようなことでなくて、介護それから農業施策、その他のもろもろのやっぱり一貫性を取り入れた中での行政主導というか、そういうものをやはり私どもは強く望んでいかなくてはならないというふうに思っております。
 改めて町長にお聞きするわけでありますけれども、当時、先ほどの町長の答弁で、そういった豆から豆腐、そして二次加工しながら皆さんとともに昔懐かしいものをつくっていこうというふうな話があったことを聞いているというふうな話でしたが、なぜその当時、やはりそういうものに取り組んでいかなかったのか、そして、今改めて町長は今後そういうふうな形で取り組む方向の姿勢を示したわけでありますけれども、何かその当時の弊害があったのかどうか、その辺を改めてお聞きをいたしたいと、こんなふうに思います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 大きな弊害はなかったと思っております。いわば弊害なくて立ち上がってこなかったということは少し手伝い不足もあったのかなと。それからもう一つは、国費入っておりますから、その国費の大豆生産奨励金だとか、さまざまなそういう上位団体の制度の……並べるとあります。そういうこと、制度上の宿題一つ。それから町と地域との連携の努力と、大きく分けて二つぐらいあったのかなと、こんな思いでいるところであります。
議長(相澤武雄君) 次、10番伊豆田待子君。

10番(伊豆田待子君) 私は、2問質問いたします。
 1問目は、「高齢者の経験と資格を地域で活用」について質問します。
 厚生労働省では、子育て支援・少子化対策の中、新エンゼルプランを推進し、平成14年9月には少子化対策プラスワンを発表、次いで平成15年7月16日、法律第 120号「次世代育成支援対策推進法」を公布しました。各市町村では、次世代育成支援法第8条第1項に基づく「市町村行動計画」の策定が義務づけられました。明治大学教授の高木 勝監修の「人口減少日本」を読みますと、日本の人口減少は、飢餓や戦争といった特殊要因ではなく、構造的な要因によって減少していくとあります。昨今盛んにこのことは言われていることでもあります。この人口減少の対策として厚生労働省は、急速な少子化の進行は今後社会保障を初めとして我が国の全体にこれまで予測した以上に急速な構造的変化をもたらしていくことが予想され、こうした中で少子化の流れを変えるためには従来の取り組みに加え、もう一段の少子化対策を講じていく必要があるとして、「少子化対策プラスワン」を発表、主な取り組みとして、「男性を含めた働き方の見直し」、「地域における子育て支援」、「社会保障における次世代支援」、「子供の社会性の向上や自立の促進」など四つの柱に沿った対策を総合的かつ計画的に推進しています。
 その一つに、「地域における子育て支援」があります。現在富谷町シルバー人材センターが設立され、 350人の会員の方々がご自分の持っている資格や知識を活用して、さまざまな仕事に従事し成果を上げているようであります。また、今年度は少子高齢化の進行による各種の問題など、地域社会の下支えとなるさまざまなサービス事業を推進する考えがあるとも聞いております。
 富谷町シルバー人材センターでの子育て支援事業として、高齢者の資格や豊かな経験、パワーを生かした保育サービス事業である一時預かり、在宅子守やイベント型子守、また保育所や幼稚園などの送迎の実施などが挙げられますが、計画はあるのでしょうか伺います。また、今条件整備をしているようなら、早急にすることを求めるものであります。
 来年は団塊の世代が全国で 700万人が退職する対象と言われています。現在シルバー人材センターは全国に約 1,600カ所あります。このうち何らかの子育て支援サービスを提供しているのは 422カ所で実施され、人生経験が豊富な定年退職者や既に子育てを終えたベテランの主婦など、中高年齢者層の人材パワーを活用した事業が展開されています。全国のシルバー人材センターでは福祉家事援助サービスの一環として定年退職者などの高齢者パワーを活用した種々の子育て支援をしている。その種類は保育施設への送迎、幼稚園や保育所が終了した後の子守、両親が留守中の家庭での保育、見守りや家事援助などのほか、小学校の下校時の安全パトロールから、毎週土曜日に開放される学校の運動場や体育館での安全の見守りまで、多種多様であります。
 現在の社会状況は核家族化、また晩婚化が進む一方で、早くに両親を亡くす場合や両親が高齢になり、ご主人も会社で重要な立場になるとなかなか休みがとれないなどで、出産のとき上の子供を見てもらう家族の都合がつかないなどといったことが現状として起きております。富谷町としても出生率が減っていることや、現在約4万 3,000の人口、そのことも考え、やはり手厚い子育て支援を求め、伺います。
 また、保育事業を実施する場合の保育の専門家による講習が必要となりますが、その育児リーダー養成講習会の実施について伺います。
 2問目は、「後継者に町営住宅の確保を」について質問いたします。
 昭和38年4月に富谷町が施行されて40年が過ぎました。私が富谷町にお世話になり議員として働かさせていただき、はや12年になろうとしておりますが、私の主観ですが、堅実な財政運営と借金の無理のない計画、そして決してぜいたくはしない、町長初め役場の皆さんは意識はしていないと思いますが、この短い年月での富谷町の発展にはこのあたりがあるのかなと理解している一人であります。
 話は戻りますが、昭和39年3月に湯船沢、西沢に町営住宅が完成、昭和40年2月に清水沢に、43年1月に宮ノ沢に町営住宅が完成しました。西沢住宅は新しく建てかえが済み、湯船沢住宅が本年で建てかえが終わりますが、これから順次清水沢・宮ノ沢住宅が建てかえられる予定になっております。
 一方、富谷町は団地造成が進み、町制施行のときの人口が約 5,000人だったのが、現在は約4万 3,000人の人口に発展しています。また、団地造成とともに小学校や中学校が設置されています。昭和53年に開校された富ケ丘小学校は 1,402人の児童が学んでいたマンモス小学校の時代がありました。そして富谷小学校、東向陽台小学校など歴史をたくさん積み残し、社会人へと成長し、県外に移り住んだり、また結婚をし子供さんも授かりと、環境の変化などさまざまなことがあるのではないでしょうか。
 富谷町は仙台のベッドタウンであり、お勤めなど70%の方がお隣の仙台とかかわりがあります。また、仙台に通うのに富谷町はとても通いやすい地の利にあります。そのことから親御さんのそばに住みたい、住まなければならないことなどの現状があるのではないでしょうか。
 町長は、富谷町のホームページで「まちづくりは人づくりから」と述べておられました。富谷町から巣立っていった人材を再び迎えるためにも町営住宅の一歩進んだ考え方を求め、伺います。
 1点目は、町所有の空き地が富ケ丘などにありますが、人口がふえた今、町営住宅が 100戸では足りないのではないでしょうか。この空き地に3階建てなど今風の若い後継者が入居できる町営住宅を建築し、育てていくべきと考えますが、伺います。
 2点目に、共働きの後継者が、または所得の少し高い後継者の方が入居できるように、部屋数をふやすなどの工夫で所得の制限を上げる考えはないでしょうか伺います。
 最後になりますが、新たな建築は難しいのであれば、これから建てかえる住宅の一部を若い後継者用に富ケ丘などの所有地に配置転換を提案したいと思いますが、町長の所見を伺います。
 以上です。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) お答えいたします。
 第1点の問題でありますけれども、高齢者の関連。人材センター、議員お話ありましたように人材センターでこの件について取り組む方向でおるようであります。したがってお話ありましたように、センターと町がどこまでお手伝いできるか密にしながら取り組んでまいりたい、このように考えております。なお、後で出てまいりましたお勉強会とか、そういうことについても連絡取り合いながら、センター独自でいいのか、町がどこまで手伝いできるのか、いわばとにかく密にしていきたいと、このように考えておるところであります。
 第2点の町営住宅関連でありますが、今ずっと議員のお話聞いてて、私も同じでありますけれども、ややこしいんですね、住宅、これから申し上げますけれども、町独自で議員おっしゃるような方向にいかないという縛りがあるようなことでありますので、今から言いわけを申し上げさせていただきたいと思います。
 第1点の、住宅の、公営住宅法という縛りの中であります。そういう中にあって今とにかくご存じのとおりかなり古い現在の住宅でありますから、とにかく今あるものを許す範囲内で全部建てかえを終わらせる、これが最大の今取り組みの状況であります。まず第1点であります。
 第2点については、ふやすとかそういう、後継者のためということでありますけれども、これも法の縛りで、国費がいっぱい入っているもんですから、富谷でどのぐらい議員おっしゃるように面積大きくするとかこうしたいとかっていう、なかなか自由がきかない、縛りの中で住宅は決められた枠内で建てかえを進めている。こういうことが先ほど来申し上げている住民の声とまた違った縛りで、それを越えることができない、こういうことであります。
 第3点については、後継者用、これも後継者というか、いろんな縛りがありますから、所得から何からみんな縛りの中であります。それともう一つは、今お使いになっている方々が、これも法の縛りでしょうか、優先権を持っております。その方々が第一優先、そして空いたとき公募し入居していただくと、こういう今形で進んでおります。今後もとにかく、先ほど申し上げましたように、今ある本当に老朽化した住宅を年次計画でとにかく全部建てかえ終わることに最精力を尽くしているところであります。
 以上であります。

議長(相澤武雄君) 10番伊豆田待子君。

10番(伊豆田待子君) 1問目のシルバー人材センターの活用ということでは前向きな答弁をいただきました。これはいつまでと考え、いつまで整備して、来年からやるかとか10月からとか、そういう具体的な答弁をいただければ非常にありがたいと思います。
 先ほどこの趣旨で述べましたが、やはり子供さんが2人いて3人目が生まれると。それに関して親御さんが早く亡くなったりしていまして実際見る方がいなくて、大変な思いをしてことし3月出産された方がいらっしゃいますが、そういう方からの要望などありました、実際。それでやはりこれは早く整備していかなければならないことなのではないかなと考えておりますので、もし今年中、10月ごろまでに整備がされるのか、はっきりした方向を述べていただければと思いますが、いかがでしょうか。
 それから2問目の住宅に関してですが、こんなに縛りがあるものだということはちょっと大変残念なのかなと思っております。やはりこれも富谷町からお嫁に行って、それでこちらに、実家の方に、そばに住みたいが住めないと、そういう住民からの相談で取り上げたものでありますが、もし、法律を変えていくのにはやはり国の方の法律なのかなと思いますが、これはどうしてもこの法律を、これから地方分権という問題もあるかと思いますが、その辺で何とか変えていける方法というものはないのでしょうか伺います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 時期はいつなの。(「18年の下期で準備を進めています」の声あり)ということで、今私の手元に具体の時期は届いていないんですけれども、鋭意検討して、そんなに遅くなくスタートできると、そういう準備にいるようであります。
 それから、人材センターでありませんけれども、今のお話聞いててそう思ったんですけれども、富谷町内で数年、六、七年前になりますか、日吉台地域でお手伝いした団体がありました。どういう経過かその後検証しておりませんけれども、富谷町で三つ子だったと思うんですけれども、そういう共稼ぎ世帯をお手伝いした、団体までいきませんか、本当に豊樹会という方々が中心で大変お世話していただいたことなどもありますんで、そういうのも検証しながら町としても押さえていきたいし、センターの方でもそういうものを身近な参考例などもして、今議員おっしゃるようなことを満たしていける団体にしていかねばならないのかなと思っております。
 それから、住宅については、国の縛りで法であります。分権といえどもこれは国費が入って、富谷町でいかんもできない状況にあります。じゃあそれでは別な方法でやったらいいんでないかという話も出て……、伊豆田議員からは出てこないと思いますけれども、そういうふうにあるかもしれませんけれども、そのなかなか力が持ち得ません。したがって先ほど来申し上げております今の住宅を最精力、尽力して傾注して建てかえを済ませて次に入っていく、そこまでだと思っております。

議長(相澤武雄君) この際、3時10分まで休憩します。
 午後2時56分 休憩


 午後3時10分 再開
議長(相澤武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 12番佐藤聖子君。

12番(佐藤聖子君) 私は初めに、多くの人が生涯にわたってスポーツを楽しめるようにということで質問をいたします。
 戸外でも屋内でも体を動かすことは、どの世代であってもとてもよいことです。まして高齢者が健康の維持と増進のためにスポーツをすることはすばらしいことです。ひところゲートボールが盛んでしたが、現在はグラウンドゴルフの愛好者が多いようです。グラウンドゴルフはゴルフをアレンジしたスポーツで、通常のゴルフに使うパターに似た木製のクラブでプレーします。クラブで打ち、ホールポストと呼ばれるゴールにボールが入るまでの打数で競います。町内の老人クラブなどで盛んに行われており、5月18日には町長杯が実施され、選手各位の奮闘があったと聞いております。
 グラウンドゴルフは、1982年に島根県の泊村で生涯スポーツ活動推進事業の一環として始まりました。1988年に第1回全国スポーツレクリエーションが開催され、正式種目になったということですが、現在では 100万人以上の愛好者がいると言われています。グラウンドゴルフは場所を選ばず、コースをとれる広さがあれば簡単にできると紹介されています。ほかのスポーツのように距離をはかったり整地したりしなくてもよいし、道具もホールポストとスタートマットがあれば最低の準備は整うことになります。何よりグラウンドゴルフではエチケットとマナーを一番大切にしているという点です。「審判をつけないでプレーするので競技者のモラルが求められるし、規則を理解して教え合うことが必要だ」と言われているほどです。
 このように競技は手軽に簡単にできるのですが、しかし、練習場としても標準コースの外回り4ホール、内回り4ホールあるにこしたことはありません。富谷町のグラウンドゴルフ愛好者も増加し、交流試合が盛んに行われ、練習も熱心に行われていますが、練習場の整備、例えばあけの平3丁目公園のフジ棚を移動してもらえたら助かるのだがという声などがあります。要求を聞き、実現の方向で検討を求めるものです。
 町は、グラウンドゴルフの愛好者、チームの広がりをどのようにつくっていく考えなのか伺います。
 愛好者の増加を図っていくとすれば、常設のグラウンドゴルフ場の設置が求められますし、練習場の確保と整備も必要だと考えますが、いかがでしょうか。
 コースの設定が容易にできるように、あけの平3丁目公園のフジ棚を移設してほしいという要求に対応すべきではありませんか、伺います。
 島根県泊村が生涯スポーツとしてグラウンドゴルフを考案し普及させてきました。グラウンドゴルフは冬期間競技するのは宮城県のあたりでは難しい面がありますから、年間を通じてスポーツを楽しめるようにしていくことが必要ですが、町独自の生涯スポーツ活動の推進をどのようにしていくのか、取り組みを伺います。
 次に、「町上会館新築工事は住民の負担なしで」ということで質問をいたします。
 町上会館は、1970年、昭和45年に建設されました。手狭なことや老朽化が進んだことで、昨年建てかえの予算が計上されました。建設されていた土地は国が管理する河川敷であり、建物を建てる場合には有償で払い下げを受けなければならないということになり、建てかえが進んでおりません。町当局は当時のことを知る人を訪ね、どのような経緯で河川敷に建設することになったのか、国との覚書のようなものはないのかなど調査したようですが、その経緯ははっきりせず、集会所の建設を許可する文書もないということでした。国道整備と河川改修に地域住民が協力をしたということによって集会所建設の許可を口約束で行っていたということなのでしょう。
 新興住宅地以外の地域の集会所は地域住民が集会所用地を寄附して建設されてきました。建てかえに当たっても同様に集会所用地については町内会が用意するものとされていますが、明文化されているものはありません。これまでそのようにやってきたというだけのものです。町は住宅団地を造成しまちづくりを進めてきましたが、開発指導要綱に基づいて公益施設の設置が義務づけられるようになりました。集会所施設について開発指導要綱では「開発者は、町長と協議の上、開発者の負担で用地を確保し、表に定める基準により集会所を設置するものとする」としています。そして「 500戸未満は 150平方メートル以上の集会所を1カ所、用地面積は 500平方メートル以上、 500戸以上 1,000戸未満については 150平方メートル以上の集会所を2カ所建設し、1カ所当たり 500平方メートルの用地を確保すること」としております。
 これまで集会所の老朽化での建てかえは大童、三ノ関などがありますが、土地は町内会が用意し、建物は町が建てるということで進んでいますが、このようなやり方は今の時代に合わなくなってきているのではありませんか。
 今回のように河川敷に建設されていた集会所建てかえで用地の買い戻しが必要になっている事態では、町は直接買い戻し、そこに集会所を建設するという弾力的な対応が求められているのではありませんか。
 町は、この6月の第2回定例会に、土地払い下げに係る費用として219.81平方メートル、 337万 2,000円予算計上しました。この金額は現在の町上会館周辺の固定資産税の評価額から割り出したとしております。町が国から払い下げを受け、同額を町内会から寄附金として受け取るとしています。今議会で議決されれば、議決書を添付して財務局へ提出するということになっております。しかし「有償の払い下げ」というので、町内会はその費用をどのように捻出したらよいのか困惑しているのが現状です。町上の町内会の戸数は 250戸ですが、単純平均の場合1万 3,488円の負担ということになりますが、アパートの住民もいて町内会に加入していない世帯もありますから、負担はもっと重いものになるのではないでしょうか。集会所は地域振興の中心であり、住民福祉の基本的な観点からも、そして地域活動の拠点となる会館を、住民に土地を買い戻させ負担させて当然というのは納得できません。個人負担なしで建設するべきではありませんか。
 建てかえについてこれまで「用地は町内会が用意することになっている」と言うかもしれませんが、平成15年3月議会でのことです。富吉台、今は杜乃橋町内会となっておりますが、そこの集会所の建設を開発指導要綱に反して、住宅戸数が60戸のところに町は建設するための予算 3,595万 1,000円を計上しました。これまで新しく開発された団地の集会所建設については開発指導要綱に基づいて、少なくとも1館目は開発者が建設をしてきました。また、建設の時期について町は、「町内会の設立」を前提としてきておりました。予算審査特別委員会の中では、町が集会所建設を開発者に要請していないことも明らかになり、開発指導要綱無視のやり方に批判が集中し大問題になりましたが、結局建設するという大盤振る舞いとなりました。
 現在の町上町内会館の広さは88平方メートル、これから建設しようとする会館は 200平方メートルで、新築工事には 4,247万 8,000円が予算化されております。
 集会所については住民に個人負担を求めるべきではなく、すべて町の責任で行うように求め、またそのようにするべきだと思いますが、どうでしょうか、伺います。
 町上会館が建設された後、会館の所有権はどこに属しますか、伺います。
 平成19年、来年3月までに町上会館を完成させなければなりませんが、その見通しはどのようになっていますか、何が一番の障害になっているのですか、伺います。
 供用開始までのタイムスケジュールをここで明らかにしてください。
 以上です。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 第1点のスポーツ関連でありますけれども、高齢者だけでなくて、高齢者のスポーツだけでなくて若い人もみんなでやれば一番いいんでして、富谷でもご案内のとおり老人クラブでスタートして、今名実ともに協会を、細谷さんという方が会長で名実ともに体育協会で今営々と活躍・努力していることを議員篤と存じていらっしゃると思いますので、改めてその熱意と普及活動に取り組んでいる細谷会長にこの場をおかりして皆さんにお知らせしながら感謝を申し上げたいと思っているところであります。そいつが今一生懸命町内全体に普及し、盛んになっていることであります。
 第2点の中で練習場のということでありますけれども、練習場、議員お話あったように、どこでもと、場所も選ばない、午前中出ました町の緑地広場なんかでもやっていただいたとか、どこでもやれるわけでして、今それを特別ここがグラウンドゴルフの指定地よというようなことでなくて、ある場所をご利用いただいて、協会の方々に普及・促進・推進を図っていただきたい、そういう考え方であります。
 それから、その3においては、あけの平の3丁目公園、せっかくあそこまでフジ棚できてきたのでして、中にはあるかもしれません、「移設しなさい」と言う人があるかもしれません。例えば「街路樹植えなさい」と言う人もありますし、「虫がつくから虫出るころは切りなさい」と言う人もあります。「落葉はきれいだけれども、落ち葉が困るから」と言う人もさまざま多種多様ですから、あそこの公園を「フジ棚を移せ」と言う人もあるかもしれませんけれども、私はああいうものを移すよりも大事に保存、育て、公園として持ち続けていくべきだと考えております。
 それから、第4点のスポーツ、これからでありますけれども、先ほど今村議員でしたか、からも出ましたけれども、これから新たな人たち、新たな町を築いていく、今の50歳の人たちのスポーツの進め方、生き方、60歳の時間の使い方、みんな変わって編み出してくると思うと、そのように伝えたように思うんですけれども、これからもグラウンドゴルフのみならず、これからのスポーツはその年次年次で新たな組み立て、組みつくりという形がなお進んでいくと思っております。そのとき町はどうする、どう走る、どう動く、そういうとき、この指にとまれでなくて、そこにお手伝いをできる、そういう町の体制で私はあるべきだと思っております。したがって、何と何をどうっていうことではなくて、今やっている、一生懸命体育指導員、またいろんな協会、スポーツ団体の方々、子供から高齢者までお手伝いいただいている方々、これも尊い謝意を申し上げながら今後もお手伝いいただいていきますけれども、その時期時期に新たなものが生み出され、それを育てていくものと思っておりますし、お手伝いしていかねばならないと思っております。
 第2点の町上会館の関連でありますけれども、こういうことであります。やや実態掌握しているようでありますけれども、その集会所の要綱、町で持っている形で打ち合わせをしてまいりました。それから払い下げの形も議員お話のとおりで進めております。それから所有権については、税が全額、上物については税が全部入りますから、それはよその会館と同じように所有権は富谷町に、所有権になるはず、そして賃貸所有利用契約を結んでということで今まできたとおりで進んでいく予定であります。
 土地については、全町内会の中で町所有、これわかんない人、わからないというか、歴史的背景と今現在とあります。いわば16町内会ほかについては、前受け土地ご提供をいただいたと、そういうことで上を直税で建設させていただく、ご寄附いただくのもある。それから16町内会においては、30戸の町内会もあります。30戸前後の町内会から 200戸町内会あるわけでありますけれども、歴史的な中で土をみんなで出し合ってという経過があります。時代に合わないという表現あったようで……、時代に合わないんではなくて、そういう背景を大事にしていかねばならない。そして会館の上物については、16町内会においては自分たちで一定の補助をいただいて自分たちで上も建てる、土も自分で、その町内でつくると、そして団地については給水、湯飲みまで税でやっておった時期もあったわけでして、それをやめて今上物については直税、いわば町の税で全体をやる、これは県内でも少ないはずであります。土については、今まで長い積み上げの中できた状況でありますから、今度の町上についても、たまたま偶然に、たまたまに国有地でありますので、そういう交渉をし、実際は町上の町内会の人たちのご寄附でいただくと。それから土の所有権はということ多分出てくると思うんですけれども、土の所有権は、全部でないと思うんですけれども、町の都合で所有権が町になっているのではありません。これも歴史的な背景ありまして、どこどこ町内会、何のだれ兵衛外何名の所有、そういうことであって、それを登記上大変ということで、たまたまその町内会が編み出して、町の所有にしておけば、その所有権の移転を時代時代で変える必要はないと、そういう歴史的な背景で町所有と。町で吸い上げたんでなくて、その町内会。ですから大半はそういう町内会の所有権が町の名前になっている。一部まだ登記ができなくてまだ外何名になっている町内の土地所有権もあるはずであります。
 次に、負担は今申し上げましたとおり町内会で土地代だけは今までどおり、よその町内会どおりお願いしたいと、こういうふうに打ち合わせを町内会と進めておるところでありまして、これからは町として国有地の払い下げの手伝いを、今までも進めてまいりましたけれども、鋭意積み上げて建築に入りたい、こういう形で進めているところであります。
 以上であります。

12番(佐藤聖子君) 議長、供用開始までのスケジュールとかというのも聞いているんですけれども、これはお答えがありませんでした。通告の3番は答えたことになるのでしょうと思いますが、4番についてはありません。

議長(相澤武雄君) 町長。

町長(若生照男君) 国との交渉の経過でありますから、何月何日とは言えませんけれども、終わり次第ということで、目標は秋口という目標を持って今進めている、あしたでもいいんです。ですけれども、役所等の相手があるわけでありますから、そいづが終わり次第、こういうことになる予定であります。

議長(相澤武雄君) 12番佐藤聖子君。

12番(佐藤聖子君) 1999年12月議会で細谷議員がグラウンドゴルフについて質問をしております。当時としては、まだ始まったばかりというような書き方で、生涯スポーツの一環としてグラウンドゴルフが注目されるようになりましたと、そして富谷町のシニアスポーツ大会においても年々参加者が増加していますというふうにしております。そこの中で「常設のグラウンドゴルフ場を設置する考えはないか」と町長にお尋ねをしております。その答弁ですが、町長は、「総合運動公園、成田・明石台に大きな公園があります。変化を求めるということで移動設置ということではいかがでしょうか」と、こういうふうに答えていますね。ですから6年、7年たって愛好者がうんとふえてきているのに、認識としては変わらないと。こういうやり方ではなくて、せっかく議員が質問し、そして大会の会長にもなって普及しようとしているわけですから、前向きにこれをどういうふうに普及していくか、ファミリースポーツとして若い人もという町長のお話ありましたけれども、本当にファミリースポーツとして広げるための町の努力が必要ではないかというふうに思いました。いかがでしょうか。町は常設のゴルフ場の設置についてもお考えがあるのか、この後変わって、必要があるというふうに認めているのか、伺いたいと思います。
 また、庁舎前の緑地についても開放しているということで、これについてはもっと広く知らせていけたらいいなというふうに思いました。私もこれはぜひこの芝の中でできたらいいというふうに思っていましたので、これは皆さんにお話をしながらいきたいと思います。
 あと、あけの平の3丁目公園のフジ棚移設についてですが、それについてはさまざまな考えがあるということは承知しております。ただ、そこで練習をしている青寿会の方々を中心とした皆さんの声をぜひ聞いてほしいというふうに思いますが、その予定、おつもりはあるか伺います。
 また、これから町独自の生涯スポーツの推進の取り組みについて伺っておりますが、さまざまな時期によってさまざまなものが出てくるから、そこのところで町がどうやってお手伝いできるかということでありました。なお、せんだって生涯学習課に行きましたときに、ソフトバレーというのも推進するように考えているらしい話も聞いて、なかなかおもしろいなというふうに思ったわけですが、中でも町で手帳も出しています「歩効果」という歩きながら効果を高めるというのがありますよね。それについても話に及んだときに、やはりただ歩くのではなくて効果的な歩き方ってあるわけで、そのためには指導員の配置、それから組織化といいますか、組織の強化というのが必要だというふうに痛切に感じました。体育指導員の増員とか組織の強化については考えているのか、再度伺います。
 町内会館ですが、町内集会所については要綱を持っているというふうにお話がありましたが、それでは土地についても明確にその要綱になっているものがあるかどうか、それを伺いたいと思います。先ほどの中にもお話しをいたしましたが、弾力的な集会所の建設というものが今まで行われてきているわけですよね。そういうことも考えて伺いたいと思います。歴史的な背景というふうに町長はお話しなさいましたが、しかし、その歴史的な背景を大切にしながらも、現状の中で変えていくべきは変えていくものではないかというふうに思います。
 新興住宅地の集会所については、開発指導要綱に基づきながら建設をされております。それには、先ほど申しました杜乃橋町内会のように一部それにはよらなかったところもありますが、これを基本的にその建てかえについても同じように実施するべきではないかと思っています。
 先ほども申し上げましたけれども、町内会館というのは地域振興の中心になるところでありまして、ましてその所有権は町にあります。土地を寄附させるというやり方、これは事実上の税外負担を住民に負わせていると、こう考えるわけですが、これについてそれでいいというふうにお考えなのか伺います。杜乃橋町内会館のやり方はそれではどのように説明なさるつもりなのか伺いたいと思います。杜乃橋は、杜乃橋の町内会館ですね、これは町長が認めたときに、町長の独断でルールを破ってまで開発者の肩がわりをして建設されたものと思っています。町上会館建設後の集会所の所有地が町ということですから、土地についても町が払い下げを直接受けるべきものだと思います。杜乃橋町内会館建設のやり方が正しいとするのであれば、町上会館の用地についても町長は住民負担を回避する決断をしなければならないとは考えないのでしょうか、伺います。
 負担の公平ということをどういうふうに考えているのかということです。町内会任せというわけにはいかないというふうに私は思うわけです。その時代的な背景というのが先ほどの中にあったわけですが、農家で、そしてあるいは自宅の宅地がふんだんにあって土地を提供しますといった時代ではありませんし、新興住宅地との関係からしても町の施策として地域の拠点としての町内会館になってきているわけですから、これはちょっと時代背景があるということばかりを言っていられないのではないでしょうか。それから解体費用の問題もあります。現在の会館を解体してから建設するわけですが、その解体費用は聞くところによると 150万円ほどだろうと。これも町内会の負担になるらしいということで、 250戸で負担するとなれば 6,000円ですが、先ほど申し上げましたように、アパートもありますし加入していないとかそういうこともあって、現在は 150世帯ぐらいかなと、町内会費集められているのはという話も聞いたことがありますが、こういう人たち、先ほどの金額の上に 6,000円から 7,000円、 8,000円というのが上乗せになるようなことになったときに、町長はこれをどう受けとめて解決するための方策、方針を出すつもりなのか伺いたいと思います。そしてこのことについては町は町内会から相談を受けているのでしょうか伺います。
 買い戻し費用を寄附金なり町内会費の負担でということになっても、一気に集めるのは困難だとも言っております。分割ということになった場合は、それを猶予してくれるのだか、そういうことも聞きました。そうでなければ、個人がその買うのに当たっての予算では 330数万円ですよね、それを建てかえるか、個人名義で銀行から借り入れてそれで町に支払わなければならない、そういうことがあっていいものかということを私は町長に質問したいと思います。そのことについてはどう認識されているのか伺います。
 集会所の建てかえは順次進んできております。これから地震を初めとした災害時に避難所としての役割が大きくなりますが、私はその残っている集会所については建てかえを即座にというか即刻といいますか、本当に地震に対応できるように進めるべきではないかと思います。計画はどうなっているのか伺います。
 供用開始のスケジュールですが、国との交渉がありますから、経過があって目標は秋にでもということですが、この秋というのはそのあたりから着工するということなのか、整地についてはどうなるのか、設計はどういう形で……予算書を見ますと設計業務が入っておりますが、これはどういうことになるのか、もう少し詳しくお知らせをください。通告に出しておりますので、詳しいスケジュールをお願いします。
 以上です。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 第1点のスポーツ関連、私は昭和とか平成という時期でさっき頭にないものですから、細谷議員さんに平成何年に答えだったんだか、1900何年なんていうの忘れておったんですけれども、答えた記憶があります。したがって細谷議員初めとして皆さん一生懸命お手伝いいただいているのは感謝の念でおります。
 それから、スポーツの中で新しいという、びっくりするほどでないんです。町としてはソフトバレーなりなんなりさまざまなやつをメニュー取り上げてお手伝いいただきながら進めてまいっております。ぜひひとつ一緒に混じっていただければ幸いかなとも思っております。
 それからやっぱりフジ棚、公園ですからね、公園ですからフジ棚についてはやっぱり移すつもりは、あけの平3丁目のみならず私は大事にしていきたいと、このように思っております。
 それから、町独自で、自治体の中には立派なそういうの、何とか場というのを持っているところもありますけれども、私はそこまで持てる、自治体として持つべきでないというふうに思っております。なかなかそこまでいかない。ですから何度も申し上げますように、時代時代で新たな軽スポーツは編み出していくものと思いますから、後で荷物にならない、税で動くわけでありますから、私は荷物にならない選択というのはとっても大事でないだろうかと。最低でもやっぱり50年以上 100年は持たせるという、税というのはそのぐらいの緊張さが必要だと思いますから、私はグラウンドゴルフ専用のコートというのを、全国の自治体の中にあるようでありますけれども、まねる力はない、やるべきじゃないというふうに、富谷町としては思っております。
 それから、推進の中でスポーツは、統制的な雰囲気を佐藤議員から感じるんですけれども、統制でなくて、その人その人さまざまな動きで私は「歩効果」であろうが何であろうが、その人・人の選択、つくり上げ、そういうののお手伝いが町に必要であって、統制的なというのはいかがなものかなと、こういうふうに感じております。
 それから、庁舎前の推進についてはそのとおりだと思いまして、何らかの機会でどうぞという形はもっと、歩け歩けとか、そういうグラウンドゴルフとかでお使いくださいという、お伝えを申し上げていきたいと思っております。
 第2点の会館でありますけれども、所有権はそのとおりであります。先ほど申し上げたとおり町で持ちますし、あとは町内会の意向で土地の取得は町上町内会になるわけでありますから、町に帰属するかしないかは町内会の判断にゆだねます。先ほど申し上げたような理由で町の所有権になっているだけのことであります。
 それから、弾力的なという、時代の背景という話、また出てまいりました。杜乃橋はそのとおりであります。議員ですか、議員、同僚、一生懸命でありましたけれども、あそこにただつくったんでなくて、繰り返しますけれども、ただつくったんではなくて、区画整理組合が大変な時期で、一方で世帯数は少なくても人が住み始めた。一番困ったのは、私は子育て体制、育成会、そういうものであったろうと思います。したがって区画整理組合の順番を入れかえて税を先に使わせていただいたと。こういうことで、決して区画整理組合をそいづを放棄させて町が肩がわりしたんでなくて、今でも次の会館については区画整理組合の宿題ですよという取り組みで今も進んでいるところであります。特別などうのこうのでなく、住んでいる人があったという事実であります。
 それから、次のその土地についてでありますけれども、地方は土地が広いからでないんです。例えばもう法制度の整備ができればすぐに着工する予定でありますけれども、一ノ関町内会などは町上町内会の10分の1ぐらいの会員数であるはずであります。その人たちで土地を確保し、制度が解除されればいつでも町の税で上の建物は建てさせると。そういうことで時間を待っている、そういう町内会もある。ですから決して町上だけがとか一ノ関だけとかそういうことでなくて、そういう長い歴史の中で積み上げてきている。ここで町上からじゃあ税でということはやるべきでない。そういうことも大事にしていく。ただ単に時代が変わりました、はい税金でという形でなく、銭・金の問題でなくて、そういう歴史的な背景というのをやっぱり大事にしていくというのは大事に、それから改善すべき点は改善すべきこと、なかなか議員とは折り合いがつかないと私も思っております、物の入り口が違うようでありますから。違うようでありますけれども、そういう歴史的な背景も大事にしていかねばならない、こういうふうに思っているところであります。
 それから、秋口、相手のあることであります。国が相手でありますから、そういう制度で目標値を秋口と。何月何日、何月どういうふうにしますということでなくて、秋口目標で進めてまいりたい。それから設計、これらについては今までどおり町が進めてまいる、こういう形で、建屋については今までと変わりのない形をとってまいりたいと、こういうことであります。

