富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成16年第1回富谷町議会定例会(開催日:3月3日~3月18日)

更新日:2004年03月18日

平成16年第1回富谷町議会定例会(開催日:3月3日~3月18日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

予算審査特別委員会会議録第1号

予算審査特別委員会会議録第2号

予算審査特別委員会会議録第3号

予算審査特別委員会会議録第4号

定例会会議録第5号

平成16年第1回定例会目次

目次
第1日目  3月3日(水曜日)
施政方針
町長提出議案の概要説明
一般質問 11番 菅原傳議員
1 公立黒川病院経営問題を問う
2 太子堂下の廃車置き場の対策について
5番 相澤榮議員
1 ITの活用について
6番 磯前武議員
1 高齢化社会に対応する本町の取り組みについて
3番 山路清一議員
1 「街路樹による歩道隆起」がもたらす、歩行障害の改善策
2 「ごみのポイ捨て及び犬のふん放置条例」のステップアップ
17番 永野久子議員
1 障害児・者支援の抜本的強化を
2 青年の雇用促進と地域経済活性化・仕事おこしについて
1番 佐藤克彦議員
1 富谷町地域水田農業ビジョンについて
2 青少年健全育成について問う
第2日目  3月4日(木曜日)
一般質問 18番 佐川幸三議員
1 今こそ、日本国憲法を守る取り組みを
2 誰もがスポーツに親しめるよう、要求に応えた施策を
12番 佐藤聖子議員
1 子供たちの未来を作る学校給食を
2 いのちと健康を守る国保の充実を
2番 齊藤きえ子議員
1 成田にもう1校の小学校を新設することに関して
10番 伊豆田待子議員
1 介護保険料納期の細分割払いやすく
2 富谷町に専門相談員の配置を求めます
9番 安住稔幸議員
1 学校教育について
2 町の諸行事について
3 防災対策の取り組みについて
議案第27号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第10号 平成15年度富谷町一般会計補正予算(第5号)
議案第12号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第14号 平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第3日目  3月8日(月曜日)
議案第5号 地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
議案第1号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について
議案第2号 特別職の職員で常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
議案第3号 富谷町課設置条例の一部改正について
議案第4号 富谷町職員等の旅費に関する条例等の一部改正について
議案第6号 富谷町保育所条例の一部改正について
議案第7号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について
議案第8号 富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
議案第9号 富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
議案第11号 平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)
議案第13号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第15号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)
議案第16号 平成15年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)
議案第24号 平成15年度富谷町立成田中学校屋内運動場新築工事(建築本体)請負契約の締結について
議案第25号 平成15年度(仮称)富谷町総合支援センター新築工事(建築本体)請負契約の締結について
議案第26号 町の区域をあらたに画することについて
議案第28号 宮城県市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約について
第4日目  3月10日(水曜日)
議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算
議案第18号 平成16年度富谷町老人保健特別会計予算
議案第19号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第20号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第21号 平成16年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第22号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
議案第23号 平成16年度富谷町水道事業会計予算
総括質疑 7番 今村寿議員
1 町長の施政方針全般について
11番 菅原傳議員
1 学級編成弾力化事業の継続発展を
2 保育需要に対する長期計画を問う
3番 山路清一議員
1 I・S・Oの認定取得について
2 今年度のパソコン講習は
5番 相澤榮議員
1 痴呆予防対策について
2 地震防災対策について
3 創造的な行財政運営の推進
17番 永野久子議員
1 施政方針に見るまちづくりの諸問題について
2 違法な職員待遇は直ちに改善を
9番 安住稔幸議員
1 創造的な行財政運営の推進について
第5日目  3月18日(木曜日)
議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算
議案第18号 平成16年度富谷町老人保健特別会計予算
議案第19号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第20号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第21号 平成16年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第22号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
議案第23号 平成16年度富谷町水道事業会計予算
諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
富谷町選挙管理委員の選挙
富谷町選挙管理委員補充員の選挙
発議第1号 市町村合併を強制せず、地方自治の確立を求める意見書
農作物冷害対策調査特別委員会委員長報告
閉会中の委員会調査について
議員派遣の件
予算審査特別委員会
第1日目  3月11日(木曜日)
議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算
(議会事務局、総務課、財政課、税務課、会計課)
第2日目  3月12日(金曜日)
議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算
(町民課、保健福祉課、生活環境課、教育委員会)
第3日目  3月15日(月曜日)
議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算
(経済振興課、都市整備課、上下水道課)
第4日目  3月16日(火曜日)
議案第18号 平成16年度富谷町老人保健特別会計予算
議案第19号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第20号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第21号 平成16年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第22号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
議案第23号 平成16年度富谷町水道事業会計予算

平成16年第1回定例会議事録(第1号)

平成16年3月3日(水曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 相澤榮君     
  • 6番 磯前武君
  • 7番 今村寿君     
  • 8番 細谷禮二君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 菅原傳君    
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 土井昭二君    
  • 14番 小野進君
  • 15番 尾形昭夫君    
  • 17番 永野久子君
  • 18番 佐川幸三君    
  • 19番 渡邊俊一君
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(1名)

  • 16番 浅野幹雄君

説明のため出席した者

  • 町長  若生照男君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長兼会計課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津 慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 内ケ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主幹 横倉時夫

議事日程第1号

平成16年3月3日(水曜日)午前10時00分開会

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 一般質問 11番 菅原傳議員
1 公立黒川病院経営問題を問う
2 太子堂下の廃車置き場の対策について
5番 相澤榮議員
1 ITの活用について
6番 磯前武議員
1 高齢化社会に対応する本町の取り組みについて
3番 山路清一議員
1 「街路樹による歩道隆起」がもたらす、歩行障害の改善策
2 「ごみのポイ捨て及び犬のふん放置条例」のステップアップ
17番 永野久子議員
1 障害児・者支援の抜本的強化を
2 青年の雇用促進と地域経済活性化・仕事おこしについて
1番 佐藤克彦議員
1 富谷町地域水田農業ビジョンについて
2 青少年健全育成について問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 平成16年第1回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から、平成16年度富谷町各種会計予算など事件議案が提出されることになっております。
 慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待いたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 本日は、多数の傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影等は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになって、静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成16年第1回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、平成16年度施政方針を含め、町長よりあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生 照男君) おはようございます。
 本日、ここに平成16年第1回富谷町議会定例会を招集をいたしましたところ、議員の皆様方にはご健勝でご出席を賜り、提出議案のご審議をいただきますことを深く感謝を申し上げるものであります。
 さて、平成11年に町民の皆様とともに策定した富谷町総合計画の基本理念である「ゆとりのあるふるさとづくり」の実現に取り組んでまいりました。
 ただいまから、この総合計画の将来像であります「緑あふれるまち」「活力とにぎわいのあるまち」、「優しさと安心にみちたまち」「地域の文化が香るまち」の基本計画に沿って、新年度の町政運営方針を申し上げ、議員の皆様そして町民の皆様方のなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げるものであります。
 初めに、「緑あふれるまちづくり」についてであります。
 市街地と農地、自然環境が調和、共存する土地利用の形成を図るため、東北縦貫自動車道を境に、地理的、社会的条件などに配慮しながら東部と西部地区に区分いたし、効率的な整備と保全に努めているところであります。
 自然環境の保全につきましては、自然と都市との共生を基本に、総合的かつ長期的視点から市街地内外の緑地の保全と活用を図ってまいります。
 また、都市の健全な形成と発展のために、自然環境と調和した新市街地と多様な都市機能を適正に配置をしてまいります。
 次に、環境問題につきましては、身近なごみ問題から地球規模の問題に至るまで、生活スタイルや社会のあり方と深く関わっており、環境への負荷が少ないまちづくりが求められております。
 本町では、役場庁舎を初めとする町有公共施設の「地球温暖化防止実行計画」により、二酸化炭素の排出抑制に努めておりますが、さらに環境に配慮するため国際規格に基づくアイ・エス・オーの認証を取得してまいりたいと思っております。
 また、環境の保全及び環境衛生につきましては、清潔で暮らしやすい町づくりのため、犬のふんの始末や空き地の除草など環境美化保全の指導並びに協力に努めるとともに、沿道などに不法投棄された空き缶などのごみにつきましては、例年どおり町民の皆様方のご協力をいただき町内一斉清掃を実施してまいります。
 なお、焼却施設につきましては、平成17年4月の供用開始に向け、仙台市と可燃ごみ共同処理施設建設を進めておりますが、おかげさまをもちまして順調に工事が進捗しており、今後も十分な連携のもとに進めてまいりたいと考えております。
 次に、「活力とにぎわいのあるまちづくり」についてであります。
 快適な暮らしを支え、活力のある都市環境づくりにおいて、交通基盤の整備が重要であります。
 初めに、町民バスにつきましては、既にご案内のとおり、町民の皆様からお寄せいただいたご意見などを参考に路線再編を行い、4月1日より新たな運行を開始いたします。
 次に、道路整備につきまして申し上げます。
 まず、北部道路につきましては、利府しらかし台から東北自動車道の区間におきまして、用地買収を推進し早期着工、完成できるよう関係機関に要望してまいります。そのためにも、引き続き地権者及び地元の皆様方の一層のご理解とご協力をお願いするものであります。
 町道につきましては、新規事業といたしまして、一ノ宮線の歩道整備工事のほか、待道線の改良を進めるための調査を行ってまいります。また、継続事業として、富ケ丘13の1号線の歩道整備工事を初め、大童今泉線、総合運動公園線などを整備してまいります。
 都市公園につきましては、町民の皆様方が安心してご利用いただけるよう適切な維持管理に努めてまいります。
 水道事業につきましては、おかげさまをもちまして第2次拡張事業が完了し、いよいよ新年度から給水が可能となりました。今後とも、経営基盤の強化に努め、だれもが安心して飲める水の安定供給に努めてまいります。
 下水道につきましては、施設の経年化が進んでいることから、管路の清掃や修繕を行い、施設の延命化と不明水の減少に努めてまいります。
 なお、下水道処理区域外につきましては、引き続き合併処理浄化槽の普及促進に努めてまいります。
 町営住宅につきましては、湯船沢住宅の造成工事が完了次第、建てかえに着手いたします。ただし、国のさまざまな要件、条件によって、大変苦慮していかねばならないとも考えております。
 農業振興につきましては、町の特性を生かした複合経営による都市型農業の推進と集落営農の組織体制づくりを目指し、活気のある地域のリーダーとなる農業者の育成に努めてまいります。
 また、米の生産調整につきましては、既に本町に対し 2,087トンの配分が参っております。農家の皆様方にご協力をお願いしているところであります。
 なお、快適地域社会を形成する交流づくりとして、レクリエーション農園や野菜の産直活動を推進してまいります。
 次に、地域経済の安定対策につきましては、企業誘致の推進、優遇制度と奨励金制度の魅力を駆使し、本町への誘致の足がかりとなるよう最大限の活用を目指していくつもりであります。
 次に、「優しさと安心にみちたまちづくり」についてであります。
 優しさと活力に満ちた町で、健康で楽しく活き活きとした生活を思うとき、健康になろうとする日々の取り組みや生活が大変大事であると考えております。
 そのために、「町民一人一人が生涯を通じて地域の中で支え合いながら健康で自分らしく生活できる町」を目標とする「健康福祉とみや21」を策定してまいりました。今後は、保健、医療、福祉、教育など関係機関との連携調整を図り、町民の皆様方のご協力をいただきながら健康づくりの実践支援や事業の推進を行ってまいります。
 「とうみやの杜」に開所を予定している(仮称)富谷町総合支援センターにつきましては、子供から高齢者まで専門相談等を行い、子育て支援や、障害者又は高齢者ができる限り自立した日常生活を送ることができるような支援体制の整備を進めてまいります。
 高齢者保健福祉につきましては、近年の介護認定状況から見ましても、「痴呆予防」が重要と考えております。その予防策といたしまして、若いうちから地域に根ざした交流の場を広げることなどにより、予防対策を講じてまいります。
 障害者福祉につきましては、県内の障害福祉情勢に十分に配慮しながら、支援費制度や支援サービスを行ってまいります。
 児童福祉につきましては、将来を担う子供たちが健やかに生まれはぐくむ環境づくりのため、地域の皆様方はもちろんのこと宮城県中央地域子どもセンターを初めとする関係機関と連携を取りながら、虐待など多様化する問題に対応をしてまいりたいと考えております。
 保育所につきましては、おかげさまをもちまして平成15年度中に成田保育所の定数を 120名とするための増築工事が完了することにより、町内保育所の総定数が 320名となります。
 今後とも、年々高まる保育需要に対しサービスを低下させることなく、質の向上と乳児保育や延長保育、一時保育、障害児保育などを積極的に展開してまいります。
 母子保健につきましては、子育て仲間づくりを推進するとともに、心身ともに健全な成長ができるよう定期的な健康診査や保健指導の充実を図り、適切なる支援を行ってまいります。
 成人保健については、生活習慣病予防のため、個別健康教育の実践や一次予防に重点を置いた「健幸度アップ教室」などを実施し、健康寿命延伸に力を入れてまいりたいと思います。
 国民健康保険や老人保健、介護保険などの社会保障制度につきましては、本町においても少子高齢化が急速に進展している中、これら制度の安定的運営を確保していくことが大変重要な課題となっております。
 そのためにも、給付と負担の公平性の確保に理解を求めるべく、一層の趣旨普及と制度の適正かつ効率的な運営に努めてまいります。
 男女共同参画につきましては、生涯を通じて、男性と女性がお互いにその人権を尊重し、喜びも責任も分かち合いつつ、その個性と能力を発揮できる社会を推進するための条例を制定してまいります。
 安全で快適な人にやさしい生活環境づくりとしては、年々、交通事故件数、負傷者数とも増加している状況から、警察関係はもとより、交通安全関係団体、家庭、地域、学校、職場などと連携し、交通安全意識の高揚を図り交通事故及び交通死亡事故の防止に町民のご協力を得ながら努めてまいります。
 また、交通安全指導員については、関係者のご協力をいただきながら人員の確保に努めるとともに、その活動に対する支援を進めてまいります。
 防犯対策につきましては、核家族化、少子化が進む中で、地域が昔から守っていた自主的な防犯機能は低下してきている状況にあり、何らかの不安を感じている人がふえておりますが、富谷町青少年健全育成町民会議、防犯協会、学校などの自主的な活動を積極的に支援しながら、防犯意識の普及高揚と地域の連帯意識の高揚に努めてまいります。
 また、成田地区への交番新設が決定され、町内警察機能は強化されつつありますが、町民の皆様方が安全で安心した生活の確保を図るべく、人的な充実強化について引き続き要請してまいります。
 一方、複雑多様化する消費者問題に対して、自主的行動がとれる賢い消費者となり得るよう消費者大学を継続してまいります。
 災害に強い町づくりについては、宮城県沖地震の発生確率が高くなってきていることから、常備消防である黒川消防署の災害対応能力の強化を図ってまいります。
 また、消防団員の技術向上と士気高揚を図るとともに、災害に備え的確に対応できる訓練を実施してまいります。
 地震防災対策につきましては、昨年から実施している木造住宅耐震診断士派遣事業に加え、改修計画等助成事業を進めてまいります。
 また、同じく昨年度から小学校スクールゾーン内での倒壊の恐れのある危険ブロック塀などを除去する方に対し、経費の一部を助成しておりますが、本年度はそれに加えて除去後における生け垣などによる設置改善を行う場合、その費用に対する助成も行ってまいります。
 次に、「地域の文化が香るまちづくり」についてであります。
 町民一人一人が生きがいを見出し、生涯を通じて楽しく学ぶことにより「心の豊かさ」を実感でき、いきいきと充実した生活のできるまちづくりを目指してまいります。
 まず、ゆとりのある教育環境づくりの推進については、幼児教育の重要性を認識し、遊びを中心とした楽しい集団生活の中で、豊かな体験と幼児期にふさわしい道徳性の指導をさらに充実発展させるため、引き続き保育時間の延長と、夫婦共働き家庭の子育て支援を目的として昨年から取り組んでまいりました「預かり保育」を実施してまいります。
 また、幼稚園の入園を推進するため、経済的負担の軽減を図るため就園奨励補助事業や、私立幼稚園の健全な運営を促進するための助成事業などを継続してまいります。
 学校教育におきましては、学習指導要領のねらいの実現に向けてさらなる努力を重ね、心身ともに健康で豊かな情操と道徳性を備えた人間性の育成を目指し、創意工夫を凝らして取り組んでまいります。
 また、家庭や地域社会との連携を深め、地域とともに育つ学校づくりの推進と、子供たちが自ら学び、自ら考える力をはぐくむ学習や学校生活の実現に努めるとともに、障害があっても、ともに学び、ともに育つ特殊教育の充実を図るべく肢体不自由児学級を開設してまいります。
 そして、子供たちの基礎学力の向上と、きめ細かな指導を目指す少人数学習の推進と、試行的に取り組んでいる小学校低学年ゆとり事業の継続や、新年度新たに宮城県の学級編制弾力化事業により、小学1年生及び2年生において35人学級が実現されることなどから、これまでにも増して学校生活の基本となる学習習慣や生活習慣の定着が図られるものと期待しております。
 子供たちの学ぶ教育環境の整備につきましては、昨年度着工いたしました成田中学校の校舎が、順調な工事の進捗を見ており、屋内体育館とプールとあわせて平成17年4月の開校に万全を期してまいります。
 また、長い間懸案事項でありました富谷小学校の耐震補強、老朽化工事とあわせて大規模改修工事に着手することといたします。
 生涯学習につきましては、特に「優しさと安心にみちたまちづくり」「地域の文化が香るまちづくり」にかかわって、町民の皆様方がみずからの生涯を描き築く力を獲得するため、社会教育施設が主体となる生涯学習事業と、学校との連携による学社連携事業を展開してまいります。
 まず、生涯学習事業につきましては、町民の皆様方の主体的コミュニティ活動基地である六つの公民館を拠点として、幼児から高齢者までそれぞれの年代に応じた各種事業を展開してまいります。
 また、学社連携事業につきましては、町内の小学校を会場に「とみやユーマイタウンセミナー」を開催しておりますが、今後とも各学校の教員のご協力を得ながら継続してまいります。
 芸術文化活動につきましては、各種サークルの育成支援に努めるとともに、発表交流の場としてのふるさとまつり、公民館まつりなどを開催し、地域に根ざした質の高い芸術文化の振興を図るとともに、「ふるさと富谷」の歴史文化を次世代に引き継ぐため、民俗ギャラリーを拠点として有形無形文化財の保護保存活動を引き続き継続してまいります。
 体育振興につきましては、町民の皆様方が健康体力の増進と心身のリフレッシュを図り、健やかで明るい生活が送られるよう生涯スポーツの推進に努めてまいります。
 また、体育協会を初めとする関係団体並びに指導員などの育成に努めてまいります。
 次に、「創造的行財政運営の推進」についてであります。
 本町を取り巻く内外の諸情勢を十分に踏まえ、従来にも増して自主的、主体的に行政運営全般の総点検を行い、各種経費の節減、合理化を図るとともに、行政コストにも再注意を払いながら最大限の効果が得られるよう、引き続き事務の見直しに努めてまいります。
 まず、これからの自治体職員に求められる資質は幅広い視野と創造性、柔軟性、住民の視点で問題を的確にとらえることのできる感受性、情熱、使命感を持って行動する姿勢が職員には強く住民から求められております。このために職場研修はもとより職場外研修機関、特に地元にある公務研修所へ積極的に派遣研修をさせます。
 町民参加の町づくりについては、町民自らが積極的に行政に関与し、参加していただけるようお茶の間懇談会、模擬議会などあらゆる機会を通じて、情報の公開や意見の聴取など、町民と行政のパートナーシップの確立に取り組んでまいります。
 さて、新庁舎で業務を開始して既に1年がおかげさまで経過しておりますが、引き続き合理的で利便性の高い総合窓口の内容実現と、迅速かつ的確な住民対応を図ってまいります。
 その中で、インターネットを中心とした情報通信技術の普及につきましては、町民生活や社会経済活動などさまざまな分野において大きな変化をもたらしており、各自治体においても、いわゆる電子自治体実現の基盤として、既に住民基本台帳ネットワークシステムが稼働しております。
 平成16年度以降は、公的個人認証システムの実用が順次具体化されることになっており、住民基本台帳ネットワークシステム同様、安全・安定的な稼働に万全を期すとともに、制度趣旨に即した効果的な運用ができるよう準備を進め、住民サービスの充実に取り組んでまいります。
 町税につきましては、自主財源の基幹としての重要性は一層高まっております。全体として、経済の低迷などから個人住民税が依然として低下傾向にある中、家屋の新築や事業所の立地が上向いているという明るい材料も少々あります。特に固定資産税や法人町民税において多少期待が持てるものと思って考えております。
 一方、収納につきましては、納税の義務や負担の公平を維持する見地からも、なお一層収納対策の強化を推進していく必要があると考え、納税協力を基本とし、全職員一丸となって縮減対策に努めてまいります。とともに、住民の方々にも一層のご理解、ご協力をお願いせねばならないと思います。
 今後とも議員各位の格段のご指導、ご協力をいただきますとともに、町民の皆様方の温かいご支援をお願い申し上げまして、施政の方針といたします。
 次に、平成16年度富谷町一般会計予算(案)の概要について申し上げます。
 まず、当初予算の編成方針であります。
 1月の月例経済報告によりますと、「景気は、設備投資と輸出に支えられ着実に回復している」と久しぶりに明るい動きが感じられましたが、政府の「平成16年度予算編成基本方針」を見ますと、これまでの「改革断行予算」を継続し、構造改革及び歳出改革を一層推進することとし、「三位一体の改革」につきましては、平成16年度で国庫補助負担金1兆 300億円を廃止又は縮減するとともに、地方交付税も1兆 1,800億円減少となることが決定しております。
 以上を踏まえ、平成16年度の予算編成をさせていただきましたが、本町におきましても一般財源の大半を占める町税の増収はあまり期待できず、また、地方交付税にあっては4年連続の大幅なる減少が見込まれる一方、児童手当の支給年齢の引き上げなどにより扶助費が増加となるほか、富谷小学校大規模改造工事に着手することなどにより、一般会計の予算規模は、前年度比6%増の87億 2,600万円となりました。
 財源の内訳といたしましては、町税が法人町民税の伸びを見込み、前年度比 3.4%増の36億 8,000万円で全体の42%を占め、次いで地方交付税が12億 5,000万円と対前年大幅減、臨時財政対策債5億 7,000万円を計上しているほか、ユーマイタウン施設整備基金と財政調整基金などから合計で4億 9,000万円を取り崩させていただきました。
 次に、特別会計の当初予算について申し上げますと、老人保健特別会計が前年度比 1.0%減の15億 4,000万円、国民健康保険特別会計が 9.9%増の21億 3,470万円、下水道事業特別会計が 1.2%減の7億 4,644万 5,000円、介護保険特別会計が 8.9%増の8億 6,330万円、介護サービス事業特別会計においては、 6.1%増の 5,768万円となっております。
 次に、平成16年度富谷町水道事業会計においてご説明を申し上げます。
 3条予算の収益的収支における収入が8億 9,500万円、支出では9億 4,200万円で、 4,700万円の赤字予算となりました。
 また、4条予算の資本的収支では、平成9年度から継続して進めてまいりました第2次拡張事業が完了となったことなどにより、収入が支出を1億 6,400万円を上回る予算編成となりました。
 次に、平成15年度各種会計補正予算案についてご説明を申し上げさせていただきます。
 まず、一般会計補正予算(第5号)については、昨年の12月議会で議決いただきました成田中学校屋内運動場新築工事が、国の予算の関係によりその6割を平成16年度に計上させていただくことになり、(仮称)成田小学校校舎設計業務委託料につきましても、本年度未執行となることからそれぞれ減額補正を行うほか、年度末を見据え所要の補正を行うものであります。
 次に、老人保健特別会計補正予算案(第3号)、国民健康保険特別会計補正予算案(第3号)、下水道事業特別会計補正予算案(第2号)、介護保険特別会計補正予算案(第2号)、介護サービス事業特別会計補正予算案(第3号)の各種特別会計補正予算案並びに水道事業会計補正予算案(第4号)につきましても、年度末を見据えそれぞれ所要の補正を行うものであります。
 次に、予算外議案といたしまして条例案件9件、条例外案件6件についてご説明申し上げます。
 議案第1号、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正については、地方公務員災害補償法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第2号、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第3号、富谷町課設置条例の一部改正については、地方自治法の一部改正に伴い、引用条項にズレが生じたため、当該条項の改正を行うものであります。
 議案第4号、富谷町職員等の旅費に関する条例等の一部改正については、旅費及び費用弁償の車賃の額について改定するものであります。
 議案第5号、地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例については、地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴い関係条例の整理を行うもの。
 議案第6号、富谷町保育所条例の一部改正につきましては、成田保育所の定員を増員するため、所要の改正を行うものです。
 議案第7号、富谷町国民健康保険税条例の一部改正については、国民健康保険税のうち、介護納付金課税額における所得割額等の改正を行うもの。
 議案第8号、富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、引用条項にズレが生じたため、当該条項の改正を行うものであります。
 議案第9号、富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正については、雇用保険法の一部改正に伴い、所要の改正を行うもの。
 議案第24号及び議案第25号につきましては、富谷町立成田中学校屋内運動場及び(仮称)富谷町総合支援センターの新築工事(建築本体)に係る請負契約締結につきまして、本契約を締結するため議会の議決をお願いするものであります。
 議案第26号、町の区域をあらたに画することにつきましては、富谷町区画整理事業の施行に伴い、上桜木地区について町の区域を新たに画するものであります。
 議案第27号、和解及び損害賠償額の決定につきましては、昨年8月に発生いたしました町道街路樹が関係する車両の損傷事故につきまして、和解とその損害賠償額を決定するもの。
 議案第28号、宮城県市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約につきましては、地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴い、規約の一部を改正するもの。
 諮問第1号、人権擁護委員の候補者の推薦について意見を求めることにつきましては、現在の委員の任期満了に伴い、新たに候補者として推薦するものであります。
 以上、平成16年度の町政運営方針及び提出議案にかかる概要のご説明を申し上げましたが、議案の審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、何とぞ慎重審議を賜りまして、全議案ご可決をくださいますようお願いを申し上げます。

議長(相澤 武雄君) 日程に入るに先立ち諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
 これで諸般の報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 なお、議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、18番佐川 幸三君、19番渡邊 俊一君、1番佐藤 克彦君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(相澤 武雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月18日までの16日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日から3月18日までの16日間に決定いたしました。
  この際、11時5分まで休憩いたします。
午前10時51分休憩

午前11時05分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 一般質問

議長(相澤 武雄君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 11番菅原 傳君。
11番(菅原 傳君) 私は、黒川病院の経営の問題と太子堂下の廃車置き場の2点について質問をいたします。
 黒川病院問題については、最近マスコミでも何度も取り上げられ、住民の関心も深まっているところであります。
 黒川病院は、昭和31年に開設以来、住民の健康と医療について大きく貢献しながら、地域住民にとっては欠くべからざる医療機関として住民のよりどころとなってまいりました。平成9年には現在地に新築移転し、施設、設備、機能を一段と充実をさせてまいりました。
 しかるに近年、医師の不安定な体制、患者離れ、そして経営不良となり、深刻な危機的状況に陥っております。何がゆえにこのような状態に立ち至ったのか、徹底した解明が必要であると思います。
 公立病院は、公立であることから住民の信頼と期待が高くなっておりまして、理事会はそれにこたえて経営の万全を期さなければなりません。理事会はこの経過の中でどれだけの経営努力をされてきたのか疑問があると指摘をされております。
 町民の声としては、何とか公立病院として残してほしい。理事会としてさらに努力をして継続してほしいという声か数多く聞かれております。
 東北文化学園大学ではうまくできて、黒川病院の理事会としてはなぜできないのかという率直な疑問も出ております。町長は病院組合の筆頭理事として、住民の声をもっと聞くべきだと思いますが、特に富谷北部の方々は黒川病院の利用者が多く、この方々とひざを交えて話し合いをすべきであると考えますが、その計画はあるかどうかお伺いをいたします。
 先般、ある方から、「黒川病院は他の黒字病院と同じレベルにある。職員が頑張っていることもあります。医業収支率がほかの病院より低くなっているのは、7年前に病院を新築した借金返済を加えているからである。減価償却費や支払いの利息の増額は、新築計画に盛り込まれておるはずであって、赤字を強調するのは移譲を進めるための方策ではないか。努力をすれば再建はできると思いますが」という話を聞きましたが、町長の見解を伺いたいと思います。
 次に、東北文化学園大学との関係でありますけれども、新聞報道でも明らかなように、学園大の理事長が大脱税をやったという問題、さらに育英高校との水増し受験の問題など、不正、不明朗な問題が相次いでおり、学園大に対する信頼が大きく揺らいでおります。果たして不祥事はこれだけなのか。このような法人に病院経営を任せられるのか、町民の間にも大きな不安が広がっております。この際、問題が解明されるまで事態の推移を見るのが賢明だと思いますが、いかがでしょうか。
 先日、2月24日に、事務組合より4町村議員に対して、東北文化学園大に移譲するとの説明が行われました。もし仮に移譲が行われた場合、移譲後に黒川病院の経営上いろいろな問題が発生することが予想されますけれども、その場合に現在の事務組合理事会との関係はどうなっていくのか。移譲したから後はそれまでですということになるのか、移譲後も理事会としてのいろいろな相談事をやっていくのか、この点がちょっと不明な点でありますのでお伺いをいたします。
 また、職員の身分と給与の問題についてでありますけれども、これは現状維持でいくのか。
 公務員ではなく民間準拠になるという話もあります。東北文化学園大では私立学校の教職員並みの扱いだと。したがって、これは準公務員ということになるわけでありますけれども、こういったような問題なり、あるいは経営者と職員の関係について、今までは組合があって交渉団体もあったようでありますけれども、そういったような関係はどうなるのか。
 さらに、24日の説明会では、一たん全員解雇をして新たに採用すると、新たに雇用するというようなことの話もちょっと触れられておりますけれども、この点が不明確でありますのでお伺いをしたいと思います。
 事務組合理事会が黒川病院問題で長い間検討されてこられたことには敬意を表します。しかし、公立病院の存続は郡内住民の命と健康にかかわる重要な問題でありますので、なおかつ公立黒川病院存続に努力されることを強く要請をしたいと思います。
 第2に、太子堂下の廃車置き場について伺います。
 平成14年8月に太子堂下の廃車置き場で起きました火災は、太子堂の住民の皆さんを恐怖に陥れた大惨事で、最近まれに見る大規模な消火出動となりました。その後、9月議会でこの問題が取り上げられ、二度と同じ事故が起きないための対策を町に申し入れました。
 しかし、その後、廃車はまた積み上げられ事故の再来が心配されております。団地のすぐそばの廃車場でもあり景観上も問題があります。2年前の事故発生以来、町としまして関係機関と連携しながらどのような指導と対策を業者にとってきたのかを伺いたいと思います。
 これに伴って、近辺の住民の方々が、不安除去のためにこの方々に対してどんな手だてを講じられたか、この点もお尋ねをいたします。
 今後、再発防止のためにも業者とも十分話し合って、自粛して廃車場所を移動するとか、あるいは町として代替地を確保するとか、少なくとも団地などの密集地帯から撤去してもらうべきだと考えますが、町としての所見を伺いたいと思います。
 最近、国としましても、環境整備、環境美化を重要政策と位置づけて積極的に動き出しております。町長の主張される緑あふれる住みよい町づくり、優しさと安心に満ちた町づくりという観点からも環境整備の条例を、若干あるようでありますけれども、もっときちんとした条例策定などを町として努力すべきだと考えますが、町長の見解を求めて質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 黒川病院の問題でありますけれども、多少あれですね、質問通告後に説明会などもあったもんですから大分方向違って、違ってはいないんですけれども、大問題でありますから、それにお答えをさせていただきたいと思います。
 お話がありましたように、黒川病院の4カ町村の公立になる前も含めて、特に含める前からの、戦後の黒川病院の果たしてきた役割というのの大きさは、子供心に私は大変なものがあったと、このように振り返っております。しかし、時代とともに現在のような状態であります。したがって、移譲問題という形まできた経過の中には、この間の、過般の4カ町村の議員の皆様方の説明会に至るまで、組合議会の中でも絶えず議論いただき、また、全員協議会などでもずっと長い年月にわたって積み上がってきて、この間の報告のとおりの形を選択せざるを得ない、するのではなくてせざるを得ないという形で、4カ町村の議会の皆様方に理事長より報告をさせていただいたのでありまして、したがって、地元の住民に対する説明会ということもありましたけれども、この件については特に理事会として、設置町村である大和町、中でも旧吉岡周辺、そういう地域にとってはできるだけ説明が必要であればすべきという意見は申し上げさせていただいておりました。その他については、黒川広域の広報なり地域を代表する議会議員なり、また議会を代表する病院議会議員に何度もご報告申し上げてきたものですから、富谷町においては特段そのための住民説明会ということは今計画はいたしておりません。
 先ほどお話ありました医業収入の中で、いわば収支バランスですね、収支バランスの医業収入と医業外収入という形で、予算そして決算という運びになっているわけでありますけれども、その中で、先ほどお話ありました減価償却、新設病院の減価償却というお話が出てまいりましたけれども、いわば土地、建物、それにおいてはご案内のとおり4カ町村の負担案分率によって建設負担という形で、これは4カ町村の税の中から負担を、病院会計と違った負担をしてきているはずであります。その中でも今資料を持っておりませんけれども、医業収入と医業支出、そのバランスの方がもっと大事なのかと。病院経営として全体はもちろんでありますけれども、医業収入と医業支出の過去から現在に至る経緯などもいろいろと検討させていただいてきた状況にあります。したがって、4カ町村の医療を守らねばならないという使命と、4カ町村の税負担の限度ということが最大の今までの議論の的だと、こういうふうに思っております。
 したがって、そういういろんな過去とそして今後の状況推移、その中でも医師確保、そういうもの、さまざまこの間説明申し上げましたとおりの状況を勘案し、移譲して今までどおりの医療体制を守る、こういう形で移譲という形を選択させていただき、今大枠で合意したものでありますから、それらをもって今後なお具体に詰めていくと、こういう形になろうと思っております。
 それから、今相手である学校法人、いわばこれもこの間ご説明申し上げましたように、学校法人側からの状況からすると個人の税問題ということでありまして、今特段その後の動きもありませんで、今現在は粛々と郡山市などの動きも見ながら、組合としてもそういうものを勘案しながら事務的に交渉は進めていくとこういうことで、特段のことがなければそのまま準備は進めていくと、こういう形でこの間ご報告させていただきました。
 それから、移譲後についてもこの間ご説明申し上げましたように、移譲後のことについても医療を今の状況を守っていきたいと、こういうことが大枠合意であります。その中で、よく4カ町村その後もいろんな負担があるんじゃないだろうかというお話もありますけれども、それは今も、これもこの間理事長の方から説明があったと思うんですけれども、今も黒川病院内に救急医療という、救急のベット確保の分は別枠で負担しております。したがって、移譲してもそれだけは黒川地方として、4カ町村として何ベッド確保するか、これらについては今後の詰めがありますけれども、そのことについては今まで同様出てくるであろうと、こういうことで今現在進んでおるところであります。
 それから、職員の身分の問題でありますけれども、これは今公務員の形でありますから、私立学校法人でありますので、身分は一度退職をお願いして法人側にもう一度再雇用希望をいただいて、再雇用をさせていただくと、こういう打ち合わせになっております。したがって、身分は移りますから公務員でなくて私立学校共済の方に移ると、こういうことで進むものと思っております。
 次に、太子堂問題でありますけれども、ご案内のとおり、昨年の8月9日の火災発生以来9月に保健所、警察署、消防署、それから町と、燃え殻の飛散などによる第2次災害の防止及び再発防止のための対策委員会をつくっております。委員会では、保健所と消防署、町が協力して定期的に巡回指導をしていくこととし、実施してまいりました。原因者に対する事業の自粛及びほかの地域での事業の実施に関しては、10月に原因者の出席のもとに対策委員会を開催し自粛を要請いたしましたが、解体業での収入が生活の糧であって、従業員の支払いもあり解体業は続けさせていただきたいと。また、ほかの地域での土地を求める事業にするとは資金面で大変無理なものでということで、原因者から返答がありました。
 次に、廃車の耐火状況の点検について巡回した際に、保管状況が適切でない場合は搬出などの指導を行ってまいりました。
 14年の8月下旬に燃え殻の飛散状態を調査したほか、10月に開催しました復旧対策打ち合わせ会で、町内会を代表する太子堂町内会長及び三ノ関町内会長に出席をいただいて、これまでの経過と灰やすすによる2次災害の防止策及び再発防止策について、原因者も交えて話し合いをさせていただきました。
 それから、今後の対応についてですけれども、利用済み自動車の再資源化などに関する法律、いわゆる自動車リサイクル法において、本年7月1日より使用済み自動車の解体をするためには県知事の許可が必要となります。したがって、許可を得るためには事業用に供する施設の床面を鉄筋コンクリートにすること、ため升や油水分離装置及びその接続している排水口を設けることなど、厳しい許可基準が設けられています。なお、許可取得後の指導監督機関は宮城県の保健所となります。
 今後の対策でありますが、これまで同様に保健所、消防署と連携をとりながら定期的に巡回指導していかねばならないと考えております。先ほど団地内から撤去というお話も、移ってほしいということでもありますけれども、いろんな法制度の中であそこは団地内にはカウントされておりませんので、隣接地であることで、いろんなそういうことについては大変制度上難しいものも含まれております。したがって、今申し上げましたように、関係団体と連携を密にしながら原因者に今後も指導、助言、要請、そういうものをしてまいりたいと考えておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 11番菅原 傳君。

11番(菅原 傳君) いろいろご説明いただきましたけれども、まず、黒川病院問題について再度お尋ねをいたします。
 一つは、今後作業日程として、この間説明ありましたけれども、基本協定を東北文化学園大学とやりまして、基本協定の締結をやると。その後契約を交わして、その後移譲するんだというふうな説明がございました。これは基本協定締結でありますから、いろいろ従来の黒川病院の運営形態なども引き継ぐ面がたくさんあると思いますので、あるいは病院の施設の問題だとか、患者の皆さんの問題だとかいろいろあるんですが、そういったようなことを近々中にやるという話でございましたけれども、協定の締結と契約と移譲というのは予定としては、仮にやる場合に予定としてはどういうふうな設定になっているのかというのをひとつ伺いをしたいと思います。
 その際に、この流れの中で病院組合理事会としまして、理事会は開くんでしょうけれども、私たち議員等に対してこの間のような説明会が再度行われるのかどうか、その辺あたりをお伺いをしたいというふうに思います。
 それから、2番目の問題はですね、職員の問題でありますけれども、ちょっとこの間の報告で気になる文章表現がございました。というのは、企業経営はいわゆる公務員制度の問題で、公務員であるがゆえに非常に企業が経営する場合の足かせになっていると。これは賃金の問題だとかあるいは労働条件の問題を指していると思いますけれども、そうなってきますと、足かせになっているとなってくると、新たな法人に引き継がれた場合に、職員の皆さんの人員整理とか、あるいは賃金ダウンだとか、そういうのが起こるのかなという感じもしたんですけれども、この辺は締結の中できちっと確認はしなくてはいけないと思いますけれども、これがどうなっているのかということですね。この2点についてお伺いしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) この間理事長の方からも申し上げましたとおり、基本協定については両者が合意するために、学校法人側は学校法人側の理事会として黒川病院の移譲について基本合意は議決いただいたと、こういう報告が上がっております。したがって、黒川行政の理事会としてもそれと、先ほどもろもろのいろんなご意見もありましたけれども、その後の推移を見ながら、時期はまだ明示されておりませんけれども、そう遠くなく協定はする運びになると思っております。
 それから、4カ町村の議会議員の説明会というのは今上っておりません。4カ町村を代表する病院議会議員にはご説明なりいろいろその状況によってご相談を申し上げたり、いろいろすることは予定されてありますけれども、この間のような4カ町村のところは今現在は理事会として相談になっておりません。
 次に、職員の問題についてでありますけれども、先ほど来申し上げましたように、今は地方公務員の身分であります。後は移譲すると退職をお願いして私立学校共済と、こういう身分という形になるということで。それから、気になる発言、僕も余り気にしなかったんですけれども、その辺は経営的にどういう状況にあるかそういうもので、それは医師の確保、医師のご努力、それから看護師を含む従業員のそういう方々のご努力、そういうものも当然今までも行政として求めてまいりましたけれども、お願いしてまいりましたけれども、それは求められることはあるんでなかろうかと私は思っております。
 一つのベッドの稼働率を見ますと、宮城県平均の自治体病院ですと、大体似たような状況ですと78%強の稼働率なんですね。黒川病院は65%強ぐらいですから、稼働率もかなり落ちております。決算状況ではもっと違う数字が出るかもしれません。そういう稼働率などももっともっと、なぜ稼働率が悪いのかというのは長い間の行政事務組合の宿題でもありました。議論すれば切りがないほどありますけれども、稼働率はなぜなんでしょうということは、これは当然今の形が持っていったとしても、今の経営権を理事会で持っていったとしても、そうでなくても、それは稼働率を含めて病院経営としていろんな形は出てくるものと思って努力のお願いをしてくるものと思ってはおります。

議長(相澤 武雄君) 11番菅原 傳君。

11番(菅原 傳君) 黒川病院問題についてもう一つお伺いしますが、何か新聞報道にもありましたし、24日の説明会の際にもございましたけれども、そのうちに黒川に二つの大きな病院が入るかもしれないという大変ショッキングな話が出ました。現在、黒川病院の運営でさえ大変な状況があると言われている中で、この二つの大きな病院が入った場合、これは従来の黒川病院の経営は、これは学校法人に仮に移った場合でもそうですけれども、大変な状況になるんじゃないかというふうに思うんですけれども、これは本当に事実入ってくるのかどうか。それから、もしおわかりになっておれば話していただきたいんですが、場所がどの辺になるのか。大和町の吉岡につくられる予定になっているのか、それとも仙台の方に近い富谷の南部の方につくるようになるのか。それから、2大病院って入ってくる経営主体者はだれなのか。このあたり非常に危惧される問題がありますので、もしおわかりであれば説明をしていただきたいというふうに思います。
 それから、太子堂の廃車問題でありますけれども、いろいろ努力をされたようでございまして、町のいろんな対処の仕方については大変に、住民の対策の問題とか、業者に対する対策の問題とか、警察、消防、その他関係機関の問題等で連携をとってやっておられたのでこの点は大変に、あの大事故の後、万全な対策をとられたのかなという感じがいたすんですけれども、ただ、条例の話がございましたが、県の方で知事の許可制になるんだということで、一つこれはポイントになるというふうに思います。それはそれながらですね、どうも太子堂の下に廃車置き場があるというのは、国道を車で通っても、これはちょっと言ってはいけないのかどうか、表現がちょっと、どう言ったらいいかわかりませんけれども、ちょっとやはり目ざわりだといいますか、環境の美化の観点からいうと、何であそこの団地の下にああいうようなところがあるのかなという感じがないわけじゃありません。
 したがって、これはさっき業者と話をしたというんですが、業者はいろいろ収入とかの関係で当分継続というような話があったようですが、そのうちにあそこをやめて別なところに移るという状況なのか、それともあそこでそのまま少し廃車の処理を手際よくやって、住民の皆さんに迷惑かけないでやっていくということなのか、ちょっとその辺がはっきりしませんでしたけれども、この点について伺いたいと思いますし、それから、町の条例、ちょっと見てみましたら、富谷町環境美化の促進に関する条例というのがありまして、第3条とか第5条にそういったことがいろいろ書いてあります。しかし、これは一般的な表現になっていまして、いろいろ問題の業者が出た場合に規制を含めた措置ができるのかというと、必ずしもそうではないような内容になっているんですね。だから、やっぱり県の方も知事の許可制が今後やられるようでありますけれども、町としましてもやっぱりこういうふうなところにつくるのは好ましくないというようなことで、一定の指導あるいは規制をかけるというふうな条例が必要なのではないかというふうに思いますけれども、この点町としてどう考えておられるのか、この点もあわせて今後の問題でもありますので、お尋ねをいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) ご案内だと思いますが、宮城県の医療圏の見直しがありまして、今まで仙台医療圏、仙台も含む医療圏だったものが見直しして黒川医療圏になりました。ですね。
 その結果、黒川地方のいろんな要件を積み上げていって、県の方ですね、県の方で黒川地方に、数字間違ったらごめんなさい、 306床のベッド余裕があるという医療圏として確保、ほかは減らされた地域もあるわけですし、横並びの地域もあったわけですけれども、率としては黒川地方に 306の、だったと思うんですけれども、そのベッドの中で黒川病院として60床、行政事務組合として、また学校法人に移譲するかしないかは別として、60床の願いを申請しておりました。それで、60床は宮城県の留保、いわば黒川病院に留保的にやや60床を確保していただいております。残る二百四十幾つのベッド数を二つの民間医療機関、今現在病院経営をなさっている病院機関が黒川地方に大きなベッド数で申請が上がっておったようであります。それが過般の医療審議会で希望数より縮小されながら二つの、現在病院を経営している病院に配分されたと伺っております。したがって、いつ、どこで、どういうふうになるかは宮城県でまだ公表していないと思いますので、そこまでしか私は言える立場でないと思っております。
 それから、第2点の太子堂周辺の問題でありますけれども、県の許認可というのは事業権も出てきますし、そういうはざまにありながら、先ほど申し上げましたように町を中心になっていろんな関係の機関のご協力を得ながら指導、助言をし、周辺が周辺だけにそういう指導条件、協力条件、こういうものをしていかなければならない。したがって、県の基準とか何とかであれを撤去するとかやめなさいという権限まではないのであります。また、一方、富谷町の条例もそういうことを踏み込めない、じゃ、きつく条例を改正してということは、これは上位法からするとそこまでは町の条例では踏み込めないと思いますし、かつまた、今ある条例は罰則とかそういうものが主でなくて、町民の罰則規定ではあるけれども、町民の良心、通過する人たちの良心が主の条例だと私は思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、5番相澤 榮君。
5番(相澤 榮君) 私はITの活用について、四つの項目についてご質問を申し上げます。
 学校の授業で、インターネットを活用し調べ学習をすることは日常的になりつつあります。
 文部科学省が平成17年度までに普通教室にパソコン2台、プロジェクター1台など具体的目標を掲げ、学校のIT化を推進しておりますが、地方交付税措置のために自治体によってはパソコン設置台数や校内LANの整備状況は異なっております。
 本町においても情報化が進む中、各学校においてはコンピューター教室の整備や教育用コンピューターの配置、インターネットの接続を終え、現在、普通教室や特別教室でもインターネットでの情報が得られるような校内LANの整備が進められ、幅広い角度からさまざまな情報を得ながら多様な教育の展開が可能な状況となっております。
 一方、町内の学校のやりとりや教育委員会の事務は今後増大するものと思われます。各学校とは正確な、そして迅速な対応を行うことが必要になってくるものと考え、また、各学校においても教職員を初めとする学校職員の負担増は増大しているものと思います。そのような状況の中で教育委員会と各学校との事務処理は、依然として紙を中心に情報のやりとりを行っております。
 そこで、せっかく学校にインターネットを接続し、校内LANを進めておる状況でありますので、これらの設備を学校教育にとどめることなく、学校運営においても事務のIT化を進めるべきではないかというふうに考えます。どうか有効に活用し、セキュリティーに配慮しつつ事務の省力化と迅速化を図るべきではないかと考えますが、その見解を伺います。
 次に、学校間のコンピューターに対するレベルの相違、学校内のコンピューターによる学習に対する意思の疎通など、さまざまな課題があると思いますが、各学校において学習活動の中にコンピューターをどのように活用していくのか、今後の課題と取り組みについて伺います。
 3番目に、町内の学校図書のデータベース化について伺います。
 校内のどのパソコンからも図書室の蔵書を探し出せるような環境づくりは、児童生徒の学習活動に最も役立つかと考えます。LAN整備のメリットは最も発揮しやすい分野ではないかと思うので、早期に計画していただきたい。そして、自校の図書室に必要な図書が見つからない場合でも、他校の図書も検索できて借りられるようなネットワークづくりも必要ではないかと考えますので、その計画または見通しについて伺います。
 現在、町内の小学校6校で所有する図書の冊数は、平成14年度末で4万 4,089冊、平成15年度図書購入費が 360万円で15年度に購入した冊数が 2,190冊です。合計4万 6,279冊となっており、学校図書館基準に基づく標準冊数は6万 8,560冊で、平均達成率が 79.03%という数字になっております。
 一方、中学校4校についても現在所有する図書は、平成14年度末で2万 5,872冊、平成15年度で図書購入費が 250万円、15年度に購入された図書の冊数が 968冊で、合計2万 6,840冊で、学校図書館基準に基づく標準冊数は4校で4万 1,520冊、平均達成率が 64.64%となっております。小中で達成率 100%を超えるのは2校です。50%以下の学校も2校ありますが、これは団地内にあるために児童生徒の増減によって大きく変化する数字でもありますが、このことを考えるときに、LANを使用した図書の貸し出しにより児童生徒がより多くの良書に触れ、主体的に学習したり読書に親しんだりする環境を整えられるよう、その計画と課題について質問をいたします。
 4番目といたしまして、本町も人口がもうすぐ4万人を超えようとしております。若い成長する町であると認識しており、住民のニーズも多様化している中で、さきの議会で図書館建設の質問が出され、隣町に県立図書館がありますからそちらを有効に利用されるようにという指導、答弁がなされました。確かにこの厳しい社会情勢の中にありまして、図書館を建設するということは非常に無理かと思いますけれども、それならば町内の公民館の図書を有効に活用する、そういう設備をするべきであると考えます。現在六つの公民館としての合計冊数が5万 4,700冊、そのうち中央公民館が1万 6,231冊、富ケ丘公民館1万 3,084冊、東向陽台公民館1万 1,057冊、あけの平公民館 7,625冊、日吉台公民館 5,228冊、成田公民館にいたりましては 1,481冊でございます。それぞれ地域によって大きなばらつきがあります。
 私はさきの議会でもIT自治体について質問をいたしました。その答弁の中で、今後一般家庭におりながら行政手続ができる、申請できるような、そのように進めていきたいというふうに答弁が得られました。このことを考えるとき、一歩進んで町内の公民館図書のデータベース化をして、立派な図書館がなくても図書館の図書が利用できるのではないかという、そのように考えますので、そのシステム構築の計画と見通しについてお伺いいたします。以上で私の質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時54分休憩

午後 1時00分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) それじゃ、インターネットの活用等についてのご質問にお答えしたいと思います。
 まず、第1問ですけれども、学校運営、事務のIT化を進める考えはないかということですけれども、一応学校運営におけるコンピューターの利用については、それぞれの学校において工夫、改善がなされているところであります。さらに、学校間の共通理解が図られるようにということで、2月に事務担当者、それから情報教育担当者、それから教育委員会事務局で推進のための組織化を図りました。今後計画的に会議を進めながら、調べ学習などにインターネットがいかに効果的に活用できるか、その辺を探りながら研修を積んでまいりたいと思います。
 それから、二つ目ですけれども、学校間のコンピューターに対するレベルの相違、学校内のコンピューターによる学習に対する意思の疎通、今後の課題の取り組みについてというご質問と賜りまして、お答え申し上げます。
 国の方針に基づき町でもIT機器を計画的に導入しております。授業での活用が図られ、徐々にですけれども効果的な活用がなされている現状です。ただ、活用状況については、学校間に若干の差異があることは否めない事実です。こうした状況を踏まえて、昨年、情報教育担当者同士集まりまして情報交換会を開催いたしまして、今後のあり方について検討いたしました。
 その中で、まず情報教育主任者会を町の校長会の組織の中に位置づけまして、学校全体あるいは町全体で取り組む体制をつくりました。そして、その中に情報教育をより効果的に推進していくために、まず情報の提供と共有化を図る、これをメーンテーマとして今後定期的に研修を行っていきたいと思います。また、今後の課題もお互いの学校で出し合いながら、その課題を共有しながら課題解決に努力していくという手順で会を進めていく、そういうような組織をつくりましたので、ご期待いただきたいと思います。
 次に、町内の学校図書のデータベース化についてということですけれども、図書の検索もでき、それから借りられるような計画ということですけれども、町内学校図書のデータベース化については取り組んでいる学校もあります。ただ、冊数の多い図書データを入力しなければならないことから、早期に取り組めない状況にある学校も事実あります。
 ただ、いずれにせよその姿を追い求めて近づいていかなければならないということは認識しております。ただし、借りられるような、いわゆるシステムを導入あるいは構築の費用ですけども、 800万円から一千ちょっとぐらいかかるというふうに聞いております。費用対効果の面からも現在のところ実施には難しい状況にあります。と、もう一つは、学校の図書の場合ですけども、一応学校の図書の目的というのは最近非常に変わってきてはおりますけども、まず一つは調べ学習への速やかな反応、対応、二つ目は朝の読書活動を含めた教科での効果的学習活動を展開するためということで、常時、常に引き出せるような図書の管理でなければならない状況にあります。その授業に支障のないよう管理運営がなされることが最優先になっておりますので、各学校間の貸し借りについては現段階ではその条件が整わず難しい状況にあるのかなと思います。今後その方向に向けて、方向性を探りながら研究を進めていき、そしてあとデータベース化等についても考えながら一緒に研究を進めていかなければならないと思っております。
 四つ目、町内の公民館図書のデータベース化についてとその活用についてということですけれども、図書管理システムを導入した場合、先ほどお話し申し上げましたように、システム構築のために 800万円から 1,600万程度の費用がかかると見られます。その費用対効果を考慮すると現在のところ導入は困難です。ただし、現在各公民館の図書管理は管理台帳と索引簿で管理しており、電話でのやりとりで他の公民館図書の検索ができるようになっております。また、職員1人ずつノートパソコンが配置されましたので、エクセルを利用した公民館蔵書の計算管理を進めてまいりたいと思います。したがって、各公民館ごとの貸し借りは十分できる状況になっているというふうに押さえていただきたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 5番相澤 榮君。

5番(相澤 榮君) ただいま教育長から前向きな答弁をいただいたわけでございますけども、システム効果についての費用対効果で大分無理があるというような答えをいただいたわけでございますけれども、将来的には必ずやこういうシステムを構築して進めていくのがベターではないかというふうに私は考えるわけでございますので、どうかそういう意味では、その辺も踏まえながらぜひ前向きに取り組んでくださるようにお願い申し上げたいと思います。終わります。

議長(相澤 武雄君) 答弁は。(「要らないです」の声あり)要らない。
 次、6番磯前 武君。
6番(磯前 武君) 私は、高齢化社会に対応する本町の取り組みについて質問させていただきます。
 本町の財政状況は、地方交付税等の大幅な減額により、ますます厳しい状況下にあります。一方で、本町の65歳以上の高齢者の人口は、昨年12月末現在で 4,102人というふうなことになり、本町総人口に占める高齢者の割合は10.3%となり、若い若いと言われた本町も町の将来予測より急速に着実に高齢社会に近づいてきております。
 高齢者が増加してまいりますと、訪問販売に対する消費者トラブル、最近出ておりますおれおれ詐欺等、悩み事、困り事等のストレスがたまることが日常発生してまいります。高齢者困り事相談所の開設を町は考えるべきだと、必要だと私は思いますが、町長の考え方をお伺いいたします。
 昨年、富谷町シルバー人材センターが誕生いたしました。定年になられた町民の入会状況、その後のセンターの活動状況をお尋ねいたします。
 人材センターを高齢者、特に健常者向けの困り事相談、これを解決するために活用ができないでしょうか。高齢者には危険な高所作業、そういうふうな観点から、例えば庭木の手入れとか除草、それから蛍光灯のランプ交換、それから水道のパッキンの取りかえ、換気扇の掃除等、ちょっと業者には頼んでも自分らでできるかな、どうするかなと、そういう問題に対してシルバー人材センターの活用ができないかということであります。
 それから、老人クラブの将来の方向性について伺います。
 富谷町老人クラブ連合会の登録会員数は13クラブ 931名と聞いておりますが、平均年齢は幾つになっていますでしょうか。私の住んでいる東向陽台睦会の会員数は54名でございますが、平均年齢78.8歳というふうなことで超高齢になっております。ただいま若い会員を町内会の協力を得ながら募集中でありますが、余り成果は上がっておりません。入会しない理由として、何々会、何々会って、睦会とあるんですが、その上に老人クラブという、老人という名前に何だか大分抵抗感があるように思われております。町として高齢者を指導する、それからリーダーの育成はどういうふうに考えているか、その件についてもお聞かせください。
 また、高齢者に対する支援状況、他町村と比較して本町はいろいろと何か優れている、力を入れている、そういうふうに聞いておりますが、他町村と比較しての費用どのようになっているか、その点もお伺いしたいと思います。
 次に、高齢者予備軍についてお尋ねいたします。
 現在、戦後のベビーブームの50代半ばの、いわゆる団塊の世代が間もなく定年に差しかかってまいります。本町の高齢者予備軍と言われる56歳から64歳までの人口は 4,925名で、本町人口の12.7%であり、現在の高齢者の人口より多い人数となっております。日本の高度成長期を支えてきた夫族が一斉に家庭に帰ることになってくるわけです。毎日が日曜日というふうなことで、夫族がいる居場所はあるのでしょうか。
 また、大量の会社員の退職は、「多くの人材が社会を支える側から支えられる側に移る」重大な意味合いを物語っております。社会の屋台骨は大丈夫なんでしょうか。今後の町の財政にも大きく関与することと思い、私なりに模索してみました。
 定年後も楽しく生き生きと暮らし、地域の中でお互い支え合いつつうまく地域の方々に解け合いながら、みずからの健康と家庭の幸せを気遣いながら生活することが理想と考えます。
 ところで、飛躍した話になりますが、「P・P・K」という言葉を御存じだと思いますが、「ピンピンコロリ」という頭文字であります。余生を元気に生きてころりと死んでしまおうと、こういうふうな生き方の表現なのであります。「第二の人生の生き方」の理念と言われております。大した病気もせずに、介護保険の世話にもならず、子供たちに苦労もかけず、突然死のようにだれの世話にもならないで人生を終わるということであります。とはいうものの、人間の命ですから人生もそうはうまくまいりません。ただ、「P・P・K」に近づくための方策があるのではないかというふうに私は考えてみました。
 その1策でありますが、「玄米ダンベルニギニギ体操」というのがあります。「玄米ニギニギ体操」と呼ばれるこの体操は、男女を問わず子供からお年寄りまで骨や筋肉づくりに効果があるほか、玄米を入れた袋を握る運動を繰り返すことで、栄養分と酸素を含んだ血液が脳に供給されやすくなります。「ぼけの防止にも役立つ」と言われております。それから、転倒防止、予防のためにも、このダンベル体操は体力づくりというのが柱であります。足腰の筋力アップと生活習慣病の予防と改善にも最適であります。
 近年、自治体レベルでの取り組みも目立ち、住基ネット拒否問題でも一躍有名になった福島県矢祭町では、町内のお年寄り約 1,000名に玄米ダンベルを配布し、各地区の公民館で体操を始めております。また、長野県高森町でも町主導でお年寄りに推奨しているとのことであります。
 本町でも、東向陽台公民館で週1回のサークル活動の一環として「ダンベルニギニギ体操」を実施し、2月22日に開催された東向陽台公民館まつりに発表され町民から大変好評を得ております。この機会をとらえ、本町でも積極的に町主導のもと健康寿命を伸ばす方策として取り組む考えがあるかどうか、町長のご所見をお伺いいたします。以上で質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の件でありますけれども、おれおれ詐欺のようなお話がありましたように、事件が次から次へというか、取り締まれば後からまた次を考えるという、そういう悲しい世相を大変残念に思って、思うなんて怒りさえ覚えるんで、そういう思いであります。したがって、町としてできることとして、被害に遭わないように注意を広報紙などを使わせていただいて呼びかけておりますし、また、相談所として人権行政生活相談、こういうものが各委員さんがおられますので、そういう方々にお願いしてこれらについての予防対策、こういうものに取り組んでいるところであります。
 また、町の社会福祉協議会でも、この種に関する電話相談を毎週実施していただいておるところであります。したがって、特にこれらにかかわりがあったとき、より早く、より迅速に町を初め今申し上げました団体委員の方々にご連絡をいただいて、町としてもその内容案件ごとに関係機関にご紹介を申し上げるとか、それから対策方針、方法、そういうものに全力を尽くしているところでありますので、この場をおかりして、もしですね、もし、かかわりがあったら、なるべく早く電話1本で結構でありますし、また、高齢の方々でありますから近所隣にご相談申し上げて、より早く連絡を密にしていただきたいと、こういうふうにお願いをしておきたいと思っておりますし、今後も努力してまいりたいと思っておるところであります。
 次に、人材センターの皆様方をということでありますけれども、今高齢者を含めどなたでも仕事を依頼することができますので、大いにお話があったようなことはご活用を、電話1本で、今のセンターに電話いただけばおこたえできるような形になっておりますので。人材センターの最大のねらいは、やっぱり今お話があったようなことをより多くの人たちで手分けをしながら、お手伝いできるセンター登録の方、また、していただく方、お互い相互共助と申しますか、こういうことが目的だとも思っておりますので、なおのことセンターの方にもこれらをお伝え申し上げていきたいと思いますし、センターの方でもこれらを認識しながら取り組んでいるような状況にあります。
 今の状況を見ますと、技術経験者の中には造園経験者が3名、合計 234名今登録されておりますけれども、電気工事経験者が3名、水道工事2名、その他技術的な方々が41名という形になっております。それから、職域的には植木関係16名、大工その他表具とか建具とか、こういう方々が8名、清掃関係16名、運転関係9名というようなブロック分けというか内容分けがあって、その仕事によってお手伝いをさせていただいている状況にあります。
 それから、次、第3点の高齢者へのお手伝いというふうなことでありますけれども、今お話ありましたように、加入状況は 924名とお話のとおり掌握しております。それで、80歳以上が 229名、75歳から79歳が 256名、70歳から74歳が 211名、60歳から64歳が65名、それから60歳以下が12名、こういう全体の年齢的な型分けであります。どの辺がうんと年齢上かということは、これは見方、とらえ方もあろうと思っております。
 老人という名前がつくからという方もあるかもしれませんけれども、これだけ日本の生き方、定年後の生き方にさまざまな形がありますから、そういうことで今議員所属の睦会のお話も出ましたけれども、睦会のみならずさまざまな単位クラブで一つの仲間づくりということで一生懸命取り組んでいるんだけれども、なかなか新規入会者が少ないということは、これは富谷町内もよその地域でもあります。したがって、町としてもできるだけ年齢構成、それこそ子供たちでなくても年配の方々でもいい年齢とのおつき合いの豊かさがあるわけでありますから、これらを啓蒙していかねばならない、このようにも思っております。
 また、結構お話ありましたように、クラブの方では女性だけの活動の研修会を行ったり、他市町村との交流を行っていただいたり、いろんな行事と取り組んでいただいておりますので、私は大きな期待を持っております。
 それから、お金的な支援状態ということでありますけれども、決して少ない形ではないのであります。単独でお金的にお手伝いしている分と芸能大会とか健康まつりとか、こういうものは町単独でお手伝いをさせていただいているわけでして、あるときは国費で、ちょっときて国費はばたんと切りますけれども、町はそれをそのまま続けているわけでありますから、そういう面では他市町村と比べて遜色はないという思いをしております。
 例えば、一つの例でありますけれども、単位クラブだけでいきますと1人当たり 1,307円になりまして、大郷町が 1,100円、大衡が 1,000円、大和が 900円台でありますから、郡内でも多いんでないでしょうか。また、連合会に対する状況を見ましても、仙台地方管内を見ましても富谷ですと、1人当たりにしますと 2,000円を超えておりまして、次が 1,600円台、次が 1,200円台、あとは 800円台、 600円台、 500円台、 300円台、 200円台、 100円台と、こういうような状況にありますから管内でも上位にあると。両方合わせるとやっぱり富谷が郡内でいきますと 3,000円台で、よそは 1,600円、 1,500円、 1,100円台でありますから、そういう面ではよその市町村から一時富谷が多過ぎるというような話も、ご指摘を受けたときもあるぐらいであります。以上で終わります。

議長(相澤 武雄君) 磯前議員に申し上げます。質問については質問要旨内容に基づいてお願いを申し上げます。6番磯前 武君。

6番(磯前 武君) 高齢者に対してかなり厚い我が町としては助成をしているわけですが、老人クラブの中で 924名の登録があるというふうに町長から今答弁があったわけでございますが、何かこの方に対して助成をしておりますが、登録はしていても寝たきりで全然活動していけないということも何か私の耳にも入ってきているので、寝たきりの人も助成するのかなと、こういうふうに感じていたわけでございます。私としては、今後この我が町の取り組みに対しては日本の国を支えてきた高齢者でありますから、今後とも同じ姿勢でひとつよろしくお願いしたいと思います。
 私は高齢者に対する取り組みの中で、先ほど私質問しました高齢者予備軍、これ平成25年までに高齢者予備軍と言われる人数が 4,900名余り、富谷町の人口の12.7%に当たるわけでございます。この方たちに対する今後の町の取り組み方、かなりの人数がこれから平成25年までに高齢化、高齢者に仲間入りするわけなので、こちらに対するぜひとも取り組みを町として、これはシニアのための町民ネットワークづくりのような取り組みを考えていると、かなりの人数でございますから町としては考えていると思いますが、そこら辺のところもお聞かせ願たいと思います。
 それから、こういうふうなシニアのための町民ネットワークづくりというふうなことを考えていく上で、地域のリーダーの人材の育成、こちらを図っていると思いますが、その辺についても前向きに考えている我が町の方向性ですから、とうにそんなものは考えているよというふうに返事が来るんじゃないかと思いますが、人材育成につきましては、いろんな専門的な学校がありまして、宮城県が支援している大学で宮城いきいき大学というのがあります。仙台市では豊齢学園というのがあるんですが、富谷町でもこういうふうなところを利用して人材の育成に今後考えているかどうかをお伺いして、私の質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 単位老人クラブは登録制のはずですから、多少体調を崩すとかそういうのも登録して、また復帰して来られると、こういう形で、いいんじゃないでしょうか、そういうことであります。
 それから、質問になかったんですけれども、予備軍という表現が当たるでしょうか。私はきのうもNHKで富谷の大正琴の放映がなされておりました。ああいうのを初め富谷には年齢とはかかわり別にして、公民館、スポーツセンターを中心にした組織、サークル、すごい数だと私は、人口数からすると大変積極果敢に多種多様の文化活動、スポーツ活動、健康活動に取り組んでいらっしゃる町だと、人たちの、いわば人柄の豊富な町だと思っております、積極果敢に。
 今町外の県のそういう学級にも出ている方、別な形にも絶えず富谷の名前が出てまいります。そういう人たちがむしろ積極的に自分で選択し、自分で健康づくりなり余暇活動なりやっていらっしゃることが多いと、こういうふうに認識しております。したがって、そういう方々は一定のグループサークル、人数にかかわりなく動いていいるわけで、これを機械的にくくるというのは私は余りやるべきでなくて、むしろ大変、みずからですから、こういうものをますますできるような態勢の提供、そういう公民館を初めとしてね、そういうことはしていかねばならないと思っております。
 特に、先ほど男性、女性という区切りをしておりましたけれども、確かにあえて男女、女男ということで申し上げれば、女性の参加、そういうときの参加率が多いということは見えますけれども、男性は男性でまた別な形でいろんな活躍をしているんでないだろうかというふうにも思っております。いわば町内の組織ももちろんですけれども、町外にもいろんなことに取り組んでいる方々がいらっしゃる。そういう人たちに今後もますます、いろんな方に取り組んでいただいているものを伸ばしていく努力はしてまいらねばならないと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、3番山路 清一君。
○3番(山路 清一君) 私は、今回次の2点について質問します。
 第1点は、「街路樹による歩道隆起」がもたらす歩行障害の改善策についての質問です。
 我が富谷町の「歩道」において、植栽されている街路樹の根が歩道部分の一部アスファルト舗装などを盛り上げて、歩行者等の通行に危険な箇所が見受けられます。
 富谷町団地の大部分の地盤は砂岩であり、地震等の災害には場所にもよりますが大変強い反面、樹木には厳しく根が下部に伸びず、そのために歩道面を盛り上げているものと考えられます。
 歩道は、通勤通学で利用する方たちが常に安全に通行できる状況でなければならず、歩道のわずかな隆起によっても寒いときの冬場なんかには転倒災害が発生しかねません。
 町当局は、鷹乃杜そして昨年度からは富ケ丘地区の道路改修工事を開始し、また、定期的にパトロールと補修工事を行い住民に還元されておりますが、反面一部において危険と思われる箇所が見受けられます。
 日吉台地区におきましては、日吉台中学校周辺、仙台銀行から南、そして日吉台神社周辺にも見受けられ、アスファルト歩道、平板歩道が盛り上がっており、日吉台周辺の歩道は大和町内であり、管理上大変難しいこともあるかとは思いますが、今回質問項目としまして、一つ、富谷町で危険と判断される箇所の確認と見解。二つ、安全に通行できる改善策について質問します。
 次に、第2点は、「ごみのポイ捨て及び犬のふん放置条例」のステップアップです。
 我が富谷町において、昨年平成15年4月1日から「ごみのポイ捨て及び犬のふん放置を条例で禁止」し、罰則を適用されることになってから早くも1年を迎えることになりました。
 また、この条例に関しては地域住民の関心も高く、ごみのないきれいな町並みは住民だれしもが望んでいることでもあります。しかし、町内会の「一斉清掃」、そして町の「クリーン作戦」に参加してわかるように、相変わらずごみのポイ捨てが多く見受けられ、せっかくつくった条例が富谷町住民、近隣の他市町村の方々に本当に浸透しているのか疑問です。
 この条例は町民にとっても大変関心のあることであり、私自身全面的に町当局に協力、応援したく思っている一人でもあります。地域によっては道路1本で他市町というやりにくい問題も多くあることとは思いますが、東京地区、仙台市、そして全国的な盛り上がりがある中、ただお金をかけて整備するのではなく、なお一層我が町のこの運動が盛り上がり、子供たち、そして後世まで「自然に優しい」条例であったと誇りに思えるようになるように、次のことを質問いたします。
 一つ、今までポイ捨て者に対して注意、罰則等はありましたか。
 二つ、今後町としてのステップアップなどの取り組みを問います。(1)としまして、ポイ捨て者を見つけたとき、だれが回収命令をするのですか。(2)住民アンケートの考えはありますか。(3)町内を通勤通学で通る人々への条例のアピール。これは他の市町村の人々に対してもです。(4)犬の散歩者への取り組み。(5)近隣市町村との取り組み。以上、質問いたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えさせていただきます。
 第1点についてでありますけれども、町内の団地内で植栽されている、お話ありましたように歩道の道路は、主に幹線道路で日吉台などの11地区で、道路延長にしますと30キロほどに街路樹が植栽されていると町で押さえております。したがって、大体両サイドが平均値でありますから、センターにも生えているのもありますけれども、主たるは両サイドでありますから、延長しますと60キロ強と、こういうふうになります。それらの道路は団地ごとに歩道幅員や舗装構造、ご案内のとおり舗装の構造にもなみがあります。樹木の種類、整備年次の差異もご案内のとおりあります。こういうのを認識として持っているところであります。
 それから道路の補修箇所、それらの先ほどご指摘あったような状況については、町民みずからお電話初め連絡をいただくこともありますし、また町内会長さんを初めとする方々のご連絡もいただくこともあります。今のように議員みずから精査して町の方にご指導いただくこともあります。また、職員が巡回をしながら状況判断をしているのが今の現状であります。
 特に日吉台地区については、あのとおり熊谷小野線のほか2車線の歩道に街路樹が植栽されておりまして、その中で現地を見ておりますと、通行などに支障となっているのは熊谷小野線で、ご案内のとおりけやきが主でありますから、成長してきて歩道に凹凸が出てきたり、アスファルトにクラックが入るとか、こういうものも見ておるところであります。したがって、それらの改善の必要なものから、お話のありましたように住民の歩行に遜色のないように努めているところであります。けれども今ご指摘のようなこともありますので、なお一層巡回なり何なりして今後も補修などにも努力してまいらねばならないと思っております。
 ただし、先ほど申し上げましたように、樹種によってかなり根の張りが大きいけやきを初めとしてありますから、ああいうものを、せっかくの木も大事にしていかねばならない。それから人のけがも気をつけていかなければならないということで、その辺の工夫を重ねながら水平歩道から多少の盛り上がりも認めてもらわねばならないと長期的には出てくるのかなということで、ただし、やっぱり緑と人の安全の優先ということになると、どっちが大事だといえば、やっぱり人の方が大事でありますから、そういうものも勘案しながら今後も維持補修、管理、こういうものに心がけてまいりたいと思っております。
 次は、第2点はごみ問題、ポイ捨て問題でありますけれども、前段お話ありましたように、条例制定の効果はということでありますけれども、まず、この条例は罰則が主というよりも、この条例によって努めて努めてモラルに訴えていきたい、こういうことが基本だと思っております。罰則規定もありますけれども、努めてということが柱だと思っております。それではお答えさせていただきます。
 町として取り締まりを強化し罰金を科すことを最終的な目的としているものではなくて、そこでしなければならない現状を町民の皆様に理解し意識していただくことを大きな目的としておりまして、今まで罰則を適用した、条例制定後はまだありません。
 それから、だれがポイ捨てしたときということでありますけれども、富谷町環境美化の促進に関する条例では、捨てた者に対して町が回収命令をすることとしており、回収命令に従わない場合、はっきりしたときは罰則の対象としたいと、こういうことであります。
 それから、通勤通学者への問題でありますけれども、環境美化の促進に関する条例につきましては、広報紙やチラシなどにより町内の皆様に周知、啓発しているところでありますが、また、町内外の方を対象に風景入りの看板7カ所、全体で7カ所でありますから決して多いということでもありませんし、一方で景観の、看板景観ということもありますから、もう少し別な方法の周知、広報をするための方策を担当課を中心に町としても考えていきたいというふうに思っております。
 それから、近隣町村との取り組みでありますけれども、そのとおりでありまして、町界に、特に住宅密集地、いわば通称団地群が隣接している地域があるわけであります。そういうとことの連絡協調はまだそれほど進んでおりません。主に大和町、仙台市と隣接する地域がありますけれども、今ご指摘のとおり、状況によってはお話のとおり他市町村にも呼びかけることも検討していかねばならないとも思っております。

議長(相澤 武雄君) 3番山路 清一君。

3番(山路 清一君) 先ほどの質問項目で2点ほどちょっと回答がございませんので、ちょっとお願いしたいことがあります。一つは、住民アンケートの考えがあるかということと、それからもう一つは、犬の散歩者への取り組みということです。
 あと、それをお聞きしまして、先ほどから非常に前向きに取り組んでいただいておりますので、今後ともこれを前向きに取り組んでいただきまして、私の今回の質問は終わらせていただきます。その2点だけご質問よろしくお願いします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 済みませんでした、聞き漏らしておりました。
 アンケートについては、各町内会にご案内のとおり環境推進員さんをお願いしております。したがって、推進員の皆さんに大変おのおのの町内会でご活躍をいただいているところでありまして、その委員さん方に現状や課題、そういうもののご意見を会合でも伺っておりますし、委員さん方から個別に情報をいただいておりますし、今後も各町内の委員さん方になお、一番掌握している方々が地域、町内会の方々でありますから、推進員さんを通じて状況を把握し対策を講じてまいりたい。したがいまして、全体町民の意識調査までは考えていないというよりも、その委員さん方にもう少しご指導いただきたいと、こういう形をとってまいりたいと思っておるところであります。
 次、犬の散歩者に対してでありますけれども、取り組みについては広報紙、チラシによる周知、啓発活動のほか、条例改正前に3日間街頭でチラシを配布しながらPR、広報活動を行ってきたところであります。また、毎年実施している狂犬病の、これは必ずやっていただかねばなりませんから、その注射のときに飼い主にチラシの配布、マナー向上のための啓発を行ってまいりました。今後についても引き続き啓発活動に努めてまいりたいと考えております。
 ただ、この間も町民の方々の会合でこの件について、犬をもっと大事にしてということは、大事にしていただく方々はマナーと申しますか、そういうものについては大変守っていると私は思っておるんですけれども、この間の会合などでもそうでない人が多いので、町としてもっと強い態度で出るべきではないだろうかという、いわば周知方ということでありますけれども、私は、犬や猫とか小鳥とか動物を愛する人は心が優しい人たちでありますから、努めて啓発、啓蒙活動をし、そして他人様にご迷惑をかけないことに努めてまいりたいと思っております。それでもまだあるということは、地域地域によってそういう苦情と申しますか、そういうことがあるのが非常に残念に思っておりますんですけれども、なお努力してまいりたいと思っております。

