更新日:2005年09月16日
第1日目 9月6日(火曜日) | ||
町長提出議案の概要説明 | ||
一般質問 | 7番 菅原傳議員 | |
1 | 8・16地震の町の対応を問う | |
2 | 終戦60年、町としての非核・平和の事業計画はあるか | |
4番 千葉達議員 | ||
1 | 総合運動公園構想について | |
2 | 富谷高校と地域の連携強化について | |
6番 今村寿議員 | ||
1 | 松森工場トラブルその後の経過と対応策を問う | |
2 | 当町のクールビズの取り組みは進んでいますか | |
3 | 若い町、富谷は出生率日本一を目指せ | |
14番 尾形昭夫議員 | ||
1 | 南富吉区画整備事業の促進を | |
2 | アスベストの使用状況調査を | |
5番 磯前武議員 | ||
1 | 介護予防支援サポーターの育成を図れ | |
2 | 明石台町道の環境美化を早急に図れ | |
13番 細谷禮ニ議員 | ||
1 | ペット保護・迷惑防止条例制定を | |
2 | 幼児・児童の虐待について | |
17番 永野久子議員 | ||
1 | 介護保険制度の真の改革を望む | |
2 | 各地域に児童センターの建設を | |
12番 佐藤聖子議員 | ||
1 | 公民館図書室蔵書をシステムつくり最大活用 | |
2 | 高齢者への配食サービスについて | |
第2日目 9月7日(水曜日) | ||
一般質問 | 3番 山路清一議員 | |
1 | 富谷町の災害取り組みを問う | |
2 | 富谷町のアスベスト対策を問う | |
11番 相澤榮議員 | ||
1 | 学校等における個人情報保護について | |
2番 齊藤きえ子議員 | ||
1 | 児童手当の支給を、所得の制限なく全員に支給できないか | |
2 | 地産地消を広めるのに、ふるさとまつりを利用しては | |
9番 安住稔幸議員 | ||
1 | 子供たちが、郷土と町政へ関心を深める施策を | |
2 | 条例や公文書等の表記等改めについて | |
18番 佐川幸三議員 | ||
1 | 知的障害者施策の“施設から地域へ”移行と対応策について | |
2 | 住民奉仕に徹した行政運営、職務執行を | |
10番 伊豆田待子議員 | ||
1 | 女性専門外来の設置を | |
承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)) | |
承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第2号)) | |
議案第 3号 | 平成17年度富谷町一般会計補正予算(第3号) | |
議案第14号 | 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
諮問第 1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |
認定第 1号 | 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 2号 | 平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 3号 | 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 4号 | 平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 5号 | 平成16年度富谷町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 6号 | 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 7号 | 平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について | |
第3日目 9月14日(水曜日) | ||
議案第 1号 | 富谷町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について | |
議案第 2号 | 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について | |
議案第 4号 | 平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 5号 | 平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 6号 | 平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 7号 | 平成17年度町営湯船沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結について | |
議案第 8号 | 平成17年度富谷町公共施設空調設備工事請負契約の締結について | |
議案第 9号 | 平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(建築本体)請負契約の締結について | |
議案第10号 | 平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(電気設備)請負契約の締結について | |
議案第11号 | 平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(機械設備)請負契約の締結について | |
議案第12号 | 指定管理者の指定について | |
議案第13号 | 指定管理者の指定について | |
第4日目 9月16日(金曜日) | ||
議案第15号 | 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について | |
議案第16号 | 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更について | |
議案第17号 | 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について | |
議案第18号 | 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更について | |
議案第19号 | 宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更について | |
議案第21号 | 損害賠償額の決定について | |
議案第20号 | 平成17年度富谷町一般会計補正予算(第4号) | |
認定第 1号 | 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 2号 | 平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 3号 | 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 4号 | 平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 5号 | 平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 6号 | 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 7号 | 平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について | |
閉会中の各委員会調査について | ||
決算審査特別委員会 | ||
第1日目 9月9日(金曜日) | ||
認定第 1号 | 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について (議会事務局、総務課、財政課、税務課、会計課) |
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第2日目 9月12日(月曜日) | ||
認定第 1号 | 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について (町民課、保健福祉課、生活環境課、教育委員会) |
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第3日目 9月13日(火曜日) | ||
認定第 1号 | 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について (経済振興課、都市整備課、上下水道課) |
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認定第 2号 | 平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 3号 | 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 4号 | 平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 5号 | 平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 6号 | 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 7号 | 平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について |
平成17年9月6日(火曜日)午前10時00分開会
第 1 | 会議録署名議員の指名 | ||
第 2 | 会期の決定 | ||
第 3 | 一般質問 | 7番 菅原傳議員 | |
1 | 8・16地震の町の対応を問う | ||
2 | 終戦60年、町としての非核・平和の事業計画はあるか | ||
4番 千葉達議員 | |||
1 | 総合運動公園構想について | ||
2 | 富谷高校と地域の連携強化について | ||
6番 今村寿議員 | |||
1 | 松森工場トラブルその後の経過と対応策を問う | ||
2 | 当町のクールビズの取り組みは進んでいますか | ||
3 | 若い町、富谷は出生率日本一を目指せ | ||
14番 尾形昭夫議員 | |||
1 | 南富吉区画整備事業の促進を | ||
2 | アスベストの使用状況調査を | ||
5番 磯前武議員 | |||
1 | 介護予防支援サポーターの育成を図れ | ||
2 | 明石台町道の環境美化を早急に図れ | ||
13番 細谷禮ニ議員 | |||
1 | ペット保護・迷惑防止条例制定を | ||
2 | 幼児・児童の虐待について | ||
17番 永野久子議員 | |||
1 | 介護保険制度の真の改革を望む | ||
2 | 各地域に児童センターの建設を | ||
12番 佐藤聖子議員 | |||
1 | 公民館図書室蔵書をシステムつくり最大活用 | ||
2 | 高齢者への配食サービスについて |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
平成17年第3回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から、平成16年度富谷町各種会計決算の認定など事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますよう期待いたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
本日は多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて静粛を保ち傍聴されますようお願い申し上げます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成17年第3回富谷町議会定例会を開会いたします。
最初に、提案理由を含め、町長よりあいさつを求めます。若生町長。
町長(若生 照男君) おはようございます。
本日、ここに平成17年第3回富谷町議会定例会を招集いたしましたところ、議員皆様方にはご多用中にもかかわらずご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。また、日ごろより町政運営万般にわたりご指導とご協力をいただいておりますことに対し、心から謝意を申し上げるものであります。
また、本日は行政区長さん方が大勢お見えになっておられます。この場をおかりし、日ごろのまちづくりへのご協力と、町内会活動を通じてまちづくりに多大なご貢献をいただいておりますことに深甚なる感謝と敬意を表するものであります。ありがとうございます。
特に、一昨日開催予定いたしておりました町民体育祭につきましては、天候のためとはいえ、あのように中止になってしまいました。大変、準備されておった方々、会長さん初め心から大変申しわけない思いでいっぱいであります。そういう中にありましても、町内会の中には町内会のミニ運動会という名にかえて実施というか、集いを催したというお話なども伺っており、大変感謝を申し上げますとともに、ご苦労さまでありましたと申し上げたいと思います。
また、現在、台風14号が北上しており、被害がないことを皆様方とともに、ひたすらお祈りするばかりであります。
また、大変ご心配をおかけしてまいりました通称松森工場の全炉停止期間につきましては、各町内会でも大変なごみの減量に対し積極的に取り組んでいただきまして、無事にこの難局を乗り切ることができまして本稼働に入ったこと、これを機会に、さらに分別を徹底し、ごみの減量に努めてまいりますので、今後ともご協力のほどをよろしくお願いを申し上げるものであります。
また、去る8月16日の宮城沖地震に際しましては、直ちに役場内に特別警戒本部を設置をし、町内のパトロールや、ひとり暮らしの方々の安否確認に出動、さらに各町内会長さんのご協力等をいただきながら連絡をとり、町内の無事故を確認させていただきました。
町内の施設につきましては、スポーツセンターアリーナの天井パネル10枚が落下いたしました。復旧はしたものの、泉区のスポパーク松森を教訓に、今後、皆様方に安心してご利用いただけるよう耐震補強を図ることにいたしました。したがって、大変残念でありますけれども、恒例の敬老会やマーチングフェスティバルも中止することを余儀なくされました。これまで準備にあたられてきた皆様方、また参加を楽しみに待っておられた皆様方に多大のご迷惑をおかけすることになり、心からなるおわびを申し上げるものであります。
また、本年は5年に一度の国勢調査の年であります。将来の指針を決定する上で重要な調査であり、町民皆様方のご協力を切にお願いするものであります。本町の人口も先月4万2,000人を超え、ますます元気な町に、そしてゆとりのあるふるさとづくりを実感していただける町に努めてまいる所存でありますので、なお一層のご支援、ご協力をお願い申し上げるものであります。
さて、平成16年度一般会計ほか各種会計の決算につきましては、三位一体改革に伴う地方交付税の大幅な減額で厳しい財政状況ではありましたが、節約に徹しながら予定した事業が順調に進捗いたしましたことは、議員各位を初め町民皆様方の町政に寄せられたご支援とご協力のたまものであり、心から感謝を申し上げるものであります。
それでは、今回提案しております議案などについて、その概要をご説明を申し上げます。
議案第1号富谷町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定については、地方自治法施行令第167条の17の規定に基づき複数年契約を締結することができる具体的内容を定めるものであります。
議案第2号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正については、乳幼児医療費の助成制度が平成17年10月1日以降の診療分より宮城県内全市町村が一斉に現物給付制を導入することに伴い所要の改正を行うものであります。
議案第3号平成17年度富谷町一般会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれに9,005万5,000円を追加し、総額を81億6,608万1,000円とするものであります。
議案第4号平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれに1,423万1,000円を追加し、総額を15億8,623万1,000円とするものであります。
議案第5号平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれに5,664万円を追加し、総額を23億2,796万3,000円といたすものであります。
議案第6号平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれに1,598万1,000円を追加し、総額を10億1,341万6,000円とするものであります。
議案第7号は、町営湯船沢住宅建替工事請負契約の締結をすることについて議会の議決をお願いするものであります。
議案第8号は、富谷町公共施設空調設備整備工事請負契約の締結することについて議会の議決をお願いするものであります。
議案第9号から議案第11号までの平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事については、富谷町立成田小学校の新設に伴い、建築本体、電気設備及び機械設備の各種請負契約の締結することについて議会の議決をお願いするものであります。
議案第12号及び議案第13号については、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者の指定をしようとすることについて議会の議決をお願いするものであります。
議案第14号は、教育委員会委員が本年9月30日をもって任期満了となることから、教育委員会委員の任命について議会の同意をお願いするものであります。
議案第15号から議案第18号まで、市町村合併が行われることに伴い、宮城県市町村など非常勤職員公務災害補償など認定委員会及び同審査会を共同で設置する地方公共団体の数の増減及びそれに伴う規約の変更について関係地方公共団体の協議を行うため議会の議決をお願いするものであります。
議案第19号は、組合を組織する市町村の規定について明確化を図るため、宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合の規約を変更することについて関係地方公共団体の協議を行うため議会の議決をお願いするものであります。
諮問第1号の人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、現在の委員が本年12月31日をもって任期満了となることから新たに候補者として推薦をするものであります。
承認案件につきましては、議会を招集するいとまがなかったため、平成17年度富谷町水道事業会計、一般会計の補正予算を専決処分させていただいたものであります。
次に、認定第1号から認定第7号については、平成16年度一般会計ほか各種会計の歳入歳出決算について、監査委員の決算審査意見書並びに主な施策の成果及び予算執行の実績概要を記した行政実績報告書を付して議会の認定をお願いしようとするものであります。その概要をご説明申し上げます。
認定第1号平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてでありますが、決算規模は庁舎建設をした平成14年度に次ぐもので、前年度に比べ歳入で31%、歳出で35.5%の大幅増となりました。
まず、歳入中、内訳を見ますと、決算額112億5,003万6,791円のうち町税が49.3%を占め、金額では前年度より18億3,739万円の増となり、特に法人町民税の伸びが大きく、そのことで平成17年度の普通交付税が不交付となるに至っております。地方交付税と地方特例交付金は合わせて17億6,127万3,000円と前年度よりさらに減となっております。
国庫支出金では成田中学校建設事業、富谷小学校大規模改修事業に対する補助により前年度に比して48.4%増となっております。
町債についても、成田中学校建設事業へ充当するため新たな借り入れを行っておりますが、借入額よりも元金の償還が大きかったため、町債残高については前年度を下回っております。歳出については、決算額106億3,806万3,305円のうち、人件費、扶助費、公債費の義務的経費が全体の36.3%を占めております。うち、公債費においては減税補てん債満期一括償還があったこともあり14.9%となりました。投資的経費については、成田中学校建設事業や富谷小学校大規模改修事業により構成比が18.4%、金額にして19億5,823万9,000円と前年度より60%近い増額となっております。
そのほかの経費については、平成17年度の普通交付税不交付へ対処するため財政調整基金への積み立てや企業立地促進奨励金などの増により対前年度比43.5%の増、構成比で45.3%になったところであります。
以上、歳入歳出の概要についてご説明申し上げましたが、歳入歳出差し引き6億1,197万3,486円で、そのうち翌年度に繰り越すべき財源が9,026万9,000円あることから実質収支では5億2,170万4,486円となり、地方自治法第233条の2の規定により2億7,000万円を財政調整基金に積み立て、残りを平成17年度へ繰り越すことにいたしたものであります。
認定第2号は、平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするものであります。歳入歳出差し引き1,423万2,468円全額を平成17年度へ繰り越すものであります。
認定第3号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出の決算の認定をお願いをするもので、歳入歳出差し引き7,637万1,987円のうち財政調整基金に3,900万円を積み立て、残りを平成17年度へ繰り越すものでございます。
認定第4号は平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差引額811万4,893円全額を平成17年度へ繰り越すものであります。
認定第5号は平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、
歳入歳出差し引き2,178万1,736円のうち1,100万円を介護給付費準備基金に積み立て、残りを平成17年度へ繰り越すものといたしたものであります。
認定第6号は平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き額352万4,859円全額を平成17年度へ繰り越すものであります。
認定第7号平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定をお願いするもので、第3条予算の収益的収入及び支出では、事業収益が9億1,677万7,735円で、前年度と比較し8.6%の増額となりました。これに対し事業費は9億254万2,843円となり、前年度と比較して4.8%の増額となり、その結果1,423万4,892円の純利益が生じたところであります。この純利益から前年度繰越欠損金に89万7,683円を差し引いた1,333万7,209円を減債積立金と利益積立金に積み立て処分をいたすものであります。今後もできる限り企業努力を図り経営の健全化に努めてまいりたいと思います。
以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案の審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り、全案件ご可決、ご同意いただきますようお願いを申し上げます。
議長(相澤 武雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、説明員の出席要求ほか関係資料については、事務局にて保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸般の報告を終わります。
議長(相澤 武雄君) これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、14番尾形 昭夫君、15番小野進君、16番浅野幹雄君の3名を指名いたします。
日程第2 会期の決定
議長(相澤 武雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から9月16日までの11日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から9月16日までの11日間に決定いたしました。
本日は大分蒸しますので、暑い方は上着を脱いで本会議に臨んでいただいて結構であります。
日程第3 一般質問
議長(相澤 武雄君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。7番菅原傳君。
7番(菅原 傳君)おはようございます。
私は、8・16地震の対応問題と終戦60周年の節目の町としての取り組みの2点について質問をいたします。
今回の地震は震度6弱でありましたが、約30秒間、南北揺れと上下動で非常に強い地震でありまして、東京などでは6分間ぐらい振動が続いたというふうに報道されております。震度は1978年の規模に近いものでしたが、想定されている宮城県沖地震とは別のもので、やはり宮城県沖の大地震は別に起きると予告をされております。それにしても大きな被害がなかったことはよかったと思います。今回の地震の経験を生かして今後の防災体制を一層強化する必要があると考えます。
そこで伺いますが、今回の地震が起きた後の対応について、防災マニュアルに基づいて初動体制があったと思いますが、対策緊急会議、被害状況の把握、出動体制、救護体制などどのような手だてで進められたのか、その動きについてお伺いをしたいと思います。
次に、被害状況について、人的、物的に実態把握のための調査はどうであったのか。調査の機構体制はどうなっているのかを伺いたいと思いますし、また町として町内のパトロール体制などはやられたのか、伺いたいと思います。
第3点としまして、実際の被害はどうであったのか。議場やスポーツセンターの天井落下など私も調査をしましたが、その他はどうなのか、そしてその原因は何なのか、泉の松森のスポパークの天井破損のような構造的な欠陥からきているのか、そうでないのか、伺いたいと思います。
町内の学校の屋体、公民館、武道館の大ホールなどの天井などは心配がなかったのかどうか、この点についてもお伺いをしたいと思います。
今後の大地震が予想されますので、それに備えて至急点検すべきものがあるのではないかというふうに考えますが、その計画について伺いたいと思います。
また、耐震工事問題で、富谷小学校は現在工事中でありますが、あすにも起きる大地震を想定しますと、次の予定されております富谷中学校の耐震問題については、なるたけ早目に補強作業を行う必要があると思いますけれども、この件について町としてはどう対処するつもりなのか、お伺いをしたいと思います。
また、今回の地震は夏休み中であったので問題は出ませんでしたが、在校中の、いわゆる授業中の地震の場合には児童生徒の避難を冷静に誘導しなくてはなりませんけれども、ややもすると恐怖心が先に立って事故が起きかねません。特に小学校、中学校は3階校舎もあるわけでありますので、校庭に出るまでの間はかなりの時間を要すると思いますけれども、それについての訓練はされていると思いますけれども、地震突発の際の指導、誘導について再度お伺いをいたしたいと思います。
以上4点について質問いたしましたが、あすにも起きるかもしれない大地震に対して、備えあれば憂いなしの体制の一層の強化を要望しますけれども、町長の構想のほどを再度お伺いをしたいと思います。
さて、ことしは終戦60年の節目を迎えております。誤った戦争で何もかも失った8月15日のあの日のことは、私も小学校の教員でありましたけれども、今も鮮明に脳裏に残っております。そして、平和のありがたさをこのときほど心の底から感じたことはありませんでした。ことしの8月15日に小泉首相は、「かつて植民地支配の侵略によって多くの国々、とりわけアジアの諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。改めて痛切な反省とおわびをし、二度と戦火を交えることなく世界の平和と繁栄に貢献していく決意です」と談話を述べられました。10年前の村山首相の談話とほぼ同じ内容でありますけれども、この小泉首相の談話に対して私たちも高く評価をしたいと考えます。小泉首相がこの談話のとおり努力することを期待したいと思います。
ことしは被爆と終戦の60周年で、各地で平和に関する行事が取り組まれました。東京、大阪、広島、長崎、沖縄など、また仙台でも仙台空襲の写真展が開かれ、県内の気仙沼、古川、小牛田などでも催しが行われております。
私たちも富谷町で東京大空襲のアニメ映画「あした元気になあれ」の上映を行い、高齢者の皆さん、親子連れの皆さんなど家族ともども250人の方々に見てもらいました。また、「激動の昭和写真展」を中央公民館で行い、500人近くの方々に見ていただきました。
ところで、我が富谷町として、この60年の節目に戦後60年にちなんで何か計画されていることはあるのでしょうか、伺いたいと思います。
また、歴史の風化が言われている中で、学校教育や生涯教育の面においてどのような、広島、長崎、あるいは終戦の日など8月を中心としたいろいろな諸行事について扱っておられるのか、この点は教育長にもお伺いをしたいと思います。
提案でありますけれども、例えば戦没者の慰霊の集いがやられたのでありましょうか。60年の節目とは、還暦60年と言われているように大切な区切りの年であります。10年後に戦後70年がありますが、恐らく戦争の歴史は現在よりももっと風化されていると思います。富谷町議会は平成14年9月の議会で「非核平和宣言の町」の決議を行っております。そこで提案があります。
この60年の節目に、議会の決議を生かしながら町民の願いの具体化として永久平和を祈念する「平和の碑」をこの庁舎敷地の一角に建立をし、平和を願う町民と次代を担う子供たちの幸せを祈るあかしとして、ぜひ実現されるよう町長に求めます。
今や世界は戦争のない平和への流れが大勢となっております。その決意を込めたこの平和のシンボルとして「平和の碑」の実現を強く求めまして私の質問を終わります。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) お答えいたします。
第1点の地震にかかわる件でありますけれども、ご案内のとおり、8月16日12時4分前に起きたわけでして、直ちに特別警戒本部を設置いたしました。特別警戒本部は午後1時と午後4時の2回を開催し、その後、安定してきましたので、4時以降は警戒本部に切りかえ、警戒本部会議を午後5時15分に開催し、被害状況の把握と対応を協議したところであります。
その間、本部を設置し、総務課初め6班の町内に巡視する班を出動したところで、もう6班は福祉課を中心にした、ひとり暮らしを初めとした安否確認、都合12班の編成で対応したのがこの日の実態であります。 それから、被害状況については、先ほどお話しありましたように、スポーツセンターの天井パネル10枚の落下がありました。それから、武道館が、落下まではいたしませんでしたけれども、3枚のゆがみと申しますか、そういう状態がありました。それから、第2給食センターのストレージタンクのパイプに亀裂があった。それから、役場の議場のエンパイプと申しますか、これの地震のとき揺れてほしい分の移動の分のペンキがはがれて青色が出て、揺れのためにペンキが少々落ちたという形であります。それから、富谷中学校の屋上高架タンクのパイプに亀裂を見ました。こういう被害の状況でありました。
それから、住民の人的災害についてはございませんでした。
それから、通信体制の状況も、防災無線、使い始めて訓練してまいりました衛星携帯、事務系のネットワーク、そういうので動いたところであります。
それから、一般との加入状況に支障が、つながりにくくなった、一部あったこともあります。でも、あれぐらいの震度にしては、まずまずつながった分かなと、このように掌握しているところであります。
それから、ついでに申し上げますけれども、安否対象の人数は212名を対象にして調査させていただいたところであります。
それから、スポーツセンター、それから武道館については、揺れ、2年前に国の方で、県段階、政令市までは助言という形で、いわばつり天井に補強を助言あった方がいい、こういう通達でなくて助言が県まで。したがって、県では市町村まで通達、助言もなかった、一部専門業者には指導があったということでありました。したがって、初めてその必要性を我々が市町村でもわかったわけでして、スポーツセンターと武道館については、その補強を行った方がいいという専門家の、早速依頼をして調査した結果、出てまいりました。したがって、今議会にそのご相談を申し上げる予定であります。その他、富ケ丘公民館のホールについては、過去にそういう落下の規定もないし、補強の必要性あるけれども早急でもないという今状況で、技術屋の調査であります。したがって、専門業者に今依頼調査をしているところで、その結果によって補強するかしないか決断したい。その他については、揺れどめ、そういうことについては必要性が今のところ出てこない、こういう状態であります。
それから、学校の耐震急ぐべしということでありますけれども、これまさにそのとおりでありますけれども、今までの準備体制の中で粛々と耐震状況を進めてまいりたい。ただ一つ申し上げておきたいのは、富谷の中学校関係は、今耐震補強すべしという国の指導、もちろん我々もそう思い込んでおりますけれども、経過年数からすると決して富谷は、安心はしておりません、安心はしておりませんけれども、国全般で言っているほど古くはなっておりません。だけれども、町としては粛々と予定に従って耐震の補強準備を進めてまいりたい、こういうふうに考えておるところであります。
それから、第2点の終戦60年、まさにそのとおりの年であります。
まず最初に、富谷町で遺族会を中心に、よその市町村では隔年とか何年に一度という慰霊祭をしてまいったわけでありますけれども、終戦50年まで休みなしにやってまいりました。終戦50年を境に4年に一度にしようという遺族会の申し合わせ事項があって今日に至っているところであります。したがって、60周年ということで慰霊祭とかそういうことは町としても特別行事としては考えておりません。また、遺族会としても、そういうことを考えていないようであります。ただし、宮城県主催の60周年追悼式には本町の遺族会からも代表が参画し、平和を祈りたいと、また慰霊をしたいという形になっておるところであります。
それから、議会で議決したものが最大の私は平和への道しるべだと思っております。したがって、そこまで平和を嫌う者は人類社会にないと思っております。この世に生を受けた者は全員が核を認めないし、平和を願っていると私は思っております。したがいまして、ここで物的なもので、議員おっしゃるようなものの建立は今のところ準備も考えていないところであります。
また、心の支えとして我々はこれは次の世代へ語り続けていかねばならない。過般も報道でありましたけれども、意外と家庭でも語られていなくなってきたという意識調査の数値なども報道であったのを見て非常に残念に思って、改めて物的よりも精神的にもっとそういうものを、学校現場はもちろん必要かもしれませんけれども、国民的な課題として持ち続けていかねばならないと思っておるところでありまして、議員おっしゃるとおり、平和への願いは一つも変わっていないと思っております。以上です。
議長(相澤 武雄君) 7番菅原 傳君。
7番(菅原 傳君) 地震の問題について、いろいろ初動体制について適切にやられておりましたので町民としても安心をしましたけれども、一つこのマニュアルを十分生かして、今後のいろいろな大地震とか防災体制に備えていただきたいというふうに思います。
そこで、ちょっと質問なんですが、被害が起きた場合に、今回はほとんどありませんでしたからいいんですけれども、どういう被害が起きたのかというのを調査する機構があるのかないのか、ちょっと説明がありませんでした。これはやはり被害の状況を把握するというのは非常に大事な町としての対応であるというふうに思いますので、その調査、パトロール等も含めて調査をどのようにやるのか、例えばけがをした人はどれぐらい、どこにあったのか、建物の崩壊はどうなのか、土手の崩壊はどうなのか、いろいろあると思いますけれども、そういうものをパトロールだけではなくて、やはり実際に調査の組織があって、そこのところでいち早く調査をして、被害はこんな状況だというのを早目に集約をして対応する必要があると思うんですね。そういう意味では、そういった調査の組織はあるのかないのか、その辺について、まずお伺いをしたいと思います。
それから、2番目に、いろいろ天井が落っこってきたという原因でありますけれども、先ほどの説明では、国の方から指導があって、その指導のとおりやったというふうな話に聞いたんですけれども、そうすると構造上の欠陥ということになってくるわけですが、そういうような建物というのが、このスポーツセンターとか、あるいは武道館以外にもほかにあるのかないのか。この議場もそうでありますけれども、私が見たときに、ここの柱全部、上の方が青くなって露出しておりましたけれども、これは大変なちょっと被害だなというふうに思ったんですが、これは構造的なのか、あれぐらいの地震で、例えばこの議場の場合に、ほとんどの柱の上の方がやられるということになってくると、本格的な地震が来た場合にこれは大変な事故につながるのではないかというふうに思うんですが、そのような構造的な欠陥なのかどうか、その辺をちょっともう一度説明をしていただきたいと思います。
それから、富谷中学校の耐震問題については、国とは別に、やはりなるたけ早急にというふうなお話がございました。全くそのとおりでありますけれども、いつ起こるかわからない事故で心配がある建造物については、いち早くやっぱり耐震の工事をやるというのが求められているんですけれども、これはことしじゅうにやるということは無理なのかどうかわかりませんけれども、ちょっともう一度、来年度からやるという意味なのか、あるいは17年度の年度中途からやるということなのか、ちょっと再度この点はお伺いをしたいと思います。
それから、子供たちの避難の問題について先ほど質問したけれども、ちょっと詳しいお答えはありませんでした。これやっぱり教育長の方に聞いた方が詳しいように思いますので、多くの子供を抱えて、しかも大人とはまた違った、冷静さを失うというふうな状況もいろいろ出てくると思いますから、事故の起こらないように、3階とか2階とか、誘導しながら適切に子供たちに障害のないように校庭の方に避難をさせるというのが非常に大事な問題でありますけれども、この点、いろいろ訓練はされていると思いますけれども、ちょっとどのような状況なのか、あわせて伺いたいと思います。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) このぐらいの地震で、あれほど大きかったと私は思っております。 最初に1番、今ここにおりますから、そっちから申し上げますけれども、議場のあれは、専門の技術屋から申し上げると、先ほど申し上げましたけれども、地震のとき揺れる場所、それが2ミリで動くように空間があった、その分にペンキが白の下地で青、あの色があって、その色が、揺れたわけです、震度4ですから、ここは、富谷は4ですから、この庁舎にある震度計で4であります。同じ町内でも4以上揺れたところもあるかもしれませんし、ないかもしれません。とにかく役場庁舎内、一番近いところで4、その2ミリの空間の時の移動の摩擦があの色を出したということであります。したがって、安心も何もしておりません。ただ、そういう実態で、目視したときは非常に色が出てきたのでびっくりしましたけれども、技術的な把握としてはそういう状態でありました。
それで申し上げます。状況の把握は、ただ職員が乗って町内を目視で回るわけではありません。それなりの調査票があります。そういうものに全部記入し、そして状況によっては現場から本部の方に絶えず連絡をとる、こういう体制本部と絶えず現場との連絡、そしてそれも調査、かなりの項目にわたって記入できるようになっております。それは防災計画の中に職員たちが所定の手続で迅速に動くという形をとっているところであります。
それから、スポーツセンター並びに武道館、指導でないんです、助言になんです。それから欠陥でないんです。つくったときは、その助言も何も構造上、スポーツセンターにも武道館にも、それから富ケ丘公民館にも、そういうものの設計基準はなかったんだそうです。したがって、一昨年の十勝沖地震のときに、十勝沖地震を受けて国の方で技術的助言という形で国から県段階と政令市まで助言をしたと。それが県段階で専門家である設計業者などに、団体に助言をしたということでありますから、なぜ我々市町村にに出してこいなのということに対して、通達でないの、それから基準でないのということでありました。したがって、私たちは隣の町でああいう事故が起きたものでありますから、安全を見るために、このたび早急に、その助言をもとに、現実として震度4でああいうことがありましたので耐震補強をしたいということであります。
それから、学校関係については、3校、耐震補強の学校にありますんでして、これは相当の数字が出て、お金的数字が出てくるはずだと思いますので、新年度で設計調査をし、そして順次進めてまいります。それは安全、安心のためにはということになりますけれども、安全、安心ももちろんでありますけれども、それをどのように数値をつくっていくかも一緒に考えていかねばなりませんので、新年度に向かってそういう形をとりあえず考えているところであります。非常にこの間の地震は参考にしていかねばならないと考えておるところであります。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君) それでは、地震発生時の学校における避難誘導訓練状況等のかかわりでお話し申し上げます。
町の防災指針により、あるいは県教委からの指導によって避難訓練を各学校実施しております。そして、各校ともかなり綿密に防災訓練を実施しながら避難誘導のための関係者の資質の向上に努めておる現状です。
なお、具体的には、学校におきましては最低年2回、さまざまな想定のもとに避難訓練を行っております。その中で、まず安全確保した後、校庭に避難、そして安全確保の後の保護者との安全確認の連絡、それから引き渡し、そこまで訓練の中に入れて実施しております。
なお、保護者からの安全確認への対応の一つとしてNTTの災害用伝言ダイヤル171の活用を今度の地震を契機としまして町内校長会で導入の協議に入ったところであります。情報が整い次第、その面の避難訓練にも取り入れていきたいと思っておりますし、なお一層児童生徒の安全確保のために訓練を続けていきたいと思います。以上です。
議長(相澤 武雄君) この際、11時15分まで休憩いたします。
午前11時00分 休憩
午前11時15分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。7番菅原 傳君。
7番(菅原 傳君) それでは、終戦60周年の件について再度ご質問いたします。
町長の発言にありましたように、平和は世界人類共通の大事な課題だというふうなお話しありまして非常に意を強くしたわけですけれども、ただその後のご答弁で、平和の碑についてはちょっと今のところ念頭にないというふうなお話がございました。これ全国的にもそうですけれども、我が県内においても仙台市にも「平和の母子像」ありますし、気仙沼、古川、小牛田町にも非核平和宣言のまち、都市として記念碑が建てられております。そういう意味から言うと、議会決議もありますし、町民の願いも大方そうだと思いますけれども、そういう意味で、この節目に何かの一つの形として残して、富谷町民の決意のあかしとしてつくっておく必要があるのではないかというふうに思うんですが、それで町長は多分予算的な面でかなりびびっておられるのかなと思ったんですけれども、私が言いましたのは、平和の碑というのは石でつくるやつですから、そんなに1,000万円も2,000万円もかかるお金ではないわけです。強いて言えば100万円から200万円ぐらいで済むんじゃないかというふうに思うんですが、そういうふうなもので、しかも歴史的に残る非常に貴重な碑でございます。そういう意味では、ことしじゅうにでき上がれば一番私もいいと思っているんですけれども、ことしでなくとも来年とか、60年の節目の近いところで、ぜひこういうものをつくっていただいて、子供たちの後世にも伝えていくようにしたいというふうに思います。
それで、この碑については、もう70年、さっき申し上げましたけれども、かなり風化してくるだろうというふうにも思います。そういう意味では、今60周年の節目でつくるというのが非常に適切な時期だというふうにも思いますし、そういう点では、極端に言うと後がないと、今やっぱりつくっておかないとというふうな思いもありますので、ことしとは申し上げませんけれども、ことし、来年中にぜひその構想を立てて、年次計画でもいいですからやっていただければ大変ありがたいと思いますので、町長に再度その点、お伺いをしたいと思います。
それから2番目に、学校教育とか生涯教育の中で非常に大事な視点だと思いますけれども、この平和の問題について、もちろん教科書にも載っております。この間、NHKの街頭の公開テレビ聞いておりましたら、「8月15日はどんな日ですか」と若者の方に聞いたんですが、「お盆の日でしょう」というふうにあっさり答えて、それでちょんになってしまったんですね。お盆の日であることは間違いないんです。しかし、8月15日と言えば、やっぱり頭の隅に日本の終戦の日、多くの方々が犠牲になった日というふうなことは毎年テレビでも放映されるわけですから、武道館でやる慰霊について、その点はぜひとも今の子供たちにも覚えておいていただきたいと。
あわせて、例えば7月10日の仙台空襲、これは仙台の市教委では指導やられておるようでありますけれども、そういったような問題なり、あるいは広島とか長崎は今国際的な共通の悲願になっておりますので、そういう面も教える必要があるのではないかと。
もちろんさっき申し上げましたように教科書では教えてはおりますけれども、夏休みに入る前あたり、夏休み中の大事なポイントのところだけは指導をしてやると。広島では8月6日に学校に全部登校して平和問題についていろいろ話し合いをするということにもなっているようです。長崎もそういったような状況があるようですが、そういうことで一つ学校教育の位置づけにおいても、平和を大事にする、命を大事にするということをぜひ指導すべきではないかというふうに思いますので、この辺は教育長にお伺いをしたいと思います。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) 非常に議員、建立、意を尽くされているようでありますけれども、先ほど申し上げましたように、宣言ということが私は何よりも重いと思っております。そこまでは私は皆等しく思って、町民等しく思っておると、人類等しく思っておると思っております。そこから先の物的建立については、いろんな意見の分かれるところでありまして、私は今取り組むようには考えておりません。今までも、先ほど申し上げましたけれども、遺族会などを初め、よその市町村休んでも富谷ではずうっと50年間続けて持ち続けてまいりました。それが非常に精神的に私は大きな平和への力になってきたなというふうに思っております。それで4年に一度だけも、また再確認し合う、こういうことも大事だと思っております。したがって、今それを建立するということは考えていないところであります。
特にセイジに達しますと2007年という言葉がよく出てまいります。平成19年、走れ、走れの人たちが戦後っ子が定年と現役と二つに分かれます。そこから私は10年間ぐらいというのは非常に日本国民の中で、あの年代層の人たちの日本の国づくり、取り組む姿勢、もう既にいろんな形での、その年代が日本を指導している方々が大半でありますけれども、名実ともに数といい、戦後ずうっと走ってきたその戦後っ子の人たちの現役と退職者に分かれたとき、平和への取り組みを私は大きな期待の心で待っているところであります。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君) 平和の教育ということで、8月15日の取り組みということで学校教育等でご質問いただきましたけれども、直接8月15日の終戦記念日につきましては、むしろ家庭教育の領域で、家庭の方で主体的に取り組むというふうな押さえ方をしております。
ただ、学校における平和教育ですけれども、学習指導要領の総則に示されてありますように、豊かな心を持ち、民主的な社会及び国家の発展に努め、進んで平和的な国際社会に貢献し、未来を開く主体性のある日本人を育成するという学習指導要領に示されておりますので、その理解と実践に向けて粛々と学びを進めていきたいというふうに考えております。なお、社会教育、いわゆる生涯学習におきましては、世界の平和と人類の福祉に貢献するという日本国憲法に沿って、学校教育等で学習した平和の大切さの教育をサークル等、あるいは団体等の主体的な学習でさらに発展させ、平和の大切さをつないでいきたいというふうに思っております。
以上です。
議長(相澤 武雄君) 次に、4番千葉 達君。
4番(千葉 達君) 最初に、総合運動公園構想について。
人口5万人に近づいている我が町での陸上競技者及び愛好者絶対数はかなり多いものと考えられます。県内旧61カ町村での陸上競技場保有町村は9町であり、今春合併した栗原市では、旧築館町に第3種公認コース、旧栗駒町の未公認、合わせて二つのトラックを保有されております。ちなみに、毎年郡内中学校陸上競技大会を実施している大和町の陸上競技場は第4種公認コースということであります。
郡内中学校において大和町は、再来年、3中学校が吉岡中に併合され、宮床中と2校のみになります。大郷町も明星中、大松沢中が合併になり1校となる予定で、大衡村の大衡中、郡内他町村合わせて4校だけとなる予定であります。
それに対し、我が町だけでも5校あり、せめて第4種公認400メートルトラックができれば、一般競技者の利用、郡内はもとより町内5校による中学校陸上競技大会、また小学校6校による小学生選抜競技大会、そしてレベルの高い指導者による競技指導、合同練習、記録会等々さまざまな企画が想定されてきます。
近年、野球にまさるとも劣らないサッカー人口がふえており、少年スポーツサッカー団を初め成人チームまで含めると町内には数多くのチームがあると考えられます。サッカーは比較的スペースがあればできるという感じにも受けますが、少しでも整備されたグラウンドでプレーしたい願いはみんな一緒だと思います。
陸上競技場は、サッカー及びラグビー競技にも併用されることが多く、双方の競技人口の多さからしても必要とされるものと考えます。
春から秋の季節にかけての土・日・祭日、総合運動公園のグラウンドは、町内はもちろんのこと、少年スポーツ野球チームが県内各地から集まり、懸命にプレーに集中し、歓声を上げ、保護者とともに楽しい時間を過ごしている光景をよく見受けられます。C、Dグラウンドで4面とれ、バックネット、ダッグアウトつきのA、Bグラウンドを同時に使用すると6面になり、大きな大会も可能であり、我が町総合運動公園は少年スポーツ野球にとっては格好の場所で、県内でも有数のところと聞いております。中学、クラブ、社会人チームの各種大会となると、我が町のグラウンドでは物足らず、他町村の野球場を使用する状況であります。我が町にも専用野球場があってしかるべきところであります。
宮城県にはサッカーにおいて「ベガルタ仙台」、野球は「楽天ゴールデンイーグルス」のプロチームが存在し、県民の気持ちを沸かせております。
再来年平成19年に全国中学校体育大会の陸上競技、体操、ソフトテニス会場として宮城県が指定されております。
ことしから「仙台ハーフマラソン大会」が格上げされ「国際ハーフマラソン大会」と改称されました。また、昨年まで大阪で実施さていた、伝統ある「第23回全日本大学女子駅伝大会」が本年11月27日に仙台市で開催されることが決定し、今後も継続されるとのことであります。
世界レベルでは、東京都が北京オリンピック大会の次の次、要するに西暦2016年のオリンピックの開催地として立候補したいと表明した報道記事を目にしました。
旧61カ町村においてだけでも、陸上競技場9、野球場56、サーカー場7、ソフトボール場2、武道館20の施設実績を見るときに、人口的にもトップクラス、自立し、市昇格を目指そうとしている我が町、庁舎、中学校、小学校と相次ぐ建設とはいえ、スポーツ行政推進を決してないがしろにしてはならないと強く主張するところであります。よって、富谷町総合計画に基づく総合運動場構想の陸上競技場兼サッカー場建設、そして専用野球場建設計画に着手する時期と考えますが、町長の見解を伺います。
次に、富谷高校と地域の連携強化について。
我が町に県立高校を誘致しようと、現町長を初めとする関係者のたゆまぬ努力の結果、平成3年12月、学校設置決定、平成6年4月、開校の運びに至って、もうはや10年を経過しております。今でこそ人口4万2,000人、世帯数1万3,600世帯でありますが、その当時の平成5、6年ごろは、人口3万人弱、世帯数8,000強でありました。開校当時、町内中学校に毎年550名前後の卒業生のうち富谷高校への入学者比率は定かでありませんが、本年平成17年度入学者は、卒業生528名に対し71名、13.44%、昨年度は66名で13.36%、一昨年度、現在、第3学年は67名で12.59%であります。また、富谷高校本年度4月在籍者914名に対する町内中学校出身者は204名で全体の22.3%を占めております。以上、これらの数値をどのようにとらえ、どう評価してよいのか、私には判断しがたいところであります。
富谷高校運動部活動は盛んであり、全校生の55%の500名が21あるいずれかに入部し、活動されているようであります。文化部も、部、同好会、サークルを含めますと21あり、それぞれ発表会、または大会等に出場、参加しているようですが、特に吹奏楽、合唱部の定期発表会は、イズミティ21、あるいは青年文化センターを会場として使用しております。なぜなのか。聞くところによれば、「特別理由はないと思います。最初に開催された場所がイズミティ21、青年文化センターであったから現在も継続していると考えます」ということであります。
成田公民館ができるまでは客席つきの施設が我が町になかったわけで、また校長先生は現在5代目、2年か3年しか在籍しておらず、地元我が町を理解する時間が不足していたと考えます。
現在、富谷高校と地域の交流は、「とみやマーチングフェスティバル」への参加、3月中旬に成田公民館を会場としての第1学年、第2学年「収穫祭」と称する発表会、そしてジャスコを中心とした商業地区防犯青少年健全育成関係ぐらいではないでしょうか。
私は、町内にある富谷高校と地域の交流をより一層深める必要があると考える一人であります。特に、文化部、サークルの美術、吹奏楽、合唱、弦楽合奏、演劇、華道、写真部等々を一般町民が鑑賞する機会に恵まれれば、小学・中学生徒からのあこがれられる富谷高校、大人からは、より身近に感じ、親しみやすい富谷高校、そして「地域の文化が香るまちづくり」の一端を担うことになると考えます。よって、町内の主たるイベントのときには、特別出演、特別出品等々の呼びかけ、また合唱部、吹奏楽部の定期発表会は町内公共施設の使用提供の方向へ持っていくべきと考えますが、町長の見解をお伺いし、私の質問を終わります。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君) それでは、今ご質問のあった2点についてご答弁申し上げたいと思います。
一つは、総合運動公園構想についてですけれども、陸上競技場、それからサッカー場、そして専用の野球場の設置ということですけれども、我が町では多目的施設として今まで整備してまいりました。遠い将来を見越しての基本計画の中には陸上競技場等々ありますけれども、我が町の一つのスポーツの目標としまして、スポーツにチャンピオンスポーツとレクリエーションスポーツとコミュニティスポーツと三つの種類があります。発展途上の我が町ではコミュニティスポーツと、それからレクリエーションスポーツに重きを置いてスポーツ活動を展開しているところです。ということで、現状では多目的ホール、専用というふうに固定しないで多目的に使えるスポーツ施設として、今後も町民の皆様が効果的に活用できるように運営面も工夫し、整備の方の充実も図ってまいりたいと思います。ということで、専用球場等につきましては将来的な課題であるというふうに押さえていきたいなというふうに考えております。
二つ目の質問で、富谷高校との連携ですけれども、先ほどのお話の中で青年文化センター、それからイズミティということですけれども、高等学校の合唱部、吹奏楽部、それから中学校の吹奏楽部等ですけれども、レベルが高くなってくると音響効果の非常にいい場所でなければならない場合がたくさん出てくると思います。うちのスポーツセンターも音響効果があるように設計はしてありますけれども、それよりもやっぱり専門の青年文化センター、それからイズミティの方がはるかに質の高い音響効果が設置されておりますので、多分伝統的と言いましたけれども、そっちの方を使っているんじゃないかと思います。ただし、毎年行っているマーチングフェスティバルには富谷高校の吹奏楽部さんに参加していただきまして、かなり好評をいただいております。
今後とも、いろいろなイベントに参加をお願いしたいんですけれども、やっぱり富谷高等学校の高等学校教育の方針を十分に配慮していかなければならないということが一つあります。教育委員会の立場としましては、小中学校は教育委員会の管理となりますけれども、高等学校は県の教委の管理ということで、その辺のシステム等々、配慮しながら連携をお願いし、富谷町の教育振興に力添えをお願いしてまいりたいと思います。
なお、合唱部、吹奏楽部、その他のいろんな文化系の参加ということですけれども、例えば今回、12月23日に予定されています、町内の有志の方々による「歌っちゃおうin富谷」という第九を歌う会です、これを校長先生と担当の先生のご理解を得て、吹奏楽部、合唱部、そして一般の生徒さんも参加していただく予定になっております。
ということで、このイベントをきっかけにしながら、今後積極的に合唱部、吹奏楽部、それから先ほどお話しいただきました美術、それから華道等々、いろんな面で、それからスポーツ面でも参加、発表の場を富谷高校とキャッチボールを深めながら、その発表の場の輪を広げてまいりたいというふうに考えております。以上です。
議長(相澤 武雄君) 4番千葉 達君。
4番(千葉 達君) 端的に再質問します。
総合運動公園は今後も多目的ホール、多目的グラウンドとして全然夢の持てない、専用陸上競技場とか野球場、そういった計画は現時点で全然ないように見受けられますが、本当にそれでいいのかどうか。一般町民も、ほかの市では必ずそういったものを持っているはずであり、もう県内、白石市、あとはほかの角田市なんかよりも人口の多い富谷町で、そういった計画、構想が持たれない、我々に夢が持てないというのは非常に寂しい限りであります。
それから、富谷高校との連携なんですが、そもそもコミュニケーションが今までなかった、足りないんじゃないかと考えるわけです。例えば、富谷高校では文化祭、樹木の樹が咲くと書いて樹咲祭、9月2日、3日行われましたが、そのポスターしかり、私が見ている限り、何カ所ポスター、そういったPRされているでしょうか。学校も悪い、行政の方もコミュニケーションを持とうとしない、ちょっと私には解せない。その反面、去年の「広報とみや」9月号、黒川高校第2回文化合同発表会、まほろばホールで吹奏楽とか音楽部、その他書道、美術なんか発表会を掲載しております。富谷高校の文化祭後、地元「広報とみや」にそういったものが載った形跡はないと思います。もう一度、教育長、お答え願います。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君) 2点、お答えします。
専用球場、陸上競技場の件ですけれども、平成7年度の富谷町基本計画の中に一応は載っておりますけれども、将来というふうに押さえていただきたいと思います。あくまでも、先ほどお話ししましたように、コミュニティスポーツ、それからレクリエーションスポーツの場所として整備充実に努めてまいりたいというふうに考えております。
それから、富谷高校の件につきまして、過日、校長先生とお会いしに参りまして、その中でいろいろお話し合いをいたしました。今後、お互いにキャッチボールを深めていくということで、いろんな面で支援し合いながらというお約束をしてまいりましたので、今後、なお一層の連携に努力してまいりたいと思います。以上です。
6番(今村 寿君) お昼前の貴重な時間、なおかつ総選挙中、台風14号が来ているということで何となく気ぜわしいひとときであります。私の質問は3問であります。松森工場トラブルその後の経過と対応策を問う。2問目が、今意図的に上着を脱いできましたけれども、当町のクールビズの取り組みは進んでいますかということ。3問目は、若い町、富谷は出生率日本一を目指せということの3問でございます。
第1問、松森工場トラブルその後の経過と対応策を問うということでございます。
8月16日の地震で、ごみの焼却施設松森工場の地震感知装置が作動したにもかかわらず、2号機は定期点検中だったし、3号機は正常に停止したが、1号機は停止しなかったという報道がございました。焼却炉本体の破損はなかったものの、緊急停止装置が作動しなかったのは危機管理上重大な欠陥となるおそれがあると報道されております。
私は、前の6月定例議会で松森工場の状況とその対応策について質問いたしましたが、その後、そのトラブルの原因は究明されましたか。また、その結果、その対応対策は打ち出され、試運転もうまくいっていますか。ごみ処理緊急対応策として近隣の市町村の協力を得たりしましたが、その状況はどうだったのですか。ダイオキシンやその他の排ガス濃度測定結果はいかがだったんでしょうか、試運転中の。
先ほど、冒頭の町長のごあいさつでは順調にいっているということでございましたけれども、緊急停止しなかった状態を聞いた、またもしくは報道されたのに接しられた住民の方から本当に大丈夫かということを私聞きます。本当にどうなんでしょうか。
なおかつ工場の引き渡しが当初予定よりも4カ月近くずれているわけです。その間の緊急対応策、いろいろ対応策を練ってこられたろうし、対応してこられた。なおかつ、その対応されたところの、何ていいますか、補償の問題というようなことは直接富谷町は関係ないかもしれませんが、全体の経費の1割近くを負担しているという立場上、どのような結果になっているのか。その状況もあわせてお尋ねしたい。
具体的な項目。原因究明はできたのでしょうか。何だったんでしょうか。例えば基本的な設計ミスだったのか、設計はよかったけれども工事施工上のミスだったのか、その他複合的な原因だったのか、これをお伺いいたします。
2番目。聞くところによりますと、どうもオペレーターのふなれによるトラブルではなかったかということも聞きます。したがって、引き渡し後の本格的稼働は今までのトライアルとあわせて本当に大丈夫ですかということをお伺いいたします。
3番目。災いを転じて福となすべき取り組みで、ごみの減量でございましたが、それは図られたのでしょうか。長期的に、ごみはやはり燃やさない、埋めないという方向に向かっても一歩前進したんでしょうか。この3問でございます。
第2問目の質問、当町のクールビズの取り組みは進んでいますか。
テレビで見る小泉総理のシャツ姿が非常に印象に残っています。新聞の小さなコラムで見ると、2,500円で買った既製品だよというぐあいに報道されておりましたが、国会中継を見ておりましても、なぜか質問者側は背広にネクタイでありました。しかし、答弁者側の政府側がノーネクタイであります。
それから、宮城県の市町村議員研修会で研修に行きました。東京の本省からお見えになる講師としての課長さん方はノーネクタイでありました。クールビズでした。それを紹介する宮城県の職員の課長さんは背広、ネクタイでありました。どうも中央が進んでいるのかなと、暑さが違うのかなという感じもいたしますけれども、上着なし、ネクタイなしのクールビズは、これまでの省エネルックと違い、地球温暖化対策として推進され、全国ビジネスマンの45.2%に普及していると言われております。特に、先ほど例として申しましたように、東京の官庁街では60%の普及があると。それが浸透しているというぐあいに報道されておりました。総理ではありませんが、このクールビズが新たな購入によって国内の総生産、総需要を、GNPを、GDPを伸ばすことにもつながっているということを聞きました。「隗より始めよ」ではないが、聞くと、東京の官庁街進んでいるというのは、実は軽装励行期間の実施についての大臣官房課長の通達が出ているんですね。そして、それは9月30日までということで、それで普及しているなと。ニュースでは、冬は、これからはクールビズじゃなくてウオームビズと業界では言いますが、格好よく厚着をしようと、これによって暖房の温度も下げれる、この方が当地方には相性がいいのかなと。クールビズ、ウオームビズあわせて地球温暖化防止ということのつながりにおいて、そのような通達があって実行が進んでいるという面もあるようです。地球温暖化防止に役立つためにも、富谷町ではクールビズよりむしろウオームビズということの取り組みの方が、より取り組みやすいテーマかもしれませんが、例年よりことしは蒸し暑い夏であります。ことしの富谷町、また今後の取り組みについてお尋ねいたします。
具体的な質問。当町でも管理職の申し合わせで推進されているとは聞きますが、当町の具体的な取り組みはどうなっておりますか。また、公式行事でもクールビズでオーケーとすべきですが、いかがでしょうか。
2問目、当庁舎内のクールビズの浸透定着率はどれぐらいですか。この2問でございます。
3問目、若い町、富谷は出生率日本一を目指せということであります。
出生率は、正式には特殊出生率と呼び、一人の女性が生涯に生む子供の数を言い、2.08なければ現状の人口水準を維持できない。宮城県は全国平均より少し低いんですね。1.27です。全国は1.29だと聞いています。じゃあ富谷町はどうなんだ。全国平均より少し高い。そんなに大幅に高くない、1.30だとお聞きしております。富谷町は全国的にトップクラスに若い、平均年齢の若い町であります。したがって、その若さをベースにするならば、特殊出生率といいますか、これも全国トップクラスの出生率であってしかるべきだと思いますが、数値は先ほど申し上げたとおりであります。
また、新聞の報道によりますと、厚生労働省の人口動態統計では、ことし1月から6月まで半年間で人口がわずかながら減っているということが明らかになり、このまま推移すると政府予測よりも2年早く人口減少社会に突入するかもしれないと報道されておりました。人口の現状を維持するためには特殊出生率2.08を目指して人口減少社会に歯どめをかけるべく国家事業として推進が叫ばれていますが、なお総選挙のマニフェストにも少子化対策は掲げられていますが、その実現が待たれるところでありますが、これはひとり国家だけ、国にだけでなく地方自治体にとっても大切な問題であり、両々相まっていかないと、国だけでやれるテーマでもない。地方自治体だけでもやれるテーマでもないと、このように思い、国、地方挙げて取り組むべき私は最重要課題だとこのように思います。年金がもたなくなるというだけでなく、働き手がいなくなるという大変なテーマなのです。当町の取り組みを伺います。
具体的な項目。子育て支援をお母さん方に聞きますと、どういうことを要求されますか。順番づけて言いますと、まず第1に児童手当をしっかりしてほしい。2番目に子育てに対する減税をお願いしますよと。3番目が保育所の増設であります。待機なしという状態をつくってほしいと。4番目が児童医療費の補助であります。5番目が出産費の軽減、補助ですね、これをお願いしたいということであります。当町も上記項目から絞り込んで何か目玉になるような、はっと思うような施策も必要だと思います。本当に重要なテーマですが、どのようなことを取り組んでおられるか、また取り組もうとされているか、お伺いいたします。
2番目に、たくさんお金を出すから、たくさん子供を産もうということにはすぐつながらないかもしれません。大きな予算を必要としない、財源等を必要としない方法も検討充実すべきではないでしょうか。
私の知るところによりますと、出生率日本一は鹿児島県和泊町と読むんでしょうか、南の方の島だと聞いておりますけれども、出生率が2.5%、特殊出生率。ここを大いに参考にして、ここは聞くところによりますと、お金がそんなに要らない方法といいますか、地域のコミュニティーで、地域で子育てをしようという連携が非常にいいというぐあいに聞いております。昔の日本もそうだったのかなという思いもいたしますが、当町でも子育て支援ボランティアづくりなどが今後の方向のように思え、そのきっかけづくりとして町として提案なり行動があるべきと考え、伺いいたします。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午後0時05分 休憩
午後1時00分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前の今村議員の一般質問に対する答弁を求めます。若生町長。
町長(若生 照男君) お答えいたします。
ネクタイ外さないでお答えさせていただきたいと思います。
第1点の、大変ご心配かけた松森工場の案件であります。とっても大事なことでありますから、そのまま難しい言葉も入っておりますけれども、こういうことであります。
蒸気系統においてポンプの故障が発生し、さらに故障の対応中にバルブの操作ミスが起き、操作ミスによる損傷を防止するため安全装置が作動した。この安全装置は再利用できない構造で、新聞にも掲載ありましたけれども、新しいものに交換しなければならないが、工場に、この辺の欠陥だったんですけれども、工場には予備の材料と申しますか、予備の品物が確保されていなかった。安全装置が手配できるまで運転を再開することができなかった。この間、埋火状態が継続し、焼却炉内で燃焼されない炭化水素類が触媒に蓄積した。運転再開時に蓄積した炭化水素類が激しく発熱し触媒が損傷した。埋火状態における触媒への炭化水素類の蓄積や運転再開時における蓄積炭化水素類の発熱挙動に関する知見が乏しく、損傷を予見することができなかったためという事故原因でありました。これが公式に結果として総括した公式発表の状態です。
今の文書の中にありましたように知見できなかったとか、あれだけの、日本を代表する技術や、それから日本でも有数の技術職員を有する自治体で起きたのでありまして、我々共同参画している者としても大変沈痛な思いで、住民の方々に申しわけなかったと思うとともに、今後の大きな自治体一廃、いわば一般廃棄物の処理については100%近く地方自治体が処理する体制に日本はなっておるわけでありますから、大きな教訓を残して、一般的に二度とということであります、二度と以上に深刻にこれらを総括しながら今後も対処していくように仙台市にも申し入れをしたところであります。今後も、町としても100%委託しているわけでありますから、連携を密にしていかねばならないという反省結果であります。
それから、ふなれということでありますけれども、本格稼働前に運転業務職員への指導、訓練を十分に行うとともに運転のマニュアルの改善も、これを教訓にして行ってきて今日に至っているということでありました。
次に、3点目でありますけれども、本当に町民の皆様方に4カ月間、大変減量にご協力をいただきました。本当に町民挙げてのご協力で、心からこの場をおかりしても感謝を申し上げたいと思います。前年と比較しまして18.5トンの減少を見たようであります。また、学校現場、学校児童生徒、教職員挙げてご協力いただいて、これらが今後のごみに対する、事故を持った自治体として責任はあるわけでありますけれども、ごみに対する関心と怖さを、これらを学んでいただければ幸甚かなと、このように思っておるところであります。
それから、周辺市町村とのご協力いただいた体制でありますけれども、四つの広域処理場にご協力いただきました。したがって、平均値で250トン平均であります。お手伝いいただいたのであります。
それから、被害問題については、仙台市がその請負業者に対する申し入れもしておりますから同じ歩調とはまた別でありますけれども、町としても仙台市を通じて申し入れはしているところであります。結果は、まだ先のことだと思っております。
次に、第2点であります。富谷町地球温暖化対策委員会というのを持っております。それは、ご案内のとおり28度に設定するとか、それからISO14001の取得を契機に徹底してきたところであります。その前に、対策委員会なるものは平成13年に委員会を町内で発足しております。それが今申し上げた温暖化に対する申し合わせ、さまざまなことを掲げて、課長を委員にして、またその次のランクで絶えずお集まりを持っているところであります。質問の中に出てまいります服装、クールビズ、これについては、その中にあるのは清潔感、上品さ、それから控え目、これが言葉上の三つの原則としております。平成13年というのは、まだ字町95番地の庁舎のときからのスタートであります。いろんな議論の中で生まれてきたものであります。そういうことで今日に至っておるわけでありますけれども、この三原則というのは、言葉では三原則でありますけれども、一つは、職場に来るお客さんに対しての今のようなことが一つあろうと思っております。清潔感なりそういうものをお客さんに対する感じも配慮せねばならないというふうに思います。もう一つは、8時間働くわけでありますが、職場内のその隣の席、同じ職場、屋根の下で働く人で、自分はよしとして、今村議員のように非常に着こなしの上手な人ですといいんですけれども、着こなしの、よそから見て、ご本人は着こなしいいと思っていても、同じ同僚からして着こなしがいかがなものかなと、こういう不快感を与えてはということも、そういうくくりが三原則だと思います。非常に難しいことでありますけれども、基本は、その取り組みとして、いろんな軽装と申しますか、その三原則をもって当たっていただいて結構ですよということは進めてきたつもりであります。その割合に、でも職員の全体的にはそういう議員おっしゃるような方法にあるのかなと。
ただ、むしろちょっと我々から見ると不快感というのを非常に大事にしなければならないと、このように職場として。道路交通であっても、すれ違いで不快感を与えてはならないと、公の道でありますから。我が家の家庭の中とか自分の自家用車の中だったら、それはいかようでも構いませんけれども、公衆道徳というのはやっぱり一つは必要なのかなと。公務員だからとかなんとかでありませんでして、私はそういうことも念頭に置いてこれを進めてまいりたいと、このように思っております。それから、定着状態は特段に把握しておりません。
第3点目の日本一を目指せということでありますけれども、こういうことであります。児童手当については制度に基づいてやっておるところであります。また、待機児童ゼロも目標にしてまいっておりまして、特に民間のご協力などもスタートいたしました。また、今打ち合わせ中のもあります。そういう税でやる、自治体でやる子育て、待機児童なしということ、また民間のお手伝いいただきながら、これもなお一層進めてまいらねばならないと思っておりますし、決意のほどであります。
それから、そのほかお話しありましたことについても、出産費用なども決して県内で見劣りはしておりません。上の方でもありません。ただ、議員おっしゃるように、日本一を目指すということは一つの大きな目標にしていいのかなと。ただ、一つは、富谷の町の場合、一つの状況として若い人たちが住んでいることは間違いない、ご指摘のとおりだと思います。一方、もう一つは、働いている人も職場も多い。宮城県内というよりも日本の中でも私は若い人が住んで、イコール働いている、働きやすい場所にもあると。こういうことからすると、議員おっしゃるように、さまざまな医療費の補助とか出産の費用とか、それから児童育児子育て支援体制、さまざまな条件整備していくということは、一気にいかないけれども、目標値としては、日本一までいかなくても目標値としてこれは必要なのかなと、このように思っております。
一時期、自治体で100万円上げますからいかがですかというようなことが言われました。結果に出てきておりません。また、読み物で読んだんですけれども、ドイツで育児支援を国家施策としてやったけれども、それも総括してみたら、なかなか出生率伸びないということも読み物で出ておりました。そういうものをもろもろ考えますと、国策としてこれは一つはやっていく要請をしていかねばならない。一自治体でやっても細切れ的になってしまう。ですから、国策として国家的見地から、出生率という深刻な問題でありますから、やらせる、やるように進める。そして、その自治体の特色を出す一部分を、議員おっしゃるような、日本一までいかなくとも、目指す環境にはあるのかなと。そのためにはかなりの時間とお金的なことも考えていかねばならないと思っております。
議長(相澤 武雄君) 6番今村 寿君。
6番(今村 寿君) 一つの訂正と一つの質問をさせていただきます。
私、格好よく背広を脱いで行ったんですが、老眼鏡を背広のポケットに入れておりまして、原稿がちょっと見えない等々がありまして、9・16地震と言いましたけれども、あれは8・16の間違いだと思いますので訂正をお願いいたします。
ごみの問題ですが、松森工場、減量に取り組んで、それなりの成果も出たというご回答をいただきました。それとあわせて、いろんな生ごみ処理機の助成もあわせて行っておられるように聞いておりますが、それの助成を受けるべき申請がふえたか減ったか。大分ふえたということを聞いておりますが、もしも予算が足らなくなれば追加のおつもりがあるかどうか、二つあわせてお聞きいたします。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) 目標値、そういうふうに聞いておりまして、これらについては増額しても普及徹底を図っていかねばならないと考えております。
14番(尾形 昭夫君) 私は、通告によりまして二つの問題についてご質問いたします。
まず、その一つは、南富吉区画整理事業の促進についてであります。
本町は、大規模な市街地開発事業として、南富吉地区は平成7年、上桜木地区は平成10年、大清水地区は平成12年から土地区画整理事業を進めてきておりますが、その中で上桜木、大清水の進行状況から見て、着工年次が一番早く、しかも、これは大和町も含んでおりますが、本町分としましては施工面積が一番少ないこの南富吉地区は、計画では終期が今年度になっておりますが、全体的に見て大幅におくれていると感じられます。経年の中で遺跡問題、あるいは整理組合の倒産等の事情で途中で工事が中断することもありましたが、このように長い期間かかった理由はほかにあったのではないかとこのように思いますが、町長はどのようにとらえておりますか、伺いたいと思います。
当地区は一次販売で張りつけが悪かった杜乃橋、あるいは大和町側も、近ごろだんだんとふえている現状であります。昨年まで余り進まなかった工事も、ことしになってからかなり急ピッチで進められていますが、附帯工事等はこれからで、現在の進捗状況から年度内完成は無理かとこのように思いますが、町長は予定どおり完了すると考えますか、あるいは終期を何年と想定しますか、伺いたいと思います。
また、行政として、この種の工事について開発業者に工事の促進を要請することはできないのでしょうか。あくまで業者側にゆだねるだけなのですか、念のためにその点を伺いたいと思います。
次に、アスベスト使用状況の調査ということについてであります。
昨今、大きく取り上げられていますアスベスト問題は、たしか昭和40年代から指摘されていたにもかかわらず、国の規制はおくれ、また関係省庁は積極的な対策をとらなかったため、関連工場等で働いていた方、あるいは工場周辺の住民など多くの方々が中皮腫、肺がんなどの健康被害で亡くなり、または苦しんでいる状況が続いております。政府も、おくればせながら救済のための法整備に動き出しました。
この被害は、御承知のように、アスベスト粉じんを吸い込んでから10ないし数十年の潜伏期間を経て発病、息切れや胸の痛みの症状で気づく場合が多いと言われます。また、メーカー側の調べでは、一般住宅、主として洋風住宅の屋根がわらにもアスベストが含まれているなど身近な生活の中にも石綿の使用が指摘され、他人ごとと片づけられない状況にあります。この問題が報道されて以来、多くの自治体が学校を初め公共施設を調査し、飛散防止の応急措置、対策を検討しております。町民の安全な暮らしを守るため、本町も公共施設について、その使用状況を調査すべきと町長の考えを伺う予定でございましたが、既に町として今議会に提出される補正予算に調査費を計上しており、迅速な対応を評価したいと思います。したがいまして、通告外ではございますが、可能であれば、調査実施時期、方法等、簡単に説明いただければと思いますが、いかがでしょうか。
また、行政として町内の民間施設の使用状況について把握するため、あるいは確認をするため、報告といいますか、通知を要請できないものですか、伺います。状況によっては早急な対策が必要ではないかとこのように思うからであります。セメントで固化されれば直接健康被害の影響はないようですが、将来、改修、解体時等、指導、または助言に資するよう把握することも行政の責務と思いますが、町長の所見を伺って終わりといたします。
議長(相澤 武雄君)若生町長。
町長(若生 照男君) お答えいたします。
南富吉関連、ちょっとまでに、大分時間経過しているというご指摘でありますので、までに報告させていただきます。通称杜乃橋から入って左側、西に向かって杜乃橋から入って左側を1期工事、そして右側を2期工事、こういう計画でスタートいたしました。したがって、右側の分については、もう既に、やや予定どおりに販売開始したけれども、なかなか売れ行きが悪かったけれども工事を進め、一方で、右側分の2期工事の分については、区画整理組合の代行業務をやっている民間会社がなかなか大変な状態がありました。そういうことからして民事再生という形を、その代行しておる民間会社がそういうことがありまして、かなり遅延したという経過があります。したがって、区画整理組合はそのまま進んでいるわけでありますけれども、そういうことで右側の2期工事分がおくれを見てきましたけれども、今お話しありましたように、工事を再開し、平成17年の5月に再生法を提出し、提出期限が9月15日となっているということであります。
それから、予定外でかなり苦労なさったのは、決して区画整理組合を擁護するわけではありませんけれども、区画整理組合を立ち上げる予定のときに出ておらなかった文化財にかなりの時間と費用がかかったことも一つの事由にあると思っております。そういうこともろもろ経過を経まして、このたびの工事再開をし、17年7月ことしの7月を完了予定としておりましたけれども、少しおくれまして、この9月に完了の予定の状況で進んでいるところであります。そして、区画整理事業の組合解散を18年の暮れに予定をして今進んでいるところであります。ただし、販売については、いろんな地権者が持つわけでありますから、お話しありました大清水なり上桜木のような張りつけ条件については、また別なとらえ方あるのかなと。ただ、組合事業としての進みぐあいは、ご質問に対する答えであります。
また、一方で町としての指導、助言については、今までほかの経験してきた区画整理事業と同じ方向で、この組合とも接して指導、助言をしてきておるところであります。変わりありません。ただ、宿題も残っていることも、それあります。
第2点のアスベストの問いでありますけれども、答える前に、このことについては我々相当の怒りを覚えております。国の方でも、わびを国民に向かって発表しましたけれども、私はそれ以上に、昭和62年だったと思うんですけれども、通達がありまして封じ込めをし、富谷町では2カ所封じ込めを、それに対象になるものをいたしました。したがって、それ以降、何の通達も経過もありませんでした。したがって、ことしになって出てきたので、もし河北新報初め各新聞社の報道がそのとおりだとすれば、残る半世紀にこの問題が続くとするならば、大変な、国として、また専門家が担当する省庁が、なぜ我々にこれを公開をし、注意をし、そして対策をしてこなかったのか、指導なかったのかという怒りを覚えるほどであります。