議長(相澤武雄君) 12番佐藤聖子君。

12番(佐藤聖子君) 一番初めにスポーツ、生涯スポーツですが、どこから私のあれが統制的だというふうに感じられるのかなというふうに非常に思いました。「歩効果」のときでも、そして正しい合理的な歩き方があって、それを指導してくれる人がいていいはずだということがそういうことになったのか、ちょっとわからないわけですが、正しく歩いてこそ効果的なことができるというものでありますので、これについては指導員の増員だとか組織の強化というものについては求めたいと思います。
 また、グラウンドゴルフについてですが、何もグラウンドゴルフだけとは限りませんけれども、生涯にわたってスポーツを楽しむということについては各地で行われているところです。その結果によって私たちは、私たちといいますか私もですが、プールなどは非常にいいものだというふうに思っています。そういうところでスポーツを通して健康維持をし、それで医療費の削減もしているというところが各地にあるわけで、そういうために今の時点で町はプールはしばらくはつくらないという話がこの間ありましたので、そういうことにおいてもこのグラウンドゴルフを初めとしたスポーツについて、医療費削減だとか、本当に健康でずっと生き生きできるというような町の取り組みが必要ではないかということで質問をいたしたわけです。そういう立場でお答えをいただきたいと思います。
 それとフジ棚については、町の意向はわかりましたが、どうぞその要求を出した老人クラブの人たちにも、どういう要求が本当にあるのか、どこを改善すればもっとよくなるのかというあたりもあると思いますので、担当の係の方などにはその要求を聞いてほしいというふうに思いますが、検討いただけますでしょうか伺います。
 町内会館ですが、まず初めに杜乃橋の件です。先ほど指導要綱を申し上げましたときに、 500世帯未満については1カ所、 500世帯以上 1,000戸未満については2カ所、これは指導要綱によって開発者が建設されるものとしています。ところが町は順序をかえただけだと、それでそこに住んでいる人のことを考えたからこうなったということですが、これはちょっと違うのではないでしょうか。あくまでもこの、区画整理組合が大変な時期だったからと、そしてそこに住んでいる人もいたからということでありましたが、町としてはあの当時、議会の予算委員会の中で町が要求をしていなかったということが明らかになったわけですね。そのことを町長は、この言い方だと、要請をしたけどということになりますが、それではないということなので、これについては訂正をいただきたいと思いますし、私はそこにつくったことによって杜乃橋町内会の方々が活動しやすくなったということについては否定するものではありませんが、町がそうやって自分……、町長の独断でルールを変えながらやってきたということが問題だということについて私は言っているのであります。ですからここのところは正確な町長の答弁をお願いしたいと思います。
 一ノ関の例も出されましたが、そうしますとこれからも今までよりも大きな会館、集会所を建てなければならないときにはかなりの負担が増してきます。それについても時代的、長い歴史の中のことでというふうな仕方で、明文化されたものもないのに町は土地を寄附させるというやり方をするのでしょうか。銭・金の問題ではないと言いますが、しかし今現在本当に年金暮らしで、年金のみに頼って生活している世帯もたくさんあるわけです。老人世帯もあります。この先長くないのにこんだけの負担をしなきゃなんないかなという人も中にはいるんですね。本当にそうなんです。それを用地と解体費用を町が何とかして負担をしてもらおうという、これは私はそれを当然だとする考え方、これについては間違っているというふうに思うわけです。町長に、ぜひ町民の暮らし、そしてその負担するのには大変だということをご理解いただきながら、再度検討するように求めるものです。
 そして、町長はこれまで常にもう役所は法律、条例、要綱に基づいて業務を行ってきているというふうにお話をされます。杜乃橋のところからいくと、それについては全く合わないのではないですかね。首尾一貫しているとは言えないのではないかと私は思います。どうぞ町上町内会の人たちがさまざま出している要求、例えば 300万円で払い下げを受けたと、それを何とか支払いを猶予してもらえるような方法もとり得るのか。私は町が全部を用意するべきだとは思っていますが、それについて再度町の考え方を伺います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) スポーツ振興ね、閉鎖社会、閉鎖役場でありませんから、フジ棚どうするかとか聞く意見なんていうのはそれは絶えず聞いていますから、聞くことは聞きますが、公園、せっかく整備している公園をそういうために移したり取ったりということは基本的にはしませんよと、こういう形で、打ち合わせにもし要請あれば町内会とお話ししてもいいと思いますけれども、基本的には町全体の財産として、その緑感、もっと植えたかったんですけれども、なかなか全体ですけれども、落ち葉、そういうことでそういう形でありますんで、大事に残していくのはいかねばならないと思っております、公園などは。
 それから、統制的に感じるんですよ。富谷の住民はもう少し「歩効果」でもいっぱいいろんな姿でやっているんです、毎日毎日。ですから手本で富谷の何々委員が委員会でこういう形でなんていうことでなくても、もう既にあのぐらいのパンフレットなんか見て、あとは自分で本当に姿から履物からいろんな形でやらされてる姿で議員の話聞くと、あんまり統制したったらスポーツも楽しくなくなるだろうなと思ったからそういうふうに承ったのであります。もう少しゆったりしたところにスポーツがあるのかなと、こういうふうに思っております。
 それから、スポーツ振興については、いろんなさまざまな手伝いをさせていただいて、今担当課が広めている形を同じように進めてまいりたい。ただ一方で、施設とまた別であります。施設は慎重でなければなりません。ただスポーツ振興は積極的にお手伝いはさせていただきたいとは思っております。
 第2点の町上関連でありますけれども、どれから申し上げましょうか、土地ですね、土地は町上町内会と町との契約であります。町上に住む住民と個人個人の契約ではありません。それは町上のみならずであります。一ノ関もしかり三ノ関もしかり、みんな16町内会は同じような形をとって、上物、いわば建屋について新しい・古いはありますけれども、土の所有権についてはそういう背景の中を踏襲してきているし、今後もそうあるべき、こういうふうに思っております。協力要請でなくて、その町内会の大変であるけれども持ち続けてきた背景をやっぱり持ち続けていってほしいと、こういうことであります。先ほど土はみんなで、そして上物が町の直税でやるようになった歴史の背景を、短い、富谷で始めて短いんで、それはなぜ、なぜが今ここでまだ論ずるつもりはありませんけれども、これほど転入転出の多い町で直税は大変であるけれども、そういうことで向こう三軒両隣、お互い支え合う、その基地が集会所でないでしょうか、ちょっと大きくして地区公民館じゃないでしょうか。とても文化ホールとか何々財団なんていうような大きなものできなくても、やっぱり向こう三軒両隣方式が地域・隣人関係、集会所、地区公民館、小学校単位、こういうことがまちづくりの人間関係の基本ではないだろうかと、富谷の特に異動の激しい町として私は今までどおり進めてまいりたいと、こういうふうに思っております。
 それから、杜乃橋、杜乃橋って申し上げますけれども、何度も申し上げました。区画整理組合がどうにもこの、一方で富谷に住所を持つ親子が住み始めた。どこに集まりますか、どこに集いますか、どこでどうしますか、こういう形を……。ですから区画整理組合でつくる前に(「それについては私もお願いしましたよ」の声あり)直税でお手伝いをさせていただく、そういうことであります。土は、土地については、新しい地域についての土地のご提供については一定の形を整えさせていただいて、 500平米のどのぐらいという形で多分決め事あってご協力、指導要綱というよりもご協力いただいてきているはずであります。建屋については1団地1戸が基準で進めてきているはずであります。杜乃橋のみならず、ずっとよその地域も、明石台も五つか六つの町内会あるはずだけれども1戸であったろうし、成田もそうだったと思います。最近全部そういう形をとってきたので、議員の、そこは先ほど言いましたけれども、そういう形できたように思っております。
 (「2カ所については開発者が建設するんじゃないんですか」「議事進行」の声あり)

議長(相澤武雄君) これをもちまして一般質問を終わります。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて解散いたします。
 ご苦労さまでございました。
 午後4時00分 散会

平成18年第2回富谷町議会定例会会議録(第2号)

平成18年6月14日(水曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 佐藤克彦君
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君
  • 4番 千葉達君
  • 5番 磯前武君
  • 6番 今村寿君
  • 7番 菅原傳君
  • 9番 安住稔幸君
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 相澤榮君
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 細谷禮ニ君
  • 14番 尾形昭夫君
  • 15番 小野進君
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長 兼会計課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 小松繁夫君
  • 都市整備課長 相澤正幸君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 小松繁夫君

事務局職員出席者

  • 事務局長 磯部利彦
  • 次長 橘川栄
  • 主事 加藤宏子

議事日程 第2号

平成18年6月14日(水曜日) 午前10時00分  開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号1番~8番)
  • 第3 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
一般質問 17番 永野久子議員
1 公園の遊具更新と東屋の設置を求める
2 地域から「食料自給率向上」めざす取り組み
18番 佐川幸三議員
1 財政運営は住民の福祉・暮らし最優先に
2番 齊藤きえ子議員
1 我が町の国際交流を進めよ
1番 佐藤克彦議員
1 富谷町総合運動公園の整備について問う
16番 浅野幹雄議員
1 ミレニアムに向けた記念事業計画を
15番 小野進議員
1 富谷町高齢者保健事業について
9番 安住稔幸議員
1 町民の安全と安心のために
2 中学生模擬議会について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

議長(相澤武雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、4番千葉 達君、5番磯前 武君、6番今村 寿君の3名を指名いたします。
 きょうはですね、朝からちょっと蒸しておりますので、上着を外される方は外しても結構でございます。

日程第2 一般質問

議長(相澤武雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。17番永野久子君。

17番(永野久子君) おはようございます。
 私は、2件について質問いたします。
 まず、公園の遊具の更新、そして東屋の設置の問題について伺います。
 富谷町には、都市公園70カ所と児童遊園2カ所、合計72カ所の公園があります。そのほとんどは団地造成に伴う開発事業者の負担によって整備されたもので、町が整備の負担を、費用を負担したのは大亀山森林公園、しんまち公園など数カ所にすぎません。しかも、72カ所の公園のうち32カ所、4割超が供用開始後20年経過し、さらにそのうち10カ所は30年を超えています。昭和48年から51年に供用開始され、建設後30年以上経過した10カ所の公園は、うち6カ所が東向陽台、2カ所が太子堂、そして西成田、西沢がそれぞれ1カ所となっています。
 これらの公園が今どのような状態になっているか調べてみますと、東向陽台一丁目団地公園は、園内が小さな排水溝によって二分されている上に地面が整地されておらず、高低差が30センチほどもあります。遊具は片隅に追いやられ、草ぼうぼうの中にひっそりと置かれて、すべり台の階段は傾斜がきつく、ブランコの足元の土がえぐれ、雨が降れば水たまりになり、しかも大変古びています。東屋はなく、ベンチは朽ち果て、ただベンチ状のものが置かれているというだけで、人が座ってくつろげるような代物ではありません。公園の東側は30メートル近いがけになっているため、高さ1メートルほどのフェンスが設置されておりますが、子供たちが容易に乗り越えてしまうために、お母さんたちは子供に「危ないから第一公園に行ってはだめだ」と言っているそうです。
 東向陽台一丁目第二公園は、人家に囲まれているだけに多少は活気が感じられますが、やはり遊具は第一公園同様に古びて危険です。東屋がなく、ベンチは今にも崩れそうです。
 第三公園は、鉄棒と植木の距離がわずか50センチほどしか離れておらず、鉄棒をすると植木にぶつかってしまいます。樹木が大きくなっているため木陰が多く、フジ棚も大きいので東屋がわりになっているのは好ましいのですが、遊具とベンチは前記と同様です。
 東向陽台二丁目公園は、比較的子供たちが集まる公園ですが、遊具が古く幼児が安心して遊べる状況ではなく、また東屋がなくベンチも朽ちているためお年寄りが散歩の途中で一休みすることもできません。
 東向陽台保育所に隣接した東向陽台三丁目第一公園は、すべり台の階段が45度近くもあります。大変急で、遊びに来ていたお母さんは「危なくて子供一人では上まで上がれない」と話しておられました。ブロックで囲った花壇のような場所に花はなく、朽ちたベンチは草に埋もれていました。
 サニーハイツ隣の三丁目第二公園も同様で、古い遊具とベンチ、西側が仙台市泉区に隣接しており、泉区側のうっそうとした木立が人目を隠す状態で安全面での不安があります。
 これらの公園に共通しているのは、いずれもブランコ、砂場、すべり台という昔ながらの三点セットの遊具がそのまま年数を重ね老朽化しているという点で、これはひより台、あけの平、富ケ丘など供用開始後20年から30年を経たほかの20カ所の公園についても似たり寄ったりの状況だと言えます。ブランコや回転遊具が古いというだけではなくて、下の土がえぐれて雨が降った後は水たまりになり、晴れてもしばらくは遊べない状況です。安全性の面でもすべり台の階段がいわゆるはしご状で傾斜角度がきつく段と段の間隔が30センチ近くもあり、以前すき間から幼い子供が落ちたこともありました。急遽すべてのすべり台に背板を張りつけたものの、階段の踏み代がわずか 6.5センチしかないものもあり、依然として幼児には危険な遊具となっています。
 遊具というのは、ただそこにあればいいというものでは決してなく、まず安全であることと、遊具自体が造形的にも質の高い、子供の興味や夢をはぐくむものでなければなりません。成田東公園や大亀山公園の遊具を思い出していただきたいんですが、最近見られるこうした複合遊具・コンビネーション遊具のような創造性豊かで造形的にもすぐれたものがどの地域の公園にも必要ではないでしょうか。
 同時に、これらの公園には東屋が1カ所もない。ベンチもまともなものが一つもないという状況です。町長は、富谷町は公園の多い町だと自慢されますが、実態はこのとおりです。
 ことしの東向陽台第一町内会総会で、公園の遊具が古く、孫を連れて遊びに行っても楽しく遊べる場になっていない。もっと魅力のある遊具にならないか。日陰がないし、雨よけもできないので東屋を置いてほしいとの声が出されました。また、砂場にネコや犬がふんをする。これも何とかしてほしいという声が出ておりました。小学生を持つお母さんたちの間では、この辺は遊ぶところが少ないから子供たちが家の中でゲームばかりしている。公園といっても何もない。大亀山にあるような木の遊具があったらいいのにと話し合っているそうです。
 東向陽台のように比較的高齢化が進んだ地域にも若い人がいて幼い子供たちがいます。ことし6月1日現在のゼロ歳から13歳までの人口を見ますと、東向陽台一丁目は 117人、二丁目は89人、三丁目はサニーハイツを含めまして 175人で、東向陽台だけでも合計 381人もいるんです。
 お年寄りにとっても時折遊びに来る孫の手を引いて一緒に公園で遊ぶことができたら老後の楽しみがふえます。散歩の途中、公園の東屋で休んだり、おしゃべりをするなど、これからの公園の役割は大変大きいと思います。さらに、公園は、地域全体の印象を決定づける大きな要因にもなりますから、古い団地が寂れていくに任せるのではなく、まちづくりの観点からも改善に取り組んでいくことが必要ではないでしょうか。
 大亀山公園や成田東公園などに見られるコンビネーション遊具は、木製のもの、プラスチック製のものなど多様ですが、色も造形も魅力あると同時に、安全性への配慮にすぐれ、すべり台や雲梯など多機能で省スペースなのが特徴です。例えば、3歳から12歳向け、約37平米のスペース ───10坪程度のスペースに設置する複合遊具の価格は、プラスチック製の場合で 200万円前後で購入できます。老朽化した8カ所の公園にすべて設置をしたとしてもかかる費用は 1,600万円程度と見込まれます。
 そこで、改めて公園が果たす今日的な役割を町長はどのように認識されているか伺います。
 また、何よりも安全を第一に考えて、建設後30年以上経過した公園の遊具を見直し、コンビネーション遊具への更新と東屋の設置、ベンチの更新を求めるものです。
 次に、地域から「食糧自給率向上」を目指す上での自治体農政の果たすべき役割について伺います。
 私は、農業に関して言えば、田植えをしたことも畑を耕したこともなく、そういう意味では全くの素人にすぎません。しかし、消費者の一人として食の安全や安定供給、さらには地球環境を守る上で、農業は極めて重要な分野だと考えています。日本の農業の未来は、生産者と消費者の対立関係にではなく、連帯と共同の中にこそあるとかたく信じている者の一人です。
 この間のBSE問題、遺伝子組みかえ農産物問題など「食の不安」を引き起こしている最大の要因は、圧倒的な輸入依存の現状にあります。日本は、人間にとって最も基礎的な食糧である穀物の自給率が28%、カロリーベースで40%という状況で、既に砂漠地帯か酷寒地帯の国並みの異常な食糧自給率の低さです。
 一方で、世界の飢餓人口は、2003年、2004年と連続してふえ続けており、穀物など世界の主要な食糧生産は人口の増加率を大きく下回り、近い将来に逼迫することが予想されております。
 世界人口のわずか2%を占めるにすぎない日本が、貿易に出回る農産物の約10%を買い占めている現状を改め、豊かな水に恵まれた日本の農地と技術を生かして食糧自給率を向上させることこそが世界への貢献になるはずです。ところが、今政府がやろうとしていることは、これとは全く逆です。
 小泉内閣は、来年から農業「構造改革」の一環として「品目横断的経営安定対策」を「スピード感を持って推進する」としておりますが、結論的に言えば、この「品目横断的経営安定対策」とは、これまですべての農家を対象にして行ってきた助成金や交付金などの価格保障制度をすべて廃止し、基準を満たすごく一部の「担い手」だけを対象に支援するもので、9割の農家が切り捨てられる結果になると見込まれています。「担い手」とは、4ヘクタール以上の認定農業者か、宮城県でいえば20ヘクタール以上の集落営農を指し、極めて限られた「担い手」だけを対象にするという意味で世界に例がない選別政策と言われています。
 品目横断的経営安定対策は、麦、大豆、てん菜、でん粉原料用バレイショの畑作4品目を対象に、諸外国との生産条件格差を是正する「格差是正対策」と畑作物4品目と米作を行う経営を対象に収入変動による所得への影響を緩和する「収入変動緩和対策」の二つの対策で成り立っています。つまり、支援する対象者を限定し、支援する作物、品目を限定し、支援の種類そのものを限定するというふうに言うことができると思います。
 支援を受けられる認定農業者や集落営農にとってどうかといいますと、「格差是正対策」は過去の作付面積に基づく面積支払いと、各年の生産量、品質に基づく数量支払いの二本立てですが、WTOでは、過去の作付面積に基づく支払いは合法なのに対して、数量支払いは非合法なため、農水省は当然面積支払いの方が多くなるというふうに見込んでいます。面積支払いは、地域別単価に過去3カ年の作付面積を掛けて算出するので、その間対象作物をつくり続けていれば満額もらえますが、1年しかつくっていなければ3分の1、全くつくっていなければゼロになります。さらに、基本的には過去の作付面積だけに基づいて支払われるために、増産とか食糧自給率向上には絶対に結びつかないことになってしまいます。品目横断的経営安定対策は、認定農業者や集落営農にとっても決して甘くはなく不安定と隣り合わせであるということは否めないと思います。
 では、「担い手」にならない場合はどうなのか。圧倒的多数の農家は、これまでの価格保障制度からすべてはじき出されます。例えば、大豆生産の場合、現在大豆交付金は60キロ約 8,500円で、これに販売価格 4,800円を加え1万 3,300円が農家の手取りですが、一方生産費は約1万 9,000円ですから、仮に大豆交付金がなくなってしまいますと手取りは生産費の4分の1になってしまうということになります。これではつくり続けることができません。平成16年から3カ年の「産地づくり対策」も全廃となり、ブルーベリーもホウレンソウもネギも仮に規模を拡大してもこれまでの支援はなくなります。米づくりについても、「担い手」ではない農家の場合は価格保障がないため、結局「担い手」に委託をするかやめるか、どちらかを選ぶしかなくなります。集落そのものが崩壊しかねないという声さえ出ています。農家の中には、父の後を継いだ若者ができるだけ農薬を減らした安全な米づくりに誇りを持って取り組んでいる。こういうケースもあるそうですが、集落営農の組織化を強引に進めれば、こういう小規模農家が農業から手を引かざる得ない状況に追い込まれることにならないでしょうか。
 今、町当局は、「品目横断対策」に乗りおくれるなとばかりに受け皿づくりを推進しておりますが、しかし基盤整備の済んだ北部地域や南部地域の一部を除けば、そのほかの多くの地域は「2枚で1反」とか「3枚で1反」というような小さい田んぼが並んでいます。効率が悪い田は委託されても受け取る人がいないのです。こういう小規模農家と小規模農地が品目横断的経営安定対策によって切り捨てられていいのでしょうか。
 今多くの消費者が求めているのは、安全な食料の生産と安定供給であり、農村社会や環境の維持です。それは、少数の生産者だけでは不可能であり、多くの生産農家が成り立ち地域で生活できることが不可欠な条件となると思います。
 そこで、政府に対して「品目横断的経営安定対策」を中止し、すべての農家を対象に価格保障を軸にした経営安定対策を確立するよう求めるべきではないか、町長に伺います。
 また、農家が「品目横断的経営安定対策」について十分に納得するまで制度の開始を延期する必要があるのではないでしょうか、伺います。
 第3に、富谷町では、志戸田、一ノ関、二ノ関、三ノ関の北部、明石、この三つの生産組合が集落営農として立ち上がる見通しだとのことですが、「担い手」である集落営農の条件には「経理の一元化」がうたわれるなど相当の事務的体制が必要になります。品目横断的経営安定対策で果たしてこれらの集落営農組織及び18人の認定農業者に経営的な展望はあるのか、その根拠は何か伺います。
 また、9割以上の農家が「品目横断的経営安定対策」の対象外となり、これを放置すれば農地は荒れ、富谷の農業は一層衰退するおそれがあります。これまでの大豆を初めとした産地づくり対策を来年度以降も継続するなど、町独自の支援策を考えるべきではないでしょうか。当局のお考えを伺います。
 次に、地域から食糧自給率をどう向上させるか、農政をどう進めるかという問題についてですが、富谷町の 459戸の農家と約 600ヘクタールの農地は、日本の食糧生産を支える一部であるとの立場で、食糧増産の取り組み、農業振興の取り組みが大事になっています。特に、仙台市という大消費地に隣接し、町内だけでも4万人余の消費者がいる富谷町は、都市近郊農業として発展できる客観的条件と潜在能力を十分に持っていると言えます。この力を引き出す上でかぎを握るのが行政の支援ですが、わけても柱となる価格補償制度の確立と生産に対する直接的な補助は欠かせないものだと言えます。
 そこで、今あるJAあさひなの「青果物価格安定補償制度」については、生産量の基準が高い上に適用される品目も少なくなっており、富谷町の生産者が適用されるケースは大変限られています。これを富谷の実態に即したものにするため、町が独自の上乗せ・横出しなどの対策を行うよう求めます。
 同時に、生産者にとって何よりの喜びは、自分のつくったものが消費者に喜ばれ、また収入につながるということだとよく耳にします。この間、議会の常任委員会や政務調査などで農業の先進地を視察してまいりましたが、多くのところで共通していたのは、消費者のニーズにこたえた農産物づくりであり、生産の起爆剤としての産直センターの存在です。
 昨年、私ども議員団が政務調査で行った奈良県平群町は人口2万 1,000人、面積24平方キロ、そのうち15%が市街化区域、さらにその70%が新興団地という町で、規模の違いはあっても富谷町と似たような傾向にある町です。この平群町では、町と議会が一体となって国、県に働きかけ、1999年、「道の駅」を実現させましたが、同時に町単独で地元農産品の販売所「とれたて市」をオープンさせています。この「とれたて市」が大変な人気を呼んでいるということで、年間来客数18万人、農産物販売だけでも、この「とれたて市」だけでも年間売上額2億 5,000万円に上っています。産直販売所を設置した目的は「新住民との融和を図る」ということにあり、地域内住民を視野に入れた取り組みが今では近隣市町村住民にまで広がっているということでした。生産者は初めから積極的だったわけではなく、出品者も、また生産数量も大変少なかったようですが、道の駅と「とりたて市」が建設されるまでの2年間に有志による青空市を実践する中で、「あの人の野菜が売れるなら自分にもやれる」という自信を持つようになり、徐々に出品者がふえ、安定的に供給できるようになったということです。
 注目すべきは、道の駅と「とれたて市」オープン後の変化です。 0.5ヘクタール未満の農家の売り上げがふえ、小規模の販売農家自体がふえております。農地減少の割合も少なくなっており、専業農家の後継者がふえると同時に非農家の青年の雇用の場もふえるなど、地域全体の活性化が農業によって牽引されているという点です。これからの農業の明るい可能性を示しているのではないでしょうか。
 この取り組みをしっかりバックアップしているのが行政で、担当職員は「昭和40年代から休まず続けてきた農業振興策が今一気に花開いた。今後の農業活性化にとって、この道の駅と“とれたて市”が拠点になる」と話しておられました。農家を励まし必要な支援を惜しまず取り組めば必ず成果につながるという具体例ではないでしょうか。消費者にとっても「地産地消」は望むところです。
 また、富谷町の学校給食は1日約 5,500食、賄い材料費だけでも年間2億 3,000万円を超しています。この分野に地元の農産品を積極的に利用すれば、農業活性化の起爆剤になることは間違いありません。また、町全体の経済の活性化にもつながります。「食育」の面から見ても、子供たちが生産者と生産の現場を身近に感じられることに重要な意義があると思います。
 富谷町には、豊かな農地と何代にもわたって受け継がれてきた技術を持った農家があり、そして身近なところにこれだけの消費者がいます。その連携の可能性を花開かせるのも行政の力ではないでしょうか。地域から自給率向上に向けた取り組みを意識的に進めるよう求め、この具体策として産直センターを建設すること、学校給食への活用品目をふやすことを求め、町長のお考えを伺います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) お答えいたします。
 まず、第1点の公園関連でありますけれども、今公園の数の話出てまいりましたけれども、まさにデータ的に県内では数の多い町ですね。おかげさまで数は多いんですけれども、今その数の公園の児童公園、近隣公園、都市公園、そういうもののとにかく町内にある公園の維持管理が最たるところであります。ご指摘のように、遊び場、砂場、そういうものから始まって維持していくのと危険、危機管理、そういうものを考えているところであります。
 したがって、その役割、議員から公園の話聞いて大変関心持っていただいて、大変そういう形になってきてありがたいなと思っても聞いておりました。公園がね、せっかくつくってもなかなか使われない時期、そういうこともあるし、さまざまその公園の場所によってはありますけれども、とにかく公園の大事さ、それを維持していく。そして、幼児だければやっぱり保護者と安全管理、同伴とかそういうことも必要であります。また、大人であればそれなりの使い方もあるでしょうし、グループで使う公園もありますし、個人で散策する公園もあります。さまざま年齢問わず、さまざまであります。ただ、幼児についてはやっぱり保護者が一緒であってほしい。そうでないと危機管理上よくない。危険と命の危機管理ですね。そういうものも配慮してお使いいただきたい。
 また、もう一つは、危機管理の中で避難場所としての大きな役割も持っておりますから、そういうものを念頭に置きながら今後も、今後もというよりも町としては今最大限維持整備は精いっぱい配慮しているところであります。
 それから、遊具の話ありましたけれども、遊具については、私は場所によっては増設よりもむしろ余りつくらない。一時期何でもありで置いた時期、何とか遊具、何とか遊具ということで置いた時期がありました。それで、維持管理が、これは行政としてよくないわけでありますけれども、事故など起こしたりそういう、だからつくらないんでなくて、子供の生活の中で何にもない、そこに自分で持ち込んで物をつくり上げる、創造するという一面もあるというふうにも伺います。そういうことからすると、富谷の公園で議員ご提案のようにですね、何もかにもということがどうなのかなと。それから、場所によっては東屋とかそういうものもつくるまでいかないんでないだろうかな、このように思っております。
 とにかく結論は、あるさまざまな質の公園をとにかく危険でない管理に手いっぱい傾注して、精力を傾注してまいりたい、このように今も考えておるところであります。
 第2点の農業関連でありますけれども、いろいろ他方面からご指摘ありました。後々申し上げたいと思いますけれども、まず国の政策、大変議員もびっくりするほどでありますけれども、農家自身、我々農家自身すらもっとびっくりしているわけです。だけれども、全面的に否定するわけにはいきません。否定するわけにいきません。したがって、これらの大綱によって進めていかねばならない、このように町として思っております。そのためにも、農家の方々のご意見も聞きながら来たつもりでありますし、施策を遂行してまいらねばならないと思っております。
 それから、組織についても指摘のとおりの状態にあります。一定の歯どめが出てまいりましたから、その人たちの中でお願いする。ただ、じゃあ切り捨てかという話もあるわけであります。ここはそうはとらえておりません。一つの国の施策としては出てきているわけですけれども、これも後で申し上げたいなと思っているんですけれども、とにかく切り捨て、切上げとい考え方でなくて、施策の、政策の変更の中で、その枠内で富谷の農地をお願いしていく、こういうとらえ方でいるところであります。
 それから、町独自のということでありますけれども、これは前々補償制度、これは郡内、あさひな管内で横並びでいこうという考え方には変わっておりません。
 それから、産直センター、何度も議員からご指摘ありましたけれども、私は熟してない、こういうふうに思っております。お話、論旨の中にもありました。そちらの方を先に立ち上げて、そしてそれに農家の人ついてくるというお話もあったようであります。私は、それだけの富谷の農家、生産者に時間の余裕がないと思っております。時間の余裕が富谷の農家の方々にないと思っております。私は、県外見たことも聞いたことも、活字で読むぐらいで現場見たことはありません。ただ、近場として成田、成田地内に仙北の農業団体が産品市をやらさっていると。かなり繁盛しております。質もいいのでこんな近距離の県内の農家の実態が、町がいい、悪いの以前だ。あの地域の農家の取り組む地域、それから富谷の、じゃあ同じことを富谷の農家にあれをお勧め、お願いしていく時間的な富谷の農家にはないと、こういう思いであります。非常に参考になる成田の地域、そして富谷でおんないん会などでやっている、また富ケ丘でやっている富谷の生産者、そういう方もいらっしゃいますし、本当に近場でも参考になるのはありますけれども、私は富谷町全体として農家に大変時間的な余裕がない、忙しい。農業生産者としての時間的な余裕がない。それをぎりぎりというか、そういう進め方はやるべきではないのかなと、こういうふうにとらえております。したがって、センターありきの進め方はするつもりはありません。(「答弁漏れですが。産地づくり対策継続してほしいということについては。また、集落営農、18人の認定農業者、経営的な展望はあるのか、その根拠はどうなのかということ」の声あり)
 それは経済振興課長の方から。