議長(相澤 武雄君) この際2時10分まで休憩します。
午後1時54分休憩

午後2時10分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 私は2件質問をいたします。
 まず、障害児、障害者が安心してこの町に住み続けることができるための行政の取り組みについて質問いたします。
 私は、障害を持った方々の尊厳を守り、その発達を保障する町づくりは、単に障害者にとってだけではなく、障害を持たないすべての住民にとっても必ず住みよい町づくりにつながるという、こういう立場に立って今回は数多くの障害児・者にかかわる課題の中から、特に焦眉の課題となっている切実な問題に絞って当局のご認識を問いたいと思います。
 まず、障害児学級の問題です。
 今、日本の障害児教育は大きな転換期を迎えています。昨年、文部科学省は「特殊教育改革」の一環として、障害児学級や障害児学校のあり方を大きく変える「特別支援教育」構想を明らかにしました。全国で六十数万人に上るLD(学習障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症の子供たちへの「特別支援教育」を開始するなど、「完全参加と平等」を保障する上で重要な対応が行われる反面、そのための予算や人員は従来規模のままで、これまでの数倍もの子供たちをゆだねるというものになっています。障害児学級のリストラも計画されています。十分な教育が保障できないだけではなく、教育の質が大きく後退するのではないかという危惧はぬぐえません。
 文部科学省は、当初、特別支援教育に関する法律改定を平成16年ことしの通常国会に上程し、17年度から施行するという性急なスケジュールを持っていると言われていました。しかし、昨年暮れに行われた日教組の障害児教育部との交渉だとか、あるいはまた障害者団体の要請などによって、「関係者の意識のばらつきが大きいので、平成16年通常国会への関連法案の上程は無理と考えている」と表明するに至っています。強引なやり方が通用しなかったと言えますが、しかし、早ければ来年にも関連法案を国会に提出しようという動きを強めています。
 特別支援教育構想の中でとりわけ問題なのは、障害児学級の廃止計画、リストラ計画です。障害児学級は障害を持つ子供にとって大切な場となっており、1日じゅう学級にいることが必要な子供、学級をホームベースにして比較的多くの時間を通常の学級で過ごせる子供などいらっしゃいます。
 文科省は、障害児学級を廃止して「支援教室」を設ける考えですが、「教室」には「学級」のような安定した担任の配置の保障が全くありません。子供と安定的にかかわり、子供の心を開き、心を通わせる教員がいるかどうかは、障害を持った子供が健やかに育つ上で重要な問題です。その保障を奪う障害児学級の廃止計画、リストラは中止すべきであり、町として政府に強く要請していただくよう求めます。
 同時に、町内小・中学校の障害児教育を今後どのように充実していくのか、町長の考えを伺うものです。
 特別支援教育構想の中でLD、ADHD、高機能自閉症の子供たちへの支援を開始することが打ち出されましたが、軽度の発達障害と言われているこれらの障害について、まだ社会的な認識は大きく進んでいるとは言えない状況です。周囲の大人が障害を理解せずに「なぜ、じっとしていられないのか」「なぜ、こんなことがわからないのか」などと強くしかりつけた結果、子供の心を傷つけ、一層深刻な状況に陥ることも少なくないと言われています。
 現在、LD、ADHD、高機能自閉症の子供は富谷の小・中学校に何人いるのか。各学校ではこの子供たちの発達を保障するためにどのような対応をされているのか伺います。
 次に、支援費制度にかかわる問題ですが、「障害者支援費制度」は実施後間もなく2年目を迎えます。この制度の導入に当たって「障害者みずからがサービスを選択し、事業者と対等な関係に基づきサービス提供を受ける制度」だと宣伝されたにもかかわらず、実際には「身近に施設がないためサービスが利用できない」「選択できない」など、制度の趣旨とは逆行する問題が生まれています。
 政府の対応が大きく立ちおくれた状況のもとで、支援費制度が障害児・者の「自己選択」「自己決定」を保障し自立を促進するものとなるためには、制度改善に向けた自治体の取り組みが極めて重要になっています。
 富谷町では支援費制度の対象者、これは知的障害児・者と身体障害児・者ですが、合わせて 822人おります。介護保険の適用者 360人をそこから除きますと、 460人が支援費制度の対象ということになります。しかし、昨年12月現在でホームヘルプ、ショートステイ、デイサービス、グループホームの障害者在宅支援4サービスを受けているのはわずかに48人です。このほかに通所施設、作業所、養護学校などに通う方を除いたとしても、支援費制度の利用はまだ低い状況で、実態として家族介護に依存をしている現状が大幅に改善されたとは言えません。
 そこで、富谷町における支援費制度の利用の状況と、現状に対する町としての問題意識をまず伺います。
 制度の利用率が低い要因として考えられるのは基盤整備のおくれですが、支援費制度に関連した富谷町の町内にある施設は、公的施設である心身障害者通所援護施設TOMOTOMOと幾つかのグループホームだけで、その他のサービスは町外の事業所やサービスを利用する以外にありません。
 支援費制度のもとで特にショートステイの利用がふえており、受け入れ態勢を整える必要に迫られています。ショートステイは、事前にいつ、どのくらいの量が必要か申請しておかなければ緊急時に利用できない可能性があることから、新規利用者の申請数も多くなっています。介護者の事故や冠婚葬祭などの緊急時にその利用が必要になる制度ですから、自宅から余り遠距離にあるのでは家族や本人にとってマイナスです。需要増に行政としてどうこたえていくのか大きな課題です。
 ショートステイの利用についてあるご家族の方は、「重い障害を持ったこの子が親なき後にいずれグループホームに入るにしても、果たしてほかの人たちと一緒にやっていけるのか、今のうちにこの目で見届けておきたい。そこで、できればショートステイに入れてみたいが、余りに遠いので気軽にはできない」と言っておられました。もちろんショートステイは家族への介助依存を軽減することが目的ですが、親自身が高齢化するとともに、ショートステイを元気なうちの入所訓練と位置づける方もふえているのが現状です。富谷町内での障害者ショートステイの施設整備はどのようになっているのか、現状と今後の計画を伺います。
 障害者デイサービスについては、社会福祉法人永楽会がとうみやの杜内に施設建設を計画し、国に補助金の申請をしているそうですが、町の障害者福祉にとっても大いにかかわりのある事業です。特に在宅で日常を送る障害者にとっては、外出の機会がふえ、家族にとっても負担軽減につながると考えます。
 現在、重度の心身障害を持った方とそのご家族にとって、「どこにも行き場がない」ということが最も切実な問題になっています。心身障害者通所援護施設TOMOTOMOに通う方々は障害の程度に大きな差がありますから、マンツーマンでの介助の必要な重度の方にとっては遠慮の多い状況となっています。障害者デイセンターができても、1週間に数日程度しか利用できないのなら余り意味がありません。また、利用者の障害に応じた指導やケアが十分でなければ、単なる「時間つぶし」になってしまうおそれもあります。
 そこで、利用頻度については必要な人が必要な日数だけ通えるようにするということを当局は表明されておりましたが、人的態勢は十分確保される計画なのでしょうか。
 また、デイサービスといっても障害児と障害者では施設が別物となります。このデイセンターは「障害児」の利用施設も併設されるのか伺います。
 障害者グループホームについては、現在、民間の施設が町内に8カ所ありますが、生活の場である以上、入居者は固定することが多く受け入れ態勢は十分とは言えません。特に2010年に船形コロニーが解体され、富谷町の現在の4人の入所者のうち3人の方がまだその後の受け入れ態勢が決まっておりません。3人の方の年代は60歳代、50歳代、30歳代とのことで、それぞれにふさわしい場を保障する必要があります。町はどのように対応されるお考えか伺います。
 本来、障害者がこの町に自立して住み続けるためには、一人一人に見合った中・長期的なケアプランが必要であり、その全体的な施策をハード、ソフトの両面から立体的に計画づけるのが障害者福祉プランです。知的障害、精神障害、身体障害のどれをもカバーできるようにすることが安心してこの町に住み続けることの保障です。障害児・者が必要とする課題をその生涯に即してどうサポートしていくのか、今富谷町にはそうした全体的、具体的な計画がありません。そのために障害児・者とそのご家族は、将来の見通しを持つことができず不安を感じておられます。永楽会がデイサービスセンターを建設するという情報が入ると、ご家族の中から「なぜ突然デイサービスなのか」「デイサービスといっても『障害児』のデイはどうするのか」「デイサービス以外のサービスは万全なのか」「ショートステイは町内にできる予定なのか」などさまざまな疑問が噴出するのも、町がしっかりとした基盤整備の計画を示さないできたことに原因があるのではないでしょうか。
 当事者の不安や要望にこたえるためにも、その場その場で対症療法的に施設建設を散発させるのではなく、施設建設の全体計画を定めた上で数値目標の入った年次計画を示すよう求めます。
 厚生労働省は、支援費制度について財源不足を理由にしたサービスの「効率化」、利用者の負担増の方向を示しています。負担能力や所得に応じた現行支援費制度の「応能負担」から、提供を受けたサービス費用の一部負担を利用者に一律に求める「応益負担」に転換する考えが打ち出され、2004年度(平成16年度)から実施を求める性急な提案となっています。地方団体として国に撤回を求める必要があるのではないでしょうか、伺います。
 職員態勢についてですが、支援費制度という新たな制度が始まり、職員の業務がふえているにもかかわらず、それに見合うだけの職員の増員が行われていません。16年度に(仮称)総合支援センターも建設されますが、職員は増員しない方針だと説明されました。富谷町の保健福祉は保健と福祉のあらゆる事業が一つの課に集中し、少ない職員が極限状態で仕事をしていると私は思っています。「量の不足は質の低下」につながると言われるように、この問題を解決しない限り、本当に質の高い保健、福祉は実現できません。どのような施策も最後は人によって支えられるからです。
 例えばTOMOTOMO、YOUYOUでは、常勤の正規職員が1人しかおらず、そほかの7人はすべてパート職員です。この現状で果たして障害者一人一人の発達を保障できるだけの十分なケアができるのか大変心配です。
 障害者施設ではとりわけ職員集団の集団的な検討と連携が不可欠で、一人一人について現状の把握と発達を保障するための具体的なプランを検討し、実践を踏まえた経験交流によってさらに障害者への対応を改善するという取り組みが大前提とされなければなりません。そのかぎを握るのが職員会議だと言われています。しかし、TOMOTOMO、YOUYOUでは職員全員が顔を合わせて会議をすること自体大変難しいことになります。時間から時間をパートでつないでいる現状では、一人一人の障害者の顔色を見ながら、その日の気分や意欲に即した個別の指導を行うことも物理的に無理なことになってしまいます。一律のカリキュラムに基づいて全員を一定の流れに沿わせようとすれば、障害者にとって押しつけの指導になりかねず、よい結果につながりません。
 担当課によれば、TOMOTOMO、YOUYOUではスタッフによるケース会議を実施しているとのことですが、人数的にパート職員が主力となっているもとでケース会議は実効性あるものとなっているのでしょうか、伺います。
 また、施設で働く職員の意欲や善意を生かすためにも、正規職員としての採用をふやすべきではないか。TOMOTOMO、YOUYOUの所長を課長がすべて兼任するのではなく、専任の所長を配置するべきではないか、これらの点について当局のお考えを伺います。
 障害者施設における指導のあり方に関しても職員の絶えざる研さんが求められます。永楽会がデイサービスセンターを建設するに当たって、老人介護事業の経験、ノウハウがあることを一つの理由にしていたと聞きました。老人介護と障害者の介護には共通する点も少なくありませんが、しかし、根本的に異なるものとして対応しなければ大きな問題を引き起こしかねないと考えます。例えば青年期障害者の場合、青年期特有の性の問題や男女の恋愛問題など高い専門性と豊かな経験が求められます。対応を間違えれば人権侵害にもつながるという認識が必要です。障害者の人権を守るための職員研修やケーステタディーに、町も永楽会も積極的に取り組む必要があると考えますが、現状はどうなっているのか、どのような課題があると認識されているのか伺います。
 次に、青年の雇用促進と地域経済活性化、仕事おこしについて伺います。
 昨年9月の厚生労働省の発表では、今春卒業予定高校生への求人倍率は「0.53倍」となっています。昨年と同様、就職希望者2人に1人しか求人がないという厳しい状況は変わりません。先月総務省が発表した1月の労働力調査でも完全失業率が再び5%台となり、特に若年層の失業率が高いことが特徴となっています。求人の内容についても、正規の雇用が減る一方で、人材派遣業、業務請負業、短期契約、パートなどの不安定雇用が急増しています。高校生の就職難は質、量ともに深刻な自体に立ち至っており、生徒本人にとっても親にとっても本当につらい春を迎えることになります。
 大学生の多くも卒業後はフリーターとなるケースがふえています。同時に大学生の就職については就職活動の「早期化、長期化」が大きな問題で、大学3年生の秋から始まる就職活動によって4年生のゼミが成立しない、学業に専念できない、卒論が書けないなど、学問も仕事も保障されない状況が広がっています。
 さらに深刻なのは、大学を卒業して何年もたつのに今もって正規の仕事につくことができず、3カ月、半年と短期雇用や派遣社員でつないでいる青年がふえていることです。「募集は派遣労働しかない」「社会保障もない」「望んだわけではないがフリーターにならざるを得ない」など事態は本当に厳しい状況で、30歳を過ぎてこのままでは結婚はおろか自立することさえできないと悩んでいる声を聞きました。派遣労働3カ月で健康を害し仕事をやめたという青年もいます。
 高校生を初めとした青年の雇用問題がまさに社会問題となる中で、その原因についてもようやく、若者の勤労意欲の低下の問題だとかというところに原因を見るのではなく、構造的な問題であるという認識に立つ、そういう見方が広がってまいりました。こうした中で政府も、これまで就職難やフリーターの増加を「青年の意識の変化」や「青年がみずから選んだ結果」だとしてきた考えを変えて、ようやく社会の問題として認識し始めた状況です。しかし、具体的な解決に向けてはまだ大きな進展は見られない状況です。
 青年の雇用問題は、地方自治体としても町づくりの根本にかかわる問題として真剣に取り組む必要があります。町として何ができるのか、できることは最大限の取り組みをするという姿勢が求められます。その際に重要なのは、いかに正規の雇用をふやすかだと思います。
 高校の新卒者を町の職員として1年間雇用する「青年雇用制度」の創設を求めるものですが、この制度は短期雇用制度ではありますが、とにかく1年間正規の仕事につくことによってその後失業保険の給付を受けることができ、次の求職活動にもつなぐことができます。町職員の採用権限を持つ町長として、積極的に対応するお考えはないか伺います。
 新規雇用の問題は何といっても民間の事業所がかぎを握ります。富谷町内には 800社を超える事業所があり、 8,000人を超える従業員が働いています。しかし、多くは不況の影響を受けており、特に小規模事業所ほど経営は苦しい状況です。ある経営者の方は「新しく人を雇いたくてもこの不況下で人件費をふやすことにはためらいがある」と言っておられましたが、こうした事業所にどうやって新規雇用の意欲を起こしてもらえるのか、自治体としてできることはあるはずです。事業主は給料だけではなく厚生年金保険料や健康保険料、労災保険料などの負担もあり、新規採用をためらう一因ともなっています。その負担を軽減し、事業主の「雇用意欲」を刺激する意味で、新卒の高校生を雇用した事業者に対して町が一定の助成を行う「雇用奨励制度」あるいは「正規雇用奨励制度」といった新たな制度の創設を求め、町長のお考えを伺います。
 さらに、富谷町にはボーダフォンという大きな企業が進出しています。ボーダフォンに対する町の奨励金はかなりの金額に上ると推測されますが、奨励金を交付する以上、それだけの「費用対効果」を期待するのは当然です。ボーダフォンに対して新卒者の雇用を強く要請するよう求め、当局の対応を伺います。
 地域経済の活性化では、町の公共事業や物品購入を通じてどれだけ地域経済に貢献できるのかという視点が大事です。
 平成14年度決算によりますと、町の投資的経費は年間約40億 6,800万円、そのうち普通建設事業費が約38億 9,800万円で、さらにそのうちの単独事業費だけでも33億円以上となっています。
 また、平成14年度の入札結果をもとに町内の業者への落札状況を見てみますと、落札件数 241件中、町内の業者が落札したのは70件、わずか29%です。金額にしますと落札金額の合計21億 5,555万円のうち、町内の業者が落札したのは2億 4,300万円、11.3%にすぎません。
 これだけの建設事業を何とか地元が潤う方向で進めことはできないのでしょうか。私は町がその気になれば、町の公共事業、建設事業を地域経済の活性化に結びつけることはできると考えます。
 具体的には、第1に、小規模事業者の仕事を確保するために、町の公共事業のうち町営住宅建設など町内の業者でも技術的に可能な仕事は町内の業者に優先的に発注するよう、一般競争入札の条件を考慮することが必要だと考えます。平成16年度から17年度にかけて湯船沢住宅26戸の建てかえ事業が始まります。これは特殊な建築物ではありません。ごく普通の一般住宅です。町内の事業者で十分できる仕事ではありませんか。ある業者の方は「下請仕事ではなく、町から直接受注することができれば、業者にとってはそれだけ利幅が大きくなり、請負金額を安くすることもできる。町にとってもプラスではないか」と言っておられましたが、町のやり方一つでできることなのです。地元の切実な声にぜひこたえるべきではないでしょうか。
 第2に、課長の決裁で発注できる 130万円以下の工事契約、50万円以下の物品購入などの契約については、小規模工事、修理、修繕がほとんどですが、これらの契約に関して平成14年度に町内の業者が受注をしたのは合計 240件、 3,268万円です。これを各課ごとに内訳をしてみますと、大きいところで都市整備課が件数で14.5%、金額で37.4%、教育総務課が件数で28.7%、金額で 9.7%、生涯学習課が件数20.4%、金額14.4%などとなっています。これらの発注の多くは見積もり合わせで行われていますから、受注機会が公平に保障されれば、いわゆる「一人親方」などの事業者が町の仕事を受注する機会がふえることになります。課長の決裁がこのような形でその権限が生かされれば、これは地元にとって大きなプラスです。そこで、各地の自治体で試みられているのが、競争入札の登録業者以外の小規模事業者を別枠で登録させる「小規模事業者登録制度」です。
 秋田県比内町では新年度から課長決裁で発注できる30万円未満の小規模修繕工事の「事業者登録制度」というものを実施する予定だということで、町の入札制度に参加資格のない一人親方などの小規模事業者にも受注機会を拡大するものとなると言われています。比内町財政課によりますと、今回、登録希望者を募集しているのは大工、ガラス・サッシ、畳、木製建具、内装、塗装、佐官、板金、この8業種となっています。
 このように発注者である町が「課長決裁」の範囲内で工夫すれば、特に不況のあおりをまともに受けている個人事業者の支援策になるわけで、ぜひ富谷町でも実施するよう求めます。
 第3に、個人住宅のバリアフリー化や耐震補強のリフォームに際して、町内の業者を利用した場合には町が一定の助成を行うという制度の創設を求めます。
 これも全国的に広がっており、埼玉県では県内20の自治体が実施し、さらに16年度から四つの自治体が実施をする予定だそうです。15年度の助成数が埼玉県全県で 1,239件、助成総額 8,436万 1,000円、工事費総額は13億 8,287万円ということです。実に行政が支払った助成額の14倍もの経済波及効果を生みました。スタートからわずか3年でこの実績です。同時にこの制度は個人の住宅リフォームを通じてバリアフリーを進め、耐震補強、地震対策も同時に進めるという行政目的の推進にも寄与する制度です。
 以前にも申し上げましたが、住宅建築の分野は大工から内装、ガラス、畳、外構工事に至るまで関連業種のすそ野が大変に広く、経済の波及効果も大きいとされています。住宅の大半が個人住宅という富谷町だからこその施策であり、建設関連業者にも一般住民にも歓迎されるはずです。ぜひ実施されるよう求めます。
 第4に、町の物品購入に関してですが、これまで町長は「町民の税金を1円もむだにできない」とのお考えで、物品の購入は「単価の安いところ」が大前提とされてきました。しかし、庁舎内で使うコピー用紙にしてもトイレットペーパーにしても、単価が低いということだけで税金を節約したことになるのでしょうか。町内の小売店から購入すれば、そして売り上げが伸びれば、いずれ必ず町の税収増となって返ってきます。
 大手のスーパーや量販店で物を買っても、売り上げはその日のうちに本店、本社に吸い上げられ地域に回ることはないそうです。しかし、地域の商店の売り上げというのは仕入れ代の支払いやその家族の生活費などで再び地域に放出され回転率が高い、つまりお金の回りが早くて地域への波及効果が高いと言われています。町内の小売店から購入する物品の品目をふやすことで、何より地域の商店、小売店を元気にさせていくという自治体本来の役割につながります。その方が税金の有効活用、節税になるのではないでしょうか。
 以上、地域の仕事おこし、そして青年の雇用の問題などで質問いたしましたが、これらをすべて一気に実現したとしても、年間1億円もあればおつりがきます。立派な庁舎をキャッシュで建ててもまだ現在30億円からの貯金があるのですから、そのほんの一部を地域の商工業者のために活用してほしい、私たちの納めた税金が本当の意味で生きた使い方をされるように願い、第1回目の質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1回目をお答えいたします。
 第1点の問題でありますけれども、順次通告順に申し上げます。
 障害児学級の廃止計画の問題でありますけれども、障害児学級の廃止ということではなく、なくね、特別支援教室としておのおのの個々の障害に応じた強化指導、それから障害に起因する困難な改善、克服のために必要な時間を特別な場で指導するとしております。
 町内の特殊学級の現状については、知的学級が6クラス13人、情緒学級7クラス13人、難聴1クラス1人、病弱学級1クラス1人、合計15クラスの28名となっております。また、新年度に新たに肢体不自由児学級が2クラス開設を予定であります。したがいまして、これでもきめ細かな指導ができておると考えております。
 次が、小学校での学習障害4名、多動性障害7名、高機能自閉症など4名の合計で15名であります。中学校では今は該当しておりません。
 取り組み状況は、障害児童への指導、支援の取り組みについてはその個人の障害の程度により個別の検査を実施し、個人の能力を明らかにしながら、その結果をもとに保護者、担任、養護教諭などが入って何度かお話し合い、面接をしながら、共通の理解を持ちながらより適切な支援のあり方を進めているところであり、また学校全体として定例の打ち合わせ、職員会議の場、そういうものを通じて気になる児童という表現が当たるかどうか、あえて気になる児童の様子などをお互いに共通の理解、認識を持ちながら、その学校、教員全員で支援できるような態勢で取り組んでいるのが現状であります。
 それから、3番目の支援費制度の問題でありますけれども、先ほどお話あったようでしたか、施設サービスに25名、居宅、ヘルプの方が16名、ショートが29名、グループホーム3名。サービス利用に関しては支援費制度開始後増加している。例えばヘルプなどは4人から16人という、短い期間にこういう状況にあるから趣旨は進んできている。今後もそういう方向で広報などを通じながら周知の徹底を図っていきたいと、こういうことであります。
 基盤の整備については、郡内で居宅生活支援事業所や民間の知的通所厚生施設など少しずつでありますけれども整備されてきている。今後はそれらの利用調整の推進、それから情報の提供などを進めてまいりたいと、こういう状況にあります。
 それから、例えばヘルプ、ショートなどの一つの県下平均の利用状況と申しますか、そういう状況を見ますと、県平均が 3.4%の状況にあるようであります。しからば、富谷の町の割合はどうかというと10.2%の状況ですから、県内平均から比べるとそこまで来ているということはおわかり願いたいものだと思うのであります。
 次、4番目でありますけれども、現在、宮城県で宮城障害者プラン、13年から17年度の見直しを今これを実施しております。その後、現在の圏域計画である仙台圏障害者プランの方向性が出てまいります。したがって、支援費制度の基盤整備は広域も視野に入れて考えていかねばならないと思っております。
 我が町では、在宅障害者の生活支援のかなめとなるデイサービスについては整備支援を行っているものであります。
 それから、保健福祉ベースの事業の見直しは、健康福祉とみや21で考えているところであります。
 次に、ショートステイの状況でありますが、近隣では2カ所利用できる状況であると。利用方法としては、日中のみの利用者も多く、整備支援を行っているデイサービス運営の運びになれば、利用の幅が広がるものと思います。
 グループホームは町内で6カ所、先ほどお話ありましたっけか、グループホームについて県がモデル事業として高齢者のグループホームとの共生の取り組みを始めたばかりであり、動向も見ていきたい。
 それから、永楽会が予定している現在デイサービスの支援内容を初めとして地域とのかかわりの検討会を始めており、体制についてもご心配していることが確保されるものと考えております。障害児については、受け入れも考えていると伺っております。サービス提供形態などはまだこちらでははっきり掌握はしておりませんけれども、方向としてはそういう方向にあると。
 それから、青年期障害者でしたっけか、人権については住民に対して真摯に向かう姿勢が大切であり、障害があろうとなかろうとも同じと考える。町では研修を積極的に受講しておりまして、永楽会では実際持ち合わせている経験をさらにアップさせ、自分で自分を守れない方々への対応を充実させるべく研修会も開催していると、絶えず研修も行っていると聞いております。
 それから、国の応益負担転換は介護保険制度の統合を考えているとの考えであると。厚生労働省介護保険制度改革本部を1月に設置し、その中で介護、障害両者にまたがる領域の課題を重点的に検討していくとしているため、その動向を見ていきたい。
 先ほど国に町長は申し上げるべきという話もありましたけれども、何百項目か絶えず町村会などに各町村から上がってきます。その中でまだ議題として上っておりません。出てきたらそういう方向は議論の対象になると思っております。
 それから、YOUYOU、TOMOTOMOの職員体制でありますけれども、ケース会議状況は月1回ですね、所内の事例検討を実施し、個別援助計画を立てて、年6回お医者さんを交えての専門的な事例検討も実施しているところであります。事例の会議の充実、実態、対象に応じた支援方法の確立により、パート職員7名の役割もできており、採用の増加は今考えておりません。
 課長の兼任だけでなくて2名の主幹を兼任で配置しておりますから、今の状況で専任の所長とか課長を置く予定は持ち合わせておりません。
 次、第2点目でありますけれども、雇用制度の創設、前にもお話あったようでしたけれども、現在も大勢の臨時職員の方々にお手伝いをいただいております、町では。それは年齢構成も広くいろんな職種にてお願いしているものであって、新たに独自にというのは厳しい、町は町としての厳しい財政状況下のもとで臨時職員の雇用もこれ以上という、必要最小限というのも町民におこたえする大きな宿題だということで、おこたえすることはできないんじゃないかと、こういうふうに思っております。
 また、一方、近隣でやらさった大きな市があるわけでありますけれども、一長一短あるというふうにも伺っております。人様の市でありますから、これらについてはなかなか申し上げるわけにはいきませんけれども、ただ一言そういうふうに言われております。
 次は、富谷の企業立地促進条例に規定されている雇用促進奨励金制度の活用によって、今後も高校新卒者を含め町民雇用の促進を全体としては図っていきたいと、こういうふうに思っております。
 それから、ボーダフォンにおいては既にもう 1,700名ほどの雇用をしておりますので、会社としてはほぼ人的には達していると思っておりますので、新たにということはなかなか難しいのかなと、そのように考えております。会社は会社のご都合があろうと思っております。全体として、トータルとしては申し上げることできますけれども、それはどこどこに何人ということはなかなかできないんじゃないだろうかと思っております。
 全体としてね、例えば最近進出した企業85名でありました。85名中10名が関東本社から出向してまいりまして、新たに地元採用75名を募集していただきました。これは富谷のみだけに限るという、これは企業経営者からすればそうはいきませんから、一般公募するわけです。それでも富谷の人たちがかなり頑張っていただいて、この地域としては頑張って合格したとも伺っております。
 したがって、この周辺としては、宮城県内の昨年あたりからの雇用は結構、新卒か何かはまだ、いろいろあります。経営者の状況にありますから、臨時雇用もあるし、時間雇用もあるわけでありますから、これらについてまで町としてこれをフルタイムで何歳にしなさいと、こういうことまでは言える状況にはないんじゃないだろうかというふうに思っておりますけれども、トータルとして努めて富谷の町民を、住所のある方々、そういうものを雇用していただくようにお願いをしているところであります。
 それから、次は、公共事業とか物品関係でありますけれども、御存じのように 500万円未満については町内業者を最優先にして指名競争入札を執行しています。また、 500万円以上については全工種で一般競争入札を執行しています。町内には限られた業者しか登録していませんので、町内業者に限っての一般競争入札条件を付することは競争の原理を一方でゆがめることにもなります。参考例でありますけれども、平成11年の暮れに国の指針として、議員おっしゃるような、ぐっとすると競争性をゆがめるという通達が入っておるのも参考にしているんじゃなかろうかと指名委員会では思っております。ですから、町内の業者も他地域の業者との対等の立場でそのときはそのときで競争してほしいと、こういう願いも込めておきたいと思っております。
 それから、 130万円以下の関係でありますけれども、このことについては昨年の議会でもお答えしておりますとおり、町の商工会を通じて業者登録説明会を開催し、建設の許可をとっていない業者についても役務提供に登録していただくようお願いしたところであります。
 また、物品購入については、給食センターへの食材納入業者など、例えば多少小規模と言われる業者の方々にも物品部門に登録していただいておりますので、現在の登録制度に特段の問題はないと思い、今の形をもって進めてまいりたいと、このように思っております。
 それから、リフォームのときということでありますけれども、個人の資産形成でありますからどういうことなのかなと。これを公金でそういう方向というのは大変いろいろ面倒なのかなと、こういうふうにも思います。
 それから、小売店からの物品購入をふやすようということで、平成14年度実績を見ても数多くの物品を町内業者から購入しております。可能な限り町内業者をもって物品の購入をしておるようであります。今後もその方針には変わりありません。かなりまだ数字、私は持っておりませんけれども、町内からの数とお金の量を見ると、かなりこの品目関連は購入されていると思っております。

議長(相澤 武雄君) この際3時15分まで休憩をいたします。
午後2時54分休憩

午後3時15分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず、障害児・者の問題です。障害児学級については廃止ではないという町長ご認識でしたけれども、これは明らかに特別支援教育の内容についての認識不足と思うんですが、特別支援教育方式になりますと、これは普通学級に基本的に所属をすると、障害のある子供さんが。その上で必要なときに障害児の学級に行って学習をするという形に変わるわけなんですね。しかもあわせて、先ほども言いましたが、LDやADHDなどの従来障害児教育の対象というふうにはなってこなかった障害も含めて、障害児教育の対象というふうになりますから、従来の障害児教育の対象者の数倍に数がふえるわけですね。
 ところが、国の方針としては予算はもちろんふやさない、教員の数をふやさないということを前提にしております。ですから、まず基本的に障害児学級がなくなると同時に、1人の担当の先生が複数の障害を持った子供たちを複数の人数教育すると。二重三重に教育の質の後退につながるという状況が予測されているんですね。だから、障害児学級のリストラだというふうに言われているわけで、この点についてはやはり今進められようとしているのは重大な問題ですので、町長は改めてその辺の認識をしっかりと持っていただきたいということと、あわせてこのリストラ計画を中止するようにと。また、人員について、もしLDやADHDを対象とするならば、当然教員の数をふやすべきであるということをぜひ国に要求をしていただきたいということを先ほども質問したんですが、お答えがありませんでしたので、国に対する要請、この点でも改めてお答えをいただきたいと思います。
 また、支援費について、応益負担についても国に要請をしていただきたいということを申し上げましたが、何か余りはっきりとしたご答弁をいただけなかったので、そのおつもりがあるのかないのかをはっきりとお答えいただきたいと思います。
 それから、基盤整備の問題ですが、もちろん広域的にやっていくことも重要ですけれども、とりわけ障害者のショートステイのように、身近になければ障害者にとっても家族にとっても余り意味がないという施設については、やはり富谷の町内で供給できるようにしていくべきだと思っています。また、2010年の船形コロニーの解体にあわせたグループホームについても、現在3人の方は行き先が決まっていないわけですから、具体的な問題としてこれをどうするのか伺います。
 さらに、保健福祉計画21、仮称のようですけれども、これはそうした基盤整備の計画をどこまで具体的に数値として目標を持つ、そういう内容になるのか伺います。
 職員の問題では、改めて伺いたいのは、永楽会が予定しているデイセンターですけれども、これはそうしますと専門職の配置というのはどの程度予定しておられるのか。それから、現在TOMOTOMOとYOUYOUでは保健師お一人がいらっしゃいますけれども、そのほかに7人のパートの方の中に専門的な資格を持っている方はどの程度いらっしゃるのか伺います。
 さらに、職員の体制に関連して、職員会議について先ほどの町長のお答えですと、日常的にやっているという状況にはなっていないようで、私が申し上げているのは日常的な職員の会議、これが大事だと思うわけです。しかし、全部で8人の職員のうち7人がパートという状況では、4時までしか働けないとか、時間から時間をとにかくつなぐわけですから、一堂に会して全員が集まっての職員会議というのは普通に考えても無理なわけですよね。ですから、そういう体制の中で、果たしてケース会議というのが実効性のあるものになっているのか疑問なわけで、今後も含めて日常的な職員会議をどうやっていくつもりなのか伺います。
 また、課長がTOMOTOMO、YOUYOUを初め保健福祉のデイセンターについても所長を兼ねておりますし、新たにできる(仮称)総合支援センターも所長を兼ねるのかなというふうに思っているんですが、こんなに幾つも幾つもの施設の責任者を兼ねるということは事実上無理ですよね。所長というのは常駐していて常に職員の相談に乗れるような状況でなければ意味がないわけで、形だけ、肩書だけの課長というのは本当にそれで力を発揮できるのかと。私はやはり常駐の所長が必要だと思うんですが、この点についてどうお考えか伺います。
 次に、仕事おこしの問題ですが、とにかく町長は青年の雇用についても、それから新規雇用をした事業主に対する奨励についても、何もおやりになるつもりはないというお答えのようでした。
 また、仕事おこしに関していえば、地元優先ということを余りやると競争の原理をゆがめるとお答えになっておりましたが、これは大いにお門違いだと思うんですね。例えば、一例を挙げますと成田保育所の増築、この金額は本当に結構な大きな金額でした。大手の業者が受注しておりますけれども、この保育所の増築は落札率が99%でしたか、98%だか、大変な落札率でした。高い率で落札しておりました。しかも、本体を建築したときと増築をしたときとの業者が同じ業者が受注しているんですね。こういう結果だけを見ても大きな金額の公共事業、建設事業について競争の原理が働いていないわけですよ。一方で、以前に同僚議員も指摘しておりましたが、金額の低い細かい公共事業などについては、落札率が50%だの60%だのと本当に低い状況にあると。競争競争でとにかく小さい業者さんは身銭をかき切るまでいかないでしょうけれども、もうけを度外視するくらいにまで低くして受注をしていると。現実はこうなんですね。競争原理が働いていないのはむしろ大きな事業の方であって、地元の小さいところが受ける仕事というのは、本当に競争の原理がこれほどまでに低くていいのかというくらいに低い状況にあります。
 ですから、町長の認識自体が、地元を優先することが競争の原理をゆがめるというこの認識自体が誤りだと思いますし、現実に反すると私は思っています。むしろ地元を最優先するということが、結局は競争を高めて地域の経済にも活性化をもたらすということにつながるのではないでしょうか。町長、この保育所の増築問題で大手が、99%の記憶だったと思いますが、98か99ですけれども、こういう結果を生み出しているのは競争の原理をゆがめているということにつながっていないんでしょうか、伺います。
 また、町営住宅についてですけれども、町営住宅をなぜ地元優先で発注してはならないのか、できないのか。地元の大工さんにしても建設関係の業者さんにしても十分請け負うことができる技術を持っているわけですから、こういうところに優先して発注するべきではないでしょうか、伺います。
 小規模事業者については、町の商工会を通じてやっているということでしたけれども、現実には平成14年度は 240件、 3,260万円程度ですから、仕事の金額自体が大変低いですよね。物品購入についても一生懸命やっていると言っておられますが、それでは一体この小規模事業、修繕や修理等を含めた小規模事業と物品の購入について、町が取り組んだ結果どういう成果が上がったと見ておられるのか、数値であらわしていただきたいと思います。そこまではっきりと成果を詰めるのではなければ、やったということにはならないと私は思いますので、改めて伺いたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の障害児学級関連でありますけれども、議員の言うことも一つの考え方でしょうし、我々町村会を通じていろんな議論が上がってきたとき、そこで議論して国に働きかけたり何なりしているわけでして、今永野議員から言いなさいと言われても、今はいそうですかというわけにはいかない。
 それから、この問題については、先ほど懇切丁寧に町の取り組み状況を説明したとおりであります。
 それから、支援費の基盤整備の目標値、先ほどもこれを申し上げました。宮城県の状況、そういうものに準じて管内そして町、そういうものとリンクさせながらしていくと、こういうことであります。
 また、一方、一つの自治体でこれらの件について全部それを全うするということはなかなか大変で、これが、だから広域的にお互い、先ほど通うのも大変というような表現もありましたけれども、それだけのことを耐え得る自治体は少ない。そういうことで広域でやるべきことは広域的な考えとか、事務所単位とか、こういうことを全国的に取り組むようにできているわけでして、これらはやっぱり今後もそういうことで進めてまいらねばならないと思っております。
 それから、先ほど同じように応益応能負担の問題もそのとおりでありまして、そういう考えもあろうと思いますけれども、我々としては我々としての考え方の集約をしながら国との交渉をしていくと。こういうことで、言われたら、はいというような状況まで私は思っておりません。
 それから、先ほどこれもYOUYOU、TOMOTOMOの関連でありますけれども、こちらに持ってで、これは次の問題でもかかわり、所長兼務、兼務ということでありますけれども、そこに連携プレーもあるわけでして、そういうことで実が上がっているわけで、離れているから、そこにいなければということではなくて、そういう連携プレーができて効率も上がっていることもあるわけでして、私は先ほどお答え申し上げたとおりでいかねばならないと思っておるところであります。
 それから、次の第2点でありますけれども、町長は何もやる気ないんだと。やる気ないと言ったんじゃないんです。富谷町で雇用の場がかなりふえてきておりますよと。そこに青年も含むいろんな会社側の要請にこたえる、ある一定の年齢のとか、性別で募集するときもあるわけでありますけれども、努めて町の青年も含む、特に優……そういう方たちを雇用してほしい、全体的に今までもお願いを申し上げてきましたし今後もそういうことで。何もしない、先ほどお話あったように、こうすればという、そのとおりはいきませんと。ただ、町によその地域より雇用の場がふえてきてるということは私は認めてもいいと。その中で、みんながなるべくそれこそ競争に、応募の中で採用になるように頑張ってほしいと、こういうことでありますし、企業側には先ほどから申し上げたとおりであります。
 競争の原理、何%、やっぱり数字を、競争入札をして、一般競争入札であれ指名競争入札であれ、数字を見て随分ばらつきがあるなというふうに思いますけれども、我々発注する立場で言いますと、我々の口の挟むところから離れているわけでありますから、それを云々言う、発注者としてはないわけでありますし、また、地元を最優先とかいろんな形を言っておりますけれども、それでは指名委員会という機能が果たさなくなる。基本的には先ほど申し上げたとおり、町内の人たちをいろんな形でということは、基本は申し上げているわけでありますから、その中でやっぱり一つの枠組みの中でやっていると、こういうことであります。
 それから、町営住宅などは大工さんと、こういう表現でありますけれども、それなりの国費が入って会計検査なり何なりあるわけでありますから、それに耐え得る、我々の目から、素人から、私なんか見てもそう思いますよ、全く素人から見ても、これなら本当に議員お話しのとおり一人大工さんでもできるんじゃないのというような思いがしますよね。だけれども、そうでない諸手続、そういうものに耐え得ることができるかどうか、そういうことを精査して指名委員会は決定していると私は思っております。
 それから物品購入、数字であらわして多分今そろばんや手書きでないから、多分機械で出でいるかもしれません。出すことができるかもしれませんけれども、膨大な数だと思いますよ。膨大な数、その額もかなりに合計したらあると思います。今ここでどのぐらい時間がかかるか、それだって職員の時間でありますから、どのぐらいかかるか、ここですぐ全部集めて何社に何千万円ということまで約束はできませんけれども、何千万単位で出ている合計のはずであります。そこまでであります。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず、障害児・者の問題ですけれども、先日新聞を見ておりましたら、仙台市の市長は、障害児学級のリストラについて国に対して中止をするようにという要請をするという決意を述べられたそうです。富谷町の町長がそういう決意すら表明されないというのは大変残念なことですが。ぜひこの一つの考え方ということではありませんで、明らかにこれは物の見方、考え方の問題ではなくて、国の方針として基本的に障害児の学級はなくすということになっておりますので、この点についてのご認識があるのかないのか、もう一度伺います。
 また職員及び所長の問題ですけれども、先日TOMOTOMO、YOUYOUを見学したいというふうに申し出た方が、施設の保健師の方から課長の了解を得てからというふうに断られたそうです。こういう例は何回もあると聞きました。私自身もそのように言われました。
 施設を見ることすら一々所長である課長に了解を求めなければ許可がおりないと、こんなばかなことあるでしょうか。閉鎖的で本当に機能的でない状況にあると言わなければならないと思うんですが、やはり常駐する所長がいるかいないかと、それだけ権限のある人がそこに常にいるかいないかという問題は、施設が開かれたものになるかどうかというかぎを握ることにもなると思いますので、常駐の所長の必要性について町長のご認識をもう一度伺います。
 また、基盤整備について、私自身はこの質問の中で富谷町ですべての受け入れ態勢を全部整えよと言っておりませんね。町長は一つの自治体で全部全うするのは難しいとおっしゃっておりました。私もそういうことは聞いていないんです。広域でやるのは広域でやると。しかし、少なくてもショートステイのように、また、今今行き先が決まっていないグループホームのように、身近に必要なものについてどうするのかというふうに聞いているわけですから、お答えもそのようにお願いしたいと思います。
 あと、小規模事業者に対してですけれども、すべての課、11の課がありますが、それぞれの課がそれぞれに課長が決裁して出すわけですけれども、私が言っている登録制度というのは、それぞれの課の課長がもちろん自分の判断で、課長決裁で 130万円、50万円を発注するわけですけれども、それは単なるそれぞれの課任せにするのではなく、一つの制度をつくって11の課のすべての小規模事業、修理、修繕、物品購入、こういったものについて、制度として年間公平に事業者が受注できるようにしていくようにするべきではないかということを言っているわけで、果たして富谷町の今やっておられるやり方がそうなっているのかどうか伺います。
 また、大工さんでは町営住宅というのは国費が入っている会計検査もあるものに耐え得るのかという町長ご答弁でしたけれども、それが難しいのであれば町として援助をしていくというのが本当の業者を育成するという立場じゃないんでしょうか。その上で地元の業者にどうやって仕事をつくり、仕事を回してやれるかという発想に立つことが大事だと思うんですけれども、何かそういう点であれもだめこれもだめということをおっしゃいますけれども、では前向きにこのようにやっていこうと、せめてこういうことについてはこうしようと、仕組みをつくろうというご答弁をぜひいただきたいと思います。
 改めまして比較的額の小さい小規模の事業について、課長決裁でできるものに関してと、それから町営住宅の発注に関して、それぞれ地元の業者を優先して使うということに関しての具体的な、一つは課長決裁に関しては具体的なやり方、町営住宅については地元優先にできない理由は、国費が入って会計検査があって耐えられないのではないかという危惧があることが理由なのかどうなのか、理由を伺います。
 それから、実体として先ほども申し上げましたように、比較的額の小さい事業の発注に関しては、実体として落札率が予定価格に対して50ないし60%というものが多いわけで、こういう状況を見ますと、まさに比較的小さい事業においては大変な競争の原理が働いているということになると思うんですが、町長のご認識を改めて伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 私は、仙台市長の例をとられましたけれども、我々は町村会を通じてみんなで町村同士お互いに問題点を絶えず持ち合わせてやっていますから、永野議員の言われたとおりはいと言うつもりは今ありません。仙台市長さんほどの者でありません。
 それから支援費制度、ショートステイ、これらについては先ほど来申し上げてきたとおりであります。
 それからYOUYOU、TOMOTOMOの件、課長兼務・権限、こういうものは先ほど来申し上げたとおりそこに連携プレーがあって、そういうことだから何もいなければというわけではないと思っております。
 それから、第2点目でありますけれども、課長権限発注、これらはもう言われる前に各課長はそういうものを念頭に置きながらやっていると思っております。ずっと絶えずそういうふうに頭に置きながら、課長権限の中で念頭に置きながら精いっぱい努力していると思っております。
 それから落札率、先ほど言ったとおりであります。なぜ99%だったり、何十%だったり何だろうと。発注者の競争入札をしたときに思いますよ。だけれども我々そこから先は何も言える立場にないわけでありますから。だったらその基準の中でやっているわけでして、例えば先ほど一つの例で成田の保育所の増築という話が出ましたけれども、それとて一般競争入札でしっかりそれなりのルールにのってやっているわけでありますから、そこから先、例えば落札率99、98で落ちたから、あんたたちおかしいからそれはやめましょうというわけにはルール上できないでしょう、一方で、できないでしょ。60%まで落ちないからやめましょうというわけにはいきますか、発注、競争、
(「そういうこと聞いていませんがね」の声あり)
 聞いていないけれども、そういうことができますかと。論旨をずっと聞いていると。できないでしょう。
(「だとしたらもっと競争の原理がゆがめるということをおっしゃるんでしょうか」の声あり)
 私が今答えているんです、私が答えているんです。
 それから、地元の先ほど住宅の話が出ておりましたけれども、先ほど来答弁しているとおりでありまして、それなりのルールにのっとってやっていなかったら、役所はどうなるでしょうか。やっぱり公金の中でしっかり住民におこたえできる、それのルールには守っていかねばなりません。そういうことでその中で、ルールの中で、先ほど来申し上げましたように、課長のそれなりの努力もしているわけであります。以上であります。

議長(相澤 武雄君) 次、1番佐藤 克彦君。

1番(佐藤 克彦君) 私は、富谷町地域水田農業ビジョンと青少年健全育成の2点について質問いたします。
 まず最初に、地域水田農業ビジョンについて質問します。
 本年から始まる富谷町地域水田農業ビジョンでは、本町の農業形態は基幹作物である水稲が中心であり、野菜、果樹、畜産等については経営規模の小さい農家がほとんどです。また、農業振興地域農用地区域は 435ヘクタールが指定されており、そのうち 369ヘクタールは土地基盤整備が行われました。山間地域や沢筋においては、地理的条件や生産調整等による不耕作地が増加しており、農地面積は年々減少する傾向にあります。
 生産組織は、志戸田生産組合、三ノ関生産組合、富谷南部生産組合、明石生産組合、3月下旬発足予定の富谷北部生産組合が組織され、大豆や飼料作物、水稲の受委託を行っており、さらなる農地の集積の推進、品質向上等は緊急の課題であり、今後は農業担い手の確保、育成、生産基盤の整備、農地の利用、集積、施設の近代化、営農指導に対する支援などを推進し、優良な農地や営農環境を確保するとともに、水稲経営の振興にあわせて畜産、野菜、果樹、花卉等が複合された都市型農業の推進を図ると目標が掲げられています。
 国の政策で米の生産調整が始まって三十数年になりますが、3年、5年の周期でいろいろな施策が行われましたが、農業の振興には役に立ってなかったのが実情のようです。本町の農業政策においても、ブルーベリーの特産化、250運動に始まる地産地消の推進など、多くの農家に利用された施策もありますが、まだまだの感もいたします。
 本町の若者の農業経営者はここ十数年就農していないのが現状であります。このような中で、生産組織の育成、指導、集落農業の推進、農事法人の育成により農業後継者を育てることが急務な課題になっていると思います。1人でも多くの若者の農業者をつくるため町長の考えを伺います。
 また、水田保全地域支援事業については、水田の荒廃を防ぐとともに自然環境の保全、良好な景観の形成、水源の涵養など、いわゆる多面的機能が発揮できる施策であると思いますが、現在農道の整備や用排水路の不備により荒廃しつつある水田では施策を利用することが困難に思われます。このような地区の水田を支援するため町当局のますますの指導が大切だと感じますが、町長の考えを伺います。
 次に、青少年健全育成について伺います。
 最近、乳児を含む青少年に関する事件が多く報道され、同じ世代の子を持つ親として町民の皆様とともに心を痛めている一人でございます。そこで、私たち大人社会からの青少年健全育成への役割、責任をもう一度問い直し、将来を担ってくれる子供たちの育成に本気に取り組んでいく必要性を強く感じております。
 本町においても、中学校区ごとに学校区青少年健全育成連絡協議会があり、子供たちの健全育成について取り組んでいますが、町民に広く知られてないように思われます。そのためには、町民から見えて、理解ができ、そして力強く支援できる青少年健全育成の系統的な推進のため、次の件について質問します。
 まず、基本的生活習慣の場として最も大切な家庭教育の啓発、推進について。小学校、中学校連携による系統性の持った生活指導の実践について。地域でのより効果的な支援のあり方について。最後に、問題行動に対する予防、対処、治療のためカウンセラー等の指導者の育成について教育長の考えを伺い、質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 第1点の問題でありますけれども、ご案内のとおり平成16年の2月末時点で、富谷町の北部地区を中心とした13地区での65歳以上を占める人口の割合は27%になっております。農業経営者においても、現実としておわかりのとおり高齢化が進んでいることは実態であります。
 第2点目、今お話がありましたように、青年後継者、いわば新規、青年後継者、中年後継者でなくてです、これの青年後継者については、今ご指摘のとおりしばらくないのが富谷町の現状であります。宮城県内はもちろんでありますけれども、その中でも富谷の青年後継者の不足が弱い、これが実際の問題であります。したがって、後継者においても認定農業者の年齢を少し上げさせていただきました。技術は大変持ち合わせている方々でありますから、過般も委員会で4名の方々の農業認定者を認定の委員会で決定を見ました。したがって、都合富谷町には16名の方々を認定させていただくわけであります。それとて大変年齢的には上がっております。しかし、富谷の実態からすると大変技術の多様に持っている方々でありますから、その方々に中心になっていただいて、農業を後継者というよりも富谷の農業を持ち続けていただくニューフロンティア的、年齢は高年齢だけれども精神はニューフロンティア的な方々だと思っております。したがって、大変貴重な方々をお願いしているわけでありますから、これは国・県、そういう制度も生かしながら町としてもできることをいろいろご相談してまいりたいと、こういうふうに考えている状況にあります。
 それから、水田以外の未整備地域については、長い間にわたって農道のお手伝い、側溝の手伝い、こういうことをさせていただいてまいりました。今後もこれは相続けてまいりたいと思っております。例えば基盤整備、今これは国の制度上の問題ですから何ともいかんせんなんですけれども、基盤整備区域以外から例えば水が流入する形があっても、国の補助制度のいろんな決め事の中でそこがカウントされていないんですね。例えば二ノ関地域、北部地域の基盤整備などですと、身近なところですと田子沢地域の水が基盤整備地域で高いわけですから、あの地域は、あの地域から水が基盤整備地域の方に排水されてくるわけですね。だけれども水量カウントには入っていないはずです。
 そういうことが、今、田子沢地域という表現を使いましたけれども、じゃ、国の制度が悪いんじゃないかと一言で言う人もあるようでありますけれども、一つの決め事で今まで進んできた。そういう分については町として町民合意をいただくならば、補完できるものは補完していく、こういう形をとって今後もいかねばならない、そういうことだと思っております。したがいまして、今後もそういうことを地域と連携を密にしながら農村の環境整備、それから農作業に対する支障ない努力はさせていただきたいと思っておるところであります。
 また、一方、お話ありました都市型消費者が、町内を含めてこの10キロ圏内にかなりの消費者がいるわけでありますけれども、生産が追いつきません。それは先ほど申し上げましたように、いろんな職業構造があってなかなかそこまでいきかねておりますので、したがって一気にできない分は少しずつということでも積み上げていくことが大事なのかなと、こういうふうに思っております。特に最近は、例えばブルーベリーの今の形をまた再品種改良したものに取り組む、そういう認定農業者も出てまいりました。そういう方々とJAなりと連携しながらこれらを持ち上げていく努力をしてまいらねばならないと思っております。
 営農指導という話もちょっとありましたけれども、私は営農指導は本格的に、宮城県のこれらに関係する一席を、末席を関係しているものもあるんですけれども、そのときも申し上げているわけですけれども、大きく二つに分けて、佐藤議員のような専門的な農業に熱心な方々に対しては町やJAごときの営農指導は余り意味をなさない。県の営農指導、県職員ぐらいでは。あとは土日で農業を楽しみながら他職業を持ちながらやらさっている方々は、報道だけで、テレビ、ラジオで大体やり通される。したがって、営農指導の費用対効果といったら物すごく薄くなって、いわば専門的な人はもうほとんど大学、研究所、そういうものとしているもので、私はあさひなJAなどにも営農指導っていうのをなまじっかやって農民を苦しめるようなことはしないでほしいというお願いもしているところであります。今後なお頑張ってまいりたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) 日ごろいろんな立場として、個人として青少年健全育成にご尽力いただいていますことに厚く感謝申し上げます。
 ご質問のとおりに、今子供たちの健やかなはぐくみの一番影響力を持っているのはやっぱり家庭です。その家庭では今種々さまざまな課題を抱えて家庭教育のあり方が今問われているところです。そこで、その大切な家庭の教育力を向上するためにということで、第1の質問にお答えしたいと思います。
 その方策としてですけれども、やっぱり地道で積み上げが一番大切なことで、手っとり早いというか一番現実的に確かな方策としては、学校発進でPTA、地域を通した家庭教育向上のためのアプローチ、いわゆる学習会、あるいは連絡等々、それが一番今実効性が強い感じですので、これを地道に積み上げていくのが大切かなと思います。
 その次、社会教育の面から子育ての学習活動の活発化を図っていって、家庭の子供の育てのあり方等々を勉強していただく、あるいは実践していただく、そんなことが大切かと思いますので、活発化を図っていきたいと思います。
 それから、もう一つ、今一番注目されているというか、大切だと言われているのは、関係機関とのネットワークによる相談体制づくりです。ひとえに教育関係だけでなく福祉関係あるいはいろんな関係団体と連携を保つようなネットワークづくりが必要になってきているので、その辺もいろいろ研究しながら体制づくりに努力してまいりたいと思います。
 二つ目は、小中連携による系統性を持った生活指導というこですけれども、現在、町内あるいは郡内小・中学校の生活指導主任等で、定期的に情報交換を含め連携のあり方について話し合いを進めておりますけれども、ある程度は効果を上げていますけれども、小中一貫とした生徒指導体制までは、若干そこまではいっていないような感じがします。そこで、これからは共通指導体制、小中一貫とした共通指導体制を呼びかけて、その中で、今まで少し情報交換のみに終わっていた感じのことから、発達段階における基本的な生活習慣の階段づくり、1年生は1年生、中学校3年生は3年生、その階段づくりに学校を通しながら、関係団体と連携を深めながら、そこに焦点を合わせて努力してまいりたいと思います。
 三つ目の地域の効果的な支援ですけれども、一応青少年健全育成の領域としてよいところ、好ましいところを伸ばしていく、本当の意味の健全育成があります。それから、問題行動に対して予防、対処、治療、いわゆる保護育成というんですけれども、家庭と学校は本当はよいところを伸ばす、好ましいところを伸ばす健全育成が主にならなければならないんですけれども、そこで地域での役割というのは、やっぱり保護育成をしながら健全育成に向けていくということ、それが私たち大人の大切な役割かなというふうに感じます。
 そこで、より安全で楽しい居場所が地域なんです。そこで、本町では先ほどご質問の中に出ましたけれども、青少年健全育成富谷町民会議の組織の下に各地区青少年健全育成連絡会が組織され、そこを中心にして地域における青少年健全育成活動を積極的に推進しているところです。そして、地域の特性に合った活動を推進しております。今後もさらに学校、関係機関、団体との連携を密にしながら、地域の大人の参加意識を高めながら、そして大人たちの力を結集して子供のよりよい居場所づくりに支援をしていけるような組織あるいは雰囲気、いろんな面から意欲を高めていきたいなと思います。
 そして、4番目ですけれども、問題行動に対する予防対処、治療のためカウンセラー等の指導者の育成ですけれども、問題行動ばかりでなく青少年たちの心の揺れ動き、また、その背景にある家庭へアプローチの技術が解決へ大きな役割を果たしているのは事実です。健全な生活確保が重要ですので、そこで今年度、まず学校の教員、一番子供たちと相談相手になりやすいポジション、生活、生徒指導、それから保健関係の教員を対象とした定期的なカウンセラーの技術習得のための研修会を計画し実践してまいる予定です。そして、その発展的延長線上には広く一般の方にも呼びかけながら、もちろんプライバシーの侵害等に配慮しながら心理面からの予防、対策、治療、アフターケアまで、保護育成を含めた健全育成に努力していきたいと思います。
 まとめとしまして、見る、見える、理解しやすい、支援ができやすい、青少年健全育成活動に本気になって取り組んでまいりたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会をいたします。
 御苦労さまでございました。
午後16時05分 散会

平成16年第1回定例会議事録(第2号)

平成16年3月4日(木曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 相澤榮君     
  • 6番 磯前武君
  • 7番 今村寿君     
  • 8番 細谷禮二君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 菅原傳君    
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 土井昭二君    
  • 14番 小野進君
  • 15番 尾形昭夫君    
  • 17番 永野久子君
  • 18番 佐川幸三君    
  • 19番 渡邊俊一君
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(1名)

  • 16番 浅野幹雄君

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長兼会計課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長  渡辺成一君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 内ケ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第2号

 平成16年3月4日(木曜日)午前10時00分開議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問 18番 佐川幸三議員
1 今こそ、日本国憲法を守る取り組みを
2 誰もがスポーツに親しめるよう、要求に応えた施策を
12番 佐藤聖子議員
1 子供たちの未来を作る学校給食を
2 いのちと健康を守る国保の充実を
2番 齊藤きえ子議員
1 成田にもう1校の小学校を新設することに関して
10番 伊豆田待子議員
1 介護保険料納期の細分割払いやすく
2 富谷町に専門相談員の配置を求めます
9番 安住稔幸議員
1 学校教育について
2 町の諸行事について
3 防災対策の取り組みについて
第3 議案第27号 和解及び損害賠償額の決定について
第4 議案第10号 平成15年度富谷町一般会計補正予算(第5号)
第5 議案第12号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
第6 議案第14号 平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、2番齊藤 きえ子君、3番山路 清一君、4番千葉 達君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(相澤 武雄君) 日程第2、きのうに引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 私は2点質問いたします。
 初めに、今こそ日本国憲法を守る取り組みをするよう求め、質問します。
 今、昨年の3月20日、アメリカ、イギリスの先制攻撃によって始められたイラク戦争とそれに続く占領の継続が世界の人々に大きな不安を与えています。
 昨年9月、国連のアナン事務総長は、「アメリカ等の行動を国連憲章に対する根本的な挑戦」と批判しています。米英両国がイラク攻撃の唯一の理由として主張していた大量破壊兵器の存在はアメリカのイラク調査団長デビット・ケイ氏によって、8カ月にわたる調査の結果として「イラクにはもともと大量破壊兵器はなかった」と否定され、イラク戦争が大義のない戦争であることが明白になっています。既にイラクの一般市民1万人以上を含む大変な犠牲者が出ており、現在も毎日のように戦闘と犠牲者が出ていることが報道されています。外国軍の派遣、駐留がテロ攻撃や治安の悪化を招いているとも指摘されています。イラクの平和を願い、世界各地で国連憲章の平和のルールを守れ、イラク占領・イラク戦争はやめよ、の声が広がっています。こうした平和の世論を大きくしていくことが求められているのではないでしょうか。
 町長は、イラクの平和のために、イラクへの自衛隊派遣をどう受けとめていますか。平和の理念から見て、武装した軍隊が派遣されることを残念だと思いませんか、伺います。
 現在、戦闘が行われている地域に戦後初めて武装した自衛隊が派遣されいますが、小泉首相は「自民党総裁として党の改憲試案を2005年11月までまとめるように」と、時期まで設定し指示し、「国民的な議論も踏まえて、新しくふさわしい憲法をつくっていくべきだ」と述べ、民主党も2006年までに改定案をつくることを表明し、同党の岡田幹事長が「私も憲法改正には決して後ろ向きではない」と発言し、公明党も「9条をタブーにせず、議論する」と述べるなど、9条を含めた憲法改定の動きが強まっています。
 町長は、「日本国憲法を上回るものは何もない、それ以上のものはないと思っております」と、平成11年12月議会の答弁の中で述べています。その考えが変わらないのであれば、この憲法改定の動きは当然見過ごすわけにはいかないととらえていると考えます。
 今、改憲勢力の改憲の論点はさまざまあります。
 その一つが、「今の憲法は押しつけられたもの」だというものです。しかし、日本国憲法は、明治の自由民権運動の時代につくられた民権を尊重した五日市憲法として知られる「日本帝国憲法案」や植木枝盛起草の「東洋大日本国国憲案」、大正デモクラシーの民権民主主義思想を受け継ぎ、また戦争直後の鈴木安蔵氏ら学者グループの研究会による「憲法草案要綱」など、それまでの日本国民の取り組んできた努力と内容、平和条項や豊かな人権保障諸条項などを反映したものでした。憲法制定国会の中で日本共産党が主権在民を憲法に入れることができたのも、それまでの運動の流れに沿ったものだからでした。また、1928年のパリ不戦条約や、同時の国際的な反ファシズムの潮流を反映したものでした。その内容は当時の世界と日本の圧倒的な世論を反映したもので、日本の非軍事化と民主化を歓迎しない一部の勢力もこの憲法に反対を唱えることができませんでした。占領下で制定されましたが、国民が望んだ内容の憲法でした。それにもかかわらず、この憲法を国民の意思に反し、連合国から押しつけられたものととらえるのは当たらないのではないでしょうか。
 町長は、この「押しつけ」論にくみすべきでないと考えますが、町長は憲法を「押しつけ」られた憲法と考えているのですか、伺います。
 改憲論者は「憲法は古くなった。政治・社会の現実に合わせるために変える必要がある」と主張しています。主に、現行憲法には環境権や「知る権利」、プライバシー権などが入っていないと論じるものです。しかし、現憲法はこれらの権利について、環境権については13条に定めた生命の権利、25条の健康な生存が保障される権利から、そして「知る権利」は21条の表現の自由から、また、プライバシーの権利は13条の個人の尊重・幸福追求の権利から、それぞれ導き出すことができるものです。「知る権利」「プライバシー権」などの文言がないというだけで憲法は古くなったというのは当たらないと考えます。今、財界など、排ガス規制緩和やリゾート法による開発規制緩和を推進してきた勢力が、憲法改定の理由に「環境権」を持ち出してきているのです。1999年5月のオランダ・ハーグで開かれた世界市民会議は各国議会が、日本国憲法のような戦争禁止の決議採択を呼びかけ、その翌年のミレニアムフォーラムでは「すべての国が日本国憲法第9条に述べられている戦争放棄の原則を自国の憲法において採択する」と提唱されるなど、日本国憲法は古いどころか、世界の民主勢力から平和勢力から、世界が目指すべき新しい目標とされているものです。
 町長は、改憲の理由として「古くなった」ということが言われていることに対して、どのように認識されていますか、伺います。
 改憲の理由としてさまざま出されていますが、本当の、そして最大の理由はどこにあるのか。現在の改憲論議は急速に強まっていますが、改憲への急激な展開が自衛隊のイラクへの派遣と一体となって進められているのが特徴的です。中曽根康弘元首相は、先月、2月18日、自民、民主、公明など 173人の国会議員でつくる「新世紀の安全保障体制を確立する若手議員の会」で講演し、憲法解釈の変更が、「国際情勢の現実と国民感情、憲法とが乖離しており、この辺が限度だ」と明文改憲を主張しています。1990年代以降、特にこの数年、アメリカからの軍事要求は強まり、イラク戦争開始後の昨年5月、訪米した小泉首相にアーミテージ米国務副長官は「ブーツ・オン・ザ・グラウンド(地上部隊を出せ)」と迫り、イラク特別措置法を成立させた2003年7月直後にはアメリカ中央軍の司令官が「戦闘地域と非戦闘地域の線引きは不可能」と発言し、「非戦闘地域だから憲法9条に違反しない」とする日本政府の現実に合わない対応に不満を表明しています。その後、8月下旬にもアーミテージ国務副長官は日本政府代表である有馬中東担当特使に「逃げるな」(ドント・ウォーク・アウェイ)と、早期の自衛隊派遣を重ねて迫っています。こうした中で、2003年12月、イラクへの自衛隊派遣が強行されました。日々戦闘、襲撃が発生しているイラクに、そして占領軍のもとに自衛隊が派遣されているという実態は憲法との乖離を一層広げています。
 憲法を変える策動は今に始まったとではなく、憲法が発布されて間もなくの1948年にはアメリカ統合参謀本部から「今や将来の防衛のための日本軍を容認する立場で新憲法を達成するための調査が行われるべきである」と、戦力の保持と憲法改定が提唱されるなど、早くから策動されてきました。現に1950年のマッカーサーの司令によって創設された警察予備隊はその後、保安隊、自衛隊と改変増強され、今では世界有数の軍隊になっています。1954年、参議院本会議の決議で「憲法の条章に、章や条項に照らして行わない」とされた自衛隊の海外出動は、1991年のPKO法では「参加5原則」が憲法違反への歯どめになるとの理由で、99年の周辺事態法では国際常識にはない「後方地域」だから前線と区別され武力行使の可能性が少ないからという理由づけで、昨年のイラク特別措置法では「非戦闘地域」だから武装地上軍、空軍も可能だと政府の勝手な解釈でどんどん強行されてきました。こうしたわい曲的解釈による憲法をじゅうりんしてのイラク戦争への参加でも、まだ十分でないというのがアメリカ政府の態度です。アメリカがアーミテージ国務副長官ら15人の専門家によって2000年にまとめた対日政策報告書「合衆国政府と日本、成熟したパートナーシップに向けての前進」では「日本が集団的自衛権を禁止していることが、同盟協力を制約」しているとし、「集団的自衛権禁止を撤回すること」を打ち出しています。日本政府は憲法9条があるから集団的自衛権は発動できないとしてきましたが、その9条改定を迫ったものです。改憲のねらいが9条の制約をなくし、アメリカの海外での戦争に公然と参加することができるようにすることにあることは明らかだと私は考えます。
 今、自民党など改憲勢力は、憲法「改正」を現実のものにするため、その前に国民投票法が必要だと、今国会での成立をねらっています。平和憲法は今極めて危険な状況にさらされていると考えます。
 こうした改憲への危険な動きを何としても許さず、平和憲法を守り抜く必要があるのではないですか。町長は改憲の動きと平和憲法を守ることをどのように考えていますか、伺います。
 また、憲法がこれほど大変なときだからこそ、平和憲法を守る意思をあらわすための取り組みが求められています。富谷町議会が「非核・平和の町」宣言を採択したということは、「平和を守り、戦争に加担しない」という全町的決意をあらわしたものです。その重みをしっかりと受けとめ、今こそ形にあらわすときです。
 町長は「非核・平和の町」宣言の町とて積極的に取り組むべきではないですか。懸垂幕をつくったというなら、すぐにでも掲げるべきではないでしょうか。直ちにやるべきではないですか。なぜできないのか伺います。
 次に、だれもがスポーツに親しめるよう、要求にこたえた施策をとるよう求め、質問いたします。
 今長引く不況の中で、勤務条件や経済状況の悪化によりパートで働かなくてはならなくなるなど、スポーツに親しむ条件が悪くなり、スポーツ人口が減っていると言われています。そうした中で、慢性的な運動不足を指摘する声も聞かれます。一方で、少なくない方々が、運動・スポーツをしたいと思っています。現に私たち、日本共産党議員団が一昨年行ったアンケート調査結果は、「町営温水プール」や「スポーツセンターのトレニーング機器と人員の充実」等の要求等が多いことを示しています。こうしたスポーツ要求にこたえていくことは住民の福祉の増進の一つをなすもので、自治体の大事な仕事の一つだと考えます。
 初めに、学校教育の中でのスポーツ活動について伺います。
 今、中学校教育の一環としてスポーツ部活動がありますが、この中で他校との練習試合が教師、保護者の献身的な取り組み、協力によって行われています。中総体の大会が近づくと保護者間でも連絡を取り合い、送迎態勢をとるとのことですが、土曜、日曜でも休みでないなど、なかなか苦労されているようです。
 こうした保護者の負担軽減のため、町として部活動の練習試合の際に送迎に使えるバス、車を配車するよう求めるものですが、いかがお考えですか、伺います。
 中学校の部活動の練習についてですが、熱心な余り「土曜、日曜もないくらいで、練習のやり過ぎではないか」など、保護者の心配の声が聞かれます。熱心なのはよいのですが、度を超すと生徒の健康にも差し障りますし、生徒と家族の交流の場を保障するとした学校5日制の趣旨に反することにもなります。
 教育委員会はどのように把握され、どのように対応、指導されていますか、伺います。
 スポーツ少年団について伺います。
 スポーツ少年団は、今、町に登録されているのは7種目、26チームあります。その指導者は、ボランティア的に指導に当たっている方々がほとんどのようです。その献身的な働きには敬意を表するものです。これらの指導者の方々は財団法人宮城県体育協会宮城県スポーツ少年団で行う認定講習会を受けて指導に当たっているとのことです。一部には、根性主義の押しつけや、勝利至上主義など問題ある指導があると言われています。スポーツ科学も進歩、前進していて、キャリアのある指導員にも新しい水準の講習を受講する機会を紹介するなど、どの指導員も教育的観点と、子供の成長に合った科学的指導、集団・団体活動のすばらしさ等を感じることができる指導の知識、技術を持って指導に当たれるようにすることが求められていると考えます。
 町として指導者研修を充実させることが大事ではないですか。研修の実態と今後の取り組みを伺います。
 住民一般のサークル等のスポーツ振興について伺います。
 一般のほとんどのスポーツサークル等は程度の差こそあれ、自分たちの技術のレベルアップを望んでいます。サークル等からそのための指導者の派遣要請があった場合、こたえられるようになっていれば大きな励ましとなります。今、町の体育振興担当職員は5人とのことですが、保健体育教員免許状取得者は1人もいないと聞いております。日常的に指導援助ができるよう、保健体育教員免許状取得者を体育振興担当職員に確保することや非常勤で協力してくれる指導者の養成で、指導体制の充実が大事だと考えます。サークル等へのアドバイスや指導者派遣要請にこたえることができるよう、スポーツ指導者の確保・養成・登録に力を入れるべきではないでしょうか。どのような計画を持っていますか、伺います。
 「温水プール」を使っての運動は、お年寄りから子供までの幅広い年齢層が参加でき、また個々人に合った楽しみ方ができるスポーツとして、また、体全体を動かす全身運動して、幅広い層から望まれているものです。平成11年12月議会で、同僚議員の「アリーナ温水プール」を含めた健康増進センター設置の提案に対し、町長は「当面は介護の必要な方々に対する施設、特養ホーム建設にめどをつけ、民間資金活用も含め、検討、研究をスタートさせました」と答弁しています。「とうみやの杜」のプールはリハビリのため、介護のためのものです。
 それとは別に、町民一般が利用できるプール建設は、どこまで検討、研究されているのか、計画を伺います。
 現在、武道館の中に体力増進のためのスポーツマシーン、コンビネーションマシーン、腹筋台等トレーニング機器が設置されています。その中でコンビネーションマシーンなどは、もう形が古いと言われています。「利府・十符の里パークのトレーニング室のトレーニング機器は新しい型で使いたくなる」との声を聞き、私も調査してきました。26種、40台のトレーニングマシーンが配備され、専門のインストラクターが指導してくれるというものでした。種々調節の効くルームランナーは大変好評で、希望者が多く、同一人の1回の利用時間を45分に制限しているとのことでした。私も大いに魅力を感じてきました。
 我が町の武道館にあるトレーニング室を新たなトレーニング機器を配備するなど、充実を図り、より魅力あるものにしていくべきではないでしょうか。この5年間、毎年の3カ年実施計画で「スポーツ機器の充実」掲げていますが、どう充実していたのか、今後どのように充実していくのか、伺います。
 トレーニングマシーンが設置されているのは、総合運動公園にある武道館だけです。ここはひより台1丁目の西、一ノ関臑合山にあり、町全体から見れば端の方にあるという感じは否めません。トレーニング機器を使いたいと思っても、夜はなおのこと、昼でもちょっと気軽にということにはならないのが実際ではないでしょうか。各公民館にトレーニング機器、例えば歩く訓練をするルームランナー、歩いて力、体力をつけるルームランナー、自転車をこいで脚力をつけるエアロバイク等、多くの人々にとって取り組みやすい機器の配備をすれば、スポーツを楽しむことへの大きな励ましになると考えます。
 公民館へのスポーツトレーニング機器の配備を求めますが、いかがお考えですか、伺います。
 今、スポーツ要求にこたえ、施設、指導者の充実を図っていくことが大事と考えます。
1961年公布の「スポーツ振興法」は、「国と自治体は、国民、住民が、いつでも、どこでも、自発的に、そして自主的にスポーツができるよう、スポーツ広場、体育館、プールなどの施設をつくったり、指導者を養成するなど、スポーツを盛んにするためのいろいろの条件を整えなければならない」としています。このことは「体育・スポーツの実行は、すべての人々にとって基本的な権利である」とうたった、1978年のユネスコ総会決議「体育・スポーツ国際憲章」でも述べられています。スポーツ振興法はそのための計画を策定するよう求めています。町のスポーツ振興計画は本来、2001年の町の実施計画によれば、2002年、平成14年には策定されていなければならないはずのものでした。しかし、策定されず、今の実施計画では「策定検討する」となっています。
 なぜ策定されなかったのか、どのように検討され、進められているのか伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えさせていただきます。
 第1点は、多分すり合わないと思いますから、先に申し上げておきたいと思います。
 第1点のことでありますけれども、イラクへの派遣、自衛隊の派遣については、国会の場で決定したので、私がここで我々が言うべきことではないと考えております。
 ただ、今回の自衛隊のイラク派遣は国連決議を踏まえて、イラク人道復興支援特別措置法に基づくものであって、その活動内容は医療、給水、学校などの公共施設の普及整備、人道、人道復興関連物資などの輸送が主な活動と伺っております。1日も早いイラク国家の再建とイラク国民の生活の安定を願っているものであります。また、イラク派遣に派遣された自衛隊の方々については無事に任務を果して帰国されることを願っております。
 それから、その2でありますけれども、お話ありましたように、現憲法は、国民の1人として尊重するのは当然でありまして、尊重していかねばならないと考えております。ただ、今お話にもありましたように、国民がいろいろな議論があることは、私は当然いいことで、どんどん議論はして、合意形成図っていくべき、こういうふうには思っております。
 次は、現在衆参両院の憲法調査会で日本国憲法について広範かつ総合的に調査が行われているところでありますから、それこそ国民が国会を中心に国民がいろんな議論を持って進んでいくものと思っております。
 それから、9条に限らず憲法の改正については今申し上げましたように、国民の世論が十分になってきたとき初めて改正に踏み込むか、今の憲法をそのままでいくか、そこまで議論した方いいと思っております。
 それから、宣言の町だから、看板立てろ、懸垂幕下げろということ、これも一つの考え方だと思いますけれども、町で宣言したこと自体に包含されているわけでありますから、私はこれが最大のことだと思っております。
 次に、第2点でありますけれども、現在、公式の大会については、配車を行っておりますが、練習試合については、土日の実施が主なものであって、保護者の方々も大変だということも聞いております。大勢のスポーツ団体もありますし、それから1人とか2人がそのスポーツ団体に所属して移動している。さまざまな形が今町内にはありますから、それらに全部配車するというのは、これはなかなか町として全体をやるということはとても掌握、また対応しきれない、こういうことで、今までどおり保護者の方々にご苦労おかけいたしますけれども、ぜひ保護者の方々なり、チームなりでひとつこれからも子供の育成を願ってお願いをしていきたいと思っております。
 次は、練習のやり過ぎということでありますけれども、基本的には、国による週休2日制実施により地域での、子供は地域に返して、地域での参画活動や家庭でのふれあいなどが重要視され、求められてきたものであって、一方で中学生の成長過程での部活の意義も大変な大きいものがありまして、特に公式大会などの近くには練習量が多くなるようにも伺ってはおります。現在、保護者からの心配の声は教育委員会、そういうところには届いてなく、むしろもっと練習が足りないのではないかという声も寄せられておるようであります。心配されるような過度な行き過ぎについては状況把握をして、助言指導はして、教育委員会にさせてまいりたいと思っております。
 それから、次のスポーツ少年団の指導者に対してでありますけれども、少年団は、スポーツによる青少年の健全育成を図る教育的な教育の場であり、指導者は少年期の活動が将来の人生の大切な基盤づくりになることを意識して、少年期の発育、発達に応じた適切な指導を行う必要があると。単に、指導者の好みや保護者の競技スポーツへの加熱した期待に左右されることがあってはならないと思います。そのために、日本体育協会や県、県の教育事務所管内、スポーツ少年団連絡協議会などが、スポーツ少年団の指導者などを対象とした講習会、研修会を定期的に開催しておるようであります。本町としても、指導者の実技指導能力の向上と新たな知識の習得が必要であることを考えながら、各スポーツ少年団に対してこれらの講習会などへの参加を呼びかけてまいりました。また、参加状況は余り良好とは言えないこともありますけれども、県体育協会や関係機関などの主催団体に対して開催回数や時期、内容の検討を行うよう要望しているとともに、指導者に対しても参加を促してまいりたいと思っております。
 次、富谷町には今14名の方に体育指導員をお願いをいたしております。大変なご協力をいただいております。現在でもサークルなどからの要請がありますれば、体育指導員と生涯学習課職員が対応をさせていただいております。15年度の要請は日吉台小学校のPTAなどからあったようであります。スポーツの基本的なルールやゲームの進め方などの指導が限界であると考えている。技術の向上を目的とした指導については自費で有資格指導者に依頼していただく必要があると考えております。
 それから、温水プール、運動公園の基本計画に整備時期は確定はいたしておりませんですが、ご案内のとおり、あの計画の中には温水プールの計画は持っております。施設の建設及び維持の費用は相当なものとなり、その費用、維持費用、また築造するまでの費用、そういうものを考えると今富谷町ですぐさまつくるまでの力は持ち合わせてない。こういう状況であります。近隣の先ほど利府の例などもお話ありましたけれども、年間の維持費が相当かかっているようであります。そうですね、17億円とか20億円というのが築造にかかりますし、それから維持管理には1億を超えるというのが大体一般的であります。それから、耐用年数が温水プールの場合、短いわけでありますから、したがって、減価償却、維持費増、こういうことも勘案すると今の富谷の力では大変であろうと。近場にそういう面ではおかげさまで宮城県の施設が大変開放されている近場に富谷町からすると10分の距離にありますから、そういうものもやっぱりいろいろ工夫しながら、大分富谷の町民も使われている方が多いようでありますけれども、なお、近場なんですから、そういうものも利用していただくことも必要なのかと、こういうふうにも考えております。
 また次に、トレーニング室についてでありますけれども、今設置してあるトレーニング機器は富谷スポーツセンター、当時からのものと武道館完成してから毎年年次計画で整備を図ってきているものであります。形が古くとも利用できるものは安全点検を図りながら供用してまいりたい。今後の整備については、利用者のご意見などを伺いながら補充と申しますか、足してきているようであります。
 それから、公民館にということで、公民館に体育機器ということでありますけれども、トレーニング機器は利用の仕方によってはその人人ですからね、人人、いろいろな人が出たり入ったりしますから、非常にいい利用する方にはいいけれども、人によっては危険なこともありまして、今の公民館のあの体制の中にトレーニング機器まで配置するのは大変気を配ると申しますか、老いも若きも子供もいろいろな人たちがあの場で年間何十万人か利用なさっておるわけでありますから、したがって、体育機器まで持ち込む、配置するということはいかがなものかと考えております。
 それから、振興計画でありますけれども、文部省が平成12年の9月に保健体育審議会の答申を受けて、スポーツ振興法に基づき、スポーツ振興基本計画を策定し、公表し、宮城県も平成14年12月に策定をされました。本町におきましても町内の諸条件を踏まえ、町民の声に合った諸施策を推進していくための基本的な方針である富谷スポーツ振興計画の策定に着手しておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 1問目についてですけれども、イラク派兵の問題を国会が決めたことだからということで、事実上それを容認する、ないし弁護するというような答弁がありました。それは何よりも経過からしても明らかなように、あのアメリカがイラクへの攻撃を始めたというのは、国連の決議をとってやろうとしたけれどもできなくて、それで見切り発車した。それまでは、国連の査察委員会が十分な時間をかけた査察の最中だったわけですけれども、それを切り上げさせて、攻撃を始めたというのが実態です。ですから、先ほどいいましたように国連アナン事務総長も国連を無視したそういうアメリカの態度を批判したわけです。
 そういうことで、国連の中、世界の中のフランス、ドイツ、ロシア、中国、インドネシア、インド、ブラジル、メキシコ等、こういうところは、その中には常任理事国も入っているわけですけれども、こういうところでは派兵していないわけです。やはり国連中心の平和解決を求めようとういう中立のあらわれだと思うんです。日本の態度はそいういう国連中心の平和解決を無視したアメリカに追随するものだと言わなければなりません。そういうものを弁護する態度はよろしくないのではないかと思うんです。
 そしてまた、弁護する答弁をされたのでいいますけれども、イラクへの自衛隊の派遣は人道援助から見ると、それは不必要だと。むしろ障害になる可能性があるということを強く指摘しております。それは、日本国際ボランティアセンターの代表の方もそう言っておりますけれども、その中で、一つは例えは自衛隊には地域の要求というのを十分掌握できないんですね。かえって、非政府組織、NGO、こういうところでのボランティア活動ができることです。例えばということで、「自衛隊員は、地元の食堂や商店は余り利用しないでしょう。地元の雇用にも収入にもひいては経済の活性にも結びつくことは余りないと思う。それから、費用対効果についても、例えばNGOの場合、8万から10万人を対象にした浄水、給水活動にかかわる費用は数千万円から1億円で十分だと言っているわけです。サマワで実際にフランスのNGOが約 6,400万円で10万人に給水活動を行っています」こう述べております。一方、自衛隊の派遣費用は年間 370億円、ここから見ても本当にどういう使い方が人道支援になるのか明らかではないかと思うんです。
 それからまたですね、町長のイラク派兵弁護論があったので、言わざるを得なくなっているわけですけれども、人道援助自体をゆがめる危険性があるということで、これは日本や他国のNGOなどが軍隊的組織と同一視されるということがあるわけですよ。NGOと言っても日本人であれば、あの自衛隊と一緒だと言われて、石をぶつけられるとか、何だと、出ていけと、あるいは攻撃されるということまで起こっているということなんですね。ですから、かえって、人道的な支援を妨害するそういうものになっている事例もあるということですから、これは簡単に政府の言うことをそのまま認めて、だからいいんだというのは、当たらないんだと思います。
 政府はそれをやると、国会でそういうのがあると、私はそういうのには全然ノータッチだと言う立場でないといいながら、弁護するということをよくやるわけですけれども、本当にそれでいいんでしょうか。町長が「平和憲法は、そのこれ以上いいものがない」というその何をもってそのように言っているのか、どこを差してそういうふうに言っているのか、それは結局、今まで、これまで、イラク戦争の前、あるいはアフガニスタン戦争の前までは日本は他国に行って、人を殺すことも殺されることもなかったということを支えてきたのが憲法9条だったからではないですか。何をもって「平和憲法は守らなくちゃならない。これ以上のものはない」というのか、実際守られていない、そういう現実を容認するのでは言葉だけのその場逃れだけでしかないのではないかと思うんです。それから、その点についてお尋ねします。
 それから、憲法の問題についていろいろ議論するのはいいと言われましたけれども、憲法の理念、本当に戦争をしないで平和的に国際的な信義を信頼していくんだというそれを破ろうとしている経過をいいましたけれども、本当に憲法9条の制約を取り除いて、アメリカと一緒になってアメリカの起こす戦争に日本の自衛隊が堂々と参加できるようにするということにあることは、明らかではないかと思うんです。そうでないと言える何ものもないと思うんです。実際に憲法9条があるから、アメリカは日本が日米同盟を十分に果しておれない。いないということで、ここを変えるべきだということを言っているわけですから。だから、簡単にそういうことは目をつぶるということではいけないと思うんです。もし、平和憲法を守るというのであれば、そういうことをしっかりと見極めて、取り組むべきことだと思います。それこそが公務員でもあるわけですし、公務員に義務づけられた憲法擁護のことだと思うんです。
 それから、取り組みとしてはいろいろありますけれども、なるべく非核・平和宣言をやってもそれを無視する、あるいは引っ込めようとする態度としか見られません。これはやはりこういう大事なときには国民が政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こらないようにするという過去の経験を何ら教訓としてとらえないというそういうことだと思うんです。一国民としても今真剣に考える必要があると思うんです。そういう意味では町の議会が決めたことですから、これを重く受けとめて、特に今こういう情勢の中でしっかり取り組すべきだと思うんです。懸垂幕をつくったというんだけれども、時期的な問題、場所的な問題で掲げなかったといいますけれども、今こういう時期だと思うんですよ。なぜ、掲げないのか、どうしてそれができないのか、そしてそういう意思がないからじゃないですか。今進んでいるのを容認しようと。それを国民に押しかぶせられるのを何とも思わないという態度でしかないと思うんです。
 次に、2問目についても言いますけれども、まず研修などは進めていくということを言われましたけれども、順不同で言います。トレーニング機器の問題ですけれども、公民館に配置するということは、すべてということではないわけです。比較的使用が簡単で、みんなに親しまれるような使いやすいような、しかも、それを使うのは講習を受けた人ですから、それは大丈夫だと思うんです。あるいは、さらに公民館職員にもその使用のための講習を受けて、ちょっとした指導などできるようにしておくことは、できるのではないかと思うんです。最初からできないというのではなくて、どう住民のスポーツ要求にこたえるかという立場で取り組まれる必要があると思うんですが、ぜひこれは再度考えるべきだと思うんですが、お答え願います。
 それから、指導員のことですけれども、答弁がなかったのでは、保健体育教員免許状取得者を体育振興担当職員に確保するというようなことがあれば、より一層この指導体制を強化するということにつながると思うんです。こういうことは考えるべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
 それから、先ほどとうみやの杜のプール、これはリハビリのためであって、これについての後の一般のプール建設については何ら計画を立てようとしない。検討もしないということなのかどうか、再度検討するよう求めて、答弁を求めます。
 それから、************************************************************************訂正させていただきます。
 それから、計画については、なぜ策定されなかったのか、今検討されているというような話でしたけれども、いつごろまでをめどにしてやられているのかお尋ねします。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) じゃあ、先にスポーツ振興の方、策定いつごろ、やっぱり、いろいろなご意見、幅広いご意見をいただくものですから、策定時期は一、二年を要すると。2年ぐらい要しながら積み上げて策定したいと、こういうふうに予定しております。
 それから、公民館に軽微なという、器械は器械ですよね。町挙げて「歩効果」なんて、冊子で、結構皆さんからお便りいただいたり、歩いて、私もこれ器械なんですよ、これでも、これ器械で楽しみなの。きょうは佐川さんとお話ししたから、歩く数少ないなとか、いつは多く歩いたなとかって、これも器械なんです。ですから、せっかく町挙げて結構反応よく、やっぱり今体づくり身体の健康、心の健康、大きく分ければそうなるんでしょうか、したがって、町民挙げていろいろな形でいろいろなとらえ方で健康管理に気を配っておるわけで、佐川議員みたいに器械を置いてという、それも一つの方法の一つであるけれども、お互い皆さん4万人の近い人たちがさまざまな形で取り組んでいるもんで、公民館にそういう機器、機材をということは、あのような利用仕方の中では無理なのかなと、こういうふうに思っております。
 それから、温水プールの計画については、先ほど申し上げましたように、大変な事業量ですから、今の富谷の力では大変重荷でありますから、民間なり、それから県営なり、そういうものも近場にありますから、ご利用いただいていただきたいと。みんな皆さんの税がそれだけ積み込めるだけの力は持っていない。こういうことだと思います。
 それから、指導員、免許証を持った職員を持てということでありますが、今の職員体制の中で新たにまた持っている人もいないようでありますけれども、新規採用の中でそういう人が合格してもらえばいいなと思っておりますけれども、今臨時でもということでありますが、臨時だって無報酬でありませんから、なかなかそこまでいかないのが現状だと思っております。今の職員体制の中で町民にお手伝いをし、それより高度な方々に対しては別な形でいろいろご紹介するとか、そういうことでいきたいものだと考えております。
 第1点のことでありますけれども、懸垂幕とか、看板立てたから私は平和平和、憲法守るということを、それも一つの考え方であろうと思いますけれども、今もっと身近なことがあるものですから、なかなかそういうふうにかけるまでいっておりません。だからということで、かけたから云々だとは私は思っておりません。先ほど申し上げたとおり、議決持っている宣言していることが最大だと思っております。
 それから、憲法は最大優先、憲法を守ってもらわないと、国民困る。私も含めて憲法守ってもらわないと困るわけですから。安心して一緒にいられないわけでありますから、憲法はしっかり守って、ある憲法は守って、私は尊重していくのが当たり前であると、このように思っております。その中で、今新たな議論があることもこれも容認はしなければならない。そういう国民的な合意、いろんな合意形成を図るために議論することは、いいんじゃないかと、このように思っております。そういう憲法にもさわってはならんということではなくて、やっぱりそこは国政の場で、政府という話ありましたけれども、政府でなくて、やっぱり国民から選ばれた国会議員を初め、いろいろな国民的な議論あってもいい、そういうふうに思っております。それこそ……、以上ですね。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) ここは大事な議会ですから、発言通告に沿った質問にはそれに見合った回答があるべきだと思うんです。そういう意味で、アバウトにしないで、改めてきちっと問いただしたいと思うんです。
 要するにイラクの平和の問題、これが自衛隊派遣になったけれども、それは平和の理念から見て残念だというふうには思わないと。国会が決めたことだから、政府が決めたことだから当然だと、容認するという態度だということですね。
 それから、二番目には押しつけ憲法だというふうに見ているのかと、どうなんだという問いをしたわけです。発言通告にも書いてあります。これにきっちり噛み合う答えをお願いします。してください。
 それから、古いという主張、これは当たらないのではないかと。町長も古いと考えているのかということについて、そうだとかそうでないとか、しっかり噛み合う答えをお願いします。
 そして、今9条を変えることにあるという認識はないのか、この改憲論がですね。そこのところを通告に従った質問に噛み合う答弁を準備しているはずですから、答えてください。
 それから、スポーツ問題については、やはり住民のスポーツをする権利ということ、これを保障することが住民の福祉向上なんだという立場で積極的に取り組む必要があると思います。その点で個々にいろいろの検討を加える、あるいは積極的な予算配分をするという、先ほど中総体のときにさまざまなものがあって、すべてに配車することは無理だということを言われましたけれども、車そのものを配車することは無理であっても、その交通費、あるいは借り上げ料というのは当然保証して、というか、予算化していいものだと思います。そうされているのかどうか、もしそうでないならば、今後そういうふうに予算化するべきではないかと思いますが、どのように考えていますか。伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先に忘れないように2点目の方から、お答えいたします。
 スポーツする権利、権利という私もあんまりスポーツする権利あると、改めて参考になりますね。私は権利以前に富谷の町民、いやいや、私今答えますから、町民が先ほど申し上げたように、いろんな形で本当に肉体的な健康管理、それから精神的な仲間と一緒にいやしと申しますか、そういうことでいろんなこれは年齢層関係なく特に、特に年配の方々の今の積極的な取り組みに対して、私は感服しております。いろいろな行事を掌握、参画させて見て、いつでも本当に感激、感動するこういう人たちがいらっしゃると、以外と議員、掌握、目と心で確かめてみる必要があるかもしれません。ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。本当にそういうことで、富谷の人たちそういうことをもっとそれがいろんな多種多様な健康活動、こういうことに取り組んでいただいていることに感謝を申し上げながらなお一層、なお一層進めてまいりたい。健康管理のために何かできることにお手伝いをしていきたいということには変わりありません。
 それから、部活関係の送迎バスの関係であります。先ほどこれも冒頭申し上げましたけれどもですね、一定の部活になるのかな、これは一部中体連とかそういうものについては、公費、税負担でやっておりますけれども、1齢って、1年齢と言った方がいいかな、その1年齢なんですけれども、大体富谷には 500人台から 600人台いるわけでありますから、中学生だけですと、三、六、十八で 1,800人、小学生ですと六、六、三十六で、 3,600人おりますとか、こういうことで、それは多いチームですと50名とか80名のスポーツ団体もおります。それから、ある一つのあれは民間のジムに登録してそこに通われている活動している子供もおります。そういうものをどのように掌握して、送迎のために必死になって母親が本当に朝練習のために町外まで送り迎えをしているとか、そして学校終わってからまた送り迎えをしているとか、そういうお話を聞くたびに本当に親って大変なんだな、そして子供にかける本当に願いというか、本当にすごいもんだなということを、これまだ本当にびっくりして、大変感謝申し上げ、感動することが多くあります。そういう一例、 500人ないし 600人のものを議員のおっしゃるような公金で補助とか、そういうことをしなさいということは、私は耐え得ないんでないでしょうか。こういうふうに意見ではあると思いますけれども、私は町民多数の中としては、私は耐え得られないというふうに私は思っております。
 それから、第1点の問題、現、思っているんですねと押しつけないでよ。でありますねと、私の答えだと、ねと言ったんで、私うんと言ったことでありませんから、私は今の憲法を守っております。そして、1億 2,000何百万人の人たち憲法守ってもらわなかったら、世の中おかしくなるわけでありますから、憲法はしっかり守っていただかないと。そうでなくてさえも守らないから事件、事故を起こしているわけでありますから、私は憲法は守っている。そして、議論はするところはしていただく、そういうことだと思っております。押しつけ憲法か押しつけでないか、これも議論の別れるところ、押しつけと言っている人たちも(「町長の考え方を聞いているんですよ、あなたはどうか聞いているんです」の声あり)押しつけと言っている人たちもありますし、それから、そうでないって議員のような人もおりますし、さまざま、(「あなたはどう思っているかと聞いているんです」の声あり)私は今から答えますから、(「はい」の声あり)待ってください。答えますから、私は今の憲法をしっかり守る国民の1人として思っております。守っているんです。(「押しつけでないと思っているんですか」の声あり)押しつけないでくださいよ。(「そういう聞き方をしたんですから、その聞き方に噛み合うことをしてください」の声あり)議員の考え方を押しつけないでくださいよ。押しつけないでくださいよ。(「違うなら違うと言えばいいんです」の声あり)古い新しいということもそれもいろいろな議論が国民的に沸いていることも(「考えを持っていないんでしょう述べられないんですか」の声あり)はい、そういうことであります。
 以上です。(「もっと古くなったということもあります」の声あり)古い新しい議論もありますよということ。(「あなたはどう思っているんですか」の声あり)あなたって、私は守っているんですから、決めないでください。(「守っている守ってないじゃなくて、どのような認識を持っているのかと聞いているんです」の声あり)守っているの。(「古くなったか古くなってないということですか。噛み合うような答弁を言ってください、議長、町長に対して」の声あり)そんな、決めつけないでよ。(「そんなはぐらかしではなくて」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 今、答えているじゃないですか。

