富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成16年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月14日~12月17日)

更新日:2004年12月17日

平成16年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月14日~12月17日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

平成16年第4回定例会目次

目次
第1日目  12月14日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問  9番 安住稔幸議員
1 妊産婦への支援等について
2 鷹乃杜の側溝の改善について
3 防災への取り組みについて
 8番 菅原傅議員
1 非常事態に備え助役を配置せよ
2 西沢広場を充実整備せよ
 5番 磯前武議員
1 本町の健康増進と健康寿命策を問う
2 側溝整備事業の早急な促進を図れ
 6番 今村寿議員
1 助役収入役を補完するだけでなく町政全般に亘るアドバイザー(常勤理事職)制を採用せよ
2 住民投票制度の条例化を急げ
3 プロ野球楽天イーグルス創設に伴う当町の取組みを問う
 4番 千葉達議員
1 一般公園維持管理事業について
 3番 山路清一議員
1 役場庁舎内に、町民が食事できる場所を
2 「ごみのポイ捨て及び犬のふん放置防止」の町民・他市町村への、周知徹底策
 7番 相澤榮議員
1 少子・高齢化対策について
2 本町の道路行政について
13番 細谷禮二議員
1 環境美化と整備の充実について
2 二学期制の見通しについて
第2日目  12月15日(水曜日)
一般質問 17番 永野久子議員
1 元気回復ショートステイをもっと利用しやすいものに
2 地元業者への発注拡大を
16番 浅野幹雄議員
1 町の福祉の充実について
11番 佐藤聖子議員
1 大規模災害に学び備えを十分に
2 町主催敬老祝賀会を参加しやすいように見直しを
10番 伊豆田待子議員
1 農業の担い手への取組みは
2 自動車リサイクル法について
18番 佐川幸三議員
1 町立図書館の実現にむけて直ちに取り組むよう求める
2 温水プールの建設を急げ
第3日目  12月17日(金曜日)
議案第 1号 職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第 2号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について
議案第 3号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
議案第 4号 富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について
議案第 5号 富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
議案第 6号 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の制定について
議案第 7号 富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の制定について
議案第 8号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の全部改正について
議案第 9号 富谷町都市公園条例の一部改正について
承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号))
議案第10号 平成16年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
議案第11号 平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)
議案第12号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第13号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第14号 平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第15号 平成16年度物品(富谷町立成田中学校用一般備品)購入について
議案第16号 平成16年度物品(富谷町立成田中学校用教材備品)購入について
議案第17号 平成16年度物品(富谷町立成田中学校用音楽備品)購入について
議案第18号 富谷町道路線の認定について
議案第19号 宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について
発議第 7号 WTO・FTA交渉に関する意見書
発議第 8号 平成17年度地方交付税所要総額の確保に関する意見書
閉会中の各委員会調査について

平成16年第4回定例会議事録(第1号)

平成16年12月14日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 磯前武君     
  • 6番 今村寿君
  • 7番 相澤榮君     
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 佐藤聖子君    
  • 12番 土井昭二君
  • 13番 細谷禮二君    
  • 14番 尾形昭夫君
  • 15番 小野進君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長兼会計課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主事 福原明敏

議事日程 第1号

平成16年12月14日(火曜日)午前10時00分開会

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 一般質問  9番 安住稔幸議員
1 妊産婦への支援等について
2 鷹乃杜の側溝の改善について
3 防災への取り組みについて
 8番 菅原傅議員
1 非常事態に備え助役を配置せよ
2 西沢広場を充実整備せよ
 5番 磯前武議員
1 本町の健康増進と健康寿命策を問う
2 側溝整備事業の早急な促進を図れ
 6番 今村寿議員
1 助役収入役を補完するだけでなく町政全般に亘るアドバイザー(常勤理事職)制を採用せよ
2 住民投票制度の条例化を急げ
3 プロ野球楽天イーグルス創設に伴う当町の取組みを問う
 4番 千葉達議員
1 一般公園維持管理事業について
 3番 山路清一議員
1 役場庁舎内に、町民が食事できる場所を
2 「ごみのポイ捨て及び犬のふん放置防止」の町民・他市町村への、周知徹底策
 7番 相澤榮議員
1 少子・高齢化対策について
2 本町の道路行政について
13番 細谷禮二議員
1 環境美化と整備の充実について
2 二学期制の見通しについて

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 平成16年第4回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から、平成16年度富谷町一般会計補正予算など事件議案が提出されることになっています。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますよう期待いたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになって、静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成16年第4回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、提案理由を含め、町長よりあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生 照男君) おはようございます。
 本日、ここに平成16年第4回富谷町議会定例会を招集をいたしましたところ、議員の皆様方に師走にもかかわらず、何かとご多用のところご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。議員皆様方の日ごろのご精励と町政運営万般にわたって大変なご指導、ご協力をいただいておりますことに対し、慎んで敬意と感謝を申し上げるものであります。
 ことしも余すところ少なくなりました。特に本年は、私ごとでありますけれども、9月30日から入院、手術などと、大変町民の皆様方にご迷惑をおかけいたしましたことをこの場をお借りして深くおわびを申し上げますとともに、健康の大切さを改めて痛感した次第であります。これからも寒さ厳しい折に向かうわけでありまして、町民の皆様方もどうか健康で新しい年を迎えていただきたいとひたすらお祈り申し上げるものであります。
 10月23日に発生いたしました新潟県中越地震を初めとし、たび重なる大型台風の上陸により、被災された国民、市町村の皆様方に衷心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げるところであります。
 私どもの町、本町も人の数、いわば人口が4万 1,000人を過般超えたところであります。皆さんおそろいで希望に満ちた新しい年を迎えていただきたいと重ねて願うものであります。
 さて、本定例会には条例案件9カ件、予算案件5カ件のほか条例外案件5件を提案申し上げているところであります。
 初めに、議案第1号の職員の給与に関する条例の一部改正については、さきの人事院勧告を受け国の一般職の職員の給与改定に準じて、本町の一般職の職員の寒冷地手当を段階的に廃止することにつき所要の改正を行うものであります。
 議案第2号公益法人などへの職員の派遣などに関する条例の一部改正について、議案第3号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について、議案第4号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について、議案第5号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について、4議案につきましても一般職員の給与改定に準じて所要の改正を行うものであります。
 議案第6号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の制定及び議案第7号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の制定につきましては、従前の宮城県乳幼児及び心身障害者医療費助成事業費補助金交付要綱が廃止され、宮城県乳幼児医療費助成事業補助金交付要綱及び宮城県心身障害者医療費助成事業補助金交付要綱が新たに制定されたことにより、宮城県の要綱に準じて乳幼児と心身障害者の医療費を別々に規定するとともに、所要の改正を行うものであります。
 議案第8号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の全部改正について、宮城県母子・父子家庭医療費助成事業補助金交付要綱が全部改正されたことにより、所要の改正を行うものであります。
 議案第9号富谷町都市公園条例の一部改正については、明石台6丁目第1公園が帰属されたため、所要の改正を行うものであります。
 議案第10号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第3号)につきましては、 2,683万 3,000円を追加し、総額を 102億 8,908万 7,000円といたすものであります。
 歳出の主なものは、土木費で町営湯船沢住宅建てかえ工事におきまして、国の予算配分の変更により本年度事業を追加するものであります。教育費では、成田東小学校児童数の増に伴い普通教室などの間仕切り設置工事を行うものであります。債務負担行為については、所要の補正をいたすものであります。なお、財源といたしましては、国庫支出金、県支出金などで措置するものであります。
 議案第11号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)につきましては、 340万円を追加し、総額を15億 7,256万円とするものであり、医療費の増加に伴うものであります。
 議案第12号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、 5,980万円を追加いたし、総額を22億 1,996万 6,000円とするものであります。一般被保険者の医療費の増加に伴い保険給付費を追加するもので、その財源は財政調整基金繰入金をもって措置するものであります。
 議案第13号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、 160万 9,000円を追加し、総額を7億 6,199万 3,000円とするものであります。消費税納付金の増額と汚水中継ポンプなどの修繕工事を行うものです。その財源は一般会計繰入金をもって措置するものであります。
 議案第14号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、31万 1,000円を追加し、総額を8億 7,109万 2,000円とするものであります。平成15年度精算に伴う国県負担金超過額分の返還であって、介護給付費準備基金繰入金をもって措置するものであります。
 議案第15号から議案第17号までの平成16年度物品購入については、富谷町立成田中学校の新設に伴い各種備品購入契約の締結をすることについて、議会の議決をお願いするものであります。
 議案第18号は、開発行為の帰属に伴い、明石台6丁目地内の道路線の認定をお願いするものであります。
 議案第19号は、平成17年3月1日から、石巻市、塩竈市、古川市及び石巻地方広域水道企業団が宮城県市町村職員退職手当組合への加入に伴う協議を行うため、議会の議決をお願いするものであります。
 次に、承認第1号専決処分の承認を求めることについては、平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を専決処分したことについて報告をし、その承認を求めるものであります。
 補正の内容につきましては、成田第1汚水中継ポンプ場のモーターが故障し、緊急に修繕する必要があり補正したものであります。
 以上が提出議案の説明を申し上げ、議案の審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、慎重の審議を賜り、全案件ご可決・承認くださいますようお願いを申し上げて開会のあいさつとします。

議長(相澤 武雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
 これで諸般の報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 なお、議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、19番渡邊 俊一君、1番佐藤 克彦君、2番齊藤 きえ子君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(相澤 武雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から12月17日までの4日間にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、定例会の会期は本日から12月17日までの4日間に決定いたしました。

日程第3 一般質問

議長(相澤 武雄君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 9番安住 稔幸君。
9番(安住 稔幸君) おはようございます。
 それでは、私から一般質問いたします。
 初めに、妊産婦への支援等についてということで質問いたします。
 子供がたくさん生まれ、子供の元気な笑い声が絶えない地域は、明るく活気があります。私たち大人を安心させてくれます。そして、地域の発展があります。そのためにも、子供を生み、育てる人々を支援しなくてはならないと考えます。
 それで、母体の健康を保護し、健やかな子供の出生を助け、福祉の増進が図れる「妊産婦医療費助成制度」を設けるべきと考えます。
 妊娠中におきましては、定期的な健診など経済的な負担も相当あると聞いております。妊娠中におきまして、そういった早期発見早期治療ができるように医療費の助成をするために、妊産婦医療費助成制度を設けるべきと訴えます。町の考えをお伺いいたします。
 また、本を読むことが、どれほど大事ですばらしいことかは、皆さん周知のことと思います。乳幼児への読み聞かせのため、多くの自治体でブックスタートが実施されております。これまでのブックスタートは、ほとんどが0歳児から始められております。しかし、私は、エンブリオ、妊娠3カ月までの胎児のことを言うらしいんですが、その妊娠中からの読み聞かせにおきましてのブックスタートを提案いたします。
 元NHKアナウンサーの鈴木健二氏が「読み聞かせは妊娠中から始めるのがよい」と提唱されております。妊娠中に、お母さんが声を出して読んだ本を赤ちゃんは体全体で覚えており、誕生間もない赤ちゃんのわきで母親が妊娠中に読み上げた童話を読むと泣きやみ、そしてお母さんの声のする方を見るそうであります。胎内に宿った瞬間からの読み聞かせはすばらしい胎児教育と鈴木氏は話されております。
 また、妊娠中に童話を読むことによって精神が落ちつき、心地よい安らいだ気持ちになれると思うのであります。初産で不安でいっぱいの心も落ちつきますし、それに、本を読むことに親しんでいない親にとって、新生児の世話に追われる時期に、子供に落ちついてじっくりと読み聞かせをすることは大変ではないでしょうか。それをもっと早く、妊娠中に本に読み親しんでいれば、もっとスムーズに出産後も読み聞かせを続けられると考えるのであります。
 富谷町においても、さらに有効であると思われるエンブリオ時期、妊娠中でのブックスタートを実施すべきと考え、町の考えをお伺いいたします。
 続きまして、鷹乃杜の側溝の改善についてであります。
 町当局もよく承知のことと思いますが、鷹乃杜は、強い雨が降りますと鷹乃杜の東側と西側の低い坂の下の部分の側溝があふれたような状態になります。上から流れてきた雨水が噴水のように高く上がり、そして道路を滝のように流れます。これは側溝の深さや大きさ、升の大きさなどに問題があると考えられます。付近の住民は、激しくあふれ流れる水を見て、この団地の方が崩れるのではないかと心配している方もいらっしゃいます。早急に改善が必要と考え、町の取り組みについてお伺いいたします。
 続きまして、防災への取り組みについてお伺いいたします。
 消防法が改正され、2006年から火災警報器の設置が義務づけられます。消防庁のデータによりますと、平成14年度の住宅火災での死者は 1,233人で、65歳以上は半数を超えております。また、逃げおくれによる死者は約70%となっており、死者の40%強が就寝中であります。火災警報器をつければ、火災による死傷を防ぐには大変有効な手段であると私も思っております。火災警報器設置義務化によって、町営住宅も該当するわけでありますが、町はどのように取り組むかお伺いいたします。
 また、火災警報器は、1個1万円くらいするようでありまして、町民への無料配布や購入費の補助なども検討すべきと考えます。町の考えをお伺いいたします。
 過日、新潟県中越地震災害におきまして、公明党宮城県本部の若手議員5名が、救援物資の搬送のボランティア活動と、また被災状況などを伺ってまいりました。その調査報告に基づきましてお伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。
 1、初期段階の救援体制についてであります。
 発生時から2日ないし3日間の初期において、飲料水、食糧はもちろんのこと、下水道などのライフラインが絶たれているため、たくさんの簡易トイレが必要であったそうであります。ある避難所の方からは「三日目までは全くトイレが足りなかった」との話もあり、地面に穴を掘って用を足したところもあったそうであります。簡易トイレの十分足りる必要数を確保すべきと考えます。そしてその際、長期化することも考え、衛生的なものが必要と思います。町の対応についてお聞きします。
 飲料水や生活用水、食糧などは地域によって支援に格差が生じ、被害の大きな地域ほど物資の到達がおくれております。初期段階の救援対策としては、避難所となる小中学校、公民館、集会所、消防団の倉庫、車庫、可能な限り初期対応の物資の備蓄を進めるべきだと思います。この点につきましてもお聞きしたいと思います。
 また、バイクでの救援活動は、車両の通行が不可能な道路にあっては重要な役割となり、特に初期の時点での救援物資の輸送にはもちろん、道路の被害状況や自主避難所の掌握、けが人や病人の有無の確認、必要な支援物資の聞き取り調査など、多岐にわたってバイクでの活動が有効であります。民間NPOやバイク隊のボランティアなどとの連携を進めるべきではないでしょうか。
 次に、被災者に行政側の的確な情報が伝わらず、また被災者の状況掌握に手間取り、被災者から多くの苦情があったそうであります。被災者への情報の伝達方法の確立が必要であります。的確な情報がないことで、不安が増大しております。一般電話や携帯電話はつながりにくくなり、また、停電によりテレビ、インターネットなども使えない状態で、被災住民に地域の救済支援情報を伝える方法に、自治体として臨時FM局の開設が有効であると考えます。また、防災無線の設置、被災者への情報手段などについて早急に検討すべきではないでしょうか。そして、既存の民放各社との災害時における放送要請に関する協定書も早急に締結すべきと提案いたします。
 また、中長期の支援体制についてお伺いいたします。
 各地から集うボランティアを有効に支援活動するために、災害ボランティアコーディネーターの育成が急務であるということであります。災害ボランティアセンターの設置も必要であり、ボランティアのプロの養成とボランティアの確保とは明確に違うことであります。
 また、将来の災害に備え、事前の登録制度の創設もすべきはないでしょうか。突然の災害時の対応は、経験がものをいいます。町の防災計画でその役割を担う町職員については、他の被災地への派遣を行い、経験を重ねていくことが必要かと思います。今後どのようにされるかお聞きいたします。
 避難所によって、物資の不足しているところと余っているところの差が生じておったそうであります。必要な場所に的確に支援ができるように、対策本部では情報の精査が必要であります。そのための体制をどのように今から進めていくかお聞きしたいと思います。
 また、中期段階では、水、お握り、カップめん、毛布など初期段階で不足していたものが充足してまいりますが、依然として同じものが必要以上に集まってしまうそうであります。むしろ、水が出ないことを考えますと、紙コップや割りばし、トイレットペーパー、紙おむつ、衛生用品などの消耗品、新しい下着、衣類などの必要度が増してくるそうであります。初期から中期への被災者のニーズが変わっていくことをよく理解し、準備する必要があります。この点についても、どのように進められるでしょうか。
 また、体が思うように動けない、素早く行動することができない高齢者は、避難所まで行くこともできず、ガレージや納屋などで生活しているケースもあったそうであります。大規模な避難所では、赤十字や医師会による診察や健康診断が行われておりますが、自宅の近くなどの自主避難場所では、そうした医療的なケアは少なく、避難所に来ない人々は行政の支援から漏れているそうであります。医師や看護師、保健師などの巡回の診察体制をどのように考えていく所存でしょうか。
 また、長期的な避難所生活や仮設住宅での高齢者などの心身のケアのために、デイサービス、食事、入浴介護、機能回復訓練などができるデイケア施設の設置も、また充実も図る必要があると思います。
 そしてまた、今回の地震で救援の大動脈というべき道路の不通が多かったのは、皆さん御存じのことと思います。原因は、盛土によってつくられた道路は非常に弱く、もろく、昔からの道路は比較的被害がなかったことが挙げられるそうであります。特に安全な道路の確保は、迅速な救援活動に絶対必要なものであり、幹線道路の安全点検を早期に実施すべきであり、また、幹線道路の補強を確保することができるか研究すべきと思います。
 そしてまた、被災者の生活を一定レベルで保ち、かつ場所によって支援格差を少なくするために、ある程度大きな規模の避難所を設置していくことが必要ではないでしょうか。
 また、現地におきまして、豪雪地帯でありますので、豪雪に耐え得る基礎工事や柱の強度のため、あの程度、といっても大変な状況でしたけれども、被害で済んだということであったそうであります。ほかの地域だったら、もっと住宅の倒壊が多かったのではないかとの指摘もあったそうであります。人為的被害の減災には、一般木造住宅の耐震化が最も重要であり、助成の制度はあっても、余り利用されていないようであります。今後、助成金の増額や耐震化の簡易な手法の開発など、検討を要するべきと思います。
 また、町は、積極的に自主防災組織の結成に関与し、地域住民がみずからの手で財産や人命を守ることができるように進めるべきであります。それに、既存の消防団のさらなる機器装備設備の充実。そして人材の育成に当たるべきであります。また、町職員や消防団、自主防災組織で、今回の新潟中越地震の被災状況を想定しての頭上訓練や実地訓練等を定期的に実施することが必要であると思います。
 障害者や高齢者の、いわゆる災害弱者への対応については、再度検討が必要であると思います。高齢者、特に独居者の避難誘導はどうするのかなど、きめ細かな支援対策が必要ではないかと思います。
 今回の地震は、いわば山地災害でありましたが、本町で地震が発生した場合、どのような被害想定ができるのか、また、その減災方法をどう設定し、県と連携し進めるか検討を要すると思います。どのように進めてまいるでしょうか。
 また、公共施設の耐震化を進めるべきであります。公共施設は、被災者の唯一の避難所であり、被災者の状況等が掌握しやすくなります。しかし、利用に当たっては、被災者のプライバシーなどの配慮が必要であり、町としてどのように進めるかお聞きいたします。
 また、地震保険への加入について、行政としても力を入れてPRすべきであります。行政ができる支援には限界があり、ある程度個人において災害に備える自己防衛が必要であると、行政の支援の限界を町民に説明することも、逆に親切な対応ではないかと思います。
 この防災につきましては、前回の定例会におきましても3人の同僚議員が質問をされておりますが、より一層町の取り組みについてお伺いするものであります。
 これで私の一般質問を終わります。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 第1点の妊産婦の助成、出産時の助成とブックスタートに対するお手伝いということでありますけれども、妊産婦医療費助成制度については、現在、我が町において実施までは踏み込めない、これは国民的な課題ということでは、前々から出ておりますけれども、少子高齢とかかわって単独で、まだそこまでできるものでしょうかということで、町ではなかなか踏み込めないと思っております。大事さはわかっておりますけれども、税でそこまで踏み込めないのではないだろうかと、こういうことであります。
 そのかわりということではありませんけれども、今まで妊娠中には定期的な健康診断、それから保健指導、こういうもののお手伝いは長い間させていただいてまいりました。また、医療機関での健康診断無料券を交付することで、その福祉の増進に努めてきたところであります。また、妊婦の集まる勉強会とか、通称「マミーズクラブ」とか、そういう妊婦さんの状況、おつき合い、そういうことで保健指導体制の強化を図ってきているところであります。
 次は、ブックスタート、それは話題の一つでありまして、子供の発達成長にそのとおりだと思っております。ただ、胎内に新しい命が宿ったときから、いい音楽、おもちゃなどの媒体を通じての親子の愛情、触れ合い、心の触れ合いが大事だとも言われておることも同じであります。議員と同じ状況は町でも掌握しているところであります。現在、町で行っていることは、乳幼児の健診や子育て情報誌などを活用しながら、子供の成長に合わせた絵本やおもちゃの選び方や活用の方法を、指導というとおこがましいんですけれども、そういうお手伝いをさせていただいているところであります。
 また、本との出会いの時期に早過ぎるということはありませんので、母子手帳の交付や妊婦教室などの機会をとらえながら、親子の触れ合いを知っていただく、そういう努力もしてきたところでありますし、今後も、そういう面でお手伝いをしていきたいと、こういうことであります。
 次に、第2点の鷹乃杜のあの場所の側溝の問題の水の噴きかえでありますけれども、二つ原因が、確かにああいう場所でありますから噴き上げる、それから大雨で升にごみが詰まっているときに、特にということで、町としてもああいう場所については気を配って、どうしても風、ちょっとした水で集まりやすいので、ああいう場所が何カ所か町内にあります。特に、あそこは勾配が急でありますから、特にああいう形になるはずでありまして、今後も注意もしていかねばならないし、また、一風で木の葉が入ったり、ビニール類が入ったりする場所でありますから、近隣の町内の、今までお手伝いいただいてきた経過もありますし、町内会などにもお手伝いいただく形もとっていかなければならない。今、かなり、十数年前だったと思うんですけれども、あれは大幅に改善、改良したはずで、今の現状にあるわけでして、その後、特別の、町内から改善方法は特別ないので、いわば、繰り返しますけれども、ごみの詰まり、そういうものを注意していかねばならないのかなと、こういうふうに思っております。
 第3点についてであります。かなり数が多いので、簡単明瞭に申し上げます。18項もに上りますから簡単に申し上げます。
 簡易トイレの増強を検討してまいります。防災訓練などでやっているのにも種類が二種類ぐらい持っているんですが、大変いろんな形がありますので、今後もいろんな産品を見ながら補充なり何なりしていかねばならないと思っております。
 備蓄管理のできる範囲で今もやってきておりますけれども、今後も整備して、逐次していかねばなはらない。今現在は、備蓄倉庫が15カ所持っているところであります。
 次、バイクについてでありますけれども、これは郵便局との協定なども進めていくのかなと、こういうふうに思っております。今、町で、11台のバイクが持っております。その心は、学校の業務員さんに訓練のためにおつき合いいただきたいということで、大分前に配備いたしました。しかし、それは機能していない状況にもあります。四つ車練習している形が多いもので、なかなか二つに乗らない、そういうこともあって、なかなかバイクによる、非常に緊急連絡時は林野火災を受けて、そういうことも念頭においてお願いしたんですけれども、なかなか機能は進みません。今後も大きな宿題だと思っております。
 次、FM局は、調査は進めますけれども、防災無線、避難所との連絡を迅速に行うため検討してまいります。放送局については、県の指定公共機関になっておりますので、その業務の公共性、公益性から防災に寄与しなくてはならないため、協定の対象者とは考えてない、これは当然してある、こういうことであります。
 それから、初期については以上でありますが、中期に対してでありますけれども、ボランティア関係、訓練や研修会を通してリーダーの育成を進めるとともに、可能な限り、災害はその都度都度違いますね。ですから、いかにそれに迅速に対応できるかというのは、恐らく研修、訓練、限りない、全部ケース、ケース全部違っているでしょう、最近の、喫緊から言えば昭和53年あたりから数えてみたって、ケースは全部違うわけですよ。時間が違う、気候が違う、内容が違う、そういうことでありますから、いかに議員お話しのように訓練、研修も必要であります。しかし、最終的には、やはり自分の命ということを一番身近なところから、なおこいつも啓蒙もしていかねばならないとも思っております。
 次の情報体制は、準備してきております。今後もなお、こいつは大事にして、先ほどのバイクの問題も含めて、通信、人的、肉体的な情報通信伝達、こういうものは相当訓練しなければならないと思っております。
 それから、変化、災害、今申し上げましたけれども、災害の内容が違う、それから変化も時間とともに違うというのは、これも我々報道で知らされておるわけでして、それに対応すべく訓練というか準備も進めてまいらねばならないと思いますけれども、これは、繰り返しますけれども、ケースケースによってかなり違っており、どのようにするかということを、本当に町民みんなにいろんな形でお手伝いいただかねばならないし、先頭に町がなるのは当然であろうと思っております。
 それから、ケア体制、可能な限りこれは関係、いろんな提携をしながら、一義的には町の保健課の体制はとられておりますけれども、次々とそれは拡大したとき、時間の経過とあわせてなお一層充実を図っていかねばならないと思って、準備を進めているところであります。
 それから、道路も参考になりました。これはなかなか大変だと思っております。富谷の地形、内容、 230キロちょうど8キロ何百の国道、それから県道、数十キロ、これらを点検しながら、この路線が崩壊したときどのような使い方をということも、これは町としてもなお一層詰めて、この間の経験値を生かしていかねばならないと思っております。
 それから、避難場所は、公民館、学校で対応してまいりたいと思っております。それから、耐震化、これは国民的な課題、国、県、こういうものもなお一層啓蒙しながら進めて一町村ではなかなか大変と考えております。
 それから、防災組織、これは当然であります。今までも協力を要請してまいりましたけれども、今後なお一層お願いしてまいらねばならないと考えております。
 それから、災害弱者、先ほどちょっと触れましたけれども、町では掌握しているわけでして、いち早くということで、高齢者とかひとり暮らしとかそういうものは、ピックアップして巡視するようにしております。ただ、職員がどういう災害のとき何分かかるかということがあります。したがって、その以前に近隣のお手伝いをいただくということが命を守り抜くということが、ですから、町が一義でない、こういうことも町民にお願いしてまいらねばならないとも考えております。
 それから、住宅再建については、なかなか鳥取で初めてああいうことをやりました。宮城県ではそういうのを小規模で昨年やりましたけれども、これは一町村でということになったら大変なことであろうと思います。なかなかそのケースによってということで、前もってということはなかなか大変であって、その状況によって判断して、皆さんにご相談申し上げながら結論を出していかねばならないということだと思っております。
 それから、公共施設の耐震化、これも当然進めてまいらねばならないと思いますけれども、まず、とりあえず学校を順次進めていくことから始めているところであります。
 それから、地震保険については当然でありますが、町がどこまで踏み込むのか一つの参考にさせていただきたいと思っております。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、妊産婦医療費助成制度につきましては、非常に、今、難しいというようなお話でありましたけれども、やはり、本当に今、少子化というだけではありませんが、一番それが大きいものでもありますけれども、やはり本当に、町長が常々言われるように、子供は宝ということでありまして、やはり本当に子供がすくすく育って、そしてまたたくさん生まれていただいてこそ初めて、やはり未来があるのかなということで思います。ですので、ぜひとも、こういったものについて、町長としては、やはりいいものだということを考えていらっしゃるかどうか、その点だけお聞きしたいと思います。
 また、ブックスタートなんですが、それも妊娠時からの、エンブリオ時期からのブックスタートということでありまして、これはやはり、非常に読み聞かせ、すばらしいということでは、もちろん学校でもしておりますし、地域でもいろいろされているわけであります。できましたら、もし何とかブックスタートとまではいかなくても、新しい出産後の方々への読み聞かせの事業の進め、またもちろん、妊娠中でしょうか、マタニティー教室というのでしょうか、実際にやっているところもありまして、そういった妊娠中の町の健診、また指導、そういったものの中で、本の読み聞かせなどを、やはり進めていくべきではないかと思います。実際にブックスタートとまではいかなくても、そういったものを、やはり、今現在ある事業の中で取り入れていけば、大きな前進になるのではないかと思います。その辺のことにつきまして、もう一度、進めるべきではないかと私なりに考えますけれども、その件についてお聞きいたします。
 また、鷹乃杜の側溝のことにつきまして、確かに、ごみなどが詰まってということでお話がありましたが、もちろんそれもあるんですが、そもそもやはり、側溝が小さいというか、そういうことがありまして、地域の方にお聞きしますと、結構小まめには掃除、今の時期ですと本当に枯れ葉などを取り除いているようであります。しかしながら、やはり勾配がきついということもありますので、そのことがありまして、本当に大変な勢いで噴水のように噴き出して路面を滝のように流れているわけであります。
 20年ほど前でしょうか、私の記憶では20年ほど前に、鷹乃杜の方の側溝のふたを全部撤去したというようなこともございまして、それは掃除がしやすい、そういったものだったような気がします。ですけど、やはり一部では側溝がふたがされ、また一部改善されてはおるんですが、そこはやはりふたがされているような感じになっております。改善されると一部分だけが側溝がふたをされて、逆に掃除しづらくなっているところもあります。そういうことを考えますと、そろそろ地元の方からも非常にお話が来ているんですが、鷹乃杜も道路が本当に狭いものですから、そういうことを考えますと、道路の側溝のふたがけを要望する住民も非常に多くなってきております。
 今すぐ、今、東向陽台地域を側溝を改善をやっておりますが、ですので、鷹乃杜がすぐ来年度からというわけにはいかないかもしれませんが、やはりそういったものも念頭に入れて、先ほどの側溝の改善を、ふたがけまで含めて地域の住民の方々にお聞きしながら進めていくべきではないかと思いますけど、その点お聞きいたします。
 また、防災について、ちょっと答弁漏れがございまして、火災警報器について、その辺がちょっとなかったので、再度その点よろしくお願いいたします。
 あと、防災につきまして、例えば、先ほど各放送局との協定云々ということでありましたが、実際に、例えば隣のイズミFM局さんとお話になりましたら、やはり仙台市の方も改めてきちんと防災無線の協定を結んでおりまして、そしてこの10月23日に地震があったときに、即、次の日に泉区の区長さんからイズミFMの放送局の方に「何かそういったものがもしこちらであったときには、きちんといろんな被災状況などを放送をできるのか」ということで確認をされたそうであります。そういうことがありますので、イズミFM局ですと、我が富谷町でも部分的には聞けます。場合によっては、お聞きしますと放送出力のアップも東北総合通信局ですか、では可能だということも聞いておりますので、そういう意味では、イズミFMさんを通じて富谷町の被災状況、また支援状況、そういったものを町民の皆様に周知することができるのではないかと思います。
 新潟の十日町市の方とお話しして聞きましたら、やはり住民に対しての情報がやっぱり非常に大事だったということでお聞きしました。FM局で放送を流すまで、それこそ本当にすごい苦情が来たそうであります。そういうことを考えますと、やはり皆さんの不安を取り除くのは、まず正確な情報を素早く伝達するということがまず第一義かなということで思います。ですので、改めてきちんと放送局さんと協定を結ばれるのがよろしいのではないかなと思います。イズミFMさんの方ですと、今、たしか泉区は人口30万ほどでしょうか、大体そこをカバーしているわけなんですが、そこに富谷町なども情報を入れてもらうには、やはりきちんとしたものをしていただかなければ、ほとんどこちらのものは放送してもらえないということにもなるのかなということで思います。宮城県内規模の放送局、例えば東北放送にしろ何にしろ、こういったものですと県内全体の情報ですので、一富谷町の情報を詳しく伝達するということは、まず無理に近いのかなということで思います。ですので、こういったものを本当に進んでいろいろ研究していただきたいと思います。
 また、災害ボランティアの育成というか、また拠点の設置ということでお話しさせていただきましたが、たしか、国の方からの通達で災害ボランティアセンターを社協の方に置くようにというか、そういったものが来ているかと思います。富谷町としては、実際にどのように今後取り組まれていくんでしょうか。そしてまた、先ほどいろんなケースがあるということで職員の方の経験、そういったものも研修というか、そういったものもいろいろ必要だということであります。
 私自身も、やはり実際には現場に行っておりませんが、いろんな方にお話を聞いております。例えば、大郷で派遣された職員の方に実際にどういう状況かをお聞きしております。また、先日11月25日に仙台市で「新潟県中越地震から見えてきたもの」という市民報告会がございまして、そちらの方に実際に行かれた、例えばレスキュー隊の関係とか例えば建物の被害状況、応急危険度判定士の話とか、あと、保健師さんの話、またボランティアの方の話、また取材に当たった放送局の話などでいろいろお聞きしております。実際に、富谷町として職員の方が、こういったようにあちこちの方が行かれているわけですから、そういった方からお話を実際に聞いて、実際にその場所に行かれなくても、そういった状況を掌握するような、そういったものを皆さんやっていただいているのでしょうか。これは、本当に情報は新しいうちがいいということを言いますので、報告書なりそういうものは出ているんでしょうけど、やはりいち早くそういったものがあれば、やはりそういったものに聞いて進めるのが必要ではないかなということで思います。
 また、今度自主防災組織の結成に当たってでありますが、町の方も関与していくというようなお話でありますが、結構調べますと、一関では約50カ所、また古川市におきましても30カ所くらいもうできているそうであります。本当にすばらしい消防団がありますが、残念ながら、これを団地内でつくることは非常に難しい感じがあります。やはり、団地が7割方くらいでしょうか、富谷町は。その方がやはり自分で自分を守るには、やはり自主防災組織の結成が大事かと思います。そしてまた、本当に既存の消防団の整備、そういったものが必要だと思います。もう少し積極的に関与すべきものではないかなと思っております。私自身も、地元鷹乃杜の町内会におきまして、この自主防災組織をつくってはいかがですかということで、町民の方というか、で働きかけております。何とかモデルということでできればいいなと思っておりますが、それはそれとして、やはり町を挙げてそういったものを取り組むべきではないかと思います。そういったことで終わります。ご答弁お願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 妊産婦の助成、必要性というか尊さ、認めるかと、こういう事態でありますから認めますよ。ですけれども、ここは少子高齢だから、では税でいいのか、大事なそういう議論も大事です。一方で、では、あと高齢者の福祉はどうします。これは負担は嫌、出せは出せ、これは国民議論をもっとすべきであって、合意形成が、これは一町村だけでなくて、我々も大分長い間申し上げてきましたけれども、これはやはり国論として、やっぱり少ない子供、また少ない数でなくて尊さ、これは大事にしていかなければならない、一方で感謝を込めて高齢者への福祉と、それから現役世代の負担がどこまで必要なのか。ですから、私は、妊産婦だけでなくて子供の育ちに対しては、大事だと思いますけれども、これは町として、先ほど申し上げましたように、一町村でそこまでお金的には踏み込めない。尊さは十二分にわかります。
 それから、ブックスタートにしたってそのとおりでありまして、そのぐらいはやはりどうなのか、一方で議論としては、だからお金がかかるんだから、子供の育てのために少しでも絵本なり本をという議論もあろうと思います。一方で、ではその税をだれがどういうふうにという議論も必要だと思っております。したがって、私は、こういう小さな町村でそこまで何もかにも踏み込むよりも、やはり「どうでしょうかね」ということから、町でやっている体制をもう少し詰めていくことが大事ではないだろうかという、苦肉の策といえばそうかもしれません。お金的には。だけども、精神的には豊かな心を得たと思ってまいりました。
 第2点については、鷹乃杜のあの場所について、先ほど申し上げましたように、かなり地形で手いっぱい、十数年前だと思うんですが、改修したつもりです。しかし、あの地形をあれ以上、今、お話のとおりするとなると、大がかりな改造だったはずであります。したがって、なかなかそこまでできないということで、今の状態であります。したがって、側溝のふたがけまで出てきたようでありますけれども、これはなかなか大変だと思います。あの場所については、改めて町内会、また地域、近場の人たち、町はもちろんでありますけれども、ご相談申し上げながら、あそこを安全にしていかなければならない。あそこに全部寄ってくる場所でありますから、なお気を配っていかなければならないと思っております。
 次、第3点の防災関連でありますけれども、警報器、たかが 3,000円、されど 3,000円と言われる。だったら町で出しなさいということもあります。一方で、そのぐらいは危機管理の意識高揚のために町として啓蒙しながら御みずからそういうものを設置していく。かなりそういう危機管理に皆さんも出てまいりました。そういうものをもっと啓蒙していかなければならないと思っております。したがって、町でそいつを買い込んで配布する、こういう形の方式は、私はやるべきでないと思っております。
 次、FM局の問題、先ほどちょっと公益性ということ触れましたけれども、過般も報道機関の方と対談もさせていただきました。その前にも、舘懇談会か何かでも9カ町村でいろんな議論をさせていただきました。そういう中にあって、いわば、我々この間、喫緊ですと新潟の地震の、私もほとんど一睡もしないでチャンネルボタンを持って朝を迎えました。したがって、いかに今ある報道機関、ラジオ局、テレビ局だけで、大半は国民の人たち、町民の人たちは大勢が聞ける。したがって、今のある報道機関になお一層公共性として公益性として、国民にありがたさとあわせてなお一層今の体制を各局流していただくと、一つは情報の伝達とあわせて、これからも災害直接者であれば、そんなテレビもラジオを聞く場所もないということもあります。しかし、一方で、ちょっとのすきに音、そして流れ、どういうようになっているかというのをラジオなりテレビなり、そういうもの、そして少し落ちつけば新聞なり何なりも入ってくるわけでありますけれども、とにかく一時的に通信網でかなりいやされる。そして、体制の準備、これは個人もですし公共機関も体制を整えるために非常に大事だ。これは今の、なお一層FM局まで入り込めばいいんですけれども、今の体制を私は、なお一層取り組んでいただきたいという申し入れをして申し上げをお願いをしたところでもあります。
 次は、ボランティアセンターについては、お話のとおり10月15日で宮城県と町と社会福祉協議会、それで体制協定を結び、非常に大変いいことで、今までの経験値からこの形をとったはずでありまして、いわば行政とボランティア、それから県外とその地域でなかなか意思の疎通がということの反省事項でこれはとてもいいことで、育っていかねばならない、大事にしていかねばならないと思っております。10月15日協定を結んだところであります。
 また、職員の体制については、先ほど、前から何回も申し上げてきたとおりであります。これは限りなく訓練していかねばならないと思っております。この間の中でも、行った地域もあります。それから、行かない地域もあります。富谷は町長が不在でありましたので行かないで、職員の中には自主的に行こうかという、かなり担当課の方で盛り上がったようでありますけれども、もし富谷が起きたらということで、行かないでいろんな情報収集に終わって、その熱意は持っていると、こういうことであります。
 それから、防災組織、町内のことでありますが、何回か報告申し上げたつもりでありますけれども、日吉台なり、それから東向陽台の実施訓練をやりました。日吉台もこの間マップづくりをやったんですが、それからあけの平もありました。町内で何カ所か団地の方で熱心な町内会さんで取り組んでいただいてまいりました。少しずつふえてきております。特に鷹乃杜という話がありまして、鷹乃杜は、富谷で唯一の防災センターのある地域であります。ぜひひとつ、議員おっしゃるように取り組んでいただければ最幸甚だと思っております。

議長(相澤 武雄君) この際、11時15分まで休憩いたします。
午前11時01分 休憩

午前11時15分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) それでは、最後に2点だけお聞きしたいと思います。
 ブックスタートの件は、よく町長のお気持ちわかりました。ブックスタートまではいかなくても、先ほどもお話ししましたように、妊娠期間中のマミーズクラブというんでしょうか、マタニティー教室というか、そういったものの中で読み聞かせを取り入れて進めることについてはいかがでございますでしょうか。
 あと、ちょっと警報器についてのことでありますが、ちょっとご答弁がなかったので、もう一度お聞きしますが、町営住宅につきましてはどのように取り組まれるか、この点だけお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 富谷町、1年間に 300人ぐらいしか生まれてないんです。 300人だけしかというと語弊がありますけど、 300人も大勢の命が誕生していると言った方が楽しいでょうかね、夢があるでしょうか。そういう状況ですから、役場、保健中心にそのぐらいの人数ですから、大仙台とか東京と違って掌握はしております。したがって、絶えず妊婦さんとおつき合いはできていると思っておりますし、今のお話なども参考にしながら、今までもしてきたつもりでありますけれども、今のご意見なども参考にしながら、なお一層充実させていきたい、こういうことであります。
 町営住宅は、設置の方向のようであります。

