更新日:2005年10月26日
第1日目 10月26日(水曜日) | |
会議録署名議員の指名 | |
会期の決定 | |
議案第1号 | 平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号) |
議案第2号 | 平成17年度8.16宮城地震による災害復旧スポーツセンター・武道館天井耐震補強工事請負契約の締結について |
発議第5号 | 道路整備促進に関する意見書 |
平成17年10月26日(水曜日)午前10時00分開会
第1 | 会議録署名議員の指名 | |
第2 | 会期の決定 | |
第3 | 議案第1号 | 平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号) |
第4 | 議案第2号 | 平成17年度8.16宮城地震による災害復旧スポーツセンター・武道館天井耐震補強工事請負契約の締結について |
追加日程第1 | 発議第5号 | 道路整備促進に関する意見書 |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
平成17年第2回富谷町議会臨時会は、ここに開催される運びとなりました。この臨時会は、町長から、工事請負契約の締結及び水道事業会計補正予算が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますよう期待いたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成17年第2回富谷町議会臨時会を開会いたします。
最初に、提案理由を含め、町長よりあいさつを求めます。若生町長。
町長(若生 照男君) おはようございます。
本日、ここに平成17年第2回富谷町議会臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にご多用中にもかかわらずご出席を賜り、まことにありがとうございます。また、議員皆様方の日ごろのご精励と町政運営万般にわたりましてご指導とご協力をいただいておりますことに対し、心から敬意と感謝を申し上げるものであります。
10月1日現在で行われました国勢調査も、調査員の方々 203名の大変なご尽力のおかげをもちまして、ごく一部の郵送提出分を除きまして調査表の回収を終了いたしましたところであります。
現在、その収集したものを点検、集計作業の最中であります。間もなくということになりますか、もう時間少しはいただくことと思いますけれども、今回の調査の実態が明らかになるものと思っております。
それでは、今回提案しております議案につきまして、その概要をご説明を申し上げさせていただきます。
議案の第1号は、平成17年度富谷町水道事業会計補正予算第3号でありまして、今後に予測されている大地震など災害時の対応の策として、地図情報システムの構築を予定しておりますが、その業務発注までの期間、及びシステムの構築に相当の期間を要することから、賃借料の減額と債務の負担行為の期間を延長するなど、所要の補正を行うものであります。
議案の第2号は、平成17年度8.16宮城地震による災害復旧スポーツセンター・武道館天井耐震補強工事請負契約の締結について、議会の議決をお願いするものであります。議案の審議の折には詳細説明を申し上げますので、何とぞ慎重ご審議を賜り、ご可決くださいますようお願い申し上げ、開会の説明とさせていただきます。
議長(相澤 武雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、説明員の出席要求等については、事務局にて保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸般の報告を終わります。
議長(相澤 武雄君) これから本日の会議を開きます。
なお、議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、7番菅原 傳君、9番安住 稔幸君、10番伊豆田 待子君の3名を指名いたします。
議長(相澤 武雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。
日程第3 議案第1号 平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)
議長(相澤 武雄君) 日程第3、議案第1号平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) それでは1ページをお願いいたします。
議案第1号平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
第2条の収益的収入及び支出ですが、当初予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、支出の第1款水道事業費用を 1,419万 8,000円減額し、10億 1,752万円とするものでございます。第1項営業費用の減額でございます。 第3条の債務負担行為ですが、当初予算第5条に定めた債務負担行為を改めるもので、期間を平成18年度から平成21年度を平成17年度から平成23年度に改めまして、限度額 5,680万円を今回補正で減額する分を加え 7,100万円に改めるものでございます。
