富谷市

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平成16年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月7日~9月16日)

更新日:2004年09月16日

平成16年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月7日~9月16日)

平成16年第3回定例会目次

目次
第1日目  9月7日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問  8番 菅原 傳議員
1 義務教育費等の削減にどう対処するか
2 公民館等のクーラーの設置計画はどうか
3 富谷二中の南側公園の利用計画を明示せよ
 6番 今村 寿議員
1 プラ(資源三種)ゴミの回収を毎週にせよ
2 住基カードの普及・促進状況を問う
3 PPPの活用で地域活性化を図れ
 7番 相澤 榮議員
1 本町の防災・予防対策について
14番 尾形 昭夫議員
1 雇用創出で町に活力を
2 公民館の換気問題について
 3番 山路 清一議員
1 富谷町総合防災訓練について
2 富谷町に出没する熊について
 4番 千葉 達議員
1 我が町スポーツ振興策について
2 南富吉ハーモニータウンについて
 5番 磯前 武議員
1 健康サポート・スタッフの育成を
2 町民体育祭の継続性を問う
 1番 佐藤 克彦議員
1 富谷町の防災について問う
2 道路行政について問う
 2番 齊藤 きえ子議員
1 小学校に地域住民との交流の場所を提供しては
2 富谷町図書館の建設計画は今後もないのか
第2日目  9月8日(水曜日)
一般質問 10番 伊豆田 待子議員
1 富谷新町宿の観光推進で地域活性化と歴史・文化の継承を
2 発達支援センターの設置を求める
11番 佐藤 聖子議員
1 ごみ処理基本計画もとに仙台市との共同処理を
2 大切な公立保育所の役割子ども優先に考えて
17番 永野 久子議員
1 町民バスの運行を交通不便地域・交通弱者の声に応え改善を
2 町内会館の修繕・建て替えを計画的に
3 国保一部負担金の減免制度実施を求める
18番 佐川 幸三議員
1 介護保険見直しは、安心して利用できるものにするために
2 住民のくらし、権利を守る開かれた町政を
 9番 安住 稔幸議員
1 防犯への取り組みについて
2 子育て支援の充実について
3 町民の身体におよぶ緊急時の対応について
4 高齢者福祉の推進について
認定第 1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第 2号 平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 3号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 7号 平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について
第3日目  9月16日(木曜日)
認定第 1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第 2号 平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 3号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 7号 平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について
承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号))
議案第 1号 富谷町保健福祉総合支援センター条例の制定について
議案第 2号 富谷町都市公園条例の一部改正について
議案第 3号 平成16年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
議案第 4号 平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算 (第2号)
議案第 5号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第 6号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算 (第1号)
議案第 7号 平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算 (第1号)
議案第 8号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)
議案第 9号 平成16年度富谷町水道事業会計補正予算 (第2号)
議案第10号 平成16年度富谷町立成田中学校プール新設工事請負契約の締結について
議案第11号 富谷町道路線の認定について
議案第12号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議案第13号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
発議第 5号 国民のための郵政改革を求める意見書
発議第 6号 治水事業予算の確保に関する意見書
閉会中の委員会調査について
決算審査特別委員会
第1日目  9月10日(金曜日)
認定第 1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(議会事務局、総務課、財政課、税務課、会計課)
第2日目  9月13日(月曜日)
認定第 1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(町民課、保健福祉課、生活環境課、教育委員会)
第3日目  9月14日(火曜日)
認定第 1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(経済振興課、都市整備課、上下水道課)
第4日目  9月15日(水曜日)
承認第 2号 平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
承認第 3号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 7号 平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について

平成16年第3回定例会議事録(第1号)

平成16年9月7日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 磯前武君     
  • 6番 今村寿君
  • 7番 相澤榮君     
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 佐藤聖子君    
  • 12番 土井昭二君
  • 13番 細谷禮二君    
  • 14番 尾形昭夫君
  • 15番 小野進君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長兼会計課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長  小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主事 福原明敏

議事日程 第1号

平成16年9月7日(火曜日)午前10時00分開会

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 一般質問  8番 菅原 傳議員
1 義務教育費等の削減にどう対処するか
2 公民館等のクーラーの設置計画はどうか
3 富谷二中の南側公園の利用計画を明示せよ
 6番 今村 寿議員
1 プラ(資源三種)ゴミの回収を毎週にせよ
2 住基カードの普及・促進状況を問う
3 PPPの活用で地域活性化を図れ
 7番 相澤 榮議員
1 本町の防災・予防対策について
14番 尾形 昭夫議員
1 雇用創出で町に活力を
2 公民館の換気問題について
 3番 山路 清一議員
1 富谷町総合防災訓練について
2 富谷町に出没する熊について
 4番 千葉 達議員
1 我が町スポーツ振興策について
2 南富吉ハーモニータウンについて
 5番 磯前 武議員
1 健康サポート・スタッフの育成を
2 町民体育祭の継続性を問う
 1番 佐藤 克彦議員
1 富谷町の防災について問う
2 道路行政について問う
 2番 齊藤 きえ子議員
1 小学校に地域住民との交流の場所を提供しては
2 富谷町図書館の建設計画は今後もないのか

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 平成16年第3回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から、平成15年度富谷町各種会計決算の認定など事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますよう期待申しますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 本日は、多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影等は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになって、静粛を保ち傍聴されますようお願い申し上げます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成16年第3回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、提案理由を含め、町長よりあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生 照男君) おはようございます。
 本日、ここに平成16年第3回富谷町議会定例会を招集をいたしましたところ、議員皆様方にご多用にもかかわらずご出席をいただき、まことにありがとうございます。日ごろ、本町の行財政運営に対し、議員皆様方を初め、関係機関、町民各位のご指導、ご協力をいただき、町政全般が順調に推移しているところであり、厚く御礼と感謝を申し上げるものであります。
 本年の夏は、例年にない猛暑に加え、8月13日から開催されたアテネオリンピックでの森田智己選手の見事な泳ぎに、さらに歓声と熱気に包まれ、多くの町民、県民の方々と感動を共有し、忘れ得ぬ夏となりました。銅メダル2個を獲得し、近々笑顔で地元富谷町に凱旋する森田選手に、町民皆さんで心からの拍手を送りたいと思います。
 昨年の記録的な冷夏による稲作の深刻な状況に比べ、本年は天候にも恵まれ、稲作は順調に生育しており、このまま台風などの影響を受けずに収穫できることを祈るものであります。幸い本町においてはこれまでの台風による被害はほとんどありませんでしたが、国内においては被災された市町村の皆様方には衷心よりお見舞いを申し上げますともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げたいと思います。
 長年要望活動を続けてまいりました仙台北部道路の整備促進につきましては、6月の議会で富谷ジャンクションの建設が国土交通省より施工命令が出されたことをご報告申し上げましたが、いよいよこの秋に起工式の運びとなりましたので、再度ご報告を申し上げ、最終目標であります国道4号線までの早期完成をさらに要望をしてまいったところであり、まいっていく所存であります。
 一昨日、雨という予報を覆し、さわやかな秋風の中で行われた第41回町民体育祭には、本年新たに誕生した大清水町内会、杜の橋町内会の皆様方にもご参加をいただき、39町内会が終始和やかなうちに各種競技を通じ親睦と友情を深め、さらなるコミュニティーづくりが図られたことに、町内会長さんを初めとする関係者の方々のご尽力に対し、感謝と敬意を表するものであります。
 さて、平成15年度一般会計ほか各種会計の決算につきましては、三位一体改革に伴う地方交付税の大幅な減額や町税収入の減額で、厳しい財政状況でありましたが、節約に徹しながら予定いたしました事業が順調に進捗したことは、議員各位を初め町民皆様方の町政に寄せられたご支援とご協力のたまものであり、心からの感謝を申し上げるものであります。
 本定例会は、条例案件2件、予算案件7件のほか、条例外案件、決算認定などをご提案申し上げているところであります。
 初めに、議案第1号の富谷町保健福祉総合支援センターの条例の制定につきましては、12月1日供用開始を予定しております。同センターの設置及び管理に関し、必要な事項を定めようとするものであります。
 議案第2号富谷町都市公園条例の一部改正については、上桜木地区に都市公園を設置するため、所要の改正を行うものであります。
 議案第3号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第2号)については、今回16億 1,769万 6,000円を追加し、総額を 102億 6,225万 4,000円とするものであります。
 歳入では、法人町民税に10億 8,719万 9,000円を増額し、普通交付税の確定に伴う2億 7,535万円の増額などであります。
 歳出につきましては、平成7年並びに8年度に借り入れし、これまで利子のみの支払いで今回一括償還となる減税補てん債の償還金5億 7,520万円のほか、成田3丁目会館建設費、成田中学校備品購入費などを計上をいたしております。特に今回の法人町民税については、新規法人数社によるもので、経済の状況による法人の今後の変動や、今年度の歳入によって来年度の地方交付税が不交付団体になる可能性が大きく、財政状況の変化に慎重に対処をしていかねばなりません。
 議案第4号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)は 2,533万 8,000円を追加いたし、総額を15億 6,916万円とするもので、平成15年度決算に伴う一般会計との調整を行うものであります。
 議案第5号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、 2,546万 6,000円を追加し、総額を21億 6,016万 6,000円とするもので、歳入では決算に伴う繰越金などを計上、歳出では平成15年度医療費精算による償還金と人件費の調整を行うものであります。
 議案第6号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、 393万 9,000円を追加し、総額を7億 5,038万 4,000円とするもので、上桜木土地区画整理組合より下水道施設の移管による維持管理費用の工事請負費の増額を行うものであります。
 議案第7号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は、 748万 1,000円を追加し、総額を8億 7,078万 1,000円とするもので、繰越金と一般会計からの繰入金を計上し、居宅及び施設介護サービス給付費、人件費、事務費に充当をするものであります。
 議案第8号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)は、 434万 1,000円を追加し、総額を 6,219万 1,000円とするもので、繰越金と一般会計繰出金の調整を行うものであります。
 議案第9号平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)は、予算第3条の収益的収入及び支出に 1,000万 1,000円を追加するものですが、水管橋の電触防止の工事費と水道料金の時効完成による不納欠損処分をするものであります。予算第4条の資本的収入及び支出に 1,567万 6,000円を追加するものですが、仙台北部道路新設に伴い水道配水管が支障となるため、仮設及び本設を行うための工事請負費と設計委託費であります。
 議案第10号は、富谷町立成田中学校プール新設工事請負契約の締結をすることについて、議会の議決をお願いするものであります。
 議案第11号は、土地区画整理事業の施行に伴い、上桜木地内の富谷町道路線の認定をお願いするものであります。
 議案第12号及び議案第13号は、富谷町教育委員会委員2名が本年9月30日で任期満了となることから、教育委員会委員の任命について議会の同意をお願いするものであります。
 承認第1号の専決処分の承認を求めることについては、平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)で、第4条予算の資本的収入及び支出の収入で 1,210万円を追加し、支出で 1,217万 4,000円を追加するものですが、既往の企業債で公営企業金融公庫資金分で借換債の対象となり、早急に申請しなければならず、議会を招集するいとまがなかったため専決処分をいたしたものであります。
 次に、認定第1号から認定第7号については、平成15年度一般会計ほか各種会計の歳入歳出決算について、監査委員の決算審査意見書並びに主な施策の成果及び予算執行の実績概要を記した行政実績報告書を付して議会の認定をお願いしようとするものであります。その概要をご説明申し上げます。
 認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてでありますが、決算規模は庁舎や成田公民館建設事業が終了したことにより、前年度に比べ歳入で26%、歳出で28%の大幅減となりました。
 まず、歳入の内訳を見ますと、決算額で85億 8,708万 6,980円のうち、町税が43.2%を占めておりますが、全額では前年度よりも 3,000万円以上も落ち込み、地方交付税と地方特例交付金は合わせて18億 6,950万円と、前年度よりさらに大幅な減となりました。
 歳出については、決算額78億 5,368万 1,630円のうち、人件費、扶助費、公債費の義務的経費が全体の41.6%を占めており、投資的経費については構成比が15.6%、金額にして12億 2,830万 6,000円と、前年度より70%近い減額となっております。
 その他の経費についても、積立金や電算経費の減により、対前年度比 2.7%の減で、全体の42.8%となったところであります。
 以上、歳入歳出の概要についてご説明申し上げましたが、歳入歳出差し引き額は7億 3,340万 5,350円で、そのうち翌年度に繰り越すべき財源が2億 2,528万円であることから、実質収支では5億 812万 5,350円となり、地方財政法第7条第1項により、2億 6,000万円を財政調整基金に積み立て、残りを平成16年度へ繰り越すことにいたしたものであります。 認定第2号は、平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残 2,533万 9,313円全額を平成16年度へ繰り越すものであります。
 認定第3号は、平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残 6,651万 9,734円のうち、財政調整基金に 3,400万円を積み立て、残りを平成16年度へ繰り越すものであります。
 認定第4号は、平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残 1,006万 2,692円全額を平成16年度へ繰り越すものであります。
 認定第5号は、平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出総額8億 910万 3,479円、歳出総額7億 9,392万 7,972円となり、差し引き額 1,517万 5,507円のうち 800万円を介護給付費準備基金に積み立て、残りを平成16年度へ繰り越すことにしたものであります。
 認定第6号は、平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定をお願いするもので、歳入歳出差し引き残 373万 3,476円全額を平成16年度へ繰り越すものであります。
 認定第7号は、平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定をお願いするもので、第3条予算の収益的収入及び支出では、事業収益が8億 4,383万 4,969円で、前年度と比較し 7.2%の増額となりました。これに対し、事業費は8億 6,121万 319円の支出となり、前年度と比較し 1.5%の増額となりました。できる限りの企業努力を行ってまいりましたが、 1,737万 5,350円の純損失が生じました。この純損失については、資本剰余金から 1,647万 7,667円を繰り入れ、残額89万 7,683円を翌年度に繰り越しいたすこととするものであります。今後ともできる限りの企業努力を図り、経営の健全化と合理化に努めてまいらねばならないと思っております。
 以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決・ご同意いただきますようお願いを申し上げるものであります。

議長(相澤 武雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
 これで諸般の報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 なお、議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、10番伊豆田 待子君、11番佐藤 聖子君、12番土井 昭二君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(相澤 武雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から9月16日までの10日間にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から9月16日までの10日間に決定いたしました。

日程第3 一般質問

議長(相澤 武雄君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 8番菅原 傳君。
8番(菅原 傳君) 私は、義務教育国庫負担問題並びに大清水第1公園、そして各公民館等の冷房設備問題について質問をいたします。
 8月17日、全国町村会理事会が三位一体改革論議の中で、義務教育費国庫負担金の中学校分約 8,500億円の削減を含む2兆 6,000億円削減案をまとめました。地方6団体の中で、一番最初に決定をしたわけであります。これに連動する形で、全国知事会が8月18日、19日、新潟で行われましたけれども、2日間、10時間余りの大激論の末に、全く前例にない賛成・反対の混乱が起きまして、結局採決という形で決着を図りました。反対の県と、条件つきの県を合わせると20県を超えると報じられております。東京都の石原知事も、「教育は国の責任」と主張しております。知事会の議論の中で、終始無言を通した高知の橋本知事は、「官僚出身の知事だけが元気がよかった」と述べたと伝えられておりますが、この一事を見ても、初めに削減ありきの政府の下敷き政略が見え見えの感じがいたします。
 しかし、この義務教育国庫負担金削減に対して、文部科学省を初め全国のPTA、教育関係者団体が猛烈に反発をし、国会議員の教育関係者も反対の態度を打ち出し、森元首相を初め歴代の文部大臣も反対を表明しておりまして、この削減案は四面楚歌の状況に陥っております。小泉首相の丸投げ3兆円削減は、教育、福祉、農業、環境予算に大きな後退を迫っております。
 私は、義務教育費国庫負担削減については、憲法第28条、教育基本法第3条にある「すべての国民が等しく教育を受ける権利を有する」との理念に反しておりまして、削減には反対であります。
 そこで、町長に伺いますが、全国町村会の削減案はすべての町村長の意見を聞いてまとめたものなのか、あるいは単に理事会だけが決めてしまったのか、この点については町長も御存じだと思いますのでお伺いをいたしますが、同時に町長としましてこの削減案についてはどのような見解を持っているのか伺いたいと思います。
 第2に、文科省は教育費の運用について「総額裁量制」を打ち出しております。削減案には直接関連しておりませんけれども、この「総額裁量制」については町村の教育費運用にプラスになるのか、マイナスになるのかを伺いたいと思います。
 次に、削減問題が仮に現実化した場合に、教育費が他に流用されるおそれはないのか。教育費が流用されることによって、教職員の定数が減ったり、少人数学級制度が後退をしたり、教材費や教育設備が不十分になったりはしないのか。いやでも応でも、自治体としてこの問題に直面しますが、首長として教育費を現在以上に確保していくかどうか、その決意を伺いたいと思います。特に、せっかくスタートしました少人数学級について現状確保ができるのかどうか、町長としての考えを伺いたいと思います。
 また、削減の中に私立保育園に対する補助 2,650億円が減額になっております。これに伴って、公立保育所に対する影響はないのかどうか伺います。
 国からの交付金や負担金が減額される中で、自治体の財政も厳しくなっております。しかし、施政方針の最重点である教育の充実は大きな課題であります。子供人口が県内で最も多い富谷町の町長として、「教育は大丈夫」という決意があるのかどうか、再度伺いたいと思います。
 第2点の質問は、公民館等の冷房設備計画の問題であります。新庁舎ができてから、庁舎内の冷暖房システムは各種会議や事務遂行に能率的に効果を上げておるようであります。一方、ことしは特に記録的な猛暑が続き、公民館利用の会議、集会、サークル活動等で扇風機はあるものの、暑さのために参加者もまいったようであります。6月、7月、8月の期間、私もわずかでありますが会議に出席をして、暑さのために身の入らない状態を経験しました。
 その会議の参加者から、「町として何とかなりませんか」とたびたび聞かれました。本庁舎と公民館の設備の比較についても、「平等にしてほしい」という声もありました。中央公民館の場合、7月、8月の会議、集会等の数は、体育館を除いて70回以上持たれているようでありまして、かなりの回数であり、他の公民館も似たような状況だというふうに思います。先日、工事中の富谷小学校に伺いましたが、プレハブ校舎にエアコンが入り、快適な中で勉強をしておりましたが、教職員の皆さん、そして子供たちも大変に喜んでおったようであります。
 そこで伺いますが、公民館等の会議室の冷房設備またはエアコンの設備計画をどう考えているのか。来年も猛暑が続くかもしれません。公民館等の職員の事務能率の影響もどうなのか。冷房設備について、町民から町に対して要望が届いているのかどうかという点についても伺いたいと思います。
 第3点の質問でありますが、富谷二中の南側の公園の利用について伺います。
 大清水土地区画整理組合による団地造成もほぼ完了し、戸数もだんだんふえてきております。これに伴って、道路はもちろん街灯、下水道も整備され、公園もでき上がり、快適な住環境となっております。
 しかし、その「公園がいまだに利用提供されていない。一体これはどうしてか」とあけの平3丁目の住民の方から問い合わせがありました。私も現地に行って見ましたが、確かに公園は立派にでき上がっていましたが、周りには柵がめぐらされて中には入れませんでした。あけの平の人にとっても、大清水の人にとっても、早く公園が開放されるのを心待ちにしているようであります。組合との間の管理引き継ぎはどうなっているのか、その経過について答弁を求めて、私の質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の義務教育にかかわることはまだ決着しておりませんから、町村の立場で申し上げるというのはなかなか難しいなというふうに、まず冒頭申し上げておきたいということが一つであります。
 二つには、全国6団体、議会も入っているわけでありますけれども、我々町村 2,500弱の団体があるわけでありますけれども、全員で確認はいたしておりません。一つの県単位で会長に一任、お互いそれを持ち帰り、キャッチボールをし……、宮城県の場合ですね、それで報告を受け、また役員でそれらについて意見を付して、また全国の町村会の会議に、また部会に持ち込んで町村会としてのルール作り、意見を付して6団体に申し入れしたと、ルールとしてはそういう経過であります。
 それから、終わりの方に「教育は大丈夫か」ということでありますが、先ほど申し上げましたように、これについてのまだ地方6団体と総務省とのキャッチボールが始まったわけでして、これらのいろいろな国とのやりとりが今後はあるわけでありまして、その推移を見ていかねばならないとも思っております。「大丈夫か」ということでありますが、大丈夫だというよりも、どういう事態があっても次代を担う子供たちのためには大丈夫にしていかねばならない、これは町でありません、町民みんなで次の世代を担う子供を大丈夫にする覚悟は必要だと思っております。その先頭に立って、町は町民に向かってそれらの今後どういう推移があっても理解を求めていく努力をしていかねばならないという思いであります。
 それから、保育所の問題でありますけれども、保育所については1兆円の、新聞やラジオで御存じのとおり、1兆円が16年度は減額され、財源移譲が 4,249億円。このような中で、町の保育所においては、16年度予算よりも運営費国庫負担が一般財源化されたことによりまして、当初予算 6,939万円及び県費負担 3,469万円の、合わせて1億 409万円が削減。このことによって、歳出で3億 3,958万円に占める一般財源の割合に、これまでの3分の1から3分の2に増額することになり、所要額としては2億 2,388万円が必要となりました。当初予算で財源移譲の所得譲与税で 6,000万円と見積もったものの、係数上補てん財源としては満たされておりません。実質的に16年度においては厳しい財政状況でありました。保育所に関係しては、そういう状況にあります。
 それから、第2点の公民館、健康センター、いわばこの庁舎以外の町の施設に対するエアコンの設置状況についてのご質問でありますけれども、いつかの議会か何かで申し上げましたとおり、町の施設の冷房化については、大枠で調査、町の独自調査をいたしました。膨大なお金を要します。したがって、もう一度今度は専門家による調査をいたしまして、どういう順位で設置していくべきか、予算に限りがありますからそれらを検討し、順位を決定していく今詳細資料を調査させているところであります。
 今までの大ざっぱな形で行きますと、学校を除く学校関連、先ほどプレハブということでありますからエアコン、冷房装置をつけているところがおありになりますから、通常は学校を除いて試算しますと、11億円台であります。エアコン費だけで。もし、幼稚園、小学校、中学校も入れなさいということになりますと、20億円を超えると言われております。したがって、これは到底無理なご相談だと思っておりますので、時間と予算の範囲を考慮しながら進めてまいらねばならないと思います。
 参考に、本年特に暑かったわけで、本年まだ8月いっぱいまでのデータでありますけれども、30度を超すいわば通常真夏日というのは、本年8月いっぱいで27日間あります。9月に入ってからもまだ何回かありますから、これを超すと思っております。さかのぼること9年間のデータを見ますと、真夏日が20日間を超えるのは半分以下の4回ぐらいであります。9年間の平均、真夏日がどのぐらいあったかと申しますと、 18.78日。19日弱であります。したがって、学校などは夏休みでこの期間は学校を閉鎖しているということが言えるのでしょうか、この地方においては。
 それから、どのぐらいの事務効率ということでありますけれども、字町95番地に役場がありました。ごく最近まで。そのときの実態で、字町95番地以外の公民館、健康センター、こういうところの方が温度が低かったのであります。それは風通しがいいからで、人の風通しでなくて、自然界の風通しがよかったからであります。したがって、あの施設の方が勤務状況はいいということもありました。字町95番地で何回か室内温度が40度を超すと、町民課、水道事業、端末が、電算室は冷房完備でスタートしておりましたけれども、その間端末が40度を超すと機械がとまります。それを避けるために、扇風機その他の形でやっておりました。
 そのときの実態をずっと見ますと、多少扇風機などで機械が40度を超さないような努力もしておりましたけれども、執務状況の中で例えばその課に所属する職員で、非常に暑いという体質の人もありました。「暑い、暑い」と言う人もありました。それから、「まあこのぐらいは超えられるな」という執務者もおりました。したがって、場所、その体質、そういうこともありますので、繰り返しますけれども、その平均19日弱を超えられる、それから超えていただかねば、しばらくはもたないのかなと。いわば、先ほど申し上げましたように10億円を超す、条件によっては20億円を超すエアコン費、それに伴う……、それは設置費だけでありますから、それらのぐらいのお金に換算しますと相当の年間維持費が出てまいります。この庁舎については、もともと夜間電力を想定し、やっておりましたんですけれども、これから設置する分についてはその施設までは入りません。通常の電気料とか維持管理費が入りますので、相当の維持費が出てまいると思います。したがいまして、それらについて大変ご苦労もおかけいたしますけれども、いろいろな工夫もご協力もいただいてまいらねばならないと思っております。
 第3点になりますけれども、大清水の公園の問題については、区画整理組合が街区公園として管理を今いたしております。最終的には、ご案内のとおり町に帰属されることになっておりますけれども、組合では大清水の1号公園の保留地、平成16年度11月ごろから販売開始する計画であることから、販売状況にもよりますが販売開始数カ月後、平成17年3月ごろに供用の開始をいたしたいという組合側の予定であります。それを受けて、町として帰属を受けた町の管理とし、町民に広くご利用していただく、こういう形になろうと思っております。先ほど、あけの平の人たちという、まさに目の前にある公園でありますから、よく人情としてはわかりますけれども、それらの一つの決め事は今申しました17年の3月ごろまでお待ち願いたいと考えておるところであります。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 教育費の問題につきまして、町の教育財政はしっかりやっていきたいという町長の心強い答弁がございましたので、ぜひそういう方向で頑張っていただきたいというふうに思います。これからいろいろな財政問題等については全般的に厳しいわけですから、特に教育だけをしっかり守っていくということはかなり大変ではありますけれども、しかし富谷町を担う子供たちの教育でもありますし、「子供は宝」というのは常に町長の口ぐせでございますが、そういう意味でもぜひ町民全体の宝でもあります子供たちの教育の財政については、十分努力をいただきたいというふうに思います。
 そこで、ちょっと今のご説明の中で、県内の町村会で意見を取りまとめというようなお話がございましたけれども、これは全体の方が集まった中でまとめられたのかですね。同じように理事会ということでまとめられたのか。全国知事会はかなりの激論があったわけですけれども、町村会としてはその辺の意見交換というのはほとんどなかったのかどうかですね。ちょっとこの辺が聞いていて心細い感じがするんですが、この点ひとつお伺いをしたいと思います。
 それから、同時に町村会として義務教育の国庫負担はこれだけは削減はどうしても困ると、従来どおり国でやってもらいたいという申し入れをやる予定があるのかどうかですね。この点もお伺いをしたいと思います。
 それから、2番に質問しました「総額裁量制」の問題ですけれども、若干消化不良でよくわからないところがあるんですが、これが具体的に実施された場合、町の教育財政というのはどういうふうに変わっていくのかですね。変わらないのか。この点をちょっとお伺いをしたい思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 今後、どういうふうに推移するか、町としての、先ほど申し上げたとおりの決意であります。さかのぼることまだ半世紀ぐらいしか、記録を見ますとなっていないでしょうか。いわば市町村でもって教員の確保もできない、また教員に給与も支払えない自治体があり、そういう歴史の中で国民等しく教育を受ける保障ということで、その歴史、国庫でやるようになってまだ半世紀ちょっとぐらいしかたっていないんじゃないでしょうか。
 したがって、それらの半世紀からさかのぼること今度は県単位という形になってくると、今度はひょっとすると市町村いかがでしょうかということがよく出てくる可能性もあるという心配もそれはしております。しかし、それらについてまだ見通しが立っておりません。おりませんけれども、先ほど申し上げましたように当時……、当時というのは50年とか 100年さかのぼることでありますけれども、当時よりもいわばみんなで負担をして、みんなで分け合いましょうという、いわば税の移動、受益と負担の移動が50年ないし 100年、いわば旧富谷小学校、西成田小学校創設より早かったわけであります。そういうときから比べても、非常に違う要素がある歴史状況、いわば受益と負担、したがって受益と負担のルールが当時50年もしくは 100年前と非常に変わっておりますから、これはどうしても避けて通れない道はどこかを、もしですよ、もしこれらを全部県とか市町村で補うような状況になれば、その分をどこかで町民の皆さん、この次の世代を担う子供のためにはこの分だけエアコンを我慢してくださいよとか、公園を少しつくりませんよとか、何かでその分を我慢していただきながら、ではこちらでいかがでしょうかという合意形成を図る必要が来るかもしれません。それらも想定していくべきではないだろうかと思っております。当面は、責任をもって国で今までどおりしなさいというのが我々の考え方であります。
 どういう町村会としてやったのかということでありますけれども、たったの47人の各県の代表である知事でさえも、あのとおりの意見のやりとりであります。ましてや我々の方は2,400の町村がありますから、とてもとてもこれは全員で合意形成を図ることは、宮城県ですら59の町村でもいろいろな意見があります。その地域地域によって。したがって、我々の方に宮城県においては10数名の役員にご一任をいただき、そして役員で議論し、その役員の方々は各地方町村会に戻ってそれを報告し、またそれのキャッチボールをしながら、上位団体に申し入れてきて、最終的には地方6団体と協調したと、こういう形であります。
 それから、自治体としてできるかということでありますけれども、今申し上げましたように今の形を守っていくことが当面の宿題、決定するまでまだまだ時間の中でやっていかねばならないと思っております。総量、そういうものが出てきた場合は、それなりの対処方法は団体として地方、もちろん町村会は町村会、地方6団体との協調も必要としながら進めてまいらねばならないと思っております。

議長(相澤 武雄君) 8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 「総額裁量制」の問題ですけれども、答弁なかったようでありますが、これもしできれば、教育長の方でわかっておられれば後で答弁をお願いしたいというふうに思います。
 それで、冷房設備の問題ですけれども、先ほどいろいろ計画についてお話がございました。学校の場合は確かに夏休み期間に入りますので、冷房設備が必要かどうかということはちょっと議論が、検討の余地があるところだと思いますけれども、一般の公民館等はかなりこの時期も使いますので、やっぱりこれは適切な設備をやる必要があるんじゃないかと。ただ、金額がかなりの金額になるんですけれども、何か年次計画とか、あるいは順位の問題というのがございましたけれども、大体何年ぐらいの計画で完備をするつもりでやるのか。10年ではこれは余り長過ぎると思いますので、大体3年から5年ぐらいの間かなというような感じもするんですが、短いなら短いほどいいわけですけれども、その計画があればお伺いをしたいと思います。
 それから、大清水の公園の問題ですけれども、これは確か県の方の指導もあったりしまして、組合とそれから町の方でいろいろ話し合いをして、できれば速やかというんですか、早い機会に利用が図られるようにするということがあるらしいんですけれども、これは組合からは特に「早く町の方で受け取ってほしい」というふうな要望があるのかないのかですね。この点をお伺いしておきたいと思います。何か聞くところによりますと、組合の方から文書というか、申し入れ書が来ているとか来ていないとかという話も聞きましたけれども、こういうことがあったのかどうかですね。この点についてもお伺いをいたします。

議長(相澤 武雄君) この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前10時59分 休憩

午前11時15分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 文部省の裁量制の問題でありますけれども、教育費の使い道を都道府県が決められるようになった義務教育国庫負担金の「総額裁量制」については、「地方の自由度が上がる」と評価する県と、「過渡的な制度は廃止すべき」と先ほど論旨にあったように否定する県とが対立していることから、意見の集約が今後も議論があると思っております。
 一方で、国もそれらの意見なども聞いているわけでありますし、ましてや我々市町村の、先ほど来申し上げているように数が多くなってくると、ことお金にかかわることになりますとみんな利害が動きます。したがって、これらを集約していくまでは相当の今後も短時間の中でも議論もあるだろうし、ひょっとすると状況によっては長期の議論が積み上がって続いていくと思っております。
 次に、冷房装置を各施設にということでありますけれども、先ほど来申し上げましたように10億円を超す、そして維持管理費の金かさから見ると、基本的には幾らかから進めてまいらなければならないとは思っております。しかし、それだけの設置費と維持費をもっともっと詳細に調査結果を見ながら、ご相談を申し上げていかねばならないと思っております。先ほど来申し上げましたように、年間、この9年間でも大体20日間が30度以上ということであります。町民からの要望などもちょっと落ちておりましたけれども、どのぐらいあるかというと、やっぱり「暑いですね」という声は毎年何件かは寄せられております。一方、職員の中から町民にお願いして町民を経由してこういうふうにしてくるときもあります。そういうことも勘案しながら、順番、それからどこまで町としてお金を投下できるのか、具体に町としての決断をし、ご相談を申し上げていきたいと思っておるところであります。
 それから、都市公園の関係は先ほど申し上げたとおりの状況で、特別県から云々とかどうこうかでなくて、どこまでも町と区画整理組合との打ち合わせで、先ほど申し上げたとおりの方式で、町に帰属したときに町民に開放、こういう形で進んでまいりたいと思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 次に、6番今村 寿君。
6番(今村 寿君) 私の一般質問は、まず「プラごみ(資源三種)の収集を毎週にせよ」ということ。2番目、「住基カードの普及、促進状況を問う」ということ。最後に「PPPの活用で地域の活性化を図れ」という質問でございます。
 ことしの夏、台風が多いと、また、森田選手の活躍で夜おそくまでテレビを見たと。全国37、金銀銅メダルを取ったうち、二つが富谷町出身の選手が取ったと。景気が少しよくなったとはいえ、バブル以降デフレの中で非常に厳しい状況が続いている中で、非常に元気のいい話を聞いたと。
 今、全国的に元気がいい地域。東京、非常に人口もふえていると。高層マンションが飛ぶように売れている。しかも、全国的に下がっている地価が下げどまって上がっていると。
 二つ目、富谷じゃないでしょうか。人口もふえています。ずっと財政状況も厳しいけれども、人口がふえている。ということは、元気のいい証拠だと。もちろん森田君の活躍もありますが、人口がふえているというのは元気のいい証拠ではないでしょうか。
 三つ目、愛知県豊田市じゃないでしょうか。年間の利益が民間企業で1兆円の利益が出ている企業がある地域であります。来年の2月には、中部国際空港がオープンします。と同時に、博覧会が開かれます。という意味でも、非常に元気のいい地域が愛知県中部地方であると。この三つがなぜか頭文字が豊田、東京、富谷と、Tであります。
 そのような中で、中部国際空港が当初予算よりも15%少ない 1,250億円の節減をして完成するだろうと言われております。これは、金利が安いとかいろいろな要素もありましょうが、中部国際空港の社長にトヨタ自動車の取締役であった方が当たられたから、そのような合理化なり節減なりができて、 1,250億円の節減ができたと。もっぱらそれはトヨタ出身の取締役の今度社長になられた方の功績であるというぐあいに言われているわけであります。平野さんという方のようでありますが、この民間企業のノウハウ、センスを生かしたところの行政の展開が要求されている状況にあるということであります。
 そこで、私の質問の、前後しますが第3問目の「PPPの活用で地域の活性化を図れ」、3問目になっておりますが、前後しますが、これはパブリック・プライベート・パートナーシップということでございまして、中部国際空港は必ずしもPPPというシステムではございませんが、このパブリック・プライベート・パートナーシップ、私も余り横文字は強くありませんが、官民協力ということに日本語に訳するとなるのでしょうか。
 1990年代に、これは英国で発展した民間資金を活用した社会資本整備、これをPFIというぐあいに呼びますが、かなりの自治体でPFI方式が実行に移されつつありますが、このPFIという考え方をもとにしているものですが、民間資金を活用しながら国や自治体が事業計画をつくり、実行する民間企業を募集するのがPFI方式。
 では、PPPというのは何かと。その事業の企画段階から民間の方に参加していただいて進めるというぐあいに言われております。そういう設備は行政や官が持ったままで、運営や設備投資を民間に任せるさまざまな方法が、今全国で始まっているわけであります。国、県、市町村という自治体の財政が逼迫する中で、特に水道、ガス、交通機関等の公営の事業のPPP化が広がる兆しが出てきております。四国の善通寺という市では、水道事業についてそのような展開が試みられようとしております。
 今、全国的には景気はいいと言いながら、金融機関は金を借りてくれるところが少ない。このPPP化ということは、そういう金融機関や民間企業にもビジネスチャンスを与えることになるわけであります。地域の金融機関の多くは、地元経済の落ち込みで融資先が減り、深刻な運用難に陥っているのが実態ではないでしょうか。その点、公のこのような事業は信用力が高く、なおかつ一定の事業の規模があるわけですから、そのチャンスを両方、民間企業にも行政側にもメリットがあるというこの方式、大いに研究を進め、実行に移すべきテーマだと私は考えます。
 民間の資金、ノウハウを導入して、地域経済の活性化もあわせて図れるということがこのPPPだと聞いておりますが、当町のこのシステムへの評価なり位置づけなり、取り組みについて伺います。具体的にこのPPPへの取り組み、今後の方向について伺いたい、このように思います。
 先ほど少し紹介いたしましたが、四国の香川県善通寺市、人口3万 6,000人。やや富谷町よりは規模が小さいところでありますが、水道事業のPPP化の決定がなされたと聞いていますが、そのような動きについて状況を掌握されていますか、お尋ねいたします。
 具体的な3問目は、地域経済の活性化の一助としても有効な手段だと、この方式は考えます。当町も迅速な取り組みが必要と考え、その方向についてお伺いをする次第であります。
 2問目、「住基カードの普及、促進状況を問う」ということであります。
 電子政府、行政実現の切り札として鳴り物入りで昨年8月に登場した住民基本台帳ネットワークシステムの本格稼働に伴って交付が始まった住民基本台帳カードの発行枚数が、全国で25万枚しか発行されていないと。普及率 0.2%だと。当初目標の 300万枚の1割にも達していない。普及が全国的に見ても不振な状況にあります。宮城県も全国平均に達していないようにも聞いております。
 当町においても、宮城県の平均よりは高いかもしれませんが、発行枚数は2けたの域を出ていないように私は聞いております。巨額のコストがかかっているわけです。そしてこのネットワークシステムは、住基カードが普及するのが前提でその成果を出すということになっているわけですから、この普及が進まないとネットワークシステムは成果を発揮しない。先ほどのPPPじゃございませんが、民間企業であればこのような成果を生まない投資、これは何を意味するか。赤字を招きます。責任の追求になります。もしもこの住基カードネットワークが民間企業でこのようなことがあれば、効率の悪い投資、コストをかけたら赤字になります。ひいては倒産に至るということですから、責任は追求されます。ということでありますが、スタートして1年。成果をすぐ追求するという時期にはないかもしれませんが、中間での評価なり今後の方向づけについて、じっくり検討する時期に来ているなと、このように思うわけであります。
 そこで、具体的に伺います。
 富谷町の住基カードの交付目標と実績を伺います。
 2問目、今後の普及促進策について。例えば、メリットをつけるという意味で、町独自のメリットをつける。印鑑証明の機能を持せたるとか、公共施設の予約サービスがそのカードを持っているとすぐできるとかというようなこと。それから、今発行手数料として 500円徴収をしていますが、これがネックになっているとは思いませんが、しかしメリットが少ないと言われているだけに、「 500円か。じゃあできない」という要素もあろうかと思います。そのような普及促進策を検討されておられるかどうか。また、すべきだと思います。
 3問目。具体的に。富谷町は意識の高い人の多い町ですから、住基カードの利便性と個人情報保護面も安全であるということの説明責任をきっちり果たせば、普及は進むのではないのか。余りにもデメリットだけが強調されているという面もあるだけに、そういう説明責任を果たすべきことを考えておられるかどうかということについてお尋ねいたします。
 第1問目が3問目になりましたけれども、「プラごみ(資源三種)の収集を毎週にせよ」ということで、私の明石台地区では第3週目が休みになっているかと思いますが、ごみに関しては共同で焼却する仙台市の松森焼却場の姿がはっきりと見えてまいりました。目標であるところの17年4月の供用も目標どおりいくのかなと。大型の焼却炉でダイオキシンを発生させないで済むという意味では非常にいい選択だと、私は富谷町の方向については評価するものでありますが、片やこのプラごみの第三種の毎週回収でありますが、家電リサイクル法施行の平成13年4月1日より、同時に分別収集がこの富谷町で実施されました。それ以来、3年半が経過いたしました。
 なお、その13年4月1日よりも1年前に循環型社会形成推進基本法が施行されておりますが、循環型社会形成推進基本法、その第一の目標はごみ総量の抑制にあると聞いております。13年4月1日から分別収集はし始めました。富谷町は。全国的にもその前後にあります。しかし、循環型社会形成法のねらいだったこのごみの総量は、必ずしも減っていない。全国もそのようであります。むしろふえていると。聞いてみますと、富谷町でも一時横ばいだったごみの総量が、元気のいい町ですから人口がふえていくわけですから、総量はふえます。しかし、1人当たりで見ても必ずしも減っていないというぐあいに聞いております。私も時々可燃ごみを火・木・土にステーションに出すたびに、「うちのごみは多いな」と思いながら出しております。うちも多いけれども、よそも負けずに多いなという感じもいたします。我々自身のごみの減るような生活方法を考えなければいけない、町民一人一人がそういうことを考えなければいけない時期に来ているというぐあいにも思い、考え込みながらごみステーションから帰って来ます。
 その家庭ごみの重さじゃなくて、容積比で見ると、60%がペットボトルであるとか梱包材料が占めているというぐあいに言われております。重量的には軽いんですが、空気を運ぶような容量をとるというぐあいに全国的にも言われております。その中で、ペットボトルの率も高いんですが、ペットボトルそのもののリサイクルはかなり高いリサイクルが確立されているように聞きますけれども、リサイクルは高いということはどういうことか。大量生産・大量消費・大量リサイクルをやっていたんではだめなんですね。どこかで歯どめをかけなきゃいけない、このように思うわけです。しかし、ペットボトル、我々自身の生活を考えてみても、あの 500ccのペットボトルを簡単に使っているなと、このように思いますが、このペットボトル、生産量が直近の5年間で倍になっているそうであります。我々はそれだけペットボトルを愛用しているということになるわけなんです。しかし、その処分なりリサイクルは大変手間がかかっていると。総量規制ということもあわせて、やっぱりごみの問題は真剣に取り組んでいかなければいけないテーマだと、このように思うわけであります。
 それで、具体的に伺います。
 分別収集以来、平成13年4月1日以降ということになりますが、当町のごみの総量及び1人当たりの推移と減量への取り組みについてお伺いいたします。
 2番目。不法投棄等の処理件数がふえているんじゃありませんか。有料化いたしましただけに、お尋ねするわけであります。なお、そのパトロールだとか通報といいますか、そのような監視体制は十分ですかということをお伺いいたします。
 3番目。プラスチックごみの収集は第3週ですね。資源第三種の収集は毎週実施してほしいという声が当初から強く、今も変わらず強い要望があります。実施以来3年6カ月経過し、来年4月で丸4年というちょうど節目のときに来ているわけです。
 私は、この分別収集が始まって、13年4月からの2カ月後の13年6月の定例議会で、同じ質問をいたしました。そのときは町長より、契約をいたしまして「大型ごみの回収とプラスチックごみの回収日が第3週になっているので、契約をやり変えると数千万円単位のコストが余分にかかるから、もうしばらく」という回答であったように記憶しております。それ以後も同僚議員が同じような質問をいたしましたけれども、同じような回答だったように私は記憶しております。そういう意味では、ちょうど契約更改の時期が来年4月もしくは3月なんでしょうか、参っているだけに、具体的な方法をお聞きするわけであります。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 3点についてお答えいたします。
 では、PPPですね、前はPFIでありますけれども、本当にご関心いただいて、我々も思っているところであります。特に自治体、国も県も町村もといいますけれども、仮にその税源に対する依存度が非常に強くなりまして、ここ数十年来ているわけであります。それがちょうど今お互いそういうことが受益と負担の配分で皆苦慮している状況にあるわけでありますから、今のような工夫が出てくるのかなと思っております。特に、今後本町における先程前の教育問題についても申し上げましたとおり、財政にかかわることは大変な時代に入ってまいりました。公共施設のライフサイクルのコストの提言や既存施設の効率的な運営を図る、これらが大きな宿題でもあるとも思って、考えております。町の総合計画により、住民、町民、民間、行政の参画と協働という柱を立てさせてまいりましたが、それにかんがみるときに、今のPFI協会にも加入をしておるところであります。したがって、その管理をしながら、絶えずどういう取り組みをできるのか精査しながら進んでいるところであります。少しずつでありますけれども、他自治体ではふえてきているようにも伺っているところであります。したがいまして、町としてもその内容、内容を検討して、今後もその手法をどのようにとらえるかというのは絶えず研究して、意識を持って研究して、PPP、同じくPFIも同じような取り組みとして今後も続けてまいりたい。その結果によって、踏み込むか踏み込まないか、皆さんにご相談申し上げてまいりたいと思って、考えております。
 先ほど、善通寺市のお話、これは四国ですか、ここのお話は資料として持っておるわけであります。善通寺市の水道事業については、政府系の金融機関であります日本政策投資銀行が日本における官民の役割分担を適正化する方策を研究するために、全国で初めて昨年の10月から水道事業としてのモデルとして取り組んでいる。水道事業の民間の可能性調査を実施し、本年5月28日に市の調査結果報告書が出てまいりました。その研究は、水道事業の効率化を図るための可能性を調査したものであって、善通寺市に対して民間化を求めるものでなく、今後善通寺市の判断するための材料として提供したと、こういう資料のようであります。
 したがって、行政サービスの低下につながらないように、報告書がですね、つながらないように諸条件の検討及び解決策を模索している状況のようであります。また、市民の意識調査の収集なども行っている、そういう状況にあり、本年末までに結論を出すと、そういう今の進捗状況のようでありまして、これらが日本の自治体の大きな参考になるのかなと。本町としても、そういうものを参考に今後も見通ししてまいりたいと、こう考えております。
 第2点については、県内における関心度を図るものとして、宮城県PFI協会への加入、加盟状況があります。それらによりますと、県内で銀行が1行、それから関連の企業が86社、いわば民間が都合87社になります。県内自治体が41町村が加盟して、今進めております。それぞれの分野において研究活動を進め、関心度は宮城県内においても多少でありますけれども高まってきているように見受けられます。今後も情報などを集約して、繰り返しますけれども検証をしてまいりたいと思っております。
 第2点の住基カードでありますけれども、第1点の実績でありますけれども、想定交付数ということで計算しておりましたが、住基カードの交付が始まった昨年の8月から年度末まで 460枚、年間換算で 787枚と想定をさせていただきました。これは、住基ネットの指定情報処理機関が試算した想定交付率を参考に用いて 787枚と、 460枚から 787枚と数値が出たものであります。町内の半数の世帯のうち、だれか1人が5カ年以内に保有するであろうという前提が算出根拠のようであります。
 一方、これまでの交付の実態は53件で、顔写真ありが44件、写真なしが9件というのが実態で、ご指摘のように実績の想定が非常に乖離があったと。これは富谷町のみならず全自治体が、まさしく 3,900自治体が倒産するぐらいの想定値だというふうな状態。しかし、今後の長きにわたってこのさまざまな入力によって変わってくるのかなというふうにも考えております。
 次、導入コストに見合った利便性が、 500円ということなんですね。これが少ないから安くするということまではいかないのかなと、もう少し推移を見てまいりたいと。決してこの 500円のために普及していないというとらえ方ではないというふうに見ております。住基ネットの指定情報処理機関が独自の標準システムとして示している証明書など、自動交付サービスなどを例にとっても、導入経費だけで約 2,400万円がかかるとされております。単に期待感だけでなく、そのコストに見合うだけの現実的な利用となり得るのか、十分な検証が必要であり、今後のほかの団体の動向やコストの推移などを注意深く見守っていきたい。その場合、住基カードの普及促進だけが目的化しないよう、行財政改革といった視点も重視しながら取り組む必要と考えております。したがって、サービスのメニューや交付手数料の額という側面から検討に入ることというのは、先ほど申し上げましたようにもう少し様子を見て、 500円のままでまいりたいと。
 それから、普及面で意識、これらについては広報などでご説明をしてまいりました。また:これはなかなか利用については定着するまで時間がかかるのかなと考えております。自宅のパソコンなどから、税の申告手続やパスポート交付申請などがインターネットを通じて24時間 365日間いつでも行えるようになるという、いわゆるe-gov(ガブ)というシステムが今後段階的に整うことになっておると言われております。その際には、印鑑や印鑑証明書のかわりに電子証明というものが必要となり、住基カードが公的個人認証サービスの認証媒体として利用されることになってきます。どのような手続について利用できるようになるのかについては、今後広報などで発表しながら、理解を深めてまいりたい。
 また、個人情報保護という面については、悪意を持っての人的行為をされれば何ともいたし方ない、これを阻止していかなければなりません。法整備なり何なりで、これは対応してまいらねばならないと、これは富谷町のみならずということになろうと思っておりますけれども、進めてまいらねばならないと思っております。便利の上には危険もある、一方で進めてまいらねばならないと、こう考えております。
 第3点目の資源三種について、大変町民の皆様方に、本当に言葉でなくてご協力いただいていることを、この場をおかりして感謝を申し上げるものであります。
 平成13年4月から、プラスチック及び紙を加えた新たな分別収集を開始し、その後の総量の推移としては、13年度が 944グラム、1人当たりですね。14年度が 976グラム。15年度が 1,038グラムという形で、ご指摘のとおりふえております。14年と15年度の総量比較でも、生活系ごみが 6.7%の伸びが出ております。それに対して、事業系が22.9%と、大幅に伸びております。その原因は、事業系が無造作に出しているというとらえ方はいたしておりません。いわば事業系が富谷にかなり出てきたと、こういう見方をしております。
 減量対策としては、今後も今まで同様町民の皆様方に感謝を申し上げながら、なお一層ご協力をいただいてまいりたい。現在の16の分別の啓蒙活動に努力してまいりたい。また、事業系については環境マネジメントISO14001の認証取得、町の方では今進めております。モデルになるべく宣言をし、努力を今しているところであります。ただし、このISO14001認証取得については、相当の費用負担が出てまいります。したがいまして、みちのく環境管理企画の取得、富谷の方が中心になってこれらに大変県内、東北、取り組みをしている方がいらっしゃいます。したがいまして、町といたしましてもそういう人的資源が富谷にあるわけでありますから、事業系の皆様方に啓蒙し、研修か説明会なども一部させていただいてきたというのがありますので、なお一層事業系の皆様方にお勧めをし、総量に歯どめをかけてまいりたいと、このように考えているところであります。
 次に、不法投棄の実態でありますけれども、平成15年度が14トン、その前年の14年度が12トンということで、2トン増加したという形にあります。
 パトロールの監視体制につきましては、この平成16年度から産廃Gメン、これは宮城県が委嘱しているものでありますけれども、このGメンの配置がこの塩釜保健所黒川支所、いわば黒川地方にも専門の方が配置されましたので、その情報交換をしながら不法投棄防止になお一層努めてまいらねばならないと考えております。一部、県全体としては上空からも監視体制をしていただいております。
 それから、プラスチックごみの毎週収集、何度も出ておりますけれども、前から申し上げてまいりました一度ふやすことと、ちょうどお話のように契約更新期でありますから、目標として新年度から実現するべく努力中であります。ただし、括弧が入ります。括弧書きは、けさほど申し上げましたように、法人町税の波が大きく出るはずであります。一方で、地方交付税とそこに乖離が、時間的な乖離が出てまいります。したがって、平成17年度の予算編成が大変今国の状態とその税の動き、今非常に流動的な要素がもう既に出ております。したがいまして、予算編成がかなり神経を使いながら編成しなければならないという括弧書きをつけさせていただきたい。目標は、17年の改定期ということでありますけれども、これは廃プラの収集のみならず、予算編成全体に括弧書きということでありますので、議員これだけに括弧書きをつけるのかということでなく、こういった理解をいただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午後0時02分 休憩

午後1時00分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 6番今村 寿君。

6番(今村 寿君) 先ほど6番名乗っておりましたから、ご指名いただけるかと思っておりました。
 私の質問、ほぼ回答をいただきましたけれども、例えばPPPでございますが、当町が運営しておりますところの町民バスとか、具体的にひとつ当てはめていったらどうなのか、または実践できるんではないかという考え方で検討している時期に来ていると。先ほど町長の回答を聞く中で、プラごみの中で、ここを実行するようにと、ただし括弧書きがつくんだというところで、法人町民税が予想以上に伸びたために不交付になるのではないかという要件があるならばこそ、このような取り組みを検討すべき本当に喫緊な時期に来ていると、抜本的に研究すると、もしくは将来のために研究するというだけではない時期に来ていると、このように思います。
 2問目の住基カード53件発行しているというご回答でございましたけれども、私も詳しくは存じ上げませんし、調べておりませんが、ほぼかなりの枚数が役場の職員の方ではないだろうかというぐあいに聞いているだけに、町の町民の方々が本当にどれぐらい受け入れているかとなると、かなりこれは低いなという評価をせざるを得ないというだけに、もっともっと力を入れてやらないと、政治は結果責任ですから、経過がどうであれ目標に行っていないということは大いに今後抜本的に普及させていく、それだけが目的じゃないといえども、それがベースとしてないと次のステップに行けないわけですから、ぜひそのような取り組みは再度必要ではないだろうかと、このように思います。
 そして、このプラごみの毎週実施についてはそのような方向で時期ですか、実行するよということでただし書きが先ほど言いましたようにつきましたけれども、ただし書きなどあっても、私が今指摘したようなPPPだとか、そのようなことを援用しながら、ぜひ町民の分別収集に対する意欲的な取り組みをさらに勢いづけるためにも、ごみの総量を減らすためにもぜひ実施すべきテーマだと思い、最後に質問いたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほど毎週収集ですね、括弧書きというのは、繰り返しますけれども、これのみならず17年度編成は全部括弧書きだと、もうほとんど括弧書きだというぐらいと思っております。基本は、何とかこれを議員おっしゃるように提案はしていきたいと思いますけれども、それほどさように国と地方の、法律では決まっていますね、交付税の何%、そのほか補助関連も皆、特に交付税などは法律で決まって、五つの枠組みですか、ありますし、その他数え切れないほどの補助関連もありますけれども、そのすべてにおいて16年度に比してなお一層国と地方のお金の仕組み、地方は「責任もってよこしなさい」と言おうとしておりますけれども、こういうことを言いっ放しでなくて、それらのごときに町民にご迷惑をかけないということを念頭に置きながら編成していかなければならないことと、国と地方のかかわり、それから二つには、先ほども申しました、繰り返しますけれども、町税の非常に法人町民税などは弾力、動きが激しい状況がもう既に、歳入あって次はもう既に、次となってはかなりの動きを想定しながら、注意しながらというものでありますので、今後はすべてに括弧書きを置きながら進めてまいらねばならないほど緊迫しておると思っています。基本は、先ほど申し上げましたとおりであります。何とか毎週まで持ち込みたいという考え方には変わりありません。
 次に住基カード、これも住民と職員との仕分けまでは、まいっておりませんけれども、これは先ほど申し上げましたように、将来的な構想として順次やっぱり国民にもっと多く内容が入っていく方向にはあるわけでありますけれども、一方で危機管理、そういうもの等を勘案しながら国の方も進めてきているわけでありますから、それを見ながら町としても対応していかねばならないと思っております。基本は議員のおっしゃるとおりの方向に行かねばもったいないわけですし、持って行くべきだと私も思っております。ただ、そこにはよいことをすると必ず悪を考える者がありますから、その危機管理というものを十分にしていかねば国民に、よきことがご迷惑がかかるようなことをしてはならないということも見ながら進めてまいりたいと思っております。
 それからPPP関連、PFI関係、これも先ほど申し上げましたように、絶えず情報収集しながら、コスト、富谷町に今具体に出ましたように例えば町民バスだとかここの分野に置きかえて、これが住民によし、また採算的にもよしということであれば、いつでも踏み込む決意は持っております。したがって、絶えず今後も検証をしてまいりたいと思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 次に、7番相澤 榮君。
7番(相澤 榮君) 私は、本町の防災・予防対策全般について質問をいたします。
 防災・危機管理は、町民にとっても自治体にとっても避けて通れないテーマです。1978年の宮城県沖地震と同規模の揺れが、この先30年間に再び襲ってくる確率は99%と言われています。ほぼ確実にやってくると予想される地震に対しての被害予想は、1978年の地震よりもはるかに大きな災害になると警鐘を鳴らしています。
 1978年の宮城県全域における被害実勢は、死者27名、負傷者1万 962名、家屋全半壊 7,500戸。これに対して、次に襲ってくると言われる地震発生に対しての被害予想数字は、死者 164名、負傷者 6,170名、家屋全半壊5万 8,491戸、これは全建築物の10%と言われています。長期避難者1万 6,669名ということでございます。
 なぜこのように次に襲来した場合の被害予想が大きなものになるのでしょうか。それは、1978年以降の都市の発展や、一部地域への人口の集中、社会生活の複雑化などが原因になっています。科学技術の発達で、一つ一つの建築物や施設の耐震への体力は強くなりましたが、社会が受ける被害の大きさという尺度で見ると、逆にもろくなってしまっているのです。このことは、地震大国と言われる日本のどこの都市でも、大きな地震に見舞われたときに、過去に経験したものとは比べものにならない大災害となるおそれがあると言われています。これは、私たちの周りにも被害者が出ることを覚悟しておかなければならないことを示しており、そしてもちろん被害者が私たち自身であることも十分に考えておかなければなりません。
 これまでの防災対策は、災害が発生した後の対策が重視されてきましたが、災害があっても被害が出ないようにすることが最も大切であります。よって、本町では防災予防対策についてどのような対策を考えていますか、七つの項目について質問いたします。
 最初に、情報連絡対策、防災無線設置についてお伺いします。
 富谷町の地域防災計画の中で、防災体制の整備・確立に防災無線等の整備促進と示されてあります。防災対策の一環として、地震、風水害への災害時に正確な情報収集を確保し、町民の生命、身体及び財産を災害から保護することを主たる目的とし、さらにあわせて町一般行政用にも活用し、町民に対する行政サービスの向上を図るため、防災無線の導入を検討されてはいかがでしょうか。
 災害時には、防災関係機関が相互に情報を共有化することが大切です。そこで、自治体は通信連絡窓口をあらかじめ統一し、通常の電話が途絶えることに備えて、行政無線、地域防災無線などを整備しなければなりません。公共機関等の通信確保はもとより、被災地域における通信の孤立化を防ぐためにも、ぜひ必要な施設、設備であると考えますが、町長の所見を伺います。
 二つ目、医療対策について。
 災害直後は、病院や医師、看護師も被災するので、医療機能は大きく低下します。高齢者や心身障害者には災害時にボランティアが支援する仕組みが、赤ちゃんのいる家庭ではミルクやおむつを多めに準備することが欠かせません。病院など医療機関、福祉センター等の被害を減少させる要因を検討することは非常に重要でありますが、どうなっていますかお伺いします。
 三つ目、交通対策(避難道路等)についてです。
 災害になり、住民に危険が切迫した場合には、避難地域に人は移動しますが、それとともに火災等には消火活動と救助、救急活動を必要とします。富谷町災害予防計画第1節に、災害に強いまちづくりの推進の基本方針として、道路、橋梁の持つ防災機能強化を総合的かつ計画的に進めるとあり、広域幹線道路、生活道路のそれぞれの役割分担を明確にした道路網の整備を図り、災害時における避難道路の確保と緊急輸送道路のネットワークの強化と充実を図るとあります。
 また、予防対策(計画)の中で、道路の拡幅と舗装の整備を進める、避難路となる生活道路の整備に努めるとあります。しかし、本町には幅員4メートル未満の町道が26路線、延長約13キロメートルあります。人に優しい道路環境の整備をし、障害者や高齢者、子供が安心して歩ける潤いのある道路空間の創出を図るとありますが、軽トラックもすれ違いができない道路の整備を最優先にすべきであると考えますが、町長の所見を伺います。
 4番目、減災対策(被害想定を考えたシミュレーション)についてお伺いします。
 地震被害を減らす対策を考えるためには、第一に地震になったら現状ではどういう被害が生じるかを検討することが重要です。これは地域防災計画を作成するための前提条件であり、避難所の整備、食料や水の備蓄の基準となります。「広報とみや」9月号に、本町の被害想定数が書いてありましたけれども、この被害を調査するほか、地盤や都市化の状況、危険物取り扱い事業所、公共建物の耐震状況、高齢者や心身障害者の居住地域など、被害を拡大する要因と、焼けどまりとなる川や道路、消防署や消防団の消防力、病院や医療機関など、被害を減少させる要因を検討することで、被害想定の精度が高まりますが、どうなっていますか。道路の拡幅、公園などのオープンスペースの確保により延焼を拡大させないために、町全体の安全を着実に推進することが必要です。
 地震から身を守るための身近な防災体制づくりは、日ごろ自分が地震に対しての心構えを持つとともに、地域社会のみんながお互いのことを思いやり、協力し合うことにより初めて達成されるのです。私たちは、大地震が来ても慌てることなく、生き延びるための備えをしなければならない。では、何をすればよいのだろうか。それは、住んでいる地域あるいは勤め先や学校などで、地震が起きたときに具体的に、どこで、どのような災害が起こるのか、どうしたらその災害から身を守れるかを一人一人が十分に理解しておくとともに、地域コミュニティー共通の対応を準備しておくことが必要であると考えます。あらかじめ住民全体でどのような災害がどこで起こるかを知っていれば、一人一人の心構えや対策もでき、災害時の行動を助けることと思います。
 防災マップも、周囲の地形や地盤、地質を知ることと、町内会、学区、あるいは集落単位で住民が協力し合ってつくることが大事です。みんなで町内を歩き、危険箇所や避難場所、経路を確認しておくこと、これは防災情報を正確に共有するために大切であり、このような訓練を経て作成された防災マップを実際に手にとって地域を歩き、防災拠点や災害想定箇所をチェックすると、我が町の防災に対する認識がさらに深まることと思います。学区、町内会単位でマップづくりの作業を進めることを提案いたしますが、町長の所見を伺います。
 また、災害図上訓練DIGをやってみてはいかがでしょうか。災害時に近い環境で訓練することが大事であると思いますが、どう考えますかお伺いします。
 防災は、理念として掲げるだけではなく、住民の役割、地域、企業、団体の役割、自治体の役割をそれぞれ決めておくことが大事であり、地域による想定死者をゼロにするために、自治体は効果の高い施策を選択し、特に行政資源を集中することが不可欠であると考えますが、町長の所見を伺います。
 5番目といたしまして、生活の復興(復興マニュアルの作成)について。
 阪神淡路大震災は、災害復旧復興を行うに当たって、明確な都市像に基づく計画的かつ円滑な復興の進め方や、住民の合意形成のあり方について事前に検討、研究しておく必要性を教訓として示されましたが、本町の復興計画の基本的な考え方と復興計画の推進に当たっての課題について伺います。
 震災で大きなダメージを受けた被災者にとって、家族がともに生活し、安らぎの場となる住宅の確保が何よりも重要かと思われます。我が国の災害救助法では、自力復興が原則です。しかし、経済的基盤の弱い事業者あるいは被災離職者に対しては、自治体が一定支給することによって地域社会の早期復興に貢献することと思いますが、町の考えはどうなっておりますか伺います。
 被災住宅の応急処理、仮設住宅の設置と入居者募集、住宅取得支援等の手順はどのように考えておりますか。被害に備えて日ごろから準備し、地震時には応急対策をする必要があります。さらに、復旧、復興活動を適切に行うことで、被害から迅速に立ち直ることができます。災害は一瞬ですが、復旧・復興活動は長期にわたり、しかも利害関係が錯綜します。事前に戦略を考えておかなければ、地震が来てからでは応急対策に忙殺され、手が回らなくなるのは目に見えています。本町の基本的な考え方と課題についてお伺いいたします。
 六つ目、防災基本条例の制定について。
 災害対策は、自治事務であります。自治体には、住民の防災意識を高め、防災政策を継続的、戦略的に実施することが求められます。自治体が独自の地域課題に対応した政策を、自治事務としてみずから決定し実施するためには、これを法的に裏づける条例化をすることが望ましいと思いますが、いかがでしょうか。住民参加の仕組みを制度として保障しようとするならば、条例によって法的ルール化を図ることが必要になり、町民ニーズを条例案に反映させるために望ましいと考えますが、お伺いします。
 富谷町防災会議条例、災害対策本部条例等は設置されておりますが、防災まちづくりや防災ひとづくりの推進、防災に関する教育、住民の責任等を明確化することは、住民が具体的施策について説明を受け、進行状況を監視し、結果を評価できるような手続を法的に保障することができると考えますが、いかがでしょうか伺います。
 最後に、洪水対策についてお伺いします。
 ことしは台風の襲来が頻繁になっており、被害が出ないのが幸いとするものですが、富谷谷町地域防災計画によると、「富谷町防災基礎調査(平成12年3月)」において、洪水の危険性は低いと考えられるものの、一ノ関、二ノ関、三ノ関付近の竹林川、宮床川流域や、大亀、大童付近の西川流域等の低標高地域は冠水の危険性が持たれ、1日の雨量がおおむね 100ミリメートル前後の場合に大きな災害が発生していると記載されています。
 本町では、災害に強いまちづくりの一環として、水害からの安全確保を図るために治水対策を総合的に進める、また土木構造物等についても点検及び補修が早期に実施されるよう、関係機関に要請するとしています。西川、沼田川の土砂の堆積は、洪水を引き起こす一つの大きな要因となっております。災害を未然に防止するためにも、早急に撤去されるべきと考えますが、伺います。
 地震列島と呼ばれる日本、7月に新潟、福井に深いつめ跡を残した集中豪雨のような風水害も、毎年どこかで起きています。地域住民がこうした災害から被害をどうすれば軽減できるのかといった関心を持つことが、地域防災の第一歩であることを申し上げ、質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 第1点の無線、多分台風とか大きい台風とかを想定してのご発言だと思いますけれども、電話はふくそうもしくは途絶時における防災関係の総合通信、連絡手段を防災無線で行うため、宮城県防災無線ネットワークが構築されております。これは相当県内は進みました、そこまでは。町内の周知については、移動型の無線車12台、町長部局8台、水道事業所4台、それから衛星形態のKSDですが、町では3台持っております。したがって、住民に同時音声で伝える無線では、地理的条件、いろいろな条件で大分検討した時期もあるわけでありますけれども、あの方式は富谷には向かないのではないだろうかという結論に達しました。したがって、今のような方式で周知徹底を 49.13平方キロメートルの中でより迅速に伝えていく訓練をしているところであります。
 それから、新たに民間、先ほどのお話にあったような民間の無線施設が、住民になるべく伝わる、いわば電波の弱い地域が富谷に何カ所かありました。今現在もあります。電波の弱い、通信系によっては。それも最近また1基出てまいりまして、相当解消されるかなと、こういう思いでもおります。ただ、ごく一部町内で電波の弱いところが残る、そういうことを念頭に置きながら、先ほど申し上げました 49.13平方キロメートルにより迅速にこの町にある体制で啓蒙、注意、それらを迅速に行ってまいりたいと、こういう考え方でございます。
 それから、2点目でありますけれども、災害発生時に迅速に対応できるように宮城県や消防本部、医師会などなど、関係機関との連携を図り、改めて再整理することが必要である、そういうことからして、初動医療体制として救護所の開設のための人員の確保、広域的な医療、あとネットワークの確立、県防災ヘリによる輸送手段の復興、メンタルヘルスケアの体制の確立、救急医薬品の備蓄整備、こういうことを念頭に置いて、着実に進めてきております。まだ十分とは言えない部分もあると思っておりますけれども、着実にこれらを進めていくという考え方であります。
 それから、交通対策でありますけれども、地震を念頭に置いた場合、まず自動車交通は避けないといけないというのは基本であります。あわせて、ぜひ道路も広げておけということだと思うんですけれども、ご案内のとおり、今お話あったように、26路線にわたる狭隘な路線を持っていることもたしかでありますけれども、通常の生活とまた災害時の場合とあるわけでございますけれども、災害時については自動車は避けてほしい。そうでないと、むしろかえって被害が、これと密集地帯と密集地帯でないところという考え方も一般的に出てくるわけでありますけれども、災害経験、災害のマニュアルとしては、努めて自動車は……、努めてというよりももうほとんど自動車は使わない、使ってもらうとかえって拡大する、こういう基本であります。したがって、道の整備はまた別問題としてしていかねばなりませんけれども、災害と道について、自動車交通についてはそういう考え方でありますので、むしろ住民に対する災害時の四輪車による自動車交通と申しますか、自転車、オートバイというのは多少連絡体制には必要かもしれませんけれども、そうでないときについては、火災もそうです、火災も実際起きたときのその後の検証を見ますと、四輪車による移動によって非常に消火活動に支障を来している、こういうことがありますので、今後むしろ住民に対してそれらの周知徹底をしてまいらねばならないと考えております。
 次に、減災対策について。12年度に作成した防災計画や宮城県が発表している被害想定を参考に、震度6弱の地震が発生した場合、耐震性の低い住宅では崩壊する建物があるほか、家具が転倒したりガラスが割れたりすることが考えられるため、住宅の耐震診断をしなければならないという感じでおります。家具の転倒防止をすることや、ガラスの破損を防止する、広報紙やホームページで今現在も呼びかけておりますし、今後も呼びかけてまいらねばならないと思っております。
 また、ブロック塀の除去についても、補助を含む啓蒙をし、除去に努力しているところであります。しかし、なかなか進んでいないのも事実であります。今後なお一層進めてまいる、啓蒙しながら進めてまいらねばならないと考えております。
 二次的災害として火災の発生が考えられるため、初期消火の重要性や研修会、訓練啓発とともに、消火訓練を毎年実施させていただいております。特に、大人の方がむしろもっと訓練に参加していただかなければならないのかなと。子供の方が非常に迅速に、頭を傷めない、机の下に入るとか、家庭であればテーブルの下に入るとかという、そういう児童生徒の方が非常に迅速に早く動くようであります。むしろ大人の方にもっと啓蒙していかなければならないのかなと、今までもやってまいりました防災訓練、やっぱり一度でも参加した方々は非常に関心を持たれて動いているようでありますので、これは町としても今後も普及活動に取り組んでまいりたいと、こういうふうに考えております。
 それから、復興マニュアルについてでありますけれども、災害の復興に関しては被災地域の状況や地域特性を考慮し、早期に進めることが最も大切だと。そのために、町の防災計画の中で基本方針をご案内のとおり定めております。事業の民営化をしており、被災者への生活支援の勧めや税の軽減法、手引きというか警察のとおりを念頭に置いて進めてまいる予定でありまして、新たに条例化……、後で出てきますが条例化というよりも、それらを徹底していくべきでないのかなと、このように思っております。
 条例については、東京の板橋区で制定されていると町ではとらえております。内容は、防災に対する基本理念を定めたもので、みずからのことはみずから守るという自助、地域社会全体で地域を守るという共助、行政が区民の安全を確保するという公助の役割を念頭に、防災対策を充実・強化する内容という板橋区の条例の基本のようであります。これらは災害対策基本法の中で、町の責務、住民の責務が法律で規定されておりまして、富谷町防災会議では地域防災計画を作成し、その具体的な内容、実現に取り組んでいるところでありまして、その取り組みが防災上重要であり、内容を広報紙やホームページで紹介するほか、先ほども申し上げましたように訓練、研修会等を通して、一層の啓蒙をすることが防災対策になると考えておりまして、繰り返しますけれども、条例というよりもこの状態をなお一層実務と、そういう面で進めて、町民の意識の高揚と体制覚悟をしていただく努力をしてまいらねばならないと思っております。
 それから、低地地域の、これは竹林川、西川、特に竹林川については、前にも申し上げた経過があろうと思いますけれども、吉田川も含んで、あそこは3川合流するわけでありますけれども、延長に対する高低差が非常に少ない、吉田川、竹林川……であると伺っております。したがって、部分的な改修、そういうことではなかなかできないということで、基本的に北上下流の事務所の方では今かなり大がかりに下流、一時は大郷町を一部含む鹿島台町の災害対策でやったり、今はその下流の方を大がかりにやっていると。一部3川合流、落合地区で部分改修をしていただいて排水をよくすると。そういうことで、一方あの地については、前の農地の分に希望があって、土盛りいたしました。一方、必ず反対側に来ますよということで地元の住民にも10年ぐらいなりますか、もう少しなりますか、来ますよということでそれでもどうぞということでああいう形で、本年かなり事務所の方でも国の方でもお手伝いしていただきました。ただ、威徳寺の西側から排水路がありますから、あそこから逆流する可能性がある、そういうことがあります。
 一方、西川、沼田川に対して堆積土砂もあのとおりあるわけでありますけれども、取れば必ずまた、ほとんどそこにまた中州が発生する。一時期撤去した時期も県負担の部分で部分的にやった時期もありましたけれども、ほとんど同じ場所に中州がまた発生する。それの繰り返し。そういうことになりますと、ましてや町の持っている分についてはなかなかそこまで手が回らないのが実態であります。特に、沼田川については西川の水位が上がることによってなかなかそれとの……、なければ一番いいんですけれども、あることであれで全部が防災洪水対策になるかというとまた状況は別かなと、それまで手が回らないというのが現状であります。