町長(若生 照男君) 議員の議員のような考えもありますし、そうでない考えもありますよと、こういうことであります。

議長(相澤 武雄君) この際、11時15分まで休憩いたします。
午前11時00分休憩

午前11時15分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 12番佐藤 聖子君。
12番(佐藤 聖子君) 私は2点について質問いたします。
 1件目は学校給食について、2件目は国保税について質問をいたします。
 アメリカ産食用牛にBSEの発生、鳥インフルエンザの感染がアジアを初め、カナダなどにも広がり、日本国内各地にその被害が拡大しています。さらに、鳥インフルエンザが人にも感染して死亡者まで出てしまいました。今ほど食の安全と安心が問われているときはありません。
 1960年、食料自給率の試算を始めた時点では自給率79%だったものが、現在40%を割り込んでいます。この落ち込みは米を食べなくなったこと、食生活の変化によると言われています。日本は外国からカロリーベースで60%の食料を輸入していますが、飽食の時代と言われる今日、捨てられる食材の多いのも現状です。レストランやホテルの食べ残しの料理が捨てられ、コンビニエンスストアの弁当、サンドイッチ類などは消費期限の時刻が来れば廃棄されます。食料の10%以上が捨てられているとも言われています。
 グルメがもてはやされる一方で、米中心の食事で多様な食品をバランスよくとる「日本型の食生活」に戻していくことの必要性、重要性がとみに語られるようになってまいりました。
 さて、戦後学校給食が果たした役割はさまざまありますが、児童生徒が学校給食で食べたものを家庭で話すことによって、主に母親が栄養教育を受ける格好になったということも言われています。今また、学校給食から「食の教育」が行われなければならない状況になってきました。確かに「食の教育」は家庭が基本だと考えますが、食の多様化によっていつでもどこでも何かが食べられるということから、食事が軽視される傾向があります。朝食抜きという児童生徒も珍しくありません。核家族化が進み、食を伝える力もまた不足していると指摘されています。
 文部科学省が食に関する教育は重要として、給食の管理をしている学校栄養職員に教員免許を付与して、子供の食指導に活用するよう「栄養教諭」の新設を決めています。しかし、新聞社の調査によると配置についての重要性は認識しながら、人件費の問題で16都県の教育委員会が難色を示しているようです。宮城県の場合、まだ決めていない。これからの動向を見てということでありました。
 この栄養教諭というのは次の時代を担う子供たちを育成していくために、非常に重要な役割があると考えています。町独自でも配置するべきと思い、対応を伺います。
 学校給食は学校ごとに栄養士を配置して、調理を学校単位で行う自校方式が最善だと考えます。温かいものは温かいうちに、冷たいものも冷たい状態で提供できます。子供たちの活動の様子や嗜好の把握なども考慮して、子供の体をつくる献立を作成できます。調理の仕方も給食センターとは違うきめ細かな方法を取り入れることもできます。学校に調理施設があるということで、子供たちは給食をつくる様子に触れることができ、何といってもおいしそうなにおいが子供たちの食欲をそそります。学校ごとの小さな単位であれば、地域でつくられる野菜や果物などをもっと取り入れることも可能になります。最近はアレルギーの子供も多く、これも自校方式であれば、個別対応が可能です。
 一方、効率的だとされるセンター方式は必要最小限の人員で業務を行うことから、献立・調理・運搬とも大きな制約を受けることになります。幾らこまかな対応をしたくてもできないのが現状でしょう。それをさらに委託方式、外注に出す自治体まで出てきています。子供の発達を考えたとき、「安い方がよいとか、効率第一」ということで、給食を委託方式にするということは、絶対あってはならないと考えます。
 私は、学校給食は自校方式が最善であり、これから建設する学校には給食調理施設を設けるべきと考えますが、どうでしょうか。
 また、自校方式にできない場合でも外注委託はするべきではなく、センター方式を維持・充実発展させるべきだと考えます。担当課としてのお考えを求めます。
 また、牛乳、卵を初めとした食物アレルギーを持つ子供が非常に多くなっています。北海道ではそばアレルギーの児童が死亡したという痛ましい事故が発生しています。食物アレルギーの把握はどのようにされているのか、その子供たちに対して給食はどのようされているのか、伺います。
 輸入食料の安全については、厚生労働省が担当し、全国31カ所にある検疫所の食品監視課でチェックを行っています。2000年の例ですが、 155万 925件の届出があったのに、厚生労働省が直接検査をするのはたった5万 2,224件、 3.4%に過ぎません。指定検査機関での検査は 4.1%、外国検査機関の検査 0.1%を合算しても 7.2%しか検査されておらず、残り92.8%は書類審査だけで通過しています。学校給食材料は、種類も数量も多く、発注に際して、安全性については細心の注意を払っているとは思いますが、検査の体制が述べたように非常に不十分です。命に関することであり、国に対してきちんと安全チェックをするよう要求すべきと考えますが、いかがでしょうか。
 給食材料には冷凍食品、加工食品も多く利用されています。特に、遺伝子組みかえ、残留農薬、添加物、加工食品等の給食材料の安全性についてはどのように対応しているのか。伺います。
 現在パンとご飯が交互に出されていて、米飯給食が週3回となっています。白いご飯は残食が多く、炊き込みご飯、ふりかけなどがついているときは残る量が少なくなるということを給食センターで教えてもらいました。米を中心にした食事は副菜の組み合わせが豊富であり、何といっても長い間培われてきたものがあります。食文化を守るということからも、月のうち1回でも2回でも米飯給食をふやすようにできないものでしょうか、伺います。
 郷土色いっぱいの献立づくりも必要です。新聞にも掲載されましたが、全国給食週間に向けて、石巻市で児童に献立づくりに参加してもらったということです。「サンマのすり身汁」に人気が集まったとありました。仙台市のある学校ではアレンジされた仙台雑煮が出されたそうです。地元や各地の郷土料理を取り入れる。季節食も取り入れ、画一的でない給食づくりが必要になっています。教育民生常任委員会で高崎市の学校給食を視察に行きましたが、自校方式で給食がつくられていて、近くで栽培されているチンゲンサイをたっぷり使った学校独自メニューがありました。昔からの料理を取り入れるとか、給食センターオリジナルメニューというのもつくるなど、さらに取り組まれてはどうでしょうか、伺います。
 富谷町学校給食センターとしての取り組み、検討や研究がされていると思います。どのような方針で臨んでいるのか、伺います。
 最後に、給食用の食器については、現在使用しているポリカーボネート製は安全性の問題で何度もこの場で取り上げられてきました。新しい食器の選定はどのように行われるのか、時期と現在検討しているものについて明らかにしてください。
 2問目の国保の問題で、命と健康を守る国保の充実をということで質問いたします。
 経済に回復の兆候が見られるという報道もありますが、実態からはほど遠いものです。国民健康保険税初め、各種料金を滞納なく納税している世帯でも余裕があるからという世帯ばかりではありません。会う人ごとに「収入が減少し、家計のどこを切り詰めたら赤字を最低限にできるのか」と。それから「月々のやり繰りがますます大変になっている」という会話になります。窓口で国保を初め、税金や使用料を納入している人が納入用の割賦用紙を見ながら日々やり繰りを考えていると話をしてくれました。税の重要性は認識しながら、その負担が生活に重くのしかかっているのが現状です。
 全国的に見て、国保加入者は毎年 100万人以上ふえ続けています。新たな加入者の多くは、失業を初め会社に勤めていても事業主が健康保険料を払えず、国保になる人、高齢者や仕事のない人です。国保加入者の6割以上が住民税非課税であるように、低所得者が大半を占め、不況が加入者の暮らしを直撃しています。富谷町の国保加入世帯は2004年1月末で 4,602世帯で、全体のおよそ36%であり、人数は 9,624人、増加が続いています。
 そういう中で、短期保険証の発行99世帯、資格証の発行61世帯となっています。資格証は、国保の被保険者を証明するだけのものであり、保険証のように受診券とはなりません。正規の保険証の取り上げによって、保険証1枚でどこでもいつでも受診できる医者にかかれるという、日本が世界に誇る国民皆保険制度の崩壊が現実に起きています。
 町長は、国民皆保険制度の崩壊が起きているという認識はありますか、伺います。
 なぜ、国保税を納められないかということについては、失業や年金の減額などによる収入の減少があります。ある人の話では、「自分が万が一病気になったときのために国保は最優先で納めている」とのことでした。集める側の町も「滞納分を徴収したとき、国保税分を優先させて充当する」ということを聞きました。税にはさまざまありますが、国保税はそのぐらい重要性があるということなのです。
 命の綱の国民健康保険証ですから、短期保険証、資格証を自治体として発行しないよう求め、対応を伺います。
 さらに、払える国保にしていくために、行政が大胆に手を打つことです。住民の中には「資産割は固定資産税の二重どり」ということで、制度に対して多くの不満があります。固定資産税を納税している世帯の多くは、運用するための資産ではなく、土地にしても家屋にしても生計を営むために必要なものであり、それによって利益を生み出しているものではありません。
 したがって、国保税からも固定資産税を納入させる納税させるということは、不当だと考えます。資産割を廃止して、一般会計からその資産割分を支出し、国保税引き下げを行って、負担軽減を図り、納められる金額として、健全会計にするべきではありませんか、伺います。
 また、医療費の削減のためには、健康増進施策として健康診査を適切に行い、病気にならないよう、病気の早期発見、早期治療が重要です。東京都千代田区では、65歳以上の人全員に診断を行い、その人に合った健康処方箋を処方する方針を決めたということを聞きました。健康維持のための取り組みがもっともっと必要です。例えば、公民館などを有効に使って体を動かすこと、食事や調理の指導など、全国各地に先進例がたくさんあります。
 健康づくりはサークルだけに任せるのではなく、そこに行けば「気軽に体を動かすことができる」、「健康について学習ができる」という、町が直接公民館ごとに健康増進の取り組みを行うことを提案いたします。さまざま町として健康診査の結果に基づいての取り組みがありますが、健康な人がさらに健康に過ごせるように、昼間だけでなく、夜間も開催できるように検討してはどうですか、伺います。
 高額医療費の現物給付、受領委任払い制度については、たびたびその実施を要求しているところです。現在のように不況で苦しいとき、窓口で自己負担分以外について支払わなくても済むように、受領委任払い制度の実施はますます重要性を持っていると痛感しています。一つの例ですが、短期のつもりで入院したのが、意に反して長期にわたってしまった方がいます。10日ごとの支払いが家族を苦しめ、病院ではもうしばらくの入院治療を言うのですが、経済的なことから退院をいたしました。1977年、昭和52年に当時の厚生省が内簡を出しています。受領委任払いを容認するという立場であり、いまだにこの内簡は廃止されていませんから、考え方として有効であるということです。医師会や医療機関との協議を進め、町としては、住民本位に制度の実施を行うべきではありませんか。その必要性についてはどのように考えているのか、伺います。
 町は受領委任払い制度を実施していなくても、貸付制度があるのでこれを活用するようにと言いますが、しかし、先ほども述べたように、何とかやり繰りして医療費を支払おうとするのが普通なのです。支払いが困難になるから退院してしまうという例はほかにもあると思いますし、そういうことを考えている家族はたくさんいるということです。貸付制度については、制度そのものをもっと広く広報していくことが必要です。保証人について住民の共有財産を貸し付けるものだからということで、同居家族でもよいからと、形式的に保証人をつけているようです。申請に当たっては、活用しやすいように保証人なしにすることを求め、伺います。
 乳幼児医療費無料化の助成拡大を求めます。
 県内の自治体で県基準を上回って助成しているところがありますが、何といっても2月22日、河北新報で報道されたように、大衡村では18歳まで医療費を助成することを打ち出しています。これを見た人は「すごいことを実施するんだね」と、驚きとせん望の意を込めて話をしていました。
 乳幼児医療費助成については非常に多くの保護者の要求があり、全国各地でその取り組みが行われています。富谷町は子供の多い若い町で、ここで子供を産み育てたいという若い世代の人たちの思いを応援していく一端として、医療費についてはせめて就学前まで入院・通院とも無料ということをしていいのではないでしょうか。実施に向けて検討すべきではありませんか。富谷町で乳幼児医療費無料化を通院も就学前まで実施するとした場合、年間支出、これはどのくらいと推計されるのか伺って質問といたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 第1点の学校給食関連でありますけれども、栄養士、栄養教諭の配置について、必要性はわかりますけれどもね、しかし教諭は基本的に県費の負担もご存じですよね。ご指摘のように町単独での配置できる状況にはないのでありまして、それは今までも申し上げてまいりました県の方でそれなりの必要な体制はとるべきと。したがって、現体制の中でできるだけ学校と連携をとりながら、給食指導を実践をしてまいりたい。工夫をしてまいりたいと、こういうことであります。
 自校式ね、自校式、後で多分いろいろと出てくるでしょうから、後で申し上げますけれども、ご案内のとおり、本町では52年から学校給食を開始しました。その時点でいろいろな検討の結果、センター方式がとられ現在に至っておるのであります。現在の給食の能力は合わせて 6,000食を持っております。したがって、今 4,000食台の給食をつくっておりますから、しばらくの間この方式をこの施設を運用しながら、センター方式でよりよいものを提供してまいりたいと。
 次に、外注委託のすべきでないということでありますけれども、メリットと言うか、最近メリットと言われているのは、やっぱり自治体は皆さん税負担でありますから、いかに軽減するかということがあります。安全はもちろんでありますけれども、経費の節減もあると思います。本町で調理員のパートタイムの職員の活用などで人件費の削減には努めてまいりましたが、将来的には将来的には外注もあり得る、そういうことも念頭に置かねばならない時期に来ると思っております。
 それから、特定の食品や牛乳を飲用することによって体の異常を期す恐れのある児童生徒は保護者の申請により学校長、教育委員会を経て、給食センターへ通知をされ、給食、牛乳を停止している状況であります。それはお医者さんの診断書とかそういうものを受けて対応している。また、特定の食品が食べられない児童生徒については、使用材料表をもとに各自でその食品を取り除く、または食べないなどの対応をしておる状況にあります。
 次は、可能な限り遺伝子、非遺伝子組みかえ食品を使用しております。冷凍食品、冷凍野菜は指定できるものは国産や有機栽培ものを使用するように努力しております。外国産のものを使用する場合は残留農薬の証明書を提出させております。加工品以外の肉類、国産のものを使用、牛肉はBSE検査の合格証をとって使ってる。それから、その他ハム、ベーコン類はBSE規格のもの、ウィンナー、ソーセージは無添加のものを使用している。
 それから、米飯給食のことでありますけれども、現在ご案内のとおり、米飯3回、パン2回が平均値であります。和食、洋食に偏らず、さまざまな食材をバランスよく食べ、子供たちが多くの食体験をするために適当な割合と考え実施しております。
 郷土料理については、今年度の学校給食週間に宮城県の特産品や郷土料理を取り入れた献立を実施している。町のそれほど産品持っていませんけれども、町独自としてはブルーベリージャム、それからリンゴなどをお勧めしている状況にあります。
 それから食器についてでありますけれども、食器の更新については平成15年度より計画的に進めており、材質についてはポリエチレンナフタレートのものを使用していると、こういう形であります。
 次に第2点でありますけれども、国保の充実ですね。結論から申し上げて、保険証の取り上げとは資格証明書の交付を差していることと思いますが、そのことにより国民皆保険制度に崩壊が起きているという認識は持っておりません。むしろ保険税の滞納者がふえ、滞納額がふえていくことで国保財政が悪化し、未納分を上乗せさせられる被保険者の不公平、不平等感が高まること、そういう方向にあります。被保険者の納付意欲が阻害され、新たな滞納者が出てくるというような悪循環こそが国民皆保険制度の崩壊につながることを懸念しております。
 それから、第2点は、基本的には保険証は国保全世帯に交付いたしたいという基本には変わっておりません。しかしながら、短期保険証、資格証明証の交付についてはこれまでと同様の考え方から特別な事情がある場合を除き、納付期限から1年を経過するまでの間、何ら対応もなしに滞納となっており、国保税を全く納付することが感じられない方については引き続き発行せざるを得ないものと思います。考えています。資格証明書の交付措置に切りかえるに至っては、本町では単に機械的に交付しているのではなく、交付措置に踏み切る前に何度となく滞納者と接触の機会を持ち、状況の把握や納付相談を行いながら、納付改善に結び付けていくことが目的に実施をしております。そうですよね、思い切りぼんとやっているのでないんですね。滞納が発生していますよという形から始まっているんですね。もし滞納があった場合、それから督促、催促し、そして今お話し申し上げましたように、その滞納の方には納付相談とか、どのようにしていったらいいかという個人折衝なども繰り返し繰り返しやっているわけでして、それでも連絡つかいないのは一番困るわけでありますけれど、そういう思いっきり郵送でぽんとやるというような形はとっておりません。そういういろいろな納税者と被保険者と相談の上、やむを得ない形で今までも取り組んでまいったところであります。
 次に、資産割の問題でありますけれども、国民健康保険税の賦課においては資産割は廃止できません。理由を申し上げますけれども、国民健康保険は国民健康保険法及び厚生労働省の指導により特別会計によることとされているため、運営の性質上、一般会計からの繰り入れの対象とされる経費などは定められております。富谷町としてはこれまでと同様、法的分については一般会計より繰り入れを行いながら国保財政の健全化に努めてかなり健全化というよりもかなり不健全な状況になりつつありますけれども、健全化に努めてまいりたい。
 参考に申し上げますけれども、富谷の国保の被保険者割合、住民に対する被保険者の割合は20%台であります。22%から24%台の国民健康保険者の加入者であることも報告しておきます。
 それから、健康づくり、先ほど前の議員にもお話し申し上げましたけれども、総合計画の中で生涯を通じて心身ともに健やかに暮らせるまちづくりのもと、各種健康づくり事業を展開をさせていただいております。公民館を会場としてさまざまな健康づくり事業を実施し、ウォーキングを中心としたリフレッシュアップクラブなどを月1回とか、定例で実施しております。地区住民の老人クラブを対象とした健康のお話、そういうもの、それから実技そういうものも実施させていただいております。それから、その中でも特に熱心に取り組んでいただいている方々があります。それは年配の方々であります。年配の方々の体操教室とか、講習とか、ウォーキング、ダンス、ダンベル、太極拳、いろいろなことを取り組んでいただいているのも、これは総じて年配の方々に取り組んでいただいていることにこの場をお借りして感謝を申し上げたいと思います。
 それから、委任払いについてでありますけれども、高額療養費の給付については昭和56年6月4日付の社会保険庁医療保険部からの高額医療の医療機関への委任払いについての回答に基づいて行っております。健康保険において高額療養費の保険給付の受領委任は被保険者本人がみずから保険給付の受領を行うことが困難な場合において親族などに保険給付の受領の委任を行うような場合に限るものと解すべきものとあり、相殺を前提とする保険給付の委任は適当でなく、高額療養費の委任は認められない。こういう回答がされております。
 また、貸付の保証人なしということでありますけれども、あらゆる事故も考慮しなければなりません。保証人はやはり必要であります。制度の広報については毎年広報でお願いを申し上げているところであります。なぜ、高額療養費の支給額が貸付金の額を下回る場合があることもあります。ケースによって。
 二つには、本町はご案内のとおり、転入、転出、加入保険の変更に伴う資格移動の多い町。
 それから、三つには、目的外に使用されるおそれがあること。
 それから、四つには、虚偽の申請や不正な手段により貸付を受けたりすること。などなどから、事故の未然防止と債権確保を図る意味においても保証人はお願いしてまいらねばならない、富谷町の実態、人口構成だと思っております。
 それから、次は、乳幼児の医療費の無料化です。
 年間の支出額は平成16年度の試算でありますと概算で 6,200万円と推計されております。現在地方交付税などの減収によって極めて厳しい財政事情の中で、通院についても対象年齢を就学前まで拡大すると非常に困難な状況にあります。先ほど、大衡という話を出てまいりましたけれども、全くの概算で富谷町に置きかえてみますと1億 5,000万円を超える、こういうふうに推計をしておるところであります。したがって、今の国保会計の中でそれらをというわけにはなかなかどこどこさんのようにというなわけにはいかない。こういうことにあります。

議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 栄養教諭を独自で財政的なこともあってできないということですが、それではその食育といいますか、食育という言葉で今よく話はされておりますので、食育ということで申し上げますが、食育については、どのような方法でその子供たちに徹底していこうとされるのか、学校全体の取り組みなども必要になってくると思うのですが、そういうことについてはそれじゃあどういう栄養士を中心にしながらという話ではありましたが、どういう取り組みをなされるおつもりなのか、伺いたいと思います。
 私この質問を準備するに当たって、見ましたが、香川県のある小学校で校長先生が「5年、6年生に向けて自分で弁当をつくってくること」ということをしたそうです。それが本にまとめられてありまして、1カ月に1回、10月からその前まではずっと学習をさせて、食の大切さをさせていくということで、物すごい取り組みで、そこの中から食事が見えたり、地域が見えたり、世界が見えたりということで、非常に感銘を受ける本でした。ごらんになっているかもしれませんけれども、もしまだでしたらぜひ参考になさっていただけたらいいのではないかと思います。非常に取り組みが広がっていったということが明らかにされておりました。
 富谷町はそれでは、どういうふうにしてやっていくのかということをもし栄養教諭を置かない場合の方法について伺います。
 食物アレルギーの子供、ふえているわけで、人数についても伺いたいと思います。現在、小学校ではこれからこれこれについてはこうだと、中学校についてはこれこれについてこうだということを伺いたいと思います。その先日の新聞にもありましたが、食べないということが、そのことがはっきりしていなければ食物アレルギーだということがはっきりしていなければ、わがまま言って食べないということになってしまうこともあるということで、職員の研修があるという新聞報道がありました。これについても認識を一致させることも必要だと思いますし、これについての取り組みはどういうふうにされていくのか伺います。
 また、今その食物アレルギー、成分表でしたか、あの材料表を見ながら保護者が弁当をつくってくるということになっているようですが、それだけではなくて、やっぱり除去食についても検討していかなければならない時期ではないかと思っています。その除去食について、どう提供していくのか、どういうふうにしていくのかを考えているか、伺いたいと思います。
 それから、民間委託についてですが、私はやっぱり民間委託というのは、コストの面では確かに安くなるということで、取り入れられている部分があると思いますが、やはりそれは食を通して生きることを原点から教えるということであると思います。その次の時代、21世紀の子供たち、そして22世紀にもつながる人たちを育てる、そういう大切な場面でありますから、それを民間に委託するということはしてはいけないものだというふうに思っていますし、また、栄養士がきっちりその献立を立てて、それを業者の人に調理をしてもらうのだということを言われたりもしますけれども、公務員である栄養士が現場で委託先の業者を直接指示することは労働法制上違反となると、栄養士の指示書だけでこれまでどおりの給食をつくれるのかという問題意識を持っている方も実際にいるわけで、そういうことからもそうですが、これについては教育を民間委託にするようなものであり、私はしていくべきではないと思っております。これについては、慎重の上にも慎重であるべきで、コスト論だけではいくものでは、いってはいけないというふうに思います。
 給食材料ですが、冷凍食品、または加工食品のその割合、富谷町のセンターで使っているのは、どういうふうなのかということを伺いたいと思います。野菜などについては国内のものだとか、先ほど町長の方からご説明あったわけですが、それにしても外国から来るもの、先ほども申し上げましたように、92%がもう本当に書類審査だけで通っているということが、現にあるわけで、とっていますと言った書類が全然検査をされていないものだということがあるわけでね。こういうものについては、もっと態勢を強化しろということを国に対して言うべきでありますし、そういうことをどこの場で言っていくのか、さまざまあると思うのですが、これについてお答えをいただきたいと思います。
 そして、調理に当たってですが、結局冷凍食品をたくさん使わなければならないというのは人的な体制が不足しているということに尽きることだと思います。旬の野菜、今であればユキナだとか、ツボミナだとか、おいしいものがありますけれども、非常に手間がかかるんですね。ホウレンソウもおいしくなりますけれども、そういうものが使えないというのも人の体制がないからだというふうに思うわけで、人の体制を厚くしていくことも同時に必要ではないかと思っています。この人の体制については、どうなのか伺います。
 給食センターのあれでは先ほど独自メニューということで伺いました。郷土料理も一部県内のということでありましたんですが、ブルーベリーやジュースだけではなく、本当に小学校のときにあれ食べたよなというような思い出になるようなメニューを考案したり、研究してみる必要もあるのではないかと思います。ちょうど、鯨の肉の唐揚げとかというのが、物すごく話題になる世代ってありますけど、そういうものが富谷の町の中のメニューにあってもいいのではないかと思っております。
 食器の更新については、非常によかったなと思っています。更新がされるということで、本当に歓迎したいと思いますが、お盆といいますか、トレーについてはどうなのか、そしてまた、はしと今先割れスプーンがついていますけれども、これについてはやはり先割れスプーンでは食べにくいというのは前にもこの場で話をいたしました。はし、スプーン、フォーク、それぞれの用途に合ったものを出して、そして食事のマナーを教えていくというふうにならなければならないと思います。このスプーン、フォーク、それからトレーについてはどうなっているのか、伺いたいと思います。
 国保についてですが、初めに申し上げたいのは、国の負担率が1984年以前は医療費のベースは45%、国の負担分がありました。それが改悪されまして38.5%、こういうふうに削減されていったんですね。ここのところから、物すごい負担が国保の加入者について負担が強いられてきたということがあります。町が運営するときに本当に非常に大変な中での運営だということは、この議会の中でもたびたび聞いておりますから、よくわかるんですが、それをどういうふうにしていくかということもまた町の仕方で改善していかなければならないことだと思います。
 資格証が発行されていること、これについて容認されるようなことでありましたが、しかし、その資格証について発行していない自治体もあるわけで、そういうものについては、発行しないでやっていくという立場に立っていくべきではないかなと、私は思っています。それで、資格証でその病院に入院してしまったとか、ということがあって、本当に支払いのときに困っている人がいると思いますけれども、そういう相談窓口にあるかと思いますが、そういうものについては件数だとか、どう対応しているのか伺いたいと思います。
 それで、資格証の発行ですけれども、ことしは2004年1月については、短期証が99件、資格証が61件ということでした。2003年についてはどうだったのか、それは比較をしてどのようになっているのかという、どういうとらえ方をなさっているのか伺いたいと思います。
 資産割のところで、町長が先ほど「これはできません」というふうに言われたわけですが、資産割を入れて国保税を算出するやり方、第1方式といいますか、その第1方式でのやり方は農村部でしかも土地を持っている中心、その土地がたくさんある人を中心にした自治体に適合すると言われている方式です。生活費など現金収入による都市部になじまないと、こういうことも言われているわけで、方式についても三つの方式があります。この一種類だけの方式ではないわけで、これについて、じゃあ新しいその仙台方式にしてその分は一般会計から入れないでそれを全部平均してしまうというやり方ではなくて、入れようと思えばほかの自治体では一般会計から入れているわけですね。それはこれからどんどん国保加入者もふえていくこともあって、世帯数では四千何ぼ、34%にもなっているわけで、合意は得られるものだと思います。再度伺いたいと思います。
 健康診査についてですが、早期発見、早期治療、そして健康維持のための体操だとか、教育だとかというのは、非常に重要だと思います。特に前立腺がんについてですが、がんで死亡する人の今は7番目ということですが、これがどんどんふえていきまして1位になるという予想すらあるわけで、これは血液検査で80%から90%の確率で発見できると。非常に簡単な方法で発見できるし、今は手術をしないでも一泊二日の治療といいますか、その処置で退院できるというようなこともありまして、これについてはそのさまざまな健康診査の項目、加えていく、改良していくということが必要になってくるわけだと思います。前立腺がんについても取り入れていくべきではないかと思っております。伺います。
 受領委任払いについてですが、先ほど「こういうわけでこういうわけでできません」ということを町長がお話しされました。「目的外に使用されるおそれがあるとか、不正な手段で貸し付けを受けるだとかということがあって、その保証人は貸し付け制度においてはしなくてはならない」と。こういうことを言われていたわけですが、受領委任払いにしますと、そういう心配はないのでね、かえってその方がいいのではないかなというふうに思いました。ぜひそういう立場からも検討されてはいかがでしょうか。
 乳幼児医療費については、せめて就学前まで拡大してほしいということを思います。大衡ではこれこれで1億、さっきいいましたけれども、それでもやっぱりその子供たちを大切にする富谷町のまちづくり、子育て支援、若い人の支援をするということであれば、やっていっていいのではないか、やるべきではないかというふうに思います。
 また、今回の施政方針の説明の中にあった「健康であって健やかな幸いをます」というんですか、これはどのようなものなのか、具体的に伺いたいと思いますし、先ほど町長がお話しになりました、「こういう教室があります、こういう教室があります」というのがありました。それでは、町が独自にそのグループなどによらず、町が独自にやっているものについては、何教室なのか、そこに参加されている人数などもわかれば伺いたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午後0時03分休憩

午後1時00分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点のことについても大体第1回目にお答えしたとおりであります。栄養士の配置などもこれは県が責任を持ってやりなさいと、こういうことであります。現実まだ、今の体制の中で万全を期して栄養献立をしている。こういうことであります。
 それから、民間委託の是非でありますけれども、そういう方向にあります。あります。我が町のみならず、したがって、町としてそういうことも念頭に置いて検討、研究をしていかねばならないと思っております。
 それから、アレルギー関連、これらについても学校教育現場なり、先ほど申し上げましたとおり、態勢を整えて、先ほど申し上げたとおりの方式で対応している。こういうことであります。
 それから、安全、食の安全に対して、もう既にこれは国ももちろん今これだけ給食のみならず食の安全については国民的課題になってしばらくなるわけでありまして、これらについても国の方にももちろん申し入れをしておりますし、かつまた、我々として町村として生産する立場のものも食の安全に配慮したそういうことも念頭に置く生産態勢を要請してまいってきているところであります。
 それから、郷土料理、郷土料理についても先ほど申し上げましたとおり、我が町の実態の中での先ほどお話しし報告したとおりであります。いい機会でありますから、申し上げますけれども、米飯の中でですね、国費、県費、一部学校給食に限って助成措置がありました。どんどん外れてきました。しかし、富谷町、その分を町で肩代わりして今でも子供に米飯の助成を一般会計から入れている状況であります。
 それから、食器類についても先ほど申し上げたとおりであって、いろいろありますよね。議論の中ではしぐらいは持参している学校なども出てまいりました。こういうことが教育的にどういう配慮をしていかねばならないのか、これは教育委員会サイドで学校現場と打ち合わせしながら議論していくべきものと思っております。ただ、何でしたっけ、スプーンと兼用みたいな、何といいます。(「先割れスプーン」の声あり)あれは正式な名前は先割れと言っていいんですか、正式ですか、あれは。形は知っているんですけれども。そういう形がいかがなものかというのは、私は大きな宿題ではあると思っておりますけれども、これは教育現場の問題でありますし。富谷にはないんですよ。富谷にはないんですけれども、はし、スプーンの持ち帰り学校が富谷以外であったときに、教員は自分のはしで食べて、忘れてきた子供ははしを持っていないものだからどうしたかというと、これをはしを持たないで給食を食べたなんていう話を聞いたとき、それが教育的にどういう形なのかなと、私はよその教育委員会の学校の話を伺って、当時すぐさま富谷町での実態を教育委員会に申し入れた経過もあるところであります。
 第2点の問題、国保関連でありますけれども、資格証と、先ほど申し上げたとおりのお一人お一人と郵送で滞納だから、ずばっと督促、催告するというような形をとっていないと申し上げました。なるべく接触を図り、そういう形で進めてきているところでありまして、今後もこの形は続けていかねばなりません。
 それから、資産割廃止という論旨で論点でありますけれども、これとて、先ほど申し上げたとおりでありまして、一般会計から入れればいいということはできません。そういう状況でありません。それは、町民の保険構成の中で、基本は、基本は私は国民健康保険以外の保険制度でいいと思っております。しかし、長い戦後皆保険制度が起こした状況のときから流れがありまして、一気にこれを国民健康保険以外の収納方式、課税方式と申しますか、そういう方式に変えるということは大変至難なことであろうと思っております。したがって、そういうことはできないと思っております。
 それから、健康づくりについて、多分町とかかわっていないのが多い、町でどのぐらいも手伝っていないんではないでしょうか、富谷の人たちはいろんな人数的にも大小あります。それから、積極的にやらさっている。ですから、私は人材豊富という表現よりも本当に人柄の豊かな町だと思っております。会場の提供で、ですから町かかわっていると言えば、間接的なのかなと。圧倒的に自主的にやらさっている住民の方々が非常に多いということで感謝を申し上げているところであります。
 受領委任払いについては、先ほど申し上げたとおりであります。それから、乳幼児のことも先ほど申し上げたとおりで、富谷の町ではなかなかそういきません。
 ついでに申し上げます。80歳代のご夫妻健康な方のお話でありますが、これは町民であります。ご主人は、「私は今まで30年間、それからうちの家内は20年間、合わせて50年間お医者さんにお世話になったことがない」と。大変感謝のほかありませんでした。「1人平均、多分所得によっていろいろ違いますから、波はありますけれども、平均9万円台だと思うんですけれども、年間の保険料が。50年間、五、九、四十五で 4,500万円のあなたは国保加入者町民に、町へじゃなくて町民へ大変なご寄附をした形ですね」というお話を申し上げて、御礼をさせていただきました。
 また、一方大変寂しいこともあります。
 60歳で今まで60ちょっとでありまして「うちの家内がこの30年間、病院に行ったこともなくて、ある日調子が悪いから行ったら、1週間にしてこの形であります」いわば人生を閉めた60歳前半の女性のことを、この喪主の方も町に大変ご寄附をしたからあきらめております。
 「町はもちろんでありますけれども、国保加入者に対し、町民に対しての大変なあなたの奥様の命が短かった分、そういうことなんですね」大変痛ましいこういうこともありました。したがって、いかに予防健康づくりに供していかなければならないかという、そういうケースがもっとあります。もっとありますけれども、そういうこともありました。

議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 再質問ではほかのことも伺って、例えば国保でいいますと、資格証の数、短期証の数、去年と比べてということで伺っておりましたが、答弁がありません。去年の3月議会を振り返ってみますと、資格証25人という数が出てきておりました。このように非常にふえてきているわけでね。国保の方からですけれども、本当にこの倒産だとか、失業だとか、今までは自分の周りではないだろうと思っていたことが、次から次と起こってくるわけですよ。それで仕事を探しようにも仕事がないということで、本当につらい思いをしながらどうやって暮らしていったらいいだろう。食べることだけでもう本当に大変な思いをされている方がたくさんいるわけです。これがここにあらわれてきているのではないかと思います。
 それで、その資格証ですけれども、これは先ほどもいいましたけれども、被保険者でありますというだけのものであって、それを持っていたからというわけで、その保険証のかわりになるわけではないわけで、10割を払わなきゃないということがあるわけですよね。これを命の問題だと受けとめれば、一足飛びにするわけではない。連絡をしてもらってということは、たびたび伺っておりますけれども、それにしてもこのような大量の数が出てくるというのはそういう非常に今の冷酷な経済情勢があるというふうに思います。ですから、これはやっぱり発行するべきではないと私は思っております。
 さっき、国保の中でですが、最高額を納めている方、この質問を用意するに当たって、どれくらいの収入の方、所得の方がどういう割合でその国保に加入しているのだろうということを税務課に聞きました。ところが、なかなかその私が求めようとする数字が出てこないんですね。非課税世帯がどれぐらいいるのか、最高額で納めている人はどれぐらいに達しているのか、最高額だけはわかりました。 189人の方が53万円の限度額を納めているということです。で、それ以下の人たちが本当に暮らしに余裕があってというか、全くそうではないというふうに思うわけでね。そういうことからいろいろ考えると、税務課としても町民課としてもその痛みが直接こう窓口にいてわかるわけですから、それが数字でわかるようなそういうものを示せるようなことにしていかなければならないと思います。数字についても後でも結構です。ぜひ提示してもらいたいと思いますし、こういう状況であるということから、その命にかかわる問題だけに資格証の発行はするべきはないということを再度求めますし、それについての対応を町で考えていただきたいと思います。ご所見を伺いたいと思います。
 給食についてですが、アレルギーの問題です。さまざまありますが、アレルギーの問題で、本当にこれは環境問題からきてはこのアレルギーの子供たちが非常にふえています。それで、この数も先ほど伺ったんですが、それについてありませんが、しかし、それは子供たちがこれとこれを食べてはいけないよというふうに言われて、自分でそのよけながら食べる。先生がそれを指導するというにいいましたけれども、もし万が一のことがあったらどうするのかということを、思わず本当に心配です。そういうことからすれば、やはりこれからについては、除去食がつくれるような、そういう施設もつくっていかなければなりませんし、また、教員の指導、それについてもしていかなければならないと思います。これからふえてくる子供たちに対しては除去食をつくっていくようなそういう調理室確保していく方向で考えてみるべきでないかと思います。対応を伺いたいと思います。
 そしてまた、食の安全ということで、さまざまなものが輸入されてきています。それが1回目にも申し上げましたし、水際のチェックが物すごく甘いということで、証明書だとかというものを提出させてといいますが、それでもその実効性のないものだというふうに言わざるを得ないわけですね。で、そういうものを使わない。外国産のものは使わない。基本的には使わない。目に見えるチェックの効くようなところのものだけを使うということにしていく。こういうものに切りかえていくことが大事だと思います。地元のものを使うだとか、本当に成分がわかってチェックができるようなものというものにしていくことが十分検討されて使えるようにしていくことが大事ではないかと思って再度伺います。ぜひそういう方向で次の世代、それからその子供たちがまた大きくなって次の世代を産む、そいう長い長いスタンスでの取り組みになるかと思います。そういうことも考えて、ぜひご所見を伺いたいと思います。
 最後になりますけれども、民間委託については、確かにコストの面ということもありますが、しかし、いろいろな本を読むに当たって、必ずしもそれがコスト削減にはつながないということも書かれています。どうか、それについては慎重に、そして私の方からはぜひその民間委託、外注は行わないようにということを述べて、質問いたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 民間委託はそういう負担と受益、国民負担がここまできたら私は民間委託も念頭に置いて、これから自治体経営はしてまいらねばならないと考えております。
 それから、アレルギーの問題について、先ほど来申し上げたとおりの学校現場配慮しながらやってきているわけで、これが努力目標ではありますけれども、精いっぱい配慮している方式だと思っております。少なくたって、少なくたって年間 1,200食近い普通の人は食べているわけで、その中の学校教育現場で 170食から 180食台でないだろうか。そういう集団の給食の状況と残るやっぱり保護者を中心にした家庭での食生活、そういう中での今その中の一こまとしてアレルギーの問題とか、そういうものも出てくるわけでして、それは違うよ、あんたの言うことと、そういうことも念頭に置きながら給食を考えていかねばならないと思っております。
 それから、第2点の健康の国保の問題でありますけれども、先ほど、税務課云々、町民課云々という話がありましたけれども、国保について相当、一人一人と一人一人と滞納資格証のそういう人たちとは何度も繰り返しますけれども、お一人お一人と連絡をとり、懇切丁寧に今までお付き合いをさせていただいて、ご協力いただいてきているわけでありますから、今後もそういうお願い、命を、もちろん命大事です。命を大事だからということには変わりはないわけでありますけれども、しかし、お互いさまですから、みんなで頑張ってこの相互扶助の保険の組織でありますから、みんなで守り抜いて、先ほど一こまと、それも一こまに入っていますよ。生活状況、経済状況、そういうこともある。しかし、なかなか私全部掌握しておりませんけども、担当部局とか、担当課にすると、一こま一こま、本当にこの人の経済状況もあるだろう。この人は何々の理由だろう。この人は何々、担当の係、課ではみんな掌握しているはずです。しています。そういうことで、そういう人のなりの先ほど第1回で申し上げましたような方式をとってお付き合いをしながら、みんなでこの国民健康保険を命を守るために、議員の言葉を借りれば命を守るためにみんなの命を自分の命も大事でみんなの命も大事に守っていくために、そういういろいろなお付き合いをしながらこの方式をとらせていただいているところであります。
 (「議長、済みません。訂正をしたいところがあるのですが、いいでしょうか。読み間違えたところがありまして」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) ************************************************************************************************************************************************************************訂正をお願いします。

議長(相澤 武雄君) 次に、2番齊藤 きえ子君。
2番(齊藤 きえ子君) 私は成田にもう1校の小学校を新設することに関して質問いたします。
 成田は毎月のように人口がふえております。最近住環境も整ってまいりましたので、成田に住まいを求めてくる人も多いようです。若い人が多いので、出産ということになれば、子供の数もふえてまいります。購入者のターゲットを小さいお子さんをお持ちの方にしているという話も聞きました。少子化により、全校で35人という学校があったり、そのようなことで廃校合併を余儀なくされている学校もある中、成田東小学校はことし4月からは24クラス編成の学校になります。この春休みの間に4年生が今の人数に四、五人ふえるとさらに2学級ふえて、26学級になるということです。職員室も2カ所に分かれます。特別教室も教室として利用するようになり、ゆとり教育をするには教室が足りない状態になり、プレハブを建てるか、増築をしなければならない状況です。体育館、グラウンドも狭くなり、学習発表会や運動会は2回に分けてするようなことになると思いますし、プールも天候によっては1度も入れなかったという子も出てくるかもしれません。
 また、学校の設計上、安全対策において、外部からの侵入者に対しては比較的管理しやすいのですが、非常時の避難に関してはグラウンド側の出入口が少ないので、北側の正面玄関も利用して南側のグラウンドに避難します。北側玄関の前は団地内の幹線道路で、通過車両もかなり多く、スピードも出ていますので、道路側に避難するのは危険です。職員室や校長室は、グラウンドに面していますが、直接グラウンドには出ることができなく、いざとなったら窓から出るしかありません。このような状態の中で児童数がふえ続けたのでは、学習ばかりか安全上も好ましくありません。このような状況をつかんだ上で、分離新設を計画したのではなかったのでしょうか。子供は町の宝物と言われるだけあって、意外に早い対応に住民も大変喜んでいました。それなのに、どうして計画を変更したのでしょうか。
 説明会は新設を前提としたものと認識されておりましたので、このような状況の中では絶対建つものだと判断した人も多かったと思います。説明会での反対意見は、もっと広い範囲で比較してみると、危険危険とは言ってもまだまだ恵まれた存在で、踏み切りを渡ったり、交通量が多い上、歩道のない道路を通学しているところもたくさんあります。親のわがままとも言えるような反対意見でしたので、だれもがこのぐらいでは学校は建つものと判断していました。ですから、文章を書かなければならないアンケートを出す人は少なかったようです。
 アンケートの結果、51件の回収でその内容は反対と思われるものが多かったのです。学校の実態を忘れられた状態で結論が出されてしまい、とても残念です。賛成といっても特に意見というものもなく、アンケートを出さなかった住民の方にも反省すべき点はありますが、行政側の進め方にも問題があったと思います。今回のような結果を出すのであれば、最初から建てるか建てないかの話し合いを求めるべきでした。建てるのは賛成だが、学区割りには反対という人もおりましたので、役場の考えを理解してもらうことだけにとらわれず、学区割りも含めて話し合う時間を設けていただけていたら、このような結果にはならなかったと思います。アンケートも意見を書いてもらうだけでなく、賛成か反対かの意思表示をしてもらうべきだったとも思います。
 新年度4月になれば、建てるか建てないかから話し合いをするようですが、あくまでも住民の意見によって結論を出すのでしょうか。学区割りに関しても話し合いで決めるようになるのでしょうか。実態からすると、18年4月開校でないと間に合わないと思いますが、話し合いの結果建てないとなった場合、これからのことはどのように考えているのでしょうか。お伺いいたします。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お話ありました成田地区の小学校の新設云々でありますけれども、成田地区における2校目の小学校の建設計画についてはですね、ご案内のとおり、議員もご案内のとおり、昨年の8月から地域の説明会を重ねてまいりました。ご案内のとおり、とくとご案内のとおり、さまざまな意見をいただいております。事業実施に当たっては地域の人たちの参加と意思決定への理解得る必要があると判断し、昨年12月小学校建設計画の今後の方針について成田地区全戸に対して文書で周知したところであります。今お話しのとおりであります。今後地域の皆様方の代表者で組織をする。仮称検討委員会をつくらせていただいて、分離新設や増築の必要性、さらには通学区域について検討して原則は通学区域は教育委員会の決定事項でありますけれども皆さんのご意見も参考にいたしたいと。その際に決定された方向性を十分に尊重した上で後ほど申し上げますけれども、遅くても8月末までには結論を出さなければなりません。そういう方向でこれから地域、いわば成田東小学校区の皆様方にいわば成田地区の皆様方に今の方向でご相談をお借りしていくと。こういう形を持っております。時期は、繰り返しますけれども、遅くても8月末まで出さないと困るなというふうには思っております。
 それから、次の2点目でありますけれども、平成16年の4月1日現在の成田東小学校の児童数をもとにブロックごとの児童数推計を行ってまいります。また、通学区域の線引きについては検討委員会、小学校の設計計画とあわせて検討していきたいと。くれぐれも繰り返しますけれども、ご意見は参考にしますけれども、最終責任は教育委員会が持っている。こういうことであります。
 それから、地域の人たちが新設の必要と、なしとの総意の結論が出た場合においては検討委員会の意見も尊重し、増築の形もとらざるを得ない。こういうことであります。
 このことについてですね、今議員の論旨にもありましたように、大変な校区、児童生徒の増加が町で推計していたやや推計はしていたとおりなんですけれども、推計よりもちょっと早目に児童数の増加が出てまいりました。したがって、教育委員会としてもこれはより早く増築、分離新設しなければならないからご相談申し上げてきた経過であります。
 富谷町にとっても今小学校10校あることはご案内のとおりでありまして、その学校がほとんど分離申請、新設の形を繰り返してまいりました。その中でもですね、特に私の記憶に残っておりますのは、富ケ丘小学校が 1,100名か 1,200名の児童数まで膨れたことがありました。運動会のとき一つのグラウンドに三つのグループがかけっこしているというのを目の前にしたこともあります。学芸会もしかりです。それから、学校の児童の生活環境としては大変なものがありました。したがって、あけの平小学校分離するまでのその大変さは特に痛感しております。したがって、より早く分離すべきという思いで町としてはご相談申し上げておりましたけれども、今議員の論旨にありますように、大半の人たちは分離新設すべしという静かな声、こういうことも承っております。
 しかし、少数とはいえ、反対の理由を伺って、私も伺ってみました。やっぱりもっともっとそういう人たちの反対の理由の内容を聞いて、もっとやっぱり公金の尊さ、それから公金というのは皆さんの税金ということであります。その尊さ、それから、児童生徒、今育て預かっている児童生徒との自分の子供の分とそれからこれから続くであろう児童生徒がそのこともその保護者の皆様方にご配慮いただきたい。そういう親御さんであってほしいという祈るような気持ちも町としては持っております。
 したがって、先ほど申し上げました8月末までというのは、これからの学校の児童の推計からすると、文部省の許認可の問題が出てまいります。そういうことからすると、その間の中でそういう少数であってもやっぱり今私の子供を育てている地域や学校、そして何十年、何百年続くであろうその次の世代へのいわば他人様の子供のことも思って、それから公金です。学校一つは今富谷の町の文部省の補助があろうとなどといえども、学校一つが何かで比較するならばわかりやすく申し上げるならば、富谷町の町民税全部よりも学校一つの建築費は大きいはずであります。それほど、大きな皆さんの公金を配慮していただきながら、少数意見といえども、そういうこともこの8月まで町としても教育委員会としても全力で皆さんのご理解じゃないんですよ、全力でいろんな手法はご提案申し上げていきたいと思います。特に成田に住む人たちの皆さんのいろんなご意見をいただいて、町として進めてまいりたいとこういうふうに考えているところであります。

議長(相澤 武雄君) 次、10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) 私は2点質問いたします。
 1点目は介護保険料納付期の細分割についてです。
 富谷町介護保険の保険料額が平成15年3月改定になり、普通徴収についての納期が4期から5期に改正されました。
 富谷町での現況を見ますと、富谷町介護保険条例では年間の保険料は政令第38条第1項第1号に掲げる方は1万 9,700円で、特別徴収の方は9人おり、普通徴収の方は11人のようです。2号の方は2万 9,500円で、特別徴収の方が 720人おられ、普通徴収の方が 332人おられるようです。3号の方は3万 9,300円で特別徴収の方は 1,503人、普通徴収の方は 566人おられるようです。4号の方については4万 9,200円、5号の方は5万 9,000円で特別徴収の方は 338人おられ、普通徴収の方が 133人の方々の状況となっています。
 特別徴収の方は年金から差し引かれますので、年6期で払います。しかし、普通徴収の方は町からの割賦(支払い通知書)で支払いますので、先ほど申しましたが、5期で払うようになっています。この方たちは何らかの理由で年金がかけられなかった方です。
 例えば、所得段階が2段階、2号の方で普通徴収の方は家族全部が非課税であることから、2万 9,500円を5期で払うわけです。そうしますと、1人 5,900円で夫婦だと1期、つまり1回に支払う金額は1万 1,800円となります。これを家族が支払うわけです。非課税ですから、1カ月どのくらいで生活しているかおわかりになると思いますが、1カ月おきに国民健康保険税に年金、それに加えて介護保険料2人分が家計にのしかかってきます。
 3号についても同じことが言えます。 566人の方が普通徴収ですから、こちらは両親2人ですと1万 5,720円が介護保険料になります。
 一方、国民健康保険税は10期にわけてあり、払いやすくなっています。
 そこで、伺います。
 一つは、介護保険料の普通徴収を国民健康保険税と同じく10期で払うように細分割し、一回の支払いを軽くすべきと考え、強く求めるものです。
 また、特別徴収は年金額が年間18万円以上の方ですが、2号の方で特別徴収されている方が 720名おります。また、3号の方が 1,503人と所得段階でも一番多いようですが、年間の年金額についてはわかりませんが、この方たちは年金から介護保険料をいや応なしに差し引かれます。特に2号の方で所得段階が2段階の方はいかがなものでしょうか。少ない年金から既に保険料が差し引かれるということは非常にがっかりしてしまいます。
 また、家族に支払っていただくにしても年金から差し引かれてしまうと改まって保険料を頼むのも頼みにくいはずです。80歳過ぎの方は今と違って年金が始まってから何年もかけていない方もおるのではないでしょうか。その意味からも年寄りの寿命を縮めるようなものです。年金からの引き落としの基本金額を年間の年金受給額を50万円以上などからに引き上げられないか伺います。
 次に、2点目は消費生活専門相談員の配置についてです。
 昨今、住民のライフスタイルの変化、そして多様化による種々の問題や苦情が県の消費生活センターに寄せられております。専門の相談員の方でなければ解決できない問題がたくさん生じております。富谷町においても例外ではありません。よく耳にする言葉にクーリングオフがあります。しかし、「この制度をどのように使うのか意外と知らない場合が多いように思う」と専門家は指摘をします。広報「とみや」1月号に、「身に覚えのない架空請求書や勧誘にお気をつけください。また、ソーラーシステム設置への補助の触れ込みにお気をつけください」との注意が掲載されていました。団地が多い富谷町では、昼間お年寄りが1人でいるケースも少なくなく、お年寄りが被害に遭うケースも多いようです。お年寄りが遭うということは、その家族が被害に遭うということになります。また、不思議なことにかかる方は何回も被害に遭ったりしているケースもあるようです。
 我が国では昭和43年5月に消費者保護基本法が制定され、さらに地方自治法が昭和44年3月に改定されました。消費者保護基本法の出現により、地方自治法が改正され、今や消費生活相談業務は自治体になくてはならない存在となりつつあります。消費者保護基本法は、消費者問題の憲法と呼ばれています。このことからも消費生活専門の相談員は、国の専門の資格が必要になるようです。これは管轄は通産省、今は通産省ではない。になるようです。宮城県には現在37名の専門の相談員さんがおり、各市町村において消費者の相談に対応しています。富谷町には消費生活相談員がいないので、直接宮城県消費生活相談センターに相談しております。その件数は白石市や岩沼市に並び、平成14年度は 160件もの相談や苦情に富谷から訪れていました。
 先日塩竈市で、消費者専門相談員の方から説明を受け、研究してまいりました。県内で消費生活専門の相談員が配置されている町は松島町、七ケ浜町、そのほか22町に配置されています。現在多く寄せられる相談に、名義貸しやフリーローンの問題、出会い系サイトなど、専門の方でなければ解決できない問題が山ほど起きおります。人口増の富谷町には絶対に必要な措置と考えます。当町におきましては、毎月、人権相談、生活相談、行政相談などを行っており、努力をしておるようであります。また、本年は障害者やお年寄りの相談に応じる総合支援センターも設置されることが予定されております。消費者大学も実施しているとのことですが、この消費者相談は専門になりますので、それ以外となりますが、住民全般にかかわってくる問題です。
 消費者の方は富谷町の大事な全住民です。私はその住民が寄せる相談は特に消費者相談は社会の最先端であると考えます。よって、そのことにしっかり町で耳を傾けることにより、いつも前向きに活気にあふれたまちづくりができていくのではないでしょうか。そのことからも富谷町に消費生活専門相談員の配置を週1回でもよいので配置を求め伺います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の介護保険料の納期について申し上げます。
 介護保険料の納期については、今年度より4期から5期という1区間ふやしているところであります。保険料の納付が困難な状況にある方については、それぞれの方々の事情によって分割納付などの相談などにも応じております。したがって、したがって全体的には5期の納期で進んでまいりたいと。10期まではまだ分割しないでいきたいと。したがって、その方の個別な相談によって、分割もありますから、そこで当面5期納付期で進んでいきたいものだと思っております。理由については後ほどか何かに申し上げたいと思います。
 それから、第2点の問題でありますが、保険料の年金天引きについてはですね、介護保険法第 134条及び同法施行令第41条によって年金の年額が18万円以上の方と決められていることで、議員からご指摘あるまで私もこの法律、認識なかったんですけれども、こういうことのようであります。したがって、町独自にその年金額を議員おっしゃるような方向に変えることはできない仕組みになっております。
 また、保険料を納める方の利便性を考えても納付書を持って銀行などに納めに行くよりは、むしろ年金より天引きされる方が安全、安心という方々も町としては、そういう方々が多いという見方をしておるところであります。ご不満だと思いますが、そういうことです。
 第2点でありますけれども、専門相談員の配置でありますけれども、今お話しのとおりですね、架空名義の不当請求、消費者金融問題など、後を絶たない状況にありますが、富谷町民から宮城県消費者生活センターへ寄せられている件数、相談件数は今、議員おっしゃるとおり 166件ありました。そのうち電話による相談が圧倒的に多く、8割を占めております。生活環境課においても常時電話での相談と生活相談については定期的に相談所を開所して対応しているところであります。また、相談内容によっては消費生活相談を行っている関係機関に迅速に紹介をし、ご相談に乗っていただく、そういう手はずをとっているところであります。
 したがって、現状の相談体制で取り組みながら町民の皆様方にはとにかく被害に遭わないように、先ほど白石や岩沼と同じぐらいと言っておりましたけれども、私は地理的環境からして、特段にその心配は深刻に受けとめております。したがって、今後も町民の皆様方に被害に遭わないように、なお一層町の広報紙を初めとして、消費者大学とか、研修、それからいろいろな機会を通じてこれらにかかわりのないように注意の喚起をしてまいりたいと思います。今、改めて専門相談員でなくて、先ほど申し上げましたように生活環境課の中で迅速に電話連絡が圧倒的に多いようですから、迅速にそれ内容によっては相談場所がどんどん変わっていく、変わりますから、そういうことの方が親切な方式だろうと。と言って、専門にこれを1人置くまでの人的な余裕はない。したがって、今ある体制の中で担当部局は富谷町で申し上げると、生活環境課でありますけれども、これは役場全体としてこれは受けとめて迅速にとりまとめてまいらねばならないと思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) まず、介護保険料についてなんですが、分割は今のところ無理で、対応はその都度対応していただけるという話なんですが、できるだけ早く、この10回とかに分割していく方向でお願いしたいと思うんですが。
 もう一つの方は年金からの差し引きなんですが、これは法律で決まっていることで私も存じておりますが、ぜひこの富谷の税務課の方からも役場の方からも国の方に、政府の方にこの金額を上げて、引き上げていただくように話しできないものか伺います。訴えてほしいと思いますが、いかがでしょうか。伺います。
 それから、消費生活相談員でございますが、今弁護士でも詐欺に遭って、おれおれ詐欺に遭って、被害に遭っているニュースも流れております。そういう意味から、先ほど問題があるたびにその都度対応して、生活環境で対応し、紹介し、相談に向けていると。そのような答弁がございまたが、結局生活、宮城県の消費生活センターに行くんですね。
 これはなぜ私が今回取り上げたかと申しますと、この県の生活支援センターの方からぜひ富谷にもとにかく県の消費生活センターでも大変なんです、すごい数で。で、富谷も、富谷町の場合もかなりの数が相談に、電話にしろ何にしろ来ていると。そういうことがあるので、ぜひ富谷にもこの相談員を専門の相談員を置いていただけないかと。そういう逆に県の消費生活センターの方から要望がありました。そういうことも踏まえ、今回質問をさせていただいておる経緯もございます。
 富谷町はどんどん発展し、仙台と6メートル道路を挟んで仙台市と富谷町です。そいういうこともありますし、いろいろな本当に団地ということで業者がたくさんまいります。私も被害に遭った1人でございます。ということは、私も83になる年寄りを1人家に置いていたときがありました。そうすると、やっぱり83ぐらいになると、最初、下水の掃除の件なんですが、「下水を見るから」って言われたと。そう言われ、「絶対戸を開けるな」と言っているんですけれども、年寄りは何かのあれで開けちゃうんですね。それで開けて、「下水見ますから」って、下水というと役場から来たと思っちゃうですよね。だれでも思うと思うんです、それは。そうすると話を聞いているうちに、若い人たちはこれは違うなとわかるけれども、年寄りは一たん、役場から来たんだな、下水だから役場と思っちゃうとそれで進んでいってしまうんですね。そうすると、「じゃあ、どうぞ点検してください」と。点検すると「汚いから掃除しますよ」と。「ああ、いいですよ」と。したら「お金かかります」って言われて、「幾らですか」と、「2万 5,000円」、じゃあ私が帰ってきてからじゃないと母親は怒られるなと思って、「じゃあ、あしたでだめですか」って、「あしたになると5万円になる」って言われたって、そう言われるとやっぱりやらざるを得なくなるわけですね。そういうことが結構あるわけですね。
 それだけじゃない、本当にいろいろな業者、あったのは1回ですよ、それ。下水だけです。
 下水の掃除なんですが。もう家にいると、昼間家にいるといろいろな業者が来ます。そのことを考えたとき、本当に私も、このまま1人で年寄りを家に置いておけないと思いました。家ごとなくなってしまうんじゃないかって、本当にそういうことを考えたときに本当に軽いうちにどうしらいいかっていうのを相談、ぱっと行って、役場に相談員がいると。1週間に1回でも役場に相談員がいる。専門の相談員がいるということがあれば、ぱっと飛んで行って相談できる。また、電話で相談できる。そういう体制になれると思うんですよね。そうすれば、この被害、消費者の被害もどんどん減っていくのではないかなと考えますが、再度そのこの消費生活相談員についての設置についてお伺いいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先に消費専門相談員の話でありますけども、それほど今お話議員からあったようにですね、県の消費センターもそれほど混乱するほど多いということも伺っております。だから、じゃあ自治体でもということでありますけれども、先ほど来申し上げましたようにですね、町で担当課を中心に住民の方々からその内容を受けて、そしてその内容によって、紹介する連絡する場所、異なってきます、異なってきます。あるときにはどの場所にご相談した方がいいという、かなり深刻なのもあるわけでありますから。そういうことで、振り分けが富谷で、例えば1人専門に置いたとしてもその専門職は司法権力、警察権力持ったものでもないわけですし、一般行政職でありますから、直接それが、その職員が対応できるかというのはとてもじゃないができないわけですから、いわば職員の連携をしっかりして、その振り分けによって、その内容によってなるべく早く迅速に問題、深みに入らないようにしていかねばならないと思います。
 今一つの例を聞きましたけれども、本当にそういうことから、さまざまな町内であります。
 いいことを考えると次にそれに上回った別なことを考える人、国民の何%がいるんだそうですけれども、そのコンマ何%の方にかかわって被害に遭うということは大変深刻であります。
 ただ、これが専門員で全部解決するような内容でないので、県の消費センターにおいても全部それを解決できないですよ、それを仕分けしているはずでありますから、町としても今の体制の中でなるべく振り分けていきたいと思っておりますので、ご了解願いたいと思います。
 次に、介護保険料の納期と両方二つ両方あわせて申し上げますけれどもですね。
 なぜ、4期から5期ということで先ほど申し上げたとおりなんです。そして、どうしても5期でも大変ですよという方々については、個別にご相談させていただいて、分割に細分割という形でご相談で対応しておりますから、議員おっしゃるように、人によっては、10期になることもできるわけでありますし、そういう形で基本は本当に今度の経過を見ていても5期、とりあえず5期まで、これからまだこの介護保険制度始まって歴史が浅い中でも今のような状態でしょう。したがって、近い将来、もう10期にはなる、せざるを得ない時期がそんなに遅くなく来ます。したがって、当面5期制の分割というそういうご相談で、個別相談でいかねばならないと。
 よく介護保険始まりました、どんどん使っていきましょう。もちろん認定されたその制度の中だからどんどん使ってください。負担の方の比較とその合意形成がまだ国民的な合意形成が私はなっていないと思っております。もちろんその制度の中で利用頻度を上げていくのはいいわけでありますけれども、私は負担と受益、受益と負担の国民的合意がまだ浸透していないと私は思っております。これらが私は富谷町独自でできるものではありません。これは国を挙げて国民的な議論の中で制度の改正なり何なりをしていかなければならないと思っております。
 例えば、例えばですよ、一つの例でありますけれども、一番簡単な例で申し上げれば、手すり1メートルまあるく角ついたの、もし1本 1,200円のあります。これはちょっと質がいい、そして手触りがいいの、これは 5,800円です。で、それは 1,200円のやつは1割負担でありますから 120円です。こっちは 5,800円ですから 580円です。どちらを選びますかとか。
 やっぱり 580円だとあったかくてとか、手触りよくてということに入ってしまう。決してどうのこうのじゃないですよ、同じ手すりなんですよ。手すりで、だからそういうことから今一つの例なんですけれども、あらゆるものにあります。それから、所得等の問題も出てくるでしょうし、私はこの介護保険制度の趣旨はいいんですけれども、まだ国民的な受益と負担との議論がされてない分がまだまだ今後の宿題だと思っておりますので、ご期すであろうと。
 もっと一つはこれは富谷の町以外のことであります。宮城県内の私のかかわっていることで一部だけ申し上げます。
 例えば、今65歳の二つの夫婦あります。一方は私は二人の子供を持って、老後はこの二人の子供にご負担かけるの大変だということで、中卒自立して社会人になってください。65歳父母。そっちは65歳父母、子供2人、私は家も何も子供に一切かけて教育費に全部投入してきました。家もバリアフリーにも何もなっておりません。介護保険で面倒見てください。こっちは私は子供の世話になりたくない。そういうことで、バリアフリーも何も全部お手伝い要りません。私は老後を暮らすつもりでそうしてきましたから、当然私は子供にそんな負担かけるつもりありません。そういう、例えばちょっと例があるわけであります。どういう個室を、今世帯分離できますから、それで一方では介護保険高い安い意義申し立てが出てまいります。一方は、私は子供に自立を求めてきましたから、私たちは私たちで頑張ってきましたらから、何とか自立してまいりたい。こういう一つの例もあります。
 したがって、私はこの介護保険の制度趣旨は物すごいいいことでありますけれども、国民的な受益と負担の国民合意をまだまだまだしていただいて、まだまだまだ憲法論議以上にしていただきたいものだなというふうに思っているところであります。

議長(相澤 武雄君) この際、2時20分まで休憩いたします。
午後2時07分休憩

午後2時20分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) しつこいようですが、もう一度、専門員についてお伺いしたいと思います。
 先ほど振り分けるという話がございましたが、警察では対応できないんですね。それは私も警察に電話しましたから、ああ、これはだめなのだなということが、警察は非常に冷たくあしらわれました、警察からは。そういう経緯もあります。
 で、この相談員の方というのは、もちろんその問題によっては業者ともお話ししますし、それから弁護士も紹介します。そういう立場におるのがこの消費生活相談員でございます。で、塩竈市の場合ですが、身分はパート職員ということで所得税がかからない範囲内で年間いただいているというような話で、結構頑張っております。もう少しいただいてもいいのではないかなというぐらい頑張っておるように感じてまいりました。県からの補助もあります。その点からもそんなに、この専門相談員を1人週1回、初めに週1回、設置、配置することによって、何か予算上とか、そういう面で本当に大変なことになるとは思えないような私は考えでおりますが、その点についてもう一度、すぐでもなくても何か希望的展望、検討するとか、その辺の返事が考えがないものか伺いします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほど一つの例で警察などと申し上げたんですけれども、いろいろな種類がありますから、その中で今町の職員の中で仕分けをして、そのかかわりあるところにご紹介するとか、そういう形で対応してきておるわけでありますし、今後もむしろもっともっと町民の方々により早く町の方に、とりあえず町の方になんなりに連絡いただいて、それを町で分析しながら、ご紹介申し上げていきたいと。こういう形でいきたいと思っております。議員の方から検討します。大体役所の検討しますというとかなり時間かかりますから、とりあえず、とりあえず今の体制の中で状況によっては絶えず考えていかなければならないと思っておりますけれども、絶えず迅速に対応してまいりたいと。こういうふうに思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、9番安住 稔幸君。
9番(安住 稔幸君) 先ほどオカリナのさわやかな音色を聞かさせていただきました。心も穏やかになりました。私の質問もさわやかにしてまいりたいと思います。ご答弁も前向きなさわやかなものを期待いたしております。
 それでは、初めに学校教育についてと題しまして、中学校の修学旅行についてお伺いいたします。
 現在の中学校の修学旅行は2泊3日で東京方面に行っております。自主研修などが盛り込まれ、グループによる行動を通して、自己責任によるそのときその場における状況判断によって、生徒一人一人の自主性の確率を目指しております。生徒たちにとっても仲良しの友達と行動することはとても楽しいものとなっております。
 私は平成14年の6月の議会の一般質問で、学校教育で積極的に文化芸術の鑑賞を取り入れるべきと質問しております。「文化芸術は国や人種を超えて一緒に感動し、人間と人間を結び付けるものであり、今日ほど、心の豊かさを培う文化芸術の振興が大切なときはない」と、そのときも述べさせていただいております。
 そこで中学校の修学旅行の日程に、オペラやミュージカル、クラッシックコンサートや歌舞伎などの舞台鑑賞を組んでみてはいかがでしょうか。
 東京では毎日のように日本の、世界のトップクラスの舞台公演が行われております。このトップクラスの舞台公演を鑑賞することは間違いなく教育にとって、もちろん生徒たちにとっても多大なる影響をもたらし、有意義なものであると考えます。
 公明党が推進し、平成13年12月に公布されました文化芸術振興基本法の前文に、「文化芸術は人々の創造性をはぐくみ、その表現力を高めるとともに、人々の心のつながりや相互に理解し、尊重し合う土壌を提供し、多様性を受け入れることができる心豊かな社会を形成するものであり、世界の平和に寄与するものである。」とうたわれております。イラク内でのテロを初め、国内においても犯罪が激化しておる今ほど求められている時代はないと思います。
 私が思いますには、特に子供のころからこのトップクラスの文化芸術に触れ、親しむことが大事なのではないでしょうか。仙台では余り上演されない日本の、世界のトップクラスの舞台公演を東京に行く修学旅行の日程にぜひ組むべきではないでしょうか。
 既にこのような取り組みをしている学校も多いと聞いております。未来を託す、そして担う中学生たちに最高のものを与えることは親として当然でありますが、行政においても同じく責務であると考えます。教育長の所見を伺いいたします。
 次に、町の諸行事についてと題しまして質問いたします。
 我が町の諸行事への一般町民の参加とスムーズな式の進行のために改善できないか質問いたします。この件につきましても、私は平成13年12月の議会で一般質問で取り上げておりますが、改めてお伺いいたします。
 まず成人式について伺います。
 現在行われております成人式は、新成人の方々で企画されていると伺っております。毎年、成人の日のニュースで大変な騒ぎになって式が台無しになったとの報道もされております。
 富谷町においては、新成人の皆様のご協力により、大した騒ぎもなく開催されております。企画をされた新成人の方々にご苦労さまと申し上げます。
 さて、テレビニュースにほかの自治体で新成人に親が同伴をして出席した成人式が流れておりました。報道によりますと、子も親もこの企画を気に入っているようで、また騒ぎになるようなこともなかったようであります。富谷町の成人式もこの企画を取り入れてはいかがでしょうか。親もできれば出席したいと思っている方は多いと思います。親子同伴ですと富谷スポーツセンターの会場は出席者がふえますので、議員や行政区長などは来賓扱いしないで、ほかの一般町民と一緒に2階の観覧席に座っていただいてはどうでしょうか。子も親もそして新成人を我が子のように見守ってくれたご近所の方々も出席できる成人式にすべきではないでしょうか。町長の所見を伺いいたします。
 次に、保育所や幼稚園、小中学校での入卒式について伺います。
 毎回、入卒式では議員や行政区長、PTAや民生委員など来賓としてお招きをいただき、出席させていただいております。そして、式次第の中で学校などでは30人ほどの来賓を一人一人紹介しております。私はこの来賓扱いはやめるべきと思います。来賓は祝辞や寄贈される方のみでよいのではないでしょうか。式の進行がスムーズに行われますし、来賓の中には紹介は要らないと言っている方もおりました。それよりも成人式と同じく、入学した、また卒業した子供を我が子のように見守ってくれたご近所の方々も出席できるようにすべきではないでしょうか。町長のご所見をお伺いいたします。
 次に、町長などが町内会などの行事に出席されたときに持参しているご祝儀はやめるべきと考えます。1件にすればさほどの額ではないでしょうが、相当の件数があると思いますので、結構な金額になるのではないでしょうか。今後ますます大変な財政状況になると思われますので、町内会などの方には申しわけありませんが、きっぱり廃止してはいかがでしょうか。町長のご所見をお伺いいたします。
 続きまして、防災対策の取り組みと題しまして、富谷町の防災対策についてお伺いいたします。
 皆様がご承知のように、近い将来宮城県沖地震が再び起きると予想されております。行政は被災した町民に支援や援助を行うことは当然でありますが、災害を未然に防ぐ、また損害を最小限に抑える責務もあります。昨年の12月25日の未明に鷹乃杜地区の防犯灯が倒れました。私は早朝偶然そこを通り、見つけました。防犯灯が倒れ近くの家の塀に寄りかかっておりました。よく見ますと根元がさびており、腐食によって倒れたようでありました。就業開始時刻前に都市整備課に出向き、職員の方にお話をしましたら、早速倒れた危険な防犯灯は撤去され、そして2週間ぐらいで近くの電柱に新しく防犯灯をつけていただきました。職員の迅速な対応に感謝しております。
 しかし、このように腐食が進んでいると思われる防犯灯は鷹乃杜地区内に何十カ所もあります。外見を見ますと根元のつけ根のあたりが相当さびております。中の方にどのくらい腐食が進んでいるのかはわかりませんが、防犯灯が建てられた時期はそう差はないと思いますので、防犯灯1本が腐食により倒れたということは、ほかの防犯灯も危ないということではないでしょうか。さらに、地震などによって一気に倒れるかもしれません。また、この種の防犯灯は、東向陽台地区にも何十カ所もあります。同じく外見はさびており、危険な状態になってきていると思われます。早急に防犯灯の点検を実施し、速やかに防犯灯の建てかえをすべきではないでしょうか。この種の防犯灯は町全体で相当数あると思いますので、年次計画を立てて、建てかえなどを行い、町民の安全を守るために万全を期すべきであります。町長のご所見をお伺いいたします。以上であります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) じゃあ、2点目、3点目についてお答えさせていただきます。
 2点目に町の行事関係でありますけれども、案内状の中に成人式については、案内状の中にご家族の方々の席もご用意しておりますので、ご参加いただけたと案内させていただいて、これはもう10年以上になりますか、かなり前からそのようにさせていただいていると思っております。させていただいております。
 また、当日は家族の席ももちろん、町民の方々の席も2階観覧席にどうぞということでご案内をさせていただいております。大体例年ですと20名ぐらいはご参加いただいている保護者と申しますか、町民の方々がいらっしゃいます。
 来賓につきましては、町挙げての祭事、式でありますので、今後も同様のような方式という考えでおります。結構の方々にご案内は差し上げさせていただいております。一気にこれはご来賓といわず外すのはいかがなものかなと、それも一つの祭事、祭り儀式なのかなというようなことで、もう少し様子を見ながらということであります。
 ただ、今の議員の話などは町民のいろいろな声としての一こまとして、今後皆さんにご意見も伺っては参考にはしてまいりたいと思っておりますけれども、今町としてこの形はとっていかねばならないのかなというふうに思っております。考えております。
 それから、入卒業式の特に小学校ですね、それからもっと小さい幼稚園、保育所、なるべく短時間というのは子供さんたちのことをいわば、入所者、卒園者、そういう子供たちのことを思うと、なるべく短い時間というのが主催する方の宿題だと思っております。したがって、最近は私も短くなってきたなと、このように思っておりますけれども、それでも中には、今ご指摘のようにちょっと長いかなというふうに思う場所もたまには見受けられます。そういうものは改善をしていかねばならない。こういうふうにも思っております。
 また、来賓の問題については、今後どのようにするか、主に教育委員会などで検討していただくとか、保育所であれば保育所関係の人たちといろいろなご意見なども伺いながら、進めてまいりたいと。基本はなるべく今は短い時間でおさめたいと、おさめるべきだと私も考えております。
 第3点について、いろいろな町からの祝儀関係でありますけれども、まさに税には間違いないのでありますけれども、ほとんど、町内会を初め団体のものでして、決してそのお金で云々でありませんけれども、御苦労さまという慣例が長く続いてきているわけでして、なかなかこれを一気に省くというのもなかなか難しいのかなと。中にはですね、団体の中には、やっぱり額には関係なくという声などもたまには耳に、たまに耳にすることがあります。そんなことも配慮すると、一気に外すというのは難しいのかなと、このようにも考えているところであります。区長会などを通じて、何か機会があったらそういう声が議員のようなご意見が出てきたら、そのとき改めて考えてみたいと、このように思って、考えているところであります。
 それから、先ほどの防犯対策、防犯灯の管理体制始まる前に写真もいただいて、議員の方からは迅速に対応したということでありますけれども、かなりの 4,000基、街路灯、防犯灯、公園灯あわせて 4,000基も今町で管理している 4,036基ですか。管理しているわけでありまして、これは安全対策上ですね、ご指摘以上に職員の巡視、それから今までもこれからもお願いしてまいらねばなりませんけれども、町内会長さんなり、町内会の担当の役員の方々にその町内の中で老朽進んだり、腐食状況進んでおったりした分、気づいたら申しわけございませんけれども、お知らせいただくようにお願いを申し上げてまいりました。一方で町も巡視、巡回という形をとってまいりました。しかし、今まで区画整理事業を初めですね、ハード的な仕事がかなり多かったものでありますから、そういう手の回らない分もかなりあったようで、町内会さんなどにご協力を委ねてきた分がかなりあったと思っております。しかし、もう富谷の町もとてもとてもハード的な分はなかなか手が出なくなってまいりました。したがって、職員体制の中で巡視を今までより強化する。そしてもっと強化してみずから、職員が巡視をし、町内会の皆さんにもお願いする。みずから巡視をしてお願いすると。今までお願いしてこちらということから、反対にみずから専門の職員としてやっぱり使命感を果たしていただく体制というか、職員の方にも奨励していかねばならないと思っております。
 特に、担当課、これは何々担当課というのがよくあります。例えば防犯灯が消えていたとか、やや腐食しているとか、やっぱり職員も今 270名を超える職員がおるわけでありますから、自分の担当課以外でも気づいたら道路の穴ぼことか、防犯灯消えていたとか、そういう通勤、1日に往復するわけですから2回はその道を通るわけでありますから、町内に住もうが町外に住もうが、とにかく町は通過しているわけでありますから、その職員の方々にもなるべく教えていただくような体制を担当課として全職員にお願いをしているわけでありますけれども、その申告状況を見ますとですね、決して多くありません。むしろ町内会などからのお話が多いわけでありまして、もっともっと職員にも私は奨励していかねばやっぱり町の大、責任のある立場ということで、全職員にそういうこともお願いしてまいりたいと思っているところであります。

議長(相澤 武雄君) 続いて、千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) それじゃあ、お答えします。
 私もオカリナ演奏を聞いたのでさわやかだったんですけれども、回答がさわやかになるかどうかはちょっと自信持てませんけれども、お答えさせていただきます。
 まず、修学旅行の学校教育での位置づけは昔とちょっと違い、昔って、私ら小さいころとちょっと違いまして、教科との関連性を持たせながら特別活動領域に位置づけられております。
 で、一つは、平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然や文化などに親しみ、望ましい体験を積み、集団生活のあり方、公衆道徳の学びを習得する。これが一つです。
 もう一つは、グループであらかじめ課題を設定し、あるいは最初に課題を設定してグループ化を図る。そして事前準備学習を重ねて、課題解決学習の実証の場、そして確かめるとき。これが、二つが大きな修学旅行の基本的な姿というんですか、になっているわけです。この基本を踏まえて現在各学校では生徒、担当教員と一緒に修学旅行実行委員会を組織して、生徒の質の高い自主性を自主的な課題設定に努力しながら、夢を乗せて、そして場所の設定も含めて企画立案し、実施に移しているところです。
 その中で、自然や文化などに親しみ、望ましい体験を積むという点でご質問にありました芸術文化への鑑賞、高いレベルの芸術文化への鑑賞ということがこの中で生徒、その実行委員会で話し合われ、そこにうまく挿入されて実行に移すという点であればスムーズに流れはいくと思うので、そういうふうにとらえている学校が最近お話ありましたように、非常に多くなっております。町内でも昨年劇団四季の観劇を鑑賞し、感激して帰ってきた学校もあります。
 ただ、教育委員会としてはやっぱり学校、それから生徒の自主性や自立性を尊重しながら、自主性、その計画を見守り、そしてはぐくんでやりたいという願いと。それから、芸術文化のふれあいの大切さを理解しながら必要な資料、情報を提供しながら、支援的助言を行ってまいりたいと思います。強い指導とか、そういうようなことは学校の裁量に任せてありますので、その辺はできませんので、支援的な指導、助言ということで学校の方と連携をとりながらやっていきたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) それでは、再質問いたします。
 まず、修学旅行についてでありますが、今の教育長からお話しですと、私がいわば提案しているものがその十分何ですか、その修学旅行の意味というのでしたか、見聞を広め、そういった体験をやるというものでは、今教育長が言われたように、合致しているかと思います。
 実際に今お話あって、指導というか、お話はさせていただくということなんですが、やはりせっかく仙台では余り、今現在キャッツは来ておりますけれども。本当に世界というか、日本のトップクラスのものが日常的にやっているのはやっぱり東京方面でありまして、やはりその場をせっかく行くんですから、生かすというか、そういったもので積極的に取り組むべきではないかなと私は思っております。そしてまた、劇場での鑑賞につきましては、マナーの学習の場として評価している学校もございまして、開演前に着席をし、もちろん携帯電話なども電源を切り、公演中は私語を慎む。そういったようにですね、やっぱり社会に出て当たり前のマナーが学べる場として評価しているところもございます。そしてまた、キャッツの方の話なんですが、やはりこれも今教育長言われましたように、ある高校でやっぱり1回の公演をすべて貸切りまして、全生徒が鑑賞したという話も聞いたこともあります。その生徒たちは非常にとにかく感動したということで、ぜひまた行ってみたいとということを言っていたそうであります。
 また、富谷はすばらしい、とみやマーチングエコーズというバンドがございます。本当にこの演奏の技術レベルは非常に高くてですね、6年連続7回目の出場ですか、ことしされましたけれども全国大会に。教育長とか、また町長も実際にこの全国大会に行かれてご存じかと思いますけれども、私も何回かいかさせてもらいましたけども。やはりあの場で、本当に生のですね、あの会場に入って日本武道館に入って、この演奏をもちろんマーチングエコーズもすばらしいですが、そこに集まってきた全国からのそのトップレベル、やはり本当にもう鳥肌が立つくらい、感動するものであります。こういったものを身近に、本当に目の前でやっぱり感じさせるということは、非常にその情操教育というか、そういった面でも非常に大事なものであると思います。ですので、もう少し積極的にもちろん強制はできないでしょうが、やはり基本方針としてこういったものも入れていくような方向づけも必要ではないかと思います。その点再度お伺いいたします。
 続きまして、町の行事についてであります。
 成人式についてのことはよくわかりました。私の娘も3年前、4年になりますか、成人式の方のご案内をいただいたんですが、私もよく見たつもりだったんですけれども、その辺ちょっと記憶があいまいで。ただしかし、実際に会場を見ますと、あの一緒に座って見ているという方は親が多分いなかったのではないかと。いかたかもはっきりしませんけれども。いうような感じしました。確かに2階の観覧席で見られているご両親はおられたようですが、余りにもやはり少ないというか、やはりきちんとそれなりに促すというか、積極的に訴えかけで来ていただくというのが大事ではないかと思います。先ほど10年ほど前から実施されているということですけれども、やはり親とともに子とともに成人式に参加し、自分のその我が子の成長を見守るというか、感慨深いものがあると思いますので、ぜひもっと積極的に促してお願いしたいと思います。
 そしてまた、来賓につきましては、ああいった成人式、また小中学校なんかの関係の来賓なんかですと、私が思うには本来の来賓というのは議員でなくてですね、議員とか行政区長ではなくて、町民が本来の来賓ではないかなと思います。一般町民がですね。我々議員は確かに町民の代表として代弁者として皆様にご要望なりをお聞きしまして、議会の方とか執行部の方にいろいろ問いかけてはおりますが、実際にはこういった場合はやはり町民、一般町民全員が全員を呼ぶわけにはいきませんけれども、一般町民が自由に参加できる。これが本来の来賓の姿ではないかと思います。ですので、やはり式の進行の都合もございますので、今までのような様式はやはり時代的にはそろそろ変更というか、変えていかなければならないかと思います。
 そしてまた、ご祝儀についてでありますが、富谷町の、富谷町に限らず日本全国的に前、大分前に新生活運動というのが実践されたと聞いております。私も多分小さいころかと思いますけれども、いろいろ話にはちょっと聞いたことがあります。生活の簡素化というのでしょうか。余りお金がかからないようにするような内容のものだったような気がいたします。やはりそういったものを考えますと、一般住民の方々はいろいろなものがあるでしょうけれども、やはりこれは公金でもありますので、こういったものはやっぱり率先して町の方でやはりすべきではないかと思います。世間一般的なもののつながり云々、また考え方もあるかと思いますが、そこをやはり公金である税金であります。税金を使うわけでありますから、きっぱりとした、きっぱりというか、廃止して町の姿勢というか、そういったものを示すべきではないかと思います。周りの状況を見ながらあいまいにしていく時代ではないと思います。各本当に大変な財政状況、町長が常々1円もむだにできないというようなお話もされておりますので、そういったことを考えますと、例えばそういうご祝儀を町長からいただかなければ、納得しないというか、何だということは多分今はないかと思います。町長に、また教育長などに来ていただくだけで、やはりありがたいと思っているのが普通じゃないかと思います。そういうこともありますので、思い切って廃止すべきではないでしょうか。その辺の町長のお考えを再度お聞きいたします。
 また、防災対策につきまして、 4,036基の防犯灯、何ですかいろいろ立っているそうでありますけれども。 4,036基がすべて危ないと私言っているわけじゃありません。最近立った新しいものもあればいろいろございます。見たところ何ともないようなものもあります。特に私が言いたいのは、その鷹乃杜、または東向陽台、あの辺のものがですね、多分立って三十数年、四十年もたっているかな。ちょっとはっきりはしないんですが、その間やはり過ぎておりまして、実際に根元を見ますと相当さびが進んでおります。これがやはり危ないわけであります。先ほど申し上げましたように、これが家の塀の方に倒れていたからよかったものの、これが人の方に倒れるという、地震でブロック塀が倒れて多くの方が宮城県沖地震で亡くなっております。それを考えますと、やはり1本こういうものが実際に出てきたわけですから、これは早急にですね、計画を立てて順次立てかえを強化すべきと思います。巡視の方を強化されるという話ではありますが、実際に見てそんなに簡単にわかるものではないような気がいたします。これはもう危ないと思われるものは順次取りかえていく。そういう方向でやっていくべきだと思います。そうしなければ、またいつほかのところでこういう倒れることが起きるかもしれません。そしてそのとき人に当たる場合もあります。家、車などを壊すこともあり得るかもしれません。そういったことを考えますと、とにかく一刻も争うとまではいいませんが、早急なる手立ては絶対必要だと思います。再度お聞きいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 成人式の同伴案内は、今までどおり表現、案内の方式、もう少し親も一緒に行こうかというような思いの案内状のつくり方担当課に進めたいと思っております。
 それから、来賓も一緒、一つの例ですとね、敬老会方式ですと町内会単位の形をとっておりますけれども、成人式の場合、どうしても学校単位というか、また敬老者と違った雰囲気持っているものですから、あの中に来賓も一緒に敬老会方式とって、子供たちから青年たちからどうなのかなとか、その辺少し教育委員会の方、担当課を中心に見らしてみたらいいのかなと、そんな思いで伺っておりました。とにかく、成人式にしても入卒式にしてもやっぱり慣例で今まできた分を変えるとき、いろいろなご意見を伺って詰めてまいりたいと、こういうふうに思っております。
 それから、町から持参する祝儀、これは議論の分かれるところであろうと思っております。私は、富谷町としてご苦労さまということで新生活財政ということを以前にそういうことはある程度やるべきなのかなと、こういう決して大きな額でないからむしろ外した方がいいと言えば、そういう思いするときもあるんです。本当にこういう団体を大きな団体にこの袋出しづらいなと。富谷町という判押されているんですけれどもね。そういつも思うときありますから、それはいろいろなケースによってありますけれども、なかなか一気に議員おっしゃるように外すというのは難しいのかなというふうに今現在は思っております。
 それから、防災対策、特に防犯灯の管理体制、これはそのとおりなんです。決して町で倒れてから維持補修というのではなくて、巡視もしながら、先ほど申し上げたようにして、腐食の時期に関係ないときもありますね。それは材質もありますし、それからその場所によってアルカリ性の強い場所、それから排水のいい、よしあしによっての腐食が早い。特にアルカリ性と酸性の土壌、土質によって非常に腐食が進む場所とそうでない場所がありますから、 4,000基のあれを町の責任でこれは点検を強めてまいらねばならない。そしてもちろん点検して危険であれば、これは取りかえるのは当たり前でありますから、これは危険、安全第一でありますので、これらについても努力はなおしたい。していきます。