3ページをお願いいたします。
平成17年度富谷町水道事業会計補正予算説明書によりご説明いたします。
収益的収入及び支出の支出で1款水道事業費用1項営業費用3目配水及び給水費を 1,419万 8,000円減額し 7,256万 1,000円とするものですが、施設台帳地図情報システム賃借料でありまして、早期の発注により平成17年度中での納入を予定しておりましたが、発注に当たりまして使用効率のよいシステムを構築したいということで、要求仕様書の作成に時間を要したこと、またシステム構築において上水道の送水管、配水管等の総延長が 270キロ余りと長いこと、それから各戸の給水管約1万 5,000件についても本管からメーターまで表示すること。さらに下水道についても排水管の総延長が 196キロメートル余り、それから各戸の取り出し管1万 4,500件についても本管から宅地第1升まで表示することとしており、データ整備及び入力に相当の期間を要することとなるため、平成17年度中構築が無理であることから地図情報システム賃借料を減額するものでございます。以上です。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 今、ご説明のとおり17年度について減額をするということについてはわかりましたが、18年度も減額をし、全体として実質的には19年度から23年度の5年間へと年限もふえております。また、金額もふえておりますので、使用効率のよいものに変えたということと、それから期間を延長したことによる金額の変更というのはどういうふうにかかわっているのかを伺います。
議長(相澤 武雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 期間延長については、発注するまでの仕様書等の作成で、今まで十二、三ほどのデモ機を見たりして、いいものをつくりたいということで、そういったことで仕様書作成に時間を要したこと、それから配水管の延長とか先ほど今説明したとおり、相当の入力項目が多くなっておりますので、その関係で、ことし、来年いっぱいまではかからないと思いますが、来年度で構築したいということで、19年度からの賃借料というふうにしたものでございます。
金額のふえた分については、今回減額お願いしておりますが、債務負担行為には18年度から行っておりますが、17年度分については今回の分が賃借料分でございまして、それを加えると 2,000円プラスになっておりますが、そういったことでの金額、総額としては 2,000円増というふうになったものでございます。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって議案第1号平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第2号 平成17年度8.16宮城地震による災害復旧スポーツセンター・武道館天井耐震補強工事請負契約の締結について
議長(相澤 武雄君) 日程第4、議案第2号平成17年度8.16宮城地震による災害復旧スポーツセンター・武道館天井耐震補強工事請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 議案第2号平成17年度8.16宮城地震による災害復旧スポーツセンター・武道館天井耐震補強工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。
この工事の請負契約に当たりまして、9月21日に入札の公告をいたしましたところ、6社が参加いたしまして、10月14日条件つき一般競争入札を行いました。請負契約を締結するため議会の議決をお願いするものでございます。
入札の参加条件といたしまして、格づけがSまたはAであること。県内に本店または支店、営業所を有し、現場代理人は当工事専任として一級建築施工管理技師の資格を有するものを配置できることといたしました。その結果、予定価格税抜きで1億 100万円、落札金額9,370万円で鹿島建設株式会社東北支店が1回目で落札し、10月17日契約金額 9,838万 5,000円で仮契約をいたしました。
工期につきましては、平成18年2月28日までとしております。
工事の概要につきましては、都市整備課長よりご説明申し上げます。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、工事の概要についてご説明申し上げます。
今回の工事につきましては、つり天井となっております両施設の天井の耐震補強を行うものでございます。工事の中心はつりボルトに地震の揺れを軽減するため斜めの振れどめを設置、それから天井面と壁の衝突を防ぐための間隙を天井と壁の取り合い部に確保するというものが中心でございます。
まず、スポーツセンターでございます。アリーナ部分につきましては、天井裏の天井下地におきまして地震時の揺れ軽減のためにつりボルトに斜めの振りどめを設けます。衝突を防ぐために天井と壁の取り合い部に間隙を確保します。耐震性を高めるために天井の骨組みに取りつける部材等はビスで固定したり、耐震クリップを使用します。天井の板のグラスウールボードが落下しないように固定ピンで固定いたします。