議長(相澤 武雄君) 7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 防災無線について説明があったんですけれども、たびたび地震ではないですけれども、県民の森で火災が発生していますけれども、地域住民への周知徹底というと、やはり職員が持っている電話だけでは地域の皆さんには周知できないと思うんです。そういうことを考えた場合に、やはり高い買い物にはなるかと思いますけれども、ぜひ長期的な見通しでやれないものかなと思って提案したんですけれども、もう一度町長のご意見をお伺いしたいと思います。
 それから、復興マニュアルについてですけれども、民間協定、民間企業との協定は富谷町ではやる予定はあるかどうか。
 それから、前後になったんですけれども、防災マップのことについて、立派な防災マップあるんですけれども、やはり自治体でつくったのと地域の皆さんがつくったのでは、やっぱり詳細にわたっての部分で欠けている部分があると思います。そういう意味では、町内会単位とか学区単位に地域の皆さんが地域を歩きながら点検していくというような方向が非常にいいかと思いますので、そういう方向性でもって皆さんを指導していく考えがあるかどうかお聞きしたいと思います。
 以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 確かに現実問題として県民の森なんかという場所での体制はどうなのかということですけれども、この間も発生いたしました、これは林野火災とか地震のときは、機械だけではなかなかできません。確かに大勢の人手が必要というのもあります。したがって、より迅速に情報伝達せねばならないということがあるのもたしかであります。この間、理由を申し上げますと、県、仙台市の防災ヘリもお手伝いいただきましたし、すぐ、岩手東北6県との防災協定を結んでいるようでして、それで県内の出動と合わせても既に岩手は途中まで移動してきて待機と、こういう迅速に動きが変わってまいりました。非常にこれはありがたいことなものですから、県の方に感謝を込めながらこの評価をなお一層ひとつよろしくと遅ればせながら申し上げたんですけれども、ひとつ今の例で申し上げますと、そういう今ある機械でよりということで、今後も官民挙げて体制を整えていかねばならないと思っております。したがって、新たに富谷町で今じゃあそこにどういう施設というよりも、放送というか、今あるものでなお一層動きを活発にしてまいりたいと思っております。
 それから、民間との協定は幾つかしております。9、2市3町、いわば塩竈市、多賀城市を含む9カ町村と合わせて、石油スタンド協会とか、それから生活協同組合、それから幾つかそういう団体と協定を結んでおります。今後も、これが内容によって例えばできれば町とのかかわりある事業所と全国チェーン店というところで交渉した経過もあるわけでありますけれども、なかなかそれが進まないときもあったわけで、それらを今後も一つでも多い団体と、民間と結んでまいりたいと考えております。
 それから、防災マップについてですね。ぜひそういう町内会、マップまでいきませんけれども、そういう熱心な町内会が少しずつ出てまいりました。災害、防犯、交通、どの部門あるわけでありますけれども、39町内会の中で非常にお手伝いに関心を持たれている住民たちにご協力をいただいているところがあります。したがって、今のお話のことも参考にしながら、そういう体で動いて、見て初めて抑止になった、関心が出てきたという実例も出てまいりました。交通、防犯、震災と、こういうことでありまして、これは大変町内会長さん中心に動くわけでありますからご苦労をおかけいたすものでありますけれども、一番身近なのがやっぱりみずからの地域、時間的ロスの少ないのは町内ということでお願いをずっと続けてまいりましたので、今後も動き出したところになお一層ひとつ、マップまでどうするかは必要性があればその町内会と相談しながら、そういう基本になるものは進めてまいりたいということを思っています。

議長(相澤 武雄君) 14番尾形 昭夫君。
14番(尾形 昭夫君) 私は、二つの問題について質問をいたします。
 まず第一に、「雇用創出で町に活性化を」という問題についてであります。
 御承知のように本町の発展は目ざましく、既に御承知のように今月の広報にもありますように人口は4万 500人を超え、県内はもちろん国内においても他に類を見ない増加です。国立日本人口社会保障研究所の試算では、我が富谷町は26年後は 187.2%と、日本一の増が見込まれると、このように言われるなど、我が町の総合計画に基づくまちづくりが町長の指導のもとで順調に進捗していることは、非常に喜ばしいことであります。
 しかし、町全体を見た場合、町民が求める「職住接近」、これは食べる「食」ではなくて、働く「職」でございます。職住接近にはまだほど遠い状況にあります。町長の努力によりまして、コールセンターやジャスコの進出などによる雇用は図られているものの、本町の雇用体制は今後も仙台などに依存していかなければならないのが現状であります。
 緑あふれるまち、そして生活環境の整備されたこの富谷町に永住の地を求め、各地から転入しておりますが、この町で育った子弟は将来町近郊に勤め先を望むとしても、地元での就職先が少なく、また通勤距離内での就労が限られ、さらに団地の多い町としては建ぺい率の問題もありまして、3世代が同居できる環境にないこともあり、県外など本町以外に生活の場を求めざるを得なくなることと思います。
 こういうことを考えた場合、教育を終えた若い者が転出することにより我が町は高齢化が高まり、ほかの高齢化の多い町に仲間入りすることが懸念され、なお今後経済の好転が望めず、国からの交付税も縮減、減額されることは確実で、町の税収も少なく、今後の財政運営は極めて厳しい状況になることは必然であります。
 町の第6次実施計画では、魅力的な商業の振興、地域に調和した工業の振興をうたい、就業の場の創出に努力し、地域産業、商工振興のための補助や企業誘致のための優遇制度など、雇用の場の創出に努力していますが、なお一層労働、雇用対策を強力に進めるべきではないでしょうか。
 また、関連して、いろいろ問題がありますが、一例として学校教育施設の問題も考えられます。今、多くの市町村に見られるように、児童生徒の減少により学級が減少し、その空き教室の活用に苦心していることであります。本町のように、団地造成によって転入されてくる家庭の多くは、ちょうど教育時期にあり、将来若者たちが転出した場合、児童生徒が減少し、教室が余ると予想されるからであります。
 地理的に政令都市に隣接する町として、また企業の誘致はこのごろ皆さん御承知のように国内の主たる企業は生産コストの安い海外に生産拠点を持ち、逆輸入をする。日本の人たちは勤められない。また、資格を得ても、黒川地域におきましても大和町、……富谷町にも若干おりますけれども、ブラジル、遠くからですね、何百人という入ってくる外国人に依存していると。こんな状況で、独自での雇用対策は口で言うように簡単なものではなく、大変難しいことではありますけれども、先ほど申し上げましたように若年層の極力流出を少なくするためには、就業の場の創出を進めることが町としては重要な課題であります。今後、この問題大きく町としては発想を転換して、次世代の定住はもちろん、活気あるまちづくりはできないというように考えます。
 新聞紙上に、8月のたしか6日だと思っておりますが、国では地域雇用創出事業に対して大幅に支援を拡大する方針を打ち出したと。そして、助成金も今まで1億円であったものが倍増。来年度は65地域を選定し、またアドバイザーを紹介、事業の立案に悩む自治体の手助けをすることになったというようなことが報じられました。私は、このことについて大変注目をいたしております。
 以上のことを踏まえまして、次のことを町長にご質問いたします。
 まず、町の総合計画、これは1次、2次、3次、4次……、今は6次でございますが、あります。地域振興対策及び企業の誘致事業云々とありますが、この現状についてどうなっているか。
 次は、私から先ほど申し上げました若年層の転出といいますか流出といいますか、これを防止するための雇用対策をどのように考えているか。
 三つ目は、今申し上げました国の地域雇用創出事業支援策というものを町長はどのようにとらえているか、この三つについてまずご質問いたします。
 次に、第2問目に入ります。
 これは、本日午前に同僚議員が関連質問をされたところでございますが、このことにつきましては私は一昨年の9月、さらに昨年の6月の定例会の2回にわたりまして、公民館の問題について快適に利用できるよう改善方についてご質問しました。町長は、「公的施設との整合性もあり、時間が必要である」と。また、前教育長は「新たな騒音問題も考えられるので、別の方向から検討したい」と、このように答弁されました。
 私は、この問題は日吉台公民館ということで申し上げますが、ほかも結構ありますので、とりあえず日吉台公民館ということでお話しさせていただきますが、公民館に来て、シルバーの人たち、あるいは世代間を問わずご利用している方たちの声を聞いて、約7年間この問題は担当の教育長並びに公民館長ほか担当課長に何回ともなくお話をしました。いろいろその方法については前教育長あるいは前々公民館長、前公民館長もありましたので、それぞれの歴代の公民館長あるいは教育長、一生懸命手段、方法を考え、活動していただきましたが、これといった解決には至っておりません。昨年の6月は、少なくとも日吉台公民館と東向陽台公民館には換気扇もないんだと。少なくても換気扇ぐらいはつけなさいというふうに私は申し上げたはずであります。そのほかの公民館にはございます。特に、ことしは当初町長もお話しありましたように例年にない猛暑でございました。既にこの話を一般質問してから2年を経過しましたが、住民の皆さんのブーイングという言葉はどうでしょうか、非常に何ですかと、そんなにできないんですかと。いや、そうじゃないんですよと、ただでするなら建てた時分からやりますよと。今皆さん金がかかるんですよと。町ではそれなりのことで考えているんですから、もう少し時間をくださいと。これ町長のまねをしたわけではありませんから、そのように私は申し伝えてまいりました。
 この問題は、町長のお話にありますように、他の施設との整合性もあり、また関連関係課とのこともありまして、私が教育長や、あるいは担当課長といろいろお話ししても、検討しても、限度がございます。簡単には課長や教育長では結論を言えない状況ではないかと、このように私は思っております。
 そこで、前に申しましたが、既にエアコンなどを付けてくださいと言いましてから2年を経過しようとしている現在、先ほど同僚議員の方にご返事をされたようでございますが、学校を除いても1億円の金がかかると。学校を含んでそれぞれの施設に、例えば機械を設置されたら20億円かかると。これは20億円というのは申しわけないんですが、町の財政の一般会計の4分の1ですね。これは難しいです。私は、これはできたらしてほしいんですよ。1年でこれはしろとは言いません。先ほど町長は「順番の問題がある」と言いましたが、順番の問題を考えたときは、私の方がもう7年も前からこの行政当局に、あれは2年前から一般質問に何回もご質問しているんです。やっぱりここは考慮していただきたいと思います。
 そんなところで、もう先ほど結論らしい結論が出ましたけれども、この点について町長から再度ご答弁をいただきたいと思います。
 なお、これは町長ではありませんが、ちょっと答弁の方が低いもので、もう少しボリュームを上げていただくと良いのですが……。(拍手)

議長(相澤 武雄君) この際、2時20分まで休憩いたします。
午後2時05分 休憩

午後2時20分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 努めて声を高くお答えいたしたいと思います。内容についてはまた別ですが……。
 第1点の雇用問題でありますけれども、現況でありますけれども、南部地域、いわば富谷の通称南部地域の工業地域での企業の立地については、ご案内のとおりまずまずのテンポで進出していると理解をしているところであります。まずまずの進捗で進出していると、このように受けとめております。
 しかし、まだ成田町内会の……、成田地区で申し上げると大区画の分、通称成田のセンター地区、周辺についてはやや進出してまいりましたけれども、センター地区の流通関係を目標にしておりましたけれども、この分については区画が大きい制約があって、いわば進出する企業の数と申しますか、その事業規模の数が少ないところでの誘致活動でありますから、狭まった、何でもいい、企業が来ればいいという形でなくて、一定の条件を満たしたところに焦点を合わせて誘致活動をしております関係上、まだ満たしておりません。今、鋭意地権者はもちろんでありますけれども、町も県などのいろいろな状況を情報を得ながら接触を続けているところであります。
 特に、企業誘致についてはかなり低水面下で進めなければなりませんから、軽々にこの辺を目標にということで、むしろフリーズになる、キャンセルになることもありますので、これはくれぐれも注意を払いながら誘致活動に努力をしているところであります。何とか今後も満たして、働く場所の創出、こういうことについて考えていかねばならないと思っております。
 次は、2点目に若年者を引きとめるということが論旨のようでありますけれども、かなり今富谷町に1万 3,000ぐらいの世帯数があるはずでありますけれども、いわば3世代家族というのは極めて少ない。これは富谷のみならず、日本の状況にもある。その中で特に富谷などは新しい地域で、そういう傾向は、2世代、親子世帯が主たるものであります。例えば町内に、日吉台にお父さんとお母さんが住んでいる、息子が隣の南富吉に、杜の橋町内会に住んでいる、こういう傾向にはあります。それは、生活スタイルでありますけれども、ただ、今議員がおっしゃるように、若者が富谷に住んで働ける場所ということが主たるようでありますけれども、それは目標として、第1点で申し上げましたように企業の誘致をしながらということでございますので、なお一層これもリンクさせながら努力してまいらねばならないと思っております。
 ただし、日吉台を一つの点に円を……、よくあるのは宮城県庁を点にして5キロメートル圏内とか10キロメートル圏内とかという円のかき方をいたしますけれども、日吉台を点にして10分の距離、自動車交通も含めて10分距離、20分距離、30分距離で円をかきますと、この役場ではちょっと時差が出ます。日吉台とか成田とかで円をかきますと、定住人口が52万人という数字が出てまいります。52万人。30分の通勤距離、自動車交通も含めて30分距離に52万人が住んでいる場所です。したがって、若年、議員おっしゃるように若年という年齢を念頭に置くならば、富谷町に住所があるのだから、富谷というのはこれは後で別な形でもお話ありますけれども、職場としては30分の時間距離というのは、多少町域を越えたその距離以内は、30分というのは私は通勤距離内の場所なのかなと、このようにも思います。
 したがって、日吉台なら日吉台を中心に52万人住んでいるわけでありますから、そこにお互い競争が起きてまいります。お互い住民同士の中に50人来たり30人来たりという、こういう条件のいい反面そういう就職の倍率も多くなってきますから、それを超えて求職者には頑張っていただかなければならないと。条件としては、少なくても県内、東北6県の中では私はかなり雇用のいろいろな形はあります。中にはいろいろな議論があります。終身雇用の条件でないんでないとか、いろいろなご意見もある方もいらっしゃいますけれども、パートでないから、パートは仕事でないような言い方がありますけれども、日本の今の実態からすると、ただとにかく条件もいろいろ不本意なこともあるかもしれませんけれども、働く場所的にはまずかなり創出しているものと考えております。
 そういうことを踏まえて、次に過般の報道があったやつの創出事業、どういうことかということでありますけれども、富谷の場合、あの制度は対象にならない地域と認定されております。結論から申し上げるとそういうふうになっております。雇用機会が相当程度不足している地域において、地域の創意工夫により行う雇用創出のための事業を支援するものという基本であります。16年度地域再生計画認定審議において、本県では認定から外れ、含まれていないことから、国の就職が少ない地方に雇用機会をという地域の県内申請、三つの自治体は全国で認定された、県内では三つの申請し、全国で認定された8地域、その8地域に町村別で言うと26町村が含まれておらず、該当ないこととされていますので、富谷は対象にならない。条件が合わないと。ちょっと面倒な表現ですけれども、そういう形で対象にはならない。いわば大変窮屈、非常に今富谷の実態と反対のような地域が認定されると理解した方がわかりやすいかと思っております。
 したがって、そういうものは対象になりませんから、先ほど申し上げましたように富谷町の立地条件を生かして、なお一層企業、雇用の創出の努力と、それからもしそこに来れば頑張っていただいて、特に青年の方々には頑張っていただいて、なるべく合格していただくということを願いたいと思っております。特に内容によっては、先ほど52万人と申し上げましたけれども、企業によっては富谷町に立地されていても富谷町の人たちが合格率が悪い企業もあります。いいのもあります。したがって、できるだけここから先はご本人に頑張っていただかねばならないのかなと、このように考えておるところであります。
 先ほど世界でという話も出てまいりました。海外に進出、そう叫ばれてもう10年超えました。最近になって、世界に冠たる技術が、物がある、いわば日本から賃金が安い、何が安い、条件がいいということで海外に出てみたけれども、やっぱりその技術力にはどうしても高コストと言いながらも日本でないとできないという業種が出てまいりました。ここ二、三年前から、Uターンして日本の技術者を育て、集めて熟練させている業種が出てまいりました。これは富谷に値するかどうかわかりませんけれども、場所的には企業の誘致場所としては値するかどうかわかりませんけれども、日本人のそれだけの技術力がある国だということを改めて証明したと、それを遵じていきたいものだと思っております。
 第2点は、公民館については声が低くなるかもしれませんけれども、本当に私の地区というのは議員さんであります富谷町全体でありまして、日吉台はたまたま日吉台でありまして、歴代の公民館長を中心にいろいろな形で隣接する住民の方にかなり頻度高くいろいろな条件というかご相談申し上げてまいって、何とかご理解いただいてということが主たるでまいりました。しかし、最近になってもなかなか理解が得られなくて、今日に至っております。
 したがって、先ほど菅原議員に申し上げましたエアコンの今調査をしております。それらも念頭に置きながら、対策を考えなければならない。大変密閉して、かなり日吉台公民館については多くの団体、地元団体の利用頻度が高いのも数字が出ておりますので、それらを調査の念頭の中に入れながら進めてまいりたい、こういうふうに思っているところであります。

議長(相澤 武雄君) 14番尾形 昭夫君。

14番(尾形 昭夫君) まず第1番目でございまして、企業の問題についてはK、Kどこの何社になるとか、どこの会社というようなことは、これは今後の進展状況がありますので、これ以上私は答弁を求めません。ただ、これに関連しまして、工業の企業誘致、もうほとんどですけれども、私は基幹産業である富谷町は農業ですから、これの……、ちょっとこの題が違いますけれども、これを主とした工業というものはないですか、特産品の開発とか、あるいは米に関連した観光事業とか、こういったものをひとつ町長に検討してほしいと思うんです。それで、これは町長に言ってもあれですから、ひとつグループといいますか、何々研究室とか、あるいは何々班とか、こういうものをちょっと考えていただいて、専属に研究して、将来、長い将来ですから、これ5年、3年のことじゃありませんので、富谷町が大きく飛躍するためにはそういうことを考えていかなければならんと思いますので、現在の経済振興課というわけにもいきませんでしょうから、町長の直轄としてそういったものを部外からデータをお願いするなりして、農商工、そういったものの開発ですね、基礎資料を集めて、こういうことを検討してほしいなということをお願いして、町長はこの件についてどのようにお考えかお尋ねをいたします。
 それから、2番目について。公民館の問題ですが、確かに経費的には大変だと思います。昨年、私は換気扇の話をしましたが、先ほど町長は非常に前向きに、このままでいったらエアコンがつくのかなという、こう思ったんですが、それでも何か後の歯切れが余りよくないので、これまた数年延ばされるのかなというような考えもあるんです。そこでですね、私もわかります、確かに財政が縮小ですから。私、昨年言いませんでしたが、どうしてもできないならとりあえず天井扇というんですかね、上から回すのあるでしょう。あれは換気扇よりかなり効果あるんですよね。この辺なども考えながら、そして長年、1年、2年とは言いませんから、計画的に、先ほどうれしいお話がありましたそのエアコンをね、つけてほしいんですが、その点もう一度……、余り再質問しますと時間がたちますので、この二つを質問しておきます。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 農業の尊さ、本当にありがたいご提案であります。富谷の置かれた立地条件からして、今10代の終わり、20代の新卒者を富谷の立地的な条件の中で新規就労というのは、とても無理であろうと思っております。これはいろいろな他産業との兼ね合いですけれども、私は……。かといって、それじゃ税を毎月出していく、そういうこともできることはやっぱり町民に合意形成は図れないと、こういうふうに思っております。
 したがって、一定の年齢の方々が中心になって、認定農業者もことしもふえました。その人たちが中心になって、今、人を専従に置いて専門にということでありますけれども、大体その辺の人たちになりますと専門機関、いわば行政でなくて、専門の研究室とか大学とか、そういう専門のルートがつくり始めております。県内の認定農業も、相当のレベルまでいっている人たちはほとんどその傾向で、行政の人たちとの相談はかえって邪魔になる、……邪魔は取り消しますけれども、とにかくいずれにしても行政よりも研究室とか研究機関と提携してやっているのがほとんどであります。富谷のその認定の人たち、中心になっている人たちもその方向に動きつつありまして、今の町の産業振興は本当のその入り口のお手伝いをさせていただいて、そこから先はむしろご本人の方々がもっともっとスピードが早くいく、その入り口つくりを町がこれからも努力してまいらねばならない、それが一つのグループです。
 それから、全体の田畑合わせて約 700ヘクタールの農地を守っていく形は、これはまた別な形で、これは町もお手伝いさせていただきながらやっていかなければならないと。それほどさように国土、農地を守るということの尊さは大変きついものがあろうと思いますけれども、これはやっていかねばならないと思っております。
 次に、日吉台公民館の件については、先ほど来申し上げましたように、その冷房装置の調査とあわせて、日吉台公民館の大ホールのああいう隣接との関係もありますので、今調査進捗しておりますので、その中の一端として結論をご報告できるように、今進めているところであります。

議長(相澤 武雄君) 14番尾形 昭夫君。

14番(尾形 昭夫君) 一つ忘れましたので、二つでやめようと思ったんですが。
 関連しまして、私たち先進の市町村をいろいろ研究をして歩いているんですが、富谷町の職員あるいは課長にぜひとも見せたい、あるいは町長にぜひこれを見せたいというようなことを常に感じます。血税を使って云々と言いますけれども、ぜひ町長、職員の研修には、これはまちづくりですから、余りけちをしないで出すというようなことを考えませんか。ちょっとそれだけ一つご質問します。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 質問通告にないことですけれども、関連で農業を中心にということから研修ということに置きかえてお答えしますと、それだけの余裕が私は富谷町の役場には町長も含めて時間的な余裕はなくなってきたなと、こう思っております。ただ、勉強はうんと大事だと思っております。したがって、今あるものはネットを使って、まだ職員はみんな若いんですから、そういう今の通信網とかそういうものを使って、研修勉強を絶えずしているわけでありまして、これは昔からの言葉、1回見た方がいいんだよということをよく言われておりましたけれども、それも一つの考え方だと思いますけれども、私はもうここまで来たらもっともっと今の状況で、書物なり何なりで勉強して、それでもどうしてもというときにはその部門に行って勉強してくると。農業ではありませんでしたけれども、あれはバス1台で、早朝で、幹部の人たち、埼玉県、東京新宿まで10分から15分のところまで日帰りして、それでも3時間ぐらい勉強してきたということもありました。その感想文も今取りまとめ中でありますけれども、その感想文の中で「補助いすで9時間から10時間は思いのほかつらかった」という作文に申しわけないなと私も思いましたけれども、やっぱりそういう時代だなということです。

議長(相澤 武雄君) 3番山路 清一君。
3番(山路 清一君) 私は今回、二つほど大きく分けて質問させていただきます。
 昔から、「地震、雷、火事、おやじ」と言われてきました。今やこの言葉も覆され、雷とおやじは抜けているような状況です。雷は避雷針ができましたので怖くなくなりました。また、おやじも家庭の中で怖くない存在です。新しい言葉で言いますと、「地震、台風、水害、かみさん」じゃないかなと、こう思います。
 台風17号が過ぎまして、16号ですか、18号がすぐそばまで来ています。追いかけて19号も来ております。また、先日5日、南東海地震じゃないかというような地震が、5日日曜日、近畿地方を中心に起こっております。震度が5弱、津波も50センチメートルほどの津波が発生しております。
 さて、今回私が富谷町総合防災訓練に参加しまして感じたことをお話ししたいと思います。
 本年度の富谷町総合防災訓練が、6月6日日曜日、日吉台小学校校庭で行われました。日吉台地区の住民はもとより、ほかの町内会の多くの住民の皆さんが集まってきました。改めて災害に対し町民の関心の高さを感じ、また常日ごろの訓練の大切さを実感したところです。
 町長を初め関係者、町民合わせて約 350人ほど参加者がありました。前々から防災訓練の準備、設営に取り組んできた関係者の方々の御足労に感謝するとともに、あすにでも来るという災害、特に先ほどからお話ありましたけれども、宮城沖地震に対しなお一層の備え、訓練の充実を強く望むところです。
 災害に対しましては、一般質問においては……、きょうもなんですけれども、毎回各議員の方から質疑があります。私も昨年度2回ほど質問しております。奥の深さを感じる次第でございます。「広報とみや」にも幾度となく掲載されまして、今月号にも地盤関係の記事が載っておりました。富谷町に関して言いますと、震度5から震度6弱ですか、の地盤ということで、富谷町の地盤は一般的に、私も知っていますけれども非常にいい地盤なんです。ただし団地で言いますと、皆さんも御存じのように団地というのは切り土もございますし、盛り土もございます。私も前に宮城沖地震、これは鷹乃杜で経験したんですけれども、私のところの実家というか、前に住んでいたところはちょうど今タイガーパチンコのところなんですけれども、こちらの方で壊れたのはコップ1個でした。しかし、裏側に行きますとかなりやられていました。ですから、一概にこれは言えないのではないかなと思います。ただ、富谷の地盤はほかの地盤から比べると結構いい地盤だと私も思っております。
 さて、宮城県においては災害対策室を設けております。約50名ほどのスタッフが日夜取り組んでいるとのことです。いざ災害が発生しますと、すぐに増員体勢ができる状態にあり、また他県から非常に訪問の方が見えて、いろいろなことを学んでいっているという話も聞いております。また、宮城県の中でも、ある市町村では災害対策室らしきものをつくって、もう実際に行動しているところもあるという話も聞いております。我が富谷町においても、専従の災害対策室の設置もそろそろ考えてもよいころじゃないかなと思ってもおります。
 今回の富谷町総合防災訓練に参加し、消火訓練、救急訓練、そして防災ヘリによる救助訓練等に、富谷町民のあすにでも来る宮城沖地震に対する関心の高さと、町長がいつも話しております「まずは自分の命から守る」ということの大切さを、住民一人一人が理解したのじゃないかなと感じた次第です。繰り返し繰り返し防災訓練をしなければならないことを肌で感じ、また現地で実際にその防災訓練に参加しまして、住民の方たちに話されたことを今回の質問にしたいと思います。
 一つは、防災倉庫に保管されている備品の明細。
 次に、「防災倉庫はすぐにあけられるんですか」という話がありました。そこで、防災倉庫のかぎはだれが保管しているんですか。すぐにあけられるんですか。
 それから、仮設トイレを組み立てました。私はやらなかったんですけれども、うちのかみさんがちょっと仮設トイレを組んだんですけれども、なかなかうまくできなかったということです。やはりトイレは急なときにすぐできていないと間に合いませんので、すぐにでもできるようなトイレが欲しいです。お願いしたいと思います。
 それで、仮設トイレを組み立てて、実際に使用したことはありますか。
 それから、ある町内会の方に聞かれました。「うちの町内会でも防災倉庫を1個買いたいんだけれども、幾らするんですか」と。ちょっと答えられませんでしたので、実際に幾らかかるのか、この辺をご質問したいと思います。
 それから、帰りにいただいたアルファ米ですかね、あれを食べたんですけれども、非常においしいんですね。もっとうまくないのかなと思っていたら、非常においしいんです。また食べたいんですけれども、災害のときは食べたくありませんので、ひとつその辺。非常に私はおいしいなと感じました。
 次に、富谷町に出没する熊について、質問します。
 富谷町の住宅地のすぐそばに、「熊出没注意」の新しい立て看板が見受けられます。住民にすれば、「本当に熊が出るんですか」「こんな近くまで熊が出るんですか」という話を聞かれます。昨年度、富谷町でも数頭捕獲されたという話を聞いています。4号線を越えて、穀田の方で1頭捕獲されたと。本当に4号線越えて熊行くんですかって。でも実際的に熊は4号線を越えて、富谷高校から役場に来る中間あたりで捕獲されたというようなお話を聞いております。また、数年前に富谷高校のすぐ近くで熊が出たということが報道されております。そのときはちょっと疑問に思ったんですけれども、実際に捕獲されたところを見ますと本当にいたのかなと私自身思った次第でございます。
 また、熊の生態について私もちょっと調べたんですけれども、熊というのはすごいんですね。一晩に40キロメートル前後も行動するという話です。ですから、富谷町の半分くらいも動くんじゃないかと思います。
 それから、皆さん方も知っているように、熊というのは「死んだふり」はだめなんですね。
「死んだふり」だけはしないでください。熊の専門家に聞きますと、物を持っている物、ナップザックとかそういうのを熊に投げてやると。そうすると熊はその中にえさが入っているんじゃないかなと思って、それをやっているときに走って逃げるということが一番だそうです。
 また、ことし仙台市の荒巻にも熊の出没がございました。我が町富谷もすぐそばには船形連峰、泉ケ岳、そして七ツ森がございます。熊が住んでいないのはおかしいくらいです。言いかえれば、我々人間が熊を追い出したと同じです。
 富谷町では農作物の被害はあるが、幸い人的な被害は発生していないとのことです。実際富谷町に出没する熊よりも、熊の心を持った人間の方がよっぽど怖いと私は思います。熊なんか怖くないですね。熊というのは、気がつけば逃げていきます。そのために山に入るときは鈴を鳴らして行きます。それよりも人間の方が怖いと思います。しかし、住んでいる方がやはり標識なんかを見ますと「本当に熊が出るのかな」と、私は熊を見たことはないんですけれども、同僚議員で昨年度熊を目撃した方がいらっしゃいます。私は富谷町に来て鹿を見ました。鹿は二度ほど見たことがあります。
 熊と共存まではいきませんが、熊に対して少しでも住民の不安を安らぐために、また事故のないことを願いまして、次のことをご質問したいと思います。
 1.熊出没注意の新しい立て看板は町内何カ所の場所に立てましたか。また、以前からも熊の看板がございました。何カ所に立っておりますか。
 1.昨年度の熊による被害はありましたか。
 1.昨年度の熊目撃、捕獲の場所はどこですか。
 1.捕獲した熊の処分方法はどのような処分ですか。食べたんですかとかね。多分回答出てくるのは、熊というのは多分山奥に行って放すと思うんですけどね。この辺ちょっとわかりませんので、その辺を質問いたします。
 それから、最後としまして、町としての今後の取り組み方針ということで、お伺いいたします。
 また、先ほど先輩議員の方の申し出で、町長の話が大分聞きやすくなりましたので、私の質問の回答もひとつよろしくお願いいたします。
 以上で終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 防災訓練に対して、議員も本当にずっとおつき合いいただきましたことを本当にうれしく、感謝を申し上げたいと思います。あの姿が、先ほど申し上げましたようになるべく多くの人に参加していただくことが啓蒙活動になるのかなと、率先垂範議員活動をしていただいたこと、ありがとうございました。
 早速、質問に答えたいと思いますが、防災倉庫に入っている品数は29品目になります。これは、器具機材から食べ物ですか、29品目です。全部急いで読んでみますかね。(「じゃあお願いします」の声あり)ガス炊飯器、ガスボンベ、救急箱、担架、テント、ラジオ、メガホン、懐中電灯、仮設トイレ、発電機、投光機、コードリール、ヘルメット、ゴーグル、掛矢、大ハンマー、ショベル、カナデコ、バール、折り込みのこぎり、防水シート、ポリタンク、毛布、カーペット、タオル、簡易トイレ、アルファ米、保存水、保存かゆ、こういうものを合わせて29品目です。カンパンも入っていますか。(「入っています」の声あり)カンパンも食料品の中に入っております。食料品については、一定の年限があります。そういうもので、それらについては回転して、じゃあそれをどこに回転させて処分するのということになると思うんですけれども、それは防災訓練のときにお使いいただくとか、そういう形でむだにしないように期限を定めて回転すると、こういうふうな形をとらせていただいております。
 それから、かぎの保管は施設管理の、例えば学校にあれば学校にも預かっている、公民館ですと公民館にも預かると。もちろん町がいざというときに全部管理して、より早くそれを開放するとか、そういう形の管理方法をとらせていただいております。
 それから、仮設トイレの組み立てをしたことがありますかということでありますけれども、私もしたことがありますし、何回も見ております。したがって、この間日吉台で組み立てたとき特に近場だったものですからずっと感想を聞かせていただきました。確かに、あれは災害すぐ設営ということでなくて、災害時のすぐというのは別な形のものを持っているわけだそうでして、あれはその次の段階で組み立てる、ちょっとトイレについてはもう一段次のものを考えねばならないと思っております。一定の、瞬時に何時間以内、それからあの仮設トイレはもう数時間以内ぐらいしかもたないと思うんですね。次の段階になれば、今度もっと別な形での大きく、そういう順番で今の仮設トイレ……、今、町の内にある仮設トイレのあの形でも、購入時期によって多少製造メーカーもいろいろ工夫されたり大きくなったりで、面倒なものも少し改善されたものもあるようでございますし、それらは念頭に置いているようであります。
 それから、防災倉庫、それから中に入っているもの、二つに分かれるわけですけれども、倉庫分についてはこのぐらいのベースで見ますと 153万円ぐらい前後。それから備品類、先ほど申し上げた中に入っているもの、29品目ぐらいですと大体 160万円前後。であれば、備蓄倉庫があるなと思いますと、大体 300万円以上のものが一式になっていると、こういう形であります。これらについては、順次富谷町もやや整備されておりますけれども、より一層工夫していかねばならないと考えているところであります。
 それから、熊にかかわる関係でありますけれども、本当に愛護的な考え方と、それから被害を防止するということを絶えず念頭に置きながら対処してきたつもりであります。本年度は、現在まで看板は2カ所に設置をいたし、既に2カ所とも撤去いたしております。いわば長い間熊に注意という形を、その出没の、出たことをわかった上で、いろいろな情報として入ってきた時点で、その周辺に看板を設置させていただいて、安定してきた、いわば熊の出没はなくなったということで撤去をするという形を富谷町は、あの看板についてはそういう形をとってまいりました。したがって、本年についてはそういう形で2カ所とも設置し、2カ所とも……、それは2カ所のうち熊谷日吉台地区1カ所ですか、それから富谷の町上地域の2カ所本年は設置した経過があります。
 それから、被害については農作物、糖分を好みますから、一部糖分の多い農作物に若干という表現になりますか、一部あったようであります。大型とまではいかない、おかげさまでなかったということであります。
 それから、3点目、4点目でありますけれども、町上仏所地域と、それから一ノ関地域、これは昨年であります。それから二ノ関、志戸田地区、穀田地区、都合5カ所で熊の動きが目撃5カ所でありました。そのうち2カ所で捕獲の形をとりました。昨年です。本年は6カ所、熊谷日吉台地区、石積地区、原地区、西成田地区、それから町上地区、町上でも4号線沿いの方と宮床線の方と合わせて都合6カ所で目撃、熊の足跡があったとか、そういう情報です。熊の姿というのは割かし少ない、足跡とか、例えば先ほど申し上げた糖分を好きなものですから、トウモロコシが被害に遭ったりとか、リンゴに被害があったりと、そういうことと足跡とか、そういうものをもって熊の出没という認定をしているのが町の現状であります。本年も6カ所で、捕獲が西成田地区で多少ございました。
 それから、その捕獲したときは、おりですね、大半はおりなものですから、成熟したと申しますか、大人の熊でありますと、かなり中で体を傷めてしまう。特に歯を傷めてしまうというケースが、時間が長いと。それで、それを例えばある場所まで運んで放流するということは、むしろ熊の命にかかわる。それから下ろした機械がなかなかあけづらい、そういうことで、上位団体と相談し、猟友会の方々のお手伝いをいただいて、上位団体に相談し、許可を受けながら留め刺すという形もあります。それから、愛護的にそういうことを基本ではあります。
 それから、今後はなお一層、危険なときもありますから、情報があれば速やかに看板、それからその町内会にチラシ、広報などでお知らせをしながら注意を喚起していくとか、学校であれば児童生徒を通じて注意を呼びかけるという形をとってきましたし、今後もそういう形をとっていきたいと思っております。先ほど富谷高校のところでということで言われました富ケ丘明石線の場所で、しかも高等学校の通学路でありました。あのときはロープに鈴をつけて鳴るような形で、一度の目撃情報でその後あの場所は出没はなかったようでありますけれども、最初が大事なのかなと。だから、熊の好む食べ物のときはなお注意していかねばならないということで、地元の町内会の皆さんとか、繰り返しますけれども猟友会のご協力とか、そういうことで注意をし、被害に遭わないように、こういうことも中心に進めているところであります。

議長(相澤 武雄君) 3番山路 清一君。

3番(山路 清一君) 一つお聞きしたいことがございます。
 総合防災訓練に関しての点で、先ほどから町長お話しした中で、防災倉庫のかぎの件なんですけれども、先ほど学校とか公民館の方とかで保管しているという話がございましたけれども、一番私はすぐ行ってあけられるのは区長じゃないかなという感じがしますので、ぜひとも区長の方にも合かぎをお渡しいただきたいと思います。この辺のひとつ答弁お願いいたします。
 それから、熊の件で、答弁は要りませんけれども、実は日吉台の下、私ちょっとジョギングなんかちょっとしていまして(「答弁要らない質問はなし」の声あり)わかりました。失礼。では1問だけで結構でございます。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほど29品目の中に復旧機械、テコ、のこぎり、そういうものも入っているから、今の考え方のように町内会長さんということも一つの考え方だと思っておりますけれども、今現在は先ほど申し上げたような、そしてより早く現場に役場の担当が到着する、これが原則で今まで来ました。今のようなお話、それからもっと備蓄倉庫がふえていった場合の管理も、管理と申しますか、より町内会の連携とか町内会の防災体制なんかもなお動き出しておりますから、そういうものも念頭に置きながら、議員のお話も参考にしながら今後進めてまいりたいと思います。今現在は今そのような状況にあるということであります。

議長(相澤 武雄君) この際、3時30分まで休憩します。
午後3時13分 休憩

午後3時30分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 4番千葉 達君。
4番(千葉 達君) 最初に、我が町スポーツ振興策について。
 熱きオリンピックアテネ大会も終了しましたが、富谷町史上初のオリンピック大会出場の森田智己選手が個人背泳ぎ 100メートル、団体 400メートルメドレーリレーにて、見事な泳ぎで堂々たる栄光の輝き、銅メダル2個も獲得できましたことを、本当に心からお祝い申し上げます。
 あけの平公民館での3日にわたる深夜の大応援会、町と地元町内会多数の住民が一体となり、感動と歓喜を分かち合うことができました。これも町当局の手際のよい段取りと準備があったからこそできたものであり、地元住民の1人として町当局に対し深く感謝の意を表す次第であります。
 さて、第1点に、森田智己選手のこの功績に対する富谷町表彰規則適用の内容はどのように考えられておられるか。また、報告会、祝賀会などの開催予定について、町長の見解を伺います。
 第2点に、我が町スポーツセンターは2001年10月の宮城国体においてハンドボール競技の主たる会場として国体に貢献したわけですが、現在においても県ハンドボール協会主催の各種大会、そして県内トップレベルまで成長してきた県立富谷高校ハンドボール部も招待試合、練習試合など、盛んに使用されており、年間ベースでとらえれば1種目での使用日数は非常に多いものと考えます。ところが、おのおの生徒数 300名以上を有する地元町内四つの中学校でのハンドボール部活動は、立ち消え状態にあります。原因はいろいろあるでしょうが、スポーツセンターのハンドボール競技使用日数の多さと、中学校での部活動ゼロという数字の大きな落差を考えるに、町当局のスポーツ振興策に一貫性が欠落している気がしてなりません。
 今後も、今まで同様スポーツセンター使用年間スケジュールに県ハンドボール協会各種大会を受け入れていく方針であるならば、足並みをそろえて各中学校でのハンドボール部活動導入推進を図るべきと考えますが、町長の見解を伺います。
 第3点に、去る5日、町内39の行政区の老若男女が一堂に集い、大盛会のうちに終了した第41回富谷町民体育祭、いわゆる運動会のことですが、ことしは二つの町内会も新しく参加し、ますます肥大化してきている状況。以前に比べ、内容的には大味になっている傾向は否めないが、私も1町民になって以来毎年のごとく参加し、楽しい1日を過ごさせております。
 新旧地域町内会、小世帯、大世帯数の町内会、玉入れ競争、縄跳び競争、ムカデ競争のときなどは、まるで運動会この日のために練習でもしているかのようなすばらしいチームワーク、パワーをまざまざと見せつけられる場面があり、数の論議だけでは語れないものがあります。参加募集に苦慮している町内会、スムーズに集まる町内会、さまざまにあり、町内会運営のあり方、町内会活性化などなど、この運動会を通して参考になること、大いにあると考えます。町内会内外で、クールに受けとめている人々のささやき声が毎年聞こえてくるのも事実ですが、私は新旧地域町内会町民が一堂にしての相互交流、理解があってこそ、大運動会開催の意義があるものと考える1人であります。我が町大イベントの一つとして、目いっぱい先行き可能な年まで町民体育祭継続と考えますが、町長の見解を伺います。
 第4点に、我が町芸術文化面において最大の顔は、マーチングバンドエコーズだと考えられます。各中学校には吹奏楽、そして各小学校には金管バンドと、底辺までしっかり浸透し、人材育成にも努力されており、我が町マーチングバンド全国レベルは今後も維持されていくだろうと期待しているところであります。その反面、スポーツ面に目を向ければ、これといったものは見当たらず、近き将来に5万人都市になるだろうとする我が町。町おこしの一環としてもスポーツ面での目玉を検討する時期に来ているのではないかと考えます。
 そこで、私は他市町村3カ所を含んだ市民マラソン大会の開催実施を提案するところであります。黒川郡内では実施されておりませんが、私が知っている限りでは県内17の市や町で行われており、大会の名称もその地域にマッチした、例えば小牛田町では田園風景を思わせる「ひとめぼれマラソン」、女川町は海をイメージする「うみねこマラソン」、白石市では「蔵王高原マラソン」などなど、我が町はもちろんのこと、郡内のアスリートたちは走る喜びと走る快感、そして同行者との交流を求め、各地大会に参加している様子であります。遠くは岩手県湯田町で知名度の高い「錦秋湖マラソン」に、前日から泊まりがけで参加しているグループの人々もおります。
 新しい事業立ち上げの大変さは十二分に理解しているつもりですが、我が町が郡内のリーダーシップをとり、スポーツ、文化両面の振興を尊重し、郡内、町内はもとより各種団体、ボランティア町民と手を携えながら、実行委員会のもとに企画・立案、実施すれば、可能性は十二分にあると考えます。よって、町主催市民マラソン大会構想提案に関して、町長の見解を伺います。
 2番目に、南富吉ハーモニータウンについて。
 我が町の土地区画整理組合による分譲中の団地は現在4カ所と思いますが、大清水は西地区を分譲中で、県内トップの販売契約率団地と業界筋より聞いております。あけの平側に住宅が密着してくるのも、遠くない時期と考えます。上桜木も住環境に必要な商店、病院、薬局など立ち並び、まずそこそこ順調。新富谷ガーデンシティは、住宅のみならず商業施設集積地として注目されている団地であり、進展著しいものが見受けられます。
 一方、ハーモニータウン富吉台は、平成7年から造成に取りかかり、途中事情もさることながら遅々として進まず、それでも大和側第2工区、富谷側第3工区を来年17年度、いわゆる平成18年3月までに完工予定で進められている様子であります。完工時におけるハーモニータウン全体での計画住宅戸数は 1,730であり、内訳は富谷側 700、大和側 1,030、現在分譲中の戸数と販売実績は、7月末時点で富谷側 285に対し実績は 112、大和側は 359に対し45のみの状況です。我が町の方は町内会を立ち上げ、町内会館「杜乃橋」もでき、環境整備され、残数約 170も早い時期に消化するものと考えられます。
 しかし、平成18年3月完工予定時による富谷側計画住宅戸数約 400強の分譲販売が再来年の4月以降になるとすれば、その時点での住宅環境、周辺事情は変化している可能性もあり、決して順調にばかり進むとは限らないと考えます。大和側においては、分譲販売率低迷の現状、そして2年後には約 700の区画分譲販売を余儀なくされるわけであり、中学校用地の利用計画の早期決定、そして商業用地への企業誘致計画推進を具体的に進めていかねば、販売効率は極めて低いものとなり、10年後のハーモニータウン全体像もえがき出せる状況下ではないと考えます。大和・富谷町南富吉土地区画整理組合と業務代行社であるM社には、さらなる努力をもって計画遂行、責任を何としてでも全うしてもらわなくてはなりませんが、土地区画分譲販売が順調に進まないと、どんな観点からしてもおのおのの町当局が困るのも事実であると考えます。よって、町として今まで以上に踏み込んだ行政指導、支援策が必要かと考えますが、町長の見解を伺います。
 また、我が町側に組合が準備している用地、近隣公園造成への着手計画、そして公益施設用地の土地利用計画構想について、町長の見解を伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 森田君については、けさほども冒頭申し上げたとおりであります。改めて彼の活躍に心から敬意を表したいし、今後ますますの活躍を願っておるところであります。日本代表として、あのとおり見事に日本新記録、それから多少 100メートルよりも、ご本人も前に話しておりましたけれども、 200メートルには多少という思いがあったんですけれども、 200メートルでもメダルはとどきませんでしたけれども、日本記録を塗りかえた、そういう、そしてリレーではあの結果ということで、大変彼のこのたびのオリンピックでの3回のレースともども、敬服に耐えないところであります。町で、また宮城県出身として1968年のメキシコ大会以来、本県としてのニュースで、我が町はもちろんでありますけれども、宮城県、そして日本中の喜びであります。したがって、町としても森田選手の栄誉を謹んでたたえながら、現在迎え入れる準備を進めているところであります。限りなく栄誉をたたえたいと、このように思って検討しているところであります。
 その中でも、特に町の願いとしては、出身校であるあけの平小学校、富谷二中の児童生徒に会える時間がないものかというのが一つあります。それから、次に役場に、その後の報告においでいただいたときには役場にも一度という、母親個人のご意見がありました。したがって、町役場においでいただく時間があるとするならば、あけの平小学校、富谷二中の学校の距離的な問題もありますから、そういうものを勘案しながらも、会える喜びを分かち合えるのを考えているところであります。また、町民全体としてお迎えすること、こういう大体大きく分けて三つぐらい、短い時間でも三つぐらいの区分けで町民にお会いしていただくべく、今ご本人の意向よりも所属しているスイミングスクールですか、そこと今連絡をとり合っているところであります。したがって、近々詰めて、向こうとの詰めが終われば、より早くというより、時間の余裕はないはずなんですけれども、ぎりぎりになると思うんですけれども、公表して、町全体に何らかの形で議員さんを初め町内会長さんとかそういういろいろな団体を経由しながらお知らせを申し上げて、喜びを分かち合いたい、そしてたたえたい、こういうことをひとつ今準備しております。
 それから、顕彰の方でありますけれども、町の規則の中で新たに銅メダルに対する顕彰を準備しているところであります。
 その他については、教育長の方から申し上げさせていただきます。
 次に、第2点の南富吉の関連でありますけれども、富谷町においても比較的新たな区画地については好調な売れ行きを示しているところから、南富吉についても保留地の販売価格を極力低く抑え、早期の完売を目指す計画としていますが、ほかの団地に比べると販売の進みぐあいはご指摘のとおり進みぐあいはまだ芳しい状況にはなっていないと、こういう現実にあります。
 あの区画整理組合の工事は、平成12年から2期工事で中断しておりましたが、組合と業務代行社である村松組の努力によって、平成16年9月から残工事が再開できることになったようであります。現時点での計画は、平成18年3月末の工事完了を目指していると、こういうふうに報告を受けているところであります。
 区画整理事業に対する指導監督の権限は、町にはありません。ご案内のとおり、県にはあります。町としても、事業の経過が計画どおり進むよういろいろな協力、相談、そういうものを、よその今まで何度も経験してきた区画整理組合事業と同じ方法でおつき合いをしてきたつもりでありますし、今後もあそこだけ別な扱いというのは、今までの何カ所もやった区画整理事業の中で特別扱いは、これはなかなか合意形成は得られづらいと、このように思っております。したがいまして、今までもお願いをしてまいりましたけれども、なお一層の区画整理組合事業にご尽力、ご努力を願うように進めてまいりたいと、こういうことであります。
 一方で、町としてもいろいろなご異論もあったようでありますけれども、先ほどお話ありましたように、住んでいるんです。あそこに 100世帯を超えて住んでいるんです。しかも、おかげさまで町内会も発足いたしました。住んでいる人がいるということは、確実にそこには子供もおりますし、そういうことで、町内会館などは本来なら区画整理組合と協定の中で組合の方でやっていただくのが一度目は筋なのでありますけれども、そういう事情も勘案して、2戸目のときは組合の方にお願いして、それを先行して町の方で住んでいる人たちのことを特に子供会、そういうものも発起ということで、会館をつくり、町内会を発足していただいた状況にあって、一昨日の体育祭などにも出ていただいた、こういう非常にうれしく思っておるところであります。一方、民間町民バスの運行もあそこを通過させて、停車もさせていただいているとか、まだ移管は受けていないようでありますけれども、除融雪もやらせていただいている現状にあります。それが町の今住んでいる方々へのお答えだと、このように考えておるところであります。
 それから、公益用地はほかの区画整理組合と同じ形で指導要項の中でご協力いただいている土地でありまして、これは公益公共用地であります。今あのような張りつけ状態でありますので、すぐさまあの土地、ご提供いただく土地を何々にというまで町では公表する段階までには至っておりません。ただ、せっかくの公益用地としてご提供いただくものでありますから、これは未来永劫この団地に公益公共用地として使わせていただく、こういう段取りで、今進めているところであります。
 以上です。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) それでは、町長さんが答弁することでしたけれども、教育関係ということで、町長さんの意を体して私が答弁することをお許しいただきたいと思います。
 まず、2点目のハンドボールについてのスポーツセンターの今後の方針と、それから全中学校に部活動設置ということだと思います。この点でお答え申し上げたいと思います。
 一つは、国体のハンドボールが富谷のスポーツセンターで行われて以来、その後富谷高校が昨年インターハイで県で優勝しまして、全国大会に出場しております。ことしは県のインターハイ2位で、優秀な成績をおさめました。それから、富谷二中ですけれども、県大会第3位ということで、その底辺は広がりつつあるなというふうに感じています。
 今後のスポーツセンターの活用ですけれども、あのスポーツセンターは縦が70メートルあるので、ちょうどハンドボールに適したフロアなんです。それで、県内の方からハンドボールのチームからの利用が非常に多いということで、十分に今後とも活用していただきたいなと思っております。
 それから、部活動、四つの中学校に部活動をということですけれども、部活動はもちろん学校教育内活動として押さえられていますけれども、教育課程、いわゆる保健体育の授業の中ではハンドボールまたはバスケットボールどちらかということなんです。したがって、ほとんどの学校がバスケットボールを選択しているようですね。それがなかなか底辺がもっともっと広がらない原因になっているのかと思います。それから、もちろん部活動は学校の実態、それから自主性にゆだねられているものですから、じゃあハンドボール部をつくりなさいというような指示等は出せないことになっております。
 ということで、そのような状況ですけれども、底辺を拡大しなから普及発展を目指してスポーツセンターの活用をより図りながら、生徒さんの方にもぜひ参加させるような雰囲気をつくっていきたいなと思っております。
 それから、三つ目の町民体育祭の件ですけれども、本当に一昨日、心配された天候を吹き飛ばして、穏やかな雰囲気の中で数々のドラマを生みながら無事体育祭を終了することができました。これも議員の皆様初め、町民の皆様のお力添えと、感謝と御礼を申し上げたいと思います。
 さて、富谷町は新たに住民になられる方が毎年 2,500人ぐらいいらっしゃると。そういうようなことから、人と人とのかかわりが難しくなっていく状況が心配されます。そのハードルを越え、そして今村議員さんがおっしゃいました元気のいいふるさと地域づくり、まちづくりが大切かと思います。そのハードルを越えてでもということで、もう一度体育祭のまちづくりのための果たす役割を確かめてみたいと思います。
 41年の歴史を刻んできたこの富谷町民体育祭ですけれども、この開催の陰で各町内会ごと、多分区長さん、それから役員の皆さん、公民館協力員の皆さん、スポーツ普及員の皆さんが新しい町内会をつくるために選手を集めるため、人と人の間をつくってきたと思います。そして立派な町内会の意識が高まり、そして町民体育祭に参加ということになったと思います。そして、町民体育祭ではその39の地域と地域を結ぶということが非常に大きな役割を果たしていくんじゃないかと思います。そして、その中でふるさとの、よく「おらほの学校」とか言いますけれども、「おらほの町内会はこうなんだ」と。やっぱり子供たちがこれから成長するふるさと、本当にゆとりのあるふるさと富谷町というんですけれども、その辺のつくる基盤になっているんじゃないかと思います。その意味で、町民体育祭は非常に大きな役割を果していると考えておりますので、今後このまちづくりの夢を乗せて継続していくべきと考えております。
 それからあともう一つ、市民マラソン大会です。過去にも、昭和63年か62年のころですけれども、町民マラソン大会を企画したことがあります。そのときに、一番問題になったのは条件整備が非常に厳しかったんです。というのは、国道を挟んで、いわゆる交通を遮断することはできないということで、ハーフマラソンで20キロメートルの距離もとれない状況でありました。ということで、まず交通量の問題、いわゆる安全確保の問題が非常に越えなければならないハードルの一つでした。それから、緊急の医療体制。その辺も非常に難しい問題としてありました。それからもう一つは、人です。審判、それから警備、その他の人、ボランティアも含めてなんですけれども、やっぱり専門的知識を持っている人でないとなかなか難しい面が非常にあったんです。それで、警察関係、それから陸上連盟の関係、それから医療関係の人と話し合いましたけれども、なかなか難しい状況にあったということです。ということで、議員さんの本当に意は十分にわかっているんですけれども、それが実現するということはなかなか難しい状況にあるんじゃないかと思います。
 ただ、今度11月に宮城県レクリエーション協会とうちの町が主催で「歩効果」という、町で今やっているんですけれども、それを新町中心に名所、旧跡をクイズをしながら半日がかりで歩く、そして町を知ろう、そういうふうな競技会が予定されていますので、もしそれがうまくいったならば、ずっとやっていきたいなというふうな感じもありますので、まず試行の段階ですけれども予定されております。
 以上です。

議長(相澤 武雄君) 次、5番磯前 武君。
5番(磯前 武君) 私は、2点について質問をいたします。
 宮城県がことしの3月末に行った県内の高齢者の人口調査の結果は、前の年の調査と比べて 2.1%増であり、総人口に対する高齢者人口の割合を示す高齢化率は前年比 0.4%増の19.2%で、過去最高を記録いたしました。日本全国の高齢化率は19.3%であり、宮城県はほぼ同じ水準であります。
 その中にあって、本町の高齢化率は3月末現在で10.5%で、前年度比 0.3%増であり、県内69市町村69番目であり、一番高齢化が進んでいない町であります。他町村に比べて、現時点では平均年齢は低い状況にはありますが、年々着実に高齢化が近づいてきており、団塊の世代が高齢者となる10年後の2015年ごろには急激な高齢社会となります。長引く不況、医療費の増加、公的年金の見直しの問題、介護等の諸問題、山積みとなっております。このように、先の見えない時代だからこそ、健康づくりがこれまで以上に重要であり、高齢者の自立性の維持がますます必要不可欠となってきております。
 長寿社会における最大の健康課題は、老化に伴う虚弱化、骨折、寝たきり防止の三つであります。残念ながら、年を重ねてまいりますと筋肉や骨密度が減少して、体力が衰えることは避けられないことであります。しかし、毎日の暮らしに効果的な運動を取り入れ、体力づくりに取り組めば、幾つになっても自分のことは自分ででき、寝たきりにならない、そのような体をつくることは可能であります。この効果的な正しい運動のやり方を指導するアドバイザーが必要と思いますし、ボランティアでの大勢のサポートスタッフの育成も急務と考えますが、町長はどのように考えているのか伺います。
 町では、高齢者の健康づくりとして「快適ライフ教室」「脳力アップたいむ」、そのような講座を実施しておりますが、その費用、高齢者の健康づくりにどのような効果があったのか、この点についても伺います。
 また、町では公民館事業の一環として「らくらく健康塾」を実施しております。平成13年に5回講座で中央公民館で開講し、また平成14年6月からは5回にわたり東向陽台公民館で開講されました。東向陽台公民館では、現在でも27名の町民が「愛々ダンベルクラブ」として継続活動中であります。この健康塾は、玄米ニギニギダンベル体操を中心にして教室を開いており、高齢者の健康づくり、ぼけ防止や転倒防止の筋力アップのトレーニングには最適と認識をいたしております。ことしの7月には、東向陽台公民館の向寿大学でも仙台市より講師を招いて、玄米ニギニギ体操教室を開いております。今月の9月13日から、富ケ丘公民館ではこの玄米ダンベル体操講座が開催の予定と聞いております。このような貴重な勉強会を講座だけで終了させるのではなく、受講生を町の高齢者健康づくりのスタッフとしてボランティア活動をしてもらっては、と私は思っております。
 健康づくりは毎日毎日の積み重ねと継続性が何より大切であります。塩竈市では、「お助け隊」と名前をつけて、塩竈市の保健福祉課の職員とボランティアの市民が玄米ニギニギ体操の指導に当たり、市民の健康づくりに対する重要性の高まりと広がりを見せております。
 高齢者の健康づくりは、行政と地域の住民が一体となり、真剣に取り組みをしなければならない重要な課題だと思っております。その取り組みに対する環境づくりが一番大切と思います。このような重要な健康サポートスタッフの育成に対して、今後の町の取り組み方について町長の見解をお伺いいたします。
 次に、2番目の質問ですが、本町の人口は4万人を超え、町内会、行政区も39となりました。ことしの町民体育祭は心配された雨も降らず、暑くもなく寒くもなく、さわやかに事故もなく終了することができました。先ほど、同僚議員、また教育長からも話があったのでちょっと話づらいんでございますが、別にこの町民体育祭に私は水を差すものでも何でもありません。今回のこの大会も、町の職員のボランティアによる協力のたまものと、この成功の理由に最大に挙げられると思いますので、私も深く感謝をしているところであります。多くの町民が一堂に集うこの町民体育祭、大変私は意義のある大会だと思っておりますし、今後とも継続すべきだとは思っております。しかしながら、町民約 7,000名が集まるこの大会、現在の要項で継続することは運営上問題がないのか、この点について伺います。
 昨年の体育祭は突風による事故が発生しましたが、安全面の対策はどのように立てたのか、この点についても伺います。
 また、 7,000名の方が集まってスポーツをするわけですから、これには必ず保険といいますか、スポーツ保険を掛けるわけですが、この保険料の負担は主催する町が掛けているのか、参加する町内会が掛けているのか、これについてもお伺いします。
 行政区も来年は四つぐらいふえて、43の行政区になるとは思いますが、運営上、健康上、安全面で1カ所の開催では限度が来ているんじゃないかというふうに思っております。分割ということは考えられないのか、この点についても伺います。
 それに対する検討委員会なるものを、プログラムの中の内容もあわせて、そういうふうな検討委員会を早速つくって、今後検討していく考えがないかどうか、この点についても町長にお伺いして、私の質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の健康づくり関連であります。
 快適ライフの教室については、講師等による健康体操などを通じて、楽しみながら健康増進を目的としながら、月1回音楽に合わせてリズム体操、ストレッチ体操、レクリエーションなど、15年度の参加延べ人数が 196名でありましたということであります。講師には、一応 6,000円ぐらいの謝金でご協力いただいていると、こういうことであります。
 それで、その参加した方々なり、町の評価としては、無理のない楽しみであるために、教室のみならず自宅でも動き出したので、普及の方向、それほど大げさではないけれども、少しずつ前に進んでいるのかなという評価であります。
 それから、「脳力アップたいむ」については、軽度痴呆の重症化の支援のためを目的として行ってきて、月1回の頻度でやっております。これも昨年実績で 187名の参加を見ております。材料代としてお一人 4,000円程度がかかるようになっているようで、材料代ですね、講師謝金ではなく材料代として。それらの講座については職員がおつき合いさせていただいております。それの結果の評価としては、おのおのの、個々の脳機能の状態を把握したことにより、中度痴呆という結果になった方に対しては、個別の訪問指導に携わっていると。また、正常、軽度痴呆という結果になった方へは、介護保険の移行がないという評価でありますよ、健康なんですよ、まだまだということの目安をつけた、そういうことを目的として動いておるようであります。1年後の現在、最後の脳機能の判定テストを実施し、事業を評価して経過を見ている、こういうことであります。
 それから、健康づくり、転倒防止、筋力体操も入っていましたか、健康づくりについて厚生労働省の社会保障審議会に設置された介護保険部会で、介護予防の基本方向が示されたこともあり、身体状況なども考慮した方向性を定め、社会資源、……ちょっと大げさなんですけれども、社会資源を活用しながら進めてまいりたい。そして、ご指摘のとおりトレーニングの継続性ですね、お話あったように、これを何とか継続していくことを啓蒙して進めてまいりたい、こういうふうに考えているところであります。
 それから、公民館活動に取り入れたらということでありますけれども、サークル活動は会員全体の意思で、どのレベルまでの方向性を目指すかと、また自分たちの活動、地域のためにどのように生かせるかを模索しながら活動をいたしております。町民の方々の健康づくりのために、具体的にどのような形でご協力いただけるものなのか、サークルの方々のご意見なども参考にしながら、今後も取り組んでまいりたい。そのとにかく参加する方、そういう人たちのご意見なども実体験、そういうものもいただきながら、どういうふうに取り組んでいくか、それと相進めてまいりたいと、こういうふうに考えておるわけであります。
 それから、第2点の町民体育祭の件でありますけれども、基本的には先ほど教育長が申し上げたとおりであります。お話しありましたように、議員も継続には異論ないけれども大変苦労が多い、これはまさにあれだけの町内会数になっておりますと、その町内会さんの役員の方々のご努力、こういうものは本当に感服しておるところであります。ただ、おかげさまで、この間あのような天候で恵まれたこともありますけれども、振り返ってみますと大変体育指導員の皆様方、それから町役場職員のお手伝いはもちろんでありますけれども、それから各町内会の係の方々、こういう方々は時間のロスを非常に心配しておったのでありますけれども、とても組み立てがよくて、予定より少し早く終わったのかなと。このように思うと、非常に改めて関係者に感謝を申し上げたいなと。したがって、やっぱり祭りは多く集まって、そのかわり事故のないようにということを最大のやっぱり念頭にしながら、まずは大規模の祭りですけれども、やっぱり先ほど申し上げましたように一堂に会して楽しむ、そのためにクリアすることはクリアしていくということが基本だと思っております。
 それで、事故発生についても、昨年の経験を生かして、朝一番にやや一回りさせていただいたんでありますけれども、大体町内会の皆さんも去年の教訓をほとんど生かしておりました。いわばテントの飛ばないような対策もほとんどの町内会がしていただいたと、非常にありがたかったなと思っております。
 一方、保険については、おのおの町内会が掛けていただいているのが主たるであります。町としても、全体に掛けてはおりますけれども、その保障内容が非常に小さいので、むしろ町内会の皆さんが掛けてありがたいのかなというふうに思っております。
 一方、今町主催になっておりますけれども、公民館の主催による保障制度が、持っているようですので、次年度からはそういう事故なども勘案するときのある制度を生かすために、主催を町全体ではあるのだけれども、その主催を検討に入っているところであります。改めて感謝を申し上げながら、もうしばらく協議をしながら様子を見て進めてまいりたいと、このように考えておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 5番磯前 武君。

5番(磯前 武君) この公民館事業の一環としてやられている「らくらく健康塾」、年齢的に私もちょっと調査してみたんですが、50代から60代前半というふうな方々がサークル、ちょっと言われるようにサークル活動の一環としてやられている。これは大変、中央公民館でもやったんですが、これは5回やって、その5回やっただけで終わりになってしまったということなんです。東向陽台公民館で翌年やった、その受けた方、受講生が「いや、これはこれで終わりにするのはもったいない」ということで、そういうクラブをつくって現在もやっていて、どんどんどんどん広がりが出てきているんです。それで、これは自分たちだけやっていたんではこんなに筋力アップ、転倒したときその支える手が筋力がないと、結果的には骨折に入ってしまって寝たきりになってしまう。これはむしろ自分たちよりももっと高齢の方に筋力アップしてもらわにゃいかんということで向寿大学、それから私も睦会という老人クラブに入って2年になるんですが、こちらでもとにかく正しく指導して始まろうということで、月に2回こういうことを始めました。こういうふうな、寿命というよりも健康寿命、寝たきりにならないような、こういうふうな健康づくり、これが大切だなというふうに思うんです。
 人生生きていて、もう寝たきりになったら本当にもう何の望みもなくなってしまうと。だれにも世話にならなくて、それで前回私は一般質問でしましたけれども、「ピンピンコロリン」ですか、こういうふうな形で世を終わりたい。それがやはり日ごろからの毎日毎日の積み重ねのそういうふうな簡単な体づくり、これが必要なんですね。塩竈市でもそういうふうなことをよく理解して始まったようでございますが、何といっても周りの町民だけで物事をするよりも、やはり町、行政がそういうことに対する前向きさ、これが出てくるとまた町民の流れ、考え方も変わってくるそうでございます。私もぜひともそういうふうな流れを町として前向きにとらえて、隅々までそういうふうなニギニギダンベル体操だとか、簡単なものでございます。これはダンベル一つ、玄米を入れた袋なんですけれども、これ 500円で売っているんですね。これを使いながらやると、とにかく筋力がアップされると。これも指導者がそんなに難しい仕事では、勉強ではないらしいんですが、それを教えてもらうとすぐに覚えてしまうというふうな、そういうふうなことなので、そういうことを町として前向きに取り入れていただけるかどうか、その辺もう一度町長よろしくお願いします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 健康づくりはもうおっしゃるとおりであります。しかも、いろいろな数え切れないほどのメニュー、健康づくりというようなメニューが多い。それから、もう一つはその人その人によっていろいろな時間的な問題とか、その人のいろいろな要素を含みますと、健康という言葉の下にその人その人のスタイル、取り組みというのがさまざまあると思っております。したがって、今のお話のような手軽にできること、これは町としても基本はなるべく普及していきたい、これには変わりありません。ついでに申し上げますけれども、厚生省からの発表の中に、健康寿命の長さでたしか宮城県で男性が1番目、女性が3番目か5番目ぐらいということで、割かし富谷はいい線いってるもんですから、これをもっともっと、その中でも体調を崩している人が結構おるわけでありますから、議員おっしゃるように健康という、健康を持続するということがメニューの多さ、これらを念頭に置きながら町としてできることはして、ある施設を利用しながらより一層前に進めてまいりたいと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次、1番佐藤 克彦君。
1番(佐藤 克彦君) 私は、富谷町の防災についてと、道路行政の2点について質問をいたします。
 まず最初に、30年以内に99%の確率で起きるであろうと予測されている地震の対策について質問いたします。
 これまで多くの同僚議員が数多く、多種多様にわたり質問していますので、私は消防団にかかわることについてご質問いたします。
 富谷町のホームページの中で、「我が家の災害対策」ということで、このようなことが書かれています。抜粋すると、「今後発生する確率が高いと言われている宮城県沖地震では、町の4分の1が震度6弱、その他の地域は震度5強の地震が発生する可能性があります。いざというとき、まず第一に大切なことは、自分の身を守ることです。そして、危険から免れた方は近隣の出火防止や初期消火、被災者の救出などに当たることが重要になります。大規模な地震が発生したときなどは、消防や警察がすぐに対応できるとは限りません。地域の方で地域の被害を最小限に食いとめていただき、自主防災活動が重要な役割を果たします。家庭や地域に災害弱者の方がいたら、支援するよう心がけましょう」と書かれています。また、「災害が発生したときの救出・救護では、大災害が起こった場合、落下物に当たったりするなどして、けが人が多くなると想定されます。その場合、消防や警察などが救護等の活動ができなかったり、すべてに対応ができないことも想定され、そんなときに地域の皆さんが力を合わせた救出・救護活動がとても大切です。壁、柱、タイルなどの障害物を取り除くには、少しでも多くの人の力が必要になります。力を合わせて取り除き、救出しましょう。いざというときのために、のこぎり、スコップ、ハンマー、バール、ヘルメット、ロープ、軍手などを家庭や隣近所、町内会で保管することが大切です。町の備蓄倉庫にもこれらの道具は保管しています」等々が書かれています。「備蓄倉庫も町内に14カ所あり、いざというときのために必要な資材や機材を保管している」とも載っています。
 ただ、今地震が起こった場合を想定してみると、大変心もとない気がします。なぜなら、町内各団地、防災に詳しいいざというときのリーダーとなる消防団員がいないからです。消防団員の定員は 179人で、班は16班、旧富谷町の行政区だけにあります。各団地には一つもありません。消防団の活動は、富谷町消防団附則第10条で「水火災その他の災害の現場に到着した消防団は、設備、機械器具及び資材を最高限度に活用して、生命、身体及び財産の救護に当たり、損害を最小限にとめて、水火災の防御及び鎮圧に努めなければならない」と定めています。このような消防団が各町内団地にあったなら、いざというとき大変心強く感じるのは私だけでしょうか。町民皆が感じるのではないでしょうか。
 1995年1月の阪神淡路大震災では、北談町に総務常任委員会で調査に行ったとき、常備消防が道路等の不通ですぐに来られなくて、地元の消防団員によって町内の多くの被災者を救出したと聞きました。大変な働きだったそうです。これからもうかがわれますように、地元に消防団があったなら、近隣の出火防止や初期消火、被災者の救出等において大いに貢献します。また、平時の予防消防等に活躍することでしょう。財政的には大変厳しいときですが、ぜひ定数をふやし、町内各団地に消防団をつくってはいかがでしょう、か伺います。
 また、火災などで使用されたホースを乾かすために、使われていない半鐘を撤去し、ホース乾かしポールを速やかに順次設置するよう要望し、町長の考えを伺います。
 次に、道路行政について伺います。
 生活道路として使用されている赤線への整備費の助成についてです。
 以前から、国道、県道、町道以外の道、いわゆる赤線と称されているものについては、個人または地元集落の協力のもとで、その機能が損なわれないよう善良なる維持管理に努めて、今日まで至っております。しかしながら、町道などのいわゆる公道からの個人住居あるいは集落への取りつけ道路までの距離が相当あったり、地形、地盤などの条件が悪く、車の通行または人の往来が困難だったりする場合には、その維持管理にかなりの負担が強いられることになります。例えば、一ノ関コウスノ地区の道路です。そこで、ある程度の基準を設け、このような赤線と称される道の整備に、町として何らかの助成をする考えがないのか伺います。
 また、町道において側溝が整備されていない道路へ早期に整備を進めてはということでございます。昨今の厳しい財政状況の中で、町では町民の負託にこたえるべく、ソフト事業、ハード事業にかかわらず、さまざまな事業を展開していると思っている1人であります。そのうち、道路整備事業においては、総合運動公園線、大童今泉線の道路改良、バリアフリーに対応した富ケ丘地区の歩道整備並びに一ノ宮線の歩道設置、東向陽台・太子堂地区の側溝整備等、限られた予算の中でそれぞれに整備をしていただいています。
 しかし、一歩視点を変えて、農村集落等の道路整備を注視したときに、側溝等がいまだに整備されていない路線が残されております。地元からは早急にその整備を望む声が聞こえております。このような町道に対して、町ではどのような整備をしていくつもりなのか、町長の考えを伺い、質問を終わりといたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 第1点目の防災関連にかかわる点でありますけれども、基本的に消防団の定数条例の中でおさまっているんですけれども、議員おっしゃるとおり、後で申し上げますけれども、これは班編成していただく努力も町はしなければならないと思いますけれども、許されるならば団員は多い方がいいというのは基本であります。しかし、町の今16班の団員の職業状況を見ましても、ご案内のとおりかなり遠くに勤務されている団員の方々が多いわけです。したがって、大変ご苦労をおかけしているところでもあります。そのほかの地域にとっても、そういう状況、勤務地と住所が違う、かなりの距離がある人たちが多いわけでありますから、基本は団地にもどこにもつくっていただきたいけれども、なかなかそこまではいかないのかなと思って、事前の策として、先ほど申し上げましたけれども、かなり災害対策、括弧地震対策が主たるものですけれども、災害対策、それから防犯対策、そういう熱心な町内会が出てまいりました。こういう方々を防犯とあわせて災害時にもお手伝いいただく体制整備も、そこからもう一度議員おっしゃるように消防団まで結成していただくとなおありがたいんですけれども、そういう努力を今後もしていかねばならないのかなと。
 先ほど阪神の震災の話を伺いました。私も読ませていただいて、間違ったら失礼なんですけれども、地理的条件と人口密度と申しますか、そういうのも違うんだそうですけれども、神戸と北談町といいましたか、そことで、一方で大量の火が出る、死者も出る、一方で死者がなかったというのの要因の中に、消防団と消防団のOBが両方いて、どこの家は、どの場所に、どのあたりにはどういう人がいる、そこまで掌握と申しますか、人間関係のおつき合いの関係でその北談町といいましたか、そこはそういう事故率が少なかったという検証結果を発表したのを読ませていただいたことがありますけれども、それを読ませていただいて、改めて富谷としても消防団までいかなくても、だったら今の、繰り返しますけれども、そこから入っていく努力を惜しまずしていただこうと思っているところであります。ただ、かなり消防団、一気に結成、班編成というのは時間はそこはかかると思っております。ただ、目標をそこに置いて進んでいかねばならないと思っております。
 第2点の半鐘関係でありますけれども、ホース乾かしの方向には取り組んで、基本はそういうふうになってきております。老朽化したものから撤去し、そしてお話しのようにホース乾燥に切りかえをしてきております。今後も老朽化等点検しながら、その方向で、おっしゃるような方向で進めてまいりたいと思っております。ただ、一気に全部撤去ということにはいかないで、老朽化とあわせてそちらに変更していくと、こういう基本であります。
 次は、赤線関連の道路側溝整備を、かなり詳しく念頭に申し上げますけれども、赤線が国有財産から今町村管理に、ご案内のとおり管理を行うということが道路法、認定道路法による認定道路のようにきちんと整備された法による管理体系が、事実上受益者である利用者が慣行で維持管理してきていたのが現状であります。大正8年、それまで国道、県道、里道の道路構成が、里道の中で人の往来が多く重要なものを市町村までさかのぼっているんですね。町道に認定されない山道、農道が残された里道について、今古くはご案内のとおり経験をされているように地元で草刈り、個人でもやられておる方もおりましたし、集落として草刈りや道路普請という形で、せんだって今現在もされている現状にあります。
 それらの数が、青線の数が 1,000を超える数であります。赤線、側溝に入るわけですけれども、赤線が 3,000カ所、したがって、箇所数も 1,000カ所と 3,000カ所に上る、それほどさように地域の本当にいろいろな形での利用されている道という形で、その中での基準にご協力いただいてきたものは、昇格とかで、今日の富谷町の町道が今現在 230キロメートル台でありますから、今度は認定するともう少しふえますから、それが一応町道認定している分です。そこまでいかない分にまだ 1,000カ所以上の青線があると。したがって、先ほどコウスノの例が出てまいりましたけれども、あれも西沢の道路認定と同じように一つの町の思いつきでなくて、一つの枠組み、基準をつくっておりますので、その基準に受益者のご協力いただき、そして町として町道認定できる条件整備、あの箇所などは特にご協力いただいて、認定すべしというふうには思いますけれども、やっぱり一番は利用者、地権者、こういう方々のご協力が最優先するのかなと、このように今考えているところであります。今後も町としても地権者なり受益者に条件によってはご協力を願ってまいりたいと思いますし、かつまた議員も機会がありましたらご協力いただければありがたいなと、このように考えておるところであります。
 次に、側溝整備関連でありますけれども、これまたいろいろな、この議場でも何度も申し上げてまいりました。かなりの延長、 130キロメートルまだ未整備の地域があると言われております。その数字がこれまた概算で大変な額だというふうに出ておりますので、順次ということで、先ほどご指摘あったような交通量、それから利用頻度、そういうものなども勘案しながら、優先度を決めながら頑張ってきたつもりでありますし、今後も頑張っていこうというつもりでおるところであります。特に、側溝の道と農地にかかわる側溝については、農業資材提供という形で町でも資材提供の制度を持っております。したがって何度か、最近ここ一、二年はなかったんですが、その農地所有者のご協力でそれを土側溝からU字側溝構造物に変える、そういう形でやられた地域もありますし、ご協力いただけばそういう方向で町でも資材提供を惜しむものではないと思っておりますので、よろしくご協力もお願い申し上げたいと思っております。

