富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成14年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月10日~6月13日)

更新日:2002年06月13日

平成14年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月10日~6月13日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

平成14年第2回定例会目次

目次
第1日目  6月10日(月曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問  1番 渡邊 俊一議員
1 地下鉄(新交通システム)延伸についてのこれまでの検討結果と取り組みについて伺う
 4番 尾形 昭夫議員
1 交番の新設と設置場所の見直しを
17番 永野 久子議員
1 集会所の維持管理に対する町の責任について
2 公立黒川病院の経営改善について
16番 佐藤 聖子議員
1 シルバー人材センターは早急に仕事を確保し活動開始を
2 あけの平、大清水団地周辺の環境整備は住民の要求をよく聞き改善を
 7番 菅原 傳議員
1 しんまち公園の整備計画を問う
2 校舎の外壁の改修について
 2番 今村 寿議員
1 成田、明石台地区及び東向陽台地区の生活基盤整備促進について具体的取り組みを問う
2 町民バスの活用状況と今後の対応を問う
第2日目  6月11日(火曜日)
一般質問 11番 小野 進議員
1 町道の改良などについて
18番 佐川 幸三議員
1 富ヶ丘地域の生活環境整備について
2 介護保険要介護認定者が税の障害者控除を受けられるように
 6番 伊豆田 待子議員
1 音楽療法の活用を
2 住民の健康検診に脳ドックを
 5番 安住 稔幸議員
1 富谷町新庁舎内の施設及び町民への提供と移転に伴う他施設について
2 町民の健康増進などへの取り組みについて
3 小中学校での教育の充実について
承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年富谷町一般会計補正予算(第8号))
承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))
承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))
承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))
承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)
議案第6号 平成14年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
第4日目  6月13日(木曜日)
議案第1号 富谷町役場の位置を定める条例の制定について
議案第2号 富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について
議案第3号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について
議案第4号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について
議案第5号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
議案第7号 平成14年度町道鷹乃杜12-1号線道路改良工事請負契約の締結について
議案第8号 平成14年度富谷町立富谷小学校プール改築工事請負契約の締結について
議案第9号 平成14年度物品(富谷町学校給食センター用食缶等)購入について
議案第10号 町の区域をあらたに画することについて
議案第11号 富谷町道路線の廃止について
議案第12号 富谷町路線の認定について
発議第5号 義務教育費国庫負担制度を改善するとともに、学校事務職員及び学校栄養職員の同制度の適用を堅持することを求める意見書
発議第6号 道路特定財源の堅持を求める意見書
発議第7号 富谷町介護保険条例の一部改正について
発議第4号 富谷町議会会議規則の一部改正について
議員派遣の件
富谷町農業委員会委員の推薦について
閉会中の各委員会調査について

平成14年第2回定例会議事録(第1号)

平成14年6月10日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 渡邊俊一君
  • 2番 今村寿君
  • 3番 細谷禮二君
  • 4番 尾形昭夫君
  • 5番 安住稔幸君
  • 6番 伊豆田待子君
  • 7番 菅原傳君
  • 8番 土樋輪康雄君
  • 9番 土井昭二君
  • 10番 川崎啓一君
  • 11番 小野進君
  • 12番 相澤武雄君
  • 13番 大木忠君
  • 14番 市川壽藏君
  • 15番 蜂谷武君
  • 16番 佐藤聖子君
  • 17番 永野久子君
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 浅野幹雄君
  • 20番 相沢忠男君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 助役 郷古一郎君
  • 収入役(会計課長事務取扱) 山路礼子君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 菊地喜一郎君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 佐々木国雄君
  • 教育総務課長 内ヶ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 磯部利彦    
  • 参事 小松繁夫
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第1号

平成14年6月10日(月曜日)午前10時00分開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 会期の決定
  • 第3 一般質問
議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 一般質問 1番 渡邊俊一議員
1 地下鉄(新交通システム)延伸についてのこれまでの検討結果と取り組みについて伺う
4番 尾形昭夫議員
1 交番の新設と設置場所の見直しを
17番 永野久子議員
1 集会所の維持管理に対する町の責任について
2 公立黒川病院の経営改善について
16番 佐藤聖子議員
1 シルバー人材センターは早急に仕事を確保し活動開始を
2 あけの平、大清水団地周辺の環境整備は住民の要求をよく聞き改善を
7番 菅原傳議員
1 しんまち公園の整備計画を問う
2 校舎の外壁の改修について
2番 今村寿議員
1 成田、明石台地区及び東向陽台地区の生活基盤整備促進について具体的取り組みを問う
2 町民バスの活用状況と今後の対応を問う

本日の会議に付した事件
議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(相沢 忠男君) おはようございます。
 平成14年第2回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びになりました。この定例会は、町長から平成14年度富谷町一般会計補正予算を初め事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますよう期待いたしますとともに、議会運営につきましてご協力をお願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成14年第2回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、提案理由を含め、町長よりあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生 照男君) おはようございます。
 本日、ここに平成14年第2回富谷町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお忙しいところご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 また日ごろ、議員各位のご精励に対し、心から敬意と感謝を申し上げるものであります。
 さて、今回提出議案をご審議いただくにあたりまして、当面の町政の動きと議案の説明を申し上げさせていただきます。
 初めに、去る5月31日をもって、平成13年度富谷町一般会計を初めとする各種会計が出納の閉鎖をされたところであります。一方、計画した各種事業は一部継続事業により次年度に繰り越すものもありましたが、総じて着実に進捗し、水道事業会計を除く会計は黒字決算が見込まれる状況にあります。
 しかし、前段述べましたように、各種事業は円滑に進捗され、住民の福祉の向上と町政の進展が図られたことは、議員各位を初め町民皆様方の町づくりに寄せられたご支援、ご指導のたまものであり、心から感謝を申し上げるものであります。
 さて、我が国経済は低調な個人消費や設備投資の大幅な減少が続いているなど、依然として厳しい状況にありますが、各種の政策効果に下支えされ、景気は下げどまり、おおむね横ばいで推移しているとされております。とりわけ雇用情勢が悪化してきているなど引き続き厳しい状況下にあります。
 そうした中、日本と韓国が共同開催するサッカーの第17回ワールドカップの開幕によって、国内はもとより、世界中が一つのスポーツイベントに老若男女の熱い声援が送られていることでもあり、とりわけ日本代表チームの勝利が期待されているところであります。
 次に、行政運営の主なものについて、ご報告申し上げます。
 まず、関係機関などへの要請、陳情でありますが、4月中旬に県内市町村長の会議がありまして、市町村側の要望の中に富谷に対する警察施設並びに警察員の増員、強化を申し上げ、5月9日には警察施設の設置について、大和警察署署長を経由して宮城県警察本部長に要望書を提出し、強く働きかけたところであります。
 また、町内交通の活性化を図り、交通不便地区の解消を目指し、4月1日から運行開始した町民バスも順調な利用者の伸びを示しているところですが、なお一層、利用しやすく工夫を図ってまいらねばならないとも考えておるところであります。
 次に、建設事業関係では、新庁舎建設工事、成田公民館建設工事、富谷小学校屋内運動場改築工事などの繰り越し工事も順調に進捗しているほか、町道三ノ関大崎線道路改良工事及び三ノ関会館新築工事が竣工となっております。
 さて、今定例会に提出しております案件につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 議案第1号は、役場庁舎の位置を「富谷町富谷字坂松田30番」と定めるものであります。
 議案第2号は、宮城県乳幼児及び心身障害者医療費補助金交付要綱の改正及び、子育て支援の一環として乳幼児助成対象年齢を拡大することに伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第3号は、宮城県母子・父子家庭医療費助成金交付要綱の改正に伴い、所要の改正を行うものです。
 議案第4号は、富谷町国民健康保険条例の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 議案第5号は、大清水地区の地区計画の決定に伴い、所要の改正を行うものです。
 議案第6号の平成14年度富谷町一般会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算に6億3,703万3,000円を追加し、総額を102億7,703万3,000円とするものであります。
 歳出の主なものは、教育費で成田東小学校校舎増築工事を、土木費では町道穀田線交差点拡幅工事費を計上したほか、公債費では町債の繰り上げ償還をしようとするものであります。これらの財源として、国庫支出金、町債のほか基金繰入金で措置するものであります。
 議案第7号及び第8号は、土木費工事費及び建築工事などの契約の締結であり、議案第9号は物品の購入の契約締結についてであります。これら去る5月27日、入札の結果、それぞれ落札業者が決定し、5月30日、仮契約を整えましたので、本契約を締結するため、議会の議決をお願いするものであります。
 議案第10号は、住居を合理的に表示するため、栃木沢地区の町の区域を新たに画するものであります。
 議案第11号は、上桜木土地区画整理事業区域内の道路施設の完成に伴い、路線の終点位置が変更になるため、一たん、当該路線を廃止するものであります。
 議案第12号は、上桜木土地区画整理事業区域内の道路施設の完成及び成田五丁目・成田七丁目地区宅地開発事業での道路施設の帰属に伴い、町民の利便性に供するため新たに認定するものであります。
 承認第1号から承認第4号までは、平成13年度富谷町一般会計、老人保健特別会計、国民健康保険特別会計及び介護保険特別会計の各補正予算について、議会の招集のいとまがなかったため、専決処分をいたしたもので、その承認をお願いするものであります。
 承認第5号は、地方税法の一部を改正する法律が、平成14年3月31日に公布されたことを受け専決処分をいたしたもので、その承認をお願いするものであります。
 以上、提出議案の概要をご説明申し上げましたが、ご審議の折りには、なお詳細にご説明を申し上げます。十分な審議を賜りまして、全案件ご可決くださいますよう、よろしくお願いいたします。

議長(相沢 忠男君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。これで諸報告を終わります。

議長(相沢 忠男君) これから本日の会議を開きます。本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
午前10時12分 開議

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相沢 忠男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、7番菅原 傳君、8番土樋輪康雄君、9番土井昭二君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(相沢 忠男君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から6月13日までの4日間といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月13日までの4日間に決定をいたしました。

日程第3 一般質問

議長(相沢 忠男君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) おはようございます。
 私からは1件3要旨について、質問させていただきます。
 近年の我が町における道路行政事業は、限りある予算執行の枠の中で、町民要望を完全に満たすまでにはいきませんが、順調に計画実行されてきていると思われます。
 三ノ関、大崎線を初め、一ノ関二ノ関線の歩道工事、一ノ関鎌田橋から西部までの一ノ宮線の歩道計画、それらは町内の道路整備の格差を縮小させたものと考えます。
 神代の昔から、道路、交通網の発達により、国、地域の発展が進み、さらに加速され、今日の日本経済が誕生したといっても過言ではありません。
 そこで、我が町の実態はどうでしょうか。東北の最大の中心都市仙台市に隣接し、住民の多数が生活圏を仙台市に依存しながら生計を立てております。そのような中で、我が町の住民にとって、通学、通勤の利便性が最も大事であります。
 私は、平成11年度6月議会において、地下鉄、新交通システム延伸について質問いたしました。そのとき町長の答弁では、地下鉄での資本投下では採算性において実現は無理であり、技術開発が進んできておる今日、資本投下の少ない新交通システムや路面電車的なもので研究をしていくと言われ、平成25年で泉中央より10キロの区間で800億円の投下をした場合、一日キロ当たり5,000人の利用者が必要であり、それでやや採算に乗ると言われておりました。
 しかし、私が考えるには、泉中央より泉ヶ丘、または、富谷町境までは仙台市の区間ととらえ、我が町を走る距離数は町長の考えておられる、ひより台団地までの区間であれば、約4ないし5キロの距離であります。新交通システム、路面電車的なものの導入と考えれば、キロ当たりおよそ40億円くらいの投下で、約5キロの区間を延伸整備するとした場合、200億円の投下となり、私の平成11年6月の一般質問の町長の答弁に置きかえるならば、資本投下は4分の1の200億円で、利用者数も一日キロ当たり1,250人で採算性がとれることになります。単純な計算だけで計画が順調に進むとは考えておりませんが、町民総意の待望論でもあり、我が町100年の大計の大事で重要な計画でありますから、仙台市の団体との協議会や民間、商工会、学識者などによる特別委員会などでの専門的な技術研究が必要ではないでしょうか。
 富谷町第4次実施計画書の中で、地下鉄延伸及び新交通システム導入の推進を仙台市と黒川4カ町村で協議を行っている緑未来産業くろかわ建設推進協議会を通し行うとうたっておりますが、これまでの協議検討結果と、これらの取り組みについて、次の3点にて質問をいたします。
 第1点目として、緑未来産業くろかわ建設推進協議会での検討調査はどのようになっておるか伺います。
 第2点目として、地下鉄及び新交通システム延伸への町民意識高揚のための広報活動を積極的に行う考えがないか伺います。
 第3点目としてでありますが、地下鉄延伸及び新交通システム導入の目標年次を定め、推進検討に取り組むべきと考えますが、町長はどのように考えておられるかお伺いをいたします。以上、私からの質問であります。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 全く新交通システムについては、重要なお話しのとおりであります。
 第1点の黒川圏、ご案内のとおり圏域協議会でして、平成5年、平成6年に第1回の調査検討の結果を今まで皆様方に公表してまいりました。それをベースにして、これからどのようにすればいいかということで数年が過ぎてきたわけであります。
 それで、黒川圏における公共交通のあり方を、検討をとおして、より経済的な公共交通機関の導入の可能性に関する検討を今回2カ年かけて検討したものであります。いずれも路面軌道をベースにした、低コストのシステム可能であるライトレールトランジット、通称LRTを用いての三つの、それをベースにして三つの交通体系整備を想定してきたのであります。
 その一つに、全地域、いわば黒川圏全域を鉄軌道系の交通体制の整備はどうあるか。第2点は、北部工業団地まで鉄軌道系とし、大郷町はパークアイランドバスライドで対応する交通整備体系はどうあるべきか。第3点が、軌道系は本町までとし、他の町村へのパークアイランドバスライドで対応する交通整備体系。
 その結果、その3点をベースにして2カ年で調査したのでありますが、その結果、ケースの1番については需要が、ケースの2番目の15%増程度であるにもかかわらず、建築費は2倍以上であり、採算性の見込みがかなり難しい。ケース2番目と3番目について、収支試算を、したがって行ったのであります。一般的に軌道系交通システムの採算性は、償却後、損益累計の黒字化を開業から30年間で目指すと、そういうふうにされております。それで、ケースの2番目では、開業後31年目だと。それから、3番目のケースでいきますと、開業後23年で累積損益が黒字に転換するが、需要が80%のケースでは30年以内に黒字の転換はないとの厳しい予測の結果が数値的に出てまいりました。
 また、これらの交通体系整備の前提条件にいたしましても、仙台地下鉄南北線の泉ヶ丘までの延伸の有無。年次などが、まだ仙台市営として明確にされておりません。
 それから、収支予算計算についても、4カ町村、多少仙台市の動きも入っているんだと思いますけれども、その調査のベースになっている予測は、平成32年に将来人口が13万8,559人と予測を行っていることがベースであります。それが満たされるかどうかも大きな一つの需要予測、採算ベースに響いてくるだろうというふうに思っております。整備手法として、現況の適用の可能になっていないインフラ整備。3番目の150億程度が行われることがということでありますけれども、今申し上げたように需要予測が。
 そんなことからして、同地域のLRTなどの新たな交通システムの早期導入については、なかなか今度の調査では困難であると調査結果が出されております。今後も宮城県、仙台市、また圏域4カ町村あわせて、いろんな民間を含むそういう連絡を調整しながら、実現へ向けての条件整備を絶えず図っていかねばならないと思っております。
 それから、2番目の広報啓蒙でありますけれども、今申し上げましたようなことについては、関係住民に広く広報を今後も行って、どのような手法があるのか、絶えず関心を住民に持っていただく努力を、今までもやってきたつもりでありますけれども、今回の調査なども広くお知らせを申し上げ、目標値は議員おっしゃるように、実現するための広報活動を理解と、どうすればいいかという広報活動を積極的に進めてまいりたいと思っております。
 その第3点目については、平成12年、13年度に行った新しい交通システム導入に関する検討調査の結果、2020年、いわば平成32年導入目標年次に設定している、今後新しい交通システム導入に向けて必要に応じてこれらも国や県などとも相談もしてまいらねばならないと思っております。
 したがって、先ほど論旨にありましたように、この軌道系については住民福祉向上に大きな役割を持たすものであります。したがって、といって採算の問題もあります。それらをどのようにしていくかというのは、絶えず研究し啓蒙し、皆さんの、住民のいろんなご意見をいただきながら実現に向けて一歩一歩相進めてまいらねばならないと思っているところであります。

議長(相沢 忠男君) 1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) 確かに今町長が答弁されておるように、地下鉄新交通システム問題というのは、大変資本投下が伴う問題であります。そういった意味で、私どもとしても簡単に進む問題とはとらえておりません。それだけに町民の理解と意識の高揚が大事でありますので、なお一層の広報活動が大事と考えます。改めてその広報活動について、全力を尽くす意思があると思われますけれども、町としての体制づくり、どのようになっているか、まずもってその点についてご質問いたします。
 それから、我が町の住民の職場依存度は、先日いろいろな報道によっても御存じのとおり、仙台市に約60%以上であります。高校生などの学生関係についても、仙台市への通勤率もかなり高いと認識しております。やはりそういった子育ての支援の一環として、通学の面からしても、また通勤面からとらえても、定時性を確保することは急務であります。町としての強力な対応が住民にとって最も望まれるものであります。そのような観点に立てば、やはり資本投下の大変大きな問題がありますから、民活を導入する中のPFI、また中長期のプロジェクトとして取り組まなければならないと考えますが、これら我が町の発展に欠かすことのできない最も重要な交通網整備の一つでありますので、先ほど町長がお話ししているように、仙台市と、それから黒川4カ町村の、くろかわ緑未来産業ですか、それらも継続して行っていくことも大変大事であります。
 しかし、我が町のまちづくりとして、最重要な課題ととらえるのであれば、やはり我が町の庁舎内、それから議会、住民代表、そしてまた企業、商工会、学識者などによる地下鉄及び新交通システム延伸の協議会を発足する必要があると考えますが、その件について町長の見解を求めたいと思います。
 住民は一日も早く延伸を望んでおります。大変暗い経済混迷の中、住民にとって明るい希望の持てる富谷町にするためにも、地下鉄及び新交通システムの延伸の計画、先ほど目標年次が2020年の平成32年と町長おっしゃいましたけれども、それに向けて、それよりも基本的には前倒しをしながら計画を組めるような状況で検討協議をしていかなければならないと私は考えます。しかるにその件も先ほどお話ししたように、町民にそういった意味での知らしめをしながら、広報活動も大変大事な町民の力添えになると私は考えますので、改めてその辺も具体的に目標年次を町民にお知らせをして、そしてなおかつこれを目標に一日も早い、一年も早い実現に向けて町執行部並びに関係各位で検討するというような意思固めをされるよう希望するわけでありますが、その件について改めて町長の見解を求めるわけであります。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 町内、いろんな機関の代表をもって研究会、協議会なるもので理解を深め、いろんな頭脳集団の集積もあるだろうと、そういう意味だと思います。それも手法として大事なことだと思います。
 ただ、今現在は、二度の平成5年、6年度の専門家の調査、そして住民のいろんな資料、意識調査などもしての結果であります。今度で二度目の調査結果が出てまいりましたのを、先ほど申し上げたとおりでありまして、こういう内容を分析していきますと、まず前回のときには黒川4カ町村主たるで、宮城県ももちろん入れておりましたけれども、主たるで、仙台市がなかなか乗ってきませんでした。そういう中にあって、どうしてもこの軌道系に対しては仙台市に参画していただくことが最大の願いであって、今回は正式協議会員ではありませんけれども、仙台市がいろんな形で参画をしていただきました。今後は、もちろん4カ町村の圏域の協議会をベースにして、仙台市、それから宮城県、こういうものを取り込みながら、我々受益者として、いわば協議会として、そういう方々をまず引っぱり出して、いろいろ検討に加えさせていくと、これが一つあります。
 それから、調査を何年か繰り返していくことによって、それから民間の参画が可能な、採算ベースとして可能になってきた様子を見たときに、民間にアピールをし、民間の資本参加なども、これはしていく我々の圏域でないだろうかと。いわば仙台市のように独自で支援英断としておられる圏域ではないということでありますので、そういうことも念頭に置きながら進めてまいらねばならない。
 したがって、早急に協議会ではなくて、もっともっと事務的に、数字的に調査研究を詰めていくことが最優先。それらを、まだ結果をなるべく関係者、受益者である圏域の皆様方に公表していくことが最たる今の時期だとこのように思っているところであります。

議長(相沢 忠男君) 1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) その辺が私と町長の見解の違いだと思いますが、やはり基本的に最終的には資本投下する中でのお金といいますか、それはやはり町民の税金、そしてまた県民の税金、国民の税金を使用することになるわけであります。やはり地域の方々の盛り上がりといいますか、やはり住民、町民のバックアップがあればこそ、行政の主導としても大変力強く、反対に県などほかの町村などにもお話しができるような状況になるのではないかと私が考えるがゆえに、やはりそういった地域の住民たちを対象にしながら、またそういう学識経験者、もしくは地域の企業人、そういう方々でやはり何らかの形での協議会が必要ということでお話しをさせていただいております。
 そしてまた、先ほど町長が答弁されておりますけれども、本町までの鉄軌道、基本的には私が前に一般質問しております、ひより台団地地域までという理解でよろしいかどうか、その辺も重ねて質問するわけでありますけれども、それで、実質23年で累積の黒字償却、開業から30年をみているという形で、23年で黒字に転換すると言われたんでしょうかね。その辺の問題でありますけれども、やはり投下資本が基本的にどのくらいになるかによって、まるっきり変わってくる問題だと思います。
 私は平成10年版でありますけれども、地域交通年報という書籍の中から、もうこれは要するに3年以上経っておるわけでありますから、もっともっと今日については技術開発が進んでおります。これは、埼玉都市交通株式会社で行っております伊奈線という大宮内宿までの距離。12.7キロの地域であります。駅数は13駅。それで、キロ当たりの建設費が24億円という金額であります。そのいろいろな地域的な諸条件もあると思いますけれども、こういったところもあるわけでありますから、今現在、町長が答弁されております投下資本でのキロ単価、どのくらいになるのか。そして、そのときの採算ベースである乗降客、キロ当たりの人数はどのくらいになるのか。その辺がはっきりしないと、今後、私どもがいろいろ議会の中でも議論していく材料になりません。しかるに、大きな投下をせずに基本的に少ない投下で一日も早く延伸ができるようにするのが、やはり執行部の責務であり、我々議会人としての責務ではないかと思いますので、改めてその辺を具体的に答弁をお願いいたしたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 住民の意向、盛り上げは必要ですけれども、やはり実現性のベースが必要なわけでありますから、むしろ専門的な調査、そういうものの方がいいだろうと。その中でも、調査もかなりその段階で住民の意識調査の中でかなり入ってきております。そういうものを参考にして、形は変わっても住民の意向もかなり入っております。したがって、議員がおっしゃるような協議会みたいなものを促進、期成会みたいなものを住民的にやるまでよりも、もう少し基礎準備をすることが大事でないだろうかと、こういうふうに思っております。
 したがって、今度の調査書も過般、いよいよ出てまいりましたので、協議会で公表いたしました。今後はその基礎資料をなるべく広く皆さん方に提案し、お読みいただいて、いろんなご意見をいただいていかねばならないと思っておるところであります。
 特に、膨大な資金が出てくるものでありますから、仙台市とのかかわりを今後なお一層、仙台市営をどのようにさせるか、これも大きな宿題だと思っております。
 それから、日本国内にまだ鉄軌道系の手法をやっているところが少ないのであります、最近やられているところ、最近というか、東京の地下鉄系、首都圏の地下鉄系、近畿圏一部のほか、地方都市での軌道系というのはまだ少ないのでありますけれども、今度の調査の結果、前回の調査もでありますけれども、資料としてかなり詳しく取り寄せております。その調査書の中にも、そういうものも参考にしながら、国内の、いわば地方都市の鉄軌道系の状況もほとんど参考にし、材料にしながら、今度の調査結果でありますから、現場まで行かなくても我々はそういうものを参考にし調査にあらわれているんだと、こういうものを念頭にし、今度の調査をベースにして、改めてなおの事務的に研究を積み上げていきたいとこういうふうに思っているところでございます。
 (「議長、答弁漏れ。私が質問しているのは、資本投下をキロ当たり幾らに、今、平成32年を目標にということでありますけれども、幾らに考えておるのか。それと、そのときのキロ当たりの乗降利用者数、何人に考えておるのか、その辺をちょっとお聞きしたんですけれども」の声あり)
 第1回目のときは、キロ70億、先ほど申し上げましたように5,000人でしたか、今度の調査はたしか、キロ20億の投下の、キロ単価で、具体には担当課長の方が知っておると思います。

議長(相沢 忠男君) 総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) 今回の検討調査結果を見させていただきますと、一日の予測乗降客につきましては、約2万6,000人というふうな…一日当たり2万6,000人。(「何キロで。そうすると何キロなのか、議長ちょっとこの辺。私質問しているのは、基本的にキロ、キロですよ。今現在、何キロになるかはっきり言明してないわけですから、そうしますと5キロなのか4キロなのか、それによってまるっきり変わるわけですよね。ですから、キロ当たり一日平均乗降客が何人なのか、その辺をお聞きしているわけです。まず投下資本が先です。それでないと出てきませんから。だから、先ほど町長は20億と言いましたけれども、実際に20億ぐらいだろうということで今まで検討された内容については、投下資本がキロ単価幾らになって、そして一日の乗降客がキロ人数が幾らなのか、その辺をお聞きしているわけです」の声あり)
 申しわけありません。
 では、先ほど町長が答弁申し上げておりましたように、ケースごとに概算の建設費を申し上げますと、一つのタイプとしまして、全区間を鉄軌道というふうにしますと、区間延長は39.7キロメートルというふうになってございまして、概算の建設事業費につきましては、1,177億円というふうなことでございまして、1キロ当たりにしますと30億程度というふうになっております。
 二つ目の泉ヶ丘、そして富谷、そして大衡という区間での鉄軌道を考えますと、区間は14.7キロメートルになりまして、概算の建設費につきましては455億円というふうなことになります。キロ当たりにしますと、31億円というふうになっております。
 もう一つには、泉ヶ丘から富谷という区間の鉄軌道を考えますと、6.7キロメートルとなってございまして、それが224億程度でございます。1キロ当たりにしますと、33億円というふうなことでございます。
 人数につきましては、泉ヶ丘から富谷までという区間でございますが、ここでの一日の往復の乗降客の予測が2万6,132人でございます。また、泉中央から泉ヶ丘までの一日往復の乗降客につきましては、2万8,560人という予測となってございます。(「議長、もう一つ答弁漏れなんですけれども、よろしいですか。本町までの鉄軌道ということでとらえるならば、ひより台団地までということで理解してよろしいのかどうかという質問をいたしておりますけれども、町長その辺いかがですか」の声あり)

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) そうでありません。だから調査研究であります。先ほど来申し上げているように、ぶつぎれでは交通利便性が立たないわけでありますから、いわば今ある泉中央からいかにして延伸してくるか。そして、黒川圏域としてあるルート、先ほどケースAで申し上げました約40キロを念頭に一つ置く。そして、採算で協議の中で、それを年次的にどのように割っていくか、そういうことの報告書もありますから、言葉よりも報告書をご提出申し上げますので、詳細ご検討いただければ幸いだと思っております。

議長(相沢 忠男君) この際、11時05分まで休憩いたします。
午前10時50分 休憩
午前11時05分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 4番尾形 昭夫君。

4番(尾形 昭夫君) 先ほど渡邊議員からアクセスの問題、大変町長も頭が痛いと思いますが、私も同じようにちょっと難しいことなんですけれども、交番の新設と設置場所の見直しという点について質問いたします。
 本町は、昭和40年後半から宅地開発によって市街地が拡大、本年1月末現在の人口密度は、県内71市町村の中で7位、人口増減率にあっては、これは平成12年度国勢調査の結果ですが、県内1位を占めるなど、順調に都市化が進んでおり、また、これに伴って、特に団地は窃盗事件などが多発、さらに犯罪の若年化傾向で事故や犯罪の増加することが予想をされます。
 これらのことを考えた場合、町としては、町民と一体となって事故や犯罪を未然に防止、町民すべてが安全で快適な生活ができる地域づくりを積極的に推進することも大きな町の課題の一つであり、急務でもあると考えます。
 私は、平成11年6月定例議会及び平成12年の9月定例議会と2回にわたり、警察施設の誘致と、これに関連する質問をし、さらに今回も質問をしますが、それだけ団地の方々は警察施設を強く待ち望んでいるからであります。
 現在、本町には富谷交番と鷹乃杜駐在所がありますが、富谷交番の担当区域は、鷹乃杜、富ヶ丘を除く北東部から南部地区までの全域と広範囲であり、しかも常に警ら巡回等で留守になる時間が多く、また、鷹乃杜駐在所も交番所との連携で、夜は署に出向くなど、現体制では対応の遅れが懸念され、十分とは言えない状況であります。
 前にも述べましたが、町はさらに人口増で都市化が進むことは確実で、町民の安全を守るためには警察施設の新設を急がねばなりません。県レベルの問題と待ちの姿勢ではなく、誘致場所の確保など、積極的な攻めの姿勢が必要と思います。
 なお、町の土地利用構想の中で示された警察施設要望箇所の決定は、町長初め担当者がいろいろなことを考え、検討に検討を重ねた結果と、その労に敬意を表しますが、しかし町の計画人口を見ますと、南部地区、これは大清水から東向陽台まで約2万8,000、西部地区、富ヶ丘から南富吉まで約2万、北東地区、これはあけの平から清水仲まで約1万3,000、その他となっておりますが、確かに南部地区の予定人口は若干多く、また駐在所もありませんが、南部地区に集中していると見られるこの構想は、均衡ある配置とは言えず、平成12年9月にも広域的かつ体系的な検討、整備、いわゆる見直しをすべきではと提言を申し上げましたが、検討されたのでしょうか。
 現在、大和署の施設の状況はおわかりのように、大和町は署の中に交番所もありますし、4カ所の駐在所、大郷町には3カ所の駐在所、大衡村には2カ所の駐在所があり、本町には交番、駐在所それぞれ1カ所で、人口4万にもならんとする町としてはあまりにも少ないと言わざるを得ません。人口2万の団地といいますと、県内町村の上位の町と同等の人口であります。
 警察施設は、県の計画で進められるものでありまして、財政あるいは設置基準など多くの問題がありまして、人口の面で云々できない難しいものと承知しておりますし、先ほど町長がご報告ありましたように、あらゆる機会をとらえて継続して関係機関に要請していることをお聞きしておりますが、計画の推移について、町民に知らせることも行政の重要な責務と思います。
 以上のことを考え、次のことを質問いたします。
 一つ、警察施設の新設について強く要望するとありますが、現在までの対応の経過と県の考えなど、今後の見通しについて伺います。
 次に、市街地が拡大分散している現状から、現施設を含め設置場所の移転等を含め見直しをするよう、過去にも先ほど申し上げましたように提言をいたしましたが、町としてはどのように考え、どのように進めるか、これについてお伺いをいたしまして終わります。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 本当に治安を守るということは深刻に受けとめております。大変深刻に受けとめておりますから、必死になって当局に実態報告をしているところであります。
 第1点の状況ということでありますが、先ほども所信で申し上げましたけれども、最近ですと5月9日に大和署警察本部長に強く申し入れをしております。また、4月には知事に文書で会議の席上で強く、知事の方は施設関係になるわけでありますけれども、概してそういうことを強く申し上げているところであります。
 したがって、その経過を見ますと、県の財政ということもあります。そういうことからして、なかなか難しいといつでも同じことを繰り返し、戻ってきていることもご報告させていただきたいと思っております。
 ただ、これもご報告申し上げましたけれども、しばらくぶりで警察定員の増で宮城県にも配分になりました。その中で、仙台市以外で地方以外での県内の増員5名を大和署管内ただ一ついただきました。その中で、5名というのは非常にありがたいと思っております。その中から3名をまた富谷にと、そういうことで決して若年犯罪のみならずであります。そういうこともご報告申し上げながら、施設と人員体制の強化充実ということは公式非公式問わず申し入れてまいりましたし、今後も申し入れていく決意であります。
 その中で、今までない方式、今、場所についてもいろいろご心配ありましたけれども、49.13平方キロの町土の中で場所がどうこうということは、いろいろそれはあろうと思いますけれども、設置者である宮城県、まだその犯罪予防体制を整える、人的体制は警察本部が持っているわけでありますから、今までは一定の場所を指定し、一定の場所を申し上げてまいりましたけれども、過般よりは町内の人口構成、人口、今現在の人口構成、そして今後の人口、進むであろう状況、それから町有地の持っている場所とか、詳細にそれらを県警、宮城県警察本部の方に提示させていただきました。そして、その中から警察本部、また宮城県として選択の幅を大きくして提案いたしておるところであります。それらをもとに、いわば当局の方で検討してほしいと、こういう申し入れをしているところでありますし、今後なお一層努力してまいらねばならないと決意しているところであります。
 そういう今までの実態でありますし、今後もそれらを継続してまいりたい、こういうことであります。(「ちょっと答弁漏れなんですけれども、よろしいですか、一つ目は、県の考えはどうなんだろうかと、見通しはどうなんだろうかということと、それからもう一つは、前にお話ししました施設の見直しという点について、どのように考えているかということをお尋ねしたんですが、これもう一度、町長お願いします」の声あり)
 いたしたつもりでしたけれども、先ほど来、宮城県と宮城県警察本部の辛うじて人的体制、警察本部の、ということになりましたから、それでいよいよの配分であります。しかし、それでも私は大和署管内の警察体制はまだまだ弱いと、こういうふうに思っておりますから、今後もふやしてほしいというのは継続してまいらねばならない。
 ただし、今の公務員の定数枠の中で、かなりきついという状況にもあります。先ほど郡内の2、3の交番、駐在所の話がありましたけれども、例えば一つの例です戦後の一つの、大衡もあそこ2カ所いらないんでないか、仙北にもあるんです。なかなかそれは歴史的な背景があります。大衡などですと、大変田作あり、外国人が住み、いろんな戦後犯罪の多発地帯であった、そういう歴史的な経過もあって、今ないからそれを廃止して、こちらへとはなかなか当局も苦労なさっているようであります。
 したがって、いわば移動交番なり、それからパトカーによる重点区域を持っております。本町においても重点的な、それほど広い面積ではないんですけれども、重点地域があるようであります。重点地域をかなり大和署管内以外の支援体制も組みながらやっているというのも、これもご報告、一定のご報告は申し上げることはできると思っております。
 しかし、物的に数字的に、今後もふやしていく努力をしていきたいと思っております。見通しはといわれると、設置者、増員者は県当局本部でもっておりますから、私からこれ以上申し上げるわけにはいきません。
 それから施設については、先ほど申し上げましたように、今までですと一定の二、三の場所を提案してまいりました。しかし、もっと広範に選択肢を宮城県の方に与えました。したがって、あとは専門的にご判断をし、富谷のその場所に町としてこの場所とこの場所にと固定してというわけには、治安を守るわけでありますから、これは専門的な配慮、判断も必要だと、町としては一応この辺あたりと今までまいりましたけれども、その後、変更いたしまして、強く広く判断をしていただきたい、こういう形をとってまいりました。

議長(相沢 忠男君) 4番尾形 昭夫君。

4番(尾形 昭夫君) 町長のご説明で大変苦労されているということはわかります。
 ただ、実際に私、団地に住んでおりまして、窃盗事件等が出るということは、1カ所ではないんです。たまたま夜中に電話がきまして、さっぱり警察に連絡したんだけれども全然来ないということを聞かれると、ああそうですかとは言えないですね。私、現場にまいりまして、警察に電話しました。ところが、同じ団地でもあそこは日吉台ともみじヶ丘と御存じのようにありますが、何件も発生して、大和署の方から応援に行って現場に行っているわけです。電話の早くかかった方が早く行って、遅い方は遅く来るということで、待ち時間がかなり長くて、町民の皆さんは何だと苦情が多いんです。
 また、そのほかに盗難なんかもありまして、夜中に電話がかかったりして行きますと、待ちくたびれて、当人は、被害者は酒を飲んで警察官が来ると食ってかかるというような状況で、非常にその現場を見た場合、対応が非常に遅いんです。これは、先ほど町長が確かに宮城県も定員が増になりまして大和署に5名配置になって、その中で富谷に3名増員になったという話もわかります。ただ、さっき私申し上げましたように、あそこは、交番の場合は3交替ということで、これ全部9人ですか、9人体制で3交替で、9人全部いるかというとそうでないですね。非番もおるし、いろいろ直がありまして、実際に対応できる人員は本当に数少ない。だから、県で50人30人増員になっても何ら地域にあんまりメリットというか効果は出てこないんですね。その中で町長が大変苦労されているのもわかります。
 ただ、1番目はまず県のやることで、なかなか町長としては答弁できないと思いますが、2番目の町で構想を出しました東向陽台、それから成田、明石台地区、そしてまた清水仲というふうに構想を出しましたが、今、西部地区には鷹乃杜交番がございます。その鷹乃杜交番ができたときの状況は私もよくわかりませんが、たしか鷹乃杜が一番あの辺では一番早く団地を造成したと思うんです。それであそこに富谷には交番一つしかないからということで駐在所をもってきたと思うんですが、もう団地の状況はおわかりのようにかなり変わってきているわけです。しかも、富谷町というものでなくても、大和署は黒川4郡を管下に置いているものですから、何かあっても大和署の方から来て対応するという形ですので、特に日吉台の場合は、あの鷹乃杜で果たしていいのか。そしてまた、もみじヶ丘は大和町だよというのでなくして、もみじヶ丘を入れた場合は計画人口はもう成田、いわゆる南部地区とあまり変わりない人口なはずなんですね。ですから、これは県の考えでなくして、町でもう一回、もう一回警察施設の検討をしてくださいと前に、先ほど申し上げましたように12年の9月議会で申し上げましたが、その辺を検討されたか。されなかったら、もう一回やはり皆さんで検討していただいて、施設の見直しということを考えてほしいと思いますが、町長この辺についてもう一度お願いをいたします。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 先ほど来申し上げておりますように、施設について一時提案した場所があります。しかし、その後、町内に全町的に犯罪防止のためにかくあるべしという専門家の判断で、場所の設定をしていただきたい、こういうふうに町は町としての希望事項がありますけれども、専門的に、いわば国民の安心を守るわけでありますから、ですから、そのためには一番いい場所を選定してください、そういう申し入れをいたしております。
 ついでに申し上げますけれども、犯罪の今のような具体例がある場合には、努めて、努めて110番をご利用いただきたい。先ほど来申し上げておりますように、何年か前から110番の連絡も、富谷にかなり重点警らされているはずですから、より早くするのにはぜひ酒など飲まないで、やはり安全を守るためにはぜひ110番を回して、即座に連絡が入りますから、ぜひそれによって守ってやるように、また啓蒙ご指導願いたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 4番尾形 昭夫君。

4番(尾形 昭夫君) 今、町長のご答弁いただきましたんですが、結局、そうすると見直しについては県の方で考えるんだというふうにとらえてよろしいですか。町の方から一応こんな構想だということを県に申し上げて、それを参考にして県で決めると、そういうことなんですか。その辺ちょっと私、町長のご答弁だと、これは県の方で考えるんだというふうにとらえるように私は聞こえるんですが、やはり町で一応こういうところと検討して、県の方に要請するというか、資料を出すというような形になっているんでしょうか。その辺もう一度お願いします。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) ですから、町の要望事項も今まで入れてまいりました。これからはもっと治安を深刻に受けとめて、設置者は宮城県でありますから、宮城県にゆだねる、こういう形になります。要望はある程度一定の場所、一定の人的体制もしております。しかしながら、最終決定し運営維持していくのは宮城県、宮城県警察本部ということの話し合いの進め方であります。

