富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成15年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月11日~12月16日)

更新日:2003年12月16日

平成15年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月11日~12月16日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

会議録目次 定例会会議録第1号 定例会会議録第2号 定例会会議録第3号

目次
第1日目  12月11日(木曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 11番 菅原傳議員
1 市町村合併への町の対応を問う
2 少人数学級方式を継続せよ
6番 磯前武議員
1 本町主催行事に対応する取り組み方について
2 本町の治安対策について
5番 相澤榮議員
1 電子自治体に対する本町の取り組みについて
2 パソコン講習会の成果について
3番 山路清一議員
1 災害等におけるボランティア組織の確立
2 入札において、最低制限価格の設定を
8番 細谷禮二議員
1 交番新設の状況について
2 管理職の役職に停年制を
7番 今村寿議員
1 成田、明石台地区に早急なる郵便局の設置を
2 終末在宅ホスピスケア制度を確立せよ
4番 千葉達議員
1 民俗ギャラリー施設運営について
2 投票時間の繰り上げについて
15番 尾形昭夫議員
1 交通量増に対処する安全施策を
12番 佐藤聖子議員
1 少人数指導ではなく、少人数学級での教育を
2 あけの平三丁目町道6-65号線側溝有蓋化工事を一日もはやく実施せよ
第2日目  12月12日(金曜日)
一般質問 10番 伊豆田待子議員
1 すべての児童に防犯対策と放課後健全育成事業の実施を
2 健康検診に前立腺がん検診の実施を求む
18番 佐川幸三議員
1 住民に対する説明責任を果たし、交番態勢を合理的なものに
2 側溝整備、防犯灯改良整備の促進を図れ
17番 永野久子議員
1 正規の学童保育実施にむけ改善・充実が急がれる 
2 黒川病院は公的医療機関として存続・充実を
9番 安住稔幸議員
1 窓口業務における更なる住民サービスの充実について
2 身障者に配慮された役場について
3 効率的な行政運営について
4 小中学校の教育の充実について
5 町民の健康増進、維持の取り組みについて
第6日目  12月16日(火曜日)
議案第1号 富谷町民バス条例の一部改正について
議案第2号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について
議案第3号 富谷町道路占用料等条例の一部改正について
議案第4号 平成15年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
議案第5号 平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算 (第2号)
議案第6号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算 (第2号)
議案第7号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算 (第1号)
議案第8号 平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算 (第1号)
議案第9号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算 (第2号)
議案第10号 平成15年度富谷町水道事業会計補正予算 (第3号
発議第11号 損害賠償額の決定について
発議第12号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
閉会中の各委員会調査について

平成15年第4回定例会議事録(第1号)

平成15年12月11日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 相澤榮君     
  • 6番 磯前武君
  • 7番 今村寿君     
  • 8番 細谷禮二君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 菅原傳君    
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 土井昭二君    
  • 14番 小野進君
  • 15番 尾形昭夫君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長兼会計課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 内ケ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 磯部利彦    
  • 参事 小松繁夫
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第1号

平成15年12月11日(木曜日)午前10時00分開会

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 一般質問 11番 菅原傳議員
1 市町村合併への町の対応を問う
2 少人数学級方式を継続せよ
6番 磯前武議員
1 本町主催行事に対応する取り組み方について
2 本町の治安対策について
5番 相澤榮議員
1 電子自治体に対する本町の取り組みについて
2 パソコン講習会の成果について
3番 山路清一議員
1 災害等におけるボランティア組織の確立
2 入札において、最低制限価格の設定を
8番 細谷禮二議員
1 交番新設の状況について
2 管理職の役職に停年制を
7番 今村寿議員
1 成田、明石台地区に早急なる郵便局の設置を
2 終末在宅ホスピスケア制度を確立せよ
4番 千葉達議員
1 民俗ギャラリー施設運営について
2 投票時間の繰り上げについて
15番 尾形昭夫議員
1 交通量増に対処する安全施策を
12番 佐藤聖子議員
1 少人数指導ではなく、少人数学級での教育を
2 あけの平三丁目町道6-65号線側溝有蓋化工事を一日もはやく実施せよ

本日の会議に付した事件
議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 平成15年第4回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から、富谷町民バス条例の一部改正など事件議案が提出されることになっています。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待しますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 本日は、多数の傍聴人がおられますが、傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影などは禁止になっております。なお、携帯電話をお持ちの方は、電源をお切りになって、静粛を保ち傍聴されますようお願いを申し上げます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成15年第4回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、提案理由を含め、町長よりあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生 照男君) おはようございます。
 本日ここに、平成15年第4回富谷町議会定例会を招集をいたしましたところ、議員の皆様方には、師走を迎え何かとご多用のところご出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。また、議員皆様方の日ごろのご精励と町政運営万般にわたる温かいご指導とご協力をいただいておりますことに対し、心から敬意と感謝を申し上げるものであります。
 本年も余すところ数少なくなりました。県内の景気の動きは、一部持ち直しに向けた動きが見られたものの、依然として厳しい状況になっておると認識しているところであります。
 こうした世情の中にあって、長年町として治安の充実の要望を県、宮城県警に要望いたしてまいりました。その結果、先ごろ成田地区に交番が新設されるとの朗報がございました。この交番設置要望は、平成6年から東向陽台、地区的にはですね、東向陽台、明石台、成田地区の住民の皆様方が中心となり、安全で快適な暮らしができる町づくりの拠点の整備を要望してきたものであります。
 本年から始まった宮城県警のすべての交番、駐在所を対象とした統廃合などの再編整備によって念願がかなうものでありますが、県下36カ所にも及ぶ新設要望を実現することは極めて困難な状況にあることが推察されることから、本町といたしまして、早期設置を望む町民の皆様方の負託にこたえるためにも、要望を重ねるだけでなく、交番設置に要する土地の提供など応分の負担をする考えを示しながら、成田地区の町内会及び進出企業とともに、早期の実現を目指してきたことをご報告申し上げるものであります。
さて、今回ご審議を煩わす議案などにつきまして、その概要をご説明を申し上げます。
 議案第1号富谷町民バス条例の一部改正につきましては、町民のバスの使用料を有料化し、さらに、新しい路線を設置することに伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第2号富谷町国民健康保険税条例の一部改正につきましては、地方税法の一部改正に伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第3号富谷町道路占用料等条例の一部改正につきましては、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法の施行に伴い所要の改正を行うものです。
 議案第4号平成15年度富谷町一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入の総額にそれぞれ4億 4,584万円を追加し、総額を87億 8,548万 1,000円といたすものであります。
歳出の主なものは、民生費で(仮称)総合支援センター新築工事費、教育費では成田中学校屋内体育館新築工事費を計上し、いずれも明許繰越とするものであります。そのほか本年夏の異常気象による農作物被害に対する補助金、給与改定などに伴う人件費の更正、さらに債務負担行為などについても所要の補正をいたすものであります。なお、これらの財源といたしましては、国庫支出金、前年度繰越金などで措置するものであります。
 議案第5号平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出の総額にそれぞれ 1,922万 6,000円を追加し、総額を15億 7,423万円とするものであります。平成14年度の老人保健特別会計の決算に伴い、その繰越金について、一般会計への繰出金として計上するものであります。
議案第6号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出の総額にそれぞれ 9,554万円を追加し、総額を20億 5,240万 2,000円とするものであります。医療費の増加に伴い保険給付費を追加するもので、その財源を支払い基金から療養給付費など交付金、前年度繰越金及び基金繰入金をもって措置するものであります。
議案第7号平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出の総額にそれぞれ 390万円を追加し、総額を7億 5,907万 5,000円といたすものであります。消費税納付金が発生したため、その財源を前年度繰越金及び一般会計繰入金をもって措置するものであります。
議案第8号平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出の総額にそれぞれ 844万 3,000円を追加し、総額を8億 110万 5,000円とするものであります。歳出の主なものとしては、平成14年度決算に伴う一般会計への繰出金と事務費交付金の償還金について、前年度繰越金と基金繰入金などをもって措置するものでございます。
議案第9号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出の総額にそれぞれ55万 7,000円を追加するものであります。デイサービスセンターで使用している業務用冷凍冷蔵庫などを更新するため、その財源を前年度繰越金をもって措置するものであります。
議案第10号平成15年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)の第3条予算の収益的収入につきましては、住宅建築の増加による水道工事検査手数料の増額に伴い営業収益の予定額を7億 5,418万 9,000円に、同じく水道加入金の増額に伴い営業外収入の予定額を1億 2,096万 9,000円とするものであります。また、支出につきましては、漏水発生に伴う給水管及び配水管の修繕費などに 874万 5,000円を追加し、営業費用の予定額を8億 2,772万 7,000円とするものであります。
議案第11号損害賠償額の決定につきましては、本年9月に富谷町総合運動公園内で発生した自動車損傷事故について、その損害賠償額を決定するため議会の議決をお願いするものであります。
 議案の第12号監査委員の選任につき同意を求めることにつきましては、識見を有する監査委員が本年12月23日をもって任期満了となるため、なることから、新たに選任いたしたく、議会の議決をお願いするものであります。
以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、何とぞ慎重の審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願いを申し上げます。

議長(相澤 武雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。これで諸般の報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
なお、議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
午前10時14分開議

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、9番安住 稔幸君、10番伊豆田 待子君、11番菅原 傳君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(相澤 武雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から12月16日までの6日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日から12月16日までの6日間に決定いたしました。

日程第3 一般質問

議長(相澤 武雄君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 11番菅原 傳君。

11番(菅原 傳君) 私は、町村合併問題と少人数学級充実の2点について質問をいたします。
 国の地方制度調査会の最終答申が出されました。2005年3月に期限が切れる合併特例法を引き続いて進める新法の内容でありまして、これが明確になってまいりました。
 それは、都道府県知事が市町村合併に関する構想を策定して、合併の勧告やあっせんを行う。対象とする市町村の目安は、おおよそ、おおむね人口1万人としてあります。しかし、それでも合併しない場合は、市町村の組織機構を簡素化し、事務処理の一部を都道府県に移すというものであります。これは、国による強制合併でありまして、ちなみに全国に1万未満の町村は 1,500あります。町村全体の6割に当たっておりますが、国が今まで声高く唱えてきました地方分権はどこへ吹っ飛んでいったのでしょうか。これは、地方自治の破壊であり、直ちに全国町村会、町村長会議あるいは全国議長会議でも反対の声明を出して、政府に出しております。
 今、国が進めようとしている市町村合併、これは、国・地方の膨大な赤字対策でありまして、真の地方自治あるいは住民主体の自治に立った合併構想ではありません。まさに地方自治、地域の破壊と言っても過言ではないと思います。その証拠に、全国のあちこちで法定協議会あるいは任意協議会から離脱をする町村が次々とふえてきております。近くの色麻町もそうであります。
 市町村合併問題は、拙速主義やあるいはトップダウンではなくて、時間をかけて住民の意見を十分聞きながら進める必要があると考えます。
 ところで、広報とみやに9、10、11月号にわたりまして、「未来のまちづくり、市町村合併を考える」との記事が3回連続して掲載されました。内容は、塩竈市、多賀城市、宮黒7町村を包含した中核都市についての解説でありまして、将来30万都市を目指す構想となっております。
読んでいきますと、富谷町を含めて2市7町村が中核都市に向けて合併計画が進んでいるような読み取りもできます。どのような経過で2市7町村の中核都市構想が浮上したのか。私たち町民の知らないところでこの計画が進んでいるとすれば、極めて大きな問題でありますので、次の点についてお伺いをしたいと思います。
 まず、2市7町村の未来都市づくり研究会は何の目的でつくられているのか。この会をつくった発起人はどこなのか。また、これに参加をしているメンバーはどういうメンバーになっているのか。
 次に、研究会ではどんなことを課題として取り組んでいるのか。話し合ったことはどう処理をするのか。この会に県や国の役人は入っているのかどうか。
 3番目に、この点に関してアンケート調査を予定していると書いてあります。この目的と結果の扱いをどうするのか、広報11月号に載っておりますので伺います。
 この中核都市構想についての町長の見解もあわせて求めます。
以前、富谷町議会での市町村合併の質問に対して町長は、四つのパターン、すなわち富谷町単独方式、黒川合併、仙台市合併、仙塩宮黒合併の形式を示されましたが、その中でも富谷市構想の比重が高かったと思っておりましたが、今でもその構想は堅持をされているのかどうか伺います。
 次に、先般、新聞報道によりますと、市町村合併推進のために、浅野知事の意向を受けて副知事が来町したようでありますけれども、そのときはどんな話が出たのか。中核都市づくりが中心ではなかったのか。会談の内容と、町としての回答はどうだったのか伺います。副知事がやって来るというのは異例なことでありまして、重要な話ではなかったかと思いますが、その点を解明いただきたいと思います。
 また、仮に今後市町村合併問題が課題として検討迫られる場合に、町としては当然議会との相談が必要でありますが、最終的に町民の合意も必要なのは当然であります。その際に町民アンケートを考えているのかどうか。前の議会の質問での町長の答弁ははっきりしなかったのでありまして、その点を改めて伺いたいと思います。
 この問題の最後の質問でありますけれども、今後の町の対応として、合併問題について、2市7町村にかかわる問題ではなくて、黒川の3町村や、あるいは仙台市との話し合いは予定をされているのか、全く考えていないのか、答弁を求めます。
 次に、少人数学級について質問をいたします。
 町では、国県の雇用対策費で低学年に5名の臨時職員を配置しましたが、学習や生活指導に関してどんな効果や利点があったのか、児童側の面あるいは教職員側の面からその評価について述べてください。
 少人数学級、30人学級は、今や時代の流れになっています。30人学級問題で東北で一番おくれておった宮城県の浅野知事も、6月県議会の中で、宮城県緊急経済産業再生戦略構想を示しまして、雇用対策の一環として少人数学級実現を前提に検討するとその考えを明らかにしました。今回の発言で、来年度から学級編制自体を少人数に再編する方針となりました。したがって、現に富谷町の小学校で実施されている加配制度が、年次計画的に低学年のみならず全学年に拡大されてくるわけでありますけれども、現在、県の教育委員会より何らかの文書通達があるのかどうか。もう12月でありますので、来年4月からとなりますと、当然検討して文書が流れているのではないかと思いますけれども、この点について伺いたいと思います。また、町として独自に少人数学級に関するプランを検討されているかどうか。あればその内容について明らかにしてほしいと思います。
 教育研究所関係の調査によりますと、40人学級よりは30人学級が、30人学級よりは20人学級が明らかに学力が向上し、学級崩壊現象やいじめなどの問題が減少することが調査・実験の結果明らかになっております。文部科学省も自治体の裁量によって30人学級や少人数学級への移行を認めております。町長は、町づくりの基本構想の中で、子供は町の宝と強調されております。富谷町の次の世代を担う子供たちに豊かな成長のための教育条件の最大の課題として、30人学級をするために早く実現すべきだと考えます。既に東北各県では、山形、秋田、福島などを初め、仙台市などでも着々と進行しています。町長の前向きの決断を期待しながら、質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の合併問題で、論旨の順番ずれるかもしれませんけれども、ご了承願いたいと思います。
 町の対応状況でありますけれども、時の話題でありますから、合併問題、時の話題でありますから、役場内でも課長補佐などで富谷町職員市町村合併研究会という形で、どういう状況がいいのか悪いのか、それは数値をもって検討はしております。
 また、今お話ありましたように、未来都市づくり研究会の結果は、一方で9市町村なんですけれども、これは、来春年度内に調査報告、今9市町村に意識調査お願いしております。富谷町分は 1,100ぐらいの方にお願いしているんでしょうか。それが集計したりなんだりして、年度内にそれらの成果品なども議論の対象になるという、二つの、内部の研究会と9市町村の研究会を持って、そういうことを数字的な突き合わせ、また、初めてですけれども、サンプルとしては少ない、富谷町に限って申し上げると、1万 3,000世帯近くなっておりますか。その中の 1,100前後だったと思うんですけれども、回収率はわかりません。そういう状態ですから、サンプルとしては少ない方かもしれませんけれども、一つの方向が、住民意向が出てくるのかなと、こういうふうに思っております。
それから、町長の四つのという、四つの意向というのは、極めて数字も何も持ちません。一般的な方向として申し上げてきた。一般的な方向として申し上げてきたことは、声もかからない隣接している仙台市に、ぜひ引き取ってくださいという住民もあったとすれば、頼まなきゃないのかなと、そういう空気が出てくるかもしれません。一方で、宮城県が参考としてお示しした黒川4カ町村でお組みいただいたらどうでしょうかというお勧め品があります。それから、今研究会をやっている9市町村と中核市を目指すという形、それと、我が町、昭和の合併にも頑張り抜いてきました。その形を踏襲するか。これらが、数字も何もありません。そういうことを一般的に話題として投げかけました。したがって、その辺あたりで皆さんに、町民の皆さんにいろんなご議論をいただいて、ご議論いただいて私は進めてほしいということが今でも変わっておりません。
 それから、副知事来町していただいた状況は、17年度、16年度ではなくて17年度ですか、年度。16年度中、7年ですか。16年度末ですね、期限は。そういう状況に迫ってきておりますよという。したがって、今やらさっている未来都市研究会の状況などのお話ぐらいで、特別、ぜひやるべしとか、やるべかざるという話でなくて、そういう話で終わりました。特別私の方からは、富谷は富谷のこれから住民の意識なども特段やっておりませんし、合併、9カ町村でやっている中では、国のお示しいただいている期限内を目標なんかはいたしませんよと。申し合わせ事項でありますから、数字を突き合わせるのだけでしばらくかかりますから、長期的な見方としての勉強会、研究会でありますよということもお伝えさせていただきましたし、その中で、富谷を除く、含むも言いましたか、除くも言いましたか、忘れましたけれども、私は、 3,200の自治体はやっぱりある程度交通整理した方いいという申し上げ方はしておりました。そう思っております。そう思っております。そういうふうに言ったような覚えでおるところであります。
 それから、郡内の、先ほどお話ありましたように、事務局、松島が中心になって、先ほど申し上げましたように、意識調査、数字はやや集めました。全く数字というのは各般にわたる一般的に公表なすっている数字の羅列であります。それらをただ発表しているわけでして、そして、あと住民の意識調査などの結果も参考の一つになるのか、議論のたたき台にはなろうと思っております。そこから先については合意形成が必要でありますから、話し合いの進め方の合意形成ですよ。そういうことがありますから、まだそれほど詰まったものは何も持っていない研究会であります。
それから、広報とみや、3回ほど掲載した意図はですね、お互い9カ町村で、日本全国合併問題でいろいろ云々されておりますから、一般的にあのような内容でご提示を申し上げて、町民の皆様方にいろんなご意見を持っていただけば、それだけのことでして、何の意図も何も持っておりません。一つの材料提供という趣旨で掲載させていただきました。
 それから、町の議会に対するということは、これはまだまだ、まだまだ、もちろん今もどうぞ議会なり町民の皆様でいっぱい議論してもいただいていいと思うんですけれども、町として今どの方向で議会に具体に相談申し上げたいとか、町民の皆様方とこの方向で進めていきたいということで、特段、もう少し町民の皆様方なり議会の皆様方からこうあるべきだというご意見をいただきながら、参考にしながら進めていきたいものだと、このように思っておりますので、そのときは、どんどんどんどん議会を中心にご議論いただけば、参考にさせていただきたいと思っております。
 それから、繰り返しますけれども、国の方で言っている1万程度とか、いろんな議論がなされておりますけれども、地方6団体の中の、特に町村、全国町村会などは、まかりならんということで、徹底して国の1万人程度というのは地方自治の崩壊でないかということで申し上げているところであります。いろんなこれは組織として申し上げているところであります。
 次、少人数学級でありますけれども、今やっている形は、さまざまな面で効果があらわれているという、ここ一、二年の経過の状況を教育委員会の方から上がってきておりますから、それなりの評価をしておるところであります。
 それから、国の方からなり県の方から、その通達、そういうものを私の方までは届いておりません。委員会あたりでどの辺までかあったのかどうか聞いておりませんけれども、我々の方までそれらについての体制整備については報告いただいておりません。
 それから、少人数学級、富谷でもこれはもちろん二つあると思うんですね。人的な体制を整えていくという、少人数学級ですから、専門の教職が必要なわけでありますから、人的な体制を整えていくのには、一つは宮城県の責任でやれるわけであります。一方で、市町村は、国費とその市町村単位での施設の整備の責任が50%以上背負ってきます。富谷の町のような学校編制の状況の中では、これはなかなか大変な、子供は宝であることには間違いありませんけれども、かなりきついことも今後想定されることを覚悟しながら進めてまいらねばならないと思っておるところであります。
 さかのぼって言えば、この歴史的な背景の中で、宮城県内にも今小学校 400校か 500校ぐらいあるんでしょうか。その中の3分の1強は、大分前ですから今もっと多いと思うんですけれども、少人数学級は戦後ずっとやってきて、形の上では別ですけれども、学校は 100人規模の学校が3分の1強あったわけでありますから、宮城県でも随分小規模学級教育というのは歴史的に経験してきたものでありますから、それらを踏まえて、宮城県の判断なり、そして市町村がどういう体制を整えるかという宿題も出てくると思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 11番菅原 傳君。

11番(菅原 傳君) まず、町村合併の問題について再質問いたしますが、聞くところによると、松島が中心になってこの研究会が進められているということでありますけれども、県のお役人とかですね、国のお役人が入っておったのかどうか答弁ありませんでしたが、どうも広報の内容を見ますと、とてもこれは2市7町でまとめられる内容ではありませんで、国の方の一つのプランをそのまま引き写して載せたのかなという感じは大分あります。ありますけれども、3回もああいうふうに載せられますと、町民の中にはですね、何だと、富谷は塩竈と多賀城と一緒になるのすかという話がちらほら出ています。その次に出てくるのが、とてもじゃないけれども、富谷がですね、塩竈とか多賀城と一緒になって町村合併ですということは、いや、ちょっと不便で不便で。しかも中心部があっちに行くのでは話にならないというね、そういうような声も出てきているわけです。むしろ仙台とか黒川で合併した方がなじみがあっていいんじゃないかという話も出ておりますけれども、そういうことで、ちょっと町民の受け取り方が少し広報のねらいとは違ってきている感じがするんですね。
 だから、そういう意味では、何か2市7町村だけでなくて、ああいう記事を載せるとすれば、やはり黒川郡として合併した場合はどうなのかとか、あるいは富谷町単独でいった場合はどうなのかとか、そういうふうなやっぱりいろんなパターンの資料も広報に載せていかないと、ちょっと公正さを欠くんじゃないかという感じがするわけでありまして、今後広報としての計画がどうなっているのかですね、この点をまず一つ伺いたいと思います。
 それから、町村合併は、ちょうど現在の構想というのは平成17年の3月で一応終わるわけですが、それは一応終わるというのは今の構想は終わるわけでありまして、その後の構想がまたいろいろ出てくるわけであります。で、そういう点に関して、恐らく平成17年の4月に入ってくるとですね、第2段階の町村合併ということで、これはかなり強力に押されてくるんではないかというふうに思うんですね。そうなってくると、町村独自がみずからの見解、町村合併に対するスタンス、そういうものを持っていないと、どうもそういったような構想に振り回されるということが起きてくると思うんですね。
 我が富谷町は町村合併に対してどういう考えを持っているのか。いわゆる黒川郡と合併するなら考えますとか、あるいは2市7町村であればだめですとかですね、そうではなくて、あくまでも富谷単独で富谷市構想を目指して突き進みますというふうな、やっぱり主体的な考えがないと、そういったようなプランに振り回されることが起きてくると思うんですね。その点について町長のスタンスはどうなのかということも質問事項に入れておったわけですが、ちょっと明確な答えがなかったので、この点について再度お答えをお願いしたいというふうに思います。
 それから、少人数学級の問題ですけれども、これ、先ほど申し上げましたように、ある程度時代の流れになってきているわけでありまして、40人ですね、例えば富谷で、ある学年が79人としますと、これは2学級にしかならないわけですね。そうすると、片方は40人で、片方は39人という、まさにこれは大変な担当した先生は苦労を伴うわけでありまして、そういう意味では、これは、まあ、県内の町村によっては子供の数が減っていますから、実質上は25人とかですね、あるいは20人くらいという学級になっているところも現実にはございます。しかし、やはり都市部ではそういうような状況にはまだなっておりませんで、そういう意味でやっぱり30人学級とか20人学級にはまだまだという感じですから、そういう支えをやっぱり自治体がやっていくということが必要なのではないかというふうに思うんですね。そういう点で、確かに山形とか秋田、過疎県でありますけれども、しかしやっぱり都市部の方は子供の数が結構多いということで、県全体としてはやっぱり30人学級というような構想に今県主体的な構想で財源も裏打ちをしてやっているわけですね。
 だから、これは、文部省も自治体の裁量で構わないと言っているわけですから、県の浅野知事もですね、財源はどうなるのかわかりませんけれども、ただ、経済再生戦略構想の中では約 500円という予算ですね。その予算の中から出していくんだと。財源はちょっと今のところはっきりしていないようなところありますけれども、やるんだと決意は6月県議会で表明しているわけです。実際にやるのは来年の4月からとなっているわけですから、時期的には半年もないわけですね。だから、通達自体来てないなんて私もおかしいなと思うんですけれども、言いっ放しなどではないと思います。県議会に対する公式な発言ですから。そういう意味では、やっぱり県の方にどうなっているのかというのを聞くことも大事でありますし、それから、やっぱり町自体としてもですね、これはやっぱり考えてみると。
 確かに今、交付金の問題とか補助金の問題で、大分自治体は大変な火の粉を浴びているというのは私もわかりますけれども、しかし、そうは言ってもですね、自治体の重点課題ということがあって、これだけはやっぱり下ろすわけにいかないというふうな課題があると思うんですね。そういう点は、子供は町の宝と言っている富谷町としてはですね、やはりこれは少し財源を何とかひねり出してですね、長期的に将来30人学級に向けて、あるいはもっと永続的には20人学級に向けて、子供たちの1学級のクラスを少しずつ減らしてですね、富谷の子供たちのために頑張っていきますというふうな決意表明が欲しいところでありますが、町長に再度お伺いしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 合併問題ですね、第1点の。県の役人、事務局が松島、を会長とし、事務局を松島に置くと、こういうことでありまして、県の役人をこの9市町村の組み合わせ、組み合わせ、テーブルに着いて勉強会しようというときまでは、県の職員をお手伝い、一部。お手伝いというのは、時間のとり方とか、そういういわば軽微なお手伝いはしていただきました。ただ、中身についての議論については県は入れておりません。我々9市町村の合意形成をもって今日まで進んできていると、こういうことであります。
 それから、広報に掲載した問題が、あれ方向だけというとらえ方もあるだろうと、今お話を伺って、そうかなというふうに私も思っているんですけれども、それほど私は、もう少しフランクに受けとめて見ておったんですけれども、現行はやや9町村横並び程度で、今の日本の流れの一般的な記事と私はとらえておったんですけれども、あわせてですね、今のお話のように、あわせて黒川4カ町村をやったらわとか、それから、町単独でやったらわというような形まで、私は数字的には羅列するものは持っておりますけれども、そこまで熟しているのかなと、こういうふうに思ったもんですから、多分あのぐらいの掲載だったと私は思っておるところであります。
 主体性を持ってというのは、これは、これこそね、僕は、基本的には合併は、全国的には合併はすべしと思っているんです。地方自治は小さいほどいいと思っているんです。だけれども、これほど国民負担をもって自治体運営しているとすれば、ある程度交通整理は必要だというのは私はずっと外では言い続けてまいりました。ただ、それが富谷に必ずそうか。じゃ、黒川4カ町村がいいかっていうのは、これはまた全然別問題でして、全国の 3,200弱の自治体のいろんな数字を見ていったったら、私はやるべきだと、交通整理すべし。そして、一方で、地方自治の追求は別形ですべしというふうに私はずっと言い続けてきた一人であります。したがって、これとこれは別だと思っている。もう少し住民の皆様方に今みたいにいろんな議論をしていただけばありがたいと、このようにむしろ思っております。町は粛々と数字のお示しはいつでもいたしてまいりたいと、こういうふうに思っております。
 それから、平成17年の一つの区切り、3月末日をもって一つの区切りということ、いろんな今国の動きがあります。引き続いて、これらについての次の段階に入るというのはかなり出てまいってきておりますけれども、私は、出てくると思っております。しかし、だからといって、これに私たちが、私たちというよりも富谷町が振り回されるぐらいだったら、富谷それほど弱い議会でないだろうし、富谷の町民ももっともっと優秀であります。町もしっかりしておりますから、私は、国に振り回されるようなことはない、そういうふうに私は思っておりますし、私もそのつもりでおるところであります。いろんな形は出てくると思います。
 だけれども、だめはだめよ。だめはだめよっいうのは昔の話で、だめはだめよというんでなくて、いけませんよというんですか。いけませんはいけません、よろしゅうございますはよろしゅうございますという形で、私は合意形成図っていかねばならないと思っております。
 それから、少人数学級の問題ですけれども、これは、宮城県の教育委員会ベースとしてはですね、幹部などは、何とか少人数学級で行きたいんだよ、これはずっと言い続けてまいりました。したがって、これが知事部局でも、部局においてもその方向に進むということは一つの私は前進だと思っております。ただし、ただしですよ、そのとき私は機会あるごとに申し上げてきたのは、ただし、先ほどもちょっと触れましたけれども、少人数学級の人の配置については県は責任を持ちます。一方で、その受け入れ体制のその市町村によっては非常にばらつきがありますから、先ほど議員お話ありましたように、教室に余裕持っている、もう既に10人、10人以下の1クラスを編制しているところは県内に多分3分の1以上あるはずでありますから。一方で、富谷のように、その施設分について、施設分の対応についてはまた別形で対応していかなねばなりません。したがって、そういう基本的にはそういう方向に行っていいと思っておりますけれども、そう進めるべきだと思っておりますけれども、そういう富谷のように非常に生徒が満杯の状況の学校経営をやっている中では、ほかの市町村と違った二重のそれは町民の負担の合意を取りつけていかねばならない。こういうふうに思っております。

議長(相澤 武雄君) 11番菅原 傳君。

11番(菅原 傳君) 町村合併に対する町長のスタンスは幾らかわかりましたので、ぜひそういったような構えで頑張ってもらいたいと思うんですが、先般、黒川郡の議員研修会がございまして、色麻の町長さんが来ましてですね、いろいろお話しされたわけですが、その際に出ましたのは、これは冗談だと思いますけれども、加美に合併するよりは、南の方を向けて、学校問題だとか、あるいは商業圏の問題だとかですね、そういう点で南の方に向いている町民もいると。したがって、大衡の合併とかですね、あるいは黒川郡の合併とかということもあんでないかみたいな話、ちょっとちらっとしておりましたけれども、これは真偽のほどはわかりませんが、そういう話がちょっと紹介されました。
 それでですね、さっき質問したんですけれども、お答えなかったんですが、黒川郡の各首長さんと集まる機会が何回かあると思いますけれども、その町村合併問題については全然触れられていないのかですね、お互いに黙して語らずで、何にも話出ていないのか、あるいはですね、ちょっと話が出まして、こういうことではどうなのかというような、一つの方向性までいかなくてもですね、話題に何かなっているのか、ちょっとそのあたりがですね、せっかく黒川郡という昔からの歴史的な囲いの中での自治体があるわけですから、そういう意味では非常に合併構想の中で一つの案だとも思うんですけれども、何かそういうような話がないのかどうかですね、ちょっとこの点は町長にもう一度お伺いをしたいと思います。
 それから、少人数学級の問題ですけれども、効果がどうかということ、これ、ちょっとかなり専門的な分野でありますので、できれば教育長にね、この点についてお答えをいただきたいと思います。せっかく1年間やってまいったわけでありますが、来年度、あ、これ2年目ですよ。2年目ですね。それで、来年度までまだ3年あるわけですけれども、せっかく配置なっておりますので、この効果はぜひともお聞きをしたいというふうに思っております。
 それから、もう一つですね、県の教育委員会の会合等で、教育長会議あると思うんですが、いわゆる浅野知事が発言した内容についてですね、触れられているのか、触れられていないのかですね、この点もあわせて教育長の方から答弁いただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 専門家だから最初から教育長さ声かければよかったんですよ。ただし施設整備はね、これは町、町民合意ありますから、教育的な問題はやっぱり最初から教育長の方いいんですよ、専門ですから。施設整備は、これは町全体の合意形成でいきますからこちらで責任持たなければならない。
 郡内の4カ町村の首長は、もう毎日はオーバーとして、本当に1週間に1回ぐらい、いろんな会合で、いろんな相談で会っておりますけれども、具体に合併4カ町村だけでということは、私も出しませんし、ほかの3人も出しておりません。いわば9市町村の何とか9市町村で勉強会をしようということに私はずっと主張し続けてきましたから、したがって、そちらの方に精力行ったかどうかわかりませんでして、郡内4カ町村で具体に4人で黒川地方で一つになるということは、そう話し合ったことはありません。
 ついでに申し上げますと、私は、地方自治は小刻みに負担をしないで、お互いに体と心を出し合ってやるという追求が必要だと思っております。一方で、経済効率を考えるならば、ある程度大きくすべしと思っております。したがって、黒川地方4カ町村のこの縁戚と、いろんな数字的なものを照らし合わせたとき、私は、富谷として先頭切って4カ町村を進めるつもりは持っておりません。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) それでは、少人数指導における児童の側から見た効果、それから先生方から見た効果ということで、まず一つお話ししたいと思います。
 児童の方で、やはり振り返り、確かめ、そして次の新たな目標を設定してという、そういうような勉強のスタイルが一人一人子に応じたスタンスでできるようになっているので、非常に継続的な意欲が出てきて、生き生きと学習に取り組んでいる。それが一番大きな成果じゃないかなと思います。
 それから、先生方の方から言わせれば、一人一人の、一人一人に対応した指導を正面から準備できる。きめ細かな指導ができるようになって、子供たちへの学習の充実感を教師とともに共有することができるようになった。それが少人数学級…あ、少人数指導のすごく穏やかで生き生きとした、そういうような子供たちの生活までもよい影響を及ぼしているということが見られますし、そのような報告が各学校からあります。
 それから、二つ目ですけれども、少人数学級で県から文書等々あったかどうかということですけれども、現在は調査されている段階で、正式な文書は参りません。ただ、県の調査の中で、県の考え方としては、小学校の1、2年生、35人学級を想定して今調査をされ、資料を提出している段階です。
以上です。よろしいでしょうか。

議長(相澤 武雄君) この際、11時15分まで休憩します。
午前10時59分休憩

午前11時15分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 6番磯前 武君。
○6番(磯前 武君) 私は、1番目として本町主催行事に対する取り組み方についてと、2番目としまして本町の治安対策についての2点について質問いたします。
 まず初めに、本町が主催する行事に対する取り組み方について質問をいたします。
 本町が主催する行事の中で特に招待人数が多い敬老会、及び町民の参加が多い、約 5,000人ぐらいになる町民体育祭の行事について伺います。
 日本経済は失速状態にあり、御多分に漏れず本町の財政も今後ますます深刻な事態が予想され、今までのパターンのような行政では行き詰まりを見せるのではないかと思われます。この際両行事に対する見直しを図ってみてはいかがでしょうか。
 費用は十分今後も賄っていけるのか。また、今までのような支出でよろしいのかどうか。招待者はこの大きな行事に対して喜んで参加しているのかどうか。また、いろんな行事、この二つの行事ですが、職員がいろんなお世話役をしているわけですが、負担をさせていないのかどうか。それから、安全面、これは一番重要なことなんですけれども、安全面の対策はできているのか。このようなことについてお伺いいたします。
 そこで、安全面のことについて具体的にお伺いしますが、ことしの町民体育祭は、雨天の影響により1週間の延期で開催され、9月14日、快晴の富谷町総合運動公園で開催され、37行政区より多くの町民の参加により、和気あいあいの中に熱戦が繰り広げられ、大変よかったというふうに私も思っております。
ただ、その中で、ちょうど昼食前のころ、御承知の突風が吹き荒れ、4町内会のテントが瞬く間の間にですね、まくし上げられたことは事実のとおりであります。どうして事故発生の際、体育祭を一時中断して、町民のけがの状況、また車の、車がちょうど大変損傷しましたけれども、このぐあいとか、それから、テントの崩壊状況などの調査をしなかったのか。この点について伺います。
 また、この事故に対して、町の事故処理はその後どういうふうにしたのか。被害者のけがをした町民、また、車を損傷した町民に対して賠償問題は発生しなかったのかどうか。この件について伺います。また、4町内会のテントの修理代は町が支出したのでしょうか、町内会が負担したのでしょうか、この点についても伺います。
 最近の言葉で、「天災は忘れる前にやって来る」と。備えあれば憂いなし。町長、この際ですね、町民の安全を第一に考える町長でありますから、大規模行事に限らず、町民参加に対応できる賠償保険、スポーツ保険等の対応策を今後講じていく考えがあるかどうか伺います。
 次に、本町の治安対策について伺います。
 本町南部地域に早急に交番を設置してほしいと。この件につきまして、私は9月の定例議会で一般質問をいたしました。正式には11月27日新聞各社の報道の中で具体的に掲載され、翌11月28日、東向陽台地区町政懇談会の場で町から発表されました。この交番の問題は、ちょうど振り返れば、東向陽台学区に交番設置要望について、町と町内会が平成6年から一体となり大和警察署に要望して以来10年が経過し、来年4月に新設の実現を見ることができましたことは感慨無量でございます。富谷町、地域の町内会が安全で安心して住める町づくりを根気強く要望、熱望の結果であったと心から喜んでいる一人であります。この件に関しまして御苦労願った方々に改めて心から感謝を申し上げるところであります。
 そこで、具体的にお伺いします。
 新設交番の開始の時期はですね、何月何日になるのか。場所の住所をはっきりお答え願いたいと。それから、この交番は、新設交番は24時間体制なんでしょうか。それで、何人でこの体制をしていくのか。それから、この新しい交番ができても、富谷交番は現状と一緒のような24時間体制の今の現状の配置でいくのか。お巡りさんのですね、人数ですね。新設交番のパトロール範囲とか、それから、鷹乃杜駐在所が連絡所になると聞いておりますが、連絡所と駐在所の違いについてお伺いいたします。
 以上で私の質問は終わりにいたしますが、町長より明確な答弁をよろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 敬老会並びに体育祭の件でありますけれども、継続するか否やということでありますけれども、継続した方いいという意識調査、平成15年でしたか、意識調査をさせていただきました、対象者の方々に。そしたら、継続すべしという声が多かったものでありますから、多分に施設もかなりいっぱいにはなってきて、対象者がですね、 1,500名ぐらいになっておりますから、かなりの人数にはなってきておりますけれども、まだ意向としてやるべしという空気があるとするならば、まだあの施設で入れる間はやっていくべきでないだろうかと、このように受けとめております。
 それから、体育祭についても同じようなとらえ方。特にですね、特にご案内のとおり富谷の町内では、転入 2,500人、転出 1,500人が一般的な動き、平均的な動きであります。これは、単年度でなくて10年ぐらいのスパンで見ますと、1年の戸籍の動きが 4,000人ぐらい持っておりますから、したがって、人間関係の構築、それが町内会活動にぜひというお願いを申し上げてきた形の一端だと思っておりまして、体育祭も継続の方向で関係役職の方々、公民館協力員さんとか、区長さん方とか、体育指導員の方々とか、こういう方々のご意見なども参考にしながら、ただ、町内会の数がまだまだふえてきたとき、また新たな検討も必要でないだろうかという、そのときはその中で継続すべしという形で継続の中でどういう手法があるのか。ただ、人と人との輪をつくっていく、そういうことからすると、もう少し継続の方向でという考え方であります。
 費用的には必要最小限の分で進んでいるんでないだろうかと、このように思っております。
 それから、職員体制の問題でありますけれども、職員体制、代替休暇の形をとっております。したがって、それらについても今後もそういう形で進めてまいりたいと、このように思っておるところであります。
 それから、ことしは途中で放送で風が強くなったので注意を喚起させていただきました。しかしながら、あのような状況で突風が参りました。したがって、その結果ですね、おかげさまで、おかげさまでグラウンドで転倒してけが人含む12名の方々がけがというか、けがという形になりますか、すり傷も含めるとけがという形になりますか、12名でありました。で、大半の方々が軽傷で終わりましたので、おのおのの町内会で入っている保険の対象まで行かないで終わったようであります。
 それから、テントについては、3町内会五つのテントが飛ばされた形であります。これは保険関係対象になりませんでして、大変御苦労多いわけでありますけれども、これはおのおのの町内会で今苦慮しながら準備、新たな更新をしているような状況にあります。
 それから、自動車については保険対象なりまして、おのおのの自賠責、そういうもので埋め合わせしていただいたと、こういう報告であります。
 それから、町としての体制ですね、そういうことで今後も、経験いたしましたから、なお一層注意を喚起しながら、今後対処してまいりたいと、こういうふうに考えているところであります。
 次に、第2点目の交番設置の件でありますけれども、先ほど冒頭申し上げましたように、時期は、開設時期、今営々と積み上げているわけでありますけれども、どうしても急ぎたいと、町としても急がせたいと、こういうことで、新年度4月1日を目標に準備しております。多少の、これは施設と人的な配置とありますから、その辺をクリアしながら、町としては新年度の初めと、こういう形で4月1日を目標に関係当局に要請をし、その方向で進んでいるようであります。
 場所については、場所については町道七北田西成田線のあの幹線道路、いわば成田松下販売事務所と申しますか、あの後ろ、斜め後ろ、西側と申しますか、幹線沿い。幹線沿いに警察当局があのかいわいとして、南部地区としては南部、東向陽台も含む地域として、いろいろ本部なりなんなりで治安体制と、今現在の治安体制の整備状況からし、また、かつまた、今後富谷が、また周辺が、人口の動き、治安をスピード化していくためにということで選定したのがあの場所ということであります。住所はわかるか、住所でいくと。そういう場所で今準備を進めているところであります。
 それから、人的体制、24時間勤務に掛ける6でまずスタートで今準備を進めていただいているところであります。いわば3交代24時間勤務と、こういうことで、町としては今後これを増員強化、これは目標値でありますけれども、当面とにかく開設させることが目標でありますから、最小限の6人体制3交代24時間勤務と、こういうことまでこぎつけました。
 それから、あそこの守備範囲、いわば富谷に2カ所の交番になるわけでありますから、それらについては富谷全体を二つに24時間体制で南部と富谷地区、いわば富谷を2等分し、両方で相互乗り入れしながら、重点的に南部地区をいわば泉境からやっていくと、こういうことの報告であります。
また、一方で、今まで同様県警察本部の移動しているパトロールの充実強化、富谷地内もなお一層監視監督してもらうように要請もいたしております。
 一方、泉署と大和署との連携プレーももっと充実強化して、富谷の治安を守ると、こういう要請をも聞き入れていただいて進んでいるようであります。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) 6番磯前 武君。

6番(磯前 武君) 今の町長の説明でよくわかりましたが、富谷交番についてはですね、現状と一緒でよろしいのでしょうか。
 それから、鷹乃杜駐在所が連絡所になるというふうに聞いていますが、この連絡所というのは、今まで黒川、大和管内にはなかったわけですが、この連絡所と駐在所の違いについて、ひとつご説明というか、ご答弁をお願いいたします。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 今申し上げましたように、富谷町、とりあえず地理的に富谷町を2等分して、富谷交番はそのままで24時間体制で、いわば大きく分けて北部的な今現在。それから、成田に設置されるやつをという2カ所に、ですから倍増した充実強化と。人的体制は多少、これは警察の人事管理の中にありますから、かなり窮屈であります。窮屈でありますけれども、先ほど申し上げましたように、24時間体制、最低必要限の6人体制、町としては6人体制以上に持っていくということでありますけれども、スタートはそういう形になろうと思っております。全体が狭隘でありますから、宮城県の警察力が全体が狭隘でありますから、一気にとはいきませんけれども、富谷町としては今後も充実強化を詰めていくと、こういう形でおるところであります。
 一方、鷹乃杜の駐在所を連絡所という発表、これは宮城県警察本部として、宮城県の治安体制を守るための絶対の再編計画の中の鷹乃杜連絡所という。廃止も議論になったと思います。しかし、せっかくあるものを、何とかそれで連絡所という形で、実際は常駐いたしませんけれども、そこも何らかの形で生かしていくと、こういうふうにまでなってきたようであります。したがって、あの地域は成田交番なり富谷交番。したがって、鷹乃杜がそういう連絡所になったから治安体制が薄まったということでなくて、むしろ24時間体制で、場所的には多少移動がありますけれども、私は充実強化されていくものと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、5番相澤 榮君。