議長(相澤武雄君) 経済振興課長。

経済振興課長(小松繁夫君) まず、集落営農組織及び認定農業者にとっての施策ということでございますけれども、こちらにつきましては一定の規模に達すれば農業経営として成り立つものと考えておるものでございます。
 それから、経営政策、経営施策の何。(「経営的な展望。なぜっていうことなんです。その根拠がわからない」の声あり)
 この根拠につきましては、米価が下がっている中での所得を上げるためにも経費の削減が一番必要だということから、今回集落営農、認定農業者に対する助成が残されるということによりまして、一定の規模ですね、経営規模に達しておればまあ農業経営として成り立つという考えでおるものでございます。(「産地づくり対策。後年度継続するか」の声あり)
 産地づくり対策でございますけれども、現在平成19年度からの政策ということで計画、国の方ではされておりますけれども、国の方の内容がまだ具体的に示されておりませんので、国の政策を見た上で今後見直しという形になるかと思います。

議長(相澤武雄君) 17番永野久子君。

17番(永野久子君) まず、公園の問題ですけれども、町長は、私が先ほど申し上げた、特に東向陽台一丁目、二丁目、三丁目の供用開始後33年を経た公園を実際にごらんになったことがあるでしょうか、伺います。
 それで、小さい子供については保護者同伴でということでしたが、先ほど申し上げたすべり台の段差の間から子供が滑って落ちたというのは、これは保護者が一緒にいる目の前でだったんですね。どうしようもなかったと。たまたま大けがをするということにはならなかったけれども、私も実際に小さい子供を連れていったことがありますけれども、大人がついていても子供と一緒に階段を上がって、あのすべり台の一番上まで行くというのは大変なことです。よほど運動神経の研ぎ澄まされた、あるいは若い方でない限りですね、あのすべり台の上まで階段上がっていくのは大変なんです。踏み代がとにかく 6.5センチというところもありましたから。こういう状況であるにもかかわらず、町長がこうした危険性を持った遊具について更新すると。私は増設と言っているのではなくて更新してほしいと言っているわけですから、更新する考えがないということ自体、危険に対する意識が甘いのではないでしょうか。
 それで、東屋についてもですね、1カ所もないんですよ、あの東向陽台の33年経過した六つの公園には。1カ所もないんですよ。ですから、高齢化社会だと言いながら、お年寄りが戸外でゆっくり楽しめるような場になっていないということなんですね。このことを町長としてはどう考えておれらるんでしょうか。
 すべり台が傾斜角度45度、踏み代 6.5センチ、段差30センチ、これで安全だというふうに考えておられるかどうかということを改めて伺います。
 それから、施設、遊具の施設については、新たに増設ではなくてあくまでも更新だ。更新というふうに要望しているわけですから、これはぜひ取り組んでいただきたいと思うんですけれども、33年以上経過している遊具の公園、これが東向陽台の場合は9割以上なわけですから、こういうところで東向陽台だけでこんなに老朽化しているわけですから、やはり更新の計画を持つべきだと思いますがいかがでしょうか。
 それからですね、東向陽台一丁目第一公園東側のフェンスについては、これはいろいろ云々かんぬん言っている暇はないですね。直ちに対策を講じるべきだと思うんです。とにかく30メーター近いがけなわけですから、下は。小学生なら簡単に飛び越えるわけです。乗り越えるんです。こういうことについての危機意識をしっかり持っていただいて、直ちに改善をしていただきたいと思いますがどうでしょうか。
 それから、すべての公園に言えることなんですが、草刈りがちょうど4月、5月のいい季節、世の中が麗しいんですが、公園は草ぼうぼうという現状を何とかしなきゃならないと思うんですね。草丈も10センチ、20センチじゃありません。40センチ、50センチというくらい草が生えてるわけで、こういう管理の問題でも、先ほど維持管理にお金かかるとおっしゃっておりましたけれども、こういうところにきちんとお金を使うことが税金の有効な使い方ですよね。維持管理をきちんとしていただきたいと、徹底していただきたいと思いますがどうでしょうか。
 農業の問題では、町長は、切り捨てではなくて施策の変更だとおっしゃっておりました。しかし、同時に全面的に、そうですね、全面的に否定するわけにはいかないとおっしゃりながら、同時に農家自身が大変びっくりしているということでもありました。そこでですね、町長ご自身が、この品目横断対策、品目横断的経営安定対策について、どこにどういう問題があり、何にびっくりされているのかを伺いたいと思います。この施策に対する問題意識ですね。これを伺いたいと思います。
 それから、各地域を回って説明をされてこられたと思いますけれども、この説明の中でどういう疑問や意見が出ていたのでしょうか、伺います。農家は納得していたのでしょうか、伺います。
 それからですね、国の内容が具体的にはまだなっていないという段階で、それでも政策だけは歩いていくわけですよね。だれが担い手かということももはやはっきりしてきているわけで、現在の18人の認定農業者と三つの集落営農以外には、これからは国費による支援が基本的になくなるというわけですから、そのことがはっきりしているのに国の内容が具体的にはまだ見えないということで、産地づくり対策の継続についてはやらないというこのことだけは明確にする。これちょっと矛盾しているんじゃないでしょうか。本当に富谷町の農業を守ろうというのであれば、国の政策が事細かいところまで、事細かなところまで具体化しなくても、少なくとも9割方の農家が切り捨てられるというこの品目横断的経営安定対策について問題意識をお持ちなら、とりあえずとにかくこれまで続けてきた産地づくり対策については八百数十万円で継続できるわけですから、これをやっていくということが必要になるはずだと思うんですがどうでしょうか。
 産地づくり対策というのは、それぞれ大豆だとかブルーベリーだとかホウレンソウ、ネギ等々といったものについて規模を拡大した場合に補助が出るわけで、言ってみれば、規模拡大の誘導策なわけですね。担い手である人も担い手でない人も、これがなくなってしまうと規模拡大に意欲が持てなくなるわけですよね。そういう心配はお持ちじゃないのでしょうか。結局、規模拡大に意欲が持てなければ、政府が言うところの構造改革自体も進まないという自己矛盾に陥るんじゃないでしょうか。やはり平成19年度から国の支援の対象外となる農家に対しては、町独自でも支援をするという立場に立った対策が必要だと思うんですがいかがでしょうか。
 それから、町長が繰り返し富谷の農家は忙しいと言っておられました。時間がないと言っておられましたけれども、農家の方たちは何で忙しいというふうに町長が認識されているのかがいま一つ抽象的でよくわからないんですけれども、農家の方たちは生産をふやして、それが売れて消費者に喜ばれるということについては大変大きな意欲を持っています。しかし、今生産を拡大してもうまくいかくどうかわからないから不安で手を出せないというそういう堂々めぐりになっているわけで、そこを打開していくのが、生産量が少ないと言うなら、そこを打開するために行政が農家の方たちと相談しながら誘導策、起爆剤としての施策を進めていくというのが本来の行政のリーダーシップではないかというふうに思うんですが、この点はどうでしょうか。
 価格補償制度を、JAあさひなの価格補償制度についても、富谷町で適用されているのはホウレンソウとネギとキュウリ、小菊、トルコキキョウだけで、その時々の生産量が少なければそもそも適用されなくなってしまうわけです。ですから、その生産量が少ないという富谷町の現状に即した上乗せなり新たな価格補償制度なりを設けていくべきではないのかというふうに聞いたつもりなんですけれども、改めて伺いたいと思います。
 学校給食につきましては、この品目をふやしていくことがどこに問題があるのか、何がネックになっているのか。また、今後品目をふやしていく計画持っておられるのかどうか、伺いたいと思います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 1点目の産業課長、農林課長の説明会さ、個別にあんたの方から説明して。
 公園の関連でありますけれども、先ほど冒頭申し上げておりましたように、すべて今町でやっているのは、草ぼうぼうとかそういうものを含めてですね、維持管理に精力を注いでいる、こういうことであります。したがって、フェンスが老朽化していれば更新するとかそういう維持管理、これが今町での公園管理の最たることに精力を注いでいると、こういう申し上げ方したのを繰り返させていただきます。
 それから、遊具の増設は努めてしない。すべきでないというふうに……。(「増設は求めておりませんが」の声あり)努めていない。しない。更新時期も状況によっては、むしろ場所によっては取り外した方がいいという空気もありますから、撤去があり得るということで増設しません。
 それから、ああいう公園に東屋というのはどういうものかなと、こういうふうに思っておりますから、ああいう公園には東屋つくる考えはありません。精いっぱい、そうですね、ああいう環境でありますから、ああいうというか、町内の近隣児童公園からすると、木を植えるとか、フジ棚をつくるとかそういう緑感の方が私は必要であって、人工的なものは努めて少ない方が私は公園の、町の公園のあり方でないだろうかというふうに思っております。
 したがって、繰り返しますけれども、含めて維持管理、修繕、補修、そういうものに全精力を注いできたつもりでありますし、今後もそれに注いでいくことであると、こういうことであります。
 第2点の農業関連でありますけれども、学校給食、地元産、なるべく使っておりますけれども、我が町のセンター方式の給食は、ご案内のとおり 5,000食近い食数をやってるわけでして、それに見合う品量、品格、規格品、そういうものに見合わない。そこまで、 5,000食を満たす。50食ですと町内でもできると思いますけれども 5,000食、富谷の農家で賄えないのがいっぱいあると、こういうことが学校給食に入っていかないことだと思っております。
 それから、振興策、国とのやっぱり整合を図っていかねばならない。これは全体的な枠組みの中で地方自治体としてもそれを一緒におつき合いをし、そして農業者とそこのあっせん役をとっていかねばならない使命があろうというふうに思っております。
 それから、忙しいという表現、もし、だったらもっと申し上げますが、私は消費者でないんでありまして、生産、農地を守るという、富谷の農地を守っていかねばならないということが一つありますけれども、農業者の生活圏、農業者の生活圏を目指すのまでいくのは大変だ。そうすると、議員からすると、それは行政の責任、税をつぎ込んで補助して足して何してという論に入ってくると思いますけれども、これは住民合意には限度がある。お手伝い、お金的お手伝いは、私は避けるものではないと思っておりますけれども、議員のおっしゃるような農業者の生活圏を守るだけの今の農産品の市場価格、そういうものからいくととてもそこまで進める度量は持ち得ない。富谷の忙しさの、農家に籍のある別の産業で生活圏を守る。そういうこともある忙しさであります。

議長(相澤武雄君) 経済振興課長。

経済振興課長(小松繁夫君) 集落営農の説明会でございますけれども、まず1回目、1月に全地区を回らせていただきまして、参加いただいたのは 214世帯ということで約40%でございました。そのほかに来られなかった方については、資料はその地区にそのままお願いしまして一応一通り周知できたものと解釈しております。
 その後、2回目、3回目ということで、今度ビデオとかを見ていただきまして実際に集落営農を立ち上げた地区を、モデル地区をですね、見ていただきながら、そこの地区地区に合った集落営農のあり方ということで説明会等、懇談をやってきております。その中で出された中で、うちの地区ではとてもじゃないけど集落営農を立ち上げるまでにいかないという地区もございまして、そういう地区については今後何回か詰めまして、農協さんと一緒に詰めまして、認定農業者になれる人がいるかどうかの掘り起こしとかそういう形で地区ごとにまとめていければという考えでおります。以上でございます。

議長(相澤武雄君) 17番永野久子君。

17番(永野久子君) 質問に対してすべてお答えをいただいた状況にはないんですけれども、質問、答弁漏れをもう一度というのも同じことの繰り返しになりそうですので、最後にですね、3回目ですので、まず公園の問題では、町長は更新、増設はとにかくしないと。更新の場合も逆に取り外した方がいい場合もあるというふうにおしゃっておりましたが、しかし、それは場合によってはいろいろ公園は一つ一つ顔があっていいと思いますから、何も遊具がないただ広場だけのところがあってもいいでしょうし、逆にきちんとした遊具が置かれているところもあってもいいでしょう。いずれにしてもですね、今の、特に33年経過した東向陽台の六つの公園については大変危険な状況にあると、こういう認識をもっていただいて、地域の皆さんの声も聞いていただいた上で、どこにどういう遊具を置くか、またあるいは撤去をするかということを検討されながら、とにかく見直しをしていただきたいんです。この点についてはどうお考えなんでしょうか。
 やはり公園ですから、小さい子がいればただの広場だけでよりも遊具が必要だと、そういう公園には新しくもっと魅力のあるコンビネーション遊具のようなものを設置するという立場でこれはやっていくべきだと思うんですが、町長にはとにかく撤去することは積極的に明確におっしゃいますけれども、現在の危険な状態については何一つこうしましょうというお答えがないんですよ。こんなことでいいんですか。維持管理をしっかりやっているとおっしゃっておりますけれども、維持管理できている状態にはないですよね。壊れれば補修するという程度の維持管理ではありませんか。危険なところには直ちに対応すると。また、子供たちの健やかな成長ということからすれば、ふさわしい夢のある遊具を設置すると。すべての公園を同じようにしないまでも、しかし行政区に1カ所くらいは魅力のある遊具の据えられた公園が必要だと思うんですがどうでしょうか。
 東向陽台一丁目第一公園については、先ほど申し上げた、特にいろいろありますけれども、特に30メートル近いがけにわずか1メートル程度のフェンスしかないんですから、これについては直ちに対応するべきだと思いますがどうでしょうか、伺います。
 農業の問題では、町長は、農業者の生活圏まで守るのは大変だとおっしゃっておりましたが、私は生活圏を守るということは一言も言っておりません。平成16年から17、18と今年度を含めて3カ年間続けてこられた産地づくり対策、1年間の予算は 856万円でしたか。これだけ、わずかなと、私あえてわずかなと申し上げますが、そもそも農業予算、構成比が大変低いわけですから、仮に全体の歳出に対して1%引き上げたとしても億近い、1億円近い財源ができるわけで、こういう立場で対応すれば八百数十万円の産地づくり対策を今後も継続するということくらいできるし、また農家出身である町長として当然やるべきことだと思いますがいかがでしょうか。
 農家の皆さん、1回目が40%の出席率ということでしたけれども、実際にはこの「品目横断的経営安定対策」に対してさまざまな声が出ております。特に、担い手になる方についてももちろんですけれども、そうではない方、担い手でない方々の危機感というのは大変大きいです。こういうところに対して、町として何か奨励できるような、励ませるような施策をしていかなければ、結局取り残される人たちは飯米をつくったり、自分ところで食べる程度で終わらせたり、あるいは農地の流動化にしても人に頼んだり受けたりするということが奨励金がなくなればやりにくくなるわけですから、こういうことについても結局は消極的になっていかざるを得なくなります。結局は、切り捨てではないと言いながら切り捨てられていくことが目に見えているわけですから、町としてやはり消極的な対応ではなくもっと積極的にこれを救済しようという立場に立つべきだと思うんです。そういう立場が全く見られないというところに、私は町長の姿勢としてこれでいいのかという疑問を感じざるを得ません。ぜひ町長が国の施策に対して疑問を持ちながらも従わざるを得ないというこういう立場ではなく、疑問があるならその点について国にも物を言うし、また地元の農家に対しても富谷町の財政を生かして、ごく一部を活用するだけでできるわけですから、ぜひとも積極的に取り組んでいただきたいと思いますがどうでしょうか。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 公園について、先ほどから危険とかそういうもの含めてですね、維持管理してきたと。今後もそれに集中していきますよと、こういう表現であります。危険だとかそういうものをほうっておくつもりはないんでして、当然にしても今までも維持管理してきた。決してぴかぴかの公園になっていないよと。草伸びてるよ。こういう、これからますますあるんですね、草の伸び盛りの早く刈りなさいとか。町の方では年2回だとか、それからフェンスが、巡視、担当課がしているわけでありますけれども、あるときは点検不足で地元の方からさびついているよ、そういう危険なども指摘を受けたり、こちらで見つけたり、撤去したり、修繕したり、それを含めて維持管理に努めていくところであります。何とか遊具、コンビネーション遊具とかそういうものがあれば公園だとは私は思っておりません。したがって、繰り返しますけれども、維持修繕、全体を含めて、危機管理含めて公園を整備して管理していくと、こういうことであります。
 第2点の農業問題であります。まさに忙しいんです、農家。忙しいんです。本当に忙しいんです、生活守るために。最近は少なくなりましたけれども、宮城県でも農業指導員とか普及員とか、わざわざ農家をご指導いただく吏員さんがいっぱい、協同組合にもいる。市町村は、富谷もいなくなりましたけれども、置かなくなりましたけれども、市町村でも技術指導員という吏員もいた。今でもいるところがあると思う。それから、議員初めとして、議員さん方からもこうやれああやれとご指導いっぱいいただく。農家の立場、町長の立場でなくて、農家の、富谷の農家にいっぱいご指導いただく。ありがとうございます。そんなにお勧めいただくならば、私の土地を、私でないです、若生照男でないですよ。農家の人たち、私の農地を永野議員にお貸しいたしますから、どうぞその意を体して頑張ってみてくださいと言いたくなる。(「そういう問題ではないでしょう」の声あり)そういう私が、今私が答えている。私が答えている。(「個人の問題に置きかえないでください」の声あり)私が一つの参考例で言っている。個人の問題で、自分がやれなくて農家に勧めて全部農家を倒してきた、日本の農業を。そういう思いもある。その中でも一生懸命やっている農家、今ですから、富谷の町でも一生懸命やっている方に、これやるからこれは税として、町としてというよりも、町民の税をここまでお手伝いください。手伝いなさい。これは内容を精査し、そういうものにはお手伝いすることはやぶさかでない。ただ、生活圏を、農民の生活圏を守れないくせに、それを勧めていく力を私は持っていないと、自治体にですね。むしろ、農家自身の積極性、そしてそういうものをそんなに農家はできないんでない。農地を持って、耕作地を持っていつでもやれる模索しているわけ。ただ、採算を見てやれるかやれないか。やれる地域なのか、やれない地域。それは、だれよりもだれよりも、今手にくわをし、かまを持ち、やっている農業者が一番知っていると。非常にこの場で議論することを私自身本当に恥ずかしいぐらいに思うんですけれども、私は、農家の皆様方に大変忙しいけれども生活圏を守る中でなお一層ひとつご精進願いたい。
 もう一つはですね、新しい20代の富谷の地域の中で、20代、60歳以下の農業者を見出すのは大変。それほど生活圏を守る、農産品の価格が大変。したがって、定年退職後の労働単価、労働生産単価の少し安くなってもいい年金入った人たちの、そういう人たちの農地を、富谷の農地を守ってほしい。こういう考え方も進めてきたつもりであります。まだまだの感はあるわけでありますけれども、いずれにしても富谷に農地を持っている人たちはそんなにめくらでは、めくらは取り消しますけれども、見えない人たちではありません。必死になって模索したりしている。必死になっている。言葉でないんです。胸の中で、心の中で必死になって農民は模索しているんです。いつでもスタートできる体制にはあるけれども、今の状況でそういう形はいかない状況にあるということであります。お答え。(「町長、質問に答えてください」の声あり)

議長(相澤武雄君) この際、11時20分まで休憩いたします。
 午前11時08分 休憩


 午前11時20分 再開

議長(相澤武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 18番佐川幸三君。

18番(佐川幸三君) 私は、1点質問いたします。
 今、住民の暮らしは、医療・介護等福祉の面でも中小零細の地元商工業・農業の分野でも大変です。町長は、住民の要望する施策に対して、しばしば「財政が厳しい」と述べ消極的な態度をとってきています。町長の町財政に対する見方、認識は、今後の行財政運営を住民の要望にこたえる方向により前進させていくことになるのかどうかにかかわる重要な問題です。「厳しい」とする町長の認識がどのよう根拠に基づくものなのか、財政力を示すその指標を提示しながら質問します。
 基金、町債、財政構造の弾力性について見てみました。
 5月10日に総務常任委員会の所管事務調査が行われた際に、担当課より提出された「基金運用の状況、地方債の現況等に関する資料」と説明、県のまとめた「平成16年度市町村決算概要」等を参考にし、他の自治体との比較もしました。それによると、基金は平成16年度末で財政調整基金が29億円、減債基金、特定目的基金と合わせて約48億円、その額は他の町村との比較で断然トップ、県内では政令都市仙台市の 1,077億円を別にすれば、白石市の約61億円に次ぐ2番目の多さです。さきの総務常任委員会に提出された資料にも「平成16年度末の住民1人当たりの基金残高を比較すると、富谷町13万 2,000円に対し、市部平均6万 6,000円、町村部平均10万 5,000円となっています」と記されているように、基金の多さは突出しています。
 借金残高はどうか。歳入一般財源に対する地方債現在高の割合を示す地方債現在高比率は、女川町が47.4%、富谷町が75.1%で県内第2位の低さを示しています。3位は大河原町で118.5%、4位は岩沼市で 120.3%。県内平均が 230.6%ですから、富谷町の地方債の少なさ、割合の低さは際立っています。この比率が過大であると将来財政の硬直化が懸念されると言われる「将来にわたる財政負担」という指標は、女川町の68.5%が一番低く、富谷町が2番目の119.0%で、県平均は 276.4%です。先ほどの町提出の資料にも、「平成16年度末の住民1人当たり町債残高を県内データで比較すると、市部平均36万円、町村平均54万4,000円、富谷町14万 5,000円となっており、他自治体と比較すると大幅に低い数値となっています」と明記されています。
 財政の弾力性を見ると、財政構造の弾力性を見る上で最も重要な比率であるとされる経常収支比率は平成16年度で75.2%で、県内全自治体中、女川町の48.3%に次いで第2位、県平均は91.8%であり、弾力性が高い方であることは歴然としています。財政上の能力を示す財政力指数は、女川町の1.91、利府町の0.77に次ぐ0.68で、県内町村第3位、県内町村平均の0.41を大きく上回り、名取、石巻、塩竈、古川などの市をも上回っています。
 このように見てきますと、富谷町財政は、基金は多い、町債はすくない、弾力性はあるというのが特徴です。ゆとり、弾力性は県内市町村でトップクラスと言えるものです。「財政が厳しい」という根拠が見当たりません。
 町は、町長は、これでも富谷町の財政は厳しいと見ているのか、その根拠は何なのか、町財政に対する認識を伺います。
 諸指標にもあらわれているゆとり、弾力性はどうして生み出されたのか。
 平成16年度決算では黒字を5億 2,000万円出しています。本来収入は、住民の暮らしを守るために活用されるべきものです。乳幼児医療費助成の所得制限をなくしてほしい、医療費の無料制度を通院でも就学前まで広げてほしい、町民バスの児童、生徒料金は無料に等々といった切実な要望があり、所得制限の廃止なら 570万円、就学前までの無料化の拡大なら約 1,000万円で実現できるものです。この年の民生費は、総合支援センター建設事業で前年度と比較して7.92%伸びたものですが、この平成16年度でさえ歳出総額で占める構成比は 14.02%で、県内2万人以上の人口の町七つの中で最低でした。富谷町総合計画で都市近郊農業振興、農業後継者の確保をうたっていても、それを裏づけるような施策はなく、農林水産業費の構成比は 0.8%、商工費においては、主なものは企業立地促進奨励金で地域商業活動の活性化施策がほとんどなく、その構成比は 0.8と低いものです。使うべきところに使っていないと言わざるを得ません。
 一方、住民は、全体として県内でもトップクラスの高い税負担となっています。ことしの「河北新報」4月14日号に掲載された県内の2003年度1人当たり市町村民所得ランキングによると、富谷町は仙台市、利府町、多賀城市を上回って1位です。これが町民税に所得割として反映します。人口1人当たり市町村民税負担状況を平成16年度市町村決算概要で見ると、富谷町は仙台市、利府町、名取市に次ぐ4番目の高さです。各年度の決算剰余は多く出せばよいというものでなく、この剰余または決算の欠損の状況を財政規模との比較で見た実質収支比率、これは3~5%が望ましいとされています。富谷町では、この実質収支比率が平成13年度以降の4年間平均、これは単純平均ですけれども、で見て 8.2%となっており、財政規模から見ても明らかに黒字の出し過ぎです。一概に基金積み立てを否定するものではありませんが、自治体の本来の役割は住民の福祉の増進です。住民の負担と要望に見合った財政運営こそ求められていると考えます。
 諸指標や他の自治体の比較によっても財政的ゆとりがありながら、住民への施策を通じての還元は小さいと。いわば、そのゆとりは住民の負担と犠牲によって生み出されたと考えますが、町長はこのゆとりが何によって生み出されたとお考えですか、伺います。
 住民の負担で成り立っている町財政を福祉、暮らし、教育を最優先にして活用すべきではないですか、伺います。
 基金に積み立てられている財源は、住民の暮らし、福祉のため有効に活用されることが必要と考えます。また、富谷町の積立金残高比率を見ても76.2%と県内トップクラスで、これ以上積み立てなければならない理由はあるのでしょうか。今、町には目的基金として、財政調整基金のほかに“公共施設及び公益施設の整備を図る”ことを目的とした「ユーマイタウン施設整備基金」と“富谷に根ざした歴史、伝統、文化、産業等を生かし、独創的かつ個性的なゆとりあるふるさと富谷”づくりを目的とした「ふるさと富谷創造基金」があります。本来、目的基金は、図書館建設基金とかプール建設基金、富谷でもありました役場庁舎建設基金など“特定目的”のために設置されるべきものです。先ほど挙げた基金は、役場庁舎建設基金を除けば“特定の目的”というには余りにも設置目的の範囲が広く漠然とし、抽象的なもので適法的な運用かどうか疑問です。財政調整基金へ積み立てられるべき金額を分散させ、財政調整の積立金を低く見せるために、いわば財源隠しに基金設置が行われていると言わざるを得ません。長寿社会福祉基金は、平成16年度末現在高で約2億 5,900万円ありますが、その設置目的が一般的であり、また有効に活用されているとは言えません。
 基金設置は、切実な住民要望を実現するために行われるべきと考えます。今、介護保険の保険料・手数料の負担軽減、国保の保険証取り上げの廃止・税の引き下げ、乳幼児医療費無料化の枠拡大等々、命、健康にかかわる施策の充実・実現こそ求められていると考えます。現在の切実な要望を後回しにして積み立てを進めるのは改めるべきで、現在ある基金も切実な要望の実現に活用できるよう見直し改善すべきと考えます。どうお考えですか、伺います。
漠然とした目的の基金は改めるべきではないでしょうか。いかがお考えですか、伺います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) お答えいたします。
 まず、第1点のどういう見方を財政運営、県内のいろんな市町村ごとのデータをご参考にお話しいただいて大変うれしく思います。感謝申し上げたいなと思っております。それがイコールよその自治体と比較したからゆとり財政自治体と、私はそのようにとっておりません。税に対する厳しさ、そして自主独立してきた富谷町、そしてこれから進むであろう国と地方自治体のありよう、これは喫緊に叫ばれてきたわけでありません。国と地方の役割とお金とのやりとりが近い将来来るということは、それこそ昭和50年代あたりから一気に国の借金財政に入って、一気にふえてきた。その姿を見るとき、国と地方自治体の役割、そして負担の分担、そしてそれを住民に、国民にどのように、決して国で印刷するわけでもないし、地方自治体が印刷するわけでもない。それイコール確実に住民、そこに住む住民と、それから国民と二つに税が動いているわけであります。一人二役であります。三つ、三役と言った方がいいんですか。したがって、そういう時期が確実に到来する。もう来ていますし、今後もっとそういう役割の配分のやりとりが国の右倣いするとか云々も言うところは言う、そんな理屈超えた今の実態にあるわけでありますから、税に対する厳しさと申しますか、物すごくきつく厳しく、最近思ったのでありません。ずっと思い続けて皆様方にお願いをしてまいって今日の指標だと思っております。
 それから、他自治体との比較もそういう基本的な考え方で、数字的に県内と比較すればということになりますけれども、基本はそういう今申し上げました、第1点で申し上げましたような状況がこれからもっともっと押してこられるであろう。押し合いするであろう。そのとき、だれにしわ寄せなるか。それは、自治体とか国でないんです。そこに住む国民であり、そこに住む住民であるというとらえ方であります。2点目についてもそんな思いでとらえております。
 それから、3点目の基金のありようでありますけれども、分散隠しはいたしておりません。議員もご案内のとおり、皆様方、議会を初めとして皆様や住民の皆様方にも一切公表し、それを町長なり役場の職員、隠して使い方しているわけでもないし、不公表しているわけでもないんでして、皆がそれなりの目的を持ってこういう分け方をさせていただいております。今後もこれらを踏襲しながら、税の厳しさ、繰り返します。税の厳しさ、そういうものを持ちながら、使わないで、何さも何%ですよということでありますけれども、例えば一つの参考ですけれどもね、農業にもっと出したらいいねと。やっぱり先ほど申し上げましたけれども、農家自身からこれでいきますよと。これは私の融資なり、私の蓄えではとてもできませんよと。富谷の中でこの産品を開発しますよと。商業者もこれでやりますよと。これが出てき、また出てくるように努力もしてきたけれどもなかなか進みませんけれども、そういうふうに出てきて、そしてそこで住民に税をこのぐらい投入してもいいかどうか判断させていただけば、私は出すも出さないも、出すのもやぶさかでない、そのように思っておりますが、ただ金がさが小さいから、金がさが小さいから何%で出さないんでないだろうかという、私は財政運営上は、私は住民におこたえというか、住民の税を預かっている立場としては早々にはそういうことには乗れないなと、こういうふうに思っております。(「議長、もっときちっとした、質問にかみ合った答弁があっていいんでないですか」の声あり)