お答えいたします。調査方法、速やかにこれが発表になったので、町としても町の技術の枠内で調査をいたしました。非常に広範に至るもので、調査をしてとりまとめたことをもとに専門に発注をし、今議会に調査費用という形で計上させていただいておるわけでありますけれども、今後の進みとして、まず第1段階は、アスベストがどういう状態に、どういうところに入っているのか。はっきりしているのは封じ込めた2カ所はありますけれども、そのほか、いろんな報道から聞きますと、どういうふうにあるのか、それを点検していかねばなりません。その次には、今度どういう方式でそれを対策をとっていくかということが出てまいります。第3点目には、例えばこの議場の空気中に飛散している可能性があるとすれば、それを除去していかなければならない。大きく三つに分けて順序を追って調査をし、そしてその結果をより早く出していただいて、それの対策方法を議会にご提案申し上げていく、こういう段取りで、とにかく一刻も早くということで今進めている最中であります。そういうアスベストに対するとらえ方で今進んでいるところであります。
議長(相澤 武雄君) 14番尾形 昭夫君。
14番(尾形 昭夫君) 町長のご答弁に苦情を申し上げるわけではないんですが、おくれたと感じるのは、大清水はもう既に電柱も、すぐに取りつける状況なんですね。こちらはまだついていないということで、今後、町長のご答弁では来年の7月には完成をするというようなことですので、もしおくれるようなことがありましたら、ぜひ督促をしてほしいとこのように思います。
なお、今ご答弁ありませんでしたが、民間施設について、私、今聞き間違えたかもわかりませんが、民間施設の状況について通知を受けるということをお願いしますというようなことはできないんでしょうか。民間施設について、その施設を持っている方に使っていますか、どのように使っていますかというようなことを把握すべきだと思うんですが、その点、ちょっとご答弁ありませんでしたので再度お願いしたいと思います。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) これ民間施設については、町としてその提出を求めることまでいかない、こういう形で、これは国の施策の中でいろいろ取り組みの準備に入っているようでありますけれども、今地方自治体として、それは入れない状況にあると思います。
議長(相澤 武雄君) 次に、5番磯前 武君。
5番(磯前 武君) 私は、介護の問題と環境問題の2点について質問をいたします。
まず最初に、介護予防についての質問をいたします。
過日、8月29日から9月2日まで介護保険制度改正に伴う町からの地区説明会が町内6カ所の公民館で開催されました。さきの国会で成立した介護保険制度の改正での柱は、介護予防システムの導入が柱であります。町民の間でも大変注目をされております。利用者の間では、新設される予防サービス等がどのようなものなのか、またどのような目的でこういうふうになっていくのかということを大変心配をし、また疑問に思っております。65歳以上の高齢者で介護保険未申請者、いわゆる要介護予防軍の方々に対する地域支援事業に対する町の取り組み方、またその内容、また介護予防支援サポーターの養成、育成を図るべきと考え、具体的に町長に質問をいたします。
1番目として、介護予防認定区分が新しくなるとのことですが、その内容について。また、新しい介護予防は、だれが受けるのかも伺います。
2番目として、予防プランの作成は今までどおりケアマネージャーがやっていくのか。また、予防サービスを拒否することができるのかも伺います。
3番目として、介護保険対象外の町民向けに新設される地域支援事業とはどのようなものなのか、これを具体的に伺います。
4番目、介護予防の実効性を高めるために介護予防支援サポーターの養成、育成が早急に必要ではないかと言われております。町としてどのように考えているのか、町長のご所見を伺います。
5番目、町では大人のための体育事業として3年間開催された健幸度UP運動教室、東北大学の玉川先生のご指導がすばらしく、教室への参加者は年々ふえております。町として、この教室を今後どのように考えているのかも伺います。
6番目、東向陽台公民館で平成17年度向寿大学開校式に続いて行われた東北福祉大学の助教授の健康講話「筋造トレーニングの勧め」がありました。セラバンドを利用した筋力トレーニングの実地指導があり、この講話を聞いた後、介護予防教室に24名の方が申し込みをいたしました。筋造教室は介護予防に最適のこととして、8月10日に東北福祉大ウエルコム21で体力測定を皮切りに来年1月16日まで全16回でスタートしましたが、この教室と地域支援事業とのかかわり合いはどのようになっているのかも伺います。
2件目として、ごみのポイ捨ての件を質問いたします。
本町では平成14年12月1日から、ごみのポイ捨て及び犬のふん放置を条例で禁止し、平成15年4月1日から罰則も適用されるようになりました。
明石台団地、宮城交通ワンマンバス駐車場から北に600メートルの町道は、空き缶、空き瓶、紙くず、段ボール等のポイ捨てが後を絶たない状況にあります。町道両側は人の背丈ほどの雑草等が繁茂して環境の悪化が、ポイ捨ての最大の要因ではないかと多くの地域の町内会の方々の声があります。町として早急に対策を講じるべきと思い伺います。
1番目として、町職員がボランティアで、ポイ捨て、ごみの清掃を行っていると。私は町職員のボランティア行為を否定するものではありませんが、むしろこの件に関しては頭が下がる思いでございます。しかし、この繰り返しポイ捨てをする者に対して、ボランティアでこれを処理するというか清掃するというか、こういうふうなことでよろしいのか、私は疑問を感じます。町職員のボランティアの実施は、だれからの指示で、だれからの命令で行っているのか、このことについても伺います。また、この600メートルの町道には、ポイ捨て禁止の看板が4基あります。背丈ほどの雑草に隠れて看板の用を足しておりません。早急に調査、改善を図るべきと思い、伺います。
3番目、環境美化の促進に関する条例に照らし、土地所有者及び管理者に対して町道両側周辺の雑草の刈り取り、ポイ捨てごみの清掃をこの所有者、管理者に求めるべきと私は思います。今まで土地所有者及び管理者に、この件に関して協力、命令といいますか、そういうことをしたことがあるのかどうか伺います。
また、4番目、環境悪化対策として周辺町内会、町内会には環境衛生推進員という方がおります。これに対して町として対策会議を開催したことがあるのか。また、今後会議を開催する計画があるかどうかを伺って私の質問を終わります。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) お答えいたします。
第1点の介護予防関連であります。
後半の方は、議員も積極的に参加して、ご指導をいただいて、この場をおかりして感謝を申し上げます。
それでは、お答えいたします。
第1点、新しい要介護認定区分について、ご案内のとおりであります。現行の区分の要支援、あと要介護1から入っていく、その要支援1となります、現行区分の要介護1、これが要支援の2と。ですから、あそこのところを2分割に割ったと申しますか、そういう形になっていきます。したがって、要介護1に分かれるということ、2と1に分かれていく、これはもう篤と、熱心でありますから、おわかりのとおりであります。それの新しい予防給付は、仮称の要支援1と仮称の要支援2に認定された方が受けることという形で、あれ要支援と二つに分けて全般と申しますか、そういうとらえ方をしていいのかなというふうに思います。
それから、拒否できるかということでありますけれども、予防プランの作成は地域包括支援センターが指定介護予防支援事業者の指定を受け、新予防給付のプランを作成することとなります。町では健康福祉総合支援センターがそれらの役割を果たしていきます。新予防給付のサービスにおいても利用者の対象者の選択が基本で、強制することはありませんという形で進んでいくと思ってよろしいと思います。
それから、3点目でありますけれども、地域支援事業については、要支援、要介護に至る前の高齢者を対象とした事業であります。来年度からの事業の実施に向けて方法、内容などの検討のため、福祉大と共同でこの間も実施しましたけれども、モデル的にああいうものをどんどん進めてまいりたいという考え方であります。それから、包括支援事業として行くこと、それから家族介護支援という形で進めていくこと、こういうことをにらみながら進めてまいりたいというふうに考えておるところであります。
それから、4点目でありますけれども、地域の中での継続的な介護の予防を考えるとき、地域住民のお手伝い、支え合い、こういうのを今も大変ご協力いただいておりますけれども、人間関係の構築の中でそういうお手伝い、決して税ではない、これは自治体が逃げるとか隠れるとかでなくて、税でやる分と、それからやっぱりコミュニティー的隣人関係、地域、そういうものの両面からご協力、今それのモデル的な地域も町内にも、議員も御存じのとおり発生し、ご協力をいただいて、こういうものをこれからなお進めてまいらねばならないのかなと、ご協力いただいていかねばならないのかなと、このようにも考えておるところであります。
それから、度UP教室は本当に熱心に取り組んでいただいて、今後もこれらを継続していきたいと思いますし、それを終わった人、なお今度枝葉をつくっていただいておりますから、それを膨らませていくと申しますか、輪を大きくしていく、こういう形がこの度UP教室の目標、最終目標ではありませんけれども、経過目標と申しますか、こういうことにつながっていくのかなというふうに考えておるところであります。
それから、お話しありました福祉大との連携、提携については、今後もなお一層、近場でありますから、ぜひ一つご協力いただきたいという、基本的には申し上げております。したがって、大学側も町と連携をしていってくれる方向にありますので、大事にしてまいりたいと考えておるところであります。
次、第2点の環境美化関連でありますけれども、第1点の、職員に命令はありません。たしか、振り返るときに、担当課の生活環境課が声をかけたか、もしくは仲よしクラブ的厚親会という職員組織がありますから、この組織が発案したのか、とにかくあの場所だけでなくて何班か、皆さん、町民やらさるときに一緒に、一緒にというか、職員もということで、あの場所ほか何カ所かに分散して、強制でありませんから、その時間のあく職員の方々、でも回を重ねるごとに多くご参加いただいているというふうには私も、私も一会員でありますけれども、そのように聞いておるところであります。今後もご協力、町民とともに歩む職員像であってほしいと私は祈るところであります。
第2点の、あの看板については、余り仰々しくない看板ということで、シンプルにということで企画立案したはずでありますけれども、お話しのとおり草の中に隠れる看板では役目果たさないわけでして、少し改善方向で進めてまいりたいというふうに考えております。
次の、ポイ捨て、土地管理者にお願いしています。また、所有者が非常に多い場所でありますから、今後も管理者と連絡を密にしながら、管理者にも責任を果たしてもらわねばならないと、今までもそうでありますが、なお一層勧奨してまいりたいと思っております。
それから、各町内会の推進員をお願いしているところでありますけれども、会議は、頻度はそれほど多くありませんけれども会議は起こしております。そして、かつまた、この委員の方が町でご委嘱もしておりますけれども、町内会の衛生部長さんでもあるわけでして、この方々が町内会長さんと連携を密にしながら、おのおのの町内会で大変ご苦労とご協力いただいていると受けとめております。今後もなお一層この委員の方々にご協力、またそれに従って意見も町の方に密度濃くいただいておることもそれありであります。以上です。
議長(相澤 武雄君) 5番磯前 武君。
5番(磯前 武君) 2点だけちょっと聞きます。
介護予防の筋造教室、今回東向陽台で始まった筋造教室ですが、これは介護予防を先取りした教室として、私自身も体験者の一人として高く評価されるように私は思います。しかし、これを、これはモデル事業というふうに私も伺っておるんですが、町民に余り負担をかけないような、体を前もって予防するというふうなモデル事業というふうに聞いていますが、これを全町的な広がり、これに持っていかないと意味がないように思います。こういうふうな全町的な広がりを町長はどのように考えているのか伺います。
それからもう一つ、ごみの問題ですが、土地所有者、それから管理者、こちらに雑草の刈り取りとかこういうふうな清掃、これを求めたことがあるのかどうか。どうしても私はごみをボランティアで、職員のそういう親睦組織が、だれにも命令されなくて自分たちみずからボランティアの活動としてやること、大変立派だというふうに思いますが、道路両わき、草が大分生えて、6月の定例議会でも私、この問題については質問しておるんですが、この道路の両わきをやはりきれいに刈り取らないと、草がいっぱい生えていると、どうしても捨てやすいという人間、きれいになっているところにはなかなか捨てにくいんですが、草がいっぱい生えていて、もうぽんと捨てればわからないような、そういう環境にあれば、いつまでたってもイタチごっこといいますか、そういうことなので、この所有者に何とか説得できないものなのか、今までやった経緯があるのかどうか、そこら辺をもう一度町長にお伺いいたします。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) 第1点のモデル、まさにモデルで議員も参画していただて、この16回のモデル事業が今後の推移に大きな役割を果たすと思っておりますので、議員初め、ご参会いただいている方々に、ぜひ広がるような効果を出していただくべき16回であってほしいと思っております。町全体に新年度から取り組んで、名実ともに取り組んでいく予定でありますけれども、やっぱりこれはご参会いただく人のまとめ役と申しますか、こういう方々のご協力を得なければなかなか進みません。したがって、町としては、方向としては全体に広がりを持たせる、持っていく努力、一方でご参加いただく方々の、議員のような方々がそのブロック、ブロックに誕生することを願い、またお願いしていかねばならないと思っております。
それから、第2点の、あの沿道の管理でありますけれども、再三再四管理者にも申し入れはしているわけでありますが、あれだけの面積であります、なかなか手が回らないのかなというふうにも、わからないわけでもありません。しかし、公有地であります。ただ、あそこ、対応して町で管理するようになったとき、防犯灯をなるべくつけて、そしてごみが捨てづらい方向ということで、少なくともあの路線については、2路線でありますから防犯灯がかなり、街路灯と申しますか、照度が強いはずであります。しかしながら、それでもあの捨てられるごみの内容を見て非常に残念に思う。それは草が刈られていればということも一つの理由かもしれませんけれども、あの捨てられる品目、これに対して私は町内の人でないと思いたいほどであります。あの品目は富谷町民が捨てるようなものではないというふうに思いたい、外国人かもしれない、日本人でないかもしれないと思いたいぐらい、ああいう品物、努めて早く撤収しないと、ますます捨てられるということでイタチごっこを繰り返しておりますけれども、あの内容を非常に残念に思いながら、今後もいろんな形で対処していきたいし、町民には私はなお一層気を配っていただくようにお願い、捨てる人はいないと思っております、気を配っていただくようにお願いしてまいりたいというふうに思っております。
議長(相澤 武雄君) この際、2時15分まで休憩いたします。
午後1時59分 休憩
午後2時15分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
13番細谷 禮二君。
13番(細谷 禮二君) 私は、2点について質問いたします。
1点目は、ペット保護・迷惑防止条例制定を、2点目は、幼児・児童の虐待について質問いたします。
富谷町では平成16年度、3,092頭の犬が登録されております。すべての犬が飼い主とよい関係にあるとは言い切れません。犬を飼うということは、私たちにいつも安らぎと慈しみの心を教えてくれます。反面、飼い主は命あるものを飼うわけですから、一度飼い始めたら責任と愛情を持って最後まで面倒を見ることが大切です。飼い主の勝手な都合で捨てたり、食事、手入れ、散歩、運動、犬小屋の管理等を責任を持って行うことが大切です。
明石台町内で3年前より、家の敷地内は草丈が伸び放題、高いところでは1メートル以上、短いところでも50センチ。そこの犬の飼い主は、朝3時半ごろにえさを与えに帰宅します。1時間程度後には留守にしてしまう。犬の散歩、運動は全くなく、敷地内には、ふんから悪臭が漂っております。ふんは、まるで古墳のように大きな山になっております。ハエも発生して、毛も散乱して、ほえ、地域住民の日常生活に支障を及ぼす状態です。飼い主の無責任としか言い切れないおたくがあります。去年、生活環境課に相談し、保健所に連絡し、町内会の班長より手紙を出しましたが、一向に改善されない状態です。
動物愛護及び管理に関する法律施行規則第11条基準遵守義務として、周辺地域の住民に日常生活に著しい支障を及ぼしていると認められる事態、こんなことが書いてあります。動物の飼養、または保管に伴う思慮の浅さ、動物のふん尿、その他の廃物不適切な処理、または放置により発生する臭気、第3項には、動物の飼養施設の敷地外に飛散する動物の毛、または羽毛、第4項目には、動物の飼養、または保管により発生するネズミ、またはハエ、ノミ、その他害虫。
町内3,092頭の数頭だけだと思いますが、町内住民の生活環境を守ってやる目的として、ペット保護・迷惑防止条例を制定する考えはないか。また、動物愛護及び管理に関する法律施行規則を尊重するためにも、ぜひ条例制定を。町長の考えをお伺いいたします。
第2点目、幼児・児童の虐待について。
昔、貧困から来る口減らしのために人身売買、当時発覚した猟奇事件、親の借金のカタに娘を年期奉公に、あるいは芸者置屋に売る、また障害を持った子供を見せ物小屋に売るという児童虐待がかなり社会問題化し、昭和8年に児童虐待防止法が設置された経緯があります。その後、平成12年、児童虐待防止法が制定され、平成16年には改正されております。児童虐待防止法では、身体的虐待(打撲傷、擦過傷、骨折、外傷を生じたり生命健康に危険のある身体的暴力)、また性的虐待(わいせつなる行為)、またネグレクト(子供の心身の正常な発達を妨げるような保護者の怠慢行為)、また心理的虐待(暴言、差別により心的外傷を与える行為、子供の自尊心を傷つける言動や兄弟間の差別的扱い)、この四つを規定しております。
現在、マスコミ、新聞などで報道されている幼児・児童虐待は年々増加の傾向にあり、全国の児童相談所が平成16年度に対応した児童虐待の件数が過去最高の3万2,979件、これは平成2年に1,100件あったものが平成16年には30倍に膨れ上がっております。また、前年より24%もふえ、初めて3万件を超えると報道されております。また、児童相談所が目を向けずに対応できなかった隠された虐待もあると思われます。あるいは、虐待死という最悪の事態も珍しくない状況にあります。我が町ではどうでしょうか。
現在、富谷町内での幼児・児童の虐待の実態はどうなのか。2番目、虐待に対しての対策はどう取り組んでいるのか。3番目、保護者に対しての指導はどうなっているのか。町長にお伺いいたします。以上です。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) 第1点のペットにかかわる条例制定でありますけれども、内容を聞けば聞くほど大変な実態なんですけれども、制度上、なかなか歯切れ悪くなるかもしれません。
その理由は、お話にありますように、動物を管理する法律の中にしっかりとあるわけでありますけれども、やっぱり道徳的なと申しますか、その飼い主の、議員おっしゃるように、そういう道であってほしいのが、そうでない人のために大変周辺が迷惑をこうむっている、それからその動物にとっても大変な迷惑なわけでして、本当に大変なことでありますけれども、ただ、このことについて条例制定となりますと、富谷町で持っているものと、よその市町村で持っている、市町村でもっている条例はこれが限度、名称はさまざまあるようでありますけれども、これより越えて市町村は持ち得ない、上位法、そういうことからしてこれが限度なのかなと。したがって、町独自でもう一度、議員おっしゃるようにやろうとしても、これより前に進まない。したがって、どうすればいいのか。国の法なりなんなりも変えていっていただかねばならないのかなと。町の条例をつくるときも議論しておりますけれども、繰り返します。全国の市町村での条例を67ぐらい、町で掌握しているのあるんだそうですけれども、これ以上なかなか越えられないと。非常にふんまんやる方ないと申しますか、そういう状態にあります。したがって、今なかなかこたえてつくるというのは難しいと。
第2点の、これまた虐待問題でありますけれども、今実態は、16年度から継続している者が7名、17年度の相談実態が7名、合わせて14のケースがあります。それが今の町で掌握している実態であります。その種別は六つぐらいに分かれているようであります。特に多いのは、身体的虐待が半数近く占めている実態にあります。
それから、取り組み方でありますけれども、平成15年3月に富谷町子供虐待防止連絡協議会をあのとき設立して関係機関との連絡を強化してまいりました。早期発見、早期対応に努めてきております。さらには総合福祉支援センターの子育て支援の中でいろいろ相談業務などにもこたえている現況にあります。ただ、それにもかかわらず、前に申し上げましたように減ってはいない、合計14件あるわけでありますから、今後いかに抑止していくか、これまた大きな宿題だと思っております。
それから、保護者とのやりとり、指導というか、こういうことについてでありますけれども、町の支援センターを核にして、その内容内容で、この子については保護者と検討するとか、県の児童相談所員と相談するとか、心理相談員と相談するとか、ケース、ケースによって、いわばあそこを核にして今対応をしていると、これが今の実態であります。
議長(相澤 武雄君) 13番細谷 禮二君。
13番(細谷 禮二君) まず、第1点目ですが、ペットの件で非常に困って、去年、生活環境課の方に相談したところ、これは保健所の問題だというようなことで、保健所の方も多分、実際その自宅には訪問しているのではないかと思われますが、その裏の家では町の方から、それから保健所の方からは一切何も連絡なかったと。多分その家でも働いているので留守にしがちだと思いますが、やはりそういう相談があった場合、留守の場合には文書で何か連絡をしてあげるというやはりサービスとかそういうことが非常に大切ではないかと思います。
また、ペットの条例というのも非常に難しい面も出てくるだろうと思いますが、環境美化条例項目の中に「ペット迷惑」というような項目も入れてはどうなのかというようなことを考えておりますが、その点、町長の考えを伺います。
それから、第2点目です。これは非常に難しい問題です。やはり虐待については早期発見、早期予防というのが非常に大切です。保健福祉課の方でも、それから児童民生委員の方も非常にこの面には取り組みもしているだろうと思いますが、私はどちらかというと、やはり町内会での声がけ、おはようとか何か、そういう隣近所の声がけが一番大切ではないかと。そういうところから、やはり虐待というものが少なくなり、登校拒否というものもなくなってくるのではないかと思うわけですが、その点、町長の考えもあわせてお願いいたします。以上です。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) ペット条例関連でありますけれども、先ほど申し上げましたように、条例の文言については、制定のとき、町でもかなり吟味をし、さまざまなご相談で文言整備して、ご提案申し上げて現状にあるわけでして、今議員おっしゃるようなことをもう一度例えば吟味しても、大体これに入って、これを越えるというのは大変なのかなと。一方で、国の制度の中とあります。したがって、これ以上、字句の、多少意見として参考にさせていただきますけれども、今の現状では、この文言を直しても現実対応改善まではなかなか行かない。過去に富谷町内でも類似した別の地域で大変周辺ご苦労なさった経過もあるわけであります。そういうものも念頭に置きながらつくってきたつもりでありますけれども、やっぱり今具体にお話しありましたように、保健所なり町との条例以前の人間関係の連絡の密接さ、密度なども配慮していかねばならないのかなと、こういうことも参考にさせていただきたいと思っております。
第2点の児童虐待関連、さまざまなケースが、ケースと申しますか、その案件ごとに全部が異にしているようであります。トータルとして、今議員おっしゃるように地域コミュニティーと申しますか、そういう人間関係の構築の中でも抑止なり改善なり、町全体的なそういう空気、ムードをつくっていくことも大きな宿題でもあると思っております。参考にさせていただきたいと思います。
17番(永野 久子君) 私は、2件質問いたします。
まず、介護保険制度の改革についてです。介護保険法の改悪、これは6月22日に成立をいたしました。これによって介護サービスの後退と利用者の負担増がこの10月から始まることになります。
制度改悪の具体的な内容は大きく言って二つありまして、一つは、予防重視システムへの転換と称した軽度要介護者へのサービス切り捨てです。現在、要支援と要介護1度から5度の6段階になっている介護の区分を、要支援1、2、要介護1度から5度の7段階に変更し、要支援1、2と判定された方には、これまで行われてきた家事援助を原則廃止とします。これによって現在の要支援の人をすべて要支援1に、要介護1の人のうちの7割から8割を新たに要支援2というふうにするとしています。要介護1に残すのは認知症の人や負傷などにより心身が不安定な人に限られます。
富谷町の場合、現在の要支援、そして要介護1度の人で新たに予防給付の対象とされる方、これはおよそ230人程度だというふうに見られておりますけれども、この方々は基本的に10月から家事援助を受けられなくなるおそれがあります。そして、そのかわりに新予防給付の対象となるわけですけれども、サービスの中心は筋力向上、口腔ケアなどに限定されます。予防重視の名で在宅サービスがカットされるわけです。こうした軽度者への在宅サービス切り捨てを行うに当たって政府は、ヘルパーの家事代行は本人の自立を妨げるとか、過剰な介護サービスで状態が悪化しているなどと説明しています。しかし、これはサービス取り上げを正当化するための方便にすぎず、だれに、どれだけのサービスが必要かは利用者個人の生き方や生活習慣によって全く個人差があり、一律に家事援助を足切りするやり方は介護保険本来の目的に反するものではないでしょうか。過剰サービスということを問題にするなら、ケアマネージャーの事業所からの独立という改善策こそ先決問題であるはずです。
政府は、介護サービスを取り上げるかわりに筋力トレーニングを目玉とする予防サービスに強引に切りかえさせようとしておりますが、筋力トレーニングが果たして介護予防にどれだけの効果があるかは不明確であり、科学的な根拠もなく、軽度の要介護者に対する給付削減をねらいにしたものと言わざるを得ません。
富谷町内に住んでおられる87歳のKさんは、要介護度1度で、これは現在の区分ですが、その要介護度1度で右手、右足が不自由ですが、毎日2時間、家事援助を利用し、昼食と夕食をヘルパーさんにつくってもらっています。そのほかに週何回かは掃除もしてもらい、洗濯は自分でゆっくりやっているということです。このKさんは1週間に延べ七、八人のヘルパーさんと接するわけですが、きょうはだれだれさん、あしたはだれだれさんというように、ヘルパーさんと接することを楽しみにしていると言っておられました。こうした生活のリズムができる中で以前より気持ちが明るくなり、週1回のデイサービスにも出かけられるようになる、積極的に、また社交的になったということです。このKさんが今度の改悪で、制度の改定によって家事援助サービスを一切受けられなくなるおそれがあります。Kさんのように家事援助サービスで何とか自立して暮らしている方からサービスを取り上げたら、その日から生活が成り立たなくなります。生きがいも喜びも奪うことになります。これでは何のための介護保険制度だったのでしょうか。
そこで伺います。軽度の要介護者にとって家事援助サービスは状態改善や状態維持に効果が大きかったと思いますが、町はこの点についてどのように認識しているのでしょうか。
富谷町ではサービスが過剰で逆効果だったという事例があったのでしょうか。仮にあったとしても、介護保険の実施主体として町が指導し、改善させることはできたのではないでしょうか。
今回の制度の改悪は、介護サービスを生きる支えとしてきた高齢者を切り捨てることになります。町当局にその認識はあるのかどうか伺います。
町として必要なサービスを取り上げないという立場に立つべきではないでしょうか。
介護保険制度改悪のもう一つの大きな問題点として施設利用者の大幅負担増があります。介護3施設、これは特養ホーム、老健施設、療養型病床群になるわけですけれども、この介護の施設に入所している方から、新たにホテルコストと称して居住費と食費が徴収されることになります。
富谷町の高齢者が納めておられる介護保険料は、65歳の方全体の77%が第1段階から第3段階となっており、全体の所得水準が決して高くはないということを示しています。居住費と食費で新たに月5万円前後の負担増になれば、現在入所している人が退所せざるを得なくなり、新たな入所希望者もお金がなければ利用できなくなります。事実上の施設からの追い出しとなりかねません。施設から出された高齢者は結局在宅で家族介護に頼ることになり、家族への負担、とりわけ女性への負担がふえます。介護保険導入に際して強調された制度の意義、家族介護の軽減、女性の負担軽減、介護の社会化等々といった問題は制度発足5年にして早くも後退することになります。
施設利用者へのホテルコスト導入は年金暮らしの高齢者を施設から文字どおり追い出す結果になってしまいます。自治体として独自の減免、救済制度がどうしても必要だと考えますが、町はどう対応するおつもりでしょうか、伺います。
大きな三つ目として、介護保険制度の改善という立場から、今本当に急ぐべきことを以下2点、検討する必要があると考えます。
一つは、住宅改造費、福祉用具購入費について受領委任払い制度を導入する問題です。
今介護保険料の値上げや国民健康保険税の増税、所得税、住民税の老年者控除、公的年金等控除の廃止、高齢者の住民税非課税限度額制度の廃止など住民の負担、とりわけ高齢者の負担は際限なく膨れ上がっています。
増税と負担増が相次ぐ中で、要介護者を抱える世帯にとっても家族にとっても、在宅であれ施設であれ、介護保険の利用料に対する負担感が大きくなっています。先日もある方が、「家族が今度新たに介護認定を受けて在宅で介護することになった。しかし、車いすや介護用のベッドなど本人に合ったものを購入すると一時的に出費がかさむ。何とか立てかえ払いをしないようにしてほしい」と話しておられました。
介護保険のサービスメニューのうち住宅改造や福祉用具購入の費用は、一たん10割全額を自己負担し、後から本人に払い戻される仕組みとなっています。一時的な負担とはいえ、住宅改造なら最高20万円、自己負担2万円を引きますから18万円を一時的に立てかえるということは大変なことです。そのため住宅改造や福祉用具の購入費を受領委任払い方式にして、利用者が一時的立てかえをしなくてもいいようにしている自治体がふえ始めております。自治体にとっては、もともと9割分は介護保険で負担する分ですから、支出が早いかおそいかの違いにすぎません。仙台市では住宅改造について受領委任払い方式を実施しております。富谷町でも利用者の負担、利便性を考慮して住宅改造費、福祉用具購入費の受領委任払い制度を実施するよう求めるものです。
もう1点は、介護福祉施設(特養ホーム)の増設についてです。
今回の制度改悪で、政府は高齢者を特養ホームから退所させるためにさまざまな作戦を講じています。一つは程度の軽い方の追い出して、今後入所対象者を基本的に要介護2以上とする方針となっています。要介護1から要支援1、2となる人は施設入所ができなくなり、既に入所している人は3年間の経過措置の後、退所を迫られることになります。
二つ目は施設整備の抑制です。厚生労働省は新参酌基準で施設入所者を重度者の37%に抑えるよう指示をしております。現在、要介護2から5の重度者のうち施設入所者は41%で、この水準を維持すれば2014年度には132万人分の施設整備が必要となるわけですけれども、政府は施設を増設するどころか、入所できる人数の枠組みそのものを狭くして利用者を抑制しようとしております。
三つは整備基準の変更であります。現在の参酌基準は、介護3施設と有料老人ホームや認知症グループホームを別々にしておりますけれども、今度の新参酌基準は、これら五つの施設をまとめた基準となり、有料老人ホームなどが多い都道府県では特養ホームなどの整備が抑制されることになります。有料老人ホームの存在を理由に特養ホームなどの整備を抑制するのは福祉の放棄と言わざるを得ません。
四つ目は個室料の徴収です。現在は15%である特養の個室割合を70%に引き上げて、70%の入居者から高額の個室料を取る計画となっています。
以上述べたような計画が進みますと、介護施設にはお金持ちしか入れなくなり、34万人の待機者という問題の解決に全く背を向けるものです。現に富谷町でも特養への入所待ちがたくさんいらっしゃいます。ある方が入所を希望したところ、杜の風は待機者200人、和風園は126番、こんなふうに言われたそうです。
今早急に進めるべきは特養の増設など重度者の受け入れ促進ではないでしょうか。富谷町も特養ホーム1カ所だけでは対応しきれない状況です。特養ホームの増設が必要な時期と考えますが、町はどのように認識しているのでしょうか、伺います。
2問目に、各地域に児童センターの建設をという問題で質問いたします。
現在、各公民館で行われている児童教育は、いわゆる「かぎっ子」のための学童クラブと自由来館の児童を合わせますと年間延べ7万3,537人、1日平均302人が利用しています。児童教育の参加児童数を公民館ごとに見ますと、平成16年度実績で、東向陽台が1日平均70人、あけの平が45人、富ケ丘59人、中央23人、日吉台74人、成田27人となっていますが、夏休みや冬休みなど長期休暇になると、日によっては100人近い子供、あるいは100人を超える子供が集まることになります。ことしの7月と8月2カ月だけで見て100人近い児童数の日が、日吉台で8日、東向陽台で3日もあり、施設のキャパシティーから見ても職員体制から見ても、かなり限界に近い状況と言えます。
利用児童数の多くは自由来館の子供たちですが、遊ぶときは区別なく皆一緒になりますから、子供たちは児童専用室と世代間交流室からあふれ、公民館の体育館やロビーも遊び場にしています。公民館という社会教育施設に併設した関係上、一般の大人が利用する時間帯は子供たちが体育施設を利用することができません。晴れていれば外に出る子と中にいる子の二手に分かれて指導員の目が十分行き届きませんし、天気が悪ければ狭い室内に子供があふれ、どちらにしても安全な状況とは言えません。
幼い子供、未就学の幼児が遊びに来たくても、大変危険な状況で、小学生がいるときは遠慮してほしいと、やんわり断られる状況です。幼児は小学生のいない午前中しか利用できず、小さな子がいつでも安心して遊べる施設とはなっていないのが現状です。
児童の親御さんたちは「公民館に行っていれば安心だ」と言っておられますが、実態は公民館は危険がいっぱいです。このままではいずれ大きな事故やけがが起きるのではないかと心ある住民は大変心配しています。
富谷町は県内一子供の多い町、子供が宝の町と言いながら、本当に子供が大切にされているでしょうか。
かつて児童館をつくる運動が全町的に起こり、子供たちに安全、安心な放課後を求める声が広がり、議会で児童館建設を求める請願が2回にわたって満場一致で採択されました。しかし、その声を無視して児童館をつくらず、公民館の増築でお茶を濁した当局の対応が、どれほど子供たちの安全をないがしろにしたものだったかが改めて立証された感があります。あのとき、きちんとした児童館をつくっておけば、今ごろこのような心配をしなくて済んだはずなのです。
子供たちが安全な放課後・休日を送れるように児童教育という事業のあり方を根本的に見直すとともに、近い将来に向けて「子供たちの城」を建設すべく計画するときではないでしょうか。
そこで改めて、児童教育事業の利用状況と指導員体制の現状はどうなっているのか。当面の対策として指導員の増員を行うように求め、当局のお考えを伺います。また、各小学校区ごとの児童センター建設計画を策定するよう求めます。
この児童センターは、児童福祉法第40条が定めた児童厚生施設の中の児童館等の範疇に入るものとして、従来の児童館に加えてミニ体育館など、さらに都市的な機能がプラスされています。子供のための施設として位置づけることができます。富谷は現在、人口4万2,000人を超え、この伸び率で行けば、あと五、六年で5万人になる見通しですから、子供のための施設も都市的な要素を付加したものを計画する必要があります。
児童センターの財源に関しては、現在の町の財政状況からすれば、一般会計で毎年計画的に各地域に建設することは十分できると考えますが、あえて一般会計以外の財源として、現在の土地開発基金を一たん廃止し、児童センター建設を目的とした基金に衣がえすることを提案します。
平成16年度決算によりますと、土地開発基金は現在、土地で4,500平米、約1万3,600坪ですが、そして現金で4億8,221万9,000円となっております。
昭和45年につくられた土地開発基金は、第1条で「公用もしくは公共用に供する土地、または公共の利益のために取得する必要のある土地をあらかじめ取得することにより事業の円滑な執行を図るため富谷町土地開発基金を設置する」とうたい、基金の額は6,000万円としています。公共、公益用地を確保するために土地開発基金から一時的に資金を借りて先行取得し、その後、一般会計から基金に返済する仕組みとしてつくられたわけですが、地価高騰が続いていた時期には一定の役割を果たしたものの、現在は地価が下落し、基金の意味は全く失われているのではないでしょうか。事実、この10年来、ほとんど動いていない状況です。
そこで、土地開発基金を一たん廃止し、新たに児童センター建設のための目的基金を設置するよう求め、当局のお考えを伺います。
議長(相澤 武雄君) この際、3時10分まで休憩いたします。
午後2時54分 休憩
午後3時10分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
永野議員の一般質問に対する答弁を求めます。若生町長。
町長(若生 照男君) 質問通告制の議会でありますから、それに従って、それを尊重して答えていきたいと思います。よろしいですね。当たり前でしょう。
まず第1点、サービスの過剰の逆効果という相談などは受けていないようであります。ケアマネージャー、ケアスタッフの研修会などで自立支援に向けた研修も行ってきている、こういう状態です。改悪ということも出てまいります。現行の要支援は、先ほど磯前議員にも答えましたけれども、現行の介護1の七、八割程度が要支援に移行する国の試算と考えていくと、我が町では180人ぐらいいるようであります。
それから、サービスの切り捨てとは考えておりません。サービス提供の方法の見直しという形でこのたび出てきているわけでして、そのような解釈をしているところであります。
それから、施設のサービスと、これは何度も報道なども言っておりますように、施設のサービスと在宅のサービスの均衡を保つ、こういうことが今回の改正の中に入っているようであります。
それから、必要なサービスを取り上げる改正ではなくて、自立を妨げない方法での提供に寄与する改正というふうにも解釈をしております。
それから、減免制度、救済ということで、低所得者対策としても新たに施設利用が困難とならないように負担限度額がこの制度の中で設けられている、補足給付が設けられている。二つには、低所得者の人に対して負担能力をきめ細かく配慮した保険料が設定されているため、既に国の制度の中で議員おっしゃるようなことは入っていると、そのように解釈しておりますので、町独自のことは新たに考えていないということであります。
それから、6点目には、住宅の改修費、福祉用具費の購入の手伝いは償還払いを要するサービスと位置づけられております。制度上では事業者の登録を要しない制度であり、町内外を問わず、どこの事業者でも利用できることになっているので、事前に町と契約を交わす行為はなかなか困難、それも種類が多い、そういう福祉用具など非常にきめ細かくある。したがって、そういうものの選択を幅狭くするか、大変事務処理が困難である、こういうことになる。したがって、おっしゃるような新たな制度は設けない、こういうことであります。
それから、特養ホームをつくりなさいということでありますけれども、これ県下でいろんなバランス状況を見ながらやっているわけでして、施設を今ふやす予定とかそういうものは考えておりません。
次、児童センターをつくりなさいということであります。お話しのように、何度もこれは長い間の議論の中でありますけれども、指導員が2ないし3名で今やっているわけでありますけれども、確かにおっしゃるように多いときもあるようでありますし、今の状態で進んでまいりたいということであります。センターはつくりません。日本の方向としても、富谷の方式、あの方式は世代交流なり、いろんな形で今児童館で、その年齢しか来なくて一生懸命募集して、高校生なり呼び込んでもなかなか来なくてというのも国内には困っているところもあります。したがって、富谷の場合の方式をこのまま継続していきますんでして、センターを建設する考えは持っておりませんし、またセンターをつくるということは大変な今の自治体方式、先ほど5万人になるから云々という話もありましたけれども、今地方自治、国家、もちろん税で賄う方式が、それほど余裕がどこの自治体も、自治体というよりも住民に税を求めることはいかがなものかと、そんなことを思うとき、新たに児童センターなるものをつくる予定を考える余裕はないと思っております。
議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) まず、介護保険制度の問題ですけれども、サービス、今政府が、先ほども質問で申し上げましたように、かえってサービスが過剰で逆効果になっているとか、自立を妨げているということを理由にして、要介護度の低い方、要支援の方のほとんど、富谷町では180人くらいが新しい予防介護の対象になるそうですけれども、そういうことを理由にしてサービスを抑制するということが決まっているわけですけれども、富谷町では逆効果だったと、サービス過剰による逆効果というのはなかったというお答えでした。ということは、今回の制度改定が富谷町においては必要ないということになるわけですね。私は改定と言うより改悪と言った方がわかりいいと思うんですけれども、それならば今のとおり、これまでどおり進めていくのが最も望ましいことではないんでしょうか。この点をもう一度伺います。なぜ制度の改定をする必要があるのでしょうか。
それから、サービス切り捨てではないと、提供の方法の見直しというふうに解釈しているとおっしゃっておりますけれども、これは明らかに、町長、認識違いだと思います。単なる提供の方法が変わるというのではなくて、先ほど例に挙げましたKさんという方の場合、1日2時間ヘルパーさんに来てもらっている。この方は今要介護1度ですが、恐らく新予防給付の対象になっていくわけで、そうなりますと家事援助サービスは受けられないんですよ。今受けている人が受けられなくなるんです。それが富谷なら180人くらいの方がそうなるということを町長が言っておられるわけですから、これは文字どおりサービスの足切り、切り捨てではないんでしょうか。この認識をきちんとしていただかないと制度を運営していく上でも障害が出ますので、町長のお考え、改めて伺います。
それから、ホテルコストの問題で、施設にいる方と、それから在宅でサービスを受けている方との均衡を保つということは、去年9月、佐川議員の質問にも同じように答えておられまして、このときは町長のお考えとして、そういう考えは自分もその考えに立つということを肯定的におっしゃっておりました。しかし、施設サービスというのと在宅サービスというのを対立的に考えるからこういう発想が出てきますけれども、今在宅の方がいずれ施設に移ることもありますし、施設にいる人が在宅に変わることもあります。いずれにしても住民全体にとってこれは、住民全体というより施設サービスを必要とする方も在宅でいる方も、すべての方にいずれかかわってくる問題、負担増なわけです。ですから、この点についても在宅サービスと施設サービスの均衡を保つという、その均衡というのが一体何を指しているのか、町長に改めて伺いたいと思います。
それから、減免制度について、低所得者対策として負担限度額が設けられているので大丈夫だということでしたが、それではこの施設入所者に対しての負担限度額というのは幾らなのか、伺います。
さらに、ちょっと戻りますけれども、軽度の方々へのサービス、取り上げではないと。自立を妨げない改定なんだと言っておられましたが、サービスを受けて自立を果たしている方々から、そのサービスを取ってしまったら自立を妨げることになりませんか、伺います。
たくさんありますので、できれば漏れなくお答えいただけるようにメモでもとっていただければと思うんですが。
それから、負担の問題ですけれども、低所得者にきめ細かく保険料を定めていると。恐らく5段階に保険料が分けられていることを言っておられるんだと思いますが、これは所得に応じて保険料が5段階に分かれているというのは、いわゆる減免制度とは別のものなんですね、別の概念なんです。これ何回もこの議会の場でお話ししていますが、減免制度というのは、そういう枠の、5段階の保険料設定とは別の、独自に持ち出しするなり上乗せするなりということを指しているのであって、ここでもやはり町長と幾らお話ししてもかみ合わないんですが、そういうものではなく、例えば先ほど低所得者に対して負担限度額が設けられているというお答えでしたけれども、これに対して、さらに町が上乗せをするというような形での町の独自の減免制度ということについて考えていないのかどうかを伺います。
それから、住宅改修費だとか福祉用具についてですけれども、購入費用の一次立てかえ払いをやめる、受領委任払い方式にするという点ですけれども、事業者に対して登録を要しないので事前に町と契約を交わすのは大変困難だと、事務処理が難しいというお答えでしたけれども、富谷町よりも数倍大きい仙台市で現に、住宅介助に関してだけですけれどもやっておられるんですね。せめて住宅介助については富谷でもできるということではないでしょうか。仙台市は富谷よりももっとさまざまな事業者が入り込んでおりますし、利用対象者の数も格段に多いわけです。ですから、これは全く町が予算を伴うわけでもありませんし、町の実務的な努力一つでできるわけですから、ぜひこれは利便性を向上させるという意味で、負担を軽減させるという意味でやるべきことだと思いますけれども、こういうことさえできないということになると、町の利用者に対するサービスという点で非常によその町から劣らないのかなということが懸念されます。これは予算も伴わないし、実務の処理だけでできるわけですから、とりあえずお隣の仙台市がやっている住宅改修費についてだけでも、まず一歩実施されてはどうでしょうか、伺います。
あと、特養ホームにつきましては、今200人待ちとかという大変な数が言われておりまして、ただこれは全部がここの特養杜の風だけを希望しているわけでは恐らくないと思いますので、杜の風を実質的な第一希望にしておられる方の数というのは、もう少し低くなるかなと私自身も思いますけれども、それにしても三けたを超える方が待っておられるという現状は、この間、ずうっと何年も続いているわけです。
そうしますと、この待っている方の数、実質的にずうっと何年も待っておられる人の数だけでも施設はもう1カ所どうしても必要だという、そういう根拠のある数字になってくると思うので、これは県がそういう情勢にないと、県下でバランスとったり状況を見ながらやっていて、施設をふやすという情勢にはなっていないということでしたけれども、これは杜の風の場合もそうでしたが、市町村の側が主導的に、相当積極的に動かなければ後回しにされますし、先ほど1回目の質問で申し上げましたように、かなり施設整備については抑制されてきておりますから、町が本当に積極的にこれは住民のためにぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、どうでしょうか。
それから、ちょっと戻りますけれども、新予防給付について具体的にもう少しお答えいただきたいと思います。例えば、利用者の負担というのは1時間幾らになると見込まれるのか。それから、この筋力アップですけれども、どこで、一体だれがこの筋力アップの指導を行うのか。聞くところによりますと、現在のヘルパーさんが研修を受けて筋力アップの指導ができるようにするというようなことも聞こえてきておりますけれども、この筋力アップの中身、どこで、だれが、どういう形で行うのかを伺いたいと思います。
それから、さらに、現在の要介護1度で新たな要介護1度、これに残る方。今要支援の方全部と要介護1度の中の7割から8割の方が新しい新予防給付になるわけですけれども、それでは現在の要介護1度の中の残る2割というのは心身が不安定な人というふうに言われているわけですけれども、具体的にはどういう状態の方が新予防給付ではなくて要介護1度に残るのかということを伺いたいと思います。
それから、先ほども1回目の質問で申し上げましたように個室の料金について。これは杜の風も徴収をしていくということになるのでしょうか。とすると、それは一体幾らを想定しているのか、伺います。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) 改悪ではないんですね、改正なんです。改正と私はとらえていますから、入り口から議員とは異なってまいります。したがって、サービスは多く、負担は軽く、こういうふうになるともたないわけですね。ご案内のとおり、介護保険の制度が起きて、まだ数年で、歩きながら考えるようなスタートであったこと、おわかりのとおりであります。その中での調整しながら今日に至ってきているわけでして、したがって大枠で言うと負担は軽く、サービスは多く、それから施設は多く、在宅も精神的在宅で行きましょう、国民的な空気、そうでしょう。在宅ですよ、在宅で人と人になるべくよと数字が出てまいるでしょう、意識調査なりなんなりで。しかし、実質は、おっしゃるように施設にいっぱい手が挙がって、だけれども、なかなか手が届かない、そういう状態に来ているでしょう。そういう中での今度の介護保険制度の改正であります。したがって、一般質問として全体に先ほど答えたとおりの形でありまして、それから減免制度なども国で持っている、だから町は別よと。だから、もう一度繰り返します、負担は軽く、そしてサービスは多くというと、だれが、どこで、どうすればいいんですかということに行き着くんですね。ですから、こういう改正を何とかして持ちつづけていかねばならない、こういうことであります。以上であります。(「答弁漏れですね。あれだけ聞いているんですから、一つ一つにお答えください。答弁漏れです」の声あり)
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) 質問者は答弁漏れと思いますけれども、基本的に負担は軽く、サービスは多くという、そこで入り口違いますからトータルで申し上げたんです。議員の方は答弁漏れと思いますけれども、私は全体のこの質問に対する答えとしてこれ以外は出てこない、こういうふうに思うのであります。(「しかし、それにしても具体的なことを聞いているのに、おかしいんじゃないですか。議長、もうちょっと答えさせていただけませんか」の声あり)
議長(相澤 武雄君) 質問ですか。(「答弁漏れを答えさせてください、例えば最後の個室の料金、杜の風からも取るのかとかというのは……」の声あり)町長は答弁をしておりますと言っているんですから、私が強制的に答えさせられないんですよ。(「議長、かみ合っていると認識しているんですか、これ」「議長の裁量で決めていただかないと、答弁、質問に対したことに一つ一つ」の声あり)全体の中で総括して答えておりますって町長自身が言っているんですから。(「何のための議会だかわからないですよ、そしたら」「町長、議長に忠実に、公平に。そして……」の声あり)いや、公平にやっていますよ、努力しています。ただ、答弁者が、全体の中で総体的に答えましたと言っているんだから、私はあと質問者でも答弁者でもないですから。(「いや、町長が幾らそうおっしゃっても実際には答えていないんじゃないですか。質問したことは厳然と一つ一つあるわけで、それに対して答えてないわけですから、トータルで答えられるような内容ではありませんよ」「町長知らないことのための担当者に答えさせるとかして、かみ合って答弁を議会側にしていただくのが議長じゃないですか」「議事進行」の声あり)
質問はもうないんですね。17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 今町長は本当に、それこそまず一言で、負担は軽く、サービスは多く、そうおっしゃいましたけれども、現実にやっていることは全く逆ですよね。負担は重く、サービス軽いんじゃないですか。今度の改定がまさにそうじゃないですか。そうじゃありませんか。介護保険料は既に上がっていますよ。
そして、先ほども何回も例に挙げていますように、現実に今家事援助サービスを受けている方で要支援、あるいは要介護1、こういう方々の多くがサービス、家事援助受けられないんですから、御飯つくってくれる人がいなくなるんですよ。この人、そうしたらどうやって筋力アップするんですか、御飯も食べられずに。
これはまさに、今まで本当に自分でできないこと、困っていたことを介護保険のサービスで補ってもらっていたと。そのことによって施設に入らないで済んでいる方が今度は施設に入らなければ済まなくなる。ところが、施設自体がなかなか軽度の方は入れてくれない。この方、どうすればいいんですか、どこへ行けばいいんですか、死ぬしかないじゃないですか。こういう問題なんですよ。町長は改悪ではないとか、改正だとか、こういう言葉の問題で言っておられますけれども、実際にサービスを切り捨てられる利用者の、高齢者の気持ちになって考えたことがありますか。言葉一つの問題じゃないんですよ。
改めて伺いますけれども、具体的なことも聞いているんですから、おわかりにならないんであれば担当者に答えさせていただきたいと思います。
あんまり数が多いと、どうも覚えられないということもおありのようですので具体的なところで三つ四つに絞りますけれども、まず、現在要介護1度、このほとんどの方と、それから要支援の方は新たにサービスが受けられなくなるわけです。この方たち、一体どうやって生活の自立を果たしていけばいいというふうにお考えなのかを、まず1点目、伺います。
それから、先ほども具体的なことを伺いましたけれども、新予防給付ということで介護予防という事業、新たにするわけですが、利用者の負担というのは、それでは1時間幾らになるんでしょうか。それから、これは一体どこで、だれが行うものなのでしょうか。つまり、新予防給付の対象となった方は自宅に来てもらってサービスを受けるのか、その場合に有料なのか無料なのか、あるいはどこかの施設へ出向いて行って筋力アップの指導でも受けるようになるのか、この点、具体的にお知らせください。
さらに、心身が不安定な人という方が要介護1度に残る、大体現在の要介護1度の方の2割に相当するというふうに考えられますけれども、2割から3割、この心身が不安定な人というのは具体的にどういう状態の人を指しているのかを伺います。
さらに、個室の料金ですけれども、杜の風も徴収をするのか。するとすれば幾ら徴収するということを想定しているのか、伺います。
それから、児童センターの問題ですけれども、これも全く本当にもう簡単なお答えでしたけれども、それでは各公民館についてですが、現在児童担当がそれぞれ4人程度置かれているように伺っておりますけれども、これは保育士や教諭などの資格をすべて持っておられる方、全員が何らかの資格を持っておられる方なのかどうか、これが1点です。
それから、現在の世代間交流だとか児童専用室というのは100人の子供に対応できる施設とお考えなのでしょうか。危険だという認識はあるかどうか、伺います。
その場合に、どんな施設でもそうですけれども、1年間のうち1日でも100人を超えるということが予測される場合には100人に対応した施設にしていくというのが施設が安全な施設として容認される基準だと思いますけれども、日吉台、それから東向陽台に関して言いますと、既に年間何日も100人を超える、あるいはぎりぎり100人に近いという状況があるわけですから、そういうことから考えますと、現在使われている公民館に併設された児童専用室と世代間交流室というのは、もう能力限界来ているというふうに考えざるを得ないんですね。私自身、幼児を連れていったときに、とても危なくて、指導員の先生から、申しわけありませんけれども、もう来ないでくださいとは言いませんでしたが、小学生がいるときには遠慮してほしいということを言われました、現に。ということは、幼児が使えないんですよ。その点で、改めて施設の許容能力として、現状に対しての危機感というものを持っておられるのかどうかを生涯学習の担当の方に伺いたいと思います。
さらに、富谷町の場合は開発に伴って、この間、児童館用地というのを必ず開発者から提供させてきました。ですから、明石台でも、それから日吉台でも、さらに成田でも、児童館用地としてこれこれという数字で用地が確保されているんです。それが公民館の全体の敷地の面積の中に入れられてしまったり、いろんな事情がありますが、これ自体おかしいことなんですけれども、児童館用地というものは現に存在するという格好になっています。少なくとも私の記憶では3カ所あるわけです。
それで、さらに町長は一般会計を使ってこういう児童センターのようなものをつくれと言うと、絶対にそれは財政厳しいということを理由にされて、不交付団体であるにもかかわらず、いかにも財政困難であるかのような答弁をされるわけですけれども、百歩譲って、一般会計を使わないまでも、申し上げましたように4億8,221万9,000円、こういう土地開発基金があるんです。既に全く機能していない基金なんですから、これを活用すれば新たに子供たちのために計画的に、一気に全部とは言いません、町長は何でも一気に全部やれと言われても難しいとおっしゃいますが、一気にとは申し上げません。計画的に1カ所ずつ、2カ所ずつというふうにつくっていけば、土地もお金もあるということがはっきりしているんですよ、なぜやらないんでしょうか。富谷は子供が多い町、多い町と言いながら、本当に子供のために、子供のことだけを考えて全体の中に位置づけてやると、子供のためを徹頭徹尾考えた施設というのは1カ所もありませんので、こういうことを考えていく時期に来ているのではないでしょうか。改めて伺います。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) まとめてお答えいたします。
その前に、この場所は富谷町の議場ですよね。住民、死ねとか死ぬとかという言葉は適切でしょうかと思って聞いていました。二つ、答弁者わからないから数を絞って質問いたしますという言葉は、(「事実答えてないじゃないですか。そういう問題以前に答えてください、きちんと」の声あり)あなたの方からすると人権をどういうふうにとらえていると、こういうときどういうふうにお答えするのですか。(「まずとにかくお答えください。ちゃんと答えていればそういうこと言いませんよ。それこそ議場で発してはいけない言葉ですよ」の声あり)そういう失礼なことが町民に向かって、答弁者に……、(「どっちが失礼ですか、早くお答えください」の声あり)答える前に言っておきたいの。
答えます。介護保険、先ほど来申し上げているとおりでありまして、負担は軽く、そしてサービスは多くって、基本的にそこからいくとかみ合わないから先ほどのような答弁になる。1回目では具体に答えましたけれども、質問通告どおり答えましたけれども、結論はそういうことで答えました。
次、第2点。指導要綱で公共施設などなどということで区画整理組合からお受けしている、これは何度も議論を重ねてきたこと。
それから、児童専用の保育所ではありませんから、保育所であれば、ご案内のとおり、ゼロ歳は何人で1保育士、何歳で何保育士、おわかりのとおりの形です。あれは交流センター、児童センター、そういうものの類似は一つのサロン的な雰囲気でやっているでしょう。そういうことで富谷の方式は先を行っている。
専用の施設、老人憩いの家、児童館、それがあれば子供が大事、高齢者が大事、そういう町ですか。通勤者が何とかかんとかあれば、それもじゃあ勤め人が大事、そういう扱いになるんですか。地方自治体、そういう形をとってきたから今日の日本の国家、国民にこういう状態を示しているんでないでしょうか。地方自治体も同じこと、そういう形が今の国民からこれだけの税をいただきながらにして借金を1人当たり600万円、こういう形を持ち続けてきたのが基本的に議員のような考え方があったんじゃないでしょうか。私はそれはやり得ない。(「町長、答えていませんよ、またまた。自立を妨げることにならないかということを二つ目に聞きました。新予防給付についても事細かく聞きました。さらに個室料金についても聞きました。答弁漏れです。答えてください。こういう答弁ができないでは何のための議会ですか。町長おわかりにならないなら担当者がいるじゃないですか」の声あり)
繰り返します。第1回目に質問通告どおり答えましたということです。(「答えておりませんよ。新予防給付はどういう内容ですか。課長に答えていただけないでしょうか。町長の答弁を補足するのが担当課の役割ですよね。具体的に聞いていることで課長の方がわかるということだってあるわけですよ。答弁してもらってください。補足をさせてください、それじゃあ、担当者に」の声あり)
議長(相澤 武雄君) 町長の答弁では、すべてに……、(「いや、答えていませんよ。新予防給付の内容、これだけ具体的に聞いているんですから。個室料金についても聞いていますし。ほかに聞きましたけれども、せめてこういう具体的なことぐらいお答えください。一体新予防給付というのは利用者の負担がどうなるのか、どこで、だれがそれを実施するのか。それから、要介護1度に残る人はどういう人か」の声あり)担当課、答弁の余地ありますか、担当課。少し、じゃあ……。(「だから、町長及び担当者って書いてありますでしょう、通告に。町長及び担当者って書いてあるはずですよ」の声あり)ただ、それは質問をする議員の立場で書いているわけであって、答弁はすべて僕がいたしましたと町長が答えているわけですから。(「議長、でもそれは中身の問題……」「具体的に聞いていることについて答えてもらう、答えさせるというのも議長の役割なんじゃないんですか」「議長の裁量で、権限で」の声あり)いや、裁量って、これは平均にやっていますよ。ただ、答弁する方が答えましたと言っているのに、いや、答えていないんでないかということは……、(「答えられていないので細かに聞いていますよね、それについて答えました、それでは、町長」の声あり)
ただ、総体的にまとめて答えていると。(「いや、具体的に聞いているのに答えてないんです。総体的になんて聞いていないんですから、具体的に聞いているんですよ」の声あり)ただ、答弁する方が……、(「答えられない、わかりませんと言うなら、そう答えてください。
全くわかりません、担当課でもわかりませんと言うなら、そう答えてください。そういうことですか。答えられないということでしょうか」の声あり)いや、私が答弁する側でないから、わからないです、それは。(「だから答えさせてください」声あり)答弁者の町長は答えましたと。(「その答弁が不十分だから聞いているんですよ。答弁漏れもあるから。 あくまでも答弁漏れみたいと聞いているんですよ、私は」の声あり)どうしますか、町長。(「何のために担当課がそこに座っておられるんでしょうか」「ここで論議して行政の実態を町民に明らかにすることだって必要でしょう」「それは議長の判断でできることですよ」の声あり)
答弁漏れがあるそうですので、若生町長。
町長(若生 照男君) 先ほど来申し上げたとおり、第1回目の質問で質問通告どおりお答えいたしました。2度目からは、入り口と出口の違いがありますから、かみ合いませんねということであります。
議長(相澤 武雄君) 次、12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) 私は、2点について質問いたします。
富谷町の人口が4万2,000人を超えたということは新聞紙上に紹介されたとおりで、8月末現在4万2,151人です。本来なら図書館建設すべき時期にあると思っております。図書館建設の要求は大きくありますので、これからも引き続き求めていくつもりでおります。図書館がいずれ建設されるとしても、とりあえず今ある図書室を充実させることが重要だと思います。
富谷町にある6館の公民館には図書室が併設されています。平成16年度実績報告書によれば、公民館ごとの蔵書数はさまざまですが、合計では5万7,580冊となっています。町内で一番新しい成田公民館は、開館して間がないということで全体の予算を傾斜配分しているとのことで3,187冊です。新刊本が少ない、図書室に行っても読みたいと思う本が少ないなどという声を聞きますが、富谷町の人口から見て図書購入の予算配分が少ないので魅力的な図書室づくりができないのではないかと考えます。
町長は以前議会で、5万冊を超える図書があるからと誇らしげに語っていますが、図書室ごとに見れば貧弱であり、満足できるものではありません。予算をふやすとともに、現在ある蔵書を最大限に活用すること、効率的に図書購入を進めることが必要だと考えます。
現在のやり方は公民館任せになっていて、どのような図書を購入するかについても担当者がリクエストなどを参考に行うとしていますけれども、選定の集団的討議、検討が十分とは言えないと思います。このようなやり方で計画的で充実した図書館づくりができるとは思えません。公民館や蔵書を各館ごとの管理ではなく、町の財産として一括管理する方式やネットワークできる方法の導入を検討するべきと考えるのですが、そのような検討はされていますか、伺います。
図書を効率的に活用していくためにはシステムの構築が必要と考えます。図書システムは新たに独自に開発するというものではなく、既にシステムがありますし、多くの図書館、図書室が導入をしています。富谷町としては6館の公民館の蔵書を一括管理し、どこの公民館に何があるのかが即座に検索できるようにすること、購入も各公民館が単独で行うのではなく全体を把握した上で行うこと。購入した図書をどこの公民館に配本するのかなど総合的な見地から行うことが、現在ある図書を生かすことができる方法だと考えます。
貸し出しを受けるときは最寄りの公民館で、その公民館にない場合でも、その他の公民館に本があれば貸し出しと予約ができるようにすることが蔵書を有効に効率的に活用することになります。町長は、そのようなシステムを構築していくことで5万7,000冊を超える蔵書が真に有効で効率的に活用されるとは考えませんか、伺います。
図書室の図書を効果的に貸し出すために図書システムを導入することが必要であり、その準備に入らなければならないと思います。ここであえて図書館で働く人の役割を述べたいと思うのですが、貸し出しや返却を受け付けるだけではありません。必要な本や資料を探してくれるほか、探し方も教えてくれるレファレンスサービス、そのレファレンスのほかにも図書の選定、購入、廃棄などの仕事があります。書架の配置などをどのようにすれば利用者が利用しやすいのか、特別展を企画するということもあります。図書を購入してから書架に並べるまででも、さまざまな実務があります。私は、これが図書室であっても同じ意識を持って進むべきだと考えます。そのためには専任の担当者が必要であり、図書室の機能を向上させようとすれば司書の配置はどうしても必要です。
改めて伺いますが、図書室の仕事を図書の貸し出し、返却だけが仕事だと町が認識しているとは思いませんが、システムを稼働させる準備や日常業務のためには専任の担当者が必要で、図書館運営などの専門知識が必要とされています。そのためには司書の配置は欠かすことができません。司書の配置を求めます。
富谷町は公民館の休館日を条例では日曜日及び土曜日としています。しかし、これは何度も土曜・日曜の開館要求が出されるように、住民の生活実態に合わなくなっています。七ケ浜の図書センターを見に行ったときは、ちょうど日曜日でしたが、開館されて利用されていました。図書室利用を進めるためには土曜日・日曜日開館していること、これが重要だと思います。図書室を利用したいと考えている人にとって、土曜日・日曜日に利用できるということは、これからのまちづくりにも生かしていかれるものだと思っています。土曜・日曜の開館町村は次第に多くなってきています。富谷町も実施すべき時期に来ていると思われますが、検討はどのように進められていますか、伺います。
各公民館図書室を図書システムによって結ぶことができるようになると、図書貸し出しなどのサービス量は飛躍的に大きくなると考えられます。各公民館図書室の全体を掌握するなど、これらの調整役が必要になると考えます。センター的な位置づけをした図書室も必要だと思うのですが、いかがですか、伺います。
2問目です。高齢者への配食サービスについて伺います。
高齢者生活支援生きがい健康づくり事業の一貫として配食サービスが独居の高齢者、高齢者夫婦に実施されています。事業主は町で、社会福祉協議会に委託しています。概要を述べますと、月曜日から木曜日まで社協は弁当調理を杜の風に委託していますが、実際の調理はまた別の調理専門の業者が行い、配達は配食サービスのためのボランティアが行います。金曜日はボランティアつくし会の「ゆうゆう弁当」が届けられています。利用料は個人負担が200円、補助は国と県合わせて300円、町100円となっています。集金は、金曜日、ゆうゆう弁当のみ利用している人は民生委員が3カ月に一回集金します。月曜日から金曜日までの利用者は配達ボランティアが集金をいたします。利用者は月曜日から木曜日の人で約50人、金曜日の人が約65人となっていますが、高齢者が対象ですから、入院して利用しないとか、出かけるので不要になるといったことも多くあると聞きました。それらの連絡を受け、そして調理や配達の人、その方々に手配を行います。これを行うのが社協です。
この配食サービス、事業主は町ですが、先ほど述べたように、社協に委託し、社協が杜の風に委託し、杜の風が調理を日新医療に任せているということですから、そういう中で責任の所在について心配が出てきます。配食サービスを業務委託しているから、すべてお任せというのでは、せっかくの事業の意義が十分成果を生まないままになるということが考えられます。
高齢者の食事は体力の維持のためはもちろん、生きがいにもつながるもので、利用者の立場で、よりよい給食の提供が必要です。そのために施設のものや地元のものを取り入れて画一的でない献立をつくることが大事ではないかと思うのですが、そのような検討をしているのでしょうか。しているとすれば、どこで、どのように検討しているのか、伺います。
配食サービスの利用は大変感謝していると利用者から聞いています。中でも金曜日の配達のゆうゆう弁当は「新鮮な季節のものがいっぱい入っている、手づくりのおかずがとてもおいしい、金曜日を楽しみにしている」と大変好評でした。それとの比較で「業者の弁当はおかずの量も調理の仕方も劣るなあ」と感想を述べています。これらはボランティアの弁当の場合、600円のお金が食材に十分回せるということから来るものであり、業者の場合、人件費や光熱費などが必要となること、これが要因だということ、つまり材料費に回せる分が少なくなることだと考えます。弁当の内容、あるいは質がこのように違っているのが現状であり、材料費や人件費などの割合を町は把握する必要があるのではないですか。どのようにされているのか、伺います。
集金についてです。集金は、ゆうゆう弁当のみ利用している人は民生委員が3カ月に1回集金をします。しかし、これは民生委員が本来すべき役割から外れているのではありませんか。また、月曜日から金曜日までの利用者の集金は配達ボランティアがします。このような集金までボランティアがするというのは責任のあり方から問題があると思います。集金は町の責任で行うべきではありませんか、伺います。
介護保険法の改定によって配食サービスが地域支援事業の一つとして実施されることになります。要支援、要介護となっていない人に実施される地域支援事業は三つの福祉事業を再編して創設されることになります。事業のうたい文句は介護予防ということになっていますが、しかしその実態は変更審査、配食サービスなど、これまで国や自治体が税金で行ってきた、一部負担はありますが、国や自治体が税金で行ってきた福祉事業を介護保険に吸収するものと聞いております。介護保険等事業となることで事業の2分の1が保険となり、その分が保険料として国民負担に転嫁される一方で、国の負担割合は4分の1に減ることになります。そうなったとき、配食サービス利用者の負担はどうなるのか。調理、配達、集金はどのように行われるのか。ゆうゆう弁当は存続されるのかなど利用者には説明が必要ですし、負担増を招かない町独自の対策を講じる必要があります。どのように改定されるのか、町としての対応をどうするのか、これまでの利用者の負担がふえるなどの不利になることはないのか、配食サービスが介護保険に組み込まれることはないのか、介護保険改定によって利用者の対象範囲の縮小と負担増を招かない対策を求めます。また、ボランティアによるゆうゆう弁当は、NPO法人などにならなくても、このままの形態で存続できるのか、伺います。
議長(相澤 武雄君) この際、4時20分まで休憩いたします。
午後4時04分 休憩
午後4時20分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩前の一般質問に対する答弁を求めます。若生町長。
町長(若生 照男君) 質問その1を教育長に答えさせます。質問その2を答えます。
配食サービスの調理は、月曜日から木曜日まで、ご案内のとおり杜の風、そして金曜日をつくし会、永楽会あそこに来てから、そういうような形をとって今日に至っております。
杜の風の弁当は365日3食の実績を持つ、毎日食べても飽きない、栄養のバランスのとれたものであると思っております。つくし会の弁当は、これは長い間のご奉仕で、経験も豊かにお手伝いいただいてきたので、本当にこれは感謝の味であります。したがって、両方ともお食べになる方々に喜ばれていると思っております。
その2、高齢者生活支援生きがい健康づくり事業の一つとして町が実施しているもので、一部業務、調理、配達、集金などを社会福祉事業に実績のある社会福祉協議会に委託している、これはご案内のとおりであります。ボランティアの皆さんの交通費、それから検便費用などは委託対象経費であります。したがって、社会福祉協議会専門員の給与などは別枠での補助対象であります。その中で工夫していただいているところと思っております。今後も連携を密にしながら努めてまいりたいと考えてはおります。
その3は、民生委員の集金で、社会福祉協議会活動への協力も担っておりますことや、高齢者とのコミュニケーションの手段という点では本来の活動から外れているとは言えない。ただ、ご苦労をかけていることは確かであります。集金に関して、社会福祉協議会のお手伝いの皆さんの協力がいただけないところなどについては職員が対応している状況であります。事業委託で、事業に係る経費は町からの委託金と利用者負担で構成されておりますので、今後民生委員の皆さんやボランティアの負担にならないよう社会福祉協議会と今検討も重ねておられるようであります。
次、その4は、このたびの介護保険施設給付の見直しにより食材費に調理費相当分、これが利用者負担とされることにより、介護保険事業に位置づけられる地域支援事業の配食サービスについても施設給付費との整合性を図るよう方向性を示されたところであります。したがって、今後、利用者負担額や、ゆうゆう弁当の担い手であるつくし会の意見なども踏まえ、よりよい事業の提供として進めてまいりたい、このように考えております。以上です。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君) それでは、第1点の質問、図書室についてですけれども、5点のご質問についてお答えしたいと思います。
その前に、本町で現在小学校区ごと、公民館の設置及び運営に関する基準により公民館を設置しております。それぞれの公民館は、その公民館区の地域の皆さんが地域づくりの拠点として、地域とともに育ち、大切にされる公民館運営に現在努力しているところです。あくまでもその公民館区ごとの地域を基本としているということをまず押さえていただきたいと思います。そこで、図書室は公民館の必要な附属施設として設置し、管理運営につきましては地域の実情などに合わせて、各公民館ごとの責任により事業を遂行している現状です。
第1の質問ですけれども、一括管理ということですけれども、図書館管理は一括管理方式はいたしておりません。ということは、先ほどお話し申し上げましたように、各公民館ごとの管理運営、責任を持ってやるということです。そして、地域の公民館であるということです。したがって、今後も基本的には各公民館ごとの管理運営で進めてまいりたいと思います。
また、ネットワークの関係ですけれども、情報交換などによりソフト面でのネットワーク体制は構築されております。
それから、二つ目です。各公民館を結び、貸し出しできるシステムという質問でございますけれども、管理運営は各公民館の責任でありますが、貸し出し、閲覧に対しましては町内どの公民館でも利用できるシステムになっております。したがって、必要に応じた活用がなされている現状です。
それから、問3、司書の配置ですけれども、司書の配置につきましては、司書を配置するのは図書館法では義務づけられていますけれども、公民館施設の附属図書室には義務づけられておりません。したがって、従来どおり公民館職員で工夫創意を重ねながら効果的な図書館運営に努力していきたいと思います。
四つ目です。土日開放、開館ということですけれども、多い月で6館14名、各公民館平均にすると1名ちょっとです。今後利用者の動向を見ながら今後の課題としてまいりたいと思います。
それから、全体を掌握する調整役が必要、センター的な位置づけをということですけれども、一応中央公民館を連絡調整公民館と位置づけし、町全体にかかわる公民館事業について調整を行っております。図書室については、先ほどお話し申し上げましたように、地域の公民館の管理運営の独立ということで、従来どおり各公民館での管理運営を実施してまいります。以上です。
議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君)配食サービスの方から伺います。
利用者の立場に立った献立、検討していますかということで質問をしております。それに対して、365日3食の実績を持っているからということですが、利用者自身が同じ金額負担、自己負担を払いながら違い過ぎるなということを言っているわけですね。これは利用者の方がそういうふうにお話しされているわけで、そういうときに、どういうことがあってこうなるのだろうかということは町の責任で解明すべきではないかと思うわけです。
確かに栄養面ではということはあります、十分だということがあるかもしれません。私もメニューもらいました。結構、お昼のカロリーでいきますと719キロカロリー、3食これで食べるわけではないでしょうが、高齢者にしたら、カロリーでいったらば十分だなというふうに思います。ただ、内容がこれで本当にいいのかということがあるわけで、そういう検討を町として比べながらされたことがあるのか、材料についてはどうなのかということで伺ったわけです。それについてはどうでしょうか。再度伺いたいと思います。
また、その手数料、人件費、町が社協に委託し、社協が杜の風に委託し、何か絵本でもあったような感じですけれども、そしてその社協が今度は永楽会の中で調理する場所を貸している日新医療というところにまたやっているわけですから、こういうところからいくと、どこで、どういうふうに実質600円の流れがなっていくのか、材料費はどこまで確保されているのかということがあると思うんですね。それについて町が把握する必要が私はあると思うのですが、これについては細かに幾らだというふうに必要があるのではないか、では、どれくらいその食料の材料費になっているのかという点で伺いたいと思います。
集金ですけれども、民生委員が今集金に行っています。3カ月に1回ということで、さまざまな利用者さんとのコミュニケーションの手段としても、ご苦労はかけるけれどもと言いながらですが、集金に行かないでも、ほかのことで民生委員の方々は仕事されていると思いますし、そういう人たちのところには行っていると思うわけで、そういうことを民生委員に、私は安易にと思いますが、安易に頼むのではなくて町の責任でするべきではないかということを私は思うわけで、配達のボランティアいますよね、月曜日から金曜日までの利用者の方には配達の方が請求の袋を持っていって、翌週になったらそれを回収する。だけれども、回収するときに忘れていらっしゃる方もいるわけだから、そこでもう一回請求をする。 800円なのに1,000円入れてよこすと、翌週、またおつりを持って行かなければならないということがあるわけですね。本当にボランティアだからそうやって、そこでおつりを持たないで行ってしまうというか、持たせてないというふうに言っていましたけれども、そういうことを町がするとすれば、そういう煩雑なことも出てこないのではないかと思うし、責任ある集金の仕方としては町が行うべきではないかと思います。
また、介護保険の改定によってどうなるかということですが、それでは今までどおりに200円という負担でいくのかということ、端的に伺いたいと思うわけです。つくし会がこれまでずうっと営々と積み上げてきた、お年寄りの方々においしい季節のお弁当を届けようというその思いが、これからもこのままで維持できていくのか、その体制はどういうふうになるのか。介護保険の中に組み込まれるとすると、事業者にならないでも本当に弁当をつくってサービス提供できることになるのか、NPO法人でもとっておかなければならないとすれば、これはどうなるのか。実施される時期はこの10月なのか、それとも先送りされて期限としてはまた別なのか、これについてもお答えいただきたいと思います。
図書室ですが、きのうの新聞に、ちょうど河北に見開きで図書館のが載っていました。子供たちの未来と図書館ということで日本図書館協会理事の方が書いておりましたけれども、最後のところが「我が国の公立図書館の水準はいまだに先進諸国の中で最低水準にあります。子供たちの未来のために欧米先進レベルの強力な図書館政策が必要とされます」と、このように結んでありました。
市ではかなりのところで、100%と言っていいですね、96%図書館がありますけれども、町段階でいくと、もう本当にお粗末です、非常に少なくなっています、半分以下というのでしょうか。そういうところを、富谷町もこれから市になっていくときに、やはり図書館がないでは済まされない時期に来ていると思うんですね。それで、すぐそばにあるからと、この質問をしますと、すぐそばに県立図書館があるから、そちらの方をとかなんとかというふうなことにすりかえられていきますが、やはり自前の図書館を持って、理事が言うようにレベルの高い図書館を維持していくということが私は大切だと思います。
それで、地域の学校区の中の公民館ということで先ほどお話があったわけですが、そこのところに来た人には貸し出しをする、返却をするというだけではない、やはりもうちょっとレベルの、高く目標を持った仕事が必要ではないでしょうか。5万5,000冊を超える本があるんだということは町長は言うわけですけれども、それが6館に分散されていて、実績報告書を見てもらいますと本当にばらばらなんですね。年間購入する冊数でいっても、平成15年は2,530冊、平成16年で2,324冊とこれぐらいしかないわけですよ。これを各公民館、最寄りのところで何とか間に合わせてくれればいいというものではないということになっていかないと、これは図書館もつくらない、そういう便宜を図るような、もっとレベルの高い図書室づくりをするというものでもないということになっていきはしないかと思うわけです。今まで図書システムで、バーコードで管理するだとかというものについては検討をしたことはあるのでしょうか、ないのでしょうか。あるとすれば、いつごろなのか。いつから、どういうふうにやろうというふうになっているのか伺いたいと思いますし、ないとすれば、なぜそういうものをしなかったのか伺いたいと思います。