5番(相澤 榮君) 私は、電子自治体に対する本町の取り組みについて、二つ目としてパソコン講習会の成果についてをご質問いたします。
 最初に、電子自治体に対する本町の取り組みについて。少子高齢化が進む中、情報技術、ITを活用して、住民サービスの質的向上を図ろうと業務処理を電子化した行政が、2005年まで世界最先端のIT国家を目指す政府のe-japan戦略で、住基ネットが昨年8月に稼働し、ことし8月25日に第2次稼働をいたしました。
 電子自治体は行政サービスを電子化するためのインフラ整備である。そこでは、行政の効率化、行政サービスの向上に主眼が置かれている。あくまでも行政の窓口事務の電子化、行政内部のネットワークであり、行政の窓口の内側にとどまっている。行政の窓口から外側に広がっていく電子化を考えなくてはならないと思います。
 ITの力によって一人一人が意見を表明したり、自由に行動できるようになってきました。パソコンは、障害が重くて外出することもままならない人たちの社会参加を促進し、就労を可能にし始めています。彼らは社会を支える側に回るのは難しいと長年言われてきた人たちです。福祉に扶養されるより、働いて納税できる自分でありたいという願いがやっと手に届くところに来ました。また、女性や高齢者など、これまで自分の力を発揮しにくかった人たちにもチャンスが広がったことを意味します。あとは人間の意識と社会システムの問題です。
 先日、電子自治体をテーマにした全国リレーフォーラムがありました。そこでは、繰り返し電子自治体化による住民サービスの向上や事務の効率化が強調されていました。しかし、私は、ITの未来を利便性や効率性の点からばかり強調してほしくないのです。
 確かに住民サービスの充実は重要です。しかし、私たちにとってITの本質とは、いかに住民の潜在的な力を引き出し、社会の中で生かせるようになるかということなのです。IT活用の目的を与える住民のサービスの向上から、すべての生活者への支援と意識を転換してほしいのです。
 電子自治体は、単に構築して終わりという話ではなく、ITによって人員を削減できる業務が出てくる一方で、町づくりのように人間でなければできない仕事に対するニーズは今後一層多様化していくだろう。IT投資は地方財政の悪化に拍車をかけかねない。どのような行政対応を目指すのか、そして、それを運用するためにITをどう活用するのか。ITはあくまで道具。そして、便利な道具だからこそ、同じだけの危険性をはらんでいることを忘れてはならないのです。
 さまざまな議論を呼んでいる住民基本台帳ネットワークのあり方や、信頼できる電子自治体の将来像は、住民の利便性を高めるとともに、行政の効率化、コスト削減も同時に期待できますが、一方で個人情報漏れやコンピューターウイルスなどでセキュリティー課題が課題として挙げられます。
 すべての人が、すべての人の力が発揮され支え合うユニバーサル社会の実現や、すべての住民の生きることへのサポートにITがいかに力を発揮するのか、2005年に向かって、町はITサービスをどのように考えますか。電子自治体は、身近な役所の姿、住民の生活をどう変えていくのか、次の6項目について質問いたします。
 一つ、電子自治体が必要とされるのはどんな理由なのか。二つ、インターネットによる申請手続の目標値は、住基ネット利用者の人数はどうなのか。3、費用対効果の十分な検証にいて。4、セキュリティーポリシー整備への対応について。5、電子自治体の問題点と期待できる可能性は。6、本町の電子自治体についてどんなビジョンを描いているか。
 次に、パソコン講習会の成果についてお伺いいたします。
 国民のIT利用技能の向上を重点施策に盛り込んだ日本新生のための新発展政策が閣議決定されたのは2000年12月である。当時の森内閣が 550万人程度がパソコンの基本操作や電子メールの送受信が学べるように予算措置をとられました。パソコン講習会は、自治体が開催する形で2001年1月から翌年12月にかけて全国で実施されました。住民がインターネット活用を中心とする情報技能を向上させることは、今後さまざまな局面で大きな意義を持つことと思われます。IT自治体を目指す国の施策に対応できるよう、本町でも2001年3月から今日まで継続的に取り組みがなされ、受講者も 2,140人を数えるまでに達しており、講習会自体が大いに役立っていると考えられますが、真の成果は受講者が学んだ内容をその後の生活に生かせるようになったかではかられるべきであり、講習会を開いただけでは事足りるとするのでは、意欲の芽を開花させないむだな事業に終わってしまいます。高齢者の社会参加や子育て主婦同士の意見交換など双方向的な情報の流れが生まれることで、地域は間違いなく活性化されます。地方分権、協働型社会の実現にも、ネットを介した知識の交流と蓄積は力を発揮さられることでしょう。講習会に足を運んだ住民が持っていた目的や意欲が形になる方向に後押しすることが地域のIT力を押し上げることと思います。講習会の意義を高めるために、次の質問をいたします。
 一つ、受講者が学んだ内容をその後の生活にどのように生かされているか検証作業について。二つ、受講者同士や情報技能を持った人たちのネットワークづくり等次の仕掛けを準備されておりますか。
 以上、インターネットが住民自治に果たす大きな可能性に期待して、質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点のIT国家関連について申し上げます。
 高度に電子化された住民サービス業務システムをインターネットなどを利用したオンラインの町民に提供できる自治体を目指すことが最大の必要性ということでおります。オンラインによる申請などによってですね、時間、場所などの拘束を受けることなく、さまざまな申請を家庭にいながら行うことができるよう目標値であります。
 また、情報の電子化により効率的な業務の遂行が可能になり、より便利で質の高いサービスを町民の皆様に提供することが最終目標であります。
 それから、目標値でありますが、インターネットによる申請手続を可能にするためには、町のホームページの充実を図ることが必要であります。また、転入転出などの住民異動が多い本町においては、広く情報を提供できる手段としても重要な媒体であると考えることから、今後段階的に順次推進してまいる。したがいまして、インターネットによる申請手続については、ホームページの充実とともに、1月に開始される公的個人認証基盤の整備をかんがみながら協議していく必要があることから、まだ具体な目標値を設定する段階ではないと考えております。
 それから、費用効果、ITを活用したノンストップ行政サービスを展開していくためにはですね、やはり公的個人認証基盤の整備状況、また、インターネットでの安全性の確保が大きく影響していると考えられる。安全性。安全性の確保も同時進行していかねばなりません。つまり、サービスを提供する上でもっと重要視しなければならないのが、ネットワーク上で、ネットワーク上を流通する情報の機密性、安全性、可溶性の確保だと考えているため、それらの整備状況をにらみながら、安全であることを明確に示された時点でその具体な検証を進めていきたい。
 次は、本年8月25日で施行されている住民基本台帳ネットワークサービスに係るセキュリティーポリシーについて策定、町では策定済みである。今後LGWANへの接続も予定されていることから、住民情報及び事務情報、すべての電子情報を包括した形でセキュリティーポリシーを10月末までに策定を目標にしながら、今準備を進めているところであります。
 次は、行政事務の電子化により、住民がいつでもどこでもだれでもさまざまな行政サービスを利用できるだけでなく、即時性、双方向性、窓口機能、コミュニティ機能などの特徴を備えるインターネットを有効に活用したサービスの提供が期待していただいている。しかしながらですね、その進展と相比例するように、情報格差という、先ほどご指摘あったように、情報の格差の問題が生じてくると。いわばパソコンなどにふなれな方々に対してこれらは顕著にあらわれてくることは、先ほどご指摘のとおりであります。したがって、それらの格差を是正していくのも行政の仕事であります。いわばふなれな人はだめですよというわけにいきません。したがって、そういう情報格差、また、ふなれ格差については、町としては音声、ファクスサービス、こういうものを媒体として押し進めてまいる予定であります。
 次に、行政事務の電子化については、平成13年4月に策定しております富谷町地域情報化推進計画に基づいて管理を基づいて進めているところであります。最終的な目標は、行政の情報化の推進によって住民福祉の推進となっております。特に国の施策であるIT国家を受けて、基幹業務の電子化を図り、住民情報の効率的な運用を推進し、住民のサービス向上を目指すとしております。
 この事業の推進には相当の費用がかかります。また、セキュリティーの確立もあります。現在はその段階を追って進めているところであります。したがって、今お話ありましたようにですね、行政内の向かっているんでなくて、住民によりスピーディーに、より効率よくサービスするというのが最終目標でありますから、一つありますね。いわばそのために役所があるわけです。もう一つは、役所の効率性ということは、これは当然これはITのみならず今後の日本の各自治体の最大の宿題でありますから、その効率性をどういうふうに人的な配分をしていくかということ、両面、二つのことを両立しながら、危機管理しながら進めてまいらねばならないと思っております。
 それから、パソコン関連でありますけれども、これもお話ありましたように、きっかけづくりということで始めました。いわばパソコンに一人でも多くなじんでいただく。そこからのスタートであります。なじんでいただいて、今でもあります高度に、もう少し高度に一歩踏み込んで、高度にというご要望も担当には伺っておるところであります。しかし、町としては、より薄く広く、いわば関心持っていただくということが大事だと。そこから先、なじんでいただけば、みずからどんどん進んでいく状況にもあるように伺っております。おかげさまで、この周辺には民間にパソコンのかなり高度な教室がかなりこの周辺に存在しておりますから、町としては、広くなるべくなじむ入り口の講習を今後も続けていくべきと思っております。
 それから、次の仕掛けということでありますが、今後は、今申し上げましたように、なるべくその中でもご意見を、講習受けた方々 2,000名を超えておりますから、その後の追跡別とか、それからご意見なども聞いて、次に、今申し上げましたようなことも基本でありますけれども、皆さんのそういう参考なる意見もいただきながら、次の段階に踏み込んでいけるのかどうか検討してまいりたい。検証してまいりたいと、こういうふうに思っているところであります。

議長(相澤 武雄君) 5番相澤 榮君。

5番(相澤 榮君) 住基ネット、住基カードの利用者数はどのぐらいあるかということをお伺いしたんですけれども、そのことについてはお答えなかったんですが。
 構築費用がですね、 3,200万ぐらいかかってて、年間の維持費が 760万ほどかかっているわけですね。それで、これをもっともっと有効に利用するためにはですね、やっぱり推進という話が出てきましたけれども、推進の方法を町の方から積極的にしていくのか、住民が興味を示して、それで住基カードを利用するというふうにするのか、その辺をお伺いしたいと思います。
 それから、大分このシステムについて金がかかるわけですけれども、関係隣接市町村とシステムの共有ということができるのかどうかということをお伺いします。
 それから、セキュリティーの問題で保護条例が施行されておるわけでございますけれども、ほかの自治体へ情報が行った場合に、そこから漏れるという可能性もあるわけでございまして、情報がひとり歩きするという部分もあるんですけれども、ほかの自治体の問題も関連するわけですけれども、その辺のことについて、できたらお答えいただきたいと思います。
 それから、それに関連しまして、住基ネットに対してインターネットで不正アクセスができるというようなことで新聞に載ったことがあるんですけれども、それについても、まあ、どのように対処していくのか。
 また、本町の今後のビジョンとして、電子入札とか電子投票、それから住民の利用する公共施設が家庭でできるのかどうか、その辺まで目指すのかどうかをお伺いします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 多少二つに分けた方いいと思うんですけれども、住基カードについては、極めてですね、極めて高いものですよ。今四つの市でしか使えないわけで、全国で。ですから、これは物すごいコストからいったら、入り口としては高い方だと思っております。富谷の町でも幾らも持っていないはずであります。本当に数えるぐらいしか持ってないと思います。しかし、方向としては今後、その膨大な国家的な投資をしたわけでありますから、これらが運用していくために、今後お互い技術的なことを考えながら、技術的にはかなり進んでいると思うんですけれども、危機管理ですね、危機管理、今お話ありましたように、危機管理の問題も含めて慎重に相進んでいると。そのための、ですから今は、今現在の設備投資からしたら物すごい高い高価なものだと思っております。長期的に見れば、それを効率的、経済効果としたら安いものになるように今後進んでいくものと、これは全国ネットでいくものと思っております。
 それから、広域的なことについては進めておりません。これについてはおのおのの町で、自治体でいいわけでありますから、今のところ特別相談はしてないはずであります。
 それから、危機管理、セキュリティーということは、これは犯罪でありますから、今でもやる気であればやれるとも伺っております。犯罪を覚悟でやっていただくならば。ですから、犯罪起こさせてなりませんから、最低、最終的にこれは危機管理を守りながら、しっかりしたもので慎重に進んでいるものと思っております。これを超えて、今のお話のようにこれを超えてやるのであれば、本当に犯罪でありますから、これは厳重に、富谷とかなんとかでなくて、これは日本国民としてしっかり処罰してもらうと、こういうことになると思います。慎重でなければならないと思っております。
 それから、別な、これは住基ネットでなくて、別な形だと思うんですけれども、入札とか家庭でというのは、先ほど申し上げましたように、これらは今後別な形で進めて検討してまいりたい。一部入札そういうもの、それから家庭にいてもというのは先ほど申し上げたとおりでありますけれども、それらの構築は町の施政の中で順次研究し、安全、コストと効率とそういうものを考えながら、それから他市町村で一部動き出したものを参考にしながら研究してまいりたいと思っております。

議長(相澤 武雄君) 5番相澤 榮君。

5番(相澤 榮君) 住基カードの利用者数教えていただきたいと思いますが。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほど申し上げましたように、ごく少数だと思ったら、やっぱり29件だそうです。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時59分休憩

午後1時00分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 3番山路 清一君。
○3番(山路 清一君) 私は、今回、災害等におけるボランティア組織の確立、入札において最低制限価格の設定、この2点について質問します。
 町民だれもが認識している災害に必ず起きる宮城沖地震があります。ことしだけでも大きな地震が3回発生し、被害が出ていることは皆さん御存じであります。そのうちの2回は宮城県です。
 私も6月の一般質問で質問させていただき、また、前回の9月の一般質問では2人の議員が質問し、住民の関心の高さが感じ取れます。必ず起きる宮城沖地震に対して、対策室を立ち上げ、現在30数名の職員が危機管理について行動しております。いざ地震等の災害が発生したときは、50数名の人たちが担当するとのことです。世界、日本を見ても、これほど発生が間違いないと言われている地震はほかに類がないとのことで、宮城県には以前大きな地震に見舞われた神戸市を初め多くの関係者が訪れ、今や注目の的になっています。
前回9月の一般質問では自主防災組織等について質問がありましたが、町長は、1番目に自分の命を守り、2番目に他人を手伝い、そして、住民に対して緊急連絡態勢を検討、研究する。また、町内会を単位とした防災組織の結成を促進しているが、町として強制できない。体制を整える協力をお願いしたいと答弁しております。しかし、私は逆だと思います。今住民はこれだけ多く関心を持っていることはほかにありません。今町が率先して働き、動きかければ、37行政区の区長、住民はすぐにも賛同します。町内会単位で取り組める問題ではありません。
 さて、そこで今回は、ボランティア組織の確立について質問させていただきます。
富谷町も、介護保険でもおわかりのように、熟年層の問題、共稼ぎの問題、団地特有の問題。これは、日中は留守、近隣も知らないなど、いざ災害が発生したら、近くのだれに助けを求めてよいのやら行政区の区長でさえわからない状況です。
 宮城県北部連続地震の際には、河北新報にも毎日連載されて、ボランティアの方々のお話が連載され、私も感動しました。日本じゅうからボランティアの人たちが集まり、被災された方々の手伝いをされ、本当にすばらしいことと感じ、何もできない自分が恥ずかしく思い、実際富谷町が災害に見舞われたらと思うと、何かしら行動に出なければと感じられずにいられませんでした。それらを見て、富谷町、いや、地区地域のボランティア組織が一番必要だと感じ、今回の一般質問としました。
 災害が発生したら、県、自衛隊もすぐには来てくれません。皆さんも認識しているとは思いますが、来るまで、確認、報告、要請等で時間がかかります。まして全国から来るボランティアの人たちを待っているのでは、助かる人も助かりません。町、地域地区、そして近隣の人々の輪と力が必要です。特に重機類を持っている町内の建設業の方々に対しては、常日ごろから連絡体制も含め要請手段の方策などマニュアルの確立が早急に要望されることです。
 県、自衛隊、ましてや富谷町以外の建設業者は、自分の市町村対策に追われ、他市町村まで手が回らないのが災害時初期の状況かと思われます。町長は、9月の一般質問において、「全住民に対して緊急連絡法を検討、研究する」と述べております。起きてからでは遅過ぎます。今ここにおられる皆さん、悔いのないように災害に対応しましょう。県や自衛隊ではなく、富谷町、そして37行政区の住民全員で町民の命を、財産を守りましょう。そのために富谷町自身が率先してしなければ、行政区単位では決してできないボランティア組織の確立について伺います。
 質問事項1、町でボランティアを要請することのできる姉妹都市、団体等はあるのか。宮城県、自衛隊以外。二つ、災害に遭ったとき早急に招集できる町内の建設業団体等の組織はあるか。ボランティアも含め、人命救助に必要な重機類の確保。3、町内町民によるボランティア組織について町の方針はあるか。
 次に、2点目としまして、入札時において最低制限価格の設定を質問します。
 ことしの6月から7月にかけて、河北新報に連載で「土建会社は変わったか」との記事が載っておりましたので抜粋します。「宮城県は、02年度、談合防止に有効な一般競争入札の本格導入に踏み切った。効果てきめんで、平均落札率は前年度比10ポイントダウンの79.3%に急落、業者間の活発な競争が行われていることを裏づけた。建設市場の縮小が競争を加熱させ、以前は、目当ての工事が受注できなくても、順番を待てば別の工事が回ってきたが、今はその保証がなく、赤字でも取りにいかざるを得ない。地元業者の話。厳しい値引き合戦で、競争は適正水準を超えたとも言われ始めた。過当な競争は業者の経営力を弱め、労働条件の低下を招く。手抜きや欠陥工事を危ぶむ声も多い。しかも争っているのは地元と県外の地方業者だけで、ゼネコンは入札参加を敬遠するいびつな現象を生んだ。ゼネコンが採算ラインと見る落札率は85%から90%で、各社は宮城の工事は割に合わないと言う」。これらのことは富谷町に 100%当てはまるとは思えないが、宮城を富谷に、県外業者を町外業者、ゼネコンを町内業者に置きかえてみるとどうか。7月13日にはこのような記事が掲載されております。「宮城県は、昨年4月、一般競争入札を本格導入し、参加対象者を大幅にふやす制度改革を実施。不況も重なり、価格競争が一気に活発化した。その反面、採算性の低下を招き、不採算工事の受注に消極的なゼネコンが参加を一斉に見合せ、地元と県外の地方業者だけが値引き合戦を繰り広げる状態が続いている。参加業者の減少傾向は地方の建設業者も敬遠し始めた結果、より多くの業者が参加して価格と技術を競い合う競争入札本来の姿から外れている。地元業者の一人は、建設市場の縮小で、これまでは採算割れでも無理して受注を目指したが、低価格競争がこうも続くと経営的にもたないと当面県工事からの撤退を決めた」。また、8月30日の河北には全国都道府県落札率ランキングが掲載されており、2002年度予定価格1億円以上、この場合、東京都が3億円以上、神奈川県は 1.5億以上となっております。何と宮城県の落札率が一番低く 86.77%。東北では12位に山形県 93.71%、岩手県13位 93.77%、青森県21位 95.57%、秋田県22位 95.68%、福島県は40位97.1%。最高は鹿児島県の 98.16%、平均では 95.28%となっております。
 さて、目を富谷町に向けるとどうでしょうか。富谷町においては、予定価格により指名競争入札と条件つき一般競争入札に分けて行っておるとのことで、また、落札価格には最低価格の基準がない。言いかえれば、極端ですが、1億円の予定価格が1万円で落札されてもおかしくないということになります。これは随分昔の話なんですけれども、あるゼネコンが皇居の仕事をこのように受注した記憶があります。これは例外で、入札に参加した目的が異なっておりました。
 富谷町に税金を払い、土木建設業を営んでいる会社は約10数社あります。今年度の条件つき一般競争入札に参加して落札できた会社はそのうちの数社だけです。落札していく業者はほとんど町外の地元業者です。成田中学校などのような大型工事で、条件つき一般競争入札に参加できる主要ゼネコンを除きますが、なぜかというと、入札において富谷町は最低価格帯を設けていないからです。そのため、町外から入札に参加した業者が、専門用語ですが、たたいてとるのです。どういうことかというと、利益を度外視しても受注しております。
 なぜこんなことが言えるかといいますと、質問の一つにもある内訳書の配付です。例えば他市町村では、土木工事において現場説明時に金抜きの内訳書を設計図と一緒に配付し、それに参加業者が県単価等の公表積算単価を入れ、各社が内訳見積書を作成し、入札時に提出します。言いかえれば、直接間接工事において各社ほとんど同額の見積もり上がりになるわけで、経費に関しても一般経費率が決まっており、各社のばらつきは、自助努力というか、仕事欲しさに極端に見積もり価格より30%、40%、50%も切り、入札時に札を入れるとのことです。一般に業界では直接工事は見積もり上がりの60%と言われております。資本主義の世の中で、利益のない販売、仕事はありません。利益がなければ生きていけないのです。例として8月29日に行われた入札においては、42%、55%、60%の低い落札率で町外の業者が落札しております。そのほかに行われた入札においても例外ではなく、低い落札率で町外の業者が工事を受注しており、今お話ししました以外の低い落札率での受注もあります。
 今回、私の一般質問の中で、予定価格における落札率をランク別に答弁するよう質問しておりますが、平均では75%前後にはなっていると思います。しかし、これはあくまでも平均です。1億円前後の落札率が高い値でクリアしているからで、富谷町以外の地元業者が受注した平均落札率はこんなものではないのです。
 こんなことで、富谷町に本社を置き、町に税金を払い、健全な会社は採算を割ってまで競争して受注できません。また、受注する気にもならないと思います。町に毎年税金を払っている会社がしり込みをしている状況です。
 昨年度の質問の中に、最低価格について町当局は、一長一短があり、議論もされているので導入しませんと答弁しておりますが、そのような議論の中に私も加えさせていただきたいものです。宮城県と仙台市などは最低価格帯を設けていませんが、国土交通省などの基準となる価格帯を割って落札したときには、再度内訳書等の内容を詳細に調べ、本当に落札価格で仕事が手抜きなくできるのか、問題があるときは落札を取り消すとのことです。また、近隣の某市においては、最低価格を68%に設け、それ以下の場合は不調にするとのことです。
 私は、自分が今まで経験してきたこと、そして、今自分が置かれている立場を十分に理解し、富谷町、そして町に税金を払っている地元商店、企業の皆さん、お互いに切磋琢磨して、公平に競争し、税を還元していただき、町とともに発展することを切に望み、まだまだお話ししたいことはたくさんありますが、ここで質問事項の答弁を伺います。
 質問事項1、例として土木工事入札内訳書は各社に同様の数量で金抜き内訳書を配付しているのか。また、別の方法なのか。2番、内訳書を配付するのであれば、その内容。直接工事、間接工事、一般経費。3番、指名競争入札と一般競争入札の基準はどのように分けているのか。4番、落札率。(1)としまして 500万円未満、(2)としまして 500万から1億円未満、(3)としまして1億円以上、(4)としまして(1)から(3)の平均落札率。これは、(1)、(2)、(3)の金額は町で分けやすい方法でも結構です。は、何%か。5番、今年度の最低落札率、最高落札率は幾らか。6番、近隣市町村の最低制限価格への取り組みはどのようになっているか。7番、予定価格より大幅に低い価格で落札したとき、町の工事担当者と工事内訳など提出された内容に相違ないか。実際に工事に支障はないか。確認はしているのか。8番、最低落札価格について、町としても一長一短があり当然論議されていることと思うが、今後の取り組みはあるのか。以上のことについて質問いたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の災害ボランティアの組織でありますけれども、災害時にはボランティア受け入れが容易に行えるように、社会福祉協議会にですね、福祉健康センター内に富谷町ボランティアセンター本部を設置して、社会福祉協議会ともどもその運営に当たると、こういう計画で準備が進められております。
 それから、防災計画でも示しているとおり、赤十字、日本赤十字社宮城県支部と連絡調整を行って、効果的なボランティア活動が支援できるようにしていくと。
 それから、第2点には、町内の事業所、重機などの保有状況は把握しております。発生時に必要に応じて要請していくと防災計画でも発表して、計画にも盛り込んでおります。
 それから、町内のボランティア組織は、災害時に改めて組織される、今お話ありましたように、日ごろから町内会、もう少し強くということでありますけれども、私は、いろんな機会をとらえて、町内会、各種団体を通して、この災害時にお互い、ボランティアという片仮名よりも、お互い奉仕の心、助け合いの心の希薄さを埋めていかねばならないということを訴え続けてまいりましたし、今後もそういうものを伝え、ご協力いただいていこうかと、このように考えておるところであります。特にですね、いろんな防災、災害の種類によっていろんな形が出てくるわけでありますけれども、富谷でも20年前には当時の2市3町にわたる3日3晩の林野火災という形も経験しておりました。そのときの経験も踏まえて防災計画に盛り込まれておりますし、また、最近で、宮城沖、昭和53年でありましたか、あれらが一つの手本モデルにもなっておりますし、この間のことについては、これまた防災計画上は盛り込まれておりませんけれども、身近なものとして新たな町民の方々に示していかねばならない、ご協力なり、守っていただく努力をしていかねばならないというふうに思っております。
 その中でですね、いつかも申し上げたような気がしますけれども、水関係とか、非常食、そういうものについては、少なくとも他市町村よりは完備していた方の町だと思っております。これは、その宮城沖地震なり林野火災などの経験値からして進めてきたつもりであります。その中の水などは、かなり確保の状況ありますけれども、この間の宮城連続災害地震でですね、当事者の町村のお話を聞いて、改めて命あっての水、命あっての非常食、こういうことからすると、いかに命を守るかという手はず。そうすると、ある物をおのおのご家庭でということの参考意見などもいただいております。
 しかし、それが、あるときは、平時のときにはそれが犯罪道具にされることもあり得るわけでありますから、そういうものを勘案しながら、災害と犯罪に使われないような方法も今後も考えた、命を守るための安全対策をしていかねばならないと考えております。
 したがって、議員ご指摘のように、町民全部の方々に奉仕の精神、そして自分を守るということをもっともっと徹底してまいらねばならないと思っております。
 それから、宮城県、県とか、もちろん県が先頭にならねばならないわけでありますけれども、自衛隊の支援体制というのはさすがに速いです。したがって、これは、この間の連続地震、宮城連続地震なんかで非常にスピードがあります。ただ、交通網の体制が悪いために現場に到着がおくれたわけですけれども、スタート、体制、そういうものはさすがに自衛隊の体制は整っております。我が町においても、より町外で現場、いわば対策本部に駆けつけているのは自衛隊のレスキュー隊であったりという形もありますし、そういうものをもっともっとやっぱり非常時においては、非常時、災害時においてはご協力いただく体制は、これは宮城県なり、一義的に宮城県の責任もあるわけでありますけれども、これらを体制を整えていかねばならないと思っております。
 せっかくかなりの訓練も何回かさせていただいておりますけれども、防災ヘリの基地は、県の防災ヘリの訓練だけはしております。しかし、そのほかにも空からの体制の受け入れ体制は整っているわけでありますから、これらも宿題としていろんな形で進めてまいらねばならないとも思っております。
 第2点の入札関係でありますけれども、順番に申し上げていきますけれども、本庁舎の2階のご案内のとおり情報コーナーで金抜き設計書、金抜き設計書、特記仕様書、図面などを絶えず閲覧させていただいております。それから、内訳書については、単価表、明細書、本工事内訳と積算が可能なすべての項目について閲覧をしております。
 それから、工事請負業者などの選定委員会に付議された工事案件、 130万以上 500万円未満については指名競争入札、 500万円以上については一般競争入札を守っております。
 それから、落札率の云々でありますけれども、 500万未満は62件、14年度実績でありますけれども、62件、件数で 83.14%、 500万から1億未満36件 77.43%、1億円以上3件 87.55%で、全体平均が 101件の 80.85%の実績で、結果であります。
 本年度の最低落札率、最高落札率についてでありますけれども、最低は37.6%、最高は99.7%。
 それから、近隣町村との比較でありますけれども、大和町は最低制限設定はなし。予定価格の事前公表がされている。ただし、大和町は、最低価格調査設定で 250万円以上、 2,500万円以上は設定しているということです。それから、大郷、最低価格は設定なし。最低価格の調査設定が 1,000万円以上。それから、予定価格の事前公表は入札直前。大衡村、設定なし。予定価格の事前公表は入札直前。それから、仙台市、設定価格なし。ただ、調査設定が 500万円以上。予定価格の事前公表は 5,000万円以上と、こういう近隣町村の状況となっております。
 それから、次の問題で、入札時に提出した積算内訳書と設計書の突き合わせは工事着工前に確認をさせていただいております。今までの低入札での積算内訳書の内容を確認すると、諸経費の率を極端に低く算定しているものが散見されているというふうに担当の方では受けとめております。工事に関しては、有資格技術者の配置を必要最低限の条件としておりますが、技術者の技量によって現場の仕上がりのよしあしが大きく左右されますので、発注者としての監督管理を特に注意している、こういう形であります。
 それから、最低制限価格については、ダンピングを防止するという目的から設定し、活用している自治体は先ほどお話しのようにあるようであります。積算書に基づく予定価格はありません。あくまで目安であり、目安に基づいて決定される最低制限価格も目安にしかならないというふうにとらえているようです。最低制限価格を下回ったからといって、失格という論理にはならない。発注者の立場からすると、こういう考えで本町では進めてきているところであります。いろんな議論がこのことについてはあろうと思いますけれども、町としては今この形をとらせていただいているところであります。

議長(相澤 武雄君) 3番山路 清一君。

3番(山路 清一君) 大変ご丁寧に返答していただきまして、ありがとうございます。
 ボランティア組織の確立について少々述べたいと思います。災害は忘れぬうちに来る。宮城沖地震が関係者に言われていることです。例えば行政区ごとにボランティア組織を立ち上げたとしても、37行政区、富谷町全体を見ればばらばらな組織にしかなりません。富谷町が基本を定め、それに従い行動しなければ何もできません。町としては、職員が少なく、大変忙しい時期かもしれませんが、実際災害が発生したら、それこそ大変なことになります。危険予知活動ではありませんが、前もって取り組まなければならない大きな課題です。今やボランティア活動が教科単位として認めている学校が数多くある中、それなりの盛り上がりがあります。
 富谷町には婦人防火クラブが31行政区に置かれており、先ほどお話ありましたように、赤十字奉仕団団員登録表が各行政区長のところにあり、いざというとき団員に連絡できるようになっております。ボランティア組織についても、各行政区で団員を募り、登録し、連絡網を作成し、いざというときに人命、財産を守れる組織の確立が必要かつ不可欠と思います。ボランティア組織について今後も望まれます。このことについての答弁は要りません。
 次に、入札において最低制限価格について述べます。
 先ほど町長からはこれもお答えにちょっとお話あったんですけれども、最低制限価格について富谷町の今後の取り組みについて町長の答弁を聞きました。再度、最低制限価格の重要性を述べます。
 予定価格を大幅に下回り落札した業者が行うであろう方法として、1件の工事に関し中央ゼネコンは、その現場ごとに独立して予算管理を行い、一般に実行予算というものを作成します。当然利益のない工事はありませんが、たまに赤字受注の工事もあります。その実行予算に沿って、現場担当者、所長は直接工事・間接工事を下請に発注します。下請には予算以内で発注することになります。なぜかというと、当初立てた実行予算より利益が下回ると現場所長の責任問題になり、当然ボーナス、昇給にもろにはね返ります。そこで、利益が厳しい工事現場は次のような方法をとらざるを得なくなります。これはすべてとは言えませんが。安くても工事のできる下請を探す。受けた下請はたまったものではありません。生き残るために職人の手間を下げるなどあらゆることで利益の確保に努めます。例えば左官屋の父ちゃんの手間が下がる。例えば1日1万円もらっていたのが 5,000円に下がるということです。間接工事においては、特に大事と思われる安全面において、誘導員、足場、山どめなど仮設工事等。経費面では人件費、現場員を少なくするなど。そのため、工事管理、安全管理上大きな問題が発生します。そのほか話せば多くの方法があります。ゼネコンと地元業者は異なる面もありますので、一概には今述べたこととは相違あります。
 業者は、工事を受注した際に、以前は連帯保証会社を立て工事保証を行っておりましたが、近年は、保証機関に受注額に合った保証金を積み、前渡金30%、これは発注先により異なりますが、を受け取ることになっていることで、工事完了までその保証機関が保証するようになっていますが、一般に言われている最低価格を割って工事を受注したときには、その工事が完了するまで別の工事を受注したときの保証はしないので、冒険を侵してまで受注した業者は、保証を公的な機関から私的な機関を探すことになり、大変なことになるとのことです。富谷町は、最低制限価格を設定していないので、このようなことにはならないにしろ、公的な機関が暗に最低制限価格に対して防御線を引いていることがうかがえます。
 労働基準監督所がする仕事の中で一番多い仕事は何かといいますと、大多数の方が労災に関することとも思うでしょうが、一番多いのは賃金の不払いに関することだということです。元請が下請に支払いをしない。下請業者が社員、職人等に賃金を払わない訴えが一番とのことで、これらのことを考えても、適正な価格での受注が望まれます。
 予算決算書の中に不用額という欄がありますが、その不用額の多いことには驚きました。予算額に対して余ったお金のことで、特に土木建設工事において 1,000万単位で計上されており、例えば某工事において設計見積もりが出され、それに対し予定価格を定めることと思いますが、その予定価格を大幅に下回った価格で落札されており、その工事の計画・設計に携わっていた担当官はどういう気持ちになるのか。安く受注してくれて喜んでいるのか、はたまた自分の仕事の甘さに後悔しているのか、一度担当の方に聞いてみたいものであります。民間企業であれば、数千万円の余剰金、まして落札率が予定、計画予算の50%以下など、本人そして上司の責任問題になる大きな出来事です。能力を疑われて恥ずかしいことです。
 工事管理面上において、当然工事を受注した業者は施工前に各種書類等を町の担当者に提出することになりますが、それらの書類として一般的に、施工前、施工中、竣工時に分けての提出書類があります。工事の種類により異なり、施工前としては、契約書、工程表、現場代理人届、主任技術者届、工事保証など。施工中は鉄管工程表、下請届、施工計画書、機器使用機材承諾願、日報、月報、工程写真、各種試験結果、安全管理計画書など。また、竣工時には、竣工図、竣工写真、竣工書類一式等多くの書類を提出しなければなりません。

議長(相澤 武雄君) 質問途中でありますが、山路議員に申し上げます。質問通告内容に沿った質問をお願いいたします。もう少し質問に変えてください。

3番(山路 清一君) 落札率が50%だった工事管理など、私は満足な管理ができるのかちょっと疑問です。私は、ここで富谷町の入札において再度最低制限価格の設定を強く要求し、現場責任者の本音をちょっと聞きたいと思いますが、この場には現場の担当者がいらっしゃらないと思いますので、ひとつ今期最も落札の低かった工事の担当課長にお伺いします。落札価格が計画予定価格を大幅に割った場合、管理責任者として、担当者へ安全工事管理上どのような具体的な指示をしますか、お聞かせください。二つとしまして、今期今まで不用額の合計は幾らですか。答弁願います。以上、二つお願いします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) かなり専門的なことで、我々わからない分、書類しか見ていない分があるわけでありますけれども、最低制限価格制度、前に申し上げたとおりであろうと、いこうと思って今のところおります。先ほどですね、先ほど、工事をして税金を入れてって、これはいっぱいそれは出てくるんですね。ですけれども、公金ですから、町民4万人の、4万人近い人たちの公金でありますから、それを、じゃあ、それで云々というのは特別なとらえ方はないということも一つはとらえているわけです。よく一般競争入札をして、その中さ制限つけて町内業者だけにしなさいなんていうご意見もいただいたことがありますけれども、それでは一般競争入札の意味を体していない。これは、やっぱり公金はそれなりに一般競争入札であれば一般競争入札の姿が守り抜いていかねばならない。全国の中では、ゼロ円、ゼロ円ということは入札なりませんけれども、一切一般競争入札、こういうのが出てまいりました。そういう傾向にはあります。そういう傾向にあります。自治体間の入札制度では、今富谷では何百万円からやっておりますけれども、そこまで自治体が動き出したということだけは申し添えておきたいと思います。
 その他具体のことについては担当課長の方から申し上げます。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 最後の最低制限価格についてというようなことのご質問でございますけれども、これらにつきましては、先ほど町長から答弁したとおり、なかなか難しい面もございます。今後の町の取り組みといたしましては、低入札した場合の調査基準、先ほど黒川郡内、仙台市の例も申し上げましたけれども、低入札価格の調査、それの設定ということで取り組んでいるようでございます。本町といたしましてもそういった方向での取り組みを検討させていただきたいと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、8番細谷 禮二君。
○8番(細谷 禮二君) 私は、二つのことについて質問いたします。
 1点目は交番所新設の状況について、2番目は管理職の役職に停年制をという題で質問いたします。
 1点目の交番所、交番新設の状況については、先ほど同僚議員から質問されましたが、再度質問いたします。
 最近、新聞・テレビ等で報道、放映され、11月26日河北新報には、県警は新設する機構改革に成田交番所も含まれ、交番設置も一歩前進したように思われます。交番設置の要望は、平成6年から東向陽台地区行政連絡協議会または議会で一般質問等で再三要望、質問がなされてまいりました。平成6年、住民の切実なる要望として東向陽台小学校地区の住民が署名運動を起こし、行政と町内会が一体となって要望活動を展開し、大和警察署、宮城県警に東向陽台地区小学校地区に交番の設置を要望し、そういう経緯もあります。また、9月の定例県議会において地元中山耕一議員が一般質問で、防犯体制の充実について、交番・駐在所の設置に関する基準と今後の予定について、地域の連携強化についての質問を出され、県警本部長の答弁があり、現実に向かって一歩前進したと思われます。この間、本当に10年の歳月がたっており、住民、地域住民も一日千秋の思いで待ち望んでいると思います。その新設される交番所の候補地は成田何丁目何番地なのか。交番所の体制はどうなっているのか。新築する予算はどうなっているのかお伺いいたします。
 平成15年10月2日に発送された交番設置の要望に対する新たな動き、この報告についてお伺いいたします。
 交番設置の見込みあり、吉報報告文書は総務課長名で東向陽台地区町内会長に発送されております。東向陽台第一町内会長、東向陽台三丁目、サニーハイツ、明石台第一・第二・第三・第五、成田町内会長あてに発送されております。この文書について町長は御存じかどうかお伺いいたします。
 10年間行政懇談会等で要望活動が行われ、結果への報告であったと思われますが、町内会長からは、議員さんたちが知らなかったのですか、逆に質問されました。議会で再三質問してきたことに関する報告が議員には知らされていないのは、議会、議員を軽視しているのではないかと思われます。町長の考えをお伺いいたします。
 2番目について。管理職の役職に停年制を。地方公務員は、国民、住民の租税で負担で支えられております。すべて職員は全体の奉仕者でして、公共の利益のために勤務し、職務の遂行に当たり全力を挙げて専念しなければなりません。現在の役場の人事管理は依然として年功序列型で、給料は年ごとに昇給し、身分は保証されている。半ばやる気を起こす雰囲気を阻害しております。もはや時代の変化、社会の多様化に伴い、年功序列型から民間企業が採用している停年退職制、例えばJR、NTTの管理職は55歳で停年退職、宮城トヨタ、キリンビール等も管理職の役職を55歳で退き後進に道を譲る方法が採用されております。勤務評定昇任試験制度を導入し、若い有能人材を登用し、職員にやる気を起こす意識改革が必要と思われます。
 役場にとって住民は主人公であり、あいさつを通して住民とのコミュニケーション及び連帯意識を強め、外来者に対して、窓口の人はもとより職員一人一人が素直に元気にあいさつを交わす、言葉ならばどんなに明るい役場になるかわかりません。例えば、いらっしゃいませ、どういうご用ですか、ご用はお済みですか、ありがとうございます、またおいでくださいというように窓口に来た外来者に声をかける。
 11月6日の日、政務調査費で石川県鶴来町を視察したとき、課長さんの応対の仕方、窓口の職員からは、「いってらっしゃい」、声をかけられ、鶴来町町民憲章に「礼儀を正し親切で明るい町をつくりましょう」。これが実行され、我々議員7名は感心させられました。
 また、富谷町では行政財政改革の一環で助役、収入役を置かない条例が可決されました。昨日新聞に、奈良県明日香町では助役、収入役、部長のポストをすべて廃止する行財政改革案、管理職の手当を算定基準も見直し、55歳以上の管理職手当がなくなるということが新聞に報道されておりました。
 そこで、年功序列をやめて、民間企業の人事管理を採用し、職員にやる気を起こさせるためにも、勤務評定・昇任試験を導入し、若い有能な人材を活用する考えはないか。行財政改革を踏まえ、管理職の役職を停年にする考えはないかお伺いいたします。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 交番設置の件でありますけれども、先ほど磯前議員に申し上げたとおりの場所に持ちます。というふうに県警の方で選定されたものですから、したがって、宮城県の状況からして、本来は宮城県が一切合財、人的体制それから人的体制並びに施設、それが宮城県でやるのが当たり前のことでありますけれども、背に腹をかえられない。したがって町としても、人的体制は県警で責任を持って、それから土地は町としてぜひ、公共用地ありますから、それらを異動させながら、町としてもお使いいただきたいと。したがって、ぜひ体制を整えてほしいという要請で、建物については、企業、あの富谷町に存する企業を中心に、また、町内会などもこれを参画していただいて、額さまざまなようでありますけれども、そういう方々でご寄附をいただいて、宮城県にご寄附をいただくと、こういう形をとらせていただいて、今、形で準備を進めているところであります。
 住所を言いなさいということで、先ほどあの辺と言ったものですから、成田四丁目15の16番地でいいんだね。四丁目の15の16。15と16。15番と16番の場所と、こういうことで、したがって、予算については建物の大きさで、おおよそ宮城県警の方で大きさが提示されましたのでして、それに合わせてつくると、こういうことで、位置、今富谷である家1軒というか、一般的なご家庭よりもずっと安い価格で、事務所ですから、そういう形で仕上がるのかなと、こういうふうに考えております。
 それから、第2点の職員体制と申しますか、管理職の体制での問題でありますけれども、その中で民間の状況の一部お話もありました。私もまさに民間が、それほど日本の民間企業はそこまで来ているのかなとこう、その点については議員と同じ、民間が必死になってやっている、同じ意見を持ち合わせております。
 一方、公務員の内容でありますけれども、富谷町には、一番新しいのは本年4月1日採用の職員、いわば1年生がおります。一番経験豊かなのが42年生までいると思います。ご案内のとおり、富谷の人口の状況が、大体公務員の場合40年前後が奉職期間でありますから、まあ、もう少し前はそれより5年短かったわけでありますけれども、5年なり10年短かった歴史もあるわけであります。今は40年ですから、40年をさかのぼれば人口構成が非常に大きく伸びてきたということで、したがって、それによる吏員の数も、40年前ですと20人前後の吏員体制であったはずで、したがって今の10何分の1になる。そのぐらいの状況でありますから、年度によっては不採用の時期が飛び飛びあったわけでありますから、したがって、今の年齢で言うならば、高年齢の職員が少ないという形の職員年齢構成であります。決して年功序列が念頭に置いて進めているつもりはありません。
 二つあると思っております。1年生でも42年生でもですね、私は、職員のいつでも忘れられないのは、奉職の時期に宣誓をいたします。議員も別な形の公務員ですから宣誓したと思うんですけれども、その文面には、日本国憲法を尊し云々、そして終わりの方に、奉仕の精神をもって云々って、そこで署名捺印をしているわけでありますから、私は、1年生であろうが40年生であろうが、日本国憲法を守り、そして絶えず24時間勤務は誠実に、かつ、スピードをもって住民にこたえる。これが宣誓したときの心でなければならないんですけれども、中にはご指摘のようなこともあろうかもしれません。
 今1週間に5日間の、平均的には5日間の勤務、40時間勤務ですけれども、やっぱり週末は自分の時間でありますけれども、月曜日には5日間しっかり働くんだよというのが、私は奉職時のその住民に奉仕する、月曜日が疲れて出勤するということは、これは、土曜日曜の祝日には任命権者といえども私は何も申し上げることはありませんけれども、月曜日から精力的に勤務できる体制が、そのために週末があるはずだと思っておりますけれども、そうでないご指摘あるかもしれません。それらは十分反省してまいらねばならないと思っております。
 また、一方、全国の 3,200弱になりましたか、最近自治体の数が。その中でですね、今民間と違うところに公務員法という一つの法律の中で動いているわけでありますけれども、その今の存在する公務員法の中でも、先ほどお話あった以上な全国各地で、いかに人事体制なりなんなりを構築しながらスリム化し、スピード化し、そういうことに取り組んで苦慮している自治体が数え切れないほど出てまいりました。富谷としてもそういう自治体を参考にしながら、なお一層進めてまいらねば立ち行かない。特に、特に平成18年、17年のこの合併問題が終わって再編成自治体がした後に一つの区切りが参ります。そのとき新たな公務員に対する要請が国民的な課題として出てくるものと思っております。したがって、そいつを待つんでなくて、やれるところはやっていかねばなりません。で、今ご指摘の年功序列制という、いいか悪いか。それから問題が一つあります。それから昇給試験制度、これも一長一短あると。自治体の中でやっているところも少数でありますけれどもあります。一生懸命その問題のために仕事を軽視して、合格するためにして失敗したという自治体も出てまいりました。それが、したがって、自治体同士として昇任試験の是非については議論の分かれるところであります。そういうものも参考にして考えてまいって、また富谷としてはやるべきかどうかということはいろんな条件整備が必要かなと、こういうふうに思っております。
 したがって、いずれにしてもこの体制については、まずですね、もう一つですね、もう一つはやっぱり年功序列といえども、その経済効果、それから経済効果ですね。1年生より40年生の方が待遇がいいはずであろうと思いますから、これらに対するそれなりの責任と仕事が必要であります。一方で経験も生かしていかねばならないという宿題もあろうと思っておりますし、したがって、そういうものを勘案して、経済効率、経験も勘案しなければならないし、そういうものもろもろ判断しながら、全国の動きと合わせて富谷町でもこいつは改善は最大の私は願いでまいったものであります。
 先ほどお話ありましたように、助役、収入役というのは2人でありません。助役、収入役というのは、プラスそれには職員が1人専門についております。車が1台も専門についております。それらをまねている自治体もありますし、私の方としても公務員法の中で皆さんの職員のご協力をいただきながら、全国各地のいろんな参考例を受けながら、富谷町としても今までも取り組んできたつもりですけれども、今議員にご指摘いただいた。なお一層これを職員諸君にご協力いただきながら取り組んでまいらねばならないと思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) この際、2時15分まで休憩いたします。
午後2時01分休憩

午後2時15分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 まず、細谷議員の質問に対する答弁漏れがありますので、町長よりご報告いたします。若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほど、町内会長に云々、そして議会軽視云々というご質問に答えかねたものですから。落としましたので。
 極めて事務連絡なんです。町内会、東向陽台学区中心にご要望したりしていただいたり、成田地区がご要望していただいたりという形あったもんですから、その経過、ひとつ報告という形で事務連絡の形とらせていただきました。
 それから、つくる会という会も創設しなければならないということで、そんなことで事務連絡の形をとった。したがって、議会についてはこういう議場の場で正式に報告すると、こういうことで、決して他意のあったものでもありませんし、軽視したつもりでもなくて、極めて素直に事務連絡をさせていただいたことをご報告します。

議長(相澤 武雄君) 8番細谷 禮二君。

8番(細谷 禮二君) 答弁をいただいて大分納得するところもありましたが、やはりこういう書類については10月2日の時点では少し早かったのではないかと。やはり交番所、場所がどこになってというようなことがはっきりと決定してから、こういう町内会長またはここの地区の議員さんあてに連絡を出すのが本来の姿ではないかなと思いますが、再度町長の考えをお伺いします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほど申し上げましたように、そういう経過があったものですから、内容についてもあのような内容だったはずでして、極めて本当に事務連絡的にご報告の形をとらせていただいたので、私は、早くも遅くもというか、そういうご意見もあろうと思いますけれども、私は、ああいう報告だったから、内容的にはよしとして出させていただきました。