議長(相沢 忠男君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 私は2件質問をいたします。
 町内会館、集会所と呼ばれる場合もありますが、その維持管理に対する町の責任についてまず伺います。
 富谷町内にある会館・集会所・公会堂などの中で、地元の部落・町内会が所有している一部の施設を除きますと、町の普通財産として町が所有している町内会館は現在26館あります。いずれも住民の身近な交流活動の場として、日常的に利用され、時には社会教育的な施設として子供会や育成会が利用し、時には福祉的な施設としてお年寄りの交流事業にも利用されております。町内会活動の拠点であることはもちろんですが、お葬式・告別式にも利用されるなど、その多様性、多面性は公民館の限界を補う重要な役割を果たしており、極めて公益性の高い施設だと言えます。
 もともと町内会館の維持管理費はすべて町の責任で賄われてまいりましたが、行政改革の名のもとに昭和60年4月1日から町内会に移管され、水道光熱費を初め維持管理費は基本的に町内会の負担とされました。町内会負担とは、つまり住民負担ということです。以来14年間、所有は富谷町、維持管理は地元町内会という大変中途半端な状態が続き、住民町内会はせっせと維持管理費を負担させられてまいりました。
 当時、私どもは町が果たすべき責任を住民と町内会にかぶせるこのようなやり方は、本当の意味での行政改革とは言えないと批判をいたしましたが、この間、町内会館にかかわる町内会負担が増大する中で、改めてこの問題を考え直す時期がきていると思います。
 例えば、ある町内会の場合、平成13年度は電気料金が10万2,691円、水道料金が4万1,579円、ガス料金10万8,674円、合計25万2,944円負担をしております。このほかに清掃用具や消防設備、積立金などの支出があり、年間の支出合計は会館の分だけで53万9,388円に上っています。会館の修繕に充てるための積立金は約85万円になり、町内会によっては百数十万円に達しているところもあります。
 一方、町からの助成が年間約50万円ありますが、これももとを正せば住民の税金です。町内会費の収入250万円と合わせて、二重三重の住民負担だと言えます。
 そこでまず、町の財産となっている町内会館について、各町内会が負担している維持管理費の実態を町としてどのように把握しているのか伺います。
 また、地方財政法第27条の4は、住民に対する税外負担を禁止しています。これだけ公益性の高い施設であり、しかも純然たる町の財産、公の施設である町内会館が、住民負担で維持されている現状は問題です。地方財政法の精神にも反すると考えますが、当局はどのようにご認識されているのでしょうか。
 町内会館が町の財産である以上、公園や公民館などと同様に維持管理の責任は全面的に本来町が負うべきものです。大規模改修のみならず、水道やトイレの凍結、破損、壁紙の張りかえを初め、水道・光熱費に至るまで本来税金で賄うものであり、住民はそのために税金を負担しているはずです。基本的な維持管理費は町が負担するべきだと考えますが、いかがでしょうか。
 町内会の中には、電気・ガス・水道など消費的な支出についてある程度の地元負担はやむなしとする考えもありますが、行政がそれに甘えるわけにはいかないはずです。ましてや、机・いすの更新、物置・防災用の機材など非消費的なものまで町内会に負担させるのは明らかに行き過ぎで、町内会としてもかねてから机・いすなどの更新は町に負担してほしいと要望してきたはずです。現在建築中の新しい公民館に莫大な予算を使って電動椅子を設置するのも結構ですが、その前に少なくとも各町内会が要望しているいすや机くらい町が負担してもいいのではないでしょうか。当局のお考えを伺います。
 町内会館の老朽化が進んでおり、傷みのひどい施設から順次建てかえる計画が必要になっています。一気にできないからこそ、ある程度の展望を住民に示すべきだと考えますが、いかがでしょうか。
 特に、東向陽台第一会館は老朽化が激しく、木造建築物の耐用年数24年というふうにみている当局のご説明からしても、既に耐用年数を超えています。当局に改修のお考えがあるとも伺ってはいますが、改修の繰り返しではかえって予算のむだ遣いにもなりかねません。むしろ早期建てかえの方向で検討するよう求め、当局のお考えを伺います。
 次に、公立黒川病院の経営改善について質問いたします。
 公立黒川病院は、移転・新築後、入院・外来とも患者数が増加し、経営の改善が図られてまいりました。
 移転・新築が行われた平成9年を起点に、一日平均患者数を比べてみますと、改築前の平成4年から8年までの5年間より平成9年から13年度までの5年間の方が一日93.9人増加し、約1.4倍になっています。関係者の努力のたまものと言えますが、しかし現在の社会経済情勢の中で依然として厳しい環境にあることは否めません。
 この間の病院会計を振り返ってみますと、減価償却費を差し引いた場合、移転・新築前の平成8年には3億3,400万円の赤字でしたが、移転・新築後は平成9年度が2億2,000万円の赤字を計上したものの、平成10年度には403万円の赤字に、11年度が1,384万円の赤字、12年度が2,700万円の赤字と、赤字額が改善の傾向を示してきました。ところが、平成13年度は1億8,000万円の赤字を計上する見込みとなり、一気に悪化しかねない状況です。従来型のやり方だけでは努力にも限界があり、ここで患者本位の立場での改革に向けて手を打つ必要があります。
 そこでまず、黒川病院の経営を改善し、地域の基幹病院としてより患者や住民に喜ばれる医療機関に発展させることが望まれますが、町長は黒川病院の経営者の一人として、現状をどう打開し、どのように経営改善を進めるお考えなのか、具体策を伺います。
 病院経営を困難にしている背景には、医療保険制度の改悪による患者の負担増が、受診抑制と病院離れを引き起こしているという大きな問題があり、病院経営の改善も患者負担を軽減する方向なしには基本的に解決できないものとなっています。根本的には医療保険の負担を元に戻すなど、政府の責任ですが、ここでは黒川病院及び行政事務組合が独自に取り組める課題について具体的に提起したいと考えます。
 第一に、医薬品を後発品中心に切りかえる問題です。
 御承知のように新たな医薬品を開発した場合には、まず特許を取得し、臨床試験を経て、厚生労働省に申請・許可を得、初めて発売されます。特許期間は20年間で、その後は同じ成分製造法の医薬品を他社が製造販売できることになります。この特許期間20年間の間の医薬品を先発品と呼び、特許期限が終了した後の医薬品が後発品と呼ばれます。
 先発品は研究開発のコストが価格に組み込まれているため大変高くなっておりますが、後発品は格段に安くなり、その分、患者の負担が大幅に軽減されることになります。
 それだけではなく、後発品は発売中止も含む厳しい再評価を受けた後の評価の定まった医薬品であり、また長年の使用によって安全性が試され済みであることから、より安全良質な医薬品だと言えます。
 しかも注目されるのは、病院の収益となる薬価と購入金額の差益が、後発品の方が大きいため、病院の収入がふえ、経営にとってもプラスになるという点です。安全で低価格、病院にもプラスと、まさに三拍子そろっています。
 しかし、残念ながら日本の医療機関では先発品が中心になっており、患者の負担を高くし、医療費全体を押し上げていることがかねてから問題にされてきました。後発品中心の欧米各国の医療費が日本に比べて3割も4割も安いということもよく言われるところです。
 そうした中で今、各地に医療機関が安全で、しかも患者負担の少ない後発品への切りかえを進めています。例えば、新潟県聖篭町の町立診療所で、同じ効き目の医薬品を高価な先発品から価格の安い後発品に切りかえたことにより、患者の薬代負担を軽減し、同時に診療所の薬剤支出を年間1,600万円も節約できたという事例が出ています。
 県内では、迫町が最近、公立佐沼総合病院の医薬品について、後発品への切りかえ効果を認め、今後、切りかえ拡大に努力するという意向を明らかにするなど、後発品への切りかえが広がり始めています。
 そこで、黒川病院ですが、現在、黒川病院の医薬品は先発品が中心になっており、全医薬品1,111品目のうち後発品はわずか36品目、3.2%にとどまっています。これを安全で安価な後発品に切りかえていけば、患者の負担が軽減されるだけでなく、病院経営にとってもプラスになることは明らかです。
 実は、黒川病院が使用している医薬品のうち、病院のご協力もいただきまして、先発品と後発品の品名が特定でき、後発品の方が価格が安い医薬品をピックアップして比べてみましたところ、把握できた範囲内のわずか5品目だけでも、平成12年度ベースで年間88万円の節約ができることがわかりました。同じ後発品で価格が4分の1というものも加えれば、合わせて250万円以上になります。もちろん、先発品の方が価格が安い場合もありますし、またどちらも同じ価格の場合もありますから、一律に何がなんでも後発品にとは言いませんが、1,111品目中の1%足らずでさえ、これだけの効果が上がるのですから、仮に後発品の比率を3割まで引き上げれば、それだけでもざっと7,500万円の節約が可能になると推計できます。患者負担の軽減と病院経営のプラスにつながる問題ですから、病院及び経営者には改めて医薬品の内容を総点検し、可能な限り後発品に切りかえていく柔軟な姿勢が求められています。また、そのことが公立病院への安心感、信頼感を育てることにもつながるのではないでしょうか。
 医薬品の購入について、黒川病院でも後発品の利用比率を高めるよう研究、検討する必要があると思いますが、経営者の一員として町長はどのように認識されているのか伺います。また、この点について病院側と十分な話し合いが必要だと考えますが、町長のご見解はいかがでしょうか。
 後発品への切りかえが一気にできない場合でも、可能なところから見直し、利用比率を引き上げていくべきではないか、この点についてもご見解を伺います。
 患者、住民本意に改善を進めていく上でも、現在、黒川病院が購入しているすべての医薬品について、数量、購入価格、薬価を情報公開するよう求めます。早急の課題として、現在利用している後発品36品目については、ただちに先発品と比較し、購入価格、薬価、値引き率をそれぞれ明らかにするよう求めます。
 富谷町は今年度、黒川病院に対して約3,600万円の負担を計上しています。この予算を効果のあるものとしていくために、また文字どおり黒川病院を地域の基幹病院として成長させるために、利用を促進することが大前提です。公立病院の経営改善には自治体職員も率先して取り組む必要があり、病院にとって経営的にプラスになる役場職員の定期検診については、できる限り黒川病院の利用を奨励する必要があります。平成12年度の実績では、富谷町職員の健康診断ほか、各種検診の受診者は延べ763人、人間ドックでも70人以上となりました。富谷だけでこれだけの数ですから、黒川4カ町村の職員がもっと黒川病院を利用するようになれば、病院にとっては大きなプラスです。まずは、富谷町から率先し、集団検診は別としても、子宮がん、乳がん、人間ドックなどの個別検診については、黒川病院の利用を積極的に進めるお考えはないか伺います。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) まず集会所の件でありますけれども、集会所、かなり項目にわたっておりますけれども、少なくとも基本を申し上げますと、先ほど前はという話がありましたけれども、前はそうであります。数も少なかったです。お茶の果てから湯飲みの果てまで、まだ町、行政改革でやったんでなくて、町独自で、数少ないものですから、湯飲みの果てから茶わんの果てお茶の果てまで町の費用で持っておったということを私は役場に来てわかりました。その結果、一方では自分で土地を買い、自分たちで土地を買い、自分たちで寄附を集め、そして建築したのも大半でありまして、いわば町民の公平性の問題、行革でありませんでした。
 したがって、みんなで分かち合おうということで、新築については今まで寄附採納で作られた土地の問題については、町で一切建てかえをしていきます。新しい町内会ができれば、自治会活動は大事でありますから、速やかに自治体活動をするために遅れないように新築していきます。
 したがって、一部のことについては自分たちで、民法上大丈夫なんだそうです。何条何とかと言ってましたけど、それぐらいの維持管理。
 それから、みな、町でも、その町内会館、今39会館持っておる、町直営の分と自前の分と合わせて39の会館がありますけれども、その中におって、ほとんど会員だけでのご利用の場所もあります。一方、大変積極的に使われ、年間何百回と会員で使っている会館もあります、また一方、貸して費用をいただいている会館もあります。さまざまであります。ですから、先ほど歳出の話も出てまいりましたけれども、39の会館ごとにみんな歳入と歳出の違いがあります。それは内容の問題であります。内容というのは、利用頻度、そういうことからしてでありますから一律には言えない状況にあります。
 それから、負担は先ほど契約の中で、民法の中でそれはいいと、こういうふうになっておりますから違法でも何でもありません。
 それから、修繕はそれなりに年間1,000万前後かけておりますか、修繕もしておりますし、新しい町内会もこれから出そうな町内会がいっぱいありますから、それらも新築していかなければなりません。
 それから、先ほど繰り返しますけど、持っていた会館について、町の許す限り改築を進めてまいらねばならないということもありますから、一々全部が一切合財というようなわけにはいかないと思っております。
 また、机・いすも一切合財という話でありますけれども、それらについても町と町内会長さんと打ち合わせの結果によって配置する分と、それから自前で頑張っていただく分と話し合いの結果が今の町内会館の維持備品の備えつけの状況にあるところであります。
 それから、老朽化が進んでいるということであります。老朽化、今、町内会館をはじめ地方自治体を持っている施設は、きのうも消防がありましたが、器具・機材・施設については、今後なるべく延命をしていかなければ国民負担が多くなる。やはりもつものは修繕して、そして長もちすることが国民負担の軽減につながると私は思っております。町内についても、これからもそのようにしていかなければならないと思っております。
 先ほど具体例として東向陽台の会館の問題が出てまいりましたけれども、これらについても町内会長さんを初め、町内会の方々との打ち合わせの結果、一次、二次と分けて修繕をし、そして記念式典を迎えた、こういう話し合いの結果であります。ですから、今、第一会館を、東向陽台第一会館の建築の計画は持っておりません。
 次に、病院の問題。第1点のどのように病院経営、理事者として大変深刻に、一言で言うと深刻に危機的に考えて、ずっとまいりました。詳しくは、とにかく深刻、危機的に思ってまいりました。今後もそれらを順次改善していくために、理事者として関係者に申し入れをしておるところであります。
 それから、第2点から第3点までについての医薬品の問題。これらについては、理事会として先発品・後発品含めて材料費として、医薬品も含む材料費として、これは専門的な問題であります。いわばケースケース、皆患者さんによってさまざまな事例があるわけでありますし、したがって、我々理事者が軽々具体な問題では言ったことはありません。ただし、医薬品を含む材料費の仕入れについては、広く検討し、そして努めて安価なものに購入するようにという理事会としての何度も関係病院の院長を初め事務長に申し入れをして今日に至っている結果であります。
 それから、医薬品の公開の問題、私も今初めて聞いて、これは病院当局の公開して悪いのかどうか聞いておりませんから、これらについてはどうぞ公開できる分は何度も公開してもらい、私の方からもできるものはどうぞどんどん公開すべしと申し入れ、理事会としていたしたいし、今までも病院とお付き合いした、調べたようなことが、どんどん調べられると思いますので、ぜひ一つ理事会としても申し入れをしたいと。
 それから、職員の、ということでありますけれども、今お話しありましたように、集団はいろんな職場の関係で契約し、機能的にやるために今の形を踏襲してまいりたいと思っております。
 個別ドック、検診、それらについても黒川病院と契約、黒川病院ほかと契約しておりますから、これらについて職員として自治体病院だからと、気持ちの上では努めて参画している自治体病院をお使いいただきたいと思いますけれども、職員のところに黒川病院に限るという私から申し入れすることはできないと思っております。今の実態、ご案内のとおり、多分調べておわかりのとおりだと思いますけれども、多分ドック関係、1,800人ぐらい、日7.何人ぐらいですから、結構体制としてはどこまで受け入れ体制できるのかわかりませんけれども、結構、黒川病院全体としてはそれなりのドック検診などはやっているようであります。以上であります。

議長(相沢 忠男君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時52分 休憩
午後 1時00分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 午後から気温が高くなってまいりましたので、上着を脱いで、慎重に審議をしていただきたいと思います。(「答弁漏れがありました」の声あり)

議長(相沢 忠男君) 永野議員さん、答弁漏れ。(「各町内会の維持管理費の負担の実態ですね。これは町が負担している分でなくて、町内会が負担している分と通告してあるはずです」の声あり)若生町長。

町長(若生 照男君) 二つの質問事項で、集会所維持管理については先ほど全部申し上げたつもりであります。
 維持管理についても、さまざまその町内会ごとに、先ほど申し上げたような状態で維持管理をちゃんとしておるところであります。町は町でまたお手伝いをさせていただいていると答弁したのであります。

議長(相沢 忠男君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) そうしますと、それぞれ町内会ごとに、先ほど私がある町内会の一つの町内会の分を申し上げましたように、水道光熱費で幾らとか、会館積み立てとして幾らとかというふうに数字で把握はしていないということですね。これ改めて伺います。
 それから、会館に関しましては、先ほどのお答えで行政改革ではなくて公平性の問題でやったんだとおっしゃいましたが、これもう一度、当時の行革の論議をぜひ振り返ってごらんいただいて、ここでは繰り返しませんが、それでもですね、行革でなくて公平性の問題でそのためにやったんだということでしたけれども、これもかねがね言っておりますが、もちろん地域でお金を集めて、自分たちの財産も出し合って文字どおりやっている、建てたところもございますけれども、少なくとも団地の会館について言いますと、2館目、3館目は別としまして、例えば東向陽台なども、できたときに、開発した業者が会館をつくって提供している分に関しては、少なくともそこの土地を購入した、マイホームを購入した人が直接ではないけれども、購入した土地の中に上乗せして、そうした公共的な施設の用地代というのは拠出しているわけですから、直接ではありませんが、間接的な負担はしているわけで、ここであたかも直接財産を出し合ったということが住民の負担で、間接的な負担については負担でないかのような言い方をするのは、これはおかしいというふうに一言申し上げたいと思います。
 町の直営が39館と先ほど町長答弁されたんですけれども、私が伺った町直営、つまり町の普通財産になっているものは29館なんですね。ただ、29館のうち3館につきましては、例えば東向陽台第一会館に増築をしたような形で、実質的には1館というふうに数えますから、正確には、実質的には26館、町の所有である普通財産である会館は26館だというふうに思うんですけれども、ここが正確に訂正なら訂正をきちんとしていただきたいと思います。いかがでしょうか。
 それから、維持管理費を住民、つまり町内会が負担するということについて、民法上差し支えないと、違法ではないと言っておりました。私も違法性は問題にしていないんです。地方財政法が税外負担を禁止することの、その精神にもとるのではないかと、反するのではないかということを言っておるんですね。地方財政法の第27条の4で、直接であると間接であるとを問わず、その負担を市町村が住民に対して負担を転嫁してはならないんだというふうに言っているんです。そして、これは地方財政法逐条解説、石原信雄さんという方のぎょうせいで出している本ですけれども、この方の解説で、直接であると間接であるとを問わずということは、個々の町民から直接負担金・寄附金等を徴収することはもちろん、PTAとか町内会、部落会等を通じて徴収することも許されないんだというふうにはっきりと書いてあるんですね。それから、同じく地方財政法の4条の5においても、当該団体の一部を利する事業であって、分担金を徴収すべき性質のものである場合には、ごめんなさい、ここでなくて、地方公共団体、特に市町村がその住民に対して行うものについて、当該事業により特に利益を受ける者から受益の限度において徴収するべきものであるというところに関しては、これもやはり住民の税外負担について規定をしている一つの条項であると言えると思うんです。
 このように地方財政法の精神は、基本的に町の税金で、住民が納めたその税の範囲で公の施設等については管理運営、維持管理していきなさいということをうたっているわけですから、その精神からみてどうなのかということを私は質問しているんです。
 改めて、財政法の精神に照らしてみて、どういうふうにお考えになるのか。問題があるとは思わないのか。町長のお考えを伺いたいと思います。
 それから、机やいすも含めまして、修理に関しましても、町内会と話し合って今の状況に至っているということでした。町内会と話し合って机やいすについても地元町内会が負担することになったんだというご説明なんですけれども、これはそしたら、町内会が嫌だと言ったら、町が負担することになるんでしょうか。今まで聞くところによりますと、現役の町内会長さんではありませんが、再三町に対していすや机については町で負担してくださいと、新しく更新する場合には町で負担してくださいと要望したけれども、聞き入れてはもらえなかったと。やむを得ず、町内会の方で更新しているんだということを言っておられました。このことはですね、広くそういう状況があるのではないでしょうか。結局、町は話し合ってそう決めたと言いますけれども、町内会としてはうんと言わざるを得ない。町に向かって、一度言って二度言って三度言っても聞いてもらえなければうんと言わざるを得ないという状況がつくられているのではないですか。こういう形で押しつけがあるのではないかと思うんですが、どうでしょうか。
 そしてですね、机やいすというのは非消費的な支出ですから、百歩譲って水道・ガス・電気、これを地元が負担したとしても、非消費的な支出、いすや机の更新等については、これは町がやるべきだと改めて考え直す必要があると思うんですが、考え直す必要もないとお考えなのかどうか。あるいは、これから先、さらに町内会とも相談をして考えていきたいと前向きのお考えなのか、いずれでしょうか、伺います。
 黒川病院の問題につきましては、先ほどの町長のご答弁で、薬剤、薬も含む医療材料ですね、これについて仕入れについては努めて安価なものにということを要請しているというお答えでしたけれども、一般論ではなくて、今、提起いたしましたように、先発品から後発品に切りかえていくということを具体的な検討課題としてやっていく必要があるのではないかということを改めて伺いたいと思います。いかがでしょうか。
 そして、あわせてですね、患者にとってどのくらい効果があるかといいますと、例えばぜんそくの患者さんが気管支炎等で、ぜんそく上の気管支炎で、そして痛風の症状もあるという、ある方の場合の例があるんですけれども、先発品を同じ効き目の後発品に切りかえた場合に、患者の負担が年間約9,500円、これだけ軽減されていると。それから、保険からの支払い、つまり病院側への収入ですよね。支払いが、年間約3万…保険からの支払いですから支出分ですね、支出分が年間約3万8,000円も軽減できるということが試算されているんですけれども、このように明確な意図を持って先発品中心から後発品中心へと流れを変えていけば、大変大きな効果が期待できると思うんですね。これは患者さんにとってまず第一に負担が軽くなりますし、何よりやっぱり注目したいと思うのは、後発品の方が値引き率が大きいので、病院にとっても支出が減ると、負担が軽くなるという点なんですね。そこのところをさらによく一品一品について検討してみる必要があると思うんです。
 病院の説明では、現在1,111品目についての値引き率というのは8.2%だというお答えがあったんですね。ところが、病院側からいただいた資料をもとに先発品、後発品がきちんと特定できるものに限って対比をしてみますと、10品目で18.15%値引き率なんです。これもっとたくさんやって、もっと大きな値引き率のものがあるわけで、例えば中にはですね、75%の値引き率というのも入っているんですね。病院側は先発品だと認識しているものが、実は後発品だったと。大変安いものがあったりしまして、75%の値引き率というのもあるわけですよ。そういうことを考えますと、先発品に比べて後発品の方が値引き率が格段に高いと。つまりは病院の経営にとってもプラスになると、差益が大きいということになるわけで、これは1,111品目の内のほんのわずか、1%程度でもこれぐらいの効果がわかるわけですから、あと残る1,000品目以上について一品一品、後発品と対比しながら、より安くて安全なものへと切りかえていく必要があると思うんですが、町長は理事者として一般論じゃなくて、後発品への切りかえの必要性を認めるかどうか。そして、後発品の切りかえの効果をお認めになるかどうか、改めて伺いたいと思います。
 それから、ことしの3月8日ですけれども、厚生労働省から通達が出ました。御承知だと思うんですけれども、その中でですね、後発の医薬品を使った場合に点数が加算されるということになったわけですね。これは、官報のコピーなんですけれども、後発医薬品を調剤した場合は、各区分の所定点数に一錠剤について2点を加算するということが、この4月1日から始まっているわけです。
 それからもう一つ、医薬品品質情報提供料ということで、これは新しく設定されたようですが、後発の医薬品に関して情報を文書などで患者さんに提供した場合、そしてそれを患者の同意を得て調剤した場合には、情報提供料も新たに病院側に入るということで、厚生省の側も国会で大分私どもの党でもやりましたけれども、全国保険医団体などからも要請があって、後発品への切りかえという声が高まっておりますので、厚生省自身が後発品への切りかえていくということを、考え方を変え始めているわけですね。ですから、こういう今の時点で、黒川病院がもっと積極的に、政府がだめだと言っていればやりにくいかもしれませんが、政府も奨励しているわけですから、これは大いに、しかも急いでやるべきだと思うんですけれども、どうでしょうか。
 それから、全品目1,111品目の情報の公開については、町長も理事者として申し入れると、組合と病院の方に申し入れをするということをおっしゃっておりましたけれども、これは改めて念を押して伺いたいんですが、1,111品目が情報公開の対象になるというご認識の上で町長のお答えがあったというふうに受けとめてよろしいんでしょうか。
 それから、職員検診に関しては、集団検診については、これは簡単に黒川病院へすぐどうしなさいこうしなさいということは難しいですね。でも、例えば子宮がん、乳がんですね。これ例えば平成14年度の場合に、ある小さい医療機関に見積もり合わせで、クリニックだそうですけれども、見積もり合わせでそこにかかるということになっているというふうに伺いました。富谷町の場合。これをですね、とにかく無理無理いやでも応でも黒川病院に行きなさいということではありませんけれども、この子宮がん、乳がんの指定機関としての扱いをですね、それを黒川病院に変えていくということはできるわけですよね。そこのところを積極的に進めてほしいと。
 それから、人間ドックについても、共済組合で指定機関があって、その中に黒川病院も入っているそうですが、より積極的に黒川病院を使いましょうと、職員も挙げて黒川病院の経営改善に努力しましょうと、これ強制ではなくて、奨励していくということは、やろうと思えばできることでないでしょうか。ぜひやるべきだと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 集会所の関連、時あたかもあのころ、第二次の内容は、国も何もしませんでしたけれども、あの時期、少なくとも情報でなく、行政改革をやりましょうという国なり地方自治団体があった時期はあたっているんです。
 ただ、それとあわせて、たまたま重なっただけで、決して私は集会所を、町内会館については行政改革絡みなんていうのはさらさらなかったんでして、先ほど来申し上げましたように、認めますよ、新しい会館が各整備事業なり何なりで間接的に、それは当然私もわかっています。それはいいんです。だけれども、もっともっと大変苦労なさって私財を出し合ってやっている町内会と、あまりにも違いが多過ぎる。これの公平性を当時の町内会館、町管理の町内会館6つか7つぐらい、6つ前後、5つ前後、数字は忘れましたけれども、当時の町内会長さんにご相談を申し上げて、維持管理については大規模については町でいたしますと。小規模維持管理については、私たちもやっていきましょうと、そういう状態であればやっていきましょうという合意形成のもと、自来相進んで今日に至っている、こういうことであります。
 それから、先ほど会館の数が違ってないかと。私、うそ言っているんでなくて、町内に自前管理で、いわば町内会管理で、今、部落というのはありませんからね、全部町内会ですから、部落という表現は使いませんから、町でも。全町内会館として管理は別としてある数が29ありますよという申し上げました。町直営というのは25あるはずであろうというふうに思います。(「26です」の声あり)
 一つぐらい間違ったら訂正しましょう。そういう経過で進んできたのであります。
 それから、財政法の内容はそのとおりであります。決して今おっしゃっている財政法は違いでありますよとは言っておりません。その解釈の度合いの中で、私は財政法の違法に該失当しないこの会館の維持、今の富谷の方式の中では、民法上抵触いたしませんと先ほど申し上げたのであります。
 それから、管理費についても先ほど申し上げたとおりでして、その町内会町内会の町で掌握しているのは、年間の決算書なり何なり、自治振興費を出させていただいているものでありますから、その決算書を各町内会からいただいておりますから、町は、担当課は全部掌握しているはずであります。
 それから、多分机・いすとか、そういうものをみんな町内会に押しつけでも貸し付けでもなくて、合意形成を図りながら、そして大規模のときはいたしますよという多分担当課と町内会の会長さん中心に合意形成のもとで今までも、決して議論でなくて、極めて相仲良く相談の結果、合意形成を図って相進んできていると認識しております。
 それから、病院問題の医薬品については、当然、前々から理事会、当時は管理者会でありましたけれども、材料費の購入については慎重に管理受け入れ、そういうものでありますから、専門的な医局が、お医者さん方が協議してやっているものに、我々経営者としてそういうことまで申し入れることはいかがなものかと思っております。
 ただし、一般的に、一般的に薬品の購入の方式に開業の先生方と、自治体、官、医局との仕入れに対する認識度の問題は、私も何かで読むか見るか聞くかしたことがあります。したがって、特に官病院である黒川病院についても、そういう理事会で何度か申し入れした記憶があります。
 それから、薬品の公開、薬品だけでありません。全体として私は公開できるものはしなさいと。ただ、薬品についてどうなのか私はそこまで認識しておりませんから、一理事として理事会などでできることはしなさいよと、こういう意見を申し、できないことは専門的なことがあるでしょうから、しない分はいたしませんということになろうと思っております。
 それから、ドックのことについては先ほど申し上げたとおりで、これは決していろんな選択権があるわけでありますから、それは町長の立場から職員に向かって申し入れるわけにはいきません、これはこういう議場でまでそういう意見がありますから、議案書なり何なり、議事録を見て職員が判断することだと思っております。(「答弁漏れです。後発品に切りかえることの効果は認めますか。それから、検討の必要性を認識していますか。厚生労働省の通達を踏まえて」の声あり)
 先ほど来申し上げております。後発品、先発品認めるか認めないか。一理事として認める、認めないは医師、医局にその辺を一切任せておるので、理事としてそこまで認める認めないなどという立場でない、こういうことです。

議長(相沢 忠男君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず会館の問題ですが、公平性というのはですね、何も低い方に合わせる問題ではなくて、いい方に合わせても公平性は保てるわけで、町政が前進するということは、できるだけ進んでいるいいところに合わせるというのが本来の姿ではないでしょうか。
 今回のこの会館の問題のように、町が出していたものを出さなくすることで公平性を図るというのは、むしろ大変後ろ向きな姿勢だと私は思います。
 そこで、財政法の精神からいって、それでは町長は今のやり方が問題ないと認識されておられるわけですか。改めて伺います。
 また、いすや机の問題については、それでは町が町内会と相談し、合意形成をしてやるということであれば、なぜこれまで町内会から会長さんから要望した机やいすの更新について町が負担するということが受け入れられなかったんでしょうか。今後について、町内会が町でやってくださいというふうに要望すれば、町の方ではこれは検討し直すということですか、どうでしょうか。町の方針は変更しないんですか。それとも方針変更もあり得るんですか。今のところ、机・いすについては地元町内会というふうになっておりますが、地元町内会からの要望があれば、町としては検討し直すと、机・いすを町が買うということもあり得るというふうになるのかどうか、明確にお答えください。
 黒川病院に関してはですね、今の町長のご答弁、大変問題があると思うんですけれども、医局の問題、専門家だからといって、そこに踏み込むわけにはいかないような、医局に任せているからという、こういうお答えでは、なかなか経営改善は進まないわけですね。よく言われるのは、病院の先生方すべてではありませんけれども、もともと学生時代から、医学生の時代から日本の医薬品メーカーというのは相当大学に入り込んでいて、新薬、新薬、先発品、先発品で、それが当たり前のようにして使われているということが、現場に入ってからも先発品中心になりがちな一つの要因になっているという指摘もあるわけで、病院側と、先ほども申し上げましたけれども、厚生労働省の方針を受けて、改めて経営者と一緒にですね、検討をし直すと、経営者側としても、理事者側としても後発品への切りかえを真剣に検討するという立場で臨むべきでないでしょうか。医局任せという姿勢は、これは改善しなければならないことだと思うんです。それがある限りなかなか進みませんが、町長のお考えいかがでしょうか。
 それから、情報公開については、薬品にまで情報公開の対象となるかどうかの認識がないとおっしゃいましたけれども、購入しているものすべてについて、これは税金が投入されているわけですから、すべてについて情報公開の対象になるというお考え明確に言っていただかないと困るんですね。町長のところで戸惑いだとか迷いがあると、現場も迷いますから、理事者側にすべて情報公開対象ですと、患者さんの名前を聞こうとか、病名を聞こうとか、そういうことを言っているんでないですから、購入している医薬品の価格、差益、こういうものがはっきりわかるようにしていただきたいということなので、これは情報公開の対象になると、すべての医薬品が対象になるということを改めて明確にお答えをいただきたいと思います。
 職員検診については、繰り返すようですけれども、もちろん職員が自分がかかりつけのところもあるでしょうし、行きたくない医療機関もあるでしょうし、何でもかんでも無理無理黒川病院だと言っているわけではないんですね。もう少し積極的に活用するように奨励してほしいと、こう言っているんです。これはやろうと思えばできるわけで、こういうところで消極的な姿勢だなというふうに感じているんですが、どうやってそれでは経営改善ができるんだろうと。経営改善の具体策は今のところ、町長から一言も出てきてないんですよね。町長としては、どういう経営改善の具体策があるとお考えなのか改めて伺いたいと思います。
 また、職員検診についても積極的に奨励をしていくことを求めて、答弁を伺います。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 集会・会館管理、先ほど来申し上げてきたとおりでありまして、基本的には今までどおりの方式で会長さんと相談しながら進めてまいる方式は同じであります。論旨の中に押しつけとかそういう表現がありましたけれども、極めて友好的に町内会と担当課は相談をしながら、ただ、時間はかかりますよというのもありますし、今すぐ小破修繕しますよというのもあります。たまたま1年間に二つも会館を新築したこともあるわけでありますから、そういうことと重なったりするときもありますから、財政、そういうものを見ながら合意形成を図って、極めて37の町内会長さんとは友好的に相談をし進んでいると、基本的にそういうことでありますから、押しつけも何もありません。
 それから、地方財政法、そのとおりの分はありますけれども、会館の富谷町の今の状況にとって、民法上も何も抵触しておりません。
 ついでに、会館は以上であります。会館については。会館についてでありますけれども、少なくたって71市町村の中で富谷ほど転入転出、富谷ほどでありませんけれども、富谷以外にもありますけれども、転入転出の多い町で、これほど多い町でいかにコミュニティ、人間関係の構築がとうといかということで、集会所と公民館については大変この地域自治活動、地域コミュニティー活動で積極的に今まで取り組んできたはずでありますし、また今後も、先ほど申し上げました、繰り返しますけれども、担当町内会長さん大変苦労しているんです。いろんな相談を受けて、本当にご苦労かけて。ですから、町としても各町内会長さんとは連絡を密にしながら、施設も、そして町内会長さんのいろんな町内の掌握状況なども受けながら、報告を受けながら、町で速やかにできる分は速やかに、時間のかかるものはかかる、そういう基本姿勢でまいりましたので、決してよその町村よりは会館については私は一生懸命取り組んできたつもりであります。
 次に、黒川病院の問題であります。医薬品について認識が薄い、4人の理事の中で合意形成を図り、基本的に医師の中で委員会をつくって専門的にやるものに、基本的に低廉な材料・医薬品を購入し、より医療行為の効率性に努めると、こういう基本姿勢で今までもお願いしてまいりました。それ以上踏み込んで、具体の一品一品について我々素人が云々言うべきでなくて、医療の専門職に私は基本線を打ち出して、理事会としてやっていくことが当たり前のことだと思っております。
 それから、公開の問題については、これも一理事として理事会の中でどこまでできているのかできないのか、私は基本的に出せるものは出す。そして、皆さんにお諮りいただいた方がいいということに変わりはないわけでありますから、ただ具体に、この件についていたしますと一理事として申し上げるわけにはいかない。こういう申し上げ方をすると、先ほど出てまいりました、黒川病院の経営改善に熱心でないようなお話しがありました。ここは議場であります。私もできれば、できればですね、黒川病院は4カ町村の、ご案内のとおり合意形成、理事会制度議会あって、いろんな広域行政の中の一環として黒川病院をやってまいりました。その中で黒川病院の、特に黒川病院の経営改善については、大変窮し、相談し、何度も何度もやってまいりました。私は初めて黒川病院の決算書を見たとき、びっくりしたことがあります。今でも変わりません。それはですね、この材料費で全体の決算の中で医業収入と医業外収入合わせた総額の収入の中で、支出部門の中で、材料費の比率と人件費の比率、人件費の中にも医師と医師以外の分とあります。それから、器具機材であります。検査機材であります。大きくわけてこの辺を見たとき、本当にこれで病院というのは、私は初めて、素人であります。この決算の割合を見て、これで病院で人の命を守れるのかなと、素人として思ったこともありました。しかし、黒川病院、戦後、産業組合から発足して、大変黒川地方に貢献してまいりました。そして今、自治体で引き継いで今日に至っているわけであります。しかし、今の黒川病院の顧客は、詳細な調査はしたことがありませんけれども、顧客のエリアというのは決して30年前50年前と変わっていない。ひょっとすると減っているかもしれない。それはですね、それは当時から比べると開業の先生方が多くなった。それから、黒川地方、一部黒川地方以外からも数%ご利用いただいておりますけれども、その人たちのエリアは開業の先生方が多くなりました。したがって、黒川地方の人口は当時から比べると幾らかふえておりますけれども、その黒川病院にお世話になりたい人の数は決してふえていない。したがって、経営としては大変きついものがあるけれども、私は黒川病院、官病院として黒字は出す必要はないけれども、赤字のたれ流しはしてならん、それが福祉向上につながる、これが黒川病院の律調の精神、先輩先人が苦労してつくった病院であります。それをぜひ現場の人たち、精神におさめながら一つご努力いただきたい。その中でいろいろな議論がありました。理事会でなくて、病院議会でありませんから私は申し上げませんけれども、その中の、どんなに素人から見ても改善しなければならない分がまだまだあります。しかし、そうはなかなかいかない。理事会としては一生懸命お願いを申し上げてまいりました。何十年も。しかし、一長一短古い病院のときは、こういう現場からは体制だからなかなか改善ができません。直したらできるかと。できていません。どうすればいいか。それで一生懸命現場に、事務長なり病院長を通じて、理事会としてもいろんな申し入れをした。ですから、黒川地方の命、生命、健康を守る機関の病院としての役割と、今の黒川地方における医療環境、医師環境条件の大変さもある中での現場の人たちも苦労もなさっていると思いますけれども、まだおこたえもしていかなければならない。経営改善に対する認識が薄いのではないだろうかという話でありますけれども、私は黒川病院議会でもし申し上げろというならば、別な形でもっと申して、私は今議会の場所は一理事の富谷町議会でありますから、この辺で終わらせていただきたい。(「結局どうするんですか。お答えがないんですがね。答弁漏れです。町内会長が要望すれば、机・いすについては町が負担するんでしょうか。方針については。先ほど伺っているんですが、お答えがありませんので」の声あり)
 町内会館の維持管理については、会長と、規則の中で調整して具体に相談しながら進めていくと、こういうふうに言っております。

議長(相沢 忠男君) 16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) 私は2点について質問をいたします。
 初めに、シルバー人材センターは早急に仕事を確保し活動開始をということで質問します。
 富谷町は県内で一番若い町になっていますが、5月末現在、60歳代3,254人、70歳代1,684人、80歳以上の方は660人となっていて、数年後には60歳代が急増します。
 今日、健康で働く意欲のある方々が非常に多くなっており、現役時代に積み上げた能力を定年後もどこかで発揮して社会のために役立たせたい、あるいはこれまでの職業とは全く別の仕事をしてみたいなど、働くことを通して社会参加を図っていこうとする傾向が強くあります。生きがいを持つこと、人との交わりで元気になる方々の多いことはよく聞く話です。
 そのことと同時に、この不況の中で仕事をして収入を得たいという人もふえています。シルバー人材センターの活動は、高齢者への福祉の施策であると同時に、ますます働く場の確保という面でも切実さを増していると考えますが、いかがお考えか伺います。
 町としても、老後を元気で過ごしていただく、そのために早急に手立てをとり、活動開始に向けていくべきだと考えます。シルバー人材センター設立の意義について、どのようにとらえているのか伺います。
 昭和61年に「高齢者等の雇用の安定等に関する法律」、略して「高齢者雇用安定法」ができて、平成2年に一部が改正されました。その中で、定年退職者その他の高年齢退職者に対して、就業の機会の確保のために必要な措置を講ずるように努めることが国及び地方公共団体の責務であると位置づけられました。この責務を具体化するものとして、臨時的かつ短期的な就業の機会を確保し、組織的にこれを提供する団体としてシルバー人材センターが法制化され、その法的な位置づけが確立されました。ですから、町がどれだけ力を入れるか、町としてどれだけの仕事を発注するのかを明確にしていくことが、シルバー人材センターを発足させ安定させていくことにつながるわけで、この点が何より重要ではないでしょうか。町で発注できる仕事はたくさん考えられます。公園の清掃、樹木の消毒、除草、草刈り、広報等の配布などまだまだ考えられますから、まず町発注の仕事を明確に示すべきではないかと考え、答弁をお願いします。
 シルバー人材センターについては、第2次、第3次実施計画によりますと、平成12年、就労希望者調査分析・業務委託料の調査・地域住民、関係団体へのPR。平成13年、加入希望者説明会・設立準備会の設置。平成14年、事業開始となっています。
 広報とみや6月号には、5月2日に「富谷町シルバー人材センター設立発起人会」が発足したこと、会長に佐藤富蔵氏、設立は平成14年度末を目指すということが掲載されていました。
 シルバー人材センターの事業開始を早急に求める住民の中から、ジャスコ開店に合わせシルバー人材センターを立ち上げ、仕事を受注するべきだ。遅れたのではみすみすよそに仕事をとられてしまう。この機会を逃すべきではないという声があることは、3月の予算委員会でも申し上げました。
 平成12年3月議会では同僚議員の質問に答えて、業務委託調査を行い、1、2年で立ち上げていく方向で検討したいと思う旨の答弁をしています。計画からいっても、答弁からいっても遅れは明らかです。その理由はどのようなものだったのかを伺います。
 ことし3月の議会では、アンケート結果について1,058人がシルバー人材センターに参加希望していることが報告されました。その方々を含め、設立活動開始を待っている人は多いはずです。今後の大まかな日程を担当課に伺いましたら、5月2日発起人会設立発足式。業務委託する社協職員は広報とみや5月号で1名募集して、7月に採用する。説明会までの間は、発起人の方々がシルバー人材センターについての学習を行い、夏ごろに公民館ごとに説明会を行う。平成15年2月から3月にかけて、設立総会を予定しているということでした。
 法人格取得に向けて準備も進めているようで、そのためには定款や規約を作成し、総会議事録を添付しなければならないということになっているようです。法人格を取得するためにはさまざまな事務処理があること。時間を要することは理解できるのですが、県連合会に相談し、指導を受けることで、速やかに進めていくことが可能だと考えます。
 シルバー人材センター設立を切望している方々にとっては、全体として非常に慎重というのか、のんびりしているように見える、歯がゆい思いをしているということ、このことが実感です。私が思うのには、法人格の取得が先というのではなくて、今はそれよりも一日でも早く仕事ができるようにすること、このことが重要ではないかということです。
 そこで伺います。町民の中には仕事を受注する関係で、一日も早くシルバー人材センターを設立し、活動開始することが必要だという声がありますが、町としてその認識はありますか、お答えください。
 また、設立の遅れは法人格取得と関係があるのでしょうか、伺います。
 設立してからセンター独自にリサイクル自転車の販売を行っているところや、廃缶を利用してのちりとりを作って売っているところもあるようです。センターがオープンして人が集まってくれば、さまざまなアイデアが出て、独自の活動も進むだろうと思われます。一日も早くシルバー人材センターが活動できるように求め、質問いたします。
 2問目です。大清水団地周辺の環境整備は住民の要求をよく聞き改善をとして質問します。
 あけの平の南に隣接して造成されている大清水団地は、予定どおりに工事が進んでいるとのことで、ジャスコ建設用地の造成はほとんど終わりという状況のようです。土地区画整理組合の方に伺いましたら、ジャスコの建設はお盆のころから開始されるのではないかということでした。組合発行のパンフレットにも、平成15年3月開店予定とありますので、いよいよ環境が大きく変わるのだという感があります。
 その中で今、あけの平団地内では、テレビがよく見えない、ゴーストが出るなどの苦情があります。4月に町からも関係者が出席して団地の方々の苦情や要望を聞かれたようですが、主な原因は、現時点でどのように把握されているのか、また解決のための基本方針をどのように考えているのかお答えください。
 テレビは毎日の生活に欠かせないといってもよいものです。個人の過失によって受信状態が悪くなったというのなら、個人負担で現状回復することは当然ですが、大清水の宅地開発が進んだことによって起きていることなので、個人への負担はあってはならないものだと考えるのが当然ですが、町の考えはいかがですか伺います。
 次に、交通問題について伺います。
 穀田大沢線の整備が進んでいます。あけの平と大清水が接続されれば、あけの平団地北入り口から、仙台あるいは主要地方道仙台三本木線に抜けるために、またあるいはジャスコへ行くなどというためにさまざまに考えられ、交通量の増加が見込まれます。
 これまで、あけの平団地内に必要のある車両だけだったものが、通過するだけの車両がふえるということになり、危険が増加するのではないかと心配されます。これまでもあけの平二丁目公園付近の交差点は人身事故が起きた場所でもあり、朝などは通勤用のマイカーと路線バスが交差し、小中学校へ行く子供たちの交通事故が発生するのではないかと心配される場所で、信号機設置の必要性を求める声を多く聞きます。
 大清水の団地が完成する前に、あけの平二丁目公園交差点に信号機の設置を関係機関に強力に働きかけることを要望します。町としての考えをお聞かせください。
 また団地内の道路は、純粋に生活道路ですから大型車の規制ができるものと考えます。交通安全の上からも、そしてまた道路維持管理の面から、大型の車両が団地内を通過できないように進入規制を行うべきと考えますが、いかがでしょうか。
 進入規制がたとえ無理な場合でも、通学時間帯は規制するなど必要があると考えます。団地内の道路管理者は町ですから、有効な手立てが必要となりますが、その点についてはどのように対処なさるつもりなのか伺います。
 大清水とあけの平団地が接続する道路のU字溝にふたをかけて、少しでも道路を広く使用できるようにするという説明が以前の議会でありました。あけの平はオープン式の側溝がほとんどで、団地全体のU字溝を有蓋化してほしいという要求が多いのですが、特に、この箇所については遅れることのないように工事を進める必要があります。いつからどのような工法で工事が行われるのか伺います。
 また、中学校付近の歩道については、いつから工事が始まるのか、工事期間中の児童生徒の交通安全上の対策はどのようにするのか伺います。
 また、あけの平北入り口から大清水団地に向かっての道路は、三丁目公園までは街路灯が設置されていますが、その先は防犯灯が3基だけです。ここの場所には増設する必要があると考えますが、いかがでしょうか。
 国道からジャスコへの進入路ができました。果たして、それで土曜日・日曜日及び売り出し期間中の車両がスムーズに駐車場内に進めるのか。渋滞で国道本線まで混雑を招かないのかが懸念されます。
 また、この進入路のために歩道が途切れることになり、歩行者、自転者に事故の発生や交通安全上の支障も考えられ、町としてはジャスコに交通安全上の対策を求めることが必要と考えるのですが、いかがでしょうかお尋ねいたします。
 国道4号沿道に商業用地が造成され、店舗が開店することになります。仙台方面からの車がその店舗へ行こうとすれば、タイガーパチンコ店の中央分離帯が切れている箇所でUターンをして目的の場所へ行くことは容易に想像できます。今でさえもパチンコ店周辺で発生した事故は、パチンコ店が開店してから増加しています。もちろん道路での、それも国道でのUターンをするなどもってのほかのことですが、私の調べたところでは、吉田石油南隣にあるチェーンの着脱所から国道4号に平行して道路を建設し、沿道の店舗へ入りやすくする計画があるようですが、それにしても通学路でもあり、パチンコ店前の信号機の設置は待ったなしに進めていかなければならないことです。町として関係機関へどのように働きかけているのでしょうか、伺います。
 あけの平南入り口に設置されている信号機は、右折のために時差式にはなっているものの、右折のための矢印が表示される信号機ではありません。あの場所での事故も多く、右折矢印が表示される信号機設置を要望する声が非常に強くあります。あわせて働きかけを切望するものですが、どのように対処されるのか伺います。
 最後に、ジャスコが開店し、子供たちを取り巻く環境の悪化を心配している方々が多いことです。ジャスコの中にゲーム機を設置すると説明がありましたし、映画館がオープンしたら、子供たちに与える環境は大きく変わることは明らかです。ジャスコは営業時間が夜11時までであり、映画館もまた遅い時間まで上映しています。ジャスコ東側、商業業務用地にはどのような店舗が開店するのかが気がかりです。
 同僚議員の質問に対して、以前、青少年健全育成に関する連絡協議会は、町・地域・学校と出店者の四者で設置して対応すると述べています。これでは、ジャスコなどがオープンしてからでないと対応できないようにも思われるのですが、どのような段取りになっていますか。利府町の例や他の自治体の例も参考にしながら、町がイニシアチブを発揮して進めることが必要ではないかと考えるのですが、今後の取り組みについて具体的に示してくださるように質問をいたします。以上です。

議長(相沢 忠男君) この際、2時10分まで休憩いたします。
午後1時55分 休憩
午後2時10分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 休憩前の佐藤聖子議員の一般質問に対する答弁を行います。若生町長。