議長(相澤 武雄君) 次、8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 私は、町の助役の復活問題と、西沢住宅地区にあります広場の整備の2点について質問をいたします。
 昨年9月の定例議会で、助役、収入役の当分の間廃止問題について提案をされまして、賛成多数で可決をされました。それから1年3カ月経過していますけれども、私はこの間、これで本当にいいのだろうかと疑問を抱いてまいりました。もちろん、現在自治体の直面しております財政事情も十分理解はできます。現在、人口が4万人を超え、あすにでも宮城大地震が発生する可能性もある中で、大災害に対する危機管理は、果たして助役、収入役不在で乗り切れるのかという疑問を持っております。
 新潟中越地震における首長を中心とした三役体制、職員の努力でこの厳冬を乗り切る見通しがついたと報道されています。近くには、昨年の宮城内陸地震に際しましても、鳴瀬町、桃生町、鹿島台町などで町三役を中心とした体制で対応できたとされております。果たして富谷町の場合、二役不在の形で不測の事態に対応できるのでしょうか。町長一人体制では、まことに不十分と考えざるを得ませんが、町長のご見解を伺いたいと思います。
 聞くところによりますと、町長代理として教育長や総務課長等が充てられているとのことでありましたが、教育長も用務多端、総務課長も全体的総括という立場で、本来の任務に支障が出ているのではないかというふうに推測をされますが、お尋ねをいたします。
 また、今回、町長が体調を崩されまして入院される事態となりましたが、そういったような不在の場合と、また公務のために遠方に出張となる場合、町長の権能はどうなっているのか。庁舎内、あるいは対外的な責任者は具体的にはだれになっているのかも伺いたいと思います。
 ことしは、風水害多発、大地震発生など、全国的に大きな被害がありました。幸い、宮城県は余り被害がありませんでしたが、いつ災害が襲ってくるかわかりません。現在、助役不在は石巻、豊里、津山の1市2町でありますが、来年の4月市町村合併になりますと、助役の不在は富谷町だけとなります。4万町民の生活と安全を守ることは、自治体としても重要な課題であり、助役、収入役は必要不可欠なポストであります。せめて、一歩譲っても、助役は早急に復活すべきだと考えます。不測の事態に対処し、町民の生活と安全を守るためには、財政論と比較をして助役ポストを廃止するというのは、私は賛成できません。速やかに助役を復活することを求め、町長のご見解を伺います。
 次に、西沢住宅にあります広場でありますけれども、以前にも質問をしたことがありますが、現在、西沢広場には、団地の隅に草がぼうぼうと生えまして、二人ぐらいの座れる木のベンチが二つございます。夜になると街灯がともりますが、昼も夜も、ほとんど人の寄る姿はありません。場所も不便なせいもありますが、何のための広場かと疑問を感じざるを得ません。広場についての問題につきまして、私も辞書を調べてみました。広場と公園がどう違うのか、広場については「集会所、遊び場などに使えるほどの広い平らな場所」とあります。また、公園は「公衆のために設けられた庭園や遊園地」となっています。西沢広場は、この広場という定義には当てはまらないものでありまして、せめて遊び場としての点から考えたならば、遊具やあるいは砂場などが設けられてもよいのではないかというふうに考えますが、西沢広場をつくった目的は何だったのかを伺いたいと思います。
 また、町内には、広場と称する場所がどれぐらいあるのか、その設備の状況はどうなのか、あわせて伺いたいと思います。西沢住宅には、小学生や未就学の子供がたくさんおります。育成会活動も活発に行われております。西沢の住民の皆さんからも、もう少しきちんと整備してほしいという要望が私のところにも何度か出されておりまして、今度の議会でぜひ取り上げたいというふうに答弁を申しましたが、西沢広場の今後の整備計画について、町としてどう考えているのか質問をしまして終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 2点についてお答えいたします。
 第1点の特別職の問題でありますけれども、不在でも、この間も経験してみました、課長を中心に1年数カ月見てきて、私は自信を逆に深めているところであります。後で、多分何かお話があろうと思います。もっと詳しくそのときは申し上げたいと思います、なぜですかと。
 それから、質問に、教育長にも、それはそうであれば教育専門ですけれども、肉体的に行事的に、そういうときにはお願いもしております。それから、総務課長にもお願い、ほかの課長にお願いすることがありますけれども、それは二人いないわけでありますから、当然にしてあるわけでありますけれども、それは全体的に大きな影響はないと考えております。検証の結果であります。
 それから、不在のときは、町長の職務の代理という軽々に置く自治体も結構ありますけれども、私は、職務代理というのは、やはり最終責任者はそのために首長があるわけでして、一応形の上では規則によって総務課長が責任をとることになります。ただ、最終的には、命ある限りは首長がやるのが当たり前であります。それから、職務代理が総務課長ですね、規則によって。今、現在も、昨年廃止条例をつくってから規則の改定で総務課長がそれを補う、こういうふうにしております。それから、置くべきというのは、先ほど申し上げましたように、私は提案して皆様方にご同意いただいたのは、まだ1年数カ月でありますけれども、この件については十数年、非常に疑問なり何なりを胸に温めてきた案件であります。多分、再質問があろうと思いますから、そのとき語りますけれども、なぜなんですかということでありますけれども、とにかく温めてきて、今まだ1年数カ月でありますから、戻すということは考えておりません。
 それから、次、第2点の西沢の広場関連でありますけれども、西沢住宅にある広場については、団地を開発造成する際の条件であり、その開発面積によって規模が異なる。町営住宅用地の一部として公共用に供する多目的敷地及び緊急時の臨時的な非難場所という位置づけとして広場という形の整備を行ってきたところであります。町営住宅地内において、古い団地においては広場として管理しているものは、現在ありません。湯船沢住宅を初め、今後新しく整備される団地は広場のスペースが必要になると思っております。
 それから、ベンチ、草が生い茂って、今までも広場やその他の町営住宅用地については草刈りを行ってきた経緯がありますが、今後も状況を見ながら町の公有地と同じように管理していかねばならないとは当然であろうと思っております。ただし、繁茂状況によって、その場所場所によって繁茂率のいいところと悪いところがありますので、頻度の差は多少出てくると思っております。それから、遊具については、今のところ地域住民から町への直接の要望は出ていないようであります。今後の整備計画も特段に持っておりません。西沢児童遊園、しんまち公園の利用を近場でありますから、お願いしてまいりたい。周辺にある公園利用を通じて、団地内に限らず周辺の地域と交流融和の向上を図ることも、町全体の60幾つあるんですか、それらの交流の場、危険もありますけれども、交流の場、そういうものを生かしていかねばならないのが広場であり公園であろうと思っております。以上であります。

議長(相澤 武雄君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 先ほども申し上げましたように、最近、予測のできないような、いろいろ天変地異災害が起きておるわけです。それだけではなくて、人災と言われるいろいろな問題も当然起きているわけでありますが、そういう状況の中で、やはり行政に対する信頼、あるいは行政の責任というのは、極めて重要な位置づけになってきていると思います。さっき、新潟の話も出しましたけれども、本当にやはり、町長とか市長さん一人では、あるいはやれるのかなという感じを私は持ちましたけれども、幸い、三役おりまして、その方々を中心に防災対策をやられて、何とかこの苦しい冬を乗り越えるというふうな状況になっていますが、もし仮に、今言われている宮城沖地震の規模の地震があしたにも起きる可能性はあるというふうに指摘をされているわけです。
 しかも、最近は天候が非常に不順でありまして、温暖化の原因とも言われておりますけれども、次々に台風が発生をしたり、風水害への被害もかなり起きているわけでございます。そういった点からいいますと、やはり町のそういったような危機管理体制というものは、三役等が中心になって進めるようなことになるのではないかと。一歩譲って、収入役の方は会計の方に委ねるというふうな話もありましたが、せめてやはり助役は、どうしても町長の相談役、そして陣頭に立っての旗振り役として必要なのではないかと。町長の非常に熱心な力量も理解できますけれども、しかし、一人だけではとてもこれは乗り切れるような状況ではないのではないかと。
 そういうようなことを予測しますと、行政の責任者は常にいろいろな問題を予測しながら町政を進めなくてはいけないというふうな立場にはありますけれども、これはまだ1年3カ月しかたってないからというふうな話もございましたが、期間の問題ではないだろうと思います。一方、災害はいつくるかわからないということで、全く期間は待ったなしでありまして、そういう意味では、早急にやはり助役を復活をして、設置をすべきだというふうに私は考えるわけでございますが、この点について再度お伺いをいたしたいと思います。
 もう一つ、総務課長、それから教育長のいろいろな仕事の分担も多くなったようでありますけれども、いわゆる本来的には、やはり教育長の立場は立場で非常にこれは広範な仕事を抱えているわけですから、そういう面では重要な教育の仕事として預かっているわけでありますし、総務課長も役場全体のやはり総括的な立場として、いろいろな業務が入ってくるだろうと思いますが、そういう面では、やはり負担ではなかったかと、私は考えているわけですが、そういうふうな状況は、ちょっと正常な状況ではないのではないかというふうに思いますので、そういったことも早急にやはり解決をするために、助役の配置は来年度の予算、今組んでいるわけですが、4月からやはり設置をするように、ここは決断勇断をもってやるべきではないかというふうに思いますので、この点について再度お伺いをしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 教育長、総務課長の負担感ということであります。それは、内容によって全部、特別職だから教育長ということをいたしておりません。その中に、内容的に教育的な行事もありますから、そういうことでお願いしていることであります。したがって、特別職も二人いれば教育長さんが物理的に行かない分が行っていることも確かにあります。だけれども、あれはそれほど超えられない職務ではないと私は、ほかの教育長職に影響があるとは思っておりません。考え方によっては「ある」と言うかもしれませんけれども、私は全体的に見てないと思っております。
 一方総務課長の責任、これは内部職員の全体的な総務課長職もありますし、また、特別職不在の少ない分を補っておりますから、これも負担が大きいことも間違いありません。だけれども、これもお願いしていくほかないと思っております。
 新年度にも早急にということでありますけれども、私は出せないと思っております。理由は二つであります。なぜ、十数年も温めてきて、この特別職論というのは、ただ単に特別職という市町村の特別職に疑問を呈してきたことは、大きく分けて二つあります。
 その1、多いほどいいんです。公務員も多い方がいいんです、一緒に働く者は。特別職も助役一人でなくて町村だって、今、段々減ってきましたけれども、二人置いている市町村もあるわけでありますから、一人よりも二人いた方がいいかもしれません。人口がふえている町ですから。3人あっても議論になるかもしれません。多い方がいいんです。責任を内部として一緒に働いている者からすれば、特別職なり職員は多いほどいいんです。逆なんです。責任を分けあえますから。
 だけれども、なぜ、責任論の分散とお金論であります。二つにはこれだけの自治体、今、国家公務員と地方公務員の数が 400万人ちょっと超えていると言われております。人口30人に一人の公務員であります。富谷町の世帯数からいうとそのぐらい優におるはずであります、国家公務員。数えてみてください。1万 2,000世帯が 1,200人ぐらいは優にいるはずであります。人口で割ればそのぐらい、超えているかもしれませんけれども、私は、公務員の数が、これはちゃんとしっかり法律で守られておりますから、公務員を。だけれども、地方自治体がそれでいけるかどうか。これからいけるかどうかということをずっと思ってまいりました。しかし、公務員の身分については、我々口を挟むことも何もできません。
 したがって、せめてもできるとするならば、特別職だけでも頑張って、そしてみんなで仕事を分けあっていかなければ、この地方自治体の、国だけではありません、こういう状況であります地方自治体の状況であります。地方自治体の状況、国家の状況というのは、国民の負担であります。国民の負担で、議論によりますと、先進国の中でも、税負担率は日本は高くないという読み物、書き物を見るときがあります。そうなのかなと、私は思います。負担する立場からすると、国民的な負担、中にありますよ、議論の中に。その職員数を減らしてサービスの低下につながるのではないかという議論も、富谷町ではありませんけれども、聞いたことがあります。しかし、負担と地域との兼ね合いから、それが本当に議論としていいのかどうか。今の状況からすると、国民負担が軽いと世界から言われておりますけれども、私は限度でないだろうかと。何がそう言わせるんだと。それは、よその国よりも人件費の負担率、自治体の負担率が多くないでしょうか、総じて。私はそこに、いわば負担した国民と、受益を受ける中間の人件費比率、物件費比率が、日本は高いのではないでしょうか。これはデータも持ったことありません。これは動物的感覚として経験値として私はそう思ってまいりました。
 したがって、ご提案申し上げて、今やっておりますので、改めて、今ここで、そういう危機管理もあります。しかし、先ほど申し上げましたように、今 270数名の職員で、特別職と違うんでありません。やはり、公に奉仕する、給料をいただいて奉仕する職務をみんなで分かち合って、 270数名でそういう危機もあったとき、また、通常の業務も精いっぱいおこたえしていかねばならない、そういう時期だと思って、とっくにそう思っておりますけれども、ますますそういう責任論、それから負担、二つあります。それから、もう一つ、ついでに申し上げると、首長の責任論、いわば首長は最終責任者であります。この間もよその会合で出してまいりましたけれども、1、首長、2、補佐役、3、補佐役ではないと思っております。首長の責任は、権限とか何とかでなくて、もっともっと責任が幅があると思っております。責任をとる立場であります。
 2番目、3番目の責任論はまた違った責任の場合だと思います。したがって、私は職員の 270数名の、 270人を割りましたが、その職員の中で分かち合って町民にこたえると、こういうことだと思っております。

議長(相澤 武雄君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 町長の気概は理解できないでもありません。しかし、今お話がありましたように、一般職員の給与、いわゆる財政問題、それといわゆる三役、特別職の財源は、これは別に私は考えるべきだというふうに思います。やはり、危機管理の言葉がさっきから出ておりますけれども、いろいろな不測の事態に対して、やはり中枢機能であるこの三役、ここのところをやはりきちっと整理をしておくことが、町民のためにも安心して町政をお任せできるというふうなことになるんではないかと思いますので、来年の4月から置く考えはないというお話でありましたけれども、私はやはり、なお富谷の町政のために、果たしてこれがベストな方法なのかという疑問を感じざるを得ませんが、一応要望として残しておきますけれども、今後の検討課題として私たちもいろいろ考えてまいりたいというふうに思っております。
 次の、西沢広場の問題でお伺いいたします。
 広場という定義と公園という定義、理解をされておられると思いますけれども、私はやはり広場というのも、町民が利用する立場には、公園と変わりはないだろうというふうに思います。したがって、条件的には、やはり公園まではいかなくとも、広場の方も、ある程度の一定の設備をつくるのが、町の責任ではないかというふうに考えております。
 今、何かしんまちの公園の方にというお話でございました。御承知のように、あそこは非常に交通の激しいところでありまして、交通信号機はありますけれども、やはり小さい子供があそこを渡ってしんまち公園に遊びに行くというのは、親としても大変心配でありますし、非常に危険な状況だろうというふうに思います。そういう意味では、やはり数多い西沢地区の子供たちの広場というのは、しんまち公園にはかえられない非常に大切な意義を持っているというふうに思います。そういう意味では、ぜひ、しんまち公園に振りかえして遊びなさいということではなくて、西沢広場そのものを独自にやはり整備をするというふうな考え方に立って、計画を立てていただきたいと思うんですが、再度、この点について質問をいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 広場西沢のことでありますが、造成のときに場所が悪くて危険ではないかというふうな異論もあったように記憶しているんですけれども、決してそれを軽視しているものでもなくて、あの場所であります。それから西沢公園もあるわけでありますから、そういうのをやっていくと。だから、今、議論で定義の問題だと思ったら、だんだん聞いていたら、その中で設備のことになってきたようで、設備については町全体のああいう設備の状況であります。そういうことで、今、あそこのところ、器具機材を置いてどうのこうのというよりも、やはり静かにああいう環境でありますから、お使いいただいたらいかがでしょうか。遊具についてだったら西沢とかしんまち公園ありますよというお勧めであります。
 それから、第1点特別職の問題でありますけれども、先ほどベストかという、ベストだと思っておりません、先ほど申し上げたとおりであります。住民に対するおこたえするだけには、万やむを得ない、こういう時代に入ってきたと私は思っている選択であります。先ほど来申し上げて、繰り返しますけれども、多ければ多いほど、お互いその立場にいるものは楽なんです。で、いいんでしょうかということでありますから、ベストではありません。万やむを得ない時代に入ってきたということであります。
 ついでに申し上げますけれども、責任論であります。特別職だからその責任があるということではありません。経験値であります。例えば、一つの例でありますけれども、総務課長が助役、収入役にご相談を申し上げると、そこでご相談申し上げたときに責任論は総務課長50減ります。助役か収入役に50移ります、責任。町長に来たときには 100として受け取ります。そういう数値的に責任の分散であります。私は、そういうことからすると 270何名で今のところは、ベストではありません、やらざるを得ない地方自治体の選択の一つだと思っております。皆さんにご協力いただきたいと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次、5番磯前 武君。
5番(磯前 武君) 私は、2点について伺います。
 1番目といたしまして、本町の健康増進と健康寿命策について伺います。
 日本人の平均寿命は、男性78年、女性85年であり、日本は世界一の長寿国となっております。また、全国の高齢化率は19.3%であり、宮城県も19.2%でほぼ同じ水準にあります。本町の高齢化率は、ことしの3月末現在で10.5%であり、県内で一番若い町であります。しかしながら、県内一の若い町である本町も、地域によっては高齢化率の格差があります。私の住んでいる東向陽台地区は、居住者人口が 3,100名でありますが、そのうち65歳以上の高齢者は 560名であり、高齢化率は18.1%であります。本町の高齢化率も、地域によっては着実に進んでおり、県内一若い町と喜んでいる場合ではないのであります。あと何年生きられるかをはかるのが平均寿命であります。平均寿命が世界一になっている日本の国。現在ではその寿命の質が問われており、そのことが最重要課題であるといわれております。
 最近、健康寿命という言葉が頻繁に使われております。健康寿命とは、あと何年自立して健康に暮らせるかをはかるものであり、生涯現役を貫き通す期間を示すものであります。平均寿命を伸ばすことより、健康寿命を伸ばすことの方が、より重要であり、だれが考えてもわかることであります。どうすれば健康寿命を伸ばすことができるか。本町では「健康福祉とみや21」で、「町民一人一人が生涯を通じて地域の中で支えあいながら健康で自分らしく生活できる町」を目指していることは、私も承知をしております。
 そこで伺います。
 町は、町民の健康の増進と健康寿命を伸ばす方策について、その取り組み方について具体的に伺ってまいります。
 国の平均寿命は男性78年、女性85年でありますが、健康寿命は男性72年、女性78年となっておりますが、本町の平均寿命と健康寿命は、男女何年になっているか伺います。また、町として町民の予防福祉と健康増進に対しては、今後どのようにして取り組んでいくのか、具体的に伺います。
 町が「健康福祉21」、健康寿命延伸事業の一環としての「健幸度UP運動教室」、これが昨年に引き続いて東北大学の玉川助教授の指導のもとに行われまして、11月16日に教室は終了いたしました。私は、この教室を2年にわたり実際に経験をした一人として、いろんな面で数多くの収穫を得ることができたと思っております。また、本来の目的である健康寿命の延伸についても、教室の中で基本的な面で、これを肌で感じることができました。この運動教室は、2時間授業を8日間で終了すると。余りにも、私がやった中で、期間が短過ぎるように思っております。健康教室に経験した町民にとって、最も重要なことは健康寿命の延伸でありますから、このことについて継続性が最も重要であり、1年間で本来の目的が達成されたとは実感しておりません。この健康教室は、2年間経過したわけでありますが、健康寿命の延伸を真の町民の健康増進ということで、健康度UPであると強く強く私も感じております。この運動教室の最も重要とされている継続性を町として今後どのように取り組んでいるのかを伺います。
 また、仙台市国見ケ丘に「ウェルコム21」、東北福祉大学予防福祉健康増進センターと称する施設が10月にスタートいたしました。この施設は、21世紀の福祉の予防がキーワードであり、病気や介護が必要になる前に「あらかじめ備える」という新しい考え方に立って、仙台市、東北福祉大学、東北電力等が連携して地域の高齢者の予防福祉を目的と建設された福祉施設と聞いております。この施設は、「よりよく生きる」を実現する予防福祉の実践施設であり「元気に自立する」「楽しく生きる」「健康な心身づくり」などをみずから行う健康デザインをサポートする施設と伺っております。
 この中の「仙台元気塾」という、体づくりと病気予防の一環として玄米ニギニギダンベル体操、ストックを使ってのフィンランド散歩と称されるノルディックウオーキング、セラバンドを使っての筋造トレーニング等の健康教室を開いております。要望によっては、出前教室も可能であると伺っております。過日、ことしの10月、富谷町の老人クラブの二つの団体が高齢者大学の移動研修で施設の見学を実施したと聞いております。今後、国、地方財政の三位一体の改革などにより、町の財政状況はますます厳しい中での事業の推進、これには一工夫も二工夫も必要と思われます。財政状況の厳しい中、このような施設を町として今後健康福祉の面で利用取り組みを考えているのかを伺います。
 厚生労働省は、高齢者が寝たきりや痴呆になることを防ぐ介護予防を充実させるため、2005年度に全国に 3,000カ所を目標に介護予防の拠点づくりの方針を固めたと新聞の報道で知りました。介護予防拠点では、既存のデイサービスや公民館など公共施設を利用し、身体機能の維持、筋力向上トレーニングなど、低栄養予防教室などを開催するとあります。本来の施設の介護予防拠点づくり構想と筋力向上トレーニングマシンの設置の計画が本町にあるかどうかを伺います。
 11月18日、町老連主催の健康フェスティバルが開催されましたが、開催の前に、平成15年の1年間医療機関を利用しなかった町民75歳以上41人の方の健康優良高齢者表彰式がありました。表彰を受けた41人の方、大変すばらしいことだと私は思っております。町として、この健康優良者の表彰を毎年今後行っていくのか。また、一方で75歳未満の町民の医療機関を利用しなかった方々は何名いるのか。この町民の方々に対する扱いを今後どうするのか。不公平ではないかどうか、この点についても伺います。
 次、2番目でありますが、私は、昨年の6月定例議会でも一般質問をしておりますが、東向陽台地区の側溝整備事業について伺います。
 町長も御存じのとおり、東向陽台地区では団地開発以来30年以上を経過し、高齢化も着実に進んでおります。高齢化率も20%近くに最近はなっております。近くに、最近では複数の大型ショッピングセンター等の進出開店もあり、車も頻繁に往来し通過の車も含め交通の激しさを増してきております。高齢者が健康の維持と増進を図るために、散歩を安心してできないのかというふうなことを、常日ごろから感じさせるものであります。このような実情を踏まえ、高齢者と子供たちが安全で安心して生き生きと散歩できる環境づくり、まちづくりを考え、早急なる側溝の整備事業の促進を図るべきと考えて伺います。
 東向陽台第一町内会の整備進捗率は90%と聞いておりますが、完了の時期はいつになるのかを伺います。また、東向陽台3丁目の側溝の整備についての現時点での着工の時期について伺います。また、3丁目の完了の時期はいつごろを予定しているのかも伺います。
 一般質問、私、終わります。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時58分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の健康関連でありますけれども、その中の健康寿命の算出根拠ということでありますけれども、どうしても、宮城県で発表した町村ごとの健康寿命という表現で何度かいろんな機会にデータなりなんなり、県の発表の中で男性、女性ともども富谷が上位にあったものと記憶しております。そのままお話を申し上げているんですけれども。町当局の方で、どうして算出できないのかと議員のお話を見て、いろいろ見て、やってみたらなかなか算定根拠、そういうものからして町独自ではなかなか出ないという、出ないというのは機械ということでなくて、いろんな根拠、どいつを使うかとかそういうものがあって、町独自のやつは出してないということであります。ただ、県のやつなどは参考になるのかなというふうに、一つの目安として、いい方だということまで記憶にあります。今のところそこまでであります。
 それから、第2点、その中の2点に福祉サービスの充実からサービスの必要しない予防に転換している、こういう考え方であります。いわば健康寿命延伸事業や介護予防事業、さらによく進めております「歩効果」とか、町民自身、皆様方が一生懸命おのおの取り組んでおられる、そういうものを今後もお知らせしながら、町民、なるべく多くこういうものに取り組んでいただく努力を町としてしていかねばならないと思っております。
 それから、その3でありますけれども、町としても、健幸度UP運動について2年目、お話ありましたように迎えるわけでありますけれども、これ、一つの流れできましたので、自主的にこれから皆さんにいい発言やっていただくと。そして町は、また別な形でこういうものに取り組んで、対象者を変えていく、そういう形にいくのかなと、こういうふうに絶えず前に進んでまいらねばならないと思っております。
 それから、福祉大関連でありますけれども、福祉大学の予防福祉健康増進センター、なかなか一生懸命やられて、担当者にお会いしてみたことはあるんですけれども、大変熱心に取り組まれているもので、また地理的にも近場にあるものでありますから、今後、町としても提携しながらいろいろご協力もいただきながら、町民の健康増進活動に供してまいりたい、こういう形でスタートいたしました。今後、なお一層の充実を強めていきたいものだと考えておるところであります。
 次に、「ウェルコム21」の話でありますけれども、「元気塾」については、予防福祉をテーマとしてさまざまなプログラムを体験し、お話あったように健康法を見つけていただく事業創出を目的としており、その一つとしてお話あったようなことをやっているようであります。本町で、町民に対するプログラムの提案として、ウオーキングの効果的にするためのストックを用いるとか、気軽にできる筋肉トレーニングとしてセラバンドを用いるなどの、そのようなことも、なお一層検討して、検討というのは取り組んでいかねばならない、できること、そういうことは取り組んでまいりたいとこういうことであります。
 次、6点目は、武道館の器具、機材、あれも切りありません。それから、今使っている、利用されている方々の頻度、それからいろんな種類がありますから、そういうのを利用者の皆様方のご意向、そういうものを頻度を見ながらふやしていくとか、減らすということはなかなかできないと思うんで、そういうスペースはありますから、そういう形で取り組んできたつもりであります。今後もなお一層それを把握しながら充実を図っていかねばならないと思っております。
 それから、表彰制度でありますけれども、これは、75歳以上、なぜということでありますけれども、あれは調査しやすいんですね。75歳以下になってくると、ほかの健康保険の種類がありますから、町で分析がなかなか大変でありますから、できないというんであります。ということが一つあります。75歳になって、あの数であります。大変健康、ご本人ももちろんでありますけれども、本当に大変な貢献度だと思っております。したがって、ああいう形をとらせていただきました。75歳以下は、分析が大変ですからなかなかということであります。ただし、町直接携わっている国民健康保険加入者については、世代別で検証をしてきた経過がありますし、今後もそれを進めてまいりたいと考えております。
 次、第2点の側溝関係でありますけれども、東向陽台の第一町内会関係、いわば1丁目、2丁目については、お話ありましたように90%、おかげさまできたわけでありますけれども、今までの平均的な進捗率でいきますと、まだ2カ年はかかるのかなと、2カ年、ひょっとするともっと、努めて2年ぐらいはかかるのかなと、こういう推計であります。したがって、そういうことを勘案すると、3丁目に入っても相当の、もちろん1、2丁目終わったら3丁目に入るというお約束でありますから入ってはいきますけれども、いわば終期が、ということになると、なかなか大変だと思っておりますし、予定される延長が 5,700メートル超える距離でありますから、相当の期間と、地方財政の動きが変わりますので軽々に、内輪としてはある程度、担当課としては一つ目標値を持っていると思いますけれども、今、町民に向かってお約束するまでの力はないのかなと、こういうふうに思っているところであります。

議長(相澤 武雄君) 5番磯前 武君。

5番(磯前 武君) 健幸度UP事業の、これの2年間やった教室の修了生、これを1年目が26名ですか、そして今年度が33名いるわけですが、これを健幸度UP教室が終わったからといってそのままにするんじゃなくて、全町的な広がりを考える上において、どういうふうに修了生を今後町としてやっていくのか、そういう具体的なことがあれば、ちょっともう一度お伺いしたいというふうに思います。
 それから、このウェルコム21、東北福祉大学の増進センター、これに対して、町長、今、おっしゃるとおり、ノルディックウオーキングとかセラバンド、これは大変な、今後の健康増進であるし、また、予防福祉であると思うし、富谷町として検討していること、大変すばらしいことだなというふうに思います。ただ、これに対する運動支援サポーター養成講座というのを結構、最近ウェルコム21で開いているわけですが、町職員の保健師さんを受講させて、そういう広がりを町民に与えていくという考えがあるかどうか、その辺を伺います。
 それから、最後の側溝整備の問題でございますが、財政困難はわかるわけでございますが、やはり町民の安全安心という環境づくり、これは最優先されるものだというふうに思っております。これを努力しながら東向陽台1丁目、2丁目、3丁目とも、そしてほかの富ケ丘、鷹乃杜と、こういうふうなことで進んでいくのか、その辺も質問をさせていただきます。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の問題でありますけれども、先ほど申し上げましたように、4万人、これは職場を持っている人もおりますから、ただ単純に4万超えたということではしていませんけれども、いわば時間のある方々、つくれる方々、結構な人数おりますから、ひとしく健康管理に関心と、過信をしないで努めてみんなでそういうものに取り組んでいただきたい、これはなかなか皆さん、健診と健康づくりは皆大事だとわかりながら、体が動かない、心が動かないこともあります。そして、びっくりすることも多いわけでして、したがって、一つのスタート台についていただいた方、ぜひひとつ、ずっとでなくて、今度、私自身やりますよと。また、次の人たちがどうですと、こういう役場の手抜きでなくて、なるべくブロックを幾つも積み上げていく方向がいいのでないだろうかと、こういうことで、今度は皆さん、この間やっていただいた方々は、ぜひひとつ、今度地域の先生になって、そこでまたご奉仕、自分の健康を守りながらご奉仕いただきたい、広がりをつくって、また町は町としてそういう方向、いかがでしょうかと、こういう考え方であります。
 それから、福祉大の関連、先ほど申し上げたとおり、本当に近場にありますから、熱心に取り組んでいるから、これはぜひ関心を持って、提携できることは提携し、町にしていきたいと。
 それから、次の21の方は、これはちょっと認識不足、勉強不足でもありますが、職員をどこまで勉強させたらいいか。後ろでなくて前に考えてみたいとは思いますけれども、現場の状況も掌握してないものですから、はっきり申し上げられませんけれども、担当課にその旨を伝えておきたいと思っております。
 それから、側溝、道ですね、これは大変皆大事でないところはないわけでありますけれども、何せ、今の見えてきません住民負担と国民負担と、それから国と市町村の役割、これが大きな揺れであります。来春、一つの平成の合併の形ができますけれども、その後の、また5年ないし10年は、相当の国民の負担をどうするか、それから地方と国との分担のしあいということで、かなりこれはかつてないほどの揺れがあろうと推測されます。したがって、そういうことを思うと、軽々に借金する余裕は、富谷はあるかもしれませんけれども、やって、次の世代に責任持てるのかとういう考え方もあります。

議長(相澤 武雄君) 次に、6番今村 寿君。
6番(今村 寿君) 師走に入りまして、テレビや新聞を見ておりますと、ことしの流行は、流行といいますか、テーマの漢字は「災」ということがきのう報道されておりました。そのとおり、多かったなと思います。それから、新聞、テレビでは、必ず三位一体の改革という言葉が出てこない日はありません。そして、住民投票の結果、涌谷町では遠田市が遠のいたのかなというニュースもございました。「新規参入」という言葉もことしの流行語の一つではないかなというぐあいに思います。そのほか、所得税の定率減税が、2年なのか3年なのかわかりませんが、廃止になった場合、やめた場合には富谷町の財政にどういう関係があるのか。自分個人の興味もありますけれども、プラスなのかという目でニュースを見る日々でございます。
 私の質問テーマは、3問でございます。
 まず、第1番目、助役、収入役の単なる補完のみでなく、町政全般にわたるアドバイザーとして、できれば常勤の理事職としての制度を採用されたらいかがかという質問でございます。
 御承知のように、日本一の人口増加が予測される我が富谷町ですが、国、地方の三位一体財政改革が具体的に動き始め、地方交付税等が大幅に減額され、なお、この富谷町では人口の増加や進出企業の顕著な実績に伴って、町民税等の収入の増加によって、補助金、地方交付金の対象ではなくなる、ある意味ではいい結果かもしれませんが、しかし、財政は厳しいということについては、その結果、厳しさを増すのではないかというぐあいにも思われるわけです。このような状況を視野に入れた対応を、今、迫られているのではないかと、このように考えます。
 状況は、そのような背景にあるわけですが、しかし、片や従来にも増して、富谷町の特徴を発揮しながら、いろいろな面での充実を図っていかなければなりません。住みやすい環境の維持だけじゃなく、その発展を期しながら、教育や保健福祉、また、ソフト面では文化、体育振興等、いわゆるハード、ソフト全般にわたってさらに特徴ある発展を期していかなければなりません。そこに、叫ばれているところの地方自治の確立があるのだと、このように思います。
 そのために、一つの提案でございますが、広く町内外の学識経験者や、民間企業出身者の豊かな知識、自由な発想から生まれる知恵を生かすべく制度がぜひ必要だと考え、質問いたします。今、全国的にこのようなアドバイザーを置くような動きが出てきているやに聞きますが、その状況をつかんでおられますか、というのが第1問でございます。
 第2問の質問。
 町政全般にわたるアドバイザー制でございまして、単なる収入役、助役の補完ではないという意味で、先ほども申しましたように、民間企業経験者、もしくは学識経験者等を採用し、バランスのよい特徴ある町の発展を図るべきだと、このように考えます。
 具体的な項目の三つ目。
 その方々は、常勤で、なおかつ担当分野ごとに1名ないし2名必要だと考えるんですが、対象者は企業の定年退職者などの採用で負担をかからずに低コストでも運営できる方法だと思います。そのような低コスト化を図りながら、なお、任期は2ないし4年程度が妥当ではないかと考えますが、あわせてこの3問、町長のご所見を伺う次第でございます。
 第2問目。
 住民投票、先ほど冒頭にも涌谷町という話をいたしましたけれども、住民投票制度の条例化を急げというのが第2問目の私の質問でございます。
 このテーマは、住民投票としておりますが、地方自治基本条例とすべきだったかなとも考えております。従来の地方自治は、国、中央政府のいう指示枠の中での地方行政でよかったわけですが、地方分権、地方自治の流れが強まる中で、地方は自主性を行動に移すべく、そのよりどころとしての基本条例といいますか、住民投票条例等の制度を含んだところの制定化を急がねばならないと、私は考えます。
 一般地域住民、町民と置きかえてもいいんですが、からしますと、日ごろは地方自治や行政にかかわりや関心が薄いのが現実です。ところが、市町村合併特例法の期限を間近にして、合併の採否を、イエスかノーかを住民投票に求める自治体がふえていますが、行政からの情報公開、情報提供といいますか、啓蒙は十分になされていても、日ごろの関心の薄い状況のもとで、判断を性急に求めるのが民主主義の基本ということで、すべて住民投票に委ねるということに、少しの難しさを私は感じます。しかし、片や、これもことしの流行語でありませんが、選挙におけるところのマニフェストで、合併促進を掲げ当選した市長が、住民投票結果で反対されたり、古川市、これは住民投票じゃなくて住民意識調査の結果の議会の議決だったと思いますが、このような例では、当選したことによってそれを実行することが公約違反にならないんですが、住民投票の意思からするとどちらにしても、公約実行して合併するにしても、住民投票を採用してそのようにしても、どちらにしても公約違反と言われる可能性があります。もしくは批判されます。
 言うまでもなく、我が国の地方自治は基本的には間接民主主義といいますか、議会制度をもとっていますが、住民の意思は大いに尊重しなければなりません。合併に限らず、従来経験のない大きなテーマ、今は住民投票の採否のテーマが大きいんですが、将来、違ったテーマも発揮するかもしれません。大きい問題課題が発生してきますけれども、住民の意思は尊重しなければなりません。したがって、従来の経験ないような大きな問題課題が発生したとき、急な動きの中で泥縄的といいますか、泥棒を見て縄をなうような、急いで住民投票条例化を図るとか、その位置づけを明確にすることを急に決めるのでなく、将来、いろんなことに備えて準備をしておくべきだと考えてお伺いするわけであります。
 具体的質問項目。 住民投票条例は必要ですが、その結果の評価、位置づけについてもあわせてお伺いします。
 問題課題発生後、やや泥縄的でなく事前に条例化を図るべきと考えますが、いかがでしょうか、伺います。
 3番目の項目。
 この制度は、地方自治の上でも大切なものですが、条例化をするということも大切でありますが、何を対象にするかという運用の仕方が問題です。できれば、その運用の方針についても伺えたらなと、このように思う次第でございます。
 第3番目の項目。
 正式には、「東北楽天ゴールデンイーグルス」というのでございましょうけれども、プロ野球楽天イーグルス創設に伴う当町の取り組みを伺います。
 宮城県のみならず、東北地方全員が待ち望んだプロ野球球団が仙台に決定され、テレビ、ラジオ、新聞、ネット情報まで含めて関連記事、報道のない日はありません。宮城球場の改修工事も始まり、2軍球場は山形だとか、選手の獲得状況とか、毎日盛り上がったニュースが楽しく伝えられております。12月7日の河北新報は、第1面に「新球団官民一体で支援」ということで、「商工会議所が音頭をとってマイチーム協議会を設立、県も仙台市も参加の見通し」、見通しが実現したようであります、それ以後の報道で。地域密着型球団を目指す楽天イーグルスだけに、プロ野球球界では、数少ない組織ができ上がっております。また、プロ野球進出の地域経済活性化への波及効果は大きいものがあるだけでなく、青少年のスポーツ熱もさらに向上し、健全娯楽としての発展が期待されます。町内会の会合の折などに聞きますと、町民の期待も大きいものがあるようです。
 その中に、隣接の利府町は、いろいろ県のスポーツ施設だとかたくさんあるね。それに負けないように、富谷町としてもドーム球場までとはいかないまでも、練習球場だとか、そういうところに名乗りを上げるべきだとか、青少年スポーツ振興企画だとか、推進するべきではないだろうかという話題だけに質問をいたします。
 具体的質問項目。
 1番目、この仙台市に隣接した富谷町の地の利を生かした球場、それはドームでも練習用球場でも構いませんが、候補地として手を挙げるべきではないでしょうか。少し長いテーマになるかもしれませんが、今、改修しているわけですから。四、五年先を見たときの、それでも構わないわけです。いかがでしょうか。
 具体的項目の二つ目。
 楽天グループは、ITソフト業界の雄の一つであります。若い町、富谷は、パソコンのネットワークといいますか、ネットワークにつなげている家庭が多い。その普及の高い面を生かした企画だとか、それを推進するべきだと思いますが、いかがでしょうか。富谷町らしい、若い町らしいネットワークを活用した応援団だとか、その結成促進だとか、企画があってしかるべきではないかと思い、質問いたします。
 具体的項目3問目。
 この機会に、スポーツ振興、健康増進について、これを利用して具体的にさらに推進すべきだと考えますが、以上、町長のご所見を伺い質問といたします。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点のアドバイザー関連であります。
 全国的な動きの状況は、町として、まだ掌握しておりません。それほど多く、議員お話のような状況で、まだ国内的に、話題としては聞いてありますけど、それほど多くとは、私も記憶しておりません。ただ、日本でなくて、やはりヨーロッパ的な方向、地域づくりの方向は、それは結構話題に、日本も進む方向としてという話は大分伺っております。参考にしておるところでもあります。
 それから、もしそういうことで、何名か任期つきでということ、それからいろんな人材の、富谷町、宝庫だと思っております。毎日感激感動する場面が町民の動きの中にあります。それは、本当に職場で活躍している人、それから職場終わった人たち、さまざまな形で年齢問わず、全国各地を経験なすっているものですから、町に来て感激感動すること、この間も対談か、報道の人たちにも再三にわたって伝えさせていただきました。それほどさように、富谷には人材の多い町。決して、何々長とか何々とかというでなくても、本当にさまざまな形でおりますこういう人たちの静かな声を、まちづくりに生かさない手はない。これは、今、議員おっしゃるように具体にお願いをしてという形だと思うんですけれども、これも検討していく形は必要だと思っております。
 だだし、日本のというちょっとオーバーな申し方すると、権限と待遇と責任という、日本型、委員とか何々アドバイザーとかというのに、確実にそういうものが後ろに追っかけてきます。一方でヨーロッパ方式、私は詳しくはありません、読み物、書き物ぐらいしか認識ないんでありますけれども、ヨーロッパ方式には、お手伝い方式、地方自治、そういうものに日本とかなり違ったものがあると、読み物では書いております。したがって、日本も時間はかかるでしょうけれども、方向としては行かざるを得ない、行くんでなくて行かざるを得ない時期に、ここ10年、20年の間出てくると思います。議員おっしゃるように、そういう流れがあるとするならば、我が町、人材の多い町でありますから、町外というよりも内の中にもいっぱいおりますから、そういうことも真摯にお話を伺いながら参考にさせて、取り組んでみたいものだと。ただ、かなりいろんな制約と申しますか、先ほど申し上げましたように、権限とか責任とか、日本型スタイルがかなりありますから、これをどうしていくかということの宿題があろうと思っております。
 第2点の住民投票関連、協議条例ということでありますけれども、今、確かにそういうご提案もあると思いますけれども、今、町としてすぐつくる必要があるのかなと、そのとき、いろんな動きの中でやっていって遅いのかなと、こんな思いもしております。ただし、議員のご提案に対しては、これを機会に参考にしながら、念頭に置きながら内部の研究はしていきたいものだと、このように思っております。
 第3点の、頭に「東北」とつきましたね。「東北楽天イーグルス」、これほど、こんなに暗い1年間の中で、これほど明るい二、三の中の身近のところの一つだと思っております。したがって、これを生かさねばならないということも、それしかりだと思っております。ただ、町独自で行政がお金を出してということの力まではない。いわば、富谷の地の利、いわば宮城県で言いますと都市圏域の中で、圏域の中で民間が入りやすい状況、投資しやすい状況を、今後東北の中でも潜在能力あるわけでありますから、これは自治体として、それの応援体制と申しますか、来やすい、投資しやすい方向が、直接投資する、自治体が税で直接投資ではなくて、民間資本がこういうときに投資しやすい都市圏としての使命があろうと思っております。そういう条件整備を富谷町などは生かして、いわば人の懐に手を入れるわけでありますから、大変難しいと思いますけれども、直接税でなくてそういう方向にあるんでないだろうかと、こういうふうに思っております。
 それから、若い世代が多い、お手伝い、このことについては、近場で全く一つのキーステーションの近場なわけでありますから、状況推移見ながらでいいのかなと、その状況によって町として啓蒙なり何なりできるのかなと、こんな思いであります。
 また、第3点目の、これを機会にスポーツのよさ、あわせて健康に通じる、これはやはり町として何らかの形で生かしていかねばならない宿題だとは思っております。