議長(相澤 武雄君) 次に、7番今村 寿君。

7番(今村 寿君) 私の一般質問は2問です。
 1問目は、成田、明石台地区に早急なる郵便局の設置をということでございます。2問目、終末、人生の終末、在宅ホスピスケア制度を、バックアップ体制も含めて、この制度を確立せよということでございます。特に今回は、いろいろ筋ジストロフィーだとか、いろんな難病だとかございますが、がん患者の末期のホスピスということに焦点を当てた質問にしたいと思っております。
 1問目。4月1日から、真っ向サービスということをスローガンに郵政事業が公社化されました。ユーザーから見て期待も大きいんでありますが、現在9カ月経過して、そんなに変わったのかなという実感をする段階までまだ至ってないように思います。郵便小包、民間では宅配便でしょうが、配達時間の要望その他、民間の方が的確だし、再配達するときの連絡も直接配達員に連絡ができる。さすがに夜の10時過ぎると、きょうは無理ですと、あしたの朝になりますということを言いますが、片や郵便局の方は、配達に出る人には連絡とれませんと、携帯も持たしておりませんということでございます。
 宅配便、小包に関しては民間企業で十分ですが、しかし、明治以来 120年ないし30年の伝統と信頼と郵便事業、貯金、簡易保険も含めたところの郵便局に対する要望は非常に根強いものがあります。これから高齢社会における郵便局の存在というのも、バックアップ拠点として大きな存在、意義もあるということが言えるだけに、要望が強いわけであります。
 過日富谷郵便局へ、明石台地区に、成田も含め、東向陽台地区といいましょうか、中学校区に郵便局が要望強いですね、何とかなりませんかと直接行ってまいりました。いや、富谷町からもそういう要請、町長初め総務課長からも聞いておりますと。しかし、御承知のようにどこかを廃止しないと新設が難しいんですということでございました。県警本部は廃止して新設をするということも聞いていますよと、郵政公社の方もそういうことを取り組まれたらいかがでしょうかという要望もしてまいりましたけれども、なかなかこうしますという返事は得られませんでした。
 平成以降に開発されました明石台地区、それから、少しおくれて入居が始まりました成田地区、今後ともさらに人口増が見込まれる成長地区でございます。従来より住民の要望が強い大型ショッピングセンターだとか交番は、既にオープンしたり見込みがついております。残るはこの郵便局でございます。
 なお、直接関係ないですが、将来的には民営化もされるという小泉内閣の方向も打ち出されているわけでありますが、どういう形態になろうとも、住人の郵便局開設に対する要望は依然として強くございます。それには変わりありません。本当に庶民の預貯金先であり、郵便の配達先であり、そういう意味で本当に必要なところだなという要望が強いわけであります。
 郵便局長に、どんなに民営化されても、必要な拠点は出すべきではないでしょうかという要望もしたんでありますが、いかんせん廃止ができませんのでという回答でございましたが、東北郵政局といいますか、そちらの方には要望しておきますということでございましたけれども、そこで具体的にお尋ねいたします。
先ほど郵便局も要請を受けていますということを聞きましたけれども、具体的に郵便局開設についての推進や取り込み状態を、現状をお聞きいたします。どのような取り組みをされているか。
現在町内には、郵便局、簡易だとかいろいろございますが、郵便局がございます。富ケ丘だとか、太子堂、あけの平、日吉台、もちろん富谷局もあります。過去の郵便局の開設のときの取り組みと比べて担当エリアの人口は多いにもかかわらず、具体的な取り組みが弱いのではないかという私は疑念を持っております。この点どうかお尋ねをいたします。
 第3番目に、町当局として、先ほどの交番、土地の提供なり関連地域企業の建物の寄附ということの取り組みの結果、県の動きとあわせたそのような結果が拠点へ導いた一つの方向だと思うならば、郵便局の開設についても、そのような具体的な土地の取得であるとか、提供であるというようなバックアップ策が具体的に示しながらの交渉になっていますか。そのような準備もされていますかということを3番目にお聞きするわけであります。
 それから、4番目に、上桜木のカインズホームの角に、今郵便局のATMが設置されております。それから、つい一月まだたちませんが、明石台の生協の駐車場の中に、郵便局のATMが開設されました。かなりの要望はこれでこたえられるということにもなるんですが、なぜか明石台郵便局のATMのところを見ると泉郵便局と書いてありましてですね、の明石台ATMとこうなっていましてですね、富谷ではないのかという、どういう管轄になっているのか。明石台地区というのは富谷郵便局に言っていたんじゃだめなのかという気も、あのATMの設置でちょっと感じましたので、その疑念についてもお答え願いたい。
 5番目、今後の富谷町、年度内に、もしくは年末までに4万人の人口になるかどうかという期待もあるわけですが、この伸び行く半分は南地区で支えている。その中で郵便局というとらえ方で見ると、先ほどのATMも少ししました、話も設置のしましたけれども、明石南という泉区の地域の方の利用も当然考えられるということになりますと、また、地域住民の話を聞くと、成田に交番ならば、郵便局はぜひ明石台に欲しいねというのが住民の偽らざる声でございます。いささか我田引水になりますが、町全体の交番、24時間体制であると、富谷交番と成田交番ということになろうかと思いますが、先ほど言いましたように、あけの平地区に郵便局あります。富ケ丘にもあります。そうしますと、成田に交番置かなきゃならないという理由はわかりますが、郵便局は明石台でいいんではないかと、住民の声もあるというために、この5番目の質問をいたします。
 以上、現状なりの取り組みについては聞きましたが、最後に今後の推進と見通しについてお尋ねするわけであります。
 第2問目、終末在宅のホスピスケア制度を確立せよということでございます。先ほど言いましたように、いろいろ原因不明の難病だとかいろいろございますが、一番対象が多いのはがんの末期患者が尊厳を持って最期を迎えるということができる制度なりホスピス。
 いつか新聞で読んだんですが、中国では救急車が病院から自宅へ向かう。日本の常識と反対だね。医学が中国が進んでいるか日本が進んでいるかわかりませんが、最後の息を引き取る終末は住みなれた自分の家で、たとえ1週間でも、10日でも、1カ月でも、別れを告げて旅立ちたいということ、また、そういう尊厳ある死を迎えるのが、本来人間の尊厳を尊重し、最期ではないだろうかと思うわけであります。
 いずれは訪れる人生の最期をどこで迎えるか。なぜかこのようなことになりますと横文字になりますが、QOL、クオリティー・オブ・ライフというそうですが、生命と生活の質を高めて、それを維持しながらこの世を旅立っていくと、最期のところを迎えると。俗に言うじゃないですか。病室に入れられて、スパゲッティを食べているような状態で管をいっぱいつけたままであの世に旅立たなければならない。本当に尊厳ある死なのか。それを高めていかなきゃならない。
 幸い宮城県は全国に先駆けて在宅ホスピスケアみやぎ方式というのを打ち出している先進県であります。終末のときを人権を守りながら、単なる延命治療、何日間何時間だけ命を延ばすというだけではなく、住みなれた自宅で、尊厳を持って、生活と人生の尊厳を高めながら、価値を高めながら、QOLを高めながら、次世代へ生きる力を伝える瞬間が死の瞬間ではないだろうかと。それを大切にする取り組みが、これから高齢化社会、高齢化はもう既にしていますが、の一番必要なことと考え、伺います。しかも、国保医療費が非常に高いと。本当に何もかも病院で終末を迎えなければいけないだろうか。
 石原慎太郎知事が、裕次郎、弟の裕次郎ががんに侵されて最期のときに、医者から、のどをあけて延命治療をするとあと5時間長生きしますという相談を受けたということを慎太郎の本で読みました。やめてくれと。弟は十分にがんと闘ってきた。これ以上苦しめさせないでくれと言ったことが本に書いてありました。そのような延命治療がすべての人に施されているとは思いませんが、本当に尊厳を持った死を迎える瞬間の手助けをするシステムをつくり上げるべきだと思うわけであります。
 具体的な質問。我が家で最期まで生きたい。家族や友人とともに終末の患者が生活と命を支える県の方向づけがある中で、当町の、本町の取り組みはいかになっているか伺います。
 2番目、在宅ホスピスケアを支えるのは、往診専門の治療所であるとか、もしくは訪問看護師のシステムであるとか、がんであればがんの痛みを緩和する治療が必要ですから、薬剤師、訪問薬剤師制度だとか、いろんな制度でバックアップしなければ在宅で死を迎えることができないわけでありますから、ぜひそういうことが必須であります。そして、保健福祉事務所のコーディネーターとしての役割は大切だと、このように思うわけであります。このような面からのバックアップ策はどうなっているか質問いたすわけであります。
 また、いざというときに、在宅でホスピスをやりながら、いざというときにホスピス病棟というのがあれば非常に心強いということでございます。これがなぜか宮城県の場合は県南部の方に偏っておりますし、県立がんセンターも南の方であります。あえて近いところを言いますと、東北大学医学部というのがありますけれども、富谷町から見ると遠いのかなと。県北部の方にもそういう施設が必要だと思いますが、どのような働きかけになっているかお聞きします。
 4番目、老人クラブ等でアンケートをとりますと、最期は我が家で迎えたいという答えが過半数であります。しかし、実態は病院で亡くなる方が今も増加傾向にあります。1998年、宮城県の場合71.6%の方が病院で亡くなっておられます。2001年では74.8%、そして、富谷町もお聞きしますと、約8割の方が病院で最期を迎えておられます。本当にそれがすばらしいことなのか。そうではないという具合に思います。在宅ホスピスケアは、医療福祉を通じた新しい地域の文化づくりだと考えられるだけに、積極的な推進が必要であり、今後の取り組み、方向づけ等について伺います。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 郵便局関連についてお答えいたします。
 かねてよりですね、郵便局の設置、東北郵政公社ですか、関係機関に長い間にわたって働きをかけてまいりました。しかし、公社化することによって、ますます郵政新設郵便局という形での新設は至難になって、これは全国規模でありますけれども、そういう傾向であります。したがって、議員、郵便局にお話しの話も聞きましたけれども、あれが実態でありまして、全体、これは宮城県でなくて日本全体の方向にそういう傾向にあるということであります。
 それから、最近ですと、日吉台、あけの平、太子堂、富ケ丘という形でありましたけれども、これは、当時のああいう局の開設、あのころはまだATMが出ておりませんでしたから、そういうことで、郵政省の独特の形がありました。世襲制という、そういう形で、ああいう形で郵政省に貸し付ける。こういう形の時期がありました。それも一つの流れの一つで、一番終わりは日吉台だったと思うんですけれども、そういう形にあります。
 したがって、今の郵政省と郵政公社の方向づけは、あのぐらいのことについては、管理状況にするとATMの方が効率化と。したがって、郵便局はもっともっと広範囲の集配から一切合財広範囲のエリアとしたものに、方向にあること、こういう中であります。したがって、そういう中にありながら、富谷町としてはお話のとおりこれだけの客層がふえている町でありますから、ぜひということで、これはあきらめず今後も要請してまいる考え方であります。
 それから、いろんな町としての提供、こういうことのお話でありますけれども、それはその時期によって、内容によっては、それは町として考えるかもしれませんし、いろんな打ち合わせの段階に入ったときの内容によって決めてまいりたいと、こういうことであろうと思っております。多少県警とは異質だと思っております。しかし、考え方としては似たようなこともあるときには、状況によっては考えなければならないのかなと、こういうふうに思っております。
 それから、上桜木、明石台にATM設置されて、特にコープにどうして泉の名前なんだと。こういう不自然さを感じるわけですけれども、相当の機械の中にお金が回転するそうであります。したがって、小規模の郵便局で限度が、人的体制で限度があるために、たまたま富谷郵便局は何箇所か抱えてオーバーフローしているもんですから、したがって、管理を泉区内の郵便局にお願いしたと。たまたま管理が、相当の金量が出たり入ったりしていて、管理のためにそういうことで、決して他意があって名前が、管理者が泉区の郵便局にあるとこういう形、今後もそういう形が動くかもしれません。ひょっとすると北仙台郵便局のATMが富谷のどこどこなんていうこともあり得る、そういうふうな今の内情のようであります。
 それから、今後の取り組み。今も申し上げましたけれども、富谷のはかなり公社としても慎重にはなってきております。国民的な課題でありますから、なかなか慎重でありますけれども、富谷町としては今までどおり要請を変わりなくしていくと。これには変わりありません。
 第2点についてでありますけれども、終末ホスピスケアの問題でありますけれども、現在の在宅ホスピスケアについては、介護保険や医療保険の中で、訪問看護ステーション、主治医、介護専門委員、ホームヘルパーなどの連携のもと、疼痛を緩和しながら療養を支援している。それから、県の黒川地域保健医療計画に基づいて、在宅ホスピスケア推進事業の連携、研修、連絡会、こういうものに出向き、地域住民への啓発などを行っていると、こういう体制づくりを目指していると、こういうことであります。
 それから、次は、県の在宅ホスピスケア推進事業の一つに体制づくり支援がありますんでして、保健福祉事務所と黒川地域医療対策委員会と一緒になってですね、推進に努めてまいりたいと、こういうふうに考えております。
 次は、3点目が緩和ケア病棟の問題でありますけれども、これはですね、これはどうしても、仙台駅中心に考えるか県庁中心に考えると、この種は今お話ありましたように比較的南に行っていると、こういう見方には現実問題としてあるわけですけれども、宮城県という形でいきますと、唐桑、花山から丸森、白石まであるわけですから、そういう面からすると、これはそこまでなかなかなのかなと、こんな思いを、考え方としてそういう考え方も必要でないだろうか。宮城県内の全体からすると、まあ、この辺にあるだけでも富谷として意外とよその地域から比べるとこのかいわいにあると、こういうふうに考えていただけばありがたいのかなと、こういうふうに思います。
 次は、5点目でありますけれども、死を考えるとき、生き方を考えると思います。したがいましてですね、自分自身の生き方を考えるということの大切さをいろいろの機会をとらえて町民の皆様方に機会をとらえて伝えてまいりたい。また、現在本町においても在宅ホスピスケアにかかわる体制の資質の向上のために研修も動き出しております。それから、杜の風なんかもその一つに関連づけて参画していただいて、それから、今後国の終末期医療に関する調査など検討会の状況にも注意をしていきながら、宮城県在宅ホスピスケア推進計画、地域、黒川の地域保健医療計画に基づいて、県と仙台保健福祉事務所を先導として、関係機関と連携をとりながら進んでまいりたいという考え方で、極めて大変今の議員のご質問については大切な今後の方向としてとらえていかねばならないと思っております。

議長(相澤 武雄君) 7番今村 寿君。

7番(今村 寿君) 考え方、方向についてもおおよそお示しいただきましたけれども、郵便局の件につきましては、やっぱり要請だけで進むかというと、情勢厳しいだけにそうはいかない要素もあるわけですから、何といいましても、具体的にこういう候補地もあるよという条件を示しながら要請をしていかないとですね、具体的になる話もならないんじゃないかという意味で、ぜひそのようなことを、できれば明石台地区にこのような土地もあるよという話を具体的にして、今後の働きかけもぜひしていくべきではないかと思いますが、お答え願いたいと思いますし、最後の2問目の方ですが、我が国が世界的な最高水準での医療保険制度によってだれでも病院での治療が受けられるから、人生の最期もすべてそこにお任せするという、あしき私は習慣といいますか、方向が今ずっと進みつつあると。本来やっぱり堂々と住みなれたところで最期を迎えるというところが本当のすばらしいQOL、生活、人生のレベルであると、命のレベルであるということからするならば、何か先ほど杜の風あたりがその一つの拠点になってというような答えがありましたけれども、もう一つ、町としてそのような窓口なり担当なりを置くべき時期に来ていると思いますが、この2点、あわせて再度質問します。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 郵便局については、土地ここという、申し上げたことはありません。富谷町の人口の集積状況、いわば明石台地域だったら、現在の何月何日現在の人口がこのぐらいおりますと。最終計画人口はこのぐらいであります。成田地区ですと、成田地区には今現在はどのぐらい。そういう富谷町の人口の集積状況、そして今後がどのように動いていくか、そういう状況を説明をし、ですから富谷町はあなたの方からすると採算ベースに乗る地域でありますよという形で今まで要請してまいったところであります。今後もそういう進め方でまいろうと。
 もう一歩踏み出したところに、具体に場所が相手さんの方で示して、方向がここがよしとなってきたときは、町としても応分のお手伝いにこたえていかねばならないと考えております。
 第2点については、これは在宅の問題、在宅でという、これはどなたも意識調査などしてもなんでも、みんな在宅希望であります。私もそうであります。だれが決めてくれるかわかりませんけれども、自分としてはマル・バツつけろと言ったら在宅であると。こういうことをかんがみるときに、やはり人的体制、専門職までは私はまだいくまで富谷町はいきませんけれども、先ほど申し上げたように、関係課の中で町と関連する団体なりそういうもの、上位団体なりそういうものと連携、提携強化、そして訓練、こういうものを積み重ねてこれらにこたえていかねばならないと考えておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 次に、4番千葉 達君。

4番(千葉 達君) 私は、二つのことを質問します。
 1番目に、民俗ギャラリー施設運営について。富谷町民俗ギャラリー館は、一昔まで普通に使われていた農具・民具など民俗資料を中心に、歴史資料、考古学資料の展示をしているわけですが、入館者数が開館以来年間 800人以下という数字はいかにも寂しい限りであります。
 この富谷町を永住の地と考え転入されてきた住民は、時はさておいても、我が町の歴史、文化とはいかなるものか、少なからずとも探究心を潜在的に持っているのではないでしょうか。富谷町広報昨年の12月号、本年の2月、5月、9月号において、町の無形文化財である天津流南部神楽、県指定重要無形文化財富谷田植踊り、町指定無形文化財榊流永代神楽、そして、本年秋実施された富谷町商工会祭りの富谷宿ウォーキング大会時における宿場町の面影が残る町並みを歩く江戸時代にタイムスリップした情景などなどが表紙を飾っているのを目にして、だれもが我が町の歴史、伝統文化というものに多少なりとも感ずるところがあったのではないかと思われます。
 町内には60カ所近い遺跡があり、そのマップも作成されており、数々の遺跡標柱設置もされ、歴史的景観を味わうことができます。年々の人口増加に伴い、我が町の歴史、郷土史に興味を持たれる住民の絶対数も確実に増加していると考えます。
 そればかりではありません。進展著しく注目されている我が町には、県内市町村のみならず他県からも来町者が多くなり、目新しいものばかりでなく、比較的目立たない歴史的、文化的遺産状況の要素も見られて帰ると考えられます。
 ますます大きくなっていく我が町。行政サービス、行政責務を維持遂行するに財政的にも大変厳しくなっている現状。しかし、私は、縄文時代から先人たちが面々と築き上げてきた歴史的・文化的遺産を後世に引き継ぐため、保存、伝承、研さんする使命と責任を果たしてゆかなければならないと考える一人であります。
 現在、民俗ギャラリー館は土、日、祭日は休館日となっていることが利用者が少ない、伸びない要因の一つとして挙げられるのではないかと考えます。
 富谷町総合計画、ゆとりのあるふるさとづくり第5次実施計画によれば、歴史的、文化的価値の高い資料の収集を行い、展示の方向性も考慮し、民俗ギャラリーの整備拡充を図ると示しております。現時点では、そのための収録、準備作業に集中している期間中であると私は前向きにとらえております。その完了の暁には、現在の、そして未来の我が町にふさわしい民俗ギャラリー、ふさわしい名称でもって、是が非でも移転または新設し、町内外に堂々と公開すべきと考えます。よって、民俗ギャラリーの意義、位置づけ、そして移転新設計画の見解を町長に伺います。
 2番目の質問といたしまして、投票時間の繰り上げについて。
 国が平成10年6月公職選挙法を改正し、投票時間を午後8時までと延長し、投票率アップを図ったものの、アップするどころか全国的に毎回ダウンしてゆく一方の現状のありさまです。
 我が富谷町において、改正後、私の計算が間違いなければ、国政レベルでは衆参議院選合わせて5回、県政レベルでは知事選を含め3回、町政レベルにおいては、平成11年、今春と2回、合計10回実施されて来ました。国政・県政レベルと比較し、やはり関心の深い町政レベルの投票率は高いわけですが、改正前の平成3年は町長・町議選とも無投票。平成7年は町長選無投票。町議選は 64.16%。改正後の平成11年、町長選は 64.02%、町議選は 64.00%。そして、今春の町長選は 61.61%、町議選は 61.65%と、右肩下がり傾向を示しております。
富谷町公職選挙執行規定によれば、我が町には11投票区あり、各投票所にはおのおの執行役割にのっとり最低7人以上の人員が配置されることになっております。有権者と投票区、配置人員などのバランスは果たして適正なのでしょうか、疑問を呈するところであります。
 今春の町長・町議選選挙費総額は約 1,200万弱。そのうち人件費が約 650万強、一般財源より費やされております。また、県支出金として歳入にはなっておりますが、今春の県議会議員選挙費総額は約 800万。そのうち人件費 600万弱。先月11月9日に実施された衆議院選挙費総額は約 1,200万弱。そのうち人件費は約 700万強となっております。
 以上、これらの数字は注目に値するものと考えます。人件費については、流動的費用部分があり、投票時間繰り上げすることによって負担軽減になります。改正後の我が町の投票率を見る限り、効果は認められません。県選挙管理委員会へ届けるだけで投票時間の繰り上げは可能であり、現に今春4月の地方統一選挙、県内30市町村で実施された中、13市町村が時間繰り上げへ既に踏み切っております。よって、私は、次回からの我が富谷町町政の選挙投票時間は午後7時までとすることを強く求め、国政・県政レベルの選挙についても同様に考えます。あわせて、投票率アップの施策についても選挙管理委員会委員長の見解をお伺いし、私の質問を終わります。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お待たせいたしました。
 第1点の民俗ギャラリーの件でありますけれども、一つは、学校の社会科の読本ですね、に利用しているのが数字がかなり上げております。社会科の勉強に。これはこれからも町民バスなどを利用した、教員が児童生徒を引率して使われている。したがって、これらをもっともっと顕著にしてまいりたいと思っております。
 それから、成人者、児童生徒以外の成人者の利用率は、決して大きな伸びではありませんけれども、先ほどご指摘のあったように、少しずつ人数はふえてきているという傾向があります。これらを大事に、今後もお知らせしながら、利用の頻度を上げてまいりたい、そういう努力をしてまいりたいと思います。
 その中にありました祝祭日の休館ということも、それは成人者向けにとってはあるかもしれません。ただ、人的配置からしますと、なかなかまだ祝祭の開館というのは難しいのかなと、こういうふうに思って、とりあえず、とりあえずですね、児童生徒の社会科に供してまいりたい。普及、啓蒙、参考にしていただきたい。論旨にありましたように、富谷町の特に転入人口の多い町、中途転学・転入する児童生徒も多いわけでありますから、住んで富谷の町を子供のころに知っていただくということ、大事なことであるということで、教育委員会を通じてこれらをもっと進めていただくようにお願いしてまいりたいと思っております。
 少しそれますけれどもね、ここ最近、富谷に中学生、高校生は通学したかどうかわかりませんけれども、忘れましたけれども、その方が富谷を離れて、ちょうど本年定年退職して、しばらくぶりで富谷に帰ってきて、一番振り返って思い出されるのは学舎であった富谷小学校の話が出てまいりました。富谷小学校っていうのは、現富谷小学校でなくて、今公民館並びに健康センターになっている旧富谷小学校と代官松の話から富谷をしのんでおりました。その次には、彼の話題は、富谷地域から見る役場、今現の役場庁舎、富ケ岡公園から見る七ツ森の風景の話でありました。この二つが非常に彼のお話の中から参考になりました。
 一方、もうちょっと前に黒川地域を離れて首都圏でお仕事し、また定年退職した方のお話であります。この方は、七ツ森を、ふるさとを思い出しながら、今住んでいる首都圏の山並みを重ね合わせて詩を詠んだら、それがその市の、その市、市の市民歌になったんですよっていう80代の方のお話を伺ってまいりました。
それほどさように、80歳になろうが60歳になろうが、生まれふるさとの尊さ、思い、そういうものがあるんだなということを思い出しました。
 反対に、富谷に移り住んだ方々も、生まれふるさとを思い出しながら、そして現富谷町を思い出していただく、歴史を振り返っていただくために、両面があるわけでありますから、議員おっしゃるようにこの民俗ギャラリーについての啓蒙活動も今後も努力してまいりたいと、こういうふうに思います。
 そんなに大事だと思うんだったら新築移転もどうなんだということになるんでしょうけれども、今富谷町は学校含めて30ぐらいの施設あるはずであります。これらを今後の富谷町維持していくためには、建物の新設というのは大変至難でないだろうかというふうに思っております。したがって、今あるものを存分に利用していかねばならないのかなというふうに思っております。旧庁舎である字町95番地の旧役場庁舎のことも検討の一つ、歴史的に、建物は新しいんですけれども、あの場所は富谷町の一つの地方自治の発祥の地に近い歴史があるわけでありますから、そういう点でも活用を考えてみたことあるわけでありますけれども、耐震の問題で膨大な資金量が必要だということで、今現在、町の書庫並びに人材シルバーセンターの一部、人的なものでなくて物的なもののご利用に供しているような状態にあるところであります。
 次に、投票時間の問題でありますけれども、これらについては、繰り上げるべきだということでありますけれども、2時間の、2時間のいわば昔からすると、6時から8時までの2時間の状況を見ますと、5%台の投票率です。5%。これは国政選挙であろうが、県議選であろうが、町議選であろうが、大体5%、4%というのもありますけれども、5%ぐらいの頻度、4.五、六%から5.幾%ぐらいの状況にあります。それが延長時間にとってコスト的にいいのかどうなのかということになると、これは大きな私は国民的な宿題だと思っております。
 もう一つは、不在者投票が非常に改善されてまいりました。不在者投票を改善することによって、私は、基本的には富谷町ということでなくて、基本的には私は投票時間の8時というのはいかがなものかなと、個人的に聞かれたときは申し上げております。これは国レベル、富谷町ではなかなかいろいろな制約があるはずでありますから、やっているところというのはそれなりの条件が必要なわけでありますから、富谷町で軽々にこれは6時にするということとか5時にするということはいかないはずだと思っております。
 ただし、選管の委員長ではないのでありますけれども、私は、コスト的にですね、コスト的に、先ほど費用の問題も出ました。私は、コスト的に不在者投票をもっともっとやりやすくして、時間はむしろもっともっと繰り下げるべきだと聞かれたら言っております。それはですね、あれだけの深夜まで労働させて、そして翌日平日勤務ということはね、選挙費用と翌日の、人には生身でありますから、私は、それらを常時の市町村の業務には私はいかがなものかと、こういうふうにも思います。そういうことからすると、私は、投票時間というのはいろいろ、選管委員長ではありませんけれども、私はそんな思いをしてなりません。

議長(相澤 武雄君) この際、3時25分まで休憩いたします。
午後3時14分休憩

午後3時25分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(「議長、4番」の声あり)
 ちょっとお待ちください。1問目の説明をさせますから。答弁をさせますから。選挙管理委員会書記長。

選挙管理委員会書記長(古跡 幸夫君) では、私の方からは投票率のアップの方法、施策についてをご回答申し上げます。
 投票率につきましては、国政・地方問わずに下がり続けておりまして、投票時間の延長、それから不在者投票の要件緩和なども低下傾向の歯どめとはなっていないのが現状でございます。
 で、今回この不在者投票につきましては改正がございまして、原則期日前投票制度に移行されるわけでございます。このことによりまして、選挙人の方が投票しやすい環境に整えられるわけでございます。
 また、あと、国・地方公共団体ともに投票率アップのよい案というものがないのも現状でございますけれども、地道な啓発活動などを行いまして、投票率の向上に努めてまいりたい、このように考えております。

議長(相澤 武雄君) 4番千葉 達君。

4番(千葉 達君) 先ほど投票時間の繰り上げについて町長より答弁いただきましたけれども、私には投票時間の繰り下げというような町長の答弁、そこのニュアンスというか、これをもう一度確認していただきたい。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 間違いでありました。私は、ぐっと早く切り上げた方、8時よりずっと早く切り上げた方がいいと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、15番尾形 昭夫君。
○15番(尾形 昭夫君) 私は、交通安全施策について伺います。
 我が町の南部地区は、明石台から成田、上桜木、大清水と大規模な宅地造成と相まって、ジャスコなどの大型店を初めいろいろの企業が次々と進出、また、これに伴い町民の雇用が図られるなど活力ある町づくりに着実に進んでおります。
 一方、これによって、国道4号線富ケ丘交差点の交通量が激増、国道を渡る歩行者の安全が心配される状況にあります。今後さらに交通量の増すことが予想されますことから、安全対策を急がねばなりません。
 現在、国道を横断するための富谷の策は、あけの平入り口に歩道橋、富谷医院わきに地下道が設置されておりますが、この2カ所に比較して富ケ丘交差点は、車両もさることながら、前にも申しましたように、買い物、通学などで往来する者が非常に多く、また、今後も多くなることが明白であります。安心して横断できるよう、町としては地下道もしくは歩道橋等の設置方について早急に関係機関に要請すべきではないかと思いますが、町長はこのことについてどう考えているか見解を伺います。
 次に、交差点の信号機についてであります。国道4号熊谷交差点での交通事故は今までに何度も起きていますが、この交差点は、以前、上り車線を右折すべく進入した場合、信号機の位置の関係で見えにくい状態で、数年前に見えるように改善してもらいましたが、今でも危険と感じることが多々あります。これは、直進するドライバーの信号無視など不法行為の多いこともありますが、右折するための時間差がないことが大きな原因と思います。したがって、事故防止のため矢印の信号を取りつけるよう関係機関に要請を継続、早期改善を図ってほしいと思います。
 このことにつきましては、昨年の12月定例会の一般質問で同僚議員が取り上げ、熊谷交差点上り車線、とちの木交差点下り車線に矢印の信号と要求しましたが、町長は、「関係当局に要望しているが、返答がなく、重ねて要請する」と答弁されました。その後1年経過しましたが、再度要望にいかなる反応が、また、見通しはどうかについて町長からお答えをいただきます。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) あの国道4号富ケ丘交差点についてはですね、大清水、桜木管内、上桜木管内並びに成田地域の大きな変動が、交通量の変動があるということがわかった時点で、国土交通省に提案するべく交通量の推定調査をさせていただきました。それをもって国土交通省に既に提案をしております。その中で、交通量の推計で当時町の方出したもんですから、役所、国土交通省の方では、現実供用開始、いろんな形で供用開始した時点でどのぐらいの横断歩道者があるかと、こういう実態調査という形の回答でありました。一応の目安として、 3,000人、12時間に 3,000人以上横断者があるということが一つの国土交通省では目安に持っているようであります。それによって、地下道の問題、そういう問題の交通安全施設の問題が考えられるという話を伺っております。
 で、もう一つは、今議員からお話ありましたように、地下道もしくは歩道橋の橋の方という話でありますけれども、原則ですね、原則国土交通省の方では歩道橋の方は原則設置しない方向にあります。それらはバリアフリー化の問題の関係もありますし、景観の問題もあるということからして、原則、ゼロではありませんけれども、原則そういう方向にあります。
 それから、一方、地下道については、未改良のときにしっかり要請しておかないと、あそこは一応4車線の、6車線化の予定は、まだ今のところ4万台ぐらい弱の交通量でありますから、4車線、6車線化というのはまだ計画に乗っておりません。したがって、4車線が完成道路という認知であります。したがって、完成認知した場合の新たなということは相当のエネルギーが必要であります。しかし、町としてはあそこに安全な横断施設ということで、その後も要請はしているところであります。かなり厳しい状況にあるようであります。
 第2点の信号、熊谷交差点ととちの木交差点の問題、その後の問題でありますけれども、同じように自来大和警察署に願いを要請して継続中であります。したがって、なかなか進捗が見えなくて、今後も願い続けて、要請し続けてまいりたいと考えておるところであります。
 特にですね、特に、先ほども申し上げましたように、あの近辺、4万台弱の4号線の通過交通であります。したがって、幹線1けた国道の信号待ち時間というのはどうしても短くなることがあるようであります。したがって、地域住民からすると、右折、左折、いわば幹線に出てくる、入る、その時間が短いということは否めない感情として出てくるのもあるんでありますけれども、一方で、管理当局、公安委員会、管理する立場からすると、交通の動き、流れを見ながらということで、いまだ結論が出ないのであります。今後も町としては今議員おっしゃるような方向を是として、なお要請してまいりたいと考えておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 15番尾形 昭夫君。

15番(尾形 昭夫君) 一つだけですが、2番目の矢印の信号ですね。これ、もしできないんでしたらば、時間差を、上りと下りで時間差をね、つけていただけばよろしいんじゃないかと思いますが、その点、もう一度、町長の方から向こうに要請をしてほしいと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) それも含めてね、含めて警察当局に要請はしておるところであります。したがって、警察当局では、いわば幹線道路の流れの時間と滞留時間、一方、熊谷交差点を通じて町道に出たり入ったりする滞留時間、そういうのは絶えず、とちの木も含めてですけれども、絶えず状況調査しながら調整できるかできないかというのが決まるはずでありまして、町としては、町としては、そういう非常に機械的にやっております時間の調整は。したがって、町としては、町道から出たり入ったり、町道に入ったり、町道から出たりする富谷町としては、1秒でも2秒でも長くしてほしい。繰り下げ、繰り上げと間違わないようにしたいと思うんですけれども、とにかく町道からそういう形に今後も努力してまいりたいと、こういうふうに思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 2問について、2問質問いたします。
 第1問目は、少人数指導ではなく少人数学級での教育をということで質問をいたします。
 私がこの質問で取り上げます少人数指導あるいは少人数授業とは、1クラスを40人学級のままで、算数、理科、英語などの一部の教科だけを20人程度の規模に分けて指導するというもので、文部科学省が学力低下を克服するためとして推進しています。一方、少人数学級というのは、学級編制標準1クラス40人となっているものを30人以下の学級にするということです。さらに、習熟度別指導というのは、能力や到達度に応じて指導を行うというものです。最初にそのことを述べ、質問に入ります。
 富谷町町内の学校で、算数、数学、英語などの科目をその授業時間だけグループ分けを行い、複数の教室を使って少人数指導が行われています。この文部科学省が推進している少人数指導は、それに見合う教師の数をふやして実現させようとするのではなく、これまで正規の教員として採用していた定員枠を非常勤講師として採用することによって実現してさせようとしていることは問題です。
 富谷町の場合は、各学校に正規の教員に、正規の教員によって少人数指導が行われており、今その心配はないと思うのですが、しかし、グループ分けについて問題があると考えています。分け方を習熟度別にすると保護者から反発があるとして、グループ分けの方法やその呼び名などを工夫していますが、実態としては習熟度別になっているということは見過ごすことのできない問題だと考えるものです。
 東向陽台小学校では、算数の授業を2学級に分けて、すいすいコースとじっくりコースという呼び名をつけて少人数授業が行われています。どちらのコースを選ぶかは子供たち自身が決めることとなっているということですが、よく理解できていない児童については、教師がじっくりコースを勧めるということもあります。あけの平小学校の場合は、余裕教室を活用し、算数は3グループに分けることができる。少人数指導で2グループに分け、特におくれている児童用に算数支援教室を設けているということです。
 一般的に、少人数指導を行う際にグループを児童生徒の能力や到達度によって分けることが、理解の遅い子供にはじっくり丁寧に教えることができる。また、理解の早い子供はさらに進んだ課題に取り組むことができるのだから、適切な指導ができる。そうすることが子供たちのためになるのだという意見が聞かれます。
 しかし、習熟度別ではさまざまな問題があります。この習熟度別指導は学力低下を克服すると先ほども申し上げましたが、そのことで文部科学省が導入を推進していますが、これまでなぜ学校では導入してこなかったかというと、大きな理由があったからです。ある専門家によると、公立学校が立脚すべき民主主義に反する差別の教育であるということ、習熟度別指導を導入しても、教師がふえなければ組織が煩雑になるだけで、指導に困難が生じること、また、学校のカリキュラムや授業は、教育内容の主題を中心に多様な能力や個性の子供がともに参加して学び合うよう授業が進められているようになっていること、さらに、これまで習熟度別指導の方法が想定したような効果を上げていないことなどをその専門家は話をしています。
 学校は、教科を学ぶだけではなく、多様な考え方や個性を学ぶところであり、多様な能力や個性を持った人とともに生きる民主主義を学ぶ場所であり、学び合うところです。それを、どの子にもわかる授業のために習熟度別に指導するという理由でグループに分けてしまえば、理解の早い子、できる子のグループはさらに詰め込まれ、その中で競争が生まれ、子供たち自身、もっとやらなければという思いになり、常に追いかけられているような気にさせられてしまうということもあるのです。また、おくれたグループの子供はばか呼ばわりされ、富谷町内の例にも、自信をなくし学校に行くのが嫌だと訴える子供や、そのグループ分けの仕方に保護者もショックを受けたということがあります。
 89年6月に、国連子供の権利委員会は、日本政府への勧告の中で、極度に競争的な教育制度によるストレスのため、子供が発達のゆがみにさらされていると厳しい批判を行っています。主要国政府への勧告の中で、教育制度そのものが不的確だと批判されたのは日本だけでした。
 少人数指導そのものも問題がありますが、それを習熟度に分けて教育するということが、差別、選別という認識はありますか、伺います。
 また、学習の単位としての学級と生活の単位としての学級は切り離しがたいものであり、分けがたいものであると考えるのですが、少人数指導で1学級を二つ以上に分割して指導することが、学級の団結など学級経営上弊害があるという認識はありますか、伺います。
 すべての子供に基礎的な学力を保証するために教育条件整備を進め、行き届いた教育環境をつくっていくために、せめて30人学級へ、さらに少人数学級を整備していくことが不可欠です。一人一人の子供の成長と発達を中心に置いた教育への改革を図ること、これが子供、教師、保護者の共通した思いです。同じ日本の中にあって、アメリカ軍の基地の子供たちが通う、思いやり予算でできている学校は20人以下で授業が行われています。先進国では、もはや40人が一つ教室で学んでいるという姿はありません。
子供、教師、保護者の強い要望がありながら、国が本格的に責任を持って少人数学級の実施を打ち出さないことから、2003年4月時点で30都道府県に政令市が何らかの方法で30人学級が行われています。
富谷町の学校の中にも、39人、40人といったクラスが非常に多くあります。30人学級であったら、当然2クラスになっていたという、それが子供のためになるという現場の切実な声が聞かれています。
 30人以下学級のクラスにしていく、30人以下学級にしていくということは共通の願いであると考えますが、必要性についてはどのように考えていますか、伺います。
国と県のかかわりがあって、少人数学級がすぐ実現しないときでも、TTの活用を重視するべきだと思うのですが、これについてはいかがお考えでしょうか、伺います。
 富谷町は、小学校各校に対し補助員を1名配置した結果、大変効果が上がっているという先ほどのお話もありました。この制度を、せめて小学校2年生まで拡大し、配置するべきと考えますが、いかがでしょうか伺います。
 第2問目です。あけの平三丁目の町道6-56号線についてです。側溝の有蓋化工事を一日も早く実施せよということで伺います。
 大清水とあけの平が町道でつながり、日増しに交通量は増加し、多くの方々がこの先どうなるかと心配しています。近所の方々からは、スピードを落とさないで走行するので騒音がひどいとか、この道路を通る車は朝夕の通勤時間帯だけでなくジャスコが閉店する時間帯も多いので、夜中にかけても車の音に悩まされている。また、夜は早目に休むが、夜中の騒音がひどく、目を覚ましてしまうことがあるなどという声が聞かれます。そして、雨の日は、傘を差しているので通常よりも車が怖い。子供たちが歩いているのを見ると事故が心配です。せめて側溝にふたがあればその分道路が広がるのになど、さまざまな不安と不満が聞かれます。
 また、その道路から離れていても、この団地を選んで移り住んだのは静かな住宅地と思ったからで、あのような開発と道路のつくり方は納得がいかない。あるいは、両側に歩道のついた道路と生活道路である幅6メートルの道路をつなげて団地間同士を結んでしまうという乱暴なやり方が間違いだと。町づくりにつなげて話す方々もいらっしゃいます。
 これまで、三丁目公園から大清水に向かっての道路は、その周辺に住んでいる人や用事のある人に限られていたものから、通過する車が非常に多くなって、様相が一変してしまいました。私は、12月1日月曜日、通勤や通学での利用がどのようになっているのか。一番多いと思われる朝7時から8時20分まで調査をいたしました。それによると、車 377台、通学用の自転車・バイクなどは 105台となっています。ひっきりなしに車、自転車、バイクが行き交い、その間を縫って中学生などが通るという状況でした。これだけの交通量がありながら、交差点の部分は非常に狭く、富谷二中につながる歩道部分と側溝のふたかけは工事が完了しているようですが、いまだに三丁目公園から大清水につながる部分については側溝にはふたがかけられず、そのままになっているということになります。
 そこに住んでいる方々は、自宅前をそれぞれ必要なだけグレーチングなどを渡しているのが現状です。しかし、それもすき間なく渡されているわけではありません。U字溝に足をとられてしまうということもあります。
 これまで側溝有蓋化の工事については一般質問や予算決算など機会あるごとに発言してきました。2001年6月の議会で、この問題に対して町長は平成15年供用開始に間に合うように準備を進めるという旨の答弁を同僚議員に行い、私の質問に対しても、「昨日申し上げたとおりです」と言って追認されました。交通安全対策上必要だと認めたからその答弁を行ったものが、いまだに着工時期さえはっきりさせていません。
 三丁目町内会がこれまで数回にわたって対応策を相談し、その場で出されたこと、例えば一時停止などの標識や横断歩道の設置、一方通行の実施、交通量実態調査などについて関係機関に働きかけることや、町が実施するよう要請したと聞いております。その中で、当然三丁目公園から南へ向かう町道の側溝ふたかけについても要望を出し、一時、年度内実施の回答を得たものの、その後、財源の関係で平成16年度実施ということを言われたと聞いております。
 大清水とあけの平がつながる時点で安全確保のための対策は完了していなければならなかったものです。事故が起こることのないように、工事は早急に行わなければなりません。いつから着工するのかも明確にする必要があります。皆さんが話されていますが、私も、事故が起きないうちに事故を起こさない対策を急がなければならないと強く感じているところです。
 町道6-56号線のうち、あけの平三丁目公園から大清水につながる部分の側溝有蓋化工事については、着工時期と完成予定の時期はいつなのですか、明確にするように求めます。
 工事に当たっては、該当する住宅の方や通行の妨げにならないように、工事期間を短縮することが重要になってくると思われます。どのような対策を講じるのか伺います。
 あけの平三丁目公園の交差点は、道路にとまれの表示はありながら、公安委員会で設置する一時停止の標識が設置されていないなど、その人それぞれによって安全確認の方法が違っております。これまでも事故につながりかねない例を聞いておりますし、近所のお宅では事故にといいますか、車が接触したということも言われております。安全確保のため、効果的な標識設置が必要です。見通しと対策について、どのようになっているのか伺います。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君)  それじゃ、少人数指導でなくということ、少人数指導というこでお話、質問ありましたのでお答えしたいと思います。
 まず、第1点の少人数指導、習熟別に教育することが差別、選別という認識はあるかどうかということでの質問。
 まず、先ほど習熟度ということを定義いただきましたけれども、教育委員会、私、教育委員会としては、その習熟度という押さえ方は、目標にどのぐらい到達しているか、その到達の度合いを習熟度ということに定義しています。その習熟度は本人の努力によって幾らでも変えられる、変わっていくんだ、そういうような押さえ方をさせていただいてます。それによって、この考え方で少人数指導を展開しているところです。
 まず、少人数指導の目的というのは、一人一人の学習欲求に対して公平で主体的な学習の場を、そして一人一人習熟度を高めるためのきめ細かな学習活動の機会を与えるということです。それによって、いざ実践の段階になれば、個々の児童生徒の実態を見据えた、それぞれの学校のより効果的な学習活動の展開を各学校に任せていると、そういうような状況で進めています。
 で、クラス分けの件ですけれども、まずお願いしていることは、自分で選ぶんだと。二つ目は、先生の助言を得ながら、共有の目標を、先生と児童生徒の共有の目標を設定して、それによってクラス、自分のクラスを選ぶ。それから、三つ目は、グループメンバー同士の助け合いや支え合い学習、こういうような環境つくりに積極的に参加しよう。この三つの観点から児童生徒がグループを選んでいくということになるわけです。したがって、差別、選別という認識はございません。
 二つ目ですけれども、二つ目は、少人数指導で1学級2学級以上に分割して指導することが学級団結、経営上弊害があるという認識はあるかどうかということですけれども、御存じのように、学級というのは生活集団と学習集団、両方混ざっていること、学級です。それから、少人数指導というのは学習面だけの場です。先ほどお話ししたように、少人数指導の場合は一人一人の学習場面がきちんと保証されるということが一番大切なことで、我が町では、小中学校では特に算数、それから中学校では数学と英語がこの少人数指導に充てられているケースが非常に多いです。
 そこでわかった、できた、楽しい、この達成感と充実感を味わう。味わわせる。それが学級に戻ったときに持ち帰って、より活発なクラスワークづくりが構築される、あるいは十分に期待できる、そういうような希望を持って少人数指導と学級のかかわりをとらえています。ということで、そこに経営上の弊害ということは認識はございません。
 それから、三つ目です。子供、教師、保護者の、少人数学級にしていく考えはあるのかということなんですけれども、学校教育法施行規則によりますと、1学級、法例に特別の定めのある場合を除き50人以下を標準とするという法律があります。特別の定めというところで、義務教育標準法が適用されて、その中に、1学級40人。上限です。これが県が定めた基準に従うという、市町村は県が定めた基準に従うということになっております。
最近、改正義務教育標準法というのが出されまして、県の事前協議を経て、同意を前提として、給与は市町村負担とし40人学級以下の少人数学級編制をすることが可能であるということに変わりました。それで、先ほど菅原議員さんの質問の中に、1学級、県の方では35人、小学校1、2年生が35人を予定しているようだというお話をしましたけれども、その35人でうちの10校の35人学級にした場合に、現学級よりどのぐらいふえるかというと、42学級ふえます。ということは、先生の数も42人。特に中学校は教科がありますので、それプラスアルファということで、相当数の先生方がふえる。それを県の負担でなくて市町村持ち出しであれば、42名プラスアルファ、相当数の経済的な負担がかかるのは当然だと思います。
 ということで、もう一つは、少人数指導の教員の加配が17年度まで、一応第7次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画の中で17年度まで少人数の加配が配置されることになっています。それがその期間が過ぎるころ、多分そろそろ考え出されるころだろうと思いますけれども、少人数学級の方へ少しずつ移行することになっていくのかなという、これはあくまでも予測ですけれども、そんな感じで今少人数学級の必要性も十分検討されているところでございます。ということで、県の制度の範囲の中で最大限活用を図っていきたいということに、図ってまいりたいと思います。
 それから、四つ目ですけれども、TTの活用を重視する考えはということです。TTというのはチームティーチング、いわゆる教師の協力的な指導、1学級、学級の中で2人以上の先生による指導ということになるわけです。特に思考を必要とする、ドリルでなくて思考を必要とする単元には非常に有効です。ただ、TT、チームティーチング、2人の教材研究とか、発問の仕方とか、指導の方法とか、綿密に勉強していかなければならない。事前にきちんと準備していかなければ、その時間がなかなかとれない。
 もう一つは、思考を必要とする学習に適しているので、相当数の高度な質問とか、それに答えていかなければならないので、相当準備する期間が必要になってくるわけです。御存じのように、先生方というのは、授業はもちろん最大限大切ですけれども、その他公務がたくさんあります。なかなかその時間がないということで、現在TT指導が少し下火になっている傾向です。しかし、保健指導、栄養指導等に関してはTT指導を効果的に、効率的に行っておりますということです。
 それから、補助員を増員配置すべきではないかということですけれども、学校規模により差もありますけれども、差もあり十分とは言えないんです。言えない場合もあると思います。これからは、現在の緊急雇用対策事業で16年までの補助員の予算をいただいておりますので、それで頑張っていくと。そして、そのほか、教科の適当と認める単元で、学習ボランティアあるいは学外指導者などの地域人材の有効的な活用を図っていきたい。そして、効果的な学習活動を展開したいと考えております。
以上です。よろしくお願いします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 町内会と密に連絡をいたしております、この件については。したがって、町内会長を中心に、町内会からいろいろ話をしておりまして、この第1点のことについては、16年度に整備いたしますと町内会と打ち合わせ済みであります。了解済みであります。
 第2点の整備する期間を短縮というのは、これはなかなか物買うわけにいきませんから、努めて短縮の努力はいたしますけれども、短縮したまえというわけにはいきません。努めて努力はいたしていきます。
 それから、一時停止標識、町内会から、これも町内会との打ち合わせ事項の中に出てまいりました。大和署と協議によってですね、直進部双方に暫定のとまれ看板を設置もう既にいたしました。大和署では、供用の状況を見てとまれ標識をすることになっていたが、12月1日から正規にとまれの標識をもう既にいたしました。
 それから、三丁目交差点の安全確保のことでありますけれども、過去に一時とまれ、双方向に、いわば4カ所になるわけですから、そういうとまれも一部した経過があるんだそうですけれども、これが事故量に、交通事故抑止につながらない。むしろ増加というか、お互い見比べて事故率があるということで、今は双方向、双方向とまれ標識はしない。こういうことで公安委員会は、一方をとまれ、一方はなしと、こういう形の方が交通事故の抑止につながるという形で進めている、こういうことであります。
 交通事故についてはそういうことで、事故でない、関係は以上であります。