町長(若生 照男君) 後々、いろんな再質問などもあろうと思います。認識のずれもあるかもしれませんから、質問通告順番に、むしろご説明お答え申し上げていったほうがいいかなと思いますので、お答えいたします。
 先ほどの質問の中で、早く早くと。これ早く早くというご期待の論旨聞いてて、それに本当にこたえられるのかなという思いがある、認識の問題もあるわけでして、いわばもちろん労働、働くことに対する対価もあるわけでありますけれども、それにも増して、このセンターの大きな意味は、生きがいの団体であるという認識をとらえてもらわないとかみ合わないのかなと、こういうふうに思っております。具体にいっぱいあるわけでして、先発団体の人材センターの中での意義と申しますか、意味合い、そういうものがあります。生きがいということが柱です。
 一説によりますと、人材センターでいろいろ活躍なさった方の病気歴と申しますか、それらなども多少調査したとこが、今ちょっと認識が定かでありませんけれども、これによると人材センターで生きがいづくりに活躍した人が病気率が低いというふうにも言われております。いわば、いかに人材センターで生きがいづくりを主に動くかということだと思っております。
 それから、一日も早くということでありましたけれども、このシルバーセンターは町の別組織であると。社団法人という法人格を有し、高年齢者がみずから自主的に組織を運営する団体であります。5月2日に人材センターの参加を希望されている高年齢者が主体となって、設立発起人会が立ち上がりましたことはご案内のとおりであります。設立の時期についても、発起人会の皆様方が協議し、今後決定されるものでありまして、決して町は逃げません。町も応分の、一緒におりますけれども、基本は発起人会が中心であります。
 ただ、県内いずれも人材センターでも設立には1年余りの準備期間が必要となっている経過があります。我が町においても、これらの組織の体制を整え、法人格の取得を目指すわけですから、それなりの期間が必要と思います。
 また、一部の仕事を得ようとして準備し、このまま発足し、トラブルが発生した場合、発足当初から人材センターの評価の問題が出てまいります。結果として、センターの健全な運営に支障が生じることも慎重にしてまいらねばならないということであります。
 それから、法人格との関係あるかということでありますが、関連はございません。
 それから、町の仕事でありますけれども、これは当然、町としても応分に努力はしていかねばなりません。努力目標であります。約束は、これは公金でありますから、いろんな業種、仕事、内容、さまざまな要因を検討しながら慎重に、そしてセンターを尊重しながら育成という意味もありますけれども、育成すべてイコール何でもというわけにはいかない。ですから、設立の段階で、基本は町として応分にかかわってはいくけれども、その絶対ということはないと思っております。
 それから、先ほど申し上げましたように、人材センターの設立を進めている健康増進の面からも、先ほど申し上げましたね、統計的にそういう結果が出ているということも念頭に置いて、これからセンターに期待もかけますけれども、そういう状態でいかねばならないという基本的な考え方であります。
 それから、大清水、あけの平・大清水の環境整備に係る第2点目の問題でありますけれども、あけの平の電波障害対策委員会代表世話人あけの平三丁目町内会長より報告や協力依頼があり、大清水区画整理組合に対しその旨連絡をし、同組合が調査したところ、原因は南側にそもそも山があることから、造成に伴い反射波が増加することによって、受信状況が変化したことが要因として考えられております。対処については、近々地元と組合が協議を行うことで既に調整をしておるところであります。
 それから、負担の問題がありますけれども、これから組合と地元の話し合いにゆだねてまいらねばならないと思っております。
 それから、信号機の、二丁目公園の信号機でありますけれども、信号機は車の流れをスムーズにし、交通環境(排気ガス・騒音)を改善する役割があることから、交差点の状況を把握しながら地元町内会や、これは設置関連は、管理責任は警察でありますから、公安委員会と相談してまいらねばならないと思っております。
 それから大型車が入らないようにしなさいということでありますけれども、団地内の交通安全や適正な道路維持管理が、特定の車両のみの規制を実施することで解決するものでなく、交通環境の状況を判断して、警察が判断し、町としても必要性は警察等に要請はしていかなければならないと思っております。判断は警察なのであります。
 それから、第二中学校周辺の関連であります。これも前に予算措置か何かで申し上げておったと思うわけでありますけれども、本年実施設計をいたしていく予定であります。
 側溝整備については、来年から2ヶ年で整備を図っていくと。
 安全対策については、これは当然のことであります。当然のことでありますから、工事関係者また一方、学校側に連絡をし、生徒の安全指導にも努め、事故のないようにするのが当たり前だと思っておりますし、それに向かっております。
 それから、防犯灯不足でないかということでありますけれども、町全体、これもいろんな議会で申し上げてまいりましたけれども、町全体で場所によって照度アップ、20ワットはかなりありましたから、それの照度アップを図り、また老朽化したものを更新、また一方、町内会の皆様方、町内会長さんなどと連絡を密にしながら不足分については増設をし、今、富谷町内に電灯約4,000灯を維持管理しております。49.13平方キロの中に約3,800灯を超える約4,000灯を持っております。したがって、この場所についても、新しい大清水区域の中で1灯入ることになっておりますから、それらを勘案いたしますと、大体町の全体の街路灯、防犯灯、これら等の問題でそれほど支障はないものと思っております。
 それから、国道から自動車が入ると歩道を防ぐということでありますけれども、どうしても入るところにはそういうことがあり得るわけですから、これは安全確保のため交通整理員を設置するよう、過般、宮城県知事あての意見書の中にも入れてあります。設置、配置するようにという申し入れをいたしております。
 それから、4号線、鷹乃杜北入り口の問題でありますけれども、公安委員会の役割であります。今までも伝えてきてまいりました。今後もあそこに信号機の設置は要請をしてまいるつもりでおります。
 南入り口の矢印信号ということであります。地元町内会交通安全協会支部との話し合いを聞きながら、大和署にもいろいろ意向を聞きながら相談してまいりたいと思っております。
 それから、ジャスコ出店による安全問題と申しますか、ここは非行、非行というのはどうしても青少年だけに、これは全体の問題でありまして、あまりにも青少年青少年というと、青少年がかわいそうになりますから、全体の問題であります。町民会議が中心ということを前に申し上げたとおりであります。それに、町民会議にも地域連絡会もありますし、またそれに不足分については、中心は町民会議、それに不足には出店準備者が出ているわけですし、そういうとか、あるときは警察の防犯担当とか、そういう関連の担当も入るとか、いろんなそういう人たちを入っていただく場合、常時入っていただく場合と臨時的に入っていただく場合、そういうものを検討して万全を期してまいりたいと、これは柱は町民会議を中心に取り組んでまいりたいと思っているところであります。

議長(相沢 忠男君) 16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) シルバー人材センターについてですが、意義は確かに生きがいということで、それは私も承知しているところです。
 ただ、現在ですね、それともう一つ質問の中に入れてありますが、やっぱり仕事をしたいという、幾らでもお金にしたいといいますか、対価を手に入れたいということがあるわけですよね。そのためには、そこに間もなくジャスコができる、カインズホームができるというときに、やはり立ち上がっていたらいいだろうという思いはどの方にもあると思うんです。
 それで、遅れではない、立ち上げるためには1年ぐらいは必要だということでお話しがあったわけですが、実施計画によりますとですね、そういうふうにはなってないと思われるんです。業務委託の調査が行われたり、それから説明会が行われたり、そして14年には発足して業務が行われるというように読めるわけですよね。年内にするから別に遅れではないというふうにお考えなのか。でもそこからいくと、計画にあることからすると、全然遅れではないかと私は思うわけです。業務委託の調査というのはどのように実施されたのか。その結果などはどういうふうになっているのかということを伺います。
 仕事を発注する側、個人とか企業とかですけれども、その仕事を発注する側としてもオープンを心待ちにしている人が多くいると思います。利府にもある、泉にもあるということで、富谷でもいつオープンするんだろうというのはありますので、そのPRが必要だと思われますけれども、これまでどのように住民へのPRが行われてきたのか。そしてまた、今までそれによってどうだったのか。これからまたどういう段取りで行われるのかを伺います。
 3番目にですが、法人格取得と関係がないというふうに先ほどお答えがありましたが、県の補助金を受けるためには法人格を取得しなければなりませんですよね。人数によって補助金が違うということになっているようで、大体150人ぐらいで200万円ぐらい。初年度から5年間だけ補助金が出るというふうに聞いています。この分を計算の中に入れていかないと維持ができないから、そこの仕事を早くするよりも、まず法人格取得だということになっているのでないかというふうに私は思ったのですが、ここと補助金の関係とはないのか、全くそれは度外視されているのか、改めて伺います。
 それで、シルバー人材センター、町で応分に援助しながらといいますか、そういう言葉で話がありましたけれども、そうしますと、町の責務であると私は考えるわけですが、発起人が発足した後、発起人会が発足して順次進めていきますけれども、これと町とのかかわり合いについてですが、具体的にそれではどういうことを援助しながら進めていかれるということになるのか伺います。
 私としては以前、町長がお話しされていたみたいに、理想的には町が3で民間が7ぐらいだそうですねということがありまして、ほかの自治体や何かもそういうことで進んでいるようなんですね。だとすると、やはり町としてはこの分野この分野この分野について仕事を発注する計画があるということが明らかにされてしかるべきだと思います。先ほどの通告の中にも出しておきましたが、それについては明確なお答えがありませんでしたので、お答えをいただきます。
 環境問題について伺います。
 原因は先ほどおっしゃられたことだということだったとわかりました。それで、テレビは毎日見ているもので、教育テレビはよく映らなくて本当に大変だということを聞くわけですけれども、全部団地ができてからとか、すべての建物ができてからというだけでは毎日見るテレビをそういうぐあいにはならないと思うので、そこは町が間に入って、そして開発をしているところときちっと仕事をするといいますか、要請をしていく。そのために力を尽くすべきだと思いますし、地域の人たちはそのことを期待しています。ぜひ前向きの答弁をされることを望みます。いかがでしょうか。
 信号機についてですけれども、信号機の問題は何件か取り上げています。それぞれ優劣がつけがたい、順番がつけがたいものですけれども、それぞれ大きな事故が起こらないようにするために、まず多くの信号機が要請されていますが、早目早目に本当に強力に要請していただきたいと思います。町長の先ほどの答弁でも、二丁目公園の、あけの平二丁目の交差点についても町内会の方々と相談していくだとか、ありましたので、ぜひそれについてはですね、設置するということを前向きにしながら、前提としながら回答を求めていきたいといいますか、ぜひ設置されるように働きかけをお願いしたいと思います。
 鷹乃杜北のところについても、本当に怖い思いをしている、私も現場を見たこともありますので、こちらの方も強力に働きかけをしてほしいと思います。
 防犯灯についてですが、先ほど申し上げまして、三丁目の33と34の間には防犯灯があって、照度はアップされました。でも、これまでとは、団地がつながることによって車の流れが変わることになると思うんですね。そのためにはどう見てもちょっと暗がりかなということがありますので、大清水の方に1灯、街路灯になるのか防犯灯になるのか、その辺ははっきりはいたしませんでしたが、つくからということでしたが、ぜひ現場を見ていただいて、そこの中央、大きく流れが変わるところについては増設をするべきではないかと思います。そういうことを申し上げて、具体的に伺いましたところには、ぜひ具体的にご答弁くださるようにお願いします。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) たまたま偶然ですね、よく議員、ジャスコという兼ね合い、たまたまそれをジャスコにつなげ合わせて、それに合わせれば人材センター。人材センターイコールあそこの新たなショッピングセンターが、富谷の人材センター、利府の人材センターに限って募集しますということではありません。一般公募でありますから。先ほどお話しの中にありましたように、幾らでも働いて対価を得たいという人があるとするならば、もう既に新しい団地のカインズホームなども募集をかけているはずでありますし、ジャスコもしかりで、いろいろ店舗にとって、そういうことについては年齢とか一定の条件は付されているようでありますけれども、そうでなければ応募は自由にできるわけですし、富谷に立地されるあの種のものについては、担当課を通じて努めて町民の方々に積極的に応募していただき、また採用の念頭に置いてくださいと。とってくださいとは言えません、これは。採用を、富谷に住所ある者は通勤距離が短いから念頭に置いてくださいという申し入れまではいたしておりますから、積極果敢に応募していただければ幸いかなと、そういうことであります。
 したがって、人材センターとそれはまた切り離して考えねばならないので、人材センターについては所定の手続きを経ながら進んでいくと。県の、国・県の補助はあるものについては、それなりに取り込んでいく予定もありますし、また一方、町としての事務経費なり何なりについては応分に負担をしながら、今、協議をしているところでありまして、基本は法人格を取得した一つの団体として今後設立時からは運営していかれるように助言なり協力なりしていくと。主はセンター、法人格センターであります。一方、町はそこにぴったりくっついて、そばからお手伝い、助言をさせていただきたい。
 また、仕事については、先ほど来申し上げましたように、大枠で努めて町発注も努めてということでありまして、何々について何割を絶対ということは、これは町の町民に対する公平性からすると、これはまた別問題であろうと思います。基本的には努めてと、こういうことだと思っております。
 それから、第2点の、ずっと聞いておりますと、あけの平だけの信号機でなくて、信号機についてはですね、宮城県の責任であるわけでして、聞く様子、その信号機の要望に対する答え率は、何年か2けた年数の待機と伺っております。したがって、いかに宮城県さん、信号機、熱心に取り組んでいると思うんですけれども、大変苦慮し、選択しながら設置をみているのが現状であります。したがって、富谷の町でも相当数申し入れは、このあけの平のみならず町全体として何件も申し入れしているところでありまして、強く今後も働きかけはいたしておりますけれども、県のそういう責任でありまして、先ほど何かの機会にありましたように、自治法上、町設置はだめなんでありますから、これは県の責任でやりなさいと、こういうふうに今後も強く働きかけてまいりたいと思っております。
 それから、防犯灯もう1基ということでありますけれども、先ほど申し上げましたように大体平均値として電柱1本置きというのが基本で進めてまいりました。ただ、その中にある場所によっては、間合いが遠いとかカーブしているとか、そういうものについてはまた別に町内会長さん中心に安全協会の方々と相談しながら増設をしたりと、こういう形をとっているわけでありまして、そういう意味合いからすると、先ほどの場所については満たされていると、こういうふうに考えているところであります。
 テレビの電波障害については、決して組合と地元にだけお任せしたのではなくて、町があっせんし相談をし、町もそれを強力にお手伝いをさせていただいているところであります。

議長(相沢 忠男君) 16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) シルバー人材センターですけれども、私が思うのにはですね、町とのかかわり合いというのは、発起人会ができたときに第三者的になっているのではないかなという感じを受けるのです。ほかの団体が新しくできたからということでそうなっているのかなと、私にだけそういうふうに聞こえるのかなと思うのですが、利府の事務局長に伺っても、塩釜の事務局長に伺っても、本当に町がどれくらいやるのか、その議会の人たちがどのくらい進めるかということがかぎなんですというふうに口をそろえてお話しなさるわけですよね。それで、ジャスコというふうに先ほど申し上げましたけれども、カインズホーム、せんだって折り込みチラシの中に確かに募集されていました。16歳から45歳くらいまで。これでは何ともならないんですよね。高齢者60歳以上を視野に入れた話をしているわけで、ちょっとそこにはごまかしがあるなというふうに感じてしまいました。そのすべてをシルバー人材センターで仕事ができるだとかというふうには思いませんが、でも町内の中にはそういう声があるわけで、そのことをどう受けとめて、法人格を取得するために必要な時間をもっと節約しながら、県連合会と相談しながら、それでひな形や何かもたくさんあるでしょうから、それに合わせて進んでいかれないか、一日も早いということはそういうことを言っているわけで、私はそこのところは率直に申し上げ、率直に回答をいただきたいと思います。
 やはり町としてどうかかわっていくのかということが随分重要になってくると思いますので、町とのかかわり合い方をですね、ぜひ第三者的でないような、そういう取り組みにされることを望みます。
 それと信号機ですが、町長が先ほどお話しされたように、非常に多くのところで、この交通量ですからあそこにもほしい、ここにもこんなものがほしいということを言われていて、十数年来待ち望んでいるというのが現状だと思います。そういうことから言えば、ぜひ先ほど町長が話されたように、強力にこれからも一つ一つの信号機については関係機関に、そして関係者の意見を聞きながら働きかけをしていただきたいものだと思います。私たちは、私はそうですが、十数年前にここに越してきました。ここで多分死んでいくんだろうと思うんですけれども、そのためにいい町づくりのためにはいろいろ意見を述べながらやっていくということが必要でですね、そのためには町の尽力はとても大切なので、団地が隣に開発される、そのことでぜひ町がよりどころとなって、あっせんして、さっき相談しながら行ってきましたということだったので、ぜひこれからもその立場はですね、強力にして、それで住民のよりどころとなるような担当課であったり町長であったりしてほしいと思うわけですが、そこのところではなかなかそうじゃないようなことも思ってですね、ぜひ現状回復のためには自己負担なしで町も頑張るのだというお答えをいただきたいと思いますが、そこについてのご所見を伺って再々質問を終わります。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 早くというのは、所定の事務手続き上時間が必要であると。決して、事務手続きを横にさせて寝ていて時間がかかっているんでない。それなりの準備期間の事務手続き上、いいか悪いかは日本の手続き上時間がかかると言われておりますけれども、決して横になって時間がかかっているのではなくて、せっせと事務手続きをしながらでも時間がそこまでかかりますよということで、積極的に今取り組んでいるところであります。
 また、町のかかわりということでありますけれども、今現在も担当職員が専門に、専門ではないのか、やや仕事の内容的にはやや専門にセンターの立ち上げに奔走しているところでありますから、かかわり薄くは全然ありませんでして、果敢に取り組んでいるところであります。
 それから信号機、十数年前から申し上げていたんでなくて、宮城県に県内から要望がある信号機の数と、宮城県で設置している数の間を見ますと、十年前後ぐらいたまっている、それほどさようにある。ですから、宮城県の人たちに頑張っていただかなければならないと、我々は常日ごろ宮城県に申し入れしているところであります。
 テレビについては先ほど申し上げたとおりでありまして、原因者と周辺との話し合い、これは町も参画はもちろんしていかねばならないと思っているところであります。

議長(相沢 忠男君) 7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) 私は、しんまち公園の整備計画問題と校舎の改修問題の2点について質問をいたします。
 富谷町にはおよそ60カ所ほどの公園がありますが、それぞれ町民の憩いの場となっております。しんまち公園もまたいろいろ工夫された設計で、町民の楽しみの場となっております。
 この公園は、平成6年7月に、国と富谷町の共同事業で、人々の集い、憩いの水辺づくりをテーマとして、建設大臣の署名入りの銅板の記念碑が立っております。したがって、町としましても、この管理について十分留意し、保全していく必要があると考えられます。
 しんまち公園は、町の中心地帯にあり、多くの人々の目にも触れるわけでありますが、この公園の整備計画について伺います。
 まず年間の整備・手入れについてどうなっているのか。
 先日、富谷小学校の運動会がありまして、たくさんの人々が駐車場に車を置いてしんまち公園を通っておりました。公園にはショウブやアヤメだったと思いますけれども、そういうものが咲いておったのでありますが、その花の周りには、花を隠すほどの雑草が生い茂り、これではせっかくの花も台なしだねと言っている方もおりました。
 昨日、消防訓練の際に見ましたら、雑草が刈り取られていましたが、花の咲いているときに刈り取ったら花も美しく見ることができたのにと思いました。
 なお、刈り取った雑草の後の処理を見ましたら、私から見ますとかなり雑な刈り入れでありまして、雑草がかなりまだ残っているというふうな状況で、あれはもっときれいに刈り取ることができないのかなという感想を持ったところでございます。
 そこで、雑草の刈り取りの実施計画はどうなっているのか。ことしは暑さがわりかし早くきましたので、雑草の繁りも早かったと思いますけれども、雑草繁茂の状況点検を行ったのかどうか、この点についても伺いたいと思います。
 また、花や木の植栽が少ない感じがいたします。現在、さらにふやす計画があるのかどうか。
 先日これもよく見ましたら、町木の松の木が3本ほどあったようでありますが、非常に小さな松の木で、ちよっと町木のアピールには足りないような感じがしましたし、また町花である菊は全然見当たっておりません。これなどをたくさん植えまして、見事な菊の花壇などを作ったらいいのではないかと、多くの人の目を和ませるんでないかというふうに思いますけれども、この点の計画はどうなっているのかを伺いたいと思います。
 次に、西側の緑地の問題ですが、この土地の利用計画はあるのでしょうか。
 現在、クローバーなどがありますけれども、むしろ芝生などにして、通年町民が憩える場にしたらどうかと考えますが、建物などをつくる関係があるのかどうかわかりませんけれども、しばらくそのままになっておりますが、将来計画について伺いたいと思います。
 それから、園内のベンチも老朽化しており、あるいは池や堀の流水計画も、きのう当たりは流れておったようでありますけれども、毎日ということにもなっていないようなんですが、どういうふうな計画になっているのか、この点も、町民の方々もきょうは流れている、きょうは流れていないという感想もあるようでありますけれども、伺いたいと思います。
 次に、先般の議会でも触れましたが、園内のブロンズ「トロイメライ」の件がありますが、いまだに放置されたまま修理されておりません。半年以上もなっているわけですが、なぜ修理できていないのか。また、今後どうするのか明確な答弁を求めます。
 それから、第2の質問としまして校舎の改修についてお尋ねします。
 富谷小学校の外壁で、北側と西側がひび割れを起こし、壁も少なからず黒ずんでおりまして、外観上見苦しくなっております。ひび割れは若干補修はされておりますけれども、新たな亀裂も出ているようであります。南側の出入り口の上部も傷んでおりまして、大分あちこちに傷がついてあるようであります。
 富谷中学校の北側、西側、特に北側壁面が全面的に黒ずんでおり、表面の塗装もはがれてきております。道路にも面しており、早急に修理の必要があろうかと思いますが、その対策はどうなっているのかお尋ねをいたします。また、校舎屋上の雨漏り、亀裂などはないのかどうか、あわせて伺いたいと思います。
 さらに、このような校舎屋体などで損傷に関する定期検査などはどの程度実施をされているのか。学校建築物に関する文部科学省の定期的検査はどうなっているのか。国としての一定の補助金を出している関係上、何らかのチェックも考えますが、その点について伺いたいと思います。
 またこれに関連しまして、学校のトイレの汚損といいますか、若干年数が経っているなという感じの便器もあるようでありますけれども、これは定期的に交換することになっているのかどうか、この点を伺いまして、私の質問を終わりたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) しんまち公園について申し上げさせていただきます。学校関係は教育長の方から申し上げます。
 まず最初に、お答えに入る前に、そう言われてみると町花である菊を一度も町でも植えたことないし、周辺、大分ご利用なさっていただいている人も、菊の花を差していったというのも見たこともない。ブロンズ像をいたずらする青少年か大人があったようですけれども、それは気にとめていかねばならないのかなと、こんな思いをしました。
 それから、町木についてはですね、そのとおりでして、なかなかそれほど大きいのを植えられないと、こういうことで、あの周辺に代官松、それからポケットパークの松、富谷小学校の松もあれは旧富谷小学校から横になっていたものを何とか移設して、今の作三郎先生のところにある松は適当に持ってきた松でありません。かなり富谷小学校と歴史的なかかわりのある松でして、そんなこともあったものですから、しんまち公園についてはそれほど大きな松でなくて、町木のおしるし程度であることもお許しいただきたいと思っております。したがって、松についてはこれからあそこに挟むことよりも、むしろそういういろんな団体組織、それから案外学校の教育の中でブロンズの近くで菊の時期に3本5本どうなのかな、こういうことも教育委員会に申し入れ、小学校と相談してみるとか何か、決してお金を惜しむんでなくて、そういうことも公園の使い方・遊び方・いやし方なのかなと、こういうふうに思いました。
 ではお答えさせていただきます。雑草、お話しにありましたように、まさに本当に夢にも思わなかった平成6年に建設大臣から、あのときで全国で幾つもない中の一つに選ばれまして、そんなものですから誇りに思って今まで大事にしてきたつもりでありますけれども、雑草の関係、一つ一つの発注方式でないものですから、たまたまこの雑草の繁茂については、町内にある公園初め施設、沿道も含めて、時期的にいろいろご要望、今のようなご意見があります。ただ、年間1ないし2回という決められた場所によって決めておるものですから、発注時期が一応平均値で発注いたします。したがって、そういうことで、あそこだけ早くとかここだけ遅くとか、なかなか効率性からしてできないときがあります。その点、深くおわびを申し上げたいんでありますけれども、なかなか数からしてお話しのような発注方法はなかなか進まないのかな、こういうふうに思っております。
 ただ、職員の発注時期については、なおの関心を持ち、決定してまいりたいと思っているところであります。
 それから、あの公園の西側、河川沿いの広場、一応あれは2,500平方ぐらいあるんですけれども、もともとあの公園全体計画の中の多目的な広場としてああいう計画です。決してあれを別な用途に使うとか、あそこに植栽計画があるのを休んでいるということでなくて、全体、しんまち公園の一角の多目的な広場としてつくったものであります。したがって、今後も全部砂場なのがいいのか、一応今のところああいう形で、なるべく草を繁茂しないようにして、子供たちの遊び場、そういう形に確保したものであります。
 それから、ベンチの老朽化の話でありますけれども、ベンチについてはご案内のとおり、あの公園はプラスチック類をなるべく使わないということで木質できた経過があります。したがって、時期とともに見ばえと申しますか、そういう面が一応あるわけでありますけれども、まだ交換の時期までいっていない。多少傷みつつある分については、部分補修をせねばならないけれども、基本的にはあの形で、部分補修、こういう形で管理してまいりたいと思っております。
 それから、ブロンズ像、これは何度もご指摘いただきました。最近、あそこのブロンズ像を含めトイレなど、かなりいろいろ破損行為があったわけでありますけれども、最近、あの場所は落ち着いてまいりました、おかげさまで落ち着いてまいりました。したがって、今度あれを、場所はあの場所で修繕する準備でおります。年内に多分つくであろうと思っております。年内、時期は担当課長がはっきりわかると思うんですけれども、いたす予定で今準備を進めているところであります。
 それから、壁泉、あれは一つのメーンなんでありますけれども、今まで11月まで、4月から11月まで、しかも10時から午後5時までという水の出し方をしておったわけでありますけれども、時期は同じ、凍結時は休みまして、時間を少し早目また遅めて、8時から9時ごろ、7時ごろまで2時間、両方端端で2時間ぐらい延長したらいかがと、こういう予定で進めているところであります。

議長(相沢 忠男君) 佐々木教育長。

教育長(佐々木 国雄君) 富谷小中学校の校舎の関係についてお答えを申し上げます。
 富谷小学校の校舎外壁につきましては、11年度にひび割れの補修、あるいは塗装はがれた部分の補修、そうしたことの工事を行ってまいりました。
 それから、富谷中学校におきましては、校舎北側の塗装のはがれが見受けられますけれども、雨漏りとか、あるいは安全上危険な状態にはないのであります。
 建築されてからの経過年数や、それからその塗装といいますか、材質等によって異なりますけれども、できるだけ長期に使用できるように補修塗装等を実施してまいりたいというふうに考えております。
 それから、定期検査というようなことでございますが、施設の安全点検については、例年10月ころに次年度の修繕等の予算措置の関係から、その各学校を調査しております。これは、委員会、担当職員とあと技術職員とあわせて、さらには場合によっては業者さんの方にも見てもらってということで実施しているところでございます。
 それから、雨漏り、屋上の雨漏りでございますけれども、富谷小中いずれにおきましても雨漏りはないのであります。
 それから、トイレなどの器具交換、これは学校から故障その他不便を来すという場合には、すぐ連絡をいただくことになっております。そして、現場を確認し、必要に応じて早急な対処をしているところでございます。以上でございます。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 先ほどのしんまち公園の整備計画関係で、ブロンズ像の修理の時期のことでございますけれども、今、町長がお話ししましたように準備しておりまして、7月中、遅くとも8月中、お盆前には終了したいというふうに今考えてございます。

議長(相沢 忠男君) 7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) しんまち公園の方の問題で、西側のですね、原っぱの問題なんですが、今お話しございましたけれども、どうも見ておりますとほとんどの子供、あるいは大人もそうですけれども、あそこに入って遊んだり休んだりしているような状況はないようなんですね。下が砂地になっているから座りにくかったりしているのかなという感じもあるんですが、もう少しあそこに入って休んでみたいなという感じにするための工夫が必要でないかと。非常に面積もありますので、もったいない気がしますが、積極的に利用をいただくとすれば、現在クローバーが大分多くなっておりまして、入ってみたいなという感じもないわけではないようですけれども、むしろ芝生は、ああいうものを植えて、これはクローバーと違いまして年中ずっと生えているわけですから、そういうふうなものに変えて、あそこのところを長期的にですね、使えるように考えてみたらどうなのかなということを常々思っているわけですが、将来的にあのままにしておくのか、それとも何らかの形でもう少し利用ができるような計画に転用するのか、その点を再度お伺いをしたいと思います。
 それから、ブロンズの問題ですけれども、この前も申し上げたんですが、現在の場所はですね、どうもずっと入っていくとあそこに触りたくなったり、あるいはいたずらというのはないと思いますけれども、ちょっと場所としてはあまり適当でない場所に感じるんですね。大和町のまほろばホールの前にあります佐藤忠良さんの像がありますけれども、あれは周りをちょっと高い所に置きまして、下の方に芝生、周りにいろいろ木を植えて非常に大事にしているなという感じがしますので、時々見ていますけれども、全然傷もいたずらもされておりません。そういう意味では、ちょっと現在のあそこの場所はどうも適切ではないのではないかなと。むしろもっと南側のですね、丘とかああいったところに移して周りを整備して、みんながあの像を観賞できるような場所に移動した方がいいのではないかというふうに感じているのですが、この点はどうなのでしょうか、お伺いをしたいと思います。
 それから校舎の問題ですけれども、やはり北側、これは風雪が大分厳しいわけですから、壊れやすいわけですね。南側の壁面とはちょっと違うわけですけれども、工事の際にはですね、その辺を十分考えて、北側あるいは西側、丁寧に壁面の工事をやっておられるのかですね。もしやってないとすれば、今後そういうことは十分対策として考える必要があるのではないかというふうに思いますけれども、この点について伺いたいと思います。
 なお11年に補修をしたとされておりますけれども、あのような状況ではですね、ちょっと、そのままにしておかれないのではないかなという感じはするんですが、早急にこの富谷小、富谷中の壁面を改修をするというふうなことに考えておられるのかどうかですね、この点も一つお伺いしたいと思います。
 なおもう一つ伺いたいと思いますが、こういった校舎の改修については、国の方から補助金とかそういうものが出ているのかどうか、この点もあわせて伺いたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 西側の広場、県内でも一人頭にしても全体の面積にしても公園数が多い町なんです。それの維持管理で、確かに中心的なしんまち公園でありますけれども、芝生まではなかなかいかないのかなと。したがって、管理これらについてなお心がけてまいりたいと。
 長期的にということでありますけれども、一応あそこは長期的にも一応広場として認知をしていただいての受賞作品であります。またもう一つ長期的ということになると、県管理の河川があります。これの移設の場所の一つに町としても予定しております。そのときの河川と水辺と公園とのかかわりということも、当時は建設設置のときはそういうことも念頭に置いて、ああいう設計の形をとらせていただきました。したがって、もうしばらく管理の面で気を配ってまいりたいと、こういうふうに思っているところであります。
 それからブロンズについては先ほども申し上げましたけれども、場所の問題。今、大人である、教育者である菅原議員も触ってみたいと。それほど裏を返すと非常に穏やかなもの、こういうふうに。ですから、子供も多少触ってみたくなると思うんですけれども、元気な、大和の子供より富谷の子供たちが元気なのがいた時期もあります。したがって、このごろ多少元気さも、あの場所での元気さも多少おさまっておりますので、今度は子供さんたちも大事に、触れることは触れても破損行為は起こさないだろうという祈りを込めて、あれを注文、別発注のようでありますけれどもさせていただいているところであります。

議長(相沢 忠男君) 佐々木教育長。

教育長(佐々木 国雄君) 校舎の補修等の関係ですけれども、工事の場合、北側あるいは西側は特に丁寧にというようなことは今までないかと思います。全面、南側、東側も同じような工事方法だというふうに私認識いたしております。
 小中ともはがれ等につきましては、状況を見て、工事担当の方とも相談しながら状況によって対応してまいりたいというふうに考えております。

議長(相沢 忠男君) 7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) 最後に一つちょっと確認という意味で伺いますけれども、今の町長から話がありましたように、国と町のですね、共同事業であの公園ができたということはわかったんですが、何かお聞きしますと、原っぱの活用については勝手にできないようなお話しがありますけれども、何かこれはそういった関係の事業ということで、一定の約束事あるいは規制化があるのかどうかですね、その点を伺いたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 公園としては、ほかの目的に利用はできませんけれども、あの公園全体の中で原っぱにもう少しベンチを置くとか、木をもう少し植えるとか、そういうことは特別規制はありません。でも、こちらの方でやや間に合うのかなとむしろ向こうはまだ植栽を多目に、河川との境に植えた、民地との境も植えて、まだ小さいものですけれども、年とともにあそこは涼を求める場所になるかなという基本設計だったと記憶しております。
 したがって、先ほど来申し上げておりますけれども、一等地の場所、一等地と申しますか、場所でありますから、管理面に十分に気をつけていきたいと思っております。

議長(相沢 忠男君) この際、3後25分まで休憩いたします。
午後3時10分 休憩
午後3時25分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 2番今村 寿君。

2番(今村 寿君) 私の質問は2問です。
 一つは、成田・明石台地区・東向陽台地区の生活基盤の整備と具体的な取り組みについて伺うものであります。
 二つ目が、町民バス発足して2カ月、その活用状況と今後の対応を伺うものです。
 よく隣の芝生は美しく見えると言います。人口30万ぐらいの豊橋市、福山市というのがございますが、何県にあるかと尋ねられるとすぐ答えが私は出てきません。人口30万もあるんです。愛知県と実は広島県にあるんです。政令都市が西の方に、名古屋市と広島市がありますので、どうしてもかすむということがござますが、この県境、それぞれの県の東にある所は、天気予報が出ると隣の県の天気予報を実は見たり聞いたり参考にしているわけであります。その隣の県の、反対の県境に行きますと、やはり逆を見ていると、どこに県境があればいいのかなという思いもしますが、明石台だとか東向陽台だとか富ヶ丘だとか、もしくは日吉台だとか、隣の市町村と接しているところは、どうしても隣の天気予報ではございませんが比較をしたくなります。そういう面で、私は当選以来きょうで13回目の定例議会だと思うんですが、その通告書をぱらぱらとめくっておりますと、6回は生活基盤、インフラの整備について質問をしております。そのうちで徐々に解決している問題とそうではない、依然として残っているテーマがございます。
 通告書にも書いてありますように、人口増加の著しい南部地区、先ほど申しました成田・明石台地区等の生活基盤のハード面の道路や緑地は当初から整っておりますけれども、大型ショッピングセンターだとか銀行及びそのATM、小・中学校、保育所、幼稚園等の増設新設というようなテーマ、もしくは信号機の設置であるとか、そのようなテーマについてはほぼめどがついたといいますか、着々と整備されておりますし、また町民バスについては2問目でお聞きしますけれども、その運行も開始され、着々といろんなハード・ソフト面でのそのような生活基盤は整備されつつあるというふうに実感をいたします。
 ただ、この庶民の生活に非常に密着したところの郵便局の新設、また住民の安寧な生活を守る交番の設置が、きょうお聞きする二大テーマでございます。
 2番目の交番の設置や将来的な配置の検討ということにつきましては、先ほど同僚議員も同じようなテーマで集中して質問しておりましたので、ダブる要素については省いて質問をしたいと思います。
 まず成田・明石台地区の郵便局設置推進状況と今後の取り組みについて伺うわけでありますが、地域の町内会だとか、また町政懇談会のテーマでも、メインテーマはこのテーマ二つに尽きると言えるぐらいの大きなテーマの一つが、この郵便局の設置であります。
 具体的に伺いたいテーマの一つ目は、設置促進のためにも土地の先行取得や町有地の提供だとか、具体的な提案は行われているか手は打たれているかということをお伺いいたします。
 2番目、1番目とも関係ありますが、団地造成時に公共用地も確保されているというぐあいに思われる地区もあるわけですので、そのような、また提供を受けてないところについては、今後の交渉用地としてそのような提供を優先的にやるというような推進の仕方があるのではないのかということとあわせて、団地造成時のそのような動きと、今後の取り組みについてあわせてお聞きしたいと思います。
 3番目、そうは言ってもいろんな会議で郵便局の設置は時間がかかるよと、年間に東北全体で2郵便局ぐらいしかできないペースですので、なかなか富谷町まで番は回ってこないよということであるならば、郵便局が開局されるまでの間、近く開店が予想されるところのショッピングセンターだとか、そういうところに郵便局の、ポストはつけていただけると思いますが、郵便局のATMということを設置していただくわけにはいかないのかと。幸い銀行のATMは成田の方にも設置されていただいておりますので、残るは郵便局だなという感じを強くするわけでございます。
 交番設置について、県や県警への働きかけ状況については午前中も詳しくお聞きしましたので、その点について省きますが、先ほど郵便局の展開のために土地や建物の提供まで具体的に詰めて働きかけを促進を図っておられますかということをお聞きします。そのほか、土地の、それに関連して土地の先行取得だとか、ということを図りながら、ここまで富谷町は準備しているよというようなことの見込みを立てて話したり推進をしていただいておりますかということをお伺いします。
 先ほどの質問にもありましたように、富谷町全体での交番のあり方ということもございますが、私はこの件にあわせましては、成田、明石台、東向陽台地区にぜひということだけを申し上げたいと思います。
 具体的な3番目は、交番設置実現までの期間、新興団地では安寧な住民の生活を守るために、これから暑くなってくると窓を開けて就寝されるということが始まる途端になぜか暴走族が徘回するわけでございます。本当に暑い日に安眠できないというのは、翌日の仕事ができなくなるという安寧さが破壊されるわけであります。設置、交番が設置されるまでの間、特定巡回地区にもなっているよということを聞きますが、特にこれからの夜のそのような暴走行為だとか、なぜか事件も夜に起こるということを考えると、昼間の巡回とあわせてそのような特別巡らといいますか、巡回というか、そういうことについての具体的な要請なり取り組みについて、また見込みについてお伺いするものであります。
 4番目は、ちょっと視点を変えますけれども、何もかも警察に言えばいいかと。住民として、コミュニティーとして、そのような全体の安寧さを守るために、警察なりそのような機関と協力するような、もちろん、健全育成協会だとかという組織もありますが、あれはあれとして、それにもっと補完すべき警察協力隊というんでしょうか、警友会というんでしょうか、そのような取り組み提案を町としてお持ちなのかどうか、もしくはそのような指導方針を持っているかどうか、なければ持ってほしいということも含めてお伺いします。
 5番目、先ほども触れたと思いますが、やはりこれから夜間の暴走だとか不法駐車というのがふえてくるだけに、季節的な変動も含めてですね、早急な交番の設置というのが住民の大きな声であります。どうか町政懇談会でもいろんな回答をいただいているようでございますが、一般質問として質問しているわけでございますので、従来の回答以上のものを期待してお伺いするものであります。
 2番目の質問、町民バスの活用状況と今後の対応についてお伺いします。
 住民期待の町民バスが4月1日から運行されております。よく見かけるたびに、乗客の状況はどうかなと、ぱっと目が座席の方にいきます。乗っておられると、有効に使っていただくなと思ってほっとします。空車でいると、これは将来運営大丈夫かなという心配がわいてきます。
 また、私の地元の近くですが、明石台五丁目の町民バスのバス停には、国体のときに使ったプランターに花が植えられて、バス停のところに飾られている。住民の方から随分支持されているなということを、この一つだけでも私は感じます。
 そのようなバスが走り出して2カ月間、みずほ銀行ではないが、小さなこと、初期不良はなかったよに聞いております。混乱もなく2カ月間、ほぼ見込みどおりの方々が活用、乗っていただいたというぐあいにも聞いております。大変いいことだというぐあいに私は思っております。
 今後の展開でございますが、予測されるだけにもう既に手は打っておられると思いますが、新庁舎が完成いたします。南の方には成田公民館の完成と、タイミングほぼ同じように完成するのではないかと。そのほか大型ショッピングセンターのオープンが、イオングループだとかカインズホームだとかコープの店だとかございますが、タイミングのよい対応が必要です。そして、6路線ですか、主に6路線で行きと帰りの運行がなされているわけですが、従来スクールバスが走っていたといいますか、現在スクールバスとして活用オーケーの地域の中と、団地、主に西部路線、南部路線循環というんでしょうか、住んでおられる人口に比例すると、どうも背景に住んでおられる人口とその人口比でみると乗車率といいますか、乗車実数というのが、新しい団地の方が人口が多いんだけれども利用率が少ないという実績にあるように思います。この新しい西部循環なり南循環というところの利用をさらにふやすような方策もあるんだろうかというぐあいにあわせてお聞きするわけであります。
 具体的な項目でお伺いしていきます。1番目、2カ月を経過して、利用客はほぼ計画どおりに推移していると聞いておりますが、そのとおりですか。
 2番目、そうはいってもまだ知らないよという方が結構多い。今後のその方々へのPRはどのような策をお持ちか、お伺いします。
 3番目、利用者の要望、今新しく始まったときだけに、ああしてほしいこうしてほしいという関心も高い。全部、自分の田んぼに水を引くように、私の前に停留所をつくってほしいというような見ずる停留所変更は別にして、そうは言っても全体を考えると停留所の位置は変えたほうがいいねということももうそろそろ出てきているんではないだろうか。もしくは、ちょっとあの角まで回ってきていただいたらいいなという路線の変更というのは可能かどうか。
 先ほど申しました五丁目の町民バスのバス停には、国体で使ったプランターが二つほど花を添えて住民の方が歓迎しておられる。それ以外のところはそうじゃないとするならば、案外、町の中をそれぞれの町内会の中をかすめて行っているだけにすぎないのかなということになりますと、そのような路線変更も必要ではないかなと。そのようなことについて、具体的にもお伺いします。
 それから4番目としては、近々開業を予定されておりますイオングループであるとか、生協だとかホームセンターだとか、そのようなオープンの見込みがなされると、独自の無料バスが運行されるというぐあいにも聞きますが、それとの関連の調整の備えはあるかどうか、お伺いします。
 5番目、小学校や通学オーケー路線と、先ほど言いました新しい団地の地域とのバス利用に人口比で利用格差がありますが、特に南部西部循環路線は低い。これを上げるための路線やダイヤの検討等が必要と思いますが、具体策はお持ちですか。2カ月経ったからすぐ変更しろということではありませんが、きめ細かな行政、いろんな法律的な問題もありましょうが、そのような対応もあわせて検討すべき時期ではないか、このように思います。
 6番目、町や公民館等の行事は町民バスのダイヤを加味した、考慮したものになっていますか。
 それから、大分立ち上がってきました、7番目ですが、南部地区のポイントになると思われる成田公民館の完成時の具体的な対応はお持ちですか。
 8番目、これはいささか我田引水な質問かもしれませんが、西部南部循環路線の団地間、それぞれ中央公民館に行かないと西部循環にも乗れないし、南部循環路線にもそれぞれが乗れないと。見えているけれども、南部循環からは富ヶ丘方面には行けないという交流だとか、大黒澤苑に行こうとすると、やはり中央公民館まで行ってまた40分なりかけて行かなきゃいけないが、そのような一たん、中央公民館だけに戻るというだけじゃない路線ということも考えてもらうような考えはないか、あわせて質問お伺いするものであります。以上であります。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点の郵便局関連でありますけれども、先ほどお話しありましたように、土地の提供まで交番、後で触れますけれども、先ほど申し上げましたように交番のように土地の提供、場所の提供までをしるしをし、要請、要求、要望したことはありません。
 ただ、この地域内で場所、そういうものについていつでも町ではおこたえいたすことができますと、こういうお約束を入れております。そういうことで、ぜひこの地域に郵便局という申し入れをしておりましたけれども、ご案内のとおり今、郵便局の新設にはかなり郵政省、今、総務省といいますか、慎重になってきているということでありまして、大変難しい状況にあります。しかしながら、町、富谷町としてはあきらめることはできませんのでして、今のお話しありましたように、交番同様にあの地域の中で公共用地その他なども具体に提案しながら、今後郵政当局と相談してまいりたい、要請してまいりたい、このように改めて決意を新たにしているところであります。
 土地についてはそうでありますし、建物については郵政には一つの組織がありまして、互助会制度で、建物についてはそこが一手引き受けでやっておりますから、そこまで相談なるかどうかわかりません。もしあったら、それなりの土地も建物もこたえ、今の町としてどこまでできるのか、制度上、そういうものも超えてできる分については一生懸命頑張ってまいりたいと思っております。
 次の第2点の交番については、先ほど尾形議員にも答えたとおりであります。その中でですね、施設、人員体制については申し上げたとおりであります。その中で、人的な体制と申しますか、防犯協会の、今防犯協会持っているわけですけれども、その防犯協会の充実強化を一つ考えていかなければならないと思っております。
 それから、地域コミュニティー、いわば住民のお手伝いということお話しがありました。これにやや類したことで、今、当局と一部相談をしております。まだ公表の段階でありませんけれども、いわば基本的には安全対策の充実強化のための方策の相談であります。
 もう一つは、今議会には間に合いませんけれども、9月議会あたりまで宮城県警察本部とそういう面の相談の提案、議会提案をする準備を今進めているところで、まだ相手が宮城県警察本部なわけでありますから、これまだ全く事務段階のものであります。できれば9月議会まで皆さんにご報告申し上げ、ご同意をいただきたいと思って今、準備に入らせていただいているところであります。詳細については、もう少し時間を貸していただきたいと思っております。
 くれぐれも先ほど尾形議員さん申し上げましたように、交番のいわば物的な施設と人的体制については、万難を配してやりますと、やらせていただきますと、こういう申し入れを警察本部に持ち込んでいるところであります。
 次に、町民バス関連でありますけれども、非常に議員もご案内のとおり、よその市町村の町民バスとかコミュニティーバスについては、比較的廃止路線を代替する路線がほとんどでありますけれども、我が町の場合ですね、既存バス路線がある中での路線編成でありますから、よその廃止路線と違って大変制約があります。それからもう一つ大きい違いは、そういう中のあらゆる層、いわば通勤通学・福祉高齢、こういうものまで満たす路線編成は基本的に、富谷の立地条件からして無理だということが基本的に一つ制約があります。それから先ほど来お話し伺っておりますけれども、要望、町民のご意見については、大変多くいただいております。その中にいろんな要望ご意見は全部担当課が記録しております。そして、それらを参考に次の運営委員会やそういうものに、審議会に相談をかけ、そして見直しをしていく。ただ、前提は法規制の枠内でということがあります。
 それから、路線編成するとき、かなりのサンプル、住民の意識調査をいただいてまいったわけでありまして、その中で専門の審議会の中では、コミュニティーバスと富谷の状況からすると、一つのブロックごとの運行ということでありましたけれども、意識調査の中で乗りかえ方式、多少時間がかかっても乗りかえ方式を模索してほしいという意向もあって、中央公民館経由ステーションにした理由の一つにあります。したがって、時間との兼ね合いも、当然乗りかえ時間があるわけでありますから、大変、例えば今お話しありました、すぐ前の大黒澤苑が見えてて乗りかえしなければならないのかとか、それに類似したことはいっぱいあります。
 それから、通学用に全部使うべきでないだろうか。バスが小さいならバスを買いかえて大きくしたらいいんでないだろうか、こういうご意見もあります。
 ただそういう中で、この報告だけは今初めて聞きました。そのバス停の前に花を育てていただいているということは、まだ担当職員から聞いておりませんでした。改めてこの場をお借りして、そういう温かい心の町民がいらっしゃるということに、この場をお借りして感謝を申し上げたいし、今後も温かく花同様見守っていただきたいと、このように感謝とお願いを申し上げたいと思っております。
 それから、見通しどおりかということで、予定された見込みを300人、日300人をみておりました。月ごとに少しずつふえまして、やや推計どおりに今は動いております。
 しかし、路線ごと、それから時間帯、大体6編成になるわけです、1路線。その中でもばらつきがあります。したがって、先ほどお話しがありましたように、乗ってないともったいないなというふうに私も同じような思いをするわけでありますけれども、トータルとして推計どおりに動いて2月、3月の中で伸びているということは非常にありがたいと思っております。これからもいろんな意見を積み上げながら、次の段階に入っていかねばならないのかなと。
 ただし、私はこのコミュニティーバスと、もう一度繰り返しますけれども、富谷の場合、いろんな制約、法制約の中で動いているバスということも住民にお知らせをし、理解を求めていかねばならない。あわせて、知らない人の広報はどうしているのかということについては、大分まだ新しいですけれども、大分町の広報とかそういう媒体を通じてもしておりますけれども、少しずつ時間ごとに進んでいくのかなと。今後も広報活動はしていかねばならないと思っておるところであります。以上、大体落ちてないように、求められたとおりです。