私は、その図書システム、さまざまなものが売り出されていますから、そういうものをすれば、今ある本、それについてはもう本当に効果的に活用できることになると思うんですが、どうしてこれを各、その地域のものだからということを盾にしてやらないのかということを伺います。
それで、図書館法では司書は義務づけられているということを言いましたけれども、富谷町にあって、もう人口だけで言えば、県内のほかのところでは富谷より少ない市もあるわけですから、やっぱり市のレベルに届くようなそういう行政をしていかなければならないと思っているわけで、そういうものについて専門担当員を置く、司書を配置するということは、それは図書館法の定めによる、よらないで……、配置を私はしていくべきだと思います。配置を求めて再度伺います。
土曜日・日曜日についてですが、平均1名だということを言っていますが、あいていないから来ないのであって、あけますということになれば、その図書館だけではなく、さまざまな活用方法ができてくるのではないでしょうか。七ケ浜の場合は先ほども言いましたし、日曜日あいていました。大和町の「まほろば」は図書室があって、そこは月に2回、火曜日がお休みです。そういうことで言えば、松島も年間通してあけているというようなことも聞きましたし、これは時代の流れによって、そういう土曜・日曜にお休みをするということではなくなる方向ではないでしょうか。こういうときに、今後の課題として、さきの議会の中でボランティアでという話もありましたが、これについてはそれでは検討はされているのでしょうか。どこまで検討が進んでいるのか、どういう検討がなされているのか、伺います。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) お答えいたします。
献立については、先ほど、多分このぐらい食数出しておけば、さまざまなご意見あるわけでして、3人家庭でさえもさまざまなご意見あるわけですから、いろんなご意見、トータルで私は今の献立の中で評判がよいと、このように考えて、また提供者も工夫していただいているなとこういう評価をしているところであります。
それから、第2点の、いろんな中間がいっぱい入っているんじゃないかというご心配あるようでありますけれども、大丈夫、中間マージンなどピンはねなどされていないように進んでいるようでありますからご安心いただきたいと思っております。
それから、民生委員さんの集金というのを、スタートは町が押しつけた経過はなかったんでないだろうかと。これもそんなに歴史があるわけでないんでして、たまたまスタートの中でお手伝いの方式が、民生活動の中でそれが、お手伝いの方式がいわば奉仕活動の中で今日まで来ている。その中で負担が重いという方では、先ほど申し上げましたように別な職員が対応するとか、そういう形出ておって、強制の方式はとっていない。だから、民生活動のおつき合いの中で、ついでにというスタートでなかったかなと、そんな記憶でおります。今もそれが、繰り返しますけれども、町の押しつけでなくて、そこからスタートして今日に至っているというふうに思っております。無理はかけたくありません。
それから、第4点の利用食材費プラスという形でありますから、弁当費用は固定という、ここで申し上げるわけにいかない。限りなく値段は動かない努力は町としてはしていかねばならない。ただし、絶対という固定はできないのかなというふうに思っております。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君) 最初に、図書室と図書館が全然違うんだということを認識していただきたいなと思います。うちの町の公民館の図書室は、あくまでも地域、何回もお話ししますけれども、地域に根差した地域の公民館です。コミュニティーづくりの拠点としての公民館、学習の場としての公民館ということで、地域づくりに欠かせないということで必要な附属施設としての図書室です。ということで、図書館的なレベルを望んでいるわけではないんです。何回もお話ししますけれども、地域づくりのための図書室だということをまず押さえていただきたいと思います。
細かい質問を受けたわけですけれども、例えばバーコードで探索等々ということですけれども、それもまず今のところ、地域ということを考えれば必要ないだろうと。ただ、今後とも、町域、町内全部の方たちが各公民館の図書を貸し出しできるようになっていますので、その辺も今後頑張っていかなければならない点だと思いまして研修していく予定でおります。
それから、あと司書の配置、あるいは専門職員ですけれども、あくまでも公民館の附属施設である、公民館全体の公民館活動の中の一部だということで今の公民館職員で対応していきたいということです。
それから、ボランティアの件ですけれども、公民館活動の中で図書で言えば読書活動、そういうような学習活動の面でのボランティアということで今準備を進めているところです。ということで、これは各公民館ごと対応がまちまちですので、その辺を調整しながらやっていかなければならないというふうに思っております。以上です。
議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) 配食サービスについてですが、地元の食材を取り入れるとかということは検討されていますでしょうか。それが献立に取り入れられることによってちょっとは、また普通の、大量につくるお弁当と違ってくるということもあるのではないかと思います。私も聞いた中で本当に感謝しているということはありましたけれども、二つを比べた場合に、やはり比較して、どうしてもお弁当、杜の風から来るのは劣るといいますか、そういうことははっきり利用者が言っているわけで、それでは食材については幾らぐらいが当てられているというふうに町ではつかんでいるのですか、伺います。
集金ですけれども、町は押しつけるものではないというふうにお話がありました。それで、もし負担になっていて、これができないと言った場合、これはだれが、町が責任を持って、町の職員がそういう人のところには集金に行っているのでしょうか、伺います。
最後にですが、介護保険の改定の後にですが、お弁当の費用は固定とはいかないというふうに話しになりましたけれども、これについてはどういうことが今検討されているのか。利用者にとっては200円で今まで利用できていたものが、これがどう変わるということなのか。高くなるということが想定されているのか。いつから新しい介護保険法のもとで実施されるのか。何度も伺いますが、つくし会は、このままでお弁当を今までどおり高齢者の方々に届けられるのでしょうか。NPO法人などとらなくても、業者として認定されなくても届けていくことができるのでしょうか、伺います。
また、図書室についてですが、地域づくりということで、図書室がこうであるということについてはわかります。でも、町長に伺いたいわけですが、5万冊を超える図書を図書室では合計すると持っているんだというわけですよね。どこに何かあるというのは、そこの公民館、公民館ごとにはわかるわけです。でも、これを一括管理しないで、町長が言うもったいないということにはなりませんかね。私は、どこに何かがあるかがすぐに検索されて、それでしたらあそこに行けばありますよ、じゃあ次のときにおいでください、とっておきますよというふうに融通し合うような、そういうネットワークを構築していったらいいのではないかと思うわけです。
図書館というのは知的・文化的要求を満たすためにはどうしても必要になってくることですし、子供たちの未来のためには必要な施設だと思うわけです。今回、そこに行き着くまでにもうちょっと時間がかかるだろうということでこういう提起をしたわけですが、これについては町長はどのように思われるのか。教育長に今伺いましたけれども、町長にこの図書館について伺いたいと思います。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) 食材に地元のものというのは、これはなかなか難しいかもしれない。目標はそこにあった方がいいんだけれども難しいかもしれない。それは供給状況からしても、なかなか難しい。食数が学校給食などから比べてぐうっと少ないから、容易なようだけれども意外とルートとしては難しい。目標値には置かねばならないけれども、ここでお約束できる代物ではないと。
それから、集金、先ほど申し上げましたように、そういう経過があって、今ご無理な人については、ご無理をかけることができないので社会福祉協議会の職員、こういうので集金などをしているという報告を申し上げたところであります。これもまた継続してまいりたい、こういうことであります。
それから、受益者負担、これは食材費プラスつくる費用、それも今までの本当にお手伝いで来たわけでありますが、今後団体とも打ち合わせしながら進めてはまいらねばならないと思っておりますけれども、答えは先ほど前もって申し上げたとおりであります。
それから、図書システムについては、教育長申し上げたとおり、これは内輪なんです、同じ答えなんです。
ついでに、図書については、やっぱりあれだね。せっかく本当に県立図書館を移すとき、いよいよにしてあそこまで来ていただきました。そういうものをご利用してほしいねってお願いしておりますけれども、県立図書館ですから、唐桑から、花山から、丸森から、七ケ宿までの距離的なものからすると、本当に近場であり、いいなあというふうに思っております。中にはおりますよ。私、自転車も踏めないから、こげないから、なかなか県立図書館は遠くて大変なんですという人もありますけれども、県立図書館という利用なども、本当に本格的に前々申し上げておりますけれども、生かす。
それから、図書利用には、いつでも申し上げておりますけれども、ビル型図書利用者、本当によくも毎日1冊ぐらいのペースでお読まれになるなという子供さん、大人の人たちがいる。これは本当にびっくりしております。以上です。(「済みません。配食サービス、いつから新しい介護保険法のもとで行われるということになっていますかというのを聞いていたんですが、そこだけお答えいただけますか」の声あり)
配食サービスと施設給食費は違うんだそうです。いいね、わかりましたね。いいんでしょう、質問に答えたわけだから。以上です。(「介護保険の枠の中での、これはどうなるんですか」の声あり)
議長(相澤 武雄君) これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午後4時52分 散会
平成17年9月7日(水曜日)午前10時00分開議
第 1 | 会議録署名議員の指名 | ||
第 2 | 一般質問 | 3番 山路清一議員 | |
1 | 富谷町の災害取り組みを問う | ||
2 | 富谷町のアスベスト対策を問う | ||
11番 相澤榮議員 | |||
1 | 学校等における個人情報保護について | ||
2番 齊藤きえ子議員 | |||
1 | 児童手当の支給を、所得の制限なく全員に支給できないか | ||
2 | 地産地消を広めるのに、ふるさとまつりを利用しては | ||
9番 安住稔幸議員 | |||
1 | 子供たちが、郷土と町政へ関心を深める施策を | ||
2 | 条例や公文書等の表記等改めについて | ||
18番 佐川幸三議員 | |||
1 | 知的障害者施策の“施設から地域へ”移行と対応策について | ||
2 | 住民奉仕に徹した行政運営、職務執行を | ||
10番 伊豆田待子議員 | |||
1 | 女性専門外来の設置を | ||
第 3 | 承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)) | |
第 4 | 承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第2号)) | |
第 5 | 議案第 3号 | 平成17年度富谷町一般会計補正予算(第3号) | |
第 6 | 議案第14号 | 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
第 7 | 諮問第 1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |
第 8 | 認定第 1号 | 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |
第 9 | 認定第 2号 | 平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第10 | 認定第 3号 | 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第11 | 認定第 4号 | 平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第12 | 認定第 5号 | 平成16年度富谷町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第13 | 認定第 6号 | 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第14 | 認定第 7号 | 平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、17番永野 久子君、18番佐川 幸三君、19番渡邊 俊一君の3名を指名いたします。
本日も蒸しますので、暑い方は上着を脱いで本会議に臨んでいただいても結構であります。
日程第2 一般質問
議長(相澤 武雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。3番山路 清一君。
3番(山路 清一君)昨日、台風14号が九州に上陸し、雨・風により、けさの時点で死者7名、行方不明13名、土砂崩れ、水没など大きな災害になり、被害を受けた方々にお見舞い申し上げます。
現在、日本海を北上しており、東北には午後から影響が出るとのことです。実り多き農作物に被害がないことを願います。
さて、私は「富谷町の災害取り組み」と「富谷町のアスベスト対策」の2点について質問します。
8月16日、お盆の時期に起きた「8.16宮城地震」は、だれもが今にでも起こるかもしれない「宮城県沖地震」と思いましたが、それとは別の見解が出て、ますます不安が募り、伺います。
今回の「8.16宮城地震」において、富谷町では震度4で人身事故等大きな被害はなかったものの、複合健康施設「スポパーク松森」のような多くの人身事故とまではいかなかったものの、同僚議員の昨日の質問にもあるような町の施設に天井の落下があり、一つ間違えれば大きな災害にもつながる被害が発生し、今さらながら災害防止策の重要性を感じます。富谷町においては、災害防止に対し「広報とみや」、また各議員の一般質問においても災害に対しての質問が多くあり、それだけ町当局、そして住民の関心が高いことが感じ取れます。手元にある「広報とみや」平成14年10月号には、「わが家の防災訓練(1)」として、震度階級の関連解説と富谷町地域防災計画から身の安全はみずからが守る内容が掲載され、「わが家の防災訓練」シリーズが平成15年2月号まで5回、内容は、非常持ち出し品・避難地図・ライフラインの連絡先・救出・訓練、また3月号には「春の火災予防運動」が掲載されており、これは秋の火災予防運動とともに毎年定期的に掲載されております。
平成15年6月号には、役場駐車場で行われた「コミュニティ防災活動」が、平成15年8月号と9月号には、「わが家の防災訓練」の保存版として「風水害編」、風水害の知識・対策・避難場所、防災の日9月1日特集には、まず身の安全そして消火・救助・看護の自主防災活動と、富谷町避難所マップが保存版として掲載され、平成17年2月から7月にかけ「どうする?こんなとき」シリーズとして6回、(1)地震編-地震発生時の行動から(6)の地震発生時の初期消火まで掲載されております。「広報とみや」平成14年10月から平成17年9月発行分には24回掲載され、本当に町当局の並々ならない防災に関して町民を守る熱意が感じ取ることができ、また9月発行の最新号「広報とみや」には、8.16宮城地震と「自主防災組織の活動にみんなで参加しよう」との題で掲載され、当局の対応の速さが見受けられます。
また、「とみや議会だより」の平成15年2月号からことし8月発行分には、12回の質問、平成14年12月の同僚議員「地震対策等危機管理態勢の充実を」から始まり、平成15年3月議会の「災害発生時迅速な初動態勢を」まで8名の議員が一般質問しており、今回も私を含め2名の議員が質問しております。
富谷町には各家庭に配布された「富谷町避難所マップ」はありますが、他市町村で作成し配布している「防災手帳」など、また、各町内会には正式な「自主防災組織」等はありません。さきに話した「広報とみや」に掲載されてある防災に関する記事をまとめ、少し手を加えるだけで大変立派な「富谷町防災手帳」なるものができますが、現実は各町内単位での制作を任せられているのが現状です。
数年前に東向陽台第一町内会が作成した「災害対策実施要綱」はありますが、他の町内会のものは見受けられません。
さて、ことしの「広報とみや」3月号に写真入りで「防災マップ作成で地域の防災力アップ・住民参加型防災マップ」という題で、日吉台・杜乃橋地区4町内会が合同で取り組んでいる記事が載りました。
今、日吉台・杜乃橋地区では、日吉台2丁目に住んでおりますNPO法人、日本防災士機構「防災士」の免許を持っている方を中心に、各町内会の会長を初め防犯防災部長などのメンバーにより、「日吉台・杜乃橋地区自主防災組織」の立ち上げに向け、数回会議を開き、今月は防災マップ作成の基本となる地域の状況、危険箇所、危険物等を調査する段階まできております。
9月24日土曜日午後7時からは、日吉台・杜乃橋地区自主防災組織設立準備委員会事務局主催の講演会を、さきにもお話ししました日吉台にお住まいの防災士安田悟氏を講師に招き、「自主防災組織の役割について」と「8.16宮城県沖地震」について講演していただくことになっております。
富谷町には平成13年2月に作成された「富谷町地域防災計画」があります。
その内容は、第1部の総則、第1節計画の目的に始まり、第2節防災に関する組織と実施責任、第3節、第4節、第5節には富谷地域防災計画の方向、第2部には、防災予防計画として第1章災害に強い町の形成、第2章災害に備えた防災体制の整備、第3章防災行動力の向上、そして第3部災害応急対策計画、第4部災害復旧・復興計画まで380ページに及ぶものがございます。そして資料編として資料1、富谷町防災会議及び災害対策本部に関する条例から資料52の防災関係協定まで162ページ、また様式として様式1、職員動員に関する様式から様式9、県の報告等様式まで、合わせると膨大な内容の「富谷町地域防災計画」があります。災害に対応するには、町だけでは対応することはできません。富谷町に住んでいる住民、また建設機械等を持っている各企業一体となって取り組まなければなりません。
それには町当局の指揮のもと、各町内会と町当局が一体となり対応し、災害防止に努める「防災計画活動」を目指し、次のことを質問します。
一つ、富谷町地域防災計画は何部作成し、配布先はどこですか。
一つ、データ等古くなっていますが、改訂版・部分差しかえの計画はありますか。あるとすればいつですか。また、サイクルは何年を考えておりますか。
一つ、富谷町地域防災計画を各町内会に1部配布はできませんか。
一つ、各町内会の防災活動「防災組織等の立ち上げ・防災マップ作成・防災計画書作成」の 状況はいかがですか。
一つ、各町内会の防災組織の立ち上げ、取り組みに対し、町はどのような指導・援助をしていますか。
次に、先日先輩議員も質問し、冒頭に、国のアスベスト対策の対応に強い怒りを持っていると町長のお話があり、平成17年度各種会計補正予算の中でアスベスト調査費として277万円の委託料を計上し、当局が一刻も早く対応等をとっていくべきか検討しているとの答弁を聞き、重複しますが、それほどまでに重大な事件であるので、「富谷町のアスベスト対策」を質問いたします。
20年以上も前に吸い込んだ石綿「アスベスト」が原因で、工事に従事していた作業員、出入り業者、近隣住民、そして作業服を洗濯した家族までもが、アスベストが原因と見られる「中皮腫」で死亡、または治療しており、国の対応のおくれとはいえ、多くの人々が苦しんでおります。
アスベストが原因の中皮腫は、欧米では日本で問題になる以前から問題視され使用中止、または規制されていましたが、国の対応が遅く、このような大惨事に至ったことは他人事には思えません。私も仕事上、石綿「アスベスト」の吹きつけに立ち会い、また施工後のアスベストの厚さの検査等行ったことがあり、そのときの職人さんを思うと複雑な気持ちになります。阪神大震災で倒壊した建築物にも多く使われ健康問題にもなっていたが、ことし6月末に大阪の大手機械メーカーが、従業員(退職者を含む)及び出入り業者ら79人がアスベストが原因と見られる疾病で死亡、同工場近隣の住民もアスベストが原因と見られる中皮腫で治療中で、見舞金を払うと発表し、アスベスト問題をさらに国民に広く知らせることになり、今では大問題になり、毎日マスコミで取りざたされているのが現状です。アスベストは古くから便利な耐火被服、防音・耐久素材として建築物を中心に広く使われ、身近な存在だけに不安が広がっています。石綿は溶岩が冷えて固まる際、岩石の割れ目などで細長い繊維状に結晶化した天然鉱物で、アスベストの語源は「消し尽くせない」を意味するギリシャ語です。安価な上、耐火・耐久性にすぐれる便利な素材として普及し、日本では1960年代の建築ラッシュ以降、カナダなどからの輸入が急増し、住宅・ビル・工場から学校、体育館まで大量に利用され、国内では白石綿・茶石綿・青石綿の3種類がビルなどの吹きつけに使われ、白は青、茶に比べて毒性が強くないため、昨年原則禁止されるまで建材にまぜて使用していたとのことです。
また、建材以外の用途も多く、自動車のブレーキは、車輪と一体化した回転体に摩擦材を押しつける仕組みですが、かつて摩擦材は石綿を主原料に樹脂や金属粉をまぜており、船舶は居住部分の内壁や高熱蒸気が通る配管内部に使い、鉄道車両はブレーキ制動部分に石綿を溶け込ませた金属ブロックを使用しているなど本当に広く使われております。我々の身近にあるものです。
中皮腫とは、皆さん御存じとは思いますが、がんの一種で、肺や心臓を包む胸膜や腹膜の中皮と呼ばれる膜にできるがんで、石綿の細かい繊維を吸い込み、肺の奥まで入るのが原因とされ、30から40年で発病し、発病後は進行が速く、診断されてから生存期間は大体1から2年です。5年生存の確率は10%に満たないということです。
先日のニュースで、積水化学工業が販売した戸建て住宅40万戸について、石綿使用の有無と箇所を8月末以降購入者に戸別に通知すると報じており、住宅団地が密集している富谷町においても他人事ではない状況です。
石綿を含む可能性のある主な建築部位として、木造住宅においては屋根、軒裏、外壁、台所・浴室の内壁・天井、ビル、学校などの鉄骨づくりにおいては、学校では音楽室や体育館の天井・内壁・間仕切り壁、鉄骨の柱・梁、駐車場の柱、天井、配管の保温材に使用されております。
政府は8月26日、アスベスト(石綿)問題関係閣僚会議を開き、石綿を扱ってきた工場の従業員の家族や周辺住民など労災を受けずに死亡した従業員らを救済する新法を制定する方針を正式に決定し、規制のおくれなどに関する行政責任については、「関係省庁の連携が必ずしも十分であったと言えず、反省の余地がある」と表明しています。
また、労災認定を受けた181の事業所を追加発表し、石綿製品を製造・加工してきた384の事業所名も新たに公表しました。
このように国を挙げて大問題となっているアスベスト対策を伺います。
昨日の議員への回答で重複していると思われるものがございます。
一つとして、富谷町所有でアスベストを使用した建物はあるか。
一つ、住宅等町内民間所有の建築物でアスベスト使用報告はあるか。
一つ、町民でアスベストが原因の被害者報告はあるか。
一つ、アスベストを使用した建築物があれば、富谷町の対応策はあるか。
以上、お伺いいたします。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) お答えいたします。
まずもってお答えする前に、議員詳細に町の広報状況を関心を持たれて見ていただいていることに感謝を申し上げたいし、山路議員のような方々が町民に一人でも多くあってほしいという願いを込めて広報活動をしてきたつもりであります。しかし、今、議員から全体をご指摘いただいて、改めて広報、周知方の徹底というのはとうといんだということを改めて認識させていただきました。ありがとうございます。
それでは、お答えいたします。
第1点のその1、防災計画の作成状況でありますけれども、お話しありましたように、相当ゆっくり、じっくり読めば、これは大衆にわかるようになっているわけでありますけれども、お話しありましたようにあのボリュームであります。したがって、今、つくったものは100冊であります。100冊中76冊を関係機関、町内外の団体に送付しているところであります。実態はそういうことであります。
第2点は、多分おわかりだと思いますけれども、今の計画は平成7年、阪神淡路の震災を踏まえて平成9年の6月に計画を見直したのが今の計画であって、国の防災計画基本計画に沿った計画として平成12年に改定して今日に至っていると、こういうことであります。
それから、資料の一部修正に至っては、町の防災対策は実施しておりますけれども、サイクルはありません。必要があれば、それらに追録、追加修正、こういう形で、これは町独自のものでありますけれども、上位団体、県とか、そういう団体とも整合性を図っておるわけでありますから、それらをにらみながら修正・改訂をしてきたのが今日の計画であります。
次、3点目の町内会に配布はということでありますけれども、あのとおりの計画書であります。したがって、惜しむわけでなくて、あれ例えば1冊とか何部かずつ町内会にお渡しするよりも、むしろ、前にも町民全体にお渡ししたり広報活動してきましたけれども、あれをそのままというよりも、今後もなお一層わかりやすく簡単明瞭なやつを、これは町内会というよりも町民に向かって広報活動などなど、もしくはそれに類似したもので広報活動を促していくべく、わかりやすく簡単明瞭なものを回数多くしていく方が住民に趣旨徹底されるのでないだろうかと、このように考えているところであります。したがって、あの計画書というのはなかなか大変かなと、お読みになる方々も大変かなと、このように思って、今のような考え方で趣旨徹底を図っていきたいと、こういう思いであります。
次に、第4点の町内会の防災活動の状況でありますけれども、いつかも報告申し上げておりましたけれども、町内会長さん、それから分館長さんとか、そういう方々の会合でもお願いをし、盛んに東向陽台の第一町内会などは実施、活動を何年か前から動き出してやっていただいているのがかなり参考にさせていただいて各町内会が動き出し、また、町の方としても防災計画のマップの作成の推進方をお願いしたり、その結果、お話しありましたように、日吉台・杜乃橋町内会が、そういう経験者と申しますか、専門家がいらっしゃるということでかなり熱が入ったきたということも伺っておりまして大変喜んでおりますし、その実態がほかの町内会にもお示しをしながら啓蒙し、全町的に波及するように努力してまいりたいと思っております。その中で新しい町内会ですけれども、大清水町内会にもかなり前に出て進んできたと。それから富ケ丘北部などもそういう動き出したと、こういうことで、非常に関心が持たれていることをこの場をおかりして感謝を申し上げますとともに、なお一層全町にこれを普及啓発していく努力をしていきたいと、このように考えているところであります。
それから、なお今後も、全体的に申し上げますと、繰り返しますけれども、町内会を通じながら全町に一層の趣旨徹底を図っていく、いつ、どこで、どのように起きるか、どの時期に、何時に、どういう場所にいるときという簡単明瞭に出てくるようにして、そういうときの対応をどのように動くか、これはやっぱり町民一人一人に、体調を崩していない限り、老いも若きも自分でとにかく命を守り、そしてだれかを助ける気概も欲しい。それから、ある程度自分で守る時間が必要、いわば口から入れる、出すもの、そういうものを自分で守るということなんです。その時間数については、その人その人のいろいろな見方、とらえ方あろうと思いますけれども、どんなに早くても、どんなに早く行政が動き出しても確実に時間があります。空白時間があると思います。そして、規模によっては、もっと上位団体、県なり国なり動き出すまで、そしてその災害の規模、例えば富谷の49.13全部が被害、地震なら地震であったときの対応と、部分的に1部分的の場所の被害だったり、それらによって判断、体制の固め、こういうものは絶えず変わると思っております。したがって、対処の訓練も必要だけれども、そこに空白時間が確実に出てまいりますから、それらに対応する自治体も当然組まねばなりませんけれども、訓練しているわけでありますから。より以上に住民の一人一人に、体調を崩していない方々にはひとつ自分の命を守るため、今後もお願いをしていかねばならないのかと、このように思います。
夕べも地震がありまして、いつ、皆様方どういう形でいたか、そのときどう動くか、私も、はたとこのとき、もしこれが全町にこれも倒れる、家を倒れる、自分が立てないというような状態の震度のとき、何をさあ動き出すかと瞬時に感じさせられた一瞬でありました。
特に富谷町の震度計はこの役場内に設置されております。富谷のこの役場の建物の敷地は全部が切り土と言われております。したがって、富谷町内の中でも一番地盤のいい場所かもしれません。したがって、場所によっては、富谷の震度計よりももっと動く場所がかなり存しております。そういうことを思うとき、住民の方々にも、もちろん逃げるわけでありません。行政として逃げるも避けるわけじゃありませんけれども、とにかく自分で一定の時間を守るということ今後なお一層努力してまいりたいと思っております。
次に、第2点のアスベストの関連であります。
きのうも申し上げましたけれども、我々、便利さのために、議員お話しありましたように、使ってまいりました。簡単に申し上げれば、便利さのために安い、使いやすい、耐火性があるとか、いろいろなこれ理屈はあるにしても、とにかく我々、生を受けているものが便利さという、一区切りに言えば、便利さのために安価のために使って何十年か来ました。学問的にもわかっていて今まで、昭和62年に我々注意を受けて、その後何のあれもないから安心してまいりました。しかし、振り返って報道が本当そうだとするならば、その辺の報道でないから本当だと思いますけれども、報道が道理だとするならば、かなり学問的にも、海外も知っていたと。そういうことをそのままにしておったことに対しては反省を求め、対策もしていっていただかねばならない。そして、地方自治体として町としても、できることはしていかねばならない、こういうふうに思っております。特に、その中でこの状況を、もしその学問が当たっているとするならば、半世紀残るとするならば、これから生まれてくる命に対して我々便利さで使った者としての責任として、それらの除去に努力してまいらねばならない。責任を、だれがいいとか悪いとかでなくて、我々利用した者の、生きている者の、次の半世紀に対する責任と思っておるところであります。
質問第1点の、町所有の建物にはアスベストを含む材料の利用は、きのう申し上げましたように、あります。ただ、これは材料には、アスベストを含有した吹きつけ材と固形物である建材とがあります。特に問題となるのは、飛散するおそれの高い、篤と議員おわかりでありますけれども、繰り返します。高い吹きつけ材で、しかも昭和63年以前に使用されたもの、建材については、現状のまま破壊などをしない限り飛散の可能性は小さいとされております。町所有建物の209カ所について調査を行ったところであります。それはその209というのは、議員は専門的におわかりでありますから、そのあるないというよりも、それに可能性ということで209ポイントを町の技術的な範囲内で、技術の範囲内で調査を行ったところ、18カ所についてアスベストの、今発表されているアスベストの含有の可能性がある吹きつけ材を使用していると町の技術屋としては判断いたしました。
このうち、既にアスベスト含有が確認されているもの2カ所については、昭和62年に封じ込め工事対策を当時させていただいております。ほか16カ所については、吹きつけ剤にアスベスト含有の可能性がありますので、可能性、可能性が、繰り返しますけれども、町の技術屋の判断の範疇の中で16カ所については可能性がありますので、これらの施設について早急に分析機関に調査依頼する、こういうことであります。今まで町内でそういう調査を速やかにしてきたつもりでありますけれども、今後、次の段階に入る予定であります。
それから、民間からの報告は出ておりません。
それから、3点目でありますけれども、被害報告は保健所が窓口となっております。それで、相談件数として黒川保健所内で1件の相談案件があったという状況であります。
それから、第4点目については、アスベスト含有の吹きつけ材使用が確実な公共施設につきましては、既に封じ込め対策、先ほど申し上げましたようにやってまいりました。ほかの施設についても、吹きつけ材にアスベストの含有の有無について分析を行い、アスベスト含有が確認されれば対処していかねばならない。国家的なことと町としてできること、そういうものを分析し、きのうお話し申し上げましたけれども、一気に全体が見られるような状態でないそうでありますから、順次その3ポイントというんですか、3段階ぐらいに委託発注しながらそれについて分析し、その結果を後またご相談申し上げたいと、こういうふうに思っているところであります。
11番(相澤 榮君) 私は、学校等における個人情報保護についてお伺いいたします。
個人情報保護法が2005年4月から全面施行されました。
個人情報保護法では、大量の顧客名簿などを保有する個人情報の取り扱い業者に対して、利用目的の特定や利用目的による制限、適正な取得、利用者への通知などが義務づけられています。本人の同意を得てない第三者への提供も禁止されています。「ついうっかりしていた」、「知らなかった」では済まされないのです。
個人情報を安全かつ適切に管理できないとの評価が世間に広まれば、その企業や団体は従来にもまして大きな社会的非難や制裁を受けることになるでしょう。
まず、個人情報の漏えいや不正な利用が発覚すれば、その内容がマスコミで取り上げられ、遵法精神の希薄さや倫理観の欠如が厳しく追求されることになるでしょう。企業が長い時間と労力をかけて営々と築いてきたイメージやブランドが傷つくだけでなく、社会的な信用も大きく損なわれることになります。事件とは無関係の従業員やその家族までが肩身の狭い思いをさせられ、その結果、会社への忠誠心や仕事への意欲までもが大きくそがれるということにもなりかねません。
また、企業経営に対する直接的な影響も懸念されるところです。信用の失墜や取引停止によるビジネスチャンスの喪失、被害者からの賠償請求、被害者へのおわびなど直接的、間接的な経費、損害が発生します。
例えば、51万人分の顧客情報を流出させてしまった通販業者では、営業自粛による減収額が150億円にも及んだと言われています。あるクレジット会社では、おわびとして全被害者に対して500円の金券の配布をしたため、その総額は30億円を超え、配布する人件費や通信費まで加えると、その総額は40億円に達したと言われております。このように個人情報の保護の問題はますます重要性を増してくることでしょう。
情報の流出はたった一人の人間の不注意で起こるものです。個人情報を取り扱う現場の一人一人が「個人情報保護法」の趣旨と内容を十分に理解し、自分自身の日常業務で必要な対応を実践しなければならないのです。
個人情報保護法に関しては、前の議会で同僚議員が質問をされておりますが、私は教育現場における個人情報保護について質問いたします。
先月の河北新報の掲載記事によりますと、仙台市の小中学校、高校で個人パソコンを学校で利用している教職員は66%、さらに57%の教職員が仕事のため、生徒の成績や住所録などの個人情報を自宅に持ち帰ることがあると答えています。持ち帰る頻度は「ほぼ毎日」がトップで、「週2、3回以上」と合わせると6割以上に上っています。7月26日、仙台市立岡田小学校の男性教諭が、担任の6年生の児童ら54人分の個人情報をおさめた私物パソコンを校外で盗まれていたことが8月4日にわかりました。市の教育委員会は、4月と6月に個人情報の取り扱いについて各学校に「原則、個人情報を持ち帰らないこと。持ち出す際は学校長の許可を取ること。寄り道はしないこと」などを通知していました。この教諭は校長の許可を取っておりませんでした。この学校では、臨時の保護者会を開き、保護者らに謝罪。市の教育委員会は教諭の処分を検討するという方針でありました。
さらに、県教委は3月、すべての県立高校と盲・ろう・養護学校に対し、情報セキュリティー対策の事例集を各学校に配布。「不正アクセスの防止や発生時の対処法。ウイルス対策ソフトの導入。インターネットや電子メールの利用」などに関する具体的な規則を定めるよう求め、9月末までに情報セキュリティー対策基準を策定されるように通知しております。県教委はこのほか、教職員の個人パソコンからの情報流出を防ぐため、公用パソコン5,600台を配備し、個人パソコンの公務利用を禁止するとしています。学校現場で扱う個人情報は、児童・生徒やPTA会員の名簿と住所録、成績関連のデータや健康診断の記録、教育相談の内容など。業務のIT化が進む中、情報漏えい対策が急務とされています。
学校現場は、児童・生徒の住所録や成績表など「個人情報の宝庫」であります。個人情報を適切に管理し、盗難、紛失をなくすことは教職員の義務であります。また、不必要な個人情報を収集しないことも義務の一つであります。勤務時間帯は子供たちにかかりっきりになり、事務的な仕事は自宅で処理するしかないというのが現場の実態でありますけれども、その点を考慮しながら、できる限りの改善策をとらなければならないのです。よって、本町の教育現場での個人情報保護の実態と今後の対策について、次の項目について伺います。
一つ、教職員の個人所有パソコンの利用実態について、何パーセントぐらいになっていますか。
二つ目、セキュリティーに関して校内のルールはありますか。
三つ目、個人パソコンからの情報流失を防止するためのルールはありますか。
四つ目、公用パソコンの配布の考えはありますか。
以上を質問いたしまして、私の質問を終わります。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君)それじゃ、学校における個人情報保護についてお答えをしたいと思います。
最初の質問で、個人所有パソコンの利用状況についてということですけれども、調査しましたところ、11校で207台が個人所有。72%です。
個人情報挿入のフロッピー、それから、ほとんどが教材に関するパソコンの利用ということで、それは個人で持ち帰ってもいい。ただ個人情報を挿入したフロッピーについては金庫管理という学校もありますし、個人の徹底した管理という、個人に任せる、まだその辺が統一されていないところでございます。
それから、セキュリティーに関しての校内ルールはありますかというところですけれども、富谷町個人情報保護条例及び個人情報保護情報セキュリティーハンドブックを指針とし、また、県教委から教育分野における多様なケースにおける個人情報保護に関する指導を受けながら、先ほど議員さんからお話しありましたように、個人情報の原則持ち出し禁止。それから、やむを得ず持ち帰る場合は必ず校長の許可を得る。それから自宅に真っすぐ帰る。そして、帰ってからもその安全管理徹底ということを町内学校情報管理に関する留意事項を共有しながら実践しております。したがって、学校独自のルール化はいたしておりません。
それから、三つ目ですけれども、個人パソコンからの情報流失を防ぐためのルールがあるかということですけれども、やっぱり児童生徒の個人にかかわるさまざまな情報は、教育を推進する観点から必要不可欠なものであります。一方、児童生徒や保護者は、学校を信頼し個人情報を提供しているもので、外部に流出することはプライバシーの侵害を生じさせてしまうだけでなく、公教育そのものの信頼を失いかねないものであります。このことを十分理解しながら、一つは、個人情報にかかわる公簿、調査票、成績物に関する各種資料は学校外に持ち出さず、学校内で厳正に管理すること。個人情報の収集に当たっては、収集目的を明確にし、必要最小限とすること。また、その利用は目的の範囲内とし、使用の期間経過後は直ちに廃棄すること。学校用コンピューターに個人情報を入力する場合はプロテクトをかけ、関係者以外には情報を取り出せないようにし、安全性の確保を図ることを町内校長会で常に確認し合いながら、そして、各学校におけるITプロジェクト会議などで、個人情報が内在する書類や情報機器の取り扱いについて絶えず確認しながら情報の管理に努めているところです。したがって、各学校とも情報流出を防ぐためのルールの明文化はされておりません。町内学校共通理解の中で進めておる状況です。
四つ目の公用パソコンの配置はありますかということで、各学校には公用パソコン2ないし3台配置されております。さらに、教職員パソコン配置については、最近のコンピューター教室や校内LANの整備充実にあわせて、各教室に配備されているパソコンをデスクトップ型からノートブックにかえたりしながら、職員室に携帯使用可能にしているところであります。したがって、全職員への配置は現在のところ考えておりません。以上です。
議長(相澤 武雄君) 11番相澤 榮君。
11番(相澤 榮君) 校内ルールについて明文化していないということで、現在のところ、そういう事件については私も知るところないわけでございますけれども、それでは、校長会を通じてその辺を徹底しているということですけれども、職員全員という形でセキュリティー対策の研修会等、それから流失防止対策等、そういうものについて研修会等はこれから考えるとかということはありますか、お聞きします。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君)研修会についてですけれども、一つは県主催の研修会が、しょっちゅうというわけでは、ときどきありまして、積極的に参加をしている状況にあります。
それから、もう一つは、情報倫理ということも踏まえながら、庁内に情報担当研究部というのがありまして、そこに一般の方の専門的な方もまぜながら情報倫理について、いわゆる個人情報保護ということも含めながら会議を開き、第1回目を開いたんですけれども、今後進めていく予定でおります。以上です。
議長(相澤 武雄君) 11番相澤 榮君。
11番(相澤 榮君) すみません、聞き漏らしたんですけれども、校内ルールについて、ない、つくってないということですけれども、必要はないわけでないと思うんです。それで、このことについては今後どういうふうに考えますか。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君)この個人情報保護については、校内独自のものでなくて、やっぱり町全体のもの、あるいは県の指導のもの、それが共有するということで、あえて各学校独自のルールというのは必要はないというふうに押さえておりますので、よろしくお願いします。
議長(相澤 武雄君) この際、11時5分まで休憩いたします。
午前10時51分 休憩
午前11時05分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。2番齊藤 きえ子君。
2番(齊藤 きえ子君) 私は、2点について質問いたします。
初めに、児童手当の支給を所得の制限なく全員に支給できないかという点について質問いたします。
児童手当法の第1条に、「この法律は、児童を養育している者に、児童手当を支給することにより、家庭における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会を担う児童の、健全な育成及び資質の向上に資することを目的とする」とうたわれており、児童手当を支給する目的が示されています。養育者の生活の安定が、子育てに余裕ができるというように解釈してもよろしいかと思います。しかし、所得の制限により児童手当を支給されない家庭もあります。ぎりぎりの線で受給できない方は不満に思っています。
富谷町においては、団地住まいの家庭がほとんどで、少なからず住宅ローンを払っている状態です。児童手当の所得制限は、住宅ローンを支払う前の所得によるもので、所得が多いからといって生活が楽だとは言い切れません。主婦が家計を助けるために働き出すと保育料がかかり、所得が夫婦合算になるので、児童手当の支給も受けられないというような状況になりかねません。
所得の多い人は、それだけ税金も多く支払っているわけですから、少しでも恩恵を受けてみたいという気持ちがあると思います。被用者、非被用者、さらには特例給付と段階を踏んで多くの方に支給されているようですが、該当する子供全員に支給するようにしてはどうでしょうか。次代を担う子供たちは皆平等に未来があるわけですから、所得で制限するのはどうかと思います。
16年度の決算書によりますと、児童手当は全部で2億631万6,000円計上されています。そのうち、国庫負担金が1億5,245万7,000円、県負担金が2,721万8,000円、町の負担は2,664万1,000円となります。仮に、所得制限により受給できない人全員に支給することにして、その金額が全額町負担にしても、できない金額ではないと思いますが、どのように考えますか。
去年まで支給されていた人が、受給資格があるのに所得の制限により受給できなくなると、家計に大いに響きます。所得制限をなくせば、そういうこともなくなり、安定した生活に寄与することになると思います。
ある町においては、少子化対策に町独自に児童手当の額をふやしたりしているところもありますが、子供の多い富谷町では負担が大き過ぎるというのでしょうか。
富谷町の独自の施策で所得制限をなくしてはいかがでしょうか。町長の考えをお伺いいたします。
子供の医療費に関して、国民健康保険だけでなく社会保険の方でも医療費を現物支給にするということで、財布を持たなくても医者にかかれるということはありがたいことです。これは国で決めたことですが、富谷町として、宝物である子供たちが健やかに育むために、考えている施策がありますか、お伺いをいたします。
次に、地産地消を広めるのに、ふるさとまつりを利用してはどうかという点について質問します。
ふるさとまつりには、富谷の農家の方たちがつくった野菜がたくさん並びます。各農家自慢の野菜です。その中にヤーコンという野菜がありますが、一見サツマイモのようで、実はそうではありません。スーパーなどでも余り見かけません。団地の人たちは食べ方を知らない人が多いのではないでしょうか。珍しい野菜は調理したものを試食してもらい、レシピなども準備して、地元で消費できるようにしてはどうでしょうか。ふるさとまつりでは、新しく富谷の住民になった方たちへ富谷の野菜を紹介して、交流を深めてはいかがでしょうか。地場産品を使った料理のコンクールも効果的だと思います。
昨年、経済振興課で行った地元農家の野菜を摘んで、摘んだ野菜を調理して、いただくという行事がありました。成田の方たちも参加しましたが、「参加してとてもよかった。またやってくれないかしら」という感想をいただきました。
野菜が取り持つ縁といいますか、地場産品を使った料理教室などを何度も開いて交流を図っていってはどうでしょうか。農家の方たちも、自分の家で取れた野菜を使ってもらえば、つくりがいもあると思います。農業を縮小させないためにも、農家と団地の交流が必要であり、その交流によって農業を理解してもらってはどうでしょうか。大人に対しての食育を広めていく必要もあると思います。スローフードという言葉を最近耳にします。飲食店に使われていることが多いのですが、その場合、ファーストフードに対してのスローフードと解釈できると思います。もう一つのスローフードがあります。1986年にイタリアのカルロ・ペトリーニによってスローフード協会が設立されました。生物多様性を守り、食と味覚の教育と、持続性農業を推進し、食の喜びを尊重する文化を普及させることを目標とした国際活動をしています。富谷町の方が、その日本代表で、世界を相手に活動しています。その方のお話によりますと、昨年10月、イタリアに開校した食の大学では、日本の食事に人気があって、実習する国を決めるのに、約90%の方が日本を希望しているということです。日本の食事が世界中の人に興味深く思われているようです。
富谷の方が活動しているわけですから、地元富谷がこの活動をしないではいられないと思います。
農家の方は、より安全でおいしい食材づくりに挑戦して、団地の方々との信頼関係をつくって、富谷の農業を持続していく必要があると思います。これもふるさとまつりがきっかけをつくり、大人への食育を広めていくようにしてはどうでしょうか。
ファーストフードによって日本人の食生活が変化しました。子供たちのいらいらは、それが原因の一つでもあると言われています。また、スナック菓子や炭酸飲料のとり過ぎにより肥満になったり、子供の糖尿病、男女ともに子供のできにくい体になったり、アトピーの子供が生まれたりする原因でもあると言われています。いかに食事が大切かということがわかると思います。
ファーストフードには防腐剤等食品添加物が入っていて、それらが体に蓄積されるとよくありません。
農家の方たちが自分の家の畑でとれたものを料理して食べるだけで、ハンバーグを食べなくてもステーキを食べなくても丈夫な体なのはどうしてなのでしょうか。
北海道のある町では、ニラを出荷していますが、商品にならない根元を食べて風邪を引かないとか、青森のある町では、学校給食にマメモヤシを使って、子供たちが風邪を引かないなどの例もあります。食べるということは本当に大切なことなのです。
また、スローフードでは、ふるさとの味、伝統の料理などを大切にしています。このようなことを取り上げていくのも、ふるさとまつりの野菜展示コーナーではないかと思います。
青森の、森のイスキアに住む佐藤ハツメさんは「食は命」と言っています。それは食材そのものも命で、今まで生きていた野菜なり魚なりを、どのように料理したら、また命が生かされていくのだろう。その料理を食べたときに、その食材の命を私が受け継いだというふうにしていただくのだそうです。このように、食べるという一言にも深い意味が含まれています。このような話も食育になるのでしょうか。
ふるさとまつりの野菜展示コーナーでは、野菜を並べるだけでなく、いろいろなことができると思いますが、今までどのようなことをしてきたのかお伺いします。
また、今のままでは富谷の農業が縮小されていくような気がしますが、このままでよいのでしょうか。
農業に携わる人が老齢化しているということですが、団地に住んでいても農業に関心を持っている人もいると思います。そのような方たちと交流することにより、今までと違った農業ができると思いますが、何か考えていることはありますか。
以上、お伺いします。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君)第1点の児童手当関連でありますけれども、議員、篤とおわかりと思いますけれども、もう一度確認し合いたいと思います。
現況届の提出については、子供のいる全部の世帯でなくて、本年度の5月まで児童手当の受給資格ある方にご案内をするという形をとっております。それらの申請関連については広報を通じて行っている。これはもう議員おわかりのとおりであります。
ここからなんですけれども、所得制限でありますけれども、今の状態で受給者が1,721人、これ平成16年度の実績であります。それでは、制限にかかっている人どのぐらいあるか。そのうちの1,721人のうち34の世帯ですから、パーセントにしますと何%になりますか、この辺制限がかかっております。ですから、今、議員お話しのように全員がということになれば、そのお金的にはそれほどじゃないと思いますけれども、一つの制度の中で制限をかけさせていただいていると。こういう1,721人中31世帯ということであります。という形で国費と、お話しありましたように国費と県費と市町村と、こういう形でやっておるわけでありまして、きのうの今村議員からお話ありました、子育ての全体のスケールの中の一つかもしれません。こういうことを今、きのうのお話も、きょうの議員のお話なども考えながら、富谷として国策としてやっていく、それから町としてやること、これらについて参考にさせてはいただかねばならないと思っております。今すぐにこれを撤廃できるというまではいかないと思っております。
第2点の農産品についてでありますけれども、まさに議員おっしゃるとおりの方向だと思っております。消費者の方々が富谷に、圧倒的に生産者より消費者が圧倒的に多くなってきた町であります。したがって、生産者の方々に、近場に消費者が多く、日々多くなってきているためなので、ひとつなるべくつくって地域の方々にお渡し、消費していただくことをお願いしてまいりました。長い間お願いをしてまいりました。なかなか手法が悪かったのかどうかわかりませんけれども、いろいろな手だてをしながら努力してきたつもりでありますけれども、まだ、議員お話しのとおり、それほど目に見えての地元産品の生産量が多くなっておりません。また一方で、それが消費者に行き届いてない分もあります。ただ、芽は小さいけれども確実に動いていただいている方々があります。これは特殊産品でありますリンゴを初めとしてブルーベリー、それから野菜関連、こういうものも技術的には相当いいものが出ております。ただ、それが大量までいかなくているものでありますから、なかなか消費者に回っていかないと思いますけれども、技術的には相当のものがあります。ただ、この技術も切れないようにしていかねばなりません。一つの団体など目標値を1会員どのぐらい目標値ということで長い間取り組んできましたが、その目標を到達した会員もおりますし、まだ、ずっとまだ目標から下がっている会員もおります。そこまで波があるわけで、でも一生懸命取り組んでいただいて、その中に、数はなかなかふえてきませんけれども、取り組んでいる方々をこれをなお一層町としてもお手伝いさせていただいて、それを、議員おっしゃるような方向に持っていけないか、これは日夜───ただ方法論で、今お話しありましたように、議員お話しありましたような方法論で、今までやってきた町の方法もそれ間違いだとは思っておりませんけれども、もっとやっぱり工夫も必要だったのかなという、今、議員のお話聞きながらも感じました。それらを参考にさせていただきながら、なお一層進めてまいりたいとは思っております。
こういう農家の方々に若い就農者は、なかなか富谷の環境実態からして求められません。したがって、定年退職、60歳からの技術のある方々、こういう方々に労働賃金を少し安くカウントしてもいい方々にその技術を継承し、そして生産量を多くしていただいて、町内の消費者を初め周辺に出していただく。特に富谷以外の農産品が今、富谷を場所にして直産販売していらっしゃるのを見て、相当の消費者からも歓迎されているようで、したがって、議員お話しのとおり、地場、直産、こういうものの意識が変わってきている、そういう空気にある富谷町周辺でありますから、生産者をもっともっと奨励していかなきゃならない。改めて参考にさせていただきたいと思っております。
議長(相澤 武雄君) 2番齊藤 きえ子君。
2番(齊藤 きえ子君) 児童手当なんですけれども、所得の制限を受けている家庭は31世帯ということで、仮にこの31世帯の方が二人ずつ子供がいるとすると、1年間で12万円払われることになって、それが31世帯ですと300万円ぐらいですので、それを制限なくしてやることができないかなという、意外と少ない世帯数なので、できるのではないかと思いますが、それでもだめでしょうか。
それから、野菜の地場産品の消費なんですけれども、農家、減反制度がありまして、田んぼを休ませている、生産を休ませているわけですけれども、その休ませている田んぼを使って何かできないかという、団地の方々といいましても農家出身の人もいるわけですね。ですから、農業から離れると、意外と農業が、何というか、懐かしいといいますか、そういう人も中にはいますので、そういった人を巻き込んで、農業を縮小しないようにしていくということも考えられますけれども、そういったことについてはどのようにお考えになっているでしょうかお伺いします。
議長(相澤 武雄君)若生町長。
町長(若生 照男君)所得制限、やっぱりなかなかこれは難しいので、先ほど申し上げましたように、子育て支援全体的な中でこれは私は大きな宿題だと思っておりますので、これだけでということは無理かなと、こういうふうに思っております。
それから、二つ目の農業関係でありますけれども、休んでいる農地、特に富谷の場合ですと水田なんですけれども、最近の水田基盤整備の方式変わってまいりまして、多少畑地化を念頭に入れた区画整理基盤整備というのもありますけれども、富谷で基盤整備したものは、まだそこまでいっておりません。水田としての基盤整備が主たる形で基盤整備したものでありますから、その排水面、畑地化の、我々から道をすべったり歩いたりしていて休んでいる農地を見て寂しさを感じる。私さえもそうですから、ましてや議員のような方々はもったいなく思うと思うんですけれども、それは畑地化は大変難しい形の方式、形であります。したがって、大豆などやってますけれども、これはなかなか難しい形にもあります。したがって、生産者、農地所有者は大変苦労していることもこれしかりであります。そういう中で今後、排水方式を変えながら農地、畑地化としての利用方法も考えていかなくてない基礎的な部分もあります。
それから次に、農家以外の人たち、レクリエーション農園ということでおつき合いさせていただいて何年かなるわけでありますけれども、今、235名の方々が422農園と契約をし、235名の方々が409の区画を利用しながら、中には何十種類の野菜もつくっているという方もおります。そういう方々を、なお一層普及啓蒙に努力はしてまいらねばならないと思っております。
また一方、これはまだ大きくはなっておりませんけれども、シルバー人材センターと農家との請負の中で、議員お話しのような空気が出て、昨年あたりから芽生えております。これらも何らかの形で生かす方法はないものかと、このようには考えて、事務当局の方でもいろいろな広範に参考にしながら進めてまいりたいと思います。
議長(相澤 武雄君) 次、9番安住 稔幸君。
9番(安住 稔幸君) それでは、私から一般質問をいたします。
まず初めに、「子供たちが郷土と町政への関心を深める施策を」と題しまして。
子供たちが、生まれ育ったこの地を大事にして、大人になっても、ふるさとを生涯愛しゆくには、まずこの富谷町をよく知ることが必要と考えます。
郷土と町政への関心を深めていくことによって地域を大事にし、そして、この富谷町を大事にするのではないでしょうか。
今、町はゆっとりーバスでの町内見学会や学校で富谷町のことを勉強しております。また、富谷町のホームページでも、町のことを子供向けに紹介しております。
そこで、提案でありますが、子供向けの「こども広報とみや」を発行してはいかがでしょうか。子供たちが見て読むだけでなく、親が子供に読み聞かせることにより、親子のきずなが深まる一つのきっかけになるとも考えます。毎月でなくても、季刊の年4回の発行でもよいと思います。また、編集に子供たちが携わることができれば、なおのこと、さらに関心が深まると考えます。
子供向け「こども広報とみや」の発行についてお伺いいたします。
次に、条例や公文書等の表記等改めについてです。
町民から町に提出されている多くの申請書などのあて先敬称は「町長殿」の形がとられております。
埼玉県春日部市が本年4月1日から、申請書のあて先が「春日部市長様」となっているものを「春日部市長あて」と改めています。
富谷町においても、申請書などのあて先を「町長殿」となっているものを「富谷町長あて」と改めてはいかがでしょうか、お伺いいたします。
また、公文書や条例で「障害者」をすべて漢字で書きあらわす表記を「害」の字をひらがなに改める自治体がふえております。
福島県や福島市、いわき市、原町市で既に実施され、千葉県鎌ヶ谷市でも障害の「害」の字をひらがな表記に改正しております。
福島県では、「漢字の害の字は悪いイメージがあり、嫌がる人が多い。障害者の人権を一層尊重するため、変更すべきだと判断した」ということであります。
障害者の方々も、漢字の「害」の字は差別的であると感じているようであります。富谷町においても「障害者」の「害」の字をひらがなに改めるべきではないでしょうか。また、ほかにもっとよい表記をお考えでしたら、お伺いいたします。
昨年、性同一性障害者特例法が施行され、全国的に公文書の性別欄削除の動きも出ております。
秋田県では、昨年8月の県公報で、性別欄を削除する32件の規則を公布し、施行しました。
秋田市も本庄市も実施しており、仙台市も昨年7月に行われた参議院選挙の投票所入場券の性別欄削除から実施しており、現在、多くの公文書から性別欄が削除されております。
北海道釧路市では、性別欄がある公文書137件のうち67件、約49%が削除済み、または削除の方向で検討中であります。旭川市では139件のうち104件、約75%が削除済み、または削除の方向で検討中であります。
性同一性障害者は、戸籍と社会生活上の性別が異なるため、社会生活の中で身分の確認を求められた際にトラブルになることが多いようであります。
性別が記載されている書類を提出できずに就職ができない、医療機関を利用できない、選挙に行けないなど、生活にさまざまな困難を伴います。富谷町においても、公文書等の性別欄の削除をすべきと考え、実施についてお伺いいたします。以上です。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君)毎回、議員新たな提案だけいただくものですから、非常に感激して、感動して伺っておりました。
子供向けの広報ということであります。
ご案内のとおり、町の広報の中にも小学校、中学校の紹介など、ああいうコーナーを努めて広報担当取り込んでいるようであります。それから写真などの挿入というんですか、掲載というんですか、子供さんたち、大人も含みますけれども。特に富谷の場合、転入者が多い。たまたま聞くんですけれども、町広報に掲載されたのを、ふるさとのおじいちゃん、おばあちゃんに送付するというようなことが耳にしたことが何度かあります。
そういうことで、非常に大事に扱われているという、講読もされているんだなというふうにも感じております。したがって、今の広報を子供と大人の別にしないで、いい提案ではありますけれども、なお一層、今の議員のお話などを参考にしながら、広報担当にそういうことを念頭に入れた編集方針、老いも若きも一緒に載っている広報、こういうものに充実してまいりたいとひとつ考えております。
それとあわせて、きょう、ここでご報告しておきたいんですけれども、その今の論旨の中に「読み聞かせ」という言葉ありました。まだ私も一度きりしか聞いてないんですけれども、富谷の町の中に町広報を声でつくり上げ、それを皆さんに教える。全く奉仕的な活動の中で、聞いて私も一度聞いてびっくりして感動して聞いたんですけれども、ああいう方々が富谷に存在しているということをお知らせしながら、今後、なお一層そういう方々もどういう形で町内の方々に伝えていきたいのか、伝えていけばいいのかなというふうに聞きながら思います。それほど感動の読み聞かせ、音声による読み聞かせでありましたことをご報告申し上げたいと思っております。
次、公文書、第2点のことでございますけれども、その言葉の使い方について、これからもいろいろな国の動きありますから、そういうのとあわせて、町も直すところは直す。今お話しありました「殿」よりも「あて」なんていうのは、やっぱり、むしろいいのかななんて私も思います。担当といろいろなルールなども参酌させていただいて、変えるところは変えていく。固辞しません。変えるところは変える。そういう方向にあることだけは伝えておきたいと思います。
それから、性別欄は、これも努めて性別を外す努力はしてきております。でも、どうしてもつけておかねばならない分があるものもあります。これらについては万やむを得ない形でありますけれども、方向としては、議員おっしゃる方向にあると思っております。
議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。
9番(安住 稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
「こども広報とみや」ですが、本当にいろいろ子供のことも考えて、子供もお年寄りの方もということで、よくわかります。ただ、やはり子供たちが自分たちの手でそれをつくるということが非常に大事なのではないかなということで思っております。それによって、ふるさと、郷土、そういったものになおさら意識を深く持つのではないかと思います。ですので、ぜひとも子供たちが主体的につくれるようなものをお考えいただきたいと思います。その点、もう一度だけお願いいたします。
あと、性別欄削除の件でございまして、これにつきましていろいろ努力されているということをお聞きしました。
先ほどの中に例も出しておりますけれども、仙台市では、昨年の参議院選挙から性別欄を削除しているそうであります。しかし、実際にやっぱり性別欄が全くないと選管の方で困るそうでありますので、ただ、一般の市民がわからないような方法で何かそれはなっているそうであります。富谷町におきましても、ここに私のまだありますけれども、やはりはっきりこうやってあらわすのでなくて、何かしらの方法で一般町民がわからないような内容で性別欄を削除するというか、表面上削除するという方法もあるのではないかなということで思っております。
そしてまた、障害者の方でございまして、本当に私自身も障害という言葉自体がやはり本当は適切ではないのかなと思いますけれども、特に私にもちょっと新たな文句考えつきませんので、このような提案をさせていただいているわけなんですが、議会だよりでは、今、障害者の場合はその「害」の字をひらがな表記にするようにしております。そういったこともありますので、町の方も積極的に取り組んでいただきたいと思います。
再度もう一度これからの取り組みについてのご決意というか、そういったものをお願いいたします。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君)その広報をつくるところからまで子供たち参加ということになりますと、学校との関係どういうふうになっているのか、その辺なども教育委員会を通じながら学校と、学校にも児童会とか生徒会とかどういうふうになっているのか。それから放送など機構があると思いますので、そういうものと屋上屋ならない方式ということも必要かなというふうに思います。
ただ、先ほど申し上げましたように、町の広報については、そういう形をなお参考にしながら強めてまいりたい。担当の方に申し入れたいと思っております。
それから、第2点のその言葉の表記、使い方、それらはお話を参考にしながら、できることはしていくと、こういう基本、性別についても同じような方向で進めてまいりたいと、こういうふうに思っております。
18番(佐川 幸三君) 私は、2点質問をいたします。
初めに、知的障害者施策の施設から地域への移行と対応策について質問をします。
県の障害者施策の施設から地域への移行方針が進められていますが、私はこの中に2点問題があると考えます。
一つは受け入れについてです。
現在、富谷町には、障害者などが自立した地域社会で生活するための共同住居グループホームが23カ所あります。2002年11月の当時の県福祉事業団の船形コロニー解体宣言、2004年2月の県の知的障害者施設解体宣言に表明されている、施策の施設から地域への移行方針によりふえたものと思われます。船形コロニー解体宣言前の約500人の入所者が、現在は約300人です。県と県福祉事業団、いきいき財団、社会福祉協議会が統合した現在の県社会福祉協議会は、2010年までの入所者ゼロに向けて、地域への移行、グループホーム設置を推進してくると考えられますが、その対象地域として、船形コロニーに近く、公立黒川病院等医療機関もある大和町、富谷町が有力視されることは容易に予測されます。1カ所五、六人の入所として、あと50から60カ所必要ということになります。仮に半分が富谷町内に設置されるとしても、25カ所から30カ所ということになります。しかし、これほど大きな県の施策の変更が全く町に知らされていません。グループホームの設置は届け出の義務がないので、県に問い合わせしても、町に何カ所あるかわからないというのが実態です。長野県の場合、移行に当たってアンケートをとったり、グループホーム設置に助成し態勢を整備したり、準備に時間と経費をかけて進めたと聞いています。宮城県では、解体宣言だけが唐突に出てきて、準備もないまま民間任せで進められています。県の知的障害者施策の施設から地域への移行の計画が町にも知らされないまま、受け入れについて民間任せになっているのは問題だと考えますが、町の考えを伺います。
グループホームが設置された地域では、事前の説明もなく、近くに突然グループホームが出現し、何となく心配だ、不安だという声も聞かれます。地域に知的障害者に対する偏見が少なくない中で、行政が、グループホームの設置に全く無関心で済ますとか、関与しないというわけにはいかないと考えます。今、障害者が地域に入り交流を深め理解し合うこと、共生していくことが大切だと言われています。適切な機会に住民の不安や偏見を解消していくことはもちろん大切なことと思いますが、ふれあいや交流の中でこそ理解が深まっていくものと考えます。民間任せでなく、行政のイニシアチブと支援が必要と考えます。例えば、福祉法人永楽会が障害者のデイケアサービスを1カ所で行っていますが、より身近で利用できるよう各地にもデイケアサービスセンターの出張所のようなものを設置する、いわばサテライト方式を支援するというようなことは地域との交流を深めるよい機会となり、理解し合うのに効果的と思われます。
町として、障害者と地域との交流を促進し理解が深まるように取り組むことが求められていると考えますが、町はどう考えていますか、伺います。
今、施設からグループホームへの移行に当たって大きな問題とされているのが、利用者の経済力だと言われています。グループホームへの国の補助は、入所施設の数分の1と極めて低く、グループホームへの入居に当たっては、利用者の経済的自立が前提になります。グループホームに生活する場合、1カ月の平均生活費は家賃、食費、公共料金、合わせて約5万7,000円、その他小遣い、介護、病院へ行くときの付き添い等で大体平均10万円かかると言われています。障害者年金は低く、生活支援が望まれています。東京都ではグループホーム整備費補助や運営費の助成とともに、家賃補助の制度がつくられています。
家賃補助のような制度もないまま、施設から地域への移行を強行すれば、利用者と家族の負担が生じてくると考えられます。移行には、それを支援する家賃補助制度など、利用者本人への補助が必要です。県に家賃補助実現を働きかけることが大事だと考えますが、どうお考えですか、伺います。
障害者が転入した場合、医療保険はその自治体の国民健康保険に加入することになります。すべての加入者が安心して医療を受けられるようにするのは、国民健康保険制度の当然の役割です。そうした中で、障害者の場合、障害そのものだけでなく、それに伴って歯とか目とかその他の受診の機会が多く、医療費負担が比較的高くなり、国保会計への影響も懸念されます。
障害を持った方の転入に伴って生じる財政負担、国保会計・医療費等の増に対する財政的支援を、当事者である町として県に働きかけていくべきではないかと考えますが、いかがお考えですか、伺います。
次に、住民奉仕に徹した行政運営、職務執行をということで質問します。
今、長引く景気低迷の中で住民の暮らしは大変です。自治体が防波堤となって住民の暮らしを守っていくことが強く求められているときだと思います。
一方、国・政府の方針として地方自治・地方制度の改編が“市町村合併と道州制の導入、「三位一体の改革」の名による地方財政の縮小、地方自治体の行政改革、リストラと民間開放など"を主な内容として強力に進められています。
ことし3月の総務省通知「地方自治体における行政改革のための新たな指針」、いわゆる新地方行革指針もその方向に沿ったもので、民間委託、PFI手法の活用などを指示し、定員管理、職員削減とその公表を求めています。また、この新指針は、市町村には7項目の集中改革プランの公表を求めるなど、総務省の課長も「分権時代にこのような通知はいかがかとの声もあるが」と言いわけをしなければならないほど、国の介入を強めた地方自治に逆行するものとなっています。
政府のこれらの方針の根底にある理念は、地方自治体を、利潤追求を第一の目的とする民間企業に見立てる「都市経営論」であり、事務事業のよしあし、必要性を「コスト論」で判断するものです。それらの理念は、地方自治法第1条にうたわれている“住民の福祉増進"を目的とした自治体とは全く逆の理念で、持ち込むこと自体が間違っているものです。
富谷町では、これまでも行政コスト削減の名のもとに経費削減、通学バスの民間委託とその後の廃止、幼稚園バスの廃止、福祉健康センターへの福祉バスの廃止、補助金の削減、助役・収入役の廃止、出張所・公民館の併設化、職員抑制等が実施され、住民に負担増や不便をもたらしてきました。さらに、町は幼稚園や保育所などの民間への委託や移行を考え、官民協力と訳されているPPPという町の事務事業を民間にゆだねる方式についても研究すると答弁しています。
近年、町行財政運営の中で「都市経営論」、「コスト論」が強まってきていましたが、そうした中で、8月24日号河北新報の町長の「経費削減は首長の使命」と題する投稿を目にしました。さまざまな問題がありますが、3点について指摘したい。
投稿は「公務員の聖域にメスを入れ、改革に挑んだ」として、町職員の残業手当枠を6%にし、さらに3%に縮減したと自賛していますが、これはサービス残業、賃金不払い残業が大きな社会問題になって、2001年7月の厚生労働省通達「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準について」、いわゆる「サービス残業根絶通達」が出され、その中で残業実態と合わない手当支給になりかねないのでやめるよう勧告されていたもので、町長の考えはサービス残業を増進させかねません。
人件費の削減を述べていますが、住民が行政サービスを受けやすいようにするには、パート・臨時職員でなく、正規職員をふやさなければなりません。介護の充実、よりよい保育、少人数学級の実現などのためにはマンパワーの充実がどうしても必要です。職員数を抑制・削減すればよいというものではありません。
また、新規採用職員も当初5年間臨時職員とし云々、そして、その後10年契約職員としたい旨を述べ、あらゆる手段を講じて何とか実現したいとしています。公正・公平な採用の実現や住民の立場に立った研修の充実こそ必要であり、5年間不安定雇用の状態に置き、正規職員としての採用の適否は町長の判断によるとするのは、町長の顔色をうかがいながら仕事をする職員をふやすばかりか、働く者の権利を軽視したものと言わざるを得ません。今、社会的に大きな問題となっている不安定雇用でもある非正規雇用の増大は、富谷町民にとっても深刻な問題になっています。町政には、そういう住民の痛み・苦難に寄り添った労働行政こそ求められていると考えます。町長の考えは、不安定雇用の広がりの実態に痛みを感じないばかりか、増大させる側に身を置いた考えではないでしょうか。
重ねて申し上げますが、投稿の中にも貫かれている「都市経営論」、「コスト論」は、利潤追求を第一とする企業の立場であり、地方自治体の使命とは相反するものです。
住民本位の町政実現には、何よりも町長が「都市経営論」や「コスト論」の立場を捨て、住民の立場に立って住民の福祉の増進第一論に立つべきではないでしょうか。どう考えますか、伺います。
役場の機構が2002年4月に、それまでの1局15課2室が1局12課体制にされ、係が廃止され担当にされました。縦割りの弊害を正すというのが理由でした。ワンストップサービスが提唱されたこともありました。しかし、住民から、「わからないと言われ、たらい回しにされた」ということも聞いています。実際にはそうなっていないのではでしょうか。
現在、役場本庁舎には総合窓口がありますが、必ずしも十分発揮されているとは言えないようです。総合案内役に職務全体に精通したベテラン職員を配置し、用事で来庁した住民がたらい回しにされることのないようにすべきではないですか。いかがお考えですか、伺います。
近年は、福祉制度、税制等、短い期間に仕組みや法、省令が頻繁に変更になっているようです。それを住民にわかりやすく説明し、理解してもらうには、これまで以上の努力が必要と思われます。しかし、福祉を担当している職員が「おんぶに、抱っこに、ひざ枕」と言ったり、「余り福祉を重視すると怠け者をつくってしまう」と言って住民を批判するのを聞いたことがあります。こういう考え・視点では、幾ら研修を重ねても住民のために働く職員は実現しません。住民の暮らしと権利を守る立場からの研修が求められていると考えます。それは全体の奉仕者としての公務員の立場からしても、役場への就職に際し「憲法を守る」と宣誓していることからも当然ではないでしょうか。その基本の上に、住民の要望や疑問にこたえられるよう全力を尽くす。そのために制度、法令を駆使する。なければ住民の生活を守り、支援する制度や仕組みの実現に向けて努力する。そうした立場から研修が必要だと考えます。国や県の制度、仕組みが悪かったり、おくれている中で大変ではありますが、だからこそ、住民に一番身近な自治体がとるべき姿勢であり、方向ではないでしょうか。
職員研修は、住民への奉仕という立場から、親切、適切に職務執行ができるようにするために行わなければならないと考えます。どのような立場で、どういう目標で、どう行われているのか、伺います。
住民の要望は、一つの課の範囲にとどまらず、複数の課にまたがることもしばしばあります。自分の担当の職務に精通し、処理できるようにしておくのは当然の前提とし、住民要望や公正・的確な事務の執行に際しては職員全体の共同の責任があるという考えで臨む必要があると考えます。一時期話題になった「すぐやる課」のような、必要なときには課の枠を越え、連携して解決に当たる発想、取り組みが必要と考えますが、いかがお考えですか、伺います。
議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時56分 休憩
午後 1時00分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前の佐川議員の一般質問に対する答弁を求めます。若生町長。
町長(若生 照男君) お答えいたします。
知的障害関係の県の対応関連でありますけれども、県において、お話しありましたように、船形コロニーのバックアップを見込んで近隣である本町や大和町にグループホームを設置してきた経過があります。さらに、旧県福祉事業団の平成14年11月の、お話しありました解体宣言を契機にグループホームの設置の加速が危惧されたため、県とも意見の交換をし、県社会福祉協議会から、今後の地域移行計画の際は、設置市町村への相談を経てからの設置の方針を確認しているところであります。
今、次が、高齢者のデイサービスにおいて身体障害者の利用も可能であります。高齢者と知的障害者の受け入れをするデイサービスも設置されてきております。活動も地域へ出向くことを積極的に進めるなど、各事業者におきまして地域生活をかなり意識していることが見受けられ、町としても今後、それらを支援してまいりたいと考えておるところであります。
次は、障害者が地域生活を送る上で住まいの確保が大きな課題となってまいります。本年度、県の新規事業として賃貸住宅の入居機会の確保と居住継続を支援するための支援モデル賃貸住宅入居支援事業の検討に入っておりますので、これらの県の動きとか、そういうのを見つめてまいりたい、こういう状態にあります。
それから、その4でありますけれども、地域の生活移行に当たっては市町村の意見も聴取するとともに、受け入れ対象自治体の財政負担措置を講ずるよう、お話しありましたように取りまとめて県の方に申し入れしております。それを議員が受けとめたのかもしれません。これは大和とか我が町の方からの申し入れが団体申し入れとなっているものと思います。
次、2点目の行政運営の件でありますけれども、総合窓口の設置、ワンストップサービス、お話しありましたように、行って、旧庁舎からこちらに移っても行ってまいりました。議員お話しありましたように、絶えず二種類のご意見を伺っております。議員お話しのように、行き届かない点もご指摘いただいて、その都度反省をし、新たな教訓として趣旨徹底を図っていること一つであります。二つには、転入前居住地と比して大変細やかな応対であるというご意見、これは大きく分けて両左右の叱咤激励であります。
一方、対応する職員の経験値、経験値の長さ、短さも指摘がありますけれども、それも一つ言えるかもしれません。一方で、その原則は公務員としての資質皆持っているわけでありますけれども、その人の性格によって非常に誤解を招いたり喜ばれたりということもあり、総じて、繰り返しますけれども、ご指摘を受けた分については、その都度報告をし、いろいろな手当てをし、手当てというか、職員の住民に対する答えを真摯にするようにという形をとってまいったところであります。今後もこれは続くととらえております。
それから、職員の研修ということでありますが、これは県の地方課に、私の知る範囲で1年、他町村が多いということで休んだ経験ありますけれども、それ以外は地方課に1人は確実に1年という形でありますけれども、派遣して、研修・訓練をしておりますし、その他の部署、もしくは関連団体に派遣してまいりましたから、1.何人ぐらいの長期研修を重ねてまいっております。したがって、それらはかなり本格的に私は効果がある。今後もこの研修は続けてまいりたいと、このように考えております。
それから、課の枠を越えて、これはまさにそのとおりで、一つの責任分野はあります。責任分野として担当部門持っているわけでありますけれども、年間を通じて見ますと、山谷が多少あると思っております。したがって、それらを越えて手伝い、協力体制などもしてきているところでありますから、今後もその体制で、ある職員その中でそういうやり取りをしながら、住民にこたえてまいりたいと、このように思っております。
さて、その中で一番前に入りますけれども、議員、あのですね、私は「コスト論」とか「都市経営論」という学問を得るほどの形は経験しておりません。したがって、「コスト論」とか「経営論」という考え方はこれはない、無学であります。あえてあるとすれば、「経験値納税者苦労論」、こういうふうに私はとらえております。1にも2にも、国税であれ、地方税あり、直接税であり、間接税であり、とにかく、また、租税として赤い羽根募金から緑の羽募金まで含めて公共的負担の公平さというのは、一人の財布からすべて出ていくわけでありますから、町民のご苦労、納税者のご苦労を思うとき、私は大変なものがあると。これが経験値であります。特に全部がお預かりしている重い税だと思っております。その中でも我が町にこれからますます多くなるであろう、今もかなりいらっしゃるわけでありますけれども、いろいろな税はそれなりの一つの、みんな税には基準があって物差しがあるわけでありますけれども、固定資産税は、定年退職であろうが現役であろうが、ほとんど大きく動きません。減価償却とか3年に一度の見直している多少の微調整はありますけれども、絶えず微調整ありますけれども、大変現役から年金、翌日から年金生活者へかわる、それで固定資産税の重さなどはかなりなのかなと、このように思うとき、お預かりしている国税であり地方税であり、この重みを町として頭から外した自治体経営は自治体の運営はあり得ない、このような基本であります。今後、それを持ちつづけていかねばならないと思っております。
議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君)知的障害者施策の施設から地域に移行というところで、3番目の問題について、今、モデルハウスのこととか言われたようですけれども、そういう準備が進められている中で、お聞きしました家賃補助のようなことも含めて要請をしているのかどうか、それに対してはお答えなかったようなので、お尋ねいたします。
それから、大和、富谷から申し入れたことが団体の申し入れとなったということで、これは本当にこれはそれでよかったと思うんです。6月2日のときに県の市町村長会としても県の方にこのことが出されて、要請されているということがありますので、引き続き要請していくことが大事だと思います。