照明器具につきましては昇降装置を設置いたします。それから天井裏にありますダクトにつきましても振れどめ補強をいたします。
それからエントランスホール部分でございます。アリーナと同じように斜めの振れどめを設けます。また、天井の骨組み等に取りつける場合に、ビス固定それから耐震クリップ使用、天井板のロックウール吸音板はビスどめといたします。
それからサブアリーナと観覧席部分、これは同じように斜めのふれどめの設置、天井と壁の取り合い部に間隙を確保、天井の骨組み等に取りつける場合にビス固定それから耐震クリップ使用、照明器具につきましても昇降装置を設置いたします。それから天井裏のダクトの振れどめを補強いたします。
次に、武道館のアリーナ部分です。これも同じように天井裏の天井下地におきまして地震時の揺れ軽減のためにつりボルトに斜めの振りどめを設置いたします。衝突を防ぐため天井と壁の取り合い部に間隙を確保いたします。それから、耐震性を高めるということで、先ほどのように部材等はビスで固定、耐震クリップを使用、それから天井板のグラスウールボードが落下しないように固定ピンで固定いたします。
天井裏にダクトあるわけですが、そのダクトの振れどめの補強、それから音響スピーカーの振れどめの補強もいたします。
それからエントランスホール部分ですが、これも斜め振れどめの設置。それから、天井の骨組み等に取りつける場合にはビス固定、耐震クリップ使用、天井板のロックウール吸音板はビスどめといたします。
それから天井裏のダクトの振れどめの補強となります。
それから観覧席部分でございますが、これも斜め振れどめの設置。それから、天井と壁の取り合い部に間隙を確保、それから天井の骨組み等に取りつける場合にビス固定耐震クリップ使用、天井板のロックウール吸音板はビスどめといたします。それからダクトの振れどめの補強をいたします。
以上が、今回の工事の概要でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) つり天井となっているところに振れどめは全くなかったのか、それとも補強するために数をふやすということなのかを伺います。
それで、間隙をということですが、どれくらい下がるのでしょうか。天井はそれでどれくらいの位置になるのか、照明の昇降装置はすべての照明についてそうなるのか伺います。
これを行うことによって震度7に対応することになるのか、そのことを伺います。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 間隙の関係ですが、これは天井面とそれから脇の壁です、立っている壁のその隙間のことを言っておりまして、そこのクリアランスをとるということでございます。床から天井までの高さのこととは、また違うことでございます。
それから昇降装置でございますけれども、これはアリーナとか、サブアリーナですね、今現在上に照明があるわけですが、それは現在は、例えば球交換ですね、そういうときには天井裏に上がって交換していたんですが、それでは大変なので下から上げ下げ自動でできるようにして球交換なりをするようにするものでございます。
それから震度対応でございますけれども、これにつきましては、これ、天井というのは要するにこの建物基準法でいう震度幾らという、この基準あるわけですが、それらについては建物の骨格部分、骨組み部分での震度対応でございまして、これら天井には、いわゆる附属の部分と考えられまして、それについては対象にはなっていないわけでございます。ただ、今回は今までの経験を生かした中で、天井より耐震度を高めるという意味からこの工法がいいということで、このように改善補強をするものでございます。
振れどめというのは、今回斜めのやつはついていなかったので、それをつけるということでございます。
議長(相澤 武雄君) ほかに、7番菅原 傳君。
7番(菅原 傳君) 第1点は両方で 9,800万円なっているんですが、スポーツセンターの方の工事費とそれから武道館の工事でそれぞれ幾らになっているのか伺いたいと思います。
それから、工事の規模ですけれども、スポーツセンターの方は全面改装という話を聞きましたけれども、武道館もそうなっているのかどうか。何か武道館は全部やるんじゃないという話も聞いていますけれども、これについてもご説明をいただきたいと思います。
もう1点は、スポーツセンターは大分古くから建てられている建物なんですけれども、鉄筋の腐食を防ぐためにアスベスト、今の騒がれています、ああいうものは使っておったのかおらないのか、この点についても伺いたいと思います。以上です。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) まずは、ちょっと一括して発注したものですから、その区分けというのがちょっと今、申しわけないんですがわからないので、後でお知らせしたいと思いますが、ただ、ちょっとこの辺どういうふうに今のご質問、金額が幾らずつかということについてはちょっと相談させていただきます、一括発注なものですから、済みません。そして、後でお答えしたいと思います。
それから、アスベストの関係なんですが、これは、一部、少しですけれども使われた、成形板ですけれども、吹きつけ剤ではないんですが成形板で使われた部分が少しあります。