議長(相沢 忠男君) 2番今村 寿君。

2番(今村 寿君) 過日、5月23日の河北新報に、無料町民バス便利車に感謝という投書が河北新報に載っておりました。高齢者の方だと思いますが、非常に便利であると、感謝していますと。町の財政も厳しいと思いますが、どうか末永く町民バスを走らせていただきますようお願いいたしますの、最後の紙面になっておりましたけれども、これは2年間の試験であると。無料であると。なおかつ2年間だということをこの間聞きましたけれども、ぜひこれは末永くですね、続けていただきたいという考えでありますけれども、そのようなことについても2年で打ち切ることのないように思いますが、当局の考えを確認いたします。
 それからもう一つは、南部の中心とは言わないにしても、いろんな行事その他がふえてくるとするならば、成田公民館を一つの拠点施設としたところの運行というのも考えられると思いますが、将来的なそのような変更なり、先ほどお聞きした中で新庁舎ができたときはどうなるかということにもお答えいただきたい、あわせて質問する次第であります。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 私も河北新報の声の交差点の声、たしか60何歳、62、3のまだ若い女性の声だと思ったんですけれども、読ませていただきました。非常にうれしく思いました。その後ですね、その声の交差点を読んで、私もぜひあの内容を書きたかったんだけれども、先に載ったので書けませんでしたという女性の方からおたよりをいただいた経過もあります。そういうことで、今後なお一層啓蒙広報に努めてまいりたい。特に、その年代の方々にはショッピング、時間に多少余裕のある方のショッピングにいいと、それからお医者さんに行きやすい、こういう声が同年代の方々から何通か寄せられているようであります。非常にうれしく思ったところであります。
 それから、成田公民館については、当面、あそこにバス停を設置しております。今、ただし、これは町全体でということでありますが、今の論旨からすると、あそこもキーステーション的なということだと思うんでありますけれども、そういう声も公民館については11月オープンでありますから、そのバスの2年間の中のいろんな声、意見として集約しながら、皆さんでそれを編成し直すかどうか決めてまいりたい、いい参考の意見とさせていただきたいと思います。
 なお、庁舎については、今の路線の中であそこを経由すると、もう既に決定しておりますけれども、これらについてもいろんな路線編成と兼ね合わせて考えていかなければいけないのかなと、こういうふうに思っております。一応入っていくことには決定しているところでございます。

議長(相沢 忠男君) これで、本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
午後3時58分 散会

平成14年第2回定例会議事録(第2号)

平成14年6月11日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 渡邊俊一君
  • 2番 今村寿君
  • 3番 細谷禮二君
  • 4番 尾形昭夫君
  • 5番 安住稔幸君
  • 6番 伊豆田待子君
  • 7番 菅原傳君
  • 8番 土樋輪康雄君
  • 9番 土井昭二君
  • 10番 川崎啓一君
  • 11番 小野進君
  • 12番 相澤武雄君
  • 13番 大木忠君
  • 14番 市川壽藏君
  • 15番 蜂谷武君
  • 16番 佐藤聖子君
  • 17番 永野久子君
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 浅野幹雄君
  • 20番 相沢忠男君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 助役 郷古一郎君
  • 収入役(会計課長事務取扱) 山路礼子君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 菊地喜一郎君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 佐々木国雄君
  • 教育総務課長 内ヶ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 磯部利彦    
  • 参事 小松繁夫
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第2号

平成14年6月11日(火曜日)午前10時00分開議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問 11番 小野進議員
1 町道の改良などについて
18番 佐川幸三議員
1 富ヶ丘地域の生活環境整備について
2 介護保険要介護認定者が税の障害者控除を受けられるように
6番 伊豆田待子議員
1 音楽療法の活用を
2 住民の健康検診に脳ドックを
5番 安住稔幸議員
1 富谷町新庁舎内の施設及び町民への提供と移転に伴う他施設について
2 町民の健康増進などへの取り組みについて
3 小中学校での教育の充実について
第3 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年富谷町一般会計補正予算(第8号))
第4 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))
第5 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))
第6 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))
第7 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)
第8 議案第6号 平成14年度富谷町一般会計補正予算(第1号)

本日の会議に付した事件
議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(相沢 忠男君) 皆さんおはようございます。ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。議長諸報告はお手元に配付のとおりです。これで諸報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相沢 忠男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により10番川崎啓一君、11番小野 進君、12番相澤武雄君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(相沢 忠男君) 日程第2、昨日に引き続き、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。11番小野 進君。

11番(小野 進君) 皆さんおはようございます。
 私は、町道の改良などについてという大きな命題のもとに6点ほど項目をあげて質問をしたいと思います。
 地域の住民がその生活を維持する上で、身の回りの道路は最重要課題の一つであり、車社会の現代においては、ますますその必要性が高まってきております。たまに利用する人にとっては、ちょっとした不便、また不都合でも、その地域の人たちにとっては日常的、恒常的な問題であり、いらいらやストレスの原因となり、不平不満を募らせることになると思います。
 そのような道路の改良要望については、町の立場として財政的にも行政的にも限度があり、利用状況や効果効率も考えた上で選択し、事業を進めていくということになるのでしょうが、そのような事情を承知の上で、なおかつ次のような質問をいたしたいと思います。
 1問目は、今泉・大亀線についてです。この路線については、主要地方道仙台・三本木線との交差部から大亀公会堂前までの区間は立派に改良されました。しかし、そこから和合田一番までの間が残されています。地域の人の話では、奥の方から工事を始めるというとのことだったが、大山線のところから県道の方へ始まった。いつ変更になったのか、なぜそうなったのかとの問いかけがありました。
 そこで、この質問と今後の計画はどうなっているのかを伺います。
 2問目は、沼田線についてです。たしか前にも出ていた話で、地権者との食い違いがあって、そこでとどまってしまったままになっているとのことだったと思うのですが、この路線の拡幅改良については、町道であり、障害があったなら問題を解決し事業をよい方向に進めるよう努めるべきだと思います。その後の対応というものがあったのか。今後はどのように考えているのか伺います。
 次、3問目は仏所地内の通称とこはる団地についてです。この団地は、県道西成田・宮床線に1カ所で接しているだけです。以前からひより台一丁目や運動公園へ抜ける道をつくってくれないだろうかという話を受けておりましたが、ひより台は団地間の高低差や個人の住宅があって難しい。運動公園へ抜ける道は、公園側はグラウンドで道がないなどで話が進まなかった経過があります。今回は、運動公園より県道西成田・宮床線に路線を新設するということで、この路線との接続は考えられないか。団地の安全性の確保という意味合いからも、何らかの抜け道が必要だと思いますが、町の考えを伺います。
 4問目は、今年11月完成の新庁舎へのアクセス道路として、中央公民館より富谷小学校北側を通る道路について伺います。新庁舎が開庁され活動を始めれば、ことし4月より運行されている町民バスは、平成15年1月6日より新庁舎にとまるようになります。すべての循環路線は新庁舎、中央公民館を経由することになります。そうなると、富谷小北側を通ることになると思うのですが、いかがでしょうか。この部分は道幅も狭く、ぎくしゃくとした道路となっております。早急な拡幅改良が必要と感じられますが、いかがか伺います。
 5問目は、西友南側、県道西成田・宮床線に出るところの三差路です。左折の規制標識がありますが、無視するのか見落とすのか右折する車が往々にしてあります。国道と県道の交差点の信号に気をとられ、県道を神社側より来て西友側に右折する車の後部に接触したり、国道より西友側に入ろうとする車と丁字路で三すくみの形になり、渋滞とはいかないまでも、滞ってしまう状況も見受けられます。これは、規制標識の位置が悪いのか、認識させる力が弱いのではないかと思われますが、何らかの改善方法をとる必要があると思いますが、いかがでしょうか。
 最後になりますが、車で通行中にふと目について疑問に思ったのですが、仏所・太子堂中線三ノ関字坂下5番か10番地のところの側溝にふたがない。その前後は側溝にふたが設置されているのに、そこのところだけが抜け落ちている。何か理由があるのかお尋ねします。今、市町村合併が時の話題として上がっています。新聞にもたびたび上がり、町長のインタビューでは、必ずしも否定的ではなかったように思われました。そのような状況の中で、合併して行政体の規模が大きくなった場合、前述の質問のような路線の改良や施設の整備などはどんどん取り残されてしまうのではないかと心配されている町民の方もいることを申し添えて、私の質問を終わります。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) お答えいたします。
 先ほど冒頭にお話しがありましたように、小野議員、監査委員もなさっているわけでありますから、町長以上に町の実態、御存じのとおりだと思っております。したがって、効率、経済、施政、財政的な配慮というのをみながら、これはより着実に相進めて、基本的には道は進めていかねばならないというふうには変わりありません。
 先ほどお話しありましたように、車社会、いわば日本の中でも東北地方の車の依存率は首都圏から比べるとかなり多いんでありますから、どうしても車ということは頭から現実問題として外すわけにはいきません。
 しかし、一方で歩行者、大量輸送ということも道には考えていかねばならない時代だと思います。したがって、合併とのかかわりは、道は関係なく進んでいかねばならない分があろうと思っております。
 さて、第1点の多分今泉でなくて大亀線の奥という表現ありましたから、あの道のことかと、大山線のことでいいんですね、大山線のこと。大山線については、過般議会でも申し上げておりましたように、県費補助の状況で準備を進めてまいりましたけれども、3カ年という長期間が要する。しかも、その中で何よりも3カ年以上より、時間の長さよりも通行どめ、全面通行どめの期間が長過ぎるということで、単独であの区間をやろうということで皆様方のご同意をいただいて、本年に実施設計を今発注し、取り組んでいるところであります。その成果を経て、用地買収、そして順調にいけば来年度に改良工事を終わらせたい、こういう段取りで今進んでいるところであります。
 ただ、一方で地権者との交渉が入ってまいります。ただ、町としては来年度中という約束を守り抜いてまいりたいと思っております。
 それから、沼田線についてでありますけれども、これは昭和50年代に一部4メートル拡幅改良されたようでありまして、ああいう形状でありますから本当に4メートルあるのかなと思うような道の一部はあります。通ってみればもっと狭く感じて通るわけでありますけれども、全体としてあの道の改良は必要の認めているところでありますけれども、何せ今の町全体の道路改良計画からすると、なかなか時期が見えてまいりません。したがって、地元町内、大亀町内会区域には行きどまり線に大山線以外、行きどまり線として2路線まだ残っております。したがって、町内会にお願いをして、待避所を努めてつくっていただきたいと、材料とかそういうものについては町でというお話し合いを進めてきているところであります。したがって、沼田線については時間がしばらくかかるのかなと、こういうふうに思っております。
 それから、とこはる団地については、今お話しありましたように、まず運動公園線を計画的に県道までタッチさせると、こういう形で今進めているところでありまして、その中でとこはるからできないのか。これは、改めて申し上げるまでもなく、渡邊議員再三再四にわたってとこはると運動公園との道の問題を取り上げられてきたものでありますから、検討しているわけでありますけれども、道路としての抜くまでにはかなり高低差なりもありますし、なかなか技術的に難しいということで、検討はいろいろしております、検討はしておりますけれども、道として、道路としての抜け方はかなり技術的なものと、それから技術を要するということは相当の経費問題も出てまいります。なお引き続き検討を進めてまいりたいと思っておる場所であります。
 それから、新庁舎にかかわるという、いわば富谷小学校周辺でありますけれども、あのとおり小学校の裏側には、表に出てまいりませんけれども地下埋設物が一部入っておりますし、それからそれと合わせて、あそこの学校前線の十字交差の改良なども入ってまいります。あのままにタッチという、今のところ出てまいりません。したがって、距離は短いんですけれども、相当大がかりな工事量になるようであります。したがって、新庁舎並びに給食センター、幼稚園、保育所とあるわけでありますけれども、主たるは県道学校前線が正式道路でありまして、あそこは補完的な箇所ということで、かなり改良時には時間がかかるのかなと、このように思っております。
 それから、西友の右折車があるのも私も、特に運動公園などに行く機会に見ているわけでありますけれども、いわば規制時間を超えて、規制されているはずでありますけれども、規制を超えて出たり入ったりという車両があるのも見ております。まさに幹線交差点との隣接している、あちらも、あのひより台の中で、あの場所と同じような北側の出口も同じ形態にあるわけでありますけれども、大変危険でもあるし、運転者のマナーを求めたいのと標識関係でもう少し趣旨徹底をしていかなければならない。また一方、公安当局、いわば警察にもいろいろご相談を申し上げてきたつもりでありますし、今後もなおせっかくの規制地でありますから、それらをマナーを求めながらまた当局の尽力にも期待して願ってまいりたいと思っております。
 それから、あの場所、ご案内のとおり国道、旧国道、2番目の国道でありまして、町が移管されているわけでありますけれども、そのまま受け継いだわけでして、あの場所はもともと明渠側溝であります。たまたま乗り入れする会社側が24条工事と申しますか、自分で責任を持ってあれを側溝改良して、ふたはかかって、今ご指摘の部分は7.3メートルぐらい残っていると思っております。ただ、あそこは歩道がかなり広いわけでして、あの歩道で太子堂線の歩行者には明渠であってもそれほど障害のない場所なのかなと、そういうふうにとらえているわけで、もともとは明渠であったということであります。幅が広いので安心して、それほど危険度合いはない場所だと認識しているところであります。

議長(相沢 忠男君) 11番小野 進君。

11番(小野 進君) 行ったり来たりになりますが、太子堂中線三ノ関字坂下の側溝のところでございますが、これはそれより坂下の方にまいりますと、相当な幅の広い路側帯ではなしに、昔ののり面と申しますか、それによって幅広くなっておるところの側溝のふたがかかっておるということで、その道路の幅に比べれば、こっちの5番か10番地のところはもっと狭いというふうに感じられますが、その辺のところはいかがなんでしょうか。
 それから、この富谷小学校北側のところでございますが、町長の話によりますと、新庁舎より中央公民館に行くのは前の県道を経由して、富谷小学校としんまち公園の間を通って中央公民館に行くと。往復そこを通るような形になると思うんですが、とうみやの杜の停留所がありますね。新庁舎から中央公民館に行ってとうみやの杜というような形で、とうみやの杜の停留所は通過するということになると思うんですが、いかがでしょうか。
 それから、これは規制標識は町道にかかってあっても、町の権限には属さない。ですから、県の方と調整しなくてはならないということなんでしょうか。この事故が接触したりするのは、ここには書いておりませんが、私の経験でございまして、本当に危険だなというふうに感じておるわけでございます。その点を再質問という形でお尋ねします。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 庁舎、小学校前、後ろの道路改良、先ほど申し上げたように、距離的には大変短いんですけれども、先ほど申し上げましたように、学校関連の埋設物、それから改良工事、こういうことがあるわけであります。したがって、安全運転であの短い区間を通っていただきたい。バスはあちらを、町民バスは入る予定であります。
 それから、西友、先ほど申し上げましたあの距離であります。先ほど申し上げましたように、ひより台の北出入り口と南、今お話しのも、お互いやはりマナーに待ちたい、注意を呼びかけていかねばならないという行政当局のこともありますけれども、これはマナーに待ちたいし、喚起していかねばならないとそういうふうに思います。いわば停車中に割り込まれたり、割り込んだりということは極めてやっぱりマナーの問題、日本国の認める免許証を持った運転者でありますから、私はマナーを大きく期待したいと思っております。
 それから、あそこは先ほど申し上げましたように三ノ関、短い区間でありますから、歩道の幅があのぐらいあるわけでありまして、それほど私は支障ないと、こういうふうに思っております。後ほど出てくると思いますけれども、いつでもいろんな機会に申し上げておりますけれども、無蓋側溝が110キロという面積をもって、キロ数をもっている町でありますから、これは順次進めてまいらねばならないという基本線には変わりありませんけれども、あの場所についてはまだ大丈夫かなと、こういうふうに歩行安全大丈夫かなとこういうふうに認識しておるところであります。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 私は2点質問いたします。
 初めに、富ヶ丘地域の生活環境整備について質問いたします。
 この富ヶ丘団地は1974年にできてから約30年が経ち、老朽化が目立ってきています。2月末には富谷町一番街を歩いていた方が歩道が沈下し、突き出ていたマンホールの上部につまづき、治療で1カ月も通院するという事故がありました。付近の約10カ所のマンホール、ほとんどすべてが同じような状態でした。町は、平成14年から16年まで町道富ヶ丘13-1号線と同じく13-2号線の二つの路線の町道整備事業を実施する計画です。これは、偕楽園の西側を起点として東に伸び、バス通りに出たところで、これに沿って南に伸び、仙台銀行泉ヶ丘支店を終点とする道路と、ウエルサンピアみやぎ泉、旧厚生年金スポーツセンターの南角、大和町との境を起点として東に伸び、国道4号との接点を終点とする道路で、今年度は調査設計を行う計画になっています。この機会に町道整備事業に取り込むべき課題など、富ヶ丘商店街地域を含めたこの団地地域全体にわたる主だった生活環境改善策を提起し、質問いたします。
 初めに、富ヶ丘商店街活性化のための施策について質問します。
 昨年12月に発行された仙台商圏を特集した雑誌、仙台経済界1月号の表紙に、富谷の3割シャッター閉めると書かれています。この記事はしんまち商店街と富ヶ丘一番街と思われる二つの商店会、54店のうち18店、3分の1が空き店舗になっているという内容です。富ヶ丘一番街ではシャッターを閉めたままの店が目立つようになり、大型店ジャスコ開店による被害を受ける前に移転した店も出ています。地域の商店の方に聞いても、いろいろ個人的に努力工夫しても限度がある、この上ジャスコが出店となれば、一層売り上げは落ち込むのではと先行きに不安の声がかえってきます。こうした商店の方々の努力、工夫を励まし、利用者にとって安心で便利な商店街づくりを目指すことは、町が標榜している活力とにぎわいのある町づくりそのものです。町が振興策を持つ必要があると考え、質問します。
 初めに、富ヶ丘商店街の置かれた状況をどのように認識され、どのような振興策を考えておられるか質問します。
 振興策には融資の面での支援策などソフト面の施策もありますが、今回は都市基盤施設などハード的な面での振興策について伺います。
 この地域で商店街を形成している富ヶ丘一番街の振興策の一つとして、商店街としてのまとまりを強めイメージアップを図るための施策としてアーケード設置をしてはいかがでしょうか。雨の日でも買い物客が買い物が容易になり、集客力を高めることにつながると思います。もちろん具体的に進めるには、時期、様式、規模などを商店街の方々と相談しながら進めていかなければならないことですが、活性化策の一つとしてアーケード設置も視野に入れながらアンケートをとるなど検討することを求めるものですが、いかがお考えですか、伺います。
 また、この一番街地域の道路は今回の道路整備事業に含まれています。障害者や高齢者にも利用しやすいよう、バリアフリー化を図るとともに、景観的にもイメージアップを図るため、インターロッキング舗装やカラー平板ブロック方式などを取り入れるべきと考えますが、どのようにお考えでしょうか、お伺いします。
 次に、富ヶ丘地域全体にかかわる生活環境整備について質問いたします。
 一つは、道路が傷みアスファルト舗装が取れ、穴になっている箇所の修理と点検体制についてです。
 5月末にこの地域を調査したところ、目につくものだけでも約30カ所ありました。ひびが入った箇所も何カ所も見受けられました。修理が必要にもかかわらず放置されているのは、維持管理体制、点検体制の弱さのあらわれと考えます。早期に修理することは、車や歩行者の安全確保の上で大事なことです。点検体制について担当課の職員にお聞きしましたところ、現在、特別の点検体制はとられておらず、仕事や外出したときについでに見ているということでした。しかし、これを改め一定期間に必ず道路の破損箇所がないかどうかなどの点検する仕組み、体制をとることが必要なのではないでしょうか。破損箇所の早期修理のため、点検体制を強めるよう求めるものですが、いかがお考えでしょうか。伺います。
 側溝について質問いたします。近年、団地内では車の収容台数をふやすための駐車場の拡張を目にします。また、通過車両もふえていると思われます。バス通りなどの幹線道路以外の道路は狭く、車両のすれ違いにも不便を感じ、事故につながりかねません。道路の確保は簡単にはできませんが、道路を広く使えるようにする側溝の有蓋化は可能であり、これまでも一部の地域で実施されてきました。計画地についてお聞きしましたところ、計画はないとの回答でした。これまでもこの事業は多くの経費と歳月、年月がかかると説明されてきましたが、経費と年月がかかるからこそ計画を持って着実に実施していくことが必要なのではないでしょうか。先ほども同僚議員からの質問がありましたが、側溝の有蓋化についての調査計画、実施計画をどう考えているのか、計画を持つべきと考えますが、いかがですか。お伺いします。
 街路樹の整備について質問いたします。町道整備事業に計画されています二つの路線の街路樹、プラタナスが成長している一方で、伐採されたまま放置され、木陰をつくるとか景観をよくするといった街路樹の意義を損ねているところもあります。個人住宅の車の出入り口確保のため植樹できないところを除き、植樹植栽を復活させるよう求めます。街路樹修復についてどう計画されていますか、伺います。
 また、宮城ガスの前の交差点から西に向かって町道富ヶ丘11-1号線の街路樹の修復を急ぐべきと考えますが、どう計画されていますか、伺います。
 富ヶ丘小学校入り口北側、旧徳陽シティ銀行地点の交差点の信号機改善については、昨年9月議会でも質問いたしましたが、いまだに改善されておりません。地域の方、学校関係者からも一日も早い実現が望まれています。子供が交差点の歩道を渡りきる前に赤信号に変わってしまう、歩行者用青信号をもっと長くしてほしいとの声も聞かれます。昨年は、この場所で2件の人身事故が起きています。カワチ店利用者の通路になっていることや、ジャスコの出店等を考慮に入れれば、通過車両の増加が予測され、信号機の改善は一日も早い実現が待たれている課題です。先の議会での答弁では、警察の指導を受けながら進めていくとのことでした。遅れている理由は何なのか、町としてまた警察公安会が改善の必要性を認めているのか、認めているのに実現されないその理由が、県の信号機設置改善の予算が少ないというのなら、予算の確保のため、県への働きかけを強めるべきですが、どう行われているのか、今後の見通しもあわせて伺います。
 富ヶ丘24の宮城ガス株式会社前の町道交差点に交通信号機、または歩行者用信号機と横断歩道の設置を求める嘆願書が富ヶ丘北部町内会を初め地域住民の方から町に出されています。私も立ち会いましたその要請の際の地域の方々の説明で、この地点が変則交差点で見通しが悪く事故が再三起きている危険な場所であり、対策の必要なことは町長もお認めになられたとおりです。
 ところが、その後の担当課の話では、交差点の形状が変則で実現が難しい。県の予算が少なくて難しいという見通しを述べるのみで、町長も認めている危険なところとして一日も早い対策の実現に向けた積極的な取り組みをするという姿勢は感じられませんでした。形状については、予告信号をつけるなどで対応できるであろうし、交通事故から命、体を何としても守りたいという住民の立場で関係機関に強く働きかけることが、少ない県の予算という制約を打開し、要望事項を実現させていく道ではないでしょうか。この交差点の近くの方も大きな人身事故になりかねなかった危ない事例を何度も目撃しております。地域住民の切実な要望の一日も早い実現のため、町の積極的な取り組みを求めるものですが、要望実現に向けてどう取り組むのか伺います。
 ただいま述べました交差点の交通安全対策とも関連して、この交差点の両側の町道鷹乃杜6-1号線、富ヶ丘11-1号線の滑りどめ対策を施すことを求めるものです。ここは、両路線とも交差点に向かって下り坂になっており、冬期間は路面の凍結などで危険な箇所です。また、30キロの速度制限の規制があるものの、制限速度を超えてしまいがちな箇所でもあります。滑りどめ対策が施されていれば、スピード抑制にもなります。滑りどめ対策を施すよう求めるものですが、いかがお考えですか、伺います。
 大和町町道偕楽園線の滑りどめ対策に積極的に取り組むよう求めます。この路線は、大和町道ですが、富谷町住民の通勤道路、生活道路として利用されているところです。形状がS字型カーブの坂道になっているため、特に冬期間は積雪や路面凍結で危険を伴う場所です。事故もしばしば起きております。
 本会議や委員会で何度も取り上げてきましたが、ことしの3月議会では、町は冬期間に凍結しているときにわざわざあの道路をおりる必要がなくて、むしろ安全な除雪とか、融雪剤が散布されているような道路を通った方が安全に通行できるのではないかとの一部の人の声を紹介し、この考えに同調されているとも思える答弁、いわば積雪路面凍結の際は別なところを通るべきだと言わんばかりのお考えを述べています。町の考えは、この路線には滑りどめの対策はなくともよいというお考えなのでしょうか。
 しかし、住民の多くの声はそうではありません。そして、日常的な通勤道路として多くの方が利用しています。先日、朝の7時30分からの1時間の交通状況を調べましたところ、富ヶ丘団地の方から下る車が278台、上ってくる車が70台、そのほか偕楽園、第二和風園に入る車が29台ありました。こうした道路利用者の安全を図ることは、道路管理者である地方自治体の当然の仕事のはずです。住民利用者の安全を考えるなら、町はこの路線への滑りどめ対策の必要性を認識され、機会あるごとに強く大和町に対策を要請すべきです。どうお考えですか、伺います。
 次に、介護保険の要介護認定者を障害者控除の対象者にするよう質問いたします。
 長引く不況の中で、住民の生活は大変です。こうした中で、介護保険の要介護認定者を所得税、市町村民税、県民税の障害者控除対象者と認定し、その方や、その方を扶養する家族の税負担の軽減が、新潟市、上越市、長岡市、小国町、七ヶ浜町などで実施され、各地に広がろうとしています。
 これは、約30年前に行われた所得税法上、地方税法上の障害者控除の範囲拡大の改正を、2000年4月から実施された介護保険制度に適用したものです。
 1970年の所得税法改正の際に、旧厚生省は、精神または身体に障害のある年齢65歳以上の者は、障害者手帳がなくとも市町村長が身体障害者に準ずると認定すれば、税の障害者控除の対象者になり、そして1級または2級の身体障害者に準ずると市町村長が認定すれば特別障害者控除の対象者になるとしました。そして、翌71年には、この障害者控除が市町村民税、県民税等地方税にも適用されることになりました。
 国税当局は、介護保険法上の要介護認定者は障害者控除対象者とイコールではないが、市町村発行の認定書があれば、それに従って障害者控除、特別障害者控除を適用するとの見解を出しています。
 こうした経緯を踏まえ、要介護認定者を所得税、市町村民税の障害者控除対象者として認定する市町村が広がってきているのです。
 新潟市や上越市では、要介護認定者全員に対して要介護度1、2度の人には障害者控除対象者の、そして要介護度3から5の人には特別障害者控除対象者の認定書を送付しています。また、七ヶ浜町ではこの3月にすべての要介護認定者に障害者控除対象者認定書の証明についてというお知らせの通知を発送し、その中でこのたび介護保険要介護認定者の皆様につきましても、申請によりこの認定書の該当者として証明させていただくことになりましたと伝え、さらに、既に確定申告がお済みの方で障害者控除、特別障害者控除の適用を受けていない方につきましては、上記認定書の添付の上、4月以降に塩釜税務署での更正申告により控除を受けることができますとしています。
 この控除適用による減税額は、課税総所得金額と要介護度により異なりますが、例えば課税所得が200万円の場合、控除前の所得計16万円が控除後では13万8,400円と差し引き2万1,600円の減税になります。町県民税で約1万1,000円の減税になります。特別障害者控除の適用だと、所得税で3万2,000円、町県民税で約1万2,000円、計約4万4,000円の減税になります。これは、現在のような深刻な不況やリストラが続いている中で、大きな金額です。町内には要介護認定者が1号被保険者の介護度1から2とで171人の方が、そして同じく要介護度3から5の方が130人おられます。こうした方の中には、障害の程度が重いためみずからはっきり障害者と自覚し、障害者控除を受けている方もおられるということですが、多くの方が要介護認定者ということで障害者控除対象者になるとは知らされておりません。そのため受けられる税控除を受けられないでいるのです。
 障害者基本法第23条は、国及び地方自治体は、障害者及び障害者を扶養する者の経済的負担の軽減を図ることや、税制上の措置を講じなければならないと規定しています。こうした法の趣旨に基づいて、税控除の仕組みがあるのに、町が控除対象者に対して必要な周知の事務や控除を受けられるようにする手続きをとらないならば、町の怠慢と言わなければなりません。
 そこで質問いたします。この2月27日に私たち日本共産党議員団は、旧厚生省の通知や国税局当局の見解に沿って障害者控除を受けることのできる者が現実に受けられるよう、町の認定書発行を求めました。しかし、今もって発行されておりません。これはなぜなのか、理由をお聞きします。町長は、税控除を受けることのできる住民に対し、税控除を拒んでいるわけですが、それが住民の福祉向上を図ることになるとお考えなのでしょうか。町長の税控除の手続き事務をしない、税控除の対象者であることを知らせないというこれまでの態度は住民の権利を著しく侵害するものであり、許されることではありません。即刻、改めるべきです。認定書が新たに必要なすべての要介護認定者に、要介護度に応じて障害者控除認定書、特別障害者控除認定書を発行するべきです。また、そうした立場に立って、要介護認定者が税控除対象者であることを知らせるべきです。いかがお考えでしょうか。答弁を求めます。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 第1点目、大変項目が多くありますけれども、お答えさせていただきます。
 富ヶ丘商店街の状況、これは富ヶ丘商店街のみならず、大変個人商店街、大変厳しい状況に日本中あると思っております。したがって、富ヶ丘商店街も大変ご苦労なさっているという認識であります。
 振興策ということでありますけれども、これはトータルで町としては振興策をとってきたつもりでありますけれども、この富ヶ丘地域について、公務研修所がオープンして何年になりますか、あの公務研修所誘致活動し、誘致が決定したと同時にたしか商工会を通じてか、あそこの商店街を通じ、何かの形で相当数公務研修所に宿泊者が出るはずでありますから、東北六県から人が来て勉強に来るはずでありますから、その中で夜間などのいわば外での食事なども結構前の川内にあったときも多かったんです。そういう経過を踏まえましてですね、なるべく富ヶ丘並びに一部鷹乃杜などは、ぜひ積極的に取り組んでほしい、また完成時には公務研修所に共同でそれに関連ある食事店などは、チラシなどを作って、ぜひ富ヶ丘にお客さんに来てもらう。もう一つは、町としても富ヶ丘、富谷を知っていただくいい機会だということで、お願いを申し上げたことは二度三度あったわけですけれども、今その経過を見れなくて非常に残念に思っております。今、あの公務研修所、年間2万人ぐらい宿泊しているはずでありますから、やはり町はどうするかと、町の分野もありますけれども、おのおののお店やさんにやはりそういう努力もしてほしい。厳しいということは認めますけれども、そういうご努力もいかがなものであるかな、こういうふうに思っております。今でも2万人は1年間宿泊しているわけで、富谷の人たちも泊まっておりますけれども、とにかく東北六県をエリアとした公務研修所であります。そういうことも町は町、またおのおののお店はお店で頑張ってほしいという願いがまだ通じないのかなと、こういう一つの例もあります。
 それから、アーケードなどということでありますけれども、あそこは連担された商店街でないだけに、これは大変難しいと思っております。たしか国費などの補助制度もあるはずであります。しかし、受益者負担もいわば本人負担がかなりあると思います。したがって、連担されていない商店街で誰がどのような負担をし、どのようにするかは、これは大変な経済的な負担が出てまいりますから、これは慎重にと思います。商工会などにお伝えを申し上げ、佐川議員のご提案を広く議論していただきますように申し入れしたいと思っております。それでやろうという気運が出てくれば、町の手伝いできる分は手伝いをいたしたい。基本はあの地域の経営者が最重要な決断だと思っております。
 それから、3番目の舗装整備改良工事の際のいろんな形を整えたら、一つのご提案だと思いますけれども、補助採択要件がありますから、その補助採択要件と町の負担と、そういうことを検討、議論の中で決定されると思っておりますので、今ここでやりますということまで、相手のあることでありますから申し上げることはできないと思っております。
 それから、安全点検のお話しありました。そのとおりであります。軽微なことについてはもう既に終わりましたけれども、また通常ですね、通常、担当課中心に道路220キロの点検の責任担当課があるわけでありますけれども、大変な距離数でありますから手が回らない分もありまして、町職員280名前後の職員も通勤の折、往復あるわけでありますから努めて道、防犯灯、街路灯、そういうものについて担当課の方に職員としてぜひ連絡をというお願いを申し上げてきておるわけであります。どのぐらいの頻度で申し入れされるかわかりませんけれども、もう少し職員に趣旨徹底を図ってまいらねばならないと思っております。
 またですね、町内会長さんなど関連、お願いして、なるべくお電話なり何なりでお知らせをいただきたい、このようにお願いしているところであります。
 ついでに申し上げますと、私も3,600メートル掛ける2ですから7,200メートル、毎日同じ道を通っているんですけれども、よくもここはひび割れは入るけれども陥没しないなと思う道路と、一夜にして、夕べここに湯飲み茶わん一つぐらいのくぼ地なかったのに、朝通ったらそこだけくぼ地があるな、それがいつでも何年か置きに出てくる。いわば路盤の関係もあるのかなと、そういうことで町全体としてやはりお互い気を配っていかねばならないし、そういうどうしても陥没したりひび割れの早い場所が、大体220キロの中で特に早いところと遅いところとあるはずでありますから、なお担当課を奨励し、職員の協力もいただいて点検体制を整えてまいりたいと思っております。
 それから、側溝については先ほど申し上げたとおりでありまして、110キロの何度も議会で出ておりましたけれども、これを計画的にということでありますけれども、110キロ、総事業費相当数であります。全く概算の概算で30億を超えるという、側溝の交換だけで30億超えるということは、町の計画で立てろというのは大変難しいと思っております。したがって、重要度のあるところから相進めてまいらねばならない。なぜ計画、30年でもいい50年でもいいから立てるべき、立てれば立てられると思いますけれども、特に今次ご案内のとおり、国費がご案内のとおりであります。国費の、地方交付税を中心にして国費の減額が、これからの見通しがほとんど見えなくなってまいりました。それから、ほかのそれに関連するもの、宮城県の実態、そういうことからして非常に超長期的な計画の立てずらさが出てまいります。
 したがって、繰り返しますけれども、重要度を見ながら順次進めてまいりたいと、こういうふうに思っているところであります。
 それから、街路樹の、これも富ヶ丘の問題のようであります。街路樹も、これもプラタナス、非常に繁茂が激しくて早く切りなさいというご意見もあるときありました。植えるなというときもありました。いろんなご意見もありました。また一方、倒木してそのまましないところもあったりで、今度の改良工事とあわせて町内会などの樹種の選定から検討していただいて、今のプラタナスでない樹種で皆さんの声を得た植樹体で進めてまいりたい。今のままで補植しますと、美観のつり合いの問題もあるので、そこまでお待ちいただきたい、こういうことであります。
 それから、信号機のお話し、2カ所出てまいりました。宮城県に何度も信号機のとうとさ、大事さを申し入れてまいりました。この辺の言葉で言うと、「えそも、こそも尽きる」ぐらい申し入れてまいりました。でも、きのうも申し上げましたように、愛想が尽きました。愛想が尽きました。そういうことであります。したがって、きのうも申し上げましたように、積み上がっていること、宮城県の設置箇所数と積み上がっている要望箇所数が何十年分というふうに、数字多少間違ったらごめんなさい、そういう実態を宮城県には今後も申し入れて、人命の尊重、安全守りなさいと申し入れていこうと思っております。
 それから、滑りどめ舗装、あの場所は確かに勾配であります。しかしですね、先ほど論旨の中で30キロ超えて滑る人。やはり30キロのところは30キロで滑っていただかなくては、日本国の免許ですから、あそこは狭いんです、そして幹線道路であります。ですから、両勾配東西にしているわけでありますから、私は運転者の責任も大きく求めたいと思っております。もちろん信号機も必要。だけれども、滑りどめがすべてだと思っておりません。あそこはああいう見通しのいい場所でありますから、私は滑りどめよりも安全運転、また信号関係、そういうものについては申し入れいたしますけれども、滑りどめについてはもう少しほかにもあるのではないだろうか。あれがすべてだと思っておりません。これは、日吉台の方も同じだと思っております。
 それから、偕楽園のあそこについては大和町に今までどおり申し入れをしてまいらねばならないと思っております。
 それから、第2点の町長の認める、町が認めるところということでありますけれども、認定基準、介護認定と障害者認定の認定基準が異なっております。ご案内のとおりで異なっております。したがって、どこどこの町で、二、三の町で紹介ありましたけれども、それはその自治体の考え方であろうと思いますけれども、全体として違っておりますから、障害者控除の認定書を発行できるものではないと思っております。違いますから。違いますから。違いますから。障害者の控除取り扱いについては、これまでも税務課の事務事業として、確定申告などさまざまな面で対応してきているもので、今後もその形を継続していくと、こういうことであります。
 それから、違うということは、障害認定は一定の基準のもとで専門指定医師の診断による平等性を確保しているものであって、反面ですね、準ずるもの、認定についてはその基準に格差が生じてはならないと考えるところであります。税務課にかかわることとは言い、国税の問題も一緒であります。町の単独基準は難しいということであります。
 したがって、この件についてはですね、国策、国の制度として一部、先ほど紹介あったように、一部新潟県なり愛知県なりで一部、佐川議員がおっしゃるようなやられているところ、一部、本当にごく一部あるようでありますけれども、これは整合性からして問題点があるのではないだろうかという考え方も、税というのは国税当局なり、また今の介護認定関連の関係省庁もそういうことで、これの整合は国の制度として佐川議員のおっしゃるような方向に変えていくまで、単独ではやっぱりやれない、こういうふうに思っているところであります。

議長(相沢 忠男君) この際、11時15分まで休憩いたします。
午前10時58分 休憩
午前11時15分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 改めて町長の商業振興策がどのようなものであったか、驚きをもって知りました。要するに、公務研修センターの宿泊者に二、三度富ヶ丘、鷹乃杜の商店を利用してくださいと言ったのが一つの振興策だということと、議員の佐川がアーケードの検討を提起したことを商工会に伝えるというのが振興策のもう一つだということのようです。これでは、この富ヶ丘商店街がある議員も言われたように、唯一まとまりのある商店街という、そういう評価もあるところです。その地域への取り組みがこういう状況ですから、町内の商工業が振興しないのはまさに理由のあることだというふうに感じました。
 私が聞いたのは、今の現状をどう考え、町の振興策をどう今考えているのかということに対する答えなわけですね。そうすると、個人がやってほしいと、町は静観すると。特に振興策は持たないということとしか受け取れないんですが、何をやろうとしているのか、振興策として。それとも、やらないで静観するということなのか。その点を確かめたいと思うんです。もしあるのならば述べていただきたいと思うんです。こういうことで地域活性化したいとかですね、商店街の人たちと話し合って悩みを聞くとか要望事項を聞くとか、そういうことも含めて、そのために商工担当の職員を配置するとか、そういうことがなければ何にも一歩も進まないではないかと思うんですけれども、どうなんでしょうか、お尋ねします。
 それから、道路の損壊箇所については、現状のままで点検を努めるということなのか、独自に何カ月かには必ずパトロールするということをやるのか。かつてはやられてたようにも思うんですが、今はやられてないということですので、点検体制を強めることが大事ではないかと提起したんですけれども、お答え願います。
 それから、街路樹の植樹のことですけれども、これは今度の町道整備計画の中でやるということを言われていたんで、よかったと思います。そして、なおこの答弁の中でありましたように、花の咲く木も含めて地域の方々の要望も聞きながらぜひ進めていただきたいと思います。
 それから、滑りどめ対策ですけれども、坂であっても速度制限を守らなければならないのは当たり前です。だから、あえてそのことは言わなかったわけですけれども、それでも意識向上を図るというのは当たり前だけれども、これはやっていかなくちゃいけない。けれど現実問題としては残念ながら、それでも事故が起こっていると。ですから、意識向上のほかの対策をとらなければならないと。町の道路管理者としても、そういうふうに考えるのが大事なのではないかと思うんです。そういう意味から滑りどめ対策を積極的に考えるように求めるものですが、いかがでしょうか。
 それから、町道、大和町道偕楽園線の滑りどめの問題ですけれども、この間の答弁よりも一歩進んで申し入れるということを言われました。申し入れる際にですね、私も調べましたけれども、あそこには県の施設がありまして、偕楽園、第二和風園があって、そこにも来ているし、利用者もおられるわけです。そして、富ヶ丘団地から下る方もいるけれども、上る方も決して少ないと言えないと思うんです。先ほど言いましたように、70台、1時間にありました。ですから、堂々と大和町、町道管理者に対して働きかけてほしいと思うんですが、積極的な姿勢を求めるものですがいかがでしょうか。
 2番目の問題ですけれども、町長は認定書の発行はできないと思っていますということを言われました。これは、認識の間違いで改めるべきだと思います。これだと、既に認定書を発行している市町村が違法行為をやっているかのような認識だと言わざるを得ません。しかし、どこで聞いてもどこを見ても、そういう判断は出てきません。町長は何をもって認定書の発行ができないというのか。実際にはどうかと言いますと、これは昨年11月の国税庁交渉のときのことですけれども、障害者手帳と要介護認定とは連動しないが、実態として要介護認定者は障害者控除の対象者としてほぼ一致する。限りなく近いというふうに認めているわけです。仙台国税局も、イコールではないが障害者控除対象者認定書があれば、それに従って適用するということで、町村長が認定書を出すことは可能である、差し支えないという判断を示しているわけです。ですから、町長はこの認定書を発行できないというのではなくて、認定書を発行しないという、発行できるんだけれども発行しない措置をとったということでしかないと思うんです。この基準がどうこうというのは、先ほど言われたように市町村で細かく言えば難しい面があるかと思うんです。指定医の判断が必要だとか、しかしそれをしなくてもいいんだと、差し支えないんだというのが判断なわけです。ですから、町の住民の税負担を軽減する立場にある人は、国税局だって差し支えないと言っているんですから、主に町民税の部分もありますけれども、所得割で。所得税で国税なわけですけれども、主なるところは、ですから、やはり町民の立場に立って、先ほども言いましたように要介護認定者1から2度は175人います。3度から5度は130人います。この方たちの税負担軽減を図れるのに図らないという態度が今の町長の態度だと思うんです。これは改めるべきだと思うんですが、引き続きこのままでいくのか、それともまた改めるよう検討するのか、それから厚生労働省の方でも今後より検討といいますか、そういう動きがあるというふうには前々から知っておりましたけれども、町として今やれることをやるべきだと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 舌足らずなのか、舌足らずだと思います。聞き間違わないでくださいと申し入れたいところでありますけれども、私の舌足らずだと思って、これからもう一度お答えさせていただきます。
 富ヶ丘商店街のことで、公務研修所に申し入れたと私は言っておりません。商工会、商工人に公務研修所が確定しましたから、そういうかなりの人数が宿泊しますから、夕食などの宣伝をしていただきたいものですね。それも商工振興になりますよと。例えば、半ぴらチラシに富ヶ丘、鷹乃杜の商店街の私の店にはどこどこの産品がありますよとか、2万人ですから。全員が出てはいきません。相当数、外食いたしております。したがって、そういうことを商工会か、口頭、文書では申し入れた記憶がありません。文書で商工会の幹部なり商店街の方々に申し入れて、振興策の一助にしてほしいと。今、どこに行っているかなということで、私もそういう誘致のときからの非常に関心事でありましたから、どこに行っているか伺いますと、泉中央に。もったいないなということで、自来、私もそれ以上申し入れたものですからいたしておりませんけれども、そういう振興も御みずからなり団体として必要でないだろうかと私は思っておりました。そういうことの一つの例として申し上げたのであります。
 アーケードについては、そういう佐川議員のような提案もありましたので、これは先ほど申し上げましたように、大変国費も入るはずでありますし、受益者負担もある。それから、連担される商店街でありませんから、その間の私は入りません。いわばあの地域の合意形成が最大の、ほかのやった経過なども聞きましても、大半合意形成を最たるものだと。その次に公金の手伝いという形になるんでないでしょうか。したがって、そういうことを念頭に申し入れなり、こういうお話しも議会の議員さんの中からあります、皆さんもお考えしたらいかがでしょうか、こういう話も参考にさせていただきたい、こういうお答えでありました。
 それから、道路の点検関係については、常時担当課が中心になってやっております。ただ、それも先ほど申し上げたとおり、220キロ、それに専門にかかっているわけでないんでして、担当職員は点検いたしております。点検が手に負えない部分は、職員にも協力要請しておるところです。そして、町内会にも要請しております。したがって、点検はしておりますと、こういうことであります。
 それから、街路樹の点検。これは議員は花の咲く木、これはいいなと思っております。どこまでもこれは町内会と合意形成を図って樹種を決定して、花になるか何になるかわかりません。
 それから、滑りどめについては、先ほど来申し上げましたように、どうしてもという場所を一部やっておりますけれども、あの場所についてはまだマナーに待ちたい、こういうふうに思っておるところであります。
 結構あれも、もちろん4.5倍ぐらいの経費増。したがって、1カ所やるためには4.5カ所分の費用、経済、お金的にはなります。したがって、それがすべて。そのほか場所によっては、ご提案の場所は民家が隣接しておりませんから、あれを大半かなり嫌う人もあります。そういう一長一短あることも、こちらとして、設置者としては認識しておかねばなりません。また運転者もものすごく嫌う人と、ありがたいという人とあります。佐川議員は喜ぶ方かもしれませんけれども、私はどちらかというと、あれは邪魔という両論があることも確かだということで、大和町は一自治体同士でありますから申し入れ、ご協力を願っていくことはいたしたいと思っております。それは実現どうかわかりません。
 それから、介護保険、認定障害控除関連でありますけれども、ほぼというお話しを耳にしたんですけれども、ほぼ、ほぼ適当という論旨に入ったようでありますけれども、私の方でもっているのは税務当局は不適当であると、不適当と、ほぼという表現がどういうふうに重なるか、私の方では税務当局は不適当であるというふうに伺っております。それは先ほども申し上げましたように、介護認定と障害者認定が明らかに認定方式が違うのはご案内のとおりでありますから、そこから発生する要因としてそういうことになるのではないだろうか。だから、不適当、また先ほど申し上げましたように、これは国で交通整理をして一律に考えさせていかねばならないというふうに思っております。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 介護、要介護認定者への障害者控除ですけれども、これは昭和46年の6月10日の社会局長通知です。この中に先ほども述べましたように、所得税法施行令第10条第1号に定める云々とあって、そして第2号に定める身体障害者に準ずる者として市町村長または特別区の区長が認定を出せば、障害者として認めるということが言われているわけです。先ほどの10条第1項第2号というのは、現在では7号になっておりますけれども、今もちゃんと生きている法律です、施行令です。そして、2のところでは特別障害者控除についても1級または2級の身体障害者に準ずる者として、市町村長等の認定を受けている者は特別障害者として控除の対象になるというふうにはっきりと書かれているわけです。これも生きている施行令です。そういうのを受けて、一番新しいものの国税局の見解としても、これは1月の末ですけれども、認定書があればそのとおり認めると、統一した対応が図られて、当税務署管内の市町村については図ったというふうに伝えているわけです。ですから、町長はどこからどういうふうにできないというふうに判断されたのか、根拠が全然示されてないわけです。判断を示してほしいんです。国税局は認定書がある者を前提として言っているわけです。そして今まで言いましたように、社会局長の通達でも認定できると、準ずる者として認定すれば障害者控除になるんだという前提のもとに言っているわけですから、あくまで政策的判断、ねばならないと言っていません、私も。認定することができるんです。全体としては、認定する方向で各自治体の人たちは今考えていると思うんです。ですから、住民の大変な状況にある税負担をなるべく軽くしようという立場に立つならば、これを使わないという法はないと思います。あくまで選択するわけです。町長はそれだけ重みも持っているわけです。ですから、認定する方向で、皆さんにも知らせるし、申請も受け付けるし、認定していくという方策をとるのは当たり前だと思うんですが、再度答弁を求めるものです。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 町長という職責、そんなに重みがあると思っておりませんでして、責任はあると思っております。責任はものすごく感じておりますけれども、そんなに重みがある扱い、自分で思っておりません。ありがとうございます。
 あのですね、決して負担を軽減するのは嫌でないんです。軽減すればいい、すべて軽減すればいいとすれば、やはり法体系の中でやっていかないと不平等を生ずる、こういうことでないでしょうか。例えばですね、先ほど昭和45年のことが出ました。障害者控除については介護が始まって新たな通知が出されたものではない。昭和45年より出されていたもので、ここで新たに指針が示されたものではありませんと、こういうことです。だから、そういうことからして、錯綜しては困るんでして、やはり今の体系の中で進めることが一番ベターなのかなと。ただ先ほど来申し上げておるように、これらについて介護保険始まってまだ2年ですか、こういう短い期間でありますから、介護保険の中で見直しの時期の中の一端にこれも先ほど来申し上げておるように、これらなどもこういうご意見あることも、富谷のみならず全国皆介護者があるわけでありますから、これらは国のレベルで一定の基準をつくっていったほうが不平等を生じないものになるだろうと、こういう認識であります。