議長(相澤 武雄君) 6番今村 寿君。

6番(今村 寿君) 第1点のテーマでありますが、アドバイザーという件でございますが、全国的に、私も二、三の事例を当たってみました。特に、印象に残ったのは、奈良県明日香村、人口は富谷の10分の1ぐらいかもしれませんが、近隣との合併ができない、取り残されるということで、全然富谷町と条件違いますけれども、歴史的な遺産の豊富な町でありますが、やはり収入役、助役を今回廃止すると。その補完するだけじゃなく、全般的に目も届かせていこうということで、このような制度をとったということを知りましたので、一つの流れだなというぐあいにも考えております。従いまして、大いに参考以上の取り組みをぜひすべきだと、このように思って質問をいたしましす。
 そのほか、やはり2番目の住民投票の件ですが、質問の中身も背景で申し上げたごとく、これは地方自治基本条例の一部としても取り上げていくならば、三位一体の改革と同時に、これは基本的に進めなていかなければならない、条例化していかなきゃいけない、前もって準備しておかなきゃいけないテーマであるだけに、大いに参考にするだけの以上の取り組みを、これもあわせてお願いすべきだと思いますが、考え方を伺います。
 プロ野球楽天イーグルスの件ですが、県営のサッカー場をつくった利府並みにはいかないにしても、そのような球団広報できるべきではないかなと、住民の声にもある程度こたえていくべきだと、このように思います。全国に、支店都市と言われているところが、札幌、仙台、広島、福岡とありますが、仙台以外は全部プロ野球球団があるわけです。そして、ダイエー福岡も市民の協力の、いろんな組織があります。日ハム札幌に至っては、いろんな野球教室の連携だとか、市町村まで出かけて行っているというような協力体制が。残る広島ですが、もともとここは市民球場というぐらいですから、市民球団というぐらいですから非常に市民距離が高い。サッカーの方は、柏だとか鹿島とかいろんな、人口四、五万のところでも盛り上がりがあるというだけに、人口4万のところだから、政令都市があるからということで一歩下がった取り組みでいいということはない。もっと積極的に、若い世代が多いだけに、積極的な取り組みを図るべきだと思い、再度質問いたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 今、言われてみて、アドバイザー制、何かで読ませていただきました。改めて、奈良県初め、そういう合併によって大変きつくなってきた、そいつに補完的にそういうことも考えたというのは、幾つか出ていたようで、そういう方向ですと町の方としても、今後いろいろな調査研究を進めながら、取り組んでまいる、その参考に議員のお話をさせていただきたいと思います。
 第2点の、先ほど申し上げましたように、条例問題、これはまだ手つかずでありますから、お話を参考にしながら調査研究に入って、ただ、いつごろどういうふうにやるかということまで、全くのスタートとして参考にさせていただきたいと思っております。
 それから、東北楽天イーグルス、今、鹿島アントラーズの話出てまいりました、あれの経過、歴史を何かで読んだことを思い出しているところであります。すると、全くやられたスタートに大変な裏方さんがあったようにも伺っております。一つのああいう流れをつくったというのは、相当な、もちろんそういう裏方さんがあって町民が、そして動いていったのが今日にあるという、読ませていただいた。しかも、今、僣越ですけれども、それを必死になって支えて透析 4,000回をしながら皆さんの声に耐えられたという表現を話しておったのが印象的に残っております。そういう方が透析 4,000回もしながら鹿島アントラーズを立ち上げてきた、こういうことを改めて、今お話を聞きながら、そこまではいくかいかないか、わかりませんけれども、都市圏域の条件はいい場所にありますから、何か今後も念頭に置きながら取り組んでいかねばならないと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、4番千葉 達君。
4番(千葉 達君) 私は、一般公園維持管理事業について。
 我が町の、一般公園管理事業の目的は「公園はレクリエーション、遊戯、散策などのみならず、都市における緑とオープンスペースとして、また、防災など各種機能を有していることから、適切な整備と維持管理を行い、地域住民が潤いと安らぎを感じながら安全・快適に利用できるようにします」と記されております。
 我が町には、大亀山森林公園を除いての管理している公園の数は、現在65カ所あり、県内町村ではトップクラスであります。一口に公園といっても、幅何メートルもない帯状の小さな小さな公園、野球もできるような大きな面積と、さらにゲートボール場つきの公園、園内一面雑草のみ生えている公園、十二分に砂が入っており、雑草も生えにくい公園、真っ平らな公園、起伏のある地形をうまく生かした公園、それぞれさまざまであります。
 遊具類の施設には、大きな差は見られませんが、遊具、ベンチなど、形あるものはいずれ破損し、雑草は毎年生えてきて、樹木も年ごと幹が太くなり、枝を伸ばし大きくなり、これらの施設工事、修繕工事、除草、剪定業務などなど、緊縮財政の中、行政サービスを低下させず、創意工夫しながら公園維持管理を継続しなければならない事業も大変なことだなと感ずるところであります。一般公園管理事業に関する費用は、平成13年度約 5,000万円、平成14年度約 4,100万円、平成15年度は約 3,400万円と、年々減少傾向になっております。以上、もろもろの観点からして、次の事項について質問いたします。
 まず、大亀山森林公園を除いての一般公園65カ所の定期的点検は、いつ、年何回実施されているか。そして対応策はどのように講じられているか伺います。
 夏場にかけ、シルバー人材センターの方々が汗を流し、懸命に除草作業をしている光景を見かけますが、ほかに業者委託の部分もあるのか伺います。
 公園内樹木にビニールテープが結ばれた樹木に限り剪定する方法をとっているようですが、剪定実施基準をどのように決めているのかお伺いします。
 本年度の樹木剪定作業の委託業者は、我が町より北の方角3町村を越えたF市に存在する業者と考えられます。昨年度においては、一昨年と比較して高木の剪定本数は倍以上、低木に関してもかなりの面積を剪定実施しているにもかかわらず、かかった費用が減少しているという数字を見るに、どうしてなのか考えざるを得ません。除草業務にしても、昨年度はほぼ同じ除草面積なのに、費用は一昨年に対し、約 1,000万円減少しております。そういうことから考えるに、昨年度、いわゆる平成15年度から、シルバー人材センターへ全面的に業務委託を切りかえた結果なのか、それとも、入札予定価格に対しての極端な低入札価格で実施されたものか、問いたいところであります。これらの業務委託は、シルバー人材センターを含んだ、土地勘にたけた数多くある地元町内業者優先、せめて郡内業者に委託する考えを持ちあわせているかどうか伺います。
 すべての公園にあるとは限りませんが、幼児、子供たちが遊びたがる円形、四角形のコンクリートに囲まれた砂場があります。この砂場の砂ですが、不衛生だから、汚いからと砂場に近づけさせない。また、遊んでも、遊んだ後に子供の衣服を全部着がえさせる親御さんたちがいることを多く耳にしております。私自身、砂の衛生度に対する知識は疎いですが、あけの平3丁目公園砂場の砂の補充は、今から7年前の平成9年、町内会が町に要望書を出し補充していただた記憶があり、現在砂の減りぐあいもさほどではないと判断しております。しかし、明石台2丁目公園、明石台5丁目公園の砂はかなり減っており、補充の必要があると考えます。よって、砂場の砂補充基準と、消毒の実施はされているのかどうか伺います。
 3年前の宮城国体時には、沿道、町内会館、公園周辺、プランターによる花がいっぱい植えられており、精神的いやしを与えてくれましたが、それは一過性のものだったと感ずるところであります。旧地域においては、今でもこうしたところが随所に見られ、また団地内の街路樹の根元に草花を植えているところもあります。東向陽台1丁目第3公園では、地元町内会、老人クラブ、子供会、あるいは有志の方々によるものかどうかは定かではありませんが、うまく法面を利用し整然とした花壇づくりをしているのが見受けられます。しかし、他の公園での花壇づくりは、ほとんど普及されてない現状です。こうしたことは、地元住民、または各種団体がボランティア精神をもって自主的に実行していくべきものと考える一人であります。私自身も、今後、参加意識をもって事に当たろうとはしておりますが、公園維持管理の一環として、区長会に老連会、青少年健全育成会などなど関連する諸団体に、花壇づくりの奨励を促し、行政と町民のパートナーシップを図るべき一つの方法ではないかと考え、町長の所見を伺いし、質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) この際、2時10分まで休憩いたします。
午後1時56分 休憩

午後2時10分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 公園という、特定した公園という関連でお答えさせていただきます。
 今、お話ありましたように、都合69カ所管理させていただいております。その内容によっては、いろんな機会にもご報告申し上げてまいりましたけれども、公園の施設点検については、年に2回から3回程度が一般的に実施しております。多少頻度の差はあるようでありますけど、一応二、三回を目標に実施しております。本年は7月と11月に実施しております。特に、4月でしたか、関西で遊具事故などありましたので、なおのこと慎重に点検させていただいたところであります。それを受けて、修繕すべきは修繕すると、こういう形をとらせていただいておるところであります。
 それから、除草関連の業務委託でありますけれども、大亀の森林公園は、ご案内のとおり面積、起伏、そういうものあるものですから、これは専門業者にお願いをしておりますけれども、そのほかの公園については、人材センターが立ち上がった団体がありますので、過去の実績をもとにして人材センターと契約して維持管理していただいて、清掃していただいているところであります。
 それから、樹木の剪定基準でありますけれども、低木の剪定は景観を考慮しながら基本的に毎年実施している。それから高木及び中木については、特に成長の早い、また繁茂率の多い、それらについてはかなりの頻度で剪定しておりますけれども、一般的に高木、中木については支障木、いわば支障、せっかくの緑観でありますから、支障木を、そういう基準で剪定をさせていただいているところであります。
 それから、砂場の管理、消毒関連でありますけれども、大亀山森林公園とせせらぎ緑道を除く供用済み66公園のうち、砂場が設置されている公園は53カ所持っております。砂場の利用の状況は、ご案内のとおりさまざまでありまして、利用されない場所もありますし、頻度が高いところがもってさまざまという表現になろうかと思っております。したがって、その場所によっては砂の動きぐあい、汚れぐあい、そういうものを判断しながら、入れかえとかそういうものをさせていただているところであります。
 それから消毒関連は、5月ごろと8月ごろ、年2回、利用状況にかかわらず実施をさせていただいております。ただし、しかし、消毒、特に犬については放し飼いというのを一応禁じられているわけでありますけれども、猫の場合は、移動が容易でありますから、猫の砂場に入ること、それから、たまには犬の砂場に入ること、一応管理責任はあるわけでありますけれども、管理という、飼っている方の管理、飼育責任というんですか、あるわけでありますけれども、そこの問題は、絶えず気にしているところであります。したがって、飼われている町民の方々の、ひとつ、ご協力をいただかねばならないのかなと、こういう啓蒙していかねばならないと思っております。
 それから、業務委託、管理、除草、それらについては、除草剪定については、除草については先ほど申し上げましたように、人材センターが主で、その他方以外については、指名競争入札。それから除草については、町内業者を優先しているようであります。 1,900万ぐらいのうちの除草関連が 1,500万ぐらい使っているんですか、そういうことであります。
 それから、花壇、今、公園における花壇というと、役場は役場の方で都市公園法云々というのあるんですね。議員おっしゃるように、本当に町内会、団体で国体の話出ましたけれども、ああいう形で花を地域でということであれば、町内会なり何なりでやらさる、またお手伝いをさせていただく、こういうことはやぶさかでないと思っております。ただ、公園について、町管理というと、いろんな公園管理の一つの決まりがありますから、面倒でありますけれども、議員おっしゃるような、繰り返しますけれども、おっしゃるような形でありますと、いろんな、見る人、お手伝いしていただく人も、一つの例でありますけど、今でも長い間つづいている西コミ、西成田コミュニティー推進協議会、6町内会、規模は小さい、人口的には規模は小さいんですけれども、30年以上にわたって町内会ごとに花壇づくりをやって、通過する人たち、地域の人たちの花によるお出迎え、いやしと申しますか、心の和み、こういうものを続いている。これは非常にありがたいと思っておりますし、こういうものをなお一層広がればという思いもあります。したがって、そういう空気が出ればお手伝いすべきだと思っております。

議長(相澤 武雄君) 4番千葉 達君。

4番(千葉 達君) 一つだけ、再質問させていただきます。
 砂場の砂の補充ですが、おおむねどのくらい減った場合補充対象になるのか。また、それは点検の時点で、町当局がやるのか、それとも地元町内会が要望書を出してやるのか、そこをひとつ、お答えしていただきたい。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 入れかえについては、責任は町でやっております。あと、現実的にどのぐらいの頻度は、技術的な、課長の方から申し上げさせていただきます。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 砂の補充関係の基準なんですが、これは、こういう場合に補充していくという基準は、今のところありません。状況を判断して補充しているところでございます。

議長(相澤 武雄君) 4番千葉 達君。

4番(千葉 達君) ということは、目勘定で、そうしますと、要望する方と対処する方との差が出るんじゃないかと。知っている限りでは、表面より10センチが基準とほかの町村では耳にしておりますが、おおむね10センチ、その辺、もう一度お答え願います。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 10センチとか何とかという、そのセンチまでの基準というのはございませんが、その砂場、砂場で、その砂の状態、それから砂の深さ、そういうものとか見て、対処している状況でございます。

議長(相澤 武雄君) 次に、3番山路 清一君。
3番(山路 清一君) 私は、次の2点について質問します。
 1点は、役場庁舎内に、町民が気兼ねなく食事をとることのできる場所についての質問です。
 富谷町役場周辺には、コンビニはありますが、食事のできる店はなく、来庁舎町民が午後にまたがる用事のときには、一度家に帰るか、また車で離れた所まで食事に行かなければならず、大変不便を感じているのが現状です。特に、展示会等の鑑賞、議会開催時の傍聴など、町民の方々が余裕を持って役場を訪れ、町の行政等に接するには、庁舎内にだれにも遠慮することはなく、また気兼ねなく食事のとることのできる場所は必要だと思います。近隣町村においては、町民ホールの中に和室、そして洋間にテーブル等を置いて、また自動販売機などを設け、住民が気兼ねなく訪れ、交流を図れる場所を提供する町も見受けられます。
 富谷町の住民が、手弁当と軽食のとれることのできるスペース、経費を最小限に、役場の、例えば1階町民ホールの一部、2階町民ギャラリーの横、これは大変問題があるかもしれませんが、展望ロビーの一部、また、3階にある一部屋を住民に提供できないものでしょうか。当然のことですが、ごみ箱などは置かず、出たごみは当事者に持って帰っていただく。常に整然ときれいに使用するということで、第1の質問事項としまして、役場庁舎内に町民が気兼ねなく昼食、軽食をとれる場所を確保できないか、質問いたします。
 次に、「ごみのポイ捨て及び犬のふん放置」の町民・他市町村への周知徹底策についてです。
 私は、以前に一般質問で「ごみのポイ捨て及び犬のふん放置条例」について質問しましたが、いまだ目に余るものがあり、角度を変え、今回またお伺いいたします。
 町民・他市町村への住民の富谷町の「ごみのポイ捨て及び犬のふんの放置」の周知徹底策として、前回は町の広報紙等により訴えていきますとの回答がありましたが、なかなかすぐには浸透されず、現状を見ると、条例制定前とさほど変わっていない状況です。町民等、一人一人のモラルの問題かは知りませんが、いまだたばこ、空き缶のポイ捨てが多く見受けられ、中にはコンビニのビニール袋の中にわざわざ弁当の空き缶とか空き瓶を入れ、道路の真ん中に投げていく人もおります。また、ひどいのは、富谷町のごみ捨て禁止の立て札の立っているところ、そこにはこのように書いています。「心のきれいな人は、ごみを捨てられませんね。良心に期待します」と。山と木と花の美しい絵が書いてある立て看板のところにも、古くなった電気製品、そして古タイヤなどが捨ててあり、町内一斉清掃時に、清掃に参加している方々より嘆きの声が上がっています。「ごみポイ捨て禁止条例」の横断幕・大型看板など、お金をかければそれなりの効果はあるかもしれませんが、住民、他市町村の方々に富谷町が取り組んでいる姿勢の周知策として、9月一般質問で、同僚議員の防犯ステッカーの、町の公用車への表示がありましたが、それらのことを踏まえ、簡単にでき、余りお金のかからない方法として次のことを質問いたします。

  • 一つ、本年度、今まで、不法投棄に費やした処分費は幾らですか。また、平成14年度、15年度は幾らかかりましたか。
  • 一つ、町民、特に他市町村に本町の条例を知らせる方策を考えていますか。
  • 一つ、富谷町の所有の公用車に、条例取り組みのステッカー等表示できませんか。
  • 一つ、希望する町民所有の車に、条例取り組み参加のステッカー表示はできませんか。
  • 一つ、ポイ捨て・犬のふん防止対策用の腕章はできませんか。

 以上お伺いいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 2点についてお答えいたします。
 第1点の、役場庁舎での食事云々でありますけれども、まだご案内のとおり、ここに移って2年ぐらいの経過、間もなく2年ですか、こういう時間的な浅さもあるわけですから、まだ途中かもしれませんけれども、ここに移っての状況を見ますと、結構、今の、3階は余り気づきませんけれども、1階、2階のお茶を飲みながら、また自販機もあるようです、特にお茶を囲みながら、家族の雰囲気、お友達の雰囲気、グループサークルの雰囲気、そういう人たちが三々五々、お弁当も開いておるときもあるようですし、また、ここの場所が待合のお話の場所に供しているような雰囲気も、一つ一つ申し入れ制じゃありませんから雰囲気の感じでありますけれども、そういう傾向にあります。
 一方、議員おっしゃるように、多少区切りをつけてしまうと、今の町民ホールの利用、食事以外の利用状況、定期的にというか、たまにやっているいろんな催しもありますけれども、結構、土日なんかとか、そういうものを使って教室、それからグループとかそういうののおさらい会とか、いろんな形で使われている、大変うれしく思っているこの期間であります。したがって、ここでおっしゃるように、区切りとか何するよりも、今の形をもう少し様子見ていいんじゃないだろうかと。非常にほのぼのとした雰囲気で、1、2階出たり入ったりするときに見受けられます。非常にうれしく思っておりますので、もうしばらく様子を見てていただいて、またいろんなことをご提案いただけばありがたいなと、こういうふうに思っておるところであります。
 それから、第2点の、全くごみ問題の不法投棄問題でありますけれども、1年間の処理状況、10数トン、決して減っておりません。微増でありますけれども、ふえております。それの処理料もかなりかかっておる状況にあります。それ以上に、お話のように条例の徹底方策、もちろん条例であのような条例をもったわけでありますけれども、周知徹底、町外についてはなかなかそれはできない分もあります。ただ一つは、今、お話ありましたように、看板、そういうもので通過の人たちにお知らせするとか、それからチラシなんかで広域的な動きがありますから、そういうものでお知らせするとか、富谷町の取り組み状況、そういうことで今までも進んできましたし、これからも、これよりもまた形を変えるというのは、町外に対しては大変かなと。ただ、富谷町内を通過する人たち、そういう方々に対しては、看板、そういうもので周知徹底して意識の高揚を図ってまいらねばならないのかなと、こういうふうに思っております。
 それから、町の公用車、それから希望する町民の車にステッカーの関係でありますけれども、最近、大変皆さん熱心に取り組んでいただいて、防犯活動の腕章とか、いろんな目印とか、そういう意見もかなり出てまいりました。それから交通安全を出てまいります。これは、だれかが今お話しのように、これ関連。それで、何種類も、お金的よりも何種類もどうなのか、それは宿題かなと。じゃあまとめてごみですよ、交通安全ですよ、防犯ですよという、一つの腕章に書く、これもまたおかしいのか、少し時間をいただいて、これは総合的に町で町民なり町外の人たちにアピールする方法を、少し時間をいただいて、一生活環境課でなくて町の全体でいろんな提案をいただきながらお示ししていくべきかなと、こういうふうに思って、それによって町民のご協力をいただく、こういう方式をとらせていただきたいと思っております。ひとつ、その節は、いろんな考えられることを書面なり何なりでお知らせ、ご指導いただければありがたいと思っております。

議長(相澤 武雄君) 3番山路 清一君。

3番(山路 清一君) 一つだけちょっとお伺いいたします。
 先ほど、町民が食事できる場所ということで、町長のおっしゃること十分わかります。町民ホール、やはりいろんなことに使いまして、そこにどうのこうのと言うんじゃなく、私が今考えているのは、簡易間仕切り等を置いて、用事があるときはどけるということで、その程度のことで、ここで食事ができますよというような、表示と簡易間仕切り、つい立てみたいなの、簡単に当初それやることはできないかということで、ちょっと再質問ということでお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) できれば、せっかくのオープンスペース、特に1階などは、あの雰囲気なものですから、結構まことに先ほど申し上げましたように、申し込み制ではありませんから、ご利用なすっている方々、本当に、ああ、ここでお互い時間の調整して会いましょうとか、一緒にお話ししようとかという、仰々しい雰囲気でなくて、日々見てますと、とてもほのぼのとする集いなんです、テーブル囲んで。ですから、そんなに行って聞いたことはないんですけれども、意外と離れて見てますと、ほのぼの感があるんです。どうしても会議がなければ食事出ないよという雰囲気でもなく、とてもいい雰囲気出るんで、もう少し様子を見てあげたらいかがでしょうかなと。利用なすっている方々、例えば提言箱に出てきたり、いろんなあれば、また議員からもいろんなそういう話も参考にしながら、もう少し様子を見たらいかがでしょうかと。決して立てるのが嫌でなくて、今の雰囲気をもう少し大事にさせていただきたいなと思って、日々おるところであります。

議長(相澤 武雄君) 次に、7番相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 私は、少子高齢化対策と本町の道路行政について、2点について質問をいたします。
 先に同僚議員が何問か質問されておりまして、それと重複する部分が何カ所かありますので、ご了承願いたいと思います。
 少子高齢化対策について。
 平成14年1月、厚生労働省の人口問題研究所は、我が国の推定人口を公表しました。一人の女性が一生の間に生む子供の人数を示す合計特殊出生率は、5年前の1.61人から大幅に下方修正し、1.39人となり、平成12年の国勢調査による我が国の総人口1億 2,693万人が、50年後には1億59万人に減り、高齢者人口は32.3%から35.7%と、3人に一人が老人となります。また、50年後には、年間に生まれる子供は現在の 119万人から69万人と半減し、14歳以下の年少人口は 1,851万人が 1,084万人となり、65歳以上の老年人口は 2,204万人が6割増の 3,586万人となります。これらは、現在の社会システムである現役世代が高齢者を支える年金や医療、介護など社会保障制度に大きな影響を与えることは必至であります。出生率の低下の背景には、女性の社会進出によって未婚率が高まる一方で、働く女性が多くなれば、それだけ仕事と子育ての両立に大きな負担となります。それぞれの地域で男女とも育児休暇をとりやすい雇用慣行、保育所の整備などにきめ細かな具体的な独自の施策を急がねばならないのです。結婚や出産は個人の自由な選択の領域で、他人が干渉すべき問題ではないのですが、育児、労働時間、保育の問題は、町の責任であります。特に、待機児童の解消のための保育所の増設、サービスの充実は急を要し、さらに乳児保育、夜間保育、時間延長保育、病気による児童保育など、良質で多様な提供が期待されています。国は、少子化の進行に対応するために、1995年から子育て支援のための総合計画「エンゼルプラン」を策定しました。10カ年計画で 600億円の助成を行うこととし、その中心は3歳児未満の受け入れ枠を60万人に拡大し、時間延長型保育サービスの事業の拡充、子供の送迎に便利な駅型保育サービス事業の創設等を挙げています。この10カ年プランは、現状把握やニーズの調査、意見聴取を初め福祉、保健、医療、教育、労働、住宅、生活環境整備など、子育てに関連する広い分野にわたって、男女がともに歩む社会づくりのために、女性に優しい職場づくり、子育て家庭支援推進事業を盛り込み、安心して子供を生み、育てる社会をつくろうとするもので、平成17年までの10カ年計画として策定されています。本町におけるこれまでの対策、実施、活動状況についてどうなっていますか伺います。
 出生率が高い自治体は、行政支援が充実し、同居家族が多くて、地域ぐるみで子育てする支援が整っていることが、厚生労働省の研究チームの調査でわかりました。2000年の出生率が1.86人と、調査対象中最も高かった秋田県鹿角市は、三世代同居の割合が全国的にも多く、定住施策として工場を誘致し、若年既婚社のUターン、Iターンを促し、町民の働き場所を確保し、就学前の子供はすべて保育園で受け入れています。同市には、独自の保育料の減免や、出産育児支援資金制度などもあり、同じ地域に住む両親や祖父母が子育てを支えてくれる環境が機能していると見られます。結婚して妊娠し、出産前の定期健診の医療費やその他の準備費を考えると、生むことさえもためらってしまうという人が非常に多くなっております。出産前の医療費の助成をし、安心して生める制度を確立するのも、これからの自治体の責任であると思いますが、伺います。
 次世代育成法案の関係で、子育ての行動計画を出すと思いますが、子育てサービスの面だけでなく、思春期までを見通した上で、乳幼児の時期の重要性を忘れないでほしいです。子供の発達という原点をしっかりと持ってほしいです。財政的には、これからも厳しくなると思います。子供にかけるお金というものは、今、結果が見えるというものではないです。しかし、今、お金をかけないでいると、将来負担はもっと重くなります。そういう長期的な視点を持っていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
 次に、高齢者に対するプランについてお伺いします。
 高齢化社会がいよいよ本格化し、学会からそれぞれ対策、理想を掲げて盛んに論ぜられております。そこで、安心して老人になれるまちづくりとは何かを考えていただきたいのです。これからの老人対策は、公的な行政サービスと自己の自助努力、元気な老人と病弱、介護を必要とする老人、ひとり暮らしの老人等に区分し、きめ細かな対策が必要です。人間は、だれでも老人になります。決して他人ごとではなく、自分のことなのです。核家族化、少子化、共働き等、社会が大きく変化し、幾多の問題を抱える中にあって、これから高齢化社会がどう進展し、一人の人間としてどうかかわりを持つべきか。ただ、長生きするだけでは幸せではありません。自分も弱ったときにだれの世話になるのか、だれしも不安に思っているのです。いずれ、老人になるが、老人も世話する者も幸せな社会でなければならないと思います。これから本命の長寿社会を迎え、老人意識を酌みとった実効性のある、地についた計画の見直しを行うべきではないかと考えます。そこで、次の問題について伺います。
 高齢者の機能回復訓練を含めた多目的の生きがいセンター施設の設置については、どのように考えますか伺います。また、今後、経済は成長より安定を目標とせざるを得ない、年金予算を減らし労働力を確保するには、高齢者がいつまでも働けるようにしなければなりません。みずからも、年寄りにならない気持ちを持つことも大切であります。長い間に養われた知識や技術を使わずに遊ばせているとしたら、もったいない話であります。熟練技術は、高齢者の特技といっていいです。生きがいとは、せんじ詰めると、勉強や労働によって、わずかでも社会に貢献できるということであります。老人の知識、経験、あるいは技術を生かした働く場の確保を考えていただきたく伺います。みずから進んで健康を保持し、健康管理の予防知識の学習の場の提供等については、どのように考えますか、お伺いします。
 また、高齢者による子育て支援の輪が広まってきており、趣味的な範囲にとどまらずボランティアを初めとする、生涯現役活動への期待は高まるばかりで、世代を超えた交流は、高齢者、子供の両者にとって有効と言われています。高齢者にとって、子供との触れ合いが生きがいづくりになるばかりか、要介護とならないためにも、一定の効果があることがわかってきています。その一方で、子供たちもさまざまな立場の高齢者と触れ合うことで、優しさや礼儀正しさなどの社会性、生きる力を身につけることに役立っていると見られています。そこで、小規模な多機能多世代共生型(養老統合)拠点の創設を考えますが、町長の所見を伺います。
 次に、本町の道路行政について伺います。
 町道の整備は、町民からの強い要望であり、その数は非常に多いと伺っております。特に、通学路やスクールゾーン内で歩道の設置をしなければならないところは限られていると見受けられます。以前もこの場でお伺いしたときに、現在の社会経済情勢の中で、道路予算は限られており手が回らないというお答えでした。しかし、通学路の整備は、子供たちの安全を確保する上でぜひとも必要で、行政の責任であると考え要望します。立派な歩道でなくとも、緊急避難的に側溝にふたをして一時的に歩道として利用することはできないのでしょうか、お伺いします。
 次に、町道整備改修についてお願いしたところ、優先順位をつけて決定しているというお答えがありました。だれが、どのような基準で決定されているのか、優先順位の基準がありましたらお伺いします。また、順位を決定するための効率化を進めるねらいとして、道路評価システムを導入されてはいかがでしょうか。住民からの道路の改装や歩道設置などの要望について、緊急性、費用対効果などの事業効果、地域での合意などの事業の容易さを示す事業化要件を基準に一次評定を行い、地域特性に関する二次評定を通じて必要性を判断する。その結果に基づき、事業を実施するか代替措置を講じるかを決定し、町長に報告する。また、結果を住民に公表することによって、理解を得ることができると考えますが、以上お伺いして質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 2点についてお答えいたします。
 第1点の少子高齢対策云々でありますけれども、これまで少子、核家族の進行や女性の社会進出などの子供を取り巻くお話のとおり、社会情勢の変化はそのとおりであります。お話のとおり、平成9年度に富谷母子保健プランを策定し、育児不安軽減のため友づくりの機会を設けたり、子育て情報誌の発行によって子育て支援を推し進めてきたところであります。富谷母子保健プラン計画の見直しの時期に際して、「ふるさと健康長寿21」などの整合性を図りつつ、保健福祉事業の見直しを行い、総合的な事業体系を具現化した「富谷健康福祉21」を、平成15年度につくらせていただきました。この計画は、乳児から高齢期までのすべての年代、お話ありましたすべての年代を対象とし、関連機関と連携を強化しながら事業の充実を図っていくことが特色に挙げております。今後、この計画の推進になお一層努めてまいりたい。さらに、平成15年に施行された次世代育成支援対策推進法に基づいて策定することになる市町村行動計画については、意識調査や現状分析もやや終わったところであります。引き続き17年度から、5カ年の子育て支援策の計画を策定する作業に移り始めているところであります。
 次、先ほどの朝ほどもありましたけれども、妊産婦にお手伝いということでありますけれども、安住議員に申し上げたとおりであります。
 それから、生きがいセンターの設置ということでありますけれども、今、町には、ご案内のとおり福祉センター、生きがいと健康、仲間づくりを目的として、機能回復訓練を含むさまざまな事業を進めておるところでありまして、それのセンター機能ということ、ではなくて事業内容を充実していくことが優先だと思っております。今ある施設、センター、福祉健康センターが基礎でありますから、あそこを輪にしてほかにある施設をいろんな、複合的に使いながら進めてきたところでありまして、事業の、施設、そういう物的なのでなくて、事業の内容によって進めてまいらねばならないと思うのであります。
 それから、働く、まさしくそのとおりで、先ほどもお話申し上げましたように、富谷は人材の宝庫であります。さまざまな経験者、いろんな移動して経験してきた方がさまざまおりますから、そういう人たちは人材の宝庫でありますけれども、とりあえず、今、人材センターが立ち上がったところでありまして、ここを核として、また今、人材センターも限られた事業展開であります。経験積みながら、最終目標はもっと、業務内容と申しますか、範囲を広げていく基本姿勢が持っているわけでして、キーステーションは新たなというよりも、キーステーションは人材センター、せっかく熱心に 200名超えましたか、一生懸命であります。一生懸命取り組んでいただいておりますから、これらの内容、拡大、こういうものに町としてお手伝いをさせていただくことがいいんじゃないだろうかという考え方であります。
 それから、健康保持関連でありますけれども、まさしくそのとおりでありますけれども、町として高齢者の健康保持のために、一般的な健康管理のほかにいつまでも自立した生活を送ることできるよう、介護予防の知識も普及していく必要があると考え、一般的な健康管理の知識の普及として各種健康診断の結果に対する個別相談会、地区において行われる健康教育の教育、老人クラブ参加者に対する移動健康教室など、生活習慣病、骨粗鬆症を予防、食生活などについての学習の機会をつくらせていただいているところであります。参加者をなお一層ふやしていかねばならないと、せっかくのメニュー提供しておるところでありますから、参加者をふやして周知徹底も図っていかねばならない。内容の充実であります。
 ほか、また、介護予防の学習の機会として、「脳力アップたいむ」「健幸度UP教室」とか、そういうことなどにも取り組ませていただいているところであります。
 それから、お年寄りと子供さんということで、これは健康センター、高齢者との児童の交流も手がけてきておりますし、もっと端的に動いているのは、公民館の世代間交流が各地区でかなりの頻度で動いているものを、なお推し進めてまいる所存であります。
 第2点の道路問題でありますけれども、側溝に一時的にふたということでありますけれども、これ、ご案内のとおり、先ほどもお話ありましたように、場所によって内ぶた構造でないの乗っかっていたのは危険度があって、外してきた 230キロの中で。最近は落ちぶた方式できちっとしたものがありますから、そういうものについてはいいんですけれども、そうでない場所に一時的にということになりますと、危険度が、管理責任が問われます。一方、また、それを落ちぶた方式に改修したらいいんじゃないだろうかという議論になろうと思いますけれども、 250キロの管理、町道の中でなかなかそれすら大変な、道路に対する側溝は倍の距離があるわけでありますから、それの行政体力というのは、なかなか大変ということできたので、管理責任、それからそういうものもろもろを考えますと、緊急避難というのは、一個人の庭とか、そういうものでしたらいいですけれども、公としてはなかなかこれはやりづらいことでないだろうかと思います。やるべきでないというふうに思っております。
 それから、優先順位の決め方、その前に決め方でありますけれども、これだけの、最近はやりで国とか県で評価システムなどを取り入れてきているところがはやりのようにあります。しかし、富谷町ぐらいの小さな面積ですと、決して町長の一存とか課長の一存とかで優先順位を決められるものではありません。町民の目からいろんな町内会のご要望とか、そういうものを勘案しながら優先順位とか交通量、そういうもの、いろんなことをしながら優先順位を決めてきたところであります。交通量、住宅の密集度、それから改修状況、路線の種別、そういうものを判断して担当課が議会にご提案して予算づけをして今日まできた形は、私はこのぐらいの小さな町村だと、まだいいのかな、手間暇からすると、いかにも公平なようだけれども、決して課長一存とか、繰り返しますけど、町長一存でやっているわけでないんでして、これはこのぐらいの面積だと合意形成、手間暇よりもいいんじゃないだろかと。今の方式をとっていきたいと思いますし、優先順位、評価方式もまだそこまで踏み込まなくても大丈夫かなと、こういうふうに思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) この際、3時20分まで休憩いたします。
午後3時00分 休憩

午後3時20分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 道路のことについてお伺いしますけれども、先ほど、答弁の中で、側溝が落としぶた式と、それからそうでないのがあって、落としぶた側溝については対応ができるのではないかというふうなお答えに私は聞いたんですけれども、特に通学路となっている部分について、子供たちの安全を確保する上では、延長線全部と言わなくとも、落としぶた側溝が入っているところはそのようにふたをしていただけるかどうかをお伺いしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 具体に私も全部掌握して、落としぶたでなくて、ふたがないところというのは、ごく一部、 230キロの町道でごく一部なのかなというふうに思って、今、担当の課長の方からしますけれども、くわしく説明させたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 落ちぶた式の側溝につきましては、一部落ちぶた式の側溝が入っているところがございます。

議長(相澤 武雄君) 7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 入っているところが一部あるということですけれども、それについてはふたがかかってないんです。特に、穀田線については大分その方式の側溝が入っておりまして、それについては対処できるのではないかというふうに考えますが、町長の考えを伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 今、固有名詞出ましたけれども、穀田線については、大分神経使う必要があると思っております。通学路、特に富谷高校、あの集落の児童、生徒については、いることはおりますが、本当に少ないんですけれども、あの道路改修のとき、富谷高校の開設も念頭にありましたから、そういうことで歩道をやればとても高速にあり、河川あり、住宅ありということで、とりあえず富谷の南北をつなぐという幹線として、あのときさせていただきました。そのとき、歩道はなかなかできない、それで側溝はそういうことしたんですけれども、ふたをつければ、今度歩行者が入るけれども一方であの状況で重量車両がどうなるか。そいつが渡ってということで、たしか開閉型になってた経過だと、今思い出しているわけですけれども、あの分だけかけるというのはいかがなんでしょうか。学校の周辺と、今、議員お話あったように、学校周辺とか、そういうごく一部でしているんですけれども、あの町道はかなりの重量車、通過、町道にしても大きな自動車が通るとこで、今度それを使われて大丈夫かなということも検討する必要があろうと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次、13番細谷 禮二君。
13番(細谷 禮二君) きょう最後の一般質問になりました。私からは、二つほど質問いたします。
 第1点目は、環境美化と整備の充実についてと題して質問いたします。
 環境美化条例に、町民、事業者、土地または建物の占有者、町が一体となって、空き缶、空き瓶、紙くず、たばこの吸い殻、住宅団地内の空き地の雑草の繁茂、枯れ草の放置を防止し、美観が損なわれることのないように環境美化の促進を図ることを目的とし、この環境美化目的達成のために町民はみずからその身近な地域における清掃活動、環境美化の実践活動に積極的に参加し、環境美化の促進に協力しなければならないとあります。各町内会でも、4月、6月、7月、10月、12月、年5回クリーン作戦を計画し実施しております。公園内の除草、道路の清掃、側溝升の掃除、空き缶・空き瓶・紙くずを拾い環境美化に積極的に参加していることは、町長もよく御存じのことだと思います。町内会の住民の力だけでは、どうしてもできない場所があります。それは、明石台西バス停前ののり面の傾斜で、住民には危険な箇所です。町では、1回目は完全に除草しますが、2回目は部分の除草で防災美観を考え年2回完全にのり面の除草をすべきではないか。
 そこで質問。
 七北田西成田線、明石台西バス停、ちょうど5丁目に当たります。2回目の除草は、のり面の上下1メートルは除草されていますが、のり面の真ん中、幅8メートルから10メートル、長さが 100メートルが除草されずトラ刈りになっている状態です。防災美観を考えて、町当局で年2回完全に除草すべきではないかお伺いいたします。
 2点目、同じく宮沢根白石線、明石台4丁目ののり面も同様に、年2回完全除草、また防災美観を考え、低樹木の植樹、例えばハギのようなものを植樹し、美観景観を整えてはいかがなものかお伺いします。
 3番目、明石台5丁目44の空き地、だれが一体除草するのか、まずお伺いします。
 2点目についてお伺いいたします。
 2学期制の見直しについて。
 我が国の教育を取り巻く環境は厳しいものがあります。学校、家庭、地域を含めた社会全体の中で、教育のあり方についていくことが現在求められております。「生きる力」を育成と「確かな学力」の向上を求める教育改革に、仙台市教育委員会では2学期制の導入が平成14年度から実施されています。私も、平成14年3月に定例議会において「満足感の得られる2学期制の導入を」と題して一般質問しましたが、その際、教育長の答弁は、「校長会で話題として話し合いをしております。これからいろいろな情報収集を行い、後々悔いのないように取り組みをすることで、万全を期し検討していきたいと考えております」という答弁でした。現在、2学期制を導入している学校は、仙台市教育委員会、仙台市は大体全校が2学期制を導入しております。大河原教育事務所管内、石巻教育事務所管内、栗原教育事務所管内、迫教育事務所管内で、全国的にも2学期制の導入が広がりつつあります。我が富谷町では、2学期制についてどう考えているのか。
 そこで質問です。
 平成14年、15年、16年度町内の小中学校で2学期制、テストケースとして実施した学校はあるのかどうか。また、その結果はどうであったのか。
 2番目、富谷町では、2学期制の導入は何年度から実施するのかお伺いしたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 環境美化関連の除草でありますけれども、ご指摘のとおり、明石台5丁目西バス停周辺、大変幹線道路で、特に丁字、十字路化しているような場所でありますから、特に目にとまる場所であることもご指摘のとおりであろうと思っております。ただ、2回といってもそのとおりで1回は全面刈り、2回目はトラ刈りというとそのとおりなんですけれども、ただ、町全体ののり面からすると、これ全部あの方式で2回刈りというのは、財政的に困難、まだ移管されてないのり面も一部ありますけれども、近々移管される分も出てまいりまして、総面積、相当の面積になってくるんではないでしょうか。しかも、平らでなくのりですから、あのとおりの、明石台、成田、大清水、桜木などなどかなりの面積になってくるんで、財政的に大変困難な状況だと思っております。一方、景観だけど、本当に痛ましい、大変苦しい答えになりますけれども、なかなか財布の方が手が回らないのかなと、こういうふうに思っておるところであります。
 次、宮沢根白石線の関連でありますけれども、これものり面については基本的に同じ方式で、全面刈りと、それから片切りと申しますか、そういう方式をとってきております。同じような形になろうと、これからもなかなか実施するというのは大変かなと、このように考えております。
 それから、植栽、植樹についてご提案あったわけでありますけれども、これらについてのり面の保護、それからそういうものからすると低木だからいいのかどうか、管理上の問題も一つありますけれども、のり面の、根によって崩れる心配、河川敷などはかなり制限してきた。それにのり面も準ずるんではないだろうかなと、こういうことで、では一方で植栽しているんではないかというご意見もあるはずでありますけれども、法律上、林地開発ということで造成緑地として、これは必ず植えなさいということで、最初から計画的に、それはのり工法も、それなりの工法でやっているのではないでしょうか。決められた造成緑地、例えば役場の西面などは、これは造成緑地という、最初から法律に基づいて、富谷町でやっているんでなくて、国の制度の中で造成緑地、それから自然緑地、そういう仕分けの中の一つであります。町内にも、そういう場所は何カ所かあるはずであります。ですから、そういう工法等、何かあるのかなと、こういうふうに思って、今、お話しの範囲などというのは一つのご提案と思いますけれども、もう少し技術的に担当課の方でどういうふうになるのか、検討はしますけれども、まだ今のところはちょっとかなというふうに思っております。
 それから、5丁目のだれが除草するかということであります。これは個人所有であります。それで、今、大変な状態の個人所有でありますので、なかなか督促、催促、間断なくやっているんですけれども、町全体の一こま所有者もありますし、大きな所有者もあるわけで、さまざまでありますけれども、町としては管理責任を問いながら、何度も催促しているけれども、特にあそこは大口所有者なのもですから、ああいう状態で大変町としても困っております。ましてや、住んでいる明石台の方々、大変息苦しいはずでありますけれども、何とも、今、町で手に負えない状況の実態であります。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) 2学期制についてのご質問にお答えしたいと思います。
 第1問は、15年度、16年度町内の小学校で2学期制を実施した学校はないかというところ、そして、その結果はというところですけれども、正式に実施している学校はありません。ただ、平成14年度から富ケ丘小学校で評価領域、いわゆる通信票です、の2期制を実施しております。そして、15、16といろんな経緯を踏まえて、補助評価制というんですか、通信票でない評価をしております。その結果ですけれども、夏休みに入りまして、すぐ保護者との面談が実施されまして、子供たちに意欲を持たせるために学習を通した有効な夏休みということで、保護者と面談を通します。そしてもう一つは、学習相談日といって、先生方が出勤するときに合わせながら学習をしていくという方法をとっております。正確な2学期制ではありませんけれども、そこまで実施しております。
 2学期の導入の、これからの予定はというところですけれども、富ケ丘の今までの実践、試行等々踏まえまして、17年度から富ケ丘小学校を試行導入校に指定しまして、生きる力の基礎となる確かな学力、確かな社会力、そしてもう一つは確かな心身のはぐくみのための時数の確保、それから効果的な指導のあり方、それから適切で意欲の持てる評価のあり方の実践に向けて条件整備をしていくことといたしました。その結果を、その実践状況を踏まえまして、検証と同時に保護者、地域の理解、それからやはり関係機関、団体とのかかわりを含めた調査研究を進めていって、その成果を慎重に慎重に確かめながら、もしできるならば平成18年を目安として、全町で導入していけたらというふうに考えております。今のところ、そこまでです。以上です。