議長(相澤 武雄君) 次、千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) 今もう少し教育的な効果を考えて、指導をということでしたけれども。ちょっとお話し申し上げましたように、場所の設定まで各学校違ってきているんです、最近は。交通網が整備されたおかげで北海道、あるいは東北一周とか、そういうような学校も出てきているわけです。いわゆる課題解決学習を主とした動きになるわけなんです。でも大半は東京方面ということになります。グループごとに二つぐらいに分けてスポーツ観戦と芸術鑑賞、それから国立美術館等々、それはグループごとと。そういうような例もあります。で、先ほどお話しいただいたようにその芸術文化が彼らの後からの人生に必ず生きてくる。そのくらいの効果はあるということを抑えながら、今後中学校の方と先ほどお話し申し上げましたように資料提供、情報提供、そしてどのような状況かも探りながら一緒に支援的な助言を考えていきたいなと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) 今町長言われたことで、ちょっと一つだけ、私の言い方が悪かったのかわかりませんが、敬老会方式というような成人式の言われたと思いますが、私は敬老会方式でやるべきだということをお話しさせていただいたのではなくて、成人式の場合は、2階の観覧席の方に一般町民の方などを含め座っていただいたらどうかということでご提案させていただいたわけなんですが、敬老会方式ではありませんので、その辺だけ町長もう一度お願いをします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) ごめんなさい。では、そういう認識だったもので、聞き方として、ああそうですか。
 いろいろ実行委員会なりもありますし、議員さん初め今まで声かけていたのをどういう座席の持ち方がいいのか悩ましいところで、これも担当部局を中心に意見、安住議員のご意見なども参考にしながら広く会議を起こして結束しと。こういうことになりますね。精力的にさせていただきたいと思って、考えさせていただきたいと思っております。

議長(相澤 武雄君) これをもちまして一般質問を終わります。

日程第3 議案第27号 和解及び損害賠償額の決定について

議長(相澤 武雄君) 日程第3、議案第27号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、議案第27号の和解及び損害賠償額の決定についてご説明申し上げます。
 昨年の8月11日に富谷町明石台2丁目地内町道七北田西成田線におきまして、建築限界以下の街路樹の枝と運送トラックのコンテナ部分ですかね、の一部とサイドミラーがぶつかりまして、その損傷事故について、次のとおり和解及び損害賠償額の決定について議決をお願いするものでございます。
 なお、今回の損害賠償の割合については双方半々ということで決まりまして、損害賠償額が11万63円を相手方に支払うものでございます。
 和解の相手方ですが、福島県郡山市喜久田町字菖蒲池22番 342、有限会社 伊藤運輸でございます。
 和解の内容ですが、町は相手方に損害賠償額11万63円を支払うこととしまして、相手方は町に損害賠償額6万 7,725円を支払うこととし、町及び相手方はその余の請求を放棄するということでのものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第27号和解及び損害賠償額の決定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第27号和解及び損害賠償額の決定については原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第10号 平成15年度富谷町一般会計補正予算(第5号)

議長(相澤 武雄君) 日程第4、議案第10号平成15年度富谷町一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、議案第10号平成15年度富谷町一般会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。
 まず、第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、予算の総額から歳入歳出それぞれ2億 8,292万 4,000円を減額いたしまして、総額を歳入、済みません。歳出の文字が抜けております。申しわけございません。歳入歳出それぞれ85億 255万 7,000円とするものでございます。
 2項の歳入歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、第1表のとおりでございますが、後ほど事項別明細によりご説明申し上げます。
 第2条の繰越明許費の補正につきましては、第2表により、また、第3条の債務負担行為の補正につきましては、第3表を、それから、第4条の地方債補正につきましては第4表によりそれぞれご説明申し上げます。
 初めに8ページをお願いいたします。
 第2表の繰越明許費の補正でございます。まず一つは変更でございます。
 10款教育費3項中学校費におきまして、12月の定例会で全額繰り越しの議決をいただいたものでございますけれども、成田中学校屋内運動場新築工事につきまして、国の予算の関係で平成15年度は4割分となったために、繰越額を3億 788万 5,000円から1億 2,294万円へ変更するものでございます。
 次に、追加でございますが、8款土木費2項道路橋梁費におきまして、一つは富ケ丘地区歩道改良事業でございます。水道管の布設がえや電柱移転及び出入口の設置に伴う沿道地権者との調整に時間を要するため 6,615万 7,000円を繰り越しさせていただくものでございます。事業費の7割ぐらいに当たっております。
 それから、次の町道一ノ宮線歩道整備事業におきまして、関係地権者との調整が整っていないため、全額でございます 770万 7,000円を繰り越しさせていただくものでございます。
 それから、8項の住宅費におきまして町営湯船沢住宅造成事業でございます。それにつきましては、これから入札契約となるため、ほぼ全額に当たります 5,201万円を繰り越しさせていただくものでございます。
 次に、第3表の債務負担行為の補正でございます。
 初めに、廃止でございますが、これは平成15年度当初予算に計上しておりました清掃センター作業用フォークリフト賃貸借使用の期間を平成16年から20年ということで91万 4,000円計上してございましたが、これを廃止いたしまして、次の追加の項目で同じフォークリフトでございますけれども、平成16年度から20年度まで限度額を 107万 5,000円として設置させていただくものでございます。
 次が、成田中学校屋内運動場新築工事及び工事管理業務につきまして、平成16年度1億 
  8,441万円の限度額として設定をするものでございます。国庫債務負担事業の認可を受けて実施することになったために、平成16年度60%分を債務負担行為の設定を行うものでございます。
 次に、第4表、地方債補正でございます。
 起債の限度額6億 5,480万円から3億 3,470万円を減額いたしまして、限度額を3億 2,010万円とするものでございます。内容につきましては歳入のところでご説明申し上げます。これによりまして、地方債の15年度末現在高見込み額につきましては、繰り越し分を除きまして、32ページに数字をお示ししてございますが69億 9,488万 6,000円となる見込みでございます。
 それでは、14ページからの事項別明細によりご説明を申し上げます。
 初めに、歳入でございます。
 1款町税1項町民税におきまして、個人の分で滞納繰り越し分を 615万 3,000円減額させていただきます。法人につきましては、現年度課税分として 4,249万 5,000円を増額補正させていただくものでございます。
 2項の固定資産税におきましては、現年度課税分で 3,633万 4,000円の減額、滞納繰り越し分で 1,895万 6,000円増額させていただくものでございます。
 4項町たばこ税におきまして 1,949万 4,000円増額補正を行うものでございます。
 5款1項地方消費税交付金におきまして 5,986万円増額いたしまして、補正後の予算額を2億 3,986万円とするものでございます。2月6日付で交付決定通知が参りました。
 10款分担金及び負担金1項負担金におきましては、民生費負担金で93万 2,000円増額させていただきます。保育所の保育料の過年度分でございます。
 11款使用料及び手数料1項使用料におきまして 276万 8,000円増額し 4,045万円の予算額とするものでございます。
 1目の総務使用料 239万 8,000円増額いたしますが、行政財産目的外使用料でございまして、特に事務所及び駐車場使用料の中にはシルバー人材センターに使用許可いたしました旧庁舎の土地建物分といたしまして 188万 9,000円が含まれております。 5目の教育使用料におきましては、幼稚園授業料の増額37万円でございます。預かり保育分の各園の補正でございます。
 2項の手数料におきまして 646万 8,000円増額させていただきます。ごみ処理手数料の増額でございます。
 12款国庫支出金1項国庫負担金におきましては 3,842万 7,000円減額させていただきます。
 1項の民生費国庫負担金におきましては 950万 7,000円の増額でございますが、これは保険基盤安定負担金の決定によるものでございます。 
 2目の衛生費国庫負担金におきまして43万 8,000円減額させていただきます。各節記載のとおりでございます。
 3目の教育費国庫負担金におきまして 4,749万 6,000円の減額でございます。中学校の新築負担金でございまして、成田中学校の校舎新築事業負担金につきましては、単価加算がありまして 2,004万 3,000円の増額でございます。また、成田中学校の屋体につきましては6割分が平成16年度予算となったため 6,753万 9,000円減額するものでございます。
 2項の国庫補助金におきましては 837万 6,000円の減額を行います。衛生費国庫補助金におきましては 189万 1,000円減額となりますが、合併処理浄化槽設置事業費補助金の減でございます。
 3目の土木費国庫補助金におきまして65万 1,000円の減額でございます。公営住宅家賃対策補助金でございます。
 教育費国庫補助金におきましては 583万 4,000円の減額でそれぞれ記載のとおりでございます。
 3項の委託金におきまして29万 5,000円増額させていただきます。外国人登録事務委託金の決定によるものでございます。
 13款県支出金1項県補助金におきましては 431万 5,000円の増額を行います。民生費県負担金におきましては国庫同様保険基盤安定負担金の増額でございます。衛生費県負担金におきましては記載のとおりの減額でございます。
 次、2項の県補助金におきましては 568万 3,000円減額し、補正後の予算額を1億 2,564万 6,000円とするものでございます。それぞれ決定通知または内示により補正を行うものでございます。
 3項委託金におきましては56万 4,000円減額補正をさせていただきます。総務費委託金で56万 4,000円の減額。また、農業費委託金におきましては 4,000円増額して計上させていただきました。
 14款財産収入1項財産運用収入におきまして86万円増額補正を行い 368万 5,000円の予算額とするものでございます。財産貸付収入におきまして6万 5,000円の減額でございます。貸し付け当初予定していたものが途中で解約があったものとか、そういったことで合計で6万 5,000円の減額となります。利子及び配当金につきましては79万 5,000円増額させていただきますが、各基金利子の内訳については記載のとおりでございます。土地開発基金運用収入13万円につきましては基金の利子分の増額補正でございます。
 2項の財産売払収入におきまして 258万円増額させていただきますが、物品売払収入で廃品類の売払収入でございます。
 15款1項寄附金におきまして20万円計上させていただいております。これにつきましては静岡県在住の菅野紹雄氏より寄附を受けたものでございます。
 16款繰入金2項基金繰入金におきまして 2,517万 1,000円減額いたしまして補正後の予算額を6億 2,494万 1,000円とするものでございます。財政調整基金繰入金の減額でございまして、今回の補正の財源調整を行ったものでございます。
 18款諸収入5項雑入におきまして 1,326万 1,000円の増額補正を行うものでございます。過年度収入につきましては国庫支出金の過年度収入で平成14年度の身体障害者保護費などあわせて 215万 9,000円が増額補正を行うものです。県支出金の過年度収入におきましても14年度の乳児医療費の助成等あわせて92万 5,000円の増額を行います。雑入におきましては予防接種及び検診徴収金で80万 9,000円の減額、実績による減額でございます。給食費納付金669万 1,000円につきましては児童生徒増による増額補正でございます。雑入の 429万5,000円の内訳につきましては、一つはシルバー人材センターの定着奨励金ということで300万円の歳入がございました。それから宝くじ交付金で 102万 5,000円。住基ネット交付金で11万 5,000円。それから自賠責保険料先ほど27号議案での議決の関連でございますが11万円の自賠責保険料を受けて相手方に支払うということになります。また同じく今の議案ですが、街路樹の賠償金として6万 7,000円を歳入で受けるものでございます。
 19款1項の町債でございます。
 合計で3億 3,470万円減額いたしまして、補正後の予算額を3億 2,010万円とするものでございます。
 まず一つが、臨時財政対策債を3億円減額させていただきます。それから、教育債のうち成田中学校の校舎整備事業債で 1,630万円増額補正を行います。それは国庫負担金の増額に伴います起債の増でございます。
 2番目の成田中学校屋内運動場整備事業債につきましては、12月に全額ということで1億 110万円計上させていただきましたが、60%を16年度に計上するため 6,070万円減額させていただくものでございます。
 土木債につきましては新たに道路改良事業債を計上させていただきました。富ケ丘地区歩道改良事業に伴うもので充当率を40%で見ております。なお、これにつきましては交付税措置が50%あることから起債の事業とさせていただこうとしております。
 次に、歳出でございます。
 2款総務費1項総務管理費におきまして 269万 9,000円増額補正を行うものでございます。企画費におきます備品購入費の47万 7,000円につきましては、庁舎に展示ケースを設置するものでございます。
 それから、9目の防犯対策費 130万円の増額につきましては防犯灯の電気料が不足する見込みであるため増額補正を行うものでございます。
 財政調整基金以下につきましては、それぞれ基金の利子分を積み立てするものでございます。
 3項の戸籍住民基本台帳費におきまして2万 8,000円増額させていただきます。賞賜金に計上してございますが、年度内に人口4万人達成が見込まれるため記念品代等を計上したものでございます。
 4項の選挙費におきまして53万 7,000円減額させていただきます。県支出金の内示に伴い各節の執行残を減額するものでございます。
 3款民生費1項社会福祉費におきましては 3,402万 6,000円増額補正を行います。
 社会福祉総務費におきます 230万 1,000円につきましては、償還金でございまして平成14年度在宅障害者等の国、県補助金の償還が生じたためでございます。
 それから国民年金事務費におきまして31万 9,000円減額させていただきますが、情報提供用のパソコンを閉線することによる通信運搬費の減額でございます。
 障害者福祉費におきましては、まず補助金で79万 5,000円減額でございます。精神障害者グループホームの補助金、入所者がいなかったため減額をするものでございます。また次の扶助費におきましては対象者が減により11万 3,000円減額させていただきます。
 医療助成費におきましては繰出金でございますけれども、老人保健特別会計繰出金、医療費増により 2,559万 2,000円の繰り出しの増でございます。それから国民健康保険特別会計繰出金 736万円の増額につきましては保険基盤安定負担金の決定による増額でございます。
 3項の老人福祉費におきまして 1,297万 4,000円の減額補正を行うものでございます。まず、老人福祉費の繰出金におきましては、一つは介護保険特別会計の繰出金 181万 2,000円の減額でございますが、職員給与費の減に伴う減額補正でございます。また、介護サービス事業特別会計繰出金においては 1,136万 5,000円の減額補正を行います。事業費がほぼ確定したための減額補正でございます。
 次の福祉健康センター費20万円の増額でございますが、先ほど寄附金のところで申し上げました菅野氏より寄附を受けた20万円で記念に残る備品を購入しようということで計上させていただいております。
 長寿社会福祉基金の 3,000円につきましては利子分の積立金でございます。
 次、4款衛生費5項保健衛生費におきましては 2,777万 4,000円を減額させていただきます。
 予防費におきまして 1,754万 4,000円の減額でございますが、執行残の減でございます。委託料につきましては各検診が終了したための執行残の減でございます。
 環境衛生費におきます 1,023万円の減額につきましては、本年度の合併処理浄化槽の基数が確定したことによる減額補正でございます。
 2項の清掃費におきまして 2,929万 4,000円の減額を行います。ごみ処理費でございまして共同処理施設の建設等委託料で仙台市からの変更通知による減額補正でございます。
 5款労働費2項労働諸費におきましては財源更正を行うものでございます。
 6款農林水産業費1項農業費におきましては 117万円の減額でございます。農業委員会の9万円の費用弁償の減額につきましては、会議や研修会の欠席者分の減でございます。
 それから農業振興費におきましては2万 1,000円増額させていただきますが、報償費の2万 9,000円の増につきましては認定農業者の楯3名分を計上いたしました。それから需用費で5万 1,000円でございますが、事業用の消耗品購入でございます。
 それから畜産業費におきまして 110万 1,000円の補助金の減額でございますが、この内訳といたしまして、一つは畜舎、堆肥舎設置に伴う補助金が27万 9,000円プラスで計上でございます。それから船形地区の畜産基盤整備事業費の変更により 138万円減額となります。
 2項の林業費49万 2,000円の減額につきましては、松くい虫防除事業の執行残の減額でございます。
 7款1項商工費におきまして 699万 1,000円増額させていただいております。補助金でございましてカルラへの富谷町工場設置奨励金の計上でございます。
 8款土木費1項土木管理費におきまして11万 1,000円増額でございます。これも先ほどの議案第27号で議決をいただきました街路樹とトラックの接触事故による賠償金の計上でございます。
 2項の道路橋梁費におきまして 101万 3,000円の増額をお願いしております。道路維持費11万 3,000円につきましては融雪剤 100袋分を計上してございます。
 交通安全施設費90万円につきましては街路灯の修繕料が不足する見込みであるため増額させていただくものでございます。
 4項都市計画費におきまして 4,445万 5,000円の減額を行います。
 都市計画総務費におきます49万 7,000円の増額につきましては、負担金でございまして国営みちのく杜の湖畔公園建設負担金でございまして、事業の進捗による増額補正でございます。
 公園費の27万 7,000円の光熱水費につきましては都市公園の電気代が不足する見込みであるため増額させていただきました。
 公共下水道費の 4,522万 9,000円の減額につきましては、委託料で仙塩流域下水道の東向陽台地区の負担金が21万 6,000円の減。それから繰出金で下水道特別会計の事業費がほぼ確定したために 4,501万 3,000円を減額させていただくものでございます。
 5項の住宅費におきましては財源更正を行ったものでございます。
 10款1項教育総務費におきまして16万円増額させていただきます。事務局費におきまして通信運搬費でございますが、インターネット通信料の増額でございます。
 2項小学校費におきましては 3,379万円の減額補正でございます。
 教育振興費の20万 2,000円につきましては扶助費でございまして。
 学校建設費におきます 3,399万 2,000円の減額につきましては、昨年9月に計上させていただきました仮称成田小学校設計料を未執行により減額するものでございます。
 3項中学校費におきましては1億 8,417万 3,000円の減額補正を行うものでございます。
 教育振興費におきましては扶助費の増。
 学校建設費におきましては1億 8,494万 4,000円の減額でございますが、委託料におきましては成田中学校の屋体工事の管理費、また工事請負費につきましては屋体の工事費、それぞれ60%分を減額させていただくものでございます。
 学校管理費の16万 6,000円の増額につきましてはサッカーゴールの固定用杭を購入するための計上でございます。
 4項幼稚園費におきましては財源更正を行ったものでございます。
 6項の保健体育費におきまして 670万 7,000円増額させていただきます。給食センター管理費でございまして 644万 7,000円が賄材料費として増額、また26万円の負担金の増につきましては米飯給食に伴うかかり増し分の増額補正でございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 26ページの学校建設費で 3,399万 2,000円、委託料が減額措置されております。先ほどのご説明では、成田の二つ目の小学校の設計料ということですが、前回12月議会のときに当局のご説明では「この間、その小学校の問題で数回説明会を開いてきたと。
 そして通学路や区域、規模などでいろいろ問題が出されて二つ目の学校が本当に必要かという慎重にという強い意見が出されたと。さらに多くの意見を聞くために 1,400戸全戸を対象にしたアンケートを実施された」というご説明がありました。その際に51件のみ回答ということだったのか、その主な内容としては慎重にという意見が多くあったということで、検討会を設置して事業の方向性を見出したいということでした。その検討委員会のメンバーというのが町内会長やPTAの役員や学校というふうにたしか答弁されたように思ったわけですが、この検討委員会においての結論というのはどういうものであったのか。
 今回、その委託料、設計料を未執行ということで減額するということはとにかく一たん建設については凍結をするという判断に至ったというふうに見たわけですが、その結論に至る経過について、特に検討委員会の検討の内容、結論がどうだっかをまず1点目伺いたいと思います。
 また、繰り返しになりますけれども、その実施をされたという全世帯対象のアンケートについては、設問の内容やアンケートの実施方法、また回収率、さらにはその結果の賛成、反対の数等々ですね、もう少し詳細なご説明を改めて伺いたいと思います。といいますのは、ここでその減額をすると、一たん凍結をいう結論が妥当であるかどうかということを判断するために改めて伺いたいというふうに思います。
 それから、そのときに学区の問題でかなり反対意見が強かったということでしたけれども、学区につきましては、まず伺いたいのは、現在富ケ丘明石線を境にして北側、成田3丁目と6丁目の一部がこの新しい学区になるというふうに思うわけですけれども、その新しい学区とそれ以外の学区ですね、もし学区を変更するとすればそのように分かれるというお話でしたが、その学区がそれぞれ児童数の増加をどのように伸びるというふうに見ておられるのか伺います。
 全体としてはピークが18年の時点で30学級、30クラスになるということでしたが、それをさらに新旧の学区ごと、新旧とはいいませんね、北側と南側の学区に分けた場合にどのように児童数が変更、変化をしていくのか伺いたいと思います。
 それから前回も一たん伺いましたけれども、この間人口急増を繰り返すたびに学校においてはマンモス学級ということが各学校では繰り返されてまいりまして、その間に新しい学校を分離新設する際に、ちょっと出足のおくれますと、一つの学校の中に二つの学校が存在する。職員室も二つになるという、非常に変則的な状態が続いて、そのひずみが子供たちに行くということが繰り返されてきたわけですけれども、改めて教育委員会に伺いたいのは、マンモス学校の弊害について、教育的な観点から特にどのように考えておられるか伺いたいと思います。
 さらに、もう一つですが、学区の問題が解決すれば、二つ目の学校の建設そのものについては住民の納得が得られるというふうに思っておられるのかどうかを伺います。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) それでは、大きなところのご質問にお答えして、後、人数とかそういうようなところは教育総務課長の方に答えさせていただきます。
 まず、マンモス学校の弊害ということですけれども、やっぱり一応40人学級と抑えながらやっていきますけれども、それより多い一学級の中に41人以上ということはあり得ないような学級構成をもっていくのが当然ですし、そうしていきたいと思います。ただ、弊害というのはやっぱり一つはきめ細かな指導というのがなかなかできにくい。それから少人数指導でもなかなかその施設の関係でとりにくい。その間いろいろな創意工夫をしながらやっていかなければならないということは一つの弊害かなと思っております。あと、もう一つは、体育館、グラウンド、プール、限られた面積の中で児童数が多くなりますから、利用回数がぐっと減るという。ということで先ほどお話し申しましたように、きめ細かな指導がなかなかできないというところが弊害になるのかなと思います。
 それから、先生方、職員室等々については一つが一番望ましいです。できるだけ一つという、持っていくのが当然なんですけれども、連携プレーということが一つの弊害になって隅々まで何回もお話ししますけれども、きめ細かな連携プレー、チームプレー、チームワーク、その辺が構築のために普通の小さな学校よりも相当数の努力を必要とするというような感じがいたします。以上の点、学習関係について弊害を話しました。以上です。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) それでは、検討委員会なんですが、12月の時点でも申し上げたと思いますが、検討委員会については新年度を迎えてからというようなことにしております。ですから、その検討委員会での内容というのはまだないということになります。
 アンケートの件ですが、何度か説明会を実施させていただいてる中で、通学区域に関する問題、あるいは学校規模に関する賛成、反対の声ですね。それから財政、こういった厳しい財政状況の中で果して本当に二つの学校が必要なのかというような、そういう意見も出されました。もろもろそういったところを踏まえまして、途中なんですが、説明会でいただきましたご意見を整理、調整していく上で成田地区の皆さんのさらに多くの説明会に参加されなかった人たち、あるいは参加したけども意見としていただけなかった人たちにも文書でもってだったら、より多くの意見を聴取できるんじゃないかというような期待感を込めまして、全戸配付 1,450世帯だったと思います。アンケートを実施させていただきました。その結果、回収された数というのは51世帯でございました。それを大ざっぱに分けますと、賛成が19世帯、あとは反対が32世帯というような状況でございました。
 あと、児童数につきましては、国の国庫負担をも伴うもので、その分離新設の条件というのがございます。3年前向きで建設いたしましても建設するときから3年後には12クラスというようなことを一応目標値に上げておかなければなりませんので、新設される学校規模というのは12クラスというようなことで、当時は18年度4月開校というようなことを目指しておりましたので、ごめんなさい。19年ですね。開校は18年ですけれども、3年前に建設できるということからすると、目標年次が19年になります。19年に12クラスになるというようなことでの計画でございました。そうすると、母体校となる現在の成田東小学校ですが、大体20学級前後で推移するというような状況で、その地域の人たちからは20学級が大きい学校で12クラスが小さい学校ということに対するご不満もかなり多くあったように感じております。
 あと、学区について、その6丁目の人たちがあの幹線道路で分断されるというようなことの反対の声がかなり大きかったんですが、じゃあその学区が解決すればというような話し合いの中にもあったんですが、それだけじゃないというようなことで、もろもろそういう意見がかなり多かったものですから、もっとあの地域の人たちの先ほど齊藤議員の方に町長も答弁していたように、もっと大きな事業でもありますし、大金をかけての事業にもなりますので、地域の人たちの民意といいますか、そいういう声を大事にして進めていきたいということでございます。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) そういたしますと、この今回の減額措置というのは、あくまでも年度末を迎えて、一たん未執行のものを減額するという事務的な対応というふうに受けとめてよろしいのでしょうか。それがまず1点です。
 ということは、これから検討委員会が立ち上がるというのであれば、意見はそこからさらに出てくるわけですから、それによって町長のご答弁では検討委員会の意見も聞くけれども、決めるのは教育委員会で、それは当然です。それは当然なんですが、しかし十分に住民の声も聞くといういうことで受けとめてよろしいのかどうかですね。それが二つ目です。
 それから、学区のあり方としてはどのような案が、今言った富ケ丘明石線で分断するというやり方だけではなくて、ほかにはもっとこうしたらいいのではないかという意見がなかったのかどうか。ということが一つあると思いますので、もし意見がいろいろ出ているものがあればぜひ伺いたいと思います。
 それから、分離した場合のクラスの数ですが、開校時には新しい学校は12クラスということですけれども、その後この成田3丁目と6丁目の一部というのは伸び方としてはどういう方向で伸びていく予定なのか、そこまでは推計はされていないのでしょうか。推計されていればぜひ伺いたいと思います。開校後何年後には何クラスになるというような推計があれば、ぜひ伺いたいと思います。
 それからですね、アンケートのとり方についてはですね、先ほど一般質問でも同僚議員が触れておられましたけども、アンケートのとり方についても、そのもう少しわかりやすくというような声があったかに先ほどの一般質問で私にはとらえたんですけれども。そうしますと、改めて検討委員会も立ち上がり、最終的には住民にもう一度きちんと賛成反対の声を聞くということも必要な時点が出てくるのではないかと思うんですが、この点についてはいかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 未執行で減額した。これにつきましては、この金額が3月の今の時期になったわけですが、12月のときに質問に答えたような形でお話をさせていただきましたけれども、そのときには12月の補正予算というのは、11月ごろに財政の方に提出だったので、その時点までにはそれは確定してなかったというようなことで、現在の減額措置になったということですが、方向性が確実に見えていないというようなことから、減額、それから期間的にももちろんですけれども、15年度でできる状況にもないというようなことでの減額でございます。
 それで、じゃあ16年度予算に計上しているのというと、それもまだ方向性がきちんと定まっておりませんので、当初予算にも計上はしておりません。
 あと、それから学区については、一応教育委員会サイドでございますが、いろいろと検討はさせていただきました。ただ、あそこ成田につきましては町内会が一つでございまして、どこで分けてもその何丁目、4丁目だったら4丁目もこう分断されるようになってしまうとかっていうようなこともありまして、国庫負担の条件をクリアしなくちゃならないというようなこともありますし、そういうことから幹線道路を挟んであそこのところで幹線道路を横断しなくて済むようにというようなことから教育委員会ではその方法が一番いいのではないかなということでご提案を申し上げたところでした。
 説明会ではもっといろいろその学区についてもかなり6丁目の人たちからの反対がかなり多かったんですが、学区につきましても4月以降に設置される予定である検討委員会でもさらに住民の皆さんの声をお聞きしていけたらいいなというふうに考えております。
 推計でございますが、今のところそうですね、昨年使った資料、今見ているんですけれども、16年の4月1日がこのようになるだろうという数字につきましてはそれを今のところ超えているような状況でありまして、その後ずっと推計は数字は入れているんですが、分離した場合の新しい2校目の小学校につきましては、当分の間その12クラスを持続するような形、ただ、今状況変わってきていまして、小学校1年生、2年生については35学級なんていうことも出てきてますので、その辺からすればもうちょっと変わった形になるだろうと思います。
 それから、母体校である成田東小学校、現在の成田東小学校ですが、それも大体20学級前後というような形で推移するであろうというふうに見込んでおります。(「アンケートは、アンケート、今後アンケートを実施する予定は」の声あり)
 これからのアンケートというのはとる予定は持っておりせん。地域の人たちから委員を募って、地域の人たちの意見としてまとめていただければというふうに思っております。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) この問題はやはりその反対する方のご意見、余り規模の違いがあるというのもどうなのかということや、いずれ児童生徒が減るのに、新しくつくるのももったいないのではないかというご意見、これはこれで一理あると思います。しかし、同時にやはり子供たちにとっては今学校へ通っている。その子供の今というのは二度と再びないわけで、教育長が繰り返しきめ細かな指導ということをおっしゃっておりましたけれども、一人一人に行き届いた教育を保障すると。十分なそういう教育環境を整えるのが行政の側の役割であるというふうに考えた場合に、最終的には大変難しい問題ではありますけれども、教育的な観点での判断というのが教育委員会に求められると思うんですが、教育委員会よくこの点を踏まえて決断を出していただきたいと思うんですが、改めて教育委員会のお考えを伺います。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。(「教育長」の声あり)千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) お答えします。
 やっぱり効果的な、児童一人一人に効果的な、そしてきめ細かな学習の場を保障してあげるためには、できるだけ学校が二つというわけでなくとも、その収容する教室を保障してあげなければというふうに考えています。以上です。

議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成15年度富谷町一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成15年度富谷町一般会計補正予算(第5号)は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第12号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

議長(相澤 武雄君) 日程第5、議案第12号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) それでは、44ページをお開きいただきたいと思います。
 議案第12号平成15年度富谷町国民保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の補正第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,212万 6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ20億 6,452万 8,000円とするものです。
 第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
 50ページ、お願いいたします。
 初めに歳入です。
 1款1項国民健康保険税 1,242万 5,000円を減額いたしまして7億 6,973万 3,000円とするものでございます。一般被保険者と退職被保険者、それぞれを減額、増額ということで上げておりますけれども、収納状況、収納実績による計上でございます。なお、ここで災害減免をいたしました。一般被保険者につきましては減免額66万 9,400円でした。それから退職被保険者国民健康保険税につきましては66万 9,400円というものは、一般被保険者退職被保険者あわせての金額でございます。
 2款1項手数料15万円を増額いたしまして30万 8,000円とするものでございます。実績による計上でございます。
 5款1項国庫負担金 1,163万 4,000円を増額いたしまして5億 3,047万 7,000円とするものです。
 1目の事務費負担金につきましては介護納付金に対する事務費でございまして1目2目とも2月2日に変更申請が行われましたのでそれによる増額でございます。
 次のページお願いいたします。
 3目の高額医療費共同事業負担金、これにつきましては共同事業医療費拠出金に対しましての国支援分でありまして、2月6日の変更申請に基づく計上でございます。
 4款1項療養給付費交付金 1,672万 7,000円を減額いたしまして4億 938万 6,000円とするものでございます。12月3日に変更の決定に基づき減額をするものでございます。
 5款1項県補助金16万 3,000円を減額いたしまして 314万 2,000円とするものでございます。乳幼児医療費助成額のうち県負担金分の確定による減額でございます。それから、2節の過年度分につきましては14年度の精算による追加交付でございます。
 5款2項県負担金43万 5,000円を減額いたしまして 826万 5,000円とするものでございます。これにつきましては、国の分と同様の理由で県支援分でございまして、減額をするものでございます。
 8款1項他会計繰入金 736万円を増額いたしまて1億 1,556万 7,000円とするものでございます。保険基盤安定負担金の交付決定によりまして1節の保険基盤安定繰入金につきましては 470万 2,000円を増額するものでございます。3節の職員給与費等繰入金につきましては物件費の減と国庫支出金の確定によりまして減額をするものでございます。5節の財政安定化支援事業繰入金につきましては、高齢者、高齢の被保険者を一定割合以上抱える保険者に対する支援措置で交付税で措置された分を国民健康保険の会計の中で繰り入れをするものでございます。6節のその他一般会計繰入金につきましては乳幼児医療被補助金の確定によりまして町負担分も増額をするものでございます。
 8款2項基金繰入金 1,815万 5,000円を増額いたしまして 7,933万 4,000円となります。財源調整のために繰り入れするものでありまして、これにより基金残額は1億 2,206万円となります。基金保有率につきましては9.11%ということになっております。
 10款1項延滞金加算金及び過料につきましては85万 5,000円を増額いたしまして 106万 5,000円とするものでございます。これにつきましては実績による計上でございます。
 次のページお願いいたします。
 10款3項雑入 372万 2,000円を増額いたしまして 373万 3,000円とするものでございます。
 1目1節の一般被保険者第三者納付金につきましては、交通事故の損害賠償金でありまして3人分を計上いたしております。
 その下の一般被保険者の返納金ですけれども、国保の取得前受診であるとか、そういったことで診療費の返還にありましたので、その額を計上いたしております。
 5目の雑入は14年度高額医療費共同事業決算で剰余金が発生したために返還を受けるものでございます。
 続きまして、歳出です。
 1款1項総務管理費 106万 3,000円を減額いたしまして 3,261万 7,000円とするものでございます。それぞれ実績により不用額を減額するものでございます。19節の負担金につきましては、この会につきましては存続しているんですが、繰越金とか、その他の補助金がありましてそういった財源で運営するということで町村からは負担を求めないということになりましたので、減額をするものです。
 1款2項の徴税費、これにつきましては財源更正ですが、国庫支出金の事務費負担金の確定によりまして財源更正をするものです。
 2款1項療養諸費 1,350万円を増額いたしまして11億 7,508万 9,000円とするものでございます。
 1目の一般被保険者療養給付費ですけれども、4月の支払額を見込みまして計上いたしております。退職者の療養給付費につきましては、財源更正ですけれども歳入の療養給付費交付金の減額に伴い財源更正をするものです。
 3目につきましては3月の支払いを見込みまして計上いたしております。
 次のページ、お願いいたします。
 2款3項葬祭費 147万円を増額いたしまして 903万円とするものでございます。3月の支払額を見込みまして、21人分を増額いたしました。
 3款1項老人保健拠出金につきましては財源更正でありまして、療養給付費等負担金の変更申請により減額になったためこちらは財源更正をするものでございます。
 4款1項介護納付金、これにつきましても療養給付費等負担金の減、税の収入見込みの変更、保健基盤安定負担金の確定、それらによりまして財源更正をするものでございます。
 5款1項共同事業拠出金 178万 1,000円を減額いたしまして 3,302万 5,000円とするものでございます。拠出金の確定により減額を行うものでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第12号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第14号 平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第6、議案第14号平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 64ページをお開きいただきたいと思います。
 議案第14号平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)について、ご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 877万 6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億 988万 1,000円とするものです。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものです。
 70ページをお願いいたします。
 初めに歳入です。
 1款1項介護保険料 556万円を減額いたしまして1億 5,861万 5,000円とするものでございます。現年度分特別徴収の方に 1,152万 7,000円、普通徴収の方で 1,696万円を減額いたします。国保の方でも説明いたしましたけれども、こちらの介護保険会計につきましても災害による減免額につきましては 108万 2,200円という金額でありました。
 3款1項国庫負担金 739万 3,000円を増額いたしまして1億 5,682万 4,000円とするものでございます。現年度分につきましては1月19日に変更申請を行いまして、それの金額で減額をするものでございます。過年度分につきましては14年度の精算により追加交付されたものでございます。
 3款2項国庫補助金 363万 8,000円を増額いたしまして 2,626万 8,000円とするものでございます。現年度分の調整交付金につきましては交付率 2.9%を見込んでおります。事務費につきましては変更申請による減でございます。
 4款1項支払基金交付金 426万 5,000円を増額いたしまして2億 4,335万 7,000円とするものでございます。これにつきましては過年度分で14年度の精算による追加交付でございます。
 5款1項県負担金40万 2,000円を増額いたしまして 9,379万 7,000円とするものでございます。現年度分につきましては変更交付申請による増です。
 それから、次のページの過年度分につきましては、14年度の精算による追加交付でございます。
 7款1項他会計繰入金 181万 2,000円を減額いたしまして1億 2,256万 2,000円とするものでございます。1節の介護給付費繰入金につきましては14年度の精算による追加繰り入れでございます。2節の職員給与費等繰入金につきましては人件費の調整による減でございます。3節につきましては事務費の繰入金で29万 9,000円でございます。
 9款3項雑入、これにつきましては介護保険保険者システム導入ということで国保中央会からの給付金でございます。
 続いて、歳出です。
 1款1項総務管理費 205万 7,000円を減額いたしまして 2,091万 6,000円とするものでございます。2節、3節、4節につきましては人件費の調整でございます。12節、15節、18節につきましては、雑入で受けました国保保険者のシステム導入ということでパソコンを購入するものでございます。それに関連する工事費等でございます。
 1款3項介護認定審査会費8万 4,000円を増額いたしまして 975万 8,000円とするものでございます。
 1目の介護認定審査会につきましては事務費交付金の減額によりまして財源更正するものでございます。
 2目の認定調査等費につきましては主治医意見書料、4月支払いまでを見込み計上いたしました。
 2款1項介護サービス等諸費、これにつきましては 1,070万円を増額いたしまして7億 5,298万円とするものでございます。それぞれ4月の支払いまでを見込みまして増額、減額ということの補正でございます。
 2款2項その他諸費4万 9,000円を増額いたしまして 147万 1,000円とするものでございます。これにつきましては委託料で医療費の支払事務手数料を増額するものでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 済みません。ちょっと聞き漏らしたかもしれないんですが、70ページの歳入で、第1号被保険者保険料で2節のところでですね、現年度分普通徴収保険料が 1,696万円減額になっているんですが、普通徴収ということは1号被保険者で普通徴収ということは年金の月額が一定程度より低い、比較的低い方ですよね。そして、割賦で払っている方ということになると思うんですが、これはそうしますと、一体何人の方のものなのか、ちょっとここの詳しい説明をお願いします。金額がね、それにしては大きいのではないかなと思いましたので。

議長(相澤 武雄君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) この介護保険料の特別徴収、普通徴収という区分で予算を作成見積もりをするときにですね、実績割合において推計しているわけですけれども、その割合が推計値に比しまして結果的に普徴の割合が低くなり、特徴の方が高くなったということで、現在の調定額に見ましてこのような増減ということになりました。(「見込み違いということですか」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) そうしますと、単なる徴収区分に基づく予算の計上の仕方の見込み違いであったということでよろしいんでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 見込み違いということではありませんで、例えば年度途中の被保険者に係る移動、そういったものが比較的少なかったとか、特別徴収から普通徴収への区分ですね、そういったものが少なかったのではないか。それから、今まで実績割合でしていましたけれどもだんだん18万円未満の受給者割合が少なくなってきたのではないかということで、年度の途中からいろいろな要件で変わっておりますので、当初そのように見込みましたけれども、結果的にはこのような結果になったということで、増減ということになりました。( 「だから……、まあいいですよ、わかりました」の声あり)

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第14号平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。
 ここでお諮りいたします。議案調査などのため明日3月5日から3月7日までの3日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、3月5日から3月7日までの3日間を休会とすることに決定をいたしました。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでございました。
午後4時12分 散会

平成16年第1回定例会議事録(第3号)

平成16年3月8日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君    
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君    
  • 4番 千葉達君
  • 5番 相澤榮君    
  • 6番 磯前武君
  • 7番 今村寿君    
  • 8番 細谷禮二君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 菅原傳君    
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 土井昭二君    
  • 14番 小野進君
  • 15番 尾形昭夫君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長(兼)会計課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 内ケ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第3号

平成16年3月8日(月曜日)午前10時00分開議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第5号 地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
第3 議案第1号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について
第4 議案第2号 特別職の職員で常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
第5 議案第3号 富谷町課設置条例の一部改正について
第6 議案第4号 富谷町職員等の旅費に関する条例等の一部改正について
第7 議案第6号 富谷町保育所条例の一部改正について
第8 議案第7号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について
第9 議案第8号 富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
第10 議案第9号 富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
第11 議案第11号 平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)
第12 議案第13号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第13 議案第15号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)
第14 議案第16号 平成15年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)
第15 議案第24号 平成15年度富谷町立成田中学校屋内運動場新築工事(建築本体)請負契約の締結について
第16 議案第25号 平成15年度(仮称)富谷町総合支援センター新築工事(建築本体)請負契約の締結について
第17 議案第26号 町の区域をあらたに画することについて
第18 議案第28号 宮城県市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、5番相澤 榮君、6番磯前 武君、7番今村 寿君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第5号 地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について

議長(相澤 武雄君) 日程第2、議案第5号地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) おはようございます。
 では、ただいまから議案第5号の地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてをご説明を申し上げます。
 まず、提案の理由でございますが、地方独立行政法人法の施行に伴いまして、関係法律の整備等に関する法律の施行に伴い関係条例の整備を行おうとするものでございます。
 関係する条例につきましては、まず一つには富谷町職員の勤務時間、休暇等に関する条例、二つ目には公益法人等への職員の派遣等に関する条例、三つ目には職員の給与に関する条例、そして富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例をそれぞれ改正しようとするものでございます。
 主な改正の内容につきましては、条文の中に「地方公営企業労働関係法」とございますが、これを「地方公営企業等の労働関係に関する法律」と改めるものでございます。そして、それぞれ引用条項のずれの整備を行います。そして文言の整理をしたいというものでございます。
 では、16ページの新旧対照表でご説明を申し上げます。
 まず、町の職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正でございますが、ここにありますように、12条第1項第3号中「地方公営企業労働関係法」とございますものを、3カ所にわたりまして「地方公営企業等の労働関係に関する法律」と改めるものでございます。
 二つ目の18ページをお開きいただきたいと思います。
 こちらでは、公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正となってございまして、第4条の中に「企業職員(地方公営企業労働関係法)」とありますものを「企業職員等(公営企業の労働関係に関する法律)」というふうに改めるもの。もう一つには「第3条2項」とありますものを「第3条4号」に、そして「企業職員以外」とありますもの「企業職員等以外」、このように改めるものでございます。
 次の20ページの職員の給与に関する条例の新旧対照表をお開きいただきたいと思います。 ここでは、第1条の中に「地方公営企業労働関係法」とございますものを「地方公営企業等の労働関係に関する法律」と改めるもの。もう一つには「第3条第2項」を「第3条4号」に改めるものでございます。また「企業職員」とありますものを「企業職員等」に改める内容となってございます。また、第21条第4項第2号の中に「企業職員」とありますものを「企業職員等」に改めるものでございます。
 最後に、21ページをお開きいただきたいと思います。
 21ページに富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の新旧対照表となってございますが、ここで第16条第2項第3号の中に「地方公営企業労働関係法」とございますものを「地方公営企業等の労働関係に関する法律」、このように改めようとするものでございます。これらの条例の施行につきましては、平成16年4月1日から施行させていただきたい、このように思うものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。
「なし」の声あり
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定については原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第1号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第3、議案第1号議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) では、議案第1号の議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
 提案の理由につきましては、地方公務員災害補償法及び地方公務員災害補償法の施行規則の一部改正に伴いまして、所要の改正を行おうとするものでございます。
 主な改正の内容といたしましては、罰則の強化となってございまして、この第20条第1項につきまして、実施機関または審査会は、補償の実施または審査のため必要があると認めるときは補償を受け、もしくは受けようとする者、またはその他の関係人に対して報告をさせ、文書その他の物件を提出させ、出頭を命じ、または医師の診断もしくは検案を受けさせることができるとあるものでございまして、これに違反した者に対する罰金の強化となっております。現行の10万円から20万円に引き上げられるものでございます。
 では、この内容につきまして3ページの新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
 ただいま申し上げましたように、現行10万円から20万円に罰金を引き上げるものでございまして、これにつきまして下に備考もございまして、備考の中で「別表第1の例による」というようなものについては「別表第2の例による」というふうにも改めさせていただく、2項目を改めさせていただくものでございます。この条例につきましては、公布の日から施行させていただきたい、このように思うものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) ちょっと内容がわからない部分があるので、例えばの例を出して、今までにこういうことがもしあったのかどうか、そういう例があれば実例で、なければ何か例を取り上げて説明していただきたいと思いますが、伺います。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ご案内のとおり、この町の条例につきましては、議会の議員その他非常勤の職員に対する公務上の災害または通勤による災害に対する補償制度を定めているものでございまして、議会の議員その他非常勤職員及びその遺族の生活の安定と福祉の向上というようなことに寄与することを目的にこの条例が設けられているわけでございまして、その中でただいま改正しようとしておりますように、いろいろな補償なりを行う場合に判定をする、その上にはいろいろな調査とかがございます。そうしたものを拒んだりした場合にはそうした者に対しての罰則の強化というふうなことでございます。今まで町においてはこうした例というのはなかったというふうに聞いております。

議長(相澤 武雄君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第1号議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第2号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第4、議案第2号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) では、議案第2号の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
 この提案の理由につきましては、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴いまして所要の改正を行おうとするものでございます。
 改正の内容につきましては、別表もございますが、期日前投票所の投票管理者、そして期日前投票所の投票立会人を加えようとするものでございます。
 では、6ページの新旧対照表でご説明を申し上げます。
 まず、これまでございましたように、この表中に「投票管理者」とございましたが、これにつきましては、今回、期日前投票の制度ができた関係上、普通の投票所の管理者、この改正案にございますように、投票所の投票管理者というふうに改めるもの、そして新たに期日前投票所の投票管理者を設けるものでございます。で、開票管理者につきましては変わりはありませんが、次の投票立会人につきましても、これまでのような投票所におきましては投票所の投票立会人、そして新たに期日前投票所の投票立会人と、このように設けさせていただくものでございます。以降の選挙長、それから選挙立会人、開票立会人などにつきましては変わりはございません。
 この条例につきましては、公布の日から施行させていただきたいと、このように思います。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第3号 富谷町課設置条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第5、議案第3号富谷町課設置条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) では、議案第3号の富谷町課設置条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
 この提案の理由につきましては、地方自治法の一部改正に伴いまして、所要の改正を行おうとするものでございます。
 これにつきましては、課の設置の根拠条項でございますが、「地方自治法第 179条第7項」とございましたものが、今回「地方自治法第 179条第1項」というふうに改まるものでございまして、その内容としましては、すみません、間違えました。「 158条第7項」というものを「 158条第1項」に改めるものでございまして、この 158条という法律の方でございますが、これにつきましては、ご案内のとおり、都道府県の部局数の法定制度の廃止があったわけでございまして、これまで都道府県につきまして人口 100万未満の府県からそして都に至るまで、6部から大きいところでは11局制というようなことでの各都道府県の部局数法定制度が設けられておりましたが、こうしたものが廃止になったというようなものでございます。
 この9ページの新旧対照表にございますように、町でもこの 158条第7項の規定という根拠条例を、今回158 条第1項というふうに繰り上がるというふうな改正を行おうとしているものでございます。
 これにつきましては、公布の日から施行させていただきたいと、このように思います。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。
「なし」の声あり
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号富谷町課設置条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号富谷町課設置条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第4号 富谷町職員等の旅費に関する条例等の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第6、議案第4号富谷町職員等の旅費に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) では、議案第4号富谷町職員等の旅費に関する条例等の一部改正についてをご説明を申し上げます。
 提案の理由につきましては、旅費及び費用弁償の車賃の額を改定するものでございます。
 主な内容でございますが、まず、改正する条例につきましては三つの条例がございまして、一つには富谷町職員等の旅費に関する条例、二つ目には議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例、三つ目には証人等の実費弁償に関する条例の一部改正についてという三つの条例で、それぞれ旅費または費用弁償の車賃の額を1キロメートルにつきまして「47円」と現行ではございますが、これを「37円」と改めるものでございます。これにつきまして、ただいま申し上げました三つの条例につきましてはそれぞれ12ページから13ページの新旧対照表でお示しいたしておるとおりでございますので、それにつきましては割愛をさせていただきます。
 この条例の施行につきましては、平成16年4月1日からとさせていただきたいと思うものでございます。
 申しおくれましたが、この旅費におけます車賃をキロ当たり47円から37円に引き下げる内容でございますが、これらにつきましては、平成12年に宮城県ではこうした改正がなされておりまして、それらが参考になりまして今各市町村におきましてもこうした車賃の見直しというものが進められておりまして、前段、黒川行政組合でも同様の改正があったと思うわけでございまして、根拠となりますものは、ガソリン1リットルを 100円と試算いたしまして、この1リットルのガソリンで車が10キロ走るだろうとしますと、1キロ当たりにしますと単価10円というふうにみなしたわけでございまして、さらに任意保険がございますが、任意保険を含めますと37円というふうな試算に、根拠があるというふうなことでございまして、宮城県では先ほど言いましたように平成12年度に改正がされました。
 以上のようなことで、私どもの方の町でも同様に今回47円から37年に引き下げをさせていただくというようなことでご理解の方をいただきたい、このように思います。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 47円としていたときですが、これはそうしますとどういう計算で、ガソリンだけが高かったということにはちょっとならないような計算だと思うんですけれども、それはどれくらいの計算でその47円というのが出てきていたのでしょうか伺います。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 私のところの資料として持っているものにつきましては、今試算をしてお願いをしてある37円の根拠についてだけでございますので、その辺につきましてはちょっと今資料としてお答え申し上げることができません。

議長(相澤 武雄君) 11番菅原 傳君。

11番(菅原 傳君) 47円から37円ということで、かなり大幅なダウンになったわけですけれども、今ちょっと説明ありましたように、ガソリンの単価が若干影響しているようなんですが、これは今後こういったような形でガソリンの上げ下げによって変わり得る可能性はこう十分あると思うんですけれども、ほかの町村とか自治体において一律みんなこういうふうな規制が47円から37円ということでなっているのか、富谷町の試算がそういうふうな結果で37円となったのか、また、全国的な市町村自治体のこういったような車賃の状況についてはどうなっているのかお伺いします。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 全国的な車賃の実態については承知しておりませんけれども、県内で、それも黒川行政などが先駆けまして今回10円のこの引き下げを行った。そうした説明、また県の資料などによりますと、現在の実態に即しているものではないかということで、今回この引き下げをお願いをしているものでございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号富谷町職員等の旅費に関する条例等の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号富谷町職員等の旅費に関する条例等の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第6号 富谷町保育所条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第7、議案第6号富谷町保育所条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) それでは、22ページをお願いいたします。
 議案第6号富谷町保育所条例の一部改正について、富谷町保育所条例(昭和62年富谷町条例第6号)の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
 提案理由は、富谷町成田保育所の定員を増員するものでございまして、このたびの増築により入所定員を「60名」から「 120名」と改めるものでございます。
 条文につきましては、次のページをお願いいたします。
 富谷町保育所条例の一部を改正する条例。
 富谷町保育所条例(昭和62年富谷町条例第6号)の一部を次のように改定する。
 第2条第2項の表、富谷町成田保育所の項中、「60名」を「 120名」に改める。
 新旧対照表については、次のページのとおりでございます。
 なお、総定員がこれで 320名となります。
 附則といたしまして、この条例は平成16年4月1日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号富谷町保育所条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号富谷町保育所条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第7号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第8、議案第7号富谷町国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) それでは、議案第7号富谷町国民健康保険税条例の一部改正についてをご説明申し上げます。
 25ページからになります。
 提案理由でございますが、国民健康保険税の介護納付金課税額の所得割額等を改正するものでございます。
 御承知のように、介護保険の費用については、おおむね50%、国、県、市区町村の公費、それから残りを65歳以上の1号被保険者、40歳から64歳までの第2号被保険者から徴収することになっております。第1号につきましては、年金からの天引きと個別の市区町村に納める普通徴収の方法により、それから第2号被保険者、こちらにつきましては加入する国民健康保険などの医療保険が徴収して介護納付金として社会保険診療報酬支払基金へ納付することになっております。この介護納付金につきましては、全国における介護給付費用をもとに算定しまして国から示されておりますが、毎年介護給付費用が伸びている現状から、富谷町の介護保険特別会計における介護納付金の額も年々増加してございます。そのため、平成16年度において現行の税率では会計に不足を生じるために、国民健康保険税の介護納付金課税額の所得割額、均等割額、平等割額の税率を改正し財源の確保を行うものでございます。
 改正の内容につきましては、27ページ、新旧対照表よりご説明を申し上げます。
 改正部分でございますが、まず第6条の所得割額の税率でございますが、これを現行の「 100分の 0.7」から「 100分の 1.1」に、第7条の2被保険者均等割額を「 3,800円」から「 7,200円」に、第7条の3世帯別平等割額につきましては「 5,700円」から「 6,700円」とするものであります。この改正によりまして、平成16年度において必要といたします介護納付金の財源 7,026万 2,000円を確保するものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) これは国民健康保険加入の介護保険2号被保険者の介護納付金を引き上げるわけですけれども、それぞれこういう改定措置によってどれだけ増収ということになるのか。6条中の 100分の 0.7を 100分の 1.1にする、それから均等割 3,800円を 7,200円にする、そして世帯割 5,700円を 6,700円にすることによってそれぞれ幾ら増収上がるのか、それをお尋ねします。
 それから、この該当する世帯、該当する人員はどのようになっているか。
 それから、1世帯平均で引き上げがそうすると幾らになるか出てくるわけですけれども、それが幾らになるか。1人平均の引き上げが幾らになるか。
 そしてまた、介護給付費準備金というのは平成14年度の決算で 1,200万円だったと思うんですけれども、今幾らあるのか。
 それから、国保はほかの保険と比べても所得の低い人の加入が多いわけですけれども、国保税介護納付金の軽減措置は考えられているのかどうか、以上お尋ねします。

議長(相澤 武雄君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 増収という額ではございませんが、一応、今回の改正によって予定している金額を申し上げます。
 所得割額でございますが、 3,577万 6,721円でございます。均等割額が 2,514万 2,400円で、平等割額が 1,634万 1,300円でございます。

議長(相澤 武雄君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 介護給付費準備金というご質問でありましたけれども、国民健康保険の会計の中にはその介護給付費準備金、介護納付金を納めるための準備金というものはございません。

議長(相澤 武雄君) ほかに。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) でも、介護給付費準備金についてのお答えは町民課でなくともどこかではお答えしていただきたいと思うんですけれども。
 それから、負担の軽減措置がとられて、考えられているのかどうかと。

議長(相澤 武雄君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 軽減措置につきましては、従来の6割・4割のままでございます。
 今回の改正によりまして応能と応益の割合を7割・3割まで近づけることはできますが、ただ、国保関係につきましては70対30ですか、応能応益が、なっていますので、そちらの方の改正が一応応能応益の中身が限りなく半々というか、50対50に近づかないと7、3の適用はならないということになっておりますので、今回の改正では軽減の中身につきましてはこれまでどおりというふうな形になります。(「あと該当の世帯と該当被保険者数。平均引き上げ金額もですね」の声あり)
 該当の世帯でございますが、介護全体で 2,439世帯でございます。で、6割該当の世帯が 539世帯、それからこちらは均等割の分ですが、4割の方が 185世帯でございます。平等割の方につきましては、6割の方が 430世帯、4割が 122世帯となっております。(「4割・6割に該当しない者もいるわけですから、この引き上げ該当人数って、トータルを聞いたんです。世帯は 2,439ですね」の声あり)人数につきましては 3,492名でございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) 先ほどの説明で2号被保険者ということだったんですが、前回と今回の、先ほどこちらに資料がテーブルには置いてありましたが、これについてもう少し説明お願いしたいと思いますが。

議長(相澤 武雄君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) それでは、議案第7号関係資料ということで、国民健康保険会計の中に介護納付金会計という特別なものはございませんけれども、介護納付金の歳入歳出ということでここに示させていただきました。
 まず、介護納付金の一番上なんですけれども、平成12年度で請求額が、結果としまして 7,228万 7,500円ということで、介護保険制度が始まったときにはこの金額で納めました。ところが、16年度を見ていただきますと、1億 4,160万 7,000円と1.95倍となりまして約2倍の伸びということになりました。
 で、12年度の下の方を見ていただきます。介護納付金を充てるときの、納めるに当たっての財源の内訳でございます。国民健康保険税の介護分ということで皆様に納めていただく税金が 7,228万 7,500円のうち 4,115万 8,731円が税で確保できたものでございます。そのほかに療養給付費負担金、普通調整交付金、保険基盤安定負担金という国、県、町の負担分、それが介護納付金に財源として充てられます。そうしますと、歳入歳出を差し引きますと、歳入の方が上回りまして、12年度につきましては 478万 9,591円の黒字、歳入の方が上回ったという結果になりました。
 そういったことで見ていただきますと、13年度、14年度、13年度からは歳入の方が下回りまして、介護納付金の方が多くなっておりまして、 165万 1,840円の赤字、17年度もそういった金額で赤字が続いておりました。それでも12年度に黒字の部分が、歳入が上回った部分がありましたので、全体的にはこの4年間で 1,000万円ほどの赤字というような会計の状況になりましたが、16年度につきましてはもう現行の税率で行きますと 2,818万 2,000円の不足ということになりました。
 以上のことから、税率を改正し、納付金に対して税の占める割合を16年度の保険税合計というところの 7,026万 2,000円といいますのは介護納付金に対しまして49.6%なんですが、おおむね50%を確保しまして、それでも一部不足をいたしますので、財政調整基金より繰り入れをし、介護納付金の納付に備えるという税率の改正でございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これから討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 私は、本案件富谷町国民健康保険税条例の一部改正について反対します。
 本案は、国民健康保険加入の介護保険の被保険者の介護納付金について、所得割を 100分の 0.7から 100分の 1.1に、均等割額を1人につき 3,800円を 7,200円に、世帯別平等割額を1世帯につき 5,700円を 6,700円にそれぞれ引き上げるものです。これで 2,262万 9,000円の増収を見込んでおりますが、1世帯当たり平均で 9,277円余の負担増となるものです。現在、国民の36%、 4,600万人が加入している国民健康保険は2002年6月時点で国保税、あるいは国保料を払えない世帯が加入世帯の18%、 412万世帯に達し、この中で保険証の取り上げである資格証の発行や有効期限を限定した短期証を発行という制裁措置が広げられるなど、国民皆保険の趣旨も社会保障として果たすべき役割も大きく損なわれています。国保税の引き下げや、減免措置で払える国保税率などの改善が求められています。
 富谷町においても、平成12年度に国保税収納率が前年度で 90.02%、介護納付金収納率が同じく 88.43%、合計で 89.92%でしたが、13年度で合計で 88.89%、14年度で同じく 88.56%と介護給付金が加えられてから年々低下し、現在、資格証発行が61世帯、短期保険証発行が99世帯になっています。こうした中で、介護給付金が引き上げられればその負担は重くのしかかり、払うことのできない世帯がさらにふえることは明らかです。払えなければ将来介護保険が受けられなくなるというだけでなく、現在医療保険が受けられなくなります。今回の介護納付金の引き上げは、命と健康を守るという社会保障制度のあるべき姿に逆行するもので到底容認できません。
 厚生労働省は、自治体が行う一般財源の繰り入れや独自の保険料減免制度をつくることに横やりを入れて妨害していますが、介護保険は市町村の自治事務であり、本来国の権力的な関与が及ばないものです。町として一般財源からの繰り入れ、介護給付費準備金の取り崩し等で対応すること、保険料の減免制度をつくることを求め、また、国庫負担を現在の4分の1から2分の1に引き上げること、当面早急に30%に引き上げるよう強く政府に要望することを求め反対討論といたします。

議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。16番浅野 幹雄君。

16番(浅野 幹雄君) 私は、議案第7号富谷町国民健康保険税条例の一部改正について、賛成の立場から討論を行います。
 この条例改正は、平成12年度よりスタートした介護保険制度の2号被保険者の介護納付金として介護保険料の特別会計への繰出金に充てるものであります。1号被保険者の保険料の改正は平成15年3月に行われました。配付された関係資料によりますと、介護保険納付金会計は、14年度実績で 172万 3,000円の赤字会計となっております。15年度見込みでも 1,158万 9,000円の大幅な赤字となる見込みであります。この条例改正を行わない場合、16年度よりさらに大きな赤字を抱えることになります。今回の改正を行いましても 451万円の赤字が見込まれる予定でありますが、これ以上の値上げは納税者に配慮した苦肉の策と伺います。また、値上げした金額を他の近隣市町村と比較しても、同等あるいはやや低目の金額となっております。さらに、この改正案は国民健康保険運営協議会の諮問を受けて上程されたものであり、賛成をいたします。

議長(相澤 武雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これから議案第7号富谷町健康保険税条例の一部改正についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立願います。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数です。したがって、議案第7号富谷町国民健康保険税条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第8号 富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第9、議案第8号富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 議案第8号富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案理由につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
 この法律の改正につきましては、不法投棄の未然防止の措置とリサイクル促進の措置の整備がなされたところであります。特に、町の条例にかかわる法律改正分としましては、一般廃棄物の収集運搬業及び処理業の許可の有効期限とその起算日に関し、法律第7条中に2項追加され、条項が繰り下げられたため、条例で法律を運用している部分を改正する必要があることから今回提案するものでございます。
 次のページ、お願いいたします。
 条例改正部分につきましては、記載のとおり第9条、14条、15条でございまして、条項をそれぞれ2項ずつ繰り下げるもので、次の30ページと31ページの新旧対照表のとおり下線部分を改正するものでございます。
 この改正による具体的な取り扱いですけれども、現在、一般廃棄物の収集運搬及び処理を行う者は町長の許可を得て行わなければならないと法律で規定され、その有効期限は施行令で2年と定められております。今回の改正で許可を更新する場合は、有効期間満了まで申請されたものに対し2年を経過しても処分されない場合、有効期間が過ぎても次の許可まで有効とされることになりました。具体的に申し上げますと、4月1日に許可を取得した者は2年後の3月31日まで有効期限とされていましたが、改正によりまして3月31日までに更新の申請をすれば、例えば許可日が4月10日になっても従前の許可が延長され、4月9日まで効力を有するものとなったものでございます。
 附則でございますけれども、この条例は公布の日から施行するものでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号富谷町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第9号 富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第10、議案第9号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) それでは、議案第9号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてご説明いたします。
 提案理由ですが、雇用保険法の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。
 34ページの新旧対照表で説明いたします。
 第16条の退職手当で第7項ですが、現行「再就職手当、常用就職支度金」を改正後「就業促進手当」に改めるものでございますが、現行の「再就職手当、常用就職支度金」に新たに早期就業の実現のため就業手当を創設し、これらを統合し「就業促進手当」に改正されたものでございます。
 33ページに戻りまして、附則ですが、この条例は16年4月1日から施行するとするものでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
 この際、11時15分まで休憩いたします。
午前10時58分休憩

午前11時15分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第11 議案第11号 平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)

議長(相澤 武雄君) 日程第11、議案第11号平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) それでは、補正予算に関する説明書の34ページをお願いいたします。
 議案第11号、平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)、歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億 3,551万 8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ17億 974万 8,000円とするものです。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものといたします。
 40ページ、お願いいたします。
 初めに歳入です。
 1款1項支払基金交付金 7,692万 5,000円を増額いたしまして、10億 9,181万 6,000円とするものでございます。医療費交付金、審査支払手数料交付金、それぞれ16年2月4日付の変更決定による増額でございます。
 2款1項国庫負担金 1,264万 2,000円を増額いたしまして、3億 6,883万 5,000円とするものでございます。医療給付費の増に伴いまして変更いたしまして、12月3日の変更交付申請による額でございます。
 2款2項国庫補助金28万 5,000円を増額いたしまして、51万 2,000円とするものでございます。11月13日の変更申請によるものでございます。
 3款1項県負担金 316万 1,000円を増額いたしまして、 9,220万 8,000円とするものでございます。12月3日の変更交付申請によるものでございます。
 4款1項他会計繰入金、一般会計繰入金といたしまして 2,559万 2,000円を増額いたしまして、1億 2,021万 3,000円とするものでございます。医療給付費の町負担分の増と財源調整分でございます。
 次のページ、お願いいたします。
 6款3項雑入 1,691万 3,000円を増額いたしまして、 1,692万 5,000円とするものでございます。1目1節第三者納付金につきましては、交通事故分としての損害賠償金1名分です。
 過年度収入につきましては、14年度老人保健医療給付費に対して国、県支払基金の精算金の計上でございます。
 続いて、歳出です。
 1款1項総務管理費7万 3,000円を増額いたしまして、 361万 5,000円とするものでございます。国保連合会の電算委託料で、3月の支払いまでの分を見込んでおります。
 2款1項医療諸費1億 3,544万 5,000円を増額いたしまして、16億 8,472万 2,000円とするものでございます。これにつきましては、4月支払い分までを見込み計上したものでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。

日程第12 議案第13号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第12、議案第13号平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) それでは、56ページをお願いいたします。
 議案第13号平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 第1条の歳入歳出予算の補正ですが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ 1,240万 5,000円を減額し、歳入歳出の総額をそれぞれ7億 4,667万円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正明細につきましては、62ページからの事項別明細書によりご説明いたします。
 62ページをお願いいたします。
 歳入ですが、1款1項1目下水道事業負担金は21万 8,000円増額し、50万 2,000円とするもので、個人の受益者負担分でございます。
 2款1項1目下水道使用料は 600万円減額し、3億 9,508万 9,000円とするものですが、これは汚水処理人口はふえているものの、節水が進んでおり水量がふえないことから減額するものでございます。
 3款1項1目一般会計繰入金は 4,501万 3,000円減額し、3億 785万 2,000円とするもので、歳入歳出の補正による減額でございます。
 5款2項1目雑入は 3,839万円増額し、 3,845万 4,000円とするもので、1節排水設備確認申請書用紙頒布代と、2節その他雑入についてはコピー代でございます。3節下水道維持管理負担返還金は県からの返還金でありまして、吉田川流域下水道維持管理負担金において平成14年度で計画しておりました剰余金より多くなったために、覚書に基づき多くなった分を各町村の負担割に応じて返還されるものでございます。
 次に、63ページの歳出ですが、1款1項1目下水道総務費は 175万 4,000円増額し、 6,426万 5,000円とするものです。が、13節の委託料の増額については水道事業への料金計算等委託分で、汚水処理件数の増など負担額確定による増額でございます。
 2目下水道維持費は 473万 9,000円減額し、 5,515万 6,000円とするもので、13節の委託料の減額につきましては汚水中継ポンプ場維持管理業務委託でございまして、入札執行により残額となったものでございます。
 2項1目流域下水道費は 873万 7,000円減額し、2億 8,279万 6,000円とするものですが、汚水の処理料金でありまして、不明水が少なかったこと等による減額でございます。
 3項1目流域下水道建設費は68万 3,000円減額し、 272万 3,000円とするもので、県事業費の確定による減額でございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 先ほどのご説明ですが、雑入で下水道維持管理負担返還金が 3,833万 9,000円ということですが、雑入で入ってきておりますけれども、平成14年度の吉田川流域下水道の剰余金が予定していたよりも多くなったための各市町村案分による返還だということでしたが、その流域下水道がなぜこの平成14年、今ごろになって剰余金の見込みより多かったということがなぜ今ごろわかったのか、なぜ今ごろ入ってきたのかということが一つと、また、流域下水道の剰余金が見込みより多くなった要因は何なのか伺います。

議長(相澤 武雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 14年度のなぜ今ごろということなんですが、県の決算が12月なものですから、それが決算が確定した後ということで今度になっております。今回になっております。多くなったことにつきましては、使用料、各町村使用料が多かったことからというふうに思います。

議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第13号平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。

日程第13 議案第15号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)

議長(相澤 武雄君) 日程第13、議案第15号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) それでは、76ページをお願いいたします。
 議案第15号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)、1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ 102万 2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 5,401万 2,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
 事項別明細につきましては、82ページをお願いいたします。
 まず、歳入でございます。
 1款サービス収入2項介護給付費収入につきましては 457万 6,000円を減額いたしまして、補正後の額を 1,736万 1,000円とするものでございます。1節の通所介護費収入 415万 9,000円の減額につきましては、介護報酬の改定等によるものでございます。2節居宅介護サービス計画収入41万 7,000円につきましては、介護者また利用者等の支払い等、体調不良とか入院などによる計画費の収入減でございます。
 次に、1款サービス収入2項自己負担収入、これにつきましては31万円を減額いたしまして、補正後の額を 163万 5,000円とするものでございます。これにつきましては、12月の実績で今後の見通しを立てまして減額をいたしたものでございます。
 2款繰入金1項他会計繰入金、これにつきましては 1,136万 5,000円を減額いたしまして、補正後の額を 1,859万 5,000円とするものでございます。14年度繰越金の調整をしたものでございます。
 3款繰越金1項繰越金 1,522万 9,000円を増額いたしまして、補正後の額を 1,589万 2,000円とするものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款総務費1項施設管理費、これにつきましては52万 2,000円を減額いたしまして、 4,497万 9,000円とするものでございます。人件費分の実績調整でございます。
 2款サービス事業費1項居宅サービス費、これは50万円を減額いたしまして、補正後の額を 893万 6,000円とするものでございます。利用者の実績による賄い材料の減額をするものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。
「なし」の声あり
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第15号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。

日程第14 議案第16号 平成15年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)

議長(相澤 武雄君) 日程第14、議案第16号平成15年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 86ページをお願いいたします。
 議案第16号平成15年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
 第2条の収益的収入及び支出で、収入の第1款水道事業収益を 2,886万 4,000円増額し、9億 402万 3,000円とし、支出で第1款水道事業費用を 459万 4,000円減額し、9億 733万 6,000円とするものでございます。
 次に、87ページの第3条の資本的収入及び支出ですが、当初予算第4条に定めた資本的収入の予定額を次のとおり改め、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億 1,563万円は当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額 416万 1,000円、及び過年度分損益勘定留保資金1億 1,146万 9,000円で補てんするものでございます。
 収入で、第1款の資本的収入を 1,647万 3,000円減額し、2億 8,364万 9,000円とするものでございます。
 第4条の企業債は限度額を減額するもので、2億 1,220万円から 3,000万円を減額し、1億 8,220万円とするものでございます。
 88ページの第5条の他会計からの補助金ですが、現予算額 2,842万 2,000円から 523万 3,000円減額し、 2,318万 9,000円に改めるものでございます。
 93ページをお願いいたします。
 予算実施計画明細書によりご説明いたします。
 収益的収入及び支出の収入ですが、1款1項営業収益は 776万 3,000円減額し、7億 4,642万 6,000円とするもので、1目給水収益の 938万 7,000円の減額ですが、昨年冷夏だったことと節水などにより収入が見込めないため減額するものでございます。
 2目のその他営業収益で、下水道負担金の増額は負担額の確定によるものでございます。 消火栓の減額につきましては執行残でございます。
 2項営業外収益は 3,662万 7,000円を増額し、1億 5,759万 6,000円とするもので、1目の受取利息及び配当金で、預金利息は定期及び普通預金の利息で増額いたします。
 2目の水道加入金は、加入申し込み件数の増による増額でございます。
 3目の他会計補助金については、起債借り入れをおくらせたことでの企業起債利子の減と額の確定による減額でございます。
 4目の雑収入は、給水装置工事申請用紙の頒布代などで見込みによる増額でございます。 5目の消費税及び地方消費税還付金 3,549万 9,000円の増額につきましては、今年度は第2次拡張事業の14年度分の繰り越し工事などでの支払いが多くなるため、仮払消費税が仮受消費税より多くなるため還付金が生じるものでございます。
 次に、支出ですが、1款1項営業費用は 129万 2,000円増額し、8億 2,901万 9,000円とするもので、1目弁水及び浄水費の動力費の減額は、県水を責任水量以上に受水するよう鷹乃杜浄水場を稼働しなかったことによるものでございます。
 2目の受水費の増額は、昨年の5月と7月にあった地震の影響によるものと思われる漏水が多くあったため、受水費に不足が見込まれるため増額するものでございます。
 3目の配水及び給水費です。光熱水費と動力費の増額は、第2次拡張事業で工事した第2受水池兼送水ポンプ場でテスト稼働するための電灯料と動力料の電気料でございます。
 通信運搬費の増額は、中央監視設備用電話回線設置負担金で、配水池やポンプ場等の各施設を役場内で監視するためのものでございます。
 委託料の減額は、執行残による減額でございます。
 路面復旧費は復旧面積の減と執行残による減額でございます。
 4目業務費の通信運搬費の減額ですが、納入通知書等の郵送料でございます。
 委託料の減額は、メーター検針などの委託業務で、1人の検針員が病気のため職員が検針したことなどによっての減額でございます。
 5目総係費で、燃料費の増額は公用車のガソリン代でございます。
 印刷製本費の増額は、第2次拡張事業のパンフレットを作成するものでございます。
 通信運搬費の増額は、ファックス使用料でございます。
 6目の減価償却費は有形固定資産減価償却費で、12万 9,000円増額するものですが、水道メーター分の増額でございます。
 7目資産減耗費の固定資産除却費は、富ケ丘地区の配水管布設替工事で、工事延長の増による増額でございます。
 2項営業外費用は 588万 6,000円減額し、 7,608万 6,000円とするもので、1目支払利息及び企業債利息取扱諸費の企業債利息の減額で、本年度借りかえした分の減額と第2次拡張事業での起債借り入れをおくらせたことによる減額でございます。
 95ページの資本的収入及び支出の収入ですが、1款資本的収入は 1,647万 3,000円減額し、2億 8,364万 9,000円とするもので、1項企業債につきましては 3,000万円を減額いたします。
 2項開発負担金の増額は、成田で集合住宅地区を戸建て住宅に変更したものと、業務用地への建築による開発負担金の増額でございます。
 3項負担金の減額は消火栓負担金で、消火栓の移設をしなくともよくなったための減額でございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。
「なし」の声あり
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号平成15年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第16号平成15年度富谷町水道事業会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。

日程第15 議案第24号 平成15年度富谷町立成田中学校屋内運動場新築工事(建築本体)請負契約の締結について

議長(相澤 武雄君) 日程第15、議案第24号平成15年度富谷町立成田中学校屋内運動場新築工事(建築本体)請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、議案書35ページをお願いいたします。
 議案第24号平成15年度富谷町立成田中学校屋内運動場新築工事(建築本体)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 この工事の請負契約に当たり、2月2日に入札の公告をいたしましたところ、お手元の資料に記載いたしました12社が参加いたしまして、26日、条件つき一般競争入札を行いました。
 その結果、契約金額2億 3,835万円で株式会社阿部和工務店が1回目で落札いたしまして、翌27日仮契約を行いました。請負契約を締結するため、議会の議決をお願いするものでございます。
 なお、予定価格は税抜きで2億 4,000万円でございました。
 入札参加条件といたしまして、建築一式工事の認定を受け格付がAであること、本工事専任として1級建築施工管理技師または1級建築士を現場に常駐できること、県内に本社または営業所を有することなどといたしました。
 工期につきましては、平成17年3月15日までとしてございますが、工事の概要につきましては、都市整備課長からご説明申し上げます。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) お手元の資料をごらんになりながらお願いいたします。
 まず、構造ですけれども、鉄筋コンクリート造の一部鉄骨造平屋建てでございます。
 それから延べ床ですが、面積は 1,251平方メートルとなっております。
 外部の仕上げでございますが、屋根につきましてはフッ素ガルバリウム鋼板折板ぶきというふうになっております。外壁は押し出し成形セメント板の上アクリル系珪藻土仕上げでございます。さらに、コンクリート打ちっ放しの上アクリルシリコン樹脂塗装というふうになっております。主な部屋でございますけれども、アリーナ、ステージ、玄関ホール、器具庫、内と外のトイレ、多目的トイレ、放送室、控室、倉庫などとなっております。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 資料にあります各業者の入札に参加したときの金額をお知らせください。落札率は何%であったのか伺います。
 この 1,251平方メートルという広さですが、これは何人、何クラスまで対応できる広さになっているのか伺います。
 ここの図面を見ますと、学校と体育館のつなぎ目ですが、ここからは生徒たちがズックのままでステージに近いところから出入りできるようになっているのか、その辺の説明をお願いをします。以上です。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、参加業者の各入札金額を申し上げます。
 熱海工務店2億 7,400万円、阿部和工務店はこのとおり2億 2,700万円が税抜きの金額でございます。阿部建設2億 6,800万円、奥田建設2億 6,300万円、巧成建設2億 8,370万円、佐々良建設2億 7,000万円、鷹觜建設2億 8,000万円、千田建設2億 6,500万円、中城建設2億 8,100万円、中山組3億 8,840万円、橋本2億 7,300万円、丸運建設2億 8,500万円、以上でございます。
 それから、阿部和工務店の落札率につきましては94.6%でございました。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 靴のことですが、上履きのままで結構でございます。
 それから、何クラス分というようなことがありましたけれども、この学校では十分というようなことで、16年度16クラスですけれども、十分対応できる体育館でございます。

議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 学校については増築も考えられるようにスペースをあけてあるわけですが、やはりそのこれから増築もあり得るだろうということであれば、この大きさ、 1,251平方メートルは大体どこのところまで対応できるということでこの大きさにしてあるのかがわからなければならないのでないかと思うんですけれども、それはいかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 本当に30学級を超えるような大規模校にならない限りは十分対応できます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第24号平成15年度富谷町立成田中学校屋内運動場新築工事(建築本体)請負契約の締結についてを採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第24号平成15年度富谷町立成田中学校屋内運動場新築工事(建築本体)請負契約の締結については原案のとおり可決されました。

日程第16 議案第25号 平成15年度(仮称)富谷町総合支援センター新築工事(建築本体)請負契約の締結について

議長(相澤 武雄君) 日程第16、議案第25号平成15年度(仮称)富谷町総合支援センター新築工事(建築本体)請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、議案第25号平成15年度(仮称)富谷町総合支援センター新築工事(建築本体)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 この工事につきましても、前議案同様2月2日に入札の公告を行い、11社の参加で26日条件つき一般競争入札を行いました。その結果、契約金額1億 3,996万 5,000円で千田建設株式会社黒川支店が1回目で落札いたしまして、27日仮契約を行ったところでございます。請負契約を締結するため議会の議決をお願いするものでございます。
 予定価格につきましては、税抜きで1億 3,800万円。
 また、入札参加条件につきましては建築一式工事の認定を受け、格付がAであること、本工事専任として1級建築施工管理技師または1級建築士を現場で常駐できること、県内に本社または営業所を有することなどといたしました。
 工期につきましては、平成16年11月15日までとしてございます。
 工事の概要につきまして都市整備課長の方からご説明申し上げます。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) また資料をごらんの上お願いいたします。
 構造ですが、鉄筋コンクリート造平屋建てでございます。延べ床面積は749.66平方メートル、外部の仕上げにつきましては、屋根がカラーガルバリウム鋼板横ぶきでございます。外壁がコンクリート打ちっ放しの上吹きつけタイルでございます。主な部屋ですが、総合支援センター事務室、社会福祉協議会事務室、研修室、会議室、交流室、相談室、授乳室、それから介護機器展示、実体験コーナー、トイレなどとなっております。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) これについてお聞きいたします。
 このデザインを見ますと、以前いただきましたとうみやの杜整備基本計画書というのございますけれども、これに見ますと、これと比較しますと、まず、中のその用途ですか、こういったもので大分そのときの計画と、当時の計画と違うようになっておりますが、例えば社会福祉協議会の中に、以前の計画ですとシルバー人材センターなどが入っているようになっております。あとボランティアセンターも一応含めて入っているようになっています。これは今の社協と同じかな。そういった大分デザイン的にも違うようになっています。また、外見においても、これを見ますと、屋根が今までのとうみやの杜に建っている杜の風ですか、そういったものとちょっと不具合わない、バランスがとれないんじゃないかなと思います。屋根の飾りとか、あとこれ一種の飾りというんでしょうかね、何か天使のようなものがついておりますけれども、今までの杜の風のものと含めますと大分デザインが違うのではないかと、デザインが違うというか、合わないのではないかなということで思います。この辺のことについてお聞きします。
 あともう1点、多目的トイレになっておりますが、これはオストメイト対応になっておるんでしょうか。そして、お湯が出るようになっておるんでしょうか。
 あともう1点、その次続けて、施設は例えば保健センターなどもこれに続いてできていくと将来的にはなっていくのかとは思うんですが、将来的にどのようにつながるのかご説明をお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) まず、デザインが少し違うのではないかというところでございますが、こことうみやの杜、最初の基本計画では高齢者というようなところが主で建てられていたと思います。今回、障害者それから子供も入るというところで、少しかわいらしくデザインが変わってきたところでございます。
 それから、トイレ等はオストメイト対応、車いす対応、十分大丈夫でございます。
 将来的に保健センターもつながるのかということに関しては、今のところそのようなことは考えておりません。基本計画のあのままのとおりでございます。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) そうしますと、そのデザインについてでありますが、杜の風など今現在建っている建物とはちょっと違う雰囲気のものにされたということ、そうしますと、一応基本計画で行きますと続いて施設ができていくわけですが、やはりデザインのバランスということを考えますとどうなのかなということで思っております。この辺、少しはデザインの、全体的な、そのとうみやの杜の全体的なデザインとしてはやはり統一したものにされた方がいいかと思います。
 あともう1件、オストメイト対応のトイレなんですが、ほかの地域でのオストメイト対応を見ますと、すべと言っていいほど温水が出るようになっております。この庁舎も、そしてまた成田公民館もありますが、残念ながら温水は出ないんですが、やはり障害者の方に対しての支援施設ということもありますので、ぜひ温水の出るようにお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) デザインの方でございますが、これにつきましてはコンペで行いまして、38人委員会を組みまして、皆様の投票で一応選ばれたというところがございます。で、先ほども申しましたように、そのような子育てというあたりのところも皆さん考えて選ばれたものかと思っております。
 それから、オストメイトの関係ですが、その構造につきましては都市整備課長の方からお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その辺ちょっと確認いたします。(「後でお願いします」の声あり)

議長(相澤 武雄君) ほかに。12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 入札について伺います。
 先ほどのように、参加業者の金額、1回目で落札したとありますが、どの金額だったのかを伺います。
 また、何%で落札したのかということについてもお願いします。
 この建物について伺いたいわけですが、総合支援センターの事務室、社会福祉協議会の事務室、これは何人こちらの方に入って、幾つぐらいの机を置きながらここで仕事をされるということになるのでしょうか。研修室1、2、会議室、交流室というふうに部屋がありますが、これはどのような目的で使われるようだということでこのようなつくりになっているのか伺いたいと思います。
 また、可動間仕切りで間仕切っているわけですが、これについては可動でなく、きっちりした部屋も必要ではないかと思うんですね。それについてはどのように考えられてデザインされているのか、設計されているのか伺いたいと思います。
 相談室が1、2とありますが、ここに来る方々は相談を目的として来る方の方が多分多いということでこの施設使われてくるのではないかと思いますが、この数で果たしていいのでしょうかということを伺います。
 打ち合わせコーナーですが、これは何のための、だれが使う打ち合わせコーナーなのかを伺いたいと思います。もしほかから来た方だとすれば、お手洗いのすぐ手前ということで、場所としては適切ではないのではないかと。倉庫と打ち合わせコーナーのこの位置の関係がこれでいいのかどうか、どういうことで意図してこれがつくられていたのか伺いたいと思います。
 介護機器展示実体験コーナーがあります。多分こういうつくりになると暮らしやすいということでイメージされてこの場所があるのだと思いますが、キッチンだとか手洗いだとかおふろだとか、これについては相談に来た方が手すりの高低、それからキッチンの高さ、トイレの手すりのぐあいだとかというものがそこで相談できるようになっていくのか。そういうものだとすれば、そこに配置される人はどういう人が配置されていくのか、こういうことも伺いたいと思います。
 また、社会福祉協議会の中にはボランティアの部屋も必要ではないかと思いますが、これはどこに設置されていくのか、そのことを伺いたいと思います。
 また、総合支援センターのところ、先ほども申しましたが、何人体制でどういうここの事務室を使って、これだけの広さを使って、どういう体制で運営されるかということを伺います。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、各社の入札金額を申し上げます。
 熱海工務店1億 4,800万円、阿部和工務店1億 4,350万円、阿部建設1億 4,600万円、石井組1億 4,550万円、奥田建設1億 4,200万円、佐々良建設1億 4,720万円、千田建設1億3,330万円、中山組1億 4,500万円、丸運建設1億 4,870万円、恵工業1億 4,000万円、湯目建設1億 3,970万円です。
 それから、千田建設の落札率につきましては96.6%でございました。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 8点ほどあったかと思いますが、1番目と8番目は同じような内容でしたので、まとめてお答えさせていただきたいと思います。
 事務室で何人かというところでございますが、前にも町長が申しておりましたとおり、現在の人数で調整をとりながら異動をしてまいりたいと思います。
 それから、研修室、会議室とを可動間仕切りはどうなのかということと、目的はということでございました。これにつきましては、可動仕切りを外せばかなりの人数でいろいろな研修ができるし、それから仕切ればそれこそボランティアの人たちの研修もできる、あるいはそういうふうな勉強会もできるというようなことで工夫したものでございます。
 それから、相談室が足りるのかということでございますが、相談室については表に二つ、それから打ち合わせコーナーとダブるのですが、どうしても顔が見えないところでという方もいらっしゃるかと思いますので、そこを相談室としない打ち合わせコーナーということで十分有効に活用してまいりたいと思っております。
 それから実体験コーナー、暮らしやすいとしているのかということでございますが、ここでこれがベストだということでなくて、ここでしたいのは自立生活の訓練をしたい、そういうことを一緒に学んでほしいという体験コーナーとしていきますので、そのような方法で対処していきたいと思っております。以上です。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午後0時03分休憩