議長(相沢 忠男君) 6番伊豆田 待子君。

6番(伊豆田 待子君) 私は、2件について質問いたします。
 1件目は、音楽療法の活用についてです。
 音楽は、感情を表現するのに有効なコミュニケーションの一つです。音楽療法は、心に語りかける一つの効果的方法として、音楽の持つ特性や作用に着目して、心理的、生理的効果などを治療に役立てようとするものです。
 今日の社会はストレス社会と言われ、病気の50%がストレスが原因で発症していると言われております。
 今、いやし系の音楽などと言われ一般にも利用されていると聞いておりますが、音楽が傷ついた心をいやし、ストレスを解消するという効果があるということから、その活動は、医療・福祉・教育など広範に及んでいます。
 また、音楽療法は単独で用いられる場合もありますが、他の機能訓練や精神療法と組み合わされることもあります。自閉症の治療を初め、障害幼児の療育に大きな成果を上げてきたほか、最近では特に老人性痴呆症の治療及び痴呆予防、あるいは終末期の患者の心のいやしのために利用されることがふえてきたようであります。
 ただし、音楽療法では、患者の気持ちの動きを音の質やメロディーなどでうまく即興的に表現できるように、セラピストがある程度高度な音楽技術をマスターしている必要があります。しかも他の精神療法と同様に、患者の心の動きをつかめなければならないために、それらの技量を持った音楽療法士の育成も必要であります。
 そんな中、奈良市の市長より音楽療法士の国家資格化と保険適用について公明党に要請がありました。早速、公明党女性委員会で沢たまき参議院議員を座長としてプロジェクトチームを結成、音楽療法士の国家資格化と保険適用に、また、音楽療法の普及に全力で取り組んでおります。
 そんな折、公明党宮城県本部は去る4月20日、音楽療法仙台フォーラム2002を開催いたしました。基調講演に県立宮城大学看護学部教授の佐治順子氏。教授は10年前からパーキンソン病、また自閉症児の音楽療法に取り組み成果を上げてきている、日本音楽療法学会東北支部事務局長であります。音楽療法の分野にあっては教育・研究・実践で高い評価を受けております。また、富谷町の老人保健施設「季館」において音楽療法を学生さんとともにボランティアで実施しています。音楽療法士の国家資格化になっていないため、大学でも不自由をしているようです。私も音楽療法の模様を何度か拝見させていただきましたが、その効果には目をみはるものがあり感動いたしました。シンポジウムには、重症心身障害児、施設エコー療育園療育長、仙台集団音楽療法研究会会長の斉藤福治氏。この斉藤氏は、20年前から施設内外において音楽療法を実践しており、新聞やテレビなどでも取り上げられております。
 また、清水まり子氏は、まみんか音楽療法研究所を開設。高齢者施設等において音楽療法を実践しており、富谷町の特別養護老人ホーム「杜の風」にもボランティアで音楽療法の実践に伺っているようです。
 もう一人、猪狩裕史氏は、日本では音楽療法士の国家資格がないことから、アメリカの大学で全米公認音楽療法士を取得し、帰国後、いがり音楽療法研究所を開設。ダウン症や自閉症、また高齢者施設で音楽療法を実践しています。
 各氏はビデオで音楽療法の成果実践を見せてくださり、子供たちの生き生きとした表情がとても印象に残り、音楽療法のすばらしさを体験させていただきました。
 このことから、富谷町の施設である「TOMOTOMO」「YOU YOU」や機能訓練・デイサービス・母と子の教室などで取り入れるべきではないでしょうか、強く求め伺います。
 また、諸外国では、比較的早くから音楽療法士が公的機関で多数養成され、行動変容を目的としたさまざまな治療や機能訓練に利用されてきた歴史があるが、我が国では音楽療法士の育成は、ようやく始まった段階であります。
 先ほども申しましたが、日本では音楽療法士の国家資格がなく、したがって保険も利用できません。週刊誌の記者などストレスがたまると音楽療法を利用するそうです。今や音楽療法は、現代社会に必要な治療法になっているのではないでしょうか。ぜひこの音楽療法士の国家資格化と保険適用の実施が必要であり、強く求めるものです。以上、2点質問いたします。
 2件目は、住民の健康検診に脳ドックの導入を求め質問いたします。
 最近、脳ドックを取り入れる病院がふえたようであります。泉区にもNPO法人の画像医学と脳検診が開設されました。
 脳ドックの目的は、無症状の人を対象にMRI、MRAによる画像診断を主検査とする一連の検査による、無症候性、あるいは未発症の脳及び脳血管疾患、あるいはその危険因子を発見し、それらの発症あるいは進行を防止しようとするものである。また、興味深いものに50歳までに検査をすることで、予防効果があることである。このことから脳ドックについては、脳卒中等の早期発見ということで大変重要視されてきているようです。
 しかし、脳ドックは一般的に受ける機会が少なく、手遅れになるケースが多いのではないでしょうか。また、若い方、つまり50代で倒れる方も少なくなく、私自身接する機会があり、自分も50代ということもあり考えさせられてしまいます。また、寝たきりのきっかけの約2分の1は脳疾患とも言われています。住民の健康のためと医療費の抑制にもなると思い、次のことを伺います。
 1点は、脳ドックが病気の早期発見に有効であることから、民間企業は職場検診を実施している例もあります。まず国民健康保険加入者について、始めてはいかがでしょうか。なぜ国保加入者からかと申しますと、国民健康保険加入者は自営業者が多く、仕事優先にせざるを得ない場合が多いということから、倒れないと医者に行かない、行く機会がないからです。
 2点目に、50歳からかもっと若くてもいいと思いますが、脳ドック検診の対象とし脳ドックの検診料の補助を考えるべきと思うが伺います。これもまずは国保加入者からで、さらに拡大することも考慮に入れてもよいのではないかと思います。
 脳ドック検診料の補助を実施している町を調べましたら利府町や矢本町で実施しているが、国民健康保険加入者が対象で、利府町は5,000円を町で補助しているそうです。また、矢本町では平成12年度から40歳、45歳、50歳で実施しているとのことで、本人の誕生日に案内を出すそうで、本人負担が5,000円とのことです。
 三つ目に、富谷町では65歳未満での脳障害の方の人数がわかればと思いますが、また65歳以上ではどうでしょうか。差し支えがなければで結構です。
 以上、早期発見・早期治療は住民の健康につながり、町も感謝されるのではないでしょうか。また、医療費の抑制にもつながっていくのではないでしょうか。富谷町では、健康講座や寝たきり予防の事業などさまざまな事業を行っており、努力していることは評価するところです。さらに一歩進んだ事業として、住民の健康診断に脳ドックの導入を強く求め伺います。以上です。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 音楽療法、私も非常に関心があります。音楽療法とは言いませんけれども、音の香り、音の香りを聞いて心をいやすということで、私もそれのファンの一人で、この質問に対して町としてもですね、今までいろんな手立てをしてきたようであります。基本的には、ですから認めているわけでして、今のお話しのとおりで、事業の中でいろんな形をとってまいったようです。音楽療法という、伊豆田議員おっしゃるほどまでいっていませんけれども、音を出すとか声を出すとかという、いわば一つの流れとしては基本的には似た方向として今までやってきておりますから、これらについて今お話しあったことも参考にして、今後町としてもなお努力してまいりたい、こういうふうに思っております。
 ただし、ぜひそれが一気にそこまでいくかどうかわかりませんけれども、今やっているものを積み上げながらその方向にいくと、こういう方向を目標にするということでおきたいと思っております。
 それから、療養士、今240人、年間認定あるんだそうですけれども、私からよりもこれはですね、伊豆田議員、政党所属でありますから、むしろ国会議員との関連もあるわけでありますから、国会の場あたりでもっと詰めていただいた方が、一町村の自治体からも発信をいたしますけれども、むしろ早いのではないだろうかと。むしろこちらからもお願いを申し上げたいと思っております。
 次にですね、検診関係、脳ドック関連でありますけれども、今、富谷に65歳未満が41名おるようであります。それから、65歳以上になりますとぐんとふえまして、229名というふうな数字が町として掌握している数字であります。検診をすべきでないかということでありますけれども、話ちょっとそれますけれども、大分前に読んだ本でありますから、ある民間企業でソフト開発はもう30歳以下20歳どまりと。いわばソフト開発をやっていくのには30を超えると脳機能が老化して、その企業は世界を制するためには30歳以下で進めたいと、こういう判断でいる。一方でですね、今度は医療的に申し上げると、人生の脳の働きは40歳が境というふうに、いわば若いときはすっと上っていって下降にいって、40歳という学説も入っております。したがいまして、町として国保のみならず、40歳あたりからどういう刻みにするか今担当課で、国保関係者でなくて全町民の一定の年齢をお呼びかけし、町でも一部負担しながら皆様方に健康管理をしてもらう、そういう形をとりたいと思っておるところであります。

議長(相沢 忠男君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時50分 休憩
午後 1時00分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 5番安住 稔幸君。

5番(安住 稔幸君) それでは、私から今回一般質問をさせていただきます。
 私は、富谷町新庁舎内の施設及び町民への提供と移転に伴うほかの施設についてお聞きいたします。
 まず新庁舎は職員は当然でありますが、町民にとってバリアフリーで、そして親しまれ、それに情報を得られる場所の設置も必要であると考え、次の点についてお伺いいたします。
 議会図書室の設置義務がございますが、職員、議会だけの図書室でなく、町と町民が情報を共有するために、一般町民も自由に町の資料や図書なども閲覧できる、図書室、資料室というか、そういったものを設置すべきと考えております。これについてお考えをお聞きしたいと思います。
 また、オストメイト、人口肛門・膀胱装着者のことでありますが、この人たちが利用できる多目的トイレにすべきでないかということで、お伺いしたいと思います。
 また、このオストメイトに関連してでありますが、現在建設中の成田公民館にも、このオストメイト対応のトイレにすべきではないかと思っております。この点についてもお伺いいたします。
 そしてまた、ボランティア友の会や会員などボランティアをしてくださる町民の方々が、打ち合わせや作業、そして気楽に休憩できる部屋を社会福祉協議会に隣接してですね、設けたらよろしいのではないかということで考えておりますが、以上、町の考えをお伺いいたします。
 次に、町民の健康増進への取り組みについてお聞きいたします。
 現在、温泉について関心が持たれ、また多くの人々が利用されております。温泉の効能はまだまだ解明されていませんが、経験的に心身ともにすばらしい効果があるようであります。
 国保中央会の研究調査結果では、温泉を町民の健康増進に積極的に利用しているところは、診療費が減少しているとの結果が出ております。
 富谷町周辺にも温泉施設が幾つかあります。また、成田にも温泉が出ました。こういった施設を利用して、デイサービスや介護サービスに取り入れ、町民の健康増進や機能回復にあたれば医療費は抑えられると考えられます。
 富谷町は、町民の健康増進、介護予防のための施設を設置し、温泉療法を実施すべきと考えますが、町の考えをお伺いいたします。
 次に、小中学校での教育の充実ということでありまして、昨年12月に公布されました文化芸術振興基本法は、昨年公明党の考えに劇団四季代表の浅利慶太氏や、また、つかこうへい氏、また日本画家の平山郁夫氏の文化芸術の著名人らの賛同を得まして、公明党が推進し、昨年公布されたものであります。
 文化芸術は国や人種を超えて一緒に感動し、人間と人間を結びつけるものであります。経済不況の続く今日ほど、心の豊かさを培う文化芸術の振興が大切なときはないと思います。
 文化芸術基本法が制定され、この中に学校教育における文化芸術の充実がうたわれております。また、14年度の予算にも盛り込まれました。
 これを機会に富谷町も宮城県教育委員会に働きかけ、当町に著名な芸術家や生の本舞台を招致し、鑑賞などを行い、学校での文化芸術の教育を盛り上げるべきと考えますが、町はどのように対処されるかお伺いいたします。以上、よろしくお願いいたします。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 新庁舎に図書関連、今お話しのとおりの中で、議会図書、職員図書があるわけでありますけれども、町民にということでありますが、情報公開室と申しますか、フロアを持ちますから、そこで刊行物閲覧できるような図書館でなく図書、そういうものを配置して見ていただくと、またご利用していただくと、そういう予定をもって進めてまいりたいと思っております。
 それから、第2点のオストメイトの問題でありますけれども、私も認識不足の分がありました。町内にも結構の方々がいらっしゃるということがわかりました。また、その質と申しますか、病状と申しますか、そういうのもいろいろ頻度があるようであります。法的には義務づけられている旅客機とかそういうものにはご案内のとおりあるんだそうでありますけれども、一般施設においては法的な義務はないと言われております。しかし今申し上げましたように、町内に結構の人数がいらっしゃるということで、成田公民館について検討してみましたら、かなり工事が進んでおりましてですね、面積が、今の多目的トイレよりももっと面積が横縦とも広く必要でありますから、成田公民館についてはかなりきついのかなということでありますけれども、今、技術屋なり設計屋と研究をさせて、だめな方の研究でなくて、どうすれば前に進めるか、今、成田公民館についてはさせております。
 それから、庁舎については少し、1階トイレの多目的について構造的に可能性があるものでありますから、何とかこれは実現すると、こういう方向で進めてまいりたい、こういうふうに思っております。
 それから、ボランティアの関連でありますけれども、これは本当に大変ボランティアの登録会員の方々のお話しを、長い間お話しも伺ってきましたし、実態も見てまいりましたので、大変ご苦労かけている会員の方々もおります。中には自宅においでいただく方もあったりしてですね、大変鎮痛な思いもしてまいりました。
 それで、なるべく町施設の中で、自宅までにご迷惑かけないようにということでお願いをした経過もあるわけでありまして、今度、新庁舎にはですね、社会福祉協議会は移りませんでして、今のままなわけでして、役場庁舎には会議室が出てまいりますから、今ある施設の中で少し余裕というか、利用頻度の問題、件で余裕が出てくるのではないだろうか。そういう中で、創意工夫していただきながら、ぜひご自宅までご迷惑かけない方法を、今ある施設で、新庁舎でないけれども工夫、創意工夫しながらご迷惑かけない方法を今後も進めてまいりたい、こういうふうに担当の職員の方々にお願いしているところでありますから、なおこれらについてもっと前に進めてまいりたいと思っております。
 それから、次には温泉療法、これは本当に大変日本人温泉好きということでありますけれども、成田については今、民間資本でありますから民間として今かなりいろいろ検討しているようでありますけれども、今おっしゃるように療法まではいかない、一般大衆湯という形が主で模索しているようであります。したがって、町としてあれを引き受けてやるというのは至難かなと、こういうふうに思っておりますし、また一方、温泉療法については専門的な医師、個々に皆病状というか、健康状況があるわけでありますから、医師の診断も必要ということで専門的な形になるわけでありまして、成田の今の民間のものについては無理かなと、こういうふうに思っております。かなり長期的な形でありますけれども、福祉健康ゾーンの中で計画しては持っておるわけでありますけれども、かなり時間が必要なのかなとこのように思っております。
 それから、第3点の教育的な、これは町内の小学校では今のご指摘のような方向で、町としてもおのおのやっているようであります。一方でですね、県も今お話しありましたように、県としても箇所数はたしか県内に今小学校数400校台か500近くあるはずでありますから、その中で小中学生を学校指定、大分前から宮城県、極めて数少ないんですけれどもやってきたはずであります。今もやっているようであります。それらを枠があればいつでも取り込める、また町独自で今のお話しのような方向で進めておりますから、状況についてはなお強化充実してまいりたい、こういうふうに思っているところであります。

議長(相沢 忠男君) 5番安住 稔幸君。

5番(安住 稔幸君) それでは、まず新庁舎内の図書室というか、についてであります。フロアに刊行物を配置いただけるということで、わかりました。
 ただ、まだまだちょっとこういったものをしているのは数は少ないようなんですが、やはり調べますと県議会とか市議会、ほかの市議会の議会図書室が一般住民に閲覧が自由にできる、ちょっと貸し出しはできないようなんですが、閲覧が自由にできて、県議会と町ですとえらい違いですけれども、例えば蔵書が4万冊以上とかですね、そういうような中でありまして、そこまでやはり無理とは思いますが、やはりもう少し何ですか、フロアに刊行物を置く。今現在も3階フロアの方に情報公開ということで置いておりますけれども、例えばあのようなレベルではちょっとやはり正直言って足りないのではないのかなというふうに思います。やはりもう少しきちんとした、もっと本当に図書室は各公民館にはありますが、またそれと違った、やはり行政側の資料というか、そういったものの基本的にやはり配置されるものをもう少し情報の共有ということで町民が自由に閲覧できるようなものを設置をお願いしたいと考えております。その点について再度お聞きいたします。
 また、オストメイトのトイレのことで、ありがとうございます。そうですね。これにつきましては、確かに法律的には今のところ設置義務はないんですが、やはり私も調べますと、今現在、何か日本全国に20万人以上いらっしゃるということで、年間約4万人くらいずつふえていることであるようであります。やはり富谷も、やはり富谷の役場が、今度の新庁舎がある意味では富谷のシンボルというか、顔になるかと思いますので、やはりこの辺の対応はきちんとしていただくとありがたいと思っております。ぜひとも本当に間違いなく設置をお願いしたいと思います。
 また、ボランティア用の部屋でございますが、やはりこの前ちょっとその富谷町ボランティアの方のいろいろ見ましたら、実際に998名、もちろん延べ人数でありますが、昨年度1年間で998名の方がデイサービスなり音楽療法なり、またYOUYOU弁当の方に頑張っていただいております。ある意味では、ほとんど無償の状態で皆さんにお願いをしていっているものであります。ですので、やはりこういったものに対して、これからやはり行政はこういったボランティア、またNPOに対して深くかかわりを持っていく時代でもありますので、早急にそういったものを設置をお願いしたいなと思います。もう一度その辺、具体的なものをお話しいただければありがたいと思います。
 そしてまた、続きまして、温泉療法のことでありますが、成田の方もありますし、また近郊にないこともありませんし、何とかその辺ですね、もう少し前向きに突っ込んでお願いをしたいと思います。実際に、国保中央会で調査研究した結果ですね、例えば長野県の北御牧村というところですと、ここなんかですと積極的に温泉療法をやったために17.4%ですね、医療費が減ったということであります。また、近隣でありますと例えば山形県の東根市で国より2分の1の助成を受けてですね、介護予防事業として実施し、介護認定で自立と判断された高齢者を対象にされているとか、あと山形県の村山市ではインストラクターによる温泉プール教室をやっているとか、お隣仙台市でも最近、地元に温泉がいっぱいあるものですから、仙台市は、温泉療法にホームヘルパーを派遣するなどやっております。何とかこういった方面だけでもやっていただけるとありがたいと思います。外国の医療費削減対策のスローガンに「1ドルを使って3ドルを節約」という言葉があるそうであります。やはり予防に1ドル使えば医療費が3ドル、こういったこともありますので、積極的にやはり町民の健康維持にやっていってほしいと思いますので、もう一度この辺についてお聞きいたします。
 そしてまた、3問目にお話ししました学校での文化芸術を取り入れることでありますが、今度の文化庁の予算を見ますと、本当に生のですか、演劇またはオペラとか、または例えば交響楽団、こういったものをこの地元、例えば富谷小学校でしたら富谷小学校の体育館でやるということでありまして、これの経費はほとんどが国の方から出るということで、地元自治体に関してはあまり経費がかからずに済むような内容になっております。
 そしてまた、これとは別にちょっと文化庁の方のホームページを出して調べましたら、1998年・97年、宮城県内においてどこの学校を何の文化芸術の関係をやったかというのが出てきまして、そのうち188件2年間でありまして、富谷の方は出てきましたのは、富ヶ丘小学校が二つありました。割合からいったら結構多いのかなという気もするんですけれども、やはりほかの方を見ますと、例えば仙台フィルハーモニー楽団を連れてきたとかですね、そういったことがあります。ですので、やはり生のというか一流のもの聞かせる、または見させる、こういったものが本当の意味での芸術振興というか、本物を育てることになるのではないかと思います。この辺の取り組みについてもう一度お聞きしたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 庁舎の図書ですけれども、これは町民ホールがありますから、先ほど申し上げたのは情報公開コーナーの中で刊行物が集約して集積していかねばならないと思っておりますし、今議員おっしゃるような方式でありますと、なかなか今の庁舎では大変時間が必要なのかなと。したがって、町民ホールをどういう形で、図書でなくて別な町内にかなり文化的な活動をなさっておりますから、そういう方々の活動状況の発表とか、そういうので文化活動、図書も必要ですけれども、そういうことにということ、それらについても町民の意向なり何なり、今の議員の発言なども、ご意見なども参考にはしていきますけれども、本格的な図書室的コーナーまでとれるスペースがどうなのかと、こういうふうに思っているところであります。
 それから、ボランティア活動については先ほど申し上げたとおりです。本当に大変ご苦労をおかけしているので、先ほど申し上げましたとおり、今のある施設の中で当面ですね、今のある施設の中で、長期計画にはご報告しているとおり持っているわけですけれども、なかなかそこまで手が回りませんから、今のある施設の中で、なお一層工夫しておのおの個人に必要最小限に、そうでなくてご迷惑かけてご協力いただいているわけですから、なお配慮するように職員なり関係を奨励してまいりたいと思います。
 それから、温泉関連、私もそのように伺って、効能・効用というのを伺っておりますけれども、今の富谷の現状からしてなかなかそこまで進みかねているのかなとこういうことでして、状況を気にしながら研究材料にさせていただかなければならないと思っております。
 それから、学校関係、これ僕もかかわった時期があるわけでして、どこまで今国が入っているか私も詳しくは持っておりませんけれども、もともと文化活動で、ただし数が少ない、数というのは枠がありますから、その中で回しておった経過があります。これを教育委員会の方になるべく取り込んでいただいて、また町独自の分と、この芸術鑑賞、そして心豊かな子供たち、そしてひいては大人も含めて、そういうことには大事な宿題だと思っておりますから、取り組む努力をさせていきたいと思っております。

議長(相沢 忠男君) これをもちまして一般質問を終わります。

日程第3 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町一般会計補正予算(第8号))

議長(相沢 忠男君) 日程第3、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町一般会計補正予算(第8号))を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは議案書の32ページになりますけれども、承認第1号専決処分の承認を求めることについてご説明申し上げます。
 議会招集のいとまがなかったために、3月29日に平成13年度富谷町一般会計補正予算(第8号)を別冊のとおり専決処分いたしましたので、これをご報告申し上げ、ご承認をお願いするものでこざいます。
 予算につきましては、別冊によりご説明申し上げます。平成13年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
 平成13年度富谷町一般会計補正予算(第8号)であります。
 まず第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、予算の総額に歳入歳出それぞれ1億8,550万5,000円を追加いたしまして、総額を103億703万5,000円とするものでございます。2項の歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、第1表にお示ししたとおりでございますが、後ほど事項別明細によりご説明を申し上げます。
 第2条の地方債補正につきましては、8ページの第2表によりご説明申し上げますので、8ページをお願いいたします。地方債の変更でございます。起債の限度額が12億7,350万円に3,270万円を追加いたしまして、限度額を13億620万円とするものでございます。今回追加いたしますのは、富谷小学校屋内運動場建設事業債でございまして、3,270万を増額し、1億8,120万円とするものでございます。なお、この金額につきましては全額繰り越しをしたものでございます。これによりまして、平成13年度末の地方債の残高は25ページの調書でお示ししてございますけれども、77億328万4,000円となるものでございます。
 次に、11ページからの事項別明細によりご説明をいたします。
 まず歳入でございまして、2款地方譲与税1項自動車重量譲与税におきまして、2,901万3,000円増額し、9,401万3,000円の予算額とするものでございます。これにつきましては、3月29日に確定したことによる補正でございます。以下6款まで同じ理由でございます。地方道路譲与税におきましては、1,670万3,000円の増額。3款1項の利子割交付金につきましては、3,860万円の増額。4款1項のゴルフ場利用税交付金におきましては、369万円の増額。6款1項自動車取得税交付金におきましては、2,270万6,000円の増額をお願いするものでございます。
 8款1項の地方交付税におきましては、1億1,653万8,000円増額いたしまして、23億3,769万8,000円の予算額とするものでございます。特別交付税の増額でして、3月13日に確定をいたしました。当初5,000万の計上でございましたので、その差額分を計上させていただいております。
 9款1項の交通安全対策特別交付金につきましては、35万7,000円を増額させていただきました。これも交付の確定によるものでございます。
 10款分担金及び負担金1項負担金におきましては、23万9,000円を増額させていただいております。民生費負担金でございまして、老人ホームの本人負担分の増でございます。
 11款使用料及び手数料1項使用料におきましては、8万4,000円を減額し3,606万1,000円の予算額とするものでございます。消防使用料でございまして、鷹乃杜防災センター使用料の実績により減額をするものでございます。
 12款国庫支出金1項国庫負担金におきましては、1,799万9,000円増額するものでございます。民生費国庫負担におきましては、各種の負担金の決定によります増減を行ったものでございます。3目の教育費国庫負担金2,159万2,000円につきましては、小学校改築負担金で、富谷小学校の屋体単価加算による増額でございます。これらは繰り越ししたものでございます。次に、2項の国庫補助金におきましては、517万7,000円の減額をお願いするものでございます。各補助金の確定による補正でございます。3項委託金におきまして、115万9,000円を増額するものでございます。民生費委託金におきましては、児童手当等事務費委託金精算交付による増額でございます。総務費委託金の38万6,000円につきましては、外国人登録事務委託金の交付額の確定によるものでございます。
 13款県支出金1項県負担金におきまして、21万6,000円増額し、6,211万5,000円の予算額とするものでございます。これらにつきましても、確定による増減を行ったものでございます。2項の県補助金におきましては、1,441万3,000円増額するものでございます。総務費補助金におきまして、62万8,000円の減額でございますが、これはパソコン講習の事業費確定に伴うものでございます。これによります最終補助額が638万3,000円となっております。その他、記載のとおりでございますので省略させていただきます。
 14款財産収入1項財産運用収入におきまして、214万5,000円減額し、1,711万1,000円の予算額とするものでございます。各基金利子の確定による、ほとんど減額となったものでございます。
 16款繰入金2項基金繰入金におきまして、1億86万5,000円の減額をお願いするものでございます。一つは、庁舎建設基金で85万9,000円の減額でございますけれども、充当額の確定による減額でございます。ユーマイタウン施設整備基金で1億円減額をさせていただきました。これは、富谷中学校の屋体建設費に当初充てておりましたが、一般財源で手当てできることになりましたので減額をさせていただくものでございます。次のふるさと富谷創造基金繰入金6,000円の減額でございますが、これは果実運用分の利子確定により減額とするものでございます。
 18款諸収入2項町預金利子におきまして、33万2,000円の減額をし、46万8,000円の予算額とするものでございます。これは、利子の確定により減額をしたものでございます。5項雑入におきましては、22万5,000円減額し、2億2,583万5,000円の予算額としたものでございます。国民年金印紙売捌手数料の減額でございまして、免除者の増加に伴い減となったものでございます。
 それから、19款1項の町債におきましては、3,270万増額し、13億620万円の予算額としたものでございます。教育債でございまして、先ほどご説明したとおり、富谷小学校の屋内運動場建設事業債で、これは国庫負担の増によりまして起債と対象額も増加したことによります増額補正でございます。なお、これらにつきましては全額繰り越しとなります。変更後が1億8,120万円となるものでございます。
 次に、歳出でございまして、2款総務費1項総務管理費におきまして、2億2,515万3,000円増額し、18億7,156万8,000円の予算額とするものでございます。各基金の積立金の増減を行っておりますけれども、各基金の利子の確定により積立金の補正を行ったものでございます。財産調整基金、減債基金、庁舎建設基金、ふるさと富谷創造基金、土地開発基金がその理由でございます。17目のユーマイタウン施設整備基金におきましては、2億2,755万円積み立てを増額するものでございます。次年度以降の義務教育施設整備費に備え、ここに積み立てをさせていただくものでございます。20目の庁舎建設基金費で85万8,000円減額をお願いしておりますが、これは水道加入金の、当初の計上が75ミリで計上しておりましたが、50ミリとしたための減額でございます。次に、3項住民基本台帳費におきましては、財源更正を行ったものでございます。国庫支出金のところで38万6,000円、外国人の登録事務の委託金が増額になったことにより、一般財源を減額しております。
 3款民生費1項社会福祉費におきましては、215万7,000円増額し、4億1,225万1,000円の予算額としたものでございます。医療助成費で老人保健特別会計繰出金に720万8,000円の増額、国民健康保険特別会計繰出金に505万1,000円減額としたものでございます。2項児童福祉費におきましては、398万5,000円の減額をお願いしております。これは、児童手当の扶養額を減額したものでございます。3項老人福祉費におきましては、31万3,000円の減額でございます。老人福祉費におきまして、介護保険特別会計の繰出金31万6,000円の減額、また長寿社会福祉基金の積立金におきましては、利子の確定により3,000円増額したものでございます。
 4款衛生費1項保健衛生費におきましては、6万5,000円増額をお願いするものでございます。予防費の償還金でございますが、平成12年度の老人保健事業費の国県負担分の確定により返還金が生じたための補正でございます。
 5款農林水産業費1項農業費におきましては、15万9,000円の減額をお願いしてございます。一つは、農業振興費におきまして、34万2,000円の減額でございます。農業経営基盤強化資金の利子補給金、助成対象者が未償還だったため減額を行ったものでございます。また、農地費における補助金18万3,000円につきましては、高生産性農業集積促進事業費補助金の確定による増でございます。2項の林業費から7款土木費5項の住宅費、それから8款1項の消防費、それから9款の教育費1項教育総務費までには、それぞれ財源を更正したものでございます。2項の小学校費におきまして、3,661万3,000円の減額をしております。教育振興費におきましては、扶助費の44万減でございますけれども、要準要保護児童の扶助費が確定したことによる減でございます。それから、学校建設費におきまして3,617万3,000円の減額でございます。これは、入札による受け残の減額でございます。3項中学校費におきまして、9万円減額をしております。教育振興費、小学校と同じ理由でございます。4項の幼稚園費におきまして、71万円減額をしております。補助金でございますけれども、就園奨励費の確定による減でございます。社会教育費におきましては、財源更正をしております。なお、この62万8,000円の減につきましては、情報通信技術講習推進事業費の補助金、総務費で受けておりますけれども、実際にパソコン教室をやったのは公民館費の方に歳出を置いていましたので、こちらでの財源更正となったものでございます。以上でございます。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) 19ページですが、総務費の中のユーマイタウン施設整備費、ここに2億2,755万円積み立てることになっていますが、これによって積立金は全部で幾らとなるのでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 積立金だけの合計になりますと、3億3,600万4,000円となりますけれども、現在高という意味でのご質問かなと思いますが、それでは積み立てとそれから繰り入れの減をして、最終的に13年度末の見込みが12億8,013万9,000円となるものでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まずですね、予算は議決すべきものだという大原則がありまして、これを町長の権限を使って専決処分するということは、めったにしてはならないわけですね。それで、議会を招集するいとまがなかったと言いますけれども、それでは例えば災害などのようにどうしても緊急に支出をしなければならないと、議会を招集するいとまがなかったといったような緊急を要するような要件はあったのかどうか、これがまず1点です。
 それから、ユーマイタウン施設整備基金に繰入金の分を減らし、それから支出で積み立てる分をふやし、合わせて3億数千万、3億何千万かですね、これをユーマイタウン施設整備基金に積み増しするわけで、次年度の義務教育施設のためにということでした。
 しかし、これはユーマイタウン施設整備基金でなくても一般財政調整基金からでも、もちろん義務教育施設のために使うことができるわけですよね。それで、改めて伺いたいんですけれども、なぜこの時期に、平成13年度ですから年度末が過ぎました。会計も閉鎖されたと。3月に専決したということですけれども、この時期にですね、わざわざユーマイタウン施設整備基金に積み増ししなくても、このままこれを黒字として平成13年度の決算へ持ち込んでいけば、これはそのまま財調にいくわけですよね、半分は。黒字の半分は。何でこの時期にわざわざユーマイタウン施設整備基金に積んだのでしょうか、これが2点目です。
 それから、参考までに、そうしますと平成13年度末現在で剰余金は幾ら出る予定として見込まれているのか伺います。

議長(相沢 忠男君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 議会招集のいとまがなかったという理由につきましては、交付金等の決定が3月29日がほとんどであったということでございます。
 それから、ユーマイタウン施設整備基金は先ほどの積み立ての説明がちょっと、13年度年間の積立金を先ほど3億3,600万4,000円ということで申し上げました。今回、1億円の繰り入れの減額をしたことと、それから専決で現在提案しております2億2,755万の積み立て、今回につきましてはこの二つ合わせた3億2,755万が新たにふえたということになります。先ほど最終的に平成13年度末現在で、12億8,013万9,000円の現在高になる見込みであるということでのお話しを申し上げたところです。
 なぜユーマイタウン施設整備基金に積み立てをしたかというご質問でございますけれども、これは財調は財源調整のため、またそれから緊急の場合の財源手立てをするための基金が財政調整基金でございまして、このユーマイタウン施設整備基金の設置のときに町の施設の整備ということで、箱物の整備に充てるということをはっきりとうたっておりますし、今年度、平成14年度の予算編成の中におきまして、成田中学校の設計費を計上してございます。また、富谷小学校の耐震調査等も既に行っておりまして、今後、義務教育施設の整備が必ず必要になるということで、財調よりもこのユーマイタウン施設整備基金からの繰り入れを活用して、今後の義務教育施設の整備に充てるというような趣旨から、このユーマイタウン施設整備基金に積み立てをさせていただいたものでございます。
 また、出納閉鎖の結果、どのくらいの剰余金が出るかというご質問でございますけれども、繰り越しする事業がかなりございまして、先ほどの富谷小学校の屋体であるとか、それから成田の公民館であるとか、すべて繰り越しでやってきております。かなりの項目が今回繰り越しになっておりますので、それのための一般財源だけでも1億5,000万ほど必要になっています。それと、それからそれを除いたものとして約4億ぐらいの剰余金を見込んでおります。

議長(相沢 忠男君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 交付金の決定が3月末だというのは、確かにそれはぎりぎりですけれども、何もこれを必ず専決処分をしてやらなければならないということではないわけですよ。入ってきましたと。でも、もう13年度の事業として使う期限は切れておりますから、それをそのまま13年度の決算に持ち込んで、不用額として、結局剰余金として出せば、それは議会で論議する対象になるわけですから、専決処分してしまえば議会で論議する、今のように承認案件として論議はできますよ。でも、事前に議会の承認を得るという意味での議会の議論の対象にはならなくなってしまうわけですから、専決処分したら。ぎりぎりに入ってきたけれども、それをそのまま決算に持ち込んで黒字に計上して一般財源に積む、財調に積むというようなことをしていけば、何も中学校に使ってもいいですし、公益施設、公共施設に使えるわけですから差し支えないことだと思いますね。結局つまるところ、お話し伺うと、平成13年度4億円も、それも繰り越しを除いてですよね、4億円の黒字ですよね。ここに加えて、もし今ユーマイタウン施設整備基金に積む3億2,000万円を今回専決処分しないでそのまま黒字にやったら7億からの黒字ですから、相当な黒字です。こんな黒字を出すような町村はめったにないですよね。大変な黒字ですよ。この黒字を隠すためなんではないですか。この時期に無理無理こういうふうに専決処分するというのは。そういう点でも問題ですし、専決処分という町長の権限を乱用することにもなると思うんですね。議会を軽視して。重大な問題だと思うんですが、どうでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 決して財源を隠すためということではございませんで、有効に使っていくためにユーマイタウン施設整備基金の方に積み立てをして、今後の財源に充てるということでございます。特に14年度以降、地方交付税もかなり厳しいということ、皆さんも御承知のとおりでございまして、なかなか厳しい財源の中で今後の財政運営を行っていくためには、財調ももちろんですけれども、施設整備についてはユーマイタウン施設整備基金という基金を設けておりますので、施設の整備はこれから活用していくという方針でもございましたので、今回のような措置をさせていただいたわけでございます。

議長(相沢 忠男君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 町長のご答弁いただきたいんですけれども、次年度、地方交付税が厳しいということがあったとしても、それは何もユーマイタウン施設整備基金でなくてもいいわけですね。そのことが、議会に事前に諮って議決を得なければならないという大原則を崩してまで町長の専決処分、権限を使って専決処分しなければならない理由にはならないですね。これ仮に一歩譲って、ユーマイタウン施設整備基金に積んだと。それを認めたとしましても、専決処分しなければならない理由はどこにもないわけで、議会軽視以外の何物でもないんではないでしょうか。町長のご答弁を伺います。

議長(相沢 忠男君) 若生町長。

町長(若生 照男君) 議会軽視はいたしておりません。理由は、財政課長、それほど四苦八苦しながら財政運営をしていると、隠すものも何もありません。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これから討論を行います。
 まず原案に反対者の発言を許します。16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) 私は承認第1号専決処分の承認を求めることについて、反対いたします。
 専決された予算を見ますと、歳入でユーマイタウン施設整備基金繰入金が1億円減額され、また歳出ではユーマイタウン施設整備基金に2億2,755万円が積み増しされています。この基金の合計は、12億8,013万9,000円となります。この専決された補正予算の特徴は、ここの部分に大きくあらわれています。ユーマイタウン施設整備基金は使途が限定されていますから、予算を有効に活用し、行政サービスを行い、福祉の向上に努めるという観点からすると、専決処分にする必要はなかったものと考えます。不用額として決算し、その半分を財政調整基金として活用できたはずであり、そのことの方が予算の有効活用につながるものだったと考えます。予算は議会の議決事項になっていますから、いかに交付金の確定が3月末であったとしても、それとあわせて住民の生活を左右し、その福祉のいかんを決する予算を議会を招集するいとまがなかったとして専決処分されることは慎むべきことと考えます。議会軽視でもあります。
 このような処分の仕方は黒字を隠してしまうことになり、必要な行政サービスができにくくなり、住民のためにならないと考え反対します。

議長(相沢 忠男君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番大木 忠君。

13番(大木 忠君) 今回の補正並びに専決処分について、賛成の立場で討論をいたします。
 補正額の歳入については、地方交付税のうちの特別交付税が1億1,654万円で、補正額全体の62%を占めております。このほかで主なものは、地方譲与税、利子割交付金、自動車取得税交付金、国庫支出金、県支出金等と町債で、富谷小屋内運動場建設事業の国の支出金増加に伴って発生した町債3,270万円等でございます。これらはいずれも3月29日と年度末ぎりぎりで確定ということでございまして、事前の把握が困難なものが大半でございます。
 支出につきましては、今後の義務教育施設等の整備に備え、ユーマイタウン施設整備基金への積み立てが2億2,755万円、それから学校建設費入札残額の3,661万円の減額などで、その他は年度末に発生する確定による額の整理等でございます。
 以上は、歳入歳出とも年度区切りに必然的に発生するもので、今回の補正そのものは妥当なものと考えられます。
 また、専決については、その内容あるいは時期等を考慮した場合に、異常とは考えられないということで、原案に賛成するものでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかに討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 これで討論を終わります。
 これより承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町一般会計補正予算(第8号))を採決いたします。この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立願います。
賛成者起立

議長(相沢 忠男君) 起立多数。よって、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町一般会計補正予算(第8号))は原案のとおり可決されました。

日程第4 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))

議長(相沢 忠男君) 日程第4、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 議案書33ページをお願いいたします。
 承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))を議会招集のいとまがなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、承認をお願いするものです。
 補正予算に関する説明書の30ページをお願いいたします。
 平成13年度富谷町老人保健会計補正予算(第4号)。
 歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものとする。
 30ページをお願いいたします。初めに歳入です。1款1項支払基金交付金720万8,000円を減額いたしまして、10億1,573万3,000円とするものです。これにつきましては、3月の補正で変更申請に伴う交付予定額で1億円を減額いたしましたけれども、その後、3月29日に交付決定通知がありましたので、それに基づき減額をしたものです。
 4款1項他会計繰入金、一般会計繰入金720万8,000円を増額いたしまして、1億1,026万6,000円とするものです。これにつきましては、支払基金交付金の減額分を一般会計より繰り入れをするものです。
 続いて、歳出です。2款1項医療諸費、これにつきましては、歳入におきまして支払基金の減がありましたので、一般会計繰入金を増額いたしましたので財源の更正をしたものでございます。以上です。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町老人保健特別会計補正予算(第4号))は原案のとおり可決されました。
 この際、2時15分まで休憩いたします。
午後1時57分 休憩
午後2時15分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第5号 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))

議長(相沢 忠男君) 日程第5、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 承認第3号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))。
 議会招集のいとまがなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、承認をお願いするものです。
 予算説明書33ページをお願いいたします。
 平成13年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)。
 歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ847万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ16億6,031万2,000円とするものです。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものとする。
 38ページをお願いいたします。初めに歳入です。1款1項国民健康保険税3,700万円を増額いたしまして、6億9,978万9,000円とするものです。1目・2目それぞれ税の増額ですけれども、収納実績による計上でございます。
 3款1項国庫負担金1,370万7,000円を減額いたしまして、4億5,035万円とするものです。こちらは変更申請に基づく交付決定額を見込み計上いたしたものです。
 3款2項国庫補助金4,592万6,000円を増額いたしまして、7,692万6,000円とするものです。こちらの財政調整交付金、普通調整交付金、特別調整交付金それぞれ交付決定による計上でございます。
 4款1項療養給付費交付金4,287万8,000円を減額いたしまして、2億4,971万1,000円とするものです。退職者医療に要する費用で、交付決定によるものです。
 6款1項連合会補助金9万5,000円を増額いたしまして、353万4,000円とするものです。1目1節保険料収納対策給付金といたしまして、3月15日付けで交付決定があり計上したものです。
 7款1項共同事業交付金507万円を減額いたしまして、1,527万8,000円とするものです。こちらも同じく交付決定による計上でございます。
 8款1項財産運用収入3万2,000円を増額いたしまして、35万6,000円とするものです。利子の確定による計上です。
 9款1項他会計繰入金505万1,000円を減額いたしまして、7,543万9,000円とするものです。出産一時金を当初50件とみておりましたけれども、39件という結果でありましたので、一般会計から繰り入れしている分につきまして減額をするものです。
 次のページをお願いいたします。6節のその他一般会計繰入金285万1,000円の減ですけれども、介護給付金に充てる分として550万9,000円を計上しておりましたけれども、税、療養給付費交付金、療養給付費等負担金等の決定によりまして、こちらも減額をするものです。
 9款2項基金繰入金、財産調整基金繰入金2,482万円を減額いたしまして、3,422万7,000円とするものです。これにつきましては、財源の調整を行うものです。これによって、年度末で基金残高は1億7,295万8,000円となっております。
 続いて、歳出です。2款1項療養諸費508万6,000円を増額いたしまして、9億7,156万5,000円とするものです。一般被保険者・退職被保険者医療費の支払いに充てるものですけれども、5月までの支払いを見込み計上いたしております。
 2款2項高額療養費1,029万1,000円を減額いたしまして、9,500万円とするものです。こちらにつきましては、確定によりそれぞれ不用額を減額するものです。一般被保険者の高額療養の支払い件数につきましては、785件、退職者につきましては261件という結果でありました。
 次のページをお願いいたします。2款5項出産育児諸費330万円を減額いたしまして、1,170万円とするものです。先に説明いたしましたけれども、当初50件で見込みをしていましたけれども、結果的に39件ということでありましたので、不用額を減額をするものです。
 4款1項介護納付金、これにつきましては財源更正で、歳入におきまして連合会支出金の歳入がありましたので、こちらで財源更正を行うものです。
 6款1項保健施設費1,000円を増額いたしまして、699万4,000円とするものです。出産資金貸付基金の利子への繰り出しをするものです。
 7款1項基金積立金3万1,000円を増額いたしまして、35万4,000円。財政調整基金利子に積み立てをするものです。以上です。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第3号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号))は原案のとおり可決されました。