それから、自治体のことの方ですけれども、町行政のトップをあずかる町長さんが、コスト論、都市経営論、学問的には学んだことでないと言われますけれども、実際にやっていることはそうなのではないかと。しかも、それが経済同友会等、経済団体とか地方制度調査会とか経済大諮問会議とか、そういう政府の調査会とか諮問会議を通じてこういうことをやれということも来ているものですから、それに忠実になると、どうしてもコスト論、都市経営論になってしまうわけなんですね。定数関係抑えろ、減らせという、今度の新しい新指針にも数値目標を立てて減らせと来てますけれども、これに忠実にやると、やっぱりコスト論、都市経営論での自治体運営になってしまうわけですよ。これをやるとどうなるかというと、やっぱり住民の福祉増進というのが二の次、三の次と後継に追いやられてしまう。こっちがずっと強調されると、やっぱり削られるわけですね。それで必要な人員も削減される。だから、よりよい保育とか、あるいは、よりよい公民館活動とか、そういうのもなかなかできにくくなるということあると思うんですよ。ですから、ここのところは、じゃそういうことでは労働者の立場を守る、役場職員にはきちんと住民に対応できるように、そういうことの人員を配置するとか、それだけの勉強もできるように時間を保障するとか、こういうことにならなきゃいけないわけです。町の方でも、法に基づいて、いつも職員の給与の問題とか財政の問題、広報とみやにも発表してますよね。富谷の職員は本当に少ない人員で多くの住民の仕事を抱えているというのがあるわけです。これは去年のですけれども、去年の広報とみやの12月号で、富谷の職員が、県内町村平均職員1人で125.6人のところを富谷ではその倍以上の258.9人という割合でやっていると。むだなところに配置しろと言っているんでないんです。これほど少ない人員で多くの仕事を抱えて頑張っているのは限界があるのではないかと、やっぱりね。だから、先ほど言ったように、いろいろなことでひずみが出てくるというところで、改善するべきできないかと。そういうのが住民の立場に立った財政運営ということになるのかな。で、財政の方も、じゃうんときついのにそれをやれと言っているのかということではないと思います。これも同じく広報とみやの12月号、去年のですけれども、そこに、これですね。公会計と企業会計を比べるというのはなかなか難しいことですし、無理のある部分もあるんですけれども、そうも言われてますけれども、このいわゆるバランスシートで見ても、将来返済しなければならない分の割合が少ないということがわかると評価してますね。これは将来にわたる負担、こういうことで見ても富谷町はそう悪くないんですよ、いいんですよ。こういう中でやっぱり今、大変な状況に置かれている暮らしとか、あと中小零細企業の営業とか、そういうところの手当てをやっていかないとやっぱり大変なのではないか。こういう立場で頑張る行政、そして頑張る職員をつくることが大事でないかということを言いたいわけです。ですから、施策としても、前に町長の発言としてもありましたけれども、仕事おこしのような場合でも、やっぱり町の財政、大事な財政だけれども、この営業を助ける意味での仕事保証やるとかということも大事でしょうし、あと、入札の際の限度額、余り低いと赤字をぶってしまうわけですから、そういう余りにも低いのは入札から省くとかというようなことも含めてやっていく必要あると思う。そういう意味では簡単に安いからいいとか、それから職員が少なければいいんだという立場はやっぱりコスト論であるし、都市経営論だと思うんです。だから、そこのところは切りかえていく必要があるんじゃないかと。改めてそういう点で町長の姿勢、考え方をお尋ねするわけです。
そして、そういう立場で研修もやらないと、どうしたら住民に、仕事をしないでというか、語弊があるかもしれませんけれども、公の行政を手を抜いて、言葉が悪いかもしれないけれども、やっぱり住民にやらせるか。よく今言われているのはそれなんですよ。官から民へということで、自分でできることはやらせろと。どうしてもできないことは地域の人や団体にやらせろと。どうしてもできないことだけ町でやろうという考えでやられているものですからね、そうすると、生活がなかなか図れないということになります。そういう発想を改める必要にあるんではないかということですが、かみ合った答弁ではなかったように思いますので、私もできるだけわかるようにお話ししているつもりですけれども。
それと、先ほど投稿の中でも、町長のお考え方は、厚生労働省の通達に指摘されているのに、それを意に介さないでしまっているのではないかというようなこととか、やっぱり人は城といいますかね、職員は本当に宝だと思うんです。それを育てていくという立場で安定して安心して職務に専念できるように身分を保障しながら、きちっとした立場での研修教育というのが必要だと思うんです。それをやるためにも、やっぱり町長自身が前提になるわけですけれども、そういうことでお尋ねしたわけですけれども、投稿に関して触れた点についても考えに入れていただいて答弁願いたいと思うんですけれども。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君)第1点の障害者の住宅支援関連は、これは先ほど申し上げましたように、生活支援、これらについては、先ほど申し上げましたとおり、今、モデル的な支援事業の検討に入っているということでありますので、詳細まだ持っておりません。出てきた状況で、これは県だけ走るわけでないんで市町村の意見なども入りながら動いていくと思いますので、推移を見守りたいし、状況によっては町の意見も今後も入れていきたいと、このように考えているところであります。
第2点の町運営のことですね。これはやっぱりなかなか、先ほど議員からかみ合わないということでありますけれども、私もかみ合わないというふうにも思っております、議員とは。
その後、先ほど職員数の数値出ましたけれども、あの数値、まさに県内、仙台市に対する県内で一番多いんですかね。その次あたりでありますから、住民に対する職員数という物差しでいくと、県下2番目ぐらい多く抱えているという数値にはなります。ただし、県内で一番少ないのは60人に1人ぐらいという町村もありましたから、合併してなくなったか、今でも存しているかもしれません。60人に1人ぐらいの割合で職員抱えている町村がまだ残っているはずです。ですから、それから見たら、もうとんでもない数値になるんじゃないだろうかという話になるかもしれません。ただ、そういうのもありますし、一方で、この中に臨時職員、パート職員はカウントされてないはず、この一覧表、今の提示した一覧表には入ってないはずだと思っております。そういうことからすると、我が町多いとは思っておりませんけれども、少ないと思っておりません。
それから、先ほどお話出てまいりました人材育成、これは絶えず本格的な専門的な中でも講師さんをお呼びして、来ていただいてやっていること、自己研修やっていること、そういうことも絶えずやっていると思っております。これでいいとは思ってませんけれども、とにかく絶えずさまざまな形でやっている状況を報告させていただきたいと思います。
それから、町長の、あれはタイトルにありますように持論であります。公務員法も何も一切合切、自治法も関係なく、私の経験的発想で思い続けてきたものをたまたま投稿しただけであります。ですから、あれが度外視して公務員法なり何なり財政法なりを外してやれると思っておりません。ただ私はそう思っていることを申し上げたんです。例えばですね、残業なども、私は経験ありませんけれども、必死になって8時間で働いたら私は疲れていると思います。やっぱりこれは労基法で決められた8時間というのは一つの目安、というのは、健康上も仕事の能率上もやっぱり一つの目安であって、私は8時間を超えないように仕事のやり繰りしていただきたいと。これが基本であります。万やむを得ないときは、それはあと調整していただくという、基本的には私は健康上も仕事上もやっぱりやるべき、特に今最近、私はわかりませんけれども、あの小さなパソコンに一日中腰をおろして触ったり調整してたったら、本当に目も悪く、体も精神的にも疲労こんぱいになるんじゃないだろうかと私はそういう心配もしております。これからますますああいう機械による人の労働の問題は、これは事富谷の公務員のみならず、大変な宿題になっているんじゃないだろうかという素人感覚での思いもあります。したがって、残業は努めて長時間労働はなるべく避けて繰り上がっていただきたいというのが基本であるということの考え方であります。
それから、自治体、合併した自治体、合併しない自治体、さまざまあるわけでありますけれども、これからも動くかもしれませんし、わかりません。その中で税を預かっていて今、何が各自治体が苦戦しているかということになると、物件費で苦戦しているんでないでしょうか。これは住民からお預かりした税をやり繰りしていくのに、やっぱりそういうことを思うと、決してかみ合わないと思いますけれども、私は決してどこから言われたとかでなく、経験的税の重み、そういうものを思うと、今後も、私はコスト論まで私は学問ありませんけれども、税の重みというのは絶えず念頭に入れながら町経営をしていかねばならないと思っております。
議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君) 持論ですと、投稿に書いたのは、そう言われましたけれども、これからのことについてはどうなるのかわからないですけれども、このまま行政に当てはめられれば大変だなと、こういうことははっきりしているわけですけれども。ただ、これまでのことについては持論だと言っても、それをこの町政に生かして実践してきたわけですから、そのことについてはやっぱり責任があるわけですね。例えば残業の問題にしろ6%をさらに縮減して3%にしたということがあります。これは先ほどから言いましたように、残業の実態を正確にあらわさないで、要するにサービス残業を生み出しかねないので、こういうやり方は改めようと、残業手当枠を最初から決めてやるやり方は。そういうことで指摘されていたものです。やっぱりこういう中では残業を本当に減らしていく、残業手当は必要なのはきちっと支払っていくという両方ともかなえられるようにはならないわけです。ならない可能性が高くなること。ですから、これは改めたらいいんだろうというんですけれども、これは町長は成果ということでしょうか。ここにやっぱり違いがあると思うんです。やっぱり全体の中で認められた正しい解決の方法は、学んで実施していくということが必要かと思うんです。自分の考え方は絶対曲げないということのようですけれども、それではいけないのではないか。
それから、税金が大事だ。それは町民から見てもそうなんです。納める、納められれば納める。納められるほど収入がない場合は納められないですから。でも、納めた人も納められない方も日々人間らしく生きていくということを保障するのが、企業ではなくて自治体だと思うんです。そういうことでは年々5億とか7億とか毎年のように黒字を出しているわけですね。町民が自分の生活や営業をよくして暮らしを増進させたいというために納めているわけですから、それを返してやるのが自治体の仕事だと思うんです。ほかの人、議員の方からも前から、ためるだけが能ではないと。それに財政運営というのは住民のために生かして使っていくことだという指摘もありましたけれども、まさにそのとおりだと思うんです。それが今大事なのではないかと思うんです。だから、例えば実質収支比率なんかもそういう意味で言われているんだと思うんですけれども、3%から5%くらいが適当と言われると、一概には言えないからという前書きがあるにしても。そういう中で、このところはずうっと6.8、9.4、8.3、8.3と比較的多く残しているわけですね。もっとこれは住民の福祉のために使えということを数値が語っていると思うんです。残しているならば、これは何のために、いつ、どういう住民へのサービスというか、福祉増進のための費用として積み立てているのか、それが見えてこないわけですね。何のためにこれだけ多額を積み立てているのか。そういうところも含めて、やっぱりだれのために何のために使うのか、一方でかつて指摘したこともありますけれども、開発指導要綱のルールを曲げてまで集会所をつくってやったり、あるいは、今すぐ使えるというものでないんだけれども、開発業者の経営の状況を見て土地を買っておくとか、今もってまだ使われてないというのもありますけれども。そういうことこそむだを省いて、それ税金を大事に使っていくということだと思うんです。そういうことをやっておきながら、我慢しろ我慢しろ我慢しろではやっぱり通らない話だと思うんです。そういうことで、あと立場というんですかね、都市経営論、コスト論、そういうきちっとした形の論ではないかもしれないんだけれども、町長のやられているのはそういうことだと思うんです。それでは地方自治体の仕事の理念ということとはかけ離れているということで、そこをやらないと、今度の新しい新地方行革指針が出されていて、今まで以上の、これまでの質的にももっともっときつい住民の負担増とサービス削減がやられかねないので、そこのところはしっかりと答えていただきたいと思います。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君)残業、私は、先ほど、もう一度繰り返します。残業はやっぱり体から見たったら、やっぱりただ思いつきでさすが8時間という一つの目安をつくったんでないんだなというふうに思っております。60歳で定年して平均余命が、男女で差があるようですけれども、20年ぐらいあるんですか、そういう人生の中で本当に僕は知らないですよ。パソコンも知らないし、電話機もカメラも知りません。そういう機械など、冷蔵庫のドアあけるぐらいしか知りません、電気入っているの。それですら、今の電子機器でそれを業としてやらさせて40年前後、その人生、本当に大丈夫なのかと、このように思えてなりません。したがって、私は、限りなく残業というのは、そういう面からもしてならないと基本的に思う。どうしても振りかえ休なんなりで通用しない分、土日とか何とかそれへも振りかえとかしても、どうしても通じない分のために多少こういう置かざるを得ないんでないだろうかという職員諸君のご意見などで置いているようであります。私は私自身はゼロであるべきだと、日本中、世界中、労働してるものは。そのように素人として今でも思っております。
それから、先ほど実質収支論とかいろいろな一つの国の目安とか、そういうものを言っておりましたけれども、ため込みというご意見もあります。自治省ですら税金をどんどんつぎ込めという時期がありました、お勧めありました。その結果どうでしょう。それでいいんでしょうか。私は当時の自治省の人たちと今でもOBなった人たちとも、たまに何人かとお会いする機会、立ち話する機会があります、東京などで。今でも大丈夫でしたかって話をするときありますけれども、私は、そういう役所ですら、振り返ってみれば10年なり20年なり、当時勧めたものがどういう自治体、市町村経営、運営に今なって、その言うこと皆聞いたとは思ってませんけれども、私はそういう税に対する、かかわる人たちの重みというのは非常に慎重にならねばならないし、臆病に、決してそれを町長の隠してどこさか貯金持ってって使うなり、時間は回っても確実に町民にいかに多くお預かりしたもの戻っていくかという基本にはいささかも変わっていない。議員のおっしゃるのはすぐ返せということです。私は、そのお預かりした税のなるべく、中間コストと申しますか、そういうものを出して納税者、住民に戻るということが、もっともっと深刻に私は受けとめた。その中に私は納税者の税の一番身近にいる三つの方々、こういうふうに思っております。その三つの方々というのは、圧倒的に数が多くて税に携わる方々は公務員なんです、地方公務員から国家公務員、その中でも特に行政公務員。行政専門職公務員もかかわりますよ、税に。でも、特に行政公務員が地方から国家公務員まで税に本当に身近にいる人たちです。その同じ類で身近にいるのは、村議会議員から今解散中の国会議員まで議員が身近にいると思っております。それからもう一類は首長、いわば県知事47名ですか、47名から今は減りましたけれども、3,200から今、二千何百、来春で1,800になります。それらのいわば首長といわれる人たち。いわゆるこの三つの人たちが苦労している納税者、間接税であり直接税であり地方税であり国税であり、とにかく一番身近にいる人たちがこの三つにかかわる三つの人たちでないかと。であればあるほど、私自身も含めて、なお今後、税に対する本当にご苦労に心してこれに携わらねばならないことにはいささかも変わっておりません。したがって、今でもそういう思いで町民の税は大事にして、繰り返しますけれども、財政、町運営を経営していかねばならないと思っております。
議長(相澤 武雄君) 次に、10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君)私は、1点質問いたします。
女性専門外来の設置について質問いたします。
各地の民間の医療機関や公立病院などに女性専門外来がふえています。これまで産婦人科や婦人科が女性の専門診療としてさまざまな症状に対応してまいりました。しかし、男性の医師には相談しにくいことが多く、女性特有の症状、精神的悩みなどは病気じゃないとか、気にしない方がいいよといった感じで深刻に受けとめてもらえず、医者を渡り歩き、結局はあきらめるしかありませんでした。現代はストレス社会とも言います。また、核家族化もあり、家庭のあらゆる問題を女性が抱えていることは少なくないと思います。
そんなあらゆる面から、女性専門外来は今までと随分違う診療が行われております。まず、第一の特徴として、医師を含め看護師などほとんどが女性で対応していることです。そして、診療は予約制で30分かけてじっくり話を聞き、さまざまな角度から問題の原因を探ってくれます。扉のある診療室やインテリアにも気を配り、リラックスして相談できる雰囲気になっているようです。
また、病気には男女差が大きく、同じ病気でもふさわしい治療法も同一ではないし薬量も違うことから、女性の体や心を女性の医師が診療する女性専門外来が近年大きく進歩しています。めまいや関節痛など女性特有の症状は、原因を突きとめるのにも時間がかかるものです。先ほども申しましたが、初診に30分ほどじっくり患者の話を聞くことなど、心のうちのわだかまりを思う存分女医に話すことで、約6割の人の体調が改善した例もあります。
そこで伺います。
富谷町では早くからマンモグラフィでの乳がん検診を行っており、また、本年から超音波検査を導入することなど高く評価するところでございます。一方、対象外の方は、検診料ですが3,800円かかります。先日、住民より、気になるので乳がん検診を受けたいが、対象外なので3,800円かかるが、一律にならないのですかと相談がありました。病気は待ってはくれません。年齢に関係なく乳がん検診を受けられる制度を求め、伺います。
次に、乳がん検診の対象者人数と検診者数を伺います。
また、何度かこの場で取り上げておりますので細かいことは言いませんが、乳がん検診の個別検診を求め、伺います。
次に、富谷町は県内でも一番若い町です。9月号の「広報とみや」によりますと人口4万2,114人、女性人口は2万1,279人です。岩沼市は人口が4万3,000人で、女性の相談窓口を設置しております。そして、岩沼市では15人の保健師の方がおり、ベテランの保健師の方が月に1回完全予約制で1回約1時間、さまざまな相談に応じているようです。東北労災病院に「働く女性のための外来」が設置されております。また、エスエスサーティソフィア検診クリニックや宮城県女医会では「女性健康相談室」が設置されておりますが、どこを紹介したらいいのかまず相談を受けるため、女性の保健師の方が対応する、女性が相談しやすい相談窓口の設置の考えはないか伺います。
富谷町は保健師の方が10人いらっしゃいます。岩沼市から見ますと、もう一人ぐらいふやしてもいいのではないかと思います。先ほど同僚議員からの質問等ございまして、町長の答弁も考えますと、いいにくい面もありますが、しかし、必要なところには必要な人員を配置すると。これも考えなければならないことではないかと思います。
最後になりますが、黒川病院に女性医師が担当し、女性で対応する女性専門外来を設置できないか伺います。9月号の「広報とみや」で、公立黒川病院に4月から産婦人科診療を再開した記事が載っており、また、7月からは分娩もできる体制が整ったことが伝えられておりました。仙台の医療機関を利用するのもいいかと思います。しかし、場合によっては遠過ぎることもあります。せっかく黒川病院があることや、また、黒川病院の運営も順調で黒字になっていることも聞きます。住民のニーズに合った医療を考えることも行政として必要ではないでしょうか。2002年度の医師国家試験の合格者では3分の1が女性で占められ、4人に1人が女医さんであることから黒川病院でも可能かと思いますが、町長の所見を伺います。以上です。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君)お答えいたします。
第1点のマンモグラフィの検診関係でありますが、39歳以下では十分な効果が得られないと。これは町で言っているんでなくて、専門的な、得られないので、年齢に関係なく実施することは考えて───効果という、そういう学問的なことで39歳という一つの目安を、40歳ですか、そこを目安を持っていると伺っております。そして、乳がん検診のガイドラインが変更になったことにより、町の検診も40歳以上の受診希望者に対してマンモグラフィの検査を実施する予定で、1歳動いたんですかね。こういう形で進んでまいりたいと、こういうことであります。 その次が、平成16年度の検診対象者、対象者は9,709名、検診実施された方は2,132名、落ちるんですね。それで、17年度の検診申し込みは4,457名が申し込みされているようであります。
個別検診については、検診可能な郡内の病院は公立病院だけであります。なかなか個別の体制が開業してからというわけにいかないですので、体制からすると郡内、黒川郡という区域でいきますと、黒川病院一つだけしかやれない形になっております。したがって、ほか体制が整っている地域、いわば富谷の場合ですと南の方向、そういう方向ということになると思います。
それから、その3でありますけれども、支援センターで対象を限定しないさまざまな相談を受けて、きのうなども申し上げておりましたけれども、それが総合支援センターという形でおるわけでして、人的態勢云々もありましたけれども、今のところスタートして何とか動き出して、もっともっとこれは内容の充実を図ってまいらねばならないと思いますけれども、あのセンターで今後も相談をしながら、そして内容によっては紹介なり何なりしていく、こういう業務もあそこでしてまいりたいと、こういうふうに考えているところであります。
それから、黒川病院にということでありますけれども、女医さんということでありますけれども、一応スタートしただけ、ご案内のとおりスタートしただけで、委託業務に行政組合から委託業務に変わりました。したがって、今必死になって体制を整える、委託業者、振興協会が体制整えるのに必死であります。したがって、今のお話しのように、女医さんとか男医さんとか年少医とか何とかと、そこまで申し入れするのは酷なのかなと、こういう実態であります。ようようにして、まだ数カ月でありますけれども、ようようにして前の黒川病院の体制にやや戻りつつあるだけで、まだそれほどまでいっておりません。したがって、この状態、地域の中ででありますから、相当ご苦労をかけなければならないと思っておりますので、もう一度繰り返しますけれども、そこまで要望するもう少し時間が必要かなというふうに思います。
議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君)まず、この検診に対象外の方は3,800円、乳がん検診の件なんですが、乳がん検診料取られるんですね。これを一律1,800円ですか、対象の方は。そのようにできないのかどうか、ひとつお聞きしたいと思います。
それから、個別検診については、黒川郡ということで公立しかできないということで難しいということもあるということですが、これは大分私も一般質問で取り上げて何年となるわけですが、何かもう一つこうすればもっと前に進みますよというような何か一つないでしょうか。それがありましたらお願いいたします。
それから、総合支援センター、私もホームページを富谷町のホームページをリニューアルしたということで今回、この件についてホームページを開いて見ました、富谷町の。健康相談、暮らしのダイヤルというところで健康相談についてという項目がありまして、かなり詳細にこういう相談ができますよということは載っております。しかし、これ先ほど町長もおっしゃいましたが、一般、全般にわたっての男女関係なくわたっての健康についての相談というふうに私はとらえるところでございますので、何かここの総合支援センターの中で何とかもう一歩、女性のための相談窓口というものを設置することでまた幅が広がり、本当になかなか相談しにくい、女性が医者に行ってもなかなか相談しにくい部分を気軽に保健師さんだったら話ができるなとか、そういう体制ができるのではないかなと思いますが、その点もう一度、何とかもう一つ一歩進んだ回答が得られないものでしょうか、もう一度お聞きしたいと思います。
それから、黒川病院の方は確かに今始まったばかりなので、しかし、なかなか、先ほども昼休みに皆さんと話ししたところ、今、黒川病院の方も大変看護師さんの方の対応もいいという何か話もちょっと聞いておりますので、ぜひ町でできない部分をこの黒川病院の目玉商品というか、目玉診療として女性の専門外来をぜひこれからの課題として設置していただけないかどうか、訴えていただけないかどうか、申し入れしていただけないかどうか、再度お聞きしたいと思います。お願いします。以上です。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君)一つの値段の3,800円、高い安い、補助あるなしということですけれども、この層の人たち3,800円で頑張っていただけないかなと、こういう一つの区切りであります。これも健康を守っていく意識も出し合うと、こういうことで思っております。
それから、先ほども申し上げましたけれども、黒川病院の検診体制、黒川病院しかありませんということなんですけれども、制度上、複数お医者さん見なければだめとか、いろいろな制約があって、黒川地方では黒川病院以外が認定されていない。したがって、南の方と富谷の場合、南の方の、そういうことで利用できる交通便もあるわけでありますから、そういう形でほかの開業の先生方にお願いするとか、認定機関があるわけでありますから無理なのかなと、こういうふうに思っております。
それから、黒川病院に女医さんのことを申し入れ、まだ、先ほど申し上げましたように、スタートして、これから苦戦であります。頭に置いておきます。頭に置いておきますけれども、私はかなり苦戦すると思っております。それとあわせて業務提携の委託の中でさまざまな約束事も入っております。そういうものを念頭に置くと、余り早くからいろいろな持ち込んで言えるかどうかという、それらも勘案しながら進んでまいらねばならないと思っております。
それから、支援センターの体制、かなり私は性別とか年齢別というのは、あえて使うならば、体制、保健師などの体制、人的体制見ますと、女性の相談業務の方がやりやすいのかなと私は思っている配置だと、考えている配置だと思っております。強化策については今後の宿題だと思っております。以上です。
議長(相澤 武雄君) これをもちまして一般質問を終わります。
この際、2時10分まで休憩いたします。
午後1時57分 休憩
午後2時10分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第3 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号))
議長(相澤 武雄君) 日程第3、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君)それでは、議案書30ページをお願いいたします。
承認第1号専決処分の承認を求めることについてご説明いたします。
これは平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)でありまして、上水道高料金対策借換債に伴う補正であります。
水道事業で平成15年度の資本費が133円以上、給水原価が180円以上の公営企業金融公庫資金でありまして、利率が6%以上の起債について借換債の対象となるものでございます。
本町において平成15年度の資本費が178円で、給水原価が251円であり、昭和53年度債が6.25%で該当したため、未償還残高全額の借入申請をいたしました。
借りかえについて6月29日に県より内示通知を受けましたが、公営企業金融公庫への借入申し込み期限が7月4日であることから、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分といたしましたので、ご承認をお願いするものでございます。
では、32ページお願いいたします。
第2条の資本的収入及び支出ですが、資本的収入及び支出の予定額を補正するものです。
収入で第1款の資本的収入に980万円を追加し1億3,902万9,000円とし、支出で第1款の資本的支出に980万円を追加し2億4,148万円とするものでございます。
第3条の企業債ですが、起債の目的は上水道高料金対策借換債で、限度額は980万円、起債の方法は記載のとおりでございますが、融通条件が共済の償還残期間2年となっておりますので、これにプラス1年でありますので、償還年数は3年となるものでございます。
次に、34ページお願いいたします。
平成17年度富谷町水道事業会計実施計画明細書によりご説明いたします。
資本的収入及び支出で、収入の1款1項1目企業債は980万円増額し980万円とするもので、借りかえ分の借入金です。該当する起債の未償還残高は3,244万689円であり、3,240万円の申し込みをいたしましたところ、約30%の980万円の内示額となったものでございます。支出は1款2項1目企業債償還金でありまして、980万円増額し1億6,003万7,000円とするものです。借りかえ分の償還金でございます。
なお、企業債の利息につきましては借りかえ当日の利息となりますので、確定後に補正いたします。
この借りかえによる利息の軽減額は、借りかえ申し込み時の利息1.95%で試算しますと、約44万円となる見込みでございます。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号))を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号))は、原案のとおり可決されました。
日程第4 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第2号))
議長(相澤 武雄君) 日程第4、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第2号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君)それでは、35ページをお願いいたします。
承認第2号専決処分の承認を求めることについて。
議会招集のいとまがなかったため専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、その承認をお願いするものでございます。
37ページお願いいたします。
平成17年度富谷町一般会計補正予算(第2号)でございます。
平成17年度富谷町の一般会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところでございます。
第1条歳入歳出予算の補正。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,260万円を追加いたしまして歳入歳出予算の総額をそれぞれ80億7,602万6,000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては第1表歳入歳出予算補正のとおりですが、後ほど事項別明細によりご説明申し上げます。
それでは42ページお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
15款3項1目総務費委託金1,260万円を追加いたしまして8,621万9,000円とするものでございます。衆議院議員選挙費委託金でございます。
次のページお願いいたします。
歳入で受けました同額1,260万円を追加いたしまして2,587万7,000円とするものでございます。全額衆議院議員選挙に要するものでございます。以上です。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第2号))を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成17年度富谷町一般会計補正予算(第2号))は、原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第3号 平成17年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
議長(相澤 武雄君) 日程第5、議案第3号平成17年度富谷町一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君)それでは、平成17年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページお願いいたします。
議案第3号平成17年度富谷町一般会計補正予算(第3号)。
第1条歳入歳出予算の補正でございますけれども、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,005万5,000円を追加いたしまして歳入歳出予算の総額をそれぞれ81億6,608万1,000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては第1表歳入歳出予算補正のとおりですが、後ほど事項別明細によりご説明申し上げます。
第2条債務負担行為の補正につきましては、7ページの第2表債務負担行為補正によりご説明を申し上げます。
7ページをお願いいたします。
今回追加をお願いするものでございます。3点あります。
まず、1点目の小規模通所作業所指定管理者委託料につきましては、富谷町精神障害者小規模作業所、富谷町心身障害者通所援護施設につきまして、22年3月31日まで指定管理者に委託するための債務負担行為でございます。その下の外国青年入居住宅賃貸借につきましては、外国青年入居住宅についての2件分の債務負担行為でございます。
10ページお願いいたします。
初めに、歳入です。
1款1項町民税2億5,000万円を減額いたしまして18億4,396万7,000円とするものでございます。法人税の現年課税分を減額するものでございまして、申告状況を踏まえ所要額を減額するものでございます。
9款1項1目地方特例交付金2億541万6,000円を追加いたしまして3億2,541万6,000円とするものでございます。これにつきましては交付決定によるものでございます。
14款1項国庫負担金44万8,000円を追加いたしまして3億8,267万5,000円とするものでございます。知的障害者施設入所医療給付費の増により増額がされるものでございます。
14款2項国庫補助金617万8,000円を追加いたしまして1億8,740万6,000円とするものでございます。
1目1節障害者居宅生活支援事業費補助金につきましては、グループホーム事業等と知的障害者デイサービス事業等によるものでございます。
3目土木費国庫補助金につきまして、3節の公営住宅等関連事業推進事業費補助金につきましては木造住宅耐震診断助成事業でありまして、この事業が国庫補助金の補助名称が変更になり、当初計上しておりました80万円をこちらは減額するものでございます。5節の住宅建築物耐震改修等事業費補助金、これにつきましては木造住宅耐震診断助成事業、これの10件分でございます。それから追加募集分の15件分、最初に申しましたのが80万円、追加募集の分が120万円、合わせて200万円の増額でございます。
次のページお願いいたします。
15款1項県負担金22万4,000円を追加いたしまして8,086万7,000円とするものでございます。
1目1節社会福祉費負担金、これにつきましては知的障害者医療給付費増に伴うものでございます。
15款2項県補助金699万9,000円を追加いたしまして1億897万2,000円とするものでございます。
2目8節障害者居宅生活支援事業費補助金、これにつきましてはグループホーム事業増、それから知的障害者デイサービス事業の増につきまして248万9,000円の増でございます。
4目1節生産調整費補助金につきましては、市町村振興総合補助金の確定によるものでございます。
7目2節木造住宅震災対策事業費補助金につきましては、追加募集によりまして補正をするものでございます。
8目1節13歳の社会へのかけ橋づくり事業補助金、これにつきましては中学1年生の社会参加を促進し、公共心や勤労感の育成を図るための事業でございます。
15款3項委託金66万1,000円を追加いたしまして8,688万円とするものでございます。全国道路交通情勢調査のための委託金でございます。
16款1項財産運用収入14万円を追加いたしまして419万1,000円でございます。黒川森林組合出資の配当金です。
18款1項特別会計繰入金1,423万1,000円を追加いたしまして1,423万3,000円とするものでございます。16年度老人保健特別会計剰余金を繰り入れするものでございます。
18款2項基金繰入金1億521万円を追加いたしまして10億4,629万8,000円とするものでございます。財源調整により繰り入れするものでございます。
20款4項雑入54万8,000円を追加いたしまして2億5,463万5,000円とするものでございます。54万8,000円のうち54万1,000円につきまして、16年度に負担いたしました黒川病院勧奨退職者負担金の精算戻し入れでございます。
次のページお願いいたします。
続きまして歳出でございまして、2款1項総務管理費4,525万円を追加いたしまして10億8,749万4,000円とするものでございます。
5目13節委託料277万2,000円につきましてはアスベストの調査業務を委託するものでございます。
10目につきましては町上会館の建てかえに要するものでございます。全額でございます。
2款5項統計調査費につきましては国勢調査に要するもので、予算を組み替えをしたものでございます。
3款1項社会福祉費1,788万6,000円を追加いたしまして6億7,007万7,000円とするものでございます。
2目13節委託料につきましては、債務負担行為でお話ししました指定管理料でございます。
4目障害者福祉費につきましては扶助費1,085万2,000円、グループホームの新居・入所に要するもの、施設入所者医療費給付につきましては長期入院のためです。それから知的障害者デイサービスにつきましては利用者の増により増額するものでございます。
5目医療助成費23節の償還金利子及び割引料につきましては、16年の実績により償還するものでございます。
3目2項児童福祉費51万1,000円を追加いたしまして6億578万7,000円とするものでございます。保育諸費でありまして、11節需用費、修繕分につきましては富谷保育所の軒といの修繕、それから富ケ丘保育所のストーブの修繕であります。15節の工事請負費につきましては富谷保育所の雨水排水工事を行うものでございます。
3款3項老人福祉費、次のページお願いいたします。16万円を追加いたしまして2億3,510万4,000円とするものでございます。前に戻っていただきまして、15節工事請負費ですけれども、とうみやの杜の入り口にスポットライトがございましたけれども、破損したため撤去するものでございます。
また次のページお願いいたします。
4款2項清掃費74万7,000円を追加いたしまして4億1,006万7,000円とするものでございます。共済費、賃金なんですけれども、瓶詰、瓶選別作業員のための賃金でございます。
6款1項農業費108万6,000円を追加いたしまして7,418万2,000円とするものでございます。市町村振興総合補助金の交付決定に伴いまして増額するものでございます。米づくり委員会の補助金の3万3,000円というのが富谷地区集落営農推進協議会へ移行したことにより、こちらを同額増額するものでございます。
6款2項林業費14万円を追加いたしまして1,067万9,000円とするものでございます。歳入で計上いたしました黒川森林組合の出資配当金をもって増額するものでございます。
7款1項商工費592万2,000円を追加いたしまして9,461万円とするものでございます。負担金補助及び交付金でありまして、企業立地促進奨励金及び雇用促進奨励金を交付するものでございます。
8款1項土木管理費66万1,000円を追加いたしまして2,589万3,000円とするものでございます。歳入で計上いたしました66万1,000円でございまして、全国道路交通情勢調査を委託するものでございます。
8款2項道路橋梁費120万1,000円を追加いたしまして3億4,588万7,000円とするものでございます。
2目13節委託料につきましては害虫発生に対応するためでございます。
5目22節につきましては町道待道線道路改良事業に伴う支障通信線等を1点補償するものでございます。
8款5項住宅費420万円を追加いたしまして1億2,276万8,000円とするものでございます。13節委託料につきましては木造住宅耐震診断助成事業で15件分の追加分であります。
19節の負担金補助及び交付金につきましては木造住宅耐震改修工事助成事業補助金で追加募集の6件分を計上いたしました。
10款1項教育総務費、次のページお願いいたします。6万2,000円を追加いたしまして1億2,157万4,000円とするものでございます。
前のページへお戻りいただきます。
旅費につきましては移動のためのバス代、役務費につきましては外国青年入居住宅の火災保険料等でございます。
次のページにお願いいたします。
10款2項小学校費811万7,000円を追加いたしまして7億7,603万8,000円とするものでございます。11節351万8,000円、うち消耗品につきましては富谷小学校が英語教育推進事業研究指定校に決定したため、児童用の英語教材を購入するものでございます。修繕料につきましては富ケ丘小学校ほか4校において各種修繕を行うものでございます。15節の工事請負費につきましては東向陽台小学校の遊具・築山撤去工事を行うものでございます。
10款3項中学校費186万2,000円を追加いたしまして1億7,766万7,000円とするものでございます。8節から12節までにつきましては13歳の社会へのかけ橋づくり事業に要するものでございます。それから13節の委託料につきましては電波障害対策業務でありまして、成田中学校校舎建設に伴う電波障害の対策業務委託でございます。
10款4項幼稚園費15万8,000円を追加いたしまして1億370万6,000円とするものでございます。需用費につきまして富谷幼稚園の雨どいの修繕でございます。
10款5項社会教育費33万2,000円を追加いたしまして2億5,106万3,000円とするものでございます。11節の修繕料につきましては富ケ丘西側公園のグラウンドの修繕料、15節の工事請負費につきましては、富ケ丘公民館西側公園の遊具等が腐食したため一部を撤去するものでございます。備品購入費につきましては富ケ丘公民館の電話機を購入するものでございます。
10款6項保健体育費176万円を追加いたしまして4億3,940万9,000円とするものでございます。2目13節、22節につきましては昨年のマーチングフェスティバル準備時の事故に対しまして弁護士の依頼料であるとか、裁判の訴訟費用ということで計上いたしました。
3目の給食センター管理費につきましては、修繕費ですけれども、給食車配送の事故によりまして修繕を要することになり計上いたしました。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) 11ページです。13歳の社会へのかけ橋づくり事業補助金とあります。支出のところで出てきたわけですが、これは中学校1年生を対象にということでした。今ある5校の中学校全部でやるのか。どこか対象中学校があるのか。それでまた、どういうことを目的としてやられるのかが少し漠然としておりまして、これを教えて説明を願いたいと思います。
また、これは県からのですが、県では富谷町以外に何校、何市町村について行われるのか伺います。
14ページです。老人福祉費の照明ですが、とうみやの杜の入り口ということですが、これを撤去しただけでいいのでしょうか。暗くなるということはないのでしょうか。また、建てかえるということにはなっていないのか伺います。
その上の保育所ですが、雨水排水工事ということでありましたが、これは経年化によって自然にこうなってきたものなのか、何か衝撃があってこうなったものか伺います。
18ページです。清掃費で瓶選別作業員ということになっております。これは何人分、何時間に当たるのか、伺います。分別して今出されているわけですが、この分別が徹底されていないということでこういうことになっているのか。その経緯についてもお知らせください。
17ページ、中学校費の委託料のところで電波障害対策業務があります。これはどこを対象にして行われるのか。どういう障害が出てきたのか。原因は何なのか。どのような対策を考えているのか。送電線とかであれば東北電力に聞いて、この補償を求めるということにはならないのか伺います。
18ページ、給食センター管理費です。修繕料、給食の運搬車がどういうことで、それがどこでどういうことで起こったのか。原因について、また、その修理をどのように進めるのかについて伺います。
議長(相澤 武雄君) まず、教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君)まず、13歳の社会へのかけ橋づくり事業でございますけれども、この事業につきましては県内全中学校が対象になってございます。
目的といたしましては、いろいろとボランティア事業、ボランティアを目指した、参加するための一つの足がかりとして、13歳にそういう社会参加というようなことでのボランティアのきっかけづくりをしたいというようなことで進められる事業となってございます。したがいまして、この事業につきましては町内中学校全校が対象になってございます。
次、電波障害でございますけれども、電波障害につきましては、成田中学校の校舎の建設に伴いまして、あの成田中学校の北側になります長柴地域がありますが、あの長柴地域に昔からの4軒の農家と、それからあと、新たに売った成田団地内の住宅がありまして、ここが9軒ですか、合わせまして13軒の方々のテレビの映りが悪くなって、あんまり前からゴーストというふうなあの地域ではございましたけれども、さらにこの学校の建築によりまして悪くなったという、それにつきましては事前に建設を始めた当初にそういうおそれがありましたので調査をし、そしてなおかつ、さらに悪くなったということでの補償、これ補償額を出すことに決まりまして補償するというふうなことになったわけでございます。これにつきましては、内容としましてはケーブルテレビ加入というふうなことで補償というようなものでございます。
最後に、給食センターの配送車の事故でございますけれども、これにつきましては6月30日の学校への配送を終えてセンターの方に戻る際に、この役場裏の北側の角で、わき見運転によりまして街路灯に衝突をしてしまったという自損事故でございました。それによって配送車の前面が壊れましたので、その修繕工事を行ったわけでございます。その配送車の修繕料がこの66万円という内容でございます。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君)保育所諸費の工事請負費につきましては、富谷保育所でございまして、雨どい関係につきましては年数の経過による工事という代金でございます。
あと、老人福祉費の工事請負費の照明につきましては、入り口の街路灯を今現在四つで照明していたわけですけれども、一つが絶縁状態が悪くなったため、二つ対で照明でもいいという判断のもと、一つを撤去して、一個ずつでの照明はする形で照らすという方向のための修繕でございます。
議長(相澤 武雄君) 次に、生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君)ごみ処理費の賃金でございますけれども、8月1日の職員の異動によりまして今回、瓶選別の方2名をお願いするものでございます。
議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) 給食センターの配送車ですけれども、曲がるときに街路灯で破損したということでしたら、そのぶつかったそっちの方は大丈夫だったんですか。そっちはどうやって修繕になるのか。それはそのままで別に頑丈で何ともなかったんでしょうか。
また、これについて保険はどのようになっているものでしょうか伺いたいと思います。
それと、ごみの瓶のところですけれども、さっき伺いましたけれども、関連してでしたら、瓶の分別収集されていますが、それについては徹底されているようですか、それともまたちょっと落ちてきているのか、そういった人にそういうことをしてもらうための作業員だと思うんですが、それはどうでしょうか、伺います。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君)破損しました街路灯につきましては保険の対象外となります。と言いますのは、両方とも町の所有という状態でございまして、保険の対象外というようなことになります。で、それらにつきまして今後、請求が行くというふうなことでございます。以上です。
議長(相澤 武雄君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君)4月から職員でやっておりましたけれども、8月1日付で1名の職員が減になったために瓶選別の方を2名お願いするというもので、瓶の量につきましては年々ふえているという状況でございます。
議長(相澤 武雄君) ほかに。17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) まず7ページ、債務負担行為ですが、4年間で5,756万5,000円ということですけれども、永楽会への費用だということになります。指定管理料ということですが、その内訳ですけれども、1年間にしますと1,439万1,250円になります。人件費が何人分かなど、この費用の内訳を伺います。
次に、10ページですが、先ほど法人町民税の2億5,000万円の減額について申告状況を踏まえて減額措置をしたということでしたが、これは、そうすると要因としては何が考えられるのか。また、およそ何社分というふうに見ているかを伺います。
また、同じように、同じページの地方特例交付金ですが、交付決定によるものというご説明でしたけれども、増額の要因は何かを伺います。
次に、12ページ、財政調整基金から1億521万円繰り入れをしておりますが、これは何に使うという目的で崩したのかを伺います。
次に、14ページ、障害者福祉費、ここで扶助費として1,085万2,000円、そのうちの75万4,000円がグループホーム新居入所というふうにご説明聞こえたんですが、これについて支援費の制度に従っての支出ということかと思いますけれども、何カ所で何人か。
また、これに関連しまして、現在に町内に何カ所のグループホームがあり、今後、どの程度ふえるというふうに、何カ所、何人程度ふえるというふうに見込まれているかをあわせて伺います。
次に16ページ、商工振興費ですが、企業立地促進奨励金及び雇用促進奨励金ということで592万2,000円計上されております。企業立地促進奨励金と雇用促進奨励金、それぞれ幾らに分けられるのか。また、これは事業所名はどこなのか伺います。
次に18ページ、公民館費ですね、18ページの公民館費で公園遊具と、これは伺いました。これはなしです。
最後の総合運動公園費ですけれども、委託料と補償補填及び賠償金で合わせて180万円、昨年のマーチングフェスティバルでの事故に対しての訴訟と弁護費用ということでしたが、これに関して、けがの状況、相手方の氏名は別としましても年齢、年齢が言えないのであれば年代、また家族の状況、それから示談が不成立となったその理由、さらに、ボランティア保険の加入状況、それに基づく補償はどうなったのか。
さらに、この点で最後ですけれども、今度のような事故が本当に善意でボランティアをしてくださっている方が大変な将来にかかわる事故に遭ったわけですけれども、ボランティア頼みのあり方ということに警鐘を促していると。一つの見直しをしていかなければならない教訓として受けとめるべき事例であったというふうに受けとめなければならないのではないかと思うわけですが、この点についての反省はあるかどうか伺います。
議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君)それでは初めに、債務負担関係についてお答えします。
18年度から21年度のおのおのの大きいところ、18年度においての1年間の額は1,407万2,000円でございます。それに対しての大きい賃金につきましては、事務職員1名とパート職員5名の賃金を計上いたしまして935万8,000円という数字になっております。あと大きいところでは光熱水費160万円、あと保守、設備の保守点検等々で61万6,000円、あと清掃業務委託料が35万1,000円というのが大きいところでございます。
19年度につきましては1,442万5,000円につきましては賃金、人数は同じで945万1,000円の賃金の計上です。光熱水費につきましては160万円、あと手数料につきましては66万4,000円、あと清掃委託料が35万1,000円というのが大きい数字でございます。
20年度につきましては1,445万3,000円、賃金につきましては職員数は同じでございますが、賃金の計上は947万7,000円でございます。光熱水費は160万円、同額。あと役務費、手数料等も先ほど言った同じ金額の計上でございます。
最終年の21年度は1,461万5,000円につきましては、職員数は変わりませんけれども、賃金の額は963万1,000円、あと手数料等々は、例年どおりの金額以内というようなことでの債務負担行為を設定いたします。
あと、グループホームの今回の補正につきましては、町外のグループホームを新規に利用するという方が富谷町民の方が1名いたものですので、その方が見込まれますので予算計上したものでございます。
あと、富谷にあるグループホームは七つございますが、これは富谷の住民の方ではないというようなことで、要支援費を該当する方は富谷にあるグループホームでの支援費者はだれもおりません。以上です。
議長(相澤 武雄君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) まず要因でございますが、一つには、各業種法人の所得の変動というのがまず要因でございますし、あとは、もう一つにつきましては、一時的な繰越欠損金、それから退職給与の引当金等、これらの修正について、繰り延べ税金資産として、いわゆるこの後の法人所得に係る法人の法人税における、いわゆる法人税調整額というものございますが、これをこういうものとして処理する、いわゆる税効果会計、こちらを導入することによって法人税割の要素が発生しなかったというような要因がございます。
あと、件数につきましては、総体的なもので調整しておりますので、具体的にどの社、どの数でというようなことは申し上げられません。総体的にということでございます。
議長(相澤 武雄君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君)まず、地方特例交付金の方からでございますけれども、これにつきましては16年度の法人税と、それから法人税の税割の調整額と税割調定額をもとにしまして種々係数がございます。今回この分の係数がはっきりいたしましたので、交付決定によるものということで上げさせていただきました。こうした調整につきましては種々の係数が不明でございますので、ほぼ前年度で同程度ということで当初は計上したものでございます。
それから、財政調整基金の繰入金の部分ですけれども、先ほどお話しいたしましたように、これにつきましては財源調整により繰り入れするものでありまして、特定財源のないものに対して一般財源をもって充てる分でございます。
議長(相澤 武雄君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君)企業立地促進奨励金及び雇用促進奨励金につきましては、対象は成田にございますデザートランド株式会社でございます。
奨励金の内容につきましては、企業立地につきましては422万2,000円、雇用につきましては170万円を予定しております。
議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤 信夫君)まず、家族、年代につきましては現在、裁判中ですので、控えさせていただきたいと思います。
それから、保険加入の方ですが、全国町村会総合補償保険に加入してございます。これも裁判で、いろいろその保険の補償とかはこれから決定していくということになってございます。
それから、ボランティアでの参加ということのお話でしたけれども、この実行委員会として参加をいただいていたものでございます。以上です。
議長(相澤 武雄君) この際、3時15分まで休憩いたします。
午後2時58分 休憩
午後3時15分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) まず1点目は、先ほど法人町民税の減収に対して、減額措置に対してですが、二つ要因があるということで、一つは法人所得の分だと。それからもう一つの要因は、ここがちょっとよくわからなかったんですけれども、一時的な雇用に対する退職引当金ということが新たに生じたということでしょうか。企業の退職引当金というのは、もともと課税されませんよね。課税対象外ですが、それが一時的な雇用にも引当金が適用されるようになって、つまりは課税されない非課税の対象がふえたということによって課税が発生しなかったと、こういうことなのかどうかをまず一つ伺います。
それから、これに関しまして、もしそういうことであれば、この制度的な変更があったという場合に、これが適用される事業者の条件、例えば雇用人数だとか資産とか、そういった条件があるのかどうかを伺います。
さらに、2億5,000万円のうち第1の要因、法人所得の減少のこういう要因と第2の要因とそれぞれ、およそでいいんですけれども、どの程度ずつということになるのでしょうか。
それから、もう一点は、マーチングフェスティバルの件ですけれども、このマーチングフェスティバルの主催団体は富谷町だけなのでしょうか。それとも、先ほど実行委員会ということが出ておりましたけれども、この実行委員会と町の関係というのはどういう関係になっているのかを伺います。
さらに、先ほど質問した件で答弁漏れがありまして、一つは、示談が不成立に至ったその理由、これについて改めて伺います。
それから、もう一点、これは町長にお答えいただきたいんですが、ボランティア頼みのあり方について、この機会に反省をし、安易なボランティア頼みに進まないということを町長のお考えを伺いたいと思いますが、どうでしょうか。
議長(相澤 武雄君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) まず、前段申し上げますと、いわゆる会計の仕組みという点から発してお話ししたいと思いますが、本来、企業には会計ございますが、今回の、いわゆる税効果会計というものは企業の会計と税の会計を切り離して考えるという、いわゆる国際的な会計基準に基づいた考え方にのっとって処理しているものでございます。今の流れといたしましては、一定以上の資本金以上の企業についてはこの税効果会計を適用できるということになってございます。ただし、そのいわゆる欠損金ということで当初お話し申し上げましたが、繰越欠損金、例えば会社売却による売却損ですね、そのほかに、先ほどお話しされておりました退職給与の引当金、これは当然おっしゃるとおり経費という考え方がありますが、税務会計上はすべてがその金額として算入されるわけではございません。そのこういった部分について経費として認めましょうということで税効果会計の中に、いわゆる繰延税金資産という形で計上するわけでございます。
具体的に数字を示してお話し申し上げますと、例えば、総体的な欠損というか繰延税金資産を5,000万円とします、これが発生したとします。翌年度から発生いたします法人の所得がございます。この所得、発生した所得の金額でよってこれを相殺していいわけです。例えば5,000万円欠損、繰り延べとして上げました。次の年2,000万円の所得が出ましたと。そうすると、5,000万円のうちから2,000万円の部分所得ございますから、それで差し引きますと税は発生しないわけですね。残りの3,000万円ございますが、それを翌2年目以降からも適用していくわけですね。そういうふうにすることによって5,000万円、欠損として上げた分について一応経費としてならしていくという、そういった国際的な会計基準、ルールに基づいた、いわゆる、ものを導入して決算をやった結果、法人税割が発生しないということになったわけでございます。(「第1と第2の要因それぞれ幾らに───2億5,000万円の内訳、第1の要因と第2の要因」の声あり)額につきましては、当初の見込みと現在の収納状況を総体的にならしまして算定してございますので、具体的にどの部分がどの企業ということまでは申し上げることができません。
議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤 信夫君)町とそれから実行委員会のかかわりでございますけれども、主催が富谷町でこのマーチングフェスティバルを開催しております。それで、富谷マーチングフェスティバル実行委員会というのが主管ということになってございます。
それから、当事者と今回、示談交渉が不成立になったわけですけれども、その理由につきましては賠償額に開きがあり過ぎるということからの不成立でございます。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君)質問者はつなぎたいんだと思いますけれども、今回の事故とね、つなぎたいと思うんですけれども、質問者はこのたびの事故と関連づけて聞きたいんだと思いますけれども、それは別です。別です。一般的に私は支え合い、助け合いは必要だと思っております。
議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 法人町民税のことですけれども、そうしますと、一定以上の一定の資本金以上の企業が該当すると、適用されるということでしたが、この一定以上の資本金というのは幾らというふうに見ているのか。資本金といってもピンからキリまであります。この新たな優遇税制度というのは大企業優遇税制だなというふうに今受けとめて聞いていたんですけれども、資本金の額というのが幾ら以上というふうになっているのか伺います。
また、富谷町でこれに該当する事業所というのは何社あるのでしょうか。資本金というのは公表されているものですから決して秘密でも何でもありませんので、何社あるかということを伺っても、予防線張ってすみませんが、大丈夫だと思いますので、伺います。
議長(相澤 武雄君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) 一定以上と申し上げましたのは、これは義務づけられる企業が1億円以上だったかと思います。ただし、中小の企業でもこういった税効果会計の導入は可能でございます。決して大企業優遇とか、そういった趣旨のものではございません。結局税金を負担している分を経費として見ようとする、ある意味では公平な会計というふうな意味があるかと思います。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。11番相澤 榮君。
11番(相澤 榮君) 13ページの工事請負費についてお伺いします。
町上会館の建てかえのことだと思うんですけれども、これについては老朽化によるものだと想定しますが、大きさについては基準があるのでしょうか。
それから、これについて備品等も含まれているのかどうかということと、管理についてはこれからも同じように町上町内会が管理するのか、それとも町が管理するのかお伺いします。
議長(相澤 武雄君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君)工事請負費につきましては地盤改良工事と外構工事、建築工事を含めた金額でございます。
老朽化ということですが、この町上会館につきましては昭和45年供用開始してございますけれども、当時、水路を埋め立てした場所に建築していたために、床などが大変傷みが激しいものですから今回、建てかえということになりました。
建物の大きさ等につきましては200世帯以上の地域については延べ床面積が約200平方メートルということで決まっております。
それから、管理につきましては今回、町で建築いたしますと町のものになりますが、使用貸借については各町内会と使用貸借の契約を結んで、管理は各町内会にお願いしてございます。
備品につきましても、世帯で一応置いてありますけれども、使えるものについては使っていただけるようにしたいと思っております。
議長(相澤 武雄君) 14番尾形 昭夫君。
14番(尾形 昭夫君) 1問だけです。16ページの8款土木費の橋梁費です。委託料、街路樹の害虫防除、これは要請でやると思うんですが、実施する場所、それから樹木の種類についてお答え願います。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君)この街路樹防除関係でございますけれども、これは当初予算をもってやってきて、それでやってきたんですが、今回、ちょっと発生が多くて予算不足になったということから町内一円、場所どこどこということはない、ありません。
議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君) 13ページの先ほど出ました会館建設の関係ですけれども、この用地ですね、水路を埋め立てたということですと、もともと町上の土地でもなかったのかなという気もするんですけれども、それ富谷の町の土地になるということではないということですか。帰属されるんでしょ、町が建物を建てる場合。そういう建て方をするんだと。土地を提供してもらってそこに建てるのだということが原則だったと思うんですけれども、この場合はどうなんですか。
議長(相澤 武雄君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君)水路敷きだったということで、まだ町の正式な土地にはなってございませんので、今、国との交渉中でございます。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号平成17年度富谷町一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号平成17年度富谷町一般会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第14号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議長(相澤 武雄君) 日程第6、議案第14号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生 照男君)平成17年9月30日をもって富谷町教育委員会委員が1名、任期満了になります。したがって、次の者を議会の同意を求めるために提案をさせていただくものであります。その名は佐々木みつほさん、富谷町東向陽台三丁目10番13号であります。
佐々木委員、何年かしていただいて一生懸命やっていただいておりますので、もう一度、もう一度というか、再任の同意をお願いしたくて提案を申し上げるものであります。
別添経歴をご参照願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(相澤 武雄君)これから質疑に入ります。
ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第14号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。
この採決は無記名投票をもって行います。
議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖
議長(相澤 武雄君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に7番菅原 傳君、9番安住 稔幸君、10番伊豆田 待子君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付
議長(相澤 武雄君) 念のため申し上げます。本案を可とする諸君は「賛成」と、否とする諸君は「反対」と記載願います。
なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは否と見なします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
投票箱点検
議長(相澤 武雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ、順次投票願います。
局長点呼、投票
議長(相澤 武雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。7番菅原 傳君、9番安住 稔幸君、10番伊豆田 待子君、立ち会い願います。
開票
議長(相澤 武雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 18票
有効投票 18票
無効投票 な し 有効投票のうち
賛 成 18票
以上のとおり賛成が全員です。したがって、議案第14号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、同意することに決定いたしました。
議場の出入り口を開きます。
議場開鎖
日程第7 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議長(相澤 武雄君) 日程第7、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生 照男君)平成17年12月31日をもって富谷町人権擁護委員が任期満了になります。そのため、擁護委員の候補者の推薦についてを議会の意見をお願いするものであります。
その者は富谷町ひより台一丁目5番地13に住所を持つ大場仁さんであります。
大場さんも人権擁護委員として大変お手伝いいただいて、その他のお手伝いいただいてまいりましたので、改めて継続してお願い申し上げたく諮問いたすものであります。
関係については別添資料配付のとおりでありますので、ご参考に願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
この採決は無記名投票をもって行います。
議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖
議長(相澤 武雄君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に11番相澤 榮君、12番佐藤 聖子君、13番細谷 禮二君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付
議長(相澤 武雄君) 念のため申し上げます。本案を可とする諸君は「賛成」と、否とする諸君は「反対」と記載願います。
なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは否と見なします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
投票箱点検
議長(相澤 武雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ、順次投票願います。
局長点呼、投票
議長(相澤 武雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。11番相澤 榮君、12番佐藤 聖子君、13番細谷 禮二君、立ち会い願います。
開票
議長(相澤 武雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数18票
有効投票18票
無効投票な し 有効投票のうち
賛 成 18票
反 対 なし
以上のとおり賛成が全員です。したがって、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
議場開鎖
日程第 8 認定第1号 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第 9 認定第2号 平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第10 認定第3号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第11 認定第4号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第12 認定第5号 平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第13 認定第6号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第14 認定第7号 平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について
議長(相澤 武雄君) この際、お諮りいたします。
日程第8、認定第1号平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、
認定第2号平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第3号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第4号平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第5号平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第6号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第14、認定第7号平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事都合により一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第8、認定第1号より日程第14、認定第7号まで一括議題といたします。
続いてお諮りいたします。
ただいま一括議題となりました認定第1号から認定第7号までは、会議規則第39条第2項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第7号までは、議案の説明を省略することに決定いたしました。
ここで代表監査委員に決算審査意見書の内容について説明を求めます。代表監査委員阿部 功君、登壇願います。
代表監査委員阿部 功君 登壇
代表監査委員(阿部 功君) 平成16年度決算審査意見について述べさせていただきます。
平成17年7月6日付にて提出のあった平成16年度富谷町一般会計を初め特別会計5会計、水道事業会計の計7会計における歳入歳出決算書、歳入歳出決算書事項別明細書並びに財産に関する調書及び実質収支に関する調書、決算書以外に平成16年度業務委託契約状況調べ、工事請負契約状況調べ、また事前に提出を求めた調書、さらに当日提示を求めたものについて、特に決算計数等について7日間にわたり審査を行った。
審査の結果と今後の対応について。
審査の結果、各会計とも不当性、違法性は認められない。
一般会計の歳入では、自主財源の根幹をなす町税、法人町民税の大幅な伸びの結果、経常収支比率が下がり、財政構造の弾力性回復のきざしがうかがえる。しかしながら、当該税は法人の業績動向に左右されるものであり、今後も増加傾向にあるとは言いがたいものがある。こうした中、次年度以降の財源を考慮し基金への積み立てによる調整を行うなど、堅実な財政運営を行った。今後もなお一層の長期的視点を重視した取り組みに配慮されたい。
また、町税を初め負担金等の収入未済額は、前年よりも漸減傾向にあるものの、総額では4億を超える額となっており、引き続きその縮減に努められたい。
歳出においては、入札執行残の減額補正などを行ったものもあるが、予算編成時とその後の経過等を踏まえ、随時見直しを講ずる必要があるものも散見されており、事業の進行管理と平行して慎重に対応するべきである。
国民健康保険特別会計においては、国民健康保険税の収入未済額が増加しており、その縮減に努め、納税者間の公平性を保持されたい。
水道会計においては、営業収益未収額、水道使用料残高が4,900万円を超える額となっており、その縮減に引き続き対応を図るとともに、収益率の向上を図り、経営の安定化に努められたい。また、利用者への水道水の安定供給とサービス向上に努められたい。
最後に、平成16年度富谷町各種会計決算審査に当たり詳細な内容を説明いただいた関係課各位に心からお礼申し上げます。
平成17年8月25日
富谷町監査委員 阿部功
富谷町監査委員 小野進
以上です。
議長(相澤 武雄君) これより質疑に入ります。17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 3点ほど伺いますが、質問に入る前に前提の話としまして、監査委員は地方自治法の第199条によって、単に帳簿だとか書類の符合だとか計数の誤りがあるかないかといったことにとどまらず、行政全般にわたって監視の目を光らせるという役割を、これは1995年でしたかの改正によって、新たに監査委員の権限、そして役割というのが拡大されたという、このことを前提にしまして伺いたいと思います。
監査の決算審査意見書の最後の30、31ページに記載されております総合的意見、ここの中の大きな4、審査の結果と今後の対応というところで、当該税、これは法人町民税のことですが、は、法人の業績動向に左右されるものであり、今後も増加傾向にあるとは言いがたいという記述がございます。そして、つまりこれは歳入面での不安があるということを意味合いとして述べておられると思いますが、御承知のように、平成16年度の歳入、とりわけ法人町民税が大幅にふえたことを最大の要因として、平成17年度は富谷町は不交付団体となっています。ですから、このことをどのように受けとめるかという、どう考えるかということが大変重要になってくるわけですけれども、この間、町当局が議会の場において表明されてきたのは、この不交付団体になるということに対して大変大きな危機感を表明し、言ってみれば、いたずらに不安をあおるような、そして逆に、大変豊かな財政状況を本来ならば行政水準そのものを引き上げていく住民福祉向上を目指すという、こういうところに使わなければならないものを、そういう努力を放棄する最大の理由にしているわけですけれども、その不交付団体になるということが大変不安定なものとして、むしろ歳入面での欠陥につながるかのような表現をしてこられました。これはこの30ページに記述されております監査の意見もこうした町当局のこれまでの表明と同じ論調にあるかなという印象を受けました。女川のケースとは違うということも言われたことがございましたけれども、交付税制度の仕組みそのもので改めて問いたいわけですが、仮に法人町民税が減ったとしましても、ごめんなさい、法人町民税が今後減ったとしましても、右肩上がりではなくて下がっていくこともあるということが生じたとしても、基本的に交付税制度の仕組みのもとで歳入欠陥になるということは、大きく左右されるということはない仕組みとなっているわけですよね。つまり平成15年度に大きく補正で入りました法人町民税を富谷町は一たん蓄えております。そして平成16年度において、さらに今回も大幅にふえております。仮に平成17年度の法人町民税が大きく減ったということになった場合、今度は18年度の交付税にどういうふうにあらわれてくるかという問題が出てくるわけですが、その場合には、その前年度、16年度、さらには15年度で蓄えておいた増収分、そして18年度以降においては、さらに交付団体としての対象になっていくという、こういう仕組みになっておりますから、大きく変動の対象になると、左右されるということはないという、この点をはっきりさせなければならないと思うんですね。
そこで、交付税制度の基本的なあり方から見ますと、仮に法人町民税収入が減ったとしても、年度間の財政調整によって少なくても現状維持はできると。この点について監査に異論はあるのかないのか、1点目として伺いたいと思います。
それから、2点目ですけれども、これは31ページに記述されておりまして、入札執行残等の減額補正などを行ったものもあるが、予算編成時とその後の経過等を踏まえ、随時見直しを講ずる必要がある部分も散見されており、事業の進行管理と平行して慎重に対応されたいというふうに記述されております。言ってみれば、このことが富谷町、巨額の黒字を生み出すメカニズムの一つだというふうに言えると思うわけですね。平成16年度は一般会計で6億1,197万円の黒字、剰余金が生じたほかに、年度内に積立金として14億円を超える積み立てを行っております。
そこで、こういう財源を有効活用するという意味合いで監査もこの件を指摘されていると思うんですが、住民本位に活用するというふうな面から見て、このように、本来ならば補正を適時行い、そして有効に住民のために活用するべきやり方が行われていないという、監査が指摘されているこの部分について、不適切な運営が長年続いてきて黒字を生み出す体質が定着しているというふうに思っているわけですけれども、監査としてはそのような問題意識がおありなのかどうか、これが2点目です。
それから、3点目ですけれども、30ページに戻りまして、この総合的意見の中には6億1,197万3,000円余の黒字につきまして一言も触れておられません。なぜなのかということ、この6億余の黒字についてどう見ておられるのかということを伺います。
議長(相澤 武雄君) この際、4時15分まで休憩いたします。
午後4時02分 休憩
午後4時15分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質問に対する答弁を求めます。阿部代表監査委員。
代表監査委員(阿部 功君) 先ほどの質問にお答えいたします。
1番の法人税の問題ですが、法人税は企業が納めるものですから、毎年毎年いろいろ会社の状況とかなんかは変わるはずだと思いますし、先ほどの会計処理の仕方なんかもいろいろありますので、安定して毎年同じように入る金額ではないと思いますので、以上のような意見を申し上げたわけです。
それから、2番目の減額と補正ですが、補正はされているのもあるんですが、若干してもいいんじゃないかと思われるものがあったためにこのような意見を申し上げました。それから期日の問題なんかもありまして、ちょっとできなかったのかもわかりませんが、そういうことで申し上げました。
それから、3番目の6億1,197万3,000円の残ですが、繰り越し残ですが、これは翌年度に繰り越すべき金額が約9,000万円、これを引いて約5億2,100万円あります。これも職員の方がいろいろシビアに町民税をお使いになった結果と入札を厳正に行った結果出たことであり、非常にいいことだと思います。以上です。
議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 確かに法人税収入は安定してないというのは当然それはあり得るということは前提にしての質問をさせていただいたんですが、私が伺ったのは、法人税収が大きく下がって歳入欠陥が出るような場合には、年度間の財政調整でカバーできるし、また、次の年度の交付税制度の対象にもなるということで、大幅に入った分ちゃんと積んであるわけですから、その分で調整をしながら、さらに、次には交付税の対象になるわけで、言ってみれば、結果的には大きな変動、左右、法人税収が減ったとしても町の財政運営に大きな左右をされるような影響はないんだという、そのために交付税制度というのはあるわけですから、交付税制度、法律の建前からしても、これを否定するようなことは言えないはずなんですね。ですから、この点について監査に異論があるのかどうかということを伺っているんです。この交付税制度の仕組みというものについてどうお考え、どんなものだとお考えですか。