それから、済みません、さびどうのこうのという話ですけれども……アスベストと関連しておりますので、アスベストの関係はそのとおりでございます。以上です。
先ほど、申し上げましたけれども、その設計の内訳ですね、その辺の取り扱いについて、ちょっとその辺については相談させていただいて、後でお答えしたいというふうに思います。
あと、それからもう一つ漏れていたと思うんですが、天井全体かどうかという質問は、スポーツセンター、武道館とも全体でございます。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか、10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) まず、工期なんですが、議案書には工期載っていなかったんです。それで、先ほどの財政課長のご説明で2月28日が工期ということでしたが、これかかり過ぎというふうに、早くしてほしいという話がかなり住民の方からありまして、これもう少し早目になるのかならないのか、お尋ねします。
それから、もう一つ、先ほど細かいいろいろ説明が、ビスとか何かありましたが、これ図面であらわしたのをいただけないものでしょうか。お伺いします。(「資料の請求ですね、皆さんに諮って皆さんよければ」の声あり)先ほどかなり細い説明がありましてイメージ的にちょっとどの辺がどのようになるのかというところがわからない部分があるので、図面等をいただきたいと思うのですが、その辺いかがでしょうか。
議長(相澤 武雄君) ちょっと、お待ちください。都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) まず、工期のことですが2月いっぱいということにつきましても、今議員さんがおっしゃったようになるべく早く使っていただきたいということを含めて、総合的に検討して、この2月いっぱいというのも結構詰めた工期となっております。
それから、図面関係ですが、都市整備課の方に来ていただければ、済みませんが、図面があるものですから、結構、閲覧というか見ていただければというふうに申しわけないんですが思います。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか、10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) 一つ、成人式等は、そうするとここでは行えない状況になるのかということも考えているのでしょうか。お伺いします。
議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤 信夫君) 成人式につきましては1月8日を予定しております。2月28日までの工期ということなので、当然スポーツセンターでは実施できないということで、会場を変更いたしまして富谷小学校の体育館で開催を予定しております。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか、12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) 先ほどの工事価格につきましてといいますか、契約金額につきましてですが、お分けにならないから考えさせてほしいということだったわけですけれども、それでは、予定価格を出した際、1億 100万円ということを出しましたときには、そのスポーツセンターと武道館ではどのようになっていたのかを、まず伺いたいと思います。
議長(相澤 武雄君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) その細い数字は持ってきておりませんけれども、この工事につきましては一括発注ということにしております。
議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) 一括発注ということはわかりますが、武道館とスポーツセンターではそれぞれはどれくらいだったかというのは、それではこちらで計算した分といいますか、そういうのはあるわけで、スポーツセンターはこれくらい、武道館はこれくらいという数字はお示しいただけるということでいいわけですよね。伺います。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 先ほど、菅原議員さんにお答えしたとおりでございます。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号平成17年度8.16宮城地震による災害復旧スポーツセンター・武道館天井耐震補強工事請負契約の締結についてを採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって議案第2号平成17年度8.16宮城地震による災害復旧スポーツセンター・武道館天井耐震補強工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。
この際、10時55分まで休憩いたします。
午前10時35分 休憩