午後1時00分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ありませんか。10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) 子育て支援ということも入っていると思うのですが、先日の町長の所信説明の中にもありましたが、とうみやの杜に開所を予定している富谷町総合支援センターにつきましては、子供から高齢者まで専門相談等を行い、子育て支援ということも入っております。障害者または高齢者ができる限り自立した日常生活を送ることができるような支援体制の準備を進めてまいりますという文言が入っているわけですね。
 ここで、子育て支援についてこの図面を見ながらちょっとお聞きしたいと思うのですが、ここの図面の中に授乳室とございますが、先日、私ども公明党の女性議員で子供事故予防センターというところを視察に参りました。これは全国に9カ所ありまして、東京の池袋保健所の2階にあるんですが、豊島区池袋の保健所の2階にこの子供事故予防センターというのがございます。ここは本当に小さい子供さんの事故をどのようにしたら防止できるか、そういうそれこそいろいろなものを使って展示してありました。今現在子供が大体 2,000人事故で、子供の死亡原因の第1位が不慮の事故ということなんですね。で、毎年 2,000人の近くの子供さんたちが事故で亡くなっている。そういうことで、いろいろな身近にある、例えば牛乳パック、あれでドアにそれをつけることによってドアに手を挟まないで済む、また、水道のホースを使ってテーブルの角にそれをつけて、角でぶつけたときにけがしないような予防、そういうあらゆる身近な、家庭で使っている身近なもので事故予防をしているセンターがございます。
 そこを見たときに、やはり富谷町もこれからどんどんもっともっと子供がふえていくし、また、高齢出産ですか、結婚する年齢も上がってきているということで、やはり小さいお子さんを持つお母さんたちのそういう事故に対しての予防、そういう考えも考慮に入れながら、授乳室もせっかくあることですし、こういうのを予防センター、そういうものも中に一つどこかに組み込めないものかと思いましてお伺いします。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 乳幼児の事故等の関係のコーナーをということでございますが、中の運営の中で参考意見に考えて、コーナーとしてつくれるかどうかはわかりませんが、そういうことも事業の中には必要かと思います。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 先ほど安住議員からのご質問で、保留にしておりましたが、オストメイトの温水、冷水の関係ですが、温水は出るようになっております。

議長(相澤 武雄君) ほかに。8番細谷禮二君。

8番(細谷禮二君) 1階平面図についてちょっとお伺いします。
 女子更衣室、男子更衣室、その左側にポーチ、玄関とありますが、その玄関というのは何に使うのかちょっと説明をお願いします。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 先ほど申しましたとおり、生活の組み立てを訓練するものですから、玄関の上がりかまちとか、そういうふうなところを練習するための場所となります。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) まず、総合支援センターの事務室ですが、これは常駐される方は何人という想定でこの部屋があるのでしょうか。また、同じように社会福祉協議会については全部の方がこちらの方に来るのか、そうなるとボランティア室とかというものを常設しなくていいのか、するべきだと思うのですが、それについては考えられているのか伺います。
 交流室、会議室、研修室1、2ありますが、これは可動になっておりまして、広くしますとかなりの収容ができるというお話でした。で、これは収容しますとどれくらいの人数を、いす席で何名ぐらいを収容できるというふうに考えているのか伺いたいと思います。
 交流室のところですが、ここにステージがあります。折り畳みステージというふうになってありますが、もし広げて行うときにステージの位置がこれで適切なのかということを伺いたいと思うんです。同じ交流室のところにロールスクリーンとありますが、これは映写できるようなスクリーンということなのか、日よけではないと思うんですが、これはそのためのものだとか、何になっているのか。だとすれば3部屋広げたときにそれをおろして映写をするということになるのかね。交流室だけのその折り畳みのステージのイメージとロールスクリーンでは整合性がとれていないように思うわけです。
 また、その下にあります相談室1、2ですが、この相談室1、2の間も可動間仕切りになっております。これは相談室でプライベートなことをお話しするわけですから、ここの部分は壁にしてきっちりした個室に対応するべきではないかと思います。
 また、打ち合わせコーナーですが、これは先ほどの説明では相談室としても使うということでしたが、相談室になるんでしょうか。相談室であるとすれば、先ほども申しましたけれども、手洗いのすぐ手前というのについては考慮されるべきではないかと思います。
 さっきのポーチがあって、玄関があって、一つの部屋のイメージがあるわけですが、これは障害が後から出た方、障害を持ったままで過ごされてきた方の体験的なということがありましたが、モデル的な部屋なのかね、そうなると、やはりそこのところで相談したい人も出てくるわけで、そういうときに相談できる体制になっているのか、人が配置されているのかということが重要になってくると思います。車いすを使ってこの部屋で暮らせますといったときに、その流し台が車いすが入り込めるような流し台になっているのか、そういうことも一つ一つ吟味されていかなければならない問題だと思うのですが、それについてはどう対応されてこの設計がなされているのか。どういう意図を持って設計されたものなのか。ただ単に実体験コーナーというだけでは、せっかくのモデル的だと私は思って見ているのですが、そういう部屋の意味が半減されてしまうのではないかと思います。
 先ほど38人委員会の方がコンペによってということでお話ありましたが、そうしますと38人委員会の方々が決められて、もうこれで決定だということになってしまうのか、それについて何も変更ができないということになってしまうのか、これを伺いたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 事務室の常駐は何人かというところですが、今の職員の中でこれから調整を図ってまいります。社協の方もそのような考えです。
 それから、ボランティア室ということですけれども、ボランティアの活動というのは固定するものではないと考えています。それで、研修、打ち合わせ、作業などの場所は十分確保できるものと考えます。で、あと団体との交流などもここで便宜を図られるものと考えております。
 あとは、車いすとかそういうのに相談に対応できるものかという相談のことと場所のことが聞かれているかと思いますが、場所については車いす対応であったり、あるいは傾きがあったりというようなことを十分考えております。人についてはこれから考えるところで、ここのところに、場所に座っていなくても十分事務室の方の職員で対応できるようにしたいと思います。(「あれ、まだ、まだ38人のところ、38人の件」の声あり)
 38人委員会の意見ということですが、これはそこで決定されたもので、それからあと打ち合わせの中で少し使い勝手というところで若干工夫するところは出てくるかとは思いますが、一応決定されているものでございます。
 ロールスクリーンについては映写できるものです。これ、変則的にいろいろな使い方ができるようにということで、形がすごくかぎ型になっておりますけれども、移動できる……、ロールスクリーンはそういうふうに考えています。

議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 私が最初イメージしていたものは、ここに来た人たちに相談が手厚くされる、そのためにここに職員が常駐していて、本当に細かく相談できるというものだと思っておりました。そして、図面見たときに結構広いものになっていくものだなということを思いましたし、交流室、会議室、研修室についても、これだけのものをどういう使い方をしていくのかというのがよくイメージわきません。それで、何といっても人の体制であるはずなのに、その常駐体制がどうなるのか、相談員についてはどういうふうにするのか。また、さまざまな機器、器具、そういうものが展示されているところ、ほかにも見てきましたからあると思いますけれども、やっぱり相談したときにきっちり対応できる体制になっていくのか、そういうことがこの支援センターではかぎだと思うのですが、そういうところについてお返事がありません。
 相談室1、2、そして打ち合わせコーナーについても、これはもう少し改善を図るべきではないか。そこのところで本当に何もかにもざっくばらんにここで相談して道が開けるというような、もう本当に洗いざらい話できるような場所になっていかなきゃないわけですから、可動間仕切りでというやり方だとか、便宜的に打ち合わせコーナーを相談室に使いますというように聞こえるようなやり方でない、人の体制を十分にとったやり方をするべきではないかと思って、再考をお願いしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 相談に関しましては、今言われたようなこと、やっぱりプライバシーのこともあると思いますので、十分注意してこの建物でやっていきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) ほかに。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 先ほどの佐藤 聖子議員の質問にも関連いたしますけれども、そうしますと、この総合支援センター事務室は普通考える場合には大体何人の体制でこのくらいの広さの事務室が必要だという発想になって初めて図面というのが出てくると思うんですけれども、職員体制がここで何人働くかも決まらないうちに施設の規模を決めたのでしょか。これは後先が逆じゃないですか。必要性があってこれだけの広さの事務室を建てなければならないという発想になるのが常識だと思うわけですけれども、全くそういうことを、これ何回も聞いているのにも答えがないというのはおかしいですよね。一体何人の配置をここにする予定なのか、その枠組みがはっきり示されなければ、それは保健福祉課全体の人をふやさないというのは以前にも町長に聞いてはおりますよ。でも、ここには一体何人配置されるのか。そんなことを答えないでこの今回の議案を通してほしいというわけにはいかないのではないでしょうか。これが1点です。一体何人の体制なのか、もう一度伺いたいと思います。
 それから、38人委員会の意見を聞いてそこで決定されたことだということですけれども、これは議決機関なんでしょか、38人委員会って。あの、ちょっと関連しますけれども、成田の小学校に関して検討委員会をつくったという先日の論議の際に、委員会の意見は聞くけれども最後を決めるのは教育委員会だと、これは当たり前だと思うんですね。でも、今のこの総合支援センターに関して聞いた限りでは、38人委員会が決定されたことはもう変更のしようがないと言わぬばかりに聞こえているんですけれども、38人委員会は議決機関なんでしょうか。議会の意見はどうなるんでしょうか。議会軽視ということにならないんでしょうか、伺います。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 何人なのかというところですが、何人というところは私のところでは言えるものではないと思っています。ただ、そこにいなきゃない者としては、今在宅介護支援センターの職員、それは十分相談事業にかかわらなきゃない。それから、支援費関係の職員、それから子育て関係の職員というふうに考えているところでございます。
 それから、38人委員会に関しましては、議決機関というところのお話でございましたけれども、一応、さっきお話ししたとおり、案の中から決定されましたので、それからこちらで使い勝手なり等いろいろ話し合いをしてということで申したとおりでございます。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 担当課長が決められないということ自体がおかしいですよね。上の者ってだれですか。担当課長が少なくとも介護支援センターとして何人、支援費関係で何人、子育てで何人、ここには最低限これくらいは配置しますと。場合によってはあと何人くらいはふえる可能性があるとか、減る可能性があるとか、そういうもう少し具体的な答弁があってしかるべきだと思うんですが、これは上の者、上の者っておっしゃいましたよね。上の者ってだれなのかということと、(「言ってません」の声あり)じゃ、何とお答えになったんですか。だれがこれ決めるんでしょうか、最終的に、この人数の枠組みは。それを改めてじゃあ伺います。そして、それぞれ支援センター、支援費関係、子育て関係で何人ずつ今のところ配置する予定なのか伺います。
 それから、案の中からいろいろ出してもらって担当課で再度検討するということであれば、先ほどの安住議員が出されたエンゼルマークですか、こういったものなどについては再度検討しますというお答えがあってしかるべきだと思うんですが、その安住議員に対するお答えは38人委員会で決めたことですからと言っているんですよ。そうするとおかしいんじゃないでしょうか。ああいう意見が出されたときにはもう一度検討してみますと、38人委員会は一応こういう案を出されたけれども最終的な決定は改めて町当局として決めますと、ご意見も参考にしますというならわかりますけれども、安住委員に対しては38人委員会が選んだものなのでということで答えて、今私が質問したことについては案の中からいろいろ決定させていただいて、しかしほかのものについてもこれから取り入れていくというようなことをおっしゃるというのはちょっと矛盾しておりますよね。一体どういう、最終的にはいろいろな意見をどこまで取り入れるつもりでいるのか伺います。
 それからもう1点なんですけれども、今の話を伺っていますと、本当に必要性があってこれだけの規模の、金額的にも結構大きな請負金額の金額になっておりますけれども、私自身はこんなに大きなものは考えておりませんでした。総合支援センターについてのこれまでのご説明でいくと、もう少し規模が小さいのかなと思っておりましが、意外に大きくて何だかだだっ広いと、何のためにこういう施設がこれだけ必要なのかなと。1億四千万円近くもの建設費用が本当に必要なんだろうかというふうに思ってしまったぐらいなんですけれども、もう一度この総合支援センターで行うさまざまな事業の想定されるものについて列挙していただきます。よろしくお願いします。質問いたします。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 人数につきましては、先ほど申したとおりで在介支援費関係、子育て関係の人数で考えてまいりたいと思います。(「人数聞いておりませんが。人数聞いておりませんが」の声あり)在介だと今4人がいますので、その人数は相談に動くと思います。支援費関係は、今、窓口で5人か6人全員で対応していますので、それぞれ分担していかなきゃないので、これから決めていくものとなると思います。子育てについては、母子保健の事業関係、それから相談関係とかなり広うございますので、その辺の役割分担をこれから考えていかなきゃないかと思います。それで、相談事業としては専門相談とかそういうの入ってきますから、職員だけじゃなく外部相談とかもありますので、今のところ本当に何人で動くかということは今役割分担を考えているところでございます。
 で、次に、ここの場所はエンゼルマークのこととか出ておりましたけれども、利用する人のことを最大限考えていきたいと思いますので、そこら辺のところでは、これから38人委員会の意見を十分尊重して、それで決まったところで動くものですから、そこからあとは今までそれぞれのご意見とかあるいは参考のこと、あるいは私たちの専門で見たところでそこは角がこの方がいいんじゃないかとか、そういうようなところはこれからのところで建てるところで考えていかなきゃないところかと思っております。
 それから、ここで考えている事業の羅列ということでございますが、子育て相談の窓口、それから仲間づくり、それから育児の心のゆとりの支援の場、あと介護予防のためのサービス調整の場、生活を支援するサービスの調整の場、介護サービス、支援費サービスの調整の場、それから障害児発達支援の場、介護者支援の場、あるいは社会福祉協議会連携支援ボランティア活動の促進支援、あと各団体の交流、さまざまな情報発信の場というようなところになるかと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第25号平成15年度(仮称)富谷町総合支援センター新築工事(建築本体)請負契約の締結についてを採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第25号平成15年度(仮称)富谷町総合支援センター新築工事(建築本体)請負契約の締結については原案のとおり可決されました。

日程第17 議案第26号 町の区域をあらたに画することについて

議長(相澤 武雄君) 日程第17、議案第26号町の区域をあらたに画することについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) では、議案第26号の町の区域をあらたに画することについてご説明を申し上げます。
 提案の理由につきましては、上桜木土地区画整理事業の施工に伴いまして、施工区域内における町の区域を新たに画することによりまして、合理的にしようとするものでございます。
 内容につきましては、お手元に配付いたしております議案第26号の関係資料をごらんになっていただきたいと、このように思います。
 今回、真ん中を走ります町道穀田大沢線を境にいたしまして、西側国道よりの地域が住居地域となってございまして、この住居地域の住居用地の部分が上桜木一丁目、そして町道から東側、東北自動車道寄りの業務用地の区域が上桜木二丁目というふうに町名を画するものでございます。
 この施工の時期につきましては、県の都市計画課が行います換地処分の告示の翌日から施工したいと、このように考えるものでございまして、期日につきましては平成16年9月が予定されているところでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。
「なし」の声あり
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第26号町の区域を新たに画することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第26号町の区域を新たに画することについては原案のとおり可決されました。

日程第18 議案第28号 宮城県市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約について

議長(相澤 武雄君) 日程第18、議案第28号宮城県市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) では、議案第28号の宮城県市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約についてご説明を申し上げます。
 提案の理由といたしましては、地方独立法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴いまして、規約の一部を改正するものでございます。
 内容といたしましては、規約の中に「地方公営企業労働関係法」とございますが、これを「地方公営企業等の労働関係に関する法律」に変更するものでございます。そのほか引用条項の項のずれが伴うことによります関係条項の整理を内容とするものでございます。
 では、43ページの新旧対照表をごらんになっていただきたいと思います。
 ただいま申し上げましたように、第3条第1項の中に「地方公営企業労働関係法」とございますものを「地方公営企業等の労働関係に関する法律」、そしてもう一つには「第3条2項」を「第3条4項」、このように改めるものでございまして、この規約の施行につきましては平成16年4月1日から施行したいと、このようにするものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。
「なし」の声あり
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第28号宮城県市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第28号宮城県市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約については原案のとおり可決されました。
 ここでお諮りいたします。議案調査等のため、あす3月9日を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、3月9日を休会とすることに決定いたしました。
 これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでございました。
午後1時31分 散会

平成16年第1回定例会議事録(第4号)

平成16年3月10日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君    
  • 4番 千葉達君
  • 5番 相澤榮君    
  • 6番 磯前武君
  • 7番 今村寿君    
  • 8番 細谷禮二君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 菅原傳君    
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 土井昭二君    
  • 14番 小野進君
  • 15番 尾形昭夫君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長兼会計課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 内ケ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤 辰夫君
  • 上下水道課長 相澤 正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第4号

平成16年3月10日(水曜日)午前10時00分開議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算
第3 議案第18号 平成16年度富谷町老人保健特別会計予算
第4 議案第19号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算
第5 議案第20号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算
第6 議案第21号 平成16年度富谷町介護保険特別会計予算
第7 議案第22号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
第8 議案第23号 平成16年度富谷町水道事業会計予算
第9 総括質疑 7番 今村 寿議員
1 町長の施政方針全般について
11番 菅原傳議員
1 学級編成弾力化事業の継続発展を
2 保育需要に対する長期計画を問う
3番 山路清一議員
1 I・S・Oの認定取得について
2 今年度のパソコン講習は
5番 相澤榮議員
1 痴呆予防対策について
2 地震防災対策について
3 創造的な行財政運営の推進
17番 永野久子議員
1 施政方針に見るまちづくりの諸問題について
2 違法な職員待遇は直ちに改善を
9番 安住稔幸議員
1 創造的な行財政運営の推進について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。これで諸般の報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、8番細谷 禮二君、9番安住 稔幸君、10番伊豆田 待子君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算

日程第3 議案第18号 平成16年度富谷町老人保健特別会計予算

日程第4 議案第19号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算

日程第5 議案第20号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算

日程第6 議案第21号 平成16年度富谷町介護保険特別会計予算

日程第7 議案第22号 平成16年度富谷町介護サービス事業会計特別会計予算

日程第8 議案第23号 平成16年度富谷町水道事業会計予算

議長(相澤 武雄君) この際お諮りいたします。日程第2、議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算、日程第3、議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算、日程第4、議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算、日程第5、議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算、日程第6、議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算、日程第7、議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算、日程第8、議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算は、議事の都合により一括議題にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」のと呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第2、議案第17号より日程第8、議案第23号まで一括議題といたします。
 続いて、お諮りいたします。ただいま一括議題となりました議案第17号より議案第23号までは、会議規則第39条第2項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」のと呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、議案第17号より議案第23号までは議案の説明を省略することに決定いたしました。

日程第9 総括質疑

議長(相澤 武雄君) これより町長の施政方針並びに新年度予算に対する総括質疑を行います。通告順に発言を許します。7番今村 寿君。
7番(今村 寿君) 町長の平成16年度施政方針に対して、私どもの会派、アドバンス21TOMIYAを代表して総括質疑を行います。
 皆様も正月の新聞、ほとんどの新聞で報道しておりましたけど、ごらんになったと思いますが、「26年度の26年後の市町村の人口推移について国立社会保障人口研というところが推計をしておりまして、非常に権威のあるところだと思います。26年後、平成42年、日本の人口はピーク時から7%減って93%になる。東北地方、過疎化が一段と進む」ということが報道されておりました。そして、東北地方は3分の1が 5,000人以下の行政単位ごとに見ると、 5,000人以下のところが3分の1以下になるだろうということで、倍増する。 5,000人以下の行政単位が担当する。その中にあって、人口増、全国ベストテンというのが同じ欄にありました。なんと我が富谷町 187.2%で26年後は6万 7,000人の人口になるという人口研の推計でございます。日本一の増加率でございました。ベストテン、その他なるほど大都会の近くの市町村、福岡県筑紫野市が9万人から15万 1,000人とかですね、本当に伸びているところがベストテンに入っておりました。その中のNo.1が我が富谷町でございました。全体が減る中ですばらしい発展をしていくんだなというのが、この推計からだけでもわかって、私は非常にこの将来明るい富谷町だなという正月から気分になりました。
 そういう中で、届けられたこの施政方針の骨子、非常に興味を持って、私は待っておりました。また、ここでの説明を受けて、どんなことをどのように訴えておられるか非常に興味を持ちました。施政方針、量ではかるわけではございませんが、16年度の施政方針、説明要旨といいますと、ページ数を見ると34ページでした。去年は59ページです。その前は54ページぐらいだったと思います。半分ぐらいに減って大丈夫かな。量でははからないとは言え、やっぱり量が減ったということは、町長の施政に対する取り組みが手抜きになったんじゃないだろうかという心配をしました。項目は各項目ごとに去年、一昨年と比較すると、漏れたりなくなったりすることはなかったように印象を持ちました。ということは、重点項目が、重点項目が漏らされてないし、漏れでもないという意味では、しかもなおかつ新しい項目にも取り組んでいくということが見られました。そういう面では日本一の発展する町としての施政方針かなと思いますが、以下具体的な項目について質疑を行います。
 まず初めに、「緑あふれるまちづくり」についてでありますが、東北自動車道を境に東部と西部に区分し、自然環境調和のとれた土地利用形成を図るとありますが、農地と山林の保全に町としてどのような対策を講じていかれるか、伺います。
 地球温暖化に対し、二酸化炭素排出の抑制に努め、環境に配慮するためにISOの認証を取得することは大変よいことと考えますが、二酸化炭素の抑制に対し、町としてどのような対策を講じていかれるのか、また、私の論じておるISOというのは9000だとか、 14000というんでしょうか、 14000というんでしょうか。そのような種類といいますか、項目がカテゴリーが分かれているように思いますが、そのうちのどれにチャレンジされるのか。また、いつまでに取得する考えか、伺います。
 次に、「活力とにぎわいのあるまちづくり」に対してでありますが、都市環境づくりについては、交通基盤の整備のもと、町民バスの運行を初め、町内各所の町道整備など、ほぼ計画どおりに進められていますが、北部道路の延伸工事については大変おくれていると思います。北部道路は町の将来の発展に欠かすことのできない高規格道路であり、1日も早い国道4号接続を強く望むものでありますが、今後の計画見通しについてお伺いいたします。
 農業振興については、「都市型農業を推進していく」とうたわれておりますが、町としてどのような振興策に努めていかれるのか、伺います。
 地域経済の安定策についてでありますが、「各種の優遇制度や奨励金制度による企業誘致を図っていく」と言われておりますが、昨今の社会情勢の中で、企業誘致は厳しいものがあると考えます。そこで、我が町独自の大胆な制度のもと企業誘致を考え、町の雇用の場を確保する必要性があるのではないでしょうか。現在の制度で十分と町長は考えておられるか、伺うところであります。
 次に、「優しさと安心にみちたまちづくり」について伺います。
 町民だれしもが、健康でありたいという願う心は非常に強いものがあります。町としても健康福祉とみや21策定など、一連の成果が見られ、新年度開所予定の(仮称)富谷町総合支援センターなども福祉支援に対する期待感が大いに認められるところであり、子供から高齢者まで福祉支援サービスを町としてますます充実していかなければならないと考えますが、いかがでしょうか、伺います。
 保育所についてでありますが、成田保育所の増設により、町内保育所の総定数が 320名となったことは、なることは、大変喜ばしいところではあります。が、我が町は平均年齢の低い町であり、冒頭申しました新聞の記事のように、年々若い人が転入してきてくれる町でもあります。そのための保育需要が年々高まってくるのは必然的で、その需要に対して、今後町として財政面から近い将来限度が生じてくることが明らかであり、近隣の仙台市のように官民一体となり、具体的には官有民営の保育所だとか、民有民営の保育所への助成だとか、いうような従来の官有官営だけではない官民一体となった取り組み時期に備える考えがないか伺います。
 国保や老人保健、介護保険などの社会保障制度についてでありますが、町内に総合病院建設のうわさもあり、また、建設中の病院もあります。それらの病院施設が充実してくれば、国保会計の我が町の持出金がふえるのは明らかであります。なお、急速に少子高齢化が進展しているところでもあり、健康を確保するための予防検診について力を入れていかなければならないと思われますが、町長は町民の健康ための検診に対して、検診に対して、どのような対策啓蒙を行われていかれるか伺います。
 安全で快適な人に優しい生活環境づくりとして、成田交番所が新設、着工されたことは、住民にとり安心の持てる環境で喜ばしいことと、これまでの取り組みに当たられた方々に感謝いたすところであります。反面、そのことにより、鷹乃杜駐在所の廃止が決定されておりますが、その近隣の地域への安全面において一抹の不安を感じるものであります。よって、さらなる関係機関に働きかけ、我が4万町民の安全を確保していかなければならないと考えますが、町長の考えを伺います。
 災害に強い町づくりについてでありますが、近い将来、宮城沖地震の発生確率が非常に高いと言われております。町の対策も万全なものにしていかなければなりません。小学校スクールゾーン内の倒壊のおそれのあるブロック塀等については、早急に持主の理解をいただき、対策を講じていかなければならないと思われますが、持主に対して町としてどのような取り組みで進めるのか、一部助成とか、生け垣の助成というだけの取り組みなのか伺います。
 なお、災害避難場所について、その場所が指定されておりますが、その場所が地震災害に安全な場所なのか、調査は行われているのか、あわせてお伺いいたします。
 次に、「地域の文化が香るまちづくり」に対してでありますが、全体的に今日の時代に合った計画であることに理解を示すわけでありますが、「芸術文化活動について、各種サークルの育成支援に努める」とありますが、一極集中的支援をすることなく、広く公平に支援することが大事であります。町として自立していくための各種サークルの芸術文化活動に導いていかなければならいと考えますが、町長の考えを伺います。
 また、歴史と芸術文化が調和された町を次世代に引き継ぐことが大事と考えますが、町長の考えをあわせて伺います。
 体育振興についてでありますが、「健康体力の増進と心身のリフレッシュを図る」とありますが、4万町民が利用しやすい体育施設の充実を図ることが大事ではないかと考えます。そのために富谷スポーツセンター内のスポーツ関連施設の充実が必要と思われますが、町長の考えを伺います。
 「創造的な行財政運営の推進」について質問いたします。
 行政運営については、町民サービスの観点からとらえ、午後7時までの業務など、町民への利便性などから大変喜ばれており、町内外はもとよりマスコミ等からも注目されておるところでありますが、土日の開庁には今日の社会情勢から一部要請があるかもわかりませんが、なじまないんではないか、むしろ職員の人権尊重といいますか、勤務形態の尊重といいますか、ということから考えて、むしろ現在のIT化の進む今日の中で住基ネットといいますか、そのようなITの活用に重点を置くことによって町民の負託にこたえるという方向が求めるべき方法だと考え、町長の考えもお伺いをするところであります。
 さて、「従来にも増し、自主的、主体的に行政運営全般の総点検を行い、経費の節減、合理化を図り、行政コストにも十分に注意を払い、最大限の効果を得られるよう事務の見直しに努める」とありますが、昨今の社会情勢の中、民間企業は国際競争に会社の存亡をかけて事業を遂行しておることろであります。いつ自分の仕事がなくなるか、生活できなくなるかを考えながら、個々人の能力をすべて出し合い社業の発展とみずからの生活のために努力されておられるのが実情であります。これからの自治体職員に求められることは、一般社会の企業と同じように、常に危機意識を持ちながら、いかにすれば効率的に町民のニーズにこたえられるサービスができるかであります。一度町職員に町職員に採用されれば定年まで安泰などと考えられる時代ではないのであります。個々の持てる能力をフルに発揮していただかなければならないのであります。
 町長を初め、町の執行者と言われる各位におかれましては、さらなる職員の教育指導のもと、みずから襟をただし、町民へのサービスに努めていかなければならないと考えますが、若生町長の見解を求め、以上、アドバンス21TOMIYAの会派を代表しての質疑といたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) おはようございます。
 3点について、大変厳しくご質問を受けたわけでありますけれども、お答えをさせていただきたいと思います。
 第1点の問題でありますけれども、緑感でありますけれども、農地の保全についてはですね、優良農地の維持、確保を図るため農業振興地域区域をご案内のとおりしっかり定めております。この区域については今後とも町の生産基盤として保全確保に努めてまいりたい、まりたいよりも、まいります。
 また一方、山林については、お話にありましたように、国土計画のとおりの地域を守り抜いていくと、こういうことであります。したがいまして、今後もいろいろな動きがあるかもしれませんけれども、国土利用計画をしっかり守っていく。こういうことであろうと思っております。
 一方、林地については今まで同様、特に管理については、なお一層町として保全管理に努めてまいらねばならないという決意であります。
 次に、ISOの件でありますけれども、この平成9年に京都会議でご案内のとおり決められた、これ10カ年間で6%の削減目標を決めたわけでして、それに基づいて本町においても平成11年度を基準年度として13年度から5カ年計画で4%の目標を実施しております。その達成等に対してはですね、節電、節水、雇用者の使い方、そういうものなどが中心に進めてきたものでありますし、今後もなお一層それらに取り組んでいかねばならないと思っております。平成14年度ベースでは 8.1%の削減となりました。また、ISOの認証取得について、現状の把握と既に職員、担当職員の方で勉強会をしながら進めてまいりました。しかしながら、これらは専門的な部分が入ってまいりますので、たしか予算にもご提案申し上げておったと思うんですけれども、専門機関の関係のお手伝いもいただきながら、期間的には10カ月間ぐらい必要とすると予定しておりますから、したがいまして、平成17年の末までを一つの認証目的として相進めてまいりたいと思います。種類は 40001で、 14001ということでちょっと数字反対になったようでごめんなさい。 14001ね、そういう形で相進めてまいりたいと思っております。
 それから、北部道路に関することでありますけれども、おかげさまで、ご案内のとおり13.5キロでありましたか、総延長13.5キロのうちですね 5,200メートル、 5.2キロ、しらかしインターまで既にオープンさせていただきました。残る東北自動車道までの 6,600メートルについて、今かなりの部分について用地交渉の同意をいただいて、買収にも入っております。したがって、当面 6,600メートル、東北自動車道までの買収並びに工事着工にも発注したかしないかのそのぐらいの形までおかげさまで進んでまいりました。順次、なお買収と工事とという形で国の方で大変精力的に取り組んでいただいております。
 残る 1,700メートル、いわば東北自動車道から国道4号線までの 1,700メートルについてはまだ手ついておりません。これらについては地権者のご協力をいただかなければ測量にも入れません。今までですと、一般的にですね、この種のことについてですと、一般的には国が県が町が路線を計画発表すると逃げないという戦後50年は来たと思っております。そのような形で国民も国の方で町の方で路線決定すれば、そのまま何とか時間かかっても何年かかっても何十年かかってもその計画を推し進めるという形で半世紀来たと思っております。しかし、今次の日本国民のものの見方、考え方、道に対するとらえ方、国論が分かれている現実にあります。したがいまして、町として大変心配していることは、それほど地域の方々が不必要とするならば中止もやむを得ないという形もあり得るということを大変心配しながらいろいろな形で国との打ち合わせをさせていただいているところであります。今現在のご報告申し上げるところは、その形であります。
 次に、都市型農業の振興でありますけれども、いろんな機会に申し上げてまいりましたけれども、富谷の農地、田畑合わせて 700ヘクタール前後あるんでしょうか。これらを一部休む、もちろん減反という形とか、生産調整という形で休んでいる分もありますけども、この農地は長い間かけて農民がつくってきたものであります。今後もいろんな形はあろうとも、守り抜いていかねばなりません。その中で、今農地はそのぐらい持っているわけでありますけれども、その農業に取り組む人たちが不足しております。よく後継者という表現使われますけれども、富谷の職業構成、いろいろな状況、環境、いわば地域環境条件、そういう地理的環境という表現があたりますか、そういうことからすると、なかなか新規というのはこれはなかなか大変なことでして、したがって、小規模ながら、今までも小規模直販体制とか、そういうお手伝いをさせていただいてまいりました。いろいろな取り合わせで、小規模ではありますけれども、大々的な形まで取り組む人が少ないのでありますから、今ある技術量の中で、直販体制、それからレクリエーション農園のお手伝いとか、朝市の形とかそういう形で今進めているところであります。それから、リンゴ、その他ブルーベリーなどについては、新開発が今開発中でありまして、それらに大きな期待と手伝いできることは手伝っていかねばならないと考えておるところであります。
 それから、企業誘致関連でありますけれども、企業誘致関連については、おかげさまで、皆様方にご決議いただいております誘致条例については決して県内ではそれほど見劣りする制度ではありません。したがって、これらをもとにですね、誘致活動を進めてまりたい。特に特に富谷町に都市計画税を持っておりません。持たないで頑張ってまいりました。これが富谷に進出していただいた企業の中にはこれらも大きな進出の優位性にとらえていただいたところもありますんでして、大変今課税の問題が地方自治体にあるわけでありますけれども、町民のご協力をいただいて、この税の一課税で頑張り抜きながら町民も助かるわけです。企業にだけかけないんでないんでして、町民にも、町民にもまた誘致する企業にも喜ばれていることでありますから、その分をその分を別な形で皆さんに後ほど申し上げますけれども、行政の効率性にご協力いただかなければならないと考えておるところであります。
 第2点であります。
 福祉関連でありますけれども、よく保育所、保育所を縦軸支援にですね障害に応じて年齢生涯に応じて縦軸支援から幼児ケア、高齢者までトータル支援と。いわば横軸支援を加えて生活支援の強化を模索してまいりたい。こういう形で組み立てをしているところでありまして、項目を申し上げますと、結構六つ、七つを考えながら担当課中心に進めてまいりたい。その中で、なかなか進んでない宿題が一つあろうと思っております。いわば、いろんなとらえ方、組み立て方あろうと思っておりますけれども、我が町の形でいうと、申し上げると、福祉課サイドと町民課サイドが福祉ではない。いわば生涯学習課、教育総務課にかかわること、いわばそれらを連携したところに縦軸、横軸の福祉活動、支援活動があるんじゃないだろうか。これはしばらく前からの宿題でありますけれども、なかなか進捗しておりませんようでして、本年なお一層これらを勧奨、奨励してまいりたいと考えているとこであります。
 次に、保育所需要の関連でありますけれども、長い間幼稚園、幼児教育についてはなるべく民間で、それから、保育所についてはなるべく官、いわば町、責任持ってという形をとってまいりましたけれども、時代の動きもありますし、それから国民負担とのかかわりも出てまいりました。したがって、幼保一元化なんてということも出てきた状況になりますけれども、町としては、町としてはまだ幼稚園の延長など、保育所の延長保育、そういう形もとっておるところでありますが、まだ一元化という形までお答えできるまでいっておりませんけれども、保育所のお話にありましたように、民間のお手伝いもいただかねばならない時期に入ってきたというふうには思っております。いろいろこれ条件整備、整理をしてまいらねばならない宿題もありますけれども、方向としては民間のお手伝いをもらわないととても耐えきれないと申しますか、そういう状況にあるというふうにも考えております。いわば、何とか成田保育所の増築によって、何とか待機児童ゼロの方向でここまで来ましたけれども、人口推計、そういうものとそれから、保育年齢が動いてまいります。いわば、ここしばらくの状況を見ますと、年齢が下がってきてまいります。いわばゼロ歳も入れなく方向に来ております。したがって、人的体制、設備体制が大変大きくなってまいりました。そういうことからして、基本を多少変えさせていただいて、民間の力も借りるということも念頭に置いて、待機児童ゼロを守る努力を今後も進めてまいりたいと思っております。
 それから、検診活動でありますけれども、検診活動については、まさにそのとおりでありまして、国保ベースで申し上げますと、医療機関が、医療機関が多くなってくる、くればくるほど住民は非常に便利になります。助かります。一方で、医療費が上がってまいります。したがって、そういうことも考えますと今先ほどお話にありましたように、その以前のなるべく軽いうちにお医者さんに、近場でお医者さんがふえる予定もありますから、病院もふえる予定もありますから、なるべく軽いうちにお医者さんに行っていただくという啓蒙活動をしていかねばならいということと、お話にありました検診活動についても今までもいろいろな形をとらえて進めてまいりましたけれども、なかなか上がっておりません。ですけれども、医療機関が出てくれば出てくるほど、なお検診活動に力を入れてまいらねばならないと思います。その中でも一つの例などで見ますと脳検診を県内でも早めの年齢でやってみるとか、検診年齢を下げるとか、そういう形をとって進めてきたつもりでありますけれども、なかなか数字としては弱い面があります。なお一層努力してまいらねばならないと思っております。
 次に、成田交番に伴う問題でありますけれども、おかげさまで、成田交番について、当初はですね、これははっきりご案内のとおりですね、施設、設備も宮城県、人的体制、県警本部、これが当たり前なことでありますけれども、ご案内の状態でなかなか進みませんでして、土地については町の土地を貸与してお貸ししていこうと、こういうことであります。上の建物については、我々市町村が出してはならんということで、いろいろ検討してまいりました結果、非常にその間に、企業の方々がご寄附申し上げたいという申し入れありました。そういうことで、今日に至って、起工の運びになったわけで、それらを心配、基準それらを見ながら町内会も私たちも額は別として地元なもんですからということで、成田町内会など、企業にお任せしてはということであったわけですけれども、私たちもということで、幾ばくか声をかけたということを伺っておるところであります。
 一方、鷹乃杜の連絡所変更についてはですね、まさにそのとおりで、警察の再編でありまして、ただ、富谷交番と新しく出る交番が今までですと鷹乃杜は不在退出の時間が多かったわけですけれども、今度は2カ所、富谷町地内でいうと2カ所について常時体制で24時間体制に変わるわけでありまして、鷹乃杜、日吉台も全部の富谷交番と成田交番で仕分けはしておきますけれども、体制強化に逆になるというふうに思っております。ただ、人的体制については、今後ももっともっと警察本部の方にとりあえずオープンさせて人的体制は今後も努力してまいらねばならないと思っております。特に県警本部でも心配していただいて、大和署と泉警察署との二つの連携をし、広域的な二つの警察署が広域的に、また富谷にとっては先ほど申し上げたような警備体制、治安体制、こういうもので進めていくと報告をいただいておるわけでして、町としては繰り返しますけれども、人的体制の強化を今後もなお一層進めてまいりたいと思っております。
 次に、ブロック塀の関連でありますけれども、これらについては、14年度、平成14年度に実施、県が実施した町も立ち会って実施したブロック塀の調査によって、その表現でありますけれども、D判定、E判定、1件ずつありまして、15年度に撤去させていただきました。そのほか、この2件については、個別にスクールゾーン内のブロック塀の除去作業のお知らせを及びお願いについて文書で通知し、積極的に事業の啓発、啓蒙を図っているところであります。15年度より5カ年計画でスクールゾーン内のブロック塀の除去事業については15年度より5カ年計画で児童などの安全確保する観点から危険なブロック塀を除去する費用に対して助成を町が2分の1、宮城県が2分の1で、限度は15万円を限度としてしてまいりたいと、こういうことであります。
 次に、第3点目でありますけれども、生涯学習関係のサークルグループの公平性ということを指しているような言葉ありましたけれども、さまざまな種類があります。まさに小規模のサークルから大規模のサークルまで、それもスポーツ、文化、芸術、さまざまな種類がありまして、富谷町の本当に大変な人がおそろい、それも年齢問わずということでありまして、大変喜んでいるところであります。したがって、その中で特別不公平な扱いという形はとってこないつもりで……。例えば、一つの例ですと、マーチングなどは長期遠征が全国大会遠征あったり、世界大会遠征あるとか、それから人数が多いとか、そういうことで比較的多いんじゃないだろうかというような数字的に見えますけれども、個当たりにしたらそれほどの、みんな1人何円という形の公平性はありません。多少の波はありますけれども、そんなことを念頭に置きながらいろいろな生涯学習関係にかかわる団体について、窓口にする団体については、そんなことを念頭に置きながら進めてきたところであります。その中でも例えば文化財に指定した民俗文化、これらについては定期的にお手伝いをさせていただく、こういう形をとらせてきた、まいったところであります。
 それから、町も大きくなったからということで、施設整備の問題でありますけれども、なかなか今の町の力で今の総合運動公園の設備の充実化というのは投資というのは、なかなか大変だと思っております。いつかはやらねばならない時期が来るかもしれませんけれども、なかなか大変だと思って考えております。したがいまして、あのようにして平場ができたわけでありますから、あの外の分についてはあれらを存分に今使われております。特に、駐車場なども多いものですから、町外の団体、いわば青少年団体、社会人も含めてですね、使われるという、借りられるという形もありまして、非常に利用率はいい形に進んでおります。したがって、本来ならば議員お話しのとおり、整備していけばいいところでありますけれども、なかなかそこまでいかない面もあります。その中でテニスコートなどもかなり老朽化が進んでまいりました。成田地区、東向陽台地区にもあるわけでして、これらについてもかなりの面がありますから、一気にあれを大改造、改修まではなかなか手が回らないのかなと、修繕、そういうものなども考えながら支障のない形で進めてまいりたいと思っているところであります。
 次に、財政、行財政改革の問題でありまして、まさに今議員のお話のとおりだと私も思っております。公務員だから公務員だからという一つの枠組みはあることには間違ありません。
公務員の枠内の法律の中もあります。労働のいろんなかかわりもあります。しかし、国民があっての住民があっての役所でありますから、私はその住民の方々に限りなく尽くす、お手伝いをさせていただく、いやす、これも私はペンとペンのやり取りでなくて、いやす、長時間かけてるだけでなくて、やっぱり顔と顔がつながることによっていやすとか、こういうことも公務員の公務員法にはないかもしれませんけれども、私はそういうことも仕事のこたえていく国民がこれだけ苦労している時代でありますから、私はこたえていただく職員であってほしいと絶えず願ってまいりました。大変お褒めをいただく職員もあります。たまたまご苦情も苦情もいただくときもあります。 270名の職員の中にはさまざまの体質ありますから、いろいろありますけれども、喜ばれたときは早速速やかに職員に褒められたことを伝えていくつもりであります。どうか、今後もなお一層職員の住民に対する考え方、そういうものを意識の徹底を図っていかねばならないと思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) この際、11時5分まで休憩します。
午前10時51分休憩

午前11時05分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 7番今村 寿君。

7番(今村 寿君) あの、土日開庁についての町長の考えをちょっと漏れていたように思いますので、ご回答をお願いします。したいと思います。土日の開庁についての質問。

議長(相澤 武雄君) 答弁でいいんですか。(「はい」の声あり)
 若生町長。

町長(若生 照男君) 土日の開庁は後でも出てくると思いますけれどもですね、私は土曜、日曜が最終目標でないと思っております。ですね、いわば当面7時まで開いてみました。そして、土日の開庁ということになると、役所は開いてても関連でその書類を持って別な例えばですよ、例えば、銀行に行かなければならないと、銀行が閉まっているということで、二手間になるはずもありますから、土日の開庁というのはもう少し時間必要かなと、このようには思っております。
 あわせて、あわせてというのはこの機会に申し上げますけれども、とりあえず7時までの開庁を試みているわけでありますけれども、私はあの件については、当面一つの中継点だと思っております。最終目標をもう少しですね、行政職での吏員、公務員であって、行政職の中にもその単労的仕事もあります。したがって、課長、何課と何課の中で人との人とのお手伝い方式、そういうことによっても、そして年間、最終目標は年間の労働時間の中でなるべく開庁時間を移動しながら住民におこたえすると、こういうふうに、最終目標は私は相当時間がかかると思っておりますけれども、目標はそこにあると考えております。したがって、今の土日の開庁については、もうちょっと時間がかかるのかなというふうに思っております。

議長(相澤 武雄君) 次、11番菅原 傳君。
11番(菅原 傳君) 私は、町長の施政方針につきまして、2点について質問をいたします。
 施政方針には、緑の町、活力と安心と文化の香る基本計画を示されていますが、その充実に期待したいと考えます。その中で、私は特に福祉の問題と教育の問題について町長の抱負と見解を伺います。
 富谷は子供の多い町で子供を大切にする政策を重点にやってまいりましたけれども、施政方針の文面からは「子供は町の宝」という文言が消えてしまいましたが、政策の重点であることは変わらないと思います。これから、富谷、そして国を背負って立っていく子供たちの教育はおろそかにはできません。町長の述べられた方針の中に、新たな施策として県の再生戦略による「学級編制弾力化事業」が掲げられました。県が新年度から2年間実施をするものでありますけれども、小学校一、二年生に35人規模の学級編成を行うというものであります。県全体としては 170名の講師がこれに採用される予定であります。これまでに増して学習や生活指導に対して充実した教育がこれによって期待をされると思います。
 そこで、伺いますが、富谷町内には何名の教員が配置をされるのか、そして該当校はどこなのか伺います。
 また、配置される教員の身分はどんな形なのか。聞くところによりますと講師、正規の教員ではない形の採用というふうにも聞いておりますけれども、この内訳についてお伺いをしたいと思います。
 また、学校における役割、勤務時間、これは一般教員と同じような形になっているのか違うのか、また人件費については、町の負担があるのかどうかもあわせて伺います。
 今回の35人規模の実現は大変に喜ばしいことでありますけれども、かねてから待ち望んでいたことが実現をしたわけであります。これを今後三、四年、五、六年、中学校と、一挙には無理としても、年次計画的に実施していくべきだと考えますが、今後の35人学級の見通しがどうなるのか、伺いたいと思います。
 県の計画の情報が入っているかどうか、これもあわせて伺いたいと思います。
 既に隣りの山形、秋田、福島、そして仙台市では35人ではなくて30人学級の編成が着々と進んでおり、おくれている宮城県の教育改善のためにも、市町村自治体として県や国に対して要望を強化し、早く30人学級が実現されるべきだと考えますけれども、県の市町村首長会としまして、どんな運動を起こしておられるのか、この点も伺いたいと思います。
 次に、保育所の問題について伺います。
 富谷町は日に日に人口がふえ、ふえるにしたがって、若いお母さん方が働く希望がかなり出ておりまして、子供の保育所は切実な問題になっております。施政方針では年々高まる保育需要に対してサービスの質の向上、乳児保育、延長保育、一時保育、障害児保育など、積極的に展開するとされておりますが、その対応を評価したいと思いますけれども、具体的に何点かお伺いをいたします。
 町内の保育所の定数については、先般配付されました資料でわかりましたが、現在、入所希望のいわゆる待機児は何人ぐらいあるのか、この点を伺います。
 新年度の定数に伴う職員の定数配置でありますけれども、全体で何名になり、正規職員と臨時職員の内訳などについても伺いたいと思います。
 さらに今後大清水、上桜木の保育所設置の計画があるのかどうか。同じように、清水仲の子供の数もかなりふえてきておりますが、この保育児が現在どれぐらい入所しているのか、あわせて伺います。
 方針の中でサービスの質の向上と強調されておりますけれども、具体的に質の向上というのは、どんなことを重点にされていくのか。また、保育事業を進める中で、特に問題点となっていることがあれば、二、三、特徴的な点を挙げて説明をしていただきたいと思います。
 さらに、最近保育一元化問題が出てきております。国の動きとしまして、幼保一元化の問題が急浮上してまいりました。幼稚園と保育所をまとめて、幼児を保育するという構想であります。これは、幼児の数の減、建物の老朽化、そして何よりも国の緊縮財政が大きな要因となっております。しかし、幼稚園は文部科学省の管轄であり、保育所は厚生労働省の管轄でありまして、互いの縄張りがあって、そう簡単には一元化できない事情があります。昨年、大郷町で四つの幼稚園を統合し、公設民営の保育園、さらには子育て支援センターの三つをこれを全部合わせて一体化して、乳幼児総合教育施設、ネーミングは「すくすく夢の郷」を開設をいたしました。過疎地域の保育施設統合は集団保育が困難なほど園児数の減少していることがあり、施設の老朽化が理由となっているようであります。
 また、大衡村でも今年度保育園の四、五歳児を全員村立幼稚園に移しております。市町村財政の事情が幼保一元化の後押しとなっているわけであります。
 このような動きがありますが、1日を過ごす生活の場の保育園と、午前中の教育が中心の幼稚園では、保育内容が違い、一元化では混乱が生じると指摘されております。富谷町としては、当分はこのような状況がないと思いますけれども、しかし、現在進行しているこの一元化問題について、どう検討されているのか、今後の構想があれば、それも伺って質問を終わりたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点目については、教育長の方からも具体に答えられると思いますので、教育長から答えさせます。
 ただ、その中でですね、「子供は宝」というのは施政方針になかったということでありますけれども、精神は変わっておりませんから、ひとつご理解いただきたいと思います。「子供は宝」にはいささかも変わっておりません。
 それからもう一つですね、他県の小規模の、少人数学級というんですか、小規模の学級の……、これは東北6県でたしか宮城県が一番おくれているというようなお話のとおりで、そのとおりだと私も伺っておりますけれども、宮城県にも学校と、学校と学校との規模に対する児童生徒数の波が物すごく大きくなってきております。富谷のように学校増築増築せねばならないような、新築せねばならないような地域、学級数持っている地域もありますし、それから減っていって、余裕教室の多い学校も宮城県内にもかなりあります。したがって、これらを取り入れることによって、施設の増築しなくてもいい地域とそうでない地域が富谷のような地域の方が圧倒的に少ない。そして圧倒的に多いのは余裕教室と申しますか、空き教室と申しますか、それの多い地域もあるということもご理解はしていただけなければならないと思っております。
 もう一つ町長の立場としてやるのは、絶えず町村間での話し合いの中では当面2カ年とか当面3カ年という補助事業とか、そういうものをやってスタートをさせ、2年とか、3年、そういうことをして、後は打ち切り。そうすると、そこでその仕事は打ち切りできません。したがって、町民の負担になっていきます。こういう例が間々県や国にあります。事業量の大きさは別としてあります。これはまかりならんというのが我々市町村の考え方であって、メニューをアドバルーンを揚げて、途中でアドバルーンの糸を切るような県や国のやり方、まかりならん。こういうことも考え方には変わっておりません。今度のことについても、形の上では進むはずでありますが、非常にそういう面でやらねばならないことではあるけれども、やらねばならないことであるけれども、そういうことがあり得る可能性を我々は心配しているところであります。
 次に、この2点目について申し上げます。
 保育所の定数、この間も申し上げましたように 320名をこの4月1日に定数60プラスで 320名になりました。したがって、これに割増し分がありますから、それで何とか待機児童なしで4月はスタートできると、このように考えているところで、進んでいることろであります。
 次は、職員の定数、臨時パートも、これは臨時パートというと全くあれでありますけれども、全部これらについては免許をお持ちの臨時パートでお手伝いをいただいております。65名であります。それから正職員が35名であります。
 次の保育所の計画はということでありますけれども、この計画、町有地は町保有の土地は南方面にまだありますから、土地としてはありますけれども、保育所早速新設できるような状況かどうか、今検討はしているところでありまして、まだどういう動きになるかまだ見えていないところであります。
 それから、質の向上ですね、保育需要の容量が増加したこと、また保育、乳児保育の増加に対して、その定数を撤廃するとともに乳児の保育時間を柔軟に対応すること、さらに保育所における利用者の苦情などの解決実施要領に基づく対応を図ること、そういうことでいわば保護者との連携を密にしながら、進めてまいりたい、まいりますと。こういうことで申し上げさせていただいたのであります。
 それから、臨時であろうが、正職員であろうが、資格者でありますから、そういう人たちのお互いの連携をしながら、預かった子供さんたちをより温かくお預かりしていくと、こういう勉強などもしてまいらねば、まいる予定であります。
 次に、幼保の一元化、先ほども申し上げましたけれども、基本的に私はこれは文部省、科学省というのは、文部省、厚生省というこれは国の方のたまたまの枠決めであって、私は基本的には町民が町民が住民が富谷の住民がどういうことがいわばゼロ歳からなるべく保育していきたい。小学校入学まで、そういう形が需要が、希望が多ければそういうことが重点的にいかねばならないのかなと。幼稚園は幼稚園の使命が今までもありましたけれども、やはり、これは検討は今後もしていかなければならない。決して国が言ったからとか、そういうことでなくて、富谷に住む人たちがどういう保育、幼稚、幼児教育というのを形の上では今までは多少違っておりましたけれども、最近ずっと見ていますと、かなり近寄ってきているのかなと。かなり親御さんのご要望と申しますか、子育て雰囲気というのがそういう方向にもあるので、いわば国の制約あるかもしれませんけれども、町としては住民の方々のいろいろな声なども参考にしながら、これからいろいろ研究検討をしてまいりたいと、こういうふうに思っております。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) それでは、ご質問の配置教員とかそれのことについてお答えします。
 その前に施政方針説明要旨の中で、私の方から資料原稿提出の際に「学級編制弾力化事業」という文言がありますけれども、「学級編制」の「制」を「成る」というふうに示してきましたけれども、本来は「制度」の「制」ですので、制度の制というふうにお直しいただきたいと思います。謹んでおわび申し上げます。訂正させていただきます。
 それじゃあ、ご質問の中に入りたいと思います。
 一つは、配置教員数と配置学校です。一応少人数学級で生じる学級増で生じる学級増は5学級になっております。したがって、5人の教員が配置されるということです。
 で、その中で配置学校は東向陽台が2学級、あけの平小学校が1学級、東向陽台小学校が2名、あけの平小学校が1名、成田東小学校が2名です。
 身分ですけれども、15学級以下の場合の1増は常勤講師、それから15学級以上で2名増の場合はそのうちの1名が常勤講師、もう1名は非常勤講師という身分で配置されます。
 学校における役割ですけれども、一、二年生、両方に、一応少人数学級は一、二年生対象なんですけれども、学校の弾力的な運用によりまして、一、二年生を持たなくてもそのどの学年持ってもいいという弾力的なものがあります。ということで、主に常勤講師は学級を持って任務に当たる。非常勤講師は1日6時間の時間帯で主に教科指導に当たる。担任はしないで教科の方の指導に当たるというふうに、常勤講師と非常勤講師の区別はつけてあります。
 なお、人件費につきましては、県の職員給与規定によりまして定められております。
 なお、非常勤講師につきましては、長期休業中は給料、報酬の方は、給料ないということになっておりますので、その辺をお含みおきいただきたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 11番菅原 傳君。

11番(菅原 傳君) 非常勤職員と常勤職員とこう分かれておるようですけれども、ちょっと気になるのはですね、学校の中での勤務対応で違いが出てくるとすると、ちょっといろいろ問題になるのかなという感じがあるんですが。例えばですね、職員会議なんかに、常勤講師は参加するんでしょうけれども、非常勤講師は参加しなくてもいいということになっているのかどうかですね、その辺の県の指導がどうなっているのか、この点を伺いたいと思います。
 それから、ちょっと一般の正規の職員とは違うので、例えば休暇問題についてですね、産休、育休、そういうものがとれることになるのかどうか、この点もちょっとあわせて伺いたいと思います。
 それから、これちょっと教育長、町長にするのもどうかなと思ったんですけれども、現在この弾力化事業についてですね、県議会でいろいろ議論されております。ところが、浅野知事は何かおとといですか、県議会の中であの予算がいわゆる職員の 3.2%カットの問題も承認されなければ、この事業はいわゆる再生戦略事業はやらないと、実施ができないというふうにこう言っているんですね。それでこれが問題になって、やらないとなればこの35人規模学級もやらないということになってくるのでね、現に作業はとっくに進んでいるわけですから、非常に学校には大混乱が起きてくるということになってくるんで、この辺はちょっとお聞きするのも無理かもしれませんけれども、ひとつ町長サイドからですね、県に対してはこれはぜひこの実現は確実にこのやるように、再生戦略中止だなんてことはならないように、というふうな申し入れは緊急にやってもらう必要があるんじゃないかと思いますが、この点を伺いたいと思います。
 それから、今後の問題でさっき町長から大分力強く国、あるいは県に対しての要望行動が話をされました。確かにそのとおりでありまして、教育というのをある日右になって、ある日は左になるというふうにころころ変わっていいものではありません。35人学級だとか30人学級だというふうに2年間やってですね、その後金がないからやめますというのではですね、全く朝令暮改もいいところで、学校の現状を無視する。あるいは教職員と父母の不満もかなり募ってくるということになりますので、これはぜひとも継続事業ということでですね、県の方には強力に申し入れると。県の方も国から金が来るからやっている面もあると思いますので、国の方にも強力に申し入れるということで、この点は現在市町村の首長会議等でですね、話し合いになっているのか、あるいは要望書を出す段階までなっているのか、この点をもう1回確認をしたいというふうに思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) なっております。なっておりますし、先ほど申し上げましたように、よく始まって糸を切ることを平気でやりますから、厳重にそれも含めて、厳重にやっておりますし、後は県議会でどういうあれしますか、そちらはそちらの責任だと思っております。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) それでは、勤務の対応についてだと、ご質問だと思いまして、これについてお答えします。
 非常勤の6時間勤務で職員会議等々ということですけれども、15学級以上の学校ですと、小学校15学級以上の学校ですと、加配、1人教員が多いんです。いわゆる研究主任、教務主任等々に活用できるということで、その先生が多分担任をしながら、そして非常勤の方は教科専科というふうな形に運用されると思います。ということで、職員会議等々、その勤務、その6時間の中で職員会議等々入っていればもちろん参加、出席しなければならないんですけれども、それ以外でしたら非常勤の身分の中で対応していくということになります。
 それから、休暇等々ですけれども、一応6・6講師という名前がついているんです。6カ月更新なんです。で、その中で例えば育休1年とかというわけにはあり得ないです。ただ、病休、年休等はその県の条例に定めた勤務時間帯で対処していくということになります。以上です。
 それから、もう一つですけれども、今の県議会で議論されているところですけれども、一応採用者は3月31日本人あて通知ということになっておりますので、議会が終わるということで、その辺も予測しながら、慎重に進んでいると思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 次、3番山路 清一君。
3番(山路 清一君) 私は2点について質問します。
 第1点は、ISOの認証取得についての質疑です。
 この件につきましては、先ほど同僚議員より質疑があり、また当局より回答もあり、よくわかりましたので、質疑の趣旨だけを述べさせていただきます。
 国際規格ISOは、民間企業におきまして大変早くから取り入れられ、今では大企業ばかりではなく、中小企業でも数多く取得している世界規模の国際規格で、品質管理のISO9001、そして今回の町が取得しようとしているISO 14001が一般に民間企業・公共団体等が取得している必要な国際的な規格で、民間企業では仕事上絶対必要な取得とも言えます。
 今回の施政方針富谷町総合計画の基本理念、「ゆとりあるふるさとづくり」の実現に取り組む、総合計画の将来像である「緑あふれるまちづくり」の中で、地球規模の環境問題に配慮するため、国際規格ISO 14001の認証取得がありますが、次のことを質疑します。
 一つ、ISOの準備作業はどこまで進んでいるのか。
 二つ、いつまでに取得するのか。
 これは先ほど申しましたように、先ほど答弁がありましたので、答弁は省かせていただきます。
 ISOに関しましてはですね、私もちょっと経験があるんですけれども、まず先ほど町長のご答弁にもありましたように、お金と時間と、それから労力がかかります。それから何よりも取得した後に定期的な報告、それからチェック等があります。これが大変なことでありますので、その辺をわきまえてですね、平成17年度の取得を心より望むところであります。
 次に、第2点目、今年度のパソコン講習会です。
 15年度の一般質問でも何度かあり、住民の関心の高いことの一つと思います。
 私事になりますが、ことしの1月のパソコン講習会「デジカメコース」を実際に受講しました。そのとき感じたんですけれども、受講生のパソコンに対する熱心な取り組みに対し、改めて関心の高さを肌で感じた次第です。
 総合計画の将来像の一つ、「地域の文化が香るまち」の中で、「パソコン講習会」が取り上げられておりませんので、次の2点について質疑いたします。
 一つ、平成16年度「パソコン講習会」の開催とこれに対する予算ですね、は幾らか。
 二つ目、「パソコン講習会」を開催するのであれば、その予定は。以上、質問いたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点のISOについては先ほど今村議員に答えたとおりでありますので、ご理解、ご了解願いたいと思います。
 今、特に心配なすっておる議員おっしゃるとおりですね、取得後、取得までは一つの流れでいくということをうかがっておりますけれども、むしろ、取得後の方が人がかかわるわけでありますから、いかにそいつを目標値を崩さないでもっていくかという、全くご指摘のとおりで、これは大きなむしろ荷物を生々背負っていく覚悟が必要だと、全く同感であります。
 次に、第2点のパソコン教室の問題でありますけれども、これもスタートはおくればせながら、13年、14年が国庫事業があるからということで、一つのきっかけではあったわけでありますけれども、その後ぷっつんであります。本年度は単独事業として開催してきました次第で、新年度も同じように開催をする予定を持っております。今現場見ていただいておわかりのとおり、15台、16台持っていて、15人用でありますので、あの形はあの形でいかざるを得ないのかなと、確かに需要が多いこともわかっておりますけれども、なかなかそれ以上というと1学級では間に合わない、2学級の形とらねばならなくなるのかなと、こういうことを思うと一つのきっかけづくりが主たる目標でありますので、あの今の形で進めてまいりたいと、こういうふうに思っておるところであります。
 費用はどのぐらいかということでありますけれども、費用は 264万円を投下しているところであります。まさにそのそんな状況で進んでおるところであります。
 それから、講習内容ですが、多少、このなじんできたんですか、少しグレードアップと申しますか、そういうご希望が多いようですので、少しそういう形も念頭に置きながら、プログラムを組んでいこうと、こういう担当の方で準備を進めているようでありますので、ご理解願いたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 次、5番相澤 榮君。
5番(相澤 榮君) 私は、平成16年度町長の施政方針演説につきまして、3件について質問をいたします。前段は省略いたしまして、項目だけ申し上げます。
 「やさしさと安心に満ちたまちづくり」と題しまして、痴呆予防対策について、高齢者保健福祉について、「痴呆予防」が重要と考えており、その予防対策といたしまして、若いうちから地域に根ざした交流の場を広げることにより予防対策を講じていくということがありましたけれども、これについて、地域に根ざした交流とはどんなことなのか、具体的に説明をしていただきたいと思います。
 そしてまた、その予算的裏付けはどうなっておりますか、伺いたいと思います。
 二番目といたしまして、災害に強いまちづくりということについて、地震、防災対策について、このことにつきましては、同僚議員が一部質問をされておりまして、お答えがしてありますけれども、私の部分についてはその部分が重複しないように申し上げたいと思います。
 一つ目としましては、該当箇所は、何カ所ぐらいありますか。それでその箇所についてメーター数はどのくらいありますか。
 それで、助成の方法につきましては、15万円以内でもって県と町が2分の1ずつ補助するということにありましたけれども、これは生け垣の作成につきましてもそれを含まれるのかどうかをお伺いしたいと思います。
 それから今年度の実施予定数というか、何カ所ぐらいがあって、何メーターぐらいがあるかという部分もお伺いしたいと思います。
 三番目の創造的な財政の運営について質問をいたします。
 「自主的、主体的行政全般の総点検を行い、各種経費の節減、合理化を図るとともに、行政コストにも注意を払い、最大限の効果が得られるよう、引き続き事務の見直しに努めます」とありますが、これらについて、新庁舎になりましてから、全課において、業務時間の延長サービスが実施されておりますが、来客の数字は具体的にどのようになっておりますか。また、照明や冷暖房等、光熱費の経費の増についてどうなっておりますか、伺いたいと思います。
 1年間の全課の業務延長サービスによりまして、その費用対効果におきまして、今後もまた継続されるというふうな考えを持っておられるかお伺いしたいと思います。1カ月にゼロという利用者の課もあるわけでございますので、その辺も踏まえましてですね、これからやるときは1階に課を移しての集中的な方策も考えられると思いますので、その辺もお伺いしたいと思います。以上で私の質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 痴呆予防対策ですね、1日にね、二十歳を過ぎると二十歳を過ぎるとね1日にこれ専門家が言うんだから当たっているなと思うんだけれども、ちょっと気が遠くなる、10万個が脳神経細胞が減っていくんです。そういうことを聞くとびっくりしてしまって、かえって体の調子悪くなるんじゃないかと思っているんですけれども、とにかくそういうことなどもあるとすれば、とにかく引きこもってテレビとの付き合いをなるべくしていただかない方法、こういういろんな手立てがあろうと思っておりますけれども、そういうことを念頭に置きながら、しばらくなるんですけれども、スタートは鷹乃杜から始めだったんでしょうか、地域的に、なるべく地域の名称上はゆとりすとクラブなんて格好いい名前で始めたんですけれども、なるべくそのご家庭にいる人たち、年配の人たち、そしてあと若い主婦が主になるんですけれども、主婦が主になるんですけれども、そういう人たちのお手伝いいただきながらですね、地域サークル、地域話し合い、地域遊び会と申しますか、そういうことで地域の参加を……。ですから、ハード的というよりも本当に精神的なお付き合い、それからいろいろな催しをしていただきながら、とにかく複数でいる時間をつくる。これをしばらくなかなかふえませんでしたけれども、おかげさまで少しずつ地域的にふえてまいりました。このことなどを念頭に置いて、もっと呼びかけて地域に網羅していきたいものだと、このように広げていきたいものだというふうに一つは考えているところであります。
 それから、お金的にどのぐらいをということでありますけれども、お金はそれでもゆとりすとクラブさ50万円台かけているようでありますし、脳の方の能力、痴呆関係、そういうのを含めますと30万円ぐらいかけているようであります。お金額が大きい小さいでなくて、それらを中心になお一層町内に普及してまいりたいと、こういう考え方であります。
 第2点の震災対策でありますけれども、先ほどお話し申し上げましたようにスクールゾーン内が2カ所でありました。それで総延長が65メートルでありました。
 それから助成の方法も先ほどお話ししたとおりであります。生け垣部分というのは、これ生け垣分については別な方なそうであります。
 除去していくのには10件ずつを町として予算化して進めてまいりたいと、こういうふうに考えているところであります。
 それから、3点目でありますけれども、どのぐらい実績、これも先ほど今村議員さんにでしたか、申し上げたのでありますけれども、私は時間延長は経過措置だと私は思っております。しかし、一応具体に申し上げますと、15年度は 4,629件、1日当たり 19.05件、こういう内訳であります。町民課本庁が 689件、東向陽台出張所 547件、富ケ丘出張所 572件、成田出張所 570件、こういう状況であります。したがって、今議員おっしゃるようにですね、集中的とか、そういう費用対効果からするとそうでない案内のお客さんの少ないし、それは議会事務局なんかお客さん議員さん以外行かないんでないかということもあるので、これは経過の中でいろいろ人事担当、いろいろな打ち合わせの中でこれから改善、改良していかねばならないとは思っております。私は経過的に最終目標は別に持っておるところであります。
 それから、費用対でありますけれども、1時間平均 6,300円の電気料がかかっております、1時間 6,300円。したがって、年間にすると掛けるわけですから 300万円ぐらいになりますか、ですからそういうことで、電気料もったいないからじゃあみんな1階に移すというと、今ご案内のとおり事務処理はですね、鉛筆と消しゴム、そろばんでない形でありますから、機械がアースされておりますから、その辺がまた別なとらえ方も必要なのかな。実績としては1階部門のお客さんが多いわけでありますから、そういうこともこれからの今のご意見なども参考にしながら、中間的な改善は必要な分はしていかねばならないと思っておるところではあります。

議長(相澤 武雄君) 5番相澤 榮君。

5番(相澤 榮君) 生け垣の設置は別だというお話があったですけれども、これについての具体的な金額についてお伺いしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) これは対象外ということですね。

議長(相澤 武雄君) 5番相澤 榮君。

5番(相澤 榮君) 私の言っていることが違ったようにとられたようですけれども、ブロック塀の除去についての補助はあるということなんですけれども、この方針演説の中にですね、設置改善を行う場合の費用についても助成をいたしますということで、先ほど都市整備課長がお話あったように私は聞いていたんですけれども。だから、生け垣についても別枠であるのかなというふうに思ったもので、お伺いしたんですけれども。それについてもう1回ご答弁をお願いします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) あるの、あ、そうですか。あるんだそうです。ごめんなさい、不認識で。(「具体的には」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 生け垣等の設置の助成額ですが、補助率といたしましては、3分の1でございますが、ただ限度額がございまして、設置延長に 4,000円掛けた額と、それから10万円のいずれか低い方ということになって、限度額がございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) この際午後1時まで休憩いたします。
午前11時50分休憩

午後 1時00分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 私は日本共産党富谷町議員団を代表して、2件質問をいたします。
 町長の施政方針をお聞きしまして、まず、まちづくりの諸問題について伺います。
 学校内に侵入した暴漢に小学生が襲われ命を落とすなど、安全だと思っていた学校が惨劇の現場になる事件が相次いでいます。幼きものをターゲットにした犯罪は許しがたいもので、いかにこうした犯罪をなくすか社会の問題として重要になっています。同時に一連の事件を通して、「学校は安全だ」という通念が大きく覆され、学校は外部からの危険に対して案外無防備であり、ぜい弱であることを思い知らされる状況にもなっています。こうした中で、各地の自治体が児童に防犯ブザーを配布したり、子供たちが自分の力で危険を回避する簡単な護身術を学ばせるなどの取り組みを始めております。富谷でも不審者の出没が頻発するなど、住民から「うちの学校は大丈夫なのか」という心配の声が出されるようになっています。
 各学校では、教職員が一丸となって自衛のための取り組みをされており、特に外部からの侵入に対して神経をとがらせ、かなりの労力も費やしていると聞きました。しかし、学校には余裕人員がありませんから、先生方が幾つもの役割を同時に果たさなければならず、自衛手段にも限界がある状況です。ある先生は、「学校の中に仮に不審者に入り込まれるようなことになったら手も足も出ない」と言っておられましたが、どこの学校も状況は同じです。学校の安全を守るという課題は学校や児童・家庭任せにせず、自治体が本気で取り組む必要があるのではないでしょか。
 仙台市は新年度から各小学校に警備員を配置するということですが、学校という大きな空間全体を視野に入れた対策として現時点ではもっとも効果的な対策だと考えます。警備員が巡視していること自体が犯罪の抑止力にもつながります。
 町長の施政方針では、学校の安全対策について一言も触れられておりませんが、子供たちの安全を守る対策として、ぜひ各小学校に警備員を配置するよう求め、町長のお考えを伺います。
 次に、通学路の安全についてですが、施政方針は「年々交通事故件数、負傷者数とも増加している」との認識を示しつつ、その対策としては「警察機関、交通安全関係団体、家庭、地域、学校、職場などと連携し、交通安全意識の高揚を図り、事故及び死亡事故の防止に努める」と述べるにとどまっています。町長は、交通安全町民大会などに熱心に参加され、町民に交通安全の意識高揚を求め、また、運転者のマナー向上を強調されますが、住民が危険箇所として設置を求めても、たった20万円でできるカーブミラー一つつけようとしない状況です。意識の高揚、マナーの向上を強調する以前に、必要な交通安全施設を設置し、事故の未然防止に全力を尽くすのが自治体の仕事です。
 特に、通学路の安全確保は重要です。成田東小学校では学校前の成田環状2号線を通過する車両が多く、児童の登下校のたびにはらはらする状況が続いています。近隣の住民によれば、危うく事故になりそうな場面が何度もあったということです。
 小学校前から東西に延びるブールバルは、波形舗装によってスピードが抑制されていますので、同じ方法で学校前の環状線に50メートル程度設置すれば、かなりの効果が得られるはずです。ぜひとも実施するよう求めます。また、富谷小学校の西側道路学校前線、北側道路、これは富谷12 ─1号線のことですが、これも波形舗装が必要ではないでしょうか、当局のお考えを伺います。
 町長は施政方針で「成田地区の交番所新設が決定され、町内警察機能は強化されつつある」と述べておられますが、私はその施設建設を一般住民からの寄附によって賄うことは、大変問題だと考えます。土地については、12月議会の補正予算の説明で総務課長が、成田交番所の土地確保のために町有地と民有地の交換を行い、町有地は有償で県に貸与することを明らかにしています。住民が待ち望んでいた交番所ですから、町有地を有償で貸すことにはだれも異存はないでしょう。しかし、建物の建設費を住民の寄附で賄うとなれば話は別です。実際にその後、成田の町内会は、「交番所の建物と什器に充てる」ということを目的に、目標額 2,000万円、一口 1,000円の寄附を全世帯に要請をしています。ある住民の方は、「強制ではないということでしたが、町内会の班長さんが回ってこられたので断りにくくて、結局、うちでも協力しました。しかし、公共施設を住民の寄附で建てるなんておかしいことだ。交番所は成田だけをエリアにするわけではないはずなのに」と言っておられました。
 この問題は町内会の問題だと言い逃れるわけにはいきません。先ほどの総括質疑での町長の答弁にもありましたが、12月議会で町長は、交番所の土地と建物の建設費について質問をした同僚議員に対して、「本来は、宮城県が一切合財、人的体制並びに施設をやるのが当たり前のことではありますけれども、背に腹はかえられない。土地は町として公共用地がありますから、それらをお使いいただきたい。建物については、企業を中心に、また町内会などもこれを参画させていただいて、そういう方々でご寄附をいただいて、宮城県にご寄附をいただくという形をとらせていただいて、今、準備を進めているところであります」と答弁をしています。これは本来公費で建設すべき施設が住民の税外負担によって建てられるという問題であり、任意とはいいながら、町内会を通じて全世帯に要請される一律寄附というやり方自体の妥当性も問われます。もともと成田の交番所は成田のためだけに建設されるものではなく、一部地域の住民だけに税外負担を求めれば公平を欠くことにもなり、二重三重に問題があります。
 町長の先ほどのご答弁にあった、この「背に腹はかえらえない」という言葉に端的にあらわれておりますように、町長は住民からの寄附に問題があることを承知の上で事を進めておられます。本来なら、町内会がこのようなことを実施するとわかった時点で、町がはっきりと「それは適切なやり方ではない」という指導をするべき関係にあるはずです。住民の要望が強いことを逆手にとって、「何でもあり」のやり方を通せば、町政への住民の信頼は損なわれます。県警、県当局に粘り強く働きかけ、予算づけをさせることこそ、首長のなすべきことではないでしょうか。
 そこで改めて、交番所建設費に対する一律寄附の実施は妥当と言えるのか、助成団体である町内会に町としてどのような指導を行ったのか伺います。
 また、県警に対しては、建物を寄附することを前提に成田への設置を求めたのか、事実関係を明らかにするよう求めます。
 町長は施政方針の中で、米の生産調整について、「既に本町に対して 2,087トンの配分が来ており、農家の皆様にご協力をお願いしているところであります」とだけ述べて、新年度から始まる新たな米政策「改革」大綱について、全く無批判です。しかし、今進められようとしている米政策「改革」は、中小農家を切り捨て、認定農業者の負担を強め、日本の農業と食料の危機を一層深めるものです。米政策「改革」大綱は、2004年(平成16年)産から 
「あるべき姿」への移行が始まりますが、その問題点を幾つか列挙しますと、これはもちろん当局ご承知と思いますけれども。
 一つは、生産調整の配分を減反面積から米の生産数量に変え、2008年からは生産の上限数量を示し、当面豊作分は、翌年の目標から差し引くことになります。米を極力つくらせないというものです。
 二つは、生産調整の参加者にとって、一定のメリットになってきた、稲作経営安定対策や転作助成金の仕組みを大幅に見直し、2005年度から予算がつく「米価下落対策」は、米の価格の下落幅が大きくなるほど補てん割合は減少するという仕組みで、暴落した場合の所得減は避けられません。
 三つは、豊作による過剰米は、主食用の市場から切り離されます。
 四つに、政府の備蓄水準を 150万トンから 100万トンに減らし、政府が決めてきた買い入れ価格を市場価格に切かえ、備蓄米によってかろうじて残っていた米価の下支え的機能も完全になくされてしまいました。
 五つには、大規模経営に対象を限った「担い手経営安定対策」が創設されていますが、対象となる「担い手」というは、都道府県の場合、認定農業者で水田経営規模が4ヘクタール以上、集落営農で20ヘクタール以上となっています。また、集落営農には「5年以内の法人化」「経理の一元化」などの厳しい条件がつき、さらに「担い手」には、国と加入者が3対1の割合の拠出が求められるなど、負担は重く、米政策改革のもとでは、「担い手」も決して安定した稲作経営が保障されるわけではありません。
 このように米政策「改革」は、農家にとっても、またこれを消費する消費者にとっても、安全・安心な国産米の安定供給という願いに逆行するものとなっています。町長は、農業振興について施政方針の中で、「集落営農の組織体制づくりを目指す」としておりますが、20ヘクタールもの集落営農自体、富谷町の農業にとって現実味のあることなのでしょうか。何よりも二種兼業農家が圧倒的多数という現状の富谷町の町長が、これらの小規模農家を切り捨てる新政策に無批判でいいのでしょうか。
 今、世界では農産物の貿易競争が大変ですから、どの国も農業対策に力を入れ、農産物の価格が大きく下がったときの「価格補償」、冷害などで農業の所得が大きく減ったときの「所得補償」はどの国でも当たり前になっています。実際にイギリスやドイツ、フランスなどヨーロッパの国々は、農業予算の約3分の2は農家の所得補償、価格補償に充てています。2001年のベースでイギリスは63%、フランス64%、ドイツ68%ですが、日本では27%です。3分の1にもならない状況です。
 アメリカでは、農業所得の4割から5割近くが政府の補助金で支えられています。また、イギリスでは1960年代に食料自給率が40%台になったときに、国を挙げて対策を立て、80年代の早い時期に自給率70%台に回復し、その状態が今も続いています。ところが、日本の政府は、食料自給率が40%を切ったというのに、自給率を高めるどころか、一層輸入に頼る政策を進めようとしています。輸入拡大を前提にして競争に耐えられない農家は切り捨てるという、政府の米政策「改革」が進めば、農家と農業の一層の衰退が目に見えています。今どうやって富谷の農業を守るのか、自治体として何ができるのか、町長に求められるのはその理念です。せめて、所得補償を価格補償の上乗せをという願いに反して、富谷町の農業予算は、先細りの一方です。都市型農業の推進といいつつ、産直センター一つ建設されない現状が続いています。改めて、町長に伺います。新たな米政策の問題点を一体どのように認識されているのでしょうか。
 次に、違法な職員待遇について直ちに改善を求める問題について伺います。
 町長は施政方針で「これからの自治体職員に求められる資質は、幅広い視野と創造性、柔軟性、住民の視点で問題を的確にとらえることのできる感受性、情熱と使命感を持って行動する姿勢が強く求められている」と述べておられますが、一昨年の役場庁舎移転の際に行われた職員の「ボランティア出勤」に次いで、再び、ことし1月11日、日曜日に行われた町成人式が「ボランティア出勤」となりました。当局は「出たくなければ拒否できる」と言っておりますが、それは職場の現実から見れば説得力のない話で、生殺与奪の権限を握る上司に、だれがその指示を拒否できるでしょうか。「弱いものいじめ」以外の何ものでもありません。
 職員に対するボランティア出勤の事実上の強要は、見過ごすことのできない重大問題です。
 そもそもボランティアとは、人から言われてするものではなく、ましてや町の公式行事である事業は、職員にとっては「社会奉仕活動」ではなく、れっきとした「労働」であって、「ボランティア」などという概念は成立しません。職員の給与まで節約するために「ボランティア」などというきれいごとを思いついたということなのでしょうか。公共機関である地方自治体の当局が、働く人々の権利を積極的に擁護し実現していく責務を持っています。にもかかわらず、その当局自身が働く職員にただ働きを求めるなど許されることではありません。
 今、日本の企業の中でまかり通っているただ働きという前近代的な労働状態は富谷の勤労者、労働者とそのご家族にとっても大きな苦しみとなっています。この問題を解決する上で、富谷町の公務労働の場での労働基準法違反は直ちに解消する必要があります。
 また、昨年の町民体育祭では、強風による事故も起きています。何か起きたときに果して保障はあるのでしょうか。
 そこで伺いますが、2004年1月11日、日曜日に行われた町成人式当日に休日出勤(ボランティア出勤)した正規、非正規の職員数と、その日の休日出勤の取り扱いについて、詳細な報告を求めます。
 第2に、町長の年頭挨拶で職員に対して、「年3回、成人式、敬老会、町民運動会のボランティア」を要請したということは事実なのでしょうか。また、任命権者による「ボランティア勤務」の要請は、事実上の強要ではないでしょうか伺います。
 第3に、労働の対価を支払わない「ボランティア勤務」は労働基準法違反であり、直ちに改善するとともに、振りかえ休暇の取得、並びに休日出勤手当の支給を求めるものです。
 第4に、サービス残業など、ただ働きがこれを根絶することに向けた取り組みが、国民的な課題となっているときに、模範となるべき公務労働の場で違法がまかり通っているのでは、民間事業所への改善指導など望むべくもありません。まず町長みずから、姿勢をただす必要がないでしょうか。
 第5に、サービス残業、リストラ、失業など住民が直面している労働問題について、町に相談窓口を設けるなど町としての本格的な「労働行政」のスタートを求めるものですが、いかがでしょうか、伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 2点でしたね。
 第1点の学校関係、第1点、学校に警備員を配置という話でしたね、今あれですね、教員大変だという、それはもちろん教務のためにね、子供の教育のために教員が配置されているわけでありますから、それはガードマン、今お話しのように警備員を兼ねるというのは、これは職務上全然関係ないことでありますから、ですけれども、結構、あれだけの人数の先生方が子供たちの安全を見守っていただいているわけでして、これからもひとつ大変ご苦労をかけますけれども、教え子の安全を願ってご協力いただいていかねばならないのかなと、気を配っていただかねばならないのかなと、このように思っております。したがって、今警備員を全学校に配置するそういうことまでできる状況にないと、こういうふうに思っております。
 ただ一方、施設通用出入口、そういうところについては、インターホーンとか、いろんな手立てはしているようですし、今後も継続的に進めてまいりたいと、こういうふうに考えているところであります。
 それから、成田東小学校、それから富谷小学校の二つの路線、合わせて三つの路線に凹凸の道をというお話でありますけれども、これは、どこもかこもにもできませんね、ああいうのは、幹線道路と、例えば富谷で初めてやっておった成田のああいう場所と幹線、車両を主たるとする道路とか、そうでない道路とあるわけでありますから、成田東についても富谷小学校のあの路線についても幹線でありますから、あの方式とるということは、維持管理、そういう問題からしてもそれはあの場所については無理であろうと、こういうふうに思っております。
 それから、交番所、交番所ね、今お話あったように、12月議会でしたっけか、それにも申し上げましたし、きょうの今村議員にもお答えいたしました。それはまさしく警察交番、これは宮城県の仕事でしょう、10数年にわたって富谷町は要請してきたことも事実であります。充実強化、警察治安体制の充実強化、ずっと富谷町は申し入れてきたわけです。で、なかなか進まない、こういうことで、町で土地をお貸ししますから建てなさい、人を配置しなさいと、こういうこともずっと同じこと言い続けてきているわけで、その間に、その間に、成田地域の民間の企業の方々がご寄附を申し入れて県警の方に申し入れをして、ぜひと、こういう経過がありました。町にはもちろんそういうふうに申し入れをいたしたいと、こういうお話もありました。で、原則は宮城県の仕事であるけれども、皆さん方のご厚意には、企業の皆さんにはありがとうございます。こういうことであります。
 もう一つ、町内会のことです。町内会のことについては、努めてそういうことはやめてほしいということでしたけれども、町内会の合意の中でやらさったことで、そこから先は町の方で広く浅くなんて、そんなことも一言も言ってませんし、求めもいたしませんし、そういう経過で今日に至っていると、こういうことであります。
 それから、米の生産調整、いろいろお話ありましたけれども、これは消費と需要と供給のバランスの中で苦慮しながら農業団体、これはだれも減反したくないですよ、生産者にすれば。それから消費者にしても安全な国内の米を安くおいしく食べたい、これには変わりないんです。ですけれども、消費量は昭和37年からずっと減ってきている。そういう経過の中で合意形成、農業団体と合意形成を図りながら、苦慮しながらの今日の状況だと、無批判でも何でもなくて、やっぱり万やむを得ない中で、富谷町としてもそれなりの団体の皆さんと合意を図りながら今日に至ってきたと、こういうことであります。
 次に、第2点、これは町長が年頭挨拶で申し上げたと、ご協力いただきたい、1年間、たしかこういうふうに申し上げたような気がしますけれどもね、「1年間、多分皆さんは、皆さんというのは職員の皆さん、 130回前後お休みする中で、年間24時間ぐらい町民と一緒にご奉仕、ご協力いただければありがたいなと」こういうふうに申し上げたような記憶をしているわけです。それは、なぜか。それで、労働基準法には私は違反していないと思っております。なぜ、1年間 365日の中で 130日ぐらい休みがあるはずだと、祝祭日、土日合わせるとあると思うと。その中で、三、八の二十四で24時間ぐらいお手伝いいただければ町民も喜ぶでしょうね、ありがたいでしょうねというような話をした記憶はあります。記憶というよりしました。なぜ、なぜと申し上げると、何年か前からかなり長い時間、町民の方々が自分の地域をきれいにいたしましょうということで、秋と春、ユー・アイ・クリーン作戦、これは町でやるべきことは当然でありますけれども、新しい人と人を朝にお会いして、そして懇談しながら地域やっていただいて、しばらくなるわけで、そんな姿を見ている間に、役場の職員の皆様方がいつからか、自分たちで一番町民の手薄なところを役場の人たちがお掃除、缶拾い、ごみ拾いしている姿を見て、あらやっているんだということで、改めて感謝、役場の職員もこういうことをやっていただいているんだって、非常に感動いたしました。
 先ほど、次に、先ほど旧庁舎からこちらにもただ働きさせたということを何度も言われましたけれども、今でもね、手にさわらないで、僕毎朝眺めているんですけれども、手拭いにたしか「心新たに字町95番地から坂松田30番地」なんて手拭いをお互い出し合ってつくって、頑張っている姿を見たり、それからですね、何でしたっけ、県道宮床西成田線からここまでたしか 700メートルぐらい、中に入ればもっとある、議員さん方止めている場所までだと 800メートルぐらいあるのかな、それの両サイドに低木街路されているわけでありますけれども、そのいつか帰ってきたら帰り足にね、草とっている職員たちがいらっしゃるのを見て、あれ、富谷の職員でこういうこともするんだって、それで三つ目のびっくりしておりました。何回かしている姿を見ておりました。
 それから、雪、除雪、役場庁舎の維持管理も除雪も契約しているんですけれども、7時半に来ると、1人2人ぐらいから始まって、8時半ごろまでに何十人かの人たちがお客さん駐車場の近くを除雪、雪べらですから除雪というんですか雪掃きというんですか、そういう姿を見て、これでも、富谷の職員大した大変なことを思いついてやって、やらさっていただく、ありがたいなと。そういう形をそれはですね、年上だからとか年下だからとか、そういう形でやっている状況でもないように思うし、それから、勤務地が近場だから、遠くからだとか、それも関係ないような、私は名簿をつくって見てみてんでないですよ、遠くからぱっと見て、ああ、そうじゃあみんなで24時間、年間にぐらいお手伝いいかがでしょうかと、こういう思いで申し上げたところであります。
 それから、第2番目でありますけれども、そうですねボランティアということではなくて、何々にという話はしなかったと思っております。
 それから、民間の関係の相談窓口は、前々からこれはほかの議員にも申し上げてきたとおり、ハローワークなり県なりと連携を密にしておるもので、町独自でやるつもりはありません。こういうお答え、今までどおりのお答えであります。(「答弁漏れですが、1月11日、休日出勤、いわばボランティア出勤した職員数、職員の数と、その取り扱いについて聞いているんですが」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) それは課長に、担当課に聞いてください。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) それでは、この成人式の方にですね、勤務した職員につきまして、正規の勤務職員が16名でございまして、このボラティアを募って、このボランティアに参加にした職員は12名でございました。ですから、合計28名がこの成人式に従事したということでございます。(「休日の取り扱いは、振りかえの取り扱い」の声あり)
 この16名につきましては、それぞれその原課で、ただいまの生涯学習課ですと、生涯学習課の課長の判断によりまして、後日その代休というふうなことで措置、またはあと時間外勤務と、こうしたことで対応させていただいております。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず、学校の安全の問題ですが、それでは、今のような職員体制のもとで、外部から仮にあちこちで起きている事件のように不審者が侵入してきたというような場合に、現場の先生方はそうなったらもうお手上げだと言っておられたわけですけれども、一体どのように対応すればいいとお考えなんでしょうか。
 それから、通学路の安全については、幹線の場合とそうでない道路とでは波形舗装をつけたりつけられなかったりいろいろあるんだということで、幹線道路には無理だということでしたが、これはですね、幹線道路だからこそ通行量が多くて危険なんですね。だから波形舗装必要なんですよ。あの通行量が少ないところに波形舗装をやってもそんなに意味があることじゃないわけで、これは警察とも相談をし、そして規制ができ、規制というか、そういう舗装が可能であれば、このそのための費用を支出すればできることなわけですから、子供たちの安全を第一というふうに考えるなら、ぜひやるべきだと思うんですけれども、これは費用の面で大変なのか、それとも法的に無理だとお考えなのか、改めて伺います。
 成田の交番所につきましては、再度確認したいんですけれども、先ほどの町長のご答弁の中に「町が土地を用意しますと、そういう間にその民間企業の方が県警に対して寄附をしたいということを申し出た」と。言葉自体はちょっと多少違いますが、「そうしているうちに今度町内会も寄附という話が出たけれども、町内会については努めてやめてほしいということを言った」というように聞こえたんですけれども、「努めてやめてほしい」と言ったのは一体だれなんでしょうか、町なんでしょうか、県なんでしょうか、伺います。
 それから、県警とはですね、最初から成田の交番所については、土地だけではなく建物についても寄附をするからぜひ設置してほしいという話を進めたのかどうかを伺います。
 それから、この交番所についてはですね、強制ではないです。それはたしかに強制ではないと言っているわけですから、強制ではないわけですけれども、実際には軒並み町内会の方が回って一律に一定の金額を示して、一口幾ら幾らと示して、目標額も示して回っているわけですから、これは一律の寄附、極めて事実上は強制に近い形となっているわけですね。で、例えば教育委員会の寄附などではこういったもの、直接税金でつくるべき施設についての寄附というのは禁じているはずですから、そういうところから推しはかって考えれば、これに問題があるということは、明らかだと思うんです。で、町長自身ももし「町内会に努めてやめてほしい」ということを言ったのが町であるならば、これは問題ありだなという認識が一方ではあったということにもなるわけで、それでも背に腹はかえられないからやったということになれば、これは禁じ手を使ったということになると思うんですよ。この点についてはどのようにお考えなんでしょうか。
 米政策については、この政府が進めようとしている新たな米政策改革について、これは、計画どおりに進められたら富谷町の農業が大変になる。特に中小農家の切り捨てが進むし、また担い手である認定農業者も負担が大きくなるというご認識はあるかどうか、町長のご認識を伺います。
 職員の休日の出勤についてはですね、町長はるるその職員が庁舎内、庁舎の近辺、町内ですか、地域の清掃で協力しているとか、ごみ拾いをやっているとか、またその県道の草取りをしていたとか、庁舎の雪掻きを朝早くから来てやっていたということに感動したと。そういうところからこの「年間24時間くらい、町民と一緒に奉仕してほしい」ということを言ったと、言っておられますけれども、これはですね、町の成人式もそれから町民運動会も敬老会も町の事業として予定されているものですから、必要な職員は当然出てこなければならないわけですよね。町の事業です。一般的に地域のそのボランティアとは違いますし、また職員が自発的にみずから進んで雪掻きをしたり、缶を拾ったりする話とは全く違うんです。任命権者である町長が、年間、これとこれとこれについては、24時間くらいだという時間まで指定してボランティアを求めると、報酬を求めるということになると、これは町の予定業務に対して、無賃で働けということにつながるわけです。これが労働基準法に違反するというのは明確だと思うんですね。それで、改めて伺いますけれども、「労働基準法に違反しない」とさっき町長おっしゃっておりましたが、こういう立場で、違法なやり方が進んでいけば、町内の民間業者に対してもお手本を示すことができなくなるんじゃないでしょうか。大変大きな問題があると思いますので、改めて町長のご認識伺います。
 それから、労働問題の相談窓口につきましては、ハローワークがあればいいという問題ではありませんよね、身近に相談窓口があってこそ住民の要請にこたえることができるわけで、今これだけ失業やリストラで苦しんでいる方が多いときに、やはり町が住民の住民のサイドに立って、必要な窓口を開設するということは大事だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
 さらに、先ほどもちょっと触れましたが、事故が起きたときですね、例えば町民運動会でテントが強風で倒れたというようなことが現にあったわけですけれども、もしボランティアで出勤した職員にその行事の中で事故等が起きた場合には、どういう対応をされるんでしょうか。保障はあるんでしょうか、伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の安全対策は、先ほど申し上げたとおり学校のね。あればいいんだけれども、そこまでできませんから、ご協力いただいてやっていくと、こういうお話を申し上げました。
 それから、凸凹、凸凹道路をしらいんと、しなさいということか、維持管理上大変なの。ですからできません。だって、そうでなくたって、いっぱい学校だなんだある中でそれなりの安全確保しているわけだから、あれでいつかあったでしょう、あの何とかというあの一生懸命滑らない何とかかんとかって、あれさえもいろいろな議論があるんですから、議員の言うようなことまではいかないわけでして、そういう意見もあろうと思いますけれども、維持管理上、なかなかできません。こういうことであります。
 それから、成田交番のことについては何度もほかの議員にも何度も申し上げてきたとおりでありまして、繰り返しますけれども、宮城県がやるのは当たり前でしょ。当たり前、できなかったから、で、町でお貸ししましょうと。で、じゃあ上の建物はどうしましょうと。その前から、その前から一部の一部の企業を大きな企業で、その社員の危機管理上ぜひということで、何社か一切寄附しますという申し入れを町なり県警の方なり県の方にしておりました。その後から町内会で皆さんがそれなら幾ばくか私たちもということで出てきたと記憶しております。したがって、私は最初から認めたつもりもやらいんと進めたこともないし、努めてやらない方がいいかって、危機管理上、応分のご寄附をしたいと、これは第1です、そこからでありますから、決してそんな……。真っすぐに進んできたつもりであります。
 米政策は先ほど来申し上げましたように、現場は大変なんです。大変なの、ここで議論以上に大変なんです、農家は。大変なんです。ですけれども、万やむを得ない措置としてやらざるを得ないと、こういうことであります。
 それから、1年間に結局何も指定していませんよ私は、職員に。何々に必ず何人、全員やれなんて一言も言ってないですよ。そういう経過を見て、非常に胸を打たれて、「そしたら皆さん24時間ぐらい、そして町民のご苦労にこたえてやったらいかがでしょうかねと思いますよ」と、こういう話ししたように思って……。
 それから、それによって、庁内のサービス残業、これと民間と役所はまた別問題でありますから、そういうことで、それと一緒には私は考えておりません。ハローワーク、ハローワークというのは何度もこれもほかの議員にも申し上げてまいりましたけれども、連絡を取り合っているんですから、連絡は。だけれども、そこで二重にしても意味合いがそれほど効率がよくないという打ち合わせの結果、町独自で置いてもそれほど効果がない。したがって、なるべく連絡を取り合って、紹介をし、そういうことはしている。こういうことであります。
(「答弁漏れありますね。町内会については努めてやめてほしいと、言ったのはどなたなんですか、どちらですか。町ですか、県ですか」の声あり)
 県も言ったはずであります。私も言ったはずであります。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) そうしますと、この寄附については、余り一律に住民から、住民が寄附をして、県の施設を建てるということが好ましくないということを承知の上で進めたということにどうしてもなってしまうですよね。それで、先ほどもいいましたけれども、結果、交番所が建てばいいと、やり方はどんなことをやってもいいという問題ではないわけですよ。
 方法が間違ったら、これは目的そのものの意義さえも薄れてしまう。何よりも行政に対する信頼が既に損なわれ始めているわけで、いろいろな疑問の声が随分寄せられております。ですから、やはり、これはですね、住民の寄附で公的施設を建てること自体について、これはやるべきではないということをはっきりと町内会に指導するべきじゃなかったのでしょうか。町は町内会に助成をしているわけですから、関係としては十分その指導というのがあっていいはずで、なぜそれをしなかったのでしょうか、伺います。
 それからですね、交通安全のための通学路の安全のための波形道路についてですが、維持管理が大変ということは、詰まるところは、お金の問題ということになってしまいますね、しかし、これは人の命がかかっている。子供たちの通学路危なくて仕方がないと、事故が何回も起こりかけていたという状況なわけですから、お金を惜しむのではなくて、まず安全を確保する。そのために、法的な規制などでネックがないのであれば、やればいいことではないんでしょうか。なぜやらないのでしょうか。住民の子供たちの命よりも維持管理を、維持管理費の削減の方が大事だということにとられてもこれやむを得ない答弁ですよね。そういうことになるわけでしょうか、伺います。
 それから、職員のその休日の問題ですけれども、結局役場の職員が一般の行政職員は労働基準法が基本的には適用されるわけです。一部分についてはもちろん労使の関係などで、一部分適用除外される部分がありますけれども、この休日出勤、労基法第35条、37条等々はですね、すべて役場の職員に適用されるんです。で、任命権者である町長が一般的な地域でのボランティア活動を奨励するということではなくて、町の予定事業である予算も計上されている事業に対して、ボランティアを要請するということ自体が被雇用者にとっては上からの命令に近いものとして受けとめられるわけですから、こういうやり方は改める必要があると思うんです。しかもですね、職員はですね、労働基準監督署に訴えるという道がふさがれております。これは労働基準監督署の職権については、町長が行使することになって、ご承知と思いますけれども、行使することになっていますから、結局町長自身にはだれもチェックができないですよ。残念ながらそういう関係になっているんです。それだけに裸の王様じゃありませんけれども、力関係の上下の立場にある職員に対して、上からこういう命令に近いものをボランティアでの出勤などということをやってはならないと思うんですね。そのことに対して、町長がもし自覚がないとすれば、これは町長として大変資質が問われることになりますし、施政方針の中で、職員に資質の向上を求めておりますけれども、町長の資質の向上こそ先決問題ということにならないでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 汗出るね。
 第1点の、間違わないでよ、凸凹舗装すれば安全、あれを凹凸やれば事故起きません。起きるでしょう。いやしくも免許証、宮城県公安委員会が発行の免許証を持ってやっているんで、それでもそれでも起きているんですからね。私はそう思ってない。ですから、今あそこで維持管理費を惜しくてやらないんじゃなくて、全体的なことをすると大変だからやりませんということです。事故を起きないことありますか、それじゃ、あれすれば絶対起きませんか、滑りどめ滑りどめしたけれども、滑りどめで滑りませんでしたか。あれを嫌っている人もいるんですよ。(「そうすると、なぜ安全対策というのが予算つくんでしょうか」の声あり)安全対策はいろいろな方法あるでしょう。以上。
 第2点、成田交番、何回も言っているでしょう。宮城県がやるんですって、基本は。でもやれないから、ですから、大勢の社員を抱えている企業がご寄附を申し入れた。それがスタートですから。それで県が受けましょうと。そしたらたまたま成田の町内会の人たちもそういう何社かでやらさるんだったら私たちもそんなにはできませんれども、気持ち的にやりましょうとういうことですから、なるべく気をつけた方がいいよ、やめた方がいいよと言ったような記憶はあるんです。たしか、大和署あたりもやめた方がいいねと言ったと思うんだけれども、その成田町会と、そいつを指導、補助してるから指導しなさいなんて、命令はできませんから、じゃあ求めもしませんし、そういうことで自主的にそういうご厚意があって、いろいろなご意見あるっていうことも聞いておりましたけれども、町でそんなことを奨励いたしておりません。
 それから、職員に対して私そんなに命令も権限も持ってませんから。(「権限持っているんですよ、町長」の声あり)持ってませんから。それから資質も議員ほどないものですから、本当に相済みません。本当に、ただ、そういう先ほど冒頭申し上げたように、年間 130回ぐらい休みあるんで、町民も大変いろいろな形でご奉仕も大変ご奉仕いただいているので、三、八、二十四、24時間ぐらい、命令しませんから、どうぞ嫌いな人はどうぞって、決して強要したわけでもなくて、町民がどう付き合い……。いるんですよ、職員の中だって、町外でいろいろな団体でお手伝い何だりしている人たちを見ておりますし、だけども町民が一生懸命やらさっているので、そんなことあったらありがたいでしょうね、経過は先ほど申し上げたとおりであります。