議長(相澤 武雄君) 13番細谷 禮二君。

13番(細谷 禮二君) 1番、2番目、七北田西成田線、それから宮沢根白石線は、これは幹線道路と、先ほど町長さんもお話があったとおりだと思いますが、明石台公園ののり面は、年2回、あそこは除草されて、非常にきれいになっているわけです。その隣が年1回半と。2回目のときはトラ刈りのように、非常に目に、余りにも差があるのではないかと。そのところ、先ほどお話したように、幅が8メートルから10メートル残って、長さがちょうど 100メートルぐらいが除草されません、上と下だけは刈ってあって。ですから、もう少し町の方の行政の方で力を入れて、または町内会の要望などを聞いていただいて、幹線道路の表のところだけは2回完全に実施する方法を考えていただきたいと、こう思いますが、町長の考えをお聞きしたいと思います。
 それから、3番目の明石台5丁目44番地のところ、あそこは何か、差し押さえられて除草が全然できない状態で、現在、草だけが1メートル以上になっております。その際、私も仙台地方裁判所の元判事の人からいろいろ聞いて、「こういうことで困っているんだけど」というようなことを、ちょっと話をしましたら、「管財人がいるから、管財人のところへ、町内会で困っているから一応連絡をしてみて草を刈っていただくようにお願いしてみてはどうでしょうか」というようなアドバイスをいただきました。やはり、差し押さえをされていると、いつまでたっても何年もそこのところは除草されず、住民が非常に迷惑をこうむるということで、やはりそういう手段もとってはどうかということです。
 あと、2番目の2学期制については、では平成18年度から大体完全実施するということでよろしいでしょうか。一応確認をしておきます。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほどから申し上げていましたように、すぐ道路に面している、ご指摘の場所は面しています。少しあと距離を置いていてもかなり目につくのり面が、今、頭にちょっと総面積が入っていませんけれども、相当の面積になってきております、町関連が。したがって、お答えできるまで、かなり大変かなと、このように思っております。気持ちの上では、本当に、意見としては私もそのように思います。2回刈りたいなと思うんですけれども、なかなかそちらの方で手が回らないのかなと、このように思っておるところであります。
 それから、私有地の管理状況、それは除草もしかりでありますけれども、お話のとおり管財人を通じたり何なりして、当然、督促催促しているわけでありますけれども、ご案内の状態であります。しかし、今後もなお一層努めてまいらねば困るわけでして、区画が1区画でさえ非常に気になって、近所にすれば大変だと町内からいっぱいあるんです。ましてや、ああいうふうに規模が大きいとなおのことで、町としても頭を痛めていることも事実であります。なお一層督促はしてまいりたいと思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) 17年度富ケ丘小学校の試行導入、そして18年度に11校になるんですけれども、11校でも試行導入、あくまでも試行導入ということで、そしてそのまた慎重に慎重に検証を確かめながら、うまく乗れば次の年からということにしていく、一応考えの予定にしております。以上です。

議長(相澤 武雄君) これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
午後3時44分 散会

平成16年第4回定例会議事録(第2号)

平成16年12月15日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 磯前武君     
  • 6番 今村寿君
  • 7番 相澤榮君     
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 佐藤聖子君    
  • 12番 土井昭二君
  • 13番 細谷禮二君    
  • 14番 尾形昭夫君
  • 15番 小野進君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長兼会計課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主事 福原明敏

議事日程 第2号

平成16年12月15日(水曜日)午前10時00分開議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問 17番 永野 久子議員
1 元気回復ショートステイをもっと利用しやすいものに
2 地元業者への発注拡大を
16番 浅野 幹雄議員
1 町の福祉の充実について
11番 佐藤 聖子議員
1 大規模災害に学び備えを十分に
2 町主催敬老祝賀会を参加しやすいように見直しを
10番 伊豆田 待子議員
1 農業の担い手への取組みは
2 自動車リサイクル法について
18番 佐川 幸三議員
1 町立図書館の実現にむけて直ちに取り組むよう求める
2 温水プールの建設を急げ

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影などは禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は携帯電話の電源をお切りになって、静粛を保ち傍聴されますようお願いを申し上げます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、3番山路 清一君、4番千葉 達君、5番磯前 武君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(相澤 武雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) おはようございます。
 私は2件にわたって質問いたします。
 まず初めに、元気回復ショートステイをもっと利用しやすいものにということで伺います。
 「元気回復ショートステイ」は、在宅で介護を続ける家族など介護者がいっとき介護から開放され、文字どおり元気を回復するために富谷町独自の施策として実施されています。もともと介護保険が始まる前までは在宅寝たきり老人介護支援手当という名称で、在宅の高齢者を介護する家族などへ支援手当を交付するという形で実施されてきました。介護保険制度がスタートしてからは、介護保険のサービスメニューとしてのショートステイとは別枠の形であくまでも家族支援策としてショートステイの利用ができるようにしたものです。対象となるのは、要介護4度、5度の在宅老人を介護している人で、年7日間だけではありますが、介護保険のような1割の自己負担をせずに全く無料でショートステイを利用することができます。利用できる施設は現在のところ和風園と杜の風に限られています。介護する人が元気でなければよい介護はできないと言われますが、苦労の多い介護の日々にともすれば介護者自身が疲れ切り、余裕を失いがちになる中でわずかな時間、介護から開放されることでリフレッシュし、元気を取り戻すことができます。まさに「元気回復ショートステイ」の効果は大きく、介護者へのご褒美みたいなものでとてもうれしいという声もあります。
 ところが、実際にはこの制度の対象者でありながら利用したくても利用できないという状況が生まれています。例えば、95歳のAさんは在宅で家族の方が介護をしており、要介護度は4度ですから、元気回復ショートステイを利用できる条件を十分に満たしています。ところが、95歳のAさんは身体の障害とともに認知障害、いわゆる痴呆がありますので、町に指定された和風園、杜の風のいずれにも拒否反応が強く、宿泊することができないのです。Aさんは介護保険のサービスで民間施設エバグリーン・イズミを利用していますが、この施設になれるまで1年近くかかったそうで、1年かけて一つ一つ状況をクリアしながらようやく施設になれ、スタッフにもなれたといいます。この施設でならAさんもショートステイを利用することができます。エバグリーン・イズミの側も、Aさんは現に介護保険で日常的に利用関係にあるので、元気回復ショートステイの受け入れもできますとはっきり言っておられます。
 しかし、町は和風園と杜の風以外の施設の利用を認めず、その理由として施設の側が契約に応じないためだとしています。町が求める契約というのは、介護保険の利用関係のあるなしにかかわらず、元気回復ショートステイを利用したい人はだれでも受け入れるという条件をのむことが前提となっています。つまり、不特定多数の要介護者を受け入れることが条件となっているのです。ショートステイのベッド数がどこでも不足をしている現状では、現に利用関係にない高齢者まで受け入れるということは、施設側にとってはなかなか難しいことであり、そういう意味で契約に応じられる施設ばかりとは限りません。契約ということで施設側を縛る現在のやり方は相手が承諾しにくい条件を突きつけるようなもので、結局、和風園と杜の風しか契約できない状況になっています。
 利用者の側からすれば、和風園でも杜の風でもオーケーという、こういう高齢者だけが利用できることになり、ある介護者の方は「要介護4度、5度となると、よほど重症の寝たきりの人でない限り、大概のお年寄りは初めての人や場所を嫌がるものだ。なぜ、なれた施設を利用できないのか」と言っておられました。今のやり方は、新しい環境になじみにくいという高齢者の特性を無視した画一的なやり方だと言わざるを得ません。先ほどのAさんのご家族の方も「うちの母はもう95歳ですから、あと何年も生きられるわけではないし、今さら嫌がることを無理強いしたくもありません。しかし、せっかく元気回復ショートステイを利用できる権利があるにもかかわらず使えずに終わってしまうというのは大変残念です」と言っておられました。在宅で高齢者を介護している多くのご家族の共通の思いではないでしょうか。
 元気回復ショートステイの昨年度の利用者実績は対象者74人に対して、たった7人です。制度が絵にかいたもちになっているのは明らかです。新しい人間関係や施設に対して適応力が低くなる高齢者の特性を考慮するなら、基本的にそれぞれの高齢者がご自分のなれた施設でこの制度を利用できるようにするべきです。
 町が作成した介護生活マップによれば、介護保険制度のショートステイサービスを利用できる施設として和風園と杜の風以外にも富谷町内にある季館、大郷町の郷和荘、大衡村の七峰荘、大和町の希望の杜、仙台市泉区のエバグリーン・イズミ、シルバーホームいずみ、三本木町の百才館などが紹介されていますが、施設の数はこの介護生活マップを作成した時点よりさらにふえていると考えられます。これらの施設がそれぞれ受け入れを承諾した方については、元気回復ショートの利用ができるようにすれば、少なくとも今より制度の恩恵に浴することができる人はふえるはずです。町が施設側との契約条件に固執することで利用できる施設を狭い範囲に限定し、制度そのものの利用を狭めています。結果的に和風園と杜の風だけに利用を誘導させることになり、一部の人の利用に偏っているのが現状です。
 仮に施設側の了解を前提にした上でですが、高齢者ご自身が希望するどこの施設でもよいということにしたとしても、喜ぶ人がふえこそすれ、そのために困る人はだれもおりません。問題は不正な利用の防止ですが、その点についてもこの制度の対象者は、当局自身が全員の住所氏名を把握しているわけですから、事前の申請及び事後の領収証チェックなどをきちんと行えば不正利用の心配は全くありません。制度の改善は対象者が高齢なだけに、一日も早く対応すべきで、町当局が住民の声をどれだけ真剣に受けとめているかどうかが問われます。
 そこで、まず町当局は元気回復ショートの意義をどうとらえているのか。また、平成15年度の利用がわずか7人にとどまっている現状について、どこに問題があると認識しているのか伺います。利用者と施設間で受け入れの了解が成り立っている場合は、どこの施設でも元気回復ショートを利用できるように改善するべきだと考えますが、いかがでしょうか。同時に、その弊害になっているのが契約問題ですが、町が施設側に求めている契約というのは、これまで利用関係にない全く新たな不特定の高齢者までも受け入れることが条件であり、これでは施設側は慎重にならざるを得ません。契約という形で施設側を縛るのではなく、柔軟に対応することで利用施設の対象を広げるべきではないでしょうか、伺います。
 第2点目として、地元業者への発注拡大について伺います。
 経済情勢が依然として厳しい中、地元中小業者、商店は必死で営業を守っています。11月22日に行われた町商工会と議会の産業建設常任委員会との懇談会では、商工会会員から不況なのに地元業者に対する町の仕事が少ないとの切実な声が出されておりました。町の普通建設事業は昨年度約12億円、備品購入費だけでも 7,195万円です。この公共事業、物品購入等の発注を地元優先のスタンスで行えば、地元業者の仕事をふやし地域経済を活性化させる大きな力になります。
 去る9月に企業立地促進条例の初めての適用としてボーダフォンコールセンターに 4,686万円の奨励金が交付決定されました。企業立地促進条例は、事業所の誘致政策として平成14年9月に制定されたもので、3年間に限り主に固定資産税の全額の実質免除と、正規雇用への奨励金交付とが行われます。今回交付された 4,686万円は昨年度の富谷町商工費の総額 3,926万円の約 1.2倍にのぼります。富谷町の商工振興施策全体、商工業者全員を束にしたよりもボーダフォン1社への交付金の方がはるかに多いのです。地元の中小業者への町の支援がいかにお粗末であるかを端的に示す例ではないでしょうか。しかも、ボーダフォンに雇用されている富谷町住民 210数人のほとんどがパートで、正社員はたった4人です。住民の雇用促進を制度のうたい文句にしながら、実際には莫大な町民の税金が正社員の雇用増にはほとんど結びついていないのです。
 これに反して、商工会に加入している工業部会の8社だけでも正社員50人を雇用しているとのことです。経営難から社会保険を脱退し国保に移行する企業が続出している昨今の情勢下でも、富谷町の商工会会員の方々は社会保険から脱退することなく、文字どおり必死で頑張っています。長年この町でこつこつと地域経済を支えてきた中小業者を支援せずして、だれのための行政と言えるでしょうか。
 地域の経済を守ること、地元の業者を育成することは自治体の仕事です。富谷町の将来を考えても、いつまでも人口増が続くわけではなく、人口増が鈍化し今納税の中心になっているサラリーマン世帯が高齢化し、確実に担税力が低下する将来、しっかりした産業を育てておかなかれば町全体が沈下することになるでしょう。今、地元業者の中からは生き残るためにリストラせざるを得ないという声も出始めておりますが、ほうっておけば淘汰されかねない経済情勢だからこそ自治体が役割を発揮するべきで、状況を打開するために当事者の努力だけではなく、行政の強力な支援が必要だと思います。
 そこで、まず現状認識についてですが、平成14年度は入札によって落札したもののうち、町内の業者が落札をしたのは、件数で言いますと29%、金額にしてわずか11.3%に過ぎません。町当局にこの状況を改善する目的意識があるのかどうかが問われます。平成15年度、昨年度は町の公共事業における地元業者への発注率はどのように変化したのか。年間の工事、委託、物品購入のそれぞれにおいて、発注件数と発注金額の地元割合を改めて伺います。
 第2に、地元業者への発注機会いかにふやすかという町の取り組みについてですが、かつては指名競争入札オンリーだった町の入札制度に平成12年12月、一部の入札に一般競争入札が導入され定着してきました。町当局自身がその効果を認めているように、透明性確保の点で一般競争入札は一定の効果を発揮しましたが、一般競争入札の条件に地元業者優先という条件が付されていないために、むしろ競争が激しくなり地元業者の受注機会が減ってしまったと言えます。また、当初は一般競争入札の対象を建築工事で 5,000万円以上、建築以外の工事で言いますと 2,500万円以上としておりました。これを、平成13年度からは工事における一般競争入札の対象額を 1,000万円以上に下げ、さらに平成14年度からは 500万円以上というところにまで下げてしまいました。このため競争が一層激化し、ますます地元業者の受注機会が減ったことは否めません。
 この点については、私どもが当初から求めてきましたように、地元でできる仕事は地元業者を優先させるというこういう条件を付さなければ一般競争入札の意味がないのです。特に、議会の議決を必要としない 5,000万円未満の比較的小規模の工事について言えば、平成15年度は富ケ丘地区歩道改良、南富吉の会館新築工事、東向陽台側溝整備工事、町道長柴線道路整備工事等々がいずれも町外の業者に発注されております。これらは、すべて 3,000万円を少し超える、もしくは 1,000万円前後というものです。
 12月8日に、成田三丁目会館の新築工事と富ケ丘三丁目、四丁目地区の歩道改良工事の入札が行われました。いずれも町外の業者が落札しました。その入札の参加条件は宮城県内に本店または営業所を有することとされており、広く県内各地から入札に参加できるものになっておりました。難しい大規模工事や特殊な工事なら別ですが、会館や町道建設、側溝整備なら地元の業者で十分できるものだと思います。
 さきの商工会との懇談の席で富谷町の入札には仙台の業者も参加してくるが、仙台市の入札には我々は参加できないという声が出されておりましたが、事実、仙台市は入札制度としてはまだ指名競争入札が中心ですが、1億円未満の工事であれば市内の業者に優先して発注しております。市当局には、できるだけ地元業者の受注機会をふやしていかなければならないという明確な姿勢があります。お隣の大和町の場合は、一般競争入札と指名競争入札の二本立てですが、地域でできる仕事は極力地域の業者に発注するようにしているとのことで、平成15年度、昨年度の地元への発注率は78%、金額にして7億 8,000万円だったそうです。富谷町でも地元でできる仕事については、入札参加資格を富谷町内、もしくは黒川郡内に本店または支店・営業所を有することとするべきで、そうしてこそ一般競争入札を導入した意義があると言えるのではないでしょうか。
 また、特に 5,000万円未満の工事に関しては、入札を実施する場合に最低価格を設定するなど、過度の競争による品質の低下を防ぐ対策が必要です。何でも安ければいいというものではなく、企業として成り立っていくだけの利益が生まれることが必要です。この間、町営住宅と三ノ関町内会館の建設工事で、工事の途中で請け負った業者が倒産するなど、契約の完全履行ができなくなったケースがありました。その一因として、学校建設や保育所建設など、比較的高額の入札においては落札率が90%ないし99%と異常なほど高い状況に比べ、事業費が小規模な工事になるほど業者間の競争が激しく、50%台、60%台の落札率が一般的になっているという問題があります。
 この点については、同僚議員からも問題点を指摘されたという経緯がございます。ある会社社長は、同業者として落札金額に20%以上も差があるのは考えられないことで、相当の無理をしているのではないかと言っておられましたが、低過ぎる金額での落札は、事業所側の企業努力である反面、必ずどこかに無理が行きます。こうした低価格での入札の問題点を踏まえて宮城県は低価格入札制度を設け、一定の基準を下回った場合にはオープンブック方式という方式をとって、根拠となる資料を提出させ調査をしております。このやり方が万全とは言い切れないまでも、少なくともその時点で落札業者を決めてしまわずに一時実質的に保留をするということを行っています。その業者を落札業者とするかどうかは徹底した調査の後に決定するということが必要だと考えます。
 富谷においても、特に低い落札価格のものについてはチェックを厳しく行い、下請け、孫請けにしわ寄せが行かないようにするべきではないでしょうか。工事の品質確保、契約の履行とともに、地元業者の営業及びそこで働く方々の暮らしを守るために、必要に応じて最低価格を設定するよう求めます。
 第4に、町の物品購入についてはさきの商工会との懇談会でも要望が出されておりました。現在、町民運動会の景品は商工会から購入されているそうですが、さらに成人式や敬老会の記念品などでも商工会を利用してほしいというものでした。私自身は、これらのイベントだけではなく小中学校や保育所、幼稚園の卒業入学を初め、日常的な役場庁舎内の消耗品などについても積極的に商工会を活用すべきだと思います。
 この点について、町長はこれまで住民の税金を1円たりともむだにできないというお考えを繰り返し表明し、1円でも安く、少しでも単価の安いものということが物品購入の基本になってまいりました。この考え方は、つまりは単価の低い量販店からの購入に偏る結果になります。これが町の物品購入に当たっての最大の問題点であり、こうした考え方に立つ限り、公共の仕事が地元商店の販売増進に大きくつながるのは難しいと言えないでしょうか。
 地元商店、商工会から物品購入することが、単価的には多少高くつくことになったとしても、地元商店の売り上げがふえ納税額がふえ、また地域の活性化につながるなら、それは回り回って大きな経済効果を上げることになります。何度も申し上げてまいりましたが、大手企業、全国チェーンの量販店から購入するより、地域に密着した商店から購入した方が何倍も経済効果が高いということは、専門家が指摘しているところです。1円を惜しむ余りに経済のダイナミズムを忘れ、目先の予算節約で地域経済を枯渇させてはならないと思います。町の物品購入に当たっては、地元商店、商工会からの購入品目をふやし、とりあえず、少なくとも成人式、敬老会などの記念品購入、商工会が求めているこうしたケースでの利用拡大を求めたいと思います。
 さらに、この懇談会の席で商工会会員から道の駅のような農産物の産直センターを建設してほしいという声もありました。農家だけではなく、商工会会員にとっても販路を拡大する場として産直センターが必要だということは、私自身大変新鮮に受けとめました。富谷町にはお酒もお菓子も創作ハンバーグ屋さんもあり、陶芸作家や手づくり家具作家もおられて、この方々が農家の産直品とともに自慢の商品を販売することができたら、本当に夢が広がります。この問題も、かねてから必要性を訴えてきたところですが、また議会でも再三他の議員からも意見が出されておりましたが、最近成田ガーデンシティの中にJAみどりのが産直センターをオープンし、まさに先を越されたような残念な思いがしております。なぜ、地元の富谷がやれなかったのか。町長は産直センターについて、品物がそろわなければできない、富谷は生産量が少ないと理由づけてこられましたが、生産量が少ないというならJAあさひなと協力するなど道はあるわけで、問題は行政のリーダーシップにあるのではないでしょうか。直ちに産直センター建設に向けて足を踏み出すよう求め、1回目の質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) では、丁重に1回目の答弁をさせていただきます。
 第1点の元気ショートステイの件であります。受けとめ方の違いがあるんでないでしょうか。介護保険スタート、まだ歴史浅い、ご案内のとおりであります。そのショートステイ、お話にも一部ありましたけれども、そのときに利用限度日数が制限する利用の難しいサービスであったから独自でやりましょうとこういう理由もありました。それから、元気ショートステイにはそのような状況の中で介護者さんがサービス利用に気おくれすることなく元気を取り戻して在宅介護が継続できるよう事業創設を町独自で行ったのもご案内のとおりだと思います。
 また、現在は介護保険制度の中にも在宅サービスの限度の中で組み合わせて利用するように制度が改正されてきたのもご案内のとおりだと、熱心ですから、だと思います。制度の浸透とともに利用者も町の独自のやつよりも、その介護制度の方がいいということで、いわば横すべりというそういう形の方向にしてきたと町では見ているわけです。いわば、その方向がなじむまでの間に町独自でしてきたものが、それが今の制度になじんできたとこういうとらえ方を町としてはいたしております。したがって、人数の多い少ないのみならず、事業の評価をするのではなく、重要な事業はケアマネージャーとの連携を強化していただいて、訪問調査の際などに介護疲れの状況を把握してサービスを利用していただく、支援することを考えてきたところでありますし、これらをなお一層進めていく、こういうふうな考え方であります。
 それから、2点目の施設との関係、事業のまだ歴史浅いわけでありますけれども、開始当初は5事業所でありましたが、本年度1事業所がふくらみました。今現在、町とかかわりある事業所も一つ準備中であります。したがって、そういう事業所が年々ふえてきたから、そういうことで受益者の皆様方に選択の幅が広がったというとらえ方でいいのかなとこのようにも思っております。
 それから、契約云々のことでありますけれども、施設については介護保険施設の指定事業者でありまして、不特定者の利用を基本としております。その中において、不特定多数の利用受け入れを基本とした町の契約に不都合はないと今の状況では思われる。こういう分析をし、これらの事業を進めているところであります。
 次、第2点の地元業者への広範な、ボーダフォンから野菜までの膨大な案件でありますけれども、第1点の請け負い発注状況は、先ほど論旨にもありましたように、町の発注数、ここ四、五年、4年ぐらいみますと20%台、議員お話のとおりの状況であります。そういう状況にあります。
 それから、地元業者の入札をできるようにといういろいろなお話がありましたけれども、一般競争入札という方式をとっている以上、議員がおっしゃるような要件を組み入れれば一般競争入札という表現にはならない。そういうことからして、一般競争入札、日本共産党などが、永野議員かわかりません、長い間一般競争入札せよということを言っている。私はそれらの指名委員会がきちっとすれば地元業者なりいろいろな選定が幅があるのかなというふうに思ってきましたけれども、皆さんが一生懸命熱心に一般競争入札、一般競争入札……、じゃあ、どうぞと始めたのが一般競争。一般競争入札の定義からすると、一部の条件の設定は必要ですけれども、それを議員おっしゃるような設定の方式で条件を付していけば一般競争入札という認知はなくなる。そういうことで、内外ともに私はこれは論ずることができなくなって、今の一般競争入札を是とするならばそれなりの一般競争入札の方式、先ほどお話ありました、こちらから言う前に請負契約の額も指名委員会で変更を多少しまして、平成14年度からは 500万円以上の全工事、及び 1,000万円以上の委託業務、対象と額を引き下げて、より多くの町内外ともに一般に参加できる形をとってきたとこういうことであります。したがいまして、一般競争入札の中には、後で申し上げますけれども、定義からすると私は一定以上の条件は一般競争入札とは言わない、こういうふうに思っております。
 次は最低価格制度というお話であります。指名競争入札の実態の状況、終わった後に見ますと、まさにどういう形かわかりませんけれども、我々素人でわかりませんけれども、結果論として、限りなく 100%に近いものから、これで大丈夫なのかと思うようなかなり低い落札もあることも、素人として見ておりますけれども、それを担当課で技術屋が指名の入札の際に見積書をどのようにこの額でこの事業を請け負うときいたしますかと見積書を入札の入札書と見積書を同時に出していただいております。その都度、入札開封とあわせて同時に技術屋が見積書を点検し、そして落札者並びに関連入札者とあわせて落札率の大小にかかわらず技術屋の判定として、これは落札率は低いけれどもできるものはできますよと。できる範疇ですよと、これが決定通知として動いている。したがいまして、富谷町のそれほど多くない入札件数の中で今の方式で新たに最低価格という設定方式、一部国とか県とか一部の自治体でやっているやには伺っておりますけれども、それをまねする必要はないんでないだろうかと、今の富谷の方式で私は耐え得る、それでもたまには議員がお話ありましたように倒産の憂き目に遭った経過もありますけれども、総じて今の方式でやれるんじゃないだろうかというふうに思っております。
 それから、物品購入についてでありますけれども、成人式などは物品が富谷の商工会関係にないものを選んだようでして、それは富谷以外から半分とっておるようでありますけれども、あとの1社は富谷町内の新興団地でありますけれども、からお譲りいただいていたようであります。いわば、2社で半分半分成人式を分けていただいたようでありますし、敬老会については、5社全部富谷の、商工会に入っているか入ってないかはわかりませんけれども、富谷に住所ある業者さんが敬老会の関連は納入していただいているようであります。
 次は産直センターという、大分前から議員、産直センター、産直センターということでありました。まさに産直センターの時代もありましたし、大分ここ10年、15年前から日本じゅうで道の駅、産直センター、動きだして乗っているところと苦戦しているところとあります。富谷の場合、何回も申し上げますけれども、年間通じて供給する力がありますかとこういうことであります。先ほどJAとという話がありました。JAも富谷地内でありませんけれども、オープンしました。かなり苦戦をしております。そういう立地条件、環境条件、こういうこともあります。それから生産者の供給源も出てまいります。したがいまして、今大枚をかけて産直センターをして戸を閉めている、シャッターにしないでガラス戸にすればシャッター街とは言われないと思いますけれども、そういうガラス街のそういうものに投資はできないのかなと。いわば、農家だって決してさぼっているんじゃないんです。農家自身も忙しいんです。わかっているんです。農産品も技術もあるんです。だけれども、なかなか生産に入る、一部やらさっている方々もおります。おりますけれども、通年で一定の2坪や3坪というわけにはいきません。一定の、明石に何店舗か無人販売がありますけれども、あの程度でさえも町、個人経営でありますけれども、一つの町が挟まったとすれば、一定の産品量を必要とするであろうと思います。そのときの体制整備はまだ熟したとは思っておりません。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず、1点目の元気回復ショートステイについてですが、町長は受けとめ方が違うとおっしゃっておりましたけれども、これはですね、具体的に伺いますけれども、例えば今富谷町内にある新しい保健施設と契約するように進めているそうですけれども、中谷さんと伺いましたけれども、仮にそこが契約に応じたとしても、中谷さんになれない高齢者、これは行けないんですよ。そこを言っているんです。具体的には、現在エバグリーンを利用している、先ほど申し上げましたAさんという方、エバグリーンになれるまでに1年かかってようやくなれました。エバグリーンだったら、町の元気回復ショートステイであれ介護保険のショートステイであれ、ショートステイを利用することができるんです、この方は。すでに95歳ですから、町長も表彰状をたしか直接ではないにしてもお渡ししたかと思いますけれども、この方の介護者は、結局95歳のAさんがみずからいつもかかっているエバグリーン以外でなければ利用できないという状況にあるために、幾ら中谷さんがオーケーしても、和風園がオーケーしても杜の風がオーケーしても利用できないんです。一方、エバグリーンの側は、Aさんを引き受けますよと、ショートステイで引き受けますよと。これは介護保険であれ町の元気回復ショートステイであれ、引き受けますよと言っているわけですから、このエバグリーンをAさんが利用できるように、町の独自の施策で利用できるようになぜしないのかとこのことを聞いているんです。なぜできないんでしょうか。改めて伺いたいと思います。Aさんのようなケースは決してAさんだけではなくて、ほかにもたくさんいらっしゃるんですよ、実は。実際に7人の方しか利用されておりませんけれども、その中にはあえて利用する必要が……、その中にというのは74人引く7人以外の67人の方々が元気回復ショートステイを必ずしも必要としなかったという事情もあるかとは思います。しかし、67人の中にはできれば使いたいとAさんのような方がいらっしゃるんです、ほかにも。この点について、町長はちょっと受けとめ方の違いだとおっしゃいますが、町長ご自身の受けとめ方が少し事実に則してきちんと受けとめられていないのではないでしょうか。改めて伺いたいと思うんです。
 もっと言えば、このエバグリーンと契約関係にあるAさんが、町の元気回復ショートステイをエバグリーンで受けたいと。このことについて、町長がその方向で柔軟に対応しましょうと一言言えば、これでもうすべて解決なんです。改めて、町長のお考え伺いたいと思います。つけ加えますと、在宅で介護しておられる方々は、もちろん施設に入っている方ももちろんですけれども、とりわけ在宅での介護というのはご家族、介護しておられる方々にとっては大変な問題ですし、これは逆に言えば行政には大変貢献をしているということも言えると思いますので、改めて伺いたいと思います。
 それから、町長のお答えの中で介護保険の指定業者なんだから、不特定多数の利用が基本になっていると。不特定多数の利用を求める町のやり方に不都合はないとこうおっしゃっておりましたが、そうではありませんよね。介護保険であっても、これは利用者と施設側の利用関係、契約関係が成り立たなければだめなんです。当たり前のことですが。私が言っている不特定多数というのは、介護保険での利用関係にない方も含めて町が不特定多数の利用を受け入れなさいというふうに施設側に言っているところに問題があるわけです。介護保険で契約関係にある人たちは、少なくともどの施設であっても相手側が、施設側がいいですよと言った場合には受け入れるというふうにやり方を改善する必要があると思うんですけれども、どうでしょうか。なぜそこができないんでしょうか。改めて伺いたいと思います。
 それから、発注率の問題ですけれども、地元業者への発注の問題ですが、この四、五年変わらないんだということを認めておられましたけれども、やはり目的意識を持って地元業者をどうやって育成するのかと。数字の面でもきちんと把握をして、私が質問しましたように、工事、委託、物品購入、こうしたものについてそれぞれ正確な数値をきちっと把握していただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
 それから、先ほど町長は重大な答弁をされたと思うんです。一般競争入札というのは、私が言うようなやり方をやっていったら一般競争入札でなくなるんだと。共産党が言っているのか永野議員個人の考えなのか知らないけれどもとまでおっしゃいました。そして、こうしたものについては一般競争入札と言わないと何度も繰り返されましたけれども、町長、つい12月8日に行った成田三丁目会館の新築工事、一般競争入札でやっているんです、条件つきで。そして、その条件の入札参加資格に関する事項の第1番目に宮城県内に本店または支店、営業所を有することと条件をつけているじゃないですか。一般競争入札という場合に、日本全国を対象にしてもいいわけです。宮城県内にしてもいいし、富谷町内に限ってもいいんです。黒川郡内でもいいですよ。こういう条件をつけて現に町長は一般競争入札をやっているんですよ。大分大きな認識違いといえば、余り優し過ぎるかもしれません。重大な誤認のもとに相手を誹謗するようなやり方というのは、これは重大な問題だと思います。厳重に抗議もしたいと思いますし、認識違いははっきりしています。現にやっている工事について条件つきの一般競争入札をやっているじゃないですか。
 私はこの入札参加資格に関する事項の第1番目、宮城県内に本店または支店、営業所を有することというこの条件を富谷町内もしくは黒川郡内に支店、営業所を有することというふうに変えれば、これで地元の業者の入札参加機会がふえますよというふうに言っているんです。こういうふうに条件を変えるということは、何の問題もないんです。これは町の判断一つです。これも、私は 5,000万円以上の大きなものについてまですべてそうしなさいと言っているわけじゃないんです。繰り返しますけれども、 5,000万円未満の議会の議決を要しない、どちらかといえば比較的小規模な事業についてこういう条件を付せばいいのではないかとこういう提言をしているわけですから、町長、ご自分の先ほどの答弁を訂正するならきちんと訂正をした上でこうした今度のような成田三丁目町内会館、それから富ケ丘の歩道の改良、こういうものについて、それこそ本当にこれは 3,000万円いかなかったわけですから、こういう事業についてはできるだけ地元、せいぜい郡内というふうに条件を絞るべきだと考えますが、改めてご答弁ください。
 それから、最低価格の問題は今私もざっと平成15年度の入札の結果について、一通り 175件目を通しました。確かに大変低い三十数%という落札率のものもありました。大きな事業で言えば99%というのもかなり目につきました。そういう中で、今は小規模な事業に限って申し上げておりますけれども、低価格で受注した場合に品質上大きな問題はないのか。そこで働く人たちにしわ寄せはいかないのかということが一つの社会問題にもなって、宮城県もオープンブック方式という低価格に対する対策というのをとったわけです。少なくとも富谷町でも宮城県の方式を参考にしてきちんと形としての低価格の問題への対応というのを講ずる時期になっているのではないでしょうか。伺います。
 物品購入については、成人式については2社で半々だったということでしたが、半分は町内の業者だったからよかったではないかというこういう問題ではないんです。やはり、富谷町内でできることは町内でと。そして、加えて言えば学校行事だとか、またそのほかのそれぞれの課で課独自に各課任せに行っているこうした物品の購入についても、一言町長ができるだけ地元を優先してやりましょうと、買いましょうという声をかけていくことによって、結果はすっかり変わってくるんですよ、町長。それが町長の仕事じゃないですか。町長。なんですか。私語は慎んでください、町長。答弁中ですので。ごめんなさい、質問中ですので、私語は慎んでいただきたいと思います。
 やはり、トップの姿勢がどういう方向を向いているのか。これはそれぞれ各課ごとに都合もあるかと思いますけれども、町長が繰り返してきたように1円でも安くという号令をかけるのか、それともできるだけ地元を大事にしましょうという号令をかけるのか。これで全く違ってくるわけですから、このことを申し上げているんです。できるだけ地元にという姿勢を各課に対してはっきりお示しいただけるのかどうかを伺いたいと思います。
 産直センターにつきましては、町長は何か建物を建てたときにすぐに直ちに生産量がそれについていくようなオープン時点のことを想定しておられるようなんですけれども、これも繰り返し申し上げてきましたけれども、こういう施設をつくるときに町が勝手にやるわけではないでしょう。地元の農家の方と相談をしながら、こういう建物を建てていきたいと、協力をしていきたいと。それに伴うだけの生産量を確保するように植え付けをふやすとか、作付けをふやすとか、何とか対応していこうということを前もって計画することが大事なんです。計画というのはそこから始まるんじゃないですか。計画を立てるということを繰り返し申し上げているのは、その1から地元の農家の方々と相談をしながら、生産量の確保も視野に入れながらやっていくと、これを計画です。町長、そうでなければ農家の方たちは怖くて勝手に作付けふやすなんていうことはなかなかできないわけですから。町長は農家の方なので、何か先ほども農家は忙しいんだと、余計な仕事は困るんだと言わんばかりのことをおっしゃっておりましたが、農家の方々自身の要求ですよ、これは。そのことをはっきりと考えていただきたいと思います。改めてご答弁ください。

議長(相澤 武雄君) この際、11時15分まで休憩いたします。
午前10時57分 休憩

午前11時15分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) それでは、2回目の回答をいたします。
 エバグリーン、なぜということでありましたけれども、町とエバグリーンとの合意形成にならないところは合意にならないとこういう理由であります。したがって、ほかの地域は合意形成なったとこういう理由であります。私がそこと個人的にカードあったんでないかなと思ってなおして来たと思ったらそういう仕組みなそうであります。
 それから、2番目は指名競争入札の件、指名、先ほど例など出していましたけれども、 100%ゼロではありません。条件つけていますから。さっきお話あったような形でつけています。ただ、議員おっしゃるような入札の条件つきはできないよとこういうことです。富谷に限るとかどこどこに限るとこういうのは条件として付することは日本の条件の中になじまないということで、あとでけがするかもしれません。そしたら、私は条件のつけ方にも相当指名委員会で慎重な条件のとらえ方もいろいろなものを参考にしながらつけているんでないだろうか。技術者とかいろいろなそういうものももちろん入っていますし、そういうことで条件にもただ思いつきの条件というのは付けているのではやるべきでないと私は基本的に思っております。
 それから、発注率の件数は、先ほど申し上げたように、努めて20%台で推移していると。特別災害など多いときにはそれを50%ぐらい超えるときも、20%をぐんと超えるときもありますけれども、そんな状況にあります。
 それから、最低価格については先ほど申し上げました。繰り返します。町でやっているのは、そんなに宮城県なり仙台市のように規模が大きくありませんから、その中でも、でも市町村にてやっているのはかなり忙しいと思うんですけれども、その中で、繰り返します。技術屋が指名会場に出席しております。そして、何十社あってもその中の技術の見積書、それを終わるまでの間急いで点検します。そして、落札したものとかその近いものと対比しながら、これはできるできない、虚偽の見積書だとかそういう判断をし、指名委員長もしくは発注者が落札をそれで発表するとこういう形をとっているので、今もこれからもそういう形をとってまいりたいと思っております。
 次に、町内業者の物品購入は、先ほど来申し上げてきたとおりでありまして、町長からというのはこれはやってはならない。これは言わず語らず役場の職員はその担当課、担当課で町からどこどこから発注しなさいとか、それから発注していけませんなんて町長が言うべき言葉ではないと思っております。努めてそれは諸団体に対してとかそういうことは努めてお付き合いを密にしなさいとか話すのはそんなことは言えないと思っております。
 それから、産直センター、これはおっしゃる……、繰り返します。何度も、何年も議員からお話ありましたけれども、富谷には土はいっぱい減反であいています。田んぼの分については。もともと、富谷にとっては畑地は少ない。昭和30年代前は畑地もありました。けれども、田んぼ化して畑地がかなり田んぼ化して、今の現在の富谷町の田んぼと畑の比率であります。それは、一つの土地の土の面積であります。その中で、今の富谷の農家の人たちが議員のおっしゃるような、そこで店舗に通年を展示し販売するだけの力は持っていません。隣町でJAでやっているでしょう。それですら、かなり苦戦しております。まだあそこは始めて2年ぐらいですか。そのような状態にあります。ですから、そういうことを勘案して、特に明石台ですか、成田に仙北の方の生産団体がやらさっておることも伺っておりますように、富谷の農家の今の現状からしてそこまで通年を頑張る力は持っていない。ただ、だから知らないよでなくて、今までもいろいろな形で農家の、人数は少ないけれども250運動とかおんないん会とかさまざまな形で努力はしてきましたけれども、おっしゃるような産直センターまでやる力は持っていないと思っております。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず、元気回復ショートステイですが、繰り返しますけれども、このショートステイは介護保険の要介護4度、5度の高齢者を在宅で介護しているご家族の方のご都合で全く無料で、ただで利用できる制度です。介護保険のショートステイでしたら1割の自己負担がありますが、この制度は町の福祉の施策としてやっていますから、全く負担がない、ただでできる、こういう制度です。ですから、できるだけ平等に、だれもが受けられるようにということが前提になければならないんですが、契約にこだわる余りに、先ほどエバグリーンと合意形成がならないと言っておりましたけれども、介護保険であれ何であれ、全く契約関係にない、エバグリーンを利用したことのない人まで受け入れろということを条件にするからエバグリーンはうんと言えないだけであって、このAさんならばいいですよと、Bさんならばいいですよと言っているわけですから、なぜこれを受け入れないんですか。契約の施設を仮に1カ所ふやして3カ所にしたとしても変わらないんです、現状は。なぜなら、和風園には行けない、杜の風には行けない、中谷さんにも行けないという高齢者が現にいるからです。それは高齢者の特質です。認知障害を持っている方々のこれは共通した、言ってみれば特質ですので、無理強いはできないわけです。かかりつけの施設でオーケーですよというふうになぜできないんでしょうか。ここを伺います。
 それから、一般競争入札の問題では町長のご認識が余りにも食い違っておりまして驚くばかりなんですけれども、昨日12月14日の河北新報に大郷町の議会での請願の問題が出ておりまして、これが採択されたということでした。内容は、一般競争入札で本社が「黒川郡内」を参加条件に加え、対象工事を従来の 1,000万円以上から1億円以上に拡大したと。一般競争、指名競争の各入札で最低制限価格の設定を求める内容だということが紹介されています。議会でこれが採択されたそうですので、恐らく町はよほどのことがない限りこういう方向に進むだろうと推測されます。町長のご答弁を踏まえて考えますと、この内容というのは全く間違いですということになるんですよ、町長。一般競争入札は、条件に黒川郡内だとか富谷町内だとかいう条件をつけてはならないんだというご答弁でしたから、これでは違うんです。やはり、大変残念ですけれども、大郷のやり方は間違いだと、この請願の内容は間違いだということになってしまいますので、町長の訂正を求めたいと思います。
 また同時に、最後になりますけれども、先ほど来、町長が思いつきの条件をつけるべきでないというようなことを言っておられましたけれども、町長ご自身、手術をされた後で大変お体も弱っておられるところでお気の毒とは思いますけれども、若生町長のこういう認識こそが富谷町の入札制度、また地元業者育成にとって最大のネックになっていると私は思いますがどうでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 答弁はするけれども、病気と入札制度にどういう関連あるの。どういう関係があるんですか。病気と入札につながったら……、答弁はしますから。何ですか。議場ですよ、ここは。(「町長には質問する権利はないのですから」の声あり)今答えます。
 だったら、言葉を議員としてきっちり責任持ちなさい。何度も言っているでしょう。エバグリーンとかそういう施設と自治体が合意形成あったものが契約です。利用者との関連はできない。それによって決まっている。たまたま偶然、今議員のおっしゃることはエバグリーンとそういう関係あるのはなぜということで、それは私的になってしまう。富谷町とあのエバグリーンは仙台とかそんなのあるでしょう。とてもそれだけの、組めるだけの、契約するだけのお力はありませんというエバグリーンさんから言われている。既存でご利用している人はもっといるんです。富谷に籍を持っている人で。そんなのは知っています。だから、契約できれば一番いい。だけれども、今の方式ではできないとこういうことであります。そんなの押したってだめなの、今答弁しているのおれなの。
 それから、入札制度に基本的に申し上げる。議員おっしゃる今までずっと論旨を聞いていると一般競争、一般競争、指名競争でなして一般競争、一般競争とわんわん言ってきていて、そして一般競争始めればもう限りなく条件をつけなさい、条件を付しなさい、条件を付しなさい。ずっと何年か言ってきましたそういうものを参酌すると一般競争にはならんと基本的にはなります。したがって、指名委員会でやっている粛々とやれる範囲の一般競争入札に一部条件を付してお願いをし、そして内容によっては、繰り返しますけれども、技術屋そういうものを同席し、分析し、そして発注を決裁する、落札を発表するとこういう段取りでおる、こういうことであります。
 産直センターについてはおっしゃるとおり。もう一度繰り返します。病気と指名委員会はどういうふうに関係あるんですか。(「病気は事実です」の声あり)病気が事実だから隠す必要もないし、病気は病気です。それと指名とどういう関係あるの。

