富谷市

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カテゴリー:高齢者福祉市民の方へ健康・福祉

更新日:2024年11月27日

ヒートショック予防について

ヒートショックとは

暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急な変化によって血圧が上下に大きく変動し、身体がダメージを受けることをいいます。
こうした変動は心臓や血管に負担がかかるため、心筋梗塞や脳卒中の発症につながる可能性があります。
特に冬場の脱衣所浴室は室温が低くなりやすく、意識障害や不整脈等を起こし、転倒や浴槽で溺れることにつながるため熱い湯船への入浴時は注意が必要です。

入浴時における事故について

現状・特徴

●交通事故死より多い

●自宅の浴室で起こりやすい

●冬季に多い

●普段元気な人も注意

●9割が高齢者

セルフチェックシートで確認してみよう

当てはまるものが多ければ多いほど危険が高いと言えますが、目安として5個以上にチェックがついた場合に「ヒートショック予備軍」とされています。

●メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓・肺や気管が悪いなどと言われたことがある

●飲酒後に入浴することがある

●自宅の脱衣室に暖房設備がない

●自宅の浴室に暖房設備がない

●1番風呂に入ることが多い

●1人暮らし、または家族に何も言わずにお風呂に入る

●浴槽に入る前にかけ湯をしない

●シャワーやかけ湯は肩や体の中心からかける

●熱い風呂が大好きだ

●入浴前・後に水分をとらない

ヒートショックを防ぐ7つのポイント

入浴前

1 こんなとき、入浴は避けよう
  ・食後すぐ ・飲酒した後 ・医薬品の服用後
2 脱衣所や浴室を暖かくしよう
  ・脱衣所に暖房を入れておく ・浴槽のふたを開けておく
3 入浴前は家族に声をかけよう
  ・早期発見のため、家族もこまめに様子を見に行こう

入浴中

4 かけ湯をしよう
  ・心臓に遠いところから、足→腹→胸の順に体を慣らす
5 温度と時間の目安を知ろう
  ・温度は41℃以下で設定し、湯船につかる時間は10分までを目安に
6 浴槽からゆっくり出よう
  ・立ちくらみ防止のため浴槽から立ち上げるときはゆっくりと 
  ・床が濡れているため手すりなどにつかまる

入浴前・後

7 入浴前後の水分補給を忘れずに
  ・発汗で失われる水分と塩分を補給

浴槽でぐったりしている人(溺れている人)を発見したら

①~⑥の順番に応急手当をしてください。

手順

① 浴槽の栓を抜く。大声で助けを呼び、人を集める。

② 入浴者を浴槽から出す。(出せないようであれば溺れないようにする。)

③ 直ちに救急車を要請する。

④ 肩をたたきながら声をかけ、反応があるか確認する。

⑤ 呼吸がない場合には胸骨圧迫を開始する。

⑥ 人工呼吸ができるようであれば、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返す。

ヒートショック予報

ヒートショック予報は、気象情報にもとづく家の中でのヒートショックのリスクの目安です。
お住まいの構造や設備、体調によって、健康への影響は異なります。
入浴時には浴室や脱衣室などを温めるなど、温度差を少なくして過ごしましょう。

東北地方のヒートショック予報 - (日本気象協会サイト)(外部サイト)

出典

冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! -自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています- | 消費者庁(外部サイト)

資料

ヒートショックにご用心!

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長寿福祉課