議長(相澤 武雄君) 皆さんに申し上げますが、本日の会議は都合により時間を延長して行いますので、ご理解をいただきたいと思います。
 2番齊藤 きえ子君。
2番(齊藤 きえ子君) 少し時間がおそくなりましたので、少し早目に読みます。
 私は、二つの質問をいたします。
 初めに、「小学校に地域住民との交流の場所を提供しては」について質問します。
 少子高齢化時代に、成田地区においては子供がふえ、もう1校小学校が建設される予定です。子供が多いということは、よその地域からうらやましがられますし、富谷の町にとっては喜ばしいことだと思います。山上億良の歌に「しろがねも くがねも たまも なにせむに まされる宝 子にしかめやも」とあります。「銀も金も宝石も何になるだろう。一番の宝といったら我が子以外にないのではないか」という意味で、このように大切で、将来有望な子供たちです。この子供たちを育てていくのは、子供の親だけではなく、その子供たちを取り巻く地域の大人たちでもあります。
 昔の話をしても始まりませんが、私たちが子供のころは、食べるものも着るものも貧しい時代でした。子供にもそれぞれに役割分担があって、昼間遊んでいても夕方になると一斉に家に帰って、手伝いをしました。地域の中では、家族も近所の大人たちも一緒に子供たちに目を向けていました。声もかけてくれました。親のかわりにしかってもくれました。そして、遊びを通していろいろな社会のルールを学びました。
 それが、今ではそういう光景はめったに見かけません。生活の中では、ボタン一つ押せば洗濯ができるし、掃除もできるようになりました。算数の計算も、電卓で答えが出せます。大げさに言えば、考えなくても結果は出てきます。このように、物事の過程がなく、結果だけを求めるようになっています。スピード時代なので、過程は省略されるのでしょうか。時間のある元気なおじいさん、おばあさんが、物事の過程を教えてあげてはどうでしょうか。それぞれの小学校の空き教室を地域に開放して、学校の警備、草取り、家庭科などの補助、休み時間に一緒に遊ぶなどを通して、子供たちとの交流を深め、いろいろなことを教えてあげられたらいいのではないでしょうか。現在は、学校行事に招待されますが、ただ見ているだけで、一緒に何かをするということが余りありません。それも、毎日一緒にいるのですから、お互いの顔を覚えて、地域に帰ってからも声をかけ合えるようになれば、子供たちはうれしいと思いますし、高齢者も元気になります。このことは、防犯の上でも大きな役割を果たすと思います。また、地域の人の中に講師になれる人を募集して、生涯学習大学を開設して、健康で豊かな老後を過ごせるようにするのもよいと思います。
 痴呆にならない秘訣は、とにかく笑うことだと言われています。うれしいことがあることだとも言われます。子供たちの元気な遊びを見ながら、にこにこ過ごすのが健康を維持する上でも必要と思います。
 成田に新設される小学校にも、地域住民との交流の場として利用できる教室をつくれるのかお伺いいたします。新築時点でそのものとして利用できなくても、後々高齢者が利用できるように考慮して、木材を使った内装にして、バリアフリーはもちろん、トイレなども今後のことを考えて設計されることを望みますが、このような計画はあるのか伺います。
 また、学校が災害時の避難場所になっていることから、備蓄倉庫として活用することもできるのではないかと思いますが、現在それぞれの小学校の空き教室をどのように利用するか、特に考えがあるのかお伺いします。
 次に、図書館の建設計画について質問します。
 「子供たちが宝」と言っている我が町に、図書館がないのは大変残念です。町民に読書の機会をふやし、知識を広め、教養を高め、生涯学習の場として、また子供たちの受験勉強の手助けとしても、ぜひとも必要な施設ではないかと考えます。
 図書は、住民に税金を還元するのに大きな力を持っていると思います。例えば、1冊 3,000円の図書があったとします。それを1人の人が利用すれば 3,000円、 100人の人が利用すれば30万円還元することになります。逆に言えば、図書を利用した人は利用した本の分だけ税金を戻してもらったことになります。1冊の図書が、多くの住民にいろいろな意味で働いてくれます。高度情報化時代のニーズにこたえるためにも、図書館は必要と思います。中学生や高校生の受験勉強にも大いに役立つと思います。富谷の町から優秀な子供を世に送り出すためにも、図書館は必要です。以前、同僚議員も質問して、「県立図書館を利用するように」との回答がございましたが、子供たちには身近なところで利用できるのが一番だと思います。学校の新築工事や改修工事などで出費がかさみ、今すぐは無理としても、それらが終わったら早速取りかかれるよう準備していただきたいのですが、図書館の建設予定はいつになるのかお伺いします。
 以上、質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点のことについては、教育長の方から基本的に考えなどをお答えさせていただきたいと思います。
 第2点の図書館、将来的にも全く考えていないのかということでありますけれども、将来的には図書館は必要でありますと、こういうふうに思っております。ただ、ここからが大変なんですが、本当に考えていないのかということですから、考えている、必要であると思います。そのためには、問題は費用がまずでありますから、基金条例にもなかなか今積まれていないはずであります。場所の選定から、つくるとすれば相当の費用がかさむと、こういうことを念頭に、必要であろうと、準備していかねばならないと思っております。
 その間、富谷がこういう状態にあるものですから、公民館になるべく本を備えていこうと思って、今まで努力してきたつもりです。中にはどのようにして選定しているのかなと思っておりましたら、おのおの公民館ごとに利用頻度の多い人たちのご意見が主たるで、やっぱり利用して読まれる方々のご意見が主たるで、なるべくそういうご意見を参考にしながら今までもふやしてきたと、こういうふうに思っております。してきたようであります。
 それで、今の六つの公民館の、古いのは処分をいたしますけれども、今現在どのぐらいになっているのかなと思いましたら、5万 5,000冊が今富谷の公民館に持っているようです。しからば、では県内の町村で10カ町村ぐらい図書館という名前で持っているようで、かなり豪華なのもあるようでありますけれども、平均どのぐらい蔵書数があるのかなと思うと8万冊ぐらいが平均値であるようであります。したがって、散らばってはいるけれども、数ではまずまず持っているだろうと。それで決して満足だとは思っておりません。できればもっと、とりあえず公民館の蔵書数をふやして、一方で将来的には図書館というものを念頭に置きながらふやしていくべきものだとは思っております。
 一方、県立図書館の利用、中には「遠くて……」という話も直接伺ったこともあります。しかし、宮城県全体の図書館の地理的条件からすぐ近場でありますから、なるべく……、非常に高度な内容でありますから、お使いいただきたいということで勧めておったところ、登録者、昨年実績で1万 1,870人の富谷町の住所を持つ方がカードを登録されておるようであります。結構県図書館の富谷に住所のある方々の利用状況を見ますと、8万 5,000冊を超えておりますから、相当利用率もいいな、場所もいいんだなと、このように思っております。そういうものを見ながら、今のところ公民館なり、県立図書館……、県立図書館もついででありますから申し上げますけれども、宮城県の図書館の移転計画のときに図書館、大学、公務研修所、三つを富谷のある地域に県の幹部を何度かお呼びしながら現場を、今だから申し上げますけれども、そういうことで進めてまいりました。しかし、かなり前に進んできたものですから、一気にそれを地権者に相談し、地権者に一気に同意をいただいて発表しようとしたら、いろいろな事情で相続問題でその場所がだめになったと。したがって、公務研修所、辛うじて場所を移して確保し、大学と図書館は隣接の地域、県有地にという過去の歴史があります。したがって、今思い出すときにあの運動が、動きが少なくても富谷に本当に近いところに建つ図書館と大学が設置されたのかなというふうに思うとき、町民の方々にやっぱり七ケ宿町、丸森町から、花山村、唐桑町から比べたら本当に自転車距離ですよと、こういうことでありますので、なるべくせっかくあれだけの蔵書数の図書館ですから使っていただいて、その間将来に向けて、やっぱり5万人を目標にする町に近づいてくれば来るほど、そういうことを時間をかけて計画せねばならない、将来的にはありますという繰り返し答弁いたします。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) お答えします。
 最初に、まず新設される小学校の建設ということですけれども、17年度、18年度、2カ年継続として19年4月開校を目指して建設を計画すると。まずもって補助採択が先決問題でありますことから、分離新設の必要性を宮城県教育委員会に強く頻繁に働きかけてまいりたいと思います。
 なお、そのときの空き教室ですけれども、最初から空き教室は補助対象としては認められませんので、空き教室でなくて少人数学級、あるいはそういうふうな、あるいは別な目的、いわゆる補助対象内の目的の教室をお願いしていくということになっております。
 二つ目ですけれども、将来高齢者との交流の場としての教室、そして木質ということでしたけれども、昨今の義務教育国庫負担金の削減案でもおわかりいただけると思いますけれども、公立学校施設設備の整備事業に対する財政措置について、例外なく極めて厳しい状況にあります。交流の場となる教室は補助対象外となっておりますので、町の単独持ち出しということになりますので、財政的な面から見ても現在難しい状況になります。したがって、例えばお年寄りとの交流の場ということで示唆に富んだご質問をいただきましたけれども、子供とお年寄りの方々の交流を図るということで、学校教育活動ではどうなっているかということをちょっとお話ししたいと思います。
 教育課程の中には、交流の場をつくってお年寄りと一緒に授業をする、あるいは何か活動をするということは、カリキュラムには取り入れることはなかなか難しい状況にあります。したがって、我が町では地域の公民館を世代間交流の場として活用していただいているということで、まず交流の場としては地域の公民館をご活用いただければ幸いかなと思います。
 また、学校での交流の方法としてどういうようなことがあったかということをお話ししますと、小学校の学習指導要領には「開かれた学校づくりを進めるために」ということで1項起こされております。「地域や学校の実態に応じ、家庭や地域の人々の協力を得るなど、家庭や地域社会との連携を深める場としてほしい」と。その基本は、まず学校の自主性、主体性を確立し、認める、それが基本。そして、生涯学習体系の中で、先ほど齊藤議員さんがお話ししましたけれども、最近の子供たちは遊び、自然体験、生活体験が極めて少なくなったというお話ですけれども、その中で遊び、自然体験、生活体験を特別活動や総合的学習領域で、地域からいろいろな方をお招きしながら対応していくという、そして学習活動を展開していくということが現在地域に開かれた学校ということの趣旨となっております。したがって、通常学校にある部屋を地域の人が入ってそこでいろいろなことをするということはできない状況になっております。
 それから、現在空き教室はどんな利用をされているか。例えば避難場所とかということをお話いただきましたけれども、緊急時の場合には校庭、体育館、そして教室までも一応緊急避難場所として提供しなければならないことになっておりますので、空き教室にかかわらず避難場所としては確保しなければならない状況になっております。
 それから、将来ですけれども、将来うちの町では児童生徒数が多いものですから、なかなか空き教室が出ない状況です。もし空き教室が出るような、児童生徒の減少で空き教室が出るような状況になりましたら、一応質的な整備をしていきたいと。いわゆる空き教室を効果的に利用できるような整備を図っていく、そしてその中で先ほどお話し申し上げましたように、学校の自主性、自立性を生かせる特色ある学校づくりにまず努めると。そして、その学校教育に支障のない範囲内で、学校地域の方々の教育、文化、福祉の面での、地域公民館でやっているいわゆる交流の場を補完できる開かれた学校づくりを目指していかなければならないというふうに考えております。
 ということで、答弁といたします。以上です。

議長(相澤 武雄君) これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会をいたします。
午後5時16分 散会

平成16年第3回定例会議事録(第2号)

平成16年9月8日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 磯前武君     
  • 6番 今村寿君
  • 7番 相澤榮君     
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 佐藤聖子君    
  • 12番 土井昭二君
  • 13番 細谷禮二君    
  • 14番 尾形昭夫君
  • 15番 小野進君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 中川弘美君
  • 財政課長兼会計課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君
  • 代表監査委員 阿部功君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主事 福原明敏

議事日程 第2号

平成16年9月8日(水曜日)午前10時00分開議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問 10番 伊豆田 待子議員
1 富谷新町宿の観光推進で地域活性化と歴史・文化の継承を
2 発達支援センターの設置を求める
11番 佐藤 聖子議員
1 ごみ処理基本計画もとに仙台市との共同処理を
2 大切な公立保育所の役割子ども優先に考えて
17番 永野 久子議員
1 町民バスの運行を交通不便地域・交通弱者の声に応え改善を
2 町内会館の修繕・建て替えを計画的に
3 国保一部負担金の減免制度実施を求める
18番 佐川 幸三議員
1 介護保険見直しは、安心して利用できるものにするために
2 住民のくらし、権利を守る開かれた町政を
 9番 安住 稔幸議員
1 防犯への取り組みについて
2 子育て支援の充実について
3 町民の身体におよぶ緊急時の対応について
4 高齢者福祉の推進について
第3 認定第 1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
第4 認定第 2号 平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
第5 認定第 3号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第6 認定第 4号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第7 認定第 5号 平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第8 認定第 6号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第9 認定第 7号 平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 なお、本日も多数の傍聴人がおいでであります。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影等は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は携帯電話の電源をお切りになって、静粛を保ち傍聴をされますようお願い申し上げます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、13番細谷 禮二君、14番尾形 昭夫君、15番小野 進君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(相澤 武雄君) 日程第2、きのうに引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) おはようございます。
 まず、台風18号の被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
 私は2点質問いたします。1点目は、富谷新町宿の観光推進で地域活性化と歴史・文化の継承についてです。富谷町は人口が4万人を超し、大型店の出展による町の中心が大清水地区や成田地域の方に移っているように思います。しかし、富谷町の中心地域はあくまでも旧庁舎・本陣があり脇本陣がある富谷新町であります。富谷町誌によりますと、富谷新町は奥州街道 112駅の一つで、仙台藩主伊達政宗の三男が吉岡に移り、3万8000石の城主となるに及び、仙台から吉岡までの道を新設するに至り、仙台から吉岡までは余りにも遠いということで内ケ崎筑後、後に織部に改める、に富谷に宿場を設けることを命じ、宿場として発達した歴史的な町、富谷新町宿であります。本陣の内ケ崎酒造店には、当時各藩の大名がご宿泊の際標示した大看板数枚あり、脇本陣の氣仙家にも各藩の定宿の大看板が保存されていると聞きます。また、内ケ崎別邸や恋路の坂などがあり、富谷新町は何といっても宿場町を思わせる雰囲気があります。その一つに白壁があります。また、格子窓や観音開きの門などが今も使用しております。このすばらしい歴史や文化は、富谷町の宝ではないでしょうか。この歴史や文化を全国民にまず知ってもらい、継承し、後世に残していくのが行政の役目ではないでしょうか。観光資源に乏しい本町として、この富谷新町宿を観光地として推進することを求め、伺います。
 同僚議員も、宿場町を復元、観光地にと取り上げた経緯がありますが、まず宿場町としての当時のたたずまいが残る白壁や格子窓など、整備することにより観光資源として一役買うことになり、子供たちにとっても郷土史の勉強にもなるはずです。この整備に町での補助も考えるべきと思いますが伺います。観光地にすることにより、人が集まり、お金を使い、そのことにより町が潤い、住民が潤うのではないでしょうか。富谷町商工会は「おもしぇがらきてけさin富谷」などのイベントで、富谷宿ウォーキング大会を行ったり、またことしのイベントでは奥州街道を国分の町から富谷新町までの19キロメートルを歩くことを企画し、当時を再現する仮装でウォーキングをするなど、新町を活性化しよう、富谷新町宿の歴史を伝えよう、文化を残そうと富谷茶を育てるなど、さまざまな工夫で尽力しています。先日、内ケ崎酒造店では酒蔵ライブが行われました。このライブも私の年齢には非常に懐かしく、オールデーズ、またはジャズ、そしてウェスタンなど非常に心温まる時間を過ごさせていただきました。
 先日、黒壁の再現で町の活性化に成功した滋賀県の長浜市に行ってまいりました。ここは郊外にやはり大型店が出店したことにより人口の移動で中心市街地が衰退していったようです。そこで、まちづくりのプロジェクトチームを結成、事業を展開していきました。その一つに黒壁の再現です。この商店街の黒壁の再現に10万円の補助を市では出しております。私はこの10万円という金額を聞きまして、少ないのではないかと思いました。しかし、この補助は個人に対して出すものです。個人に出すということから、この辺が限度なのかなと納得いたしました。しかし、これで見事に活性化したのです。長浜市は長浜城があり、この長浜城については一般の方たちがお金を出しあい復元いたしました。また、長浜市には曳山文化があり、富谷町とは環境が異なっておりますが、富谷町の宿場町としての静かなたたずまいを残している新町、新しく何かをつくるとかではなく、今存在している歴史を整備活用することで十分人を寄せることができると思います。
 それには、町、商工会、商店街などのプロジェクトチームをつくらなければならないと思いますが。PR、宣伝とイベントです。このイベントにマーチング・エコーズやとおのみや太鼓、富谷音頭などが新町をパレードするなどいかがでしょうか。また、大名行列の再現で町を練り歩くのもいいのではないでしょうか。この大名行列の再現なども各地で行っていると伺っております。
 宣伝、PRですが、町のホームページを開きますと、いろいろ町の特徴が載っていますが、ちょっと寂しい気がします。もっと富谷町の歴史を積極的に紹介していただきたいと思います。本当に富谷町にはたくさんの歴史、史跡がある町です。例えば、四脚門、それから古城、古城跡、また隧道など、そして大清水石盥など、富谷町は本当に歴史の宝庫であります。現在、小学生がインターネットをする時代です。まずは、そこからPRを始めるべきと思いますが、伺います。PR、宣伝をすることにより、みんなが富谷町に興味を持ち「富谷新町宿ってどこにあるの。行ってみたい」と思うのではないでしょうか。
 9月4日には、新町の歌「あいさつ通りしんまち」が町民交流ホールで発表、披露されました。とてもすばらしい歌に感心いたしました。そして、森田選手のオリンピックでの銅メダル2個獲得の活躍には感動しました。昨日、千葉議員も述べておられましたが、本当に役場の職員の方々の心遣いに感謝いたします。夜中にもかかわらずたくさんの方たちが集まり、みんな一体となって応援できたことは本当に尊い思い出となり、富谷町も全国に知られることとなりました。
 町づくりは、国の事業など補助は望めなくなりました。自力での事業は大変かと思います。しかし、町としてのバランス、富谷町の歴史、文化は後世に残さなければなりません。そのことからも、この富谷新町宿の活性化、観光地推進を求めるものです。
 2問目は発達支援センター設置について質問いたします。
 富谷町の療育手帳保持者は全体で 113名です。障害児に対して当町では前向きに対応しており、評価するところです。一方、LD児、多動性自閉症の未就学児は母と子の教室の利用となっています。未就学児を持つ親御さんの不安や就学してからの放課後の児童クラブをどうしたらいいのか。親御さんはいつもいつも不安を抱えています。私はこの場で何度か取り上げていますが、平成11年12月議会において、私の質問に対し町長は施設の設置の方向で考えますと答弁しています。あれから4年がたちました。本年12月1日には、富谷町保健福祉総合支援センターが開所されます。また、知的障害者、障害児のデイサービスも設置される予定になっております。このことを踏まえ伺います。
 成田地域に計画の小学校に隣接して発達支援センターの設置を求め、伺います。私は滋賀県甲西町の発達支援センターを視察してまいりました。人口4万 3,000人と富谷町とほぼ同じであります。支援センターに該当する児童も約 100名ほどとのことでしたので、条件は似通っていると思います。この甲西町は、大規模改修をする小学校に隣接して設置したそうです。話はいろいろありますが、ここは省きます。
 次に、とうみやの杜に知的障害者(児)デイサービスができる予定ですが、このデイサービス事業の中で、自閉症児や多動性児などの就学児童の放課後児童クラブ、また未就学児の受け入れなどを考えているのか伺います。
 最後に、障害者6法が改正になりましたが、富谷町ではどのように考えていますか。方針をお聞かせください。アテネではもう一つのオリンピック、パラリンピックが始まります。感動をもう一度。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 2点についてお答えを申し上げます。
 第1点の新町の関係でありますけれども、新町地区の町並み景観に欠かすことのできないしっくいの壁、お話ありましたしっくいの白壁などは貴重な観光の資源になっているとも思っております。タイル製ではありませんけれども、三々五々という表現になりますか、散策なすっている方々を見受けたり、あのかいわいで絵をかいている方があったりということで、興味、関心、議員おっしゃるとおり興味、関心持っていらっしゃる町内外の方々が数は少ないけれどもあるということもこちらとしては認識、見ているところであります。
 しかし、しっくいの壁は、ご案内のとおり、私有財産であります。再生の必要性と、それらに係る経費負担についても、所有者の意向が大きくかかわってくるとも考えられます。したがって、これらについては慎重に打ち合わせをしてまいらねばならないとも考えております。それは、皆さんの町民合意で全額町で買い取るとか町の所有という形をとるならば話は別と思いますけれども、そうでない限りはやはり受益者というか所有者からも求めなければならないということも考えから外してはならないと思っております。したがって、そういうことも考えながら、一応商工会を中心にという形では今までまいったわけでありますけれども、ご案内のとおり、新町通り、字町地域にはそれほど商店、商工会、商店加盟者が少ないわけでありますから、もっと広範に三つの町内会の合意形成、そしてご協力、ご関心、そういうものが積み上げていかねばならないとも考えております。かなり前になりましたけれども、宿場には必ず乗り物屋が存在、存してきたわけでして、あの新町地区にも荷車、荷馬車、そういうものを業とした方々もいっぱいおったわけで、せめてもそれほど資金かからないので、荷馬車、荷車、こういうものを屋敷前に道路に面したところにぽとんと置かれてきた歴史があるわけで、それぐらいご協力いただかないか。それから、格子戸ぐらいまでのそれほど大資金かからない、格子戸も宿場のイメージ、富谷新町には強くあったわけで、そういうものの復元ぐらいのというご相談申し上げた経過もあります。しかし、なかなか進みません。それは、どうしても資金もあることも一つ。それから、それらに対する意識の結束性と申しますか、私だけでなくてみんなでというまで積み上げてこなかった経過も残っております。しかし、そういう中にあって、先ほど申し上げましたように、絵をかくとか恋路の坂を散策するとか白壁を見るとか、宮城県最古であります内ケ崎酒造店は。今、ほとんど集団で酒造してラベル、共同醸造が主の宮城県の酒造店でありますけれども、我が家の水で我が家の蔵でつくっている酒屋さん、そして歴史的には宮城県最古の内ケ崎酒造であります。先ほど話ありましたように、酒蔵をお借りして歌ってみたり。この間もあったけれども、また別な方もそういうご希望で申し入れなどもあっせんしたりしているところでありますし、お話にもありましたように、恋路の坂の提案なども地元の人たちでありました。今まで寝ておったものを起こしてくれたのもそういう有志の方々でありました。お話ありましたように、つい先だっては富谷の人が作詩をされ、あの地域で生を受けた人が作詩をされ、そして曲もあの新町通りで生を受けた方が曲づけをし、そして大勢の友の人たちが参画し、支援、応援をしてくれたとこういうことの積み上げも一つのお金だけでなくて、そういうことが積み上がってきたということは非常に歴史的にうれしいことでありますし、そういうものを今後もなお一層積み上がっていくことによってそういう格子戸の復元とか白壁のそういうものを何とかしようとか、そういうものを町としてもどこまで支援できるのかわかりませんけれども、目標値はそういう所有者、そういう方々の意識とそれからそこに住む、またそこで生を受けた人たち、そういう方々の盛り上がりを待つことも一つ。それから、こちらから町としてご協力を遅滞なく願っていく努力も必要なことだと考えております。
 それから、イベント的には、この間商工会のあの夏祭りで国分の町より歩いてみるとか、今度また形を変えて、これは目標は交通安全にかかわる事柄の施策でありますけど、それに準じた歩き方をしてみようとか、そういうことは本当に皆さんの、議員のおっしゃるような人たちの願い、思いが少しずつ醸成されてきているのかなとこういうふうに今思わせられているところであります。
 次、もう少しよそにということでありますけれども、ホームページ、町でも今流しているわけでありますけれども、大体行政でつくったホームページの開きが少ないということが言われてまいりましたけれども、今数字は頭から外れておりますけれども、富谷の自前でつくったホームページ、意外と想像以上に開いてくれている人たちが多くあります。したがって、新たな委員会、内部で委員会をつくって、今新たな編成をしているところであります。その中に、議員おっしゃるようなことなども念頭に置きながら、参考にしながら編成していくものと考えております。したがって、きょう申し上げましたけれども、基本は私有財産ということ、物的にはそういうことと精神的なものと両方から町としてもいろいろなご相談を申し上げていく。ご相談の申し上げは、繰り返しますけれども、商工会とやはり地域に住む方々の、いわば三つの町内会のもっと密に相談をしながら進めてまいらねばならないと思っております。
 第2点の質問でありますけれども、発達支援については、相談から療育訓練、自分自身の能力を最大に伸ばして発達の基礎を築き、社会適応力を身につけるような訓練ということを主たるでありまして、包括的な支援を行う場でありますが、本町の発達支援の考え方といたしましては、12月、お話ありました、開所する総合支援センターでの相談機能、家族支援の強化、町で実施をしている事業などを活用しながら進めてまいる。それから、来春開設予定の法人で開設するデイサービスについては、より専門的な支援が必要な場合は県の地域子供センターの保健所事業の活用なども連携して進めてまいりたいという考え方であります。
 それから、県子供総合支援センターのデイケアとの連携活用、こういうことをリンクさせながら進めてまいりたい。これが支援センターとデイサービスのすみ分けによってこういう、今お話あった形の進め方をしてまいりたいという考え方であります。その中に、お話ありました、成田地区にということでありますけれども、最終的にこの種の事業については小学校区もしくは、どういう表現が当たりますか、公民館区ごとのケア、総合的なケアというのを目標値にしていかねばならないということも考えております。しかし、そこまでなかなかいきません。 49.13平方キロメートルの決して大きくないこの町の国土であります。したがって、当面とうみやの7ヘクタールの中でさまざまな町民に対するこの種の事業を進めてまいりたい、このように考えております。そして、ブロックまで入り込む、学校区ごととか公民館区ごとに入っていくことにはまだ時間がかなり必要と思います。
 第2点の知的障害児のデイサービス事業の中で、放課後児童預かりや未就学の子供たちの受け入れも考えている。運営主体の永楽会ではそのように計画しておりますので、これらを第2問の質問には永楽会のデイの方で受け入れるという計画で、今準備を進めているところであります。
 それから、第3点については、障害基本法の主な改正点、お話ありました、これは次のようにとらえております。第1から五つぐらいに種分けしておりますけれども、障害者に対する差別の防止、権利擁護、自立及び社会参加支援、町民と障害者相互の理解の啓蒙活動、これは当然の表現です。別であってはならない、平らでなければなりません。これを何とか力点を置いていかねばならないと思っております。
 次は、努力目標であった市町村障害者計画の策定の義務づけが、19年、平成19年の4月まで、町の基本計画などの整合性を図りながら進めてまいらねばなりません。していかねばなりません。
 それから次の3点目について、教育の規定として障害がある児童と障害のない児童との交流及び共同学習を積極的に進めること。これも当然にしてなかなかできないものを当然にしていかねばならないと思っております。そのためには、相当子供さんももちろんでありますけれども、親御さん方の、いわば町民の方々のご協力が欠かすことができない。そのための親御さんと申しますか町民の方々のご協力もいただいていかねばならないと考えております。
 それから、情報の利用における障壁のないものにしていく、いわば通称バリアフリー化、そういうことであります。それから、事務事業に当たってはファクスとか音声案内、こういうものの充実強化していかねばならない。それから、相談業務の実施では支援センターでの、総合支援センターでのこれらの取りまとめ、相談に供していきたいとこのように生かしていきたいとこういうふうに考えているところであります。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) まずは新町の富谷宿の観光推進の件なんですが、今までの努力してきたと。しかしながら、当の町中の方たちがなかなか認識が整うまでに時間がかかるとそういう答弁でございましたが、今まではどのような町として働きかけをなされてきたのか。私も富谷に移りまして16年になりますが、年々新町は人が通らなくなり、衰退まではいかないですが、それに近い状況になってきていると私は考えます。その面から、再度町として町中の商店街、または商工会、また町中に住んでいる、歴史を持っているおうちの方々、そういう方たちに今までどのような手を尽くしてきたのかお尋ねいたします。こちらにいらっしゃる副議長はご自分のおうちを建てかえるときに白壁を建てかえて新町の活性化に力を入れた経緯もあるのではないかと考えておりますが、そのときに観光地ということで質問をされておりましたが、そういうことも踏まえながら本当に毎年毎年寂しくなる新町に対して、町長として今後もっと協力的に力を入れていかなければならないのではないかと思いますが、その点、お尋ねいたします。
 それから、イベントについてなんですが、これは東北代表として東京の武道館まで行ったマーチング・エコーズ、この方たちの中でだけじゃなく外に出てこの新町を応援する、パレードする、そういうことも考えてほしいと思いますが、実施するかどうかはこれからの判断かと思いますが、ぜひこういうのも町の中を、新町を行進すること、パレードすることによって人も集まってくるのではないかと考えますので、そういうイベント等についても再度お伺いいたします。
 それから、2問目の発達支援センターについてですが、とうみやにできる知的障害者(児)のデイサービスで未就学児、また就学の児童クラブ等を引き受けていただけるという答弁がありましたが、いろいろ予算の関係上、国の予算の関係上、おくれている状況にありますが、はっきりした現在、いつ、来年にはできるとかそういうはっきりしたことは今この時点でわかっているのであればお答えいただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第2点の時期明示ということでありますが、先ほど、とりあえず先ほど答弁した形で進めてまいりたい、こういうことであります。
 それから、第1点の新町地区のことでありますけれども、その2番目に、例えばあの地域をマーチング・エコーズのようなということであります、私は専門家ではありませんけれども、町内で二つの交通安全協会で小学生の金管バンドを交通安全啓蒙活動にご協力いただいている地域があります。それで、あの子供さんたち、よくも保護者も一緒にお手伝いしていただきながら、かなりの距離を演奏しながら歩いているのに何度か、何年か続いておるんですけれども、かなり、もともと金管バンドとか、認識薄いんですよ、私は。エコーズのような、あれは一定の場所の動きで初めて振り付けを精一杯、森田君が 100メートルの距離で勝負すると同じように、あの種も一定のフロアの中で一定の時間内でということでありますから、これは団体との相談なんかも必要なのかなとこのように思っております。ですから、その他の中で国分の町より歩くとか、きのうお話ありましたように、歩効果なんていうのもこれも一つの新町地区を拠点にした恋路の坂をあなたと私が一緒に歩いてどこまでなんていうこととか、そういう工夫が必要なのかなとこのように思っております。その底流には、議員のお話の中に人通りが少なくなったということ、これは私もまさにその人通りの少なさというのは、新町も人通りが少なくなったのをあわせて、いつかあるときだったんですけれども、夕方4時から6時の間を仙北、吉岡、中新田、岩出山、古川、こういう時間を決めて回って見た、何年か前ですけれども、夕飯買い物時期にあれだけ歴史的な、また規模、富谷よりも大きい商店街で指で数えるぐらいの人しか見ることができませんでした。それほどさように、地方商店街の今のそういう面での人の動き、徒歩から自動車へ、それから郊外との買い物、したがって、その町の人通りというものと歴史の復元というのをどのように連携にとらえるか、また、別にとらえていかねばならないことでもないだろうかと。人通りがなくなったのは、この雰囲気によって人が毎日のようにわんさと動くということとまた別なとらえ方。それから、あわせて人の動きの中で大きな、通称大きなスーパーという人の流れと、それから昔の専門店である通称商店、それにかわる販売、購買構造が、コンビニがなぜ本来ならば若い人の商店に焦点を合わせて世界に動き出したあの店舗が、今高齢者、その場所によっては高齢者に焦点を合わせた産品を扱う、こういうふうに変わってきますから、歴史の復元と継承とその買物客とはまた別なとらえ方でこの新町地区というのを保存、また盛り上げていかねばならないというとらえ方も必要なのかなとも考えております。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) 最後に一つ、これは質問、最後の質問なんですが、例えば土地や建物、現在新町で所有している所有者の方が昔からの建物を不要とした場合、町では現在の景観を失われてもいたし方ないと考えておられるのか。または、もしそういう状況があった場合は町で買い取るとか、そういう方向も考えているのかお尋ねいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君)  字町新町、通称新町地域で土蔵10件ぐらいの方が大体一つの主でありますけれども、複数持っていらっしゃる方もいるようですけれども、たしか10件ぐらい所有されているようであります。それを不要だから、場所が道路に面していない分もあります。それを町で買い取る力は今、私は今持っていないんじゃないかと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、11番佐藤 聖子君。
11番(佐藤 聖子君) 私は2点質問します。ごみの問題と保育所の問題です。
 ごみ処理基本計画をもとに、仙台市との共同処理をということで第1問目、質問します。
 可燃ごみの処理は自分たちの出すごみに最後まで責任を持つという観点から、その自治体内で行うのが基本だと考えます。石積の焼却場はダイオキシン対策の改修も実現され、平成22年まで運転可能だということが言われています。使えるうちは使うべきということを私たちは主張してきました。2005年4月から焼却ごみが仙台市と共同で処理されます。仙台市松森工場は1日 600トンの処理能力を持ち、24時間高温で連続燃焼させることでダイオキシンの発生を抑制すると言われています。この松森工場で共同処理が実施されるにあたって、ごみ処理基本計画の見直しが必要だと考えます。平成11年の富谷町ごみ処理基本計画報告書によれば、1人当たりの可燃ごみの排出量が平成10年 572グラム、平成24年 690グラムとなっています。これに人口の増加を乗じて焼却ごみ量が示され、平成24年では1日53.9トンが焼却されると推計されています。この推計は1人当たり排出量の削減が盛り込まれていない、人口増加とともに排出量がふえる右肩上がりの計画になっています。このままの計画で共同処理が行われるということは、資源循環型社会を構築する取り組みに逆行することになります。1人当たりのごみ排出量削減目標を明確にするなど、ごみ処理基本計画改定版を早急に策定するべきと考えますが、どうでしょうか。
 さらに、町は現在のごみ処理基本計画のままで共同処理を実施することが資源循環型社会構築に逆行するという認識はありますか、伺います。
 富谷町のごみは各家庭と個人の努力、そして協力によって16種類に分別されてごみステーションに出されます。ペットボトル、缶、容器包装のプラスチックなどは洗浄に手間も費用もかかりますが、このように分別することで再利用できる資源になります。昨日の質問に対する答弁で、生活系のごみは 6.7%の伸び、一方事業所系のごみは22.9%の伸びということでした。家庭のごみと事業所系のごみを合わせたものが富谷町のごみの総計としてあらわされ、それを人口で割ったものが1人当たりの排出量です。したがって、家庭で幾らごみを出さないような生活をしていても、分別をきっちりやっていても、事業系ごみの分野で大幅な削減がなされなければ排出量全体の削減はできないことになります。ごみ全体の排出量削減するかぎは事業系のごみであり、それを企業がふえればごみがふえるのは当然という考え方、これは間違っています。事業系のごみを再資源化する取り組みは多くの先進例がありますが、町として企業にどのような働きかけをするのか、具体策は何なのか伺います。また、役場自身の取り組みはどのように進めているのか伺います。ごみ排出量の変化を家庭系のごみと事業系ごみに分類して提示してください。
 資源ごみ3、容器包装ごみの収集を第4週も実施するように求める質問通告をしていましたが、昨日、来年度から毎週収集を実施するように努力中と答弁されました。たびたび議会でも取り上げられ、住民の大きな声に押されての実施であり、歓迎したいと思います。ただ、昨日「括弧つき云々」ということを言われていましたが、予算を組んでみなければわからないというのではなく、何としても実施すべきだと考えます。答弁を求めます。
 粗大ごみについては戸口まで来て持っていってくれるので助かるということも聞きますが、処理料金が高い、有料になったのにすぐに来てくれない、こんなものまで粗大ごみなのかという意見や苦情が聞かれます。粗大ごみは毎月15日まで申し込んで、22日から28日の間に収集するシステムですから、極端な例、16日に申し込んだとしたら約1カ月半待たなくてはなりません。実際、玄関前の雨の当たらない場所に長い間保管して収集を待っている家庭を見ています。個人の住宅はそれほど広い敷地もあるわけではなく、申し込んだらせめて翌週には収集する方向に切りかえなければならないと思います。この粗大ごみの収集は容器包装資源ごみ3の収集とセットで説明されてきましたが、これについても契約更改をして住民の便宜を図るべきと考えます。答弁を求めます。
 不法投棄については、平成14年12トン、平成15年14トンという答弁でしたが、これは増加傾向が続くのではないかと推測されます。黒川郡に1人産廃Gメンが配置されたということで、これによって減ってくれたらよいのですが、そう簡単にはいかないのではないかと思っています。平成14年以前の不法投棄はどうなっていますか。不法投棄をなくするための対応策を伺います。
 環境マネジメントシステム取得についてですが、役場庁舎建設に当たって2000年12月議会でISO14001取得を求めました。その時点での答弁はISOは認証を取得したからといって、環境保全の取り組みが終わるものではないというもので、環境に対する認識が全くないと言わざるを得ないものでした。それが、今年度ISO認証取得に向け予算を計上し、作業も進んでいると聞いています。取り組み自体評価するものですが、当時の答弁に何らかの反省あったのか。環境に対するどのような認識の変化があったのかと伺いたいと思います。多くの企業、自治体が取得しているからという安易なものではないと思いますが、現時点での状況、これからの進め方と取得についての展望をお示しください。
 次に、保育所について伺います。
 大切な公立保育所の役割、子供を優先に考えて。次世代を担う子供たちが健やかに育つためには手厚い、きめ細かな支援が必要です。仕事の都合上、早い時間から子供を預けたい。遅くまで預かってほしいなどを始めとしてサービスの多様化が求められ、これらの要望実現ということもあり、ベビーホテル、駅前型保育所などが数多く見受けられるようになりました。ある全国チェーンの保育園で、一つのベッドに赤ちゃん2人を寝せていたところ、寝返りした赤ちゃんの下敷きにされた赤ちゃんが死亡するという事故がおこりました。この悲惨な事故はニュースで繰り返し取り上げられていましたが、保護者たちの中には国基準が適用されない劣悪ともいえる保育所に心配を感じても子供を預けて働かなければならない人たちがいます。子供を優先に考えるならば、国基準を守り運営されていることがどの保育所でも必要であり、保育所、公立保育所はその手本となるものですから、なお重要と考えます。
 富谷町の保育所について述べたいと思います。成田保育所の例で言いますと、子供の定員が 120人、現在 119人がいます。この定員は弾力的に 125%まで入所可能であり、 150人まで可能ということになります。職員については、正規職員は所長、主任を含めて8人、臨時保育士13人、パート職員5人となっています。保育士の配置、成田保育所の中ではゼロ歳児のクラスに正規職員1人と臨時職員5人、2歳児クラスは正規が1人、臨時3人。失礼しました。1歳児クラスは正規職員1人、臨時職員3人。2歳児クラスが正規1人、臨時3人。3歳児クラスは正規1人、臨時1人。そして4歳児、5歳児クラスではそれぞれ正規職員1人が配置されております。このほかにパート職員が保育に当たっていますが、すべて有資格者です。ほかの3カ所の保育所についても同様の配置が見られ、町全体では子供の定数 320人に対して 356人が入所しています。所長、主任を含む正規職員は31人ですが、実際の保育士としてクラスを担当している正規職員23人です。臨時保育士は32人、パートは14人です。このような中で富谷の保育所が運営されています。最近、自治体が財政的理由から民営化を進める例が見られます。既に民営化されたところでは、保育士がすべて入れかわり、その職員がころころとかわって定着しない。クラス運営そのものがだんだん成り立たなくなっていくという例があります。2003年9月議会で公共施設の管理運営を民間に委託できるようになったことを受けて、人件費の割合はどうなっているのか、富谷町の民間委託計画をどう考えているのかという一般質問がありました。それについて町長は、地方自治法改正を機会に行政コスト削減と住民サービス向上を念頭に検討を加えて実施していきたいと答弁し、さらに人件費の比率なり施設管理、そういうものを効率的に多様にしていかないとこたえられないと続けていますが、保育所についても民間委託があり得るということを念頭に置いたものでしょうか。民間が参入を希望してきたとき、富谷町の保育所が施設や設備の面でも保育体制の面でも水準が高く、民間でその水準を維持して経営するのは困難だと言えるものにしておかなければならないと思います。言いかえれば、ハードルを高くしておいて公立保育所を堅持するということが大事だと思います。民営化によって多様なニーズにこたえることができるという人たちもいますが、何といっても保育所の民営化は保育士の労働強化など、その私立保育所に犠牲と負担を押しつけ成り立っているのが現状であり、民営化すればうまくいくものではありません。私は町立保育所の民営化は行うべきではないと考えています。どのように認識されているのか伺います。
 保護者が持っている延長保育、休日保育、一時保育などの多様な要求を公立保育所で実現させることが、認可保育所の水準を引き上げていくことにもつながると考えます。仙台市のある認可保育園園長が「保護者の要求をかなえてあげたいと思いますが、認可保育所は経営的に大変です。まず、公立保育所が先鞭をつけてほしいというのが私たちの思いです」と話されていました。そして、公立保育所が保育所に来ている子供も地域の子供もしっかり面倒を見ることができる、子育てのアドバイスができる、そしてサポートができるなどの中心になるべきと考えます。少子化対策のかなめが保育所の充実に求められていることも認識しておかなければならないと思います。改めて、公的保育の役割をどのように認識しているのか伺います。
 子供を優先に考えた場合、富谷町立保育所の保育士は正規雇用として身分の保障をきちんと行うべきと考えます。保育所は生活の場であり、1日のうちの大半をそこで過ごしますから、小さい子供なりに環境の変化を感じ、自己を表現し、主張し、防衛しながら、保育士とも仲間とも関係をつくって暮らします。ある保護者からの話ですが「保育士が1日のうちに何人かかわる。週のうちでもかわるので、子供が慣れない、落ちつかない」ということをききました。何といっても6カ月からの子供たちが生活する場所ですから、落ちついた環境で信頼寄せる保育士がいることが重要です。先日、保育所を見学いたしましたが、保育所で働く臨時雇用の保育士は正規雇用の保育士と一緒になって一生懸命保育に当たっています。保育はさまざまな経験を積んだ保育士と、これから経験を積み重ねていく若い保育士との連携で行われていくのがよいのではないかと思います。現状は、年齢別にクラスが編成され、クラスの中で主任的役割を果たす保育士は正規採用の保育士、それ以外多くの保育士が臨時ですから、子供たちとつくり上げたもの、保育士同士で取り組んだ大切な経験と実践が1年限りで終了し、また翌年、新しい保育士がゼロからともいえるスタートを切ることになります。この繰り返しを毎年行うことになり、せっかく1年間築いた保育所での培った経験、子供たちとの関係が十分生かせないことは何と不合理なのかと考えます。保育の継続性を考えるなら、現在臨時雇用となっている保育士は正規雇用として保障すること、これが子供たちのためだと考えます。正規雇用とするべきではありませんか、伺います。
 保護者が勤務先を考慮して保育所を決めることが多いと思います。通勤の都合を考えて申し込んだのに、入りたい保育所は無理で第2希望、第3希望に入所ということもあります。全国的にも保育所入所希望者は増加していますが、富谷町は住宅団地造成などから見てもまだまだ保育所入所を希望する人たちはさらに多いと考えられます。先ほども言いましたが、現在保育所の定員定数は 320人ですが、弾力的に入所させてよいという規定から 356人が入所し、9月2日現在で入所待ちの子供が15人となっています。このほか、勤め先の保育所や仙台市の保育所に入所している子供たちもいますから、潜在的な入所待ちの子供はまだまだ多数いるのです。保護者が仙台市に仕事を持ち通勤するときに、どうしても仙台に近いところに預けたいと思うのではないでしょうか。成田保育所の定員を 120人にしたのもそのような背景があるからで、町立保育所入所希望の状況を踏まえ、勤労者の要望に見合った仙台市に近い場所に保育所設置をする時期ではないかと思い伺います。
 この春、町立保育所入所を希望しながら、条件があわなかった子供たちがいますが、入所できなかった子供たちの人数、その子供たちは現在どのようにしているのでしょうか。その後の調査などしているのでしょうか、伺います。
 現在、町立幼稚園では預かり保育が実施されています。小学校のPTA行事などに小さい子供を連れて参加しなければならないのは保護者にしても子供にしても大変なことでしたから、預かり保育の恩恵を受けている人も多いと聞きました。しかし、預かり保育そのものは教育の施設で性格の違う保育が行われることになりますから、子供たちにとって最善なのかという問題があります。保育所では1日の生活リズムは朝一定の合同保育を実施して、その後年齢別クラスの活動になり、昼食はおおむね11時から12時、午睡は1時ごろ、おやつは3時ごろというぐあいです。生活の場ですから、これが毎日続きます。幼稚園の預かり保育の場合は、幼稚園の授業が終了し、ほかの子供たちが帰った後、2時ごろから午睡、3時ごろから起きはじめ、その後におやつを食べます。おやつも保育所では手作りできますが、幼稚園の場合は調理室がないので、衛生上を考えて個別包装されたものを出しているということです。幼稚園での預かり保育が子供たちにとってどうなのか。例えば、午睡の時間は遅過ぎないかなど、生活のリズムが問題。小さい子供の場合はおやつを含めての食事と考えるべきではないかという問題。午睡後の保育、見守りが主になっているのではないかという問題。長期休業が幼稚園にはあるということ。職員の体制。幼稚園教師としての事業の準備として会議時間の保証など、さまざまな課題を感じますが、町長は町立幼稚園で実施されている預かり保育の実態と、これからの課題についてどのように把握され、そしてまたお考えになっているのか伺います。
 就学前の子供たちが過ごす幼稚園は、文部科学省が所管する教育施設、保育所は厚生労働省が所管する児童福祉施設であり、言うまでもなく、それぞれ性格の違う施設です。政府は総合施設をこれらの施設とは違う教育・保育を一体としてとらえた第三の施設として設置を検討しています。この方法で進むことになれば、福祉の機能である保育に欠ける子を保育所に入所させるという自治体の責任が欠落するとも指摘されています。公的保育制度が根底から切り崩されることにもなりかねないという懸念があります。自治体は保育に欠ける子供を自治体の責任として保育所に入所させなければならないのではありませんか。経済効率優先ではなく子供優先で考えて、次世代を育てるという観点を貫いてほしいと思います。私は幼保一元化にしても、総合施設構想にしても、それらは子供たちのためというより経済効率優先ということではないかと思っています。町長はどのように認識しているのか伺います。
 最後になりますが、少子化が進み次世代を託す子供たちの減少がますます速度を上げています。子育て支援と言いながら、これまで保育所に出されていた補助金が削減されました。保育所運営は国と自治体が共同責任を持っている事務であり、その責任を果たさなければならないのに削減するということは許されることではないと思います。町としても大変な影響を受けているわけですから、公立保育所の国基準の引き上げとともに予算の増額を政府に強く要求するよう求め、質問にいたします。

議長(相澤 武雄君) この際、11時20分まで休憩をいたします。
午前11時06分 休憩

午前11時20分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 2点ですけれども、随分項目が多いものですから丁重に答えます。
 第1点の中で、基本計画の関連でありますけれども、ご案内のとおり、ご案内でもないのか、平成10年度に策定をいたし、改定についても検討をしているところでありますが、現段階では前に定めております一般廃棄物処理実施計画の中で排出抑制対策として生ごみ処理機の助成、資源回収に対しての助成、ごみ分別の周知徹底などを掲げながら、これらの推進を図ることでごみの減量、資源化に取り組んでいるところであります。したがって、今すぐさまということは持っていないで、こういう形で減量対策を進めてまいりたいとこういう考え方であります。
 2で、ごみの量の排出推移は、きのうも申し上げましたが、13年度の総量で1万 2,774トンのうち、生活系が1万20トン、事業系が 2,754トンで、14年度は生活系が1万 427トン、事業系が 3,129トン、15年度の事業系が気になるようでありますが、事業系が 3,844トンという形であります。それは、きのうも申し上げましたように、事業系の数の事業所の増加、こういうことが原因というふうな見方であります。
 次は、ごみの総量は人口の伸びと密接に関係することから、人口がふえることでごみの総量がふえるのは、減量ももちろんしていただいておりますけれども、絶対数が人口で平均的に 1,000人ぐらいふえているわけでありますから、これはふえてくる。一方で、減量の啓蒙をしながら進めてまいらねばならない、こういうことだと考えております。
 容器包装プラスチック及び紙の分別について取り組んだものの、取り組んできたのも、これは県内では富谷が初めてであったはずであります。減量の努力が怠っているとは考えておりません。
 それから4点目でありますけれども、事業系のごみについては、先ほど申し上げましたように、15年度で22.9%の伸びを示しておりますが、事業者によるごみ減量対策が今後大きな課題ではある、あります。課題ではあります。繰り返しますけれども、その原因には事業所が多く来ているからという数字もありますし、一方でだからやむを得ないというとらえ方もしておりません。この事業所には、きのう申し上げましたように、いろいろな手だてをし、事業所に減量につながる道を協力を願う努力をしてまいりたいとこういうふうに考えているところであります。
 町役場をどうしているかということでありましたけれども、16分別をきちっとさせていただいております。
 それから、4週目の資源はきのう今村議員に申し上げたとおりであります。
 それから、違法投棄についても、きのう申し上げたとおりであります。せっかくというか、おかげさまで県の方でもお手伝いいただいておるわけでありますから、これらは、違法は厳重にこれらを取り締まる。また、違法がないような町にしていく努力が、絶えずしていかねばならないと思っております。
 それから、庁舎の14001の準備中ということでありますけれども、これは庁舎の移転、あわせて手本になるようにみずからやって、職員が率先垂範、これを願って取り組むことにいたしました。たしか、庁舎建設 100人委員会でも庁舎の環境に対するとらえ方をご報告、5点ぐらいにわたって申し上げできたところであります。それらを物的に動きだしたわけでして、これを人が、いわば職員1人1人がそれを受けてなお一層意識を高め、これらに率先垂範取り組んでまいりたいとこういうことで準備を進めているところであります。
 第2点の保育所関連でありますが、そのうちの1の保育士の関連でありますけれども、民営化の話題が盛んに叫ばれてまいりました。これらの二つぐらいに仕分けできるのかなと。運営業務を委託する方法、設置主体は町でやっていく委託方法。それから、施設を貸して貸与または譲渡する方法、これは設置主体は貸与先または譲渡先となる。こういう大きな流れが国内で動いていることを念頭に置いております。認可の意義として、社会福祉法人や民間、NPO、株式会社などの専門的、継続的なノウハウの活用を図りつつ、行政にとって最小の経費で最大の効果が上がることが目標としております。なお、多分民営化はだめですよと言うんだと思いますけれども、そういう国内的な流れになっていると思っております。民営化のメリットと申しますか長所として、時間延長、独自の保育内容、そういう役所と違った、公営と違った対応が民間の長所であろうとこのようにとらえております。公務員の基礎人件費のコストで、40歳前後ですと、大体平均値で 1,000万円、それに比較して民間であると 240万円ぐらいでという数値が、これは富谷ではじいた数値ではありません。一般的に比較対照の参考例などがそういうコスト的には4分の1人件費というふうに出ております。今後の保育行政を取り巻く環境を勘案しながら、厚生労働省の通達、地方自治体が設置する保育所に係る付託についてにという通達に基づいて十分に検討を加えつつ、適する時期があれば適切な主体を相手方と考えていることもあり得ます。いわば、民間にゆだねることもあり得ます。
 次は、町立保育所や公民館には子育て経験豊かな保育士がおりますのでして、臨時育児相談、情報の提供、保護者への子育て中の支援などを今まで行ってきたものを、今後もなお一層町全体の子供の育児、保育についてのお手伝いをさせていただきたいと考えております。 それから、正規採用、正職員にすべきだということで、正職員については町全体の定数管理の中で検討しております。特に、保育所の場合、数字もさることながら、非常に年齢、入所する年齢の変動があります。したがって、その年齢層によって職員体制の増減、そういうものが動きます。したがって、正規職員だけでなくて臨時のお手伝いいただきながら弾力的に、それを年齢定数に満たしていくために臨時職員も大いにお手伝いをいただいていることが一つあります。もう一つは、富谷に、まだ富谷及び富谷周辺に保育士の取得、免許を持っている方々が子育て終わった人たちがかなりいらっしゃいます。そういう方々のお手伝いいただくことも富谷の立地条件と申しますか、環境条件と申しますか、そういう面で大変ありがたいと思っておりますので、今後も臨時の形でお手伝いをいただいていきたいとこういうふうに考えているところであります。
 それから、保育所の設置場所、設置計画でありますけれども、それは 49.13平方キロの中で圧倒的に南方面への勤務者が多いこともこれありであります。一方、北への勤務者もこれありであります。それから、東方向にもこれありでありまして、そういうものを置きながら今の4保育所が分散されているところでありまして、子供の、幼児の状況、そういうものを見ながら民であれ公であれ、設置のときには念頭に置きながら場所は決めてまいるのが当たり前だと思っております。
 それから、入所状況は4月の入所時点で 331人中97%の 322人の児童が第1希望の保育所に、97%の子供さんたちが第1希望の保育所に入所している。それから、9人の新規児童が第2希望に入所しております。入所希望全員が入所できました。なお、これらの入所申し込み時に、面接時において保護者の了解を得て措置してきたのであります。97%は第1希望で満たしておるということであります。
 それから、幼稚園の預かり保育についてでありますけれども、8時から午後6時30分まで延長して、富谷幼稚園では10名、東向陽台幼稚園では7名の保育預かりをいたしております。
 これも、少しでもという時間を延長して始めてみたのでありますけれども、課題として残って、まだ歴史が浅いわけでありますけれども、課題として残っているのは朝の7時30分から日曜日なども対応してほしいという保護者の要望もあることもこれありであります。個々のケースによって対応の現在の体制はできないので、なかなかそれは伸ばすことはできない。保護者に理解をしていただいているところであります。今、富谷幼稚園で10名、東向陽台で7名、多分これらについても議員とは意見がずれると思いますけれども、幼稚園の意義、保育所の意義ということで今まで仕分けしてきたのもこれでありますけれども、今現在、幼保一元化という流れ、国民的な流れの中でそういうことも念頭に置いていくと、いろいろな選択をしていただきたい。何か、保護者の中には数は少ないのでありますけれども、これは絶対教育的保育という意見も聞いたことはありますけれども、国民的な流れとしては幼保一元化という流れが出てきていることも、多数として私は受けとめております。
 それから、希望している保育所に入所できないということは言いました。幼稚園延長も申しました。
 次に、一元化、経済優先ということだけでないと思っておりますよ。やはり、今の幼稚園、各仕分けをすれば幼稚園の幼児方式、保育所ということありますけれども、繰り返しますけれども、一元化の方向に来ている国民的な声も我々町としても一元化の方向ということを念頭に置きながら私はこれから富谷の幼児保育を進めてまいらねばならないと思っております。
 それから、保育所の費用、きのう申し上げましたとおり、大変苦慮しております。ご指摘いただくまえに我々町村会としても国にこれらを求めてきたところでありますし、今後も指摘受ける前に申し上げていくつもりであります。
 第2点……、第2点までいったんですかね。以上ですね、はい。

議長(相澤 武雄君) 11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) ごみの処理から再質問したいと思いますが、前につくってあります基本計画ですが、それによりますと、個人、家庭で出されるごみの量は細かくされております。
 平成13年で 597グラム。実際、きのうの数字ですと 944グラム、これが平成13年、14年が 605グラムの目標値に対して 976グラム、15年が 614グラムの目標値に対して 1,038グラムとこういうことで、1人当たりのもきのう伺いましたので、このごみの削減していくために何とかして全体で守らなければいけないということもあるわけですが、かなめを握っているのは事業所系のごみだなということをつくづく感じています。先ほどのお答えの中にありましたが、この事業所がふえればいたし方ないとは言わないがと言いながら、やはりいたし方ないのだというニュアンス、感じを持ったわけで、私はここのところは、このごみ減量していくためにかぎになっている部分だが、町としてのとらえ方の基本となるところだなというふうに思いました。
 まず、資源3のプラスチックのごみの毎週収集ということについてですが、この住民の声の大きさというのはずっと続いていたわけで、予算を組んでみなければ云々ということではなくて、何としても来年4月から実施すべきだと思いますし、このことはこの場で来年からしますというふうに答弁されるべきだと思っています。
 また、これとあわせて粗大ごみの収集についても、先ほど申し上げましたけれども、有料になっていることもあって、かなりの人たちが負担をしているわけで、その負担に見合うだけの要求というのも強いわけです。これも契約更改とあわせてどのような方法で改善するのかは、またいろいろなお考えもあるかと思いますが、私が申し上げたいのは、申し込んだ翌週には何とか収集されるような方法でいってほしいというふうに思います。どうでしょうか、伺います。
 それで、さっきの基本計画ではなくて実施計画の中でと、これまでも生ごみ処理の補助だとか週末回収してきたし、そのほかの分別についても徹底を図ってきたというふうにお話をされていましたが、家庭での中ではかなりそういうことでは頑張っているんだと思います。ちょっとはふえていますが、それでも頑張っているというふうに思うわけで。この基本計画がきっちりされて、個人、あるいは事業所で出されるごみがこれぐらいにおさめていくということがなければ、だんだん事業所もふえてきたということで、それが人口で割られた1人当たりということになりますと、非常に大きな違いが出てくると思うわけです。ごみ処理基本計画の見直しということがどうしても必要ではないかと思います。仙台市との共同処理という新しいシステムが来年の新年度から始まるわけで、そういうことがスタートする時点で、やはりきっちりとした、実施計画ではなく基本計画をしていくことが重要だと思います。ごみの削減については、きのう今村議員の方からもありましたが、大元には総量規制をするということにあると思いますが、減らすためには何といっても三つのRが重要だということを、これは県のパンフレットですが、そういうふうに言っています。リデュース、ごみをできるだけ減らす。要らないものは買わない、もらわない。ごみになるものを少なくするということが一番最初。そして、リユースです。繰り返し何回も使う。できるだけ長く使うようにする。そしてリサイクルです。これは、このとおりにやられていくことだと思いますが、この点でも、やはりリサイクルに回すものをどれだけにできるのか、こういうことを基本計画の中で見直すことが必要だと思います。基本計画を、それではいつつくるのか、いつ報告されるのかということを伺います。
 昨日の今村議員に対しての答弁でしたが、事業者がごみを無造作に出しているのではないという言い方に聞こえたわけですが、印象が擁護しているというか仕方がない、事業者が出てきた、仕方がないとこういうふうな認識を私受けたんですが、ジャスコにしてもISOを掲げて仕事しているわけで、これには本当にごみ削減に大きく取り組んでいく姿勢が必要だというふうに思うわけです。ごみ削減、大きく言えば地球環境規模の取り組みですし、環境に負荷をかけないということ、これは事業所系のごみをどうやって削減していくかということは本当に事業所にもかけられた問題だと思うのです。町がどうイニシアチブをとっていくかということ、これにかかっているかと思いますが、具体策です、一般論ではなく具体策をこういうふうにしますということで伺いたいと思います。
 そして、ISOの取得についてですが、 100人委員会でいろいろ論議をされておりました。その中の記録を見てみますと、当時ISO14001についても取得をするようなことが書かれてあって、それが途中からなくなったという経過もあったりして、どういうのがあったのかなということを議会でも取り上げたことがありましたが、そのときに「それで終わるものではない」と。確かにそれで終わるものではないのですが、ISOというのは地球環境サミットを契機にして国際標準化に取り組むようにとISOに勧告されたもので、14001というのは組織活動が環境に及ぼす影響を最小限にするということが目的に定められております。こういうことをきっちり踏まえなければならなかったのに、その時点ではそうではなかったということで、このISO14001取得に対して、それでは町の基本方向はどうなっているのか。大体のおおよその方向、これについてはこうだとかということがあると思うんです。その方向性を示していただきたいと思います。そして、現在、その取得に対してどこの段階まで進んでいるのか。そして、承認を取得した場合、この取り組みをどのようにほかに広げているのかということを再度質問いたします。
 庁舎建設に当たっては、ペーパーレスを満たす新庁舎なのだということを説明されました。このペーパーレス、紙のない、紙を余り使わないといいますか、レスですからないでしょうかと思うんですが、紙をなくす新庁舎、こちらへ移ってきてからどんな傾向が見られるか。この紙について推移はどうなっているのか伺いたいと思います。これらの取り組みについて、ISO初めさまざまな環境の問題について役場庁舎自身が16分別するのはどこの家庭でもしているから本当に当然のことで、それよりも先んじてモデルになる取り組みが必要だと私思っております。
 そしてまた、グリーン購入ということについて質問したいと思いますが、グリーン購入について町はどのように考えているのか伺いたいと思います。グリーン購入といっても、その物品だけではないことはもちろん皆さん御存じだと思うんですが、地球に配慮した物品やサービスを購入する、それから地球に伴う活動の環境影響に配慮する、それから環境に配慮している企業から物品やサービスを購入する、こういうことが言われているグリーン購入ですが、これについて町はどうしようとしているのか。これについて伺いたいと思います。
 そして、違法投棄ですが、本当に産廃Gメンの方が黒川郡内を回って歩いて、それですぐに対応できて、なくなってくれればいいと思うのですが、これについてもこれだけではどうもすべてが前に進むというふうには思えない節があります。町としての対応はどうなのかということを伺います。
 保育所についての質問ですが、町長の中には公立保育所を堅持して保育に欠ける子供たちを何としても自治体の責任として見るのだというこういう観点が抜けているように思います。
 子供たちが本当に安心して生活の場を保障されていくというのは、国と自治体で責任を持ってやらなければならないことだったわけですが、これが国の補助金削減ということで自治体も大変だというのは目に見えてわかるわけですが、しかし、だからといってそれを民間に任せていいのかということ、ここのところだと思います。先ほど、町長はサービスが親たちの国民的な願いだというふうに話をされてきたわけですが、しかし、なぜ民間がそういう多様な独自性のあることができるかといいますと、やはり人件費です。先ほど、町長も話をされましたが、役場の職員であれば 1,000万円、そうでなかったときはその4分の1ぐらいで済むというこういうところにあるわけで、それは町長自身がその答弁の中で話されたことだと思います。私は、何といっても保育に欠ける子供を自治体の責任で見ていく、このことを堅持していくべきだというふうに思います。国庫負担金の削減、そしてまた一般財政化、財源化などで町の超過負担がふえることになったということはあるわけですが、これが民営化されればこの超過負担分、水準が切り下げられていくということになる。これもまた明らかではないでしょうか。それは子供たちのためにならない。そういうことを町長は思わないのでしょうか。伺いたいと思います。子供、保護者、そして保育士にしても国の基準は最低基準であって、引き上げてほしいという声は広く、深くあるということ、これは公立保育所はリードしていかなければならない課題だと思いますが、そう認識はされていないのでしょうか、伺います。
 臨時の先生、もちろん一生懸命やっています。だから、その次の年もその力をためていたものを翌年に回せるようにしていく、それが保育の継続性であるし、そういうことを望むのは当然だと私は思います。正規雇用、定数管理ということがありましたが、富谷町はほかの自治体から比べてもかなり人の面では窮屈な思いをしているところです。そういうところでは正規雇用とするようなことも考えなくてはならないと私は思っております。保育士の人たち、臨時雇用のあと1年で終わるわけで、その後どうなるのですかととても心配で聞きました。そうしましたら、近隣の大和町の試験を受けるだとか仙台市の試験を受けるだとかと言って、それぞれのところに行きますと言いました。確かに、保育士の職場というのは保育所、乳児院、生活保護支援施設、児童養護施設、自立支援施設、障害児施設なんかたくさんあるわけですが、だからといって次の職場も受ければ必ずそこで採用されるという、臨時ではあるけれども、採用されるということでこれはそのままにしてほおっておかれるべきものでないと思います。何といっても、子供のためを思えばそういうことをしてはいけないというふうに思います。
 それから、入所できる子供を弾力的に扱うということで、これは待機児童対策として行われているもので、これ自体正しい方策ではないと思っています。女性の社会進出はこれからも続き、保育所入所希望者はさらに大きくなると思われます。次の保育所、やはりこれも保育に欠ける子供を自治体の責任で見るという、こういう立場から設置するのは町だという方針、これを持たなければならないと思います。この方針を堅持するよう求めて答弁を伺うものです。
 それから、預かり保育についてですが、東向陽台で8人、富谷幼稚園で10人ということでしたが、大体それぐらいの数が残っているようですが、その日その日によって子供の数は違います。毎日毎日違うということで、先生たちも「きょうは何人残るのかな。きょうは7人かな、10人かな」ということで、おやつの出し方も違ってくると、こういう苦労も話されていたわけで、1日4時間の教育施設、幼稚園の中で子供たちがその後も8時間なり9時間過ごすわけですが、そういうところで幼稚園が果たして最適なのか、子供たちにとって最適なのかということは問題ではないかと思います。この問題、私は問題だと思って見ているわけですが、町長は多少でも親御さんの、保護者の方々の要求にというふうなことを話されていましたが、子供たちにとってどうなのかということをまず基本に考えることが重要ではないでしょうか。そして、国は幼稚園や保育所のほかに第3の施設、先ほど、町長、幼保の一元化ということもありましたが、これはさまざまな点で今の法律の中で難しいものがあります。運用上、大変困難だということがあって、これではだめだということで第3の総合施設構想というのが打ち出されています。
 その総合施設構想ですが、この幼保の一元化と関連させて規制緩和を進めて企業の参入を認める方向だと私は思っています。次世代を担う子供たちが、それは親の立場で幼稚園を選ぶのか保育所を選ぶのかということもありますが、そういう企業の参入を認める方向での総合施設構想、これは絶対阻むべきだと思います。次世代を担う子供たちを育成させるこの仕事を市場原理にゆだねていいのかというふうに思うわけで、再度答弁をお願いします。
 昨日、三位一体改革の名による義務教育費削減にどう対処するかという質問がありました。町長はまだ決着していないので述べるのは難しい。しかし、大丈夫にしていかなければならないと答弁されました。その一方で、県、市町村が負担するとなれば何か我慢する合意形成を図るときも来るかもしれないと答弁されましたが、削減やむなしと受けとめられかねないような発言にも聞こえたわけですが、今の答弁でいろいろな場所でもちろん言っていきますということは話されていましたが、義務教育、そしてこの保育所についても大きな声を上げて国の責任をきっちり果たさせるような毅然とした態度をとるべきではないかと思います。最後に、繰り返しになりますが、保育に欠ける子供、必ず自治体の責任としてそこで施設をつくり保育体制を整えていく、これが必要だということを述べて答弁を求めます。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時58分 休憩

午後1時00分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点のごみ関係、お話を聞いていると家庭ごみ、いわば住民が善で事業所が悪というふうに聞こえてくるんだけれども、私はどっちにも悪もおりますし、大半は善です。一生懸命、事業所であろうと家庭ごみであろうと、大半の方々は当節でありますから減らそうということで取り組んでいるようでありますから、私はそれを事業所が、数字的に出てきたのは先ほど来申し上げたとおりでふえてきたとこういうふうにとらえております。一つの例ですけれども、ここ10年ぐらいの流れの中で、業種によって事業系が物すごく落ちてきているんです。これは富谷でないんですよ、宮城県内全体の数値なんですけれども。何がふえているかというと、家庭から出る汚泥、直接汚泥は個人処理するわけではありませんけれども、生活雑排からが膨らんでいって汚泥が一番伸びている、こういうデータもあります。参考にであります。
 それから、第4週の資源、これもそれほどさように大変なので今村議員に昨日答えたとおりであります。
 それから、違法投棄の管理体制、これはきのう申し上げたとおりで、町としてもだからほおっておくわけではなくて、それは注意深く巡視するとかいろいろな手だてはしているわけでありまして、今後もその方向で進んでまいりたいと思っております。
 それから、ISO14001については、今現在進行中で、来年度末に認可いただくべく進行中であります。
 次、保育所関連でありますけれども、民営化も視野に入れていかねばならないと思って、民間に委託することも、民間参入も視野に入れていかなければならないと思っております。幸い、富谷の周辺に公立でなくてほとんど民間で保育をやってきた自治体があるわけでして、したがって、民間保育のノウハウが主に隣町あたりに相当数経験豊かな法人があると思っておりますので、参入希望があれば町としても真剣に考え、取り組んでいくべき道を開いていかねばならないと思っております。
 それから、一元化関連、総合施設は一元化関連もこれは議論がこれほど出てきたことも、国民的な課題として出てきたこともなかったわけでして、それほどさように国民の動きがそういう方向にあると思っておりますから、それらも参考にしていかねばならないと思っております。それは国民の空気がそういう方向にあるというふうにとらえているところであります。
 それから、国に要請というのはきのう答えたとおりで、当然、我々は要請はしてきておりますし、今後もしていくものであります。ただ、究極は国民負担には間違いないんです。それも括弧書きになると思いますけれども。
 それから、預かり保育の幼稚園と保育所でああいう形でスタートを、少しでもということでスタートしてみました。それは、今検証中でありまして、そうですか、そうですかというだけにもいかない、もう少し様子を見ていかねばならないというふうに分析しているところであります。
 それから、繰り返しますけれども、これはかみ合わないと思いますけれども、公立でというのでありますけれども、民間の民間法人のよさと公立のよさと両方あるわけでありますから、富谷町は公立でいきますというそういうことは言い切れない時代に入ってきていると思っております。
 臨時保育士については、先ほど申し上げたとおりの内容であります。それほどさように富谷には子育て終わって経験豊かな富谷町含む富谷周辺、身近なところに非常に保育経験の、保育士の免許を持った経験の豊かな人が大勢いる方々のお手伝いも今後もいただいていかねばならないと思っております。