議長(相澤武雄君) 18番佐川幸三君。

18番(佐川幸三君) もう一度言いますけれども、要するに、ゆとりとはとっていませんと。私の指摘が厳しいということを言っているが、そう見ているのかということですから厳しいと見ているということですね。
 それから、ゆとりと見るかどうかは別にしても、基金残高が多いとかということは現実としてあるわけです。それがどうして生み出されたのかということについては、これは考え方の違いは別にして、はっきりとこういうことによって生み出されたと考えているということが言われるべきだし、言うことができると思うんです。それをお尋ねします。
 それから、基金のことですけれども、基金の本来のあり方は、必ずしも全部よかったわけではないわけなんですけれども、役場庁舎建設基金ということで既にやったことありますね、
 当町でも。これは目的基金ですよ。どのぐらいまで積み立てるかと。それによって特定目的を実現しようと。ところが、今ある幾つか、三つ挙げていますけれども、この「ユーマイタウン施設整備基金」、それから「ふるさと富谷創造基金」、これは極めて漠然としたもので、これを目的基金だというふうには本来言えないと思うんです。いつまでに何を建てるかと、何ぼ積み立てるかということがないわけです。もちろん、一定の原資あるいは途中で積み立てながら、その原資の利息、運用資金を、その果実を使っていくという目的基金もあります。はしめ、例えば、この間の「伊藤 一・イヨ奨学資金」のような、それはそれで目的はっきりしていますからいいわけですけれども、そういうことがあります。
 それからまた、「長寿社会福祉基金」、これは町独自で今はつくれるということでつくっているわけですけれども、長寿社会のためにというのがこの目的なんですね。これは一般的で、これこそ一般会計とか必要なときには財政調整基金を取り崩してもやれるような目的ですよね。ですから、これは本当の意味で目的基金と言えるのかどうか疑問です。ですから、しっかりと改めて必要な富谷町民の福祉や暮らしを守るために使えるよう財政調整基金に積み立てるとかそういうことがあってもいいかと思うんですけれども、どのようにお考えなのかお尋ねします。
 それから、結局町長の考え方は、一つには何ていいますかね、財政的に厳しい厳しいということを言っています。しかし、今までの見方から、今までのいろいろな主張からするとそうではないんだけれども、それを富谷町長独自の見方でやっていると。残し方についても、こういう決算審査意見書の中でも言われているような実質収支比率、その中でもこれほど残していても何らおかしいと感じない。監査意見書では、それはそういう言葉ではないですけれども、見直し、改めるべきでないかというような趣旨のことを言っているわけですけれども、何ら意に介さないということなわけですね。そうすると、どういうことが起こるかというと、どんなに財政があっても富谷町民は残念ながら要求する、要求実現はなかなかいかないということになると思うんです。
 それと、順序よく言いますか、私がここで取り上げたのは、結局町長の町財政に対する認識、これが問題であって、住民の要求は町の計画にも反映されているものがあります。その計画、施策をどう実現しようとしてきたのか、どう実現しようとしているのかという問題でもあるということが言えると思うんです。それは、ことしを最終年度とする町の前期基本計画には、都市近郊に立地する利点を生かし、町民や消費者とともに生きる農業を推進するとともに、農業後継者の確保や農業経営の体質を強化しますと、こういうふうに書いてあるわけですね。これは依然として変わらないと思うんです。そうして、今回が最終年度です。これまでの施策、予算配分でこれが実現したのか。もう必要なくなったのか。そういうことなのかと。そういうことが問われているんだと思うんです。地場産品の販路拡大など既存の地場産業の振興を図ると。この課題にどれだけ取り組んだのか、どれだけ前進したのか。医療費の助成等による経済的な育児負担の軽減をさらに推進させる必要を感じているのか。
 きのう、町営住宅の増設用地の質問がありました。前期基本計画には、特に公営住宅は人口増加と相まってますますその需要が高まるものと考えられ、公営住宅の増大を図ることが求められていますと書いてあります。私も町営住宅の増設、県営住宅の誘致を求めてきたところです。町は、県が経営住宅新設をやめたことを理由に公営住宅の増大の課題を棚上げにしてしまっているではありませんか。町営住宅の建てかえを早める。増設も検討する。あるいは、特に生活保護世帯に住宅扶助と実勢家賃との差額を助成する等で何らかの形で公営住宅の増大を図る行財政運営を進めること。こういうことこそが必要なのではないでしょうか。
 こうして見ると、今の町財政運営は住民のニーズに十分こたえていないばかりか、みずから立てた計画実現にも消極的であると言わざるを得ません。課題実現のためにやるべきことがあり、財政的にはもっと前進させる力はある。こうした認識のもと財政力を活用すべきではないかと思うのですが、町長は財政力をどう活用しようとしているのか伺います。
 次に、基金の問題ですけれども、基金は、先ほど言いましたように、財源の運用の果実を利用するものと、それから目的のために積み立てて所定の額になったら活用するものと、これがあります。いずれも特定目的のためです。ところが、そうでない、先ほど言いましたように、これはやっぱり改めるべきではないかと思うんですがいかがですか。再度、きちっとした答弁なかったと思いますのでお尋ねします。
 それから、富谷町民の要求が実現しない中の一つで、もしかしたらこうしたこういうことがあるのではないかということを危惧するわけですけれども、富谷町総合計画の中、すべて賛成というわけでないですけれども、要求を反映して町としてこういうことをやっていくということが書かれてあるわけです。ところが、最近の町長の話を聞くと、そういう町の責任としてやろうとしていたことがぐっとこう身を引いてしまっていて、これはもう町の責任ではやらない。どこかでやってもらう。まあ民間にということなのかなと思うようなそういう消極的なものが見えるわけですけれども、これをつくったときと今のときと、その町の責任、役割、本来の役割についての考え方、大きく変わったところがあるのかどうか。そういう、これだという、いろいろ私としては問題だなと思うところあるわけですけれども、それにしても今の、最近の町長の考え方は、ここからしても町の責任というのをすごく差し引いているというんですかね、何ていうんですか、放置しているようなそういうところが見えるわけですけれども、考え方に大きく違いが出てきているのかどうか。これをしっかり聞かないと論は進められないようなそういう事態にまで行っているのではないかと思うんです。
 それと、もう一つ大事なところは、この財政が厳しいということをどこから来ているかということを抜きにしてね、もう仕方ないんだということでやっているような感じがあると思うんです。一番大きなところは、国の方で地方財政に対する配分を少なくしてきているということがあると思うんです。地方交付税の財政保障機能、財政調整機能、これをなくしてしまうかのような動きがあるわけですと。こうなれば、これは危機ですよ。大変ですよ。まあ町長の言う選良、その多数派がこういうことをやってくるわけですから、そういうことは絶対に許さないという立場で取り組みながら町民の要求にこたえた財政運営をすることを求めるものですけれども、答えをください。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 議員、まさか占い師の免許持っているんでないかな。占い師の免許持って町長の考え方を何か想定しているようで占い師かななんて思って……。(「何も想定しないで質疑をしたいんですけれども、どうにもわかりにくい」の声あり)かなり外れているところあります。議員おっしゃるのには当たっておりませんから。
 それから、財政運営からかなり関連ということでだと思うんですけれども、長期計画へ入っていったようでありますけれども、それはそれとしてきょうの質問の中では財政運営ですから、関連づけで言うならばね、そこから申し上げますと、長期計画は、あの柱をみんなで決めていただいわけでありますから、これは一歩も崩しておりません。それを目標にしているわけでありますから、ただ自治体、地方自治は日々生きているということだけは考えております。生きているということ。地方自治も国政も生きているものだという基本的な考え方まで伝えておきたいと思います。
 さて、財政状況の見方、とらえ方については先ほど申し上げたとおりの基本姿勢は変わっておりません。それから、基金のありようについてですね、決して、繰り返しますけれども、分散して、もう前に、例えばスポーツ文化基金なんていうものも本当に狭くしてやった時期も、議員も携わっていただいたことでありますからあったわけでありますけれども、そういうものを含めて少し弾力性持たせて、それも先ほど申し上げましたけれども、隠して使うわけでありませんから、皆様方にお伝えしながらということで弾力性持たせて富谷の行政需要のありようで今の基金、形を組み立ててきた、こういうとらえ方、なかなかとらえ方難しいと思うんですけれども、提案している方はそのようなつもりで今日まで来たと、こういう考え方であります。
 それから、長寿社会なんていうの、あれははっきり国の方から何年かに分けて来たはずでね。最初の方は、元金にさわっていけませんよ。果実でしなさいよと、あの当時ですから。そして、その後は少し変わってきたりして、今今日になっているわけですけれども、だから果実を待っているわけであります。そういう成り行きもあったと、こういうことでしまっているわけでして、それからあれですね、弾力性基金の中で必要だと思いますが、例えば去年のような地震が来て、ああいうことが想定外の、想定外という言葉はまずいね。余り好きでない言葉。想像してなかったああいう地震があって、かたっと揺れて1億円ですよね。1億円近く揺れたわけですよ。決してあれは事故でないんです、まだ。隣の自治体の参考にして補強しただけで一揺れ1億円だなというふうにしてびっくりしました。
 それから、アスベストも終わったんだと思いました。私は、59年代、あのときあれで終わったんだと、私は、文部省中心でしたか、厚生省中心でしたか、あの通達で、私は日本国でアスベストは終わったというとらえ方であります。注意を受けて改修したものですから。命まで、あれほど進んでいると思いませんでした。にもかかわらず、改めて読めば読むほどにアスベストの危険、ああいう状態でほうっておいた。でも、おかげさまで、幸い富谷の町の場合、調査の結果、あの程度の、あの程度というか、命にはかかわるわけでありますけれども、お金的にはあの程度で改修できる見通しがつきましたけれども、そういうことが富谷のみならず自治体どこでもでないのということになると思いますけれども、私はそういうことを案じております。
 それから、よその、もしあえてよその自治体と異にするなということであるならば、いつでも申し上げているように、富谷の町は高齢化高齢化、少子少子ということで今そこらじゅういっぱいになっているような空気でありますが、我が町は子育てが入っている町でありますから、そういう教育施設、そういうものの宿題が絶えず背負っている。いわば、よその自治体よりも二重に行政需要を絶えず背負っていく町だと思っております。そういうものを思うと、私は財政運営というのは厳しくとらえていかねばなりません。その数字的には厳しくとらえていかねば、そういう理由から考えております。
 一方、先ほど申し上げましたように、国と地方のありよう、納税者のありようからする。そういう二つの点から、私は、この住民の皆様方から預かっているお金というのは本当に厳しく厳しく厳しくとらえていかねばならない、このように思っております。先ほど議員から県内の所得ランキング、毎年出している中で初めて富谷町が1位になったから税負担が高いだろう。かもしれません。所得率の高い人が年齢的にも職業的にも富谷町に、個人所得率の高い人が住んでいるとも分析の指標は国税も自治体も持っておりませんけれども、動物的感覚として、私は年齢的にも人的にも個人所得の所得率の高い人が富谷に住んでいると思っております。ただ、あれはそのまま個人所得の反映でないはずです。事業もみんな入っての全体でありますから、私は、あれこそ参考の参考になっておりますけれども、それを税負担というふうにはなっておりません。
 それから、もう一つは、税負担の中で、例えば新たにですね、新たに税を創設してお願いするならやむを得ないと思っておりますよ。例えば、都市計画税を創設してお願いしますよとか、それから固定資産税、個人所得税ですと所得率に税負担が来ますけれども、固定資産は年所得、年収があっても、それから定年退職しても同じでありますから、そういう税負担のことを新たに富谷で町として創設したならば、税が高いというご指摘も当たろうと思いますけれども、新たに創設もしておりませんし、議員にしては税負担と先ほどの指標をセットにするというのはちょっとなというふうに思いました。以上。

議長(相澤武雄君) この際、午後1時まで休憩します。
 午前11時57分 休憩


 午後1時00分 再開

議長(相澤武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続けます。
 18番佐川幸三君。

18番(佐川幸三君) 質問いたします。
 私は、簡明に項目を立て質問通告をしております。それに対してかみ合った答弁を避けて、アバウトに、漠然と町長は答弁するわけです。これでは推測せざるを得ません。それを町長は「占い師の免許があるかな」とそういうことを言いますが、とんでもない。心外であります。町長は、すっきりと項目をよく見て、それに応じて答えるべきです。答えてください。
 また、町長は、先ほど私の質問の中で、市町村民所得ランキング、これを出して、これと一方で直接連動ではないですけれども、反映として町民所得、所得割に反映して町民税が高くなると、そういうことがあるということで述べました。それは当たらないというようなことを言いました。そこで、都市計画税などがあるならば高いと言われるかもしれないけれども、そういうものないんだからということを言いました。私が言いたかったのは、結局法に基づいて町民税とかがあって、しかしそれは所得が高ければその反映として、いい悪いじゃなくて、町民税が高くなるということは仕組みとしてあるわけでしょう。中には、個人じゃなくて企業の方でね、上手にこの公課税率とか変えてとかそういうことで法人町民税を免れるということがあるのかもしれませんけれども、一般的には、全体としてはやはりこの所得が高ければ町民税に反映するということは当然ではありませんか。そういうことを取り違えているような気がするんですけれども、実際に町民税そのものを見ても、これは平成16年度の県の決算概要です。ここに富谷町が高いと出ているわけですから、そうこの反論らしきことをする根拠はないのではないかと思うんですけれども、そういうことできっちり私の言わんとすることを掌握して言っていただきたいと思います。
 それから、富谷の目的基金を持つことの理由に予測のつかないことがあるからだというようなことを挙げておりましたが、予測のつかないことへの財政支出は一般に財政調整基金の支出目的範囲であります。アスベストの問題など予期せぬことがあったとしても、これは一般財政調整基金で対応するのは当然です。ですから、その目的基金を弾力性を持たせてやることがだから必要なんだとか、だからいいんだとかというそういう理由にはならないわけです。やっぱり目的基金は、そういうことで弾力性を持たせるのではなくて、本来あるべきように特定の目的に限定すべきだと思うんです。再考を促し、答弁を求めます。
 3番目に、町長は、税金は大事に扱うということを言いました。これは当然です。税金はなぜ町民が納めるんでしょうかと。やっぱり自分の暮らしを守る施策をやってほしいと、そういうことで納めるんだと思うんです。ですから、適正な規模の積み立てはするとしても、住民の切実な要求は後回しにした積み立て方式、そういうことは改めるべきだと思うんです。町長の答弁を求めます。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 今の終わりの方から申し上げますとですね、基金の積み立て、基本的に議員とは違うなと、こういうふうに思っております。決して隠して積み立てていくんでなくて、先ほど来申し上げていたとおり二つに、税額と、それから税を納めているその精神、国民の義務という形で徴収、法律で徴収までするわけですから、であればあるほど緊張した税の扱いをしていかねばならない。その辺は多分、終わりの方では議員と通じると思うんですけれども、途中経過までは通じない分があるのかなと、こういうふうに思っております。
 それから、税額、税金、その所得ランキングの問題ね。僕は、先ほど申し上げたでしょう。富谷の推定としてああいう数値が出てくるということは、推定として富谷に中堅、年齢的に中堅というふうな、職場でも中堅的な重みの人たちが大変多い町でありますから、相当税金の大きさを納入、国税も、あわせて地方税もある人たちが住んでいる。税金が高いんでなくて、富谷独自で税率を上げていれば高いとくる。税額の大きさで言うと富谷に住んでいる人たちは大きいというふうに思うんです。税金が高いんでない。税額が大きいんです。富谷の税率、特別上げた税率持っていないでしょう。こういうとらえ方をしていかねばならないというふうに思っている。したがって、富谷の人たちにそういう税額の大きいご苦労している人たちが非常に多い。だから、なおのこと税金というのはそういう面で大事にしていく。
 それから、次に基金の運用方法、目的基金、それはまさに議員おっしゃるとおり、ぐるっと目的ですから、目的で、これはスポーツ基金ですよ、一切ここを走りますよ。そういうとり方が、なるべくそれに近寄らせるべきだと、それは思いますけれども、これを統合したり何なりしたときの経過、富谷の実態、財政運営で大変なときがありましたんで多少幅のある運用方式、それでこれが町長個人で上げおろしてきたり使ったりするわけでない。これも全部議会に、議員初め議会にちゃんとご説明をし、経過を報告し、使わせていただくときは使わせていただく。そういうこの基金の中には幅がありますけれども、イカサマな使い方はしてないでしょう。こういうとらえ方をしている。そういう考え方であります。
 それから、先ほど落としましたけれども、落としたものですから追加で申し上げますと、基金の大きさ、大きくなってきた中にもいろんな要因も持っているわけですけれども、これなんです。例えば、一つの参考例ですけれども、あった方いいんですよ。例えば、特別職減じている分などは、これは町長なんかは首長の立場からしたら2人よりも3人、3人より5人ぐらいあった方が物すごく楽です。それから、これは首長だけでならずですね、部課長、富谷は部長制しいていませんけれども、課長制ですけれども、責任の分散できますから特別職がなるべく多くあった方がお互いに楽だ。だけれども、これをして外して置くということは、みんなで苦労を分け合ってこういうものもなるべく効率よく頑張っていこうという一つの流れ、それから入札制度の改善とかそういうものの積み上げも大きいものがあると。例えば、特別職2人でどのぐらい、わかりやすく目安にしていただくならば、議員が見えるところだと富ケ丘の歩道改良した分、あれが特別職で3人分ぐらいがあのぐらいの道路改良が、歩道改良、安全施設ができるというぐらいの金がさの大きさだ。そういうふうにとらえてもらうとわかりやすい。住民に語りやすいことで、わかりやすい説明かもしれません。何ぼ何ぼというととてもわかりづらいから、物の足したり引いたりしていくそういう見方に当たると思っております。しかし、まだまだ私は、この中で、財政運営の中で、歳出の中でまだまだ勇気を持ち得ない分が残っております。まだまだ富谷、よそよりも頑張ってきたつもりでありますけれども、私は税の精神からしたらまだまだ勇気を振り絞れば、まだまだやらねばならないことがあるというふうに思っております。以上であります。

議長(相澤武雄君) 次、2番齊藤きえ子君。

2番(齊藤きえ子君) 私は、我が町の国際交流について質問いたします。
 かつて「世界は一家、人類皆兄弟」というコマーシャルがありました。今まさに地球単位で物事を考えていかなければならない時代になりました。このような時代ですので、富谷町にとどまらず、宮城県、日本、世界と視野を広めていかなければならないと思います。子供の人口が多く子供が宝だと言われている富谷町でも、その子供たちの可能性を引き出すためにも情報を提供しなければならないと思います。富谷以外のことを知ることにより富谷のよさを知ることもできます。自分たちはごく当たり前につき合っている物事が、他の地域の方には心引かれるものであったり珍しいものであったりします。また、他の地域の文化、伝統などを知ることにより、富谷町の文化、伝統に興味を持つようになるなど、子供たちにとっても大人にとってもよい教材になると思います。
 日本では、1908年に笠戸丸でブラジルサンパウロ州のサントス港に向けて移住を始めました。第2次世界大戦後の1952年からは組織的に移住が始まり、まもなく 100周年になります。そのときには、日本とブラジルでお祝いすることになっているそうです。
 移住の目的は経済的なもので、そのころのブラジルの所得水準が日本の 1.7倍でした。当時ブラジルは、コーヒー豆の生産と輸出による経済ブームで、コーヒー農園における労働力が不足していたこともあり、農地を相続できない日本の次男、三男の方々の移住が多かったようです。近年では、日本の所得水準は逆転してブラジルの約13倍になっており、移住の流れが逆になっています。日系三世の日本における滞在条件が緩和されたことにより、就労目的で日本に来る人がふえているようです。2003年には約3万人のブラジル人が日本に移住し、現在約27万 5,000人のブラジル人が日本で生活しています。その多くは、自動車や電気機器の工場で働いているようです。
 富谷町には、ブラジルを初め韓国、中国など14カ国 164人の外国人が在住しています。働くために住んでいる人がほとんどだと思います。ですから、その方たちについては会社の方でお世話をしていると思いますが、以前にアパートがたまり場になったり、ごみの出し方がわからなくて周りに迷惑をかけているという話を耳にしたことがあります。たまり場になるということは、なれないところなので同じ国の人や境遇の同じような人が自然に集まってしまうのだと思います。会社の方へお願いして外国人の方たちと交流させていただいてはどうでしょうか。海を渡っての国際交流でなくても、同じ富谷に住みながら外国人に触れ合い、それぞれの国の文化や伝統を知ることができ、また外国人の方には富谷になじんでもらうきっかけになると思いますがいかがでしょうか。
 外国人の方の中には、初め単身で来て二、三年の短期滞在を予定し、やがて滞在期間が年々延期され家族を日本に呼び寄せるようになり、やがて永住ビザを取得する方がふえてきています。富谷町にもそのような家族が住んでいるのであれば、そういう方たちと交流を深めていくのもよいのではないでしょうか。
 富谷町には、現在日中友好協会があって対中国人との交流はあるものの、他の国との目立った交流はありません。これまでに国際交流はなかったのでしょうか。今富谷に住んでいる14の国の方たちすべてとは言いませんが、ふるさとまつりに会社を通して招待するなどだれでも参加できる交流の場を設けてお互いの情報交換ができるようにして、子供たちがよその国を知るための場にしていただきたいと思います。それをきっかけに交流を続けていければよいのではないでしょうか。
 また、富谷町の学校では、国内において学校同士の交流はあるのでしょうか。学校同士で交流を深めていくことは大変にためになることだと思います。学校のカリキュラムなどに取り入れていくべきだと思いますがいかがでしょうか。
 例えば、富谷町の学校と県内や県外の学校というように、それぞれの学校がどこか1校決めて交流を深めていくことは、子供たちの視野を広め、夢や希望をわき出させることにつながると思います。このような学校同士の交流の場を設けることについてどのように考えていますか、お伺いします。以上です。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) お答えいたします。
 まず、国際交流関係、議員指摘のとおり 160名台が最近の推移状況であります。その職業状況などなど細かい分析した経過ありませんでした。したがって、議員のご指摘を、今次を境にですね、実態を掌握してみようというふうに思います。それによってどういう交流、議員おっしゃるような交流できるのかどうか。今現在私が持っている感じとしては大変難しい分もあるなというふうに思っております。就労として本町に住所を持っている人たちは難しいと思っておりますけれども、繰り返しますけれども、考えてみる余地はあると、こういうふうに思っております。
 なぜならば、大分前のことでその後切れているわけでありますけれども、町内の一つの町内会、大分前、10年ぐらいになりますか、ひより台町内会か町下町内会だったと思うんですけれども、就労で来て住居を構えている方々と町内会が交流し一緒にスポーツ参加などなどの交流してきた経過がありましたけれども、それで終わってしまっている場合ありますので、そういうものをもう一度検証しながら、研究なんて大がかりなことでないんですけれども、調査はしてみたいと思っております。
 それから、今までの経過においては、外国の招致事業ですね、学校の。あれだけでほかはしていないわけでありますけれども、あれとて富谷独自でやれなくて県の協会を通じて願っている、お願いをしているわけであります。あれも反省を求めていかねばならないことなのであります。これはもともとあの協会に私は物申してきたつもりですけれども、最近任せておったものですから、もう少しあれは工夫が必要な団体、こういうことも宿題として残っておりますけれども、町としてはあの招致事業は継続してまいりたい。あと、今申し上げた富谷に住んでいる人たちのことの調査なども入ってみたいと、こういうふうに思います。
 それから、いろんな手だてでおつき合いするとすれば、入り口としてはやっぱり生涯学習課、教育委員会の生涯学習課など教育課の方で取り上げてひより台、町下町内会などはやっぱりそういう関係から入っていたとありますので、そういうことから入ればいいのかなとも考えております。
 それから、町内の学校同士のおつき合いということで、現在実際は交流を持っていません。これは参考にしながら、どういう形がいいのか、それを参考にして教育委員会で検討、研究してもらたいと思っております。
 一つですね、国際交流で今県内の町村、国内的にはどこも頭にないんですけれども、県内の市町村でかなり国外、国内と大きく分けて二つ、姉妹提携結んでいる自治体が結構ありました。ただ、その後の交流状態、事後等の状況を見ますとですね、それっきりになっているところもありますし、また行われてもそれでどうなんでしょう。それが交流でしょうかという反省も第三者的に見るとあります。したがって、特に国内の交流ですとやりやすいかもしれませんけれども、外国との今までやってきて姉妹提携方式というのは非常に慎重にここはやるべきじゃないだろうか。失礼に当たることのないようにということも思うとかなり慎重であるべきだと思ってもおります。
 したがって、議員おっしゃるように、今いらっしゃる人たち等のそういうものの調査をしていきたいと、こういうふうに。

議長(相澤武雄君) 2番齊藤きえ子君。

2番(齊藤きえ子君) 国際交流については、海を渡ってということまでいかなくてもですね、国内に住んでいる方たちといいますか、富谷の町に住んでいる方たちが一番身近なわけですけれども、そういった方たちの触れ合いからだんだん発展していけばいいのではないかなと思っています。
 小学校といいますか、富谷町の学校のですね、交流なんですけれども、学校同士の交流なんですけれども、富谷町では観光施設がほとんどというくらいなく、観光客を迎えることになれていないのではないかと思います。子供たちを通して、交流先の子供たちを招待してホームステイを体験することも子供たちにとっては思い出深い体験となり、将来を左右するきっかけになるのではないかと思います。いろんな体験の中から自分の生きる道を選択できる、そのような機会の一つとして国内交流、国際交流を進めていってほしいと思いますがいかがでしょうか。
 私の経験から、子供のころに体験したことは大人になっても覚えていて、特に身をもって体験したことは忘れることができません。子供たちには、あれもこれも体験させてあげたい。そして、しっかりと身につけて大人になってほしいと親ならだれでも願うことだと思います。お金がかかるから、大変だからと何もしないでいると、宝だった子供たちが、この辺の方言で言いますと「宝物」というふうなものがありますけれども、そういうふうになりかねないかなと思います。
 また、このような表現が妥当かどうかわかりませんが、「先行投資」という言葉があります。結果はどう出るかわかりませんが、子供たちには投資するべきだと思います。学校にはパソコンがあり、パソコンを使っての交流ができるのではないでしょうか。ホームページをつくって自分たちを相手に紹介するのに、みんなで計画を立てて相手がわかりやすいようにいろいろ工夫します。遠くにお友達ができるということでとてもわくわくするのではないでしょうか。ぜひ進めていっていただきたいと思います。どのように考えておりますか、お伺いします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) さきの外国との関連については、先ほど申し上げたとおり調査してみたいと思っております。
 それから、子供同士のというのは体験学習なりいろいろしておりますけれども、議員ご指摘のような形はとっておりません。これも教育委員会で検討させてみたいと思っております。名実ともに宝物、宝なんです。

議長(相澤武雄君) 次、1番佐藤克彦君。

1番(佐藤克彦君) 私は、富谷町総合運動公園の整備について質問いたします。
 毎週土・日、どこかのグラウンドや体育館、武道館から元気なかけ声が聞こえてきます。このように、多くの人に利用され、親しまれる運動公園を大切に使用していただくため、施設の設備の充実を図る必要を感じています。
 運動公園には、少年野球規格のグラウンド4面、大人規格のグラウンド2面、テニスコート6面、体育館、武道館等あり、年間利用状況は、平成16年では約11万 600人、平成17年では、地震の工事の影響もありまして9万 1,000人の方々が利用しているのが現状です。少年野球などではA、Bグラウンドを4面にして計8面の野球グラウンドとして利用しています。また、少年サッカーではCグラウンドで2面の試合を行っています。このように、専門グラウンドではなく多目的グラウンドのために多くの種目の競技、試合ができ、多くの利用者を呼んでいると考えます。
 前年度開催された富谷町スポーツ少年団野球連盟主催の富谷大会は、64チームの県外の参加を求め、参加者 1,200名、父兄 500名以上の参加がありました。そのときは、隣接の七十七銀行野球場を借用利用し大会運営をしました。県内でも9面の野球場が1カ所にある運動公園はなく、多くの利用者にうらやまれ、喜ばれて使用していただきました。
 また、町道総合運動公園線の本年度中の開通により、今まで以上に利便性が向上することになりますます利用者がふえると思います。このような状況の中で、公園の整備が急務と考え、四つの質問を行います。
 一つ、グラウンドと駐車場の排水について伺います。
 これは、各グラウンドの表面水の処理についてと駐車場の表面水です。ともに土側溝であり、雨上がりのとき、側溝を整備していないため水たまりがあり大変不便さを感じております。早期の整備をお願いします。
 2番目に、野外放送機器を設置してはいかがでしょうか。
 今、町民運動会を初め各大会では、仮設の放送機器を利用して放送を行っていますが、スピーカーだけでも常設してはいかがでしょうか、お伺いします。
 三つ目、施設の補修について伺います。
 まず、グラウンド整備時の散水に必要な水道、A、Bグラウンドのバックネット裏、1、3塁のベンチ等は壊れていて掃除してもなかなかきれいになりません。水道も使えない状態が続いています。また、管理用具入れも小さくてしまうのに大変苦労しています。早期に補修し、増強してはいかがでしょうか。
 4番目に、秋や春、多目的グラウンドやC、Dグラウンドは風よけがないため砂等が舞っています。富谷町運動公園基本計画に沿って計画的に針葉樹、広葉樹を交えた風対策を行ってはどうでしょうか伺います。
 運動公園は、安全で多くの人に利用され、きれいで、そして利用した後の片づけも簡単にできることが望ましい姿だと思います。町長に前向きの答弁をお願いいたします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 絶えず前を向いてきたつもりでありますけれども、お答えいたします。
 第1点の排水関連、これはご案内のとおり、あの運動公園の最終整備前でありますので暫定的な整備でありますから、おっしゃるとおり土側溝などの排水がある。でも、あれはまだ構造物の排水まででなくて部分的にですね、グラウンド以外の水たまりとかああいう面の排水などは修正していかねばならないのかなと、このように考えております。
 そして、暗渠なども最終整備を念頭に置いた、むだ遣いしないように念頭に置いた暗渠排水などしておったものですから、その対象外の分がかなりあって排水が悪い、そういうこともあります。ですから、現場、もう少しやっぱり担当課に見させながら修正していきたいと、こういうふうに思います。
 それから、2点目の放送施設についても、電源なども、あれら臨時的にあそこまで引っ張っておったんですけれども、本格的でなくて今の携帯方式で何とか耐えていただきたいものだなと。
 僕は、いつでも申しわけないなと、いろんな団体の方々が朝3時起きだとか、保護者ですね。4時起きで出発してきたとか、お弁当つくってきましたなんていうお話聞くたびに、子を持つ親のその姿に本当に、町内外、ともに感激、感動しております。いわば遠くから、県内のかなり遠くから、県外からおいでいただくということは、それだけご招待いただいて富谷の子供たちも保護者もあそこまで行っているんだろうと思うと、同じことを保護者がなさっていると思うと、本当に頭の下がる思いしております。
 それから、そのときですね、お茶の道具などまで持ってくる保護者があったときは、本当に飲める状況で申しわけなくて、できれば本当にやめてほしいなと思うぐらい。それはやめてほしいというよりも、その心遣いにとても気が重くなって申しわけない。それでも子供で手いっぱいなのになというような感激、感動と申しわけない思いをするときあります。何らかの形でそういうものにこたえていかねばならないということでありますけれども、放送施設については今の形でいってほしいとお願いするものであります。
 それから、施設の修繕関連、これとか物置については今までやってきたつもりでありますけれども、私もこの間現場を時間あったものですから見て、改めて担当課に反省を促していたところでありまして、そういうこともありますので、今後気をつけてまいりたい。町民に使っていただくのにそれなりの形を整えていくのが我々役場の者だと改めて、つい、せんだって思ったところ、見てそう思いました。今後気をつけてまいりたいと思っております。
 次、A、Bグラウンドのこと指しての飛散だ。砂の問題。(「C」の声あり)Cの方ですか。A、Bの方が落ちついてきたから土は飛ばなくなったのかなと思っておりましたけれども、もしあの辺ですと距離が結構あるから大丈夫かなと思っていたんですけれども、一時期やっぱりあの面積ですから大分民家とかそういうことで飛ばないような手当てしたつもりですけれども、移ったとすれば、今、防風林、そういうものは持っていないわけでありますのでね、ある時期に記念木に植えていただいたことはあるんですけれども、15年か20年ぐらいになりますか。それでもなかなか大きくならないものだなと思っております。今後もしですね、機会がありましたら少しずつでも植栽の配慮をしていかねばなりません。構えて植栽する計画は持っておりませんけれども、そういう機会をとらえてとか、例えば少年野球の何周年とか町の何々のとき5本とか30本とか、そういうことも一つの町の心の温かみでないかなというような思いをしているところであります。

議長(相澤武雄君) 1番佐藤克彦君。

1番(佐藤克彦君) 今答弁をいただきましたが、再度質問いたします。
 本町には、昭和58年に富谷町文化スポーツ施設計画を策定し運動場を整備した経緯があります。平成7年3月にスポーツ、レクリエーションニーズの多様化への対応と平成13年国民体育大会会場としての施設の充実のため計画の再検討を行い、富谷町総合運動公園基本計画を策定していますが、計画を策定してから10年以上の月日が流れています。町民、利用者の意見を、声を聞きながら、計画の再検討があるのかどうか、町長の答弁をお願いします。
 また、運動公園の施設整備は、基本計画により行われなければならないと思います。利用者あっての運動公園であり、運動公園は町の誇りであり宝であります。施設整備の充実では、町民の声を聞き、安全で美しく、利用しやすく、後片づけが簡単な整備という基本を踏まえ整備していくことが大切と思います。再度町長の答弁を求めます。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 今整備計画の話出ましたけれども、あの旗はおろしておりません。ただ、時間がかかってこれに手回らない、お金的に回らなくて延び延びになっていることでありまして、その中でとりあえず一度に多くの車が動く形ありますんでして、県道に何とか、県道タッチできると。ですから、ちょびちょびそういう形で手をかけてきたと、こういう経過であります。今後も旗はおろさないで、あれの整備計画は持っていかねばならないと。部分修正は必要かもしれませんけれども、基本は持ち続けて、議員おっしゃるように住民の声を聞き、見ながら分析し、取り組んでいく必要があろう。今振り返ってみれば、やっぱりあのとき大変な時間と労力を必要といたしました。民間の用地があってあそこまでとりあえずできた、このように思っております。あのとき逃したらこういう計画は、あそこの整備なんていうのは、基礎整備はできなかったと、このように私は思っております。あの時間と労力は正解であったなと。したがって、あの旗はおろさないで進めてまいらねばならないと思っております。
議長(相澤武雄君) 次、16番浅野幹雄君。