午前10時55分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。磯前 武君ほか5名から発議第5号道路整備促進に関する意見書が提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1として議題にしたいと思いますが、ご異 議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。発議第5号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定いたしました。
議長(相澤 武雄君) 追加日程第1、発議第5号道路整備促進に関する意見書を議題といたします。
提出者磯前 武君の説明を求めます。磯前 武君登壇願います。
5番(磯前 武君) 道路整備促進に関する意見書について
提出者 磯前武
賛成者 渡邊俊一
〃 菅原傳
〃 千葉達
〃 今村寿
〃 浅野幹雄
道路整備促進に関する意見書(案)
道路は、国民生活や経済社会活動を支え、地域間の交流や連携を促進し、産業、経済、文化などのあらゆる分野の振興と地方の自立的発展を図る上で、最も基本的な社会基盤であり、その整備は全国民が長年にわたり熱望してきているところであります。
少子高齢化が進展している中、活力ある地域づくり・都市づくりを推進するとともに地球規模での環境問題や防災・減災対策に対処し、安全で安心できる国土の実現を図るためには道路の整備はより一層重要となっています。
とりわけ本町は、仙台都市圏内にあって仙台北部中核都市の住居機能を担うエリアとして位置付けられており、全国有数の人口増加率を示しております。しかしながら、急速な都市発展の中にあって道路交通網の整備はまだ不十分な状況であります。今後、人や物の広域交流による活力あるまちづくりのためには、高規格道路の仙台北部道路の早期完成や日常生活利用の町道に至る社会的資本の中核的役割を担う道路の早期整備が広く求められています。
これらの道路整備の推進には、今後とも整備に必要な財源の確保が求められており、道路特定財源制度はきわめて重要な役割を担うものであります。
そのため、次の事項について特段の配慮がなされるよう強く要望するものであります。
記
1 活力ある地域づくり・都市づくりを推進するため、高規格幹線道路から市町村道路に至 る道路の整備を、効果的かつ効率的に一層推進すること。
2 少子高齢化社会や障害者に対応する歩行空間のバリアフリー化、交通安全対策、防災対策等、安全で安心できる道路整備の施策の充実を図ること。
3 道路整備に対する国民のニーズは依然として高いことを踏まえ、受益者負担という道路特定財源の制度趣旨に則り、道路整備を強力に推進するため道路特定財源はすべて道路整備に充当すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出先は別紙のとおりであります。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君) 今、国の財政が借金で 700兆円を超えるというような中で、小泉首相はこの特定財源制度を廃止するというふうに言っているのは御存じだと思うんですけれども、どういう理由で廃止すると言っているかお示しいただきたいと思うんです。
議長(相澤 武雄君) 磯前 武君。
5番(磯前 武君) 総理は総理の考えでしょうけれども、私としては、この道路特定財源はそもそも道路整備を推進するために道路を利用し、特に利益を受ける自動車ユーザーから負担してもらっているものであり、そういうふうなほかの目的、道路以外の目的に転用することは、私は問題だということで提出しているわけです。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君) 大事なところなんです。今は提出者のお考えをお聞きしましたけれども、私が聞いたのは、そういう考えがある中において、なお小泉首相はこれはいけないんじゃないかと、一般財源化する必要があるんでないかというふうに言っているのではないか、そのことを御存じであるのかなと思ったわけです。やはり特定財源制度は、とにかく国民の必要性からこういう道路をつくるんだという仕組みじゃなくて、道路族等がここをつくれという中で特定財源がこうあるんだから事業を起こそうということになりかねない。実際そうなってきたそのための借金をふやしたんじゃないかという、そういう思惑で、考え方でこれを一般財源化して総合的な交通安全対策とかその他に使えるようにしようという考えがあって、この特定財源制度を廃すと言っているのではないかということを提出者に確認したかったので質問したんですけれども、それで間違いないですか。
議長(相澤 武雄君) 提出者磯前 武君。
5番(磯前 武君) 私の出した意見書、じっくり読んでいただければわかると思いますので以上でございます。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議長(相澤 武雄君) これから討論を行います。討論ございませんか。(「まず、反対の討論」の声あり)討論本来だと、なしと言っているんですから、(「討論なしという前提で進めないでください」の声あり)まず、原案に反対者の発言を許します。
18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君) 意見書には3項目書かれております。その中で活力ある地域づくり、都市づくりを推進するため、この高規格線道路というのは、これはまず外して、推進するために市町村道とか生活道路を効率的に推進するのが当然だと思うんです。