議長(相澤 武雄君) 11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) まず、ごみの問題ですが、事業所が悪でという、そういうふうにとらえられたというのは非常に心外ですが、そういうつもりは全くありません。ただ、家庭の中では16分別をして非常に努力をしている、そういう努力をしていてもなお少しずつではあるが、どうしてもごみがふえるというのもまた事実ですよね。こういうときに、家庭から出るごみも削減する。そしてまた、事業所が多くなったときに、事業所の中でのごみを削減するということがかぎになってくるのではないかと。平成10年、11年3月に出されている報告書では、目標値として1人当たりのごみの量を推計しています。それから比べると、13年、14年、15年ときのう出された数字をもとにして言いますと 300グラムから 400グラムがもう、そういうことでは多くなってきているわけです。ゼロエミッションといったごみを出さない、埋め立てごみをゼロにしていくということで今地球的にはと言ってもいいぐらいのもので動いているわけですから、家庭系のごみがとか事業系のごみがとか、そういうことで申し上げているわけではなくて、削減するためにはそこの事業系のごみをどうやっていくのか、ここがかぎではないかということを申し上げているわけで、その点は正確にとらえていただきたいというふうに思います。
 先ほど言いましたが、では町のペーパーレスの取り組みはどうなのか。またはグリーン購入にどうなのか、こういうことについては返答がありませんでした。これについてもお答えをいただきたいと思いますが、例えばですが、先日行われました町民体育祭、このときに出された景品、箱に入って包装はされていました。これは、先ほどいいました三つのRからいけばどうだったのかと。こういう検討はなされるべきではなかったかと私は思うわけです。そういうことも含めて、まず自治体が率先してやれることをやる。そして、事業系のごみを減らしていくことも、また重要ではないでしょうか。計画しているというふうに先ほど基本計画、策定に向けて計画しているというお話がありましたんですが、その計画している時期を明確にしていってほしいと思いますし、右肩上がりのままの計画ではないこと、これを求めたいと思います。
 そして、何といってもプラごみ、毎週収集してほしいと。これは町民、多くの願いですし、きのう今村議員に答弁したとおりですということでしたが、町長の決意をここで明言していただきたいと思います。来春の4月からこうやってやるのだという決意、町長であればこそできる決意ですから、それをしっかりと答弁されるように求めます。
 そして、そのプラごみと一緒のことで粗大ごみ、収集はこうなりますということを言われてきたんです。ですから、私たちはプラごみが4週お休みなのも粗大ごみのためだということで我慢してきた、それに協力してきた経緯があります。粗大ごみの改善方法、これはさらに検討を加えて、申し込んだすぐに来てもらえるような方法に変えていくべきだと思います。これについての町長の決意をお聞かせください。
 保育所の問題ですが、先ほどのなかにコスト的にということがありました。保育所の運営がコスト的に話し出されてきたのでは、本当に大変だなということを思います。国民が納める税金、町民が納める税金、そういうものの扱い方、それからまた使い方についてもさまざま論議があるところではありますが、厚生労働省が出した通達の内容といいますか、それはどういうものだったのか伺いたいと思います。先ほどの答弁の中で民間法人、公立でも民間でもそのよさってあるとそういうことで、そのノウハウを取り入れてやっていかなければならないということでお話があったわけですが、指定管理者制度を視野に入れたご発言だというふうに思います。その指定管理者制度といいますのは、公の施設、地方公共団体が住民の福祉を増進する目的で設置している施設について、これまで管理委託制度ということで行われてきたわけですが、それを指定管理者制度にしていくと。それは営利法人にも対象を拡大したわけです。従来の公共団体、公共的団体、50%以上出資した法人からその制限はなしにするということになってきているわけです。それが行われるとどうなるかということになりますと、公の施設の設置目的をゆがめて住民の施設利用権、これを損なう危険性があります。
 公共施設の空洞化と公共サービスの変質、管理委託の限界を超えてコスト削減が端的に進む可能性があるとこのように思うわけです。行政の市場化が一挙に進む可能性があるということで、この保育所についても市場化に任せていいのかということは先ほども申し上げましたが、やはり町の責任として公的責任を果たしていくということが重要だというふうに思います。保育所が足りないということで、認可保育所がどんどんつくられました。それでも入れたいということで思ったわけですが、これについては、やはり公的な立場で行うことが重要だと思っています。公的責任、公的保育の責任をどのように認識しているのか、再度伺います。そして、それを堅持するように求めて、民営化を許さないためにも町の保育所の水準の高さ、これを追求していくべきだと思います。そのためには、何といっても保育の継続性、これを確保するためには保育士の正規雇用、これは進めていかなければなりません。そうでなければ、先ほど町長がお話しになったように、コスト的に40歳で 1,000万円、そして民間の保育士 240万円、こういうことになっていったらば保育の環境が本当にこれで大丈夫なのか、子供たち大丈夫なのかということになるわけです。一番最初に言いましたが、チェーン店の保育園で赤ちゃんが死んだという例がありました。あのように劣悪な中で子供たちが見られるということがあるわけですから。事故と隣り合わせになるということが実際起きているわけですから。こういうことでは、ぜひ町長の決意を新たにして、絶対参入は許さない、こういう立場で……、こういうことで行うべきではないかということを求めて答弁をお願いしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) ずっと論旨を聞いていると事業者は悪、住民は善というふうに聞こえたから、先ほどそのように申し上げたのであります。事業所はふえてきているわけでして、だからであって、全体は削減にみな努力をしているわけでして、今後も事業系であろうが家庭系であろうが削減の方向で努力してまいりたいと考えて今までも申し上げてきたのであります。
 次の、何度も申し上げますけれども、きのう今村議員になぜ括弧書きで申し上げたか。それほどさように、それほどさように、地方自治体と国とのかかわりが不透明である。もう一つは、その影響で法人税収などのかかわりが乖離がある。そういうことが極めて不透明な状況にあるから括弧書きで今村議員に申し上げたところであります。議員だから、特別決意のほどをという、決意は別なことでしたら決意できますけれども、町民のお金でありますからそうそう軽々にはできるような状況に、それほどさように深刻で不透明であるということであります。
 質問になかったんですけれども、グリーン購入状況は90%近くになっております。
 それから、保育所関連については、民間も視野に入れて考えていきたいということには変わりありません。先ほど、理由は申し上げたとおりであります。公私とも含みますけれども、民間のノウハウというのは近隣の隣町などで長い歴史が民間に持っている、近場にあるわけですから、そういうのを精査しながら基本的に考えてまいりたいと思っております。それが公だから保育が善で民間だから悪というふうには私はとっておりません。そのいいところと両方組み合わせていくべきだと思っております。
 それから、先ほど多分お話あったのは地方自治法の改正の中にさまざまありますから、ここでは申し上げませんけれども、それらを参考にしながらという「参考」でありまして、決してそれらによって云々ではありません。
 臨時保育士の今のことを正規保育員で全部賄うということは、最初の最初に申し上げた保育の年齢構成、いろいろな状況からするとこういう人的資源がある方々にお願いをしていくことには変わりないと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 私は3件にわたって質問いたします。
 まず、町民バスの改善の問題です。富谷町は南北に走る国道4号と主要地方道仙台三本木線の2本の道路が交通の軸となっています。唯一の公共交通機関である宮城交通バスも今では国道4号だけの路線となり、特に仙台三本木線沿線の町東側地域は、町民バス以外に公共交通機関が全くなく、西成田、明石、今泉、大童、大亀、石積などの住民は通院通学、買い物など日常生活に大きな不便を来してきました。特に、高齢者や障害者を初め車を運転しない、いわゆる交通弱者は生活のあらゆる面で不便な思いをしてまいりました。それだけに町民バスの運行には多くの方々が期待を寄せ、利用を心待ちにしておりました。しかし、現実には2年間の試行期間を経てことし4月からダイヤ改正とともに本格運行が始まったものの、これら交通不便地域の声、交通弱者の声は多くが積み残されている現状です。確かに、ジャスコや湯ったり苑へ行くにはある程度便利にはなりましたが、町の最も中心的な施設である福祉健康センターやとうみやの杜、役場庁舎などへのアクセスについてはまだまだ改善の余地があります。
 もともと町民バスの運行は交通不便地域の解消が大きな目的でした。平成13年12月12日付で出された議会全員協議会説明資料「富谷町民バス運行計画」では、冒頭で町内交通の活性化を図り、交通不便地区の解消を目指すとうたわれ、交通不便施設、富谷町役場、中央公民館等の役場周辺施設への低頻度交通を補完すると説明されています。また、スクールバス、福祉バスとの統合を図り、単なる交通手段としてではなく町民福祉としての意味合いを持たせるということもうたわれております。さらに、今年度からの本格運行に向けて、昨年11月7日に出された平成16年度富谷町民バス運行計画でも、やはり運行目的に交通不便地区の解消、これがはっきりと掲げられています。ことし4月から一定の改善はなされたものの、その多くは公共交通機関の利用が比較的便利な団地などの改善にとどまり、交通不便地域の利便性向上はむしろこれからという現状です。当初の目的に則した改善が必要ではないでしょうか。町民バスに対する評価の中には、「いつ見ても人が乗っていない」「空気を運んでいるようだ。もったいない」など、厳しい声がありますが、私どもはこうした批判を前向きに受けとめて、とりわけ交通不便地域、交通弱者の声に耳を傾け、せっかくできた町民バスが住民に本当に喜ばれるものになることを願っています。バス会社との契約更新時期である2006年4月、平成18年4月までに以下の改善策を具体化するよう求めるものです。
 まず、各路線のダイヤ設定の問題ですが、福祉健康センター、とうみやの杜、役場などの公的施設に午前10時前に着くことと、帰りの時間の待ち時間のロスを最小限にとどめることを前提にした改善が必要です。例えば、石積地域では、町の行事などで午前10時までに役場や中央公民館に行く場合、午前中は7時20分台の便しかありません。せめて、9時台の便が欲しいというのが住民の皆さんの要望です。また、帰りは午後2時20分台まで便がなく、12時ごろから2時間以上も待つことになります。役場を午後12時から1時ごろ出発する便がぜひとも必要です。この点は団地でも同様の要望があります。ボランティアに参加している方が東向陽台や明石台から福祉健康センター、とうみやの杜、役場などに行く場合、行きは何とか間に合いますが、帰りの便が午後2時10分までないため、待ち時間のロスが大変大きいということです。あけの平の場合は午前8時26分発、8時45分着の便しかなく、10時からの会合等に1時間以上もロスがあります。帰りも午後3時40分の便しかないという不便さです。
 こうしたことから、車の運転ができないとどうしても気軽にボランティアに参加できなくなる。人に頼ってまでボランティアはできないなどの声が出ています。また、最近税金の問題で役場から呼び出しを受けた高齢の方が、やはり帰りのバスの便が少ないために短時間で用事は済みましたが、お弁当持ちでほぼ1日がかりの仕事になり、疲れ切ってしまったと言っておられました。さらに、富谷の中でも最も交通不便地域である大亀地域の場合は、中央公民館、役場から大亀森林公園を循環する大亀山森林公園線が午前3便、午後4便あり、その面では大変便利になりました。しかし、大亀のお年寄りが活用する西成田コミュニティーセンターへの行き来が大変不便で、会合のたびに家族に送り迎えをしてもらうわけにもいかず、老人会をやめようかと思っているという人も出ています。例えば、西コミで老人会の集まりがあった場合に、朝は大亀集会所前9時25分発に乗り、9時33分には西コミ入り口に着きますが、昼食をとって片付けをして帰るのに午後12時20分では早過ぎて間に合わず、2時30分では待ち時間が長過ぎます。ちょうどよい1時43分の便に乗ると、一たん中央公民館まで行ってから大亀集会所に向かうため時間が62分もかかります。行きは8分で行くのに、帰りは1時間以上かかるということです。高齢になるとどうしてもトイレが近くなりがちで、そのことが外出を消極的にする一因にもなります。集まりに出かけたいという思いを後押しするためにもバス便の設定は改善が必要です。
 以上のように、各地域から出されている要望に共通しているのは、役場を中心とした各公共施設、公的施設へのアクセスを重視したダイヤ改正が必要だということです。繰り返しますが、ジャスコや湯ったり苑へのアクセスを改善するだけではなく、福祉健康センター、とうみやの杜、役場などの公的施設に午前10時前に着くこと、帰りの便に時間のロスがないように設定することを前提として各路線のダイヤを見直すべきではないでしょうか、伺います。
 第2にバス停留所の問題では、大亀や今泉など最も交通不便な地域が逆に町民バスの停留所まで最も遠い状況です。これを何とかしなければ町民バスは意味がなくなります。聞くところによりますと、これらの地域ではバスのターンに必要な土地は提供するという声まで出ているそうです。大亀和合田、今泉富ケ崎方面にバス停を設置する上で何がネックになっているのでしょうか。以前この点を当局に問い合わせましたところ、大型のワンマンバスの場合は転回場所がなければならないと言われました。しかし、現在の町民バスは41人乗りの中型バス2台と29人乗りの小型バスが2台ですから、問題はないはずです。住民の声に即して改善すべきではないでしょうか。
 改善の3点目は小学生、中学生、高齢者のバス代の問題です。経済情勢が依然として厳しい中で、町民バスの有料化は住民にかなりのショックを与えました。特に、小中学生と高齢者は負担が大変です。小学生、中学生にとっての町民バスは、当初からスクールバスの代替としての位置づけでしたが、本格運行が始まった今年4月から小学生50円、中学生 100円となり、定期券の場合でもそれぞれ1カ月 1,500円、 3,000円かかるのです。教育費にお金がかかる時期にさらにバス代を負担するのは大変です。バスを利用せざるを得ない子供たちの通学の足を有料にするというのは、いかにも弱い者いじめではないでしょうか。同じ義務教育なのに交通不便地域の子供たちだけバス代がかかるのでは、公平を欠くことにもなります。教育の機会均等という観点からも、子供たちのバス代は無料にすべきです。
 町民バスはいつ見ても空だ、大金かけて空気を運んでいるのかという批判がある中で、小中学生の通学バスの利用は、町民バスとしての存在意義を最もわかりやすく示しています。利用数全体を底上げしているのも小中学生です。高齢者の場合は福祉バスを廃止した経過があり、そのかわりとしての役割があります。デイサービスセンターを利用されている、あるお年寄りの方が、バス代が往復で 200円、1カ月 800円かかるようになり、気軽には行けなくなったと嘆いておられました。福祉バスが出ていたころは無料だったので、みんなで声をかけあってデイセンターに参加していましたが、今は参加者も減っています。たかが 200円の問題ではなくなっていますという声も出ています。町はバス代が有料になると利用者が20%程度減ると見込んでいました。利用されなければ大金をかけて町民バスを運行する意味がありません。スクールバス、福祉バスとの統合を図り、単なる交通手段としてではなく、町民福祉としての意味合いを持たせるという当初の理念からしても、小学生、中学生、高齢者のバス代は無料にすべきではないでしょうか、伺います。
 この質問の最後に、町民バス時刻表の全世帯の配布について伺いたいと思います。
 ある住民の方が時刻表が欲しいと役場に電話をしたところ、役場または出張所まで取りに行かなければもらえないと言われたそうです。バス代が無料のときは全世帯に配布されたのに、有料になったら配布されないのはおかしいと言っておられましたが、全くそのとおりで、冊子にしなくても構いませんから、広報とみやに折り込むなど、ぜひ全世帯に配布することを前提にして対応を求めるものです。
 次に、町内会館の修繕、建てかえを計画的に行うように求め質問します。
 今年度になってから、複数の町内会関係者が「これからは町内会館の修繕はすべて町内会が負担しなければならなくなった」と話されているのを聞きました。中には、町内会総会の場でそのように報告したところもあるようです。町内会館の修繕はすべて町内会持ちになるということが事実なら重大です。町内会館の修繕については、平成4年11月21日付で地域集会施設の維持管理等に関する基準というものが設けられております。これは、町と町内会の間で交わされている建物使用貸借契約書の中で規定している会館の維持管理及び修繕について、その具体的な範囲と負担区分の基準を定めたものです。このこと自体、それまではすべてを町の責任で行ってきた町内会館の維持管理を地元町内会の負担にさせるという大きな政策的後退だったわけですが、今はそのことを置いたとしましても、少なくてもその時点から会館の屋根、壁、床等の建物本体に関する修繕は町の負担において実施することが明記され、そのように運用されてきたはずです。にもかかわらず、今年度から突然変更されたのは納得がいかないことです。なぜ、基準を守らず町内会に負担させるのか、理由を聞きましたところ、担当課はある町内会会長が会館の数がふえて修繕もすぐにはやってもらえないから地元の負担でやりたいと発言されたことがきっかけであって、決して町がそうしてほしいと頼んだわけではないと強調しておりました。まるで、町内会が進んでやっているかのような言い方ですが、しかし、町内会は好きこのんで地元負担をしているわけではありません。何度頼んでもなかなか修繕に応じてくれないから、万やむを得ず地元で修繕しているというのが実情です。こういう町の対応には大きな問題があると思います。
 まず、一つは基準は何のためにあるのかという点です。たとえ、町内会が差し迫った会館の大修繕を地元負担でやると言ったとしても、それに甘えて便乗したのでは何のために基準があるということになるのでしょうか。住民に税外負担をさせるということに対する町の責任感が欠けているのではないでしょうか。もう一つの問題は、町内会がたびたび修繕を要望しても町が財政難を口実になかなか修繕に同意しないということが背景にあります。かなり傷みが激しいところでも、町からまだ大丈夫と言われれば我慢するしかありません。待ちきれなくて、さっきの町内会のようにみずからの町内会費で対応することにもなります。町内会館は地域のお茶の間と位置づけられ、気軽に住民が利用しています。団地や集落には必ず設置され、その数28カ所にのぼります。しかし、半数近くは団地造成の事業者から寄附されたものや、住民がみずから拠出して建設したもので、住民が大きく貢献しているのは否定できません。活用頻度や今後の高齢化を考えれば、町内会館の果たす役割は大変大きく、住民福祉向上の一環として町が会館の維持管理に基本的な責任をもつことにだれも異議はないはずです。少なくとも、屋根、壁、床等の大修繕についてはこれまでどおり町の負担で行うということをはっきりと確認したいと思いますが、町長のご認識はいかがでしょうか。
 また、地域の修繕要望には速やかにこたえるように求めます。
 東向陽台第1会館は築32年になります。屋根、壁、床など、傷みが激しく修繕だけでは追いつかない状況です。また、高齢化に伴い、バリアフリー化の必要性も増大しており、建てかえを求めることは、年々町内会の中で高まっております。老朽化した東向陽台第1会館の建てかえを計画するよう求めます。
 明石台など、比較的新しい会館でも入り口のスロープ化が必要になっている会館があります。ある高齢者の方は自力で歩くことができず、これまでは家の中にこもりがちでしたが、電動車いすを使うようになってから、どこへでも行けると活動範囲を広げておられます。東向陽台の公民館は入り口がスロープ化されているので電動いすで楽に上がれますが、肝心の地元町内会館の入り口に段差があるため、他人の手を煩わすことになり、それが嫌で会館の集まりにはつい消極的になると言っておられました。入り口のスロープ化など、改善の要望がある会館は何カ所でどこなのかを伺います。これまでも、佐川議員が富ケ丘の二つの会館について質問をしたり、6月議会では佐藤議員があけの平コミュニティーセンターの入り口スロープ化を求める質問をしてまいりましたが、これからはこうした要望がますますふえるはずです。改善要望のあるところについては、計画的に実施をするよう求めるものです。ちなみに、こうした対応についての財源の問題ですが、町は財政難を口実にしておりますが、実態はどうでしょうか。平成15年度の決算を見ましても、約7億 3,000万円もの黒字です。先ほど、町長が国と地方のかかわりは大変厳しい、不透明である、深刻で不透明であるということを強調しておられましたが、富谷町の平成17年度の来年度の予算は、あるいは国から交付税をもらわなくてもやっていける自治体だと認識される不交付団体になるということが可能性として町長の口からも出されておりました。つまり、富谷町の財政はそれほどに他の町に比べてゆとりがあるということにほかなりません。町内会館にかかわる総務費の不用額、これは予算の使い残しというべきものですが、それだけでも、総務費だけでも 9,440万円あります。残されております。これは、新しくできた杜の橋町内会館の三つ分、三つ建てられるほどの金額に相当します。会館の建てかえや修繕を計画的に行うことができない状況にはないと断言できます。毎年の黒字、総務費の不用額などを考えれば財源は十分あり、むしろこれは当局の姿勢、使い方の問題だと言えると思います。現に、南富吉の、今杜の橋町内会館という名前で言われておりますけれども、この南富吉の町内会館の建設に関しましては、これは本来開発した事業者が、組合が建設をすべきところでしたが、町がわざわざ 3,000万円の税金をかけて建設をいたしました。しかも、当時の世帯数はわずか60世帯、町内会の発足が大前提、こういう町のルールに反して町内会の発足もまだという状況で建設をしたのです。こうした経過を見れば、他の町内会館に対してだけ我慢を強いる理由は全くありません。地域コミュニティーの拠点として地元町内会の要望に速やかにこたえることが必要ではないでしょうか。
 3件目の質問として、国民健康保険の医療費本人負担分、国保の場合は3割ですが、この一部負担金の減免制度の実施について伺います。
 最近の新聞報道で、企業に義務づけられている定期健康診断の結果、サラリーマンの47.3%に何らかの異常があることがわかりましたが、その原因とされる長時間労働や運動不足などについては、国民健康保険の加入者も決して例外ではありません。むしろ、加入者の多くが零細自営業者である国保ではさらに深刻だと考えるのが妥当でしょう。とりわけ、長期化する不況のもとで暮らしも経営も一向に好転せず、疾病の早期発見、早期治療どころか医者にもかかれない状況が続いています。高い国民健康保険税に加え、医療費の3割である一部負担金の支払い自体が重荷になっています。この一部負担金の負担という重荷を軽くする上で、法律に基づく減免及び徴収猶予の措置を積極的に実施する必要があります。
 国民健康保険法の第44条には、保険者は、これは町のことですが、特別の理由がある被保険者で保険医療機関等に一部負担金を支払うことが困難であると認められるものに対し、一部負担金を減額すること、一部負担金の支払いを免除すること、その徴収を猶予することができると明記され、国民健康保険の医療費の一部負担金について減免及び徴収猶予ができることが明記されております。うたわれております。これに基づいて富谷町の国保給付規則第13条には、確かに減免できることがうたわれておりますが、実際にはこの規則は全く機能してきませんでした。なぜ、絵にかいたもちなのか担当課に理由をただしたところ、基準ができていないからだということでした。しかし、宮城県の保健福祉部国保医療課は既に昨年9月、この法律に基づいた一部負担金の減免等についてという通知を各市町村にあてて出しています。その中では、近年、経済不況による倒産等の要因により被用者保険から国民健康保険への転入が年々増加している状況とともに、保険者の認識及び被保険者への周知等が必ずしも十分に行われているとはいえないということも指摘されております。国保加入者の医療費一部負担金を軽減するための法的根拠があり、県当局もその実施を既に1年前に通知している問題について、町が1年間も放置してきた責任は重いのではないでしょうか。
 そこで、国保医療費の一部負担金について減免及び徴収猶予の基準づくりに直ちに入るよう求めます。国保の保険税だけではなくて、医療費の一部負担金についても減免猶予できる、何よりも法律があるのですから、町の責任でぜひこの法律を生かしてほしいと思います。仙台市では、この国保法第44条に基づく減免、猶予の措置を来月10月からいよいよ実施するということで、県内自治体に少なからず影響を与えることになると思われます。その主な内容として、失業等により収入が著しく減少したときは実収入月額と生活保護基準の 115%をもとに減額割合を設定し、それぞれ2割、4割、6割、10割減額するというもので、期間は申請月から3カ月以内とされています。あわせて、6カ月間の徴収猶予の基準も制定されました。仙台市の試算例では、夫が失業し妻の収入のみで月額21万円の30代の夫婦共働き世帯の場合、6割減額に相当するため、仮に医療機関での一部負担金が3万円の場合は1万 8,000円が減額され、本人負担は1万 2,000円で済むということになります。厳しい経済情勢のもとでの救済措置として大変役立ちます。ただ、仙台市の基準は先進例として参考になりますが、富谷町の場合はさらに独自の対応が必要になります。この減免制度については生活保護基準をもとに策定することが前提とされていますから、生活保護級地が1級という仙台市と3-1級という富谷では基準額自体に大きな開きが出てくるわけです。仮に、30代夫婦で夫が失業し、実収入1カ月21万円の世帯の場合で試算をしてみますと、30代夫婦の生活保護基準費というのは富谷町の場合1カ月9万 6,390円にしかなりませんが、1級地の仙台市ではこの生活保護基準は17万 250円です。富谷町の約 1.8倍です。富谷町の勤労者はその6割が仙台市内の事業所に勤務しているために所得水準は仙台市とほぼ同等であり、また生活水準も大差がない状況ですが、こと生活保護基準となると富谷町がぐっと低いために、仮に国民健康保険の一部負担金の減免基準を仙台市のように生活保護基準の 115%というふうに設定をしますと、該当せずということになってしまいます。つまり、仙台市の住民と同じ所得の富谷の住民が、同じ医療費を払ったとしても医療費の減免割合は富谷の方が圧倒的に低くなると考えられるのです。ですから、この試算例で逆算しますと、月収21万円の30代夫婦が仙台市並に一部負担金の6割減額を受けるためには、基準を生活保護給付費の 115%ではなく、 200%程度とする必要があります。そうでなければ実効ある基準にはなりません。このことを十分に考慮して、せっかくの法律の趣旨が生かされることが必要です。
 そこで、医療費一部負担金の減免基準をつくる際には、実質的に仙台市と差がつかないよう考慮することをもとめます。また、一部負担金の減免制度について、町民への周知徹底を急ぐよう求め、1回目の質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 3点ですけれども、かなり多く出ております。順次、申し上げていき ます。
 車両が4台で、ご案内のとおり4台で効率のよい運行を行っておりますので、お話のような増便とかそういうものは、ただ単に思いつきでやったものではないのでして、なかなか運行は無理。あわせて、公安委員会なりなんなりとの許認可もしながらやってきた路線の編成であります。この区間についての、今回の路線再編にあたり、大亀山森林公園において、往復停車となっており、10分足らずで所要時間となっており、60分は先ほどこう回れば、こう回れば1時間ですけれども、そうでないですね。だから、自家用車でないんですから、誤りであるととらえております。そういう1時間以上はかかっていない。東向陽台、明石台地区については9時50分にあけの平に着いても10時に福祉健康センターに到着しております。役場庁舎では事業を実施していないので、特に不便はないと考えております。ただ、いろいろな用足して回りましても、必ず経由しておりますから、それは時間の調整は、自家用車ではありませんから、時間のロスはありますけれども、停車はしておるところであります。今泉、大亀地区のバス停については、地域の皆さんにわかりやすいようにスクールバス時代の位置と名称をそのまま継承して進めてまいっております。また、安全性の面、荒天時の待合所などがある点などからも現在の位置が一番の適当という合意で決定したものであります。中・小型バスの導入については、現在運行しているのが41人、お話ありましたように29人と2種類であります。これ以上の大小というのは新たな問題が出てまいりますので、これで始めたところであります。
 それから、無料に対することについては、料金については町民バス審議会において公共交通として受益者負担のもと、利用者・非利用者間の公平性を保つとの答申をいただいております。あわせて、意識調査によっても利用者も不利用者も含めていろいろな意識調査を行ったわけでありますけれども、有料化すべしという意識調査が80%以上あったことを審議会などでも議論の結果、50円、 100円という、さまざまなご意見の中で50円、 100円という形になったのであります。
 それから、時刻表については、前に全面で配布した経過があるわけでありますけれども、紙面の関係でどうしても字が小さくなるということ、一つ。それから、不必要なものに全戸配布は不必要でないだろうかというご意見、むしろそれよりも必要な人が必要な場所から受けられる場所、そういうことで役場機関並びにわざわざ出張所なり何なりに取りに来る必要はない、バスの中でも配布しているはずでありますから、先ほどの論旨とは実態は違っているはずであります。
 第2点についてであります。町内会館関連でありますけれども、屋根、壁、床などの大修繕については、これまでどおり町の負担で行うことについて変わったことは町内会の会長さん方と相談した経過はございません。現実に大修繕、小破修繕に、それはありますよ、頻度はあります。全体、数が多いわけでありますから、もうしばらく、例えば屋根の塗装でしたらよそから比べるともう3年ぐらいは待てるんじゃないでしょうかとか、そういう打ち合わせ、町内会長方と打ち合わせの結果で延びたり縮んだりの経過はありますけれども、変わりなく町内会と相談して行っているところ。それから、東向陽台三丁目の第1会館、急ぎなさいということでありますけれども、その前に第1町内会と当時いろいろ打ち合わせしたものの中で、町内会発足30周年で応分の改修を望むとこういうことで改修をしたところでありまして、建てかえの話し合いは町内会からはございませんでした。
 それから、スロープ化、会館入り口のスロープ化、現在も町内会のいろいろな場所、立地によって変化がありますから、どうしても、例えばどうしても用地、敷地そういう関係でスロープ化ができない場所もあります。そういう場所については、町内会と打ち合わせして生みだした案は、手すりを設置するとかスロープ化できるところについてはスロープ化をしていくとか、そういう絶えずその39の町内会、今あるんですか、の会長さんを中心に担当課と相談しながら進めているところであります。ないですよね、そこまでやっているところ、県内で。
 次、3点目。法の44条の規定、指定の一部負担の減免などについては、規則で定めているところですが、具体的な運用基準の策定については、現在情報の収集を、先ほど仙台の例なども出ましたけれども、情報の収集をいたしているところであります。基準策定にあたっては、当たり前のことでありますけれども、公平公正確保する必要があることから、特に収入の減少に係る減免などの取り扱いについては、技術的にも非常に困難を要するため、その手法などについて相当研究も必要と考えているところであります。まだ、しかも、取り組んでいるサンプルが非常に少ない保険者、県の通達、県は事業者ではありませんから、市町村、実際取り組んでいる事業者である、保険者である自治体の数が少ないので、非常に技術的にも研究を進めてまいらねばならないと思って、今研究して進めているところであります。また、級地に、仙台との級地、やはりひとつの決め事であろうと思います。必ずいろいろな形がありますね、自治体を中心に決め事。ですから、策定に当たっては、仙台市を初め近隣市町村との均衡に留意しながら進めて、調査もしております。その上で生活保護の基準で定められている地域の級地区分は考慮する検討はあろうと思っております。議員がおっしゃるようなことをそのままというわけには、まだいかないんではないだろうかと思っています。
 それから、もちろん決まれば周知徹底は町としてしていくのは当たり前だと思っております。

議長(相澤 武雄君) この際、2時15分まで休憩をいたします。
午後1時58分 休憩

午後2時15分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず、町民バスの問題ですけれども、具体的な例として石積、大亀、それから東向陽台、明石台、あけの平などのいわゆる団地の部分等についてダイヤの改正を求めたわけですけれども、具体的に大亀の場合10分で帰れるとおっしゃっておりましたが、私が言いましたように、確かに帰りについて12時20分の便と2時20分の便がありますけれども、それでは待ち時間があり過ぎるか、もしくは間に合わない。だから、1時43分に乗りたいんだと。しかし、これだと62分かかると言っているわけですから、話をきちんと聞いていただいた上で、やはり地元の声にこたえていくべきだと思うんですね。東向陽台について言えば、9時50分に役場に着いているし、時間のロスはあるけれども停車もしていると言っておられましたけれども、9時50分に行きはよいよいだと、行きはいいけれども帰りの便がロスが多いと言っているんです。その帰りの便についてとまっているから時間のロスはあってもいいだろう、仕方ないだろうというのでは、これでは全く改善の姿勢はないということになるんです。そうじゃないでしょうか。すべてにわたってそのような感じを受けました。
 それで、一つはバスのダイヤの改正については、停留所も含めてですが、停留所は後ほど言いますけれども、1年半後には契約が更改されるわけですので、それまでに改善はすべきところはしていかなければならないわけで、その際には各地域の朝の便、帰りの分で、特に役場、とうみやの杜、福祉健康センター、いわゆる富谷町の中心的な施設、こういうものへのアクセスが便利で、そしてロスがないようにというそういう立場で改善をするようにぜひ求めたいと思うんですが、町長は次の契約更改時期に向かってどういう姿勢で改善を進めていくおつもりか、改めて伺いたいと思います。
 それから、バスの停留所につきましては、スクールバスの位置と停留所をそのまま踏襲したということで、今の位置でいいんだということで地元とも合意したとおっしゃっておりましたけれども、地元の方はだれも同意してないですよ。聞くところによると、これは町民バスが運行始まる前の事前の話し合いでも相当地元から要望が出たと。それでも、町当局は、今おやめになったある当時の職員の方が、とにかく自分が何としても実現したいということまでおっしゃったそうですけれども、それでも地元の声は届かなかったんです。町長の事実認識が少し違うんじゃないでしょうか。この停留所の問題でも、やはり地元の要望に即して改善していくということが大事だと思うんですが、町長、どうお思いでしょうか。
 それから、大亀の場合と石積の場合、スクールバスは廃止されたわけですから、これにこだわらずに停留所をふやす分には、地元はとにかく大歓迎だと思いますので、これを延長といいますか、停留所をかなり、大亀で言えば和合田方面へ向かって、今泉で言えば富ケ崎方面へ向かってバス停をさらに増設するということについて、何がネックになっているというふうに認識しているのかを改めて伺いたいと思います。
 それから、料金の問題で、審議会でそのような答申があったということを言っておられましたし、意識調査でも80%以上が有料化すべしということだったということでしたが、もともとあの意識調査自体がすべての方々を対象にして行った意識調査ではなかったはずですよね。一部の方々を、無作為であったと思いますけれども、ピックアップしてのアンケート調査でしたから、すべての住民の声が反映されていたわけではないんです。それから、審議会がどう答申しようと町の姿勢が一番大事なわけです。そういうことを考えますと、一般の町民について有料になったことを、 100歩譲ってそれは認めたとしても、少なくとも義務教育の子供たちと70歳以上の高齢者については、これは無料にするべきだと思うんですがどうでしょうか。
 時刻表につきましては、役場や出張所に行かなくてもバスの中にあるという、こういう答弁を伺って私は何をか言わんやと思ったんですけれども、バスに乗るためにバスの時刻表が必要な人に、バスに乗れば手に入るんだという、こういう答弁はないんじゃないでしょうか。
 しかも、多少字が小さくても、1枚の物でもいいです、冊子であればなおいいと思うんです。
 こんな立派なものができているんですから、これを全世帯に配っていただければ、一番手っ取り早いんですけれども、町長が本当にお金が大変だ、大変だとおっしゃるので、それだったら1枚の広報に挟む程度の、以前にお配りしたような程度のものでも構わないからと、こちらは譲歩をして尋ねているわけです。ですから、時刻表については、やはり常連客だけを対象にしている町民バスではありませんので、いつ何時でも乗れるように各家庭に備えておけるように全世帯に配布をするということが公平性の上からも必要じゃないかなと思いますが、どうでしょうか。
 会館の問題ですけれども、大修繕について町が負担するというその基準が少しも変わってはいないと、これは確認させていただきましたし、私もそうであるべきだと思っています。しかし、実態なんですけれども、町があと3年待ってくれ、5年待ってくれとなかなか修繕に応じてくれないから地元はしびれを切らして先にやってしまうという、こういう事態が起きているわけです。ですから、やはり地元の修繕の要求には努めて早くこたえるようにしていくということが大事ではないでしょうか。
 それから、東向陽台第1会館の問題ですけれども、先ほど町長が30周年で応分の改修を望むということで対応したと、建てかえの話し合いはなかったと言っておられましたけれども、これも事実とは違います。地元では町内会の責任ある方が町に町内会館の建てかえを何度も要望していると。しかし、なかなかこたえてくれない。30周年を迎えるにあたってこんなにみすぼらしくて、あちこち傷んでいるのでは、これでは困るから今回は改修をしていただくということになったというふうに言っているんです。これは町長の認識と全く違いますよね。こういうふうに、やはりもっと地元の声を正確にきちっと聞くべきではないでしょうか。そこで、第1会館の建てかえについては、確かに地元が要求しています。それで、この第1会館に限らず、会館の建てかえ、それからスロープ化を含む修繕、これについてどこの町内会からどういう修繕の要望が出ているのか、具体的に伺いたいと思います。また、それらに対する建てかえ、あるいは修繕、改良、こうしたものの計画についてはどうなっているのかを伺いたいと思います。
 ちょっと前後しますけれども、バス料金の問題ですが、ごめんなさい、ちょっと失礼いたしました。
 スクールバス、福祉バスを廃止したそのかわりという、代替だというこういう側面については町長はどのように受けとめているんでしょうか。
 それから、国保の医療費一部負担金の問題ですけれども、今運用基準をつくるために情報収集をしているとおっしゃっておりました。研究して進めてということでしたが、この対応は1年以上たってまだこういう状況だということは、大変遅いですよね。せっかく法律があって、町がその気になればやれるわけですから、優秀な職員をたくさん抱えていてその基準をつくるということであれば、仙台市の例も既にできていまして、一部富谷独自のものは盛り込まなければなりませんけれども、県の通知でも生活保護基準をもとにしてという言葉も入っておりまして、この基準をつくるというのが今の段階でまだ情報収集しているというのでは、余りに対応が遅過ぎると思うんです。これをもっと急ぐべきではないでしょうか。いつから実施できる見通しなのか、伺いたいと思います。
 また、仙台市の基準との関係で生活保護の級地、仙台が1級で富谷が3-1だと。これはもう厳然たる事実だし、また国が定めているものですから簡単には動かすことはできません。私はこの生活保護級地の差を何とかしろと言っているのではなくて、この生活保護基準に基づいて基準をつくるということが流れとなっていく以上、その場合にその実態としては生活水準、所得の水準も大差ない仙台市と大きな差がつかないような、同等の基準になるようにぜひ検討していただきたいと、このことを伺いたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 南部長生会は町民バス時間に合わせて行事の開会、閉会をしております。長生会が強く望み、実現したバス時間ですので、長生会もできるだけバスに乗るように全員協力しております。南部長生会。こういう便りもいただいておるところであります。
 バスについてであります、町民バスについでありますけれども、ずっと聞いていますと、無鉄砲に町で自在にバス路線なり運行時間を編成したように聞き取れるんです。もう一つは、限りなく議員の話を聞いていますと自家用車的時刻表、コース表というふうになっていきませんでしょうかと思いました。ダイヤ改正に当たって、諸条件が調いました。それは、先ほど申し上げましたように、一つは町長1人で決めてもいけませんし、担当総務課が決めてもいけませんから、関係各位、代表されるバス運営審議会を構成し、そこに諮問を申し上げました。何度も申し上げております。その中、まずそれを諮問いたしました。それから、意識調査の方式は全員か全戸調査という、全員調査という手法もあるだろうし、一般的に意識調査には住民の何パーセント、今記憶からちょっと外れていますけれども、何パーセントを意識調査にすると全国民の、全その対象者の意識に代替するという日本国内で一般的な数値があるようであります。それにあわせたサンプル数をとったわけですから、ごく一部ではなくて町、町民全体のサンプルを代替するようなサンプル数、今数字は忘れましたけれども、そのぐらいの数値を持って意識調査もしたはずであります。
 それから、次に出てきたことは公安委員会、路線の編成、そういうもの含めて公安委員会での了承事項が道路管理者、交通安全上の問題が出てまいります。バスのない場所については、これは宮城交通かかわりありませんけれども、そうでない地域においては、今度は民間バスとの協議が残っております。そういうもろもろ、手順を踏んで最大公約数を求めたものが、あの今の姿であります。決して無鉄砲に決め事したわけでもありません。バスの回転場を提供しますというのは町に入ってきておりませんし、そういう相談もいたしてはおりません。
 それから、なぜ有料化だったのかというのも、これも意識調査から出てきたものであります。利用者のバスを2カ年の間にバスを利用した人の意見、それから一度も利用しない人の意見、そういうのの中から、両方から特に利用している方で無料というのは気が引けます、幾ばくかでもお支払いをしたいというご意見も結構あったという数字を思い出されます。
 それから、小学生、70歳以上を無料にすべしということでありますけれども、今のバスの町民バスの目的からすると、通勤バスではありませんから、福祉的バスでありますから、それを外しますと全部無料でいい、乗車する人が対象者出ません。その中で話に出てきたのは、小中学生無料、65歳以上無料、では今度はボランティアする、手伝いに行くんだからそれも無料、ずっとずっとみな無料で。ですから、有料にしたったら無料にするかというのはそれは非常にいろいろな意見でそれで2カ年は無料で走ったわけでありますけれども、皆さんのご意見で有料化、今の現在に至ったとこういうことであります。
 それから、スクールバスとの代替というのは、これはスクールバス自体、ただだったでしょうと言いたいんだと思うんですけれども、あれはいろいろな諸、補制度、当時の陸運、運輸省ですか、上位団体。そこの中であるときは無料でもいいというような時期があって、あるときになって制度の改正で無料でなければという形が出たと。そういういろいろな変遷の中で無料になっただけで、決して無料が優先で無料になったんでなくて、そういう陸運局の制度改正の中でそうなった。したがって、古くは幾ばくか出した時期もスクールバスの時期はあった。それはまかりならんという時期もあって、それもある。そういうことで、代替バスで。だから、同じ無料でないかということには当たらないのであります。
 第2点の町内会館の関連、修繕について、そのとおり、先ほど申し上げたとおりの方式で行っております。確実に町内会長さんと相談しながらやっている。ただし、先ほど申し上げましたように、頻度があるわけで、こちらよりもこちらの方が傷んでいるのに、こちらが先というわけでないんでないだろうか。それは職員なり何なりが比較検証しながら公平性を欠かないようにして時期の濃淡は出てきながらもおこたえをしているとこういう形になります。東向陽台の第1会館については、先ほど申し上げたとおりであります。
 それから、スロープ化とかそういう障壁、そういう関係については、今ここでどのくらい来ているか、絶えず小破修繕とかいろいろ担当課に相談入っておりますから、何に何カ所ということでの絶えずいろいろな相談はし、いただき、相談におこたえしているこういう形で進めているところであります。
 それから国保関連、時期は先ほど申し上げたとおり、44条の制定は早かったですけれども、運用の諸整備についてはサンプルが少ない、そういうことで、先ほど申し上げましたように、準備を慎重に富谷型にあわせながらいろいろな参考しながら検証し、研究し、進めているところであります。時期はまだ見えておりません。
 それから級地については、これは非常に議論の分かれるところであろうと思っております。
 議員がおっしゃるような方向にはいかないと思っております。(「答弁漏れがありますが。停留所、大亀と今泉、ネックになっているのは何ですか。それから会館の修繕、そのほかで要望がどこからどういうのが出ているのかというのは通告もしておりますから、答弁させてください」の声あり)もう1回あるんだから、優しくもう1回まとめてやったらいいんでないですか。
 場所は、先ほど申し上げたように、停留所の関係は、いろいろそういう公安委員会なり何なりと道路管理者、そういうものの関連、そういうものなど重ねあわせて今の状態になってきたとこういうことであります。(「会館はどなたが答えるんですか」の声あり)修繕など は絶えずありますよ。修繕などは。絶えずあるのを打ち合わせしながら、その枠内で小破修 繕をしていく。絶えずあります、絶えず。(「だから、その絶えずあるのでいいんですけれども、どこからどのような要望が出ているのかと聞いていますので……」の声あり)
 39町内会、まだ最近新築した分についてはないと思いますので、大半は打ち合わせがあると思っていた方がいいんじゃないでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず、町民バスですけれども、南部長生会の何か文書のようなものを読み上げておられましたけれども、南部長生会が全面的に町民バスに協力するといったような内容で、それはそれでもちろん長生会がそうおっしゃるのは構いません。ただ、南部長生会といった場合に、範囲は大変広いですよね。違いますか。南部と言った場合、明石もそうでしょう。石積、西成田、大亀、大童も入りますか、今泉。みんなこれ南部ですよ。その南部の中で西成田、地元の方がもちろん便利なのはわかります。近場の方が便利なのはわかる。でも、一言で南部長生会がこう言っていたからというそういう答弁はないんでないでしょうか。南部長生会も迷惑するんじゃありませんか、これでは。
 やはり、何度も言いますけれども、一つ一つ地元の声に即してダイヤの改正をすると。これは、何も自家用車みたいに、わがままなことを言っているわけではないんです。しかも、公的な施設、町の中心的な役場であったり、とうみやの杜であったり、中央公民館であったり、福祉健康センターであったりというこういう大きな町の施設への利便性を高めてほしいと言っているわけですから、これには根拠があるはずです。だって、町のこの町民バスの目的の中に、先ほどもちょっと紹介しましたけれども、公的な施設の利用頻度を上げると、つまり中央公民館だとかデイセンターだとか役場だとか、こういったところへ来る人、これを利用する人をふやすということも目標に入っているわけですから、私が今回申し上げている公的施設へのアクセスを十分に検討した上での時刻の設定、ダイヤの設定というのは決して無理なお願いではないはずなんです。改めて、こういう立場で1年半後に改善をすると、改善をする方向で検討するとせめてそのぐらいのことはご答弁いただけないでしょうか。
 それから、有料化の問題ですが、80%の方がアンケートの結果有料化すべしと言っていたと。確かに、新聞の世論調査なんかでも 2,000名ぐらいをやれば大体国全体の方向がわかるということも聞いたことがありますけれども、それでは、改めて伺いたいんですが、この富谷の町民向けに実施をした意識調査の中に、小学生、中学生、高齢者、このバス代も有料にすべきだと思いますかというような具体的な項目は入っていたんでしょうか。伺います。
 恐らく、こういう小中学生や高齢者のことまで踏み込んでの回答にはなっていないはずです。ですから、一般町民、一般ということで、有料化もそれは仕方ないだろう、 100円ぐらいならという方も確かにいらっしゃいました。ですから、今回私はそのことには触れておりません。しかし、小学生、中学生、高齢者、これはやはり無料にする対象だと私は思うんです。それで、町長の答弁でこれはまたいつもの町長の答弁だなと思ったんですけれども、通勤バスではないということやあれもこれも、ボランティアも無料、お手伝いも無料、みんな無料になっていって限りがないというようなご答弁されておりましたけれども、だれがボランティアの町民バス代を無料にしろというようなことを質問しているんでしょうか。私は小学校、中学校、高齢者、ここに限定をして無料にすべきだと言っているわけですから、こういうちょっとわざと取り違えるような答弁の仕方はしていただきたくないなと思うんです。小学生、中学生、高齢者に関して無料化にすべきだと思いますが、どうでしょうか。町長のご答弁を改めて伺います。
 それから、会館につきましては、せっかく質問の通告でどこの町内会からどのような要望が出ているのかということも通告してあるわけですから、これは具体的にどこからどういう要望があるということをお答えください。
 それから、国保の問題では実施の時期の見通しも立っていないし、それからまた、基準の内容についても具体的にはほとんどここでは言えないということになるわけですが、少なくともいつごろをめどに、1年後なのか、来年度からの実施を目指しているのか、そのぐらいの目標を持って進むべきだと思いますが、どうでしょうか。
 それから、先ほども繰り返し言いましたが、県の通知でも生活保護基準というのが一つの基準策定の大きな土台になりますから、級地の問題は十分に考慮しなければ策定できないんです。ですから、このことをよく考慮していただいて、仙台市との差がつかないようにと。大まかな方向づけぐらいはぜひお示しいただきたいと思いますが、どうでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 本当にあの町民バス、自家用車的になりますよ。デイ……とかデイセンターは専用だな。デイの利用者は専用バスで送迎しているはずでありますから、(「介護保険だけですよ」の声あり)デイセンターの人たち、利用者については専用で送迎させていただいているはずでありますから、(「介護保険だけじゃないですか、該当者だけじゃ……」の声あり)介護保険にはデイセンターの利用者はそういう形をとっているはずであります。
 健康センターの利用者については、努めてそういう人たちが前から曜日を決めて、ブロック1回にというわけにいきませんが、曜日でブロック、ブロックやっておりますから、それが大体当てはまっているはずだと、当てはまっているはずであります。
 それから、無料ですね、無料の意識調査、私も今思い出せないんですけれども、一番言いたいことは、利用した経験のある人、その人たちからも有料、無料というのよりも多少でも払った方が乗りやすいというご意見も、意識調査にも出てまいりましたし、かなりの頻度で担当の役場のバス担当に連絡が入っています、意見箱というかメールも入ります、電話も入ります。そういうのを総合的にするとそういう人たちがあったということは意識調査には記憶ありませんけれども、そういう人たちもありました。それから、意識調査の中で、この意識調査は何のだれ兵衛さん、あなた以外は参考にしてはなりませんよということではなくて、そのご家族で、2人家族であれば2人のご意見を参考にしていただく、4人家族であれば4人のご家族の意見も収集していただいたとこういうふうにとらえて判断したはずであります。したがって、さまざまなご意見が入ったものを審議会で分析しながら今のような答申をいただいて実行に移した、こういう経過であります。
 ボランティアもただというの、あったんですよ。スタートのときに、始めるとき、そういう、先ほどボランティアという話も出ましたでしょう。だから、その参考例として私は申し上げたんだけれども、あったんです。こっちも無料だったら、なぜ、なぜ、なぜ、なぜというふうなことがスタートの時期はありました。だから申し上げたので、そういうすりかえも何も回答ではいたしておりません。
 それから、これこそ先ほど忘れていたけれども、時刻表の問題は全体も出したんです。広報で。議員がおっしゃるような。だけれども、町民の方々から利用しないものにもったいないし、字が小さいよということもありました。それの改善点が今の時刻表で、ご利用なさる方々にバスの中でも手渡しができる、こういう形をとった。ただ1度ぐらいは……(「試行期間じゃないですか」の声あり)出して、1度はスタート時期に、有料化になったとき1度は全体に出したはずだと思っております。(「当局は出していないとおっしゃっていましたよ。担当課は」の声あり)今現在、私が答弁しているのでありまして、そういう経過を経て、今現在に至っているとこういうことであります。
 それから、町内会館については、先ほど申し上げたとおり、通告していると言っていろいろなことを町内会長さんを経由で相談をしておりますから、絶えずありますとこういうことであります。
 それから……、そうですね、そういうことであります。
 それから、国保関連については、それほどさように、先ほど来申し上げたことを繰り返します。それほどさように法制度は非常に古いわけでありますけれども、それの整備状況のサンプルが極めて少ない。そういうものをいろいろな、県は事業者でありませんから、県は一つの流してよこしておりますけれども、事業者は各、ご案内のとおり、市町村でありますから、そういう市町村のいろいろな分析、そういうものを参考にしながら今営々と準備を進めているので、まだ今この時期に発表できるぐらいまで見えない、それほど慎重に真剣に取り組んでいるということであります。
 それから、議員おっしゃるように、仙台と同じようにということまでここで約束はできる状況まではいっていない、こういうことであります。(「担当課長に、議長、答弁漏れを答えさせていただけないでしょうか。答弁漏れ。町内会館、どこからどういう修繕要望が出ているか。担当課長に答えさせてください。答弁漏れですので」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 答弁者は答えたということでありますから。(「議事進行」の声あり)
 次、18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君) 私は2点質問いたします。
 初めに、介護保険見直し、これを安心して利用できる介護保険にするために見直すように求めるものであります。
 介護保険制度が実施されてから4年余りがたち、介護保険法に定められた制度全般についての検討と見直しが厚生労働大臣の諮問機関「社会保障審議会介護保険部会」で始まり、見直しに基づいた新しい介護保険法が平成18年度から実施に移されます。保険料、利用料等の負担の問題、介護認定のあり方、サービス基盤の充実など、国民の要望にこたえる見直しが求められています。国民、住民が安心して利用できる介護制度の実現を目指して、国に働きかけることが大事です。7月末にはさきに述べた介護保険部からの意見書が出されるなど、政府の見直しの一定の方向が示された今が、その時期と考えます。政府が行おうとしている見直しについてどう認識し、どう対応しているのか、主な点について質問します。
 介護保険部会意見書は、これまでの介護保険についておおむね順調に推移していると評価しています。しかし、制度開始1年後の医療経済研究機構の調査では、介護保険が変わって「金銭的負担が軽くなった」が15.5%に対し、「変わらない」が32.3%、「重くなった」が43.1%です。現在、介護認定を受けた人の2割以上を占める約80万人が、実際には必要とされたサービスを受けています。先月8月には政府部内、内閣府国民生活局物価政策課からさえ家族など介護者の平均介護時間はほとんど変わらず、現行制度は改善の余地があると指摘される始末です。特養ホームの待機者は20万人を超えると言われています。これで、どうして順調だと言えるのでしょうか。町長はどう認識していますか、伺います。
 介護保険部会の意見書は介護費用の増加を極力抑えるとの立場から、国民への負担増とサービスの抑制を打ち出しています。同意見書では利用者の負担割合引き上げを見送っていますが、財務省の財政制度審議会は現行1割から2ないし3割の引き上げを提起しており、予断を許さない状況です。現行の利用料1割負担でさえ、サービスの量が支給限度額の4ないし5割と抑制されている中で、2割、3割負担になればサービスを利用できない人が一層ふえてくるのは明らかです。こうした事態は絶対許してはならないと考えますが、町長はどうお考えですか、伺います。
 介護保険部会の意見書は施設利用の負担増を提起しています。施設での居住費、部屋代と光熱費と食費の負担を見直すとしています。もし、これらが全額自己負担になれば、特養ホーム入所者の負担は月10万円以上となり、多くの高齢者が入所できなくなってしまいます。国民年金だけを受給している人は約 900万人ですが、この人々の受給額の平均は月4万 6,000円です。こうした人々を含め、多くの高齢者が外出を控える、医療受診を抑えるなど、いろいろやりくりしながら暮らしているのが実態です。これ以上の負担は受け入れられないというのが実情ではないでしょうか。
 特養ホームの入居費、食費の入所者全額自己負担の導入は、多くの高齢者を特養ホーム入所から締め出すことであり、あってはならないことと考えます。町長はどのように考えていますか、伺います。
 介護保険部会の意見書は要支援と要介護度1の軽度の要介護者を介護保険の対象から除外することを打ち出しています。介護保険が始まってからも状態が改善しない、要介護度が悪化しているからサービスに意味がなかったとこのように見て、それを理由にして除外しようとしているのです。しかし、年をとるにつれて要介護度が進行するのは避けがたい面があります。どういう人が悪化したのか、その原因は何か等の分析が全く行われていません。それで、いきなり介護保険から除外するのでは余りにも唐突過ぎます。対象から外せば大変な事態が予測されます。在宅で暮らしていくための支援として車いすやベッドなどの福祉用具のレンタルとか、週1回外に出て通所介護に参加してみんなと交流を持つことでひきこもりを防ぐとか、週に1回か2回、ヘルパーさんが来て家事の手伝いをするといった大事なサービスが奪われることになりかねません。福祉用具貸与事業の利用は町の計画量の 1.5倍を超えるなど、福祉用具貸与、通所介護等は富谷町でも利用が伸びている大事なサービスです。また、厚生労働省は訪問介護、ホームヘルパー派遣について、家事代行型の訪問介護サービスを利用し続けることにより能力が次第に低下し、家事不能に陥る場合もあると公言し、軽度の要介護者を介護保険から除外する理由にしています。
 しかし、この厚生労働省の言い分は間違っています。掃除や洗濯、調理といった家事の手助けをしながら利用者のやりたいこと、できることを引き出し、自立を支援していくのが家事援助で家事代行とは違うものです。介護保険部会の意見書は介護状態になることを予防するための新予防給付に切りかえ、現在の介護サービスを介護予防に有効と考えられる要素を抽出して廃止、再編成した上で、筋肉トレーニングなどの新しいサービスを導入するとしています。予防自体は悪いことではありません。しかし、新介護給付に組み込んだとしても、これまで介護が必要な人ならだれでも無期限に利用できていた訪問介護に利用者や利用期間の制限を加える方針であることに変わりはありません。今、要支援、要介護度1の人は要介護認定者 389万人の47%を占めるまでになっています。富谷町でも36.3%です。介護が必要だと認定されたこれらの高齢者に対し、ヘルパーや福祉用具の援助なしにどうやって自立を支援できるでしょうか。重度化しないための予防をサービスの抑制と一体に行うのでは、高齢者と家族の不安を広げるばかりだと考えます。要支援と要介護度1の人を介護保険から除外することは、年をとって要介護になっても日常生活を送れるように必要な保健医療サービス、福祉サービスを給付するとしている介護保険の趣旨にも反する許されないことと考えますが、町長はこれをどうお考えですか、伺います。
 介護保険制度が始まって4年余りがたち、問題も明らかになり、大きな改善が求められているのが実態ではないかと考えます。今の枠組みでは介護報酬が上がれば利用料負担が上がり、自治体がサービスを豊かに提供しようと思えば保険料を上げざるを得ず、低所得者は保険料負担に耐えられなくなり、介護保険からますます排除されてしまいます。介護保険で利用料負担が軽くなったのは、中・高所得者だけです。こうした現状を見れば、解決するには国庫負担割合を引き上げることが何よりも必要なこととなることは明らかと考えます。国庫負担割合を現行の4分の1から制度発足前に実施されていたように2分の1にすることがどうしても必要です。国庫負担割合の2分の1への引き上げを強く国に働きかけることが必要と考えますが、町長はどう考えていますか、伺います。
 今回、介護保険部会意見書では結論が出されておりませんでしたが、政府は見直しの課題として保険料の徴収対象を現在の40歳以上から20歳以上に拡大することを上げています。いつ提起するのか、20歳以上なのか、30歳以上なのか、こうした点は不明であり流動的ですが、現在若者を中心に 470万人のフリーターがおり、低賃金の状態に置かれているとき、若者から保険料徴収するのは実態にもあわず、収納率を大きく引き下げ、介護保険の空洞化を進めることになりかねないと考えます。政府が見直しの課題としている保険料負担を伴う加入対象年齢の引き下げは、新しく対象とされた人たちの生活を著しく圧迫する一方で、介護保険の空洞化をもたらすのではないでしょうか。どうお考えですか、伺います。
 政府は見直しの課題として、障害者支援制度と介護保険との結合を上げています。しかし、国民の異議ありの声を無視できず、介護保険部会の意見書はこれも結論を出しませんでした。
 障害者支援費制度は自己負担は所得に応じたもので、利用にあたって基本的には上限はなく、原則としては必要に応じてサービスが受けられ、障害者独自のサービスも保障される制度となっています。しかし、介護保険と統合されれば利用料が応能負担から応益負担になり、収入の少ない障害者は利用抑制を余儀なくされることが危ぐされます。介護保険との結合は支援費制度の利用予測を低く見積もったため生じた財源不足の穴埋めを介護保険に求めることが動機となっており、余りにも拙速というものです。支援費制度と絡めて出されているのが、介護保険料徴収年齢の引き下げでもあるわけです。介護保険の側からみれば、この加入対象を20歳まで引き下げ、保険料をふやしたい要求があります。しかし、高齢者向けのサービスを利用する機会がごくわずかしかないこれらの人たちは雇用情勢の厳しい状況に置かれておるわけです。本当に介護保険の空洞化につながりかねません。介護保険部会の意見書では見送られていますが、介護保険と支援費制度との統合は問題があると考えますが、いかがお考えですか、伺います。
 政府の介護保険見直しの方向には、こうした幾つもの問題があります。住民が安心して利用できる介護保険実現に向けて、政府に対し積極的に働きかけていくべきと考えますが、どう取り組むお考えですか、伺います。
 政府は見直して介護保険料、利用料等の負担を引き上げようとしていますが、安心して介護サービスを受けられるようにするには、保険料、利用料の減額・免除制度をつくることこそ必要です。介護度認定で必要とされたサービスの支給限度額まで利用できるよう、利用料の負担軽減を市町村独自で行っている自治体は 900団体を超えています。富谷町では利用割合は支給限度額の約5割とのことですが、必要と認定されたサービスが受けられるようにするためには利用料の減額・免除がどうしても必要ではないでしょうか。また、60歳以上が負担する介護保険料が大きな負担となっています。富谷町でも払えない人がふえています。独自に保険料の減額・免除を実施している市町村等団体は、ことし4月時点で 841団体に広がっており、これは全国の31%に当たる実施数です。富谷町もこうした減額・免除を実施するよう強く求めます。考えを伺います。
 特養ホームに入所したくても入所できない人がふえています。宮城県の調査では、県内の待機者2000年3月末 1,137人が2001年12月には 5,678人と約5倍にふえ、全国的に1999年11月時点の10万 4,599人が2003年2月の日本共産党の調査では23万 8,679人にふえています。町内にも多くの待機者がおり、近くに県の特養ホームがあるからといってこれに依存できる状態ではなく、特別養護老人ホームの増設は避けられない課題となっていると考えます。特養ホームの増設計画を持つべきと考えますが、どう考えていますか、伺います。
 在宅介護の継続が困難になり、施設介護に切りかえる人がふえており、施設介護の充実とともに、在宅介護を継続できるための条件整備が求められています。その方策として、夜間緊急対応の整備、家族支援の強化などが提起されています。町として取り組みを強めることが大事ではないですかと考えます。どのように考えていますか、伺います。
 2番目に、暮らしを守る立場で開かれた町政をということで質問いたします。
 今、多くの国民、住民には依然として暮らしの困難や不安がつきまとっています。倒産や雇用の不安にあわせて、年間3万 4,000件もの自殺、詐欺の横行等がそれを示しています。こうしたときだからこそ、自治体が住民の暮らしと命を守るという本来の役割を発揮すべきときと考えます。住民の抱える問題、困難を現実に解決するためには、その交渉相手が県や国、あるいは企業、民間の場合もあるでしょう。そうしたときでも、町が住民の側に立って、解決の糸口、道筋を一緒に考え提示していけるようにすることが求められています。町政にかかわることならなおのことであり、真剣に取り組むことが求められています。町の管理指導のもとにあるのではありませんが、地域からの推薦としてかかわっている重要な相談機関に民生委員があります。民生委員の任務は民生委員法第1条にあるように、社会奉仕の精神を持って、常に住民の立場に立って相談に応じ、及び必要な援助を行い、もって社会福祉の増進に努めるというものです。だれが相談を持ち込んでも真剣に対応する立場に置かれています。国民に健康で文化的な最低限度の生活を保障する制度として生活保護制度があります。
 長引く不況のもとで生きる糧を失い、この制度を必要とする人がふえ続けています。この生活保護を扱うのが民生委員であり、その職責はますます重要になっています。ところが、今忙しいからと断られ、別の時間を設定しようともしない方がいたということを聞いて、私は驚いてしまいました。こうしたことは、例外的であっても許されることではありません。また、一部についてですが、長い間民生委員職にあるようだが、それらしい仕事をしているのか、さっぱり見えないという声を聞くこともあります。町の保健福祉課に事務局が置かれ、日常的にかかわっていると思います。また、町長、関係行政機関の職員は民生委員協議会に出席して意見を言うこともできます。町の姿勢が問われています。町は民生委員に対し、これまでどのような対応をしてきたのか。意見を述べたことがあるのか。あるとすれば、どういう意見を述べたのか質問します。
 民生委員を初め、人権擁護委員など現在の経済情勢の中でより一層その本来の役割を発揮することが必要になっていると考えます。しかし、どこに連絡をとったらいいかわからないというのを聞くことがよくあります。困ったとき、必要なときに住民がすぐに民生委員や人権擁護委員に連絡がとれるよう、十分な広報周知活動をすべきと考えますが、どう取り組まれていますか、どう取り組もうとしていますか、伺います。
 民生委員も人権擁護委員も、その果たすべき職責は極めて重要な任務であり、専門職というべきものです。町から委嘱された行政区長の役職も、半ば公務員の役割の忙しい役目と思われます。民生委員とこの行政区長とを兼職されている方も見受けられますが、時間的にも大変であり、こうした兼職はできるだけ避け、民生委員がその役職に専念して取り組めるよう配慮すべきと考えますが、いかがお考えですか、伺います。
 民生委員は民生委員法10条で民生委員には給与を支給しないものと定められており、現在年間5万数千円の活動費でその活動を行っているとのことです。相談、指導件数は14年度で約 2,200件ですが、これからこうした相談件数はふえていくものと思われます。利府町の民生委員は名刺、書類、かばん入れが支給されており、富谷町の民生委員はこうしたものを持つか持たないかは本人任せになっているとのことです。名刺を持たない民生委員もいるやに聞いています。利府町は民生委員協議会に約 300万円の補助を出し、その使い道の中で協議会が独自の判断で予算化し出現させたものとのことです。富谷町は民生委員協議会に約 220万円の補助を出しておりますが、約80万円利府より少ない。また、費用弁償が日額、富谷で 1,000円となっておりますが、町の非常勤の職員の多くは現在日額 1,500円の費用弁償です。民生委員が日額 1,000円という根拠は特にないと思われます。民生委員が公の仕事として本来の役割を果たせるよう、町として財政補助を引き上げるべきではないでしょうか。町の考えを伺います。

議長(相澤 武雄君) この際、3時25分まで休憩いたします。
午後3時10分 休憩

午後3時25分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 議会運営委員長を経由してお願いしたいんですけれども、佐川議員から2点ご質問いただいたんですけれども、第1点、介護保険に関して11項目、通告制でありますから11項目入っているんですけれども、通告どおりの答弁でいいのか、論旨聞いているとかなり順番が違っているように受けとめたものですから、それを確認していただいてからお答えいたしたいと思います。(「通告が基本ですから、論旨を無視して通告どおりでいいです。」の声あり)それでは、議運委員長からのお話で、通告していただいていますので、通告順にお答えしたいと思います。
 第1点、11項目にわたっているわけでありますけれども、本町においてもおおむね順調に進んできていると、おおむね順調に進んできていると思っております。介護保険認定者や利用者から見た場合、平成12年度の制度開始当初 247人でありましたが、認定者数、本年5月末現在で 540人に達し、当初の 2.2倍に増大しております。一方、事業者数も年々ふえ続け、また特養や老健施設などの施設整備も進み、基盤整備も整ってきていると受けとめております。このような状況のもとに受給者数も当初の 2.3倍に増大し、受給率においては平均で81%となっていることから、介護保険の浸透が見受けられ、まずまずの進みぐあいかなとこのようにとらえております。
 次、介護保険制度において給付費が年々増大し、これを支える保険料や公費負担も急増しているのであります。現行制度のままでは当面、このような傾向が続くものと見込んでおります。このような中、利用者コスト意識を喚起すべきとする財政制度審議会の意見は、重く受けとめる必要があると考えております。また、抑制が生じるという意見については、逆に必要な人に適切なサービスが提供される方向に進み、介護給付費の適正化につながるものと考えております。今後の動向に注目をいたしてまいりたい。
 次、3点目。現在給付対象となっています施設介護サービスの居住費用や食費についても見直しにあたっては、年金水準との関係などを勘案した低所得者に対する配慮も検討するとされており、低所得者の特養ホーム入所を絶望的にするようなものではない。利用者間の公平性を確保する意味においても、在宅と施設の利用者間の均衡是正の点から施設給付を介護に要する費用に重点化しようとする考え方は検討に値するものと受けとめております。
 介護保険制度において、被保険者、受給者の範囲を、次ですね、どうするかは、当初から大きな論点とされてきました。このたび、対象年齢を引き下げるべきかどうかという問題は、介護保険制度のみならず障害者施設のあり方などにも大きな影響を及ぼすとともに、若年者に新たな負担を課されることになるなど、大変難しい問題を抱えておるようであります。この問題については、社会保障審議会介護保険部会や国会の場などにおいても十分に論議していただき、国民に理解を得られるような形で見直しを願うところであります。これは、宮城県の知事は一緒にすべしということを発言しております。また、我々、これを受けて全国町村会としてはやるべきでないという形をとっております。私は、子育てと介護と二つ重なることで、私は避けるべきと考えております。
 次、この問題については社会保障審議会介護保険部会や国会の場などにおいて十分に議論して、当然していただき、国民の理解を得られる形で見直しを図っていただきたい、このように期待感を込めておるところであります。
 それから、第6点目は制度の浸透により、要支援、要介護1の方々が増大、ふえております。全体の5割近くに達してきていますが、これら軽度者に対するサービスが利用者の状態の改善につながっていないとの指摘もあります。そこで、要支援、要介護1などの軽度者を対象とした新予防給付の創設が検討されており、高齢者の状態にあった介護予防プランを策定し、利用者の状態の改善や悪化防止を目標に提供するという観点は、むしろ本来の介護保険制度の基本理念である自立の支援、自立支援、自立の支援と一致するところと思われます。現状における問題点を踏まえ、今後制度全体を予防重視型の方向へ転換していくことが短い歴史を振り返るとき、そのように受けとめております。
 次、7点目は、介護保険法により事業者指定は都道府県知事が人数や事業運営に関する基準に従って行うことになっております。そのために、指定事業者に対し、サービスの質を高めるためケアマネージャー、ケアスタッフ定例研修会などを開催し、情報の提供を実施しているところでありますが、指定以前にサービスの質に対する規制をかけることは難しいという考え方であります。
 次、8番目、介護給付費の国の負担割合については、介護保険法第 121条及び 122条で定められているところ。したがって、町としては全国町村会などを通じて介護保険給付費負担金については、各保険者に対し給付費の25%を確実に配分し、現行の調整交付金は別枠と、強く組織を通じて当初からこれは申し上げてきたとおりなのでありますけれども、今後もこれらについては、この調整交付金の5%については別枠を努力していかねばならないと考えております。
 第9点目、低所得者対策を初め、保険料や利用料の負担のあり方についても、全国の町村会を通じ保険者の立場としての見直しについて議論し、働きかけてきたところであります。その結果、社会保障審議会介護保険部会において見直し項目の一つとして取り上げられ、現在論議されていると伺っております。町として今後の議論、動向を注目していきたいし、なお呼びかけてまいりたい。したがって、現在町独自の減免制度を創設するという考えはいたして、できる状況にないと考えております。
 10番目、夜間・休日相談は介護支援センター閉館後も社会福祉法人永楽会で受けており、緊急支援が必要な場合は町担当者へ連絡がくる仕組みとしております。介護保険サービス、保健福祉サービスの調整を行っておるところである。
 第11、特別養護老人ホームについては、県が老人福祉計画に基づいて地域的なバランスを配慮し、整備計画を持っております。隣接町に宮城県の大規模施設が整備されておりますので、さらに隣接の施設整備が進んでいるため、増設は難しいと考えている。グループホームについては、在宅サービスに位置づけられており、県知事が員数や事業運営に関する基準に従って事業者指定をするものである。本町においても、痴呆性高齢者の福祉推進のため重要ととらえ、次期介護保険事業計画策定の際、高齢者の移行、推移を見きわめ検討することを予定しておるところであります。
 次、第2点目の概して民生にかかわる関係でありますが、町では民生児童委員協議会の事務局を保健福祉課に置いております。連携をとりながら活動を推進しておるところでありまして、したがって、意見を述べるというよりはよりよい活動の論議や検討を重ねている状況にあります。先ほどお話ありましたように、個別に意見をいただくこともありますけれども、総じてこの民生委員協議会には篤と感謝の念でいっぱいであると考えて、民生委員の方々にもそのようにお伝え申し上げておるところであります。
 それから、第2点目は民生委員の広報の周知については、本年の民生児童委員の一斉改選期、議員も推薦委員の一員であるから詳しいと思いますけれども、住民の周知広報のため町広報、それから行政区長会に、それから町主催の事業なども含めて広報周知を図っているところであります。擁護委員についてもやや同じようにし、町広報で住所、電話番号までお知らせをし、連絡とれるようにお伝えを申し上げているところであります。
 次、3点目は、委員の欠員が生じた場合、町内会長さんにその地域からの委員の推薦をお願いしているところであります。この方式は、今後もとっていくつもりでおります。
 それから、民生委員協議会への待遇関連でありますけれども、地域での身近な相談、サービスや制度の情報提供役など幅広い役割を担っていただいておるのはご案内のとおりであろうと思います。協議会の活動内容によって研修会、それは研修会というのは、定例会ごとに自前の講師さんを呼んで研修するとか、一部他町と情報の交換の研修を行うなどなど、そういうことでまさにこれこそ実質的な研修というのがこういうのが研修かなと思うほど一生懸命お勉強会、ケース&ケースを参考にしながら研修をこの協議会はしておるようであります。
 費用弁償の日額などは、お話ありましたけれども、その活動の予算の有効に活用し、活動の充実を図っていただいているものと受けとめております。先ほど、他町村の比較などもありましたけれども、活動費などは遜色ない状況、周辺から見ても1人当たりの活動費についてはほとんど変わっておりません。むしろ富谷よりぐんと低いところもあるようでありますし、したがって総額提示もその中で、協議会の中で費用弁償の云々とか活動費の中で調整をしていただいている、ご一任をしているところであります。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 答弁確認しながら再質問するところもあります。また、確認することに基づいて答弁いただいたので、それにかみ合うように再質問いたします。
 最初に、おおむね順調と考えているということを言われましたけれども、富谷町の利用は認定者の85%という数字がありますね。15%の方たちが利用していない。先ほどだと81%だということになると、19%になっていたということだと思うんですけれども、これはやはり、いろいろ見方はあるようですけれども、一つには利用料が高くて抑制していると、サービス受給を、こういうこと言われております、こういうことを聞きます。ですから、とりあえず順調だというふうにはちょっと言えないんではないかと思います。やはり、認定の際にあなたにとってはこのぐらいのサービスが必要ですよというふうなのが使われるというのが普通だと思うんです。それから、20%も差があるということについては、どうしてそういうのがあるかということ深刻にとらえる必要があると思うんです。
 それから、保険料の問題ですけれども、順調だというふうにした上で、さらに1割から2割ないし3割にすることについては、これについては財務省の財政制度審議会についての意見を尊重するかのような答えだったと思うんですけれども、今富谷の収納率も決してよいわけではないわけです。これが1から二、三割になれば、本当に大丈夫なのか、収納率が上がるということを考えられるんですか。必ず私はこれは下がると思うんです。下がるということは、別に払えるのに払わないということではなくて、払えない人が出るということだと思うんです。そういうことがあっていいかということであって、財政制度審議会のこういうことを打ち出しているの、それを肯定的にというか相当尊重するというような答弁というのは、町民の実態、やはりもっと検討資料の掌握する必要あると思うんです。それから、利用料の問題、そういうことも含めて簡単に順調と言えないのではないかと。
 それから町の方についても特養ホームへの待機者についてはわからないと、そして十分それを掌握していないという話なんですけれども、県全体を見たりするとやはり各自治体100人ぐらいの待機者がいるだろうという予測があるわけです。こういう人たちが待機されているというのは、本当は炊事から日常の生活から大変な中なわけですから、本当に1日1日待たれているわけですから、隣接するところに特養ホームができそうだから難しいと。実際、今の国の方針、県の考え方、予算配置のような大変な事態ですから難しいことはあるかと思うんですけれども、いかにして待機者を少なくしていくということは当然考えられなければならないと思うんですけれども。実際にどのぐらいか、少なくともおおよそこのぐらいはいるという数字をつかまえて、それでどう解決していかなくてないという方針、考え方を持つべきだと思うんですけれども、数値すらつかまえていないということ自体がやはり大きな問題ではないかと思うんですけれども、その上に立って、やはり一刻も早く特養ホームが建設できる状況にできるような格好での取り組みが必要なんだと思うんです。ないまま順調だというふうに言うのは少しおかしいのではないかと思いますので、この問題についてはもうちょっと深刻に考えていただきたいと思います。
 次に……、(「括弧何番と言ってください、項目多いから」の声あり)1番目、今のことですね。2番目について(「はい次」の声あり)、1番目、わかると思うんですけれども、2番目が保険料の引き上げ、これについて、やはり収納率が大丈夫か、考えているのかということをはっきりと答えていただきたいと思うんです。失礼しました、利用料でした。利用抑制が生じるのではないかと思いますけれども、利用料の引き上げでそういう懸念はないかというふうに言っているのか、そう言えるのか。絶対そんなことはないと思うんですけれども。厳しく対処していく必要あると思うんですけれども、再度考えていただきたいと思います。
 3番目、これについては施設の……、一緒にこういう質問があった方が良いというものもありまして、まとめて質問したわけですけれども、要するに、居住費ですね、居住費とそれから食費を施設利用者に課するというのが提起されているわけですけれども、これについては、町長は重点的にということで肯定的に考えているということと言ったのですか。それは、やはり大変なことだと思うんです。今、多くの高齢者の方の収入からすれば、こういうことをしたんでは本当に排除することになると思うんです。この重点的にという考え方がどこから出てきているかというと、これはわかりやすく言いますと日本経団連がこの4月下旬に介護保険の問題について提言しているんですけれども、そのポイントというのはこういうことなんです。介護保険の支給対象が幅広く焦点が拡散しているのではないかという考えのもとに、軽度の介護者よりも重度の介護者に重点を置き、能力の回復、生活機能の改善に絞りこむべきだということと同時に、高齢者自身の自己負担増額、応分の負担を訴える。介護給付に伴う自己負担については現行の10%を改めて引き上げを検討すべきであると、これは2番に言ったことも含めてかなりトータルに言ってるわけです。これがちょうど厚生労働大臣の諮問機関の資格措置委員会介護部会や財務省の財政制度審議会の考え方として出てきているわけです。発信元はこの日本経団連であるんです。こういう中身ですから、本当にこれでいいのかということを究極に考える必要があると思うんですけれども、これでいいのか。本当に低所得者を救済措置があるかのように言っていますけれども、本当に大丈夫なのか。根拠は何なのかお尋ねします。
 それから、20歳以上に引き下げる問題です。保険料の徴収対象を。このことは、先ほど言いましたように、大変なことになると思うんです。これが支援費制度と一緒になってきて、これについては町村長会でもうまくないという提言をされているということですけれども、町長もそうだと言うので、これは本当に拙速にならないように今後は叫びを引き続きやっていくべきだと思うんです。働きかけていくべきだと思うんです。望まれるのは、支援費制度の質の充実であって、統合ではないと思うのです。 それから、新予防給付の問題について答弁がありました。しかし、この新予防給付ということで、予防するこのこと自体はいいわけです。しかし、考えられていることは、先ほど言いましたように(「どこなんですか、どこに書いてあるんですか」の声あり)……、どこだかわからないですか。
 これは、あなたがどこで答弁したかというと、要支援と介護度1のところで答えたわけです。だから、自分が何番目に答えたかよく覚えておいてください。それに対しての再質問なんですから。
 そのことについては……。