16番(浅野幹雄君) 私は、「ミレニアムに向けた記念事業の計画を」と題しまして、次の質問を行います。
 昭和38年4月1日、町制施行以来早くも44年目に入りました。この44年の間、急激なる団地造成開発が進み、人口は昭和50年 7,800人、平成3年に2万 5,000人、そして先月末には、5月には4万 3,000人を突破いたしました。
 小・中学校数においては、昭和49年、西成田小学校と富谷小学校が統合し、町内1小、1中になりましたものの、昭和53年4月、富ケ丘小学校が開校し、現在では小学校6校、中学校5校にまで増加いたしました。また、各地区コミュニティの拠点として各小学校区に公民館6館を建設し、社会教育、生涯学習においても大きな発展を見ているところであります。
 町民福祉においては、他市町村に先駆けて福祉健康センター事業に取り組み、昭和63年4月開所、12月にはデイサービスセンターをオープンしたところであります。現在は、「とうみやの杜福祉事業」の全計画達成に向けて粛々と事業を進め、各方面より注目を集めているところであります。
 この間、若生照男町長は、6期24年町政を担い、強いリーダーシップと先見ある経営感覚で町政運営を行ってまいりました。今後、あと6年10カ月で間違いなく参ります町制施行50周年に向けた記念事業に対する町長の考えについて伺います。
 平成5年、30周年には、「しんまち公園整備事業」を行い、音楽の街とみやを象徴するトロイメライのブロンズの銅像を建立し、記念誌として富谷町誌を発刊いたしました。記憶に新しい40周年には、平成15年1月6日、新庁舎竣工を見、新庁舎開庁式を行い、4月には未来の子供たちに夢を託す「ミレニアムタイムカプセル」を設置し、記念誌として「とみや周遊」を発刊しております。
 来る50周年はさらに重要な記念日であると考えます。そこで、50周年に向けた事業として、文化センターの建設あるいは町民図書館の建設を計画してはいかがでしょうか。宮城県内市町村合併前の69市町村の施設の状況ですが、文化センターを兼ねた公会堂や市民会館の所有市町村は25市町であります。また、図書館については22市町であります。近い将来、人口5万人を有し、市制施行に向けた準備に入るためにもぜひ必要な施設であります。町長の考えを伺います。
 また、複合施設として建設し、民俗ギャラリーの移転計画を立ててはいかがでしょうか。現在の民俗ギャラリーは、平成9年、旧学校給食センターを改築しオープンしたものであります。オープン以来、入場者は小・中学生、一般を合わせ年間 700人から 1,000人程度であります。入場者の多い少ないは別として、場所がわかりにくいとの声が聞かれております。栃木県粟野町では、合併35周年記念事業で図書館と歴史民俗資料館を複合施設として建設し、利用効果を上げている事例を伺ってまいりました。町としても検討されてはいかがでしょうか。
 さらに、その施設建設のための目的基金の創設あるいはユーマイタウン施設整備基金の増額と運用について伺います。
 また、記念誌の発行計画、記念行事の計画時期について伺いまして、私の質問といたします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) しばらくぶりでフルネームでお呼ばれいただきまして、緊張しているところであります。
 記念事業のお話でありますけれども、私は、50周年という、町制施行50周年は確実に迎えねばならない時間だと思っておりますから、何らかの形のですね、これから申し上げます。形として、町興して50周年の形はとるべきだと思います。ただ、ここからなんですけれども、ただ議員と違うのは、そこから文化センター、ギャラリー初めとしてですね、そういう図書館、そういうことに今準備できる状況なのかどうかと思うと、私は、お金的と、それから、きのうも申し上げましたけれども、富谷町の置かれている環境実態からすると、時間を、町民合意取りつけるまで時間をかけた方がいいんでないだろうかという考え方であります。きのうお答え申し上げておりますように、全国にも数少ない政令都市に隣接する富谷町として、官民にあるああいう、今お話あったようなインフラの整備が今本当に数少ない全国の自治体の中で供している町でありますから、そういうものを勘案するとやっぱりじっくり考えていいんじゃないだろうかと思うのであります。
 それはですね、平成の合併をしてとりあえず一区切りになったわけでありますけれども、平成の合併したところもしていないところも、私は読み物だけでしか分析、自分なりの分析でありますから動物的感覚と言った方がいいかもしれません。そういうことからしてですね、みんな苦戦しているのは、その種のものを早目に手がけて苦戦しているところであるというふうに思っております。
 それから、この4月で区切ったわけでありますけれども、この平成合併の早目に合併した地域の南の方の国の自治体の中では、もう既に合併特例債でそういうインフラの整備をやり過ぎて再財政難に陥っている自治体も出てまいりました。そういうことを思うとき、私は、繰り返しますけれども、その数少ない政令市の隣接する自治体という恵まれたインフラの整備された、官民整備された地理的条件にある町と、それから税の重みということで、そういうことからすると、これらの整備については、市制施行してからでもそれらを見きわめても住民合意が得られるのではないだろうか。したがって、今の時期からこれを基金で縛って走り始める時期かどうかもう少し議員のご意見なども参考にしながら吟味していくことでないだろうか、こういうふうに考えているところであります。
 式典としては確実にせねばならないし、すべき準備はしてまいりたい、このように思っております。

議長(相澤武雄君) 16番浅野幹雄君。

16番(浅野幹雄君) ただいまの町長の答弁ですが、一つですね、答弁漏れがありますので、記念誌の発行計画ですね。これは30周年のときにですね、「新訂富谷町誌」ということで大変ページの多いもの、これのですね、編さん委員会できて発刊するまで3年かかっているんですね。あと、30周年プラス20年ですから2年か3年かはまたかかると思うんですが、こういったですね、記念誌の発行計画で、あといつごろ編さん委員会を立ち上げたいのかと。その中に議員も2名ほど入っていたようにも思いますけれども、メンバーは別にしまして、発刊の計画とですね、時期ですね。
 それから、記念のですね、建物というと変ですが、文化センターあるいは図書館ですね、こういったものを、今度合併して宮城県の中でもですね、すべての市には文化センターも、それから図書館も設置されております。今町長から日本全国でも珍しい政令都市に近いですね、インフラ整備の整った市があるということでございましたけれども、群馬県のですね、群馬町、今人口3万 7,000人ぐらいになっているところでございます。前橋市が隣、そして片方の隣にはですね、高崎市がございます。ご存じのように、群馬県の県庁所在地は前橋市でございます。全くですね、近い場所にですね、県立図書館と前橋市の図書館がございます。しかし、やはり町民の要望にこたえて平成6年にですね、5億 5,000万円ほどをかけて図書館をつくったようでございます。私どもにもですね、県立図書館ある。直線では近こうございますけれども、乗用車がないとなかなか不便な場所であります。一度泉中央まで出てというような部分もございますし、それとあと地下鉄を利用してですね、青年文化センターとかそういうものに行かなくてないわけでございます。そういった意味でもですね、やはり今市制を敷いてからというような答弁ございましたけれども、それに合わせたですね、準備も必要ではないかなというふうに思います。
 そこでですね、目的基金の創設はどうかというふうな質問も入れたわけでございますけれども、町長にはですね、大変すばらしい実績がございます。昭和58年ですね、1期目の1年で新庁舎建設基金を創設され、昭和59年からですね、20年の間に30億円をためてですね、全国でもまれにない無借金のこの庁舎を建設した実績もございます。これは、備えあれば憂いなしという言葉どおりですね、それぞれ苦心に苦心を重ねてためて建てたこの庁舎でございます。そういう実績もございますので、やりはですね、これから6年あるわけでございますから、例えば1年に1億円になるのか 5,000万円になるのかわかりませんけれども、そういった基金を積み立てていざというときのための基金づくりをしてはいかがかということでございます。
 さらにですね、目的基金ですと縛りがございますので、私どもには、先ほど議員にも質問がありましたようにユーマイタウン施設設備基金というのがございます。これは大変ですね、いろんな部門に使えて平成15年には10億円ほどありますけれども、アスベストの問題と小・中学校のですね、地震の震度対策の問題で大分去年、ことし使っておりますけれども、そういったところにですね、少しでも基金をためて、そういった運用も考えてみてはいかがかというふうに思うわけでございますけれどもいかがでしょうか。
 やっぱり大変ですね、三位一体の改革、それから行政改革によって私の町もですね、厳しい厳しいとは言いますけれども、やはり基金残高は県内でも多い方でございますし、さらに起債残高は少ない方でございます。ちなみに、大和町、隣ですね、起債が89億円、それから利府が 152億円、これは平成16年の残高でございますけれども、柴田が 150億円ほどやっぱりあるわけでございます。そういった意味でですね、あと先ほど町長にはそういった実績があるというのは、大変昭和58年からの10年間は大変景気もよくてためやすかった時期もあったと思います。しかし、後半の平成5年から15年まではですね、平成5年の凶作から始まってですね、景気が大変低迷した時期にもかかわらずきっちりとですね、基金をためてこの庁舎を建てるという実績がございますので、その手腕を期待するためにも再度質問いたします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 今、群馬県のお話なども参考に聞かせていただきましたけれども、小規模の自治体がね、苦戦しているのは、それらをやってしまって維持、人件費を含む維持費でみんな苦戦し、民間企業だったらとうに倒産するようなことがあるもんですから、どうしても慎重にならざるを得ないと、こういうことを大前提に一つあります。そんなことであります。
 それから、今お話ありましたように、基金、幅広くしておりますんでして、前にも申し上げましたように、この基金の中に文化基金、スポーツ基金とかそういうものも併合してきた経過もあるもんですから、できるだけですね、基金あるからあるからでなくて、そうでなくてさえも教育投資などで目的、目の前にあるわけでありますから、ご協力いただきながらこの基金を、個別にしないでもう少しですね、もう少しこれに積ませていただく努力に傾注してまいりたい、このように思います。
 また、記念誌についてはですね、今改めて、ああ3年かかったかなというような思いを呼び戻しているわけでありますけれども、これらについては確実に、やっぱりそのぐらいかかるとすれば計画してまいりたい、準備してまいりたいと。そして、委員の、選ばれた委員の人たちのいろんな意見を伺いながら形の準備を進めてまいりたい。大きく分けてですね、大きく分けて、議員おっしゃるように、記念誌的、記念行事的なものと、それからインフラ整備と申しますか、膨大な図書館を初めとするそういうものについてと大きく二つに分けたとらえ方で50周年を迎えるべきでないだろうかというふうに改めて思わせられているところであります。

議長(相澤武雄君) この際、2時15分まで休憩します。
 午後2時02分 休憩


 午後2時15分 再開
議長(相澤武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 15番小野 進君。

15番(小野 進君) 昼休み休憩前にちょっとね、町長に、この辺その辺皆高齢化高齢化でいっぱいだ。少子化もあるのにと言われたんで、私ちょっと話しづらくなった面もあるわけですが、通告どおりに質問させていただきます。
 私たちの住んでいる富谷町は、以前より若い町、若い町と言われてきておりまして、現在も宮城県下では高齢化率最低の維持。11.1%でしたか、を維持しているわけでございます。これは、私考えるに、社会的人口増の年齢構成が大きく働いているのではないかなというふうに感じております。4万 3,000人目の町民の誕生が5月にありましたが、その4万 3,000人目の町民が生後6カ月でしたか8カ月の赤ちゃんでした。このことは、この社会的人口増の年齢構成がそれを象徴しているのではないかなというふうに感じられました。
 しかし、その一方、WHO発表の世界各国の平均寿命を見ますと、先月の河北新報の記事に載っていた数字ですが、女性は84歳、男性は79歳ということでともに首位を占めております。男性の場合はニュージーランドと同列でございましたが、四捨五入すると女性は85歳、男性は80歳、まさに人生80の時代が到来したのかなというふうに感じられます。
 話は変わりまして、第3期富谷町介護保険事業計画の中心に、介護保険外の事業を中心に私は質問したいと思うんですが、その介護保険事業計画の中では、富谷町は今後65歳以上の方の人口、人数が毎年約 350名ずつ増加していくというふうに予測されております。これはちょっと言いかえますと、着実に高年齢層がふえていくということを言っているのだと思います。しかし、人生80年の時代と申しましても、座して心身の衰えを待つわけにはまいりません。まあ世間一般的にも健康志向が強くなりまして、ウオーキングや軽スポーツ、スポーツクラブ、スポーツ教室、囲碁や将棋などなどサークルやグループ、愛好会と公民館を中心とした活動が非常に盛んになってきております。
 高年齢を迎え、知力、気力、体力の衰えを身をもって感じているわけでございますが、同時に今後の時間を何とか健やかに楽しく過ごしたいと。これは私ばかりでなしにほとんどの高齢者の方々たちがそう考えていると思いますし、その共通の思いがこのいろいろな活動の後押しをしているのではないかなというふうに感じます。
 そこで、最初の質問に入りますが、前回の定例会で同僚議員の質問がありましたが、第2期介護保険事業計画で試験的に行い、その効果を見て介護予防の両輪と位置づけ、平成18年度の計画で筋造教室3カ所、認知症予防は2カ所実施し、平成19年度以降はその実績を見て行うとあります。しかし、この効果があると認められたのですから、それを一歩進めて全公民館で実施することができなかったものでしょうか。これは予防効果がおくれればおくれるほどマイナス面が大きくなるのではないかなというふうに感じるからであります。この辺はどのようなお考えでしたのか。その3カ所と2カ所に限定した考え方、それを伺いたいと思います。
 それから、次に福祉健康センターの具体的な利用促進策についてです。
 平成17年7月実施の介護保険に関するアンケートの報告書によりますと、一般高齢者への調査によるとセンターを利用したことがあるが10.7%で、今後利用する気持ちのある人が66%と高く、まあ予備軍ですか、高くあります。やりようによってはセンター利用者が大幅にふえる可能性を秘めております。平成15年度において介護保険認定者の出現率はセンター利用者が 3.9%、町全体の出現率は11.6%。比較してみると、センター利用者の出現率の方が格段に低いわけでございます。センター活動の効果が大きいことを示しており、第3期事業計画を見ますと、今までとは余り変わらないようにその事業内容等見受けられます。具体的な促進策があるのか、少し詳しく説明をお願いしたいと思います。
 3問目は、屋内プールでございます。
 これはきのうですか、にもプールの話が出たようでございました。なかなか町長のガードはかたいようです。しかし、私の思うところ、思いも聞いていただきたいなというふうに考えます。
 5月下旬に政務調査で山陰の方に参りました。介護予防施策の一環として高齢化社会に対応し安心して過ごせる長寿社会構築のため、コミュニティの拠点施設として建設された屋内温水プールを2カ所調査してまいりました。余り細かいことは申しませんが、2カ所とも現在は、初めはNPOでやったようですが、現在は指定管理者制度で運営されておるようでございます。これは、1カ所は総事業費30億5,300万円。そして、もう1カ所は21億 7,300万円。自己負担額は約3割弱ぐらいです。そして、そのほかの金額というのは交付金、県の補助金を利用して建設されております。そして、この二つを比べてみますと、まあこれはね、片方は天国で天使が羽を生やしている。片方は地獄で閻魔様が見ていると、にらみつけているというような財政運営がそこに見受けられました。平成10年と平成9年から運営が始まったわけでございますが、その利用者数はどちらとも順次伸びてまいってきております。しかし、その収支には大きな差があり、片や累積赤字3億9,900万円。片やは、町に3,200万円の寄附をしております。この指定管理者のため、この費用対効果、これは結局はそのプールをつくったことによってどれだけの介護保険の給付者が少なくなったとか、病気にかかる人が少なくなったとかという数字を調べたかったのですが、これは指定管理者制度のためにそこでは聞くことができませんでした。しかし、そのやり方によっては雲泥の差が生じる。
 富谷の町においても、この温水プールを建設した場合、そのやり方によっては5年先、10年先を見越し、その将来に起きるであろうマイナス面、それらを防ぐという意味合いをもちましても建設する価値があるのではないかなというふうに感じます。高齢者ばかりでなしに今いろいろと騒がれておりますメタボリック症候群、これの予防にもなるだろうというふうに思います。これは、メタボリック症候群を防ぐということは、将来長い期間に向けてのマイナス面を抑えるということになると思いますので、この辺の町長の考えを伺います。
 次には4問目ですが、富谷町の介護保険料は、初期の段階では一番低い低位グループ、2期目は中位グループ、平成18年度から始まる3期目は上位グループでトップを争うというような本当に残念至極というような状況であります。町民の方も富谷は宮城県で一番若い町なのにどうして介護保険料は高いんだ、不思議でならないというふうに聞かれます。いろいろと説明はするんですけれども、前に介護保険のときに担当課の方から、何ていうかな、その設備、町民の皆様方が利用しやすいようにあたりに設備がいっぱいあるからなんだというような話を聞かされましたが、その話をいたしても納得してくれません。核家族や就職やら共稼ぎなどの要因によってどうしても施設を利用する率も多くなっているのではないかなというふうには受けとめられますが、今後の保険料の見通しはどのようになっているのでしょうか。その辺のことも伺いたいと思います。
 最後は、ゆとりすとサロンです。
 包括支援事業の中の一般高齢者を対象にし身近な地区の会館などに集まり、閉じこもり予防を主目的に地域のサポーターの協力を得て、高齢者同士の交流や仲間づくりを目指すとあります。私の見るところでは、女性が多いし、後期高齢者が多いと見ております。現在の状況、町では現在の状況はどのように理解し、今後どのように進めていこうと考えているのか伺いたいと思います。前期高齢者はなかなか参加いたしません。私も前期高齢者ですが、ことしの4月から、私ごとで失礼ですが老人クラブに入ったわけでございます。ようやくです。ですから、なかなかほかの人たちも参加しにくいんだろうとは思います。ですが、早いうちからの参加こそが将来に向けての介護予防の実を上げることができるのではないでしょうか。その辺のところを、ゆとりすとサロンの中にも男性参加への道やら前期高齢者も参加できるような事業、施策を考えていただけないか、町の意見をお伺いいたしまして私の質問といたします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 富谷町4万 3,000人の中でだれよりもだれよりも町の伝票、財政を詳しく見ている小野監査委員からのご質問でありまして、町の実態を一番知られている方のご意見だと思って今緊張しながら答弁させていただきたいと思います。
 第1点の筋造教室関連でありますけれども、全公民館でどうしてということでありますけれども、ふやして、計画ね。ふやしてはまいりますけれども、全公民館まで体制が整うまでやっぱり時間が必要なのかなと。議員おっしゃるように、これは将来的に目標値は全公民館ごとという目標値持っているわけでありますから、そこまで持っていく時間が少しいただきたい。ただ、とまっていませんから、今後もなお、それの全公民館に持っていくという努力目標であります。着実に進んでいると理解していただければありがたいと思っております。
 第2点の健康センターの状況、そのように数字的に、そこによくご利用いただいている方々だから自分の健康管理もいいのか、とにかくわかりませんけれどもそういう数字が出ているということは非常にありがたいことで、あそこを開設してしばらくなるわけでありますけれども、じゃあどういう改善策持っているかということでありますが、今まではブロックごとに曜日決めて進めてまいりましたけれども、今町民バスを起こしていつでも、どこでもというふうに、いつでもどうぞというような形で動いているようでありますので、そこが改善されたのかなと。一定の人数の制約はあろうと思いますけれども、なお一層精進、努力してまいらねばならない。受け入れ体制についてというふうに今考えております。
 第3点の屋内プールについては、きのうから申し上げてきたとおりですね、維持管理によっては、その比較対象なども伺ったそういう地域もあるのかなというふうに伺っておったところでありますけれども、何せ耐用年数が、私のように素人考えでも温水は耐用年数がぐんと下がる。一般建物と違うわけであります。それが維持費のアップにつながって自治体で持って苦戦しているというのは大分前から見たり聞いたりしておったぐらいであります。したがって、民間も近場に出てまいりました。そういうのも勘案しながら、旗はおろしません。町の旗はおろしませんけれども、まだ取り組む力はないのかなと、このように思っております。
 次の介護保険料のことでありますけれども、素朴に議員と同じなぜという、なぜ県内でも富谷町が大きいんでしょう。なぜと思うんですけれども、その負担割合、ご案内のとおり国費50、県25、50のうち25、12.5か。公費負担50のうちの半分の25を国費、それから県が12.5、町村が12.5、合わせて50。あと受益者10%とかそういう機械的に決められたわけ、配分があるわけでありまして、その中でですね、それが全部ではありませんけれども、全部ではありませんけれども、調整費、国費の中で調整費5%というのがあるんです。本来ならば国がそのまま25%、全部の市町村に出しなさいという我々の要請だったのであります。しかし、国の方は、その25%、全額の中に5%分を調整費に中に入れて、我々地方は出しなさいと。別枠よと。それが数字的には5%だからという思いですけれども、富谷のようにですね、前期高齢者、若い町は、富谷の人が、小野議員が北海道のある町へ、沖縄のだれ町へという高齢者の高いところにかなりそのお金が公費として移っている。これが物すごく富谷のような場所では重荷の要因にもなっております。そのほかありますよ。そのほか、前にもこの場でご報告申し上げましたように、利用率がとても上がってきた町民でもありますし、それから利用しやすい体制が富谷を初め富谷周辺に大変多く、在宅においても、施設においても官民ともどもにですね、その利用しやすい条件が非常によくなってまいりました。したがって、そういうものを足してなぜ金がさ大きいんでしょうということになるのは、そういうことがあると物すごく大きく上げると思っております。したがって、このままの制度でいきますと、私は、次の期の中でも下がるというよりも確実に大きくなっていく、その覚悟はお互い、お手伝いする立場も、お手伝いしていただく立場、いつ来るかわかりません。それは覚悟の上のこの制度が今後も日々走っていくのかな。全くまさに国策の中の宿題、国民合意を今後もとりつけていかねばならない物すごい大きな宿題だと思っております。
 第5点のサロンについてでありますけれども、富谷で一番最初に始まったのが鷹乃杜地域からだったと思いますけれども、長い年月があります。いよいよにしてふえてまいりました。最近日吉台の動きなども参画させて、報告見させていただきましたけれども、大変本当に積極果敢に動きだしております。その他結構あるんですけれども、その状況を見ますとですね、みんな町内町内、ブロックブロックで皆さんがお手伝いしていただいているたまものだと、こういうふうに分析しております。今後もですね、各地域地域にご協力いただきながら全町内にこれも進めてまいる努力中であります。

議長(相澤武雄君) 次、9番安住稔幸君。

9番(安住稔幸君) 私の質問が最後になります。皆様、大変お疲れだと思いますが、よろしくお願いいたします。
 また、一部質問に同僚議員の質問と重複しておりますが、再度ご答弁の方よろしくお願い申し上げます。
 まず初めに、町民の安心と安全のためにと題しまして質問いたします。
 小児用AEDの配置についての質問でございます。
 AED ───自動体外式除細動器は、平成16年7月に公明党の推進により医師や救急救命士以外の一般の方でも使用できるようになりました。私は、許可になった2カ月後の平成16年9月議会の一般質問でAEDを富谷町の公共施設に配置するよう提案いたしました。町当局は、AEDの必要性を認識し、本年度 ───平成18年度から順次小学校を除く公民館等への配置を決めました。
 再び、公明党の推進により、本年4月に厚生労働省がAEDの小児用電極パットの使用の認可をしました。小さい子供も不整脈は起こり得ます。しかし、大人用のAEDの電極パットではエネルギー量が大き過ぎて小さい子供には使用できませんでした。しかし、小児用電極パットが認可されたことにより、体重25キログラム以下、また8歳未満の子供にも使用できるようになり、小さい子供の命も救えるようになりました。富谷町も小児にも使用できるものを速やかに配置すべきであります。また、配置箇所は、当初予定では小学校を除く施設のようでありましたが、小学校も含めたAEDの配置を進めるべきと考えAEDの配置についてお伺いいたします。
 次に、防災メールについて質問いたします。
 子供が犯罪の被害者となる事件がたびたび起きております。以前は、子供に「知らない人についていっちゃだめだよ」と注意しましたが、今は顔見知りの隣の家の人であっても疑わなくてはならないことになっておりまして、子供にとって何て言ったらよいのやら、本当にひどい時代になってしまいました。小さいお子さんをお持ちの親御さん、そしてご家族は大変ご心配されると思います。これ以上悲惨な事件が起きないよう切に願い、祈るものであります。
 3月に開かれた中学生の模擬議会でも、質問項目で10件中5件、半数が住民や子供たちの安全対策についてでありました。中学生たちにとっても友人のこと、家族のこと、心配なのではないでしょうか。
 先月末、鷹乃杜で小学生が不審者に追いかけられたとの話をお聞きしました。ほかにも不審者や変質者の出没の情報というか報告がされておるようであります。町は、これらの情報を素早く保護者に、町民に知らせ、子供たちを、また町民を守る責務があると思います。
 連絡方法に、既に多くの自治体で実施されております携帯電話のメールの活用が有効と考えます。携帯電話のメールの活用については、私は、昨年6月の議会でも提案しておりますが、当町でも早急に実施すべきです。実施についてお伺いいたします。
 次に、中学生模擬議会についてと題して質問いたします。
 3月25日に「明日の富谷を創る中学生模擬議会」が開かれました。私は、この模擬議会を傍聴しました。模擬議会では、中学生議員たちが、雪対策や富谷町の文化、また町の観光などのアピールや公共施設についてなど種々質問をしておりました。中学生たちは、町を思い、友人を思い、家族を思い、質問したと思います。質問原稿をつくるときにはいろいろと大変だったろうと思いますし、ご家族や学校の協力もあったのではないでしょうか。皆様に本当にお疲れさまと申し上げるところであります。
 さて、私は、中学生たちが取り上げた質問に関連して質問いたします。
 初めに、模擬議会の議事録作成についてであります。
 子供たちの模擬議会の議事録を作成して、いつでも、だれでも閲覧できるように図書館に置いているところがあります。先ほど述べましたように、中学生議員たちはいろいろな思いの中で真剣に町のこと、町民のこと、そして友人、家族のことを考えて質問したと思います。彼らの奮闘の足跡を残すために、富谷町も模擬議会の議事録を作成すべきと考えます。議員たちが大人になって、また遠くに住むことになり富谷町に帰ってきたときに、自分が質問した議事録を見ることができればふるさとへの思いもひとしおではないでしょうか。
 今まで数回模擬議会が開催されました。平成11年11月20日の明日の富谷を創る子ども議会、平成14年1月26日と11月21日の大人たちによる模擬議会、平成16年1月17日と今回の中学生による模擬議会とで計5回開催されております。第1回目の子供議会では、成田中学校の早期建設や町民バスの実施、公園トイレの改善、それに小さな美術館の設置等々、小学生とは思えないようなすばらしい提案もされておりました。そして、今挙げたものはすべて実現しております。提案した子供らは、それはうれしかったのではないかと思います。模擬議会であっても議場で発言された方々は、生涯忘れられないよい思い出になっているのではないでしょうか。今回に限らず、以前行われた模擬議会の議事録も作成すべきと考えます。また、今後開催される予定の、開催されると思いますが、次回の模擬議会についての議事録作成についても作成すべきと思います。議事録作成についてお伺いいたします。
 次に、町のアピールについての質問でございます。
 模擬議会で富谷町の文化と町のアピールについて質問がされておりました。富谷町には、私たちが誇れるものがたくさんあります。町のホームページの富谷集遊で紹介されているものを改めて見ますと、すばらしいものがたくさんあるなと感心させられます。
 先日公表された県の2005年消費購買動向調査によりますと、富谷として商圏が独立し、商圏人口は8万 1,523人、吸引人口は3年前に実施された調査のときより 1,532%増の2万 4,054人でありました。
 また、3月に成田公民館で「世界の少年少女絵画展」が行われました。3日間開催され1万3,000人を超える方々が来られたと聞きました。富谷町民を初め、近隣からも多くの方が来られ、特に仙台市の方が多かったということでした。私も絵画展を鑑賞し、161カ国の子供たちが描いた絵200点が展示され、お国柄がよく出ていて感動しました。
 私がこの絵画展で特にうれしかったのは、この富谷町に大型スーパーに買い物で来たのではなく、ふだん来ることのない公民館という富谷町の施設にたくさんの町外の方々が来られたことであります。町外から来られた方にお聞きしますと、「富谷町にもすばらしい施設があるのですね」、また「富谷町は買い物以外では来たことがなかったけれども、いいところですね」などとお話をされておりました。少しはこの富谷町を知っていただいたなと思いました。
 多くの人々が今我が富谷町に来ております。私は、平成11年9月の議会で、町をアピールするために「道の駅」の設置、また平成14年3月の議会では、ジャスコ富谷店でのインフォメーションコーナーの設置などを提案しました。今このときが、この富谷町をより多くの方々に知ってもらうよい時期と考えます。積極的に町のアピールをすべきです。町内で多くの人が集まるところに地場産品の展示は当然のこと、田植え踊りの衣装やとみやマーチングエコーズの紹介など、町の諸行事のビデオ、写真等々、町を紹介できるブースを開設すべきです。町のアピールについてお聞きします。
 次に、富谷町の市制移行についての質問であります。
 模擬議会で人口が5万人になったら富谷町を市にするのですかとの議員の質問に対し、町長は、富谷町の人口が5万人に達したなら市への昇格に手を挙げると答弁されました。
 6月1日の新聞に、富谷町の人口4万 3,000人目の町民となった乳児に町長が記念品を贈呈との記事で掲載されました。現況で推移しますと、すぐではありませんがそう遠くないいつの日か人口が5万人を超える日が必ず来ると予想されます。
 私は、4月に単独で町制から市制に移行した和歌山県岩出市に、市昇格と図書館建設について調べるため行ってまいりました。和歌山県岩出市は、本年4月1日に市制を施行しました。和歌山県の北部に位置し、和歌山市の中心部から約15キロ、大阪の都心部から約50キロ、関西国際空港から約30キロの距離にあり、北は大阪府泉南市や阪南市、西は和歌山市に接しており、東西に約 5.7キロ、南北に 8.8キロ、面積は38平方キロメートルです。明治入り町村施行により岩出村が誕生し、明治41年に岩出町、昭和31年に岩出町と近隣が合併しまして新制「岩出町」となりました。
 合併当時の人口は1万 3,000人でしたが、その後周辺での宅地開発やニュータウン開発などが進み、和歌山市や大阪府のベッドタウンとして人口は増加傾向を強め、昭和63年に人口3万人、平成6年に人口4万人、平成15年に人口5万人を達成しました。人口が5万人になる少し前に町民のほぼ7割の約3万 6,000人による署名により単独市制を求める要望書が町に提出され、町も単独での市制移行を表明しております。5万人達成後間もなく市制移行準備室を設置し、調査研究など準備を進めております。その後、住民に市制移行に関するアンケート調査を実施し、市になることに賛成が72%、どちらでもよいが13%を占めております。また、市制施行住民説明会を町内各所で実施しており、より詳しく具体的に市制移行について住民に説明をしております。そして、昨年の国勢調査で人口5万人の人口要件をクリアしたことにより、岩出町は地方自治法と和歌山県の条例などで定められた市制施行要件のすべてを満たし、総務省は岩出町の市制移行を官報に告示しました。そして、本年4月1日に、住民の念願であった市制を施行し、「岩出市」として新たな時代の幕あけを迎えた市であります。
 また、先月に千葉県富里市にも行ってまいりました。富里市は、平成14年4月1日に単独で市になったところであります。富里市は、千葉県の北東部に位置し、都心からおよそ60キロ圏内で成田市に接しており、成田国際空港からは西に4キロに位置しております。東西約10キロ、南北約11キロ、面積は54平方キロメートルと富谷町とほぼ同じであります。明治22年に13の旧村が合併することになり、その名が「十三の里」ということから「富里」、富里村が誕生し、人口 5,000人でした。昭和60年に町となり人口は3万 3,000人でした。平成元年に人口4万人、平成12年の3月に人口5万人を達成し、同年の国勢調査で人口5万人を超え、市制要件のすべてをクリアしました。ここも同じく直ちに市制準備室と市制施行準備委員会が設置され、市制移行について住民の意識調査が実施され、市になることに64%、どちらでもよいが19%という回答でありました。また、住民懇談会も各所で実施されております。そして、平成14年4月1日に市制施行し、富里市となっております。
 岩出市も富里市も大都市圏にあり、ベッドタウンとして人口増加したところで、地理的にも規模も地域性も富谷町とよく似ております。
 市制移行前の当時の住民の意識について、私の質問に対しまして、岩出市では、「住民の総意は市になって当然という意識が強かったと考えられる。過去から市制を目指していたという経緯や大阪や和歌山市などからの転入者も多く、早く市になってほしいという声が強かった」との回答でした。また、富里市では、「富里町はいつ市になるのですかという問い合わせが多く寄せられ、町民の市制への関心は高かったようです」との回答でした。
 私が富谷町民に昨今の合併についてお話を伺いますと、「富谷町はこれからも伸びていくので、まずは単独で市になり、どうにもならなくなったら、それから仙台市と合併を考えていいのでは」との意見をよくお聞きします。町民は、富谷町の市の昇格にほのかに夢を抱いているように思われます。まだ当分先と思われますが、富谷町の単独市制への移行を視野にいれた長期計画、施策も必要と考え、以下伺います。
 市制を施行するには、人口5万人以上を有すること。公私立の図書館、博物館、公会堂または公園等の文化施設を二つ以上有すること。病院、診療所を10以上有すること。町村住民の担税力及び町村の財政状況が十分であること。将来性、発展性があること等々、地方自治法第8条と宮城県条例第28号、市となるべき普通地方公共団体の都市的施設その他の都市としての要件に関する条例、それに市制施行協議基準のそれぞれの市制要件、約30項目ほど満たさなければなりません。現在の富谷町がこの市制に移行するための諸要件を満たしているかどうか、状況をお伺いいたします。
 また、要件を満たしていないものがあるならば、それを満たすためにどのような取り組みをされるかお伺いいたします。
 さきに述べましたように、富谷町民は、富谷市になることに期待しているように思います。富谷町の市制移行について町長のご所見をお伺いいたします。
 次に、富谷町立図書館の建設についての質問であります。
 市制を敷くことは、行政も町民も新たな一歩を踏み出すことになります。町制から市制に移行するに当たり図書館を新設しているところがあります。市制移行で取り上げた和歌山県岩出市は、市制施行に合わせて開架10万冊の図書館を建設しており、市制施行日にオープンしております。図書館建設前までは、富谷町と同じく公民館図書室などで図書貸し出しを行っておりました。また、同じく千葉県富里市も市制を敷いた1年後に開架10万冊の図書館をオープンしております。
 新設図書館の図書貸出数が新設前の10数倍の貸出数となっております。ことし4月にオープンした岩出市の岩出図書館は、新設前は貸出冊数が年間7万 1,000冊だったものが、オープンして2カ月間だけで約4万 5,000冊、1日平均約 1,000冊を貸し出しており、来館者は2カ月間で4万 8,000人、1日平均 1,000人強となっております。視察に行ったのは平日のオープン時間10時をほんのちょっと過ぎていたんですが、既に十数人の来館者がありました。
 また、3年前の平成15年3月27日にオープンした富里市立図書館では、平成17年度の実績では、蔵書数は新設前の公民館図書室の 3.5倍、約12万 2,000冊、貸出冊数は12倍の34万 8,000冊、図書館利用者は39.5倍の33万 8,000人となっております。そして、開館から丸3年で貸出冊数が 100万冊に達しております。
 市制施行ではありませんが、茨城県笠間市の笠間図書館も見てまいりました。ここは本年3月19日に近隣と合併したところでありますが、合併前の人口3万人弱の市が2年前の平成16年4月23日に図書館をオープンしております。開架12万 8,000点の図書館です。貸出点数は、平成16年度実績では新設前の公民館図書室のときの12.8倍で年間45万 5,000点、1日平均の貸出点数が約 1,600点となっております。そして、開館から丸2年で貸出点数が 100万点を達成しております。
 図書館新設による利用者数と貸出数の大きな伸びの要因は、図書館を設けることによってさらなる住民サービスと市及び市民としての誇りと自信を持つことにつながっていると思われます。富谷町も市制の移行に合わせ、市としての体制づくりに富谷町立図書館の建設の準備を進めてはいかがでしょうか。市制への目標を定め、それに図書館建設の計画も掲げ、町民が明るく楽しくなるような夢と希望を持てるように建設費の基金積み立てや建設準備委員会の設置など図書館建設の準備に取りかかる時期と考えます。
 昨年7月に「文字・活字文化振興法」が成立しました。本を読んだり文章を書く機会が減ってきており、国民の「活字離れ」や子供たちの「読解力」の低下が指摘されております。こうした状況に歯どめをかけ、本や新聞など活字に親しみやすい環境をつくることを目的とした法律です。文字・活字文化振興法の大きな特徴は、地域や学校の図書館の整備を進めることが盛り込まれたことで、各地域に必要な数の図書館を適切に整備することや司書などの専門職員や図書館資料の充実、情報化の推進など人と物の両面から図書館の運営の改善、質の向上に取り組むよう定めております。
 図書館建設については、伊豆田議員が平成15年の6月議会で提案しております。町民がより知的で心豊かな生活が送れるよう、文化活動はもとより文字・活字文化の振興にも取り組むべきです。図書館建設についてお伺いいたします。
 次に、公民館図書室についてですが、各公民館の図書室の貸出総数が伸びていないようであります。平成16年度は約5万 5,000冊、平成17年度は約5万 4,000冊となっております。私は、昨年の6月議会で蔵書検索などについて提案しました。その後の議会で同僚議員が再三取り上げております。町民への利便性を高めるために、各公民館図書室の蔵書検索などが町のホームページ上でできるように早急に取りかかるべきです。検索システムの進捗状況と運用時期をお伺いいたします。以上であります。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 2点についてお答えいたすのでありますけれども、かなり2点でも広範にわたっておりますので、努めて落ちないようにと思っております。
 第1点の町民の安心、安全の質問でありますけれども、議員、前々からこれに関心持たれて大分いろいろご指導いただいてまいりましたけれども、ご案内のとおり、スポーツセンターと公民館に予定どおり設置することになりました。それらを見てですね、それらの、もちろん使わない方が一番いいわけでありますけれども、それらの関心度合い、また関心持っていただかねばなりません、せっかくの物を設置するわけでありますから。それらの様子、いわば公民館、スポーツセンターでありますから主たるは、大人が主たるに動きが見えてくると思うんですけれども、その動きなどを見ながらですね、今議員おっしゃるようなことの状況をにらんでいかねばならないのかなと。とりあえずそれらの様子と大人に関心を持たせる、それが先決かな。今のところそういうふうに考えております。おかげさまでここまで来ましたということであります。
 それから、第2点の学校の安全対策、警備体制、連絡体制、それは教育長の方からきのうでしたか、きょうでしたか、申し上げたとおりの体制で取り組んでおるところであります。
 それから、メール、そういうものについては保護者の個人保護の問題もありまして、登録者で試行的に今動いている状況にあるようであります。それらを見ながら今後の、そして保護者の動きなども勘案しながら、今の議員のお話を参考にしながら相進めてまいりたい、このように考えているところであります。
 次に、第2点の関連でありますけれども、本当に中学生模擬議会の状況ですね、大変そのたびごとに中学生、そして小学生、じゃあ大人は感激、感動しないのかということでありますけれども、これは特段のものがあります。小学生、中学生の様子。ですから、今でもお会いすると、あのとき私の子供が、僕が、私が議会で話したんですよという子供さんたちが成長してたまに立ち話で聞くことあります。その一言がこれほど残っているんだなと思うと改めて緊張もしているところであります。したがって、それらをどのようにデータベースとして残していくかということでありましたけれども、今まで町としては議事録の形でなくて、ご案内のとおり広報を媒体としてお知らせをし、そして保存していると、こういう形をとってまいりました。ですから、今も議事録として皆様方の議会との整合性、議事録まで必要かな。それとも、今お話しのように記念として何十年か先に必要なのかな。今の広報の形からそこまで踏み込むかどうか時間も必要かなと、このように思っております。中にですね、議会のみならず、ご案内のとおり富谷の場合方々から、父、母のふるさとが方々にあるものでありますから、その子供さんの、広報にかかわった子供さんのおじいちゃん、おばあちゃんに送付しますというのは、たまたま数は少ないんですけれどもあります。それと、今模擬議会の記録制というのを町としてもどのように、事務的にどのようなデスクというかボリュームあるのか私もわかりませんので、少しは研究してみる必要があるのかなと思いますけれども、とりあえず今の広報の媒体で保存は確実にしていくと、これであります。今後については時間を必要といたすものであります。
 次に、町の伝え方 ───アピールということであります。
 そのお話のとおり、アピールの仕方についてはさまざまな形があろうと思いますけれども、この間その絵画展などでかなり広範から人が集まったようでして、私も立ち話の中で公民館という名前でもったいないので愛称をつけたらばということで全く町外の方からそんな言葉をいただいて、私、本当に忘れていたというような思いがあったりして、そういう公民館を、例えば「あずみサロン」なんてつければもっとアピール度が大きいのかななんて思ったりですね、そういう愛称の方式などもアピールの一つなのかな、そんな思いをしたりもいたしました。特に商圏、商圏というのは非常に怖いわけでありますので、あるときは沈みますから。来て商圏つくるまではかなり時間が必要だと思います。そういう初めての富谷の商圏出た町でありますんでして、アピールをいろんな形でしていかねばならない。その中には産業方向もあるだろうし、生涯学習的なアピールの仕方もあろうと思います。今の議員のお話のことを参考にしながら進めてまいりたい、このように思います。
 次、市制の施行についてであります。
 初めてこの場で子供さんたち、夢のある、先のある子供さんたちでありますから間違いなく時間は必要としますけれども、市制を迎えることができる町ということで、この議場で子供さんたち、生徒さんたちに発表いたしました。私は、議員よりも市制施行についてはいろんな自治法上取り決めあるのもやや存じておりますけれどもですね、私は、あの取り決めは富谷の町の5万人の基礎数値、いわば人口数値が満たしたときには、あのほかの要件は今までの自治省の内容、経過などもかなり前々ひもといたりしておりますと、超えられると、私はそう思って、そんなことも含めて国勢調査値を超えればやりますよ、できますよという答えでありました。今もそう思っております。したがって、自治法上のいろんなことを、県のかかわりとかそういうものは超えられますと思います。あとは時間とのつき合いだと、このように思っております。諸条件は、それの時間等の整理はしておきますけれども、私は5万人の数値をもって市制は敷けると、このように思って、考えておるところであります。
 それから、次にそれも関連して図書館の必要性ということでありますけれども、これは前の議員さん方に申し上げてきたとおりのかなり慎重に時間が必要であろうと、このように考えております。特にですね、だからということではありませんけれども、県立図書館、榴ケ岡から老朽化して移転計画を公表、動きが県であったとき、あわせてこちらも動き出した経過があります。いろんな方向を県の方では動いたわけで、場所を見きわめたわけでありますけれども、私はその中の一つにこちらの方にということでかかわった一人でありまして、非常に住所的には隣町でありますけれども、大学と図書館は隣町で泉と大和という住所になりますけれども、あのときの富谷の法務研修所、そういうものと高等学校あわせて県施設の動きをずっと積み上げてきた経過から、あの県立図書館も大事にしていかねばならない、こういうふうに思っております。富谷の人たちが想像以上にカードが登録されていることも聞いて大変うれしくも思っております。ですから、今それだからということでありませんけれども、あのせっかく県内の図書館はここはあるわけでありますから、なお一層生かしてほしいと思っております。
 それから、公民館の横ばいということでありますけれども、確かにそういう状況に。その原因はいろんな見方があります。担当当局からすると、県立に移っている方々もいらっしゃるということもあるようでありますし、かつまた議員のようにそのシステムの関係ということも原因かもしれません。そんなことも含めながら検討を担当課の方でし続けて、とめないで、し続けている状況であります。