議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) まず、道路のことから伺いますが、時期ですけれども、前にも話しいたしまして、あそこの道路がつながる時点で側溝にふたかけはするという準備をしている話をしていたわけですよね。それがまだ、もうつながってしばらくたつのに、まるっきりその工事の期日についても明確にされていない。担当課に聞きますと、これからの作業なのですということを言いますが、しかし、非常におくれていますし、言ったことに対して責任が持たれていないと私は思うわけで、今回のこの議場の場でですね、その期日について、いつなのかということを明言してほしいと思います。予算編成は来年度の分について進んでいるんだと思うんですが、やるとしたらどの時期なのかというのはもう明示できなければおかしい話だと思うのですね。
 それで、町内会とはそういうことで合意していますということですが、あそこに住んでいる人たちも確かに不便は感じているわけですが、そこに住んでいる人たちだけではない問題ですから、きっちりしてほしいと思います。
 また、工事をするに当たってもそうなのですが、この道路をつくる、道路をつなげるということについて、あのご近所の方々に聞きましたが、よく説明をしてほしいということを要望として出されました。説明不足によって、本当に町のやり方がよくわからないし、そのことで不満が募ってきているということがあります。ですから、どういう順序でやるのか、どういうことを安全確保のためにしようとしているのかということについても説明が必要だと思います。
 町は、一度交通量の調査をしているようですが、11月の初めだったと聞いています。その後私が12月の初めにしましたところ、やはり通勤時間帯は非常に混み合っていますから、その後の交通量の調査をいつやるのか。それで、できれば夜中にも交通量が多いということなので、その時間帯をどう設定するのかですね。夜についても騒音があるという、そのことについてどうこれから対処していくのか知るためにも必要だと思います。交通量の調査はどこでするのかを伺います。
 それからですね、全体のこと、あけの平の北の入り口から入ってきてとか、南の入り口から入ってきてとかということで、通過車両が非常に多いわけで、三丁目のことだけではなく、全体のことと考えた安全策を進めることが必要だと思っています。あけの平三丁目の公園のところに、三丁目の方々が提案しています一方通行だとか、時間帯の大型規制だとか、そういうものをするためにも、もっと団地全体においての交通安全対策が必要だと思っていますが、一つ一つについてですね、関係機関との連絡だとかも必要だと思いますが、私は、これらについても三丁目の交差点のところ、三丁目公園の交差点のところに、この先大型車両通れませんて直前になって出るのではない、そういうやり方も必要だと思いますが、どうなっているのか伺いたいと思います。とにかく工事については、日時といいますか、大体何月ぐらいということぐらいについては明示していただきたいと思います。
 あと、学校というか、小学校・中学校の問題ですが、一番はやっぱり少人数、30人以下の学級でね、子供たちが学べるということがどうしても必要になってきていると思うんです。あちこちの本を見てもですね、18人がいいとか、15人がいいとかということで、今の日本からは考えられないほどの人数の少なさで授業が行われているわけです。生活の空間と学習の空間が一緒で、その中で子供たちがお互いに励まし合いながら進められていくというのが本来の姿であると思います。
 それで、先ほど一つ一つについて、子供たちに任せているだとか、先生の手助けはこういうことでしますとかということがありますけれども、やはり何といっても少人数学級にすれば解決するものを国が国としてやらない。国庫負担金といいますか、負担をきっちりしていかないところにこの問題が出てきているのだと思います。ですから、先生たち、現場の人たちも、そこのところを言いたいのだけれども、次善の策でTTだったり、少人数授業だったりで、何となく子供たちのためにということを言ってきているわけですが、私は、やっぱり少人数学級、30人以下の学級になっていくことが必要だと思います。
 教育長の立場では、そういうことはありませんということになってしまうのかしれませんが、そこのグループ分けされて、こっちのクラスねと言われた子供が実態として、あ、僕はできない方のクラスなんだなという、その思いがあるということが、これが現実なんですね。ですから、やっている先生たち自身としても、非常にこの少人数授業は、TTは綿密な計画、綿密な打ち合わせがなければならないということを言って、すごいやりづらい方法だと言っているわけで、私は何としてもその少人数学級にするように、それぞれが責任を持って国が行うべきだということを考えているわけで、この点についてね、教育長はどのように認識されているのかを伺いたいと思います。
 また、30人、35人の学級のところ、先ほど42クラスというふうに言いました。私も教育総務課から資料をもらいまして、自分なりに計算をしましたけれども、小学校では、私のとき、私の計算の仕方では、46クラス、まあ半分ぐらいがね35人以上ですし、30人以上となると67クラス74%くらいになるんじゃないかなと思っています。中学校では、何と、30人以上だとすると 100%なんですね。
 こういうこともあったりして、こういう中では子供たちの中にある能力を引き出すことは非常に難しいと思っています。その少人数授業やるに当たって、今の場合仕方がないとしても、やはりもっと公平でその子たちがショックを得ないような、そういうやり方をしていかなければならないと思っていますが、それについてどのように徹底されていくか伺いたいと思います。
 そして、何といっても国県、少人数、県の役割も、これだけの先生の数があるから、どうぞ好きなように区分けしながらやってくださいと、少人数授業でもいいし、少人数学級でもいいという、本当にこう無責任な言い方で来ていると思うのでね、それについてはぜひ富谷の側からも、そうではないということで、現場の話、特に子供たちが多くなってきている富谷町の現状など話しながら、ぜひ30人以下の学級になれるような、そういう働きかけをしてほしいものだと思っていますが、再度その点について伺いたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) おわかりでしょう、議員さんだから。予算が決定した総額が一気に年度当初に皆やれだったら、とても財政運営できないんですから。16年度中にやります。こういうふうに町内会とご相談をしていると。時期を示すということはとても、急いではしなきゃないということはわかってますけれども、そうはいきません。
 それから、交通量調査、この間しただけでありますから、おおよその分析で、あの地域内の交通量と見えます。いわば地域外、国道4号の迂回のための通過車両は散見されないというふうに見ております。いわば、いわばあの地域内の、今までですと、ショッピングにせよ、通勤にせよ、通学にせよ、国道4号線に2方向で出ておったものが、比較的あの三つの町内会、あけの平地域の人たちがショッピング、通学の一部、そういうものに主に使われている状況にあるので、今早速その後の交通量いつごろやるということは、状況を見ないと、まだ決定しておりません。
 それから、一般的に公道の場合、そう軽々に一方通行とか、時間制限とか、乗り入れ制限というのは大変難しい。公道でありますから。そういうところにそういう決め事だと思っております。したがって、今の状況での中で、より町としてやれる分は、ふたをかけるとか、そういうことに努力していく、こういうことを町内会と打ち合わせしているところであります。したがって、前にもそれの次善の策として、防犯灯を増設するとか打ち合わせしながらしてきたつもりであります。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) 少人数学級ということの認識ということですけれども、学級のよさと、先ほどお話ししましたように、学級というのは生活面と学習面、両方の場であると。少人数というのはあくまでも学習面の場であると。両方のよさがあると思います。国では、少人数指導の場合には、小学校では1人当たり18.6、あるいは、だから18から20人が適当だろうと。中学校では15人ぐらいが適当であろう。そうすると、それできめ細かなそれぞれ課題自分で、多分子供たちはこんな気持ちで少人数指導の場合のグループを選ぶと思うんです。不安があるので、もっと確実に身につけたい。それから、復習的に学んでみたい。いわゆる振り返ってみたい。そして、もう一つは発展的に学びたい。これはいつでも子供たちの学習しようとする心の中に存在しているものだと思います。この個々の意欲を高めるために、やっぱり少人数指導が適切だというとらえ方をしています。ということで、少人数指導のよさというのはその辺にあると思います。
 また、学級のよさというのは、先ほど、30人とか35人と、私は県の方では35人の考え方だと言っていました。30人にしても、結局少人数指導の20、18.6よりも多くなる状況の中で、そこに本当にクラスワークを築きながら、学習面以外の活動も、いわゆる社会性を培う面でも非常に有効な手段だと思います。ということで、30人か35人か、これは少ない方が多分いいとは思いますけれども、ただ、場面によっては、合唱の指導とか、あるいは体育とか、そういうような面は、余りにも少ない人数ですと、チームも組めない、あるいはきれいな声が合唱として成り立たない、そういうようなこともあるので、その場、その単元に、教材によって、30人がいいか、35人がいいか、あるいは40人ぐらいがいいのか、その辺が変わってくると思います。
 ということで、少人数学級については、多分県の方から出てくるかもしれない制度を最大限に活用し、学校運営に努めたいと思います。なお、組織を通して、引き続き国県の方に強くお願いしていきたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。

12番(佐藤 聖子君) 道路、三丁目の側溝ふたかけですけれども、三丁目の役員会の席上だったということで聞いていますけれども、年度内工事ということを聞いたと。先ほども申しましたけれども、それはそうだったんでしょうか。その後でね、申しわけないけれども、お金をどこからどういうふうにするのかが大変なところになっているから、16年度にしてほしいんだということを言われたということを言っているんですが、これがそうだったのかどうかね。
 役員会ということで、役のちゃんと、ちゃんとした人、失礼しました。役員の方がそういう役員会の中で話をしているということですから、全くでたらめを話しているということでは絶対ないわけでね、その年度内ということを言いながら、そして、予算さまざまあって、16年度には。それで、その時期も明確にしないということ。これはどう考えていったらいいのかなと、非常にこう思うわけで、やはり年度内の早いうちだとか、本当はもうできてなきゃなんなかったものですから、来年度の早いうちのこの時期ということで、ぜひ明示をしてもらわなければならないと思います。
 そこの通る人たちは、あけの平の方たちが便利に使っているということはもちろんありますが、でも、三丁目の方だけではありませんので、ぜひ三丁目の方に相談しながらということを先ほど来話しされていますが、ぜひこの場でお答えいただくようにお願いします。
 少人数学習、少人数授業ですけれども、習熟度別というのは、多分私が思うのには体育の時間などで、プールに入って25メートル最初から最後まで泳げる子と、浮くのしかできないという子ととか、そういうことがあったりしてね、じゃあ、あんたはこっちのクラスね、こっちのクラスねと言いながら、わかりやすく言えばですけど、さっきお話があったので、自分の中ではあれなんですけれども、そういうことがあって、子供たちの納得があってグループ分けができると、こういうことが習熟度だと思うんですが、今国が進めようとしているのは、やはりそうではなくて、できる子を伸ばすための、エリートをつくるための授業だというふうにしか思えないんですね。
 それで、子供たちに選ばせていると言いながらも、やっぱりどこかに振り分けていくということがあったりして、少人数の中で、少人数の1クラスの中で、お互いが、何ちゃんはこの時間はこうだったけど、これではこんなにできるんだねということが、そこの中の1クラスの中で喜びになっていかなければ、学校は成り立たないものだと思うんですね。
 今の時期に、その40人学級で今いってますから、すぐにということは、それは難しいこともあることは重々承知していますが、たとえ少人数で指導しなければならないときでも、子供たちが、あ、自分はAクラスなんだ、Bクラスなんだ。そのAがいい方で、Bがそうじゃない方という、そういうことがないようなね、そして、先生たちも同じ進度で進むように打ち合わせを綿密にしながら、そうやっていかなければ、これは私はやっぱりエリートをつくるための道具にされていくものだということを考えます。ぜひそのことも、私の思いがそういうことであるということもあったりして、見てきてですね、そういう名前からしてね、東向陽台の中でも、さっき言いましたがそういうこともあるわけで、ぜひこれについては、そうではない、指導するに当たってもそういうことのないような取り計らいが必要だと思います。いかがでしょうか伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 何度も繰り返しますけれども、町内会にも報告し、16年度に整備いたしますと、こういうふうに申し上げているとおりであります。
それから、ついでだから申し上げますけれどもね、あれですよ、上桜木とあそこのところ、あんなに早くあける予定はなかったんです。歩行通行は予定しておったんだけれども、だけども、やっぱりせっかく道路があそこまでつながってきたものを、早く開放しようということで、町としてあそこを早くあけたんで、多少その分でおくれた部分があるはずでありますけれども、そういうことも地元の町内会ではちゃんと連絡はとり済みであります。
したがって、そういうことで、16年度にしますという約束をさせていただいております。(「年度内という話はされたんですか」の声あり)

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) 少人数指導の考え方ですけれども、先ほども冒頭にお話ししましたように、差別、識別の認識はないということからスタートしています。
 東向陽台小学校の例が出ましたけれども、すいすい、じっくり、これは時間によっても、単元によっても移動可能。そして、子供たちが自分で選べるということで、すいすいというのは発展的、あるいはじっくり、すいすいに行っていても、あ、もっとじっくりやりたいな、そういうような運び方で授業展開されていると思います。
 で、先ほどもお話ししたように、各学校にお任せして、より児童生徒の実態に即した効果的な少人数の指導を目指して、それぞれ指導法を工夫、研究しながらやっていただいていると思っております。以上です。

議長(相澤 武雄君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日は、これで散会いたします。
    午後4時27分 散会

平成15年第4回定例会議事録(第2号)

平成15年12月12日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 相澤榮君     
  • 6番 磯前武君
  • 7番 今村寿君     
  • 8番 細谷禮二君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 菅原傳君    
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 土井昭二君    
  • 14番 小野進君
  • 15番 尾形昭夫君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長兼会計課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 内ケ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第2号

平成15年12月12日(金曜日)午前10時00分開議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問 10番 伊豆田待子議員
1 すべての児童に防犯対策と放課後健全育成事業の実施を
2 健康検診に前立腺がん検診の実施を求む
18番 佐川幸三議員
1 住民に対する説明責任を果たし、交番態勢を合理的なものに
2 側溝整備、防犯灯改良整備の促進を図れ
17番 永野久子議員
1 正規の学童保育実施にむけ改善・充実が急がれる 
2 黒川病院は公的医療機関として存続・充実を
9番 安住稔幸議員
1 窓口業務における更なる住民サービスの充実について
2 身障者に配慮された役場について
3 効率的な行政運営について
4 小中学校の教育の充実について
5 町民の健康増進、維持の取り組みについて

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(相澤 武雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、12番佐藤 聖子君、13番土井 昭二君、14番小野 進君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(相澤 武雄君) 日程第2、きのうに引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。10番伊豆田 待子君。
10番(伊豆田 待子君) おはようございます。
 私は2問質問いたします。
 初めに、すべての児童に防犯対策と放課後健全育成事業の実施についてです。
 近年、児童生徒の命が、心が危険にさらされています。児童虐待、連れ去り、通りがかりに切りつけるなど、胸の痛む事件が全国各地で起きています。そして、まだ行方不明との報道など耳をふさぎたくなる事件が毎日ニュースで流されています。富谷町においても不審者の話が聞かれます。池田小学校の事件以来、各教室に防犯ブザーを置くなど対策を講じているようです。6校ある小学校の中には、不審者を見つけたときの「緊急対策マニュアル」の態勢づくりをしている小学校もありました。富谷町は、仙台のベットタウンとして目覚ましい発展を遂げている人口増の町です。したがって、児童生徒の数も必然的にふえてきています。反面さまざまなリスク(犯罪)も想定していかなければならないのではないでしょうか。
 そのことから、町として児童生徒をどうしたら守れるかを考えなければならないと思います。その一つに防犯ブザーがあります。町民からの訴えもあり、児童生徒全員に支給することを求め伺います。
 このブザーは手のひらサイズで親御さんが見ていなくても、大人が、先生がちょっと目を離したすきの出来事などを本人が、自分で自分の身を守る身近で簡単な方法と思いますがいかがでしょうか。現在、小学生 3,039人、中学生 1,530人です。合わせて 4,569人。防犯ベルの値段1個 800円と聞きます。 4,569人掛ける 800で 365万 5,200円となります。この金額だからとか言うつもりはありません。命に値段はありません。地球よりも重い命、子供の命を守る一つとして、防犯ブザーを子供たちに持たせるべきです。
 また、中央公民館の第2駐車場ですが、「車の出入り口のところの植え込みは短く切ってありますが、北側歩道のところは児童の姿が見えない高さになっており、死角になり危険では」と住民から指摘され、「低くしてほしい」と訴えがあったことから、西側と同じ高さにすることを求め伺います。
 三つ目に、富谷小学校の裏側についてですが、門扉がなく、いつでもだれでも自由に入れるようです。地域に根差した学校づくりとしてはよいのですが、防犯面からいいますと何か対策、改善をしていかなければならない状況にあるのではないでしょうか伺います。
 次に、放課後健全育成事業について質問いたします。
 12月9日は障害者の日です。障害者基本法第3条に、「すべて障害者は、個人の尊厳が重んじられ、その処遇を保障される権利を有するものとする」とある。富谷町総合計画の第4編第1章第2節「ゆとりある教育環境づくりの推進」を掲げております。また、施策の方向として何点か述べておりますが、その中に福祉教育を通して思いやりの心の醸成や、郷土の理解を深めるなどの、各種教育活動を積極的に展開しますと。次に、特殊学級との交流機会、指導の充実など障害児教育の充実を図りますと挙げてありました。特殊学級は各学校とも充実して喜ばしく評価するところであります。
 先日、あけの平小学校では本年度からということで難聴児のクラスがふえ、手話を見てクラスメイトたちが自分たちも覚えたいと言い、小学校に手話クラブができたと、教育総務課長より報告があり、大変感動いたしました。あけの平の諸先生方、校長先生初め皆様の御苦労のたまものと敬意を表します。
 一方、自閉症児のお子さんを持つ親御さんは、現在の社会事情から働かなければならない状況にありますが、自閉症児の放課後健全育成事業がなく、親御さんは大変困っています。私は、この件について一般質問で何度かは取り上げておりますが、放課後預かるところを探しているとも聞きます。なかなか意に合ったところがないようですが、富谷町では来年4人入学するそうですが、一歩の会も人数がふえているようです。私自身とても心配なところです。総合支援センターが設置され、知的障害のデイサービスも準備中と聞きます。その中で何とか、放課後健全育成事業ができないものでしょうか。ほかの児童は、生涯学習の中で世代間交流室を使い児童クラブを実施しています。幼稚園を使ってもいいのではないでしょうか。幼稚園の先生は保育士の免許を持っている方が携わっています。若生町長は、常々「子供たちは町の宝」と言っております。また、児童生徒は教育のあり方は違っても、みんな平等に教育を受ける権利があるはずです。町民バスも運行され、バスに乗ってとうみやの杜や幼稚園に移動も可能ではないでしょうか。来年小学校に入るお子さんを持つ親御さんは真剣です。ハンディを持つ児童の放課後健全育成事業の実施を強く求め、お伺いします。
 2問目は、町の健康検診に前立腺がん検診実施についてです。
 富谷町での健康検診は、肝炎ウイルスの検診を初め胃がんや乳がん検診など各種検診が行われているところです。また、今年度からは脳ドックも加わり住民にも大変喜ばれており、評価するところでございます。
 一方、定年間近の年配男性を脅かしているのに前立腺がんがあります。また、55歳以上の5人に一人は前立腺肥大症で苦しんでいるということも言われております。日本人にはかかりにくいと言われていますが、ここ数年ふえ続けています。厚生労働省の発表によると40年前に比べ、前立腺がんの死亡率は4倍に上昇しているそうです。また、アメリカでは男性のがんのトップを占めています。最近では、皆さんも御存じかと思いますが、天皇陛下がかかっています。また、歌手の三波春男さんも前立腺がんで亡くなっております。皆さんが御存じの方が何人か亡くなっているようでございます。進行が遅いことが特徴で、初期は自覚症状がなく、厄介のようです。しかし、ほかのがんと違い、簡単な血液検査でわかることもわかっております。2015年には死亡率や罹患率が高齢化率とともにトップになるのではないかと予想されています。
 そこで伺います。
 宮城県に聞いたところ、現在県内では30の自治体が実施しているとの答えでした。この中で七ケ浜を調査しました。対象は50歳からで、町が 1,000円負担で、自己負担が 800円です。国保加入者については負担はなく町民に大変喜ばれており、検診率は60%ということでした。第2の人生これからという50代です。血液検査でわかりますことから、ぜひ町の検診に加えることを求め伺います。
 また、検診料についてはできるだけ負担を少なくしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。国保加入者については、ほかの検診と同じで個人負担はありません。富谷町でも国保加入者については、ほかの検診と同じと考えていくべきと思います。なぜなら、定年間近、または、定年過ぎて国保加入者が多くなる年齢だからです。脳ドックに予算をとったばかりなので心苦しいところですが、早期発見、早期治療により健康を保ち、医療費の抑制にもつながるはずです。
 次に、乳がん検診についてです。
 町の乳がん検診は集団検診です。私も一度受けてみましたが驚きました。中央公民館の体育館の中にカーテンを張り、何台かのベットを置き診察をするのです。若い方には到底なじめないことではないでしょうか。乳がん検診は30歳からです。富谷町で調べたところでは、14年度で対象者は1万 2,311人、申込者は 4,062人で32%、受診者は 1,830人で15%です。再診は26名との結果です。この数字を見てもわかるように、申し込んではみたものの時間の都合がつかない。また、集団検診の状況など理由があるのではないのでしょうか。前にもアンケート調査をしながらの一般質問で取り上げてきましたが、個別検診を望んでいる人がほとんどです。もちろん、このままでいいという人もいます。しかし、若ければ若いほど早期発見、早期治療が求められるはずです。もっと受けやすくするのも行政の考えるところではないでしょうか。先日私の知り合いの方が乳がんで亡くなりました。30歳代で発病しています。また、現在乳がんが再発して入院している知り合いもいます。私の身の回りのたくさんの方が意外と乳がんで治療している方がいます。本当に身がつまされる思いです。何とか集団ではなく、いつでも都合のいい日に診察ができる個別検診を強く求め伺います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の、児童対策でありますけれども、平成13年ですね、今お話しありましたように、ああいう事件があって大変憂慮したことであり、あれをきっかけになお類似したものも今論旨にありましたようにあるものでありますから、それはそれ、学校現場もかなり神経を使っておりますし、また、保護者も今お話しありましたように神経をとがらせているのは当然のことであろうと思っております。町としては簡易な警報ベルがあれをきっかけに全部備えつけております。過般も教員、学校現場のお話なども聞いてみましたけれども、伺いましたけれども、その防犯ベルを必要としている人は親御さんの方で持たせている親御さんもありますし、それからそうでない者もあるということでいるのが現実のようであります。学校で持っている物を希望によっては貸し出し方式をしているということで、この形を続けてまいったらどうかなと、このように考えております。いわば、全校生徒に全員お渡しするというよりも、その下校時間とか、その下校地域、そういうものを見ながら今の富谷の方式で、全部に一律というよりもその方がという形で今進めて、もう少し様子を見ていきたいと、今の富谷の方式で見ていきたいと、こういう考え方であります。
 それから、富谷小学校の環境についてでありますけれども、あのとおり道路に囲まれて無防備といえば、無防備という形も値するかもしれません。しかし、前面に教職員、校長室、がありますから、東西と南は教員が絶えず注意、目で注意できる範疇にあると思っております。一方北側については、児童生徒いないと使っておりませんけれども、業務員さんとか、そういう方々の出入りが頻繁でありますから、そういう面で安全管理は守られているのかなと、このようにとらえているところであります。私は原則、なるべく学校はオープン方式がいいと思っているんですけれども、しかし、今次の危機対策もそれは今議員のお話しのようにありましたが、最大限やっぱり危機管理と一方で伸び伸びした開放的なということのはざまを縫っていくべきと私は考えて、感じております。
 それから、しんまち公園の問題でありますけれども、駐車場でありますけれども、あのとおり隣にしんまち公園があるものでありますから、周辺をああいう形で生け垣方式の駐車場方式をとっておりますけれども、低く、努めて低くということで、見えるように死角のないようにということで、実施してまいったのでありますけれども、今後もご指摘のとおり安全管理に注意しながら、いわば見えるような方式をとりながら管理してまいりたいと、こういうふうに考えております。
 それから第4点の、障害児の学童の放課後支援でありますけれども、今現在、とうみやの杜の知的障害のデイサービス、ここで今立ち上げる中で検討をしていただいておる状況にあります。それから、これからこれも始まる支援センターの中でとらえていろいろどこでどのような形で持っていくか相談をし、ご協力いただく機関があればその方にお願いするとか、そこで立ち上げてまいりたいと、このように考えているところであります。その総合センターでは、そこで実質やるわけではないので、そこでいろいろなご相談に応じてこの件については、今度立ち上げようとしているセンターにお願いすべきか、これについてはどこそこにお願いすべき。こういう形の基地に今進めているところであります。
 それから、次の健康管理問題でありますけれども、血液検査で簡単に受けられる検診であって、基本検診と同時に実施可能であるため、受診率が高くなるものであります。しかしながら、厚生労働省の発表で、死亡率が下がるかどうかという根拠になる報告がまだ厚生労働省ではその根拠結果は自信を持って発表してない、こういう形であります。したがって、その有効性は認めていないという形にもなっております。今後の研究経過を深く見きわめながら、今お話の取り入れるかどうかも検討し、他町村での例もありましたけれども、確かに他町村でそういう例はやっておりますけれども、今申し上げましたように、根拠結果、こういうものも参考にしてまいらねばならないのかなと。その状況によって、今お話しありましたように町としてとらえるかどうか、結論出してまいりたいと、こういうふうにも考えておるところであります。
 それから、国保関係でありますけれども、もし、今申し上げたましたようにそういう根拠結果が出てまいりました場合に、国保関係の今までお話しありましたようにそういう方向でその節は助成の対象として考えてまいらねばならないと、こういうふうに考えております。
 それから、乳がん検診についてでありますけれども、その前、いつかの議会でも申し上げたような気がしますけれども、早期発見に有効な触診とX線撮影との併用型が非常に効率いいということで、集団検診で進めてきたわけでありまして、これを個別検診にしてしまうと、医療機関に両方、いわば触診とマンモグラフィーというんですか、これをあわせてやれる医療機関が割かし少ないとも言われております。したがって、同時併用型の方が非常に発見率と申しますか、確率がいいということで、町で今まで進めてきたわけてして、ただ、今ご指摘のように、検診場所の環境ですね、やっぱり検診でありますから環境は整えていく努力はしてまいらねばならないと思っております。これは、乳がんであろうが、何の検診であろうが、やっぱりどうしても集団検診の場合、そういう面のご指摘があるわけでありますから、これは神経を使って、やはりその専門の医療機関の診察室まではもっていけなくても、やっぱり限りなくその検診の質、場所とか、その人と人とのかかわりといいますか、検診の部屋ですか、その辺は今後もこの乳がん検診のみならず注意を払ってまいらねばならないと思います。努力してまいりたいと思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) まず、ブザーについてですが、今貸し出し等という話がございましたが、現在クラスに1個ずつなんですね。これを貸し出す方法というのは、ちょっと無理な方法なのではないかなと思いますが、その点についてお伺いします。
 それから、放課後健全育成事業については総合支援センターの中で対応していくという前向きなご答弁をいただきましたので、よろしくお願いしたいと思います。
 それから、今あそこの富谷小学校の北側ですね。先日、教育民生で博多小学校を職員室のない学校、小学校ということで博多小学校を見学して、施設調査してまいりました。あそこは本当に町の真ん中、ビルの中にある小学校で、しかし全部総ガラス張りで、あたりのビルと全然違和感なく、ここが学校なのという感じでみんなで驚いて中に入っていった状況なんですが、その入り口は一つです。ですから、もちろん車は入れません。出入り口一つで、どこも裏を回ってもどこも入れる場所がないんですね。それはビルの中の一つという一角にあるという一つの利点かなと思ったりしましたが、やはりそういうところでも不審者について質問しましたら、ないとは、ありますと。そういう答えが返ってまいりました。ということから、地域的、富谷町として地域的な富谷小学校ということで、本当に歴史のある学校ですので、そういう点から、どこからも気軽に学校に入って出るという、そういう状況かと思います。しかし、これからいろんなまた富谷町はこれからどんどん発展していくはずです。それを考えたときに、やはりもう少し、プールからの側からも入れますし、とにかくどこからも学校に入れるというか、自由なんですね。その点、ちょっと心配かなと思いましたので、再度何か門扉をつけるだけでもいいのではないかと思いますが、また、パイプフェンスを張ってありますが、足、乗り越えられる高さということもあります。その点もありますが、何かもう少し今後考えていかなければならないのではないかなと思いますので、再度お伺いします。
 それから、健康検診についてなんですが、前立腺がんの検査、これは血液検査で簡単な検査でわかると、そういうことで30の自治体で、宮城県内では実施しているというところでございますが、これもやっぱり簡単な基礎検診の中に組み込んでいければ、意外と皆さん、私の身近にもやっぱり自分の夫が今ぐあい悪いんだという、そういう話も聞きます。ですから、やはりこれも早急に実施していくべきことと思います。三波春男さんが、歌手の皆さん御存じの歌手の三波春男さんがその前立腺がんで亡くなったと、この娘さんが「うちの父親は常に健康に気をつけているからこういう検査はしたことがないんだ」と、言っておりました。それがそういう病気で亡くなったということで、現在その検査をする運動をしているということの話を聞きました。そういう面から、やはり1日も早くこの検診も実施してほしいと思いますが、再度お伺いいたします。
 最後に乳がん検診ですが、マンモグラフィー、それから触診と二重で検査して、それで健康を図っていくというお答えでございましたが、本当に2回、個人になると両方の機械があるところが少ないので、診察に行ってもまた再度行かなくちゃなくなるということも、今町長が申したようにありますかもしれませんが、しかし検査が何回、行かなくちゃならないと、そういう問題ではないと私は女性としてそう思います。ですので、検診をする場所を考えてくださるというお答えもありましたが、やはり今後何とか個別検診で、富谷町の場合は共稼ぎ世帯が多く、女性が働いている家庭も多いのであります。また、先ほども申しましたように、対象者が1万 2,311人いて、その中で 4,062人申し込んで、実際は 1,830人しか検診をしていないと、こういうことを見たときに、やはり早く個人検診にして、働いている方も時間を見つけていつでも走って、ちょっとの時間を見つけて診察に行って早期発見、早期治療ができるようにしていってほしいと思うので、その点、再度質問いたします。よろしくお願いします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 学校の安全管理でありますけれども、ブザー、多分クラス1個じゃなく学校に幾らという形なんですよ。そういういわばクラス単位ではなく、学校で40個だそうですけれども。学校現場での先ほど申し上げたましたように、その必要、それからそういうのでやっているようでありますから、決して惜しむのではなくて、その児童生徒の様子、例えば中学生ですと、非常に部活などで遅くなったり、そういうときちょっと貸してというような形とか、そういう使い方、それから小学生であれば、1人での登下校によって貸してというような、こういう形でやって、決して全部に機械的によりも私は今の方式、もしそれでも学校現場の方から不足ですよと来ればいつでもふやしていく方法は考えられる。一律に機械的にというのはいかがなものでしょうかというふうに思い、今の方式をもう少し様子を見ていったらいかがかと、このように思っておるところであります。
 それから、小学校のですね、あのとおり富谷小学校の安全管理ということでありますけれども、あの周辺、あのとおりの、先ほど申し上げましたように、西、東、南の方は、職員室、校長室から絶えず視角の中に見えるようになって入っておるわけでありますし、一方、幼稚園、保育所、給食センターなど間接的にも私は大変周辺は安全管理に監視持てる人たちがいらっしゃるということで、それ以上にあんまり閉鎖的にどうなのか、もしどうしても学校の現場の方からそれらについてご意見出てくればまた話は別ですけれども、私はあんまり閉鎖的にはどうなのかなという考え方は感じとしては持っております。
 それから、前立腺検査でありますけれども、これがすべて年齢ですね、先ほどお話がありましたように年齢が上がるに従ってどうしてもその身体的に年齢が上がるに従って、がんまでいかなくても、前立腺が細くなるというんですか、私は医者じゃありませんけれども、どうしてもそこ詰まる、方向としてあるんです。ですから、血液だけじゃなくて、一定の年齢になったら何かの機会にやっぱり40歳過ぎたらやっぱり診てもらうとか、50歳のとき機会あったらちょっとかかりつけのお医者さんにという方が発見率、確率が多いようですから、私は血液検査の効率で安心しているよりも、そういう方がいいのかなと、このように思っております。
 それから、乳がんの検診の件でありますけれども、その併用型の発見率ですね、併用型のこれは宮城県対がん協会の数値でありますけれども、併用型の発見率が圧倒的に多いんですよ、73%ということで。一方型ですとずっと落ちてしまうということで、私はそういう面で命を大事にしていくならばいい方式だとすれば、富谷でやっている併用型の方が73%も発見率がいいという数値が出ているとすれば、それを進めていった方が安心、安全、命、健康を守るということからもいいんじゃないだろうかと思います。ただ、先ほどから申し上げましたように、その検診の移動検診でありますから、集団検診でありますから、その環境には、検診場所の環境については、十二分に配慮の努力はしていかなければならないと思っております。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番(伊豆田 待子君) ブザーの話なんですが、クラブで遅くなったら、部活で遅くなったら貸してくださいと借りると。これ、各学校に40個ですから、小学校が 3,039人、大体各学校 300人平均いると思います。その中で40個というのが、どういうふうに子供の命を守っていくのかなという数と私は思います。本当に事件が起きるときというのは、本当に思いがけない状況、また本当にだれも、何かたまたまいつも人が通っているんだけれども、だれもいなかった。そういうその思いがけない本当に考えられない状況の中で事件というのは起きていくと思うんですよね。そういうことを考えたときにやはり子供たちが常に携帯して、一つは持っていると。そのことで子供自身も安心すると思うんですよね。そういうことを考えたときに、やっぱり1人1個は携帯していただくと、そういうこの方針でいってほしいと私は思いますが、再度お伺いいたします。以上です。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほど申し上げましたように、全員さ渡してお金的にどうかということでないんですよ。学校の生徒指導の状況などからしても、私は僕は、この場所だからこの時間帯に通学、登下校するので僕に貸して、これも生徒指導の一環かもしれません。お話聞きますと教育現場から。ですから、一律に機械的に持たせて、忘れたり何なりしてという形がどうなんでしょうか、むしろ生徒指導、そこに教師と児童生徒とのおつき合いの頻度も高まる。それから生徒指導の中で、かなり密に声を出せ、近くの家に飛び込めとか、飛び込んで助けを求めようとか、そういう生徒指導をなすっているようですし。したがって、いわば家と家が非常に距離間があるとか、非常に夜遅くなるとか、そういう者にとって「先生貸して」というような形は私は教員と児童生徒の人間関係の構築にも私は今富谷方式でやっている方式が私は生徒と教師の人間関係からして、私はもう少ししばらく様子を見てやったらいいんじゃないだろうかと思っております。

議長(相澤 武雄君) 次に、18番佐川 幸三君。
18番(佐川 幸三君) 私は2点質問いたします。
 その一つは、昨日二人の同僚議員から質問がありました町の防犯や交通安全に大きな影響のある交番体制の問題です。質問はできるだけ重複を避けたいと思います。もう一つは防犯灯、側溝整備の促進策についての質問です。
 初めに、住民に対する説明責任を果たし、合理的な交番体制で安全なまちづくりをというテーマで質問します。
 今、富谷町には警察関連施設として富谷交番と鷹乃杜駐在所がありますが、昨日の論議にありましたように県と県警は、16年度からこの鷹乃杜駐在所を廃止し、新たに成田に交番を設け、富谷交番、成田交番の交番2カ所体制にする方針です。全体的に見れば防犯体制の前進と言えると思います。これまで努力されてきた関係者方々に敬意を表したいと思います。
 また、共産党としても数年前から共産党県議団を先頭に県や県警に働きかけてきたものとして感慨深いものがあります。
 しかし、その一方で、駐在所が廃止される地域の住民は不安を感じています。昨日の町の説明では、連絡所が設けられるとのことですが、駐在所がなくなったらどうなるのか心配しています。これまでも本議会において交番の新設など、防犯体制の強化が何人もの同僚議員から取り上げられてきました。町は設置とその場所については県と県警が決めることという答弁で、新たな交番を東向陽台、明石台、成田のどこにという町の自主的な判断を避けてきました。一方で、町は富谷交番を清水仲地区に移すという計画で、平成12年3月には、清水仲土地区画整理事業組合からそのための土地 4,500平方メートルを2億 1,838万 8,000円で購入しています。そうした経緯からしても町は鷹乃杜駐在所の廃止に対する対応策、交番2カ所体制に至る経過、新しい交番体制についてなど、住民に十分な説明が必要になっていると考えます。
 そこで質問をいたします。
 鷹乃杜駐在所の廃止は、富ケ丘・鷹乃杜両地域の住民にとって寝耳に水ともいえる突然のことで地域住民に大きな不安をもたらしています。「広報とみや」12月号にも指摘されているように近年、町内では犯罪が多発しており、10年前と比べると2倍以上に犯罪件数がふえています。鷹乃杜駐在所の管轄地域も例外ではありません。この地域は各町内会がその会報で車上荒らしや空き巣の発生を知らせ、注意を呼びかけているなど、防犯体制の強化が切望されている地域です。先月26日には、鷹乃杜地区で下校中の女子中学生が後ろからついてきた男に抱きつかれるという変質者出没事件も起きています。その地域の駐在所が廃止されることに住民が不安がるのは当然ではないでしょうか。この地域の防犯体制の低下が心配されますが、住民の不安にどうこたえるのか、新たに連絡所が設けられるとのことですが、連絡所が不安解消に結びつくものなのか、連絡所の機能についても伺います。
 富谷地区の交番について、これまで町は清水仲地域に町有地を確保するときから警察施設を誘致するためと説明してきました。今新たに交番2カ所体制の方針で言われている富谷交番は、これまでの町の説明では清水仲のセブンイレブンの北側への設置ということになります。しかし、富谷交番の設置場所が清水仲地域でよいのか、検討する必要があると考えます。町のいう予定地は、仕事の性格上一刻も早く目的地に着き、事故や事件の処理に当たらなければならないその出動拠点としては適切ではありません。交番は交通事故や事件の多発地域に出動するのに便利な場所でなければなりません。現在の富谷交番は交通事故の多発している国道4号に面しており、事故処理のため出動するにも、また人口世帯数の多い住宅団地に事件処理等に出動するにも、清水仲地域からの出動よりはるかに便利であります。今の建物では目立たないなど、改善すべき点がないわけではありません。それは赤色回転灯を目立つように設置するとか、場合によっては建物を建てかえるなどで改善できるのではないでしょうか。清水仲に移転しなければならない理由はないのではないのかと考えます。富谷交番は現在の場所のままがよいと考えます。清水仲に移すという町との方針計画を転換するように求め伺います。
 町は、東向陽台、明石台、成田地区の南部8町内会とともにこの地域への交番設置を働きかけてきました。県の成田地域への設置の方針が決まるに際してこれらの関係者住民に事前に相談して合意を図るべきだったのではないでしょうか。どのようにお考えでしょうか伺います。
 交番2カ所体制になって大事なのは人員が十分確保されることです。昨日の成田交番についての説明では24時間対応の3交替6人体制とのことでした。体制が窮屈だと言われましたが、それは2人がパトロール等に出動すれば空き交番になってしまうおそれがあるということでしょうか。こうした心配にはどのような対応策がとられるのか伺います。体制の強化が今後の課題と認識されているようですが、改めて警察官の増員配置を働きかけるよう求めるものです。また、富谷交番の規模は何人で、どのような勤務体制になるのか伺います。
 防犯や交通安全の体制強化を県や県警に要望すると、ほとんど決まって返ってくるのが、予算が少ない、足りないということです。しかし、個人の生命・財産の保護を任務とし、犯罪の予防や捜査、交通安全取り締まりに従事し、住民に安心して暮らせるようにする警察業務は重要であり、それにふさわしい予算が配分されなければなりません。国民の生命・財産を守る警察業務への予算を低く抑える一方で平和や民主主義を求める団体の調査を行うなど憲法違反活動などを行う警備公安警察に多額の経費が使われているという問題があります。防犯や交通安全のための施設や警察官増員の予算を十分に確保するためにも警備公安警察の廃止が大きな課題になっていると思います。町が関係機関にこのことを強く働きかけるように求めご所見を伺います。
 次の質問に移ります。
 防犯灯や整備された側溝は、住民の安全、安心な日常生活を支える主要な施設の一つとも言えるものです。これまで町は、防犯灯について、10年度に東向陽台、11年度は鷹乃杜、12年度富ケ丘、13年度はあけの平、14年度は太子堂・ひより台、15年度町上・町中・川又山等順次防犯灯の新設、照度アップの防犯灯改善事業を行い一定の改善を行っています。しかし、それでもなお「暗くて不安だ、防犯灯をふやしてほしい」という声が聞かれます。側溝については、住民の方から「道が狭い、側溝にふたをかけ、危なくないよう、また広く使えるようにしてほしい」など、側溝の整備促進を求める声が町内各地で聞かれ、本議会でもこの1年間、ほとんどの議会のたびごとに何人もの同僚議員から一般質問その他で取り上げられ、整備を早めるようにとの趣旨の発言がなされています。しかし、町は側溝整備の計画を持たない、側溝整備の予算が入札の落札価格が決まり執行残として残り、時期的にもそれを使って新たな側溝整備が発注できるにもかかわらず実施しない、しようとしないという姿勢のもとで、この事業は遅々として進まないというのが実態です。そこで質問いたします。
 まず、防犯灯について質問します。
 町は防犯灯の照度アップについて、この6年間に 418基を実施し、全部で 2,155基ある防犯灯のうち照度アップしていないのは町中と一、二ノ関等北部の農村地帯と大童、西成田、明石等の南部地域の66基を残すのみだとのことです。この66基は付けかえて照度アップするものです。6年間の実績から見ても1基当たりの経費は平均新設で約3万から5万円、照度アップの付けかえで約2万円から4万円です。ですから、この66基合計は約 130万円から 250万円でできるものです。66基の照度アップも含め一気に実施することが可能だったはずです。住民の切実な照度アップの要求には直ちにこたえるべきではないでしょうか。なぜ実施されなかったのか、いつ実施するのか伺います。
 町は、この6年間 109基の防犯灯新設を行っています。しかし、それでもなお、「表通り、バス通りは明るくても一歩わき道にそれると暗い、防犯灯を設置してほしい」「農村地帯には防犯灯が少ない」などの声が聞かれます。防犯灯と防犯灯との間隔が長過ぎる。防犯灯の位置が高過ぎるなど改善すべき点があります。事故や事件を未然に防ぐ上からも、また不安、心配を解消する上からも既存の電柱に防犯灯を設置し、防犯灯の間隔を短くする。防犯灯の位置を低くするか、一つの柱に2灯つける等の改善をするべきではないでしょうか。また、町内会、住民からの要望のは積極的に敏速にこたえていくこと、町としてもパトロールその他で点検し、必要な箇所への設置を促進していくことが大事と考えますが、どう考えていますか伺います。
 次に、側溝整備について質問します。
 側溝整備事業のおくれは、「側溝整備がおくれている、促進しなければならない」という認識が町にないか、あっても極めて希薄だということにあると思われます。ことし、2003年3月の議会で、予算が余ってもそれを事業促進に使わないことが批判されても、担当課長は「計画どおりに進めます」という答弁でした。「いつまでたったら終わるということがない計画で何で計画どおりといえるのか」との指摘にも町長は課長の答弁を追認するだけでした。現に、側溝整備について予算に対する実績、いわゆる執行率は平成11年度が94.7%、平成12年度が84.6%でしたが、平成13年度で51.2%、14年度で30.0%と大きく低下し、予算を残すようになってきています。入札における競争性が高まった結果だとしても、その残った予算をこの事業促進のため有効に使うという積極性があってしかるべきだと考えます。平成14年度の例だと実施した2倍以上の予算額で新たに事業ができたわけですから、明らかに前進させることができたはずです。側溝整備の要望が多いにもかかわらず進んでいないのは、こうした取り組みをしない町の消極的な姿勢に根本的な原因があると言わざるを得ません。このような消極的な姿勢、取り組みは改めるべきです。いかがお考えでしょうか伺います。
 町はこの6月議会で「側溝の未整備は 110キロメートルある」と答え、経費が大き過ぎて計画は持つことができない。その都度必要性と財源を見ながら進めていくとしています。しかし、町の側溝整備のおくれに対する現在の認識では財政が厳しいからなどを理由にして、いつまでも実施しないということにつながりかねません。町は平成12年度まで役場庁舎を建設するため19年間、毎年1億円から2億円、多いときには4億円を積み立て、合計30億円にして、借金なしで庁舎を建設しました。今「これほど大きな庁舎が必要だったのか」「低金利の時代に借金をしないで実施したことが自慢になるのか、借りてもよかったのでは」などの声も聞かれます。いずれにしろ、庁舎建設優先の財政運営が側溝整備など切実な要望を後回しにしたことに大きく影響したことは否めないと思います。庁舎建設に比べ側溝整備事業は住民にとって身近であり、切実であります。大事業で経費が大きいからこそ、この事業推進はもっと計画的であるべきです。また今の予算のつけ方では余りにも遅過ぎます。長中期的な側溝整備計画を持ち、着実に進めていくべきではないでしょうか。どう推進していこうとしているのか、計画を立てるのかどうか伺います。