議長(相澤 武雄君) 佐川議員に申し上げますが、質問は再質問ですから、もう少し簡潔にお願いします。

18番(佐川 幸三君) わかりました。それで、かみ合うように再度確認しながらやったようになっておりますけれども、新介護給付、この問題についてあなたはこれがあるから要支援、要介護度1を介護保険から除外してもいいという考えなわけですか。そういうふうに受けとれたわけですけれども。これだと、本当に必要なホームヘルパーとか福祉用具貸与、こういうものを受けられない人が出ることは明らかだと思うんです。そう思いませんか。そうなるんです。ですから、これを新介護給付ができてくるからいいんだというような対応ではいけないと思うんですけれども、はっきりと答えてください。低介護度の人を介護保険から除外していいのか、それはうまくないから積極的に外さないように働きかけるのか。そのことを答弁願います。
 民生委員の問題について言いましたけれども、これについては全体として答弁があったわけですけれども、民生委員協議会に対してどのように対応してきたのか、意見を述べたことがあるのか、あったとすればどういう意見を述べたのかということについては、明確な答えではなかったようです。要するに、意見を言うよりもということで、言わなかったと、言ったことはないということですね。
 それから、周知徹底の問題については広報にこれから載せるということですけれども、行政区長会、そういうときに、行政区長はたまたま町内会長も務めていますから、そういう町内会会報にもきちっと出して全戸すべての人がわかるように、広報で1回やればいいということではなくて、いつ何時必要なことが出てくるかわからないわけですから、そういう民生委員や人権擁護委員という方は必要なときにすぐ連絡とれるようなそういう対応を、周知をやるべきだと思うんですが。そういうことの認識を強く求めるものです。
 それから、民生委員の役職と、やはり町内会長の、町内会会長は独自に町内会、自主的な組織が決めるわけですけれども、要するに行政区長というのと兼職になっているわけですね。
 それは行政区長が民生委員になるということはできるだけ避けるように町の方としても推薦する際に検討するということが求められていくと思います。そうでないと、今の大変な時期に、区長さんもこれはなかなか大変な仕事で忙しいはずです。民生委員も、これは本当に今の状況の中で、いろいろさまざまあると思うんです。目的があるのね。でも、本来的には……
 (「議長、討論と一般質問をちゃんと分けて」の声あり)
 そういう大変な仕事ですから、やはり……
 (「質問、停止してください」の声あり)
 取り組むべきだと思うんです。先ほどの考えではそういう避けるということでなくこの方式を今後もとっていくというだけの答弁で、質問に対して答えになっていないから聞かざるを得ないということです。
 それから、民生委員協議会の財政保障ですけれども、公の仕事なわけです。実質的な組織ですから、町とは一歩独立した組織ですから、どうこう中身まで詳しくということは言えないかと思うんですけれども、バックアップといいますか条件整備として、公の仕事をやる人が名刺を持つと、あるいは仕事上の書類かばんを持つということをできるぐらいの財政措置があってもいいと思うんです。利府はこれをやっているわけですから、そういうことでは、なぜこれでいいと言ってしまうのか。確かに、ほかのところも見ました。大郷がどうだとかと見ましたけれども、富谷がそういうところと比べて遜色ないと言われましたけれども、確かにそんなにほかと比べてすべて悪いわけでないんです。利府の例は出していますけれども。
 しかし、富谷のこの4万人の人口で、そして県内で一番人口の多い町で、やはりほかのところよりも進んだ施策をとっていくということが今求められているんではないかと思うんです。
 富谷のような大変な急増の中では、それだけに私生活も多様化し、その問題も多様化しているわけですから、そういう救済措置の問題も検証へと、おくれないようにするということが大事だと思うんです。富谷の生活保護の受給などを見れば級地の問題もあって、宮城県内で一番低い受給率であるわけですけれども、このようなことは決して民生委員の活動のどうだということを言うわけではありませんけれども、もっともっと困っている人が救済されるような、そういう民生委員の活動ができるようなことをバックアップしていく、そういう姿勢で取り組まれる必要があると思います。
 最初に再質問させていただきます。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先に2番目の民生委員の方から、今度答えて、後ろから答えていきます。
 民生委員の協議会に対する助成、そういう問題、それから定数なども町で独自で決めているのでないの、御存じでしょう。そういうことで、枠の中で、しかも民生委員協議会の、先ほど申し上げましたでしょう、大変、本当に名実共に研修というのはこういうことだなというふうにして、いろいろな専門家をお呼びしたり、それから民生委員会同士でその都度、都度、ケースを、もちろん固有名詞は出ませんけれども、そのケースをお互い発表しあって、共有するとか、参考にするとか、そういう活動で私はこの協議会の、かばんがあればいいとかそういう話は、名刺があればいいというのは聞いたことございません。したがって、私はこの協議会の、今ご苦労なさっていることには大変感謝を申し上げているところであります。
 それから、次、3の兼職はいかがということでありますけれども、これは先ほど来、これも申し上げておりますように、町でどなたをという指名するのでなくて、その枠の中で、定数枠の中でその町内会長にご推薦方をお願いし、そしてそこからご推薦いただいた方がたまたま区長さんであったり何々委員さんであったり、さまざまな人がある、これはそのとおりで、議員おっしゃる意見もあるかもしれませんけれども、私はそのご推薦、各地域から上がってきたご推薦者を町を代表する民生委員推薦委員会、佐川委員も一緒に入って、そこで慎重審議をなさって、厚生労働省に進達をして大臣の任命とこういう形でありますから、私は今の方式でいいんでないかとこういうふうに思っております。
 それから、広報、周知徹底については、先ほど申し上げたとおりの周知徹底もしておりますし、かなり民生委員の活動は浸透している、一部ありますよ、一部ご意見など電話なりお手紙で1年に1、2、3ぐらい伺うことはありますけれども、総じて大変敬意を表する活動をされて、町民に認知されていると思っております。以上ですね。
 次、今度は第1点の介護保険の関連に入っていきます。介護保険の〓番目の特養ホームの基盤整備については、先ほど申し上げたとおりでありまして、これは簡単に富谷町で、じゃあどんどんというようなわけにはいきません。先ほど申し上げたとおりの枠の中でやっているわけであります。かなりという、これも複数申し入れも、実際私は待機者があるとは思っております。おると思っておりますけれども、数値よりは少ないと思っております。これは複数の申し入れの結果だと思っております。
 6番の、これは議論の分かれるところであります。先ほど、何かを読まれておったようでありますけれども、まだ歴史が短いこの制度の中で、大きく3ブロックになってきたのかなと、大きく分けて。いわば、介護度で言うと4、5。それから3、2。それから1と要支援。
 大体大きく流れが、短いこの歴史の中で分かれてきたのかなと。したがって、この6の問題については、先ほど説明したように、自立支援が主である。そこで、まだ1、介護度1もしくは2に限りなく近い、2の入り口、そういう人たちのいわば要介護の方に戻ってきて本物の制度だと思っております。その方向にそれをもって自立支援を重点的に予防支援をその辺に視点を置かねばならないんじゃないんだろうかと考えて先ほど申し上げたのであります。
 それから、4の二十歳以上については、議員から言われたから言っているのでないのであります。3の食費、居住費、このことは、先ほど申し上げたとおりの状況にあるから、そのように申し上げたのであります。それから、2番の利用料の問題、これは現場、保険者として、介護保険者として分析してもかなり改善点があるというふうに思って見てまいりました。
 したがって、今全般的にこれの見直し議論をしていることは良としております。それから1については、審議会で鋭意議論しておりますから、先ほど申し上げたように、よしという返事をさせて申し上げたのであります。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 最初に民生委員の方について聞きます。
 町長は名刺やかばんのことは聞いたことがないと言われましたけれども、私は一生懸命やっている民生委員の方から「そうだね。そういうことぐらいは必要だね」ということを聞いております。
 それから、推薦会がこの間ありました。そのときに、推薦の仕方の問題で、やはり行政区長と、それから民生委員ということの兼職は大変だろうなということは参加した人の中からも出され、それは議事録等にも書かれ私1人だけの考えではないということ。民生委員推薦会からの議事録を町長は読まれていないのではないかと思うんですけれども、きちっと読んで対応してください。求めます。読んでください、間違いなく。読んで対応するよう求めます。(「答弁を求めるんでしょ」の声あり)求めます。(「ちゃんと答弁を求めるなら、求めるように言ってよ。要望しているのか何だかわからないから」の声あり)
 次……に、求めるということは……。
 介護保険者がきちんと分かれているということでありました。そういう言い方もできるかと思うんですけれども、それは、どこでその答弁があったかと言うと、予防介護の問題で出ているわけですから、だから介護保険から排除してもいいという町長の考え方を再度確認して述べたということなわけですね。同意していると。これは本当に、考えるべきだと思うんです。15年度の実績報告ありますけれども、先ほどの質問でも言いましたけれども、平成15年度の福祉用具貸与、これは平成14年、これが 181万 4,280件です。それが 266万 9,647件というふうに大幅にふえているんです。これだけ必要とされていると。役立っているということだと思うんです。こういうものを除外してしまう、受けられないとしてしまうということは、やはり大きな問題だと思うんです。だから、そういうことで、軽々に要支援と介護度1を介護保険から除外していいんだという考えはとらないでいただきたいと思いますし、そういうことで真剣に考えて、同調しないように絶えず認識を改めて軽介護度者を介護保険から除外することに対しては厳しくしないようにという立場で臨んでほしいわけですけれども、そういう立場で働き掛けていますかどうかお尋ねします。
 いろいろほかにありましたけれども、低所得者に対しては本当に……、あれだと思うんです。一番大きな問題では、やはり社会保障関係のこういうところにきちっとした国の予算配分を説明させるということがうんと大事だと思うんです。簡単に町村長会で出したからいいということじゃなくて、これをきちっとやらないと富谷の介護保険はもたないと思いますし、本当に利用できない人がたくさん出てくると思うんです。こういう事態を避けてたと思うんです。今大事なことだと思うんです。来年の1月にこの見直しに基づいた新しい介護保険法が出てくるわけですから、今まで町長は先方がやっていることですから、よく議論してもらいたいと思います。それを見守っていますということだけできてしまうとこれを粛々と進めていきますというような態度でよくとらえてきたわけですけれども、今そういう時期じゃないと思うんです。やはり、これができたら大変なんだという危機感を持って取り組んでほしいし、国の財政国庫補助が伸びないことがあっては大変だけれども、伸びなくてもこういう部分部分で改善は勝ち取っていくということをして富谷の介護保険制度を守るためにきちっとした答弁を求めます。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 民生委員の兼職とか、こういうことを推薦会の委員でありますから、例えば町長が意見を具したらどういうふうにいたします。言ってならないんです。やはり、推薦委員会という制度があるわけですから、そういう推薦委員会の意見を具してご推薦してあげるわけでありますから、そこを、推薦委員会での、事務局はそうでないんです、それをやっていけないんです。ですから、私は民生委員の人たちの今の活動状態全体をあわせて一生懸命、それは一生懸命やっていただいているものですから、今後も兼職とか何とかというよりも、私は、それだって勉強しながら意見を、先ほども出ましたけれども、意見を言っているかどうかというよりも、民生委員はかくあるべしということ、そういうことを踏まえて勉強しながら自分の立場をしっかりわきまえて時間内にちゃんと自分の仕事をしていただいている。ベルの鳴る前にちゃんとしているとこういうことであろうと思って、むしろ民生委員の方々に感謝を申し上げているところであります。
 それから、介護保険についてでありますけれども、本当に私は今、議員一生懸命……、先にむしろ結論を申し上げます。質問に答えないと。自立が目標で、この辺、どうしても3、4、5になってきますと、これはいかにそれをお手伝いするかということでありますけれども、1、2の入り口あたりまでですと、どうにかこっちの自立方向にいかに戻せるかということがこの数年の経験値として、現場の保険者として私はそのように思っております。決して切り捨てるとか詰めるとかというよりも、いかに、せっかくちょっと入ってしまったものを何とか戻れる人たちをつくり上げる、そういう制度にもっていかないとだめであろうと思っております。
 一方、もっと言わせてもらうならば、この全体の制度について余りにも急いで走り始めた国民的な議論の欠如があったと、全体的に思っております。事業者は市町村であること、ご案内のとおりであります。そういう 360万人もの市の事業者、 200人の事業者、ごく一部共同運営している、ごく一部です。あとはそうでない地域で、ブロック、ブロックで事業者の考え方と現場のやっていることと、それから別な人たちの議論と、急ぎ過ぎた感があると思っております。まだ国民的な理解も得ていない分がかなりあると思っております。いい制度であるけれども、具体の問題にはものすごくまだまだ改善をしていかねばならない宿題が残っている、こういうふうに思っております。これは、富谷というよりも宮城県全体の例でありますけれども、本当に負担の問題、一方で利用の問題の異議申し立ての状況などを見ていますと、大変これはまだ国民的な議論に欠如されるものがある。したがって、我々事業者の立場からと、それから国の今の徴収方法、それらの問題についても大きな宿題が残っていると思っております。質問に対する答えは、前に答えたとおりであります。今のこの保険制度に対する深刻な感じ方のごく一部を申し上げました。

議長(相澤 武雄君) この際、4時30分まで休憩いたします。
午後4時20分 休憩

午後4時30分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 9番安住 稔幸君。
9番(安住 稔幸君) 質問に先立ち、アテネオリンピックでの森田智巳選手の活躍、功績に敬意をあらわしたいと思います。
 私と背の高さが余り変わらない森田選手が、それこそ本当に体一つで勝ち取った栄冠にただただ感心し、感動するものであります。見た目にはわからなくても、夢を持ち続ければ人間には限りない無限の可能性があるのだと、改めて森田君によって気づくことができました。
 これからもおのれに勝ち、次の目標に向かって進んでいっていただきたいと祈るものであります。
 それでは、私の一般質問を始めます。
 まず初めに、防犯への取り組みについてであります。
 最近のテレビや新聞で各地の自治体で公用車に「パトロール中」と書かれているステッカーを張り、地域の様子に気を払いながら走行している様子が報道されております。滋賀県大津市では「子供 110番の車」と書かれているステッカーを張りつけており、職員が不審者のつきまといや、いやがらせなどを見つけたり、子供が助けを求めたときには車内に一時保護して、警察や消防に通報することにしています。大津市の市民部長は、犯罪抑止の観点からも有効な手だてと考えると話されているようです。また、千葉県鎌ヶ谷市では公用車だけでなく、安全運転管理者協議会と防犯パトロール実施の協定書を結び、民間車両によるパトロールを行っております。富谷町もさらなる防犯への取り組みとして、「防犯パトロール中」などと書かれたマグネット式のステッカーを公用車に張りつけて走行してはいかがでしょうか。犯罪の抑止に効果が期待できるものと考えます。町の考えをお伺いいたします。
 次に、子育て支援の充実についてであります。
 富谷町の将来を担う子供たちが、伸び伸びと元気に育ってもらうために、乳幼児医療費助成の対象年齢に引き上げや所得制限の緩和が必要と考えます。本年7月時点での富谷町のゼロ歳から3歳までの子供たちの数は 1,716人、6歳までですと 3,273人、12歳までですと 6,428人となっております。ほかの自治体に比べ、このことは大変歓迎することであり、喜ばしいことであります。富谷町の誇りでもあります。そして、森田智巳君のようなオリンピックでメダルをとれる選手が人口4万人の我が町から出たことは、本人の努力が一番でありますが、子供が多い町であることも関係があると思うのであります。未来を担う富谷町の子供たちの活躍に大いに期待しているところであります。
 しかし、その反面、町としての若い世代への支援、とりわけ子育て奮闘中の若い家族への支援はまだまだ不十分と思われます。平成15年度の実績報告書によれば、乳幼児医療費助成への6歳までの受給資格登録者数は 1,176人となっており、先ほどの6歳までの 3,273人に比較しておよそ3分の1の子供しか受給資格の対象となっておりません。
 ここで、児童手当についてお話をします。本年4月から小学校3年生終了時まで支給されることになりました。また、児童手当の所得制限額は平成13年6月に改定され、現在の厚生年金加入者は扶養親族等の数がゼロ人の場合、給与所得控除後の金額が 468万円となっており、支給対象児童数が大幅にふえました。この所得制限の大幅な緩和は、支給率を支給対象児童のおおむね85%に引き上げたもので、その当時、平成13年で支給対象児童数が 565万人から 660万人と大幅にふえました。国は、少子化対策ひとつとして、子育て中の若い世代への経済支援のため年齢の引き上げや所得制限の緩和を実施しています。しかし、それに反して、乳幼児医療費助成においてではありますが、最も身近で住民の生活実態を一番知っている町は平成14年度に年齢の一部引き上げがあったものの、厳しい制限を設けております。乳幼児医療費助成は児童手当とは違いますが、子育て中の若い世帯を応援することについては違いはなく、富谷町でも対象年齢の引き上げや所得制限の緩和をすべきであります。
 さきに述べましたが、富谷町の乳幼児医療費助成の支給率はおよそ3分の1であります。対象年齢を引き上げるか、また所得制限を児童手当の制限額と同額にするなど、支援の強化をすべきであります。
 子育てに励む若い世帯にとって、まだまだ厳しい経済状況であります。子供に期待をかけたいところですが、今生活するのにやっとの状況であると思われます。これでは、第二の森田君の出現は難しいのではないでしょうか。森田君のようにオリンピックに挑戦できるようになるには、何といっても本人の努力であります。それに、努力できるような経済面を含めた環境の整備であります。この環境整備で行政が果たす役割は大きいと考えます。ほかの自治体では乳幼児医療費助成の年齢対象の引き上げや、所得制限の撤廃や緩和を行っているところも多くなってきております。我が町も森田君に続く優秀な人材の輩出のために、そして何といっても子供たちと家族の幸せのために、この医療費助成の対象年齢の引き上げや所得制限の緩和を行うよう考えるべきと思います。町の考えをお伺いいたします。
 続きまして、町民の身体に及ぶ緊急時の対応と題しまして。
 突然、心臓が停止した人に対し、心臓の心拍を正常に戻すため電気ショックを与える自動の除細動器、自動体外式除細動器、AEDと言います、を一般の人も使用できるとした厚生労働省の報告書が本年7月1日に全国に通達されました。日本では毎日 100人近くの人が心臓突然死で命を落としていると言われております。2002年、サッカーワールドカップで日本の会場に自動体外式除細動器、このAEDが設置されておらず問題になったことや、高円宮さまの心室細動、致死性の高い不整脈でありますけれども、による突然死によってようやくその必要性が議論の的となってきております。心肺停止は生死にかかわる危険な状態であり、そのまま放置すれば数分のうちに命は失われてしまいます。救急搬送のデータによると、その多くが心臓が細かく震えることで血液の流れがとまってしまう心室細動が原因で、心室細動は症状が発生してから1分ごとに10%ずつ救命率が下がり、5分では約半分、10分後にはほとんどの人が助からない状態であります。このため、1秒でも早く心臓に電気ショックを与え、正常な心拍を取り戻すことが大事となっております。
 救急救命士による心臓突然死の救命率は約3%と低い状態になっております。これは、なぜここまで低いかといいますと、病人が倒れてから、連絡、そして救急隊が到着し除細動を行うまで10分以上たってしまうからであります。消防庁の調べでは、 119番通報から救急車が現場に着くまで平均 6.3分かかっております。心停止している人の現場に居合わせた一般市民が1分1秒でもすぐに処置すれば命を救えるのです。格段に救命率が向上します。AED自動体外式除細動器は一般に電源ボタンと電気的刺激を与えるボタンの二つしかない簡単なつくりで、電極パッドを患者の胸に張ることで自動的に心電図を解読し、電気的刺激を押すかどうかを音声で案内します。電気ショックが必要ない場合は間違って電流ボタンを押しても電流は流れません。重さはおよそ2キログラムから3キログラムぐらいでコンパクトであります。欧米では心停止や心室細動などによる心臓突然死を防ぐ最も効果的な手軽な救命機器として一般に普及し、空港や駅、競技場、学校などに備えられ、救命率向上につながっております。
 日本においても、今年度からサッカーのJリーグのすべての会場、また航空会社や機内への設置を進めており、また東京ドームや名古屋ドームにも配置されているようであります。また、8月、秋田の竿灯祭りで、その祭りの期間中、会場の大通り沿いのホテルやコンビニなどの5個所にこの自動体外式除細動器を配置したそうであります。
 今回の厚生労働省の報告では、医療に従事しない一般の人が自動体外式、この機械を使用しても医師法に違反せず、刑事、民事上の責任も問われないとしております。富谷町においても、住民の心停止の緊急時に備え、学校を含めた各施設に機器を設置、配置すべきであります。また、職員や教員が使用できるように、この機器の講習を定期的に受講させ、そしてまた町民にも現在行われております普通救命講習にこの機器の講習を受講してもらい、万が一のときに対応できるようにしてはいかがでしょうか。町の考えをお伺いいたします。
 次に、高齢者福祉の推進について質問いたします。
 私は平成14年3月の定例会の一般質問でイオン富谷大清水ショッピングセンターなどの出店に伴い、非行や事故防止のため町としての対応をただし、現在青少年らを見守る体制が町主導で始められております。また、前回の6月定例会の一般質問では、犯罪に子供らが巻き込まれないようにと町の防犯の推進をただし、町は子供たちを見守るための活動の推進や、防犯パトロールに参加している住民の掌握など、今町として体制づくりに取り組んでおります。
 今までは、子供など青少年たちを見守る体制づくりで町当局の推進に何とかここまできました。今度は、高齢者のみの世帯を対象に、町が主体となって組織化された高齢者見守り事業を進めるべきと考えます。現在、民生委員や町内会などが中心となって高齢者への取り組みがなされておりますが、思うように進んでいないように見受けられます。町は、町の責任としてもっと積極的に取り組むべきであります。
 本年7月、猛暑が続き、全国的に熱中症で倒れる人、特に高齢者がたくさん出ていた時期に富谷町のボランティアさんがゆうゆう弁当宅配中に、余りの暑さに体調を崩しどうにも体が動けなくなっているお年寄りを発見し、すぐさま町に連絡しました。町はすぐ職員に行かせ、大事に至らずに済みました。熱中症になりかけていたそうであります。ほかのボランティアさんにも聞いたんですが、以前にも似たようなケースがあったそうであります。また、ある高齢者の方はお盆などでご近所の知り合いなどが何日か留守にするので、そのとき自分がぐあいが悪くなったときどうしたらいいかという不安にかられ、毎年のようにそのときだけ病院に無理に頼んで入院しているお年寄りもこの富谷町にはいらっしゃいます。
 先日の地域福祉フォーラムで活動状況が紹介されておりましたゆとりすとクラブサロン事業であります。この事業は大変、本当に町内会の皆さんの大変な数の中、頑張っていただいております。しかし、実績報告書を見ますと、各地域の参加者は、実人数で数名から30名と少なく、10地域合計でも 189名となっております。富谷町には60歳以上で 6,500名、65歳以上で 4,300名ほどおられ、もちろん全員がお元気な方ではなく、寝たきりの方もいれば病院などで入院や、富谷町から離れている方もいると思います。そしてまた、老人クラブに加入し、このゆとりすとクラブに出ていない方もいらっしゃると思います。しかし、それにしてもこの人数から考えますと 189名はとても少ない数ではないでしょうか。もっとたくさんの高齢者の方が外に出て、地域の仲間と交流をし、一日一日をお元気に、生き生きと過ごしていただけたらと思うのであります。
 東京都新宿区で高齢者の生きがい、社会参加、閉じこもり防止など、ひとり暮らしなどの高齢者が住みなれた地域で孤立することなく安心して生活できるようにと、専門相談員によるふれあい訪問と地域のボランティアによる地域見守り協力員事業、街角ネットワークが実施されております。見守ってほしい人は区に登録申し込みを行い、ボランティアの地域見守り協力員が新聞受けや郵便ポストの確認をしたり、カーテンや、戸締り、照明の点灯などの状況から安否を確認します。また、直接自宅を訪問し、玄関や軒先でお話をしたり、町でお会いしたときには声をかけたりもします。協力員は、何か特別なことをすることではなく、普段のちょっとした気配りや何げないかかわりを気軽に続けるものです。この地域見守り協力員事業についてアンケート調査をしたところ、約8割のお年寄りが「満足」と回答されたということであります。自分は一人じゃないと感じたと、そして見守られている安心感、かかわってくれる人がいるということの喜びを語る声が寄せられたそうであります。また、さらに新宿区では元気な高齢者に対して、余暇活動だけでなく社会奉仕にボランティア活動などを通じて福祉サービスの担い手として積極的に参加してもらうことに力を入れております。
 富谷町でも高齢者への今までの支援体制をさらに進めるため、ボランティアなども加え、町として地域見守り協力員として委嘱状を発行し、地域の高齢者世帯を見守り声がけ活動を行えば、ご近所同士のおつきあいとして安否活動にとどまらない気軽で温かい関係が築くことができると考えます。また、委嘱を受けた方は定期的に普通救命の講習を受けてもらう、緊急時に対応できる体制づくりも必要と考えます。また、必ず来るといわれております宮城県沖地震の高齢者への災害時要援護者への対応なども生かせると思います。1995年の阪神・淡路大震災で 6,436名という大変な被害をもたらし、亡くなりました。この震災で犠牲になった方の半数以上が自力で避難することのできなかった高齢者、障害者ということであります。また、今回の新潟、福島、福井、そして四国などの集中豪雨による死亡者の多くが70歳以上だったという被害状況を踏まえますと、やはりこういった災害弱者、災害時要援護者を本当に救護していく体制が必要ではないでしょうか。国の対策強化のみならず、自治体がコーディネーター役になり、当事者、家族、地域、社会福祉協議会、福祉関係者、NPOなどがそれぞれの力をあわせて一人一人の命や暮らしを守ることができる地域づくりにかかっております。
 これらのことを考えますと、町はもっと積極的に高齢者対策を推進すべきであります。それに、町の保健士などが定期的に高齢者宅を訪問し、健康状況などを観察し、適切な健康維持に対する指導だけでなく、介護保険などの制度の利用や諸制度の利用などのアドバイスを行うなど、御用聞き福祉サービス事業も実施すべきであります。
 また、先日開催されました地域福祉フォーラム2004でありますが、テーマと事例発表がかみあっていないようであります。前回もそうでしたが。次回からは現行の施設中心のものと、他自治体との地域住民による諸活動の発表と意見交換の二本立てで開催してはどうでしょうか。より一層高齢者福祉の推進ができると考えます。町の考えをお伺いいたします。
 これで、私の一般質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 申し上げます。本日の会議は、議事の都合により時間を延長して行います。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 4点についてお答えさせていただきます。
 第1点の問題でありますけれども、町内に、特に子供たちを不審者から守る防犯対策は大変重要とは、これは我々も考えております。現在も富谷町防犯協会や小中PTAなどを中心に一丸となって被害に遭わないように活動をして、ご協力をいただいていることもご案内のとおりだと思います。
 お話ありました公用車へのステッカーについては、大変有効なものだと思っております。きのうも申し上げましたけれども、町内の町内会、またはいろいろな団体の方々が防犯活動、交通安全活動、それから災害活動というかそういう盛り上がりが大変顕著になってきた地域があることもお伝え申し上げましたけれども、こういう方々が一生懸命熱心になさっているわけでありますから、今のお話の一つの方法として町の、今公用車が47台所有しているようであります。したがって、今までも選挙とかその他に張り方をしてきましたけれども、あれに類似した、今お話あった防犯のステッカーなども張るはそれの時期に張って、なるべく町民に啓蒙活動をしてまいりたいと思います。ありがとうございます。
 次、第2点の支援でありますけれども、子育て支援でありますけれども、経済的な育児負担の軽減を図るために医療費助成の対象年齢拡大は、子育て支援の有効な手段の一つと考えますが、引き続き地方税や地方交付税などの減収が極めて心配される状況になってまいりました。内容については、大変理解できるわけでありますけれども、したがって所得制限の件についても県の医療費助成補助金交付要綱で定める所得制限、規定に準じ、引き続き現行のままでしかやれないのかなとこのように考えております。確かに、論旨にありましたように、大事な次代を担う子供でありますけれども、それだけの力がないのかなと。1齢を引き上げますと、所得制限も外しますと、たしか 2,300万円ぐらいになるはずであります。1齢、1歳を引き上げると、たしか 2,000万円か 2,300万円ぐらい、所得制限を外した場合です。所得制限あると、それの半分ぐらいの額になりますが。したがって、地域によっては、自治体によっては取り組んでいるところもありますけれども、例えば、ある地域で18歳まで引き上げても富谷の1齢ほどかからない県内の町村もあるんでありますけれども、富谷の町の実態からすると、まだ踏み込めるまでいかないかなとこのように思っております。
 したがって、国も本格的に厚生労働省を中心に省庁挙げて少子と子育て支援という国民的な課題という形になって今日まで、今まででも前に進んでまいりましたので、これは国を挙げて、町独自までなかなかいかないとすれば、国挙げての制度実現に我々も何らかの形で関与すべきかなとこのようにも決意をしているところであります。
 次、第3点の問題でありますけれども、救命率は発症から基本的心肺蘇生措置が開始されるまでの時間、発症から電気的除細動が行われるまでの時間が短いほど、先ほどお話ありましたように、よいという結果はそのとおりとも伺っております。このたびの厚生労働省の条件として四つほど上がったようでありますけれども、医師などによる速やかな対応を得ることが困難な場合、使用者が対象者の意識、呼吸がないことを確認していること、除細動器の使用に必要な講習を受けていること、使用除細動器が薬事法の承認を受けていることのもと、一般国民の除細動器使用をこの四つを満たしたものをという条件が入ってのこのたびの条件整備のようであります。しかしながら、除細動は心肺蘇生法の一部であって、心肺蘇生法全体の正しい理解も必要といわれております。7月に国民の除細動使用が認められた、お話にありましたように、認められたばかりでありまして、除細動の小児の8歳未満の認証機種もまだないという現在、基本的な心肺蘇生措置を多くの町民が確実に実行できるように講習の充実を図ることなど、いわば議員のおっしゃるような町民の認識、それから、それほどの四つの条件といってもそれほど難しいことではないので、これらを町民に理解、啓蒙と申しますか、そういうものを少し押し進め、そして、その方向に入っていくとこういう必要性があるんじゃないだろうかと考えております。
 次、第4点目でありますけれども、高齢期の過ごし方、希望する生活は心身状況、状態、生活環境などにより高齢者ごとに異なるものと、これはまさしく一人一人異なってはいるわけでありますけれども、その他に高齢者が地域で安心して自分らしく健康に暮らせるように、1として生活支援事業、これは先ほどお話にもありました配食、給食サービス、緊急通報システム、軽度生活支援事業などが生活支援事業ととらえて今までやってまいりました。二つに、介護保険サービスを通じての人間関係づくり、それから三つにはまだ時間はなくてゆとりすとクラブが発足してもう10年、早いところで10年超えましたから、呼びかけはしているわけですけれども、なかなか、先ほどご指摘あったように、その広がり度が、やっていただいている方は非常に熱心にやっていただいているわけですけれども、この広がりについてまだ町としてももっと努力していかねばならないのかなとこのように考えているところでありまして、これらも広めていかねばならない。四つには老人クラブや地域でのまとまり、サロン、こういうことによって動いている地域も出てまいりました。大変、老人クラブの加入者数が 900人台でありますか、加入率としては決して富谷の比率は高くはありません。しかし、その加入している 1,000名近い人たちの活動状況は相当のものがあります。私は大変感謝を申し上げているところであります。
 ついでに申し上げますけれども、その加入率の、じゃあ、加入していない、クラブ加入していない層の人たちが、それではひとりぼっちでいるかというと、それはそうでない、別な町域を超えた組織に参画して、いわば高齢活動、奉仕活動、いろいろな活動に参加している方も富谷にはかなりいらっしゃる、こういうふうに、詳細分析までした経過はありませんけれども、かなり活動している方もいらっしゃいますので、これらも評価していかねばならないと思っております。
 それから、五つには閉じこもりがちの方への地区民生委員、健康推進員、先ほど申し上げたゆとりすとの方々のお声がけ、こういうこと。六つには保健士、訪問看護師のおつき合い、こういうことなどに心がけて支援をしてきているところであります。ひとり暮らし高齢者が 196名のうち、約半数以上の方がこれらの利用者であることや、その他の地域などに参加している方もおられ、何らかの形で活動、健康づくりと申しますか、寂しくひとり暮らししていても、かなり活発に動いていることをなお詳細に掌握しながら町としての対応を重ねていかねばならないと思っております。
 今後は、これらの係などが基本的救急蘇生法などの講習などを緊急時に適切に対応できるようにお手伝いの強化を図ってまいりたいと考えておるところであります。
 次に、福祉フォーラムについてでありますけれども、平成12年から行ってきて、ことしで4回、3回だと思っておりました、4回ぐらいになりますか、その基本はさまざまな立場の人たちがお互いの活動を理解し、互いに学びあう場ということであります。先ほどのご意見なども参考にしながら、今後これを組み立ての担当の方に指示していかねばならないのかなと考えております。本来、この形は単発制度であったはずでありました。だけれども、これを継続してきた経過、単発だったと思うんですけれども、それを継続してきたものですから、いろいろなご意見なども参考にしながら組み立て直すか、何か別な方式も考えていかねばならないのかなとこういうふうに今考えているところであります。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) 第一問目につきましては早急なるすみやかな実施をよろしくお願いしたいと思います。
 また、子育て支援の充実、乳幼児医療費の年齢の引き上げ、所得制限の撤廃、撤廃というか緩和ですね、緩和で結構ですけれども、今のところは。できれば撤廃が必要ですけれども、先ほどのお話ですと大変な金額がかかりそうでありますので、何とかこの財政状況、大変でしょうけれども、何とかやりくりの上、また検討しお願いしたいものだと思っております。
 緊急時の対応というか除細動器でございますけれども、中学校の部活で新聞に、本当にたまにでありますけれども、年に1回か2回、ちょっと記事見るのがあるかなと思いますけれども、やはり部活動でお子さんが、中学生の生徒が心停止で亡くなることがあるというのは新聞で見たことがあります。やはり、スポーツ時にそういったもので出るのが多いような気がします。でありますので、やはりそういった公共施設、学校などにこういったものは実際に設置、配置していかなければならないのではないかと思います。
 そして、一般市民というか一般町民の方が使えるようになるのが一番よろしいんでしょうけれども、まず段階的に職員の方がきちんと救急救命というか心肺蘇生法の普通講習をきちんと受けられて、多分出られていると思いますけれども、それを定期的にきちんと受けていただいて、そしてこの機械がもちろん使えるように講習を受けていただいて、いわば緊急時のエキスパートというんでしょうか、職員がすべてそういったような体制づくりがやはり必要ではないかと思います。そういったように、学校での事故なども、また先日行われました運動会、町民体育祭などもありますので、今までは何もなかったわけですけれども、これからないとも限りませんので、そういうことを考えますと救急車、私の鷹乃杜からここまで来るのに大体、何もなければ6分か7分ぐらいで来ます。ちょっと信号にぶつかる、もちろん救急車なので信号でぶつかるということも余りないでしょうけれども、そのぐらい実際にかかるわけでありますから、実際に11分もたてばほとんど助からない状態ということでありますので、これからやはりこういった公共施設には設置していくのが必要ではないかと思います。その辺、職員の方の研修、また町での配置ということについて再度お聞きしたいと思います。
 また、高齢者福祉の推進について、重々皆さんが町として、民生委員の方、もちろん町内会、多くの方が今現在一生懸命取り組んでいることは知っております。ただ、そういう中で、先ほども申し上げましたように、偶然にもというか幸いにもという言い方になりますね、発見されて本当に大事に至らなかったことも実際にこうやって出てきているわけであります。そういうことを考えますと、もう少しキチンとした体系的というかそういったもの、組織というものをつくり上げていくべきではないかと思います。今の勝手にやっている方たちが適当にやっているなどとは全然思っておりませんが、やはりそういった、これだけ多くの方がいらっしゃるわけでありますので、多くの高齢者の方がいらっしゃいますので、何とかその辺、町として対応が必要ではないかと思います。老人クラブ、いろいろお話を聞いております。実際に相当の方が会員になっておられる、老人クラブの会長さんもこれから本当に老人クラブというのはどういう組織というか内容にしていかなければならないだろうかということで、悩みながら運営していくということを聞いております。
 そういったことももろもろ考えますと、やはり老人クラブとはちょっと話ずれましたけれども、こういった高齢者を見守るものをもう少し組織的な体系化したものを町主導で取り組んでいくべきではないかなと思っております。意義づけ、意識づけといいますか、そういったボランティアというか、そういった見守る方々のそういったことが大事かと思っております。その点だけ、再度よろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第2点の子育て支援のとらえ方については、相当、先ほど申し上げましたとおり、町でなんとかと思いますと大変きついわけでありますから、より厚生労働省初めとする国の体制づくりに尽力してまいりたい、こういうことから、そういうふうに思っております。町にも少しでも手が出てくればという余裕と申しますか、そういうものが出てくればまた別でありますけれども、中にはどのぐらい貯金あるんでないかなんていう元気のいい声も聞きますけれども、私は町で単年度でないと思っております。やはり、少なくたって 100年スパンで、最低でも50年スパンで富谷に住んでいる人たちに無礼のないようなことをすることが、やはり行政の仕事でないだろうか。その中でも、子育て支援といえば拡大解釈、富谷には幼児支援も必要でありますし、一方で高齢支援も必要でありますし、その中で避けて通れないぼんと出てくるのが学校施設ということが出てまいります。これは、よその地域にはない、これだけのまだ小規模の自治体で、これぐらい児童・生徒が膨らんでくるのに耐え得ることはよその地域には想像できないもの。プレハブが非常に快適だという話を伺いましたけれども、プレハブとて、皆さんご案内のとおりの額でリースしている。よその市町村にはないことでありますから、私は財政運営というのは本当に長期にわたって、次の世代に禍根を残さないということが基本に置かねばならない。したがって、考え方とすれば、おく病かもしれませんけれども、そういうものを見て国に、国民的な課題としていきたいものだと思っております。
 次に、除細動については、これも先ほど申し上げましたとおり、まだ議員お話ありましたように、入り口である町なり職員なり、そういうところから少し訓練をし、そして広がりをつくっていく、そういうことから始めねばならないと思っております。例えば、よく便宜上、町には何課かに分かれているわけですけれども、これは教育委員会の教育課の問題だねとか、これは福祉課の問題だねということでなくて、もう少しやはり町の職員一同にももっと広がりをもってやる、例えば話は全く違うんですけれども、例えば、農業の減反の確認面積を確認するというのがあるんですけれども、物すごく短い時間に大人数の人が要るんです。これは大半の市町村はその担当各課が中心になって、何日もかけてやってらっしゃる。最近出てきたのは、あれは全く技術とか何が必要でない、労力的な問題でありますから、一斉に手伝いをしてより早く確認をして書類を上げてやる、こういう自治体も出てまいりました。それは、今のものは農業のことですけれども、これから多様な町民の、今議員のお話のようなことであれば、多様な人が時間をつくって訓練をしてこたえていかねばならないと思っております。
 高齢福祉についても、先ほど来申し上げましたとおり、富谷の町の場合は非常に、先ほど申し上げましたけれども、ブロックが多様になって推移してくると思っております。いわば、人さまざまな生き方、職業の経験からして、地域とか何々組織という以外に多様な年配の方々が住んでいる町になっていくと思っております。そのときに備えるためには、さまざまな呼びかけ、つながりを町として持っていく体制をなお一層心がけて進んでまいらねばならないと思っておるところであります。
議長(相澤 武雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。
 この際、お諮りいたします。
 日程第3、認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第4、認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第5、認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第6、認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事都合により一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第3、認定第1号より日程第9、認定第7号まで、一括議題といたします。
 続いて、お諮りいたします。
 ただいま一括議題となりました認定第1号より認定第7号までは、会議規則第39条第2項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号より認定第7号までは、議案の説明を省略することに決定いたしました。
 ここで、代表監査委員に決算審査意見書の内容について説明を求めます。
 代表監査委員阿部 功君、登壇願います。

代表監査委員(阿部 功君) 決算審査報告いたします。
 審査の結果、不当性、違法性は認められないが、今後も経常経費の抑制とともに施策の緊急度を慎重に把握し、行政サービスの向上に最善を尽くされるよう強く要望する。
 歳入面では、昨年度に引き続き交付税の大幅な減額とともに、実際面の根幹をなす町税が漸減傾向にあるなど、財源確保が厳しくなっている中で、町税を初め負担金等の収入未済額は4億 3,000万円を超えており、納税者からの公平性を保持しつつ、全町を挙げてその縮減に一層の努力が望まれます。
 また、町債については長期的視点に立ち、新規の取り扱いに当たってはその必要性と後年度負担の影響等を十分に勘案されたい。
 一方、歳出面において入札執行残の減額補正などを講じられているものの、3億 6,000万円を超す不用額が生じており、予測できないものなどもあると思われるが、適切な時期に予算措置を講ずるなど、予算の適正な執行管理に配慮されたい。
 水道事業会計においては、第二次拡張事業も含め、企業債未償還額が約28億円となっており、収益的収支においては 1,737万円の欠損金を生じるなど、依然厳しい状況にある。今後も有収率のさらなる向上を目指すとともに経費の節減と資産の効率的運用に努め、計画的な財政運営によって経営の安定化を図られたい。また、需要者への水道水の安定供給とサービスの向上に努められたい。
 最後に、平成15年度富谷町各種会計決算審査に当たり、詳細な内容説明をいただいた関係各位に心からお礼を申し上げます。

議長(相澤 武雄君) これより、質疑に入ります。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 監査委員の役割につきましては、申し上げるまでもなく計算に誤りがないとか、また数字上正確であるということはもちろんなんですけれども、行政全般をチェックする役割があるんだということを念頭に置いた上で、特に一般会計を中心に4点ほど伺いたいと思います。
 全般的に、この決算意見書を見る限り、ただいまの報告を聞きましても財政運営が適切であったとする積極的な根拠が示されていないんです。適切だとするならば、その総合的な判断、根拠はどこに、文言として何ページに示されているのかを、まず1点伺いたいと思います。
 ちなみに、議員に配付されている議員必携の中にはこう書いてあるんです。「通常、監査委員の意見書に財政運営が適切であったかどうかの総合判断が示される」というふうにあるわけで、その総合的な判断の文言というのが見当たらなかったと。もし、あるとすれば、これは一体どこの何ページなのかということを、まず1点目伺います。
 それから、2点目ですが、平成15年度決算の結果、7億 3,300万円余の剰余金が出ております。この剰余金について、監査委員としてどのように評価をされたのか伺いたいんです。と言いますのも、予算を執行する際に保健や福祉、教育の充実だとか、農業の振興だとか、また道路、側溝整備など生活環境の整備、こうした住民にとって切実な問題、こうしたものが全体として消極的だったのではないか。それが7億円余もの黒字を生み出す一つの大きな要因であったというふうに思うものですから、この財政運営全般をチェックするという立場から見ますと、7億円余の黒字自体に対する監査委員の問題意識というものを伺いたいと思います。
 それから、3点目ですけれども、その巨額の黒字を生み出す要素の一つが不用額だったと思うんですが、3億 6,000万円の不用額につきまして、そもそも見積もりが適切だったのか。適切な執行という面で問題はなかったのかということが疑問なんですけれども、この点については監査の意見書、今阿部代表監査委員が報告されましたように、この最後のページ、27ページにもやはり書いてありまして、入札執行残の減額補正などを講じられてはいるものの、3億 6,000万円を超す不用額が生じており、予測できないものなどもあると思われるが、適切な時期に予算措置を講ずるなど、予算の適正な執行管理に配慮されたいとこうはっきり書かれているわけです。そうしますと、逆に言いますと、執行管理が適切ではなかったということも言えるのではないか。この点について、代表監査は結論はこのように、これを是としていないわけですけれども、27ページの文言を見る限り、不用額の取り扱いについて、執行残の取り扱いについて、適切であったというふうには見ていないわけですが、しかし、全体としては適切な財政運営だったとしたわけで、その理由は何なのか。なぜそういう結論が導き出せるのかを伺いたいと思います。
 それから、4点目ですけれども、平成15年度の財政運営上の一つの特徴でしたが、臨時財政対策債、これが当初で7億円計上されております。ところが、年度内に4回にわたって減額補正を組みまして、結局、この7億円はゼロになっているんです。恐らくは、議事録などもごらんになっているかと思いますが、この点については私どもも指摘をしてまいりましたけれども、財政規模を実際より大きく見せる、そういう結果になっているわけですから、このような財政運営、余り好ましいことではないというふうに思うんですが、監査委員としては、代表監査としてはどのようなご見解を持っているのでしょうか。以上です。

議長(相澤 武雄君) 監査委員阿部 功君。

代表監査委員(阿部 功君) 1番、ちょっと抜かしまして2番から説明させていただきます。
 7億 3,300万円余り、剰余金、黒字があるということは、先ほど永野議員がおっしゃったように、不用額の3億 6,600万円にも関係するんですが、決して執行しなかった事業があるということではなくて、役場の職員、優秀な方が多いとさっきおっしゃったように、非常に一生懸命やられた結果、入札額などを見ていただくとわかるんですが、非常に予算額に対して下回った落札が多かったように見受けられます。ですから、それでこの不用額を、早い時期にわかったものに対しては補正予算とか何かで補正した方がよかったのかと思いますが、それはやはり年度末近くなってしたものに対しては、やはりちょっと無理な、補正するのも無理があったのかと思われるのも見受けられます。
 (「議長、動議」「休憩、お願いします」の声あり)
 1番の問題ですが、これは審査意見書全般にわたって書いてありますので、よく読んでいただければご理解できると思います。
 それから、4番の公債ですが、4回にわたって減額されたというのは、できるだけ借金をしないで済んだということです。以上です。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 再質問しないで済めばいいなと思いつつ伺っていたんですが、一つだけ。
 全般にわたって、1番目ですね、総合評価ですけれども、この根拠とされるもの。全般にわたってとおっしゃいましたけれども、これは去年に比べてこうなっていたとか、ふえたとか、減ったとか、解消にさらなる努力をされたいとか。こういうようなことなんです。適切だとするような要因については書かれていないんですが、これはそうすると、言葉として適切であるという言葉はないけれども、こういうふうに減ったとか、それからふえたとかというようなことが事実そのとおりであるので適切だという意味にとればよろしいんですか。
「議長、休憩」「賛成」「賛成」の声あり

議長(相澤 武雄君) 動議ですか。休憩の動議。
 (「動議なら動議って言わないと」「それは議長の判断」「議長、動議」の声あり)
 動議賛成者もなしですから、休憩をとります。
 この際、5時45分まで休憩いたします。
午後5時32分 休憩

午後5時45分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 代表監査委員阿部 功君。

代表監査委員(阿部 功君) 先ほどの質問にお答えいたします。
 この各課より提出されました資料に基づき監査委員として適切であると判断いたしました。以上です。

議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 ここで、お諮りいたします。
 ただいま議題となっております平成15年度富谷町各種会計決算の認定については、会議規則第39条の規定により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、平成15年度富谷町各種会計決算の認定については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
 この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。
午後5時46分 休憩

午後5時46分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
 委員長に菅原 傳君、副委員長に今村 寿君が選任をされました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
 ここで、お諮りいたします。
 決算審査特別委員会などのため、あす9月9日から9月15日までの7日間を休会にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、9月9日から9月15日までの7日間を休会とすることに決定いたしました。
 これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日は大変ご苦労さまでした。これにて散会いたします。
午後5時47分 散会

平成16年決算審査特別委員会(第1号)

平成16年9月10日(金曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 菅原傳  
  • 副委員長 今村寿   
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 佐川幸三   
  • 委員 永野久子   
  • 委員 浅野幹雄
  • 委員 小野進   
  • 委員 尾形昭夫   
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 土井昭二   
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子
  • 委員 安住稔幸   
  • 委員 相澤榮   
  • 委員 磯前武
  • 委員 千葉達   
  • 委員 山路清一   
  • 委員 齊藤きえ子
  • 委員 佐藤克彦

欠席委員(なし)

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相澤武雄 

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生照男    
  • 総務課長 中川弘美
  • 総務課長補佐 矢田守    
  • 総務課長補佐 荒谷敏
  • 財政課長兼会計課長 眞山巳千子
  • 財政課長補佐 佐々木俊男
  • 会計課長補佐  赤坂 松子    
  • 税務課長 渡辺成一
  • 税務課長補佐 橘川栄    
  • 税務課長補佐 内海壮晃

議会事務局職員

  • 議会事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好

午前10時00分 開会

委員長(菅原 傳君) 皆さん、おはようございます。
 4日間の決算審査になりますが、よろしくお願い申し上げます。
 一昨日の本会議におきまして、認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について、その審査のため決算審査特別委員会が設置されまして、9月10日、13日、14日、15日の4日間にわたり、付託事件の審査を行います。
 本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから決算審査特別委員会を開会いたします。

認定第1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(菅原 傳君) 初めに、認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち議会事務局、総務課、財政課、税務課及び会計課の所管に属する決算について審議をいたします。
 これより、各担当課長より議案の説明を求めます。財政課長。
財政課長、議会事務局長、総務課長、税務課長、会計課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。
 この際、11時10分まで休憩をいたします。
午前10時56分 休憩

午前11時10分 再開

委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
 これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会の質疑は慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。
 よって、決算審査特別委員会の質疑は一問一答方式により行います。
 これより質疑に入りますが、質問者並びに答弁者は要領よく簡潔にお願いをしたいと思います。
 それでは質疑に入ります。渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 36ページをお願いします。
 1件だけです。2項1目1節でありますけれども、土地売払収入の項目であります。これ、どこの場所なのか教えていただきたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) この部分につきましては、石積字三合田前24番地、赤線でありましたけれども、現況畑になっておりますので売り払いをしたものでございます。

委員長(菅原 傳君) ほかにありませんか。安住委員。

委員(安住 稔幸君) 実績報告書であります。16ページ、消防団についてになります。定数 179でありますが、これになると実績 160名、この定数に不足分にどのような確保するために努力されたかお聞きします。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 定数 179名に対して15年度末で 160名でございました。なるべく入っていただけるようにということでお願いはしておりますが、今年になって1名ふえたという経過がございます。行政区長会とか、またあと消防団のいろいろな訓練の場とかで啓蒙活動は行っております。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 消防団の充実強化ということで、国の消防庁の方から例えば公務員とかあと郵政省の、今ですと郵政公社職員、または農協、JAの職員、そういったもの、また女性の消防団員の入団、そういったものが推奨してほしいということで通知が来ていると思います。また、消防団に対しての健康診断の、例えば人間ドッグを加えるとか、そういうことは働きかけというか、そういったものはしておりますでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 現在のところ、健診等については町の住民健診、またはそれぞれの団員の職場での健診で対応していただいている状況です。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 実際にこういったようにまだまだ定数には足りない、そういう状況で、勧誘はされているんでしょうけれども大変な状況の、大変というか定数にはとてもついていない状態ですけれども、こういったもので取り組みというか、そういったものを今現実なさっているようですけれども、こういったものを頭に入れてというか、考慮して勧誘とかそういったものをされたのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 定数に対する不足分については常に頭に入っておりまして、特に現在の消防団につきましては9町内会、16町内会のメンバーだけで構成されておりますので、ちょっと多くするという部分にもかなり難しい部分もあるかと思いますけれども、訓練または演習を通してそれぞれ消防団同士で新しい団員さんを募ったりというような働きかけをしていただいています。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、そういった消防庁から通達が来ておりますけれども、富谷におきまして女性消防団員はたしかいないかとは思うんですが、そういった農協職員、または郵政省関係の職員、また富谷町の職員関係で実際にこの消防団に入っている方はどのくらい、おおよそと思うんですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 町の職員に対しては町の自衛協力隊ということで結成はしておりますが、農協職員であるとか、そういったところまでは把握しておりません。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) ほかの自治体では随分いろいろと勧誘などされて定員に何とか、定員だけが補充という意味だけではありませんが、やっぱり地域の和になっていくので、そういった公務員、職員の方に大分力入れているところも多いと聞いております。ですので、こういったものをやはり今後取り入れていくべきではないかと思います。
 先ほど健康診断、そういったものも含めて人間ドックなどの、メリットといったらおかしいですけれども、そういったものもまた考えて、そしてまた職員は、この前の一般質問もそうでしたけれども、第2の消防団みたいな、実際に町には二百数十人の職員の方がいらっしゃいますので、女性も含めてですけれども、やはりそれ現在の消防団に匹敵するくらいの数はいらっしゃるわけですから、その方たちがやはりその消防団といやあ入るか、またはそれに似たようなものができれば最高のものではないかと思いますけれども、そういった点まで考慮してこの15年度はこの消防団については執行というか、施策はされたのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 町職員に対しては従前から消防協力隊という形で結成しておりましたので、特に消防団に入るようにというような、そういった働きかけ等は職員に対してはしておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 今度の決算で、一般会計で約7億 3,000万円、実質はこれより下がるとしても相当の金額がでてるわけですけれども、これはもっと住民要求にこたえることができたということを示しているのではないかと思いますが、どう考えていますか、見ていますか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) この不用額と言われるところですけれども、14年度と比べまして1億 5,015万 5,012円という減になりまして、この額は節ごとの積み上げでこのような結果ということになりました。で、大きくは工事関係であるとか、委託関係であるとか、請残というところが一番大きいのではないかなというふうに思っております。請残につきましては1億 6,533万 7,000円、考えられるところで修繕料であるとか、委託料であるとか、工事請負費であるとか、備品購入費であるとか、そういったところで請残として考えられるというようなところが1億 6,500万円ほどありました。この不用額につきましては、次年度に万が一の予算割れ、普通交付税等の万が一の予算割れであるとか、次年度の補正予算に備えるという意味からも必要であるというふうに考えております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 今、2番目、3番目に質問しようとしたことについても述べてしまったような感じですけれども、私、黒字全体を言ったのです。
 引き続き関連ないわけではないということでしっかり聞きますけれども、決算剰余を財政規模計画であらわしたものに実質収支比率があります。一般に3ないし5%程度が望ましいとされていますね。で、富谷の場合、今回 8.3%でした。ここから見ても剰余金の残し過ぎということを数値が示しているのではないかと。
 それから、関連するので言うんですけれども、不用額が3億 6,000万円強となっております。そして、決算意見書の中でも「適切な時期に予算措置を講ずるなど予算の適正な執行管理に配慮されたい」というふうに指摘しているわけです。これは平成14年度の意見書にも同趣旨のところがあったわけです。こういう指摘に照らしてどうとらえているのか、把握しているのか伺います。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 実質収支比率で監査意見書でも述べられておりますけれども、監査意見書の9ページの表をごらんになっていただくと、実質収支比率が14年度で 9.4、15年度で 8.3というふうになっておりまして、不用額の把握が可能となる3月、その3月の専決予算で新たな歳出を予算計上するということはなかなか大変でございます。3月までに事業完成なければならないために、そういったことはなかなか大変でございますから、そういった意味でこの不用額がこのような状況になるのではないかなというふうに思います。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) そうすると、この意見書の指摘は当たらないと、これは無理だという認識ですか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) この不用額につきましては、先ほどお話しいたしましたように、結果として細節の積み上げでこのような結果になりましたので、補正できる部分については補正をしているわけです。それで、どうしても不用額の把握という時期、その時期が3月または3月の専決予算の時期、そういった時期で定まるものですから、歳入歳出均衡をとるためにそういったこと、なかなか技術的に難しいという面があるということでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 一例だけ言います。助役の車、これを不用額で出す必要なかったと思うんです。12月の減額で十分できたと思うんです。そういう事ごとさようにもっと努力すべきだということを指摘しておきます。
 それから、県内の町村は61自治体ありますけれども、それから市は10ですか、富谷町の財政状況、その県内の自治体の中でどういうふうな位置として見ているのか。比較できるものとしては平成14年度のしか今のところないわけですけれども、それで見ますと財政力指数、経常収支比率、公債費比率、地方債許可制限比率、公債費負担比率、これは任意に行った繰り上げ償還などを除くということにした方が正確だと思うのでそうして見ますと、今言った順番からで3位、6位、19位、12位等々というふうに順位はいい方なんです。ですから、少なくとも県内の自治体の中で出るスコアとすればよい方に入ると思うんですが、どういうふうに認識されていますか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 一番は経常収支比率で見てみたいと思うんですけれども、経常収支比率が14年の79.1%が平成15年度で86.1%というふうになっております。これは13年度以降計算式の考え方が改正されまして、本来、借金であるはずの臨時財政対策債と減税補てん債の算式の分母に加算されたことということが大きな理由なんですけれども、借金を多くすると比率が改善されるというような不思議な数字になるわけですけれども、そういったことから15年度につきましては両起債、臨時財政対策債などの起債を見送ったことによりまして86.1%ということになっておりますけれども、普通交付税の減ということで先ほど説明しましたように、15%ほどの減になっておりまして、これからどんどん財政運営が難しくなっているのではないかなというふうに思います。ですから、比率的に豊かなような財政にはなっておりますけれども、富谷町としましてはだんだん大変な状態になってきているのではないかなというふうに認識しております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 質問とちょっとかみ合っていないんですね。県内との自治体との中でどういうふうな位置として見ているのかと言ったわけです。14年度から15年度の推移をどう見ているかということを聞いたわけでないんです。ですから、そういう位置づけで、というのは、ほかのところで財政的に見て富谷よりも順位が厳しいだろうと見られるようなところでやっていることが富谷でできないということが言えるのかどうかという観念が出てくるわけですから、位置づけとしてどういうふうに見ているのかと。今私が言った順位というのが間違いだというのか、順位はそのとおりですというのか、そういうことですね。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 順位ということですけれども、順位は15年度の決算の状況がほかの町村から、また県全体として取りまとめは12月ごろになりますので、14年度のということでお話しさせていただいてもいいでしょうかね。15年度につきましてはまだ出ていないので、それぞれのところでまだまとめられて、県全体としてまとめられてはいないので、14年度の確実な順位では14年度しかわかっておりませんので、その順位で述べさせていただきます。
 経常収支比率につきましては、女川を筆頭なんですけれども、14年度では第7位の位置にありました。それから地方債許可制限比率につきましては12位という順位です。それから、財政力指数につきましては6位というような順序になっております。公債費比率につきましては県内では19位か20位あたりにあります。公債費負担比率につきましては県内で47位ぐらいに位置しております。それはあくまで14年度の結果です。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 財政力指数6位と言われましたけれども、女川、利府に続き3位ではないですか、町村的に見て。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 女川が1位、その次仙台、岩沼、利府、多賀城ということで6位ということです。(「市も入れたわけですね」の声あり)すみません、そのような状況で6位ということです。(「町村だけでは3位だと、はい」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 市町村の比較で見てもいい方になっていることは言えると思うんです。
 それから、負担の問題ですけれども、平成14年度の市町村別人口1人当たりの市町村民税の負担、これはどれぐらい住民が負担しているかと、ほかから比べてもということにかかわるわけですけれども、これは何位になっていますか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) ちょっとそこまで把握いたしておりませんでした。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) これは市も入れますと仙台市、多賀城市、名取市、そして利府、富谷と5番目なんですね。市を除けば利府に次いで2番目に、これだけの負担を富谷の町の方たちはやっているということが言えると思うんです。
 次に移ります。平成15年度の中で行われた成人式ありましたけれども、このときに町長の方からの要請で、要するに手当のつかない労働というのが行われたと思うんです。上司からの協力要請というのは半ば強要的な意味合いを持つものですけれども、こういうことをすることにした根拠、できるとした根拠は何なのかお尋ねします。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 町長からの指示によってというお話でございましたけれども、そうではなくて、私たちも何か皆さんと一緒にやれることはないかというようなことで、それぞれの担当課長が今回はボランティアでやってみませんかというようなことでの話でございました。町民体育祭についてもそうなんですけれども、職員が進んで私は何に出ますというようなことで今回も申し出て体育祭がやられ、また、あすも、マーチングフェスティバルもそういう形で職員が自主的にこれに私は参加、ボランティアで参加したいと思っていますというようなことで申し出た内容でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 厚生労働大臣からも、また、そこを通じて県からも来ているわけですけれども、不払い労働はなくしていこうというのが今の全体の方針なわけです。これを率先してやるべきところがそういうことで不払い労働もいいのではないかというふうにしてしまうと、これはそういうのが蔓延して好ましいことではないと思うんです。ですから、こういう今の厚生労働省からも出ている通達や、それからそれを受けての自治省からも出ている通達、そういうものにのっとったやはり勤務体制は、明確な勤労者の、労働者の権利を守るという立場での取り組みがとられるべきではなかったかと思うんですけれども、そういう検討はされたのですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) これらの行事につきましては、各町民の方々も同じように率先して出ていただいているという状況がございますので、私たち職員もそういう形でという自主的なものでございまして、不払い労働だという意識ではやっておりません、そういった行事に対しては。あとそのほかの時間外につきましては、時間外した分については代休を出したりというようなことで、時間外手当も出てはおりますけれども、代休とかそういったことで不払い労働と言われないようにはしているつもりでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 実績報告書に基づきながら質問いたします。
 総務課関係の1のところでの、1ページですね。派遣研修費の中でマーケティング講座というのがありますが、これはどういう目的でやられている内容なのですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) マーケティング講座、いろいろな階層別の研修がございまして、このマーケティング講座につきましては、専門研修の中の一つになっておりますけれども、住民ニーズの的確な把握に必要な、そういった情報収集であるとか、分析等の調査方法などを習得するための研修でございます。自治研修所でもって行っている研修に参加しております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 同じくその下にメガトレンドセミナーとありますが、これの内容、目的は何なのか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) メガトレンドというと、今、どういった分野に主流が行っているかというか、そういった傾向とかそういったものを把握する姿勢なんですけれども、今、地方分権が進んでいる中で、私たち職員、自治体職員としてどういうふうに職員が進んでいったらいいかというようなところを研修するための、これも自治研修所において実施している研修でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 公務員は全体の奉仕者として住民の命、健康を守らなくてはならないわけですけれども、憲法に言われている生存権という、これは保証するという立場、こういうことも研修の中でやられていると思うんですけれども、全般にかかわるんですけれども、こういう研修はやられているのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 生存権に関する研修……(「いかにして住民の生活、困窮を救うかということでの理念というか、要するに都市経営を機に効率、効率ということでやると、そうするとそこが追いつかないなということが指摘されているわけですよ。そこのところのきちんとした基本理念、宣誓して公務員になるわけでしょう、日本国憲法を守るという中で大事な点が生存権を守るということなんですね」の声あり)
 住民の生活を守っていく立場にある公務員としてということかと思います。この中でも民法講座であるとか、民法入門講座というようなことで上げておりますけれども、本当に基本的な民法を勉強するという意味でこの民法講座にも参加させておりましてやっていますので、あとそれからいろいろな基礎研修の中でもそういった項目は取り上げられて研修しておりますので、十分目的を達成していると思います。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 実績報告書の2ページ。
 職員健康管理事業が記載されておりますけれども、この 729名は延べですね。それで、各健診検査の実数は幾らになっているのか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 職員の健康診断のほかに人間ドッグに行っている職員もございますので、その職員を除いた分でこういった健診を受けておりますので、ほぼ全職員が健診は受けておることになります。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 私がお聞きしたのは、2ページの実績の中で、1、健康診断 201名、2、胃がん検診58名、こうなっていますけれども、この中で、延べということですから全体の実数ですね。これを受けた、例えば1、2、そうですね、実数。何人受けているか。 729人ではないはず、これははっきりしているわけですけれども。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 健康診断、この1番につきましては全員がほとんど受ける健診です。あとは胃がん検診であるとかについては希望者ですね。年齢によるものとか、またいろいろな状況で、特にお医者さんにかかっているので受ける必要がないから申し込まないとか、そういったこともありますし、あとについては本当に希望で申し込みしておりますので、基本健診とあとそれから人間ドッグによりまして職員がほぼ全員健康診断を受けているということで理解していただければと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) そうすると実数は約 201人だということでいいんだという答えだと思うんですけれども、約ね。それで、その中で、1から8まである中で、要するに有所見というふうに指摘されたのは何件あるか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 健診の結果につきましてはかなり細かい段階で結果の通知がされております。異常なしとか軽度異常、少しでもちょっと平均より上がっていると軽度異常ということで見ますし、それから経過観察、それから要治療ということになります。この要治療になりますと、15年度では36名でございます。全体の17.6%を占めることになります。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 5ページ。
 昨年度もあった項目なんですけれども、行政評価システムというのがありますけれども、この内容、ねらい、評価の基準と、これはどのように考えられているのかお尋ねしたい。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 現在におきましては、各課で自主的に評価をしておるわけでございますけれども、先ほども電算情報システムのところで今回15年度で電算化しようと思ったところをもう少し課内担当課において検討させてほしいというようなところで、ちょっと電算処理には行かなくて、電算での行政評価は15年度は実施しておりませんけれども、それぞれ各担当課で目標に対する達成度とか、そういうような面での行政の評価は各課で今しております。あと、将来的には電算システムによる評価もというようなところで考えておりますけれども、まだ具体的にそこまではいろいろな検討の中で15年度においては繰り延べしたという状況です。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 抽象的な話にならざるを得ない気があるかと思うんですけれども、端的に言うと、ねらいといいますのはどういうふうになるかと。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) まず、効率よく町民福祉のためにやっていけるというようなところが一番のねらいかと思いますけれども、それぞれの事業に対する目標に対する達成度、そういった部分を評価していきたいと思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 9ページのところですけれども、上のランクの中の達成度の中で、町内イントラネットの工事と書かれておりますけれども、この説明、内容について聞きます。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 町内イントラネットにつきましては、電算システムをやっていって、庁舎内につきましても既に大分前からイントラネットが、庁舎内におけるインターネットというふうに考えていただいてよろしいかと思いますけれども、それこそペーパーレスで、パソコンでやりとりできるようになっていましたが、15年度に各出先機関も含めてすべての町の施設で、施設としてのインターネットができる、で、施設内だけの、富谷町町内だけのということでイントラネットと言っておりますけれども、庁舎内、役場、富谷町としての職員間のインターネットのことをイントラネットというふうに申しております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 次のところから住基ネットのことが書かれておりますけれども、先ほどの説明で、2次稼働開始ということで 1,438万 5,000円、経費として言われていますけれども、前年度と合わせてこれで総額、住基ネット関連で幾らになるんですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 前年度とこれまでの分というのは集計はまだしておりませんので。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 平成15年度で住基カード発行枚数は何枚になっていますか。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員に申し上げます。
 ただいまの質疑については本日の委員会と関係ありませんので、質疑は認めませんのでよろしくお願いします。(「委員長、次に行きます」の声あり)佐川委員。