議長(相澤 武雄君) 次に、16番浅野 幹雄君。
16番(浅野 幹雄君) 私は富谷町の福祉の充実についてと題しまして次の質問を行います。
 富谷町の福祉事業につきましては、昭和59年社会福祉法人富谷町社会福祉協議会が設立され、我が町の福祉活動の拠点となり事業を開始し、早くも20周年が経過いたしました。この間、町としても数々の支援事業、委託事業などを通し深くかかわりを持ち、福祉協議会と二人三脚で福祉の充実に力を注いでまいりました。町としても昭和63年、全国に先駆けてデイサービスセンターを開設し大きな話題を呼び、全国各地より多くの方々が視察研修に訪れたことが記憶にあるところであります。その後、福祉健康センター、介護支援センター、心身障害者通所援護施設「TOMOTOMO」、精神障害者小規模作業所「YOUYOU」を開所し、さらに今月12月1日には町民待望の富谷町保健福祉総合支援センターの開所式を行い、新たな事業が開始されした。また、「とうみやの杜福祉事業」と称し、社会福祉法人永楽会とのタイアップにより特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、グループホーム、ケアハウスなどを建設し、総合的な福祉の事業を行っております。平成13年6月、特別養護老人ホーム「杜の風」のオープン以来、日本国内はもとより世界各地より視察研修が殺到し、平成14年より16年の現在まで視察件数 432件、視察人数 4,733人に上がっておるとのことであります。
 このような状況から見れば、富谷町の福祉事業は大変充実し他の市町村をリードしつつあると思います。しかしながら、これからの福祉事業に暗雲が立ち込める兆しがあります。去る12月4日、法人設立20周年を迎えた富谷町社会福祉協議会は成田公民館において法人化20周年記念福祉大会が盛大に挙行されました。20年前の昭和59年の富谷町の人口は1万 6,755人、世帯数 4,399世帯であります。この時点での一般会員の加入世帯は 1,970世帯であり、加入率は44.8%でした。ちなみに、一般会員の年会費は 1,200円であります。その後、町民の皆様方のご理解と福祉協議会にかかわる皆様方の協力により、10年目の平成6年には全世帯数 8,267世帯に対し、加入世帯 6,636世帯、加入率80.3%と大幅に増加いたしました。しかしながら、20周年を迎えた現在、世帯数は大幅にふえているにもかかわらず一般会員の加入者が減少傾向にあり、現在の加入率は70.2%まで減少しております。また、他の市町村に比べ一般会費が高過ぎるのではないか、値下げすべしとの声が新興団地住民より出ており、町政懇談会などで再三にわたり問題提起がされております。
 この問題提起に対し、社会福祉協議会では10月の理事会で、来年度より事業、行事の見直しを行い、平成18年に向けて会費の値下げ問題に取り組むと決定をいたしましたが、その後、町政懇談会において会費値下げの要望が再提出されました。社会福祉協議会では直ちに理事会を行い、苦渋の選択を余儀なくされ、平成17年度より一般会費を年額現行の 1,200円から 200円引き下げ 1,000円と改めることに決定いたしました。この値下げにより、来年度の一般会費の減収額は今年度と比べ 115万円の減収となります。また、長引く不況の影響により特別会員の数も毎年減少の一途をたどっております。このようなことから、平成17年度の社会福祉協議会の収入は大幅に減収となることを必定であります。そこで、町長に質問を行います。
  1、概算では、一般会費で 115万 2,000円の減収となりますが、この減収分の補助をどのように考えているのか。
  2、社会福祉協議会職員の出向による増加は見込めるのか。
  3、会費の減少による協議会の事業の減少減退はやむを得ないと考えるのか。
  4、事業の減少減退を抑えるため補助事業や行事の支援をできるのかどうか。
 次に心身障害者通所援護施設「TOMOTOMO」と、精神障害者小規模作業所「YOUYOU」について伺います。現在の施設の運営は町独自の運営となっており、両施設あわせて7人の職員で運営しておりますが、正職員は1名のみであります。富谷町手をつなぐ親の会より、正職員の雇用や、利用時間の延長など数多くの改善について、陳情書が議会議長宛に提出されております。「富谷町の福祉の里」として、とうみやの杜は、着々と整理が進み、来年4月には社会福祉法人永楽会の新しい施設として知的障害者デイサービスセンターがオープンする予定であります。このような施設の有効利用などを考え「TOMOTOMO」「YOUYOU」の業務運営を将来社会福祉法人などへの業務委託なども視野に入れた検討をしているかどうか伺いまして私の質問といたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えします。
 議員が社会福祉協議会の理事をなさっているから詳しいと思いますので、簡略にお伝えを申し上げます。第1点の会費、いろいろなご意見を参考にしながら会費を20年、あれは当時20年前にお金が欲しい。当時の一生懸命準備なさった会長さんを中心にお金が欲しい、お金もちろん会費もいただきたいんですけれども、精神は月 100円ぐらいのそういう心の出し合い、それを形の上で月 100円が12カ月で、じゃあ 100円ずつお願いしますかといったら集めるのにも大変でという、そういう経過を思い出されてなりません。大変苦労したしそういう思いでおりました。しかし、当時から一部議員なり一部の中に高い安いもありました。それも参考にしております。
 でも、今まで20年間ご理解いただいて、一部加入しないところ見ると一部そういうこともあったようでありますけれども、いずれにしても今日まで来ている。事務局として幾ばくか値下げをしたい、その減額が 100万円ちょっとということでありますけれども、たまたまこんな世並みでありますから、福祉協議会の上部団体の改変統合、そういうもので上納金と申しますか上部団体への負担金、そういうものが消えてくる。そういうものなりが大きく予定されると。そして、その他について何とか調整して事業量を落とさないでもっていきたい、こういう協議会のご説明でありました。町としても、ぜひある精神、社会福祉協議会の精神にのっとって合意形成を図りながら理事会、評議委員会、特に評議委員会の方々が実働部隊であります説得理解者としている大変ご苦労の多い方々でありますから、評議会、そして町民に、町もやるのも当然でありますけれども、組織として応分のご努力を願いたいとこういうお願いを、過般申し上げたところであります。
 それから、職員の増加ということでありますけれども、職員の派遣という今1名やっているわけでありますけれども、公益法人の派遣に関する条例に基づいて給料、その他一切事業者負担の分は町で持っております。協議会の精算には出ていないわけでありますけれども、給料だけではありません。事業者負担というと大体本人にいくのの倍ぐらいになっているのでしょうか、それは町でやっているので、相当の中堅職員を派遣しているのですが相当の額であります。町も全体として不補充をしていて、臨時そういうものをパートでお願いをしてきております。したがって、今その増員というのは町本体からしても無理とこういう考えであります。
 それから、事業の減退、理事さんですから減退されては困ります。これは理事さんを中心に、みんなで減退しないようにしてください。町の責任でなくて。町もお手伝いできる、物的にものはできませんけれども、お手伝いすることはそれはみずから同じ屋根の下にいるんですから、だから特にその辺は理事さんである議員なり何なり、一生懸命助言指導なり体をお手伝いして、ひとつよろしくお願いを、福祉はこちらからお願いを申し上げたい、このように思います。
 それから、補助事業では、これはなかなか内容、メニュー、そういうものもありますけれども、委託業務などもしておりますから、これらの取捨選択をしながらしていくものがあればお願いをしていきますけれども、今現在がとして担当課に洗わせてみますと、今現在速やかにお願いするものは見当たらないとこういう状況にあるところであります。
 次に、「YOUYOU」「YOMOYOMO」については、ご案内のとおりでありまして、日がたつに従って法人の方でああいうデイサービスも今進行中でありますので、町としても事務的に指定管理者制度の導入の事務的処理、結構時間がかかるものですから、それを事務的に処理しますと、早ければ新年度を超えるんですか、その事務処理を終われば基本的には委託した方が管理者制度の方式をとりながら指定管理者制度をとりながらすれば円滑に進むのかなとこういうふうな思いで今進んでいるところであります。

議長(相澤 武雄君) 16番浅野 幹雄君。

16番(浅野 幹雄君) 会費の値下げ分の補助についての答弁はなかったように思うんですが、補助がないと理解してよろしいのかどうか。さらに、この 115万円というのは大変甘く考えた減収でございます。と申しますのは、70.2%の加入率でございまして、町内会によっては値下げがあれば加入者ふえますよ、ふやしますよ、ふやす努力をしますというような町内会もあるようですが、若干ふえた指数で 115万円を試算しております。さらに、特別会員の会費も年々減収減収で、10万円、多いときでは20万円ぐらいの減収になっておるようでございますが、こうなった場合、ないそでは振れぬと申しますか、やはり事業、それから行事などに影響があるのではないかということで、この問題で約2年ほど理事会ではいろいろ頭を悩ませてきたところであります。特に、一番大きな事業となりますか会食交流会というのがございます。これは独居老人、それから夫婦、65歳以上の夫婦のみで生計を立てて暮らしている方々の食事交流会というのがございます。この事業を見ましても、スタート時は55人乗りの貸し切りバス1台で済んでおりました。しかし、対象者が当然ふえますし、楽しみにしている会でございますから、ことしは 225人、55名乗りの貸し切りバス5台になったわけでございます。さらに、人数がふえたわけでございますので、この交流会は温泉場に行って食事をしてふろに入るというのが目的でございます。この 225人を収容できる温泉旅館が大変少なくなっておりまして、今までですと定義山のふもとにあります旅館を使っていたわけでございますが、ことしは会場狭しということで秋保まで出向いたようでございます。その費用が99万 5,000円払っておりますが、参加者の負担金が1人当たり 1,000円でございます。ですから、 225人でございますので22万 5,000円。当委員会の持ち出し分が77万 5,000円というふうになっているわけでございます。こういった部分もできるだけ、楽しみにしている会でございますから続けたいというのが理事会の会議で出ておるところでございます。
 こういったものを、温泉に行かないで近くの公民館などを使用するかというような方法なども提案された理事もあるようでございますけれども、やはりこういった事業は何とか続けていきたいと。さらに65歳の対象よりも、今度は70歳以上というふうな部分にした場合のギャップもございます。そういった意味で続けたいという願いが理事会でも出ております。そういった意味では若干なりの町の負担もあれば、協議会としても運営継続ができるのかと思います。そういったことで、町長の減収に対する補助について伺いたいと思います。
 さらに、職員の出向については、現在局長1名出向いただいておりまして、正職2人、コーディネーターを含めて2人、計3人で運営をしております。たまたま、ことしは20周年の行事も十分にかかったということもございますが、新潟中越地震において県内の社会福祉協議会、市町村の福祉協議会からボランティア隊を出しております。富谷町まで3人という少ない人数もございますので、この派遣は見合わせました。できませんでした。できないということで、たまたま物で解決するというのはいかがかと思いますが、車いす1台を新潟県に送っております。そういった意味で、これから会員の増加、それから運営を含めた場合、3人から4人、1人ぐらいの職員をバイト、臨時でも雇わなければならないのではないかというような考えも出てきておりますが、こういった意味で、町からの出向がないのであれば、若干なりの援助が見込めるのかどうか伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほど来申し上げておりますし、議員、社会福祉協議会に大変熱心に取り組まれ中枢役員もしておるから、内容については十分に理解しているものと思ってご返事をさせていただいているんですけれども、先ほど申し上げましたように、社会福祉協議会の精神からすれば、不足したからお金と言ったら限りなく税でいくということだったら、協議会の精神にのっとっていない、そういう一つの流れになっていく。これは頭を横にするよりも大変慎重に長いスパンでありますから、こういう組織というのは。私はそう思います。例えば、後で申し上げますけれども、食事交流会というのも私も何度かのぞいていました。あれのスタート時と趣が、先ほどはスタート時はバス1台が今5台ですよと、もちろん人がふえてきたということもある。それはふえますよ。ご案内方式でしたら。県内で入れなくなる心配もあるぐらい。そうでしょう。そういうことは、やはり理事会あたりでもう少し、これが本当に社会福祉協議会としての事業として、これが福祉事業なのか。私は否定はしません。否定はしませんけれども、あの進みが本当に富谷町福祉事業の一つの柱なんでしょうか。足りなければ、事業何とかしろでなくて、そういう福祉協議会としての事業としてどうなんでしょうかというふうに疑問。
 一つの参考例を出します。協議会事業でありません。高齢者の祭りを運動しております町で、相当の人数、それはバス5台どころではありません。これはよくやる手の厚生省であります。全国にばらまいて2年か3年ぐらいやりなさい。職員はすぐ喜んで受けます。喜んでいるかどうかは別にして。必ず、後で切ったとき住民はそれに楽しいからなじめばなじむほど切れなくなる。それが、ずっと戦後続いているものばかりであります。最近です。そういうのあるの。町では切っておりません。それほどさように喜んで一生懸命ですから。大枚かけて直税でやっております。それと社会福祉協議会はまた別な組織でありますからと思っております。
 また一方、職員についても、先ほどはっきり申し上げますと、町の中堅職員、一切合財1人派遣。それから、お話の向こうで持っている職員の人件費補助もルールの中で所定の助成はさせていただく。したがって、事業に対するということになると、これは支出としていかがなものでしょうかねとこういうふうになると思っておりますので、理事として外に直税を出せというよりも、いかに内輪で進めて行くか実力者理事としてぜひひとつご貢献願いたいとご期待を申し上げたいと思います。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時52分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 11番佐藤 聖子君。
11番(佐藤 聖子君) 私は2件にわたって質問を行います。
 1件目は、大規模災害に学んで備えを十分にということと、町の主催する敬老会についての2件です。
 10月23日午後6時ごろ、新潟県中越地方に震度7の地震が発生しました。死者40人、負傷者約 3,000人、住宅の損壊は約9万棟にも及び、当初10万人もの人が避難するという大きな被害を受けました。上越新幹線の脱線、地すべり、がけ崩れ、道路網の崩壊、電気・ガス・水道などのライフラインが切断され、その被害は甚大です。
 私は約1カ月たった11月26日、27日、長岡市、小千谷市に救援ボランティアとして行ってきました。そのときにはこのようなワッペンを胸に張って、名前がだれであるかを証明するようにしながらお宅を訪ねて歩きました。現地がどのようになっているのかを見、被災者が困っていること、そして要望などを聞いてきました。テレビや新聞などで多くのことが報道されていますから、私自身、その惨状を予想して出かけたのですが、災害復旧はおくれており、その中で何といっても個人住宅の再建が急務である。まず住むところが確保されなければ生活の再建はあり得ないと痛感をいたしました。
 長岡市内、上越新幹線が脱線した現場が見通せる地域に入りました。そこは、家の屋根がわらがはがれ落ち、ブルーシートがかけられているのが多数見られ、光景は何とも痛々しいものでした。私が初めに訪問したのは16年前、山からおりて家を建てたという女性でした。地震で壁が壊れ、家のほこりやちりで衣類や寝具が汚れてしまい、着ることも片づけることもできないと言いながら洗濯に懸命でした。その住宅は田んぼの方向に傾いていて、液状化現象のように土がわいてきたといいます。傾いたその場所を雨がしみ込まないようにブルーシートで覆っていますが、家の形はなしているというので半壊という判定を受けています。その女性が次のように私に話してくれました。「車庫に寝泊まりしながら、余震のおさまるのを待っています。住宅の中に入ってはいけないのですが、少しでも片づけなくてはと思うので、こわごわ入っては洗濯物などを持ち出してやっています。16年前に家を建て、庭をつくり好きな花も植えて楽しんでいました。それが一瞬のうちに住むことができない家になってしまいました。支援をお願いしても収入の制限があるので受けられません。でも、それはおかしいと思います。立派な家を建てたいと思っているのではありません。何とか足を伸ばし、雪の心配がない小さい家でいいのです。最小限の要望をぜひ認めてほしいのです。収入制限などと言わず、みんなに援助をお願いします」と繰り返し繰り返し話をしていました。小千谷市の避難所になっている体育館近く、道路に並行して建っているはずの電柱が、外側に傾斜し、マンホールが1メートル以上も突き出ていました。地震の威力の凄まじさをここでも見せつけられました。その道路から少し入った住宅も、やはり赤い紙が張られていました。しかし、ここの判定は小千谷市、一部損壊という判定を出しています。判定に納得がいかないというので、再度判定のやり直しを求めているということでした。家の中を見せてもらうと、壁はすべてはがれ落ち、向こう側が透けて見えるありさまです。柱が傾き、修理しても住める状態ではないので避難所暮らしを続けていました。夫はここ数年職がなく、妻が収入を得ているとのことですが、新築するとしても妻自身もほどなく定年を迎える年齢ではローンを組むこともできないだろうと語っていました。その妻が、仮設住宅に入居すれば2年後に出なくてはならないし、ほかの支援が受けられなくなる。どっちを選択したらいいのか悩んでいます。一体どうしたらいいんでしょうと途方に暮れていました。さらに、続けてこの女性が「娘が結婚して近くのアパートに住んでいますが、そこも被害を受けました」と話し、地震が発生したとき、間もなく2歳になるという子供を抱えて外に飛び出て難を逃れたそうですが、この娘さんは1月出産予定です。臨月になったら実家で出産後もしばらくは置いて面倒を見てやろうと段取りしていたそうですが、それもできなくなりました。出産後、どこで暮らすのか。自分たちがどうやって面倒を見てやれるのかと思い悩んでいました。
 地震直後はライフラインの復旧を急ぐことが重点に置かれました。避難してきた人たちは学校初め公的な施設を避難所として提供され生活してきました。その後、仮設住宅入居、親戚の家に行く、自宅を補修して住むなどということで、避難所にいる人は次第に少なくなってきています。しかし、現在でも12月13日の調べですが、今でも避難所で生活している人たちが約 2,000人もいます。自分の過失ではなく自然災害で生活の基礎が壊滅的な打撃を受けています。個人の力でもとに戻すには限度があります。新潟県議会は、新潟県中越大地震に対する特別立法等の措置に関する意見書を衆議院と参議院の議長及び関係大臣にあてて被災者生活再建支援や財政支援の整備などを求めて提出をしています。国や県が住宅本体の建築や補修に公的支援を行うことができるようにすることはもちろんのことだと考えています。新潟県の中越大震災、そして日本に上陸した暴雨災害をもたらした台風の被害などの教訓から、町は住民に密着している分、さらにきめ細かな対応策を準備しておかなければならないと考えます。また、宮城県沖を震源とする大規模地震が30年以内に99%という非常に高い確率で発生すると言われていることからも、最大の備えをしておくことは重要です。
 被災者生活再建支援法では、上限が全壊の場合でも生活関係経費 100万円、住居関係経費200万円、合計 300万円が出ます。宮城県の住宅再建支援制度は 100万円となっています。2000年10月6日、鳥取県西部地震が発生し、11日目に鳥取県の片山知事は住宅再建に一律300万円の補助金支給などを決めたのでした。これは、直接住宅再建に支援するということを初めて実施したもので、これまで個人財産への税金を支出しないとしてきたことを転換させる画期をなす考え方でありました。福井県では今年7月に豪雨災害で大きな被害を受けました。被災した住宅に対して県が直接建設補修への支援に踏み出しました。西川福井県知事は個人の財産に税金を支出できないという考えについて、個人の責任でなく災害で壊されたわけですから、それを原状に戻す対策はおかしくないでしょう。立派な橋や堤防ができても住民の生活が弱くなるというのでは大元がだめになります。基本は生活ですし、住民を守るのは自治体の仕事ですと話しています。
 富谷町が地震やあるいは台風、豪雨災害によって住宅が被害を受けるようなことになった場合を想定し、公的な支援を考えておかなければならないと思います。自然災害が発生してから条例を制定したのでは絶対に間に合いません。今から準備しておくことが必要です。これまでの自然災害がもたらした数々の教訓に学び、復興には個人補償の施策が不可欠であると考えます。住宅再建への支援を条例化すべきと考え見解を伺います。また、県に対しては住宅再建支援制度の拡大を求めること、さらに住宅再建支援のための基金を設けることについて提案を行っていくように求めます。
 現在、家屋被害の認定は外見から行われ、被害の実態とかけ離れ評価がされていることが多いのです。新潟県中越大震災で被害を受け、一部損壊と判定された家屋の再調査要求が急増しています。内部まで詳細に調査し、一部損壊の家屋が実際は全壊だったという例も生まれています。また、半壊と認定されていても実際住むことができないなど、不都合があるということ、これまでも指摘されています。この認定によって罹災証明、あるいは被災証明が出され、今回新潟で出されているものは国や県の被災者住宅に対する支援に活用するもので、このほか各種貸付金、住宅金融公庫等の融資の支援、保険等の支払いを受けるために必要となることがありますから、実態に見合った認定は本当に重要です。実態にあった正確な評価、認定ができるような体制を整えること、また評価によって大きく違う公的支援の改善を国や県に求めるべきと考え見解を伺います。
 大規模な地震が発生した場合、水道については配水池の緊急遮断弁が作動し、富谷配水池 8,000トン、第2配水池 6,000トン、館山配水池 2,000トンの水が確保されることになっています。このとき作動するのは震度7ということですが、それ以下の震度のときはどのようになるのか伺います。震度6や5で作動しなくて大丈夫なのでしょうか。震度6及び5での備えはどのように進めているのか伺います。
 今回の新潟県中越大震災でも、全国各地からボランティアが駆けつけました。黒川郡内の町村も職員を派遣しています。大和町4人、大郷町4人、大衡村6人、富谷町からの派遣はありませんでした。災害時、ボランティアを受け入れ必要とするところに効率的に配置できるようにする体制をつくっていくことは非常に重要です。日頃の訓練、意志統一が必要で、それがなされていなければせっかくのボランティアが活動できません。受け入れ体制がどれほど大切かということで、この講習会も行われています。11月15日に宮城県と富谷町と富谷町社会福祉協議会が大規模災害時のおける災害ボランティアセンターの設置運営に関する覚書の協定を行ったと言われました。効果的な活動ができるよう、具体策やどのような体制がとられているのか伺います。いつ災害が発生しても準備万端というような組織化を行うべきではありませんか、伺います。
 次に、敬老会の質問をいたします。
 町主催敬老会を参加しやすいように見直しを求めます。毎年敬老の日に75歳以上の方を対象に町主催敬老会が開催されています。ことしは対象者 1,673人のうち、参加者 710人、42.4%の参加率です。ここ数年を比較してみると、2003年43.3%、2002年42.8%、2001年43.4%の参加となっています。経費については、今年が 404万 5,408円、昨年は 496万2,102円となっています。ことし送迎バスは大型が10台、中型バスが4台で行われ、運行コースは7コースとなっています。敬老会は午前10時30分に開会されますが、志戸田から9時10分に出発し、富谷スポーツセンター着9時30分、日吉台からは9時15分にスタートし、会場着は9時37分となっていますから、参加者が9時に自宅を出たとして、祝賀会開会までの時間が、一番長い地域は1時間30分要しているということになります。高齢の方にお話を伺いますと「毎年楽しみにしています」「夫婦で出られる喜びを感じています」「息子たちが離れて暮らしているので、町の敬老会はありがたいです」など歓迎する声を聞く一方で、「出たいけれども、体の自由がきかなくなって皆さんに迷惑をかけてしまうので遠慮しています」とか「じっと座っているのが大変で」とか、「トイレが心配で遠くまでは行けません」などの声が聞かれます。富谷町は他町村との比較で高齢化率は低いものの、人口の増加などによっても絶対数はふえていきます。現時点で74歳の人が 187人、73歳の人が 216人います。
 その人たちも順次対象者になりますから、2年後には単純計算して対象者が 2,076人になります。その後も対象者は 200人から 300人ずつふえていきます。今でも1カ所の開催は限度だと考えていますが、対象者の増加によってさらに富谷スポーツセンター1カ所での開催は困難になると思われます。皆さんが集まるときに入り口に集中するということは余りないと思うのですが、敬老会が閉会したとき、出口に殺到するのは例年のことです。転倒者が1人でも出れば、将棋倒しになって大きな事故を招くのではないかと心配になります。私は基本的には公民館ごとに、地理的条件を考慮しコミュニティセンターも使って町主催敬老会を開催するのが参加しやすくなる条件ではないかと思います。
 公民館単位で75歳以上の高齢者数、数えてみました。10月1日現在、中央公民館 614人ですが、このうち南部6区は 151人で、これを西成田コミュニティセンターを会場にして行えばいいかと思いますが、こうなりますと中央公民館の対象者といいますか人数は 463人となります。富ケ丘公民館 345人、東向陽台公民館 317人、あけの平公民館 184人、日吉台公民館 101人、成田公民館58人となっています。公民館単位で送迎について小回りのきく方法を検討し、参加者をふやしていくことこそ必要ではないでしょうか。小学校区ごとに公民館があり、それによって地域的なまとまりも形成されてきていますし、公民館まつり開催などで身近に感じている場所だとも思います。何といっても、そこの場所に滞在する時間が短くなることで気軽に参加できることになると思われます。敬老会開会について担当課はおおむねこれまでの方式で行い検討する予定はないと以前述べていました。しかし、現在のように42%から43%台の参加しかないとき、なぜ参加できないのか、どうすれば参加しやすくなるのか検討するのは当然ではないでしょうか。9月議会で明らかになったことですが、車いすの方が敬老会に参加しようとして、町に電話したら欠席にしてくださいと対応され、憤りを持って自分だけのことではない、みんなの問題として取り上げてほしいということがありました。決算審査の中で取り上げられて、送迎バスなどを検討するという経緯がありましたが、これは一例ですが、車いすの方にも参加してもらえるような積極的な方策をとりながら、敬老会の参加者をふやしていく。町挙げての行事にしていく方策こそ求められているのではないでしょうか。これから対象者がさらに増加することを考慮し、公民館、あるいはコミュニティセンターなどで町主催の敬老会を実施することを求めます。
 敬老会は町主催ですが、町内会、民生委員、公民館協力員の方々初め多くの方の協力で実施されています。その関係者とこれからのあり方を検討することは必要だと思います。見解を伺います。また、車いす利用の参加希望者に対して、参加しやすい改善はどのように検討されたのか。来年以降どのようにするのか伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 大規模災害についてお答えいたします。
 第1点は災害時の住宅再建援助について、昨年の8月、宮城県が独自に宮城県北部連続地震による災害者のうち、住宅が全壊または半壊した世帯について、ご案内のとおり 100万円と修繕では50万円を初めて支援を出したようであります。宮城県内で災害救助法の適用があった5町についても宮城県の支援金の上乗せや町独自の見舞金といった形で行っている経緯はあるようですが、いずれも条例化という形はとっておりません。大規模災害時において、人命救助や公共施設の復旧、道路水道などのライフラインの復旧を優先する。時間と、災害発生と、これは時間がたつにしたがって被災者の流れが変わってくるというのは、これは一つの定番でありまして、それにのっとって、災害はいつどのようなものがどのようにしてどんな規模で起こるかわかりません。そのときの状況によって被災者への支援を弾力的に対応する。したがって、条例化で結ぶということはしない方がいいんじゃないか。
 第2点、宮城県が今回行った住宅再建支援について。宮城県北部連続地震で被災したものについて、申請期間2カ年度と限ったもので、今回限りの支援のようであります。今後の大規模災害時においては、状況を見ながら県に対して我々町村部としてもご相談申し上げていく、こういうスタンスであります。その際に、国、県、市町村の役割分担なども議論していかねばならない昨今であるというふうにとらえているところであります。
 次に、認定改善の問題でありますけれども、災害直後から建物を継続して利用する上での安全について調査を行い、被災者建築物応急危険度判定とその建物がどの程度の災害を受けたかを調査する被害調査の2種類、応急危険度判定においては、建築有資格者によって行われている。今後、起こり得る余震に対して被災建築物の倒壊危険性及び建築物の部材落下の危険性などを判断して、当該建築物の使用の可否について判断すること。2次災害を防止することを目的とする。実際に受けた建物の被害の程度調査する被害調査とは趣旨が違う。このため、応急危険度判定において「危険」と判定された建物についても落下物の除去など適切な応急処置を行えば判断が変更されることもあり得る。したがって、2次災害を防止することを目的とした応急危険度判定による認定と災害による個々の住宅の被害程度を判断することを目的とした被害調査とは目的が異なる。判断基準が異なることは当然のことである。したがって、そういうことであります。
 それから、遮断弁について、現在緊急遮断弁の作動設定は、お話ありましたように一般的にしましても震度7を基準であります。かつ、配水流量が設定流量以上となった場合に弁が自動的に閉まるようにしておるところであります。震度5や6で、いわば7以下、6で配水量が設定流量以上になった場合は中央監視システムにより課長外4名の職員の電話などによる連絡網が動きますので、職員に速やかに対応するとこういう形であります。
 それから、ボランティア関連、平成15年の、昨年の北部連続地震の、宮城北部の教訓を踏まえて、宮城県できのうどなたか議員さん、安住議員でしたか、申し上げましたように、10月15日、宮城県と市町村と社会福祉協議会で結びました。これはいろいろな経験してここまで出てまいりました。いわば、初期初動体制、まだ時間がかかってから行政と保安員との間をお手伝いいただいて、人間関係と申しますか体制の強化、それは経験値からここ10年ぐらいのいろいろなさまざまな経験値を持って宮城県を中心にこのような形をとったことで、これらの実務と申しますか、今後これを運用面でいろいろ管理していかねばならないかなとこのようにも考えておるところであります。
 第2点、敬老会関連。敬老会は、ご案内のとおり目的がありまして、昭和30年代から行ってまいりました。平成11年から福祉課が窓口になって今日に至っている形であります。今後も社会の動向、そのようなものを見ながら高齢者の方々に喜んでいただくように努力してまいりたい、こういう形で運営主催を進めてまいったところであります。
 それから、行政区長さん、公民館協力員さん、こういう方々にいろいろな会合をし、ご意見をいただきながら今現在の敬老会の方式をとってまいりました。それから、車いすで云々とありましたけれども、安全を楽しんでいただくために家族の同席、介護保険サービスのヘルプサービスを利用しての参加、介護スタッフの同席、来賓の方々のご協力をいただくなど考慮してまいりました。今後も、そのような多くの方々のお手伝い制度をもって進めてまいりたい、こういうふうに考えているところであります。

議長(相澤 武雄君) 11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) これまで個人の財産には税金を使わないとしてきたことから、かなり大きな変化があって、今宮城県も 100万円というものが出されるようになったわけで、確かにほかのところでは見舞金だとか、北海道の例では町独自は直接住宅に対するその支援もしているというような例も生まれてきています。それで、弾力的に、先ほど町長はその規模だとかさまざまなことがあるから弾力的にするのだと、条例化はしない方がいいというふうにおっしゃったわけですが、しかし、いつ災害が起こってくるかわからないところが自然災害ですから、その準備をしておくということは必要だと私は思うわけです。新潟県の地震がありましてから、今度は北海道で続いて地震が起きていることもあって、ましてや宮城県は99%というふうに言われていることから考えれば、地震がありましてずっと続いているわけです。そういうことがあるものですから、準備しておくということは必要ではないかとこのように考えるわけで、条例化をすることを含め、その検討すべきではないかということを再度質問をいたします。
 そしてまた、この金額についてですが、先ほど県の場合はこういうことだという話がありましたが、宮城県は今現在は 100万円です。鳥取県は 300万円、福井県 400万円、新潟県 400万円、徳島県 300万円、兵庫県は 200万円で京都府が最高の 600万円、東京都は三宅島の災害者について 450万円とこういうことになっています。私は、これはいつ起こるかもしれないということでありますので、宮城県に持続的に行うように、そして拡大を求めていくことが町としては必要だと思います。町としても準備をするんだけれども、県についても拡大を求めていくべきだと思いますし、基金の提案をなさるべきだと思うんですが、これについて、基金の提案というのはしていかれますでしょうか、伺います。
 先ほどの被害の認定について、先ほど町長がおっしゃったとおり、目的が違うから当然だと2種類の判定がなされるわけですが、そこで、一部損壊だと言われた家屋が、実際は外からではなくて中からここがこうなんです、ここがこうなんです、ここがこうなんですということをしていった場合に全壊だったという認定がなされたということ、こういう情報は町長のところでは入手しているのでしょうか。まず、そこのところを伺いたいと思います。そして、実際には一部損壊どころではなく全壊だったということになれば、その罹災証明、あるいは被災証明といいますか、それは今後の生活についてもかなり大きなところで力を発揮してくるわけで、この判定をきちんと正確に実態にあったものにしていくということは必要になるわけです。このために改善を国や県に求めていくことが必要ではないかということで伺ったわけで、その点については町長自身どう考えておられるのか伺います。
 また、水道についてですが、事前に伺いまして、そういうことで水が確保されるということはわかりました。配水池はかなり頑丈につくってありまして、配水池が大丈夫でも送水管の破損が問題になってくるのではないかなというふうに思ったわけですが、耐震になっている配水管の布設というのは、全体の割合はどういうふうになっていくんだろう。さっき、設定水量が超えたときには緊急遮断弁が作動することもあるということを伺っていたわけですが、そうしますと、配水池から出た先で水がどんどん漏れ出したといったときのことが考えられるわけで、その配水管の布設について全体のどれぐらいが耐震になっているのか、そして今後の計画はどうなっていくのかということを伺いたいと思います。そして、給水車といいますか、あれは町にはないということでありましたが、給水車はないけれども給水タンクがあるという話をされていました。2立方メートルのものが一つ、1立方メートルのものが二つと。そのほかに給水袋が6リットルから7リットル入るもの、これは各家庭に配れるものだというふうな話でしたが、これがあるということでしたが、幾つあってこれで十分と言えるのかどうか見解を伺いたいと思います。
 震災の最後のところですが、ボランティアの受け入れ等についてです。きのうのお話でもありましたが、ケースによって災害が違うし、そのときそのときでまたどんな災害が起こってくるのかも違うというようなこともお話ありましたけれども、確かにケースによっては違うんでしょうけれども、災害ボランティアセンターを立ち上げていかなければ、各地域から来てくれたときに本当に困るわけです。それで、ことしの3月に県社協と宮城県とNPO法人宮城災害救援ボランティアセンターというところから手引きが出されています。そして、これより前の、これは3月に行われた、出たわけですが、1月17日、18日、仙台市が主催して、実施主体がNPO法人宮城災害救援ボランティアセンターでコーディネーターの養成講座が開かれています。このことについては町ではご存じだったでしょうか。まずこれを伺いたいと思います。そして、これに参加した富谷町に居住している方がいらっしゃるわけで、その人の感想は実践的で非常によかったと、有効だったということを話されておりました。こういう講座に町の職員は参加しているのでしょうか、あわせて伺います。
 先ほども申しましたが、新潟県の中越大震災に富谷町からの職員の派遣はなかったのですが、やはり現地に行って現場を見るということが経験を積み重ねるということ、非常に重要だということを感じてまいりました。災害は、あってはほしくないんですが、こういう事態が生じたときに派遣をしていく、その経験を生かせるように町の職員が生かせるようにしていくべきではないかと非常に強く思いました。これについて、どのような対策をとられていくのか伺います。
 これが講座で使われた冊子ですし、手引きはその「設置運営の手引き」というのがあります。本当に受け入れるときにはどうするかという基本的なことが書いてあるわけです。確かに、そのときそのときによって災害は違いますが、基本となる部分というのがあるわけで、そういうものを町としては用意しておかなければならないと思い伺います。
 また、情報の入手についてですが、災害が起きたときにどうやって正確な町からの情報が伝えられるかということです。行政懇談会の場で緊急の情報入手を何とか情報無線なども設置してほしいという要望があったというように聞いていますが、今富谷町は移動式とか、きのうの話では避難所で聞ける、そのほかに県内のラジオもあるしというような話がありましたが、そのほかに私は、昨日FM局の質問、提案がありましたが、これも検討の対象とすべきであると思っています。黒川消防署管内をエリアとすることも含めて、情報の混乱が起きないようにすること、これが必要だと思います。日々変わっていく要望だとか、そういうものに責任ある町の回答が正確に伝わる、こういうためにどういうふうにしていくのか、これが情報を伝達するためには重要ではないでしょうか。FM局なども考慮に入れて検討してはいかがでしょうか、伺います。
 公民館についてですが、参加者は非常によろこんでいる方も多いわけで、参加しない人はその分非常に寂しいんです。参加した後で、ちょっと行かなかったところに伺ってみますとどんなお料理が出たのとか、どんな様子だったなんて聞かれるのをたびたび経験しますと、ああ、この方も実際は行きたかったんだなということを思うわけで、その人たちが出られるような方法を考えていくべきだと思います。参加者が何人ぐらいまでだったら1カ所で敬老会を開催できると町は考えているのか。そういうことをどういう時点までだったらそこで大丈夫だなというふうに思っておられるのか伺います。
 また、車いすの対応についてですが、介助の方というよりもこの間出たのは、迎えに行く手がないと。その車いすの方に車がない。タクシーで行けばいいとかってそういうものじゃないはずだという話だったわけで、そこのところは9月のことですから、介助者の問題でないということでお答えいただきたいと思います。こういう人たちにはどういう車を差し向けるのか、それについてどう改善されたのか、検討されたのか、来年度からどういうふうにしていくのかということを再度伺います。近いけれども、送迎の手段がないという地域もあります。そこの人たちは娘や息子に送ってもらったりして行くわけですが、そういう人たちの声もきっちり聞きながら、参加しやすい手だてをしていくべきだということを私は感じております。多くの方々がその日を喜べるように、そして安全で帰っていかれるようにするための方策を検討するべきでないかということを思い伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 全項目にわたって2点、繰り返してきました。答えも先ほどと基本は同じであります。
 その中で、一部お話ししますけれども、条例化、議会あるんですよね。町議会。どういう災害がどういう形で起きるか。そのとき条例化して条例化の中でそれにあわない災害が起きたらどのようにします。町長の判断でやっていいですか。できませんでしょう。ですから、そういうときに全部やる、その都度都度相談していく。だって、震災については絶えず訓練していく。条例化とまた別問題であろうと思っております。
 それから、災害の危険、これは先ほど申し上げたでしょう。大半は時限立法で恒久的でなくて、一つの流れで、宮城県ですと2カ年に限りますよと。その状況状況で規模、さまざまなことがあります。そういうことで、時限的なお手伝いをさせていただく。方向としてそういうふうになってはきているけれども、まだ国民的な、これは本来は国なり国が幾ら形何10%、県が何10%、自治体が、市町村がどのぐらいという方向までいけばいいと思うんですけれども、時間がかかるでしょう。したがって、それの経過的な中でその都度、その状況によって判断していく、ご相談の結果決まっていくものと思っております。
 被害認定については今の制度、先ほど申し上げたとおりで、そういう種類があるからそういうことで、これは残るかもしれませんいろいろな見方がある、そういうことであります。 第4点の遮断弁、配水池の問題、先ほど申し上げたとおりであります。町には水道事業と町の災害担当の方と両方で今合わせて1万超えたかな、1万 2,000……、何リットルだっけ、5リットルね。ですから、当面、とりあえず1世帯に1ぐらいのは待機させて準備させていただいているところであります。したがって、その間に、町で独自にしている間に支援体制を組んで量を確保しておけば安心かなというか、供給できるのかなとこういうことで積み上げてきたところであります。
 それから、訓練、職員の訓練、いろいろあると思っております。それも一つの提案だと思っています。それから、いろいろな震災関係、地震関係の勉強会、研究会が最近ずっとあります。それに出ているのもありますし、主催団体によって出ないのもある。七五三だと思っております。
 それから、災害現場に派遣する、大事なこともそれしかりだし、それから近場であったそういうもののいろいろな反省を踏まえながら参考にしながら後の体制を組んでいるところであります。行けばいいということも必要かもしれませんけれども、それもどうなのかなという疑問もあります。富谷の町でも職員が休暇をとって民間並に支援組みたいという希望もあったようでありますけれども、実現しないという、もし富谷で起きたらということで行かないで、あといろいろな資料をいただいて参考にしようとこういうふうに思っております。いたようであります。それから、情報伝達はきのう申し上げたとおりであります。
 それから、敬老会の見てご案内のとおりであります。物理的にあと何年もつのか担当課のいろいろな工夫で事故の起きないようなところまで1カ所体制という、何年か前の意識調査の形を整えて安全、物理的に無理になればひとつの工夫が必要なのかな、このように思っております。ただし、公民館という、ブロックごとというのはいかがなものかなというふうに感想として何10年間か敬老会に参加してきてそのように思っております。それは、ほとんどの町内会が今独自でやらさっております。それを幾つかのブロックで公民館にするといかが、行く気があるかないかといういろいろな議論が、数字的には持っておりませんけれども、口頭でそういうことなどは伺ったことがあります。したがって、議員のような形は多数なのか少数なのかわかりません。
 それから、車いすとかいろいろな不自由な方々については、敬老会です。先ほど申し上げたように、いろいろなお手伝いの方を介してにこやかにご参加いただきたい。