議長(相澤武雄君) 9番安住稔幸君。

9番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、小児用のAED ───除細動器でございまして、何ですか、今スポーツセンター、公民館にまず設置して、そのいわば様子を見るというか、PRなどを兼ねてそういったものを周知徹底してから考えていくということの答弁であったと思います。ぜひ本当に速やかな設置を、配置をお願いします。
 ただ、この子供用のAEDの電極パットがもし配置されるようになれば、もうちょっと講習というか、この電極パット、子供用のがちょっと当て方が違いますんで、そういう時期になりましたらこのことについてもぜひ、講習などこれからされるときにそのAEDの使用の講習ですか、というときにこの方もぜひ講師にそのパットの当て方の講習ですか、子供用のですね。そういったものも加えていただきたいと思います。まあこれにつきましては、答弁は要りませんので。
 次に、防災メールにつきまして、今現在、ちょっと今お聞きしましたら一部モデル的というか、部分的にメールのことをやっていらっしゃるという話だったでしょうか、メールについては。ああなるほど。わかりました。
 昨日も鷹乃杜防犯パトロール隊が警察署から地域安全・安心ステーションモデル事業地区として帽子やら腕章、また懐中電灯、無線機等々15種類 280点貸与し、昨日、昨晩ですか、早速それで防犯パトロールをされております。また、防火サポーターやその他もろもろ、本当に町内の多くの方が、本当に子供たちの安全のために一生懸命、本当に何ですか、命令されるわけでなく進んでやっております。
 防災メールにつきましては、積極的にとにかく進めて、できましたらその保護者の親御さんだけでなくてですね、そういった一般町民にもぜひ伝えるように進めていただきたいと思います。これも今のこういうようなご時世でありますんで、まあ来年度とかというような悠長なことを言わずに本当に速やかに実施をお願いしたいなと思います。その辺再度お願いいたします。
 あと、中学生の議事録作成についてでありますが、現在のものというか、そういった広報等で保存していくというようなお話であったと思います。今現在、例えば小学生議会でありますと、今そのお子さんたちは今高校2年生、3年生になっております。そしてまた、そういう方のその小学校当時の、その出た当時ですか、子供議会に出た当時の感想などを見ますと、例えばですね、いろいろな人が来ていて緊張しました。でも、何とか聞くことができました。この経験は忘れません。また、別な子は、話を聞いてみて社会の仕組みなども少しわかったような気がします。また今度このような機会があったら参加して今度こそ意見を発表して拍手を浴びたいと思いますとかですね、あと議員さんしか座れない席に座れたことで、緊張したけれどとても気分がよかったです。二つ目は、富谷町のことについて前よりも少しわかるようになったことです。これからも富谷町のことを少しでもこたえていきたいと思います。とてもいい経験になりました。また、別な子は、この議会で町の特産物やこの富谷町のことに詳しくなれたような気がします。私は、学校でこのように大きなことに出る機会がなく本当に初めてと言っていいくらいでした。町長さん、そして役場の皆さん、本当にありがとうございました。等々、このとき参加されたお子さんたちはこのようなお話をされております。
 本当にこの出た子供たち、もちろん大人も含めてでしょうが、非常にいい経験をしたように私は思います。これはやはりですね、議事録というきちんとした形で、まず何ですか、大っぴらにというか、たくさんあちこちに配るとまでいかなくても、やはり町の記録としてですね、模擬議会であってもこのように本当にすばらしいものを発言されておりますし、またこういう感想も述べられております。ですので、たくさんつくって配るとかというわけではありませんが、やはり議事録という形のものでですね、やっぱり残すべきだと思います。その辺どのようにお考えか再度お聞きいたします。このようなお子さんのお気持ち、その辺について町長のもう一度ご意見などをお聞きしたいと思います。
 あと、町のアピールについてでありますが、非常にこれからいろいろ考えていくということであります。私も提案でございますが、もちろんこれは相手がある話でありますけれども、例えば女優の鈴木京香さん、またオリンピックのメダリストの森田智己さん、また私よくわからないんですけれども、ジャニーズの「3年B組金八先生」に出た八乙女 光君というのが富谷出身でいらっしゃるようなんですが、こういった方にですね、ご了解いただいて、本当に町のアピールにぜひご協力いただけばすごいものがあるなと思います。こういったものを利用して、この富谷町のですね、ぜひともアピールに力を入れていっていただきたいと思うんですが、今具体的に何かですね、考えていらっしゃることはあるでしょうか。
 また、公民館に行きましてもですね、まあここもそうなんですが、結局パソコンなんかでですね、富谷町のものを、行事をしているというか、そういったものをもろもろ知る方法がですね、ないということだと思います。いろいろな媒体で今ということをお話しされたようでありますけれども、例えば1階にありますパソコンございます。ただ、電源が入っているんだか入っていないんだかちょっとわかりませんけれども、ちょっと使えない状態のような気がします。私ちょっときのういじくってみたんですが、余りいじくると壊すと心配だということありましたのでちょっとやめましたけれども、やはりさわったことないとそういう感じになると思いますので、その辺実際にどのようにお考えかお聞きします。
 あと、市制施行につきましては、本当に町長がこのようにご発言、議会でされましたので、町長のお気持ちとしてきちんとですね、再度市制に対して決意たるものをお話しいただくとよろしいかなと思います。先ほども同僚議員からお話ありましたけれども、町制施行50周年のあたりにはですね、間違いなく5万人に、今の状況でいけばなるのかなという感じもいたします。その辺もう一度お願いします。
 あと、図書館建設につきましては、先ほども同僚の議員の話にも聞きましたので、何とか検討をお願いしたいということなんですが、それではですね、先ほど言いましたように、検索システムですね、公民館図書室の。これですね、やはり図書館建設に時間がかかる。また、いつになるかわからないという状況かもしれませんけれども、時間がかかるわけですから、やはりこの図書検索だけはですね、早急にですね、システムを立ち上げていただいて、多くの町民がですね、広くその各公民館のものを検索し、また予約でき、できれば配本などしてもらえば一番いいんですが、そういったものを進めるべきだと思います。この検索ができればもっと多くの方が公民館の図書を利用するかと思います。私以前話したことありますけれども、公民館図書室に行っても何がどこにあるかがよくわからない。もちろん今は大体まとめてはいるようですけれども、実際に自分の本が、例えば富ケ丘公民館になければほかの公民館にあるのかというのは、それはやっぱり調べようないわけですよね。電話で一々聞かなければならない。こういう非常に不便なことがありますので何とか、この図書館が相当先であるのなら、この検索システムだけでも早急に実施すべきと思います。再度お伺いいたします。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 第1点の方、AEDについては先ほど申し上げましたとおりですね、議員お話しのとおり、大人の危機管理から講習、そしてそちらに関心持っていただく。そういう様子を見ながらということで、先ほど申し上げたとおりで、お話を伺いながら、参考にしながら相進めてまいりたい、こういうふうに思います。
 それから、第2の一般町民も登録ということでありますけれども、これは主たる教育委員会の方で保護者を中心に自主参加していただいたのでありますけれども、これらをその辺まで広げればいいのかどうか、参考にさせていただきたいと思います。
 次、模擬議会の保存、これは時間かしてください。議事録の方があの雰囲気を、議事録の方がいいのか、やっぱり今までやってきた町広報で、何というか、大人編集した温かい雰囲気の方がいいのか、もう少し時間いただく必要があるのかなと。私は、どちらかというと、議事録の記録よりも広報の今までやってきたやつを保存して、例えばですね、それこそ町制施行50周年とか市制施行のときさかのぼってそういう人たちの記録をお知らせ申し上げるとか、おいでいただくとか、それが九州に行って仕事しているかもしれません。北海道でするかもしれません。ヨーロッパで仕事しているかもしれません。そういう人たちが一堂に会するとかそういう記録制、それからそういうものも必要なのかなというふうに思っていますけれども、まだ正式に決めておりませんが、議事録方式というのは固定して、そうですねという形でなくて、私はもう少し議論した方がいいかな、こういうふうに考えておるところであります。
 次、アピールについて今多少関連ありましたけれども、何かというとすぐ産業的なアピールと。富谷の酒は、きのう、おとついかも県外の方で富谷に進出してきた事業主から富谷をひもといてみると行ったら歴史のある酒造店があったので時間を見て見学してきましたというのあったり、やっぱり富谷のひもといたら酒が出てきた。それから、宿場が出てきたとか、そういう産業的なものが前に出てきて、森田君が出てきたとか京香さんが出てきたというのはなかなか出てこなかったので、やっぱりアピールの不足かもしれません。こういうものをもっと広く伝える形はとっていかなければならないのかなと改めて感じているところであります。
 市制については、中学生に申し上げたのが最大の決意であります。2番目の決意は、今、安住議員に申し上げた決意だと思ってください。
 それから、その検索システム、確かに町の6館の各公民館の仕組み、数年前か二、三年前に改めて聞いて、整備状況を改めて反省もしているところでありますけれども、もう少し時間が必要なのかなと、整理する時間が必要かなと。担当者のところで時間をかしていただかねばならない状況にあるのかな、このように思っているところであります。前には進まなければならないとは思っております。

議長(相澤武雄君) 9番安住稔幸君。

9番(安住稔幸君) それでは、1点だけお聞きいたします。
 議事録についてでございまして、今現在の方法ですと、例えばこの前ありました中学生の模擬議会ですと、確かに広報に載っております。しかし、全員のものが載っているわけでなくてですね、半数の方が載っているというような状況であります。そういうことを考えますと、やはりちょっとな、と申し上げます。問題があるのかなという気はいたします。ですので、もちろん広報での一般家庭への、町民へのお知らせはもちろん広報形式、それがもちろんいいとは思います。ただし、やはりきちんとした議事録方式をとるべきであると思います。模擬議会ではイベントではないと思うんですよね。本当にきちんとした、模擬議員ではありますが議場できちんと発言されたもので町長がきちんと答弁されております。イベントではないと思いますので、その辺もお考えの上、ぜひともですね、この議事録、また方式をとっていただきたいと思います。
 最後にお聞きします。今まで行われたこの模擬議会のその意義というんでしょうか、そういったものの意義というか立場というのかな、はどういう位置づけですか。どういうぐあいに町長は考えていらっしゃるか。まさかイベントではないと思いますけれども、その辺だけお聞きして終わりたいと思います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 広聴活動の一環であります。ですから、とっても大事に、住民のご意見としてまちづくりに参考にさせていただいているのが模擬議会の一環であります。

議長(相澤武雄君) これをもちまして一般質問を終わります。

日程第3 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることにつ いて

議長(相澤武雄君) 日程第3、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生照男君) 富谷町に人権擁護委員さんが1名増員をいただくことになりました。したがって、そのために人権擁護委員の候補者の推薦について議会の皆様方の意見を求める諮問であります。
 候補者の推薦を求める方は、神林春昌さん。富谷町成田三丁目24番地の5にお住まいの方であります。経歴、概要については別添のとおりの方でありますので、よろしくお願いを申し上げます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決したいと思います。
 この採決は、無記名投票をもって行います。
 議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖

議長(相澤武雄君) ただいまの出席議員は18名です。
 次に、立会人を指名いたします。
 会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に4番千葉 達君、5番磯前 武君、6番今村 寿君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付

議長(相澤武雄君) 念のため申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは無効といたします。
 投票用紙の配付漏れはございませんか。(「まだ」の声あり)
 投票用紙の配付漏れはございませんか。(「なし」の声あり)配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検します。
投票箱点検

議長(相澤武雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。
 1番議員から順次投票願います。
投票

議長(相澤武雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 4番千葉 達君、5番磯前 武君、6番今村 寿君、立ち会い願います。
開票

議長(相澤武雄君) 投票の結果を報告します。
 投票総数  18票
 有効投票  15票
 無効投票   3票
 有効投票のうち
 賛成  15票
 以上のとおり賛成多数です。したがって、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
議場開鎖

議長(相澤武雄君) ここでお諮りいたします。
 明日15日は、議案調査等のため休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、明日15日を休会とすることに決定いたしました。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
 ご苦労さまでございました。
 午後3時39分 散会

平成18年第2回富谷町議会定例会会議録(第3号)

平成18年6月16日(金曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 佐藤克彦君
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君
  • 4番 千葉達君
  • 5番 磯前武君
  • 6番 今村寿君
  • 7番 菅原傳君
  • 9番 安住稔幸君
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 相澤榮君
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 細谷禮ニ君
  • 14番 尾形昭夫君
  • 15番 小野進君
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長兼会計課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 小松繁夫君
  • 都市整備課長 相澤正幸君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 梅津慶一君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 小松繁夫君

事務局職員出席者

平成18年6月16日(金曜日) 午前10時00分  開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について)
第 3 承認第 4号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)
第 4 承認第 5号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)
第 5 承認第 2号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)
第 6 承認第 3号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)
第 7 承認第 6号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)
第 8 承認第 7号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)
第 9 承認第 8号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第9号))
第10 承認第 9号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))
第11 承認第10号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))
第12 承認第11号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))
第13 議案第 1号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
第14 議案第 2号 富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正について
第15 議案第 3号 平成18年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
第16 議案第 4号 平成18年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第17 議案第 5号 平成18年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第18 議案第 6号 平成18年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
第19 議案第 7号 平成18年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
第20 議案第 8号 平成18年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
第21 議案第 9号 富谷町道路線の認定について
第22 議案第10号 宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体数の減少について
第23 発議第 4号 「不安な米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」意見書について
第24 発議第 5号 「進行性化骨性筋炎」の難病指定を求める意見書について
第25 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり
午後10時00分 開議

議長(相澤武雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりです。これで諸般の報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、7番菅原 傅君、9番安住稔幸君、10番伊豆田待子君の3名を指名いたします。

日程第2 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村職員 退職手当組合規約の変更について)

日程第3 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)

日程第4 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)

議長(相澤武雄君) 日程第2、承認第1号専決処分の承認を求めることについて、日程第3、承認第4号専決、もといです。日程第2に戻らせていただきます。
 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について)、日程第3、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)、日程第4、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)を富谷町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川弘美君) おはようございます。
 それでは、承認第1号及び承認第4号、承認第5号についてご説明をさせていただきます。
 まず、承認第1号の専決処分につきましては、いずれも専決処分につきましては議会招集のいとまがなかったために専決処分をさせていただいたものでございます。その承認をお願いするものでございます。
 承認第1号の宮城県市町村退職手当組合規約の変更、それから、承認第4号につきましては、宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会の共同設置規約、それから、第5号につきましては、ページ数27ページになりますけれども、宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更、いずれもこの規約の変更につきましては、深谷病院、公立深谷病院組合の名称を公立深谷病院企業団に変更したことに伴いまして組合の規約を変更するために議会の議決をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号及び承認第4号並びに承認第5号を一括して採決します。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について)、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)は原案のとおり可決されました。

日程第5 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)

日程第6 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)

議長(相澤武雄君) 日程第5、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)、日程第6、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)を富谷町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川弘美君) 承認第2号及び承認第3号につきましても議会招集のいとまがなかったため、3月31日でもって専決処分をいたしましたので、その承認をお願いするものでございます。
 15ページの承認第2号につきましては、宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更でございます。
 また、承認第3号の、19ページになりますけれども、これにつきましては宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更でございます。
 これにつきましては、平成18年3月31日に大崎市が誕生したことによりますもので、まず一つが「吉田川流域溜池大和町外」、これまで「1市5ケ町村組合」となっておりましたものを「大和町外2市4ケ町村組合」に改めるもの。これにつきましては、鹿島台町が大崎市になったためでございます。もう一つ、「色麻町外一市一ケ町村」、済みません、「色麻町外一町一ケ村花川ダム管理組合」を、これにつきましても三本木町が大崎市になったことに伴いまして「色麻町外一市一ケ村花川ダム管理組合」に改めるものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、承認第2号及び承認第3号を一括して採決します。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更について)、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更について)は原案のとおり可決されました。

日程第7 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)

議長(相澤武雄君) 日程第7、承認第6号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。

税務課長(渡辺成一君) おはようございます。
 それでは、承認第6号富谷町税条例の一部を改正する条例の専決処分の承認を求めることについてをご説明申し上げます。
 31ページをお願いいたします。
 富谷町税条例の一部を改正する条例につきましては、議会招集のいとまがございませんでしたので、地方自治法第 179条第1項の規定により専決処分によって行いましたので、ここにこれを報告し、承認をお願いするものでございます。
 経過についてご説明を申し上げます。
 今回の条例改正につきましては、地方税法の一部を改正する法律や施行令、規則等条例の関係します法令等が公布されまして、原則といたしまして平成18年4月1日に施行されることになったことから、専決処分により行ったものでございます。
 概要についてご説明を申し上げますと、今回の専決処分に係る地方税制改正の概要につきましては、まず一つは、個人住民税関係でございますが、本格的な税源移譲を実施するに当たりまして、まず所得税率を10%に均一化する等、税源移譲に伴う税率構造の改正でございます。
 二つ目といたしましては、個人住民税所得割額の減額、調整控除措置でございます。次に、申告分離課税等に係る税率割合の改正、それから、住宅ローン税額控除に係る個人住民税の減額、それから、定率減税の廃止、地震保険料控除の創設、それから、配当割額または株式等譲渡所得割額等控除に係る規定の改正、それから、非課税限度額の改正。
 二つ目といたしましては、地方たばこ税では税率の引き上げ、固定資産税では、いわゆる評価がえに伴います商業地及び住宅地における負担調整措置の改正、それから、住宅耐震改修に伴う減額措置の創設といったことが主な内容でございます。これらの内容につきまして条例の整備を行ったものでございます。
 なお、条例の施行期日及び経過措置につきましては、48ページから49ページにお示しをしてございます。
 それでは、条例の内容につきましては、富谷町税条例新旧対照表によりご説明を申し上げます。
 なお、地方税法ほか法令等の改正に伴いまして、単にその条項や条文を整理する内容については除きましてご説明を申し上げます。
 それでは、55ページをお願いいたします。
 55ページ、24条、条例の第24条2項でございますが、下線部分、均等割の非課税限度額に係る控除対象配偶者及び扶養親族の控除加算額、現行「17万 6,000円」を「16万 8,000円」とするものでございます。
 次に、57ページをお願いいたします。
 34条の2でございますが、所得控除につきまして、地震保険料の創設、新設に伴い、新たに下線部分を改正するものでございます。これは、平成20年度からの適用でございます。
 それから、第34条の3につきましては、山林所得の税率を改正するものでございます。これは、従来5分5乗規定でございまして、5分の1で一応割り算をいたしまして税率を掛けて計算する方法だったんでございますが、今回は税率をわかりやすくというような方向性がございまして、一律100分の6の税率というふうに改めたものでございます。
 それから、59ページから60ページでございますが、34条の6には、34条の3に規定いたします所得割の税率改正に伴って、その変動に係る経過措置としての調整措置に関する規定を設けたものでございます。これは、個人住民税と所得税、いわゆる税源移譲によりまして税率が改正されるわけですが、一つ例をとりますと、所得税のいわゆる課税標準 200万円といたしますと、住民税の方は195万円という5万円の差が同じランクの税率で出てくるわけでございますが、これは何に起因するかと申し上げますと、人的控除の差、例えば所得税の場合は38万円でございますが、住民税の場合は33万円というふうにいたしまして5万円の差が当初から発生しているわけです。これを税率改正によって持っていきますと、いわゆる住民税側で新たに増税となる部分が出てございます。5万円の差額を5%でかけますと 2,500円増額というふうな形になるわけです。今回のいわゆる税源移譲については、税負担の双方合わせての部分を変えないという基本的な方向性がございます関係で、こういった部分でいわゆる住民税部分でいわゆる増額となる部分について、これをなくすための措置としてこの条項を設けているものでございます。
 それから、60ページから62ページにかけての第34条の8でございますが、こちらは配当額または株式譲渡所得額の控除に関する規制の改正で、規定の改正であります。これは、配当割、株式譲渡所得割に係る還付が発生した場合、現行の制度ですと、納税者が個人住民税の一部を還付される一方で、一部を課税される場合が発生いたします。それぞれを別に処理していることから、同じ税に関して、一方で還付、一方で納税といった措置がなされていたわけでございますが、これらを改定いたしまして、住民税の方で充当を行う措置を条例で可能にしたものでございます。
 次に、63ページ、53条の4につきましては、分離課税に係る所得割の税率を 100分の6と一律にする改正でございます。
 次に、66ページお願いいたします。
 第95条につきましては、たばこ税の税率の改正でございます。税率につきましては、この条例で持っていくものではございませんでして、附則の方に特例という措置がございまして、一応今回の税率の改定、引き上げにつきましては特例の部分で行うというような措置でございます。
 同じく66ページ、こちらは条例の、ここから条例の附則でございますが、まず、附則第5条につきましては、個人住民税所得割の非課税限度額について、控除対象配偶者または扶養親族を有する場合に加算する額の限度額を「35万円」から「32万円」に改正するものでございます。
 次に、73ページから74ページをお願いいたします。
 附則第7条の3につきましては、税源移譲に伴い個々の所得税が減少することによって、住宅ローン控除が所得税から控除し切れなくなる一方、個人住民税が増加することで既存の適用者につきまして税負担の変動が生じないよう、移譲前の所得税額において控除できた額と同等の負担減となるよう個人住民税の減額措置を講ずるための規定であります。従来、いわゆる所得税の方で住宅ローン控除を受けていた者、方々がですね、今回の税率の改正によって引き切れなくなって税額に余りが出てくる。そうしますと、従来行っていた控除ではもう少し控除を受けられたということになるわけですが、この税率の改正によりましてそれが受けられなくなると。そういった負担についてのいわゆる変動が生じないように、個人住民税の方でそちらの措置を講ずるということで、そのための減額措置を講ずるための規定でございます。
 次に、74ページから76ページでございますが、こちらは肉用牛売却に係る事業所得に係る課税の特例の税率関係でございますが、こちらの改定でございます。
 次に、77ページ下の方から79ページまででございますが、住宅耐震改修に伴う固定資産税の減額措置の創設により新たに設けられたものでございます。住宅耐震改修に伴う減額措置でございますが、概要を申し上げますと、減額措置の創設ということで、要件を申し上げますと、昭和57年1月1日現在に存していた住宅に係る耐震改修、工事費30万円以上、床面積 120平方メートル相当分までの改修についてを対象といたしまして、家屋全体に係る固定資産税額の2分の1の減額をするというような制度の創設でございます。減額の期間につきましては、平成18年から27年までというふうになってございますが、それぞれ改修の時期、それから申告の時期によって、いわゆる減額措置の年数に変動がございます。
 次に、80ページをお願いいたします。
 80ページ、附則第11条からは平成18年度の評価がえに関係するものでございます。
 まず、附則第11条の2につきましては、土地の価格の特例について、評価がえに伴い、平成19年度、20年度に適用するものであることを規定しました。
 次に、81ページから86ページにかけてでございますが、附則第12条につきましては、1項から6項まで、平成18年度から20年度までの宅地等に係る固定資産税の特例を規定したものでございます。評価がえに伴うものでございます。改正前は、前年度課税標準額に負担水準に応じた負担調整率を乗じていた、掛けていたところでございますが、評価額から税負担の税額を知ることができないということで、よりわかりやすくということで負担調整措置を改めたものでものでございます。
 まずは、条文を整理いたしますと、一つは、まず、概要につきまして、住宅用地関係でございますが、負担水準80%未満の住宅用地については、前年度の課税標準額に住宅用地特例率3分の1または6分の1を乗じていた額の5%を加えた額を課税標準とするものでございます。ただし、80%を上回る場合については80%相当額とするものでございます。それから、負担水準が80%以上の住宅用地については、前年度課税標準額を据え置くものでございます。
 次に、商業地でございますが、負担水準が60%未満の商業地につきましては、前年度の課税標準額にその年の評価額の5%を加えた額を課税標準とするものでございます。ただし、その標準額が60%を上回る場合は60%相当額として、するものでございます。商業地もう一つは、負担水準が60%から70%以下の商業地につきましては、前年度課税標準額を据え置くものでございます。それから、負担水準が70%を超える商業地、こちらについてはその年の評価額70%を課税標準、税を計算するためのもととなる額とするものでございます。
 次に、91ページ、こちら、附則第16条の2でございます。たばこ税でございます。
 こちらが、先ほど申し上げましたが、たばこ税の税率改正で、条例部分は本則でございますが、特例といたしましてこちらを設け、実質的にはこちらの額で一応たばこ税を課税、申告納税していただくものでございます。
 次に、91ページから、附則第16条の4、 100ページまでの附則第18条第4項第4号まででございます。こちらは分離課税に伴う土地等の譲渡所得の税率の割合の改正でございます。今回の税源移譲関係で、いわゆる道府県民税と市町村民税の割合が、いわゆる県民税が4%、市町村民税が6%という、一応六四、四六の比率になったわけでございますが、この割合が、割合での税率を譲渡の方に当てはめるものでございます。従来からの双方合わせた税率に変動はございません。
 概要といたしましては、92ページの第6条の4、こちらは土地等に係る事業所得の税率を9%から 7.2%でございます。次に、93ページの第17条は長期譲渡所得の税率、それから、95ページから98ページ、第17条の2第1項では優良住宅地、住宅地造成に係る長期譲渡所得の税率でございます。それから、98は居住用財産の関係、それから、98ページから 100ページまでは短期譲渡所得に係る税率の改正でございます。いずれも4と6の比率に合わせた改正でございます。
 次に、 101ページから 114ページでございますが、こちらも同様にその比率に合わせた改正となってございます。こちらは、分離課税に係る株式、それから、先物取引譲渡の譲渡所得に関する税率の改正でございます。
 内容といたしましては、 101ページから 103ページ、附則第19条第1項及び第2項は譲渡所得と所得割の税率について定めたものでございます。次に、 106ページ中段から 107ページ、附則19条の3につきましては、上場株式を譲渡した場合の税率でございます。それから、 111ページから 112ページ、附則第20条の2につきましては、先物取引に係る雑所得の税率改定でございます。
 次に、 114ページから 121ページ、附則第20条の4でございますが、こちらは租税条約の実施特例法の規定の整備に伴い条項を整備するものでございます。個人住民税の課税につきましては、原則といたしまして、地方団体の住民に対して課税されるということになってございまして、よって、国内居住者であれば、国内、他国の居住者には影響がございませんが、今回、新日英租税条約というものが18年、本年の2月に英国との間で一応結ばれ、あと、国会で批准されたわけでございますが、課税上の取り扱いの異なる投資事業組合、こちらの事業体を通じて利子や配当の支払いがある場合の税率の軽減や免除の規定がこの条約により適用されることになりましたということで、これを受けての条例の改正でございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。17番永野久子君。