委員(佐川 幸三君) インターネットの活用普及ということが言われています。情報のサービスという点からそのように書かれてあったと思いますけれども、情報を知ろうとしている住民の方が町に問い合わせしたときに、電話の場合もあると思うんですけれども、インターネットのホームページで見てくださいという返事を即される方もいらっしゃるんです。私も体験しているんですけれども、しかし、そこを言うのであれば、やはりインターネットを活用している戸数というのは富谷において何軒あって、全体のどのぐらいというふうに見ているのか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 町民の方のインターネットの使用までは把握していません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 多分、多数というふうには言えないんだと思うんですけれども、ですからそういうことを考えると、インターネット、ホームページあるからということではなくて、やはりそうでない人がたくさんいらっしゃる、その人たちにも親切に受け答えするようなことが必要だと思うんですけれども。わかりますね、言わんとしていることは。そういうふうに注意するべきだと思うんですけれども、どうですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) それで、確かにアクセスの件数とかもふえていますので、大分ご利用はされているということは把握しております。ただ、インターネットだけではなくてファクスによるサービスとか、それから音声によるサービスということもやっておりますので、電話等でのいろいろなアクセスはできますので、そちらの方のご利用もPRしていきたいと思います、今後さらに。(「ホームページで見てくださいだけじゃなく、窓口の取り扱い……答えなさいって聞いているのではないんですね」「だれの質問」「ちゃんと聞いて答えてくださいよ」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) ちょっとかみ合わない、別にインターネット普及を率先して広めろと、だからそうでない人にはともかくとして、広めるように言えと言っているわけではないんです。そうではなくて、インターネット使っていない、そういう人が自分がさも使っていないことが悪いことのように感じするような受け答えは絶対すべきでない。やはり親切に、ファクスで送ってやるのもいいし、電話で報告してやるもいいし、必要ならば送ってやるということだって必要かと思うんですけれども、そういう親切な対応が必要ではないかと。すべてインターネット、ホームページでやってくださいという対応になってしまってはいけないということを言うんですけれども、そういう意思で取り組まれてきたと思うんですが、いかがですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) そうですね。職員の指導かと思いますけれども、実際に電話、ファクスも結構ご利用いただいていまして、皆さんやっていただいていますので、そのPRを職員の方からお答えできるように職員指導をしていきたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) その人その人に合ったような受け答えをすべきだということであって、ファクスでやるとかとかということではなくて、そのことを言っているんですけれども、わかりますがもう一度、もう一度そういう指導……ファクスでやるように指導するのではなくて(「指導の問題だと思いますがでは答えじゃないですよ」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) インターネット、それから電話、ファクス、それぞれのサービスの仕方を職員がお客様に対してこういう方法もありますよということを具体的に教えてほしいということですね。(「違う、そうじゃない」の声あり)そうじゃない。(「何か話が」「インターネットがありますって電話切っているわけじゃないんだよ」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。発言求めたのですか。

委員(佐川 幸三君) そういう質問でなかったんです。だから、そういう仕方教えてくださいというのならそれでいいんですけれども、そうではなくて、ただ、この問題どうなっているんですかと、例えばこういう手続したいんですけれどもどうですかというときに、そのときにファクスで取り寄せる方法もありますからとか、例えばインターネット、ホームページ見てくださいとかというのではなくて、その人が望むような方法で対応すべきだと。その上で、その人がやっぱりそのときにホームページ使いたいというのであれば、それはそれで教えてやるのは必要だけれども、まずそれは二の次、三の次であってということなんです。その人に合ったような、問い合わせが合ったような対応をすべきだということなんですよ。その場で答えるということで、いいですね、それで。そういうふうにやるべきだと思うんです。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 住民1人1人の対応に対して、きちんとそれに合う回答をということですね。(「そうです」の声あり)そうやってやっていると思っておりましたけれども、もしそういうふうであればなお徹底してまいりたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 13ページですけれども、交通安全指導員のことが書かれております。先ほども説明ありました16名頑張っておるということでした。頑張っているけれども、今の世波といいますか、社会経済状況の中で事故も障害者もふえているということで、定数が21名になっているんですね。この21名にするために取り組まれていると思うんですが、定数に達しない理由はどういうところなのか。何をこれから取り組み強めようとしているのか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 現在21名の定数に対しまして平成14年度が14名で、15年度16名、16年度に入ってもう1名ふえまして17名になっておりますけれども、勤務体系であるとか、そういったなかなか時間のとれなくて、協力したいんだけれどもという部分も大分あるかと思いますけれども、本当に今の指導員の皆様の状況を見ながらなお各町内に声をかけていって、だんだんふやしていきたいなと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 平成16年度で1名ふえたんですね。では、残り引き続き頑張ってほしいと思います。
 次に移ります。15ページ、自治振興の項目の中で、施設整備事業、ここで小破修繕工事23万 8,560円というのがありますけれども、この内容はどういうものかお尋ねします。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 各町内会からのいろいろな修繕の要望に対応したものでございますけれども、この小破修繕の中には、まず原のブランコの修繕3万 6,960円、それからあけの平一丁目の雨どい、それから建具の修繕で8万 4,000円、東向陽台第一会館の漏水があったということで、3万 1,500円の修繕をしております。それから、富ケ丘北部会館の避難口の誘導灯の修繕 4,200円、太子堂町内会の玄関の柱の修理8万 1,900円の合計が23万 8,560円となります。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) その下のところで4軒の会館の修繕工事、あるいは敷地舗装工事が記載されております。トータルで 194万 2,500円になっているわけですけれども、こういう各町内会あるいは会館の修繕の要求は、これで平成15年度はすべてこたえ切れているということですか。それともほかにまだあるのですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 会館の修繕につきましては、各町内会からの要望をお聞きいたしまして、現地調査をした上で今年度はここまでというようなところでおりますし、会長さん等と了解をいただいた上で、先延ばししている部分も一部はございますけれども、こういった状況で今年度15年度についてはこういった修繕をしております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 4軒で 200万円弱のあれが執行されたわけですけれども、このほかでも数十万円とかいうのでもまだ計画的にやるということで対応していないのもあると、そういうことですね。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 内容によりましてすぐにできるものとできないものがございますので、その辺は会長さんとご相談した上で進めております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) ここに杜乃橋会館新築工事 2,782万 5,000円、記載されているわけですけれども、この会館建設は、町長も言われましたように、本来開発業者が1館目建てるところを町で建てたというもので、開発指導要綱には当たらない建て方だったということの認識はありますか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 今までどおり1番目は区画整理組合ということでお願いするところだったのですけれども、2番目の組合にお願いしまして、杜乃橋につきましては大分入居者も多く、また、子供会であるとか育成会の、そういった話し合いするにも場所がないということで、現在会館建設終わった時点では 100世帯ほどの住民の方々だったのですけれども、本当に会館ができたことによりましてスムーズにいろいろな活動もできたということで、2番目につきましては組合にお願いして建てていただくようになります。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) この問題が審議されたときに、助役だったと思うんですけれども、別に組合開発者から要請があったわけではなくて、町の方でやったんだということあったと思うんですけれども、これはこういうやり方を宣伝してはならないと思うんですけれども、開発指導要綱をやっぱり守っていくという意思は変わりないですか。今後の問題。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 指導要綱を守ることには変わりございませんけれども、まず住民、住んでいる方々を中心に考えれば、どうしても早く欲しいということでございますので、今回はこういう措置をさせていただいたものでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 住民の立場に立ったから何をやってもいいんだということではなくて、住民の立場に立てるようなきちんとした、開発指導要綱守れるような、そういう開発者、組合でなければならなかったはずなんです。それがそうでなかったということへのやっぱり反省がなければいけないと思うんですが、どうなんですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。(「そういう答えしてたらこう言わざるを得ないでしょう」の声あり)

総務課長(中川 弘美君) 本来、一つ目を建てていただければ一番よかったのでしょうけれども、財政的なこともあったので、それで住民のことを考えればどうしても欲しいということで、最初にでは町で一つ建てますので二つ目はぜひ組合の方でということでお話をしてあるのでありますので。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 大事な町民のお金ですからね。それが二千何百万円ですからなおさらのことですよね。それをやっぱり開発者が負担すべきものを、負担してやることを、今までの話からいっても富谷町の財政豊かでないという話ではないのではないですか。
 次に移ります。16ページ。
 消防施設の中で、無蓋防火水槽蓋設置工事があります。今回2基蓋をかけているとありますけれども、これあと幾つ残っているんですか。数ごと聞いているんですけれども、なかなか数字がきちんと合わないようなので、新しく蓋のない水槽を設置すると、これ今ないと思うんですけれども、あと幾つ残っていますか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) あと今後予定しているのは1カ所、大童につけることに予定はあります。(「1カ所」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 18ページ。
 光熱水費等の推移という表があります。この表記載の、これは平方メートル当たりということでやっているのかどうか。といいますのは、水道の平成15年度と平成14年度の比較が8割近く減っているわけですね。それは何によるものなのかお尋ねします。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 15年度新しい庁舎に参りましてトイレとかが雨水利用というふうになっております。それから節水ということもあります。そういった理由で大幅に減ということになっております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) この見方ですけれども、実水道料で出ているということなんですか。○委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) そうです。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 19ページに入札契約業務のことが書かれております。一般競争入札、指名競争入札区分けしてありますけれども、この区分けの基準はどういうふうになっていますか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 一般競争、指名競争でそれぞれのなんですけれども、一般競争入札につきましては、工事については 500万円以上、それから委託業務につきましては 1,000万円以上、それが一般競争入札。その金額を下回るものにつきましては指名競争入札というふうに区分けをしてやっております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) この一般競争入札という言葉なんですけれども、これはすべての業者が参加できるような公募の仕方というか、そういう仕組み、手続でやるということですか。それと指名競争入札というのは登録してあるところから願い出たところを指名してやるという、そういう指名業者、選定の仕方ですか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 指名競争につきましては登録している業者、それから一般競争入札ということでやっておりますが、条件つき一般競争入札を行っております。それにつきましても富谷町に登録している業者の中からということでやっております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 工事の 500万円以上というのは、条件によっては富谷のということでしょうけれども、そうでないのも当然あるわけですね。ランク、規模、上のは。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 条件つき一般競争入札で行っておりますので、富谷町に登録している業者の中での入札です。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) この一般競争入札の中で、実際に落札されたのは、平成15年度では39件あるわけですけれども、この落札率はトータルで77.1%となっていますけれども、もう少し規模別に見た場合、例えば 5,000万円以上は何件で、落札率何ぼだったのか。 500万円以上 1,000万円、 1,000万円以上 3,000万円、 3,000万円以上 5,000万円というような、未満と以上、つかみぐあいになるわけですけれども、そういうような形での、資料が欲しいわけですけれども、ぜひお聞きします。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 全体的なところで率は出しておりますけれども、そういった落札率での、落札額での区分、そういったものではつくってはおりません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) ちょっと時間かかるかもしれませんけれども、ぜひこういうような見方で今後見ていく必要あると思うので、ぜひ資料をいただきたいと思うんですが、どうですか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 落札、入札の状況につきましては窓口で閲覧をしております。そういったところでまとめていただければなというふうに考えます。

委員長(菅原 傳君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時58分 休憩

午後 1時00分 再開

委員長(菅原 傳君) それでは、休憩前に引き続き委員会を開きます。
 委員の皆さんに申し上げます。再度のお願いですけれども、質疑並びに答弁はともにわかりやすく簡明にお願いをいたします。
 なお、指名された委員以外の発言はできませんのでご協力をお願いいたします。
 それでは、質問を続けます。尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) 私は一つだけ、関連した行政実績報告の6ページ、企画関係でございます。
 最後の広域行政の方の7番目に、緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会の中の要望活動で、黒川都市整備方針の変更ということがあるんですが、この内容について簡単にご説明をお願いします。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 変更の件には、5年前に方針を策定したものを今現状に合わせて見直しをするということの決定でございます。

委員長(菅原 傳君) 尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) そうすると、前に地下鉄の問題の中間報告ございますね。ありましたよね。ありますね。それ以降何か変わったことはないということですね。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 地下鉄のことではなくて、それぞれ黒川地域の都市整備方針の見直しということでの決定でございます。

委員長(菅原 傳君) 尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) 今までその報告は地下鉄以来なかったのですが、今後こういった4町村で整備方針を決めた場合、皆さんに報告する考えございますか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 決定した時点で方針を皆様の方にお配りをしたいと思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 実績報告書の21ページ、税務課関係のところで、15年度の現年度分課税調定額が町民税で対前年度比96.8%、固定資産税で同じく97.4%と前年度より減っておりますけれども、これはどういう情勢というか状況の反映というふうに見ているんですか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 個人住民税の関係につきましては、所得の減といったような要因が上げられるかと思います。固定資産税につきましては、3年に1回の評価替えというようなことで、土地の分について評価の見直しを行った結果、調定額が減というふうになったものでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 同じく21ページの町民税の課税状況という中で、所得割納税義務者が前年度より 903名減っております。これも今答弁あった理由によるものかと思いますが、どうですか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) そのとおりです。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 同じページで、今度は法人税、伸びている方なんですけれども、法人町民税が前年度比で約31.8%伸びております。これは件数増、あるいは件数もそうだけれどもそうでない1企業が伸びたという、その内容についてお尋ねします。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 15年度につきましては新設の事業所、法人数増というような理由が主なものかと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 同じくこの町税関係なんですけれども、特別土地保有税のことですけれども、15年度は課税がなし、わかります、これは。平成14年までの滞納繰越分が 3,299万円余りあるわけですけれども、この納入見込みはどうなっていますか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 納入の見込みにつきましては、債権の保全措置等はできる限りのものはしておりますが、いわゆる換価措置とかそういったものがほかの執行機関の方にゆだねられている部分もありますので、この件ははっきりとした見通しはちょっと申し上げられる状態にはありませんが、かなり厳しいものかなと、このように認識しております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 要するに時効不納欠損という状況もこの対象になるということであり得るんだけれども、なるべくそうならないように債権の保全を心がけているということですか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 最初に不納欠損ありきということではなくて、当然とれる措置はとって、その結果としての欠損というような方向性かと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 選挙関係なわけですけれども、選挙にあるものは寄附というのが制限されておりますけれども、この間、夏の盆踊りですか、夏祭り、ある団地のところに行きましたら、公職の方のご祝儀の紹介披露がわら半紙でされておりました。選挙管理委員会にお聞きしたいと思うんですけれども、こういうものは寄附行為の条項に触れる違反になるのではないかと思うんですが、いかがですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) ご祝儀等は議員さんはなさらないようにお願いしたいと思います。寄附行為に当たりますので違反となります。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 議会の方の方は、代表で持っていく方も議会からのということで、個人名は書かれていなくて「議会」と書かれてあったのです。それではなくて行政の長の方の名前が書かれていたわけです。これは今までもこの場でこれはうまくないということで改めるべきだというふうに言った覚えがあるわけですけれども、それが反映されていないようなので、今後改めるべきと思うんですが、どうですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 町からのご祝儀につきましては、あくまでも富谷町ということで出しておりますので、町長ということではお出ししておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) それがどういうことの手違いかわかりませんけれども、富谷町長若生照男様ということで掲げられていたものですから、これでは違反をやっているようになるということで、やっぱりそれぞれの、例えば行政区長会などを通じてこれは違反になるから、違反していると思われるから絶対やめるべきだというふうに指導してほしいと思うんです。これは要望ね。
 それから、多分交際費から出ていると思うんですけれども、交際費は本来町の町長なりが町を代表して対外的な交際の中で使われるべきものだと思うんですけれども、今回 300万円の予算に対して 110万円くらいの決算になっておりますけれども、こういう中に対外的に使われているもの、対外的に使われているものの比率、どのようになっていますかお尋ねします。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 対外的といいますと、町との関係で(「他町村」の声あり)他町村が対外と言われるんでしょうか。(「本来の交際費のあり方なんだと思うんですよ」の声あり)他町村と町内というふうな分け方はしておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) これは前回の決算議会のときに分けて答弁いただいたことあるんです。だから、後でもいいですから分けてどうなっているかお示しいただきたいと思います。いいですね。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 15年度分につきましての集計はしておりますけれども、ただ、町内、町外という分け方はしておりませんでした。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) できないということではなくて、してくださいと言っているんですか ら、してくれるのかくれないのかをお尋ねします。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) ちょっと時間はかかりますけれども、そのあて先が富谷町内であるか町外であるかは調べておきます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 戻りますけれども、実績報告書の4ページ、町制40周年記念行事の関係が記載されております。その中に表彰もあったと思うんですけれども、その表彰は表彰規程に基づいて行われていると思うんですが、いかがですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 町制施行40周年記念式典のことですか。(「はい」の声あり)すべての表彰は町の表彰規程に基づいての表彰でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) そうすると、例えば年限何年以上やった方というのありますね、議会議員とか消防とかありますけれども、その際に、前のイベントのときに表彰したからそれを外すというようなことはあるんですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 昨年の40周年につきましては、特別表彰のほかに平成14年度と15年度、通常やっております町政功労の表彰、それもあわせてやりましたので、40周年記念のときは平成14年度、15年度の町政功労者の表彰も含めてやっております。(「わかりました。以上」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 終わり。今村委員。

委員(今村 寿君) 監査意見書にも載っておりましたけれども、努力の結果ですが、不用額が多いということでありますが、私はかねがね不用額という表示の仕方、これは誤解を招くのではないかなと。むしろ合理化であるとか、節約した結果がこれのかなりの要因だと思うだけに、節約額とかそういう用語にすべきではないかと。私、広辞苑引いてみました。不用とはどういうことか。要らないもの、用のないもの、役に立たないものというぐあいに広辞苑には載っておりますので、この言葉そのものが法律で決まっているか知りませんが、もっと適切な言葉に変えて、次のさらに健全経営に持っていってほしいなと、このように思いますが、どう考えられるか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 決算書の中のこの不用額という使いなんですけれども、地方自治法に基づきまして、地方自治法施行規則で決まっておりますので、不用額という言葉を変えることはできないんですけれども、不用額ということをどういうふうにとらえるかといいますと、私どもの方ではやっぱりお金が余ったということではなくて、今村委員が今おっしゃいましたように、節約しながら事業を実施したという認識でございます。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) よく役人は執行を含めて予算を立てたらその実行力といいますか、実践、どうやったかというのは予算どおり仕事をし、使い切ったよというのがいかにも百点満点のような気がするんですが、こういう世の中になってきて、ぜひ不用額という言葉、本当に不用意に用いっているなと私は思います。差額というだけでもいいし、ちょっとこの額では誤解を招くなと、一般町民見たらどう思うでしょうという意味で、法律で決まっているとするならば法律を変えていくとか、いろいろな手だてありましょうし、ぜひそういう方向で進めていただきたいと思いますが、どうでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 不用額という言葉を改正ということですけれども、今私がここ でどうのっていう立場にはありません。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 実績報告書の4ページに、7番目に町政懇談会事業ということで、東向陽台、明石台、成田地区ということで、私どもの住んでいる地域で年に1回実行していただいております。が、町はこれをどういうふうにとらえておるのかお聞きしたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) この要望のある地域に対してこちらから出向いていろいろな懇談をする機会ととらえて実施しておりました。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) そうすると、意識的にというか、意義的にこれは非常に意義のある事業であるというぐあいに考えておられると受けとめていいですね。

委員長(菅原 傳君)総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 町民皆さんと直接接する機会ということでとらえて、そういう方向からは意義があるものかと思います。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) そういう意義のあるものという評価について私も賛同いたします。参加していて非常に有意義な意見が飛び交っているなというぐあいに評価するものでありますが、その割には実行しておられる場所が例年ふえていかない。どうもこの1カ所だけのように思うんですが、どうとらえられておられるんですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 16年度につきましては、このほかに南部地域、西成田コミュニティーセンターで南部地域の方々との懇談会を実施しております。(「15年」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 実績報告書の15ページ、上の方ですが、5行目でしょうか、施設整備事業の下の火災保険料というのがあります。 108万 5,581円とありますが、これ前年も同じ金額だったように記憶しておりますが、それで間違いありませんか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 15年度につきましても、この 108万 5,581円でございました。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 私は14年度を聞いているわけでございます。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 14年度、同じ金額でございました。失礼いたしました。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) その間に町内会はふえたけれども会館はふえていないんですけれども、たしか会館の火災保険料だと私は理解しておりますが、これで大丈夫なのかな。例えば、杜乃橋新築工事というのが 2,782万 5,000円とありますが、これはやっぱり額をふやすべきではないかと思ってお尋ねします。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 共済関係の火災保険でありまして、ちょうど切りかえの時期が1月、6月になっていまして、6月から、実際に3月完成して4月から使っていただいておりますので、16年度で増額となることになります。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 監査意見書の7ページ、そのほかの資料にも載っておりますが、過去3年間、上から10行目ぐらいでしょうか、3年間町税収納状況というのが載っております。非常に情勢厳しい中、税務関係の方の努力にもかかわらず、若干ずつですが情勢が厳しいだけに収納率というのがダウンしていっております。これをどのようにとらえておられるかお聞きします。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 収納率の向上対策の、まだこれからもっともっと努力すべき部分があるのかなというふうに認識をしております。収納率、3年間載ってございますが、14、15については若干の幅が縮まったのかなという認識はしております。そこそこの努力もしてございますが、もっともっとそういった財産の、債権の保全措置とか、あと徹底した当収納の管理とか、そういった方向性をもっと厳しくやっていきたいなというふうに考えております。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 税務課の皆様の取り組みというのは、努力は私評価するものでありますが、例えば実績報告書の24ページ、中ほどの督促状等文書発送の状況が載っておりますが、督促状はほぼ14年度と変わらないのでありますが、催告状というのがむしろ減っている。これはどういうことを示しておるのか説明願います。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 督促状につきましては、当然地方税法の定めにより発行するものでございまして、当然その数に応じてというような状況になりますが、催告書につきましては、これは自治体等の裁量によって発行とかはできるわけでして、出す出さないの部分について催告書の効果が得られるものとか、得られそうにないものとかもございます。そういった形で、15年度はある程度の絞り込みを行った結果としてこういう数字になったものでございます。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) その上の欄の口座振替利用状況というのが載っておりますが、私はもっとたくさんこの数字があるのかなと思うと、これは意外と進んでいない。14年度と比較してもそう大した数字は進んでいないなと。これは何かネックがあるのかなと、障害等についてお聞きしたいと思います。もっとふえていくようなんです。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 口座振替に関係する方法の努力、もう少しまずあってもいいのかなという部分と、当然、納税者のご意向というのもございまして、いろいろこちらでも振替の方を推奨したりもしているわけですが、自分がわかる形で納めていたいという、そういう方も結構いらっしゃいます。そういった形で、便利なんだよというその辺の利便性なり何なりをもう少し徴収とかそういった機会をとらえて進めていきたいなというふうに考えております。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) もっともっと振り込みはやっていけば収納率も上がるきっかけだったことは十分御存じだと思いますので、ぜひ努力を進めてほしいと思います。
 同じ実績報告書の25ページですが、町税等未収額縮減対策事業ということで載っておりますが、14年度、15年度は載っておりますが、この取り組みで日数は前年よりも7日ふえている、よく取り組んでいただいているなと思うんですが、班数というのが減っていますね。したがって、訪問件数というのも減っていると。これはなぜなのか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) この中身につきましては、まず訪問する対象を絞り込んだというのが主な要因でございます。それで、訪問に行って収納の見込みがあるものとか、納付の指導が必要なものとか、そういったのをかなり絞りました。当然、こちらの訪問でなくても直接やっぱりかかわって納付指導なりそういったのを進めていかなければならないという部分は除いたというような状況でこういった数字になったわけでございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 決算書の18ページですが、歳入の中で、地方交付税17億 3,379万 5,000円のうち、普通交付税が15億 9,355万円とたしかご説明いただいたわけですが、その普通交付税のうち公共事業やそれから地方債を起こしたときに、一定部分が普通交付税の中で交付されるというか、見られる部分というのが出てくると思うんですね。それが平成15年度の場合トータルで幾らで、それは普通交付税全体の何%に相当するか伺います。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) ただいま資料を持ち合わせておりませんので、後でお示ししたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告書の3ページ、広報事業、広聴事業の中で、お茶の間懇談事業が開催5回、参加が 107名ということでしたが、これらはすべて町長も出席されたものでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) すべて町長参加しております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) ここに記載されておりますこのお茶の間懇談事業とか、町政懇談会事業、これ以外に、ここに記載されているもの以外に、かつては消費者団体のようなところとの懇談などもなされたことがあったかと思うんですけれども、平成15年度はそうした任意の団体からの要請にこたえた懇談というのはなかったわけですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 特にございませんでした、その他に対しては。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 平成15年度に絡んでですけれども、これを踏まえて、今後はもしそうした民間の団体、それから障害者の団体などを含めて要請があった場合には町長が懇談会に臨むということはあるというか、町長は参加されると、受けられるというふうに理解してよろしいんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) お茶の間懇談に団体の制限等はしておりませんので、任意の団体で申し込んでいただければよろしいです。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) もう1点ですが、平成15年度における職員の給与、手当等のカット分、これは総額でそれぞれ幾らになるか伺います。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) カット分といいますと、独自でカットしたというようなことはございません。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 人勧に基づいて行いましたよね。その分で結構です。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 人事院勧告に基づいて減額になった部分ということなんでしょうか。給与とか期末手当、下がりましたね。給与等も差が出ました。(「トータルで」の声あり)それの表に基づいて出しているんですけれども、それがどのぐらい下がったかという意味なんでしょうか。(「そうです。減額した分は幾らか。減額になった分は幾らか」の声あり)人事院勧告どおりの給与を支払っています。(「では、もう一度伺います」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 人勧に基づいて給与その他カットいたしましたよね。それによってどれだけ歳出が減ったのかというふうにでは伺います。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 人事院勧告前の数字と後の数字というのは比較はしておりません。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 前とか後とかではなくて、平成15年度に行った給与その他のカットが一体幾らだったのかということを知りたいわけですよ。それによって歳出が少なくなったわけですから、それは把握されていて当然だと私は思っていたのですが、いかがでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 14年度と比較してということでもないですね。(「引き下げたわけですから、その引き下げたことによって、では別の言い方をしますと、財政的には幾ら節約になったのか。その方がわかりいいですか」の声あり)
 人事院勧告によって下がった分というふうにとらえるとすれば、勧告前の数字がこれだけで、勧告後の数字がこれだけというのは持っておりません。で、仮に比較するのであれば、14年度の人件費の額と15年度の人件費の額での比較でしたらお答えできますが。(「では、それでとりあえずお答えください」の声あり)
 人件費で14年度と15年度の差、これは人事院勧告だけの影響ではございません。二役が途中からいなくなったということもありますので、そういったものを含めての差額が 7,317万 6,000円で、率にしますと 3.9%減となっております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 成人式を初めとする町の行事にみずから進んでボランティアとして参加した職員、これは何人になっているのか。また、出られなかったという、ボランティアとしては出られないという人はいたのでしょうか。できれば行事ごとに何人かというのを知りたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) それぞれの行事につきましては、担当課で人数を把握しておりますので、総務課ではどこに何人が出たかは把握しておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ボランティアで職員が参加しようとしているわけですね。そういうときに何か仕切ると言ったらあれで、コーディネートするところがないとだめだと思うんですけれども、その調整をする役割の人がいるということなんですか。みんなが行きます、行きますと言っていたのではごちゃごちゃになると思うんですけれども、それはどういうふうにしてやっているんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) それぞれ行事を主管している課でボランティアを募っていただいております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうすると、その主管している課の長という人がその取りまとめをするということになるということでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 例えば、一番近ければ先週の町民体育祭については生涯学習課、また、今度のマーチングについても生涯学習課ということで、それぞれの担当の課長が調整しております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) これは前の議会のときでだったのですが、1年に1回ぐらいはということで町長がごあいさつの中で新年度にお話しされたということがあったと思うので、そういうときに、私が考えるには、1年に1回ぐらいということになると、それをうまいこと行かないと、私は陽気のいい体育祭に行きたいわという人がばーっといっぱいになるといったらどうなるんだろうなというふうに思うわけですね。災害時のボランティアもやはりコーディネートがいなければ、なかなか受け入れが大変だということを言うわけですが、それは一体としてやっているというわけではないということなんですね。確認です。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 募った結果によって多過ぎる、少な過ぎるということは確かにあるかと思いますが、その辺は調整しながら実施しております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 昨年15年ですが、町民体育祭のときに突風があってということがあったわけですが、もしそのときに職員が負傷した場合にはどのような補償が受けられるのでしょうか。受けられるのだったでしょうか。仮定の話ですが伺います。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 総合賠償保険というのを町として掛けておりますので、いろいろな町主催の行事に対してはそういった保険を適用させていただきます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 行事が行われるのは祝日、日曜日、そしてあしたもマーチングは職員休みのときなんですが、こういうときに出るということで、代休というのを考えて、ボランティアであるからというあくまでも町の側なんですけれども、私はそういうのはあり得ないという立場で伺っているわけですが、代休ということについては考えて、試算は何人出ておよそ何時間だから休日出勤で幾ら幾らと、代休でなかった場合の時間給だとかというのについてはここで考察されたのでしょうか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) これまでの行事、日曜、祝日、祭日の出勤に対しては、おっしゃるとおり代休というふうなことで対応してきました。去年からでしょうか、ボランティアで何とかみんなでやっていきましょうというような声が出まして、そういったボランティアにつきましては代休の扱いはしておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、ごめんなさいね、職員がそうすると年間のうちに1回は去年も出たというふうに把握していいのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 15年度すべてがボランティアでやったわけではございませんので、途中からですので、代休扱いしていた分も多分にあります。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 広報とみやのところで説明がありましたが、カメラのレンズ交換ということでしたが、この金額は幾らになりますか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 全額がカメラのレンズ分でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、広報とみやだけに使われるわけではないかと思いますけれども、主に広報とみやに使われるカメラというのは何台あるのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 現在2台で対応しております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 議会事務局長に伺いたいんですけれども、議会だよりのために使っているカメラはどういうカメラでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 議会事務局長。

議会事務局長(小松 繁夫君) コンパクトカメラです。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 議会だよりの編集に携わっておりまして、確かに写真を総務課からいただいたりということもあるんですが、なかなか写し切れないという面もあったりして、これについても少し予算かあればいいななんていうふうに思っていたのですが、結構大きくて立派なカメラですよね。そうすると、その本体についてはどのくらいするものですか、広報とみやで所有しているというのは。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) ちょっと金額等は押さえておりませんけれども、それほど豪華なカメラではございません。あと庁内で使い回しとかもしておりますので、どうぞご利用ください。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 先ほどの質問の中で聞き漏らした点、1点だけお聞きします。
 町政功労表彰基準別表というのを手にしているわけですけれども、この備考の中で、自治功労のところですね、2以上の公職を歴任した場合でと云々あるんですけれども、ここで言う公職というのはこの左側に書かれている対象10職種のことなのか、この範囲をお聞きしたい。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 対象の部分でございます。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 住基ネットの活用についてお聞きします。
 町の方の、例えば町民などがいろいろもろもろの申請のときに住民票の写しなど提出する場合があると思いますけれども、そのときに住基ネットで活用を、庁内として、庁舎内というか、それについて全体的に進めておりますか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 住民基本台帳ネットワークシステム、ハード的な部分につきましてはこちらで、町民課とも調整しながら進めているところなので、内容的にはまだまだこれから詰めていかなければならない部分があると思いますので、調整をしながらできるものはやっていきたいと思いますし、あと県とのいろいろなネットワークもありますので、その辺はまだはっきりここまでというようなところ現在お答えできませんが、町民課と詰めながら、また県とも調整をしながら進めてまいります。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、今のところ庁内、いろいろな課でいろいろな事情があるんでしょうけれども、現在せっかく使っている住基ネットの、多分住民票などが不要になる、そういったメリットは活用されていないということなんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 住民票が不要になっている部分は大分あるかと思います。国とか県の方からの要請がなくなってきているというのがありますので、そういったメリットは出てきていると思います。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) ちょっとはっきりわからないあれなんですけれども、とにかくせっかくのメリットですので、総務課、多分課長会議とかそういったものもあると思いますので、総務課中心となって全体的なそういったものを進めてほしいと思います。せっかくのあれですので、1通当たり 200円ほどのものでしょうけれども、せっかくこれを利用してメリットのあるものを町民に還元してほしいと思います。
 実績報告書19ページ、これ入札契約業務の中でガソリン、軽油とありますけれども、軽油が使われている車は何々でしょうか、台数を教えてください。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 町の町有バスであるとか給食センターの配送車、そういったものに使われております。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 軽油は、ディーゼルは今環境問題などでいろいろございまして、バスなんかですとガソリンというのは少ないかと思いますけれども、できる限りガソリンを使えるようなもの、経費ということを考えますと高くはつくわけなんですが、環境問題で特に問題になっております。この15年度において、例えばハイブリッド車、そういったものの納入について考えられたでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) ハイブリッド車の購入はございません。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ありませんか。伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 決算書の14ページなんですが、町税の不納欠損が 2,366万五千何がしありますが、これは何件分でしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 税目すべてで 393件でございます。延べ件数でございます。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) そうすると、この 393件ですが、これ10年でしたかしらね、何年で不納欠損になるんでしたっけ。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 今お話しされました何年ということの定義はちょっとまだわからないんですが、法的な定義を申し上げますと、まず地方税法第18条で言ういわゆる時効、この場合ですと5年というようなのがございます。あと15条の7のうち、一つは執行停止かけた場合はそれから3年、あと即時消滅については即時というようなことで、その年度とかでも、あと翌々年度とかそういった形での処理はできるわけでございます。ただ、スタートの時点からということになりますと、その分がプラスになるという場合もございます。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) そうすると、今おっしゃいました条例、これに即決で決まったものって、不納欠損になった分ってあるんですか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 即時消滅の件数につきましては15年度が49件ございました。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 49件というと多いような気がするんですが、金額等はお教えできる、そんな多くないんでしょうかね。その49件に関して1件1件幾らということは、ちょっとそれはないんでしょうが、金額はどのぐらい、平均的というか、もしお答えできればお願いします。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 平均ということではちょっと出せません。というのは、税目別ございますし、それぞれ各年次で一応件数という形でお示しをしておりますので、金額につきましては 588万 2,961円、これは県民税を含めた分でございますが、そういった金額になってございます。即時消滅というのは、例えば相続人がいないとか、当然こちらとしては換価するものが何もなくなるわけですから、その時点でもう即時消滅というような形になったり、そういった案件でございますので。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) それからこの 373件の中で、引っ越されてどうしようもなくなったという件数はございますか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) なくなったという、その前の部分、ちょっともう一度お話しいただきたいんですが。(「富谷から移転してしまって請求のしようがないとか、そういう部分はありますか」の声あり)
 多分居所不明という言葉であらわすんですけれども、それは町内町外を問わずというようなことで、住所を置かれたまま当然こちらにいらっしゃらなくなった方もおりますし、該当の要件として居所不明ではなくて、あと換価の財産がないとか、そういったいろいろな要素が加わっての不納欠損ということでございますので、そのいわゆる居どころがわからないとか、町外に転出されていった、そういった形での把握はしてございません。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) もう1件お願いします。
 36ページなんですが、ここで一般寄附金が 897万九千何がしとお答えしておりましたが、ここの中でまちづくりとそれから福祉の方と分けて説明なさっていましたが、このまちづくりとそれから福祉に分けてどのようにお金が配分されたのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。
○財政課長(眞山 巳千子君) この 897万 9,047円という金額で、3人の方からありましたということで、福祉及び教育資金に20万円、それからまちづくりの資金に 857万 9,047円と、それから健康教育平和づくり資金に20万円というようなお三方からの歳入でございまして、それぞれ福祉であるとか、まちづくりであるとか、あと教育関係とか、そういったところの財源になっております。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 教育関係、昨年もあったようですけれども、まちづくりに対して八百何万円というのはどの辺に行ったのでしょうか。何、どの辺に使われたのか。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) どこにということではなくて、一般財源として使われたということでございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 先ほどの総務課長のご答弁で、ボランティアで町の行事に参加した場合の職員の問題についてのご答弁がありました。仮にその行事の中で職員がけがをした場合、ボランティアで参加した場合には総合賠償保険があるというふうにおっしゃっておりました。ということは、業務上の災害、労災には当たらないと見なされるということですね。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) そのケースによって考慮してまいりますので、今ちょっと一概に当たる、当たらないということは言えないと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、ボランティアで参加していても業務上の認定はあり得るということですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 先ほど賠償保険と言いましたのは、町で行う行事に対してはそれが適用されるということで、あと職員については研究をしてまいりたいと思います。(「研究」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、その総合賠償保険というのは職員のための補償制度ではないということですか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 一般町民も職員も総合賠償保険には該当いたします。職員の公務災害というような内容ですね、お話しされているのは。それに該当するかどうかは個々のケースによって検討していかなければならないことだと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 公務災害は、通勤途上であっても適用されるくらいですから、その行事の中で起きた、例えば去年でしたか、風が吹いてテントが飛びましたね。あのテントに当たって仮に職員がけがをしたというときには、普通に職員であれば公務上の災害ですよね。同じようなケースの場合に、ボランティアで参加していた人はどうなりますか。伺います。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) 状況によって多分適用できるかと思いますけれども、その辺まで研究しておりませんので、研究して公務災害に該当できればそちらの方を該当させていきたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 職員が、たとえ本人がボランティアで参加すると言っても、町のれっきとした税金を使った行事に参加させるわけですから、これは今から研究しますということでは間に合わないはずですよ。もし、職員と同等に扱うと、災害が起きたときにも正規の職員として参加した人とボランティアで参加した人も同等で扱うということがはっきり言われるならまだそれはわかります。この点どうですか。結論出てないんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) ボランティアであっても職員として参加するものですから、職員の身分にはかわりありません。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、結局、公的な行事に一部の担当課の方は職員として、仕事として、業務として参加をすると。ボランティアで募った人は業務ではないという、それで代休も与えないということ自体が矛盾してきますよね。おかしいことになりませんか。ですから、町の公的行事である以上、これはすべてボランティアなんて扱いをするのはおかしいですよね。もし何か起きたときに、これが課長の判断とか町長の判断だけで決められるかどうかという問題も出てくるわけですから、これはもともとボランティアで公的な仕事に従事させること自体がおかしいわけですから、こういうやり方は即刻やめるべきではないでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 総務課長。

総務課長(中川 弘美君) たとえボランティアで募った者であっても、職員として参加していることには間違いございませんので、職員としての対応はできるはずです。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) もう一つ。実績報告書の19ページです。
 何年ほど前でしょう、4年になりますかね。私が総務常任委員のときに、町の遊休地について調査しまして、結構ございました。そのときぜひ有効利用するようにというお話ししましたのですが、この19ページを見ますと、町内会活動の場あるいは資材置場等々に使っている、有効利用するというように書いてありますけれども、これ結構維持管理が大変だと思うんです。今後この遊休地についてさらに検討していただきまして、なるべくご利用してもらうと、あるいは何かに使うと。これはいろいろ制約があると思うんです、これについては当然あると思うんです。研究はしていません。あると思いますが、そういう考えがあるかどうか、一つだけ伺います。

委員長(菅原 傳君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 遊休の未利用地の有効活用ということで、この実績報告書にも述べておりますけれども、ご利用のお話があれば、受けられるものについては受けて活用をしていただいているところです。草刈りなどして管理も大変なところはあるんですけれども、どうぞ使えるところについてはどんどん使っていただいてもこれは構わないものだと思っております。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
 なお、次回は9月13日に引き続き行うことといたします。
 これにて散会をいたします。
 ご苦労さんでございました。
午後1時57分 散会

平成16年決算審査特別委員会(第2号)

平成16年9月13日(月曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員(18名)

  • 委員長 菅原傳  
  • 副委員長 今村寿   
  • 委員 佐川幸三
  • 委員 永野久子   
  • 委員 浅野幹雄   
  • 委員 小野進
  • 委員 尾形昭夫   
  • 委員 細谷禮二   
  • 委員 土井昭二
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子   
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 相澤榮   
  • 委員 磯前武   
  • 委員 千葉達
  • 委員 山路清一   
  • 委員 齊藤きえ子   
  • 委員 佐藤克彦

欠席委員(1名)

  • 委員 渡邊俊一

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相澤武雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生照男   
  • 教育長 千葉芳樹
  • 町民課長 千葉美智子   
  • 町民課長補佐 山田豊
  • 町民課長補佐 奥山育男   
  • 保健福祉課長 須藤辰夫   
  • 保健福祉課長補佐 亀郁雄
  • 保健福祉課長補佐 安積春美                  
  • 生活環境課長 瀬戸けい子   
  • 生活環境課長補佐 奥山吉信  
  • 教育総務課長 古跡幸夫   
  • 教育総務課長補佐 若生稔
  • 生涯学習課長 佐藤信夫   
  • 生涯学習課長補佐 小松巌
  • 生涯学習課長補佐 八巻恵美子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好

午前10時00分 開議

委員長(菅原 傳君) 本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の委員会を開きます。

認定第1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(菅原 傳君) 認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち町民課、保健福祉課、生活環境課及び教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
 それでは、これより各担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
町民課長、保健福祉課長、生活環境課長、教育総務課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) この際、11時30分まで休憩します。
午前11時13分 休憩

午前11時30分 再開

委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。
 生涯学習課長。
生涯学習課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。質疑並びに答弁は、きょうも、先日もお願いしましたが、簡潔にお願いをしたいと思います。
 それでは、質疑に入ります。佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 決算書ですが、 108ページ、関連して 110ページもですが、冷夏によって消耗品の中の水光熱が減ったということですから、プールが使えなかったということでなのかね。そうしますと、その分は幾らぐらいだったのでしょうか、それぞれで。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) これにつきましては、冷夏でプールの使用が少なかったというようなことも水道の使用料金の方で出ておりまして、これにつきましては、各学校平均でございますれども、40万から50万ですね、ずつ少なかったということでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  済みません、それは水道の分だけで各学校40万から50万ということでしょうか。それでいいですか。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長 (古跡 幸夫君)  済みません、間違いました。これにつきましては、水道……、ちょっと集計しておりませんけれども、それぞれの学校のといいますか、トータルしますと、上下水道使用料金というふうなことで毎月支払っておるわけでございますけれども、これらにつきましては、それぞれ2カ月分の水道料金の請求というふうになってございまして、それぞれ今見ておるわけですけれども、大体水道料金の請求額が大体50万から70万の間というふうなことになっております。その差については、あと、詳しく後で提出をしたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  説明の中に冷夏によるということがありましたので、この冷夏によるとすればね、不用額がこんなにたくさん出ているときに、夏が過ぎればそこのところで手立てが考えられるというか、こうやって見ますと結構不用額が多いんですが、3月末にならないとどうしようもないというのもこれまでたびたび説明を受けてきましたが、冷夏によるという前書きがあるとすれば、それはもっと早い時期にとらえられたのでないかなということで伺いましたが、昼の休憩を挟んでからでも、そのあたり数字でお示しくださるようにお願いします。よろしいでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) はい。では、それにつきましては、あと数字で具体的にお示しいたします。(「はい、お願いします」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書で伺います。26ページです。
 外国人の登録者が50%を超えてふえていますが、この社会的な背景、社会的な背景は何だというふうにとらえているのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 北部工業団地のブラジル人の就業がふえているというふうに見ております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 世帯数、人数はわかりますが、世帯数については把握されていますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 世帯数はわかっておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、1人ずつなのでしょうか。それともカップルでとか、ご夫婦でとかという世帯はあるんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 外国人につきましては、人数だけの把握となっております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) これまでも、ごみの出し方でトラブルが非常にありましたんですが、そういうものについて、住んでおられる、多分ひより台のあたりに多いかと思いますが、そういうトラブルの発生だとかについては何か対応されるような、決算上でもそういう検討はなさったのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子君) アパートの住人につきましては、そのアパートの所有者等の管理しているところにお願いしているのが一つと、それから、あと、北部工業団地で雇われているところでございますので、そちらの雇われている方が町民課に来たときに、転入の手続をなさいます。そのときにごみの出し方についても詳しくご説明させていただいております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ごみの出し方では、ブラジルの方が多いということで、その方々がわかるような説明書を母国語で配付するようにということを申し上げてまいりましたが、それについては検討なさっているのでしょうか。つくっておりますでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子君) 生活環境課としてはつくっておりませんが、会社の方でつくっているというふうに聞いております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、そのブラジル人の方々を初めとして、生活していく上での困り事で町民課に見えるということはあるのでしょうか。そういうときはどういう対応をなさっているのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 特に困り事ということで見えたことは、今のところ受けておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 27ページです。27ページのあたりだと思いますが、住基ネットの関連で伺います。
 この住基ネットを稼働したことによって、事務上どういう省力化が図られたかを伺いたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 事務上ということでございますが、住基カードによりまして、転出の確定が機械上で送られてくるということがございまして、その部分が言えれば言えると思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、それは何件あったのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 実績報告書の26ページなんですが、確実な数字というところまでは持っておりませんけれども、中ほどの社会増減の転出などというところで 1,681という数字がありますが、その近くの数字になるかと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、その転出などによって、転出、転入もでしたでしょうか。それなどにも効果があったというふうに評価をされているということなのでしょうか。確認で伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 転入は違いますので、転出だけでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ここの達成度のところですが、平成16年度以降、活用範囲が拡大していくことが予想されるということがありますが、この予想されるって、何を想定としているのか、少し詳しくご説明お願いしたいということで質問します。お願いします。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 詳しくということでございますけれども、パスポートの申請とか、それから、税の確定申告等などを自宅からやれるふうになっていくのではないかというところでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 身分証明書としてね、使えたらということが当初ありましたんですが、この身分証明書として認知されるといいますか、市民権を得られるという見通しについてはどうなんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 現在のところですね、金融機関の契約の際の確認というところで使われているというところが主なところでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、先日のところでだったんですけれども、発行枚数が非常に、まだ2けたということでありまして、富谷町の方で銀行のところで使ったという例やなんかは聞いておられるんですか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) その件数までは把握いたしておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そして、住基カードが発行数が非常に少ないということもありますが、これを費用とそれから効果の面でどういう分析を加えられてこの決算を出したか伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 費用というところですが、このカードは想定で何枚ということで今回出しました。それで、費用対効果というところでは、この効果というところまでは行かないかと思います。ただ、実際、昨年度42枚の住基カードが、今回53枚にふえておりますし、それから、広域交付などもしておるような状況ですので、なお住民の方々に認知されていくのかなというところでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、31ページ、実績報告書でお願いします。
 乳幼児医療費についてですが、受給資格者の増加というのがありまして、対象年齢の引き上げ、子供の数そのものがふえたということがあると思いますが、このほかに所得制限以下で新しくふえたということもあるのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 所得制限以下でというところ、その数のところは把握しておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、対象世帯数と人数はどうなりますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 世帯数については押さえておりませんので、受給登録者の人数で申し上げさせていただきます。
 平成14年度で 1,089件、それから平成15年度で 1,176件で87人増、約7.99%の増加ということで押さえております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  それは実績報告書に書いてありましたからわかりましたんですが、世帯は、子供が1人いたり、2人いたりということもあって、それぐらいかなということだったんですが、それについては特に必要がないということで数字はとらないことにしてあるんでしょうか。そういうことなんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 世帯というのは大事かと思いますけれども、事務処理上、何件ということで電算処理をしていきますし、このような数字のところで押さえております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 世帯数も大切になってくると思うので、これについてはこれからは出した方がいいのでないかなと思います。と言いますのも、先ほど言いましたように、所得制限以下の世帯で、今までは範囲外だったものが範囲に繰り込まれるということもあるかと思うんですね。それについて、私は、全体を見ていくときに必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 世帯数については、全体数を登録者で押さえておりますので、なかなか難しいものかと考えております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、ここの達成度のところにありましたところでですが、1件当たりの助成額の減少、これについては、趣旨が理解されて、それで軽いうちにかかって効果が上がってきたと見ているのか、どういうことでこの助成額が減少したという、1人当たりの助成額が減少したものと考えておいでなのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 総体的にいろいろな理由でということでなくて、計算的に1件当たりの平均でこのような数字になっているものでございます。

委員長(菅原 傳君) この際、1時まで休憩をいたします。
午前11時59分 休憩

午後 1時00分 再開

委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。
 質疑を続行いたします。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 39ページ、実績報告書39ページお願いします。
 療育手帳の所持についてですが、Aが48人、Bが65人となっています。Bの所持の人がAの所持の人、A所持の人と同様に、もし医療費の助成を受けたとした場合、これは幾ら必要かということを検討されたのでしょうか。そしてまた、幾らぐらいと、しているとすれば幾らぐらいと試算されるのか伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) Bの所持者に関して、大体の試算というのはしておりますけれども、65人の交付者がいるので、Aと同じような考え方でいって52人ぐらいが適用になるんじゃないかというふうな試算はしておるようでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それについて数字は入っていますか。金額といいますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 医療費のところまでは今のところ数字を持っておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 新障害者プラン2003年から2007年までという、これがスタートしましたけれども、市町村の障害者計画の策定ですが、第4次、それから第5次実施計画を見まして、その中に障害者福祉プランを策定しますとこうあるんですが、これは策定されてあるのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 18年度までの整備というようなことで示されていると思いますけれども、まだ富谷町では作成しておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) その際ですが、数値目標を入れたプランで実効性があるものにするべきだということを思っていましたが、そのプランについてはどのようにお考えでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 15年度から支援費がスタートいたしましたものですので、策定に当たりましては、それらの人数等踏まえながらの計画作成になろうかと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 18年度までに策定するという予定であれば、今どの段階で、どういう検討が加えられているのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 18年度に向けまして、今までの計画に基づきながら、まだ整備の方にスタートしなければというようなところでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  総合支援センターですが、39ページ、同じページです。平成15年度末の進捗率はどうなっていますでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長 (須藤 辰夫君)  11月15日が竣工でございまして、今の進捗率につきましては把握しておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  総合支援センターの、これを発達支援センターにも活用すると議会の中でこの間お話があったわけですが、当初からその方針だったものでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長 (須藤 辰夫君)  発達支援につきましての考えにつきましては、今後検討しながら、手続を踏まえながら進めていくと。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  初め、相談を受けつける場として説明をされていたと思っておりました。これからさまざま検討されるんだと思いますけれども、そうしたときに、当初のスタッフ、これはどうなるのかなと。不十分ではないのかなということがあるわけですが、これについても、そうしますとこれからさまざま検討されるということになるのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長 (須藤 辰夫君)  子育て支援から高齢者までという大変幅広い相談業務につきましては、ある程度の職員が必要だと思います。それで、今人事の方と打ち合わせをしているところでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  申しわけありません。確認ですが、そうしますと、支援の場合ですが、相談だけではなく訓練についても行う方向でということでよろしいですか。確認させてください。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長 (須藤 辰夫君)  訓練の施設ではありません。相談ということと、あと、体験コーナーを持つ施設ということでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  そうしますと、発達支援といった場合に、その発達支援はどのようなものが含まれるのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長 (須藤 辰夫君)  各関係機関等々の連絡調整なり、そういう相談するシステムづくりですか。そういうものができた支援センターというような形で持っていきたいと思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  40ページです。TOMOTOMOのメンバーが知的障害者3級ヘルパーの研修を受講してライセンスを取得したということでありますが、これについては、何名で受講し、何人がライセンスを取得したのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 14年度は2名が富谷環境の方に就職をいたしまして、15年度は杜の風の方に2名卒業をいたしました。資格者は2名だと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) その後に続いて達成度のところにですが、今の卒業者のアフターフォローを兼ねて職場実習も展開しておりますと、こう書いてありますが、このほかに卒業生についてのアフターケアといいますか、フォローはあるのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 施設ができまして、14、15の2カ年で一応4名の卒業生が出たわけでございます。それで、今通所に通っている方々につきましては、富谷環境に1週間に1度なりの実地研修、あと、杜の風にも同様なことを行っておりますので、その際、いろいろな相談とか、状況等々の確認のアフターフォローというようなところでご理解いただければと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 43ページ、保育所関係で伺います。
 表を見ますと、一時保育が平成14年度も平成15年度も非常に増加の度合いが大きいと見えました。これは延べ人数ですが、実数としては何人ということになりますか。富ケ丘保育所、成田保育所でお答えください。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 今のところ、実数はつかんでおりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) せんだって保育所に伺いましたときに、繰り返し繰り返し一時保育で見える方がいるという話を聞いてきましたが、こういう方々が実数何人で、どういうことで来ているかということをつかむことが潜在的な入所希望者を見る上でも必要ではないかと思いますが、そういう検討はなさいましたですか伺います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 一時保育を利用する方々の条件が違うものですので、すべての一時保育者の把握等はしておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 成田保育所では今 119人通っているわけですが、成田地区から通っている子供、それ以外の地区から通っている子供という把握はされているでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) きょうのこの会場にはその資料は持ってきておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、今の答弁ですと、あるということが前提だと思いますので、後でもお知らせください。富ケ丘、富谷保育所、東向陽台保育所で、小学校区、その建っている小学校区の子供たち、小学校区以外の子供たちという構成についてもあわせてお知らせいただけませんでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) はい、後でお示しいたします。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 51ページです。親と子の教室のところで伺いたいんですが、ここの説明がちょっと違っていると思うんですが、親と子の教室、毎月3回、実人員 212組参加(延べ)とありますが、これはどっちでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 延べ人数でなく、延べ組数ということでご理解していただければと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、実組数といいますか、それについてはどう把握されていますか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 今何組かはちょっとこの席ではわかりませんので、後でご報告いたします。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そこのところの説明に参加者増加傾向とあると説明されておりますが、これはやはり発達相談という位置づけで行われているものなのでしょうか。そういうことで広がっていって参加者がふえてきているということなのでしょうか。これはどういった背景があるのか伺いたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) こういう教室の開催の周知の広まり、または、あと、ふえ続ける富谷でございますので、それらの増加があるというようなことでの増だと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 53ページお願いします。
 機能訓練事業があります。A型機能訓練、これについてですが、参加人数、これは実数ではどうなっていますでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 延べ人数が 253名ですので、回数11人となっております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) このうちですね、ここに書かれている30代から40代の人たち、ふえてきているといいますが、その割合といいますか、それはどういう傾向にありますか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) やはりこういう世代の方々の健康等々が、この間の新聞でも発表されたように、運動量等々の少ないというような原因による30代、40代の世代でも、このような障害を持つような患者がふえているというような見方をしていただければと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) このA型機能訓練での指導者、スタッフについてはどのように配置されているのですか伺います。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 主は保健師でございます。あと、専門的な指導については、医師を講師として招いております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 全23回実施されているわけですが、医師が来てというときはこの中で何度あったんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 回数的にはちょっと回答できるぐらい資料はありません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それは後から示していただけますか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) はい、後で示させていただきます。(「はい、お願いします」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 54ページです。
 ここの一番最後のところに、達成すべき目標及び評価というのがありまして、「とみや健康福祉21」平成15年度策定とありますが、これは策定されていますか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) はい、作成済みでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) これの配付については、どの範囲まで配付されていますか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) まだ議員さんにもお渡ししておりませんけれども、今後早々に配付したいと思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、それは15年度のどの時期に策定されたものだったのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長 (須藤 辰夫君) 15年度末でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 9月13日になりましたので、早急に配付をお願いします。
 引き続きいいですか。55ページです。
 生活環境関係になりますが、55ページに団地内の空き地の草刈りについてなんですが、平成14年と比較して、通知が14年は 686、未回答が 160で23%でした。で、15年になりますと、それが 622で、通知自体が減っていますが、未回答が 192ということで30%になります。これは、たびたび議会でも取り上げられたりして、本当に草がぼうぼうになってということが苦情としても出されていますが、これについてはどのような指導をされて改善されていくのか伺います。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子君) まず通知数でございますけれども、これは、職員が現地を確認させていただいている通知数でございます。
 あと、未回答数につきましては、苦情等による再通知、それから、通知が来なくても刈り払い等を行っている所有者の方もいらっしゃいますので、その通知数も入っている未回答数になっております。ですので、実質的にはこの14年と15年は、どちらかといえば15年の方が減っているというふうに考えております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、草が生えていて、これは近所の人が見ても、ぜひ草刈りをしてほしいという、その実数といいますか、その割合が減っているという認識でしょうか、全体としては。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長 (瀬戸 けい子君) 職員がかなり出向いておりますので、実質は減っているというふうに考えております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) はい、わかりました。
 56ページです。合併処理浄化槽ですが、これ、なかなか進みません。平成14年、5人槽が3基、7人槽が18基。これに比較しても、ことしは4基と8基ですから、ますますおくれていったといいますか、遅々としたという感じがするわけですが、この点について、ネックは何だというふうにとらえているのか伺います。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子君) どうしても費用がかかるということも第1点ですけれども、トイレ等の改修だけというふうにはなかなか進めないようで、おうちの改築に伴って合併処理浄化槽にするというふうになっているので進まないというふうに考えております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、残りが49%になりますが、これを進めていく方策というのは、この決算するときにどういう検討を加えられたのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子君) 今年度、平成16年度で年次計画でもう一度計画をし直すというふうになっております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 計画をし直すというのは、どのように変更されるということになるんですか。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長 (瀬戸 けい子君) 実態をもう少し調査させていただきまして、合併処理浄化槽という制度があるということのお話もさせていただきながら進めていきたいと思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君) ここに残されている49%の方々は、そういうことを今まで繰り返し説明されてきたのではなかったのでしょうか。まだ徹底されていない部分というのがたくさん残っている、この49%の中にそういう方が残っているというとらえ方なのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子君) 広報等々、それからあと、環境衛生推進員の方に十分にお話はしていると思いますけれども、1軒1軒のおうちにはなかなか浸透していない部分があるというふうに考えております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 59ページです。
 資源化率のところで伺いますが、(3)資源化率という表があります。この町の施設の実績ですが、平成14年と比較した場合に、総ごみ量が1万 3,556トン、これが総ごみ量でした。ことしはこの量ですね。それで、資源化率が14年の場合は16.5%、平成15年になりますと15.6%と 0.9ポイントですね、下がっています。資源化できるものをすべて行ってこの数字なのか。資源化できるものといいますか、ごみといいますか、それをどのぐらいとしてとらえているのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長 (瀬戸 けい子君)  (2)でごらんいただければわかるのですが、ペットボトルの資源化量が前年度と比べて減っております。これにつきましては、事業所独自で富谷町に入らないで処理しているものについてはこちらに数字として入らないものでございますから、資源化率が前年度よりも下がっているというふうに読み取られるところもあると思います。
(「いいですか」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 60ページです。
 分別用のコンテナの汚れが目立つので、これについては洗浄などしてほしいということをよく言われますが、この洗浄はどのように行っているのでしょうか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子君) 年2回行っております。で、実際にやっている業者の方に聞きましたけれども、高圧で一気にさせていただいているということで、出される方がきれいなままでコンテナを汚さないでいただければ、そのままきれいなままで出せるというふうに要望として言われておりますので、はい。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そのとおりだと思います。ちょっとね、汚れがあるものが入るとまざってしまうというのもあるんですけれども、この年2回というので果たしていいのでしょうか。これからふやしていかなければならないとかっていう、その町に対しても苦情があると思うんですが、そういうものについてはどういうふうに検討されたのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子君) 現在の2回が限度かなというふうに考えております。できれば汚れを十分に落としていただいたもので出していただくというふうに広報等で指導していきたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 61ページです。松森工場について伺います。
 負担額がここに示されています。1億 9,938万 2,000円とありますが、これは何割の負担になりますか伺います。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子)  10%の負担でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、来年4月から供用が始まるわけですが、最終金額の見通しというのはあらかた立っているのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 生活環境課長。

生活環境課長(瀬戸 けい子君) 建設費等の負担金は2億 4,600万円ぐらいでございますけれども、そのほかに維持費等もございますので……、済みません、24億 6,400万円でございます、総額で。そのほかに維持費とか、あと、いろいろなものがかかりますので、総体的に幾らという数字はまだ出せない状態でございます。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ありませんか。(「委員長」の声あり)細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 実績報告書に基づいて質問いたします。
 まず、85ページ。
 達成度、成果のところで、スクールカウンセラーにかかわって、生徒の不登校の中で、別室登校とか、学級登校ができるようになったという実績が数多く見られるとこうありますが、富谷の町で不登校は一体何名だったのか、そして、別室登校、学級登校は何名ふえたのか、そのところを教えていただきたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) ただいまここにその数字を持ってきておりませんので、後ほど数字を申し上げます。

委員長(菅原 傳君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 学校評議員とありますが、これ、年に何回開催されているのか教えていただきたい。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 回数につきましては、1回を原則といたしまして、あと随時開催をするというふうになっております。

委員長(菅原 傳君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 86ページ、外国語指導助手についてお伺いします。
 この表を見ると、非常にばらつきがあるようです、学校ごとの。それで、各学校の指導学年は何年生に教えているのか、その面を教えていただきたい。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 1、2年を対象といたしておりまして、主に1年を対象といたしております。

委員長(菅原 傳君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) この外人の方は、例えば富谷中学校へ73回とありますが、1回行ったときに何時間授業を指導しているのか。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) その学校によりまして時間が定かでございません。

委員長(菅原 傳君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) ちょっと聞き漏らしたんですが、この回数ですが、各中学校からの要望があってこういう回数になったということですか。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) これにつきましては、担当します、英語を担当します先生、それから、あと、その学校ごとの学級数によって回数が異なっているわけでございます。

委員長(菅原 傳君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) ばらつきが出てきて、例えば富谷中学校は10学級ですね。それから、東向陽台中学校は15学級と。それで、日吉台中学校は11学級。非常に学級数が多くても指導回数が非常に少ないというバランスが見られるわけですが、その面ですね。
 それで、あと、多分全学年に行った場合、2人の教師だけで一体どうなっているのかなと。1週間大体この外人の人は何時間授業を受け持っているのかなということです。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) ちょっと今数字を持っておりませんので。

委員長(菅原 傳君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) それから、次は90ページについてお願いいたします。
 各小学校、中学校で図書費は一体どのぐらいとっているのかなと。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長 (古跡 幸夫君)  予算につきましては、各学校の開校しました年数とか、そうしたもので異なっておりますが、小学校につきまして申し上げますと、6校で現在 360万ほど予算を持っておりまして、15年度の図書の購入につきましてはその満額を購入しているものでございます。歴史の古い富谷小学校などにつきましては大体40万円近く、そして、歴史の浅い成田東小学校ですと約 120万ぐらいの図書の購入の実績と、このようになっております。

委員長(菅原 傳君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 学校の予算の中で、非常に見るとコンピューター関係が 3,164万円と、占める割合が非常に多いわけですね。その割合には学校図書が非常に少ないわけですが、やはり豊かな心、感情を育てるのには図書しかないだろうと思うわけです。コンピューターは教育の手段であって、道具であるという、その面で学校図書をもっとふやす考えとかそういうものはないかちょっとお伺いします。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) ただいま委員がおっしゃられましたことにつきまして、十分考えて予算計上してまいりたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 最後ですが、 105ページ、総合運動公園グラウンド整備についてちょっとお伺いします。
 総合運動公園は使用料を徴収しているわけですが、AとBのグラウンドは非常に草がぼうぼうで、料金を徴収しているならば、もう少し整備をしておく必要があるんではないかと、こう思いますが、私も7月のときにちょうどA、Bのグラウンドの方へ行きましたら、非常に草がぼうぼうになっていて、これで徴収、お金を取っているんだったら、もう少し整備が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) ABグラウンドの整備につきましては、職員で草刈り等を定期的にやっている状況にございます。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) まず、実績報告書の39ページ、それから、決算書の69ページですが、決算書69ページで医療助成費 5,983万 5,335円計上されております。このうち療養手帳Aにかかわる医療費助成分は幾らということになるでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 療育手帳Aの医療費でございますが、94万 7,231円となってございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員 (永野 久子君) そうしますと、先ほども佐藤委員からも質問がありましたけれども、療育手帳Bの場合ですね、人数的には大体Aの方の1.35倍ぐらい人数的にいらっしゃいますので、この全く機械的な計算ですけれども、94万 7,231円の大体1.35倍くらいというふうに考えても、 127万 8,000円くらいの金額ということになります。で、これはまあ仮定の話ですけれども、今でも療育手帳Bの方の医療助成はあることはありますけれども、職親でしたか。職親に委託されている人という条件がついていて、現実的にはこういう方が療育手帳Bの所持者の中には1人もいらっしゃらないので、現実問題としては医療費の助成対象に、対象にならないというか、該当者がいないわけですね。それをもし町で独自にBの方も医療の助成対象にしたというふうに仮定した場合、この大体 127万前後の費用でできるというふうに考えてよろしいでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長 (千葉 美智子君)  先ほど人数の推定を申し上げましたが、医療費の方は推定をしておりませんので、そこまでこちらで何とも言えないところでございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員 (永野 久子君)  実績報告書の45ページです。
 一番下に、地域コミュニティ事業の中で、1敬老会、75歳以上というふうに記載されておりまして、出席者数 682名で、出席率が43.3%となっております。もちろん高齢の方ですから、お体の具合が悪いというようなこともあるかとは思いますが、出席率が低いかなという印象を受けました。
 そこで、平成15年度、この事業を実施するに当たって、車いすの方で、それで自家用車がないという方についてはどのように対応してこられましたか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 車いすで困っているという相談もありませんので、対応については何もしておりません。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実は、これは15年度ではなくて、16年度、まもなく9月20日ですよね。開かれる敬老会に関してですが、初めてこの敬老会に招待をされたと。大変期待をして、ご本人自身が行きたいと思って役場にお電話をしたところ、送迎はどうなるかということで聞いたところ、自家用車がないというふうに、自家用車がないということがわかりましたら、対応した窓口の、どなただったかはわかりませんけれども、欠席にしてくださいというふうに言われたというんです。
 これは、ことし初めてではないと思うんですよ。これまでもそういう対応をされてきたのではないかと思うんですが、平成15年度、どうだったかということを課長は御存じないということですよね、そうすると。こういう対応について課長自身はどう考えておられますか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 電話回答があった際の、欠席にしてくださいというようなことは、大変そういう回答が本来ならば遺憾な回答ではないかなと思っております。
 ただ、この自家用車もなく、車いすですよという方がいるならば、今後の、今後というか、一つ検討の、検討しなければならない一つの該当者の対応かなとは思いますけれども。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは、その担当者がだれがどう言ったかということを追求するよりも、やはり担当課の全体の意識として、敬老会についてこういう問い合わせがあった場合には、どのようにすれば出席されるのかという立場で、一人でも多くの方が参加できるようにという立場でこれは対応していくべきだと思うんですね。自家用車がなければ、会場の近かろうが、遠かろうが、行きたいと思っている方はだれでも参加できるように、町がいつでも送迎の車を回しますよということをもっと周知徹底するべきではないでしょうか。できれば、その招待状の中に一筆きちんと書いておくべきだと思いますが、どうでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 送迎つきの介護、介助タクシーというのもありますので、それらを含めながら検討してまいりたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この送迎つきの介助タクシーですか。これは、ご本人の負担ということになるんですか、この場合。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 今の中では自己負担というような形です。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 例えばバス1台、体の悪い方のために何人かの職員が介助する人がつけば、介助のタクシー、個人負担で使わなくても、人手があれば、車いすを持って、そしてご本人を担いでもいいでしょうし、車いすで乗れないことはない場合がたくさんあるわけですから、ぜひ手を尽くして、ご本人の負担などにさせないでの参加を促進するということをぜひ考えていただきたいと思うんですが、この件については、15年度の今決算をやっているわけですけれども、これを踏まえて、今度開かれる9月20日に早速対応していくことが必要だと思いますが、どうでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 検討してまいりたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告の87ページですが、小学校建設のところで、富谷小学校の耐震調査を行い、それから、整備も行っているわけです。大規模改造、設計業務が行われておりますが、富谷小学校以外の小中学校で耐震調査がまだ行われていない、で、やる必要があるところはどこどこでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 必要のある学校につきましては、富谷中学校、東向陽台小学校、そして、富ケ丘小学校の3校になっております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これらについては、平成15年、16、17、18、3カ年の実施計画にも上がっていないと思うんですが、その理由はなぜでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 財政的なこともございまして、これにつきましては、今耐震のいろんな調査につきましてもですね、どの年次に実施をしていくかというようなことにつきまして、財政的なこともございまして、目下それを検討しているところでございます。いろいろとこうした実際校舎を使っている中でございますので、そうした早急に耐震調査を行いまして、必要な改修を行っていきたいと、このように考えております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 99ページに文化財保護についての記載がございますけれども、民俗ギャラリーにつきましては、児童生徒の小中学生の利用が大きくふえているようで、これは大変喜ばしいことだと思うんですが、文化財保護という場合に、埋蔵文化だとか、埋蔵文化財だとか、民俗資料館だけではなくて、富谷の町内に、例えば油絵の修復保存の専門の方がいらして、この方は東北でたった一人ということで、現在宮城県立美術館の中に買い上げられている埋もれた宮城県出身の著名な画家の作品をみずから発掘して修復をし、ご家族から県が買い上げるという経過をたどったり、また、山形銀行の所蔵している作品を修復したり、東北の青森や秋田あたりの公的な美術館の作品を修復するといった、大変研究者としても知る人ぞ知る、そういう方がいらっしゃるんですが、そういう方がいらっしゃるということを教育長は御存じでしたでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) はい、存じております。(「はい」の声あり)存じております。(「そうですか」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) こういう貴重な存在の方ですので、ぜひ民俗ギャラリーに子供たちが見学に行くことなどともあわせて、総合学習の時間等に活用することも検討されてはどうかと思うんですが、いかがですか。

委員長(菅原 傳君) 生涯学習課長。(「やはり教育長ですね」の声あり)教育長。

教育長(千葉 芳樹君) 総合的な学習ということになると、また学校の主体性ということが出てまいりますので、その辺、一応そういうふうなこともあるということはお知らせしますけれども、選択は各小中学校にお任せしてあります。以上です。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告の 100ページから 105ページにかけてですけれども、私が社会教育委員を仰せつかっておりまして、その会合の中で、公民館やスポーツセンターなど、こうした町の施設の申し込みについてインターネットが利用できるようにしてほしいということが教育委員の中からも出ておりましたが、こうしたことについては、平成15年度、町としては検討されてきたのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) しておりません。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは、歴代生涯学習課長にはお話がされてきたようなんですけれども、ぜひ検討するべきだという立場で、改めて何がネックになっているのか、どういうことが町の事業として必要になってくるのか。一応富谷の役場の庁内LANなどは整備が進んでいるようですけれども、こういうところにまで利用が広がるようにしていく必要があると思うので、生涯学習課としては何が今これを実施するに当たってネックになっているとお考えでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) この実施に向けてですね、インターネットの見直しについても、すべて今検討委員会を組織しまして、今検討している段階ですので、そちらで十分に検討していきたいなというふうに思っております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これで最後になりますけれども、同じく公園テニスの活用についても社会教育委員の中で出されていたものですが、恐らく御承知かと思うんですけれども、テニスコートの状態が非常によくないということで、技術的に高い人たちのみならず、ちょっと私はテニスをしたことがないのでわかりませんけれども、このテニスコートはもっと整備をしていく必要があるという要望が再三出されていたようなんですが、この点については生涯学習課はどのように受けとめておられましたでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤 信夫君) 新たに整備するとなると相当な費用もかかりますし、状況についてはひび割れ等が発生していますので、それらについては毎年穴埋めをするという形で補修を図りながら処理してきておりますし、また、今後もそうしていきたいなというふうに思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤 聖子委員。

委員(佐藤 聖子君) 85ページお願いします。
 教育振興の奨学金ですが、85ページから86ページにわたってです。
 先ほど受けている高校生・大学生の数字がありました。これは、申し込んだけれども奨学金を受けられなかった世帯と人数については平成15年どうなっていますか伺います。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 平成15年度につきまして、今持っておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、後ほど数字をお示しくださるようにお願いします。
 86ページ、外国青年招致についてですが、達成すべき目標のところに、活用内容の再確認の必要ということが書かれてありますが、これについてはどのようなことがあってこういう評価になっているのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) この再確認の必要ということにつきましては、学校の担当します先生と十分な話し合いをしながら進めなくてはないというようなことでの意味での再確認ということでございます。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 実績報告書の39ページ、心身障害児の激励会(クリスマス会)と書いてありますが、私は政教分離、必要以上に分離してやるというのは必ずしも賛成ではございませんが、日本ではキリスト教徒は1%いらっしゃらないという具合に私の記憶ではしていますが、町の行事にこういうクリスマス会ということであっていいのかどうか、見解をお聞きしたい。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 宗教行事というとらえ方でなく、季節の行事ということでのとらえ方というか……。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 明らかにクリスマスと書いているのは季節行事じゃないわけでございまして、年末何とかじゃありませんので、そういう答弁では回答にならないと思います。

委員長(菅原 傳君) 答弁を求めますか。(「答弁求めますよ」の声あり)
 じゃ、保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) お楽しみ会というようなことでの今後の実績報告書の作成上注意してまいりたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) その件はわかりました。
 43ページの児童福祉総務のところでございますが、母親クラブの円滑な活動を事業目的として支援しますとなっておりますが、二つの母親クラブがございます。これは、目的なんですが、去年と一緒である、ふえていない。なぜでしょう、お聞きします。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 15年度は二つでしたけれども、16年度、成田の方に第3番目の……。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 45ページの高齢者福祉事業でございますけれども、そこの括弧の在宅老人短期入所、ショートステイと書いてありますが、この入所なり、緊急事業なり、元気回復事業なり、昨年、その前の年、14年と比較すると、それぞれの項目で、延べ日数だとか、入所の人数だとか、全部減っておりますが、なぜでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 緊急支援、また、元気回復というのは、必要とされる方があって初めて発生するわけで、これら以外については支援費等々での、介護ですか、介護の制度の中のでの利用の方もおられるのかなという判断をさせていただいております。