議長(相澤 武雄君) この際、11時10分まで休憩いたします。
午前10時55分休憩

午前11時10分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。若生町長。

町長(若生 照男君) 交番関連でお答えいたします。
 駐在所、鷹乃杜駐在所の連絡所型というのは、こと富谷だけではなくて、宮城県警の治安充実体制の再編計画の中の一端と伺っております。したがって、お話にありましたようにあそこを連絡所という形で一応残す、本来は皆廃止ということも論じられた経緯があるようでありますけれども、連絡所で残すという形で、実際は、あの周辺は富谷交番、成田交番の強化充実によって体制強化でありますから、手薄にするということではなくて、充実強化、こういうふうに富谷町全体を見据えて充実強化につながると思っております。したがって、あそこを今度の新たな交番にもパトロールカーが配置される予定のようでありますから、そういうことで巡視も可能でありますし、きのうから申し上げておりましたように富谷の地内には、治安関連で大和署管内としては大変事故、事件率が多い形でありますので、殊のほか町としても充実強化を願ってきたわけでありますから、今度のあの地域の治安体制については、決して駐在所の連絡所によって手薄になるとは考えておりません。
 それから、清水仲に土地をということでありますけれども、今の富谷交番は今の4号線にそのまま宮城県警としては存続していくという基本には変わっていないようであります。ただし、富谷町の今後の町の形、そういうもの、それから都市計画道路、今途中で止まっておりますけれども、こういうものを長期的に勘案するとき、富谷町としては必要、このように考え土地は確保しておけばということで、確保させていただきました。早々という形はありませんけれども、町としてはそういうこと、それから、具体に詰まっておりませんけれども今の富谷を守っている大和警察署、それから近隣の泉警察署、こういうものも含めて富谷の位置づけ、治安上の位置づけそういうものを念頭に置いて、あの場所はそういう面で今後も治安体制の活用の場所として保存してまいらねばならないし、その後も警察本部と綿密に検討してご相談を申し上げていかねばならないと思って考えております。
 それから、規模の問題であります。規模については、きのうも申し上げましたように成田交番については、かなり窮屈な宮城県警の警察官体制の中で、かなり窮屈な状況の中で、辛うじて必要最小限の6人体制、それから、大和署の枠内での調整を勘案しながら、富谷交番の今10人体制でおりますか。これが多少減じられるかもしれない。大和署全体の人員配置の中で署長の人事配置の中にあるようでありますから、しかし、その中でなお一層機動性、それから重点2カ所制で富谷の治安は向上するものと思っておりますけれども、まだまだ次の段階として成田地区の新たな交番が開設、見た段階で新たな人的態勢は今までどおり警察本部に要請をしていかねばならない町だと思っております。
 次、第2点目でありますけれども、いろいろお話し、ご指摘ありましたけれども、照度アップ、お話しありましたように97%になります、今年度中に。したがって、大体照度アップについては一つの目標値が達成されたのかなと、このように思っております。また一方で、37の町内会のいろんなご要望がありますから、それらについて新たにその場所、必要性、そういうものをご相談しながら増設も基本的にはしていかねばならないという、これはどこまでも町内会とご相談で進めてまいらねばならないと考えております。
 ついでに申し上げますけれども、今防犯、街路、合わせてこんな小さな町で 4,000灯を完備しておるわけでありますから、面積からすると決して灯数としては他自治体から比して少ない方ではないというふうに伺っておるところであります。
 次に、側溝整備の話でありますけれども、側溝整備については、計画というけれども、全体計画は、前々申し上げてきたように 110キロという膨大な距離がある中で、これらの工事量からすると計画を示すということは、なかなか富谷の財政状況からするとますます困難になってきておりますので、その年度年度の中で精いっぱい改善を進めてまいりたいと、こういうふうに考えているところであります。
 また、執行残の話がよく出てきたようでありますけれども、私は、執行残のそれだけだから、例えば側溝のみだけだから70%で残る30%執行残出たから30%分だけやったらいいんじゃないかということは、人間社会でなかなかやりかねてきたんじゃないでしょうか。国も県も市町村も、私はその年度に計画したものであって執行残の使い切り方式は日本の財政運営でみんな失敗してきたんじゃないでしょうか。私は執行残の使い切り方式はやるべきではない、このように基本的に自治体運営経営する中でやるべきでない、このように戦後日本の状況を見るとこれが今の日本の、また地方自治体の財政状況にある。このようにも考えている1人であります。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 私が質問したことについて、中身については答えていないと同様のものもあります。
 例えば、この連絡所ですけれども、連絡所がどのようなものなのかわからないと、体制が低下されないとか、大丈夫だというふうにはとらえられないわけですね。今、鷹乃杜駐在所のところにもよく空き交番になることもあるんですけれども、電話がついていてね、もしご用の方はこの電話をお使いください。すぐ警察署につながりますということになっておりますけれども、そういうことを連絡所というふうに言っているのか、それとも別にまた1日の間に時間を決めてその時間帯にはいますよというようなものが連絡所なのか、「警察白書」という本がありますけれども、その中にも連絡所というものについての説明はないんですよね。ですから新たに出てきたものですからどのようなものなのか、そのことによってこの不安は解消されるのか、そういうことをお聞きしたわけですから、中身についてもし今わからないのであれば、後で調べて示していただきたいと思います。
 それから、清水仲に富谷交番を移すのではなくて、県警としては今のところに存続していくのだという説明がございました。ただ、一方でこの清水仲にある土地については大和警察署、泉警察署も含めて治安上これからもこの確保したままそういうものに使うようにしていくという趣旨のことが言われたと思うんですけれども、これは町長一人の判断なのか、あるいはそういうふうに言える何か、根拠があるのか、県警の中の相当の位置にある人との話し合いではそういうことを考えているとか、そういうことで今言われたのか、そのことはうんと大事だと思うんです。全然そういう当てもないのに、ただそうしてほしいという町長1人の判断であの大事な土地をそのまま確保しているということになれば、これは今まで説明してきたことからしてもちょっとお粗末なのではないかと思いますし、もしそういうのがなければ、新たに富谷交番は今のままで充実させていくことにして、あの土地を別な方に使うということに切りかえていくことができるし、切りかえていかなければならないわけですから、その根拠をお聞きしたいと思うんです。
 それから、そのことに付随してもう一ついいますと、この清水仲の土地は契約こそ平成12年の3月でしたけれども、その前からお話がありました。そういう話の中ではやはり土地区画整理事業組合が造成を受けた業者の方への支払いといいますか、そういうことのためにも必要なのだというような声も聞かれたことがありましたけれども、そういうことからするとやはりその拙速な土地の求め方ということにもつながっていくのかなというふうな心配もあるわけなんですけれども、もしそういうことではないというのであればそれはそれでいいんですけれども、いずれにしろはっきりとこの根拠のある使い方のために確保していくということなのか、もしそうでなければ、早くより有効な活用の仕方に切りかえていかなければならないのでお聞きします。
 それから、先ほど側溝整備の問題について、その執行残を使っていくということが、あちこちで財政を破綻させる原因にしたというようなことを言われましたけれども、これはちょっとおかしいんだと思うんです。やっぱり予算を組むということはより効率的になるべく残さないような、いい正確な予算づけをするのが大事なのであって、最初から残していくような予算づけはおかしいし、これをその事業の推進のために使うんだという位置づけだと思うんです。ましてや、この側溝については町長がもしおくれているんだと、促進させなければならないだという意識をお持ちのことでありましたならば、やはりその執行残として残ったもので再度進めていく。早く契約して、繰越明許とか、いろいろそういう形だってやり方によっては可能なわけですから、促進の仕方はいろいろあると思うんです。そう使い方はいろいろあると思うんですけれども、やはり根本的には残していくというのは今のペースでもいいんだと。決して側溝整備がおくれているということではないんだというそういう認識があるからだと思うんです。この4年間でも進んだのは5キロぐらいだと思うんですけれども、それでは 110キロですから、本当に気の遠くなるような時間がかかるわけです。そういうことからやっぱり有効な使い方をしていく必要があるのではないかということが一つ、どのようにお考えなのか。
 それと、もう一つはやっぱりそれと付随して、どうしても事業が大きなだけに計画的に、もちろん細かくは一遍にできなくとも、大筋の計画というものをつくって、そしてやっぱり時期時期が来たらより細かくやっていくという計画が必要なのではないかと思うんですけれども、最初から大変な事業だから計画を持たないというのでは、どんどんどんどんおくれてしまうということになるのではないでしょうか。計画を持たないということではなくて、きちんともっとということに切りかえていただきたいと思うんですが、どのようにお考えでしょうか。
 あと、防犯灯については、町内会からもこの出てきたことに対しては積極的にこたえるということと同時に中身の問題では、一定程度改善されているのはわかるんですけれども、やっぱりどうしてもこの防犯灯と防犯灯の間隔が長いとか、そのためにちょっと暗いとか、あとポールがあって余りにも高過ぎるために下まで届かない、あそこの大清水上ですか、あそこだと、ところによっては車道への照明灯と歩道への照明灯と二つついているというのもあるんですね。こういう方法もあるんだなと感心したわけですけれども、そういうのもところによってはやっぱり考えていくとか、そういうことで安心できる防犯灯の充実が求められていると思うんですけれども、そういうことも含めて、言われてきたからこうやるということじゃなくて、だけじゃなくて担当課の方でもやっぱり町内を定期的にパトロールしたりして、対応されているのかどうか、そういうことも必要だと思うんですけれども、積極的に明るい安全安心なまちづくりにしていくという体制と取り組みが必要だと思うんですが、どのようにお考えでしょうかお尋ねいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 鷹乃杜の連絡所体制、これは宮城県警で所轄である大和警察署が事務、我々への説明では先ほど来、きのう来説明しておるように富谷交番所と新たな交番所によって、富谷の町内の充実強化、機動性の強化、こういうことであって、連絡所体制というのは、先ほどお話ありましたように不在が多い、そういうことでありました。今後の使い道、方式そういうものはまだ我々に、一般的にはお話ありますけれども、ただ公表するときは大和署が公表していくはずであります。そこまでであります。
 それから、清水仲の土地ですね、この問題については先ほど申し上げましたように今現在、今現在は宮城県警としては富谷交番は現在地で維持管理していくと、こういう考え方のようでありますけれども、町として先ほど申し上げましたように町としては今後の町の道路整備なり、町の町並みの形なりからすると今の交番体制、治安体制では狭隘と思っております。したがって、今の場所から清水仲に重点的に拡大増員して町を守っていただく、こういう方針で県警の方に申し入れをずっとしてきたのであります。したがって、今現在はすぐに移転そういうものはなかなか宮城県警としても大変なようでありますけれども、町としては私は今の富谷交番のあの場所、一枚沖の住所ですか、あそこの場所では狭隘過ぎるとこういうふうに考えております。したがって、まだまだ人的にも増員させていかねばならないと考えております。願っていこうと思っております。
 それから次に、側溝整備関連でありますが、防犯灯と側溝整備でありますけれども、防犯灯については、職員もそれは警らしながら状況を判断しております。それとあわせて各々の町内会、町民のいろいろな身近な連絡がありますから、それと密に打ち合わせをしながら増設をしたり、改良したり、改善したりという形で今まで来たものでありますから、今後もそのような形をとってまいりたいと、このように思っております。あるんですね、あるんですね。たまたま町で防犯灯防犯灯と言いながら、一番身近な自分の身近ないつでも通って歩くところが見つけかねて、よそから見つかったなんていうことがあるもんですから。そういうことのないようになるべくご連絡いただくようにお願いをしておるところでありますから、議員さんもひとつよろしく、気づいたら教えてください。
 次に、側溝関連でありますけれども、側溝関連については計画的にというのはなかなか今の町の財政運営の中では何キロ整備していくということの計画、そういう計画はある程度持てますけれども、 110キロの計画性というのは、今の富谷町の財政構造内容からすると、とてもとてもそこまでご発表できるだけの力はございません。したがって、その中で枠内でやることと思っております。一方、その年の計画でありますから、今年度はお金の計画ではありませんから、いわば本年度の富谷町の財政状況、次年度ぐらい、次々年度ぐらいまでの財政状況からすると、側溝については何キロ、どのぐらいということの発表はできるので、お金の発表ではありませんから。その工事量の計画でありますから。残すためとか、そういうことでは財政運営、先ほど申し上げたように財政運営上私はよくないと、このように思って今の方式で進めてまいらねばならないと考えておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 清水仲の土地に警察施設をつくるという考えは、町独自のものだということがわかりました。しかし、今のところ県警としてはそういう考えはないということだと思うんです。そして、どこの場所がいいか、どの場所を充実させるべきかということになれば、交通の便がよい、出動するのにうんと適切、便利だという場所が優先されて考えられる必要があるのではないかと思うんです。そうすると、今の場所は決して悪くない適切な場所ではないかと思うんです。そういうことでそこをまず充実させていくということが大事なのではないかと思うんです。もし、いや向こうの方がいいんだ、向こうに移すんだするんだということになると、今の場所の充実ということがおろそかになるのではないかと思うんです。もし狭隘だというようなことであれば、あの場所、あるいはあの場所の近くにより広い土地のところに建てるとかいうことが考えられてしかるべきではないかと思うんです。
 ですから、今のところが悪いんだと、清水仲の方がアクセス的にもいいんだということにはならないではないかと思うんですけれども、そういうことの発想でやってしまうと、今の場所の充実というのがおろそかになるんではないかという心配でお尋ねするんですけれども、今の場所を充実させるという意思をお持ちなのかどうか、今の場所はアクセスとしていい場所だと、アクセスのことを考えればね。そういう考えはお持ちなのかお尋ねします。
 それから、執行残のことですけれども、私のきのう同僚議員のお話しした中にもちょっと「ああ、そのとおりだな」というところがあったわけですけれども、あくまでこの予算を立てるというときには残が少ないように立てるということでありまして、その先ほど言いましたように平成14年度執行率30%というような中身というのは、予算の立て方が本当にうまくなかったのか、ではないかという反省が求められるようなものだと思うんです。そういうことからすると、安易に残を残しているのではないかというような気がします。やはり、そしてその事側溝に関しては余りにもおくれているわけですから、その早目に有効活用して促進させるという姿勢が必要なのであって、ほかのところでは確かにその年度年度で余していくということもいいかと思うんですけれども、これほどおくれたものではそれをそのまま適用するというのはだめだと思うんです。そういうことで、だから 110キロが一遍にいついつかまでやるということでなくても、じゃあ半分、いやそれでなくとも3分の1はこういう中長期的なことでやっていくという計画がなければ、その場限り、場当たりといいますか、そういうことになってしまうと思うんです。そうだとやっぱり全体として進まないということが事業促進の中で落ちている多くのものでないかと思うんです。そういう意味ではやはり完璧な計画でなくとも、そういう計画をきちんと持って、そのために予算も確保していくと、そういう姿勢こそ求められているのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 聞き間違い、舌足らずだったのかな、交番の問題、移転も増築もないって県警では言っておりません。移転も増築もないということは言っておりません。すぐやるとも言っておりません。町として、町として体制、人的体制、そういうものの状況、整備長期的に見るとき、あの場所、今の一枚沖の場所では狭隘な時期が来る。こういうことで、清水仲を確保させていただいたのでありまして、それらについては交番も含める大和署全体のことも念頭に置きながら打ち合わせを今までしてきたわけでありまして、今後も関係当局と清水仲重点の治安体制の基地にするための努力はしてまいらねばならないと思っております。今現在は、いろんな諸整備のため当局の方は移る予定まで踏み込めないと言っておりますけれども、否定もしておりません。今後も努力してまいらねばならないと思っております。
 それから、側溝整備の方ですね。おくれている、 110キロ残っているから今暗渠にするいわば有蓋化することが状況であって、つくったときは明渠化の時期もあったわけでありますから、明渠の方がいいということで町では進めてきた。これは富谷のみならず明渠も進めてきた時期があるわけでありまして、ただ、今時代の要請で有蓋化が来たわけでありますから、その中で明渠で進めてきたものをこれを変更し、有蓋化の要望にこたえる、こういうことでありますから、有蓋化、うんとおくれたと、 110キロはおくれないのかということになれば、それは皆さんの今の意識の中で有蓋化が善とするならば、それはおくれているかもしれません。しかし、創設時期には明渠化が善とした時期もあったわけでありますから、そういう表現では議論の残るところであろうと思っております。
 それから、計画的にということでありますが、計画的には計画的にやっているわけです。私は財政運営上、町の財政運営上、今の状況からするとそんなにとてもとてもこの形を議員のおっしゃるような方向に、そのとおりでありますということはとてもじゃないが言えない。それから、もう一度繰り返しますけれども、自治体、国も市町村も県も自治体の使い切り予算の弊害というのは国民の課題であったはずであります。私はこれらについて、その一端だと思っておるところであります。

議長(相澤 武雄君) 次に、17番永野 久子君。
17番(永野 久子君) 私はまず正規の学童保育実施に向けて改善と充実を求め質問をいたします。
 共働き家庭や一人親家庭の増加の中で仕事と子育ての両立のために欠かせない学童保育へのニーズが確実に広がっています。「少子化」問題の要因の一つには、安心して子供を生み育てることのできる環境が整っていない現状もあります。政府はこれまで少子化対策として1994年にエンゼルプラン、1999年に新エンゼルプランを推進してきましたが、少子化傾向に歯どめがかかっていない状況で、ことしになって「次世代育成支援対策推進法」がつくられたわけですが、こうした経過の中にも住民のまた国民の強い学童保育実施への要望があると考えております。
 「次世代育成支援対策推進法」は2005年度から2014年度までの10年間に推進するべき行動計画を、すべての市町村・都道府県が策定することを義務づけており、また「児童福祉法一部改正」では学童保育が「子育て支援事業」として位置づけられ、「着実に実施されるよう必要な措置の実施に努めなければならない」と市町村の責任を明記しています。さらにことし議員立法で成立した「少子化社会対策基本法」では、学童保育(放課後児童健全育成事業)の拡充のために必要な施策を講じると明記され、厚生労働省も学童保育を「必要な地域すべてに整備していく」という方針を掲げています。学童保育が子供たちにとって重要な生活の場となっていることが、より広く社会的に認知され、今回の政府方針につながったものだと考えております。
 現在、富谷町では6カ所の公民館で「児童教育」を実施しております。これは1999年から実施が始まったものですが、町が当初から明らかにしてまいりましたように放課後の留守家庭児童を預かる「学童保育」ではありません。内容も態勢も学童保育とは似て非なるものです。低学年児童を持つ親たちは、放課後の我が子が少しでも安全で過ごせる場であってほしいと正規の学童保育実施を切実に願っております。
 もともと「児童教育」は、学童保育実施を求める長年の住民の世論と運動に対し正面からこたえるのではなく、お金も人手もかからない方策でお茶を濁した結果生まれた施策であるため、多くの問題を抱えています。
 まず、留守家庭の児童にどこまで責任を持つのかという点です。児童教育は登録さえすれば地域のすべての児童がだれでも来館し自由に遊べる反面、来ても来なくてもチェックがあるわけではなく、学童保育のように契約と責任が明確になっていません。学童保育なら、休みの場合には事前の連絡をしたり、無断で休んだ場合には学校と連絡をとるなど、子供の安否を確認することが当然行われますが、児童教育にはその義務がないため、実際に子供を預けて働く保護者は、「小学校の低学年なので学校から公民館にちゃんと行っているのかどうかとても心配だ」と言っておられます。また、施設の面でも学童保育専用の部屋がないために、おやつや休息をとったり宿題をするところがなく、自由来館の子供たちが帰宅した後、夕方5時過ぎにようやくおやつを食べているような状況です。学童保育は働く親を持つ子供たちの生活の場であり、児童教育はだれでも利用できる地域の遊び場です。役割の違う二つの事業・施設が一つの施設の中に混在しているために、子供たちがそのひずみを受けているのではないでしょうか。働く親を持つ子供たちの安定した毎日の生活を保障する学童保育を本来の形で実施する必要があります。
 当面の手だてとして、遊ぶときは自由来館の子供たちと皆一緒でも構いませんが、おやつや宿題、休息のために別途専用の場を確保し、自由来館の子供たちに遠慮することなく学童の生活を保障するべきではないでしょうか。そのためのスタッフも増員し、態勢を強化する必要があると考えますが、いかがでしょうか。
 館内での事故防止や行き帰りの安全対策についても父母の中から強い不安の声が出ています。公民館はもともと大人のための社会教育施設ですから、子供のための児童厚生施設のように子供の安全を第一に考えた施設にはなっておりません。いわば子供に大人の服を着せたようなもので、施設が大きいだけにすべての子供に目を行き届かせることは至難の技です。館内での事故防止にどのように取り組むお考えなのでしょうか、町の対応を伺います。
 また、公民館への行き帰りについても、最近は子供が被害者になる事件が相次いでおり、子供たちの自覚や自衛措置を強調するだけは済まない問題になっています。とりわけ成田団地では、ギャンブル施設を初め地域外からの人の流れが増加する中で不審者の出没がふえ、学校でも神経をとがらせているということです。少なくとも公民館への行き帰りに地下道を通らずに済むよう、都市計画道路七北田西成田線の成田公民館東側付近に信号機を設置するなど、安全対策に万全を期す必要があると思いますが、当局の考えはいかがでしょうか。
 次に、公立黒川病院を公的医療機関として存続・充実するよう求め、質問いたします。
 公立黒川病院は、経営悪化を理由に学校法人への売却・移譲が進められようとしています。しかし、ことし8月に策定された「第4次宮城県地域保健医療計画」は、公立黒川病院を二次医療機関として黒川郡内の中核病院と位置づけ、他の診療所など一次医療機関を支援する基幹病院という役割を担わせております。町長ご自身、この第4次計画の策定委員の1人として計画策定に携わったはずで、民間への移譲は第4次計画の方向性と全く異なることになります。公立黒川病院の役割を強調する第4次計画を策定しているそのさなかに、一方では黒川病院の売却・移譲を計画するなどということ自体、町長も理事者のお一人ですが、理事者として不見識であり、背信行為ではないでしょうか。
 今、公立黒川病院を公的な病院として存続するよう求める地域住民の運動は急速に広がり、署名は既に1万 1,000人を超えていると聞いています。黒川病院の患者は富谷の町内でも外来・入院合わせて年間延べ 8,695人に上ります。これは決して少ない数字ではありません。この方々にとって、公立黒川病院が公的病院として存続するかどうかは、切実な問題です。富谷の町内に病院・診療所は27ありますが、その中で入院ができるのは佐藤病院、富谷医院、長澤整形外科クリニックだけです。そのうち内科や小児科があるのは富谷医院だけです。しかし富谷医院のベット数は19しかなく、盲腸などの手術には対応ができない状況です。急性期医療や外科的手術に対応できないこれが残念ながら今富谷医院の状況です。公的な二次医療機関として公立黒川病院が存在することは富谷町の住民にとっても大きな安心になっていることは明らかです。
 この点について事務組合の理事会は「民間に売却・移譲されても病院がなくなるわけではない」と。これは15年12月1日発行の広域くろかわの号外ですが、「民間になっても地域医療は継続される」とし、若生町長ご自身もさきの9月議会で佐藤 聖子議員の質問に対し「民間病院がだめで、自治体病院ありきではない、民間だからいい分もあるんだ」と、いいところもあるということだと思いますが、と、答弁しておられます。
 確かに、仮に公立黒川病院を売却・移譲しても病院として継続することはそのとおりでしょうが、公的病院として継続するか、民間病院になるかでは医療のあり方が全く異なり、住民にとって天地の差となります。民間になればまず収益を第一に考え、そのために人手を減らし、採算のとれない部門は廃止、あるいは縮小という方向に進むことは避けられません。小児科や外科、救急など儲からない部門は真っ先に削減の対象にされます。
 その具体的な例ですが、理事会は平成14年12月の「公立黒川病院再生策」の中で、民間への経営移譲で成功している先進実例があるとして北九州市戸畑区や北海道砂原町の例を挙げています。ところが調べてみますと、実際にこれらの自治体病院が民間に移譲された結果どうなったかといいますと、住民のための地域医療が大きく後退をしています。
 北九州市の場合は、昨年3月、住民の猛反対を押し切って市立病院を民間病院に売却しましたが、 180あった市立病院のベット数は半分以下に減り、差額ベットがふえて住民の負担がふえ、高齢者はかかりつけ病院がなくなり、ショックを受けているということです。北海道砂原町の場合も、医療法人になって建物が近代的になり、冷暖房完備になったものの、やはり個人病院なので差額ベットが多くなり、本人が望まなくても差額ベットを利用させられるケースが急増しているということです。高い負担に苦情が噴出し、わざわざ隣町の公的病院に通う人がふえているということで、まさに「近くて安心な」地域医療が大きく後退した結果になっています。理事会が「民間に移譲して成功した実例」だとして挙げているところでさえ、こんな状況です。ちなみに現在、公立黒川病院の差額ベット数は全ベット数の約2割、22床で、差額も1日 3,000円と 6,000円のみ、かなり良心的です。
 公立黒川病院の売却の相手先は東北文化学園大学ということですが、現在の厳しい医療環境の中で病院経営を財政面で黒字にしようとするなら差額ベットの増床など、収益をふやす方策が強まることは十分予想されることです。決して民間を目のかたきにするということではなく、現実的に考えればボランティアで病院経営をするわけでない以上、差額ベットをふやしたり、不採算部門の切り捨てが行われないという保障はどこにもないのです。現に事務組合の広報誌「広域くろかわ」12月1日号は、病院を第三者に移譲した場合も「救急告示病院を維持するために、今後も今までと同じように助成が必要になります」と書いています。つまり学校法人に売却した後も採算のとれない赤字部門はこれまでどおり税金で面倒を見るということで、逆にいえば税金による助成が不十分だとなれば果たして学校法人がどこまで責任を持つのか、持てるのかということになります。採算がとれないことを理由に救急告示を返上した民間病院は全国に数多くあります。黒川病院の場合も将来にわたって救急医療や小児科、外科などの不採算部門が継続できるのかは全く不透明です。だからこそ公的な医療機関として、住民の命と健康を第一に考えた地域医療を守る必要があるのではないでしょうか。今、公立黒川病院の理事として町長の肝に銘じていただきたいことは、いかにして公的医療機関としての使命を果たしていくかという立場の自覚です。
 そこで、第4次医療計画に位置づけられた黒川病院の役割をどう認識されているのか、小児科、救急など不採算部門については切り捨てられないという保障がどこにあるのか伺います。
 民間への売却・移譲問題に関してはその進め方・手法についても大変不透明であり、日本共産党の県議会議員団が県の情報公開条例によって入手した幾つかの文書によってもその住民不在の実態が明らかになっております。
 第1に、関係町村議会の議決抜きに違法に事を進めようしている点です。本来なら公立病院を民間に売却するかどうかという大問題について、真っ先に理事会がしなければならないのは、各町村の住民と議会に対し、十分な説明と論議の機会を保障することであるはずですが、富谷町議会をとっても理事会から一方的な説明を受け、わずか15分間の質問を許されただけで、本格的な質疑応答はまだ一度も行われておりません。にもかかわらず理事会は質疑応答どころか、肝心の各町村議会の議決さえ予定していないということが判明しました。
 公立黒川病院を民間に売却・移譲するには事務組合の規約変更が必要で、規約変更は地方自治法第 290条に基づき関係町村の議会の議決を経なければなりません。この点については12月2日の県議会決算委員会でも当局が「行政事務組合の規約の変更は関係町村の議決が先行する」と答弁しています。ところが、理事会が国・県にあてた、これが情報公開で入手した文書で、国・県にあてたものです。日程表ですが。この国・県あてに提出した「黒川病院再生への日程表(案)」では、7月18日の事務組合臨時議会・全員協議会から日程を起こし、10月14日の学校法人との「覚書締結、記者発表」を経て10月20日に郡医師会に「最終案」を示すまで、つまり黒川病院の学校法人への移譲確定に至るまでの間に、「関係町村議会の議決」という事項がすっぽり抜けているのです。これは単なる記載ミスではなく、明らかに理事会の住民軽視の姿勢があらわれたものです。
 そこで、関係町村議会の議決抜きに移譲を進めるのは、地方自治法違反ではありませんか伺います。
 第2に、売却・移譲をあたかも既定事実のように進めるやり方です。
 ここに9月1日付で事務組合助役の三野宮さんから県の市町村課副参事あてにファクシミリが出されております。この中の「病院事業に係る普通交付税措置」の項目で、「黒川地域の大きな課題は「救急」ですが、法人経営に対する「救急」等の助成を考えております。交付税等の措置はあるのでしょうか」と質問をしています。極めてはっきりと「助成を考えている」ことを述べており、既に法人への移譲と助成措置を大前提にしています。富谷町議会の全員協議会に説明のため三野宮助役が来られたのはこの1週間後ですから、住民にも各町村議会にも一言の説明もしていない段階で、ここまで踏み込んだ考えを表明していたことになります。
 また、先ほどの「日程表(案)」を見ますと、売却・移譲に向けた日程だけが予定されており、公立病院として存続する可能性については全く想定がされておりません。この点は事務組合の三野宮助役がことし10月1日、県の担当者とともに東京の総務省に出向いた際の復命書、これが復命書のコピーですが、この復命書の中で公立黒川病院の経営再建についてこのように言っています。「現時点では第三者への移譲となる可能性が高い、仮に経営移譲となった場合でも、医療水準の向上が期待できるなど、地域医療の確保については問題ないと考えている。職員についても基本的には移譲先として想定される学校法人の職員として採用される見通しである」こういうふうにまで述べているという、こういう事実があります。10月1日といえば事務組合の広報誌「広域くろかわ」この号外ですね、これがようやく一部地域に配布されただけ、その内容としては、病院経営の実態を報告して今後のあり方として二つの方向があると、二つの方向を検討しているということを初めて住民に知らせたそういう内容です。公立黒川病院は郡内すべての住民の共同財産であるはずです。
 売却を既定事実として、先に売却ありき・民間移譲ありきで事を進めるやり方は、住民不在そのものではないでしょうか。一体、理事会は地域住民の合意形成を、いつ、どのように行うつもりなのでしょうか伺います。
 第3に、「公立黒川病院再生策」はだれがつくったものかという点です。なぜなら、7月の「大綱編」これは富谷町の全員協議会の場にも示されたものですので、皆様のお手元にあるかと思いますが、この7月の「大綱編」つまり再生策ですが、この中で「特効薬」とまで評価されている地方公営企業法の全部適用について、その後2カ月も経過した9月1日になってから、再生策をまとめた当事者である三野宮助役が、県に対して「病院経営をする上で、地方公営企業法の「全部適用」と「一部適用」の大きな経営上の違いは何なのでしょうか。メリットは、デメリットは」と質問をしているのです。再生策を作成した当事者なら当然わかっていなければならない問題を初歩的な形で質問しているところを見ると、再生策は、事務組合以外の第三者によってつくられたものと考えるのが自然です。再生策の内容に関して当事者の事務組合でさえ、十分な認識がないまま、第三者によってまとめられた再生策であるなら、それ自体が有効性を疑われるものです。この再生策はそもそもだれがつくったのか、売却・移譲を求める第三者がつくったシナリオではないのでしょうか。
 黒川病院の財政問題についても明らかにしなければならない問題があります。
 理事会は「累積欠損が22億円」とか、「1日 100万円の赤字」などと説明をしておりますが、実際には累積欠損のほとんどが現金の支出を伴わない減価償却費の累積等と帳簿上の数値であり、実質的な累積欠損は約5億円です。
 赤字を過大に宣伝するのではなく、住民に対して事実に基づく正確な現状報告をするべきです。
 また、売却・移譲の場合には起債の残額を一括繰上償還、返済しなければならず、町村に巨額のツケが回ります。
 住民には事実を正確に知る権利があるはずで、起債の一括返済によって町村の負担がどれほどになるのかについても、ありのまま知らせる義務があると考えますがいかがでしょうか。
 最後に、今後の黒川病院再生についてですが、「民間移譲」か「公立・スリム化」か、この二者択一に収れんするのではなく、少なくとも平成10年に行った「経営健全化アドバイス事業」の診断で指摘をされている日帰りドック、レディースドック、職場検診の拡大など公衆衛生活動の強化、地域の医療機関の受託検査や、地域住民の大腸がんの便潜血反応検査の受託など検査業務の検討、トップマネジメントの確立などなど、患者と住民の立場に立った再建策こそ積極的に行うことではないでしょうか。
 事務組合が作成した「公立黒川病院再生策(2)」これは平成14年12月19日付で出されたものですが、この中では、医療機関の改革、経営手法の取り組みの中で涌谷町の国保病院を取り上げています。ここでは、この記述の内容ですが、「保健・医療・福祉事業が円滑に展開され、医師の確保も自治医大を中心に安定しており、各医療スタッフがローテーションで訪問診療、訪問看護を実施、医師会との連携も積極的に行われている」というふうに記述されております。そして最後の結びとして、「このように、県内の自治体病院が成功している理由として、保健・医療・福祉の関連施設の複合経営が一体となって住民の健康管理が効果的に推進されている。また、地域に根差した在宅医療が積極的に行われていることなどが、自治体病院の経営健全化のポイントとなっている」というふうに結んでいるわけです。
 今、公立黒川病院再生に当たっても最も重要なことは、住民の保健・医療・福祉を一体的に進める公立病院ならではの原点に立ち戻ることではないでしょうか、理事としての町長のご見解を伺うものです。以上です。

議長(相澤 武雄君) この際、午後1時まで休憩します。
午後0時07分休憩

午後1時00分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点、子育て関連にお答えいたします。
 平成の9年にご案内のとおり供用を開始をした、日吉台公民館から世代交流を整備したことを機会に、おかげさまで全部の公民館に世代間交流の整備を受けたことを受けて、児童のまさに名実ともに児童初め、世代の交流を始めたのであります。六つの小学校区に全部でき上がりました。おかげさまでございます。
 お話の児童クラブの利用している児童数は今26名から64名という形であります。公民館ごとに多少濃淡があるようであります。今現在、老人クラブ、老人クラブというよりも高齢者だったり、成人のいろいろな行事とあわせて名実ともに世代の交流をし、子育てが育っていると。いわば、富谷の形が徐々によその地域にも移っているというふうにも思っております。
 第2点目は、おやつ関係のようでありますけれども、15年の11月20日現在6館の児童クラブという名目で登録されている数は 254名、そしておやつ、宿題、それらの関連については下校時から午後6時30分まで預かりしているため、夕方5時ごろに各自持参したおやつを食べたり、そういうことで生活しているようであります。現在のところ公民館に対しても保護者から特段の苦情は寄せられていないという報告であります。宿題などについては、特に勉強とかそういうカリキュラムは持っていないようでありますけれども、その交流室に来てすぐお勉強する子もあれば、夕方、自由来館の子供が帰ってからする子供、やっぱり子供は子供ですね、その時間を見ながらさまざまな形で行動をされているという状況にあります。それから、態勢は何度も申し上げておりますけれども、専門職をもって接しているわけでありますから、これは遜色ない態勢だと思っております。そんな状況でありますので、お話あったことよりも私は時間をかけていきますとしっかりした子供が育ってき始めるものと思っております。
 それから、安全対策でありますけども、学校のある日には学校から直接、親からの連絡がなくて来館しない児童がいた場合は、必ず勤務先か自宅に電話をして登録児童は確認をしております。午後5時以降のいる児童についてはいわば世代間交流にいる児童については、なお保護者の方に迎えに来ていただく、こういう取り決めで進んでおります。午後5時以前に帰宅する児童については、同じ方向の児童同士の集団帰宅を注意しながら見守りながら帰宅させていると、こういう形をとっております。
 なお、冬期間、退館時間を4時30分に繰り上げて行っております。それから、不審者の情報があったときには低学年でもわかりやすい注意書の張り出しや、どのように注意すべきかなどを話し合いをし、注意を促しております。
 それから、災害緊急時の対応として公民館地区の避難所、避難待機、保護者の方に迎えにきていただく態勢を保護者と結び合っているという形であります。いいですね。
 第2点、黒川病院の関連であります。
 順次申し上げます。黒川病院は、お話しのとおり郡内の地域医療の歴史的に中核を担ってきたわけであります。その存続を第一に考えて今まで病院議会を初め、病院議会でも何度も全員協議会なり何なりで何こまかの提案を検討しながら今日に至っていると。県の地域医療計画では既に郡内唯一の一般病院であることを前提としてその役割を求めているものであり、重要なことは、公立であるか民間法人であるかということでなくて、住民の地域医療の確実に充実させていくかどうかということだと考えています。そういうことを中心に、病院議会、各4カ町村を代表する議員の特別委員会、全員協議会、さまざま何度も何度も議論し、またそういう形で理事会としてもそういう代表する議会の意を対して今日に至っているとこういうことであります。
 それから、民間の状況でありますけれども、現在の診療体制を継承するだけでなく、リハビリ施設の拡充や療養病床の新設なども計画し、仮に移譲した場合でも今までよりも充実していくかどうか、今相手方と交渉をしている最中であります。
 それから、議会軽視でないかという話でありましたけれども、現在検討している地方公営企業法、全部適用であっても経営移譲であっても黒川地域行政事務組合規約の改正が必要となることから構成町村の議会には協議することが予定されております。
 それから、次の点でありますけれども、住民に対する説明責任ということだと思うんですけれども、地域住民には何度も繰り返しますけれども、市町村を代表する議会、病院議会議員、それから地域住民に広報する広報誌などで先ほどお話しありましたように広報をさせていただいているところであります。
 それから、情報については、組合広報誌、今申し上げましたとおりのことでありますし、地方自治法の制度上組合は独立した自治体でありますので、組合議会において意思決定されるものであり、病院の再建の方向性が組合においても定められる際には町議会にも協議することになります。移譲した場合には起債の一括償還など、町村にということでありますけれども、償還などについては今後詳細がまだ検討中であります。想定して検討中であります。今現在、企業債だけで41億円余り持っておるわけでありまして、そのほかもあるわけであります。例え移譲しない場合であっても毎年発生する多額の不良債務と起債残高は移譲であろうが、先ほどお話しあった今までの方式を存続したとしてもお金的にはそういう債務が持ち続けると、こういうことであります。詳細については、もう少し議会、相手方と交渉した結果を議会、議会というのは病院議会などにご報告を申し上げていかねばならない、ご相談を申し上げる。
 それから、病院内でかなり再建計画長きにわたって多分まだまだいろいろなご意見あろうと思いますけれども、再建委員会を設置して健全化に取り組んでいるが、診断に基づいた改善の成果はあらわれたとは言えない。そういう判断をしております。したがって、何度も触れますけれども、何点かの案をお示しを申し上げて組合議会でかなりの時間、ご議論いただいて、最終決断は理事会にゆだねると、こういう議会の判断でありましたので、今現在民営化の民間移譲方向で打ち合わせを進行中と、こういう形であります。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず、学童保育の本格的な実施についてですが、留守家庭の子供にどこまで責任を持てるのかということでは、先ほど、安否の確認で連絡なしに休んだ場合には親御さんのところに連絡をとっているということでしたので、少し前まではそういうことはしませんということを聞いておりましたから、この点では一歩前進したかと思います。しかし、おやつにしても、宿題にしても、自由来館の子供さんとすべてが一緒であるというわけにはいきません。おやつを5時過ぎに食べて、それが子供を育てていく上で健全なあり方かというと、決してそうではないはずですね。普通一般的に常識、おやつは3時ですので、大体それ前後の時間にほかの子供さんに遠慮しないでおやつの時間がとれるようにするということが大事だと思うんですが、こういう改善については検討されていないんでしょうか。
 あわせてもう1点伺いたいのは、この事業はですね、今富谷町でやっている世代間交流を兼ねてのこの児童教育といわれているものは、実は国からの補助金は民生費、厚生労働省の管轄で入ってきているわけですね。町の予算も社会教育ではなくて、これは民生費の方で使われてきているわけです。補助金と予算の使い方で言えば、これは明らかに保育という概念のもとで使われるべきものなんです。この点については使い方として大変おかしいのじゃないかと思うんですね。この矛盾が一つにはっきりあらわれたのが、成田のギャンブル施設のことで、詳しくは繰り返しませんが、学童保育をやっていますと言えば、県の条例に基づいてギャンブル施設は排除できたのに、児童教育だというふうに町が押し通したためにギャンブル施設が排除できなかったんです。こういうことから考えても、やはり本格的に本来の意味で学童保育を実施すると。自由来館で遊び場として使う子供さんはそれはそれで当然従来どおりの使い方でいいと思いますが、学童保育は学童保育として、場を改めて設ける、少なくともおやつを食べたり、休息したりする場については設けることが必要だと思いますがどうでしょうか。予算の使い方の問題でも矛盾があると思うんですがどうでしょうか。
 それから、特に成田の公民館のあの地下道を通らなければいけないという、この往復に関しての危険については、この地下道は地域の育成会やPTAでも危険地域に指定しているわけですね。地下道を通らないようにするために先ほども申し上げましたが、せめて都市計画道路七北田西成田線、ここに公民館の東側に信号機を設置すると、せめてそのくらいのことは町として働きかける必要があると思いますがどうでしょうか。
 それから、館内での事故防止についてです。公民館内での事故防止ですが、これは実際に事故の実態を伺いましたけれども、幸いにして今のところ大きな事故はないと。保険が適用されるような事故はないということですが、しかし、富谷形式ということでほかの地域にもこのやり方が取り入れられていると、町長は再三自慢されておりますけれども、実はこの学童保育と全児童全体を対象にしたやり方という、そのやり方の中で、大きな事故が富谷町ではありませんが、頻発するようになっているというふうにいわれています。このやり方は決して褒められたやり方ではないと思います。ですから、やはり子供の専用の施設というのが必要だと思うわけですが、ともかくも今後の事故防止のために少なくともスタッフは増員しないと。今館長さんとそれから指導員と2人態勢、この学童保育について、児童教育に関していえば、館長さんと指導員が2人でやっておられるというような公民館があるわけですけれども、実質的には館長は別な仕事がありますから、ほかの行事で手をとられれば、1人の方だけで1カ所に60数人、学童保育登録した子だけで60数人ですよ。自由来館の子供を入れればもっと倍にもなるようなそういう状況で1人で指導員が見るということ自体、大変危険を招く、危険な状況だと思いますので、これは事故防止のためにスタッフの増員をしていくべきだと考えますけれどもいかがでしょうか。
 次に、公立黒川病院ですが、公立であろうが、民間であろうが、そのどちらかということではないんだと、住民の医療を充実させることが大事だというふうにおっしゃっておりましたが、これは公立か民間かでは全く意味が違ってくるということは先ほども申し上げました。民間になれば、これはやたらに税金を投入できるわけではありませんので、どうしても今の医療情勢、医療事情のもとではどこかで何かを削ったり、何かを廃止したり、あるいは何かでたくさん収入を得るようにしたりせざるを得ないわけですよ。それで、どうしても差額ベットのベット数の比率が高くなってくると。そのことがストレートに住民の負担に結びついていると。患者の負担に結びついているということで、これは公立か民間かではないんだなどと言ってはいられないんですね。民間になれば、いいとか悪いとかの問題ではなくて、どうしてもそういう方向に行かざる得ないと。このことを町長はどう受けとめているのか伺います。
 それから、先ほど答弁漏れがあったんですが、小児科、救急などのこうした重要な、しかし、余りもうからない不採算だと病院みずからも言っているこういう分野について、仮に学校法人に移譲された場合に切り捨てられないという保障があるのかどうか改めて伺います。
 また、関係町村議会の議決について、町長のお言葉を聞いていますと、協議することが予定されているとおっしゃっておりましたが、先ほども申し上げましたように、事務組合から県と国に出されているこの黒川病院再生への日程表では全く予定されていないんですよ。そして、大変なテンポで進められようとしておりまして、もう10月20日にはすべてを終わって、郡の医師会に最終案を報告すると。少しさかのぼって10月14日、この日は私ども議員全員各町村の議会の議員全員が招集されて合同の会議が開かれる予定でしたが、これも実は理由も告げられずに延期というふうに言われています。このそもそも日程自体の中に各町村議会で議決をするという項目が一つも入っていないということ。それから、そのテンポが10月20日、もう既に過ぎてしまっていますから、大変な早いテンポで進めようとしていたということがわかるわけですね。それで今何らかの理由でそれがとんざをして、延びているというのが現状ですよ。そうしますと、町長はこの各町村議会での議決と、この議決を経なければ、違法であることは間違いないわけですから、地方自治法の第 290条に書いてあるわけですから。これは議決は必ず必要な必須項目になっているという認識があるかどうかを改めて伺いたいと思います。その上で、そうしますとこの日程表というのが間違いだと、考え方の面で間違いだったということをお認めになるのかどうかを伺いたいと思います。
 それから、住民の合意形成につきましては、広報誌という言葉しか出てきませんでした。情報公開、これが広報誌という言葉しか出てきませんでしたが、合意形成というのは広報誌でお知らせするという一方的なものではないはずですね。住民の側からも意見を聞く、こちらからも意見を言う、さらに意見を聞く、意見を出す。こういう論議を重ねることこそが合意形成の経過、道筋であって、広報誌でお知らせすればいいなどという、そんなものではないはずですが、町長は合意形成というのはどのように考えておられるのか。
 また、今後この日程というのはどういうふうになっていくのかを伺いたいと思います。
 さらに、先ほど述べた10月14日、招集されたこの各町村の議員の合同会議、延期された理由について伺いたいと思います。
 それから、第3次にわたって再生策というのが出されましたが、先ほども述べましたようにどうもつくっているはずの事務組合の担当の一番の責任者であるべき三野宮助役ご自身が、この内容について余り熟知しておられないようなので、この再生策は一体どなたが担当し、作成されたものなのかを伺いたいと思います。
 ちょっと長くなりますけれども、もう数点ですが。
 第4次地域保険医療計画で、富谷町からの策定委員として町長が出ておられますし、何回かの会合が行われています。一つ、最も最近の再生策第3が出された、その少し前にこれが出されたのがことしの7月ですけれども、それをさかのぼること、ことしの1月の時点で策定委員会の臨時総会を開いておりますが、しかし、さらにさかのぼりますと、あわせて3回ほどわかる範囲ですが3回以上は策定委員会を持っています。黒川郡内の4カ町村の関係者及び策定委員会の会合ということなんですが、その中で売却、あるいは移譲、こういう言葉が一言も出ていないんですが、議事録を見ますと、一言も出てこないんですが、それはなぜなのでしょうか。
 さらに第4次計画でそれまで仙台の医療圏に入っていた黒川郡が独立をして一つの医療圏ということになりました。それに伴ってベット数、病床数も 306床ふえているわけです。そうしますとこの再生策の中で再三出てくるのが、経営改善策として療養型のベットを50床増床したいと。しかし、第3次の医療計画の中ではベット数の面で限界があってだめだったと記載されているんですね。そうしますと、 306床増床したこの第4次計画が絶好のチャンスだったと思うんですが、なぜ療養型50床、これを実現するという積極策に打って出なかったんでしょうか伺います。
 それから、赤字の問題ですけれども、これは事務組合が提出した検討のための資料ですけれども、町長もおわかりかと思いますが、病院事業を整備する場合における資金不足に関する調書ということで、平成14年度決算枠にて仮定算出というふうに書いています。欠損金が22億 6,213万 4,000円というふうになっていますが、その内訳として現金の伴わないもの、減価償却費の累計額が12億円を初めとして、その合計が約17億円あるわけですね。そして、さらに17億円あるというふうになっておりまして、差し引き累積欠損金における資金不足相当額はすべてが現金を伴うものではなく債務・債券が明確でないものも含まれているのでと括弧書きをして、あくまでも帳簿上の数値であるとした上で、資金不足総額は差し引き5億 2,825万 9,000円であるというふうにこれには記述されているんです。この数字について、実質的な累積欠損については5億 2,825万 9,000円、これで間違いないというご認識かどうかを伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 二つの質問事項に対してお答えいたします。
 子供の育て方のことでありますけれども、その中にギャンブルという話があるんだけれども、ギャンブルとは何になるんですか。ギャンブルって何ですか。我々一般的にギャンブルという認識、富谷にはギャンブル施設はあの場所には設置できないという形、土地利用計画の中であるわけでありますから、そういうふうに思っております。
 子供のですね、おやつとかそういうのは、特別にこれは自由来館の子、これはこれというそういう形がいいんでしょうか、本当に子育てのためには。そういう仕分け方をして、そういう子供たちの世界をそういう形でいいんでしょうか。私は今の形でお互い子供同士、同じ大体学区、今の六つの場所にあるんですから、大体小学校区一つですから同じ上下関係の小学生であれば、年齢の上下関係のお友達同士ということになるでしょうし、それに中学生も高校生もあそこには出たり入ったりお手伝いするときもあるようですし、成人者もお付き合いするときもあるだろうし、そういうものをこれは何々登録の子供、これは何々の子供という形の分け方がいいんでしょうか。本当に子育ての子供を育てていく上で。それからおやつは3時じゃなくてならんていう、そういうこともどうなんでしょう。そういうことで判断して私は今やっている方式、そういうことも子供たちの子育ての中で考えていっていんではないだろうかと。お昼抜かせているわけじゃないんでして、そういう本当に子育てのスタイルというのをそういう決め事がいいというふうに思っていますか。私はそう思っておりません。
 それから、アンダーパスの関連でありますけれども、これは町内会から出ております、町の方ではあそこ安全管理でオープンしてから何年になりますか、警報装置もつけて実験などもしておるんですけれども、あそこでは事故一つ起きたことありません。したがって、安全な態勢にはあるし、ただし、あそこはバリアフリー化のために階段製じゃなくスロープ方式なものですから、距離が長いそういうことでどうしても人情として下をくぐるよりも上、ぽんとまたげばという地域住民の声もあります。したがって、町内会の方から公安委員会の方に申し入れてほしいということで、申し入れ、信号などは既にしてたはずでありますけれども、結果はまだ進んでおりませんけれども。ただ、長期的にはですよ、あそこは幹線道路になりますよ、今の交通量じゃなくてまだあそこで途中で行きどまりになっている道路でありますけれども、長期、超長期になりますか、そういう面では幹線の幹線になりますよと。そういうことを念頭に置いていってくださいよと。町内会の方々には報告はしております。そういう認識を持っていてほしいという。それは時間はずっと先になるかもしれませんけれども、あれだけの幹線道路であると。ただ、繰り返しますけれども安全施設については公安委員会の方にご相談申し上げている。
 それから、館内での事故、これらについては軽微なことが何回かその館ごとに少しずつは出ておるようでありますけれども、あの中でそこにやっぱり世代交流の中で助け、助けられ、そして育ち合いが出てきていると思っております。
 それから、人員増、指導員の増ということであります。これは大変難しいと思いますよ。自治体の人をふやすというのは、これは全体的に大変だと思います。今そこには専門職、正職員1人、それにパートが1ないし2名いるわけでありますから、専門に子供たちのためには2人が世代交流の専門職としておるわけでありますから、私は不足だとは思ってはおりません。
 次、黒川病院のことでありますけれども、数多いものでありますから、行ったり来たりになるかもしれません。書くところがないから、あちこちに飛ぶと思いますからお許しください。
 60床の再建計画の中で申し入れて、じゃあ何で今度医療計画の変更でということでありますけれども、60床も想定して算定してみた経過もあるはずです。60床を何とか再建案の中で60床という現場の声で60床の申請をして却下もされました。だけれども、それしても赤字体質の病院であることには変わりないと、そういうことであります。
 それから、民間移譲すれば、削って、多少合理化はどういう形、ただ、理事会として交渉は既存の今現在の医療水準をおろさないこと、医療水準をおろさないことというのを第一に掲げてご相談しているはずであります。ただ、議員指摘のように毎年3億円前後の赤字を出しているわけでありますから、単年度で。これは法人であろうが何であろうが、これは改善はしていかなければならないでしょう。ただ、移譲契約の中で病院の医療体制については堅持すること、こういうことで今進めているところであります。ですから、したがって、不採算部門が切り捨てるとか何とかで、今ある既存のものについては守ること、こういうことであります。
 それから、日程の流れ、何か今紙を持っていらっしゃるようでありますけれども、とんざも何もしていない。一つの流れだと今記憶しているんですけれども、私は理事会で正式にこれでいきますと議決したようでないと思って、説明資料の一部だったと思うんですけれども、それがとんざでも何でもなくてですね、相手があることですから、打ち合わせの遅延があったり、協議会、議会の説明なり何なりと、そういう日程の変更であって、とんざしたわけでもないし、議会の説明も決してどうのこうので延期したんじゃなくて、説明する時間的にまだ早いということで、それは事務局が議決事項ではなかったはずです。その日程表は、ご相談の中の1ページのはずだったと記憶しております。
 それから住民合意の方式云々でありますけれども、あるときは議会軽視ということにな……町を各町村を代表する病院議員、そしてそういう方々によって長い間議論していただいて今日に至っているわけでありますから、民主主義の原則で、そこでは一定の説明責任は果たしてきていると思っております。その中で全住民に対しては広報などを媒体としてお知らせを申し上げる。こういう形できたということで、今現在、理事会としては各地域で全8万人ぐらいいるんですか、住民に説明して歩く予定は持っていないはずであります。
 それから、再建計画、だれがつくったということですが、記憶では委託してエンドウ、エンドウかなとにかく委託してみんなで相談してつくり上げたのが再建計画(案)、こういうことだと記憶しております。
 それから、今後の日程は、今相手と詰めているわけでありますから、近々もまた理事会がありますから、その後の流れなども出てくるかもしれません。また、ここ最近の動きは近々の理事会で聞きますんでして、それからやって、日程は機械的にいつどこまでというようなことは申し上げる日程は持っていないと、こういうことであります。
 それから、赤字の認識を問われましたけれども、赤字、先ほど申し上げましたように、病院の40何億円ですか、赤字間違いなくありますし、単年度の赤字、それから累積、これらも含めてこれは内部の資料のはずですね、あ、病院議員、協議会議員ぐらいで説明しましたか、事務長が。現金伴うもの、伴わないものというようなことで病院事務長が説明、病院議会に説明した資料かな今の話は、でも赤字は赤字、全部であります、総額を足していけばそういう数字であります。(「4次計画での策定委員会での中で売却について、一言も出なかったのはなぜかと聞いている。これについては答弁漏れですが」の声あり)策定委員会って何を指して言っているんでしょうか。(「第4次地域保健医療計画です。宮城県」の声あり)だれが策定委員会。だれが策定委員。(「町長ご自身が策定委員の名簿に入っておりますけれども」の声あり)宮城県の策定委員になっていないはずだな。(「いえ、名簿に入っておりますよ」の声あり)間違っているんじゃないかな。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 学童保育と児童教育に関してですけれども、その前に、ギャンブル施設とは何ですかと聞かれて、私もちょっと驚きましたけれども、風俗営業法の中で、いろいろ入っておりますが、パチンコ店もという文言も入って、など射幸心をあおるギャンブル施設であるということが言葉としてもきちんと入っておりまして、ギャンブル施設というときにはかけごとをしたり、射幸心をあおるというそういうゲーム等を目的にした施設であるということは、これはどなたも大体常識で御承知だと思うんですね。そして、成田地区がですねギャンブル施設規制することで、ギャンブル施設が進出できないはずだと言うんだったら、なぜあのパチンコ店が出てきたのかということになるわけで、そもそも町長のご認識自体がこれは誤りだと思いますので、公的な場での発言ですので、訂正するなら直ちに訂正をしていただければと思いますがどうでしょうか。
 それから、子供を分けると、学童の子供と自由来館の子供を分けなくていいんじゃないかと、そういう分け方していいのかというんですが、一緒に遊ぶときは一緒でいいんですが、学童保育というのは何度も言っておりますように生活の場ですので、食事は人間にとって必要なものであるならば、おやつというのは子供の成長にとっては欠かせない大事なものなんです。1日のリズムをつくっていくときに食事と同じようにおやつを位置づけて、これは各ご家庭でも保育所などでもそのようにしています。おやつ程度だったらその5時過ぎでもいいんじゃないかなどというこういう考え方自体が、町長子育て感という以前の問題で、子供の生活リズムとか、子供が育つということについての食べることの意味というのを余り深くお考えになっていないんじゃないでしょうか。ここはご答弁いただくよりも、むしろその大事なおやつを初めとする、おやつをとったり休息したりするその場がやっぱり必要だという親御さんの声にこたえて、そして、先ほどご答弁ありませんでしたが、国からの補助金の流れから見てもこれは学童保育として実施していくべきものなんですから、そういう方向で、場を確保するべきだと思いますので、改めて伺います。
 それから、黒川病院に関してはですね、赤字の問題は、聞いたことに答えていただきたいんですけれども、この資料で、調書の中で言われているのは、間違いありませんかと聞いていますので、間違いないかどうか端的にお答えください。
 それから、この日程表というのは、正式な文書かどうかとおっしゃっておりましたが、県に提出された文書として保管されているものですから、正規の文書なんです。町長がご記憶あるかどうかは別として、そういう性質のものですので、この文書が10月20日で最終的にすべてがもう終わって、郡の医師会に最終案をお示しして、翌日の11月1日号で、黒川病院の再生策確定版というものを配るということに、そこまでなっているんですよ。ここまで、先読みをして進めてきた、こういう売却ですね、公立黒川病院の売却・移譲が〔制限時間5分前のベルあり〕終わりですね、あと5分、はい。この計画どおり進んでいないわけですから、現時点で、これから先どういう日程で進めるかというのが延長上で必要になってくると思うんですけれども、その日程がどうなっているのかを伺いたいと思います。
 それから、住民の共同の財産である公立黒川病院ですので、この重大な問題についてはとにかく事務手続上も余りにも売却先にありきで進めてきていますから、一たん白紙に戻すと、白紙に撤回をした上で、改めて住民に正確な情報を与えて意見を聞くと、アンケートを徴集する、実施するというようなことも含めて、住民本位で進めるべきだと思いますがどうでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 富谷町の子育て関連、富谷町の地区計画の中にギャンブルという表現、担当課でないとわからないんですけれども。(「いや、ギャンブル施設を規制していたのをなくしたんですから、町長」の声あり)ギャンブルと、私が答弁の立場、ギャンブルという表現、富谷町の地区計画の中にギャンブルという表現はなかったんでないだろうかなと。(「ありますよ」の声あり)ギャンブルという言葉は入れておかなかったのでないだろうかと、今認識しております。
 それから、先ほど来申し上げているようにですね、いろいろな子供たちが、そして大人が本当に自分の親御だけじゃなくて、いろいろな人たちと接しながら育っている中で、昼抜き、朝飯抜きなんだと、しかも家庭で抜かれては大変困るわけです。朝食事を抜いて学校によこしていただいても困るし、お昼抜いても困るわけです。しかし、おやつはやっぱり弾力的なその集団生活の中でやらさっているわけでありますから、今現場の報告などからみると遜色はなくそれなりのお友達関係でやらさっていると聞いて喜んでいるところであります。
 それから、次の病院関係でありますけれども、今後の日程から入りましょうか、今後の日程、県に出したのはとか、そういうものは事務的なものだと思っております。最重んじるのは組合議会、組合理事会で決めたものが最終案でありますから、それに従っているものが主で、いろんな変更なり改善なりあるのが当然だと思って、県に一定のそういう日程出したとすれば、一つの流れとして出しているもので、最終はやっぱり黒川行政組合として発表したものが最大の日程だと思っております。
 それから、移譲ありきで進めてきたんじゃないだろうかということですけれども、移譲ありきというのは、でありません。移譲ありきではありません。何度も病院議会、この議場にも病院議会経験者がいらっしゃるわけでありますけれども、今現在も代表して行っていただいているわけでありますけれども、何度も病院の議論の中でいろんな案を再建案を何度も議論してきていたわけですから。最初から理事会から売却を何年も前からいたしますよということで、病院議会にご相談申し上げたことは一度もないわけで、何案も五つの案でしたか七つの案でしたか、案をいろいろなものを提示しながら、ご議論いただいて、積み上げて積み上げて、今日に至って、その中で選択されたのが、じゃあ学校法人に移譲を相談にいたしましょうという形でありますから、移譲ありきというスタートはなかったことであります。間違わないでいただきたいと思います。
 それから、赤字の問題はそれは病院の事務長、私もちょっと記憶にあるんですけれども、議会の方に報告したときの中の数字の1ページかもしれません。だけども、病院の赤字はまだまだあるはずでありますから、まだまだある、きょうも1日まだ赤字出ているわけでありますから、議員の言った数字が病院の赤字ではありません。(「平成14年度と言っているんですよ」の声あり)1日1日赤字が出ておるわけでありますから、そういうことで、今の数字がそのままという約束は、はいとは言えない。(「平成14年度と聞いているんですが」の声あり)はいと言えることはできません。
 それから、今ついでありますから、黒川病院の再建についてですね、私ももし1人で話しなさいといったら、3日か1週間ぐらい語りたいと思います。ただ、合意型でありますから、理事会あって、4人の理事で合意形成を図って、議会にご提案を申し上げ、議決をいただいて、粛々と進むわけでありますから、私は理事の4分の1、それから富谷町負担率10.4%の発言率だと思っておりますから、私はここで全部を申し上げるつもりはありませんけれども、理事を昭和58年4月から黒川病院副管理者という立場で任命を受けてから今日までいろいろな思いを持って眺めてきました。その中に、私が初めて行ってあの当時は皆別々に総合行政組合でありませんでしたから、病院単独の病院議会があって、それに管理者として立ち会って初めて私は黒川病院の決算書を見て、びっくりしました。何をびっくりしたかというとなかなか語りづらいそれほどびっくりした。素人として見てびっくりした。この病院の決算の状況の中で、そのときあれですよ、まだ累積赤字 3,000万円だと記憶しておりますから、金がさでいうと小さいんです。だけれども病院の決算書を見てびっくりした。自来管理者として今現在は理事として病院現場にお願いを申し上げて、医師はもちろんだけども全従業員が必死になって住民にこたえ、黒字を出す必要はないけれども、最大限医療に専念しながら、経理ではプラマイゼロにするのが、これも地域医療の使命でありますよと、お願いを申し上げてきました。だけれども、その答えは何度も繰り返すたびに戻ってくるのは、今の病院は老朽化している、看護体系が回数のためにできない。だからだからだからだから20年で病院が看護体制がなお、でも同じことを繰り返し、今度は病院が移転新築して移転したときに今度は地域の医療を守っていかなくないあんたたちの使命はあるけれども、一方で地域住民の預かっているお金を入っているわけですから、精いっぱい説明するならば、住民に説明責任があるとすれば、赤字を出さない努力を、もうけろとは言わない。黒字を出せと言わないけれども、プラマイゼロにする努力はあなたたちにしてもらわないと困る。結果はどうでしょう。まだまだありますよ、(「理事会の経営責任はどうなんですか」の声あり)まだまだありますよ。(「アンケートを実施するかどうかお答えがないんですが、答弁漏れです」の声あり)まだ日程に上っておりません。