それから少子高齢化社会や障害者に対する歩行空間のバリアフリー化だとか交通安全対策、防災対策等、安全で安心できる道路整備の充実を図ることは、これも当然。ところが、それに加えて、ここには高規格道路を進めよということと、道路特定財源をすべて道路整備に充当するという道路特定財源制度を堅持せよということが要望されているわけです。この制度は、これまでもずっとあったわけですけれども、あったにもかかわらず生活道路が整備されていないということで、一方ではむだな、国民に負担を負わせるような高規格道路なんかがどんどんつくられてきて借金を多くしたということです。ですから、道路整備が進まないというのは、道路特定財源制度があるかないかの問題ではなく、これまでの政府のやり方が生活道路をおざなりにしてきたということに問題があると考えます。そして、この制度は車台数の増大を引き起し、交通渋滞や大気汚染の大きな要因の一つとなったもので、二酸化炭素排出削減による地球温暖化防止の課題にこたえることはできない制度になっているわけです。そして、先ほど言いましたように多くの国の借金をつくり出した元凶です。だからこそ政府でさえ、これは廃止して一般財源化する必要があるというふうに言っているものです。ですから、到底これは認めるわけには、堅持することを主張するこの意見書は認めるわけにはいきません。
それから、この提出の仕方ですけれども、臨時議会は急施を要することということで開かれるもので、町側からは議題がこういうものということで明示されて出されます。議会側では、議運のメンバーさえこういうものが出されるということを知らされないまま、急に出されてきたわけです。こういう提出の仕方というのは、やはり議会制民主主義、そういう立場からいっても異例のことで許されることではありません。そういう議会運営のあり方に一言申したわけですけれども、臨時議会の趣旨はやっぱり(「提出のあり方についての意見は言えます、当然です」の声あり)多くの議員にこういうものが出されるかもしれないというか、そういうことも予測されると、ましてや議運のメンバーにはそういうことも知らせる、そういう意見書案なども前もって、急施を要する、まじめに考えているのであれば皆さんにお配り、前もってしておくと、十分検討の余地を与えてそしてこの議場に臨むように配慮するのが本当ではないかと思うんです。そういうことからも、提出の仕方についても賛成できませんので反対します。
議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
19番渡邊 俊一君。
19番(渡邊 俊一君) ただいまの反対討論にかわりまして、私はこの問題に対しての賛成を申し上げる立場で今からお話をさせていただきます。
一つは、都市と比べて地方の道路行政は大変おくれているというような現状があります。その中で、やはり地域間の格差をなくすために、この特定財源を利用し、この道路行政の推進を完全に進めていかなきゃないというような観点に立ち、これは必要不可欠なものであり、また、今日においては中央の方での新聞等で報告されているとおり、一般財源化にしようというような傾向が見受けられます。そういった意味で我々の地域の将来の発展のために、やはり一般財源化でなくてあくまでもこの道路特定財源を維持する中で、地域の発展を望むというような観点から立って、緊急な必要なものであるというような判断のもとに今回の意見書を提案させていただいているんだと思います。
なお、黒川4カ町村で形成されております緑未来産業くろかわ、この中にも当然地下鉄の延伸というような名目もうたわれております。そのようなものに対しても、この特定財源が使われるようなことが多々あるわけでありますから、やはり私どもの地域の将来の発展のためにはどうしてもこの特定財源が必要不可欠だということで、私は認識しておるわけであります。生活道路が未整備だというような反対の意見がございましたけれども、それならなおさら、この特定財源を必要とする中で、この生活道路の未整備を整備していかなきゃないというふうに、私は思い、この意見書に対しての賛成を述べさせていただきます。
議長(相澤 武雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより発議第5号道路整備促進に関する意見書についてを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(相澤 武雄君) 起立多数です。したがって、発議第5号道路整備促進に関する意見書については原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定いたしました。
平成17年第2回富谷町議会臨時会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。
執行部におかれましては、各議員から提出されました意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
会議を閉じます。
平成17年第2回富谷町議会臨時会を閉会いたします。
ご苦労さまでございました。
午前11時13分 閉会