17番(永野久子君) まず1点目ですけれども、今回の改定によって、個人住民税の控除としてこれまで損害保険料控除が行われていましたが、これが廃止されることになります。実態としてはですね、日本損害保険協会によりますと、損害保険、火災保険に地震保険を附帯している率というのは4割に満たない。6割以上が火災保険、損害保険だけだということになっております。そうしますと、今回のこの改定で損害保険控除が廃止をされて、地震保険だけを対象に控除するということになりますと、増税というか、減税分が少なくなるという事態が生じると思いますが、これは富谷町においては何件、そして金額ではどの程度というふうに実態を把握しているでしょうか伺います。
 それから、第2点目として、今回の税率構造の、税率構造の見直しということで、それぞれ先ほどのご説明にもありましたように、所得税と地方税の税率が変わることによる実害ができるだけ生じないように、さまざまな形で負担調整が行われておりますけれども、それが及ばないところがあります。それがその住民税をもとにして算定されている保育料への連動ということが考えられると思うんですけれども、保育料の徴収基準額を定めている一覧表がございますが、特にその中で第2階層、第3階層の方々、住民税をもとにして保育料が定められている階層については、保育料の負担増となることが予測されますが、この、このことについて町は保育料に影響するということをお認めになるでしょうか。
 それから、また、実際に影響が出るのは平成20年度の申し込みからということになるわけですが、保育料は前々年、前々年の収入をもとに前年の税金、税額を算定して、その当該年度の保育料が決まるという仕組みですので、実際に影響が出るのは平成20年の申し込みからということになりますけれども、この影響について、住民税、町民税が6%になることによって負担増となるのが何人だというふうに見込まれているのか、試算伺います。
 それから、負担増とならないための対策を今から講ずる必要が、必要があると思うんですが、そのお考えはあるのかどうか伺います。
 定率減税の廃止に関してですけれども、この廃止による個人住民税の増収を町として幾らというふうに見込んでおられるのか、18年、19年について伺います。それから、定率減税が廃止となる納税義務者は何人というふうに見込んでいるのか伺います。
 固定資産税についてはですね、負担調整の簡素化、均衡化ということで、先ほどのご説明でも、わかりやすくするということでしたが、今回の改定で土地の分の評価額は平均して、今回の改定、評価がえによってですね、土地の分の評価額は平均してどの程度上がったのか、下がったのか。それから、土地の分の固定資産税は全体として何%上がったのかを伺います。
 また、前年度課税標準額に評価額の5%を加えた額をその年の課税標準額とするというように変わったわけですけれども、この方式で算定した場合と、従来どおりの方式で算定した場合で課税標準額がどのように変化するのか、試算額を伺います。
 それから、専決処分をしたと、議会を招集するいとまがなかったということですが、この法案の成立が3月末だったと思いますが、成立がいつだったのか。それから、4月に臨時議会を招集するいとまは十分にあったのではないかと。4月あるいは5月ですね。議会を招集するいとまが十分にあったと思いますがどうでしょうか伺います。

議長(相澤武雄君) 税務課長。

税務課長(渡辺成一君) まず、1点目の地震保険の、地震保険料の控除関係でございますが、現行の損害保険料の控除の内容について申し上げますと、短期の保険については最高限度額 3,000円でございますね。それから、長期の分は1万円というふうになってございます。ちなみに地震保険の方につきましては、限度額が2万 5,000円まで控除ということで、いわゆるより実効性の高い方に控除を向けたということになろうかなというふうに思います。国のいわゆる試算によりますと、損害保険料控除による減収は約55億円だったと記憶しておりますが、逆に地震保険料控除のいわゆる創設に伴う減収は99億円ということになりますと、地震保険、いわゆる災害時の対応とかということを考えますと、より実効性の高いものに動いたのかなというふうに理解してございます。
 それから、定率減税の廃止対象、これは納税義務者が対象となります。それから、いわゆる増加部分でございますが、一応17年から18年、失礼しました。16年から17年の比較で申し上げますと、定率減税部分につきましては、15%が7.5%になろうと、なるということなんですけれども、約1億ちょっとぐらいだったと思います。あとは、次の年、全額15%定率減税がなくなるわけですから、そのプラスアルファというふうになろうかと思います。
 土地の評価がえに関しての状況でございますが、土地の部分につきましては、17年との比較において約1,800万円ほどの増でございます。ちなみに、ほかに家屋償却資産もございます。
 それから、あと、5%と、いわゆる従来の負担調整率での一応変化ということでございますが、そもそもいわゆる負担調整率、負担水準というのがございまして、今回の5%というものへの対応は、全国的に一律に行われてございまして、住宅地につきましては80%、商業地は70%ですか。という負担水準がございまして、それよりもいわゆる低い水準にある自治体の住宅地なり商業地につきましては、一応その割合まで一応引き上げていくというような方向性がございまして、それに基づいて行って、行ったものでございまして、比較等の資料は持ってございません。
 それから、専決処分でございますが、税法の改正が一つ、一くくりでございますので、そういった形で一応法律の公布が3月31日だったかと思います。そういうふうなことで専決処分を行ったものでございます。

議長(相澤武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) 改正後の先の該当者の数ということはつかめませんので、18年度の保険料の非課税世帯につきましては、富谷町は8世帯という状況にあるわけでございます。
 あと、加算額が17万 6,000円から16万 8,000円という、この 8,000円について非課税枠が縮まるわけですけれども、この境にいる方は、該当者ゼロとは言いませんけれども、富谷町においては本当に少ない数ではないのかなということで見込んでおります。
 あと、今後の対策につきましては、所得税の見直し等々があるようでございますけれども、富谷町の保育料徴収基準額表の7段階についての内訳については現在のままで対応をしてまいりたいということで、対策はありません。

議長(相澤武雄君) 17番永野久子君。

17番(永野久子君) まず、保育料の連動の問題ですけれども、そうしますと、今回の法律の改正で注目すべきところは、やはり所得税と住民税の税率を変えることによって、全体として国民の負担の負担増が起こらないようにいうことで、さまざまな形で負担調整をしている。これが原則だということは国も言っているわけですね。ですから、そのことを考えますと、連動して保育料が引き上がるということを少ないとおっしゃっておりましたけれども、少ないからいいという問題ではなくて、当然町として連動して保育料の値上げが起こらないような措置をとるべきで、また、平成20年までにまだ間があるわけですから、十分時間もあるということを考えれば、これをやらないというのは自治体として怠慢ですし、大変大きな問題だと思いますが、町長はどうお考えなんでしょうか。町長に伺います。
 それから、定率減税につきましては、この廃止による個人住民税の増収について、16年、17年の比でいきますと1億ちょっとということでしたけれども、これは、そうしますと、およそ17年と18年の対比で1億5,000万円、18年と19年の対比で4億 6,000万円、合わせて6億ちょっとと、余り明確な数字ではありませんけれども、6億ちょっというところで間違いがないかどうか伺います。
 それから、私が伺ったのは、定率減税廃止の影響を受ける納税義務者ということで伺ったんですが、納税義務者全体では、今、富谷町1万 4,000という、前後の数字が出ておりますけれども、すべての方がそうしますと定率減税の廃止に引っかかるということになるんでしょうか。この定率減税の影響を受ける、廃止による影響を受ける納税義務者は何人、およそ何人かということで改めて伺います。
 それから、固定資産税の問題ですけれども、先ほど伺いましたように、今回の改定で全体として、事前の調査ではですね、土地の分だけで前年比 1,800万円ほどふえているということでしたから、 0.2%ふえたということになるわけですね。それをですね、全体としてですね、固定資産税全体として、今度のこの改定による方式、算式でやった場合に、どの程度上がるというふうに見ているのかを伺いたいと思います。
 ごめんなさい。もう一度言い直しますね。先ほど伺ったのはですね、従来方式のやり方の場合の課税標準額と新しいやり方での課税標準額、これでどのぐらいの差が出るのか。上がるのか下がるのかを改めて伺います。
 それから、公布が3月、専決処分の問題ですけれども、公布が3月31日ということであれば、4月、5月のどこかの時点で正式に臨時議会を招集して十分な論議に付すということは可能だったのではないでしょうか。これは町長に伺います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 毎年毎年、毎年ではないね。専決方式でご指摘いただいておりますけれども、そういうご意見もありますけれども、制度の中で、地方税法の改正でありますから専決をさせていただいた、そういうことであります。
 第2点のあれですね、保育料、保育料か、保育料は、税法に連動して保育料を決定しますよという条項はないはずであります。税法、税率、そういうものを全体的に勘案しながら、富谷町の保育料の額の設定をしておりますんでして、連動しているものではありません。参考にはなりますけれども、今、改定やその他することは考えていない、こういうことでありまして、何だっけ、どういう言葉入っていたんだっけ。怠慢とは言えることではないと、こういうことです。

議長(相澤武雄君) 税務課長。

税務課長(渡辺成一君) 定率減税に係る増収ということで、先ほどお話しを申し上げたわけでございまして、ちなみに、いわゆる税源移譲に係る増分というのもございますので、それを含めれば、お話のような数字に近くなるのかなというふうには思ってございます。
 あとは、定率減税の影響を受ける方ということでございますので、当然均等割、所得割がございますので、均等割についてはそこに入らないわけですから、いわゆる所得割の部分の改定でございまして、その部分に係る所得割のいわゆる納税義務者、こちらの方は当然定率減税の対象、そちらの方に対象となると思います。
 それから、あとは、固定資産税全体での、最初に、いわゆる従来の負担調整率と今回のいわゆる5%というような、その比較はしてございません。これは、いわゆる負担水準を調整する中で、全国的に行われた措置でございます。
 それから、あとは、固定資産税全体的なもので申し上げますと、土地については先ほどお話ししましたとおりですが、家屋については3年ごとの評価の見直しによりまして、今回は約 5,943万円、約 6,000万円ほどの減でございます。償却資産につきましては、これは評価がえだけでなくて、償却資産ですので、毎年毎年変動いたします。ちなみに前年との比較で 1,140万円ほどの減でございます。

議長(相澤武雄君) 17番永野久子君。

17番(永野久子君) 保育料の問題ですが、連動するものでないというふうにおっしゃっておりましたので、実態としてその連動しないようにしなければならないはずなんですね、本来。ところが、事実上この住民税をもとにして決めている保育料に、住民税の税率が名目上というか、形上上がるわけですから、所得税、住民税という税という観点からだけ見れば、負担は全体としては上がらない仕組みになっているものの、住民税だけを根拠にしてこの保育料の1・2・3段階は算定するわけですから、当然これは連動してしまうんですよね。ですから、町長が連動するものではないというのであれば、当然町が保育料が上がらないような何らかの措置をとらなければならない。そう思うんですけれども、一方で改定は考えていない。これでは、今回の税改定の本来の趣旨にも合わないのではないでしょうか。改めて町長に伺います。ぜひとも、まだ時間があるので、こうした連動して保育料が値上がりすることのないような措置をとるように求めたいと思います。
 それから、専決処分について、町長は制度の中でやったということでしたが、制度の中では極めて限定的に専決処分というものを位置づけているわけです。やたらに招集のいとまがなかったということは成り立たないわけで、現に2カ月もの期間があったわけですから、やれる状況にあったはずです。そもそも専決処分をする根拠はないと思いますけれども、それでは町長は専決処分を定めた法律のどこに基づいて、制度の中でということでしたから、何条の何項に基づいてやったんでしょうか伺います。

議長(相澤武雄君) 若生町長。

町長(若生照男君) 制度の脱法でないの。制度の中でやったということ。それから、保育料も、保育料の設定の中で全体を勘案して設定しているんですから、そういうこと、そのまま進むと、こういうことで、税率の改正にあわせて保育料全部を全体をそのままということでないんです。あの中で参考にしながら、保育料の設定をしてきたもの。参考にはしてきたと。参考にしてきたと。以上。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 次に、討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。17番永野久子君。

17番(永野久子君) 私が提案されております富谷町税条例の一部を改正する条例の専決処分に反対をいたします。
 今回の税条例改定によって、一つには、国から地方への3兆円の税源移譲、二つには、定率減税の廃止、そして、三つには、固定資産税の負担調整の強化などが行われることになります。まず、税源移譲に伴う所得税と住民税の税率変更に関する問題ですが、今回の税率構造の見直しというのは、簡単に言えば所得税の税率を下げて、住民税の税率を上げるということになるわけですけれども、両方合わせた税負担は従来と変わらないようにするための措置がとられております。原則として変わらないようにという措置がとられています。また、これに伴う負担増が生じないよう、そのための負担調整がとられております。
 しかし、個人住民税、県税と市町村民税の税率が現在の5%、10%、13%の3段階から一律10%になり、内訳としては県税が4%、市町村個人住民税が6%というふうになることによって、住民税をもとに算定されている保育料に連動し、保育料の負担増が生じることが想定されます。これを放置すれば、便乗値上げになってしまいます。
 国は、今回の税源移譲に当たっては、そのための負担増を生じさせないということを原則にしてさまざまな調整を行っているわけで、本来町もこの原則に立って保育料の負担増に対処する負担調整措置をとるべきです。今後においてもその考えが全くないと、負担調整の考えがないという町長の対応は許されないと考えます。
 次に、定率減税廃止の問題では、定率減税は平成18年度をもって廃止となります。富谷町の納税者にとって、18年度で約1億 5,000万円の増税、19年度では4億 6,000万円の増税、合わせて6億円以上もの負担増が見込まれるということを町当局もお認めになっています。これは、単純計算で納税義務者全員の数およそ1万 4,000人で割りますと、1人当たり、1世帯当たりといいますか、4万 3,000円もの負担増であり、サラリーマン世帯の多い富谷町で定率減税廃止がいかに大きな影響をもたらすかを示していると思います。
 第3には、固定資産税の負担調整強化による増税の問題があります。土地の固定資産税については、平成6年の評価がえで土地の7割評価が実施され、大幅な負担増となりましたが、その経過措置、激減緩和措置として、徐々に課税標準額を上昇させ、評価額と課税標準額との格差を埋めていく負担調整措置が行われてきました。今回この措置を簡素化し、均衡化を促進するということで一層の負担増が行われます。具体的には、前年度課税標準額に評価額の5%を加えた額を、その年、当該年度の課税標準額とするなどの改定でございまして、これによって毎年5%以上の連続した課税標準額の引き上げとなります。
 第4に、今回、住民、住宅耐震改修の減税が行われます。個人住民税の控除として損害保険料控除が廃止をされ、地震保険料控除が創設されたわけですけれども、しかし、日本損害保険協会によりますと、火災保険に地震保険をつけている附帯率は37.4%、これは04年度、2004年度の試算ですけれども、37.4%とされておりまして、火災保険だけにしか加入していない場合が6割を超えていると見られます。このため、損害保険、火災保険だけに加入をしている場合には、今回の措置によって増税となってしまいます。今回条例改定の内容は、全体としては国の法改定に伴うものであるというものではありますけれども、住民の負担増にかかわる重大な問題を含んでおりますし、上位法が変わったからといって認めるわけにはいかない内容だと考えます。
 そして、最後に、これだけの負担、住民負担を伴う条例改正を、改定を町長が専決処分したことは、専決権の乱用だと考えざるを得ません。3月末の法律の成立、そして告示を受けて、4月あるいは5月に臨時議会を開き、議会での十分な論議を保障した自治体も中にはあるわけで、富谷町の対応は明らかに議会軽視であるということを申し上げ、反対討論といたします。

議長(相澤武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。4番千葉 達君。

4番(千葉 達君) 私は、専決処分、町税条例の一部を改正する条例に賛成するものであります。
 今回は、自分の個人の町民税の所得割の非課税の範囲から始まり、所得割の税率、配当割額または株式等譲渡所得割額の控除、分譲課税に係る所得割の税率等々と続き、そして、最後に町民税に関する経過措置まで広範にわたって規定、規則が改正されております。
 地方税法の一部改正に伴う当町の条例改正ですが、国全体を考え、そして自治体が維持され、我々国民が、住民が公平に公定、公的サービスを享受し、継続してゆくためには、適正な判断による法規の一部見直しを必要と考えます。広範囲による財源の確保、税負担の公平・適正化の観点からして、また、地方自治法第 179条の規定に基づく法定委任的専決処分と判断できることから、町税条例の一部を改正する条例に賛成いたします。

議長(相澤武雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」「議長、賛成討論」の声あり)19番渡邊俊一君。

19番(渡邊俊一君) この提案は、国の税率、それから税制の改定、改正・改定が基準に置かれての提案だととらえております。我が町としても、国の税率、税制の改正に準じて改定することが妥当であって、富谷町税条例の一部を改正する条例、承認第6号に賛成するものであります。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんね。(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。これで討論を終わります。
 これから承認第6号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 原案に賛成の方は起立を願います。
賛成者起立

議長(相澤武雄君) 起立多数です。よって、承認第6号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)は原案のとおり可決いたしました。
 この際、11時15分まで休憩します。
 午前11時02分 休憩


 午前11時15分 再開

議長(相澤武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第8 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)

議長(相澤武雄君) 日程第8、承認第7号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を議題とします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。

税務課長(渡辺成一君) それでは、承認第7号富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の承認を求めることについてご説明を申し上げます。
 富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、議会の招集のいとまがございませんでしたので、地方自治法第 179条第1項の規定により専決処分によって行いましたので、これを、ここにこれを報告し、承認をお願いするものでございます。
 今回の条例改正につきましては、国民健康保険法や地方税法の一部を改正する法律施行令、それから規則等条例に関係します法令等の公布によりまして、平成18年4月1日原則として施行されることになったことから、専決処分により行ったものでございます。
 概要について申し上げますと、まず一つ目として、介護納付金課税額に係る限度額を「8万円」から「9万円」に改定すること。それから、2といたしまして、個人住民税の公的年金控除見直し及び老年者控除の廃止に伴い負担が増加する者に対する所要の措置を講ずるものが主な内容となってございます。
 それでは、議案書 133ページをお願いいたします。
 なお、説明に当たっては、法令関係の改正に伴って、単に条文の整理等する内容につきましては除かせていただきます。
 133ページ、まず第2条の課税額の部分でございますが、3項で定めてございます介護納付金課税額の限度額を「8万円」から「9万円」とするものでございます。
 国民健康保険税は、社会保険料としての性格を有しているため、上限となる課税限度額が定められているところでございますが、今回の限度額改定は、介護給付費の増加が見込まれること、根拠となります国民健康保険法等の法令等の改正が行われたことによりまして条例を改正するものでございます。
 次に、 134ページから 136ページお願いいたします。
こちらは、4項、5項につきましては、公的年金所得に係る国民健康保険税の減額の特例についての規定でございますが、個人住民税の公的年金控除の見直し等に伴う激変緩和措置として公的年金控除の適用のある方につきまして、軽減判定の基準でございます総所得金額から控除する金額を定めたものでございます。15万円から、平成18年度は28万円、19年度は22万円を控除するものでございます。
次に、 136ページから 137ページ、6項及び7項については、同じく激変緩和措置といたしまして、これも公的年金控除の適用を受けた方についてですが、その所得割額について、その措置として平成18年度では13万円、19年度では7万円をその所得金額から控除するものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。17番永野久子君。

17番(永野久子君) まず1点目はですね、介護納付額、限度額が8万円から9万円に上がるわけですけれども、これに該当する人は何人と見込まれているのか。それから、影響額は幾らか。これは1万円を掛ければいいということだと思いますが、伺います。
 それから、公的年金等控除の縮小及び老年者控除の廃止によって国保税の増税に該当する人は何人と見込まれているのか伺います。
 それから、負担調整が行われるわけですけれども、平成17年1月1日現在で65歳になっていた人だけが負担調整の対象となるわけですけれども、そこで伺いたいのは、負担調整に該当するのは何人で、該当しないのは何人かお答えいただきたいと思います。
それから、負担調整が終わった2年後の時点で、富谷町としての国保税の増収は、この公的年金等控除の縮小と老年者控除の廃止による増税によるその増収は幾らというふうに見込まれているか伺います。

議長(相澤武雄君) 税務課長。

税務課長(渡辺成一君) 最初に限度額の関係でございますが、 125名でございます。
それから、控除のいわゆる対象者というお話でございますが、今年度、次年度というようなことでのいわゆる措置でございまして、現在のところ人数等は把握してございません。
次の部分も同じでございます。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんか。17番永野久子君。

17番(永野久子君) そうしますと、2年後に負担調整の期間が終わった後に、どういうふうに町の増収になるかということは見込んでいないということですか。これは、例えば試算の仕方はいろいろあると思いますけれども、18年度をもとにしてもよろしいですし、17年度、前年度をもとにしてもよろしいですし、何らかの形で試算はできるはずですが、ぜひこれは、見込みで結構ですので伺います。

議長(相澤武雄君) 税務課長。

税務課長(渡辺成一君) 試算はしてございません。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 次に、討論を行います。
 まず原案に反対者の発言を許します。17番永野久子君。

17番(永野久子君) 私は、富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分に反対をいたします。
 理由の第1として、介護保険2号被保険者の保険料について、限度額を現行8万円から9万円に引き上げるものですが、一部の方を除けば、多くの2号被保険者はまだ介護サービスを受ける状況にはなく、保険料だけを払い続ける状況にあります。これ以上の負担増は賛成できません。
 第2に、公的年金等控除の縮小及び老年者控除の廃止で国保税の増税が生まれてきます。今回の税条例改定で負担調整を行ってはいるものの、適用されるのは平成17年1月1日現在で65歳になっていた人、つまり今の時点で言いますと66歳以上になっている人に限られ、また、負担調整、減額の期間も平成18年、19年の2カ年に限られております。国の法律改定に基づくものとはいえ、認めるわけにはいかない負担増だと考えます。
 最後に、前議案と同様ですが、住民の負担増を伴う条例改定の専決処分は専決権の乱用であり、議会軽視であるということを指摘して、反対討論といたします。

議長(相澤武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
 ほかに討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。これで討論を終わります。
 これから承認第7号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)については、ついて採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 原案に賛成の方は起立を願います。
賛成者起立

議長(相澤武雄君) 起立多数と認めます。よって、承認第7号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)は原案のとおり可決いたしました。

日程第9 承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第9号))

議長(相澤武雄君) 日程第9、承認第8号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第9号))を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(眞山巳千子君) それでは、議案書 145ページお願いいたします。
 承認第8号専決処分の承認を求めることについてご説明申し上げます。
 年度末の確定によりまして、議会招集のいとまがなかったため、3月31日に平成17年度富谷町一般会計補正予算(第9号)を専決処分いたしましたので、ご報告し承認をお願いするものでございます。
 それでは、補正予算に関する説明書の3ページをお願いいたします。平成18年3月専決という方の説明書でございます。
 平成17年度富谷町一般会計補正予算(第9号)。
 歳入歳出予算の補正。歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ 3,470万円を減額し、歳入歳出をそれぞれ80億69万円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正のとおりですが、後ほど事項別明細によりご説明を申し上げます。
 12ページお願いいたします。
 初めに歳入でございます。
 1款1項町民税 1,000万円を増額いたしまして、17億 296万 7,000円とするものでございます。収納状況により増額いたしたところでございます。
 2款2項自動車重量譲与税 2,394万 1,000円を増額いたしまして、1億 2,394万 1,000円とするものでございます。これにつきましては、3月31日付の通知で交付決定があったものでございます。
 2款3項地方道路譲与税 1,327万 5,000円を増額いたしまして、 4,327万 5,000円とするものでございます。同じく3月31日付の通知の交付決定によるものでございます。
 3款1項利子割交付金 502万円を増額いたしまして、 1,902万円とするものでございます。これにつきましては、3月20日付の通知による交付決定でございます。
 4款1項配当割交付金 320万 3,000円を増額いたしまして、 620万 3,000円とするものでございます。3月20日付の通知によるものでございます。
 5款1項株式等譲渡所得割交付金 790万 1,000円を増額いたしまして、 890万 1,000円とするものでございます。3月20日付通知による交付決定でございます。
 次のページをお願いいたします。
 7款1項ゴルフ場利用税交付金 932万 3,000円を増額いたしまして、 3,932万 3,000円とするものでございます。3月20日付の交付決定によるものでございます。
 8款1項自動車取得税交付金 971万 4,000円を増額いたしまして、 7,971万 4,000円とするものでございます。3月20日付の交付決定によるものでございます。
 10款1項地方交付税 2,652万円を増額いたしまして、 2,652万 1,000円とするものでございます。特別交付税でありまして、3月14日付の通知でございました。
 11款1項交通安全対策特別交付金21万 6,000円を減額いたしまして、 586万 1,000円とするものでございます。3月27日付の通知による交付決定でございました。
 13款1項使用料53万 4,000円を減額いたしまして、 4,649万 1,000円とするものでございます。総務手数料でありまして、町民バス使用料を確定により減額をするものでございます。
 14款1項国庫負担金 1,043万 5,000円を減額いたしまして、3億 5,521万 6,000円とするものでございます。すべて交付決定による減額、増額でございます。
 14款2項国庫補助金、次のページお願いいたします。 1,070万円を減額いたしまして、1億 8,320万 9,000円とするものでございます。交付決定によるものでございますけれども、6節につきまして、公立学校等施設整備費補助金、これにつきましてはアスベスト対策工事の工事費の確定による減でございます。
 14款3項委託金 249万 2,000円を増額いたしまして、 1,097万 6,000円とするものでございます。これにつきましては、国民年金事務の委託金でございます。
 15款1項県負担金 411万 6,000円を減額いたしまして、1億 2,295万 9,000円とするものでございます。交付決定に基づくものでございます。
 15款2項県補助金 176万 1,000円を減額いたしまして、1億 768万 7,000円とするものでございます。これにつきましても交付決定によるものでございます。
 15款3項委託金、増額ありませんが、それぞれ交付決定による増額、減額でございます。
 18款2項基金繰入金1億 1,832万 7,000円を減額いたしまして、9億 2,506万 2,000円とするものです。財政調整基金の繰入金を減額いたしました。財源の調整でございます。これによりまして財政調整基金17年度末現在高は24億 5,600万 8,000円でございます。
 続きまして歳出です。
 2款1項総務管理費 448万 4,000円を減額いたしまして、10億 5,903万 5,000円とするものでございます。
 5目の財産管理費におきましては、旧庁舎のアスベスト対策工事でございます。工事費の確定により減額するものでございます。以下、アスベスト対策工事につきまして出てまいりますけれども、すべて執行残を減額いたしたものでございます。
 6目企画費におきまして、負担金ですが、黒川地域行政事務組合組合管理費の負担金を減額をするものでございます。これは確定によるものでございます。以下、黒川行政につきまして出てまいりますけれども、すべて確定による減額でございます。
 2款4項選挙費、これにつきましては歳入の確定による財源更正でございます。
 3款1項社会福祉費、次のページをお願いいたします。 1,183万 2,000円を増額いたしまして、7億 4,098万 6,000円とするものでございます。
 お戻りいただきます。1目につきましては財源更正、3目につきましても財源更正でございます。
 4目につきましては利用の状況により減額をするものでございます。
 5目の医療費助成につきましては、次のページお願いいたします。老人保健特別会計、国民健康保険特別会計それぞれ増額、減額をするものでございます。
 3款2項児童福祉費 644万 8,000円を減額いたしまして、5億 8,657万 9,000円とするものでございます。
 2目の児童措置費につきましては、不用額を減額をするものでございます。
 3款3項老人福祉費40万 2,000円を減額いたしまして、2億 3,521万 4,000円とするものでございます。介護保険特別会計繰出金を減額するものでございます。
 4款1項保健衛生費 1,527万 4,000円を減額いたしまして、3億 7,742万 2,000円とするものでございます。
 2目の予防費につきましては、歳入の確定による財源更正でございます。
 8款5項住宅費、これにつきましては、歳入の確定による財源更正でございます。
 9款1項消防費 377万 5,000円を減額いたしまして、4億 4,339万 5,000円とするものでございます。
 10款1項教育総務費につきましては、21万 5,000円を減額いたしまして、1億 3,362万 2,000円とするものでございます。
 10款2項小学校費につきましては、次のページお願いいたします。 1,183万 4,000円を減額いたしまして、8億 257万 8,000円とするものでございます。
 前のページにお戻りいただきまして、1目の小学校教育振興費につきましては歳入の確定により財源更正をするものでございます。
 10款3項中学校費 220万 5,000円を減額いたしまして、1億 7,631万 8,000円とするものでございます。1目の中学校教育振興費につきましては歳入の確定による財源更正でございます。
 10款4項幼稚園費につきましては、歳入の確定による財源更正でございます。
 10款5項社会教育費 5,000円を減額いたしまして、2億 5,578万 8,000円とするものでございます。
 10款6項保健体育費につきましては、 189万円を減額いたしまして、5億 5,289万 1,000円とするものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。18番佐川幸三君。

18番(佐川幸三君) 16ページ、県支出金の中で、在宅老人福祉補助金として低所得者利用者負担対策事業というのがありますが、これの事業内容と、それから今回の対象者として該当した人員、それぞれ何人なのかお尋ねします。
 それから、19ページから20ページにかけて、黒川地域行政事務組合の関連で減額補正されております。確定によるという説明ありました。全体でとして約 1,900万円ぐらいあるわけですけれども、確定という時期がいつだったのか。一番大きい額では病院関係の 1,300万円ちょっとですけれども、それは、確定する前でも一定程度把握というのが、確定前にもう把握できるというようなことがなかったのかどうかお尋ねします。