議長(相澤 武雄君) 11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 先に敬老会のところで1問だけ伺います。
 車いすの方でそこのお宅に車を運転する人がいなくて、参加したいという方のために、それではどのような手だてが今年度はもう終わりましたから来年度、手だてがとられるようになったのか。これについて検討がされているのか、結論が出ているのか伺います。
 震災ですが、条例化する。今条例化するかどうか、それも条例化すべきだということを私は提言申し上げているわけですが、そういうことも含めて、基本的に決めておくことは大切だと思うわけです。そのときになって1からやるということでは間に合わない。災害はいつ発生するかわからないわけですし、本当にきょうなのかあすなのかもわからないわけで、そういうときに個人住宅への支援を町としてどうするかということ、これについて検討すべきだということは必要ではないでしょうか。答弁を再度求めます。
 先ほどのお話で、大半は住宅の再建支援制度などについて時限立法で行われているということがありました。それで、そのほかに国がやる方向が望ましいというような話もあったわけですが、そういうことも含めて、やはり県に対しても国に対しても要請をしていくだろうし、特に県に対しては今の 100万円というのはほかのところ、例えば京都府などから比べると非常に低いわけで、これを何とかしていくために基金などもつくるということは本当に重要だと思うので、提言をしていくべきではないかと思うわけです。このことについて、提言はなさるのかどうか伺います。
 ボランティアの体制についてです。私は、やはり行けば行っただけのことはあるということは非常に思います。どこにでも行かれるというものではありませんが、町の職員を、本当になければそれにこしたことはありませんが、災害があったときにはそこに出かけていく、どういうことが必要なのか、どういう体制を整えておかなければいけないかということはもので見る、聞くというものではなくて、やはり行って現地で感じてくると言いますか、このごろ現場主義とかというようなところも聞くわけですが、そういうことがあり得るのだと思います。そういう機会を富谷町としても何かあったときには派遣をする体制も考えておくということが必要ではないかと思います。休暇をとって行こうという人たちもあったということで、本当にそういう気持ちがたくさんあって、行かれればよかったのにと返す返すも残念ですが、そういうことがあったときには派遣すること、そしてまたボランティアを受けるためにはさまざまな細かいこと、でもそれは蓄積の上に成り立っていますから勉強会などに出席されているということでありますから、多分訓練、実際に歩いてみるだとか、それから模擬訓練、図上訓練などというものもやられているかとは思いますが、それについては詳細はいかがなのでしょうか、伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 敬老会関連、第1回目に申し上げたとおり、敬老会ですから、そういう形でいろいろな方のお手伝いをいただいて、もしあれだったら、お便りいただけば地域の人に返してお手伝いいただくとかそういう形でないでしょうか。そういう形でご参加を促したりお手伝いをさせていただいたり、こういうことでないと四角四面にいかない。
 それから、災害関係。条例化できない。防災体制は絶えず、防災計画を基本にいろいろな経験をして防災体制、危機体制はとっているわけでありますけれども、今おっしゃる、ための住宅再建の基金条例化というのはできる代物ではない、このように思っております。どういう災害が富谷町内で発生するか。だから、県や国に毅然としてここで私は第一線に立って要請しますという形はとりません。いろいろな町村会なり会合の中で話題になっておりますから、私が先頭ですよ、あなたは3番目ですよなんてそんなおこがましいことをやるつもりはありません。組織として進めてまいりたいということであります。
 それから、お手伝い方式でありますけれども、いろいろな大事であるとともに、いろいろな災害の私は50年も 100年の前のまでは読んでみたりしたことはありませんけれども、きのうも話しました、昭和53年あたりからのものはずっと振り返り振り返りいるわけですけれども、あれありますね。どうでしょう。富谷などは休暇とってもということはありますけれども、全体として、学生さん、学校を休んでお手伝いするとか民間の人たちも組織、団体、民間の中でも何々、そのなかで団体というとその会社派遣というのも結構あるようですけれども、一方で、会社を休んで一緒にお手伝いをしたとか非常に多くありますけれども、国家公務員地方公務員にあわせて派遣でなくて休暇をとってというのは、学校の教員も行政職員も余り聞いたことがない。その点で富谷町が大変そういう意向が職員の中から出てきた、実際は派遣しませんでしたけれども、出てきたということは大変私は我が町の職員に敬意を表しておったところであります。過般も、地震もありましたけれども、林野火災など富谷でも大事に至らないことがありましたけれども、議員さんの中でもいち早く駆けつけてご協力いただく議員さんもおります。この場をかりて感謝を申し上げたいと思います。

議長(相澤 武雄君) この際、2時10分まで休憩いたします。
午後1時53分 休憩

午後2時10分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) 私は農業の担い手の取り組みについて質問いたします。
 昨年は冷害で大変な思いをしましたが、本年は豊作で、私自身ほっとしているところです。本年は国連が定めた国際米年です。米が世界の半数以上の人々の主食であり、飢餓や貧困などの問題解決の大きな役割を果たし得ることから、2004年を国際米年と決議されました。米は優れた栄養価とバランスなど見直されています。また、環境保全などに水田が果たす役割も大きいのではないでしょうか。また、農業はエネルギーやタンパク質、カルシウムなどの供給により私たちの健康を、そして命を支える産業であります。国、地域の基幹産業でもあります。和食のよさ、日本型食生活が健康的だと伝えられる昨今です。
 このことから伺います。富谷町での認定農業者は16名となりました。専業農家は20件、兼業農家 359件と近隣町村に比べますと少ないのであります。しかし、意欲ある担い手を育てて育成していかなければならないと思います。この意欲ある担い手の取り組みについて伺います。
 二つには、加工米粉の消費拡大を図るべきと思い、取り組みについて伺います。これは、加工粉米は富谷町ではつくっていないということをお聞きしましたし、また輸入、加工粉米はほとんど、ベイ米は輸入しているということもききました。また、加工米、これは昨年の冷害のときに加工米についてはいろいろ話、消費を拡大するべきという話もありましたが、今回3年でこの加工米についての政策もなくなったそうですので、ここのところは通告していましたが、省いても結構かと思います。
 三つ目に、おんないん会による朝市・夕市の開催など行っているようですが、私もたまに湯ったり苑のところにあるJAみどりの産直野菜など、野菜の販売しているところに買い物など、野菜を買い物に行っておりますが、中に行きますと富谷町の方の製品は売ってはおりませんので、この辺、何か富谷町とおんないん会で一工夫必要なのではないのかと思っております。
 BSEや鳥インフルエンザなど、食の安全を脅かす問題が次々に起こっております。安全・安心な食料の供給と、食と健康の関係性から地産地消の利用の推進、また現代は飽食の時代と言われ、食べたいものや珍しい食材があふれています。そのあふれている食をどれがいいのか、どれが怖いものなのかを子供たち自身が自分で選んでいかなければなりません。子供たちの健全な心と体を培うためにも小中学校での食育を推進するべきと思いますが、伺います。
 四つ目に、不耕起栽培について伺います。不耕起栽培は環境に優しい栽培です。コストがかからず、栽培方法によっては収穫量も余り差がないと言われています。富谷町でこの栽培方法で米づくりをなさっている方はいますでしょうか。また、不耕起栽培での米づくりの今後の取り組みを伺います。東北農政局に聞きましたら、宮城県ではこの不耕起栽培をやっているところは余りないように聞きました。福島県では21ヘクタール不耕起栽培を行っているようです。秋田県は44ヘクタールこの不耕起栽培を行っているようです。今やっているので直まき栽培で、直接まくんです。種をまく、そういう直まき栽培などを今ふえているとの話でございました。
 この不耕起栽培が、なぜ環境にいいのかということとして、特徴五つございます。一つに、代かきをしないため川や沼などの水質を汚染しない。二つに、土壌微生物の生態系の保存。三つに稲わらをすき込まないので根が腐らない。4に地球温暖化の原因にもなるメタンガスの発生が少ない。5に苗は成苗のため台風などの自然災害、病虫害にも負けないなどが挙げられます。
 最後に富谷町で女性の農業経営者の方はおられるのでしょうか。また、何年か前、この場所で質問いたしましたが、その後、女性の農業委員の登用はどうでしょうか。取り決めについて伺います。都市産業型農業としての難しさもあると考えますが、農業の活性化は町の活性化につながっていくはずです。その一翼を担うのが行政です。命を支える農業従事者の方々に感謝いたし、質問いたします。
 2問目に、自動車リサイクル法について質問いたします。年間約 400万台排出される使用済み自動車は有用金属や部品を含み、資源として価値が高いものであります。従来は解体業者や破砕業者において、売買を通じ流通しリサイクル等の処理が行われてきました。しかし、最終処分費の高騰などから従来のリサイクルシステムが機能不全に陥り、不法投棄、不適正処理の懸念も生じていることから、自動車製造業者を中心とした関係者に適切な役割分担を義務づけることにより、使用済み自動車のリサイクル等の適正処理を図るため、自動車リサイクル法が成立し来年、平成17年1月1日に本格施行されます。
 さて、平成14年8月に発生した三ノ関太子堂下の廃車置き場の火災は、何度も何度も起きていた火災です。家の中に灰が降るなど、火災が発生するたびに付近住民は恐怖に命が縮む思いをしてきました。町内会から要望書も出されたりしましたが、改善されたのでしょうか、伺います。ことしの夏は記録的な暑さでしたが、火災は発生したのでしょうか。一昨年の8月以来、まだ車は積み上げられたように見えましたがいかがでしょうか。平成14年8月の火災の原因について伺います。
 先ほど述べましたが、平成17年1月1日から自動車リサイクル法が本格施行されます。それに伴っての太子堂下の廃車置き場の対応はどのようになるのでしょうか、伺います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) まず第1点の農業関連でありますけれども、認定者については、お話ありましたように、何とか20名を確保させていただいて、その意欲、またご協力いただく方に今後も認定を努めてまいりたいんですけれども、なかなか他市町村から比べるとということは否めません。実際は20名で、実態はそのようになっております。生産組織が五つ、また集落形態が1組織ということで、それでも取り組んでいただいている団体が出てきたこと、大変感謝しておりますし、またここで何らかの形でお手伝いをできることについてはお手伝いできるのかなと。このことが議員おっしゃるように世界的に米に対する認識、それからこれだけ世界の人口がふえてきている中で、米を休ませている手があるのかどうかという、長期的に。それから、国内問題だけでなくて、世界人道的にも、議員おっしゃるように、米の理解を深めていかねばならないと思っておりますし、そのためにも足元である富谷町の農業というものを一生懸命、少しずつでも取り組んでいかねばならない。大変しんどい環境状況に本町はあります。ありますけれどもということは、これはいろいろな職場があるということであります。農業がだめというよりも、いろいろな職業が近場にある、選択の幅があるということが大変難しい。
 少しパスしますけれども、宮城県内で農業の認定農業者並びに青年農業者の判定委員、少数の一角としてしばらく私もかかわってまいりました。その人たちの実態を見ますと、県内に本当に人数は少ないけれども、大変な努力とそこまで実った状況が手本になるのが宮城県内に散らばっております。その選定委員会を見るたびに、富谷にいつでも置きかえているわけですけれども、大変富谷に置きかえた場合、環境条件、先ほど申し上げたようなことから大変なんだなというふうに改めて思いながらも、少しでも前に進まねばならないというふうに思っておるところであります。
 第2点の米粉については、飛ばさせていただきたいと思います。
 3点目については、既に学校給食についてご報告申し上げておりますように、地元の農産品を使わせていただいております。ただし、学校給食も 5,000食近くになりましたから、地元産品だけで足りない形もあります。したがって、そういうものを念頭に置きながら、推進もしていかねばらない反面、そういうなかなか生産量が追いつかない、前の質問と同じような状態にもあるわけでありまして、そういうことの実態でありますけれども、学校の給食にも努めるという形を今努力させていただいているのは変わりありません。今後もなお一層、念頭に置きながら努力してまいらねばならないと思っております。
 また、学校現場での食育については、これは教育委員会を通じて進めて学校現場に推奨していかねばならないのかなと。これは国民的な課題でありますから、そんな願いを込めているところであります。
 次に不耕起栽培、これはどういうお勉強をなさったかわかりませんけれども、大変これは現実問題として難しい。ただし、お話ありましたように、メタンガスの問題とか今の環境問題からするとそういうことも一つの大きなメタンガスとか汚濁とかそういう面では一つの今の時代にあった考え方かと。ただ、農業というひとつの生産基盤としてやらさっときは、これは不耕起栽培、日本では半世紀近く北海道を中心に直播栽培から不耕起を研究されてきているんですけれども、なかなか普及しないのは採算ベースで残ってまいりました。そういうことであります。一方で、お話あったようなこともありますので、今後の推移を見たいし、富谷で積極的にこれを推し進める状況にはないのかなと。ただ、関心を持っていただくということは大事だとは、議員のように思っております。
 それから、第5点の女性の農業経営者について。これは夫婦になりますから、どうしても男性の方が経営者になって、実際は同じような形でありますけれども、女性はわき役で実際は50・50の経営的な手腕を持っている農家も結構あるわけでありますけれども、書面上は女性の経営者は富谷町にはおりません。県内でも認定農業者なんかでも女性が本当に幾つかはおりますけれども、圧倒的に今のところ男性が多い。これが実態であります。
 それから、農業委員については前にもお話ありましたけれども、富谷の場合10名が公選でありますから、10名の中にぜひ手を挙げて立候補していただけばという願いを込めております。それから、3団体、3機関に推薦枠が今現在は富谷にあるわけでして、議会を初めその中から農業協同組合、農業共済組合あたりで、その団体として女性をご推薦していただく、そういう方式、その枠内から、例えば農業協同組合なら農協の理事さんからだけ推薦しなくたっていい形でありますから、農業協同組合として富谷町のだれだれ、女性を推薦するということが可能なわけでありますから、3団体の議会など手本になっていただいてご推薦いただけばという希望的な観測は持っております。私の方からこれをしなさいという立場にはないと思って、希望的観測であります。
 次、第2点目のリサイクル関連でありますけれども、あの場所についてその後火災は発生しておりません。現在、12月6日現在では自動車リサイクル法が施行されることに伴い、施設内を整備するため車の台数は前より少し減っているのが12月6日現在の実態であります。 次に、自動車解体業として引き続き運営する意向で本人はあるようで、経営者のようであります。お話ありましたように、17年1月1日から施行されます自動車リサイクル法に伴い、現在の施設を整備する必要があり、施設を整備する基準なりに整備する必要があり、11月中旬に塩釜保健所黒川支所に改善計画書を提出されております。自動車リサイクル法施行により、自動車解体業の許可などについては宮城県が窓口となりますが、これからも引き続き地元に存するものでありますから、県と協力、連絡を密にして指導に当たっていきたいとこういう考え方であります。
 火災の原因については、かなり日が過ぎたのでありますけれども、いまだ火災の原因は特定でき得ないでおるところであります。

議長(相澤 武雄君) 次に、18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君) 私は2点質問いたします。
 初めに、町立図書館の実現に向けて直ちに取り組むよう求めるものです。
 今、政治経済の不安定が続く中で、多くの人が仕事上の知識・情報や精神的・文化的要求を満たす情報を求めています。そうした中で、町立図書館を求める声が広がっています。一昨年、日本共産党町議団が実施した富谷町政へのアンケートでの希望する文化施策の項で町立図書館を求めるものが33%で第1位でした。県内には10町に町立図書館がありますが、幾つかの図書館を訪れ調査しました。亘理町では13万 7,000余点の資料を蔵し、1日平均 700余点の資料を貸し出ししています。職員は8人おり、うち2人は司書。当然、レファレンスサービス、調べもののサービスですがこれを実施し、求めに応じ最近では千葉県から資料を取り寄せたとのことです。夏休みなどは子供たちが1日 1,000人ぐらい利用しています。
 小牛田町では司書から話を聞きました。農家の方が珍しい雑草を見つけたといっては調べにくる。住民の方が合併問題や地方自治について調べる。議会の議事録や行政資料も整備されているのを見る。議員や役場職員も調査研究に訪れる。常勤司書2人、臨時司書2人、蔵書等の数約12万点。日常生活にも民主主義のためにも大事なものになっているとおっしゃっていました。
 中新田図書館は、平成6年7月のオープンですが、職員5人、司書2人、蔵書約21万、視聴覚資料約1万点の計約22万点で、東北でトップクラス、1人当たり貸出数も岩手県川崎村とともにトップクラスで、年間約16万 7,000点が貸し出されています。館長は公共施設の中で一番活用されているのは図書館だと自信を持って答えておられました。
 加美図書館、平成15年度のまとめには行政効果2億 1,700万円と評価されています。加美町ではこの7月に小野田図書館が文化会館、公民館との複合施設やくらい文化センターの中にオープンしています。どの図書館も書籍、雑誌だけではなく、ビデオ、CD、視聴覚資料なども備えられており、子供や主婦、年金生活者と思われる方が勉強や新聞、雑誌の閲覧をし、見たい本、聞きたいCDを探しているといった姿が印象的でした。
 今、情報通信技術の革新や国際化、少子高齢化が進む中、また地球温暖化等環境問題、戦争と平和の問題などが深刻化する中で、多様なそして新鮮な情報が求められています。また、知的・文化的要求を満たすことは豊かな人生を送るために欠かすことができません。個人がこれらの情報を個人の力だけで得るには家計的経済的にも限界があり困難です。地方自治、民主主義の基礎は一人一人が判断し意見を持つことだと考えますが、この実現には情報の入手が保障されなければなりません。図書館は利用者の求めに応じて全国どこの図書館からも情報資料を入手し貸し出しをするシステムです。現に、私も資料探しで県図書館のレファレンスサービスを利用し、国会図書館から資料入手のサービスを利用しています。このように図書館は知る権利・学ぶ権利を保障するものです。図書館は図書館法に基づいてこうしたサービスをだれに対しても無料で提供する施設でありシステムです。県図書館は多くの町民にとって遠く、交通の便も悪く、位置的にも仕組み的にも町立図書館の代用とするわけにはいかないものです。町立公民館図書室は、ほかの市町村図書館とつながっていませんし、蔵書数も少なく、新聞や雑誌もなくコピーサービスもできず司書もおらずレファレンスサービスを実施する体制ではありません。この公民館図書室で図書館の代用を住民に強いるのは住民の知る権利・学ぶ権利を著しく制約した状態を続けようとするものと言わなければなりません。図書館を住民の知る権利・学ぶ権利を保障する施設、システムとしてその必要性をとらえるべきではないか、どうとらえているのか伺います。
 町長の図書館は将来的には必要だと思っているとの議会での発言がありましたが、一方で、現在の公民館図書室の合計図書数などを見て、現状にほぼ満足しているのではないかとも受けとれる発言もありました。本当に図書館が必要と思っているのならば、建設時期を決めそれに向かって取り組むべき時期に来ていると考えるものです。亘理町は図書館オープンまで亘理駅前周辺整備事業決定から5年かかっています。旧中新田町では町有地がある中でオープンまで約4年かかっています。小牛田町は図書館建設の計画策定1982年から8年かけてのオープンです。土地の確保を伴うかもしれない建設の位置の決定、どのような図書館にするかなどを、住民の意向を生かしながら、そして基金創設などで財源をつくりながら進めていくことを考えれば、町立図書館建設を決めてからでも実現するまでには相当の年数が必要です。
 一方、町長は単独で市制を目指すと表明されていますが、市制を敷くには人口だけではなく都市的機能の整備が要件と県条例で定められています。図書館もその一つと例示されており、現に県内すべての市には図書館があります。実態にあわなくなっている町総合計画の人口想定ではなくて、国立社会保障・人口問題研究所の想定は10年後には約5万人になると想定しています。図書館の建設時期を直ちに定めて取り組むべきと考え、当局の見解を伺います。また、住民の生かすための取り組み、基金創設等による財源確保をいつから始めるつもりなのか伺います。
 2点目に、温水プール建設で住民の健康増進をというテーマで質問します。
 水泳とアクアフィットネスとも呼ばれている水中運動が身体機能の発達や健康増進、リハビリに優れた効果があることは広く認められているところです。プールの建設は、もともと町の計画にあるものです。平成2年9月議会で同僚議員の質問に対し、公認の野球場、競技場、プール、武道館、各種団体より要望があることは承知している。資金の調整を図りながら進めていきたいと述べ、ことし3月議会ではプール整備の時期は確定していませんと答弁していますが、計画そのものはもちろん否定されてはおりません。
 一方、近年高齢化の進展と健康保持への関心が一層高まる中で、泳ぎに限定しない健康増進、リハビリのためのプールの要求が強まっています。2001年、平成13年12月議会には、我が党の永野 久子議員が茨城県大洋村が温水プールなどを中心とした運動施設を整備し、健康づくり、リハビリに取り組んで医療費抑制につながる成果を上げていることを紹介して質問しています。また、他の同僚議員のアリーナ温水プールの、歩行を楽しみながらできる健康増進施設を、健康増進や保持、障害者のリハビリにプールをとの質問に、町長はもう少し時間はかかりますが、健康増進センター設置に向かって鋭意努力します。絶えず健康増進センター実現を目標にしてまいりますと答弁しています。
 一昨年、2002年共産党議員団が実施した富谷町政へのアンケートのスポーツ施設についてどんなことを望みますかに対し、41%が温水プール建設と答えており、プール建設が広範な住民の要求になっていることは明らかです。
 水泳は過度の刺激や緊張を伴うことなく行うことができ、望ましい対称的な筋肉の発達が得られる。水中なので実施に伴う危険性は最小限に抑えられるなどの優れた特徴を持ち、また、関節、筋肉に障害を持つ人への機能回復訓練法としても活用されています。暑いときには水の中で体温を放熱することによって熱射病を避け心地よく涼むことができるなどの利点があります。広まりつつある水中運動は泳ぎにこだわらないもので、顔を水につけないため、日常の視界を確保することができたり息苦しさを気にしないで安心して運動できます。プールの底に足をつけていられる安心感から、話をしながら、あるいは音楽を聞きながら行うこともできます。水の浮力によって体重が減少するため、高齢者、肥満者、妊婦等の運動処方、糖尿病の運動療法、そして腰痛対策、リハビリに活用されています。他のスポーツと比べてもこれらの運動は子供から高齢者まで、より幅広い年齢層が自分の状態にあった形で楽しめ、しかもそれが健康保持、増進につながるというものです。
 現に、温水プールを利用している50代の方から聞きましたが、水中で30分ぐらい歩いているが、水の抵抗でいい運動になっている。しかし、心臓がどきどきすることはない。コーチの指導があって、こぶしをボクシングのように突き出したりキックしたりするが、間違っても水の中なので割と気にしないで済む。ゴムや浮き具を使って力を使ってもソフトな感じで心臓がどきどきすることはない。気持ちもリフレッシュできると言っておりました。
 前に述べた茨城県大洋村の経験は、平成4年に温水プール、トレーニングルーム、健康チェック室等々を整備し、筑波大学の健康プロジェクトの科学的な指導を得て行われ、住民の健康とともに医療費が抑制され、国保会計の改善にもつながったというものです。こうした経験も参考にしながら、町政に生かしていくべきではないでしょうか。今年はアテネオリンピックで当町出身の森田智巳選手が水泳2種目で銅メダルを獲得するという活躍をしたことが大きな話題になりましたが、第2、第3の森田選手が生まれるのも水泳、水中運動を楽しむ人の増加という底辺の広がりがあればこそではないでしょうか。
 また、プールの建設は住民のスポーツを楽しむ権利を保障する意味からも大事な課題となっていると考えます。プールが住民の広い要求になっていること、水泳、水中運動の効用が認められ希望者がふえていることを認識され、プール建設計画に取り組むよう求めるものです。時期を設定しなければ一歩も進めません。もともと町の計画にあるものです。時期を明示すべきと考えます。いつに時期を考えているのか伺います。
 建設費の確保に計画的に取り組む必要があると考えます。プール建設の基金を設定するよう求めます。いかがお考えですか、伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 2点とも、図書館にしてもプールにしてもどっちも必要だということは今までも申し上げてきましたし、今ここでもそう思って基本はおります。しかし、それだけ私は勇気がありません。図書館にしたって、知る権利か学ぶ権利か、あるかもしれませんけれども、住民に負担を求めることもしかりであります。大金を……、だから基金と言うかもしれませんけれども、何年かかってもそういうことで必要性もわかりますけれども、今ここで富谷の、きのうから申し上げておりますけれども、国と地方とのかかわり、それから流れ、そういうものを思うとき、大きな出費を、これは住民にそのまま伝えるわけで荷物にするわけでありますから、私は基本的には二つとも必要だと思っておりますけれども、今すぐさまやれる勇気はありません。
 したがって、まず図書館についてでありますけれども、今までどおり、県の図書館、近場、宮城県唐桑から白石山元までの中で本当に地域的にはかなり、市で町でありますけれども、県内の中で本当に近場に図書館がある、本当にありがたいと思っておりますし、また仙台都市圏で早くから、これも生徒さん、高校生、大学生、特に高校生などからの要請によって最初は仙台富谷と思ったんですけれども、これを広げて仙台都市圏共通貸し借りの制度も置きました。仙台市では仙台市以外の都市圏内の貸し借りのカウントは資料を持っていないようでありますけれども、富谷の図書を大和の方々、富谷の図書を仙台の方々、これをああいう図書でありますけれども、使われているということは非常に交流されているんだなと。ましてや、カウントは、数字は出ておりませんけれども、富谷の人たちはもっともっと充実されている仙台市の図書館、図書室を町民が利用されているんだなとこういうふうにも推察しております。したがって、そういうことからすると必要性という言葉も出てくるかもしれませんけれども、まだそれだけの力が富谷にはないんでないでしょうか。このように思っております。
 プールについても、プール、必要性は議員からもお話あったとおりだと思いますけれども、町としては今基金を創設していく力は持っていない町だと思っております。以上であります。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 図書館について、まず言いますが、日本図書館協会基準ワーキンググループが貸し出し密度上位の公立図書館における整理状況2000というものをまとめておりますけれども、全国的な図書館をまとめたものですけれども、この中でも指摘されているのは、やはり首長のリーダーシップだといいます。財政指数がいいからといって図書館があるわけでないというようなことも言われております。あくまで、その図書館の住民に対するサービスの素晴らしさ、そういう住民の権利を保障するという立場に立っているかどうかという指摘がありました。そして、現に県内の、先ほど回りました図書館、小牛田やそれから亘理、中新田を見ましたけれども、決して財政力指数だって富谷よりいいわけではない。財政規模も同じぐらいとか大きいわけではない。中新田は合併して大きくなりましたけれども。そういう中で図書費の金額だってそれなりにとっているわけです。例えばですけれども、これは平成15年度の富谷は公民館の図書費です、 452万円。亘理は93億円の規模の町ですけれども700万円。中新田の図書室の資料費、このやくらい文化センターの方をのぞいて。それは1,375万 7,000円、小牛田は 995万 6,000円とこういうふうに図書購入費をきちっと位置づけて頑張っているんです。だから、私は富谷の財政がこういうところと比べても決して悪くはない。予算審査特別委員会とか決算審査特別委員会で言っていますけれども、そういう中で財政が厳しいからといって住民のそういう知る権利、学ぶ権利を抑えていくままでいいのかということだと思うんです。中新田の行政効果というのを言いましたけれども、これはどういうふうに計算しているかというと、購入した冊数を購入件数で割って、だから平均購入価格ですね、それ掛ける総貸し出し総数、要するにどれだけ活用されたのか、これを活用効果といって、それからその年間の図書館費、人件費、それから資料購入費、維持管理費、それをすっぱり引くわけです。そうすると、先ほど言ったように2億何千万円という効果があったというふうに言うわけです。だから、例えばの話、建設費と備品、これで仮に20億円かかったとしても、毎年2億円の行政効果を考えれば10年で還元できるというものであって、こういうような活用は十分富谷の場合考えられる、できると思うんです。しかも、システムは違うわけです。公民館図書室と。県内ばかりじゃなく、全国どこの図書館ともできるわけですから、いつまでもこの認識を今のままで、先ほども言いましたけれども、まあまあある方だろうと、蔵書数を言っていましたけれども、本当にお粗末であります。このままでは議会で言った答弁も本当に図書館の必要性を認めているんだろうかと疑問を抱かざるを得ません。そういう意味からも、一つは図書館というものは、あるいは公民館図書室の使用は教育委員会の管轄に置かれるものですけれども、教育委員会としても住民のそういう要求にこたえる意味から今のままでいいと思っているのか。図書館をいつまでもないままでいいというふうに考えているのか。やはり、どういう時期にはつくりたいとそういうふうに町当局に提案したりとか、そういうことがあってしかるべきだと思うんです。そうでないと、今の町長のもとではなかなか進まないということで、やはり教育委員会の独自の見解を発揮して建設に向ける糸口にしていくべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
 それから、プールの方を言います。これは、一つには先ほど言ったように、そういう気が強くなってきているし、高齢化が進んで、富谷は高齢化率が低いと言っても実際の実数は多いわけです。それで要求があるわけです。高齢者のプールを活用したいというような。それから妊婦の方にとっても障害者のためにとっても、子供からお年寄りまで。それから、働いている真っ盛りの人たちにとってもリフレッシュのためにという、このスポーツの中でも優先順位としていい方にというか上位にあるものだと考えるからこれを提起しているわけです。そして、スポーツ振興法、もう随分前のものです。1961年に制定されたその法律の中では、国及び地方団体の仕事としてスポーツの振興に関する自発的な活動に協力しつつ、広く国民があらゆる機会とあらゆる場所において自主的にその適正、及び健康状態に応じてスポーツをすることができるような条件の整備に努めなければならないとこういうふうに実際の仕事を位置づけているわけです。そしてユネスコの体育スポーツに関する国際憲章、これは1978年に採択されたものですけれども、ここでもすべての人はその人格の十分な発達のために不可欠な体育スポーツの機会についての基本的な権利を持つ、これが国際的な、あるいは今の時代の水準なんです。ですから、スポーツの権利が、いつでしたか、去年でしたか、スポーツの権利というものがあるんだと町長は初めて聞いたということでびっくりされておりましたけれども、そういう認識がやはりこのスポーツプールなどの建設のおくれをもたらしているのではないかと思うわけです。
 それで、スポーツ文化施設整備基金というのがありました。御存じだと思うんです。これは昭和59年6月議会で役場庁舎建設基金と一緒につくられました。役場庁舎建設基金は17年間、28億円を積み立て、そういう意味では所期の目的を達したということなんだと思うんですが、そのスポーツ文化施設整備基金の方は平成8年12月にユーマイタウン施設整備基金に一本化されてしまいました。でも、そのときは「別に同じだから。スポーツ文化施設をつくるということでは同じだから」ということで入れたわけです。ですから、本当はもっと進んでいいはずなんですけれども、やはり大味にしてしまったためにプールの問題等についても具体的には一歩も進んでいないというのが現実だと思うんです。ですから、私はここでそういうスポーツ要求にこたえるためにも、プールの意義を認めて、よりはっきりとプール建設の目的基金、こういうものをきちっと位置づけて再出発いいますか、取り組むべきだと考えるわけです。これは町当局がやろうと、やる必要があると言っていることをやれと言っていることであって、具体的にそれを現実のものにするにはどうすればいいかということで言っているわけです。財政が厳しければなおのこと、こういう基金をつくる必要があると思うんです。おくれればおくれるほど、10年で準備するよりも5年で準備する方が厳しくなるわけですから、やはり早目に取り組んで早くから積み立てることが本当だと思うんです、必要だと思うんです。図書館の方でも、このままだと、例えばの話、富谷市というものになっても図書館のない市になってしまうのではないかという懸念さえ感じざるを得ません。だから、どういう時期までには少なくとも図書館をつくるんだ、どういう時期までには少なくともプールはつくるんだということを改めてお聞きして質問します。

議長(相澤 武雄君) この際、3時15分まで休憩いたします。
午後2時56分 休憩

午後3時15分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  若生町長。

町長(若生 照男君) 2点とも、先ほど申し上げましたように、基金つくるまでの富谷町、いろいろな議員は参考にご意見ありましたけれども、私から見ると我が町でこの二つの大がかりなことで基金をつくる力は持ち得ないと私は今思っております。二つとも必要性は認めますけれども、今の富谷町全体の内容、そういうものからすると国とかかわりそういうもの、激流と申します。そういう中にあって今縛りをかけるというのはなかなか至難でないだろうかと思っております。先ほど首長のリーダーシップということを、議員だけではなくて、たまたまお話聞くこともありますし、読み物で読んだり首長のリーダーシップとはいかがなものか。こういうものをやりますと決断もそれもリーダーシップという表現になればなるかもしれません。しかし、そういうものは首長の寄附ではないはずであります。確実にそれの資金投下はそこに存する住民と国民の税で動くわけでありますから、私はリーダーシップとか指導力という言葉の中に必要性、必要ではあるけれども、そういうお金的な知る権利、学ぶ権利と同じように責任持つこと、首長です。そういうことも勘案しながらすると、大変な決断が必要だと思っております。
 特に、小牛田、加美、亘理の経過がお話参考にありました。小牛田は古く時間が三つの時期も長いはずであります。前の前の前の町長の時期に懇意にされておったやる気、非常に長いその歴史の中で少しずつ積み上げていく、本の数をふやしていくと熱意を持って今日に至っていることも承知しておりますし、北の方の自治体には前の前の前の町長のときあることがあったので、私も何もなくて短い諦めで終わるので図書館を残した。これも指導力の一つにカウントなるんでしょうか。南の方では、私は引退するのにこういうものを残していきたい、これも指導力になるんでしょうか。そういう、少なくとも首長として長い時間をお世話になってきたものを、先輩、同僚、後輩ずっと 3,200の自治体の諸君を見るとき、尊敬しながら、また参考にしながら見るとき、少しそれましたけれども、私は今この二つに対して基金の勇気は持ち得ない、こういうことで時間をかしていただきたい、こういうことであります。(「教育長の答弁も求め、それからやります」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) 私も町長と基本的に考えはすっかり同じでございます。ただ、知る権利、学ぶ権利の件ですけれども、知る権利は、多分情報化の中から出てきた知る権利も一つ大きなポイントだと思いますけれども、学ぶ権利については、学校教育を含めた生涯学習、体系の中の学ぶ権利だと思います。そこで、この富谷町では六つの公民館の図書室を地域づくりの一環としてその図書室を整備してまいりました。その理由は、図書館と違う意味での、いわゆる地域の人たちから便利で活用しやすい。そして、世代間交流、お年寄りと子供までの交流しやすい、そういうような目的で六つの公民館の図書室を整備してきましたし、学校の図書室も整備しているつもりです。
 ということで、今後とも、ずっと将来的には図書館ということも必要かもわかりませんけれども、現在はやはり地域の皆さんに大切にされ愛される公民館の図書室をどのように有効活用していただくか、その方向にあり方を探りながら努力していければ、その将来将来の図書館の夢につながる基礎になるんじゃないかと考えておりますので、今の現状整備、きちんと整備していきたいというふうに考えています。以上です。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 今教育長の答弁を聞きますと、まさしく公民館図書室と図書館は異質のものであり同一に論じられない別の仕組み別の目的を持っているものだというような位置づけだったと思います。だからこそ、図書館が必要だということがより一層はっきりしてきたと思うので、引き続き質問いたします。
 それは、一つは財政問題です。財政が厳しい厳しいと言いますけれども、確かに富谷町の年次ごとにと言いますか前々年度、前年度ということで比較すれば、国の方針である国庫負担金補助金の削減とか地方交付税の削減とか、それからまた不況による町民の収入減による税収の減とか、そういうことで窮屈になってきていることは事実だと思うんです。しかし、富谷の町が町としてほかのところと比べてみる、あるいは富谷町独自に見てみるというふうにすると、町長もいつぞや心配されたことがあったかと、思うんですけれども、地方交付税不交付団体になるかもしれないというようなことまで言うぐらい、これはやはり財政的にもそんなにそんなに厳しいということではなくて、一定のまだやっていけるだけの財政力はあるということだと思うんです。具体的に言っても、今国保の財政調整基金と土地開発基金と除いても、一般会計財政調整基金からユーマイタウン施設整備基金、長寿社会福祉基金、こういうような七つ、合計して37億円ございます。これはそうとうまとまった額です。しかも、平成15年度の決算ではいつ使うかもしれない役場庁舎整備基金で、2億 2,000万円だったと思いますけれども、積んであります。それで合計は5億 3,000万円以上になっていますけれども、こういう使い方は改善してもいいんではないかと思います。やはり、町民の要望、町民の要求にこたえたような生かした使い方、そういうことこそ大事だと思うんです。そういう意味からすると、富谷町の財政力をもって積み立てしていくことをして、今すぐということでなくても積み立てていくことはできるし、基金ということで位置づけてこれから何年間後にうんと厳しいときはその時は積み立てをゼロにしたっていいわけです。庁舎建設基金だって一番積み立てた中で少なかったのが61年の 5,054万ですか、多かったときで4億円ということで、そのときそのときによって調整はできるわけですから。でも、それは始めないと積み立てられていかないわけですから、そういうことで積み立てないということはつくらないということとほぼ同じことになってしまうと思うんです。口では必要性を言っても、実際には現実のものにしていかないということになりかねない、こういう懸念も持つわけです。ですから、きちんと取り組むということを要求したいと思います。
 それから、市制に移行するに当たっての要件として図書館も一つとして入っているわけですけれども、なぜその要件に入っているかと言えば、都市機能として基本的な施設であるという位置づけだからだと思うんです。富谷のような県内で一番大きな町になっていても、図書館がないということで都市機能が整備されているとは言えないし、整備に向かって進んでいくべきだと思うんです。そういうことからすると、もう時期的にも図書館建設に取り組むということがあるのは当然ではないかと思うんです。そういうことを要求して、それについての再々答弁を求めるものです。
 やはり、図書館のある町づくり、プールのある町づくりというのは住民にも大きな一生のライフスタイルとか日々の暮らしに影響、可能性をもたらすものです。やはり、こういうことで勇気といいますか住民に励みにして町づくりをやっていくべきだと思うんです。再度答弁を求めます。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 言葉じりをつかむわけでないんですけれども、要求するということは4万 1,000人の町民に負担を求める要求になるわです。でしょう。国民、住民のお金ですから。そういうことにつながるわけです。ですから、議場で町長と議員がやりとりするのではなくて、町長、私は4万 1,000人の人たちに、学校と言えば学校、待機児童なしと言えば幼稚園問題、高齢者問題と。全部側溝も大事、道路も大事。みんな、そしたら町民にどこまでいいのか。今 3,200を割りました。来春もう少し減るかもしれません、とにかく 3,200は自治体もありましたけれども、数では。日本全国の自治体で他から比べるとどこよりは全国でもいいんでないだろうか。今の物差しでいくと宮城県内でいいんでないかというのが議員の議論だと思っています。いいかもしれません、数字的に。いいかもしれません、順番、並びでいったら。いいかもしれませんけれども、住民の負担感、国民の負担感を聞いてああ、そのぐらい出してもいいから、じゃあもっとどんどんつくらいん。市制敷くのに図書館、はい。ほれ、何も何も。という私はまだそれまで住民合意形成、聞けば必要、単発には必要、これも必要、必ず出てまいります。しかし、それは議会の判断も一人一人の議員でなく議会として、また我々町をお手伝いさせていただくものとして議会の皆さんのご意見も大事、それから議会にも静かな声も、4万 1,000人、さまざまな立場の人がおります。そういう声のさまざまなとらえ方をしながら財政運営を中心におこたえしていかねばならないんでないでしょうか。こういうふうに思っております。

議長(相澤 武雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。
 ここでお諮りいたします。
 議案調査などのため、あす12月16日を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、12月16日を休会といたすことに決定いたしました。
 これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会をいたします。
 ご苦労さまでございました。
午後3時30分 散会

平成16年第4回定例会議事録(第3号)

平成16年12月17日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 磯前武君     
  • 6番 今村寿君
  • 7番 相澤榮君     
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 佐藤聖子君    
  • 12番 土井昭二君
  • 13番 細谷禮二君    
  • 14番 尾形昭夫君
  • 15番 小野進君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長兼会計課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主事 福原明敏