日程第6 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))

議長(相沢 忠男君) 日程第6、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 議案書35ページをお願いいたします。
 承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))。
 議会招集のいとまがなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、承認をお願いするものです。
 予算説明書45ページをお願いいたします。
 平成13年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)。
 歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ812万9,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6億118万1,000円とするものです。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものといたします。
 49ページをお願いいたします。初めに歳入です。3款1項1目介護給付費負担金532万6,000円を減額いたしまして、1億781万7,000円とするものです。これにつきましては、国からの負担金で交付見込額を計上いたしております。減額いたしました。
 3款2項国庫補助金164万5,000円を増額いたしまして、2,081万7,000円とするものです。これにつきましては、3.44%の交付率でありまして、それぞれサービス料を見込んで計上いたしておりますので、交付決定によるものでございます。
 4款1項支払基金交付金879万4,000円を減額いたしまして、1億7,789万3,000円とするものです。これにつきましても、交付決定による計上でございます。
 5款1項県負担金332万8,000円を減額いたしまして、6,738万6,000円とするものです。交付見込額を計上いたしております。5款2項財産安定化基金支出金799万円を増額いたしまして、799万2,000円とするものです。これにつきましては、貸し付けを受けまして、保険給付費に対する不足する財源に充てるため、介護保険財政安定化基金より貸し付けを受けたものでございます。返還につきましては、据え置き期限が15年12月19日までで、償還期限が17年12月20日までとなっております。
 7款1項他会計繰入金31万6,000円を減額いたしまして、1億396万円とするものです。1節の介護給付費繰入金につきましては、減額して332万8,000円ですけれども、これにつきましては県の方と同じ金額を町の方でも負担いたしますので、県の交付見込額を合わせましてこちらも減額となります。3節事務費繰入金26万5,000円の減額です。事務費につきましては、国と町とそれぞれ2分の1を負担しておりまして、3款2項2目におきまして減額をいたしましたので、こちらも同様に減額をするものです。4節その他一般会計繰入金327万7,000円につきましては、財源調整のための一般会計より繰り入れをするものです。
 次のページをお願いいたします。1款3項介護認定審査会費26万5,000円を減額いたしまして、571万3,000円とするものです。1節の介護認定審査会費につきましては、国庫補助金の事務費交付金の決定によりまして、こちらを財源更正をするものです。同じく認定調査等費につきましても、実績に基づきまして減額をするものでございます。
 2款1項介護サービス等諸費692万円を減額いたしまして、5億5,378万円とするものです。1目・2目につきましては、4月支払い分まで見込み減額をしたものです。3目につきましては、補助金等の確定による財源更正となります。2款2項その他諸費、審査支払手数料、こちらにつきましても、国庫負担金等の確定による財源更正でございます。2款3項高額介護サービス等諸費94万4,000円を減額いたしまして、270万円とするものです。これにつきましては、件数が511件ありまして、その残額を減額ということになります。以上です。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成13年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号))は原案のとおり可決されました。

日程第7 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)

議長(相沢 忠男君) 日程第7、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。

税務課長(菊地 喜一郎君) それでは、承認第5号専決処分の承認を求めることにつきまして、ご説明を申し上げます。
 専決の理由でございますけれども、昨年の11月30日に法律第133号、これは臨時国会でございますけれども、地方税法の一部の改正がございました。それから、平成14年3月31日に地方税の一部を改正する法律等が施行されたところでございます。そういうようなことで、議会の招集のいとまがなかったために、今回宮城県総務部長の通知によります市町村税の条例の例の改正案に基づきまして、改正をさせていただきました。
 この税条例の関係につきましては、特に法律の関係の運用部分が非常に多いものですから、各条例の条項をどうのこうの読んでもなかなかご理解といいますか、できないというか、そういう嫌いがございます。そういうようなことで、この条例の意図するところについてご説明を申し上げたいと思います。
 それでは、富谷町税条例の新旧対照表によってご説明を申し上げたいと思います。45ページをお開きいただきたいと思います。
 まず24条の個人の町民税の非課税の範囲の関係でございますけれども、この改正につきましては、最近の国民生活水準の動向等を踏まえて、個人住民税の均等割の限度額を引き上げるという改正でございます。現行所得金額が28万円に、それから本人控除対象配偶者、それから扶養親族の合計数を乗じまして、控除対象の配偶者などがいる場合に14万4,000円を加算した金額が、その町民税の非課税の範囲だったわけでございますけれども、今回、14万4,000円を19万2,000円に加算額を引き上げる改正でございます。この結果、標準世帯、夫婦子供2人の世帯でもって給与ベースで213万2,000円から213万6,000円の範囲といいますか、が非課税の限度額というふうになるものでございます。
 次に、第31条の均等割の税額の関係でございます。2項の改正でございますけれども、法人税法第2条第6号に規定しますこの公益法人というのがあるんですけれども、この中に新たにマンション建替組合というものが追加されたために改正をするものでございます。
 次に、47ページの町民税の申告の関係でございます。これにつきましては、納税者の利便性を図るというふうなことで、本年度から確定所得税におきました確定申告書の用紙等が全面的に改正になりました。それを受けまして、住民税の関係におきましても、その申告用紙の全面改正ということで、新たに分離課税用の申告書が追加されたというようなことでの改正でございます。様式が、新たに別表が追加されたということでございます。
 次に、48ページの68条固定資産税の徴収の方法に係る改正でございますけれども、これにつきましては、本条で引用しております地方税法364条の第3項、これは大規模の償却資産等々に係る固定資産税の仮算定の徴収の方法を規定しているわけですけれども、この改正がございまして、この3項の前に新たに2項が追加されたために、項ずれによって3項が5項になったという内容でございます。
 次に、73条の固定資産課税台帳の閲覧の手数料の関係でございますけれども、これにつきましては今回、地方税法の改正がございまして、固定資産の課税台帳等々に係る情報公開と申しますか、閲覧制度等の改正がなされました。そこで、まずその法の改正の関係についてちょっと申し上げます。
 その改正の中身なんですけれども、固定資産税の納税者の信頼といいますか、その評価が適正なんだかどうかといったようなこと。公平が確保されているかというようなことで、全面的な見直しが法の改正の中でなされました。一つは、縦覧制度の見直しというようなことで、誰でも縦覧を、富谷町内に土地家屋等々を持っていれば縦覧の期間内にできますよというふうになりました。現在はその土地の所有の分だけについて名寄せ帳等のコピーでもって対応しておったんですけれども、今回は前段申し上げました土地家屋等の資産者は縦覧することができるというふうになりました。
 縦覧の中身等々については、土地の所在とか地番、地目、地積、価格、これは評価額まで入ったものです。について、基本的に毎年4月1日から20日の間か、さらに納税通知書を出した後、最初の納期限が到来するまでの間することになりまして、町としてもその納税者に縦覧に供しなければならないというような法的な位置づけになりました。
 二つ目には、課税証明書の送付制度が創設されました。これにつきましては、富谷町では既に平成12年から固定資産税の課税の明細書、納税通知書と同時に、その中身についてお知らせをしておりますけれども、これが法の中に位置づけられたということでございます。
 3番目には、固定資産税課税台帳の閲覧制度が新たに創設されました。これは、納税義務者など、これは借家人とか土地家屋等々に対する関係者等を予定しておるようですけれども、に基づいて、閲覧関係については課税標準額ですね、などが入ったものを供しなければならないと。閲覧に供しなければならない。これは、いつでも何回でもというようなふうになってございます。
 さらに、固定資産税の課税台帳に係る記載事項に係る証明制度が新たに創設されました。今まではこの課税台帳の記載事項の証明というのは、税法の中にはございませんでしたけれども、今回はこの証明書が求めに応じてしなければならないというふうになったわけでございます。
 以下、そのほかに固定資産課税台帳に価格を登録した日にちとか、それから固定資産の評価審査委員会の審査申し出の期間等の改正などがなされたわけでございます。
 それで、この新たに出ました73条の第2項の関係でございますけれども、これにつきましては前段申し上げました改正によりまして、固定資産税の課税台帳の閲覧制度が法的に位置づけされたというようなことで、この閲覧のための徴収の手数料といたしまして、うたったわけでございます。1回について200円と、これはいろんな税関係の証明書等々と整合性をとらしていただいたというようなことで、200円でございます。さらに、73条の3項におきましては、証明書の手数料につきましては1枚ごとに200円ということで対処していきたいということにしたものでございます。
 次に、附則関係でございますけれども、まず附則の第5条関係でございます。個人の町民税の所得割の非課税の範囲等を定めたものでございますけれども、今回の改正については低所得者の税負担に配慮して、現行所得金額35万円に本人それから配偶者、控除対象配偶者の扶養、それから親族などの合計数に加算額32万円を加算した金額となっておったものを、今回、加算額の引き上げについて36万円とすることに改正をするものでございます。収入ベースで申し上げますと、標準世帯で今回の改正になりますと、標準世帯の収入ベースで277万2,000円から277万6,000円の範囲の方々が非課税の対象に、所得割のですね、非課税の対象になるというふうになるものでございます。
 次に、附則第6条の2関係でございますけれども、特定の居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の繰越控除の関係でございます。この改正につきましては、先ほど申し上げましたように町民税の申告の様式等々が変わったというようなことでの改正でございます。
 次に、附則第10条の読替規定の関係でございます。これを固定資産税にかかるものでございますけれども、今回、法附則38条第2項中の民間事業者の能力の活用による特定施設の整備云々というか、その特例措置が廃止になったために、この38条の2項を削るとしたものでございます。
 次に、附則第15条の読替規定の関係でございますけれども、これは特別土地保有税の課税の特例関係についてうたってございまして、これは今回の改正によって法附則31条の3項の次に1項が追加されたというようなことで、項ずれによって改正するものでございます。
 次に、この15条の2の8項関係につきましては、運輸施設整備事業団の造船業の構造転換業云々というか、その保有税の関係の保有分につきまして、新たにこれは非課税措置が講じられたというようなことでの改正でございます。
 次に、17条関係でございますけれども、長期譲渡所得に係る個人の町民税の課税の適用関係でございます。これにつきましては、土地をめぐる動きと申しますか、そういったようなものを勘案いたしまして、平成16年まで停止されておりました8,000万以上の部分の税率ですね、これは9%になるんですけれども、町県民税合わせますと住民税の分が9%になるんですけれども、この最高税率を外しまして、7.5の2段階、6%と7.5%の2本立てでいくというような中身でございます。
 次に、19条の株式等に係る譲渡所得金に係る個人の町民税の課税の関係でございます。これにつきましては、一つには証券市場の構造的な改革に資するというふうな観点から、現在については株式の譲渡等については申告の分離課税による課税と、それから源泉徴収による二つの方法でなされているわけでございますけれども、源泉関係については住民税の税の範囲がなされないといったような不公平さもございます関係で、平成15年の3月31日まで現行の制度を持ち続けて、平成15年の4月1日から一本化にするんだよというようなことで進んでおったんですけれども、これを前倒しいたしまして、平成14年12月31日までというふうにしたものでございます。14年の12月31日でその分離、源泉の分離課税は廃止というふうに一本化なされたのであります。
 その次に、3項の関係につきましては、長期所有の上場株式などに係る譲渡所得の金額から100万円、満たない場合にはその金額でございますけれども、控除するという特例期間が平成13年10月1日から15年の3月31日まで決められておりましたけれども、それを17年の12月31日まで延長するというふうに改正されました。
 次に、19条の2項関係、上場株式等を譲渡した場合の株式等に係る譲渡所得等に係る町民税の課税の特例の関係、新たに4項までうたわれてございますけれども、これにつきましては、平成15年の1月1日以後に上場株式等の譲渡について税率を改正するというようなことで、現行町民税については4%でございますけれども、これを3.4%に引き下げるというふうにするものでございます。
 また、長期1年以上を超える期間保有しておった上場株式などに係る譲渡所得については、さらにその税率を引き下げるということで、住民税については100分の2に相当する金額とするというふうにするものでございます。この上場株式の関係で、前段申し上げました2%の関係については、3年間だけの暫定税率として対応しますという内容でございます。
 次に、19条の3項関係でございますけれども、これにつきましては特定口座といいますか、源泉分離課税の関係が廃止になって一本化されるというような観点から、新たに申告、投資家の方々の申告の事務を省くといいますか、そういうようなことで、特定口座を持った方々に対する申告の仕方といいますか、それを新たに設けたものでございます。19条の3項については、申告分離課税の関係についての特定口座を通じた譲渡所得の申告等々については、他の株式等の譲渡と区分して扱うというふうになるものでございます。
 19条の4項関係につきましては、特定口座の中に業者がですね、証券会社が管理する特定口座の中の1年分の取り引きの状況等々を町の方に通知をしまして、それによって町においては給与所得とか公的年金関係の所得関係について、特に申告どうのこうのが省略されているものがあるわけですけれども、そういうような扱いにしますというようなものでございます。
 それで、今回19条の5項では上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除を認めるというような制度が新たに設けられました。
 それから、20条関係につきましては、特定中小企業会社の株式関係について、特に特例措置があったんですけれども、それはそのまま引き継ぐというようなことで、この20条の関係等については今回の暫定税率の問題などに絡んで、条項等の整備をしたものでございます。
 これらの施行日なんでございますけれども、43ページの関係でございますけれども、戻っていただいて施行期日の関係でございますけれども、14年の4月1日から施行をすると。ただし、68条の2項の改正規定、それから附則19条の改正規定、同条の次に4条を加える改正規定及び附則20条の改正規定、並びに次条第2項から4項までの規定については、平成15年1月1日から。それから、73条の次に2項を加える規定については、15年の4月1日から。さらに、31条のこのマンション建てかえの円滑化に関する件については、施行の日から適用される。以下あと、町民税の経過措置等についてうたっているものでございます。以上でございます。

議長(相沢 忠男君) この際、3時20分まで休憩いたします。
午後3時03分 休憩
午後3時20分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これから質疑に入ります。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) わかりにくいものではありますが、直接、町の税収とのかかわりで伺いたいと思うんですが、第24条、個人住民税の非課税限度額の引き上げに伴う富谷町の税収減は幾らか、これが1点です。
 それから、附則の5条、15条、17条、19条にかかわってそれぞれ町の税収減がどのくらいになるというふうにみているのか、伺います。

議長(相沢 忠男君) 税務課長。

税務課長(菊地 喜一郎君) まず24条の個人の町民税の非課税の関係でございますけれども、今回の引き上げによりまして15人の方々がその対象になるということで、町民税の均等割については2,000円ですから、3万円ぐらいですね、町税が減というふうになるというふうになります。
 それから、町民税の所得割の関係でございますけれども、これについては人数的に8人ぐらいしか出てまいりませんでした。今回の加算の関係で、一人4万円ずつ上がったものですから、4×8=32万円の町の所得割の関係については3%ですから、1万円ぐらいが減になるだろうという試算でございます。今、一生懸命になって町民税の賦課の関係ですね、やっていますので、この数字変わるかもしれませんけれども、とりあえずそういうふうな形で拾わせていただきました。
 次に、附則15条関係の保有税の関係の読みかえ規定の関係でございますけれども、この2項の関係については、富谷町では廃止される幹線道路の沿道の整備に関する法律が廃止されるわけです。あわせて、民間事業者の能力開発による特定施設の整備促進に関する云々というような、保有に係る保有税が廃止になって今度課税になりますということなんですけれども、これには富谷町は該当するものがございませんので、税には、これには関係しないということでございます。
 次に、17条の関係でございますけれども、これにつきましても17条の最高税率の関係ですね、これについては廃止した8,000万円を超える云々というものは今停止されていますから、これには課税のどうのこうのがないということですね。
 ただし、3段階にわかれている中での4,000万円を超え、8,000万円未満の関係どうのこうのですね。これに係る7.5%の関係については、前年度は1件ほどありましたけれども、今回は譲渡のですね、関係がないというようなことで、基本的には8,000万円の分だけが今回切ったわけですから、今までとあってもなくてもですね、税額には物件があればそれは当然ふえるけれども、この8,000万円切ったことによって税額が動くということはございません。
 それから、19条の関係でございますけれども、19条の株式等に係る譲渡所得に係る個人の町民税の課税の特例の関係でございますね。これについては、現在は先ほども申し上げましたように、上場企業等の株式等の譲渡に係る金額については、源泉されたものと申告によって対応するものがそれぞれあるわけで、基本的に今回の改正ではこの制度が14年の12月31日までこのままいくわけですから、今年度については税の関係どうのこうのというのはございません。
 ただ、平成15年1月1日から源泉分離課税の分が廃止になって、すべて申告分離課税の対象になります。そういうふうになりますと、今まで源泉で住民税の申告をしなかったものがふえて、全部申告になりますからふえるといいますか、16年度の課税関係からは株式に係る申告分離の税についてはふえるというふうに、今までなかったものが出てくるわけですからふえるというふうに考えております。
 ちなみに平成13年度の申告分離でもって株式のですね、対象になった方々、大体4件ほどございます。その税額等々については、大体130万円くらい、4件で130万円くらいの課税がなされております。以上です。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) そうしますと、附則15条、17条に関しても、今のところは税収に特に影響はないとしても、今後においては絶対ないということでは、あり得るものというふうに考えていけばいいわけですね。

議長(相沢 忠男君) 税務課長。

税務課長(菊地 喜一郎君) そういうことにもつながると思いますけれども、ただ、この保有税の関係につきましては、土地是正どうのこうのの中で減免措置が大きく何といいますか、とにかく今まで徴収猶予なり何なりができなかった、免税にならなかった分が改正によって大分広がっておりますから、こういうような土地であっても何といいますか、建物なり何なり、その土地を取得されてですね、そういう契約なり何なりがあれば免税なりというようなことで、税にはつながらないというふうになると思います。

議長(相沢 忠男君) ほかにございますか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これから討論を行います。
 まず原案に反対者の発言を許します。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 私は、承認第5号専決処分の承認、富谷町税条例の一部を改正案に反対をするものです。
 今回の改正では、個人の町民税の非課税の範囲が均等割・所得割とも拡大されましたが、住民の負担軽減につながる措置として当然のことと考えます。また、固定資産税課税台帳の縦覧制度の見直しによって、情報開示が進められることになり、借地、借家人も閲覧できるなど、住民の権利拡大につながる積極的な内容です。私どもはこれらについては賛成の立場です。
 しかし一方で、今回改定の中心は特別土地保有税の徴収猶予制度の拡大、土地譲渡益課税の税率の緩和、上場株式等に係る譲渡所得に関する町民税の課税特例、申告分離課税の税率引き下げに伴う町民税部分の引き下げなどとなっています。
 こうした土地税制の一層の緩和と株式投資家などの利益を守るための措置により、大規模土地所有者、高額所得者の負担軽減を図るものとなっています。現時点で町税収入への影響については大きな心配はないとはいうものの、今後、減免措置が広がる中で減収への道を開くということにもつながります。庶民減税とは無縁の不公平な税制の拡大につながるものと考え、反対するものです。

議長(相沢 忠男君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。11番小野 進君。

11番(小野 進君) 私は、この専決処分の承認第5号について賛成をするものであります。
 先ほど反対討論者が申しましたとおり、底辺の方々に対しての租税にかかわる軽減措置などがありますし、先ほど反対意見者が申しましたとおり、情報開示という意味で、今までは確かに固定資産に関しては当人のものを見る以外はなかったということでございましたが、これは果たして本当に不公平な税制であったかどうだかということは幕の中に閉じ込められたままでありました。それが開放されたということは、非常に情報開示の現在の時代においては適法かというふうに考えております。
 それから、基本的にこの法律は、先ほど担当課長が説明しましたが、13年の11月30日に国会で地方税法の改正が行われ、それに基づいて地方税法が改正されるというふうに説明を聞きました。そうすると、これは私たちの法律の上の方の法律で決められたもので、果たして私たちがこれに対してどのような意見を通すのか、そのさかのぼってそこまでいけるのかどうか、それらについては私は疑問と思います。国の方で、国会の方で全国的な立場からこの税法を改正したというふうに理解いたしまして、賛成するものであります。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 これで討論を終わります。
 これより承認第5号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)を採決いたします。この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立願います。
賛成者起立

議長(相沢 忠男君) 起立多数。よって、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)は原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第6号 平成14年度富谷町一般会計補正予算

議長(相沢 忠男君) 日程第8、議案第6号平成14年度富谷町一般会計補正予算(第1号)議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、別冊によりご説明を申し上げます。
 議案第6号平成14年度富谷町一般会計補正予算(第1号)でございます。
 まず第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、予算の総額に歳入歳出それぞれ6億3,703万3,000円を追加いたしまして、総額を102億7,703万3,000円とするものでございます。2項の歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、第1表にお示しのとおりでございますが、後ほど事項別明細によりご説明を申し上げます。
 第2条の債務負担行為の補正につきましては、5ページの第2表債務負担行為補正により、また第3条の地方債の補正につきましては、6ページの第3表地方債補正によりご説明を申し上げます。
 初めに、債務負担行為の補正につきまして、5ページでご説明申し上げます。今回追加をお願いするものでございまして、一つは外国青年入居住宅賃貸借でございます。平成14年度借り上げ分を15年度の6月までと契約をしたいため、債務負担行為の追加をお願いするものでございます。13万8,000円、3カ月分を限度額とするものでございます。
 次が、成田公民館の警備業務でございまして、これにつきましても成田公民館の機械警備業務を本年11月から平成19年10月までの5カ年契約としたいため、15年度以降の55カ月分を計上いたしまして、限度額を202万2,000円とするものでございます。
 次の庁用印刷機賃貸借使用、これも成田公民館に関するものでございまして、警備同様、期間は同じ55カ月分を計上したものでございます。
 庁用複写機兼ファクシミリ賃貸借使用、これにつきましても成田公民館でございまして、これにつきましては使用枚数によりまして単価が変わってきますので、表現を月額最低使用料金55カ月を乗じた金額と、月ごとの最低使用枚数を超えた枚数に当該契約で定める単価を乗じた額の55カ月分の額との合算額ということで、限度額を定めさせていただきました。
 次に、第3表の地方債補正でございます。今回追加をお願いするものでございまして、起債の限度額5億2,040万に7,160万増額いたしまして、限度額を5億9,200万円とするものでございます。新たに成田東小学校校舎増築事業債7,160万を計上するものでございます。
 それでは、8ページからの事項別明細をご説明申し上げます。まず歳入でございまして、12款国庫支出金1項国庫負担金におきまして、7,958万8,000円を増額するものでございます。教育費国庫負担金でございまして、児童数増加によります教室不足に対応し、成田東小学校増築事業を実施するものでございます。補助基本単価16万9,100円に、面積932平方メートルとして計算をいたしまして、負担率2分の1で計上してございます。
 次に、13款県支出金2項県補助金におきましては、66万8,000円の増額をお願いするものでございます。労働費県補助金で、富谷町シルバー人材センター設置事業の委託事業を計上してございましたが、本年度、賃金単価の改定に伴います事業費の増額分を今回計上したものでございます。3項の委託金につきましては5,000円増額するものでございます。総務費委託金で商業統計調査費委託金が5月9日付けの通知によりまして、28万7,000円に決定いたしましたので、当初予算との差額5,000円を計上したものでございます。
 16款繰入金2項基金繰入金におきまして、4億8,517万2,000円増額し、変更後の予算額を27億1,433万9,000円とするものでございます。一つが、財政調整基金でございまして、財源調整のため8,217万2,000円を増額繰り入れするものでございます。次に、ユーマイタウン施設整備基金におきましては、5,000万円を増額するものてございます。成田東小学校校舎の増築工事費に充当するものでございます。次のふるさと富谷創造基金に1,000万円の増額繰り入れをするものでございます。これにつきましては新規の事業でございまして、1038(とみや)さくらの杜整備事業、後ほど歳出でご説明申し上げますけれども、この事業に充当するものでございます。
 次の減債基金繰入金につきましては、本年度新たに3億4,300万計上させていただきました。これは、繰り上げ償還に充当するためでございます。
 19款1項町債におきましては、7,160万円増額し、5億9,200万とするものでございます。成田東小学校増築事業債でございます。これにつきましては、補助裏に充当率90%で計上したものでございます。
 次のページで、歳出につきましてご説明いたします。2款総務費1項総務管理費におきましては、156万4,000円を増額するものでございます。一つは、自治振興費でございまして、修繕料に118万3,000円計上してございます。東向陽台第一会館の集会室・廊下などの修繕工事代を計上したものでございます。なお、一部の修繕につきましては、当初予算の計上した中で既に施工しておることをご報告いたします。
 次に、補助金で町内会補助金11万3,000円につきましては、西成田の町内会館屋根塗装工事代の2分の1相当額、これは30万4,000円となりますけれども、町内会補助金の執行残との差額を計上したものでございます。
 次が、庁舎建設費におきまして26万8,000円の計上でございます。新庁舎の受電開始が10月になるために電気保安業務手数料を計上させていただいたものでございます。5項の統計調査費におきまして、1万2,000円増額いたしますが、委託金の決定に伴い調整するものでございます。
 3款民生費1項社会福祉費におきましては、136万6,000円増額するものでございます。社会福祉費におきまして、補助金、富谷町社会福祉協議会でございますが、派遣職員の勤勉手当など社会福祉協議会の負担相当分を補助するものでございます。次に、2項の児童福祉費におきまして360万円の増額をお願いするものでございます。成田保育所増築設計業務を計上したものでございます。
 5款労働費1項失業対策費におきましては、66万8,000円の増額補正でございます。先ほど歳入で申し上げましたとおり、シルバー人材センター設立準備業務の委託料の中に賃金の単価改定に伴う増額分の計上です。
 6款農林水産業費1項農業費におきまして、108万4,000円を増額するものでございます。畜産業費で記載のとおり、BSE対策家畜共済掛金等緊急支援事業補助金で、共済掛金の3分の1を補助するものでございます。2項の林業費におきまして、1,427万円の増額補正をお願いするものでございます。これは先ほど歳入のところで申し上げました、1038(とみや)さくらの杜整備事業を計画するものでございまして、来年の町制施行40周年記念事業の一環といたしまして、新庁舎周辺地区に既存の桜も含めて1,038本の桜の木を植樹し、整備するものでございます。事業費のうち1,000万円は、先ほど申し上げましたふるさと富谷創造基金を充てることにしております。
 8款土木費2項道路橋梁費におきまして、2,840万円増額するものでございます。道路改良費の工事請負費におきましては、交通安全確保のため、町道穀田線の県道からの入り口付近を一部拡幅するための工事費でございます。また、公有財産購入費におきましては、同じく穀田線拡幅に伴う用地買収費の計上でございます。5項住宅費におきましては、92万2,000円を増額するものでございます。手数料におきまして、平成14年度から住宅性能表示制度が実施されるため、評価手数料を計上したものでございます。また、鑑定業務につきましては、湯船沢住宅の建てかえ計画によります造成工事を行うにあたりまして、一部用地を賠償する必要があるため対象とする不動産についての鑑定評価を行うものでございます。
 10款教育費1項教育総務費におきまして、188万7,000円減額し、1億2,084万7,000円の予算額とするものでございます。事務局費におきましては、報償費と旅費につきましての減額でございますけれども、スクールカウンセラーが宮城県派遣の認定となったため、当初計上分を減額するものでございます。3目の教育振興費におきましては、奨学生貸付金を新規貸付者が増加したために360万増額補正をさせていただくものでございます。4目の外国青年招致費におきまして、初めの旅費19万円につきましては、現在おります外国青年の契約満了に伴う帰国旅費を計上したものでございます。また、次の消耗品につきましては、新規来町者の寝具などの購入をするものでございます。また、手数料につきましては、入居人が変更になるためハウスクリーニング等を行う手数料、それから海外旅行傷害保険料の改定に伴う火災保険料の増額補正となっております。
 2項の小学校費におきましては、2億827万5,000円増額し、5億6,682万2,000円の予算額とするものでございます。まず学校建設費におきましては、成田東小学校増築工事に係る役務費で手数料、建築確認及び完了申請手数料でございます。委託料につきましては、成田東小学校の増築工事管理業務の委託料でございます。工事請負費につきましても増築工事の経費を計上しております。備品購入費におきましては、富谷小学校の屋体改築に伴う備品の購入代を計上しております。折り畳みいす200脚を初め、床マット、バレーボール、バトミントンの支柱、それからマット、飛び箱等の備品の購入でございます。学校管理費におきましては、修繕料で30万5,000円計上してございますが、これにつきましても富小の屋体改築に伴います演台等を修繕して使うということでの計上でございます。委託料で67万減額してございますが、これにつきましては成田東小学校の校庭の芝張り業務を当初予算で計上しておりましたが、校舎増築の外構工事で行うために減額をするものでございます。
 3項中学校費におきまして、276万6,000の増額をお願いするものでございます。まず学校建設費におきましては、当初計上しておりました仮称成田中学校校舎新築工事設計業務の計画変更に、内容の変更に伴います増額補正となります。それから、学校管理費におきます86万円につきましては工事費でございますけれども、東向陽台中学校の東側のり面の整備工事費でございます。それから、5項の社会教育費におきましては、2,697万4,000円の増額をお願いするものでございます。一つは、コミュニティーセンターの管理費でございまして、プール使用を当初計上しておりませんでしたので、光熱水費では水道の使用料、それから手数料につきましてはプールの水質検査、ろ過器の保守点検の手数料でございます。備品購入費におきましては、監視用のテントを購入するための計上でございます。
 次の公民館建設費におきましては、成田公民館建設に伴う経費でございまして、消耗品の中には事務用品と、それから調理室用の食器等の購入を行うものでございます。それから、手数料につきましては電話の引き込み及び公用車購入の代行手数料の計上でございます。備品購入費におきましては、会議用のテーブル・いす、それから保管庫・ピアノ・卓球台など、それから図書費、公用車購入費、調理室用の備品などの計上でございます。それから、電話加入代ということで負担金15万3,000円あげておりますが、公民館分としては2回線分を予定しております。公課費におきましては、自動車の重量税等でございます。6目の公民館費におきましては、賃金につきましては看護師賃金、これも賃金の単価改定による不足分を計上したものでございます。需用費の燃料費・光熱水費につきましては、成田公民館、11月以降の5カ月分を計上したものでございます。修繕料におきましては、中央公民館の非常用予備発電装置ほかの修繕料を計上しております。次の役務費は、成田公民館関係の計上です。委託料におきましては、建物警備業務につきましては成田公民館5カ月分の計上、それから樹木維持管理業務につきましては、富ヶ丘公民館の樹木の消毒の委託料でございます。使用料及び賃借料につきましては、すべて成田公民館の今後の分でございます。また、負担金におきましても成田公民館用の計上でございます。
 11款災害復旧費2項公共土木施設災害復旧費におきまして、597万9,000円の補正増でございます。工事請負費でございまして、町道石積岩切線の災害復旧工事でございまして、大雨により崩壊した歩道及びのり面を復旧するものでございます。
 12款1項の公債費におきまして、3億4,304万円を補正計上させていただきました。これは、繰り上げ償還をしたいために計上したものでございまして、昨年3月30日、仙台銀行から借り入れをしました4億2,880万のうちの残分でございます。これを減債基金を充当し繰り上げ償還をしようとするものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。11番小野 進君。

11番(小野 進君) 11ページの3款民生費1項社会福祉費の1目社会福祉総務費19節負担金補助及び交付金で、富谷町社会福祉協議会に136万6,000円。これは役場から派遣された人の勤勉手当なのか、それとも社会福祉協議会の中での勤勉手当の負担金なのか、お伺いします。

議長(相沢 忠男君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 派遣職員分でございます。

議長(相沢 忠男君) 11番小野 進君。

11番(小野 進君) そうすると、今ここで補正にあがってくるということは、今後、14年度における勤勉手当の総額とみるのか、それとも当初予算で組み込んでありながら、これは足りなくなる分というふうな判断で補正を組んだのか、お伺いします。

議長(相沢 忠男君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 3月の定例議会において条例の制定がされました。社協の派遣職員について人件費補助するものなんですが、当初に間に合いませんでしたので、今回補正にあげさせていただいたものでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) 11ページです。民生費の保育所建設のところで伺います。成田保育所増設の工事設計業務とありますが、これは定員をふやすために設計するということなのか、具体的に詳しく伺います。
 それと、5款の労働費のところですが、賃金単価改定というふうにありましたが、これは幾らになったということなのかを伺います。
 それから、13ページです。教育総務費の中の教育振興費ですが、奨学金360万ですが、これは高校生・大学生それぞれ何人というふうに見込んでここに計上してあるのか伺います。

議長(相沢 忠男君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 以前、老朽化した東向陽台保育所の建てかえということで検討してまいりましたが、国庫補助の採択条件であります建物の老朽度調査の結果ですね、かなり高く健全な状態と判定されました。今後の児童の増加も見越しまして、当初計画しておりました成田の保育所の増築の検討を行うということでのものでございます。

議長(相沢 忠男君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 当初で見込んでおりました時給単価でございますけれども、670円で見込んだんですけれども、4月1日から790円になりましたので、その差額分でございます。

議長(相沢 忠男君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ヶ崎 清子君) 当初、高校生15名、大学生15名ということで見込んでおりましたが、高校生が23人、大学生が19名、それから一時貸付金につきましても若干数値は異なりますが、高校生が18名、大学生が15名というような状況でございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) 保育所のところで伺いますけれども、そうしますと東向陽台保育所はどういうことになっていくのかなと思います。つくっていくのかなということと、それから成田保育所については今定員60で、それ以上78だかを受け入れるように、ちょっと数字はっきりはしないんですけれども、かなりオーバーして受け入れるようになっていたんですが、定員そのものはふやさずにしていくということなのか、あわせてお答えをお願いします。

議長(相沢 忠男君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 東向陽台保育所については、老朽度の結果、健全だという結果が出たので、今後も時期をみて再度調査して検討していくという方向でございます。
 成田保育所につきましては、確かに定員が60なんですが、待機児童対策で弾力運用がありまして、25%のところで現在75名入っております。という状況で、今回の増築ということは、成田を建てるときから人口とかということがありましたので、入所児童の増を見越して、その成田の定員を60人から120人、最初から120人ということで考えられていた計画でしたので、そこのところを早めてやるということです。

議長(相沢 忠男君) 16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) そうしますと、成田ですが、今回の360万のところで、120名定員対応になるような広さになっていくのかなということと、120名にするためにいろいろな手続きとかあると思うんですが、それについてはここの場合とは関係あるのかどうか、そのあたり伺います。いいですか。すいません。設計業務だ、設計業務だということがあるんですけれども、120名に対応するような設計をしていくのかどうか、そのあたりですね、を伺います。

議長(相沢 忠男君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) そのように設計してまいります。

議長(相沢 忠男君) 7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) 12ページの土木費についてお伺いしたいんですが、穀田線の拡幅工事に伴う用地買収、90万ですか、あがっておりますけれども、これ何坪、何平米ぐらいになっているのか、何か少ないような感じもしないわけでありませんけれども、お伺いしたいと思います。
 それから、穀田線の拡幅工事でありますが、これは全面的に全部やるのではないというふうに思いますけれども、どれぐらいの長さになって、それにあわせてあそこはかなり車が多いんですが、歩道がですね、一緒につくられるのかどうか、この点もあわせてお伺いしたいと思います。
 それから、上の方の林業振興費のさくらの杜整備ですが、大変にいい発想で記念にもなると思いますけれども、ただですね、桜の種類によっても違ってくると思いますが、この間、日吉台の小学校の校庭に桜をたくさん植えまして、見事な桜になるのかなと思ってまいりましたら、枯れてしまって、何かあまり伸びないというふうなことがたまたまあったようでありまして、これは何か下の地盤が非常に固くて、岩盤のようなところに植えたので、下の方、よく手入れをしないで植えたために、ああいうふうな状況になったということをちょっと聞いたんですけれども、今度の新庁舎の方もかなり岩盤が固いところでありますから、1,000本以上植えられるわけでありますけれども、途中で枯れたりしないようにですね、やはりもう少しきちっとした下の方の土の工事といいますか、そういうものをやられる必要があると思いますけれども、その点は検討されておられるのかどうか、お伺いしたいと思います。
 それからもう一つ、14ページでありますけれども、校庭の芝張り業務というのがございます。これは、校庭の芝張りというのは、あまり私見たことはないんですけれども、何の目的でつくられているのか、ちょっとこの点をお伺いしたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 道路改良費の中の穀田線の拡幅の工事の関係ですが、これは約、入り口から100メーターぐらいの1レーンを、右折レーンをつくるものでございます。
 それから、用地買収の90万の内容なんですが、これから交渉に入るものですから、その辺はご勘弁願いたいと思います。
 それから、歩道については公安委員会と協議してまいります。以上です。

議長(相沢 忠男君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤和子君) 桜の種類なんですけれども、うちの方で今予定しているのがソメイヨシノ、それからしだれ桜、大島桜、大山桜、里桜を予定して植えるようにしております。
 今、議員さんから言われましたように、地盤関係はいろいろ検討して植栽してまいりたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ヶ崎 清子君) この委託料の減につきましては、成田の東小学校でございます。校庭の勾配がきついために砂の流出がありまして、それをカバーするためにというようなことで、全面ではありませんが、一部芝張りの工事を考えておりました。なぜ減額かといいますと、先ほど財政課長説明しましたように、工事費の学校建設費の成田小学校の増築の工事の中にその分を含めてというようなことで、工事そのものはやりますけれども、予算的にそういう組み替えを行ったところでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず11ページの民生費ですが、成田保育所増築工事設計業務ということで、当初予定していた東向陽台保育所の移転新築を切りかえて、まだ健全で使えるということで切りかえて成田保育所を増築するという答弁だったと思いますけれども、健全だという結果が出たとはいえ、既に26年ですか、25か26年経っている保育所ですよね。そうしますと、屋台骨がしっかりしていたとしても、各部分部分では相当の傷みがきておりますので、全面的な改修の計画もあわせて打ち出す必要があるのではないでしょうか。そのことをまず伺います。
 これは関連して当然のことですが、当初予定していたものを変更されたわけですから、当初の計画がどのように今後進むのかということで伺いたいと思います。
 次に、15ページの公民館建設費で成田公民館の庁用器具費等ということで1,884万円、テーブル・いす・保管庫・ピアノ等々ということだそうですけれども、このテーブルといすというのは、どういういすで何脚なのか。また関連しまして、この成田公民館では電動椅子が導入されることになっておりますけれども、その価格については本会議で何回か伺ってもなかなかご答弁がないので、この機会に関連して成田公民館全体のイメージがきちんとするためにも、電動椅子の価格についてはっきりした金額を伺いたいと思います。
 それから、16ページの繰り上げ償還ですけれども、3億4,304万円の繰り上げ償還をしたということで、財源は減債基金だということですが、この繰り上げ償還によって財政的な効果は一体どのように考えておられるのか、お示しいただきたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) 全面改修ということに関しては考えておりません。屋台骨がしっかりしているということでございましたので、毎年、そこで入所して生活しているわけですから、壁紙とかいろんなところの注意は払って使っていきたいと思います。
 また、来年で27年ということでございますので、一応、今後も時期をみながらまた検討していくというところでございます。

議長(相沢 忠男君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(須藤 辰夫君) まず最初に、電動椅子の工事費についてのご質問につきましては、ちょっとわかりませんので、この場で回答はできません。よろしくお願いしたいと思います。
 あと備品につきましては、1,800万の備品の計上でございますけれども、イメージの説明は大変難しいんですけれども、100何点の一般備品並びに調理室の備品等々があるもので、それらの備品の購入代というようなことでの回答でお許しをいただきたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 繰り上げ償還につきましては、まず19ページに調書、地方債の残高の調書ということでお示ししておりますけれども、平成12年度、13年度と11年度に比べどんどん減らしてはきたんですけれども、今回14年度中の起債見込額が13億4,850万ということで、13年度からの繰り越し分がかなり起債借り入れする分がございますので、このままいくと80億を超えてしまうということになりましてですね、何とか繰り上げ償還をということで計上させていただいたものでございます。もし議決をいただきまして、仮に6月20日に返済をした場合には、今後の利子が2,712万5,210円利子の節約ができることになります。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 東向陽台保育所の全面改修については、現時点では考えていないということですね。今後も時期をみながらということでしたので、それでは老朽化の調査の結果、あとどのくらいもつというふうな数字的なものが示されているのかどうかということと、それから時期をみながらということは来年再来年という近い時期で改めて全面改修について、あるいは移転についても検討する余地があるんだということなのかどうかをご確認いただきたいと思います。
 それから、電動椅子の値段がわからないというのは答弁にならなくて、これは例えばいすを買うわけですね、今回ね。いすも買うとおっしゃいましたよ。テーブル・いすと、違うんですか。成田公民館じゃないんでしょうか。電動椅子はわかっていますよ、工事費の中ででしょう。今回のこの補正で1,800万円計上されているこの庁用器具費の中で、先ほどのご説明ではテーブル・いす・保管庫・ピアノ等々とおっしゃいましたよね。ということはですね、どのようないすになるか、その場合のいすは恐らく折り畳みの移動できるいすを考えておられるだろうなとは思うんですけれども、このいすを何脚買うのかということはですね、何脚買うのかということは、電動椅子を導入することの効果の問題とあわせて、当然議会の場でははっきりさせなきゃならないわけですよ。電動椅子は導入します。電動椅子があるから大きなホールについては折り畳みのいす、持ち運びのいすはいらないかと思っていたらいすが出てきたと。じゃあこのいすはどこに使うのか。あわせて、成田公民館の電動椅子が経済的な効果があるのかどうかということも当然論議しなければならないわけですから、電動椅子の値段、はっきりさせてください。当局に、ちゃんとお答えください。後ろの方の答弁がありますけれども、あれは答弁ではありませんので、この庁用器具費等というのは公民館費で計上されていますね。学校ではありませんね。学校建設費でありませんね。副議長の後ろの答弁は間違いですよね。公民館建設費の中の備品購入費ですからね。これは学校、関係ありませんよ。ちょっと公民館建設費の中で学校にかかわる備品が出てくるわけがないでしょう。公民館建設費の18節の1,884万円の説明で、テーブル・いす・保管庫・ピアノ等とおっしゃったんですから、その他いろいろ。質問の意味がおわかりだと思うんですけれども、あまり雑音に粉らわされずに正確なお答えをいただきたいんですけれども、電動椅子については当然成田公民館の設備ですし、今度購入するいすとのかかわりで、このいすの経済効果はどうなるか。電動椅子の経済効果がどうなるかということとあわせてきちんと審議しなければならないので、電動椅子について値段はっきりさせてください。言ってください。そうしないと、この今回の補正予算が適正なものであるかどうかをはかる基準ができなくなります。

議長(相沢 忠男君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(千葉 美智子君) あと何年もつかということでございますが、学校の調査とか耐力度調査と違いまして、保育所の場合は老朽度調査ですので、そういうような基準はございません。ただ、はりとか屋台骨がしっかりしているかどうかという調査でございますので、それが健全だということでございます。
 それからもう一つの方で、いつだというようなところは、今のところ明確ではございませ
ん。ただ先ほど申したとおり、今後、時期をみながら、また再調査をしながらということでございます。

議長(相沢 忠男君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 成田公民館の机・いすにつきましては、会議室用のものでございまして、テーブルが59の予算要求がございます。それから、いすにつきましては213脚ということで予算要求してございますので、それを計上しております。

議長(相沢 忠男君) ほかにありませんか。8番土樋輪 康雄君。

8番(土樋輪 康雄君) 14ページ、先ほど同僚議員が聞いておりますけれども、校庭芝張り業務、これは成田東小学校のところに張るんだとこういうことですが、聞きますと勾配のところに砂が流れるから張ると、こういうふうなこと、それを今回増築工事で一緒にやるからここで減額と、こういうふうな説明を受けたようなんですが、私聞くところ、あそこのグラウンドは校舎のGLよりも高いと。しかもこれは何か岩盤でなかなか下げられないから、当面はこんなような形で使ってもらっておるんだというようなことも聞いたんですけれども、芝を張ってやるということになると、やはりまた校舎のGLよりも高いというあれは、削り取らなければかなり、岩盤を削り取るんですから大変でしょうけれども、削り取らなければこれは直らないんではないかなと思うんですが、その辺は芝を張って、増築工事と一緒に芝を張ることになるのか、重機でもってそれを削り取るのか、その辺をお聞きします。
 それから、成田中学校の仮称ですね、成田中学校校舎新築工事設計業務の内容変更ということなんですけれども、これはどんなふうに内容変更になったことなのか。
 それから、16ページなんですが、11款の工事請負費で597万9,000円計上されておりますけれども、町道石積岩切線災害復旧工事、これ災害で崩れ落ちておったのは見ておるんですが、私、大分そのままにほうっておるから、これは国の補助か何かがなかなかつかないのかなと思って、そのためにそれを待っているのかなと思っていたんですが、一般財源からそれが出ていくといくことなんですが、これは国県あたりの補助には対象にならないんですか。

議長(相沢 忠男君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ヶ崎 清子君) 確かに校舎が建っている地盤よりも、グラウンドの方が高い位置に今なっております。そして、強い雨が降ったりすると、周りの側溝があるんですが、側溝に砂が流出するというようなことで、今もそのたびに側溝から砂を上げて、そういう作業を繰り返しているわけなんですが、今回芝を張るだけでなくて、校舎に近い方、校庭の校舎に近い方の位置を少しこういう斜めに盛り上げて、それでそこに芝を張るというような考えで、そうすると真ん中の落差と幾らか縮まるというようなことでございます。重機を入れて土を削るということになりますと、大変な作業になりますし、また財政的な負担もかなり大きくなるので、一応少しずつでありますが、そういうような形にして少し様子をみていきたいというふうに考えております。
 中学校の、仮称成田中学校校舎新築工事の設計業務で増額補正をいただきました。これにつきましては、県の方との協議の中で、建設する時期よりも、建設する時期の3年前向きでもってその建築面積、補助対象となる建築面積を算定することができるというようなことから、一応計画面積を当初よりもふやしたというようなことでの増額でございます。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 災害復旧の補助対象についてですけれども、降雨量が基準に満たなかったために対象外となっております。