議長(相澤 武雄君) この際、2時10分まで休憩いたします。
午後1時56分休憩

午後2時10分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 9番安住 稔幸君。
9番(安住 稔幸君) 私は5件についての質問をいたします。
 まず初めに、窓口業務におけるさらなる住民サービスの充実についてであります。
 2003年、平成15年も間もなく終わろうとしています。年の初めに願ったこと、誓ったこと、決意したことは皆様いかがだったでしょうか。
 さて、年末において一般社会では、官公庁が御用納めになっても、銀行が営業している30日までフルに動いております。私もほかに仕事を持っておりますが、やはり官公庁が休みに入っても年末ぎりぎりまで仕事に追われております。世間ではこれが普通であると思います。
 場合によっては、住民票などの公的資料が必要になるときもあると聞いております。6月の議会で、私は土日曜日の窓口業務の実施を求めておりますが、その質問に当たり、志津川町役場に調査に行ったとき、志津川町の職員の方が話された中で、年末の銀行の営業期間中に数は少ないのですが住民票や印鑑証明書などの請求があると言っておられました。また、役場が休みに入っていて各種証明書類がとれずに大変な思いをされた人がいたとも聞いております。
 富谷町もこういった方々の便宜を図るために、年末の役場の窓口業務を銀行営業日にあわせ、30日まで実施するべきと考えますが、町の対応をお伺いいたします。
 次に、身障者に配慮された役場についてであります。
 富谷町の新庁舎は、高齢者や障害者への配慮は十分されていると思います。私が議会で取り上げました「オストメイト」の方が利用しやすいトイレも設置されました。また、視覚障害者の方への玄関での音声案内などいろいろ配慮されていると思います。
 しかし、残念ながら身障者用駐車場に屋根がありません。雨の日に身障者が自動車で来庁したとき、自動車から車いすに乗りかえるときにずぶぬれになります。雨にぬれないように役場玄関前の身障者用駐車場に屋根を設置すべきと考えます。
 また、健常者の来庁者がこの駐車場にとめないように注意を促す感知式自動放送設備といいうんでしょうか。ここは身障者のような方が利用しますので、ほかの方は利用されないでくださいという、そういう文言だったような気はしますけれども、忘れましたけれども、その放送設備の設置も必要と考えます。最近の大型ショッピングセンター、たしかイオン富谷のイオンもこれがあります。この装置が設置されており、間違って健常者が自動車をとめないよう注意を呼びかけております。役場の身障者用駐車場にもこの装置の設置をすべきではないかと思います。町の身障者への対応をお伺いいたします。
 次に、効率的な行政運営についてであります。
 厳しい経済情勢、それに国などからの交付税も減額される中、国民の血税で賄われている行政は、経費節減と効率化に一層の努力と工夫が求められております。
 町は、数々の施策を実施され、その中に富谷町民体育祭やとみやふるさとまつりなどのイベント的なものも実施されております。このようなイベント的なものに、町の職員が大勢かかわり実施されております。昨日の同僚議員の質問の答弁にもありましたが、職員の方々は振りかえで平日に休みをとっております。最近は、町の行事も多くなり、職員の多くが常に運営に携わっております。その分、平日の平常の業務に当たる職員が恒常的に少なくなっているのではないかと思われます。これからは、一層の住民サービスの向上と効率的な運営が求められておりますが、これでは相反することになると思います。
 そこで、このイベント的な行事にはもっと既存のボランティアや住民にお手伝いをしていただいてはどうでしょうか。職員の手があいた分、さらなる住民サービスの向上と効率化が図られると考えられますが、町の考えをお伺いいたします。
 また、公民館の企画運営維持管理は、地域やボランティア団体に委託してはいかがでしょうか。北海道赤平市では、市民活動に携わる人たちの情報収集や交流を支援する「市民活動支援センター」を公民館内に開設しております。このセンターの運営管理をNPOに委託しております。それに、このNPOに公民館の運営も委託されております。住民たちは住民自身が行政に頼らず、身の回りのことは自分たちでやろうという流れができており、行政と住民が協働して、協力して働くでしょうか。協働して住みよい元気な町をつくろうとしております。ほかに東京都杉並区の高校生が主体となって運営しているところもあり、ほかの自治体でも同じように実施しているところもあるようであります。
 富谷町の公民館は、住民票等の発行業務などの窓口業務と公民館業務の事務スペースが一緒になりました。これにより、公民館の運営にNPOなどボランティアや地域住民が携わっても、十分管理監督はできるものと思います。ぜひ、富谷町もこの実施を考えるべきだと思います。それにNPOやNPOの育成やレベルアップのための研修、指導、支援なども町は積極的に取り組むべきと考えますがいかがでしょうか。
 住民の町政への参画の啓発にもつながると思いますので、ぜひ実施すべきと思います。町の考えをお聞きいたします。
 次に、小・中学校の教育の充実についてであります。
 最近ゆとりある教育を目指し、2学期制を取り入れる自治体がふえてきております。仙台市も昨年度から公立の小・中学校全校で2学期制が実施されております。仙台市は2学期制を導入したことによって、学期が長くなることで体験学習や反復の伴う学習などに対してゆっくり取り組む時間が確保しやすい。また、通知表が2回に減ることになり先生の負担軽減になり、課外活動などにじっくり取り組める。それに授業時間が3学期制以上に確保できるなどのメリットがあると言っております。
 そして、また来年度から実施を予定している金沢市、モデル導入しておりますが、2学期制導入が教員の学習指導などの意識改革につながっている。また、長いスパンを生かし、充実した学習活動と評価を行うことができた。それに、標準時間を50時間上回る授業時数が確保できた。そして、保護者との連絡を密にするための取り組みが高く評価されたなどなど、それぞれの市はこの2学期制について評価しております。
 その反面、テスト回数減少による学力低下を心配する保護者が多い。そしてまた、学校行事の見直しもしなければならないというケースもあるということであります。
 しかし、高松市の2学期制のモデル導入や千葉市や横浜市、宇都宮市でも来年度から導入予定となっております。ほかの自治体でもモデル導入や検討をしているところも多いようです。今後この動きは全国的に広がっていくと思われます。
 富谷町は2学期制について、研究検討され、試行的に実施しているようですが、今後は本格的に取り入れるべきと考えます。町の方針をお伺いいたします。
 また、小学校から中学校に進学するに当たって、教育指導方法の違いなどから、子供たちにストレスが生じて、中学校生活になじめない子供たちも出てきております。その心理的不安、負担を軽減し、ゆとりある安定した生活が送れるように、そしてまた、小学校、中学校が学力の共通の認識を持って、9年間を見通して継続的な学習指導や生活指導ができるように小・中一貫校の実施を検討すべきと思いますが、町の考えをお伺いいたします。
 次に町民の健康増進、維持の取り組みについてであります。
 国民の医療費は年々増大しており、国民の総医療費は30兆円を超えております。医療費の抑制対策は、国は当然のこと、地方の自治体においても、積極的に進めなければなりません。
 ことし5月に健康増進法が施行されましたが、この法律は我が国における急速な高齢化の進展及び疾病構造の変化に伴い、国民の健康増進の重要性が著しく増大していることにかんがみ、国民の健康の増進の総合的な推進に関し基本的な事項を定めるとともに、国民の栄養の改善その他の国民の健康の増進を図るための措置を講じ、もって、国民保健の向上を図ることを目的としております。
 そして、国及び地方公共団体の責務として教育活動及び広報活動を通じた健康の増進に関する正しい知識の普及、また健康増進に関する情報の収集などなど、健康増進事業実施者とそのほかの関係者に対し、必要な技術的な援助を与えることに努めなければならないとうたっております。
 そして、この健康増進事業実施者は民間の企業も、我が町富谷町などの地方公共団体も当然該当することになり、住民の健康増進に、積極的に推進しなければなりません。
 最近、健康増進や健康維持、そして障害者のリハビリにプールを利用した水療法や流水療法に関心が高まっており、その医療効果が明らかになってきております。この水療法は水中で運動療法を行うことによって、陸上での運動が困難な方、例えば筋肉の力が弱くて、体の体重が支えられない、自分で歩くことができない方や、陸上では痛みがひどく筋肉のこわばりが強くなって良い姿勢を保って歩くことができない方々が、水の浮力によって、無理なく運動できるものです。体重の負担は、水中では浮力によって軽減され、この浮力を利用して水中での歩行や体操を通して、身体の機能回復や健康増進を図ることができます。これによって諸症状の改善が見られます。そして、これに水の流れをつくり、その中での運動はより一層の効果が期待でき、神奈川リハビリテーションセンターや埼玉県立県民健康福祉村など、民間のプール施設での種々の実践事例から、まさに21世紀の健康増進に貢献する画期的な療法と言われております。
 具体的には、生活習慣病の補助的療法や予防、腰痛や関節痛の緩和など、各病状に改善が見られます。糖尿病、高脂血症、高血圧、肥満などを持っている人に、この水中療法を実施したところ、およそ8割の方が糖尿病の血糖値が下がり、薬の服薬減少、そして高血圧の治療回数や投薬の減少など、そしてダイエットにも効果があったということであります。
 私の知人は脳梗塞で倒れ、半身不随となり、車椅子生活になるだろうと医者に言われておりましたが、この流水療法によりまして機能が回復し、今ではつえを使わずに歩けるようになりました。このようにプールを利用しての運動、療法には健康の維持、増進はもちろんのこと、治療にも大いに効果があります。
 そして、それは各自治体の財政負担となっている国民健康保険の医療費の抑制も期待でき、多くの自治体や民間レベルでこのプールを活用しております。そして、我が富谷町にもこの水療法が行える施設の計画があります。富谷町はとうみやの杜に健康増進センターの建設の計画があり、これにはプールも設置され、町民の健康増進にはもとより、リハビリなどにも利用できるように計画されております。町の先進的な取り組みは評価に値するものと関心しております。
 町民が健やかに、そして元気に、明るく過ごせるようにこの施設を1日も早く建設されるべきと考えますが、町の方針を伺いいたします。
 そしてまた、この今回施行されました健康増進法の大きな特徴に、たばこによる受動喫煙による被害防止がうたわれております。第25条に学校体育館、病院などの官公庁施設や飲食店など多くの人が利用する施設について、受動喫煙を防止するために必要な措置を講じるように努めなければならないとなっております。
 我が富谷町の受動喫煙防止対策は、どのように進められているか伺います。役場など公共施設内、敷地内での禁煙、分煙対策について、具体的な対策はどのようにしておられますか。
 職員への禁煙の啓蒙と支援はどのように進めておりますか。また、喫煙対策委員会ではどのように対策を検討推進しているかお伺いいたします。以上、よろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の住民サービスですけれども、現在7時までですね、ご案内のとおり7時まで延長状況、延長している状況にあるわけですし、それから、大分数値は古いのでありますけれども、年末年始の来客状況を調査した経過があります。とにかく少し古いデータでありますけれども、その時期では担当課の報告によると人数的にそれほど多くないということが今でも頭に残っているんですけれども、今ご指摘ありましたように、こんな世なみでありますから、そういう状況を念頭に置いて努めて開く態勢が整えることができるかどうか、後での質問に答えますけど、一緒に関連で出てくると思いますけれども、民間がほとんどカレンダーなしのような状況ですね、勤務状況。いわば土日月曜日働く人もあるだろうし、それから時間の勤務時間というのも物すごい勢いで一般的に8時半から5時半までの勤務なんて、時間的な勤務ももう今日本に 6,000万人ぐらい働いているんですか、そういう人たちの時間のずれというのは、すごいものになってきているわけですから、したがって、民間の流通店舗などの時間が24時間営業とか、12時まで営業とか、そういうことは国民の生活スタイル、勤務スタイルの変わりがそういうふうになってきているんだと。それにこたえているんだと思います。したがって、公務員の世界だけが一番カレンダーを大事にして、これは富谷のみならずですね。ですから、住民からするとずれを感じるということは当然あるんだと。ある程度のけじめも必要だと、けじめというか、人的体制もありますから、そういうことも組み合わせながらですね、研究していかねばならない。中には今いかに公務員の数を減じて町経営、運営をしていくか、これに必死になって取り組んでいる自治体が圧倒的に多くなりました。したがって、我が町としても、だから人をふやせばいいというのでは、自治体の運営、経営には成り立ちません。したがって、今所属している体制の中で指摘のようなことがどこまでできるか検討してまいらねばならないと思っております。基本はそういう方向にはいかねばならないという形には時間がどのようになるか、もう少し役場でも町の方でも、担当の方でいろいろな宿題を出しておりますから、そういう報告が上がってきた時点でいろいろご相談を申し上げていかねばならないと、こういうふうに第1点は思っております。基本的にはそういう方向にあるんだなという認識には変わりありません。
 それから、第2点の身体障害者のことでありますけれども、放送ですね、そこまで私はまだ移って歴史が浅いわけですけれども、あそこで皆さんがトラブルあるような置き方をしていないというふうに伺っております。それほどマナーが富谷に来るお客さんはマナーが進んでいるのかなと。したがって改めて放送まで屋外放送までしなくても大丈夫かなと中だけああいうご案内させていただいておりますから、それでいいのかなと、それから雨よけについても前にも議員からご指摘があったわけですけども、検討した結果ですね、建築面積に入るという一つの流れがありました。それから、景観の問題もありますし、それから危険度もいろいろな柱とか、オープン柱が出てくるとかそういう議論の中で今のような形をとりましたので、もうしばらくですね、今の状況の中でお客さんの流れを様子を見ていきたいものだと理解していただければありがたいと思っております。
 それから、第3点の行事をなるべくお願いしたらという、町行事をね。これらについては、かなりお手伝いをいただいております。その運動会でありますと、町内会から2名ずつお手伝い、2名ですか何名か総合計にすると 148名ほどお手伝いをしていただいているようですし、交通指導隊、体育指導員、こういう方々がかなりお手伝いいただいております、それから、ふるさとまつりなどもほとんどの方々 550名のうち 460名ぐらいは団体のお手伝いによってあの祭りが行われている状況にあります。それから、マーチングのフェスティバルなどもかなり団体の保護者の方々含め、団体の方が半分以上お手伝いいただいているとか、それから、成人式は職員でやっておりますけれども、そういう状態にありますから、今後もそれはなるべくそういう団体にお手伝いをいただいていくという基本には変わりありません。ただ役場の職員も振りかえ休をしながら、やっぱりやるところはやらなくちゃならん。これも日本国内に町民がお手伝いしているんだから、役場もそれは勤務でないよというご協力いただいてやっている自治体も出てまいりました。そういうのも先ほどの問題とあわせて役場の職員諸君にいろいろ検討してもらわねばならないのかなとこういうふうにも思っております。
 それから、5点目の健康関係でありますけれども、水療法と申しますか、プール、これらの効果なども安住議員熱心に取り組んでいらっしゃるので、そのとおりなのかなというふうに承っております。ただ、町で計画しているセンターについては相当の増築方式でないわけですから、相当の資金量が必要なのもので、かなり時間が要するのかなと、それで次善の策としてやっぱり健康活動、水療法、健康方法という前に健康教室歩きましょうとか、そういうことをお勧めしながら各課担当課中心になって取り組んでいるのが現状であります。一つの参考になりますか、健康保険という、いろいろな保険制度があるわけでありますけれども、健康保険のベースで申し上げますと、1人1年間に富谷ですと9万円前後でしょうか保険料が、長寿国でありますから1年間に1人10万円をお支払いしていただいていくと、10年で 100万円になりますか、 100年間かけていただくと 1,000万円の高いから掛けているの払いたくとも払えないという人もありますけれども、高いんじゃなくてやっぱりお互いさまなので、例えば 100年間掛けて 1,000万円をもし 100年間掛けたとしますね、預かっておくとする。最近、月額 100万円単位の、宮城県内の平均で見ますと 200万円、 300万円、 500万円というのを珍しくなく出てまいります。千万単位というのも珍しくなく出てまいります。したがって、一番病気してひどいのはご本人でありますから、一番ご本人が病気した人が 1,000万円とか、 3,000万円の病気したら1カ月の治療費ですよ。そういう病気すれば大変な苦痛なはずです。それでも例えば 3,000万円で6カ月で体調が戻って三、六、十八、 1,800万円でもとの体に戻ってまた社会に貢献できればいいわけですけれども、そうでなかったら本当にその人の人生というのは苦痛の時期があるわけで。そのぐらいお金が大きくなります。一方で、例えば 100年間掛けて 1,000万円以上1カ月以上使えばどなたかの家族であれ、隣近所の人であれ、とにかく一緒にお互いに掛け合っている人たちのお支えで治療を受けるわけでありますから、いかにこの健康活動に対する皆さんで本当に手短でいいですから、歩け歩けから、走れ走れから、できることから健康管理、健康管理というのは大変幅が広くて、食べ物から始まって、いろいろなことがあろうと思っておりますけれども、健康活動にはなお一層町としても進めてまいらねば、取り組んでいかねばならないと思っております。
 それから、喫煙対策でありますけれども、公共施設、役場は分煙、禁煙対策をとっております。それから学校、幼稚園、保育所、学校、そういうのは館内の禁煙、分煙、禁煙が71%ぐらい分煙方式が30%近くという形で、既にもう少しこの禁煙対策をもっともっと強くきちんとすべきでないだろうかという今のお話しがあります、同様、社会的にもそういう方向にあります。厚生省などは前はやっぱり富谷と同じような状況でありましたけれども、やっぱり率先垂範、厚生省などはしっかり囲った中でたばこを吸うのはとても入りづらいような雰囲気の形まで進めて、ほかの省庁はまだそこまでいってないということで、これはやっぱり国民挙げてはっきり区別していかねばならないのか、そのためにも健康のためにもいろんなことを取り組んでまいらねばならないと思っております。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) それでは、最初のご質問で2学期制を町の方針、取り入れるべきだという考えのご質問にお答えしたいと思います。
 初めに、2学期制というのは、10月に終業式を行う。そして3月に修了式を行う。これが2学期制です。これは、市町村の学校管理規則で定めるということで、自由、自由と言い方はおかしいんですけれども、必要に応じて、その地域学校に合った状況の中で実施してもよいという取り決めが決められております。
 それで、この2学期制が出てきた背景には週休完全5日制、それから学習指導要領の改正に伴って、学校教育活動が時間的に忙し過ぎるという背景が出てまいりました。そこで、いかにゆとりを生み出して、そのゆとりというのは、いろいろあるんですけれども、時間的なもの、それから精神的なもの。まずこの辺の二つのゆとりをどう見つけ出していくかということで終業式を10月に行う。いわゆる1学期、2学期、3学期でなく2期に分ける。その方が時間的、精神的なゆとりが出てくるんじゃないかという発想で2学期制が御存じのように仙台市が最初のスタートとして、今全国的にも緩やかではありますが、進行している状況です。なお、ちなみに宮城県では小学校だけですけれども 451校あるんですけれども、導入している学校は 157校、ぐっとふえております。未導入が 294校となっている状況です。
 そのもう一つ背景を言わせていただけば、そのゆとりをどう生かすかということですけれども、学習活動、子供たちから見れば学習活動、学校行事等々にじっくり取り組める時間を確保したい。それから、先生方にとれば時間的、それから精神的なゆとりの中で子供一人一人にもっときめ細かな指導、それからきめ細かな評価をしてあげたい。これがベースになっております。
 で、我が町ではということになりますけれども、現在一つの学校に終業式に、3学期制の中でいわゆる評価の通信表の件ですけれども、通信表を年に2回というふうにモデル的に取り組んでおります。ということで、これからは各県、県内の導入している学校等々の資料を集め、分析して、そして次の点に視点をおいて研究を進めている状況です。
 一つは、子供にとってどのような教育的な効果があるか。
 もう一つは、することによってどのような課題や問題が予想されるか。
 もう一つは、地域とともに育つ学校、育てる学校なんです。だから、保護者、地域の方々からの理解と協力をどのように得る方策を考えていったらいいか。その辺の三つの視点において、今研究調査を進めているところです。実施についてはもう少々お待ちくださいということにしたいと思います。
 それから、最後にやっぱり子供や保護者の視点に沿った調査研究を今一生懸命やっておりますので、慎重に対応しているところでございます。
 二つ目の小学校から中学校に進学するに当たって、いわゆる教育指導法の違いというので、子供たちの不安等々のご指摘の中で小・中一貫校の実施ということですけれども、これも最初にお話ししておきたいことは、小・中一貫校というのは、もちろん小学校、中学校、高校も含めて考えればいいんですけれども、学年編制を自由に変えられる。例えば4・3・2とか、それから教師の交流を十分に独自にできる。それから特色ある、例えば小学校の1年生から英語を続けていくとか、そういうふうな特色のある学校経営ができるということで、ただこれは学校教育法によりまして小学校、中学校の目標が決められています。それから、6・3制というのも決められています。これの改正がなければ、小・中一貫校は制度的には無理です。ただ、政府の構造改革の特区認定ということで、宮城県では豊里ですか、指定されましたけれども、それは特区ということで許されている状況です。
 じゃあ、我が町ではということで……、ああ、もう一つ小・中の一貫校でなくて、一貫教育にするにはどうすればいいかというと、今の特区制は除いて、もう一つ併設型というのがあるんです。これは、私立の小中学校、ございますよね。あれが同じ場所に小学校と中学校と高校が一緒にあったりする場合は併設型。
 それで、富谷町でやっていかなければならないし、現在も進めておりますけれども、連携型、小・中連携型、ここに当てはまるんじゃないかと思います。9カ年の継続的な系統制の持った学習指導や、生活指導により安定度の高い9カ年の学校生活を保障することは、安住議員さんのご質問のとおりだと思います。そのためには、学習面ではやっぱり指導法、それから教材の研究等々、小・中の連携が非常に、先生方の連携も大切だと思います。来年度、富谷町で小・中・高の算数、数学の系統的な指導法はどうあればいいか、それから教材の開発どうあればいいかということが県の算数、数学の研究会主催で富谷町で開催されます。それによって、指導技術の系統的な交流が図られるんじゃないかというふうに、そういうような場をどんどんどんどん求めていきたいなというように考えております。
 それから、生活面では、やっぱり児童生徒が先生と心を重ね合う、これが一番安定度の高い生活面です。これが中学校まで行っても十分それが確保できる。その体制をつくっていかなければならないんです。ということで、小・中・高の生徒指導の連携を密にする。それから、やっぱり地域の方々の参加をいただかなければならないところもたくさんあります。ということで、青少年健全育成富谷町民会議の組織の下にある各中学校青少年健全育成連絡会のお力をお借りしながら、あるいはまた関係機関や団体のお力をお借りしながら安定度の高い生活指導、生活面での指導を図りながら9カ年、安定度の高い学校生活を保障してあげたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 ということで、小・中一貫校というのは実施はできないということです。よろしくお願いします。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番(安住 稔幸君) ご答弁ありがとうございます。
 まず、年末の窓口業務の実施でありますが、時期もちょっと大分押し迫っておりましたので、私前に取り上げております。土日曜日の窓口業務を含めて、ぜひともまた実施に向けご検討をお願いしたいと思います。
 身障者に配慮された駐車場の屋根についてでありますが、やはり、何年前でしたか、三、四年ほど前でしょうか、たしか武道館で車いすのモデルさんだったかな以前、方がお見えになりまして、講演というかお話しを聞いたことがあります。やはり、お一人で自分で車をおりてその車いすをわきにおいて、それはもうすごい大変な力も要るし、大変な思いをされて車いすに乗り移られるというような話を聞きました。やはり、そういう我々が普通健常者がドアをパタンと開けて、すぐ出るというようなわけにはいきませんので、やはりこの屋根についてだけはぜひ設置に向けて検討をお願いしたいと思います。景観上といいますと、私もいろいろ考えてみたんですが、宮城県立図書館にもやはり身障者の方の駐車場がございまして、屋根があります。なんかハイカラという言い方がおかしいでしょうか、上がガラス張りになっておりまして、片側だけの柱で建っております。スペース的にはどうなのかなということではちょっとわからないところはありますが、景観的には十分この富谷の新庁舎、役場前周りには十分マッチするものではないかなと思います。この屋根についてだけでも早急なる設置をお願いしたいと思っております。やはり、本当に雨の中、きょうも雨が降っておりますけれども、あの中で車いすに乗りおりすることを考えましたら、やはりぜひ設置は必要かと皆様も感じるのではないかと思います。
 また、効率的な行政運営についてでありますが、非常に本当に地域の方も大いに手伝っていただいていることは、よくわかっております。しかしながら、例えば駐車場関係とか、その他もろもろ、結構職員の方がそれも20代、30代ぐらいの方でしょうか、中には40代ぐらいの方もいらっしゃいましょうかね。職員の方が本当にたくさんの方が毎回大きな町のイベント的な行事にしょっちゅうという言い方は該当するかもしれませんね。本当にいつも出ておられます。その分平日の業務が多分振りかえ休日でお休みになっているかと思います。そういったことを考えますと、やはりそういったいわばその町の行政に対してのプロフェッショナルというか、そういう方がそういった業務につくのも一つのやはり仕事の一つでもあるとは思うんですが、やはりなんとももったいない。できれば本当に地域の住民とかボランティアの方なんかでお手伝いできるものならなあということで、やっぱり常々参加するたんびに感じます。そういった方向、あすにでもというわけにいかないかもしれませんけれども、そういったもので、やはり皆さんの地域とまたお話しをしながら進めていくべきではないかと思います。
 昨日、同僚議員から民俗ギャラリーが土日が休みで、だから入場者というかが少ないんじゃないかというようなお話しがありました。これなんかも、やはりちょっとそのイベントとは違いますが、ボランティアの方とか、そういった郷土史で非常に好きな方なんかがやはりあそこを土日を任せてもらえれば、結構皆さん喜んで、そこのお手伝いもしていただけるのかなということで、ちょっと感じました。
 そのように、公民館の運営なども皆さん結構楽しんで、やっていただけるんじゃないかなというぐあいに思います。やはり、町長も先ほど言われましたように、人的なもの、これからたしか前回の伊豆田議員の質問に対しまして、10年後でしたか、人件費が30%以上を超すようになるという、大変な状況になるということでありますので、やはりこういった面、これから進んで、取り上げていかなければならないかと思います。NPOというか、そういったボランティアの方の応援というか、お互いにパートナーシップとして、やはり町づくりはつくっていくのは、これからの時代になってくるかと思います。ですので、ぜひともこの辺を前向きというか、取り組みを検討されるようお願いいたします。再度、この点お聞きいたします。
 そしてまた、健康増進についてでありますが、私も先ほどお話ししましたように、健康な方は、いろいろと健康というかそれに対しての運動とか、もろもろはできるんですが、やはり足が痛い、例えばひざが痛いとかですね、そういった方なんかが結構いらっしゃるわけですね。そういった方のやはりその回復にも非常に役に立っているということで聞いております。そういうこともございますので、何とかですね、1日も早い、大変なお金のかかるものかと思いますが、やはり1日も早い建設に向けて検討されますようにお願いしたいと思います。なお、これから、総合支援センターがこれから始まるという段階で、本当に取っかかったばりでありますので、これについては相当先というものもわからないことはないんですが、やはり、これもゴーサインが出てから二、三日でできるわけでもありませんので、やはり何年もかかってできるわけですので、ぜひとも検討というか、そういったものに取り組まれることをお願い申し上げます。ぜひその辺をまた再度ご所見をお聞きしたいと思います。(「一般質問でお願いと言わない」の声あり)ぜひともお伺いしたいと思います。
 次に、そのたばこについてでありますが、私も基本的にはたばこは好きではありません。やはりたばこはどちらかというと皆さんにやめてほしい方であります。しかしながら、やはり嗜好品ということもありますし、そういうところを考えますと、体に悪いからあしたにでもやめろというわけにもいきませんので、やはりもう少し積極的に分煙対策をとるべきではないかと思います。前、11月の25日に仙台市主催でイズミティ21で、広げよう分煙の輪というか、そういった推進フォーラムがございまして、行って話を聞いてまいりました。
 産業医科大学の先生がやはり分煙について、とにかくきちんと対策をとらなければいけないというものを申しておりました。考え方としましては、分煙というよりは完全にやはり囲ってしまう。または外で吸ってもらうというような対策でございます。この議会が始まりますと、特にそこのフロアーがすごいたばこでありまして、多分大分皆さん気がついていると思いますけれども、到底、分煙というのは言えないものだと思います。そして、この推進フォーラムでお聞きしましたら、空気清浄機は実際にはほとんど役に立たないそうであります。微粒子に関しては買った当時というか、フィルターを清掃したすぐには幾分成果はあるんですが、結果は出ているんですが、ガス状のものというんですか、一酸化炭素とかそういったものに関しては、一切効果はないということであります。ですので、その辺考えますと、やはり箱でくくると言ったら、ちょと申し訳ないんですが、やはりある程度隔離できるような構造的につくらざるを得ないのかなということで思っております。または、外で、ただ、外で吸っているのも正直言って余り格好いいものではありませんので、3階から1階に出て行けというのもあれでしょうから、やはりガラス張りか何かわかりませんけれども、きちんとしたものを考えて外に漏れないように何とか、やはりやっていただきたいと思います。それに対してのお金も、たばこ税ということで皆さんからいただいておりますので、そういったものを利用して、そういった施設もつくれるのではないかなということで、私個人的に思っております。そして今、お話しありましたように、厚生労働省からいろいろ通達も来ているはずだと思います。積極的に取り組んでやるということで来ていると思いますので、ぜひとも本当にその辺、取り組みを再度取り組みを前向きにしていただきたいと考えておりますので、再度ご答弁をお願いしたいと思います。
 あと、小・中学校の教育のことについてでありますが、小・中一貫校についてはわかりました。ただ、2学期制につきましてもぜひとも、やはりいいものだと私は思っております。最後に教育長にこの2学期制につきまして、教育長ご自身として、どのように評価されているかお聞きしたいなと思っております。以上、よろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 健康のたばこからですね。今初めて聞いたんですけれども、せっかくあの機械があるから、私は相当喫煙する方もあれがあるからということで安心しておったと思うんですけれども、今もし議員がおっしゃるとおりだとすれば役に立たないものを置いているということになって、これは問題かなと思います。改めて、その辺を検証してみたいなと公施設については思います。ただ、さっきちょっと触れましたけれども、厚生省のお客さん用の、職員も使っているんですけれども、ほかで利用させていただいたんですけれども、囲っているということは、極めて本当に喫煙者にもこれは大変済まないなというふうに思うんじゃないだろうかなと。その辺、健康管理とその雰囲気をどういうふうにしていくか、これはとっても大事でね、確かにどこから見たってたばこなんていいとは思っていませんけれども、現実吸っている人がまだ香辛性なんだそうですけれども、これは吸っている人があるということをあんまり疎外感というのも見て見よくない。吸わない人、吸っているのを見るとみっともないけれども、あんまりにも疎外感というのも、これまたちょっと喫煙者から言わせるとなと思いでいたり、複雑な思いでよそを見て歩いております。できれば灰皿を置かないのが一番いいのかな、単純明快なのかな、我慢できる、こういうことになるのかなと、この辺担当課といろいろ研究させてみたいと思っております。
 それから、センターについては膨大な資金量が予定されております。したがって、相当時間が必要だと思いますので、その間、別な、先ほど申し上げましたようにいろんな健康活動の推進を進めてまいって、そして絶えず目標値はそれの実現に向けると。こういうことだと思っております。
 それから、これ車いすとは別ですけれども、車いすとは別ですけれども、役場前の町民バス停留場ご利用の皆さんの中にたまに見かけることがあるんですけれども、YOUYOU、TOMOTOMOの利用者とか、年配の方々、時間的にはバスの時間帯からすればどうしても年配の方でありますけれども、その辺の人たちのバスの乗降状況を見ていると非常にほほ笑ましい助け合いがされております。これも同じようにあそこ、見通しがいいはずでありますから、玄関に横づけにして、時間がかかるわけですから、それこそ役場の奉仕の心で職員が走って行くとか、そういう形も一つの私は活動なのかなと思っております。前の字町95番地のときもエレベーターもなし、何もなしのとき、入り口でお目にかかったらすぐお手伝いをしてという形をとってまいりました。その精神は今でも我が富谷町の吏員の方々は持っていると思いますので、これは入り口であのとおり見通しがいいわけでありますから、五つの課ぐらい並んでいるわけで、大勢のどなたかが見つけたら走っていく、そういう訓練も必要なのかなと。それで当面あそこにいろいろな建築基準法、いろんなものからして、しばらく様子を見るべきだとこのように思っております。
 それから、第1点の住民サービスと行政効率と関連してくるわけでありますけれども、先ほど申し上げましたように大きな町の行事といいますと、運動会、体育祭を初めとして五つぐらいありますか。職員がかかわる総人数大体 200人ぐらい延べでありますから。 200人ちょっとありますから、職員数にすれば1年間に1度ぐらいそういう町民の動き、流れに参画するということは私は大事だと思ってます。むしろ、もっともっと職員が町の町民の方々がいろいろな動きをしていることに一緒になって手伝うということが必要でないでしょうか。ただ、それが公務員という立場のそれが職務という形になるかどうかというのを窓口業務と同じように、年末サービスのとあわせて、きのう細谷議員に申し上げた、ご指摘いただいたのも含めて、これはいろいろなことで検討して、研究していかねばならないと思っております。全国各地で今いろいろな苦労をしている。例えば、 660人いる職員を最終的には50人まで減じていきたいと、こういう形で準備を進めている自治体あるとかですね。さまざまな自治体でいかにそのお手伝いいただきながら、職員数を減じていかないととても行政運営がもたないということが出てくると思っております。特に、特にこのついででありますから申し上げますけれども、町村合併の形が一応17年で締めくくる、一応区切ります。その後まだ続くはずでありますけれども。それらの流れからすると国費の流れがものすごく変わってきます。そうしますと、お互い自治体を大きいとか小さいとか関係なく、物件費、それから人件費、こういうものを投資的経費、大きく三つぐらいに分けたら、それらをどこをどういうふうにしていくかということは全自治体の経営手腕に問われているところであります。今申し上げましたように 660人の職員を50人まで下ろしたいということで、町挙げて合意形成図っているとか、それから繰り返しますけれども、そういう祭り的なものはお手伝い方式、いかがでしょうかというご提案している自治体も出てまいります。うちの町でも総務課長に守秘義務以外、絶対必要な職員数、守りならねばならない数がどのぐらい必要なのか、年度内に教えてほしいというしばらく何カ月前にお願いしておりますから、年度内にそういうのが出てきたときにそういうものを参考にしながら、時間をかけて、全部臨時職員でやれるのかどういうなのかという、それも検証作業の一つ、やらざるを得ない、これは富谷のみならずそういう時代に国民の負担をこれ以上ふやさないということになれば、当然国民の合意の中にそういうものが要求されてくると思っております。