議長(相澤 武雄君) 阿部代表監査委員。
代表監査委員(阿部 功君) もちろん収納等の状況によってそういう状況に変わると思いますが、私も予算とか何かの執行者でございませんので、交付団体になれば、もちろん交付税が入ってきますし、それはそのときの状況で予算が組まれるのだと思いますので、私が予算組むわけでございませんので……。(「考え方を聞いているだけです、仕組みについて」の声あり)
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここでお諮りいたします。
ただいま議題となっております平成16年度富谷町各種会計決算の認定については、会議規則第39条の規定により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、平成16年度富谷町各種会計決算の認定については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩いたします。
午後4時21分 休憩
午後4時21分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
委員長に菅原 傳君、副委員長に磯前武君が選任されました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
ここでお諮りいたします。
決算審査特別委員会などのため、あす8日から13日までの6日間を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、あす8日から13日までの6日間を休会とすることに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
午後4時23分 休憩
午後4時23分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
配付漏れありませんね。(「なし」の声あり)
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。
午後4時24分散会
富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
委員長(菅原 傳君) おはようございます。一昨日の本会議におきまして、決算審査特別委員会の委員長を預かりました菅原でございます。本日より三日間の審議になりますけども、審議の進行によろしくご協力願い申し上げましてご挨拶に代えさせていただきます。それでは、一昨日の本会議におきまして『認定第号』「平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について」『認定第2号』「平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について」『認定第7号』「平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について」はその審査のため、決算審査特別委員会が設置されまして、本日9月9日、12日、及び13日の3日間にわたり付託事件の審査を行います。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから「決算審査特別委員会」を開会いたします。
認定第1号 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原 傳君) はじめに認定第1号、平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は一般会計のうち議会事務局、総務課、財政課、税務課及び会計課の所管に属する決算について審議をいたします。
これより各担当課長等より議案の説明を求めます。財政課長。
[財政課長、議会事務局長、総務課長、税務課長、会計課長が決算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。この際、11時15分まで休憩いたします。
午前11時15分 休憩
午前11時15分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会の質疑は慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、決算審査特別委員会の質疑は一問一答方式により行うことに決定しました。なお、質問者及び答弁者は要領よくそして簡潔な質問と答弁をお願いします。
それでは質疑に入ります。佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 町民税や固定資産税、軽自動車税、これらを調定額に対する収納率は実績報告書等に書かれておりますけども、予算額に対する収納率はいくらになっているのか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) 実績報告で示しておる調定に対する収納率ということで、ご理解いただきたいと思いますけども。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 調定額と予算額の予算現額の中の差があるわけですね。予算額ていうのは予算にあらわれるものであって、調定額は出てないわけですけども、町民税は収納率は103.0%だと思うんです。固定資産税は101.5%、軽自動車税は102.4%これが予算額に対する収納率だと思うんですけど間違いないですか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) 佐川委員が計算した中身とすれば、それはそのとおりかと思います。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
〇委員(佐川 幸三君) 担当の税務課がそいう見方で見てないというのは驚きなんですが、要するに予算からすれば、もっともっと上がるかもしれない、しかし実際には予算を小さく見てるということがあると思うんです。そういう実態を踏まえた予算額になっているのかどうかということをお聞きしたかったわけですけれども、この予算の出し方にもっと改善する点はないのかどうか。税の見込みですね。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) でき得る限りの収納状況、補正をする近期の状況において補正を行っているものでして、予算に対して103%という収納済額が決して多いとは思っておりません。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 不用額について伺いますけれども、全体として3億6,107万695円の不用額が出ておりますけども、これについてはどういう見方をしているのか、決算審査意見書の中で随時見直しを講ずる必要のある部分も散見されているという指摘に照らして、やはりこれは、このままでいいということではないんではないかと思うんですけども、早く補正して有効活用するという決算意見書の指摘だと思うんですが、そのようにとらえているのかどうかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) お金が余ったというものではなくしてですね、入札の差額であるとか、節約しながら事業を実施したという認識でおります。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 結果としてそういうのがあって、しかし事業の進行管理と並行して慎重に対応されたいというのは、早く不用額として出せば新たにその予算に組み込んでいくことができるわけですから、最終的にこういうふうに不用額として出すということは、必ずしもこれでいいんだというふうに認識していいわけではない、改善すべきだと思うんですがどうですか。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 新たに事業を設けるということも年度末にはそれはできないことでありますので、3月末までに事業完成させなければならず、現実的にはそれは不可能であるというふうに思っております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 年度末にはできないというのはわかります。しつこく聞きません。だからこそ随時見直しというのは、早目にできることだと思うんです。だから、ここの随時見直しを講ずる必要がある部分も散見されている、全部とは言いませんが不用額がね、すべて新たな事業に取り組めるということはないし、そういうことを言うつもりもありませんけれども、やはり随時見直しを講ずる必要とする部分も散見されているというのは、このことを指摘していると思うんですけども、そういうふうにはとらえないということなのか、監査意見書の意見をやはり勘案して改善するという結論なんではないかと思うんですがそうではないということです。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 随時見直しできるのはしておりますけども、できないものはできないというふうにして不用額ということで決算ではそうなっております。
委員長(菅原 傳君)佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 次に、財政状況について独自にも、そして、また県内の比較からしてもどういうふうに認識されているのかお伺いします。経常収支比率が86.1から本年度は、16年度はですね75.2%になったということは、財政構造の弾力性を見る上でもっとも重要な指標であると、経常収支比率はですね、そういうふうに言われていますけども、さらに弾力性を増しているというふうに見ているわけですか、それとも、いやそうじゃないと、この指数についての見方、どういうふうに見ているのか。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) この計算式を監査意見書の中にも計算式がありますけれども、今年度の特徴といたしまして、法人税の増によりました、あくまで法人税が多くなりましたので計算式の分母である経常一般財源の額が15年度に比べて18億円以上も多くなったために数値が改善されたという、一時的なものでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 少なくともそれでも16年度はうんと、ゆとりをあらわしているということだと思うんです。これは県の県内町村の比較等からしてもかなりいい数値、そういうことで今年に不交付とかいろいろ出てきていると思うんですけども。そういう状況であることを示していることは間違いないと思うんです。それから、実質収支比率ですけれども、これは財政規模との比較であらわした決算剰余金だと、普通3から5%が望ましいというふうに言われているのが、昨年度と同じく8.3%下となったということ、これはここにもあるように財政規模との比較であらわした決算剰余金です。剰余金は多いと、普通の大体3から5ぐらいはそういうことはあるだろうということだけども、8.3%の値は決算剰余金としては多いというふうに見れるんではないかと思うんですがどうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) あくまで数字上であるというふうに認識してます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 数字上決算剰余金が多い割合を示してということですね。公債費比率ですけども、これは高まっているということですけども、これはですね結局規模が分母が縮小して分子の方が大きくなれば高くなるわけですけども、10億円くらいの予定だったと思うんですけども、5億円に足し増して公債費にしました、その理由はなんですか。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 16年度減税補てん債の満期一括償還があったために一時的に多くなっております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) そうすると、これは利子払いを少なくするための財政効果を上げるという積極的なあらわれとして率が高くなったと見ていいわけですね。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) そのとおりです。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 先ほど、関連する戻る格好になるんですけども、実質収支比率が8.3について数値照会しながら再度お伺いしたいんですけども、平成15年度の比較したいまはないんですけども、この比率が8を越しているというのは金成の9.4、瀬峰の8.1、それから富谷の8.3と3町しかないんですね。県平均はどうかというと、これは内容での平均で4.2、実質の単純平均では4.4ということで約2倍の割合で、先ほど言った決算剰余金が富谷の場合は、我々としてはあるということで、これはやっぱりその年の有効活用ということからすれば、再度お尋ねしてるんですけども、改善する余地はあるのではないかと思いますがどうですか。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) この数字を改善するといいますか、佐川議員がそのような金額がベストだとかという場合に対処するにはですね、年度末に各種基金へ積立を予算をするとか、財政調整基金から予定した繰入金を減にするとか、そういったことをすれば、その数字ということは出てくるかなというふうに思います。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 意味する言わんとすることはわかりましたけども、でも実質的などれだけの事業をやって、どれだけのことを余したかということからすれば、年度末に基金で積み立てるというのは、財源隠しというふうになるんで、あまりいい方法ではないと思うんです。次に、財政力指数というの、一般的に財政力を見るために使われていますけども、これは平成13年度、14年度、15年度、16年度とそれぞれの決算でどういうふうになってますか。
委員長(菅原 傳君)財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 13年度が0.597、14年度が0.614、平成15年度が0.646、16年度が0.681というふうになっています。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 財政力は全体として悪くなっているわけじゃなく、横ばいよりもちょっと上になっているのかなということだと思うんですけども、これはほかのところの町村から比べても、うらやましがられるくらいいい方だという認識はお持ちですか。何番目ぐらいになっていると思いますか。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 単に順位でお答えするとすれば、女川に次いで2位というふうになっています。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 次に、実績報告書に基づいてページでお聞きしたいと思うんですけども、2ぺージ、職員健康管理事業というのがございますけどもその健康管理をやって、再度、もう少し詳しく検査する必要があるとか、そういう結果があると思うんですけども実際にいろいろ対処する必要がある職員がいるんですか。そういうこの検査の結果どのようなことになっているのかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) この健康診断の結果につきましては、人間ドックは含めておりません。それの中でお答えしたいと思います。16年度の総受診者は188名おりました。その内、まるっきり異常なしが21.2%、40名でございます。軽度の異常が26名で13.8%になっております。それから経過観察を必要とする者が43名で全体の22.8%。要治療以下がその差額となっております。なお、新規ということではなくて継続で治療しているものでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 要治療というのが20%ぐらい、いるというふうに見れるのですか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
課長(中川 弘美君) 細かく申し上げますと、要治療が7.4%です。それから精密検査を必要とされる者が20.6%、医療継続を必要とされたものが13.8%です。
委員長(菅原 傳君) 佐川 幸三委員。
委員(佐川 幸三君) 聞き間違いをするとうまくないんで、精密検査を要するという判断がでたのは、20.6%ですか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) はい、そうです。
委員長(菅原 傳君) 佐川 幸三委員
委員(佐川 幸三君) そうすると、この結果についてはどのような判断と対策をとろうとされているのか、いたのかお尋ねいたします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) それらにつきましては、再検査をしてもらっております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 精密検査を受ける人が20%もいらっしゃっるというのも結構大変だなという感じを受けるんですけども、職場の勤務形態とか厚生福利の問題の中で、なにか問題あるというような、これはこう改善してなくしていく必要があるのではないかと勤務状態、条件からくるものという問題意識は持たないですか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長
総務課長(中川 弘美君) かなり多くの調査項目の中の一項目であったりしますので、その分についてはもう一度再検査をしてくださいということになっております。すべての面での再検査ではなくて、一項目についての再検査も含めたものの数字でございます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) それにしても、重要視する必要であると思うんですけども、入院とか通院による加療者そういう方、今いますか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長
総務課長(中川 弘美君) 入院とかで今休んでいる者はおりませんけども、要医療の継続とかで26名おります。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 休暇の問題ですけども、もっとわかりやすくお聞きしたいんですけど、有給休暇の取得率、大抵の方は1年に20日はとれるようになっているかと思うんですけども、有給休暇どれくらい取得、消化しているのかその率をお尋ねいたします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 職員一人当たり平均しますと、29.98%になっております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) そうすると、一人当たり平均して20日間とれるという場合は、約3分の一、3割というそれしか取れていないということですね。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 繰越制度がございまして、40日という計算となりますので、平均しますと一人当たり11.6日とっている状況です。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) これは町の意識としては、職員の健康管理とか家庭を大事にとか、いろいろそういうことからして、100%とれるようにしていこうという意識、努力はあるんですか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 権利としては20日もしくは繰越で40日ということがございますけども、実際、年間に土日、祝日を除いた日数が244日でございます。それに、夏休みということで3日間特別休暇を与えておりますので、そういったことからすれば決して少ない数字とは見ておりません。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 職員の休みにそういう日曜日とか土曜日も入っているからというふうに入れる見方はどうでしょうか。当然あるものとして、そのほかにということが普通考えられる有給休暇の認められた日にちだと思うんですが、それでいいんですよね、間違いないですね。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 決して、年休を制限したりなんかしておりませんのでぜひ、20日及び40日の中で調整しながら取ってくださいとういう指導はしております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 指導してる、指導してる、という中で指導どおりにいかない主な原因は何だとお考えですか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) これは職員、一人一人の休暇の申請ですので、本人の状況だと思います。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 一般論ですけども、休みをとりたいといっても、自分が休めば残った職員の方に迷惑をかけるということで、どうしても人員が十分でないと、抑制する気持ちが働くんですよね。そういうことあり得るということをお考えならないですか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) そういった職員も中にはいるかと思いますけども、制限まではしておりません。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 改善は必要だと思うんですけども、では16ページ。消防防災対策事業の中で常備消防に4億882万3千円支出されていますけども、常備消防、黒川消防署の各消防力の基準に照らして、充足率はどうなっているのかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 黒川四ヶ町村それぞれ消防本部と各出張所がございまして、現在適正に対応していただいておると思っております。
委員長(菅原 傳君) ほかにございませんか。佐川委員。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 適正に対処しています、適正に対処されているかどうか、少なくとも国の整えられるべく基準に合致した黒川消防署になっているかどうか、4億も出している町としてそれは行政組合のことだというふうに済ますことはできないと思うのです。そのことを聞いたんですけども。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 毎月実績報告がございますけども、救急の出動であるとか、それから消防の出動であるとか、その都度適正に出動していただいており、町内にも貢献してもらっていると思います。
委員長(菅原 傳君) ほかに質問ございませんか。佐川委員。
委員(佐川 幸三君) なにを言っているのかよく受け止め理解をされていないようですけども、黒川地域行政事務組合消防本部で出している16年度の消防概況というのがあります。
これには、消防力、これぐらい基準を達成しようと国の基準これを踏まえての黒川消防署としてですね。あるわけです。一番不足しているのが人員なんですね。基準消防力194名に対して現有消防力はこれには112、一番新しいので110だそうですけども、そうすると82名不足しているわけですね。充足率57.7、それから科学車これは基準が2のところ現有1だと50%、はしご車、これは1台必要なんだけどもないということで充足率0。もちろん地震のときにも活躍する可能性もありますし、火事のとき、そういう災害のときに必要なんですね。必要な基準というのはそれぞれいろんな中から出された基準だと思うんです。だから、それはかってに決めたことです。我が方はそんなに拘束されないで、見過ごされる問題じゃなくてやっぱり努力していく必要があると思うんです。これに対して町としてどういうふうに黒川消防署の常備消防署の充足率を高めるという提起をされているのか、していないのか、お尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 広域で連携しあっておりますので、県内、仙台市であるとか塩釜であるとかそういったことで応援協定を結んでおります。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) そういうのはわかったうえで言っているのです。黒川消防署として充足率を高める努力をしているのか、それともそれはあくまで基準であって無視してもいいというような実質的ですよ、実質的な態度をとっているのかその努力の方法、見通しお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 消防の広域化ということで、今検討している状況ですけども、例えば未来都市づくり研究会の中でも消防の広域化ということを重点的に今協議しているところで、そういった広域化に向けてのいろんな検討を今進めております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) なんとも、現在の基準がちゃんと目の前に置いていないような答弁であったと思うんですけども、はっきり聞かせて欲しいんですけども、この基準に向かって進むのか、お金のかかることですからすぐに到達できない場合もあるけども、努力していかないと一歩もこの基準に近かづかないし、到達できないわけですよ。どういう立場で臨んでいるのかと、平成16年度になにかしたのかと、しないのかということを聞いているわけですけども、どういう議論になって、どういうふうにもっていこうとしているのかお尋ねしたいと思っています。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 各4町村の負担も限度だと思います。それぞれの町村なんですけども、それでこれからの道は広域化であるという消防庁の方針でもございますので、それに向けて調整を今図っているところでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 機械の方も充足高める必要あると思うんですけども、人の方なんですけども、今消防署の職員さん24時間勤務で交代していくわけですね、16時間実働勤務として6時間が仮眠、2時間休憩というサイクルになっているそうなんですけども、非番の方も出動するときに人員が足りないために非番であっても出なくちゃならないこともあると、いうのがこれがね3分の1から2分の1あるというんですね、そうするとやっぱりこの人員が足りなければ緊急時ですから非番とはいえ、出て行かざるを得ないということがあると思うんです。そういうことに頼るようだと安定的な消防体制ではないということ言えると思うんです。そういうことからこの基準というものを決められていると思うんです。現在、80人不足しているというのがやっぱりこれに向かって80人を充足することに向かって努力していかないと常備消防団員のこういう過酷な勤務状態が一向に改善されない。安定した消防体制にもならないということがあると思うんです。そういう意味で消防力のマンパワーである消防職員をふやしていくということを黒川消防署に提起していく必要があると思うんですがどうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 黒川消防の消防専門委員会等も開催しながら協議はしておるところでございますけども、人員をふやせば各町村の負担もかなり大きくなりますので、これ以上の負担がどこまで伸ばせるか、ちょっとわからない状況でございますので、そういったことの対策といたしまして広域化ということを今検討に入っているところでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 単純に広域化といっても守備範囲が広くなれば、それなりの人員も必要なわけですから、広域化でことは済まされるわけではないところもあるかと思いますけども。
次に移りますけども、23ページの督促滞納処分の状況というのがありますけども、実績報告書23ページですね、交付要求というのがありまして、件数43配当件数、配当額5,986万5,488円この中身、内容というのはどういうものなのかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) 交付要求による配当でございますけども、いわゆる裁判所等における換価措置、お金に換えるためのですね、例えば資産の売却とかそういった手続が行われまして、それで出ました中身について各債権者について配当を受けるものでございまして、その中で配当を受けた金額でございます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 平成14年、15年、16年と47件、50件、43件と40件から50件をそういう数字であらわれているわけですけども、結局競売とかそういうことも含めて、大変な状況な中での、どう税を取り立てるかということのあらわれではないかと、そう見ていいんですか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) 取り立てるという表現はいささか違うかと思います。これは、債権者はすべてにおいて等しいわけですから、その債権をもっている方々が当然権利を実行するという形でのものでございまして、当然、私どもにつきましても租税債権の中で当然、競売とかの申し立てが行われれば交付要求なんなり措置はとるわけでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 徴収するという意味でございますか、徴収するということですけども、そうすると正常に、普通には納めることのできない人がこれぐらいいるということですけども、こういうのはどういう状況から生まれてきているのか、やっぱり社会経済反映のあらわれとして、大変な状況に置かれているというふうな、私は感ずるんですけどもその下のこの差し押さえも含めてですね、どういうふうにこのこういう状況を見ているのかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) その時々の経済情勢というのは確かにあるかと思うんですけども当然、いつの時代でもこういった経済行為が続く限りはこういったことは、当然起こり得るものだと理解の仕方をしております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 督促状、催告書というのがその上にありますけどもかなりの割合で前年度比ふえています。督促状で9.3%、催告書で18.7%、これは発送の基準を変えたのか、それともそうではない、いままで平成15年度と同じような仕組み、決まりで対応してこういうふうにふえたのか、どういう内容でふえたのかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) まず、督促状につきましては税法上に基づく措置でございまして、法定納期限から20日以内に未納の方についてはお出しするというふうなことになっております。これは法的なものに基づく措置でございます。その結果でございます。催告書につきましては未納の方について納税を促すといった形でのいわゆるお知らせでございまして、こちらはその時々の納付の状況なりですね、滞納整理の方針なり照らし合わせまして発送してるわけでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) そうすると、ふえたということについての見方というのはどういうものなのか。納税者の状況ですね。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) 一つには納税者の増加ということがあるかと思います。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 納税者の生活が大変になっているということのあらわれだという意味での納税者の増加という意味ですね。ただ、トータルでの納税者の人数がふえたということですか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) 相対的な中で納税者が増加してるということでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) これだけで、この点はやめますけども、納税者の増加割合というのは督促状と催告書では合計しても平均10.6%増なんですけども、納税者が10%もふえていないと思うんですね。実際総数が。そういう中でこういう書類、通知がふえてるというのはやはり簡単に納税者の数がふえたからこの書類がふえているんだというふうにはいえないと思います。やはり生活実態の大変さのあらわれとして見る方がより正確ではないかと思うんですがいかがでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) ふえるという中身につきましては、当然経済的な要因もあろうかと思いますし、納め忘れなり、そういった方々も当然いるわけですから、おっしゃるような一くくりの見方ではないのかなと思っております。
委員長(菅原 傳君)
ほかに質問ございませんか。なるべく早目に上げてくださいね。手を上げるのを早目にお願いします。佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 先ほど、そういうふうになるんですけども、定員管理、職員抑制ということをやられてるようですけども、各課で正規職員が何人いて、臨時、パート、アルバイトがそれぞれ何人いるのか、この平成16年度の中でそのことをお尋ねします。
総務課長(中川 弘美君) すみません。課ごとのは持ってきておりませんので後ほど課ごとに申し上げます。
委員長(菅原 傳君) いいですか。(「後で示してください。その質問の回答がないと進めませんか。いいですよ。」の声あり)ほかに質疑ありませんか。永野委員。
委員(永野 久子君) 消防力の問題ですけれども、先ほど佐川委員の質問の中でですね、お答えがですね、消防の広域化を検討していると消防力の国の基準に対する不足分については、広域化をすれば解決するという内容の事実上ですね、そういうお答えだったんですけどもそれでは改めて伺いますが、この広域化というのは、どことどこを広域的にやっていくという内容なのでしょうか。具体的に伺います。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) あの、消防庁で進めております広域化ということにつきましては、小さい消防ではもたないということで、全国で3市町村に一つの消防があるんだということを、昨日たまたま消防庁から来てのいろんな講話がございました。そういったもので、全体としてはそういうことなんですけども、この地域といたしましては未来都市づくり研究会の中で広域化を進めようということに方針がなりまして、今塩釜消防本部と黒川消防本部の広域化ということの検討をしているところでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうしますと、塩釜は塩釜消防は国の基準に対して、人と機械の充足率は100パーセント越えておりますか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) そこのところまでは把握してございませんけれども、設備についての充実ができれば、その分を人の方に回せるということもございますので、そういった部分での広域化を進めることとしております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 今県内で国の基準を満たしている自治体というのは、まずあるかないかだと記憶しているんですね。そうしますと、いくら広域化しても黒川消防が先ほど57.7%と人の充足率ですね、約6割に満たない状況ですと、塩釜と一緒になったところで、塩釜は100%満たしてないわけですから、そうすると一緒になったところで充足されるわけでないんですよ。そこははっきりしますよね、してますよね。塩釜が例えば160%ぐらいだと、人は基準以上に1.6倍配置しています。というような場合に、黒川消防と一緒になれば、二つの消防を一緒にして、ならせば100%を超えるということはあり得ますよ。でも現実に県内におそらく塩釜も100%を超えておりませんので、そうしますと、いくら広域化したところで充足率は高まるということにはならないんですよね。そこのところをね、先ほどのご答弁だといかにも広域化すれば、お答えの中で機材に余裕が出た分、人でというふうになりますが、国の基準というのは、あくまでも機材は機材、人は人なんです。それぞれについて満たしていくということが、基準ですので機材を人でカバーすることはできないと。これは2つ目なんです。
そうしますと、私はここで問題だと思うのがですね、今非常に地震対策にしてもいろいろな自然災害に関してですが、消防力ということに非常に大きな期待がかかっていますし、これがそれこそ人命に関わる大事なパワーになってくるわけですよね。そういうときにこれまで、今回の議会でもいろいろな質問があったり、町長がお答えになっていますが、自主防災組織という住民組織等については、かなり熱心にお答えになりますが、私はそれは住民が自主的にやることは非常に大事なことですし、奨励していくことは大事です。しかし、一方で行政がやるべきことについては、あの防災計画の中では十分に、現にこのように機材と人だけ見てもですね、満たしていく計画になってもいないですね。だから、行政がやるべきことについて、もっと積極的にやっていかなければ住民の自主組織と行政とはきちんと役割分担をする必要があると、そういう観点から見ますと、今のお答えですとね、この、人と機材を満たしていないというこの事実に対する問題意識が町当局にないんじゃないでしょうか。そのように見えちゃうわけです。広域化すれば何とかなると、広域化して機材で人の分をカバーすると、この発想ではだめだということをまず自覚していただかなきゃないんじゃないかなと思うわけです。黒川行政事務組合のやはり理事としてこれは総務課長というよりは、町長が今後、平成16年度、やはり充足率を達成するというところまでいっていないわけですから、今後どうやってこれを100%に向けてほかの町村と足並みを合わせて進めていくおつもりなのか、このことを町長に伺いたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 若生町長。
町長(若生 照男君) 委員すごいと思います。そのとおりなんですね。実はそのとおりではないんです。そうあって欲しい、充足率という基準あるね、それも佐川委員もあんたも永野委員も一生懸命やってらっしゃる。一方で、負担の基準もあるのね。負担の基準。負担の基準は黒川消防も見出し越えてるんです。そこなんです。そこに一生懸命、資機材、人的、いま主に人の不足率を指摘しておりますけれども、一つの例ですと救急車両1台配備すれば、最低9.何人が必要と、現場分が9名、そして、それの指揮系統を含めますから10人前後なっていくわけです。でも、救急車両などはね、満たしてるんですよ。かなり超えてるんですから。ですから、全体としておっしゃるようなこともありますけれども、これは全国の人の基準のいいとは思っておりません。充実してきたけども、一方で負担の基準も超えてきている。ですから、先ほど総務課長言ったようにそれらを効率性も考えていかなければならないという、苦心の中に、だってそうでしょう。我が町一つでいいの。富谷町の審査やっているわけですけども、富谷町の4億を超える、常備消防4億超えるということは、税収の16年度はちょっと違った税収があったわけでありますけども、通常からすれば税収の10数%を越えている費用になってきているわけなんです。12%前後になりますか、通常、ここ5年か10年ぐらいのトータルでいいますと、そういうことをどこまで一方で耐え得るか、こういうことが理事としての意見のやりとりであります。
委員長(菅原 傳君)この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後12時00分 休憩
午後 1時00分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。午前の佐川委員の質問に対する答弁があります。
総務課長(中川 弘美君) それでは、平成16年4月1日現在の各課の職員の人数を申し上げます。総務課20名、財政課8名、町民課21名、各出張所2名づつで合わせて10名、保健福祉課22名、保育所4カ所合計で36名、デイサービスセンター4名、福祉健康センター2名、介護支援センター4名、心身障害者、精神障害者の施設につきましては兼務で3名づつでございます。税務課24名、生活環境課6名、清掃センター7名、経済振興課8名、都市整備課14名、上下水道課の町長部局3名、会計課6名、内1名は兼務でございます。水道事業関係の上下水道課9名、議会事務局4名、教育委員会関係ですが教育総務課6名、幼稚園2園で7名、小学校6校6名、中学校5校5名、学校給食センター1・2合わせて14名、生涯学習課12名、公民館各2名づつです。民族ギャラリーについては兼務で2名でございます。総合運動公園につきましても兼務で3名の内2名が兼務でございます。それから、臨時、パートの関係でございますけども、雇用保険対象者の数字を申し上げます。保健福祉課はパートで10名。保育所、臨時職員32名、パート職員20名。福祉健康センター、パート名。作業所、パート7名。それから、町民課、国保でパート1名、老人会計でパート1名。デイサービスがパート6名。都市整備課、パート1名。清掃センター、パート2名。給食センター、パートで12名。小学校、パートで6名。中学校、パートで4名。幼稚園、臨時職員名、パート4名。公民館がパートで22名。総合運動公園、パート名、以上でございます。なお、先ほど申し上げました短期間の方、例えば調査員の週間とか2週間そういったものはこの人数に入っておりません。以上です。
委員長(菅原 傳君) 質疑を続けます。佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 前の方は聞き取れなかったというか、記載取れなかったのがあるんですが、後でメモをいただいていいんですか。でなければ、もう一度言っていただきたい。臨時、パートの方だけでもいいんですけども。どちらかで対応願いたいということです。資料いただく方でいいですか。
委員長(菅原 傳君)総務課長。
総務課長(中川 弘美君) このまま事務局に置いていきます。
委員長(菅原 傳君)今村委員。
委員(今村 寿君) 実績報告書の19ページの入札契約業務というところで、上程件数と落札率というのが載っていますが、一般競争入札、指名競争入札とこうあります。それぞれ、落札率というのが載っております、合計が載っておりますが、一般競争入札の方の落札率出す場合の分母はなにで、分子はなにか、指名競争の方も併せてお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
課長(眞山 巳千子君) 分母につきましては、設計額、予定価格、ですね。分子につきましては、落札価格になっております。
委員長(菅原 傳君) 相対的にですね、一般競争入札の平成13年度から16年度にかけて下がってきております。それから、指名競争入札の方も80.9から78.1こう下がってきていますから、この要因については何があるのかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
課長(眞山 巳千子君) 一般競争入札にする場合に13年度につきましては、全工事を1千万円以上、一般競争入札、委託対象は委託業務につきましては対象外にしておりました。14年度につきましては、全工事につきまして5百万円、委託の業務に関しまして1千万円、以下14、15、16というのはそういう基準で5百万円、1千万円、というふうにしておりました。一般競争入札で額を下げてきておりますので、そういったことが要件でないかなというふうに思っております。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) そこで、落札率をおよその数字を見るとやっぱり競争入札の落札率の方が高い数字が出ていますが、この要因は何でしょうお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
課長(眞山 巳千子君) 一般競争入札ですと、富谷町に業者登録をしていた中からその業種に合った方々に入札に参加していただきますから、おのずと指名競争入札よりは参加業者の方が多いと思います。それにつきまして、より一層競争原理が働きましてこのような結果になっていると思っております。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) その下の欄に共通物品等単価契約状況(税込)というのがありますが、やっぱりここは入札とは直接は関係ないのかなと思うんですが、コピー用紙の欄にB5、B4、A4、A3となっていますが、納入枚数でしょうか、2,500枚ということになっていますが、通常私の記憶では、B5、2枚でB4、もしくはB4を2分割するとB5になるということですから、ほぼ、そういう関係かなと思ってA4、A3の関係を見ると、これ単価本当にこうなのかな1,260円のA4、その倍くらいの面積あるA3は1,543円なおかつ、枚数は1,500枚で減っているのに安いということでこれは間違いないだろうかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
課長(眞山 巳千子君) 間違いありません。2,500枚が1,260円、1,500枚が1,543円というふうに見ていただきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) ページは戻りますが18ページのところの一番下の欄にISOを意識しつつ良好なということで、ございますが、ISOの認証は得られたのですか。どうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 今年度で得ております。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) この実績報告書は戻りますが、16ページの一番下の2行目、一番下。地区婦人防火クラブ(31団体)ありますが、これは町内会単位での結成だと思いますが、今、未結成のようなところは、いくらあるのかお尋ねいたします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 16年度につきましては、40町内会の内、31町内会で結成されております。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) 私は言葉ばかりは好きじゃありませんが、いろんなところから「婦人」という用語が減ってきている中で、防火クラブだけは「婦人」というのがしっかり残っておりますがこれはなにか、確たる理由なり根拠があるのでしょうか。お尋ねいたします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 現在、上部団体、県及び郡の方でも「婦人防火クラブ」というような名称になっておりますので、それに倣っております。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) これは本来在宅という意味で、使われているというならば、現状「婦人」というくくり方よりも、もっと単なる「防火クラブ」とかそちらの方がより対象を広げられるし、女性に限らない方がより組織力としても、また防火の目的もですね、達成できるのではないかとこのように思いますが、そのような働きかけを16年度は考えられなかったのかお尋ねいたします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 16年度においては、検討はしておりません。そのまま従っておりました。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) そのほか、防災の関係では実績報告には書かれておりませんが、ブロック壁というのがやっぱり震災のときに非常にその問題であったとそういう実績といいますか、事故例もありますが、このブロック壁の解消とかいうことについての取り組みはどのようになされたのかお聞きいたします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 都市整備課におきまして、広報を通してお知らせしたりいろんな会合等で啓発をしているところだと思います。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) 17ページに防災訓練等の実施2回と書いてあります。6月6日と12月17日ですか、日吉台・杜乃橋地域住民とこうありますが、いささかせつない感じがいたします。これだけでしょうか。お尋ねいたします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 6月6日に行われました防災訓練におきましては、こちらでチラシを用意しまして、お配りした数から数えまして377名ということでございました。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) ページがどんどんさかのぼっていきますが、実績報告書の4ページ。達成度、成果というところで、「各要綱どおりに実施しているので、ほぼ目標を達成しています。今後は、行政評価システムのあり方を研究します。」評価ではなく、今後の決意だと思いますが、行政評価についてどのような取り組みをなさったのかお聞きいたします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 行政評価システム当初におきましてもこれについての研修をやったりというような計画をいたしまして、予算にも講師謝礼ということで計上させていただきましたが、16年度につきましては、そういった研修までちょっと手が届かなくて実施しないでしまいました。今後の課題として、行政評価システムにつきましては何が何でも取り組んでいかなければならないという決意で書いてございます。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) 大変重要な項目が私は行政評価だと思います。従って、これはどこでやるのか、だれがやるのか、どこでやってきたのかということになると思いますが、例えば次のページの町民バスのところでですね、達成度というところ、随分この当初見込みよりも、もしくは前年度比で70なり50.2%までなったと、有償化したということもありますがこういう事業も含めてもっと分析されて、しかるべきではないかと思いますがお尋ねいたします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 町民バスにつきましては、本当に当初の見込、前年度の70ぐらいということで見込んでおったものが、半分という、57,050人の利用の状況となりました。いろんな所でのご意見等も出ておりましたし、それらを取りまとめた上で来年度の実施に生かしていきたいということで、今いろんな検討を進めているところでございます。
委員長(菅原 傳君) 今村委員。
委員(今村 寿君) 行政評価では、近くの古川市が平成10年度ごろから取り組んでおられるということを聞いております。ぜひ、この大いに参考にされてですね、実施されることを私は要望いたしまして、私の質問を終わります。
委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ありませんか。相澤委員。
委員(相澤 榮君) 実績報告書18ページですけども、庁舎維持管理業務につきまして昨年より大分金額が多く必要とされていますけども、どんな要件でこうなったのかお伺いします。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 庁舎の維持管理業務のどこのことかちょっと言っていただけませんでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 相澤委員。
委員(相澤 榮君) 端的に言いましても一番上でもいいと思いますけども、3,600万もかかっているということで多いというふうな、疑問に思うんですけども。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 特段ふえてはいないんではないかと思っております。
委員長(菅原 傳君) 相澤委員。
委員(相澤 榮君) 昨年ですね庁舎維持管理業務5件とありまして、3,145万2千円かかってますよね、今年は3,667万5千円かかってますよね、520万も多くかかっているという要因についてお伺いしたんですけども。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。答弁保留で、後で答弁するそうです。ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野 久子君) 実績報告書の消防防災対策事業のページを見ましても、平成16年度に危険ブロック壁の解消がいったい何箇所だったのか記載がないんですが、あったのかどうかということを、まず伺います。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) ブロック壁に関しては、都市整備課の方で件数等持っておりますので、そちらでお答えすることになります。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 今の件、産業建設常任委員会関係の特別委員会のときに伺うということで委員長の了解でよろしいでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 改めまして、あとでご質問お願いします。
委員長(菅原 傳君) そのほかに質疑等ございませんか。千葉委員。
委員(千葉 達君) 実績報告書で8ページ、9ページにわたってパソコンのリース料、または保守料、かなりの数字になっておりますが、事務の効率化時代の流れでそういった部分では理解できますが、それにしても残業があるというか、その仕事の効率化は完全に上がっているのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 今まで手作業でやってた部分をパソコンに代わった分としてはかなり能率的にはなっているとは思います。残業につきましては、それぞれの別な事業が突発的にというか、期間的に出ているものがございます。たとえば、総務課ですと選挙の期日前投票に対して各課から応援をいただいて対応しているとか、国勢調査の指導員についても各課の応援やっていただいているとかというようなことで、パソコンだけではできない部分がかなりありましての残業となっております。
委員長(菅原 傳君) 千葉委員。
委員(千葉 達君) 残業は、申告制と聞いておりますが、もし自主的残業の実態はどうなんでしょうか。認められているのか、時間は何時までか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 自己研修のために、という部分については特に何時までと、までは言っておりません。残業はあくまでも、課長あてに残業の申告をするこということで取り決めをしております。
委員長(菅原 傳君) 千葉委員。
委員(千葉 達君) ということは、自主的残業は認めてないということでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 自主的残業と申しますか、自主的に自己研修のために残っているという部分には本人に任せております。
委員長(菅原 傳君) 千葉委員。
委員(千葉 達君) パソコンのリース期間は何年でしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 5年としております。
委員長(菅原 傳君) 千葉委員。
委員(千葉 達君) リース期間終了したパソコンの処理はどのようになっているのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 更新時に引き取ってもらっております。
委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。伊豆田委員。
委員(伊豆田 待子君) 決算書の16ページなんですが、先ほどの税務課長の説明の中で法人税が16億増したと、説明がありましたがこの要因お願いします。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) 法人税の申告納付義務のある事業所さんの業績によるものでございます。
委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田 待子君) これ何件ですか。何件て言いましたか。新しい事業所ですよね。だけじゃなくて。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) 事業所数の増ということも、少なからず要因としてございますが、いわゆる大きな事業所ございまして、そちらの申告納付税額が相当の部分占めた結果でございます。
委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田 待子君) そうすると、新しいとこじゃなくて前年度よりもこれだけふえているわけですから16年度が多かった部分が多いという。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) はい、そのとおりです。法人の決算の結果によるものでございます。
委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。
委員(伊豆田 待子君) もう一つ、特別土地保有税、これが当初予算で100万となっていまして、調定額が3,299万3,230円となって収入済額が0、今回は0という要因、この要因はどうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡辺 成一君) まず、状況申し上げますと債権保全の処置は取ってございますが、配当がなかったりとかですね、そういった換価の措置がなされなかったりしてそのまま収納が0となっている状態でございます。
委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。答弁は後になりますか。後でね。本日ではなくて次回まででよろしいですね相澤委員。(「委員会終わっちゃいますよね。休憩してはだめなんですか。月曜日。本人が守んないで決めるのか。そうなのか。どうなのか」の声あり)後で冒頭でね、答弁いただきますので。(「それはおかしいですね。議長が決めることでないんですか」の声あり)相澤委員。(「今出ないということがおかしいんだけども。そんなに難しいことではないんですが、これがほかに後に時間がないんだったらですけども、まだまだ、時間あるんだったらここで休憩入れていただいて頂戴していただければ幸いです」の声あり)
この際、午後1時45分まで休憩します。
午後1時30分 休憩
午後1時45分 再開
委員長(菅原 傳君)休憩前に引き続き委員会を開きます。相澤榮委員の質問に対する答弁を求めます。
財政課長(眞山 巳千子君) 大変失礼いたしました。庁舎の契約の関係からなんですけども、14年、15年の2ヶ年間でまず最初結んでおりまして、14年は5カ月、15年につきましては12カ月と結びまして14、15の全体額が4,340万円で予定価格に対してまして落札価格が3,490万円落札率80.41という結果でした。それで15年度の委託料をお支払をしております。16年から18年の三カ年間で15年度中に入札をいたしまして、9,450万円という予定価格に対しまして、9,396万円という落札額で、最初の14年、15落札率が80.41、16年から18年までの分につきましては99.43というふうな落札結果によるこの金額でございます。
委員長(菅原 傳君) 相澤委員。
委員(相澤 榮君) 昨年に引き続いてですね、99.4%という落札率を示されたんですけども、その結果によっての金額がそうなったということに理解していいんですか。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 大きくはそうです。内容についての微調整はありますけども、大きくはそういった理由です。
委員長(菅原 傳君) 相澤委員。
委員(相澤 榮君) そうするとですね。落札するときの入札業者は何社ぐらいあったんですか。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 15年度中にしたときなんですけれども、2社です。一般競争入札で、15年のときにこの金額での入札につきましては2社です。
委員長(菅原 傳君) 相澤委員。
委員(相澤 榮君) 2社ということで、99.4%というような、あまりにも落札価格が入札価格と近い、疑問視されるのがあるんですけども。これは正当な入札であったと理解はするんですけども、実は草刈業務なんですけども、小さい言葉でもありませんけれども、スポーツセンターの柴草刈機を持ってきて、刈っていたのが2回ほど見受けられたんですけども、昨年はシルバー人材センターにお願いして刈ったのと差があったようなんですけども、その辺の金額の差は全然ないんですか。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 16年度の敷地の除草の業務につきましては、シルバー人材センターだけ、今年から今年はスポーツセンターから借用して使ってましたけども、この金額は全額シルバー人材センターです。昨年も刈ってましたか、ありますけどもそれについては含まれておりませんのであくまでシルバー人材センターに委託した分がこの金額ということです。
委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。齊藤委員。
委員(齊藤 きえ子君) 実績報告書の同じページなんですけども、各種使用料の光熱水道費等で表の中で電気、水道、電話、コピーていうふうに表示されてますが、その中の水道だけがふえている状況なんですけども、これは私の察するところトイレの水道の量がふえたのかと思いますが、それが要因なのか、お願いします。
委員長(菅原 傳君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) ISOになってから特に意識してはやってて、この水道料が増加になったというのが、特別に特定はできないでおるんですけども、3、4月の使用料の差が著しかったのがあります。それはやっぱりトイレは雨水を利用をしているんですけども、降水量の関係もあるのかなと思います。洗面所の水量の調整であるとか、公用車の洗車には雨水を利用しているわけですけれども、なお、一層推進はしていきたいと、気を配っていきたいと思っております。
委員長(菅原 傳君) 斎藤委員。
委員(齊藤 きえ子君) 実績報告書の9ページです。パソコンリースに関してなんですけども、先ほどリース期間が5年間で更新時に引き取ってもらうということなんですけども、そのときのパソコン本体といいますか、それに入っているデータとかはどのようになりますか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) データはすべて削除したうえで、引き取ってもらいます。
委員長(菅原 傳君) 齊藤委員。
委員(齊藤 きえ子君) そのパソコンは必ず引き取ってもらうというか、それを再利用することはできないんでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 一部必要で残す分もありますけども、原則引き取ってもらってます。
委員長(菅原 傳君) 齊藤委員。
委員(齊藤 きえ子君) それをですね議員に回してもらうことはできないでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) パソコンとかこういったものは、日進月歩進んでまして5年経つと大分性能も違ってますので、どうしても欲しくて必要な分は残して使っていることはありますけども、職員の一般業務に使う分についてはすべて更新して新しいので5年後には使わせております。議員の方は考えておりません。
委員長(菅原 傳君) 安住委員。
委員(安住 稔幸君) 今の齊藤議員君も話したとおりですけども、パソコンのデータの削除についてでありますが、一応確認ということで、その削除というものは非常に問題になってまして、完全にほかのいろいろと手立てをしても読み取れないような方法で削除されているんでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) はい、そのとおりです。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 先ほどブロック壁の質問しましたところ、箇所数については産建の特別委員会でということでしたが、防災という面から多分産建ではお答えできないはずだと思いますので改めて伺いますが、このブロック壁については危険箇所が実際にこの富谷町の町内に何箇所あって、危険なブロック壁が何箇所あって、現時点ではどこまで改修されているのか、把握をされているかどうか伺います。これは、防災という面で都市整備課がおそらくですね防災の観点ではやってないと思うんですよ。実際の工事だとか、なんかをやってるはずですのでね。ですから、防災という面から見て防災計画の中に危険なブロック壁の解消という項目もありますから、そういう点から見るといったい何箇所で現時点、それで16年度は後ろの資料で1箇所となってますけどもどこまで到達してるというふうに見ているのかをお伺いします。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) ブロック壁については、先ほどのとおり都市整備課でというふうにしておりますけども、各町内で防災マップ作りをしながらどこのところに危険箇所があるかということを調査して、そこは通らないようにしましょうとか、そういったことの推進はしておりますけども、今現在、どこどこ何箇所をやらなきゃないというところまではまだこちらでは押さえておりません。総務課としては。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうしますと、防災計画はですね一定のソフトを基にして、シミュレーションしたものではあるんですが、足で歩いてここがこうだということは町としては把握してないところが、あの計画の弱点だと思うんですね。ですから、本当に防災計画というのであれば危険箇所を特定していくことが、その特定の町内会のために協力してもらうのはもちろんあり得るとは思いますけども、いずれにしても町としてどこが危険箇所で危険箇所が例えば、平成16年度はこのぐらい解消された、17年はこのぐらい解消されたというような把握の仕方をしていく必要があると思うんですね。その把握をしていくのは都市整備課なのか総務課なのかどこかそれは責任を持って全体を見ていくのか、やっぱり、防災の担当ですから総務でないかと思うんですが、どうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 防災マップの件につきましては、平成12年度にすべて調査した地図はございまして、各町内会にはそれは下ろしてあります。それにつきましては、このブロック壁の印も付けておりましたので、その時点での数字は押さえておいてあるんですけども、その後の変化について、各町内会でマップ作りの中でやってみましょうということで進めておりました。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) しつこいようですけれど、やっぱり総務課としてね、きちんと12年に押さえたのであれば、その後どう改善されたかも含めて現時点での到達点というのは把握しておくべきだと思うんですがどうでしょうか。今後そうしていただきたいと思うんですがどうですか。
委員長(菅原 傳君) 総務課長。
総務課長(中川 弘美君) 全庁的に今マップ作りということでやっておりますので、そういった部分もあわせまして掌握しながら、いきたいと思います
委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
委員長(菅原 傳君) 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。なお、次回は9月12日に引き続き行うことといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後1時57分 散会
富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
委員長(菅原 傳君) 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の委員会を開きます。
認定第1号 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原 傳君) 認定第1号、平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は一般会計のうち町民課、保健福祉課、生活環境課及び教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
これより各担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
[町民課長、保健福祉課長、生活環境課長、教育総務課長が決算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(菅原 傳君) この祭、11時30分まで休憩します。
午前11時20分 休憩
午前11時30分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。
説明を続けます。生涯学習課長。
生涯学習課長が決算書のとおり内容の説明を行った
委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 実績報告書を基にお尋ねします。まず26ページです。これは去年もありましたのですが、ワンストップサービスを基本とした総合窓口について、達成すべき目標ということになってます。去年もあったということでこれは長年課題になっているものだと思いますが、町民課で考えているワンストップサービスのイメージといいますか、私が描いているイメージと町民課の思っているものとが一致しているかどうかをお尋ねしたいと思うんですが、どういうワンストップサービス総合窓口というのをお考えなのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 町民の方を窓口にいらしたら、1ヵ所で動かないで用を足せるようなことを考えてございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) そうしますと、保育所の申し込みにみえた、転入されてみえたときにそこでさまざまな手続きができるということでしょうか。そのときにごみの出し方をお知らせするだとか、そういうことがそこに座ったときにすぐできるということですか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) そのとおりでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 私が思い描いているといいますのは、総合窓口の場合、よくほかの役場などを訪ねますと総合案内というのがあって、そこでこちらにおいでくださいとかいうのがあるんですね、そういうことについては考えているというものではないのですか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 玄関入ってらっしゃいますので、こちらオープンスペースになっておりますので、私らの方でできるだけその機能も兼ね備えて対応するようにしております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) そうしますと長い間ここが達成すべき目標と評価になっていますが、どこの点が不十分だということでこれが毎年掲載されるのでしょうか。やっていかなければならないときにどういう準備を行いながらこれを掲載してるということになりますか伺います。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) ここの所には引き続きということを書いておりますので、去年よりも増してみんなで気をつけていこうということでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 30ページをお願いします。ここに医療費の助成について記載があります。乳幼児医療費、心身障害者、母子父子ということになっていますが、1件当たりといいますか、ここに入院、入院外がありまして計があって、助成額の計があってこれを割ってみますと乳幼児の場合は、2,046円、心身障害の場合4,723円、母子父子の場合2,619円となっているわけですが、ここの違いといいますか、この金額については心身の場合が多いわけですが、どういう要因でここにこの金額が出てくるのか詳細に伺いたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 心身の場合は、二十歳までとそれから高齢者の方も入っておりますので、医療費自体が高くなってるかと思います。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 同じく30ページで、達成度の中にですね心身障害者の医療費が27.19%伸びたということになっていますが、これで考えられる要因についてはいかがでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 医療費それぞれ要因が何かというところまではみておりませんが、月平均とか、月ごとのを出してみますとやはり高くなっているので高額になっているのではないかと思っております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) ほかのところですが、ここに件数と金額が書いてあってどういうことでこうなっていったかという分析などはされているとは思いますが、その結果について特徴的なところはなんでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 特徴的なところまではしてございませんが、月平均をして、月ごとのグラフなどを見ていきますと、2,3月が多いというような状況にはなってございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) そうすると、2,3月が多いといいますと、感冒が多いということになってくるのでしょうか。そういう認識でしょうかね。伺います。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) そういう可能性もあるかと思いますが、心身障害者の方の場合は抵抗力も弱いのでいろいろなことがそのほかにも考えられるかと思っております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) それでは43ページをお願いします。43ページの保育所のことが書いてありまして、一時保育についてです。これは昨年と比較してもかなり伸びてきていますが、去年も提起したと思います、ほかの保育所でもこの一時保育について実施するべきではないかと思ったんですが、この伸び率を見て、決算にあたってはそういうことは考慮されましたでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) 一時保育の受け入れ施設といたしまして、本町4園あるうちで富ヶ丘保育所と成田保育所だけが整備されているものでございますので、この二つの施設の中で有効な一時預かりの方向を図っていくという考え方でございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) それでは、ほかの保育所で行うとすればどういう準備が必要になってくるということで、このままだということになるのですか伺います。
委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) 一時保育室の増築等々の整備事業をしなければ受け入れることができないと思っております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 51ページお願いします。検診についてです。(2)に検診に関する、失礼しました3番ですね。生活習慣病等の検診状況が載っています。受診者数は書いてありますが、これで対象となる人数はこの項目に対して何人になっているのでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) 数字は持っておりませんけれども、伸びを回数で割ると50人かなというのがこの場での回答にさせていただきます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) それではお昼休みを挟みますが、この平成16年度の決算においての受診者に対するといいますか、対応する対象者が何人であるかというのをお示しいただけますでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) (3)の生活習慣改善指導の(3)でいいんですよね。(「いえ、3の生活習慣病」の声あり)
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 3番のね、さまざまな結核審査だとか基本的な審査があって何が受診したってありますけど、それには対象者があって何人受けたというふうになると思うんですが、その対象者については何人でしたかというお尋ねです。これをお昼休みを挟んだ後に示していただけますでしょうかという質問です。
委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) 予算ベースの参考資料としての数は出せるということでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) なかなか難しいのでしょうか。例えば乳がんだったら何歳から何歳までで何人、でもその方はもしかしたら職場で受けるから数がはっきりしないということで、予算ベースではなくて対象となる人数とかそういうものは出にくいということなのでしょうか。何回かお尋ねしたことがあるんですが、数で聞いたことがないんですね。でも実施率、受診者が全体に対してどれくらい受けているかというものについては、これを伸ばしていって予防するためには必要な数だと思うんですけど、その数は出ないでしょうか。伺います。
委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) 勤めている方におきましては、そこの勤め先で受ける方もございますので、佐藤委員さんが求めているような数字はつかみづらいと思っています。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) それではですね、その去年との比較だけになりますが、受診者がありまして、循環器検診から脳検診までずっとあってですね、伸び率として一番多かったといいますか、マンモグラフィーですね、乳がんによるマンモグラフィーと脳検診、MRI及びMRAによってっていうのが、マンモグラフィーで1.219、MRIが1.523倍となっていました。私の計算によりますと。ここのところでは、なおさらに精密な検査ができるという期待もあって受診している人たちが多いんだと思いますが、これによってですね、ちなみにいいますとほかのところは、大体一倍ちょっと1.5、1.05~1.07というところが多かったかのように思います。それでそのマンモグラフィーとMRI及びMRAで検査をして、有所見者がどのようになっているのか町ではつかんでいますか伺います。
委員長(菅原 傳) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) その後の状況等についての把握は担当の方でしております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) このなかで去年でいいますと、脳検診については151名が受診をされています。今年のこの平成16年度については230名が受診をされていたわけですね。お名前を伺うわけではないのでどのくらいの方が去年と今年で比較、手元にあればもう一度検査をしなさいとか、先生からのこれこれというのがあったのか数字で伺いたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) その数は今のところこの場ではございませんので申し上げられません。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) では、マンモグラフィーによって所見があったということと、脳検診の所見が先生からお話があったということについては午後から伺うことができるでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) 午後には出せるようにいたします。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 54ページです。生活環境課のところですが、ここのところに春のクリーン作戦と秋のクリーン作戦が実施されています。ほかには町内会によって毎月だとか、隔月だとか、あるいは春、秋のクリーン作戦のみというところも。さまざま町内会で自分の身の回りあるいは特定された場所について除草だとかゴミ拾いだとかというのが行われておりますが、不参加だったときにそこの町内会が決めるんでしょうけど、500円あるいは1,000円というものを徴収しているということについては御存じでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) そのような町内会があるということは聞いております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 町内会でね、独自にやる春秋以外のものについて500円あるいは1000円というのについても、私はどうかなというふうに思っていますが、ましてや春秋のクリーン作戦のときに出なかったところに、ご迷惑料といいますか反則金といいますかそういうものをも取るようになっているというものについて行き過ぎだというふうな認識は町にはありますか。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) あくまでもクリーン作戦というのは町内会にお願いしているという部分で、町内会の運営の中で出ない方が多いということで、徴収金云々という話もありますが、それは一応町でお願いしている部分以外の町内会独自の考え方で、出ない方をいかに出てしていただくかというところでなさっていることだと思っております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 後でまたします。58ページにします。ゴミの減量とリサイクルについて伺います。この減量とリサイクルの表の(2)ゴミの資源化状況というのがありまして、去年と比べるとあんまり大きく進んでいるというのが見られないのですが、町の評価はどういう、この資源化については評価を与えていますか伺います。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 確かにゴミの量は特別ふえてたり減ったりしてはおりませんで、ですが分別については皆さんきちんとなさっていて、していただいているというふうに考えてございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 一つずつ数字でもあるわけですが、あまり大きく進んでいるということがありませんで、下の達成度のところになりますと、資源物の増加とともに可燃物も増加する結果となりましたということが達成度の中にありまして、この可燃物を一人当たりといいますか、町民が一人当たり出す物について、昨年と比べましてどのような変化が見られましたですか伺います。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 一人何グラム減というふうな数字でお示しした方がよろしいんでしょうか。(「はい」の声あり)はい、すいません。ゴミ量の推移ということで出しておりまして、15年度は1,038グラム、それが16年度997グラムになってございます。