議長(相澤 武雄君) この際、2時10分まで休憩いたします。
午後1時54分休憩

午後2時10分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 9番安住 稔幸君。
9番(安住 稔幸君) それでは、私から町長の施政方針説明の中の創造的な行財政運営の推進について質問いたします。
 総務省が、昨年8月に発表いたしました「平成16年度地方行財政重点施策」は、地方公共団体が真の分権型社会の実現に向けた役割を果たすことができるよう、種々の施策を推進するものであります。その中に、「行政改革の推進と新しい行政運営手法の活用」とあり、 
「国・地方を通じた厳しい財政状況の中で、真に住民に必要な行政サービスをみずからの責任で自主的・効果的、効率的に展開するという本格的な分権型社会にふさわしい行政運営を行うため、抜本的な行政改革を推進」とあります。そして、「公の施設の指定管理者制度や民間委託など、運営主体のあり方を徹底的に見直し、その効率的実施を推進」ともあります。
 また、電子自治体の推進として、有権者の利便の向上や開票の迅速化を図るため、地方公共団体の選挙における電子投票の実施を促しております。また、それに「電子証明書の発行等を行う公的個人認証サービスの普及により、電子申請などの促進を図る」とも書いております。さらに、活力ある地域づくりとして、「各種のNPO、ボランティア、民間企業などを通じて、地域住民との連携・協力による新しい公私協働のサービスネットワークの形成・運営を促進するなど」が、重点施策の一つとしてうたわれております。
 このような国の動きによって、自治体が公共施設や事業の民間への委託を検討しております。また、電子自治体の構築、住民サービスの向上のためホームページを充実させ、住民が自宅にいながら、各種の申請ができる自治体もふえてまいりました。それにインターネットを利用しての税金の申告や納税、24時間営業のコンビニでの納税もできるようになるなど、ここ数年前までには考えられないくらい自治体においても改革が進んでおります。
 一方、景気低迷が続き、経済成長が望めない情勢からか、今まではほとんど無料でありました金融機関の窓口や口座振替での税金の収納業務の手数料を自治体に対して有料に、または値上げを金融機関は要請しております。
 このように自治体を取り巻く環境は大きく変化しており、富谷町としても今後の行財政のあり方を抜本的な改革を含め検討する時期に来ていると考えられます。ほかの自治体と同様に、富谷町においても行財政に余裕などはないと思います。しかし、町民への行政への期待は高まる一方で、行政サービスのさらなる充実に努めていかなくてはなりません。町長初め、全職員が一丸となって事務の効率化などに最大限の努力をしていると思いますが、今後は大きな手直しや見直し、また抜本的な改革が迫られていると考えます。町の今後の方針と、具体策、そして、特に長期にかかると思われます大きな見直しや改革について、平成16年度はどのような方針でいくか、次の項目についてお伺いいたします。
 一部さきに同僚議員の質問と重複するところもありますが、再度ご答弁をお願いいたします。
 現在、昨年の1月から業務時間が昨年の1月から業務時間が夜7時まで延長されております。この時間延長によって以前の通常勤務よりどのくらい経費がふえているか、お伺いいたします。
 また、1年間のこの時間帯、延長になった時間帯で実際に町民の利用の実績でしょうか、部署ごとにお知らせください。
 また、部署の実績によっては、以前の通常時間に戻してもよいのではないかと思います。お伺いいたします。
 職員からの事務改善策や行政サービスについての提案は受け付けていると思いますが、この提案受付件数、件数といいますか、15年は昨年15年は何件あったかお聞きいたします。
 そしてその提案内容もよろしければお願いいたします。
 そして、その提案された後、その対応、提案に対しての対応はどのようにされたかお伺いいたします。
 金融機関から、税金などの振替手数料等の値上げや負担が求められておりますが、14年度は金融機関に手数料等、その窓口、口座振替なんかでしょうか、を幾ら払ったか。件数と1件当たりの手数料、そして総額をお知らせください。
 そして、現在金融機関から値上げや新たな負担を求められておりまが、それに応じた場合、金融機関に支払う手数料は1件当たり幾らで、総額は幾らになる見込みであるでしょうか。
 金融機関の負担増に応じた場合、その手数料をだれが負担するのか、町が負担するのか、それとも納税する町民かお伺いいたします。
 また、金融機関の負担増に応じた場合、納税者の利便を図るため、コンビニでの納税もできるようにするべきでないかと思いますが、お伺いいたします。
 抜本的な行政改革、大きな手直し、見直しが必要でありますが、と思いますが、私が昨年議会で提案させていただきました公民館の管理運営の地域への委託など、それだけでなく、業務の外部委託を検討すべき時期に来ております。と考えますので、今後どのような方針で、方向性を持っていくか、お伺いします。
 そして、外部委託を検討できる業務は具体的にどこの部分、どの業務がと考えられるかお伺いいたします。
 そして、選挙事務の軽減のための電子投票の実施も検討すべきと思いますが、その検討についていかがお考えか聞きます。
 また、抜本的な改革と同時に進めなければならないのは、行政事務におけるITの構築であり、確立であります。これによって、住民サービスのさらなる向上につながると考えます。ホームページの充実は早急に推進すべきと考えます。これからはどのようにされるか、具体的にお話を聞かせてください。
 また、各種申請等もホームページ上でできるようにすべきと考えておりますが、その実施についてお聞きします。
 また、住基カードによって種々の行政サービスや行政以外の利用も利用促進も一層進めなければなりません。これからの町の対応についてお聞きします。
 また、インターネットやATM、現金自動受け払い機ですね、での納税もできるようにすべきだと思いますが、この点についてもお伺いいたします。以上であります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 第1点、延長の結果ですね。先ほど申し上げましたとおり、電気料ベースでいきますと、1時間 6,300円ぐらい、本庁舎でありますけれども、本庁舎に限ってのベースでありますけれども、1時間 6,300円でありますから、年間にすると 300万円ぐらいになると、こういうふうに見ております。
 それから、実績も先ほど申し上げましたけれども 4,629件、1日当たり先ほど申し上げたとおりで、1日当たり 19.05件、大半が総合窓口である町民課 689件、東向陽台出張所が 547件、富ケ丘出張所が 572件、成田出張所が 570件、こういう実態であります。内容的にはですね、内容的には住民票の写しや印鑑証明など、諸証明が 1,226件、それから各種申請などが 1,130件、町税などの収納が 863件、こういう実績であります。
 それから、提案制度でありますけれども、残念ながらまだ、残念という表現になりますか、個別応募は本年はゼロ件でありました。新しい庁舎建設時には事務体制、課の配置などさまざまな提案を課や個人単位で意識調査、調査、意見募集などなどがかなり反映されましたけれども、個別に今のところありません。期待しているところであります。むしろ、町民の方の提案が今多くいただいておって、感謝しているところであります。
 次に、第3、3と申しますか、負担、金融機関からの負担を求められたときはということでありますけれども、平成14年度の口座振替手数料として一般、国保、介護会計、両会計合わせて58万 3,722円を払っております。1件当たり10円で契約をしておるところであります。
 それから、窓口収納は1件20円、振込は1件 100円の要請がありました。もしこれがはいと申し上げますと、大体 600万円ぐらい見込まねばなりません。ただし、このことについては町村会として横並びで、個別町村対応はいたしませんと。努めて町村会として団体で各金融機関と交渉していくと。それから宮城県もまだご返事しておりませんから、宮城県などともこれらのできるならば、行政機関等の振り込みはないようにというような話し合いを進めているところであります。
 それから、もし求められればこれは町負担として払わねばなりません。
 それから、コンビニでの問題でありますけれども、技術的にですね、技術的にバーコードの読み取りが必要で、金額が一定以下に特定されると現金の払い込みに要する日数が銀行と比較して大体2倍から4倍ぐらい見込まれます。したがって、収納事務手数料が何十倍となる可能性がはらんでおります。したがいまして、技術的、事務的な面での方向としてはそういう方向に国民的な課題かもしれませんけれども、まだ富谷の実態からするとそこまで踏み込めない状態、ただ絶えず今議員提案のようにそういう方向にあることだけは念頭に置いて、職員も絶えず研究、検討はさせておかねばならないと考えております。
 それから次はですね、業務委託の問題でありますけれども、方向として今公民館というお話出ましたけれども、方向として民間にお願いできるものはしていくという方向は私はやっていくべきだと思っております。これは決して国が言うからとか何とかじゃなくて、もともと私はそのように思っております。ただし、今現存している職員もあるわけであります。宮城県全体としてはですね、宮城県全体としては、二つの理由があります。
 大量採用した職員が平成19年ごろから10年間ぐらい大量に退職していきます。富谷はそれよりも一足おくれております。採用時期がおくれて、人口関係でおくれております。そういうことが一つあります。
 もう一つはですね、市町村合併によってこれも職員数の問題が出てまいります。それで、もう既に今1万 8,000人ぐらい加入している団体で見ますと、コンマの4%ぐらいずつ不補充をし、臨時もしくは民間委託の方向に移りつつ、移る方向に出てまりいました。このスピードはもう少し早まる、19年を境に早まると思っております。したがって、我が富谷町においてもですね、ある職員はやっぱり精いっぱい仕事に励んでいただく、それこそ公務員法がありますから、励んでいただかなければなりません。そういうものを見ながら、民間委託、公民館初め、全体的にあり得ると思っております。ただ、早々に今の職員体制もありますから、できませんけれども、方向として準備はしていかなければならないと思っております。
 それから、電子投票についてでありますけれども、もう少し、一部動き出しましたけれども、もう少し様子、研究、検討させていただいていきたいものだと、こういうふうに思って、考えております。
 それから、ホームページ関連、これはホームページについては、若い職員が中心になって今まで、少数でホームページによるいろんな研究などやってまいりました。実践もやってまいりましたけれども、新しい年度、もう既に始まったら若い人たちでもう少し研究会をつくって内輪で研究して今のお話の内容などにも踏み込んで職員間で研究していくものと考えております。したがって、まだATMなどの納税もできるようにということでありますけれども、インターネットのですね、大変な急速な普及によって新しいコミュニケーションルーツとして大きな可能性はあると、このように認識はしております。このことに伴ってですね、17年度からウエブ上へのアップを目標に16年度中に大幅なリニューアルを行います。リニューアルに当たっては職員で構成される運営委員会、先ほど申し上げましたそれらを立ち上げて、即時性、双方向性、検索性、窓口機能、公聴機能、こういうものを生かしながら、特徴を生かしながら、より充実した行政情報の提供を行うものに職員のIT意識を高めて、今研究、検討を進めているところであります。
 次に、ホームページ上での各種申請はですね、各公共施設の予約や行政手続などなどを展開していくためには、昨年11月に開始された公的個人認証基盤の整備状況が大きくかかわっていると思います。個人情報が漏洩する危険性など、危機管理が完全に保障されるまで、これは慎重を期さねばならないとも思います。方向にはあるけれども、やっぱり一方でいいこと考えれば悪いことを考えるものもありますから、これは相当その危機管理に自信を持たせなければならないと思っております。したがって、16年度のリニューアルの段階では各種行政手続に必要な申請などを掲載し、ダウンロードを可能にするところまで行う、そこまでは行いたい。
 住基カードは、先端技術を用いたICカードでありますから、さまざまな利用の仕方があると。そのとおりであって、ただし、ただ、このカードを利用した種々のサービス展開するためにはシステム開発やハード整備などの新たなコストが必要とも、必要ともなります。さらに、行政以外の利用となれば、民間の協力も必要となってまいります。一部、町村会など団体で立ち上げたものもありますけれども、町は町としてこれを技術的にも錬磨していかなければならないと考えております。これまで、住基ネットだけでも相当の行政経費をかけてまいりました。5年間で 2,100万円余りを投じてまいったのであります。したがって、今後新たな住基カードの利用の促進を検討するに当たっては、地域社会や住民の今議員お話のあったとおり、住民の皆様方の声に本当に合っているか、新たなコストに見合うか、利用方法という点で十分に検討しながらですね、またほかの町村などとの連携も必要でありますから、そんなことも研究しながら結論は出してまいりたいと。ただ、結論としては方向性はそういう方向にあるということを念頭に職員諸君に検討、研究絶えず怠りなくということをさせていかねばならないと思っております。したがって、今のような状況に今現在あるということであります。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) それでは、その夜7時までの件についてであります。
 今お話聞きますと、大体1日当たり、これ庁舎内、全町ですか1日当たり約19件ということであります。けれども、お話聞きますとほとんどが大体町民課、町民課あたりはこの総合窓口のあたりということでありましょうか。ということは先ほども同僚議員もお話ありましたんですけれども、やはりこういったものをほかの課についてのご報告は今いただけなかったんですが、多分私が思うにはやはりこの庁舎内において特に2階以上はまずほとんど、皆無に近いものもあるのではないかなという感じがいたします。確かに住民へのサービスということでは非常にありがたい、私も土日の開庁も一応お願いしているものですけれども、こうやって夜7時までというのは非常にありがたいかと思うんですが、ただやはり経費の面、いろいろ考えますとほとんどお客様の来ない2階、3階に関してはですね、ずっと電気代が1時間当たり 6,300円、これは全庁でしょうから、3で割るとと言えば、単純な計算でいかないでしょうけれども、下、1階のフロアーだけで大体半分の 3,000円ぐらいかかっているのかなと思います。あとまた冬ですと暖房費もかかるわけですから、そういうことを考えますとほとんど町民が来られない、お客様の来れないフロアーはこれはやはり今までの通常業務に戻してもよいのではないかと思います。それについて、その点についてもう一度お伺いいたします。
 あと、その職員からの提案が15年はゼロだったということでありまして、町長の施政方針の中に自治体職員に求められる資質云々ということで書いてあります。やはり、町民から、まだ私たち議員からもいろいろご提案なり要望させていただいておりますが、やっぱり一番は何と言ってもそれをしている現場というか、それが職員の方でございますので、もう少し、何と言うんでしょうかね、指導めいたものではないんでしょうけれども、促してですね、皆さまが、職員一人一人がその町民を中心にですね、考えていただいて、一番現場でわかっている大変な状況をわかっている方が職員かと思いますので、そういう雰囲気というのでしょか、ちょっと職員の方たちのその雰囲気というか、それはわからないんですが、やはりそういったように何でも気軽に出せるようなそういった雰囲気の職場にするというか、なっているかと思うんですが、そこを一段と進めていただきたいと思います。そういった対応をお願いしたいと思います。この点についてもう一度お聞きしたいと思います。
 あと、コンビニ納税なんですが、いろいろ何カ所かでやっているところがございまして、新聞報道によりますと、杉並区なんかがやっておりまして、7カ月間実施して、7カ月間か、昨年の12月までの7カ月間やりまして、何と3人に1人はコンビニ納税になっているそうであります。納税というかコンビニでの納付をされたそうであります。その年代別では20代の納付の方が5割を超えておりまして、時間帯がやっぱり23時、24時の時間帯が多いということであります。これからのやはり若い方に対して、納税というか、そういったものを意識を高めてもらうには、そういった費用面も相当かかるかと思いますけれども、コンビニ納税の、ただし、ほかの金融機関も増になった場合ですね、増というか、負担増を引き受けなければならないというような状況になった場合で結構ですから。そういうときにはコンビニ納税もぜひ実施に値するのではないかということで、思っております。
 あと、住基カードについてでありますが、私ども住基カードを申請して持っております。おかげさまで前に仙台市の方にちょっと行っているときにですね、ちょっといろいろございまして、急に私の住民票が必要になることがちょっとございまして、そのとき仙台市の区役所に行きまして、その住基カードを持ってその場で仙台市の区役所で即、約10分ほどで発行していただきました。これは本当にありがたいというものを本当に痛感いたしました。いちいち富谷の方まで帰ってくることがなくて、時間的にも間に合いましたので、大変助かったわけです。やっぱりこういったこともありますので、その住基カードのやはり促進、そしてまた個人認証の方の質も国を挙げて動いておりますので、何とか促進をもう少し積極的に当たっていただけたらばと思っております。
 あと、外部に対しての委託なんですが、この件につきまして、その職員の方の今のお話でわかりました。ただ、これからいろいろ検討に、お話を聞きますと、これから5年、10年という先を見据えて検討しなければならない、これからまた新たな採用というものも考えなければなりませんので、そういったことを考えますと、5年先、10年先を見据えて検討する時期に来ているかと思います。実際に外部委託として考えられる部署とか、そういったものを今の時点で考えているものがございましたら、教えていただきたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 19時までの延長関連ですね、先ほども申し上げておりましたけれども、私はもともと19時までの延長よりも、もっとやっぱりあると思うんですよ。もともと人事担当にお願いしたのは、1年間の1年間の労働時間の中で行政職公務員の中で、単労的なこともありますし、それ一つあります。それから、お互い課長を中心に一つのブロック持っているわけでありますから、そこでの単労的な貸し借りなどもできないのかと、こういうことをトータルで、その課によって1年間の仕事の波、山谷があるはずでありますし、そうでない課もありますし、さまざま課によってありますから、そういうことの調整などは課長の権限の中で課長同士の調整がということの目標でお願いしてきた経過があって、当面19時で、一律ということでスタートいたしましたけれども、お話のように波もあります。したがって、そういうものは、この1年経過してみて、職員間でいろいろ研究していくところはいく、こういうことだと思っております。最終的に私はもっと山谷、職員間の波、そういうものを念頭に置いて、内部で要請してきた経過があります。
 それから、職員提案ですね、一つの枠組みでも提案でありますけれども、その課ごとにも提案している職員たちもおりますし、ですけれども、やっぱりもう少しやっぱりあった方が夢が語れるそういうことがあっていいと思うので、どんどん提案する形は進めてまいりたいと思っております。
 次に、コンビニの問題、先ほど申し上げたとおりですね。そういう方向にはあると思いますが、先ほど申し上げたとおり、コストの問題、それからもう一つは、住民の行政として利便を図るというご指摘のとおりの問題もありますし、富谷のようにまだそれほど大きな町でない中で、どの辺の年齢層が一番収納滞納、そういう状態にあるのか、件数が少ないはずでありますから、分析すれば行政としての兼ね合いが出てくると思いますので、その辺も見極めてまいりたいと思っております。
 それから、住基カード、議員大変IT関連熱心で、最先端を行ってらっしゃる方でありますけれども、町のですね、町の全体の利用率、これもやっぱり最終的には相当内容が豊富になってき、管理がはっきりするまで相当時間がかかるのかと。そのためにどういう段階踏んでいくのか、本町においても利用者数の実態把握しますと、まだそこまで行っていないので、絶えず方向としてはそういう方向の準備はさせておきますけれども、議員おっしゃるような踏み込み方はまだちょっと時間をいただきたいものだと思っております。
 それから、委託、施設委託ですね。これも先ほど申し上げましたとおり、私はそういう方向に何というよりも、ひょっとしたらかなりでないでしょうかと思っております。やる気だければ、約1年になりますけれども、シミュレーション、全くのシミュレーションとしてでありますから、もしですね、守秘義務部門が極少数の場所しかなくなりました。それを外して、全員が派遣会社臨時パートそういうもので雇用促進のためにもしですよ、もしそういうことで行政自治体がやるとするならば、どのぐらいの人数で、どのぐらいのコストでやれるものか、これは全くのシミュレーションとしてということで、お願いしておりますけれども、これとてなかなか難しいと思うんです。まだ、約1年ぐらい前にお願いしていたんですけれども、まだ成果品上がってこないところを見ますと相当これは難しいんだなと思っておりますけれども、方向としては、あらゆる面で私は先ほど申し上げたような理由からして、多くの町民に職場の提供、多くの人で分かち合う、そういうことから考えると、そういう方向に相当の時間は必要かもしれませんけれども、そういう方向にあるとは思っております。したがって、我が富谷町ですぐさまという、人的体制からすると、今そいつをやるというまで、ここで申し上げますまでには至っておりません。

議長(相澤 武雄君) これを持ちまして総括質疑を終わります。
 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております平成16年度富谷町各種会計予算については、委員会条例第5条の規定により、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、並びに会議規則第39条の規定により、これに付託する上審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、平成16年度富谷町各種会計予算については、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決定いたしました。
 この際、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任いただくため、暫時休憩いたします。
午後2時47分休憩

午後2時48分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。委員長に伊豆田 待子君、副委員長に菅原 傳君が選任されました。よって、本案件は予算審査特別委員会の議題といたします。
 ここでお諮りいたします。予算審査特別委員会などのため明日3月11日から3月17日までの7日間を休会にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、3月11日から3月17日までの7日間を休会とすることに決定いたしました。
 なお、3月18日の会議は議事の都合によって、特に午後1時30分に繰り下げて開くことにいたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでございました。
午後2時50分 散会

平成16年予算審査特別委員会(第1号)

平成16年3月11日(木曜日)

出席委員 19名

  • 委員長  伊豆田待子  
  • 副委員長 菅原傳   
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 佐川幸三   
  • 委員 永野久子   
  • 委員 浅野幹雄
  • 委員 尾形昭夫   
  • 委員 小野進   
  • 委員 土井昭二
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 安住稔幸   
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 今村寿   
  • 委員 磯前武   
  • 委員 相澤榮
  • 委員 千葉達   
  • 委員 山路清一   
  • 委員 齊藤きえ子
  • 委員 佐藤克彦

欠席委員(なし)

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相澤武雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長  若生照男
  • 総務課長  古跡幸夫    
  • 総務課長補佐 矢田守
  • 総務課長補佐 荒谷敏 
  • 財政課長兼会計課長 中川弘美
  • 財政課長補佐 鴇謙一    
  • 会計課長補佐 赤坂松子
  • 税務課長 渡辺成一    
  • 税務課長補佐 橘川栄

議会事務局職員

  • 議会事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好

午前10時00分 開会

委員長(伊豆田 待子君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまより、3月10日の本会議におきまして議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算、議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算、議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算、議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算、議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算、議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算、議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算についての審査のため、予算審査特別委員会が設置され、3月11日、12日、15日、そして16日の4日間にわたり、付託事件の審査を行います。
 本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから予算審査特別委員会を開催いたします。

議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算

委員長(伊豆田 待子君) 議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち、議会事務局、総務課、財政課、税務課及び会計課の所管に属する予算について審議いたします。
 それでは、これより各担当課長及び事務局長より議案の説明を求めます。
 担当課長等に申し上げます。予算の説明に当たっては、前年度と比較しての相違点、本年度重点事業に係る予算等を中心に、簡明な説明を求めます。
財政課長、議会事務局長、総務課長、税務課長、会計課長が予算書のとおり内容の説明を行った

委員長(伊豆田 待子君) この際、11時10分まで休憩いたします。
午前10時56分休憩

午前11時10分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。
 以上で説明を終わります。これより質疑に入りますが、予算審査特別委員会の質疑は慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(伊豆田 待子君) 異議なしと認めます。よって、予算審査特別委員会の質疑は一問一答方式により行うことに決定しました。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 最初に、予算編成に当たっての町の財政について、どういう評価で見ているかということで聞きます。比較できるものとしては、平成15年宮城県地方自治の実態の中で、これは宮城県の平成13年度の決算概要なのでちょっと古いので、新しいのがあればそれをお聞きしたいと思うんですけれども、まず弾力性を見るものとして経常収支比率、富谷の場合は74.1で県内では女川の73.3に次いで第2位ですけれども、平成14年度はどうなっているかということと、弾力性はほかと比較してある方だというふうに見ているのかどうかお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 経常収支比率でございますけれども、平成14年度の決算では79.1となっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 79.1でもいいぐらいではないかと思うんですけれども、次に公債費比率が12.2、これは総平均、県内の市町村の平均ですね、これは14.0となっております。それと比較してそう高くはない。2万人以上10町あるわけですけれども、亘理町の10.7に次いで低いというふうになっております。平成14年度は幾らになっていて、10町で何位になっているか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 公債費比率の平成14年度は、12.7でございました。決していい方ではございません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) いい方でないというけれども、ほかの比較としてはどうなのかと今聞いたわけですけれども、10町、2万人以上10町の中ではいい方でないということなのかお聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 公債費につきましては、繰上償還の金額とかでその年によって金額が異なりますので、この数字だけで何番目ということもできませんので、平均すると県では14.6%ぐらいになっておりますので、県平均から比べれば12.7でございますのでというふうな比較しかできないと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 町債についてですけれども、この資料にもあるわけですけれども、大きい町小さい町ということで実額で見てもわからないということで、資料の中では人口1人当たりの資料というのが出ているんです。富谷の町は 199円で、宮城県内町村総平均は 432円。県内町村の平均の46.1%、女川よりも低く一番1人当たりでは低いと。柴田町の53.2%ということから見れば、県内の中で町債が残っているということではなくて、比較的ない方だというふうに見ていいわけですね。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 人口1人当たりにすれば、大変低い数字になっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 財政力指数は 0.614で、女川に次いで3番目であります。これも全体的に見れば、まあ数から見れば、富谷の町財政というのはほかから比べてひっ迫しているとかいうことよりも、どちらかということでは普通の町のようにできる、いやそれ以上に県内町村ではトップクラスの財政力状況だというふうに言えるのではないかと思うんです。これですべていいということではないけれども、ほかの方の比較の関係で見れば、使い方の中身ではなくて財政の状況というのはそういうふうに言えるのではないかと思うんですが、どう見ていますか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 財政力指数につきましても、14年度につきましては 0.61ということです。(「何と言いましたか。0.61……」の声あり)0.61です。
 (「0.61ね、はい。で、他と比較してみて、私の言ったことは間違っていないというふうに見ていいですか」の声あり)

委員長(伊豆田 待子君) 挙手でお願いします。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 県内のほかの町との比較で、富谷の財政状況というのはいわゆるゆとりとか財政力を見た場合ですね、県内町村の中でトップクラスのグループに属する良好な状況と、とりあえず弾力性とか財政力だけを見ると、そういうことが言えるのではないかと思うんです。そう見ていいですか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) トップクラスとまではいかないと思いますけれども、0.61だと7番目ぐらいになっております。
 (「財政力指数だけじゃなくて、先ほど言った経常収支指数とか公債比率とかそういうのも見て、トータルで見た場合そう言えるんではないか」の声あり)

委員長(伊豆田 待子君) 質疑ほかにございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 否定しなかったところを見ると、数字的にはそう見ざるを得ないということではないかと思うんですけれども。臨時財政対策債がありますけれども、限度額5億 7,500万円で計上しております。15年度は限度額7億円に対し1億円の活用でした。今年度はどのような方針で望むのか、この範囲で住民の要望にこたえる施策を実施していくというふうにするのか、それともなるべく活用しないというふうにするのか、施政方針をお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 平成15年度につきましては当初7億円で計上いたしまして、3月の補正後の数字で1億円というところまで下げてまいりました。と言いますのは、14年度までにつきましては繰上償還とかやっていきまして、町債の残高を減らそうという努力をしたんですけれども、今年度につきましては幾らでも借金の金額を減らそうということでまいりまして、いろいろな年度末までにきていろいろ調整しながら1億円のところまで来たんですけれども、平成16年度当初予算につきましては交付税もかなり下がっている中で、臨時財政対策債5億 7,500万円が今の時点における発行可能額かと思いますので、これの金額の中で調整をしながらやっていきたいと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 19ページに、ゴルフ場利用税交付金が 3,500万円が計上されております。昨年度当初より 500万円減っておるわけですけれども、これの理由はどういうことなのか。景気の問題等あるかとも思うんですけれども。それから、町内の新聞でも取り上げられましたレインボーヒルズの現在の状況、今後の見通しとも関係があるのかどうか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) ゴルフ場利用税につきましては年々税額が減ってきておりますが、ゴルフ人口の減少とまたレインボーヒルズの関係もございますので、そういった結果かと思います。確かに、平成15年度におきましても14年同期と比べるとかなり減額している、減っている状況にありますので、今年度、前年度当初より 500万減にした数字で計上させていただいてきております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 24ページの土木費国庫補助金のところで、公営住宅等関連事業推進事業費補助金、木造住宅耐震診断士派遣事業、木造住宅耐震改修計画等助成事業というのがあります。これは国の事業だと思うんですけれども、この内容について……。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員に申します。今の質問は委員会と、本日の委員会と関係ありませんので。(「産業建設になるわけですか」の声あり)そうですね。質疑ほかにございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 36ページ。36ページの総務費の一般管理費1節行政区長の報酬として 1,598万円が計上されています。富谷町行政区長に関する規則で、「町内会その他の自治会の会長をして行政区長に委嘱する」とされています。町内会はその地域の住民によって任意に構成される親睦団体です。さまざまな意見・考えを持つ人がいることを大前提にし、協力し合い住みよい地域にしようとする団体だと思います。そういうことからすると、この町内会会長さんを行政区長ということで委嘱するということには、行政区長の役割からしてちょっと無理があると思うんですけれども、こういうのを廃止する検討はされたのかどうかお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) そういった検討はいたしておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 36ページ。町長交際費 285万円が計上されています。実績は幾らだったのか。と言うのは昨年度ですね、今年度といいますか平成15年度の現時点における実績はどのぐらいになっているか、交際費。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 実績としましては、99万 7,000円でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) ほかの科目で、先ほどの説明でもかなり昨年実績によるということで減らされているのがありましたけれども、この 285万というのは実績に照らしてもかなり大きいのですが、どういうふうに判断されてこういうふうに 285万計上したのかお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) これにつきましては、前段、財政課長がご説明を申し上げておりますけれども、一律5%マイナスというような予算の編成の方針を示されまして、それによりまして今の減となったものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) この町長交際費は、議員必携などにも書かれているわけですけれども、「対外的に活動する町村長その他執行機関等が、その行政執行に必要な交際上の経費をいう」というふうにされているわけです。「団体内の諸会合に要した経費を交際費で支払うことはできない」と書いております。総括質疑ですか、等でもあったと思いますけれども、町内の各種団体のご祝儀、故人への弔電など、町内に使われているのもあるのかどうか、その用途、どのように使われているのか、用途ですね、件数、金額、それをお示しいただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) いろんな会合などに招かれましての、ご祝儀、町内会を初めですね、いろんな催しのご祝儀関係が79万円。さらに、香典などにつきましては3万円の支出となっております。また、いろんな会議の会費などとしまして6万 6,000円と、その他となっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 会合、香典、会費というのがございましたけれども、これは町内ですか。町外も一部あるんですか。あるとすれば町内幾ら、町外幾らというふうにお示しいただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 香典に関しましては、ほとんど町内となっております。会費につきましては、町外となっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) ご祝儀はこれはほとんど町内と見ていいんですね。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 町内、町外問わないわけでございますが、多いのは町内だと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 財政改革とかいろいろ言われますけれども、本来の使われ方でない使われ方があると思うんで、これは検討すべきではないかと思うんですけれども、見直しされる意思はありますか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) いろいろと支出に当たりましては精査しながら支出をさせていただいておりますので、見直しというものについては考えておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 37ページ委託料としてメンタルヘルスセミナー、それから一緒に、関連することもあるかと思って一緒にお聞きしますけれども、個別健康教育というのがありますけれども、これはどのような方が講師先生になられて、それを受ける対象としてはどういう人を考えられているのか、お尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) メンタルヘルスセミナーでございますけれども、これにつきましては町の労働安全衛生事業の一環といたしまして、カウンセラーなどを講師として実施を予定するものでございます。昨年度までも実施をいたしておりましたけれども、職員の健康診断の中でサービスとして実施をしていただいておりまして、本年度よりこれを予算化したものでございます。この健康診断を受託した業者を通じまして、派遣講師を依頼する予定となっております。平成14年度におきましては産業カウンセラーに講師としてお願いをいたしましたし、15年度におきましては精神科医の医師をお願いしたところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 38ページ、上の方から二、四、五行目のところで、礼遇者の会補助10万円というのがありますが、礼遇者の会は今どのような活動をやってるんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 礼遇者の会につきましては、特段ただいま会が動いているというような状況にはございません。礼遇者に推たいされました元議員の方々から「この会をもう一度活性化をしてくれ」というようなことがございますので、近々そうしたことを行いたいとこのように考えております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 40ページの財産管理費、その中の委託料で 5,054万 5,000円あります。その説明書きには庁舎樹木剪定・除草業務、庁舎敷地松雪吊り業務、庁舎管理業務委託、庁舎敷地自然緑地刈払い業務等がありますけれども、この委託料の中で庁舎維持管理は約何%占めることになるのかお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) この中でほとんど庁舎なんですけれども、一番上の公共施設というのは財政課で管理している町内一円のものですので、これは庁舎に含めません。それから公共施設の除雪関係ですね、これにつきましても学校とか保育所、幼稚園、公民館もすべて入れて除雪をしてますんで、この分を除くようになります。この2件を除きますと80%が庁舎の管理となります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 庁舎の維持管理に関する基金として、庁舎整備基金がありますけれども、そこからこういう維持管理に活用するというふうにはならないんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 経常的な維持管理には使わない方針でおります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) そういう方針だということだけれども、その庁舎の維持管理に関する経費ですからその基金から出してもある意味じゃ当然だというふうに考えるわけです。そうするとその分をそういうことをすれば、住民要求にこたえる施策に使えるわけですから、そういう検討をされてもいいと思うんですけれども、どうですか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 庁舎整備基金ということで、庁舎そのものの大きなメンテナンスのときに使おうとしております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 維持管理ということも入っていると思いますけれども。
 それから41ページ、ああ、それはいいです。それから42ページ情報化推進費の負担金、補助及び交付金の項目がありますね、その中で宮城県市町村情報システム協議会会費というのがありますけども、この目的内容はどういうものですか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 目的につきましては、宮城県町村会が主体となりまして平成15年7月1日に設立されたものでございまして、参加団体につきましては県内36の町村、そしてNPOとしまして地域研究応用センターが構成のメンバーとなってございます。設立の趣旨でございますけれども、設立の趣旨につきましては小規模市町村が情報関連のハード・ソフトさらにはネットワーク、そしてアプリケーションの発注仕様書を個別に作成して、民間企業からの提案内容を個別に精査・評価することにつきまして、資金面、技術面、人材面などから非常に困難とされておるわけでございまして、こうしたところで宮城県町村会をもとに特定事業協会を設立いたしまして、複数の自治体による情報システム関連の共同事業を推進するというふうなものでございます。また例としましては、この推進する例としましては、公共的な個人認証、それから公文書の交換などのLGWAN対応、そして戸籍・年金などの事務などにその効果が期待されるとなっているものでございます。以上でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 44ページの自治振興費、前年度比で 3,623万 1,000円の減になっております。先ほどの説明では工事請負費 3,595万 1,000円が減の主な内容で、南富吉の会館をよく聞こえなかったんですけれども廃止するということだったのか、(「完了」の声あり)配慮(「完了」の声あり)、完了したと。ああ、建てて完了して執行残ということですか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 大変不明瞭な説明で申しわけございませんでしたが、発音が悪くて済みません。これは会館が平成15年度で建築が完了しますので、平成16年度、新年度予算については減額と。それと同額の必要でございます、終了しているわけですから必要でないので、その分が減額になったという説明を申し上げたところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 建てて、終わったということですか。それとも15年度に建てなくて、もう事業としてやれないから終わったということですか。何だか、よくわからないのですが……。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) この事業につきましては、前年度対比で申し上げての減でございますので、事業が平成15年度で終わるわけです。予算は執行されたわけです。あとは、建築本体が引き継ぐだけでございますので、新年度予算では必要でないということです。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) そうすると、建設されたということですね。これは開発指導要綱に適合しない、条件に合わない形で建てたということになるわけですけれども、それで事後、なぜ 3,595万 1,000円もの差額が出たのか理由をお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 南富吉の会館の建築に、減額となった費用がかかったというふうなことでご理解をいただきたいと。

委員長(伊豆田 待子君) よろしいですか、佐川委員。(「前年度との比較で……」の声あり)

委員(佐川 幸三君) わかった、それの差だと。
 45ページ、負担金、補助及び交付金。負担金として大和駐屯地部隊協力会1万 2,000円が計上されています。これはどのように使われる経費ですか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) この協力金につきましては、郡内4カ町村プラス色麻町ということで構成されている協力会でございまして、いろいろな部隊内での事業活動がある場合にその協力をするというようなことでの負担金となっております。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 一つは46ページの徴税費時間外勤務手当がありますね、前年度は 274万 6,000円、今年度は 209万円と大きく減額されております。これで足りるのかといいますか、手当を出さない勤務を強いることにならないかどうかということですね。それから先ほど職員の諸手当のところでもありましたけれども、これまでは通常勤務の6%に押さえる方針を持っていたのが3%にするようにしたということを言われましたけれども、これでは今まで以上に手当を出さない勤務を強いることになるのではないかと思うんですけれども、そのいわゆるサービス残業をつくらない、出さないということで臨んでいるのかどうかお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 6%枠、3%オフというようなことではございませんで、精神としましては能率的・効率的な事務処理を心がけて、この3%にしたいというふうなことでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 3%でおさまれば、それはそれでそれにこしたことはないんですけれども、おさまらない場合は補正をとってもやるということで、サービス残業といういわゆる手当を出さない勤務を強いることはないと、そういう労働条件、労働状態をつくることはしないと、我が富谷町政においてそういうことで臨むということでいいわけですね。原理原則で、これに逆らうといいますかこれを否定するようだと、相当大変だと私は思うんでお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) あくまでも内部の組織もご案内のようにグループ制に移行しておりますので、そうしたところで職員のやりくり、そして先ほど申し上げましたようなより能率的な事務処理を心がけて、あくまでも目標としましてはできるだけ残業を減らそう、超過勤務をしないで時間内で処理できるようにやっていこうというようなことでのこの3%の計上とさせていただいたものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) これは、本人から申請があったらそれを支給しなさいということではなくて、それではなかなかサービス残業がなくならないということで、要するに任命権者、その従業員・従事者の管理責任者がその従事者の時間を正確に把握して支給するようにということで、その管理者の方に責任を負わせるように今では通達が出るようになったんです、御存じだと思うんですけれども。そういうことで、きちっと掌握する努力をされているのかどうか、勤務時間を。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ただいまのご指摘でございますけれども、時間外勤務をする場合事前に申請をしまして、担当課長の許可をもらう。そして実施してきているわけでございまして、そういう意味では何と言うんですか、命令をする場合に先ほどから申し上げているように効率的な事務処理を心がけるように指示し、そして時間の短縮を図っていくというようなことで、さらにはそうした場合に応援が必要な場合などはそうしたものにつきましてもより多くの人数でとりかかったりしまして、短時間に処理していこうというような体制に持っていこうというふうなことからの3%というふうなことでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 質問にかみ合った答えということではなかったようなんですけれども、次に移ります。
 町税に関して、町税等収入未済額縮減対策本部の活動を毎年行っているようですけれども、ことしも実施するのか。実施するとすれば、その経費はきちんととってあるのかどうか。課長補佐も参加されるわけですけれども、これはサービス残業にならないようになっているのかどうか、お尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 全体の時間の中で、いわゆる遅番勤務なりそういったものを活用して対応するということに考えてございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) ことしもやるということのようですけれども、この対策本部の本部長にはだれがなるのか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 現在は教育長でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 教育長は、教育委員会の日常的な業務遂行のトップの職にあるものですね。教育委員会は町村行政から独立してつくられたという経緯があるように、やっぱり町の行政とは自立した立場に置かれるのがあるべき姿だと思うんです。教育委員会の独立性・自主性を保つ意味からも、本部長の職は避けるべきと考えるんですけれども、どうしてこの教育長に本部長のやつがなってしまっているのか。どういう考えのもとにやられているのか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 対策本部の名称も町税等となってございまして、必ずしも町税のみというふうなとらえ方をしてございません。例えば保育料、給食費、水道料、さまざまな使用料等もございますので、そういったものを包含した形で全庁的に取り組むというような形で考えているものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) それは、ちょっと違うと思うんです。全体の本部長ですから、それらも含めて全体が本部長の肩にかかってくるということで、これが本当に深刻に突き詰めていけば、場合によってはこれは子供たちのためにこういう教育施策、こういう教育費を取るのが本当だけれども、取りづらくなるということだって十分あり得るわけですし、そういうような町部局職員と教育委員会担当のところをごちゃまぜにするような、そういうことはやっぱり避けるべきだと思うんです。ですからその点について、再考をお願いしたいと思うんですがどうですか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 全庁的というようなとらえ方で臨んでおります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 48ページに移ります。先ほど説明がありました航空写真図作成云々ということで、これは固定資産税徴収等に役立てるということだと思うんですけれども、かつてこの航空写真図関係で不正があったことがありますね。そういうようなことが起こらないように何らかの措置、入札に関してとか措置がとられるように考えているのかどうかちょっとお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) そういった業務につきましては、どういった業者の方でも予算でできるように汎用化を行いまして、15年度にそういった措置を終えております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 52ページ、監査委員費というのがあります。ここに旅費として普通旅費 3,000円が計上されているわけですけれども、この 3,000円を使って研修をやられるということなんだと思うんですが、この普通旅費 3,000円はどのように使われるのか、これで十分な研修ができるのかお伺いします。

委員長(伊豆田 待子君) 事務局長。

議会事務局長(小松 繁夫君) 普通旅費につきましては、今職員につきましては県内の出張につきましては費用弁償が出ておりません。ここに計上させていただきました普通旅費につきましては、公用車がない場合の1キロメートル37円の借り上げ料でございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。今村委員。

委員(今村 寿君) 17ページ、個人・法人という具合に町民税がありますが、まず個人の町民税、前年度よりも減額が見込まれております。人口がふえている中でなぜ減額せざるを得なくなったのか、要因をお尋ねいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 課税所得の金額でもって税額を決めるわけでございますが、そういった課税所得金額のいわゆる低下と、そういった要因がございます。均等割課税者については、確かに前年度より約 600名ほどふえてはございます。ただ、課税所得部分に係る部分が大きいものですからそういった所得の低下といったことで、当然それも踏まえて課税所得金額も低くなったと。それを税率掛けるわけですから、当然こういった前年比を下回る結果ということになったわけです。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 個人の均等割、先ほど 150万ぐらい増額を見込んでいるという説明だったように思いますが、これは一人頭の単価といいますか額が上がったからそうなったと理解していいかどうか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) はい、1人当たり 2,000円から 3,000円になったと、そういったことでの増でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 個人に比較して法人が増額が見込まれているということは、非常に財政安定上は頼もしい限りでありますが、今後とも増額が見込まれるかということをお尋ねいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 現在の状況で申し上げますと、増加の傾向にはございます。均等割課税法人につきましては、前年当初比で約23件ほど増となっております。ただし法人税割については、事業所さんのいわゆる状況によりまして変動ということも当然予想はされます。ただ、現在の動きからすると増の傾向にあるということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 法人税の増額は、いろんな企業誘致優遇施策の結果もあらわれているかなと思って増額を見ておりましたけれども、その影響が出ているのか。もしくは、その影響はもっと先なのか。出ているか、先なのか、両方なのかお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 感触としては、そういったこれまでのいわゆる企業誘致なりそういったことの成果といいますか、そういったものはあるのかなというふうに感じております。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 同じく17ページのもう一つの大きな収入の柱である固定資産税でありますが、これは増額が見込まれております。説明を聞いておりますと、土地は評価額は前年よりも下がっていると。しかし、家屋の方で増額しているということですが、この要因は何でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 新築家屋の増ということでございまして、土地につきましては家屋を建てた場合に軽減措置がございます。こういったことでの評価の部分で一応下がるといったことでございます。その分家屋について新たに課税客体がふえると、そういった状況にございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 固定資産税の償却資産税は土地家屋以外の固定資産税に係るもので、これは減価償却の対象のものだと理解しているんですが、だから償却資産税というのかなと思っているんですが、これが若干ふえているということは、私の思いでは償却していけば減っていく。これがふえているということはどういう要因でしょう。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) ここの償却資産の申告状況を見ないと何とも言えないんですが、平成15年度対比で見ますと大体同じくらいの線かなというふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) その次の町税の軽自動車税でありますが、自動車税の方もそうだったかもしれませんが、増収を見込んでおられます。この根拠は何でしょう。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 課税台数の増ということでございまして、15年度総体で 9,088台ほどございましたが、16年度につきましては 9,733台、 645台ですね、台数にしまして。ただし容量とかそういったものについて若干は違いますけれども、総体として 645台増ということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 同じく町税で、新しく出てまいりました入湯税、多分これはほとんど成田の「湯ったり苑」が対象だと思いますが、これは数字細かく 733万 4,000円というぐあいにラウンドナンバーじゃない数字が計上されておりますので、かなりの根拠のもとに計上されたと思います。その根拠をお聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 10月に始まったわけでございますが、これまでの入場者数の実績をもとに算定したわけですが、あくまでも始まって間もないということもありまして、現在の実績よりはやや内輪に見たというようなことでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君) 14ページに、地方交付税あるいは国庫支出金の前年比がいろいろ書いてありますけれども、地方交付税が約2億円ですね減額ということで、13.8%減という説明がありましたけれども、これは前年はどれぐらいの減率だったのかお聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 地方交付税の15年度対14年度の比較では、15.5%の減となっております。さらに今回減が見込まれるために、こういった計上にさせていただきました。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 去年と比べますと、今年の比率はちょっと下がってはいるんですけれども、毎年毎年こういうふうに下がってきますと非常に予算の構成にも影響してくるわけですが、ちょっとこの際お聞きしたいんですが、交付税を国が出す場合の算定ですね、大体どういうふうなものを算定基礎にして計算をするのか説明願いたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 所得税とか、皆さんの納めた所得税それから酒税とかたばこ税、いろいろな税金から計算していくんですけれども、それで全体としてかなり減っておりまして、その分が減っております。富谷町の算出の根拠なんですけれども、きちっと試算をいたしました。それで基準財政需要額なんですけれども、去年ですと50億 1,500万を当初で計上したんですが、今回48億 4,300万の計上です。反対に基準財政収入額、収入の方では去年が34億 1,200万当初で見ておりましたが、今回35億 3,800万ということで、税収も若干ふえるという要素がございましたので、差し引きでさらに大きくなったというのが去年から比べての減額の率の大きさでございます。これに対しまして、国の予算の範囲内で交付してよこすものですから、調整がされまして今回12億、普通交付税で12億ということの計上でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 所得税がかなりのシェアを占めるという話がありましたけれども、富谷の場合人口もふえてきておりますし、所得税もさっきの説明ではふえてきておるようなんですが、やっぱりそれでもなおかつこういうふうに減額になるということは、何か今国が言っております三位一体でいわゆる税源移譲の問題ですね、これを回してくるのでこちらの地方交付税が減ってくるというこの相関関係があるんじゃないかと見ているんですけれども、そういう理解でよろしいんですか。

委員長(伊豆田 待子君) はい、この際1時まで休憩します。
午後0時00分休憩

午後1時00分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、三位一体改革のことでございますけれども、国の数字につきましては皆様ご案内のとおりでございますので、本町の16年度の予算にどのような影響があったかということでお話を申し上げたいと思います。
 まず普通交付税、このとおり2億円の減額としております。それから臨時財政対策債、これは交付税が減った分ということの起債ということで皆様そのように御承知と思いますので、これにつきましても1億 2,500万の減となっております。それから国庫補助負担金の減額がかなり大きくなっております。例えば、保育所の運営費の補助金がなくなりました。それに伴って、県の補助金もなくなっております。国の分として 6,939万 5,000円を見込んでおりましたが、それがゼロです。それから県がその半分ということで 3,469万 7,000円見ておりました。それもゼロになります。それから児童手当の事務費の交付金もなくなります。その数字が 202万 8,000円というふうに見ておりました。それから児童扶養手当の事務取扱交付金もなくなりました。7万 2,000円でございます。それからもう一つが救急医療施設運営費補助金ということで、それもなくなっておりますので93万 4,000円を見込んでおりました。それから介護保険の事務費交付金、ここにも影響が出てきています。 310万 6,000円の減でございます。それから、公営住宅の建設費補助金で影響が出ておりますのが 1,859万 1,000円でございます。合わせまして、国・県合わせて1億 2,882万 3,000円が減額になっております。
 それに対しまして、税源移譲ということで新たに交付されることになりまして、先ほど歳入のところで申し上げました所得譲与税 6,000万円見込んでおりますけれども、それを差し引きしましても3億 9,382万 3,000円が三位一体改革による富谷町としての減となる部分でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 今の説明にもございましたように、大変な財政状況になってくるわけでありまして、これから国の方がいわゆる税源移譲ということでいろいろ、1兆 2,000億とか2兆幾らとかっていう数字も挙げているようでありますけれども、これはぜひ地方財政が厳しくならないように要望を強化して、地方財源を確保するように努力をしなくてはいけないんだろうと思いますが、町長の方もよろしくお願いしたいと思います。
 それで次の問題に入りますが、ちょっと前に戻りますけれども、3ページのところの町のたばこ税ですね、これが2億 2,800万ほどになっております。私が議員になりましたときにちょっと見たときには、たばこの方が 6,000万でゴルフの方が1億 2,000万だったんですね。それが今や逆転しまして、当時の 6,000万が今2億 2,000万ですから約4倍ぐらいにふえてきているということでありまして、これは喜んでいいのかちょっと複雑な状況でありますけれども、これは昨年も同僚議員から質問がありましたけれども、こういうふうにどんどんふえてくるという要素は何なのか、改めて伺いたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) たばこの関係につきましては、取り扱う事業所の増とそういった要因でございます。決してたばこをのむ方がふえたということではございません。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) もう一つ質問させていただきますが、40ページの13節の委託料でありますけれども 5,000万ほどありますが、この中で人材シルバーセンターですね、ここもいろいろな仕事をやっているようでありますが、どれほど人材シルバーセンターの方に仕事がいっているのか。これは関係ないですか、後で……。

委員長(伊豆田 待子君) きょうは、本日の審査には入っておりません、シルバーの方は。
 (「それじゃ次回にいたします。終わります」の声あり)
 ほかに質疑ございますか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 33ページです。雑入のところですけれども、雑入に駐車場協力金がありました。23万円の12カ月ということでしたんですが、これの内訳を伺いたいと思います。町職員で何名なのか、教員・教職員がいるかと思いますけれども、それが何名なのかを伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 歳入で申し上げました、町職員のみでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと現在23万円ということで、これからふえるであろうという見通しとの関係ではどうなりますか。現在は何万円になっているんでしょう。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 駐車場の区画数がございますので、ほとんどふえる見込みというのはございません。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 38ページです。工事請負費、文書広報費のところに工事請負費があります。町内会の掲示板の設置工事がありますけれども、新設は何カ所でどこに建てられるのかを伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 3カ所を予定いたしておりまして、明石台6丁目、さらに南富吉、それから大清水の3カ所を予定いたしております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 40ページです。財産管理費のところの使用料及び賃借料ですが、庁用複写機使用料がかなりふえていますが、先ほどの説明でカラーコピーが2台ということがありましたんですが、この大きくふえている要因というのはどういうものでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 昨年度から、情報公開の場所に有料のコピー機を設置いたしました。10円入れて撮っていただくんですけれども、その単価がかなり高いんです。実際10円しかいただかないんですけれども、高い金額ですのでこの使用料がふえたのが大きな原因です。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 普通の、よくコンビニエンスストアーで10円入れてコピーしますけれどもそれと同じ方法ですか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 使用される方については10円でやっていただいています。実際枚数で会社にコピー会社に支払うのは、ずっと大きい金額で払うことになります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、実際はどれぐらい支払っているんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) ちょっと済みません、1枚当たり33円になるんですけれども、今枚数がまだ集計したのを今持ち合わせておりませんので、もし必要だと後ほどお答えしたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 普通、たくさん枚数すると10円以下になるというふうに認識しておりましたが、それはリース料なども入れて計算してということになりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 使用枚数が多ければ安くなるんですけれども、あそこで使う枚数がそれほどになっておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、およそ 300万弱になりますけれども、そこの部分がふえてこの去年は 641万 5,000円、ことしが 936万 9,000円ということになっていますが、そこの部分だけでこれだけ、およそ 1.5倍くらいになっているということになりますか。ほかの要因もあるのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それだけではございませんで、カラーコピーの用紙代がかなり大きくなってますので、実際台数がふえたのが情報コーナーの1台がふえたことになりますけれども、カラーコピーの使用が多ければまたその分ふえてくることになります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) コピーですけれども、電子自治体に移行していくということで、紙などは余り使わないようにということを言われてきているかと思うんですが、ところがことしの予算を見る限りではそういうことはちょっと逆行しているなということをここから思うのですが、それについてはどうなんでしょう。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 14年度の実績報告のときもお話し申し上げまして、コピー代はかなり減っております。ただ、ここに置いておく分につきましてはお客さまに使っていただくものですので、その分については制限するわけにはいきませんので、こういった状況で計上しております。また、カラーコピー機につきましてもほかの施設にないものですから、本庁舎に来て利用するという部分もありますので、そういったことで増となっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) その下に書いてある庁用ファクシミリ使用料、これについてはどういう要因で多くなりましたんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) ファクシミリは現在3台分なんですけれども、16年度新規で交換になる部分がありましてそれの分で金額的にふえたんですけれども、6月から総務課に設置しておりますファクシミリが更新になりまして、その金額を月当たり2万 5,000円と見て計上しておりますので、その使用した状況によって多少変わってくることもあります。

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 42ページと43ページにまたがってですが、先ほど情報システム協議会の説明をいただきました。その次にLGWAN関連機器保守等負担金というふうにあります。これはことし初めてこう出てきたのではなかったかと思いますけれども、定額のものでしょうか。どういうものが保守の点検の対象になっていくのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) これにつきましては、平成16年の1月から専用回線に接続されました総合行政ネットワークについての障害発生防止のための保守契約によります予算措置、このようになっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 先ほどこれと関連していると思うんですが、36町村がそのシステム協議会に加盟していて、会費を5万円払うわけですよね。これはふえていくようなんでしょうか。そうなるとここの保守の部分とかというのは割安になっていくものなのか、これは定額でずっといくものなのか、その辺はどうなんでしょう。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ふえていく、これ。(「参加町村がふえていく」の声あり)
 これに参加町村がふえていくかどうかというようなものにつきましては、ちょっとわかりかねます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 51ページ、52ページのところで、さまざまな統計調査が行われるようなので、目的と方法と時期について伺いたいと思います。人口統計調査についてですが、ここのところで全国消費実態調査があります。その調査についてですが、目的と方法と時期をお知らせください。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) この全国消費実態調査でございますけれども、これにつきましては全国の消費世帯につきまして家計並びに資産を総合的に調査をいたしまして、その構造そして分布を明らかにして、各種社会経済施策などの基礎資料とすることを目的としておるものでございます。この調査の実施時期につきまして、国勢調査などと前後する時期ということで10月前後に行われるというものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) これの方法については、どういうふうにやられるんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 調査の方法につきましては、国を通じまして宮城県の調査統計課からの指示に従いまして調査を実施するものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 52ページのところに基本地図補正業務とありますが、これはどういう補正を行うものなのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) この委託料での基本地図補正業務につきましては、10月に予定をしております国勢調査の調査区設定のための基本図の補正を委託して行うものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) まず15ページと16ページですが、歳入歳出それぞれ平成16年度は当初予算で6%の増ということになっております。そこでこれはお金の面でですけれども、行政需要全体としてはどの程度の伸びというふうに見込んでいるんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 実際、予算編成方針では5%減ということで進めてまいりました。しかし投資的経費におきまして、例えば成田中学校の分で屋体が2カ年事業になったこととか、それから富谷小学校の大規模改造を計上したということで、かなり投資的経費でふえました。それで、本来なら5%減らそうとしたところを6%の増となりましたので、かなり増額した予算編成となっております。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 伺っているのがちょっと違うんですけれども、人口もふえておりますからいわゆる行政需要は全体としてこれは伸びていますよね。予算編成を5%減らしたいという町の考えと、実際に人口がふえたりしてクラスもふえ、教育の面でももちろんですしね、新しい町内会ができれば自治振興費もふえるとか、そういう形でのいわゆる行政需要というのはどの程度ふえていると見ているんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 数字的に何%というところではございませんけれども、やはり人口増によります扶助費の伸びとかそれから補助費もそうですが、そういったところでかなり伸びておりますので、その中で経常経費について幾らでも切り詰めてということで5%減ということを打ち出ししたわけです。交付税が減になること、それから国庫支出金が減になることは予想されておりましたので、それに対応する意味で5%削減で臨みましょうということでのスタートでした。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと 122ページですが、一般職の給与費明細書の2の一般職(1)の総括の部分を見ますと、前年度に比べて職員数4人減というふうになっております。これは職員の数、一般職の数だけでいきますと 1.6%減っているということになるわけですが、前年度に比べて、というふうに見てよろしいわけですね。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) はい、その通りです。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 平成16年度は、正規職員・非正規職員それぞれ何人ということになるんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 本年度の正規職員、全職員で 271名でございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) これは正規と非正規に分けて伺っているので、そのようにお答えください。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ただいま手元に資料を持ち合わせておりません。

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) それでは後で資料をいただきたいんですけれども、よろしいでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 臨時職員の状況でございますけれども 180名ということです。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、先ほどの正規職員が 271で非正規が今 180とおっしゃいました、合わせて 451人ということでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ただいま申し上げましたのは、パートそれから8時間勤務などの月平均の人数を臨時職員で申し
上げたものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、現時点でというかこの4月1日でいいんですが、新しい予算が始まる時点でよろしいんですけれども、正規と非正規職員は何人体制で、それぞれ何人体制でスタートすることになるのか。そして、それは前年度に比べてふえるのか減るのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ただいまの質問に対しましては、4月1日でのスタート時の正規・臨時職員につきまして、各部署ごとに精査をしてみないと数字的には申し上げることができません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、先ほど時間外勤務について全体として6%の枠を3%に引き下げると言っておられましたよね。行政需要はふえている、これは確かだ。人口がふえていることを考えただけでも行政需要はふえていると。そして、一般職の体制については4人減っているとここまで考えても、そうすると時間外勤務3%に引き下げて、サービス残業をさせないということにするためには、本来なら相当非正規のところでふやすとか何らかの形で対応しなければ、行政需要がふえているときに一般職が減ってしかもサービス残業の枠は減らすとなれば、サービス残業の枠が実態としてはカウントされない残業というのがふえるというふうに考えるのが常識ですよね。ですから、この職員の体制というのは大変重要だと思うので、できれば暫時休憩していただいて正確な数字をカウントしていただけないでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) この際、暫時休憩いたします。
午後1時26分休憩

午後1時30分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
 この際、1時50分まで休憩いたします。
午後1時30分休憩

午後1時50分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ただいまのご質問の件につきまして、担当補佐の方から説明をいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 担当補佐、お願いします。

総務課長補佐(矢田 守君) それでは非正規、臨時職員という人数でございますけれども、先ほど平均 180名、こちらの方の人数ですけれども、源泉徴収をしている人数ということでございます。ということは、臨時の者のパートということで2時間なり短いパートの職員もおります。あと8時間の職員もおります。そういうようなものですから、先ほど申したとおり平均 180名程度ということでご理解いただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、 271人と大体平均して 180人のパートその他ということですから、やはり常時 450人前後の方がいるということになるというふうに見るんですか。2時間・8時間というのをつないでいくわけですよね。つないでいくわけですよね。そうすると、そうしますと……。いいです、それは延べという意味も含むわけですからね。延べ合わせて 451人が平均的にというかいると。常時と言ってはいけないですね。平均的に考えて延べ 450人からの人が働いているというふうに見ていいわけですね。
 そうしますと、これは平成15年度に比べて数字的にはふえているのか減っているのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ふえております。(「ふえている、ですか」の声あり)

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございますせんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 何人ふえているでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 人数の把握はできておりません。(「そういうことを聞いているんじゃありません」の声あり)

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質問ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 先ほどの 180人、平均的に 180人というのと、正規で 271人というのを足したその足し方、考え方でいいですから、平成15年と比べて延べで一体何人ふえているのかを伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ただいまご回答申し上げております、予算ベースでお話を申し上げておりますので、何人というふうなことでの増というようなことについては、ちょっとお答えしにくいものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、ちょっと別の角度から伺いますが、富谷町の広報、昨年の9月号でしたか10月号ですかによりますと、富谷町の職員が一人で、職員1人当たりの人口というのは、平成14年度のベースですけれども 246.1人となっているんですね。これは県内町村の平均 124.5人と比べますと約倍なんですね。それから、県内の全市町村の平均 134.4人と比べても倍とまではいきませんけれどもかなりの大人数を一人の職員が見ているということになっているわけです。こういう数字から見ましたときに、職員1人当たりの人口というのは平成15年度に比べてどうなる見通しなのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ふえるわけでございますけれども、何人というふうなことについてはちょっと確かめておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、今ずっと伺ってきたお話の経過を聞いていますと、先ほど最初の質問で総務課長が時間外勤務については6%の枠を3%に引き下げるということは、通常の常識から考えると労働強化になるかあるいはサービス残業がふえるか、あるいはって両面がある場合もありますけれども、こういうことを見込んでいるということにならないでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 労働強化というふうにはならないと考えております。これまでも申し上げてきておりますように、いろいろと創意工夫をしまして効率的な事務の執行というようなことで対処するという決意のもとに、3%の枠としたものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質問ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) それじゃ、この件についてはこの1問で終わりますが、サービス残業についてはないと、そういう状況は平成16年度ないというふうに、総務課長は断言されますか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) はい、サービス残業はございません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは43ページですが、交通安全対策費で交通安全対策の施設についての例えば委託料だとか工事請負費といった、施設を整備するための予算の項目が見られないのですが、これはどういう理由でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 委員に申し上げます。永野委員、きょうの審査に入っておりませんので、土木費に入っておりますので。
 ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 交通安全対策の施設については、そうしますと都市整備課ということになりますか、ちょっと確認させてください。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 交通安全施設の整備費につきましては、一昨年より都市整備課が担当いたします。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 平成15年度の予算、当初を見ますと、交通安全施設のための予算項目があったんですよね。ちょっと事実誤認ではないでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 誤りではございません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

総務課長(古跡 幸夫君) そうするとおかしいですね。去年の計上されていたものは、交通安全施設ではないのでしょうか。ちょっと去年の予算、関係ありますのでね、ことしの計上の仕方と違うのであればはっきりさせていただきたいので、改めてお答えください。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 去年の今、予算書を見ておりますけれども、記載ございません。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 44ページの防犯灯ですが、それぞれ新設と改善について計上されております。そこで、この新設はまずどこに何カ所設置されるのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) この防犯対策費の工事請負費につきましても、都市整備課が担当いたしております。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、この44ページの防犯灯の新設・改善、これも歳入については総務が扱うということでしょうか。その取り扱い、歳入歳出の取り扱いについて伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員、防犯灯に関しては都市整備課に変わりました。
 (「それは委員長に聞いているんじゃなくて担当課に聞いておりますので、総務課長答えてください」の声あり)
 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) この防犯灯につきましては、支出の方は都市整備課が担当いたします。そして、今ご質問の歳入でございますけれども、防犯灯に対する歳入というものはないと思います。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。なお、次回はあす12日に引き続き行うことといたします。本日はこれにて散会いたします。
午後2時01分 散会

平成16年予算審査特別委員会(第2号)

平成16年3月12日(金曜日)

出席委員(19名)

  • 委員長 伊豆田待子  
  • 副委員長 菅原傳   
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 佐川幸三   
  • 委員 永野久子   
  • 委員 浅野幹雄
  • 委員 尾形昭夫   
  • 委員 小野進   
  • 委員 土井昭二
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 安住稔幸   
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 今村寿   
  • 委員 磯前武   
  • 委員 相澤榮
  • 委員 千葉達   
  • 委員 山路清一   
  • 委員 齊藤きえ子
  • 委員 佐藤克彦

欠席委員(なし)

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相澤武雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生照男    
  • 教育長 千葉芳樹
  • 町民課長 眞山巳千子    
  • 町民課長補佐 山田豊
  • 町民課長補佐 奥山育男    
  • 保健福祉課長 千葉美智子
  • 保健福祉課課長補佐 亀郁雄      
  • 保健福祉課課長補佐 安積春美                     
  • 生活環境課長 佐藤信夫
  • 生活環境課課長補佐 小松巌                   
  • 教育総務課長 内ケ崎清子        
  • 教育総務課奥課長補佐 奥山吉信                     
  • 生涯学習課長 須藤辰夫    
  • 生涯学習課課長補佐 伊藤正
  • 生涯学習課課長補佐 八巻恵美子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 小松繁夫    
  • 会議書記 高橋和好

午前10時00分 開議

委員長(伊豆田 待子君) おはようございます。
 本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに予算審査特別委員会を開きます。

議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算

委員長(伊豆田 待子君) 議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち町民課、保健福祉課、生活環境課及び教育委員会の所管に属する予算について審議いたします。
 これより各担当課長より議案の説明を求めます。
 担当課長等に申し上げます。予算の説明に当たっては、前年度と比較しての相違点、本年度重点事業に係る予算等を中心に、簡明な説明を求めます。
町民課長、保健福祉課長、生活環境課長、教育総務課長が予算書のとおり説明を行った

委員長(伊豆田 待子君) この際、11時10分まで休憩します。
午前10時54分休憩

午前11時10分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。生涯学習課長。
生涯学習課長が予算書のとおり説明を行った〕

委員長(伊豆田 待子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 7点ほど質問いたします。まず1番目は97ページ。富谷小30周年とありますが、これ統合、西成田小学校と統合して30周年という意味ですか。一応、お伺いします。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) はい、そのとおりでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 98ページ、低学年教育充実事業の、私、ちょっと聞き落としたかもしれませんが、非常勤講師賃金 1,381万 7,000円とありますが、これ何名分だったのか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 小学校6校1人ですので、6名分でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 99ページ、修繕費 892万円とありますが、これは6校分。そうすると、大体1校 150万円とありますが、これは教材備品の修理でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 修繕は、ガラスの修繕から始まりまして教材一般備品の修理、小破修理もちろん含まれてございますが、大きなところを申し上げます。富谷小学校の校舎南側の側溝ののり面修繕を予定しております。 115万円ほど。それから、富ケ丘小学校でボイラーの蒸気漏れ。それから、漏水・排水の側溝の修繕工事を行うこととしております。それから、あけの平小学校で非常階段の塗装を行うとしております。日吉台小学校では遊具の基礎の部分の修繕を行うということにしております。

委員長(伊豆田 待子君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 4番目ですが、 100ページ、教育用パソコンレンタル料 3,605万 1,000円とありますが、これ小学校6校分、何台分なんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 小学校のパソコンにつきましては、16年度、東小学校と成田小学校がパソコン教室2人1台から1人1台に変更の予定です。それ以外の学校につきましては、1人、パソコン教室は1人1台になってますし、それから各教室にも特別教室にもパソコンが配置されているというようなことで、台数について今ちょっと数字を持ち合わせておりませんので、後でお知らせしたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 次 103ページ、中学校の方ですが、やはり修繕料 1,166万 2,000円ですか。小学校が大体1校 150万円。中学校の方では、これ修繕費として 300万円ぐらいあるようですが、主にどういう修繕の方を。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 先ほど小学校のところで申し上げましたように、ガラスの修繕、それから教材の修繕、それから備品の修繕、それから小破修理というようなことで大体1校60万円ぐらいは均等に配当しております。そのほかの修繕につきましては、均等ということではありませんで、小学校もそうですが必要な部分に必要な金額をというようなことでおります。具体に申し上げますと、富谷中学校で浄化槽の制御盤の修繕を行います。それからプールシートの張りかえを行います。それからボイラー及び配管の修繕を行います。それから二中におきまして、昇降口のサッシ、それの修繕、それから東向陽台中学校におきましてはトイレブースの修繕を行おうとしております。以上です。

委員長(伊豆田 待子君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 同じページですが、バスの借上料 560万円、これは何に使うのか。また何台分なのか、ちょっと教えてください。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 大きなところが中体連のバス配車でございます。台数につきましては、そうですね、その場所とかによっても1台当たりのバスの単価が違うということもありますので、積算上では前年と同じ程度の一応予定として予算計上ということでございます。ちょっとお待ちください……。すいません。具体に何台というような数字、今ちょっと持ち合わせておりませんので、後でお答えさせていただきます。

委員長(伊豆田 待子君) 細谷委員。

委員(細谷 禮二君) 最後です。 104ページ、やはり中学校の教育用パソコンレンタル料 3,164万 9,000円ありますが、これは何台なのか、ちょっと教えていただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) この金額につきましては昨年と同額でございます。それで中学校につきましては、すべて17年度まで文部科学省で示しているその工事というか、パソコンの配置は終了済みでございます。それで台数ということですが、それもちょっと数字持ち合わせておりません。ただ5年契約でございまして、これはこの金額については毎年債務負担行為で計上させていただいている金額でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 先にご指名をいただいてありがとうございます。私、1項目についてちょっとご質問をしていきたいと、こんなふうに思っております。
 108ページ、10款19節負担金、補助及び交付金の項目の中で、富谷マーチングフェスティバル実行委員会 332万 5,000円とあります。これはどのような内容で行っておるのか、まず初めに質問いたします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) マーチングフェスティバル実行委員会ということで、9月に富谷町の、富谷町が音楽の町だというようなことで……東北、あと場合によっては全国的に活躍をされているチームをご案内をいたしまして、町内外の方に富谷の、富谷の音楽の町だというひとつの一大イベントを行う事業費の経費を、生涯学習課の方で実行委員会を設置いたしまして毎年実施をしている事業費でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 同じく、その下にあります、とみやマーチングエコーズ 237万 5,000円、これについての前年比に対しておわかりでしたらお伺いをいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 去年のは 250万円でございます。ことしはマイナス5%シーリングというようなことで、各種団体の補助は5%のカットだ、カットになったもので、ことしはこのように 237万 5,000円の補助となったわけでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 前年比に比べて多少下がっているということでありますけれども、この項目に対して補正予算など組みながらやっておるような記憶がありますけれども、そういうことがあるかないか、お聞きをします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 全国大会出場、また世界大会出場等々につきましては、活動費援助補助交付要項に伴いまして、その要項に従い、該当すべき参加が出場権を得るようなことがあった際には補正予算で対応しているところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 一般的に国体、それからオリンピックとかそういうような種目に我が町から参加する方々がおった場合に、一度助成をするとその次助成しないというのが通例でありますけれども、今お聞きしますと、常にこのマーチングエコーズに対してだけは助成をしておるというような状況が多々見られるわけでありますけれども、そういったことがないかどうかをお聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 東北大会1度、あと国体を含め全国大会1度ということで、個人的に一人で東北大会、全国大会1度ずつの活動補助の交付はしております。そして、このマーチングエコーズの全国大会に行った際にも要項上一人幾らというふうに計算しますと 100万円を超えるわけですけれども、一応頭打ちで 100万円というようなことでの補助を交付しておるところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) やはり、確かに文化的な教育的な問題がありますから、それは我が町の顔という形も当然あります。しかし、毎年毎年このような大きな金額が計上されるということは、我々を初め町民に本当に理解を求められるかどうか、その辺が一番大事なところだと思いますね。一つのサークルでありますから、その一つのサークルを本当にずっと永続的に助成していくというような考えのもとに、今回もこういった予算措置を計上しているのかどうか、お聞きをします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) マーチングエコーズさんはサークルの活動の一つでありますけれども、町から応分の補助をいただいているという認識のもと、運動会、敬老会等々、大分公の行事にも演奏等の披露のご協力をいただいている団体だと認識しておりますし、今後も、全国大会につきましてはあくまでも予選を通過しての大会の出場でありますので、そういう機会になった場合には今後もこのような補助は続けていくものと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) どんな競技であってもどんなサークルであっても、予選を通過して全国大会に行くわけであります。ですから、そういった予選を通過して厳しい中で全国大会に行った場合には、常に助成をするというような考えなんですか。改めてお伺いします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 個人的に団体的に予選を通過して全国大会に出場するというチームがあれば、その活動援助補助の要項に従いまして、補助は実施をしていくという考え方でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 活動補助の要項に従ってというような話でありますけれども、一たんそういうような全国大会に参加すると、先ほども話しましたけれども、次の段階で補助が受けられないという実情が過去にあったわけであります。そういう問題についてはどのようにお考えでありますか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) そういう該当があったという件については、ちょっとわかりませんけれども、あくまでも全国大会に出場された方はこういう補助要項に申請があった際、こちらの方ではその手続に基づいて要項に沿って交付を実施するということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 当初の予算を計上する場合にですけれども、当然、前年度比に対しての予算計上をしていくわけであります。基本的に前年度の補正予算を組んだ中でかなりの大きな金額の助成をしておるわけでありますけれども、前年度比に対しての補正も含めた中で、今年度のこの当初予算に計上するというような考えはなかったのかどうかお聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) あくまでも予選を通過して全国大会に出場するという、そういう切符という表現はどうかと思いますけれども、代表権を取らないうちには今まで毎年上げていたから上げておくというようなことではなく、そういう状況になったときにはより近いところでの補正の、補正の対応で実施してまいりたいと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 再度確認の意味でお聞きします。我が会派でも総括質疑の中でこの問題について取り上げさせていただきました。しかるに、先ほど課長の答弁では、永久的にというような話はしなかったでしょうけれども、ずっとこのような形で助成をしていくというような話をされました。やはり、基本的にサークルでありますから、確かに町の顔ではあってもサークルでありますから自立をやはりさせていかなければならない。そしてまた、たとえその問題に対しての楽器関係が手薄になれば、当然また補正を組んで取り組んでおるわけであります。かなりのこの金額、かなりの血税をそこに注いでるというような形に私はとらえるわけでありますけれども、今後、半永久的に近いような形で町の助成をやっていかれるのかどうか改めてご質問いたします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 要項上の見直し等々を図りながら、検討される部分が今後はないとはいえないとは思いますけれども、そういう活動補助、要項に従って今後もそれに従って補助を行っていかれるものと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 最後でありますけれども、各サークルに対して、そして今私が質問しております、とみやマーチングエコーズに対しての公平性というような部分については、課長はどのように考えておりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 金額的には、まずほかの団体から比べれば金額的には大変多いと思いますけれども……まず、とみやマーチングエコーズもこのように全国的にもなり、富谷町も大いにPRをしていただく団体であり、そして町行事、各種行事にも応分の補助をいただいての活動なんだよという組織の自覚によるそういう活動を見ますと、やはりここまで来たエコーズをまたやっぱり援助的なものは必要だなというふうには考えております。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 私が聞いておるのは公平性の問題であります。ですから、よそのサークルに対してと、このサークルに対しての公平性があるのかどうかと。この助成、援助に対しての公平性を今尋ねておるわけであります。その辺をどのように考えておりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。(「もしなかなか答えられなかったら町長でもいいです」の声あり)