議長(相澤 武雄君) 千葉教育長。

教育長(千葉 芳樹君) 2学期制についての教育長の考え方ということでご質問いただきましたのでお話しします。
 まず、7月と12月に学校行事がゆとりを持ってできるということがメリットだと思います。それから、夏休み前、それから冬休み前にも充実した学習、生活指導が可能である。で、問題なのは、今のは小学校です。中学校になってくると、対外的なものが非常に伝統的に多く根づいているものですから、例えば中体連大会、それから受験指導、その他たくさんの対外的な行事があるので、その辺の日にちの煮詰め方によって、相当ハードな場面も出てくる状況にあります。その辺のうちの町だけで決められない、やっぱり黒川郡であれば郡内、そういうような広域的なエリアで考えていかなければならない点もあるんじゃないかなというふうに、今その辺、煮詰めつつ、情報を集めているところです。
 それから、ご父兄にとって一番問題なのは、通信表が2回となるために子供の様子を知りたい。その機会を得られないというところが一つの大きなデメリットのところです。これは全国的に実施されてもそこが一番課題です。ただ、今富谷町内でモデル的に実施して通信表を年2回にしている学校では、夏休み、冬休みに保護者と個別面談のチャンスをとりまして、そこで成績、学習の状況等々、きちんと連絡し、そして夏休みに向けての継続的な意欲を図っている。それで十分解決できるわけで。ただ、中学校となるとまたさっきお話ししたように中体連とか何かといろいろなことが忙しい中でそのチャンスがなかなかできないということで、小学校はまず大丈夫だろうと。中学校はその辺の条件を整備していきたいということです。以上です。

議長(相澤 武雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。
 ここでお諮りいたします。議案調査等のため、あす12月13日から15日までの3日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、12月13日から15日までの3日間を休会とすることに決定いたしました。
 なお、12月16日の会議は議事の都合によって、特に午後1時30分に繰り下げて開くことにいたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
午後3時10分 散会

平成15年第4回定例会議事録(第3号)

平成15年12月16日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 佐藤克彦君     
  • 2番 齊藤きえ子君
  • 3番 山路清一君     
  • 4番 千葉達君
  • 5番 相澤榮君     
  • 6番 磯前武君
  • 7番 今村寿君     
  • 8番 細谷禮二君
  • 9番 安住稔幸君    
  • 10番 伊豆田待子君
  • 11番 菅原傳君    
  • 12番 佐藤聖子君
  • 13番 土井昭二君    
  • 14番 小野進君
  • 15番 尾形昭夫君    
  • 16番 浅野幹雄君
  • 17番 永野久子君    
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 渡邊俊一君    
  • 20番 相澤武雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長(兼)会計課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 渡辺成一君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 千葉芳樹君
  • 教育総務課長 内ケ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 小松繁夫    
  • 次長 高橋和好
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第3号

平成15年12月16日(火曜日)午後1時30分開 議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第1号 富谷町民バス条例の一部改正について
第3 議案第2号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について
第4 議案第3号 富谷町道路占用料等条例の一部改正について
第5 議案第4号 平成15年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
第6 議案第5号 平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算 (第2号)
第7 議案第6号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算 (第2号)
第8 議案第7号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算 (第1号)
第9 議案第8号 平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算 (第1号)
第10 議案第9号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算 (第2号)
第11 議案第10号 平成15年度富谷町水道事業会計補正予算 (第3号
第12 発議第11号 損害賠償額の決定について
第13 発議第12号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
第14 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件
議事日程のとおり

午後1時30分 開議

議長(相澤 武雄君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。
 これで諸般の報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相澤 武雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第 120条の規定により、15番尾形 昭夫君、16番浅野 幹雄君、17番永野 久子君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第1号 富谷町民バス条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第2、議案第1号富谷町民バス条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) それでは、議案第1号の富谷町民バス条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
 提案の理由につきましては、使用料の有料化及び路線の新設などに伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。
 それでは、町民バス条例の一部改正する条例につきましては、4ページの新旧対照表をもってご説明を申し上げます。
 まず、3条の運行路線などについてでございますが、今回路線名と運行区間の一部を改めるものでございまして、一つには、北部循環路線と黒川病院線を統合いたしまして、北部黒川病院線とするものでございます。運行の区間についてはこれまでと変わりはございません。もう一つには、大亀成田線、清掃センターから県道仙台三本木線を北上いたしまして大黒澤苑の手前を左折いたしまして、成田橋を渡りまして成田地区に入るという路線を新たに設けるものでございまして、これにつきましては意識調査などでも非常に要望の多い大亀山森林公園へのアクセスを考慮したものでございます。
 次の、第4条の運行日についてでございますが、これまで試行してきた中で、ほとんど乗っていない便があるなどというご意見がございました。そうしたことを踏まえまして経済性の観点から、土曜日曜、祝日、お盆の期間、学校休業日などを全面運休とするものでございます。したがいまして、これ平日のみの運行というふうなことにするものでございます。
 次の、第5条の運行の制限につきましては、場合によりまして運行の方法を変えたり中止することも緊急避難的にあり得るということを規定するものでございます。
 次の、第6条の使用料につきましては、これにつきましては前のページ、3ページの別表にございますように有料化をするものでございます。
 戻りまして、第2項のその使用料の納入方法についてを定めたものでございます。3項につきましては町の責任によって使用できなくなった場合でなければ使用料金は返還をしないと規定をさせていただくものでございます。
 8条の乗継券につきましては、短い区間で他の路線に乗り換える必要のある利用者への配慮といたしまして、1回限りの乗継券を発行しまして便宜を図ろうとする規定でございます。
 次の別表、第6条関係でございますが、それぞれ種別ごとに使用料金を定めるものでございまして、中学生以上の大人料金に対しまして小学生はその半額とするものでございます。 また、備考1から2につきましては、乗継券を利用した場合、もう一つには定期券で下車地を指定した場合のみなし規定となってございます。このこうした一部改正する条例につきましては、平成16年4月1日から施行したいと、このように考えるものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。11番菅原 傳君。

11番(菅原 傳君) 3点伺いいたします。
 2ページのこの第7条にありますけれども、「町長は、特別な事由があると認めたときは、使用料の全部又は一部を免除することができる。」となっておりますけれども、この特別な事由というのはどういうことを想定しているのか伺います。
 それから2番目に、回数券、定期券、大変これは利用者にとっては便利な制度でありますので、大変よかったと思いますけれども、この扱う場所ですね、どこでこの回数券を売ったり、売ったりというのはちょっと変ですけれども、発行するのか、1カ所だけでは非常に不便だと思いますので、何カ所かに分かれていると思いますが、その場所を明示していただきたいと思います。
 それからもう一つ、中学生は義務教育の中に入っていますので、小学生は50円ですが、大人と一緒に中学生が 100円というのはちょっと高いのではないかというような感じがするんですが、この点は義務教育の中での中学生ということで検討されたのかどうか。この前の説明はあったので、そのときにお聞きすればよかったんですけれども、どうもこの辺あたりが義務教育の範疇にひっかかりますので、この点をひとつ、経過についてお伺いをしたいというふうに思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 7条の免除規定でございますけれども、特別な場合ということでございまして、これにつきましては別に施行規則の方で定めているものでございまして、施行規則の第6条に使用料の減免を設けてございます。この2項の中に、条例第7条の規定により、使用料の免除を受けようとする者についてはあらかじめ減免申請を町長に提出してその承認を受けなければならないという内容でございまして、町長はそれに対しまして免除する場合にはその減免の乗車証を発行するというものでございます。これにつきましては、前段にございますように、身体に障害のある方、精神に障害のある方、そして特別にというふうなことでございますので、またこの特別にというものについてはその出されました申請の内容によって判断をしてまいりたいと、このように考えるものでございまして、この減免規定の中ではあくまでも最初には体が不自由とか、そうした方々の免除、そしてさらに特別な事情というふうなことでございますので、ここではこの特別な事情という内容については細かに規定はいたしておりませんので、その都度判断をさせていただくというふうなことでご了解いただきたいと思います。
次の、回数券の取り扱い場所でございますが、これにつきましてはこれから取り扱いの場所についてを決めてまいりたいと、このように思っております。
 また、三つ目の中学生の料金でございますけれども、これにつきましてもバス運営審議会の中で議論がされてきたわけでございまして、その中で中学生につきましては 100円の負担をしていただくというふうなことで意見がまとまりまして、それを受けまして町の方としましてもこの中学生につきましては 100円をいただくというふうなことになったものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) 11番菅原 傳君。

11番(菅原 傳君) 特別な事由のところ、ちょっと心身障害者ということでございましたけれども、このほかに例えば所得が極めて低い人、低所得の方々も範疇に入るのかなと思っておったんですが、ちょっとその説明はなかったようなんですけれども、この点はどうなんですか、検討された結果、やはり心身障害者だけだということになったのか。ちょっとこの辺の低所得者も当然対象になる可能性があるんではないかと思っているんですけれども、どういうふうな検討をされたのか、ちょっと詳しくお聞きしたいと思います。
 それから、回数券とか定期券の扱う場所ですが、これから検討ということでありますけれども、これは最低でもやっぱり各公民館ごとの場所ではやるというふうなことだと思うんですけれども、ちょっとその辺の基本的なところはこれから検討なんでしょうが、おおよその考え方ぐらいはちょっと示していただきたいと、こう思います。 
それからもう一つ、やっぱり中学生の点については、委員会でいろいろ検討されたようなんですけれども、それではやっぱり義務制の場合は通学バスを出している学校もあるわけですから、県内には。そういった点ではやっぱり無料が原則ではないかというふうに思いますので、なおこれは引き続き4月までの間に検討、できればぜひ無料化の方向で検討いただきたいというふうに思いますので、再質問いたします。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) まず、1点目の特別の減免の関係でございますけれども、低所得者というふうなことでございましたけれども、特別の事由で通常想定されますのはいろいろな災害に遭われたとか、そうしたときの申請に基づいて減免をするというようなもの、そうしたものが指されているわけでございまして、低所得者というふうなことにつきましては、今回のこの料金を設定するに当たっては配慮いたしておりませんでした。
また、乗車券のおおよその取り扱い場所でございますけれども、ただいま議員が申されましたように終点であります富谷町役場、そして中央公民館、大亀山森林公園、そして成田の公民館などはこの取り扱い場所としては予定はいたしております。
 あと、もう一つの中学生の料金でございますけれども、これにつきましても審議会の中ではいろいろと無料、そうしたことなどで議論が交わされたわけでございますけれども、高齢者とか、それから小中学校の生徒の無料化というものにつきましては利用者と利用しない方、そうした方々の不公平感を解消するためには基本的に障害者以外の全利用者からそれぞれ料金をいただくというようなことで結論づけたものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) ほかに質疑ございませんか。1番佐藤 克彦君。

1番 (佐藤 克彦君) 今の問題ですが、減免についてですが、高齢者、あとバスでしか学校に行けない小学生、特別減免の中に、今の総務課長の説明の中には入っていないんですが、これは審議会でも何にでも出なかったんでしょうか。将来このままで進むのか、それをもうちょっと強くお聞きしたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) この町民バスを利用されての通学ということでございますけれども、当然バスを利用されるという立場で申されますとただいまのようなことがあるのかもしれませんけれども、通常こうした町民バスなどの運行されていない地域などでは皆さん通学には徒歩で通学をされているというようなことでもございますので、ただいまも申し上げましたように、この中では利用者と利用されない方との不公平感をなくすというようなことでの料金の設定というようなことでご理解をいただきたいと、このように思います。 (「答弁漏れ、議長、高齢者のことを言ってないよ」の声あり)
 では、高齢者につきましてですが、高齢者につきましても同様でございまして、やはり利用者と利用されない方、そうした方での不公平感をなくすというようなことで 100円の料金をいただくというふうなことでございます。申し上げておきますが、このバスを走らせまして2年間試行的に走らせてきたわけでございますけれども、その中で、乗車される1人当たりの単価といいますか、料金で設定をいたしますと 350円から 370円ぐらいの料金になるわけでございまして、そうしたことではなく、そこの中で、先ほどから申し上げておりますように利用されている方がある程度負担をするというふうなことで不公平感の是正というようなことでの料金の設定と、やむを得ない設定というようなことでご理解をいただきたい、このように思います。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番 (佐川 幸三君) 11月7日の議会議員全員協議会でも要望もありました、そして検討課題ということで説明されていたと思うんですけれども、フリー乗降の問題ですけれども、道路交通の妨害にならないように交通事情を考慮して設定されなければならないということであることは間違いないわけですけれども、警察との協議で実施のめどが立っているのはどの区間なのか。そして、それはこれから施行規則などに盛り込まれることになるのか、盛り込まれているのか、そのことをお尋ねします。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) フリー乗降区間の設定でございますけれども、これにつきましては警察との協議がございまして、その中での回答といたしまして原則といたしましては町道の中で比較的交通量の少ない区間について、今回フリー乗降区間というようなことで設定を考えているものでございまして、その区間、三つの路線にわたっておりまして、一つ目は南部路線で、地区的には郷田橋から瀬ノ木橋までの区間というものについて警察から了解をいただいております。もう1件には大亀山森林公園線で、上中田から大亀山森林公園までの区間ということでございます。三つ目には東部、大亀成田線での石積橋から向田橋までの区間について、この3路線の、ただいま申し上げました区間につきましてフリー乗降についての区間として設置をしてまいりたいと、このように考えております。これにつきましては特段規則、そうしたものにはうたわない、このままでの区間というふうなことで施行させていただきます。

議長(相澤 武雄君) ほかに、19番渡邊 俊一君。

19番 (渡邊 俊一君) 2年間暫定的に運行を行ってきたわけでありますけれども、審議会の中で一応、今回見直しをするというような形でのこの料金設定といいますか、そういった状況になると思いますけれども、まずこの条例は平成16年4月1日から施行されるというような項目になっております。それをさらなる見直しをかける時期といいますか、その時期はやはり2年後になるのか、それとも随時何らかのふぐあいが出た場合には審議会を通しながら改めての見直し設定といいますか、条例の改定をする予定があるのか。その辺をまずもってお聞きをいたしたいと、このように思います。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) このバスにつきましては、これまで試行してまいりました運行方式と同様に道路運送法21条での民間へ、業者への委託ということで考えるわけでございますが、そうしますと、契約の期間につきましては2年間の委託で行ってまいりたいと、このように思っているわけでございますので、これまでと同じようにいろいろ利用者の方々からご意見をちょうだいしながら、そうしたものを2年間かけましていろいろ検討させていただき、そしてまた、2年後に改めるべき点につきましては改めるというようなことでよりよい、より利用しやすい町民バスの運行を目指してまいりたいと、このように考えております。

議長(相澤 武雄君) 19番渡邊 俊一君。

19番 (渡邊 俊一君) 今日のこの2年間、町民バス運行されまして、やはり住民は大変喜んでいるというか、もちろん無料ですから喜んでいるということでなくて、やはり一つの利便性のもとから大変交通便に苦慮している地域の方々に大変なる歓迎を受けているというのが事実であります。その中で、料金の改定、それからコースの見直し等、いろいろ考えられまして今回提案されていることは重々承知でありますけれども、やはりそういった一つの、この富谷の全体の方向性というか、その便利なところと不便なところ、そういうところを加味した場合に、やはり不便なところ、一つの公共性の交通手段のないところにかなり重点を置きながらこのバスの運行を進めたと記憶しております。そういった意味からすれば、先ほど来、佐藤議員が質問したとおり、やはりバス路線を利用しなければどうしても学校に通えない、そしてまた、この料金の改定の中で小学生が50円、中学生が 100円、せっかく少子化時代に寄与するような状況の中で、子供たちの教育に対する負担が軽減されるというような喜んでいるような状況の中で、そういった方々が負担を強いられるということは大変その家庭の方々にとっては重要な問題でないかというような考えを私は持つわけでありますけれども、まずその辺、どのように考えられて審議会の中で議論されたのかお知らせを願いたいと、こんなふうに思います。
 あとそれからでありますけれども、先ほど私の質問の中で2年間このまま継続していくというようなお話であります。しかし、ゼロから始まってこの料金を改定して料金をもらうわけでありますから、やはり2年というのは長いのではないかなと。決してコースの変更をしろとか、それから時間の見直しをしなさいとかという話では決してありません。この料金の改定に対しての見直しの2年間というのは長いような気がするわけでありますけれども、その辺の検討もあえてなされたのかどうか、改めてご質問をいたします。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 1点目の高齢者、それから通学に利用する小中学生の無料化でございますけれども、これにつきましては審議会の中では、先ほど来申し上げておりますように、不公平感の是正というようなことを前提に料金の設定を考えてまいりましたのでございまして、この利用者、それから利用されない方ということで、先ほど来申し上げておりますように不公平感の声が出てこないようなことでご理解をいただきたい、このように思うわけでございます。
 もう一つの見直しでございますけれども、こうした今回もバスを運行するに当たりまして関係機関としていろいろ協議を、例えば路線バスを経営します宮城交通、あと陸運局、そうしたところとの調整といいますか、協議をしながら進めてまいったわけでございます。そうした中で、簡易な変更というようなことで容認されるようなことであればその都度見直しなどを図ってもいいのかなというふうに考えておりますけれども、事細かに規制がされておりますので、そうしたことにつきましてはまた重要な変更事項に該当するようなことにつきましてはやはり次の2年後に改めをさせていただきたいと、このように思いますのでご理解をいただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 19番渡邊 俊一君。

19番 (渡邊 俊一君) 不公平感、確かにそれはあり得ると思います。しかし、この町民バスを施行するために幼稚園のバスも廃止されたというような実情があるわけであります。そしてまた、住民に対して今まで無料で2年間走行した、その経緯があるわけであります。そして、今回の改定でありますから、やはり2年間このままその改定の内容の中で模様を見るということは、住民に対してやはり納得させられる事情があるかどうかというものをまず一つはとらえなくてはならないと、こんなふうに思います。
 そしてまた、先ほど同僚議員もお話しされたとおり、全員協議会の中で初めて議会議員がこの問題について質問し、そして意見を述べさせてもらった経緯があるわけであります。やはり町民の代表であります議会議員の意見、そしてそういったものがある程度というか、審議会ももちろん大事な会議の中身でありますから、これは重要視しなくてはならないと我々も思っているわけでありますけれども、ある程度は議会議員の意向もくみ入れた中で、やはりこういった町の一つのプロジェクトでありますこの町民バス運行を運営していかなければならないのではないかと、私はこんなふうに思います。
 しかるに、2年間というその長い期間をそのままずっと見過ごしていくということでなくて、やはり何らかの弊害が出てくるというような状況であればその都度いろいろと検討しながら改善をしていくということが執行部の建前でないでしょうか。その辺、改めてその一つの2年という長いスパンでなくて、何か問題が起きそうであれば、やはり先取りしても改正をしていくというような姿勢を強く求めるわけでありますけれども、改めてその辺、どういうふうに考えているか質問させていただきます。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) この乗車料金の設定に当たりましては、意識調査なども行っているわけでございまして、その中で全体の約80%の方々が有料でよいというようなご意見をいただいたわけでございます。そしてさらに、そのうちの約60%の方々から 100円程度については適当ではないのかというような回答をいただいた。そうしたことをもとにしまして、いろいろと審議を重ねてきての料金の設定というようなことでございます。先ほど来、議員が申されますように不都合が生じた場合というふうなことでございますが、そうした不都合というものが生じた場合には、やはりその不都合は是正を図らなければならないというようなことも十分考えられますので、その不都合が生じた場合には善処してまいりたいと、このように思います。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番 (永野 久子君) 何人かの方のご意見と同じ方向性を持っていると思うんですが、まず1点は乗車料金の問題です。とりわけ、恐らくアンケートの結果でその 100円が適当というふうに出たということは、これは一般の乗車、普通の働き世代を指しているのではないかなと思うんですが、一つには、9月17日の全員協議会で示されました検討委員会の、これは諮問結果だと思うんですが、これについて乗車料金について意識調査で80%の方が有料でもよいと、そのうち60%が 100円が適当としていますが、これは年代、小中学生も含めて有料 100円がいいというふうに必ずしもしているわけではないわけですよね。そうしますと、結論的にはここで大人が 100円、子供小学生50円、中学生も 100円というふうになっていますが、ここでただし書きの最後のところに、スクールバスと福祉健康センター送迎バスを統合した経緯を踏まえ、減免措置が必要と思われる方については別途検討することが望ましいとなっています。つまり、この場合検討することが望ましいという対象はスクールバスと、それから福祉健康センター、つまり高齢者なわけです。ですから、この小中学生と、それから高齢者については当然減免の対象として考えてしかるべきだというふうに思うわけですが、別の面から考えても、今再三不公平感ということを当局はお答えになっておりますが、住民の感情としては自分は余りバスを利用しないから、そちらに税金を使うのは不公平だというような意見はほとんど聞かれません。むしろ批判としてあるのはバスがせっかく走っているけれども、空で走っていることが多い。空気を運んでいることが多いんではないかという、そういう批判が多いわけです。その批判を考えますと、今回2年間試行してみて、バスの乗車の担い手といいますか、乗車をしてきた方の圧倒的多数が高齢者と小中学生なんですよ。そういうことを考えても、やはり高齢者と小中学生については減免をしていくと、とりわけ義務教育を受けている小中学生についてはこれは通学に使うわけですから、教育奨励という観点からも当然無料にするべきだと思うんです。こういう検討委員会自体の答申の中身にも即して町としては検討するべきであったと思うんですが、お考えはどうなのか改めて伺いたいと思います。
 また、この町民バスの目的の一つに交通不便地域の解消ということがうたわれているわけで、交通不便地域ということなら、かねがね地元からも声が出ていますように、公共交通機関へのアクセスが非常に困難になっている町道沼田線、それから仙台三本木線、これは県道ですね。仙台三本木線の今泉上中田から北へ向かって幕柳へ向かっていくあの地点、あちらに何らかの形で停留所を設けるということも当然真剣に検討しなければならなかったはずだと思うんですが、これを見る限りは全く改善措置がとられていないと思うんですが、なぜなのでしょうか伺います。
 3点目ですが、先ほど回数券や定期券の販売の場所、取り扱いの場所として役場、中央公民館、大亀山森林公園、成田公民館と、この4カ所だけしかお答えにならなかったように思うんですが、これはそのとおりなのかどうか。やはり住民の利便性を考慮すれば、これは各出張所、すべての出張所で取り扱うようにしていくべきだと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 一つ目には乗車料金の減免措置でございますが、前に資料としてお上げしました町民バスに関する平成16年度以降のあり方の中での乗車料金の設定の欄でのご質問と、このように思いますが、これにつきましてはこうした減免の必要性について十分に検討した上での料金の設定でございまして、今回お願いしております条例にもございますように、体にご不自由な方々についてそれぞれ料金の減免をうたわせていただいております。そういうことでご理解をいただきたい、このように思います。
 また、二つ目の不便地域の解消の検討でございますけれども、こういったことにつきましては十分に、ただいま議員が申されましたような交通不便地域については検証させていただいたところでございまして、検討の結果道幅に対する車両の大きさ、それから迂回の場所、そして1便当たりの所要時間が長くなるなどの理由から乗り入れが計画できなかったというものでございます。したがいまして、ただいま平成16年から運行しますバスにつきましても大小4台のバスをもって運行しようというふうに予定しているものでございまして、そうした台数の制限、それからバスの大きさ、そうしたものからその乗り入れができないというようなことでご了解をいただきたい、このように思います。
 また、いろいろな乗車券などの取り扱いの場所でございますけれども、これは先ほど菅原議員の方からおおよそというふうなことでご質問がございまして、そのおおよそというようなことでご回答申し上げたわけでございまして、ただいま申し上げましたような役場、それから中央公民館、そして大亀山森林公園、そのほかに成田の公民館などというふうなことでございますので、そうしたところには併設されております各出張所、それから併設されていないところでも各役場に関係します各出張所につきましては当然取り扱い場所となるわけでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番 (永野 久子君) 料金についてですが、そうしますと、これを仮に中学生が 100円片道ですよね、往復で 200円、1カ月に20日学校に往復したとしても 4,000円ですか、かかるわけです。小学生の場合は 2,000円かかるわけです。これは大変な負担になると思うんです、親にとっても。ましてや子供のお小遣いで払えるようなものではありません。ですから、これは何としても義務教育は無料にするというのが大事だと思うんですが、仮に小中学生が乗らなくなった、それから高齢者が乗らなくなったということになれば、それでなくても乗車については空が多いという、この批判が一層強まることになるのではないでしょうか。その小中学生と高齢者に対するこういう料金の設定で果たして乗客がこれ以上減らないという保証があるのかどうか、町としてはどういう試算をしているのか伺います。
 それから、不便地域につきましては、道幅に対して車の幅が大きいということであれば、車の大きさについて検討し直すとか、そこは柔軟に対応していけばいいわけで、何が何でも地域の要望にこたえようと、本当に不便地域を解消しようという立場に立つなら道は開ける、手はあると思うんですが、どうでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 今回の有料化に伴います使用者の減というものについては大方20%は減になるというふうに想定をいたしております。
 また、大きさで対応するということでございますけれども、限られた予算、限られた台数というような余条件の中でのバス運行計画でございますので、ご理解をいただきたい、このように思います。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番 (永野 久子君) 初めから20%も乗客が減るということを見込んだ計画料金設定などということは、町民福祉のための町民バスのあり方として本来おかしいんではありませんか。20%減るということが見込まれるなら、やはり喜んで乗っていただくと、たくさんの方に利用していただくという方がよほど税金の使い方として有効だと思うんですが、どうでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) これにつきましては、先ほど来、申し上げておりますように利用しない方に対する配慮もこれまた必要なことでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番 (安住 稔幸君) 審議会、これからも開催されていくものと思いますが、やはり今までのようにアンケート調査とか、そういったものを早期に、4月から始まりますので半年くらい経過後の秋あたりにしていただいて、そしてまた、審議会を早期に開いて、コースの変更なんかですと確かに各関係機関といろいろあるんでしょうけれども、そういった減免関係でしたら十分町の対応で即審議会の答申があればやっていただけると思いますので、それに基づいたそういったものをやっぱり早期に開くべきではないかなと思います。
 そしてまた、そのときに我々議員の意見等というものを審議会に前もって聞いていただきたいというものを考えておりますけれども、あ、必要かと思いますけれども、そうしないと、やはり今までの話を聞いていますと2年間というのはやはり相当長くありますので、大きなコースの変更とかでなければ、そういったものはやっぱり早期に、早急に審議会で諮って町に対して答申をしていただいて改定するなり、いろいろしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 今後の審議会の持ち方につきましては適当な時期に開催をさせていただきまして、町民の方々の声を十分反映できる内容のものに努めてまいりたいと、このように思います。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番 (安住 稔幸君) 今、課長の話ですと、適当な時期ということでお話をいただいたんですが、やはりこれはきちんとした明確なものがありませんと、今回の条例の改正について、やはり各議員は何とも判断しがたいものがあるかと思いますので、もう少し本当に半年後とか、例えば秋ごろとか、そういったもので実際にやっていただかなければ、これ内容的にコースの変更が幾つかありまして、大きい変更かもしれませんけれども、最大の変更はやはり有料化というのが大きな一番メーンだと思います。先ほど課長も言われましたように、約2割ほど乗客が減るかもしれないということで予想しておりますので、やはりこの点は非常に大きな点だと思いますので、明確なる開催時期をお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ただいまのところ明快な時期というものについて残念ながらご回答申し上げることはできませんけれども、ただいま議員が申されましたようなことを十分に踏まえまして検討時期を考えてまいりたいと、このように思います。

議長(相澤 武雄君) 5番相澤 榮君。

5番 (相澤 榮君) 先ほど来、公平性を保つために乗車料金をいただくんだという回答があったわけでございますけれども、税の公平性からいきましたら、この富谷の町に住んでいて、中心地に住んでいる方と、それから大亀の端の方とか今泉の端の方、非常に不便な地域に住んでいる方も同じようなサービスを受ける権利があると思うんです、同じような税金を払っているなら。そうした場合に、富谷小学校と西成田小学校の学校合併のときの経緯から踏まえましたときに、やはり町でもって責任を持って子供たちを運んだという経緯があるわけでございます。しかし、その中で、時代が変わったと言われればそれまでなんですけれども、そのような非常に不便なところにいる子供たちは結局は月に 2,000円とか 4,000円とかという金額を負担するわけでございまして、そのようなふうに考えるときに、公平性を保つためにというような理由にはならないと思うんですけれども、その辺お伺いいたします。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) この町民バスの運行の目的に返っていただきますと、まず目的につきましては路線バスの走っていない交通不便地域の解消を図るということと、町民の生活利便性の向上、そして健康・福祉の増進、町の活性化を図るというふうなことを目的にしまして、一つには、交通不便地区におきます最低限の移動の方法を確保すると。二つ目には、交通不便施設、富谷町役場及びその周辺施設でございますけれども、そこへの低頻度交通を補完することにより町内施設の利用促進を図るという二つ目。そして、三つ目には、単なる交通手段としてでなくて、地域間交流及び世代間交流を図るべく町民の触れ合いの場というふうにしていただきたいというふうなこと。四つ目には、既存バス路線との協調を図りながら交通不便地域から交通便利地域への橋渡し的な役割を果たすという、この四つの項目を運行目的として走らせているわけでございますので、そうした中で、このバスは運行しているというふうなことでございますので、こうしたことにつきましては、先ほど来、申し上げておりますような限られました条件、バスの種類とか台数、時間的なもの、予算的なもの、そうしたものをすべて余条件としてあるわけでございますので、そうした中で最大限に利用を図っていただくというようなことでの今回の改正というようなことで、ご理解をいただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 5番相澤 榮君。

5番 (相澤 榮君)  目的等るる説明がありましたけれども、非常に厳しい経済情勢の中での考え方かと思うんですけれども、やはり子供たちは何としても学校に通わなくてはならないという、そういう制約があるわけです。その中で、やはり 2,000円、 4,000円という負担が非常に、それが本当に公平性を保つのかということを考えることについてお伺いしたんですけれども、その部分の答えはないんですが、それについてお答え願います。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) ただいまのことにつきましては、先ほど来、申し上げておりますように、あくまでも利用しない方に対する配慮というようなことでご理解をいただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 18番佐川 幸三君。

18番 (佐川 幸三君) 富谷町民バス運営審議会、9月16日に答申書を出しておりますけれども、この中では、先ほど永野議員が言いましたようにただし書きがつけられていますね。乗車料金について、スクールバスと福祉健康センター送迎バスを統合した経緯を踏まえてと、減免の問題について述べております。この町民バス運営審議会では利用者が20%減になるということは論議にもならなかったのではないかと思うんです、考えられなかったのではないかと思うんです。私もこれを聞いてびっくりしたわけですけれども、あくまで町民バスは残していく、このことはうんといいことだと思うんです。しかし、それはみんなに親しまれる、利用されるということが前提、ある意味では最初から採算とれるところは宮城交通がやるわけですから、採算を無視した、いわば最初から福祉的な目的を持ったものだったと思うんです。ですから、20%減してもいいというこの発想がどこから出たのか、町当局ではないかと思うんですけれども、どういう根拠でそういうことを言われるのか、一つお伺いします。
 それから、このバス料金は町に入るんだと思うんです。契約は契約で業者と別個にやるわけですけれども、これを幾らと見込んでいるのか。町の財政の状況からしてもそう多くはない金額を収入として見込んでいるのではないかと思うんですけれども、これはこの運営をやっていく上でもある意味では大事だと思うんです。公平性云々言いますけれども、福祉施策として見る場合それが妥当なのかどうなのかという観点から見て、どのぐらい町としては収入を上げようとしているのか。このことが計算されてないはずはないと思うんです。それをお尋ねいたします。
 それから、先ほどからもありましたように料金の問題ではやっぱり早く見直ししなくてはならないのではないかということが言われました。この富谷町民バス運営審議会という会はこれ引き続き存続しているのか、存続させるのか。この検討をするのがどこになるのか。本当に検討の場がないと、これは改善しなくてはならないということになってもそのままずるずるといってしまうのではないかということが心配されるのですが、どうなのでしょうか。いずれにしても高齢者や子供たちへの減免措置がないということはお年寄りを大切にとか、子供は町の宝だという常々言っていること、町の理念とは反するのではないかと思うので、今質問したことについて答弁をお願いします。

議長(相澤 武雄君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) このバス料金の乗車料金の設定に当たりましては、先ほど来、申し上げておりますように、現価としましては 350円から 370円ぐらいの料金というものが妥当というふうになるわけでございますけれども、そうしたものにつきましていろいろと検討させていただきまして、最低限の負担というようなことで今回この料金、有料化に踏み切ろうとするものでございます。そうしたことでございますので、ご了解をいただきたい、このように思います。
 また、こうした2割、20%利用が減るというような中での使用料金の算定につきましてはおおよそ 570万円程度というふうに見込んでおります。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。 (「答えてないのがあります、審議会で検討することなのか、それはもうなくなって別なところを考えるのか。検討の場です」の声あり)
 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 今後も引き続きこうした審議会を開催しながら、十分に検討させていただくというようなことでございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにございませんか。(「なし」「反対します、討論します」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略、 (「討論します」の声あり)……
 この際、2時45分まで休憩いたします。
午後2時29分休憩

午後2時45分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これから討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 私は富谷町民バス条例の一部を改正する条例に反対をいたします。
 私たちは町民バスの実施そのものについては住民の長年の要望であり、これは1歩前進の施策だと考えています。町民の中には空バスを走らせるのはむだだからやめてしまってはどうかという声も確かにありますが、私たちはせっかくできた町民バスだからできるだけ多くの人に喜ばれるようにと、議会の場でも改善に向けて頑張っていくということを皆さんにお伝えしてこの間まいった状況があります。しかし、今回の改正する条例を見てみますと、まず第1に高齢者、そして中学生が 100円、小学生が50円、こういう料金の設定となっています。町当局のご説明では、このことによって乗車が20%減るだろうという見込みを立てているというほどの状況です。これだけの乗客が減れば、これは住民の中からさらに空バスを走らせるのはやめてはどうかという強い批判が出てくるのは当然だと言えると思うんです。今、大事なのはこうした批判を招くことではなく、できるだけ多くの方に喜んで乗っていただくためにどうするのかということだと考えます。もともとこのバスについては委託料を2年間で 6,500万円、1年間にしますと 3,250万円ほどですが、そのうち料金の収入は 570万円ということになりますと、義務料で賄うことを前提とした施策ではないということは明らかで、当然福祉的な施策としての性格を持っていると考えるものです。
 この間、この町民バスに関しての審議会の答申の中にもはっきりとうたわれておりますように、スクールバスと福祉健康センターの送迎バスを統合した経緯を踏まえて減免措置が必要と思われる方については別途検討することが望ましいというふうに出ておりまして、この場合の対象者は当然小中学生、そして高齢者であると考えるのが自然です。このような料金の設定はこうした答申の趣旨から見てもそぐわないものだと言わなければならないと思います。
 また、第2に、この町民バスの実施目的の中でははっきりとうたわれているのが町内交通の活性化を図り、交通不便地区の解消を目指すということであります。交通不便地区といえば、富谷町の中でとりわけ大亀や今泉など、公共交通機関へのアクセスが大変不便な地域、このことを想定して改善を図ることが必要になってきます。ところが、今回の一部改正案を見ますと、こうした困難な地域への配慮が、ほかのところで一定の改善は行われたものの、最も困難なこうした地域に対しては配慮がない状況になっています。町民バスの目的からすれば、真っ先に改善すべき問題に対して手を打たずに対応するというのでは、これでは町民バス本来の趣旨に反すると言われなければならないと思います。
 そして、3点目に、以上述べた二つの問題については、9月17日の議会の全員協議会の場で町当局からご説明があった際に多くの方々から出された意見でもあります。町民バスの改善について最も中心的なこうした意見が今回の改正案には盛り込まれていない、反映されていないということも、やはり議会の意見を軽視する姿勢として認めることができないと考えます。以上の理由で反対をいたします。

議長(相澤 武雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。7番今村 寿君。

7番 (今村 寿君) 私は、本条例案の改正に賛成するものであります。この2年間のテスト試行期間といいますか、この実績に基づいて審議会で検討された答申を、どういうことか町民の声を十分くみ取って反映された改正でもあるわけですから、基本的に賛成をいたします。
 何事もすべて 100点満点の法案なり条例であるべきかもしれませんが、なかなかいろいろな制約がある中でそういうことは 100点満点は難しくても90点なり80点なり及第点以上の、私は改正の方向だと、このように思います。
 そのほか、改定されている路線の変更も是とすべきことがたくさんありますし、また繁華街以外では手を挙げれば停車するというような住民の声も十分生かされていると。今後とも審議会は残されて住民の声も吸い上げていくという方向も示されております。また、今まで2年間は乗車料無料でございましたけれども、今回から 100円ないし子供は50円というような低料金でありますので、これもある意味では2年間なりのテスト期間といいますか、そういう方向づけでございますので、公平性の原則からという論点に立つと賛成すべきテーマだと、このように思います。
 また、定期乗車券の発売だとか、細かい点につきましては実施に当たってもっともっと詰めていくという方向でございますので、基本的に本条例の改正に賛成するものであります。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これから議案第1号富谷町民バス条例の一部改正についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立を願います。
賛成者起立

議長(相澤 武雄君) 起立多数です。したがって、議案第1号富谷町民バス条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第2号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第3、議案第2号富谷町国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。

税務課長 (渡辺 成一君)  それでは、議案書7ページ、議案第2号富谷町国民健康保険税条例の一部改正についてをご説明申し上げます。
 本議案は、商品先物取引に係る課税の特例の拡充等に係る地方税法の一部を改正する法律等が平成16年1月1日に施行されることにより、その条項が適用される国民健康保険税条例について改正が必要となったためご提案を申し上げるものでございます。
 条例の全文については8ページでございますが、内容については議案書9ページから10ページにお示しをしております。新旧対照表によりご説明を申し上げます。
 9ページをお願いいたします。
 下線を引いたところが改正部分でございます。まず、条例第14条につきましては、改正地方税法の施行に伴い、平成16年1月1日より上場株式等取引報告書の提出義務が廃止されることから、これを規定しました法附則第35条の2の4第2項の記載部分を削除するものでございます。
 次に、本条例の附則については課税の特例について規定しているものでございますが、附則9の見出しにつきましては、地方税法の一部改正により特例の対象に有価証券先物取引等に係る雑所得等を加え、特例の名称が先物取引に係る雑所得等の課税の特例となったことから、下線の部分の「商品先物取引」を「先物取引」に改めるものでございますが、10ページの附則9の条文につきましても同様でございます。
 附則10につきましては、課税の特例として先物取引の差金決済をしたことにより生じた損失金額のうち、その年において控除仕切れない金額について翌年以降3年間の繰越控除が認められることになったことから新たに設けられた条項でございます。
 なお、改正条例の施行は平成16年1月1日でございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり) 
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町国民健康保険税条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号富谷町国民健康保険税条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第3号 富谷町道路占用料等条例の一部改正について

議長(相澤 武雄君) 日程第4、議案第3号富谷町道路占用料等条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、議案第3号富谷町道路占用料等条例の一部改正について説明いたします。
 提案理由ですが、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法と、同法施行令の施行に伴う道路法施行令の改正によりまして、これまでの日本鉄道建設公団に対する占用料減免規定が、平成15年10月1日で解散となる当公団の後を継ぐ独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構へ引き継がれることとなったことを受けまして、本町条例において減免対象としていた当公団から当機構に対する減免とするものでございます。
 それでは、内容ですが、13ページの新旧対照表でご説明いたします。
 現行第2条3項第3号ですが、「日本鉄道建設公団」とあるところを、改正後、「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構」に改めるものでございます。
 なお、この条例は公布の日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり) 
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号富谷町道路占用料等条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号富谷町道路占用料等条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第4号 平成15年度富谷町一般会計補正予算(第4号)