委員長(菅原 傳君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午後0時00分 休憩
午後1時00分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。最初に午前の佐藤委員の質問に対する答弁があります。保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) マンモグラフィーの967名中、所見が出されました対象者は97名おりまして、そのうち検査を受けていただき、97ですかうち異常なし27、異常あり70となってございます。あと、脳ドックにつきましては230人のうち79名の方が経過観察、要精密検査、要医療というかたちで79名の方がおりました。
委員長(菅原 傳君) 引き続き質問を求めます。細谷委員。
委員(細谷 禮二君) 5問ほど質問いたします。最初に実績報告書29ページ4番目国民年金受給状況について質問いたします。老齢年金、老齢基礎年金、障害年金各々計算をしてみると、老齢年金が30万、老齢基礎年金が60万、障害年金が大体90万とみられるようですが、老齢年金、老齢基礎年金の受給対象者はどのような人なのかお伺いします。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 老齢年金が昭和61年4月1日前の旧法時代、年金を請求し受給している年金者でございます。それから老齢基礎年金というのは、61年4月1日以降の65歳から受け取る年金のことでざいます。
委員長(菅原 傳君) 細谷委員。
委員(細谷 禮二君) 2番目の質問をいたします。実績報告書81ページ、スクールカウンセラー活用状況について、非常に中学校の方ではばらつきがあるようですがその原因はどうなのかちょっとお伺いします。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) ばらつきこれにつきましては、いろいろ見てみますと単に相談件数が少ないというだけでございまして、その学校、地域の学校によりましてやはりすごく多くの子供、そしてご父兄の方々がですね、相談、このカウンセラーを利用されいてるというようなことでこのようなばらつきになっているということでございます。
委員長(菅原 傳君) 細谷委員。
委員(細谷 禮二君) 3番目です。実績報告書82ページ。外国成年の方ですが、2番目。小学校の依頼により、総合学習で異国文化、言葉こういうものの、交流を実施しているようですが、成田小学校では10回、東向陽台では2回、それでその講師になる人は町民の方々がここへ行って交流をするのかどうなのか、その点をちょっと聞きたいと思ったんです。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) 招聘しておりますALT、外国語の助手の方々がですね、自分の国のいろんな紹介なりを申し上げているというようなことでございます。
委員長(菅原 傳君) 細谷委員。
委員(細谷 禮二君) 実績報告書82ページ。ごめんなさい今聞いたところですね。はい、85ページ低学年教育充実事業について、富谷の町では現在小学校低学年は35名学級をしているのか、特に低学年の国語、算数この面にだけ補助員を配置しているのかどうなのかお伺いします。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) 特にですね、今言われましたような学科といいますか、国語とか算数そうしたものに、を指定しているというような固定ではございません。
委員長(菅原 傳君) 細谷委員。
委員(細谷 禮二君) 最後です。85ページ小学校管理の3番目主な施設の修繕工事、その他修繕工事関係として570万円ほど計上してありますが、これは何校分で学校名それから修繕箇所について教えていただきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) 内容といたしましては、東向陽台小学校での屋体の屋根の修繕工事が約399万という金額。さらに日吉台小学校での遊具の修繕工事70万3,000円というような内容。そうしたものが主なものでございます。あと、箇所につきましては、修繕につきましては相当小破修理といいますか、小さな修理の集合した内容となっておりますので後は各小学校6校ですね満遍なく修繕工事があったというようにご理解いただきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) ほかにございませんか。佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 58ページのゴミの減量とリサイクルのところですが、先ほど1人当たりについて1,038グラムから平成16年では997グラムになったということを伺いました。そうやっていいますと40数グラム減っているわけですが、それと資源化との関係ですね、だけど減っているんだけども資源化のところで顕著にあらわれてきているというものでもないというのは、ゴミに出す分を買うのが少なくなったということなのでしょうか。そのあたりはどういうことだと思っておられますか伺います。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 先ほど申し上げましたゴミ量でございますけれども、これはすべてのゴミに対してでございまして、すべてのゴミで1,038から997グラムになったというところのご説明でございました。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) そうしますと、それはここにある資源化されるものも含んだときに、含んだものとして年間でこれこれだったという計算で1,038グラムから997ということですね。はいわかりました。そうしますとね、事業所のゴミの減量化についてはどのように進めているのでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 事業系のゴミにつきましては、仙台市の松森工場に17年度から入れておりまして、それにともなって紙につきましてはすべて事業系のゴミは入れられないというふうになってございます。そのほかの物、例えばですねプラスチックとかペットボトルとかそういう物につきましては、各事業所でそれぞれ独自に対応していただいているというところでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 庁舎内でISOがスタートいたしまして、議員の控室の所にも非常に事細かく、これとこれとこれはこういうふうにしてとかというのがあるんですけど、地球全体のことを考えると、事業所はそれ家庭ゴミはこれというふうにはいかないと思うんですが、町全体としてそこにある事業所についてもゴミを減量していくための計画などというものについては策定はどの辺まで進んでいるんでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 今お願いしているところは紙だけでございまして、それがどれだけの量になるかというのは今年度終わってみてですね、どれくらい減るかそれを受けて次に何をお願いできるかというところの検討に入りたいと思っております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 次に不法投棄について伺います。広報などでも取り上げられていますけど、不法投棄については種類はどういうものがあるのか、家電4品目だとかパソコンも事業、きっちり出さなければなりませんよね、一般のゴミとして捨てられないわけですけど、それについての数量だとか前年度との比較ではどのようになっていますか伺います。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 不法投棄の内容でございますが、まずテレビでございますけれども、平成15年度16台だったものが11台、冷蔵庫1台だったものが5台、洗濯機6台だったものが7台、あと家電4品目といわれている物が23だったものが23、あとタイヤが199、バッテリーが37、消火器13、あと家電4品目以外の家電が249というふうになってございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) これまでですね、捨てた人を特定できたということはあるのでしょうか。伺います。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 一応ですね、家電につきましては当然名前は書いてございませんので、どなたが捨てたかというところまではわからないのが現状でございます。ただですね、これ以外にもゴミ袋、大和町のゴミ袋とか仙台市のゴミ袋で入ったものもございます。そういう物につきましては、中を全部確認させていただきまして氏名等がわかるものについては確認するというというふうにしておりますが、実際問題としてその部分はわからないように捨てているというのが現状でございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 実績報告書の81ページです。学校のところで伺います。学校評議委員についてですが、学校評議委員をされている方が自分が思っていたような仕事ができないという悩みを持っていらっしゃったんです。その方はもっとこう学校に関与できて開かれた学校に自分も親として、卒業生の親としてがんばっていけるんだと思ったんですけど、そうではなかったということを言われておりまして、そういう方はほかにもいらっしゃるのではないかと思ったわけですが、この今まで進められているやり方、開かれたものになっているかどうかというものについて、当局としてはどのようにお考えなのか伺いたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) この学校評議委員の運営の方法につきましては、各学校長の判断に委ねられているというようなことでございますので、それぞれそうした今、ご意見のございましたようなことにつきましても校長会などを通じまして伝えておきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 同じページの中でですが、失礼しました。次のページに移ります、申しわけありません。
84ページです。成田小学校の建築について意見とかそれからかかったものだとかというようなものもあります。それでこの決算ですが平成16年の決算について、プレハブの校舎ですね、対応しながらやらなければならないということは、この中では考えられたのでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) 成田小学校ですよね。(「成田東小学校についてですね、成田小学校建設にあたって」の声あり)成田東小学校でのプレハブ対応というものについては考えておりませんでした。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 今、課長が考えておりませんでしたということでしたが、決算書の120ページに成田東小学校の間仕切り40教室から4教室を多くするために間仕切りを行っております。217万3,500円ですね。これによってこの間も、教育民生常任委員会として見て来ましたが、それでも来年になったら非常に大変な状況になるということが明らかになりまして、実績報告書でいきますと、87ページには東向陽台中学校の仮設校舎賃貸借のところで、支出、賃貸料が出ておりましてね、こういうふうにして増設、新しく開校するときには子供たちが多くなっているということで、対応を図らなければならないわけですね、こうやってプレハブを作って対応しております。平成19年にはオープンする、開校することにはなるわけですが、これからでもね必要な部分についてはそのように対応すべきだったと、プレハブ校舎を建てながらするべきだったと思うのですが、なぜそのように考えない、今も考えなかったとお話しでしたが考えなかったのでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) プレハブで対応しなかった理由といたしましては、特別教室なりですね面積的に余裕のある教室などを間仕切りすることによって十分対応できるということが見込まれましたので、あえてプレハブ教室の増設はしなかったということでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 学校当局からプレハブでも対応お願いしたいというような要望だとかはなかったのでしょうか。この年度にあたって、いかがでしたか。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) この今出ております決算の16年度につきましてはございませんでした。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) それではもう一つ前のことで恐縮ですが、平成15年についてはいかがでしたか。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。(「これの前の時はなかった」「今16年度だから、15年度きかないでください」の声あり)今の質問はですね、前年度、前々年度の質問でありますので内容には触れないでいただきます。佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) しかしですね、お言葉ですが、子供たちの教育環境ということからすると、その時にはなかったという非常に含みのあるような答弁でございましたので、手持ちに私ありませんので、それについてはどうだったかと伺ってはいけないのでしょうか。私はここのところで伺いたいと思うのですがどうでしょう。
委員長(菅原 傳君) 16年度の決算関係でございますので、関連はするかもしれませんけれどもちょっと答弁はできませんので、別な質問に替えてください。
委員(佐藤 聖子君) それでは申し上げておきたいと思いますが、学校側としては間仕切り及びプレハブというものも要望していたと聞いておりましたので一言付け加えたいと思います。
89ページです。学校の小学校中学校両方にまたがりますがコンピューター関係で非常に多くの支出がありました。小学校で3,378万8,370円、中学校で3,164万8,680円とこういうふうにあって、毎年このようにかなりの部分を占める決算となっております。今回は89ページの中学校のところで達成すべき目標と評価というところでですね、インターネット環境の改善とありますがこれについてはどのようなものが考えられているのでしょうか。どうやって進めるということになるのでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) それにつきましては、学校に情報研究部会、各学校の先生方でですね部会が、研究される部会がございまして、そうしたところで研究をしていただきながらよりよい方向に持っていくということでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) そうしますと、特に今あるインターネットつなげる、つながっているパソコンをさらに多く進めて、もっとこう子供たちがそこでインターネットにすぐつなげるような、というようなものではなくて、あくまでも倫理的なものも考えるような環境なのでしょうか。この環境という意味はどういうことなのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) 今の環境を申し上げますと、パソコン教室にですね各自が一台ずつ利用しながら学習ができるような体制が整ったわけでございます。さらには各教室にですね、事前に調べるいろんな、勉強する前にですね調べるそうしたことに利用できるような校内LANで、すでに設定されておりますので、そうしたことで各教室においてもそうしたその事前にインターネットを利用しながら学習ができるというような状況になってきているわけでございます。そうしたものについて、さらにいろんな昨今こう問題になりますような情報の保護ということについてもですね、後それから著作権とかそうしたものについても、先生方が設けております研究部会でさらに検討していただきながらよりよい方向に持っていきたいという考えでおります。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 毎回決算のときに感じるわけですが、この89ページの達成度のところにある表現ですが、これを見ますとさまざまな教育機材については支障なくという表現のところに、とにかく切り詰めるのだ、あそことあれはこういうふうにしながら、とにかく切り詰めるのだというような表現にとてもとってしまうわけですね、それでいてそのパソコンだとかそういうところにはうんとお金がいってしまうかなあというのはあるわけですが、そういうことはないんですよね。ということを伺ってインターネットがさらにもっとね、お金がいるようになるのかなということを危惧を覚えたわけですが、これはどうなんでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) 予算につきましては、やはりこれからもこうしたパソコンですね、どんどん充実を図るために予算を増額していくというようなことではなくて、より効果の上がるようなですね事業の展開ということを目指したいというふうに考えておりますので、特に今危惧されるようなインターネット、パソコンですか、パソコンのいろんな情報機器関係での充実のための予算がそうこうしていくというようなことではないわけでございまして、あくまでも理想とする目標を達成を文言で表現しましたら、こうした表現になったということでご理解いただきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 最後になると思いますが、理科の実験室のときに下にアルコールランプを置いて、石綿付の、昔はそういうのありましたんですけれど、これは富谷町の学校ではないですよね。いつ頃そのことがいつからなくなったのか、いつまで使っていたのか、それを廃棄するにあたっての経緯とかもしわかれば明らかにしていただきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) この問題につきましては、7月ですかね、7月に文部科学省からの調査ということでの照会がございまして、そうした管内の小中学校を調査しましたが、石綿が使われているという事実はございませんでした。いつそれがその使われなくなったのかとかですね、その経費については定かではございません。
委員長(菅原 傳君) ほかにございませんか。永野委員。
委員(永野 久子君) 実績報告書の59ページですが、3のゴミ処理量のところで、埋立量残渣等(桜田)となっておりますが、この桜田地区につきましては残渣等というのの中身は実質何でしょうか。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 瀬戸物とかの細かくした、細かくなった物等でございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 桜田地区はいつまで利用することになりますか。見通しは。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 17年の3月で終了しております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) それでは、その後の桜田地区、この埋め立てた跡地、跡地ですね、埋め立てした後の土地の利用についてはどういう計画でしょうか。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) まだですね実際に今は使っていないという状況でありまして、適正にこれから処理して、閉めるためのものをこれから考えていかなくちゃいけないところですので、跡地の利用というのはその後になると思います。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 閉めるためのものというのは何のことでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 例えばですね、地下水の検査とか、それから今まで入れていたゴミのガスが出るとか出ないとかそういうものも全部検査した上で、適正に閉鎖するということになります。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) その場合、埋立をした場合ですが、仮の話ですけれども、面積としてはどのくらいになる見通しですか。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 約3,000平米でございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 先日9月10日に河北新報にコンデンサからPCB漏れ出すという記事が出ておりました。これは平成17年度ですし、16年度決算と直接関係ないと言われる場合に困りますので、このPCBが漏れ出したということが場合によっては16年度を含む過去においても関わってくる状態があったかもしれませんので、改めて伺いたいと思うんです。これは直接は県が管轄するものではありますけれども、住民の健康被害も考えられますし、またゴミ行政全体という位置付けからしてもご答弁いただきたいと思います。そこで、この事故の内容ですね、ちょっと詳細に伺いたいと思います。
それでは、石積の産廃、最終処分場敷地内にある、コンテナに保管していた高圧コンデンサから微量のポリ塩化ビフェニル、PCBが漏れ出していたことが県の調査でわかったという記事で、そして、県の塩竃保健所の5日の立ち入り調査でPCB漏れが発覚した云々と、そして県は近隣の8世帯に汚染がないことが確認されるまで、井戸水を使用しないよう要請したという記事だったんですけれども、あらまし。それでですね、この昭和雨前のこの産廃場ですね、これは安定5品目となっていたはずなので、安定5品目の中にこの高圧コンデンサというものは含まれるのかどうか、これはですね、平成16年度において昭和雨前の埋立業務というのは継続されていたのかどうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 昭和雨前につきましては最終処分場、県の許可でしている所でございまして、詳細については資料として持ち合わせておりません。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) こういう事故が起きたときに、住民の安全を第一に考えるとすれば、まず県に出向いて行って詳細を聞いてくると、そして住民に知らせていくということが大事な立場だと思うんですけれども、そうしますと町は平成16年度においてもこの昭和雨前の敷地内にこうしたPCB、PCBが入っている高圧コンデンサ、こうした物があったかどうかという事実もわからなかったわけですね、町としては。平成16年度もわからなかったということですね。ずっと。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 平成16年度以前といいますか、どういう物が最終処分場に保管されているかということにつきましては、県から報告はございません。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 県から報告がないといいますけれども、ここは安定型ということで、廃プラ、金属、ガラス、陶器、ゴム、建築廃材等ですよね。こういうものが捨てられていたはずなんですね。埋め立てられていたはずなので、そこに高圧コンデンサがあったとすると、それ自体が本来あり得ないことだったはずなんですね。ですから、町としてはこういう事件、事故がおきたときに直ちに塩竃保健所なり、県当局なりに問い合わせをして状況を把握するという必要があったのではないでしょうか。なぜこれをやらなかったんでしょうか。(「16年度の決算に、集中してください」の声あり)
委員長(菅原 傳君) 永野委員に申し上げますが、ただ今は平成16年度の決算関係について集中的にやっておりますので、年度の前年度にまたがるような質問はできるだけ避けていただきたいと思うんですが、質問を替えていただきたいと思います。永野委員。
委員(永野 久子君) この決算はですね、何度も申し上げますように単に帳簿が合っていたとか、決算の帳じりが合っていたとかというだけにとどまらず、町当局の行政全般にわたって議会がチェックをするとそういう機会なわけで、今度のような重大問題ですよねこれ、重大問題が起きたときに、16年度も継続していた疑いがあるわけですから、だとすると町としてはどう対応するのか、してきたのかというこの質問は当然あってしかるべきじゃないですか。(「それは、県から報告ないからわからないと答えたんですから」の声あり)だから報告がないからわからないで済まさずになぜ、みずから聞くことをしなかったのでしょうかというふうに聞いているんですけれど。(「16年度時点でわからなかったんでしょ。わからないのでは答えられないですよね」の声あり)
委員長(菅原 傳君) 16年度の件については、県からのいろいろな報告とかそういったことが、あまり情報としてはなかったので、わからないという形での答弁になっているのですけれども、そういうことでありますので。質問の観点を変えていただきます。永野委員。
委員(永野 久子君) 年度は区切りがあっても、行政というのは区切りは、住民に対しては区切りはないわけですし、住民の安全を守るという立場からすると、これからどういうふうに動く予定になっているのか伺います。
委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。
生活環境課長(瀬戸 けい子君) 県で御存じのとおり5日に、各地下水を該当している8家庭の家からいただいて検査に回しておりまして、9日にですね、すみません。それで、その検査結果が大体2週間というふうに聞いております。昭和雨前のPCBが漏れたということの改善計画が明日までに出る予定になってまして、出ましたら町に報告をいただくということになっております。
委員長(菅原 傳君) ほかに質問ございませんか。(「なし」の声あり)
ほかに質問がなしと認めます。これで質疑を終わります。
委員長(菅原 傳君) 以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。なお次回は明日、13日に引き続き行うことといたします。本日はこれにて散会をいたします。御苦労さまでした。
午後 1時35分 散会
富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
認定第1号 | 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について (経済振興課、都市整備課、上下水道課) |
認定第2号 | 平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について |
認定第3号 | 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について |
認定第4号 | 平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について |
認定第5号 | 平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について |
認定第6号 | 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について |
認定第7号 | 平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について |
委員長(菅原 傳君) 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の委員会を開きます。
認定第1号 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原 傳君) 認定第1号、平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は一般会計のうち経済振興課、都市整備課及び上下水道課の所管に属する決算について審議をいたします。
これより各担当課長より議案の説明を求めます。経済振興課長。
[経済振興課、都市整備課長、上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 実績報告書の方で73ページでありますけども、その区分の中で実績の欄でちょうどその運動公園線が載っておりますけども、この運動公園線大分でき上がってきておりますけども、県道に接続する部分、この部分について今後の見通しを教えていただきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 今年度予定につきましては、県道までのタッチの計画で進めておりまして、県道部分については、現在協議中ということでございます。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) それから次のページでありますけども、74ページ、河川愛護関係についてご質問いたしたいと思います。この達成度の中で河川愛護関係についての河川愛護会がですね10地区というようなことを示されておりますけども、その10地区というのはどことどこなのか教えていただきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 二ノ関、一ノ関、それから熊谷、穀田、原、大童、今泉、石積、西成田、明石です。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 大分農村地域といいますか、そういった地域に大体限定されているのかというふうに判断するわけですけども、いま、農家の人たちといいますか、かなり高齢化になっておりまして、この河川敷の愛護関係というものに対しての負担が大分大きくなってきている。特に一ノ関地域なんかは河川の距離がかなり長いというようなことで、通常一日で終わるところ2日か3日ぐらい出ないとなかなか人数的にも大変なんだというような話が聞かされておりますけども、そういったことの認識というか、そういうようなご意見をちょうだいしてるということはございますか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) ごく最近は話はきてないんですが、つい最近までは話はきておりました。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 今の話理解できないんですけども、ごく最近までは、なんでした。同じようなことできてるのと、きてないのとごっちゃしてるような感じなんですが、実質どうなんでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 特定の地区、一つ二つぐらいなんですが、話は過去にきておりました。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) そういった地区の要望といいますか、願いといいますか、そういったものに対して16年度の中で何か対処されたような状況ってあったんでしょうか。お聞きします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) この河川草刈につきましては、最終的には自主的な活動ということで、こちらからどうしろ、こうしろということではできないということでございますけども、ただいろいろ協力していただきたいということもありますので、ただ、その中で先ほどの話、大変になってきているという状況の地区からの話がありましたけども、その場合にはですね、自分たちでできる範囲で、奉仕活動をしていただければというふうなお話をしておりまして、その後、自分たちでできる範囲ということでの草刈をやっているところもあるようでございます。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 自分たちでできる範囲をお願いしたいというような形になっていくのかなと、今聞いておりますけども、これが本当に自分たちでできないんだというような形になった場合には県と協議しなければならないと思いますけども、町の方で対応していくつもりなんですか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) そこまでできなくなった場合のことについては、今のところ考えておりません。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) できなくなった場合のところまで考えていないということでありますけども、できなくなりつつあるということの認識は多分されておるのだと思います。そういった意味で、完全にできなくなる前に、何回もやっぱり協力体制といいますか、そういったものを行政としてやはり補っていかなくないかと、こんなふうに私は思うわけですけども、今後そういった努力をしていくというような形をとられるような考えを持っておりますか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 今のところ先ほどお話ししましたように、本当に無理だということでない、自分たちでできる範囲で今のところお話ししていきたいというふうに思っております。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 今の問題については、今後の課題というような形にもとらえられていると思いますので、いろいろ行政としても協力できるところは協力してやるというような形で河川の愛護を維持してもらいたいと、こんなふうに思っております。それから、次のページでありますけども、南富吉土地区画整理事業でありますけども、今その地域にはりついた住民の方々、かなりいろいろ不安に思っている状況が多々見られます。そういった意味で町としてその住民に対しての不安を解除できるなんかの対策といいますか、そういったものの説明会等を南富吉の区画整理事業の事務所とタイアップしながら安心をさせて生活させるというような、方策というものは16年度の中で取られた経緯がありますか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 区画整理事業組合に対しましては、いろいろ県が中心なんですが、町としてもいろいろ指導助言ですか、そういうものについてやってきているところでございます。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) その指導助言の内容はわかりましたらちょっと教えていただきます。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 中心は計画どおりというか、遅れてはいるもののきちんとその後の計画とかあるわけですから、計画どおり進めるようにというようなものが中心でございます。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 私が今お聞きしている内容とちょっとズレがあるかもわかりません。担当者の答弁の中身と。私はあの事業がある程度町の指導、県の指導でやられているということで、認可されていると認識しておりますから、その中で業務委託をされておりました業者が倒産というか、そういうような形でことが進んでいったというような状況に対して、そこに新たに富谷の住民として土地を購入し、そういった中で生活をいま根ざしている方々に対しての、その不安の除去というか、そういったものに対しての説明というものを行政の責任の範囲内でできる分についてはしているのかどうかというようなお尋ねをしているわけでありますから、その辺改めてご質問を申し上げます。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) あくまで区画整理事業というのは組合が責任持って進めることでございます。それから、それら話については過般というか、住民にですね組合の方で状況説明をしているところでございます。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 確かに私も組合が責任を持って進めている事業だということで、認識はしております。そして、組合の方で住民に対して説明をしておるということでありますけどもやはり、その地域に富谷の住民としてもう既に何百件くらいの戸数をはりつかせていただいて住んでおるわけであります。その辺に対して行政としての責任の範囲内で、やはり安心感を与えるというかそういうものが必要になってきている状況ではないかということで、私はご質問しているわけでありますけども、その辺についてその組合とタイアップしながらやはり町でも安心していただけるような状況にありますよというような状態を住民にやはり説明していく責任というものがあるんではないかと私は思いますね。ですから、その辺をつぶさに町として、そして担当課としてやってこられたような実績があるのかどうかということをご質問しているわけでありますから、改めて質問いたします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 指導というのは先ほど申し上げましたように、先ほどのものが中心でございます。もちろん、住んでる方々へ迷惑をかからないようにとは当然あるわけですけども、ただ、今組合事業管理化の中で進めてる区域でございまして、権限とすれば県がもっているわけでございますけども、その不安を取り除いたりなんだりという説明については組合の責任でやるべきだというふうに思います。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) この問題について、私と課長の認識が違うだろうと思いますけども別に私は住民に対して指導しろというような話をしているわけではないです。やはり、富谷の住民としてそこで生活している部分についての安心感を与えるというような立場からしても説明は必要だろうと、たとえば、そこに根ざしていただいて固定資産税なり水道料金も当然ではありますけども、そして住民税も支払っているわけであります。そういった方々がそこに生活の基盤を求めてきている人たちに対して安心安全を与えてやるというのは、やはり町の責務ではないかと私は思うんですね。それを、今現在、実質組合に指導権があるんだから組合で指導してますと、そして町当局では指導しませんと、その指導しないのはいいんですけども、やはり、安全に安心に生活していただくために、安心感を与えるということが一番町としての対策として重要なのではないかと私は思って、いまそういった実績があるかどうかを質問しているわけであります。なんか、私の質問と答弁の食い違いといいますか、その辺の理解の違いがあるのかどうかちょっとわからないですけども、なんか私が質問しているものに対して答弁を完全なるものでなさってないというような今感じのとらえ方させていただいておりますから、そんな話をさせていただいておるわけですけども、改めてそういった安心を与えるというような観点からしての今後のいろいろな説明というか、そういうものが必要ないと考えておられますか、必要あると考えますかその辺お聞きします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 必要あるとかないとかということではなくですね、町の方は県もそうですけども、間接的なそういう指導というかそういう助言とか組合に対して組合がどう組合の事業の中、あるいは責任で説明をしたりしておりますし、今後もそういう形で進むだろうというふうに思います。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 質問の方向性を変えさせてもらいます。今、組合の方でそれはやらなければならない、町でやらないとう話なんですけども、反対に住民に対してではなくて組合に対してそういった住民からの不安的な要因の中で町に要望ありますか、要請ありますかということで組合に対して説明責任をちゃんと果たしてくださいと、その説明する部分に対しては町としての意見は申し上げませんけどもどんな状況なのか、一緒に入って聞かせていただきますというような方策はとりますか、とれませんか伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) お話の件はですね、業務代行者のことからきているのだと思うんですけども。業務代行の関係についてそこまで町が入っていいのかどうかと迷うところでございます。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 町が入っていいのかどうかと問題ではないんです。私言っているのは住民がいろいろ不安に思っている、そして、安全安心を確保してやる部分というのは町の責務だと思ってますから今話しているわけですよ。そういった意味で町に責任がない、町に指導する権限がないということは今お話しされてますから当然そのとおりだと私は思いますけども、安心に暮らせる安全に暮らせるそういった部分でのフォローというものに対しては行政として必ず必要ではないかと私は思うんですね。
ただ、かたくなに縦割りの線だからそれ以上はみ出せないというような話をされておられるような状況ではなく、やはり横の線で町のいろんなこういうような住民か心配ごとをまず相談受けてますと、ですから組合としてどうなんですかと、もし組合さんでその辺の完全なる指導できるような状況であればぜひやってくださいと、そして私たちも住民からの安全安心要望されているうちはそこの場所に同席させていただいて、どのような状況なのか町としてのつかみさせていただきたいと、いうような話があってしかるべきではないかと私は思うんですね。そこで初めて地域の住民と行政が一体となって町づくりをするなり、そういった形で将来の富谷の町づくりの構成が大きく躍進していくのではないかと私は思うんですけども、いろんな意味で地域住民にお願いしなければならない当然立場もあるわけですよ。
やはり、安心させて安全な生活をさせるというか、そういうものについては行政の責務だと私は思うんですけども今話をさせていただいておりますと、なんか逃げの一手だけで、決して私らの指導する場所でもないし、そこに入る場所でもないというような言い方しか聞こえてこれないですね私には、やはり住民があって行政がある、行政があって住民があるわけでありますからその辺のいろいろな意味での心配ごとについても法的にものを処置しなさいと言っているわけではありませんよ。
まず、法律家でもなんでもないですから、法的に処置しろということではなくて住民の安心を、要するに行政としてもフォローしていかなくないということを今お話ししてるわけですよ。それで、その対応についてなんらそういう形が取られていないというような現状が今つぶさに明白にされておるわけですから、その辺をやはりもっとかみ砕いた中で行政として取り組んでいかなければならないのではないかと、強いては、今のあの区画整理事業に対して町としても本来ならば業者が先に公会堂というか集会場を建てなくない状況の中で、その辺も理解しながら町としても予算化し、先に住民のやっぱり生活の安全安心、安定のためにそういった形で集会場も先行して建てさせていただいてる状況にあるわけでありますから、もう少しそういった意味でのその地域に対して金のかからない安全安心を安定関係をやはり私はやる必要性があると思うんでありますけども、改めてその件についてお聞きいたしたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 今のところ地域住民の方からですね、いろんな声というものが私ら方には聞こえてきてないわけですけども、いろんな声があってですね、あれば組合とも相談しながら、またどういうふうにそれを考えたらいいのか、その辺で考えていきたいというふうに思います。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) わかりました。町の方にはそういうふうな話がきていないという状況でこの場を借りまして、私どもの議員の仲間の内にそのような話がつぶさに地域の住民、町内会長を始め地域の住民の方々が、かなりそのような不安感を持ちながら生活しているということで、いろいろご指摘をされている現状を、この機会に報告をさせていただきたいと思います。以上です。
委員長(菅原 傳君) ほかに質問ございませんか。山路委員。
委員(山路 清一君) 実績報告書の61ページの中に乗合バス環境改善検討調査業務がありますけども、その内容について知りたいんですけども。61ページです。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) この事業につきましては、実際事業主体は総務課でございまして、私の方では緊急雇用対策ということで、その職員採用分の補助ということでやっております。内容につきましては、3人の募集を行いまして2カ月から5カ月の雇用ということで、事業内容につきましては総務課でございますので、私の方では把握しておりません。
委員長(菅原 傳君) 山路委員。
委員(山路 清一君) その下のですね、ホームページ作成業務がございます。これですね、総務課の方でもホームページがございますが、実績の方の11ページにあるんですけども、こちらのホームページはどのようなホームページかお聞きいたします。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) こちらにつきましても、緊急雇用対策ということで職員の採用関係での補助ということで私どもの方から支出したものでございまして、募集4人に対しまして4人の採用ということで2カ月から3カ月の雇用となっております。事業の内容につきましては総務課でございますので、私の方では把握しておりません。
委員長(菅原 傳君) 山路委員。
委員(山路 清一君) 次にですね、68ページなんですけども、4番目の商工関係の方なんですけども、(2)の工場設置奨励金、(3)の企業立地促進奨励金なんですけどもこの辺はどちらの方にやられたかお聞きいたします。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) こちらの補助金につきましては、ボーダフォン、それからカルラ、それから先ほど説明させていただきました、富谷町の商工会への補助でございます。
委員長(菅原 傳君) 山路委員。
委員(山路 清一君) 次にですね、実績報告書の75ページ。都市計画総務関係なんですけども、この中の1番の都市計画総務関係の(2)、地区計画区域内における行為の届出が599件ありますけども、この内容はどのような内容なのかお聞きいたします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) これはですね、町に地区計画がございますが、その地区計画にその建築が合致しているかどうかの届出を受けるものでございます。
委員長(菅原 傳君) 山路委員。
委員(山路 清一君) その下のですね、開発行為指導がございます。開発行為とは1,000平方メートル以上が開発行為だと思うんですけども、3件ほどあるんですが開発行為というのはどちらの場所かお聞きいたします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 現在資料ないんですが、二次開発の分がまずほとんど、3件すべたかどうか今持ってないのですが、二次開発分が多く含まれていると思います。
委員長(菅原 傳君) この際、午前11時10分まで休憩します。
午前10時57分 休憩
午前11時10分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。山路委員。
委員長(菅原 傳君) 山路委員。
委員(山路 清一君) 先ほどの開発行為の件で早速説明お願いいたします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) この3件でございますが、まず一つは町の事業の湯船沢住宅の造成にかかわる分、それから成田の7丁目、8丁目のそれぞれの開発でございます。
委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。磯前委員。
委員長(磯前 武君) 実績報告の71ページ、一番下の側溝整備工事ですが東向陽台地区側溝整備工事、これの今後の見通しですね、これは現在行政区としては東向陽台第一町内会の行政区だと思うんですが、こちらの終わり、見通し、これを伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 今年度、これから発注予定でございますけども今年度が終わりますと、このペースでいきますと来年度18年度で、一丁目の方は完了する見込みでございます。
委員長(菅原 傳君) 磯前委員。
委員長(磯前 武君) 実績報告書73ページ、交通安全施設修繕工事の街路灯修繕工事、これについて、どういう所にどのぐらいあるのか伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) この修繕につきましては、街路灯のある道路全体、いわゆる町内一円となりますので場所は町内一円となりまして、故障は玉切れとか安定器交換とか、そういうものが主でございます。
委員長(菅原 傳君) 磯前委員。
委員長(磯前 武君) 街路灯修繕工事で修繕はわかるんですが、これをほとんど役をたさないといいますか、樹木が覆いかぶさってほとんど機能していないということなんですが、それの剪定もこれには入るんでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) それは、これとは別個に対応しております。
委員長(菅原 傳君) 磯前委員。
委員長(磯前 武君) それはどちらの予算でやるようになっているのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 道路の維持費の方でございます。
委員長(菅原 傳君) 磯前委員。
委員長(磯前 武君) 実績報告の77ページ。修繕工事のその他修繕工事とありますが、これはどちらのことを指しているのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 一般公園管理事業の実績3番のその他修繕工事です。このその他修繕工事につきましては、これはいろいろ細々としたものが各所にあるもんですからそれをまとめた形であらわしております。
委員長(菅原 傳君) 磯前委員。
委員長(磯前 武君) こちらですね、遊具とかそういういろんな公園の修繕だと思うんですが、これはテニスコートなんかの修繕もこれに入っているのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) テニスコート修理につきましては、あればこの中ないし項目として、明示いたしますが、16年度につきましては修理はあったわけですがそれらは直営で修理をしているところでございます。
委員長(菅原 傳君) 磯前委員。
委員長(磯前 武君) その中でですね、東向陽台の第1公園、3丁目の第1公園にテニスコートがあるんですが、たびたび何か修繕をしなければならない、根本的な修繕が必要ではないかというふうに私は思います。また、そこのテニスコートに対してそのテニスをする人たち、町民に対して守らなければならないという遵守事項の掲示板があるんですが、それがほとんどさびてですね、ほとんど読み取れないというふうな時期になっているんですが、そういうことに対して行政は認識をしているのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 認識はしております。
委員長(菅原 傳君) 磯前委員。
委員長(磯前 武君) この中にはですね、いろんな守らなければならないかなりいろんなことが書いてあります。何時から何時にやらなければいけないとかですね、プレー中はお互いに譲り合ってやるとか、みんなのコートなのできれいに使いましょうとか、しかし、さびちゃってですね本当にこう判明しにくい。役場の名前も富谷町都市計画課とこういうふうにいまでも書いてあるんですが、これは塗る必要があると私は思うんですがいかがでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 先ほど申し上げましたように、わかってはいたんですが直そうというふうにしておりました。
委員長(菅原 傳君) 磯前委員。
委員長(磯前 武君) これは直そうと思っていてかなり何年も続いているんですね、直そうということがあればすぐ早速しないと、この保育所が隣りにあるんで平日の正午から午後3時まではプレーしないでくださいという大事なことも書いてあるんです。これについて、これを十分に考えていただきたいというふうに思います。以上です。
委員長(菅原 傳君) 今のは質問ではありませんね。要望ですね。細谷委員。
委員(細谷 禮ニ君) 二点ほど質問いたします。実績報告書72ページ、4番目業務委託の中で町道の除融雪業務ですが、年何回出動しているかお聞きしたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 出動そのものは、70近くなります合わせて、待機もそれ以上ありますけども。
委員長(菅原 傳君) 細谷委員。
委員(細谷 禮ニ君) この予算は毎年、赤字になって困っているというようなこと話を聞きますが、この予算を立てるときにですね、前年度の実績を基にして予算を計上しているのかどうか、そこをお聞きします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 過去3カ年の状況を見て当初お願いしております。
委員長(菅原 傳君) 細谷委員。
委員(細谷 禮ニ君) そうすると、毎年赤字ということは前年度よりまた、前々年度よりもこう雪がどんどんどんどん多くなってるように聞き取れるようですが、そこのところまずしっかりと予算の立て方をしていった方がいいのではないかと思います。
二つ目の質問ですが、実績報告書77ページ、都市公園の除草業務について1年に何回、そして何月ころに除草をするのかお聞きいたします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 基本的な考え方は、除草は1回、そして状況を見て2回目というふうにやっておりまして、1回目は6月から8月、それから2回目、これから発注しようとしておりますけども、10月からと2回目ですね、そういうふうな予定であります。
委員長(菅原 傳君) 細谷委員。
委員(細谷 禮ニ君) この都市公園の方ですが、大分公園の中は除草されているようですが、成田の東公園のところ、あそこの植木の方は非常に除草されているようですが、グラウンドの中の方が全然除草されていないようです。現在でもされていませんが、その辺のところは確認はされているのかお聞きいたします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) その辺のことにつきましては、他の街区公園と同じような考え方で今後検討したいと思います。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 実績報告書で68ページでありますけども、商工振興関係の育成、企業誘致活動の中で商工振興補助金、富谷町商工会へということで記載されております。実質、富谷町商工会単独に対しての助成金というのは総額でいくらになっていますか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 商工会への補助ということでございますか。こちらでお示してありますように、運営費としまして456万、それから夏「おもしぇがらきてけさin富谷」ということでイベント費の補助ということで、190万を行っております。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 私も、大分前からこの商工会に対しての助成というか、商工振興をうたわせていただいてきております一人でありますけれども、今、今日にわたって旧来の商工会関係の方が大分苦戦、苦慮しながら事業をはっているというような実情であります。そういった意味で、年々本来ならば地元の活性化の意味でも商工振興というものを大変大事に取り扱っていかなくない状況ではないかと思っておる一人でありますけども、なかなか富谷町商工会に対しての助成金がふえてきていないと、いうような状況であります。そういった中で旧来の新町地域については、どんどんどんどんシャッターが降り、そして、大きな店であっても経営の運営が大変な状況にあるということで、やはり行政として何らかの手立てをしていかなくない状況にさしかかっていると私は判断しておるわけですけども、今回この16年度でやはりそういった状況を踏まえた中で、なんかもう少し通年であります助成の仕方とまた変わった金銭的でなくても、その他のいろんな方策とか、そういった意味でその商工振興に対しての今後の底上げといいますか、そういったものを考えてこられた状況というのはありますか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) ただ今申し上げました補助金につきましては、予算要求前に商工会との打合せということで、協議の中で額決定させていただいております。それから、今質問ありましたように、別な面でということでございますけれども、活性化実行委員会という組織がございまして、その中での事業に対する協力ということで行っております。以上でございます。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 活性化実行委員会ですか、それに対してどのくらいの補助を出されておられますか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 金銭面ではございませんで、職員の派遣ということで協力をさせていただいております。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 職員の派遣ということになりますと、職員がただつぶさにその中でものを聞いたり、恐らくあんまりご意見を出したりするというような状況にはならないと思います。やはり、事務的な関係での職員を派遣をしているというような形にしか私はとらえられないと思いますから、やはりもう少し、その町としての力の入れようというか、もっと別な観点からやはり集中的に力を入れ、そしてそこに何らかの形でもう少し助成をするなり、せっかく地元の方々というか、そういう方々が盛り上げを今、期している状況にありますからその火を消さないような状況といいますか、やはりその火種を大きくしていくような状況をやはり、つぶさにつくっていかなければならないのではないかと私は思いますけども、その件についてどのような考えでおられるのかお尋ねをいたします。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 事業を行う際、商工会と協議しながらご協力していきたいと考えております。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) ぜひ、その点については今後の課題として大きな一つの、富谷町の目玉というような形で取り組んでいただきたいというふうに思っております。それから、実績報告書の71、72ページにまたがるわけでありますけども、一つは先ほど磯前委員もご質問しましたけれども、側溝整備についての関連であります。これは町長が答弁しておられるように町内各円に対してかなりの距離数を持っておるということで、なかなか目に見えるような状況での側溝整備が進まないというような状況に多々あると思われます。その中で、一応予定どおり予算どおり進行しておると私も判断するわけでありますけども、一つはその側溝整備に伴い道路の舗装といいますか、そういうものも、つぶさにやっていかなくない状況にあると思います。その舗装整備、その件についてなんでありますけども、団地の中ではせっかくきれいにでき上がっている道路面を掘り起こしてガスの配管を埋設し直したり、いろいろそういう工事も町と業者等の中でありますけども、そういう部分が多々あります。その場合に道路の半分をガス管配管のために掘り起こしてそして舗装のし直しをしている。従来の道路の舗装の路盤と多少、ガタが出てきている。そのために、せっかくの道路整備をされている状況が不備な道路の状況になってきているというような現状が多々見受けられます。できるのであれば私はこの道路整備をするというような観点からして、要するにそちらの半分の業者で行っておる、ガス管の配管に伴って、その半分の部分だけを、町で道路整備をしていくということになりますと、舗装費が実質半分で済むような状況で道路整備が進められるんでないかなとこんなふうに思っておる一人でありますけれども、そのようなやり方ということは、町としてできるのかできかねるのかその辺をお聞きしたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) その判断面の部分ですね、その部分について一律全部やるということは考えておりませんで、いわゆる悪いエリアその部分ですね、そういうものの舗装の補修っていう対応では考えてきてますし、これからもそういうふうにしていきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 町の美化といいますか、やはり道路がデコボコだったり、そして、半分がきれいに舗装されて、半分が全然昔のままでというか、多少悪くなってきているという状況があるわけでありますから、一つの町内の美化に対してのそういった方向性が今後何かの形で取れるということであれば、並行併合してやることも大事ではないかと、ただ単に、その整備に対して例えば100万かかるから100万かけるというのでなくて、その半分で50万で町として負担すれば、そのすばらしい、道路環境が整備されるということであれば、そういった方向性も今後見出していかなくてはならないのではないかと、なお、今予算に対してもかなり厳しいような状況で進んでいるわけでありますから、そういった民間と行政がひとつのタイアップした中で、やはり町の基盤である道路整備を進めていくということは、私は大事ではないかなと思いますけれども、そういったことも今後考慮に入れて進められるような状況にあるのか、ないか再度ご質問いたします。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 道路の中で工事する町以外のいわゆる民間ですね、工事はたくさんありましてですね、この延長230キロの町道の中でそういう工事をやるたびに残った断面について新設舗装するというそこまでできかねるものですから、悪い部分については補修対応で考えていきたいというふうに考えております。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) 確かに今の話はよくわかります。ただ、今の現状から見ますと我々がその箇所を認識しますと、やはりもうすでに本来ならば舗装改良やり直しといいますか、それをやらなくないような状況にある部分ではないかと判断を私たちはしているわけです。
ただ、一つはやはり予算の面、そして今課長がお話ししましたように、かなり長いスパンでの距離が当然あるわけですから、ただ単に簡単にいくわけはないというようなことも認識しております。ただ、あくまでもやはり本来ならばやらなくない部分を見逃しているというか、やはり予算の面からしてやれないような状況にあるわけです。ですからそれを予算化を最小限度にとらえるなかでやはり整備していくということは、かなり大事な部分ではないかと私は思って今質問しておるわけでありますけども。そういうような大きな工事というものは、かなり事前に町の方に報告されているはずであります。明日から始めますからということで、前の日に報告するわけではないはずですから、もちろん道路の占有の許可も取ってやられるわけでありますから、かなり前の期間からの話をしながらガス管の埋設とかそういうものが工事に入ってくるわけであります。
なお、その工事の期限についてもかなり長い期間でやるわけでありますから、その辺についてやはり今後そういった状況の中で、どういうふうな形でその整備をしていったらよいかということの一つの、今私は提案させていただいているというような形でお話をさせていただいています。ぜひ、そういった形で行政として町として何らかの形で、やっぱり取り組めるというような方向性を、できないというのは簡単です。やはり、できないながらもなんかの形で前に進むというのが行政の仕事、町の仕事だと思いますので、その辺を改めてご理解をした上でことを進めていただきたいとこんなふうに思います。
それから、同じの72ページの中でありますけれども、この部分にちょっと記載されておりませんけども、町道の補修というか幅を広げる拡幅工事といいますか、そういったものがこの実績報告書の中にあまり載っておりません。ただ一つ、町内一円、ずうっと私もつぶさに視察をさせていただいている一人だと思っておりますから、改めてご質問するわけでありますけども、今現在その中で、大亀と山田から来ます路線ありますよね、大山線ですよね、あまり大きな声で大山線、大山線とその部分だけを言うつもりはないんでありますけども、あの本当に短い距離、あれがいまだ現在、拡幅なっておりません。その拡幅ならない何かの弊害というか、なかなか予算化もできないような状況があるというようなふうにも思いますけども、そのやれない理由というのは何かあるのかな、例えば関兵さんの問題があるとか、近隣の土地の地権者の方々がなかなか協力できないとか、協力はしたいんだけども法的になかなかできない部分があるとか、なにかそういうようなものがあるんでしたら教えていただきたいと思います。
ちょっと方向性変えますよ。16年度の中でその大山線について、検討されましたか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 大山線につきましては、いつも気にしてるんですが、ただ協力体制というのはできておりますし、町でもいつでも体制はとれるんですが、ただ、前にも説明した機会があったと思うんですが、あの地権者の中で仮差押、本差押これがありまして競売の開始の申し立ての登記がなされているというようなことで、それが進んでいない状況からですね、町の方では今のところ手が付けていない状況でございます。
委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。
委員(渡邊 俊一君) よくわかりました。そういった意味でなかなか工事が進行しないというような状況、そして常にその部分については検討なされているというような状況が多々ありますよということでの答弁でありますから、十二分にその辺について理解をしながら、今後そういった弊害が除去された部分に対して早急にやはり取り組めるような状況ぜひつくっていただきたいと思います。以上です。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 70ページです。実績報告書の70ページでスクールゾーンについて伺います。このスクールゾーンの危険ブロック壁の除却、設置、各1件ということでありましたんですが、これは、申し込みを受けてこのようになったんでしたでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 申し込み、当然申し込みです。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 申し込み以外のもので回って見てここは危険だなと判定されるようなものについては、つかんでいますか伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 相談のあるものはございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) それでは、相談については何件でしたでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 全部で6件でございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) スクールゾーン10校あるわけです。小学校、中学校合わせてスクールゾーンとして指定されているものの延長は何キロメートルになりますか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 小学校から500メートル以内ですか、大体500メートル以内ということになるんですが、その中での道路の延長というのは把握してございません。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 地震が8月16日もありまして、それは宮城沖地震とはまた別の地震だということになりました。片方では報道があったものでは大変だと言われながらも、さまざまな準備が遅れているということも言われています。ここのところで町がしなければならない倒壊の危険性が高いブロック壁を把握、それでは平成16年度については把握する計画などは持って、それについては取り組んだことになりますか、取り組んだんでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 把握につきましては、スクールゾーンの通学路ですか、これについては県とともに調査した経緯はございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 調査しましたということですが、それについての詳細な報告をここで求めたいと思います。平成16年、あるいはまたそれ以前でも構いませんが、何ヵ所そのブロック壁については何メートルだったのか、その危険度も判定されているとすればどういうランクかね、A、B、Cなのか1、2、3なのかわかりませんけど、それについても把握がありましたらお知らせください。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) その際はですね、DとEでしたかね。どっちにしましても、2件が危険、あるいは危険の恐れといいますか、そういう2件がございました。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) そうしますと、その2件のうちのここに載っているのは1件が除却し、新しく設置されたということなのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) これは、15年から始まってますけども、除却事業ですねその分については、終わって1件ですか、終わっていたと思います。16年度分については、1件については新たなものということでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) それではですね、DとE2件あったというものについては、既に平成15年度の中で終わっていると、平成16年度についてはこの除却設置が1件でこれはまた別のものであったということでいいんですか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) ただその中で最初の調査ですか、県がやったものについては2件のうち1件だけ除却、1件は残っております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) そうしますと、その平成16年のときですが、その方については働きかけはなさったのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) やっております。最近もやって、やったかやる予定になっております。その辺、微妙な時期なんで。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) このブロック危険の恐れがある、倒壊しそうになっているブロック壁については、私は急ぐべきだと思いますし、達成のところにもね、通学路の安全性方向に貢献できましたというふうにあるわけですが、相談があった6件、それから危険だと判定されているDなのかEなのかわかりません、どちらなのかわかりませんがそういうものについても残っているということでですね急がなければならないですが、その相談されている方またできていない方、何が障害になって、できていないのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 過般の補正予算でもこの関係の追加をお願いしたところでございますけども、それで進めていきたいと思っております。それで、相談についてはですね、必ずしも見たらだめだったものだけではなく、良い物も数の中での件数なもんですから、すべてがうまくないというブロック壁ではございません。それでですね、中には事情はわかんないですが、見合わせる方も中にはいます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 町内に10戸あって、半径500メートル以内に一方向だけでない道路が通っていますよね。そうすると、500メートルの中にそのブロック壁がどれくらいあるのか、その3路か4路か各方向からきます。これについてはその現状を把握すること、計画を持つこと、それとこれからやらなければならないことは、計画をどんどん進めていかなければならないと思いますが、平成16年度の決算をする際にですね、こういうことについては、平成17年以降といいますか、これ以降どういうふうに判断されながら進んできたんでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 住民へのPRそれを中心に進めてまいりました。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) ことは急を要していると言ってもいいくらいのものだと思うんです。子供たちがそこに365日長いですけど、毎日通うわけです。いつ起こるかわからないし、もしかしたらそれがもう学校に入ってしまってから、学校帰ってしまってからということかもしれませんけれども、いつ起こるかわからないものをですね、そして範囲を500メートル以内と決められているものについて、把握するということをまずしなければならないし、そこについてはPRするだけで、ことが進むんでしょうか、そうではないはずなので計画をするべきではなかったのでしょうか。いかがですか伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) PRを中心に、さらにですね、細かくPRをしていくことを中心にして、町が独自でですね、すべてを調査、評価するということはいまのところ考えていないところです。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) これは防災のことも関わっておりますからね、ここの部署だけということだけではないとは思いますけど、しかし、非常に無責任な言い方であると思っています。子供を通わせるそこの安全性を半径500メートル以内という中でね、できない、しない、やらない方向でというのでは安全な町づくりだとか、子供を守るということからすると非常に私は憤りを覚えます。防災のことでは、横の連携もつながってね、総務課とも連帯しながらですね、進めていくべきではないでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 総務課とも連携は取ってますけども、今後もそういうふうになお連携を強めていきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 実績報告書の61ページです。実績の部分の各種団体への補助金、負担金というところで、社団法人富谷町シルバー人材センターに1,460万9千円が支出されております。この事業の中にですね、一般住民の利用を促進するという意味から各家庭に対して、例えば障子の張り替えはいくらいくらとかね、植木の剪定ならいくらいくら、といったような料金表の配布というものは平成16年度に検討したのか、実施されたのか伺います。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) ただいまの質問の件ですけども、相談があった際は単価等はお知らせしておりますけども、結局、ほかの業者さんとの競争もありますので、前もっての価格表については配布しないという方向でおるようでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) このシルバー人材センターはあくまでも一般の住民にとっても利益の増収、福祉の増進につながるということが建前になっておりますので、相談のあったときだけではなくて適正な単価表というものを事前に配布しておいて、このシルバー人材センターの存在そのものの認知度を高めていくということも大事だと思いますが、今後についてはどう考えていますか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) ただいま質問ありました、一般家庭の仕事でございますけども15年と16年の比較からいきまして8%の仕事の量がふえてるということもございますし、それから民間における事業の内容につきましても、32%増ということで、民間会社でいいますと営業担当みたいな方がおりまして、その方が回って仕事を取って、やらしていただいている状況でございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) その点ついては、シルバー人材センターの独自の努力でその分野を開拓して、売り上げについてもかなり伸びているのは以前に伺いましたけれども、しかし、その一方で各家庭に対するその利用促進ということについては、8%ふえたとはいえですね、まだまだ民間の事業所の売り上げに比べれば遅れている状況だと思うんですね。これはぜひ、今後検討課題にしていただきたいと思います。というのは、そもそもシルバー人材センターの始まりは退職された後の高齢者が自ら持っている特技だとか、ノウハウを活かして住民に喜ばれるという中で生きがいを感じていくということが出発点であったと思いますので、これはぜひシルバー人材センターとして、検討していただきたいと思いますがどうですか。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
経済振興課長(小松 繁夫君) 私もシルバー人材センターの方の理事の一員となっておりまして、理事会でその辺話していきたいと思っております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) このシルバー人材センターについて、もう一点伺いたいんですけれども、この今申し上げましたように、もともとの出発点は高齢者の生きがい対策ということから始まったと思うんですが、この最近、まだ始まって間もないですが、富谷町だけではないかと思いますけれども、どちらかといえば高齢者の就業機会の拡大というところにシフトしていっているように見受けられるんですね、このシルバー人材センターの基本的な考え方、場合によっては、人材派遣みたいなことも可能になってくると12月からはという話も聞いてますが、やはりあまりにそちらにシフトしていくのではなくて、本来のあるべき姿、あるべきところに重点を置いていく必要があると思いますので、現時点での基本的な考え方はそうなっているのか伺います。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 基本的な考え方につきましては、本来目的とされております方向に変わりはないと思っております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 実績報告書の63ページですが、昨年度まではですね、農業振興のページに実績報告のページにお米のですね、去年の場合ですと平成15年度の実績報告ですと、平成15年度にかかる米穀の数量という一覧表がございましたけれども、平成16年度の実績報告にはこれは記載されておりません。なぜ、記載されないのか伺います。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 15年度まではこちらの方に表示させていただきましたけれども、16年度より産地づくりという事業の方でやっておりますので、こちらの町としての表示はなくなってございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 産地づくりのところで記載したという意味ですか。すみません。産地づくり、これですと実績報告ではどこの、どの部分に記載されているのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 別会計となっております、一般会計からの事業から外れておりまして、別事業となります。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうすると、その別会計になったということは町の事業ではなくなったということですので、そうしますと、富谷町としてはこの富谷町の米穀の生産状況を把握する必要がないというふうに判断されたということですか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 数的にはつかんでおりますけども、町としての事業から外れる形で、今回載せておりません。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) これは、町の事業として外れたとしてもですね、実態としてこのお米の生産についての町のいろんな形での補助制度もあるわけですから、関連するいろんなものが、ですから実態を状況を記載するという意味で、これはぜひ、次年度においては掲載をするべきだと思いますがどうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 次年度以降につきましては、検討していきたいと思っております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 農業振興費424万円で、大変金額的に少ないわけですが、これで農業振興が果たして可能なのかということに疑問を感じるわけですけれども、例えばですね、富谷町の農業という面から学校給食をみれば、児童生徒数約5,000人ですよね、そのほかいろいろ入れて年間5,500人に学校給食を提供しているわけなんですね、そうしますとこれを大事な消費というふうに考えて計画的に取り組んでいくことが大変今後の農業支えていく大事な施策、振興策になると思うんですけども、この点についての検討はされましたか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 子供さんが5,000人近くいるという中での富谷町の農業の産品でございますけども、米につきましては、いろいろ改善とかみられまして、野菜等については安定した生産がなかなかできてないということで、給食とかに提供するような状況までには至っておりません。