議長(相沢 忠男君) 8番土樋輪 康雄君。

8番(土樋輪 康雄君) そうしますと、その成田東小学校の要するに芝張り、芝張りの方は、当面そういうふうにしてというふうに理解すればいいのか、それでもって問題解決というふうに考えているのか。これ使用する学校側の校長以下先生方等はそれでよろしいということになっておるんですか。

議長(相沢 忠男君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ヶ崎 清子君) 14年度、そういうことをやってみて、その状況を見てみたいというふうに考えております。
 また、学校側の意見といたしましては、通常の体育の時間とかにはそう大きな影響はないというようなことを伺っております。

議長(相沢 忠男君) 6番伊豆田 待子君。

6番(伊豆田 待子君) 12ページの先ほどの件なんですか、(「マイクを使ってください」の声あり)桜を1,038本植えるということで、また新庁舎の周辺ということが説明にありましたが、私、桜と聞くと花見を思い出すんですが、新庁舎の庁舎の中でみんな町民が集まって花見ができるような桜の植え方も考えておられるのか、お尋ねします。
 それから、同じところで土木費の先ほど説明にありましたが、湯船沢住宅のところ、ここの土地を保有するという、購入するという話がありましたが、これ工事するときにどの辺から、工事するためにその自動車とトラックとか何か搬入、そういう工事をするために必要な道路を確保するために購入するのか、多分あそこは大変だなと私はいつも見て、工事するときに大変だなという感じをいつも持っているので、どの辺をどのような理由で購入するのかもお尋ねします。以上です。

議長(相沢 忠男君) 経済振興課長。

経済振興課長(伊藤 和子君) 桜の木を植えるのは新庁舎だけでなくて、中央公民館から、イメージしていただきたいんですけれども、中央公民館、それからしんまち公園、富谷小学校、富谷幼稚園、富谷保育所、とうみやの杜の前の方ととうみやの杜の後ろの山の方に合わせて、既存のものと合わせて1,038本を植栽するわけでございます。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 湯船沢住宅の関係ですが、住宅を建てるまでにはいろんな手続きがたくさんございます。そういう中で、その中の一つに開発行為という手続きが出てまいります。そういう場合にですね、造成する場合に道路幅員の確保するという条件がつきますので、あそこはあのとおりの狭い道路ですから、その分、民地の方に食い込む区間がございます。その部分についての評価、鑑定ですか、それを依頼していくものでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号平成14年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第6号平成14年度富谷町一般会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
 ここでお諮りいたします。明日6月12日は議案調査等のため休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって6月12日を休会とすることに決定いたしました。
 なお、6月13日の会議は議事の都合によって、特に午後1時に繰り下げて開くことにします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。
午後4時28分 散会

平成14年第2回定例会議事録(第3号)

平成14年6月13日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 渡邊俊一君
  • 2番 今村寿君
  • 3番 細谷禮二君
  • 4番 尾形昭夫君
  • 5番 安住稔幸君
  • 6番 伊豆田待子君
  • 7番 菅原傳君
  • 8番 土樋輪康雄君
  • 9番 土井昭二君
  • 10番 川崎啓一君
  • 11番 小野進君
  • 12番 相澤武雄君
  • 13番 大木忠君
  • 14番 市川壽藏君
  • 15番 蜂谷武君
  • 16番 佐藤聖子君
  • 17番 永野久子君
  • 18番 佐川幸三君
  • 19番 浅野幹雄君
  • 20番 相沢忠男君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生照男君
  • 助役 郷古一郎君
  • 収入役(会計課長事務取扱) 山路礼子君
  • 総務課長 古跡幸夫君
  • 財政課長 中川弘美君
  • 町民課長 眞山巳千子君
  • 保健福祉課長 千葉美智子君
  • 税務課長 菊地喜一郎君
  • 生活環境課長 佐藤信夫君
  • 経済振興課長 伊藤和子君
  • 都市整備課長 梅津慶一君
  • 教育長 佐々木国雄君
  • 教育総務課長 内ヶ崎清子君
  • 生涯学習課長 須藤辰夫君
  • 上下水道課長 相澤正幸君
  • 選挙管理委員会書記長(兼) 古跡幸夫君
  • 農業委員会事務局長(兼) 伊藤和子君

事務局職員出席者

  • 事務局長 磯部利彦    
  • 参事 小松繁夫
  • 主幹 横倉時夫

議事日程 第2号

平成14年6月11日(火曜日)午前10時00分開議

議事日程表
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第1号 富谷町役場の位置を定める条例の制定について
第3 議案第2号 富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について
第4 議案第3号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について
第5 議案第4号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について
第6 議案第5号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
第7 議案第7号 平成14年度町道鷹乃杜12-1号線道路改良工事請負契約の締結について
第8 議案第8号 平成14年度富谷町立富谷小学校プール改築工事請負契約の締結について
第9 議案第9号 平成14年度物品(富谷町学校給食センター用食缶等)購入について
第10 議案第10号 町の区域をあらたに画することについて
第11 議案第11号 富谷町道路線の廃止について
第12 議案第12号 富谷町路線の認定について
第13 発議第5号 義務教育費国庫負担制度を改善するとともに、学校事務職員及び学校栄養職員の同制度の適用を堅持することを求める意見書
第14 発議第6号 道路特定財源の堅持を求める意見書
第15 発議第7号 富谷町介護保険条例の一部改正について
第16 発議第4号 富谷町議会会議規則の一部改正について
第17 議員派遣の件
第18 富谷町農業委員会委員の推薦について
第19 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件
議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(相沢 忠男君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。これで諸報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(相沢 忠男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。
 会議録署名議員は会議規則第120条の規定によって、13番大木 忠君、14番市川壽藏君、15番蜂谷 武君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第1号 富谷町役場の位置を定める条例の制定について

議長(相沢 忠男君) 日程第2、議案第1号富谷町役場の位置を定める条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。

総務課長(古跡 幸夫君) では、議案第1号の富谷町役場の位置を定める条例の制定について、ご説明を申し上げます。
 新庁舎の工事の進捗も、本体工事で約46%と順調な仕上がりをみているところでございまして、予定いたしておりました平成15年1月6日の新庁舎開庁の見通しがついたことによりまして、今後の開庁に向けての公に移転の周知活動などを実施しなければならない、その時期にまいりましたので、今回ご提案を申し上げるものでございます。
 役場の位置といたしましては、次のページにございますように、富谷町富谷字坂松田30番というふうにさせていただきたい、このように考えるものでございまして、附則といたしまして、この条例につきましては開庁の平成15年1月6日から施行させていただきたい、このように思います。以上でございます。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号富谷町役場の位置を定める条例の制定についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。なお、本案は地方自治法第4条第3項の規定によって、本議会出席議員の3分の2以上の同意がなければならないとされております。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君は起立願います。
賛成者起立

議長(相沢 忠男君) 出席議員は19名であります。出席議員の3分の2は13名であります。ただいまの起立者は19名であり、所定数を満たします。したがって、議案第1号富谷町役場の位置を定める条例の制定については原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第2号 富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について

議長(相沢 忠男君) 日程第3、議案第2号富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 3ページをお願いいたします。
 議案第2号富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について。提案理由といたしまして、宮城県乳幼児及び心身障害者医療費補助金交付要綱の一部改正及び子育て支援の一環として乳幼児助成対象年齢を拡大することに伴い所要の改正を行うものです。
 5ページの新旧対照表をごらんになっていただきます。第2条の定義でございますけれども、現行では6歳に達する月の末日までとしておりましたが、改正後におきましては6歳に達する日の属する年度の末日までとするものでございます。例えば、これまでですと4月2日生まれの者は4月の末日で終了いたしましたけれども、翌年の3月31日が終了日となるというものでございます。
 第4条助成、そこの5行目のところをお願いいたします。当該支払った額というところですけれども、この5行目から9行目までのところですけれども、保護者または助成対象者に助成している食事の負担分なんですけれども、これまでですと入院した食事の割合ですが、金額ですけれども、これについては4段階に分かれておりまして、一般の場合ですと金額にいたしますと780円を負担しておりました。この780円をこれまで県が2分の1、町が2分の1、それぞれ負担して全額助成をしておりましたけれども、県がこれに対しての助成を廃止いたしましたので、県分の2分の1がなくなりまして、町負担の2分の1をこのまま継続していくための改正です。
 10行目の(乳幼児のうち4歳に達する)というところですけれども、これにつきましては対象年齢ですけれども、通院については現行3歳に達した月の末日までとしておりましたけれども、4歳に達した月の末日までというふうに1歳拡大するものでございます。県においては、現行どおり3歳に達した月までですので、町として1歳拡大するものでございます。それから財源につきましては、県はこれまでどおりですので全額町負担ということになります。
 次の入院についてですけれども、入院については出生から6歳に達する日の属する年度の末日までとするものでございまして、財源につきましては県と町でそれぞれ2分の1ずつ負担していくというものでございます。対象年齢拡大に要する予算額といたしまして、当初予算で一般会計の方では760万円ほど計上しております。それから、所得制限については拡大分についても適用していきます。
 下から6行目のただし書き以降につきましては、助成対象外になっている項目を整理いたしたものでございます。以上です。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。
 今、説明いたしましたんですが、補足するところがありますのでご連絡します。

町民課長(眞山 巳千子君) 附則といたしまして、この条例は平成14年10月1日から施行するものでございます。
 それから、助成の適用ですけれども、改正後の富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の規定は、この条例の施行の日以後に医療機関において医療を受けるものについて適用しまして、9月30日まで医療機関等において医療受ける者についてはなお従前の例によるものとするものでございます。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第3号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について

議長(相沢 忠男君) 日程第4、議案第3号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 議案第3号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について。提案理由といたしまして、宮城県母子・父子家庭医療費補助金交付要綱の一部改正に伴いまして、所要の改正を行うものです。9ページをお願いいたします。
 第4条、上から4行目ですけれども、食事療養に要した費用についてというところです。入院した場合の食事につきましては、乳児心身同様、県が2分の1、町が2分の1それぞれ負担して全額助成しておりましたところですが、県がこれに対して助成を廃止いたしましたので、県の分の2分の1がなくなり、町負担の2分の1を継続していくための改正です。
 8行目以降につきましては、先ほどの乳児の方の条例と同様、助成対象外になっている項目を整理したものでございます。
 附則につきまして、この条例は平成14年10月1日から施行するものです。
 助成の適用につきましては、改正後の富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の規定は、この条例の施行日の日以後に医療機関等において医療を受ける者について適用し、施行日前に医療機関等において医療を受ける者についてはなお従前の例によるものとするものです。以上です。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第3号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第4号 富谷町国民健康保険条例の一部改正について

議長(相沢 忠男君) 日程第5、議案第4号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 議案第4号富谷町国民健康保険条例の一部改正について。提案理由といたしまして、富谷町乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正に伴い所要の改正を行うものです。
 こちらの方の条例につきましては、国保対象者のうち、乳幼児についてはこちらの条例が適用になりまして助成されておりますので、改正するものです。
 12ページをお願いいたします。2行目ですけれども、乳児の対象者ですが、現行では6歳に達する月の末日までとしておりましたが、改正後は6歳に達する日の属する年度の末日までとするものです。
 4行目の対象年齢ですが、通院については現行3歳に達した月の末日までとしておりましたが、4歳に達した月の末日までとして1歳拡大するものです。入院については、出生から6歳に達する日の属する年度の末日までとするものです。国保加入者の乳幼児が入院した場合の食事の本人負担額についてですけれども、ここでは療養の給付の対象外となっておりますので、その食事の分につきましては乳幼児及び心身障害者医療費の助成に関する条例が適用されて助成されるようになっております。
 対象年齢拡大に要する予算額といたしまして、当初予算で国民健康保険特別会計に120万円ほど計上いたしております。所得制限については、同じく拡大分についても適用するものです。
 附則ですけれども、この条例は平成14年10月1日から施行するものです。
 経過措置といたしまして、改正後の富谷町国民健康保険条例の規定は、この条例の施行の日以後の療養の給付について適用し、施行日前の療養の給付についてはなお従前の例によるものとするものです。以上です。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号富谷町国民健康保険条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第4号富谷町国民健康保険条例の一部改正については原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第5号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について

議長(相沢 忠男君) 日程第6、議案第5号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、13ページの議案第5号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、ご説明いたします。
 これは、大清水地区の地区計画に沿いまして、当該条例の一部を改正するものでありまして、改正は別表によるものでありまして、大清水地区分を追加するものでございます。
 それでは、新旧対照表の18ページから、それをもってご説明いたします。
 まず別表第1でございますが、これは大清水地区の整備計画区域を定めまして、富谷字大清水上ほかとなってございます。別表第2は、地区の名称、それから建築してはならない建築物、敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限について定めてございますが、大清水地区におきましては、戸建住宅地区につきましては、一戸建ての専用住宅を含め、表のアからカの建築物以外のものが建築できないとしてございます。それから、最低敷地面積は200平方メートル、壁面の位置は緑道等以外の道路から1.5メートル、緑道等すべての隣地から1メートル以上の離れとしてございます。
 次の中高層住宅地区では、一戸建ての専用住宅、共同住宅を含めまして表のアからケの建築物以外のものは建築できないとしてございます。最低敷地面積は200平方メートル、壁面の位置は緑道等以外の道路から1.5メートル、緑道等すべての隣地から1メートル以上の離れとしてございます。
 沿道業務地区ですが、住宅・共同住宅・ホテルを含めまして、表のアからコですね、ものは建築できないとして、アからケですね、すいません、中高層住宅はアからケまでのものが建築、以外のものは建築できないとしてございます。最低敷地面積は200平方メートル、壁面の位道は緑道等以外の道路から1.5メートル、緑道等すべての隣地から1メートル以上の離れとしてございます。
 次の沿道業務地区ですが、住宅・共同住宅・ホテルを含めまして、表のアからコですね、このものは建築できないとしてございます。最低敷地面積は300平方メートルとしてございます。最低敷地…300平方メートルですね、としております。
 商業業務A地区でございますが、住宅・ホテル・倉庫を含め、表のアからケまでのものが建築できないとしてございます。最低敷地面積は1,500平方メートルでございます。
 商業業務B地区は、住宅・ホテルを含め、表のアからキまでのものが建築できないものとなってございます。最低敷地面積は1,500平方メートルでございます。
 公共施設地区は、地方公共団体の建築物などのほかは建築できないとしてございます。
 それから、別表第5でございますが、高さの制限でございまして、戸建住宅地区は10メートル以内、中高層住宅地区は12メートル以内としてございます。
 別表7につきましては、適用除外関係でございまして、表にありますとおり、敷地の最低、第9条の関係ですが、敷地の最低面積が公益上必要な建築物の場合は適用がないということ、また壁面の位置、これは10条関係ですが、表のア・イの場合においては緩和されているものとなってございます。
 地区別につきましては、配付の資料をごらんいただきたいと思います。
 なお、この施行につきましては、公布の日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) 商業B地区、商業業務B地区ですが、ここのところにはカラオケボックスだとかカラオケハウス、ゲームセンター、アミューズメントセンターというんですか、そういうものは建築できるようになるのでしょうか。高等学校のそばで、学校のそばでもあり規制が何とかできないかなというふうに思うんですが、どうでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 商業業務B地区につきましては、カラオケボックスはできるようになってございます。
 ゲームセンター……ちょっとお待ちください。ゲームセンターにつきましては、風俗営業法の許可対象の分はだめでありまして、風営法対象外のゲームセンターは可能でございます。

議長(相沢 忠男君) 16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) すいません。ちょっとわからないので伺うんですが、風俗営業法の対象になるもの対象じゃないものというのは具体的に言うとどういうものがあるんでしょうか。
 それと、ここのところで、オと書いてあってマージャン屋、パチンコ屋、射的場、勝馬投票券発売所その他、これらに類するものというのは、これらに類するもののこれらというのは、ほかにどういうものが考えられるものでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 考え方なんですが、これらに類するもの、ちょっとこれは建築基準法の中でいろいろ細かくうたっていると思うんですが、具体には今説明できないわけですが、基本的にここは風俗営業関係ですか、そのような許可を要するものということでございまして、先ほどのゲームセンターにつきましても、風俗営業対象の施設ということにつきましては、概略的な説明になるんですが、細かくはいろいろあると思うんですが、その風俗営業対象の施設というのは、聞くよし、もう周りが壁で密閉されて、その中で専用でゲーム機を置いてやると、オープンになっている中でのゲーム機設置、そういうものについては対象外というような概略、この概略的な考え方のようでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) そうしますと、風営法の対象になるものは、この商業業務B地区に建てられないけれども、それ以外のものは可能だということですから、本来この地区計画というのは、町が良好な環境をつくるためにあえて設定するものですから、義務教育施設でありませんけれども高等学校がすぐ近くにあるということを考えますと、風営法の対象外であってもゲームセンター、それからカラオケボックス等については設置できないような地区計画にした方が、むしろ積極的な意味があったのではないかと思うんですが、どうでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 風営法対象の関係ですが、先ほどもちょっと触れたんですが、その他これらに類するものというのが具体にちょっとここで説明できないので、その点、不明なところがあるわけですが、いずれにしましても、その風営法対象、対象外の施設の設置のご質問についてですけれども、これは建築物の制限に関する条例の一部改正ということでご提案申し上げているわけですが、これは何かといいますと、地区計画は既に制定、施行されておるわけでして、それをその実行を担保するという性格の今回の条例の一部改正でございまして、今回の条例の中では地区計画に基づいたものを提案し、お願いしているものですので、その点につきましてはちょっとここでは何とも言えない状況です。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) 私の聞き違いだったらまず勘弁してもらいたいんですけれども、今、皆さんお話ししているように商業業務B地区、これにおける課長のお話しでは、カラオケ等もできるというように私はちょっと耳にしたんですけれども、まずそれ間違いないかどうか再確認をさせていただきたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) カラオケはできるようになってございます。

議長(相沢 忠男君) 1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) たしか私の記憶では、富谷町の条例でカラオケ規制条例がたしかあるのではなかろうかと思っておりますけれども、要するに町の条例で制定されておっても、この地域にはできますよというような理解をしてよろしいのかどうか、それとも私の勘違いなのかどうか、条例があるということが勘違いなのか、その辺ちょっとお聞かせ願いたいと思いますけれども。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その件につきまして、カラオケボックスにつきましては、要綱だと思ったんですが、小中学校の……ちょっと要綱の中での決まりというか定めている部分があるんですが、今回の件につきましては該当しない部分だと思っております。

議長(相沢 忠男君) 1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) そうすると、改めてお聞きしますけれども、この地域については今要綱というようなお話しなんですけれども、その条件に合致しないという地域ととらえてよろしいんですか。その辺をちょっとはっきりしておかないと、要するに物がつくれないのに、現にその部分にこういうものがつくれますというような今提案をされるというような状況なものですから、その辺ちょっとはっきりしないうち、この提案を認めるか認めないかという問題にはならないのではないかと私は思うんですけれども、もしその辺今現在ちょっとわからないということであれば、暫時休憩していただいて、ちょっと調べていただいた中で再度提案をしなおしていただきたいとこんなふうに思うんですけれども、議長いかがでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 暫時休憩いたします。
午後1時32分 休憩
午後1時38分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 以前、指導要綱という形で、協力要請の形でのものがございます。これは、その小中学校の通学路から30メートル以内の地域での設置についてはご遠慮願いたいということでの強力要請を求める要綱でございまして、今回の地区につきましては、今現在、通学路になっていないわけですが、あるいは地区全体としてでなく、道路から何メートル以内という形での協力要請ということなものですから、今回の地区計画については問題はないというふうに思います。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 今の説明を聞いて、問題がないというのはですね、今ある指導要綱では小中学校ですよね。の通学路から30メートル以内については建てないでくださいという協力要請はできるということですから、今回は高等学校ですし、そして特に規制がないということになれば、一番最初にご説明されたようにカラオケボックスはできますと、それから風営法の対象外のものであればゲームセンターもできますということですよね。わざわざ地区計画を、さっきも言いましたように良好な環境をつくるためにできている地区計画ですから、その改正にあたってはですね、いい環境をつくるためにむしろ規制をしていくということの方が大事なんじゃないですか。もしこれをこのまま決定してしまったとした場合に、仮に指導要綱を新たに作るというような形で規制をすることは可能なんでしょうか。そこら辺、とにかく教育施設があると、義務教育施設ではないけれども、県立高等学校があると。そういう環境の中で、できればこれを害するようなものは抑えるということで道があるかどうか。今回のこの改定がむしろ道を開くことになるのではないかという、先ほどの渡邊議員の質問についてはそのとおりだと思うんですけれども、どう対策を立てようとしているのか伺います。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) この指導の要綱、協力要請事項につきましては、小中学生対象とした通学路でございまして、それで進んでいきたいというふうに思っております。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 大清水地区の南側にあるのは、上桜木地区ですね。この上桜木地区の子供たち、小学生は、富ヶ丘小学校に通う予定なのではないかと、前にそのようなことを聞いたようにも思うんですけれども、そうすると地区計画そのものをよくするという点からも規制というのは必要かと思いますけれども、先ほど言われました小中学校の通学路との関係からしても、この指導要綱と触れるのではないかと思うんですけれども、その辺はどのように考えられているのか。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 先ほども申し上げましたように、その道路から30メートル以内の地域で協力をお願いするということでの要綱でございまして、その点からいえば、これは高校は別ですが、上桜木とか今まであった学校、既存の学校ですね、それについても30メートル以内でご遠慮願いたいということでやってきていますので、これはほかの地域と同じような形でいくことができるのかなと思っております。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) そうすると、ここは通学路になるということを述べたようなものですけれども、それでふさわしくないものを認められるようにするよりかは、きちっと要綱の趣旨が反映されるように最初から規制した方がいいのではないかということがあると思うんですが、あくまで要綱は要綱で協力を得られなかったらそれはやむを得ないというふうになってしまうと思うんです。そういう点から、最初から規制を加えておいた方がいいのではないかと思うんですが。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) あくまで法的によいというものについて協力要請という形で進んでいくわけですから、全くがんじがらめにしてしまうということについてはいかがなものかというふうに思います。

議長(相沢 忠男君) 16番佐藤 聖子君。

16番(佐藤 聖子君) 3回目です。カラオケボックス、カラオケハウスもそうなんですけれども、先ほど密閉されていない風俗営業法にかからないようなゲームセンター、あるいはアミューズメントセンターをできるということになったわけですが、その壁で密閉されているという意味が少しわかりずらいんです。ゲームセンターは壁面をいっぱいつくろうと思うので、入り口しかないところが多いのではないかと思うんですけれども、そういうものが本当に学校のそばにあったり、町の中にあったり、このままでいくとできてくることになるわけですよね。せっかく計画を立てたときにそういうものができないようにする、すぐそばに戸建ての家もあったり、あけの平もそうですし上桜木も、そして富ヶ丘も鷹乃杜もすべて住宅地ですから、そういうものができないように盛り込むことの方が、せっかくの地区計画、積極的な面があらわれるのではないかと思い、先ほどから質問をしてお考えを伺っているわけで、そこのところにお答えいただきたいと思うんですがどうでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 風営法での対象になっているというのは、それなりのことを考えて対象になっていると思うんですが、逆に対象外となっているものについては、それなりの形のもののゲームできるスペースということだと思いますので、この考え方でいきたいというふうに思います。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。6番伊豆田 待子君。

6番(伊豆田 待子君) この地図を見ますと、沿道の商業地区というのは、団地の中からも入れるんですか。それとも、あくまでも国道からしか入れないようになっているのでしょうか。お尋ねします。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 沿道業務地区ですか。これは国道に接している地区でございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。13番大木 忠君。

13番(大木 忠君) 別表5ですね。これは大清水地区については戸建住宅地区が10メーター、高さですね、それから中高層住宅地区12メーターとなっていますね。今までの、この上の方、略になっているところですね、そこの中には今まで中高層住宅地区というのがないんですね。今度初めてこの大清水の中に中高層住宅地区という名称が追加されたわけですけれども、その高さが12メーターというのは、どうも今までのものですとどういう区分になっているかというと、明石台六丁目地区整備計画地域というのは、戸建住宅地区と一般住宅地区になっているんですね。戸建ての方が10メーター、それから一般住宅が12メーター。今度は中高層という名称が出たわけですね。中高層という名称でも12メーター、どうも名称と高さの関係がピンとこないと。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) この地区の区分けにつきましては、団地団地でその団地の特性というか特徴とか、そういうものを持たせる、あるいは生かすということで、それぞれ違っているわけですが、この中高層住宅地区は穀田大沢線の幹線沿いにずっと配置しておるわけですが、これは高さ的には無制限になっておりますけれども、この地区計画による条例におきましては、高さ無制限ということでは、隣が一種低層地区ということもありまして、中高層の地区ではありますけれども、高さを制限して周囲の住居環境を保護するという形をとったものでございます。

議長(相沢 忠男君) 13番大木 忠君。

13番(大木 忠君) 趣旨はわかるんですけれども、表現の方法として、これまで高さの制限をしているところは戸建住宅A地区とかB地区、それから集合住宅A地区・B地区・D地区とかね、それから文教施設地区、戸建て・一般住宅地区というふうにこういう名称をずっと使ってきているわけですね。そして、そのところは10メートルとか15メートルとか12メートルとかという高さになっているのね。
 今度、新しくこの5表というのが、この上が略になっているからおかしくないと思うんだけれども、これが今度一表になって上の文章も入ったとすると、ここだけが中高層住宅地区というのが出て、そしてしかも高さの制限が一般住宅地区の12メーターと同じになるわけね。何となく違和感を感ずる。ところが、我々が見てもそうだから、よその人が見ても、これはちょっとおかしいのではないのかなというのは、例えばここが都市計画か何かで中高層住宅地区として定めたんであれば、そこはあくまでも中高層住宅が認められていいんではないか。もしそうでなければ、12メーターに抑えたいのであれば、そちらの方も変更して、そしてよその地域とマッチしたような形にするのがいいのではないかと思いますが。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) この幹線道路、都市計画道路、幹線道路沿いに沿って中高層地区を、住宅地区を設けておるわけなんですが、幹線沿いにつきましては、この図でもわかりますように一種低層住宅地区は接しさせておりません。というのは、それは一点は静観な住宅地区ということで、幹線沿いには配置してきてございません。つまり一種低層戸建住宅地区につきましては、専用住宅あるいは兼用住宅、ちょっとした買い物のできる小さな店を持って住宅も、住居もあるという兼用住宅としております。そういうような形での静観環境をつくっております。
 それから、幹線沿いは先ほど申し上げましたように、幹線道路沿道沿いということで、静観な一種低層の静観を保持する一種低層関係、そういうものを配置することはしておりませんで、中高層住宅地区としまして、そのほかに共同住宅とか、そういう集合住宅系も配置しながら、配置していくと。いわゆる戸建住宅地区には主として専用住宅、あと共同住宅とかにつきまして、その他用途は広いわけですが、そういうものを幹線沿いにある程度の建物の高さをもった形で配置する形での計画のもとにやっていくものでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。13番大木 忠君。

13番(大木 忠君) 例えば、清水仲の場合だと、文教施設地区が15メーター、それから戸建住宅地区が10メーター、それから一般住宅地区が15メーター、こういうふうになっているわけですね。そうすると、幹線沿いといえばあそこも幹線沿いになりますね。清水仲ね。そうすると、あそこに何で中高層住宅街というふうに住宅地区と言わないで、今度できるところだけ中高層住宅地区と言うのかといっているんですよ、私聞いているのは。名前がね、その部分だけ、富谷の町に中高層住宅地区、この別表5を見るとないんですよ。今度初めてここへできるわけで、そして、しかも12メーター制限だと15メーターよりも低いわけだね。文教施設だけかな、15メーターは。集合住宅というのは明石台地区で15メーターというのがあるんですよね。だから、それらのことを考えた場合に、中高層住宅地区という名前がそもそもね、12メーターに制限されるのであればおかしいのではないかと、こういうことですが、いかがですか。直せないのであれば、これ以上言っても仕方がない。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長

都市整備課長(梅津 慶一君) 用途の区分なり何なり、いろいろ細かくあるわけですね。そういう中で、その土地利用をどういうものにしていくか。それによって先ほど言った用途区分というか地区区分なんかしていくわけでございます。ですから、その名称がどうのこうのでなく、その利用をどうしていくかということを基本において、その名称、単に名称ではないんですが、その名称を使っているわけでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。9番土井 昭二君。

9番(土井 昭二君) 先ほど来問題になっておりました、商業業務B地区の問題ですが、先ほどお話しなさっている中で、風俗営業法に適するものはだめだというお話しでしたが、前に商業業務A地区については、可の部分にキャバレー料理店、ナイトクラブ、ダンスホール、その他のこれらに属するものと明記してありますね。商業B地区においては、これのものは明記してないんですよね。それで、また1.5メートルのあれがあると、以外のすべての道路に、この商業A地区からB地区に、これらには何も書いてないんですよね。1.5メートルも何も。どういうふうに解釈していいのかどうか。
 なお、風俗営業法に属さないスナックだのそういうものも、進出する可能性が十二分にあると思うんです。ということは、この地図を見ると、B地区は人がいっぱい通るジャスコのそばです。こういうことから考えると、何か都市整備課長さんの答えは、その場限りのごろ合わせのような感じがするんですが、いかがでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) まず1.5メートルとかの壁面の位置なんですが、これは住宅、住居が主となっているものについて特に規制をしたもので、商業業務関係については規制をしてございません。
 それから、A地区にはキャバレー、あとB地区にはなしというようなことでございますが、これはそれぞれ土地利用が異なるということからきております。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。9番土井 昭二君。

9番(土井 昭二君) 今、土地利用が異なるとおっしゃられましたが、買う人が異なるということですか。それとも、この土地を買う方が異なるということ、それとも、そういう利用する人がいないから異なるということなの。これを明確に答えてください。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 土地利用ということにつきましては、いろいろここを何にして使いたい、何にしたい、これキャバレーとか店舗とか住宅も土地利用のそれぞれの一つでございますけれども、そういう中で、B地区につきましては、A地区につきましてはキャバレーができない。それから、B地区はできるというような土地利用のもとにですね、こういう地区計画ということになっておるわけです。

議長(相沢 忠男君) 9番土井 昭二君。

9番(土井 昭二君) 高等学校の問題で、先ほど来いろいろその問題点をお話ししている中で、影響が大きいのではないかということで1番の議員初め16、17、18と質問しているわけですが、大きい問題でないですか。そのために一生懸命ここで議論しているとき、こういうものがいいですよという話では、最初のうちはだめですなんていうことを言っていて、にわかに今度いいですよということになれば、これどういう整合性をもって話をしているんですか。さっき都市整備課長の答弁の記録を求めますよ、最初から、それじゃあ。それで、さっきから渡邊議員もそういうカラオケボックスを規制する何かがあったんじゃないかというような質問をして、暫時休憩をとって今までやってきたわけですから、そういうような関心があるときね、この地区はキャバレーだの何だのみんないいですよということになれば、これは大変な問題じゃなかろうかと思います。都市整備課長の答弁を求めます。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) これは地区計画に準じた形で条例を定めていくわけでございますが、このもととなっている地区計画につきましては、地権者の意見等それぞれまとめましてやってきているわけで、都市計画審議会にもかけて、県の同意を得てやっているわけですが、先ほどの表ですね、改正後、現行という表の中で、例えばキャバレーというのが一つ取りざたされているわけですけれども、これはそのとおり、A地区につきましては次に掲げる建築物はできないですよ、それからB地区につきましては、それはないので反対のことでありますけれども、できるよという、そのまま表現したわけでございます。(「議長、今、土井議員から私の質問に対してちょっと意見を言われたんですけれども、その問題に対してちょっと誤解があるようですから、私に発言を許していただけますでしょうか」の声あり)

議長(相沢 忠男君) 1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) 私がお話し先ほどしたのは、カラオケ等についての条例制定などがあるんでないかということで、そしてもし条例制定があるとすれば、ここにあげる問題ではないんでないのかというようなお話しをさせていただいたわけです。決して、この地域でそういったカラオケ等がやれるような状況の中で、私は決して今の今日の社会情勢からかんがみ、高校生が通学するところにカラオケとかそういうものがあっても別に問題ないと私は思っておりますから、改めて誤解をされると困りますので、その辺をはっきり明確にさせていただいておきたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 先ほど商業業務B地区に対して、キャバレーは建てることができるという説明ございましたよね。しかし、ここは用途地域でいえば第二種住居地域のはずです。第二種住居地域であれば、キャバレー、ダンスホール、個室付き浴槽とか劇場、映画館とかは建てられないはずだと思うんですが、どうですか。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) ここは第二種住居で、そのとおりでございまして、この中では建築基準法上、可能というふうになっております。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「町からの用途制限の表には、その二つは、だめになっていますよ」の声あり)都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) この表の最初の方に別表第2ですね、戻ってもらいたいんですが、その上の項目(2)の欄というんですかね、(2)は建築してはならない建築物ということで定めておりまして、商業そしてA地区にまいりますと、次に掲げる建築物となっていますが、これは建築できないですよということになっておりまして、B地区につきましては次に掲げる建築物と上と同じで、これ以下についてはできないですよとなっております。ここにないものについては建築基準法どおりやっていくということでございます。
 当然ながら、用途地域で可能なものであって、それらを規制していくというのが地区計画……。それはないです。用途地域、その建築基準法の中での用途の中で……。(「これ見てください。第二種住居地域、確かめてください。暫時休憩してでも。これが間違っているのか、担当課長が間確っているのか。キャバレーのこと言っているんですよ。キャバレー、劇場、映画館」の声あり)
 申しわけございません。大変申しわけございません。訂正させていただきます。勘違いしていました。すいません。
 キャバレーにつきましては、第二種住居ではできないことになってございます。すいませんでした。

議長(相沢 忠男君) ほかに質疑ございませんか。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 今、佐川議員の質問に関連しますけれども、用途地域の指定というのは地区計画よりも上であって、その用途地域の指定で商業業務地区Aですか、ABですね、第二種住居地域として指定されているところではキャバレーなどはだめだということがはっきりしましたよね。
 ところが、今回のこの提案されております条例の一部改正を行うことになりますと、だめだと言われているものが地区計画でオーケーになるのではないかということを佐川議員がまず聞いたわけですね。そのことにまず、そのことをまず伺います。
 それからですね、この地域全体を考えるときに、地区計画に基づいてやるわけですから、この条例改正を今回提案するのは。町が要は法律よりもかぶせて良好な関係をつくるために、先ほど課長さんもたまたまおっしゃったように、例えば建物の高さでも無制限になっているものを地区計画で高さの制限をするとか、町が独自に制限を加えるためにやるわけですから、であるならば、高校生が通学するような文教施設があるようなあの一帯の中でですね、キャバレーも建てられますとか、カラオケボックスも、それからゲームセンターもできますというような町づくりをしていいのかどうかということが問われるわけですね。あえてそれにオーケーを出すということをすれば、これは町づくりの全体のイメージが、繰り返し先ほどから課長さんがおっしゃっている閑静な住宅街としてのイメージが一変することになるわけで、富谷町の住宅団地を中心とした町づくりのイメージ全体も変わってくるということにもなりかねないと思うんですが、この点についてはどのように判断をされているんですか。キャバレーもオーケー、ゲームセンターもオーケー、それからカラオケボックスもオーケーだという町づくりをあの地域につくっていくということについてどう考えているのか伺います。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 私申し上げなかったんですが、ちょっと勘違い続きで申しわけございません。
 この地区、今回の条例にあげておりますこの建築物の規制の項目ですね、これにつきましては、建築基準法上、規制されているものについてはあえてここにはあげておりません。それで、建築基準法が上にありますから、建築基準法ではキャバレー等制限されておりますのでできないと。地区計画なり今回の条例の中には入れていないけれども、この上位の建築基準法で規制されるということになります。
 それから、いろんな娯楽施設等の件でお話しですけれども、カラオケボックスにつきましても、先ほどお話しがあったわけですけれども、あくまで小学校、中学生の児童生徒に対しての保護というか、そういうものを主にしての先ほどの要綱での決め方なものですから、高校までは考えていないものでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかに。19番浅野 幹雄君。

19番(浅野 幹雄君) そうしますとですね、今の課長の勘違いという話もございましたけれども、これは改めて確認をさせていただきます。
 商業業務A地区については、可の項目ですね、これは建築基準法で網かけがなっておらないので、この可の項目を設けていると。そして、商業業務B地区においては、建築基準法で建築をしてはならない項目の中にキャバレー料理店、ナイトクラブ、その他のダンスホール、その他のこれらに類するものが建ててはいけませんよというふうになっているというふうに理解してよろしいんですね。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 商業業務B地区については、建築基準法でキャバレー等は規制されてございます。それから、A地区につきましては、準工業地区でございますが、一部制限がございますが、できることはできるんですが、制限がされております。そういう中で、A地区においてもできないというふうなことにしたものでございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
 この際、2時30分まで休憩いたします。
午後2時16分 休憩
午後2時30分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第7 議案第7号 平成14年度町道鷹乃杜12-1号線道路改良工事請負契約の締結について

議長(相沢 忠男君) 日程第7、議案第7号平成14年度町道鷹乃杜12-1号線道路改良工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、23ページの議案第7号平成14年度町道鷹乃杜12-1号線道路改良工事請負契約の締結について、ご説明申し上げます。
 この工事の請負契約にあたりまして、5月7日に入札の公告を行いましたところ、お手元の資料に記載いたしました15社が参加いたしまして、去る5月27日、条件つき一般競争入札を行ったものでございます。その結果、契約金額8,715万円で、後藤工業株式会社が1回目で落札し、5月30日仮契約の締結を行いました。請負契約を締結するため議会の議決をお願いするものでございます。
 なお、予定価格は税抜きで8,430万円、また入札参加条件といたしましては、県内に本店または営業所等を有し、舗装工事の認定を受け、格付けがAであること。当工事に対応できる専任の技術者を配置できることなどといたしました。工期は平成15年3月25日までとしております。
 なお、この事業につきましては、平成12年から3カ年事業として進めておったものでございまして、本年が最終年度となるものでございます。以上でございます。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) 入札問題については、私何ら問題ないと思いますけれども、関連して質問させていただきます。
 基本的にこの路線については計画上ずっと進んできたものと思いますけれども、その事前に計画がわかっておるわけでありますから、この一番最終点の国道4号に接続する部分にパチンコ店が開業しております。そういった意味で、営業権の問題等々多々この工事に関して出てくる可能性も出てくると思います。しかるに、事前にそのパチンコ店進出のときに、ここの部分については何年度改良予定がありますからそのときに協力していただけますかというような話を事前にされておるかどうか、まずもってお聞きをいたしたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) 以前、パチンコ店があそこに立地されるときに、乗り入れの関係があった中で、改良があるということについてはお話ししているそうでございまして、あと今回の工事にあたってもいろいろとご協力いただくことになりますので、話は当然していくつもりでございます。

議長(相沢 忠男君) 1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) この部分については通学路であります。やはりそういった意味で、もう既に何年前からもこの整備事業についてはわかっておるわけでありますから、この辺をしっかりやはりお話ししながら、子供たちの通学の安全の便を図っていかなければならないだろうと思いまして、私は今ちょっと質問いたしましたわけであります。
 こういったものが今後多々出てくると思います。そういった意味で、やはり事前協議の段階で、もう既にわかっている部分については核たる文書を取り交わした中で認めていくというような状況にしていかなければならないと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) その文書のやりとりはおいておきましても、立地の際の場合ですね、店舗立地の場合ですね、計画がある場合にはそのようにしていきたいというふうに思います。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) この契約金額8,715万円は、消費税込みですね。そうすると、予定価格消費税を入れますと8,851万5,000円で、予定価格が8,715万というと、予定価格に対する落札した価格は98.46%とかなり高いわけですけれども、第1回目でこういうふうにいくものかなという感じもするんですけれども、2番目以降15番目まで幾らになっているのかお尋ねします。

議長(相沢 忠男君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 落札率につきましては、おっしゃるとおりでございます。1位が後藤工業、消費税抜きの価格で申し上げます。8,300万でございました。2位が東亜道路工業8,350万。3位が奥山工業8,390万。4位が日本道路株式会社8,400万というような状況で続いております。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号平成14年度町道鷹乃杜12-1号線道路改良工事請負契約の締結についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第7号平成14年度町道鷹乃杜12-1号線道路改良工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第8号 平成14年度富谷町立富谷小学校プール改築工事請負契約の締結について

議長(相沢 忠男君) 日程第8、議案第8号平成14年度富谷町立富谷小学校プール改築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 議案第8号平成14年度富谷町立富谷小学校プール改築工事請負契約の締結について、ご説明申し上げます。
 この工事につきましても前議案同様、5月7日に入札の公告を行い、資料に記載いたしました9社が参加いたしまして、5月27日、条件つき一般競争入札を行いました結果、契約金額8,610万円で、奥田建設株式会社が1回目で落札し、5月30日仮契約の締結を行ったところでございます。請負契約を締結するため議会の議決をお願いするものでございます。
 予定価格につきましては、税抜きで8,770万円、落札率は93.5%になります。入札参加条件といたしましては、県内に本店または営業所を有し、建築一式工事の認定を受け、格付けがAであること。本工事専任として1級建築施工管理技師または1級建築士を常駐できることといたしました。工期は平成14年8月30日までとしてございます。工事の概要については、都市整備課長の方から申し上げます。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) お手元に配付の資料を見ながらお願いいたします。
 今回のプールの本体ですが、缶体が鋼板製でございまして、FRE、ガラスクロスライニングの防水工法となっております。規模につきましては、25メーターの15メーターの7コースです。深さが1.2メートルから0.9メートル。付属棟では、木造平家建てで、延べ面積が74.96平方メートル。この中には、更衣室、トイレ、機械室などが配置されてございます。以上が概要でございます。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) まず1点目ですが、工事の期間がいつからいつまでで、その間に夏休み、それから授業でプールを使うことに関しての支障を来すことはないのかあるのか伺います。
 2点目が、跡地の利用についてはどういう計画になっているのかを伺います。
 3点目として、落札率が93.5%ということで、前議案の98.46%と並びまして大変高い落札率になっています。かねがね条件つき一般競争入札を私どもも求めてまいりましたけれども、それが条件つき一般競争入札が実施されることにはなりましたが、しかし実際にはこのように競争性が実際に働いているのかなという疑問を抱かざるを得ないような結果になっています。やはり付す条件というものの中身を、もっと広く多くの業者が参加できるように、町の方で付している条件が相当厳しい条件ですから、結果的に集まってくる業者の数が少ないですよね。先ほども9社というふうにおっしゃっておりましたけれども、これを規模の、これだけ8,610万という大きなものですから、幅広く参加できるような条件に緩和していった方が、むしろ競争性は高まるのではないでしょうか。いかがでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 工期につきましては、議決をいただいて契約締結した後、平成14年8月30日までとなっております。

議長(相沢 忠男君) 教育総務課長。

教育総務課長(内ヶ崎 清子君) 授業に差し支えないかということですが、今現在、今まで使ってきたプールをそのままことし使います。ですから、授業には差し支えございません。
 跡地利用につきましては、新しいプールが完成しました後、その古いプールについては解体というんでしょうか、処分を行います。そして、その跡地については、あと財産管理、町当局の方と協議してまいりたいと考えております。

議長(相沢 忠男君) 財政課長。

財政課長(中川 弘美君) 落札率は93.5%ということで、これが高いというようなお話しございますけども、正当な入札の結果の数字でございまして、これでよろしいかと思います。
 それから、条件が厳しいのでというお話しございましたけれども、条件としては県内に本支店を有している、また営業所を有しているかということと、格付けがA、建築一式工事の格付けがAで、これで町に登録している業者は112社ございます。そのうち厳しいということの一つになろうかどうかわかりませんけれども、この工事の専任として技術者を配置する、常駐できるという条件があるだけで、112社のうちこの条件に当てはまっている業者がどのくらいあるかということは、こちらではちょっと確認はできませんけれども、そういうことで参加してきた業者が9社ということですので、特に問題はないと思います。

議長(相沢 忠男君) 7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) 2点伺いますけれども、第1点はですね、プールの排水口がありますけれども、あれによってかなり前に事故などがありまして、安全面については大分問題になったことがありますが、そういった安全の管理の問題についてはですね、今回は十分に配慮されたと思いますけれども、これがどうなっているのか。
 それから、消毒の関係がありますけれども、消毒装置は現在よりもかなり性能のいいのを採用されると思うんですが、これもどうなっているのか伺いたいと思います。
 それから第2点は、現在のプールと設計上ね、どう違うのか。今よりも広いのではないかと思いますけれども、現在のプールよりも新しいプールが設計上どういうふうに違っているのか、この点を説明願いたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) まず排水口のふたの件でございますが、格子のふたを10カ所、ビスどめしております。
 それから、それで危険で、泳いでいて危険でないような状態にしてございます。
 それから、規模でございますが、25メーターの15メーター、7コース、これはほかのプールと同じでございます。
 それから、消毒装置の内容につきましては、ちょっと今把握してきませんでしたので、後でよろしいでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) 排水口は危険でないようにということで説明ございましたけれども、子供たちがよくいじるんですね。あれをいじってぱかっと開いたために吸い込まれて足をけがするとか、あるいは水を飲んで死んでしまうというような事故が起きているんですが、そういうふうな子供たちがさわってすぐ抜けてしまうようになると非常に危険があると思いますけれども、この辺の安全はどういうふうにとらえているんですか。

議長(相沢 忠男君) 都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) ビスどめになっておりますので、さわっても大丈夫でございます。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号平成14年度富谷町立富谷小学校プール改築工事請負契約の締結についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号平成14年度富谷町立富谷小学校プール改築工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第9号 平成14年度物品(富谷町学校給食センター用食缶等)購入について