委員長(菅原 傳君) 今村委員。

委員(今村 寿君) これは揚げ足取りではございませんが、この在宅ショートステイから、金額の欄を見ると、全部「F円」と読めるんですが、「千円」の誤りじゃないでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 申しわけございません。それは「千円」の表記誤っており、(「F円じゃないんだ」の声あり)訂正いたします。

委員長(菅原 傳君) ほかに。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 87ページです。
 教育振興、これは小学校も中学校もなので、両方でお尋ねしたいと思いますが、就学援助、迅速な事務が、事務処理が求められるとあります。これ、申請を出した場合、どういう流れで決裁されているのかまず伺います。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 申請がされますと、一たん担当の方で聞き取り調査、調査票に記入をいたします。記入をしまして、今度、保健福祉課が担当します民生児童……、民生委員と言いますけれども、民生児童委員ですか。あの委員に調査をお願いをし、そして、その生活の実態を調査していただいて、さらにそこに意見をつけていただいております。そして、それをもちまして今度教育委員会の方で最終的には決定をするというような流れになっております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、申請が出されてからですが、その1件といいますか、1人当たりといいますか、時間についてはどのくらいが今までかかっているものでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) できるだけ早くというようなことで、1カ月以内に決定をするように心がけております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) これは、前の実績報告書を見ましても、毎年同じような文言がありましてね、そうしますと、迅速な事務処理が求められるんだけれども、1カ月ぐらいかかっていると。で、どれぐらいを目指して、どうすればその改善が図られるということで考えているのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長 (古跡 幸夫君)  教育委員会の中だけでなくて、先ほど申し上げましたように、他の課、他の委員会からも調査などに要する日数とかがあると思いますので、現在こうなっておる日数が一番最短なのかなというふうに考えておりますけれども、私どもの教育委員会の方でできるものというふうになりますと、聞き取り調査、そしてその調査票をいかにして民生児童委員の方に調査を、実態調査をお願いするかと。その日にちをできるだけ短くするというようなことに努めてまいりたいと、このように思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 就学援助ですけれども、これについては、ほかの町村と比較してですが、町、富谷町と郡内のといいますか、ほかの町村、これについて割合はどうなっているものか、資料はお持ちでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 郡内の比較についてはいたしておりません。

委員長(菅原 傳君) この際、2時15分まで休憩いたします。
午後2時00分 休憩

午後2時15分 再開

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君)  実績報告書88ページです。
 低学年の教育充実事業について伺います。
 これを見ますと、実績が上がっているという評価がありまして、保護者の評価もそういうことが多いわけで、今後も継続するべきだと、この決算をした時点でね、検討が加えられたかと思うのですが、実態はどうだったのでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員にお伺いします。今98ページだったですか。(「88ページです」の声あり) 88ページ。
 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) この実績報告にもございますような評価をいただいておるわけでございますけれども、今年度でこの事業につきましては一たん終了というふうなことになります。今後引き続きやっていくかどうかというようなことにつきましては、今後さらに委員会の中で検討しながら進めてまいりたいと、このように思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員 (佐藤 聖子君) 今年度というのは平成16年度ということで、それについては、今後といいますか、もう来年17年始まるわけで、早いうちに決めなければならないわけですが、15年度を踏まえて、やっぱりやっていく方向であるべきだと思うんですが、その準備段階は進んでいるということでしょうか。確認です。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) この低学年の教育充実事業につきまして、もう一つには小学校の低学年での少人数学級なども行われておるわけでございますので、そうしたところとのかかわり合いもよく精査をさせていただきながら、今後ですね、17年度以降ですね、実施をしていくかどうかというふうなことについては委員会でさらに研究をさせていただくというふうなことでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 89ページ、小学校の管理、94ページ、中学校管理という表がありまして、1クラスの人数について伺いたいわけですが、30人以上になっているクラス、また35人以上になっているクラスが小学校中学校でそれぞれ何クラスずつあるのかということでお尋ねします。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) ちょっと今、各学年ですね、何クラスという、クラス何人ずつという数字はちょっと持ち合わせておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 先ほどの低学年の教育充実事業ともかかわるわけですが、親たちといいますか、先生たちもそうですけれども、できるだけ少人数で学ばせたいということがあってね、それが今かなってないわけで、低学年については1人各学校に補助がつけられる。そういうことになりますと、学校のクラスがどれぐらいの中でなっているか。40人に近いところであると本当に大変な思いをされているわけで、そういうことからも伺いたかったものですから、後でその、富谷小学校では1年生に30人以上は何クラス、または35人を線を引いたらば何クラスということで、表にしてでもちょうだいできませんでしょうか伺います。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 作って提出したいと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 89ページ、90ページ、そしてまた、中学校のところでも同じなんですが、コンピューターについてです。ずっと子供たちがコンピューターを使えるようにということで、子供に1人1台ということで進められてきているわけですが、長崎でのあの事件もありまして、教育家だとか、教育評論家の中には、そういうものを使うときには、本当に細かい基準みたいな、運転免許、車だったら運転免許のようなものが必要なくらい大変なことなのだという話がありまして、そういうことがあったときに、町としてといいますか、これはどういうふうに注意が行われていっているものなのか。問題点をどういうふうにそのときとらえたのか。これから先どうなっていくのかということで伺いたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。
教育総務課長(古跡 幸夫君) このことにつきましては、あの事件後、各学校の情報主任者会議を開催いたしまして、その中で研究をしながら、このコンピューターの使用をさせているところでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 最後になりますが、幼稚園の問題です。95ページ、実績報告書です。
 幼稚園はですね、東向陽台幼稚園が60人ということで、これで定員いっぱいだろうと思います。富谷幼稚園の方は3クラス。4クラスできていたものが3クラスになって70人ということで、預かり保育などでも、お母さんたちの期待といいますか、保護者の期待も高まっているところだと思いますが、これについて、 120人に向けてふやすという必要性を認識しておられるのかどうかを伺います。

委員長(菅原 傳君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 現在のところ、3クラスにようようにしてなったわけでございますけれども、それにつきまして、保育所とのかかわりなどもございますので、これを今後入園される、希望される方々の実態を見ながら検討させていただきたいと思っております。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)なしと認めます。これにて質疑を終わります。
 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
 なお、次回は、明日14日に引き続き行うことといたします。
 これにて散会いたします。
午後2時23分 散会

平成16年決算審査特別委員会(第3号)

平成16年9月14日(火曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員(19名)

  • 委員長 菅原傳  
  • 副委員長 今村寿   
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 佐川幸三   
  • 委員 永野久子   
  • 委員 浅野幹雄
  • 委員 小野進   
  • 委員 尾形昭夫   
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 土井昭二   
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田待子
  • 委員 安住稔幸   
  • 委員 相澤榮   
  • 委員 磯前武
  • 委員 千葉達   
  • 委員 山路清一   
  • 委員 齊藤きえ子
  • 委員 佐藤克彦

欠席委員(なし)

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相澤武雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生照男
  • 経済振興課長 伊藤和子    
  • 経済振興課長補佐 石川康一
  • 経済振興課課長補佐 齊藤英夫
  • 都市整備課長 梅津慶一    
  • 都市整備課長補佐 鴇謙一 
  • 都市整備課長補佐 伊藤正
  • 上下水道課長 相澤正幸

議会事務局職員

  • 議会事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好

午前10時00分 開議

委員長(菅原 傳君) 本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の委員会を開きます。

認定第1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(菅原 傳君) 認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は一般会計のうち、経済振興課、都市整備課及び上下水道課の所管に属する決算について審議をいたします。
 これより、各担当課長より議案の説明を求めます。経済振興課長。
経済振興課長、都市整備課長、上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。相澤委員。

委員(相澤 榮君) 実績報告書の64ページについて。
 夕市が開催されておりますけれども、カインズホームが移転しました。そのことによっての影響がどのように出ているか、お伺いいたします。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) カインズホームがひより台の方から移転しましても、お客さんの入りには変わりはないようでございます。

委員長(菅原 傳君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) 次、65ページの経営意向調査、 590世帯でありますけれども、昨年は 540世帯でございました。50世帯の差というのはどういうふうになっているのか、お伺いします。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは、16行政区全部を調査いたしました結果でございます。

委員長(菅原 傳君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) そうすると、昨年より農家戸数がふえたということに理解していいんですか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) ふえたと理解したらいいのかどうか、ちょっと私の方も今、はっきりした答えは出せませんけれども、農家全部の方に配布したと理解していると思います。

委員長(菅原 傳君) 相澤委員。

委員(相澤 榮君) 同じく69ページ、松くい虫防除事業についてお伺いします。
 被害木伐倒駆除が 894本出ています。毎年、防除されているんですけれども、空散での防除効果というのはどれぐらいになっているかをお伺いします。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 毎年、松くい虫の伐倒処理はしているんですけれども、なかなか民間の方ですか、民間の方の山も本当は一緒に防除すればよろしいんでしょうけれども、町有林だけの防除でございますので、毎年松くい虫関係はふえております。

委員長(菅原 傳君) ほかにございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) まず、実績報告書の65ページですが、農業振興に関する補助事業ということで一覧表がございまして、記述されているものの一番下、最後の3行、これが農作物異常気象災害対策ということで3種類書いてございまして、合わせて 567万 3,000円となっておりますが、これが町の持ち出し分というふうに理解していいんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは町の持ち出し分ではなくて、町とそれから県からの補助金でこのぐらい農家の皆さんの方に補助をしたということで、町の持ち出し分だけではございません。これは、県補助も入っております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そういたしますと、平成5年のときにやはり冷害がございましたけれども、その際に町からいただいた資料では 1,322万円の町の持ち出し分という記録がございますが、今回町の持ち出し分というのは幾らになるんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 町の持ち出し分は、ちょっと今、詳しい資料を持っておりませんので、後でお答えいたします。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) その件に関しまして、今回の平成15年の冷害に関して、黒川郡内の他の町村と比較をして持ち出し分がどのように違うかを、後で結構ですので伺いたいと思います。よろしいでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) ちょっと他の町村のやつは持っておりませんので、ちょっと今ここでは資料等も何もございませんので。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この資料はいつになればできるんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 今日中にはできると思います。(「後で結構です」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 同じ65ページですけれども、一番下の達成すべき目標及び評価というところで、マスタープランについて記述されております。この場合のマスタープランというのは、平成7年3月に策定された農業経営基盤強化の促進に関する基本構想、これを指しているんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) それではございませんで、毎年マスタープランというのは更新してつくっておりまして、その冊子とは違います。(「そうですか」の声あり)

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、これは言ってみれば大方針と理解していいとは思うんですが、このときに認定農業者につきまして、年間農業所得が大体 800万円から 1,000万円、それから年間労働時間にすると1人当たり 1,800時間から 2,000時間というのを目標値というふうに……、目標値というか、目標にしたいということがうたわれていたわけですが、これをもとにした場合に 800万円から 1,000万円といいますと、1カ月66万円から83万円ぐらいの所得になるんですよね。それから労働時間ですと、週休1日としますと1日5.75時間から6.38時間ぐらいの労働時間ということで、こういう目標値に比べて現在、富谷町の認定農業者の所得と労働時間はどういう状況になっているか伺います。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 今、永野委員さんがおっしゃったような現状で今もマスタープランを作成しております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そのマスタープランをもとに、その目標に対して現状はどういう状況になっているか、町としては把握していますか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 把握はしておりません。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 当時ですね、今も引き続きですけれども、認定農業者に農用地を集積するということや、それから認定農業者に特別支援措置を重点的かつ集中的に行うということがうたわれて、またそのように政策的な誘導も行われたわけですけれども、結局認定農業者の方も借金がふえて大変であったり、それ以外の弱小……、弱小と言っては失礼かもしれませんが、認定農業者でない農家の方々の補助については次々と削減されていくという、そういうところだけが現時点で残っているのではないかというふうに思うわけですが、平成15年度を振り返ってみて、その点については町としてはどのような、どういう状況にあると評価されているんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 町としましては……、認定農業者以外の方ということですよね、委員さんがおっしゃっていることは。認定農業者以外の方にどのような支援をしているかということですよね。(「いえ、それだけではないんですけれども」の声あり)違いますか。富谷町としましては、認定農業者を問わずに農業をやっている方には、そんなに大きな支援ではございませんけれども、先ほども言いましたけれども「郷の有機」とか、そういうのでいろいろ支援策を行っております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 66ページに家畜排泄物法に基づいて、これは平成16年11月ということで先ほどもご説明がありましたけれども、たしか平成14年9月の答弁で「単独の補助を考えている」ということで、その処理に対して該当者が2件だと。それで、15年度には1件、今回やったわけで、残りは1件というふうに考えたらよろしいんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 残りは、その当時は1件でございましたけれども2件ありまして、今現在1人はもう終わっておりまして、今現在工事中の方もおりまして、この方で終わりでございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 69ページに伐採届26件というふうに出ております。これは林業振興ですけれども。前年に比べますと大体倍増ということで、これはどういう目的で、主にどの地域での伐採届となっているのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは北部道路関係でございます。主に北部道路関係の伐採届が出ております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 70ページの町の融資制度ですが、これも例年触れてきておりますけれども融資制度、町の二つの小規模企業小口資金、中小企業振興資金、いずれも貸し付け件数はゼロとなっておりまして、なぜ活用されないのか、どこに問題があるというふうに町は考えているのかを伺います。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) この件に関しても、今いろいろお客様の方から問い合わせがありまして、「こういう資金もありますよ」ということで私の方ではいろいろ内容を説明しているんでございますけれども、なかなか融資先の方の関係とかでこちらの方の貸し付けを受ける方がいない状況でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実際、その零細事業者の方々にお話を伺いますと、借りたいことは借りたいと。確かに金額が小さくても、無担保・無保証で借りる制度もあるわけですから。借りたいけれども時間もかかってしまうし面倒だということが一つと、どっちみち申し込みをしても、銀行が最終的には貸してくれないのではないかという心配が出されているんですね。
 ですから、仮に商工会を通じて申し込みをしたとしても、最終的決断は銀行がするという今の状況がそのままですと、まず銀行の貸し渋りがそのまま、まかり通るという結果になってしまうのではないかなという心配をしているんですが、この点やはり銀行が最終的な決断ではなく、町がこの人には融資するという決断をしたら、できるだけ町としてはそれが通るような努力を、サポートをする必要があると思うんですが、どうでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 町の方でやはり認定して「貸してください」と言っても、やはり返す能力のない人とかには、やはり金融機関の方では貸し渋りをすると思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) ただですね、この町の制度は、返済能力があるかどうかということは条件には入っていないんですよね。特に「駆け込み融資制度」と言われる小規模企業小口資金の場合は担保も保証人もいりませんから、貸し付けの条件としてはこの町に1年以上いるということでしたか、本当にだれでも適用できるような条件だけであるはずで、それ以上の条件を実質的には銀行が課していると、そこに問題があるのではないかなと思うんですが。町ももう少しそこを、問題意識を持って銀行と交渉するなりしていただければなと思いますが、どうでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 町の方でも小規模企業小口資金とか、保証人がなくても借りられる制度もありますけれども、でもやはり貸す側とすれば、今委員さんがおっしゃったようにそんなに簡単に貸せるものではないと私は認識しております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは何度も議論を繰り返していますのでこれ以上は申し上げませんが、やはり実態に即した改善をぜひやっていただきたいと思います。
 それから、70ページ、同じページですが工場設置奨励金、これは平成14年9月でしたか、企業立地促進条例に変わった、全面改定されたわけですが、この工場設置奨励金、最後の……、最後のというか、この制度における最後の活用ということだと思いますけれども、これはどこの事業所に、それぞれ幾らずつ奨励金として交付したものか伺います。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは、先ほども説明しましたけれども、新しい工場設置条例ではなくて、旧工場設置条例奨励金の中での「カルラ」1社でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) ですから、新しいのは別ですよね。古い工場設置奨励金として最後の、ということで聞いたわけで、カルラ1社だけですね。これで何年目でしょうか。(「えっ」の声あり)これで何年目になりますか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 初めてでございます。1年目です。(「1年目ですか」の声あり)はい。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、残り2年あるということになりますか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) はい。2年あります。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、新しい企業立地促進条例との関係ではどういうふうになるんですか。この工場設置奨励金に基づく制度としては、あと2年間残るということになるんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) はい。あと2年残っております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 75ページですけれども、達成すべき目標及び評価のところに「道路の経年化に伴い、今後維持管理のウエートが増加していくと思われます」というふうに記述されているんですけれども、古い団地を見てみますと路面の傷みがかなりひどくて、その都度気がついたら穴等については修繕していただいておりますけれども、やはり場合によっては全面的な改修を計画的に進める時期ではないかと思うんですが、いかがですか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 道路の補修につきましては次々と出てくるわけですけれども、全面改修ということはなかなか新設舗装工事と同じになりますので大変なことでございまして、したがいまして随時、例えば穴であればそれを埋めるとか。また一方で、ある程度の範囲で幹線的な部分、そういうものはある程度の範囲で打ちかえ舗装、補修したりしている状況でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、その幹線的な道路についてのある程度の全面的な改修について、平成15年度に取り組んだところがこの実績報告ではどこに当たるのか。それから、今後についてはどういう計画になっているのか伺います。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 今後も、今までもでございますけれども、それはその道路の状況を見て、あるいは破損状況を見て、どの程度の範囲でオーバーレイした方がいいか、あるいは打ちかえした方がいいか、それを判断してやってきておりますし、今後もそのようにやっていきたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、15年度にはそういう意味での幹線に関しての、ある程度の全面的な補修についてはやらなかったということですか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 私がお答えしたのは穴埋め程度のものと、それからある程度の、面積といっても全面というような表現の仕方、ちょっと違うわけですけれども、ある程度の範囲を持って打ちかえしたりとかという、そういう意味でお話したわけでございますが、そういうことであればこれは毎年やっております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 80ページですが、業務委託の 2,195万 9,000円の中に、成田せせらぎ水路清掃業務2回 173万 3,000円と、同じく成田せせらぎ水路循環ろ過装置維持管理業務委託83万円、合わせて 250万何がしかが計上されていたわけですが、報告されていますが、これは平成10年度の時点で、せせらぎ緑道の維持管理費として区画整理事業組合から 4,000万円、10年分として町にお金が入っております。それにかかわるものだというふうにとってよろしいんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

教育総務課長(梅津 慶一君) はい。それらを利用してやってございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、平成20年までの分で 4,000万円だったわけですが、これまで幾ら使ったかでもいいですし、この 4,000万円に対してあとどの程度残っているかと、どちらでも結構ですのでお答えください。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その寄附を受けた 4,000万円、それを利用しながらやってきておるわけですけれども、それらそのうち幾ら使っているか、ちょっとその辺は今わかりませんけれども、それにしてもいろいろ維持管理には変動がございますので、その年々によって1年に 400万円以上使う場合もありますので、状況につきましては今ちょっとわかりません。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは後で結構なんですが、 4,000万円で10年分計画どおり平成20年までもつ見通しかどうか程度で結構ですので、後で調べてお答えいただきたいと思いますが、よろしいですか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) はい。その辺ちょっと調べてみたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 82ページに町営住宅建設についての報告があります。この中にも書いてございますけれども、「平成9年度より建てかえ工事に着手し、平成15年度末で19棟38戸の建てかえ工事が完了しました」というふうに書いております。平成14年度で19棟38戸の建てかえ工事がすべて完了したということなんですが、そうしますと町営住宅全体が建てかえを完了するには、あと何年かかるというふうにお考えでしょうか。平成16年からは湯船沢に入っておりまして、さらにそれが終われば清水沢、宮ノ沢という計画になるとは思うんですが、こういうテンポでいきますとかなりの年数を要すると思うので、町としては一体何年までに終わらせたいというお考えなのか伺います。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) あと何年かかるかということについては、それははっきり言えばわかりません。それは、これは補助事業でやっておりますので、補助の配分なり何なり、あるいは町の財政状況なりもありますので、その辺につきましては、何というんですか、わからない状況でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) たしか昨年の決算のときにも、また予算の際にも同じようにお答えになっているんですね。かなり時間が経過しているわけですから、その国の補助、前回伺ったときも「国の補助や補助率が変わる可能性があってわからないんだ」というふうにおっしゃっていました。しかし、町営住宅については大変待たれているわけですから、町としてはこういう計画で進めていきたいと。それで、補助がこういうふうに変わるかもしれないけれども、そのためにこれだけの財政投資をしてやりたいというくらいの姿勢はきちんと示すべきではないでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 町営住宅建設だけを町でやっているわけではないんでして、それから国の補助ということにつきましても非常に厳しくなっておりまして、平成16年度におきましても削減という状況の中でこれから建築しようとしている状況ですから、なかなか計画を立てていついつまで、毎年これだけの量でいついつまで仕上げると、完成させるということについては言うことができない状況にございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) こういう目標値が出ないというのは、仕事をやるときに大前提だと私なんかは思うんですけれどもね、計画を持ってやるというのは。結果として、例えば途中で不慮の災害があったり、また特別に国の方で思いがけないような補助の削減があったというようなことはあり得ますから結果として変わることはあっても、町が事業を進めるときに計画とやり遂げる年次を決めずにやるなどという、こういう仕事のやり方というのは、そもそも行政の仕事の取りかかり方としてやり方が少しやっぱりおかしいんじゃないかなと思うんですが、どうなんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 以前お話ししたことあるんですけれども、湯船沢につきましては目標としては5年前後ぐらいでということでの当初の目標を持っているわけですけれども、これにつきましても今の補助の状況が御承知の状況でございまして、非常に流動的になっておりまして、ですから今、例えば湯船沢を何年までに完成させるということについて言えば言い切れないということでございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 町営住宅がそもそも富谷町の世帯数、あるいは人口でこられた分ですけれども、その後の町営住宅の占める比率自体が数としても低い状況ですから、この町営住宅建てかえを計画していく上で、例えば若い人向けに集合住宅を考えるとか、町営住宅の戸数を全体としてふやすことも検討されてはどうかと思いますが、いかがですか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これも前にお話ししてきていたとおりでございまして、現在既存の住宅を建てかえる事業に努力、推進しているわけでございまして、新設ということにつきましては考えておりませんし、戸数を増加することにつきましても物理的に不可能な状況で、現在の今まであった 100戸を、それを何とか確保したいということで努力をしているわけでございます。

委員長(菅原 傳君) ほかに質問ございませんか。磯前委員。

委員(磯前 武君) 実績報告の74ページです。道路維持管理事業、この中で側溝整備工事関係ですが 443メートル、東向陽台地区側溝整備工事ですが、これについて工事をした場合に側溝の整備だけで、その工事の個人の生け垣の剪定等の指導をしているのでしょうか。お伺いいたします。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 側溝の工事を、何というんですか、そういう側溝の方だけの方で進めております。

委員長(菅原 傳君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) それでは事業目的の「歩行者及び車両等の安全な通行ができる」という目的に反しているのではないでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その生け垣が道路にはみ出しているという状況があるわけですけれども、それらについては、何ですか、住民からの通報で「ここのところひどい」ということで、指導してもらいたいということがあれば対応してきているという状況でございます。

委員長(菅原 傳君) この際、11時15分まで休憩いたします。
午前11時00分 休憩

午前11時15分 再開

委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。磯前委員。

委員(磯前 武君) 先ほど、「住民からの情報提供」というふうなことを言ったんですが、当然この整備工事をする場合は、生け垣の伸び具合というものはわかるはずでございますし、幾ら側溝の整備をしても上の部分、通行できる部分の安全が確保しないと目的は達成できないというふうに思うんですが、工事をする場合にそのような現場調査をしてから工事を発注するというか出すというか、そういうことはしていないんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 私らの方で直接管理する道路なり側溝なり何なり、あるいは照明灯とか防犯灯、そういうものについてはいろいろ調査して工事を始めるわけですけれども、個人のそういう所有物件につきましては、そういう場合に調査して工事を始めると。側溝工事について言えば、そういうことはしてはいない状況です。

委員長(菅原 傳君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 平成15年度ではなくて、その以前だと思うのですが、東向陽台2丁目のちょうどスーパー丸吉本店の真裏、その隣が側溝は整備されておるんですがかなり、1メートル以上伸びまして生け垣が、もう恐らく剪定不可能ではないかといううふうに思います。
 「住民からの情報」と言いますが、なかなかそういう情報というか、「あそこのうちは伸び過ぎている」というのはなかなか言いにくいもので、このままでいきますとかなりどんどんどんどん道路が、安全の確保ができなくなるというふうに思うんですが、そういうパトロールというのはしていないんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 生け垣に限ってのパトロールというのはしておりません。ただ、一般的道路管理上のパトロールはやっておるわけですが、ただ生け垣につきましては皆様歩いて御承知かと思うんですが、程度は別にしまして大多分……、大多分というか、多く道路にはみ出しているという状況がございます。過去に、町内会からの希望があれば町の方でチラシをつくって町内会さんの方に渡して配布してもらったりした何か経過があるようなんですが、例えばそういうチラシをつくって町内会さんの方で各戸に配布してもらうとか、あるいは町内会さんの同じ会員で言いにくいという、その辺はわかるわけですけれども、その中でPRするとかやっていただくとなお助かるというふうに思っております。

委員長(菅原 傳君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) 私が今、例を出したことは、ちょうどスーパーですから裏から仕入れの納入車がいっぱい入ってくるわけですね。その隣がかなり生け垣が刺さり表に出ているわけですからかなり危険だというようなことで、情報がなくても事故にならないようにぜひパトロールして、その方にご協力して切っていただくような措置をしていただきたいというふうに思います。
 もう1件、76ページ、街路灯の修繕工事、この修繕工事について、どういうふうな修繕工事であるか、例を挙げてよろしくお願いします。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 多いのは玉切れですね。それから安定機交換、そういうようなものが多い状況です。

委員長(菅原 傳君) 磯前委員。

委員(磯前 武君) この安定機交換、それからランプ交換、主にそういうことになると思いますが、その場合にちょうど明石台の生協の前のあの通り、かなり街路樹が茂って見えない状態、もう明かりが見えないような真っ暗い状態に今現在なっているわけですが、そういう場合にランプ交換だけで見える見えないは関係なく業者からの報告はそういうことはないんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 街路灯の下にそういう街路樹の枝葉が茂ってその照明を遮っているというような状況はあるわけですけれども、そういう箇所についてはその都度、時間差はありますけれども切るようにして対応しております。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) まず、75ページなんですが……(「お願いします」の声あり)実績報告書の75ページです。
 ここで舗装工事関係とありますが、前にカラー舗装を今年度、15年度にやった場所はどこに出ていますでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 済みません、カラー舗装の箇所……、(「箇所、ここにありますか」の声あり)したところですか。(「15年度にカラー舗装したところ」の声あり)
 15年度につきましてはございません。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 町内全般、坂道等も多いかと思うのですが、今後の計画等があればお願いします。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) カラー舗装につきましては、前にもお話出ていたわけですが、雪とか凍結については効果がないわけで、雨が降ったときぐらいは効果は出ているようでございます。それで、除融雪、雪、あとそれから氷対応としては適当な方法ではないんですが、これは交通安全ですか、危険なところですよということを目に訴えるという効果があるようで、あるいは特に振動を与えたり、ハンプ状況になっていますから振動でじかに運転者に伝えたりして安全確保を図ってもらうというような効果があるようなんですが、そういうことから危険な箇所であれば、そしてしかも目で訴えて安全確保が図れるというような状況の箇所についてはやっていくことは考えるわけですけれども、今まで何箇所かをやってきておりまして、その他につきましては今のところ考えてはいないところでございます。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 住んでいる住民とは実際とは違う場合もありますので、今後また調査などをして考えていってほしいと思っております。
 次、実績報告書の76ページ、街路灯ですね。
 昨年の平成15年7月の広報紙に、ユアテックから街路灯が17基寄附されていると思うんですが、これはどこに載っていますでしょうか。どこにつけて、この76ページではどこに載っていますでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 寄附の分は防犯灯でございまして、箇所につきましては町内全般にわたるわけですけれども、主として……、何ですか、主として西成田とか石積、大亀、そちらの方面が主で設置しております。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 本年も寄附はされていると思うんですが、本年のことなのでまだということ……、広報紙に載っていましたので。本当に暗いところについていない部分がありますので、本年の計画を聞いても「多分まだわからない」という答えなので今回、本年、15年度の設置した場所を見ましても、まあ妥当なのかなと思う部分もあるんですが、ぜひ住民からの要望等も入れて設置の方をお願いしたいと思います。
 それから、72ページちょっと戻りますが防犯灯、ここに防犯灯整備事業の推進とありまして防犯灯の改善、15年度はひより台・富谷・熊谷地区とありますが、あとまだ残っている地域はあるんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) あとは……、この照度アップの改善事業につきましては、平成16年度で完了する予定となっておりまして……、箇所は北方の方を予定していると思います。ちょっとはっきり……。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) この改善なんですが、ちょっと本当に変わったのかなと思える場所もあるんですが、ということは周りがあんまり暗いんでしょうかね、暗いところだったんでしょうか。とちの木あたりは何か余り、改善されたのかなとちょっと思うような部分もあるんですね。それで、もう一度点検ですか、その辺は考えておられるのか、お願いします。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 照度アップ関係であえて再度点検ということは考えないわけですけれども、必要な箇所には要望等、それからこちらで見て必要な箇所にはつけてきておりますし今後も設置していきたいと思うのですが、年に1回で冬前、それは全体を歩きまして状況を見て、何というんですか、それは主に、何というんですか、消えている状況、玉切れとかそういうものを見て、冬前に歩いている状況がありますが、その際「ここは」ということがあれば、その場合にも必要であれば設置していくというようなことで対応してきてございます。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 最後ですが、この防犯灯の件で決算書の52ページの工事請負、不用額が 343万 6,000円と、余りにこれは多いと思うんですよね。これは計画どおりに進んだ結果、この金額が不用額になった、余ったということなんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これは計画どおり執行しております。ただ、請負率が半分以下という状況があってこういうふうに残が出た次第です。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 請負というと、最初の見積もりよりも安かったということですか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 落札率というふうに考えてもらってもいいかと思います。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 決算書の94ページで交通安全施設費の工事請負費、これのやはり不用額が、予算 1,952万円に対して 716万 3,000円という大きい金額が残っております。これも計画どおりに行っていての結果でありましょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これも、随時対応の工事というのも、施設整備工事というのもあるわけですが、一応予定していた分については執行しておりまして、これもやはり先ほどの入札関係での請け残ですか、そういうものが結構ございましてこのようになっております。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、各地からいろいろなもので交通安全、防犯灯の話もそうですけれども、要望等がたくさん来ているかと思いますが、その要望の中にはできないものもあったのかとは思いますけれども、要望があったもので妥当と思えるものはすべて行われたということでありますか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 要望がございまして必要と認められる分についてはやっておりまして、ただ、やっぱり検討しなければないという、その検討時間が必要だという部分も、そういうものもあります。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) それでは、実績報告書の70ページで商工関係でありますけれども、富谷町商工会の方に補助を出しておりますけれども、昨年は地域活性化事業補助金というのが58万円出ているんですが、今回は、この15年度は出ていないわけなんですが何か、何もしていなかったというか、そういったものの対象がなかったということでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 予算編成の時期に商工会からは、この地域活性化事業は今年度はしないということで、要求はありませんでした。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 同じ70ページで、そのまた下の方で、地場産品の振興等と書いてありますが、「みやぎまるごとフェスティバル」と。私これは毎年お話ししていますけれども、たしか昨年も漬物屋さんが1件だけの出品というか、出店だったと思うんですが、働きかけはどのようにされているんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) この働きかけは、皆さんの方にはやっておりますけれども、今、安住委員さんがおっしゃったように、昨年は漬物屋さん1件だけの出店でございます。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 非常に今、何ですか、この富谷、町内の方にお聞きしても非常に富谷がクローズアップ、もちろん森田君のことが特にありましてクローズアップされておりまして、非常に、テレビなんかでもいろいろな番組で富谷町内のお店なんかが紹介されているのが結構多いようであります。今が何といっても売り出し時かなということで思っております。特にジャスコなどももちろんに開店されておりまして、そこでの、何と言うんですか、富谷の地場産品を売るなどの設定が、計画というか、計画というかな……、そういったものに対して働きかけはされたんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) ジャスコ関係にはブルーベリーですか、置いてもらっております。地場産品ということで。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 先ほど言いましたように、今が本当にこの富谷を売り出し時だということだと思いますので、これからも一生懸命やっていただきたいと思います。
 続きまして、実績報告書73ページであります。
 地震防災対策事業にありますスクールゾーン内の危険ブロック塀、今2件、平成15年度で2件ということで、前にもちょっと出たかと思いますけれども、実際に町として掌握されているのは何件で、今後の予定は……、助成の予定というか、はいかがなんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) このブロック塀の除却につきましては、現時点ではまだない状況です。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 働きかけなどはしているかと思いますけれども、その辺どのようにされているんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 応募の関係につきましては何回か広報紙に載せておりますし、あるいは私ら方とか出張所にも案内の冊子ですね、PR冊子、そういうものを備えつけて啓蒙というか、PRしている状況です。

委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 実績報告書の方でお聞きしたいと思います。
 まず、最初に69ページなんでありますけれども、この林業振興関係で松くい虫の防除関係なんでありますけれども、伐倒駆除が 894本、事業費は 558万 3,000円ということで記載されておりますけれども、この駆除するときにどのような形でこの駆除項目を提示するのか、それをまずもってお知らせを願いたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 伐倒処理は、薫蒸処理を行っております。

委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君)  894本、数では 894本でありますけれども、富谷の町内としてはかなりの数の中で、私どもの目に映る範囲内ではまだまだ松くい虫に冒されているというか、そういう部分が多々あるように見受けられるのでありますけれども、その辺の調査などは具体的にどのような形でやっておられるんですか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) この松くい虫の調査関係でございますけれども、これは町有林関係だけでやっておりまして、毎年11月から12月にかけて山の方に入って調査を職員が行っております。

委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 一般の補助金、持ち山に対しての補助金というものはあるんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 一般に対しての補助金はございません。

委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 次に72ページであります。
 この防犯灯、街路灯の電気料の問題でありますけれども、約 4,000万円ほどかかっているような状況になっております。当然、区画整理事業など大分進んでまいりますから、ますますこの事業費が増大してくる状況になるんではなかろうかと思いますけれども、その辺の今後の対策と申しますか、幾らかかってもよいということではないでしょうけれどもその辺の対策を何か講じておられるのかどうか、ちょっとお聞きします。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) この街路灯、防犯灯につきましては非常に住民からの要望が強い項目の一つでございまして、なかなか節約というんですか、そういうものが難しい状況にはございますけれども、ただ一部、何ですか、途中ですか……、タイマー等で使わない時間帯は消したり何だりしているところもあるわけでございますけれども、いわば何というんですか、目に見えるような形での節約する施設のあり方というか、そういうものについてはなかなか難しい状況なのかなというふうに思います。

委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) この辺もひとつの今後の課題だと思うんでありますけれども、せっかく新庁舎などにも省エネ関係で風力的な電気を蓄えるとか、いろいろそういったソーラー的なものも今後やっぱり考えていかなければいけないだろうと思っております。
 そこの中で、実質私どもが町内を視察しておりますと、日中でも街灯が点灯しているようなものも見られます。やはりこれはこの都市整備課だけに限るわけでありませんけれども、庁舎の職員関係にも啓蒙していただいて、やはり自分の職場の範囲ということだけでなくて、そういうものをつぶさに見つけましたら都市整備課の方にお知らせをするというような、そういうようなシステム構築が必要ではないかと思います。ぜひそういった形でできるだけ経費の削減に努めていただきたいと、このように思っております。
 それから、75ページでありますけれども、街路樹の剪定などに費やす業務について 1,253万 8,000円使われております。当然、先ほど来と同じように土地区画整理組合がどんどんどんどん造成地が新興しますと、街路樹の許容もかなり広範囲になってくる。そして、将来ともどもそれが事業費の圧迫につながってくるのかなというような感じをします。
 そこででありますけれども、この問題について、特に私どもの目に入るのは南富吉関係なんでありますけれども、余りにも街路樹が多すぎる。そして、そのために交通安全面でも支障を来すような状況にもあるということを私ども見させていただいております。その街路樹をつくる場合に、町として何かの指導があるのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) ああいうものについては協議がございまして、例として南富吉が挙がったわけですが、そういう場合に南富吉もそうなんですが、一応維持管理に余りかからないようにというようなことを基本にして指導してきておりまして、南富吉の場合も前の担当の方々の話を聞きますと相当指導したそうなんですが、今の状況になっているわけです。ただ、組合側もある程度、何ですか、その樹木類等につきましては整理したようでございます。

委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) ちょっと戻ります。74ページでありますけれども、先ほど側溝整備の話がちょっとされました。ここの中で側溝整備、これはかなりの距離スパンがあるわけでありますから、簡単に事業を遂行されるというような感じは持っておりませんけれども、やはり今、つぶさにメイン道路、一生懸命やっている部分があります。しかしながら、旧来の造成されました団地の中で4メートルの道路があるかないか、そして側溝まで入れて4メートルぎりぎりというようなところがあるわけでありますね。そういったところについて、早急にやっぱり側溝整備というか、ふたかけなどもやっぱり行っていかなければならないだろうと思いますけれども、一つの事業の中で計画的にやっておられると思いますけれどもなかなか見えない部分が多いということで、特に古い団地でありますから、とちの木関係の、後からできた部分ではなくて1丁目の方、メイン道路から左側の方ですかね、あちらの方がかなりそういった部分がやはりあるということで、地域の住民からも強い要望があります。そういった計画を今回はどのぐらい進められたのか、それをおききしたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これも、今までもお話ししてきているわけですけれども、今の進行中の側溝整備を進めて少しでも早く完成させるように努力する状況でございまして、古い、確かにそういうところはあるわけですけれども、とちの木が出たわけですけれども、とちの木については最初にメイン道路ですか、メイン道路はふたかけをしております。そのわきに入ったところについてはまだの状況でございますが、先ほどお話ししましたように、今やっている側溝整備を何ぼでも早く仕上げるということに力を入れていきたいというふうに考えております。

委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 確かに課長のお話は理解するわけであります。ただ、地域住民にすればいつになるのか、そして実際にその地域全体を見た場合に、ほとんど手がつかっていないというような状況をつぶさに地域住民が判断する場合に、やはりその側溝整備、自分のところの地域について、いつになるのかというような不安が当然あるわけでありますよね。ですから、一気にやるわけにはいかないでしょうけれども、その何路線かあるうちの一路線をとりあえず手をつけてみるというような事業形態も必要になってくるのではないかと思いますので、今後一つのそういった課題にしていただきたいと、こんなふうに思っております。
 それから、81ページであります。ここで業務委託されております都市計画道路穀田三ノ関線予備設計業務とありますけれども、これはどこからどこまでの地域を、1.11キロメートルですか、その範囲をされておるのか、お尋ねをいたします。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) ここの庁舎のわきの直角カーブから旧国道4号の佐藤病院付近まででございます。

委員長(菅原 傳君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) それでは、それは全部完了しているということで、もちろん決算ですからその部分については完全に調査が終わっているということの理解でよろしいんですね。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) はい。この調査については終わっております。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書80ページです。
 達成すべき目標のところに、公園の除草作業についてあります。「除草の方法等について工夫を重ねながら対応してまいります」とありますが、この工夫というのは具体的にはどういうことなのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) この工夫でございますけれども、これは一番は効率的に、何というんですか、効率的な費用の使い方というか、ことを目的にしているわけですけれども、例えば一つの公園があるとすればある程度雑草の繁茂がひどいところ、そういうものを一々測りまして結局いっしょくたんに、何というんですか、菜っぱがらみにして何平米ではなく一々測ってやるということですね。それから、その繁茂の状況によりましてある程度、何というんですか、あまり労力面でかからないだろうとか何とか、そういうところを経費面に反映させたり、そういうことでの工夫を重ねてきておりますし、今後さらに維持費が相当かかっていく状況ですから、そういう費用面でなるべくかからないようなその除草作業の仕方をいろいろと研究というか、検討していきたいというような意味での表現でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) この公園というのは、街区公園、都市公園、全部の公園についてですよね。例えば、あけの平でいいますと「山公園」というのがあって、そこの山公園のところのうんと繁茂しているところとそうでもないところとを職員の方が見て、それで適正に発注していく、そういう効率さを図っているのだということですか。そしてまたそれをさらに進めていくということにするということなんですか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) はい。それも一つでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それも一つということですと、先ほどのが少しよくわかりづらかったので、それではもっとほかにも工夫というのがあるということになるんですか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 目標としての工夫を重ねながらなので、これからいろいろ検討、研究しながら出てくるものもございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) あけの平にも公園がたくさんあるのですが、私たちの町内のところは2丁目公園を担当しているわけですね。それで、1カ月に1回お掃除をするんですが、そういうことで、何というんでしょう、クリーン作戦以外にももっともっと参加してもらいながらということもここの中には入って、この決算を締めたということになるのでしょうか。伺います。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) この中には、地元町内会なり住民の方々の部分についてはちょっと想定しておりませんで、私ら管理者側の立場での対応をここに書いているわけでございます。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 実績報告書の76ページの交通安全施設についてなんですが、ここはカーブミラーが載っていないんですが、カーブミラーは何基設置していますでしょうか。15年度は。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) カーブミラーにつきましては、交通安全施設工事の道路反射鏡設置等ということで 173万 2,000円、この表に書いておりますが。4基新設してございます。(「4基」の声あり)新設は4基です。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) カーブミラーの値段ですね。前にも同僚議員が何か聞いていたと思うんですが、大型と小型で、それが大体20万円ぐらいという話だったんですが、それでよろしいんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 大型・小型の設置費ですか。(「設置金額」の声あり)大体……、ちょっと区別してというのはわからないんですが、大体1基20万円前後くらい。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) このカーブミラー4基の場所をお願いします。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 場所につきましては、成田ですね、成田。それから、明石の西ノ入、あと日吉台というふうになってございます。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 住所の番地までわからないと、聞かないとわからないんで、これは後でお聞きします。
 それから、もう一つ、先ほどのカラー舗装の件についてなんですが、カラー舗装にした場合の1平米の工事金額をお願いします。

委員長(菅原 傳君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 金額につきましては、発注済のものしか言えませんけれども、後で。ただ、カラー舗装は高いということだけお話しさせていただいて、後で。(「後で聞きます」の声あり)

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 それでは、質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますがご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(菅原 傳君) 起立多数と認めます。よって、認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
 なお、次回は明日15日に引き続き行うことといたします。
 これにて散会をいたします。
午前11時59分 散会

平成16年決算審査特別委員会(第4号)

平成16年9月15日(水曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 菅原傳  
  • 副委員長 今村寿   
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 佐川幸三   
  • 委員 永野久子   
  • 委員 浅野幹雄
  • 委員 小野進   
  • 委員 尾形昭夫   
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 土井昭二   
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 伊豆田侍子
  • 委員 安住稔幸   
  • 委員 相澤榮   
  • 委員 磯前武
  • 委員 千葉達   
  • 委員 山路清一   
  • 委員 齊藤きえ子
  • 委員 佐藤克彦

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相澤武雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生照男
  • 町民課長 千葉美智子    
  • 町民課長補佐 山田豊
  • 町民課長補佐 奥山育男
  • 保健福祉課長 須藤辰夫    
  • 保健福祉課長補佐 亀郁雄
  • 保健福祉長補佐 安積春美
  • 税務課長 渡辺成一
  • 上下水道課長 相澤正幸    
  • 上下水道課長補佐 安藤敏
  • 上下水道課課長補佐 斎藤洋子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
承認・認定表
承認第 2号 平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
承認第 3号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 7号 平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について

午前10時00分 開会

委員長(菅原 傳君) おはようございます。
 本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の委員会を開きます。

認定第2号 平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(菅原 傳君) 認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
町民課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(菅原 傳君) 起立全員。よって、認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定については原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第3号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定につい

委員長(菅原 傳君) 認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
町民課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書の34ページです。
 収納体制の整備というところがあって、(6)に被保険者資格証明書、短期被保険者証交付、こうありますが、これは短期保険証は短期保険証ですけれども、資格証というのは実質保険証の取り上げになるかと思います。これについてはそれぞれ何世帯でしょうか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 資格証明書につきましては54、それから短期につきましては 102となってございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 昨年の決算と比べて変化はどうなっていますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 昨年の保険証の更新時と比較させていただきます。資格証明書につきましては33名でございました。その後1月について61名になりまして、今報告した3月で54名という経過を追ってございます。短期証につきましては保険証交付時 141でございました。1月時点で99、それから今回 102という状況の経過でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) この短期保険証また資格証について発行までの流れの説明をお願いしたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) まず滞納者を税務課と相談いたしまして、それで滞納者に関していろいろ接触をもって税務課の方で接触をもっていただきます。督促、催促などをいたしまして、その後納付相談等をいたします。その状況によりまして1年以上滞納があって連絡がない、滞納がない、そういうものをリストアップをいたしまして、それから税務課と相談をいたしまして、対象者を抽出してまいります。その後また納付相談等の呼びかけをいたしまして、それから特別徴収とかいろんな機会を通じまして接触を図ります。それでもなお連絡をとれないという場合につきまして、こちらで通知を出しまして短期証それから資格証というようなところになってございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 短期証と資格証ですが、1年たって税務課と相談してというふうにありましたが、短期証からその資格証に移るその時間的な流れ、経過、ものによると半年とかというふうになっていますが、そういうことで流れていきますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) はい。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「答弁まだ」の声あり)答弁まだ。失礼しました。

町民課長(千葉 美智子君) すぐに税務課と相談いたしましてすぐに短期証にしよう、資格証にしようということではございません。その流れを見て、いろいろなそれぞれに事情もあるし、あるいは全然連絡のないものもございます。ですからその辺のところで話し合いをします。そしてどうしても連絡がとれない、あるいはどうにも本当に全然納付がないという場合について行うもので、その間すぐ期間がなく行うものではございません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 今も少しありましたけれども、この短期証と資格証を発行するに当たって、特に心がけてきたものというのはどういうことだったのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 例えば病気であるとかそういうことは一つの検討の材料としてもってまいりました。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 短期証にしても資格証にしても、医療機関にかかるということが狭められてしまうといいますか、そういうことになるかと思います。それでこの発行によって大変だという相談が15年度中にあったでしょうか。また抗議のようなものを受けたことはありますか。それは何件だったのでしょうか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 件数としては押さえてございませんが、交通事故に遭ったからという相談は1件ございまして、こちらで対処しております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 国保加入者の滞納がずっと長く続いているわけですが、これについての原因の分析といいますか、それはどのようにされていましたか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。もとい税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 項目別の把握はしてございませんが、主な理由といたしましては経済的な状況、また場合によってはいわゆる納税意識が低いのではないかと、そういった方々も考えて、中に入ってございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 決算書の 149ページ、 150ページのところで伺います。
 一般被保険者の国保税の予算現額に対してです。実績報告書は予算現額はありませんので、予算現額に対して収入済額というのは101.11%となります。調定額についてはその収入済額との対比では 63.30%、こうなります。それで同様に一般被保険者と退職者のこの部分をプラスしたものについて予算額ではどうかということになりますとこれは101.31%で、調定額に対してはここの実績報告書にあります 67.77%とこうなるわけですが、予算として計上した分については確保できているということなのだと思いますが、そういうことで正しいですよね。確認したいと思います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。もとい税務課長。では町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 失礼しました。税務課と思っておりましたので。実際今のところ充足しているから、それでよろしいかと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。佐藤委員です。

委員(佐藤 聖子君) 収納率の低下傾向が依然として続きと書いて……(「今、佐川委員と言った」の声あり)佐藤でいいですか。そうでしたか。佐川さんと呼ばれたんですか。夢中になってて。
 収納率の低下傾向が依然として続いてあると、こう分析されているわけですが、確かに平成12年の収納率 77.84、13年が 71.58、14年が 70.15、15年が 67.77となっております。欠損、不納欠損については14年が 444万 2,939円、平成15年度になりますと 2,177万 7,400円と、こうなっているわけですね。この収納率を上げるためにさまざまな取り組みがなされているわけですが、特にその収納率向上に向けての取り組みに力を注いだものというのはどういうものだったのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) まず原課本体としての臨戸の徴収ございます。それから納付相談等の実施。それから全庁的にはいわゆる縮減対策というようなことで3回ほど実施してございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、この間そういうことが行われて成果が上がったと。収納に改善がどの点にどのように見られたのか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 具体的な数字では持ってございませんが、改善がされた方もございますし、そこまでいかなかった方、依然としてそのままの方ということもございます。どちらかといえば改善が進まない方の方が多かったかなというふうに感じてございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 決算書の中に介護納付金の不納欠損がありまして、現年分が 3,100円、滞繰分として2万 2,974円となっていますが、これは何世帯といいますか、何人分だったのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 世帯という中で課税してございますので、介護納付金のみという部分での数字はちょっと持ち合わせてございません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと収納率の低下ですが、それによる回収はできずに不納欠損処理が行われているわけですね。過去実績と比較して15年度末ですが、その15年度末でこの先の見通しといいますか、不納欠損についてはこうもしかしたらなっていくのかもしれないということが出てきたかと思いますが、それについてはいかがだったんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 不納欠損でございますから、そのようないわゆる要件が整って初めて不納欠損というようなことでございまして、今ここの時点で予想とかそういったことはしてございません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 臨戸訪問だとか相談だとか特別徴収だとかいうことをして、そしてその後で不納欠損になると思いますが、このままでいったら引き続き出てくるのだなという、そういう見通し、大まかな見通しも今の時点ではないということになりますか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) ただいまおっしゃいましたいわゆる督促なり、そういった部分で後やった結果としての不納欠損ではございませんでして、いわゆる徴収権の消滅というような考え方での不納欠損でございますから、そういう要件が整えば不納欠損するということでございます。それから今後の予想として考えられるのは、当然回収の見込みが考えられないということで滞納処分の執行停止しているもの、そういったものがございますが、あるとすればそういった部分かなと思います。ただ数字は持ち合わせてございません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 先ほどの中で取り組みで成果が上がったものどういうものがありましたかということ……、失礼しました。国保加入者の中の滞納の原因ということで伺ったときに、経済的なものだとか納税意識の低い人ということであったわけですが、大体分けると 100%としての経済的なものによるものがどれぐらいなのか、全く払うという意識に欠けているという人は全体のどれぐらいなのかというのは、大まかにでもつかんでいるものでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 滞納の原因にはさまざまな要素がございますが、ただ単に経済的な要因だけというような理由だけではございませんので、そういったもろもろのものがまず入っての滞納でございますから、そういった中での数字は把握してございません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 先ほども申しましたが、予算分はかろうじて確保できているというのが現状です。国保税を納めてくれる人をふやしていくということにならなければ、この先予算分も割ってしまうというおそれが私はあると思っています。収納率の向上の取り組みで欠けているのは、その申請による減免の制度だと考えたことはありませんでしょうか。この申請減免制度についてはたびたび申し上げておりますし、国保料では国民健康保険法の第77条、国保税では地方税法の 717条ということはできるわけで、首長の権限で決めることができるということがあるわけで、これについては再々お話をしておりますので、この制度について必要だという認識はありますか。制度をつくらなければならないという、この決算を見て、そういう考えはお持ちになりませんでしたでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 現在の収納状況を申し上げますと、決算書でも実績報告書の中でも収納率そのものが現年度、滞繰合わせて 67.……67%台という数字をご理解していただけば、さしてそれが減免制度をそこに入れる要素があるのかどうかというその辺かなというふうに考えてございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 私は経済的な理由の方が多いと思うわけですね。今の中は払える人だけが払って 100%やっと確保しているということですから、経済的な事情があってその申請によって減免されればその人たちも払えるということに納められるということになるかと思うのですが、それについてはそうは思われないということでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) すべての方がそれでカバーされるとは考えてございません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 平成16年今の時点とそれから平成15年締めたときの時点ですが、大まかに……失礼しました。平成15年のこの時期と今の時期とで収納に対してどういうことが起きているかを伺いたいと思います。今の時点では大体何%ぐらいだろうと。去年の今ごろはこれぐらいだったという数字、お知らせいただけませんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 現年度決算比較ということで、決算のみではないんですか。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 傾向を聞きたいと思いました。よく今の時点ではこうだけれども、これから対策をしてもっともっと入るようにする努力を必要だということを前に聞いたことがありますし、今の時点ではなかなか集まりが悪いということもあるし、去年と比較して結構うまく納入されているという感触なのか、そのあたりでも構わないと思います。全く去年の分と関連していないということはないと思いますので、お答えいただけませんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) ただいまの、ただいま現在の状況でそういった傾向をまず語るその時期ではないと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 先ほど国保税についての減免の話をいたしましたが、医療費の一部負担については今回永野議員が取り上げたように国保法の44条によって医療費の一部負担について減免猶予ができるということがあって、それがやられているところもありますし、仙台市でも10月からだったと思いますが実施されるわけで、その生活の実情が仙台市と特に似通っている我が町としてはこれを急いでつくるべきだというふうに思います。そしてそのつくるときには実績に仙台市との差がつかないような減免基準をつくっていかなければならないと思うわけで、これについても国保税の減免と一緒にあわせて平成15年度決算については考えなかったのでしょうか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 窓口減免については一般質問の町長の答弁した内容とおりでございますが、今決算と同時にということではなくて去年から資料を集め研究をしているところでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) この国保法の44条については、ずっと言われてきていてなかかなサンプルがないというお話だったわけですが、1年遅れればその1年分ずつ不利益を被る人も出てくるということもあったりして急いで行うべきではないかと思いますが、その用意はありますか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) これまでそういう申し出もなかった現状でございます。なお、研究を進めてまいりたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書の35ページです。
 ここの中に国民健康保険財政の健全化を確保するために被保険者の資格及びレセプト点検の強化による保険給付等の適正化を図る云々とあります。医療機関にかかったときに窓口で3割の負担をしますが、7割についてその流れがどうなっているのか、このレセプトについてはどうなっているのか、これについて伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 医療機関にかかって、その診療内容については診療報酬明細書というレセプトに記載がかかるわけですけれども、それについては医療機関から連合会の方にいきまして審査をして、その後町の方に戻ってくるというふうな経過を追っております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますとこの達成すべき目標及び評価のところのレセプト点検というところがありますが、これはどこの場所でだれがやるという書き方なのでしょうか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) レセプト点検につきましては国保連でもやるんですが、それは単件処理でございますので町で縦覧点検なり、あるいは転出……転入等もうちの町は多いですので、その辺の資格処理点検などを役場の方で臨時の人と、専門の人で見ていくというところでございます。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 実績報告書にはこれまでもたびたびこの点が載ってありますが、この点検でどのような適正化が図られたのか、具体的に伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 今申し上げたような内容なんですけれども、資格が変わっているとか、そういうところが多いかと思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 給付の改善が必要な部分もたくさんあるかと思います。たびたび葬祭費については10万円に引き上げるようにということを述べてきましたが、決算に当たってですが、この7万円から10万円の引き上げ、これについては検討されたでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) しておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 最後になります。保険の分野ですが、これまでさまざまなところで給付について改善が見られてきました。今回決算をしてですが、さらにこの分については改善を図ろうということは何があったのでしょうか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 保険の部門ということですのでやっぱり退職者医療、それから老人拠出金等も伸びておりますけれども、退職者医療のところがかなり伸びているところを見ますと生活習慣病あたりが多いのかと思いますので、その辺のところでやはりこれまでも検診の助成をしてまいりましたけれども、その辺のところがもっともっとPRが必要かなというところで考えてございます。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) 実績報告書の35ページ、税務関係で達成度のところで、異常気象による税の軽減26世帯とありますが、これは少ないような気がしますが、何か基準があったのでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 昨年の11月でしたか、いわゆる減免の条例を制定いたしまして、それに基づいた申請をいただいてそれに該当した方の人数でございますので、その結果というようなことで多いとか少ないとかその辺はないのかなというふうに考えてございます。

委員長(菅原 傳君) 伊豆田委員。

委員(伊豆田 待子君) そうすると兼業農家とか専業農家、それは関係なく申請をした時点、申請をいただいてその中の基準というのがありますよね。それはないんですか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 申請の基準につきましては昨年11月にご可決をいただきました災害時の減免条例という中で定めた基準に基づいて申請を出していただきまして、その被害割合とかその辺を審査いたした、審査いたしました結果、そういう26世帯という結果になったわけでございます。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 決算書ですと 161ページ、実績報告書ですと34ページなんですが、趣旨普及費ということで、実績報告書では14世帯というのがあります。これはどのようなものを贈呈されたんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 14名の方ですが、感謝状を贈呈させていただいて心より感謝をさせていただいたところでございます。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 感謝状ということであります。そうすると感謝状だけ、だけというか何かの記念品的なものはあったんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 感謝状だけでございます。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 決算書のその 161ページの普及費、趣旨普及費というので33万 7,000円というのが挙がっておりますが、30万 6,631円ですか。これはこの実績報告書の趣旨普及費の14世帯だけに使われたというわけではないですね。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) その感謝状だけではなくて、国保の保険証の更新を年1回行っておりますけれども、そのときのパンフレットを入れてあるパンフレット代等入ってございます。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 感謝状だけという、何かいただいたようなちょっとお話を聞いたような気がするんですけれどもわからないですね。では私の勘違いですね。前も私これについて取り上げたんですが、14世帯ほどでしたら、私前たしか2万円ほどのそういった現金というかそういったものでどうかということで提案させていただいたことがあるんですが、この時点では15年度ではそれは検討されたんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 記念品等でございますけれども、以前は記念品を添えて感謝を申し上げるというようなこともやってきたようでございますし、ところがいろいろあり、そういう経過を追ってきてて感謝状だけというところになったもので、検討はしてございません。

委員長(菅原 傳君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 14世帯、本当に健康管理を一生懸命されて皆さんのためにも少しでも役に立ちたいということでされた方でありますので、感謝状だけではとちょっと思いますので、ぜひ私の提案させていただいたものなんかも検討をお願いしたいなと思います。
 そして国保につきまして、国保の国保保険証ではなくてカードにしているところもほかの自治体であるようでありますけれども、その辺の、国の方の働きかけも以前にあったようなことを聞いておりますけれども、その辺はどのようにされたんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 一人1カードというところが出てございますけれども、当分の間は今の保険証でということで、今のところ検討はいたしておりません。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕

委員長(菅原 傳君) 起立多数と認めます。よって、認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 この際、11時10分まで休憩をいたします。
午前10時52分 休憩

午前11時10分 再開

委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。

認定第4号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(菅原 傳君) 認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終了します。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(菅原 傳君) 起立全員。よって、認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第5号 平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(菅原 傳君) 認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
町民課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 平成15年度の認定者各介護度ごとに実人員は何人になっていますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 認定者につきましては総数 529人ですが、要支援で41人、要介護で 151人、要2で95人、3で88人、4で78人、5で76人という状況でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) その認定者の中で実際にサービスを受けている実人員は何人、何%になりますか。介護度ごと。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 介護度ごとでしょうか。(「はい。そうです」の声あり)毎月毎月変わってまいりますけれども、年度平均で申し上げさせていただきます。年度平均で要支援につきましては44%、要介護につきましては41%、2につきましては53.8%、3につきましては52.5%、4につきましては49.8%、5については49.7%という平均でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) これは実人員に対して実際に認定されたけれども受けている人ということですね。そうすると受けていない人が4割ないし5割いらっしゃるわけですけれども、どういう理由でサービスを受けていないというふうに見ていますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) それぞれの理由というのは町で把握するものではなくて、それぞれ介護利用者についてはケアマネージャーがついておりますので、その人その人なりのケアプランを立てておりますから、この数字が低い高いというところになるような認識は持っておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 政策を立てていく上で実際にこの認定審査会で、この人は何度だ何度だと。サービスとしてはこういうものが必要だというふうにやられているにもかかわらず、受けていないということですからやっぱりなぜなんだろうと考えるのは、確実一人一人正確にというふうには無理だし、できないかと思います。ただ全体としてどうなんだろうという傾向ぐらいは、サービスの施策、施設が少ないとか、いや経費が多くてどうなのかとか、そういうこの何なんだろうと考えた末、それが正確に的を得ているというふうに必ずならない場合もあるかと思うんですけれども、全体としてはどうなんだろうというふうに見ているのかということをお聞きしたんですけれども。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) さまざまなケースがあろうかと思いますが、ケアマネ、ケアマネージャーの方でそれぞれいろいろ相談しながら進めているものと思っております。それで何%という数字になっていますけれども、介護保険で示されているのは限度額でございますので、やっぱり話し合いの中でもこういうふうに使った方がいいとか、あるいは介護度、介護度というかその生活の状態によってさまざまな相談がなされていると思います。その辺のいろんな話などは保健福祉課の方で毎月行っているケアスタッフ・ケア会議というところでいろんな情報が出てきて、それぞれ研究されていると聞いております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 先ほどお答えになった数値は私が聞いた数値とちょっと違うようですね。私が聞いたのは実人員を聞いたのです。介護度の実人員に対して。要するに2番目に聞こうと思った数値を言われたようで、実人員を先に。そして利用率ですね。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 介護度別のそれぞれの人数ですか。居宅と施設と分かれますので、居宅に関しましてはまず要支援が 280……延べ件数でいきますけれども、(「後からでもいいんですけれど実人員が何%なのか、もし今出てなければ」の声あり) 519人のうち全体で 314人使っておりますので、80.7%ぐらいの率になっていると思います。そのことでしょうか。(「はい。そして介護度ごとに聞いている」の声あり)介護度の方については今数字ちょっとあるんですけれども見当たらないので、後でお示しさせていただきます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 介護度別の、介護度ごと、別の限度額に対する利用割合をお尋ねします。平成14年、平成15年、2カ年にわたって示してください。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 平成14年度の平均で、平均ですが、要支援が44.3%、要介護が42.8、次が56.2、次が54.9、次が46.3、次が47.3でございます。15年の平均ですが、要支援が44、次が41、介護2が53.8、介護3が52.5、介護4が49.8、介護5が49.7という状況でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 今お聞きしましたところ介護度3以下はすべて前年度よりも利用率が下回ったわけなんですけれども、どのような要因と考えているのか、お尋ねします。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 先ほど申したようにいろいろケアマネージャーとされて、介護サービスを使うようにしていると思いますので、こちらで要因というところまでは考えておりません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) これから政策を立てていく上でも、また現状を改善していく上でも全体としてはどういう理由なのとか、だろうという大筋のところでも把握するのは必要ではないかと思うのですが、いかがですか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 先ほどと同じようでございますが、一応今のところは考えてございません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 実績報告書の37ページ、介護保険料の調定と収納状況ということの中で、全体として昨年度よりも昨年は 98.05、本年度が97.6ということで下がっているわけですけれども、どういう要因と考えていますか。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 収入等の減とかですね、そういった理由が考えられるかと思います。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 段階ごとの収納率をお示しください。介護保険料所得段階ごとの。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 平成15年度の段階別の収納率でございますが、(「15年、14年比較できるように」の声あり)15年で申し上げます。15年、第1段階が100.46、これは特別徴収のいわゆる調整の金額等がございますので 100%を超えているものでございます。それから第2段階が 98.38%、第3段階が 98.39、第4段階が 99.06、第5段階が 99.45でございます。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 第3段階のところが1番、前年度と比較しても 0.4%の落ち込みということで大きいわけですけれども、この所得ランクのところが1番所得に対しての保険料の割合が高くなっている、高く感じているということなのかもしれませんけれども、どういう理由というふうにお考えですか。第3段階のところが1番落ち込みが激しいことについて。

委員長(菅原 傳君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 特に要因としては把握してございません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) サービスの量についてですけれども、実績報告書の中でも書かれておりますように、訪問看護と福祉用具貸与、住宅改修費について、見込み量より50%程度上回っているというふうに述べております。特に、この福祉用具貸与では56%上回っているわけですけれども、これはどういう状況の反映と見ていますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 福祉用具につきましては、在宅の生活を自立して行うために使えるもので上手に使っているものと思っております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) そうすると現時点で大いに期待され利用されているということですね。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) はい。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) この貸与を利用している方が介護度でどの程度の、多いとか少ないとかというふうな見方をすると、どのように見られますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) そこのところまでこちらで資料を持ってございません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 次に、この10%程度、訪問系サービス、通所系サービスが下回っているということがありますけれども、どのように見ていますか。理由を。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 数字では下回っているというふうになってございますけれども、何回も繰り返すようですが、一人一人のそのケアプランの中で介護支援が行われていると解釈しております。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) この同じく実績報告の37ページに、達成すべき目標及び評価ということで、また平成18年度の見直しに向け、国の動向に注目しながら第3期計画の策定に向けた準備を進めてまいりますというふうに述べております。準備を進めるのはこれは当然かと思いますけれども、この国の動向というのが本当に大きな影響を持ってきかねないということだと思うんですけれども、そのプラス材料、マイナス材料がどういうふうに国の動向として動いていると見ているのか、ひとつお聞きします。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) プラス材料、マイナス材料というようなところのことは、今のところ何も考えてございません。

委員長(菅原 傳君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 一般質問でも言ったので余り言いたくありませんけれども、今の国の動向というのは本当にそのまま実施されると富谷の介護保険は一層大変になるということでは、きっちり動向を見ながら言うべきことは言うことが必要だと思うんですけれども。
 利用料と保険料の軽減措置のことについては再三この場でも言ってはいるんですけれども、給付の方では条件を厳しくしてなるべくやらせないようにということで動いていると思うんです。そうした中でも各自治体で創意工夫をしながら利用料については 900を超える自治体、保険料については 841を数える自治体が実質実施しているわけですけれども、こういうものをうまく検討していかないとこれからサービスはふえる、充実させていくというふうになれば、保険料はますます高くならざるを得ないというところから、この減額措置、免除措置ということを検討する時期ではないかと思うんですが、いかがですか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) そういうことは検討はいたしておりません。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 実績報告の36ページを見ますと、サービス別の利用状況は全体としては伸びていると、利用が伸びているというふうに言えると思うんですが、実際に介護の総事業費がどのようだったかということで見ますと、平成15年からは保険料が47%程度上がりまして、その説明、15年の3月5日に行われた全員協議会の資料をもとに見ますと、平成15年度の総事業費は居宅サービス、施設サービス、高額介護サービス、それに財政安定化基金拠出金を足して合わせて8億 3,476万 1,000円というふうに見込まれて、これが15年度だと。そして16、17というふうに見込みをされて、だからこれだけの値上げが必要だという、こういうご説明をいただいたわけなんですが、実際に平成15年度どの程度だったかと言いますと、決算で比べてみますと、居宅の場合それから居宅の場合で 4,000万円ほど、施設の場合で1億まではいきませんが 8,000万円ぐらい、高額の場合でも少し減り、合わせて7億 1,451万 2,703円となっているんですね。これは平成5年の3月に見込んだ8億 3,476万 1,000円に比べますと1億 2,000万円ほど下回っているんです。サービスの利用が伸びているにもかかわらず実際の費用は予測に比べて1億 2,000万円以上も下回っていると。これはどのように説明されますか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 先ほどの8億 3,476万 1,000円という数字でございますが、これにつきましては費用額というところで10割のものを見て挙げているものでございます。それで多分計画書をお持ちだと思うんですが、実際に標準給付費、ではどのくらいの給付費になるかというところで7億 4,735万 6,000円というところの数字を挙げて、15年度の運営に入ってきたという計画でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、この資料はお持ちではないですかね。この資料でいきますと、4ページに介護保険事業にかかる費用の見込みということで今申し上げた8億 3,476万 1,000円が書かれているんですよね。見込み額としてね。私が伺ったのはこの見込み額に対して実際に平成15年度どうだったかというと、それよりも約1億 2,000万円ほど低かったと。見込み額が多過ぎ、見込みが大きく取り過ぎていなかったのかということを伺いたかったんです。どうでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) お手元の資料を私は持っておりませんけれども、費用額で実際どういうふうにかかるかという見込みが、同じ繰り返しになりますけれども8億という数字で、給付費というところで7億 4,000という数字になってございます。そして実際に使ったのがその99.7%までというところの報告をさせていただいたところです。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、このご説明いただいた資料の中には、実際の給付費ということではどこにもそういう記述はないんですよね。この金額が入っているのは、やはり4ページの事業運営機関の総費用ということで、15年度、16年度、17年度、これしか説明はなかったんですね。そうしますと、説明の段階と実際の実施の段階とでは違う説明がなされることにならないかなと。つまり47%の引き上げというのが適切であったのかどうかということが適切であったとするその根拠、これを示していただかなければならないわけで、平成15年度はその最初の年ですので、私たちが比較検討できる資料としてはここに書かれている費用とそれからこの決算資料しかないわけで、適切であったとする根拠を数値できちんとお示しいただきたいと思います。

委員長(菅原 傳君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 費用額でございますが、8億 3,476万 1,000円というところは10割というところです。それで先ほど給付の額と比べたのですごく大きい差がついたと思いますけれども、それに対する費用額の額で決算で見ますと、決算というか支払いのところで見ますと8億 3,160万 6,298円という状況でなってございます。そして保険料につきましては、あくまでも標準給付額を基本にして立ててございます。以上でございます。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終了します。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(菅原 傳君) 起立多数と認めます。よって、認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時53分 休憩

午後 1時00分 再開

委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。

認定第6号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(菅原 傳君) 認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。保健福祉課長。
保健福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(菅原 傳君) 起立全員。よって、認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定については原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 ここで暫時休憩をいたします。
午後 1時06分 休憩

午後 1時06分 再開

委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。

認定第7号 平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について

委員長(菅原 傳君) 認定第7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った

委員長(菅原 傳君) 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。永野委員。

委員(永野 久子君) まず決算書の 238ページですが、資本的収入及び支出、収入の部の開発負担金1億 591万 1,020円。これはどこからの分でしょうか、伺います。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 先ほど申し上げましたけれども、上桜木土地区画整理組合と大清水土地区画整理組合でございます。と、あと、あとですね、宅地にかかる開発負担金でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この上桜木、大清水、それから宅地にかかるものと、それぞれ幾らずつということになりますか。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 上桜木土地区画整理組合が 2,433万 9,000円でございます。大清水が 6,310万円でございます。それから建築物にかかる……済みません。建築物にかかる開発負担金については 1,068万 3,540円、宅地にかかる開発負担金が 778万 8,480円でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君)  245ページの先ほどご説明がありました流動資産(4)その他未収金南富吉の分で 5,200何がし、万何がしとおっしゃったんですが、済みません、もう一度正確な数字を教えてください。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君)  5,267万 4,720円でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは未収となってから何年目ということになりますか。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 平成13年度末ですので、3年度、13年度の納入期限になっておりますので3年目ですか、3年なります。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これは例えば5年以上たつと不納欠損処分の対象となるというような性格のものでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 開発負担金なのでならないはずでございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうするといつまでたってもずっと請求できるというふうに理解していいわけですね。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) ええ。いつまでたってもすることにしておりますが、今2期工事が始まろうとしておりまして、2期工事が完成しても納付されないうちは給水しないというような話まで通してございます。2期工事が完成しても納付されなければ給水はしないというふうな(「給水はしない。ああ、そうです」の声あり)というふうな話は通しております。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 平成15年度末の段階で損益勘定留保資金は幾らとなっているでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 8億 5,356万 3,000円でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 決算審査、監査意見書の最後に、24ページと25ページに水道事業会計決算の分析表が載っておりまして、結構項目がたくさんあるので全部について一つ一つ本当は国の平均、県の平均を伺いたいところなんですが、一つ収益性に関する項目の中で、総収支比率、経常収支比率、営業収支比率といったものがいずれも 100%を下回っているということで、この数値を見ると経営状態がどういうふうに評価できるのかということをまず伺います。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 右側にも書いてありますけれども、先ほど申しましたように損失、純損失ほか経常損失が出ておるわけでございまして、 100%を超す、超して収入を確保するというのが原則でありますが、それにはやっぱり節約、企業努力も必要なんですが、それでもなおかつだめであれば料金改定というふうなことになる、つながっていくと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今伺ったこの三つの項目について、国と県の平均をそれぞれ伺います。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 15年度分はまだ出ておりませんので、14年度分で申し上げます。(「はい」の声あり)総収支比率につきましては全国平均が104.76、県平均が100.76です。経常収支比率につきましては全国しかありませんけれども104.77です。営業収支比率、これも全国だけで117.63です。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと国、全国平均、県平均と比べると、富谷町の場合はそういう点では……若干下回っている状況ですから、これはよくないというふうに見た方がいいということですね。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) どうしても赤字決算、予算も組んでおる関係もありますが、結構企業努力、節減とかしておるわけですけれども、どうしても昨年ですと漏水が結構多くありましたので修繕費の方に多く食われた。節減してもそっちの方で大きく消費、支出が多かったということもありまして、 100%以上になるよう、もうとにかく努力していきたいとは思うんですが、14年度と15年度を比べてもらってわかりますように15年度では 100%に近くアップしているのはわかると思うんですが、よろしくお願いいたします。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 一方ですね、下の方に財務比率に関する項目という項目がありまして、これもすべてでなくていいんですが、流動比率、自己資本構成比率、固定比率、これについて全国平均と県の平均を伺います。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 流動比率につきましては全国では381.42です。県が 685.6。それから自己資本構成比率、全国が 55.52、県が47.7でございます。それから固定比率ですが、全国が163.04、県が 188.4でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと全国と県の平均と比べますと、今申し上げた三つについてはいずれも全国、それから県の平均より富谷町はいいというふうに評価できるということになりますか。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) そのとおりでございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それではこの表の最後の方に生産性に関する項目がありまして、労働生産性をはかるという意味で職員1人当たり有収水量、これの全国と県の平均を伺います。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 職員1人当たりの有収水量でございますが、全国が28万 2,937m3、県が21万 7,410m3でございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これで比べますと富谷町の労働生産性は非常に高いというふうに評価できるということになりますか。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 平均からいけばそういうふうになるかと思います。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 先ほど平成15年度は漏水が多かったというお話でしたけれども、有水、有収……何ですか、有水、有収率ですね。これも下がっておりますし、なぜ漏水がこれほど多く、かなりこの間何年間かかけて有収率を上げる努力もされてきたし、漏水を発見することについても努力もされてきたと思うんですが、ここにきてこのように数値が下がるというのは何が原因だったんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) やっぱり1番大きいのは5月26日、7月26日に起きた仙台北部地震の影響が大きいと思います。漏水も配水管の漏水で平成、前年度から比べて配水管で13件多くなっておりますし、給水管でも10件多くなってございます。そうした関係で漏水量も多いわけでございます。それから漏水調査におきましても、地震後の漏水調査だったものですから15年度では41カ所漏水を発見したと。今年度も実施したんですが、今年度はやはり18件と少なくなっておりまして、去年は相当多かった。地震の影響もあったと思われますのが、そういったことで漏水が多かったものでございます。