議長(相澤 武雄君) 日程第5、議案第4号平成15年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、別冊の補正予算書2ページをお願いいたします。
 議案第4号平成15年度富谷町一般会計補正予算 (第4号) についてご説明申し上げます。
 まず、第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、予算の総額に歳入歳出それぞれ4億 4,584万円を追加いたしまして、総額を87億 8,548万 1,000円とするものでございます。
 2項の歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、第1表にお示しのとおりでございますが、後ほど事項別明細によりご説明申し上げます。
 第2条の繰越明許費につきましては、8ページの第2表により、それから第3条の債務負担行為の補正につきましては9ページの第3表により、第4条の地方債の補正につきましては15ページの第3表によりご説明申し上げます。
 初めに8ページをお願いいたします。
 第2表繰越明許費でございます。
 3款民生費1項社会福祉費の(仮称)総合支援センター新築事業と、10款教育費3項中学校費におきます成田中学校の屋内運動場新築事業につきまして、工事請負費及び工事管理費の全額を平成16年度へ繰り越すものでございます。おのおのの金額について記載のとおりでございます。
 次に、9ページ、第3表債務負担行為の補正でございます。
 まず、1点が変更でございます。内部情報システム機器賃借2次導入分を補正前の限度額 714万 6,000円でございましたが、補正後の限度額を 873万 4,000円とするものでございます。
 次に、廃止でございますが、9月補正で宮城県市町村情報システム協議会の共同調達のための負担金を計上いたしましたので、総合行政ネットワーク (LGWAN)の関連機器賃借を廃止するものでございます。
 次、追加の部分につきましては、とみや議会だより印刷製本費ほか43件を追加させていただくものでございます。大半につきましては、平成16年度からの契約でございますが、今年度中に業者選定等の準備行為が必要なために設定するものでございます。特に、例年と変わった点といたしまして、12ページ、13ページ、14ページに記載してございます法定点検が義務づけられております各施設の自家用電気工作物保安管理業務を、これまでの1年契約から3年契約としたいために新たに設定するものでございます。なお、この施設のうち役場庁舎につきましては、庁舎管理業務の中に含んでございますので、特に自家用電気工作物の管理ということでは計上してございません。
 それでは、18ページをお願いいたします。
 事項別明細により歳入歳出の内容をご説明申し上げます。
 まず、歳入でございますが、1款町税1項町民税におきまして 2,212万 9,000円減額し、14億 3,121万円の予算額とするものでございます。個人の現年課税分でございまして、収納率を96%と見込んだ計上とするものでございます。
 次の、2項固定資産税におきましては 1,207万 4,000円増額いたすものでございます。滞納繰越分で収納実績により計上いたしたものでございます。
 6項入湯税におきまして、新たに 294万円計上させていただきました。10月分の収納実績により2月分までを見込んだものでございます。
 10款分担金及び負担金、1項負担金におきまして 628万 6,000円増額し、補正後の予算額を 9,096万 3,000円とするものでございます。民生費負担金で各保育所の保育料の決算見込みと当初予算との差額を計上したものでございます。
 12款国庫支出金1項国庫負担金におきましては1億 2,146万 5,000円を増額するものでございます。民生費の国庫負担金につきましては記載のとおりでございます。
また、教育費国庫負担金におきましては、成田中学校屋体新築事業について計上してございます。補助率2分の1で全額繰り越しとなるものでございます。
 2項国庫補助金におきましては 163万 9,000円減額するものでございます。民生費補助金におきまして、障害者居宅生活支援事業費補助金で 252万 1,000円の減となりますが、グループホームの人数及び障害程度による支給決定によるものでございます。補助率は2分の1でございます。
 それから、教育費国庫補助金におきましては、要・準要保護児童生徒援助費補助金でございます。
 3項の委託金におきまして9万 7,000円の増額補正を行います。自衛官募集事務委託金の増額でございます。
 13款県支出金1項県負担金におきましては 451万円の増額補正を行うものでございます。民生費県負担金でございまして、国庫負担金同様の理由でございます。補助率については4分の1となっております。
 次に、2項県補助金におきましては 420万 1,000円の増額補正でございます。民生費補助金におきましては63万 7,000円の減額、社会福祉費補助金におきましては23万 9,000円の増額となっております。
それから次の、障害者居宅生活支援事業費補助金におきましては87万 6,000円の減額でございます。国庫補助金と同様グループホームの支給決定によるものといたしましては 126万円の減となります。それから在宅の酸素療法者の助成といたしまして4万 8,000円の増額。それから難病の日常生活用具給付といたしまして33万 6,000円の増額となっております。
 それから、5目農業費県補助金におきましては 167万 5,000円の増でございます。そのうち1節生産調整費補助金 180万 4,000円の減でございますが、上の農業水田経営確立対策推進交付金につきましては、交付要綱の改正によりまして委託金の方へ節がえを行うものでございます。また、水田作付体系転換緊急事業費補助金におきましては対象事業がなかったため、当初計上した全額96万 1,000円を減額するものでございます。 それから6節宮城県農業災害対策事業補助金 347万 9,000円におきましては、夏の異常気象による農作物被害対策事業補助金で、補助率は3分の1となっております。
 7目林業費県補助金におきましては、保全松林緊急事業補助金確定により計上したものでございます。
 3項委託金におきまして85万 4,000円増額させていただきます。総務費委託金のうち、徴税費委託金につきましては金額確定したことによる26万 2,000円の増額でございます。
 4節統計調査費委託金におきましても交付額の決定による1万 6,000円の増額補正でございます。
 次の、農業費委託金におきましては、先ほど補助金のところでご説明いたしました。補助金から委託金への変わることと金額も減となっております。
 14款財産収入2項財産売払収入におきまして51万 5,000円増額させていただきます。不動産売払収入でございまして、庁舎敷地の支障木伐採に伴う原木の売り払い分の歳入でございます。
次に、16款繰入金1項特別会計繰入金におきまして 2,672万 3,000円増額させていただきます。老人保健特別会計繰入金、平成14年度の剰余金に伴う繰り入れと、それから介護保険特別会計繰入金につきましても、平成14年度の精算による繰り入れでございます。
 2項基金繰入金におきまして 1,587万 3,000円計上させていただきました。これは今回の補正財源の不足分を財政調整基金から繰り入れするものでございます。これによりまして、財政調整基金の現在高は9億 8,287万 1,000円になる見込みでございます。
 次は、17款1項繰越金でございまして2億 7,247万 6,000円増額補正を行います。平成14年度の純繰越分を計上するものでございます。
 18款諸収入5項雑入におきまして49万 4,000円増額補正をさせていただきます。一つが過年度収入でございまして、国庫支出金過年度収入19万 1,000円につきましては、平成14年度の児童手当交付金の追加交付分でございます。
 雑入の30万 3,000円につきまして3件ございます。一つが今後議案第11号で提案申し上げております全国総合賠償補償保険料が5万 3,000円、それから5月26日発生の地震被害に対する市町村共済の見舞金として11万 9,000円、これについては一部計上してございましたけれども、学校施設に関連しての分が時期がずれまして今回の計上となっております。それから3月2日発生の宮ノ沢住宅の火災に伴う市町村共済の見舞金13万 1,000円もこの雑入の中に入れてございます。
 それから、19款1項町債におきまして 110万円増額し6億 5,480万円とするものでございます。一つが臨時財政対策債でございまして1億円減額をさせていただきます。
 教育債におきましては成田中学校の屋内運動場整備事業債といたしまして、補助裏に充当率90%で計上しております1億 110万円の起債を予定しております。
 次に、歳出でございますが、去る11月27日の臨時議会で議決をいただきました職員の給与に関する条例等の改正に伴う人件費の見直しを今回行っておりますので、各款項の人件費につきましては説明を省略させていただきます。
 1款1項議会費におきまして44万 8,000円の減額でございます。人件費のみでございます。
2款総務費1項総務管理費におきましては、合わせて 2,536万 5,000円減額し、補正後の予算額を9億 8,559万円とするものでございます。
 2目文書広報費におきまして68万 1,000円増額させていただいております。通信運搬費で文書郵送料が不足するための計上でございます。
 それから、5目財産管理費におきましては 607万 4,000円の減額となるものでございます。まず、食糧費と光熱水費それぞれ減額させていただいておりますけれども、食糧費につきましては自動給茶機、庁舎に備えつけております自動給茶機のお茶代の減でございます。それから光熱水費につきましては庁舎の電気、それから上下水道料でございます。これまでの実績によりましてそれぞれ減額をさせていただくものでございます。
 次に、役務費の手数料につきましては土地の交換に伴う鑑定評価、それから登記の手数料 108万 2,000円と、自動車損害保険料不足分 3,000円を計上させていただきました。
 工事請負費におきましては公共施設用地取付道路整備工事ということで、警察施設の設置に当たります進入路の整備工事でございます。それから公共施設用地配管取り出し工事におきましては同じく警察施設用地に設置に伴う上下水道、ガス管の取り出し工事を行うものでございます。
 次の、公有財産購入費におきましては土地交換に伴う登録免許税を計上したものでございます。また 264万 4,000円の備品購入費を計上させていただいておりますが、今回供用して使用しております車の買いかえを行うために小型貨物と軽貨物それぞれ1台分ずつを更新させていただくものでございます。
 公課費におきましては自動車重量税の不足分を計上いたしました。
 6目企画費におきまして消耗品、それから印刷製本費それぞれ計上してございますが、消耗品におきましてはバスの停留所の時刻表のカバーシール、印刷製本費におきましてはバス時刻表ほかの印刷代でございます。
委託料につきましてもバス関係のものでございます。
 情報化推進費におきまして38万 1,000円の減額をお願いいたしますが、債務負担行為の廃止と同じ理由によるものでございます。
 それから、諸費におきまして報償金、それから費用弁償をそれぞれ計上させていただきましたが、男女共同参画推進本部開催回数の増によるものでございます。
 それから、消耗品におきましては自衛官募集事務委託金を受けての増額でございます。
2項徴税費におきまして 220万円、3項戸籍住民基本台帳費におきまして 100万円それぞれ人件費の減額でございます。
 5項統計調査費におきましては1万 6,000円の増額補正を行いますが、交付金の決定を受けて各節の調整を行うものでございます。
 3款民生費1項社会福祉費におきましては2億 263万 4,000円増額させていただきます。社会福祉総務費におきましては手数料で(仮称)総合支援センターの新築工事に伴う確認申請手数料、それから委託料、工事請負費につきましては計上した全額は繰り越しとなります。
 それから、障害者福祉費におきまして委託料につきましては支払い件数がふえたことによる更生医療審査支払事務の委託料の増額。
 扶助費につきましては記載のとおりでございます。
 2項児童福祉費におきまして 1,557万 4,000円増額させていただきます。大きなものが臨時保育士等の賃金が増額となっております。
 それから、消耗品につきましては成田保育所増築による食器類等の購入を予定しております。それから修繕料につきましては東向陽台保育所の油の分離槽の修繕ほかを上げてございます。
 火災保険料につきましては成田保育所の増築分の計上でございます。
 償還金におきましては、平成14年度の国庫負担金の返還金となっております。
 それから、3項老人福祉費におきまして 181万円増額させていただいております。老人福祉費の償還金につきましても、平成14年度精算による返還金でございます。
 また、介護保険特別会計の繰出金事務費分45万円を計上してございます。
 福祉健康センター費におきます光熱水費は上下水道料の不足の見込み分を計上してございます。
 4款衛生費1項保健衛生費におきまして、合わせて1万 1,000円の減となっております。 予防費におきます償還金は、平成14年度の国、県の補助金の返還分でございます。
 また、狂犬病予防費におきます委託料につきましては、注射済みの交付手数料等、町内の獣医師のところで受けるケースが多くなったため増額するものでございます。
 2項清掃費におきましては 694万 7,000円の減でございます。消耗品、それから燃料費につきましては薬剤の使用料の調整による減、また焼却の温度安定による重油使用料の減による減額補正でございます。
 6款農林水産業費1項農業費におきましては 1,021万 6,000円の増額を行うものでございます。
 農業振興費における補助金で 1,111万 6,000円増額させていただいております。内容については記載のとおりでございます。
 2項林業費につきましては財源更正を行うものでございます。
 それから、7款1項商工費、8款1項土木管理費におきましてはいずれも人件費の減額でございます。
2項道路橋梁費におきまして 4,409万 8,000円の減額を行います。道路橋梁総務費におきます委託料につきまして 350万円減額でございますが、入札の執行残によるものを減額いたします。
 2目道路維持費におきましても需用費につきましては修繕料を増額補正させていただいております。成田のモニュメント時計の修繕を予定しております。
 工事請負費につきましては入札執行残の減額でございます。
 原材料費増額させていただいておりますが、舗装・補修用の原材料費でございます。
 道路改良費におきます 3,300万円の減額でございますが、そのうち執行残が 3,462万 9,000円減額いたします。それで新たに記載の工事費を計上いたしたものでございます。
 3項河川費におきまして 4,500万円の減額、これにつきましても入札執行残を減額するものでございます。
 4項都市計画費におきましては 1,356万 1,000円の減額でございます。
 公園費の修繕料で成田のせせらぎ水路ろ過ポンプの修繕費を計上いたしました。
 委託料につきましては都市公園及び大亀山森林公園の除草の請け残の減額でございます。
 それから、公共下水道費におきまして下水道特別会計への繰出金29万 1,000円を増額してございます。
 街路費における 190万円につきましても入札差金の減額でございます。
 9款1項消防費におきまして 196万 8,000円の減額補正をお願いしてございます。
 土地購入費及び補償金につきまして常春団地の避難通路整備事業の執行残をそれぞれ減額するものでございます。
 10款教育費1項教育総務費におきまして66万 6,000円の減額、これにつきましては人件費でございます。
 2項小学校費におきまして 662万 6,000円の増額をお願いいたします。教育振興費 126万 5,000円につきましては、要保護・準要保護児童の援助費でございます。受給者の増による増額でございます。
 学校管理費におきましては、工事請負費におきまして新たに 301万 9,000円、記載の3件の工事を行うものでございます。
 備品購入費につきましては学級増に伴う備品の購入。
 また、賠償金5万 4,000円計上してございますが、議案第11号に提案しております賠償金の計上でございます。
 次に、3項中学校費におきまして3億 1,102万 2,000円の増額補正を行うものでございます。学校建設費におきまして、手数料については成田中学校の屋体建設の確認手数料でございます。
 委託料、工事請負費につきましてはそれぞれ全額繰り越しとなるものでございます。
 学校管理費におきまして 183万 2,000円の工事費増額を行いますが、そのうち執行残分といたしまして 128万 4,000円を減額いたし、次の2件を新たに計上したものでございます。
 備品購入費におきましても東向陽台中学校の学級増に伴う備品の購入でございます。
 4項幼稚園費におきましては 172万 5,000円の増額を行うものでございます。
 臨時職員預かり保育等のパート職員の賃金の増額でございます。
 また、補助金におきましては幼稚園就園奨励費の補助金でございます。
 5項社会教育費において 114万 8,000円減額を行います。そのうち社会教育総務費の補助金につきましてはとみやマーチングエコーズが全国大会に出場が決定いたしましたので 100万円の補助金を計上したものでございます。
 公民館費におきます燃料費で暖房用の灯油代が不足する見込みで13万円計上してございます。
 また、委託料の樹木剪定業務につきましては中央公民館の北側のり面の剪定業務でございます。
 6項保健体育費におきまして 107万 1,000円を減額するものでございます。
 総合運動公園費の役務費、手数料につきましては暖房施設のばい煙測定の手数料でございます。
 また、給食センター管理費におきます消耗品、備品購入費におきましては学級増に伴うそれぞれ購入の増額をさせていただいたものでございます。
 以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番安住 稔幸君。

9番 (安住 稔幸君) 何点かお聞きしたいと思います。
 26ページ、民生費、児童福祉費、保育所費の中の賃金 1,828万 8,000円ということでありますが、臨時保育士ということでありますが、人数は何人になるんでしょうか。

保健福祉課長 (千葉 美智子君) 50人でございます。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番 (安住 稔幸君) 続きまして、30ページ、小学校費の学校管理費、たしかこれの18節備品購入費 278万 3,000円、これについてちょっと詳しいお話がなかったと思いますので、内容をお知らせください。
 それに、同じく32ページ、保健体育費の給食センター管理費の、やはりこれも備品購入費、済みません、再度これ、お願い申し上げます。以上です。お願いいたします。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長 (内ケ崎 清子君) それでは、小学校費の備品購入費でございますが、成田東小学校が平成16年度2クラス増の予定になっております。それから東向陽台小学校と日吉台小学校の特殊学級ですが、肢体不自由の学級が新たに2クラス新設になる予定になっております。それらに伴う備品購入費でございます。
 次に、給食センター管理費の備品購入費でございますが、先ほどお話ししたように成田東小学校2クラス、それから東向陽台中学校も2クラス学級増が見込まれております。それらに伴う食缶、配膳台、運搬用コンテナ、廊下用の運搬車等々の備品購入費でございます。

議長(相澤 武雄君) 9番安住 稔幸君。

9番 (安住 稔幸君) わかりました。30ページの学校管理費の成田小学校の2クラス増、あとこれは特殊学級とかと言いましたけれども、何か成田の方でちょっとお聞きしますと、今度新設される予定の成田小学校でしょうか、(仮称)成田小学校のことについていろいろ地元の方からお聞きしているんですが、この増築というのはその辺どのような内容のものになっているんでしょうか。成田小学校の新築。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長 (内ケ崎 清子君) 成田小学校につきましては児童の急激な増加というようなことを踏まえまして、前回の9月補正のときに二つ目の小学校建設に向けての実施設計の額を補正をお願いいたしました。それで、二つ目の学校ができるということは学区の変更が伴うもので、教育委員会といたしましては学区の変更に伴うもろもろのことについて、地域において数回にわたって説明会を開催いたしました。そのときに、成田地区に小学校建設計画に向けて説明会を持ったんですが、通学区域、あるいは通学路や学校規模の問題、どうしても新設校ですと12クラススタートを、目標年次12クラスを見込んでというのが学校建設補助対象のベースでございますので、そういったことから現在の成田小学校がおよそ20クラス、新設される学校規模が12クラスというような学校規模の問題、また現在の厳しい財政状況の中で2校目の学校が必要なのかどうかと、いずれ団地なので学校はあいてくるんだろうというようなこともありました。そして、もっと慎重に検討すべきというような強い意見がありました。こうした状況から、町といたしましては説明会だけでなくて、さらにもっと多くの人たちからの意見を聞いてその方向性を見きわめたいというようなことで、 1,450世帯全戸配布による意見書をいただくようにお願いをいたしました。ところが、その結果、切手を張らずに出してもらうような形をとったわけなんですが、町の方に届いたのは51件というようなことで、とても少ないものだったんです。その中でも、先ほどお話ししたようにいろいろな問題点が指摘されまして、もっと慎重にというようなことが多くありました。
 そういうことから、事業の実施に当たってはもっと地域の人たちの参加と、それから意思決定の理解を得る必要があるというふうに判断いたしまして、新年度に向けて新たな検討委員会等の設置により、地域の人たちのより確かな理解と、それから総意により事業の方向性を見出したいというふうに考えております。以上です。

議長(相澤 武雄君) ほかに、12番佐藤 聖子君。

12番 (佐藤 聖子君) 25ページです。社会福祉費の障害者福祉費ですが、更生医療費が 214万 4,000円ふえております。申請者がふえたことによるということですが、この更生医療を受けている方は全体としてどれくらいになっているのか。また、その障害者手帳をお持ちの方、級によってわかるようにご説明お願いしたいと思います。
 26ページになりますが、臨時保育士ですが、先ほど50人ということでしたが、50人が一気にここで賃金として出るというのもよくわからないのですが、これ、どういう経過でこうなってきているのか、もう少し詳しくご説明をお願いしたいと思います。
 27ページです。衛生費のところのごみ処理費ですが、ここで合わせて 600万円減っています。これは先ほどの中で薬剤などを減らしたことだとかというのがあったんですが、こういうことでダイオキシンの発生が大丈夫なのかという心配があるわけですが、これについてもう少し詳しくご説明をいただければと思います。
 29ページです。都市計画費の中の公園費です。委託料で 1,200万円委託料が減っておりますが、これは何の部分が減になっているのか。どういうところで幾らぐらい見込んで減額したということでお願いをしたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 保健福祉課長。

保健福祉課長 (千葉 美智子君) 更生医療につきましては、心臓の手術とか、それから人工腎臓の透析とかという部分に係る分でございまして、等級についての詳しい資料は現在持ち合わせてございません。ただ、今回増額になりましたのは心臓の部分が今年度8名一挙にふえたことによる増額でございます。
 次に、保育士のところでございますが、当初臨時37人でスタートいたしました。児童に関しましても 260人でスタートしたのが途中からふえてきたというところで臨時の方が50人にふえたという状況でございます。

議長(相澤 武雄君) 生活環境課長。

生活環境課長 (佐藤 信夫君) まず、ごみ処理費の消耗品でございますけれども、ここで 
 600万円ほど減額しておりますけれども、ご質問は薬剤を減らしても大丈夫なのかというようなご質問だったんですが、平成11年、それから平成12年度で高度排ガス処理のダイオキシン対策もしたわけですけれども、その保証期間が平成14年度までということになっておりました。その後、平成15年度におきまして保証期間も過ぎたということから、ダイオキシン対策用の薬剤噴霧量の80%まで、2割減でも許容限度だというようなところで10%強減らしたということで、その許容範囲の中にありますから大丈夫だということになっております。以上です。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長 (梅津 慶一君)  都市計画費の公園費の委託料の件ですが、これは大亀山森林公園で 100万円、それからその他の一般都市公園で 1,100万円の減となっております。

議長(相澤 武雄君) ほかに、11番菅原 傳君。

11番 (菅原 傳君) 3ページなんですが、町民税の収入が減になっておりまして 2,200万円ほど出ておりますが、これは最近経済情勢も厳しいからいろいろあると思いますけれども、昨年の同期と比べてどうなのか。ちょっと資料を見ればよかったんですけれども、見ておりませんので、昨年度同期と比べてどうなのかを説明願いたいと思います。
 それから6ページの土木工事費でありますけれども、8土木費 6,200万円の減になっております。いろいろ下の方に書いてありますけれども、ちょっとこれは額としては多過ぎるのではないかなという感じがあるんですが、どういうふうに、こうふうに減になったのか、この点について説明願いたい。
 それから9ページのところ、ずっと下の方までいくんですけれども、期間でありますが、上の方は平成15年度、平成16年度ずっとありますけれども、下の方にいくと平成15年度から平成20年度、あるいは平成17年度、さらに次のページにいくと平成18年度というのがやたらに多くなってくるわけですが、こういうふうに期間が長くなったり短くなったりしているというのは記載の額の規模によってこうなるのか、あるいは返済条件が相手側の条件によってこういうふうに長くなったり短くなったりするのか。この辺のシステムがちょっとわかりませんので、説明を願いたいと思います。
 それから最後ですが、30ページにちょっとこれ、私もよくわからないので質問したいと思うんですけれども、学校管理費のところです。富ケ丘小学校コウモリ除去対策工事となっていますけれども、ちょっとこの中身がはっきりしないんですが、これは、富ケ丘小学校だけコウモリ来ているのか。そのほかにも波及していく可能性があるのかどうかちょっとゆゆしい問題でありますので、ちょっとこの、ことし特に来たのか、今までずっとコウモリが来ていたのか、その辺も含めて、この対策どうなっているのかお伺いしたいと思います。以上です。

議長(相澤 武雄君) 税務課長。

税務課長 (渡辺 成一君) 前年同期、昨年の10月31日現在での比較でございますが、調定額の中で 1,900万円ほど減となってございます。ただ、こちらは修正の申告とか、あとその後退職の課税関係がございますので、まだ流動的な要素はございます。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長 (梅津 慶一君) 土木費の約 6,200万円の減の件ですが、これは先ほども説明されたようですが、ほとんどは執行残での積み上げの結果でございます。

議長(相澤 武雄君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 債務負担行為の期間でございますけれども、それぞれの項目につきまして契約期間が異なっております。例えばパソコンの賃借使用ですと5年間というような期間を設定しておりますし、次のバスの運行業務ですと2カ年、あと先ほど申し上げました保安管理の部分ですと3年というふうにそれぞれ期間が異なるものでございます。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長 (内ケ崎 清子君) 富ケ丘小学校のコウモリの除去対策工事なんですが、数年前からコウモリはいたようでございます。特に体育館の方がひどくてちょっとしたすき間からコウモリが中に侵入してということで、学校開放で夜間利用する人たちにとても何か気持ちが悪いというようなことを言われまして、さらにこれを除去するための工事でございますが、消毒をいたしまして中の死骸や何かをきれいに清掃して、あとは入らないようにシール処理をするというようなものでございます。

議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。

12番 (佐藤 聖子君) 清掃費のところですが、これで大丈夫だということでしたが、そのダイオキシンの監視といいますか、それはどういうことで定期的にやられているんだったと思うんですが、そのダイオキシンを抑制するためのさまざまな方法があって、それをどうやって測定をしているのか、期間だとかそれについての数値で大丈夫だということがわかっているということだと思うので、その数値についてお示しをいただきたいと思います。
 29ページの公園費のところですが、大亀山が 100万円でその他の都市公園で 1,000万円ということでしたが、その内容についてを伺いたいと思うわけですが、内容についてどういうことで減ったのかを聞かせてください。

議長(相澤 武雄君) 生活環境課長。

生活環境課長 (佐藤 信夫君) ダイオキシン測定は年1回ということで実施してございまして、昨年は12月に実施したかと思ったんですが、その数字は 0.012ナノグラムになってございました。基準値が5ナノグラムですので、はるかに下回っているというような状況になっております。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長 (梅津 慶一君) これは除草関係ですね、それから剪定、そういうものの執行の残額分でございます。

議長(相澤 武雄君) ほかに、10番伊豆田 待子君。

10番 (伊豆田 待子君) 先ほど教育総務課長がおっしゃいました(仮称)成田小学校の意見書の件についてなんですが、これからこの51戸ですか、全戸配布して51戸しか戻ってこなかったと。その内容については私は知らないわけです。今後、これからまたそういうものを審議会等をつくって調査して結論を出していくという話をされたと思いますが、この件につきまして議会の方にやはりどういう意見書がいっているのか、休憩中でいいですので、内容をコピーしたものをいただけるのかどうかお聞きします。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長 (内ケ崎 清子君) 見ていただく分についてはいいと思いますが、コピーしてということはできません。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番 (永野 久子君) 30ページの学校管理費、備品購入費ですが、先ほどのご説明で庁用器具費等の 278万 3,000円の中に、平成16年成田東小学校が2学級ふえるということを見込んでの対応だということがご説明されました。また、それに関連して安住議員から質問がありましたのに対して、この規模等の問題があって検討委員会を設置して事務の方向性を見出したいというご答弁がありましたけれども、これは現在の成田東小学校の、これでいけば2学級ふえるわけですが、来年。ピークというものと、それからピーク時がいつなのか、何学級になるのかということをもう一度改めて伺いたいのが1点です。
 それから、この検討委員会というのはどういうメンバーが何を検討するのか。その中にはこの小学校をもう1校建てること自体の凍結見直しということも含まれているのかを伺います。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長 (内ケ崎 清子君) ピーク時なんですが、平成18年30学級というふうに見込んでおります。
 それから、検討委員会なんですが、実際町としては相当窮屈な状況になるので、ぜひ2校目の学校建設というような意向で、その方向性で、もちろん実施設計の予算計上もさせていただきましたし、その建設に向けてということで進めてまいりたいというふうに思いましたけれども、何せ今まで一つの学校だったものが二つに分かれるということで、そうすると学区がこのようになりますよというようなことも含めて説明をもちろんしたんですが、その学区に対しての反対意見がすごく強かったんですね。それから、先ほどお話ししましたように学校規模に対する片一方が大きくて片一方が小さいということに対する納得がいかないというようなこと、それからこういった財政的な状況の中で推計をしているんですが、その推計が果たして正しいのか、それから本当にそれくらいふえるのか。やがてはあくんではないか、そうしたときに我慢できるんだったらもっと我慢をしてというような意見とか、結構そういう意見が多くありました。
 それで、説明会5回ほど学校でもやりましたし、昼も夜も日曜日もというような形で、できるだけ多くの人に説明を聞いてもらいたいというふうに努力したんですが、説明会には延べ 250数名ぐらいおいでいただきました。それで、そこで多く出された意見というのがそういうような意見が多かった。ぜひとも学校を早く建ててほしいというような意見というか、そういう声がほとんど聞かれなかったというような状況でありました。そういうことなので、確かに今学校の状況を見ますと 740名の児童が今いるわけなんですが、ただ父兄の方々はその学校が窮屈だというふうに今は感じてないようなんです。特別の学校で児童が多いことに対する何かの問題というものも特に感じていなくて、何で二つにしなければならないのというような、でも 1,000人規模になるとこういう問題も、いろいろな問題が考えられるんですということを言ってもそれをやっぱり今のところは肌で感じていないからか、受けとめ方が違ったなというふうに思っていました。というようなことで、来年4月になりますと、またさらに 100名近くふえるというような状況が見込まれておりますので、そういった状況になってくると少しずつ保護者の人たちもいろいろな問題も肌で感じてくるようになるのかなというふうに受けとめております。
 それで、検討委員会なんですが、これはあくまでもまだ仮定のものですけれども、このことについては町内会長さん、あるいはPTA会長さん、それから学校、どういうような形でそういうような人たちのご協力をいただきながら、地域の人たちに本当に我慢できるのか、増築して我慢できるのか、それとも二つ目の学校がやはり必要なのかというようなところを、やっぱり地域の人たちの理解と、それから総意といいますか、そういった形で事業を進めていきたいというふうに考えております。

議長(相澤 武雄君) 17番永野 久子君。

17番 (永野 久子君)  この平成18年に30学級ということになりますと、かなり大きな規模だというのはわかります。ただ、一方で住民の皆さんが学区の問題とか、それから学校の規模というのもやはりそれは大事な要素だと思うので、その意見をよく見定めるということが今の時点では大事だと思うんですが、もう一度念を押して伺いたいんですけれども、この検討委員会の結論次第ではこの学校自体を建てるということについて凍結、建てないという選択肢もあるのかどうかということを一つまず伺います。
 それから、それだけ住民の声がさまざまにあるということと、それからむしろ建てるということより今のままでという声が強いのが現時点であるならば、それだけに検討委員会のメンバーというのはPTA会長、学校長に限らず、一般の参加したい人が参加できるようなメンバーの選び方ということも重要になってくるのではないかなと思うんですが、これは補正予算に関連してのここまで話が進んでいるんですけれども、大変大事な問題なので、ぜひそこのところを伺いたいと思います。
 それから三つ目、最後ですけれども、教育委員会としてはこの平成18年30学級というあり方について教育的な観点からどのように考えておられるのかを伺います。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長 (内ケ崎 清子君)  地域の人たちの声を大事にしたいというようなことでの、今回凍結といいますか、その方向性を地域の人たちの意見を重視しながらというふうに思っております。それで、地域の人たちが我慢しましょうというような、それが大方の意見であればそれもないこともないというふうに思っております。それは当然町としてできることというのは、増築なり何なりということで対応はしていかなくてはならないと思いますが、ただやっぱり教室は何とかそのように増築なりすることはできても、プールの大きさとか体育館の大きさ、あるいは校庭の広さというものについては、やはり限界がありますし、それはちょっとできないというようなことなどから、やっぱり相当窮屈な学校生活ということは否めないと思います。
 そうしたことで、今少人数学級とか総合学習とか、一人を大事にする教育とかもろもろそういう取り組みがなされている教育現場で、決して30クラス、あるいは 1,000人を超えるような学校運営というのは大変難しいものがあると思っております。そうしたことから、やはり二つ目の学校ということを考えていかなければならないというような視点でご提案をさせていただいたところでございました。 (「検討委員会のメンバー」の声あり) 
 検討委員会のメンバーはむしろ町側で決めるというんではなくて、やっぱり地域の人たちの意見を大事にするということから、地域の代表的な町内会長さんなりと相談しながら地域でそれをやってもらったらいいのかなというふうに、まだ具体には決めておりません。

議長(相澤 武雄君) ほかに、10番伊豆田 待子君。

10番 (伊豆田 待子君) 今の(仮称)成田小学校に関連、その続きなんですが、今の課長さんの話ですと、地域住民は新築は余り望まない、けれども、プール等窮屈なことを考えれば新築ということも進めていきたいという話で検討委員会を設けるという話でしたが、増築にせよ新設にせよ、町民の一時のそういう感情で町自体が道を誤らないように説明の方も丁寧にしてほしいかと思うんですが、それと同時に、今まで私この庁舎を建てるとき 100人委員会というものをつくって、それからプロポーザル方式を始めたんではないかと思うんですが、この庁舎のことはわかりましたけれども、成田公民館とか、それから今まで30人委員会、それから33人委員会とかありましたが、そういう委員会をつくったときは何か結果が出てから議会に知らされたと。経過というのは今まで余り知らされた記憶がないんです。それで、ぜひ今回、小学校ということで富谷町の小学校ですので、やはりこの経過、検討委員会はどういうふうにいつから始まるのか等、またどういう方たちが入った、そういうものをやはり中途経過ですか、そういうのをぜひ議会の方にも知らせて進めていっていただきたいと思いますが、その点いかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長 (内ケ崎 清子君) この検討委員会については、先ほど永野議員にお話ししたとおりでございます。これから地域の人たちと相談をしながら、地域主導でといいますか、そういう考えでおります。

議長(相澤 武雄君) 10番伊豆田 待子君。

10番 (伊豆田 待子君) 今の課長さんの話ですと、地域主導、もちろんそれは地域主導で地域の方たちの意見を取り入れて、その中で決めていくべき、それは基本だと思います。予算というものがかかわってきますので、やはり議会の方にも並行で進んで報告というか、結果報告でもいいし、途中、やはり途中の報告、今までは結果だけだったんですね。こうなりましたという報告だけが議会に知らされていましたので、もちろん地域主導で行っていただいて結構です、それは。地域の方たちが利用するものですから。しかし、予算は町の予算ですので、やはりその検討委員会の結果はこういうふうになりましたと、そういう中途報告というものを議会の方に、代表議長でも結構ですし、ぜひ報告の方をお願いしたいと思いますが、その点についていかがでしょうか。

議長(相澤 武雄君) 教育総務課長。

教育総務課長 (内ケ崎 清子君) 予算は当然議会にお示しして議決をちょうだいするものですから、予算のときにもきちんと説明をいたしますし、途中の経過も折があればご報告をさせていただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 12番佐藤 聖子君。

12番 (佐藤 聖子君) 公園費のところですが、除草、剪定の執行残によるものであるというお話でしたが、除草の回数が減ったのか、剪定をしなかったのか、何による執行残で、%でいくと15.7%にもなるわけです、そこの部分で言うと。ですから、ここが何によってそういうことが生まれたのかについてもう少し丁寧にお答えいただきたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 都市整備課長。

都市整備課長 (梅津 慶一君) 除草とか剪定、それはすべてやっております。その際、やっていただくに先立って発注するわけですけれども、その発注の時点での執行額が予定よりも少なかったためにすべてにおいて執行残が出て、その合計がそれくらいになったということです。

議長(相澤 武雄君) ほかに。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号平成15年度富谷町一般会計補正予算(第4号)について採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号平成15年度富谷町一般会計補正予算(第4号)については原案のとおり可決されました。
 この際、4時10分まで休憩いたします。
午後4時02分休憩

午後4時10分再開

議長(相澤 武雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第6 議案第5号 平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第6、議案第5号平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) それでは、44ページをお願いいたします。
 議案第5号平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。
 第1条、歳入歳出予算の補正でございますけれども、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,922万 6,000円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ15億 7,423万円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 50ページお願いいたします。
 初めに、歳入ですけれども、5款1項1目 1,922万 6,000円を増額いたしまして 1,922万 7,000円とするものでございます。平成14年度の歳入歳出差し引き額を増額をするものでございます。
 次のページ、歳出ですけれども、歳入で増額いたしましてその分を一般会計に同額繰り出しをするものでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算 (第2号) について採決をいたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号平成15年度富谷町老人保健特別会計補正予算 (第2号) については原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第6号 平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算 (第2号) 

議長(相澤 武雄君) 日程第7、議案第6号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算 (第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 52ページをお願いいたします。
議案第6号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算 (第2号)についてご説明申し上げます。
 第1条、歳入歳出予算の補正、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 9,554万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ20億 5,240万 2,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 58ページお願いいたします。
初めに、歳入です。
 4款1項療養給付費等交付金 6,226万 7,000円を増額いたしまして、4億 2,611万 3,000円とするものでございます。
 1節療養給付費等交付金、これにつきましては退職者医療交付金の療養給付費等の額の変更決定通知に伴う増でございます。
 2節の過年度分につきましては、平成14年度分の確定によりまして不足分の追加交付がありましたので、増額をするものでございます。
 8款2項基金繰入金 789万 9,000円を増額いたしまして 6,117万 9,000円とするものでございます。財源調整により増額するものでございまして、これによりまして基金残高1億4,021万 5,000円となります。
 9款1項繰越金 2,537万 4,000円を増額いたしまして 3,037万 5,000円とするものでございます。平成14年度の歳入歳出差し引き額より基金繰入額を除いた分をここで計上するものでございます。
 次のページお願いいたします。
 歳出ですけれども、2款1項療養諸費 7,834万 2,000円を増額いたしまして11億 6,158万 9,000円とするものでございます。一般、退職それぞれ金額を補正いたします。2月の診療分までを見込んで計上いたしております。これにつきましては、被保険者の増、それから受診件数の増、そういったことによりまして増額いたしております。また、退職につきましては1人当たりにつきましても増加の傾向にあるという状況になっております。
2款2項高額療養費 1,656万 8,000円を増額いたしまして1億 4,021万 9,000円とするものでございます。これにつきましては、3月支払い分までを見込んで計上しておりまして、1月当たりの平均支払い件数、それから支払額も大幅に伸びている状況でありますので、増額するものでございます。
 2款3項葬祭費63万円を増額いたしまして 756万円とするものでございます。63万円につきましては9人分で合計 108人分を計上いたしております。12月15日現在、78名の方に支払いをいたしております。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算 (第2号) について採決をいたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号平成15年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算 (第2号)については原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第7号 平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算 (第1号)

議長(相澤 武雄君) 日程第8、議案第7号平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算 (第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長 (相澤 正幸君) それでは、議案第7号平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算 (第1号)についてご説明いたします。
 第1条の歳入歳出予算の補正ですが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ 390万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ7億 5,907万 5,000円とするものでございます。
 2項の補正後の歳入歳出予算の明細については後ほど事項別明細書でご説明いたします。
 第2条の債務負担行為ですが、第2表によりご説明いたしますので、63ページをお願いいたします。
 汚水中継ポンプ場5カ所の自家用電気工作物の保安管理業務でございまして、期間を平成15年度から平成18年度までとし、限度額を 363万 1,000円とするものでございます。
 次に、66ページをお願いします。
 歳入ですが、3款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金を29万 1,000円増額し3億 5,286万 5,000円とするもので、歳入不足分を繰り入れするものでございます。
 4款繰越金1項繰越金1目繰越金を 360万 9,000円増額し 410万 9,000円とするもので、平成14年度の繰越金でございます。
 次に、67ページの歳出ですが、1款下水道事業費1項下水道管理費1目下水道総務費に342万 3,000円を増額し 6,251万 1,000円とするものですが、27節公課費で本年9月に行いました平成14年度の消費税の確定申告で国税分が 400万円を超えたことによりまして、平成15年度の中間申告と納付が年3回必要となったために2回分の 342万 3,000円を増額するものでございます。
 2目下水道維持費に47万 7,000円を増額し 5,989万 5,000円とするものですが、11節需用費の光熱水費は水道料、電気料に不足が見込まれることから増額するものでございます。
 16節原材料費は富ケ丘地区歩道改良工事箇所の下水道の人工ぶたが非防水ぶたで、また磨耗していることから、防水ぶた交換にするため増額するものでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ありませんか。
(「なし」の声あり)

 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算 (第1号)について採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号平成15年度富谷町下水道事業特別会計補正予算 (第1号)については原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第8号 平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算 (第1号) 

議長(相澤 武雄君) 日程第9、議案第8号平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算 (第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 70ページをお願いいたします。
 議案第8号平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算 (第1号)。
 第1条、歳入歳出予算の補正、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 844万 3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億 110万 5,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条、債務負担行為、これにつきましては第2表の債務負担行為補正によりご説明申し上げます。
 73ページをお願いいたします。
 第2表債務負担行為補正、これらにつきましては今年度中に準備行為が必要なため債務負担行為を設定するもので、期間、限度額につきましては記載のとおりでございます。
 76ページをお願いいたします。
 初めに、歳入で、7款1項他会計繰入金45万円を増額いたしまして1億 2,437万 4,000円とするものでございます。歳出の方と関連ですけれども、事務費繰入金でありまして、訪問調査に要する賃金を増額する分をここで補正増額となります。
 7款2項基金繰入金 100万円を増額いたしまして 100万円とするものでございます。財源調整のためにするものでございます。これによりまして、基金の残高が 610万 5,000円となります。
 8款1項繰越金 699万 3,000円を増額いたしまして 699万 4,000円とするものでございます。平成14年度の繰越金を計上したものでございます。
 次のページお願いいたします。
 歳出です。
 1款3項介護認定審査会費45万円を増額いたしまして 967万 4,000円とするものでございます。認定調査に要する訪問調査看護師の賃金でございます。
 2款1項介護サービス等諸費25万円を減額いたしまして7億 4,228万円と、それから2款2項その他諸費につきましては11万円を増額いたしまして 142万 2,000円と、2款3項高額介護サービス等費につきましては14万円を増額いたしまして 367万円とするものでございます。これら保険給付費についてですけれども、3月から9月分までの7カ月分の実績によりまして居宅サービス関係が伸びておりますので、保険給付費総額はそのままといたしまして保険給付費内で調整をするものでございます。
 6款1項償還金及び還付加算金49万 6,000円を増額いたしまして 978万 5,000円とするものでございます。平成14年度事務費交付金の返還が生じましたので、増額補正をするものでございます。
 6款2項繰出金 749万 7,000円を増額いたしまして同額とするものでございます。一般会計繰り出しをするものでございますけれども、平成14年度におきまして保険給付費の支払いに対して介護給付費繰入金12.5%の町負担とは別に一般会計より繰り入れをいたしておりましたので、その分を繰り出しをするものでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ありませんか。12番佐藤 聖子君。

12番 (佐藤 聖子君) 介護サービス等諸費ですが、2款保険給付費のところで減っているところ、施設介護サービス費が減って居宅のところがふえているわけですが、ここについての少し詳しい説明をお願いしたいと思いますし、認定者が今現在どうなっているのか。それで、施設を利用されている方はどうなのか、杜の風では待機者が何人いるかということがあるかと思うんですが、杜の風の入所、町の方がどれくらいいらっしゃるのかについて伺いたいと思います。

議長(相澤 武雄君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) まず、居宅介護サービスのふえている状況なんですけれども、今確実にわかっている分につきましては7カ月分を支払いをしております。それぞれ居宅サービス関係につきまして14点ほどあるんですけれども、大きく伸びているところが福祉用具貸与というところが多く伸びております。計画に対して現在の7カ月分でどのくらい推移したかということを見てみますと、福祉用具貸与では81%という状況です。それから訪問看護につきましては見込みに対しまして89.6%、それから福祉用具購入費、それにつきましては見込みに対しましてもう73.6%、それから住宅改修費につきましては60.6%というふうに消化率といいますか、達成率といいますか、そういったものが大変高くなっておりますので、そういった一つ一つの要因で居宅の介護サービスが増加の傾向になっているというふうに思っております。
 それから、施設の方なんですけれども、これにつきましては、施設は限られているところですので余り大きくは伸びておりませんので、全体の中での調整が可能であったということです。
 あと、待機者なんですけれども、杜の風では 528人が申し込みをしておりまして、そのうち富谷分については95人というふうな状況になっております。
 それから、現在の施設の利用の状況なんですけれども、杜の風には、これは9月分の時点のことなんですが、杜の風には31名の方が入所しているという、9月の時点ではそうなっております。
 それから、認定者についてですけれども、認定者については年度末におきまして 449名の方が認定されておりました。ところが、現在、こちらについては11月分まで把握しているんですけれども、11月分につきましては510人の方の認定者という数字になっております。

議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算 (第1号) を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成15年度富谷町介護保険特別会計補正予算 (第1号)は原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第9号 平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)

議長(相澤 武雄君) 日程第10、議案第9号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉課長。

保健福祉課長 (千葉 美智子君) それでは、80ページをお願いいたします。
 議案第9号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明をいたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ55万 7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 5,503万 4,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 詳細につきまして86ページをお願いいたします。
 まず、歳入でございます。
 3款繰越金1項繰越金1目繰越金55万 7,000円を増額補正いたしまして補正後の総額を66万 3,000円とするものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款総務費1項施設管理費1目一般管理費 4,494万 4,000円に55万 7,000円を増額補正いたしまして総額 4,550万 1,000円とするものでございます。内容でございますが、業務用の冷凍冷蔵庫が温度調節機能が修繕不能となりましたので、早急に買いかえをしたいものでございます。以上でございます。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算 (第2号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号平成15年度富谷町介護サービス事業特別会計補正予算 (第2号) は原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第10号 平成15年度富谷町水道事業会計補正予算 (第3号) 

議長(相澤 武雄君) 日程第11、議案第10号平成15年度富谷町水道事業会計補正予算 (第3号) を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長 (相澤 正幸君) 議案第10号平成15年度富谷町水道事業会計補正予算 (第3号)についてご説明いたします。
 第2条の収益的収入及び支出ですが、当初予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入の第1款水道事業収益に 1,221万 9,000円を追加し8億 7,515万 9,000円とし、支出の第1款水道事業費用に 874万 5,000円を追加し9億 1,193万円とするものでございます。
 89ページですが、第3条の議会の議決を経なければ流用することができない経費ですが、当初予算第7条に定めた経費の金額を改めるもので、1の職員給与費で既決予定額に17万4,000円を追加し 6,934万 8,000円とするものでございます。
 次に、91ページをお願いいたします。
 平成15年度富谷町水道事業会計補正予算説明書によりご説明いたします。
 収益的収入及び支出の収入ですが、1款1項営業収益で 104万円を追加し7億 5,418万9,000円とするものですが、2目その他営業収益の手数料で新規及び増設の設計審査、竣工検査の手数料でございまして、申し込み件数の増が見込まれるための増額でございます。
 2項営業外収益で 1,117万 9,000円を追加し1億 2,096万 9,000円とするもので、2目水道加入金で新規加入件数の増が見込まれることでの増額でございます。
 次に、支出ですが、1款1項営業費用は 874万 5,000円増額し8億 2,772万 7,000円とするもので、3目配水及び給水費の手当等は期末手当・勤勉手当等で減額となりますが、職員1名が町内から町外に独立居住することとなったため住居手当と通勤手当、寒冷地手当が追加されるため増額するものでございます。
 法定福利費は共済組合の負担金で増によるものでございます。
 修繕費は今まで館山排水場の機械室の屋根の防水修繕工事、それから県道仙台三本木線の道路改良に伴う空気弁及び制水弁ボックスのかさ上げ工事、それから二ノ関字袋地内での500ミリの配水管の漏水修理工事等大きな工事があり、さらに地震の影響もあると思われますが、配水管漏水で23件、給水管漏水で52件、その他8件の合計で82件の修繕工事をいたしております。11月末までで平成14年度より既に9件工事件数が多くなっており、今後も漏水事故が出てきますので、増額するものでございます。以上です。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。10番伊豆田 待子君。

10番 (伊豆田 待子君) 91ページの手数料と、それから水道加入金、これの見込みの件数と、それから場所、どこの地域に当たるのかをお願いします。

議長(相澤 武雄君) 上下水道課長。

上下水道課長 (相澤 正幸君) 手数料ですが、当初 430件を見込んでおりましたが、 530件ぐらいになるだろうということで見込んでおります。それから水道加入金については、全体で当初予算で 443件ほどを見ていたんですが、現在までで 386件の加入となっておりますので、今後も申し込みが多いものですから、それで見込んでおります。場所については町内給水区域全般でございます。

議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号平成15年度富谷町水道事業会計補正予算 (第3号) を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号平成15年度富谷町水道事業会計補正予算 (第3号)は原案のとおり可決されました。

日程第12 議案第11号 損害賠償額の決定について

議長(相澤 武雄君) 日程第12、議案第11号損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。教育総務課長。

教育総務課長 (内ケ崎 清子君) 議案第11号損害賠償額の決定についてご説明申し上げます。
 去る9月8日、町主催のマーチングフェスティバルのリハーサルにおいて、リハーサル終了後楽器搬出の際に起きた事故でございます。バスドラム担当の児童がボランティアで楽器の搬送に協力いただいておりました保護者に楽器を渡そうと車に近づいたときに、車道との約10センチほどの段差があるんですが、その段差を踏み外し転倒、その際に楽器が車両に当たり左後部ボディーに直径10センチ程度のくぼみができた。その損害賠償額の決定をするため議会の議決をお願いするものでございます。
 損害賠償額が5万 3,666円、損害賠償の相手方が富谷町日吉台二丁目29番地14、佐藤宏之以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号損害賠償額の決定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号損害賠償額の決定については原案のとおり可決されました。

日程第13 議案第12号 監査委員の選任につき同意を求めることについて

議長(相澤 武雄君) 日程第13、議案第12号監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長 (若生 照男君) 平成15年12月23日をもって長い間御苦労をおかけいたしました梅津監査委員からご勇退の申し入れがありましたんでして、新たに監査委員の同意をお願いするものであります。
 新たにお願いする方は阿部 功氏、住所が富谷町明石台二丁目15番地15、生年月日が記載のとおり昭和10年6月20日であります。
 経歴については別添ご配付の資料をご参照願いたいと思います。よろしくお願いいたします。

議長(相澤 武雄君) これから質疑に入ります。17番永野 久子君。

17番 (永野 久子君) まず、行政委員会の一つであります監査委員というその役目の意味合いですけれども、これは首長と距離を置いて政治的に中立・公正な立場の方でなければならないということになります。その点から見まして、この今提案されておられる方は政治的中立性というものが保証できるのかどうか、特定の候補者の選挙運動などにかかわったという事実はないのかどうか伺います。
 二つ目に、区長というのは体半分公務員と言ってもいい、公務員に準ずる立場にあるわけですが、町の職員に準ずるという立場の方に監査をさせるということは身内に監査をさせるというようなもので、この点では公正性について大いに疑問があるわけですが、町長のご見解はどうでしょうか伺います。
 また第3点目に、監査委員制度が数年前に改正されまして、単なる数字をいじったり、帳簿上の瑕疵がないかを見るだけではなくて行政全般について監査をするというように、行政全般が監査の対象となっております。そこから考えますと、経歴を見させていただく限り、行政に関しての一定の見識というものが果たして専門的な知識がおありなのかどうかがよくわからないんですが、監査という行政全般に対しての一定の見識というもの、あるいは専門的な知識というものはおありなのかどうかを伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長 (若生 照男君) 今、全体的に申し上げるとそれだけの心配されるような識見の持ち合わせている方、このように思ってご提案を申し上げているところであります。

議長(相澤 武雄君) ほかに、17番永野 久子君。

17番 (永野 久子君)  識見はおありだという町長のその根拠をまず伺います。例えばこの方がいろいろな会社でずっとお勤めされたということはわかりますけれども、この方がそういう専門の学校を出られたとか、あるいは資格をお持ちだとかいうことはあるのでしょうか。
 それから、1問目で伺いました最初の二つの問題、政治的中立性を保証できるのか、特定の候補者の選挙運動にかかわったという事実があるのかないのか伺います。
 それから、半ば公務員だという立場ですから、身内に監査をさせるということについて疑問があると思うわけですけれども、この点についてはどうお考えなのか。ご答弁がありませんのでもう一度伺います。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長 (若生 照男君) お願いするわけでありますから、それだけの識見、人間性があるとそういう方であるからご同意をお願いしているわけです。 (「聞いたことにお答えいただけないでしょうか」の声あり)

議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。18番佐川 幸三君。

18番 (佐川 幸三君) 今、永野議員が質問したことと同じことなんですけれども、1点についてだけ改めてわかりやすく回答を得たいために質問します。
 行政区長制度というふうになっていますけれども、行政区長は町の行政施策を住民の中に円滑に進めるという立場があると思うんです。書かれていますよね、そういうふうに。ですから、町の行政を是として進める側ということになると思うんです。その方が町政全般について監査して是か非かということが本当にできるんだろうかと、それこそ政治的中立で公正性が保証できるのかという疑問を持つわけですけれども、そういう意味で行政区長と監査委員という方を両方やるということに矛盾をお感じにならないのか、問題なしとするのかお尋ねします。

議長(相澤 武雄君) 若生町長。

町長 (若生 照男君) ですから、相当責任を持ってそういう心配はない、それぐらいやっぱり重要なものと思って監査の仕事、そういうものをもって私はやらさせていただく方と思ってご提案、ご同意を求めているのであります。

議長(相澤 武雄君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。 これから議案第12号監査委員の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入口を閉めます。
議場閉鎖

議長(相澤 武雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。
 会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に7番今村 寿君、8番細谷 禮二君、9番安住 稔幸君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
投票用紙配付
 念のため申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは否とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
投票箱点検

議長(相澤 武雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ順次投票願います。
局長点呼、投票

議長(相澤 武雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。
 7番今村 寿君、8番細谷 禮二君、9番安住 稔幸君、立ち会いをお願いいたします。
開票

議長(相澤 武雄君) 議員各位に申し上げます。本日の会議は議事の都合により時間を延長して行います。

議長(相澤 武雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数  19票
  有効投票  19票
  無効投票   0票
 有効投票のうち
  賛成  12票  反対   7票
 以上のとおり賛成が多数です。したがって、議案第12号監査委員の選任につき同意を求めることについては原案のとおり可決されました。
 議場の出入口を開きます。
議場開鎖

日程第14 委員会の閉会中の継続審査の件

議長(相澤 武雄君) 日程第14、委員会の閉会中の継続審査の件を議題といたします。
 各委員長から所管事務のうち、会議規則第75条の規定によって、お手元に配付のとおり継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相澤 武雄君) 異議なしと認めます。よって、委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
 平成15年第4回富谷町議会定例会は終始熱心な審議を得てすべての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成15年第4回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 御苦労さまでございました。
午後5時02分 閉会

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議会事務局 代表