議長(相澤武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) 低所得者利用者負担対策事業につきましては、平成17年10月から、社会福祉法人の施設を利用している方に対する1割負担のうちの25%を国町が負担するものでございます。利用者につきましては、居宅11、施設利用3の14名に対する歳入でございます。
 あと、黒川病院関係の 1,347万 2,000円の減額につきましては、16年度末の不良債務額の負担を17年に富谷町といたしましては 7,960万 2,000円の一括に、一括で不良債務の負担をしていたわけでございますけれども、16年度の清算をしたことによりまして、郡内で 4,345万 7,000円の減額、少ない不良債務で終えたというようなことで、富谷町においては 1,100、 1,130万 5,000円についての多くを支払っていたということで、17年度の四半期において、おのおのその時期に負担をする時期に納めていた分を少な目に負担金を納めていた措置ということで取り扱いをしてきましたけれども、今回清算を今回の専決処分でしたということでございます。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんか。18番佐川幸三君。

18番(佐川幸三君) 今ご説明いただいた16ページの低所得者利用者負担対策事業の人員ですけれども、ただいまお答えでは、居宅が11人、施設が3人ということでしたけれども、居宅3人、施設11人ではないんですね。居宅の方が11人、施設が3人ということでいいんですか。そういうふうに説明受けたんだけど。

議長(相澤武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) 居宅が11、施設が3でございます。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第8号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第9号))を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第8号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第9号))は原案のとおり可決されました。

日程第10 承認第9号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))

議長(相澤武雄君) 日程第10、承認第9号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉美智子君) それでは、議案書 146ページをお願いいたします。
 承認第9号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))を、議会を招集するいとまがなかったため、地方自治法第 179条第1項の規定によりまして別冊のとおり専決処分をいたしましたので、ご承認をお願いするものでございます。
 それでは、予算に関する説明書の25ページをお願いいたします。
 平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号)。
 歳入歳出予算の補正。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,014万 5,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ17億 5,199万 5,000円といたすものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表 歳入歳出予算補正によるものでございます。
 次に、30ページをお願いいたします。
 まず、歳入でございます。
 1款1項1目医療費交付金 819万 5,000円を増額いたし、9億 8,636万 3,000円とするもので、交付額の決定によるものでございます。
 2款1項1目医療費国庫負担金 1,400万 7,000円を減額し4億 7,303万 8,000円とするもので、これについても国庫負担金の決定によるものでございます。
 4款1項1目一般会計繰入金は、 1,594万 3,000円を増額し、1億 5,593万円とするもので、国庫負担金等の交付決定に伴う財源調整でございます。
 6款3項1目第三者納付金は、1万 4,000円を増額し2万 6,000円とするもので、第三者行為による収入金でございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 2款1項医療諸費 1,014万 5,000円を増額し、総額17億 2,830万 2,000円といたすもので、1目医療給付費の増額による不足分を計上いたしたものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑。18番佐川幸三君。

18番(佐川幸三君) 30ページのところですけれども、国庫支出金、国庫支出金の医療費負担金として 1,400万 7,000円減額補正ということで、確定によるということ、決定によるということでしたけれども、その決定の時期というのはいつだったのか。3月議会に間に合わせるような格好にはならなかったのかどうかお尋ねします。

議長(相澤武雄君) 町民課長。

町民課長(千葉美智子君) これにつきましては、3月の16日の通知でございます。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第9号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第9号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))は原案のとおり可決されました。

日程第11 承認第10号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))

議長(相澤武雄君) 日程第11、承認第10号専決処分の承認を求めることについて (平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉美智子君) それでは、議案書の 147ページをお願いいたします。
 承認第10号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))を、議会を招集するいとまがなかったため、地方自治法第 179条第1項の規定によりまして、別冊のとおり専決処分をいたしましたので、ご承認をお願いするものでございます。
 予算に関する説明書の33ページをお願いいたします。
 平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)。
 歳入歳出予算の補正。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,175万 4,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ23億 8,087万 7,000円といたすものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
 それでは、40ページをお願いをいたします。
 まず、歳入でございます。
 1款1項国民健康保険税 1,473万 2,000円を減額いたし9億 3,718万 1,000円とするもので、1目の一般被保険者国民健康保険税並びに2目の退職被保険者等国民健康保険税それぞれ収納実績による計上でございます。
 3款1項国庫負担金に 1,747万円を増額いたしまして、5億 5,171万 8,000円とするものでございます。交付額の決定によるものでございます。
 次に、次のページをお願いいたします。
 3款2項国庫補助金 627万、失礼しました、 620万 7,000円を減額し、1億 1,596万 6,000円とするもので、財政調整交付金の確定によるものでございます。
 4款1項療養給付費等交付金 2,899万 7,000円を増額し、4億 4,606万 5,000円といたすもので、退職医療費に要するもので、交付額の決定によるものでございます。
 5款2項県補助金 2,073万 7,000円を増額し、 7,913万 4,000円とするもので、都道府県調整交付金の額決定によるものでございます。
 6款1項共同事業交付金 1,225万 1,000円を増額し、 3,965万 6,000円とするもので、高額医療費の増に伴う交付金の増額決定によるものでございます。
 7款1項財産運用収入は 7,000円を減額し9万 3,000円とするもので、財政調整基金利子分でございます。
 次に、次のページをお願いいたします。
 8款1項他会計繰入金 100万円を減額し、1億 6,301万 9,000円とするもので、出産育児一時金の額確定によるものでございます。なお、対象者は56人でございました。
 8款2項基金繰入金は 4,642万 2,000円を減額いたすものでございます。なお、基金残高は1億 9,071万円で、保有率11.2%でございます。
 10款3項雑入66万 7,000円を増額し67万 9,000円とするもので、一般被保険者の交通事故などによる第三者納付金の収入で、3人分でございます。
 次に、43ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 2款1項療養諸費 1,388万 7,000円を増額し、14億 845万 1,000円とするもので、1目一般被保険者等療養給付費並びに2目退職被保険者等療養給付費について、支払い実績によりそれぞれ所要の額を計上いたしたものでございます。
 2款2項高額療養費につきましては、共同事業交付金の額決定などによる財源調整でございます。
 2款5項出産育児諸費については、 150万円を減額し 1,680万円とするもので、出産育児一時金の給付決定によるものでございます。
 3款1項老人保健拠出金については、財政調整交付金等の交付決定による財源調整でございます。
 次のページをお願いいたします。
 4款1項介護納付金は、62万 6,000円を減額し1億 7,022万 1,000円とするもので、17年度介護納付金の額決定による差額分の減額でございます。
 6款1項保健施設費は、財政調整交付金の額決定による財源調整でございます。
 7款1項基金積立金は、 7,000円を減額し9万 3,000円といたすものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第10号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第10号専決処分の承認を求めることについて (平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))は原案のとおり可決されました。

日程第12 承認第11号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))

議長(相澤武雄君) 日程第12、承認第11号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉美智子君) それでは、議案書の 148ページをお願いいたします。
 承認第11号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))を、議会を招集するいとまがなかったため、地方自治法 179条第1項の規定によりまして別冊のとおり専決処分をいたしましたので、承認をお願いするものでございます。
 予算に関する説明書の47ページをお願いをいたします。
 平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)。
 歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ 347万 9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億 1,967万 5,000円といたすものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
 次に、52ページをお願いをいたします。
 歳入でございます。
 1款1項1目第1号被保険者保険料 155万円を増額し、1億 8,488万 3,000円とするものでございます。
 3款2項国庫補助金 443万 8,000円を減額し、 2,180万 8,000円とするもので、調整交付金の交付決定によるものでございます。なお、交付率は2.24%となってございます。
 4款1項1目介護給付費交付金19万 2,000円を減額し、3億 347万円とするもので、交付決定によるものでございます。
 6款1項1目利子及び配当金は、 3,000円を増額し 4,000円とするものでございます。
 7款1項1目一般会計繰入金40万 2,000円を減額し、1億 5,524万 5,000円とするもので、介護認定審査会に係る事務費繰入分の減額でございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款3項1目介護認定審査会費40万 2,000円を減額し、 1,153万 6,000円とするもので、負担金の決定による減額でございます。
 2款1項介護サービス等諸費 308万 1,000円を減額いたし、9億 2,351万 3,000円とするもので、調整交付金の額決定による財源更正と給付サービスの実績見込み、見込みによる減額でございます。
 4款1項基金積立金は、 4,000円を増額し 5,000円とするものです。利子分を積み立てるものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第11号専決処分の承認を求めることについて (平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号))を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第11号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))は原案のとおり可決されました。
 この際、午後1時まで休憩します。
 午後0時02分 休憩


 午後1時00分 再開

議長(相澤武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第13 議案第1号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について

議長(相澤武雄君) 日程第13、議案第1号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) 議案書の1ページをお願いいたします。
 議案第1号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 この提案理由といたしましては、大和・富谷町南富吉土地区画整理事業区域におきまして、町の区域を新たに画されることに伴いまして、当該条例の所要の改正を行うものでございます。
 改正内容につきましては、3ページをお願いします。新旧対照表でご説明申し上げます。
 条例別表の関係で、現行の給水区域に新たに杜乃橋一丁目と二丁目を加えるものでございます。
 なお、附則によりまして、この一部改正条例の施行は、大和・富谷町南富吉土地区画整理事業の換地処分の公告のあった日の翌日から施行することといたすものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第1号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第14 議案第2号 富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正について

議長(相澤武雄君) 日程第14、議案第2号富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。教育総務課長。

教育総務課長(古跡幸夫君) では、議案第2号の富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
 提案の理由といたしましては、平成19年4月開校されます成田小学校の開校に伴いましてですね、学校給食センター運営審議会の定数を現在あります15名から1名増の16名に、そして、あわせまして、これまで任期が2年とございましたが、これを今回1年に改めさせていただこうと、このように考えるものでございます。以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。17番永野久子君。

17番(永野久子君) 定数1名ふやすということについてはわかるんですけれども、任期を2年から1年に減らすことについては何が理由なのか、2年では弊害があったのか伺います。

議長(相澤武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡幸夫君) これまでの2年で審議をお願いしてまいりましたが、学校を代表します学識経験者、いわゆるPTAから代表として委員に来られます皆様の任期がそれぞれ異なっておりまして、場合によりましては、その役員を退いた、学校に子供さんがおらなくなった、そうした方々が学校給食の運営審議委員になっていたというようなこともございまして、できる限り現職のPTAの代表の方に審議を煩わせたいという考え方から、今回1年に改めさせていただいたものでございます。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第15 議案第3号 平成18年度富谷町一般会計補正予算(第1号)

議長(相澤武雄君) 日程第15、議案第3号平成18年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(眞山巳千子君) それでは、補正予算書の2ページをお願いいたします。
 議案第3号平成18年度富谷町一般会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 第1条、歳入歳出予算の補正です。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,869万 1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ84億 2,469万 1,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正のとおりですが、後ほど事項別明細によりご説明申し上げます。
 第2条、債務負担行為の補正につきましては、7ページの第2表の債務負担行為によりご説明申し上げます。
 7ページお願いいたします。
 第2表の債務負担行為補正でございますが、今回は2件の変更をお願いしてございます。それぞれ2件ともですね、期間を延長するものでございます。
 10ページお願いいたします。
 初めに歳入です。
 13款1項使用料1万円を増額いたしまして、 5,003万円とするものでございます。教育財産目的外使用料で携帯電話基地設置使用料1万円でございます。
 14款2項国庫補助金 100万円を増額いたしまして、1億 4,554万 7,000円でございます。教育費国庫補助金でありまして、幼稚園教育課題実践的調査研究事業補助金であります。幼児教育調査研究を行うものでございます。
 16款1項財産運用収入14万 7,000円を増額いたしまして、 261万 5,000円とするものでございます。出資配当金でありまして、黒川森林組合出資配当金、後で歳出の方も出てまいりますけれども、同額出資金として支払うものでございます。
 17款1項寄附金 344万 9,000円を増額いたしまして、 345万円とするものでございます。総務管理費寄附金であります。町上会館建設に伴うものでありまして、現会館敷地使用料と用地代相当額の寄附を受けるものでございます。
 18款2項基金繰入金 1,367万 1,000円を増額いたしまして、4億 5,115万 1,000円とするものでございます。これにつきましては、財源調整でございます。
 次のページをお願いいたします。
 20款4項雑入41万 4,000円を増額いたしまして、2億 6,783万 4,000円とするものでございます。家庭教育支援総合推進事業委託金であります。
 続きまして歳出です。
 1款1項議会費46万 9,000円を減額いたしまして、1億 2,243万 7,000円とするものでございます。全額人件費の調整でございます。今回の人件費の補正につきましては、当初、地域手当は期末勤勉手当から差し引いて計上いたしておりましたが、今回その分を期末勤勉手当を増額するもの、それから、4月1日の異動による調整でございます。以下、人件費については同じでございますので、説明は省略いたします。
 2款1項総務管理費、次のページをお願いいたします。 1,276万 7,000円を増額いたしまして、9億 3,209万 4,000円とするものでございます。5目の財産管理費の15万 3,000円につきましては、二ノ関字田子沢のため池の売り払いのため不動産鑑定をするものでございます。
 10目の自治振興費につきましてなんですが、町上会館に要するものでありまして、13節の委託料につきましては、町上会館設計業務、それから使用料につきましては既存会館敷地の使用料、公有財産購入費につきましては町上会館の用地購入代でございます。
 2款2項徴税費 304万 6,000円を減額いたしまして、1億 5,895万 3,000円とするものでございます。人件費でございます。
 2款3項戸籍住民基本台帳費、これにつきましては人件費でございまして、次のページお願いいたします。補正額が 147万 9,000円を増額いたしまして、 6,407万 6,000円とするものでございます。
 3款1項社会福祉費 648万 6,000円を増額いたしまして、7億 1,161万 8,000円とするものでございます。1目の社会福祉総務費の中の19節負担金ですけれども、富谷町社会福祉協議会に対するものでありまして、平成17年度分の派遣職員人件費等の精算によるものでございます。
 4目障害者福祉費につきましては、役務費でありますけれども、通信運搬費でありまして、障害者の介護給付者認定のため主治医からの意見書が必要になったための郵送料と、障害者福祉計画のためのアンケートのとるための郵送料でございます。医療助成費につきまして28節の繰出金につきましては、国民健康保険特別会計への繰出金の増でございます。
 3款2項児童福祉費につきまして、4目の保育所費におきまして、次のページをお願いいたします。この需用費につきましては、東向陽台保育所のガスのガス管の破損による修繕であります。合わせまして 340万 5,000円を減額いたしまして、6億 4,843万 8,000円とするものでございます。
 3款3項老人福祉費88万 7,000円を増額いたしまして、2億 5,735万 7,000円とするものでございます。介護保険特別会計繰出金と介護サービス事業特別会計への繰出金でございます。
 4款1項保健衛生費 193万 8,000円を減額いたしまして、3億 5,246万 2,000円とするものでございます。4目の狂犬病予防費につきましては、公用車の軽トラックの車検に要する経費でございます。
 4款2項清掃費 144万 4,000円を増額いたしまして、4億 6,848万 6,000円とするものでございます。
 6款1項農業費、次のページをお願いいたします。3万 2,000円を増額いたしまして、7,239万 8,000円とするものでございます。
 6款2項林業費14万 8,000円を増額いたしまして、 362万 9,000円とするものでございます。黒川森林組合の配当金を増資に充てるものでございます。
 7款1項商工費 199万 3,000円を増額いたしまして、 8,025万 9,000円とするものでございます。
 8款1項土木管理費 157万 4,000円を増額いたしまして、 2,682万 3,000円とするものでございます。
 8款2項道路橋梁費37万 7,000円を増額いたしまして、4億 2,156万 3,000円とするものでございます。
 次のページお願いいたします。
 8款4項都市計画費 190万 2,000円を増額いたしまして、3億 8,523万 2,000円とするものでございます。3目の公共下水道費につきましては、繰出金で、下水道事業特別会計への繰出金です。街路整備費の22節の補償補てん及び賠償金につきましては、七北田西成田線用地購入に伴う立木の伐採の補償金でございます。需用費につきましては、ただいまの契約書に作成するための印紙代でございます。
 8款5項住宅費 421万 3,000円を減額いたしまして、1億 3,895万 5,000円とするものでございます。
 10款1項教育総務費につきましては、31万円を増額いたしまして、1億 1,360万 9,000円とするものでございます。
 10款2項小学校費、次のページお願いいたします。 987万 6,000円を減額いたしまして、12億 627万 4,000円とするものでございます。
 10款3項中学校費52万 4,000円を減額いたしまして、1億 8,025万 5,000円とするものでございます。
 10款4項幼稚園費 149万 5,000円を増額いたしまして、1億 796万 7,000円とするものでございます。報償費から備品購入費につきましては、幼稚園教育課題に対応した実践的調査研究事業を行うものでございます。8節報償費につきましては、講師謝礼を見ております。旅費につきましては、先進地視察を行うものです。需用費につきまして、印刷製本費ですが、調査研究報告書の作成を行うものです。備品購入費につきましては、参考図書の購入となります。
 10款5項社会教育費、このページの中で8、8節から12節、これにつきまして、報償費、需用費、役務費ですが、これにつきましては家庭教育支援総合事業を行うためのものであります。8節の報償費については講師謝礼を見ております。需用費、需用費の消耗品につきましては資料代等、それから役務費につきましては切手代を見ております。
 次のページをお願いいたします。
 公民館費のところで、11節需用費、修繕料がありますが、成田公民館大ホールの照明器具の電動昇降部の修繕を行うものでございます。合わせまして 337万 9,000円を増額いたしまして、2億 5,287万 1,000円とするものでございます。
 10款6項保健体育費 788万 9,000円を増額いたしまして、4億 5,174万 1,000円とするものでございます。15節の工事請負費につきましては、コンテナ消毒庫の蒸気吐き出し口増設工事を行うものでありまして、食数増に対応するためのものでございます。備品購入費につきましては、コンテナ2基、それから栄養士の増による給食管理栄養計算システムを購入するものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。12番佐藤聖子君。

12番(佐藤聖子君) 10ページをお願いします。
 教育費国庫補助金のところで、幼稚園の説明が先ほどありましたが、これは、対象となる幼稚園、富谷では2園ありますが、2園とも行うのか、どういう教育実践内容になるのか、期間についてはどうなのか伺います。
 11ページに入って、雑入のところの41万 4,000円ですが、それについてもう少し詳しい説明をお願いしたいと思います。
 13ページです。町上会館設計業務委託とあります。この手順ですが、いつ、どういうところに業務委託を考えているのか、その設計図ができ上がるまでに町上の町内会の人たちがさまざま意見を述べる機会はあるのかなどについて伺います。
 14節のところに使用料及び賃借料がありますが、7万 8,000円ですが、これについては、今の町上会館の敷地代だと思うんですが、期間、どの分について、その月額といいますか、年額なのか、それについては幾らだったのか伺います。
 17ページです。需用費のところで、保育所費で東向陽台のガス管ということでしたが、これについてはどういう工事だったのか、修理内容だったのか伺います。
 以上です。

議長(相澤武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡幸夫君) 今回予定します事業につきましては、幼稚園における教育課題に対応した実践的調査研究委託事業という事業となってございまして、内容といたしましてはですね、幼稚園におきます、おいてですね、家庭と連携して、幼児が日常生活に必要な習慣を会得すること、そして、人としてやってはいけないことがあることに気づくようにすること、そして、何がよくて何が悪いかというようなことを考えにようにすることなど、幼児期のですね、道徳性の芽生えを培う教育を進めることが重要な課題とされているわけでございまして、本町におきましては、自然との触れ合い、そして野外での遊び、そして高齢者などとの幅広い世代間の交流、こうしたことを重要視しながらですね、この教育課題に研究を進めようというような事業となってございます。
 そして、対象となる幼稚園につきましては、町内2園、町立2園を予定いたしております。
 期間につきましては、2カ年となってございますが、1年ごとの更新での2カ年事業となる予定でございます。
 そして、これの成果につきましては、最終的には、全国的にですね、そういう研究した内容をですね、普及して、事業を今後推進していくと、活動事業をですね、推進していくというような内容となってございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) 次、総務課長。

総務課長(中川弘美君) それでは、13ページの設計業務の件でございますけれども、この設計業務につきましては、今議会が終了いたしまして議決をいただいたならば、19日、定例の選定委員会を予定しておりますので、そこで業者選定を行いまして、今月末入札という予定で進んでおります。
建物の配置等につきましては、既に町内会の方にお示しをしておりまして、了解を得ておりますので、これから意見を求めるというところではございません。
 使用料の7万 8,000円につきましては、寄附金のところでも同額の計上をしておりますが、既往使用料が請求されました。といいますのは、水路敷地が国土交通省から財務局管理となりました平成17年4月以降払い下げまでの間ということで、約1年半を見て計上させていただいておりますけれども、そういったことでの要求がございましたために1年半分の使用料を計上したものでございます。

議長(相澤武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) 東向陽台保育所につきまして、4月にガス漏れのにおいがするというようなことで、仙台ガス局にそこのにおいしたところは応急的に処置をしたところでございますけれども、配管も相当年数がたっているということで、本管からすべてガス管の交換工事をするものでございます。そして、この町の修繕分につきましては、町有地の面積に対する敷設延長だけが町の負担でありまして、道路の本管から道路の保育所の用地の境までは仙台市ガス局の負担ということになっているものでございます。あわせまして給湯器の交換時期だったものですので、あわせて交換をするものでございます。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんか。12番佐藤聖子君。

12番(佐藤聖子君) 11ページの雑入についての少し詳しい説明も求めておりましたが、ありませんでしたので、ここのところをまずお願いします。
幼稚園ですけれども、これは全国の調査でしょうか。県内では何カ所なのでしょうか。今まで全くその教育内容のところから特化したその調査が行われるということなのでしょうか。そのあたりはどうなっているのかを伺います。
 それと、設計の委託業務についてですが、確かに町上町内会の方々はほかの会館も見てきて、こんなイメージというのがあるかと思いますが、設計した時点でそのさまざまな意見を聞くことといいますか、それが町内、町上会館を建てようとする人たちとの間に余りかけ離れないようにしていくことが重要だと思うのですが、それについては町としてはどのようにお考えなのか伺います。
ガス管の老朽化については、今は応急措置でいいということなのだと思いますが、これは、工事はすぐに着工することだと思いますが、どれぐらいの時期に完了することになるでしょうか伺います。

議長(相澤武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡幸夫君) 今回の事業の指定につきましては、県内で1カ所でございます。
 この事業につきましては、さきにも申し上げましたように、私どもの方の幼稚園がこの研究事業についてですね、研究実施計画書を作成しました。県の方、国の方に提出して、それが適切であるというふうに認められましての研究の委託となってございます。これは、指定の幼稚園教育の課題に対応して実践的な研究を進め、そして全国の幼稚園にその成果を普及して、活動を推進するという趣旨でこの事業が展開されるとなってございます。

議長(相澤武雄君) 総務課長。

総務課長(中川弘美君) 内容につきましては、町内会とも大分打合せを重ねてまいりました。また、設計ができた時点ではお示ししていきたいと思っております。

議長(相澤武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) 修繕等についてはもう発注しておりますけれども、本管の等々がございますので、町道の道路占用とかがとらなければならないという手続がありますので、今月中には修理の工事が終わるものと思っております。

議長(相澤武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号平成18年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号平成18年度富谷町一般会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第16 議案第4号 平成18年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

議長(相澤武雄君) 日程第16、議案第4号平成18年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉美智子君) それでは、32ページをお願いをいたします。
 議案第4号平成18年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)。
 歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8万 5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ24億 2,768万 6,000円といたすものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
 事項別明細につきまして、38ページをお願いいたします。
 まず歳入でございます。
 8款1項1目一般会計繰入金に8万 5,000円を追加いたし、1億 5,278万 3,000円といたすもので、一般会計同様人件費に要する経費の繰り入れ分でございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございますが、1款2項1目賦課徴収費に8万 5,000円を増額し、 1,081万 3,000円とするもので、人件費分でございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号平成18年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号平成18年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第17 議案第5号 平成18年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)

議長(相澤武雄君) 日程第17、議案第5号平成18年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) それでは、42ページをお願いいたします。
 議案第5号平成18年度富谷町下水道事業特別会計補正予算についてでございます。
 第1条の歳入歳出予算の補正ですけれども、歳入歳出予算にそれぞれ17万 4,000円を追加いたしまして、それぞれ7億 3,317万 2,000円とするものでございます。
 歳入歳出の補正後の金額につきましては、48ページをお願いいたします。
 まず、歳入ですが、3款の繰入金1項1目の一般会計繰入金におきまして17万 4,000円を追加いたしまして、歳出、次のページですが、歳出の1款下水道事業費の1項1目下水道総務費におきまして17万 4,000円を追加するものでございます。この追加補正につきましては、一般会計の人件費補正と同じ事由によるものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号平成18年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号平成18年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第18 議案第6号 平成18年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)

議長(相澤武雄君) 日程第18、議案第6号平成18年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉美智子君) それでは、52ページをお願いをいたします。
 議案第6号平成18年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)。
 歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ36万 3,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億 7,763万 8,000円といたすものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
 事項別明細については、58ページをお願いをいたします。
 歳入でございますが、7款1項1目一般会計繰入金に36万 3,000円を追加いたし、1億 7,046万 4,000円といたすもので、一般会計同様人件費に要する経費の繰り入れ分でございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款総務費1項1目一般管理費に20万円を増額し、 2,239万 8,000円といたすものでございます。
 3款地域支援事業費2項1目一般管理費に16万 3,000円を増額し、 1,513万 1,000円とするものでございます。
 それぞれ給与改定、人事異動に伴う人件費となっておるものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号平成18年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号平成18年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第19 議案第7号 平成18年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)

議長(相澤武雄君) 日程第19、議案第7号平成18年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤辰夫君) それでは、議案第7号平成18年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ52万 4,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 4,660万 6,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものとするものでございます。
 初めに、歳入でございますので、68ページをお願いいたします。
 歳入、2款1項1目の一般会計繰入金で52万 4,000円を増額補正をし、総額 2,528万 1,000円とするものでございます。人件費の増額相当分を一般会計から繰り入れを行うものでございます。
 歳出、1款1項1目一般管理費で52万 4,000円を増額補正し、 3,253万 4,000円とするものでございます。人件費の補正でございます。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号平成18年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号平成18年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第20 議案第8号 平成18年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)

議長(相澤武雄君) 日程第20、議案第8号平成18年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(梅津慶一君) それでは、72ページをお願いいたします。
 議案第8号平成18年度富谷町水道事業会計補正予算についてでございます。
 第2条の収益的収入及び支出においてですが、支出におきまして、支出におきまして、1款1項の営業費用に28万 4,000円を追加するものでございます。
 今回、人件費の補正ということで、第3条には議会の議決を経なければ流用できない人件費の金額を計上してございます。
 77ページをお願いいたします。
 収益的収入及び支出の支出の部におきまして、1款1項営業費用、それから3目、4目、5目ありますが、それぞれの費目におきまして人件費を計上しております。これにつきましては、一般会計の補正事由と同じ事由によるもので追加をお願いしております。
 以上でございます。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成18年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成18年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第21 議案第9号 富谷町道路線の認定について

議長(相澤武雄君) 日程第21、議案第9号富谷町町道路線の認定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(相澤正幸君) それでは、議案第9号富谷町道路線の認定についてご説明申し上げます。
 提案理由といたしまして、成田七丁目地内の開発行為に伴うものでございまして、大区画地を小区画にし、道路が新設されたもので、新たに町道として認定するものでございます。
 議案資料を配付していますので、見ていただきたいんですが、斜線を、開発区域は斜線部分を除いた区域でありまして、14区画を24区画にしたものでございます。
 8ページですが、路線番号を819とし、路線名を成田6-110号線とするものでございます。
 起点が富谷町成田七丁目26-65地先、終点が富谷町成田七丁目26-57地先でございます。幅員が6メートルで、延長 214.6メートルでございます。
 以上です。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号富谷町町道路線の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第19号、もとい。議案第9号富谷町町道路線の認定については原案のとおり可決されました。

日程第22 議案第10号 宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体数の減少について

議長(相澤武雄君) 日程第22、議案第10号宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体数の減少についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川弘美君) それでは、議案第10号宮城県町村自治振興センターを組織する地方公共団体数の減少についてご説明申し上げます。
 提案の理由でございますが、市町村合併に伴いまして、平成18年3月30日限りで古川市、松山町、三本木町、鹿島台町、岩出山町、鳴子町、田尻町、気仙沼市、唐桑町が廃止され、平成18年3月31日で大崎市及び気仙沼市が設置されたことに伴いまして、宮城県市町村自治振興センターを組織する公共団体の数を減少することについて議会の議決をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体数の減少についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号宮城県市町村自治振興センターを組織する地方公共団体数の減少については原案のとおり可決されました。
 この際、2時10分まで休憩いたします。
 午後1時52分 休憩


 午後2時10分 再開

議長(相澤武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第23 発議第4号 「不安な米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」意見書について

議長(相澤武雄君) 日程第23、発議第4号「不安な米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」意見書についてを議題といたします。
 提出者菅原 傅君に説明を求めます。菅原 傅君、登壇願います。

7番(菅原 傅君) お手元にある資料をごらんいただきたいと思いますが、昨年の6月議会だったと思いますけれども、満場一致でご賛同いただきました内容と同じ趣旨でございます。その後、皆さんテレビ、新聞等でご存じのような経過がありまして、何かきょう、きょうの新聞等を見ますと、7月再開かというようなことで書いてありますが、いずれにしましても、安全な肉を提供してほしいという声が圧倒的に国内では多くて、仙台を初め10カ所で公聴会をやりましたけれども、そういうような声を受けまして、政府自体もですね、アメリカに近々参りまして、チェック体制厳しくやるようにというふうな申し入れをしながら、工場も視察をしてくるというふうな予定になっているようでありまして、そういう意味で皆さんのご賛同をよろしくお願い申し上げたいと思います。
 「不安な米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」意見書。
 提出者、菅原 傅。賛成者、千葉 達議員、同じく相澤 榮議員、同じく佐藤 克彦議員でございます。
 文案を読み上げまして提案にかえたいと思いますが、大体は昨年と同じ内容になっておりますので、読み上げるというよりは、ちょっとかいつまんで要点だけ申し上げてご了承いただきたいと思います。
 一つはですね、アメリカのこの牛肉業者、あるいはアメリカの政府等に対しまして、チェック体制をやはり厳しくやるようにということで、全頭検査はもちろんのこと、月齢、30カ月以上とか、20カ月以内とかっていろいろありますけれども、この月齢問題も厳しくチェックをしてもらいたい。
 何かアメリカの業者はですね、全頭検査をやってもいいよと。あるいは、年齢20カ月、30カ月ですね。この辺も制限なしにチェックもしていいよという処理工場もあるらしいんですけれども、なぜか農務水産省はそれはやらなくてもいいと言うので、日本の水産省も首をかしげているというような話も伝えられてきておりますけれども、そういう意味で、ぜひアメリカにしっかりしていただくということが一つと、それから、2番目に、国内に入ってきますと、牛肉、これは税関が中心になりますけれども、そこでやはり同じようにチェック体制をきちっとやってもらいたいというふうな内容の2点に尽きておりますので、ちょっと全文読みましても同じようなことを繰り返しますので、以上申し上げましてご提案にかえたいと思いますが、あて先は下に書きましたように内閣総理大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣、食品安全担当大臣ということでございますので、よろしくお願い申し上げまして、提案を終わります。

議長(相澤武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これから発議第4号「不安な米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」意見書を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤武雄君) 起立全員です。したがって、発議第4号「不安な米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定しました。

日程第24 発議第5号 「進行性化骨性筋炎」の難病指定を求める意見書について

議長(相澤武雄君) 日程第24、発議第5号「進行性」、「進行性化骨性筋炎」の難病指定を求める意見書を議題といたします。
 本案は富谷町議会会議規則第39条第2項の規定により、提出者の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、提出者の説明を省略することに決定いたしました。
 お諮りいたします。
 本案は質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。これより発議第5号「進行性化骨性筋炎」の難病指定を求める意見書を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。したがって、発議第5号「進行性化骨性筋炎」の難病指定を求める意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定しました。

日程第25 閉会中の各委員会調査について

議長(相澤武雄君) 日程第25、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から、所管事務のうち、会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤武雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
 平成18年第2回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を得て、すべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成18年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでございました。
 午後2時19分 閉会

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 代表