委員長(菅原 傳君) この際、午後1時00分まで休憩します。
午前11時58分 休憩
午後1時00分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。永野委員。
委員(永野 久子君) 農業振興策ということで、学校給食に関してですけれども先日、岩手県紫波町というところに視察で行って参りましたけれども、ここではですね地元で採れる産品をでき得る限り学校給食で使うという立場で、農政課の職員を学校給食センターに配置をして、そして生産者と学校給食センターをうまくつないでいく、コーディネートするというところまでやっているのですが、このくらい積極的に地元の産品を活用する立場で経済振興課が位置付けを行っていくというふうにしていただければ、富谷町の農業生産は、計画的に一気に大きく前進させる可能性が生まれると思うんですけども、こういうことは検討されたり、研究されたりしたりしたことはありましたか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) ただ今の件につきましては、検討はしておりませんけども、生産量をふやすという形での指導はしていきたいと思っております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 実績報告の65ページですが、達成度のところに家畜排泄物処理施設の整備が図られました。堆肥舎2件となっておりますが、この対象となる農家戸数とそれから平成16年度末での到達度はどうなっているか伺います。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 一応、家畜を飼っている農家につきましてはこの2件で、施設整備すべて終わってます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 68ページの商工費ですけれども、商工振興費がここに書かれているのと違いまして、決算書の方ですと商工振興費だけで7,278万7,153円が決算額となっています。この内企業立地促進奨励金と雇用促進奨励金で4,686万円、64.4%というふうになっております。そこで、伺いたいんですが先ほど山路委員の質問に対して、この68ページの商工関係団体の育成企業誘致活動のところでですね、「1」の(2)と(3)でそれぞれ、どこの会社かと事業所かというふうに質問されたことに対して、ボーダフォン、カルラ、商工会というふうにおっしゃいましたが、これは商工会は入っていないはずだと思うんです。それで改めまして、(2)の工場設置奨励金653万3,000円。これは古い条例に基づくものだと思うんですが、事業所はどこなのか。それから(3)と(4)、これは新しい条例に基づくもので、それぞれ、(3)と(4)がどこの事業所か伺います。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 大変失礼いたしました。(2)、(3)につきましては商工会は入っておりませんで商工会は(1)の方で処理されております。それで、(2)でございますけどもおっしゃったカルラでございます。それから、(3)、(4)につきましてはボーダフォンでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) このボーダフォンで合わせて4,686万円の奨励金をボーダフォンに交付したわけですが、この新しくできた条例上は正規雇用は何人まで雇用が可能となっていますか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 条例での地域雇用は何人かということですか。(「何人まで正規雇用が可能か」の声あり)ボーダフォンとしてですか。(「条例上の限度までいくと何人までか」の声あり)条例上、この交付対象は15人以上の企業となっております。(「そうではなくて100人までできるはずですけど、ここ確認してください」の声あり)失礼いたしました。上限を1,000万としておりますので100人が限度でございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうしますと、雇用促進で40万円ということは4人だったということでよろしいですか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) はい、そのとおりでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) この正規雇用、今、不安定雇用の時代ですので正規雇用をいかにふやすかということが、この条例の大きな役割であったはずだと思うんですが、この4人という実績はあまりに低いというふうに思われるわけですが、町としてはどのように評価していますか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 企業の方にはいろいろ働きかけなどはしておりますけども、企業の方針としまして、24時間の体制でございませんけども、1,200人から1,300人、常時雇用するということで、交代制を考えておりますのでパートが主になっているようでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうですか、一般質問でもやりましたので繰り返しませんが、その一方でですね、もともと町内にある商店とか小さな事業所へは、ほとんど具体的な個別の施策はございません。それで、実態を伺いたいのですが、この平成16年度のうちに町内の事業所で廃業したり、店じまいしたりした事業所に限らず商店も含めてその箇所数というのはどういうふうになっていますか。把握しているでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 資料としては持っておりません。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) これは商工振興ということを考える以上、町内の事業所、商店等の実情をよく把握する必要があるかと思うんです。そこから、それぞれの事業所、商店等が何を求めているかをよく把握する必要があると思うので、これはぜひ、実際に町の経済振興課が事業所を訪問するなりして、アンケートを取るなりしてその実態を把握するという努力が必要だと思いますがこの点については今後どう考えていますか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 商工会を通じまして、情報の収集に努めたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 大事な数少ない商工振興策の中で小規模企業小口資金と中小企業振興資金という制度融資があるわけですけども、この実績を見ますと小口資金は斡旋件数、貸付件数は0、中小企業振興資金は斡旋件数、貸付件数とも1件ということです。それで、非常にこの実績が低い、活用されていない状況だと思うんですけども、改めて1,250万円のここに書いております預託金があるわけですね、小規模と中小企業あわせて1,250万円の、この預託金の目的とそれから金融機関名を伺います。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 中小企業振興資金につきましては、七十七銀行富谷支店が200万、向陽台支店が100万、それから仙台銀行泉ヶ丘支店が150万、仙台銀行大富支店が100万ということで、550万となっております。それから、小規模企業小口資金につきましては、七十七銀行富谷支店が150万、向陽台支店が100万、仙台銀行泉ヶ丘支店が300万、仙台銀行大富支店が150万ということで700万となっております。(「預託金の目的」の声あり)こちらにつきましては、中小企業振興資金保証料の補給ということで、こちらの制度につきましては町内に居住する中小企業者で事業資金を必要とする業者に対しまして町が斡旋を行うということになっております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) この預託金というのは、金融機関に迷惑をかけないようにと、俗に言えばですね、迷惑かけないように預け入れをしておいて毎年利子をつけて、いったん町に戻り、また次年度に預託するというかたちでこの範囲内でこの二つの融資制度が活用されるようにというためのものだと理解しているんですがそれでよろしいですか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) そのとおりでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) だとしますと、七十七銀行にしてもどこにしてもなかなか中小、零細業者に資金を貸してくれません。それで、この二つの制度が利用できない一つの要因として、どうせ貸してもらえないだろうという半ばあきらめの気持ちが事業者や商店経営者方の中にあるということは否めないと思いますので、金融機関にはこのように預託金がきちんと預けられているわけですから、だれに貸すのかその決定権というのは銀行ではなくて町が決定権を持った方が制度の活用がしやすいのではないでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) やっぱり管理する関係で貸し付けの窓口が町ということになりますので、町と商工会と協議しながら進めるのが良いかと思っております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 窓口は町で良いわけですよ。商工会を通しても良いわけですよね。それで、窓口はいいんです。ただ、実態としてその貸すか、貸さないか、申し込んだ方に対して融資をするかどうかの決定権を事実上銀行にあるという回答を以前にいただいておりますので、そこを銀行ではなくて、町がね、判断をして貸すと、預託金の範囲内で活用できるように町が決定権を持ったらどうですかということを伺っているのですが、この点については今後、ぜひ検討していただきたいと思いますがどうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 貸し付けの決定につきましては、これまでどおり銀行というふうに考えております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 大変残念ですけども、要望としてぜひ検討お願いしたいと思います。それで、この融資制度のPRの状況はどうなってますか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 個々に対するPRは行っておりませんけれども、商工会さんを通じまして、各商店、企業の方にPRさせていただいております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) これはですね、町の制度融資ですので富谷町広報に以前は見たこともあるんですけれども、広報には年1度くらいは載っていたようにとは思うんですね。それは、もう少し頻度を高めるなり、あるいは広報の中に書き込むのではなくて、この制度融資だけのパンフレットなりを作って関係者、事業所にお配りするというような積極的なPRをぜひ検討していただきたいと思うんですが、そういうことをやっているのかどうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) パンフレットとか作ってのPRは行っておりませんけれども、ホームページ上に掲載してご覧いただけるような形に取っております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) それでは72ページですが、業務委託のところに上から3つ目、町道除融雪業務として1億1,883万2千円が決算額と書かれておりまして、この金額の内訳なんですが、結局最終的に補正等も行いましたが、最終的に国の補助金はいくらだったのか、何割だったのか、1億1,883万2千円に対して国の補助金はいくらだったのか何%だったかを伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) この除融雪に対する補助というのはございませんでした。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 国から補正でもきましたよね。あれは名称だけが違うだけですか。1億1,883万2千円となってますが、国がその後追加という、かなりの補助額を出してますよね。補正もやったはずなんですが、それはこの金額は含まれてないということですか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) その辺のことは、承知してませんで…。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) それはですね、担当課が把握してないと困りますよね。特別交付金としてきましたね。金額で定かで覚えてないのですが、かなりの金額がきて補正をやりましたよ、平成16年度の、それは違うんですか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 多分、特別交付税のことだと理解するのですが、特別交付税については、申しわけないのですが財政課の法で手続しておりまして、私らの方では承知しておりません。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) これはですね、取り扱いするのは財政課ですが、この間除融雪の対象路線をふやすようにという問題で、かなりいろいろなやり取りを繰り返してまいりましたが、その都度担当課である都市整備課ではですね、お金がかかり過ぎるからそこまではできないんだと、町長の場合は富谷町の総延長路線まで引き合いに出して、これはできないというお話をされてるんですけども、事実上この1億1,883万2千円のうち相当部分は国の補助でみられているわけですね。そういうことを考えますと、そのことも認識しないままにお金がないからということで除融雪の範囲の拡大を断ってきているわけですから、そういうことは本来あり得ないじゃないでしょうか。担当課としてそこまで把握をしたうえでできる、できないの話をするべきでなかったんでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 特別交付税でみられる場合があるということは、承知しておりますけども、特別交付税というものは必ずくるというものでもないものでございまして、いずれにしましても私ら方ではいままでどおりの考え方で進めていきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) これは平成16年度だけではなくて、その前の大雪の時にも結果的には国からの補助金が相当部分みられたわけですね、補助金で。そのことも踏まえて、この議会での論戦があったはずなので、必ずくるものでもないということはそれはあり得ますけども、多くの場合は実績として国でみてもらっていたということを踏まえれば、これまでとおりという答弁はあまり消極的だということを申し上げて、次へ移ります。74ページですが、先ほど大山線の話が質問されたと、大山線の問題で質問された方がいらっしゃいましたけれども、この大山線がかかる大亀地域、それからこの大亀地域については沼田線もあって、かねてからその拡幅の要望があったわけですけれども、平成16年度の実績報告を見る限り、この二路線については何も触れていない。大山線については、先ほどのような事情があるということはわかりましたが、沼田線についてはですね、もうすこし積極的な取り組みをするべきだったのではないでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 対象外ではないんですね、今、手付けられないという意味での対象外ですけども、そういう路線については、頭にはありますけども、今のところ少なくとも平成16年度については、予定はできなかったものでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 71ページに戻りますが、側溝整備の問題で先ほど1番下の実績の部分の東向陽台地区側溝整備工事ですけれども、先ほどの質問者に対するお答えで平成18年度に終わる見通しだということでしたが、以前の説明では平成17年度中に終わるという説明もあったんですが、これは何かの理由で遅れたわけでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) その辺は私は17年度というのは記憶ないんですが、いずれにしても何年度ということについては、今回、見通しがついてきたので何年度と周期と年度を言っておりますけども、いままでは、少なくとも平成17年度完了というのは記憶にございませんです。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 76ページ、大亀山公園の件ですけれども、北部道路の建設でここの公園の中をですね、大型ダンプがとにかくひっきりなしに通っております。この北部道路に関連しての安全対策は平成16年度中に講じたのでしょうか、伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 工事中の安全対策ですけれども、それは当然、協議の中でですね、十分、国の方でですね、国の方なり業者の方にお願いやら指導そういうものでお願いしてきております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうしますと、大亀山公園に係る北部道路の部分の完了というのは、何年先を見込んでるんですか.
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) その部分についての完成ということでなくですね、全体としていままで報道されているとおりなんですが、富谷ジャンクション部分までは20年代の前半の早い時期ということで説明がなされております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうしますと、それまでの長い間、長期間にわたってこの大亀山公園は非常に危ない公園であって、公園とは言い切れないというか、非常に安全ではない、危険な状態を抱え込んだまま、長期間にわたってそれ自体が続くということなるわけですよね。本当に小さい子供を連れて大亀公園に遊びに行っても、とても怖くていられないというほどに本当に頻繁にとおります。ですから、これは特別な対策を講ずる必要があるんじゃないでしょうか。少なくとも大型トラックに関して何とか迂回させると、実際に工事が行われているのは、入り口というのか出口というのか、石積側ですので石積側から入って、石積側から出るというような何らかの対策を講ずる必要があると思いますがどうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) そのルートについては、事務所の方でもいろいろ検討してのことだと思いますけれども、また、今特にですね、橋とかボックスとか構造物手がけている関係で下の部分の道路を走ることが多いと思います。ただいつからなるか、それはわからないですが、また下の方はとおらないとは保証はできないのですが、構造物ができて、本線が盛土されるということで進んでいけば、本線の方を通ることが多くなるんだろうと思っております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうしますと、それが本線が盛土されるような時期というのは一体何年くらい先なんでしょうか、そういうことも含めてもう少し議会に詳しい事業の計画を示すべきだと思うんですよ。どうですか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) その辺のスケジュール的なことについては、私の方でも承知はしておりませんけれども、説明を求められれば、その辺は事務所から聞いてお話するということだけになりますけれども、その辺は考えてもよいことなのかなと思います。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 79ぺージの町営住宅ですが、平成16年度は建替え完了戸数が4戸、26戸の計画に対して4戸と、達成率が約15%ということですが、これが26戸全部やるには6年以上かかるというふうに単純計算ですけれども見られますがそういう計画ですか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 今回の実績で4戸ということですが、すでに最初の説明で申し上げましたように、さらに4戸完成して入居している状況で8戸、現在なっております。本年度、6戸ですか、6戸を進めておりますけれども順次、湯船沢をなるべく早くとは思っておりますけれども、いろいろな事情の関係でこれも変動はあり得るんですがとにかく進めていきたいと考えております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 100%達成までに何年かかると見てますか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) それについては、まだ何年でという目標はまだ持っておりませんけれども、順次進めていきたいと考えております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 決算書の110ページですが、この中でですね住宅建設に関して不用額が3,188万4,515円となっております。平成15年から4,259万円が繰り越しされてきておりまして、その分の不用額がこの備考欄にあるように1,888万157円ということになるわけですが、この繰越明許費の不用額も含めての3,180万何がしのこの不用額、これをですね、年度内にさらに活用するということはできなかったのか伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 繰越明許費の不用額については、翌年度一回、原則一回限りの執行でございますけれども、その実際、繰越としての目的の事業が終われば、その残については当然不用ということになっておるわけでございます。また、その他、現年度分の残についてはこれはそのとおりの執行残で、事業そのものはやっているわけでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) ですから、不用額が3,188万という大きな金額ですよね。実際に支出済み額7,366万円を比べてもこの3,100万何がしという金額がかなり大きいということは、はっきりするわけで、だとしたら不用額にしないで、年度内に補正をして建てかえ事業の促進ということで年度内にさらに戸数をふやすという計画も可能だったはずですよね。それをやらなかったのはなぜですか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) この町営住宅の建てかえについては、補助をいただいて進めている関係上、私どもで残った分でやりますと言っても、そうはいかないのが補助制度でございまして、そういう理由からこのようになっております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうしますと、この16年度内に3,188万4,515円を当初の目的に則してさらに事業を拡大してやるということは、制度上できないというふうに聞こえたんですが、それでいいわけですね。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 16年度の繰越明許の不用額なんなりについては、そのとおりでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 決算書の60ページですが、先ほどのご説明で工事請負費、60ページの防犯対策費の工事請負費ですが、防犯灯に関しての照度アップ、平成16年度で終わったというご説明でしたが、平成16年までで地区名でいいますとどこが終わったのか、全体の達成率は目標に対して、ここで100%ということですが、対象地区名を伺います。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 今までの実績ということになりますけども、すみません。資料あるのですが、足し算とかしなければならないので、後で報告させていただきたいと思います。(「後でというのはいつのことでしょうか」の声あり)今日中(「今日中、終わる前までのことで」の声あり)終わる前まで、それはできます。(「暫時休憩ですね」の声あり)
委員長(菅原 傳君) 永野委員にお伺いいたしますが、あとしばらくで採決に入りますけれども、今の確認は採決の前にして欲しいと要請なんですか。(「いや、採決前というよりも、まだ、採決入りませんよね。産業建設に関する特別委員会今日のですね、委員会が終わる以前に再度質問する権利を保留して他の方に先に質問していただくというならそれでも結構ですよ」の声あり)それでは、整理のために若干の休憩をしますので暫時休憩をいたします。
午後1時37分 休憩
午後1時37分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
委員長(菅原 傳君) この際、午後1時50分まで休憩します。
午後1時37分 休憩
午後1時50分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、防犯灯の関係ですが改善工事をした地区名ですけども、志戸田、一ノ関から三ノ関まで、ひより台ですね。あとは太子堂、町三区、原、熊谷それからあけの平、富ヶ丘、鷹乃杜、大童、今泉、大亀、西成田、石積、東向陽台、あと明石ですね。以上の地区ですが、全部で567灯で、全体からいいますと、25%強でございます。
委員長(菅原 傳君) 安住委員。
委員(安住 稔幸君) 実績報告書に載ってないのですが、上桜木組合が昨年解散してということでありますが、それに関連するかどうかわかりませんが、都市公園についてであります。上桜木一丁目第1公園がいまの時点でまだ供用、使えない状態にありますが、これなぜでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 今、販売関係でですね、道路のとかも規制しておる関係で、公園の利用もしていない状況です。
委員長(菅原 傳君) 安住委員。
委員(安住 稔幸君) 上桜木第一公園は三つある公園の中で一番広く、機能と整備、トイレなんかも整備されている所なんですが、早急にその公園を使えるようにはできないのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 貼り付けの関係とそれから道路の利用ですか、その辺とそれから防犯灯の関係とか、いろいろありまして、総合的に検討したいというふうに思っております。
委員長(菅原 傳君) 安住委員。
委員(安住 稔幸君) ぜひとも、早急に使えるようにお願いしたいと思います。61ページ、経済振興課関係でありますがシルバー人材センターに1,460万9千円の補助金がでておりますけども、補助金の使われ方についてはどういう内容でしょうか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) シルバー人材センターにつきましては、自分たちが仕事をやった中から人材センターの会員の方々の労働費というものを支払うようになっておりますので、私の方の補助につきましては、センターそのものの運営費という形になっております。
委員長(菅原 傳君) 安住委員。
委員(安住 稔幸君) そうしますと、ちょっとわからないのでお聞きするのですが、この補助金のものの中で、下の方に書いてあります、宮城県シルバー人材センター連合会に2万円、全国シルバー人材センターに3万円とあります。こういったものも、この補助金のなかといいますか、シルバー人材センターが支払うべきものではないでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) このシルバー人材センター関係しましては、自治体で面倒を見るということになっておりますので、県のシルバー人材センターならびに全国についても町の方から負担金を出すということになっております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 農業振興に関してですけども、これは町からいただいた富谷町統計書ですけども、農業の粗生産額が平成13年度だと9億7,700万、14年度で9億2,100万と減っているわけですけども、平成16年度も農業粗生産額はいくらになっているのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 把握しておりません。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 農業振興を見る場合、こういう数値は把握していく必要はあると思うんですけども、そうするとその他でも数値的に生産農業所得、これが3億8,600万、平成13年度、14年度が3億7,500万となっております。また、農家一戸当たりの生産農業所得が90万6千円、14年は88万というふうになってるんです。今の生産者米価の下落、低迷状況とかから考えればもっと農家所得というのは大変な状況ではないかと思います。だから、農業振興という場合、米作りが大体6割とか、63%とか占めているわけなんですけれども、こういう実態はこの把握する必要があるとは考えないのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 農家の農業生産所得に関してましては、把握する必要性があると思います。それで、5年に一度調査しております、農業センサス、その辺の数字を参考にしながらと考えております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) これには農業センサス、いわゆる5年に1回とかということではではなくて、毎年の15年度発行ので14年までずっと出ているんです。ですから、これは県でまとめたところから出しているといっても町から出ている資料だと思うんです。すべてがそうだとはいってませんけど、そういうことで、富谷町内の農業状態、農家所得状態がどうなっているのかということに関心を持って、やっていく必要があると思うので、きちっとつかむ努力それの対応を考えるということが、考えられる必要あると思うのですが、16年度でそういうふうに見たのか、見てないとすれば今後どうするのかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 先ほど申し上げました、農業センサスのほかにも総務課で行っております統計の資料なんかも参考にしながらと今後進めて行きたいと思っております。
委員長(菅原 傳君) 佐川委員。
委員(佐川 幸三君) 実績報告書の63ページに農業振興で事業目的の中で良質な野菜の有機的栽培を推進し、都市近郊型農業としての直産事業を活性化させ、直売、販路確保による生産意欲の向上を図ります。これは本当にそのとおり大事なことだと思うんです。これをやれるような担当の方ですね、技術とか流通を担当し、支援したりアドバイスするという職員が配置されているのかどうかお尋ねします。
委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。
経済振興課長(小松 繁夫君) 経済振興課の方に担当は一応置いております。その他に、普及センター、あさひなという形でタイアップしながら進めていく考えでおります。
委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますがご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(菅原 傳君) 意義なしと認めます。よって、これより採決をいたします。認定第1号平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(菅原 傳君) 起立多数。したがって、認定第1号平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
この際、午後2時15分まで休憩します。
午後1時59分 休憩
午後2時15分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。
認定第2号 平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原 傳君) 認定第2号、平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これより担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
町民課長が決算書のとおり内容の説明を行った
委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 実績報告書の31ページです。達成度のところに富谷町の老人医療費受給対象者健康表彰によって、41名の方が一度も受診することなく健康に過ごされたことにより表彰いたしましたというところがありますが、これはあくまでも早期発見、早期治療ということからスタートしているというのは確認できますか。と、言いますのも、これだとこれを受けるために我慢を強いるということにはなんないよう、なんないでほしいという心配があるのですが、その点はどうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 我慢を強いるということはございません。結果的に皆さん注意されて、健康で過ごされたということで表彰させていただいております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) と言いますのも、知人で医者に行かないのを自慢にしていた人が、62歳でガンで死んでしまったものですから、そういうことがあってとても心配なんです。それで、表彰するということまでするべきなのかなあ、というのがありまして伺ったしだいですが、どうでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 41名の方がいらっしゃいましたので、いろんなお話も聞きましたけれども、そういうことはなかったと思います。
委員長(菅原 傳君) ほかに質問はございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたい思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第2号平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立
委員長(菅原 傳君) 起立全員と認めます。よって、認定第2号平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
認定第3号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原 傳君) 認定第3号、平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これより担当課長より議案の説明を求めます。
平成16年度の決算審査意見書につきまして、一部訂正の個所がありますので訂正を願います。監査委員書記。
監査委員書記(磯部 利彦君) 平成16年度決算審査意見書の中の20ページをお開きいただけますでしょうか。20ページの最後の表、国民健康保険税不納欠損処分の状況という表がございます。左端に件数123件、右隣に処分額20,849,846円を20,967,685円にご訂正願います。
委員長(菅原 傳君) 訂正の説明を以上で終わります。(「もう一度」の声あり)では、もう一度お願いします。
監査委員書記(磯部 利彦君) 平成16年度決算審査意見書20ページ。一番下の表、国民健康保険税不納欠損処分の状況という表がございます。件数123件、隣、処分額20,849,846円を20,967,685円とご訂正願います。
委員長(菅原 傳君) よろしゅうございますか。それでは、町民課長。
町民課長が決算書のとおり内容の説明を行った
委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 実績報告書を基にしながら伺います。収納率と滞納繰越、収納率ですが、滞納繰越では少しだけ上がりましたが、現年度では前年度を下回っております。それで、国保の納付ですが、滞納から先に納めていってね現年度にはなかなか回らなかったという状況ではないかと思うわけですが、それは経済状態が悪いから現年度分まで超えてですね、控除するということにならなかったと私は思ったのですが、そういうことでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) おっしゃるようなコメントとは別になりますけれども、まず時効にかかる期限というのがございまして、そういった関係もございまして滞納繰越分を優先して納めていただいたと、それにご協力をいただいたということでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) その時効のこともあるかと思いますが、去年、平成14年度については70.15まで現年度と滞納繰越と合わせて収納率があったわけですが、これとの比較では平成16年度についてはどうだったのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) 被保険者そのものは15年度も16年度もそんなに、特に滞納繰越方については変わっていないということで、当然どちらかに比重をかければ比重のかかった方が上がるというようなことはあるのかと思います。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) それではですね、比率では言っていきますが、ごめんなさい、実数ですが滞納者は新しく発生してきている状況なのか、そこが改善されている状況なのか傾向としてはどういうことになっていますか。平成16年度ではどうだったのか伺います。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) 滞納の件数そのものはふえてございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 滞納されている方に納付相談を行っていますが、その中でですね、特にこういう事情でという多いものについてはどんなものがありますか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) 経済的な理由これが一番大きいのかなと思います。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 今年は国保税については改定がありまして、4月、ではありません、本賦課が始まってからかなりの来庁者だったり、電話があったと思いますが、そういうものを受け付ける苦情とか要求するものだとかそういう記録がきちんと取られているのか、また、そのこれまでも、特に平成16年度の周りでも、その経済状態が非常に困難だから納められないというそういうものはきっちりとした聞き取り表といいますか、受付簿みたいなものがあって押さえられていますか伺います。
委員長(菅原 傳君) 税務課長
税務課長(渡邊 成一君) 多くのものは記録として保存してございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 窓口で対応なさる方、電話で対応なさる方さまざまあるかと思いますが、それは一定のその、住民の名前、電話番号、匿名の方もおいでになるかもしれませんけれども、そういうものを統一の様式といいますか、管理はしていないということでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) 必要なものについては統一してございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 必要なものというのは、どういうものが必要、どういうものが必要でないというふうにしているのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) 当然お名前をお聞きして、具体的な数字をお示ししなければならないというものについては、そういった方法しか取れませんので、ただ単にそういった制度の中身とかそういった内容については当然そこまで必要はないので、その辺の区分けはしてございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) なかなか収納率が上がってこない。前の分のところにまず先に払ってもらうというやり方があるわけですけれども、こういう状況からみてね、払える国保にするための努力というのが必要だったと思います。今年度改定があって、説明では7割、5割の減免ができるからと、軽減ができるからということでしたが、本当にそれでなったかどうかということは来年の決算によるわけですが、この時点のときには予算のときで申し上げましたとおり、払える国保にしていくことが重要だということを指摘をしたわけです。決算をしてみると、やはり大変だ、大変な決算になっておりまして、一般会計からの繰り入れなどでね引き下げるべきではなかったかと思って私はこの決算書を見たわけですが、そういう指摘は、指摘といいますか、そういう検討はされたのでしょうか、どうだったのでしょうか伺います。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) 実績報告書の32ページの一番下のところになりますか、1人当たりの調定額数字を見ていただきたいと思いますが、16年につきましては医療分で82,256円、15年は83,717円ということで、10年度からすれば当然1人当たりの調定額は下がっているわけでございまして、ですから払えるというそういった表現はどうなのかなと考えております。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 収納率からみての払えるということで申し上げたわけですが、それでは短期保険証と資格証は一番近い所での数字は幾つになっていますか。お知らせください。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 17年の4月1日時点で、資格者証が82です。それから短期証が196となってございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) そういう人はなかなか窓口に行って全額あるいは、期限が切れるのを気にしながらということになるので、これは発行するべきではないと思いますが、それについてあくまでも1年で短期証、1年半で資格証というやり方については改めなければならないということについては検討といいますか考察を加えたのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) なるだけ資格証、短期証でないほうがいいんですけれども、やはり税務課の方でいろいろ納税相談してそれでもというところで、私どもで滞納委員会を開いてそれぞれ一人ずつ記録取っておりますので、そこら辺で相談しながらこのような結果になってございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 出産についてですが現在出産育児の手当金は1件30万円ということになっています。一人女の子を持っているおかあさんからだったんですけど、一番望むことは乳幼児医療費の対象の拡大だそうです。そしてその次には下の子も産みたいけどもなかなかお金が必要だということで,ためらっている部分もあるというふうに言われました。これについては順調に行けば40万~50万で出産できるわけですが、体調が悪かったりほかの病気を持っていたりといいますと、直前まで入院するということもあったりして、その50万も超えてしまうということも聞いています。実情にあわせて出産育児一時金の引き上げについて考慮すべき時期だと思いますが、そういうことは検討されたのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 出産育児一時金につきましては、大体全国ベースが30万円となっておりまして、現在のところその上という検討はいたしておりません。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) それでは葬祭費について伺います。葬祭費は以前から求めておりましたが7万円というものが変っておりませんで、平成16年についても7万円でした。しかしこの7万円というのは県内の町村でみても少ない方の部類に入ってきておりまして、これについてはもっと引き上げるべきだということを申し上げて、予算のときも申し上げたわけですが、平成16年度決算について、これについては検討しましたですか伺います。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 葬祭費につきましては確かに県内、少しでこぼこあると思います。しかしながら葬祭費につきましては、全国的にいかがなものかという検討もされはじめていると聞いておりますので、町につきましては今の7万円で続けていきたいと考えております。
委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたい思いますが、ご異議ございませんか。
「意義なし」と呼ぶ者あり
委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第3号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立
委員長(菅原 傳君) 起立多数と認めます。よって、認定第3号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
認定第4号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原 傳君) 認定第4号、平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これより担当課長より議案の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った
委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。
委員長(菅原 傳君) これより質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたい思いますが、ご異議ございませんか。
「意義なし」と呼ぶ者あり
委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします
認定第4号平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立
委員長(菅原 傳君) 起立全員。よって、認定第4号平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
この際、午後3時15分まで休憩いたします。
午後3時00分 休憩
午後3時15分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
認定第5号 平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原 傳君) 認定第5号、平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これより担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
町民課長が決算書のとおり内容の説明を行った。
委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 決算審査意見書21ページ。介護保険料の収納状況がでております。そしてその下のところに、介護保険料の不納欠損処分の状況がありまして、介護保険を滞納しているという方々は平成16年以前と比べて、推移はどうなっていますか伺います。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) 増加の傾向にございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 16年で不納欠損処分13件ということにありますが、その処分年度というのは13年~14年にわたって納められなかった人を16年に不納欠損の処分としたということでよろしいですか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) 納められなかったということではなくて、不納欠損処分に該当する用件を満たしたということでの欠損処理でございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 13件とありますけど、人数ではどうなりますか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) 13、14年度あわせて3人でございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) この介護保険の保険料を納めなかったときにですね、ペナルティーがあるとずっと言われておりましたが、このペナルティーについてはどうなっていますか。どのようなペナルティーがあるということなのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 税務課長。(「税務課長じゃないと思います」の声あり)町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) ペナルティーはそれぞれありますが該当はさせておりません。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 3人ということでしたが、1年間滞納するとサービスを利用するときに利用者負担が1割ではなくて、一旦全額を支払わなければならないと、それからまた1年半以上になるとその償還払いも差し止められて、介護保険のサービスが利用できなくなるとこういうペナルティーであるとういことは確かでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) はい。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) この3人の方々は介護認定は受けていらいした方ですか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。税務課長。
税務課長(渡邊 成一君) サービスは受けてございません。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) そうしますと介護認定はされていたということですか、いなかったと、サービスとはまた違って、さっきの町民課長のお答えとちょっと一致をさせなければならないので、介護認定されていたということですか、されていなかったということですか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 受けてないということでございます。
委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。
委員(佐藤 聖子君) 申しわけありません。そうすると介護認定を受けていなかったので、こういう事態になってもサービスを制限されることはなかったということですか。
委員長(菅原 傳君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 今の件ですけども、そのようです。以前ですね、若干そういうケースがありまして指導をかけて該当させなかったということがありましたので、そのように申し上げました。
委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたい思いますが、ご異議ございませんか。
(「意義なし」と呼ぶ者あり)
委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第5号平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立
委員長(菅原 傳君) 起立全員。よって、認定第5号平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
認定第6号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原 傳君) 認定第6号、平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これより担当課長より議案の説明を求めます。保健福祉課長。
保健福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った
委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入りますが、質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「意義なし」と呼ぶ者あり
委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第6号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立
委員長(菅原 傳君) 起立全員。よって、認定第6号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
認定第7号 平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について
委員長(菅原 傳君) 認定第7号、平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
これより担当課長より議案の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った
委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。永野委員。
委員(永野 久子君) 平成16年度末で、以前の説明ですと損益勘定留保資金が約10億円というふうに資料いただきましたが、16年度末では実際にはいくらになっていますでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 上下道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 16年度末で9億7,268万7,000円ほどでございます。
委員長(菅原 傳君) もう一度。
上下水道課長(相澤 正幸君) 9億7,268万7,000円でございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 決算書の252ページで、開発負担金当年度発生額、発生高につきましては、上桜木大清水南土地区画整理事業とおっしゃいましたが、これはそれぞれいくらでしょうか。この3億7,876万2,240円の内訳を伺います。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 開発負担金につきましては、大清水土地区画整理組合8,239万8,700円、それから建設負担金は上桜木2億1,085万9,000円、南富吉が1,663万7,000円、大清水7,228万7,000円でございます。
委員長(菅原 傳君) ほかに質問ございませんか。永野委員。
委員(永野 久子君) 意見書の25ページですけれども、決算審査意見書の25ページですが、資本的収入未収額で、開発負担金のところでですね、南富吉16年度に1,663万7,000円、今もご説明のあった新たな発生分だと思うんですが、平成16年度に新たに発生するというのは、どういうものでしょうか。どの開発負担金でしょうかどの開発負担金かもう一度伺います。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 第二次拡張事業にかかわる建設負担金でございまして、この工事が完了したことによりまして、建設負担金の協力をいただくものでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうしますと、あわせて6,731万1,720円。これは先ほどご説明にあった200万円を差し引いてですか、それとも200万円は差し引いてない金額ですか。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 差し引いた金額でございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) この6,731万何がしの未収額については、どのように収納される見通しなのか伺います。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 催告等しておりまして、現に納付されているのが1工区分のより以上にいただいておりますので、2工区分の販売、給水開始までには全納していただくというふうな話をしてございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) それはいつごろのことでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 今のところ期日についてはわかりませんが、販売をいつからするか、その前に納めていただかなければ給水はしませんというような申し入れはしております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 職員が1人。事務職員が1人減ですが、これは仕事の量が減っていない、むしろ加入者がふえておりまして給水量もふえている中で、仕事の量はふえているのではないかと思いますが、そういう中での職員1人減というのはなぜでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 第二次拡張事業完了によるものでございます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 企業債についてですけれども、平成17年、つい先日も借換債980万円借り換えのための借金をしたわけですがこの企業債の借り換えを行う場合にですね、借換債を利用するには、一定の条件が必要となってくるかと思いますが、借換債を利用しないで持っている資金で、例えば留保資金などを利用してもう少し早いテンポで返すというようなやり方というのは認められないものなのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 繰り上げ償還ということだと思うんですか、水道事業、今年度は16年度については黒字決算となりましたが、今までは赤字予算を組んでやってきたものですから、やはり繰り上げ償還ではなくて、こういう借換債があれば該当すれば今後も借り換えしていきたいというふうに思っております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 考え方としては、そうすると持っている資金、留保資金を使って繰り上げ償還をしても違法ではないということですか。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 今までの繰り上げ償還というのがまだ、認められていないというふうに思います。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 意見書の25ページですが、営業収益の未収額、水道使用料の未収額残高が一覧表になっておりまして、累積で平成16年度末4,944万9,591円となっております。これをみますと、平成15年度分から一気にふえまして、さらに16年度分は大幅に激増という形でふえておりますけれども、この要因はなんでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 生活に困っているというか、所得が少ない方がふえてきたのかなというふうに感じてます。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 平成14年のたしか10月から水道料金の値上げが実施されましたが、平成15年度は10月からですから、11,12,1,2,3、五カ月分というふうに考えられますし、16年度分は丸々値上げした分が響いている感じかなという印象なんですが、生活に困っている方がふえているということですと、結果的にこの水道値上げが未収額をふやすことにもつながったといえないでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 料金改定については13年の10月からでございまして、15年ではございません。13年の10月分から料金値上げでございます。水道料金については、13ミリについては逆に値下げ、20ミリについては値上げになったわけですが、そんな大きい値上げではありませんので、そういうことではないというふうに思っております。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) そうしますと、この収益未収額というのはこれからもふえていくと大変大きな金額を抱えこんでいくことになるわけですが、今後の見通しはどのように見ておられるのでしょうか。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 督促、催告ですね、それから納付誓約今やっておりまして、誓約の方法でですねお願いしておりましてですね、大分入金していただいておりますので、そのままさらに納付いただくように努力していきたいと思います。
委員長(菅原 傳君) 永野委員。
委員(永野 久子君) 決算審査意見書の26ページから水道事業会計決算分析表が載っております。この中でですね、全部でなくてもいいんですが、例えば総収支比率、経常収支比率、営業収支比率それから下へきて、財務比率に関する項目の流動比率それから自己資本構成比率、ひとつひとつ聞くと時間かかるので一気に、次のページにいって、固定比率、それから最後に生産性に関する項目の、職員1人当り有収水量これらについて全国平均、県平均を伺います。
委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。
上下水道課長(相澤 正幸君) 全国平均については全部あるんですが、県平均についてはないものがありますので、その分についてはひかえさせていただきます。
総収支比率、これは全国平均、県平均とも15年度の実績でございます。16年度はまだ出てきてませんので、15年度の実績で申し上げます。全国平均、総収支比率105.81でございます。県はありません。経常収支比率、全国105.67でございます。営業収支比率、全国118.04でございます。それから流動比率、全国402.27でございます。県633.0でございます。それから自己資本構成比率、全国56.70、県平均が48.90でございます。それから次のページの固定比率、全国159.80、県が183.90でございます。それから職員1人当たりの有収水量でございますが、全国が28万8,262立方メートル、県が21万9,413でございます。以上です。
委員長(菅原 傳君) ほかに質問ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたい思いますが、ご異議ございませんか。
「意義なし」と呼ぶ者あり
委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第7号平成16年度富谷町水道事業会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立
委員長(菅原 傳君) 起立全員。よって、認定第7号平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
委員長(菅原 傳君) 以上をもちまして、本委員会に付託されましたすべての審議が終了いたしました。暫時休憩いたします。
午後4時16分 休憩
午後4時17分 再開
委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。審査結果を議長に報告することになりますが、報告書はお手元に配布のとおり報告したいので内容を朗読いたします。
委員長が報告書のとおり朗読した
委員長(菅原 傳君) 以上をもちまして決算審査特別委員会を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。
午後4時19分 閉会
平成17年9月14日(水曜日)午前10時00分開議
第 1 | 会議録署名議員の指名 | ||
第 2 | 議案第 1号 | 富谷町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について | |
第 3 | 議案第 2号 | 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について | |
第 4 | 議案第 4号 | 平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号) | |
第 5 | 議案第 5号 | 平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
第 6 | 議案第 6号 | 平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
第 7 | 議案第 7号 | 平成17年度町営湯船沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結について | |
第 8 | 議案第 8号 | 平成17年度富谷町公共施設空調設備工事請負契約の締結について | |
第 9 | 議案第 9号 | 平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(建築本体)請負契約の締結について | |
第10 | 議案第10号 | 平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(電気設備)請負契約の締結について | |
第11 | 議案第11号 | 平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(機械設備)請負契約の締結について | |
第12 | 議案第12号 | 指定管理者の指定について | |
第13 | 議案第13号 | 指定管理者の指定について |
議事日程のとおり
午前10時02分 開議
議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、1番佐藤 克彦君、2番齊藤 きえ子君、3番山路 清一君の3名を指名いたします。
きょうはですね、大分蒸されるようでありますので、上着を脱いで会議に臨んでいただいても結構でございます。
日程第2 議案第1号 富谷町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について
議長(相澤 武雄君) 日程第2、議案第1号富谷町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) それでは、議案書の1ページをお願いいたします。
議案第1号富谷町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定についてご説明申し上げます。
提案の理由といたしまして、地方自治法施行令の 167条の17の規定に基づき、翌年度以降にわたる契約を締結することができる契約を定めるものでございます。
右のページをお願いいたします。
第1条の趣旨でございます。
この条例は、地方自治法施行令 167条の17の規定に基づき、翌年度以降にわたる契約を締結することができる契約を定めるものとするものでございます。
第1条の中で長期継続契約という言葉がございますけれども、この長期継続契約と申しますのは、これまで地方自治法第 234条の3に限定的に定められている契約のことでありまして、電気、ガスもしくは水の供給もしくは電気通信役務の提供を受ける契約または不動産を借りる契約を言います。地方公共団体が存在する限り1日も欠かすことができないものでありまして、これらについては複数年の契約を締結する場合に義務づけております債務負担行為は不要になっております。
平成16年5月に地方自治法 234条の3が改正されまして、これまで電気、ガス、ただいま申し上げました項目のほかにですね、その他政令で定める契約という文言が追加されたことを受けまして、平成16年11月、地方自治法施行令 167条の7が制定されまして、町の条例で制定を、その規定をすることを求める内容になっております。そのことを受けまして、第2条、これまでの電気とかガスとかに追加いたしまして、1号から3号までの項目を追加するものでございます。1号につきましては、機械の借り受けでありまして、リース料とかレンタル料です。それから、2号につきましては、それら機器の保持、保守点検、メンテナンス、そういったものです。3号につきましては、施設の警備であるとか、清掃、そういったものを追加することにしたいと考えております。
第2条に該当するものが現在幾らあるかと申しますと、当初予算の中で債務負担行為をしているものが 170件あります。6月と9月で3件を、6月1件、9月3件と4件を追加いたしまして、現在債務負担行為しているものは 174件なんですけれども、第2条に該当するものを追加したことによって、その中で 120件がこれに該当いたします。
契約の期間なんですけれども、契約の期間は6年といたしました。じゃ、6年としたのはなぜかといいますと、現在、OA機器とか警備業務につきましては債務負担行為期間を5年としておりましたので、準備期間も含めて6年としたものであります。適宜契約を見直すために期間をここで定めております。
附則につきましては、この条例は、公布の日から施行するということにいたしました。そして、現在債務負担行為をしておりますのがそのまま継続し、期間終了後に契約を締結するものと、新たに発生した業務がこの条例に該当する場合から順次適用していくことにしております。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号富谷町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第1号富谷町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定については原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第2号 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について
議長(相澤 武雄君) 日程第3、議案第2号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) それでは、議案書の3ページをお願いいたします。
議案第2号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
提案理由でございますが、乳幼児医療費の助成制度において、平成17年10月1日以降の診療分より宮城県内全市町村が一斉に現物給付制を導入することに伴い、所要の改正を行うものでございます。
改正内容については、新旧対照表によりご説明いたしますので、5ページをお願いいたします。
まず、富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例新旧対照表、まず第8条の見出しについて、現行の「申請」とあるのを、改正後「方法」と改めるものでございます。
次に、現行8条第1項の下線部分「受給者は、この条例に基づく助成を受けようとするときは、規則に」とあるところを、8条、改正後8条の2であります「前項の規定にかかわらず、受給者が医療機関で一部負担を支払った場合、規則の」と改め、これを第2項とするものでございます。
さらに、改正後の第8条に第1項として下線部分の「町長は、第4条第1項の規定による助成を行う場合は、一部負担を受給者、負担金を受給者に代わり、医療機関などの請求に基づき宮城県国民健康保険団体連合会を通じて当該医療機関などに支払うものとする。」を付け加えるものでございます。
また、第9条中、現行下線部分の「第1項」を「第2項」に改めるものでございます。
この改正によりまして、国民健康保険だけでなく、社会保険などについても現物給付となるため、受給者の医療機関での窓口手続が簡便化されることとなります。
なお、附則といたしまして、この条例は平成17年10月1日から施行するものでございます。
以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第4号 平成17年富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)
議長(相澤 武雄君) 日程第4、議案第4号平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算 (第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) それでは、予算書の、補正予算書の24ページをお願いいたします。
議案第4号平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,423万 1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億 8,623万 1,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
30ページをお願いいたします。
歳入でございます。
5款1項繰越金1目繰越金 1,423万 1,000円を増額し 1,423万 2,000円とするもので、平成16年度歳入歳出差引額を繰越金として増額するものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
2項1目一般会計繰出金 1,423万 1,000円を増額し 1,423万 2,000円を一般会計へ繰り出しするものでございます。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号平成17年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第5号 平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議長(相澤 武雄君) 日程第5、議案第5号平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) それでは、予算書の32ページをお願いいたします。
議案第5号平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 5,664万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ23億 2,796万 3,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
38ページをお願いいたします。
歳入でございます。
8款繰入金2項1目財政調整基金繰入金 2,427万円を増額するものでございまして、財源調整のため財政調整基金より繰り入れをするものでございます。これによりまして基金残高は1億 6,634万 8,000円となってございます。9款1項繰越金は 3,237万円を増額し 3,737万 1,000円とするものでございます。平成16年度決算剰余分の決算剰余分の計上でございます。なお、1目の 542万 5,000円については療養給付費交付金の返還に充てるための繰越分でございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
3款1項老人保健拠出金に 3,746万 8,000円を増額し、5億 2,219万 3,000円とするものでございます。1目老人保健医療費拠出金、2目老人保健事務費拠出金、1目、2目とも拠出額の決定によるものでございます。
9款1項償還金及び還付加算金は 1,917万 2,000円を増額し、 2,093万 5,000円とするもので、退職療養給付費交付金などの補助額の決定による返還分でございます。
以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号平成17年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第6号 平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
議長(相澤 武雄君) 日程第6、議案第6号平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) それでは、40ページをお願いいたします。
議案第6号平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,598万 1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億 1,341万6,000円とするものでございます。
第2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
46ページをお願いいたします。
歳入でございます。
7款2項基金繰入金1目介護給付費準備基金繰入金に 520万 1,000円を増額し、 520万 2,000円とするものです。財源調整でございまして、償還金等に充てるものでございます。基金残高は 1,560万 2,000円となってございます。
8款1項繰越金 1,078万円は16年度剰余金の繰越分でございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
2款保険給付費1項介護サービス等諸費に 1,022万円を減額し、9億 3,306万 6,000円とするものです。制度改正による施設給付費見直しに伴う低所得者対策に係る特定介護サービス費の新設による移設のための減額でございます。なお、特定入所者介護サービス費といいますのは、制度改正に伴い低所得者対策として基準費用額と負担限度額との差額を補足的給付をするものでございます。
2款4項特定入所者介護サービス等費1目特定入所者介護サービス費 2,075万円を増額するもので、施設入所者低所得者76名に係る補足的給付が主なものでございます。
2目特定入所者支援サービス費、要支援低所得者のショートステイ等でございますが、補足的給付を見込んだものでございまして、25万円を増額するものでございます。失礼いたしました。
6款1項1目償還金及び還付加算金 520万 1,000円を増額し、 1,416万 5,000円とするものでございます。平成16年度介護給付費支払基金負担金の精算に伴う返還でございます。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) まず1点目は、負担段階が、利用者の負担段階が4段階に分かれるということですけれども、それぞれ何人、これ、いつの時点でもいいんですけれども、実際に該当する人が何人いるか。その人が施設サービスを受ける受けないは別として、この所得の四つの段階についてそれぞれ、現時点でもいいですし、年度末でもいいんですが、何人かということが1点です。
それから、現時点で施設に入所している方の、この入所している方を四つの負担段階に分けた場合、それぞれ何人か。これが2点目です。
それから、ホテルコストということでの食費と、それから居住費を払うわけですけれども、それにつけても、ユニット型準個室とユニット型個室、従来型個室でそれぞれ負担する金額が違ってきます。そこで、杜の風の場合はどれに該当するのかということが三つ目です。
それから、四つ目ですけれども、杜の風の場合は、いわば政策的に全室個室ということで建てたわけで、入所希望者にとっては、従来型個室だとか、多床室とか、選択の余地はないわけですよね。それで、そういう場合には、個室という概念、好きこのんで選ぶ個室というのとは違って、必要だから個室を使う。医療で言えば医療的配慮の個室と似たような概念だと思うんですが、そういう場合には、杜の風、特に杜の風に関して言えば、個室料を取ること自体が、法律はそうなりましたけれども、個室料を取ること自体に問題が生じないかということを伺います。
それから、もう1点ですけれども、この自己負担について上限を定めて、で、その、それをオーバーした分については、今のその特定入所者介護サービス費で見るわけですが、それにつけても生活保護を受けている方でさえ1カ月2万 5,000円までは払わなければならない。負担がふえるわけですよね。と、こういうことについては、やはり町独自に救済措置をとるべき、負担軽減を図るべきだというふうに考えますけれども、この点については町はどういうふうに対応するのか伺います。
議長(相澤 武雄君) 町民課長。
町民課長 (千葉 美智子君) まず、第1点目、それぞれどのように分かれているかということですが、実際、今回は1号被保者の取得段階が分かれているかということですが、今持っているのでは、現時点の数字しか持っていませんので、まずそれを申し上げます。
それで、今回この、この新しい科目の創設に当たっては、現在入所している人を当てはまるかどうかということで、とりあえずそこに最初に優先的に調べを入れましたので、実際に全体でどのようになるかというところはまだの段階だということを申し上げておきたいと思います。
それで、現在1号被保者の関係で 4,459名、年度末時点でいらっしゃいますが、1段階が 15名、2段階が 1,292名、3段階が 2,119名、4段階が 608名、5段階が 425名となっております。
施設入所に関しましては、現在、年度末で 575人の認定者のうち 130人が施設入所されております。で、それぞれ何人かということは数字持っていませんが、今回この補正予算の積算をするに当たって、人数としては75名を選出というか、75名を適用するということで選んでおります。
杜の風に関しましては、ユニット型ということで事業が始まっておりますので、そのようになると思います。ただ、私どもの課では杜の風とその話を全然詰めておりませんので、はっきりしたところは、どういうふうなお金になるかというところは現在私のところでは持っておりません。
あと、それから、町独自の軽減はというところですが、このことについては考えてございません。以上です。
議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) まず、この特定入居者、入所者という、この特定入所者についての基本的なこの考え方ですね、をお願いします。