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 金額的には、1人当たりの金額的にはやはり多いのかなということはありますけれども、それなりの町の応分の補助をしてでも、このエコーズをこう富谷町の代表とするサークルの一つとしてやはりこのような援助は必要なのかなと、必要ではないのかなと考えております。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) ちょっとしつこいように思われるかもしれませんけれども、このエコーズ関係に対して発足してから何年になりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 平成2年ですから、13年に。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) やはり10年以上もたつサークルに対して、このようにまだ同じような助成をして自立をさせないという方法が、かえって問題ではないかと私は思いますよ。ある程度サークルを立ち上げさせて、そのサークルの中でやっぱり盛り上げていっていただく。それがいずれ富谷の顔になっていく。どのサークルもそうですよ、そいつは。今ね、全国大会に行ったり、そして富谷の顔になったからまだ同じような援助をしていくというか、助成をしていくというような、やはりもうそろそろ切り離していかなくない時期にあるんではないかと。ただ一遍に 500万円も 700万円も補正予算を組みながら計上してきたやつを、次の年から 100万円にしろというのはちょっと難しいと思います。
 でも、徐々にやはり自立性を高めていかなくないと、今大変緊迫した財政の中で、今年度は予算計上するときに全体的に5%削減しなさいというような話を、町長のもとから皆さんがご指摘されて今回の予算書を作成しているわけでありましょうから。やはり自立できる部分については自立させるというのが一つの筋ではないんでしょうか。それを十何年もたってるわけでありますからね。確かに町民運動会というか、そういうものとか敬老会とかそういうものに出てきます。じゃ、ほかのサークルがそういうものに出ればこのくらいの助成・補助を出すのかということですよ。大事ですよ、それは。基本的にね、この文化的なものとして。それは町長、どういうふうに考えてますかね。十何年ももう既にたっているところに対して、まだ新たにこのくらいの規模の助成金を出しているわけでありますから。これをあと何年続けて自立させていくのか。それとも準公務員的な形でそのサークルをずっと継続していくというような考えなのか、町長にご質問いたします。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 二つにとらえてみたら、公平性ということでね。二つにあると思うんですけれども、一つはお金的な公平性をどういうふうに見るかということあると思うんですが、人数が多い少ないでいろいろあるんですよね。10人ぐらいの団体も、5人ぐらいの団体から 100人規模の団体なんか、最近少年野球にしたって80人ぐらいの団体などもあるんですよね。ですから、そういう中でそういう人たちの、多分生涯学習課が教育委員会が中心になってその基準をつくられて一人頭、一人に対して東北大会、先ほど言っていたように東北大会だとどのぐらいとか幾らとかちゃんと決まった中でやらさっている。ただそういうことで人数が多いと非常に金がさが大きくなるものですから、そういう面で非常に目についてどうなんだということで、お金的な公平性からいうと、ここは課長が言っている教育委員会で定めていることが一つの形だと思っております。
 もう一つのその公平性というか、議論の中で、自立性ですかね。その団体の自立性というのはこれは確実に必要ですよ。芸術文化、スポーツにとっても自立性というのは一定のところまでいったらむしろ、今町内にある社会教育団体というか公民館を利用されている団体などは余りお金なんか、施設だけ提供しなさいよと、余り口出すなよという団体の方が圧倒的に多いんです。これは富谷のね、僕は本当に人材の豊富な町だからだというふうに思って大変感謝もしているし喜んでいるんですけれども。そういう面からすると、自立性というのは必要だと思う。ただマーチングの場合、町内の各学校も最近は幼稚園から動き出してきて、幼稚園、小学校、中学校の吹奏楽、そして県立の富谷高等学校までおつき合いして音楽の奏でる、音の奏でる町というような形の、たまたまそこで一つの団体にエコーズがある。その中で盛り上げ方と申しますか、小学校の特に低学年の、そういう面で私は貢献度があるなと、こういうふうには評価はしております。今の議員のご意見などは今後の担当課というよりも教育委員会、それから各学校などのいろんなそういう人たちのご意見など、現場を預かっている学校教育との兼ね合い、そういうものなども議論して詰めていくことが必要かなと、こんな思いでおります。
 したがって、もう一度繰り返しますけれども、お金的な公平性といったらお金的だったらやっぱり私は余りそういう議論よりも別な形の公平性と申しますか、公金でどのようにやるかということは、いろんな議論は必要だなというふうには思っておるところであります。

委員長(伊豆田 待子君) 渡邊委員。

委員(渡邊 俊一君) 文化的な意味からすればの公平性、当然町長の答弁はそのような形でくるんだろうなと思っておりましたけれども、やはりマーチングエコーズというのはあくまでもその音楽を趣味とした好きな人たちが集まってきてるわけですよ。それで好きな人たちが集まってきて発表の場を皆さんに提供しているというか、だれも聞いてくれとか、例えばだれも見てくれなければ幾ら好きでもどうにもならないわけでありますから、そのサークルの中で発表することによって自分たちが満足するという、そういうような問題ではないかと私は思うんですね。基本は、好きな人たちが集まってきたやつに対して一つの町の顔になるように一応助成をしていくと。それは当然ありますよ。そして町長の姿勢の中にも、音楽の町というか、富谷のよその町、近隣の町村から富谷の地に入りますとちゃんとマークもありますから、それはもう町民にほとんど理解されているものだと思います。
 しかし、あくまでも好きな人たちの集まり、そこの中でいろんな発表の場を求めていく。それに対して補正を組みながら一回に 100万円くらいずつ出しているわけであります。じゃ、ほかの部分で、ほかの部分で、遠征をしたり、そういうような全国大会に行きたいから、ぜひこの交通費を支給していただけないかとか、富谷のバスを協力、提供していただけないかという場合に、協力するんですか。恐らくしないと思いますよ。ですから、あくまでも自立をやっぱり促進していかないと、これは一つのサークルでありますから、あくまでも。我々はそういうふうに考えています。富谷町で行っておる一つの事業でないんですから。サークルに対して助成、負担金を補助しているわけですから。そういった考えをこれから持てるのか持てないのか、なかなか課長は言いづらいでしょうから、後、質問しません。町長、もう一点だけ、その辺ちょっと考えて、よく考えて答弁をしていただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) よくよく考える。考えてお答えしますけれども、今申し上げたように要項あるわけですから、お金的な形は取られているはずです。スポーツであろうが文化であろうが、それはお金的な公平性は欠いてないと思っておりますよ。ただその自立性という、それのことについてはね、議論が少しかしていただきたい。これは一つのマーチングエコーズという一つの団体のみならず、それが小・中学生の教育効果にかなり貢献している分があるはずでありますから、それをやっぱり教育委員会あたりでね、学校現場の声なども聞いてそれらをどういうふうに持っていくか。こういうことにさせていただいた方がいいのかなと、こういうふうに思います。議員のご意見も大した一つの、町全体のご意見の一つだとは思っておりますね。あと、そういうことで。
 (「町長、学校教育に対しての問題でしょうけれども……。全体的に考えてよ……」の声あり)

委員長(伊豆田 待子君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 私は、小・中学校の学校管理費について伺いたいと思います。先ほどの同僚議員の質問の中にありましたけれども、修繕費の中で一律に各学校に支給するものがある。これは不可抗力によって壊れるものとか応急処置をしなくてないものというふうなことで判断をいたしましたが、そのほかの修繕費は各学校からの概算要求によって予算配分を行っていると思うんですが、いかがでございますか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 修繕工事は大きいものにつきましては、もちろん学校からも上がりますけれども、教育委員会で十分現場を技術者と一緒に調査いたしまして、工事の見積もりなり、そういうことを経て予算措置をしております。で、いいんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) それでは、 103ページ、中学校管理費の需用費の中の修繕費でございますね。先ほど、第二中学校の昇降口のサッシの工事が入っておるというふうに説明ございました。教職員の入り口、そして来賓の入り口であります玄関が、玄関のタイルが大分はがれてひどいような状況にあるんです。建設後もう21年経過しておるわけでございますので、来年度の予算にこの修繕費は入っておりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) その部分までは入っておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) 過日行われました3月9日の卒業式にお邪魔したわけでございますが、かなりタイルがはがれておりましてひどい状況にあります。これは学校からの概算要求が上がってこないのかどうかわかりませんが、早急に修繕する予定はございますか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 現場を確認させていただきます。(「終わります」の声あり)

委員長(伊豆田 待子君) この際、1時まで休憩します。
午前11時56分休憩

午後 1時00分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 予算書の……53ページお願いします。ここで給料のところ16人とあります。昨年は15名でスタートいたしましたが、1人増になっております。これは総合支援センターとの関係なのか。どこに増員するために、この1人がふえているのか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 現在16名でございまして、昨年度の当初予算がその前の予算時期で15名で動いていたもので、4月より16名になってございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 54ページです。小規模通所作業費のところで賃金にですけれども、栄養士が去年はあったわけで、この栄養士はどのような役割を果たしていたのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) それぞれの食事の、うちで生活している、あるいは自分の食事のとり方とか細かく指導するための栄養士でしたが、今回につきましては大体見えましたので指導員でやれるというところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 57ページをお願いします。ここにグループホーム、先ほど3カ所分ということで伺いましたんですが、去年と比べてかなりこう減っていますが、去年の取り組みとことしの取り組みの違いについてお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) このグループホームにつきましては3名分なんですけれども、経費の中で計算しておりまして昨年と変わってはいないものです。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと金額でかなり違いがあるんですが、これはどういうことによるものでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) これにつきましては、支援費の中の介護報酬で行っているもので現計で……現計で 4,200……失礼しました、 424万 4,000円におりているというところで計上しているので、これの中身としては変わっていないです。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 58ページです。児童福祉総務費の中で賃金がありますね。去年の説明の中に事業内容が説明をされておりましたが、ことしの事業内容はどのようなものになりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 賃金のところでございますよね。(「はい」の声あり)親と子の教室、母子支援関係のところですが、少しハイリスク、あるいはグレーゾーンといわれている子供たちの就園までは行かないんですけど、教室あるいは相談をするところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 去年は3回行うという説明があったかと思いましたが、ことしの回数についてはいかがですか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 同じく3回でございますが、子供の数あるいは状況によっては少し前後させていきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) その賃金の中に昨年は医師が入っておりました。6万 9,000円の予算があったわけですが、ここから医師の分が抜けております。その理由はいかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) このところですが、まず小規模作業所の方に専門の医師もおります。それからもう一つ、心とからだの相談事業の方に医師が来るというところでうまく活用していきたいと思います。それからあと、主治医をほとんど持っていますのでその辺のところと連携をとって、心理相談員を十分活用していきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 60ページです。保育所のところですが、保育所の……59ページにもまたがりますが、総括質疑の中でだったと思いますが、成田保育所の正規の職員を35名というふうに説明があったかと思いますが、これは36人が正解でしょうか、35人が正規の職員としてなっているのか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 35人のときに育休一人戻ってくる分を入れておりませんでしたので、戻ってまいりますので36人となります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 賃金のところで臨時保育士の予算が計上されております。これについて、臨時パート、パート調理員、それぞれについて人数をお知らせください。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 正職が36人、それから臨時が65人でその中のパートと臨時の区別ですが……お待ちください。失礼しました。臨時とパートを含めて65人にしておりますので、この区別は今はちょっと、持ってはきているんですが、すぐ出せないので後でお示ししてもよろしいでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 去年の説明では臨時が17人、パートが12人、パート調理員が8名というふうに説明ありましたので、後ほどでもこのように示していただきたいと思います。総括のときにもありましたけれども、この人たちは、保育に当たる方々はみんな免許を持っているということでしたが、そのとおりでよろしいですか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) そのとおりでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 同じ仕事をして子供たちにかかわるわけですからこの方々の身分も、毎年言っておりますが、正規雇用としていくべきではないかと思います。そのことについて担当課としてはどのようにお考えでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 一応正規の職をというか技術を持っていますので、なるだけ研修を余計して質の向上に努めていきたいと思っております。昨年度も研究会を、今までは正規の保育士だけでしたが、皆で入って勉強会などしてチームワークを取りながらやってまいりましたので、頑張ってまいりたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 同じ仕事をしながら子供たちに当たるということからも考えて、やはり身分の保証というものがありますので、これは臨時パートで行けばその分人件費は安くなるわけですけれども、同じ仕事をするチームワークをとっていくためには正規雇用であるべきと思います。それについて再考されるようにしたいわけですが、いかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 当面このような状況でまいります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 62ページをお願いします。民生費の中の老人福祉費です。賞賜金についてどのように使われているのか、少し具体的にといいますか、詳細に説明をお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 賞賜金 2,283万 9,000円のことだと思いますが、記念品が 700円で積算いたしまして 1,765人、それから米寿の記念品、90歳以上の記念品を見越しております。それから、敬老祝い金が入っております。ことし 100歳以上がお二人ございまして、 200万ほど計上、中に入っております。それから80歳から85歳が 569人で1万円、86歳から90歳が 251人ほどで3万円、それから91歳から95歳が89人ほどいらっしゃいまして5万円ほど、96歳から 100歳の町内の方が11名いらっしゃいまして10万円、それから 100歳以上が20万円お二人というような状況でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 65ページ、お願いします。65ページの高齢者の生きがいと健康づくりの推進費についてですが、14節のところに使用料及び賃借料あります。2万 7,000円。これはどのような目的で、この支出を予定されているのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) このところの予算は、公民館と一緒にやる、センターと一緒にやる「代官松まつり」で、高齢者の方々が来る子供たちを呼び込んでここで一緒に交流を図るというところで、バッチマシーンとかポップコーンとか使いながら交流を図るというところで計上させていただいております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 去年との比較で申し上げますと、バスの借り上げ料が24万円、タクシーの借り上げが20万円、大型スクリーンに3万 1,000円、失礼しました。タクシーが2万円、大型スクリーンが3万 1,000円というふうにありました。このところからいいますと、そのほかの事業が縮小されていったということになったということになるのでしょうか。伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) バスは町民バスということになりました。それから後、健康の集いみたいなものを大きくちょっとあわせてやっていたことがございましたが、やっぱり「代官松まつり」と交流というところで一緒にした方が効果的だというところで、そこを整理したものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) バスの借り上げについてはどういうバスを借りていたので、大型バス、何人乗りのバスだったのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) よく覚えていないところがあるんですが、今、中型バスというところだそうです。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと町民バスで間に合うくらいの人数ということで理解していいですか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) そのようでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 67ページ、お願いします。予防費のところで7節の賃金ですが、これは健康診断のときの臨時職員の数だと思いますが、何名を予定されているのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) ここの賃金ですが、機能訓練から健康教育から健診からすべて入っていますので、人数を総体で数えていません。積算で計算すれば足せば出るかと思いますので大変申しわけありませんが、後からでもよろしいでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと 100万円ちょっと、 130万何ぼというぐあいが減っているわけですから、この減っているものについて減額にしている理由というのは何でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 賃金につきましては、健診関係が事務費を健診機関に頼んだものもございますので、その辺の整理で少し動いているかと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 68ページのところに委託料があります。これについてですけれども、健康審査の受診者数についてはここ数年どのように変わっているのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 債務負担行為でもしておりますが、実績によって積算をしているものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは昨年の基本健診、それから子宮がん、乳がん、これについては受診者はどのようになっておりますか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 昨年度の基本健診の受診者数が 5,486名でございました。それから子宮がんが 3,193名でございます。乳がんが 1,830名となっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ことしについては、およそどのぐらいということで予算を立てたのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) すみません。人数について積算のを持っていないんですが、基本健診では 4,063万 5,000円ほどを見まして、それから子宮がんでは 2,111万 4,000円ほどを計上いたしまして、乳がんでは 929万 3,000円ほどの金額では計上いたしているところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは申しわけありませんけれども、後で対応するような人数わかるようなものでお知らせいただきたいと思います。68ページのところの運動指導業務ということでありましたのですが、これについては先ほどちょっとだけお話ありましたけれども、どういうものか少しご説明をお願いしたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 運動指導については基本健診の後、今回は健康診断の後の血糖の異常者に関して血液検査をしながら適度な運動を自分に合った運動を身につけていただいて、ある程度生活習慣病でも介護予防につながるような糖尿病の予防を図りたいというところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 69ページ、お願いします。一番上のところにあります痴呆予防マニュアル使用料、これは去年、去年は12万 6,000円の予算でございました。ことし2万 1,000円になっているということは、その使用料の払い方というのが変わってきているのか。大幅に減ったという理由についてお知らせください。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) マニュアルの使用料については5年間継続の契約でございましたので、それが終了して研修を受けた職員が人数そろいましたので今回減額となったものです。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは痴呆予防の浜松方式というものがあって、長い間研修負担金あったわけですが、それについてはどうなりましたですか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 今おっしゃられたとおり浜松方式が終了したということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 環境衛生費で伺います。ISOの取得についてですが、先ほど 157万 5,000円ということでご説明あって、そのほかにコンサルに払うお金が 400万円ぐらいということでしたでしょうか。 420万円ぐらい。これについてなんですが、町内の取り組みといいますか、基本方針について少し説明をいただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 基本方針も含めてこれから業務を進めていきたいと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと支援会社といいますか、コンサルタント会社については、これもこれからということになりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) そのとおりでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 先取りといいますかどうかわかりませんけれども、節水について伺います。今回議会が始まった日に3階のお手洗い所で水を出しましたけれども、非常に細くなっていますね。節水についてここから取り組まれているのかなと思っていますが、余りにも水が細くて使いづらいところがある。これについてはいかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 節水とかそういった場面では地球温暖化の実行計画の中で、極力協力していただきたいということで職員の方にお願いしているんですが、庁舎管理の方につきましても財政課管理なものですから、その辺ちょっと詳しくは存じあげておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 予算とは直接ではありませんけれども、やはり手洗い、うがいはすべてのものの予防になると思います。保健福祉課にもお願いなのですが、適量の水を確保するようにぜひお願いをしたいと思いますが、その適量の水、どれぐらい出ればいいのかとかという数値とかというのは保健福祉課では持っているものですか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 手洗いは流水で洗うということになっておりますが、その水の量に関しましては存じあげません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) くどいようですけれども、やはり水の量というのもあると思いますので、そのあたりも研究されて進められていったらいいと思います。これは要望と、それからそれに対するお答えを環境衛生課にいいでしょうかね、伺いたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。
 (「でも節水のところISOのところでだから。ISOで聞いていましたが」の声あり)

生活環境課長(佐藤 信夫君) 機械的な部分もあるので、その辺は認識しながら今後そのISOがらみでもいろいろ検討させていただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 70ページです。合併処理浄化槽について伺います。ことし……いいですよね。はい。これはあとどのぐらいすれば、あと残っているところ、場所のところについて 100%ということになるのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 14年度現在で対象戸数が 534戸だったと思いますが、そのうち設置基数が約今50%に達しようとしております。ですので、 260から 270基ぐらいはこれからまた未設置の部分があるので促進をしていかねばならないというふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) これが思うとおりに進まない部分もあると思っていますが、そのネックになっているものについてはどのようにお考えでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) ここ数年、設置基数が減少傾向にある件ですけれども、それは経済状況によるものかなというふうな思いはあります。以上です。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 同じページの補償金及び、補償補てん及び賠償金のところに、補償金合併処理浄化槽設置資金損失補償金とありますが、これはだれがだれに払うということになるこの項目なのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 借り入れした人が返済をしなかった場合に、その借り入れした総額の10%を限度として、町が金融機関にお支払いする額ということになります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) これまで適用されたものはありますか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) ございません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 72ページのところで伺います。ごみの処理費についてですが、委託料で不法投棄ごみ回収業務というものがありますが、これについてどのぐらいを見込んでいるのか。また傾向としてはどういうことになっているのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) この不法投棄の回収ですけれども、例年の実績等を踏まえまして12万 6,000円を計上させていただいております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 不法投棄については、ふえているようなのでしょうか。それとも減ってきているということになっているのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 状況としましては変わりはないというような状況にはなってございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 95ページ、お願いします。95ページのところでですが、報酬のところで一つだけ文字が抜けているように思います。心身障害児就学指導の「導」が抜けていたと思います。これは後で入れてもらえればいいと思うんですけれども、去年ですが、生涯学習指導員として 196万 8,000円を予算計上されておりましたんですが、これについてはどうなったのか、どういうことをこれからこの予算の中でしていこうというふうになっているのか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) まず報酬のところの活字が一文字抜けていました。大変失礼いたしました。それから生涯学習指導員の件ですが、昨年まで千葉教育長がその任務にあったわけなんですけれども、教育長に就任されて以降そこが欠員というような状況になっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、欠員ということであればこれからまたここに指導員を置くということも考えられているのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 廃止ということにはしておりませんですけれども、当分その見通しも立っておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 98ページです。富谷小学校の大規模の改造工事について伺います。16年、17年にということになりますが、16年度、17年度それぞれ主な工事についてはどのようにされるのか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) まだ実施設計が固まっておりませんけれども、一応おおよそなところで申し上げたいと思います。耐震診断によって危険と見なされた分の補強工事、それからあわせて老朽化の大規模改修という形で並行して進めますけれども、耐震診断の方では外部については耐震壁の設置、それから柱の補強。それから屋上につきましては今、防水押さえのコンクリートが結構厚目にあるんですが、それを撤去いたしましてシート防水の新設を行うと。それから内部につきましては耐震壁の設置。それから老朽化の方でございますが、外部につきましては外壁のクラックの補修、それから塗装の塗りかえ。内部につきましては内部クラックの補修、それから強化ガラスあるいは床、壁の補修、トイレの和式から洋式への一部改修、それから電気設備、機械設備の改修等でございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうすると17年度ということになっていますが、完成、終了の時期ですが、これは17年のどのあたりになりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 一応工期的には17年度の2月、18年2月ごろを予定しておりますが、教室そのものについてはもう少し早目に教室に入れるような工程にしたいというふうに考えております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 言うまでもないことなのですが、子供たちがいるところでこの大工事が行われるわけで、その工事での事故など起こらないように細心の注意を払うことが必要だと思いますが、夏休み期間中にかなり集中するような工事といいますか、そういうことになってくるのでしょうか。その安全面についてはどのようにお考えでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 工事についてはそうですね、6月ころの入札というふうに一応考えておりまして、できれば夏休み引っ越しなどをして2学期から工事に、夏休みの工期を、夏休みを含めてその工期に入れればいいかなというふうに考えております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  101ページです。補助金のところ一番上の欄ですが、補助金のところに総合学習の研究補助各校20万円ということになっております。5%マイナスでそれぞれの予算が立てられている中で、ここのところは20万円で押さえたかなという気持ちはありますが、しかしこの総合学習についてはさらに補助が必要ではないかと思いますが、これについてはいかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 今議員さんがおっしゃるように全体的には5%削減ということでございましたけれども、教育委員会といたしましては精いっぱい前年度並みにというようなところでさせていただいたところでございます。この金額でもって創意工夫をしながら総合学習に取り組んでいただきたいというふうに考えております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  103ページです。富谷中学校の校舎の耐震診断が予定されております。
 これについては金額はおよそどれぐらいを見ているのか。いつの時期にするのかを伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君)  560万円ほどを見込んでおります。委託業務ですので、時期を見ながら発注してまいりたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  105ページです。幼稚園費のところでですが、臨時職員の分がかなり賃金として大きくなっているかと思います。これは何によるものなのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 昨年度の当初と比較しての増額ということになろうかと思いますが、昨年の当初では預かり保育の分の賃金を当初予算に計上できませんでした。それで補正で対応させていただいているというような状況でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) この預かり保育ですが、今、預かり保育で利用している子供たちの数、そしてまたそれにかかわっている職員の数はどうなっていますか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 15年度につきましては、当初ちょっと募集の時期から預かり保育というのが、そういうPRができていなかったものですから、ちょっと滑り出しとしては対象園児が少ない状況でございました。具体に何人というと、その月によってもまちまちで、その必要に応じての預かり保育というようなことになっていますので、ちょっと固定した人数はとらえておりません。利用された延べ人数で申しますと、3月のまだ事業確定ではありませんが、見込みでいきますと 1,879人が富谷幼稚園、東向陽台幼稚園につきましては 345人というような。ただし、これは延べ人数でございまして利用される時間もまちまちでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ここの職員の体制については、そうしますと利用は定期になっているわけではありませんけれども、職員については何人ということが出てくるかと思いますけれども、この今回予定されている、予算化されているその職員の人数についてはいかがですか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 預かり保育のその臨時職員の要員なんですが、通常の場合の1時半から夜の19時までですか、 5.5時間、1人。それから土曜日につきまして7時半から17時30分までの9時間というようなことで1人というような体制でございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質問……。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  105ページです。需用費の中の修繕料ですけれども、これはどこの修繕に係るものでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 大きなところでは、東向陽台幼稚園の遊戯室の床の塗装、塗りかえを予定しております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  106ページです。私立幼稚園運営費補助。これは30万円、去年まで出されていたわけですが、これの基準が変わったのでしょうか。1園25万円とした理由について伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 昨年までは1園30万円で予算どりを行いまして支出をさせていただいておりましたけれども、厳しい財政状況というようなことで5万円を減額させていただいたところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  108ページです。委託料のところに今回初めてだと思いますが、受水槽清掃消毒業務というのが入りましたけれども、これはどこの場所でどういう作業をされるのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 熊谷の白石宅東側にあります大清水……そこの水質検査する……受水槽を清掃する委託業務でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 予算書の30ページ16款財産収入というのがありますが、廃品類売払収入ということで 1,254万円。これは先ほどごみを最終的な売払収入であるということをお聞きしましたけれども、これで間違いないと思いますが、最近廃品の値上がりがあるので非常に盗難も多いということを聞きましたが、その辺もどのような予防策をちゃんととられているかどうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 予防策としましては集積所に看板が設置してございますが、その看板に「持ち去らないでください」という表現で一応看板に表示してございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) どこでしたか、 2,800万円ほどごみの中から出てきたやつは盗品であるとかいろんな訴えがあったり、本人が辞退されたりしたということで結局市の方の収入に入ったようですけれども、あのような事件が発生する可能性もあるだけに、きっちりしたそのような管理が各地域でなされ、看板だけで本当に大丈夫か、ちょっと心配します。見回りとかそういうことも必要だと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 以前もそういった事件、事件というかあったんですけれども、それで警察の方にご相談をして、看板にそういった「資源物ですので持ち去らないでください」という表現があれば、警察の方でもいろいろ司法の方で動けるというようなことから、そういったことで対処しているものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 59ページ19節の負担金なんですが、富谷町社会福祉協議会 744万 4,000円とございます。昨年と比較すると確か8万円ほど減額になっています。しかし5%というシーリングは適用されているかどうかわかりませんが、それでいくともう少し減っていいのかなと。しかし福祉ですからそんなに減ってもいけないなと思うんですが、どのような算定でこのような数字が出されたか、根拠をお聞きいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) これにつきましては、昨年までガイドヘルパー関係の事業を委託しておりました分を支援費の方に組み替えをいたしましたので、その分のところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑……。今村委員。

委員(今村 寿君) 62ページの8節報償費のところの説明で、緊急システムということをちらっと聞きました。なお、13節の委託料の緊急通報システムということで、どんなもので何台分かということをお聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 報償費の方は通報システムの協力員の方に対する報償というか、お礼でございます。それから委託料の方の保守点検業務の方は、現在33台で今年度5台を入れて38台となる予定でございますが、それの点検業務でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 68ページの委託費、下から3行目、血液検査業務とございますが、上の方の結核だとか胃がんだとかいろんなのはわかるんですが、血液検査業務というのは何病の予防のために主にやるのかをお聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) ここの血液検査については先ほども申しましたが、健診の後の血糖の異常のある人たちに関して取り組んでいきたいということで、血中血糖濃度とそれから血中の脂質等の検査の料金でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 70ページの合併処理浄化槽の件ですが、先ほどもお聞きしておりました、しゃべっておりましたけれども、まだあと 265世帯ぐらい残っているということは、単純計算しますと20基ずついったとしてもまだ相当な年数はかかるということなんですが、ぜひこの 100%目指して早急に進めなきゃならないと思います。どのような取り組みをなされるか具体的な推進策をお聞きしたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 町から委嘱させていただいております町内会の方の各環境衛生推進員の方々に、会議でもって推進方お願いしているところでもございますけれども、あわせて町の広報紙でその整備の推進を図っているところでもございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 私の存じているところによりますと、この合併処理浄化槽についてはある意味では、下水、共同下水による処理よりも非常にこの結果として浄化能力が高いというぐあいに聞いております。したがいまして、本当に 100%目指して共同下水とあわせて富谷町のシンボルにもしていただけに、さらに強力な推進策なり、後はひざ詰めになるんでしょうか。そういう推進策をぜひ取り組むべきだと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 今の先ほども申し上げましたけれども、そういった会議、あるいは町の広報紙、そういったものをより一層フルにPRをしながらその推進を図っていきたいというふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君) 7点ほど質問したいと思いますが、最初54ページの21節にありますけれども、この母子福祉対策資金貸付金が15万円となっております。この利用状況はどうなんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 昨年度はございませんでした。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 利用者がないというのは、今のようなご時世ですと大分母子家庭で生活に困っている方もいらっしゃると思うんですけれども、もう少しPRの方法も必要かと思いますが、ちょっと絶対額にして15万円というのは足りない感じがするんですけれども、やっぱりもっとこれはふやすべきではないかというふうに考えていますが、この辺の検討はいかがですか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 母子福祉関係の費用につきましては、県の方が充実しておりまして、相談によって進学資金なり就学資金なり借りている方、そちらの方を借りている方が多いようでございます。これについては、例えば修学旅行の用品を買うとかそういうので過去に利用者があったようでございます。今、準要保護等ございますので、このままで当分まいりたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 続きまして同じ54ページですが、19節の、先ほど話ございましたが社協のこの交付金でございますけれども、 744万 4,000円ですが、これは毎年減っているような状況だと思いますけれども、この算定の基準ですね、これはどういうふうな計算でこの金額をはじくのか説明をください。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) これにつきましては、ボランティアセンター事業補助として定額で 117万円ほど出しております。それから団体交付金、6団体ほどあるんですが、これは社協との契約で2分の1補助というふうになっております。それから事業費はそれぞれの生活相談なり事務費等34万円ほど。それからあとは人件費、そのときによって人件費の額が動いたりはいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうするとこれは毎年、今の事業の内容からいいますと減っていくことになるのかなと思うんですけれども、今後の見通しはどうなんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 毎年事業費は実績をいただきまして、事業費の計画をもらってということで契約をしながらやっていくものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次に55ページですけれども、3目、国民年金の事務費が計上されております。給料が一人分となっておりますが、これ確か国の方に事務は移管されているわけですけれども、この前質問はしましたが、なぜこの辺の人件費を計上しなくていけないのか。これは国の方から補助金が出ているのかどうか、この点を伺いたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 国民年金の現在の業務ですけれども、年金相談であるとか資格の得喪関係とか裁定請求とか、そういったものを住民、町民の方から受け付けをしまして申達するという業務は町でやっております。国民年金に対しての委託料というものがありまして、歳入で……25ページの歳入で「民生費委託金」ということで国民年金事務委託金というところで歳入は受けております。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次に60ページの13節にこの委託料がありまして、そこの中にちょっと演劇等上演業務という何か項目があるんですけれどもね、これはちょっとなかなか聞き慣れない言葉、内容なんですけれども、これはどういうことなのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 保育所の事業で世代間交流とかございます。そのときに一緒に交流しながらこれを見るというようなところでの費用でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 69ページに入りますが、13節委託料ですけれども、先ほども不法投棄のごみの問題が出ました。これは72ページにも出ておりますけれども、ちょっと種類が違うと思いますが、この不法投棄というのはどういうふうなものが不法投棄になるのか。ちょっと個人的な話で申しわけありませんけれども、私のうちの周りにもいろいろごみを投げていく人がございまして大変困っているわけですけれども、一部撤去はしてもらいましたけれども、町の方でですね。この不法投棄というこの範ちゅうですね、ちょっと説明願いたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 散乱ごみも含めまして粗大ごみ等、道路沿線上とかに投棄されたものを回収する業務を行っているものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうしますと、町民の方あるいは町民外の方勝手に投げていったごみについては、小さいものであればこれは片づけることもできますけれども、大きいものを置かれていきますとタイヤとか非常に処理に困るわけでございまして、これは町の方に連絡すれば除去してもらうという対象にはなるんでしょうか、ならないんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 基本的に民地ですとその所有されている方にお願いすることもあるんですけれども、不法投棄ということになれば町の方でも回収して対処しているところでもございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) わかりました。次に70ページに入りますが、狂犬病の予防ですね。これが前年度と比べましてこの数字では13倍増になっているわけなんですが、先ほどちょっと触れておられましたけれども、ちょっと詳しい説明がなかったようなんですが、何でこの狂犬病の方がいきなり予算ふえたのか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 狂犬病の予防注射業務につきましては、従来、町とそれから獣医師会とで覚書を取り交わしながら実施してきたところでもございますが、今回公正取引委員会の方から、獣医師会が技術料、ワクチン料それを獣医師会独自で徴収するという行為が不適正だというようなところで指摘をされまして、理想の姿とすれば町の業務ですので町が値段を設定をして、それで獣医師会の方ではなくて、獣医師会の方は営利活動ができないということになりますので、宮城県狂犬病予防事業協会というところの獣医師会で指定した獣医師による協会、こちらと三者の協定をして町と、町を含めて三者協定をした中で取り組んでいくものということで、今までですと 3,020円、登録料含めて、注射済み票含めてかかるわけですけれども、そのうちの 2,470円が技術料ということで獣医師さんの方に入る。残りの 550円が町の交付手数料というような形で歳入として入ってきたんですが、そのような一括この 3,020円を一応町の方に受けて、それのうち 2,470円を宮城県狂犬病予防事業協会の方にお支払いしてという形になるので、また雑入の方で1回入れますけれども、後で歳出の方ですべて全額そちらの方を 2,470円相当分を獣医師の方にお支払いするという形になります。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうしますと、今現在、町内には何頭ぐらいいるんでしょうかね。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 12月末の登録頭数でございますけれども、 3,046頭でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次に97ページに入りますが、外国青年招致費があります。これは昨年は2名だったと思いますけれども、5%減額で1名になったのかどうかわかりませんけれども、これは非常に学校教育では有意義だったようでありまして、効果がいろいろあったというふうに聞いておりますけれども、せっかくこういうふうな構想で2名配置をしたのにまた1名に戻るというのは、ちょっと何となく国際交流の観点からも残念のような気がするんですけれども、将来的にはやはり2名ということになるんでしょうか。それとも当分の間は1名ということでいくのか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 先ほど説明の中で、当初予算と比較して 464万 1,000円の増というのは、昨年の8月から2名体制になったために、当初で比較するとそういう形になるんだということをご説明申し上げました。今も2名でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 最後になりますけれども、98ページの小学校の管理費 3,500万円減になっております。中学校が 1,200万円です。5%減額という内容からいいますと、 3,500万円というのはかなり5%どころじゃない減額になっているんですけれども、これで学校のこの管理運営がうまくできるのかどうか非常に心配なところがありますけれども、この辺はどういうふうに検討されてその 3,500万円になったのか伺いたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 基本的には5%削減というのはもちろん承知しておりました。ただ学校管理費の中でも、その年その年によってその年だけに必要とされる金額も十分含まれております。例えば、修繕の工事の大きいものとか工事請負とかというようなことになりますと、その辺で大きな数字の差が出てまいります。それから、すべて5%というような状況にもいきませんので、例えば維持管理費とかそれからパソコンの使用料とかといいますのは、結構固定されている金額というのは債務負担行為を議決をいただいて、5年間固定している金額というのは5%削減といわれてもそれを5%対象とするわけにはいきません。そんなところで節約できる分といいますか、そういうことで全体的には考えていきました。ですから、5%削減になっていないところももちろんありますし、それから5%以上のところもあるといったところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) この際、2時15分まで休憩します。
午後1時59分休憩

午後2時15分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。安住 稔幸君。

委員(安住 稔幸君) 初めに20ページ、20ページの分担金及び負担金の民生費負担金、児童福祉費負担金。負担金の保育料についてお聞きします。この中で富谷保育所の保育料のみ昨年のものより 200万円ほど金額が下がっておりますが、理由を教えてください。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 理由としては、現在の実績によって積算しておりますので特段の理由というところではございません。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、ほかの保育所が実績、実績というか昨年より全部ふえてきているんですけれども、富谷に関しては減ってきているということでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 入所者の所得によって割り当てていきますので、その状況あたりが要因かなとは思われます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 次は48ページ、48ページの戸籍住民基本台帳についてお聞きいたします。これはおとといの新聞なんですが、新聞報道で、ある村が住民基本台帳の閲覧手数料を10倍の 2,000円に引き上げるというものを提案するというようなことが書いてありました。私、常々住民基本台帳の閲覧については、前の議会でも取り上げましたけれども、もう少しきちんと対応すべきということでお話しさせていただいたんですが、これ 2,000円に上げても何ら町民、村民、これは村ですけれども、村民には影響はないんではないかということでお話ありました。それより業者に対してのその営業に使うというか、そういうものが減るというか、抑止力になるのではないかということが書いてあります。この新年度の予算について、例えばこういったものについてお考えをしたことはあるでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 今年度の予算につきましては、そのことに関しましては考えてはおりませんでした。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) ぜひとも検討に入れて、今後入れていただきたいと思います。また、同じくこの中で、住民、住基カードについてであります。新聞報道では、最近住基カードの不正取得というんでしょうか、これが何件か起きているということ新聞報道で出ております。それで、仙台市では大分いろいろ強化をするというような対応について強化をするということで考えているようでありますが、富谷の方としてはどのような対応をされる予定でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員に申します。番号は要りませんので。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) このことに関してなんですけれども、住民基本台帳法施行規則の一部を改正する省令が交付されまして、本人であるかどうか文書で照会した場合これまで回答書のみでよかったわけですけれども、あわせて市町村が適当と認める書類を、書類が必要ということで、施行日につきましては3月8日から施行されました。町といたしましても、それに沿った形で進めていきたいと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) わかりました。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。同じく住民基本台帳に限らずなんですが、町の方で発行しているそういった住民票関係、そういったもろもろ帳票で、最近「性同一性障害」で性の記載がされて非常にお困りというか、精神的にショックを受ける方が多いようなことを聞いております。それで最近、全国的にその帳票に性を、男女の性ですね、を入れないのが少しずつ出てきております。我が富谷町でもこういった点、やっぱり考慮すべきではないかと思うんですけれども、16年度に関してそういったものに考えをしたことはあるでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) そういったものに関しましては、法に基づいて富谷町としてもやっていきたいと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 続きまして56ページ……56ページの障害者福祉費の扶助費でありますが、これは昨年より随分ふえております。その理由を教えていただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 更生医療費関係で、心臓内部疾患等ふえているんで更生医療費の給付、それから全身性介助人派遣事業が支援費に入って身障ヘルプの事業となったというところでふえてございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) すいません。もう一度ゆっくりお願いします。ちょっとよくこっち聞こえなかったもんですから。それからそれプラス、皆さんから、皆さんというか結構障害者の方から要望が来ております福祉タクシーというか、そういったチケットというか、そういったものについて検討されたんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) それでは、そのふえた理由でございますが、更生医療費の給付分がふえております。それから全身性介助人派遣事業、これが支援費関係の事業になりましたので身障者ヘルプ事業にされておりまして、そこが 500万円程度ふえている状況でございます。それから福祉タクシーにつきまして助成等につきましては考えておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 福祉タクシーの方は結構要望がございますので、また再度ご検討をお願いしたいと思います。続きまして63ページ、63ページの上の方に書いてあるものなんですが、負担金及び補助金、交付金ですか、ホームヘルプサービス利用者負担の軽減事業というのがございまして96万 9,000円ありますが、昨年より下がっているかと思うんですが、この辺理由をお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 負担割合が変わったためでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 次は67ページ、67ページの同じ負担金関係のお話でありまして、上から4行目でありますか、宮城ハンセン病協会と、あとその下の方に書いてあります富谷町献血推進協議会、これについて詳しくご説明をお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) ハンセン病協会については、らい病といわれるところで 5,000円ほど出しております。それから献血推進協議会の方につきましては、事務費として 650人を見込んで単価 200円。それから記念品分で 500円で 650人ということで積算しております。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) ハンセン、ハンセン病のことはよくわかっとるんですが、この協会に富谷町が加入してこういったものの何か政策的に何かをされているということでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 政策的ではなくて事業を、協会の方で事業をしているところに支援をしているということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 今の献血の方なんですが、これは結局、献血をする、するというか、そのいろいろ記念品みたいなものをもらいますけれども、そういったものを町で補助している形のような意味でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 献血推進協議会を含んでおりますので、支援しているということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) それでは、次68ページであります、68ページの委託料。いろいろ健診の委託料がありますが、この中で予防接種業務に高齢者のインフルエンザなどもあるということでお聞きしましたが、これ予算編成するときに例えば乳幼児のインフルエンザの予防接種とか、あと前立腺がんの健診とか、こういったものは検討されましたでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 乳幼児に関しては、インフルエンザに関しては、現在予防接種の方でも強制となっておりませんので考えておりません。それから、前立腺の方に関しましては研究の成果、結果を見ていくというような状況でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 乳幼児に対してのインフルエンザ、非常に、この前も、この前のというか今度の冬も大変な状況でありまして、高齢者の方もですけれども大人の方も、そしてもちろん乳幼児の方も一家そろってやはり受けるというのが一番理想的だと思いますんで、ただし非常に接種料が高いものですから、ぜひともご検討の方お願いしたいと思います。
 続きまして73ページ、73ページにこの中で全体的な話になりますけれども、ごみの焼却所云々ということが書いてありますが、来年、平成17年の4月から仙台市の方で共同処理いたすことになるんですが、なる予定でありますよね。それで、そうしますと現焼却所も解体をいずれはしなけりゃならないかと思うんですけれども、そういったものについて検討というか、検討というかな。そういった時期かと思いますけれども、いかがなものでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 17年4月からは仙台市との共同処理という形になりますので、富谷町の焼却炉は廃炉という形になります。そこで国費をいただいての施設でございますので、廃止する場合はその解体をするものを含めて国との協議を済ませてからという形になります。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) ごみ焼却所の解体について何か国の方で補助等が出るという話もちょっと新聞報道でちらっと見たんですが、そのかわりその後の施設を廃止といった廃棄物というかな、そういった関係の施設に転用するんであれば国から補助が出るというような話を聞いたんですが、まずその件についてそういうことでしょうかね。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 施設の敷地が仙台市から借用している形になってございまして、その解体後の利用、その辺の敷地の返還とかそういったものを含めて仙台市とも協議をしていかなければならないし、町でどういった方向でいくかもこれから煮詰めていきたいというふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) いつでしたか、ニュースを見ましたら焼却所の今、灰というんでしょうか、ダイオキシンが本当に含まれている猛毒の灰が今たくさん積もっているというんでしょうかね。解体するのも大変な時間と金がかかるということを言っておりました。早目の検討というかそういったものをお願いしたいと思います。次74ページ、74ページの上の方の公課費についてですけれども、公害健康被害補償法賦課金というのがありますけれども、これは何でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) この公害関係につきましては公害による健康被害者への救済というようなところで、排出するその煙突から出す煙によってということでその量に応じて費用負担がございますので、そちらの賦課金でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、これはやっぱり焼却所のことかと思うんですが、一応は焼却所から出ているもの、排出しているものについては公害というか、健康には害はないものでありますよね。

委員長(伊豆田 待子君) 生活環境課長。

生活環境課長(佐藤 信夫君) 基本的にはダイオキシンなりそういったところでの排出抑制という形にはしていますけれども、まるっきりゼロではないというところから、こういったところでの公害による健康被害者の救済措置というものには、やっぱりその費用負担が必要なのかなというふうに思います。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 次、96ページお願いいたします。96ページの19節の負担金関係でありますが、この中で給食費、この中に、この中に入っているとは限りませんね。ちょっとどの中に入っているかわからないですけれども、給食費の口座振替というのはどの部分に入っているのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 雑入処理をしておりますので、説明したと思うんですが、諸収入の雑入で2節の給食費納付金2億 1,167万 2,000円でございます。で、いいんですよね。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) すいません。そういうことで聞いた……口座振替の手数料はどこに含まれているんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 給食費につきましては、学校校納金として学校長が集めてそれで町からの納付書でもって入れてもらうという形をとっておりますので、口座引き落としの手数料については町で負担しておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、これは親が負担しているわけですよね。再度確認いたします。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) はい、そうでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 私、この前の総括質疑で町長の答弁をいただきまして、最近の新聞報道によりますと、いろいろ金融機関でも指定金融機関でもそういった振替手数料について、もろもろのものを値上げまたは有料にするということが出てきております。給食費についても同じであります。新聞報道を見ますと、10円のものを今までのが52円に上がるということであります。大変な金額に全体的に見ますとなるそうであります。それで、町長の答弁から私、私がそう思ったのかどうかわかりませんが、町長は値上げになっても町民の負担にはしなくて町の負担とするというような言い方をしていただきました。ですけれども、今回このように、報道のように例えば52円とかそういった金額に上がった場合、負担はやはり町民にさせるわけでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 新聞報道で御存じだと思うんですが、今のところ1回10円。富谷町の状況をお話ししますと、金融機関も何店舗かに分かれております。JAあさひなさん、富谷農協さんも扱っているんですが、そこは手数料なしで引き落としをしていただいております。ほかの仙台銀行さん、七十七銀行さんは、今1回の手数料が10円というようなことで、それを段階的に3年ぐらいで最終的に50円。そして消費税を入れて52円にというような形で、今学校にそういうお話が届いております。教育委員会といたしましても、できれば町内の学校、バラバラでなくてというようなところがありまして各金融機関と話をさせてもいただきましたが、なかなか金融機関の厳しさも訴えられまして、それでまだ今のところはとにかく、16年度については現状のままで何とかお願いしたいというようなことでお願いをさせていただいておりますけれども、ある金融機関によってはどうも難しい状況にあるようでもあります。まだ最終的には学校長とそれぞれの金融機関との契約という形になるようでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) ある程度はのまざるを得ないというような状況に来ているようなお話でありますが、そうしますとほかの、例えば住民税、その他もろもろの方は、もしそういうふうに上がった場合、町の方の負担ということで住民には負担をかけない。ですけれども、給食費の方は住民というか、ここから負担を求める。やはりこういったものは統一性がないというか、町民からすれば住民税とその他もろもろも、こういった給食費も同じものだとは思います。感覚的にはですね、納めるときには。ですので、やはり同じく町負担でぜひやっていくものかとは思うんですけれども、いかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。(「町長お願いいたします」の声あり)若生町長。

町長(若生 照男君) 個人とのやりとりとのことで今お話ししているのね。それであと、僕この間総括で申し上げたのは、町の公金の移動のときのことを年間推移、今のを見てみますと 600万円ぐらいになる。いわば町が振り出したり何だりするときという形の手数料の問題と、個人と仕分けしていくような形になるんでないでしょうか。したがって、今、町として、町としては、ほかの自治体と県も含むそういうものと金融機関と交渉中であると。いわば負担を求めないでくれと、こういう申し入れだけして交渉中と、こういう形であります。したがって、今の学校給食費とは別の扱いでないでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 学校の給食費が公金ではないというようなお話であります。個人的なやりとりということでありますけれども、これは多分、住民の方はこれ納得というか理解、納得というより理解できないようなお話ではないかなと思います。学校に納めるお金が公金でなく私的なものというようなことは、やはりちょっと考えられないのではないかと思います。そして、これ一般の民間的な商業取引の慣例からいきますと、大体お金を受け取る受領者の方が普通は口座振替手数料とかは持つようになっているのが、一般的な民間での商業取引でございまして、そういったことから考えますと、もちろんこれは公金ですので意味合いは大分違うかもしれませんけれども、やはり同じやっぱり公金ということで間違いはないのではないかと思います。幾ら学校であっても、学校は、学校の授業は、授業というか事業ですか、は、やはり町の下でやっているものですから、そうしたことで考えますとそういった分けた考え方は、やはりちょっと町民には理解できないと思います。やっぱり同じくほかの住民税、その他もろもろのものと同じくこれも町負担にすべきだと思いますけれども、再度、町長お願いいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) それはちょっと無理だと思いますよ。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) それではぜひともまた検討をお願いしたいと思います。その次98ページ、小学校費の小学校建設費であります。ここに富谷小学校の大規模工事のことに先ほどもお話ありましたけれども、実際に授業中にもいろいろ工事をされるかとは思うんですが、非常に工事現場というんでしょうか、授業とやりくりが結構大変じゃないかなと思いますけれども、どのような感じのものを想定はされていますでしょうか。工事の進みぐあいとその授業現場との進むというか状況ですね、同時進行はあり得るわけですか。授業をしながら工事を片方ではやっている。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 工事そのものが長期にわたりますので、当然授業と並行して工事も進めていくというようなことになります。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) じゃ、安全面はもちろんあと騒音の面、あと何ですか、粉塵、そういった面十分配慮されてお願いしたいと思います。その次 108ページ、負担金及び補助金関係で、一番下の方に富谷太鼓の会補助金というのが今まではなかったようなだったと思いますけれども、今回これを上げた理由を教えてください。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) この富谷太鼓の補助金につきましては、町職員で構成しております厚親会の方から15年度まで交付していたわけですけれども、このごろ富谷太鼓の会にも、それは町職員だけの会からの補助でしたんですけれども、今現在、富谷太鼓の会に町民の方も入ってきているということでの活動が見受けられるものですので、町の生涯学習からの補助と、今年度からしたものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) そうしますと、先ほどのマーチングエコーズの話が出ておりましたけれども、金額的にもほかの補助に比べますと結構高いものになっております。やはり町の考え方としましては、やはりあれも富谷の目玉とまではいかなくても、そういったものに育てていくくらいのお考えなんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 大分いろいろ活動をされているようでございますので、富谷を代表する太鼓の会になっていただければと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君)  112ページ、この中の委託料にウイルス対策ソフトインストール委託料というのがあります。ウイルスの、ウイルスは毎日のように新種がたくさん出ておりまして、こういったものにも常時対応できるものになっているんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) そのとおりでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 安住委員。

委員(安住 稔幸君) 最後にです。 118ページの需用費。ここに賄材料費が2億 1,971万 7,000円載っています。昨年より 1,600万円、 1,600万円くらいふえているようであります。これの理由を教えていただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 児童生徒数の増によるものです。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  112ページお願いします。公民館のところで伺いたいのですが、公民館を使って公民館まつりがさまざまされています。よく舞踊などをなさるわけですが、どの場所で見ても明るさが足りない。せっかく発表している人たちにすごい明るさが足りないといいますか、ライトの加減が悪いかと思いますが、そのことを感じられたことは課としてはないでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 私も二度ほど公民館まつり2年間見てきたわけですけれども、何か真っ暗にしてやる必要もあるのかなという逆に思うこともあります。ただ、今照明を暗くしてしたいというときに、何か照明度のスポットライトの設置箇所が遠いところもあったりもしてるのかなというところがありますので、16年度に向けましては、暗い公民館であったところにつきましては電気をつけてやるのかスポットライト方式でやるのか、16年度に向けて検討しながら進めてまいりたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 見た限りではもう少し明るい方がいいというふうに思います。どこの箇所がどうなのかということについてぜひ精査して、照明なども上の、舞台での照明とそれからライトを当てる照明とについて予算化されるようにお願いしたいと思いますが、その点についていかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) スポットライトも各館すべてにはありませんけれども、その運用上必要であれば、ある備品を活用しながら図ってまいりたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 成田公民館についてですが、あそこの公民館で映画上映をしたことはあるでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) ことしの公民館まつりでは映画上映をいたしました。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そのときに暗くするといいますか、明るさの点で問題はなかったでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 何も問題なく上映したと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ホールでスクリーンについてはどのようにされましたか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) スクリーンにつきましては、たしか請け負った業者さんがその中の契約の中にある備品を持ち込んでの上映だったと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) あそこにありますのは、中央公民館では暗幕が張られておりましてかなり暗くなります。映画を上映するのにも適切な暗さになるといいますか、明るさなんですが、成田公民館の場合はそういう暗幕にはなっておりませんし、3階部分といいますか、一番上の部分のところにカーテンがなかった、幕がなかったかと思います。その点についてやはり映画も上映できるように考えていくべきではないかと思ったんですが、その点については今回考慮されましたでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 初めて映画上映したんですけれども、上映した結果、照明等々の反省点というようなことはなかったと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ほかの公民館では旧来の暗幕にしておりますが、成田公民館で違う様式のものを取り入れているわけですが、これについてどのような、何といいますか、……反省といったらあれですけれども、それについてはどのようにお考えなのか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 旧施設のように黒赤の暗幕でなくて、遮光性のカーテンという素材を設置されている施設だと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 確かに遮光性ではありましたけれども、そんなに光を遮るというものについてはなっておりませんでした。これについても考えていただきたいと思うわけですが、先ほどのことでスクリーンですが、あそこで映画上映をするためにはスクリーンの設備がありません。多目的にということでつくられた施設でね、やっぱりこの際スクリーンについても予算化するべきではなかったかと思いますが、それについてはいかがでしたでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 備品等々をまず検査いたしまして、後、運用方法でどのような上映計画があるか、今後検討させていただきます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 公民館に入ってすぐのロビーといいますか、テーブル、いすが並んでいる場所がありますけれども、それが日差しを遮るブラインド、それからカーテンなどがまるで設置されていないわけで非常に明る過ぎるのと、光が差し込んで明るい、暑過ぎるというのがあるんですね。それについて、1年経過して、1年以上経過していますけれども、用意されるということでここのところでは予算化しなかったものでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) それらを日よけというようなことの計画は考えておりませんでしたので、予算はありません。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 95ページの職員手当、寒冷地手当36万 4,000円、勤勉手当 255万円とこうあります。二期生になって今さら何だと聞きにくいんでございますが、これはどういう性格のものか説明願いたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 私が答えるんですか。
 (「だって……でも、このページの質問だから」の声あり)
 その課によって特別ついているものではありませんで、町の手当の基準にのっての予算づけということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) それではお聞きしますけれども、この予算書を一般町民にお見せしてこの説明を求められたとき、説明しにくいなという項目がこの二つであります。しかも、職員手当等というのがどこの部門でもそうですが、給料のほぼ半分強を占めております。手当というのは大体給料の半分強を占めております。上の給与という額から比較すると半分強になります。これは法律なりに基づいた手当だと思いますが、一般の町民から見たときにこの予算が認められるかという視点で質問しているわけですから、ちゃんと答えてほしいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 職員手当等の金額が給与ベースからいうと半分ぐらいというようなことで住民に対しての説明というようなことになろうかと思いますが……、その部署の職員に、例えば扶養手当もその家族構成によって違うとか、あるいは通勤手当も通勤している場所からの距離数によって違うとか、これはまちまち、そういった手当についてはその職員の状況によって均一ではありません。それからただすべての手当にいえることは、町の条例等で、その手当の条例等に基づいての給付という形で計上されてるものと。ごめんなさい。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 基本的なテーマでそのテーマではありません。
 全体にもかかわる問題というふうにも考えられますが、総務課長が回答するまでもないと思いますので、あえて町長にお聞きいたしますが、税金を払う側の一般民間企業といいますか、そういうところはほとんど手当というのはもうなくなっているのが実情でございます。本給一本に近づいております。本人と契約しているわけですから、家族だとかそんなこととは関係ないというのが思想であります。それは税金を払う方々の思想であります。今現在は法律でこうなっておるかもしれませんが、どういう方向で今後町を運営していくときの第一歩を踏み出されるか町長の認識をお尋ねいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 篤とご案内のとおりだと思うんですけれども、国家公務員、そしてよくあります国家公務員に準じて地方公務員はという形がずっと出てまいりました。ずっと出てまいりました。それに従ってあるわけで、この今本俸に対する諸手当が半分を占めるということはその中に賞与もありますよと。賞与もさかのぼれば賞与もないところ今出てまいりましたし、なぜ賞与が起きたかという議論すればそんな短い問題ではなくていっぱいあるわけでしてね。
 今公務員法の国の方で大した期待もしておりませんけれども、公務員法の改正がちんたらちんたらやられております。その中の一つにいろんなことが出てくるであろうということ、一つあります。それからもう一つは、今地方自治体、委員が今お話しのとおり国民負担と住民負担で自治体がなっているわけでありますから、今地方自治体経営が大変きつくなってきておりますね。いわばどこの町村らとあわせて比較すると、富谷はいいとか悪いとかいう議論もあるようでありますけれども、地方自治体、国家財政あの状態でありますし、地方自治体にしても組めないような状態まで来ております。組めないということは住民負担が大変なってきておるということに裏返しなるわけでありますから、最近 3,200を割りましたが、市町村の一部、県も含んでさまざまな給与に対する動きがあります。その中でもかなりきつく動いて住民にご協力いただき、またその職、事業所事業所の、いわば役所であれば公務員の皆さんのご理解をいただきながら、かなり住民の声にご協力いただいている地域が多くなりました。我々町村会を構成している中でもかなりばらつきが出てまいりましたので、これは一定の改正が必要でないだろうかという声は大きくなりました。その自治体ごとによってかなりばらつきが出てまいりました。
 それから今でもこれには富谷などはいろんな名称の手当は少ない方でありますけれども、市町村によっては数え切れないほど、数え切れないと言うとちょっとオーバーですけれども、私の知っている範囲内では種類として30を超える手当の種類があるという自治体もあります。それは住民は、よっぽど議員以外は知っていないはずであります。したがって、それを知るたびにおかしいんじゃないだろうかという負担者、いわば住民、国民の声も出てまいります。そういうものを含めて我々町村団体としてもこれらの交通整理が問われて議論に上ってまいりました。したがって、我々町村に上ってきているということも一方で国の方にもこの議論の整合性を図るべしという議論も日ごとに強くなってきております。したがって、そういう流れを見ながら、流れを見ながら我が町もいろんな議論を必要に迫られてくる、きている、こういうふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 職員手当の……中の項目に属するものとして、町主催の町民体育祭、敬老会、成人式が平成16年度も行われることになっておりますが、それぞれの行事が何人の職員によって進められるよう計画されているのか、その職員数をお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 人数は何人と数字は言えませんので、前年度を超えない人数でやっていきたいということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 人数を計算しないで計画を立てているということですか。それと前年度は何人だったのか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 職員の当日の従事人数につきましては、これからの事業の中で何人というようなことが出てくるわけで、予算上まずは支出が伴うものでございますので、その事業の計画の中で年が明けて、年度が明けてからの人数の数がつかむものと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 今聞き間違いかと思ったんですけれども、予算上支出が伴わない行事だということですか、この体育祭とか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 職員の経費は、運動会経費の中には含まれておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 運動会経費でなくても、運動会を支える経費としては職員が何人出るか。日曜、休日、祭日出勤になるわけですから。今まで、じゃ、そこにはそういう経費は全然措置してこなかったということですか。昨年の従事した人員もそういう関係から知らない、わからないというか、すぐ出せるような格好で計画は立てられているべきだし、今までやられているべきだったんではないんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 15年度につきましては、4時間、8時間は振休制をとってきております。それでどうしても時間外できたところにつきましては、生涯学習課の運動会事業の時間手当というようなことで、人数、例年どおりの実数という程度での計上ではやっておりましたけれども、きょう議員さんが質問のように今何人であるかというような数字はつかんでおりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 時間給でやったという、それでは時間で何時間、トータルでこれは休日と丸々なるとしても何時間を出勤時間として見たのか。要するにサービス残業という形をとらないできちっと措置したのが何時間であるのかということをはっきり出せるはずなので、後からでも出していただきたいと思います。そういうことを見た上で、その体育祭、それから老人、敬老会ですか、敬老会。成人式、それぞれの担当部門のところで何人の職員を配置したかと。その比率ですね、時間にかかわらず、まずお答え願いたいと。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 16年度につきましては、うちら方はこれから町民運動会。あとふるさと祭りを一応ボランティアを募りながら実施するということで、時間につきましてはその事業の進行状況によると思いますけれども、その範囲の中で担当すべきところは最後までの片づけというようなことで、全体の協力部分については何時間なのかはちょっとわかりませんけれども、そういう形で進めてまいります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 全然わからないような答弁内容なんですけれども、じゃ、担当課で何人が措置されて何時間勤務として数えたのか。そして協力する職員が何人いて何時間と数えたのか。それとボランティアと言いましたけれども、ボランティアというのは職員なのか、民間の人、職員以外の方でボランティア何人ぐらい考えているのか。お尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 16年度の事業をきちんと計画したものでもございませんので、議員さんが質問する回答については答えられるような資料は持っておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 去年を下回らない、超えない人数といいますか、超えない人数と言っておりますから、去年の分についてはきちっとあるわけですね、そういう関係の。私が16年度で計画されている人の配置の中身を聞いた。その中身というのは15年度のはきちっと仕分けされているわけですね。今でなくともあるわけですね。それは後で提示できますね。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 15年度につきましてはもう事業を終えておりますので、きちんと何人職員が出て他課からの協力は何人かという数字はつかめますが、きょうは持ってきておりませんので後で、後日。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 成人式と敬老会について、担当のことでお尋ねします。今、同じやつ。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 成人式につきましては28名の職員で対応いたしまして、16名他課からご協力をいただきまして、8時半から1時半まで、そして30分の昼食時間というようなことで、4時間のご協力をいただいたということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 続いて、保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 敬老会につきましては、課内職員30名とそれから各課1名程度の応援をいただいていたと思います。正確な人数は手持ち、今持っておりません。4時間振替であとは時間外対応したと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 成人式のことについてのお答えの中で28人で対応して16名ご協力という、この「ご協力」というのはどういう意味ですか。勤務に出てもらったということであって、それはきちっと手当で措置されているという協力なのか。いや、まさかと思いますけれども、無収で、無償ですか、手当なしで協力いただいたということではないと思うんですけれども、その辺はっきりわかるような答弁でお答え願います。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 12人につきましてはボランティアということで、無償ボランティアでした。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) その敬老会については、そういう無償ボランティア職員についてはなかったんですか。あるんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 昨年度の敬老会でございますんで、無償ということはございません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 生涯学習課長にはっきりとお聞きしたわけですけれども、12名については手当を出さない勤務だったということがはっきりこの場で公の場で言われたわけですけれども、そういうことは違法だという認識はないんですか。改められなければならないことだと思うんですけれども、どういう認識でいるのか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 成人式についてお手伝いをいただけませんかということでお願いしましたところ、12名の職員のご協力の数を得たということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 無償でお手伝いをいただけませんかという、上司の方からその職員が言われてこういう協力があったということなんですか。それは生涯学習課長個人の考えでそういう措置をとったのか。町の方針、町長の考えのもとにそういうことをやられたのかをお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 管理職の中でこういう形でまず声がけをしましょうということで12名あったものですので、今後のふるさと祭り、あとうちら方でいうと町民運動会につきましても一応声がけで従事を一部ご協力をいただく計画で持っていきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) この際、3時25分まで休憩します。
午後3時08分休憩

午後3時25分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 休み時間になおお聞きしましたところ、4通ほどはっきりわかりました。生涯学習課が担当している成人式についてはこういうことだったんですね。28人が必要だったということで、担当課である生涯学習課では16名を準備したと。これは休日振替、振替休日で対応できるようにしたと。あと12人必要なのはほかの課に協力を要請したということですね。この協力を要請したほかの課から来られた方の振替休日とか、それから時間外勤務手当がどのようになっているのか、なったのか、平成15年ですから過去形ですね。そのことをお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 今の28人は16年1月の……(「16年……15年度ですね」の声あり)そうですね。今議員さんが言った説明のとおりでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) そうするとほかの課のところは、今聞いたわけですけれども、ほかの課のところでは、時間外勤務手当も振替休日も補償されなかったと、12名については。そういうことでいいですね。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) ボランティアの協力でしたので何も支払っておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 要するにボランティアという装いを凝らした事実上の不払い労働が生じたわけですけれども、これは法律に照らして違反だと思うんですけれども、サービス残業ということで同じ概念、範ちゅうでね、とらえられている問題ですけれども、要するに不払い労働としては総務課長は平成16年度ではこういうのは打ち出さないと、起こさないという答弁だったと思うんですよ、総括質疑で。そういうことでこれからも対応するというふうにするのか。それとも平成15年度にあったような成人式、ことしですね、あったようなそういうことで対応するという考えなのか。これは生涯学習課長だけのことではなくて町全体の運営方針にかかわるものなので、町長の答弁をお聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 大変この件で、総括質疑でも申し上げましたが、ので、まだ議論なさっているところを見ると大変熱心に関心持っていただいてご議論いただいていること感謝申し上げたい、こういうふうに思っております。内容については、総括質問で申し上げたとおり、これほどね、町民が一生懸命お手伝いしているところで、年間 130日前後休みある中で三八、二十四、24時間ぐらい町民に一緒になってお手伝いいただいたらありがたいねと、こういうことであります。それ以上も以下もありません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 熱心にならざるを得ない……(「答弁漏れ。答弁漏れ」の声あり)私、言っているんだから後にしてください。後に。(「答弁漏れ」の声あり)

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) そういうことであるんでしてね、決して、決してサービス残業だの何だそんなようなことはしておりませんし、そんな強要もしておりませんし、二百七十幾名の職員の皆様方にお呼びかけをいたしました。こういうこと。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 民間にある不払い労働とかサービス残業というのは、なくしていかなければならないというのが、今の国政の場でも言われていることですし、社会的にも常識的に通用していることなんです。そういうことを改善していくという姿勢は、行政の側にとって本当に見逃しにできない貫かなければならない姿勢なわけです。ところが、民間でそういう違法なことをやられているからそれに答えてこちらもやろうということではいけないのではないかと思うんです。やはり改善していくと。少なくとも町としては、行政側としてはきちっとその点は守っていこうと。そういう、かいから始めろといいますか、そういう姿勢が必要なわけなんですけれども、そういう考えはないということがわかりました。
 改めてはっきりさせておきます。おきたいんですけれども、その先ほど保健福祉課にお尋ねしたのがまだ回答はないわけですけれども、これはもう調べがついているんでしたらお尋ねしたいと思うんです。要するに約30人が敬老会に参加したと。そしてこの中に、あるいはこのほかにボランティアという名をつけた手当のつかない労働に従事した町職員は何人いたのか。
 (「先ほど「いない」と答弁しなかったですか。保健福祉課長」の声あり)
 さっきわからないということで保留したんで、もう調べがついているんだったら聞きますし、調べがついていないんだったらそのままで後からとか、お答えになったと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 保健福祉課長は別な問題で、先ほど関連ありますから答弁させていただきます。今ね、民間企業、私も身近なところにありますよ。残業手当もないなんて知り合いもいっぱいおりますし、あと読み書きでもそういうの、それを私は認めていませんよ。私は認めていませんから、そういうのは。民間と役場は別にとらえておりますから。事業所ではありますけれども、自治体、町民あっての、町民あっての役所なんですよ。ですから、そんな思いがあったらいかがで、先ほど総括質疑で申し上げたとおりで民間だから一緒にそれじゃ一緒にとごっちゃにしないでいただきたいです。すぐに間違いますから、間違わないでいただきたい。以上。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 町長は任命権者だという自覚がなくて、自分には権限もないと思っていらっしゃるようですけれども、かなり職員に対する政策やらせてませんていいますか……権限といいますかね、あるわけですよ。少なくともそういう立場の人がこういうことをやってくれないかということになると、それを拒否するというのは相当の勇気の要ることなんですね。そういう立場、自分の立場と相手の立場の置かれている立場というのは全然考えないで、わざと考えないのかもしれませんけれども、そういうことでボランティアだボランティアだといったってね、これは通用しないと思うんです。町長がそういう答弁しているじゃないですか。それにかみ合うように言わざるを得ないわけですよね。それで、要するにいないと言いましたね。サービス残業いないと。そうすると、先ほどのような不払い労働、ああいうのもつくらないと。先ほど事実上、このあったということを認めましたけれども、ボランティアだという名前でその上司が部下といいますか、自分のところに対してもただで出てくれないかということを言わないようにすべきだと思うんですけれども、どうですか。これからもやるとか、そうやらないと、それだけ聞きます。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 申し上げたとおり。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 今の件について一つだけ伺います。先ほど生涯学習課長は平成15年度の成人式において28人必要だと。担当課は16人いて、不足するから16人ほかから……(「12人」の声あり)12人ですね、お願いしたということで。担当課の16人は振替をとったけれども、12人はボランティアでということでしたよね。これは間違いないですよね。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) そのとおりでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、初めからこの成人式という行事に28人の職員が必要だという認識はあったわけですよね。認識がありながら16人しかその担当課で出られないと。16人は不足するという認識がありながらこれを正規の休日出勤として扱わないというのは、これは最初から不払いで、ただ働きさせるという意識があったということですよね、客観的に。これが大変問題だという認識がないところが、大変怖いなと思うんですけれども、一般の町民の方々が自分が働いているその休日の日に、地域で何かあったときに参加するとか町の行事に参加するという、これは本当のボランティアですけれども、その働いている町民の方が自分の職場で休日に出てきて働いてほしいと。ただで働いてほしいと言われたらどうなるのか。そういう問題なんですよ。だから町長が言うように、町民の皆さんが一生懸命ボランティアしているときに職員もボランティアだというのは、職員の方が地域に帰って道路を一緒に清掃したりごみをきれいにしたり、一住民としてやる分にはいいですよ。(「永野委員。簡潔にお願いします。質問」の声あり)わかっております。はい、わかっております。それはまさしく町民の、職員のボランティアですけれども、これは予定された業務ですから予定された業務に予定、必要なだけの人数をきちんと労働の対価を払う形で予定しないということは、町の行事のあり方として非常に無責任ですよね。そうじゃないんでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 担当の方が責任でもって事業を執行するに当たりまして、ただその中で共同でご協力をいただいた、いただかなければならない業務がその当日の時間帯があるわけでございますので、それについてのボランティアの協力の要請ということでの希望者が募ったということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 何度聞いても水かけ論のようになってしまいます。それじゃ、この件最後ですけれども、じゃ、ほかからボランティアでお願いした12人はいなくてもこの行事は成り立ったわけですか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 成り立たないからその分についてボランティアの協力の要請をしたところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、予算書の56ページをお願いします。障害者の福祉費として1億 3,325万 5,000円が計上されておりますけれども、この障害者の福祉の中で療育手帳の交付は何人か。A、Bそれぞれに分けて伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 療育手帳関係ですが、Aが37、Bが36で……失礼しました。もう一度言います。この数字ですが、1月末現在で、どんどん転入とか移動とかありますので変わってきますので、1月末現在で申し上げます。児童の方がAが11、Bが25。それから者の方がAが37、Bが36というな、6人というような状況でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この療育手帳AとBで援助、援助措置についてどのような差があるでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 重度とそれから中軽度ということで分かれておるだけでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 私が伺っているのはですね、例えば特別児童扶養手当の受給資格の認定だとか、医療費の助成等々がございますが、こういうその措置、支援、援助の内容でAとBはどのように違うのか。例えばAには該当する、Aには行われる援助がBには行われないというものがあると思うんですが、それは何なのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) まずAにつきましては、障害、細いので申し上げた方がよろしいでしょうか。それとも後でお知らせ、お示ししてもよろしいでしょうか。かなり項目がございますので。(「じゃ、後で資料で」の声あり)よろしくお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それじゃ、資料で後でお願いいたします。次に67ページですが、保健衛生総務費の中で黒川地域行政事務組合(病院)として 3,524万 3,000円が支払われる、支出される予定となっています。この黒川地域行政事務組合の病院に関して、公立黒川病院に関しては東北文化学園大学に譲渡ということが決まっておりますが、けさの新聞を見ますと、東北文化学園大学のグループの学校法人友愛学園が宮城県に提出した計算書類に多くの間違いがあり、訂正していたことがわかったと。また東北文化学園大学自体も02年度の資金収支、消費収支、両計算書について文部科学省から昨年12月にミスを指摘されていると。これらの学園大のグループは、これら計算書類の間違いについて河北新報社の取材に応じていないというふうに記事が出ておりました。この東北文化学園大学についてはこの間、前理事長の税金について脱税の問題が浮上したり、あるいは育英高校との絡みで東北文化学園大学に受験する数を水増しさせると。しかもその費用について、支出となる財源についても疑いが持たれていると。さらに加えてきょうの記事なんで、これはもはや偶然ではなくて学校法人としての資質にかかわるような本質的な問題だと思うわけで、この議論を繰り返すつもりはありませんけれども、しかしとにかくこうした一連の問題が今度すっきりするまでは、一般質問でもありましたが、一たんこの移譲について凍結をするべきではないでしょうか。信頼を足る相手だということにならない限りは、この公立黒川病院の移譲というのは安易に進めるべきではないというふうに思いますが、どうでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。(「町長にお願いします。保健福祉課長じゃお気の毒……」の声あり)若生町長。

町長(若生 照男君) 予算執行だもん。これは予算執行だもんね。4カ町村で決めた予算執行、決めた枠内なの。したがって、移譲と今議論の問題ではないと言っていいんでしょ。ね。
 (「委員長」の声あり)待ってらいん。待ってらいん。(「まだですか。どうぞ」の声あり)
 あんたは、あんたはじゃない。議員は、委員は、関連で言っているつもりだと思うけれども、私はちょうどいい機会だから申し上げますけれども、まだ基本的には皆さんに移譲については、移譲、異常気象の異常ではなくて移すことについては、基本的には自来、理事会しておりませんから変わっておりません。よくね、よくその移譲先等の問題、そいつをよくやるのは、我々も気にしてるんですよ。ただ、少し4カ町村の議員さんに特に申し上げたいのは、今黒川地方の医療をどういうふうにして守っていくか。それから黒川病院がどういう状態にあって、そしてその負担と受益の中で黒川病院を守っていくかという議論が少ないね。私はそのように思いますよ。そういうふうに思ってるの。そういう基本スタンスで10.4%の富谷町の負担率の一理事として今後も対応していきたい、こういうふうに思っています。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) まず予算審議についてのあり方にちょっと誤解がおありなようなので一言申し上げますけれども、予算審議というのはここに書かれている数字と字、文字だけに限定されているものではありません。町の施政方針全体にわたって、この予算にどうあらわれているのかということが問われるわけですから、ここに書かれているいないということ自体は問題ではないんですよ。関連しているんですから。もう一つですね、今ここで移譲すること自体に賛成、反対ということを聞いているわけではありません。移譲に賛成の方も中にはいらっしゃいます。住民の中には。そして、その多い少ないはだれが調べたかわかりませんけれども、(「質問……」の声あり)そういう賛成反対の問題ではありませんで、町長に伺いたいのは、今仮に賛成する方々であっても何も相手が東北文化学園大学でなくてもいいのではないかと、これだけ問題が噴出している学校法人になぜ移譲しなきゃならないのかということなわけで、町長にもう一度伺いますけれども、そうしますと東北文化学園大学を信頼に足る相手だというふうに町長認識されていますか。認識しているかどうかだけ簡明にお答えください。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) もう一度繰り返します。教えてもらわなくったっていいの。黒川行政に負担を決めて負担、粛々と負担する、今黒川病院にする予算書だから。関連でそんな教えられなくったっていいの。それでね、どうするかは黒川病院の今の実態、黒川地方の8万に及ぶ住民に対する負担と受益と、そういうことを今まで勘案して病院議会を初めご議論してきたわけです。我々理事者としても、理事者としても黒川地方の医療を守りそしてどこまで公金を負担していくべきか、そういうことをしてまいってきましたんで、基本は移譲いたします。移譲せざるを得ない状態にあります。相手は、相手はこの間申し上げたとおりの学校法人であります。今現在は自来理事会を開いておりませんから、その後の経過は掌握しておりません。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑……。永野委員。

委員(永野 久子君) 聞いていることに簡明にお答えいただきたいんです。もう一度繰り返します。現時点で東北文化学園大学を移譲の相手として信頼に足るというふうに町長は認識されていますか。いませんか。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 自来理事会を開いておりませんから、経過は知っておりませんから、変わりありません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) きょうの新聞もお読みになっていると思いますので、当然町長としての認識があってしかるべきだと思うんですが、お答えが出てこないので次へ進みます。
  103ページですが、富谷中学校の校舎耐震診断業務委託として、新たに委託料が計上されております。ご説明あったかどうかわかりません。ちょっと聞き落とし、書き漏らしたかもしれないのでもう一度伺いますが、これは委託料お幾らでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君)  567万円でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それで富谷中学校について耐震診断業務に進んだということは歓迎したいと思うんですが、東向陽台中学校でも地震の影響ではないかということで以前にも申し上げましたが、雨が降るとガラスのところから雨がしみてくるということがありまして、東向陽台小学校の雨のしみというのも地震の影響ではないかというふうに言われてますので、この耐震診断はいつになるんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 東向陽台小学校ですよね。(「はい、そうです」の声あり)
 東向陽台小学校も一応耐震診断を必要とする時代の建物でございますので、財政の方との協議ということもありますけれども、いずれやっていかなければならないと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今、いずれということでやらなければならないご認識は示されたわけですけれども、それが3年後なのか5年後なのか1年後なのか、それによってやはり子供たちが通う学校ですから、またその間に、もしかしたら大きな地震が来るかもしれませんので、できるだけ早くというのが親御さんたちの声なんです。それにはどのようにお答え、答えていくご予定でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ケ崎 清子君) 財政当局と協議をしてまいりたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君)  108ページですが、先ほど大分議論になりました「とみやマーチングエコーズ」の問題ですけれども、これは最初からいろいろ、なぜマーチングエコーズにだけ大きな助成が出るんだということは随分聞いてまいりました。先ほどのやりとりを聞いていましても、課長がですね、生涯学習課長が、「一サークルであるんだ」というふうに言っておられましたが、これは位置づけがもうちょっと違うんではないかと思うんですよ。そこがはっきりしないので不公平感というものがどうしても出てくるんですね。自治体がオーケストラを持っているようなところもありますけれども、言ってみれば半官半民のような形でこのマーチングエコーズについては特別な位置づけをしていたと、私は思うんです。そこはどうかはっきりさせていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 富谷町の社会教育団体ということで青少年健全育成そして地域の活動の推進団体という扱いということでございますので、サークルという扱いとはまた違うということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この問題は、マーチングエコーズに特別の手当を予算的に行っているという側面よりも、むしろそのほかの文化協会にしても芸術協会にしても余りに少ないんですよ、予算が。そこら辺のアンバランスが不公平感を特に際立たせてくる要因になっていると思うので、ここはもう少し別の団体についても手厚くしていく必要があるんじゃないでしょうか。伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) 今後の財政状況等々の兼ね合いを見ながらつけることだと思いますけれども。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。次回は、15日に引き続き行うことといたします。なお、15日の開会時間は午後1時30分からとなっておりますので申し添えます。
 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午後3時53分 散会

平成16年予算審査特別委員会(第3号)

平成16年3月15日(月曜日)

出席委員(19名)

  • 委員長 伊豆田待子  
  • 副委員長 菅原傳   
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 佐川幸三   
  • 委員 永野久子   
  • 委員 浅野幹雄
  • 委員 尾形昭夫   
  • 委員 小野進   
  • 委員 土井昭二
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 安住稔幸   
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 今村寿   
  • 委員 磯前武   
  • 委員 相澤榮
  • 委員 千葉達   
  • 委員 山路清一   
  • 委員 齊藤きえ子
  • 委員 佐藤克彦

欠席委員(なし)

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相澤武雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生照男    
  • 経済振興課長 伊藤和子
  • 経済振興課課長補佐 石川 康一           
  • 経済振興課課長補佐 斎藤英夫
  • 都市整備課長 梅津慶一
  • 都市整備課課長補佐 若生稔
  • 都市整備課課長補佐 佐々木俊男 
  • 上下水道課長 相澤正幸

議会事務局職員

  • 議会事務局長 小松繁夫    
  • 会議書記 高橋和好

午後1時30分 開議

委員長(伊豆田 待子君) 本日の出席委員は19名です。定足数に達しますので、直ちに予算審査特別委員会を開きます。

議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算

委員長(伊豆田 待子君) 議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち経済振興課、都市整備課及び上下水道課の所管に属する予算について審議いたします。
 これより各担当課長より議案の説明を求めます。
 担当課長等に申し上げます。予算の説明に当たっては、前年度と比較しての相違点、本年度重点事業に係る予算等を中心に、簡明な説明を求めます。
経済振興課長、都市整備課長、上下水道課長が予算書のとおり説明を行った

委員長(伊豆田 待子君) 以上で説明を終わります。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 84ページですが、スクールゾーン内の危険ブロックのことで伺いますけど、これは去年は2件ということでしたが、どれくらいの件数といいますか、見込んでいるのか。それはどれくらいの長さになるのかを伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 対象となる件数につきましてはわかっておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) わかっていないというのは、どうしてわかっていないのでしょうか。ちょっとわからないんですけれども。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それは申請ないし事前相談、その段階で県の方に依頼して判定をいただきたいというふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、去年、去年ね、平成15年度で行われた方がありましたけれども、何件か申し込みがあってことしはできない、来年にしてほしいという件数はあったんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) そういうことは、話はございません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、こういうことがありますのでぜひ活用してくださいという働きかけは、これからなさるということになりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 前年度から、前年度、15年度からですね、そういうPRは行っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 前年度でしたか、個人名を出してはちょっとということでお名前は出されなかったんですが、町としてはこことここについては何とかご協力をいただきたいというのがあったはずですよね。それについてはどのように働きかけて行うのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その方には、何ですか、こういう制度がありますので利用ということで文書で出しておりますし、その中で今回1件ですか、1件応じていただきました。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ごめんなさい。1件というのは、平成15年度ということですか。平成16年度ということですか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 15年度でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) これから、そうしますと仕事が始まっていくわけだと思うんですが、生け垣、板塀というのについてもそういう時点、お話で要請をしてその時点であわせて進めていくということになるんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 先ほど申し上げましたように事前相談ないし申請ですね、あって、そしてそういう判定、対象判定、どの方については指導というか、こういう制度があるということでのPRと、なるべくだったら対応してほしいというようなことでお願いしてまいりたいと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 大きな地震が来るかもしれないということがあって、スクールゾーンに面しているところでブロック塀があったりすると倒壊して大変だということでだと思うので、町としては危険箇所を把握しておられると思うんですね。そこの把握しておられるところに緊急にやってもらいたいということであれば、申請を待つというよりももっと強い働きかけが必要でないかと思いますし、その方々に認識をしてもらうことが必要だと思うのですが、そういう取り組みは並行してなされているということでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 制度の普及とですね、普及が一番だと思います。そして、その危険かどうか、その県の方に依頼してからでないとわからない状況もありますんで、最初に申し上げたようにPRですね、制度のPRに力を入れていきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 85ページです。あけの平6-56号線の側溝整備工事についてですが、これについては、どのようなテンポで何月ごろから実際の仕事が始められるかという予定については、どう考えておられますか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 新年度なるべく早い時期に発注準備をしていきたいというふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君) 75ページですけれども、19節の補助金、人材シルバーセンターですが、これ何か40ページ、85ページ出されて委託料がいろいろありまして、人材シルバーに関連しているのかと思うんですが、ちょっとこの前質問したら、きょうの委員会で聞いてくれと話もありましたのでここでお聞きしますけれども、人材シルバーセンターとしていろいろ委託料の中で作業をやっているところもあるんですけれどもね、どういうふうな作業をやっているのか、その範囲をちょっと知らせていただきたいと思いますし、それから延べ人員についてどれぐらいのシルバーセンターの人たちが働いているのか、この点を伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) シルバー人材センターの延べ人員でございますけれども、まだ1月までの資料しかもらってないんですけれども、延べ人員で 8,944人です。そして、主なるものは……除草業務等が主なるものです。そのほかにあと、今、成田の方に「湯ったり苑」の方ですか、あそこには毎日20人前後行っておりますし、あと同じく成田の「中谷クリニック」にも何か毎日3人ぐらいずつ行って、あちらは、どちらも清掃業務です。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 人材シルバーセンターがいろいろ……(「シルバー人材センター」の声あり)わかりました。それでいろいろやっておられるんですが、ちょっと町の方で、いわゆるこういった業者もあるわけですね。業者に委託する場合も出てくるわけですね。業者に委託する場合とこの人材シルバーセンターの方にお願いする場合の区別というのか、仕分けはどういうふうな形で仕事の振り分けをするようになっているんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) その関係につきましては、いろいろその業務によりまして、入札関係になりますと全部財政課の方でやっておりますので、原課ではそういうのは全然把握しておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 非常にこの会員の方々からは期待する声も出ておりますので、ぜひ今後会員も多くなると思いますし、仕事の範囲も広くなればこういったような機能が、特に高齢者の皆さんがですね、励みを持って働くようになってくるというふうに思いますので、十分な配慮をお願いしたいと思いますが、次に入ります。
 78ページの19節に肉用牛振興対策事業15万円とあります。今御存じのように、この食事事業で非常に肉の問題はかなりうるさくなっておりまして、輸入よりもやっぱり国産でこういったものを賄っていくべきだと。日本の食糧事情を根本的に考え直すべきだという声がかなり出てきているわけですが、これはどういうふうな意図でこの対策事業をやっているのか、ちょっと内容を説明してほしいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは、JAあさひなの方の肉用部会の方でやっておりまして、やっぱりいろいろ今BSE関係とかいろいろありますので、そういう対策、いろいろ飼料関係などもいろいろ研究してやっているようでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうすると、この補助の対象になるのは何戸ぐらいあるんですか。その戸数は。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは、富谷町分だけの補助です。富谷町では牛飼っている件だけの補助でございまして、件数的にはちょっと今数字つかんでおりませんので、後でお知らせいたします。