議事日程 第3号

平成16年12月17日(金曜日)午前10時開議

議事日程表
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 議案第 1号 職員の給与に関する条例の一部改正について
第 3 議案第 2号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について
第 4 議案第 3号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
第 5 議案第 4号 富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について
第 6 議案第 5号 富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
第 7 議案第 6号 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の制定について
第 8 議案第 7号 富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の制定について
第 9 議案第 8号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の全部改正について
第10 議案第 9号 富谷町都市公園条例の一部改正について
第11 承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号))
第12 議案第10号 平成16年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
第13 議案第11号 平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)
第14 議案第12号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第15 議案第13号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
第16 議案第14号 平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第17 議案第15号 平成16年度物品(富谷町立成田中学校用一般備品)購入について
第18 議案第16号 平成16年度物品(富谷町立成田中学校用教材備品)購入について
第19 議案第17号 平成16年度物品(富谷町立成田中学校用音楽備品)購入について
第20 議案第18号 富谷町道路線の認定について
第21 議案第19号 宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について
第22 発議第 7号 WTO・FTA交渉に関する意見書
第23 発議第 8号 平成17年度地方交付税所要総額の確保に関する意見書
第24 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午後10時00分 開議

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。これで諸般の報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、6番今村 寿君、7番相澤 榮君、8番菅原 傳君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第1号 職員の給与に関する条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第2、議案第1号職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川 弘美君) おはようございます。
 議案第1号職員の給与に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案の理由でございますけれども、本年8月6日の人事院勧告を受けた国の一般職員の給与改定に準じまして、本町の一般職の職員の寒冷地手当を段階的に廃止するため所要の改正を行うものでございます。
 2ページの本文でございますけれども、まず寒冷地手当の文言を削除するもの、寒冷地手当支給の条項自体を削除するもの及びそれに伴う条項の削除をうたっております。
 まず3条第1項につきましては、文言を削除いたします。
 21条の削除につきましては、寒冷地手当支給の条項自体を削除いたします。
 21条の3中の改正につきましては、21条を削除したための条項の削除でございます。
 23条第2項及び第3項、それから23条の2の第1項につきましては、寒冷地手当の文言を削除するものでございます。
 附則でございますけれども、1項の施行期日につきまして、この条例は平成17年4月1日から施行するとするものでございます。この施行日の指定につきましては、平成16年度につきまして従来どおりの寒冷地手当を支給することとしたために、施行日を17年4月1日からとしたものでございます。
 2項からは経過措置をうたっております。
 1号の改正前の条例、用語の意味でございますけれども、改正前の条例につきましてはこの条例による改正前の職員の給与に関する条例をいいます。
 2号の改正後の条例につきましては、この条例改正後の職員の給与に関する条例をいいます。
 3号の基準日におきましては、平成17年11月から平成18年3月まで、それから平成18年11月から平成19年3月まで、平成19年11月から平成20年3月までの各月の初日をいうこととしております。平成16年までの……16年度までの基準日は10月末日となっておりまして、一括支給とされておりました。改正後につきましては、11月から翌年3月までの各月の初日を基準日として各月支給とされたための改正の経過措置でございます。
 4号の経過措置対象職員から引き続き……経過措置対象職員につきましては平成16年10月29日から引き続き在勤する職員をいいます。
 5号の基準世帯主、世帯等の区分でございますけれども、平成16年度の寒冷地手当支給時の世帯区分をいいまして、現在4段階での支給としております。一つが世帯主で扶養3人以上の者、2番目が世帯主で扶養が1人または2人の者、3番目に世帯主で扶養親族なしの者とその他の職員ということで、四つの世帯区分となっております。
 6号のみなし寒冷地手当基礎額につきましては、一括支給から月額支給に変更されたことによりまして旧算出規定によります寒冷地手当の支給月数の5カ月で割った月額を算定することにしたものをいいます。
 それから3項の基準日でございますけれども、平成17年11月から平成18年3月までの寒冷地手当につきましては16年度と同額といたします。月額に変わるだけでございます。
 4項の基準日におきましては、平成18年11月から平成19年3月までにつきまして月額 8,000円を減額するものでございます。年間にしますと4万円の減額となるものでございます。それから平成19年11月から平成20年3月まで、いわゆる平成19年度でございますけれども月額1万 4,000円減額いたします。年間で7万円の減額となるものでございます。
 次、5項でございますけれども、改正後の条例第23条第2項または第3項の規定により給与の支給を受ける職員ということにつきましては、結核性疾患による休職者及び心身の故障による休職者について 100分の80を支給できるという内容でございます。
 2号の地方公務員法第29条の規定により停職されている職員、その他町長が定める職員はゼロということになりますが、その内容につきましては、地方公務員法第29条につきましては懲戒処分の規定でございましてそれらについてはゼロ、それから第2号の町長が定める職員につきましては心身の故障のため長期の休養を要する職員とか刑事事件に関し起訴された職員、懲戒処分により停職とされた職員など、それから育児休業中の職員も含まれます。
 6項の経過措置対象職員が次に掲げる場合に該当するものということですけれども、日割り計算でやるというような内容でございます。
 7項の特例につきましては、人事交流等によりまして国家公務員、地方公務員等が給料表の適用を受ける職員となった場合に寒冷地手当を支給するための特例の条項でございます。 8項につきましては、単純労務職員の寒冷地手当でございまして一般職員と同様に支給されることでございます。
 9項につきましては、規則への委任でございましてこれ以外のものには町長が別に定めるものということは職員の給与に関する規則で規定することになるものでございます。
 以上が今回の改正の内容でございますけれども、今まで例えば、例を申し上げますと今まで例えば世帯主で扶養3人以上の者は年間、平成16年度9万 7,800円を支給しておりました。それが17年度につきましては同額ですけれども月割り、毎月5カ月間月々支払うということになりますので月1万 9,560円の支給となります。年間にしては同じ額になります。18年度につきましては月額で 8,000円減額いたしますので1万 1,560円の月額支給。それから19年度につきましては1万 4,000円減額いたしますので 5,560円の支給。平成20年度からはゼロとなる内容でございます。
 あと、この際ですから四つの区分それぞれ申し上げます。世帯主で扶養1人または2人の者につきましては、16年度は年額で8万 1,500円支給しておりました。17年度につきましては月、5で割って月々1万 6,300円の支給です。年額としては同じ額になります。18年度につきましては月 8,000円減額いたしますので月額 8,300円の支給。19年度につきましては1万 4,000円減額いたしますので 2,300円の月々の支給となります。
 それから世帯主で扶養がない職員につきましては現在4万 9,100円支給しておりました。それを17年度は月々 9,820円ずつで同額の支給となります。18年度につきましては月額で 8,000円マイナスした 1,820円の支給。19年度からはこの職員についてはなくなります。
 それからその他の職員が年額今3万 4,200円の支給でございましたが、17年度につきましては月々 6,840円の支給となります。年間としては同じでございます。 8,000円、18年度でマイナスということになりますと18年度からは支給はゼロということで、そういった内容となっておることをご報告いたします。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず1点目ですが、地方交付税交付に当たりまして各市町村に寒冷地の補正が行われると、寒冷地による3級という富谷町の級地にしたがっての補正が行われてきたと思いますが、この額がどのように変化するのか。まず1点目伺います。
 また、公営住宅を建設する際には公営住宅建設費補助算定基準がございまして、これに伴う寒冷補正もあったはずだと思いますが、これがどのように変化するのか。
 また、生活保護費の基準がどのように変化をするのか伺います。
 それで、以上この三つを合わせた場合に富谷町の収入減としては幾らというふうに、これは平成16年度ベースで構いませんので伺います。
 それから、この寒冷地手当の段階的廃止を実施しない場合に市町村に対する国からのペナルティはあるのかどうか伺います。
 さらに、寒冷地手当が平成16年度の給与ベースでどの程度の割合となっているのか。
 以上、項目として1、2、3、4、5点、6点伺います。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) まず交付税に関しては後で財政課長の方から答えてもらいますけれども、この段階的補正を実施しなかった場合のペナルティということにつきましては、特別ペナルティということではないかと思いますけれども、例えば特別交付税の算定が不利になるとかそういったことだと思います。
 それから寒冷地手当の全体の割合ということですけれども、職員給与に対する割合ということでよろしいですか。(「はい」の声あり)まず平成15年度の決算で申し上げまして全体のということになりますと、15年度の決算で申し上げます。金額が 1,462万 263円でございました。それに対して職員給全体が14億 2,404万 7,530円となっておりますので、比率は1.03%になります。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 寒冷地手当が段階的に減額されることから交付税の制度上でも段階的に見直されるということは予想されます。ただ、現段階では何も示されてはいませんのでその試算をすることは難しいのではないかなと、これからに向かって試算をすることは難しいのではないかなというふうに思っています。ただ、16年度ベースでどうなりますかというところなんですけれども、基準財政需要額ベースでその寒冷補正というところが地方交付税の算定台帳では 1,785万 1,000円というふうに計上されておりますので、ここが段階的に減額されていくのではないかなというふうに思っております。
 それから生活保護の関係なんですけれども、生活保護の関係につきましては対象外で計上は、計上の経費は参入されておりませんので富谷町としてはありません。町営住宅のことに関してですけれども、それに関しても段階的に見直されていくのではないかなというふうに思います。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) そうしますと、交付税に関しては平成20年度から、16年度ベースで考えた場合には交付税が 1,785万 1,000円なくなると。段階的にですけれども。最終的にはそこでゼロになるというふうに考えていいということでしょうか。
 それから公営住宅につきましては、そうしますと富谷町はこの公営住宅建設費補助算定基準に当たっての寒冷地補正はされていないということになりますか。
 それからもう一つ、生活保護費の基準としては町の収入というふうにはなりませんけれども、実際に生活保護を受けている方には生活保護基準の項目の中に寒冷地手当が入っておりますよね。寒冷地手当という名称かどうかちょっと正確に覚えてはおりませんが。寒冷地であるための特別の算定が行われているはずなんですね。これはそうすると受給者にとっては影響があるわけで、これと連動していくのかどうかということを改めて伺います。
 それから、特別交付税の算定が不利になるということですが、具体的にはどういうケースがどのような形で想定されているのかを伺います。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) まとめてということになるんですけれども、交付税が、交付税による参入が減額されたといたしましても寒冷地手当に係る歳出が減額、支払われなくなるわけですから影響はないのではないかなと、交付税上ではそう思っています。それから生活保護に関してのなんですけれども、そこまでにつきましては交付税以外の生活保護の支給の内容に関しましてはちょっとつかんではおりませんでした。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) もう一つ、ごめんなさい。失礼しました。答弁、答弁がまだもう一つありましたね。特別交付税。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 先ほども申しましたけれども、特別交付税で現在交付税算定上では 1,785万 1,000円が計上されておりまして、それが減額になっていく可能性がありますということをお話ししました。交付税のその歳入が減額されましても結果的には寒冷地手当は支給されなくなるわけですから、交付税上では影響はないというふうに考えているものでございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これから討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 私は、提案をされております職員の給与に関する条例の一部改正について反対をいたします。
 今回提案されております職員給与に関する条例の一部改正は、職員の寒冷地手当を段階的に廃止するものです。この条例改定が実施されれば扶養親族が3人以上ある世帯、世帯主の場合現在年間9万 7,800円支給されている寒冷地手当が平成18年度に5万 7,800円になり、19年度には2万 7,800円に、20年度からはゼロとなります。これは職員の生活を直接脅かすだけでなく地域経済にも影響を与えるものと考えます。
 第1に職員の暮らしを守るという点ですが、寒冷地手当は気候温暖な地域に比べ冬期の生活費、暖房費に多大の支出増を余儀なくされる寒冷地域に対し支給されるもので、富谷町職員にとっても冬期間の暖房費、被服費を初めスタッドレスタイヤの使用や住宅建設時の積雪対応など寒冷地特有の生計費増嵩に対応するものとしてなくてはならないものとなっています。決して高いとはいえない現在の職員給与をさらに引き下げることになれば職員の暮らしに直接打撃を与える結果となります。
 第2に職員への寒冷地手当廃止は、生活保護費基準、公営住宅建設費補助算定基準、地方交付税交付金などにも連動するものです。これは先ほどの説明で国からの歳入が、富谷町に対しての歳入が減ったとしても寒冷地手当の支出の分が減るからそれでとんとんだというようなご説明がございましたけれども、これは町の立場としてやはり生活保護基準等が連動していくということに対しての危機感、また生活保護を現に受給している人に対する思いやりのない姿勢だと私は思います。国から地方への交付金減額は町が契約する公共事業費などにおける労務賃金の削減にもつながりかねず、民間労働者への影響も懸念され地域経済へのマイナス効果は必至です。
 第3に今回の改定は国の一般職職員の給与改定に準ずるものですが、そもそも寒冷地手当廃止は民間支給状況調査いわゆる民調といわれているその調査の結果、民間で同種の手当を支給している事業者の割合が北海道81%、青森県25%、その他府県が20%以下だったということを最大の論拠にし、北海道以外の地域を支給対象から除外をしたものです。しかしその調査自体、寒冷地手当を支給している可能性が比較的高いと見られる全国展開の企業や、逆に銀行など賃金水準が高く手当支給の必要性が低い企業などの区別をせずに実施をしているために実態を正確に反映したものとはいえない状況にあります。
 今、官民の格差是正ということがお題目のように強調されておりますが、低い方に合わせるだけの格差是正は社会進歩への逆流であり、民間との均衡を正確に調査することこそ先決問題だと考え、反対とするものです。

議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。1番佐藤 克彦君。

1番(佐藤 克彦君) 私は本議案に賛成するものです。
 人事院は毎年国家公務員給与と民間給与の実態調査を実施し、その結果に基づき官民の給与水準を均衡させることを基本に勧告を行っています。今回は寒冷地手当について民間の支給状況を考慮し、支給地域の縮小、支給額の削減等が行われたものです。公務員の給与を人事院勧告により決定することは、国民、町民から支持されている適正な給与水準を保証するものであると思います。国家公務員に準ずる本町職員給与も同様なので、本議案に賛成します。

議長(相澤 武雄君) ほかに討論ございませんか。8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 私は三十数年間寒冷地手当をもらってきた一人として、非常にこの寒冷地手当廃止ということについては、ちょっと理由が余り明らかでありませんし、そういう面では積雪寒冷地帯の北海道あるいは東北、北陸、そういった方々の、寒冷地に住んでいる方々の費用、生活費用から考えますと、これはやはり将来も存続すべきだというふうに考えておるところでございます。
 まず暖かい地方と寒い地方で、何で寒い地方に寒冷地があって暖かい方には酷暑手当がないのかという話もありますが、(「議長、賛成討論なのか」の声あり)この比較論はやはり積雪寒冷地帯の方は冬場が約4カ月という長い期間でありまして、その間に灯油代とかあるいは被服代とかさまざまな費用が多くかかるわけでありまして、それは一律に比較にはなりません。しかも、将来的には廃止をするということで段階的に漸減方式をとっているようですが、やはり最近の温暖化傾向は別としてもやはり大分寒い時期も将来出てくることも予想されますし、そういう意味ではやみくもに何か余り説明もなしにこの寒冷地手当を廃止するというのは私は反対をしなくてはいけないというふうに思っておりますし、どうも背景には公務員の賃金を削減する一環としてこの寒冷地手当の廃止問題にもつながっているのではないかというような感じもいたします。公務員の生活、そして公務員の皆さんが冬場元気でこの寒い時期を乗り切られる、そういった寒冷地手当の廃止には反対であります。

議長(相澤 武雄君) ただいまの討論は反対の討論ですね。(「反対しますと言っていますよ」の声あり)反対ね。
 次に、賛成者の討論を許します。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これから、議案第1号職員の給与に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数です。したがって、議案第1号職員の給与に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第2号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第3、議案第2号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川 弘美君) それでは、議案第2号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
 提案の理由につきましては、前案の一般職の職員の給与改定に伴います寒冷地手当の廃止と経過措置の規定を制定するものでございます。
 10ページでございますが、この公益法人等への職員の派遣等に関する条例なんですが、第4条及び第7条にあります寒冷地手当の部分を削除するものでございます。その他の内容、経過措置につきましては前案同様でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり) 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これから討論を行います。ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これから議案第2号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数です。したがって、議案第2号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第3号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第4、議案第3号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川 弘美君) それでは、議案第3号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
 提案理由につきましては、一般職の職員の給与改定に伴い寒冷地手当の廃止と経過措置を制定するものでございます。
 まず本文の第2条及び第4条の見出しと第4条第1項にございます寒冷地手当を削除するものでございます。
 施行期日につきましては、平成17年4月1日から。
 経過措置につきましては前案同様、平成17年の11月から20年3月までの間、第1号議案で議決の職員の給与に関する条例の一部改正する条例と同様の措置をとるものでございます。 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これから討論を行います。ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これから議案第3号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数です。したがって、議案第3号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第4号 富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第5、議案第4号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 議案第4号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正でございます。
 提案理由につきましては、一般職の職員の給与改定に伴い寒冷地手当の廃止と経過措置の制定を行うものでございます。
 改正条項でございますけれども、現在の条例の第2条1項、それから第3項にございます寒冷地手当の文言を削除するものでございます。施行期日、経過措置につきましては前議案同様の措置でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これから討論を行います。ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これから議案第4号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数です。したがって、議案第4号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第5号 富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第6、議案第5号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) それでは議案第5号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について、ご説明いたします。
 提案理由ですが、寒冷地手当の廃止でありまして、一般職の職員の職員手当改正に伴い所要の改正を行うものでございます。
 19ページですが、第2条の給与の種類で3項でありますけれども、現行寒冷地手当を削除するものでございます。
 第9条の寒冷地手当についても、見出し及び条文を削除するものでございます。
 第20条の再任用職員についての適用除外でございますが、第9条が削除されましたので第9条を削除するものでございます。
 それから附則ですが、この条例は平成17年4月1日から施行するものでございます。
 経過措置でございますが、平成17年11月から平成20年3月までの間、管理者が定めるところにより寒冷地手当を支給するとするものでございまして、管理者が定めることについては本町職員の給与に関する条例の一部改正に準じまして、企業職員の給与に関する規定により改正いたします。
 以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これから討論を行います。ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これから議案第5号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数です。したがって、議案第5号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第6号 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の制定について

議長(相澤 武雄君) 日程第7、議案第6号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) それでは21ページをお願いいたします。
 議案第6号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の制定について、ご説明を申し上げます。
 提案理由でございますが、宮城県乳幼児及び心身障害者医療費助成事業費補助金交付要綱が廃止され新たに制定されたことに伴い、富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例を県の要綱に準じて乳幼児医療と心身障害者の医療費の助成を別々にするとともに、所要の改正を行い新しい条例の制定をもちまして今までの条例の趣旨を継続するものでございます。
 なお、乳幼児に関しましては本議案において、また心身障害者に関しましては次の議案第7号において提案をさせていただいておるところでございます。
 それでは次のページをお願いいたします。
 内容についてですが、県要綱に明記されたことにあわせまして明記いたしたもの、及びその他の内容についても県の要綱にあわせて文言を整理してございますので、主な事項についてご説明をいたしてまいります。
 富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例。
 目的。
 第1条、この条例は乳幼児の心身の……失礼しました。この条例は乳幼児の医療費の一部を助成することにより乳幼児の適正な医療機会の確保及び子育て家庭における経済的負担の軽減を図ることを目的とするものです。
 次に第2条は、乳幼児保護者の定義でございます。
 次に第3条、第3条は助成対象者の規定でございまして、1富谷町内に住所を有する者(外国人登録原票に登録のある者を含む)となってございます。ここで外国人に対しても対象となるものと県の要綱にあわせて明記をしたものでございます。
 2保護者が富谷町内に住所を有する者(外国人登録原票に登録のある者を含む)で、他の市町村における地方単独医療費助成制度の助成対象とならないものとあります。このところで、前は乳幼児が町内に住所を有することが必要でしたが、今回県要綱にあわせまして保護者が町内に住所を有していれば助成対象とするものでございます。
 2項については変わりございません。
 第4条、第4条については、助成の内容の規定でございます。次の23ページ第2項でございます。9行目になります。
 第2項前項の規定は、助成対象者が当該療養の給付にかえて医療費を支払った日から2年以内のものに限るとするものとしてございますが、県の要綱にあわせ遡及期間を明記いたしたものでございます。
 第5条、第5条は受給資格の登録と登録の更新等を定めているものでございます。内容については前と変わらないものでございます。
 次に第6条、第6条と次のページ第7条、受給者証等について定めているものでございます。変わらないものでございます。
 次に第8条、第8条と第9条は、助成の申請と交付についての規定でありまして、いずれも内容は変わりないものとなってございます。
 次に第10条、第11条、第12条、これにつきましても、内容については変わらないものでございます。
 次に第13条、この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は規則で定めるものでございます。
 次に附則でございます。
 附則1、この条例は平成17年1月1日から施行し、同日以降の診療に係る医療費から適用するものです。
 2富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例(昭和47年富谷町条例第19号)は廃止するものでございます。
 次に経過措置といたしまして、3この条例の施行前に前項の規定による廃止前の富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の規定によりなされた処分、手続その他の行為はこの条例によりなされた相当の処分、手続その他の行為とみなすものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) ただいま課長の説明にありましたように、この条例改正によってこれまで対象となる乳幼児が県内に市町村内にいなければならなかったのが今度は保護者がいれば乳幼児がいない場合でも対象となるということで広がる、対象枠が広がるということだと思うんです。それから外国人に対しても助成が新たに規定されるということで広がるということだと思うんです。これは受給を受ける人がふえるということで改善だと思うんですけれども、この改善によって例えば、今町内に推測ですけれどもどれぐらい広がるというふうに、対象者が広がるというふうに見られているのかということが一つ。
 それから、この対象のことについて第4条の2で助成対象者が当該療養の給付にかえて医療費を支払った日から2年以内のものに限るとするとなっていて、これはこれまで何年というふうに何年以内というふうになっていたのか。実際上はこれまでの実態を文言として明記したというようなことのようですけれども、この規定によって実害をこうむるような方は生じないのかどうかということもお聞きします。
 それから3点目に、ちょっと調査したところ、この改正つまり宮城県乳幼児及び心身障害者医療費助成事業費補助金交付要綱、今までのが廃止されたということは7月の中旬に県から通知があってその改定ひな型も来ているのではないかと思うんです。ほとんどの宮城県内の自治体、大半の自治体は9月議会でその改定がやられたように聞いております。そこではやられたところでは10月1日からそういう条例を施行するというふうになったと思うんですけれども、今回ほとんどの自治体がやられたのに富谷を含めてここ三つぐらいまだ今度の12月議会にかけることになったというようなことのようですけれども、なぜ富谷の場合9月議会にやれなくて12月議会になってしまったのかお尋ねします。

議長(相澤 武雄君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) まず広がりをどう見ているのかということでございますが、これまで実害はございませんので、ただ……広がりというところですが、これまでも外国人当たりは対象となっている人たちは申請を受けておりましたので、特に実害というところはないと思っております。10月から新しくなりますので9月申請を受けとっている時期ですのでちょうどいい時期となってございました。
 それから2年以内ということでございますが、これについては前から指導がこういうふうに行われておりまして、県の要綱の方で2年と明記をするというふうにしたもので、そのところをうちの方も同じようにしたものでございます。
 それから12月になったというところでございますが、これにつきましては7月13日付で確かに子供家庭課より通知があり、その後障害福祉課より県の通知がありということがございました。ただ、その後8月の中旬過ぎまでいろんな疑義などがありまして差しかえあるいは手直し指導がいろいろありました。そのことからしまして精査に慎重を期するために、県の指導も受けましてこの度の提案とさせていただいたものでございます。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 7月以降8月にも指導があったりして差しかえがあったりしてということがありましたけれども、ほとんどの大半の県内自治体では9月議会でやれたわけです。富谷の体制がやっぱり弱いということがあったがために9月議会でやれなかったのか。そのほか、あるいは富谷に特殊ないろいろ事情があって9月議会でやれなかったのか。内容的にはプラスになる面ですから、こういうことは早目に対処するのが正しい対応の仕方だと思いますので、その辺はどうして9月議会でやれなかったのかということを、文言どおりきちんとした方がいいわけですから、実際に実害がなかったのではないかというふうにお考えになっているかもしれませんけれども、やはりその点は機敏に対応する姿勢が求められると思いますので、なぜだったのか再度お聞きします。

議長(相澤 武雄君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 先ほどと同じでございますが、内容に慎重に精査をしたいと思いましたことでございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の制定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号富谷町乳幼児医療費の助成に関する条例の制定については原案のとおり可決されました。
 この際、11時10分まで休憩いたします。
午前10時52分 休憩

午前11時10分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

日程第8 議案第7号 富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の制定につい

議長(相澤 武雄君) 日程第8、議案第7号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) それでは26ページをお願いいたします。
 議案第7号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の制定について、ご説明をいたします。
 提案理由でございますが、前議案同様でございまして、県要綱に準じて所要の改正を行うものでございます。
 次のページでございます。
 条文内容について、主な事項については前議案と同様となりますので主なところのみ説明をさせていただきます。
 第1条目的、第2条心身障害者と保護者の定義を定めているものでございます。
 第3条、第3条でございますが、第3条の1富谷町内に住所を有する者(外国人登録原票に登録のある者を含む)と、ここで外国人に対しても対象となることを明記し、及び次のページをお願いいたします。3において、保護者が富谷町内に住所を有する者とございますが、ここにおいても保護者が町内に住所を有していれば対象とするということを明記されているものでございます。以後について変わりございません。
 次に第4条、第4条の29ページ2項でございます。ここで前項の規定は助成対象者が当該療養の給付にかえて医療費を支払った日から2年以内のものに限ると、限るものとするとございます。ここでも遡及期間を2年と明記いたしたものでございます。
 第5条、第5条から、次のページをお願いいたします。次のページ、第13条までについてはそれぞれ項目を定めたもので、それぞれについての項目を定めたもので前と変わらないものでございます。
 次に附則でございます。
 附則1、この条例は平成17年1月1日から施行し、同日以後の診療に係る医療費から適用する。
 経過措置といたしまして、さきに上程させていただきました条例の附則第2項の規定による廃止前の富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の規定によりなされた処分、手続その他の行為はこの条例によりなされた相当の処分、手続その他の行為とみなすものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の制定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の制定については原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第8号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の全部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第9、議案第8号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の全部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 32ページをお願いいたします。
 議案第8号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の全部改正について、ご説明いたします。
 提案理由でございますが、宮城県母子・父子家庭医療費助成事業費補助金交付要綱が改正されたことに伴い、富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の全部を改正するものでございます。
 これは制度内容が変わったものではなくて、前の2議案と同様事項について県の要綱に明記されたことにあわせて明記したものと、文言の整理等ほぼ全条にわたっておりますことから全部改正といたしまして、条例の趣旨の継続をいたしたものでございます。
 それでは33ページをお願いいたします。
 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例。
 第1条目的、第2条定義、母子・父子家庭の定義を定めてございまして、このところは変わりないところでございます。
 第3条助成対象者でございますが、ここで外国人に関しても明記し、母子・父子家庭のいずれか富谷町に住所を有する者を対象とすると明記しているものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 第4条でございます。第4条、助成の内容を定めたものでございまして、2項において医療費支払いの遡及期間の明記をしてございます。
 第5条、第5条は受給資格者について定め、次のページの第6条は受給者証の交付を定め、及び第7条は受給者証の提示について定めております。
 次に第8条、第8条及び次の第9条については、助成の申請及び助成の決定、交付について定めておるものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 第10条から第13条までにつきましては、内容については以前と変わらないものでございます。
 次に附則でございます。
 1この条例は平成17年1月1日から施行し、同日以後の診療に係る医療費から適用する。
 経過措置といたしまして、この条例の施行前に改正前の富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の規定によりなされた処分、手続その他の行為は改正後の富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の規定によりなされた相当の処分、手続その他の行為とみなすものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の全部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の全部改正については原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第9号 富谷町都市公園条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第10、議案第9号富谷町都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、37ページの議案第9号富谷町都市公園条例の一部改正についてご説明いたします。
 理由といたしまして、明石台6丁目開発によりまして公園の帰属を受けたため都市公園を追加設置するものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 改正の内容ですが、上桜木1丁目第3公園の次に、明石台6丁目第1公園をこのように追加改正するものでございます。
 公布の日からこの条例は施行するものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号富谷町都市公園条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号富谷町都市公園条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第11 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号))

議長(相澤 武雄君) 日程第11、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号))を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) それでは、49ページをお願いいたします。
 承認第1号専決処分の承認を求めることについては、平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)でありまして、去る10月8日に成田第1汚水中継ポンプ場の汚水送水ポンプ設備のモーターのブラシスプリング及び巻き上げ装置部がショートし、破損したため稼働不能となりました。2系統のうち1系統のみの稼働となっております。こうした故障が再度起こった場合送水不能となること、さらに修理期間が約3カ月を要することから緊急に修繕したいため専決処分をさせていただきましたので、これを報告し承認をお願いするものでございます。
 51ページをお願いいたします。
 平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、ご説明いたします。
 第1条の歳入歳出予算の補正ですが、歳入歳出予算の総額にそれぞれを 1,000万円を増額し、歳入歳出の総額をそれぞれ7億 6,038万 4,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の明細については、56ページからの事項別明細書によりご説明いたします。56ページをお願いいたします。
 歳入ですが、2款1項1目下水道使用料は 1,000万円増額し4億 1,526万 6,000円とするものですが、これまでの下水道使用料の調定額から今後の調定額増を見込んだものでございます。
 次に57ページの歳出ですが、1款1項2目下水道維持費は 1,000万円増額し 7,463万 2,000円とするもので、15節の工事請負費の増額でさきに説明いたしました成田第1汚水中継ポンプ場の汚水送水ポンプ設備で 400ボルトの 110キロワットのモーターの修繕をするものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号))を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号))は原案のとおり可決されました。

日程第12 議案第10号 平成16年度富谷町一般会計補正予算(第3号)

議長(相澤 武雄君) 日程第12、議案第10号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) それでは、平成16年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
 議案第10号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第3号)についてです。
 歳入歳出予算の補正につきまして、第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 2,683万 3,000円を追加しまして、歳入歳出それぞれ 102億 8,908万 7,000円とするものでございます。
 第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」のとおりですが、後ほど事項別明細によりご説明申し上げます。
 第2条債務負担行為の補正につきましては6ページの「第2表債務負担行為補正」によりご説明申し上げます。
 6ページをお願いいたします。
 今回、とみや議会だより印刷製本業務を初めといたしまして44件を追加するものでございます。17年度からの契約ですが、今年度中に準備行為が必要のため設定するものでございます。期間、限度額につきましては記載のとおりでございます。
 それでは14ページをお願いいたします。
 初めに歳入です。
 14款1項国庫負担金、民生費国庫負担金で 110万円を追加いたしまして6億 3,721万 5,000円とするものでございます。
 1目1節社会福祉費負担金につきましては補装具交付に要する経費の増によりまして、国負担分が増になるものでございます。
 14款2項国庫補助金 1,694万 2,000円を追加いたしまして2億 361万 2,000円とするものでございます。
 3目3節の公営住宅等関連事業推進事業費補助金、これにつきましては木造住宅の耐震診断士派遣事業で申請件数が少ないため減額するものでございます。
 4節の公営住宅等整備事業費補助金、これにつきましては国の予算配分の変更によりまして、町営湯船沢住宅建てかえ事業の追加分についての増額でございます。
 15款1項県負担金55万円を追加いたしまして 8,541万 8,000円とするものでございます。国庫支出金と同様こちらも補装具交付に要する経費の増によりまして、県負担分の増になります。
 15款2項県補助金、次のページをお願いいたします。 571万 4,000円を追加いたしまして1億 4,705万 6,000円とするものでございます。前のページにお戻りください。
 民生費県補助金につきましては補助対象医療費の増加によるものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 林業費県補助金につきましては保全松林緊急事業補助金、これにつきましては補助額の確定によるものでございます。
 土木費の県補助金につきましては、申請件数が少ないため国庫補助金同様減額になるものでございます。
 15款3項委託金、1万円を減額いたしまして 5,779万 4,000円とするものでございます。農林業のセンサスですが、交付金の決定によるものでございます。
 16款2項財産運用収入、22万円を追加いたしまして 336万 4,000円とするものでございます。これにつきましては預託金の返戻収入でございまして、宮城県国民健康保険団体連合会老人医療預託金の返還でございます。
 18款1項特別会計繰入金、 130万円を追加いたしまして 3,037万 2,000円とするものでございます。これにつきましても同様でございまして、宮城県国民健康保険診療報酬預託金の返還があったための収入でございます。
 20款5項雑入、 101万 7,000円を追加いたしまして2億 5,060万 5,000円とするものでございます。
 1目の過年度収入につきましては児童手当交付金の精算による交付のものと、保険事業の国庫負担金の追加交付でございます。
 雑入につきまして共済等保険金、62万円を計上いたしておりますけれども、9月4日発生のスポーツセンターにおける事故による補償保険の歳入がございました。
 次のページをお願いいたします。
 1款1項議会費、13万円を追加いたしまして1億 2,293万 7,000円とするものでございます。需用費ですけれども、議会だよりの発行部数の増とページ数が増になったことによる増でございます。
 2款1項総務管理費、 419万円を減額いたしまして17億 244万 8,000円とするものでございます。財産管理費委託料につきましては、公共公益用地除草と庁舎敷地剪定除草、それら業務につきまして委託業務の終了により執行残を減額するものでございます。
 14節の使用料及び賃借料の 400万円ですけれども、庁舎内カラーコピー機の台数減と、それからコピー使用枚数の減で減額をするものでございます。
 13目の財政調整基金費につきましては財源調整により積み立てをいたすものでございます。
 2款5項統計調査費、1万円を減額いたしまして 252万 6,000円とするものでございます。歳入の確定により所要の調整をいたすものでございます。
 3款1項社会福祉費、 967万 5,000円を追加いたしまして6億 613万 2,000円とするものでございます。
 4目20節の扶助費につきましては補装具申請増による増額でございます。
 5目の医療助成費につきましては助成対象医療費の増によるものでございます。
 3款2項児童福祉費、 494万 6,000円を追加いたしまして6億 2,918万 8,000円とするものでございます。
 2目23節の償還金につきましては平成15年度の児童手当交付金の精算による返還でございます。
 保育所費の賃金につきましては、保育児童数の増に対応するためのものでございます。
 3款3項老人福祉費、 260万 8,000円を減額いたしまして2億 3,174万 4,000円とするものでございます。
 8節の報償費につきましては敬老祝いに要するもので確定により減をするものでございます。
 償還金、利子及び割引料につきましては過年度実績による返還でございます。
 繰出金につきましては介護保険への繰出金になります。
 次のページをお願いいたします。
 4款1項保健衛生費、34万 2,000円を追加いたしまして3億 3,343万 6,000円とするものでございます。償還金になりますけれども、平成15年度老人保健事業等負担金精算による返還でございます。
 6款1項農業費、4万 1,000円を追加いたしまして 8,149万 4,000円とするものでございます。
 3目19節の負担金につきましては農業近代化資金利子補給金で、この資金を新規で貸し付けによるものの発生する利子補給でございます。
 生産調整費につきましては県支出金の増額によりまして、財源更正をするものでございます。
 6款2項林業費、これにつきましては県支出金の増額による財源更正でございます。
 8款2項道路橋梁費、 1,367万 5,000円を減額いたしまして4億 8,344万 7,000円とするものでございます。工事請負費で 1,367万 5,000円ですけれども、工事完了事業の執行残を減額するものでございます。公園費につきましても同じでございます。公共下水道費に関しましては下水道事業特別会計の繰出金になります。
 8款5項住宅費、 2,172万 1,000円を追加いたしまして 9,312万 5,000円とするものでございます。
 2目の町営住宅建設費につきましては、町営湯船沢住宅建てかえ事業の今年度事業が追加に伴う補正でございます。
 3目の木造住宅耐震診断士派遣事業費につきましては、申請件数の減によるものでございます。
 9款1項消防費、 155万 8,000円を追加いたしまして4億 3,884万 8,000円とするものでございます。
 需用費、消耗品費、備品購入費、富谷中学校防災倉庫用備蓄品を購入するものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 10款1項教育総務費、 584万 5,000円を減額いたしまして1億 2,282万 8,000円とするものでございます。
 教育費の交際費ですけれども、雑入の共済等保険で受けました補償保険を支払うものでございます。
 3目の教育振興費につきましては貸し付け人数の減によるものでございます。
 10款2項小学校費、 615万 3,000円を追加いたしまして3億 8,259万 2,000円とするものでございます。
 1目20節の扶助費につきましては要保護・準要保護児童援助費ですけれども、受給者の増によるものでございます。
 小学校管理費の修繕費につきましては、小学校3校の雨漏れ等の修繕でございます。
 小学校管理費の工事請負費につきましては、普通教室の間仕切り設置工事をしますけれども、成田東小学校の児童数増に対応するものでございます。
 10款3項中学校費、 304万円を追加いたしまして11億 8,592万 4,000円とするものでございます。
 1目20節の扶助費につきましては受給者の増でございます。
 2目15節の工事請負費につきましては成田中学校のLAN敷設工事でございます。
 3目の中学校管理費につきましては富谷第2中学校の避難器具交換工事を行うものでございます。
 役務費につきましては成田中学校の開校に伴うものでございます。
 10款4項幼稚園費、 417万 2,000円を追加いたしまして1億 314万 6,000円とするものでございます。
 19節の負担金につきましては対象者の増によるものでございます。
 10款5項社会教育費、 252万 8,000円を追加いたしまして2億 6,450万円とするものでございます。
 修繕費につきましてはエコーズ用の楽器を修繕するものです。
 それから負担金につきましては富谷マーチングエコーズと成田東小学校がマーチングバンド全国大会出場をいたすことになりましたので、そのための補助金です。
 5目の公民館費につきましては富谷中央公民館の非常用予備発電機の修繕となります。
 10款6項保健体育費、 155万 1,000円を追加いたしまして4億 4,711万 6,000円とするものでございます。
 7節の賃金につきましては調理員の賃金、それから11節、18節につきましてはクラス増によるものでございます。
 以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 17ページです。
 総務費の財産管理費ですが、庁舎と公共公益用地の除草の執行残 700万円ということでしたが、これは 700万円に、 700万円が残ったというその主な理由はどういうことなのか伺います。また、同じ款の中で大体同額の財政の調整基金があるということで、ストレートにこっちに回ったわけではないんでしょうけれども、ここについてのちょっと詳しい説明をお願いしたいと思います。
 次です。22ページ、21ページです。
 最初21ページの成田東小学校の普通教室等間仕切り設置工事について伺います。現在何クラスで、来年何クラスになるので何クラス分を間仕切りとしてふやしたのかということを伺いますし、これについては何年間使用することになるのか伺います。
 また、22ページでは社会教育総務費の中の補助金、マーチングバンド全国大会出場ということでエコーズと成田東小学校ということでした。それぞれ幾らなのか伺いたいと思います。
 それに関連してですが、ことしは成田智己さんが、失礼、森田智己さんがオリンピックに出場ということで大変盛り上がった年でしたが、この場合ですが、どういう援助がなされたのか。どういう規定によって行われたのか伺いたいと思います。
 また、これまでは国内への出場ということでは規定があったかと思いますが、これから先北京オリンピックにも成田さん、森田さんは出場することになっていくだろうと思いますし、そうなって欲しいわけですが、そういうときの規定を設けてあるのか。これからどうするのかということを伺いたいと思います。
 また、オリンピックではないにしろ全国からの代表ということで海外に行かれる選手もあります。現にそういう申請があったかと思いますが、これについてはどのような対応がなされたのか。私はその国内だけでない規定が必要ではないかと。規定の見直しも必要かと思っていますが、それについてはどうなのか。用意があるのかどうか伺います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) まず財産管理費の委託料なんですけれども、先ほど説明いたしましたようにこれは2件ございました。公共公益用の用地の除草ですけれども、それが積算見積もりで 680万円ほどとしておりましたけれども請負額が 270万円ほどでしたのでそこで 400万円、それから庁舎に関しましても 710万円ほどと見込んでおりましたけれども 340万円ほどと、そこで 300万円、合わせて 700万円ということで、シルバー人材センターに業務を委託したものでございます。
 それから財政調整基金に関しての積み立てですけれども、これはあくまで財源調整による積み立てをするものでございます。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 成田中学校の間仕切り工事でございますけれども、成田東小の間仕切り工事でございますけれども、特殊学級を含めまして27学級現在ございまして、それを4学級増を見込んでおりますので31学級というふうなことを予想しながら、この工事をさせていただくものでございます。使用につきましては最も短くとも2年はほぼ使用しなくてはないのかとこのように思っております。

議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) まず補助金ですけれども、マーチングバンドの全国大会にはエコーズと、それから成田東小の金管バンドが行くわけですが、それぞれ 100万円ということにしております。
 それから世界大会等の出場の際の補助ということですけれども、これについてはスポーツ振興の中での補助規定に基づいた補助をさせていただいております。

議長(相澤 武雄君) 11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 財産管理費のところで積算見積もりでということで金額が先ほど言われましたが、これは当初からシルバー人材センターに依頼をするということでこの積算見積もりが立てられたものでこの残が残ったということなのでしょうか。そのあたりを、なお説明いただきたいと思います。
 それと22ページの補助金についてですが、そうしますと関連するわけですが、ことし森田選手がアテネに行きました。そして多分また4年後になれば北京で活躍してくれると思いますが、そういうときにその規定を見直す必要があるのではないかという問題についてどう思っているのか。また森田選手には今回そのような、何と言いますか、補助金という名目なのかお祝いと言いますか、そういうものは全くなかったのでしょうか。そしてまた先ほど言いましたように、ほかの全国から選ばれて海外に行くということで申請は町にはありませんでしたか。それに対してはどのように対応されたのか伺います。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 最初からシルバーにということではありませんで、積算を一つ一ついたしまして金額を決定したものでございます。刈り払いと除草作業をする場所が役場庁舎で平らであるとか、それから公共公益施設につきましても急な坂ではないとか安全面で大丈夫じゃないかということで、シルバーでできるのではないかということでシルバーに委託をしまして結果的なこの残ということになりました。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 森田選手のお祝いに関しては交際費の方から支出してございますけれども、交際費の支出基準がございます。現在会費であるとかご祝儀、弔意、それから見舞い、協賛金のほかに賛辞の盾という項目を設けておりまして、「すぐれた活動または業績により広く町民に感銘を与え、かつ本町のイメージアップに貢献した者のうち適当と認められた者に対する激励に要する経費」ということで設けてございます。金額等につきましては10万円を限度の副賞ということで、賛辞の盾のほかに副賞10万円を支給しております。この賛辞の盾の贈呈に関する要綱もございまして、審査会を設けて審査をした上で決定することとしております。