議長(相澤 武雄君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 特定入所者につきましては、所得で今まで2段階、1段階、2段階とありましたけれども、2段階のところが二つに分かれて、年金が 80万円以下と 80万円以上というふうに分かれます。で、そこのところで低所得者対策というところで、先ほど申し上げましたように基準費用額が今回制度改正でできますので、それと、それから、負担限度額という低所得者対策の限度額ができます。その差額を補足的給付ということでしていくようになるものです。
議長(相澤 武雄君) ほかに。17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 仮に第1段階、利用者の負担段階の第1段階で居住費を比べますと、多床型の場合は、相部屋の場合ということだと思うんですが、従来型個室、二つに分かれ、 320円と 490円、ユニット型準個室ですと 490円、ユニット型個室ですと 820円というふうにかなり差がついてきますが、まず1点目、この準、ユニット型の準個室とユニット型個室とのその差というのは、考え方の違いというのは何なのか。
それから、先ほどのご答弁で、杜の風についてはまだ話を詰めていないということでしたが、この個室料の負担をさせるということについては、町としてできるだけ個室料を取らない対応で進めるようにということをぜひとも町してやっていただきたいと思うんですが、この点はどうでしょうか。
議長(相澤 武雄君) 町民課長。
町民課長(千葉 美智子君) 準個室と個室の関係ですが、個室はしっかり部屋になっています。それから、準個室は間仕切りだったり、あとは、まあ、プライバシーを侵害しない程度に、ある程度間仕切りを置いたりというようなことがされているかと思います。
それから、2点目でございますが、こちらで町で言うものでなく、それぞれ国から社会福祉法人なり医療法人なりに指導があって、制度改正の内容があるものと思いますので、こちらではその方のところまでは及ばないものと思っております。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号平成17年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第7号 平成17年度町営湯船沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結について
議長(相澤 武雄君) 日程第7、議案第7号平成17年度町営湯船沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) それでは、議案書6ページをお開きいただきます。
議案第7号平成17年度町営湯船沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
この工事の請負契約に当たりまして、7月19日に入札の公告をいたしましたところ、お手元の資料に記載いたしました7社が参加いたしまして、8月10日、条件付き一般競争入札を行いました。
その結果、契約金額 5,654万 2,500円で遠藤工業株式会社が1回目で落札し、8月11日、仮契約をいたしました。
請負契約を締結するため、議会の議決をお願いするものでございます。
なお、予定価格は税抜きで 7,260万円でございました。入札参加条件といたしまして、建築一式工事の認定を受け、格付がAであること。県内に本店または支店、営業所を有し、当工事専任とし現場代理人を常駐させることができることといたしました。工期につきましては平成18年3月15日までとしております。
工事の概要につきましては都市整備課長からご説明申し上げます。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、工事概要についてご説明申し上げます。
なお、資料として配付しております、その資料をごらんいただければと思います。
資料につきましては、配置図、配置関係、それから間取り、あと、集会所の間取りを書いております。
それでは、工事概要でございますけれども、今回は木造の2階建ての住宅を3棟6戸、これは3DKというふうになります。それから、木造平屋の集会所1棟、これを建てます。
床面積につきましては、3DKということで74.2平米と、1戸当たりですね、なります。それから、集会所が 52.99平米でございます。
それで、外部等、設備等につきましては、今建てかえたばかりの湯船沢住宅がありますが、ああいう和風的なものでございます。設備等につきましても同様でございます。
以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。17番永野 久子君。
17番 (永野 久子君) 先ほどのご説明で、入札条件を県内に本店または支店ということでしたけれども、この集会所を初め町営住宅、この程度のものであれば、地元の業者、町内の業者でもできるわけで、少なくても黒川郡内とか、富谷町に条件を絞るべきであったと。そのことによって地元業者への仕事をふやす、地域経済活性化につなげるということが大事だと考えているわけですが、なぜ郡内もしくは町内というような範囲を限定する対応をとらなかったのか。これは、地方自治法で入札の条件については自治体が定められるわけですから、現にどこの町でもこういうやり方をとっているところは出てきているわけで、なぜ富谷町がこういうできる仕事を地元に回さないのかということについて、町長に答弁を求めます。
議長(相澤 武雄君) 若生町長。
町長(若生 照男君) 指名委員会で決めているの。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号平成17年度町営湯船沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なし認めます。したがって、議案第7号平成17年度町営湯船沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結については原案のとおり可決されました。
日程第8 議案第8号 平成17年度富谷町公共施設空調設備整備工事請負契約の締結について
議長(相澤 武雄君) 日程第8、議案第8号平成17年度富谷町公共施設空調設備整備工事請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) それでは、議案第8号平成17年度富谷町公共施設空調設備整備工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。
この工事の請負契約に当たりまして、8月9日に入札の公告をいたしましたところ、お手元の資料に記載いたしました11社が参加いたしまして、8月29日、条件付き一般競争入札を行いました。
その結果、契約金額1億 3,650万円で株式会社朝日工業社東北支店が1回目で落札し、8月30日、仮契約をいたしました。
請負契約を締結するため、議会の議決をお願いするものでございます。
なお、予定価格は税抜きで1億 5,200万円でございました。入札参加条件といたしまして、管工事の認定を受け、格付がSであること。県内に本店または支店、営業所を有し、現場代理人は本工事専任として1級管工事施工管理技師を配置することといたしました。工期につきましては、平成18年5月31日までとしております。
工事の概要につきましては都市整備課長よりご説明申し上げます。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 工事概要でございますが、空調設備の屋内機、それから屋外機ございますが、その台数につきましては、全部でそれぞれ 100台、それから 51台というふうなことになっております。機器の仕様関係は後ほど説明しますが、熱源システムにつきましては空冷ヒートポンプパッケージエアコンというふうになっております。
それで、機械の仕様でございますけれども、これは、その施設あるいは場所、部屋ですか、そういうものによって仕様が違っております。その施設なり部屋に合ったような機器仕様としております。
一つ、全部で6種類ありますが、一つは、天井埋め込み型、これは通常見る天井に埋め込まれているような吹き出し口ですね。それから、床置きダクト型。これは体育館等大規模空間の空調でよく使われるタイプでございまして、まあ、両サイドからの何カ所からか風を吹き出すというようなことで、そのダクトを屋内機、屋内機から引っ張ってきているものでございます。それから、天つり露出型。これについては、天井からぶら下がっているという感じのような、天井からはみ出ているものでございます。それから、壁かけ型。これは家庭にあるようなエアコンタイプでございます。それから、天井ビルトイン型ということでございますが、まあ、天井に取りつけられないということで、天井を、まあ、ダクトではないんですが、管を屋内機からずっと天井をはわせてですね、そこから出してよこすというようなものでございます。それから、天井カセット型。天井の空間を利用しまして屋内機をはめ込むタイプということで、まあ、福祉健康センターの和室にあるエアコンのようなものでございます。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。7番菅原 傳君。
7番(菅原 傳君) 2点お伺いしたいと思いますけれども、一つ、非常に地球温暖化で日本も毎年毎年この暑くなってきておりますから、適切な設備の対策だと思いますけれども、ちょっと各公民館等ちょっと例にとってみますと、少しふぞろいのところがあるようでありまして、例えば会議室は大体そろっているようですけれども、事務室がですね、富谷中央公民館に、これ、入っておりませんし、それから、和室の空調もですね、富谷中央公民館には入っていませんが、ほかのところは入っているというふうなアンバランスがありますけれども、これは今後の計画に入っているのかどうかですね、この点を一つ伺いたいと思います。
それから、もう一つは、そのホールの問題ですけれども、大ホールはかなり金がかかって大変だと思いますが、まあ、そういう中で、日吉台ですね。それから成田。ここの2カ所が今回実施されることになりましたけれども、そのほかのところは今後の計画にあるかと思いますけれども、もしあれば、ちょっとその辺の検討の内容をですね、説明をお願いしたいというふうに思います。
議長(相澤 武雄君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) まず富谷中央公民館の事務室なんですけれども、現在配管がなされておりまして、使用はしておりませんけれども、使用できるような状態になりますので、それはつけませんということです。
それから、ホールの関係なんですけれども、ホールに関しては2カ所に予定しております。成田の公民館と日吉台公民館とですね。で、ほかの公民館については、今現在は考えてはおりません。これからの予定ということは考えておりません。
議長(相澤 武雄君) 7番菅原 傳君。
7番(菅原 傳君) ちょっと今の説明、和室ですね、中央公民館の和室の方がちょっと説明なかったので、この点、もう一回質問いたしますけれども。
それで、大ホールの問題ですけれどもね、ことしの夏に、私、中央公民館で映画会をやったんですが、券が 300枚売れましたけれども、実際来たのは 200何人かぐらいなんですね。何で来なかったのかと言って聞いてみたならば、空調設備がないので、イズミティの方で見てもいいことになっておりましたので、イズミティの方に流れたというのがかなりあるんですね。その方々に言われたんですけれども、やっぱり今後いろいろそういったような催し物が暑いときにあるとすれば、中央公民館を私見ましたけれども、暗幕を張ってですね、あの暑い中ですね、子供たちが我慢して見ておりましたけれども、やっぱり空調は必要だなっていうふうに思いました。扇風機が五、六台ありましたけれども、それはあんまり役に立ちませんで、やっぱりこれは緊急にも必要なのかなと、こう思ったんですけれども、まあ、ぜひそういった点を十分考えていただいてですね、今後の計画にのせていただきたいと。これは要望になりますけれども、よろしくお願いします。
議長(相澤 武雄君) 答弁は結構なんですか。(「和室の件」の声あり)財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) その施設名の後ろの設置室それぞれ、こう書いておりますけれども、それぞれの公民館で利用状況をですね、そういったことを勘案しながら、この部屋をどこにつけるかというのはそれぞれの公民館のですね、実態に応じて決めたものでございます。
議長(相澤 武雄君) 19番渡邊 俊一君。
19番(渡邊 俊一君) この資料をちょっと見させていただいておるんですけれども、1番から16番まで番号振られて、その設置箇所について明記されておりますけれども、これはあくまでも、その、ただ番号を振って、こういう箇所に設置しますよというようなことであって、この施工順位というような判断ではとらえる必要性はないんですね。
議長(相澤 武雄君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) はい、それは施工順位ではありません。施工につきましてはですね、今年度中に全部の箇所から着手していく考えでおります。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成17年度富谷町公共施設空調設備整備工事請負契約の締結についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成17年度富谷町公共施設空調設備整備工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。
この際、11時5分まで休憩いたします。
午前10時50分 休憩
午前11時05分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第9 議案第9号 平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(建築本体)請負契約の締結について
議長(相澤 武雄君) 日程第9、議案第9号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(建築本体)請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 議案第9号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(建築本体)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
この工事の請負契約に当たりまして、8月2日に入札の公告をいたしましたところ、お手元の資料に記載いたしました7社が参加いたしまして、8月29日、条件付き一般競争入札を行いました。
その結果、契約金額6億 5,100万円で株式会社福田組東北支店が1回目で落札し、8月30日、仮契約をいたしました。
請負契約を締結するため、議会の議決をお願いするものでございます。
なお、予定価格は税抜きで6億 5,200万円でございました。入札参加条件といたしまして建築一式工事の認定を受け、格付がSであること。県内に本店または支店、営業所を有し、本工事専任として1級建築施工管理技師または1級建築士を常駐させることができることといたしました。工期につきましては平成19年3月9日までとしてございますが、工事の概要につきましては都市整備課長よりご説明申し上げます。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、工事概要ですが、この建物につきましては、鉄筋コンクリートの3階建てでございます。それで、資料は配付しておりますので、ごらんいただきながらお願いいたします。
それで、延べ床面積でございますが、全部で 3,999平米でございます。1階につきましては 1,491、2階につきましては 1,316、それから3階については 1,192。これは、若干端数関係では1階ごとのものについては違うところがございます。
外部仕上げ関係ですが、屋根につきましては、フッ素ガルバリウム鋼板かわらぼうぶきでございます。外壁はコンクリート打ちっ放しの上に吹きつけタイルということになります。
主な部屋でございますが、1階につきましては、普通教室四つ、図書室、校長室、職員室、教育相談室、保健室、会議室、資料室、教材庫等でございます。それから、2階、普通教室が4室、コンピューター室、それから特別活動室、図画工作教室、生活科室、音楽室、資料室等でございます。3階は普通教室が四つ、理科教室、家庭科室、視聴覚室、資料室等となってございます。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。12番佐藤 聖子君。
11番(佐藤 聖子君) 予定価格に対する、その入札価格、落札率ではどうなりますか。また、何回目での落札でしたでしょうか伺います。
それと、ここの図面といいますか、こういう学校を建てたいということで委員会が選んだわけですが、このときに一番重視されて選んだという基準はどうなりますでしょうか。例えば防災防犯などあるかと思いますが、それはどういう基準だったのか伺いたいと思います。
出入り口、子供たちが出入る児童の入り口が3カ所設けられていますが、町道成田環状1号線に当たるところは、かなりここは道路の幅も広く、通行量も多いところかと思いますが、ここから入るのか。または、その北側にあるところからになるのか。どこから入るのか。防犯上は大丈夫なのか伺います。
中の図面に入ってですが、トイレの数です。女子のトイレがそれぞれの各階に、普通教室に向いているところに6室ありますが、これで足りるでしょうか。といいますのも、成田東小学校が児童の増加によってトイレが非常に困っているということを校長が話をされておりましたが、そうなった場合、教室、特別室を普通教室にしても十分対応できるのかどうかについて伺います。はい、以上です。
議長(相澤 武雄君) 財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 1回目で落札いたしました。落札率は95.1%でございます。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) トイレの数の関係でございますけれども、トイレにつきましては、基準がございまして、基準を超えたもので設置しております。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) 防犯上の配慮につきましては、この図面ですと3カ所から出入りができるというふうに、こうなってございます。で、それぞれの通用口になります北側、
それから西側、そうしたところにつきましては、あと、正面もですけれども、通学時以降は閉鎖されて安全の確保を図るということになってございますし、一般の学校訪問される方につきましては別の通用口から入っていただくというようなことでの安全の確保、そして、職員室がこの南側正面、正門の方からですね、で、外来者を見ることができると、確認できるというふうになっておりますので、そうしたことで防犯対策を講じてまいりたいと、このように思っております。
議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) そうしますと、防犯上はそういうことで職員室から見渡せるところだということだと思います。成田東小学校で先日教育民生常任委員会で行きましたときに、あのですね、給食車が、児童が校庭に出るときに交差するのがあってという話が出ていたかと思いますが、今回これは、給食車と配膳室の関係で、どこからどういうふうに入ってきて、児童と交わるような危険はないのか、その点にはどう配慮されていたのか伺います。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) それにつきましても、この資料の西側の上の方にですね、つまり屋内、将来計画の屋内運動場の上の方が職員の駐車場になってございますけれども、ここが給食車などの通路というふうに運搬の通路になります。そして、これにつきましては、児童との動線のですね、交差のないような計画をさせていただいております。
議長(相澤 武雄君) ほかに。7番菅原 傳君。
7番(菅原 傳君) ちょっと校舎のですね、配置図を見て感じたんですけれども、職員室がですね、一番外れの方に配置されております。これ、前にも何か2階に持ってきた方がいいとか、真ん中に持ってきた方がいいとかっていろいろ議論がありましたけれども、最近いろいろ学校の暴漢が入って、いろいろ思わぬ事故が起きてきているわけですが、子供たちを観察するとかですね、あるいは外部からのいろいろ変な侵入者をチェックするっていう意味では、まあ、ちょっと2階にあった方がいいのかなという感じもするんですが、まあ、仮に1階にしたとしてもですね、子供たちが何かあったときに、すぐ近くに職員室があるというのは非常に大事なことなんですが、中心部になくて、この一番外れになっておりまして、これの配置ではですね、ちょっと子供たちに目が届かないんではないかという感じがありますし、何が起きたときにも、この端から飛んでいくというのはなかなか大変なのでないかなと思いますが、これをどういうふうに検討されたのかですね、お伺いをしたいと思います。
それから、もう一つは、これは大体どこの学校が新築されても一つのパターンだと思いますけれども、屋体の方とですね、プール建設は来年度というふうに考えていいのかどうかですね、この2点についてお伺いします。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) まあ、職員室の配置の件でございますけれども、これにつきましては、あくまでも通学する時間、登校の時間が終わりましたら、各通用門につきましては閉鎖されるというふうになってございます。そして、一般の通用訪問者につきましては、職員室の正面の方から見渡せるということにもなりますし、校長室、そして保健室、そうしたところからも見渡せるというようなことでございますので、そして、職員室、校長室、保健室というふうに、の前を通りまして、そして玄関口に行くというふうになってございますので、これらの案につきましては、検討していただいた委員の方々にですね、こうした案が採用になった一つの要因でもあったというようなことでございます。
また、プール、屋体につきましては、これまで建築をしてきたものと同様にですね、計画の第2年目、開校直前の2年目に建築をするというような方向でやってきておりまして、まあ、それと同様の考え方で来年度予定というふうなことでございます。
議長(相澤 武雄君) 7番菅原 傳君。
7番(菅原 傳君) ちょっと今のご質疑、ご説明はですね、まあ、ちょっとよくわからないんですけれども、職員室がですね、一番外れにあるというのが、これ、どう考えてもちょっとおかしいんですね。今の学校、富谷小学校を見ても、あるいは富谷中学校を見ましても、ほかの学校を見ても、大体職員室というのは真ん中あたりにあるわけですね。で、この配慮というのは、やっぱり子供たちが何かあったときにぱっと職員室に来るとか、先生方がぱっと教室に行くとかっていうふうな利便性がありますので、やっぱり校舎の中心部にできるだけ職員室を持ってくるというのが定石だと思うんですけれども、これが何かかなり外れの方になっておりますので、そういう機転がきくのがどうかですね、この配置では。そこのところ改めてお伺いしたいと思います。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) それにつきましては、この学校に入っていただいた先生方で十分にですね、検討していただきながら、対策を講じていっていただくというふうに考えております。
議長(相澤 武雄君) 7番菅原 傳君。
7番(菅原 傳君) これは、いろいろ校舎をつくる場合には、先生方の意見もですね、いろいろ聞いてやっているところが多いんですけれども、別に職員からは、これ、まだ示してはいないんですか、職員には。職員って、学校関係者には示してはいないんですね。地元の父母しかないと思いますけれども、やっぱりちょっとつくってみてね、後から先生が来て、これは職員室がちょっとかなり外れの方だなというような感じを率直に持つと思うんですけれどもね、その辺のやっぱり検討はどれほどされたのか、ちょっと今の説明ではわかりませんけれども、もう一度わかりやすく答弁いただきたいと思います。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) わかりやすくお話しをさせていただきますと、これには、成田東小学校の先生方とかですね、あと、PTAの方、そうした方々も多数委員の中に入っていただいた。そうしたところで意見をいただきながら、最終的にはこの決定になったというようなことでございますので、そのようにご了承いただきたいと思います。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。11番相澤 榮君。
11番(相沢 榮君) 屋内運動場についてですけれども、日吉台小学校、それから成田東小学校で一般開放をされているときにですね、一般住宅者に住んでいる方からいろいろと苦情が来るわけなんですけれども、この屋内運動場のすぐ隣の用途地域はどういうふうになっていますか。そういう問題がないかどうかお伺いします。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) ええと、あそこはですね、1種低層、1種住居低層住宅の地域だとたしか思います。はい。住宅専用地区です。
議長(相澤 武雄君) 11番相澤 榮君。
11番(相澤 榮君) そうするとですね、普通の民家が建つということに理解しているんですけれども、そうなった場合に、またですね、騒音で苦情が来るというふうな想定がされるんですけれども、どういうふうに考えますかお伺いします。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) 今回、屋体の方までまだ検討しておりませんので、ちょっとその辺は明確にはちょっと答えられない状況です。
議長(相澤 武雄君) 11番相澤 榮君。
11番(相澤 榮君) ええとですね、今の答弁だと、建ってしまって、しまうわけですね。考え方としては。だから、最初から配置図として考えなければうまくならないと思うんですけれども、先ほど言いましたように、成田東と、それから日吉台小学校の体育館、日中使わさせてもらうとですね、特に夏なんかですね、戸をあけて活動するわけなんですけれども、そのときに騒音がうるさいということで、どんどんどんどんこの苦情が入ってくるということで、私たち利用者としても非常に困ったことが何回もあったんです。それで、会場借用のときに、あそこ外して別なところを、会場を借りているような状態になるわけなんですけれども、そういう心配がないように何とか工夫していただきたいと思うんですが、その辺を考えていますかお伺いします。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) まあ、これにつきましては、30人委員会である程度の配置というものについて考慮しまして、まあ、そうした今言われていますような騒音もですが、日中、そうしたものについてですね、すべて想定されるものをですね、日中時間なりもクリアできるし、騒音についてもクリアできるというようなことでの配置の計画でございます。そして、まあ、その中には多分にこの今相澤議員が心配される地域の住民の方もおられまして、まあ、そうした質問があったわけでございますけれども、そうした中でも十分にそうした委員の方々には理解が得られたというようなことでございますので、さほど影響は出てこないというふうなことで計画を進めさせていただいているところでございます。
議長(相澤 武雄君) 13番細谷 禮二君。
13番(細谷 禮二君) 2点ほど質問いたします。
この図面はもう決定的なのかということ。それから、やはり今菅原議員がお話ししたように、防犯面から考えれば、やはり職員玄関の付近、前に職員室があり、会議室が職員室の方へ少し変更すれば非常にいいのではないかと、こう思うわけです。
第2点目は、成田小学校と同じように木質なのかどうか。内装の方ですね。その点を二つお聞きいたします。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) まあ、職員室での職員の席の配置とか、そうしたもので十分に対応できる。このように考えているわけでございます。
また、内装につきましては、木質を利用するというような内容になっております。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) やっと回ってまいりました。
菅原議員さんの質問に関連するかと思うんですが、私も、この図面を見たときに、職員室がなぜ端に来たのかなということがやはり危惧されます。ということは、外からだけじゃなくて、現在、中でもということも心配があります。で、中学生というのは、やはり一番多感な時期ということ……、あ、小学校ですか。小学校ですね。小学校にしても、現在小学校に起きていますよね、中で。小学校6年生あたりになると、やはりいろんな面で多感なときを迎えております。そういうことで、やはりこれ、図面を見ますとL字型、まあ、ほぼLに近いのかなと思います。で、真ん中から、まあ、曲がっているということで、もう一度、再度どこかに職員の方が、教職員の方がおられる部屋、また、そういう対応を考えていただく必要があるのではないかなと思いますが、教育長さんにお伺いいたします。
議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。
教育長(千葉 芳樹君) この職員室の位置についてですけれども、るる専門家と、30人委員会との会議にかかりまして、まず安全確保も十分に考慮に入れました。特に、あと、また、学校ですので、学習活動、生活活動が本当に効率的に、効果的に動ける、やれる、そういうような場所ということで職員室の位置をその辺に決めまして、なお、その職員室からグラウンドもきちんと見える。視界が広い。それから、不法な侵入者も観察できる。そういうふうな安全面も十分に考慮に入れて、この場所に設定、計画いたしました。以上です。
議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 菅原議員の質問に少し関連するんですが、この配置を見ますと、北側は緑道になっておりますから、車どめがあって車は入れませんけれども、しかし、この北側が無防備かなという印象があります。それで、この北側でもし何かがあったとき、外部からの問題、あるいは内部で何かが起きたときにどう対応するのかということが1点です。
それから、正門がこの成田環状1号線のここになるということなのかと思うんですが、先ほど正門とおっしゃいましたので、正門がここかと思うんですけれども、この正門の反対側ですね。円の内側。この図面で言えば南側に当たるこの部分は、商業用地、業務施設用地だと思います。それから、東側は今幼稚園や保育所、あと、元気くんですか、直売所があったりしていますし、その右側の円の中には湯ったり苑があるわけで、環境としてはかなり外部の人が東側、南側のこの道路は外部の人が、不特定多数の人がかなり出入りする可能性があるわけですね。地域の人ばかりではなくて。そういうことを考えますと、この正門を設ける必要があるのかなというふうにも思ったんですが、ここに、この通常は西側の出入り口を使うとすれば、この正門を設定する必要があるのかどうかということを2点目伺います。
それから、3点目として子供の通学路はどういうふうに設定するつもりなのか伺います。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) まず、北側の通用門でございますけれども、これにつきましても、先ほどから申し上げておりますように、時間が来れば閉鎖をするということでございます。
あと、この校門、正門につきましても、の必要性でございますけれども、これにつきましては、この図面ではよくわかりませんけれども、校舎側と、それから校庭側と差が生じてきます。つまり物を搬入する場合とかですね、いろんな行事とかなんかで入る場合にとか、あと、グラウンドの整備ですか。そうしたときにもというふうなことで、やはりこちらから、側からも必要なのではないかというようなことで設けております。特に、この地域につきましては、ほとんどこの学校用地の周囲は歩行者が安全に、の安全が確保できるような歩道が、歩道、それから歩道。歩道と、それから緑道というんですか。歩行者専用の通路というようなものが全部確保されている地域でございます。したがいまして、車からのあれに、事故というものについてはさほど生じないのかなと思いますけれども、言われていますように、不審者、そうしたものの対策につきましては、やはり学校の管理の中でですね、十分に配慮してクリアできるというふうに今考えております。
また、三つ目に通学路の指定、そうした、あと、につきましては、やはりこれも学校……、学校と、それから、あと、地域の方々で決めていただくということでございますけれども、まあ、私ども教育委員会としましては、実際にこの6丁目の方からですね、歩いてどのようなところが安全なのかというようなことでのある程度の案をつくりまして、そうしたものをお示ししながら、実際に今度は地元の方々により詳細にですね、検討いただいて、通学路を決めていきたいと、このように考えております。
議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。
17番(相沢 久子君) 相澤議員の質問にも関連するんですが、この西側は既に住宅がほぼびっしりと建っておりますし、北側についても、まあ、一部まばらですけれども、幼稚園に近い側はびっしりとほとんど建っております。で、騒音なんですけれども、この30人委員会では、こういう状況ももちろん踏まえて、それでも、それでもこの位置で体育館とプールがいいということだったのかどうかを伺います。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) はい、その、この配置といいますか、レイアウト的なものにつきましてですね、は、それでよいというようなことで最終的にこの案が選ばれまして実施設計に、まあ、なったわけでございます。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで……(「議長」の声あり)ちょっとおくれていますよね。はい、2番齊藤 きえ子君。
2番(齊藤 きえ子君) この1階の平面図なんですけれども、職員室と校長室が、まあ、この平面図どおりに施工されるとしますと、ここの図面でですね、職員室からグラウンドの方に出るこの出入り口というか、これは窓じゃなくて下まである入り口なんですか。で、あと、校長室の方は全部窓で、出入り口がないと思うんですけれども、今成田東小学校と大体似たような図面なんですね。それで、成田東小学校では、職員室から真っすぐグラウンドに出る、グラウンドに面したところの入り口、出入り口がなくて、校長室にもなくて、何かぐるっとこう回って出なきゃないんですね。この場合、職員室から真っすぐ出れますけれども、校長室からは出れないようになっていますので、そこの出入り口をつくるように変更できるのかどうかお伺いします。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) まず、これは実施設計でございますので、変更はございません。で、校長室からですね、直接出入りはできませんけれども、校長は職員室に入りまして、職員室から出るというこの計画でございます。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。9番安住 稔幸君。
9番(安住 稔幸君) 以前にもお聞きしているかと思いますけれども、再度お願いいたします。 開校時のクラスの数と1クラス当たりの人数、それに将来この地域、学区というか、の最大児童数とクラスの数。予想ですね。そして、将来的な増築する場合の増築する場所。多分普通教室のいわば右隣というか、だとは思いますけれども。
また、そして、将来増築するとした場合は、その時期の見通しについてお聞きします。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) まあ、この設計での予定される児童生徒数でございますけれども、 321名予定されておりまして、予定クラスは12クラスでございます。
で、まあ、将来の増築のスペース等につきましては、お手元の配置図の北側、ここに間違えて生徒入り口とありますけれども、児童入り口ってなりますか、この校舎の続きが将来の増築のスペースでございます。
で、まあ、これはあくまでもどれぐらいふえてくるかというようなものにつきましては、確かなものとはなってございませんけれども、一番今心配されておりますのは、クラスが35人編制とかですね、あと、特殊学級とか。大体この開校時の児童生徒が余りふえない状態でこの学校は推移するというふうになってございます。ただ、ふえる要素は、今ありますような特殊学級と、今の教育環境からしますと、35人編制というものが今低学年から中学年、高学年とこう移行するのではないかというようなことからスペースとして確保させていただいているというようなことで、さほどふえるというようなことはないと。逆に、その特殊とかを含めないで、今の状況からいきますと、全くそのまま少しずつ減る、逆にですね、わずかではありますけれども、クラスに影響するかまではいきませんけれども、減る傾向にあるというようなことでございます。
議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) ただいま答弁の中で、これは実施設計なので変更するつもりはないというお答えでしたけれども、これは議会軽視ではありませんか。何のために議会で論議するのでしょうか。30人委員会の意見を聞くことは、あくまでも意見として聞くこと自体はいいですけれども、もし議会にかける段階では変更がないということを前提にしているのなら、これはどこかの時点で30人委員会と平行する形で議会にもきちんと一定の図面を見せながら意見を聞く場を設けるべきですよね。かつてはそういうことをやりました。議会に諮る前に全員協議会を開いて、今のところこういうふうにこんなことを考えているというようなことを諮って、その上で本会議にかけているんですね。もし設計、実施設計なので変更する余地がないとおっしゃるなら、事前の議会への説明が、また、意見を聴取する機会を持つのが本来の姿ではないでしょうか。で、もし議会が、本当は議会でここで決めるわけですから、最終的な決定権はここにあるわけですから、実施設計ではあっても、賛成か反対かで否決するか議決するかという二者択一ではなく、変更の余地があるものについては検討するという余裕を残して議会の議決を得るべきではないでしょうか。どちらかだと思いますけれども、どうですか。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) まあ、今のお話の中の、要はその躯体、建築のですね、躯体そのもの、例えばですね、窓のものを、その窓を改めてそこを開放して出入り口にすると、そうした変更についてはない、ないというふうな今考え方を申し上げたところでございます。
議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) 先ほどの安住議員のご答弁の中で、特殊学級がふえる可能性があるというお答えがありましたが、現在はそういう方は、該当する生徒さんはいらっしゃらないんですか。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) 母体校、基準になります母体校の成田東小学校に特殊学級がございますけれども、ここに通われている子供さんは、この2年のうちに全員中学生なりになってしまうというようなことですので、この時点で認可をもらうための推定される人口、児童生徒数、クラス数の計算の中にはですね、まあ、予測が立ちませんでしたので、含めていないというようなことでご理解をいただきたいと思います。
議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君) 先ほど永野議員も言ったことに対しての答弁に関してですけれども、窓のところを下まで続いた扉にするような変更は実施計画なのでないというようなことですけれども、まるっきりないのかどうか。どういう、軽微なものについては、これまでだと議会の中で出た意見を軽微なものであれば取り入れて変更すると、そういう検討はできるということだったわけですけれども、本当にまるっきりないような答弁であって、しかも、これまでこういうところに最終的に決める議会の以前に議員が、議会が意見を述べる場があったのに、そのことについてそういう場を今度設けるとも言わないでやっているわけですから、これは本当に議会軽視にもなってしまうと思うんですけれども、先ほど質問したことについて、もう一度お答え願います。
議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) まあ、いろいろこの検討していただいた中で、この職員室からですね、あ、校長室から直接こう出入りするものについての必要性はないというふうに委員会の方々、それから、その委員会の中には校長先生方もおられますし、教頭先生とか学校の先生方も、現場を十分熟知されている先生方もおられるわけでございます。そうした方々がこういろいろ検討して、ある程度その職員室から、校長室からまでは必要ではないのではないかというようなことでございましたので、まあ、それがその実施設計の方に反映されていったというようなことでございます。
で、そうした、あと、技術的な面での配慮も必要となるでしょう、なると思いますので、そういったことにつきましては、設計者の方とも相談をしなくてないというふうになりますし、そうしたことからですね、ちょっと、まあ、十分検討はさせていただくにしても、実現はしないのではないかというようなことでお答えを申し上げたところでございます。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」、「議長、12番」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(建築本体)請負契約の締結について採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(建築本体)請負契約の締結については原案のとおり可決されました。
日程第10 議案第10号 平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(電気設備)請負契約の締結について
議長(相澤 武雄君) 日程第10、議案第10号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(電気設備)請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 議案第10号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(電気設備)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
この工事の請負契約に当たりまして、8月2日に入札の公告をいたしましたところ、17社が参加いたしまして、8月29日、条件付き一般競争入札を行いました。
その結果、契約金額 9,345万円で株式会社サンテック東北支社が2回目で落札し、8月29日、仮契約をいたしました。
なお、予定価格は税抜きで 9,160万円でございました。入札参加条件といたしまして、電気工事の認定を受け格付がSであること、県内に本店または支店、営業所を有し、本工事専任として1級電気工事施工管理技師または同等以上の能力を有すると認められる者を常駐させることができることといたしました。工期につきましては、平成19年3月9日までとしております。
工事の概要につきましては、都市整備課長からご説明申し上げます。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、工事概要ですが、まあ、主な工事の種類としまして、幹線動力配線設備関係、それから校内電話交換機設備、それから電話配線関係、それから校内ラン通信網設備ですね。それから時計関係。電気時計。放送設備。インターフォンとかテレビ共聴、あと、機械警備関係、それから防犯用の非常ベル、警報設備、自動火災報知機、それから高圧受変電設備、それから校内配線、校内通信設備、街灯、あと、照明関係が主なる工事の種類でございます。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(電気設備)請負契約の締結についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(電気設備)請負契約の締結については原案のとおり可決されました。
日程第11 議案第11号 平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(機械設備)請負契約の締結について
議長(相澤 武雄君) 日程第11、議案第11号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(機械設備)請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 議案第11号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(機械設備)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
この工事の請負契約に当たりまして、8月2日に入札の公告をいたしましたところ、13社が参加いたしまして、8月29日、条件付き一般競争入札を行いました。
その結果、契約金額1億 290万円でエルゴテック株式会社東北支店が1回目で落札し、8月30日、仮契約をいたしました。
なお、予定価格は税抜きで1億 200万円でございました。入札参加条件といたしまして、管工事の認定を受け、格付がSであること。県内に本店または支店、営業所を有し、本工事専任として1級管工事施工管理技師または同等以上の能力を有すると認められる者を常駐させることができることといたしました。工期につきましては、平成19年3月9日までとしてございます。
工事の概要につきましては、都市整備課長よりご説明申し上げます。
議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、主な工事の種類ですが、換気関係設備、それからトイレ等の衛生器具設備、それから給水設備、排水設備、給湯設備、それから消火設備関係、それからガス設備関係、それから暖房設備関係などとなっております。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なし認めます。よって、これから議案第11号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(機械設備)請負契約の締結についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号平成17年度富谷町立成田小学校校舎新築工事(機械設備)請負契約の締結については原案のとおり可決されました。
議長(相澤 武雄君) 日程第12、議案第12号指定管理者の指定についてを議題といたします。本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) それでは、議案第12号指定管理者の指定についてご説明いたします。
提案理由につきましては、3月の定例議会で心身障害者通所援護施設条例設置条例の一部改正の議決をいただいておりましたが、指定管理者の指定する団体が決まりましたので、指定管理者の指定に当たり、地方自治法第 244条の2第6項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。
公の施設の名称は、富谷町心身障害者通所援護施設であります。
指定を受けようとする団体は、黒川郡大衡村大瓜字長町77番地の3、77番地の3、社会福祉法人永楽会であります。
指定の期間は、平成17年10月1日から平成22年3月31日までとするものでございます。
それでは、経過についてご説明いたします。
2月25日に条例原案可決をいただきまして、3月1日に条例を公布いたしました。
応募方法は、5月1日、5月10日、役場前掲示板に応募要綱を公告いたしまして、募集期間を5月10日から5月23日までといたしまして、応募資格を黒川郡内に社会福祉施設を運営している社会福祉法人としてございます。ございました。
指定の期間を平成17年10月1日から22年3月31日の4年6カ月として行いました。募集期間の間、5月20日には選定基準の決定と富谷町指定管理者選定委員会を設置いたしました。設定委員会の構成員につきましては、富谷町工事請負業者選定委員会を委員といたしまして選考をいたしました。
申し込み状況につきましては、問い合わせ1件。そして5月20日に社会福祉法人永楽会からの申請1件でありました。書類申請の審査を事務局で行い、各委員には6月8日に関係書類をお配りいたしまして、選定基準に沿って審査をしていただきました。選定基準につきましては、14項目の選定基準を各委員から評点をいただき、優を3点、普通を2点、劣1点の評価点で基準評価表を作成してもらい、6月20日の富谷町指定管理者選定委員会でこの基準評価表に基づき事務局から経過報告、資格要件の確認、選定基準の確認、申請者概要について説明を聞き、協議を行い、平均評価点が適正評価の2点を超えていることから、全員異議なしといたしまして、全会一致で社会福祉法人永楽会を選定したものでございます。
今後の日程につきましては、議決後、富谷町心身障害者通所援護施設及び富谷町精神障害者小規模作業所指定管理者基本協定書と富谷町心身障害者通所援護施設及び富谷町精神障害者小規模作業所平成17年度協定書の締結を行い、10月1日からの委託に備えるものでございます。
以上でございますので、よろしくお願いいたします。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号指定管理者の指定についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第12号指定管理者の指定については原案のとおり可決されました。
議長(相澤 武雄君) 日程第13、議案第13号指定管理者の指定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) 議案第13号指定管理者の指定についてご説明いたします。
提案理由につきましては、指定管理者の指定に当たり、地方自治法第 244条の2第6項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。
公の施設の名称は、富谷町精神障害者小規模作業所であります。
指定をしようとする団体は、黒川郡大衡村大瓜字長町77番地の3、社会福祉法人永楽会であります。
指定の期間は、平成17年10月1日から平成22年3月31日までとするものでございます。
経過並びに審査関係につきましては、前議案でご説明したとおりでございますので割愛させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) 今ここでお答えできるかどうかわからないんですが、この指定管理者に委託することによっての経済効果ですね。財政状況というのはどのようになるのでしょうか。
議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(須藤 辰夫君) 4年6カ月で人件費で節約ができるという計算をしております。4年6カ月で 1,696万 8,000円の節約ができると見込んでおります。
議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号指定管理者の指定についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第13号指定管理者の指定については原案のとおり可決されました。
ここでお諮りいたします。あす15日は議案調査等のため休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、あす15日を休会とすることに決定いたしました。
なお、16日の本会議は、議事の都合により時間を繰り下げて午後1時30分開会といたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
ご苦労さまでございました。
午後0時05分 散会
平成17年9月16日(金曜日)午後1時30分開議
第 1 | 会議録署名議員の指名 | ||
第 2 | 議案第15号 | 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について | |
第 3 | 議案第16号 | 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更について | |
第 4 | 議案第17号 | 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について | |
第 5 | 議案第18号 | 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更について | |
第 6 | 議案第19号 | 宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更について | |
第 7 | 議案第21号 | 損害賠償額の決定について | |
第 8 | 議案第20号 | 平成17年度富谷町一般会計補正予算(第4号) | |
第 9 | 認定第 1号 | 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |
第10 | 認定第 2号 | 平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第11 | 認定第 3号 | 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第12 | 認定第 4号 | 平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第13 | 認定第 5号 | 平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第14 | 認定第 6号 | 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
第15 | 認定第 7号 | 平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について | |
第16 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり
午後1時30分 開
議長(相澤 武雄君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。これで諸般の報告を終わります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
日程第1 会議録署名議員の指名
議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、4番千葉 達君、5番磯前 武君、6番今村 寿君の3名を指名いたします。
日程第2 議案第15号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について
日程第3 議案第16号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更について
日程第4 議案第17号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について
日程第5 議案第18号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更について
議長(相澤 武雄君) この際、お諮りいたします。
日程第2、議案第議案第15号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について、日程第3、議案第16号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更について、日程第4、議案第17号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について、日程第5、議案第18号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更については、富谷町議会会議規則第37条に基づき、議事の都合により一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから日程第2、議案第15号から日程第5議案第18号まで一括議題とすることに決定いたしました。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(中川 弘美君) それでは、議案第15号からご説明申し上げます。
議案書14ページをお開きください。
議案第15号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更についてでございます。
提案理由といたしまして、市町村合併が行われることに伴いまして、平成17年9月30日で志津川町、歌津町の2町と、志津川・歌津環境衛生組合、志津川・歌津病院組合の2組合を脱退させ、共同設置規約を変更するものでございます。規約の内容につきましては新旧対照表でごらんいただきたいと思います。
なお、施行日につきましては平成17年10月1日からとなるものでございます。
次の17ページ、議案第16号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更についてでございますが、これにつきましても市町村合併が行われることに伴いまして、平成17年10月1日から南三陸町、1町を加えまして共同設置規約の一部を変更するものでございます。
次に、20ページの議案第17号でございますが、宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更についてでございますが、議案第15号同様、2町2組合を脱退させ共同設置規約を変更するものでございます。
次に、23ページの議案第18号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更についてでございますが、議案第16号同様、南三陸町を加え、共同設置規約の一部を変更するものでございます。
以上でございます。
議長(相澤 武雄君) 皆様に申し上げます。暑い方はどうぞ上着を脱いで会議に臨んでいただいて結構であります。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更についてから議案第18号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更についてまで、4件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第15号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について、議案第16号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更について、議案第17号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の減少及びそれに伴う規約の変更について、議案第18号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会を共同で設置する地方公共団体の数の増加及びそれに伴う規約の変更については、原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第19号 宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更について
議長(相澤 武雄君) 日程第6、議案第19号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(中川 弘美君) それでは、議案第19号でございます。
議案書26ページをお願いいたします。
宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合の規約の変更についてでございます。
提案理由でございますが、組合を組織する市町村を明確にするため第2条を変更いたしまして、新たに別表を設けるものでございます。
もう1点ございますが、第4条におきまして水防法が改正されまして、平成17年5月2日公布されたことによりまして、その引用条文を変更するものであります。28ページの新旧対照表をご参照いただきたいと思います。
なお、旧水防法34条と新水防法45条の条文の内容につきましては同じものでございます。
以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第19号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更については原案のとおり可決されました。
議長(相澤 武雄君) 日程第7、議案第21号損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、追加提出議案書の8ページをお願いいたします。
議案第21号損害賠償額の決定についてでございます。
これは、富谷町富谷字大清水下地内におきまして、あけの平2丁目2号緑地の樹木が9月7日の強風によりまして倒れ、その倒木によりまして個人のフェンスの一部が損壊したことによりまして、下記のとおり損害賠償額の決定ができるものとするというものでございます。
損害賠償額につきましては8万7,150円、損害賠償の相手方につきましては、富谷町富谷字大清水下33番地の1熊谷賢一様でございます。以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第21号損害賠償額の決定についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第21号損害賠償額の決定については原案のとおり可決されました。
日程第8 議案第20号 平成17年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
議長(相澤 武雄君) 日程第8、議案第20号平成17年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(眞山 巳千子君) 議案書の1ページをお願いいたします。
議案第20号平成17年度富谷町一般会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。
第1条、歳入歳出予算の補正、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億1,474万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ82億8,082万9,000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
6ページお願いいたします。
初めに、歳入でございます。18款2項基金繰入金1億1,474万8,000円を追加いたしまして11億6,104万6,000円とするものでございます。財政調整基金より今回の歳出の財源を財政調整基金より全額繰り入れするものでございます。これによりまして、平成17年度末の見込みでございますけれども22億1,986万6,000円でございます。
次のページお願いいたします。
歳出ですけれども、8款4項都市計画費8万8,000円を追加いたしまして、4億6,980万6,000円とするものでございます。ただいまの議案第21号で議決をいただきました損害賠償額でございます。10款5項社会教育費798万円を追加いたしまして2億5,904万3,000円とするものでございます。富ケ丘公民館大ホール天井耐震補強工事を行うものでございます。
10款6項保健体育費1億668万円を追加いたしまして、5億4,608万9,000円とするものでございます。富谷スポーツセンター及び武道館、天井耐震補強工事を行うものでございます。
以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第20号平成17年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第20号平成17年度富谷町一般会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。
日程第 9 認定第1号 平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第10 認定第2号 平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第11 認定第3号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第12 認定第4号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第13 認定第5号 平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第14 認定第6号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第15 認定第7号 平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定について
議長(相澤 武雄君) この際、お諮りいたします。
日程第9、認定第1号平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第2号平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第3号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第4号平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第5号平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第14、認定第6号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第15、認定第7号平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第9、認定第1号から日程第15、認定第7号まで一括議題とし、決算審査特別委員長より審査結果の報告を求めます。
決算審査特別委員長菅原 傳君登壇願います。
決算審査特別委員長(菅原 傳君) 決算審査特別委員会の審査結果を報告申し上げます。
平成16年度富谷町一般会計を初めとする各種会計決算の認定につきましては、去る9月7日の本会議におきまして、決算審査のための決算審査特別委員会が設置されたところであります。決算審査特別委員会は9月9日、12日及び13日の3日間にわたり認定第1号平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第7号平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定につきまして、慎重審議を行った結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定されました。
以上、決算審査特別委員会の報告といたします。
平成17年9月16日決算審査特別委員会委員長菅原 傳。
以上でございます。
議長(相澤 武雄君) これより採決に当たっては、逐次議題といたします。
日程第9、認定第1号平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 私は、平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算に反対いたします。
決算の結果、実質収支額黒字は5億2,170万4,000円で年度内に積み立てられた14億1,073万円余を加えれば、20億円近い金額が余剰財源となっています。ただ、平成16年度は法人町民税収入が一気に10倍以上となった特殊な事情があり、平成18年度以降の安定財政を維持するために法人町民税の増収分については、年度間の財政調整用に留保することを一概に否定することはしませんが、それでも、なお財政力指数、経常収支比率などの指標は依然として県内トップクラスのゆとりと弾力性を示しています。実質収支比率は8.3%にも上り、これは望ましい範囲とされる3ないし5%という指標の2倍近いもので、黒字の出し過ぎであることは明らかです。仮に実質収支比率を適正範囲内の4%に抑えれば、黒字はせいぜい2億5,000万円程度が適正であり、残る3億円近い財源を住民のために活用できたはずです。
黒字を生み出す最大の要因は、住民要求の抑制にあり、例えば、乳幼児医療費無料制度の対象年齢拡大と所得制限緩和に必要な金額は1,570万円、知的障害者の医療費助成を仙台市並にするには、数百万円あればできると当局自身が答弁していますが、富谷の財政からすれば、すぐにも実現できたものです。成田東小学校は31学級の過大校となってますが、分離開校までせめてプレハブ教室をという父母や学校の要望に答えず、教室不足を間仕切り等で間に合わせるという安易な対応をしております。除雪、融雪の改善、町道の側溝ふたかけ整備、ブロック塀の解消など、日常の安全な生活環境を維持改善するという面でも消極的な対応を続けてきました。さらに間近に予想される大地震への備えに対する住民の関心が高まっている中、行政でなければできない消防力の向上について、黒川消防の人員が国の基準に対して、充足率57.7%という極めて低い状況にあるにもかかわらず、広域化すれば、すべてが解決するかのような答弁に終始し、広域化しても充足率は決して向上しないという事実に目を向けようとしませんでした。現状に対する危機意識が欠如していると言わざるを得ません。加えて、当初予算編成に当たり、一律5%カットを断行し、農業、商工予算などもともと予算規模の弱小な分野にまで情け容赦なくカットが及びました。商工振興費の6割以上を企業立地促進、雇用促進奨励金が占め、ボーダフォン1社だけで4,686万円に上ったものの正規雇用はわずか4人にとどまっています。その一方で長引く不況に苦しむ旧来の地元商工業者に対しては見るべき振興策もなく制度融資の決定すら町が行わず、銀行任せという状況です。
さらに、平成16年度は時間外労働時間の枠を前年の6%から3%に削減して、潜在的なサービス残業に拍車をかけ、ボランティア勤務と称して職員に振り替え休日のない未払い労働を事実上強制するなど、民間事業所なら労働基準法違反に相当するような待遇がまかり通りました。
平成16年9月のマーチングフェスティバルでボランティアの女性が指を切断する重大事故が起きましたが、ボランティア頼みの町の姿勢を反省するどころか、議会での町長あいさつではついに一言の報告もないまま、相手方から訴訟を起こされるまで隠し通す結果となりました。過失がどちらの側にあったとしても、事故が起きたという事実を隠すことなく議会と住民に報告し、再発防止に向けた決意を表明する程度の謙虚さは必要だったのではないでしょうか。住民要求を後回しにして、莫大な黒字を生み出し、基金残高をふやし続ける財政運営、職員の前近代的な待遇、ボランティア頼みの安易な姿勢に厳しい批判を表明して討論を終わります。
議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番安住 稔幸君。
9番(安住 稔幸君) 私は、平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について賛成するものであります。
平成16年度の歳出においてでありますが、実施された事業に成田中学校の完成があります。この中学校の開校により、それまで東向陽台中学校までの約3ないし4キロの道のりを通学することがなくなり、成田地区の生徒たちの通学が楽になりました。そして親御さんにとっても子供が学校から帰るまでの交通事故や犯罪に巻き込まれる不安も少なくなりました。
また、成田小学校の平成19年春開校に向けて実質的な着手もありました。成田東小学校の児童の急増による教育環境の悪化を避けるため、早急に建設に取りかからなければならない事業であり、建設に向けて地質調査や実施設計の業務委託など評価できるものであります。
それに子育てから高齢者まで総合的に支援する富谷町保健福祉総合支援センターの新設、オープンもありました。このセンターの開所により町民の一層の保健福祉の増進に寄与するものと期待できるものであります。また、それに子育て中の多くの親御さんが望まれていた児童手当の拡充が実施されました。それまで支給対象が小学校就学前までだったのものが小学校3年生終了前までと支給対象年齢が引き上げられ、支給延べ児童数は平成15年度の2万4,297人から平成16年度は3万7,407人となり、1万3,110人もふえております。これにより多くの親御さんからはとても助かっていますとのお話を伺っております。
歳入においては、町税全体で平成16年度現年分の滞納繰越分を合わせますと、平成15年度より調定額で約18億2,300万円、収納額で約18億3,700万円ふえており、収納率においても3.55ポイント向上しています。現在の経済状況を考えますと、高く評価できるものであります。特に収納額の大幅増額は法人町民税の増であり、誘致企業1社による約16億円もの法人町民税の収納であります。このような納税ができる企業の誘致は、町長初め町当局の努力のたまものであり、高い評価に値するものであると思います。よって、平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算はおおむね妥当と考えます。しかし、経済状況はまだまだの感があり、法人町民税は企業の業績に左右されるので、将来にわたり期待できるものではありません。それにこの大幅増額により、富谷町は平成17年度の普通交付税の不交付団体となり、難しい行財政運営を強いられることになると思われますので、今後も町長初め全職員は、心して町民の幸せのため、生活向上のために、各施策の執行に努力していただきたいと申し上げ、私の賛成討論とします。以上です。
議長(相澤 武雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第1号平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(相澤 武雄君) 起立多数です。よって、平成16年度富谷町一般会計歳入歳出決算については、認定することに決定いたしました。
日程第10、認定第2号平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(相澤 武雄君) 起立全員です。よって、平成16年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算については、認定することに決定いたしました。
日程第11、認定第3号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) 私は、平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について反対します。
国民、住民は経済状況が改善されているという報道とは相反する生活実態に追い込まれています。そのことは国保税の収納にもあらわれていて、現年度収納率88.4%、平成15年度決算と比較して0.45ポイント下がっています。現年課税分と滞納繰越分を合計した収納率は68.06%、平成15年度よりわずか0.28ポイント上昇したにすぎず、平成14年度の70.15%にも及ばなかったことにも顕著です。国保加入は年々増加し、平成16年度末では4,938世帯、37.11%、加入者が4,823人、36.25%にもなっています。
私は平成16年度予算審査時に一般会計からの繰り入れなどで払える人をふやして健全会計にしていくことが重要だと述べましたが、今まさに町が住民に対する社会保障として国民健康保険事業をしっかり果たさなければならないということが痛感されています。ところが町は国保税を払えない世帯に対して、事務的に短期保険証資格証明書を発行し、その数は平成17年4月1日現在で短期保険証196世帯、資格証明書82世帯にも上っています。国保税を1年滞納した場合、短期保険証が発行され、滞納が1年6カ月になると資格証明書になります。
短期保険証も滞納者との接触の機会を設けるために行っているとしていますが、実質的には滞納証明書であり、人権侵害と受診抑制を引き起こす制裁措置でしかありません。資格証明書は単に国保加入者であるということだけを示すものです。国保法第36条は加入者に対して療養の給付を行うと規定しています。しかし、資格証明書の発行、保険証の取り上げは国保法の原則に反するものです。資格証明書を発行された加入者は医療期間窓口で一たん医療費の全額を支払わなければなりませんから、どうしても医者にかかるのがためらわれ、適切な医療を受けられず、最悪の事態を招くこともあるということを認識しなければなりません。
出生率の低下に歯どめがかからず、ことし初めて日本の人口が減少したと報じられました。私は、経済的にも精神的にも生活の安定が出生率引き上げに重要なことだと考えています。子供を持つ方々は乳幼児医療費助成の対象拡大と所得制限の緩和を望んでいます。また、出産育児一時金の引き上げも強い要望があります。出産にかかる費用は50万円を超えることもあり、場合によっては出産まで入院するというケースもあります。そういうときには医療費が加算されることになり、若い夫婦にとっては悩みの種ともなっています。実情にあわせ引き上げを行うよう求めます。出産育児一時金の引き上げが出生率を引き上げていくことにつながり、社会にも貢献することになると確信します。
さらに葬祭費については、富谷町は7万円の給付となっています。県内町村で7万円の給付というのは、平成15年度版の地方自治の実態によれば23自治体、8万円以上の給付は38自治体となっています。葬祭費の引き上げも求めて反対討論を終わります。
議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。1番佐藤 克彦君。
1番(佐藤 克彦君) 私は、平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について賛成するものであります。
国民健康保険制度は各種保険制度の中であって、かなめとなる存在で長期にわたって安定的な財政運営が必要不可欠です。しかしながら、国民健康保険を取り巻く環境は、制度に内在する構造的な問題に加え、老人医療費の高騰や生活習慣病の増加、長期不況による失業者の増加や医療の高度化が進む中で、本町においては一般被保険者が12.7%の増、退職被保険者が10.3%の増などにより、被保険者数は平成16年度中に1万人を超えております。一方、保険給付費という医療費においては、昨年度より11.14%の増加、決算総額の65.57%を占めております。また、介護給付金は昨年費29.34%の伸びとなり、非常に厳しいものです。全体的な単年度収支においては昨年に引き続き黒字となっておりますが、一般会計や基金などからの繰入金など、財政補てんの性質をもつ収入によるところが大であります。これらの収入を省くなどした実質的な収支は極めて厳しいものである現状です。
こうした中、町当局としては、収納対策に取り組み滞納繰越分の収納率を3.9ポイント向上させるなどの取り組みに加え、短期証を活用した納税相談に根気よく取り組まれた努力には大いに敬意を表します。また、レセプト点検受診状況のお知らせを目的として医療費通知等の実施など、保険医療費の縮減に努めていることなども評価したいと思います。今後においても引き続き被保険者の理解を得ながら、きめ細かな納付相談、納付指導等により給付費と負担の公平を図るとともに、より一層の納付対策に努めていただくことを期待するものです。
いずれにいたしても、富谷町国民健康保険事業を取り巻く環境はますます厳しくなると思います。医療費適正化等により歳出の抑制を図るとともに、保険料収納率の向上による歳入の確保に努め、より一層の経営努力を重ねることを求め、私の賛成討論といたします。
議長(相澤 武雄君) ほかに討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第3号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(相澤 武雄君) 起立多数です。よって、平成16年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算については、認定することに決定いたしました。
この際、2時35分まで休憩いたします。
午後2時17分 休憩
午後2時35分 再開
議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第12、認定第4号平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(相澤 武雄君) 起立全員です。よって、平成16年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算については、認定することに決定いたしました。
日程第13、認定第5号平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(相澤 武雄君) 起立全員です。よって、平成16年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算については、認定することに決定いたしました。
日程第14、認定第6号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(相澤 武雄君) 起立全員です。よって、平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算については、認定することに決定いたしました。
日程第15、認定第7号平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより平成16年度富谷町水道事業会計決算の認定を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立
議長(相澤 武雄君) 起立全員です。よって、平成16年度富谷町水道事業会計決算については、認定することに決定いたしました。
議長(相澤 武雄君) 日程第16、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から所管事務のうち、会議規則第75条の規定によって、継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成17年第3回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
会議を閉じます。
平成17年第3回富谷町議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでございました。
午後2時43分 閉会