議長(相沢 忠男君) 日程第9、議案第9号平成14年度物品(富谷町学校給食センター用食缶等)購入についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(中川 弘美君) それでは、議案第9号平成14年度物品(富谷町学校給食センター用食缶等)購入についてをご説明申し上げます。
 学校給食センター用の食缶を更新するにあたりまして、1クラス2種類の食缶、合わせて294個を購入したいため、5月27日、お手元の資料に記載いたしました8社によります指名競争入札を行った結果、契約金額887万2,500円で、日本調理機株式会社東北支店が1回目で落札いたしまして、5月30日仮契約の締結をしたところでございます。物品購入契約を締結するため議会の議決をお願いするものでございます。
 予定価格は税抜きで898万円、履行期間を8月20日までとしてございます。なお落札率は94.1%となります。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号平成14年度物品(富谷町学校給食センター用食缶等)購入についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第9号平成14年度物品(富谷町学校給食センター用食缶等)購入については原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第10号 町の区域をあらたに画することについて

議長(相沢 忠男君) 日程第10、議案第10号町の区域をあらたに画することについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 議案第10号町の区域をあらたに画することについて。提案理由といたしまして、栃木沢地内の住所及び事業所、施設等の所在する場所について、住居表示に関する法律、富谷町住居表示に関する条例に基づきまして、街区方式による住居表示を実施するため、地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
 本年3月議会におきまして、区域及び住居表示の方法について議決をいただきました。その後、4月1日付けで公示を行いまして、30日間を経過するまでの間、変更の請求はありませんでしたので、今回の提案となったものでございます。
 別図1をごらんになっていただきます。これにつきましては、実施区域図でありまして、3月の議会において議決された区域でございます。別図2につきましては、この別図1で示された区域内をとちの木一丁目、とちの木二丁目としたものでございます。この境界につきましては、富谷町団地における住居表示整備実施基準第5におきまして、町の境界は道路・河川・水路・その他恒久的な施設等によって定めるとありますので、それに基づき定めたものでございます。
 次の別表と別図2を合わせて見ていただきたいと思います。まずとちの木一丁目とする方ですけれども、東側線につきましては富谷町字根崎沢の西側字界、西側線につきましては一般国道4号の東側、南側線につきましては、町道栃木9-1号線及び町道栃木8-2号線の北側、9-1号線といいますのは、セブンイレブンのところですか、そこから上っていきまして、その道路なりにずっといきます。そして、とちの木1号公園というのがありますけれども、そこの前と、それからそこの曲り角、そこのところまでが9-1号線でございます。8-2号線といきますのは、9-1号線からの続きで、曲ったところの山手の方に向かいまして曲ったところを8-2号線。それの北側ということになります。北側線につきましては、富谷字湯船沢南側字界としております。
 それから、とちの木二丁目の方ですけれども、東側線につきましては、穀田字瀬戸ノ沢の西側字界、西側線につきましては一般国道4号の東側、南側線につきましては富谷字治部入の北側字界、北側線につきましてはとちの木一丁目南側線と同じ線で町道栃木9-1号線及び町道栃木8-2号線の北側というふうになっております。このとちの木一丁目の南側線ととちの木二丁目の北側線が同じ線になっておりますけれども、あくまでこの字界、町の境界線でありますので区域内を示しているものではありませんので、線を決めておりますので同じ名称、同じところになっております。
 住居表示につきましては、14年10月7日月曜日ですが、そこの日にちを設定しております。以上です。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。2番今村 寿君。

2番(今村 寿君) 栃木というのが、平仮名で「とちの」までいって、漢字の「木」になっておりますけれども、従来、とちの木というのは漢字でございましたが、なぜ平仮名の表示になるだろうか。住民の要望なのか、ということについてお聞きしたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) この名称につきましては、なじんだもの、簡単なもの、呼びやすいものということでつけるようにというふうになっております。ですけれども、住民がどのように望んでいるかは、こちらではつかみかねますので、アンケートをいたしまして、平仮名で「とちの」、漢字で「木」、「とちの木」というものが一番多かったために、この名称にしたものでございます。

議長(相沢 忠男君) 2番今村 寿君。

2番(今村 寿君) 私はかねがね地名はできるだけ漢字は漢字のままでいって、そうたやすく変えない方がいいというぐあいに考えておりますが、漢字にするか平仮名にするか、これは何かルールがあるのかどうかをお聞きします。
 それと、先ほど庁舎の表示のところで、字坂松田と非常にクラシックな名前をそのまま生かされたわけですし、これはいいなと思っていたわけでございまして、そういうルールがあるならばそうしたいし、しかし、住民が合意するならばどんどん変えていいということなのか、あわせてお聞きします。

議長(相沢 忠男君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) あくまでこちらでは先ほどお話ししましたように、なじんだ名前とか呼びやすい名前ということは基本にしておりますけれども、この名前にしなさいということは示してはおりませんでした。そのためにアンケートいたしましてこの名前にいたしまして、町内会の名前もとちの木町内会というふうに使っておりますし、道路線につきましてもとちの木何丁目というこういった名称、同じ書き方なんですが使っておりますので、一番は住民の意向がこのようであったということで、平仮名で「とちの」、漢字で「木」ということになったものでございます。

議長(相沢 忠男君) 7番菅原 傳君。

7番(菅原 傳君) この前説明があったかもしれませんけれども、一丁目と二丁目の戸数ですね、何戸になっているのかお伺いしたいと思います。
 それから、今でました名称の問題ですが、富谷町にはたしかカナエダという地名があって、それは片仮名になっているようでありますけれども、今回のこの栃木もですね、初めは「くちきざわ」という名前がありまして、何かそれが地名になっておったんですね。今度、栃木沢という漢字の名前になって、3回目は平仮名になっているわけですが、漢字よりは平仮名の方がわかりやすいかと思いますけれども、しかし、町内会の中にはですね、昔の名前がいいというふうな人もあるかもしれません。アンケートの結果はそういうふうになったので、これは尊重しなくてはいけないと思いますが、そこで今後の問題ですけれども、例えば向こうの武道館だったかスポーツセンターがあるところは、臑合何とかという名前があるんですね。本当に一般の方は読みにくい字なんですけれども、しかし富谷にはもっともっとあります。ここの中にも治部入というのが入っておりますけれども、この治部入というのがなかなか一般の方は読みにくい字ではないかと思うんですが、将来の問題として、こういうふうな難解なところは臑合などというのは本当に難解なんですけれども、こういうところは変えていくという方向になっているのかどうかですね。何かあちこち変えるんでなくて、変えるのならある一定の時期に変えるようにした方がいいのではないかという感じがあるんですが、この点の考え方についてお伺いしたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 町民課長。

町民課長(眞山 巳千子君) 今回は住居表示でございます。名称を変えるんですけれども、住居表示の中で決めていくべきことなので、そういった今までの名称については大事にしていかなければならないところは大事にしていきますが、今回提案しているのは住居表示なので、栃木沢のことについてご審議いただきたいと思います。
 まだ一丁目と二丁目を分けておりませんで、栃木沢の統計値を出している部分については、一本で出していて、明確な数字ではないんですが、大体800棟、350以上ぐらいでなっているかなと、その800の方は二丁目。この図面も見ていただきたいところなんですけれども、とちの木二丁目というところが、これ1戸1戸の戸数なんですけれども、見た感じも多いです。それから、一丁目の方につきましては、380ぐらいかなというふうに出しているんですけれども、ばらつきがあります。とちの木一丁目と赤く書いてあるところですね。そこのところ、半分造成になっているような形なんですけれども、将来的にはそこの部分についても住宅が建つのかなというふうに考えておりますので、最初の出だしについては人口のバランスは悪いかもしれませんけれども、こういった形でいきたいなというふうに思っております。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号町の区域をあらたに画することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第10号町の区域をあらたに画することについては原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第11号 富谷町道路線の廃止について

議長(相沢 忠男君) 日程第11、議案第11号富谷町道路線の廃止についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、28ページの議案第11号富谷町道路線の廃止について、ご説明申し上げます。
 これは、上桜木土地区画整理事業区域内におきまして、都市計画道路宮沢根白石線の道路延長によりまして、当該路線の終点が変更になるに伴いまして、新たに認定するため当該路線の廃止の議決をお願いするものでございます。
 参考として、その図面を配付させていただいておりますので、次の議案とともに参照願いたいと思います。
 それで、路線名は宮沢根白石線。起点が、明石台一丁目46番地先から終点が、明石字上桜木86番22地先までで、延長1,870.1メートルのものでございます。以上でございます。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号富谷町道路線の廃止についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第11号富谷町道路線の廃止については原案のとおり可決されました。

日程第12 議案第12号 富谷町道路線の認定について

議長(相沢 忠男君) 日程第12、議案第12号富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。

都市整備課長(梅津 慶一君) それでは、30ページの議案第12号富谷町道路線の認定について、ご説明申し上げます。
 上桜木土地区画整理事業区域内におきまして、都市計画道路町道宮沢根白石線の延長による終点の変更、及び穀田大沢線の道路完成に伴いまして、当該路線を認定するもの。また、成田五丁目・七丁目地区内の宅地開発における道路帰属に伴い道路認定を行うものであります。
 前議案に関連しまして、宮沢根白石線、路線番号460ですが、起点が明石台一丁目46番地先。終点が、明石字上桜ノ木86番1地先で、延長が2,024.6メートル、幅員が25メートルから27メートルでございます。
 次の成田6-105号線、起点が成田五丁目16番7地先から終点が、同16番15地先。延長が110.1メートル、幅員が6メートルでございます。
 次に、成田6-106号線、起点が成田七丁目25番15地先。終点が、同25番19地先でございまして、延長が119.4メートル、幅員が6メートルでございます。
 そして、穀田大沢線ですが、起点が富谷字大清水上35番50地先。終点が、明石字上桜ノ木86番1地先、延長が1,214.1メートル、幅員が22メートルから33.3メートルとなってございます。以上でございます。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号富谷町道路線の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。したがって、議案第12号富谷町道路線の認定については原案のとおり可決されました。

日程第13 発議第5号 義務教育費国庫負担制度を改善するとともに、学校事務職員及び学校栄養職員の同制度の適用を堅持することを求める意見書

議長(相沢 忠男君) 日程第13、発議第5号義務教育費国庫負担制度を改善するとともに、学校事務職員及び学校栄養職員の同制度の適用を堅持することを求める意見書を議題といたします。
 提出者、菅原 傳君の説明を求めます。

7番(菅原 傳君) お手元に資料がまいっておりますので、ごらんいただきたいと思います。
 提出者菅原 傳。賛成者、細谷禮二議員、佐藤聖子議員、安住稔幸議員となっております。
 義務教育費国庫負担制度を改善するとともに、学校事務職員及び学校栄養職員の同制度の適用を堅持することを求める意見書。富谷町議会会議規則第14条の規定により上記議案を提出いたします。
 裏の方に文案が書いてございます。読み上げて提案にかえりたいと思います。
     義務教育費国庫負担制度を改善するとともに、学校事務職員及び
     学校栄養職員の同制度の適用を堅持することを求める意見書(案)
 昭和60年度予算で義務教育費国庫負担制度から旅費・教材費が除外されて以来、その後の10年間で恩給費の一般財源化、共済費の追加費用と共済長期給付負担金の国庫負担率の引き下げ等が行われ、そして平成5年度には共済追加費用がすべて一般財源化されたところである。
 さらに、政府は毎年のように、学校事務職員及び学校栄養職員の人件費の適用除外を企画してきており、特に近年は、義務教育諸学校の教育職員を含めた教職員全体の人件費を国庫負担から除外する動きも報道され、誠に遺憾な状況であると言わざるを得ない。
 義務教育諸学校の教職員の人件費が同制度から除外されることは、地方自治体への過重な財政負担を強いるだけではなく、自治体の財政力によっては教育条件等に格差が生まれる危険性も考えられる。
 義務教育費に対する国庫負担制度の本来の趣旨は、義務教育水準の維持と教育の機会均等及び地方財政安定を図るためのものである。
 よって、政府は、学校事務職員及び学校栄養職員の人件費等を義務教育費国庫負担制度から除外することなく、現行水準を堅持するよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
  平成14年6月 日
                       宮城県富谷町議会議長 相 沢 忠 男
 提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣となっております。
 なお、若干補足を申し上げますけども、今、非常に地方交付金等の減額等で財源状況からいえば厳しい状況になってきております。これを今、教育費のところにかなりしわ寄せがされてきているわけでございますけれども、もし仮に事務職員並びに栄養職員の国庫負担分が全部なくなりますと、残るのは県負担と町負担ということになってまいります。今10校ございますが、事務職員は大体各校1名ありますので10名、栄養職員が何名かおられますけれども、この人件費だけでもですね、1人600万とみまして約7,000万から8,000万ぐらいの人件費になるわけです。この半額を県で持ったとしても4,500万ということで、かなり過大な負担になってくるわけでございまして、そういう意味では、学校のいろいろな運営の根幹をなすのが学校事務職員であり栄養職員でありますから、そういう点では義務教育の立場からですね、ぜひ従来どおり堅持をしてもらいたいということでありまして、県の方もこのことについては強く要望しておりまして、過般の県議会でも全会一致ですね、決議をしてあげたようでございますので、趣旨を十分ご理解いただきましてご賛同いただくようによろしくお願い申し上げまして、提案にかえたいと思います。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これより討論を行います。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 これから発議第5号義務教育費国庫負担制度を改善するとともに、学校事務職員及び学校栄養職員の同制度の適用を堅持することを求める意見書を採決いたします。この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに賛成の方は起立願います。
賛成者起立

議長(相沢 忠男君) 起立全員。よって、発議第5号義務教育費国庫負担制度を改善するとともに、学校事務職員及び学校栄養職員の同制度の適用を堅持することを求める意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに決定いたしました。

日程第14 発議第6号 道路特定財源の堅持を求める意見書

議長(相沢 忠男君) 日程第14、発議第6号道路特定財源の堅持を求める意見書を議題といたします。
 提出者、渡邊 俊一君の説明を求めます。渡邊 俊一君、登壇願います。

1番(渡邊 俊一君) 提出資料については、皆様方のお手元に配付されております。ご参考にしていただきたいと思います。
 発議第6号。平成14年6月11日。
 提出者、富谷町議会議員、渡邊俊一。賛成者、同じく尾形昭夫、同じく賛成者、相澤武雄。
 道路特定財源の堅持を求める意見書について。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により上記議案を提出いたします。
 それでは、案を読み上げさせていただきます。
     道路特定財源の堅持に関する意見書(案)
 21世紀を踏み出した現在、経済のグローバル化による地域間競争の激化など、経済社会状況は大きく変貌を遂げつつあり、おのおのの地域において、自由な選択と責任による主体的な地域づくり、まちづくりが求められている。
 このような状況の中で、道路は地域の活性化と豊かな生活を実現するための最も基本となる社会基盤であり、その道路網の整備促進は、町土の均衡ある発展と環境と調和した潤いのある生活の実現に向けた「ゆとりのあるふるさとづくり」を基本理念とする富谷町にとって必要不可欠なものである。
 本町は、仙台北部中核都市にあって住居機能を担うエリアとして位置付けられており、計画的な住宅宅地開発の進行によって全国有数の人口増加率を示し、発展しております。
 しかし、急速な都市化が進む中で、道路交通網の整備は立ち遅れており、まだまだ道路の整備は必要である。今後自立かつ交流可能な地域圏形成を図っていく上からも、広域連携を促進する高規格道路の仙台北部道路等や日常生活に密着した県道・町道に至る道路網の早期整備が広く求められており、最重要課題となっている。
 これらの道路整備の財源となる道路特定財源の制度見直しや一般財源化など道路以外への使途拡大は、町道をはじめとする地方の道路整備の更なる遅れや町財政を圧迫しかねない状況が懸念され、受け入れることはできません。
 よって、国においては、道路整備の国民生活に及ぼす影響を深く認識され、次の措置を講ずるよう強く要望するものであります。
 一つとして、揮発油税や自動車重量税などの道路特定財源制度を堅持し、一般財源化あるいは道路整備以外への使途に転用することなく、その全額を道路整備予算に投入すること。
 一つ、活力ある地域づくり、都市づくりを推進するため、高規格幹線道路から市町村道に至る道路網の整備を一層推進すること。
 一つ、地方道路財源の大幅な確保を図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
 提出先、富谷町議会議長、それから別表のとおりでありますが、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、行政改革担当大臣、衆議院議長、参議院議長。
 以上、皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) この意見書の表題にもなっておりますように、この意見書の主な趣旨は、道路特定財源の堅持を求めるものだと思います。今まで道路特定財源制度はあったわけですけれども、私たちが望む県道、町村道などは、遅々として進まなかったということがあるかと思うんです。一方、本四架橋とか東京湾横断道路など利用者が当初予定よりはるかに少ない、本当に金の使い方としてそれでよかったのかと言われるような道路は進められました。
 ですから、道路特定財源制度があれば生活道路の整備が進むとは必ずしも言えないのではないかと。道路特定財源の、それの使い方に問題があったのではないかというふうにも考えるのですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) 確かに今、佐川議員がお話ししたように、私も同意見では持っておりますけれども、例えばこの特定財源がなければもっとこの地方道路に関しては遅れを生じるのではないかと、こんなふうに思っております。私も仙台地域管内の地域づくり懇談会の委員として参画させていただいております一人として、やはり今、佐川議員がお話ししたように、我が町を走る県道に関しても基本的にまだ完全なる整備をされていない、もしくは4メーターもないような状況の道路が存在しております。そういったところにも、今現在、県の予算が大変逼迫している状況の中でありますから、この道路維持、道路特定財源の維持を求める中で、やはり速やかにそういった部分の改良工事を進めていただきたいというような念願のもとにこれを提出しておるわけでありますから、改めてご賛同をよろしくお願いいたします。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。
 これより討論を行います。討論ございませんか。18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) この道路特定財源堅持の意見書に反対いたします。
 交通渋滞緩和や住民の足の確保のため、地域公共交通網の整備は重大な課題です。ところが、現在の政府の交通行政は、道路特定財源の仕組みによって揮発油税、自動車重量税など国、地方合わせて6兆円もの税金を道路建設だけに限定使用し、しかもこれを使い切るための不要不急の道路建設が膨れ上がっています。生活道路整備が多くの国民、住民が望んでいるのに進まないのは、その道路建設が三大都市圏環状道路、空港港湾道へのアクセス道路など幹線道路優先とされ、地域生活道路が後回しにされているからであり、道路特定財源制度があれば進むというものでもありません。
 また、この道路特定財源は道路建設のみに使用が限定されているため、車台数の増大を引き起こし、交通渋滞や大気汚染の大きな要因の一つとなったものです。鉄軌道の交通網整備などには使用できず、現在大きな社会問題になっている二酸化炭素の排出削減による地球温暖化防止の課題にもこたえることができません。この点からも、道路特定財源制度は存続させるべきではありません。
 また、小泉首相は昨年の参議院選挙で、この道路特定財源を一般財源化することを公約しました。今年度は4%しかされておりません。公約どおり一般財源化し、福祉・教育などの予算にも使えるよう改善を要望する。また、道路建設は生活道路優先にするよう求めることこそ我々議員に求められている態度であると考え、この意見書に反対いたします。

議長(相沢 忠男君) 次に、提案に賛成者の発言を許します。2番今村 寿君。

2番(今村 寿君) 先ほどの趣旨説明の中にもありましたように、人口の伸びの著しい富谷の発展の要因は、やはり道路網の整備というのが進んできたからであります。しかし残念ながら、今後の発展をみた場合、鉄道の軌道による軌道敷のアクセスを持たないこの当町にとっては、この道路財源の確保というのは非常に緊急の課題だし、末永い課題だと思います。そして、軌道敷の軌道、LRT含め将来的な整備は早急にできないという見通しの中では、より緊急性の高いテーマだと思います。
 そして、この道路財源がなければ、メーン道路も幹線道路も遅れるだろうし、さらにそのしわ寄せとして生活道路の整備も遅れるという危険性もあります。
 なおかつしかし車がふえるということは環境に対して非常に優しくないというテーマもありますが、将来的にはどちらが早くなるかわかりませんが、電気軌道敷の施設という方向も取り組みながら、ハイブリットカーの普及であるとか、そのような取り組みによってなおかつ環境となじんだ道路財源は確保がこの際一番必要だと思いまして、賛成するわけでございます。以上です。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 これから発議第6号道路特定財源の堅持を求める意見書を採決いたします。この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに賛成の方は起立願います。
賛成者起立

議長(相沢 忠男君) 起立多数。よって、発議第6号道路特定財源の堅持を求める意見書は原案のとおり採択し、それぞれの提出先に送付することに決定をいたしました。
 3時40分まで休憩いたします。
午後3時25分 休憩
午後3時40分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第15 発議第7号 富谷町介護保険条例の一部改正について

議長(相沢 忠男君) 日程第15、発議第7号富谷町介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
 提出者、佐川 幸三君の説明を求めます。佐川 幸三君、登壇願います。

18番(佐川 幸三君) 富谷町介護保険条例の一部改正について、議題の説明をさせていただきます。
 富谷町介護保険条例の一部改正について。
 富谷町介護保険条例(平成12年富谷町条例第1号)の一部を別紙のとおり改正する。
 平成14年6月12日提出。
 提出者、佐川幸三。賛成者、土井昭二。賛成者、永野久子。賛成者、佐藤聖子。
 提案理由は、保険料の減免の範囲を拡大するため、所要の改正を行うものです。
 以下、説明させていただきます。主なところは、今第6条の中で、徴収猶予規定があります。それは、該当する場合として1項の1から4号に示されています。7条は、その6条を受けて、前条6条第1項各号のいずれかに該当し、その程度が甚大であることにより、その納付すべき保険料の全部または一部を納付することができないと認める場合は、その納付することができない保険料額を限度として町長は減免することができるとされております。この改正の趣旨は、その四つの号の中に当てはまらない特別の理由のある場合に、町長が必要と認める場合は保険料額を限度として減免することができるという項目を第7条の1項の次に入れるということであります。
 第6条の徴収猶予の規定を大まかに説明しますと、一つは第1号被保険者またはその属する世帯の生計を維持する者が、自然災害、火災などによる著しい損害を受けたとき。同じく生計を主として維持する者が、死亡または長期入院で収入が著しく減少したとき。事業の休廃止、失業などで著しく収入が減少したとき。農業、漁業の不作により著しく収入が減少した場合です。
 このほかにも、例えば生活保護よりも厳しい経済状況にあっても、やはり一定の資産あったりすれば、生活保護を受けられないわけですから、そのために所得の段階に応じて五つの区分に分かれているわけですけれども、保険料の額が、第2段階の額を受けると、徴収の対象者になるということがあるわけです。実際には、生活は大変だけれども、しかし保険料は必ずかけられてくると。徴収猶予は6カ月以内であっても、その後はまた督促がくると、こういう方の救済を町の判断でできるようにする弾力条項を加えるというのが趣旨です。
 今、こういうことは各地で行われつつありまして、宮城県内でも仙台、岩沼、塩釜、古川、中田町、涌谷などで行われておりますし、全国的にもちょっと古い資料ですけれども300以上の市町村で取り組まれております。ぜひ現在の大変な経済状況の中で、経済的弱者が町長の判断によって救済される措置を条例の中に盛り込んでいただけますよう、この改正に皆様のご賛同をいただきますようお願いいたしまして、提案の説明とさせていただきます。
 失礼しました。附則、この条例は公布の日から施行するということにしたいと思います。

議長(相沢 忠男君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。10番川崎 啓一君。

10番(川崎 啓一君) 今の発議で非常に受けるものがありました。それで、部分的には賛成いたしますが、私が考えることに関しましては、平等公平性という観点からみたときに、今の佐川議員のこの介護保険だけではなくして、国民健康保険、この徴収料の方にも波及してくる可能性があるわけです。ですから、この点だけをとらえて云々というふうな考え方に関して、私は疑問を持っておりますが、その点に関して提案者のご意見を伺いたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 介護保険の方でも保険税が高くてなかなか払えない、支払えない、そのために徴収率も税務課担当職員が頑張ってもなかなか上がらなくて90%だという、ほぼね、そういう状況もあるわけです。この介護保険の方でも普通徴収の場合だと大体94.5%ぐらいに平成13年度はなりそうだということのようですけれども、普通徴収。これは、国保の税と一緒に普通徴収の方でされるとか、国保加入者はですね、そういうこともありまして、なかなか負担感は多いと思います。どちらにしても、すべての税、あるいは税に準ずるような保険料とかですね、そういうものは生活をしていくのを脅かすようなものであってはならないというふうに思います。ですから、公平性ということであれば、そういう経済弱者もやはり最低の文化的な生活が送れるような措置をとるということこそ公平であって、ほかのところでそういう町長の特例措置、弾力条項が使われていないということもあるかと思うんですけれども、それは、もしかしたらそちらの方が何らかの問題があるかもしれないということもありますし、公平にそちらもこちらも救済できる措置をとるというのが大事なんではないかと思うんです。町の仕事として、地方自治法の138条の2では、普通公共団体の執行機関は当該普通地方公共団体の条例、予算、その他の議決に基づいて、みずからの判断と責任において誠実に管理し及び執行するということがあります。議会でそういう条例を否決すれば、それをぜひやってくださるであろうという期待のもとにこれを出しているわけです。

議長(相沢 忠男君) 6番伊豆田 待子君。

6番(伊豆田 待子君) 生活保護世帯というのは保険料が上乗せされてきているはずなんですね。そのほかに生活困窮者が、生活保護の制度を利用できないとなると、本当にまじめに、そのほかに本当に最低の生活をしながらまじめにいろんな税金を払っている方がいるんですね。そういう人との整合性というか、不公平が生じないかどうか、その辺はどのように考えておられるのでしょうか。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 生活保護の方については、介護扶助として介護保険料が組み込まれておりますからいいわけですけれども、そして今言われた趣旨からすると、納められていない方は、納められるのにまじめに納めようとしていないというお考えとも受け取れるように思うわけですけれども、大部分の方は一生懸命納めようとしても納めるものがない、納められないということで滞納とか遅れて納めるということが出てきているのだというふうに私は考えます。ですから、そこのところで考え方が少し違うのかなと思います。まじめに納めている人、確かに大変多いと思うんです。しかし、まじめであっても納められない人も少ないないと、今の経済情勢の中ではいらっしゃるというふうに私は把握しておりますし、そう考えております。

議長(相沢 忠男君) 6番伊豆田 待子君。

6番(伊豆田 待子君) 第6条ですね、6条の中で、本当に生活が大変な方に対しては減免しますよと、これは本当に広く連ねてあると思うんですね。そのほかに、こうなると本当に突っ込んでいかなきゃいけないようになるかと思うんで避けたいと思うんですが、先ほど提出者がおっしゃったように、私その何でしょう、納められるのに納めないんじゃないかと、そのようにとるっておっしゃっていましたが、そんなことは言っていませんので、まじめに払っている、大変なところをまじめに払っている方との整合性というか、そういう方のことはどのように考えておられるのかと質問したわけなんで、どうして生活保護をそんなに大変なのに生活保護の制度を利用できないのかというところの何かお聞きしたくなるような感じ、それはちょっとできないと思うので、個人のあれですから。ただ、平等性というところから、私はやはり考えていきたいなと思っておりますが、どのように考えますか。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 実は、東向陽台の方でそうした事例があったわけですけれども、息子さんとお母さんが一緒に暮らされていたけれども、息子さんは出張出稼ぎで外に出たと。ところが、仕送りはない。実際にこの四つの項にも該当しないために、催促、督促されても納めることができないという、これを救済する措置が既に介護保険条例もあって、できないのかと担当課とご相談しましたところ、今の仕組みではできないんだということを言われているわけです。本人も収入ない。しかし、督促状はどんどん来るという、これはやはり条例の不備からくるものだと思うんです。そしてまた、実際には、活用それ自体も十分やれるようにしていく一面があるのかなというふうには思います。これは今度の提案の直接のあれではないのでありますけれども、ということは大変な中の人たちの中にもなかなか敷居が高いといいますか、十分この制度が知られていないために活用されてないと、活用しずらいという方もいるようです。

議長(相沢 忠男君) 1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) 私は、やはり基準ラインというのはどこにでも必要だと思います。したがって、今提出者の提出内容を聞いていますと、やはり一つの基準ラインをもう少し和らげて拡大していこうというような話のように理解します。しかるに、これがどんどんどんどん和らげていくような状況になれば、言うならば一部の人々で今日の介護保険体制をつくらなければならないということになれば、当然、介護者がその保険制度に管理できなくなるのは当然だと思います。
 そういった意味で質問するわけでありますけれども、今、提出した内容が提出者にとっては最高のベターな、最高レベルの提案なのかどうか、その辺をまずお聞きしたいと、こんなふうに思うわけであります。やはり税を支払う義務というのは、当然国民一人一人総意に責任あるわけでありますから、平等性のもとから考えれば、私が今お話しておるような状況の一つのライン線というものが必ず確立されなければ、なかなかこの介護等その他の分についても、当然一つの行政運営についても当然でありますけれども、当然、運営機能が麻痺するわけでありますから、その辺を提出者に質問いたしたいと思います。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 先ほどの伊豆田議員の遠慮がちな質問にもお答えしますけれども、生活保護、そういうふうに厳しい人でも受けられないということがあるのかというような趣旨だったのかなと思うんですけれども、やはり住むだけの住まいがあったりすると、やはり生活保護を受けるためにはそれを売り払わなければならないというのが現在進んでいることではないかと思うんです。ですから、収入、生活水準、経済状況は生活保護世帯よりも厳しいのであるけれども、生活保護は受けられないから、結局、第2段階のこの2万100円という保険料がかかってくるということがあるわけです。
 それから、平等性とかどこまでもどんどん拡大されていってしまって、いわばけじめがなくて、取りとめもなく、乱れてしまうのかというような心配される人もあったわけですけれども、私はここは行政当局を信頼しているんです。町長は、第1項に定めるもののほか必要と認める場合は保険料を限度として減免することができるということですから、それは一定の基準を設けなければならないし、その基準は議員も納得妥当と思えるようなものになるのではないかと思うんです。
 ただ私の考えとしては、第2段階の方、何人いるかというと747人いらっしゃるわけです。2万100円納めることになっているわけですけれども、例えばこの中の1割の方が本当に生活困窮者で保険料が納められないということに考えても、75人ですよね。そうすると、半分、減免ということで半分とみても75万、全額とすれば150万ですね。これが2割としても300万です。本当に最低限の生活を営む権利を有するという憲法の趣旨からすれば、これぐらいのお金でできることでもありますから、町の財政指数は今回の6月の広報とみやで紹介されておりますように、県内でもトップクラスのゆとりある財政になっておるわけですから、そこから150万とか300万円出せないということは絶対ないわけですね。どれだけ経済弱者に議会が、町行政が心を配るかどうかという問題になっているのではないかと思います。

議長(相沢 忠男君) 1番渡邊 俊一君。

1番(渡邊 俊一君) 今、150万くらいというお話しをされました。これは、納税者にとって150万というのは大変な金額でありますから、そのくらいというような話でなくて、やはりこの150万というものをどのくらい大変な、納税者にとって大変な金額で、どういうふうにして納めているかということをもう少し提案者は理解しなければならないのではないかと私は思います。そして今、先ほども言ったように一つのラインを設定しなければ、行政運営というのは当然できないはずです。ですから、今のラインをもう少し具体的に緩和するというような形であれば、それよりも今現在支払いをされていない滞納されている方々の生活実態をもう少し調査するべきだと思います。やはり税務課なども皆さんからいろいろご審議された内容で、税の徴収に大変汗水を流しながら苦労しながら走っております。その中につぶさに聞きますと、自宅でお酒を飲みながら、もう税金を収納しに行くときに門前で大声を出すような人もおるわけでありますし、また生活保護をちょうだいしながら、自分が子供を別なところに、広域的なところに預けて、そしてパチンコをしている方もいるわけであります。そういったところをもう少しつぶさに調査した上で、こういった問題を取り上げていくべきと私は考えますけれども、その件、提案者はいかがに思いますか。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) そういう方が皆無だというふうには私は1回も言ったことはございません。そういう方は中にはいらっしゃるでしょう。それはやはり説得して納得してもらって納めていただくという措置は当然とらなければならないと思うんです。そんなことをやるなとは一言も言っていません。それと同時に、そうではないまじめな、しかし滞納せざるを得ない納めることができないという人がいるということ、これは両立していると思うんです。こっちもいるけれども、こっちもいるということ。こっちがいるから、こっちの大変の人はそれと同類項だというふうにみなすわけにはいかない問題だと思うんです。

議長(相沢 忠男君) 17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 私も賛成者に名を連ねておりますので、もし誤解があってはいけないと思いますので、提案者に確認をさせていただきたいんですけれども、今度の条例の一部改正というのは、現在富谷町の介護保険条例の中には免除したり猶予したり、または減じたり、保険料をですね、減じたりする条項は現にあると。ところが、その現にある条項の項目というのは、対象者というのは四つの場合に限られている。一つは、風水害とか震災などで主として生計を営む者が大きく収入を減らした場合。それから、同じく主として生計を営むものが死亡したり、障害者になったり、長期入院した場合だと。それからもう一つは、事業を営んでいて、大きく収入が減じた場合。もう一つは、農業に従事している人の場合ということで、これ以外には適用する条項がないわけですね。そして、これはこの介護保険条例の条例そのものがつくられるときに、私も提案者、町当局に聞いたわけですけれども、そのほかに弾力条項はないのかと、この四つ以外に生活が困窮している、例えばですね、生活保護世帯以下の収入、もう現実にはほとんど収入がなくて、きょう食べるものもないと、近所の人が食べ物を持ち寄って、お米を持ち寄って何とか食べ物をつないでいる状況であっても、一番最低ランクの1万3,400円の介護保険料の請求はくると。ところが、町にお話しを伺うと、今の町の条例では住宅ローンを抱えていて、資産を持っていて、生活保護も受けられないという場合であっても、この方を1万3,400円の保険料を減免する条項はありませんということなんですね。これが現実なんですよ。
 それで伺いたいんですけれども、今回の一部改正案というのは、この町が減免できますよという四つの対象に加えて、いろいろな事情に応じて町長が必要だと認めれば減免の対象にすると、できるという弾力的な運用を定めたものだというふうに理解していたわけですが、それでよろしいでしょうか。
 また、今想定される生活保護も受けられないし、また町の減免規定に該当できない、大変困窮している、今々本当にどうするかという方々、主に一番安いランク、年額1万3,400円、この方々がおよそ何人ほどいて、この方々が仮に対象と、申請があったという場合に、町の予算としてはどのくらい使えばいいというふうに提案者は考えておられるのか伺います。

議長(相沢 忠男君) 18番佐川 幸三君。

18番(佐川 幸三君) 弾力条項を設けるというのは、提案理由にも述べましたように、また説明の中でも述べましたように、保険料の減免の範囲を拡大するため、今、第6条に4号までのどういう場合に徴収猶予し、それがより程度が甚大である場合には減免できるとなっています。しかし、それはあくまで6条の1・2・3・4という場合に限られているわけです。それをそうでない場合もということで、町長の判断ですからやみくもに何でもかんでもというつもりではないです。弾力的に判断で範囲を拡大できるとしたものです。
 それから、所得に応じて保険料の段階が決まっているわけですけれども、御存じのとおりです。第1段階、2段階、3段階、4段階、5段階とありまして、今、第1段階の方は17名、2段階が747名、3段階が1,881名、4段階が661名、5段階が290名です。その中でも経済的に大変だと思われるのは、1段階、2段階であるわけですけれども、この方たち約、1段階だけでいいますと、生活保護基準くらいの生活経済状況ですね、この方たち1万3,400円、年額保険料なわけですけれども、この17倍ですから22万幾らかになっていたと思うんですけれども、22万7,800円ということになりますね。そのくらいの金額です。

議長(相沢 忠男君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
 これにて質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず原案に反対者の発言を許します。ございませんか。6番伊豆田 待子君。

6番(伊豆田 待子君) 私は、この提案に反対するものです。
 理由としまして、まず介護保険は各自治体でも条例は制定できますが、国でこれは定めた法律でございます。それで、現在3年目ということで、内容的にも検討されている中での出された提案ということがまず一つです。二つ目としまして、この内容は広げるということですが、6条の中の四つというのは、本当に全町民の現在の状況を見据えたすべての大変な中の方に対しての減免措置の文面だと私は思っております。ということは、生活保護世帯の方、本当に生活困窮の方は、生活保護世帯の方に対しましては介護保険料として上乗せされるということがあります。それから、先ほど来提出者が申し上げておりますが、資産がある、それから住宅ローンがあるのかどうかちょっとわかりませんが、これは賛成者の方からの話ですが、住宅ローンを払わなければならないということは毎月払っているのかなとそのように思うわけですが、その住宅ローンとか資産、普通考えれば会社倒産すれば全部財産がなくなる、持っている家も全部売るし、今の状況だとローンを抱えて払えなければみんな普通の人は、私の考えとしては皆さん住宅を売って引っ越されているわけですし、また借家に入ったりそういうこともやっていると。それも一つ考えとしてあります。
 ですから、その中で本当に大変な中で町の世話にはなりたくないと、自分でやってみるという最低の年金をもらって、なおかつ頑張って払っている方を私は知っております。そういうことを考えれば、何か手立てをもっと親身になって相談にのってあげれば、年間1万3,400円ということは、10回払いとして1カ月1,340円、1,400円ですか、約そんなものですから、1日50円節約をするとか、そういう何かもっと考えれば何か方法があるのではないかなと、これは私の考えですが、そう思いますが、そういう不公平、税の不公平というものはなくしていかなければならないということが基本になります。
 その点で、今回はまだ国としても検討中でありますし、時期尚早ではないのかと、そういう点でこの案件に反対するものです。

議長(相沢 忠男君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。17番永野 久子君。

17番(永野 久子君) 私は、提案されております富谷町介護保険条例の一部改正案に賛成をするものです。
 ただいま反対者のご意見の中に、介護保険、国で定めた法律であるとおっしゃっておりましたが、その国で定めた法律の第142条、介護保険法第142条で市町村の裁量で減免ができるという規定がございまして、富谷町の減免規定もまさにこれに基づいて行っているわけです。
 ところが、その介護保険の富谷町の条例の中で、第6条及び第7条に基づいて行われているわけですが、主として生計を維持する者が、例えば災害、震災、風水害等にあった場合、収入が大きく減収した。また、死亡や障害などで、また長期入院などで収入が大きく減ったと。あるいは、事業を経営していた人が失敗をするなどして思わしくなくなって収入が減った。先ほど会社が倒産したという場合にもというふうに伊豆田議員おっしゃっておりましたが、会社が倒産した場合にはまさにこの第3項に該当するわけで、さらに農業を営んでおられる方なら第4項に該当するというふうになっております。
 ところが、先ほどもお話しいたしましたが、実際にこのどれにも該当しないケースというのがあるわけです。無年金者というのがあるということは、かつて伊豆田議員も議会のいずれかのときにお話しされておりましたけれども、無年金者であって、しかも事業を経営しているわけでもなく農業者でもなく、病気したわけでもなく死んだわけでもなく、災害にあったわけでもないと。この四つの規定のどれにも該当しないという方が現実にいるわけです。その上、生活保護には該当しない。なぜならマイホームを持って住宅ローンを払っていると。その住宅ローンも滞納滞納が続いているという状況です。本当にせっぱ詰まった状況なんですね。だから、きょう食べるお米もないと。しかし、救済措置は現在の条例では第6条、第7条、どれをとっても該当できないんです。だから町としても、どんなにお願いしても救済の道はありませんと、減免できないというふうに回答しているわけです。そこで、もし町長に心があるならば、町長の判断によって裁量権を発揮して、弾力的に判断ができるように一つ項目を加えると、これが人道的な措置であるということははっきりしていると思います。まさに人の命を救う、そのための条項だと。そして、みだりにこれを範囲を広げることがないように、町長が判断した場合という条件をつけているわけです。
 どのような制度であっても、減免できる制度というのは必ずあるわけで、しかも今度のような、具体的に申し上げました事例に関しては、救済できるような措置が必ずあるはずであるべきなのに、この富谷町の条例に関してはないわけで、これはこの条例の大きな欠陥になっています。それを埋めるため、補うために今回の提案が行われています。
 それで、公平性の問題も言っておられましたけれども、税の公平というのは、もともと生活費には非課税というのが原則で、この生活費の最低限のところから税や保険料を払わなければならないようなときには減免するというのが大きな考え方の根拠になっているわけで、むしろ人としての公平性、人として文化的に生きる公平性を保つために今度の条項を入れているんだということが言えると思います。
 これまでの議会での論議の中で、町当局には今のところ弾力条項を入れるお考えがないということが条例案の審議、あるいは一般質問の中で明らかになっています。これを補うために、町にかわって議員が条例提案権を行使して、救済措置を講ずるということは、これは議会と議員に課せられた使命でもありますし、また議員の、昨今議会と議員の政策提案能力、向上していただきたいという世論も高まっておりますけれども、まさに住民の人道的な立場を守るため、住民の利益を守るために人道的な立場で議会がこの権能を発揮していくということが、住民の目からみても求められていることだと思い、賛成をするものです。

議長(相沢 忠男君) ほかに討論ございませんか。(「なし」の声あり)
 これで討論を終わります。
 これから発議第7号富谷町介護保険条例の一部改正についてを採決いたします。この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
賛成者起立

議長(相沢 忠男君) 起立少数。よって、発議第7号富谷町介護保険条例の一部改正については否決されました。

日程第16 発議第4号 富谷町議会会議規則の一部改正について

議長(相沢 忠男君) 日程第16、発議第4号富谷町議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。
 提出者、大木 忠君の説明を求めます。大木 忠君、登壇願います。

13番(大木 忠君) 発議第4号富谷町議会会議規則の一部改正についての提案で、発議でございます。
 提案者は私、大木 忠。賛成者、土井昭二。賛成者、相澤武雄でございます。
 内容は、通常国会、第154回の通常国会において、地方自治法の一部が改正になりまして、議案の審査または当該普通地方公共団体の事務に関する調査のため、その他議会において必要があると認められるときは、会議規則の定めるところにより議員を派遣することができると、このように地方自治法の100条が改定になりました。それに伴いまして、当町の会議規則の一部を改正するものでございます。
 説明はですね、新旧対照表の方を見ていただきまして、現行の第15章、補則を16章に移しまして、15章に新たに議員の派遣を設け、第121条において、法第100条第12項の規定により議員を派遣しようとするときは、議会の議決でこれを決定する。ただし、緊急を要する場合は、議長において議員の派遣を決定することができる。前項の規定により、議員の派遣を決定するに当たっては、派遣の目的、場所、期間、その他必要な事項を明らかにしなければならない。こういう条項を新たに設けるものでございます。
 附則といたしまして、この規則は公布の日から実施するというものでございます。皆さんのご賛同をお願いいたします。

議長(相沢 忠男君) お諮りいたします。本案は質疑並びに討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第4号富谷町議会会議規則の一部改正についてを採決いたします。この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
賛成者起立

議長(相沢 忠男君) 起立全員。よって、発議第4号富谷町議会会議規則の一部改正については原案のとおり可決されました。
 この際、暫時休憩いたします。
午後4時20分 休憩

     午後4時24分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第17 議員派遣の件

議長(相沢 忠男君) 日程第17、議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。議員派遣の件については、お手元に配付のとおり議員を派遣いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣についてはお手元に配付のとおり議員を派遣することを決定いたしました。
 お諮りいたします。議員派遣の日程のほか、議案の審査または調査及び議会において必要があると認めるものへの議員の派遣を決定するにあたっては、議長に委任するものとすることにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、日程に掲載のないものについては、議長に委任されました。
 この際、暫時休憩いたします。
     午後4時25分 休憩

     午後4時26分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第18 富谷町農業委員会委員の推薦について

議長(相沢 忠男君) 日程第18、富谷町農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
 本議題は平成14年7月19日をもって、本町の農業委員会委員の任期が満了となります。農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定により、推薦されたい旨が町長よりあります。よって、先例により1名を推薦したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、富谷町農業委員会委員の推薦は1名を推薦することに決定いたしました。
 これより富谷町農業委員会委員の推薦については起立によって行います。
 お諮りいたします。富谷町農業委員会委員の推薦については、相澤 武雄君を推薦することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕

議長(相沢 忠男君) 起立多数。よって、富谷町農業委員会委員の推薦については、相澤 武雄君を推薦することに決定をいたしました。
 この際、暫時休憩いたします。
     午後4時27分 休憩

     午後4時28分 再開

議長(相沢 忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 相澤 武雄君に申し上げます。ただいま農業委員会委員として推薦することに本会議で決定されましたので、告知いたします。
 ここで、ごあいさつを求めます。相澤 武雄君。

12番(相澤 武雄君) ただいまは大変ありがとうございました。
 思い出してみますと、平成11年の統一地方選の際、皆様方とともどもに当選をさせていただき、その際、いろいろな役割の使命の中で、私、農業委員に多くの皆様方にご推薦をいただきながら、それ以後3年間、皆様方の一人一人のご指導をいただきながら、農業委員として活動してまいったところでありますが、この際、またも再度立候補をさせていただいたわけでございますが、ただいまの結果、再選されたということで、本当に心から感謝を申し上げるわけでございます。
 振り返ってみますと、この3年間、特に農業委員といたしまして負もなく、だからといって大過もなく経過をしたわけでございます。現状の社会情勢から農業の関係を考えてみますと、なかなか明るい道というのは、農業に対してはさほど見えない状況でありますが、富谷町、古くからの農業の基幹産業として継続しているわけでございまして、再度立候補して当選をさせていただいたわけですから、今後も農業委員の一人として、また本当の農業を営んでいるものの一人として、再度富谷町の農業の発展のために尽力をしてまいりたいと思っておるところでございますので、今後も皆様方のさらなるご指導ご協力をいただきながら進んでまいるわけでございますので、どうかひとつよろしくお願いを申し上げ、一言御礼のご挨拶にかえさせていただきます。ありがとうございました。

日程第19 閉会中の各委員会調査について

議長(相沢 忠男君) 日程第19、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。各委員長から所管事務のうち、会議規則第75条の規定によってお手元に配付のとおり継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(相沢 忠男君) 異議なしと認めます。よって、各委員長より申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
 これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
 平成14年第2回富谷町議会定例会は終始熱心な審議、また議会運営にご協力をいただき誠にありがとうございました。執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分尊重し、これからの町政を執行されますよう強く要望いたします。
 平成14年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。大変御苦労さまでございました。
 午後4時32分 閉会

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