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。菅原委員。

委員(菅原 傳君) 次に82ページの19節ですが、補助金、商工会に 646万円出ておりますけれども、これはそのほかにも補助金とか交付金とかいろいろな名目で出ているわけですが、ちょっとお聞きしたいんですけれども、こういったところに補助金をおろす場合、何か計画書があってその計画書に基づいてこちらの方で査定をしておろすという形になっているのか、その辺ちょっと伺いたいと思いまして。それからおろした後、多分おろしっぱなしで領収書もらってそれでおしまいになるのか。あるいはその事業の経過が、結果がどうなっているのか、そのあたりもひとつ点検をする意味で何か報告書のような形で求めているのか、この辺を伺いたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 商工会の方からの毎年補助金として申請が、当初予算を組むときに出していただいて、それでこちらでいろいろ内容を精査しまして補助金としてお上げしているわけでございます。それから終わった後は必ず実績報告書、必ず商工会で毎年1年に1回総会ございますよね。そのときの資料を必ずこちらの方に添付、出していただくようにしております。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) わかりました。大変処理をよくやっておられるようでありますのでこの点は。ちょっと今までわからなかったものですから、お聞きしたわけでございます。それから85ページ、15節、いろいろ太子堂とか西沢線とかの側溝整備のことも書いてありますけれども、この上に町内一円側溝補修工事とか書いてあるんですね。町内一円というのはどういう意味なのかちょっとわかりませんけれども、具体的にどこかやるところが予定あるのかどうか、お伺いします。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 具体に箇所づけはありませんで、緊急的に出た場所についてやるというための予算措置でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうすると、この予算は大体どれぐらい予定しているわけですか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 予算上 100万円を見ております。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 最後になりますけれども、92ページの19節黒川行政組合(消防)に3億 8,700万円いっておりますけれども、この全体の富谷町で出している割合、それとほかの町村ではどれぐらい出ているのか、お伺いしたいと思います。これはここには関係ない……。

委員長(伊豆田 待子君) ええ。この議題は、議案は、本日……。総務課ですね。直接、担当課の方にお願いします。ほかにございませんか。尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) 一応チェックしてきたんですけれども、ご説明は大体理解しておりますが、78ページのブルーベリー産地拡大事業。これは毎年減ってきて、おととしが75万円、去年50万円、ことし25万円ということなんですが、その理由を。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。経済振興課長。すいません。

経済振興課長(伊藤 和子君) これらの事業につきましては、全部町一括、町では一応JAあさひなさんの方に補助金をお上げしまして、今度新しく、新規に苗とか植えつけた場合に補助金を出すようになっております。新しい木を植えた場合、ブルーベリーの木を植えつけた場合の補助として農協経由でやっております。

委員長(伊豆田 待子君) 尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) 81ページ、緑づくりの補助金 100万円というのがあるんですが、毎年とっているんですが、実績は去年、おととしあたりの実績わかりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 緑づくりの方でしょうか。(「ええ、そう。はい」の声あり)
 緑化事業補助金として緑づくりの方は、去年は2町内会から申請ありまして20万円出しております。

委員長(伊豆田 待子君) 尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) 次、88ページ、みちのく杜の湖畔のあれなんですが、去年あたりは68万円ということで、ことしは 110万 8,000円ということなんですが、これの理由はありますか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これは負担金につきましては、国の事業配分ですか、それによって変わってきまして、今回これくらい、この額でというようなことがありましたので計上させていただきました。

委員長(伊豆田 待子君) 尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) 最後、90ページ、都市公園の樹木剪定ということがあるんですが、これは全公園やるんですか。それとも毎年どこどこと区別してやるんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 大変申しわけございません。もう一度お願いいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) 都市公園の樹木作業、樹木剪定、これ一円にやるのか。それとも特定に決めて、年度年度で変えてやるのか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 樹木剪定につきましては、前々からお話ししているわけなんですが、何ですか、自然に成長させるという基本を持っておりますので、毎年するとか何とかということではなくて、木の状況……木の状況ですね、それを見ながらやっておりまして、ですからどこの公園ということは特定しながら予算計上とかはしておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 尾形委員。

委員(尾形 昭夫君) 今の問題ですけれども、前に質問あったんですが、街路樹の根が張り過ぎて歩道が割れてきているという話出ましたね。これ、うちの方でもそういうのがあるんです。もう一回見てもらって、特に熊谷道ですね、大熊谷、あそこのところの入り口の樹木は全然剪定していないんですよ。かなり割れて、夜暗いと転ぶんですよね。それをもう一回見て考えてください。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) わかりました。

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) まず27ページ、歳入では労働費で入っておりますが、歳出、74ページでは……74ページに計上されております緊急地域雇用創出特別基金事業、説明では16年度で終わりということでした。平成16年度については、ここに三つの事業が書かれてございますけれども、これはそれぞれ幾らなのかをまず伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 歳入で労働費の県補助金のことですよね。 3,488万 1,000円受け入れ、受け入れておりますけれども、低学年教育事業ということで教育総務課の方には今の予算では 1,409万 7,000円です。それから乗合バス環境改善検討調査会は 556万 5,000円、それからホームページ作成として 730万円、それから固定資産税台帳整備として 791万 9,000円を今では、今予定しております。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この三つの事業によって、それから教育関係の事業も含めて、この地域、緊急地域雇用創出特別基金事業によって、雇用は何人創出されると見込まれますか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 今のところ、ちょっと人数的にはこちらで直接やる事業でないものですから、ちょっと人数的には把握しておりませんけれども、去年の、ただいま現在わかっているのは低学年の教育事業、充実事業ですけれども、たしか各校に1名ぐらいずつ低学年指導ということでは配置になっているようです。ただ、今からの乗合バス環境とかホームページ作成、固定資産税台帳整備ですから、これは原課、乗合バスとそれからホームページはこれ総務課の方で行うようになっています。それから固定資産の方は税務課というふうになっていますので、今のところ人数とかまだつかんでおりません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) やはり、もちろん直接担当する課はそれぞれ、総務課や教育総務課、総務になると思いますけれども、歳入、歳出、経済振興課で扱うわけですから、その雇用効果がどのくらいあらわれているのかという事業の効果をきちんと把握しておく必要があると思うんですけれども、今無理であれば構いませんが、後ほどぜひ調べていただきたいと思います。いかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) じゃ、わかる範囲で後で出しますので、よろしいでしょうか。(「はい、いいです」の声あり)

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 同じくこの緊急地域雇用創出特別基金事業ですけれども、平成16年度は中小企業関連の事業に補助を新たに出すというような県からの内々の話があったのではなかったのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 県からいろいろそういう関係では町の方には書類が来ているんですけれども、業者の方が、業者選択というんですか、どうしても経済の悪いところとかというふうになっていますので、今、業者選定の分で今難しいのかなと思っているところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、16年度は中小企業関連では今のところはないと。ただ少し、例えば、年度の途中でそういう該当するようなところが見つかればこの事業はありというふうに見ていいんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 今のところはございませんけれども、今、永野議員さんがおっしゃったとおりでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それで、シルバー人材センターが昨年度は、15年度は該当しましたよね、この事業に。16年度は該当しなくなるわけですけれども、シルバー人材センターの予算づけが 675万円ですか、減額されているのはその関係なんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 平成……、シルバー人材センターの16年度の当初予算を組んだときにいろいろシルバー人材センターの方でも、収入関係が15年度が思ったよりも収入が大きくなったものですから、それで町からの補助金は前の年よりも 672万 5,000円減額してもらっても大丈夫だということで予算編成しました。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この緊急地域雇用創出特別基金事業というのは、本当に雇用情勢が悪い中でタイムリーな補助事業だったと思うんですけれども、なかなか使い勝手が悪いというふうに思うんですね。いろんな条件があって去年、例えば、去年じゃありません、失礼。土木とか建設事業には使えないといったような制約があるということで、このせっかく国から出てくる政策、政策的なものですから、もう少し使い勝手がいいように国に要請をするとか、また16年度終わった後も、平成17年度以降も継続されるようにという要請は国に対して行っているんでしょうか。伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 今のところ、行っておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 16ページをお願いします。これで農林水産業費を見ますと、対前年度で比べますと 1,393万円の減額となっております。もともとこの農林水産業費は全体の予算に占める割合も大変低いわけで、その低いにもかかわらずさらに 1,393万円も減額すると。13.4%の前年度に比べてのマイナスということになるわけで、とても農業振興というふうに言えるのかなという印象を持ったわけですけれども、この極めて消極的な予算づけだと言わざるを得ないと思うんですけれども、もう少し積極的な予算づけが必要だったのではないかと思いますが、予算編成に当たってはどういう対応を心がけたんでしょうか。幾ら幾らどこが減るというのはご説明いただきましたので主たるものはわかりますけれども、町の考え方としてなぜこういう先細りの予算にしてしまったのか。理由を伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。町長でよろしいですか。(「はい、結構です」の声あり)若生町長。

町長(若生 照男君) 事業を終了したのもあるだろうし、それからいつでも議員に申し上げているけれども、お金が減ったら手づかみというわけにはいかないでしょう。担当課が中心になって農家なりJAなりとその状況を参酌しながら予算づけするわけで、お金的にはですね、ですから、上がりも下がりもあると。これは経済振興のみならず全体にそういうことがあると。こういうことが基本ではないでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これはですね、予算特別委員会の初日に総務課長でしたか、全体の枠組み、財政課長ですね、全体の予算の枠組みをマイナス5%で組んだというふうに言っておられましたように、予算というのはもちろん下からの積み重ねもありますが、町の姿勢としてここには今回はこれだけふやそうとか、ここは全体としてそろそろ減らしてもいいのかというような政策的な判断というのは先にあるわけですね。今回、富谷町の場合は5%を全体として減らそうという政策的な立場をとったわけですから、今のような町長のご答弁は政策的にこの農林水産業費をどう見ているのかということに、質問に対するお答えになっていないと思うんですけれども、政策的に農業をどう大事にするかという立場を考えるならば、予算の枠組み自体を広げていくべきだと思うんですが、どうでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 内容的には先ほど申し上げたとおり。それから5%ありきということでありますけれども、歳入ご案内のとおりですよ。歳入の状況。私はもっときつくなると思っている。そういうことからすると、金が余っているんだとか何とかかんとかと言う人もあるようでありますけれども、ご案内のとおりですよ。国費の、国民の負担の減額状況。今後はもっときつくなると私は思いながら、今後も市町村の予算編成はもっともっとシビアに取り組んでいかねばもたない。こういうふうに思っている。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 平成14年度末の決算で6億からの黒字を出している自治体ですので、今の町長のご答弁は当たらないなという印象を持ちました。ただ先に進みます。農林水産業費の……。

委員長(伊豆田 待子君) 若生町長。(「じゃ、どうぞ」の声あり)

町長(若生 照男君) 一人で、決めないでくださいよ。そういうことね。そう言っているということは、私が言ったのと、だろうということにしてもらうと、意見が違いますからね。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 全国一般の自治体の状況と富谷町の財政状況は傾向が違うということだけを申し上げて、次へ進みます。農業振興費ですけれども、77ページ、報償費、報償費の中の賞賜金、二五〇などの、に携わる方、取り組む方々に肥料の配布を行っているということでしたが、昨年に比べて39万 2,000円減っているのはなぜでしょうか。理由を伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 先ほどから出ておりますけれども、やはりいろいろ財政的なものがありまして、うちの方は極端に5%減らしたわけではございませんけれども、少しずつ少し下げました。配布数を。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 対象者の数はふえていますか、減っていますか。対象者。今の賞賜金を受け取る側の対象者の世帯数でもいいですし、人数でもいいんですけれども、二五〇などに取り組んでいる方々、肥料の配布を受ける側の方々の人数がふえているか、減っているか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) おんないん会が14人です。それからレク農ですけれども、実際土地を貸している方が今のところ21人、それから二五〇野菜の方が80人となっております。ただ、レク農も貸し付けしている人、持ち主じゃなくて借りている人にやりますので、今のところ予定しているのが 370区画でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) おんないん会、そして二五〇それぞれ人数は伺いましたが、ふえているんでしょうか、減っているんでしょうか。ちなみに平成15年の人数もあわせて伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 15年度も大体これぐらいの人数でそんなに大きな変化はございません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 75ページ、77ページですが、農業委員会、農業委員会費の中で、平成15年度の当初予算にありました非常勤職員報酬という名目で標準小作料協議会に8万 7,000円支出しておりましたが、平成16年度これがなくなっている理由は何でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは毎年行うものでございません。3年に1回です。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 77ページの一番上の項ですね、ここは報酬……農業振興費の報酬の部分ですけれども、農地流動化推進員4万 7,000円がなくなっている理由というのは何でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは制度が変わりまして別な方に行ったわけでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) どの制度、どこに何ページに表記されていますか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは同じく77ページの経営・生産対策推進会議委員の中に入っております。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 82ページをお願いいたします。商工振興費ですが、富谷町商工会 646万円が計上されております。前年度に比べて34万円減額となった、その34万円の算定根拠を伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 商工会のみならず全部、今回は負担金、補助金が全部マイナス5%になりましたので、商工会の方にもマイナス5%ということで補助金を提示しました。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) これももともと予算自体が少ないわけですけれども、内訳を見ますともう人件費が4割近く、そして負担金が2割ちょっとということで、商工振興そのものに使える予算というのは非常に枠組みが狭くなっております。今、こんなに経済情勢が厳しいときにせめて……そうですね、1%、全体の1%程度 8,700万円くらいを商工振興に充ててもいいと思うんですけれども、とてもこれで経済の活性化が図れるようには思えないんですが、町担当課としてはどう考えておりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 商工会だけに甘くというんですか、そうするわけにいきません。皆さんの方にも減額して補助金を出している時代なので、商工会も同じくやりました。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 82ページの中小企業振興、失礼しました、82ページ、同じページで貸付金の欄ですけれども、中小企業振興資金原資、小規模企業小口資金原資、それぞれ昨年度と全く同じ金額となっておりますが、そうしますと新たな融資というのは見込んでいないと考えてよろしいんですか。それともこれは原資として毎回同じものを出すというふうにとらえていいんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 先ほども説明しましたけれども、これは銀行さんの方に預けてまして、希望があればこっちにいろいろ審査とか通れば貸し付けをしまして、あとはこれは1年間預けるわけです、銀行の方に。そしてあと3月31日に1回町の方に戻し入れてもらってまた貸し付けるということで、こちらも借りる人がいればうちの方では貸し付けはしますけれども、今はなかなかこっちの方まで貸し付けは来なくて、今のセーフティーネットですか、そっちの方を利用されている方が多いようです。

委員長(伊豆田 待子君) この際、2時50分まで休憩します。
午後2時34分休憩

午後2時50分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。答弁保留分についてお答えいただきます。経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 先ほど肉用振興対策のやつの人数でございますけれども、30人です。それから、もう1件あるんですけれども、いいですか。
 あと、永野議員さんの方の緊急雇用の人数ですけれども、今年度は今のところ27人、全部小学校から四つの事業を入れまして27人です。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 先ほどの中小企業振興資金と小規模企業小口資金ですが、平成15年度の実績はそれぞれ何人だったでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 実績はゼロでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 先ほど課長がセーフティーネットの方に、からは相当借りているというようなご答弁だったので関連で伺いますが、このセーフティーネットの方からの融資を受けているのは何人で、融資額はどの程度となりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 融資額は金額はこちらで把握しておりません。ただ5号認定が3件、いろいろ認定する要件がございまして、それから7号認定が6件で、9、9件でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 84ページの生け垣板塀、失礼しました……土木総務費の負担金、補助及び交付金ですが、生け垣板塀等設置事業補助金、これは国・県の補助なしの町単独事業というふうに見ていいわけで、いいでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これは県と町の補助でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 県と町それぞれ補助率を伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) この塀等の設置に対する補助率ですが、設置に要する経費の3分の1で、3分の1を町と県が半々ずつ補助しまして、限度額がございます。一つは設置延長に 4,000円を乗じた額とそれから10万円。いずれか低い方ということです。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 85ページの委託料、85ページの道路維持費の委託料ですが、ここに記載されております1、2、3、4、5、6、七つの業務の、についてそれぞれ内訳を伺います。金額の内訳です。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 全体的に申し上げれば工事関係と同じ考え方で、1件1件の入札ということもありますのでここに金額表示はしていないわけでして、そういうことから金額が幾らというのは控えさせていただきたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、この委託料が前年に比べて 403万 1,000円ふえておりますけれども、これはどこかの、どれかの、このうちのどれかが特にふえたということなのか。それともそれぞれ少しずつふえたという関係なのか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 大きなものは除融雪業務、それから路面側溝清掃関係ですか、それらが大きいものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) その次の節の15節工事請負費ですが、 1,014万 9,000円減っておりますけれども、何が減っているのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これ、大きいものにつきましては、あけの平の6-56号線、これが前年金額が結構大きかったものでして、平成16年度はこの路線については去年より少ないというような、その差が大きいものです。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 同じこの工事請負費の中で、東向陽台地区側溝整備工事というふうに記載されておりますけれども、これは何丁目の何メーター分でしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 今年度、15年度やりましたその引き続きの1丁目ですか、1丁目でございまして、見積り上 725メーターということになっています。これは側溝延長でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君)  725メーターというと平成15年度並というふうに見ましたが、そうでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 16年度の延長……。15年度ですか。
 (「いえ。15年度とほぼ同じですよね」の声あり)
 15年度はたしか 400メーターぐらい……。ちょっとお待ちください。15年度は 440メーターでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この東向陽台1丁目 725メーターを目標に平成16年度取り組んで、16年度の年度末には東向陽台における側溝の整備率というか、達成率というのは何%と見込まれるでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 1丁目、2丁目の方につきましては、16年度見込みですが、90%整備率を見込んでおります。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 3丁目は、そうするとどうなりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 3丁目につきましては一部終わっているところあるんですが、3丁目につきましては1丁目、2丁目、これ終わった後に手をつける計画でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 44ページをお願いいたします。防犯対策費で工事請負費、防犯灯新設工事、防犯灯改善工事ということで、合わせて 618万 9,000円計上されておりますが、これはそれぞれ何箇所でどの地域かを伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 防犯灯改善につきましては照度アップのをやってきておるんですが、先ほど、当初に説明申し上げましたとおり平成16年度で完了予定にしております。今回行いますエリアにつきましては、大きく言えば俗に言う北方、南方のエリアでございます。それから、防犯灯の新設工事につきましてはどこという箇所づけはやっておりませんで、その都度必要な箇所に設置していくもので予定、予定というか一応予算措置しているものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、この金額で新設、改善、それぞれ幾らずつというふうに内訳なるんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 予算措置上ですが、新設につきましては25基、改善につきましては66基と見込んでおります。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 86ページの……交通安全施設費、工事請負費ですが、これはここに交通安全施設工事と道路照明灯建替工事と、それから道路照明灯新設工事というのがございますが、それぞれ何カ所でどの地域かを伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 建替工につきましては、主として鷹乃杜、東向陽台を見込んでおります。その他、少しありますが。それから新設につきましては、これもその都度必要な箇所につけるということで見込んで予算措置しているものでございます。
 (「交通安全施設は」の声あり)
 交通安全施設……。交通安全施設につきましては、カーブミラーとかガードレール、あるいは区画線設置、そういうその他ありますが、主としてそういうものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 交通安全施設工事の中で、今お答えのありましたカーブミラーについてはどこに設置する予定となっているでしょうか。設置する予定が決まっている箇所について伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 設置する予定箇所の決定というのはありませんで、要望とそういうものを見込んで予算措置しているものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、昨年来ずっと言ってまいりましたが、地元から出ている要望について必要性は認めておられたわけですけれども、いまだについていないので、もはや1年もたつわけですけれども、そういう箇所については当然優先的にここに箇所づけされて、ここというふうに箇所づけされていていいのではないかと思ったんですが、なぜ箇所づけされないのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 必要性につきましては、一応要望の趣旨はもちろん参考にしているわけですが、こちらの方で判断させていただいて、そして必要とあれば設置するという形にしておりますんで、要望イコール必要箇所だというふうなことに、そういうふうにはなってはいないのでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) もちろん要望イコール必要箇所というふうにならないのは、それは常識としてわかりますけれども、要望していてそこも必要ですとお答えもいただいていて、それで1年もほったらかしにするというのは、そこがおかしいと思うんですよ。何で1年近くたつのにまだできないんでしょうか。要望に対してもう少し積極的な取り組みが必要だと思うんですね。このことは交通安全という大事な問題なんですから。そして前のご答弁では1カ所20万円でできるというわけですから、都市整備課だけでも毎年相当の減額、補正予算しているわけですので、もう少し取り組みを積極的にやるべきじゃありませんか。仙台三本木線の東向陽台からおりていった西、東側の三角地点、この点についてはどうするつもりなのか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) あの箇所につきましては、この前お話しいただいたときには、優先的に下がっておりましたわけですけれども、その後、設置はしたわけでございますけれども。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 要望した箇所に、けさも見てまいりましたけれども、ついておりませんがどうなっているのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 仙台三本木線のあそこ、東向陽台1丁目からおってきたあそこですよね。鋭角になっている交差。あそこには設置はしたんですけれども。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、改めてきちんと調査をしていただいて、私はけさ見てまいりましたので、若干場所がずれているというのであればこれは仕方がありませんけれども、少なくとも富谷町側の必要な箇所にはなかったんですよ。もう一度調査をお願いします。いかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 前言われた箇所、時間的な経過というのはあったわけですけれども、設置はして検査もしております。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは、86ページ、道路改良費として工事請負費が2億 3,905万円計上されておりまして、前年度に比べますと 6,792万円ふえております。ご説明ではこの三つの路線ということでしたが、そうしますと町道大山線、これは第5次実施計画によりますと平成16年に用地を購入するという予定になっておりますが、これはどの項目に計上されているんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 大山線につきましてはいつでも対応できるふうには予定しているわけですけれども、現在のところ、前にもちょっとお話ししたかと思うんですが、まだあそこの一部の地権者の方の仮差し押さえ、それから差し押さえで競売申し立ての関係ですね、それが進んでおりませんで現在に至っている状況にございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかにございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 同じく86ページですが、委託料で、道路改良費の委託料で 150万円計上されておりまして、ご説明では町道待道線の町道改良物件調査等業務委託ということだそうですけれども、これは昨年の6月の議会で補正予算が組まれたかと思いますけれども、その調査に入ったかと思うんですが、実際にこの改良工事にかかるのはいつごろになる見通しなんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 用地が順調に進みまして、そしてこの物件ですね、物件補償が終わって、終わり次第この現場、工事の方の予算の措置をお願いしていきたいというふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それは順調にいけば何月ごろとなりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 順調にいけば17年度が見込まれます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 88ページの都市計画総務費で負担金、補助及び交付金のところに、国営みちのく杜の湖畔公園建設負担金として 110万 8,000円が計上されています。昨年より42万 8,000円ふえておりまして、先ほどの同僚委員の説明にも答えておられました。国の事業配分によって変わると。今回はこれくらいだというふうに提示をされて市町村が負担するということでしたが、もう少し詳しく42万 8,000円ふえたその根拠、また全体のこの公園建設の進捗状況についても伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 16年度の内容ですけれども、これは1期、2期、3期とありまして、みちのく文化と水のゾーンですね、これが今ふるさと村ということで、いろんな古民家ですか、そういうものを復元しているところです。それから2期につきましては、健康運動と芝生のゾーンで、オートキャンプエリアとなっておりまして一部供用しているところでございます。そういう状況の中で供用率でございますけれども、文化と水のゾーンが93.5%、それから運動健康と芝生のゾーン、これが39.1%となっておりまして、あと湖面、湖畔ゾーンも一部供用されておりますが、全体として43.8%というふうな状況になっております。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、この国営みちのく杜の湖畔公園に対する町の負担というのは、これからもかなりの長い年月続くことになると思うんですが、それにつきましては前から繰り返し申し上げていましたけれども、地方財政法では「いやしくも地方自治体に対して自立性を損ない、また地方公共団体に負担を転嫁するような施策を行ってはならない」ということを国に対してはっきりと、いってみれば規制をしているわけですね。ですから、国道を建設するときに市町村の負担がないように、ないのと同じような考え方でこの国営みちのく杜の湖畔公園についても、市町村が負担すること自体がこの地方財政法の建前から言っておかしいのではないかと思うんですが、そういうご認識はあるんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これも今まで何回かお話は受けているわけですけれども、これは都市公園法ですね、都市公園法の12条の、12条ですが、ちょっと枝番あるんですが、その中でそれを根拠にして負担して、県そして市町村ですね、それが負担しているところでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。今村委員。

委員(今村 寿君) 85ページ、13節委託料というのがありますが、その中の一番下の行に樹木剪定業務というのがございます。この委託料そのものが前年よりも若干ふえておりますが、樹木剪定業務については前年よりふえるのか減るのか、お尋ねいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 若干少ないぐらいで、ほとんど同じくらい。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 仙台市から将監トンネルを上って明石台2丁目に入ります。そこのところで、昨年、樹木にトラックの業者がぶつかるということで、この議会でも承認を求められたテーマがございましたけれども、あれは繁茂し過ぎの枝にトラックが枝を引っかけたということでありましょう。したがいまして、私はあの事故のときすぐ現場に行きました。かなり大きな樹木が道路に落下しておりました。そういう中で、本当に減らして大丈夫かな、こういう危険を、危機を感じました。どういう考えでしょうか。あわせて伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その後の、事故のその後ですね、全部調査いたしまして、すべて低い枝張りの分はカットしておる状況でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 後の、落下した枝の処置も手早くやられたし安心したんですが、2トントラックに積めないぐらいの大きな枝、枝と言えるか、幹が落ちてきたのかなという感じ。一歩間違えば大変な事故になるなということでございます。したがいまして、この業務は委託ですから業者に任せておられるのかもしれませんが、どういうタイミングで監視して回る計画なのか、お聞きいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 剪定に入る前に、現場を受託業者とこちらで立ち会いまして、その都度指示して着手していただいております。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 82ページの緑づくり補助金、先ほども同僚議員が聞いておりましたけれども、2件ほどあったということでございますけれども、予算の割には消化がよくない。消化すればいいというものではないんですが、もっと魅力づけというか要件を和らげるというようなことも必要ではないかと思いますが、お聞きいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) これは行政区長会、行政区長会議の後に緑づくり委員会というのがございまして、そちらの方の総会の席では、皆さんの地区で利用してくださいとは毎年言っております。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 私の経験では、申請して10万円町内会でいただくと1万円は寄附してくださいということで、実際に使えるのは9万円という経験持っていますが、今でもそのような運営でなされているか。なされているとするならば、それがネックになっている可能性もあるのではないかと、このように思いますが。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 今でも変わりありません。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) それを変えるという視点でも検討なされる時期にきていると思いますが、将来にわたっても変えるつもりがあるかないか、お尋ねいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) その1万円でございますけれども、県の方の緑づくりの方に募金という形でやっておりますので、今までどおりやらせていただきます。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 私は素人でそのからくりはよくわかりませんが、それじゃ初めから9万円の支給にして、別予算で県の方につけるというようなことにやるべきじゃないでしょうか。何か10万円いただいて1万円返すのは、いったん飲み込んだものを取り上げられている感じがいたしますので、何かスムーズにできるような方法をすべきではないかと、このように思います。私、その見解をお聞きしたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 今までどおりやらせていただきます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。今村委員。

委員(今村 寿君) 都市計画審議会というのがございますけれども、私、説明聞き漏らしたかもわかりませんが、これは何回開かれる予算に、予定になっているか、お聞きいたします。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 1回を予定して計上させていただいております。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) 都市、土地用途計画だとかいろんな審査をされると思いますが、世の中の変化が激しくなっているときに、この年1回程度でいいのか。そのほか、随時、臨時にも開くよということであれば、それなりの方向を打ち出していただきたい。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 事件が発生すれば随時というふうなことになります。

委員長(伊豆田 待子君) 今村委員。

委員(今村 寿君) たしか昨年の今ごろだったと思いますが、私の記憶では成田にパチンコ店といいますか、遊技店ができるときに、あそこの地目といいますか、用途計画が商業地でなければこの問題は発生しなかったのかなと、このような思いを持っております。それは都市計画審議会のテーマ内なのか、それは違うのか、お聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その土地の用途の変更、見直し、変更ですか、それにつきましては県の方、県の方の権限になります。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野 久子君) 91ページですが、町営住宅建設費で今回委託料 496万 8,000円、それから工事請負費で 4,748万円計上されています。湯船沢住宅(1工区)の2棟4戸分ということですが、建物の構造については西沢住宅とほぼ同様の仕様だというふうに見ていいのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) はい、そのとおりでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 平成16年度が2棟4戸ということになりますと、この西沢団地、失礼しました、湯船沢住宅だけで計画戸数が26戸ですから、簡単に割算しても6年以上かかるという計算になるわけですね。そういうことでしょうか。何年までに26戸をやり終える予定となっていますか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 四、五年ぐらいで終わらせたい計画、計画というか考えではあるんですが、今の公営住宅整備事業の国庫補助金が減らされてきているというか非常に厳しい状況にございまして、私の方の目標は目標として持っていても、国の補助が絡んでいるものですからなかなか思ったように進むかどうかという心配はしておりますけれども、努力してまいりたいと思います。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) じゃ、国庫補助の補助金のその減らされているという補助率の引き下げ等について、もう少し具体的にご説明をお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 補助率の引き下げということではなく、額の枠の減額、削減というか、そういうものでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それじゃ、具体的に知りたいんですが、例えば1戸当たりあるいは1棟2戸当たりで、西沢のときはこうだったけれども湯船沢ではこうだというような、その国庫補助金が減らされてきている現状をもう少し具体的に伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 1戸1戸の補助基本額というんですかね、それは変わらないわけですけれども、全体の総枠から額が、何というんですか、予算枠配分というんですか、そういうもので下げられております。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますとこの2棟4戸に限ってでもいいですし、26戸全部建設し終わるまでの見通しでもいいんですけれども、1戸当たりでどのくらい違ってくるというふうに見るんでしょうか。と言いますのは、国庫補助金が減らされてきているということを理由にして26戸を建てるのに四、五年だという、こういうテンポで進めようというわけですから、だとしたら国庫補助金がどう減らされてきているかというのをもう少し具体的に説明していただきたいんです。どうでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) ちょっと私言っていることがよく伝わってないようですけれども、いわゆる、例えばうちの方で5戸建てたいということで要望したとした場合に、その国の予算補助枠の関係で3戸になるとか、そういう形でのカットでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それならそのようにちゃんと最初から言っていただけば。建物、例えば、そうしますと、この計画戸数26戸に対して国の補助が該当する戸数は一体何戸なのかというようなことで、何というんですか、もう少しきちんと補助が、補助金が減らされているという以上はそこのところはっきりしていただきたい。なぜならば、何でこんなにしつこく聞くかと言いますと、今でも本当に町営住宅入りたいという方が次々と出ているんですよね。ところが入れないでいるんです。もちろん現在の建てかえ前の古い住宅は政策的に入居をストップしていますから、入りたくても入れない。富谷町に住み続けたいけれども、やむなく転出していく。こういう事例が後を絶たないんですよ。ですから、もっとテンポを早めていただきたいというふうに思うわけで、国庫補助金が減らされているということを理由にされるなら、それなりのもう少しはっきりとした説明をお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 今後、平成17年度以降の国庫補助の考え方、あり方というのはわからないわけなんですが、今の、今後何兆円という削減を目標にしている関係で、その辺ははっきりしたことは言えないんですが、16年度を参考にしてそれを基準にして考えた場合ですけれども、私の方で26戸予定して、湯船沢でですね、26戸予定しているんですが、それはすべて補助対象にはなるわけです。ただ、1年、単年度におきまして、私ら方の思った戸数以下になる可能性があるわけでして、そういう意味での補助の削減ということでのお話なわけでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それではあれですね、例えば今回は2棟4戸計画しているけれども、1年間に、例えばの話ですけれども、仮定の話ですが、1棟2戸までだというふうな枠が設けられる。あるいは次の、次年度に、17年度に3棟6戸ですか、仮に計画してもそれが2棟4戸でしかだめですよというふうに言われるというような形での国の補助金の減らされる見通しがあるということなんですね。そうしますと、それがもし今の時点で、17年度以降についてこの程度、こういう計画に、富谷町の計画はこうだけれども国はこのように対応してくると見込まれるというようなことはありましたら、それはぜひ聞かせてください。伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その辺につきましては、わからない状況です。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(伊豆田 待子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(伊豆田 待子君) 起立多数と認めます。よって、議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。なお、次回はあす16日に引き続き行うことといたします。
 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午後3時30分 散会

平成16年予算審査特別委員会(第4号)

平成16年3月16日(火曜日)

出席委員 19名

  • 委員長 伊豆田待子  
  • 副委員長 菅原傳   
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 佐川幸三   
  • 委員 永野久子   
  • 委員 浅野幹雄
  • 委員 尾形昭夫   
  • 委員 小野進   
  • 委員 土井昭二
  • 委員 佐藤聖子   
  • 委員 安住稔幸   
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 今村寿   
  • 委員 磯前武   
  • 委員 相澤榮
  • 委員 千葉達   
  • 委員 山路清一   
  • 委員 齊藤きえ子
  • 委員 佐藤克彦

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相澤武雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生照男
  • 町民課長 眞山巳千子
  • 町民課長補佐 山田豊   
  • 町民課長補佐 奥山育男
  • 保健福祉課長 千葉美智子
  • 保健福祉課課長補佐 亀 郁雄               
  • 保健福祉課課長補佐 安積春美
  • 税務課長 渡辺成一    
  • 上下水道課長 相澤正幸
  • 上下水道課課長補佐 安藤敏 

議会事務局職員

  • 議会事務局長 小松繁夫    
  • 会議書記 高橋和好

午前10時00分 開議

委員長(伊豆田 待子君) 皆様、おはようございます。
 本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに予算審査特別委員会を開きます。

議案第18号 平成16年度富谷町老人保健特別会計予算

委員長(伊豆田 待子君) 議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算を議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
町民課長が予算書のとおり内容の説明を行った
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(伊豆田 待子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算について原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(伊豆田 待子君) 起立全員と認めます。よって議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

議案第19号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算

委員長(伊豆田 待子君) 議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
町民課長が予算書のとおり内容の説明を行った
 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  186ページの負担金補助及び交付金のところの、検診についての人数をちょっとそれぞれについてお知らせください。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 胃がん検診につきましては 1,200名、大腸がん検診につきましては 1,600名、基本検診につきましては 2,200名、乳がん検診につきましては 600名、子宮がん検診につきまして頸部の方につきましては 1,000人、それから体部につきましてはそれの10%の人数を見込んでおります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 基本検診などは去年より多くなっております。大腸がんもそうですが、ほかについて減ったというのは実態に合わせてこのように予算を立てたということになりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 人数的には減ってはいないと思っておりますけれども。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 去年の予算のところでは、胃がん検診が 1,800と私のメモにあったので、これは違ってましたでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君)  1,800というのは金額ではないでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) ありがとうございました。
  176ページです。1目のところの2節に、介護納付金分の現年課税分ということになって、プラスになっているわけですけれども、これは先日条例を改正してその分の引き上げ分だけなのか、そのほかについてはあるのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) それの引き上げ後の額でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 先ほど 181ページで、委託料のところで国保連合会電算委託料というのがありまして、去年より多くなっているわけですが、その説明がありました。そうしますと、ことしこの処理をいたしますと、来年度については去年同様ぐらいになっていくということになるんでしょうか。そのための差額がここに出てきているということになりますか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) はい、そのとおりです。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 同じページのその下ですが、14節のところで高額療養費支給システム賃借料というのが新しく出たように思います。これについての説明をお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) これまで高額療養費を手処理でしておりましたけれども、それをシステム化しまして電算処理をするという経費でございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 2月末の国保の加入者、世帯数、人数でお願いします。それは全世帯についてどれぐらいのパーセンテージになっているか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 1月末でお話ししたいと思います。一般被保険者につきましては 6,327人、退職被保険者につきましては 1,583人、老人加入者につきましては 1,714人、合わせまして 9,624人になっております。その今度割合なんですけれども、それの割合につきましては12月末現在で出しておりますが、その数字でお話ししたいと思います。国保の世帯に関しましては 36.11%、それから被保険者につきましては 24.10%というふうになっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 同じく2月末でですが、短期保険証と資格証の数を教えてください。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 資格証が49、短期証が 108、合わせて 157でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  183ページですが、この保険給付費についてですが、1人当たりの伸びといいますかそれを先ほど説明あったわけですが、私が1人当たりの伸びを調べまして、決算の資料からですが同じような資料が出ているわけではありませんので、12年・13年・14年ということで調べました。そうしますと、1人当たりの費用が一般の保険者ですが12年で15万 1,013円、13年で15万 9,413円、14年で13万 8,797円となっていますが、そうしますと大体今の時点でといいますか一般ではどれぐらい1人当たりで医療費がかかるという見込みになっているでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) まとめて費用額ということでは出しておりませんが、今手元で持っているものが入院・入院外ということで持っております。その中で1人当たりの額を13から、14、15、と答えさせていただきます。
 入院につきまして初めにです。入院につきまして13年度は、1人当たりが3月から11月の診療分をまだそこの分だけに15年度はなっておりますので、同じ時点で3年間比べてみました。入院につきまして最初なんですけれども、1人当たり4万 3,515円です。14年度4万 549円です。15年度が4万 3,862円というふうになっています。それから入院外についてですけれども、13年度が5万 730円、14年度が4万 8,897円、15年度が4万 9,189円、これが一般でございます。
 次に退職です。13年度が入院が9万 6,904円、14年度が9万 1,006円、15年度が12万1,863円。入院外です。13年度が12万 2,965円、14年度が11万 3,839円、15年度が10万4,917円というような状況になっております。 

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、15年のお話を伺いました。それで医療費がふえて大変だということで、国保に加入している方もふえているわけで、医療費が伸びてきていると思うんです。町で出している決算についても、その医療費1人当たりについてはそれほど急激に伸びているということは見受けられないわけで、やはり1人当たりで比べながらいくということが重要だと思うのですが、そこで収納率との関係を伺いたいと思いますが、今の時点で平成15年は収納率はどれぐらいだということで見込んでいるんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 国保全体でしょうか。(「はい」の声あり)医療給付分につきましては87%でございます、現年課税分で。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 収納率、国保全体に対しての収納率、先ほど説明あったようにことしは88%で見込みますというふうにお答えあって、平成14年の決算では 70.15%ということになっていますけれども、それに見合ったといいますか平成15年度の見込みといいますか、それについて伺ったわけです。平成14年度では 70.15、これは決算書に書いてあるんですが、どうでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 失礼しました。収納率につきましては86でございます。あと今おっしゃいました70数%というのは、それは現年度と滞繰分を合わせた数字かなと思いますけども。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは、その数字ではいかがでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員、もう一度。

委員(佐藤 聖子君) 86%というのはこれはあれですか、全体、現年課税分と繰り越し分と合わせて86%の収納があったということですか。そうすると現年度の分については収納率、今の見込みではどのぐらいになるということになりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 86%というのは現年課税分でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは両方合わせてはいかがですか。それぞれで。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 両方合わせたものとしては持っておりませんが、それぞれ現年課税分・滞納繰越分というような計上の仕方をしておりますので、滞納繰越分そのものにつきましては収納率の滞納繰越額の8%で見てございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) それでは伺いますけれども、国保財政調整基金、平成15年度末で幾らになるという見込みになっているでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 補正のときにも説明したんですけれども、3月の補正で 7,933万 4,000円を計上いたしまして、そうしますと1億 2,206万円となりまして、3月補正の時点で9.11%の基金の保有率ということに現在はなっております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) たびたび言われることですけれども、収納率がずっと下がってきていまして、これでは支える側の方が非常に大変だと思うわけです。基金の取り崩しもあったというふうにあって、3月末では1億 2,000万、失礼しました。

委員長(伊豆田 待子君) 簡潔に質問をお願いします。何を質問したいのか。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 12億ということになったわけですが、ここ数年の基金の保有高を見てますとそれ程大きく減っているというわけでもないわけですね。支え手が非常に少なくなってきているここに危機感があるわけで、やはり払える保険料にしていく、保険税にしていかなければならないと思うわけで、これについてはやはり基金の取り崩し、それから一般質問でも言いましたけれども資産割の廃止なども考えて、支え手を大きく広くするという本来の健全会計にするべきではなかったかと思いますが、これについてはどのように考えておられるのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 基金の繰り入れですね。15年度と比べますと、ことし約 2,000万ほど少なくなっているわけなんですけれども、まずこの少ない理由ですね、少なくなった理由ということを申し上げますと、まず一番の大きな理由は老人保健拠出金で下がりました。老人保健拠出金のところでは私 4,700万ほど下がりましたと言いましたけれども、 4,700万ほど下がったんですが、その半分が本来であれば基金から繰り入れを行わなければいけない額だったわけですね。そのために老人保健拠出金が下がりましたので、そこでその分が繰り入れが不用になったということ、それから時限措置で国・県から3年間でありますということで申し上げましたけれども、国の支援分があります。
 それで16年度で予算上では 3,700万ほどありまして、そういったものがこの繰入額には上乗せになってきていないわけですね。それから高額と支援部合わせて 3,600万ほどあるんですが、その分というのはあくまでも3年間で終わりですから、そういった3年間分で終わりの分を先食いをしているような状態で経営を続けますと、その支援が終わったときには大変なことになります。ですからそういったことから、基金はやっぱり大切にしていかなければならないのかなと思います。
 それから医療費についても、毎月最高額を更新するような形で伸びておりますので、医療分をできるだけ引き上げをしないような形で運営をできればいいなというふうに考えておりますので、基金は本当に大切にしていかなければならないと思っているところです。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 先ほども言いましたけれども、1人当たりについてはそれほど医療費が急激に伸びているというわけではありませんで、加入者がふえたり加入人口がふえたりということできているわけで、支え手が多くなればそれはちょうどお医者さんにかかる人が払う人といいますか保険税を納める人ということになっていくわけで、私はやっぱり納税者をもっともっと払えるような額にするために、減免制度の活用だとか申請減免制度だとかというようなのが必要になってくると思うのですが、そういうことについて当局としては予算を組むに当たって考えられなかったのか、その点を伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 税は9年の3月ですか、改正しまして現在に、医療分についてですけれども、現在に至っているわけなんですが、12年度から、12年度から全収入額に対して税の占める割合、被保険者も本当にふえているんですけれども、税の占める割合がどのぐらいになっているかと言いますと12年度は43%になっておりました。13年度では44%、14年度では42%、15年度では37%になってしまいまして、16年度では介護納付金分引き上げをいたしましたので39%というような状況になっておりまして、1人当たりの医療費は少なくなる、横ばいですか、横ばいになっていて、被保険者がふえているから、調定額がふえてはいるんですけれどもその全体に占める税の割合というのは年ごとに少なくなって、低くなってきているような状況です。それですから、減免というようなところまでには至らないのではないかなというふうに考えております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 非常に生活が苦しくなってきているということが、そこにもあらわれてきていると思います。それで短期保険証が 108人、資格証が49人という先ほどのお話がありましたけれども、その方々が本当に納められるような税の体系にしていかないといけないと思いますし、そういうところで言いますと医療以外の給付についても、葬祭ですが依然として7万円という今回も予算でした。7万円という金額はほかの町と比べても多い方ではありませんで、6万円というのが1カ所ありますけれども、21町だったかと思いました。そういうことからいきますと、やっぱり8万円・10万円というところまで引き上げて……。23町村でした、7万円以下というのは23町村ですが、こういうことについても給付をもっとこう多くしていくということ、このことを述べているわけですが、これについて予算措置されるときに検討されたのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) それについての検討はいたしておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 仮に7万円から10万円に上がったとして、 100名の方が亡くなられたとしてもその金額は計算すれば 300万ということになって、それほどのあれでもないわけですから、この国保に加入している人たちのためにやはりやるべきだと思うのですが、そういうことは全く検討の対象にもされなかったということになりますか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 葬祭費の件数につきましては、本当にふえているような状況で3月の補正もいたしましたし、今年度では70万円の10件分の増ですか、になっておりまして、全体の中で医療費も伸びておりまして、そういった中で葬祭費だけということにも、そういった検討はいたしてはおりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 最後にですけれども、払える国保税にしていくためということについては、やはり基金が大切だということで確かにそのとおりですが、基金の取り崩しについては指針だとか通知だとかいろいろ出されています。でも国保事業は自治事務でありますし、本当に住民が払える国保にしていくための取り崩し、これは検討されていいのではないかと思います。そして国保税の軽減に充てるべきではないかと思いますし、そういう予算措置がされてよかったのではないかと思います。ご意見を伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 基金の繰り入れは実際しているわけで、この基金の繰り入れなしには予算が組めないような状況になっておりまして、先ほどお話しいたしましたように単年度だけで基金は見ていくものではありません。来年のことも考えなければ、17年度のことも考えなければいけませんし、それから時限措置が終わったときに医療費がどうなっているか、それから老人保健拠出金が大幅に下がってますけれども老人保健の会計を見る限り医療費が下がってはいないんですね。そうしますと精算のときに、翌々年度の精算のときに、本当に下がったままの老人保健拠出金でよかったのかなというようなことも心配されます。それから介護納付金につきましても大幅な、16年度につきまして大幅な伸びになっておりまして、これまでのような伸び率とは違った伸び率で伸びているわけですね。そういった全体的なことを考えて、やっぱり基金は大切にしていかなければいけないし、余り基金に頼るような会計を組んでいてはいけないのではないかなというふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 基金の、財政調整基金の保有高を見ますと、ここ数年でもそんなに大きく減っているわけでもありませんし、決算をしてみますと依然としてこういうことになったのだという思いがあるわけで、それについてやはり払えるものにしていくという考え方が本当に私は重要だろうと思います。そして、これは一般質問のときも言いましたけれども、やはり国が応分の負担をしていくということがまずもって重要だということは述べておきたいと思います。見解があれば伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 基金を県の指導の15%とか国の5%とかということだけを見ていますと、「じゃ高いんじゃないですか」というような、「基金保有割合が高いんじゃないですか」というようなことになるかもしれませんけれども、残額の1億 2,200万、この残額は2月の支払いが一般被保険者だけで 7,000万でした。退職は約 3,000万ありまして、1億円なんです。そうしますと、1億 2,200万というのは1カ月分の医療費の支払いぐらいしかできないわけです。保有率だけを見ますと「高いからもっと出した方がいいんじゃないか」というふうになりますけれども、医療費の支払いは月ごとに高額になっておりまして、それに充てるため、もし万が一のために充てるためということを考えますと、本当に基金の状況は大変なものになっていると思っております。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(伊豆田 待子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算について原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(伊豆田 待子君) 起立多数と認めます。よって、議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

議案第20号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算

委員長(伊豆田 待子君) 議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算を議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長が予算書のとおり説明を行った
 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。浅野委員。

委員(浅野 幹雄君) ただいま16年度の下水道事業の特別会計の説明があったわけでございますが、この予算で執行した場合16年度末では普及率は何%になる予定ですか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 15年度での伸び率が 0.1%ぐらいなんで、94.5%ぐらいと見込んでいるものです。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君)  209ページの、先ほど下水道維持費の中の工事請負費で説明がございました三ノ関のホテルに関しての中継ポンプ場操作盤改良工事に関してですが、この分の費用は幾らというふうにお答えいただけますか。いただければお願いします。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 約 540万です。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この件については、このホテル建設以前、建設をする時点で町としては指導するというようなことはできなかったんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 公共下水道が始まる前からの建築物でありますので、指導はできませんでした。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) この 540万円の費用は、当のホテルからの裏負担というようなものはあるのでしょうか、ないのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) ありません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君)  210ページですが、流域下水道建設費として42万 3,000円が計上されていますが、平成16年度末の時点でどこまで全体の事業の進捗率となるのでしょうか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 資料がちょっと手元にないものですから、後ほどお答えします。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) ちょっと行ったり来たりで申しわけないんですが、先ほどの三ノ関のホテルの件ですけれども、これがもし公共下水道布設以後のものであった場合、町の指導というものはどこまで及ぶのかということと、同時にホテルの負担というのはそういう公共下水道以後であってもこういうケースの場合に負担が求められないものなのか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) こういった場合、新たに設置する場合については、自然流下で流せる部分については自然流下というふうな方向に指導していきますが、その際にポンプを設置する場合には負担ということについては求められないというふうに考えております。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 今回の歳入の中に、富吉台の下水道施設整備負担金で未納になっていた分の入金は見込まれているでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 下水道会計に入るんじゃなくて、一般会計の寄附金で入ることになっておるはずです。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 関連しますので、それは平成16年度幾ら入金される予定で、それによって結果として未納はなくなるのかどうか伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 覚書によりますと 9,611万 8,000円になってございますが、この開発負担金につきましては都市整備課の方で一括納付としてもらうような方法をとっていますので、私どもの方では把握してございません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 流域下水道に関してですが、不明水の改善については平成16年度、これは直接的には県の事業ではありますが、不明水についてはどのような方向でこの改善に取り組むということになっているのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 町として継続しております、やっております富ケ丘・鷹乃杜の汚水管の補修ですね、壊れたところの補修等々をやっておりますし、各流域の各町村においても毎年そのような方法で実施していると思われます。20%見込んでおるわけですが、今年度15年度につきましては 14.66%の見込みでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 普及率が平成16年度では94.5までいく予定だということですけれども、あとの残りの分というのは建設費でやるのかそれとも合併浄化漕とかということでやるという意味なのか、残りの部分の予定というのは今立てられていると思うんですが、どういうことなのかお聞きします。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) その他については合併浄化槽とか布設していない部分についてはくみ取りもあるだろうし、処理区域内の水洗化率では99.3%となっていますので、ほぼ水洗化達成しているというふうに言えると思います。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君)  208ページに職員手当のところで、時間外勤務手当が88万 1,000円昨年度より減っております。水道事業とか下水道事業というのは本当に突発的に故障が起こったりして、かなり時間外勤務が要求されるそういう部分の仕事だと思うんですけれども、平成15年度の実績というのは時間外勤務手当はどのようになっているのかお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 15年度の確実ではないんだが実績で見ますと、6%のうちの40%ぐらいの実績だと思います。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 金額でお伺いしたいと思ったんですが。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 金額で全部集計しておりませんので、集計しないとちょっとわかりかねます。(「後でいただけるということですか」の声あり)

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 総務課の方で調べないとちょっとわからないものですから、調べて後で報告します。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 減額した根拠、前年度よりですね、その根拠は何なのかお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 一般会計での減額もありますけれども、うちの方の下水道としての実績も上がっていないということでの減額ということです。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 時間外勤務手当には当然、時間外勤務にはそれに見合う手当を出すということになると思うんですが、当初予算でこれで不足だという場合は補正費も含むということで理解していいわけですね。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 災害等あってどうしてもという場合には補正で対応します。

委員長(伊豆田 待子君) 佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 吉田川流域下水道の関係なんですけれども、平成14年度時点では宮城県の事業としては90.2%進捗率がなっておりますけれども、そうするとあと平成15年度の実績がどれだけで平成16年度以降残りはどういうぐあいになるかと、パーセンテージと金額でお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) パーセントの方はちょっと資料を持ってきていないので、後ほど金額とあわせてお答えします。

委員長(伊豆田 待子君) この際、11時15分まで休憩します。
午前11時01分休憩

午前11時15分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。答弁保留となっていた件について報告があります。上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 時間外の件ですが、時間外の予算に対する執行率が 24.34%でございます。これはまだ2月分までなので、3月分はまだ入っておりません。それから流域下水道の事業の進捗率ですが、全体事業費だと言われていると思うんですが、全体事業費が 425億円で実施が 293億円、約ですが、進捗率69%でございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 先ほど下水道処理区域でトイレが水洗化されていないというのが 0.7%ということでしたが、これはどこの地域ということなんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 町3区ですか、あと住宅もあります。そういったところでまだ水洗化されていないところがございますので、その分でございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君)  210ページの公債費のところですけれども、平成14年度決算で下水道事業特別会計の町債未償還は39億円余あったわけです。平成15年度で3億 4,123万円計上されているわけですね。本年度で約3億 2,300万ですか計上されていますけれども、今後の償還の大筋の見通しというのはどういうふうに推移していくのか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 元利あわせてですが、15年度が最高、ピークでございまして、今後徐々に支払いが少なくなってまいります。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(伊豆田 待子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算について原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(伊豆田 待子君) 起立全員と認めます。よって、議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

議案第21号 平成16年度富谷町介護保険特別会計予算

委員長(伊豆田 待子君) 議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算を議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。町民課長。
町民課長が予算書のとおり内容の説明を行った
 以上で説明を終わります。質疑に入ります。佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君)  230ページです。保険料についてですが、平成15年度の特別徴収及び普通徴収の保険料の納入の見込みといいますか、それはどのようになっているでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 保険料の納付見込みにつきましては、現年度課税分、特別徴収の分につきましては 100%、あと普通徴収分については94%見込んでおります。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 見込みは94%、普通徴収の方でね、これも大体そのとおりにいくだろうということでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 見込みでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 介護保険の保険料を滞納したときの制裁措置がありますけれども、94%普通徴収のとき6%の方が納められないということもあるわけで、1年以上納入されていないという保険者はいるのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 12月末現在での滞納者について申し上げますと、52名ほどございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) その方は1年間ということでしょうか。そしてまた、1年6カ月に及ぶ方は何人になるでしょううか。

委員長(伊豆田 待子君) 税務課長。

税務課長(渡辺 成一君) 滞納繰越でございますので、14年度分までの数値でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) 制裁措置が1年と1年6カ月または2年以上というふうにさまざまあるわけですが、そのときにサービスが受けられなくなったり償還払いになったり相殺されたりということがあるわけで、これまでそういうケースは発生しているのでしょうか、伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 制裁措置はまだ使ってはおりません。

委員長(伊豆田 待子君) 佐藤委員。

委員(佐藤 聖子君) そうしますと、さっきのお話で52名の方が介護サービスを受ける状態になっていないと言いました。申請されていないということで、制裁措置は発生していないということになるんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) そこまで突合はまだしておりません。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君)  230ページですけれども、国庫支出金・国庫補助金のところの調整交付金、先ほど担当課長から説明がありましたように 2,375万 4,000円ということで、2.89%加わりましたけれども、これは本来は平均ですけれども5%というものだったと思うんですけれども、どうしてこの5%と約2%の差が出ているのか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) この調整交付金につきましては、本来は5%なんですけれども、実際の交付というところでは5%にはなっておりませんので、16年の3月で補正したときもなんですが 2.9%で見込んでいますということで補正いたしました。ですから、あくまで5%は富谷町の場合はずっときておりませんので、16年度では2.89%で見込んだということでございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君) 5%ぐらいは本当はほしいというところだと思うんですけれども、そういうことになっていると。でも加入者の負担をこれ以上高くするということはなかなかいけないということになれば、今の国の負担割合20%を例えば5%引き上げるとかいうことで国へ働きかけることも大事なんですけれども、そういう取り組みをやられているのかどうか、お尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) しております。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに。菅原委員。

委員(菅原 傳君)  234ページですが、19節の負担金ですけれども、黒川地域行政事務組合の負担金がありますけれども、これは内訳はどういうふうな計算になっているのか説明してください。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) この黒川行政事務組合に認定審査会をお願いしているわけでありまして、それの認定審査会に要する費用を黒川郡内で案分しているわけでございます。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) そうしますと、各町村のパーセンテージでもいいですし額でもいいですけれども、これをちょっと説明お願いできますか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 16年度の割合を出していないんですけれども、15年度のことでお話をさせていただきたいと思います。15年度の請求の割合、割合といいますか額でちょっと見ていただきたいなと思うんですが、15年度につきましては 1,624万 3,000円であります。
 その中で大和町の分が 546万 3,000円、大郷町が 357万 7,000円、富谷町が 478万 2,000円、大衡村が 242万 1,000円というような金額になっておりまして、割合については16年度はこれとはそう変わらないのではないかなと思っております。富谷町だけの割合でいいますと 29.43%というふうになっています。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) それからその下の項目の7節の賃金ですが、訪問調査看護師が 230万ほど計上されておりますけれども、これは13の委託料との関係があるんでしょうけれども、訪問調査看護師の延べ人数は何人ぐらいなんですか。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 7名の訪問看護師で、月平均 4.5日で計算をしております。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 大分、数は多いと思うんですけれども、対象者が、これぐらいの予算で間に合うのかどうかちょっと伺いたいんですが。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 実数 480人と施設分20人を足して 500で見ておりまして、十分間に合うと思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) もう一つ質問を聞きますけれども、 235ページ2款の1項1目の居宅介護サービス給付費とそれから施設の関係と二つそこにあります。それで相当大きな金額になっているわけですが、最近の傾向としてこの居宅介護の方にかなりウエートがかかってきているというような状況もあるようですけれども、これはさっきのお話では何かこちらの方が少し多くなってくるような話がありましたが、ちょっとこれに関連してきのうの新聞に載っておりましたけれども、何か家事援助の補助金は廃止をすると、それに要支援と介護度1の方々についてはできれば予防措置といったことに重点をかけて、このあたりの人数を減らしていくとかあるいは認めないというような方向になっていくんだという話がありますけれども、現在この居宅介護と施設介護の状況でやっぱり居宅介護の方がどんどん伸びてきているんでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 先ほどお話しいたしましたように、12月分のサービスの受けた月までで合計を出している資料が手元にあるんですけれども、居宅介護サービス給付費が2億 8,394万 9,000円です。そこにいくと施設サービスの方が3億 3,914万円です。その中で10回をこれまで支払ってきたわけですけれども、10月のサービスの給付の月におきまして居宅の方が 3,200万、施設の方が 3,100万と、反対になる月も出てきたわけです。毎月を見ますと本当に差がないような状態できておりますので、居宅の方も施設の方も伸びますけれども、居宅の方はそれにも増して伸びているのかなというふうに思っております。

委員長(伊豆田 待子君) 菅原委員。

委員(菅原 傳君) 介護問題が、政策が若干転換してくるんでいろいろトラブルが予想されますけれども、現在要支援の人数と介護度1の人数、わかりましたら説明してください。

委員長(伊豆田 待子君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 大変失礼いたしました。2月分ですけれども要支援につきましては2月分で41名です。(「介護度は、介護度1」の声あり)失礼いたしました、介護度1につきましては 151名です。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。佐川委員。

委員(佐川 幸三君)  235ページの施設介護サービス給付費について、先ほど説明あったように実質的には前年度と比べては増額になっているということなんですけれども、この富谷の中の施設、とうみやの杜の施設介護、施設に対する待機者は何人になっているかお尋ねします。

委員長(伊豆田 待子君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 人数では 500人を越えておりますが、申込者については二、三カ所ダブって申し込んでいる状況ですので、その数が正式な数というところまでは言えないところもございます。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(伊豆田 待子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算について原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(伊豆田 待子君) 起立全員です。議案21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

議案第22号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算

委員長(伊豆田 待子君) 議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算を議題といたします。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。保健福祉課長。
〔保健福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った〕
 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。
 質疑ございませんか。(「なし」の声あり)質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(伊豆田 待子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算について原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(伊豆田 待子君) 起立全員です。
 議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

議案第23号 平成16年度富谷町水道事業会計予算

委員長(伊豆田 待子君) 議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算を議題といたします。
 これより……(「委員長」の声あり)
 この際、暫時休憩します。
午前11時47分休憩

午前11時47分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。
 この際、1時まで休憩します。
午前11時48分休憩

午後 1時00分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。
 これより担当課長より議案の説明を求めます。上下水道課長。
    〔上下水道課長が予算書のとおり説明を行った〕
 以上で説明を終わります。これより質疑に入ります。永野委員。

委員(永野 久子君) まず歳入ですが、失礼しました。 266ページの説明で、収益的収支が赤字 4,664万円ということでしたが、この補てんは損益勘定留保資金からということになるのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 損益勘定留保資金については4条予算の補てんにしか使えませんので、3条の補てん財源については別途の開発負担金と資本剰余金があればそちらで補てんしてまいります。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) それでは前南富吉と言いましたが、今富吉台ですけれども、こちらでの開発負担金が少し前の時点でしたけれども、平成15年の早い時期でしたか、たしか 5,200万円の未納という状況になっていたと思いますけれども、これは今年度歳入が見込まれるのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 催促はしているんですが、まだ見通しは立っておりません。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 先ほどのご説明で 297ページですが、建設負担金第2次拡張事業の配水池の分ということで、上桜木・大清水・南富吉からそれぞれの給水量に応じてとおっしゃったのか、ちょっとよく聞き取れませんでしたが、それぞれの地域別にということでしたので、この上桜木・大清水・南富吉からそれぞれ幾ら入るか内訳を伺います。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 南富吉については1億 2,600万ほど、それから上桜木2億 1,000万、大清水1億 7,200万の予定でございます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) そうしますと、南富吉の1億 2,600万はその前の開発負担金も未納の状況で、入る見通しはあるのでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 納入してもらうように努力していきます。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君)  296ページですが、減価償却費が1億 1,891万円計上されておりました。先ほど若干説明はありましたが、減価償却費については第2次拡張事業の減価償却分が平成16年から始まるというご説明がありました。そのためにふえる分というのが幾らでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 第2次拡張事業分については16年度から使用開始なものですから、会計規定において使用開始した翌年度から減価償却ということで、17年度から減価償却が始まります。

委員長(伊豆田 待子君) 永野委員。

委員(永野 久子君) 損益勘定留保資金は現在幾らか、また年度末、平成16年の年度末ではどの程度になる見通しでしょうか。

委員長(伊豆田 待子君) 上下水道課長。

上下水道課長(相澤 正幸君) 15年度末で8億 9,900万と見込んでおります。16年度末では10億 1,000万と見込んでおります。

委員長(伊豆田 待子君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

委員長(伊豆田 待子君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
賛成者起立

委員長(伊豆田 待子君) 起立全員です。議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして本委員会に付託されましたすべての審査が終了いたしました。
 暫時休憩いたします。
午後1時18分休憩

午後1時19分再開

委員長(伊豆田 待子君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。
 審査結果を議長に報告することになりますが、報告書はお手元に配付のとおり報告したいので内容を説明いたします。
 予算審査特別委員会審査結果。
 平成16年度富谷町一般会計予算ほか各種会計予算は、去る3月10日の本会議におきまして予算審査のため予算審査特別委員会が設置されました。
 予算審査特別委員会は、3月11日、12日、15日、及び16日の延べ4日間行われました。
 3月11日、12日、15日に議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算について、3月16日には議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算、議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算、議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算、議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算、及び議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算、並びに議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算、以上の事件について慎重に審議が行われました。
 各委員各位のご協力によりまして、予定どおり審議が行われたことに深く感謝申し上げますとともに敬意を表するものでございます。
 審査結果につきましては、各種会計予算とも討論を省略し、採決の結果各事件とも多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。
 よって、報告書は先ほどお手元に配付のとおりでございます。本定例会最終日に議長あて報告したいと思います。
 以上をもちまして予算審査特別委員会を閉会いたします。
 お疲れさまでした。
午後1時22分 閉会

平成16年第1回定例会議事録(第5号)

平成16年3月18日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 相澤榮君     
  • 6番 磯前武君
  • 7番 今村寿君     
  • 8番 細谷禮二君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 菅原傳君    
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 土井昭二君    
  • 14番 小野進君
  • 15番 尾形昭夫君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長兼会計課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 内ケ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第5号

平成16年3月18日(木曜日)午後1時30分開議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算
第3 議案第18号 平成16年度富谷町老人保健特別会計予算
第4 議案第19号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算
第5 議案第20号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算
第6 議案第21号 平成16年度富谷町介護保険特別会計予算
第7 議案第22号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算
第8 議案第23号 平成16年度富谷町水道事業会計予算
第9 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
第10 富谷町選挙管理委員の選挙
第11 富谷町選挙管理委員補充員の選挙
第12 発議第1号 市町村合併を強制せず、地方自治の確立を求める意見書
第13 農作物冷害対策調査特別委員会委員長報告
第14 閉会中の委員会調査について
第15 議員派遣の件

本日の会議に付した事件


議事日程のとおり

午後1時30分 開議

議長(相澤 武雄君) 皆さん、御苦労さまでございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。これで諸般の報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、11番菅原 傅君、12番佐藤 聖子君、13番土井昭二君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第17号 平成16年度富谷町一般会計予算

日程第3 議案第18号 平成16年度富谷町老人保健特別会計予算

日程第4 議案第19号 平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算

日程第5 議案第20号 平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算

日程第6 議案第21号 平成16年度富谷町介護保険特別会計予算

日程第7 議案第22号 平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算

日程第8 議案第23号 平成16年度富谷町水道事業会計予算

議長(相澤 武雄君) この際お諮りいたします。日程第2、議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算、日程第3、議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算、日程第4、議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算、日程第5、議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算、日程第6、議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算、日程第7、議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算、日程第8、議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算は、議事の都合により一括議題にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」のと呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第2、議案第17号より日程第8、議案第23号まで一括議題といたし、予算審査特別委員長より審査結果の報告を求めます。予算審査特別委員長伊豆田 待子君、登壇願います。

予算審査特別委員長(伊豆田 待子君) 平成16年度予算審査特別委員会審査結果報告書
 平成16年度富谷町一般会計予算ほか各種会計予算は、去る3月10日の本会議におきまして、予算審査のため予算審査特別委員会が設置されました。予算審査特別委員会は3月11日に議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算、3月12日に議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算、3月15日に議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算について、3月16日には議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算、議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算、議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算、議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算、及び議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算並びに議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算、以上の事件について慎重に審議が行われました。事件につきましては、各種会計予算とも討論を省略し、採決の結果、各事件とも多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。
 平成16年3月18日、予算審査特別委員長伊豆田 待子

議長(相澤 武雄君) これより採決に当たっては、逐次議題といたします。
 日程第2、議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 私は平成16年度富谷町一般会計予算案に反対をいたします。
 理由の第1は、リストラ、失業、就職難など、住民の暮らしがかつてないほどの厳しい状況にあるもとで、住民の暮らしと営業を守ることに最大の力点を置くべき自治体予算のあり方から見て、極めて消極的と言わざるを得ない点です。住民の暮らしの大変さは、例えば個人所得が下がる一方の中で、平成16年度の個人町民税の所得割が 6,500万円もの減収見込みとなり、また町税の調定額に対する収入済額の割合が、5年連続低下している状況にもよくあらわれています。雇用をふやし、地域経済を元気にするために、行政の取り組みを積極的に推進する自治体がふえていますが、富谷町でも職員の短期雇用制度や、小規模事業所への雇用奨励制度の創設、地元業者への優先発注等々、町の決断でできることは決して少なくありません。しかし、地域経済を担うべき平成16年度の商工費は前年度に比べ 5.7%もマイナスとなっています。
 住宅団地中心の我が町にあって、国民の食糧供給と自然環境の保護、維持に貴重な役割を果たしている農業予算についても、前年度に比べ13.4%ものマイナス措置となっており、国の農業切り捨て政策に何ら有効の歯どめを持ち得ない先細り予算となっています。
 地域経済を左右する商工費と農水費に、仮にそれぞれあと 5,000万円ずつ上乗せしただけでも雇用創出と仕事起こし、農業後継者の所得補償や価格補償、産直センター建設など、さまざまな施策が可能となり、地域経済の活性化に大きく貢献できるはずです。
 町当局の消極的な姿勢こそ、まちづくりのネックになっていると言わざるを得ません。
 第2に、当局の説明では平成16年度予算編成に当たって、一部例外を除き、一律5%削減を大方針にしたということですが、人口がふえ、行政需要がふえている現状からすれば、実質的にかなりの緊縮予算となっています。
 しかし、全国的に地方財政が厳しくなっていると言われる中でも、富谷町の場合は当初予算の町税収入が 3.4%伸び、1億 2,000万円増収の見込みとなっており、毎年の黒字と基金保有額、経常収支比率、財政力指数などによっても、一般的な地方財政の傾向に基づいて、危機感をあおるべきではないと考えます。
 一律5%カットの大方針のもとで、小中学校の修繕料や消耗品、水道光熱費などがばっさり削られ、私立幼稚園運営費補助も1園当たり30万円が25万円にカットされています。
 一方、町長交際費は5%カットされただけで、大幅な減額はなされておりませんが、毎年の実績では予算の3分の1程度しか使われず、しかもそのほとんどが町内会へのご祝儀などとなっており、本来の目的から見ても使い方に大いに問題があります。
 学校のコピー用紙や暖房費まで削っておきながら、町長交際費にはまともに手をつけないというやり方に、一律5%カットという方針の本質があらわれているのではないでしょうか。
 また、町民バスの有料化で小中学生の通学まで料金を徴収することとなり、スクールバスを廃止した経緯からしても、新たな住民の負担増は認めるわけにはいきません。
 第3に、役場職員に対する待遇が露骨に改悪されておりますが、役場職員がどのように扱われるかは住民サービス向上に直接的な影響を及ぼすものであり、町の姿勢は民主的なまちづくりの基本に反すると考えます。
 平成16年の年頭あいさつで町長は職員に、成人式、町民体育祭、敬老会へのボランティア的な勤務を求めておりますが、実際にことしの成人式に出勤した28人のうち、16人には代休が与えられたものの、それ以外の12人の職員はボランティアということで、代休の対象にされておりません。当局自身がこの12人は行事を遂行する上で必要不可欠であったことを認めており、ボランティアという名の不払い労働であったことは明らかです。町の正式行事のための職員を、一部ただ働きのボランティアで勤務させること自体、明確な労働基準法違反です。参加する住民に対しても無責任なことになります。
 ところが、町長は労基法違反ではないと強弁し、改善の姿勢を全く示しませんでした。
 また、当局は時間外勤務の枠組みを、これまでの6%から3%に縮減するとしていますが、今、富谷町の職員は職員一人当たりの人口が県内市町村の平均の2倍近くとなっており、平成16年度は人口増と行政需要の増大に反して、職員数がさらに減少する見通しとなっています。ただ働きのサービス残業や労働強化に対する職員の不満は多く、知らぬは町長ばかりなりとさえ言われています。そういう中で、時間外労働の枠を6%から3%に減らせば、時間外を許可する立場の課長にも、職員にも一層の自己抑制が働くことは目に見えています。当局はサービス残業はないと断定できると答弁していますが、ただ働きのサービス残業がないと断定できるなら、なぜ6%とか3%などという枠が必要なのでしょうか。サービス残業がないというなら、6%とか3%といった枠は不要のはずで、枠をつくること自体サービス残業の存在を意味するものです。
 ただ働きのサービス残業や振替休日が取れないといった不払い労働の実態を改善することは、今や国民的な課題であり、厚生労働省も指導の強化を進めています。そういうときに、富谷町役場の中で、労働基準法違反がまかり通るような状況は、一日も早く解消する必要があります。
 最後に、予算審議の中で、政府が進める三位一体の改革によって、富谷町の平成16年度予算に関し約1億 2,800万円の歳入減が見込まれることが明らかになりましたが、財源なき分権は分権の名に値せず、地方団体として政府に対し財源措置強化を強力に要請するよう求め、討論を終わります。

議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) 私は、議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算案に賛成いたします。
 政府は三位一体の改革の名のもとに、平成16年度の国庫補助負担金1兆 300億円を廃止、または縮減、地方交付税も1兆 1,800億円を減らすようであります。これらによって地方自治体の財政基盤は、厳しい状況となってきております。
 富谷町においても、平成16年度の町税の大幅な増収は期待できず、地方交付税にしても4年連続の大幅減少が見込まれるなど、厳しい状況と思われます。
 こうした厳しい状況の中の平成16年度一般会計予算案では、成田地域での教育環境の充実のため、新設成田中学校の17年4月開校に向け、年度内完成を目指しております。
 また、長い間、懸案でありました富谷小学校の老朽化による補修と、耐震補強工事の大規模改造工事の着工が盛り込まれ、児童たちの教育環境の充実と安全確保に向け進むことになっております。
 それに子育て支援や、障害者、高齢者ができる限り自立した日常生活が送れるように、子供から高齢者まで専門に相談に応じられる、仮称富谷町総合支援センターの建設や、老朽化した町営湯船沢住宅の建てかえ工事と、組織の活動によって生じる環境への負荷の提言を目標として、さらなる環境への配慮と、改善を進めるためにISO14001の認証取得への取り組みなども盛り込まれております。
 平成16年度の予算総額は、教育施設の充実などによって15年度より6%、4億 9,800万円増となっておりますが、人件費は 2.7%減の 5,100万円の減となっております。全町挙げて一層の効率化に取り組む内容となっており、町民本位の予算編成であり、おおむね妥当と認めるものであります。
 よって、町長初め全職員が異体同心となって、町民のためにさらなる努力をされますよう、一言申し添え、賛成討論といたします。

議長(相澤 武雄君) ほかに討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより、議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数。よって、議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第3、議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員。よって、議案第18号平成16年度富谷町老人保健特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第4、議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 私は、平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算案に反対をいたします。
 政府は景気は着実に回復しているとしていますが、しかしその実感が伴っていないのが、現実です。倒産やリストラで職を離れ、収入がない、大幅に減少していることによって生活に不安を抱いている方々、不況で仕事がなく、借り入れをしたが結局返済できず、自分の住んでいる家屋を手放さざるを得なかった方もいるなど、生活を支えることが困難になっています。
 国保税は、このような経済情勢の中で家計に重くのしかかり、収納率は調定額に対して平成12年度では 72.84%、平成13年度 71.58%、平成14年度 70.15%と低下が続いています。国保税が高額であるため、払いたくても払えないという世帯が多くなっているということです。
 そういう中でも、平成14年度決算で見た場合、一般被保険者国保税の予算額に対する収入済額の割合は 103%となっています。予算としては成り立っているということができますが、今、町が行うべきは、減税によって払える人をふやしていくことです。
 申請、減免制度の創設、国保財政調整基金の取り崩しや一般会計からの繰り入れなども行い、支え手を大きくし、健全会計にしていくことが求められます。
 さらに、一般会計から国保会計への繰出金についていえば、平成15年度は1億 1,556万 7,000円となっているうち、国からの交付税で措置された分は 1,822万 2,000円であり、国、県から保険基盤安定負担金が 3,803万 5,000円、合計で 5,625万 7,000円となります。一般会計から繰り出したうち、48.6%が国、県の交付分となっています。
 このことから見て、さらに国保税引き下げのために一般会計からの繰り入れを行うことも重要です。国保税を滞納したということで、正規の保険証を取り上げる事態が続いています。
 2月末時点では、短期保険証 108人、資格証が49人となっています。資格証は国民健康保険の被保険者を証明するだけのものであり、医療機関で受診した場合、10割全額を窓口で支払わなければなりません。国保税を滞納している方が医者にかかったとき、窓口で全額を支払わなければならないとするならば、受診抑制につながり、病気が重症化する心配があります。
 国民健康保険は、社会保障の制度としての性格を持っており、正規の保険証を取り上げてはならないはずです。健診では、子宮がん健診で窓口負担がなくなるという前進がありましたが、健康づくりに積極策が見当たりません。早期発見、早期治療は言うまでもないことで、健康づくりをサークルだけに任せるのではなく、町が独自に健康教室を開催するなどの取り組みが求められます。
 すぐに効果のみられないことでも、長期間取り組むことによって、必ず医療費削減に成果があらわれることになるでしょう。国保税の引き下げ、町独自の健康づくり施策、そして葬祭費引き上げなど、給付の改善を求め、反対いたします。

議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。4番千葉 達君。

4番(千葉 達君) 私は、議案第19号平成16年度国民健康保険特別会計予算案に賛成いたします。
 地域住民の医療機会を確保し、住民の福祉向上を目的とする国民健康保険制度は、私たちにとりまして必要不可欠で、大変重要な制度の一つであります。この保険事業を円滑に運営していくためには、収入の確保と支出の適正化に尽きると考えます。
 そこで、平成16年度の富谷町国保会計を見ますと、被保険者数が年々増加していることもさることながら、歳出予算の約67%を占めている保険給付費の伸びが対前年比で16.1%の増。
 また介護納付金については29.3%と、大幅な増となっております。老人保健拠出金こそ 9.2%の減となっておりますが、総予算額の約96%を占めているこれら保険給付費、介護納付金、老人保健拠出金で 9.9%の増となっております。
 一方、主要財源であります保険税ですが、国保税のうち介護分については介護納付金の大幅な増加に対応するため、今議会で、国保の税条例の一部を改正したところですが、それでも対前年比で 6.7%の増にとどまり、予算総額に占める割合も約39%と、その割合も年々下がってきている状況であります。
 このようなことから、今年度も財政調整基金から約 3,000万円の繰り入れを要しており、基金保有率については平成15年度の予算ベースではありますが、10%を切るに至っているなど、本町の国保会計においても極めて厳しい財政状況が伺えます。
 こうした状況の中、疾病予防費においては対前年比22.3%の増とし、子宮がん健診への助成方法については、平成16年度より医療機関での窓口負担を不要にし、被保険者の便宜に努めるなど、保険事業の推進と医療費の適正化に努められております。
 また、国保税の収納対策については、収納率が年々低下し、滞納者がふえてきている状況ですが、納税者の負担公平を確保するため、大変な苦慮の中取り組まれていることなどは評価するところであります。
 よって、今後も国保を取り巻く環境はますます厳しいものと思われますが、引き続き国保財政運営の健全化に向け、最大限努力されることを切に望み、賛成討論とします。

議長(相澤 武雄君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数。よって、議案第19号平成16年度富谷町国民健康保険特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第5、議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算を議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員。よって、議案第20号平成16年度富谷町下水道事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第6、議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算を議題とし、質疑を省略し討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員。よって、議案第21号平成16年度富谷町介護保険特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第7、議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算を議題とし、質疑を省略し討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算を、採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員。よって、議案第22号平成16年度富谷町介護サービス事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
 日程第8、議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算を議題とし、質疑を省略し討論に入ります。
 討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これにて討論を終わります。
 これより議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算を、採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員。よって、議案第23号平成16年度富谷町水道事業会計予算は原案のとおり可決されました。

日程第9 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議長(相澤 武雄君) 日程第9、 諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生 照男君) 平成16年6月30日をもって任期満了となる人権擁護委員の候補者の推薦について、意見を求めるものであります。
 現在、これに記載のとおり、葛西啓蔵さんをご推薦申し上げてまいったのでありましたけれども、ご辞退の申し入れがありまして、新たに成田7丁目1番14号、新沼喜久子さん、生年月日が昭和21年6月11日生まれの方であります。の方を候補者として推薦の意見を求めるのであります。
 詳細について、別添資料はご配付のとおりでありますので、よろしくお願いを申し上げます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。
 質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これから諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票をもって行います。
 議場の出入り口を閉めます。
議場閉鎖

議長(相澤 武雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に10番伊豆田 待子君、11番菅原 傅君、12番佐藤 聖子君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 念のため、申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票、並びに白票の取り扱いは否とみなします。
投票用紙配付

議長(相澤 武雄君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。
(「なし」の声あり)
配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
投票箱点検

議長(相澤 武雄君) 異常なしと認めます。
 ただいまから、投票を行います。
 事務局長の点呼に応じ、順次投票願います。
局長点呼、投票

議長(相澤 武雄君) 投票漏れはございませんか。
(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 10番伊豆田 待子君、11番菅原 傅君、12番佐藤 聖子君、立ち会い願います。
開票

議長(相澤 武雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数  19票
  有効投票  19票
  無効投票   0票
 有効投票のうち
  賛 成  18票
  反 対   1票
 以上のとおり、賛成が多数であります。したがって、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
議場開鎖

日程第10 富谷町選挙管理委員の選挙

議長(相澤 武雄君) 日程第10、富谷町選挙管理委員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第 118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定いたしました。
 選挙管理委員には、星 喜一君、浅野昭一君、仙石祥栄君、佐藤 正君、以上の方を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま、議長が指名いたしました方を選挙管理委員の当選人と定めることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名いたしました星 喜一君、浅野昭一君、仙石祥栄君、佐藤 正君、以上の方が選挙管理委員に当選されました。

日程第11 富谷町選挙管理委員補充員の選挙

議長(相澤 武雄君) 日程第11、富谷町選挙管理委員補充員の選挙を行います。
 お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第 118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定いたしました。
 選挙管理委員補充員には小松春子君、長田悌二君、佐々木 智君、千葉信子君、以上の方を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま、議長が指名いたしました方を選挙管理委員補充員の当選人と定めることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名いたしました小松春子君、長田悌二君、佐々木 智君、千葉信子君、以上の方が選挙管理委員補充員に当選されました。
 次に補充の順序についてお諮りします。補充の順序は、ただいま議長が指名いたしました順序にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、補充の順序はただいま議長が指名した順序に決定いたしました。

日程第12 発議第1号 市町村合併を強制せず、地方自治の確立を求める意見書

議長(相澤 武雄君) 日程第12、発議第1号市町村合併を強制せず、地方自治の確立を求める意見書を議題といたします。
 提出者、菅原 傅君の説明を求めます。菅原 傅君登壇願います。

11番(菅原 傅君) お手元に資料がございますので、ごらんいただきたいと思います。
 市町村合併を強制せず、地方自治の確立を求める意見書。
 提出者、菅原 傅、賛成者、今村 寿議員、同じく山路清一議員、同じく小野 進議員でございまして、富谷町議会の会議規則第14条の規定によりまして、議案を提出をいたします。
 案文を読み上げまして、提案にかえたいと思います。
      市町村合併を強制せず、地方自治の確立を求める意見書(案)
 現在、国による強力な市町村合併が推進されており、とりわけ市町村の行政現場においては合併を急ぐあまり、住民不在の合併論議がなされ、地域における将来の不安、行政への不信が広がっています。
 政府は昨年11月にまとめられた地方制度調査会の最終答申に基づき、現行特例法の期限後も一定期間自主的な合併を促進させるためとして、現行の財政特例措置の廃止。都道府県により合併構想。計画の策定。知事の勧告権限の付与、地域自治組織の新設などを盛り込んだ新法(仮称、市町村合併促進法案)を提案しようとしています。
 国と地方の対等関係と自治体の自己決定権を重視し、地方自治の充実、強化を求める立場から、以下の諸点について、特段のご尽力をいただくよう、強く要望いたします。
 記

  1. それぞれの市町村は歴史的な経緯、文化、風土、自然的、地理的条件を異にしており、
    住民の根幹であり、将来における町づくりのあり方や住民生活に密接にかかわる市町村
    合併については、関係市町村、住民の自主性、主体性を尊重し、決して強制しないこと。
  2. 一定規模未満の市町村に対して、編入合併や事務権限、組織の縮小の強制や強要は住
    民の自治権の否定になるので、法制度の改悪はしないこと。
  3. 都道府県の市町村合併の調整は、助言や情報の提供にとどめ、強制をしないこと。
  4. 「小規模市町村」を合併に追い込んだり、合併しない市町村に制裁と見られる交付税
    制度の見直しは行わないこと。
  5. 広域行政や地方分権への対応に当たっては、広域連合制度や一部事務組合の活用など、
    地域の実情にあった取り組みを尊重すること。
  6. 合併を選択しない市町村を含め、小規模市町村への支援方策は関係自治体の参加によ
    り、検討を行い、具体化を図ること。

 以上、地方自治法第99条により意見書を提出します。
 2004年3月18日、富谷町議会。
 なお、これは中央の省庁に送られる場合には、議長名で出されることになっております。
 あて先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、行政改革担当大臣、以上でございます。よろしくお願いをします。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、討論を終わります。
 これから、発議第1号市町村合併を強制せず、地方自治の確立を求める意見書を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立全員です。したがって、発議第1号市町村合併を強制せず、地方自治の確立を求める意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに決定いたしました。
 この際、2時40分まで休憩します。
午後2時25分休憩

午後2時40分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほど、議案第17号平成16年度富谷町一般会計予算に対する反対討論の内容で、訂正の申し出がありますので、発言を許します。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 恐れ入ります。*************************************************************************訂正をお願いいたします。

日程第13 農作物冷害対策調査特別委員会委員長報告

議長(相澤 武雄君) 日程第13、富谷町農作物冷害対策調査特別委員会委員長報告を議題といたします。特別委員長より、調査経過報告について報告したい旨の申し出がありますので、これを認めます。特別委員長渡邉 俊一君。

農作物冷害対策調査特別委員長(渡邉 俊一君) それでは、ご報告をいたします。
            農作物冷害対策調査特別委員会報告書
 平成15年の冷夏による本県の農作物の見込まれる被害面積は 7,800ヘクタールで平成5年を上回る状況になることも考えられ、本町においても例外ではなく、富谷町議会として農作物冷害について対応するため、平成15年第3回富谷町議会定例会において、農作物冷害対策調査特別委員会の設置を決議し、特別委員会が設置され、議会閉会中も調査を行うこととしました。
 本委員会としまして、平成15年9月22日に町内の冷害による農作物の被害状況について現地調査し、10月1日には実際農業に携わっている農業経営者4人の参考人を招集して、現状報告、及び意見や要望について聴取しました。
 結果の内容については、皆様お手元に配付のとおりであります。よって、本委員会としての調査については、一応その目的が達成されたものと思われ、平成16年2月25日に委員会を開催し、調査目的の達成を確認し、調査結果の報告書を提出することについて決定いたしました。
 次に、後年度において、本年度のような農作物冷害対策に関連する施策の必要性がある場合は、適切な措置を講ずるよう要望するものであります。
 平成15年度の農作物冷害に対する諸懸案事項について、一定の対策を講じられ、農家救済が行われたので、本委員会としての調査も一応その目的が達せられたものとして、調査を終了するものであります。
 各委員を初め、関係各位の御協力に対し敬意を表し、ご報告をいたします。以上です。

議長(相澤 武雄君) これで、特別委員長報告を終わります。

日程第14 閉会中の各委員会調査について

議長(相澤 武雄君) 日程第14、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員長から所管事務のうち、会議規則第75条の規定によって、お手元に配付のとおり継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。

日程第15 議員派遣の件

議長(相澤 武雄君) 日程第15、議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。富谷町議会会議規則第 121条の規定による議員の派遣については、お手元に配付のとおり議員を派遣いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件については、お手元に配付のとおり議員派遣することに決定いたしました。
お諮りいたします。議員派遣の日程のほか、議案審査または調査、及び議会において必要があるものへの議員の派遣を決定するに当たっては、議長に一任するものとすることにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、日程に記載のないものについては、議長に一任されました。
 平成16年第1回富谷町議会定例会は終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。
 執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分に尊重して、町政を執行されますよう、強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
 これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成16年第1回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 御苦労さまでございました。
午後2時48分 閉会

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