委員長(菅原 傳君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これらの配水管の漏水、給水管の漏水等々につきましては、すべて手当は完了しているというふうに見ていいんでしょうか。

委員長(菅原 傳君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 発見したら、すぐにはできませんけれども、そのうちの宅地、民家に入るものですからそこの了解とか業者の手配とか、遅くとも三日以内ぐらいには修理を完了するようにしております。

委員長(菅原 傳君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(菅原 傳君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(菅原 傳君) 起立全員。よって、認定第7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定については原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして本委員会に付託されましたすべての審議が終了いたしました。
 暫時休憩をいたします。
午後 1時48分 休憩

午後 1時48分 再開

委員長(菅原 傳君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
 審査結果を議長に報告することになりますが、報告書はお手元に配付のとおり報告したいので内容を……(「まだ配付されていません」の声あり)失礼しました。ちょっと元に戻します。
 報告書はお手元に配付のとおり報告したいので内容を朗読いたします。
委員長が報告書のとおり朗読した
 以上をもちまして決算審査特別委員会を閉会いたします。
 大変ご苦労さまでございました。
午後 1時52分 閉会

平成16年第3回定例会議事録(第3号)

平成16年9月16日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 磯前武君     
  • 6番 今村寿君
  • 7番 相澤榮君     
  • 8番 菅原傳君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 佐藤聖子君    
  • 12番 土井昭二君
  • 13番 細谷禮二君    
  • 14番 尾形昭夫君
  • 15番 小野進君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長  中川弘美君
  • 財政課長兼会計課長 眞山巳千子君
  • 町民課長 千葉美智子君
  • 保健福祉課長 須藤辰夫君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 瀬戸けい子君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 古跡幸夫君
  • 生涯学習課長 佐藤信夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 中川弘美君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主事 福原明敏

議事日程 第3号

平成16年9月16日(木曜日)午前10時開議

議事日程表
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 認定第 1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
第 3 認定第 2号 平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
第 4 認定第 3号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第 5 認定第 4号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第 6 認定第 5号 平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第 7 認定第 6号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第 8 認定第 7号 平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について
第 9 承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号))
第10 議案第 1号 富谷町保健福祉総合支援センター条例の制定について
第11 議案第 2号 富谷町都市公園条例の一部改正について
第12 議案第 3号 平成16年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
第13 議案第 4号 平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算 (第2号)
第14 議案第 5号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第15 議案第 6号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算 (第1号)
第16 議案第 7号 平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算 (第1号)
第17 議案第 8号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)
第18 議案第 9号 平成16年度富谷町水道事業会計補正予算 (第2号)
第19 議案第10号 平成16年度富谷町立成田中学校プール新設工事請負契約の締結について
第20 議案第11号 富谷町道路線の認定について
第21 議案第12号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第22 議案第13号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第23 発議第 5号 国民のための郵政改革を求める意見書
第24 発議第 6号 治水事業予算の確保に関する意見書
第25 閉会中の委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午後10時00分 開議

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。これで諸般の報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、16番浅野幹雄君、17番永野 久子君、18番佐川 幸三君の3名を指名いたします。

日程第2 認定第1号 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

日程第3 認定第2号 平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第4 認定第3号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第5 認定第4号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第6 認定第5号 平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第7 認定第6号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について

議長(相澤 武雄君) この際、お諮りいたします。
 日程第2、認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第3、認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第4、認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第5、認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第6、認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により一括議題としたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第2、認定第1号より日程第8、認定第7号まで、一括議題といたし、決算審査特別委員長より審査結果の報告を求めます。 決算審査特別委員長菅原 傳君、登壇願います。

決算審査特別委員長(菅原 傳君) おはようございます。
 それでは、報告書を読み上げて報告にかえます。
 平成15年度決算審査特別委員会審査結果報告書。
 平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算ほか、各種会計歳入歳出決算の認定については、去る9月8日の本会議におきまして、決算審査のため議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。決算審査特別委員会は9月10日、13日及び14日に認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、9月15日には認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について及び認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について並びに認定第7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定について、以上の件について慎重に審議が行われました。
 認定事件につきましては、各種会計歳入歳出決算とも討論を省略し採決の結果、各認定事件とも多数の賛成によって原案どおり認定すべきものと決定されました。
 平成16年9月16日、決算審査特別委員会委員長菅原 傳。
 以上、報告申し上げます。

議長(相澤 武雄君) これより採決に当たっては、逐次議題といたします。
 日程第2、認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 私は平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算に反対をいたします。
 以下、理由を述べます。
 長引く不況のもとで、住民の暮らしも営業も大変な状況に追い込まれています。若い人の就職難、サラリーマンのリストラ、転職、そして自営業者の売り上げ不振等々、この苦境からいかにして抜け出すことができるのか。自治体が住民の暮らしと営業を守るために正面から取り組むことが今ほど求められているときはありません。富谷町の平成15年度一般会計決算は、この住民の要望に十分こたえ得る状況にあることを示しています。決算剰余金、黒字は約7億 3,300万円、翌年度繰り越し額を差し引いた実質収支で3億 7,000万円にのぼります。富谷町の実質収支比率 8.3%は望ましいとされる3ないし5%を大きく上回り、2倍近い数値となっています。つまり、必要以上に黒字を出している状態にあるということになります。富谷町の住民1人当たりの町民税納税額は最も新しい平成14年度の統計で、県内61町村の中で第2位という状況にあり、住民の大きな負担によって支えられていることは紛れもない事実です。
 実際の財政は単年度主義が原則であり、その年度に納められた税金はその年度内に住民への施策として還元することを基本としています。財源調整のための基金積立も単年度主義の原則に立った上で認められるものです。こうした考えのもとに望ましい実質収支比率を3ないし5%としているのであり、町長が言われる町の財政は単年度ではない、 100年スパンで考えるべきだという、この考え方はこうした財政運営の基本を否定するものです。長期的スパンを口実にしながら、実際には今目の前にある住民の苦境に目をつぶり、将来への展望をも閉ざすことになってしまいます。
 平成15年度は役場の新庁舎建設が完了した後、最初の年であり、これまで庁舎建設基金につぎ込まれてきた予算だけでも年間1億円から2億円が住民のための新たな財源として活用できるはずでした。しかし、地元経済を活性化させ、働く場をふやすための仕事起こしや、安全な学校生活を保障する小中学校の耐震調査、道路、側溝、街灯を初めとする生活環境の整備等々、住民にとって切実、急を要する施策は後回しにされてきました。その一方で、一つ目の町内会館は開発者が建設する、会館建設は町内会設立を前提とするとしてきた町自身のルールまで破って、わずか60世帯、まだ町内会も設立されていない段階で南富吉の町内会館建設のため 3,000万円近い予算が投入されています。このような予算の使い方は公正、公平な財政運営に反するのではないでしょうか。
 また、平成15年度は助役、収入役の廃止、職員給与のカットなどで約 7,300万円の人件費を節減したとしています。人口4万人を超す富谷町が助役、収入役も置かず、町長に権限を集中させること自体、町政の民主的運営に反するものですが、さらに、町成人式に勤務した職員に代休を与えない、いわゆるボランティア勤務を求めるなど、不払い労働の根絶という社会の要請に逆行するようなやり方がまかりとおっています。公務労働を私的なボランティア活動と混同させる前近代的なやり方は直ちに改めるべきものです。
 最後に、富谷町監査委員によってまとめられた監査意見書の中には、平成15年度一般会計について、これを評価をする文言が一言も記述されておらず、むしろ、不用額の扱いに関して予算の適正な執行管理に配慮することを求めるなど問題点の指摘があり、こうした指摘に真摯にこたえるべきであるということを申し上げ、反対討論といたします。

議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。2番齊藤 きえ子君。

2番(齊藤 きえ子君) 賛成意見を述べます。
 国が進める三位一体改革により、地方歳出規模の圧縮が叫ばれております。そのような中で、地方交付税は前年度を下回り、今後の財政運営は厳しさを増してくるものと思われます。
 赤字地方債である臨時財政対策債の発行見送り、繰り上げ償還による公債費負担比率は、前年度対比 2.8ポイント減少し16.2%ととなっているということは、将来の町財政運営にとって有意義なものと判断し、私としましては高く評価したいと思います。
 また、不用額につきましては、条件付き一般競争入札など 163件の平均落札率77%によるものが主なもので、事業も計画どおり執行されていますし、過大見積もりによるものとも思えませんので、事務改善により得たものと判断します。
 町の予算は使い切るものとして執行していては、今後の厳しい財政運営に対処するのには難しく、最終的には町民に負担がかかることになります。財政力指数も前年度より0.03ポイント上昇し0.64となっており、財政の健全性がうかがわれます。今後とも、健全財政で町民の福祉の向上と総合計画に基づいた町づくりをしていただくことを要望して賛成します。

議長(相澤 武雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより、認定第1号平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数です。よって、認定第1号、平成15年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第3、認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより、認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員。よって、認定第2号平成15年度富谷町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第4、認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 私は平成15年度国民健康保険特別会計決算に反対をいたします。
 長く続く不況のもと、生活がますます厳しく、国民健康保険税の納入にもその影響があらわれています。収納率の低下が続き平成12年度は 77.84%であったものが、13年度 71.58%、14年度 70.15%、平成15年度では 67.77%となり、この4年間の比較で10ポイントの低下となっています。不納欠損処理では、平成14年度 444万 2,939円、平成15年度 2,177万 7,400円です。一般被保険者の予算現額に対する収入済額は101.11%、一般被保険者と退職被保険者合わせた予算現額に対する収入済額は101.31%であり、予算として計上した分については確保できています。このことは、担当課長は今のところ国保財政は充足しているからよろしいかと思いますと述べているとおりです。
 このような国保税収入状況の中、短期保険証の発行が 102世帯に、保険証の取り上げともいうべき資格証明書が54世帯に対して発行されています。短期保険証にしても資格証明書にしても医療を受ける機会を狭めることになり、この発行は行うべきではありません。経済的理由から国保税の滞納が起こっていることは、担当課も認めるところです。納税意識の欠落については数える程度と思われ、滞納している人たちは何とか期限内に納付したいと考えているのではないでしょうか。
 町は収納率向上月間を設けるなど、各種の税や公共料金の縮減に取り組んでいますが、国保税について言えば、その効果を数字で見ることはできません。国保会計は納税できる人が納税した中で運営されているのが現状で、税の負担が余りにも重く、現在納税できていない世帯も納税できるようにしていかなければ、この先さらに経済上の理由から納税できる世帯が減少する恐れがあります。にもかかわらず、国保財政の健全化を進めるためにも、納税者が納税できるよう、税の軽減を行っていくことがますます重要なのに、それが見当たりません。国民健康保険法第77条には、国保料の減免等については保険者は条例または規約の定めるところにより、特別の理由があるものに対し、保険料を軽減しまたはその徴収を猶予することができるとあり、町としても申請による減免制度を整え、納税してもらうようにしなければ国保財政はますます困難に直面することになると考えます。さらに、国保法第44条による国保医療費の一部負担について減免及び徴収猶予の基準づくりも急いで行うよう求めます。
 給付では、葬祭費の引き上げを初め、さらに改善を求めます。
 保険の分野では、これまで各種検診に対して助成が行われてきたところで、今後、退職者に対し生活習慣病の早期発見、早期治療のために事業が計画されることは評価できますが、国民健康保険法には社会保障と国民保健の向上に寄与するとあります。この法の意味するところに沿った運営を求め、反対討論とします。

議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。7番相澤 榮君。

7番(相澤 榮君) 私は、平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、賛成するものであります。
 各種保険制度の中で、国民健康保険は自治体が運営する保険で、住民の健康と安心、安全、信頼を築く上で重要な制度であり、長期にわたって安定的な財政運営が必要不可欠です。国や県が保険基盤の安定や高額医療共同事業、乳幼児医療費等に対しての一部を負担、補助するなど、国保事業への支援措置が講じられております。長引く不況の影響による社会保険離脱者と転入者の増加により国保加入者が前年度比8%増となり、これに伴い国保税調定額で 3.2%、収納額で 3.6%といずれも増加しています。医療費については、1人当たりの費用額が増加し、全体で前年度比 8.8%の増となっており、引き続き厳しい財政運営がなされています。
 しかし、このような状況の中、異常気象による税の軽減により26世帯、66万 9,400円の減免もなされていました。保健事業では新たに子宮がん検診、受診率 60.54%を助成対象に加え、他の検診においても受診率が前年比で平均 1.9%増加しています。介護納付金が前年度比 117.7%、退職療養給付費 127.7%、退職高額療養費226.62%となっており、来年度以降も高齢化現象、あるいは社会情勢を考慮したときにこの数字は下がることはなく、さらにプラスされていくことが予想されます。高額貸し付け制度は平成14年度に61件に対して、平成15年度90件、 2,478万 4,000円が利用されており、迅速に事務処理をして保険者に十分な利用をしていただいております。また、出産資金貸付金は基金 120万円を組んで1件24万円の上限で貸し付けをしており、今回の決算に関して、私はその努力を大いに評価します。
 しかし、最大の努力をされたにもかかわらず、納税収納率が年々低下しているのは現実であり、社会経済情勢ばかりに依存度を高くせず、収納率を上げるために人的、あるいは啓蒙の面で改善すべきところは改善し、健全なる国保財政運営にさらなる努力をされますよう希望し、賛成討論といたします。

議長(相澤 武雄君) ほかに討論、ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより、認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数。よって、認定第3号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定しました。
 日程第5、認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 討論、ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより、認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員。よって、認定第4号平成15年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第6、認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 私は、本案件、平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算に反対いたします。
 介護保険事業の目指すところは、年をとって要介護状態になっても自立した日常生活が送れるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行い、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図るというものです。そのためには、安心して利用できる制度でなければなりません。平成12年度から14年度までの事業実施の中で、要介護者の増加と制度の普及に伴いサービスの利用量はふえてきています。しかし、認定者の中で実際にサービスを利用している人は85%にとどまっており、利用している人でも実際の利用額はサービス利用限度額の50%弱でした。保険料の収納率も介護保険創設時の平成12年度から14年度まで年々下がり、14年度の現年度普通徴収分では 93.59%にまで下がっていました。滞納が長引けば介護保険制度から排除されサービスを受けることができなくなりかねません。保険料、利用料の負担軽減は、特に低所得者やリストラ、失業など、予期せぬ事態に遭い収入減になった人にとって切実な要望になっていました。
 ところが、減免、免除の措置は一切とらず、第2次介護保険事業の初年度の平成15年度に保険料を一気に47%も引き上げました。決算書とその審議で見ると、収納率は現年度普通徴収で 92.60%とさらに下がり、認定者の利用者率も82.4%へと下がり、サービスを利用している人の利用は介護度別の平均で限度額の4ないし5割半ばという状況で改善がなされず、むしろ、保険料、利用料がより重い負担となっていることを示しています。サービスの利用割合が限度額の4割ないし5割半ばと低い理由についての考察を町は利用者とケアプラン作成者とのかかわりに解消し、経済的背景には全く目を向けようとしていません。これでは、必要なサービスを十分利用できるよう配慮すべき介護保険事業主体者としての責任を放棄するものと言わざるを得ません。
 今、国の減免制度を不十分として保険料、利用料について自治体独自の減免措置を実施する自治体が広がっています。保険料では2004年4月時点で 841自治体、利用料では同時点で 888自治体が独自の減額、免除措置を実施しています。町は町財政がこうした減免を実施することが十分可能であるにもかかわらず実施しようとしていません。一気に1号被保険者の保険料47%引き上げ、その一方で保険料、利用料の減額、免除は行わない。そのため住民には負担増とサービス利用の抑制をもたらしました。こうした大きな問題を持つ平成15年度富谷町介護保険特別会計決算に反対いたします。。

議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) 私は平成15年度介護保険特別会計の決算に賛成するものです。
 その理由といたしまして、富谷町の高齢者が増加いたし、その中でサービス内容も充実してまいりました。反対者が申すように、減っているというものの、高齢者がふえていることもあり、嘆息にサービス内容が乖離するように減っているとも言えません。また、町ではこの介護保険制度、介護保険料が47%と引き上がりましたが、これをまた抑制するためにさまざまな事業を行っております。まず、歩効果運動、また地域で月1回から2回のコミュニティー事業、そして高齢者の生きがいと健康づくり推進として介護予防運動、地域での仲間づくり事業など、ゆとりすとクラブサロン事業を行い、高齢者の介護予防事業を実施しています。その中でも、本年度は昨年度から始まりまして介護予防教室、筋力トレーニング教室事業が始まっております。この筋力トレーニング教室に参加した高齢者の方からの話で、確実に効果が出ているとの意見も聞きました。
 そんな中、また健康面でも早期治療、早期発見ということで、脳ドックの検診に補助事業として実施いたし、寝たきり高齢者を少なくするそういう努力もされております。このことから、平成15年度介護保険特別会計の決算に賛成するものです。

議長(相澤 武雄君) ほかに討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数。よって、認定第5号平成15年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第7、認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
 討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより、認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員。よって、認定第6号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第8、認定第7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
 討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより認定第7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員。よって、認定第7号平成15年度富谷町水道事業会計決算の認定については、原案のとおり認定することに決定いたしました。

日程第9 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号))

議長(相澤 武雄君) 日程第9、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号))を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) それでは、承認第1号専決処分の承認を求めることについては、平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)でありまして、上水道高料金対策借換債に伴う補正であります。平成14年度の資本費が 134円以上、給水原価が 182円以上の水道事業で、公営企業金融公庫資金で利率が7%以上の起債について借換債の対象となり、本町においては平成14年度の資本費が 187円で、給水原価が 257円であったため、昭和54年度債が7.25%で該当したために未償還残高全額の借り換えを申し込みいたしましたところ、7月1日に県より内示通知を受けましたが、借り入れ申し込みを公営企業金融公庫へ7月5日まで、起債許可申請を県へ7月15日まで提出しなければならなかったことから、地方自治法第 179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、承認をお願いするものでございます。
 15ページの富専第8号、平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 16ページをお願いします。
 第2条の資本的収入及び支出ですが、資本的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。収入で、第1款の資本的収入に 1,210万円を追加し4億 179万 5,000円とし、支出で第1款の資本的支出に 1,217万 4,000円を追加し2億 3,756万 7,000円とするものでございます。
 第3条の企業債ですが、起債の目的は上水道高料金対策借換債で、限度額は 1,210万円。起債の方法については記載のとおりでございます。融通条件が地方債の償還残高、残期間プラス1年となってございますので、借換債の償還年数は5年となるものでございます。
 19ページをお願いします。
 平成16年度富谷町水道事業会計実施計画明細書によりご説明いたします。
 資本的収入及び支出で、収入の1款3項1目企業債は 1,210万円とするものでございます。
 借り換え分の借入金でございます。該当する起債の未償還残高は 1,217万 3,012円で、 1,210万円の申し込みをいたしましたところ、満額の 1,210万円の内示額となったものでございます。
 支出は1款2項1目企業債償還金については 1,217万 4,000円増額し1億 2,629万 6,000円とするもので、借り換え分の償還金 1,210万円と残金の10万円以下の7万 4,000円の繰り上げ償還分でございます。なお、企業債の利息につきましては、借り換え日当日の利息となっておりますので、確定後に補正をさせていただきます。
 この借り換えによる利息の軽減額は借り換え申し込み時の利息 2.4%で計算しますと、約 103万 9,000円となる見込みでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号))を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号))は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第1号 富谷町保健福祉総合支援センター条例の制定について

議長(相澤 武雄君) 日程第10、議案第1号富谷町保健福祉総合支援センター条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 議案第1号富谷町保健福祉総合支援センター条例の制定についてご説明いたします。
 今回の条例制定の提案理由につきましては、現在建築しております(仮称)富谷町総合支援センターが11月15日に完成を目指して進めております。12月1日からの供用開始を行う富谷町保健福祉総合センターを設置するために、条例の制定を行うものでございます。
 条例の条文につきましては、次のページでご説明いたします。
 第1条は、条例の趣旨を定めております。
 第2条は、設置の定めで、1項は保健福祉総合センターの設置目的を定めております。
 2項は名称と位置を定めるもので、名称を「富谷町保健福祉総合支援センター」とし、位置を富谷町富谷字桜田1番1と定めるものでございます。第3条は業務を定めております。1号は介護、健康、痴呆、高齢者保健福祉、介護保険相談、認定などなどの高齢者の相談及び支援に関することを定めております。2号は知的、身体、精神障害者支援費、障害者福祉事業、精神相談など障害者のさまざまな相談及び支援に関することを定めているものでございます。3号は障害児相談、子育て、発育相談、虐待などなどの子育ての相談及び支援に関することを定めておるものでございます。4号は老人福祉法20条の7の2に規定する老人介護支援センターの事業でありまして、地域の要援護高齢者の実態把握、介護予防、生活支援事業、関連機関との連絡調整のほか、介護機能の展示、相談、支援、地域ケア会議の開催などに関することを定めているものでございます。5号は、介護保険法の指定を受けております要支援、要介護認定者のケアプラン作成と支援に関することを定めておるものでございます。6号は社会福祉協議会初め、ボランティア、一歩の会、手をつなぐ親の会、やおき会といった社会福祉活動者への支援に関することを定めておるものでございます。
 第4条は、職員についてでございます。所長及び必要な職員を置くと定めているものでございます。
 第5条は手数料の定めでございます。1項は要介護、要支援被保険者がセンターから受けるケアプラン作成費用の徴収を定めているものでございます。2項はケアプランの費用の限度額を定めているものでございます。
 附則といたしまして、この条例は平成16年12月1日から施行するものでございまして、これまでの富谷町介護支援センター条例は廃止するものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 条例の第3条に関して伺います。
 ここにあります業務に関して、配置される職員の数、これはどうなっていますでしょうか。伺います。
 また、第4条でセンターに所長及び必要な職員を置くとありますが、所長は専任で置かれることになるのでしょうか。伺います。
 建物は11月15日に完成するということでしたが、今年の3月議会でさまざま、可動間仕切りの件や相談室1、2、打ち合わせコーナーについてなど、要求を入れましたが、38人委員会で検討したものであるということがあって、どこまで受け入れられるか、その時点で不明でしたが、議会でのこの場での要望で通ったものがありましたらお知らせください。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 職員の数につきましては、ただいま人事担当と相談しておりまして、このような4条で定めている業務の支障のない職員というようなことでの配置というようなことで、今協議を進めているところでございます。所長につきましては、福祉課長の兼務になるものと思っております。
 あと、建築に際しての3月の議会での中でありました変更等々には特に変わったところはなく、当初の計画どおりの建設となります。

議長(相澤 武雄君) 11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 3月の議会で人的な体制についてですが、介護支援センターの職員、今4人いるので、その人数は相談によってとか、それから子育て関係では母子関係の事業だとか相談関係とかかなり広いので、専門指導員とかそういう人が入ってくるかもしれない、職員だけじゃなくて外部の相談もということで言われておりましたが、この体制については、そうしますといつまでに決めて、体制でやりくりをするということになるのでしょうか。 そしてまた、所長については、そこで決裁ができるように専任化すべきでないかということをそのときも話をしていたかと思いますが、その方向での検討はなされているのでしょうか。伺います。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 支援センターにおきましては、相談が主流でございますので、正職員対応で相談をするというようなことで考えております。
 あと、所長専任につきましては、検討いたしまして福祉課長の兼任ということで実施をしてまいります。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 一つには体制ですけれども、正職員で基本的には対応するという話でしたが、そういたしますと現在の福祉健康センターとの職員の割り振りと、それから本庁舎における保健福祉課の体制等々、これは全体として増員を図った上でこうした配置を考えていくということでしょうか。それとも、現在の人数のままで配置をしていくということでしょうか。まず、これを1点伺います。
 それから、先ほど第3条3のところで虐待の問題についても相談に乗るというようなことが言われておりましたけれども、DVだとか児童虐待の問題は、たしか生活環境課の所管事務になっていたはずですが、生活環境課とはどのようにこの児童虐待の問題を分担していくんでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 職員につきましては、現在の正職員の中での異動での配置でございます。
 あと、虐待等々につきましての相談というようなことでは、生活環境課とは打ち合わせはしておりませんけれども、子育て支援相談の中では虐待のケースワークというようなことでもあるというようなことでの説明として含めたものでございます。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) この実績報告書の中の1ページに手話講座とありますが、この総合支援センターに手話通訳の専門員は配置されますでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) そういう職員は配置しません。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) この内容を見ますと、障害者、高齢障害者、子供等ありますが、この内容を考えれば手話通訳というのが必要なものかと考えます。それで、先日聾唖の方にお会いしたところ、やはり手話の専門の方が役場に、庁舎にいらっしゃらないということで不便をしていると、そのような要望がございました。ぜひ、これはまだ日にちはあると思いますので、考えていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 今後の検討ということで検討してまいりたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 職員の体制ですけれども、現在の職員の中での配置ということですと、細かいそれぞれの担当者については後で伺うにしましても、後で決まるにしましても、全体として大枠の配分が本庁、福祉健康センター、それから総合支援センターで、どのような比率にして配分する予定なのか。大まかなところでも伺いたいと思います。
 建物はつくったけれども、人の配置が不十分ということになれば、これは新しい総合支援センターだけではなく、もともとの福祉健康センター等にもひずみが行くことになりますので、人の体制については、この点、少なくともどういう案分をするかぐらいはお答えいただきたいと思います。
 また、虐待の問題で生活環境課と打ち合わせはしていないということですが、もともと生活環境課がDVの問題や児童虐待の問題を扱うこと自体に無理があるわけで、この機会に、やはり児童虐待の問題を含めた事務の見直し、これは保健福祉課がきちんと担当していくというように所管事務の内容を改めて見直す必要があると思いますが、いかがでしょうか。この二つ目については町長に伺います。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) 今のところ10名前後の配置というようなことでの回答をさせていただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 生活環境課でやっているのは、全体の人権擁護の体制からの中に、その児童虐待部分が入っている、そういう一つの流れがあります。
 それから、一方の保健福祉総合センターの中で子育て支援の中からそういう2次的と申しますか、子育て支援の中から虐待部門なんて出てきたというのは相談業務、そこはこんな小さな町ですから、連携プレーしているわけですから、今の体制で進んでまいりたいとこういうふうに考えているところであります。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号富谷町保健福祉総合支援センター条例の制定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第1号富谷町保健福祉総合支援センター条例の制定については、原案のとおり可決されました。
 この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時00分 休憩

午前11時15分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

日程第11 議案第2号 富谷町都市公園条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第11、議案第2号富谷町都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、議案第2号富谷町都市公園条例の一部改正について説明いたします。
 これは、上桜木土地区画整備事業に係る都市公園の帰属を受けたために、当該条例に追加するものでございます。
 条例の改正内容なんですが、都市公園条例の別表第1中、成田八丁目公園の次に、上桜木一丁目第1公園から第2、第3までの三つの公園を加え、改めるものでございます。この条例につきましては、公布の日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから、質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町都市公園条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号富谷町都市公園条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。

日程第12 議案第3号 平成16年度富谷町一般会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第12、議案第3号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) それでは、平成16年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
 議案第3号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
 第1条、歳入歳出予算の補正でございますけれども、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ16億 1,769万 6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 102億 6,225万 4,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款、項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」のとおりでございますが、後ほど事項別明細によりご説明申し上げます。
 第2条、債務負担行為の補正につきましては、8ページの「第2表債務負担行為補正」により、第3条の地方債の補正につきましては、9ページの「第3表地方債補正」によりご説明を申し上げます。
 8ページ、お願いいたします。
 債務負担行為の補正でございます。
 今回、4件の追加をするものでございます。新設の保健福祉総合支援センターと成田中学校分でございます。期間と限度額につきましては、記載のとおりでございます。
 次のページ、お願いいたします。
 第3表の地方債補正です。今回は変更をお願いしております。住民税減税補てん債 9,200万円を計上しておりましたが、それをゼロといたしまして、限度額を9億 3,860万円とするものでございます。これによりまして、35ページをお願いいたします。
 これによりまして、平成16年度末現在高見込みにつきましては、お示しのとおり一番右端なりますけれども、65億 4,089万 2,000円となる見込みでございます。
 お戻りいただきます。
 事項別明細により説明いたしますので、12ページをお願いいたします。
 初めに歳入です。
 1款1項町民税10億 8,719万 9,000円を追加いたしまして25億 1,440万 6,000円とするものでございます。法人税の現年課税分でありまして、法人税割の増及び新設による法人税の増によるものでございます。
 9款1項地方特例交付金 741万 6,000円を追加いたしまして1億 3,241万 6,000円とするものでございます。7月28日付の交付決定による計上でございます。
 10款1項地方交付税2億 7,535万円を追加いたしまして15億 2,535万円とするものでございます。地方交付税のうちの普通交付税で、7月18日の決定でございます。この決定額につきましては、対前年で 7.4%、1億 1,821万円の減ということになりました。
 14款1項国庫負担金41万 7,000円を追加いたしまして6億 3,611万 5,000円とするものでございます。社会福祉費負担金でありまして、身体障害者保護費負担金で厚生医療給付費増額補正に伴う増でございます。
 14款2項国庫補助金34万 4,000円を追加いたしまして1億 8,667万円とするものでございます。障害者居宅生活支援事業費補助金、訪問入浴サービス事業の増額に伴う増でございます。
 15款1項県負担金20万 9,000円を追加いたしまして 8,486万 8,000円とするものでございます。身体障害者保護費負担金、先ほど国からの負担金を説明いたしましたけれども、これにつきましては県からの負担金の増でございます。
 次のページ、お願いいたします。
 15款2項県補助金77万 5,000円を追加いたしまして1億 4,134万 2,000円とするものでございます。2目8節障害者居宅生活支援事業費補助金、訪問入浴サービス事業増額に伴う歳入の増でございます。9目3節小学校耐震化促進事業補助金60万 3,000円につきましては、富谷中学校の校舎耐震診断業務に係るものでございます。
 15款3項委託金9万 8,000円を減額いたしまして 5,780万 4,000円とするものでございます。1目4節の統計調査費委託金の9万 8,000円の減ですが、これにつきましては交付決定によるものでございます。
 17款1項寄附金 377万 8,000円を追加いたしまして 377万 9,000円とするものでございます。上桜木土地区画整理組合より防犯灯及び街区表示板取り付け寄附金ということで寄附がありましたので計上ということになりました。
 18款1項特別会計繰入金 2,907万 1,000円を追加いたしまして 2,907万 2,000円とするものでございます。老人保健特別会計、介護サービス事業特別会計、それぞれ剰余金を繰り入れするものでございます。
 18款2項基金繰入金 8,711万円を追加いたしまして5億 2,567万 2,000円とするものでございます。1目1節財政調整基金繰入金につきましては 7,389万円を減額いたしましてゼロというふうにするものです。これにつきましては、財源調整になります。2目のユーマイタウン施設整備基金繰入金につきましては、せせらぎ水路管理分を繰り入れするものでございます。減債基金繰入金につきましては、減税補てん債の償還に充てるものでございます。
 19款1項繰越金2億 1,812万 5,000円を追加いたしまして2億 4,812万 5,000円とするものでございます。実質収支額が5億 812万 5,000円でございましたので、基金繰り入れをした額を除いた額を計上いたしたものでございます。
 21款1項町債 9,200万円を減額いたしまして9億 3,860万円とするものでございます。今回、住民税減税補てん債については発行を見送るものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 続いて歳出になります。
 1款1項議会費 205万 6,000円を減額いたしまして1億 2,280万 7,000円とするものでございます。職員の人件費でございます。以下、人件費につきましては、多くの目で増減がありますが、人事異動による調整でございます。
 2款1項総務管理費8億 2,000、次のページをお願いいたします。
 8億 2,399万 6,000円を追加いたしまして17億 663万 8,000円とするものでございます。 前のページ、お戻りください。
 1目、2目につきましては事務経費でございます。6目の企画費につきましては 376万 3,000円を増額するものでございますけれども、黒川地域行政事務組合の運営負担金であります。黒川地域行政事務組合の負担金につきましては、確定に対して不足額を計上したものでございます。以下、出てきますけれども、同じ理由でございます。
 7目の情報化推進費につきましては、12月に開所する保健福祉総合支援センターと本庁間のネットワークを構築するため必要となる経費を補正するものでございます。10目の自治振興費につきましては、成田三丁目会館建設に伴う経費でございます。
 次のページ、お願いいたします。
 出張所費の中で、18節備品購入費とありますけれども、現在使用していたシュレッダーが破損したために更新をする、シュレッダーを更新するものでございます。13目の財政調整基金につきましては7億 7,579万 2,000円を積み立てるものでございます。これによりまして、16年度末の見込みにつきましては22億 9,473万 1,000円の予定でございます。16目ユーマイタウン施設整備基金につきましては、上桜木土地区画整理組合からの寄附金を積み立てするものでございます。
 2款2項徴税費 675万 2,000円を増額いたしまして1億 8,437万 2,000円とするものでございます。これにつきましては、職員の人件費でございます。
 2款3項戸籍住民基本台帳費 555万 6,000円を減額いたしまして 5,697万 7,000円とするものでございます。14節の使用料及び賃借料につきましては、庁用複写機、ファクシミリの使用料の増による増額補正でございます。
 2款2項統計調査費9万 8,000円を減額いたしまして 253万 6,000円とするものでございます。歳入確定に伴いまして所要の調整を行うものでございます。
 次のページ、お願いいたします。
 3款1項社会福祉費 1,546万 6,000円を増額いたしまして5億 9,645万 7,000円とするものでございます。1目の社会福祉費につきまして19節の負担金、補助及び交付金ですけれども、知的障害者のトーチランイベント開催のため、トーチラン富谷町実行委員会へ補助をするものでございます。4目の障害福祉費13節の委託料につきましては、受給者の状態変化による回数増が必要となったための増額でございます。扶助費につきましては、対象者の増による増額でございます。5目の医療助成費28節繰出金につきましては、国民健康保険特別会計への繰出金でございます。6目の保健福祉総合支援センター費、これにつきましては保健福祉総合支援センターの設置に伴う経費でございます。
 3款2項児童福祉費、次のページをお願いいたします。 674万 9,000円を追加いたしまして6億 2,424万 2,000円とするものでございます。1目、4目、それぞれ職員の人件費を計上いたしております。
 3款3項老人福祉費91万 6,000円を追加いたしまして2億 3,435万 2,000円とするものでございます。介護保険特別会計、介護サービス事業特別会計にそれぞれ繰り出しをするものでございます。
 4款1項保健衛生費 356万 2,000円を追加し3億 3,309万 4,000円とするものでございます。それぞれ、職員の人件費と黒川地域行政事務組合に対する負担金の増でございます。
 4款2項清掃費、次のページをお願いいたします。 555万 8,000円を追加いたしまして5億 8,515万 6,000円とするものでございます。そこのページで13節の委託料がありますけれども、これにつきましては年末と年度末に仙台市へごみの試験運搬をするための処理委託代でございます。
 6款1項農業費 264万 6,000円を追加いたしまして 8,145万 3,000円とするものでございます。職員の人件費の増でございます。
 7款1項商工費 4,688万 3,000円を追加いたしまして 7,975万 5,000円とするものでございます。商工振興費の19節負担金、補助及び交付金につきましては、企業立地促進奨励金でございます。
 8款1項土木管理費32万 9,000円を追加いたしまして2億 2,673万 6,000円とするものでございます。これにつきましては人件費でございます。
 8款2項道路橋梁費 1,581万 7,000円を追加し4億 9,712万 2,000円とするものでございます。1目につきましては人件費、5目の道路改良費の17節と22節につきましては、町道待道線道路改良工事に伴う用地購入と、同じく物件等の補償費でございます。
 次のページをお願いいたします。
 8款4項都市計画費 303万 7,000円を減額いたしまして4億 2,252万円とするものでございます。公園費の11節需用費につきましては、都市公園の遊具修繕代とか成田のせせらぎ水路の修繕でございます。公共下水道費の繰出金につきましては、下水道事業特別会計へ繰り出しをするものでございます。
 8款5項住宅費35万 7,000円を追加いたしまして 7,140万 4,000円とするものでございます。職員の人件費でございます。
 9款1項消防費 2,247万 7,000円を追加し4億 3,729万円とするものでございます。1節につきましては黒川地域行政事務組合に、1目の19節につきましては黒川地域行政事務組合に、2目の非常備消防費につきましては退職報奨費追加賦課決定によるものでございます。
 10款1項教育総務費 724万 7,000円を追加し1億 2,867万 3,000円とするものでございます。12節の役務費につきましてはスクールインターネット料のBフレッツの利用料でございます。負担金につきましては黒川地域行政事務組合でございます。
 次のページをお願いいたします。
 10款2項小学校費 3,461万 7,000円を追加いたしまして3億 7,643万 9,000円とするものでございます。2目の小学校建設費委託料の 2,796万 2,000円につきましては、(仮称)成田小学校校舎新築工事を実施するため、設計業務と地質調査業務を計上いたしたところでございます。4目の小学校管理費につきまして、11節の修繕料につきましては東向陽台小学校体育館の雨漏り箇所を修繕するものでございます。12節の役務費につきましては、先ほどと同様、Bフレッツの利用料でございます。
 10款3項中学校費 6,723万 2,000円を増額いたしまして11億 8,288万 4,000円とするものでございます。2目の中学校建設費の 6,602万 6,000円につきましては、成田中学校開校に伴う計上でございます。3目の中学校管理費につきまして、需用費の33万 3,000円につきましては、非常用放送設備であるとか消火器具設備等の修繕を行うものでございます。役務費につきましては、Bフレッツの利用料でございます。
 10款4項幼稚園費 326万 9,000円を減額いたしまして 9,897万 4,000円とするものでございます。職員の人件費でございます。
 10款5項社会教育費、次のページをお願いいたします。
  642万 4,000円を減額いたしまして2億 6,197万 2,000円とするものでございます。1目につきましては人件費、5目につきまして29ページのところですが、修繕費につきましては富ケ丘公民館の雨漏り箇所の修繕をするものでございます。
 10款6項保健体育費 233万 2,000円を追加いたしまして4億 4,556万 5,000円とするものでございます。3目の給食センター管理費11節、18節につきましては、成田中学校開校によるものでありまして、消耗品につきましては食器かご等、備品購入費につきましては食缶であるとか配膳台であるとか、そういったものを購入する予定でございます。
 12款1項公債費5億 7,520万円を追加いたしまして15億 8,211万 1,000円とするものでございます。支払い期日が17年3月になっております減税補てん債2件を償還させるための予算の計上でございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) 27ページの仮称成田小学校の校舎設計業務、これ委託されておりますが、今までの流れですと、前回白紙にしているという状況はお聞きしました。何度かお聞きした中で、進んでいないというお答えでしたが、これを見た限りでは進んでいるのだなと。それで、設計業務が委託されたということは、ほぼというか決定されているということで受け取れるんですが、今までの経緯ですと先に30人委員会なり35人委員会なりをつくって、それからこの設計というのが始まるような気がしたんですが、何人委員会とかという委員会はどうなっているんでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) この進め方としましては、これまで小学校建設の検討委員会というところで検討をしてまいりました。今後につきましてはさらに踏み込みまして、小学校建設事業の委員会を立ち上げまして、この住民参加型の委員会でございますけれども、その中でこれまでと同様に簡易の設計コンペ方式で業者を選択するというようなことで、その実施設計とかに入ってまいりたいというふうに思っての今回の予算を計上させていただいたところでございます。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) その委員会を何人で構成される予定なのか。いつまでに設置する予定かお聞きします。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) これまでですと大体30人といった規模でさせていただいておりますので、そのようになろうかと思います。また、時期的にはこの9月から始めまして11月いっぱいでその委員会を終わらせたいとこのように考えております。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 今回は法人町民税の10億円を超す歳入増ということで、大幅な補正ということになりましたけれども、この10億 8,719万 9,000円の補正額の内訳として事業所名とそれぞれの金額を、まず伺います。
 それから23ページに商工振興費 4,686万円の増額補正となっております。企業立地促進奨励金ということですが、これはそれぞれ事業所名と事業所ごとの金額を伺います。
 次に、27ページ、先ほどの伊豆田議員の質問とも関連しますが、結局○○委員会という形で検討委員会を開いて、8月中に結論を出すというようなことが議会では説明されておりましたが、この委員会の結論というのはどういう内容だったのかを改めて伺いたいと思います。
 もう1点ですが、30ページ、公債費のところで5億 7,520万円の償還金が計上されておりまして、減税補てん債の償還2件というふうに言われております。この償還に関して財政的な節減、どの程度というふうに見ているんでしょうか。伺います。

議長(相澤 武雄君) 税務課長。

税務課長(渡辺成一君) まず、今回の補正の内容でございますが、4月から6月までの調定分、その後の収納状況ということを踏まえての補正でございます。また、いわゆる納税義務者、その納税の申告納税額、こちらにつきましては守秘義務等ございますので、特定した義務者名、それから金額等についてはお示しはできません。

議長(相澤 武雄君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 商工振興費の負担金関係は1社でございます。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 8月の委員会での結論といたしましては、早期に建設をすると、早期建設というようなことで、建設の促進を図るというようなことで総意をいただきました。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) この5億 7,520万円を新たに借りかえをしないということで、借りかえ予定利率を 1.4%で見ておりまして、その金額が 4,321万 1,000円と見ております。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず、1点目に伺った事業所名と金額についてですけれども、納税義務者名及びその納税額については言えないということですが、それでは事業所の数を改めて伺います。
 それから2点目の企業立地促進条例に関するものも1社ということでしたが、これは企業名はどちら、事業所名を伺います。
 それから、小学校の検討委員会ですけれども、早期建設という結論を踏まえての進め方ということで、今後の日程、先ほども少しは、9月から始めて新たな委員会11月いっぱいまでで終了するということで、その中で設計、コンペ方式で行うということでしたけれども、この間、何々委員会という形でさまざまな施設についての意見を聴取するということが行われてきましたが、それ自体は住民の意見を聞くということで重要なこととは思いますが、一方で議会への説明、これが決まってしまってからのものではなく事前の説明ということが非常に欠けていたように思うんですが、議会への説明はどの時期に行う予定でしょうか。

議長(相澤 武雄君) 税務課長。

税務課長(渡辺成一君) 今回の補正につきましては、4月以降の申告、先ほど申し上げました納付の状況、それぞれを積み上げて金額を直近の段階で算出いたしまして、当初の予算額との差額、そういったものを見て補正をしたものでございまして、何社というそういった定義にはできないものでございます。

議長(相澤 武雄君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 企業名はボーダフォン株式会社でございます。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 小学校の建設事業委員会をこの9月から11月にかけまして開催をさせていただきながら、先ほど申し上げましたように、簡易の設計コンペ方式で業者を決定し、そして基本設計の協議と並行しながらいろいろな話し合いをしてまいりたいとこのように思っております。12月から実施設計を行いまして、3月までに終了させるというようなことでございます。
 議会への説明というようなことにつきましては、必要になった場合にご説明を申し上げてご相談をしてまいりたい、このように思います。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 最後にお話しされた小学校建設に関してですけれども、必要な時期になったら議会にご説明するということでしたが、それは12月定例議会以前の段階での、例えば全員協議会等での説明というふうにとらえてよろしいでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 委員会の進め方といいますか進み方の中で、どうしたいろいろな意見とかが出るかわかりませんけれども、そうしたものをよく検討いたしましてご相談を申し上げていきたいとこのように思います。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) 同じく成田小学校のことでありまして、住民の方からいろいろとこの建設に差し当たっていろいろ要望等が来ているかと思うんですが、たしか、道路ですか歩道、調整池の周りの歩道にフェンスの設置とか、また歩道の除雪とかそういったものが来ていたかと思いますけれども、その辺は設計が始まる段階に当たって考慮されたんでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) そうしたことにつきまして、設計の余条件の中には含まれないわけでございまして、それらにつきましては、先ほど申し上げましたように、基本設計をやっている中でいろいろと委員会の方々と相談をするようになりますので、そうしたときこうした要望とか課題、そうしたものについてお互いに解決が図れるように話し合ってまいりたい、このように思っております。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) 住民の方からいろいろと要望というかそういったものが出ておりますので、ご配慮の方、お願いします。
 あと、確認というか前にも聞いたと思うんですが、この小学校の開校はいつで、クラスはどのような編成になるんでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 2年後の平成19年4月開校予定いたしておりまして、当初12クラス、つまりは学年2クラスというふうなことでスタートしたいとこのように思います。

議長(相澤 武雄君) 11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 同じく成田小学校、(仮称)成田小学校についてですが、検討委員会での討議を踏まえて、一たん、何か白紙のような状態で、その後どういう変化があったのかと気をもんでおりましたが、先ほどの教育総務課長のお話で建設委員会を立ち上げてこれから行うということですが、この検討委員会の方々はその後会合を持たれて、そしてその建設が必要だということになっていったのでしょうか。その間の推移はどういうものだったのか。また、建設委員会というのは新たなメンバーで組織されるものなのか、同じ方々が引き続き行われるものなのか伺います。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) この小学校建設検討委員会につきましては、6月から8月にかけましていろいろとお話し合いをさせていただきました。その中で、先ほど申し上げましたように、結論としましては建設を推進、促進を図ってほしいというようなことになりまして、それで一たんその検討委員会につきましては解散させていただきまして、新たに今回はその小学校を建設するための事業の委員会というふうなことで何人委員会というふうなことになるわけでございます。そこの中でいろいろとこれから進めていくわけでございます。以上です。(「メンバーは」の声あり)
 メンバーにつきましては、先ほどのあれで、検討委員会は解散しましたので、新たにというふうなことになりまして。新たにというふうになりましても、関係する学校区がございます、区域がございますので、重点としましてはその新たな学校区になる地域の方々を中心にといいますか、やっていきたいとこのように考えて、メンバーはやっていきたいとこのように考えております。

議長(相澤 武雄君) ほかございませんか。11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) そうしますと、新たにメンバーはつくられていくことになりますが、それについて、その応募の方法といいますか大体何人でスタートさせようというおつもりなのか。いつからそれは時期的に始まって、第1回目はどの時期に持たれるということになってきますか、伺います。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) まだどうした方々を委員にお願いするかということにつきましては、関係する以前の委員長さんになられた方、そうした方々とご相談を申し上げているところでございます。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) ただいま建設委員会のメンバーについては、(仮称)成田小学校学区の方々をメンバーに入れると言われましたけれども、この新しくできる(仮称)成田小学校の学区というのは、地域名でどういう地域になるのか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(古跡 幸夫君) 学区内ということではなくて、学区内になられる方々を中心というようなことでございまして、その新たになる学区につきましては成田六丁目、そして三丁目と。つまり町道富ケ丘明石線、あれを境にしたところを学区というふうにさせていただく予定になっております。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号平成16年度富谷町一般会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。
 この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時55分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

日程第13 議案第4号 平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第13、議案第4号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) それでは、36ページをお願いいたします。
 議案第4号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 2,533万 8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億 6,916万円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款、項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 42ページをお願いいたします。
 初めに歳入でございます。
 1款5項繰越金 2,533万 8,000円を増額し 2,533万 9,000円とするものでございます。平成15年度歳入歳出差し引き額を増額するものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 3款2項1目、ここで先ほどの歳入と同じ 2,533万 8,000円を増額いたしまして一般会計繰出金として一般会計へ繰り出しをするものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号平成16年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。

日程第14 議案第5号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

議長(相澤 武雄君) 日程第14、議案第5号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 44ページをお願いいたします。
 議案第5号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 2,546万 6,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ21億 6,016万 6,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款、項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 50ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 8款1項1目一般会計繰入金に 383万 8,000円を増額いたしまして、補正後の額を1億 2,700万 8,000円とするものでございます。人件費に係る増額でございます。
 次に、8款2項1目財政調整基金繰入金につきましては 589万円を減額いたしまして、補正後の額を 2,397万 7,000円とするものでございまして、財源調整でございます。これにより、現在予算ベースでの基金総額は1億 6,882万 9,000円となってございます。
 次に、9款繰越金1項繰越金に 2,751万 8,000円を増額し、補正後の額を 3,251万 9,000円とするものでございます。平成15年度の決算の歳入歳出差引額の計上でございまして、なお1目の 2,162万 8,000円については、繰越金のうちに療養給付費等の交付分の返還分に当たるものを計上させていただいておるものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目一般管理費 381万 3,000円を増額いたしまして 3,871万 4,000円とするものでございます。これにつきましては、人件費による増額でございます。
 次に、1款2項1目賦課徴収費に2万 5,000円を増額し 1,034万 9,000円とするものでございます。これについても、人件費に係るものの増額でございます。
 次に、9款1項5目償還金 2,162万 8,000円を増額し、補正後の額を 2,162万 9,000円とするものでございます。療養給付費の交付決定による返還分でございます。以上でございます。
 失礼いたしました。それでは、9款をもう一度読ませていただきます。9款諸支出金のところでございます。9款1項5目償還金 2,162万 8,000円を増額し 2,339万 1,000円とするものでございます。失礼いたしました。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 50ページと51ページにかかわってですが、償還金が発生しています。 2,162万 8,000円。これについての説明をお願いします。

議長(相澤 武雄君) 町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 療養給付費については、決定が、支払いが2カ月おくれになりますので、過年度分として精算になるのでこのような形になってございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第15 議案第6号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)

議長(相澤 武雄君) 日程第15、議案第6号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) それでは、54ページをお願いいたします。
 議案第6号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ 393万9,000 円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ7億 5,038万 4,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の明細につきましては、事項別明細書によりご説明いたしますので、60ページをお願いいたします。
 歳入でございますが、3款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金を 620万 5,000円減額し3億 3,357万 4,000円とするもので、前年度繰越金及び平成14年度消費税確定申告による還付金があったために減額とするものでございます。
 4款繰越金1項繰越金1目繰越金を 956万 2,000円増額し 1,006万 2,000円とするもので、平成15年度の繰越金でございます。
 5款諸収入2項雑入1目雑入を58万 2,000円増額し66万 9,000円とするもので、平成14年度分消費税確定申告による還付金でございます。
 次に、61ページの歳出でございますが、1款下水道事業費1項下水道管理費1目下水道総務費を 274万 1,000円減額し 5,979万 5,000円とするものでございますが、人件費の減額で4月の人事異動によるものでございます。2目下水道維持費に 668万円を増額し 6,463万 2,000円とするものでございますが、11節の需用費の光熱水費は上桜木地区のポンプ場の移管に伴い水道料、電気料を増額するものでございます。12節役務費の通信運搬費の増額についても上桜木地区のポンプ場の移管に伴うもので、ポンプ異常等の通報用の電話回線使用料の増額でございます。
 13 節委託料の増額につきましては、これも上桜木地区のポンプ場の移管に伴うポンプ場の維持管理業務の委託と平成3年度に県工業用水道事業、仙台市ガス局、富谷町水道事業、富谷町下水道事業が共同で明石地区に設置した板坂川水管橋について、県工業用水道事業事務所で電気防食調査を実施したところ、防食が懸念されるという結果が出ましたので、本町水道事業と下水道事業に対し防食工事の共同施工協議がありました。検討の結果、施工することとし、県工業用水道事務所に委託し施工するものでございます。下水道管については直径 200ミリメートルの管2条が入ってございます。
 15節工事請負費の増額は汚水圧送管布設工事箇所の路面本復旧工事で、当初予算設計では影響部を掘削部から50センチメートルとしておりましたが、道路管理者との現場立ち会いで歩道部については全幅、車道部については片側1車線の復旧幅となりましたことから増額とするものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号平成16年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第16 議案第7号 平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)

議長(相澤 武雄君) 日程第16、議案第7号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(千葉 美智子君) 64ページをお願いいたします。
 議案第7号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 748万 1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億 7,078万 1,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款、項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 70ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 7款1項1目一般会計繰入金に30万 7,000円を増額し、補正後の額を1億 3,489万 7,000円とするものでございます。2節の4万 8,000円については職員人件費によるものでございます。3節25万 9,000円につきましては、介護認定審査会の負担金確定による増額分の繰り入れでございます。
 次に、8款1項1目繰越金 717万 4,000円を増額し 717万 5,000円とするものでございます。15年度の繰越分を基金繰り入れ分を差し引いた額をここに計上いたしたものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目一般管理費に4万 8,000円を増額し、補正後の額を1億 1,956万 8,000円とするものでございます。人件費に係るものでございます。
 次に、3項1目介護認定審査会費に25万 9,000円を増額し 1,124万 4,000円とするものでございます。これは、黒川地域行政事務組合の認定審査会に係る負担分でございます。なお、認定者は現在 561人となってございます。
 2款1項介護サービス諸費は 717万 4,000円を増額し、補正後の額を8億 2,121万 5,000円とするものでございます。給付費については、昨年同期と比べ上がり 3.7%ほど伸びておるところであり、居宅介護サービス給付費に 344万 4,000円、2節の施設介護サービス給付費に 373万円を増額するものでございます。なお、現在のサービス利用者については、居宅の利用者が 325人、それから施設の利用者が 116人となってございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号平成16年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。

日程第17 議案第8号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第17、議案第8号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉課長。

保健福祉課長(須藤 辰夫君) それでは、74ページをお願いいたします。
 議案第8号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 434万 1,000円を追加いたしまして、それぞれ 6,219万 1,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款、項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、事項別明細書80ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 2款繰入金1節一般会計繰入金60万 9,000円を補正し、補正後 3,713万 6,000円とするものでございます。
 3款繰越金1節繰越金 373万 2,000円を補正し、補正後 373万 3,000円とするものでございます。
 次のページ、歳出に移ります。
 1款総務費1目一般管理費36万 9,000円を補正し、補正後 4,841万 4,000円とするものでございます。人件費の調整による補正でございます。
 2款サービス事業費2目デイサービスセンター事業費24万円の補正をし、補正後 995万 5,000円とするものでございます。これは修繕料でございまして、浴槽のシャワーと給湯機、温度調整機の交換・修理代を補正するものでございます。
 3款諸支出金1目一般会計繰出金 373万 2,000円を補正し、補正後 373万 3,000円とするもので、一般会計への繰出金であります。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。

日程第18 議案第9号 平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第18、議案第9号平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 84ページをお願いいたします。
 議案第9号平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 第2条の収益的収入及び支出ですが、当初予算第3条に定めた収益的支出の予定額を補正するもので、支出の第1款水道事業費用に 1,000万 1,000円を追加し9億 5,155万 2,000円とするものです。
 第1項営業費用で 435万 2,000円を増額し、第3項特別損失で 564万 9,000円を増額するものでございます。
 第3条の資本的収入及び支出ですが、当初予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入の第1款資本的収入は 1,000円追加し4億 179万 6,000円とするもので、第4項補償金 1,000円でございます。
 85ページで支出の第1款資本的支出に 1,567万 6,000円を追加し2億 5,324万 3,000円とするもので、第1項建設改良費の増額でございます。
 第4条の議会の議決を経なければ流用することができない経費ですが、当初予算第6条に定めた経費の金額を改めるもので、1の職員給与費で支出予定額に 124万 2,000円を追加し 7,169万 5,000円とするものでございます。
 90ページをお願いいたします。
 平成16年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書によりご説明いたします。
 収益的収入及び支出ですが、1款1項営業費用は 435万 2,000円増額し8億 2,620万 2,000円とするもので、3目配水及び給水費の増額については給料、手当及び法定福利費で、4月の人事異動によるものでございます。通信運搬費の増額につきましては、中央監視装置に係る通信運搬費で、電話回線使用料の増が見込まれるため増額とするものでございます。委託料の増額につきましては、平成3年度に県工業用水道事業、仙台市ガス事業、富谷町水道事業及び下水道事業が共同で明石地区に設置した板坂川水管橋について県工業用水道事務所で電気防食調査を実施したところ、腐食が懸念されるという結果となったために県工業用水事務所が本町の水道事業と下水道事業に対し共同施工の協議がありましたので、検討の結果、施工することとし、県工業用水道事務所に委託し施工するとするものでございます。
 4目業務費の減額につきましては、給料等の人件費で、職員1名の減と人事異動によるものでございます。
 91ページで、5目総掛かり費の手当等の増額は職員の住居手当の増額でございます。
 3項の特別損失は 564万 9,000円を増額し 1,615万 2,000円とするもので、2目の過年度損益修正損の増額につきましては水道使用料で、時効完成により不納欠損処分をするものでございます。その他は、平成15年度申し込みの給水工事の取り消しによる加入金等の担保をするものでございます。
 資本的収入及び支出の、収入で 1,000円増額し4億 179万 6,000円とするもので、4項補償金1目補償金で仙台北部道路建設に伴う配水管の支障移転工事に係る国土交通省からの補償金でありますが、設計をし、工事の請負額を確定させまして配水管の使用を開始してから現在までの減価償却分の差し引きをしないと補償金の額が確定しないことから 1,000円のみの予算計上といたしました。
 支出の1款資本的支出は 1,567万 6,000円増額し2億 5,324万 3,000円とするもので、1項建設改良費1目配水施設費で法定福利費については共済組合負担金の増額です。工事請負費については、仙台北部道路建設に伴う配水管の支障移転工事で、町道石積線と石積大亀線の2カ所の仮設工事と本設工事費分でございます。委託料については、仙台北部道路建設に伴う配水管支障移転工事の設計の委託料でございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号平成16年度富谷町水道事業会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。

日程第19 議案第10号 平成16年度富谷町立成田中学校プール新設工事請負契約の締結について

議長(相澤 武雄君) 日程第19、議案第10号平成16年度富谷町立成田中学校プール新設工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) それでは、議案書の7ページをお開きいただきたいと思います。
 議案第10号平成16年度富谷町立成田中学校プール新設工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 この工事の請負契約に当たりまして、7月28日に入札の公告をいたしましたところ、お手元の資料に記載いたしました5社が参加いたしまして、8月25日、条件付き一般競争入札を行いました。
 その結果、契約金額1億 1,025万円で株式会社阿部和工務店が1回目で落札し、8月26日仮契約をいたしました。
 請負契約を締結するため、議会の議決をお願いするものでございます。
 なお、予定価格は税抜きで1億 600万円でございました。入札参加条件といたしまして県内に本店または支店、営業所を有し、建築一式工事の認定を受け格付けがAであること。また、本工事専任として一級建築施工管理技師、または一級建築士を常駐させることができることといたしました。工期につきましては、平成17年3月15日までとしてございますが、工事の概要につきましては都市整備課長からご説明申し上げます。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 位置、それから平面、立面につきましてはお手元に配付の図面のとおりでございます。それで、構造は鉄筋コンクリートづくりの2階建てでございまして、2階の部分にプールがございます。1階部分につきましては職員駐車場になります。付属棟の延べ床面積は77平方メートルでございます。缶体につきましてはステンレス製のPVC抗菌シート張りのもので、7コースのプールでございます。水深は 1.1メートルから 1.3メートルの範囲でございます。仕上げの関係ですが、付属棟につきまして、屋根は陸屋根でございまして、ウレタン塗膜の防水となっております。外壁はコンクリートの打ちっ放しの上にアクリル塗装というふうになります。主な部屋でございますが、男女の更衣室、それから男女の便所、機械室、器具庫となってございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。11番佐藤 聖子君。

11番(佐藤 聖子君) 1回目で落札ということですが、各社幾らで金額を提示したのかお知らせください。
 プールについて伺います。この2枚目の図面を見ますと、トイレについてです。男子トイレは四つ小便器があります。そのほかに大便器が二つあるわけですが、女子については和式が一つに洋式が二つで3個しかないわけで、これまでもたびたび女子については数をふやすようにということを申し述べてきた経緯があるわけですが、今回、それが考慮されなかったのでしょうか。伺います。
 また、プール本体ではありませんが、1階部分の職員駐車場については何台が駐車できるスペースになるんでしょうか。伺います。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) 阿部和工務店1億 500万円、税抜きでございます。加地和組仙台支店が1億 3,500万円、後藤組が1億 3,000万円、中城建設1億 2,700万円、丸運建設1億 3,500万円、以上でございます。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) トイレの数につきましては、77平米という標準の面積の中でのことですので、従来どおりの考え方でやっております。
 それから、1階部分の駐車台数につきましては、約30台というふうに見ております。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 今回のプールを2階に設定するということについて、どのような理由によるものでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これは、この土地の敷地の問題、それから上からの上がり下がりですか、その関係でこのようになっております。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 上からの上がり下がりとは何のことでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それから、上がり下がり、これは段差があるものですから、2階ですと下よりも楽になるということ。それからもう一つ、1階に駐車場スペースが必要だったということもございます。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) ちょっとこの図面を見ただけでは素人で理解がよくできないんですが、先ほどご説明で屋根があって外壁があるということでしたが、1階の駐車場の分は別として、プールの部分については屋根がかかって外壁で取り囲む格好になるんですか。それとも空洞にというか、風は……、屋根だけがあるという形になるのか。ちょっと詳しく説明いただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 屋根があるのは付属棟の分です。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。3番山路 清一君。

3番(山路 清一君) 落札率なんですけれども、予定価格が1億 600万円というお話なんですけれども、99%でよろしいんでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(眞山 巳千子君) はい、99%です。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) 駐車場利用していて校舎の方に上がっていく場合、具体的にどういう経路にこれはなるんですよと図面を見てはっきりしないものですから。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 1階駐車場、職員専用になるわけですが、この1枚目の位置図でないプールの缶体の書かれている平面図で説明しますと、下側、プールの下側を通りまして、それから付属棟の、のり面、1段、一回のり面を上がりまして、階段で、真っ直ぐ、それからステップの部分、これをレベルでずっと上に上がりまして、さらに次ののり面を階段で上がるというようなルートになっております。

議長(相澤 武雄君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成16年度富谷町立成田中学校プール新設工事請負契約の締結についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成16年度富谷町立成田中学校プール新設工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。

日程第20 議案第11号 富谷町道路線の認定について

議長(相澤 武雄君) 日程第20、議案第11号富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 議案第11号の富谷町道路線の認定についてご説明申し上げます。
 これは上桜木土地区画整理事業の施行に伴いまして、町道路線を新たに認定するものでございます。
 認定する路線名につきましては、別紙のとおりでございますが、 765番の上桜木11-1号線ほか35路線でございまして、すべての延長で 4,652.2メートルとなります。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号富谷町道路線の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号富谷町道路線の認定については原案のとおり可決されました。

日程第21 議案第12号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについ

議長(相澤 武雄君) 日程第21、議案第12号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生 照男君) 平成16年9月30日をもって、教育委員の任期満了になります。したがいまして、議会の委員の任命について同意をお願いするためにご提案させていただきます。
 議案第12号で富谷町富谷字町34番地の佐藤紀雄さんを再度お願いを申し上げるものであります。よろしくお願いいたします。
 それから、経歴については、別添資料をご参照願いたいと思います。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。8番菅原 傳君。

8番(菅原 傳君) 教育委員の皆さん、人格、識見ともに立派な方で、特別申し上げることはありませんけれども、ただ、教育委員の人選については、いろいろ選ぶ場合の基準とか、あるいはこういう考え方で人選をするというのがあると思うんですが、特に最近男女共同参画社会等の問題もいろいろ出てきておりまして、県の方でも女性のそういったような方々の参加を多くするというふうな目標値もつくっているようですが、そういった男女共同参画社会との意義から、女性の方をふやすとか、あるいは富谷はかなり団地もありまして広域になっていますけれども、そういったような地域性を考えてやっておられるとか、あるいは小中学校、高等学校のバランス、一般の方も含めてバランスですが、そういったようなことがいろいろとあるかと思うんですが、町として選考される場合に何か基準というものがあるかどうか、参考にお伺いしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 厳密な基準は持っていないと思っております。今お話ありました町内の地域バランスということは、今選考からいかがなものかなと。このぐらいの面積の地域でありますから、人材豊富な町でありますので、全町的な中でということでいろんなご意見をいただいてご推薦を申し上げていると。それから、男女についても、これまさに議員おっしゃるとおりでして、適任者ございましたらそういう方々を努めてという考え方はあるわけでありまして、いろんなご意見などを参酌しながら、特に今ご提案申し上げている佐藤さんについては再任でお願い、後ほど申し上げますけれども、委員長代理として頑張っていただいて、本人も大変熱意を持ってやらさっているということで、再度のお願いをしているとこういう形であります。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第12号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入口を閉めます。
議場閉鎖

議長(相澤 武雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に7番相澤 榮君、8番菅原 傳君、9番安住 稔幸君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 念のため、申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは否と見なします。
投票用紙配付

議長(相澤 武雄君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検します。
投票箱点検

議長(相澤 武雄君) 異常なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ、順次投票願います。
局長点呼、投票

議長(相澤 武雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 7番相澤 榮君、8番菅原 傳君、9番安住 稔幸君、立ち会い願います。
開票

議長(相澤 武雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数  19票
  有効投票  19票
  無効投票   0票
 有効投票のうち
  賛 成   18票
  反 対    1票
 以上のとおり、賛成が多数です。したがって、議案第12号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては原案のとおり可決されました。
 議場の出入口を開きます。
    〔議場開鎖〕

日程第22 議案第13号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについ

議長(相澤 武雄君) 日程第22、議案第13号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生 照男君) 前議案同様、富谷町教育委員会の委員長でありました川野耕一氏がぜひ勇退させてほしいというお話もありまして、16年9月30日をもって任期満了になりますので、新たに各般からのご相談申し上げた結果、次の方を教育委員に同意をお願いするためにご提案申し上げるものであります。
 吉川 清さん、住所が富谷町明石台五丁目19番10であります。
 経歴などについては別添資料を参考にお願いいたしたいと思います。よろしく。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第13号教育委員会委員の任命につき同意をもとめることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入口を閉めます。
議場閉鎖

議長(相澤 武雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に10番伊豆田 待子君、11番佐藤 聖子君、12番土井昭二君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 念のため、申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは否と見なします。
投票用紙配付

議長(相澤 武雄君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検します。
投票箱点検

議長(相澤 武雄君) 異常なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。
 事務局長の点呼に応じ、順次投票願います。
局長点呼、投票

議長(相澤 武雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 10番伊豆田 待子君、11番佐藤 聖子君、12番土井昭二君、立ち会い願います。
開票

議長(相澤 武雄君) 投票の結果を報告します。
 投票総数  19票
  有効投票  19票
  無効投票   0票
 有効投票のうち
  賛 成   17票
  反 対    2票
 以上のとおり、賛成が多数です。したがって、議案第13号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては原案のとおり可決されました。
 議場の出入口を開きます。
    〔議場開場〕
 この際、2時30分まで休憩します。
午後2時07分 休憩

午後2時30分 再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第23 発議第5号 国民のための郵政改革を求める意見書

議長(相澤 武雄君) 日程第23、発議第5号国民のための郵政改革を求める意見書を議題といたします。
 提出者菅原 傳君の説明を求めます。菅原 傳君、登壇願います。

8番(菅原 傳君) お手元にございます資料に基づいて提案申し上げたいと思いますが、国民のための郵政改革を求める意見書、これは提出者が菅原 傳でございまして、賛成者佐藤克彦議員、相澤 榮議員、今村 寿議員となっております。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により上記議案を提出いたします。
 案文を朗読をいたします。
 国民のための郵政改革、ちょっと表題がよくつかまれていない面もあるようでございますが、国民のための郵政改革を求める意見書でございます。
 現在、郵政事業のあり方について経済財政諮問会議等において、公社後をめぐって郵政民営化論議が活発に進められています。しかし、郵政事業の拙速な民営化は郵便局ネットワークの崩壊、過疎地など不採算地域からの撤退など、サービスの低下をもたらしかねないことが予想されます。2003年の公社発足後、ようやく1年を経たところであり、第1期経営計画期間における成果や限界を見ないまま公社後の姿を拙速に検討することは国民の利益にかなうものではありません。今後とも、国民のための郵政事業への改革を実現していくため、以下の事項の実現を強く求めます。
                    記
 1、経済の自由化や高齢社会化が進む中で、どこで年金を受けるのか、即時払いの保険が身近にあるのかなどを考えると、郵便局の果たしている役割は大きいものがあり、郵便・貯金・簡易保険のユニバーサル・サービスに基づくより良質なサービスを国民に継続して保障すること。
 2、地域の利用者の利便を一層向上させるため、全国津々浦々に張りめぐらされた郵便局のネットワークを国民生活共有の社会的インフラ、暮らしに身近な公共サービスの拠点として維持活用すること。
 3、郵便貯金、簡易保険とも国際市場の安定と地方への資金還流に貢献しており、引き続きこの役割を果たせるようにすること。
 4、郵政公社の行方を見守り、拙速に経営形態の変更等の見直しを進めないこと。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 2004年9月16日
 あて先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣、行政改革担当大臣。
 富谷町議会
 以上でございますので、よろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これより討論を行います。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、討論を終わります。
 これから発議第5号国民のための郵政改革を求める意見書を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員です。したがって、発議第5号……、議場にいる方の全員ですから。
 改めて言います。起立全員です。したがって、発議第5号国民のための郵政改革を求める意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに決定いたしました。
9番安住 稔幸君、10番伊豆田 待子君入場

日程第24 発議第6号 治水事業予算の確保に関する意見書

議長(相澤 武雄君) 日程第24、発議第6号治水事業予算の確保に関する意見書を議題といたします。
 提出者山路 清一君の説明を求めます。山路 清一君、登壇願います。

3番(山路 清一君) 私は、このたび治水事業予算の確保に関する意見書を提出いたします。提出者は私、山路です。賛成者に今村議員、それから千葉議員、齊藤議員です。
 それでは、朗読させていただきます。
 治水事業は、住民の生命・財産を守り、安全で安心できる生活環境を保障し、地域づくりや地域経済の活性化に大きく寄与しており、最優先の国民的課題としてその推進を図る必要がある。
 今回、台風により発生した新潟・福島豪雨、福井豪雨、四国豪雨などの大災害など、場所や時期に関係なく、いつどこに発生するかわからないのが災害である。そのため、とりわけ河川関係事業については、予防と復旧を一体として災害対応することが地域の安全、安心を向上させていくものと考える。本町においても未改修である一級河川の竹林川、吉田川や西川など、それらの河川改修が強く望まれているところである。
 そのための事業には多大の投資を必要とし、その予算の確保が求められるところであるが、河川関係事業を初め国民の生命・財産を水害や土砂災害から守り、国民が等しく安全性を享受する治水事業は国の基本的な責務であると考える。よって、政府においては治水事業に対する特段の配慮をお願いするとともに、次の措置を講ずるよう強く要望する。
                    記
 地域住民の命にかかわる災害予防や災害復旧に関する治水事業については、災害の発生が地域的、時間的に偏在し、またそのための事業費が多大であること、そして国民が等しく災害からの安全性を享受できるようにすることは国の基本的な責務であることを踏まえ、平成17年度の治水事業に係る必要な予算については、その確保を図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成16年9月16日
 提出先としまして、内閣総理大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(金融・経済財政)、内閣府特命担当大臣(行政改革・産業再生機構)、内閣府特命担当大臣(防災)、財務大臣、国土交通大臣。以上です。ひとつ、よろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これより討論を行います。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、討論を終わります。
 これから発議第6号治水事業予算の確保に関する意見書を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員です。したがって、発議第6号治水事業予算の確保に関する意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに決定いたしました。

日程第25 閉会中の各委員会調査について

議長(相澤 武雄君) 日程第25、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から、所管事務のうち、会議規則第75条の規定によってお手元に配付のとおり、継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
 平成16年第3回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成16年第3回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 御苦労さまでございました。
午後2時42分 閉会

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