議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) きちんと把握はしていなかったんですけれども、世界大会の出場の申請は1件あったかと思います。

議長(相澤 武雄君) 11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) それについてどのような規定を用いて、金額ではどうだったのか。そして今までは国内の規定のみだったかと思いますが、それを見直す必要についてはどう考えておられるのかを伺います。

議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 世界大会の金額等についてはちょっと数字を持ってきておりませんが、ただ世界大会、それからオリンピックその辺のことについてはこの前の森田選手の対応については先ほど総務課長からお話し申し上げたとおりなので、これからいろいろ検討はしていく必要はあるのかなとは思っております。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) 19ページなんですが、土木費、執行残と先ほど説明がございましたが、 1,367万 5,000円と執行残がかなり多いように思うのですが、これはどこの工事の分なのでしょうか。お伺いします。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その工事は町道西沢線の関係、それから町道あけの平6-56号線関係の工事でございます。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) そうすると積算のとき入札よりの金額は幾ら、幾らでどのぐらいの差額がお互いにあったのかお聞きします。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 当初というか予算額が、西沢線の場合 988万円で契約が 621万 6,000円。それからあけの平が予算 1,835万 1,000円に対して契約が 834万 7,000円というふうになっております。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) 下がるのはいいのかと思うんですが、このあけの平線 2,835万 4,000円が 800……(「 1,000」の声あり) 1,800ですか。済みません。 2,800と聞いたのは 1,800でしたか。そうですか。結構金額が下がっていますが、どの辺、どの辺で下がったのか。これは大丈夫なんでしょうかね。余りにも下がり過ぎかなと思うんですが、その辺原因というかお願いします。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これは入札競争の結果でして、既に工事も仕様どおり完成しております。

議長(相澤 武雄君) ほかに質疑ありませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 21ページですが、教育振興費で奨学金貸付金がございまして奨学生貸付金が 336万円の減、入学一時貸付金が 300万円の減となっております。金額的に大変大きいと思うんですが、この貸し付けにつきましては申請があった方に対してすべて貸し付けをした上でこれだけの減額になっていのか。それとも申請はあったけれども却下された分があるのか。却下されたものがあったとすると、それは何件なのかを伺います。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) この貸し付けの申請の中に大学に進学される方で2件、これは1家庭からでしたが2件却下をいたしております。理由につきましてはかなりこうした貸し付けが必要ではないという委員の判断で却下いたしました。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) このようなご時世ですので一見必要がないように見えるお宅であっても実際にはそれぞれ事情があるかと思うんですね。この奨学生の選考委員会における選考基準というのは、言ってみればはっきりとした、例えば所得で幾ら以下であるとかといったようなこういう基準はないわけですよ。はっきりした線引きがあるわけではないんですね。だから、選考委員会にかけられますけれども、最終的には町が教育委員会が判断することになると思うんですけれども、はっきりした線引きがないからいけないということではなくて、ないだけにこの調査については慎重にやる必要があると思うんです。繰り返しますけれども、一見必要がないかのように見えるこういうご家庭であっても、今1家庭から2件ということに聞かれましたけれども、できる限り学ぶ意欲を育てると。そのための奨学制度なわけですから、これは積極的に利用していただくことを大事に考えるべきだと。その方が制度の趣旨に沿っているのではないかと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) こうした選考基準がないがためになお慎重に審査をしながら貸し付けをしてまいりたいとこのように思っております。そして昨今のこうした経済情勢でございますので、そうした貸し付けをしてその順調に返していただくというようなことであればよろしいわけですけれども、そうしたことも危惧されますのでやはり貸し付けをする場合には慎重にならざるを得ないのかなと、このように思っております。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 一つのご家庭で2件ということでしたよね。ということは普通に考えますと、大学生二人を抱えるということになると本当に 1,000万円くらいの所得があっても大変なことですよね。だから、 2,000万、 3,000万円、所得でですよ、所得で数千万円というなら話は別ですけれども、1件のお宅でせめて一人は該当させるというようなことはできなかったんでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 最初に申し上げましたように、この家庭のご両親は相当な高額の収入のある方々でありまして、一家としてはこの二人の子供さんが大学に進学されるそうしたものについてはこうした貸し付けを受けなくても大丈夫ではないかという選考委員会での委員の皆さんの意見でございましたので、そのようにさせていただいたわけでございます。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時57分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。13番細谷 禮二君。

13番(細谷 禮二君) 22ページ、補助金についてちょっとお伺いします。
 エコーズ、成田東小学校へ各 100万円ずつ大会出場補助として出しておりますが、全国マーチングバンド協会から補助金はあるのかないのか。そして幾らもらっているのか、その点を聞きたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 補助については町単独分だけでございます。

議長(相澤 武雄君) 13番細谷 禮二君。

13番(細谷 禮二君) 申しわけございません。こういう大きな大会に参加する場合、必ず全国の協会の方からは補助金が来ているはずだと思いますが、こういう大きな大会へ出場するのは非常におめでたいことですが、やはり世界のオリンピックへ出場する森田君でさえ出場としてお祝い金10万円ですが、やはりそれと同じことを考えていけば毎年毎年こうして補助金を出すのはどうかと思うけれども、その点をちょっとお伺いしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 協会からの補助はございませんので、ある程度町の方からの補助というのは必要なのかなとは思っております。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 19ページのところです。別の議員からも質問ありましたけれども、工事請負費ですね、道路維持費の。 1,367万 5,000円の減額補正が出されておりますけれども、この中の理由を言われました西沢の道路と、それからあけの平6-56号線の関係だと言われました。特にあけの平6-56号線は予定価格が 1,835万 1,000円のところ落札価格が 834万 7,000円と言われました。 45.48%になるかと思うんですけれども、落札率が。余りにも差が大きいので、町の積算、それから業者さんの積算、どうしてこれほどの差が出てきたのかその理由と、それからこういう大きな差がある 834万 7,000円でどうして町がやってほしいとした工事が大丈夫、できるというふうに判断したのか。どのような調査をやったのか、それをお聞きしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。財政課長。もとい都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) この差の理由なんですが、競争の結果としか言いようがないんでございます。それから工事についてはその仕様どおりやっておりますから、その工事がやったということでございます。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 私が聞いたのは、町の積算と業者の積算の差がなぜこう出たのかということをお聞きしたわけです。競争でやったから。業者の積算でも余り差があったときは町としても調べるのではないかと思ったものですからそう聞いたわけですけれども、町の積算というのはどういう根拠で積算したのか。業者の積算でもできるというふうなぜ判断したのか。よく、例えば在庫が、安く手に入れた在庫があってそれを利用したからだからこれほど安くてもできると判断したとか、何らかの調査をしてこの差が、半分ではないんですよ、半分以下ですよ。7割、8割とかいうのであれば競争の結果ということもあるかなというふうに思うんですけれども、余りにも安くてもできるというふうになると町の積算が高すぎたのかというふうにも考えてしまうわけですけれども、そのところを聞いたのでかみ合うような答弁をお願いします。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 昨日、一昨日の一般質問の中でも最低価格というところでご質問があってお答えしているわけですけれども、この最低価格、その低入札といわれる、低入札価格といわれるものに関してなんですけれども、工事の着手前にその業者の方と積算担当者が内訳書であるとか設計書であるとかそういったものを突き合わせて積算内訳書の調査、確認を行っておるわけです。そして確認をして、なおかつそれでできますよというようなところで工事が発注されまして現在は工事が完了しているところでございまして、共通架設費であるとか諸経費の率を低く算定しているのではないかなというふうにこちらでは見ておりまして、それは業者の努力ではないかというふうに受けとめておるところでございます。

議長(相澤 武雄君) 6番今村 寿君。

6番(今村 寿君) 21ページ、10款3項2目中学校建設費、聞き漏らしたかもしれませんが、これはLAN敷設工事ということで成田中学校のことだと思いますが、 210万円となっていますが具体的にどのような工事なのか。そしてその内容をお知らせいただきたいと。お聞きします。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) これにつきましては成田中学校の工事でございますけれども、導入されますパソコンのネットワーク化、LANですのでネットワーク化を構築するためのものでございます。あと場所によりまして職員室とか普通教室の中でも各教室に2台ぐらいのパソコンがありますので、そうしたものに接続されるというようなネットワーク化を各校進めているものでして、同じように新設されます成田中学校にもこのLAN工事をさせていただくと。そして活用していただくというふうなことです。

議長(相澤 武雄君) 6番今村 寿君。

6番(今村 寿君) LANと書いてありますからローカルエリアネットワークのことだと思いますが、そのいささかこの新築のところに対しては 210万円と高い感じがするわけです。既築なところにやる場合ではなくて新たにつくりながらやるわけですから、もっと安くできるような私はイメージを持っていますけれども、精査はきちんとなされているかどうか、あわせてお聞きしたいと思います。高いと思います。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) これにつきましては専門業者それぞれからの見積もりをとりまして、その上で精査をさせていただきまして予算をお願いしておるところでございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。19番渡邊 俊一君。

19番(渡邊 俊一君) 22ページです。10款5項1目、先ほども同僚議員からも質問ありますけれども補助金のところであります。先ほど課長のご説明では、ある程度出すのは仕方がないだろうなあというようなニュアンス的な答弁がありましたけれども、そのある程度というのがこの実質 100万円に当たると理解してよろしいんですか。

議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 補助額については今の規定に基づきまして交付をさせていただいておりますけれども、基準枠としては1人2万円の上限で50名分という形で補助を出させていただいておりますので、全国的に東京都日本武道館で今回行われるわけですけれども、その歴史等を考えればこれで打ち止めという形でも仕方ないのかなというふうに思っております。

議長(相澤 武雄君) 19番渡邊 俊一君。

19番(渡邊 俊一君) 私も知りうる範囲内でありますけれども、一般的に全国大会等々に出場しますと1回きりというのが通常だと思っております。このマーチングに関してでありますけれども、毎年度補正予算を組みながら一応補助金を捻出しているわけでありますけれども、その点についてまずそれが本来に妥当なのかどうかという問題を一つお聞きしたいと思います。
 それからですけれども、今1人2万円というような値で助成金、補助金を算出しているというような話でありますけれども、それが例えば競技の中で 1,000人ということであれば掛ける2万円というような値でその補助金を捻出していかれるのかどうか。
 そしてまた実際に一般的住民からとらえますればそういった全国大会等々、そしてまた例えば高校野球で甲子園に出場するというような状況の中で各住民からの寄附を集めたり、また商店街からのご協力をいただきながらそういったものに出場するのが通念であろうと私は感じております。これがマーチングに関しては先輩諸事の協力、それから父兄会の協力、そういったものが十二分になされた上で、そしてまた町からの助成をお願いされているのかどうか、その辺も重ねてお聞きをいたします。

議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 人数、先ほど申し上げましたように1人2万円の50人分ということで金額でいうと 100万円を打ち切るということにさせてもらっていますので、それ以上に参加ということであっても2万円の50人分ですから 100万円という形で今後もお願いをしたいと思っております。
 ご質問の……今回補正をお願いしているわけですけれども、その都度状況も変わりますし、また規定に基づいての、補助金交付の規定に基づいての交付という形で、今後も突発的というか途中、年度途中でそういった全国大会なりの出場ということになればその都度補正をということでは考えていきたいと思っております。(「ちょっと待ってね。今質問しているやつで漏れているよ。要するに、毎回毎回全国大会に行くたびに同じ人間であっても毎回出しているのかどうかという問題。よその、よその人たちはどうなのか」の声あり)1人の人が数回という形で参加しても、その都度交付をさせていただいている状況にあります。

議長(相澤 武雄君) 19番渡邊 俊一君。

19番(渡邊 俊一君) 今課長の答弁で、1人の人が何回出場してもそのたびに1人頭で2万円というような捻出をしているということでありますから理解をさせていただきます。
 問題は予算計上のときに幾らと予算を計上するわけですね。新年度予算の計上で。そのマーチング関係とかそういうものに対して。それに対しての補正を組む場合に、その50%ぐらいの補正を組むという事態が実質問題になるのではないかと私は思うんですね。もしそうであれば最初からそういうような形で、50人いる中で今現在全国レベルに達しておるわけでありますから、常に全国大会に行けるような状況にあるものに対して最初から予算を計上していないで後から補正を組んでいくというようなのが、いかなるものであってもこれは望ましいのではないと私は思うんですね。全国的なレベルにもう達していないということであればそういうような予算の組み方というのもあるんでしょうけれども、ここで50%以上の補正を組まなくないというような状況が、この予算計上する段階で予測はされなかったのかどうかということをお聞きしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) マーチングバンドの場合、エコーズさんが毎年参加をされてそれの全国大会出場ということでは毎年参加をされておりますけれども、ただその周りの状況によって予選を勝ち抜くかどうかということも断言できないわけで、その辺で補正予算ということでお願いをしております。(「議長、17番」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 永野 久子君の本件に関する質疑は既に3回になりましたので、会議規則(「認めてください」の声あり)第55条の規定によって発言は許しません。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 先ほど質問しましたあけの平の道路の件、それから西沢住宅の、住宅ではない西沢の町道路の件ありましたけれども、その低価格入札であったことは間違いなく、その低価格入札の調査をやったのかどうか。やったとすれば落札業者を決定する前なのか後なのか。一時保留して調査した結果ということで決めるという場合あるわけですけれども、そういうことですね。それから調査の内容ですけれども、もう少しどういう調査内容だったのか詳しくお尋ねします。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 先ほどお答えしましたように、工事の着手前に積算担当者が内訳書と設計書を突き合わせを行いまして調査、確認を行っております。そして、その上でできるということで工事は完了したということでございます。(「いえ、着手前と聞いていませんが。落札業者と決めたかどうかということ」「落札業者が決まった後、落札業者の工事の着手前」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 発言者、発言者は1人にしてくださいね。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 落札業者が決まる前か後かと聞いたのに対しての説明だったと思うんで、わかるように。多分そうだろうというのはわかるんだけれども、言ってください。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 入札会場には技術者もおりますので、その最低価格者といったん保留にしまして、最低価格者と協議をして先ほどお話し申し上げましたように内訳書の調査、確認を行ったものでございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) 番号を間違いまして済みませんでした。17ページ、財産管理費の14節使用料及び賃借料で 400万円の減となっております。先ほど説明ではコピー機が減らしたのと、あとコピー枚数が減ったということでありますが、実際にどのくらい減って前年度実績と比べてどのくらい減ったというか、パーセント出ましたらお願いします。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 当初予算で枚数を10万 9,500枚というふうに積算いたしましたけれども、16年度の平均、現在まで10月分までで7カ月分で6万 5,190枚ということで推移をしております。それからコピー機、庁舎内にありましたカラーコピー機の台数も減らしておりますので、なおかつそこで10万 9,500枚に対しまして6万 5,190枚ですので少なくなっております。そういったことから見込みを3月まで立てまして、このぐらいが不用となるのではないかということでの減額でございます。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) コピー機、カラーコピー機も減ったということでありまして、枚数も大変な。相当いろんな面で努力されてきたと思うんですが、特に努力された点、その枚数を減らすためにどのようなものをされたんでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 庁舎内での文書のやりとりと申しますか、そういったことがパソコン上で外部とも、庁舎内だけにとどまらず外部の、外部と言いますのは出先機関なんですけれども、そういったところも含めてできるようになりました。そういったことからコピーも減っておりますし、それからファックスもコピー兼ファックスというのも一部ありますのでメールができることによりましてそういったファックスも減ということで、全体的な減ということになったものでございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決されました。

日程第13 議案第11号 平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)

議長(相澤 武雄君) 日程第13、議案第11号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 30ページをお願いいたします。
 議案第11号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 340万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億 7,256万円とするものです。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 36ページをお願いいたします。
 初めに歳入でございます。
 1款1項支払い基金交付金に 197万 2,000円を増額いたし、9億 4,485万 9,000円とするものであります。これは歳出で医療費、医療費支給費の支払い分を計上しておりますが、それに対する支払い基金からの交付金分を、交付分を計上したものでございます。交付率は 100分の58となってございます。
 2款1項国庫負担金に95万 2,000円を増額いたしまして3億 9,377万 1,000円とするもので、医療費支給費の国庫負担分でございます。
 3款1項県負担金に23万 8,000円を増額いたしまして 9,844万 1,000円とするもので、県負担分でございます。
 4款繰入金は23万 8,000円を増額し1億 986万 8,000円とするもので、県同様の町負担分を繰り入れするものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 2款1項医療諸費に 340万円を増額し15億 3,558万 5,000円とするものでございます。これは2目医療費支給費でございまして、はり、きゅう、補装具等に充てるもので3月までの支払いを見込みまして今回計上いたしたものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決されました。

日程第14 議案第12号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第14、議案第12号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 38ページをお願いいたします。
 議案第12号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 5,980万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億 1,996万 6,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 44ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 7款財産収入2目預託金の返戻収入は 130万円の増額でございます。これは診療報酬の支払い資金等に充てるため昭和35年から54年まで預託金として積み立てを行ってきたものですが、この度返還によりまして歳入としたものでございます。
 8款繰入金 5,850万円を繰り入れいたしまして、財政調整基金繰入額を 8,247万 7,000円とするものでございます。財源の調整でございます。これによりまして基金残高は1億 1,032万 9,000円となり、保有率現在の時点で 6.9%となってございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 2款1項療養諸費 8,750万円を増額し、13億 3,801万円とするものでございます。一般分、退職分それぞれにつきまして3月診療分まで見込みをいたしまして補正をいたしたものでございます。
 1目の一般被保険者療養費、これにつきましては被保険者の増員もありますし医療費の増額等が見込まれるものでございます。
 2目の退職者、退職被保険者療養給付費につきましても被保険者の伸びと、伸びがございますが、1人当たりの給付費が当初見込むよりも横ばい、やや減少傾向にあるため減額をして内部調整を図っているものでございます。
 2款2項高額療養費 2,900万円を減額しまして、1億 2,747万 6,000円とするものでございます。これにつきましては退職の高額療養費が昨年度すごい伸びでございましたので、当初見込みよりも今年度やや減少傾向にあるため給付費項目内で調整をいたしたものでございます。
 9款2項繰出金につきましては、歳入でご説明をいたしましたとおり返還されたものであり、一般会計繰り戻し、繰り出し戻し入れをするものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 45ページの一般被保険者療養給付費について伺います。
 被保険者がふえたことと医療費の増が見込まれるということでの増額を予定されているわけですが、例えばインフルエンザがこれからはやるかもしれないということも要因にあるのか。または、1人当たりの医療費が高くなっているということがあってこういうことになるのか。それをどのぐらいと見込んだのか。大まかにですが、その要因をお知らせください。

議長(相澤 武雄君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 要因でございますが、インフルエンザ等そういうふうなことも予想できないものもあるかとは思いますが、1人当たりの医療費のところで昨年同期と比較いたしまして 7.2%ぐらいの伸びを今見ておりますので、その辺のところから積算をいたしております。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第12号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。

日程第15 議案第13号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)

議長(相澤 武雄君) 日程第15、議案第13号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) それでは48ページですが、議案第13号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。
 第1条の歳入歳出予算の補正ですが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ 160万 9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7億 6,199万 3,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の明細については事項別明細書により後ほどご説明いたします。
 第2条の債務負担行為の補正ですが、51ページをお開き願います。
 第2表にあります債務負担行為補正によりご説明いたします。
 債務負担行為をする事項につきましては、各地にありますマンホールポンプ、それから中継ポンプ等の維持管理業務でございまして4件となってございまして、期間を平成16年度から平成18年度までとし、限度額をそれぞれ記載のとおりと定めるものでございますが、現在平成15年から16年の2カ年契約で施行しております。平成17年度から18年度においても2カ年契約として施行したいということでお願いするものでございます。
 54ページをお願いいたします。
 歳入ですが、3款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金を 160万 9,000円増額し3億 3,518万 3,000円とするもので、歳入不足分を繰り入れするものでございます。
 次に55ページの歳出ですが、1款下水道事業費1項下水道管理費1目下水道総務費を 693万円増額し、 6,048万 8,000円とするものでございますが……済みません、69万 3,000円を増額し 6,048万 8,000円とするものですが、27節公課費で消費税等の納付金でありまして9月の申告により税額が確定したことによる増額でございます。
 2目下水道維持費に91万 6,000円を増額し、 7,554万 8,000円とするものですが、11節需用費の修繕料でありまして、成田第1汚水ポンプ場の高圧地中開閉器の交換と鷹乃杜第1汚水中継ポンプ場の汚水ポンプの修繕をするものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第13号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決されました。

日程第16 議案第14号 平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第16、議案第14号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 58ページをお願いいたします。
 議案第14号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ31万 1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出予算それぞれ8億 7,109万 2,000円とするものでございます。
 第2項、2条、2項、失礼しました。歳入歳出予算の補正の管理費項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 債務負担行為の補正でございます。第2条、債務負担行為の追加は「第2表債務負担行為補正」によるものでございます。
 最初に61ページをお願いいたします。
 第2表、債務負担行為補正でございます。
 これにつきましては今年度中に準備行為が必要なため債務負担行為を設定するもので、期間、限度につきましては記載のとおりでございます。
 では、次に64ページをお願いいたします。
 初めに歳入でございます。
 7款1項他会計繰入金を32万円増額いたしまして1億 3,492……失礼いたしました。7款1項他会計繰入金を3万 2,000円増額いたしまして1億 3,492万 9,000円とするものでございます。歳出との関連ですが、一般管理費手数料分の増額分をここで補正をするものでございます。
 7款2項基金繰入金27万 9,000円を増額して 527万 8,000円とするもので、財源調整によるものでございます。これにより基金残高は 1,382万 7,000円となってございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1目一般管理費は3万 2,000円を増額し、 1,960万円とするものでございます。先ほど歳入で説明いたしました手数料分となってございます。
 6款諸支出金2目償還金、これにつきましては27万 9,000円を増額し、 956万 8,000円とするものでございます。平成15年度実績に伴います国、県負担金の精算による返還分でございます。
 つけ足しをいたしますが、先ほど1目の方で説明が落ちたと思いますので、これに3万 2,000円につきましては介護保険システム画面の一部の修正を行ったものでございます。失礼いたしました。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第14号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。

日程第17 議案第15号 平成16年度物品(富谷町立成田中学校用一般備品)購入について

議長(相澤 武雄君) 日程第17、議案第15号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用一般備品)購入についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) それでは議案書の40ページをお開きいただきたいと思います。 議案第15号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用一般備品)購入について、ご説明申し上げます。
 一般備品購入に当たりまして11月4日に入札の公告を行ったところ、資料に記載の6社が参加いたしまして11月29日条件付き一般競争入札を行いました。その結果、契約金額 2,322万 9,465円で有限会社アクティブが1回目で落札いたしまして、11月30日仮契約を締結いたしました。物品購入契約を締結するため議会の議決をお願いするものでございます。
 予定価格につきましては税抜きで 2,760万円、落札率が80.2%となりました。
 入札参加条件といたしましては、富谷町入札参加資格登録業者で物品販売の学校用品、事務用品または事務機器の認定を受けた業者といたしました。
 納期につきましては平成17年3月18日までとしてございますが、内容につきましては教育総務課長の方からご説明を申し上げます。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) では、内容の説明を申し上げます。
 平成17年度からの開校いたします成田中学校の備品の購入でございますが、これにつきましては母体校になります東向陽台中学校に成田中学校の設立準備委員会を設けていただきまして、先生方に必要備品の調査、検討をしていただいたものでございます。その中で精査をいたしまして一般備品、そして教材備品、音楽備品と三つに区分して発注をさせていただきました。この議題になっております一般備品につきましては、いす、テーブル類を中心にいたしました一般備品となってございます。
 開校時の成田中学校の規模につきまして想定は1学年が3クラス、2学年が2クラス、3学年が2クラス、合計7クラスでスタートをするのかなというふうなことでございます。人数につきましても総勢で 253名を想定いたしております。教職員につきましては校長先生を初め17名の教職員を想定させていただいております。
 そうしたことで一般備品の計画書をつくりまして購入をすることになったわけでございます。各階ごとに重立った物を申し上げますと、1階の職員室につきましては机、いすなど18点、そしてファクシミリ、そして裁断機など職員室に入ります備品につきましても28点となっておりまして、総額にしますと計画では 260万円ほどとなっております。また、校長室でございますけれども、校長室には備品の中で最も高い、1点で高い物としまして金庫が50万円ほど想定されております。そして必要ないす、テーブル類がありますので校長室に11点で、 260万円ほどの予定をいたしたものでございます。また、保健室につきましてですが、保健室につきましてはベッド、そして養護の先生の机類、そして聴力検査器とか体重測定器とかそうした物31点を備える予定になっておりまして、 140万円程度でございます。あと、教室に入りますと、1階の教室に入りますと美術室になりますが、美術室では美術台とかいす類、そうした物が56点ほど 200万円ほどの予算、計画をいたしました。
 2階に入りますと、2階には図書室とかコンピュータ室があるわけでございますが、図書室につきましてはテーブル、いす、それからブックトラック、そうした物でございまして50万円程度。そしてコンピュータ室、教室に入りますとテーブルが41セットとか、それとあといす類もセットになっておりまして 320万円ほどを予定いたしたものでございます。また音楽室につきましては音楽室用の机とかいす、そして教卓、そうした物で70万円ほどを予定させていただいております。
 3階には資料室、図書室、理科室などがございまして、それぞれ必要なテーブル、いす、そうした物を備えつけるという計画でございます。
 4階に行きますと、4階には資料室、視聴覚室、家庭科室がございます。これにも同じようにそれぞれのテーブルとかいす、そうした物を備えつけるとなってございます。
 そして2階から4階までの共通した一般備品でございますが、普通教室用の生徒用机、いす40セットというふうな物を新たに購入したと。またテレビにつきましては4台、掃除用ロッカーが12台、あと 230万円ほどの予定をいたしております。
 また、特別教室、活動室につきましても、テーブル、いす、そうした物で 200万円ほど、5点で 200万円ほどを予定をさせていただいたものでございます。また、全体共通の一般備品といたしまして、朝礼台、それからひな壇、そして展示パネルなど 150万円ほどを予定させていただきました。あと最後になりますが、体育館でテーブル、それからパイプいす 300脚、そして演壇、スポットライト、そうした物で 450万円ほどを予定させていただき、そうした計画に基づきまして今回この 2,322万 9,465円でこうした品物をそろえさせていただくというようなことでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 新しい中学校ですから新品が入るのが1番望ましいとは思うんですが、今までの東向陽台中学校でいろいろ使ったもので、職員が移りますから余る物も出てくるだろうというふうに思いますけれども、そういうような割りかし古いようになりますけれども、そういった有効活用というのは新しい成田中学校ではあるのかないのか、お聞きしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) ただ今ご質問にありますような母体校で余る品物につきましては、すべて新設校の方に持っていく予定になっております。したがいまして、説明の中でも申し上げましたように、普通教室に例えば机40セットというふうなことを申し上げましたように残りはすべて母体校からそのまま引き継ぎます。と言いますか、生徒さんと一緒に引っ越しをしていただくというような予定で、すべて有効活用させていただくという予定でございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) 先ほど1度、1回目で落札という話がありましたが、何件ありまして金額幾らか、お願いします。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。(「会社名は書いてありますけれども」「何社……」「もう1回言えば」「もとい。会社名は……」の声あり)ちょっと待ってください。今、答弁。(「しますか。お願いします」の声あり)

財政課長(眞山 巳千子君) 6社が参加いたしたところでございます。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) 6社の金額をお願いします。ここには参加は3件と、件名参加社しか書いていないんですが、今6社と……。済みません。見間違いました。6社ですが、各社の金額をお願いします。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) アクティブが、税抜きでございますけれども、アクティブが2,212万 3,300円。大友商事 2,230万 6,180円。高山 2,259万 6,000円。北文社 2,498万 5,500円。宮城県学校用品協会 2,287万 4,000円。ミヤックス 2,309万 4,300円という金額でございました。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「もう1回いいですか」の声あり)10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) この落札価格が80.2%ですよね。こういう品物の場合もう少し下がらないのかなと思うんですが、その辺の調査等はなさったのでしょうか。伺います。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 予定価格は定価どおりではありません。その上に立って公正なる競争のもとの結果ということです。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用一般備品)購入についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第15号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用一般備品)購入については、原案のとおり可決されました。
 この際、2時15分まで休憩いたします。
午後1時57分 休憩

午後2時15分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

日程第18 議案第16号 平成16年度物品(富谷町立成田中学校用教材備品)購入について

議長(相澤 武雄君) 日程第18、議案第16号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用教材備品)購入についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) それでは議案第16号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用教材備品)購入について、ご説明申し上げます。
 教材備品購入に当たりましても、11月4日に入札の公告を行ったところ資料に記載の5社が参加いたしまして11月29日条件付き一般競争入札を行いました。その結果、契約金額 1,001万 7,000円で株式会社北文社が1回目で落札いたしまして、11月30日仮契約の締結を行いました。物品購入契約を締結するため議会の議決をお願いするものでございます。
 予定価格につきましては、税抜きで975 万円、落札率が97.8%となりました。
 入札参加条件といたしまして、富谷町入札参加登録業者で物品販売の学校用品、事務用品または事務機器の認定を受けたものといたしました。
 納期につきましては17年3月18日としてございます。内容につきましては、教育総務課長の方からご説明申し上げます。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) では、内容の説明をさせていただきます。
 まず教科ごとに申し上げます。
 国語につきましては、作文指導の黒板とかと書写セット、そうした物を4点で12万円ほどを予定いたしました。
 また社会科では、都道府県地図、それから世界州別、そうした物を12点ほどを60万円ほどで購入を計画いたしております。
 また数学用の教科につきましては、面積、体積原理説明教具とか各種模型、そして説明教具など11点で30万円ほどを予定させていただいております。
 また理科につきましては、各種実験用具でございまして41点ほどございます。これにつきましては 500万円ほど予定させていただいております。
 また英語の教科では、4しゃ黒板というような、4線黒板ですね、4線黒板、そうした物を用意、予定するというようなことで10万円ほど予定。
 また美術の教科におきましては、絵画作品の乾燥棚、それから版画インク・ローラーセットと押し切り機と、そうした物16点ほどで 200万円ほどで用意、計画をさせていただきました。
 また技術の教科では、木工具、それから電動工具など23点ほどを 130万円ほどで計画、用意をさせていただくといたしました。
 また家庭科につきましては、ミシンのほかに各種調理器具、そして冷蔵庫など21点を購入の計画をいたしました。そうした物で21点では 180万円ほどの予定をいたしております。
 また道徳の教科におきましては、ビデオソフトの購入というようなことで7万円ほどの予算を、事業費を計上させていただきました。
 そうしたさまざまな物を総合しますと 134点ほどになりまして、それを購入計画といたしまして財政課の方に購入の依頼を、入札で購入していただくというようなことで計画書を提出させていただいたわけでございまして、これが今回の契約金額 1,001万 7,000円の契約金額で購入させていただくというふうなものになっております。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用教材備品)購入についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第16号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用教材備品)購入については、原案のとおり可決されました。

日程第19 議案第17号 平成16年度物品(富谷町立成田中学校用音楽備品)購入について

議長(相澤 武雄君) 日程第19、議案第17号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用音楽備品)購入についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 議案第17号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用音楽備品)購入について、ご説明申し上げます。
 音楽備品購入に当たりましても、11月4日に入札の公告を行ったところ資料に記載の4社が参加いたしまして11月29日条件付き一般競争入札を行いました。その結果、契約金額 1,074万 4,650円で株式会社河合楽器製作所仙台公教販が1回目で落札いたしまして、11月30日に仮契約の締結を行いました。物品購入契約を締結するため議会の議決をお願いするものでございます。
 予定価格につきましては、税抜きで1,100 万円。落札率が93.0%となりました。
 入札参加条件といたしましては、富谷町入札参加資格登録業者で物品販売の学校用品、事務用品または事務機器の認定を受けたものといたしました。
 納期につきましても同じく平成17年3月18日までとしてございますが、内容につきましては教育総務課長の方からご説明申し上げます。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 今回の音楽備品は53点になってございます。主な物といたしまして、グランドピアノ2台、オルガン3台、あとクラシックギターが5台、クラリネット7台、バリトンサックス1台、そしてバストロンボーン1台、ホルンが3台、トランペット4台、ユーフォニユームが2台、そしてバスが1台、マリンバ1台などでございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用音楽備品)購入についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第17号平成16年度物品(富谷町立成田中学校用音楽備品)購入については、原案のとおり可決されました。

日程第20 議案第18号 富谷町道路線の認定について

議長(相澤 武雄君) 日程第20、議案第18号富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それでは43ページの議案第18号富谷町道路線の認定について、ご説明いたします。
 これは明石台6丁目の開発による道路の帰属に伴いまして道路を新たに認定するものでございます。
 路線につきましては別紙のとおり、自転車、歩行者専用道路7路線を含みます全部で27路線、総延長で 4,272.8メートルの道路を町道に認定するものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号富谷町道路線の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第18号富谷町道路線の認定については、原案のとおり可決されました。

日程第21 議案第19号 宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について

議長(相澤 武雄君) 日程第21、議案第19号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(中川 弘美君) それでは46ページの議案第19号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について、ご説明申し上げます。
 提案の理由でございますが、平成17年3月1日から石巻市、塩竈市、古川市及び石巻地方広域水道企業団が宮城県市町村職員退職手当組合へ加入することにより、一部事務組合を組織する地方公共団体の数の増減及び規約の変更を行うことにつきまして、関係地方公共団体の協議を行うため議会の議決をお願いするものでございます。
 宮城県市町村職員退職手当組合の規約の一部を変更するわけでございますが、まず第4条第5号の中に……第14条第5号中でございますが、「石巻市立の高等学校教職員を除く」という項目を入れます。
 それから別表第1の中に「石巻市、塩竈市、古川市」を加えることになります。それともう一つ、石巻地方広域水道企業団、これを加えるようになります。
 別表第2の中におきましても「石巻市、塩竈市、古川市」が加えられることになります。
 新旧対照表を参考までにつけておりますが、その中でちょっとミスプリントがございました。
 第14条の5でございますけれども、「教育委員会の教育長並びに教育委員会の事務局の職員、学校(学校教育法第1条に規定する学校をいう。)の職員」の下ですね。「市町村立学校職員総与負担法」となりますが、これ正式な名称は「給与負担法」となりますので、大変申しわけございません。現行の部分も「総与」を「給与」の方に訂正していただきたいと思います。
 そこで新たに「石巻市立の高等学校の教職員を除く。」という項目が入ってまいります。
 また別表につきましても現行の、現行を改正後のように「石巻市、塩竈市、古川市」と「一部事務組合の中の最後に「石巻地方広域水道企業団」を加えていただくこととなります。
 よろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第19号宮城県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更については、原案のとおり可決されました。

日程第22 発議第7号 WTO・FTA交渉に関する意見書

議長(相澤 武雄君) 日程第22、発議第7号WTO・FTA交渉に関する意見書を議題といたします。
 提出者菅原 傳君の説明を求めます。菅原 傳君、登壇願います。

8番(菅原 傳君) WTO・FTA交渉に関する意見書ということで、第14条の規定によりまして議案を提出いたします。提出者菅原 傳。賛成者、浅野幹雄議員、同じく相澤 榮議員、同じく佐藤 克彦議員となっております。
 これはこの前、一昨年の議会でも本議会でご採択をいただいたわけですが、前回はメキシコで会議があったわけですが、来年の時期になりまして香港で今度は会議をやることになりまして、非常に農業情勢が厳しくなってきておりますのでぜひこういったような意見書を出してもらいたいというような農業団体からの要請もありまして、ご提案を申し上げます。
 以下、文を読み上げましてご提案にかえたいと思います。
 WTO・FTA交渉に関する意見書(案)
 WTO(世界貿易機関)交渉は、8月1日に今後の交渉に前提となる大枠合意がなされました。またFTA(二国間自由貿易協定)については、現在韓国、マレーシア、フィリピン、タイとの交渉が行われています。
 私たちはWTO及びFTAにおける農業分野の交渉に当たって、農業の多面的機能の発揮と食料の安全保障、各国の多様な農業の共存と食料自給率向上が可能な貿易ルールの実現を強く求めています。
 つきましては、下記事項の実現に向けて強力な働きかけをお願いいたします。
                   記
 1つ、WTO農業交渉では、世界的な飢餓の拡大や地球規模での環境悪化につながることのないよう、農林水産業の多面的機能の発揮や食料自給率の向上、各国の多様な農林水産業が共生・共存できる貿易ルールに改めるよう確固たる姿勢で臨むこと。
 2、上限関税の設定や関税割当数量の一律的・義務的拡大には反対すること。
 3、国内農林水産業の維持を可能とする関税率水準や国家貿易体制、特別セーフカードの維持など国境措置を確保し、急速な市場開放には絶対に応じないこと。
 4、行き過ぎたAMS(助成合計量)削減の是正と「緑の政策」の要件緩和など、国内支持政策に関する適切な規律を確保すること。
 5、東アジア諸国とのFTA交渉では、農林水産物の関税撤廃・削減は国内農業への打撃を与え、WTO農業交渉や他国との交渉に重大な影響を与えることから、絶対に行わないこと。
 6、WTO・FTA交渉についての情報公開を徹底し、各国の農業者や消費者・市民の声を反映すること。
 以上、地方自治法99条の規定により意見書を提出します。
 2004年12月17日
 富谷町議会
 提出先は、そこに書きましたように四つの所管大臣にお願いをするということになっております。
 なお、用語が非常に難しいので難解なところもあったかと思いますけれども中身を要約しますと、一つは日本に過大な、あるいは過剰な農産物を輸入することは絶対に阻止をしてもらいたいということと、それから2番目には日本に輸入する場合に関税がかかり高いわけです。それを安くしますとどんどんどんどん農産物が入ってきますので、現在の関税率の維持を守ってもらいたいということでありますし、もう一つは日本が国内の農業を振興させるために十分な配慮をしていただきたいと、この三つの要点に絞られます。
 なお、4番目のAMSというのがありますが、助成合計量とこれは何のことかさっぱりわかりませんけれども、中身は削減対象となる国内助成の総額、削減になったものに対する日本の国内で、日本の政府の援助の総額というふうな意味でありますし、それから「緑の政策」というのは生産調整への政策ですね、生産調整をやる政策。日本の場合には稲作経営を安定していくというふうな政策になりますが、これは各国それぞれ持っているんですけれども「緑の政策」というのは自分の農業を守るという政策になっておるようであります。
 以上、若干解説も入れましたけれども、よろしくご採択をお願い申し上げます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 済みません。3番目について伺おうと思ったんですけれども、失礼しました。
 記の中の3項目目ですが、「特別セーフカード」と書いてあるのは「セーフガード」で修正でよろしいですか。

議長(相澤 武雄君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) これはちょっと「ガード」の間違いでございましたので、訂正をいたします。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、討論を終わります。
 これから、発議第7号WTO・FTA交渉に関する意見書を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員です。したがって、発議第7号WTO・FTA交渉に関する意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに決定いたしました。

日程第23 発議第8号 平成17年度地方交付税所要総額の確保に関する意見書

議長(相澤 武雄君) 日程第23、発議第8号平成17年度地方交付税所要総額の確保に関する意見書を議題といたします。
 提出者伊豆田 待子君の説明を求めます。伊豆田 待子君、登壇願います。

10番(伊豆田 待子君) 平成17年度地方交付税所要総額の確保に関する意見書。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により議案を提出いたします。
 提出者伊豆田 待子。賛成者今村 寿議員、賛成者菅原 傳議員。
 内容を説明いたします。
 「三位一体の改革」は、真の地方分権の確立に向けた改革であり、地方公共団体が自主的、自立的な財政運営を行えるようにするための改革である。
 「三位一体の改革」に係る政府・与党合意は、地方交付税の改革として「平成17年度、平成18年度は、地域において必要な行政課題については適切に財源措置を行うなど『基本方針2004』を遵守することとし、地方団体の安定的な財政運営に必要な地方交付税、地方税などの一般財源の総額を確保する」と明記しています。
 また、『基本方針2004』は「財政力の弱い団体においては税源移譲額が国庫補助負担の負担金の廃止、縮減に伴い財源措置すべき額に満たない場合があることから、実態を踏まえつつ地方交付税の算定などを通じて適切に対応する」と明記しているところであります。
 これは平成16年度の地方交付税について理不尽にも大幅な削減が行われ、我々の国に対する信頼関係を損ねたことの反省に立って明記されたものと理解している。
 よって、平成17年度の地方交付税は、平成16年度の轍を踏まぬよう国と地方の信頼関係の構築に努め、少なくとも平成16年度以上の総額を絶対確保するよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 2004年12月17日
 富谷町議会
 提出先は別紙にて各大臣あてに送付いたします。
 各議員の協力、よろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、討論を終わります。
 これから、発議第8号平成17年度地方交付税所要総額の確保に関する意見書を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員です。したがって、発議第8号平成17年度地方交付税所要総額の確保に関する意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに決定いたしました。

日程第24 閉会中の各委員会調査について

議長(相澤 武雄君) 日程第24、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から、所管事務のうち会議規則第75条の規定によって、お手元に配付のとおり継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会から申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
 平成16年第4回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経てすべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成16年第4回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでございました。
午後2時46分 閉会

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 代表